戦略航空母艦 桜龍、艦これ世界に来てしまう。 (岡村優)
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戦略航空母艦 桜龍

 

全長 580メートル

 

基準排水量 20万トン

 

最大速度35ノット

 

武装

 

主砲 400ミリ超電磁加速連装砲 2基

 

 

 

対空兵装 

 

ファランクスCIWS 4基

 

シースパロー短SAM8連装発射機 4基

 

RAM近SAM21連装発射機 2基

 

  

 

艦載機 合計108機

 

戦闘機 

 

ASFーX震電Ⅱ 1機 

 

F3C(噴式零戦) 99機

 

E−2ホークアイ 4機

 

SH60J 4機

 

 

カタパルト 電磁カタパルト4基

 

原子炉 不明

 

主機 蒸気タービン 6機

 

 

 

 

 

20XX年大日本帝国海軍は既存の艦艇を全て一新すべく八州艦隊計画を立案、予算における空軍や陸軍の了承を取り付け、新型艦船の設計及び新技術を開発、その第1段階として戦略空母「桜龍」を建造した。なお、レーダー類や対空火器は既存のものを改修したものを使い、信頼性が高いが、日本お得意の魔改造によって元の物より圧倒的な性能を持っている。

 

本艦の主砲たる400ミリ超電磁加速連装砲は対艦攻撃用だが戦艦の主砲(戦艦の主砲は400キロ以上)ほどの射程は無く、40キロ前後となっている。

 

また、この砲は連射速度を上げるため弾倉装填式であるがあまりにも大きいので戦場で再装填出来ず港でのみ補給可能。一門あたり40発、計160発しか発射出来ない。

 

(外見はエイティシックスのステラマリスを参照)

 

 

 

ASF−X震電Ⅱ

 

開発 富士重工

 

全長 19.5メートル

 

全幅 14メートル

 

全高 3.56メートル

 

機体重量16300キロ

 

最大離陸重量37000キロ

 

最大推力 22トン

 

最大速度 マッハ3(リミッター解除時マッハ4)

 

巡航速度 マッハ2

 

航続距離 3000キロ

 

実用上昇限界不明

 

搭載レーダー 不明

 

固定武装 02式光線砲(レーザー兵器)一基

 

空対空戦闘時

 

99式対艦誘導弾(AAM−4) 4発(パイロン使用時12発)

 

04式空対空誘導弾(AAM−5) 4発

 

 

空対地戦闘時

 

04式光線砲 2基

 

 

空対艦戦闘時 12式対艦誘導弾(ASMー3) 2発(パイロン使用時10発)

 

 

 

 

この機体は八州艦隊計画に基づき、富士重工が新技術を用いて完成させた。しかし、値段が高過ぎるため1機のみ納入され、元赤城航空隊のエースパイロット岩崎圭の乗機として運用される。また、速度領域に応じて変形機構を有している。(外見と変形についてはエースコンバットの震電Ⅱである。)

 

問題点としては高額過ぎることと対地攻撃用の照準装置がない為目視照準によるレーザー兵器の使用しかできない事である。

 

 

F3C(噴式零戦)

 

開発 富士重工

 

全長 18.1メートル

 

全幅 12.6メートル

 

全高 4.8メートル

 

機体重量 19500キロ

 

最大離陸重量 35000キロ

 

最大推力 20トン

 

最大速度 マッハ2.99

 

巡航速度 マッハ1.8

 

航続距離 3000キロ

 

実用上昇限界 不明

 

搭載レーダー J/APG−2Bアクティブ電子走査レーダー

 

固定武装 M61A2改20ミリバルカン砲 一基

 

空対空戦闘時 

 

99式空対空誘導弾(AAM−4) 4発

 

04式空対空誘導弾(AAMー5) 4発

 

 

空対地戦闘時

 

MK82通常爆弾

 

JDAM誘導爆弾

 

ほか多数。

 

 

空対艦戦闘時 (ASMー3)12式対艦誘導弾 2発

 

 

 

本機体はF22を参考に日本独自の設計を施した機体で元々は空軍用の機体である。本来は震電Ⅱがそうなる予定であったがあまりの高額のため本機を艦上戦闘機に再設計、これを決定した。通称は噴式零戦(空軍機は神心)

 



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何があった(笑)

とあるJKが自身の部屋で作業をしていた。

 

「よし、これで材料が揃ったぞ〜3Dプリンター最高だね〜」

 

と言いながら模型を組み立てていく。

 

「う〜ん中々に難しいね〜そもそも空母に連装砲って、最早俺つえーならぬ私つえーだよ全く…」

 

