新しい物語の一ページ (グーネル)
しおりを挟む

プロローグ

どうも、初めましての方は初めまして、僕を知ってる人はいないでしょうが、グーネルと申します。
急に他作品の話になりますが、一昔前に僕はBanG Dream!の二次創作を書いていたのでもしかしたらいるかもしれませんね。
今回急に東方作品を作ったのは、東方茶番劇を見ていて久々に作りたいなと思った次第でございます。
ではでは、稚拙な文ですが、本編をどうぞ。


「今日もいい天気だな」

日本の天気は、イギリスとは違って年中雨ではないからこういう日は気分がいい。

こういう日は外で運動でも,,,

 

「ねぇ……」

おっと、状況を忘れていた。

「ごめんよ、パチュリー。ついいい天気だったから、ぼーっとしてしまってたよ。」

「もう……で、ここはこういう訳でどうかしら?」

「うん、いいと思うよ」

 

僕の名前は不知火 明人(しらぬい あきと)、つい最近イギリスから帰国したいわゆる帰国子女の高校生だ。男なのに子女とは日本語とは不思議なものだ。

そしてさっき僕に話しかけてきた女の子はパチュリー・ノーレッジ。僕が英語を教えている同じクラスの女の子である。といっても、彼女は成績優秀であり、

一般教養はなんなら僕より上なのだ。

では、なぜ僕に英語を教えてもらっているのかというと、彼女は本の虫であり、いろんな本を読むことを生きがいとしているので、洋書も読んでみたいということだった。

なので帰国子女の僕に、本で使われるような難しい英語を聞いているということだったのだ。逆に僕は国語、とりわけ古典を彼女から教えてもらう、いわゆるwin-winの関係となっている。

 

「さて、僕も勉強にいそしもうかな。困ったらよろしくね」

「えぇ、といってもあなたもかなり飲み込みが速いし、すぐにマスターしてしまうと思うけど」

彼女は微笑んで言う。その仕草に少しそこしドキッとしてしまう。

「それほどでもないよ、君の頭脳には到底及ばないさ。これほどまで英語が読めるなら僕はもうお役御免かもね」

自嘲気味に僕は笑う。これはお世辞でもなく事実で、実際に僕が教えるまでもなく最初からかなりの英語力が身についていた。リーディングもほぼほぼ完璧であったのであとは少しのイディオムを教えるだけであったからだ。

「それは……ダメ」

「え?」

パチュリーは顔を少し赤らめて小声で言った。何を言ったかは聞き取れなかったが、そんなに赤くなるようなことを言ったのだろうか。

「ごめん、聞き取れなかった、もう一回言ってくれるかい?」

「……知らない」

少し不機嫌になってしまった。何か気に障るようなことを言ってしまったのだろうか。乙女心は難しい……。僕としてもパチュリーを怒らせるのは今後のためにもよくない。何か機嫌が直る方法……。

「何か気に障ってしまったかな」

「とにかく、まだあなたに教えてもらうからね」

「わかったよ、これからもよろしくね」

 

これは僕、明人と彼女、パチュリーとの言葉の教えあいでつながる物語である。




いかがでしたでしょうか。
かなりの短さでしたがプロローグということでご容赦いただけると幸いです。
ではでは次回をご期待ください。さようなら~。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第一話『昔話』

ということで、どうもグーネルと申します。
さて、プロローグから一日もたたずに二話目を投稿するペースですが、単純に私が学生で、こんな状況なものですから、暇なのですよ。
まあ、自分語りはこれぐらいにして、第一話をお楽しみください。


さて、少し昔話をしよう。

僕、不知火明人は6歳の頃に親の都合で家族でイギリスへと移住した。そこでは、日本とは全く違う生活を送り、とても充実していた。日本人学校に通っていたものの、やはり町へ繰り出すと英語が飛び交うため、必然的に英語を使うようになっていった。

そんなイギリス生活を送ること8年。2月のある日、父親から話があると居間に呼ばれた。

 

「どうだ、この国の生活は?だいぶ慣れてきたんじゃないか?」

「そりゃあ8年も住んでいたらだいぶ慣れるわな。英語もだいぶ使えるようになってきたし、そろそろ普通の公立学校に通えるぐらいになってるんじゃないかな」

 

少し驕っているかもしれないが、実際に、一般会話ぐらいなら普通にこなせるようになっていたので大丈夫だと思ったのだ。

 

「そうかそうか、でな、父さんたち次はドイツに異動になったから」

「……は?」

 

