ドラクエ5、天空の花嫁と魔界のウマ王 (人中の蝮)
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確かにウマに転生したいと願ったけど・・・なんでこんなウマなのですか
だれでも良いから聞いてほしい、俺は現在、こことは別の世界に転生してしまったのだ。死亡は勿論してしまった。原因は過労による不注意事故。無理もない、あんな労働をしていれば不注意の一つや二つぐらいはやってしまうものだ。それが不幸にも死亡と言う形になってしまっただけだ。
俺は意識を失う前に神様にお願いをしたのだ。最近、アプリでウマ娘と言う物が大人気になっていて俺自身も楽しくて長くやっていた。そしてそのために来世はその世界に転生したいと思って神様に祈りを捧げてた。
どうか、来世は白馬系、ウマ娘又はウマ漢でも良いので二足歩行できる馬でお願いします。
確かに願いは叶いましたよ・・・そう二足歩行できる馬になれました。でもそれが斜め上に叶うなんて誰が想像できましたか。これで想像出来たらその人は間違いなく天才ですよ。こんなことあんな天才軍師である諸葛孔明だって想像できない・・・と思いたいけど話がそれてしまった。要は伝えたいことはただ一つ。
そう俺が転生したのはドラクエ5に登場する、ジャミと言う魔物。いやいや、可笑しいでしょう。確かに二足歩行、白い馬、願いは叶いましたけどどんな叶え方をしているのですか。普通にここはウマ娘の世界に転生させてくださいよ。
俺はオグリキャップやタマモクロス、メジロマックイーンなどのウマみたいに転生したかったのに。確かに体は白ですよ、二足歩行ですよ、なんで最後で魔物と言う要らないおまけがついてくるのですか。
しかもこのジャミはドラクエ屈指の悪党で有名なゲマの部下で明らかにぶち殺される運命のボスです。しかもこのジャミ自体も主人公の嫁を誘拐するという外道なことをしますので余計にダメです。
まあ、その分薄い本が出やすいとも言えますけどそれは今は置いといて俺はそんなジャミに転生をしてしまったのだ。どうしよう、このままいけば最後は主人公に殺される運命になる。
それだけは避けたい、と言うかこの死にやすい世界でどうやって生き残ることができるのか。それともう一つは余りにも悲劇的な主人公の手助けをしたいなと思っている。敵だけどさ俺はドラクエ5を何回もやりこんでいた漢だからさ主人公が可哀そうなのよ。
マジでゲマ死ねと何十回思ったことか、今は上司に当たる人物なのですけど。ゲマをボコボコにするために99レベルまで上げて圧倒的に倒すほどに嫌いです。
その人物の配下に生まれ変わってしまうとは。しかも原作の始まる一年前ぐらいにですよ。準備している時間は余りにも少ないですが今からでもできることをしなければならない。
まずは俺自身を鍛えることだ、幸いなことに魔物の中でも俺はエリートみたいだから本編みたいに努力もしないで油断していてもあれほどの実力があったのだ。
死ぬ気で努力をすれば強くなれるはずだ、だからまずはグランバニア城の近くにあるグランバニアの洞窟ではぐれメタル狩りをする。俺の本拠地の塔からも近いからな。
ここは生前でもかなりお世話になった場所だ、ここでかなりのレベル上げをしていた。下手にすればここで主人公を99までしたこともあった。
だってこの先を進めるとヒロインが当分の間離脱するから。すぐに再会させるためにもここで頑張っていたな。離脱後は雑魚戦闘はすべて逃げでボスと戦ってあっという間に終わらせたな。
そしてここで気になるのは主人公がどの嫁を選ぶのか。王道だとビアンカだけどフローラ、デボラもあり得るからな。でもデボラがいるのかは分からない。だいぶリメイクを繰り返して出てきたキャラだから。
そうなるとビアンカ、フローラの二択になるのだが。個人的であるが俺はフローラを選んでいた。
別にビアンカを否定しているわけではない。幼馴染であり一緒に冒険をしたこともある、とても魅力が多い女性なのは間違いない。ドラクエの中でも俺は三本指に入るぐらいに好きな女性でもある。けれど相手が悪かったとしか言えない。あそこまで魅力的なヒロインが同時に出てきたことがビアンカの不幸だと思っている。
フローラは真面目に魅力的な女性過ぎる。説明すると長くなるほどである。だから主人公がどちらを選ぶのかが気になる。王道のビアンカなのかそれとももう一人のヒロイン、フローラなのか。
できればフローラと仲良くなりたい。完全にジャミの姿になっているがやはり生であの姿を見てみたいと思っている。
そのためにも今は強くなり余裕を持つ必要がある。考えた俺は早速、原作が始まるまで修行を開始をするのだった。
幸か不幸か、社畜で鍛え上げた精神力が役に立って長い間、修行を続けることに成功した。けれどもこれで満足してはいけない、本当にぎりぎりまで強くなる努力をしなければならない。元々の運命を変えるのである。
それこそ、魔王とも戦えるぐらいの強さを身につけなければならない。それが最低条件だと思っている、それと魔王軍の立場を上げるためにも天空装備をこちらが奪っておく必要があるのかなと思いで俺は修行を続けるのだった。
これが後に神鳥ラーミア又はレティスが語る、大魔王ゾーマ、天魔王オルゴデミーラ、大魔王バーンに並ぶ最強の魔王ジャミの始まりの瞬間でもあった。
なお、本人であるジャミはあんまり気がついていない様子。今、新たな物語が幕を開けようとしていた。その物語の結末は未だに誰も知る由もなかった。
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まずは修行をしてからの配下を集める
そうと決まれば修行をしながら配下を集めないといけないと俺は考えた。だって原作だとオークとキメラの少し強いぐらいでそこまで強いとは言えないのが幹部にいたので今度は頼りになる物を配下にしたい。
それと出来れば今、拠点にしている塔から別の場所に移動したいものだ。だってここは原作主人公の王国ですよ。言ってしまえば最前線ですよ、嫌です。
いくら強くなってもそんな場所にはいたくはないです、出来れば後方支援で行かなくても良い場所に拠点を構えて出来れば戦わずにいたいぐらいだ。それを目指すにはやはり功績を上げないといけないからやはり天空の兜でも奪うしかないのかな。
意外にも魔王ミルドラースは小心者であり不安な要素を早めに潰す癖があるので天空の兜を奪ったと知れたら褒めてくれるだろうからそれを利用してグランバニアから遠くに移動お願いしよう。
もうルーラは覚えたので遠くても大丈夫になった以上は要らない。それにキメラを配下にすればルーラを覚えるしとりあえずこの場から離れたい気持ちであった。
その為には王国に攻め入れて天空の兜を奪うしかない、そうなると戦力が欲しいのでやはり集める必要がある。
そうして自分は山脈が続いて上陸が無理に近い塔に来ております。ここであのシュプリンガーを配下に加えたいと思います。
だってカッコいいではないですか、しかもサポートもできて攻撃魔法も使えることが可能ってかなり有能だと思うですよ。そのためにここで配下に加えておけば損はないと考えた俺はここで従うものを探していた。
するとあるシュプリンガーが自分に勝てたら従っても良いと言ってきたのでそれは嬉しい限りだと思って勝負をした。先ほどの言葉からも何となくわかっていたがそこら辺にいるシュプリンガーよりもかなり強かった。
けれど勝てばそれが仲間に入るのだ、これ以上に嬉しいことはないと思って戦いをして勝利をした。やはり修行をしているから普通に勝てました。
まあ、修行をしないで戦っていたら負けていたかもしれないけどとりあえず勝ったから問題はなし。そして約束通りにシュプリンガーが配下になってくれた。
名前はシュプルと言うらしい、確かゲームでも二体目の名前がそうだった気がするけどまあいいかと思いで受け入れた。
その後はブラックドラゴンも配下に加えようとしたが倒しても馬如きに従いたくないと言われて言うことを聞いてくれない。
おい、馬を舐めるなよと言うかその馬に負けたのだから従えよ。とりあえずいくら戦っても仲間になってくれないブラックドラゴンに対して俺は舌を出して馬鹿にした。
そう、元の世界で黄金の船と呼ばれている馬の真似をしていた。そうするとブラックドラゴンたちは怒り出してこちらに一斉に攻撃をしてきた。まあ、俺と配下になったシュプルの二体で返り討ちをしたのですけど。
その後は同じ馬の姿をしている魔物たちを集めて砂漠になる王国に攻めに行きました。王国だから大変じゃないかと思っていたけど想像以上に抵抗が弱かった。
無理もないこんな砂漠の国では貧しいと考えられるしそんな場所のために命を張るのは少ないだろう。それに俺も前線に出て戦っている。普通はボスは後ろの方に待機するのが鉄則だが俺はそんなことは気にしないというばかりに前に出て戦った。
その為か士気が高くあっという間に王国を滅ぼすことに成功した。残った民たちはすべて光の教団行きにさせてもらった。そこで働けば救われますよと伝えた。
まあ、半分嘘ですけど・・・神殿が出来上がったらとんでもないことになります。まあ、それまでは働いていれば殺されることはない。原作みたいにあまりにもひどい労働では効率が悪いですとゲマに提案して飴と鞭を使い分けるべきですと言ってその方法を提案した。
すると採用されてその結果は前よりも二倍以上の効率の良さになった。これにはゲマ、イーブルに高い評価を貰った。そして魔王ミルドラースにも耳が届いた。そして今回の天空の兜を奪ったとして魔王ミルドラースからゲマの配下から独立して新たな軍団長に任命された。
良かった、これで嫌な上司から解放されると内心は喜んでいた。まあ、表に出さずにありがとうございますと返事を返した。そして今いる場所からの移動は認められたがそれはまだ決まっていないから決まり次第で移動になった。
それだけでも十分にうれしいです、原作で主人公たちがあの塔に来るのがまだ十年以上後のことですからそれまでに決まってくれたら何も文句は言いません。
それにしても今回でまさかゲマとは違う軍団長に任命をされるとは思いもしなかった。ついでにミルドラースが任命しているほかの軍団長はゲマとイブールの二体のみで俺が三体目になったというわけだ。
でもそう考えるとこの魔王軍はそこまで大きいとは言えないよな、ほかのドラクエでは軍団長が多いところがあるのにここは少ないと思うのですよ。もしかしたらあの竜王を除いて最小クラスの勢力じゃないかなと思っています。
ドラクエ7は本当にボス戦が多くてそれはそれは本当に困ったものだ。でもあそこは流石に規模が大きすぎるだけかもしれないけどね。だって真正面から神様や精霊たちと魔王が戦う世界だからさ、ボス的な存在が少ない。
だからこのままでは主人公たちと戦う可能性が高いのだ。このまま努力を続けていれば勝てるかもしれないけどもしかしたら主人公はレベルを99まで上げてくるかもしれない。そう考えると怖いと思っている。安全な場所に行きたい。
それに俺は安全を確保したらやりたいことがあるのだ、それはウマに転生したらどうしてもやりたかったことだ。
それは歌って踊ることだ、元々俺はウマ娘の世界に転生したいと思っていたのにドラクエの世界に転生してしまったのだ。それでもウマ娘の世界でライブみたいなことをしてみたい。
そんな思いで俺は次の配下はパペットマンにしようと考えた俺は魔物の住処に向かうことにするのだった、そう誘う踊りを覚えるためにパペットマンを配下にさせるのだと思いで馬の姿をしている魔物だけに走って向かうのだった。
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パペットマンの挑戦状
読者から大量の嬉しい評価を受けた←
作者は嬉しくて踊ってしまった。←
俺は踊りをよくやってくるパペットマンがいる洞窟に来ていた、さてここでどれぐらいのパペットマンが仲間になってくれるのか楽しみにしてきていた。
するとシュプルはここはそんなに強い魔物はいなかったと思いますがと聞いてきたが俺はすぐに戦いは直接的な実力だけで決まるのではないと言って説明をした。
「良いか、シュプル。確かにお前みたいな戦士はとても大切な戦力だ、それは認めよう。しかし、戦いはそれだけでは勝てないのだ。誰かにサポートされてより巨大な相手に戦うことができるのだ。そのためにもパペットマンと言う魔物をどうしても配下に加え、戦力を上げる必要がある」
本当は踊りする仲間が欲しいだけですけどだって踊りが専門家に教えてもらえたらどこでも踊っても恥ずかしい思いはしないからどうしても必要であった。
それを話すとすぐに戻される可能性があったので適当にそれぽっい理由を考えた、もちろんこの場でね。
しかし、シュプルは納得してもらえたみたいでとりあえず良かったと思いで探していると早速、パペットマンの集団を発見したので俺は声をかけてみた。
もちろん内容は俺の仲間になってくれませんかと話してみるとパペットマンたちの答えはどうしても自分たちを配下にしたいのであれば熱意がある踊りをしてみろと言われた。
上等だ、踊りは下手かもしれないけど熱意に関してはお前たちに劣っていないことを証明させてやる。そう言って俺は早速踊りをしたのだった。
するとシュプルが恥ずかしいですからやめてくださいと言ってきたがそれがどうしたこれが踊りに対する熱意だと言って踊りをやめることはしなかった。
するとシュプルとは対照的にパペットマンたちはその熱意に心が響いたのか、誘い踊りをしてきた。もちろんこれに俺は誘われて踊りをしてパペットマンたちと共に誘い踊りをしていた。
近くでシュプルが誘い踊りを受けて踊ってなんで某までと言って踊っていた。でもなかなかカッコいい踊りだと思うけどなと思いながらも踊りをしていた。
そうしてしばらく踊ってパペットマンたちに俺が踊りに対する熱意が伝わり配下になってくれることになった。俺はやったと思いで喜んでいると横ですでに戦いでもしたかのように疲れているシュプルがいたのでどうしたのかと聞いてみるともういいですと少し諦めた表情で言っていた。
何か嫌なことでもあったのかなと思いながら見てからとりあえず拠点に戻って宴会でも開こうということになった。
そうして塔に戻ってきて宴会を開いた、もちろん宴みたいな用意のために早速、誘い踊りをしてみんなで踊ることにした。けれどもシュプルのみ俺が踊り始めたらものすごい勢いで逃げて行ったけどそんなに疲れたのかなと思いでしょうがないなと諦めた。
そうして塔にいる魔物たちで大きな宴(踊り)をして盛り上がり朝まで続いた、流石にやりすぎたと思って少し反省した。でもそのおかげで誘い踊りを習得した。良しこれで相手が弱い時は最初に誘い踊りをして遊んでやる。
それにしてももっと踊りをうまくなりたいから誰か踊りを教えてくれる人はいないのだろうか。もしそんな人がいれば百万ゴールドぐらいは出してあげても良いのになと思うのだった。
その頃違う、世界でどこからかそんなジャミの思いが届いたのか一人の踊り子が反応した。
「ミネア、どこかに踊りを教えるだけで百万ゴールド貰える人が現れた気がするわ。今すぐにでもその人に踊りを教えに行きたいわ」
「もう姉さん、踊りだけでそんな大金を出す人なんで居ませんから。いくらお金に困っているからと言って現実から逃げないでください」
そうしてジャミはパペットマンたちを配下に加えた。最初は誰もがなんでそんな使えない魔物を配下に加えたのかは誰もジャミの真意が分からなかった。
しかしこの後にこのパペットマンたちがハッスルダンスを覚えて全員がハッスルダンスをするので毎ターンのようにベホマズンに匹敵する回復をしてきて死ぬことがないケガすらも一瞬で消えてしまうという魔王ですらびっくりする集団になり後にウマ王になるジャミの大きな手助けになることはこの時は誰も知る由はなかった。
そうして時が進み、人間たちの船が北の大陸に向かって出港したと話を耳にした。とうとう原作が始まろうとしていた、そんな時にイーブルから何か廃墟となった城の北に不思議な神殿みたいな物を発見したので調査をしてこいと言われたので調査に来ていた。
俺は原作の主人公を待ち構えて見て見たかったのにと思いながら調査に来ていた。あんまり古いだけで特に変わったところはないよなと思っていた時にシュプルが何か怪しいものを見つけたみたいでそこに向かってみると確かにここだけ異様な感じを出している場所があったので入ってみるとそこは旅の扉みたいなものがあったのだ。
これってもしかしてどこかに繋がっているかもしれないと思いででは早速入ってみることにしようと思いで入ろうとしたときにシュプルが誰か先に行かせた方が良いのではないでしょうかと言ってきたので
「いいや、大将が前に出て行かないと部下たちはついて行かないものだぞ。誰が後方に指示をする大将の命令を聞きたいと思うか、お前もそうであろうシュプル」
「ジャミ様、大変申し訳ないのですがそれではジャミ様が後方にいるだけの大将に従っていると思うのですが・・・」
「・・・まあ、あれは・・・あれだよ、特別なんだよ。何か意味があるから魔界で過ごしているだけだから好きで引きこもっているわけではないから」
「それにしては地上はジャミ様、ゲマ様、イブール様に任せると言って何も言ってこないのですが・・・」
そうだね、後方だけで指示をしている大将に従っている人ではないけど魔物がいたわ、しかも俺だったという悲しい現実。
でもだからこそ好きに出来るという利点もあるけどと思いながら調査をするために旅の扉に入った。
そうして出た先にはそれはとても景色が良い場所に出てきたのである。ドラクエ5にこんな景色があったかなと思いながら辺りを見て見ると遠くの方に街が見えたのでこの辺はどこに繋がっているのかと思いで歩こうとしたときにふっと思い出したのである。
そうだ、ここはドラクエ5よりかはやりこんでいないがその次にやりこんだと言っても良いドラクエの世界だ。そうここはドラクエ8の世界の巨大な巨木の上だ。
レティスの一件の後に来れる場所だ、ここはと思いで辺りを見ていた。それにしても景色が言い訳だと思って見ていたがどうして違う世界に繋がっているのであろうか。
何か異変が起きたのか、それとここだけなのかもしかしたら世界中探せばほかにも見つかるかもしれないと思った。でも今はこんな最高の景色があるのだ、一緒に同行してきたパペットマンたちも頷いた。
そうだよなこんな景色を見てやることはただ一つだけだと思いで誘う踊りを俺とパペットマンたちは始めようとしたときにシュプルが
「ジャミ様、本当にやめてください。ここは逃げ場がないから逃げれないですよ。だからお願いしますから本当にやめてくださいーー」
済まない、シュプル。こんな景色を見て興奮しているのに踊らないという選択肢はないのだ。たとえいいえを押してもはいを選択するまで同じ言葉を繰り返すようにこれは避けられない事だったのだとシュプルに言ってから誘う踊りを発動した。
しばらく俺たちは楽しく踊りをしながら目の前の景色を満喫しているのだった。
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新たな誘い踊りの仲間
いろんな作品を書いて初めてで嬉しい限りです!これからもよろしくお願いします。
どうか作者に不思議な踊り(お気に入り登録)、誘い踊り(評価)、ハッスルダンス(感想)をお待ちしております。
作者はどちらも受け身の準備はできています!!
その後、誘い踊りを終えるとすぐにシュプルの説教が始まった。でもしょうがないじゃないですか。こんな景色で踊るのも夢だったからさと思いながら周りを探索している時にパペットマンたちがとんでもないことを話してきたのである。
それはこの近くに踊りの仲間がいると言うのだ、すぐに前世の記憶を呼び起こしてみると確かにここの近くにある滝の洞窟と言う場所にびっくりサタンと言うモンスターが存在していたはずだ。
これは勧誘するしかないじゃないか、そう思った俺はすぐに走り出してすぐに巨木から落ちながら巨木の枝や蔓などを利用して踊るように落ちていった。
それを見ていたパペットマンたちが手を叩いて褒めてくれていた。流石にうまいと思ったのかシュプルもお見事ですと言ってお前たちもそれで降りてくればいいと言うと流石に無理ですと言ってシュプルたちはゆっくりと降りてきたのであった。
そうして待っている間にも俺はこの巨木自体を巨大なライブ会場にできないだろうかと考えていた。大きな祭りにはとても使えそうな感じするから時間が余裕あるときには改良して踊り場にするのもありかもしれないと考えている時にシュプルたちも降りてきたので早速、滝の洞窟に向かった。
そうして到着してすぐにシュプルが某はここで待ちますのでどうぞゆっくりとしてきてくださいと言ってきた。
どうして一緒について来てくれないのかと尋ねてみるとシュプルは呆れた顔をしながら俺に対して
「絶対にジャミ様は誘い踊りができる魔物を勧誘するために来たのでしょう。某がまた誘う踊りで踊らないためにもここで待っておりますぞ。洞窟内で誘い踊りをされたらたまったものではないですから」
くそ、流石だな。展開や俺の考えを理解してきている、今回は誘う踊りに誘えないが今度はもっと巧妙な手口で誘ってやるから覚悟しておくのだなと思いながら俺とパペットマンたちは滝の洞窟の中に入っていた。
中はとても美しい光景が広がっている滝の洞窟でこれは休憩するときにも良いかもしれないと思いながら洞窟内を歩いていた。そうしてしばらく歩いていると目当てのびっくりサタンが目の前で踊りをしていたのでそれを見た俺とパペットマンたちは気づいていないびっくりサタンを背後から迫った。
びっくりサタンたちはもう手遅れの距離で気がついたみたいだがもう遅いと思いで俺とパペットマンたちは何事も迷いもなく誘う踊りを始めた。するとびっくりサタンたちは驚きはしたのだがこちらを仲間と受け入れてくれたのか。
誘う踊り返しをしてきた、よろしいこちらもとことん付き合おうと思いで滝の洞窟で大宴会状態になって楽しんでいた。おまけにここは滝が流れているのでそれを利用した踊りもできるので余計にほかのところではできないような踊りが出来て気分は最高だぜと思いで踊っていた。
その頃、シュプルは外でほかの魔物たちからこの世界の情報を手に入れていた。この世界の状況などこの辺の地形など詳しくできる限り調べていた。
するとこの世界はかつて七人の賢者が封印された暗黒神ラプソーンが復活しようとしているらしい。すでにわかっているだけでも七人の賢者の子孫のうち四人は殺されてしまっているらしい。
そして最初にラプソーンが封印されている杖を手にした者は死んで次に手にしたのはこの辺の村にあるリーザス村にあるお嬢さんらしい。どうにも操られている上に元々の潜在能力が高いおかげでいい様に利用されているらしい。
なるほどそれではその暗黒神ラプソーンの復活も近いかもしれない、それに神が認める潜在能力が秘めている存在も気になるが今は関係ない・・・いや、旅の扉が繋がっている以上関係はあると思って良いだろう。
もしこの世界が滅びたら次は我々がいる世界に攻めてくるかもしれない、そうなったら被害はとても大きいものだと思って良いだろう。ならば災いの火が弱いうちに消しておくべきなのではないかとシュプルは考えていた。
それにこの世界には魔王軍と言う存在は未だにない、もしかしたら封印されているのが軍隊を持っている可能性はあるがもしそれを倒せたらこの世界を奪えるのではないかと思っていた。
この辺で戦ってみたが余りの弱さで呆れていた、倒した魔物たちが強さに自信があるのであれば橋の下の洞窟に向かってみるが良いと言われた。近くにとても強い魔物たちが住んでいると言われている橋の下の洞窟にもシュプルは行ってみたが正直に言って期待はずれにもほどがあった。
あれがこの辺最強の魔物たち・・・あれぐらいならばジャミ様の配下にごろごろいるわと思っていた。これならば元々いた世界のほうが修行になると思っていた。しかし、ここが極端に弱いだけかもしれない可能性はある。
やはりここはジャミ様に相談したほうが良いと思いで滝の洞窟の入り口に戻ってきていた。そうしてしばらく待っていると戻ってきたジャミたちにシュプルは待っている間に手にした情報を伝えるのだった。
いやーとても楽しかったな、また時間があるときにここにきて踊りをするのも会悪くないなと思いながら新しくは配下になった、びっくりサタンをどのような歓迎会を開こうかと思いながら洞窟の入り口に戻ってみるとシュプルが待っている間に近くにいる魔物たちから情報を手に入れていたのだ。
君、優秀すぎませんか。待っている間にも頑張るって何かこちらが悪い気がして申し訳なかった。そうしている間にもシュプルから情報を聞いていた。なるほど今はこの世界はドルマゲスを倒して杖を持って呪われたゼシカになっている時に来たと言うわけか。
大体時系列は分かった、そうなるとだいぶ後半だなと思っていた。でもこの世界は主人公が強いから何とかなるでしょうが何か心配だな。
本来ならばあの巨木の上に旅の扉はなかったはずだ、そしてこの世界にジャミと言う存在が来るはずもないのだ。それが存在している、何か大きく変わろうとしている。
俺はとても嫌な予感が滾っていた、もしこの世界の主人公たちが呪われたゼシカを救うために必要な道具を手に入れるために時間がかかっていたら賢者の子孫が原作よりも早く殺されていたら。
もしこの世界が俺がプレイした時みたいになっていたら俺はこの時にいろいろと時間がかかってレベルがゼシカだけ低かったことがあった。それがこの世界に起きていたらゲームみたいに時間は呪われたゼシカは待ってくれないだろう。
そうなると原作にはない最悪の展開になるのではないかと不安がよぎったが俺が何かできるはずもない。ただ原作通りに進んでくれることを祈るばかりだ、でもこの時系列ならばリーザス村に行けば何かわかるかもしれないと思いで帰る前にリーザス村に立ち寄ることにしてみた。
もし近くに村人に見つかって攻撃をされそうになってもこちらには誘い踊りがあるから心配はない。攻撃をされる前に踊りに誘うだけだからなと思いで向かっている時にこの人数を見て小さな小隊みたいになっていた。
まず俺、シュプル、パペットマン十二体、びっくりサタンが八体、どこかに戦争でも仕掛けに向かうのですかね。そう思いで向かってみると平和なリーザス村が見えて・・・全然平和とは言えない状況になりそうになっていた。
村の入り口に魔物の群れが今、まさに村を襲おうとしていたのだ。しかも相手はデュラハーンが十数体、そしてサイレスも十数体で今、まさにリーザスの村を滅ぼそうとしていた。
原作にこんな展開は知らないぞ、どちらにせよこのままではリーザス村は終わりだ。ここは魔王ミルドラース様に報告をしていない以上好きにして良いはずだと思いで自分はいつもとは違く真面目な思いでシュプルに問いただした。
「シュプル、俺がどんな命令をしても聞いてくれるか。どんな無茶な命令でもどんな非常識な命令でも従ってくれるか」
「無論、出来れば弱気者ばかりを倒そうとしているあの魔物たちと戦えと命令を受けるのが嬉しいのですが・・・どうですか、ジャミ様」
本当にお前は最高の配下だ、俺は配下の魔物たちに号令をした。そして目線はサイレスとデュラハーンの群れに向きながら声を出した。
「勇敢な我が配下たちよ、目の前で我々の縄張りになろうとしている場所を侵そうとしている愚かな魔物たちに我々の実力を思い知らせてやれ。全軍突撃ー」
そう言って俺はデュラハーンとサイレスの群れに向かって突撃を開始をした。これが転生して初めての集団戦闘になるのだった。
そして俺たちと暗黒神ラプソーンとの戦争が今、幕を開けた。
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戦闘開始・・・初手は勿論!!