と、自分が設計した癖に愚痴を零しながら作り上げた。

 

「よし、これでいいね…え?もうこんな時間!?明日学校!もう寝なきゃ〜」

 

即刻道具を片付けて電気を消し、寝た。

 

 

「うん…」

翌日朝起きると…周りは海である。と言うか海しか無い。

 

「はい?何事?ここはどこ〜?」

 

全くもってさっぱり分からない。分からなさすぎるので

取り敢えず自分を見る。

 

背中からアームが伸びアームの先には400ミリ超電磁加速連装砲、右肩には航空甲板、腰回りには対空火器群と刀、背中には弓矢があり、右手には和弓を持っている。

 

「…………………………は?」

 

もう一度よく確認してみる。

 

「…………………………は?」

 

思考停止した。暫くすると妖精さんが出てきた。

 

「ダイジョウブ?」

 

「うん!大丈夫じゃない!何事!?」

 

どうやら思考を放棄したようだ。

 

すると、この世界の事と自分の事が脳に一気に入ってきてクラっとしたがすぐに立て直す。しかし次の言葉で一気に目が覚めた。

 

 

「アンノウンセッキンチュウ!タイカンレーダーニカンアリ!ホウイ320!」

 

「なっ!?不味いわね…とりあえず直掩上げられる機体はすべて発艦!」

 

矢をつがえ即座に発艦。現在直掩に上がったのは101航空隊の、即応体勢で待機していた8機だ。8機の内7機はF3噴式零戦で残りの1機がASF−X震電Ⅱだ。念の為Eー2ホークアイも上げておく。

 

ここで説明しておくと桜龍は50機づつの航空隊を2個航空隊持っており、101航空隊(元赤城)と202航空隊(元加賀)を艦載機にしている。

 

「頼みますよ…」

 

と、心配そうに直掩に上げた機体を見送る。しばらくして無線機から連絡が入った。

 

『テキジャナイモヨウ…ハンダンヲモトム。』

 

「データ通信で映像か写真送って。」

 

『アイコピー』

 

しばらくしてデータ通信で映像か送られて来た。

 

「これ…艦娘だね…とりあえず接触してみるかなぁ」

 

「ベースから航空隊へ、発砲禁止する、RTB、ベースに帰投せよ。」

 

『ネガティブ!ベースノアンゼンガサイユウセンダ!ショウフクシカネル!」

 

「分かりました。では発砲してきた場合は火器使用を許可します」

 

『アイコビー』

 

無線を切り全艦に下令した。

 

「本艦はこれより接触を試みる!念の為すべての火器管制システムをオンにする!400ミリランチャー発射用意!」

 

と言うと妖精さんに突っ込まれた。

 

「サッキハダメッテイッタノニ…」

 

「それは言わないお約束〜」

 

「ハァ…」

 

 

 

 



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接触。

時系列を少し戻し、桜龍が戦闘機を上げたぐらいの頃…

 

艦娘艦隊側、編成は旗艦赤城、加賀、金剛、比叡、秋月、涼月である。

 

「帰ったらご飯ですね」

 

などとお喋りをしていたところ加賀に彩雲から入電が入り、それを聞いた加賀は慌てて赤城に報告する。

 

「赤城さん!」

 

「どうしました?加賀さん。」

 

「彩雲から8機の編隊が海面スレスレを400ノット以上で飛んできていると入電が!」

 

 

「「「「「「400ノット以上!?」」」」」」

 

流石にこれには全員驚愕した。何せ400ノット超えなど聞いたことないからだ。慌てて対空戦闘用意を下令、即時対空戦闘に入る。

 

しばらくして090方向から8機の編隊がマッハ2で真っすぐ突っ込んでくる。しかし、途中で7機が機首上げして速度を落とし、一機がそのまま突っ込んでくる。

 

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

 

余りの速さと音に砲弾を発射することなく不明機に接近され、しまったと思ったときには赤城の目の前すれすれで90度機首を直角に上げてターンしながら登っていった。そして他の機体と合流して、赤城たちの周りをぐるぐる旋回し始めた。

 

「なんですかあれは…」

 

「まさか…ジェット機?」

 

「…赤城さん、あれは落とせないです…」

 

「同じく」

 

「速すぎるのネ…」

 

「無理ですね!」

 

と、全員あの機体に対する感想を述べていた。

 

しばらくして赤城のぎりぎりまで飛んできた機体が速度を落とし、発光信号を送った。余談ではあるが無線が使えないので打電しようとしたのだが、やり方がわからず持っていた懐中電灯で通信を試みたのである。

 

「変形…した?」

 

