アズールレーン~『DDV193 空母しなの』 (USMC)
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1話
今回は艦これではなくアズールレーンの小説を書かせていただきました。
ある方の小説を見て自分も書きたくなったので、書いた感じです。アズールレーンは割りと最近始めたばかりなので、可笑しな点などがあるかと思いますが、生暖かい目で見て頂ければ幸いです。
こちらの小説が多分一番投稿ペースが遅いと思います。
そこら辺宜しくお願いします。
202X年...4月◯日...戦後日本最大の戦闘として歴史に刻ませれた事件...『尖閣諸島占領事件』
尖閣諸島に属する島々は占領され、島の住民は中国軍により拘束、挙げ句の果てには戦後初の自衛隊の戦死者...政府は直ちに現場海域に新たに新設された
第5護衛隊群を急行させる。第5護衛隊群はペガソス計画によって建造された新型護衛艦、『いぶき型航空機搭載型護衛艦1番艦DDV192いぶき』が旗艦を勤める艦隊である。
政府は当初海上警備行動のみで対象しようとしたが、戦線の拡大、及び自衛官などの戦死者が出た為、政府は自衛隊全部隊に防衛出動を下令する。しかし、中国もこの防衛出動に即応し、中国最新鋭空母『広東』率いる艦隊を出動させる。
結果的にいぶきによって広東を無力化し、尖閣諸島を占領していた中国軍は撤退し、日本の勝利で終わりを告げた。
それから数年後...政府は新たに航空機搭載型護衛艦の建造に着手した、この新型護衛艦は先の尖閣諸島占領事件で戦ったいぶきの戦闘データを元に建造された護衛艦である...
その名も━━━
━━━しなの
新たに建造された護衛艦の名前は『しなの』だった。
『しなの』は前級の『いぶき』とは全くの別物だった。そして、艦載機の搭載機数に関しては『いぶき』が15機なのに対して『しなの』はその倍の68機である。また搭載する機種も様々で、F35JBを40機、新型の国産ステルス戦闘機F3を20機、SH60k対潜哨戒ヘリコプターを6機、E2C早期警戒機2機を搭載している。
その武装も『いぶき』と比べ物にならなかった、まず
艦橋前、前甲板にMk41VLSを32セル、艦橋後ろ、後部甲板にMk41VLSを32セル、合計64セルを装備している。
装備した理由として、遼艦の負担を減らす為、自艦のみでも攻撃や防御が出来るようにするためである。
搭載するミサイルは前甲板16セルに07式アスロック、
残りの16セルには新型の12式長距離艦対艦誘導弾を装備している。
空母に対艦兵装があると本当の意味で攻撃型空母になるが、政府は、あ・く・ま・で・も、これは護衛艦であると言い張っている。(ちょっとムリがある気がするが...気にしたら負け)
この12式を開発した理由は、憲法の改正で敵基地攻撃能力が付与され為である。では何故これを『しなの』に搭載したか?本来であれば、このような物はイージス艦などに装備される...筈だった...。この12式を搭載させるには大規模な改修か必要になるためだった。ただでさえ少ないイージス艦を改修の為に数年の間ドックに入れてしまうと、防衛能力の低下を生み出してしまう。
その為、当時の担当者は「あ、だったら今建造中の護衛艦に搭載すれば良いんじゃね?」的な事になり、無理やり搭載された。
そして後部甲板VLS16セルにはESSM発展型シースパローを、残りの16セルにはSM-6を搭載している。
他の武装として、前甲板VLSの前に62口径76mmスーパーラピット砲を1門、艦橋後ろ後部甲板VLSの前に1門
を装備されている。
他に対潜装備として、パッシブ・アクティブソナーを装備、68式3連装短魚雷発射管を両玄ともに1機ずつ装備
その他の武装として、水上用にMk38 25mmチェーンガンを4機
対空用に20mmCIWSを2機、SeaRAM Mk.15 Mod.31を
2機装備している。
その他自衛装備に、ECM装置一式、Mk137デコイ発射機×4、FAJ投射型魚雷ジャマー×2、MOD自走式デコイ×2、22式ATT対魚雷用魚雷4連装発射機×2を装備。
もはや空母では無い気がするが、気にしてはいけない!