本当にありがとうございます、これからも不思議な踊り(お気に入り登録)、評価(誘い踊り)、感想(ハッスルダンス)をお待ちしております!
そうして俺たちはまずは村に進行しているモンスターたちに足して最初にしたことは足止めをできる上にこちらがやりたいこともでもあるのですぐにシュプルと俺以外の魔物たちはサイレスとデュラハーンの群れに対して誘い踊りをした。
そうして急な誘い踊りにみんなつられて踊ってしまっていた、本当ならば俺も誘い踊りをしたかったのだがそうなると攻撃をするのがシュプルのみとなってしまうために仕方がなく攻撃に参加をした。
くそ、俺も誘い踊りをしたかったのにこれも数が多いせいだ。そんなことを考えているとシュプルが俺に対して
「これで分かりましたか、そろそろ誘い踊りができる魔物以外を配下に加えてください。そうでもしないと攻撃がとても不足していますから」
「・・・・そうだよな!よく考えてみると俺以外に多くの攻撃ができる魔物たちを多く勧誘すれば俺は迷いもなく誘い踊りができるのではないか。よくぞ教えてくれた、シュプル」
「はい、その通りでございます・・・・って違いますー。なんでそんなことになるのですか。どんだけ踊りたいのですか、ジャミ様はこの軍の中でも最高の火力持ちなのですから頑張って攻撃をしてください」
嫌だね、絶対に誘いおどりはしたいから。これは本能がそう言っている。やらないと禁断症状が出てくると思うからさ。それにしても火力がありそうな魔物か・・・探さないとな、俺の誘い踊りをするために。
でも今は目の前の敵を片付けてから考えることにしよう、絶対に村の中に入れさせないようにシュプルには村の入り口で門番をしてもらった。
それにしても良くも俺を誘い踊りをする時間を与えてくれなかったな、許さんぞ。それとどうして村を攻めてきたのかも白状させたやるからな。
でも個人的に嫌いなデュラハーンに対して俺はメラ系最強のメラガイアーを両腕に出してボールを投げるようにデュラハーンの群れに向かってクロスするように投げた。
まあ、名付けるとしたらメラガイアーダブルクロスと言うべきかな。すると全体攻撃ではないはずなのに全体攻撃になってしまうほどの威力を出した。
すると呆れた顔をしているシュプルが俺に向かってただ言ってきたのは俺の強さに関することだった。
「ジャミ様は普通に戦えば魔王クラスに強いですからまじめに戦ってください。相手が明らかにジャミ様の強さを知ってサイレスたちが逃げ出し始めましたよ。デュラハーンたちは逃げる暇もなく全滅しましたけど」
そうだな・・って逃がすな、サイレスは以外にも優秀な魔物なのだ。俺が誘い踊りをするために必要な火力員になれる存在でもあるのだ。だが飛んで逃げようとしていたサイレスたちを俺は近くの崖を走って登って飛んで逃げようとしているサイレスを一体、捕まえた。
二体ほど逃がしてしまったがそれ以外はシュプルが倒して無事に戦いは勝利に終えた。まずはこれで村が安全になったよと伝えたが流石に魔物言葉をすぐには信用できないのであろう警戒をされていた。
無理もない先ほど襲撃をされそうになったのだ、信じろという方が無理だろうと思いでそれでは村が安全になることを祈ると言ってからその場から立ち去った。
そして巨木の近くまで戻ってきてお前はどうしてあの村を襲撃しようとしていたのかを説明してくれるかと聞いてみるとサイレスは泣きながらどうか、命だけは助けてくださいと言って泣いていた。
まあ、向こうもそれなりの理由があったのであろうと思いで話してみろと言うとサイレスは話をしてくれたのであった。
リーザス村を襲撃した理由は暗黒神ラプソーンに命令されて動いていたわけらしい。もし命令に逆らったら殺されてしまうから仕方がなく襲撃に参加していただけですと言って頭を下げながら泣いて謝罪をしていた。
確かにこのサイレスも悪いところがあるが一番悪いのはこれを命令したデブソーンではなくてラプソーンが悪い。それにこのサイレスの話だと先ほどの群れで一番弱くて戻っても殺されてしまう可能性があるのでどうしたら良いでしょうかと言って泣いていた。
もうわかった、俺の配下似れば面倒は見てあげるからと言うとサイレスは喜んでお願いしますと言って頭を下げて言うのだった。
このサイレス、プライド全然ない。確かサイレスってほかの魔物に比べてプライドが高いような気がしていたのだけどと思いながらもサイレスのサイスを配下に加えた。
その後にサイレスのサイスから得た情報は七賢者のうちすでに六人ほど殺されたらしい。そこは問題ではない、原作もその通りになっているからだが問題はそこではなかった。
問題なのは未だに杖を持っているのがゼシカと言う点だ。俺の予想通りにこの世界の主人公たちは間に合わずに未だにゼシカは呪われた状態らしい。
それもすでに六人も殺しているので力は強くなっているのも問題だが原作ではラプソーンに支配はされたが人などは幸いにも殺すことはなかったがこの世界では少なくても二人ほどは殺しているのは間違いない。
とてもゼシカが正気に戻っても己の過ちで泣き崩れることは間違いないだろう。そしてここからは俺の予想だがラプソーンは完全にゼシカを支配下に入れるつもりなのだろう。
彼女の心を完全に殺して意のままに操るつもりなのだろう、そして心を完全に殺すためには・・・故郷を自らの手で破壊することだから先ほど魔物たちが襲撃をしてきたわけだ。
彼女、ゼシカを完全に操るためにな。きっと七賢者の血を引いているせいで完全に支配ができていないのだろう。けれどそれも時間の問題だ、またリーザス村に襲撃をしてくるだろがそううまく事を運ばせてたまる物か。
俺はすぐにシュプルに対して命令を下した。
「シュプルに命ずる、リーザス村の近くで駐屯してリーザス村を死守せよ。俺も拠点にいる魔物たちをすべて引き連れてこの地で駐屯させるつもりだ。その時、俺もいないときはこの軍勢の指揮権をお前に託す。勿論引き受けるくれるよな」
「御意、お任せください。某が生きているうちにあの村に一匹とも通したりはしません。ジャミ様はこれからどうするつもりなのですか」
「俺はこれから拠点に戻り、軍勢をここに連れてきた後に元の世界の状況を見てから行動に移す。それまではここで待機して戦いに備えよ、俺の予想では近いうちに大きな戦いが起きるだろう」
もう原作の主人公はすでに間に合わないだろう、どこまで戦ってくれるかわからないからこちらも軍勢を待機させておく必要があった。
そして元の世界で主人公が順調に進んでいるのを確認したらこの世界を何とかするつもりだ。それまでは大宴会(全員での誘い踊り)はできないな。
確かに誘い踊りがみんなでできないことはとてもつらいことだがそれを犠牲にしてでもこの村は救う価値があるのだ。その価値はこの村を守ればもちろんゼシカは感謝するだろう。
そして俺はその見返りにハッスルダンスを教えてもらうのだ、ハッスルダンスは回復をするので本当に役に立つ上に踊りもできるという最高の技なのだ。
そしてその技をゼシカは習得している、その彼女を救うということはハッスルダンスを覚えられるということだ。
そうしたらいくら踊りにうるさいシュプルも黙ることだろうしほかのところでもこれで回復をするから許してくださいと言える。そう、これはハッスルダンスを覚えるための大切な戦いだ。
だから彼女に大きな恩を売るためにもこの村だけでも絶対に守り切らねばならない、だから俺が指揮できるほとんどの戦力をこのリーザス地方に駐屯させることにしたのだ。
これは俺の命運をかけた一代勝負になる。そう、誰もが楽しく踊れる世界を創るための一大決戦だ。ラプソーン、このジャミが生きている限り、この村を滅ぼせると思うなよ、どうしても滅ぼすつもりならばこのジャミを倒してからにしたほうが良い。
そう思いながら俺は誘い踊りする時間を減らして修行する時間を増やすことを決意をするのだった。将来、ハッスルダンスで踊るためにそして新しく仲間になったサイスは俺と共に元の世界に戻って修行に付き合わせることにしたのだった。
そしてこのサイレスのサイスが後のウマ王軍の幹部になることになるのだがこの時は誰も知る由もなかった。もちろんサイス、本人も・・・。
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こちらでは原作スタートです
そしてすぐに俺は持っている戦力のほとんどをリーザス村の近くに駐屯させた、これで数十の群れではどうすることもできない。なぜならばこちらの戦力はすでに千体以上いるから少なくても千以上の群れで来ないと勝負にならないだろう。
そしてこちらに残ってるのはサイレスのサイス、そしてパペットマンが三体のみでそれ以外は誰も残っていなかった。
塔の守りをしていた、アームライオン、ホークマン、などの魔物たちもすべて集結させていた。
もしこれが全滅するとミルドラースが率いる魔王軍の約三割はやられることになるほどの戦力である。こちらも本気を出すつもりだ、だからラプソーンとの戦いではきっと誘い踊りをする時間はないだろうなと諦めていた。
だからこそ必ず勝たなければならない、そのようにして戦うの準備をしていた。薬草、上薬草、特薬草などできる限りの準備をしてリーザス地方に送っていた。
これは我が軍の命運をかけた戦いになるのは馬鹿でもわかることだ、これで多くの物資に戦力を送り込んだ。俺が居なくてもある程度は持ちこたえてくれるはずだ、その間にも俺はサイスや己の修行などしていた。
そんなある日に北の大陸に船が到着したと情報が入った、聞いた俺はそうかと聞いたのちにサイスにはこのまま修行してもらって俺はルーラでサンタローズ村に飛んだ。
そして村の近くでモシャスと言う魔法を唱えた。その姿はウマ耳や尻尾などは残ってるがそれ以外は人間の姿になることに成功した。もちろんこのままではダメなのでバンダナをして尻尾は服の中に隠してから村に近づいた。
村を警備するものがいたが旅人ですと言うと何も疑いもなく通してくれた。少しは警戒をしてくれたほうが良いと思うよ。まあ、賊ぐらいならばパパスが倒すから問題はないかもしれないけど。
それにしてもゲームで歩いて村の様子は分かっていたがこうして来てみると平和で良い村だなと感じた。でもこの村はもうそうも長く平和が続かないことは俺は知っている。
でももしかたら俺が後にこの村を支配するという形で助けられるかもしれない、もちろん無理やりかもしれないがこんなのどかで平和な村が無くなるのは嫌だ。
それに村を助けてくれたら村人たちに踊りを誘えるだろうし戦う理由はあるなと考えながら俺は主人公が住んでいる家に到着していた。すると横で走るようにある男が横を通り抜けていった。その男の正体は原作主人公の父親のパパスであった。
マジで明らかな強者のオーラを出しているのですけど間違いなく人類の中では最強クラスだよと思いながらパパスを見ていると後ろからズボンを引っ張っていられることに気がついて後ろをふり返ると誰もいないと思っていたが声がしたのだ。
「僕は下にいるよ、お兄ちゃん」
そう言って視線を下に向けるとそこには間違いない、原作主人公がそこにはいた。まだ幼少期で可愛らしい子供でどうしたのと聞いてみるとパパはどこに行ったのと聞かれた。
俺はあの洞窟の中に入っていたけどあの洞窟は魔物が住んでいるから危ないからと言ったが僕もあの洞窟に入ると言って言うことを聞いてくれそうもなかったのでならばお兄さんもついて行っても良いかなと聞いてみると原作主人公、リュカは笑顔にうなづいたのである。
本当に可愛い、こんな子にひどいことをするゲマはマジで悪党だろう。ドラクエシリーズでも最悪の悪党と呼ばれているだけはあるわ。俺ならば絶対にできませんよ、それをするぐらいならば誘い踊りを禁止されたほうがマシだ。
それにしてもまさか、原作にはない展開になってきたな。本来ならばこの時は一人で洞窟に向かうはずなのだが俺と言う仲間が増えて洞窟に入ろうとしているのだ。原作に影響はないだろうかと思いながら俺はリュカと共に洞窟内に入るのだった。
まあ、最初のところでもあるから大丈夫だろうと思っていた。ここはスライム、ドラキー、とげとげぼうずなどの雑魚モンスターしかないから問題はないと思って歩いているとリュカ君が泣きながら怖い人と言って指を刺したほうを見て見るとそこには確かにこの洞窟内にいるけどこの場所にはいないはずのくさった死体が目の前にいたのだ。
可笑しい、なんでこんなところにくさった死体がいるのだと思いながらも戦闘態勢をしながらリュカ君の前に出て守るように構えていた。
「リュカ君、良いか。君はお利口だから守りを固めて欲しいかな。お兄さんがあの怖い人を倒してくるからさ」
そう言ってくさった死体はほかにも出て来て三体ほどまで増えたので俺は呪文で一掃してやると思いで魔法を発動させた。
「食らうがいい、腐った死体ども。ベギラゴンー」
ギラ系の中でもかなり上位に入る魔法を発動させてくさった死体たちを一気に倒した。そうして戻ってみるとリュカ君は凄いと言って喜んでくれていた、確かにこの魔法の取得はかなり苦労したからなと思っているとリュカ君も僕も魔法を使ってみたいと言ってきたので流石にそう簡単に覚えられないからなと思いながら確か原作ではバギ系を覚えていたのでまずは初級魔法のバギを教えながら洞窟の中を進むことにした。
やはり進んでも洞窟内で出会うのはスライムやドラキーなどのモンスターには出会わずにくさった死体、ガメゴンなど本来ならば青年期で出会うはずの魔物ばかりで何かが可笑しくなっているのかと思いながらもリュカ君のレベルは順調に上がっていった。
勿論このレベルの魔物たちだと攻撃されると非常にリュカ君では危ないので常に初手は誘いどおりをしたいところだがこれでリュカ君が死んだらどうしようもないので諦めていた。
それでもそのおかげで洞窟内であの岩で動きが取れない人のところにつくころにはなんとバギを習得したのだ。流石、主人公、もう習得をしたのかと思っていた。
確かに序盤でこの経験値はとても大きいけどそれでも凄いと思った、それにしてもこの人はこんなに強くなってしまった場所で良く寝れるよなと感心をしていた。それにしても結局、パパには会えなかったと落ち込みながら帰ろうとしている時に俺はある魔物に出会ったのだ。
それはドラクエをやったことがある人ならば絶対に倒したいモンスター、そうそれはメタルスライムだ。これを見つけたら間違いなく倒すのは当たり前だろう、しかも周りにはほかの魔物たちがいないこの状況はとても好機と言うしかないと思いで俺はすぐにメタル狩りを始めた。
幸いなことに会心の一撃を出せて倒すことに成功した。よしこれでリュカ君のレベルも上がったと思って喜んだ。とりあえずこれで序盤でリュカ君は死ぬことはないだろう、そうすれば安心してほかのことに集中できると考えながら俺たちは洞窟から出るのだった。
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原作通りに進んでいますよ!