流石に航空機が変形するとは思いもよらなかった一同である。

 

が、発光信号に赤城が気付き、和文モールスで打たれる信号を口頭で読み上げた。

 

「コチラ戦略原子力航空母艦桜龍艦載機101航空隊隊長 コードネームソード1、母艦ガ保護ヲ求メテイル。至急返答ヲコウ。」

 

「どうしますか?赤城さん。」

 

「取り敢えず会ってみましょう。皆さんそれでよろしいですね?」

 

全員が首を縦に振ったため返信した

 

「許可スル」

 

 

 

 

しばらくしてその艦娘が現れた。全体的に赤城に顔立ちが似ているが見たことの無い兵装がてんこ盛りで全員あんぐりと口を開けてしまった。

 

その本人はというと…

 

「戦闘機隊全機一旦帰投せよ…なんか嫌な予感するので…」

 

というと全機戦闘機を格納し。自己紹介する。

 

「御機嫌よう。私は大日本帝国海軍所属、第一空母打撃群旗艦、桜龍型戦略原子力航空母艦一番艦、桜龍と申します。以後お見知り置きを。ご先祖様方?」

 

と、優雅に一礼した。

 

 

 

 



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会敵。

互いに自己紹介した後赤城が質問する。

 

「桜龍…聞いたこと無いですね…いつの艦ですか?」

 

「八州艦隊計画の第一段階の艦で……そうですね…20XX年です。」

 

「「「「「「はい!?」」」」」」

 

と一同驚愕する。

 

「第二次世界大戦後の艦だと言うの?」

 

「そうですね。全長も500メートル超えてますし…こんな大砲ついてないでしょう?」

 

そう言いながらアームに付いている400ミリ超電磁加速連装砲を指差す。

 

「たしかに…と言うかなぜ戦艦クラスの大砲が?」

 

「接近された場合の自衛火器です。」

 

((((((自衛用でその火力は要らないのでは?))))))

 

「まあこの砲、元々は対潜用に開発されたものなんですけど…当たら無いでしょうと言うことで対艦戦闘用にしたって言う笑い話がありますけどね〜」

 

((((((対潜用でそんなの要らないでしょ…))))))

 

「砲弾も大きくて約2トンなんですよね…その分炸薬量多いので戦艦クラスでも一撃でお陀仏です。」

 

((((((未来の日本人は馬鹿なのか?))))))

 

「まあ、射程も短くて…40キロしか射程無いんですけど。」

 

((((((空母ってなんだったっけ?戦艦と殴り合う為の艦種だったっけ?))))))

 

「そ、そう…」

 

と、かろうじて赤城は声を出すことができた。一同このツッコミどころ満載の艦にドン引きである。

 

と、そこにEー2から無線が入る

 

「コチラコウノトリ1、ホウイ120、キョリ800キロニテキカンタイヲシニン、クウボヲキュウ2、センカンルキュウ2、クチクカンイキュウコウキガタ2ノケイ6セキ。テッキハッカンチュウ」

 

「そのまま見張ってて」

 

「アイコピー」

 

そのままレーダー要員にレーダーの様子を聞く。

 

「レーダーなにか見える?」

 

「モクヒョウマダミエマセン」

 

「引き続き注意を」

 

「リョウカイ」

 

「赤城さん…方位120距離800キロ地点に居る敵艦隊の攻撃隊が発艦中とのことです。」

 

「なんですって!?」

 

「防空戦闘の用意を…」

 

言い終わる事なく赤城が命令。

 

「全艦対空戦闘用意!戦闘機隊発艦!」

 

と言いながら弓をつがえ、戦闘機を発艦する。

 

桜龍も発艦準備に入る。

 

「今出せる機体は?」

 

「101ゼンキジュンビカンリョウシテマス」

 

「202は?」

 

「タイカンミサイルソウビデタイキチュウ」

 

「分かったわ…101全機発艦!」

 

50機の戦闘機を発艦させ赤城と加賀の航空隊を置き去りにして敵編隊に向かう。

 

「さーて…どうなるかしらね…」

 

敵機との初の交戦にどこまでやれるか心配になる桜龍だった。

 

 

 

 

 



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航空戦

母艦から発艦して高度15000を編隊を組んで飛行している50機がいた。

 

「101カッキ、コチラタイチョウノソード1ダ。コレヨリテキヘンタイニキシュウヲカケル。ゼンキ!ゴセンゾサマタチノテヲワズワラセルナ!トッカンセヨ!!」

 

『『リョウカイ!』』

 

50機ほどの戦闘機隊が一気に降下する。

 

「ソード1、FOX3!」

 