(ここ重要!!)
そして『しなの』は横須賀を拠点として、新たに新設された第6護衛隊群の旗艦となった。
それから数年の203X年...日本は...いや、世界は危機に直面する...
第3次世界大戦勃発...
発端は南シナ海を航行中の米海軍駆逐艦が突如中国海軍原子力潜水艦から攻撃を受け大破、その後現場に駆けつけたアメリカ空母打撃群に対して中国は空母キラーとも言われるDF-21こと東風-21を潜水艦から発射、アメリカの空母は撃沈される。邪魔物が居なくなったと思った中国は台湾に進行、台湾沿岸に上陸をする。
その後中国は日本にも進行、これに対して日本政府は第6護衛隊群に出動を命じる。
中国は最新の広東級航空母艦2番艦天津率いる艦隊を出動、第6護衛隊群はこれと交戦する事となった...
━━東シナ海━━
ビー!ビー!ビー!ビー!
艦内では対空戦闘を知らせるけたましいサイレンが響き渡っていた。
「総員 対空戦闘用意!繰り返す、総員 対空戦闘用意!」
スピーカーからは対空戦闘を知らせるサイレンと号令が聞こえてきた。
「早期警戒管制機E767より報告!敵空母天津からJ20と思われる航空機発艦!距離1500!数は10機、こちらに接近中!」
「っ!敵機ミサイル発射!数は16!本艦に6発!僚艦ともに2発ずつです!」
追尾担当士官は少し驚きながらも的確に報告をする。
「チッ、本艦に向かうミサイルは本艦で対象する!全艦
は自艦に接近するミサイルに対象せよ!」
しなの艦長は無線にそう怒鳴った
「対空戦闘!後部甲板VLSシースパロー1番~2番発射用意ー!」
「目標データ入力完了!発射用意よし!」
「シースパロー攻撃始めー!」
「シースパロー発射用意...てぇー パーズアウェイ」
しなの艦橋後ろにあるMK41VLSからは短SAMが6発、
発射され、敵機が放った対艦ミサイルに向かっていく。
「インターセプトまで...5 !4!3!2!1!...っ!
ターゲットサーバイブ!敵ミサイル2発撃墜!残り4基!進路変わらず、真っ直ぐ突っ込んでくる!」
追尾担当士官の報告にCIC内には不安な空気が漂っきた
「電子戦!EA攻撃始め!」
「了解!パッシブからアクティブに変更!EA攻撃始め!」
「主砲、CIWS、SeeRAMで対処!」
「主砲、CIWS、SeeRAM、コントロールオープン!」
しなのに搭載されている主砲やCIWS、SeeRAMが一斉に近づくミサイルに対して攻撃を行う。
「っ!敵ミサイル全基撃墜!対空目標な...」
と、追尾担当士官が言いかけた瞬間だった...
レーダーには何処から現れたのか敵の戦闘機が2機写っていた...
「なっ!レーダー新たな目標探知!右、130度!2機接近!」
「っ!まさか...」
しなの艦長は気が付いた、最初に探知した敵機は10機だ、しかしミサイルは16発しか発射されていない、1機2発ずつだとしても2機が撃っていないのだ。
そして、気が付く事が遅れてしまった。この時点でしなのの運命は決まったも同然だった。
「っ!敵機ミサイル発射!本艦に4発接近!」
『くっ!まや、みらい!ミサイルを迎撃...!』
「無理です!近すぎます!」
「SeeRAMは?!」
「近すぎて無理です!」
「ミサイル視認!右130度方向!4基接近!!」
「CIWSはどうだ?!」
「対応可能なCIWSはすべて弾薬切れです!」
「ミサイル着弾します!」
「くっ!総員!衝撃に備え!」
この号令と共にミサイルはしなのに着弾...ミサイルの1発が艦載機の格納庫に着弾し格納庫ににあるF35JBの燃料に引火、その後弾薬庫にも誘爆...乗組員が退艦する間もなく、しなのは火球に包まれ、深い海へと沈んでいった...
そして...沈んだ筈の俺は何処の海域か分からない海で1人立っていた...
