【急募】父親を中二病から解放する方法  (Pekky)
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【急募】父親を中二病から解放する方法 
1スレ目


テレワークで時間が有り余っているので投稿。

掲示板形式の使い方が間違っていれば容赦なく指摘してください。

皆様の暇つぶしの一助になれば幸いです。


【急募】父親を中二病から解放する方法

 

1:名無しヴィラン

誰か知恵かしてちょうだいな

 

2:名無しヴィラン

お、おう……

 

3:名無しヴィラン

お辛いでしょうね

 

4:名無しヴィラン

ぶん殴って目え覚まさせてやれば?

 

5:名無しヴィラン

中二病は男の一部みたいなものだから

 

6:名無しヴィラン

初心者らしきイッチはとりまコテハン付けなされ

 

7:名無しヴィラン

そもそも中二病であることがある意味解放されていると思われ

 

8:名無しヴィラン

>>7

たしかにww

 

9:名無しヴィラン

>>7

コーラ吹いたww

 

10:スーパー娘

コテハン忘れごめんね。

>>7

確かにあたしが物心ついたころから中二病だったからなぁ

 

11:名無しヴィラン

スーパー娘wwww

 

12:名無しヴィラン

>>10

父親の遺伝子カンペキに受け継いどるやんけ

 

13:名無しヴィラン

>>10

まず自分を解放してください

 

14:名無しヴィラン

とりあえず話進めないか? 事情はよ

 

15:名無しヴィラン

それな

 

16:スーパー娘

箇条書きでごめん

 

・父親が部屋に引き籠って出てこない

・仕事はしてると言っているけど職種がハッキリしない

・生活はむしろ裕福。金に困った事はない

・年齢を詐称する(自称120歳以上)

・度々怪しい風貌の人を招く(浮浪者っぽかったり、ヤバイ仕事してそうな人だったり)

・魔王に憧れている

・魔王に憧れている

・魔王に憧れている

 

17:名無しヴィラン

>>16

……wwww

 

18:名無しヴィラン

>>16

たまげたなぁ

 

19:名無しヴィラン

>>16

最後強調しすぎwwww

 

20:名無しヴィラン

>>16

 こ れ は ひ ど い

 

21:名無しヴィラン

いやまて、実はワンチャン本物のヴィランかも

ヤバイ連中が手下とか

 

22:名無しヴィラン

仕事不明で生活は裕福ってのが怪しいなぁ

 

23:名無しヴィラン

裏の支配者的な?

 

24:名無しヴィラン

そんな奴いたっけ? ヴィランなんてどいつも個人プレーだろ

 

25:名無しヴィラン

>>24

知られていないから裏のなんだろ

 

26:名無しヴィラン

>>24

昔は組織的なヴィランもいただろ

デストロとか

 

27:名無しヴィラン

>>26

教科書や歴史番組でしか見たことないが

今のヒーロー飽和社会で組織的な活動なんて難しいだろ

 

28:名無しヴィラン

都市伝説で言うなら悪の帝王とかな

ヴィランが圧倒的に優勢だった時代があったらしい

 

29:名無しヴィラン

>>28

俺も爺ちゃんから聞いた

爺ちゃんの親がその頃のヴィラン犯罪で亡くなったって

 

30:スーパー娘

おい

 

 

 

 

あたしの父親を解放してくれ

 

31:名無しヴィラン

ワロタ

 

32:名無しヴィラン

完全に脱線してたなww

 

33:名無しヴィラン

ごめんなさい(笑)

 

34:名無しヴィラン

家族がヴィランの人質になった人みたいで笑った

 

35:名無しヴィラン

マジな話、情報が不足してるな

というわけで、娘さんのスペックを要求する(真顔)

 

36:名無しヴィラン

>>35

たしかに必要だ

 

37:名無しヴィラン

>>35

特に性別と年齢は必須ですよね

 

38:名無しヴィラン

>>35

画像もあると精度が上がるね

 

39:名無しヴィラン

>>35

>>36

>>37

>>38

こいつらwww

 

40:名無しヴィラン

欲望に忠実かよ

 

41:名無しヴィラン

>>38

なんの精度だよww

 

42:スーパー娘

どこまで晒せば良いのか判断つかないけど

 

性別:女に決まってんだろボケ

年齢:14

身長:160くらい

家族:父 兄 私

職業:お手伝い(父親の)

個性:完全記憶

見たこと聞いたこと知ったことを絶対に忘れない

 

こんなところ?

 

 

43:名無しヴィラン

>>42

ガタッ

 

44:名無しヴィラン

>>42

ガタッ!

 

45:名無しヴィラン

>>42

ガタッ!!

 

46:名無しヴィラン

座れお前ら!!ww

 

47:名無しヴィラン

落ち着けww

 

48:名無しヴィラン

どこに反応したか丸わかりだが、釣りの可能性は否めんぞ

慎重に吟味する必要がある

 

49:名無しヴィラン

そうだよな

個性すごいよな(すっとぼけ)

 

50:名無しヴィラン

いや、確かに個性も凄いよ

完全記憶とか、勉強最強じゃん

学校でテストとか無敵

 

51:名無しヴィラン

というか、職業お手伝いってなに?

中学生じゃないの?

 

52:名無しヴィラン

>>51

それな

年齢にばかり目を奪われてたが、確かに変だ

 

53:名無しヴィラン

>>52

通報しました

 

54:名無しヴィラン

>>52

さらっと言ってんじゃねーよww

 

55:名無しヴィラン

でも中学生って書かないのは変だよな

父親の手伝いとか、なにやら不穏な気配が……

 

56:名無しヴィラン

生活に不自由はしてないと言うが

生活の内容によっては……

 

57:スーパー娘

学校は、父親とか家庭教師に勉強教わってて通ってない

2年くらい前に行かなくて良いの? って聞いたら

もう大学課程も終わってるから行く必要ないって

 

58:名無しヴィラン

イッチ天才かよ

 

59:名無しヴィラン

完全記憶だからか

うらやま

 

60:名無しヴィラン

おい

2年前に聞いたってことは12歳の時に終わってたってことか?

 

61:名無しヴィラン

 

 

62:名無しヴィラン

 

 

63:名無しヴィラン

 

 

64:名無しヴィラン

超天才少女と、怪しい職業不詳の父親?

 

65:名無しヴィラン

物語が始まりそうな設定ですね

 

66:スーパー娘

というか、いい加減に案出してよ

 

67:名無しヴィラン

ごめんよイッチ

衝撃が大きすぎてな

 

68:名無しヴィラン

むしろイッチへの興味が勝ってきたまである

 

69:名無しヴィラン

親子揃って謎の存在だな

 

70:スーパー娘

こういう時はあれでしょ?

安価ってやつやればいいんでしょ?

 

71:名無しヴィラン

おいまて

 

72:名無しヴィラン

俺らも悪かったが、早まるんじゃない

 

73:名無しヴィラン

安価と聞いて

 

74:名無しヴィラン

ついに俺の時代が

 

75:名無しヴィラン

安価好きが湧いて来たww

 

76:名無しヴィラン

でも実際、本当父親が仕事してないのかどうかも不確かだし

中二病であることが問題なのかもハッキリしない

生活が裕福なら父親はしっかり役割果たしてるんじゃない?

きちんと子供を養ってるなら、趣味をどうこう言うのは間違ってるのでは?

 

77:名無しヴィラン

>>76

うーん、正論

 

78:名無しヴィラン

>>76

うーん、正露丸

 

79:名無しヴィラン

実に良心的な意見

 

80:名無しヴィラン

ぐぅの音も出ない

 

81:スーパー娘

でも、中二病って恥ずかしいことじゃないの?

友達は「親が中二病とか死にたくなるね」って言ってたよ?

 

82:名無しヴィラン

 

 

83:名無しヴィラン

 

 

84:名無しヴィラン

友達ひっどwww

 

85:名無しヴィラン

俺らにクリティカルヒットですわ

 

86:名無しヴィラン

親じゃなくても大人に大ダメージ

 

87:名無しヴィラン

イッチよ

中二病は恥ずかしいことなんかじゃない

ただ自分の好きな事を好きなだけやってるだけなんだ

ただ女性には理解し難いだけなんだ(8敗)

 

88:名無しヴィラン

>>87

よく言った

 

89:名無しヴィラン

>>87

だからもう、休め

 

90:スーパー娘

8敗もするってことは、それだけダメってことじゃないの?

 

91:名無しヴィラン

 

 

92:名無しヴィラン

 

 

93:名無しヴィラン

 

 

94:名無しヴィラン

イッチよ

やめてくれよ……

 

95:名無しヴィラン

純粋な言葉が何よりも鋭利な刃になるんだよ

 

96:名無しヴィラン

血ぃ吐きそうだ

 

97:名無しヴィラン

そんなことより安価だ(目逸らし)

とにかく父親の動向を探る事が重要だと思う

実際に何をしているのか分からないと良し悪しが判断出来ないし

もし何か悪いことをしていたのなら早めに止めるべきだろう

万が一、中二病ではなく本物のヴィランだったならイッチも危険だ

本当に働いてなくて誰かの金食い虫になってるなら尻を蹴飛ばすべき

兎にも角にも情報不足だから、そっち方向で安価するべきだと愚考する

 

98:名無しヴィラン

全力の方向転換wwww

 

99:名無しヴィラン

お、そうだな(便乗)

 

100:名無しヴィラン

>>97

スレ民の鏡だな

 

101:名無しヴィラン

安価する人この指とーまれ(思考放棄)

 

102:名無しヴィラン

はーい(思考放棄)

 

103:名無しヴィラン

はーい(思考放棄)

 

104:名無しヴィラン

へーい(思考放棄)

 

105:名無しヴィラン

ほーい(思考放棄)

 

106:スーパー娘

じゃあどうやって父親の動向を探るかね

>>115

 

107:名無しヴィラン

ちょww

 

108:名無しヴィラン

ぶった切りワロタ

 

109:名無しヴィラン

尾行しかない

 

110:名無しヴィラン

「ねぇパパ教えて~」と甘えて聞く

 

111:名無しヴィラン

興信所に依頼する

 

112:名無しヴィラン

「ヒーローに通報するよ」と脅す

 

113:名無しヴィラン

「あたしがパパの跡を継ぐ」とシリアス顔で言う

 

114:名無しヴィラン

父親がいない間に部屋を荒らす

 

115:名無しヴィラン

尾行一択でしょ

 

116:名無しヴィラン

オールマイトに相談

 

117:名無しヴィラン

父親のPCにハッキング

 

118:名無しヴィラン

無難だな

 

119:名無しヴィラン

尾行かぁ……

 

120:名無しヴィラン

引き籠ってるという話じゃなかったか?

 

121:スーパー娘

>>115

ありがとう。尾行ね

週に2・3回はどこかに出かけるから、その時に尾行する

というか、今までの統計からして今日出掛けるかも

 

122:名無しヴィラン

ベストタイミングじゃん

 

123:名無しヴィラン

ちょっとワクワクしてきた

 

124:名無しヴィラン

イッチ尾行の実況とかできる?

映像とかもあれば最高

 

125:スーパー娘

スマホで打ってるから実況はできる

映像は流石に無理かな

他の人とか映ったらプライバシーに関わるしね

 

126:名無しヴィラン

実況だけでも十分

 

127:名無しヴィラン

全裸で待機してます

 

128:名無しヴィラン

>>127

服着ろAHO

 

129:名無しヴィラン

とんでもない事実が発覚しそうな希ガス

 

130:名無しヴィラン

久しぶりに良スレな予感

 

131:名無しヴィラン

今更だが、兄はどうなの?

父親は職業不審な裕福民

娘はスーパー天才美(願望)少女

なら息子は?

 

132:名無しヴィラン

>>131

それな

母親については聞かない方が良いよな?

 

133:名無しヴィラン

>>131

きっと一般人という名の逸般人に違いない

 

134:名無しヴィラン

イッチの兄というだけで普通にはならない(暴論)

 

135:名無しヴィラン

むしろ本当に普通だったら家族がすごすぎてコンプレックスになりそう

俺だったらグレるわ

 

136:名無しヴィラン

>>135

言えてる

父親はともかく妹がハイスペックすぎてな

 

137:スーパー娘

兄はな

変人

 

138:名無しヴィラン

ほら見ろwwww

 

139:名無しヴィラン

バッサリすぎて草

 

140:名無しヴィラン

イッチよ詳しく

 

141:スーパー娘

話してあげたいけど、父親が出掛けるみたい

これより安価「尾行」を開始します!

 

142:名無しヴィラン

待ってました!

 

143:名無しヴィラン

行けイッチ! 家族のために!

 

144:名無しヴィラン

俺達の冒険はこれからだ!(打ち切り)

 

145:名無しヴィラン

この時、俺たちは知らなかった

この安価が、あんな事態を引き起こすことになるなんて……

 

146:名無しヴィラン

>>144

>>145

これで終わりではないぞ

もうちょっとだけ続くんじゃ

 

147:名無しヴィラン

>>146

主人公が変わるからやめなさい

 

 




父親とはいったい何者なんだ……(すっとぼけ)



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2スレ目

書き上がったので連投


179:名無しヴィラン

何故だろう?

普通に電車で移動しているのに笑う

 

180:名無しヴィラン

それなww

普通のリーマンじゃんって

 

181:スーパー娘

いや、優先席に座ってるから油断は出来ない

まだそこ使っていいほど年はとってないじゃない!

 

182:名無しヴィラン

イッチいい子

 

183:名無しヴィラン

待てイッチ

老人が来たら譲るかも知れない

今判断するのは早計だ

 

184:名無しヴィラン

>>183

なんの判断だよwwww

 

185:名無しヴィラン

120歳以上なんだから問題ないのでは?

 

186:名無しヴィラン

>>185

自称だからアウト

 

187:名無しヴィラン

そんな設定つけるから娘に中二病扱いされるんだよなぁ

 

188:名無しヴィラン

いやでも、そういう個性だったら本当かもよ?

そういやイッチの家族ってどんな個性持ってんの?

 

189:名無しヴィラン

>>188

長生き出来る個性、或いは見た目が老けない個性か

そんなんいたら話題になりそうだが

 

190:名無しヴィラン

誰もが欲しがるわ

オンオフがないなら無断使用にも引っ掛からないしな

 

191:名無しヴィラン

>>190

無断使用のラインってほんと曖昧だよな

俺は完全にオンオフ出来るから使えない

使えたら日常で便利な個性なんだけど、使ったら一発でバレるやつだから

こういう時、異形型とかって得だと思う

 

192:名無しヴィラン

>>191

わかる

素で身体能力高いやつばっかだもんな

力仕事で役に立つから羨ましい

 

193:スーパー娘

父親の個性は絶対に誰にも教えないよう口酸っぱく言われてる

兄は……なんて言ったっけ?

たしか「分解」だか「崩落」だかって名前で

手で触れた物を分子くらいまで壊すやつだったはず

 

194:名無しヴィラン

>>193

おいまて

 

195:名無しヴィラン

>>193

怖すぎィ!!

 

196:名無しヴィラン

近距離特化だけど十分に強個性じゃねぇか

 

197:名無しヴィラン

父親の個性は誰にも教えちゃダメって

本格的に長寿個性の疑惑が

 

198:名無しヴィラン

強個性家族かよ……

 

199:名無しヴィラン

待って

仮に父親が長寿、もしくは若作りの個性だったとして

子供二人の個性が関連性なくね?

どっちも突然変異か?

 

200:名無しヴィラン

>>199

確かにな

話題に出していいか分からないが、母親の個性が関係してるのかも

 

201:スーパー娘

ごめん書き忘れてたけど

兄は正確には義理

血は繋がってない

 

202:名無しヴィラン

>>201

!!

 

203:名無しヴィラン

>>201

!!?

 

204:名無しヴィラン

>>201

\( 'ω')/

 

205:名無しヴィラン

>>201

Σ(゚Д゚;エーッ!

 

206:名無しヴィラン

まさかの義兄妹

 

207:名無しヴィラン

なんなのこの家族……

 

208:名無しヴィラン

これまでのまとめ

 

父親:自称120歳の職業不詳金持ち

母親:存在不透明

長男:強個性義理息子

長女:強個性天才少女

 

209:名無しヴィラン

まさに「個性的」な家族ですねぇ

 

210:名無しヴィラン

>>209

座布団一枚

 

211:名無しヴィラン

いやガチで逸般家庭じゃんか

どなたかヒーローやってません?

 

212:スーパー娘

ヒーローはやってないというか、誰もやろうなんて欠片も思わないかな

明らかに割に合わないし

 

213:名無しヴィラン

今の情勢だと珍しい考えだな

まぁ俺も憧れるだけで何もしなかった口だけど

 

214:名無しヴィラン

>>213

同じく

雄英や士傑じゃなくてもヒーロー科って偏差値高いからな

基本バカはお呼びじゃない

 

215:名無しヴィラン

ワイ雄英のヒーロー科から除籍されて普通科になった落ちこぼれだけど、あいつらはもはや別世界の人間

考え方の根本からして違うのが分かってしまった

単に個性が強かったり勉強が出来るだけじゃやっていけない

 

216:名無しヴィラン

>>215

雄英ヒーロー科に合格出来ただけでも優秀だろ

記念受験して試験問題を見た瞬間、次元の違いを思い知った。

そっと問題用紙を閉じて退席したもん

 

217:名無しヴィラン

>>216

同士よ

 

218:名無しヴィラン

実技試験で失禁した黒歴史を持つ同士はおらんか?

 

219:名無しヴィラン

>>218

あれ、俺いつのまに書き込んだんだ?

 

220:名無しヴィラン

>>218

仲間がいてホッとした

 

221:名無しヴィラン

>>218

そうだよな! アレは誰でも脱糞するよな!!

 

222:名無しヴィラン

>>221

おいwwww

 

223:名無しヴィラン

>>221

黙れク〇野郎!!

 

224:名無しヴィラン

>>221

墓穴掘ってて草

 

225:スーパー娘

父親が○○駅で降りた

 

226:名無しヴィラン

お、ついにか

 

227:名無しヴィラン

待ってました!

 

228:名無しヴィラン

どこに行くんですかねぇ

 

229:名無しヴィラン

これで風俗だったら笑うわ

 

230:名無しヴィラン

>>229

【悲報】風俗に通うところを娘に見られる

 

231:名無しヴィラン

お茶吹いたwwww

 

232:名無しヴィラン

首吊りもんですわ(笑)

 

233:名無しヴィラン

わざわざ遠い所にまで通ってるのがもうね

 

234:スーパー娘

もし本当に風俗だったら写真撮って拡散する

 

235:名無しヴィラン

>>234

容赦ねえwwww

 

236:名無しヴィラン

>>234

やめてあげて

父親だって男なんだと理解してあげて!

 

237:名無しヴィラン

社会的抹殺までの秒読みが始まります

 

238:名無しヴィラン

抹殺される前に自殺するわこんなん

 

239:スーパー娘

どんどん人気のない場所に移動してる

いかにもな廃工場が見えてきた

中に人影が見える

10人くらい

 

240:名無しヴィラン

とりあえず風俗ではない……か?

 

241:名無しヴィラン

まだ分からんぞ

廃工場シチュかもしれん

 

242:名無しヴィラン

>>241

どんなシチュだよ

 

243:名無しヴィラン

>>241

だとしても10人は多すぎでない?

もしか父親絶〇説?

 

244:名無しヴィラン

>>243

金持ちで〇倫とかエロゲかよ

 

245:名無しヴィラン

イッチ

何話してるかわかる?

 

246:スーパー娘

個性で防音してるのか、全く聞こえない

でも口の動きで読み取れるかも

 

247:名無しヴィラン

>>246

読唇術とかいう天才ムーヴが始まりました

 

248:名無しヴィラン

>>246

なんで読唇術なんて学ぼうと思ったんですかねぇ

 

249:スーパー娘

窓に光が反射するから完全には見えないけど

父「もうすぐ準備が出来るから 予定通り  してくれ 逃走 ヒーローは するから 報酬」 

A「全てあなたの です 絶対に成功 ルフォーワ 今度こそ ルマイトを」

B「我々の悲願を なたの元で 必ず ましょう」

父「もちろん 叶えよう もし することはない 大丈夫 僕がいる」

その他「うおおおおおぉぉぉ!!」(拳を掲げて雄叫び) 

 

250:名無しヴィラン

>>249

宗教かな?

 

251:名無しヴィラン

ただの中二病サークルかも

 

252:名無しヴィラン

>>251

なるほど

ただの同志の集まりという可能性は高いな

 

253:名無しヴィラン

父親の職業は中二病サークルの会長

わかって良かったねイッチ!

 

254:スーパー娘

通報したほうがいい?

 

255:名無しヴィラン

>>254

辛辣ゥ!

 

256:名無しヴィラン

>>254

判断早いよ!ww

なんの集まりかぐらい調べてからでも遅くない

 

257:スーパー娘

あ、バレた

 

258:名無しヴィラン

>>257

ファッ!?

 

259:名無しヴィラン

>>257

マジかよエスパー?

 

260:名無しヴィラン

父「娘よ……貴様、見ているな!?」

娘「ち……父!!」

 

261:名無しヴィラン

お前達の次の台詞は

「ディオ様はやめなされ」

だ!!

 

262:名無しヴィラン

ディオ様はやめなされ!……ハッ!?

 

263:名無しヴィラン

ディオ様はやめなされ……ハッ!?

 

264:名無しヴィラン

テンプレは良いから続きはよ

 

265:名無しヴィラン

>>264

冷たいww

 

266:名無しヴィラン

というかイッチ見れてるか?

父親に詰問されてる途中かな?

 

267:名無しヴィラン

これは俺の出番だな

 

268:名無しヴィラン

は?

 

269:名無しヴィラン

は?

 

270:名無しヴィラン

>>267

貴様何者だ! 名を名乗れ!

 

271:名無しヴィラン

実は俺、イッチが言ってた○○駅の近くに住んでる

 

272:名無しヴィラン

!?

 

273:名無しヴィラン

なん……だと……

 

274:名無しヴィラン

>>271

コテハンしてから続きはよ!!

 

275:名無しヴィラン

コテハン組が誕生するとはなぁ

 

276:名無しヴィラン

というかやってること完全にストー〇ー

 

277:愛の狩人

〇トーカーではない

愛の狩人だ

ちなもうすぐイッチが向かったと思われる廃工場

 

278:名無しヴィラン

有能かよ

名前はともかく

 

279:名無しヴィラン

頼りにしてるぞ!

名前はともかく

 

280:名無しヴィラン

イッチを救うんだ!

名前はともかく

 

281:愛の狩人

キレそう

 

282:名無しヴィラン

というか大丈夫か?

どうやらイッチ父は気配察知スキルあるっぽいが

 

283:名無しヴィラン

イッチ父ww

 

284:名無しヴィラン

口に出すと痛がってるようにしか聞こえない(笑)

 

285:愛の狩人

問題ない

俺の個性は「潜伏」といって

一日で一時間だけ姿も音も気配も完全に消す

 

286:名無しヴィラン

つっよ!!

 

287:名無しヴィラン

なんでこんなポンポン強個性が出てくんの?

強個性限定のスレだったりする?

 

288:名無しヴィラン

だとしたら俺場違いなんですけど……

 

289:名無しヴィラン

同じく

というか、まさに狩人に相応しい個性

 

290:愛の狩人

元々は一分程度しかもたない雑魚個性だったんだが

色々と使ってたらちょっとずつ伸びて20年くらいかけて一時間まで伸ばせた

 

291:名無しヴィラン

色々(意味深)

 

292:名無しヴィラン

あーそういうタイプね

使ってるのがバレにくいから日常で使って

大人になる頃にはそれなりのレベルになるっていうパターン

 

293:名無しヴィラン

たしかによっぽど下手な使い方しなけりゃバレないな

うらやましい

 

294:名無しヴィラン

どんな使い方してたんですかねぇ(ゲス顔)

 

295:愛の狩人

現場についた(無視)

イッチと父らしき人物を確認

仲良さそうに話しているな

 

296:名無しヴィラン

画像を!(切実)

 

297:名無しヴィラン

イッチは美少女なんだよな?(願望)

 

298:名無しヴィラン

父親はイケメンだったら許さぬ(僻み)

 

299:名無しヴィラン

碌な奴がいないなww

 

300:名無しヴィラン

そら(こんなスレにいる時点で)そうよ

 

301:愛の狩人

イッチが個人情報の流出に拘ってるようだから画像は挙げない

しかし二人とも綺麗な白髪だな

美男美女という程ではないかもしれないが、十分に整った顔立ちの親子

特にイッチは……どこがとは言わないが、14歳とは思えないほど大人びて見える

高校生でも通じるだろう

 

302:名無しヴィラン

脳内歓喜ヾ(*´∀`*)ノ

 

303:名無しヴィラン

信じてた……信じてたよ!!

 

304:名無しヴィラン

会話は聞こえないか?

 

305:愛の狩人

無理

下手に近づきすぎると音で気付かれる

俺の個性は俺自身から発せられた音は消せるが

間接的に生じた音は消せない

 

306:名無しヴィラン

どゆこと?

 

307:名無しヴィラン

あれか?

狩人が草を踏んだ音は消せるが

踏んだ草が別の草と接触した音は消せないみたいな?

 

308:愛の狩人

100点満点

 

309:名無しヴィラン

やったー

 

310:名無しヴィラン

なるほどな

それじゃあ至近距離まで近づくのは無理か

 

311:愛の狩人

何もない場所ならともかく

ここは長い間放置されてたのか雑草が生い茂ってる

父親がどうやってイッチを見つけたか分からない以上は慎重にいかんと

 

312:名無しヴィラン

もどかしいな……

 

313:名無しヴィラン

とりあえずイッチが無事に生還出来ることを願おう

 

314:名無しヴィラン

相手は父親の筈なのになぁ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

482:スーパー娘

待たせたな!

 

483:名無しヴィラン

イッチ!

 

484:名無しヴィラン

無事だったか

 

485:名無しヴィラン

親子共々染まってるとしか思えない挨拶

 

486:名無しヴィラン

言えてる

 

487:名無しヴィラン

だからまず自分を解放しなさいとあれほど……

 

488:愛の狩人

とにかく無事で良かったよイッチ

 

489:スーパー娘

>>488

誰だお前!?

 

490:名無しヴィラン

www

 

491:名無しヴィラン

ちょwww

 

492:名無しヴィラン

そりゃ知らんわ

 

493:名無しヴィラン

離席した間にコテハンが誕生してるもんな

 

494:名無しヴィラン

当然の疑問だろうけども

 

495:名無しヴィラン

直球でワロタ

 

496:愛の狩人

すまないイッチ

実は近くに住んでたから様子を見に来てた

実は親父さんとの会話も遠目に見てた

無事そうだったから帰路についてるところだ

 

497:スーパー娘

>>496

あぁなるほど

あの視線ってあんただったの

 

498:名無しヴィラン

え……

 

499:名無しヴィラン

え?

 

500:愛の狩人

……気付いてたのか?

 

501:スーパー娘

隠れるのに便利な個性持ってるみたいだけど完璧じゃないでしょ

姿も音も気配も隠せるのは大したものだけど

距離があるからって風上にいるのは油断しすぎ

ずいぶんと急いで来たからか、汗の匂いが微かに漂ってた

 

502:名無しヴィラン

……

 

503:名無しヴィラン

…………

 

504:名無しヴィラン

ぅおう……

 

505:愛の狩人

( ゚д゚)

 

506:スーパー娘

というか、スレ民だって知れて良かった

無関係の人に見られたから対応しないとと思って

 

 

 

追いかけてたからね

 

 

507:名無しヴィラン

 

 

508:名無しヴィラン

 

 

509:名無しヴィラン

ヒェッ

 

510:愛の狩人

は……?

 

511:スーパー娘

ほら、あなたの

 

 

 う  し  ろ

 

 

512:名無しヴィラン

こっわ!!

 

513:名無しヴィラン

それから、狩人ニキの姿を見た者はいなかった

 

514:名無しヴィラン

 

 GAME OVER

 

 

515:名無しヴィラン

 

 YOU DEAD

 

 

516:愛の狩人

殺すな

生きてるわ

 

517:名無しヴィラン

なんだよ無事だったのかよ

 

518:名無しヴィラン

つまんね

 

519:名無しヴィラン

空気読めよ

 

520:名無しヴィラン

このクズっぷりである

 

521:スーパー娘

背後に立って脅しただけだし

 

522:名無しヴィラン

いや怖いわ

 

523:名無しヴィラン

俺なら絶対にちびる

 

524:愛の狩人

俺はちびった

 

525:名無しヴィラン

>>524

マジかよww

 

526:名無しヴィラン

14歳少女の前で失禁する狩人ニキ

 

527:名無しヴィラン

事案ですわ

 

528:名無しヴィラン

通報しました

 

529:名無しヴィラン

狩人ニキの痴態はどうでもいいとして

結局イッチの父は何してたの?

 

530:名無しヴィラン

たしかにそれだな

失禁なんてどうでもいいわ

 

531:名無しヴィラン

イッチ報告はよ

 

532:名無しヴィラン

ひっでぇww

 

533:スーパー娘

それじゃあ報告

工場にいたのは父親の仕事仲間というか部下

近々かなり大きな仕事があるらしく

その最終確認で集まったみたい

仕事内容はやっぱり教えてくれなかった

 

534:名無しヴィラン

打ち合わせ場所が廃工場とは……

 

535:名無しヴィラン

会議室もないとかどんだけ極貧なの?

 

536:名無しヴィラン

場所取れないならリモートで良くね?

 

537:愛の狩人

ますます怪しいな

プロジェクトの内容を秘密にするのは分かるが

仕事の概要すら娘に言えないなんて

悪い想像しかできない

 

538:名無しヴィラン

新しい情報は得られなかったが

疑惑は深まったかな

 

539:スーパー娘

>>538

同意見かな

中二病サークルを隠したい言い訳に決まってる

男は女に秘密を隠したがるって友達も言ってた

 

540:名無しヴィラン

それは女子も同じでは?

 

541:名無しヴィラン

友達はいったい何を経験したのか……

 

542:名無しヴィラン

とりあえず振り出しに戻ったな

どうする?

 

543:名無しヴィラン

たしかに状況はあんまり変わってないな

イッチが狩人ニキという便利なスパイを手に入れたくらい?

 

544:愛の狩人

え?

 

 

……え?

 

545:名無しヴィラン

それがあったな

 

546:名無しヴィラン

潜伏とかもうお誂え向きじゃないすか

 

547:名無しヴィラン

頑張れ狩人ニキ

 

548:愛の狩人

え、ちょ……

 

549:スーパー娘

そう、まさにそれ

狩人ニキの個性を使った次の手を考えたの

 

550:名無しヴィラン

既に使う事は決定してるww

 

551:名無しヴィラン

まぁ使わない手はないよな

 

552:愛の狩人

どうしてこうなった……

 

553:名無しヴィラン

諦めろ

 

554:名無しヴィラン

パンドラの箱を開けてしまったのよ

 

555:愛の狩人

そんなー(´・ω・`)

 

556:名無しヴィラン

どうすんのイッチ?

 

557:名無しヴィラン

次の一手はいかに?

 

558:スーパー娘

ずばり次の作戦は

 

 

 

 

仕事先に潜入します

 




イッチ、雑用ゲット

次回 潜入! 仕事現場!!

イッチは、父親の真の姿を見る(シリアス)


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3スレ目

キリが良いところまで書こうとしたら長くなってしまいまし


【急募】父親を中二病から解放する方法Part2

 

Part1→https://l○○○○.○○○○○.co.jp/config/l○○○○?.src=mb&.done=https―――

 

1:スーパー娘

ついにこの日がやって来た

初見の人は前スレを見てね

前回いた人は久しぶり

 

2:名無しヴィラン

待ってた!

久しぶりイッチ!!

 

3:名無しヴィラン

この日をどれだけ待ちわびたことか……

 

4:名無しヴィラン

全裸待機しすぎて三回風邪ひきました

 

5:スーパー娘

ありがとうみんな(無視)

もちろん協力者の狩人ニキも招集してます

 

6:愛の狩人

なんでよりによって予約してたゲームの発売日なんだよ……

 

7:名無しヴィラン

>>6

wwww

 

8:名無しヴィラン

第一声がそれかよww

 

9:名無しヴィラン

ドンマイ狩人ニキ

 

10:名無しヴィラン

それはもう運命だよ

 

11:名無しヴィラン

嫌な運命だなぁ……

 

12:スーパー娘

狩人ニキが元気いっぱいな挨拶したところで本題

既に父親は出発していて、あたしは時間をズラして移動してる

この日のためにPCハッキングして場所も時間も把握済み

狩人ニキにも位置情報を送って近くのカフェで合流予定

 

13:名無しヴィラン

元気いっぱい……?

 

14:名無しヴィラン

元気とは……

 

15:名無しヴィラン

ついに中二病サークルの活動を目の当たりにするのか

 

16:名無しヴィラン

父親の真の姿が明らかになる

 

17:名無しヴィラン

「見てしまったんだね娘よ。これが本当の僕さ」

「父親……どうしてよ!」

 

18:名無しヴィラン

相容れぬ信念を胸に、親子は相対する!

 

19:名無しヴィラン

愛とは

絆とは

この戦いの先に、答えはあるのか……

 

20:名無しヴィラン

次回「狩人死す! 娘へと捧ぐ大勝利!」

デュエルスタンバイ!!

 

21:名無しヴィラン

おい最後wwww

 

22:名無しヴィラン

せっかく嚙み合ってたのに台無し(笑)

 

23:名無しヴィラン

ネタばれすんなよ!

 

24:愛の狩人

いやマジでそうならない事を願うよ

遠目に見たイッチの父親、なんか見てるだけで寒気したからな

絶対に普通じゃない気がする

 

25:スーパー娘

今更?

だから中二病なんだって最初から言ってるでしょ

 

26:名無しヴィラン

イッチにとって中二病って何なんだよww

 

27:名無しヴィラン

見るだけで寒気がするようなヤバイ人種なのか

 

28:名無しヴィラン

きっと父親は雰囲気すらガチになれる真正の中二病なんだよ

悪役オーラすら纏えるレベルとか

 

29:名無しヴィラン

へーすごいなー

 

とでも言うと思うか?

ただのガチで痛い人やんけ(笑)

 

30:名無しヴィラン

そこまで行ってたら別の意味でヤバイな

頭の病院に連れて行かないと

 

31:名無しヴィラン

つまり今回のイッチの目標は

 

親父の痛さ加減を把握

場合によっては病院に叩き込む

 

って感じか

 

32:名無しヴィラン

>>31

たったこれだけのために現場に突入とか

親子の会話はないのかな?

 

33:名無しヴィラン

中二病は誰かに己を語ったりしないものさ

 

34:名無しヴィラン

>>33

なるほどよく知ってるな

中二病は中二病の心理を知るということか

 

35:名無しヴィラン

痛恨の一撃!

>>33の心に1万のダメージ

 

36:愛の狩人

やば

 

合流場所に着く直前でイッチ父と擦れ違った

 

37:名無しヴィラン

やべえ

気付かれてないよな?

 

38:名無しヴィラン

前回イッチと同じで気付かれてたらアウト

 

39:名無しヴィラン

いや、イッチと違って顔見られてないからセーフか?

 

40:スーパー娘

父親は私と違って嗅覚はそんなでもないから

ワンチャン個性で隠れきれてたと思う

正確な探知範囲知らんけど

 

41:愛の狩人

安心できる要素が全くないんだが?

 

42:名無しヴィラン

ナチュラルに探知範囲とか言ってるけど

それって個性なの?

それとも素でやってんの?

 

43:名無しヴィラン

>>42

父の個性については秘密だって言ってたろAFO

 

44:名無しヴィラン

>>43

そうだった

ごめんよイッチ

 

45:スーパー娘

気にしてないよ

とりま腕立て100回な

 

46:名無しヴィラン

気にしてないとは……ww

 

47:名無しヴィラン

思いっきり罰下してて草

 

48:名無しヴィラン

引き籠りにはキツイよ

 

49:名無しヴィラン

>>45

了解

ちょっと腕立てやってくる

 

50:名無しヴィラン

やんのかよww

 

51:スーパー娘

ちゃんと証拠映像も撮ってな

 

52:名無しヴィラン

イッチ容赦なし

 

53:名無しヴィラン

実はおこなのでは?

ボブは怪しんだ

 

54:愛の狩人

話は戻るが、イッチ父が向かった先に何人か

怪しい風貌の人物が歩いて行った

もしかしたら前回の部下かも

 

55:名無しヴィラン

ついに動き始めたか……

 

56:名無しヴィラン

ワクワクすっぞ

 

57:名無しヴィラン

鬼が出るか蛇が出るか……

 

58:名無しヴィラン

ヴィランが出るか中二病が出るか……

 

59:名無しヴィラン

最低な二択だな(笑)

 

60:名無しヴィラン

どっちもイッチには絶望しかない

 

61:スーパー娘

ヒーローと警察に通報する用意は出来てる

 

62:名無しヴィラン

追い詰める気満々で草ァ!

 

63:名無しヴィラン

中二病から解放する手段を模索する筈だったのに

いつのまにか父親を破滅させようとしてね?

 

64:名無しヴィラン

中二病から解放する手段が

ブタ箱にぶち込むことだったという結論だろ?

 

65:名無しヴィラン

そんな解放手段いやだ

 

66:名無しヴィラン

父親からすれば趣味に没頭してたら

娘によって警察に通報されていたという謎の悪夢

 

67:名無しヴィラン

そう聞くと父親が可哀想になってきた気がする

 

68:名無しヴィラン

気がするじゃないよ

ただの被害者じゃねえかww

 

69:スーパー娘

合流地点に到着

狩人ニキおっすおっす

 

70:愛の狩人

イッチおっす

 

71:名無しヴィラン

こいつら目の前にいるのに書き込んで挨拶してんのかな

 

72:名無しヴィラン

コミュ障かよwwww

 

73:名無しヴィラン

ニートの鏡ですね

 

74:スーパー娘

さて、ここで皆さんに嬉しいサプライズがあります

 

75:名無しヴィラン

お?

 

76:名無しヴィラン

なんだ?

 

77:名無しヴィラン

パンツ見せてくれるだって?

 

78:名無しヴィラン

>>77

通報しました

 

79:名無しヴィラン

>>77

すぐそういうこという

駄目ですよーもう

 

80:名無しヴィラン

>>77

母親ので我慢してろks

 

81:スーパー娘

なんと!(無視)

前回の失敗を踏まえ、今日はカメラを用意して配信します

 

82:名無しヴィラン

!!

 

83:名無しヴィラン

おお!?