俺たちは無事にサンタローズ村まで戻ってきたのでリュカ君と少し村を歩いてからお別れすることにした。リュカ君はまたねと言って走って家に戻っていった。
元気が良くて子供を見ているだけでも元気が出てきそうだと思いながらもなんであそこで強い魔物が出てきたのであろうか。それは知りたいがとりあえずリュカ君はあそこに向かうことがないから保留で良いかな。
時間が余裕があるときに調べてみることにしよう、今は一旦拠点に戻って状況を確認しよう。そう思ってルーラで拠点に戻ってきた。
リーザス地方では特に変わったことは起きていないみたいで小競り合いもないみたいだがあのラプソーンが少しも軍勢を送ってこないのは可笑しいと考えていた。何か考えがあるな、原作でもラプソーンの周りには多くの魔物たちがいたから俺の考えではくるとばかり思っていたが。
何を考えているのだと思っていた、するとサイスから一つの情報を貰ったのだ。それは近くの地方で怪しい人影を見たという情報を手に入れた。なるほど何か関係があるかもしれないから心に留めておこう。
とりあえずサイスの修行成果を見せてもらうことにした。実はこのサイスはマホトーンが使えずに使える呪文がなに一つもなかったのでとりあえずいろんな魔法を練習させてみるとヒャド系のみ使えることが分かりそれからはヒャド系を中心に修行をさせていた。
幸いなことに俺はマヒャデドスが使えるので教えることができた、するとわずかの間にサイスはヒャダルコを習得したのだ。この習得の早さには流石の俺でも驚きを隠せない。
素直に誇って良いと言っているのにサイスはようやく魔法が二つ使えるようでは誇れませんからでも逃げるときに相手を凍らせることができるのでそれは嬉しいですと言っていた。
本当に弱気すぎるでしょう、サイレスなのかと思うぐらいに臆病で弱気とはまあ、それは戦いにおいては必要なこともか知れないけど戦いは基本的に臆病でないと死んでしまうからそれは要らないとは言わないけど。
でもヒャダルコを覚えてくれると雑魚との戦いにはとても役に立つからと思っていた。そうだ、今度、原作主人公が向かうあのお化け退治に俺も手伝いをしようとしていたのでこのサイスも連れて行こう。
幸いなことにリュカ君は魔物をそう差別をする人物ではないから連れて行っても問題はないな。そうも決まればサイスにこのことを伝えた、すると案の定。
「自分は後方で待機していたいですからどうか、前線に出さないでください。お願いします、誘い踊りでも何でもしますから」
それはとても嬉しいことだがお前にはこれから俺の仲間として頑張ってもらいたいから前線にも少しぐらい慣れてもらわないと困るからな。誘い踊りをするという行為は本当にうれしいけど。
そうして俺は近いうちに俺と共に戦いに出るから準備をしておいてねと言って俺は拠点の塔の上から空を見上げていた。
何か起きようとしているのは間違いはないだろう、でも原作主人公に影響与えたないようにしなければならない。それと原作を改変したいところがあるのだそれはパパスの未来を変えたいと考えている。
いくら何でもあんな未来は悲惨すぎるからな、そんな未来を変えたいと思っているがこの未来はそう簡単に変えれるものではない。どうやってゲマをうまく騙せるか。
どうすればあの状況からパパスを生還させることができるのかと考えていた。そこで思いついた方法はただ一つ。
それはゲマに対してこの世界を滅んでいくのをその目で見てもらいましょうと言って石化させてから後でこっそり石化と治してあげるしか方法がないと考えた。
でもこれには後で石化を治す道具がないから危ないと思って諦めていたがだがこれの問題は解消された。それはほかのドラクエの世界に繋がっている旅の扉が見つかったのだ。
しかもドラクエ8では錬金釜と言ういろんなものを作れる道具がある、それさえあれば石化を治す道具も作れると考えた。
そしてパパスをこの世界ではなくてドラクエ8の世界に移動してもらおうと考えている。そこならばゲマの目も届かないから安心して過ごせるはずだ。
そしてその上で主人公の母、マーサもそうしてこちらの世界に連れてくるつもりだ。そして主人公と家族で再開をさせてあげるつもりだ。そしてそのお礼を誘い踊りをしてもらうつもりだ。
こちらの気分も最高だし踊れる仲間も増える、最高だな。そう考えるとあの旅の扉を見つけたのは幸運だったと思う。
けれどもそれをするにはあの世界を平和にさせないといけないと考えた。するとどうしてもラプソーンと戦いをしなければならないがどうやってあの闇の結界を破るのかと問題が起きていた。
俺ではどうやってもあの闇の結界を破る方法が見つからないのだ、だからどれぐらい強くなっても勝負にならないのだ。どうすれば良いのだと思っている、何か方法を探さなければならない。
けれども何か方法はあると思っている、あの闇の結界を破る方法を。それにどうしても気になることがあるのだ。それはこの世界に転生をさせた存在は何者なのであろうかと言うことだ。
流石に神様たちがしたとは思えない、けれども魔王ミルドラース様がしたとも思えないのだ。すると一体、俺を魔物に転生させたのは何者だろうか。
それは転生して一年が経過しても分からないのだ、でもわかることはただ一つ。魔王とか比べ物にならない存在と言うことだけは理解している。もしその者が何かしらの意味を与えて転生させたのであればきっと活路を出してくれると信じている。
そう信じて俺は突き進む、頑張るだけだ。そう思っていた時にこの拠点に訪問してきた魔物が来た。それは元々俺と同じ立場であった、ゲマの部下のゴンズである。
このタイミングで訪問してくるのは何かゲマに勘づかれたのかと思いで出来る限りいつも通りにして待ち構えていた。するとゴンズが来たので俺は何の用事だと聞いてみるとゴンズは俺を見るや何か考え事をした。
やはり何か違和感を感じているなと思って警戒をしていた。どんな言葉を言うのだろうかと思いで待ち受けているとゴンズは俺に対して話を始めてきたのだ。
「実はな、俺様がある夢を見たのだ。それはお前が魔王になる夢を見たのだ。もちろん夢の話だからと思うかもしれないが夢の中でお前は楽しそうに踊っているのだ。ここ最近、お前は踊りなどするようになったからもしかしてなと思ったのだ」
何だその変な夢はそれに何もそんなことに起きるようなことはないだろうと思って話しをしたが更にゴンズの夢には続きがあるのだ。
その横にいるのはシュプルもそうだがこの近く待機しているサイスもいるらしいのだ。勿論のことゴンズはサイスと今日、初めて会ったのだ。それにこの世界にサイレスはいないからゴンズは知る由もないはずなのに夢の中で見たのだ。
流石にそうなると少し気になるなと思っていた、そしてゴンズは最後に目の前に現れた者はすべての魔族の始まりと呼ばれている、アパオシャが目の前に現れたらしい。
これは知らないことだぞ、始まりの魔族なんてどのドラクエでも聞いたことないぞ。そしてアパオシャってどんな魔族だったと聞いてみたがゴンズもそこまでは覚えていないらしいから詳しい姿までは分からない事だった。
けれども始まりの魔族、もしかしたら俺が転生したことに関係するかもしれない。それだけでも収穫はあったと思うべきだろう、俺はゴンズに感謝を言うと最後にゴンズが俺に対して
「それと自由に動くのは良いけどあんまり動きすぎるとゲマ様から何か仕掛けてくるかもしれないから気を付けておけよ」
そう言って拠点の塔から立ち去った、そうかゲマに目を付けられ始めたかもしれないということだな。でも上等だ、ならばこちらは功績をあげて魔王様から直々に特例を頂くだけだ。
あのゲマは本当に魔王様の言うことだけはしっかりと守るからそれを利用してやるさ。そう決めた俺はまた今後の予定を考えることになったのだ。
そうしてその時、原作の主人公、リュカはサンタローズ村からアルカパに向かって歩き出しているのだった。
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お化け退治・・・のはずが・・・
パパスたちがサンタローズの村か出た情報を貰った俺はすぐにアルカパに訪れていた。ここであのお化け退治が始まるから流石に二人だけでは危ないので俺とサイスもついて行くことにしたのだった。
「サイス、お前に命ずることはあの二人を守り抜け。それ以上はなにも要求はしないから頼むぞ」
「分かりました、いざと思ったらあの二人を担いで飛んで逃げろということですね。どこまでも逃げてやります、むしろ勝手に二人を連れて逃げてやりますから安心してください」
全く、その通りだけどさ、お前はそろそろそこそこの力を身に着けたのだからさ自信を持ちなと言うとサイスは自分は全然ですから下っ端だと思っていますからそんなことはと言っていた。
この勢いだとマヒャデドスを覚えない限りは自信はつかないだろうな、ヒャド系だけならば俺よりも才能があるのに残念だ。
ついでにミルドラース様が率いる魔王軍でヒャド系、最強と呼ばれているのが俺であるからどれだけサイスの才能がやばいかわかる。
しかも魔王ミルドラース様を合わせてヒャド系では最強と呼ばれているのが俺なのだ。それを軽く上回る力を秘めているのがこの臆病なサイスなのだ。
でも油断をしない幹部などは一人ぐらいは欲しいからこれはこれでありがたいかもしれないけど。そう思いながらサイスを見ていた。
するとリュカ君とビアンカがベビーパンサーを助けようとして話をしていた。よいよいお化け退治の時間が来ようとしているなと思いで俺たちも準備をするぞと言って外で準備をしていた。
そうして待って夜になると外から出ようとしている二人を見つけたので俺はまた人の姿に変装してから二人に近づくのだった。
「二人ともこんな夜遅く、危ないじゃないか。何かどうしても外に出ないといけない用事でもあるのかな」
俺はできる限り、優しい声でそう言うとビアンカはその通りよと言ってリュカ君は俺に気がつきあの時のお兄さんと言って笑顔に向か入れてくれた。
それを見てビアンカはリュカ君に対して知り合いなのと聞いてみるとリュカ君はとても優しいお兄さんでとても強いと答えてくれた。
聞いたビアンカはならば大丈夫かなと言ってどうして外に出てきたのかを理由を教えてくれた。もちろんこちらは知っているけど聞いているふりをしてから俺は考えているふりをして
「君たちの事情は分かった、けれど二人ではとても危険だ。だから俺とそれの仲間と一緒にそこに向かわないか。お兄さんはそこそこ強いから戦力になると思うよ」
そう話すと、リュカ君は今回もお願いしますお兄さんと言ってくれたのでそれで決まって俺はまずは仲間を紹介した。モンスターが出て来て二人は驚いたが俺はすぐにサイスの事を説明した。
「済まない、驚かせてしまったな。この魔物はサイスと言ってそこそこ強いけど臆病者でそちらから攻撃をしなければ攻撃をしてこないから安心してくれ。それに俺の言うことを聞いてくれるから襲われることはないから」
そう言い終えるとサイスも自己紹介をした、礼儀正しく自己紹介をしたうえでサイスがいつも舌を出しているので面白いと言ってすぐにリュカ君とビアンカの警戒心は無くなった。
それを見ていた俺も意外にやるなサイスと思いながら見て道中で襲ってきた魔物たちは俺だけでほとんど倒してとうとうレヌール城にたどり着いた。明らかにお化け屋敷にしたらマジでリアルすぎて有名になりそうなほどに雰囲気を出していた。
これを見たリュカ君とビアンカがビビってしまうのはしょうがないけど・・・サイス、お前までビビってどうする。お前は普通にここに生息している魔物よりもはるかに強いだろと思いながらもサイスの顔は真っ青になって俺に対して
「あのー、外で待機していてはだめですか。これを見て明らかに入りたくはないのですけど」
「ダメに決まっているだろうが、そんなことで怯えてどうする。さあ、お前も来ないと一人になったお前をお化けが襲ってくるかもしれないけど俺はこの場からいなくなるから助けられないから許してくれよ、サイス」
サイスはすぐに泣きながら自分もついて行きますから守ってくださいと言って走ってきた。おい、まだ子供たちのほうが勇敢だぞ、少しは見習ったほうが良いじゃないかと思ってみていた。
流石に入り口はしっかりと閉まっているので入ることはできずに裏口から螺旋階段を上って上に上がっていた。するとサイスがこの先、嫌な予感がしますけど大丈夫ですかと聞いてきた。
意外にも勘は良いのだなと思っていた、そう実はこの先にはドラクエ屈指の恐怖と言える場面があるのだ。それを察知したサイスは大したものだなと思いながら進んでいた。
すると城の入り口を見てサイスが顔色を悪くしながら俺たちに対して
「すみませんがこれは入ったら間違いなく落ちて出られなくなる感じじゃないですかね。とても危ないような気がしてたまらないのですけど」
「そうだな・・・ならば入ったらお客様を返したくないから意地悪い人が扉を閉めると思って入れば怖くはないよ。さあ、入ろうかリュカ君、ビアンカちゃん
にサイス」
そう言ってから俺たちは城の中に入った瞬間に鉄格子が落ちて来て出られない状態になった。サイスは悲鳴を上げたのでうるさいぞと言って俺は落ち着きながら
「この度は招き入れていただきありがとうございます、急な訪問で申し訳ないのですので俺に手土産をお持ちいたしました。それを出したいのでどうか広間まで通していただけないでしょうか」
俺は冷静に話していたがサイスがあれって人間界で使われている棺桶と言う物だった気がするけどと言って怯えながら進んでいた。そして案の定に階段の前で棺桶が動き出して骸骨が出てきたのだ。
リュカ君、ビアンカちゃん、もちろんサイスも三人で抱き合って泣いた。俺はそれを見てから
「いきなりの歓迎はとても光栄です、それではまずは披露しますのは・・・・イオナズンー」
そう言って襲ってこようとしていた者たちを返り討ちにした。終えると流石ですと言ってサイスが泣きながら感謝をしていた。お前はもう少しは頑張れよと思いながらリュカ君とビアンカちゃんたちもありがとうございますと言われてこれはこれで良いかなと思いながら階段を下りた。
降りた先ではもちろん動く石像がいるので今度は俺を除いた三人で倒して貰おうと考えて三人にあそこで石像に変装している魔物がいるから三人で頑張って対峙してきて見てと言って三人はあれが魔物と分からないようで近づいてみるとリュカ君が何かに気がついて
「この銅像さん、生きているよお兄さん」
そう言うと銅像が見たなーと言ってリュカ君たちに襲い掛かった。戦いになったがリュカ君は俺が鍛えてあげたおかげとそもそもサイスがいるので負けることはなく難なく倒せた。
うんうん、なかなかいい動きになって来ているなと思いながら三人の動きを見ていた。そしてサイスに対して俺は集めた道具を持ってきているなと聞いた。
するとサイスは勿論ですと言いながらなんでこんな道具を持ってきたのですかと聞いてきた。
サイスが不思議に思うのも無理はないかもしれない、持ってきたのは照明になりそうな魔道具であり、明らかに戦いに使いそうもない物ばかりだったので疑問に思ったのだろう。
けれどそれを使うタイミングはもうすぐ来ると言って先に進んだ。すると暗い場所に出たのでここで使うのですねと言ってサイスが出そうとしていたので俺はここではないと言った。
余計にサイスは分からなくなりどこで使うつもりなのですかと聞いてきた、もっと広い場所で使う予定だからと言ってそうして俺たちは城の入り口に出てきた。そこでは幽霊となっても踊っている人や魔物たちばかりだった。
これを見た瞬間にサイスがここで使うのですねと言ってきたのでその通りだと言ってすぐに道具を出させた。そして俺はリュカ君たちに
「俺はここで大軍の魔物たちを足止めをしているからその間にここのボスでも見つけて倒してきてくれ、リュカ君。さて、楽しい宴の始まりだー」
そうして俺は我慢をしていた、あの誘いおどりを始めた。この広場にいる魔物たちにすべてに誘い踊りをさせたのだ。そして俺は踊り疲れている幽霊の人間たちに対して
「お待たせしました、今から俺が送るダンスを是非とも楽しんでみて行ってくださいね。さあ、ダンスを強制させてきた魔物たちよ、人々を楽しませる踊りをしてみるのも面白いぞ。さあ、ミュージックスタート!!」
そう言って先ほど持ってきていた照明の魔道具をスポットライト代わりにして俺は城の広場で踊りを始めたのだ。そしてすべての魔物たちが踊りにつられて一斉に動き出した。
それを見た幽霊の人々はおぉー!と言って声をあげてくれた。さあ、楽しくなってきたと思いながら踊りながら歌を歌い始めた。
「さあ、最初に送るのは馬繋がりで有名なあの曲、ジンギスカンを送ります。それでは楽しんでくださいー!!」
それを見たリュカ君たちは俺の努力を無駄にしないようにすぐにその場から離れて暗闇を通れる道具を探し始めた。
一方、サイスは絶対にあれをやりたいだけだろうジャミ様はと思いながらリュカたちについて行くのだった。サイスの考え通りにサイスから見た俺はそれはそれはとても楽しそうだったと言っていた。
ジンギスカンは踊って歌う曲で有名だから・・・それに馬に関係することもあるし。
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レヌール城のボスはあなたではないですよね?
そして誘いどおり(評価)や不思議なダンス(登録)、ハッスルダンス(感想)をありがとうございます!
俺は楽しく踊りを続けていた、今までやりたかった踊りに歌をしながら次々へとやり続けて周りいた魔物たちが疲れたのか次々に倒れてしまって気がついてみると広場に立っていたのは俺だけになってしまっていた。
もう疲れてしまったのかと思いで見ていた、俺の軍ならばここからと言う所なのにでも一応楽しめたから良いかなと考えた。それよりもそろそろリュカ君たちに合流しないといけないかなと考えているとちょうどいいタイミングでリュカ君たちが広場に来たのである。
すぐに何か進展でもあったのかと聞いてみるとリュカ君が僕について来て欲しい、お兄ちゃんと言って俺をどこかに向かわせようとしていたので近くにいるサイスに事情を聴いてみると
「実は元ここの幽霊の親分だったという者に地下で遭遇しまして、その者の話だと急に現れた杖を持った女にあっという間に倒されて今では奴隷のように使われて助けを求めていますがどうしますか」
それを聞いた瞬間に嫌な予感を感じた、杖を持った女・・・まさかと思い最悪の場合を考えた俺はサイスに対して命令をした。
「サイス、今すぐにリュカ君とビアンカちゃんを引き連れて城の外に出て隠れられそうな場所に隠れてくれ。どうも嫌な予感がするのだ、最悪の場合も考えて城の外に避難をしてくれ」
「了解しました、すぐにでも避難をしますね。逃げろという命令でしたら喜んでこのサイス、受け入れます。それでは早速、命令通りに実行に移しますぜ」
そう言うとサイスは二人を引き連れて物凄い勢いで逃げ出した、あいつはメタル系の逃げる速さがあるなと感心しながらも俺は地下にいる幽霊の親分に会いに行くことにした。
すると地下でかなりボロボロになった親分ゴーストがいた、間違いないここのボスをしているはずのこいつがどうしてここでボロボロになっているのだと思っていると親分ゴーストは俺を見るやすぐに泣きながら飛びついて泣き出していた。
「おお、そこの腕が立つものよ。どうか我々の願いを聞いてください、実はついこの前までここのボスをしていた者なのですが突如現れた女のせいで我々は奴隷にさせられました。このままではいつまでもつかわかりません。どうか聞いてくださりますか」
俺はそれはお前がここで好きなことをしていた罰だろう、諦めろと言うと親分ゴーストは泣きながら
「そんな冷たいことを言わずにお願いします、どうか我々を助けてください」
だからお前たちがしてきたことの罰だからと何回断っても泣きながら再度お願いをしてきた。これは間違いない、ドラクエ選択枠事実上一つしかないパターンだ。
何回もいいえをしてもはいを言うまで同じ言葉を繰り返す仕組みだ。ゲームだけかと思っていたがまさか、こんなところでそれを出くわしてしまうとはなと思いながら仕方がないから承知をした。
すると親分ゴーストは喜んで俺にその者がいる場所を教えてくれた、ついでに特徴なども教えてくれたがそれを聞いて俺はマジですかと思いで歩いてその場所に向かった。
良かった、マジで俺の勘は当たってくれていた。リュカ君にビアンカちゃんたちが相手にするのは厳しい相手だから城の外に避難をさせて正解だったと思いでその目的がある人物がいる階にたどり着いた。
そしてその者がいるであろう王の間にたどり着いて俺はやはりと思いながら見ていた。そう、親分ゴーストをあそこまでボコボコにさせたのはこの世界に存在するはずもない人物・・・そうそれは
「あら、こんなところに面白そうな魔物がいるわね。悲しいかな、あなたもこの杖の力の一部になるのよ」
目の前にいるのはラプソーンに支配をされている呪われたゼシカがいたのである。できれば外れて欲しかったのだけどどうしてこんな悪い予感だけは当たるのかなと思いながら戦いの構えをしていた。
「それにしてもこの前個々のボスだと言っていた者よりも遥かに強そうね。嬉しいわ、また強くなれるですもの」
「そうしなくてもお前の正体は知っているぞ、暗黒神ラプソーン。どうしてお前がこの世界に来ているのだ、本来ならば違う世界にいるはずだ」
それを聞くと呪われたゼシカは意外と表情に出しながら俺に答えてくれた、それは呪われたゼシカも旅の扉からこちらの世界に来たらしい。そしてこちらの世界に来た理由はリーザス村を守っている魔物の群れのボスを殺すことらしい。
どうやら高い魔力を持つゼシカを気に入ったみたいでそのまま闇の使いにさせるために完全に心を殺すためにゼシカの故郷である村を滅ぼそうとしたのだが突如現れた魔物の大軍でそれが難しくなったのだ。
そこでリーザス地方に滞在をしている魔物のの会話を聞いてこちらの世界に大将がいることを知ったので自ら出向いて殺すために来たらしい。
それにしてもなぜお前自ら村を滅ぼそうとしないのかと聞いてみると完全に支配ができずに特にあの村に近づこうとするとゼシカの魂が強く抵抗してろくに魔法なども打てなくなるらしい。
だから部下たちに任せようとしたが滞在している魔物の軍隊が強くてできないので大将はその場にいないことを知ったので旅の扉を探してこちらの世界に来て怪しそうなものを襲っているらしい。
だから俺はこれ以上この世界にこの者を居させるわけにはいかないと考えた俺は元の白い馬の姿に戻りそうして呪われたゼシカに向かって言うのだった。
「それは良かった、あのリーザス村に滞在している魔物の大将はここにいるぜ。俺は魔王ミルドラース様の配下、ジャミだ。魔王様の名前にかけてお前を倒して見せよう、暗黒神ラプソーン!」
「あら、そんな強気で悲しいかな・・・そこから血の気が無くなってしまうのは。でも安心して私は覚えてあげるから」
そう言い終えるとゼシカはこちらに神速と言える速さで襲い掛かってきたのだった。もしゲームだとすればこうなるだろうな。
呪われしゼシカが あらわれた!
早速、いきなりマヒャドを放ってきましたよ。もちろん俺はメラガイアーで対抗しました。やはり上位魔法だけにあって押し返して反撃に成功した。勿論このまま攻勢に出た。
すぐに俺自身にバイキルトをしてから連続攻撃を繰り出していた、相手に休む暇を与えるわけにはいかなかった。
既に知ってる情報だけでも七人の賢者のうち六人は殺しているはずだから相当力が上がっている。そのために全力で戦いをしなければならない、誘いどおりをする暇すらもない。
その上に向こうも魔法などで反撃をしてくる、メラゾーマ、マヒャド、イオナズン、バキクロスなど相当な魔法で攻撃をしてきていた。やはり修行をしてもかなり厳しいなと思っていた。
それでも何とか一人で戦いをしている、出来る限りこのまま押し切ってラプソーンが復活する前に封印をしておきたいところだが。それにしても元の世界の主人公たちは何をしているのだ。このままでは本当に取り返しがつかないことになるぞと思いながらも今は目の前のことに集中することにした。
その頃、呪われしゼシカは想像よりも遥かな強さを持っているジャミの力に驚いていた。すでにこちらは七人の賢者たちを皆殺しを終えて力はすでに解放されておりそれに世界中の人間を呪い殺して力をつけているはずなのにこのジャミと言う魔物は押し返している。
元の世界の半分以上の人間を呪いで茨に変えて殺してその魂を吸って強くなっているはずなのにと思いながらこのジャミをどうしようかと考えていた。
元の体に帰ることができればこんな魔物は倒せるのだがそれをすればこの体に秘められる膨大な魔力を手放してしまうことになってしまう。ここまでの魔力は魔族でも見られないほどでありラプソーンはそれを我が物にしたかったのだ。
そうすれば今まで発動できなかった、伝説の魔法などを使えるようになれると考えていたから。現実に目の前にいるジャミはメラ系で伝説と呼ばれいるメラガイアーを使えている。
この女の魔力さえ我が物にすれば我もできるはずなのにと思いながら考えていた、そして大きな魔力の器でもあるこの女を配下にさせることができれば世界は我が物になったのも同然だ。
あと一歩、あと一歩、目障りなあのエイトが率いる旅の者たちはすべて殺して魂を我が物にして強くなったのに後、この女の心を完全に壊してから魔力を奪えば全ては終わるはずなのに。
最後の最後で邪魔をしてきたのがまさか、魔物だとは思いもしなかった。それも竜王と呼ばれている存在よりも強いとはこの世界を甘く見たわ、しかも最悪なことにこれでまだ魔王ではないのだ。
確かにこの者は魔王の配下と言っていた、すなわちこいつよりも強いのが少なくても一人はいることになる。そう考えると完全に強くなっても勝てる勝算があるかはわからない。
今のままでは間違いなく負けることだろう、だからそれらの存在に気がつかれる前にこのジャミを倒してその力を奪い、この世界から一旦戻ってから元の世界で混沌の世界を創り出してからこの世界に戻ってこの世界も支配しようと考えていた。
その為にもこの戦いは負けるわけには行かない、しかしこのままで負けるのは目に見えている。こちらの魔力は無くなりだしているが向こうは未だにメラガイアーを発動する余裕があるほどで誰がどう見ても旗色はジャミにあった。
そんな時に城の壁が戦いの衝撃で壊れてそこから見えたのは衝撃の起き差で唖然している小さな子供がこちらを見ていた。
するとジャミの顔がまずいと顔になった。それを見た呪われしゼシカはなるほどあれがあいつの弱点かと理解をして笑いながらすぐに矛先をあの子供たちに向けた。
そうしてすぐに子供がいる方向に向かって呪われたゼシカはイオナズンを唱えるのだった。するとジャミはあの子供を庇う為に走り出して二人を守るように盾になったのだ。
それを見ていた呪われしゼシカはそれでいい、あの子供に用はない。それでジャミが怪我をすれば良いのだ。あの二人はおそらく大切な存在なのであろう。イオナズンを発動しているのにも関わらずあのジャミは我が身を盾にしてまであの子供を助けたのだ。
そうしてジャミは大きなダメージを負った。これで逃げることは勿論、うまく行けばこの場で殺せるかもしれないと考えて深い傷を負っているジャミに対して追い打ちをしようと魔法を発動させるのだった。
俺は戦いに集中過ぎて城の壁を壊してしまったしかもその時にリュカ君とビアンカちゃんの姿を見られた。どうして隠れていなかったのと考えていると相手に勘づかれたと思ってすぐに二人の前に出ないと二人が殺されると考えてすぐに二人の前で仁王立ちをしてどんな攻撃をしてきても庇う構えをした。
すると飛んできたのはイオナズンでありそれをすべて食らって大きな傷を負ってしまった。くそ、二人を助けることに成功したがこのままではまずい。しかも俺が傷を負ったことを好機を見て追撃までしてきたかと思ってどうすれば良いと焦り始めていた時に呪われしゼシカはマヒャドを放ってきた。
何としても二人だけでもこの場から逃げさせないとそう思ってまたマヒャドをすべて食らう覚悟で待ち構えていたら目の前にサイスが出て来てすぐにサイスが
「ヒャダルコーー!!」
そう発動したが相手はマヒャドだ、相殺なんて無理なことをしないで逃げろと言おうとしたがサイスが発動したヒャダルコは呪われしゼシカが発動したマヒャドと互角・・・いや、僅かに押して押し切ったのだ。
俺はこのサイスは確かに魔法はヒャド系しか使えない魔物で一見すれば弱く感じるけどだが使えるヒャド系の威力は俺では考えられないような威力だったのだ。そう、もしかしたらヒャド系のみであればあの大魔王ゾーマと互角に戦いをできる天才なのではないかとこの日、思い知ることになったのだ。
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サイス、実力に合わない態度な件について
これで止めだと思って呪われしゼシカはマヒャドを発動して今度こそジャミを倒そうと魔法を発動した。だがその目に現れたのはどこにでも良そうなサイレスでまるでジャミたちを守るように魔法を発動させたが出てきたのはヒャダルコであり問題はないと考えた。
しかし、いざ魔法同士激突してみるとヒャダルコの威力の高さに呪われたゼシカは驚愕していた。あり得ないほどの攻撃力を持っていると思い自慢のマヒャドがまさかそれよりも下の呪文であるヒャダルコに押し負けてしまうことなどあり得るはずがないと思いで再度、サイスに向かって魔法を発動させたのだ。
だが結果は同じでどこにでもいるサイレスが発動するヒャダルコに負けてしまったのだ。それも今度はマヒャド以外にもバキクロス、メラゾーマ、イオナズン、ベギラゴンなどのいろんな攻撃魔法を繰り出してもどこにでも居そうなサイレスのヒャダルコにすべて相殺されてしまった。
何なのだ、このサイレスは見た目こそはどこにでもいるが能力はありえないぐらいに強い。たかがヒャド系、中級魔法のヒャダルコですべての攻撃が受け止められるとはこれがこの世界で最強ではないと言うのだから余計に恐ろしい。
現実に今の私はあの大魔王と呼ばれている存在と互角に戦うほどの魔力があるのだぞ。しかもヒャド系だけならばその大魔王よりも威力があるのにだ。
一体、この世界のレベルはどれぐらいなのと思いながら呪われたゼシカは焦りを出し始めていた。
怖い、怖いよーーー助けてください、ジャミ様!