しなの
「ここは..何処...なんだ...」
ここから...改いぶき型航空機搭載型護衛艦2番艦『しなの』の物語が今、始まる。
如何だったでしょうか?
初めてのアズールレーン小説ですが、うん、アズールレーン要素全くないですねw
次回はちゃんとアズレン要素入れますのでご安心を
(投稿するのが何時になるか知らんけど)
皆様からのご感想アドバイス御待ちしております。
誤字脱字などもありましたらお知らせください。
次回もお楽しみに!!
※もはや空母じゃねぇじゃん!とか、いぶき型なのか?とかは言わないでね?お兄さんとのお約束だよ?
(主も読んで見て、めっちゃツコッミ所満載で地味に笑った)
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第2話
しなの
「ここは..何処...なんだ...」
目が覚め、最初に思った事がそれだった。
俺は周りを見渡すが見えるのは辺り一面に広がる青い海と青い空だけだ。
しなの
「マジで何処だ...ここは...」
しなの
「俺は...確か、南西諸島沖で...中国海軍の艦載機からのミサイル攻撃で被弾して...それから━━いや、止めとこう、嫌な事は思い出すもんじゃないな」
しなのは沈んだ時の事を一旦忘れる事にした。
しなの
「...てか、今更だが、何で俺は人間になってるんだ?何故海の上に立っているのかは、なんとなく想像できるが...」
しなの
「...考えても無駄か、今はこれからの事について考えないとな」
俺は悩んだ、これから先、どのように行動し、そして、何処に向かうべきなのか。
しなの
「現在地が分かればいいんだが...あ...!」
その時俺は閃いた、GPS見ればいいじゃん!と、しかし...現実は残酷だった...。
[GPS受信不能]
俺の艤装?にアームで固定されたタブレット型端末にはGPSに受信できないと告げる文字が表示された。
しなの
「終わった...」
しなの
「救難信号でも出してみるか...?」
救難信号を出すと言う手もあるが、この状態で救助された時、どう説明すれば良いのだろうか...。
第一、ここは俺が知っている世界なのか?まず艦が人間になる時点でおかしい、それに、何だろう...空気がとても新鮮な感じがする。
しなの
「...偵察機を出してみるか?」
俺の脳裏に、偵察機によるこの海域一帯の情報収集、及び現在位置の特定を閃いた。
しなの
「よし、偵察の為にF35を数機上げるか」
しなのがそう判断して艦載機を発艦させようとした時だった。
ポンーポンー
突然、ソナーが何かを探知した時の様な音が耳元から聞こえた。
しなの
「今のは...ソナーの探知音か?って、ヘッドフォンしてたのか...全く気づかなかった...」
そして、ふと艤装を見ると、艤装にアームで固定されている大型のタブレット端末にソナーと書かれた画面が写し出された。そこには、丸形の表示が黄色でされ、隣には小さな文字でUNKNOWNと書かれていた。
しなの
「成る程...つまりこのタブレットはレーダーになったりソナーにもなったり、はたまた火器管制まで出来るのか...凄いな」
しなの
「って、感心してる場合じゃないな」
しなのはもう一度耳元のヘッドフォンに耳を傾け、同時にタブレットの画面を見る。
しなの
「潜水艦か...?」
しかのは直ぐに音紋の解析を行った。
しなの
「データにナシ...か...」
解析の結果、しなののデータベースには登録されていない音紋だった。ここで、しなのは少し不安になっていた。所属不明の潜水艦がこちらに向かってきている上、データにも無いのだから無理もない。しかし、しなのの姿は人間ではあるが、それと同時に海上自衛隊の護衛艦でもあるのだ、こんなことで不安になってはダメだと、しなのは自分に言い聞かせ、一旦落ち着く。
しなの
「ふぅ...よし、さてと、どうするかな」
しなのはひとまず現在の状況をまとめてみる。
現在の自分の状況は一言で言えば最悪だ。GPSが使えない今、現在どこに居るのか分からず、また所属不明の潜水艦がこちらに向かってきている。
しなの
「あの潜水艦に接触するか...気づかれる前にこの海域を離脱するか...さて、どうするかな...」
しなのは数秒考えた末、所属不明の潜水艦に接触することにした。現在位置が分からず、また情報も不足している今の現状を考えれば、こう判断するしかなかった。
その時、流石にいきなり撃って来る何て事は無いとしなのは思っていた。
しかし、その考えは甘かった。
ヘッドフォンからは先ほどとは違う音が聞こえてきた。
しなの
「ん?何だ?この音...って、まさか!」
ピコンッ!