 

84:名無しヴィラン

マジかあ

 

85:名無しヴィラン

こういうの待ってた

 

86:名無しヴィラン

さすがイッチ

俺達の期待を裏切らない

 

87:名無しヴィラン

嬉しいけど

プライバシーはどうした?

 

88:スーパー娘

>>87

大丈夫

あたしが改良を加え、背景と人の顔を認識して自動モザイク処理を施す仕様になってる

音声にも修正がかかるから、個人や場所を特定される心配なし

眼鏡に組み込んだ撮影者視点カメラと、スマホ型の2種類をあたしと狩人ニキの分揃えた

 

89:名無しヴィラン

……

 

90:名無しヴィラン

うわぁ

高性能だなぁ

 

91:名無しヴィラン

準備万端どころか過剰装備

 

92:名無しヴィラン

機械もいじれるとか万能かよ

 

93:名無しヴィラン

さすが天才美少女

 

94:愛の狩人

俺も見せられた時は絶句した

 

95:スーパー娘

もっと言うと、あたしと狩人ニキの声を拾ったら

この掲示板に自動で書き込む機能もついてる

あたしら以外の声も「マイク」のコテハンで書き込まれる

 

96:名無しヴィラン

いくらで買えます?

 

97:名無しヴィラン

使う機会あるとは思えないが

無性に欲しい

 

98:名無しヴィラン

同じく

ヒーローのサポートアイテムとか作れちゃいそうなレベルだな

 

99:愛の狩人

そろそろ時間だ

 

100:スーパー娘

ほんとだ

じゃあまた移動します

配信はパスワード設定にするから

URLとパスワードは後で貼る

 

101:名無しヴィラン

待ってる

 

102:名無しヴィラン

はよ

はよ

興奮し過ぎて息が荒くなってきた

 

103:名無しヴィラン

それはきっと過呼吸だな

ビニール袋を頭からかぶって首元で絞めて

ゆっくり深呼吸するといいよ

 

104:名無しヴィラン

親切と見せかけて殺意しかねぇwwww

 

105:名無しヴィラン

間違いすぎぃ!

 

106:名無しヴィラン

>>102

間違っても実践すんなよ?

三途の川渡るはめになるぞ

 

107:名無しヴィラン

さすがに分かってるって

……あれ?

死んだ婆ちゃんが手を振ってる

 

108:名無しヴィラン

おいいいぃぃぃぃぃ!!

 

109:名無しヴィラン

メディック!

メディィィィック!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

171:スーパー娘

現着!

というわけで配信していきます

下記から見てね

https://www.○○○tube.com/wat○○○=――――

パスワード father killer

 

172:名無しヴィラン

殺すなww

 

173:名無しヴィラン

ファザーキラーwwww

 

174:名無しヴィラン

もはや救う気ないだろ(笑)

 

175:名無しヴィラン

完全にトドメ刺す気ですよくぉれは

 

176:スーパー娘

『さて仕事先潜入始まります。

左があたしで右が狩人ニキ

それぞれ下の吹き出しは視点カメラ』

 

177:愛の狩人

『本当に声が書き込まれてる

なんという無駄技術なのか』

 

178:スーパー娘

『こうしてお互いにカメラを向けてもほら

ちゃんと顔はモザイクされてるでしょ?』

 

179:愛の狩人

『使用目的から目を逸らせば手放しで褒められる』

 

180:名無しヴィラン

ほんとそれなww

 

181:名無しヴィラン

もっと使い道なかったのかと

 

182:名無しヴィラン

え、最善の使い道だよね?

 

183:名無しヴィラン

俺達が最高に楽しめるという点で最善だな

 

184:名無しヴィラン

父親にとっては最低だろうな

 

185:名無しヴィラン

娘が自分を追い詰めるために創意工夫をこらすとか

泣くわ

 

186:スーパー娘

『それにしてもまた廃工場とか芸がないよね

前回より何倍も広いけど』

 

187:愛の狩人

『というか古い工場地帯だな

人気のある場所からだいぶ離れるし

ガラの悪い連中のたまり場にはうってつけか』

 

188:名無しヴィラン

声加工されてるけど

二人とも良い声な気がする

 

189:名無しヴィラン

話し方からして

イッチはちょいギャル

狩人ニキはクール

って感じ

 

190:名無しヴィラン

まさか狩人ニキはイケメン疑惑?

 

ゆるせん

 

191:名無しヴィラン

イケメンが掲示板を通じて美少女と出会った?

 

絶許

 

192:名無しヴィラン

濡れ衣すぎて草

 

193:名無しヴィラン

狩人ニキには優しくしてあげても良いと思います

 

194:名無しヴィラン

思いつきで足を運んだだけでこれだからな

好奇心は猫をも殺すとはこのことか

きっと今年のおみくじで大凶とか引いてたに違いない

 

195:名無しヴィラン

あれってちゃんと結べば問題ないのでは?

 

196:名無しヴィラン

それでも祓いきれない凶運だったということか

 

197:名無しヴィラン

なーむー(お手々のシワとシワを合わせて)

 

198:名無しヴィラン

なんで狩人ニキはこんなに殺されかけるんだ……

 

199:名無しヴィラン

これも人徳ですな

 

200:名無しヴィラン

嫌な人徳

 

201:スーパー娘

『かなり奥の方に複数人の気配ある

あっちかな』

 

202:愛の狩人

『さらっと気配読むなよ

完全記憶の個性じゃないのか?』

 

203:名無しヴィラン

パッシヴスキル気配察知は受け継がれてる模様

 

204:名無しヴィラン

人外の血筋か

 

205:名無しヴィラン

中二病の血筋だろ

 

206:スーパー娘

『外はともかく室内ならモザイクかからないように設定してるし

さっさと行こうか。モザイクばっかじゃ飽きちゃうもんね』

 

207:愛の狩人

『もう驚かない』

 

208:マイク

『――――』

 

209:名無しヴィラン

うん?

マイクが何か拾ったぞ

 

210:名無しヴィラン

ほんとだ

でも他に何か聞こえた?

 

211:名無しヴィラン

まさか幽霊か?

別番組になるのか?

 

212:スーパー娘

『ちょっと待って

何か聞こえない?』

 

213:愛の狩人

『やめろふざけるな!

幽霊なんぞ存在する筈がない!!』

 

214:名無しヴィラン

くっそ怯えていらっしゃるwwww

 

215:名無しヴィラン

可愛い弱点ですね狩人ニキ

 

216:名無しヴィラン

間髪入れずの力強い否定に笑う

 

217:名無しヴィラン

もう夕方

つまり黄昏時だからなぁ

 

218:名無しヴィラン

これからは闇の世界の住人の時間なわけでして

 

219:スーパー娘

『いやそういう意味じゃなくて

本当に何か――――』

 

220:マイク

――――A――A―――――A――――

 

221:名無しヴィラン

ほんとだ

なにか聞こえるような

 

222:名無しヴィラン

声……か?

 

223:名無しヴィラン

というか笑い声のような?

 

224:愛の狩人

『南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏

南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏』

 

225:名無しヴィラン

狩人ニキwwww

 

226:名無しヴィラン

もう駄目ですねこれは

 

227:名無しヴィラン

父親見つかる前に再起不能になっとる(笑)

 

228:スーパー娘

『笑い声っぽいというか……この声って……』

 

229:名無しヴィラン

知ってる人とか?

 

230:マイク

HA―――――っHAHAHAHAHA

 

231:名無しヴィラン

……

 

232:名無しヴィラン

……え?

 

233:名無しヴィラン

は?

 

234:名無しヴィラン

は?

 

235:愛の狩人

『南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏!

南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏!!

南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏!!!』

 

236:名無しヴィラン

狩人ニキうるせえwwww

 

237:名無しヴィラン

ちょっと静かにしてください

 

238:名無しヴィラン

おいおいマジかよ

正体わかったかも

 

239:名無しヴィラン

分からん方がおかしいわ!

 

240:名無しヴィラン

近くにいるの?

 

241:スーパー娘

『いや近くにいるどころかこれ

こっちに来てね?』

 

242:マイク

『HA――――HAっHAっHA!!』

 

243:マイク

『私が! 唐突に空から――――来た!』

 

244:名無しヴィラン

きゃー!

 

245:名無しヴィラン

オールマイトだ!

モザイクかかってるけど!

 

246:名無しヴィラン

これモザイクなんの意味もないwwww

 

247:名無しヴィラン

それな

体どころか五体の一つでも映ってりゃ一発だわ

 

248:名無しヴィラン

モザイクごときでは平和の象徴は隠せないってことだな

 

249:名無しヴィラン

相変わらず画風が違うねぇ

 

250:マイク

『こんにちわ少年少女! デートにしちゃあ殺風景だが

こんなところで何してるのかな?』

 

251:スーパー娘

『プライバシーにつき黙秘しまーす』

 

252:愛の狩人

『おい、ちょ……』

 

253:名無しヴィラン

臆しないスーパー娘

 

254:名無しヴィラン

きょどる狩人ニキ

 

255:名無しヴィラン

イッチ強いww

 

256:名無しヴィラン

まぁ後ろ暗いことしてるわけじゃないしな

 

257:マイク

『おっと、これは野暮だったかな?

しかし申し訳ないが、今すぐここから出てもらわないといけないんだ

詳しくは言えないが、この付近にヴィランが潜んでいる可能性があってね』

 

258:スーパー娘

『まじでか』

 

259:愛の狩人

『あちゃぁ……』

 

260:名無しヴィラン

アウト―!

 

261:名無しヴィラン

最悪ヒーローの世話になる可能性あったけど

まさかのオールマイト

 

262:名無しヴィラン

父親終了のお知らせ

 

263:名無しヴィラン

まだだ! 希望を捨てるな!

ただの中二病サークルがヴィランの隠れ家にエンカウントしちゃった

という線は微レ存

 

264:名無しヴィラン

それもうサークル全滅しているのでは?

 

265:マイク

『そういう訳だから、別の場所で楽しんでくれるかな?

必要なら私が運んであげるよ』

 

266:スーパー娘

『問題ないですよー

怖いから真っすぐ帰りまーす』

 

267:愛の狩人

『同じく』

 

268:マイク

『協力してくれてありがとう!

急いでいるから、これで失礼!』

 

269:スーパー娘

『うわ、はっやいなぁ

間近で見ると迫力違うや』

 

270:愛の狩人

『圧が凄すぎる』

 

271:名無しヴィラン

ずいぶんと急いでたな

こういう時ってお礼にサインの一つでもくれるのに

 

272:名無しヴィラン

それな

俺も貰ったことある

 

273:名無しヴィラン

オールマイトがそれだけ急ぐ程のヴィランがいるってこと?

 

274:名無しヴィラン

なにそれ怖い

 

275:スーパー娘

『……よし、あそこか

いこっか狩人ニキ』

 

276:愛の狩人

『は!?』

 

277:名無しヴィラン

は?

 

278:名無しヴィラン

へ?

 

279:名無しヴィラン

ふぉ?

 

280:名無しヴィラン

おいおいおいww

 

281:名無しヴィラン

信じてたよイッチ!

 

282:名無しヴィラン

それでこそだ

飛んで行った先をじっと見てた時点で確信してた

 

283:名無しヴィラン

スレ主の鏡よな

 

284:スーパー娘

『あたしは北側から入るから

狩人ニキは南側からお願いね

連絡は渡したインカムでよろ』

 

285:愛の狩人

『いやいや待て待て!

流石にこんな状況で……っておい!?

無視しないで行くな! おいこらぁ!!』

 

286:スーパー娘

『お、さすが狩人ニキやる気あるなぁ

個性でもうなーんも見えない聞こえない』

 

287:愛の狩人

『まだ個性使ってないんだが!?』

 

288:名無しヴィラン

wwww

 

289:名無しヴィラン

なんだろう

今日が初のコンビの筈なのにもう好きだわ

 

290:名無しヴィラン

同意

そして狩人ニキはこれからもこき使われる未来が見える

 

291:名無しヴィラン

逃れられない苦労人の宿命

 

292:名無しヴィラン

マジな話だが大丈夫か?

下手すりゃオールマイトの足引っ張る事態になりかねんぞ

 

293:名無しヴィラン

それな

こればかりは命にかかわる

撮影のためにイッチに身を投げ出させるのか?

 

294:名無しヴィラン

うーん

そこまで言われるとなぁ

 

295:名無しヴィラン

まぁ決めるのはイッチだしなぁ

 

296:名無しヴィラン

無責任なことは言えないか……

 

297:スーパー娘

『もーみんな素直じゃないんだから

じゃあ唐突に安価ね

行くべきか否か305で』

 

298:名無しヴィラン

オールマイト並みの唐突ぅ!?

 

299:名無しヴィラン

自分の命だぞおい

 

300:名無しヴィラン

行く

 

301:名無しヴィラン

行くっきゃない

 

302:名無しヴィラン

Let's go!!

 

303:名無しヴィラン

レッツパーリィ!!

 

304:名無しヴィラン

次回「父親VSオールマイト! 平和の象徴の力」

 

305:名無しヴィラン

ン行ぐぅぅぅぅうう!!!!

 

306:名無しヴィラン

行くに決まってるやろがい

 

307:名無しヴィラン

んー思い切って、行っちゃおっかな!

 

308:スーパー娘

『そんな貴方達が大好きよ』

 

309:愛の狩人

『こんのクソッタレどもめ』

 

310:名無しヴィラン

wwwwwwwww

 

311:名無しヴィラン

大草原

 

312:名無しヴィラン

欲望には勝てなかったよ……

 

313:名無しヴィラン

腹筋崩壊したわww

クズしかいねぇなここは

 

314:名無しヴィラン

これはあれだ

運命の修正力だ

 

315:名無しヴィラン

きっと抑止力が働いたに違いない

 

316:名無しヴィラン

お前ら守護者に全滅させられるべき

 

317:名無しヴィラン

>>316

お前もな

 

318:名無しヴィラン

>>316

素直になれって

というか今残ってる時点で同類確定じゃんか

 

319:スーパー娘

『じゃあレッツ潜入ね』

 

320:愛の狩人

『遺言書つくってくればよかった……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

372:マイク

 

『今日で全ての決着をつけてやるぞ!! オールフォーワンッッ!!』

 

 

『珍しく意見が合ったね。しかし、死ぬのは君だオールマイト!!』

 

 

373:名無しヴィラン

 

 

374:名無しヴィラン

 

 

375:名無しヴィラン

 

 

376:名無しヴィラン

 

 

377:スーパー娘

『父親がオールマイトと最終決戦している件について』

 

378:愛の狩人

『余波だけでミンチになりそうな件について』

 

379:名無しヴィラン

 

 

380:名無しヴィラン

 

 

381:名無しヴィラン

 

 

382:名無しヴィラン

 

 

383:名無しヴィラン

 

 

384:名無しヴィラン

 

 

385:名無しヴィラン

 

 

386:名無しヴィラン

 

 

387:名無しヴィラン

 

 

388:名無しヴィラン

 

 

389:名無しヴィラン

 

 

390:名無しヴィラン

 

 

391:名無しヴィラン

 

 

 




誰にも知られる筈のなかった最終決戦が、安価により晒される

この差異がもたらす未来とは!?

次回「父親死す! 娘の大爆笑!」


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4スレ目

テレワーク唐突に終わったが

筆が乗ったので投稿

いつも感想、誤字報告ありがとうございます!

おかげ様でお気に入り登録および総合評価ともに1000突破しました。

読者様方のヒロアカ大好きっぷりを痛感しますね。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。


408:愛の狩人

『いや死ぬ! マジで死ぬ! なんなんだあいつら異次元すぎる!?』

 

409:スーパー娘

『いやー例えるとあれだね

無印の龍球世界で二人だけ10倍界王拳使ってるかんじ』

 

410:名無しヴィラン

うわー的確

 

411:名無しヴィラン

たしかにそんな感じwwww

 

412:名無しヴィラン

ようやくショックから抜け出す奴が増えて来たな

 

413:名無しヴィラン

いやこんなん誰だって白目むくわ

つかイッチ父強すぎぃ!?

 

414:名無しヴィラン

中二病サークル会長とか言ってた頃が懐かしいですね

 

415:名無しヴィラン

まさかのモノホンヴィラン

どころかオールマイトと互角に渡り合うとかラスボスじゃねえか!!

 

416:名無しヴィラン

オールマイトがこんなにドンパチやってるとこ初めて見た

 

417:名無しヴィラン

たしかに

基本ワンパンだからな

強すぎて戦闘時間そのものは短かかった

もう5分はやりあってるぞ

 

418:名無しヴィラン

これもしかしなくても世界の命運を左右するバトルでは?

こんな掲示板の配信で見ていいものなん?

 

419:名無しヴィラン

絶対に違うだろうなww

 

420:名無しヴィラン

なんかもう一周回って落ち着いて来た

乾いた笑いしか出ないが

 

421:愛の狩人

『あっぶねぇ!?

瓦礫がボールみたいに飛んでくる!

ガラスが弾丸みたいに襲い掛かって来る!!』 

 

422:名無しヴィラン

慌ててるわりに説明口調ですねww

 

423:名無しヴィラン

余裕ないのかあるのかわからんね

 

424:名無しヴィラン

カメラぶれっぶれで何も分からない

やり直し!

 

425:名無しヴィラン

鬼かww

 

426:名無しヴィラン

それに引き換えイッチの落ち着きぶりよ

 

427:名無しヴィラン

ほんとにな

ほとんどブレてないどころか

二人の戦いが見えやすいカメラワークを維持してるのがヤバイ

 

428:名無しヴィラン

思いっきり瓦礫とか飛んできてるのに支障なく撮れてるし

どゆこと?

 

429:スーパー娘

『フレーフレー! パーパ!

頑張れ頑張れパ・パ!』

 

430:名無しヴィラン

おい聞けや!www

 

431:名無しヴィラン

つーかヴィラン応援すんなよww

 

432:名無しヴィラン

まさかのパパ呼び

さっきまで父親だったのに

本人相手にはパパ呼びとか可愛いなオイ

 

433:名無しヴィラン

中学生でパパ呼びって珍しい……よな?

 

434:名無しヴィラン

一緒に下着洗わないでよ!

とか言ってても不思議じゃない年齢のはず

仲良くてもお父さんだろな

 

435:名無しヴィラン

てっきり嫌いなのだと思い込んでたけど

実は仲悪くない?

 

436:名無しヴィラン

まぁよく考えれば中二病なんとかするために行動してたしな

嫌いだったらそこまでしないだろ

蓋開けたらラスボスだったけど

 

437:愛の狩人

『うっゴパ!?』

 

438:名無しヴィラン

 

439:名無しヴィラン

狩人ニキのスマホ画面ブラックアウト

 

440:名無しヴィラン

〇んだ?

 

441:名無しヴィラン

うっごぱに笑ってしまった俺はクズだろうか?

 

442:名無しヴィラン

いやまぁ、無理もないくらい独特な悲鳴だったな

 

443:名無しヴィラン

つか視点カメラもバッキバキなんじゃが

 

444:名無しヴィラン

映ってるのが不思議なくらいにね

 

445:名無しヴィラン

俺はなんで狩人ニキが逃げないのかが不思議で仕方ない

 

446:名無しヴィラン

それねwwww

 

447:名無しヴィラン

義理堅いのか馬鹿なのか判断に困るところ

倒れたままなのか視点が動かないし

マジでもう逃げないとくたばるぞ

 

448:スーパー娘

『そこだ! 行けパパ!

あ、惜しい!!』

 

449:名無しヴィラン

おいイッチぃぃぃぃいいい!!!!ww

 

450:名無しヴィラン

観戦してる場合ちゃうねん

 

451:名無しヴィラン

相棒(パシリ)が瀕死になってんぞ

 

452:名無しヴィラン

相棒(ペット)を助けに行くんだ

 

453:名無しヴィラン

相棒(道具)がお前を待っている

 

454:名無しヴィラン

相棒(雑用)がいなくなっても良いのか!

 

455:名無しヴィラン

この扱いよ

 

456:名無しヴィラン

碌なのがいないね(知ってた)

 

457:名無しヴィラン

みんな酷すぎるだろ!

イッチの相棒(備品)に謝れ!

 

458:名無しヴィラン

お前がな

 

459:名無しヴィラン

>>457

むしろ一番格が低いんじゃないか

 

460:愛の狩人

『inbf殺wq』

 

461:名無しヴィラン

怖えww

 

462:名無しヴィラン

ちょい待てやww

 

463:名無しヴィラン

狩人ニキちょっと背中に黒い翼生やしてません?

 

464:名無しヴィラン

どこのレベル5だよ

 

465:名無しヴィラン

その力でワンチャン戦いに参入出来るのでは?

 

466:名無しヴィラン

三つ巴スタート!

 

467:スーパー娘

『いやーしかしまさかパパがヴィランだったとはね

ぶっちゃけ薄々わかってたけど

オールマイト級だとは思わなんだね』

 

468:名無しヴィラン

わかってたんかいww

 

469:名無しヴィラン

まあ仮にも同じ屋根の下で生活してたら

感じる所はあるだろ

それにしたって平然としすぎな気もするが

 

470:名無しヴィラン

それな

おれだったら奇声あげて全力逃走してる

 

471:名無しヴィラン

ただの変態にしか見えないwwww

 

472:スーパー娘

『ヴィランなのは別にどうでもいいよ

あたしも人の事言えないしね

というかお手伝いしてるって言ったでしょ?』

 

473:名無しヴィラン

 

474:名無しヴィラン

 

475:名無しヴィラン

 

476:名無しヴィラン

 

477:名無しヴィラン

おっふ

 

478:名無しヴィラン

お前ら実は余裕だろwwww

 

479:名無しヴィラン

うーんたしかにな

あれか、小麦粉とか運んだりしてた?

 

480:名無しヴィラン

中身が入った寝袋とか運んだ?

 

481:名無しヴィラン

トランクが喋る車を運転したことは?

 

482:名無しヴィラン

最後もはや映画なんですが

 

483:名無しヴィラン

ヴィランだとしても14歳に任せる仕事じゃない

 

484:スーパー娘

『車は流石に運転したことはないかな

パパの知り合いが寝ている間に別荘に持ってく

っていうのはやった事あるけど』

 

485:名無しヴィラン

ひぇっ

 

486:名無しヴィラン

寝てる(永遠)間にか

 

487:名無しヴィラン

というか小麦粉や寝袋は経験あるってことか?

グラセフかよ

 

488:マイク

『DETROIT SMASH!!』

 

489:マイク

『衝撃反転! +増幅!』

 

490:名無しヴィラン

イッチもヴィランとはなぁ

思えば片鱗はあったかも

 

491:名無しヴィラン

狩人ニキと出会った時とかな

スレ民で良かったと言ってたが

そうでなかったらどうしてたのか(汗

 

492:名無しヴィラン

背中ゾワッてなったから敢えてスルーしたが

実は伏線だったのか

 

493:スーパー娘

『やだなーそこまで酷いことはしないよ

ただ記憶が一日分だけ消え去るくらい』

 

494:名無しヴィラン

十分に怖いんだが!?

 

495:名無しヴィラン

脳科学にも精通してるんですね

凄いなー(現実逃避)

 

496:名無しヴィラン

脳科学(個性)

 

497:マイク

『CAROLINA SMASH!!』

 

498:マイク

『接触爆裂! +指向制御!』

 

499:名無しヴィラン

自称魔王の娘とか

ヴィランのプリンセスじゃないですかやだー

 

500:名無しヴィラン

下っ端ヴィランに「姉御!」とか呼ばせてそう

 

501:名無しヴィラン

美少年を侍らせて優雅にティーブレイクしてそう

 

502:名無しヴィラン

なるほど狩人ニキは新たな逆ハー要員だったのね

 

503:名無しヴィラン

羨まけしからん

狩人ニキそこ代われ!!

 

504:愛の狩人

代われよ今すぐに

 

505:名無しヴィラン

明日からで良いです

 

506:名無しヴィラン

クッソwwww

 

507:名無しヴィラン

フォントがwwww

 

508:名無しヴィラン

フォントまで対応とかどんだけ高性能なんだよ(笑)

 

509:名無しヴィラン

腹いってぇwwww

そりゃ今一番代わって欲しいのは本人だよな

 

510:名無しヴィラン

切実な思いが伝わってきましたね

 

511:名無しヴィラン

切実(殺意)だった気がする

 

512:マイク

『CALIFORNIA SMASH!!』

 

513:マイク

『ショック吸収! 速力強化×10+土流槍!!』

 

514:名無しヴィラン

というか狩人ニキは大丈夫なのか?

さっきから全然動いてないけど

 

515:名無しヴィラン

それな

生存報告はあったけど

止まってて大丈夫?

 

516:名無しヴィラン

生存報告というより怨嗟の声だったんだが……

 

517:名無しヴィラン

怨嗟の炎か……

 

518:名無しヴィラン

仏師殿……

 

519:愛の狩人

『爆心地が離れてくれたからとりあえず大丈夫

ぶっちゃけもう体が動かん

傷もあるが体力がスッカラカン』

 

520:名無しヴィラン

つまり撮影係としては戦力外ってことですね

 

521:名無しヴィラン

じゃあいっか(無慈悲)

 

522:スーパー娘

『おつかれー

こっち終わったら拾いに行くから

待っててね』

 

523:愛の狩人

『くたばれ』

 

524:名無しヴィラン

ちょwwwまじでもうwww

 

525:名無しヴィラン

 こ れ は ひ ど い

 

526:名無しヴィラン

恨まれても仕方ないレベルですわ

 

527:名無しヴィラン

 

なあお前ら

 

 

 

そろそろ現実見ようぜ

 

 

528:名無しヴィラン

嫌です

 

529:名無しヴィラン

無理ぽ

 

530:名無しヴィラン

10倍界王拳が7割フリーザになってるのなんて見えない見えない

 

531:名無しヴィラン

画面の向こう側だけ地球じゃなくて

ナメック星になってるのなんて知らぬ存ぜぬ

 

532:名無しヴィラン

今食ってるポテチが最後の晩餐かぁ

 

533:名無しヴィラン

俺なんてスルメやぞ

 

534:名無しヴィラン

金のビーフカレー食ってる俺は勝ち組

 

535:名無しヴィラン

ちくしょう!

なんで俺はガリガリ君なんだよ!!

 

536:名無しヴィラン

>>532

>>533

>>534

>>535

こいつらはもう駄目だ

 

537:名無しヴィラン

人類最後の時を家族と過ごします!(進撃並感)

 

538:名無しヴィラン

もう駄目だぁ

おしまいだぁ

 

539:スーパー娘

『アッハッハッハッハッハッハッハwwwwww』

 

540:名無しヴィラン

一人だけ滅茶クソに楽しんでるんじゃがww

 

541:名無しヴィラン

笑い声に草生やすなww

 

542:名無しヴィラン

イッチのプログラム強すぎんだろ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

789:名無しヴィラン

おわ……った?

 

790:名無しヴィラン

わからん

画面モザイクだらけ

でもあたり一面真っ赤なのはわかる

 

791:名無しヴィラン

これ全部血だろ?

やばすぎ

 

792:名無しヴィラン

どっちが勝った?

どっちも倒れてね?

 

793:名無しヴィラン

イッチ!

どうなったんだ!?

 

794:スーパー娘

『一言で現すなら

 

父親がオールマイトと相打ちになっててワロタwww

 

ってところ』

 

795:名無しヴィラン

こいつwwww

 

796:名無しヴィラン

わかりやすいのは確かなんだがww

 

797:名無しヴィラン

今更だが根っからのヴィランやんけ

 

798:愛の狩人

『俺はどうしてこんなところに来てしまったんだ……』

 

799:名無しヴィラン

狩人ニキww

 

800:名無しヴィラン

声に哀愁漂いすぎて草

 

801:名無しヴィラン

二人の様子は?

まさかどっちも死んでたりしないよな?

 

802:スーパー娘

『父親は顔が弾けてるけど生きてる

オールマイトも腸ぶちまけてるけど生きてる』

 

803:名無しヴィラン

ひえ

 

804:名無しヴィラン

それ瀕死状態じゃねぇか

え、どうすんの?

 

805:名無しヴィラン

マジでどうすんだよ

イッチの行動次第で社会情勢変わるまであるぞ

 

806:名無しヴィラン

ほんとだよ

片や平和の象徴

片や同等の魔王

どっちもヒーローとヴィランの天秤を傾ける存在じゃんか

 

807:名無しヴィラン

やべえ

心臓バクバクしてきた

 

808:名無しヴィラン

というか本当に今更だが

なんでこの掲示板も配信も無事なんだ?

さすがに対処されるだろ

なんで普通に続いてるんだよ

 

809:名無しヴィラン

たしかにな

ここまで警察無能なのか?

ヒーローが駆けつけてこないのもおかしい

 

810:スーパー娘

『あーそれね

配信開始と同時に手を加えて

あたし以外には停止も消去も出来ないようにしたから

もっと言うと掲示板も戦闘開始時点で

新規は書き込み出来ないようにしてる』

 

811:名無しヴィラン

 

 

812:名無しヴィラン

 

 

813:名無しヴィラン

うーんこの

 

814:名無しヴィラン

ウィザード級かよ

 

815:名無しヴィラン

そして恐らく倒れてる二人を見下ろす位置に立ってるっぽいが

何する気だイッチよ

 

816:名無しヴィラン

おいおいおいおい

 

817:スーパー娘

『なにをするかって?

そんなのもちろん

 

 

 

 

 

 

 

安価に決まってるやろ?』

 

818:名無しヴィラン

いやぁぁぁぁあぁあああ

 

819:名無しヴィラン

なんてやつだ!!

 

820:名無しヴィラン

まっじかよwwwwww

 

821:名無しヴィラン

間違いない

こいつはラスボスの娘や!

紛うことなき魔王の血族や!!

 

822:愛の狩人

『もうやだ寝る』

 

823:名無しヴィラン

狩人ニキぃぃぃぃいい!!!

 

824:名無しヴィラン

起きろ!

この蛮行を止められるのはお前しかいない!!

 

825:名無しヴィラン

お前が世界を救うんだ!

 

826:名無しヴィラン

さらに向こうへ!プルスウルトラ!!

 

827:スーパー娘

『じゃあ始めようか

世界の命運を決める安価を』

 

828:名無しヴィラン

やめろマジでこの野郎

 

829:名無しヴィラン

邪悪な笑みを浮かべて二人を見下ろすイッチの顔が

目に浮かぶようだ

 

830:名無しヴィラン

こんな安価見たことない

 

831:名無しヴィラン

こんな究極の安価に参加する羽目になろうとは……

 

832:名無しヴィラン

なんとしてもオールマイトを生かすぞ!!

 

833:名無しヴィラン

なんとしてもオールマイトを殺すぞ!!

 

834:名無しヴィラン

>>833

お前絶対にヴィランだろ

 

835:名無しヴィラン

きっと今頃この配信を見てる

全てのヒーローとヴィランが叫んでるだろうな

 

836:名無しヴィラン

ヒーロー「オールマイトを生かせ! 生かせ! 生かせ!」

ヴィラン「オールマイトを殺せ! 殺せ! 殺せ!」

 

837:名無しヴィラン

世界中が俺達のスレをガン見してるかも

 

838:名無しヴィラン

うわー

 

839:スーパー娘

『はいでは安価逝きまーす!

あたしの目の前にヴィランとヒーローが瀕死で倒れています

 

どうする?

 

>>888』

 

 

840:名無しヴィラン

どうするってww

 

841:名無しヴィラン

なんと悪意に満ちた問いかけだろうか

 

842:名無しヴィラン

ここで888を使うとか皮肉かよ

 

843:名無しヴィラン

オールマイトを助ける!

これしかないでしょ!

 

844:名無しヴィラン

いやいや娘として父親を優先するべきよ

イッチに父親を見殺しにさせる気か?

 

845:名無しヴィラン

ちょっと待て

どっちを殺すか生かすかの指定ではなく「どうする?」

と聞いてるわけだから、両方とも生かす、両方とも殺す

でもありってことだろ

 

846:名無しヴィラン

俺としてはきちんと決着をつけて欲しい

オールマイトと互角のヴィランなんてこれから先

二度と現れないぞ?

今度はテレビの前で決戦してくれ

 

847:名無しヴィラン

オールマイト死す

これしかない

もうちょっとヴィラン犯罪増えた方が毎日楽しい

 

848:名無しヴィラン

>>847

無責任クズシネ

オールマイトのおかげでどれだけの人が助かったと思ってんだ

お前が暢気に生きてられるのもオールマイトあってこそだろ

 

849:名無しヴィラン

>>848

はいはい信者乙

今までヴィラン犯罪に巻き込まれたこともないし

オールマイトに助けられたこともありませーん

 

850:名無しヴィラン

>>849

お前が犯罪に巻き込まれないのがそもそも

オールマイトが犯罪率下げてくれたからだって話だろボケカス

脳みそねーのかよ

 

851:名無しヴィラン

ドロドロしてきたなー

 

852:名無しヴィラン

そりゃ(こんな安価させられりゃ)そうよ

ぶっちゃけ俺もブルってきた

平和の象徴の命を俺らが握ってるって事だろ?

 

853:名無しヴィラン

その通り

俺オールマイトに助けてもらったことある

絶対に助けるからな

あの時の恩を返す時だ

 

854:名無しヴィラン

俺オールマイトに捕まったことある

絶対に殺すからな

あの時の借りを返す時だ

 

855:名無しヴィラン

なんか今の社会の縮図を見せられてる気分だ

 

856:名無しヴィラン

同じく

光と闇が同時に溢れ出てるわ

 

857:名無しヴィラン

どうなっちまうんだよこれ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

878:名無しヴィラン

オールマイト生存! オールマイト生存!

 

879:名無しヴィラン

どっちも殺せ

 

880:名無しヴィラン

父親生かせ 父親生かせ

 

881:名無しヴィラン

オールマイト助ける

オールマイト助ける

オールマイト助ける

 

882:名無しヴィラン

どっちも生かしてはいかが?

 

883:名無しヴィラン

どっちも病院に運んで後は運に任せよう

 

884:名無しヴィラン

激闘を見せてくれた二人に安らかな眠りをプレゼント

 

885:名無しヴィラン

オールマイトだけ助けてお願いします

 

886:名無しヴィラン

娘なら親を見捨てるでない

 

887:名無しヴィラン

さっさと先生助けろバカが!

 

888:名無しヴィラン

決着は二人でつけるべき!!

なので両方生かして再戦の時を待つ

 

889:名無しヴィラン

どっちも殺せ! どっちも吊し上げだ!!

 

890:名無しヴィラン

剝製にして飾ってみようか

 

891:名無しヴィラン

オールマイトの死体ください

 

892:名無しヴィラン

どっちも死体保存して博物館に寄与

 

893:名無しヴィラン

 

894:名無しヴィラン

ああああああああああああああ

 

895:名無しヴィラン

よっしゃーーーーーーーー!!!!!!

 

896:名無しヴィラン

くそったれ

 

897:名無しヴィラン

両者生存!!

 

898:名無しヴィラン

めっちゃ無難なのに

こんなに安堵したことはない

 

899:名無しヴィラン

オールマイトやったあぁぁぁぁぁあああああ

 

900:スーパー娘

『はいそれでは結果>>888は

 

決着は二人でつけるべき!!

なので両方生かして再戦の時を待つ

 

となったね

つーか普通に二人とも重症だから

急がないと間に合わないわ

じゃあ配信はこれで終了にします

スレから付き合ってくれた人は感謝感謝

結局は中二病から解放できなかったけど

またなんかあったら知恵を貸してね

バイバーイ』

 

901:名無しヴィラン

イッチおつかれー

 

902:名無しヴィラン

そう言えば中二病から解放ってテーマでしたね

 

903:名無しヴィラン

そんなもん頭から吹っ飛ぶ衝撃だったなwwww

 

904:名無しヴィラン

オールマイト死なないのかよクソ

 

905:名無しヴィラン

結果は無難だったが

こんなにドキドキバクバクした安価は

初めてだわ

 

906:名無しヴィラン

誰だって初めてだわww

異次元すぎるよ

 

907:名無しヴィラン

ガチで寿命縮んだ

最初の頃の雰囲気が懐かしすぎる

 

908:名無しヴィラン

ビフォー「父親の中二病に悩み奔走する娘」

アフター「魔王と英雄の命を天秤にかけて遊ぶ悪魔」

 

909:名無しヴィラン

もはや面影ないんですがwww

 

910:名無しヴィラン

怖すぎぃ!!

 

911:名無しヴィラン

だめだもう精神の限界

寝るわ

 

912:名無しヴィラン

俺も

こんなに精神的に疲れたの初めて

 

913:名無しヴィラン

じゃあ残った連中で適当に消化しとくか

 

914:名無しヴィラン

そうだな

あと100もないし

話のタネには困らない

 

915:名無しヴィラン

いやーマジで大変だったよな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

996:名無しヴィラン

>>1000ならイッチ再来!

 

997:名無しヴィラン

>>1000ならオールマイト完全復活!!

 

998:名無しヴィラン

>>1000ならイッチ父親出演

 

999:名無しヴィラン

>>1000ならイッチ兄参戦

 

1000:愛の狩人

たすけて

 

1001:名無しヴィラン

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次のスレッドに移動してください。

 

 

 




後悔はしていない

そしてなにより――――後悔はしていない!!

どうやって収集つけんのとか、これからの展開考えてんのとか

全くこれっぽっちも考えてないけど

最後まで突っ走る意志しかないけど

「作者とは、命をかけてネタを貫くお仕事だ!!」

と偉い人も言っていました



次回「兄貴死す! 狩人ニキの秘策!?」


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幕間  揺れ動く社会! 戦慄の隔離病室!?

まず一言

ごめんなさい!!