『ソード2オナジクFOX3!』

 

と言うふうに全機の航空機関砲及びレーザー兵器が火を吹いた。そしてガンガン敵機が落ちていく。

 

『タイチョウ、ヤツラジェットキミタイナカタチシテルクセニカモウチニシカナリマセンネ?』

 

「ソウイウナソード2、ゴセンゾサマタチノキョウクンニアルダロ、マンシンダメ!ゼッタイ!ッテネ!」

 

『ハゲシクドウイデアリマス。』

 

物の数分で敵編隊が抵抗する合間無く全滅せしめられた。

 

「ゼンキ!RTBキカンスルゾ。」

 

『『了解』』

 

その頃零戦の編隊はというと…

 

「テッキガ…モノノスウフンデ…ゼンメツダト…」

 

「センブモッテ…カレタ…」

 

と、唖然としていた。

 

遅れたとはいえここまでとは思ってなかったようだ。

 

「セイノウガチガイスギマスナ…」

 

「ウーン…」

 

「マアイイヤ…トリアエズカエロウ」

 

そう言ってそのまま帰ることとした。

 

そして艦隊の方はと言うと…

 

「どうされます?赤城さんこのまま攻撃隊出して叩きますか?それとも砲撃戦で殴り合いですか?」

 

と、桜龍がどうするか問う

 

「桜龍さん攻撃準備は…」

 

「いつでも出せますよ準備だけは周到なので。」

 

「こちらは護衛の戦闘機が無いのよ…さっき全機上げてしまったから」

 

「では私の航空隊がその代わりを努めましょうか?私の艦載機はマルチロール…ご先祖さまたちで言う爆戦ですので。」

 

「でも…爆弾を抱えたままじゃ…空戦は難しいのでは?」

 

「いやいや、私達の時代だと、爆弾を抱えたまま空戦できるのが普通なんですよ。」

 

「時代の変化とは…末恐ろしいわね…」

 

「で?何機上げれるのかしら?」

 

と、加賀が聞いてくる。数によっては攻撃せず逃げに徹するつもりだったからだ。

 

「さっき行ったのが101航空隊で私の艦載機の半分です。」

 

「「「「「「半分!?」」」」」」

 

「はい、101と202が半々で合計100機です。それに加えて早期警戒機…観測機と言ったほうがいいかな…が4機、後は、対潜哨戒機4機が艦載機ですから」

 

「まって!?対潜出来るの!?」

 

「はい!出来ますよ?この400ミリランチャーでも出来ますしね〜」

 

と、言いながら400ミリ超電磁加速連装砲を指差す。

 

「…開いた口が塞がらないわ…」

 

と、空母たちが唖然としていた。しかし唖然としてたのは空母だけでは無く…

 

「主砲で対潜…」

 

「比叡…主砲って対潜出来たネ…?」

 

「少なくとも私達では不可能です。」

 

と、常識(笑)をぶち壊していく桜龍である。

 



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制空権確保、反撃開始!

艦隊は艦首を風上に取り、航空機を発艦させた。

 

「大丈夫でしょうか…」

 

流石に戦闘機が爆戦で、かつたくさん積載したとなると流石に運動性能に関してふあんを拭えない赤城である。

 

「大丈夫ですよ。確かに若干性能落ちますけど空戦に問題ないですし、最悪、放棄すればいいので問題ありません。」

 

「そうですか…」

 

ここで加賀が桜龍に質問した。

 

「で、貴女今手元にある艦載機は?」

 

「対潜哨戒機(ヘリコプター)だけですね。」

 

「…何処まで出来るのかしら?」

 

「空戦の事を言っているのであれば無理です。機銃すらないので。逆に対潜爆雷ガン積みなので潜水艦はやれます。」

 

「…なるほど…って事は…直掩はどうするの!?」

 

「ああ、それも問題ありません。戻ってくる機体に燃料だけ給油して発艦しますので。ホントはあんまりやりたくないですけどね」

 

「…鬼ね…」

 

「で、実際どう?」

 

と、艦長妖精に聞く。

 

「ダンヤクハ、キジュウイガイハソノママデス。ネンリョウニカンシテハホトンドショウヒシテナイノデモンダイアリマセン」

 

「なるほど…皆には迷惑かけるわね。」

 

「イツノモコトデス」

 

一応加賀にも報告しておく。

 

「燃料は、あまり消費してないのでそのまま直掩出来るそうです。」

 

「そう…凄いわね…」

 

場所変わって航空隊。

 

敵艦隊に対しての攻撃編成なのだが…

 

「アイツラバクセンデチョクエイスルキダソウダ」

 