あの美人な女性の人は明らかに顔色が悪いですから早く家に帰って休むことをお勧めしますからだから戦いはもうやめましょうよ。戦いをしても傷ついてしまうだけで何も楽しくないですから。
ですからここは仲直りをしましょう、自分の大将はきっと踊ってくれるだけで許してくれますからだからそんな怖い魔法をこちらに発動してこないでください。自分は泣いてしまいますから、お願いしますから。
それでも迫ってくるので防衛のためにヒャダルコーと言って何とか防いでいた。本当に大将が教えてくれた魔法は凄い。これならば傷つかずにいられる。それに後ろでは子供たちがジャミ様を回復させているからこれで復帰したらまた遠くに逃げるだけだ。
それに何とかヒャダルコを使えば攻撃が防ぎれるとわかったからジャミ様がこちらに助けには来る必要はないから先ほどみたいに深手を負う心配はないからこの戦いに勝利ができるぞと考えた。
本当にこれでマヒャドとか覚えたらも少しは強くなれるかな、自分はヒャド系しか使えないからこれだけでも頑張らないといけないな。だってほかの者たちはいろんな属性の魔法を覚えているから。
特にシュプルさんは全属性の魔法を使えるようになったと聞いているから本当にすごいよな、憧れてしまうよ。それに比べたら自分は余りにもみじめ、弁護しようがないほどに弱いよな。だって使える属性が一つしかないですよ、弱いに決まっているじゃないですか。
だからせめてマヒャドぐらいは習得したいと考えている、そして贅沢な望みだがマヒャデドスも習得をしたいなと思っている。これを覚えて初めて一人前になれると信じているから。
自分も落ち着いたら頑張って習得をしてみせるぞ。それにヒャド系で嬉しいことは相手を凍らせることができるからそのうちに逃げれるという最高の効果もある呪文なのだ。
自分にとってみれば最高に相性がいい呪文だなと思いながら次の攻撃に備えてヒャダルコの準備をしていた。
後にマヒャドを覚えて更に周りを驚愕させることになるのだがそれはもう少し後の話である。
俺はサイスが必死に呪われたゼシカの攻撃を防いでくれている間にリュカ君たちが薬草などをくれて回復していた。ありがたい、ある程度回復すれば魔法を使えるようになる、そう言って俺はベホイムを唱えて回復した。
すぐに前線に復帰したことを確認したサイスがすぐに後方にいるリュカ君とビアンカちゃんを担いでその場からものすごい勢いで逃げ出したのだった。
早ー、マジでメタルキングと互角の速さを持っているのじゃないか。まあ、お願いしたいことがあったけど言う前にやってくれたから良いけどさと思いながら俺は呪われしゼシカを見ていた。
「さあ、第二ランドを始めようではないか。先ほどは不覚をしたが次はできると思わないでくれよ」
すると呪われしゼシカはそうねと言って次にした行動は意外なものであったそれはルーラでその場から逃げ出したのであった。俺は逃がしてたまるかと思いで同じくルーラを使い追撃をした。
しかし、飛んでいる途中で呪われしゼシカは杖を振り上げて何をしたと思った瞬間に大量のシャドーが現れたのだった。
くそ、足止めをさせるつもりか。そうはさせてたまるかと言いたいがこれだけの多くのシャドーが現れると時間はかかってしまうと思ってイオナズンで一気に殲滅を図った。
それ自体には成功したがその間に呪われしゼシカは逃げてしまった。流石にこの場で捕らえられなかったのは痛かったかなと思いながらももう過ぎたことはしょうがないと考えて俺はリュカ君たちが待っている場所に戻ることにしたのだった。
それに一応、原作通りに進むことができたのでとりあえず良しとしておこう。しかし、呪われしゼシカと戦うために正体を見せてしまったからどんなことを言われるのであろうかと思いながら戻った。
リュカ君たちのところに戻ってくると最初に言われたことはやっぱりお兄ちゃんは魔物さんだっただねと言われた。
そうだよ・・・あれ、やっぱりって・・マジでバレていたのと思いで聞いてみるとリュカ君は笑顔にして教えてくれた。実はこの前、洞窟の時につけていたバンダナが取れそうになってそこからウマ耳を見たらしい。
だから魔物だと思っていたみたいだ、でも良い魔物だからと言って信用して一緒に行動をしていたらしい。
本当に心が広いよね、これが青年まで引き継いでいたら間違いなく魔物使いになれるよ。原作でもなれていることだし流石、主人公だと思ってみていた。
ビアンカちゃんもこちらが悪い魔物だと思っていないみたいで信用してくれた。とりあえずそろそろ帰ろうかと言って遅くなるのは嫌だと言ってきたのでサイスにビアンカちゃんをおんぶして俺はリュカ君をおんぶしてからルーラで一気にアルカパに戻ってきていた。
やはり空から見る景色に二人とも楽しそうにしてみていた、俺たちからすれば当たり前の光景だが子供たちからすれば楽しく見えるのだろうな。
俺もそんな時期があったよなと思いながらしてアルカパにたどり着いた時には二人とも疲れが出ていたのか、寝てしまっていた。先ほどまで空から見る景色で楽しんでいたのにやはり子供だなと思いながら俺はサイスにご苦労さんと言ってからビアンカちゃんも担いで姿を人間みたいにさせてから町の中に入った。
忍び足を使い、誰にも起こすこともなく宿屋の中に入ってビアンカちゃんとリュカ君をベットで寝かしてから俺はルーラで町の外に出た。そしてサイスに向かってまずは声をかけるのであった。
「サイス、今回は本当にご苦労様。それにかなり強いじゃないか、これならば幹部に推薦するのもありかな」
「あのージャミ様。申し訳ないのですが自分はこのままジャミ様の下で働いていたいです。幹部になればさらに怖い仕事が増えると思うととてもつきたくはないです。ですから今まで通りにジャミ様の配下でお願いします」
本当にか、それは嬉しいけどお前ほどの人材はこれ以上いるとは思えないけどそんなお前が魔王の幹部の配下で良いとは。でもこれはサイスが決めたことだ俺が文句は言えない。
それにこれ以上に頼りになる配下が増えたことになるから良しとしよう。良し、サイスに何になりたいかと聞いてみるとサイスは迷いもなく
「拠点を守る門番が良いです、あそこならば戦いが少ないから平和に過ごせる可能性が高いから・・・真面目にそれでお願いします」
それを聞いた俺は笑いを出たがそれは本当にお前らしいなと言って受け入れることにした。
それと踊りも意外に楽しいらしいので自分はいつでも大丈夫と言ってくれたのでそれは本当か、俺は嬉しさの余りで早速と思って誘い踊りを始めた。
「ジャミ様、確かにいつでも良いと言いましたけど戦いが終えた後は体力を使いましたのでそれは流石に・・・ってもう誘う踊りを受けてしまったー」
そうしてしばらく踊りをしてから拠点に戻って休むことにしたのだった。そしてサイスから戦いの後だけはやめてください、体力が無くなっているのでと言っていたのでならば体力が余っているのならば良いのだな。
ならば俺はハッスルダンスを習得した後にみんなを誘う踊りに誘うということであれば良いのだなと考えるのであった。
フッフッフッフ、これからが楽しみだと思いながらもやはりあの時に呪われしゼシカを逃がしてしまったのは大きな痛手だなと思い落ち込むのだった。
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再びサンタローズ、そして
本当にこんな作品を評価していただきありがとうございます!
俺は誘う踊りを終えてからすぐにサイスにミルドラース様の配下にある者たちすべてに呪われたゼシカが未だにいるかもしれないと報告をするように伝えた。
そして能力は幹部たちに劣らないほどの力があると報告してくれと言ってからもしかして主人公であるリュカ君が狙われているかもしれないと思いで再び、サンタローズの村に来ていた。
ついてみると今のところは特に変わった様子もなく平和だということが分かったので一安心していると背後から声をかけられたのである。
誰が俺に何の用事があるのであろうかと思いながら振り返ってみるとそこにはとても優しそうで勇敢な姿をしている青年が目の前にいた。それを見た時にもしかしてこの人はと思いで俺はその青年に対して声をかけるのだった。
「もしかして・・・リュカ君なの」
そうその青年に対して言うとやはりわかってしまいましたかと言って少し照れ顔しながら顔をかいていた。
そうだよねと思いで青年時代のリュカ君に近づいて見て見ると本当に成長をしたなと思うぐらいに見た目になっていた。
そしてその後、すぐに俺のことをジャミ兄さんと言ってきていたのでそうなると未来では俺の正体を知っていると思って良いだろうと思いながら川が流れている場所の近くで座り込んで話し合いを始めていた。
「それにしても未来でも元気そうで俺はとても嬉しいよ。未来では幸せな家庭を築けた、リュカ君」
「それは勿論、すべてジャミ兄さんのおかげですよ。それとジャミ兄さんは相変わらずに誘う踊りをしているのですか」
「勿論だ、それをしないで俺だと言えるか。未来でも相変わらずに誘う踊りをしているのかな」
そう言うと苦笑いをしながらそれはもうと言っていた。それは良かったと言ってみていた。ついでにできればもう少しぐらいは控えめにしてほしいですと言っていたけど・・俺の勘だとそれきっと手加減をして控えめにしていると思うけどなと思いながら聞いていた。
でもここまで笑顔にしているということは原作よりも明るい未来が待っているのだなと思いながら俺の頑張りは無駄にはならないと思い絶対に頑張るぞと思い決意を固めた時に未来のリュカ君からとんでもない単語を飛び出してきたのである。
「それと本当に自分の子供たちを面倒見てくれている、ジャミ兄さんの子供たちには助かっています」
・・・・うん??・・・何をリュカ君が言っていたのかが理解ができないでいた。何、リュカ君の子供をよくお世話をしているのが俺の子供・・・誰の、どこで出会った人なの、相思相愛なのと疑問が起きて頭の中が一杯になりそうだった。
でも嘘でしょうと言って俺は信じようとしなかった、だって人生の墓場と言われている場所に自分から行くようなことはするはずがない。そんな思いで信じられないと言うとリュカ君が一つの手紙を出してきた。
その手紙は未来の俺が過去の俺がそんな話をしても信じるわけがないのでこの手紙でも送ってやれと言われたらしい。そんなまさかと思いながらもその手紙を受け取り内容を見て見た。
過去の俺へ
この手紙を読んでいるということは未来の話を信じていないと思っている。まあ、俺もそうだったししょうがない。
でも安心してくれ、相思相愛だ。妻はとても美しい上に可愛いと来た、ほかにもその内容を伝えると本が一冊になってしまうのでそこはとても口惜しいが割愛をさせていただく。
過去の俺は彼女いない歴=享年を目指していると思うけど結婚するとまた世界が変わって見れるぞ。この世界の俺も明るい未来であることを祈っておる。
それは良いのだけどさ、過去の俺よ。お願いだ、一緒に考えてくれ。このままだと愛する妻以外にも関係を持たないといけなくなるのだ。
それを回避する方法を一緒に考えて欲しいのだ、過去の俺は誘う踊り以外していないから考える時間はいくらでもあるだろうから頼む、一緒に考えてくれ。このままだと俺は・・・俺は・・・ハーレム状態になってしまうからさ。
・・・・・・・知るかーーーーー!!
そんなこと未来のことだからお前が考えろー、過去に頼るじゃないと思いで手紙を空に飛ばしてメラミで焼き燃やした。
隣で見ていた未来のリュカ君は唖然としていたが済まないと言って笑いながら謝った。けれど確かに俺の字で書いてあるので間違いはないと確信した。それにしてもとんでもない爆弾要素があるでしょうが。
恋愛?、そんなことよりも不思議なダンスだ。結婚?・・誘う踊りのほうがしたい。ハーレム?・・・それをする前にハッスルダンスをしろ。
とにかく未来の俺はいろいろとダメになっている気がするのでそうならないように頑張ろうと決意をするのであった。
ついでにその妻となる女性とはどこで知り合ったのと聞いてみようとしたがそれは流石に未来が変わる可能性があるのでそれは言えませんと言ってきた。まあ、そうだよなと思いで聞いた。
でも今はせっかく成長したリュカ君がいることだし村でも散歩しながらもう未来では滅んでしまったサンタローズ村をと思いで行こうとしたら。未来でも普通にサンタローズは亡んでいないらしい。
それはいい話を聞いた、こんなきれいな村が滅びるのはとても嫌だからなと思いで聞いてからいろいろと話をして未来のリュカ君が元の時代に帰ろうとしていたのでお別れしていた。
「じゃあね、リュカ君。君が明るい未来になれるようにお兄さんは頑張るからさ」
「はい、本当に自分のために頑張っていただきありがとうございます、ジャミ兄さん、それでは・・・・危ない、大切なことを伝え忘れていた」
そう言って俺に近づいてから周りに聞かれない声の大きさで
「未来のジャミ兄さんからでサンタローズの洞窟にお兄さんが最初に見つけた旅の扉みたいなものがあるということを。そしてそこはまた違う場所だと・・・これだけ言えばわかると言ったけど分かりましたか」
大丈夫だ、理解をしたけど・・・まさか、このサンタローズの洞窟に旅の扉があるとはしかも最初の場所とは違うということはドラクエ8以外の世界だということであろうな。
まさか、こんな身近にあるとは思いもしなかったけど、よく考えてみればこの洞窟に入った時にこの辺にはいないはずの魔物が現れていたからその影響だったかもしれないなと思っていた。
そうしてリュカ君はどうか、幼い自分をお願いしますと頭を下げてからその場から消えていった。勿論だ、このジャミに任せておけ。まあ、俺が何もしなくても大丈夫だけどさ。
そんなことよりもまずはサンタローズの洞窟に入って旅の扉を見つけなければならない。どこの世界に繋がっているのか、そこではどんな状況になっているのか。
すぐに行動に移すことにした、それはもうすぐに主人公は今度は妖精たちが住む世界に向かうはずだからその前に調べておきたいと思っていた。それに長くこの場所を開けるのはまずいと考えていた。
それは呪われたゼシカがどこから急に出てくるのかはわからないからむやみにこの世界から居なくなるのは良くないがどんな世界に繋がっているのかぐらいは確認しないと対策もできないからな。
そう考えがまとまりサンタローズの洞窟に入ったのだった。まずは川を渡りそこから降りてどこにあるのか調べてみると見覚えもない道を発見したのでもしかしてこれがと思いで歩いてみると旅の扉を発見したのである。
本当にあったと思いながら旅の扉を使って繋がっている世界を確認するために移動をした。そうして到着した場所は小さな祠でどこの世界であろうかと思っているとどうやらこの辺はただいま雨が降っているみたいで悪いタイミングだなと思っていた。
その時に馬が走るような音が聞こえたのでこの辺に同族でもいるのかと思いで周りを見て見るとそこには魔物に追いかけられている女性と幼い少女・・・そして赤ん坊!?
このままだとあの人たち殺されてしまうと思いで走って追撃されている者たちを救うことにするのだった。
後に魔王となるウルノーガとの戦争の始まりになるのであった。
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ウルノーガとの戦いにそして妖精の世界へ
全くいきなりこの世界に来て戦いをするとは思いもしなかったけどあの光景を見せられて助けに行かないのは漢としてないので助太刀をした。
急に現れた俺を見て追撃していた魔物たちは驚き足を止めた、そして俺は逃げている者たちに
「そこの女性の方に少女よ。ここは俺が足止めをしますから逃げてください、お礼などは要りませんから・・・さあ、早く」
そう言うと女性は頭を下げてから再び走り出した。それを見た魔物たちが女性に向かって追撃をしようとしていたので俺が
「そこの魔物たちよ、俺を無視して通れると思うなよ。マヒャデドスー」
そう言って追撃をしようとして魔物たちの進路を完全に氷の壁を創り出して通れないようにさせた。すると魔物たちは俺に向かって一斉に来たのである、これを見るとむやみに襲っているよりは誰かの命令でそうしていると思って良いだろう。
進路を封鎖されて通れるようにするために発動した俺を殺そうとしている辺り、背後にはそれなりの存在がいることは確定だ。
だが、そこら辺の魔物がこのジャミに勝てるなと思うなよ。そう思いながら戦いを始めた。流石、誰かの命令があるだけに数だけは多いがそれは問題はない、ならば一気に倒すだめだ。
そう考えが決まったので俺はイオナズンを連射して一気に殲滅をして一気に戦いを終わらせた。
それにしてもこれほどの大軍を率いるのはこの世界にも魔王がいるということかな。だけど実は俺はこの世界はどんな世界なのかは知らないのだ。
実はドラクエをかなりやっていたと言ってもやりこんでいたのは実は5と8しかやっていないのだ。ほかは家族のやっているところを見ていただけで実際に俺がやりこんでいたのは5と8のみである。
だからここはどこのドラクエか分からないのだ。後分かるのはダイの大冒険ぐらいだ、あれは全巻揃えて読んでいたからわかるけど・・・それ以外は分かりません。
だからどんな展開なのかはわかりません、こうなることが分かっていればすべてのドラクエシリーズをしておけばよかった。
そう言っても後の祭りだ、今はとりあえずあの女性たちを救えたので良しとしようと思って元の場所に帰ろうとしたときに背後から声をかけられたのである。
「ほう、良くも馬如きが我の邪魔をしてくれたな・・・我がウルノーガとわかってやっているのか」
そう聞こえたので振り返ってみるとそこにはどこかの魔族が現れていた。感じる力して中ボスと言える存在なのだろうな。
別に脅威ではないけどとりあえず出来る限りは戦いをしたくないのでそろそろリュカ君が妖精たちの世界に向かうから準備をしたいのに道具や踊りなどして準備を整えたいのに邪魔をしないでくださいと思いでとりあえず適当にはい、そうですよと言ってその場から立ち去ろうとしたら
「己、我の邪魔をした意味を思い知るが良い、馬如きがー」
そう言って急に襲ってきた、俺は何とか回避してから完全にやる気だなと思ってそうなるとこの幹部なのかはわからないけどここで倒しておくほうが良いなと思って俺も全力を出して潰すことにした。
そうして戦ってみると全然弱い、マジでこれで中ボスなのと思うぐらいに弱い。これならばまだゴンズのほうが強いかもしれないぞ。
ゴンズも最近は俺に続いて修行をしているから魔法なども使えるように努力をしているからなおさらに。少なくてもゲマと戦いをしたら余裕でゲマが勝利するほどに強くなかった。
相手もこんなはずではと言って勇者の力さえ手に入れば強くなれるはずなのにと言って明らかな小物感を出していた。あのな、基本的に強くなるのはほかの力に頼るのではなくて自分で修業して強くなる物なのに楽に強くなっても使いこなせないのがオチだ。
これを見た聞いた時に思ったことはこの世界の魔王って出会ったこともないし知らないけど大したものではないなと感じた。一応、こちらの魔王様は修行して強くなったからね。
影が薄い魔王と呼ばれているけど努力はしてきた魔王様だから、なのにこの魔族は何ですか、ほかの力を利用して強くなろうとしている。
明らかな雑魚だなと思った、現実に俺に手足も出せないでいた。でもそろそろ元の世界に戻って準備や踊りをしたいので決着をつけることにした。
「ではそろそろ終わりにさせますね・・・メラガイアー」
そう言って放たれた魔法はウルノーガに当たり、完全に燃えて死体も灰になって無くなった。さて、この世界の魔王軍と確実に敵対関係になったけどまあ、幹部みたいな感じを出していてあの実力ならばたいしたことはないだろうと思って旅の扉に戻ることにしたのだった。
その結果、ウルノーガがいなくなりこの世界は平和になると思っていたが代わりにゲマがこの世界で暗躍して原作以上にひどい展開になるのだがそれはジャミは知る由もなかった。
俺は戻ってきてすぐに次の戦いの支度をしていた、次は妖精の世界で戦いだ。しかもしリュカ君が基本的に主力で戦う所であるからあの呪われたゼシカが介入してくればたちまち殺されてしまう。
それを阻止するためにもいち早く合流をしなければ、先ほどのウルノーガみたいな雑魚とは違ってあちらはマジのボスと言える実力者であるから準備をして対策もしておかないと死ぬ。
前はサイスが助けてくれたから助かったけど次もそうできるかと言われたらそうとは言えない。
その為にも準備をしていた、そして準備も終えてから妖精の世界に向かうために迷いの森に来ていた。
ここからであれば妖精の世界に向かえるからそれに迷いの森と言っても俺はこの森の構造を完全に覚えているから何も問題はない。
早く、嫁と再会をさせたいと思って意地でも覚えたから迷いの森のはずなのに迷うこともせずに妖精の世界につながる旅の扉の前にたどり着いた。
人間の力であれば開けることは出来ないだろうが俺ほどの実力なればこれぐらいの扉などと思いでこじ開けた。そうして俺は旅の扉に入ってからさあ、妖精の世界に向かうぞと思いで入った。
そう、俺が妖精の世界を救う理由はリュカ君を助けるためでもあるがそれ以外にもここで妖精たちを救えたら魔物に妖精、そして人間たちも含めた夢のような踊りができる。
だって魔物に妖精そして人間といろんな種族が楽しく踊りをする世界を創りたい。この世界はイブールの管轄下なのでそれができない以上はこの妖精の世界でするしかない。
勿論、領土的な侵攻はするつもりはない。ただ魔王軍の傘下に入ってもらって出来ればここの統治は俺に任命してもらってここを魔物、人間、妖精など種族など関係なく楽しく踊れる場所にしたい。
その為にもここで恩を作っておくのは非常に大切なことだ。恩を作っていれば意外にもすんなりと受け入れてくれるかもしれないから、そう考えていたのでそう思いで妖精の世界にたどり着いてみるとまず思ったことはただ一つ。
寒いーー!!マジで寒いですけどすでに人間の姿になっているせいかこんなに寒いと体を熱くしようとして体が動いてしまう。しかもここ数時間は踊りなど一切していないから駄目だ、踊りの誘惑に勝てない。
俺の体は勝手に誘う踊りをした、もちろん相手はいないのだがそんなことは関係ない。ただ体が踊りたいだけなのだと思って踊っていた。その時に小さな子供の声が聞こえた。
もしかしてここは妖精の村に近いん場所だったのかなと思って振り返ってみるとそこにいたのは二人の少女で一人は黒髪の少女、もう一人は青髪の少女でしかも人間だったのである。
この世界は妖精しかいないはずなのにどうして人間の少女がここにいるのだと思ってどうしたのと優しく声をかけてみると黒髪の少女が
「私も知らないわよ、変な妖精みたいなやつについて行ったらこんな場所にだどりついたのよ。本当に寒くて最悪だわ、それに修道院に修行に出たはずのフローラもいるのよ、訳が分からないわ」
なるほどほかの町からも妖精たちは助けてくれそうな人物たちを探していたのか・・・いやいや、待ってください。そこの黒髪の少女さん、今何と言いましたか。
とんでもない衝撃なことを言いませんでしたか、あの青髪の少女ってもしかしてと思いで俺はまずは怪しい人ではないと伝えるために自己紹介をした。
「そうか、大変だったんだね。まずは自己紹介をするね。俺はジャミ、どこにでもいる踊りが大好きなただの男性さ、よろしくね。それと君たちは何というのかな」
そう言うとまずは黒髪の少女が威張るようにしながら
「そうね、名前を名乗るのだから覚えておきなさいよ。私はデボラ、とてもお金持ちの親の子よ、こちらの弱虫はフローラ、すぐに泣くから」
「その・・・フローラです。そのよろしくお願いします」
待て待て待て、とんでもないことになって来ているのですけど原作にこんな展開はなかったはずですがここはベラとリュカ君にベビーパンサーの三体の編成で戦う話だったはずですがどうしてこんなことになっているのと思いながら俺は考えたのは。
この二人を何としても守りながらリュカ君とも守らないといけないのかと考えた俺は流石に一人では厳しいと考えて新たな魔物を仲間に加えることを決めるのだった。
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原作にない展開・・・まあ、俺が居る時点で違うですけど
いろんな感想などお待ちしております!!