いつもの掲示板形式ではなく、その後の出来事的な幕間です

さっさと次のスレ行けや! という方にはガッカリさせて申し訳ない。

加えて、かなり賛否分かれる内容かと思います。

なんだったら、今回の話は無かったことにして次回から読んでもらっても構いません。

この小説は作者のクソ下らない妄想を垂れ流すものだとご理解いただいた上で楽しんでもらえれば幸いです。


 その日、世界が震撼した。

 

 誰もが知るNO.1ヒーロー。平和の象徴と称えられる社会の柱。

 

 オールマイト――――墜つ。

 

 絶対の正義。最強の力。犯罪の抑止力。

 

 様々な偉業と共に語られる彼の不敗神話の終わりは、多くの人々が絶望した。

 

 誰もが思っていた。

 

 オールマイトがいれば大丈夫。オールマイトは負けないと。

 

 どんなヴィランが現れても。どんな犯罪が行われようとも。

 

 彼さえいれば、自分たちは無事に明日を迎えられるのだと。

 

 そんな輝かしき幻想が、音を立てて崩れ去った。

 

 日陰の者たちは歓喜した。

 

 どれだけ社会に不満を持とうと、燻る想いを抱えても耐えてきた。

 

 どうせ自分たちが立ち上がったところで、何も出来ずに終わるのだと。

 

 全ては彼が――――オールマイトの存在があったからこそ。

 

 絶対に勝てない。絶対に倒せない。

 

 神格化と言っても差し支えない程の確信。

 

 どんな闇も搔き消してしまう究極の光。

 

 彼がいる限り、惨めに這いつくばっているしかないのだと思っていた。

 

 だが違った。

 

 あったのだ。光すら呑み込む無明の闇が。

 

 平和の象徴すら打ち砕く恐怖の権化が。

 

 彼に続け。俺達だってやれるのだ。何かを成して見せるのだ。

 

 歪んだ奮起は伝染病の如く広がり、暗く大きく膨れていく。

 

 人々は叫んだ

 

「オールマイトはどこだ!?」

 

 ヴィラン達は叫んだ

 

「オールフォーワン万歳!!」

 

 各々が信じる象徴を胸に、社会は揺れ続ける。

 

「政府はオールフォーワンの存在を認知していたのでしょうか!?」

 

「なぜ他のヒーローの支援がなかったのですか!」

 

「例の掲示板と配信に対してなんの対応も出来なかったのでしょうか!!」

 

「オールフォーワンの娘という人物について分かっている事は!?」

 

「オールマイトは――――」

 

「オールフォーワンは――――」

 

 彼らは今、何処にいるのか?

 

 全てのカギを握るのは、ハンドルネーム「スーパー娘」。

 

 ただの掲示板スレッドから社会崩壊一歩手前まで演じて見せた悪魔。

 

 オールマイトもオールフォーワンも彼女に持ち去られ行方知らず。

 

 誰もが知りたがっている。彼らの安否を。

 

 オールマイトは死んだのか? オールフォーワンは生きているのか?

 

 警察もヒーローも、血眼になって彼等を探した。

 

 社会の混乱の対処に追われながら、いまだ希望に縋るように。

 

 ヴィランであってもそれは変わらない。

 

 今度は自分たちが絶対の象徴の元、大手を振って生を謳歌するのだと。

 

 どこだ

 

 どこだ

 

 どこだ

 

 どこだ

 

 オールマイトは

 

 オールフォーワンは

 

 彼等はいったいどこだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここぉ!!」

 

 そこは窓一つない部屋だった。

 

 消毒液の匂いが染みついた清潔な空間。

 

 某県某市。某病院の地下に存在する隔離施設。

 

 病床が20は並べられそうな広い場所に、たった二つのベッドが向い合せに置かれていた。

 

「…………」

 

「…………」

 

「お、切れずにむけた!」

 

 ベッドとベッドの中間。そこで椅子に座る一人の少女。

 

 ナイフでリンゴをむき、綺麗な球体を作り上げていた。

 

 己を挟んで殺気を向け合う象徴共などお構いなしだった。

 

「……どういうつもりだ? オールフォーワン」

 

「どう、とは? 悪いが質問は正確に頼むよオールマイト」

 

「兎が一羽~兎が二羽~」

 

 病衣を纏い、全身を包帯に包んだミイラの如き風貌だが、その眼力は衰え知らず。

 

 視線で人を殺すどころか、今にも目からビームでも出そうな域の圧だ。

 

「私を生かすだけでなく治療するなど、どういう企みなのかと聞いているんだ」

 

「僕に聞かれても困るな。むしろ訳を聞きたいのは僕の方なんだぜ?」

 

「兎軍団完成!」

 

「「おい」」

 

 期せずして、オールマイトとオールフォーワンの呼びかけが被った。

 

 その事実が不快で仕方ないとばかりに互いをギンッと睨んでから、再び件の少女に目を向ける。

 

「君は工場で会った少女だね? いったいどういうつもりなんだ」

 

「不本意だが同感だよ。そろそろ説明してくれないかい――――(はふり)

 

 オールフォーワンが彼女を葬と呼んだ、そこに込められた確かな親しみ。

 

 二人が旧知の間柄だと察すには十分だ。

 

「やはりお前の部下なのか。こんな子供まで利用するなんて……ッ」

 

「部下……部下だって? はははっ。オールマイト、それはとんだ勘違いだ」

 

 オールマイトの憤りを、魔王は一笑に付した

 

「葬。NO.1ヒーロー様にご挨拶してあげなさい」

 

「はーい」

 

 兎を二つの皿に取り分けた少女――――葬が立ち上がった。

 

 髪と同じ白のワンピースの裾をつまんで、気取った様子でカーテシーをして見せる。

 

「初めましてオールマイト。あたしは死柄木(しがらき)(はふり)。あなたがオールフォーワンと呼ぶ彼の――――娘です」

 

「なっ……!」

 

 オールマイトの衝撃は如何程だったか。

 

 しかし改めて見れば、納得せざるを得ない。

 

 髪も目も同じ色。母親似なのか顔立ちは違うが、取り繕ったような笑みには血筋を感じさせた。

 

 自分の生涯をかけてでも打ち倒すと誓った怨敵。

 

 それが一児の親だったことも十二分な衝撃だったが――――

 

「あぁ……良い顔じゃないかオールマイト。理解したかな? この子の存在が意味することを」

 

「ッ……」

 

 オールフォーワンは鼻から上を包帯で包まれているが、歪みきった口だけで事足りた。

 

 そう。娘……つまり言い換えるならば――――

 

「そう――――僕を倒しただけじゃあ終わらないよ。僕の娘がいる限りね」

 

 すなわち、後継。

 

 元凶を倒せば終わるという希望を、真正面から砕く次の絶望だ。

 

 オールマイトは握り潰さんばかりに拳に力を入れた。

 

「貴様はっ――――!! どこまで悪意をまき散らせば気が済むんだ!?」

 

「どこまで? おかしな事を聞くなよオールマイト。もちろん――――どこまでもさ」

 

「オールフォーワンッッ!!!!」

 

 その答えに、オールマイトの理性が振り切れた。

 

 おそらく敵の拠点だという警戒も、自身が万全時の4割にも満たない事も頭から消え去った。

 

 憤怒に突き動かされるままに宿敵へと飛び掛からんとして――――

 

「はいストップ」

 

 その娘に苦も無く押さえつけられた。

 

「な、ぁ……!?」

 

 自分の腕の半分よりもさらに細い。白く華奢な腕。

 

 両肩を抑え込むようにベッドに押し倒され、そのまま動けなかった。

 

 全力の半分も出せない。決戦の消耗も色濃く残っている。怒りで視野が狭くなっていた。

 

 たとえそうだったとしても――――

 

「ハッハッハ! ずいぶんと無様な姿じゃあないかオールマイト? 平和の象徴ともあろう者が、僅か14歳の子供に手も足も出ないとは」

 

「くっ……!」

 

 反論できない事実に歯噛みするが、それ以上に驚きが勝っていた。

 

 かつてヒーローとしてアメリカで経験を積み、満を持して日本に帰ってきてから連戦連勝を重ねてきた。

 

 とりわけパワーで後れを取った事など一度もなく。オールフォーワンを除けばどんなヴィランも、オールマイトの半分の力にも対抗出来なかった。

 

 それがまさか、オールマイトからすれば幼いとさえ言える子供に抑えられる日が来ようとは。

 

「全力の時ならともかく、今の貴方ならあたしでも負けないよーだ」

 

「ぐっ……むぅ……!!」

 

 動けない。押し返せない。

 

 この事実が痛感させる。目の前の少女が、紛れもなくオールフォーワンの娘なのだと。

 

「さてオールマイト。自分の置かれた状況が十分に理解出来ただろう? せっかく助かった命だが、苦しむ時間が延びただけだったねぇ」

 

 オールフォーワンの言うとおりだった。

 

 相打つのが精一杯だった宿敵と、今の自分を平気で抑え込む葬。

 

 この状況で戦えば、どちらが屍を晒すかなど火を見るより明らかだ。

 

「葬、そのまま抑えつけておくんだよ。オールマイトの首は僕が落とす」

 

 バキリッゴキリッ!!

 

 オールフォーワンの右腕が歪な音を立てて変形した。

 

 肘から先が鋭利な刃と化し、照明の光を反射している。

 

「ようやくだオールマイト。もう君の目障りな笑顔を見なくて済むと思うと、とても晴れやかな気分だよ」

 

「くっ……オールフォーワン!!」

 

 必死に体をよじるオールマイトだが、葬が巌のごとく抑え込む。

 

 その様を味わうように見下し、オールフォーワンは起き上がった。

 

「さようならだ。精々、あの世で先代に許しを請うといい」

 

「あ、ちょっとパパ――――」

 

 不意に、葬がオールマイトからオールフォーワンへと注意を向けた。

 

 その好機を逃さず、オールマイトが力を振り絞る。

 

「あっ――――」

 

 失敗を悟った葬が振り返るが、時すでに遅し。

 

 追い詰められたヒーローから注意を逸らすなど言語道断。

 

 限界を超える事こそ、ヒーローの十八番と思い知るのだ。

 

「プルス――――」

 

 今こそ宿願を果たす時。

 

 亡き師との誓いを果たす時。

 

 ここが己の死地となったとしても――――

 

「ウルトラァァア!!」

 

 この命、今こそ燃やす時なのだ!!

 

「往生際の悪い男だ!」

 

「それが――――ヒーローだっ!!」

 

 平和の象徴、オールマイト。

 

 悪の帝王、オールフォーワン。

 

 その決着が、今度こそ果たされようと――――

 

 

 

 

 

 

「はいポチッとな」

 

 

「「ぐォォぉぉぉおおオオアアッッっ!!???」」

 

 

 

 

 

 しなかった!!

 

 葬が何処からともなく取り出したスイッチを押すと、二人の体を凄まじい痺れが襲ったのだ。

 

 ヒーローとして、ヴィランとして、最高峰に位置する二人は碌な反応も出来ずベッドに倒れ伏した。

 

 争いを止めるどころか、そのままトドメを刺さんばかりの超電流によって、二人の体から煙が立ち上っていた。

 

「まったくパパったら。なんのためにあたしが運んで治療してると思ってんの?」

 

 問いかけに、オールフォーワンは答えなかった。

 

 というか、オールマイト共々気絶していて答えられなかった。

 

「オールマイトもいい? ここにいる間は喧嘩は禁止! 大人しく療養しててよね!」

 

 指を突き付けて宣言するが、気絶していて(ry

 

「パパも耳をかっぽじってよく聞いて

 

 

 

 安価は、絶対

 

 

 

 守らないと後悔するんだからね!」

 

 その日から、きっかり二週間。

 

 オールマイトにとっても、オールフォーワンにとっても濃すぎる時間だった。

 

 互いに殺気ビームを撃ち合いながら、挑発し合って超電流にダブルKOされる毎日だった。

 

 治療してんだかゆっくり処刑してんだか分からない毎日を過ごし――――

 

 その後、平和の象徴は()()()()を果たした。

 

 その力に衰えはなく、むしろ戦いの日々の中で溜まっていた疲労が解消され、動きのキレが増してさえいた。

 

 民衆はその姿に涙し、舞い戻ったNO.1ヒーローに歓声を上げた。

 

 しかし、浮かれてばかりはいられない。

 

 オールフォーワンの生存も共に明かされ、触発された悪意が後を絶たない。

 

 加えて、その娘たる葬――――否、世間では「スーパー娘」として認知される存在。

 

 ネットではその模倣犯が続出し、名を騙って調和を乱す。

 

 脅威度こそ足元にも及ばない、ヴィラン犯罪とさえ言えない悪戯だ。

 

 だが確実に、その根を社会に食い込ませ始めている。

 

 それがどんな結果を生むのか……

 

 今はまだ、誰もわからない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃ、次は弔お兄ちゃんで遊ぼっかな!」




やっちまったぜ、という想いと

やり遂げたぜ、という想いが半々。

どうしてもな、こんな二人の掛け合いが書きたかったんや……

さて、ついに明かされたイッチことスーパー娘の本名

その名は 死柄木 葬(しがらき はふり)

え? 明らかに個性が完全記憶じゃねえだろって?

そっすね(開き直り)

そりゃあAFOの娘の個性が記憶力が良いなんてケチなもんな訳ないじゃないですかヤダー

次からは掲示板形式に戻ります。

次の標的は謎の兄貴(すっとぼけ)


狩人ニキの受難が、再び始まる(シリアス顔)


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【急募】兄上様の半グレを治してさしあげる方法
1スレ目


感想の海に溺れそうだ!!(挨拶)

膨大な感想、誠にありがとうございます。

返信をしていく上で感じたこと。それは

やっぱり人の不幸って蜜の味なんやなって(暗黒微笑)

さて、それではスレ再開でございます。


【急募】兄上様の半グレを治してさしあげる方法【よこしなさいませ】

 

1:ハイパー娘

どなたか知恵をお貸しくださいませ

 

2:淑やかヴィラン

なんだろう

どっかで見たような書き出しなんだが

つかハイパー娘ってwwww

 

3:淑やかヴィラン

いやこれあれだろ

スーパー娘の真似だろ?

まだこんなやつ残ってたのかよ

 

4:淑やかヴィラン

よこしなさいませてwwww

淑やかとは……

 

5:淑やかヴィラン

名前からしてパクリじゃんかwww

 

6:淑やかヴィラン

今度は兄貴かよ

どんな終末安価する気だ

どうせあの原点の超下位互換だろうによ

 

7:淑やかヴィラン

終末安価なぁ

気付けばあれから半年か

ヴィランの行動から生まれた言葉が流行語大賞になるという

前代未聞の事態になったもんな

 

8:ハイパー娘

まあ

そんなことがありましたのね

わたくし屋敷から出たことがなくて

世情に疎いんですのよ

 

9:淑やかヴィラン

www

 

10:淑やかヴィラン

捏造キャラうっざ

 

11:淑やかヴィラン

掲示板にスレッド立てるやつが世情に疎いとかwwww

 

12:淑やかヴィラン

それだけスーパー娘というインパクトがでかかったんだよな

あれから模倣犯というか、フリするやつが後を絶たないし

 

13:淑やかヴィラン

たしかにな

でもどうしてだろう

あのスレに書き込みしてた人間として言わせてもらうと

こいつはスーパー娘だという気がする

 

14:ハイパー娘

あらやだ

それはもしかしてナンパというものかしら

気持ち悪くってよ

腕立て伏せ100回で許してあげてもよくってよ

 

15:淑やかヴィラン

お前wwww

 

16:淑やかヴィラン

なかなか手の込んだ真似しやがるじゃねーか

おう?

 

17:淑やかヴィラン

スーパー娘だっつーんなら証拠出せ

父親でもオールマイトでも良いから

治療中の写真でもあれば一発だろが

 

18:淑やかヴィラン

あんなヴィランが生きてるとか考えたくもないが

オールマイトは五体満足で帰ってきたもんな

 

19:ハイパー娘

ですから人違いだと申し上げていますのに

なんと知能指数の低い方々かしら

ファザーキラーも真っ青な阿呆ぶりですわ

 

20:淑やかヴィラン

だからそういうとこぉ!ww

 

21:淑やかヴィラン

否定するのか肯定するのかハッキリしろや

 

22:淑やかヴィラン

お前みたいなのはこの半年で見飽きてんだよ

あくしろよ

 

23:淑やかヴィラン

それっぽいこと散りばめたところで

何番煎じだよってなレベルですよ

 

24:淑やかヴィラン

もう何百

いや何千何万という偽スーパー娘が量産されてんだよ

あと何回振り回されれば本物に再会できるんだよ

 

25:淑やかヴィラン

またあの終末安価を!

あの時の興奮をもう一度!!

 

26:淑やかヴィラン

終末安価中毒が湧いて来た

 

27:淑やかヴィラン

無知でごめん

なんとなく想像は出来るけど

終末安価中毒ってなんぞ?

 

28:淑やかヴィラン

>>27

終末安価中毒とは

あの日実際に終末安価に参加した者の中で

世界の命運を安価で左右する快感に囚われてしまった者と

それに触発された迷惑集団

 

29:淑やかヴィラン

>>28補足

これだけなら安価好きの延長に聞こえるが

現実でとんでもない行動を安価で決めて遂行する奴が続出した

有名な例だと

 

国会議事堂内部を全裸でどこまで進めるか

トップヒーローの活動を10分妨害する

飛行個性持ちが東京の空で捕まらず飛び続ける

 

なんて事をした奴がいる

終末というには安い行動だが

迷惑行為としては洒落にならないものが多い

 

30:淑やかヴィラン

俺の家の近くでは

一時間以内で幾つ女性下着を盗めるか

ってやつを実行した奴がいた

自分が参加した安価が近所で行われて

ビックリした

 

31:淑やかヴィラン

まじかよwwww

 

32:淑やかヴィラン

とまあこんな感じで

世界の終末とは程遠い終末(人生)安価が

乱造されているのが現状

要するに安価の箍が盛大に外れちまってる

今ニュースで奇行が放送されてたら大概は安価勢

 

33:淑やかヴィラン

>>28

>>29

>>30

>>32

説明ありがとう

そういえば今日のニュースで学校の校庭に

「オールマイト〇ね!」って白線で大きく書かれる

ってやつがあったけどアレもそうなのかな?

 

34:淑やかヴィラン

恐らくな

あのナメック決戦から半年でヴィラン犯罪よりも

軽犯罪の数が爆発的に増加したから警察もヒーローも

あちこち飛び回ってる

結果としてヴィラン犯罪への対応も鈍くなってるという

悪循環が出来上がってる

 

35:淑やかヴィラン

彼等を擁護したいわけではないけど

それだけストレス溜め込んでた人が多かった

ともとれる気がする

それが変な空気に充てられて暴発したんじゃないかな

 

36:淑やかヴィラン

言いたいことは分かるが

結局他人に迷惑かけた時点で悪人だろ

どんな理由があったって

「じゃあ仕方ない」なんてことには絶対にならない

 

37:淑やかヴィラン

ワイ実を言うと

一度だけ安価を実行しようとしたことがある

けどたまたまスレを見た兄に気付かれて

ぶん殴られて阻止された

それで怒りが溢れて取っ組み合いになったんだけど

他の家族も総出で抑えられて家族会議になって

溜め込んでた不満とか全部ゲロった

お互いに言えなかったことぶつけ合って

結果的に謝りあって溝が埋まった

今では仲良く暮らせてる

突然で済まなかったが言いたくなった

 

38:淑やかヴィラン

おめでとう

家族は大切にな

 

39:淑やかヴィラン

良い話だなぁ

切っ掛けが終末安価だと聞くと微妙な気分になるが

 

40:淑やかヴィラン

切っ掛けなんてどうでもいい

大事なのは幸せな今だろ

 

41:ハイパー娘

その通りですわ

掛け替えのない家族を大事になさいませ

 

42:淑やかヴィラン

お前はすっこんでろ

 

43:淑やかヴィラン

なんで入って来れるんだよ模倣犯風情が

 

44:淑やかヴィラン

空気読めks

 

45:淑やかヴィラン

辛辣で草

 

46:淑やかヴィラン

これは仕方ない

いい加減に自分の不謹慎さを自覚すべき

 

47:淑やかヴィラン

イッチ待たせたな!!

腕立て100回やってきたぞ!

 

https://www.○○○○be.com/wat○○v=――――

 

48:淑やかヴィラン

えwwww

 

49:淑やかヴィラン

まwwじwwか

 

50:淑やかヴィラン

本当にやっとるww

 

51:淑やかヴィラン

つか早くね?

腕太いな

 

52:淑やかヴィラン

>>47

この日のために腕立てだけ徹底的に練習した

前回は100回やってる間に全てが終わってたからな

同じ轍は踏まん

 

53:淑やかヴィラン

腕立てオンリーwww

 

54:淑やかヴィラン

バランスわっる(笑)

 

55:淑やかヴィラン

つか前回ってお前あれか

スーパー娘の父親の個性に言及して

気にしてないと言いつつ腕立てやらされた……

 

56:淑やかヴィラン

あいつかよwwww

そんでこのスレでも腕立てやらされるて

どんな確率だww

 

57:淑やかヴィラン

つまり魔王と英雄の頂上決戦の間も

せっせと腕立てしてたってこと?ww

 

58:淑やかヴィラン

想像して吹いたww

 

59:淑やかヴィラン

つか100回やるのにどんだけ時間かかってんだよ

 

60:淑やかヴィラン

おかげで終末安価にも参加できなかった

 

腕立てしてたら世界が変わってた

 

61:淑やかヴィラン

wwwwww

 

62:淑やかヴィラン

クッソwwww

 

63:淑やかヴィラン

お前ってやつはwww

 

64:淑やかヴィラン

>>47

ちなみに前回分も合わせて挙げたから

良ければ確認してくれ

 

65:淑やかヴィラン

カタツムリレベルの低速腕立てを見た

 

66:ハイパー娘

確認しましたわ

たしかに100回達成してましたわね

今回は

 

67:淑やかヴィラン

今回は

ということは……

 

68:淑やかヴィラン

おいまさか……

 

69:ハイパー娘

残念ながら

前回の動画では98回までしか出来ていません

意識が朦朧としていたようなので数え間違えたのでしょう

というわけで

 

やり直しですわ

 

70:淑やかヴィラン

鬼!ww

 

71:淑やかヴィラン

悪魔!ww

 

72:淑やかヴィラン

お前の血は何色だ!ww

 

73:淑やかヴィラン

しかし全員草生やしてる件についてwwww

 

74:淑やかヴィラン

お前もな

 

75:淑やかヴィラン

>>47

すまないイッチ

俺の確認不足だった

お詫びの意味も込めて200回やってくる!

 

76:淑やかヴィラン

こうして彼の筋肉のバランスはさらに崩れるのだった

 

77:淑やかヴィラン

というかさ

これ特にパスワード設定もされてないよね?

つまり普通に誰でも見れるわけで……

 

78:淑やかヴィラン

黙々と腕立てしてる動画が全国に発信されてるのかww

 

79:淑やかヴィラン

つまんねぇwww

 

80:淑やかヴィラン

謎の腕立て師として脚光を浴びるな

 

81:淑やかヴィラン

腕立て師www

なんでか笑う

 

82:淑やかヴィラン

もうコテハンで良いだろ

腕立てニキ!

 

83:淑やかヴィラン

なんとしょうもないコテハンだろうかww

 

84:ハイパー娘

ところで皆様方

 

 

そろそろ兄上様について語っても?

 

85:淑やかヴィラン

はいはいまだ続けんのね

 

86:淑やかヴィラン

もういいよそのキャラ

 

87:淑やかヴィラン

ここまで来たらどこまで貫けるのか見てやるよ(上から目線)

兄貴とイッチのスペックかもん

 

88:淑やかヴィラン

>>87

優しいな

 

89:淑やかヴィラン

まー言うて暇だしな

しょうがないから見てしんぜよう

 

90:淑やかヴィラン

腕立てニキが帰還するまでの時間潰しには良いかな

 

91:淑やかヴィラン

腕立てニキが帰還したところで何がある訳でもないんだが……

 

92:淑やかヴィラン

それなwwww

忘れちゃならんがただの腕立てだし

 

93:ハイパー娘

お待たせいたしましたわ

 

わたくし

性別:淑女

年齢:十代前半

個性:超記憶

   物覚えが滅茶クソ良くってよ

 

・兄想いの心優しき淑女

・文武両道、容姿端麗

 

 

兄上様

性別:男性

年齢:十代半ば

身長:169㎝

体重:53㎏

視力:左1.5 右1.5

個性:即解

   触れた物をぶち壊して御覧に入れます

 

・家に引き籠って滅多に外出しない

・友達がいない

・すぐに怒って物を壊そうとする

・父親を先生と呼び慕っている

・妹に対し素っ気ない

・妹の扱いが分かっていない

・妹に構う時間が少ない

・妹への敬いが足りない

 

こんなところかしら?

 

94:淑やかヴィラン

こんなところかしら?

じゃねぇよ!!ww

 

95:淑やかヴィラン

もはやどこからツッコんだものか……

 

96:淑やかヴィラン

そのなんちゃって淑やかはどうにかならんのか

 

97:淑やかヴィラン

性別淑女wwww

新人類かな?

 

98:淑やかヴィラン

イッチ情報の簡潔さと

兄上情報の細かさの

落差がひどいww

 

99:淑やかヴィラン

兄上の個人情報だけしこたま暴露してやがる……(戦慄

 

100:淑やかヴィラン

どんだけ構って欲しいんだよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

253:ハイパー娘

まったくもって埒が明きませんわね

建設的な意見の一つも出せないのかしら?

 

254:淑やかヴィラン

お前の兄上が引き籠り上級者すぎるんじゃ!ww

 

255:淑やかヴィラン

どれだけ提案しても悉く実施済みとか……

行動力の化身かな?

 

256:淑やかヴィラン

なんかもう兄上様に会ってみたくなったよ

 

257:淑やかヴィラン

それな

 

258:腕立て師

待たせたなイッチ!

腕立て200回達成だ!

 

https://www.○○○○be.com/wat○○v=――――

 

259:淑やかヴィラン

腕立てニキ帰還

さりげなくコテハンしとるww

 

260:淑やかヴィラン

待ってたよ腕立てニキ!(鼻ほじ)

 

261:淑やかヴィラン

ぶっちゃけ見る気ないけど

おかえり!

 

262:腕立て師

(´・ω・`)

 

263:淑やかヴィラン

かわいそうww

 

264:ハイパー娘

仕方ありませんわね

そこまで言うなら見せてあげましてよ

 

265:淑やかヴィラン

そして安定のスルー

 

266:淑やかヴィラン

完全に興味なくしてますよこれはww

 

267:腕立て師

イッチよ

腕立てしたよ

 

268:淑やかヴィラン

アピールが悲しいwwww

 

269:淑やかヴィラン

文章から悲哀が伝わってくるようだ

 

270:ハイパー娘

さあ、存分に見ると良いですわ

 

https://www.○○○ube.com/○○○○v=――――

 

パスワード Brother killer

 

271:淑やかヴィラン

突っ込まん

突っ込まんぞ!

 

272:淑やかヴィラン

wwww

 

273:淑やかヴィラン

でもこれで化けの皮が剥がれるだろ

あのスーパー娘の超絶無駄高性能配信が真似出来るとは思えんしな

 

274:淑やかヴィラン

それな

ようやくお縄につく気になったか

 

275:淑やかヴィラン

よくキャラを維持したと褒めてやろうじゃないか(上から目線)

 

276:淑やかヴィラン

なんか随分と薄暗いな

廊下か?

 

277:ハイパー娘

『改めまして、皆さん御機嫌よう

ハイパー娘と申しますわ』

 

278:淑やかヴィラン

 

 

279:淑やかヴィラン

 

 

280:淑やかヴィラン

 

 

281:淑やかヴィラン

は?

 

282:淑やかヴィラン

 

283:淑やかヴィラン

なん……だと……

 

284:淑やかヴィラン

声が……遅れて……書き込まれ……

 

285:ハイパー娘

『今回は自撮り棒なるものでスマホからお送りしますわ

では早速ですが、兄上様の部屋の前まで来ております

目ん玉かっぽじって御覧になり、建設的な意見をくださいませ』

 

286:マイク

『コンコンッ(ノック音)』

 

287:淑やかヴィラン

ば!

 

288:淑やかヴィラン

ちょ!!!!!

 

289:淑やかヴィラン

 物音の解説だと? 

 この意味のわからん無駄性能は……

 ま  さ  か  !! 

 

290:淑やかヴィラン

スーパー娘……なのか!?

 

291:淑やかヴィラン

きっっっったあああああああああああああああああああ!!!!

 

292:淑やかヴィラン

スーパー娘再来!!

 

293:淑やかヴィラン

者共出会え出会え!

祭りじゃ祭りじゃ!!

 

294:淑やかヴィラン

ついに出やがったなクソヴィラン!

ヒーローに通報してやる!

 

295:淑やかヴィラン

お父様はご壮健でいらっしゃいますか!?

 

296:ハイパー娘

『兄上様、失礼しま……あら、お勉強中でしたのね』

 

297:マイク

『……なんだお前? その気色悪い喋り方は』

 

298:ハイパー娘

『は?……ゴホンッ

いやですわ兄上様

わたくしはいつも通りでしてよ』

 

299:淑やかヴィラン

パーフェクトスルーwwww

 

300:淑やかヴィラン

そして別の意味で化けの皮が剝がれかけとるww

兄上直球でワロタ

 

301:淑やかヴィラン

てか本物ってことはあれか

この兄上が強個性義理息子か

 

302:淑やかヴィラン

そういうことになるな

オールフォーワンの息子かぁ

たしか変人なんだっけ?

 

303:淑やかヴィラン

というかww

兄上なんで全身モザイクなんだよwwww

猥褻物扱い?ww

 

304:淑やかヴィラン

ひっでぇww

部屋は普通っぽいが住人だけモザイクマンになっとる

 

305:ハイパー娘

『スレ民の方々には言い忘れていましたが

兄上様は少々ダサ……もとい、少し奇抜な恰好をされているので

プライバシーの観点から全身モザイクにさせてもらいますわ』

 

306:マイク

『あぁ?(怒り)』

 

307:淑やかヴィラン

ちょwwwおまwww

 

308:淑やかヴィラン

本人を目の前にしてww

 

309:淑やかヴィラン

(怒り)てwww

なんか性能上がってねこれ?ww

 

310:腕立て師

確実にアップグレードしてらっしゃる

さすがだぜスーパー娘

いや、イッチ!!

 

311:マイク

『喧嘩売りに来たのかお前は?(イライラ)』

 

312:ハイパー娘

『そんなまさか

ただちょっとスレ民の皆様に

兄上様をご紹介しようと思っただけですわ』

 

313:マイク

『スレ民だ?……おい待て

まさか配信してんのか?

そのスマホで映してるのか?(驚愕)』

 

314:淑やかヴィラン

勝手に撮影はいかんよイッチ

(なおナメック決戦は許す)

 

315:淑やかヴィラン

勝手に感情読み取ってるマイク草

 

316:淑やかヴィラン

もはやAIの域では?

その内スカイネット作るんじゃねぇだろうな?

 

317:淑やかヴィラン

全身モザイクのはずなのに

兄上様の苛立ちがひしひしと伝わってきますわ!

 

318:淑やかヴィラン

おこなのですわ

 

319:淑やかヴィラン

お草でございますわ

 

320:淑やかヴィラン

急に淑やかが湧いてきましたのですわ!!

 

321:淑やかヴィラン

お前もでしてよ!

 

322:淑やかヴィラン

この掌返しよwwww

 

323:淑やかヴィラン

これはしゃーない

待ちに待った瞬間だもの

 

324:ハイパー娘

『あら兄上様

こことここ……それからここと……

まぁ! 13問も間違っていましてよ!

草ですわね!』

 

325:マイク

『っ……ッ!!(ガチギレ十秒前)』

 

326:淑やかヴィラン

ちょwwっとww

どんだけだ

 

327:淑やかヴィラン

まぁマイクったら……

しばらく見ないうちに

こんなに大きくなっちゃって(慈愛の目)

 

328:淑やかヴィラン

立派になったなぁ……

(なお主人を諫める機能は無い模様)

 

329:淑やかヴィラン

実はイッチ

仲良くする気がないのではなくって?

 

330:淑やかヴィラン

本人を前にするとツンデレになる可能性が

微レ存でございましてよ

 

331:淑やかヴィラン

まぁ可愛い

けれど些か棘が鋭すぎではございませんこと?

 

332:淑やかヴィラン

ツンとデレは用法容量を正しく

使わないといけませんわ

でないと……

 

333:マイク

『出てけ馬鹿女!

お前が――――嫌いだぁ!!』

 

334:淑やかヴィラン

なんという直球ww

 

335:淑やかヴィラン

バッサリであった

 

336:ハイパー娘

『あ、ちょ……兄上様!?

押さないでくださいまっ……

ちょっイタタタ! 崩れてる!

背中ちょっと崩れてる!!』

 

337:淑やかヴィラン

おいイッチよ素がww

 

338:淑やかヴィラン

背中が崩れるってなによ(怖

 

339:淑やかヴィラン

たしか兄上の個性は分解だろ?

触れたものを分子レベルまで壊すっていう

 

340:淑やかヴィラン

え?

じゃあイッチの背中がちょっと分子になってるってこと?

 

341:淑やかヴィラン

背中がちょっと分子にwwww

どんな状況だよ

 

342:淑やかヴィラン

いや冷静に考えてイタタタで済むわけないだろ

体の一部が崩れてんだぞww

 

343:マイク

『バタンッ!!(扉閉)』

 

344:淑やかヴィラン

『イッタ~……って、ゴホンッゴホン

大変失礼しましたわ

どうやら兄上様はご機嫌斜めのようですわね』

 

345:淑やかヴィラン

まだ取り繕うのかよ

 

346:淑やかヴィラン

つか斜めに傾けたのはお前だろww

 

347:淑やかヴィラン

おもっくそ嫌われちゃいましたね(笑)

 

348:淑やかヴィラン

ざまーみろ

 

349:ハイパー娘

『わたくしの手に余る問題のようですわね

こうなったら――――友人の手を借りましょう』

 

350:淑やかヴィラン

イッチの友人と言えば……

 

351:淑やかヴィラン

まさか……狩人ニキ?

 

352:淑やかヴィラン

狩人ニキか!

てか生きてたのか!?

 

353:淑やかヴィラン

もう〇んだとばかり……

 

354:淑やかヴィラン

あの後ちゃんと回収したんだなイッチ

 

355:淑やかヴィラン

信じてたよ

狩人ニキがくたばる筈ないって

 

356:淑やかヴィラン

そうだな

きっと生きて

俺達に笑いを提供してくれるんだもんな

 

357:淑やかヴィラン

最低かwww

 

358:ハイパー娘

『皆様が誰の事を言っているのか見当もつきませんが

さっそく友人の家に向かおうと思います

それではジャンプカットで行きますわよ』

 

359:淑やかヴィラン

え?

 

360:淑やかヴィラン

ごめん

ジャンプカットってなんぞ?

 

361:淑やかヴィラン

テレビとかでよく

ジャンプして着地したら別の場所に移動してる

ってやつあるやろ?

それのこと

 

362:淑やかヴィラン

把握

ってことはいったん配信中断して移動か

 

363:淑やかヴィラン

ちょっと残念だが待ってるさ

この時を持ち続けた半年の全裸待機に比べれば

刹那にも等しいさ!!

 

364:淑やかヴィラン

ただの変態じゃねーか!!ww

 

365:ハイパー娘

『それでは行きますわよ

せーのっ!』

 

366:マイク

『ピョンッ(跳躍)』

 

367:マイク

『スタッ(着地)』

 

368:ハイパー娘

『はい、というわけで到着しましたわ

ただいま友人宅前でございます』

 

369:淑やかヴィラン

 

 

370:淑やかヴィラン

 

 

371:淑やかヴィラン

 

 

372:淑やかヴィラン

ん?

 

373:淑やかヴィラン

え?

 

374:淑やかヴィラン

は?

 

375:淑やかヴィラン

ちょいまて

 

376:淑やかヴィラン

あれおかしいな

さっきまで薄暗い廊下だったのに

イッチがジャンプしたと思ったら

明るい白の壁に景色が変わってたんやが

 

377:淑やかヴィラン

あ、ありのまま起こったことを話すぜ!!

意味がわからん!!

 

378:淑やかヴィラン

こいつ

今さらっとワープしたか?

 

379:淑やかヴィラン

まさかの転移?

 

380:腕立て師

さすがだな

これこそイッチだ

 

381:淑やかヴィラン

>>380

全国のイッチのハードルを上げるような

発言はやめなされww

 

382:淑やかヴィラン

こんなイッチはこいつだけで十分だ!!

 

383:ハイパー娘

『それでは訪ねていきましょうか』

 

384:マイク

『ピンポーン(インターホン)』

 

385:淑やかヴィラン

さすがイッチ

俺らの動揺が収まる時間を

欠片もよこしちゃくれねぇ

 

386:淑やかヴィラン

狩人ニキ元気かな

というかイッチが来たら

どんな反応するんだろ

 

387:淑やかヴィラン

俺だったら居留守つかうわ

二度と関わりたくないって思うもの

 

388:淑やかヴィラン

そりゃそうだww

俺らはともかく

あの死地のど真ん中に放り込まれたトラウマは

そう簡単には癒えねーって

 

389:マイク

『……はーい?』

 

390:ハイパー娘

『宅配便でございますわ』

 

391:マイク

『え? ……あ、はい。今行きます』

 

392:淑やかヴィラン

ちょwwwwwおまwwwww

 

393:淑やかヴィラン

こwwいwwつwwはww

 

394:淑やかヴィラン

何しれっと嘘ついとんじゃ!!ww

 

395:淑やかヴィラン

こいつ

正直に言ったら出てこないって

自覚してやがる(笑)

 

396:淑やかヴィラン

狩人ニキ逃げろ!

宅配便じゃなくて死神だぞ!!

 

397:淑やかヴィラン

やめなさい狩人くん!

人に戻れなくなる!!(汎用兵器並感)

 

398:淑やかヴィラン

腹筋崩壊待ったなしwwww

 

399:淑やかヴィラン

既に崩壊してるんですが

 

400:淑やかヴィラン

そして

ついにその時はやって来た……

 

401:マイク

『ガチャッ(扉開)』

 

402:マイク

『あ、お疲れ様で…………

 

 

 

 

っきゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアッッっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

 

 

403:淑やかヴィラン

うっせえええええええ!!!!

 

404:淑やかヴィラン

鼓膜が!

鼓膜がァ!!

 

405:淑やかヴィラン

断末魔か!ww

 

406:淑やかヴィラン

いや、あれはまるで

暴漢に襲われた乙女そのものだった

 

407:淑やかヴィラン

絹を裂いたような

とはこういう事を言うんだろうなぁ

 

408:淑やかヴィラン

想像を超えた

想像通りのリアクションだった

 

409:淑やかヴィラン

やっぱこうなるよなぁ

 

410:マイク

『まっぺ、な、ねん……!