そう、ヘッドフォンから聞こえた音...それは...魚雷発射管の注水音だったのだ。そして数秒後、タブレットの画面上には、魚雷と思われる物が2本、右舷からこちらに向かってきていることを示すマーカーが写し出されていた。
しなの
「くそ!いきなり撃って来るかよ!普通!」
しなのは焦りきった声でそう叫んだ。
しなの
「機関 最大船速!」
しなのがそう号令すると、機関部からは、甲高い機械音と同時に、しなのは徐々に前に進んで行く。
しなの
「っ!潜水艦を見失ったか...まぁ、当たり前か」
機関の速力を上げると、機関部から発生する騒音のせいでソナー感度も低下してしまう為、一時的に潜水艦を見失ってしまったのだ。
こんな時は曳航式ソナー等を用いるのだが、あいにくしなのには装備されていない。しかし、今の状況的に潜水艦に構っている暇も無く、しなのは魚雷の回避に精一杯だった。
1本...2本...と魚雷を躱して行き、最後の2本目を回避すると、しなのはすぐさま対潜戦闘に入った。
しなの
「対潜戦闘用意!」
しなのがそう号令すると、艤装からは戦闘を知らせるアラームが鳴り響く。
しなの
「航空機 緊急発進!対潜警戒を厳となせ!」
しなのの飛行甲板からはSH-60k対潜哨戒ヘリコプターが発艦した。
その数分後、敵潜水艦から第2射の魚雷が発射された。
次は4発、また、必ず当たる放射線状に発射されていた。
しなの
「ちっ!対潜戦闘!右舷 22式ATT一番から四番っ
撃て!」
しなのの艤装に装備している、22式ATT 対魚雷用魚雷4連装発射機から迎撃用の魚雷が4発、右舷から発射され敵潜水艦が発射した魚雷へと向かう。
そしてその数秒後、双方が発射した魚雷が衝突し、大爆発が起こる。
そして、先ほど発艦したSH-60kが敵の潜水艦を捕捉した。
しなの
「対潜爆弾を敵潜の新路上に投下!」
しなのの号令の後、SH-60kは1発の対潜爆弾を敵の潜水艦の進路上に投下した。
投下後、直ぐに水しぶきが上がり「ズドーン」と言う爆発音が周りに響いた。
敵の潜水艦は一時的に機関を停止した。
この隙をしなのは逃すはずもなく、全速力でこの海域を離脱した。
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しなのがこの海域を去ってから数分後、水面から一人の少女が顔を出した。先ほどしなのを攻撃したアズールレーン ユニオン所属の潜水艦 デイスだ。
デイス
「私の魚雷を全部避けるなんて...何なのあのKAN-SENは...見たこともない航空機に、魚雷を魚雷で迎撃するし...重桜の新型のKAN-SEN...?取りあえず、早く基地の皆に知らせないと!」
デイスはそう言うと、アズールレーン基地に向けて進路を取った。
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某海域の上空
そこには近未来的な艤装を持ち、タコのような触手をもつ女が二人、空中からしなのの様子を伺っていた。
???
「へぇ~面白い子が来たわね」
???
「あのKAN-SENをどうする気だ?」
???
「そうね、暫くは様子見かしら」
???
「彼の持っている力にても興味があるわ」
???
「はぁ~まぁ良い、我々の計画に支障がきたさなければな」
???
「ふふ、さぁ 見せて頂戴、あなたの力を」
如何だったでしょうか?
久しぶりの投稿になるので可笑しな点があるかもしれません。ご了承下さい。
皆様からのコメント アドバイスお待ちしております。
面白いと感じた方は是非お気に入り登録と評価の方
宜しくお願いします。
(KAN-SEN一人しか出せなかったけど、次回は沢山出す
予定です。)
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