とりあえずこの子たちを妖精達が住んでいる場所まで案内をさせることにした。せっかくだからこの機に主人公であるリュカ君と交流関係を築けたらいいかもしれないと考えていたから。
まあ、今は守る人物が増えた以上は守り通さないといけないから俺は持っていた茨の鞭に多くの魔力を込めさせた。すると茨の鞭は勝手に動き出して茨がだんだん形になって来ていばらドラゴンに変化をしたのだ。
やはりできるかなと思って持ってきて正解だったぜと思いながらいばらドラゴンを見ていた。
実はいばらドラゴンは俺にとって少し特別な存在でもあったのだ。その理由は俺がドラクエという奴に好きになった要因にもなったモンスターであるから。
それは少し前で今はないがデパートで昔はドラクエのカードゲームがあり親友とそれにはまって楽しく遊んでいた思い出がある。そこから俺のドラクエが始まったと言っても過言ではない。
そしてそんな最初に手に入ったのがこのいばらドラゴンである。そのために実はほかのモンスター以上に思い出があるのでそれを配下にできたら嬉しいなと思って茨を多く購入しておいたのだ。
そしていばらドラゴンの説明には魔力が込められて生命ができたと書かれてあったのでそれならばと思って魔力を強くしようと思って魔法を中心に修行していたわけだ。
後は娯楽に踊りなどしながらしてそうして魔力は強大になり副産物がメラガイアーやマヒャデドスなどの強力な呪文になった。
だからさりげなくやった行動だが実はかなりドキドキしていたが見事に成功して良かったと思った。それに魔力を与えて生命ができたおかげか俺にすごいなついているから嬉しいかなと思っていたら後ろのフローラとデボラは驚いて見ていた。
二人には大丈夫、俺の言うことを聞いてくれるから攻撃されることはないからと言って二人を呼んだ。二人は恐る恐る触れてみるといばらドラゴンは嬉しそうにしていた。
まあ、これでいばらドラゴンに二人の護衛を任せられるなと思ってみていた。そうして無事に妖精たちが住んでいる村に到着した。
到着してみるとやはり大きな木が気になるみたいで二人とも大きな木を見ていた。確かに俺もあれを最初見た時はびっくりしていたら当たり前だよな。
それよりも主人公であるリュカ君はどこにいるのだと探していると背後からお兄さんと言ってきた聞き覚えがある声の方を見て見るとそこにはリュカ君の姿があったのだ。
やはりこの世界に来ていたのかと思って少し安堵していると隣にいる女の子たちは誰と聞いてきた。
俺はリュカ君とフローラちゃん、デボラちゃんたちの自己紹介を一気にやろうと思いで説明をした。
「そうだね、リュカ君。右にいるのはフローラちゃんと言う女の子でそして左にいるのがデボラちゃんと言う女の子と言うから覚えておいてね。それでフローラちゃんにデボラちゃん、この子はリュカ君という漢の子でこう見えて戦いもできる男の子だから覚えておいてね」
そう両社に伝えあった、するとデボラちゃんがリュカ君を見て頼りなさそうなこと言っているとフローラちゃんが代わりに謝っていた。
まあ、いろいろと幼いころからだいぶ性格が出て来ているなと思いながら見ていた。でもとりあえず揃ったことだしそろそろ妖精の世界でも救うために以後気をしましょうと思いながらリュカ君と共に行動していたベラに話を聞いてみると氷の館に入るための必要なものを捕ってきているから後は氷の館に侵入して氷の女王を倒すだけだよと言っていた。
確かに普通に考えれば氷の女王を倒すだけで終わると思うのだがなんか嫌な予感がするのだ。どうも氷の女王を倒すだけでは終わらないような気がする、もちろん出来れば外れて欲しい予感であるがこんな時に限って勘が当たるのだ。
だから準備をしておいたほうが良いなと思っていた、そんな時に準備していたら妖精の村の外で待機しているサイスを見つけたので俺は何事かあったのかと思いで近づいてみるとサイスは小さな声で俺に対して
「ジャミ様、申し上げたいことがあります。実は顔色が悪い女性の目的が分かりました。天空の血を引いている者を殺すことらしいです。何でも青髪の少女と黒髪の少女がその血を引いている・・・ってもしかしてジャミ様と共に行動をしている女子たちがもしかして・・・」
「そのまさかだと思っている、やはりこの子たちが狙われているか・・・それにしてもサイス、よくわかった」
「はい、実はあれからよく考えて相手が何を望んでいるのかを自分なりに考えて出した答えは天空の血を支配しようと考えるのが道理かなと思いました」
なるほど意外にもサイスは頭が回る魔物なのか、それならば参謀としてそばに置いておくのもありだなと考えていた。それと今回も現れる可能性が高いなと思って良いだろう、それならばと思っていると
「ジャミ様、自分の考えになるのですが相手がここに現れる可能性が高いのでリーザス村に滞在している魔物たちを一部こちらに回して一気に大将を倒すのはいかかでしょう。そうなればリーザス村に魔物大軍が迫ってくることは無くなると思いますので」
なるほど確かにこの前はあと一歩足りずに逃がしてしまったからそれは十分にありだなと思った。そろそろ呪われたゼシカを解放させてあげたいからな。
ラプソーンの思い通りにさせたら真面目にこの世界まで危ないからここが正念場だと感じていた。だからすぐにサイスにでは精鋭たちをここに連れてきて決戦をすると伝えてくれと言ってサイスに伝令を任せた。
それが終えた俺はすぐにリュカ君の場所に戻ってきてから先ほどの大きな鳥さんはどこに行ったのと聞いてきたのであの大きな鳥さんは重要な用事があるからと伝えた。
俺もこれから迎える決戦に備えないといけないなと考えた。間違いなくフローラちゃんとデボラちゃんは狙われるだろうから守りながら戦って援軍が到着した時点で反撃を開始する流れになるかな。
だが、向こうが前と同じように仕掛けてくるとは思えない、何かしらの作戦はあると思って良いだろうがそれが何なのかはわからない。
ただ言えることはなにが来てもこの子たちを守り抜くことだけだ、そして戦いに勝利した暁には誘う踊りをしてやるぜ。
世に言う喜びのダンスを言う奴だ、そんなことをするためにも負けるわけにはいかない。
遠いある世界で呪われたゼシカはとある者と対峙していた、だがいつもみたいに偉そうにはせずに配下のような態度を示していた。
「誠に申し訳ありません、アパオシャ様。予定ではあの小娘を捕らえられるはずだったのですが余計な邪魔者が現れてうまく成功しませんでした」
そう謝っていると横から本当にこれが暗黒神と呼ばれているのかと陰口をたたかれているとアパオシャと呼ばれている者が
「皆の沈まれ・・・・ラプソーンよ。とりあえず言おう、よくぞ無事に戻ってきた。元々我が考えていたことだ。ラプソーンは予想外の事態にも対応としたのだ、陰口を言われるべき人物は私だ。少なくてもこのラプソーンではない」
それを聞いた呪われたゼシカに憑依しているラプソーンは涙を流して感謝を言った。そしてラプソーンはアパオシャが考えにない予想していない内容を詳しく報告した。
それを聞いてなるほどと言ってからアパオシャは声を出したのである。
「シドー、ゾーマ、オルゴデミーラ・・・お前たちは先ほど陰口を言ったよな。ならばお前たちはできるということだよな。では命令を下す、三人はすぐに戦いの支度をしてラプソーンの援護をするようにもちろん邪魔をしてくるだろうジャミと言う存在を倒してな・・・できないとは言わないぞ」
明らかに威圧感で破壊神シドー、大魔王ゾーマ、天魔王オルゴデミーラはその威圧さで震えあがっていた。直接に受けていないほかの者たちも震えていた、承諾をしなければ殺されてしまうという恐怖がこの場を包み込んだ。
なぜならばこの前に逆らったものがいるのだ、それはエスタークと言う魔界を支配していると言える怪物を僅か一撃で殺してしまったのだ。
だが、無理もないことであった。あくまでエスタークは魔界を支配するものでありそしてこのアパオシャは魔界を生み出した創生神でもあり、その後に殺したエスタークを復活をさせたがすでにエスタークもアパオシャの支配を受け入れていた。
会議を終えると残ったアパオシャは一人、つぶやいていた。
「さあ、ジャミ。お前はこのまま消えるのかそれとも・・・どちらに転んでも楽しみなものだな。運命よ・・・どう転ぶ」
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氷の館で起きたこと
俺たちは準備も終えてから氷の館に向かって出発をしていた、どんな強敵が待っているのかは分からないので注意をして歩いていた。
それとどうしてもこの子たちのレベル上げをしたいと思っていたがこの辺の魔物では上がるレベルはすぐに限界に来るから何かメタル系のモンスターがいれば一番良いのだがはぐれメタルでもいたら最高なのだが出て来てくれないかな。
そんなことを思いながら歩いているとリュカ君があそこに珍しい魔物たちがいると言って指をさしていた。何がいたのかなと思ってその方向に向いてみるとそこには最高よりも更に良い魔物が現れてくれたのだ。
それはメタルキング、最後のダンジョンもしくはラスボスを倒して裏ボスがいる場所にしか出てこない魔物がどうしてここにいるのだ。今はそんなことはどうでもいい。
何としても倒さないと一匹だけでも倒せばものすごい経験値になるから逃げるなよー、出来ればそこにいる三匹とも俺に倒されろー。
そんな思いで俺は逃げられないうちにメタルキングに襲い掛かった。とにかく一度戻ってもいいぐらいの覚悟で攻撃を繰り出した。ついでに見た瞬間に一匹は逃げ出して一匹は会心の一撃が決まって倒した。メタル狩りをしてコツを覚えておいて良かったと心からそう考えていた。
さて、残りの一匹は今は逃げるつもりはないみたいだが何をしてくるのか、強力な魔法を怯えているからリュカ君たちを盾になりながら待ち構えているとしてきた行動はパルプンテと言う魔法だった。
この魔法はマジで唱えるまで何が起きるか分からない魔法で効果は様々であるが言えることはあんまりいい効果は少ないということぐらいだ。
そうしてメタルキングが唱えたパルプンテが上空に光の大きな玉になりその玉がこちらに落ちてきたもしかしたらかなりの攻撃力があるのではないかと思い俺はリュカ君たちにダメージを与えないようにするためにジャンプをしてその光の玉の攻撃を受けることにした。
その光の玉を受けてみるとダメージはなかったが何か違和感を感じた。もしかしたら何かの状態変化をする奴だったのかと思いながらも今ならばもう一匹も倒せるかもしれないと思いでそのままメタルキングに向かって落ちて会心の一撃を与えてやった。
良し、これでリュカ君たちのレベルは一気に上がる。そうなればもしかしたらパパスが救われる未来が起きるかもしれないと内心喜んでいるとリュカ君たちが少し驚きながらこちらを見ていた。
何か凄いことでもしたのかなと考えてもしかしてメタル狩りのコツでも教えて欲しいのかなと思っているとリュカ君がお兄ちゃんがお姉ちゃんになったと言ってきた。
うん?とそれを聞いた俺は自分の体を触ってみると先ほどよりも体が柔らかい気がして更に胸が膨らんでいることに気がつき、凍っている水たまりで姿を確認してみるとそこには美少女と呼べる姿の女性が立っていた。
もしかして先ほどのパルプンテって性別を変える攻撃だったのと思いで変わり果てた自分の姿を見ていた。
これで本当のウマ娘になれた、これでレースに出て優勝をすれば好きなだけライブが出来るようになれるよやった・・・・ってここはドラクエの世界だ。
ライブなんてやっていないよ、レースなんてやっていないよ。どうせこうなったからにはどこかにウマ娘の世界に繋がっている旅の扉があることを祈るばかりだ。でもないと完全にやられ損なるから誰がジャミを女性化させて喜ぶ奴がいるだよ。
そもそもこの状態では弱体化するのではないか、と言うか下手にすればこの姿で見惚れて告白をしている奴が現れるのではないか。もし俺自身も知らなかったら告白と化するかもしれないから余計に心配だ。
そもそも男性用の防具が着ることができない、女性用と言っても意外に守備力があっても恥ずかしい格好の服が多いからな。もし旅の仲間にこんな美少女がいれば絶対に着させる自信がある。
守備力があるからとか能力が上がるとか言って言い訳をして下心で見つける自信がある。そう思うと頭が痛くなってきた。
いざ、女性になって見ると本当に嫌になる。今は良いけどいずれ誰かがしてきそうで嫌だなと思っていた。でも今はレベルが一気に上がったリュカ君たちを一度宿屋で休ませようと思いで一度、妖精の村に戻って休ませてから行動を開始しようとした。
俺は・・・いや、今は女性だから私と言うべきかな。とりあえず私はこんな姿をしたメタルキングがまだこの世界にもう一匹はいることを先ほどで証明されているから私は逃げたメタルキングを追撃してこの姿をどうにか治せることができないかと思いで探し出した。
しかし、探しても探しても見つからずに私は諦めて、まずは氷の館の攻略に専念しようと考えて落ち込みながら妖精の村に戻ってリュカ君たちを待っていた。服装も動きずらいので女性ものに着替えてから待っていた。
するとやはりみんな幼いのか言う通りに戻ってきてくれた。本当に子どもは純粋だよなと思いながら見ていた。でも成長をするとどうして黒くなってしまうのか・・・私も気がついたらどうしてここまで黒くなってしまったのだろうか。
昔は無邪気だったのに今では隙があれば踊りに誘う魔物に代わってしまった。非常に今思うと時間って残酷だよなと思っていた。
だから言いたいけどこれ以上残酷な結末が来ないように願いながら氷の館に進んだ。
氷の館についてからまず、苦労したのは氷で滑るところだが女性の体になったおかげで体自体が柔らかくなっているので氷の上で見事に踊りができていた。こうなると以外にも女性の体になったのも悪くないなと思っていた。
その上、なんでか周りの魔物たちがみんな私の踊りを見て見惚れていた、なるほどそんなに素晴らしい踊りなのかと思いで喜んで踊りを続けていると何か周りたちが仲間割れを始めていた。
急にどうしたのだと思いで見て見ていた、なんでこんなことになったのかと思いでとりあえず上の階に向かって行くとそこにはザイルと氷の女王が倒れていた。
やはり何か嫌な予感が当たったと思っているとそこには明らかにやばそうな感じを出している者たちがいた。そして呪われたゼシカもそこにいた。とても逃げたいけど逃げてはだめだからと思いでリュカ君たちに階段近くで待機してもらった。
一人でその場所に向かった、間違いなくリュカ君たちが向かえば殺されるのは火を見るより明らかだ。ならばまだ戦える私が行くしかないと覚悟を決めて向かった。
そうして明らかにラスボス感を出している者たちのところに向かって行くとその者たちが私の姿を見て一斉に話をしてきた。何を言うのか、もしかしてどこかの世界の魔王だったりしてそれらしい言葉をと思っていたら。
「・・・美しい、我が物にしたい」
「そこの小娘、我妻にならないか」
「これは私と同じぐらい美しいものがこの世に存在するとは」
「嘘・・・この小娘よりも可愛く、美しいだと」
・・・・すみません、驚きすぎて言葉が見つかりませんが一斉に何かと言ってきたのですが想像以上にモテていた。どうしよう・・・もしかしてうまく行けばと思いで少し恥ずかしいがこれはこの場から逃げるためだと思いで我慢をしながら
「あの・・・私のことをそこまで思ってくれるのはとても嬉しいですけど妻になれるのは一人だけなんです。どうにか決めてくれませんか」
自分なりに誘惑するようなポーズをとりながらお願いをすると四人とも我のだとか余のだとか言い争うを始めてから言葉では決着はつかないということでついに争いを始めた。
私からしたことですけど、初めて出会った女性に虜にさせられていい様に仲間割れをしているですけどこの者たち大丈夫ですか。
まずはこっそりとしながら必要なフルートを回収してザイルも危ないから捕まえてから静かに階段に戻って急いでこの場から離れようかと言って氷の館を後にした。
そうして氷の館からものすごい衝撃が起きていたが何も知らない。そう言えばサイスは援軍が来なかったけど何か向こうで起きたのかと少し心配をするのだった。
まあ、今は私が女性となってしまったことをどうにかしなければならないけどでもないと結婚なんて一生できないじゃないですか、嫌だー。
仮にするとしたら完全に誰に種付けされる未来しかないのですが・・・どうにか避けないと、未来のリュカ君ではジャミ兄さんと言っていたから大丈夫だよな・・・本当に大丈夫だよな。
誰か、大丈夫だと言ってくださいーー。
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動き始める影の手
その後はとりあえず妖精の村まで戻ってこれて一安心をしていた。まさか、魔王クラスがあんなに多く待ち構えているなんて想像ができないです。
今後もこんなことが増えるのかと思うと今まで以上に修行などをしないといけないかもしれない。踊りをさせてくれる余裕がなくなるかもしれない。
それはまだ良いけど最悪な場合はリュカ君たちが殺されてしまうという点が恐ろしいと考えている。もし主人公であるリュカ君が死んでしまうと天空の勇者が現れることもなくこの世界は・・・そう考えると怖いものを感じる。
ともかくこんなおかしなことが起きている裏には明らかにこの世界に存在するはずもない何者かがかかわっていることは間違いはない。その者を何とかする必要があるけどどうすれば良いのだ。
向こうはこちらの存在を知っているかもしれないがこちらは何も知らないのだ。相手の情報をどこから手に入れればいいのだ。
そうでもしないと安心して踊れないではないか、女性の体になって戻るのはかなり時間がかかりそうだから踊りに慣れさせるためにも練習をしたいのにそう考えながらも今後のことを考えているのだった。
でもとりあえずはことを終えたので妖精の村に戻ってきていた。これで後はリュカ君たちが戻っていけば妖精の世界編は終えると思ってみていると急にフローラが倒れたのである。
私はどうしたのと聞いて体を触ってみるとものすごい高熱を出していた。危ない何とかしないとと思い私はすぐに妖精女王に何か薬はないのと聞いてみたが妖精女王は黙り込んで何も言わなかった。それを見た私はすぐに
「なんでなのよ、この子はあなたたちのために頑張ったせいでこうなったのよ。何、それとも私が魔物だから教えられないと言うの、あなたたちは恩義と言う物はないの。魔物だって助けてもらった相手には攻撃をしないどころか助けようとするのに妖精であるあなたたちは見捨てると言うの。あなたたちがしようとしていることは魔物以下の行動なのよ」
久しぶりに真剣な顔をして妖精女王を睨んだ。するとここより北の妖精の森にありますと返事が来たけどそれ以上は何もしてくれないことは何となく理解したので私は高熱で苦しんでいるがすぐに現地で調達した薬を与えたいのでおんぶをさせてそのまま妖精の森に向かうことにしたのだった。
急いで走りながら私はフローラちゃんに対してごめんね、すぐに治してあげるから頑張ってねと励ましの言葉をかけながら病に効く薬の材料がある森に来ていた。この森には確かにとんでもないものが生えていた・・・間違いない、世界樹の葉だ。
これを使えばどんな病も治せると思いですぐに採取してからそれを飲みやすい様にお湯で沸かしてほかにも甘い果実などを組み合わせて飲みやすくさせてからフローラちゃんに飲ませてからしばらくはその場で休ませてあげたいと思い。
私は木の上に上りフローラちゃんを冷めないように包み込みながら休ませてあげた。これで一安心だなと思いながら優しく頭を撫でてあげて安心して眠りについたのだった。本当に小さいのによく頑張ったねと思いながら辺りを見て見るとどんどん雪が解けていき、枝につぼみが出て来て本当に冬が終わったのだなと思いながら見ていた。
妖精の世界に生えている桜みたいな木を見ていると故郷のことを思い出す。でも思い出してもあんまり良いことはなかった、会社がブラック・・・それは別にそんなに嫌なことではなかったけど嫌なことだったのは母親と一緒にあんまり暮らせなかったことかな。
私のお母さんは嫌いな男に無理やり襲われてできた私を嫌な顔をせずに一人で私を育ててくれて、大人になりこれから恩返しをしようとした時に役目が終えたように息を引き取った。これが私の最大の不幸だと今でも思っている、母親と一緒に暮らしたい。
当たり前の幸せを当たり前にしたい、私みたいな子はもう見たくないと思っている。だからリュカ君のことを気にしているだと思う。母親と一緒に暮らす幸せを与えたいから。私と同じ不幸を味わってほしくないから。
だから私は頑張っているだと思う、踊りも母親が好きでいつも遊んでくれる時に踊ってくれていた。だから私は踊りが好きなんだと思うな。こんな私を愛してくれた母親が好きだった踊りをすれば今でもどこかで見てくれていると信じているからだと思う。
そう感じながら私は冬が終えて青空が広がっている空を見上げるのであった・・・母さん、今日はとても踊り日和ですよ。そう思いながらしている私の足に水滴が落ちてくるのでだった。
別の世界でアパオシャは笑顔にして失敗をしてきた者たちに対してどうして失敗をしたのだと聞いていた。ほかの魔王たちは怯えながらそしてここでラプソーンが頭を下げて謝った。
「アパオシャ様、申し訳ありませんでした。ついつい、あれほど美人なものが現れて忘れておりました」
聞いたアパオシャはため息をついてラプソーンたちを深く見つめていた。それを見たラプソーンは確かあれは相手の記憶を見るときに使う行動だった気がすると思いで見ているとアパオシャは明らかな驚きの顔をしたのだった。
もしかして相手の美しさに驚いていると思っているとなるほどなと言って真剣な顔になっていた
「そうだ、お前にたちに話しておくことにしよう。この女はもしかして踊りなどが好きだったりはするかな。もし踊りなどが好きだった場合はこの者の正体が確信になるのだが」
それを聞いたほかの者たちがその者の正体は何でしょうかと聞いてみるとアパオシャは真剣な顔をして答えたのだ。それは最古の英雄にして勇者であったフェニックスの生まれ変わりかもしれないと。
聞いた者たちはすべてが凍るように表情が固まった。最古の英雄と人間たちに神々がそう呼んでいる英雄、フェニックス。かつてアパオシャの主である絶対悪アーリマンを倒した勇者で当時、アーリマンの幹部は十体ほどいたが逃げ足が速かったアパオシャのみが生き残れたほどに桁違いに強い勇者である。
しかし、その勇者も年齢と神々の権力に逆らうことなどしていろんな世界の英雄たちが集結して徹底的に滅ぼされたと思っていたがまさか、転生をしていたと思いもしなかった。
けれどこれが本当にフェニックスの生まれ変わりならば面白いことになりそうだ。それはこの勇者は我々だけではなくて神々も死んでほしいと思っている存在なのだ。
だから神々このことを知らせば勝手に向こうで始末をしてくれる。特にマスタードラゴンや神様は特に最古の勇者、フェニックスを嫌っているのですぐに殺しに向かうことだろう。
ほかの世界の東方や艦娘と呼ばれている存在も相当嫌っているのでもし転生しているとわかれば勝手に戦うことだろう。
つまりはこちらに都合がいい展開になっているということだ、もちろん勇者をかなり良く思っている存在もいるがそんなに多くはない。まあ、強者が揃ってはいるけど。
そんなことでかなりに厄介な者がいるのも事実であるが・・・まあ、問題はないだろう。なんせここからかなり遠い場所にいるのだからな、近くで言うならばあの男ぐらいかなと思っていた。
でも先にこちらが片がつけば何も問題はない、そう思い俺は行動を開始した。まずは部下たちにわざと神々やマスタードラゴンにわかるように最古の勇者が転生したと噂を広めてもらう所から始めよう。
そうすれば勝手に向こうで戦いをしてくれる、問題は確実にあの勇者を殺してくれるかどうかだ。何だか知らないが色気が向こうはかなりあるのか、同士討ちまでしてしまう始末。全く情けないとは言えたものだな。
このアパオシャが向かえばすぐに終えるかもしれないがむやみに動くのは良くないと考えている。動けばほかの者たちにもバレルからな。
それにしても人間と言う種族が地上の支配者になって良い気になるとは本当に許せないよな、あの勇者がいなければ今頃は地上は我のものになっていたのに。
昔はまだ未熟だったのに調子に乗っていたことは愚かだったとは認めるけど今はそうではない、未熟だったころの我ではない。そう未熟だった時に名乗っていた黒竜丸と言う名前を捨てて我は生まれ変わったのだ。
今度こそ地上を我が支配して神々を超える世界を創り出す、それを成し遂げて初めて我は神を超えるのだ。これからは地上は人間と言う種族の支配する時代を終えて魔族が支配する時代に代わるのだ。
それが確実に現実のものになりつつあるこの時を喜びながらも細心の注意をして更に計画を進めるのであった。
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崩壊の始まり
しばらくしてフローラちゃんが回復に向かい始めて来ていたので家に帰させようとした。また妖精の村に戻って頼みを聞いてくれるか分からない以上は自分の手で帰る必要があった。
そうなると迷いの森から現代に帰れる方法しかないなと思いで祠を探した、どこかにあるはずだと思いで探していると意外にも近くにそれらしい祠を発見に成功した。
これはありがたいと思いでフローラちゃんを静かに抱いてからその場所に向かって歩き出した、しばらくしてその場所に着いてみると旅の扉がありここから帰れそうだと思いでそこに入り使うのだった。
考えていた通りに迷いの森に出てこられたので後はルーラを使ってサラボナの町に飛ぶだけだと思いでルーラを使い、そのまま町に飛んだ。姿はそのまま変わりはないので特に変装は・・・耳と尻尾を隠せば良いのみとなっていた。
ついてみると町中が騒いでいた、どうやらフローラちゃんがいなくなったことで混乱が起きているのかなと思いで町の人に聞いてみた。するとそれもそうだが実はここから北にある封印の祠にあるツボが赤くなり今にも魔物が出てきそうということで非難の準備をしていた。
もしかしてそれって・・・ブオーンが復活しそうなの。確かブオーンってまだ先だったはずなのにどうして今なの、このままではこの町は・・・いや、この世界はそう考えていたがまずはこの子の親に会わせるべきだと思いで急いで屋敷の方に走り出した。
するとすでに主人であるルドマン以外はすでに避難をしていたみたいであった。それは封印をした子孫としてすでに逃げれない、一緒に逃げれば必ず追ってくると思いで一人でここで最後の時を待っていたのだ。
見つけたフローラちゃんを喜びながらも急いでここから逃げなさいと言って逃げるように言ってきたがフローラちゃんは泣きながらお父さんと一緒じゃないと嫌だと言ってルドマンから離れようとしなかった。
確かこの親子は本当の親子ではないのにここまでの家族愛ができる物なのかと思いながら見てなお、私が思うことはただかつての私を見ているようであった。離れたくないのに無理やり離されてしまったように見えていた。
今の私ならばこの残酷な運命を無くせるかもしれない、もちろん相手はドラクエシリーズでもかなりの強敵と言われている相手だが私はここで逃げ出したら一生後悔をする。
そんな後悔をしながら踊りなんて絶対に楽しめない、この先総一生続くぐらいならば私はここであの化け物と戦うほうが良いと覚悟を決めた。
そんな時に遠くから何か大きな音がしたのだするとその方向に見て見ると大きな何かがこちらに向かって歩き出していた。
あれがブオーンなのかと思いながら屋敷の屋根で待ち構えていた。どうやら己を封印した存在がどこにいるのかわかっているように一直線に向かってきた。そうしてとうとう山よりも巨大な魔物がこちらまで来たのであった。
その大きさを見て私は驚きながらも戦いの構えをしていた。するとブオーンがルドマンを見て
「我を封印をした一族の子孫め、今日こそは根絶やしにしてくれるわ、覚悟するがいい」
「わしのことはどうなっても良い、だがこの子たちは助けてやってくれ。この子たちは血の繋がりもない者たちなのだ」
こんな状況になっても我が身を捨ててでもフローラちゃんや私の命を助けようとしてくれる姿を見て私は私の父親があのような人であったらなと思いながら見ていたら
「それはありえないな、人間はすべて滅ぼすつもりだ。それが早いか遅いかだけだ、せっかくだ。一緒に殺してやる」
そう言って大きな手で一気に殺そうとして振り下ろしてきた。私はすぐに剣を抜いてブオーンの攻撃を受け止めた。
「私がそう簡単に二人を殺させると思っていたらかしら。残念ながらこう見えて実力はあるのよ、例えば・・・このように・・ね」
そう言いながら私は押し返したブオーンに追い打ちするために飛んで持っている剣でブオーンの顔面を斬りつけた。すると痛みで咆哮をしてきたがお構いなしで魔法なども発動して攻撃をした。
すると怒りの表情を表しながら私に対して話してきた。
「貴様はもしかして伝説の勇者なのか、我をここまで追い込むなど・・・それしか考えられない」
それを聞いて私はそんなものではないからどちらかと言うと私は魔王軍側だしでもそれを言うのは流石にまずいから・・・想いのままの立場を言うしかないなと思った。正体は言わずにただどうしてここにいるのか、どうして戦いをしているのかをと思いで話をした。
「残念ながら私は世界を救う勇者様ではないわ、ただ子供たちの未来を生かしてあげたいそしてこの親子の幸せを守ってあげたいと思っている、どこにでもいるただのお姉ちゃんよ!」
そう言い終えると私は再びブオーンに向かって突撃を始めるのだった、それを迎え撃ちブオーンと踊りをする暇すらもない激闘が今、始まりを迎えるのだった。
この戦いの勝敗はまだ誰も知る由はなかったが・・・戦いに勝つにせよ、負けるにせよ。すでにジャミの運命の歯車はすでに乱れようとしていた。
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真面目にこのボスは強いよね!