なんで!? なんでぇ!!(錯乱)』

 

411:ハイパー娘

『お久しぶりですわね

あなたの友人ハイパー娘ですわよ』

 

412:淑やかヴィラン

(錯乱)は必要だっただろうか

言われるまでもなく瞭然だがww

 

413:淑やかヴィラン

友人に今更な名乗りをしているイッチであった

 

414:マイク

『なんでお前がここにいるんだスーパ』

 

415:ハイパー娘

『蚊がいましてよ!!』

 

416:マイク

『スパァンッッ!!(平手打ち)』

 

417:マイク

『ブらッ!!?』

 

418:マイク

『ドンガラガッシャーン!!(転倒)』

 

419:淑やかヴィラン

wwwwwwwwww

 

420:淑やかヴィラン

もうやめたげてww

 

421:淑やかヴィラン

ドンガラガッシャーンてwwww

 

422:淑やかヴィラン

明らかに人が転倒しただけの音じゃないんですが

 

423:腕立て師

さすがイッチ

蚊を退治してくれるなんて優しいナー

 

424:淑やかヴィラン

余計なことは言うなってか(笑)

 

425:マイク

『なっ……いきなりなんでぇ……(泣)』

 

426:ハイパー娘

『あなたの友人ハイパー娘でしてよ』

 

427:マイク

『え? スーパー』

 

428:ハイパー娘

『ハイパー娘 でしてよ(威圧)』

 

429:マイク

『…………あ、ハイ』

 

430:淑やかヴィラン

あ、ハイ

これを現実で聞く日がこようとは

 

431:淑やかヴィラン

ああ、可哀想に

ここから狩人ニキの受難が始まるのね

 

432:淑やかヴィラン

お草でございますわ

 

433:淑やかヴィラン

草で候

 

434:淑やかヴィラン

半年で悪魔ぶりに磨きがかかってませんかねぇ

 

435:淑やかヴィラン

あれだけの悲鳴が上がってるのに

誰も様子を見に来ないというのが

何よりも恐ろしい

 

436:淑やかヴィラン

それな

明らかにイッチが何かやってんだろ

 

437:ハイパー娘

『さっそくですが、今日は幾つかお話があって来ましたの』

 

438:マイク

『もうやだ……やめてくれ……俺を一般人に戻してくれぇ(orz)』

 

439:淑やかヴィラン

完全に弱っとるwwww

 

440:淑やかヴィラン

無理もない

だってorzするくらいだものww

 

441:淑やかヴィラン

現時点で廃人になってないだけマシなのかもな

でもきっと立ち上がるさ狩人ニキなら(無責任)

 

442:ハイパー娘

『あぁそうそう。まずはこれから渡しておきますわね』

 

443:マイク

『……なんだこの大きなトランクは?』

 

444:ハイパー娘

『少し前にちょっとお手伝いをしてくれましたでしょう?

その時の、ほんのお礼ですわ』

 

445:淑やかヴィラン

お手伝い?

あれが?

 

446:淑やかヴィラン

ちょっとなんてレベルじゃなかったんですがそれは

 

447:淑やかヴィラン

スタントマンも素足で逃げ出すスペクタクルアクションでしたね

 

448:淑やかヴィラン

何か珍しいお宝でも入ってるのん?

 

449:マイク

『……くれるというなら貰う。

だが、また何かしろというなら悪いが帰って――――』

 

450:ハイパー娘

『お受け取りくださいませ』

 

451:マイク

『ガチャン(トランク開帳)』

 

452:淑やかヴィラン

何が出るかな

何が出るかな

 

453:淑やかヴィラン

金の延べ棒とか

 

454:淑やかヴィラン

眩いダイヤモンド

 

455:淑やかヴィラン

超限定オールマイトフィギュア

 

456:マイク

『…………』

 

457:淑やかヴィラン

お?

 

458:淑やかヴィラン

静止した

 

459:淑やかヴィラン

それはまるで

ビデオの停止ボタンを押したような

見事な硬直だったそうな

 

460:淑やかヴィラン

いったいなにが……

 

461:マイク

『…………』

 

462:ハイパー娘

『今回もお手伝いしてくれたら

倍を用意しましてよ』

 

463:マイク

『…………パタンッ(トランク閉)』

 

464:淑やかヴィラン

 

465:淑やかヴィラン

駄目だったか?

 

466:淑やかヴィラン

この程度でお礼になると思ったか!

って怒っても良いんやで

 

467:腕立て師

まぁ前回の所業を考えるとなぁ

 

468:淑やかヴィラン

して

結果は――――

 

469:マイク

 

 

 

『立ってないでソファーに座れよ

 

あ、飲み物はゴールドティップスインペリアルでいいか?』

 

 

 

470:淑やかヴィラン

おいいいいいいいいいいいいいいい!!!!wwwwww

 

471:淑やかヴィラン

 

  わ  か  っ  て  た

 

472:淑やかヴィラン

予想を裏切らねぇなww

 

473:淑やかヴィラン

ゴールドティップスインペリアルwwww

あるのかよww

 

474:淑やかヴィラン

唐突に始まる最上級のおもてなし

 

475:淑やかヴィラン

言え狩人ニキ!!

いったいいくら積まれたんだ!!ww

言いなさい!!

 

476:淑やかヴィラン

プライドってもんがねぇのかお前は!!

 

477:淑やかヴィラン

気のせいかな

モザイクかかってるのに

狩人ニキの目が金マークになってるような

 

478:淑やかヴィラン

こうして彼は一歩

自ら平和の道から外れるのであった

 

479:ハイパー娘

『あなたならきっと

そう言ってくれると信じていましたわ(暗黒微笑)』

 

 

 




束の間の日常を満喫していた狩人ニキ

地獄から生還し、取り戻した平和

しかしそれは、偽りのものでしかなかった!

「こちらがわたくしの兄上様ですわ」

立ちふさがる変人

「やあ初めまして。娘と仲良くやってくれているようだね?(威圧)」

待ち受けるパパ上

「狩人少年……君は、このままで良いのか?」

そして語られる 狩人ニキの過去

「俺たちはもう……辿り着いてた……」

幾百の葛藤 幾千の出会いと別れ

その果てに見出す 狩人ニキの答えとは……



次回「兄上大覚醒! 二人の後継」

「魔王の後継は、二人もいりませんわ」

「ああ、同感だよ。お前が消えろ」

「あれ、俺の話は?」



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2スレ目

書きたい事書きなぐってたら文章量がえらいことに……

ヒロアカアニメ最新話凄かったですなー

弔があんなに立派になるなんて(ホロリ)

いつも感想および誤字報告ありがとうございます

アニメ最新話のネタバレ(?)になりうる内容を含みますので

まだ見てない人はご注意を


508:淑やかヴィラン

かくかくしかじかうまうまがじがじ

 

509:絆の狩人

『いや、それもう無理だろ』

 

510:ハイパー娘

『なん……だと……(ですわ)』

 

511:淑やかヴィラン

バッサリwwww

 

512:淑やかヴィラン

つか口調がww

 

513:淑やかヴィラン

主人の失態を補助するマイク

なんという忠義者ww

 

514:淑やかヴィラン

どういう意味だ

絆(金)の狩人

 

515:淑やかヴィラン

絆(金)は吹いたwww

 

516:淑やかヴィラン

いや違う!

こいつは狩人ニキじゃなく

金の亡者だ!!

というわけで亡者ニキと呼ぼう

 

517:淑やかヴィラン

(呼び分けめんどいから)嫌です

 

518:淑やかヴィラン

そんなー(´・ω・`)

 

519:淑やかヴィラン

狩人ニキはなぁ

どんな狩人ニキになっても

狩人ニキなんだよ……!

 

520:淑やかヴィラン

>>519

意訳「どうあがいても泣き叫ぶ運命にあるんだよ」

 

521:淑やかヴィラン

ひっでぇwwww

 

522:淑やかヴィラン

良い言葉だなーと思っていたら

意訳で腹筋崩壊したwwww

 

523:淑やかヴィラン

なんと素晴らしい意訳でしょう

イヤクンクローに30点!

 

524:淑やかヴィラン

得点たっかww

 

525:淑やかヴィラン

意訳だけで寮杯とれちゃう勢いですね

 

526:絆の狩人

『いやそんだけやって駄目なら

完全に嫌われてるだろ

むしろお前が嫌われるのは自然の摂理だわ』

 

527:ハイパー娘

『報酬プラス2割ですわ』

 

528:絆の狩人

『諦めるんじゃねぇよ!

家族を想う気持ちに貴賤なんざあるか!

お前の思いを絶対に届けてやろうぜ!!(熱血)』

 

529:淑やかヴィラン

wwwwwwwwwww

 

530:淑やかヴィラン

大草原

 

531:淑やかヴィラン

こwwれwwはwwひwwどwwい

 

532:淑やかヴィラン

金の力は偉大だな

 

533:淑やかヴィラン

さすが狩人ニキ

ドリルの性能が俺らとは

桁違いだぜ(笑)

 

534:淑やかヴィラン

くるっくるですわ

 

535:淑やかヴィラン

乖離剣も真っ青な回転速度ですね

 

536:淑やかヴィラン

下手に外出できないから

金に困っている可能性が微レ存

 

537:淑やかヴィラン

あーたしかにな

思い出せばオールマイトに顔見られてるもんな

ほぼ確でイッチの仲間扱いされてるだろうし

なんでか公表はされてないけど

 

538:淑やかヴィラン

狩人ニキ人生終了のお知らせ

 

539:淑やかヴィラン

とっくの昔に終わってる件

 

540:淑やかヴィラン

ボロックソで草

 

541:絆の狩人

『とは言ったものの、実際どうするかな……

兄貴の事も話を聞いただけじゃ何とも言えないし

うーん……』

 

542:淑やかヴィラン

けっこう真剣に考えてるな狩人ニキ

 

543:淑やかヴィラン

そりゃ大金積まれてるしな

テキトーにはできんだろ

 

544:淑やかヴィラン

結局のところ兄上の人となりが

あんま分からないという一点に帰るよな

半グレなのは分かったが

そうなった理由とか聞いてないし

 

545:淑やかヴィラン

イッチ何か知らんの?

 

546:ハイパー娘

『なーんも知りませんわね』

 

547:淑やかヴィラン

なーんもてwww

 

548:淑やかヴィラン

即答で草ぁ!

 

549:淑やかヴィラン

仲良くしたいのではなかったんかい!

興味薄すぎぃ!

 

550:ハイパー娘

『パパ上が連れて来る前の事を

完全にお忘れになっていたのでしてよ

だから聞くもなにもありませんわ』

 

551:絆の狩人

『え?(困惑)』

 

552:淑やかヴィラン

ほ?

 

553:淑やかヴィラン

なんだって?

 

554:淑やかヴィラン

記憶喪失ってか?

 

555:淑やかヴィラン

また新たな属性が……

 

556:淑やかヴィラン

記憶喪失系強個性義理息子

 

557:淑やかヴィラン

盛り盛りですわ

 

558:ハイパー娘

『8・9年くらい前にいきなりパパ上が

君のお兄さんだよって紹介してきたのですわ

その時から麗しき妹として接してきたのですけれど

何故か時間が経てば経つほどに

態度が悪化していくんですのよ』

 

559:淑やかヴィラン

妹として(煽りまくって)接してきたのか

 

560:淑やかヴィラン

格の違いを見せつけてきたんですねww

 

561:淑やかヴィラン

ほらな

やっぱりハイスペックシスターのせいで

グレてしまってるんじゃないか

 

562:淑やかヴィラン

俺でもグレるわ

こんなのがいたら

 

563:淑やかヴィラン

家飛び出すだろうよ

親とかに比べられてな

 

564:淑やかヴィラン

親(悪の帝王)

 

565:淑やかヴィラン

後継者争い勃発ですわ!

 

566:ハイパー娘

『キレそうでしてよ』

 

567:絆の狩人

『自業自得って知ってる?』

 

568:ハイパー娘

『プラス1割』

 

569:絆の狩人

『そこまで言うことないだろが!

こいつがどんだけ頑張って来たか

お前らに分かるのかよ!!?(感動シーン風)』

 

570:淑やかヴィラン

こいつはwwww

 

571:淑やかヴィラン

お前こそ何を知ってるんだよwwww

 

572:淑やかヴィラン

ブーメランって知ってる?

 

573:淑やかヴィラン

知ってること俺らと大差ない筈なんですが……

 

574:淑やかヴィラン

完全にコバンザメですわ

 

575:淑やかヴィラン

人としての尊厳を工場地帯に落としてきたんですかねww

 

576:淑やかヴィラン

実は本物の狩人ニキはナメック決戦で亡くなっていて

ここにいるのは精巧なアンドロイド説を推したい

 

577:淑やかヴィラン

そ、そうだったのか……

おのれ偽物め! 本物の狩人ニキを返せ!

 

578:淑やかヴィラン

どれだけ似ていたってな

本物の狩人ニキじゃねえと意味がないんだよ!

 

579:淑やかヴィラン

そうだそうだ!

おら達は……おら達は……

 

580:淑やかヴィラン

本物の狩人ニキの……あの最高に笑える悲鳴が聞きたいんだよおおおおおお!!!

 

581:淑やかヴィラン

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

 

582:淑やかヴィラン

ぉぉぉぉおおおおおぉぉぉぉぉお⤴

 

583:淑やかヴィラン

ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ⤵

 

584:淑やかヴィラン

ぉぉぉぉぉぉ????????

 

585:ハイパー娘

『……泣ける話ですわね(ホロリ)』

 

586:絆の狩人

『怒りでな(怒)』

 

587:淑やかヴィラン

クッソwwww

 

588:淑やかヴィラン

なんと素晴らしいシンクロ

金メダル間違いなしだぜ!

 

589:淑やかヴィラン

俺達がいかに狩人ニキを愛しているかが

ヒシヒシと伝わるだろう?

 

590:淑やかヴィラン

本物の狩人ニキもきっと

草葉の陰で喜んでくれてるさ……

 

591:淑やかヴィラン

狩人ニキ……

 

592:淑やかヴィラン

(´;ω;`)ブワッ

 

593:絆の狩人

『そう言えば兄貴なんだけどさ(無視)』

 

594:ハイパー娘

『なんですの?(便乗)』

 

595:淑やかヴィラン

おいww

 

596:淑やかヴィラン

(´・ω・`)

 

597:淑やかヴィラン

(´・ω・`)

 

598:淑やかヴィラン

(´・ω・`)

 

599:淑やかヴィラン

(´ω`)

 

600:絆の狩人

『オールフ……親父さんのこと先生って呼んでるんだよな?

なんか理由があるのか?』

 

601:ハイパー娘

『色々と教えを受けているからでしょうけど

パパ上も特に訂正しようとしないから定着したのでしょうね

パパ上と呼べばいいと何度も申しましたのに、頑として譲らないのですわ』

 

602:淑やかヴィラン

それもしかしてさぁ

兄上からすると帝王様って

父親という認識ではないのでは?

 

603:淑やかヴィラン

俺も思った

拾ってくれた恩人+教えを授けてくれる人

イコールで先生ってことだろ

 

604:淑やかヴィラン

となるとイッチは……

 

605:淑やかヴィラン

先生の子供+やたら馴れ馴れしくしてくる

イコールでクソうざいガキ

 

606:淑やかヴィラン

wwwww

 

607:淑やかヴィラン

草ですわ

 

608:淑やかヴィラン

恩人の子供要素が排除されてる気がするんですがwww

 

609:淑やかヴィラン

それだけマイナスイメージが強すぎるということであり……

 

610:ハイパー娘

『こうなったら安価しかないですわ!!(天啓)』

 

611:絆の狩人

『ブッホォ!?(茶吹)』

 

612:淑やかヴィラン

いやほんとに唐突ぅ!!?

 

613:淑やかヴィラン

力ずくで流れ変えようとしてるwww

 

614:淑やかヴィラン

まーこのまま話してても解決しない感じはあるよな

 

615:淑やかヴィラン

しかし兄上に会おうにも、さっきの今だぞ?

相手してくれるだろうか?

 

616:淑やかヴィラン

相手にせざるを得ない状況にですればいいだろ

具体案ないけど(無責任)

 

617:淑やかヴィラン

ないのかよwwww

 

618:絆の狩人

『ゲッホ! ゴホッ! ヴッハッ!? ゴ、グフッ!!

ちょまっゲホゲホッッ!!?』

 

619:淑やかヴィラン

狩人ニキwww

 

620:淑やかヴィラン

むせすぎ(笑)

 

621:ハイパー娘

『さっそく行きましょうか

これから再び兄上様の部屋に強襲を仕掛けますわ

 

どうするべきかしら?

 

>>635』

 

622:淑やかヴィラン

強襲www

自覚はあったのか

 

623:淑やかヴィラン

安価や安価や!

待ってましたぞ!!

 

624:腕立て師

今度こそ俺の出番だな

 

625:淑やかヴィラン

終末安価という程ではないが

十分に面白そうではないか(愉悦顔)

 

626:淑やかヴィラン

てか腕立てニキいたのかwww

てっきりしょげて去ったかと思ってた

 

627:淑やかヴィラン

同じく

イッチが塩対応するから泣いちゃったーって

 

628:淑やかヴィラン

もうやめなよイッチー

 

629:淑やかヴィラン

速攻で押し倒してマウントをとり

「お前が! 謝るまで! 殴るのを! やめない!」する

 

630:淑やかヴィラン

パパ上を呼び出して

「兄上様がイジメるー」と泣きつく

 

631:淑やかヴィラン

オールマイトに相談する

 

632:淑やかヴィラン

「魔王を継ぐのはこの私だ」

と宣戦布告する

 

633:淑やかヴィラン

兄上の恥ずかしい秘密を探して公開する

 

634:淑やかヴィラン

モザイクを取り払う

 

635:絆の狩人

『記憶を取り戻させて恩を売るとか?』

 

636:腕立て師

修行パート突入して大覚醒させる

 

637:淑やかヴィラン

狩人ニキを生贄に

優しい兄上を召喚する

 

638:淑やかヴィラン

 

639:淑やかヴィラン

なるほど記憶か

さすが狩人ニキ

 

640:淑やかヴィラン

たしかに気になりますねぇ

 

641:淑やかヴィラン

果てしない闇の気配がするんだが

 

642:淑やかヴィラン

そうだな

果てしない愉悦の気配がするな

 

643:淑やかヴィラン

>>642

エセ神父は帰ってどうぞ

 

644:淑やかヴィラン

まさかの狩人ニキとはなぁ

これは楽しめそうだ(ニチャァ

 

645:ハイパー娘

『記憶ですわね

ではパパッと行きましょう

狩人ニキさん、手をよこしなさいな』

 

646:絆の狩人

『え?』

 

647:淑やかヴィラン

狩人ニキさんww

 

648:淑やかヴィラン

腕ごと置いて下がりたまえ(ヨン並感)

 

649:淑やかヴィラン

突然のスプラッタ

意味違うだろうけどww

 

650:ハイパー娘

『誰かとジャンプカットする時は

触れていないといけませんのよ

ほら早くなさいませ』

 

651:絆の狩人

『意味はよくわからんが……いいのか?

言い出しっぺだが、いきなり他人の俺が

顔出したら会ってくれないかもだぞ?』

 

652:淑やかヴィラン

気遣いもできる狩人ニキさん

(なお金銭には目が無い模様)

 

653:淑やかヴィラン

当然の疑問ではある

というかイッチだけでなく兄上にも会ったら

いよいよ後戻りできなくなるぞ

今なら金を戻せばイッチに誑かされた被害者ポジション

を狙える可能性もあるが

兄上もプラスしたら完全にヴィランサイドに引き込まれる

それでも良いのか狩人ニキ!(YOUいっちゃいなYO!)

 

654:淑やかヴィラン

本音もれてますよwwww

 

655:淑やかヴィラン

心配してくれる良心的なスレ民の皮を被った

ゲスでしたわ

 

656:淑やかヴィラン

つーか

そもそもパパ上も兄上も狩人ニキ

の存在は知ってるだろうから

手遅れじゃねーの?

絶対に逃がしちゃくれないだろww

 

657:淑やかヴィラン

それな

もうすでに底なし沼はまってるんやで

 

658:淑やかヴィラン

まあ連れて行ってもデメリットの方が

大きい気はするけども

 

659:ハイパー娘

『あなたなら大丈夫ですわ

わたくしは信じていましてよ』

 

660:絆の狩人

『イッチ……?(トゥンク)』

 

661:淑やかヴィラン

ほう?

 

662:淑やかヴィラン

ま?

 

663:腕立て師

まさかの……デレ、だと……?

 

664:淑やかヴィラン

ときめくなwww

 

665:淑やかヴィラン

騙されるな

きっと何かの陰謀だ(食いつき)

 

666:ハイパー娘

『出会ってまだ数える程しか話していませんが

それでも、あなたが信頼に値する人間だとわかっていましてよ』

 

667:絆の狩人

『え、あ、ちょ……いきなりなんだよそれ……(照れ)』

 

668:淑やかヴィラン

タジタジwwww

 

669:淑やかヴィラン

狩人ニキかわええなぁ

 

670:淑やかヴィラン

女の子に優しくしてもらったDTみたいな反応

いいぞもっとやれ

 

671:腕立て師

二人の空間つくるのやめてもらえます?

 

672:淑やかヴィラン

おのれ狩人ニキ

ゆ"る"さ"ん"!!

 

673:淑やかヴィラン

さっさと安価にいけやボケェ!!(僻み)

 

674:絆の狩人

『ま、まぁ……そこまで言われたら協力するけどさ

俺一人っ子だから兄妹のあれこれとか知らないし

あんま期待するなよ?』

 

675:ハイパー娘

『先程も言いましたが、信頼してますわよ

そうあなたが――――

 

 

 

 

とりあえず連れて行けば何かしら面白くなる存在だと

 

心の底から信じていますもの』

 

 

676:絆の狩人

『とりあえず殴っていいか?(憤怒)』

 

677:淑やかヴィラン

こwwいwwつwwらwwはww

 

678:淑やかヴィラン

まぁわかってた(笑)

 

679:淑やかヴィラン

案の定だよwwww

 

680:淑やかヴィラン

息がwwww出来ないwwwww

 

681:淑やかヴィラン

お前らほんと大好きだよ

そのままのお前らでいてくれよな

 

682:腕立て師

イッチきっといい笑顔してるんだろうなぁ

 

683:淑やかヴィラン

殴りたいこの笑顔ってな

 

684:ハイパー娘

『とりあえず行きますわよ

ほら、せーの!』

 

685:絆の狩人

『おい待て! せめて着替えさせ――――』

 

686:マイク

『ピョン(跳躍)』

 

687:マイク

『スタッ(着地)』

 

688:ハイパー娘

『はい、兄上様の部屋前に戻りましたわ』

 

689:絆の狩人

『……は? え? あれぇ?

ここどこぉ???』

 

690:淑やかヴィラン

そりゃそうだww

 

691:淑やかヴィラン

まさかの転移だもんな

俺らも通った道だ

 

692:淑やかヴィラン

むしろ狩人ニキは直に体験したんだもんな

うらやま

 

693:淑やかヴィラン

本当にこのイッチの個性詐欺はなんなん?

これまでのスペックを並べただけでも

完全記憶

気配察知

読唇術

無駄技術

転移

さらに兄上に背中やられてるのに

平然としてるってことは回復能力も

あるってことになるんだが?

 

694:淑やかヴィラン

改めて見るとチートだよなぁ

ナメック決戦を無傷で生き延びてるから

増強系もある可能性大だし

どう見ても複数個性もちでは?

 

695:淑やかヴィラン

パパ上も当たり前のごとく複数使ってたからな

それどころか個性同士を組み合わせてたっぽいし

他人の個性をストックして使える個性とか?

 

696:ハイパー娘

『そんなことはどうでもよろしくってよ

準備はいいですわね狩人ニキさん?

突撃ですわ』

 

697:絆の狩人

『あー……もう……いいや、どうにでもなれ(自棄)』

 

698:淑やかヴィラン

諦めんな!wwww

 

699:淑やかヴィラン

思考停止してますわ

 

700:腕立て師

いや、彼はよく頑張った

相手が最悪だっただけなんだww

 

701:淑やかヴィラン

村人A(元)が魔王の娘に対抗できるわけないんだよなぁ

 

702:淑やかヴィラン

なお村人は永久解雇された模様

 

703:ハイパー娘

『それでは改めましてノックか』

 

704:マイク

『ズッッドオオオオォォォぉォォンッッッ!!!!(壁崩壊)』

 

705:絆の狩人

『くぁwせdrftgyふじこlp!!?』

 

706:淑やかヴィラン

ふぁっ!!?

 

707:淑やかヴィラン

ちょ!!

 

708:淑やかヴィラン

壁が……崩れた?

 

709:腕立て師

イッチ!

返事をしろ!

イーーーーーッチ!!(大佐並感)

 

710:淑やかヴィラン

狩人ニキは吹っ飛ばされたぽいが

イッチは完全に巻き込まれたぞ!?

画面真っ暗

 

711:淑やかヴィラン

よっしゃあああああ!!!!

ざまみろヴィランめ!

当然の報いだ!!

 

712:淑やかヴィラン

いきなり壁がぶっ壊れるとは

何があったんだ?

 

713:淑やかヴィラン

すまないwwww

こんな時に不謹慎かもだがwwww

狩人ニキの悲鳴がツボッたwwwwww

 

714:淑やかヴィラン

やめろ

我慢してたのにwwww

 

715:淑やかヴィラン

魔王の娘死す! 

これは狩人ニキが後を継ぐしかないですね(愉悦

 

716:絆の狩人

『ゴホッ! ガッはっ……!

な、なにが起こったん……だ……?』

 

717:マイク

……あぁ……痒いぃ……

 

718:絆の狩人

『うっ!?』

 

719:淑やかヴィラン

この声は……!

 

720:腕立て師

兄……上……?

 

721:淑やかヴィラン

なんか声聞いただけで背中がゾワッとなったんですが

絶望のオーラ?

 

722:淑やかヴィラン

つか分解の個性ってこんなにやばいの?

触れた物だけ壊すなんてレベルじゃなくね?

 

723:淑やかヴィラン

それな

明らかに規模が大きい

分解というより崩壊というべきか

 

724:絆の狩人

『唖然としてたら目が合った

個性使うの忘れたよちくしょうめ

つか何だあの手だらけは気持ち悪い!』

 

725:淑やかヴィラン

オワタww

手? なにが?

 

726:淑やかヴィラン

なんのための個性ですかってwwww

兄上はダサ……奇抜な恰好をしているみたいですよ

 

727:腕立て師

こうなったら戦うしかねぇ!!

イッチの仇を取るんだ!!

 

728:マイク

『あいつはどこだ……あのクソガキィ……!

あいつを見てると痒くて仕方ない!!

意味の分からない記憶がゴチャゴチャとさぁ!!』

 

729:淑やかヴィラン

なに?

 

730:淑やかヴィラン

記憶と言ったか?

 

731:腕立て師

まさか安価によって記憶を取り戻しつつあるのか……!?

 

732:淑やかヴィラン

安価にそんな力あってたまるかwwww

 

733:淑やかヴィラン

どうやらイッチの存在が何かしらのトリガーになっていたようですねぇ

女だから? 自分を兄と呼ぶから? あるいは家族扱いか?

やっぱりエグい過去持ちっぽいな

 

734:淑やかヴィラン

記憶喪失系闇過去持強個性義理息子兄上様か……

 

735:淑やかヴィラン

読みにくいわ!

 

736:淑やかヴィラン

属性てんこ盛りですわ

義理とは言え魔王の息子は伊達ではありませんわね!

 

737:淑やかヴィラン

家族揃ってキャラ濃すぎィ!!

 

738:絆の狩人

『とりあえず逃げていい?』

 

739:淑やかヴィラン

駄目です

 

740:淑やかヴィラン

却下

 

741:淑やかヴィラン

イッチを見捨てるのか!

 

742:腕立て師

兄上を打倒してイッチを救出

これが貴様の任務だ

 

743:淑やかヴィラン

難易度ルナティックwwww

 

744:淑やかヴィラン

そうこう言ってるうちに兄上が……

 

745:マイク

『なぁ、おい……誰だお前?

あいつの連れか……?

あいつはどこにいるんだよ、なぁ?』

 

746:絆の狩人

『お前の足元ですけど……(汗)』

 

747:淑やかヴィラン

 

748:淑やかヴィラン

正直に答えるなwwww

 

749:淑やかヴィラン

一切の躊躇もなくゲロってやがる

 

750:淑やかヴィラン

仲間意識ゼロで草

 

751:淑やかヴィラン

というか兄上はやくどいてやってww

妹が瓦礫に埋もれてますよ

 

752:マイク

『ガキ共が騒々しくしやがって

これだからガキは嫌いなんだよ……』

 

753:絆の狩人

『いや……俺あんたより年上なんだけど

今年で24になるし』

 

754:淑やかヴィラン

ま?

 

755:淑やかヴィラン

意外と年上だった

 

756:淑やかヴィラン

いや、個性の説明をしたときに

20年以上かけたと言ってたから

成人であることは分かってた

重要なのは今23ということは

個性が発現したのが3歳の時ってことだな

物凄く早咲きじゃんか

 

757:マイク

『くっだらねぇ

どう見ても俺とタメか少し上だろ

見え透いた嘘ついてんじゃねぇよ阿呆』

 

758:絆の狩人

『人が気にしてることを……このガキィ……!(怒り)』

 

759:淑やかヴィラン

どゆこと?

 

760:腕立て師

台詞から察するに狩人ニキが童顔で

実年齢より下に見えるってことだろうな

疑うくらいだから成人には見えないということで

14以上20未満とすれば

ざっくり中高校生程度に見えるというわけでは?

 

761:淑やかヴィラン

なるほどつまり童顔か

 

762:淑やかヴィラン

合法ロりならぬ合法ショタ……?

 

763:淑やかヴィラン

こいつまで属性使いかよ……

属性バーゲンセールでもやってんの?

 

764:マイク

『まぁいいや

とにかく今はあいつを』

 

765:ハイパー娘

『いい加減にどけよ(ですわ)』

 

766:マイク

『ズガァァァアアンッッ!!(山爆)』

 

767:マイク

『ぐぅっっ!!?』

 

768:絆の狩人

『アーッ!(吹飛)』

 

769:淑やかヴィラン

イッチ!!

生きてたか!!

 

770:淑やかヴィラン

この兄弟は狩人ニキを吹っ飛ばさないといけない

ノルマでもあるのん?

 

771:淑やかヴィラン

アーに笑うwwww

 

772:淑やかヴィラン

とりあえず連れて行けば面白くなるという

イッチの言葉を完璧に遵守してらっしゃる(笑)

 

773:ハイパー娘

『あら兄上様。思春期を拗らせすぎてしまいましたのね?

オイタが過ぎましてよ』

 

774:マイク

『お前に言われたくねぇんだよバカ女

先生が何も言わないからって調子に乗りやがって!!』

 

775:ハイパー娘

『それはわたくしが、パパ上の期待に応えているからですわ

癇癪ばかりの貴方と違って、ねぇ?』

 

776:淑やかヴィラン

なにやらシリアスな空気に……!

 

777:淑やかヴィラン

イッチが口調はともかくマジっぽいな(笑)

瓦礫に埋められたのがプッチンきたか

 

778:淑やかヴィラン

なんか口調のせいで悪役令嬢みたいなんじゃがwww

 

779:淑やかヴィラン

そんな生易しい存在じゃないがな

 

780:腕立て師

今度は狩人ニキの画面が真っ暗な件について

 

781:淑やかヴィラン

またかよwww

 

782:マイク

『だからぁ……!

俺を! 兄と! 呼ぶなぁあああああ!!!!』

 

783:マイク

『バキバキバキィィィィィッッ!!(めっさ床割れ)』

 

784:淑やかヴィラン

めっさてwwww

 

785:淑やかヴィラン

兄上様の個性がマイクの理解を超えたぞwwww

 

786:淑やかヴィラン

たしかにめっさ割れてるな

出身はイシュバールとお見受けする

 

787:淑やかヴィラン

兄呼びに過敏な反応をするってことは

家族関係のトラウマでもあるっぽいな

 

788:淑やかヴィラン

今更だがこれって掲示板なんかで

垂れ流しにしていい内容じゃなくね?

 

789:淑やかヴィラン

本当に今更www

 

790:淑やかヴィラン

ただの掲示板でなく

スーp……ハイパー娘の掲示板だからいいんだよ!

 

791:ハイパー娘

『あらあら、今日は随分と過剰に反応しますのね?

兄呼ばわりがそんなに嫌だなんて……

よっぽど家族に嫌な思い出がありますの?』

 

792:マイク

『あぁうるさい!!

お前の声を聞いてるだけでイラつく!!

お前が笑うだけで痒みが止まらない!!

さっさと消えろぉぉおお!!』

 

793:ハイパー娘

『前にも妹、あるいは姉がいました?

パパ上を頑なに先生と呼ぶのは

父親というものに忌避感を持っている?

個性から来る欲求と家族が繋がっている?

それはつまり……やはりそれは家族のものですのね?』

 

794:マイク

『――――――』

 

795:淑やかヴィラン

なんだ、このバトル漫画みたいな空気は……

 

796:淑やかヴィラン

きっと二人の脳裏には様々な回想が巡ってるんだろうなぁ

 

797:淑やかヴィラン

それ、とはいったい?

モザイクで隠れてるからわからぬぅ!

 

798:腕立て師

失われた記憶を取り戻し

少年は己の道を歩き出す(予告風)

 

799:淑やかヴィラン

なお覚醒直後の相手は魔王の娘

 

800:淑やかヴィラン

ハードル高すぎィ!!

 

801:ハイパー娘

『成人の男女と老齢の男女

そして幼年の……女子かしら?

そんな趣味の悪いものを付けてるからてっきり

戦利品か何かだと思っていましたが、むしろ逆でしたのね

言うなればそれは、あなたの傷そのもの

忘れないための印であると同時に、抑え込むための蓋

それが溢れ出し始めたから、無意識に弱めていた個性も

同じく本来の性能を取り戻し始めた、といったところかしら?』

 

802:マイク

『――――あぁ…………あぁあ……っ』

 

803:淑やかヴィラン

おそらく傷にワサビ塗りこんでる最中か?

 

804:淑やかヴィラン

いや、納豆練ってるところ

 

805:淑やかヴィラン

>>804

お前のことなんざどうでも良いわwww

 

806:淑やかヴィラン

 

807:淑やかヴィラン

シリアスとは無縁に生きてきたのが俺らだからね

しょうがないね

 

808:腕立て師

いったい何が起ころうとしてるんだ

 

809:淑やかヴィラン

よくわからんが、めっちゃ頭搔きまわしてるのか?

 

810:マイク

『あぁあぁぁぁぁぁあああ! 頭が……割れるっ! 

華ちゃんっ……おじいちゃんっおばあちゃん……ッッ!!

お母さんッ…………お父さん……っっ!!!!』

 

811:ハイパー娘

『それが家族ですの? 

もしかして、その手の持ち主達かしら?

パパ上が連れて来た時期からして考えれば

遅咲きの個性で殺めてしまったといったところ?』

 

812:淑やかヴィラン

思った以上に闇深すぎて吐きそう

 

813:淑やかヴィラン

まさか狩人ニキの安価がこんな結果を

引き起こすことになろうとは……

 

814:淑やかヴィラン

狩人ニキ謝って!

兄上に謝って!

 

815:淑やかヴィラン

つーか狩人ニキは何してんの?

 

816:絆の狩人

『個性で隠れてるに決まってる定期(クズ)』

 

817:淑やかヴィラン

だれもそんなこと言わない定期

 

818:淑やかヴィラン

この……クズめ!!(直球)

 

819:淑やかヴィラン

マイクにさえクズ判定されてますがww

 

820:淑やかヴィラン

それだけクズなんだよ

そうだろクズニキ?

 

821:絆の狩人

『お前らはいいよな!

モザイクのおかげで

あいつらの表情を見ないで済むんだから

どっちも人間の顔じゃねぇよ(ビビり)』

 

822:淑やかヴィラン

まじか

 

823:淑やかヴィラン

たしかに全身モザイクだからシュール感が抜けないが

狩人ニキはもろだもんな

 

824:淑やかヴィラン

めっちゃ気になる

見てみたいわ

 

825:腕立て師

声だけでも兄上の狂気が滲み出るようだ

 

826:ハイパー娘

『ああ、可哀想な兄上様

家族を殺めてしまった罪に押し潰されそう

 

 

 

 

 

なんて、そんな訳はないですよねぇ?』

 

 

827:淑やかヴィラン

え?

 

828:淑やかヴィラン

違うん?

 

829:淑やかヴィラン

なんで?

 

830:絆の狩人

『だからヤバイんだよ

だって兄上の奴――――』

 

831:ハイパー娘

『罪悪感や後悔を抱いているなら

 

 

そんなに笑っているはずありませんもの』

 

 

832:淑やかヴィラン

ま?

 

833:淑やかヴィラン

うおぇ

 

834:淑やかヴィラン

やば

 

835:淑やかヴィラン

そういうことか

 

836:淑やかヴィラン

家族を殺した事を思い出して

笑ってるってこと?

 

837:絆の狩人

『さっきまでこの世の全てが憎いと

いわんばかりの不機嫌顔だったのに

いきなり子供みたいな笑みを浮かべやがった

その瞬間を見てガチで失禁しそうになったわ』

 

838:淑やかヴィラン

ひぇ

 

839:淑やかヴィラン

怖すぎ

 

840:淑やかヴィラン

魔王の娘VS魔王の息子

ファイ!!

 

841:淑やかヴィラン

やめなされ

 

842:ハイパー娘

『そんなに窮屈でしたの?

あなたにとって家族というのは』

 

843:マイク

『…………あぁ……そうだな』

 

844:淑やかヴィラン

いきなり落ち着いた雰囲気に……

 

845:淑やかヴィラン

嵐の前の静けさにしか思えない

 

846:淑やかヴィラン

というか兄上

自分の姿が全国配信されてる自覚はあるのかしらん?

 

847:淑やかヴィラン

視聴者数がエッグいことになっとるぞww

 

848:腕立て師

俺だったら恥か〇ぬ

 

849:淑やかヴィラン

大丈夫だ腕立てニキ

お前の腕立てだって負けてないぞ!

 

850:淑やかヴィラン

褒めてるのか馬鹿にしてるのか

 

851:マイク

『ガキの頃……俺はヒーローに憧れてたんだ

どこにでもいるガキで、お祖母ちゃんがヒーローだって知って嬉しかった

いつか自分もって、そう思ってたんだよ……』

 

852:ハイパー娘

『あらまぁ、意外ですこと』

 

853:淑やかヴィラン

驚愕の真実!!

 

854:淑やかヴィラン

かつてヒーローを目指した少年が

今は帝王の息子か

漫画やんけ

 

855:淑やかヴィラン

草……とは流石に言えんなぁ

 

856:マイク

『でも家族はそんな俺を優しく否定した

個性が発現しない俺を無個性だと思ったからかもな

お父さ……父がヒーローを嫌っていたから余計にさ

ヒーローの話をするたびに、よく叩かれてた』

 

857:淑やかヴィラン

ひっど

 

858:淑やかヴィラン

父親クズかよ

 

859:淑やかヴィラン

もしかヴィランだったとか?