正直な感想だった。だって意味が分からなかったから。文脈どこに行ったんだよ。

てか、なんで「父さんたち」って言ったんだ?まるで俺は違うみたいな……

 

「なんで父さんたちって言ったんだって思ったか?」

「なんでわかんだよこの親父は」

「そりゃあお前の親だからなそのぐらいは分かる」

 

多分この人はこんな風に人の考えが読めるから出世したんだろうな、と思ったが、今はそんなことどうだっていい。

 

「実際思ったんだが、どういうことなんだ?」

「いやぁ、明人には日本に帰ってもらおうかなぁって思ってな」

「」

 

絶句だった。この親父が何を言っているのかマジで理解できなかった。普通に考えて一人息子を単身日本に帰らせるとか正気の沙汰じゃない。

 

「……ごめん、もう一度言ってくれる?」

「どうした、その年でもう耳が遠くなってしまったのか」

 

どうしよう、めちゃくちゃこいつを殴りたくなってきた。

 

「まあ、受け入れられない気持ちもわかる。ただイギリスになれてきたお前を次はドイツに連れて行くのは忍びないと思ってな」

「……」

 

少し拍子抜けした。この親父はちゃんと俺のことを考えてくれていたのだ。少しは見なおs

 

「というのは建前で、実際は久しぶりに母さんとラブラブ生活をドイツで満喫したいなと思ったんだが」

「俺の尊敬を返せやクソ親父」

前言撤回、この親父は少し、いや大分頭のネジが飛んで行ってると思う。

 

 

 

➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

 

 

 

 

「帰ってきてしまった……、日本に、ひとりで……」

 

そんな感じで俺は、親元を離れ単身帰国することになる。祖父母の家で居候することも検討したが、やはり俺たち家族のせいで迷惑をかけるわけにはいかないので俺は一人暮らしをすることとなった。

そんなこんなで始まってしまった僕の新生活。確か日本ではこの年に高校入学となるはずだ。まさに新たな門出となるのだが、

 

「……ここどこ?」

 

幸先が悪く道に迷ってしまった。私が一人暮らしをすることになるマンションは駅から数分と言われていたのだが、方角を間違ってしまったのか全然見つからない。

 

「まいったな、全然わからん」

 

仕方ない、道行く人に聞くしかないか。

 

「あの、すいません」

「……はい?」

 

僕が話しかけたのは、ちょうど僕の前を通ったある女性だった。とても大人びていて、なんだかミステリアスな印象を抱く、年は高校生ぐらいだろうか、片手には本を持ち、歩きながら読んでいた。危なくはないのだろうか。

 

「読書中にすいません、あの〇〇ってどっちの方向ですかね?」

「……あっち」

 

そうして彼女が指さした方向は今僕が来た方向だった。僕方向音痴過ぎない?

 

「ありがとうございます!」

 

僕がそういって頭を少し下げると彼女も同じように返し、そのまま去っていった。それにしても可愛かったな……。ってそんなこと言ってる場合じゃなかった。早く引っ越し先へ向かわなければ。




ということで(デジャブ)、第一話、いかがでしたでしょうか。
前書きでも書いたように自分は学生なのでかなり拙い文だと思います。実は結構即興でストーリーを作っているので、アドバイス、感想を送っていただけると幸いです。
ではでは、後書きもこの辺で。
では、皆さん、ごきげんよう。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二話『出会い』

どうも、グーネルです。
暇人な私はアイデアが浮かんでいるうちにということで、実はこの3つの話一日で書き上げております。正直ノリと勢いで書いている面も多いので、ここ変みたいなアドバイスはどしどしお願いします。
ということで、本編をどぞ。


そんなこんなで、僕は目的地であるマンションについた。そして僕がこのマンションを見た第一印象をぼそっとこぼした。

 

 

「……でかくね」

 

 

そう、ここはいわゆる高層マンションと呼ばれる部類のマンションであったのだ。しかも僕の部屋は中層階というから、驚きだ。

正直身の丈に合ってないと思ってしまう。イギリスにいた頃も借家で暮らしており、家庭も今まで貧しいと思ったことはないが別段金持ちと思ったこともない。

 

 

「やっぱ親父ってすごい人だったのだろうか」

 

あまり認めたくない話だが本当にそうなのかもしれない。まあ育児に関してはだいぶネジが飛んで行ってる親であることは間違いないので、相殺である。

そんな物思いにふけりながらふと玄関を見るとすでに引っ越し業者も到着していたようだ。私も手伝って早急に終わらせよう。

 