気楽にゆっくりと投稿しますのでよろしくお願いします!
まさか、自分がブオーンと戦う事になるとは思いもしなかったけどここでフローラちゃんが居なくなるのはなんとしても避けたかった。
推しのヒロインが死んでは楽しく踊ることも出来はしない。たとえ相手がブオーンでも負けてたまるか、こちらだって伊達にはぐれメタルを倒してきたわけではないぞ。
ただの踊り子だと思わない事ねと思いながら戦いをした。相手は巨大な体をしているから馬らしくスピードで翻弄しながら戦いをしている。
だが動きを止めたらあの巨大な体の攻撃を防ぎることは難しいと考えている。だから動きながらでもできる上に強力な攻撃はあれしかないと考えた自分は行動に移したのであった。
それは剣の舞と言う特技で踊りながら出来るじゃないかと思って習得していたのだ。そのお陰で戦いは有利に進められていた。でも出来る事ならば本格的に踊れる誘う踊りをしたかったのが本音だけどね。
避けて攻撃、避けて攻撃を繰り返して徐々に追い詰めていった。ブオーンも何とか攻撃を当てようとしてきたがスピードには自信があるですよね。
だってジャミですから、それにここまで来るまで私は毎日の様にはぐれメタルを狩り続けたのよ。貴方ぐらいの速さで当たるわけないじゃない。もっと修行をして来るべきだったわね、いやそれで来たら本当に困るだけど。グランバニアの洞窟で同じ様に修行してきたら確実に負けるけどね。
そんな事をしているうちに着実にブオーンの体力を削って相手もこのままだと負けると考えたのか攻撃対象を私ではなくフローラちゃんに定めて攻撃をしようと大きな手を振り下ろした。
私はまずいと思いすぐにフローラちゃんの前に現れて持っている剣で受け止めたが巨体から繰り出される攻撃は大きく手を震えて押されつつだった。
「フローラちゃん、今すぐに逃げてお姉ちゃんも頑張っているけど・・・押されているんだよね、逃げてくれると助かるのだけど。お姉ちゃんのお願いを聞いてくれるかな」
そう言うとフローラちゃんたちは邪魔にならない場所に逃げ出した。良し、後は自分が頑張ればと思っていたがこのままだと踏み潰される運命しかない。さすがの巨体と言うしかない。
頑張って力を入れているけどやばい、でも私はまだまだやりたい事があるのよ。大きな舞台で踊るという目的を果たすまで集死ぬわけには行かないのよ。貴方のために終わってたまりますかと思っていた時に空が暗くなりなんだと思っていた時に空から信じられない物を目のあたりをした。
それは威力まではわからないから正確には違うかもしれないけどあれはギガデインまたはライデイン、あれは勇者しか使えない魔法だったはず。いや、魔界ならば使える魔物がいたような気がするけど少なくても人間界にはいなかったはず。
誰が発動をしたのかと思って周りを見渡しても誰もおらずブオーンも誰が攻撃したのかと探していた。お互いに驚いて戦いなど僅かだが止まるほど衝撃だった。
もしかして私が発動したのかとあり得ないと思いながらももしかして発動できるのではないかと思って私は一か八かで剣を空に突き刺して言葉を出したのであった。発動できなかったらどうやってこの場を切り抜けようと思いながら行動に移した。
「天よ、今こそ邪悪な魔物を討つ力を与えよ、ギガデイン!」
そう叫ぶと私の剣に巨大な雷が落ちてきて剣と雷が融合したように感じた。初めてなはずなのに体はまるで覚えている様に構えた。いやいや、私はジャミなんですけど魔物なんですけど勇者でも人間でも主人公でもないですけど。
ブオーンはあり得ないと言ってこちらを見つめていた。私もあり得ないと思っているから安心してと言った、だって魔物の私が使えるはずもないデイン系を使えるだからね。
魔界にはいた気がするけど思い出せない。裏ダンジョンで仲間にした覚えがあるのに思い出せない。人間みたいな形をしている魔物だったはずなんだけど、どうしても思い出せない!
なんでと思って考えたいけど今は目の前の脅威を倒してから考えましょうと思ってドラクエで有名なあの技を発動してみようとした。一度は誰もが使ってみたいと思っているはずのあの技を!
「ギガスラッシュー!」
そう叫ぶと黄色の閃光がブオーンに向かって解き放たれた。その攻撃に当たるとブオーンはあれ程の巨体をしているのに吹き飛ばされてこの技を出した私自身も驚いてみていた。
と言うか出来てしまったですけど私は魔物、しかも魔王軍の幹部なのに勇者の技を使えてしまったですけど色々と大丈夫ですか。まあ、一言で言うならばとてもカッコイイと言うことだけです。
それと天空の血なんて絶対に入っていないのに使えてしまった。これをゲマに見られたら絶対に厄介なことになる、どうやって誤魔化そうかなと考えていた。とりあえずは魔界にいる魔族から教わりましたと誤魔化すことにした。それで通用する相手には思えないけどね。
流石に先程の一撃でブオーンは倒れたみたいで良かった。レベル上げを頑張ったかいがあると言うものだ。とりあえずこの街の危機は無くなったからそろそろいなくならないと街の人たちに恐怖を与えてしまうからね。
そう考えた、私はこの街を離れる前にフローラちゃんのところに向かったそこでは私の勝ちを信じて待っていてくれていただろうなとなんとなく理解をした。
私は笑みを出してフローラちゃんに対して話をした、この街の危機はなくなったという報告を。
「フローラちゃん、怖い魔物はお姉ちゃんが退治したからもう安心だよ」
そう言うとフローラちゃんは嬉しそうにこちらを見ているのだった。でもこのままだと街の人たち全てに私が魔物だということが分かってしまうから早いところ立ち去らないと感じた私はフローラちゃんに声をかけた。
「フローラちゃん、ここでお別れだね。お母さんにお父さんを大切にするだよ、それとお姉ちゃんはこの鍵は要らないからフローラちゃんにあげるね」
私が渡したのは間違いなく最後のカギであり私が持つのはおかしいかなと考えてフローラちゃんに渡すことにした。これで魔界に行くために必要になるからゲーム的に考えたらこれでフローラを選ぶはずなんだけどな。
とりあえずこれ以上ここにいると色々と面倒なことになるから立ち去ろうとそうして私は立ち去る前にフローラちゃんを優しく抱きしめて家族を大切にするだよと言い残してその場から立ち去った。
そうしてとりあえず何事もなく拠点に戻ってくると部下からゲマ様が呼んでいたと言われたのである。まさか、踊りをやりすぎて怒られるのかな。
一応、仕事はしているだけどなと思いながらゲマが待っている場所に辿り着いてみるとそこでゲマはいつも通りにしていると思っていたら急に真剣な声で私に対して話をしてきた。
「先程、部下の魔物から報告がありましたけど本来ならば勇者しか使えない技を使えたらしいではありませんか、ジャミ」
早ーーーー、もう早速言われたですけどどうしよう。と言うか女性になってしまった事も報告したほうが良いよなと思いで報告をした。
「ゲマ様、実は報告したいことがありまして。この前にメタルキングのパルプンテを受けてしまった影響で女性になってしまっているのです」
そう伝えてから私は顔を隠していた帽子を脱いで素顔を見せた。するとゲマはなるほどなるほど面白い事になっていますねと言ってきた。
食らった私は全然、面白くはないですけど。それにしても私の顔を見て平然なのですかと聞いてみると別に気にしませんよ。
私の為に尽くしてくれるのであればどのような格好になろうとも構いませんから。まあ、その美貌で使えそうな事はあるかもしれないですけどと言ってきた。
流石、ゲマだなと改めてそう感じた。良くも悪くも、それで話が逸れたかなと思っていたら急に最初の話に戻してきたのである。
いやいや、今の流れは他の話になる展開じゃないの。どうしようと思ったがここは素直に話して上手く怒らせないようにするしかないと考えて話をした。
「それは余りにも夢中すぎてそこまで覚えてはいないのですが使えたと言えるか分かりませんが確かにデイン系、魔法と剣を融合させて攻撃はしましたがあれが勇者の技なのかは分かりません」
そう伝えてゲマの方を見ていると向こうもこちらを見て反応を見ているのか見つめていた、見極めようとしていることは理解した。
するとゲマは分かりました、貴方が勇者の技を使えたかは分かりませんがそれに近い力を持っていることは確かです。今後とも私の為に尽くしてくれるのであれば特に追求はしないでおきましょうと言ってくれた。
私は本当ですか、ありがとうございますと言って頭を下げてお礼を言った。その代わりに別の世界が見つけたからそこの偵察、出来そうならば征服する手伝いをしなさいと言われたので私はゲマの後についていくのであった。
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新たな拠点・・・・何も無いですけど!
皆様の踊り(お気に入りまたは評価)が主人公と作者の力になります!どうかよろしくお願いします!
ゲマが新しい世界の扉を見つけたと言うから行ってみるとそこはサンタローズの洞窟の奥にあるやつで私もどんなドラクエの世界なのかわかっていない世界だ。
ゲマはこちらでも侵略の手を差し伸べようとしていたけど私は多くの前線を抱えたまま戦いをすれば必ず負けるような気がするだけど。
それは歴史が証明しているから本当に第二次世界大戦のドイツみたいな事になってきたちゃった。ゲマ、そろそろ何処かの世界征服したほうがよろしいですよ。
こちらは幹部と呼べる人数は少ないし組織のトップも動かないから、本当にこの組織大丈夫と考えていたらここでゲマがとんでもない事を発言をした。
「そうです、この世界の侵略軍の総大将は貴方にさせて任せますから頑張って下さい、期待をしておりますよ、ジャミ」
・・・・嘘ーーー!!私が総大将!?いやいや分からない世界のドラクエで戦えと言っても出来ませんよと本当は言いたい。情報を何でも良いから下さい、真面目にお願いします。
でも従うしかないので素直に従うことにした、その理由は断っても良いですよ、その時は主に貴方を妻に迎えたらどうですかと推薦するだけですからと脅迫された。
流石、ゲマと思った。とりあえずはどんな世界かを偵察しようと考えていたけどそう言えばもう一つの世界はどうなるの、それにドラクエ8の世界はと思っていた時にゲマから説明が入った。
「実はもう一つの扉も見つけたのですよ、そちらの方にはゴンズに向かってもらいました。もちろん、あなたの配下が多く滞在しているみたいなので向かっても構いませんよ。一人では大変だと思いますから」
そちらの方もバレていた!だってそちらはなかなかやばい状況ですよ。ゴンズと部下達だけでは荷が重いですよ、急いで助けに向かわないとでも今は向かう世界の確認も必要だなと考えた私はとりあえずは拠点に理想な場所を探しますと伝えた。
そうですかとゲマが実はなかなか良い所があるのですよと言ってきたのである。少しばかり怪しいがもしかしたら本当に良い場所なのかもしれないと考えた私はその場所に向かってみますと言った。
すると良い心構えですよと言われた、なんか余計に怪しくなった気がすると思って難しい顔をしていたらその後にゲマが言った事は意外なものであった。
「それと征服は別にゆっくりとやっても構いませんよ。貴方が好きな踊りを満喫するまで踊り終えてからでも構いませんから。好きな様に頑張って下さい」
それは本当ですか、好きなだけ踊っても良いのですか!いやー、流石ゲマ様ですね、部下に自由をくれるなんて本当にありがとうございます。
先程まで怪しんでいたのにこの掌返しである、この女は踊りを好きなだけ踊れるだけで気分は最高にはい!と言うやつになる。
良しそれならば踊りを好きなだけしてから頑張ろうかなと思って私は旅の扉に入った。流石に一人では寂しいからペット代わりに仲間にしていたドラゴンキッズと共に向かうことにした。
このドラゴンキッズはラインハットの周辺を探索していた時に仲間にした魔物で配下というよりペットとして可愛く連れている魔物である。
すると移動をする前にゲマが事前に拠点になりそうな場所の地図やその世界の地図を手に入れたみたいで渡してくれた。
本当に何でもかんでもやってくれるから真面目に怖いですけど、何か良からぬことを企んでいますか。ほんとうにこの者は考えがわからないと思って旅の扉に入って移動をしたのであった。
一人残ったゲマは少し独り言を言うのであった。
「これで向こうの世界にも拠点を作り、地盤さえ出来れば後は好きなようにできますからね。そうしていずれはミルドラース・・・いや、真の主の物になりますからね」
「ふーん、相変わらず元気そうではないか、事は進んだいるみたいだなゲマ」
ゲマの背後から現れたのは闇の衣を纏っている、何者かが姿を現してゲマに話しかけた。するとゲマはニッコリとしながら返事を返した。
「これはこれは先生ではないですか、こんな所でもてなしも出来なくて申し訳ありません。しかし、作戦は順調に進んでいます」
「それは良かったよ、そちらも頑張っているみたいでさ。それと例のあの者はその先の世界にでも向かわせたのか。中々、良い判断だ。強敵はいなくなり今、送り込んだのがあの世界で最強になるだろうからな」
闇の衣を纏っている人物はそう楽しそうに話していた。するとゲマがそう言えば邪神と呼ばれている存在を相手になりましたかと尋ねてみると全然と言って話を続けた。
「邪神と呼ばれているぐらいだからどれだけ強いかと試したけどあれは雑魚だ。話にならん、本物の邪神と名乗りたいのであればこの辺の世界をすべて支配してから言え。真面目にがっかりだよ」
ゲマは不気味に笑いながら先生に勝てるほうが少ないのではないでしょかと言ってきた。すると闇の衣を纏っている人物は親友には勝てないけどと笑いながら言った。
「当たり前ですよ、本当の主は誰にも勝てないですからね。そう、偉大なるあの御方には誰一人勝てないですよ」
「ゲマ、夢をぶち壊すことになるけど勝てる相手はいるよ、親友の妻!この前、口を聞いてあげないからと言われて泣きながら土下座をしていた、あの姿は本当に面白かったよ。まぁ、それを見ていた者たちは俺も含めてその後に親友によって地獄を見せられたけどな」
それはそれは見なくて良かったですよとゲマは返した。闇の衣を纏っている男もまぁな、あの後はもれなく岩盤行きになってしまったから。初めて、何処かの戦闘民族の王子の気持ちが理解したような気がしたと言っていた。
それと男はどう、宗教で世界征服する計画は今の所は順調に成果を出しつつありこれで今までにない世界征服することができると言った。
そしてこの旅の扉の先にある世界もジャミによって征服できると確信していた。ジャミは魔物から見ても魔族から見てもましては人間から見ても優しすぎるとゲマがかつて言って使えるのかと心配になっていた。
しかし、この男はこのジャミと言うやつは使えるなと話した。理由はジャミは優しすぎる性格であるがそれが強みでもある、この優しさは人の心を支配できる力を持っている。
人間や光の者たちは闇を恐れそしてかつての闇を支配していた者たちも無理矢理、滅ぼすもしくは従わせているから光の者たちや人間は反抗してくるのだ。
だが、もしも無理矢理ではなくて心から従わせたならばこれ以上もない最高な展開になる。心から従わせたら強力な部下にもできる上に敵も少なくなる。
素晴らしいと言えるだろう、そしてあのジャミにはそれができる才能があるからこそあの世界に送り込んだのだ。
あの世界には優秀な人材が眠っている、それらを上手く支配するために征服は遅くても良いとゲマと男はそう結論を出した。
それは優秀な人材が孤児みたいになる事が予想される、あのジャミはそれを見ていないフリは出来ないだろうから育てるだろう。それも優しく実の子供のように育てるのは今からでも分かる。
男は楽しみだなと言って帰ろうとした時にゲマがそう言えばあのジャミの変化をもたらしたのは先生の配下であるメタルキングがやったのではないですかと尋ねてみるとそうかも知れないなと返事をした。
男は別に俺は部下に性格と見た目を同じにして来いと伝えただけだよ。だから山月記と呼ばれる作品と同じ事をしただけだ。
作品の中では性格が虎みたいだから虎になった。ジャミも性格が良すぎるからあの様な絶世の美女になっただけだと返事をしてその場から消えていった。
その頃、到着をした、ジャミとペットのドラゴンキッズは辺りを見渡してから叫ぶのであった。
「ここって無人島なのですけど、人工物が全くなくて困るぐらいなんですけどーーどうすれば良いのですか。教えて下さいーゲマー」
拠点になりそうな場所が二箇所もあってウキウキしていたのに両方、無人島だったですけど。ついでに今いるのがメダチャット地方の西の島と呼ばれている場所にいます。
そしてもう一つがここから南にある孤島で人工物が全くなくて寝る場所も確保できないどうしようと悩んだ時は踊るに限る。
踊りはすべてのストレスを無くしてくれる。私は連れてきたドラゴンキッズと一緒に踊って、疲れるまで踊って満足してその場に転がるのであったが自然の香りに海の香りに波の音、意外も悪くない場所かもと思いながら星空を眺めながら眠りにつくのであった。
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まずは生活する為の場所に食料を!
翌朝、朝の寒さで目を覚まして改めて私の置かれている状況を理解していた。まずは家とかを作らないと風邪を引くと、感じた私は少しばかり小さい小屋でも作ろうと木を集め始めた。
こうして木を集めるのはマインクラフトやARKのゲームをやる以来だなと感じながら集めていた。こう見えて孤島から始めるのは意外と好きだったからこんな絶望的かもしれない状況も好きである。
もしかしてゲマはそれも見通してこんな状況を作ったのかなだとすればかなりの策士だけど・・・やりそうだなと思いながら木材を集めていた。ドラゴンキッズは海で魚など獲ってきてくれていた。
流石と思いながら獲ってきた魚を私のメラで焼いていきそれからそのままでも美味しいかもしれないけど、私は海の水を汲んでから鍋みたいな物が落ちていたのでそれで洗ってから海水を入れてまたメラで加熱されて塩を作っていた。
それとこの島は小さいから何とか飲水を確保もしておかないとこれだけ小さいと地面を掘っても海水みたいにしょっぱいかもしれないから岩などを利用して飲水を作るしかない。
色々と大変だなと思いながら改めて周りを見ても飲水の確保が最大の課題かと思って見ていた時に私は昔のことを思い出していた。
それは海水浄水法と言うやつがあった、昔にテレビで見たことがある方法は大きなため池みたいな物を作ってからそこにビニールシートを引いてから海水を流し込むそして真ん中に大きなバケツみたいなものを置いてそしてまたビニールシートを被せるそしてバケツに集まるように石でも置けば完成・・・ってビニールシートはこの世界に無いですけど。
せっかくここまで思い出したのにビニールシートが無ければ意味がないじゃんと思っていた時になにか代用品は無いだろうかと考え始めた。
と言うか本当に何も無い、そもそもメダルチャット地方って何かしらの物はないの?小さなメダルとか少しはあっても良いよね。まあ、そんなものがあっても使い道は無いけど、ドラクエらしく少しは宝箱とか・・・決めた。
私、ここを発展させて絶対に強力な武器など置いてみせる!魔法の鍵や最後の鍵ではないと入れない場所を作ってはやぶさの剣など置いて価値がある場所にさせてみせるから覚悟しておきなさいよ、今は価値もない島!