 

860:淑やかヴィラン

あるいは誰かを助けてもらえなかったとかな

何で助けてくれなかったんだってヒーローを

恨む人間は少なくないし

 

861:淑やかヴィラン

誰かの味方をするってことは

誰かの味方をしないことってか(正義の味方並感)

 

862:マイク

『父が言っていたよ

 

ヒーローは他人(だれか)を助けるために家族を傷つける

 

ってさ』

 

863:淑やかヴィラン

 

 

864:淑やかヴィラン

 

 

865:淑やかヴィラン

 

 

866:淑やかヴィラン

そういう……

 

867:淑やかヴィラン

お祖母ちゃんがヒーローって言ってたっけか

 

868:淑やかヴィラン

父の母がその人なのだとしたら……

 

869:淑やかヴィラン

うーん

とりあえず吐いていい?

 

870:淑やかヴィラン

いやーこれは

 

871:淑やかヴィラン

深淵を覗きすぎて

そのまま落っこちてしまったような気分

 

872:マイク

『気が付いたら個性が発現していて

家族も家も全部壊していた

そうしたらさぁ――――痒みが消えてたんだ

苛立ちも苦しみも悲しみも何もかも

全部全部がスッキリしてた

あんなに最高の気分は初めてだったよ!』

 

873:淑やかヴィラン

こりゃあもう駄目だな

 

874:淑やかヴィラン

境遇こそ哀れだが

引き返す余地はないだろうな

 

875:淑やかヴィラン

こうしてヴィランは生まれるんだなって

生々しい現実を見せられてるよ今

 

876:ハイパー娘

『それで行くあてがなかった貴方を

パパ上が拾ったというところかしら

随分と波乱万丈な人生を歩まれていますわねぇ』

 

877:マイク

『……なぁ、以前お前が俺に言ったこと覚えてるか?』

 

878:ハイパー娘

『言い過ぎてどれのことかわかりません』

 

879:マイク

『アレだよ

個性は人に生まれた第四の欲求だって話』

 

880:ハイパー娘

『……言いましたわね、そんな事』

 

881:淑やかヴィラン

第四の欲求?

 

882:淑やかヴィラン

三大欲求の次ってこと?

kwsk

 

883:マイク

『個性を持った人間は個性に準じた欲求を

それぞれ秘めている

翼を持てば空への渇望を

炎を得ればその猛りを

力を宿せばその矛先を

鳥が空を飛ぶように

魚が海を泳ぐように

馬が大地を駆けるように

個性とは体に生えた新しい手足であり

備わった臓器である

その個性を使わないということは

手足を動かさず

目も耳も鼻も口も使わないということ

個性を使ってはいけないと言うことは

腹が減っても食べるな

眠くなっても眠るな

二度と自身を慰めるな

と言ってることと同じ事……だっけか?』

 

884:ハイパー娘

『よく覚えていらっしゃいますこと

聞いてないかと思ってましたのに』

 

885:淑やかヴィラン

なんだろう

イッチが賢そうに聞こえてきた

 

886:淑やかヴィラン

実際に賢いだろww

少なくとも俺らよりは

 

887:淑やかヴィラン

俺わかるわ

異形型の友達に昔

「虫が食べたくなって仕方ない」

ってカミングアウトされたことある

あの時の俺は理解できなくてキモがった

その時の友達の顔が今でも忘れられない

 

888:淑やかヴィラン

異形型って特にそういう傾向強いよな

ひどいと完全に食性が元となる動物と同じになる

って例もあるらしい

 

889:淑やかヴィラン

異形型でなくとも個性によっては

社会に馴染めなくなるような欲求が生まれるってことか

それすっごく怖いな

俺平凡な個性で良かったかも

 

890:マイク

『先生にも似たようなことを言われたことがある

俺のこの痒みは個性から湧き出る破壊衝動を

信号として発しているからだって

つまりこの破壊衝動こそ、俺に根付いた第四の欲求

だってことだ』

 

891:ハイパー娘

『でしょうね

とりわけ貴方の欲求は類を見ない程に強い

もしかすると個性の強さと欲求の強さは

因果関係にあるのかも知れませんわね

――――それはそうと』

 

892:淑やかヴィラン

シリアスイッチ

声を聞いてるとゾクゾクする

 

893:淑やかヴィラン

同意

なんか女帝みたいな雰囲気すこ

 

894:淑やかヴィラン

ジャンルが変わってますよこんなん

 

895:淑やかヴィラン

生の声を聞かして

 

896:ハイパー娘

『自身の記憶を取り戻し

己の欲求を知った兄上様は

これからどういたしますの?』

 

897:マイク

『決まってるだろ』

 

898:淑やかヴィラン

嫌な予感しかしない

 

899:淑やかヴィラン

狩人ニキよ

兄上どんな顔してる?

 

900:絆の狩人

『ジョーカーみたいな顔』

 

901:淑やかヴィラン

アウトー!

 

902:腕立て師

ある意味一番ヤベェやつやんけ

 

903:淑やかヴィラン

父親はフリーザで

息子はスーパーパワー備えたジョーカーか

 

904:淑やかヴィラン

日本終了のお知らせ

 

905:マイク

『窮屈な家族を壊して、窮屈な家を壊した

でもこの世界にはまだまだ窮屈な檻がたくさんあった

 

ならもう壊そう! いったん全部!!

 

今はそんな気分なんだ』

 

906:淑やかヴィラン

第二の魔王誕生

 

907:淑やかヴィラン

これは本物ですわ

 

908:淑やかヴィラン

なんでかドキドキする

恐怖とは別の興奮が

 

909:淑やかヴィラン

悪のカリスマってやつだろうか?

妙に引き込まれるぞ

 

910:ハイパー娘

『それは素晴らしいですわね

パパ上も今の兄上様を見たら

きっとお喜びになりますわ』

 

911:淑やかヴィラン

そりゃあもうね

 

912:淑やかヴィラン

ニッコリ不可避でしょうよ

 

913:淑やかヴィラン

むしろ現在進行形で

この配信見てニヤニヤしてそう

 

914:淑やかヴィラン

PC眺めて邪悪な笑みを浮かべる大人がいるそうですよ

 

915:淑やかヴィラン

吹いたwwww

 

916:マイク

『そうだな

一度、先生と話さないと……

まぁそれはそうとさ』

 

917:淑やかヴィラン

あらん?

 

918:淑やかヴィラン

まだ何か?

 

919:淑やかヴィラン

警報がビンビン鳴ってる希ガス

 

920:マイク

『せっかく個性も元に戻ったんだ

ちょうどいいからリハビリに付き合ってくれよ

試したい事もあるしさ』

 

921:ハイパー娘

『試したい事、とは?』

 

922:マイク

『そりゃあ――――』

 

923:マイク

 

『今の俺に、お前が壊せるのかをさ』

 

924:マイク

『ベキベキバキバキィィィッッ!!(地割れ)』

 

925:淑やかヴィラン

きゃああああああああ!!!!

 

926:淑やかヴィラン

やっぱりバトるのかよ!

 

927:淑やかヴィラン

今までの鬱憤を晴らすんですねわかります

 

928:淑やかヴィラン

良かったねイッチ

構ってくれるってさ!(目逸らし)

 

929:マイク

『遊ぼうぜ、兄妹なんだからさ

もちろん付き合ってくれるだろう? なぁ

 

 

 

 

麗しの妹よ

 

 

 




作者:個性:インフレOFA
      インフレをOFAで超強化する
      コントロールを誤ると爆散する


加速し続ける物語

「もうやめてお兄様! これ以上は殺し合いになります!」

「それでいいんだよ葬。俺はずっとこうしたかったんだ!!」

相容れぬ兄妹の慟哭 交錯する超越者達の力

「いいのかAFO? どちらかが死ぬかも知れんぞ」

「いいさ。子の成長を見守るのが親というものだろう?」

見下ろす悪意 戦火に巻き込まれる無辜の民

「ふざけんな! お前ら兄妹だろ!? なんで……なんでこんな……っ!!」

無力に叫ぶ狩人ニキ

少女の涙がその手に落ちた時 己の魂に誓いを立てる

「俺はもう逃げない! もう二度と――――お前の涙を見たくないんだ!!」

そして目覚める真の力

愛する者の涙を拭い 共に歩む明日を掴むため

その翼で、羽ばたけ!――――ガ〇ダム!!


次回「葬ちゃん大勝利!! 兄上尊厳大崩壊!!」

「心配なさらないで――――わたくしがいるでしょう?」

「マキアカモン! ハリーハリー!!」


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3スレ目

書きたい事が溢れて止まらない

なんで俺は仕事なんてしてるんだろう?(錯乱

いつも感想、誤字報告ありがとうございます。

今度こそ誤字はない……筈!!


【急募】兄上様の半グレを直してさしあげる方法Part2

 

Part1→https://l○○○○.○○○○○.co.jp/config/l○○○○?.src=○○○.done=https―――

 

 

1:マイク

緊急時につきスレ立て代行を実行しました

前回までの内容については上記のPart1よりご参照ください

 

2:淑やかヴィラン

代行wwww

 

3:淑やかヴィラン

もはや完全にAIですね

 

4:淑やかヴィラン

これマジで販売してくれんやろうか

 

5:マイク

『アハハハハハハ!

ハハハハハハハハハ!!!!』

 

6:腕立て師

兄上楽しそうやなぁ

 

7:淑やかヴィラン

人生の絶頂期と言わんばかりの笑い声

 

8:淑やかヴィラン

なぁ、ちょっといいか?

 

9:淑やかヴィラン

どした

 

10:淑やかヴィラン

う〇こ?

はやく済ませてきちゃいなさい

 

11:淑やかヴィラン

オカンかww

 

12:淑やかヴィラン

>>8

ワイとある団地の10階に住んどるんだが

今ワイの部屋の窓の外の遥か彼方で

 

 

 

ビルが粉々に崩れ落ちてるんだが

 

13:淑やかヴィラン

ご近所いたあ!ww

 

14:淑やかヴィラン

ご愁傷様

 

15:淑やかヴィラン

巻き込まれ事故間違いなし

 

16:淑やかヴィラン

世紀末兄妹喧嘩を生で見れるじゃんか

やったな!

 

17:絆の狩人

『あぁぁぁぁあああ!!?

落ちるうううぅぅうぅぅう!!(ビブラート)』

 

18:淑やかヴィラン

狩人ニキいいいい!!(笑)

 

19:淑やかヴィラン

ビブラート効かすなwwww

 

20:淑やかヴィラン

>>8よ

これに比べればマシじゃね?

 

21:淑やかヴィラン

>>8

むしろ不安が増したんだが……

 

22:淑やかヴィラン

でしょうね

 

23:淑やかヴィラン

なんのフォローにもなってないしなww

 

24:淑やかヴィラン

ただ狩人ニキが叫んでるだけだし

 

25:淑やかヴィラン

やったね狩人ニキ!

仲間が増えるよ!

 

26:ハイパー娘

『まったく兄上様ったら、拠点を全壊にするなんて

これじゃあヒーローが集まって来るではありませんか』

 

27:マイク

『いいだろ別に

ついでに壊してやればいいさ』

 

28:ハイパー娘

『……それもそうですわね』

 

29:淑やかヴィラン

そうですわね

じゃないんだが!www

 

30:淑やかヴィラン

ヴィラン兄妹らしい思考回路ですわ

 

31:腕立て師

この余裕

まさに魔王の血族

 

32:絆の狩人

『というかイッチのやつ

普通に浮いてやがるんだが』

 

33:淑やかヴィラン

あ、やっぱり?

 

34:淑やかヴィラン

建物全壊してるっぽいのに

兄上を見下ろしてるからもしやと思ったけど

 

35:淑やかヴィラン

まさかの飛行能力もあるのかぁ

 

36:淑やかヴィラン

というか狩人ニキ

カメラは?

 

37:淑やかヴィラン

そう言えば

真っ暗なままだな

 

38:絆の狩人

『落としたから今探してる

……お、あったあった

なんで瓦礫の下敷きにされてたのに壊れてないんだ?』

 

39:淑やかヴィラン

お、見えた

 

40:淑やかヴィラン

ちょっとヒビ入ってるけど問題なさそう

 

41:淑やかヴィラン

ナメック決戦の反省点を活かして

頑丈にしたとか?

 

42:淑やかヴィラン

ありそう

イッチの無駄技術がまた光るのか(笑)

というかカメラ落としてたのに

何で俺らとやり取り出来てたの?

 

43:絆の狩人

『いや、いつの間にか俺のスマホが

カメラ用スマホと連動しているのに気付いた

――――そんで、この通り

兄上は瓦礫の山に立ってイッチを見上げ

イッチは舞空術で滞空してる』

 

44:淑やかヴィラン

舞空術wwww

たしかになwwww

 

45:淑やかヴィラン

ついに他人のスマホ魔改造にまで

着手したのか……

ていうかイッチwww

自撮り棒構えてる様が笑えるwwww

 

46:淑やかヴィラン

それなww

これからドンパチやるってのに

片方は自撮り棒で撮影とかww

 

47:淑やかヴィラン

舐め腐ってるとしか思えませんね(笑)

それはそうと、俺のスマホも魔改造してくれへん?

 

48:淑やかヴィラン

これくらいのハンデが丁度いい

ということだろう?ww

 

49:マイク

『おい……まだその配信やってんのかよ』

 

50:ハイパー娘

『当然ですわ

兄上様の記憶をほじくり返せたのも偏に

スレ民の安価あってこそ

結果をお伝えするのが誠意というものでしょう?』

 

51:マイク

『……安価……だぁ?』

 

52:淑やかヴィラン

ちょww

 

53:淑やかヴィラン

ばっかイッチ!

それ言っちゃだめwwwww

 

54:淑やかヴィラン

こっちに飛び火するじゃんか

狩人ニキだけにしてよ!!

 

55:淑やかヴィラン

この安価は狩人ニキです!

俺達は関係ありません!

 

56:淑やかヴィラン

俺達はやめた方がいいって言ったんです!

でも狩人ニキが!!

 

57:腕立て師

こいつらww

 

58:淑やかヴィラン

うーん

クズ

 

59:絆の狩人

『お前ら覚えてろよ』

 

60:淑やかヴィラン

覚えてるさ

三日だけ

 

61:淑やかヴィラン

覚えてるさ

狩人ニキが生き残れたら

 

62:淑やかヴィラン

クックック

今度こそ貴様は終わりだ! 狩人ニキ!!

 

63:淑やかヴィラン

何様なんだこいつらwwww

 

64:マイク

『余裕だなぁ……

俺なんか配信しながらでも問題ないってか?』

 

65:ハイパー娘

『あら兄上様

ちょっと見ない間に賢くなったじゃありませんの

あぁそうそう――――(降下)』

 

66:淑やかヴィラン

イッチが地上へ降りたな

 

67:淑やかヴィラン

頭上の優位を捨てるのか?

 

68:腕立て師

飛んでたら兄上に対抗手段ないし

同じ土俵で戦ってやろうってか

 

69:淑やかヴィラン

完全に格下扱いですわ

 

70:ハイパー娘

『ちゃんと降りて戦ってあげますわよ』

 

71:マイク

『あぁ……やっぱりお前、嫌いだよ

ぶっ壊したくてたまらないなぁ!!』

 

72:マイク

『ズガガガガァァァァアアアッッ!!!(地割れ2)』

 

73:淑やかヴィラン

開戦!

 

74:淑やかヴィラン

兄上の先制攻撃!

相手は〇ぬ!!

 

75:淑やかヴィラン

終わってんじゃねえか!www

 

76:淑やかヴィラン

イッチ軽やかに避けてるんですが

 

77:淑やかヴィラン

広範囲に伝播してる崩壊の波を避けるってま?

 

78:絆の狩人

『ちょうど落ちてきた瓦礫に飛び乗って回避!

そのまま兄上の背後に一瞬で移動した!?

そのまま――――まさかの膝カックン!?』

 

79:淑やかヴィラン

急に解説し始めたぞwww

 

80:腕立て師

こいつ

実況の役を確立することで

前線から遠ざかろうとしているな?

 

81:淑やかヴィラン

なんと無駄な努力を……

貴様の運命は変わらんというのに(笑)

 

82:淑やかヴィラン

おい

誰か膝カックンにツッコめよ

 

83:淑やかヴィラン

コケにされた兄上が荒ぶってらっしゃる

モザイクマンのままだから笑えるがww

 

84:マイク

『こんのっ!! クソ女ぁっぁあぁぁああ!!(崩手ラッシュ)』

 

85:ハイパー娘

『女性に向かってクソだなんて

紳士とは程遠くってよ兄上様(全避)』

 

86:絆の狩人

『兄上のラッシュラッシュ!

しかしイッチ見事なフットワークで避けています!

ただの一発も当たっていません!!(無駄解説)』

 

87:淑やかヴィラン

マイク辛辣ゥ!!wwww

 

88:腕立て師

自分が説明してるから出しゃばんなってことですね(笑)

 

89:淑やかヴィラン

しかしイッチの動きすっげぇな

気のせいか残像見えるぞ

 

90:淑やかヴィラン

俺も見えてるww

そのうち残像拳とか出来るようになるんじゃね?

 

91:淑やかヴィラン

兄上はそこそこ素早いが

動きはそんなにだな

精々が喧嘩慣れしたチンピラくらい?

 

92:淑やかヴィラン

個性でも運動能力でも圧倒的な差ということか

当てれば一発なんだろうが

 

93:淑やかヴィラン

崩壊の伝播が周囲の建物にまで及んで

どえらい事になっとるんじゃが

 

94:淑やかヴィラン

誰が予想しただろう?

ただ記憶を思い出させるなんて安価が

第二の終末安価になろうとはwwww

 

95:淑やかヴィラン

戦犯の狩人ニキはもう一般人には戻れんね

 

96:淑やかヴィラン

ヒャッハー!

もう我慢出来ねぇ!!

生で観戦してやるぁああああああ!!

 

97:淑やかヴィラン

!!

 

98:淑やかヴィラン

!!?

 

99:淑やかヴィラン

ちょww

 

100:淑やかヴィラン

おいマジか

 

101:腕立て師

>>8だろお前

近所だって言ってた

 

102:淑やかヴィラン

ガチでやめとけ!

〇ぬぞ!!

 

103:淑やかヴィラン

つーか避難始まってるだろうから

近付けなくね?

 

104:淑やかヴィラン

さすがに近くの警察は動き始めてるだろ

画面の端に何人かヒーローも見えるけど

あまりの激戦に近づけないっぽいし

 

105:淑やかヴィラン

諦めろ

 

106:淑やかヴィラン

>>102

問題ない

今こそ俺の個性を解放する時だ!!

 

 

 

俺の全裸待機はこの時のためにあった!!!

 

 

 

107:淑やかヴィラン

変態か!!www

 

108:腕立て師

貴様まさか!!

イッチのスレにちょくちょく出没してた

全裸待機のやつか!!?

 

109:淑やかヴィラン

いたなそんなのww

 

110:淑やかヴィラン

まさか全部が同一人物だった?

うそだろwwww

 

111:淑やかヴィラン

というか個性と全裸が関係あるのか?

ひっどいな

 

112:淑やかヴィラン

>>111

今こそ俺の個性を明かそう

 

俺の個性は『全裸大器』!!

 

全裸でいた時間の分だけ身体能力を強化する個性!!

 

持続時間は全裸でいた時間の半分!

 

膂力だけでなく五感まで強化するぞ!!

 

ただし強化を解除すると時間も強化率もリセットされる!!

 

 

113:淑やかヴィラン

つえぇぇぇええええ!!!!ww

 

114:淑やかヴィラン

うっそだろオイwww

 

115:淑やかヴィラン

羞恥心を捨てれば普通に強個性じゃんか

全裸でさえなければ(笑)

 

116:腕立て師

こんな勿体ない個性は中々ないぞww

 

117:淑やかヴィラン

原始時代に生まれてればトップに立ててたな

生まれる時代を盛大に間違えてるわwww

 

118:絆の狩人

『もうコテハン全裸ニキでよくね?』

 

119:淑やかヴィラン

異議なし

 

120:腕立て師

このクソ度胸はコテハンに値する

 

121:淑やかヴィラン

頑張れ全裸ニキ!!

 

122:淑やかヴィラン

ひっでぇコテハンwwww

 

123:淑やかヴィラン

しかしこれ以上ない称号よな

 

124:全裸待機

ありがとうみんな!

ではいざ行かん!

終末の果てへ!!

 

125:淑やかヴィラン

これから〇ぬ人の台詞にしか見えないんじゃが

 

126:腕立て師

嘘か真か半年も全裸待機してたっつったよな?

どれほどの強化になってるんだww

 

127:淑やかヴィラン

いよいよ混乱が極まってきたな

 

128:淑やかヴィラン

こんな混沌、誰が予想できたよwwww

 

129:淑やかヴィラン

いやー楽しいなー!!

やっぱイッチの配信は最高だぜ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

255:マイク

マスターからの要請により

コテハン「全裸待機」の端末を特定

配信プログラムを一時的にアップロード

カメラおよびマイク機能との連動を開始します

 

256:淑やかヴィラン

!?

 

257:淑やかヴィラン

ファッ!!?

 

258:全裸待機

『いぃぃぃぃやっっっほぉぉぉおおおお!!!(大歓喜)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

485:マイク

『っ……ぐ、はぁ……はぁ……っくそっがっ……!!』

 

486:ハイパー娘

『兄上様は体力が足りませんわねぇ

だから毎日10キロではなく40キロは走ろうと言いましたのに』

 

487:淑やかヴィラン

フルマラソンじゃねぇんだよ(笑)

 

488:淑やかヴィラン

まさかイッチは走ってるというのかwwww

 

489:腕立て師

あれだけ激しく動いていたのに

息切れ一つしてないしなぁ

 

490:全裸待機

『強化した俺でさえ目で追うのが精一杯だった

兄上の目には影さえ映っていないんじゃないか?』

 

491:絆の狩人

『ていうか足場も最悪だしな

崩壊させすぎて辺り一面が砂の山になってる(白目)』

 

492:淑やかヴィラン

これもう何区画くらい更地になってんだ?

ヒーローとかもう完全にビビって近づいてこないぞww

 

493:淑やかヴィラン

こんな地獄に入ってこれる奴なんてトップヒーローくらいでしょ

ニュースでもやってるけど現場が絶妙にトップ勢の活動範囲から外れてる

まぁヴィランの隠し拠点だったんだから当然と言えば当然か

 

494:淑やかヴィラン

最近ランキング駆け上がってるミルコは?

現在地によっては跳んで来る希ガス

 

495:淑やかヴィラン

いやー物理攻撃、しかも近接しかできんヒーローじゃ無理だろ

たしかに格闘性能はすごいが、それも見た限りイッチより劣ってるしな

勝率は絶望的と言わざるを得ない

 

496:全裸待機

『大変だお前ら!

今とんでもない事に気付いた!!(驚愕)』

 

497:絆の狩人

『なんだどうした?』

 

498:淑やかヴィラン

いったいどうしたって言うんだ!

 

499:淑やかヴィラン

もう既にとんでもない事態になってるんですが

 

500:淑やかヴィラン

この世紀末兄妹喧嘩よりも大変だって言うのかい?ww

 

501:全裸待機

『今カメラでアップしている場所の……あそこだ

倒れてる道路標識の近くに落ちてるやつ見えるか!?』

 

502:淑やかヴィラン

うん? どれ?

 

503:淑やかヴィラン

あれか? なんか変な形のヘルメットみたいなの落ちてる

 

504:淑やかヴィラン

ほんとだ見えた

 

505:淑やかヴィラン

これが何?

 

506:腕立て師

……うん? ちょっと待って

 

507:絆の狩人

『え……あれってまさか……(愕然)』

 

508:淑やかヴィラン

なんだなんだ??

 

509:淑やかヴィラン

どういうことだ!

説明してチョンマゲ!(古)

 

510:全裸待機

『わかんないのか!? あれは

 

 

 

 

№7ヒーロー「メガフィスト」のマスクだぞ!!』

 

511:淑やかヴィラン

 

 

512:淑やかヴィラン

 

 

513:淑やかヴィラン

 

 

514:淑やかヴィラン

 

 

515:腕立て師

 

 

516:淑やかヴィラン

 

 

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519:淑やかヴィラン

 

 

520:淑やかヴィラン

 

521:淑やかヴィラン

????

 

522:淑やかヴィラン

???????????

 

523:淑やかヴィラン

なぁんだってぇ?(錯乱)

 

524:淑やかヴィラン

はえ? なんで?

 

525:淑やかヴィラン

ってことはまさか……

 

526:腕立て師

え? 来てたの?

市が違うどころか隣の県なのに?

 

527:淑やかヴィラン

調べた

 

https://news.○○○○○○.co.jp/pickup/――――

 

どうやら隣の○○市の小さなイベントに参加してたみたい

サプライズ登場のために概要では伏せられてたようだ

 

528:淑やかヴィラン

>>527乙

そんな事してたのか意外だな

あんまそういうイベントには出ないイメージだったのに

 

529:淑やかヴィラン

>>527乙

だからこそサプライズは盛り上がっただろうな

それがこんな事になるとは……

 

530:淑やかヴィラン

ていうかさ、頭装備が転がってて

本人の姿が見えないってことは……そういうこと?

 

531:淑やかヴィラン

でしょうねぇ

 

532:腕立て師

まさかトップヒーローの一角が存在さえ主張できずに

戦闘の余波で片付けられたってのか……

 

533:淑やかヴィラン

トップヒーローでさえ魔王の継嗣達の相手には

役者不足だったってことですな

 

534:淑やかヴィラン

メガフィストけっこう好きだったのになぁ

 

535:淑やかヴィラン

俺も

拳だけで道を切り開くスタイルが

痛快だったんだけどな

 

536:全裸待機

『落ち着いて聞いてくれブラザー達

それだけじゃないんだ』

 

537:絆の狩人

『俺も見つけた』

 

538:淑やかヴィラン

いつからお前のブラザーになったんだよwwww

 

539:淑やかヴィラン

パーソナルスペースガバガバやんけ

 

540:腕立て師

親しみやすいと言ってやれww

 

541:淑やかヴィラン

ただチョロイだけとも言う

 

542:全裸待機

『トップヒーローではないが

あそこの砂山の横に20位の「ムーベラン」のマント

崩れた車両の後ろに58位の「サンゴーラ」の鉢巻き

あと俺の足元に85位の「アサルトスター」の帽子が飛んできた』

 

543:絆の狩人

『俺が見つけたのは

半壊したマックの扉の所に66位の「ノンアポカリ」のグロ〇体

中身吐いてる自販機の陰に120位の「ステップス」の上半身』

 

544:淑やかヴィラン

……

 

545:淑やかヴィラン

うわーお

 

546:淑やかヴィラン

二桁台のヒーローがこんなに駆け付けるなんて

壮観だなぁ

 

547:淑やかヴィラン

壮観(冥界)

 

548:淑やかヴィラン

普通なら手練れのヴィランでも楽々制圧出来るレベルの布陣なのに

バトルにすらなっていないとか……

 

549:淑やかヴィラン

なんてこったい(思考放棄)

 

550:ハイパー娘

『もう十分でしょう兄上様?

強い個性の一つや二つ持ってるくらいでは

わたくしに勝つ事は出来ませんわよ』

 

551:マイク

『……あぁムカつく

また少し痒くなってきた

お前のせいだぞ』

 

552:ハイパー娘

『これだけ壊して足りないだなんて

兄上様の欲求は底なしですのね

何年も抑えつけられていた反動かしら?』

 

553:マイク

『そんな考察はどうでもいい!

なぁ○○○(ピーー)!! 今はお前さえ壊せれば何もいらないんだよ!!』

 

554:淑やかヴィラン

告白みたいですわ

 

555:淑やかヴィラン

告白(殺意)ですねわかりません

 

556:淑やかヴィラン

お前しか見えないってか

あらやだ情熱的

 

557:淑やかヴィラン

なんというポジティブ解釈ww

 

558:腕立て師

このピーってもしかしてイッチの本名?

名バレ防止機能もあるのか

 

559:淑やかヴィラン

もうそろそろ驚かなくなってきたな(麻痺)

 

560:淑やかヴィラン

そうだな

いい加減に慣れたよ(麻痺)

 

561:淑やかヴィラン

そうそう

どうせイッチだもんな(遠い目)

 

562:淑やかヴィラン

というかこれ

現場にいるニキ2名は聞こえてたり?

 

563:淑やかヴィラン

たしかに!

 

564:絆の狩人

『聞こえた……筈なんだが

なんかザーッて音で掻き消された(怖)』

 

565:全裸待機

『同じく

名前だけ聞くのを妨害されたような感覚(汗)』

 

566:淑やかヴィラン

んん?

 

567:淑やかヴィラン

どういうことだってばよ……

 

568:腕立て師

認識阻害ってやつ?

なんだいつものイッチか(混乱)

 

569:淑やかヴィラン

また新しい個性候補が……

 

570:淑やかヴィラン

むしろ何が出来ないんだコイツは!!

 

571:淑やかヴィラン

わけがわからないよ

 

572:ハイパー娘

『これ以上やれば兄上様の命に関わりますわよ?

わたくしもパパ上もそれは望みませんわ』

 

573:マイク

『知るか……そんなのどうでもいい

俺は……俺は……俺はァ……!!』

 

574:ハイパー娘

『……まったく兄上様ったら

一気に解放された衝動に呑まれていますわね

ちょっと手荒くなりますが、大人しく寝てもらいましょうか』

 

575:腕立て師

俺らの混乱を放置して決着付けようとしてやがる

さすがイッチ

 

576:淑やかヴィラン

腕立てニキのイッチ賛歌は

なんなんだよwwww

 

577:淑やかヴィラン

ただ腕立てさせられてるだけなのにな(笑)

 

578:淑やかヴィラン

それどころか成果を無視までされてるのにww

 

579:淑やかヴィラン

盲目的なまでのイッチ推しやな

 

580:マイク

『ぉぉおおおおおおああアアアアッ!!!(飛び出し)』

 

581:ハイパー娘

『それでは兄上様、どうぞお休みなさいませ(構え)』

 

582:絆の狩人

『兄上飛び出す……ってまるで獣みたいな低さで走ってんぞ

どんな体幹してんだアレ』

 

583:全裸待機

『対するイッチは……あれはクンフーだろうか?

おそらくあれは』

 

584:マイク

『そこの君! こんな所にいては危険……って、なんで全裸なんだ!?(ヒーロー)』

 

585:全裸待機

『え?(唖然)』

 

586:淑やかヴィラン

うそww

 

587:淑やかヴィラン

マwwジwwかww

 

588:淑やかヴィラン

全裸ニキ終了のお知らせwwwwww

 

589:腕立て師

このタイミングでww

 

590:マイク

『変質者……いや、まさかヴィラン!? こっちだ捕まえろ!!(飛び掛かり)』

 

591:全裸待機

『いや俺はっ、ちが! ああああぁぁぁぁあああああ!!!(捕縛)』

 

592:絆の狩人

『うそだろオイ』

 

593:淑やかヴィラン

ほんとにな(笑)

 

594:淑やかヴィラン

まぁヴィランと疑われても仕方ないwwww

 

595:淑やかヴィラン

こんな非常時に全裸でうろついてりゃあね

しょうがないね

 

596:淑やかヴィラン

強化してるから抵抗しようと思えば出来ただろうが……

それやったら完全にアウトだろうしなぁ

 

597:淑やかヴィラン

二人の決着も見れないとか残念だなぁ(笑)

 

598:マイク

 

 

 

『二人とも、そこまでだ』

 

 

 

599:淑やかヴィラン

 

 

600:淑やかヴィラン

 

 

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612:淑やかヴィラン

 

613:淑やかヴィラン

マジか

 

614:腕立て師

ここに来ての……

 

615:淑やかヴィラン

  魔 王 降 臨 

 

616:淑やかヴィラン

BGMに「Akatuki The〇e」を添えてどうぞ

 

617:淑やかヴィラン

やめろww

 

618:淑やかヴィラン

トラウマもんになるわ

 

619:ハイパー娘

『あらパパ上、来られましたのね

てっきり覗き見に徹するかと思いましたのに』

 

620:マイク

パフォーマンス向上のため

「兄上様」と「パパ上」をコテハン登録します

 

621:兄上様

『先生……?』

 

622:パパ上

『やあ○○○(ピーー)。少し見ない間にこんなに立派になって

僕は今、とても感動しているよ』

 

623:淑やかヴィラン

マイクさん良い仕事してるなぁwww

 

624:腕立て師

その内まじでジャー〇ィスとかフラ〇デー級になりそう

 

625:淑やかヴィラン

もう片足突っ込んでる気がするんですが

 

626:パパ上

『しかし個性が戻ったばかりで酷使しすぎだ

今日のところはここまでにしよう

ゆっくりと体を休めなさい

君はまだまだ成長出来るのだから』

 

627:兄上様

『……………………わかったよ』

 

628:淑やかヴィラン

めっちゃ間あったなww

 

629:淑やかヴィラン

それだけイッチを壊したくてたまらないと(笑)

 

630:淑やかヴィラン

仲が良いなぁ(目逸らし)

 

631:淑やかヴィラン

そう言えば狩人ニキのカメラが動いてないぞよ

どした?

 

632:淑やかヴィラン

ほんとだ

静止してる……ってか震えてね?

 

633:淑やかヴィラン

魔王様の圧にやられたか

無理もない

 

634:腕立て師

いやちょっと待て

 

635:淑やかヴィラン

どうした腕立てニキ

 

636:腕立てニキ

イッチと狩人ニキのカメラを見比べてみろ

イッチはパパ上の方に向けている

狩人ニキはイッチと兄上様に向けている

その上で狩人ニキのカメラに映るイッチが

 

 

カメラを狩人ニキ……の、すぐ横くらいに向けているように見える

 

 

637:淑やかヴィラン

 

 

638:淑やかヴィラン

 

 

639:淑やかヴィラン

 

 

640:淑やかヴィラン

おうふ

 

641:淑やかヴィラン

そいつぁ……つまり

 

642:淑やかヴィラン

 な ん て こ と だ

 

643:淑やかヴィラン

狩人ニキ

息してる?

 

644:絆の狩人

『 おれの  よこに  ぱぱうえが 』

 

645:淑やかヴィラン

声ちっさwwwwwww

 

646:淑やかヴィラン

絶望の境地ですわww

 

647:腕立てニキ

イッチのカメラに狩人ニキ映ってないから

個性で消えてたんだろうな

それでパパ上の出現位置がちょうど

狩人ニキの隣だったとww

 

648:淑やかヴィラン

どんな凶運ですかそれは

 

649:パパ上

○○○(ピーー)もそれで良いね?』

 

650:ハイパー娘

『もちろんですわ。そこそこ楽しめましたし』

 

651:パパ上

『まったく君には困ったものだよ

○○○(ピーー)はもう少し時間をかけて育てるつもりでいたのに』

 

652:ハイパー娘

『パパ上はのんびりし過ぎですわ

それに……そんな笑顔で言われても説得力がなくってよ』

 

653:淑やかヴィラン

家族の団欒ですね

 

654:淑やかヴィラン

家族(魔族)だがな

 

655:腕立てニキ

ここにいる三人だけで日本壊滅出来そうな戦力なんですが

 

656:淑やかヴィラン

改めてとんでもない配信だなwww

 

657:パパ上

『さて二人とも。あと五分もすればオールマイトが来る

面倒な事になる前に帰るとしよう』

 

658:兄上様

『ああ』

 

659:ハイパー娘

『わかりましてよ』

 

660:淑やかヴィラン

魔王様御一行、お帰りでーす

 

661:淑やかヴィラン

他の拠点か

まぁ魔王が一つしか拠点持ってないなんてことはないだろうしな

なにはともあれ狩人ニキ存命!!

 

662:淑やかヴィラン

ガチで寿命削り落ちただろうがなwwww

 

663:淑やかヴィラン

俺だったら絶対に失禁して気付かれる

 

664:腕立てニキ

よく耐えたぞ狩人ニキ

 

665:淑やかヴィラン

お前は間違いなく勇者だ

 

666:淑やかヴィラン

皆で讃えよう! 狩人ニキの勇姿を!!

 

667:絆の狩人

ありがとう……ありがとぉ……っ(泣)』

 

668:淑やかヴィラン

もう少し堪えろ

三人がいなくなったら存分に泣け

 

669:淑やかヴィラン

いやー今回もとんでもない配信だったな

 

670:淑やかヴィラン

ほんとほんと

 

671:淑やかヴィラン

はい終わり! 解散!!

 

672:パパ上

『――――ああそうだ

せっかくの機会だ。是非とも君を招待させてくれ

 

 

 

 

 

狩人くん(肩ポン)』

 

 

 

673:淑やかヴィラン

 

 

674:淑やかヴィラン

 

 

675:淑やかヴィラン

 

 

676:淑やかヴィラン

 

 

677:淑やかヴィラン

 

 

678:淑やかヴィラン

 

 

679:淑やかヴィラン

 

 

680:淑やかヴィラン

あぁ……

 

681:淑やかヴィラン

まさか……

 

682:腕立て師

そんな……うそだぁ……

 

683:淑やかヴィラン

狩人ニキ……

 

684:淑やかヴィラン

これもう駄目かも知れんね

 

685:淑やかヴィラン

狩人ニキ……大好きだったよ……

 

686:パパ上

娘と仲良くしてくれてありがとう

一度君とは食事でもしながら、ゆっくり話してみたいと思っていたんだよ

 

687:絆の狩人

『…………………………………………あ、ハイ』

 

688:淑やかヴィラン

本日二度目のあ、ハイ

 

689:淑やかヴィラン

あ、ハイ(絶望)

 

690:淑やかヴィラン

あ、ハイ(白目)

 

691:淑やかヴィラン

あ、ハイ(悟り)

 

692:淑やかヴィラン

あ、ハイ(仮死)

 

693:ハイパー娘

『それは良い考えですわ

今日のお手伝いのお礼も渡したいですし

ゆっくりして行ってくださいね』

 

694:絆の狩人

『………………あ、ハイ』

 

695:淑やかヴィラン

あ、ハイ(諦観)

 

696:淑やかヴィラン

あ、ハイ(忘我)

 

697:淑やかヴィラン

あ、ハイ(涅槃)

 

698:淑やかヴィラン

あ、ハイ(滅私)

 

699:淑やかヴィラン

あ、ハイしか言えなくなってるwwwww

 

700:淑やかヴィラン

精神を守るための防衛本能が働いてますよこれはwwwwww

 

701:ハイパー娘

『それでは今日の配信は終了とさせていただきますわ

スレ民の方々の安価により、見事に兄上様の半グレを

治してさし上げることが出来ました

本当にありがとうございます』

 

702:淑やかヴィラン

あ、ハイ

 

703:淑やかヴィラン

あ、ハイ

 

704:淑やかヴィラン

あ、ハイ

 

705:淑やかヴィラン

伝染しとるwwwwww

 

706:淑やかヴィラン

イッチおつかれ

今日も最高に面白かったよ

 

707:淑やかヴィラン

次の終末安価を心待ちにしています!!