そうして引っ越し作業をしていると、隣の部屋から女の子二人が出てきた。姉妹であろうか、どちらも小柄で、紛うことなき美少女であった。いや、僕がロリコンというわけでは断じてない……はず。

 

「隣に住んでる方ですか?すいません、ドタバタしちゃって。また改めてご挨拶するので」

「わぁ!お隣さん?初めまして~私の名前はフランドール!フランちゃんって呼んでよ!」

「こら、急にグイグイいかないのお隣さん困ってるでしょ。」

「ごめんなさ~い、お姉様」

 

フランと名乗った金髪の少女はてへっというかのように、舌をペロッと出して、『お姉様』に謝る。なんだろう、イギリスの友達が言ってた日本の『萌え』のすごさを今実感しているような気がする。これが妹属性というものか。

 

「あ、ごめんなさい、私も名乗らなきゃね。私はレミリア・スカーレット、この子は双子の妹のフラン、よろしくね、えーっと……」

「あっ、僕は不知火明人、こちらこそよろしく」

 

自分も名乗ると、フランは目を輝かせながら僕の方を見て嬉々として会話をする。

 

「ねえねえ、明人君は年いくつ~?」

「僕は今年で16歳、日本だと高校一年生に当たるかな」

「あら、私たちと同い年ね、高校はどこかしら?」

「幻想高校だね」

 

正直日本の高校制度はよくわかっていなかったので、この引っ越し先に一番近い高校を選んでいた。

 

「わ~!高校まで一緒なんだ~!これからよろしくね~明人君!」

 

僕の手をとってぶんぶん振るフランを見て、素直にかわいいと思ってしまう。やばい、僕にも妹萌えが発生してしまう。

 

「少し気になったのだけれど、なんであなたはさっき日本ではなんて言ったの?」

「あー、実は僕イギリスから8年ぶりに帰ってきたんだよね、イギリスと日本って少し学生の区分が違うからつい」

「明人君イギリス留学!?すごい!」

 

何かちょっと勘違いをしている、だが、こんなに純粋な子のことを否定するのは少しはばかられるな。

 

「8年前っていうと、5,6歳の頃よね、じゃあ両親の海外赴任とかじゃないかしら?」

「すごい、正解です」

「ふーん、でもイギリスにいたってことは英語しゃべれるの?ペラペラ?」

「まあ、ある程度はって感じかな、日常会話が英語になるといやでも覚えなきゃだしね」

「そういえばご両親は……」

 

そこまでいってまずいことを聞いてしまっただろうかという顔をするレミリア。

 

「両親は今ドイツだね」

「「へ?」」

 

二人とも鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしている。まあ、そりゃそうか、普通子供だけを日本に帰す親とかいるわけない。

 

「別に複雑でも何でもないよ、ただ親父が頭のネジ飛んで行ってるだけ」

「そ、そうなのね……」

「てことは、明人君って一人暮らし!?」

「そういうことになるね」

 

正直一人暮らしは不安である。だが自炊はできるし身の回りのことは両親が仕事の時は自分でやっていたので、生活はやっていける……と信じている。

 

「わぁ!じゃあ明人君の家にまた遊びに行こうかな~!」

「え?」

 

素の反応だ。僕も一応男ではある。さらにこんな美少女が一人暮らしの僕の家に遊びに来て理性を保てるかは甚だ疑問である。

 

「こら、フラン、急にそんなこと言わないの」

 

良かった止めてくれて、レミリアは良心を持っていた。

 

「あ、引っ越しの邪魔だったかしら?そろそろ私たちは行くわね」

「バイバイ明人くーん」

 

そうして彼女たちはエレベータの方向へと歩いて行った。それにしても二人とも超絶美少女だったな。

まあとりあえず、俺もこの仕事早く終わらせるか。

 

そうして引っ越しの仕事を夕方までには終わらせられ、荷解きは明日に回しとりあえず一日を終了した。







はい、ということで、第二話でした。
いや~、フランちゃんやレミィの会話を考えるのとても難しいですね。実際にこんな会話することは万が一、いや億が一にないので、どんなふうに答えるかなって考えるの難しい。こうやって書いてみると本当に小説家や漫画家さん、ハーメルンの神作家さんってすごいなと思います。
あ、あと今のところの登場人物の設定を僕のページに書いておきますので気になる方はそちらもご参照下さい。

ではでは、またの機会に。ごきげんよう。


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。