ゲームで絶対に行きたいと思わせる島にしてみせるから・・・でも今は生きるために色々と頑張らないととりあえずこの島とあと南にある島を開拓する。
当分の目標ができた、後はどのように発展をさせるかだけど何処から人を集めてこようか。集めやすい場所は・・・どこにあるのかなと考えながら私は生活に必要な基盤を作っていた。
そうして最低限の小屋に水を確保出来たからとりあえず一安心と言うべきかな。それで思い出したのだけどリーザス村は大丈夫だろうか。
ゴンズが向かったと言っても相手はラスボスの中では弱いと言われているラプソーンだけど相手が違いすぎる。ゴンズは魔法が使えない以上は勝てる見込みは薄い、その上で戦力差もかなりあるのだ。余程の奇策でもしない限りは勝ち目はない。
そしてそのような奇策をゴンズが出来るとは思えないので私は出来たての小屋にドラゴンキッズを残してすぐに移動を始めた。
本当に踊っている暇がないのですけど!怒りますよ、最後に踊ったのは・・・昨日でした。それでも夢に見た理想の踊りには遠いですよ。
多くの人と共に踊りそしてそれ以上の人に見られながら踊りをしたいのにそんな事がいつになったら出来ることやら・・・でも今はそんなことを言っても仕方がない、リーザス村の事が心配だ。
その様に考えながら走り続けて思う事は唯一であった、これって・・・・ウマ娘の世界ならば絶対に私は長距離Aぐらいは有るよね。有馬記念と天皇賞春、菊花賞は頑張れば取れそうだよね。
もしウマ娘の世界ならばなと思いを抱きながら私は元の世界に戻ってきてすぐにドラクエ8の世界に繋がる旅の扉に入りすぐに向かった。
頼むから無事で居てくれと祈りながら私はドラクエ8の世界の辿り着くと私は信じられない光景を目のあたりをした。
暗黒神ラプソーンが完全に復活をしているんですけどしかもかなり近くにいて驚きを隠せないでいた。ど、どうしようあの闇の結界を破壊をしないと全然ダメージが入らなかったはず、勝ち目なんてないじゃない。
私は魔物だからそんな手段なんて無いからどうしようと考えていた時にこちらに気が付いたのかラプソーンが向かってきたのだ。いやいや、でか過ぎですからブオーンも大概でしたけどこれもやばいですよと思っていた時にラプソーンが私に対して話し出した。
「お前はジャミ!くそ、お前だけだったら捕まえて我の女にさせたかったが・・・タイミングが悪すぎるでは無いか。あの者がいなければお前を我だけのものに・・・糞!」
相変わらずにこの見た目のせいで求愛され続けています。いい加減に私は元々男だからと言うべきだろうけど今はそんなことを言っている暇はなさそうだなと思っていた時にラプソーンの横から巨大な斬撃だろう衝撃波が現れてラプソーンに当たり大きくその体を揺らしていた。
しかも揺らしただけではなくてしっかりとダメージを与えていた。それも闇の結界を張っている状態で与えたのだ、誰ですか。余りにもぶっ壊れ過ぎてびっくりしていた。
しかし、何処を探してもそれらしい人物は見つからない。一体、どこに居るのかと探していたらラプソーンが私に対してとりあえずそこで待っておけと言われたけどそんな事をするわけないじゃない。
だってリーザス村の人たちがどうなってしまったのか、そしてゼシカの身はと考えていた。だって彼女が亡くなったら誰が私にハッスルダンスを教えてくれるのですか!
絶対に助けてみせるからハッスルダンスを教えてもらう為にでもその為にはゼシカの安否が気になる、ここは仕方が無いけど女性の身になっているから出来る方法をやろう。
方法はお色気作戦である、ここまで惚れているならば効果があるかもしれないと考えて色気を増す為に巨大樹にある小さな池にある水を体に濡れさせた。服が濡れて少し透明になり更に体のラインで色気を出せるかなと思って濡れました。
「あの・・・申し訳ありませんがゼシカやリーザス村はどうなっていますでしょうか。教えてその上でその場所の近くに連れて行ってくれたら嬉しいな」
出来る限りに甘える様にお願いをしてみた、流石にラスボスだから効かないかなと思っていたその時だった。ラプソーンは物凄い勢いでこちらに顔を向けて来たので構えないと感じたのに返事は・・・。
「勿論だよ、ジャミちゃん。さあ、我の腕に乗っかるが良い」
私がやったから言うのも何だけどあっさり許して良いのラプソーン、一応だけどラスボスだよね。先程まで敵同士だったのにそんな事をしても良いの?!
まあ、こちらは助かるから特に言うつもりは無いけど。それで私はラプソーンに乗せて貰ってリーザス村に向かった。先程の斬撃も私を乗せたら来なくなりとりあえず安心してリーザス村まで向かった。
リーザス村の近くに到着したのでひとまず連れてきてくれたのでお礼を言ってからラプソーンから飛び降りた、その瞬間であった。まるでそれを待っていたかのように先程の斬撃が現れたのである。
それも先程は一撃しかなかったが今回は一撃だけではない、少なくても十回位の斬撃が目で撮られることができた。その余りにも早い斬撃にラプソーンは必死に瞑想をして回復させようとしたがそれ以上にダメージが大きいのだろう。
傷が増えてゆき倒れそうになっていた、私は本来ならば助けるべきではない事は分かっているが・・・この斬撃を放っているものが次の標的は私かもしれない。だから助けよう、囮のためだと言い聞かせてラプソーンに迫って来ている斬撃の一つに私の攻撃で防ごうとメラガイアーを2つ同時に発動して投げ飛ばした。
これで一つぐらいは防げるはずと思っていたその瞬間、消えていると思っていた斬撃が目の前に現れてすぐに反応して持っていたドラゴンキラーをすぐに抜いて防ごうとした・・・だが、ドラゴンキラーは粉々に砕けて私に斬撃が当たった。
威力はメラガイアーに私の武器で威力は衰えている筈なのに半分以上の体力を持っていかれた。こんな事があるの、はぐれメタルなど倒して強くなる様に一年ぐらいは修行したのに・・・何者かにここまで言いようにされるなんて・・・世界は広いな。
そう思いながら私は誰かが迫りくるのを感じながら意識を失うのであった。
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戦後処理とサイスの才
私が意識から回復するとそこには顔面ドアップで心配そうに見ていたゴンズが目に写った、驚いて声を上げてしまった。
するとゴンズがそんなに驚かなくても良くないかと言ってきた。その上で気を失っている自分をここまで連れてきてくれたのはゴンズらしい。すると私は失礼な事をしたと感じて謝罪をした。
「せっかく助けてくれたのに失礼な事をしました、ごめんなさい。お詫びに今度、踊りますので許してください」
「別に気にするな、こちらも近づいていたことも確かだし・・・と言うかお前はいつも踊っているだろう。お前についていけば勝手に踊りが見られるからお詫びにならないだろ」
確かにそうかもと感じてならば何が欲しいですかと聞いてみるとゴンズはこおりのやいばが欲しいと言ってきた。現実主義過ぎませんか!
いくらドラクエ5で一番ダメージを与える事ができる武器だけどお金で買えることができる武器だけどそれで良いのですかと思っていた。
でも助けてくれたから後で魔界に行ったら人間の街に向かって買い物をしようと決めた。それはともかく今は気になることがあったことを思い出してゴンズに問い掛けた。
「そうだ、状況はどうなっていますか。ゴンズが分かる所までで良いので教えてくれませんか」
そうお願いするとゴンズは答えてくれたのであった。ゴンズがこの世界に来てまず物凄い衝撃波みたいなものが繰り広げられていたのですぐに身を隠したらしい。
ちょっと待って下さい、ゴンズ!ゲマの幹部ですよね、一応ですけど数年前まで双璧としてやっていましたよね。それが危ないからと言って隠れていたなんてそれで良いのですかと思っていた。
でも私も全然人のことが言える立場ではないけど、それでも一応は戦おう、戦って勝てそうもなかったなら逃げても仕方がないと思うけど。
でも逃げたい気持ちは分かるけどあの強さではしかもゴンズの話だと正体も見えなかったということらしいので敵は未だに分からない状態な訳だ。
この近くにいる可能性もある、それなのに助けてくれた事だけは嬉しいかなと思っていた。それとリーザス村はどうなったと聞くとゴンズはお前の部下のおかげで無事だと言っていた。
それを聞いてホッとした、するとゴンズがどうしてそこまで人間を守ろうとするのかが理解出来なかったらしいので私にその真意を尋ねてきた。
私は素直にハッスルダンスをあの村の出身のゼシカという女性から教えてもらう為に恩を作っておけば教えてくれると考えてから必死になって守っていたと返答するとゴンズは笑いながら返してきた。
「なるほどな、それを聞いて納得した。確かにお前ならばする行動だったな、俺の考えが足りなかったな」
でしょと言ってから私はゼシカや村が無事ならばそちらに向おう、更にゴンズに対してお願いをした。ここはゴンズが統治する事になるだろうからそこからリーザス村の人々だけでも貰っても構わないかとお願いをした。
しかし、そう簡単に承諾はできないとゴンズが言ってきたので私は笑みを出しながらゴンズに伝えた。
「そうですか、分かりました。いきなり無理なことを言ってすみませんでした。この事はしっかりとゲマ様に報告しますね。ゴンズはうまく隠れて勇者と暗黒神が相打ちまで待ってから世界を取りましたと間違いないように伝えますね」
そう言ってから立ち去ろうとしたらゴンズがいきなりものすごい速さで近づいてきて、分かった俺たちは昔からの友だもんな、それぐらいはやるよだから俺が暗黒神と勇者を倒したと報告してくれと泣きながら言ってきた。
あまりにも情けない姿で少しばかり唖然としていたけど譲ってくれるという事ならばこちらも少しばかり嘘を言っても助けてあげることにしますかと言って交渉は成立した。
そう言えば私が女性になったことを伝えていないからもしかして攻撃をしてくるのかなと思いながら踊りをしてリーザス村に向かった。
まさかの踊りのおかげで私がジャミと言う事が信用されて通してくれた。すみませんが踊りが好きだからと言ってジャミとは限りませんからねと思いながら幹部たちと合流した。
「久しぶりね、シュプルにサイス!良く、私が戻ってくるまでリーザス村を守ってくれた」
するとサイスがはい、目的の場所に向かってもいなかったので仕方がなく戻ってきてシュプルとともにリーザス村の守備についていました。と言うか大将が女性になっていますよと言われた。
ですよね、分かるよ。私も女性になった時は本当にびっくりとしたからね。とりあえずサイスは急に襲ってくることはしなかったけど顔が真っ赤になっていた。
そこまで魅力的なのかなと思っていたら急にシュプルがこちらに向かって飛びついてきた。なんだと思って構えていたらシュプルが息を荒くして話してきた。
「ジャミ様!なんと美しく可愛げな姿になってこのシュプルは感激です。それで今までの褒美として一緒に温泉でも行きませんか。もしかしたらジャミ様は気がついていないかもしれませんが自分は女ですから安心して下さい。そんな変なことは・・・するかもしれませんが今までの褒美として大目に見てください。それとこちらにある服もぜひとも着てみてください」
待て待て待て、落ち着いてシュプル。完全に目が極上の獲物を捉えている目になっているから落ち着いて、本当に怖いからしかもその服って踊り子の服じゃないですか。完全に下心が丸出しでしょう。
それとシュプル、貴方は女性だったの本当に今知ったですけど。それにしては男よりもかなり積極的な気がするけど・・・ま、まさかと思っているとそれに応えてくれるかのように回答がきた。
「そうでした、あまりにも女性なのに女ばかりこうして襲っているせいなのか百合騎士とも呼ばれておりますけど・・・それは今は置いといてまさか、大将がここまで可愛く美しくなるなんて・・・この軍に仕えて本当に良かったです。食べても良いですか、よろしければ今後の給料はいりませんから」
・・・やばい、完全に捕食する眼だ!息を荒くしてこちらの服を脱がそうとして来たので私は力一杯に投げ飛ばした。するとシュプルは飛ばされながらありがとうございますと言って山を超えて海まで飛ばされて当分の間は帰って来てほしくないなと落ち込みながらそう考えた。
そして悲報、この軍での一番の常識だったと思っていた幹部は実は一番頭がおかしかった。サイス!あとはお前だけが頼りだ、最後の砦として頑張ってくれと心の中でそう叫んだ。
それはともかくリーザス村の被害は建物などの損害は大きいがサイスと百合騎士・・・ではなくてシュプルの二人の采配で死人は出ていなかった。
二人とも本当に素晴らしい成果だと素直に褒めて上げたかったけど今はサイスしかいないけど感謝は伝えた。さて、ここからが本番だと思って私は助け出した村人たちに交渉を始めようとした。
するとサイスが交渉でしたら自分がやっておきましたと報告された、私ははい?と頭をかしげているとサイスが説明をしてくれた。
説明によるとサイスが私がいない間に既に村人たちと交渉して村人たちは既に廃村に近い状態から建て直すならばサイスの上司の元に移住をしてみませんかと提案を出しらしい。
そしてサイスたちからも支援をしてくれるのであれば受け入れますと返答を頂き、そうなれば村の修理は必要はないと判断して木材の調達や負傷者の手当などして待っていたというのだ。
・・・サイス、あなたが指揮官になってください。物凄く優秀ではないですか、私がいない間にここまでできるものなのですかと驚きを隠せないでいた。
その上で部下の魔物たちから更に信じられないコタも聞いたのである。それは間違いなく十倍以上の相手に5日間、サイスの指揮のもとで戦って防衛を成功したというのだ。
その内容がまず村を囲むように柵を設置してからそれらを存分に濡らしてからサイスのヒャダルコで凍らせて仮の城壁を作りその上で村の入り口には何も設置はしなくて防衛をしていた。
なんで村の入り口にも柵を設置しなかったとサイスに尋ねてみると理由があった。そこならば簡単に突破が出来ると相手に思わせる為ですとそれはそうだ氷の城壁がなければ簡単だわと思っていた。
するとサイスがだからこそそこばかりから入ってこようとする、ですが分かっているかもしれませんが村の入り口は多くて6体ぐらいが限界です。そしてこちらは待ち構えるように兵を集中させて勝ちました。こちらは十人以上で入ってくる相手を一斉に攻撃が出来ます。
この場所、局地戦だけですけど兵力が逆転になるのです。ですからここを必死に交代で守って防ぎました。もちろん飛んでくる敵もいると考えて村から布を集めて濡らしたあとに村をかぶせるようにしてヒャド系の魔法で村をかぶせて、全体を大きな家となりそれで村人たちには地面で掘った場所に避難をさせました。
結果的に人々は助ける事ができましたが想像以上の攻撃で上空の氷は破壊されて建物は破損しましたと報告された。一言、伝えても良いですか・・・天才か何かですか。
サイス!本当に幹部に推薦しなくても良いのと思えるぐらいに優秀な指揮官だった。でも本人からこれを功績と思ってくれるのでしたら村人の安全と自分を門番や伝令役にさせてくださいとお願いされた。
ともかく今は村人を移民させる準備と助け出したゼシカの様子でも見ておこうと考えて行動に移し始めるのだった。
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ゼシカの様子と今後の会議
それから村人たちに挨拶しながらこれからの事を説明していた。運が良いことに空いてある土地があるのでそこで新しく村を作るようにお願いをしていた。
向こうはどのような場所でしょうかと聞いてきたのですぐに返答にして説明をした。今は無人島ですけど自然は豊かで外敵に襲われる心配はありませんし万が一に襲われても私達が対応しますと答えた。
するとサイスのことで信用してくれたのか素直に受け入れてくれた。本当にサイスの働きには感謝しかないと思いながら移動の準備をしていた。
それも一通りなんとか終えたのでゼシカの様子を見に行く事にした。話だと起きては泣いているの繰り返しているとか。確かに責任感とかで色々と考えていそうだけどそれは全て暗黒神ラプソーンに体が乗っ取られていたからゼシカの責任でない。
けれども彼女は自分自身を攻めるだろうな、強気でも根は優しい女性なのだから。私はそう考えながら彼女が休んでいる場所に到着した。
彼女はただ空を見上げていたので私から声をかけてあげた。
「どうも始めましてゼシカさん、名前は村人たちから聞いております。私はジャミと言って一応ですけどこの魔物たちの大将をしております。覚えて頂けたら幸いです」
そう自己紹介をすると少し遅れてきたが自己紹介をしてくれたが言葉から分かるぐらいに落ち込んで罪悪感で押し潰されそうになっているのは理解できた。
だからこそ私はいつも通りに対応しようと考えた、その為に私はゼシカにお願いをするのだった。
「ゼシカさん、大変なことは承知しておりますが出来れば私にハッスルダンスを教えてほしいのです。私は踊ることが好きでその踊りで誰かのために役に立ちたいと考えております。ですけど覚えているのが不思議な踊りや誘う踊りぐらいでまともに人の役に立つかと言われると怪しいぐらいの特技しか覚えていません」
そう伝えてお願いをしてみるとゼシカがでも貴方は魔法の才能があると言われた。乗っ取られている間も記憶はあるみたいで私との戦いも覚えていると言うのだ。
確かに魔法の才能はあるかもしれないけど魔法が全く効果がない相手もいつかは現れると思うからそれに備えて覚えておきたいのですと再度お願いをしていた。
もちろん、今の話した事もそうだけど一番の本音は戦場でも遠慮なく踊りをするために、ベホマラー並みの回復があれば踊っても文句を言われないようにする為にどうしても覚えておきたかった。
そうしてゼシカさんがこんな私でも良いのと聞いてきた。私は勿論ですと返答した、ゼシカさんしか頼めない事ですからお願いしますと言うとゼシカさんが静かにこんな私を必要としてありがとうと言われた。
早く、ゼシカさんには元気になって貰いたいなと思いながら作業に戻ろうとした時にゴンズが私の前に現れた。何か起きたのかなと思いながら何かあったのと尋ねてみるとゴンズが話してくれた。
「ジャミ、ゲマ様から俺とジャミがラインハットの北にある遺跡に集まれと命令が届いたから向かうぞ。それにしてもこの時期にあそこに向かう意味はなんだろうな」
・・・・・・・わわわわ、わ・・忘れていたーーーー!!!
とんでもない事を忘れていた!ドラクエ史上、最悪なイベントを忘れていた。踊りに夢中になっていて忘れていた、まずいまずいまずい、どうにかしないとパパスが殺される。
しかもその手伝いをさせられる、そんなの絶対に嫌だ!だけど今の戦力でミルドラースの魔王軍に対抗する戦力があるのか。けれども時間は待ってくれない、どうにかしないとと考えたが一向に良い案が思い浮かばずにしているとゴンズがどうしたと言われた。
私は別にただ私もなんの事だろうと考えていただけと伝えた、そうしてゴンズが先に向かっているから後で来いよと言われてその場から立ち去った。
この状況を打開するにはサイスの知能が必要だと確信をしてすぐにサイズの元に走った。全力疾走だったので到着したらサイスが何事ですと驚いてこちらを見てきたので私は頭を下げながらサイスにお願いをした。
「サイス、今、物凄く私にとって嫌なことが起きるの。回避する方法を一緒に考えてほしいの」
伝えたらサイスがではどのようなものなのかを教えて下さいと言われたので私は説明をした。未来が見れることが時々あってと言ったけど信じてくれるかと思っていたらサイスは信じますと返答をした。
信じてくれるのと聞いてみるとサイスはこれまでの行動を分析すれば嘘とは思えないぐらいには信憑があるのでと答えてくれた。それからサイスの考えを話し始めた。
「それでは自分の意見を伝えますね、大将。結論から言いますと・・・無事に助け出すことは不可能に近いです。二人が見ている前で魔王軍を裏切らずにパパスという人を助けるのは神業と呼べるでしょう」
嘘でしょ、サイスの知能でもパパスを助け出す事はできないのと諦めかけていた時にサイスが再び話を続けた。
「ここで自分が言いたいことは無事に助ける事は無理でもパパスという人がある程度の被害を受けても良いならばこちらにも考えがございます」
そうなのか、被害が受けるのが気になるが生きていればなんとかなるからその作戦を教えてほしいとお願いをしてみるとサイスが怒らないと約束してくれますかと聞いてきたので勿論だと返事をした。
その後にサイスが恐る恐る、作戦の内容を教えてくれた。内容は確かに非道と言えば非道と言える作戦だけどこれしかパパスを救うにはこれしかないのであればやるしかない。
それにしても急に頼んだのにこうしてすぐに提案を出せるなんてサイスの才能は何処まであるのだと思った。とりあえず感謝は後にして私は目的の場所に向かい始めた。
本当に先程から走っているばかりで踊る暇が全然ないのですけどと思っていた。まずはラインハットによってリュカ君が無事に向かっているか確かめようと思ってラインハットの近くまで到着した。
本当に疲れたよ、こんな距離を走ることなんて想定しないだから。どうでも良いけど真面目にレースをするならマイルまでかなと考えていた。そのレースがこの世界に無いですけど・・・いや、スライムレースがありました。ならなんですか、うまぴょい伝説ではなくてスラぴょい伝説の始まりですか。
そんな事を考えている時にリュカ君がベビーパンサーを引き連れて北の遺跡に向かい始めた。本当に小さいのに凄いと改めて感じていた。
それをあんなイベントが待ち受けているなんて酷すぎませんか。私がゲームで前世であまりにも悲劇すぎると感じたのがこのドラクエ5、幼少期とファイアーエムブレムのシグルドの最期、サークルゴリッチュのBBライダーのニトスの人生ぐらいですよ。
本当に最悪、私が命をかけて誘う踊りをしてゲマとゴンズを足止めをして二人を逃がすしかないと覚悟を決めていた。足止めならばある意味得意とも言えるからね、その後は命がけのダービーが始まるけど。
あの悲劇をこの目で見るよりかは遥かにマシな結果なのは間違いない。それでもできる事ならばサイスが提案した作戦が上手く行けば良いのだけどな。
まあ、その場合はその後が忙しくなるのだけどそれは仕方がない。最悪、部下たちにも協力してもらうしかない、私の魅力があればなんか助けてくれそうだしそう考えるとまだ女性のままのほうが都合が良いのかもしれない。
・・・さあ、向かいましょう!運命の地にここから物語を変えてみせる。私はリュカ君が視界から見えなくなると少しばかり遠回りしながら遺跡に向かうのだった。
それがこの世界の運命を大きく変わることはもちろんの事、ジャミにとっても大きな分岐点を迎えようとしていた。たとえその結末がどのような事であっても知らない彼女は進むしかなかったのであった。
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運命の時!