 

708:淑やかヴィラン

出来れば狩人ニキは生かしてあげて!!

 

709:淑やかヴィラン

狩人ニキに慈悲を!!

慈悲をぉぉっ!!!

 

710:ハイパー娘

『また皆様に会える日を楽しみにしていますわ

それでは御機嫌よう』

 

711:淑やかヴィラン

無視かいwwww

 

712:淑やかヴィラン

最後まで見事なスルーを貫いたな

 

713:淑やかヴィラン

狩人ニキ大丈夫かな……

 

714:淑やかヴィラン

俺達には……祈る事しか出来ない

 

715:淑やかヴィラン

信じよう! なんたって狩人ニキは

二回も終末安価を生き残った男だぞ!?

 

716:淑やかヴィラン

たしかにな

アレを生き抜ける奴はヒーローだって一握りのはず

きっと次も元気な姿を見せてくれるさ!!

 

717:淑やかヴィラン

頑張れ狩人ニキ!

俺達はいつまでも待ってるからな!!

 

718:淑やかヴィラン

そんなら後は消化か

まぁ今回も語り尽くせないくらいだが(笑)

 

719:淑やかヴィラン

ほんとそれ

今回の決戦は完全に街中だったからな

被害がどれほどか想像もできん

 

720:マイク

コテハン「全裸待機」が警察組織所有の建築物に収容されたことを確認しました

規定に則り配信プログラムの強制消去およびプログラム痕跡の抹消を実行します

 

721:淑やかヴィラン

wwwwwwwwwwww

 

722:淑やかヴィラン

クッソwwwwwwww

 

723:淑やかヴィラン

全裸ニキぃぃぃぃいい(笑)

 

724:淑やかヴィラン

あいつは良い奴だったよ

 

725:淑やかヴィラン

まぁ狩人ニキよりは万倍もマシでしょww

 

726:淑やかヴィラン

それなwwww

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

995:淑やかヴィラン

>>1000ならイッチ再々来!!!

 

996:淑やかヴィラン

>>1000なら魔王一家総出演!!!

 

997:淑やかヴィラン

>>1000なら狩人ニキ生存!!

 

998:淑やかヴィラン

>>1000なら全裸ニキ釈放!!

 

999:淑やかヴィラン

>>1000ならオールマイト打倒!!

 

1000:淑やかヴィラン

>>1000ならオールマイトに悪戯仕掛ける!!

 

1001:淑やかヴィラン

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全裸ニキ
本名 禅羅大輝(せんら たいき)
個性 全裸大器(ぜんらたいき)
   全裸でいた時間に比例して膂力と五感を強化する個性
   強化時間は全裸でいた時間の半分
   強化を解除すると時間と強化率がリセットされる

備考 名前で学生生活の大半をイジメで潰された過去を持つ
   名乗るときは「せら たいき」と聞こえるようにする癖がついた
   個性も偽って一日数分だけの強化(入浴時間で時間を稼ぐ)とした
   全裸待機と書いても冗談で済まされる掲示板に入り浸るようになった
   イッチの何物にも囚われない自由な生き様と「第四の欲求」の話を
   聞いて己を解き放つ決意をした
   警察の事情聴取に応じた彼の顔は、何かを成し遂げた男の顔だったそうな 

また出すかは未定



死柄木さん家の夕飯に招待された狩人ニキ

娘「ゆっくしていってね!」

狩「あ、ハイ」

兄「邪魔だ。視界に入るな」

狩「あ、ハイ」

父「はっはっは。まぁくつろいでくれたまえ」

狩「あ、ハイ」

暖かな団欒に囲まれて、狩人ニキの心にも穏やかな熱が灯った

兄「おい愚妹。お前まさか俺のゲームのデータ消しやがったか!?」

娘「違うよお兄ちゃん。より優れたデータに昇華しただけ」

兄「ぶっ壊れろ!!」

父「はっはっは、よさないか二人とも。客人の前だぞう?」

狩「あ、ハイ」

これが兄妹というものなのか

これが家族というものなのか

これが……自分が手に入れられなかったものなのか

娘「お兄ちゃん! 目玉焼きには醤油だって言ってるでしょ!」

兄「ふざけんなバカ。ソース以外は論外だ」

父「落ち着きなさい二人とも。ここは間をとってマヨネーズにしなさい。 
  君もそう思うだろう狩人くん?」

狩「いや自分は何もかけない派っすね」

娘兄父「表に出ろ!!」

時に笑い 時に怒り 時に泣き

時に嬲り 時に裂き 時に滅し

そんな時間の中で、狩人ニキは己の原点を思い出す

そうだった

俺は――――



次回「魔王の食卓! 狩人ニキ、運命の分岐点!?」

父「娘が欲しければ、僕を倒してからにしろ!!」
狩「リトルボォォォオオオイッッ!!(盧生並感)」


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幕間 暗然とする社会? 慟哭の夕ご飯!!

何故だ!!

何故やつ(誤字)に勝てない!?

何故だぁ!!!!(サンダーボルト並感)


感想と誤字報告、ありがとうございます。

第2終末安価の世間視点。そして恐怖の死柄木一家です。


 スーパー娘の再来

 

 その一報は瞬く間に全国を駆け巡り、薄れ始めた恐怖を呼び覚ました。

 

 遡ること半年前の、オールフォーワンとオールマイトの決戦。

 

 あわや平和の象徴を失う事態になりかけた時の驚愕と絶望は、未だ人々の心に重く横たわっていた。

 

 それがオールマイトの生存報告を境に、ゆっくりと時間をかけて解かれている所だったと言うのに。

 

 その掲示板と配信動画の情報が広がるや否や、誰もがスマホに釘付けとなった。

 

 車両の交通が止まり、雑踏の歩みが止まり、学校の授業が止まり、現場の仕事が止まった。

 

 情報に疎い者もまた、異様さに気付いて事態を知る。

 

 端末を持たないような老いた世代でさえ、テレビをつければ配信の映像をそのまま流していた。

 

 ――――そして、彼らは目撃することとなる

 

『あぁ……痒いぃ……』

 

 魔王が育てる、もう一人の継嗣。

 

 果てなき破壊衝動を身に宿す、もう一つの恐怖を。

 

『小さい頃、ヒーローに憧れてたんだ』

 

 誰もが胸に刻まれた。

 

 多くの人々が共感する過去の憧憬。それを同じく抱いていたと語る彼の言葉を。

 

『父が言っていたよ。ヒーローは他人(だれか)のために家族を傷つける……ってさ』

 

 多くが首を傾げた。いったい何を言っているのかと。

 

 命を救う立派な仕事。それがヒーローだ。

 

 それが家族を傷つけるなんて、意味がわからないと。

 

 多くの者が胸を押さえた。ヒーローとして活躍する家族(だれか)を想って。

 

 命を救う立派な仕事だとわかっている。

 

 それでも傷つき、倒れる姿を見るのは辛いのだ。

 

 いつか取り返しのつかない事になるんじゃないかという恐怖が、ふと心を蝕むのだ。

 

 ヒーロー達の脳裏を、大切な人達(だれか)の顔がよぎった。

 

 自分の仕事を誇りと笑い、讃えてくれる。しかし自分が傷つき倒れれば、誰より泣き苦しむであろう存在を。

 

 誰かを救うための仕事が、存在が、逆に誰かを傷つけるというジレンマ。

 

 どこかで気付いていて、しかし目を背けていた事実を眼前に突きつけられた。

 

 誰かを救うために誰かを歪ませ、それが彼のような存在を生んだというのであれば――――

 

 それはなんと……なんと虚しい悲劇だろうか。

 

『窮屈な家族を壊して、窮屈な家を壊した。でもこの世にはまだまだ窮屈な檻がたくさんあった』

 

 窮屈。

 

 その通りだ。この世は総じて窮屈。

 

 子供の頃は世界が無限に見えた。大人の背中が何より大きかった。

 

 歳をとり成長すれば、今よりも自由に駆け回れると信じていた。

 

 だから言った――――はやく大人になりたいと。

 

 けれど、そうではなかった。

 

 自分達は世界の広さを知らないのではなく、世界の狭さを知らなかったのだ。

 

 大人の背中が大きく見えていたのは、その不自由さを見せてもらえなかっただけなのだ。

 

 大人になり、理不尽に抗うのではなく受け流す術を学び、小さく背中を縮めるようになった。

 

 そうして、誰にも聞こえないように零す――――あの頃に戻れたらと。

 

 たとえ小さくとも、確かな自由のあった時間を取り戻したいと、叶わぬ思いを抱き続けて――――

 

『ならもう壊そう! いったん全部!!』

 

 プツン――――と。

 

 何処かの誰か達の中で、そんな音がした。

 

 会社に勤めるサラリーマン。家事に勤しむ主婦。犬の散歩をする老人。子供に振り回される教師。

 

 様々な場所で、様々な人の何かが切れて、代わりに胸が高鳴った。

 

 モザイクと加工で姿も声も分からない。自分達よりも遥かに年下だろう子供の言葉に、何かが壊れた。

 

 ただその言葉が、何度も何度も何度も何度も何度も何度も、何度でも心に響き続ける。

 

 言い様のない感覚に戸惑いながら、しかし決して目を逸らせないし逸らしたくない。

 

 そして――――

 

 個性は人に生まれた第四の欲求

 

 その言葉を、その身で、その存在で現すかのように――――

 

 兄妹は争い始めた。自ら以外の全てを知らぬとばかりに破壊し尽くして。

 

 兄は笑っていた。溜まって濁って滾り続けた全てを吐き出すように。

 

 妹は揺らがなかった。絶死の波をそよ風の如く捌き、変わらぬ自分で舞い続けた。

 

 間違いなく悪党だ。疎ましく悍ましい、今すぐに法で裁くべき巨悪の卵。

 

 けれど……だが、しかし……あぁ……

 

 そこには、紛うことなき自由があった。

 

 かつて自分達も持っていた筈のもの。けれど誰もが、いつの間にか手放していたもの。

 

 奪われた憎悪に泣く市民が、駆け付けた警察が、戦わんとしたヒーローが、悉く塵にされていた。

 

 人も秩序も正義も何もかも、彼らを縛る事は出来ない。

 

 徹頭徹尾、己のために笑い、己のために叫び、己のために力を振るう。

 

 その様を例えるのなら……そう。

 

 あの兄妹は、誰よりも――――()()()()()

 

 自身という存在を何よりも尊び、何よりも優先して、何がなんでも貫き通す。

 

 決して揺らがぬ芯が、彼等から感じられたのだ。

 

 社会で生きている内に、誰もが折れて曲がって、その内気にもしなくなるもの。

 

 なんと恐ろしく、なんと妬ましい。

 

 どうしてこんな化け物が存在するんだ、という思い。

 

 どうしてあんな風に生きられないんだ、という想い。

 

 戦いは、ほんの20分程度の時間だった。

 

 誰もが口を閉ざし、意味は違えど見入っていた。

 

 勝敗が決し、魔王が現れ、全員が姿を消すその瞬間まで。

 

 呼吸を忘れかけた口から大きく息を吐き、ゆっくりと世界は動き始めた。

 

 どれほどの衝撃があったとしても、生きるために必要な動作は続けなければならない。

 

 骨の髄まで刻み込まれたルーチンをこなし、人々は日常へと戻り始めた。

 

 ――――しかし。

 

 そんな彼等の見る世界は、前よりほんの少しだけ、何かが違っていた。

 

 

 

 

 

 

 被害報告

 

 指名手配ヴィラン仮称「魔女」、およびその兄と呼ばれるヴィランによる被害の中間報告。

 

 被害状況――

 7街区、建物48棟の倒壊。被害面積1.75㎢相当

 

 人的被害――

 死亡者数408名。内、市民309人、警察官79人、ヒーロー20人。

 他重軽傷者数289名。内意識不明38名。

 

 他、物的被害等については調査中。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おおファッキンゴッド。どうか迷える子羊をお救いしなくていいからくたばれ。

 

 この世に神が存在するのなら、彼は人生最大の笑顔と共に中指を立てていただろう。

 

「じゃーん! 葬ちゃん特製のビーフカレーじゃい! 味わえ!」

 

「……ふんっ。カレーくらいで威張んな」

 

「こらこら弔。喧嘩腰はやめなさい。客人の前なのだから。すまないね狩人君。大したおもてなしも出来ないが、ゆっくりしていってくれ」

 

「あ、ハイ」

 

 俺はどうして……こんなところに……来てしまったんだろう……。

 

 そんな風に悔恨の念を浮かべる彼だったが、同時に現実的な回答を自分で出す。

 

 あんな状況で断れるわきゃねぇだろボケェ!!

 

 意味のない自問自答は、要するに防衛本能による現実逃避以外の何物でもない。

 

「狩人ニキもたーんと召し上がれ! 今日もありがとうね」

 

「あ、ハイ」

 

 ドンッと置かれた大皿には山盛りのカレー。

 

 その香りは実に良し。食欲をそそり、疲労の溜まった体にはたまらない誘惑となるだろう。

 

 こんな――――魔王三人衆に囲まれた食卓(ゲヘナ)でなければ。

 

「というか、何でそいつ連れて来たんだよ? ただ吹っ飛んでただけの雑魚のくせに」

 

 文句を言ってたわりには我先に食い始めた兄上……否、弔が話の矛先を向けてきた。

 

 まさか一番槍がお前かよと、彼――――狩人ニキは冷や汗を浮かべた。

 

 こっちが聞きたいわと言いたいが、問われているのは自分というより招待主だろう。

 

 狩人ニキもチラリと、向かいに座る父魔王に視線を向けた。

 

「葬の友達ならば是非招待したいと思っただけさ。まさかこんな機会が訪れるとは思っていなかったからね」

 

 言外に友達出来ないやつ判定してね? 狩人ニキは怪しんだ。

 

「まあ、とても興味深い個性を持ってたのもあるがね」

 

「パパ。あたしが見つけたんだからね」

 

「わかっているさ。手出しなんてしないよ」

 

 これ完全に目つけられてますね本当にありがとうございました。

 

 わかってる。手出ししないよ(何もしないとは言っていない)ってやつですね。ちくしょう。

 

 庇ってくれてるイッチも、これからも使うから壊すな的なニュアンスをヒシヒシと感じまする。

 

 なおどちらも命の危険しか感じない。さすが親子。

 

 というかさっきは聞こえなかった筈の名前が普通に聞こえちゃってるあたり、もはや逃げ場ないよね。

 

 狩人ニキの精神は涅槃に到達しようとしていた。

 

 ああ……本当に、どうしてこうなったんや。

 

「そいつ確か潜伏だろ? 無能ってわけじゃないが……そこまで珍しいか?」

 

「プークスクス」

 

「あ?」

 

 何故かイッチがわざとらしい嘲笑。兄上オコオコ。

 

 ちなみに一般家庭的な四角いテーブルに狩人ニキとパパ上が向かい合せに座り、狩人ニキの向かって右にイッチ、左に兄上である。

 

 イラついた兄上の手の中でスプーンが崩壊しちゃいました。

 

「あーあー、お兄ちゃん分かってないなぁ。周りへの観察力が磨けてないねぇー」

 

「……喧嘩売ってんのかお前? それならそうとハッキリ言えよ」

 

 そんな会話の中でも、イッチは新しいスプーンを用意し、兄上はそれを受け取っている。

 

 仲が良いのか悪いのか、それとも家族ってこんなもん?

 

 狩人ニキの精神は(ry

 

「だってさぁ、おかしいと思わない? パパとオールマイトとの戦いの時も今回も、こうして無事に生きてるんだよ?」

 

「個性で隠れて離れてただけだろ。前回なんか途中でくたばってただろうが」

 

「ふーん。じゃあさ――――」

 

 ピンと立てた指を、イッチは真下に向けた。

 

1()0()()()()()()()8()()()()()()()()()()()()なのは……普通かな?」

 

「っ…………!」

 

 ギロリッと、兄上の視線が狩人ニキに突き刺さった。

 

 狩人ニキは無心にカレーを貪っている。とっても美味である。

 

 市販のカレーを食い尽くした狩人ニキにはわかった。これは完全にオリジナルだと。

 

 市販カレーにちょこっと味付けして手作りとかほざいてるのとは訳が違う。真の手作りカレーだ。

 

 肉もしっかりと煮込み、柔らかく溶けていくのが素晴らしい。

 

 この甘美な食に溺れて、どうかこのまま過ぎ行く時に身を任せていたいです。

 

「潜伏ってのは嘘か。だが姿を消していたのは知ってる……本質は別にある、か」

 

「その通り」

 

 黙って見守っていたパパ上がログイン。狩人ニキのSAN値が砕けた。

 

「彼が警察に捕まっていない……どころか、何故か()()()()()()()()()()()のも彼の個性が関係していると僕は踏んでいる」

 

「他人の認識に干渉する……? いや、それだと落ちて無傷だった説明がつかない。認識じゃなくて、別の……」

 

 兄上が思考に没頭し、パパ上とイッチが狩人ニキをニヤニヤと見つめている。

 

 狩人ニキは空っぽの皿を差し出した。

 

「おかわりいいっすか?」

 

「はーい。どんどん食べてねぇ」

 

 受け取り、よそって、返す。

 

 美少女にご飯をよそってもらうという一幕に、狩人ニキは密かに感動していた。

 

 なんか……こういうの、良いよね。

 

 狩人ニキの思考は、そんな現実逃避に邁進していた。

 

「――――さて。では本題に入ろうか、狩人……いや、狩谷(かりや)離人(りひと)君」

 

「ブッ……!!」

 

 吹き出すのだけはなんとか耐えて、思わずパパ上を直視した狩人ニキ。

 

 視線が合っただけで心が屈服してしまいそうな雰囲気をそのままに、親し気な笑みを浮かべていた。

 

 まるで養豚場の豚になった気分だった。

 

「予想はついていると思うが、君を勧誘したい。その素晴らしい個性で、是非とも手伝って欲しい事があるんだ」

 

 両手を広げ、素晴らしいの部分をやけに強調する。

 

 自尊心がちょこっと満たされた。狩人ニキはチョロイのだ。

 

「基本的には葬の手伝いという形になるが、たまに僕や弔の用事にも手を貸してほしい。もちろん相応の報酬を用意するよ」

 

 形は相談である。

 

 しかし狩人ニキは知っている。これは交渉じゃない、命令だ。(四刃並感)

 

 兄上は思考の海の底からこちらを睨んでいらっしゃるし、イッチは断るとは思っていない……否、断ることなんて不可能だと理解しているからか、ニコニコである。

 

「もちろん嫌なら拒否してくれて構わない。娘の友達の判断を尊重するよ」

 

 尊重する(何もしないとは以下略)ってやつですね分かります。

 

 しかし、いくら金と勢いでやって来た狩人ニキだって理解している。

 

 ここから先に行けば、もう引き返す道などありはしない。魔王軍の尖兵として永久就職が決定してしまう。

 

 平穏な人生を望むのなら、ここで断固として退かねばならぬ。

 

 今こそ勇気を振り絞る時。弱き己を超克するのだ!

 

 さらに向こうへ! プルスウルトラァァァアア!!

 

「俺は――――」

 

「あ、これ今回のお礼ね! 渡し忘れてた」

 

 スッと差し出されたのは、一枚の薄い紙だった。

 

 反射的に受け取ったそれは、なにやら0がたぁ~くさん書かれていた。

 

 一番上には「小切手」とある。

 

 記憶が正しければ、前回のお礼の倍……どころか、三倍はあった。

 

「思った以上に楽しかったから、色つけといたよ!」

 

 ニコニコイッチを見て、小切手を見て、イッチを見て、小切手を見た。

 

 色? 色と言ったのか。

 

 この『色』だけで狩人ニキの年収は鼻クソと等価になってしまう。それが『色』だと?

 

「どうだろう。引き受けてくれるかい?」

 

 パパ上の言葉を、真っすぐに受け止めて。

 

 狩人ニキは――――皿を差し出した。

 

 

 

 

 

 

「おかわりいいっすか?($目)」




子供が当たり前にできることを大人ができないという不条理も、ままあるのが人間というものの奇妙さだからな(糞眼鏡並感)


おかしい……狩人ニキの過去にちょっとは触れようと思っていたのに(驚愕)

気が付いたら書き終わっていた……何者かの個性?(阿呆)




再び相まみえる、巨悪の卵と平和の象徴

「君はなぜこんなことをする! こんなことはやめるんだ!!」

オールマイトは悲哀を叫ぶ

小さな子供が親に感化され、当たり前のように罪を犯す悲劇に

「仕方ないんだよオールマイト。これは、あたしがやらなくちゃいけないんだ!」

少女は笑う

己の運命を受け入れて、逃れ得ぬ定めに従うのだ

その笑顔の裏に、全てを押し隠して

「君もだ少年! 彼女をこのままにして良いと、本当に思っているのか!?」

「それは……っ!」

ヒーローの叫びは、狩人の心を揺り動かす

己のすべきことはなんなのか

己の望む道とはなんなのか

少年は苦悩する。自らが願うものとは……

「命をかけて綺麗ごとを実践するのが、ヒーローだ!!」

正しさとは

正義とは

少年は今こそ、その答えを見る




次回「安価は絶対! オールマイトの厄日!?」
肉「プルスウルトラァァ!!」
狩「明日の朝刊は『平和の象徴、14歳女児に襲い掛かる!?』これで決まりだ!!」


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【応募】平和の象徴に悪戯を仕掛ける方法
1スレ目


お待たせ♡

いつも大量の感想および大量の誤字報告ありがとうございます!!

ついに始まるオールマイトへのイタズラ

楽しくなってくるのは次回……かも知れない



【応募】平和の象徴に悪戯を仕掛ける方法【刮目せよ】

 

 

1:グレート娘

知恵を貸してくださいッス!

 

2:後輩ヴィラン

グwwレwwーwwトww娘

 

3:後輩ヴィラン

模倣か? 本物か?

確かめる手段は一つしかない

そう――――配信だ!

 

4:後輩ヴィラン

さあ配信しろ!

 

5:後輩ヴィラン

配信しろ

 

6:後輩ヴィラン

配信しろ

 

7:後輩ヴィラン

配信しろ

 

8:後輩ヴィラン

配信しろ

 

9:後輩ヴィラン

背信しろ

 

10:後輩ヴィラン

おい最後ww

 

11:後輩ヴィラン

というか

オールマイトに悪戯するだって?

ちょっと詳しく

 

12:後輩ヴィラン

それなww

どんな命知らずだよって

 

13:後輩ヴィラン

どうせ嘘だろと思っていても

ちょっと見てみたくなるな

 

14:後輩ヴィラン

もちろん安価するんだろう?

配信して実践するんだよな?

 

15:後輩ヴィラン

スーパー娘の配信を待ち望む輩も増えたなぁ

 

16:後輩ヴィラン

そら(あんな安価ばかりするんだから)そうよ

誰もが終末安価に参加したがってる

まるで自分の選択が世界に影響を及ぼした気分になれるからな

 

17:後輩ヴィラン

原因っちゃ原因なんだろうが

それを実行してる連中の規格外さあってこそだよなぁ

 

18:後輩ヴィラン

このスレッドも前回の>>1000を見てだろ?

同じ発想でスレ立てする奴が大量発生したもんな

 

19:後輩ヴィラン

ほんとに無駄なことするよな

どうせ配信を見れば簡単にバレるのに

 

20:後輩ヴィラン

最近はS娘の配信プログラムを真似する奴もいるよな

かなり出来が良いのもあるし

 

21:後輩ヴィラン

>>20

あれは最初から入力した内容に合わせて台本読み上げてるだけ

S娘のマイクみたいに状況に応じて括弧書きするだの音を解説だの

ほぼAIみたいな柔軟な事は全く出来ない

だからその手の奴はスレ民の言葉にも反応しない

 

22:後輩ヴィラン

それで即効バレて配信切るまでがテンプレ化しつつあるよな

最近じゃそれを切り抜きして、S娘に似ている人ランキングなんて

作ってる奴までいたぞwww

 

23:後輩ヴィラン

ただの掲示板のイッチだったはずが、今や社会現象にまで発展するとはなぁ

 

24:後輩ヴィラン

S娘がというよりS娘家族が、だな

パパ魔王に兄破壊神に娘魔女とかいう混沌一家

 

25:後輩ヴィラン

S娘もついにヴィラン名ついたな

「魔女」とは言い得て妙というか

 

26:後輩ヴィラン

父親を中二病から解放すると言いつつ社会情勢ぶっ壊しかけたり

兄の半グレを治すと言いつつ一つの市を恐怖のどん底に叩き落とした

底すら見えない多種多様な個性と予測のつかない行動原理

まさに社会に混沌を齎す「魔女」の名に相応しい

 

27:後輩ヴィラン

さてそんなヴィラン名を与えられた

自称S娘のイッチよ

感想をどうぞ

 

28:後輩ヴィラン

ここで振るのかww

 

29:グレート娘

それは自分じゃないから知らないッス!

それよりもさっそくオールマイトに

どんな悪戯するか応募するッスよ!

 

30:後輩ヴィラン

スルーか

基本的な知識は持っているようだ

 

31:後輩ヴィラン

S娘は肝心な時に全スルーというのがデフォだからな

ある意味で模倣犯にとって都合が良いキャラではある

 

32:後輩ヴィラン

審査官面してるお前らはなんなんだwwww

 

33:後輩ヴィラン

無理もないがな

あの大崩壊騒動から一月だが模倣犯の勢いは増すばかり

半端にレベルが上がってるから何件か本物だと勘違い

される奴まで現れる始末だ

そいつらはヒーローに捕まった段階で泣きながら暴露する

なんて情けない結末だったわけだがwww

 

34:後輩ヴィラン

捕まりたくないなら模倣なんてするなよってwww

最後まで己を貫いた全裸ニキを見習って欲しいですな

 

35:後輩ヴィラン

全裸ニキなwwww

結局厳重注意で終わったんだっけ?

 

36:後輩ヴィラン

個性を使ったのは問題だけど、それで誰かに害を与えたわけじゃないから

三日間の拘置で済ませたようだ

 

37:後輩ヴィラン

個性の無断使用って犯罪じゃないのか?

 

38:後輩ヴィラン

確かに禁じられているが、それだけで刑罰というわけじゃない

個性の性質によっては本人の意志に関わらず効果を発揮するものや

定期的に一部使用しないといけないものもあるからな

それに日常での個性使用なんてぶっちゃけ誰でも大なり小なりやってる

警察やヒーローに見つかって注意を受けても使い続けるとか

実際に犯罪行為を働いたとかでもない限り今回みたいに厳重注意で終わる

それでも全裸ニキが三日間も拘置されたのはS娘との関係を疑われたんだろうな

 

39:後輩ヴィラン

>>38乙

なるほど分かりやすい

つまり全裸ニキの活躍をまた見れるということだな?

 

40:後輩ヴィラン

>>39

こいつっ……欠片も話聞いてねぇwwww

 

41:後輩ヴィラン

むしろ次やったら今度こそ終わりだろww

ただでさえリストに載ってるだろうし

S娘との関係だって完全に疑惑が晴れたとも思えない

 

42:グレート娘

話が長くなりそうなんで

今のうちに安価しとくッスよ!

オールマイトに悪戯仕掛けるッス

 

どうする? ッスか

 

>>55

>>66

>>77

 

 

43:後輩ヴィラン

おいwww

 

44:後輩ヴィラン

唐突ゥ!!

 

45:後輩ヴィラン

S娘の基本スキルであるスルーと唐突を備えているのか

評価を一……いや二段階上げるとしよう

 

46:後輩ヴィラン

しかし忘れるな

配信の始まりが最大の試練であることを!!

 

47:後輩ヴィラン

>>45

>>46

だから何様だwwww

 

48:後輩ヴィラン

スペックも書かずに

三つも安価とは中々の度胸だ

 

49:後輩ヴィラン

なんだろう

最近だんだんと模倣犯のクオリティを

品定めするのが楽しくなってきた自分がいる

 

50:後輩ヴィラン

わかる

中には頑張ってるなぁって素直に思える奴もいるしな

 

51:後輩ヴィラン

悪戯と言えば……クラッカー?

 

52:後輩ヴィラン

目潰し

 

53:後輩ヴィラン

ヴィランのフリを刑務所まで続ける

 

54:後輩ヴィラン

人質を取って「三回回ってワン」をさせる

 

55:後輩ヴィラン

「この一帯には爆弾をしかけたぞ!」

と言って三十分粘る

 

56:後輩ヴィラン

色仕掛けする

 

57:後輩ヴィラン

背後に忍び寄りズボンを下ろす

 

58:後輩ヴィラン

魔王と共に勇者を討つ

 

59:後輩ヴィラン

「キャー! オールマイトに襲われるー!」

と街中で叫ぶ

 

60:後輩ヴィラン

ワサビと唐辛子を目と鼻にぶち込む

 

61:後輩ヴィラン

膝カックン

 

62:後輩ヴィラン

「頑張れカカ〇ット! お前がナンバーワンだ!」と言う

 

63:後輩ヴィラン

「ヒーローよ! 私は帰ってきた!!」

 

64:後輩ヴィラン

家(本拠地)に招待する

 

65:後輩ヴィラン

サインをもらってその場で破り捨てる

 

66:後輩ヴィラン

狩人ニキと共にオールマイトと戦う

 

67:後輩ヴィラン

狩人ニキと全裸ニキとでジェットストリームアタックを仕掛ける

 

68:後輩ヴィラン

う○こスプレーぶっかける

 

69:後輩ヴィラン

目の前で死んだフリを貫く

 

70:後輩ヴィラン

魔王の連絡先をそっと渡す

 

71:後輩ヴィラン

オールマイトのスマホハックして私生活を暴く

 

72:後輩ヴィラン

オールマイトに向かって天空×字拳

 

73:後輩ヴィラン

犬の真似して吼え続ける

 

74:後輩ヴィラン

首輪を装着して「ご主人様!」と大声で呼び続ける

 

75:後輩ヴィラン

ナメック決戦後の療養生活をネットに流す

 

76:後輩ヴィラン

目の前で兄妹決戦して三つ巴

 

77:後輩ヴィラン

 千 年 殺 し 

 

78:後輩ヴィラン

画風真似して対峙する

 

79:後輩ヴィラン

一ヶ月オールマイトの位置情報をヴィランに流す

 

80:後輩ヴィラン

背後1mの距離を保って追従し続ける

 

81:後輩ヴィラン

ちょwwwwww

 

82:後輩ヴィラン

うおぅ……(笑)

 

83:後輩ヴィラン

これはひどいww

 

84:後輩ヴィラン

中々のラインナップじゃないか?

 

85:後輩ヴィラン

並のヒーローならそこまでの内容じゃないが

相手がオールマイトというだけで難易度爆上がりwwww

 

86:グレート娘

決まりっすね!

 

>>55

「この一帯に爆弾を仕掛けたぞ!」と言って三十分粘る

>>66

狩人ニキと共にオールマイトと戦う

>>77

千年殺し

 

というわけでまとめると

「爆弾宣言をしつつ狩人ニキと共に三十分戦いつつ千年殺し」

ということで良いッスね?

 

87:後輩ヴィラン

いいんだが

最後wwww

 

88:後輩ヴィラン

他はともかく最後の存在感よ

 

89:後輩ヴィラン

千年殺しは笑うwww

 

90:後輩ヴィラン

千年殺しでツボッたwww

 

91:後輩ヴィラン

千年殺しジワるなwwwww

 

92:後輩ヴィラン

さてここまでは順調……順調?

とはいえここからだぞ

 

93:後輩ヴィラン

それな

この安価が実行されれば最高に笑えるが

ちょっと期待しつつある分だけ途中で切られたら落胆もひどい

 

94:後輩ヴィラン

で、イッチよ

もちろん配信なんだろう?

 

95:後輩ヴィラン

頼むぞ

もう偽物でもいいからこの安価やってくれ

 

96:後輩ヴィラン

この安価への興味が勝ってきてるなwwww

 

97:後輩ヴィラン

言えてるww

終末安価もたしかに興奮するが

久しぶりに笑えるだけの安価も良いよな

 

98:後輩ヴィラン

現実的に見ればどれも不可能ではあるが

どこまで粘れるかは見てみたい

 

99:後輩ヴィラン

応援してやるぞイッチ

 

100:グレート娘

ありがとうッス!!

ではさっそくッスけど

下からどうぞご覧あれッス!

 

https://www.○○○ube.com/○○○○v=――――

 

パスワード Friend killer

 

101:後輩ヴィラン

友達は大切にしなさいwww

 

102:後輩ヴィラン

語尾にッスをつければ良いと思ってるじゃろ?

 

103:後輩ヴィラン

はてさて

どうなるかな?

 

104:後輩ヴィラン

ここは……団地の廊下だろうか?

 

105:後輩ヴィラン

前回の配信で見た狩人ニキの部屋前とは違うな

 

106:グレート娘

『改めましてグレート娘ッス!

今日はウチの安価にご協力してくれてありがとうッス!』

 

107:後輩ヴィラン

まぁこのくらいはね

 

108:後輩ヴィラン

書き込み機能は既に広まっている

大事なのはマイクのアドリブ能力だ

 

109:後輩ヴィラン

なんだろうか

ちょっとドキドキしてきたな

本物であって欲しいと思い始めている自分がいる

 

110:グレート娘

『ここはウチの先輩の部屋前ッス!

実は少し前に引っ越ししてたので

来るのは今日は初めてッスよ』

 

111:後輩ヴィラン

先輩の部屋に突撃とな?

 

112:後輩ヴィラン

男の部屋に女後輩が押し掛ける

何も起こらない筈がなく

 

113:グレート娘

『それではさっそく……おや?

何やら張り紙があるッスね』

 

114:マイク

張り紙文面『チラシ投函お断り。宅配物は

下の宅配BOXに入れてください絶対にピンポンするな』

 

115:後輩ヴィラン

wwwwww

 

116:後輩ヴィラン

これはwwwwまさかwwww

 

117:後輩ヴィラン

まさか前回の襲撃を経ての対策だろうか?ww

まぁめっさ驚いただろうしな

 

118:グレート娘

『宅配ボックスも大きいッスねぇ

これなら大概の物は置き配できちゃうッスよ』

 

119:後輩ヴィラン

くっそデカwwww

 

120:後輩ヴィラン

これ通行の邪魔になるレベルじゃね?

どんだけ宅配便トラウマになってんだよwww

 

121:後輩ヴィラン

これ嘘だったら芸細かいな(笑)

今までで一番かも

 

122:後輩ヴィラン

来たか? ついに来たのか?

 

123:後輩ヴィラン

S娘の再々来なのか!?

 

124:グレート娘

『とにかく行くッスよ』

 

125:マイク

『ピンポーン(インターホン)』

 

126:後輩ヴィラン

こい……こい……

 

127:後輩ヴィラン

狩人ニキの生存が明かされるのか?

 

128:後輩ヴィラン

魔王一家の食卓についてkwsk

 

129:マイク

『……はーい?』

 

130:グレート娘

『こんちゃーッス

回覧板ッスー』

 

131:マイク

『あぁ、今行きますー』

 

132:後輩ヴィラン

おいwwwww

 

133:後輩ヴィラン

安定の嘘

 

134:後輩ヴィラン

学習してねーじゃねーか!wwww

 

135:後輩ヴィラン

対策して油断したな

それが命取りだ

 

136:後輩ヴィラン

学習能力ゼロかよwww

つか引っ越したのにカメラついてない部屋なのかよ

 

137:後輩ヴィラン

学ばんなぁwwww

 

138:マイク

『ガチャ(扉開)』

 

139:マイク

『あ、どうも――――

 

 

 どぅおわぁァァァアア!!!???』

 

140:マイク

『ブォンッ!(扉閉)』

 

141:グレート娘

『甘いッス!!』

 

142:マイク

『ガツンッ!(足挟)』

 

143:後輩ヴィラン

なにが起こった(唖然)

 

144:後輩ヴィラン

イッチを見た狩人ニキ(?)が動揺し

咄嗟に扉を閉めようとしたがイッチが

足を差し込んで阻止した

 

145:後輩ヴィラン

一瞬の攻防だったなwww

 

146:後輩ヴィラン

なんと素早い反応

成長したなぁ

 

147:後輩ヴィラン

しかしイッチのスピードには敵わなかった

 

148:グレート娘

『お久しぶりッス先輩!

来たッスよ(扉こじ開)』

 

149:マイク

『ちょっおまっ!?

なんでここ知ってんだハイp』

 

150:グレート娘

 

『回覧板ッス!!』

 

151:マイク

『ズバシュッッ!!(回覧切り)』

 

152:マイク

『あぅブッ!!?(6666のダメージ)』

 

153:マイク

『ズッッっっっドぉォォオオンッッ!!(大爆発)』

 

154:後輩ヴィラン

くっそwwwww

 

155:後輩ヴィラン

こいつぁひでぇwwww

 

156:後輩ヴィラン

何故だろう

動画では「ズゴンッ」て感じの打撃音なのに

こっちだと斬撃音に変換されてるwwww

 

157:後輩ヴィラン

回ww覧ww切wwりww

 

158:後輩ヴィラン

回転切りみたいに言うなww

 

159:後輩ヴィラン

つーかその回覧板どっから出したしwwwwwww

 

160:後輩ヴィラン

これは再現率たっかいなぁww

本物でいいのか?

 

161:後輩ヴィラン

うーんどうだろ?

これと同等の模倣犯はいたから何とも言えないが

それ抜きにしても面白いのは確か(笑)

 

162:後輩ヴィラン

激しく同意wwww

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

266:グレート娘

『さてやって来ましたッスよ

オールマイトから西に1キロの地点ッス』

 

267:闇の狩人

『マジでやんのかよぉ……(泣)』

 

268:後輩ヴィラン

 

 

269:後輩ヴィラン

 

 

270:後輩ヴィラン

 

 

271:後輩ヴィラン

 

 

272:後輩ヴィラン

おい

 

273:後輩ヴィラン

見たか今の?

 

274:後輩ヴィラン

見た

 

275:後輩ヴィラン

ジャンプカットでしたね

 

276:後輩ヴィラン

どう見てもジャンプカット

紛うことなき転移個性

 

277:後輩ヴィラン

ということは……

 

278:後輩ヴィラン

これは流石に真似できんだろう?