「ショウキカ!?」

 

「ヤッテモラワネバコマル」

 

と、九九艦爆と九七艦攻の妖精タチガが不安がっていた。

 

「ゴセンゾサマガタカラシテミレバタシカニオカシイダロウナ」

 

「デスネ」

 

その時レーダーに敵艦隊を視認した

 

「102カッキニタッスル!こちらホワイトファングワン!レーダーニテキカンヲカクニン!ゴセンゾサマタチノタメニクチクカンカラタタキツブスゾ!」

 

「「「「「リョウカイ」」」」」

 

「ゼンキツヅケ!」

 

敵機がいないこといい事に突撃する102全機に赤城と加賀の航空隊が不安がる。

 

「オイ!アイツラトツニュウスルキダゾ!」

 

「オゼンダテシテクレルトヨ!カッキ!ムダニスルナヨゼンキトツゲキ!」 

 

艦攻隊が一気に降下する。

 

「全機!FOX1!」

 

シュゴォォォォォォォォォ!!

 

対艦ミサイルが一斉に発射されこの過剰攻撃に駆逐イ級が即後で撃沈される。そしてダメ出しで対空ミサイルと機関砲で対空砲火を破壊して離脱する。

 

「コレデイイダロウアトハゴセンゾサマタチニマカセヨウ」

 

「「「「「「ラジャー」」」」」」

 

 

遅れて雷撃隊と爆撃隊が攻撃を開始した。

 

 

「ワレニツヅケ!」

 

 

「ギョライトウカァァ!!」

 

 

ゴォォォ!!

 

 

ドカァァァン!!

 

 

ドボォォォン!!

 

敵艦を全艦撃沈し、全機帰投する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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びっくり提督と、桜龍もびっくり?

横須賀鎮守府にて…

 

カチャン…

 

「今なんて?」

 

この今ペンを落とした20代のお兄さんが横須賀鎮守府の提督である。

 

「だから提督、赤城たちの報告だと海域で第二次大戦以降の船がドロップした。」

 

「初めてじゃない?」

 

「前例が無いな。」

 

「で、長門はどう思う?」

 

「私にも分かりかねる…」

 

「だよねぇ…」

 

コンコン

 

「提督、桜龍さんをお連れしました。」

 

「入ってもらってくれ、」

 

「失礼します。」

 

赤城に連れられて桜龍が入室する。

 

「取り敢えずここに掛けてくれ」

 

とソファに座るよう促され対面で座り長門がお茶と茶菓子を出した。それを、桜龍は食べる。実は桜龍は、和菓子が好きなのだ。それも自分で作ってしまうレベルで。なので自身の中で食レポをしていた。が、すぐに切り替えるそれを見計らって提督は話を始める。

 

「まずは自己紹介を、この横須賀鎮守府を預かる山口大樹中将だ。」

 

「秘書艦を務める長門だ」

 

「HGCV TYPE-J01桜龍です。正式にはHyperGradeAircraftCareerに分類されます。日本では桜龍型戦略空母1番艦桜龍です。」

 

「えーと…正規空母…かな?」

 

「原子力空母ですね。その中でも最大のものになります。」

 

「なるほど…実は君について測りかねている…どう扱えばいいのか…とね。」

 

「確かに連係という点で言えば難しいでしょうね対空砲も無ければ装甲も申し訳程度ですし。雷撃に対する防御力はピカイチですけど。私達の時代になると空母は守ってもらうのが前提ですし、砲弾類は艦隊規模で撃ち落とすので装甲もないんですよ。」

 

「なるほど…では質問しよう…私達とともに戦ってくれないか?」

 

「構いませんが?」

 

「…良いのかね?」

 

「どこにも問題はないはずですが?まさか世界が違うからとか抜かしませんよね?私が守るべきは日本人、それが例え帝国や、日本国であっても一緒のはずです。それに数多の先祖たちが散って逝ったのに私だけのうのうと生きるなんて御免葬ります。」

 

本心である、中身の少女の曾祖父は戦争帰りで色んな事を教えてくれたのだ。だから将来は防衛大学校に入ると決めていたのだ。

 

「そうか…」

 

と、そこで長門が質問してきた。

 

「所で桜龍、さっき原子力といったが…」

 

「原子爆弾の技術を応用して船の推進に利用する艦艇です。もちろん弾頭としても核弾頭があります。もちろんビキニ環礁で使った物よりも強力なものを」

 

「そうか…」

 

「言っておきますがバコスカ使いませんからね?私としても核弾頭を搭載するのは嫌だったんですから…」

 

「…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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