そうして急いでリュカ君が到着する前になんとか到着する事ができた。けど呼吸は乱れて少しは休みが欲しいと思っていた。
でもブラック上司のことゲマがそんな事を許してくれるはずがなく早速、戦闘態勢の準備をしろと言われた。そうしてゲマは一度は見逃してここから出てくる所を襲うという作戦になった。
既にパパスは見逃しているらしい、どうしようパパスの戦闘を見てみたいなと感じているけど今は体力を回復させないとこのままでは戦う前に倒れてしまう。
そう考えた私は休憩しながらその時を待っていた。上手くサイスが考えた作戦が成功すれば良いのだけどと祈っていたらとうとうその時が来てしまった。リュカ君たちがパパスから先に逃げるように言われて遺跡の入り口まで逃げてきた所にゲマが現れて原作と同じセリフを言って襲いかかった。
くそ、こちらが魔物でなければ助けに行けたのにと悔しく思いながら見ていた。やはりゲマは終盤まで物語に関わっているだけに強く、今のリュカ君たちでは対抗できずに倒れてしまった。
私は死んでいないよねと不安に思いながら見てみると息はしているようで一安心はした。後はパパスが来てから上手く作戦通りにするだけと思いながらも緊張してきたのでここは脳内で踊りをして落ち着こうとした。
それなのに想像以上に早くパパスが到着してしまった、パパスさん、私はまだ心の準備が終えておりませんよと泣きそうな思いをしまい込んでいた。
するとここも原作通りに話が始まるのかなと思って聞いてみるとここでパパスが原作とは違う発言をしたのである。
「光の教団、聞いたことがある。平和な国と偽っているとも噂がありそして光の教団に入った者には毎日の様に踊りをさせられるという噂を聞いている」
・・・うん!ひどい噂ですよね。平和な国にしようとしているのに踊りだってそんなに嫌がっていませんよ。朝のラジオ体操代わりにしているぐらいで強制はそこまでしていない。
まあ、踊りに参加をしている人たちの待遇を良くしていると言われたら何も言えなくなるのだけどそこまでは流石に知らないよねと少しばかり汗を流して聞いていた。
隣のゴンズからはお前の事じゃないかと言われていた。話を聞くだけなら確かに私だけどそこまで酷いことはしていないよねとゴンズに尋ねてみると確かに奴隷にはしていない・・・奴隷にはな、部下たちにはどうしていると言われたので素直に答えた。
「それは部下たちは給料も払っているし、強制だよ!それを前提に部下を増やしているからね」
「それを前提に・・・お前、やはり馬鹿だろう。そのような事を前提して部下を雇うところがあるか」
言われたので素直にあなたの目の前にいるじゃないですかと返答するとゴンズは頭を抱えた。別に踊りは健康のためじゃない、集団で踊ることによって軍の統率なども鍛える事ができる。
そして最近では部下たちをある程度のグループ分けをしてどこのグループが上手いかという競っている。ついでに優勝したら有給休暇を与えている。私だって正式に踊るために色々と考えているですからね。
そのためか意外と成功している、でも今はそれを置いといて今は目の前のことにと思っているとゲマが私とゴンズを呼んできたので緊張もしながらとうとうパパスの前に現れた。
ど、どうしよう、緊張して踊ることしか出来ないと感じたのですぐに私は誘う踊りをした、踊ると緊張感が落ち着いてきて良かっと思っていたらゲマが怒りながら私に対して話してきた。
「誰が踊りなさいと言いましたか、私は目の前の男を倒しなさいと言ったのですよ」
でもやはり緊張した時の戦闘はこれから始まらないと落ち着かないと言いますかと話すとゲマは呆れた顔をしていた。なんですかこちらは真面目に話しているですよ、そんな駄目だこいつという顔を辞めてくれませんか。
ついでにゴンズもそしてパパスさんも呆れた顔をしてこちらを見てくるのはやめてくれませんか。私、泣きそうになりますよ。そんな顔をして、それはともかく落ち着いてきたのでそろそろゲマやゴンズを騙すためにも本気でいきますか。
心を鬼にしてから私は行動を始めた、まずは挨拶の含めてのメラガイアーをパパスに放った。さて、避けられる事は分かっているけどどのように動きてくるのかを確かめないとと思いながら見ていたのにパパスは先程に放ったメラガイアーを避けることができずに直撃した。
すみませんが先程のメラガイアーは本気を出していないですけど、なんで、避けれないのですかと心で叫んでいた。しかも一撃で倒れてしまったですけど、どうするですか私はまだハッスルダンスを覚えていないのですよ。
傷を治すことができないではないですかと焦りをしているとゲマがパパスに対して笑いながら情けないですねと余裕な表情を見せていた。
マジで今のゲマの顔面を全力で蹴りたい、無駄に鍛えてある足で全力で蹴りたい、ゴールドシップみたいに笑いながら殺す気で蹴りたい。でもこのままではパパスが原作と同じ展開になってしまうのでここで私がゲマに対して発言をした。
「ゲマ様、私が良い考えがあるのです。この者に石化魔法をかけてこの世界が光の教団になる瞬間を見てもらいましょう。このまま殺したらつまらないですからどうでしょうか、私が戦ってみましたが危険など感じられないほどに弱かったですからこれならば踊っても勝てたぐらいですから」
するとゲマはなるほどそれは面白いかもしれませんねと私の提案にしようかと考え始めた。するとゴンズがでももしかしたら強くなるかもしれないですから殺すことを勧めますよと言ってきた。
ゲマはどちらの意見がよろしいでしょうかと悩んでいた。なんとかしないとあの悲劇が起きる、シグルドやニトス並みの悲劇がと焦っていた時にゲマがではあの方に聞いてみましょうと言って上を向いた。
ミルドラースに聞くつもりなのか、でも魔界にいるのだからここまで届くとは思えないけど・・・またはそれ以外の人物がいるのかと思って見守っていた。
最悪な事態として戦うことも覚悟していたらゲマが発言をしたのである。パパスはこの世が光の教団になる瞬間を見届けさせよと誰かの指令かもしれないがそう決まりゲマはパパスに対して石化魔法をかけてこれで良しと言ってから石化したパパスの管理を任せられてその上で近くで気絶しているリュカ君とヘンリー君の管理を頼みますよと言われた。
これはかなり嬉しい展開だけどどうしてこんなに上手く行ったのかなと少しばかり怪しく感じていたがそれを調べる暇があればまずはパパスを安全な場所に移動させてリュカ君たちを私の拠点に連れて帰る。
それを終えから考えても遅くはないと思いながら行動をしていた。まずは石化したパパスをルーラで拠点の場所に保管した後にまた戻ってきて今度はリュカ君たちを回収してからまた拠点に戻った。
これで後で石化状態を治す杖もしくは天使の涙と言うやつを手に入ればパパスは助け出せる。あの場で死ぬという最悪な展開は回避できた。今はそれを喜ぶことにしましょう、それでもゲマのあの動きは明らかにミルドラースとはまた違う存在がいると感じられる行動であった。
なんでしょうか、エスタークではなさそうだし他の世界の魔王とも少し考えにくい。結局分かることはミルドラースの他にもゲマは慕っている存在がいるという事だけだった。
・・・いや、普通にやばいでしょう!あのゲマが従うって相当な存在がいる証拠だよね。ラスボスよりもラスボスしているゲマがあの様にするなんて、考えるだけでも怖くなってきた。
頼むからミルドラースみたいに実はそんなに強くありませんでしたとオチがあれば助かるだけどな。まあ、そんな都合が良い展開にならないのはわかっているけどさ。
でもパパスを一応、救い出してそして原作主人公であるリュカ君とヘンリー君を奴隷にせずに助け出したから原作よりは良い展開になった。
後はパパスを救い出すまで私が面倒を見るだけだ!後はなんとかしてマーザにも息子であるリュカ君と対面させてあげたいな。そんな方法があるかと言われたら困るけどでも今はそれを目標に頑張っていこう。
だから私のこれからの方針は貰った領土の発展にリュカ君たちを育ててパパスの石化解除させて、出来ればリュカ君の母親であるマーザに会わせる。
やる事が多いけど気合を入れるぞ、えい、えい、むん!!マチカネタンホイザーのことマチタンの真似です!
しかし、この時のジャミは知る由もなかった。育て上げるのがリュカ君とヘンリー君の2名以外も現れることになることを。
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踊りたいのに・・・これでは踊れません!!
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それからしばらくして一通りの仕事を終えた私は久しぶりに一人で景色が良い場所で踊りをしていた。やはり景色が良い場所での踊りは素晴らしいなと感じながら踊っていた。
その時に辺が静かな事もあったせいで遠くから微かであるけど小さな赤ん坊の声が聞こえていた。私は何処と思いながら踊りを中止して探し始めた。
良く耳を澄ましてゆっくりと声がする方向に向かった。するとそこには小さな赤ん坊が3人もいたのである、私は何でと思いながらも赤ん坊たちは泣いていた。
もしかしてお腹が空いたとか・・・私、母乳出るかな?って迷っている場合ではない。この子達の命が関わっているのだ。やってみせると決意をしてやってみた。
すると私の根性が体まで伝わったのか、なんとか母乳が出せたので赤ん坊たちに飲ませてあげた。3人ともよほどにお腹が空いていたのかものすごい勢いで飲んでいた。
そうしてお腹いっぱいなったら眠くなったのかすやすやと眠りについてしまった。とりあえず落ち着いてきたので状況を整理した。
私は戦後処理を終えからゆっくりとしたいから誰も来ないだろうと思っている草原にいる。そこで踊ってゆっくりとしていたら遠くから赤ん坊の泣き声が聞こえてきたから探すとウマ耳をしている赤ん坊が3人いた。
お腹が空いたと思ったので母乳を飲ませてあげてお腹いっぱいなったから3人とも眠りについた。そして今はここですね・・・どうしてここに赤ん坊がいるのよ。
親はそもそもウマ耳って・・・もしかしてウマ娘なのと思って見てみても見覚えがないウマ娘でありモブウマ娘でもこのような見た目はいなかったからなと考えても仕方がないと感じて私はこの子達の将来を考え始めた。
この子達の様子から見ても捨てられたと言う線が高いでしょう。たとえ親を見つけてもまたこの子達の親が別の場所で捨てるだけでしょうね。
こんな人がいない場所でこの様に捨ててるのが良い証拠だ、他の里親でも探したいけどこのウマ耳と尻尾のせいで化け物扱いをされるのは予想しやすい・・・そうなるとこの子達を育て上げることができるのは私しかいない。
やるしかない、もしこの子達を見捨てたら前世の母に会わせる顔がない。色々とくれた母の子供としてこの子達を育ててみせる。
そう覚悟を決めて私は3人を抱きかかえて拠点まで戻った。拠点に戻ると魔物たちが私が赤ん坊を抱えていたので気になって集まってきたけど通してと言ってから私の部屋に戻った。
さて、赤ん坊のためにも色々と道具を揃えないと考えている時にサイスが噂を聞いて私のところにきた。するとサイスはこの子達はと聞いてきたので私は説明をした。捨てられていたこと、そして私がこの子達を育ててみせると決めて拠点まで連れて帰ってきたというわけだ。
サイスはとても立派なことだと思いますがでも時間がないのではないでしょうかと言われた。確かに今の生活スタイルだとこの子達を育てる時間がない。
しかし、ある事をする時間さえ削れば余裕とはいかないけど出来ると思っている。私はできると言ってから私は発言をした。
「私が踊る時間を全てこの子達のために使えばなんとかいける。この子達がしっかりとするまで踊りをやらずに育てる、ならば出来ると私はそう思っています」
そう言うと周りに聞いていた魔物たちにいつの間にかいるシュプルやサイスたちは驚きを隠せないでいた。まあ、私が踊りをやらないと言ったから仕方がないかもしれないけど。
サイスが良いのですか、あれほど大好きな踊りをする時間を削ってまでこの子達を育てるのですかと言ってきた。私は当たり前だと返事をしてから私の想いを伝えた。
「私は確かに踊りは大好きであり、下手にすれば命を落とすかもしれない戦場でも踊りをするぐらいは大好きだ。それをしない生活は嫌だけれども私を育ててくれた母に私は何も恩返しは出来なかった。それは踊りが出来ない以上に悲しかった。だから私は決めたの、もし誰も助けの手が伸びていない子がいたら私が助けるって、母の墓の前でそう誓ったの、それをしないぐらいならば死んだほうがマシよ!」
これは一切偽りもない私の本音である。子供を見捨てるぐらいならば踊りもできずに死んだ方が良い、だから私はこの子達を必ず育ててみせる。
恩など返さなくても構わない、ただ元気に思いやりがある優しい子に育ってほしい。
かつて前世の私が亡き母に言われた言葉である。この思いに答えるこそ、ただ唯一の恩返しだと私は思っているからこれは踊りと天秤にかけられても譲るつもりはなかった。
その思いが通じたのか、サイスが分かりましたと言って何処までサポートできるか分かりませんが手伝いは致しますと返答してくれた。
そしてシュプルはもちろんお手伝いをしますと言ってくれたので嬉しいと思った瞬間に本音を話し始めた。
「なんせ、こんなに可愛い子は将来はとてつもない美少女になるに決まっています。今から優しくお世話をすればあんな事やこんな事もできるかもしれませんから、このシュプルにとってメリットしかありません!」
やばい、お世話の手伝いをしてくれるのにここまでして欲しくないと思うのは私がおかしいだけなのでしょうか。シュプルにお世話を任せたらとんでもない事になると直感がそう言ってくる。
でも本当にどうしようもない時はお願いしよう、それはそうとこの子達の名前がまだ決まっていなかった。さて、なんと名前にしようかしら・・・間違いでもトンヌラはしないけど・・・。
考えているとなんとなく思い付いた名前が出てきた。こんなに長い名前を思いつくなんて不思議だなと感じながら私はこの子達に名前を与えたのだった。
赤髪してる子はダーレーアラビアン、黒髪に近い色をしている子はバイアリーターク、そして青髪している子にはゴドルフィンバルブ。
私ながら良い名前をつけたのではないかなと思っている。これから忙しくなりそうだなと改めて感じているのだった、この子達がせめて十歳ぐらいになるまでは踊りは禁止して育てよう。
もちろんそれが終わったら貯めていた分だけ踊りまくってやるわ。それこそ私の気が収まるまで・・・さて、これでリュカ君たちを加えると5人になるのか・・・苦労するのは間違いないなと思っていた。
けれど子供をそれで見捨てることはできない、そう私は一人で誰にも助けを求めないで育ててくれた母の子供だから、私は他にも頼れる人がいるのに弱気になってはいけない。
そう私自身に決意を固めるために私のほっぺを両手で叩いて覚悟や気合を入れた。だからお母さん、天国から私を見守ってください、あなたの孫娘が元気に育つところを見守ってあげて下さい。
天国にいるだろう母に私の決意と想いを伝えて私は・・・この瞬間からこの子達の母親となった。
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密かに進む邪竜の野望
ある世界でこの世界で言えばドラクエの魔王たちを率いるアパオシャが主のところに向かっていた。
闇のすべてを創り出した神、アフリマンの息子にして嫡男であるアジ・ダハーガの元に来ていた。それは目的の世界の征服が終わったことを報告にきていた。
アパオシャはカリスマに溢れているアジ・ダハーガに対しては強い好感度を持っていた。しかし、一部に関しては気に入らない事もあった。それはアジ・ダハーガの右腕と呼ばれている人物が人間だと言うことだ。
アパオシャからすれば人間など奴隷の価値しかせずにこの場にいる事態がおかしいとも考えている。しかし、アジ・ダハーガが復活した時から従っている古参でありアジ・ダハーガも強い信用されており何も言えない日々が続いていた。
少しでも失敗したら陥れてやろうとも考えていたが実際は失敗もせずにいろんな世界を征服が終えてすべての世界の3割を我々の手で治めることに成功した。
この功績は悔しいがあの人間のおかげだ、流石にアジ・ダハーガの親友だと言うだけにあってとんでもない才覚の持ち主だ。少なくても少しの失敗では失脚出来ないほどの功績を作りだした。
いずれは我のほうが上だと示してみせるが・・・まあ、せいぜい頑張るが良い、有能な奴隷よ。
そう思いながらアパオシャは会議場に入ってきた時に集まっていたのは先程から気に入らない人間がそこにいたので嫌味も含めて話をした。
「これはこれは、純殿ではないですか。いつもいつも軍の指揮や作戦、内政などお疲れ様です。ですが前線での功績がありませんとアジ・ダハーガ様の右腕・・・親友と呼べるのでしょうかね」
「アパオシャ殿がどう思ってもどう足掻いても私は豊っちの親友ですよ。まあ、この軍のナンバー2として相応しいかと言われるとそれは別の話になりますけど。アパオシャ殿が前線の働きは耳に届いております。俺からもアパオシャ殿を手厚くするように言っておきますから、安心してください」
とても楽しそうにして返事をして来た、本当に苛つく野郎だが手厚くする待遇になったのもこの人間のおかげでもあるのがなんとも皮肉と言えるだろう。
アジ・ダハーガ様は我々の事はあんまり関心がなく一部の者しか意見を聞かないところがある。それはアフリマン様も同じ事であるが、その聞かない意見をこの男は代弁として話してくれるおかげで我以外の部下からの人気は高い。
人間の癖に生意気だと怒りたいがこの者に手を出したらアジ・ダハーガ様に何をされるか分かったものではない。一刻も早くこの男が失脚することを願っている。
そう考えているうちに大幹部たちが集まってきた、この者たちは愚かな人間ではなく竜人と呼ばれている者たちなので人間より遥かにマシな存在である。
できる事ならば魔族からも幹部が欲しいところであるが我がここに来たからには一人ぐらいは推薦をしたいと考えている。
どのように話をしようかと考えているうちにアジ・ダハーガ様も集まり会議が開かれた・・・はずが会議ではなくどうでも良い話を話し始めた。そんな話はここでするものではないだろうがと怒りたかったがこの中では新参者であり言える勇気はなかった。
そんな時に人間である純が発言をしたのである。この表情には怒りを堪えているようにも見えていた。
「豊っちに、みんな・・・正直に言うよ。今ここにいるアパオシャとその部下たちに対してあまりにも失礼な行動をしていることを気がついたほうが良いよ。この者たちは頑張って前線で戦っている者たちでこうして平和な話ができるのもアパオシャ始めた多くの部下たちのおかげであることを忘れないで欲しい。彼らのためにも会議をするぞ、それが上の立場の務めだろ」
するとまあ、そこまで真剣にならなくても良くないですかとある者が言うと純は怒りの表情を表しながらその者に対して伝えた。
「真剣にならなくても良い・・・寝言は寝てから言え!こうしている間にも部下たちの中には命を賭けて戦っている者たちも存在しているだ!お前はそれをどうでも良いと言うのか!!そんなことを言えるならば前線に出ても良いということで宜しいだよな」
するとここでアジ・ダハーガがそうだなと言って流石に無礼すぎると発言をした。ここでようやくまともな会議が開かれると思っていたらここでなんとアジ・ダハーガがとんでもない発言をしたのだった。
「分かった分かった、純っちの熱意はわかったからならば今後の動きをお前に任せるから後は頼むよ。こちらはとても忙しいからな」
我には到底理解ができない言葉が言われて何も言えずにいると純が分かったと言うと我と後ろにいる部下と雅也を残して会議室から立ち去った。
立ち去った後に雅也は我々に謝罪をしてきたのであった。
「本当に申し訳ありません!アパオシャ殿を始め後ろの二人も前線で頑張っているのに上の者たちがこうで・・・親友の右腕と呼ばれている私から謝罪をする・・・何も出来ずに申し訳ありませんでした」
そう言いながらこちらに対して頭を深く下げて謝罪をしてきた。上に対して怒りを覚えたがこうしてナンバー2が頭を下げて謝罪をしてくるとはな。
少なくてもこの者の見方は変わった、前線の苦労も知らないで遊んでいる上級階級の者たちとは違うみたいだ。
少なくてもこちらの事は考えてくれているようだった、純は少なくても今回の件に関しては俺の判断で良いと言われた以上は責任を持つことになったと話していた。更に我々に対してできれば宜しいが他の前線で戦っている責任者たちとも集まって会議をしたいとお願いしてきた。
まあ、我は別に構わないがと伝えて早速、各世界の魔王たちを呼んで別の会議室に集まった。ここでは前線で活躍している魔王たちがいるのでいくらあの男でも強気では無理だろうと思っていると純は想像以外のことをしてきたのだった。
それは豪華な料理を準備していたのだ、そうして純は食事をしながら功績に対しての褒美を与えていきますので食べながら待っていてくださいと言うと順番通りに褒美に関することで呼び出しされながら食事が始まった。
そして多くの者たちが満足する褒美をもらい、我も納得する内容で文句はなかった。その様にして食事が終えると純が話し始めた。
「この度、忙しい中集まって頂きありがとうございます。楽しい食事の後で申し訳ありませんがこれからの方針を皆様にお伝えいたします」
そう言うと皆は純の方を向いて話を聞く姿勢をとった後にそれから純は話を始めたのであった。
そう、世界の3割を制圧して次の目的はゼウス率いる神々たちに標的にするというのだ。もちろん今のままで攻めても甚大な被害が出てくる上に負ける可能性もあるので今すぐに攻めることはしないらしい。
それではいつ攻めるのかと誰かが言うと純は相手が攻めてくる時に敵を殲滅した後に攻めることで確かに良いがどの様に呼び込むのかと思っていたら、純が実はこちらに呼び込むための人材がいるのですと答えた。
我はもしかしてあのジャミではないかと発言すると純は笑みを浮かべながらまさにアパオシャ殿の言う通りですと言ってからあの者の前前世は我々を苦しめてきた、伝説の勇者であり。あの者を助けようと軍勢が来るはずですと伝えた。
確かに神々たちがあれ程の恩がある者を見捨てるとは考えられないから可能な作戦だ。それにジャミが担当した世界と元の世界以外の世界征服は完了している。
出来る・・・あの神々に勝つことができると思っていると純が話を続けていた。
「皆様、恐らく数年のうちに運命を決める大戦が起きます。まずは皆様が担当している領土、世界を治めて富国強兵をして英気を養ってください。その後にゼウス率いる神々と八咫烏率いる、日の本連合を倒して世界を我々の手で掴みます!我々の夢はまさに現実になろうとしております、一緒に天下を掴みましょう」
そう言うと多くの者たちが声を上げて誓いの言葉を上げていた。本当に人間でなければなと思うぐらいには勿体ない人材であった。
こうして会議も終えて解散になり我も帰ろうとした時に純が話があるのですがよろしいですかと訪ねてきたので構わないがと言うとそれではお願いしますねと頭を下げてきた。
しばらくしてから二人になってから向こうが話をしてきた。
「恐らく人間が好きではないアパオシャ殿にこれを言っても怒るかもしれませんが・・・もう少しばかりで構いませんので部下に対する態度を改めてくれませんか。今のままでは部下の心は離れてしまい、いざっと言う時に何も役に立ちません。将来のためにもアパオシャ殿のためにもどうか聞いてくれませんか」
・・・我が部下に対して改めろとな、我は使えないから処分などしたまでだ。間違ったことはしていないと返すと純は真剣にこちらを見て話をした。
「正直に伝えますね、私はいずれこのある地位をアパオシャ殿に譲りたいと考えております。しかし、今のままでは部下との連携もうまく行かずその後の治世ための人心も得られません。ですからアパオシャ殿には今からでも行動を改めてほしいのです、私からのお願いを聞きてくれませんでしょうか」
全く注文が多い野郎だがこれは上手く行けばアイツの地位が我の物になるのか・・・そう考えると悪い話ではない。むしろ好都合とも言えるかもしれない。
であれば少しばかりはやつの言うことに従って譲る気を無くさせないためにも聞いてやるかと思いで承諾してその場から立ち去った。
しばらくしてからその場に別の人物が現れたのであった。それはゲマであり純に対して話した。
「師匠、この度の会議は如何でしたかな」
「ゲマか、そうだな相変わらずに上の者たちがのんびり過ぎて現場の者たちの気持ちを考えていない。これが続くようであればこの国は崩壊する、それを心配しているが私が生きている限りはそうはさせないがな。ただし・・・私の寿命はそう長くはないかも知れないが」
純はこれから起きる事と己の残された時間で親友が支配する秩序を創り出せるか。
心配になりながらも己に鼓舞をするのだった、頼むから私の体よ、後もう少しだけで構わない、すべての世界の半分が親友の物になるまでで良いから耐えてくれと微かに吐血しながら祈っていた。
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