 

279:後輩ヴィラン

 こ の 時 を 待 っ て い た !

 

280:後輩ヴィラン

拡散しろーーーーー!!!!

 

281:後輩ヴィラン

第3終末安価の時間(サード・インパクト)だぁぁぁぁあぁぁあああ!!

 

282:後輩ヴィラン

おかえりイッチーーーー!!

 

283:後輩ヴィラン

本物と聞いてきました!!

 

284:後輩ヴィラン

こりゃROMってる場合じゃねぇ!!

 

285:後輩ヴィラン

初書き込みでござる

此度も良き終末を願うでござる

 

286:後輩ヴィラン

テンション上がってきたぁぁぁぁあああああ!!!!

 

287:闇の狩人

『うわぁ……本当にいるし(双眼鏡)』

 

288:グレート娘

『そんなもの使わなくてもスマホカメラで見えるッスよ?(カメラアップ)』

 

289:後輩ヴィラン

マジかよww

 

290:後輩ヴィラン

本当にオールマイト見えるww

すげぇwwww

 

291:後輩ヴィラン

この冴え渡る無駄技術よ

 

292:後輩ヴィラン

イッチ節がキレッキレッス

 

293:後輩ヴィラン

さすがッス!

 

294:後輩ヴィラン

そこに痺れる憧れるゥ! ッス

 

295:後輩ヴィラン

安定の掌返し

最低ッス!

 

296:後輩ヴィラン

ここまでテンプレッス

 

297:グレート娘

『それでは爆弾宣言をするためにスマホに連絡するッスよ』

 

298:闇の狩人

『……は? なんでオールマイトの連絡先知ってんだ?』

 

299:グレート娘

『ちょっとスマホを盗み見……もとい、とある筋から教えてもらったッス』

 

300:後輩ヴィラン

盗み見したのかww

 

301:後輩ヴィラン

きっとナメック決戦後の治療中か

オールマイトも番号くらい変えればいいのに……(笑)

 

302:後輩ヴィラン

たしかにちょっと迂闊だな

しっかりしなさい平和の象徴

 

303:マイク

『プルルルルルルル

プルルルルルルル

プルルルル(はやく出ろ)』

 

304:後輩ヴィラン

wwwwwwww

 

305:後輩ヴィラン

はやく出ろてwwww

 

306:後輩ヴィラン

オールマイトに文句言っとる(笑)

 

307:後輩ヴィラン

もう感情持ってませんかねぇ

 

308:マイク

対象をコテハン登録します

 

309:筋肉マ〇

『……もしもし?』

 

310:グレート娘

『こんにちわッス、オールマイト

さっそくッスが、そこら一帯に爆弾を仕掛けたッス!!』

 

311:筋肉マ〇

『なっ……! なんだと!?』

 

312:闇の狩人

『その語尾はどうにかならんのか?』

 

313:後輩ヴィラン

ほんとだよwww

 

314:後輩ヴィラン

スッスうるさくて緊張感が欠片もないんだが(笑)

 

315:後輩ヴィラン

筋肉マ〇はワロタ

 

316:後輩ヴィラン

実に的確な表現ではあるww

 

317:グレート娘

『おっと、そこから動くなッス

少しでも動いた瞬間、周りの建物がボンッスよ?』

 

318:筋肉マ〇

『くっ……! いったい何が目的なんだ!?』

 

319:グレート娘

『クックック、愚問ッスねぇ

そんなの――――あなたの命以外にあると思うんスかぁ?(ゲス顔)』

 

320:闇の狩人

『すんげぇツラしてるわこいつ』

 

321:後輩ヴィラン

ゲス顔wwww

 

322:後輩ヴィラン

まぁ声からもすんごく楽しそうなのは伝わって来るしね

 

323:後輩ヴィラン

というかカメラ

相変わらずオールマイトの顔だけモザイクの意味はwwww

 

324:後輩ヴィラン

こんな意味のないモザイク他にないわ(笑)

 

325:後輩ヴィラン

プライバシーもクソもないッス

 

326:後輩ヴィラン

分からない奴が存在するかも疑わしい

 

327:筋肉マ〇

『私が狙いだと言うのなら、無関係な人間を巻き込むな!』

 

328:グレート娘

『おかしな事を言うッスねぇ

ヒーローを狙うからこそ、無関係な人間を巻き込むのが合理的なんスよぉ(愉悦)』

 

329:後輩ヴィラン

イッチが愉悦神父にジョブチェンジしとるwww

 

330:後輩ヴィラン

弟子にしてもらったんですかねぇ

 

331:後輩ヴィラン

なるほど

確かに正論だな

 

332:後輩ヴィラン

正論とは……?

 

333:後輩ヴィラン

まぁ効果的なのは間違いない

ゲスの極み(今更)だがな

 

334:グレート娘

『とりあえずそこで良い子に待ってるッス

こっちから追って連絡するッス

当然、誰かに連絡なんてしたら……わかってるッスね?』

 

335:闇の狩人

『こいつ……手慣れてやがる……』

 

336:後輩ヴィラン

親の教育が良かったんでしょうねぇ

 

337:後輩ヴィラン

碌な教育じゃねぇwww

 

338:後輩ヴィラン

ヴィラン的にはむしろ英才教育だろ

なんせ魔王直伝だしな(笑)

 

339:後輩ヴィラン

幾らで受講できます?

 

340:後輩ヴィラン

貴様の個性

 

341:後輩ヴィラン

高いわ!ww

 

342:後輩ヴィラン

さすがに代償が無個性化はキツイ

なんとか現金で受けられないものか……

 

343:後輩ヴィラン

>>340

>>342

無知ゆえ御免

どういうことでござる?

 

344:後輩ヴィラン

ござるwwww

何処の時代から来たんだよ

 

345:後輩ヴィラン

>>343

魔王様の個性に関する考察だな

まず複数の個性を持っていることは確定として

他人の個性を真似てるか、個性を奪っているか、それとも個性を作ってるのか

と大きく3パターンが考えられた

まず最初に否定されたのが作ってる説

本人の発言から増強系を幾つか重ね掛けしているため

もし作れるなら最初から強力なの一つ作ればいいだろという考えから

他人の個性をコピーまたは奪取の可能性が高いだろうとなった

残り二つは正味な話どちらなのかという確証は出てないんだが

一昔前の都市伝説に「他人の個性を奪う個性」をもつ裏社会の支配者

がいたというものがあり、もしかしてこれ魔王様のことじゃね?

という流れになってから奪う説を推す者が大半になってる

つまり魔王様にお願い事したら代金として個性奪われるぞってこと

 

346:後輩ヴィラン

>>345乙

本当だとしたら出鱈目な個性だよな

まさにこの個性社会の頂点に立つための力

 

347:後輩ヴィラン

>>345乙

オールマイトが究極の一とするなら

魔王様は最強の全といったところか

 

348:後輩ヴィラン

>>345かたじけない

なるほど確かに恐ろしいでござるな

 

349:グレート娘

『というわけで先輩

ウチが正面から近づいて注意を引くんで

先輩は背後から千年殺し頼むッス』

 

350:闇の狩人

『なに言ってんのお前?(真顔)』

 

351:後輩ヴィラン

狩人ニキwwww

 

352:後輩ヴィラン

そりゃ真顔になりますよねwww

せっかくの安全圏を放棄するなんて正気じゃない

つか狩人ニキが担当かよwwww

 

353:後輩ヴィラン

でも今のままだと

狩人ニキと共闘ってのと千年殺しが達成できないぞ

千年殺しが!

 

354:後輩ヴィラン

二回言うなww

 

355:グレート娘

『あとこれ起爆スイッチッス

どっちも持ってた方が信憑性増すッス』

 

356:闇の狩人

『なんかやたら本格的なのが怖いんだが……(恐る恐る)』

 

357:後輩ヴィラン

まぁ爆弾仕掛ける暇なんてなかっただろうし

偽物だろうがな(フラグ)

 

358:後輩ヴィラン

そうそう!

押しても何も起こらないって!(フラグ2)

 

359:後輩ヴィラン

自分の身を守るためだ

いざとなったら思い切り押せ!(フラグ3)

 

360:後輩ヴィラン

フラグ乱立するなwwww

 

361:後輩ヴィラン

何か起こって欲しいと願っているのは

ここにいるスレ民の総意だと思います

 

362:後輩ヴィラン

否定できない

 

363:後輩ヴィラン

いっそタルタロス爆破とかしたら笑う

 

364:後輩ヴィラン

そしたら本当に終末安価だなwwww

 

365:グレート娘

『それじゃあ行くッスよ

もちろん先輩は個性使ってッスよ?』

 

367:闇の狩人

『言われるまでもないんだが?(腰抜け)』

 

368:後輩ヴィラン

でしょうね(笑)

 

369:後輩ヴィラン

前から思ってたんだけど

マイクさんもしかして狩人ニキ嫌い?

 

370:後輩ヴィラン

可能性は濃厚だな

あれか、マスターと仲良いのがジェラシーなん?

 

371:後輩ヴィラン

仲が良い……のか?

玩具と主人みたいな気が……

 

372:後輩ヴィラン

仲が良い(ペット)に決まってるだろ

 

373:後輩ヴィラン

お茶吹いたわwwww

 

374:後輩ヴィラン

さて、どうなるかなぁ……

 

375:後輩ヴィラン

オールマイトに千年殺しきめたら

明日の朝刊一面間違いなしだぞww

 

376:後輩ヴィラン

夕刊でも速攻で載りそう

 

377:後輩ヴィラン

それなwwww

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

423:グレート娘

『どうもッス。オールマイト』

 

424:筋肉マ〇

『……ん? ――――き、君はッッ!!?』

 

425:後輩ヴィラン

敵の姿に驚愕するオールマイト

果たして敵の正体は!?

 

426:後輩ヴィラン

次回「スーパー娘再び!? 平和の象徴の危機!!」

デュエルスタンバイ!!

 

427:後輩ヴィラン

安定のネタバレwwww

 

428:後輩ヴィラン

オールマイトが反応するって事はS娘で確定だよな?

 

429:後輩ヴィラン

ごく僅かな疑念があったが

これで完全に払拭されたと言えるだろう

 

430:後輩ヴィラン

転移系個性持ちが模倣するなんて

肩透かしな結果で終わらなくて良かった

 

431:筋肉マ〇

『先程の電話は君なのか、○○○○(ピ―――)少女』

 

432:グレート娘

『人違いッス

ウチはグレート娘ッス』

 

433:筋肉マ〇

『……え? あ、いやそうか、これも配信なんだね?

今の君はスーp』

 

434:後輩ヴィラン

 

『 グ レ ー ト 娘 ッ ス(スタッカート)』

 

435:筋肉マ〇

『……ああ、うん。そう……』

 

436:後輩ヴィラン

オールマイトォォォォwwwwww

 

437:後輩ヴィラン

ちょっとひるんどるwwww

 

438:後輩ヴィラン

気圧されちゃいましたねぇ平和の象徴(笑)

 

439:後輩ヴィラン

スタッカートwwww

極めるとナンバーワンヒーローを怯ませるんですね

 

440:後輩ヴィラン

ところで狩人ニキはどした?

 

441:後輩ヴィラン

たしかに画面がコンクリしか映してない

まさか逃げたりしてないよな?

 

442:後輩ヴィラン

パパ上にチクるぞ

 

443:後輩ヴィラン

鬼かよ(笑)

 

444:闇の狩人

『ちゃんといるわボケ!

慎重に進んで今オールマイトの後ろ10m地点

映像については正直スマンかった

緊張し過ぎて撮影忘れてた(ボケカス)』

 

445:後輩ヴィラン

完全にマイクさんに嫌われてますわwww

 

446:後輩ヴィラン

まぁヴィランの立場で自分からオールマイトに接近するんだから

緊張するのも無理はないが

 

447:後輩ヴィラン

楽しみにしてるよ狩人君

是非ともオールマイトに恥をかかせてくれ

 

448:後輩ヴィラン

上から目線(笑)

 

449:後輩ヴィラン

狩人……君……?

 

450:後輩ヴィラン

いや、まさかな……

 

451:後輩ヴィラン

真似しただけだろ

そんな筈ないさ(震え)

 

452:後輩ヴィラン

だよな!

まさかこんな掲示板に書き込みなんてする筈ないよな!

 

453:マイク

コテハン登録者の書き込みを検知しました

コテハン「パパ上」を自動適用します

 

454:パパ上

ああ、態々ありがとう

 

455:マイク

お気になさらず

 

456:後輩ヴィラン

 

 

457:闇の狩人

『…………(白目)』

 

458:後輩ヴィラン

 

 

459:後輩ヴィラン

 

 

460:後輩ヴィラン

 

 

461:後輩ヴィラン

ッスゥーー

 

462:後輩ヴィラン

ご機嫌麗しく存じ上げまするパパ上

 

463:後輩ヴィラン

本日はどのようなご用件でいらしてくださったのでござりましょうか

 

464:後輩ヴィラン

パパ上に置かれましてはご健勝のこととあdldj化dいお

 

465:後輩ヴィラン

もっももももち着けお前ら!

冷静になるんだ!!

 

466:後輩ヴィラン

お前もな!

 

467:後輩ヴィラン

なぁんてことだぁ(戦慄)

 

468:後輩ヴィラン

まさかのパパ上参上とな?

 

469:後輩ヴィラン

パパ上陛下がオールマイトの千年殺しを見に来たんですねわかります

 

470:後輩ヴィラン

録画の準備は万全でしょうかパパ上様

 

471:パパ上

お邪魔してすまない

普段は見るだけなんだが、内容が内容だけについね

娘がいつもお世話になっているよ

 

472:後輩ヴィラン

いえいえそんな勿体無いお言葉です

 

473:後輩ヴィラン

むしろお世話になってるのは俺らというか?

娘さんの安価を楽しませてもらっているというか?

 

474:後輩ヴィラン

親の教育の行き届いた素晴らしい娘さんだと思いますハイ

 

475:後輩ヴィラン

(こいつら露骨に媚び始めやがった)

 

476:後輩ヴィラン

(ゴマすりに必死かよ(笑))

 

477:後輩ヴィラン

(営業スマイルしながら書き込んでる姿が見える見えるwwww)

 

478:後輩ヴィラン

こいつら自殺願望者だろうか?wwww

 

479:闇の狩人

『……残り5m……です』

 

480:後輩ヴィラン

最後の「です」はいったいwww

 

481:後輩ヴィラン

言ってやるな(笑)

 

482:後輩ヴィラン

集団に向けて話す時は最上位の人間に向けた言葉を使う

社会人としての常識よ

 

483:後輩ヴィラン

狩人ニキって就職して一年目?

大学行ったのか知らんが

 

484:後輩ヴィラン

ヴィラン歴一年目で間違いないですね

 

485:後輩ヴィラン

それなww

 

486:筋肉マ〇

『あれから随分と暴れているね

今日は私の番というわけだ』

 

487:グレート娘

『その通りッス

スレ民の安価を遂行させてもらうッスよ』

 

488:闇の狩人

『あ、あと……あと2m……ッッ』

 

489:後輩ヴィラン

ついに千年殺しが

 

490:後輩ヴィラン

つーかこの配信見て警察やヒーローから

オールマイトに連絡来そうなもんだがな

 

491:後輩ヴィラン

そこはホレ安定のイッチ節でしょうよ

 

492:後輩ヴィラン

イッチの出現する場所では連絡手段が機能しなくなるのん?

 

493:後輩ヴィラン

それどこのGN粒〇?

 

494:筋肉マ〇

『無駄……とは言いたくないが聞いておこう

大人しく捕まってくれる気はないかな?』

 

495:グレート娘

『無駄ッスねぇ

あなたがヴィランに転向するくらい有り得ないッス』

 

496:後輩ヴィラン

有り得ないなwww

 

497:パパ上

決して起こり得ないな

 

498:後輩ヴィラン

天文学的とかでなくゼロ

 

499:後輩ヴィラン

ねーわ

 

500:後輩ヴィラン

パパ上すら認めるところなんですねやっぱ

 

501:パパ上

憎くて大嫌いだからこそよく知っているのさ

 

502:後輩ヴィラン

なにやら深い因縁を感じさせる言葉ですねぇ

 

503:後輩ヴィラン

まぁナメック決戦の時も色々と言葉をぶつけあってたし

浅からぬ関係なのは確かだろう

 

504:闇の狩人

『位置についたぞ(冷汗)』

 

505:後輩ヴィラン

おお!!

 

506:後輩ヴィラン

ついにっ!

 

507:後輩ヴィラン

やれぇ!

ぶちかませぇ!

 

508:後輩ヴィラン

決定的な瞬間を保存する準備は万全だ

 

509:後輩ヴィラン

ワクワクが止まらねぇ

 

510:筋肉マ〇

『……そうか。ならば私も覚悟を決めよう

君のような子供にこれ以上の罪を積み重ねさせないために

今だけは……()()()()()()()()に拳を振るう!』

 

511:グレート娘

『エ……?(キョトン)』

 

512:闇の狩人

『は……?(間抜け面)』

 

513:後輩ヴィラン

ん?

君達だと?

 

514:後輩ヴィラン

どういうことだ?

 

515:後輩ヴィラン

狩人ニキの個性通じてない……?

 

516:後輩ヴィラン

いやまさかそんな

 

517:グレート娘

『先輩うしろ!!』

 

518:マイク

『バァン!』

 

519:闇の狩人

『!?――――なんっ! だこれ!!?』

 

520:後輩ヴィラン

ええええええええええええ

 

521:後輩ヴィラン

何事でござる!?

 

522:後輩ヴィラン

狩人ニキに……これは、ネットか?

みたいなものが何処からか撃ち放たれたぞ!

 

523:後輩ヴィラン

え、うそ

見えてんの!?

というか誰が!?

 

524:マイク

『バキャァンッッ!!(スイッチ破壊)』

 

525:グレート娘

『おや……スイッチが』

 

526:後輩ヴィラン

今のは狙撃か?

 

527:後輩ヴィラン

だな

イッチがこれ見よがしに持ってた起爆スイッチが

見事に撃ち抜かれた

 

528:後輩ヴィラン

マジかよ!?

こんな街中で狙撃ってやって良いものなん?

 

529:後輩ヴィラン

いやそれ以前によ

これ完全に待ち伏せじゃあ

 

530:マイク

『警察だ!! 両手を上げて動くな!』

 

531:後輩ヴィラン

やっぱりか!!

 

532:後輩ヴィラン

どこに隠れてたんだよってくらい湧いて来たな

50は軽く超えてんだろ

というかヒーローもいるし

 

533:後輩ヴィラン

それだけじゃないぞ

狩人ニキのカメラ視点の空にヘリコプターが飛んで来てるの見える

しかもあれ軍用というか自衛隊のじゃね?

 

534:後輩ヴィラン

うわー

こいつぁとんでもない事態に

 

535:後輩ヴィラン

希少な飛行個性持ってるヒーローが大集合してる……

 

536:後輩ヴィラン

見える範囲でこれなら

後詰めもあるとすれば100は越える大戦力だぞ

ヒーローだけで40は確実にいる

 

537:闇の狩人

『いやこれ……ほんとにマズ――――』

 

538:マイク

『おっと、そこにいる奴は動くなよ?

姿は見えないが、余計な動きを見せれば即座に焼くぞ』

 

539:闇の狩人

『……は?? え、エンッッ!!』

 

540:後輩ヴィラン

ぎゃああああああエンデヴァーぁぁぁぁああああ!!!!

 

541:後輩ヴィラン

まさかのツートップ!!?

 

542:後輩ヴィラン

エンデヴァーがオールマイトと共闘って……

どんな黄金カードだよ

 

543:後輩ヴィラン

オールマイト嫌いのエンデヴァーがなぁ

それだけイッチの脅威度が高いって判断されたのか

 

544:パパ上

これはこれは

とても面白いことになってきたね

 

545:後輩ヴィラン

娘さんのピンチなんですがそれは……

 

546:後輩ヴィラン

こういうところ本当に親子ですなぁ

 

547:後輩ヴィラン

瀕死の父で安価する娘

娘のピンチをスレで楽しむ父

 

これが血筋か

 

548:グレート娘

『これは珍しい組み合わせッスねぇ

心境の変化でもあったんスか?』

 

549:マイク

対象をコテハン登録します

 

550:マッチ男

『フンッ、こいつと共闘など虫唾が走る。

……が、お前程のヴィランを捕まえるのに必要な物は

全て利用するまでのことだ』

 

551:筋肉マ〇

『いやそれ、本人の前で言わないでくれないかな……』

 

552:後輩ヴィラン

マッチ男wwww

初っ端から嫌悪むき出しやん

 

553:後輩ヴィラン

必然ではある

 

554:後輩ヴィラン

ついに始まるヒーローの逆転劇ってか?

まだ一ヶ月前の後片付けも終わってないだろうに

よくこんなに集めたもんだ

 

555:闇の狩人

『つかこいつの隣熱い! ちょっと離れ――――』

 

556:マッチ男

『動くなと言った筈だ!(火吹き)』

 

557:闇の狩人

『あっちゃ!? アチチチチチチ!! アッチャアチャア!!?』

 

558:後輩ヴィラン

wwwwwwwwwwwwww

 

559:後輩ヴィラン

大草原

 

560:後輩ヴィラン

狩人ニキよぉ

 

561:後輩ヴィラン

こいつだけは相変わらずやな

本人はガチで熱いんだろうけど

 

562:後輩ヴィラン

並のヴィランなら一瞬で気絶するはずの火力なのに

アチチチチで済んでるのがおかしいって(笑)

 

563:筋肉マ〇

『エンデヴァー! 必要以上に痛めつけるな』

 

564:マッチ男

『いや……この男、普通ならとっくに気絶している筈が……

どうしてまだ動けている? 隠密特化の個性ではないのか?』

 

565:闇の狩人

『いや熱いって言ってんだろォォォォおおおッッ!!?』

 

566:後輩ヴィラン

このシュールさよwwww

 

567:後輩ヴィラン

うーんさすが狩人ニキ

 

568:後輩ヴィラン

シリアスブレイカーの称号を授けよう

 

569:後輩ヴィラン

洒落にならないくらいの火達磨なのに

声はギャグの範疇を出ないっていうね

これ狩人ニキの個性についての考察も間違いではないな

 

570:後輩ヴィラン

>>569

再び無知で御免

狩人ニキ殿の個性は潜伏では?

 

571:後輩ヴィラン

>>570

その情報は古いんだよ!

前回の兄妹決戦で最初の建物倒壊からの落下とか

それ以降の崩壊ラッシュを潜伏で生き抜ける筈ねぇだろっていう

疑念から始まり、そもそも潜伏なのに匂いが消せないって不自然

じゃね? といった様々な要素から、潜伏まがいの事も出来るが

本質は別なのではないかという意見が多数派よ

認識操作だの存在感操作だの色々と候補はあるが

どれも決め手に欠けているのが現状だな

 

572:後輩ヴィラン

>>571乙

そうなんだよなぁ

実際に隠れるのに便利な筈なのに、イッチや魔王陛下に見つかっている

という点がややこしい。謎の生存能力だの警察に捕まらないだの

認識や存在を操れないと説明出来ない事も起こっているという不可解さよ

 

573:後輩ヴィラン

>>571乙

そして今、炎熱系で間違いなく最強であるエンデヴァーの炎でも

熱がるくらいでダメージあんまりない感じだしな

まじで意味わからん

 

574:後輩ヴィラン

>>571

かたじけない

 

575:後輩ヴィラン

それを言うならスマホも熱をものともせず撮影してるよな

 

576:後輩ヴィラン

そりゃイッチ製ですからねぇ(笑)

 

577:後輩ヴィラン

エンデヴァーの炎でも壊れず撮れる!

これは大ヒット間違いなしですわwww

 

578:グレート娘

『フハハハハハッッ! 残念だったッスねぇ!

先輩はあんたの軟弱な炎じゃビクともしないッスよ!!(ドヤ顔)』

 

579:後輩ヴィラン

ここで煽るんかい!ww

 

580:後輩ヴィラン

狩人ニキにとっては余計な一言では?ww

 

581:後輩ヴィラン

うわぁエンデヴァーが青筋を浮かべている……ように見える

 

582:後輩ヴィラン

炎で見えねぇwwww

 

583:闇の狩人

『おまふざけんpぉきじゅhytgfr!!!???』

 

584:後輩ヴィラン

狩人ニキに追撃ダメージ!

 

585:後輩ヴィラン

オールマイトでさえ熱そうに距離とってるからな(笑)

しきりに狩人ニキの方に視線向けてんぞ

 

586:後輩ヴィラン

実際のところ狩人ニキは大丈夫なんでしょうか?

教えてパパ上!

 

587:後輩ヴィラン

ちょwwwおまwww

 

588:後輩ヴィラン

命知らずかよ

 

589:パパ上

それは問題ないね

仮に今の倍の火力であっても彼ならば耐えられるだろう

 

590:後輩ヴィラン

まじかwwww

 

591:後輩ヴィラン

優しいパパ上

 

592:後輩ヴィラン

ありがとうございます!

しかし倍でも耐えられるとか……普通にチートだな

 

593:後輩ヴィラン

隠れる事と防御に特化……身を守る事に長けているのは間違いない

効果が半端というかムラがあるのが気になるが

 

594:グレート娘

『しかしオールマイト

まさかこれくらいでウチを捕まえられると思ってるんスか?

有象無象を集めたところであなたの足手纏いにし……か……?』

 

595:後輩ヴィラン

ん?

 

596:後輩ヴィラン

どしたイッチ?

 

597:後輩ヴィラン

自分の手を見てる?

 

598:後輩ヴィラン

何が起こったんだ?

 

599:グレート娘

『あれぇ? 個性が……』

 

600:筋肉マ〇

『それが()()()()()さ。君は我々を侮りすぎた。

警察の入念な調査と執念、ヒーローの誇りと信念。

そして今ここにいる―――――

 

 

 

我々全員の意地を!!』

 

 

601:後輩ヴィラン

きゃーーーかっこいーーー

 

602:後輩ヴィラン

素敵! 〇いて!

 

603:後輩ヴィラン

個性がどうしたんだ??

まさか使えないなんてことはないよな?

 

604:後輩ヴィラン

いやでもそうとしか考えられん

秘策と言っていたし、それなら大勢を連れて来たのにも納得できる

 

605:後輩ヴィラン

え、マジならヤバくね?

イッチ逮捕?

 

606:後輩ヴィラン

S娘逮捕となれば世間が湧くな。色々な意味で

 

607:筋肉マ〇

『それでも君のことだ。これくらいで万策尽きたという事はないのだろう。

だが敢えて、最後にもう一度だけ聞こう――――大人しく捕まってはくれないか?』

 

608:グレート娘

『…………くっ、フフフフハハハハハハハッッ!!!』

 

609:後輩ヴィラン

邪悪な笑い声だなぁ

 

610:後輩ヴィラン

ここからイッチのラスボスムーヴが始まるんですねわかります

 

611:後輩ヴィラン

いやここは狩人ニキが覚醒してだな

 

612:後輩ヴィラン

どんだけ活躍強いるんだよwwww

 

613:後輩ヴィラン

そう言えば狩人ニキは?

声もなければカメラもエンデヴァー映したまま止まってるが

 

614:後輩ヴィラン

ほんとだ

微動だにしねぇ

 

615:後輩ヴィラン

おーい狩人ニキー

生きてる?

 

616:後輩ヴィラン

反応なし

〇んだか?

 

617:後輩ヴィラン

おお狩人ニキよ

〇んでしまうとは情けない

 

618:後輩ヴィラン

マジで無反応だな

気絶してるとか?

 

619:グレート娘

『無駄な質問が好きッスねぇオールマイト

あの時も言ったッスけど、もう一度言うッスよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 安 価 は 絶 対   ッス』

 




それは 過ぎ去った日々の幻影だった

「離人、お前はヒーローにならないのか?」

誰もが抱く憧憬 人々の希望の灯

しかしそれは 彼にとってなにより理解し難いものだった

「俺もヒーローになるんだ!」
     「僕も!」
「私も!」   「俺も俺も!」
   「あたしだって!」
「ぼ、僕も……」  「俺だぁ!」

どうして炎に飛び込みたがる?

どうじて死に向かって走りたがる?

ああ気味が悪い 吐き気がする

断崖に向かって笑顔で群がるその様が

目を輝かせて己の首を絞める思考が

どうしたってわからない 知りたくもない

「すごい個性じゃないか!」

「ヒーローになったら活躍間違いなしだな!」

「さすが離人だ! 一緒に頑張ろうな!」

皆が俺を断頭台に引っ張って行こうとする

一緒に地獄を駆け巡ろうと捕まえてくる

ああ ああ ああ ああ!

「おれに――――触れるな」

そうしてみんな いなくなった




次回「最初で最後のシリアス!? 魔王娘の狩りを見よ!!」
娘「素手でペーストにしてやるッス!」
狩「ガンッッ〇ァァァァァアアムッ!!」


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2スレ目

今のうちに土下座の準備をば……(コソコソ)


 どうでもいい昔話を一つ。

 

 ある家族がいて、その中の兄弟の、弟の方だ。

 

 大した特徴もない、カレーが好物なだけのガキ。

 

 子供が個性に目覚める時期はおよそ3~5歳程だというのは誰もが知るところ。

 

 弟は3歳の誕生日に個性が発現し、その有用性も相まって大いに騒ぐ事になった。

 

 子供の個性の凄さを語り喜ぶ、とてもありふれた幸せな家族模様がそこにはあった。

 

 そこで父が子に聞いた。

 

「離人は将来、ヒーローになるのか?」

 

 特に意味は無かった。

 

 今の時代はヒーローに憧れる子供に溢れていて、個性が良ければ目指すのが当然とも言えた。

 

 実際になるかどうかという現実性はさておいて、それくらいポピュラーだったというだけ。

 

「なんで?」

 

 心の底から不思議そうに、弟は聞き返してきた。

 

 どうしてそんな話になるのか分からない、という表情だった。

 

「なんだよ離人! そんな個性あるんだから目指そうぜ!」

 

 兄が元気な声でそう言った。

 

 同じく良い個性に目覚め、周りと同じくヒーローに憧れる少年だった。

 

 弟の個性を知って、既に頭の中で兄弟ヒーローとして活躍する姿を思い描いていた。

 

「僕はいいよ」

 

 興味のなさを前面に押し出して弟は言った。

 

 せっかく母が作ってくれたカレーを食べているのだ。面倒な話はしないで欲しかった。

 

 兄は不服そうにしながらも、親が窘めれば引き下がった。

 

 親もまた気にしていなかった。何を目指すかなんて言う年頃じゃないし、この歳でヒーローに憧れていなくたって、ちょっと珍しい程度のものだと。

 

 それから数年が経った

 

「えー! 離人君、ヒーローにならないの?」

 

「そんな凄い個性持ってるのに?」

 

 そんな言葉を、既に何万回聞いただろうか。

 

 弟の個性を知れば、誰もが言う。

 

 どうしてヒーローにならないの? 絶対になるべきだと。

 

 一時、聞かれるのが鬱陶しくてヒーローを目指すと嘘をついた頃もあった。

 

 けれど親しい友達にポロッと本音を零した瞬間、あっという間に広まった。

 

 もともと人付き合いが苦手だったのに、もっと面倒になった。

 

 カレーが不味くなる。いい加減にしてくれ。

 

 さらに年が経つ。

 

「なぁ狩谷。お前の成績なら雄英や士傑だって夢じゃないぞ?」

 

「まだ時間はあるし、ゆっくり考えろ。でももしその気があるなら推薦だってしてやれるからな」

 

「凄いなーお前。そんな個性ありゃあ何処にでも行けんだろ。羨ましいわ」

 

「ほんとほんと。人生勝ち組ってやつだよねー」

 

 うるさくてうるさくて仕方なかった。

 

 別に、他に何か夢があったわけじゃない。色々と試してみたけれど、終ぞ夢中になれるものに出会えなかった。

 

 けれどヒーローだけは嫌だった。それだけは有り得ないと断言できる。

 

 ただでさえ他人との付き合いが面倒なのに、人気取りで愛想を振りまき、友人でもない連中のために命をかける? 

 

 何の冗談かと笑い飛ばしたい。弟は本心からそう思っていた。

 

「お前は良いよな離人。俺と違って頭も個性も良くってさぁ」

 

 兄は憧れたものにはなれなかった。雄英も士傑も落ちて、滑り止めのヒーロー科でも成績が良くなかった。

 

 仮免試験に3回落ちて、友人がヒーローとして卒業する姿を見て折れた。

 

 ヒーロー科に入ってヒーローになれなかった人間は悲惨だ。

 

 能力的に優れた部類であることは間違いないのに「ヒーローになれなかった落ちこぼれ」というレッテルが付いてまわる。

 

 途中で諦めて別の道を探す方が、よほど可能性がある。

 

 大学にも行けなかった兄は部屋に籠り、日雇いの仕事で家と現場を行き来する毎日。

 

 さらに兄の事が周囲で噂になり、両親は世間体を気にし始めた。

 

 良い個性を持って生まれた兄弟。いつかヒーローとして活躍するに違いないと持て囃されていたのだから。

 

 それが兄はドロップアウトしたとなれば、心無い言葉の一つや二つ聞こえてくるだろう。

 

「離人はヒーローになるとしたら、どんなヒーローになりたい?」

 

「やっぱりヴィラン退治? でも災害救助とか色々あるわよね?」

 

 本人達はやんわりと言ってるつもりだったかも知れない。

 

 けれど露骨に、弟にヒーローになることを薦めて……否、求め始めた。

 

 自分なりにやりたいことを探していると、誰もがこぞってヒーローヒーローヒーローヒーローヒーロー。

 

 将来を考えることさえ億劫になるほどだ。この頃から頭痛を感じるようになっていた。

 

 このままいっそ普通に進学して普通の企業に就職して……と、周囲の押し付けとは真逆の道に行ってやろうと考えていた。

 

 幼稚な反抗期だった

 

 それが、兄にバレた

 

「ふざけんなよ!? そんなスゲェ個性もっててヒーローじゃない? 俺を馬鹿にするのもいい加減にしろ!!」

 

 ズキズキと頭が痛んだ。

 

 いつの間にか抱いていた嫉妬なのか、それとも日頃のストレスが爆発したのか。

 

 兄に教えられた両親も、一緒になって糾弾してきた。

 

「離人! ヒーローにならないって本当なのか!?」

 

「みんな貴方に期待してくれてるのよ? それを裏切るっていうの!?」

 

 ズキズキと。ズキズキと。

 

 まるで耳元で怒鳴られているかのようだった。

 

 彼らの声が響くほど痛みは増していった。

 

 大好きなカレーの味がわからなくなった。

 

 ずっと前から嫌だと言っているのに。興味がないと知っている筈なのに。

 

 どうして押し付けるのだろう? どうして素晴らしいと決めつけるのだろう?

 

 そんなに傷ついて欲しいのか? そんなに危ない目にあって欲しいのか?

 

 どれほど危険な仕事なのかなんて、調べれば猿でも理解できるのに。

 

 人と話すのが苦手だった。

 

 人と関わるのが面倒だった。

 

 人に関心を寄せられるのが嫌だった。

 

 人に期待されるのが苦痛だった。

 

 人に求められるのが気持ち悪かった。

 

 己の良し悪しを押し付けて、こちらの言葉を聞きもしない。

 

 そんな悍ましい人間(なにか)と、これからも触れなきゃいけないのか。

 

 こっちに来るな。あっちへ行け。

 

 俺の姿を見るな。

 

 俺の声を聞くな。

 

 俺の事を話すな。

 

 俺の――――

 

 俺に――――

 

 

 

 

 俺に――――触れるな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「敢えて表現するなら、そう……干渉の拒絶とでも言おうか」

 

 こちらを見据える魔王の言葉。

 

 それは思い出すのも苦々しい魔王一家の晩餐の後。

 

 兄上が部屋に戻り、娘が皿洗いをしている時の一幕だった。

 

「自身に対する外部からの干渉を拒み、遮断することでダメージを軽減できる。姿を消したり警察の意識から消えるのも、君を認識すること自体が一種の干渉になるからだろう」

 

 話せば話すほど笑みが深くなるのは勘弁してほしかった。

 

 こうして向い合せに座ってるだけで寿命が削れていく気がする。

 

「実に強力で素晴らしい個性だ。()()()()()()()()()()()()()()()()()。その気になればオールマイトの全力さえ無傷で受け止められるかもね」

 

 とても絶賛してくれてどうもと言いたいが、待って欲しい。

 

 確かに言われたような能力があるのは確かだが、そこまで絶対的ではないのも知っている。

 

 見つかる時はあっさり見つかるし、受けたダメージだって中途半端にしか減らないのだ。

 

 強いか弱いかで言えば強い部類だろうが、魔王様に褒めちぎられるような代物じゃない。

 

「そう。それがその個性の難しいところだ」

 

 魔王の人差し指が、トンとテーブルに突き立てられた。

 

「人間とは矛盾に満ちた生き物だ。ある欲望を強く抱く一方で、その真逆の欲求もまた同時に存在する」

 

 魔王は滔々と語る。

 

 それは例えば、普段勉強しない奴がテストで良い点を取りたいと言うような。

 

 それは例えば、好きな女の子の気を引きたいばかりに悪戯をする子供のような。

 

 それは例えば、助かりたいのに自ら行動しようとしないイジメられっ子にも似た。

 

 何かを成し遂げたい――しかし動きたくない努力したくないと愚痴る支離滅裂。

 

 夢への期待と未知への不安を混ぜ合わせた行動原理。

 

 それは個性における第四欲求にも深く結びついていると言う。

 

「当然だがどんな欲求が最も強いかは人それぞれだ。個性に振り回されずに生きている人間というのは、第四の欲求が薄いか、それを凌駕する欲求を持つ上で良い解消法がある者だ」

 

 ヒーローなどがその代表的な例だと言う。

 

 どんな個性であろうとも、それを行使する事が欲求の解消法として最も適している。

 

 であれば、日常的に個性を使って生活しているヒーローは第四の欲求に振り回されるどころか、自身にそんな欲求が存在していることさえ自覚していないかもしれない。

 

「話が逸れたが、君の個性は特にその欲求からの影響をダイレクトに受け取ってしまうようだね。誰とも関わりたくない……()()()()()()()。そんな矛盾を正確に反映しているからこそ、隠蔽も軽減も完全には働かない。個性と欲求が相互に影響を及ぼしている訳だ」

 

 反論のしようもない。

 

 そんなことだろうと、とっくの昔に予想を立てていたのだから。

 

 心の中で誰かを拒んだ瞬間、個性によって俺は()()()()()()()()

 

 それは意識からという意味であり、さらに記憶からもだ。

 

 俺と関わっていた事実すら消え去り、誰にとっても俺は見知らぬ他人に成り下がる。

 

 人間関係という、社会で生きる上での基盤が最初から成り立たないのだ。

 

 だから俺は金稼ぎに没頭した。

 

 誰かに頼るという選択肢のない俺には、何かあった時のための蓄えが人より重要だから。

 

 ある程度リスクを度外視して仕事を受けて、人との関わりに左右されない生活を整えて。

 

 取引相手とは電話でやり取りし、個性の範囲に捉えてしまわないようにした。

 

 そしてその上で、掲示板の徘徊に勤しんだ。

 

 顔も名前も知らない他人だからこそ、本音をぶつけられる場所に。

 

 無責任で明け透けな連中と割り切れるからこそ、俺の個性に捉われない人間達に。

 

 関わりたくないけど関わりたい……そんな矛盾を満たせる唯一の場所に。

 

「そもそもあの日、葬の元へ赴いたことからして矛盾していた。誰とも関わらない生活を送っていた君が、何かしらの変化を求めて行動を起こした。そんな君の心情を個性が汲み取ったからこそ、あの子に見つかった」

 

 俺は人付き合いが苦手だ。

 

 誰もがヒーローを目指せと言ってきた。危険で恐ろしくてたまらないのに、それを押し付けようとしてきた。

 

 素晴らしい行いをすることこそ正しいのだという、まさしく()()()()の理不尽を。

 

「他者と関わらない為に音も姿も気配も隠す。けれど誰かに見つけて欲しいから、匂いという()()()()()()()()()()が残る。警察やヒーローへの拒絶だけが強固なのも、君が本心から関わりたくないと思っているからこそだ」

 

 何故、正しい事のために命をかけなきゃならないんだ?

 

 何故、素晴らしい行いのために危険を冒さないと駄目なんだ?

 

「個性特異点、という言葉がある。世代を経るごとに複雑化していく個性はやがて人の制御できる規格から外れる。つまりソフトに対してハードの成長が追い付いていないということだ。君の個性はまさにその特異点に差し掛かっていると言えるだろう」

 

 何故――

 

 何故――――

 

 何故――――――

 

「君が普段から使っているのは個性の表面的な機能だけだ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ために単純に容量が足りていない。本当ならどんなダメージも無効化出来る筈が、半端な軽減に留まってしまっている。実に勿体無いなぁ」

 

 どうして誰も――――――危ないからやめなさいって、言ってくれなかった?

 

「君の個性が真の力を発揮する時があるとすれば、それは君が完全に他者への関心を捨てた時だ。誰かへの期待も、不安も、喜びも、怒りも、慈しみも、憎しみも。全てを手放した時――――君は、この世の誰にも手出しが出来ない存在になるだろう」

 

 だから――――

 

 俺は――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

689:後輩ヴィラン

さてこちら第三次ナメック決戦の現場からお送りしております

 

690:後輩ヴィラン

現場にはいないだろww

 

691:後輩ヴィラン

街が……街がぁ……(笑)

 

692:後輩ヴィラン

地獄絵図ッス

 

693:後輩ヴィラン

今北産業!

どうなってんだ!?

 

694:後輩ヴィラン

過去ログ見ろやks

 

695:後輩ヴィラン

まぁそんな暇ないだろうがな(笑)

 

696:マイク

コテハン登録者の書き込みを検知しました

コテハン「腕立て師」を自動適用します

 

697:腕立て師

新機能!? さすがイッチ!!

 

698:後輩ヴィラン

!?

 

699:後輩ヴィラン

おまえかwwwww

 

700:後輩ヴィラン

腕立てニキかい(笑)

遅いぞ何してたんだ

 

701:後輩ヴィラン

どうせ腕立てじゃろ?

 

702:後輩ヴィラン

どんだけ暇人扱いなんだww

 

703:腕立て師

>>701

よくわかったなその通り

ようやく一日千回を達成したところだ

 

704:後輩ヴィラン

すげーーー!!www

 

705:後輩ヴィラン

マwwジwwかwwよww

 

706:後輩ヴィラン

どれだけバランス悪い姿になってるんだろうか

 

707:腕立て師

俺の事なんてどうでもいいわ!

イッチのこの状況を30文字以内で明確に述べてくれ!!

 

708:後輩ヴィラン

短いわ!ww

 

709:後輩ヴィラン

何故ここで国語の問題なのか

 

710:後輩ヴィラン

>>707

イッチが待ち伏せされて包囲崩してラスボスムーヴ中

 

711:腕立て師

>>710

なるほどありがとう!!

 

712:後輩ヴィラン

すげぇww

ピッタリ30字だwwww

 

713:後輩ヴィラン

ピッタリでワロタ

 

714:後輩ヴィラン

詳しく言うなら

オールマイトに悪戯仕掛けるために狩人ニキと共に向かったイッチだったが

そこで大勢の警察とヒーローによる待ち伏せを受けた

会話による断片的な情報と状況からの推測になるが

前回の>>1000でオールマイトに悪戯を仕掛けると書かれていた事から

オールマイトが次の標的になると判断し、予めヒーロー達にも共有し

掲示板の監視を強化していたと考えられる

ちょっと調べてみたが、ここ最近のオールマイトの活動範囲が以前より

縮小しているというか、一定の地域を規則的に回っているようだった

恐らく強力なヒーローと即座に共闘が出来る体制を整えた上で

イッチが来るのを待っていたのだろう

オールマイトの連絡先が変わっていなかったのも、今思えば餌だったんだな

実際、さっきから一般市民の叫びも姿もない

別の場所に予め避難させていたんだろうな

 

715:後輩ヴィラン

>>714乙

まさかそんな大規模かつ綿密な準備を整えていたとはなぁ

 

716:後輩ヴィラン

>>714乙

イッチがそれほど危険だと判断されたってことかぁ

 

717:腕立て師

イッチの凄さを今更に理解したということか

愚かな警察とヒーロー共めが

 

718:後輩ヴィラン

出たwwww

謎のイッチ推し

 

719:後輩ヴィラン

相変わらずのようですね

 

720:マイク

『負傷者を下がらせろ! 包囲の維持が最優先だ!!』

 

721:グレート娘

『アッハハハハハハハ!!!

そらそらどうしたんスかヒーローォ!!

まだまだウチはやれるッスよぉ!!?』

 

722:後輩ヴィラン

楽しそうでござるなイッチ

 

723:後輩ヴィラン

こんな大立ち回り中々見られない

アメリカかよってくらい発砲音が響いてるもんな

 

724:後輩ヴィラン

さすがに実弾ではなくヴィラン用のゴム弾だろうが

ここまで容赦なくぶっ放すなんて驚きだな

 

725:後輩ヴィラン

忘れがちだがイッチ14歳だろ?

逮捕しても一部の連中が喚きそう

 

726:後輩ヴィラン

そういうリスクさえ度外視する程だってことなんだろうな

 

727:後輩ヴィラン

さっきから手あたり次第に暴れてるようだが

オールマイトは放置か?

 

728:後輩ヴィラン

恐らく個性を無効化する何者かを探してるんだろうな

当たり前のように建物を腕力で薙ぎ払ってるあたり全てを使えない訳じゃないだろうが

それでもオールマイトを相手にするには足りないから先に邪魔者を始末する事にした

っていうところじゃないだろうか?

 

729:後輩ヴィラン

それを警察&ヒーローサイドも理解してるから無効化個性持ちを隠しつつ

消耗戦に移行してるってことか

 

730:後輩ヴィラン

オールマイトは動かないのか?

言いたくないが今畳みかければイッチ捕まえられるだろ?

 

731:腕立て師

動かないではなく動けないのだろう

いくらオールマイトと言えどイッチを倒すのは一筋縄ではいかない

規格外パワー同士の衝突はどうしたって周囲の被害を免れない

そうすると無効化個性持ちのヒーローも傍にはいられず役に立てない

しかしかと言って最初からオールマイトをイッチのタイマンにすると

もっと被害が計り知れない事になってしまう

従って今のように無効化と時間稼ぎで消耗させてオールマイト以外でも

打倒できるようにする

仮にイッチが無効化個性持ちや他のヒーローを沈めたとしても

その時は大なり小なり消耗した状態でオールマイトとの連戦が待っているってことだ

イッチとしても無効化をどうにかしないと転移が使えないし

弱体化している現状ではオールマイトを倒すことも逃げることも出来ないという

 

732:後輩ヴィラン

詰んでね?

 

733:後輩ヴィラン

整理するとエッグい作戦じゃったww

 

734:後輩ヴィラン

並のヴィランなら泣くわこんなん

 

735:後輩ヴィラン

安易にオールマイトに丸投げしないあたり

進歩を感じずにはいられない

当人は動きたそうにソワソワしてるがwww

 

736:後輩ヴィラン

まぁパパ上もいるから

オールマイトだけに任せてればオッケー

なんて時代は終わってるもんな

 

737:後輩ヴィラン

イッチもそうだが

兄上も成長すれば同等のヴィランに育ちそうだしね

 

738:後輩ヴィラン

世間的にはパパ上だけでも十分な絶望なのに

将来的に同格になること確実なのが二人もいるという

ひどい死体蹴りくらってるからな

 

739:後輩ヴィラン

だから成長する前に刈り取らなければってか

 

740:後輩ヴィラン

巨悪の芽を摘み取る作戦なんですね

 

741:後輩ヴィラン

これで失敗したら警察もヒーローも立場悪くなるだろうな

今でさえ微妙なのに

 

742:後輩ヴィラン

街の被害さえ許容してるんだから後戻りは出来ないだろう

ほんとよく一ヶ月で準備できたよな

 

743:グレート娘

『ウッヒャー!

スッッッゲェェェッス!!』

 

744:後輩ヴィラン

 

745:後輩ヴィラン

うっわ

 

746:後輩ヴィラン

いきなり巨大な壁が……

 

747:後輩ヴィラン

道路のコンクリがせり上がって出来たのか?

30m以上ありそう

 

748:腕立て師

これたぶんセメントスだな

こんにゃくみたいなやつ

 

749:後輩ヴィラン

こんにゃくwwww

いやたしかにそれっぽい形だけども

 

750:後輩ヴィラン

触れたコンクリートを操れるんだっけ?

現代だからこそ大活躍出来る個性だよなぁ

 

751:後輩ヴィラン

ベテラン若手問わず実力派ばかり揃ってるよな

普通なら進んで自首するしかないレベル

 

752:後輩ヴィラン

こんな大決戦の中をイッチから隠れて立ち回ってる謎の無効化個性持ちすんげぇな

 

753:後輩ヴィラン

恐らくイレイザーヘッドだな

抹消と言って、視認した人間の個性を消せるらしい

正確には消すと言っても一時的なもので

見続ける限り使えず、視線から外れても暫く効果は続くみたいだ

ただ異形型には通じないし、分類が曖昧な一部個性にも効果がない場合があるようだ

 

754:後輩ヴィラン

いやそれでも十分でしょ

初見殺しの個性とか持ってるヴィランが相手でもとりあえず

消しとけば安全性が段違い

 

755:後輩ヴィラン

それな

サイドキックとして喉から手が出るほど欲しい個性

でも聞いたことないけど新人?

 

756:後輩ヴィラン

いや普通にベテランと言っていい

単にメディア嫌いで話題に上がらないだけ

けどヒーロー達の間ではかなり有名だぞ

 

757:後輩ヴィラン

まぁこんな個性持ってりゃなぁ

引く手数多だろうよ

 

758:グレート娘

『あぁなるほどイレイザーヘッドッスか!

情報ありがとうッススレ民!』

 

759:後輩ヴィラン

ッススレ民に吹いたwww

 

760:後輩ヴィラン

言いにくそう(笑)

こんな状況でもキャラは貫くんだなぁ

 

761:後輩ヴィラン

ていうかスレを確認する余裕あんのかよ

 

762:マッチ男

『その余裕……いつまでもつかな!』

 

763:グレート娘

『あっヤベ……』

 

764:マッチ男

 

『赫灼熱拳――――ジェットバーン!!』

 

765:グレート娘

『ゴぅッッ――――!!?(1980のダメージ)』

 

766:腕立て師

イッチぃぃぃいい!!!?

 

767:後輩ヴィラン

クリティカルヒット!

 

768:後輩ヴィラン

これ視点カメラのブレからして

思いっきり顔いったよな

 

769:後輩ヴィラン

ビルに激突からの瓦礫埋まり

常人だったら百パー〇んでる

 

770:後輩ヴィラン

しかしカメラは健在であった

 

771:後輩ヴィラン

wwwww

 

772:後輩ヴィラン

そうなんだよなぁwwww

 

773:後輩ヴィラン

ダメージ1980とあるが最大HP知らんから

程度がわからない

 

774:後輩ヴィラン

少なくとも回覧切りよりは低いな

 

775:後輩ヴィラン

ほんとそれ(笑)

№2の必殺技より強いダメージ叩き出すとか

 

776:後輩ヴィラン

そして狩人ニキはそれくらって平然としてんだもんな

 

777:後輩ヴィラン

狩人ニキが沈黙して20分が経とうとしているが

マジで何があったんやろうか?

 

778:後輩ヴィラン

早く立つんだ狩人ニキ!

このままじゃ本当にイッチVSヒーローという

シリアス決戦だけの配信になってしまうんだぞ!

お前はそれで良いのか!?

 

779:後輩ヴィラン

お前のボケがないとイッチがラスボスムーヴ

完遂してしまうんだぞ!?

ジャンルが違うんじゃい!

 

780:後輩ヴィラン

立て――――狩人ォォオオ!!

 

781:マイク

コテハン「闇の狩人」による手動撮影の途絶から20分が経過しました

これより「自立撮影形態(スタンド・モード)」による自動撮影に移行します

 

782:マイク

『ガシャン! ガシャガシャウィーンガッション!(トランスフォーム)』

 

783:後輩ヴィラン

 

 

784:後輩ヴィラン

 

 

785:後輩ヴィラン

ん?

 

786:後輩ヴィラン

ほえ?

 

787:後輩ヴィラン

ふぁ?

 

788:後輩ヴィラン

えー!

 

789:後輩ヴィラン

ちょっとwwwwまってwwww

 

790:後輩ヴィラン

うそーん……

 

791:後輩ヴィラン

マジかよこいつ

 

792:後輩ヴィラン

お前が立つんかい!!www

 

793:後輩ヴィラン

わけがわからないよ

 

794:腕立て師

これこそイッチ!

さすがだぜヤッフゥゥゥゥううう!!!

 

795:後輩ヴィラン

イッチ信者が狂喜しとるぜよ

 

796:後輩ヴィラン

まぁトランスフォーム自体はロマンだよな

こんなタイミングでさえなければ(笑)

 

797:後輩ヴィラン

トランスフォームするにしても

もっと他の奴にして欲しかった……

 

798:マイク

マスターからの要請によりコテハン「闇の狩人」の

状況確認を優先します

 

799:後輩ヴィラン

イッチも気にしてたんだな

 

800:後輩ヴィラン

これ瓦礫に埋もれたまま指示したんだろうか……

 

801:後輩ヴィラン

ちょうどいいタイミングだったんやね

 

802:後輩ヴィラン

これで狩人ニキの様子が

 

803:後輩ヴィラン

 

804:後輩ヴィラン

ん?

 

805:後輩ヴィラン

あれ

姿見えてんじゃん?

 

806:後輩ヴィラン

個性使ってないのか?

ただ蹲ってるだけ??

 

807:後輩ヴィラン

やっぱ気絶してるのか

 

808:後輩ヴィラン

服がちょっと焦げてるだけで

大したダメージはないっぽいがな

 

809:後輩ヴィラン

火達磨にされていたとは思えない軽傷

しかし熱さに耐えられなかったか?

 

810:腕立て師

これはおかしいな

 

811:後輩ヴィラン

どうした腕立てニキ

 

812:後輩ヴィラン

知っているのか〇電!?

 

813:後輩ヴィラン

どゆこと??

 

814:腕立てニキ

姿を消さずに動いていないにも関わらず

なぜ警察もヒーローも捕まえないんだ?

気絶しているなら抵抗もしない筈なのに

それどころか近くに誰かがいる様子もない

完全に放置されているようじゃないか

 

815:後輩ヴィラン

ほんとだ

 

816:後輩ヴィラン

たしかに変でござるな

 

817:後輩ヴィラン

なして?

 

818:後輩ヴィラン

いっそ不気味なくらいだな

 

819:後輩ヴィラン

近くにいた筈のオールマイトさえ移動したようだし

マジで放置されてるな(笑)

 

820:後輩ヴィラン

笑うところ……と思いたいが

そうじゃないよな?

 

821:後輩ヴィラン

不自然すぎる

何かの作戦かも知れんが

 

822:後輩ヴィラン

もし本当に放置されているだけだとした

笑うしかないなwwwww

 

823:後輩ヴィラン

やめろ吹いたwwww

 

824:闇の狩人

『―――――おい』

 

825:後輩ヴィラン

お?

 

826:後輩ヴィラン

狩人ニキ!

目が覚めたか!

 

827:後輩ヴィラン

なら早く立つんだ!

いつもの(ボケ)やっちゃって!

 

828:後輩ヴィラン

なんだか様子がおかしい希ガス

 

829:後輩ヴィラン

これはあれだ

主人公が闇落ちする瞬間にも似た……

 

830:後輩ヴィラン

闇の狩人だけに

 

831:後輩ヴィラン

センスなし

座布団10枚取り上げ

 

832:後輩ヴィラン

辛辣ゥ!

 

833:後輩ヴィラン

どうしちゃったの狩人ニキ

 

834:闇の狩人

『今、誰か…………

 

 

 

 

 俺 を 笑 っ た か ?』

 

 

835:後輩ヴィラン

ちょwwwwwwww

 

836:後輩ヴィラン

wwww

 

837:後輩ヴィラン

草不可避

 

838:後輩ヴィラン

アニキィィィイイイ!!!www

 

839:後輩ヴィラン

地獄兄貴は帰ってくださいww

 

840:後輩ヴィラン

ニキ違いじゃボケェ!!

 

841:後輩ヴィラン

どうせ俺なんか、とか言ってそうではあるけどさぁwww

 

842:腕立て師

扱いの酷さという点では通じるものがあるよな

 

843:後輩ヴィラン

どこからともなくバッタが来るぞ

 

844:後輩ヴィラン

つまり変身するんですね?

 

845:後輩ヴィラン

やめてくれ

きっとネタの分からない人も多いから!ww

 

846:後輩ヴィラン

半端にボロくなった服がまたそれらしく見えるのぉ

 

847:後輩ヴィラン

いきなり蹴り技とか披露するんじゃろ?

 

848:闇の狩人

『……っ!(疾走)』

 

849:後輩ヴィラン

お、駆けだした

 

850:後輩ヴィラン

はっや!

増強系に目覚めたかと見紛うレベル

 

851:後輩ヴィラン

警察官達に向かって走ってるっぽいが

しかし誰も狩人ニキに見向きもしないな

 

852:後輩ヴィラン

そのまま飛び蹴りくらわしたれ!

 

853:闇の狩人

『オラぁ!(殴り)』

 

854:マイク

『ぐあっ!?』

 

855:後輩ヴィラン

いや殴るんかい!ww

 

856:後輩ヴィラン

そこはキックなのでは?

 

857:マイク

『っ!? そこのお前! そこで止まって手を……あれ? なにしてるんだ俺?』

 

858:後輩ヴィラン

えぇ?

 

859:後輩ヴィラン

何が起こった?

 

860:後輩ヴィラン

すぐ隣で同僚が殴られてやっと気付いたかと思えば

誰も見えていないかのように呆けたぞ

 

861:後輩ヴィラン

でもカメラには映ってるよな??

個性で姿隠してるわけじゃない筈だろ??

どういうこと?

 

862:闇の狩人

『おい。仲間がやられたんだぞ?

助けてやれよ警察官』

 

863:後輩ヴィラン

おまいうwww

 

864:後輩ヴィラン

口調がなんか悪役なんですが

 

865:後輩ヴィラン

覚醒したのか狩人ニキ

後ろ姿が様になってるじゃんか

 

866:後輩ヴィラン

拳銃拾ったぞ

何するん?

 

867:闇の狩人

『ほらっ』

 

868:マイク

『パァンッ!(発砲)』

 

869:マイク

『ぐあっ!?』

 

870:闇の狩人

『ほらっ!』

 

871:マイク

『パァンッ!(発砲)』

 

872:マイク

『あがっっ!』

 

873:後輩ヴィラン

……( ゚д゚)

 

874:後輩ヴィラン

(;・∀・)

 

875:後輩ヴィラン

((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

876:後輩ヴィラン

こえええええええ!!!

 

877:後輩ヴィラン

なんという鬼畜

痺れるでござるよ

 

878:後輩ヴィラン

何故か狩人ニキを認識しない警官達の頭を

躊躇なく撃ち抜くなんて

 

879:後輩ヴィラン

ゴム弾とはいえほぼゼロ距離だもんな

一発で沈むわこんなん

 

880:後輩ヴィラン

撃ち尽くしたら落ちてる他の銃を拾っての以下エンドレス

そしてすぐ傍の惨状に誰も気付かないとかホラーなんですが

 

881:後輩ヴィラン

これが狩人ニキの本領だとでも言うのか!?

 

882:後輩ヴィラン

火達磨にされて変なスイッチ入ってません?

 

883:後輩ヴィラン

初めて闇の力が覚醒した主人公みたいな無双ぶりですね

 

884:後輩ヴィラン

警察だろうがヒーローだろうが

関係なく沈んでいく光景がヤバすぎる

興奮してきたわ

 

885:グレート娘

『くふっ……くふふフフフフ』

 

886:後輩ヴィラン

イッチ!?

 

887:後輩ヴィラン

唐突に含み笑いとかやめてください

 

888:グレート娘

『やっとやる気になったッスねぇ先輩!

じゃあウチも本腰入れるッスよ』

 

889:後輩ヴィラン

えー

 

890:後輩ヴィラン

まるで今までがお遊びだったかのような

 

891:後輩ヴィラン

まだ本気じゃなかったってま?

 

892:後輩ヴィラン

このイッチはガチで底が見えんなぁ

 

893:腕立て師

それがイッチの魅力なんよなぁ

 

894:後輩ヴィラン

同意

 

895:後輩ヴィラン

同意

 

896:後輩ヴィラン

これだからイッチの配信はたまらんわ

何が起こるか想像もできない

 

897:後輩ヴィラン

ほんとそれ

これ動画サイトで正式にアカウント作ったら

登録者数でギネスいけるぞ

 

898:後輩ヴィラン

間違いないな

 

899:後輩ヴィラン

未来永劫誰も越えられない記録になるだろうさ

 

900:グレート娘

『もう十分見たんで、そろそろ締めに入るッスよ!

もうすぐ三十分経過するんで、残るは千年殺しッス』

 

901:後輩ヴィラン

何度聞いても千年殺しは笑う

 

902:後輩ヴィラン

ワロタwww

 

903:後輩ヴィラン

こんな混沌とした状況でまだ目標は千年殺しなのかwwww

 

904:グレート娘

『さぁ行くッスよエンデヴァー!

まずは貴方にサプライズプレゼントッス!!』

 

905:マッチ男

『くだらん戯言を!!』

 

906:後輩ヴィラン

サプライズとな

 

907:後輩ヴィラン

誕生日おめでとうって?

 

908:後輩ヴィラン

そういう意味じゃねえだろww

 

909:後輩ヴィラン

エンデヴァーのあの構え

また赫灼熱拳だな

 

910:後輩ヴィラン

それも一番の大技じゃん

自分で仕留める気満々ですな

 

911:後輩ヴィラン

そりゃ(オールマイト越えしたいんだから)そうよ

ここでイッチを倒せば評価うなぎ上りだろうしな

 

912:後輩ヴィラン

冗談抜きで順位が変わっても不思議じゃない

まぁ一過性で終わるだろうけども

 

913:後輩ヴィラン

虚しい現実よなぁ

 

914:マッチ男

『赫灼熱拳!』

 

915:グレート娘

『赫灼熱拳』

 

916:後輩ヴィラン

ほ?

 

917:後輩ヴィラン

え?

 

918:後輩ヴィラン

おいまさか

 

919:後輩ヴィラン

うせやろ!?

 

920:グレート娘 & マッチ男

 

 

『『プロミネンスバーン!!!!』』

 

 

921:後輩ヴィラン

まじかー!

 

922:後輩ヴィラン

ほんとにやりやがった!!?

 

923:後輩ヴィラン

うそだろオイ……(唖然

 

924:後輩ヴィラン

同じ個性? 同じ技?

何が起こってるんだ

 

925:後輩ヴィラン

コピー? 真似? 

それともパパ上と同じ個性か?

 

926:後輩ヴィラン

いや奪ったのならエンデヴァーが使えなくなる筈

これはコピーだろ

 

927:後輩ヴィラン

個性をコピーする個性ってことか

さっきの十分見たって発言はそういうことか

 

928:後輩ヴィラン

一定時間見た個性をコピーするってところ?

過程は違えどパパ上と同じ結果になるわけか

 

929:パパ上

残念ながら本質は違うんだ

僕の個性と似て非なる個性だよ

 

930:後輩ヴィラン

パパ上!

 

931:後輩ヴィラン

どういうことですか!

 

932:後輩ヴィラン

教えてクレメンス!

 

933:後輩ヴィラン

こいつら遠慮がなくなってきたなwww

 

934:後輩ヴィラン

掲示板に入り浸れば自然とこうなるもんよ

 

935:マッチ男

『貴様っ……! 俺の個性を模倣したというのか!?』

 

936:グレート娘

『惜しいっすねぇ。結果は似たようなもんスけど

根本的に違うんス。まぁ別に隠してないから教えちゃうッス』

 

937:後輩ヴィラン

まじか!

 

938:腕立て師

てっきりのらりくらりと躱し続けると思ってた

 

939:後輩ヴィラン

長き考察の答えが明かされる!?

 

940:グレート娘

『ウチのは()()()()()()()()()ッス

見たり聞いたり()()()()した個性を覚えて自分のものにする個性ッス』

 

941:マッチ男

『なっ……!!!!』

 

942:後輩ヴィラン

うっわぁ

 

943:後輩ヴィラン

ひえー

 

944:後輩ヴィラン

受けたりって……

 

945:後輩ヴィラン

ということはまさか

 

946:グレート娘

『お察しの通り――――()()()()()()ッスよ』

 

947:マッチ男

『っ! 俺の……個性が!?』

 

948:後輩ヴィラン

炎が消えた……

 

949:後輩ヴィラン

無効化やんけ

 

950:腕立て師

いやこれだけじゃないだろ

今日だけでどれだけのヒーローが

イッチに個性を見せたりぶつけたりした?

ここに来たヒーロー全員分の個性を学習したってことでは?

 

951:後輩ヴィラン

ってことは……もしかオールマイトのも?

 

952:後輩ヴィラン

うぼあぁwwww

 

953:後輩ヴィラン

やっべぇwwww

 

954:後輩ヴィラン

そうだとしたらもう完全に魔王級やん

 

955:後輩ヴィラン

あと数年したらなんてもんじゃねぇ

この数十分で駆け上がりやがった!

 

956:後輩ヴィラン

【悲報】魔王の娘、魔王に覚醒【オワタ】

 

957:後輩ヴィラン

なるほど間髪入れずの覚醒イベント

これが第三の終末安価だったか!

 

958:後輩ヴィラン

これもうマジで日本終わったな

 

959:後輩ヴィラン

今のうちに海外に逃げる準備しとこっと

 

960:後輩ヴィラン

パスポート期限大丈夫かな?

 

961:後輩ヴィラン

家族の説得から始めんと

 

962:後輩ヴィラン

人生初の海外旅行が移住になるとはなぁ

 

963:後輩ヴィラン

第二の故郷はどこにしようかなっと

 

964:後輩ヴィラン

完全に見切り付けてますわこいつらwwww

 

965:後輩ヴィラン

そりゃねぇ

こんなん見せられたら挽回出来るとは思えんよ

 

966:後輩ヴィラン

警察とヒーローの作戦は悪くなかった

将来を見据え、出来る限りの準備を整えて臨んでいた

けど相手が想定を遥かに超えた怪物だっただけ

 

967:腕立て師

パパ上のように個性を奪えるんじゃないかという懸念も当然あっただろう

だがまさか奪う必要すらないなんて誰が考えられただろうか?

 

968:後輩ヴィラン

ここからどうするのかねぇ

 

969:後輩ヴィラン

もはやオールマイトのプルスウルトラくらいしか無い

 

970:後輩ヴィラン

それな

 

971:グレート娘

『さぁさぁ、ヒーロー達

 

 

 

 

 

  行 く ッ ス よ (いただきます)

 

 

 




すみません(土下座)

狩人ニキやイッチの個性に関してこれまで数多くの考察を頂きましたが

答えに限りなく近い人や、正解している人もいました

しかし隠しておきたいばかりに阿呆な返信で誤魔化していた事を心の上辺から謝罪させていただきます!

そこそこに申し訳ありませんでした!!






ついに本領を発揮する魔王娘!

窮地に訪れるヒーロー達 人々の心を絶望が支配する

「オールマイトが負けるのか!?」

「もう日本はお終いだぁ!」

慟哭が街を駆け巡り 恐怖が伝染していく

「よくぞここまで辿り着いたッスオールマイト。どうだ、世界の半分をお前にやるッス。それともウチと戦って死ぬか、選ぶがいいッス」

「ふざけるな! どんなピンチに陥ろうと、私は屈しはしない!」

玉座に腰を下ろすグレート娘 勇気を胸に対峙するオールマイト

両者の信念がぶつかり ついに決着が果たされようとした時

「待つんだ葬。オールマイトを殺すのは僕さ」

「パパ上!?」

「AFO!?」

そこに降り立つ原初の魔王

抜け駆け禁止とばかりに自己主張を始めるパパを前に 娘は何を想う?

「おい待てよ。そいつを殺すのは俺だ」

「お兄ちゃん!?」

「えっと……誰だ!? え、お兄ちゃん?」

さらについでに出現したお兄ちゃん

お初なオールマイトは大仰天 初対面なんだから名乗りなさいよ!

「ここまで来たら譲れないッス! ウチが獲るッスよオールマイト!!」

「え、ちょ……」

「やらせないさ。どれ程この時を待ったか……勝つのは僕だよ」

「あ、いや、えっと……(汗」

「死ねよオールマイト。象徴をこの手でバラバラにしてやる」

「ちょっと応援呼ばせてもらっても良いかな?」

平和の象徴VS三大魔王 人はそれをリンチと言う

相手はヴィランだから仕方ないね




次回「大逆転! ヒーローの魂を見よ!」
狩「俺の死亡フラグがない……だと……」
娘「ようこそ、逆様の世界へ」


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3スレ目

黒の軌跡とかギアスとかヒットマン2(フリプレ)とかに夢中になってたら投稿するの忘れてましたねぇ。

気付けば1週間も経っててビックリしました(笑)

待たせてしまって申し訳ありません。




【応募】平和の象徴に悪戯を仕掛ける方法【刮目せよ】Part2

 

Part1→https://l○○○○.○○○○○.co.jp/config/l○○○○?.src=○○○.done=https―――

 

1:マイク

次スレ立て実行しました

過去スレについては上記よりPart1を参照してください

 

2:後輩ヴィラン

マイクさん乙

 

3:後輩ヴィラン

乙です

この有能さはどこまで進化するのか

それを見守るのが最近の楽しみ

 

4:後輩ヴィラン

それなぁ

いつか3Dアバターとか作って

バーチャルアイドルみたいな活動して欲しい

 

5:後輩ヴィラン

もちろん外見は安価じゃろ?

 

6:後輩ヴィラン

絶対に碌な事にならないwwww

 

7:後輩ヴィラン

下手すればとんでもない不細工になる可能性すらあるぞ

 

8:後輩ヴィラン

きっとイッチの無駄技術が全て解決してくれるさ

 

9:グレート娘

 

『赫灼熱拳――――メテオバーン!!』

 

10:後輩ヴィラン

さて引き続きイッチのラスボスムーヴになります

 

11:後輩ヴィラン

なんだこれ

巨大な炎の塊を空に打ち上げたかと思えば

それが分裂して降り注いだ!?(説明口調)

 

12:後輩ヴィラン

完全にメテオストライクですね本当にありがとうございました

 

13:後輩ヴィラン

こんな技エンデヴァー持ってたっけ?

 

14:腕立て師

ないはずだ

というかこんな周りの被害を考えない広範囲技なんて

ヒーローじゃ使えない

 

15:後輩ヴィラン

つまりイッチのオリ技ということでござるか?

 

16:後輩ヴィラン

ゲットしたての個性さっそく使いこなすどころか

派生技編み出すとかマジかよ……

 

17:後輩ヴィラン

うわー町がひっどいことに

 

18:後輩ヴィラン

ヒーローは警察官を守るために身を盾にしてるしな

もう警察官の出る幕ないだろこれ完全に足手纏いになってる

 

19:後輩ヴィラン

そしてそんな炎の雨の中を悠々と歩いて回ってる狩人ニキがいるってさ(笑)

 

20:後輩ヴィラン

思いっきり当たってるのに少しよろめくだけとかチートかよww

 

21:後輩ヴィラン

作業的に敵を処理していく後ろ姿がカッコイイ

立派になりましたねぇ(ホロリ)

 

22:後輩ヴィラン

うーんこれはこれで面白いんだが

俺としては前の狩人ニキの方が好きだったな

完全にシリアスモードに入ってんじゃん

 

23:後輩ヴィラン

上に同じく

違うんだよ……狩人ニキはもっとこう……悲鳴を上げながら

どんな局面も生き抜くGみたいな生命力が魅力なんだよ!

彼のボケが最近の生きる気力なんだよ!

 

24:後輩ヴィラン

クズかwww

 

25:後輩ヴィラン

否定できない自分がいるなぁ

 

26:後輩ヴィラン

大丈夫だ

それもきっとイッチが何とかしてくれるはず!

俺は信じているぞ!

 

27:後輩ヴィラン

そうだな!

俺らの狩人ニキを取り戻してくれるよな!

 

28:後輩ヴィラン

覚醒主人公を地獄に引きずり戻そうとする

鬼畜集団であった

 

29:後輩ヴィラン

吹いたwww

 

30:マッチ男

『赫灼熱拳――――ヘルスパイダー!!』

 

31:後輩ヴィラン

出たヘルスパイダー!

 

32:後輩ヴィラン

捕獲用と謳いながら普通に物体を焼き切る殺意マシマシの技ですね(笑)

 

33:後輩ヴィラン

パッと見でも流星群の4割は落としたな

さすが元祖の意地か!

 

34:グレート娘

『赫灼熱拳…………えっと、スティングレイ!』

 

35:後輩ヴィラン

ちょっと迷ったなww

 

36:後輩ヴィラン

技名雑すぎる(笑)

その場の思いつきで必殺技増やすなww

 

37:後輩ヴィラン

今度はなんかレイ〇ンみたいなの出したぞ

 

38:後輩ヴィラン

いやあれはデ〇ビームだ間違いない

 

39:マッチ男

『ぐぁッ……!(4800のダメージ)』

 

40:後輩ヴィラン

右肩貫通したぞ

見た目通り貫通力特化ってことか

 

41:腕立て師

これもヒーロー的には街中で安易に使えないよな

わかりきってたことだが遠慮が要らない分ヴィランの方が

伸び伸びと個性を使えるという分かりやすい絵図

 

42:後輩ヴィラン

同じ個性同士だからこそ浮彫りになるなぁ

 

43:後輩ヴィラン

その他にも色んなヒーローが仕掛けてるが

悉く同じ個性で圧倒されてるなぁ

これヒーロー達プライドボロックソだろww

 

44:後輩ヴィラン

それ一本を磨き上げてきた自身の個性で返り討ちとか

メンタルクラッシュもいいところ

 

45:後輩ヴィラン

ウチの方が上手く使えるッスよとばかりに

見せつけてるしなwwww

 

46:後輩ヴィラン

というか冗談抜きでオリジナルより強くなってね?

習熟度とか以前に出力が明らかに違うものもあるし

 

47:後輩ヴィラン

個性をブーストする個性も持ってるとか?

 

48:後輩ヴィラン

ヒーロー側が被害を気にして抑えてるってのもあるだろうけど

気にしなくていい類の個性にも差があるよな

 

49:後輩ヴィラン

どういうことですかパパ上!?

 

50:後輩ヴィラン

教えてちょうだいよ!

 

51:後輩ヴィラン

お前らwwww

 

52:パパ上

実に単純な話さ

同じ力であっても土台が違えば、出せる限界に差が生まれるというだけのことだね

エンデヴァーの炎が分かりやすいが、熱への耐性を他の個性で補えば良い

一つの個性で得られる耐性と、五つの個性で得られる耐性が同じである筈がないだろう?

 

53:後輩ヴィラン

ありがとうございます!

なるほどなぁ……言われてみれば必然か

 

54:後輩ヴィラン

ありがとうございます!!

うーんチート

 

55:後輩ヴィラン

常にオリジナル+αの力を行使出来るってことかぁ

それなんてPF・ZERO?

 

56:後輩ヴィラン

ラスボスになる事を運命づけられたような個性ですわ

 

57:後輩ヴィラン

なんでこういう理不尽な力って悪党にしか備わらないんだろうなぁ

 

58:後輩ヴィラン

ヴィラン側からしたらオールマイトも理不尽の極みだろうがな(笑)

 

59:後輩ヴィラン

お、噂をすればというか

オールマイトが動いたぞ

 

60:後輩ヴィラン

ほんまや!

 

61:筋肉マ〇

『もうここまでだ! みんな下がってくれ! ここは――――私がやる!』

 

62:後輩ヴィラン

きゃーオールマイトー

 

63:後輩ヴィラン

ついにぶつかるのか

 

64:腕立て師

ぶちかませイッチ!

真の頂点は誰か教えてやって!!!

 

65:後輩ヴィラン

エンデヴァー含めヒーロー達の顔が悔しそうに歪んでらっしゃるww

 

66:後輩ヴィラン

エンデヴァーの顔こっわ!

般若かってレベルなんですが

 

67:後輩ヴィラン

オールマイト抜きでもやれるってことを示す戦いでもあっただろうしな

悔しと感じるのも致し方ない

 

68:後輩ヴィラン

いや分かるけどさぁ、なんでその初戦をイッチにしたんだよ

いきなりハードモード選ぶなってwwww

 

69:腕立て師

有象無象のヴィランを倒した所で今までと一緒だしな

オールマイトじゃないと倒せないレベルのヴィランじゃないと意味がなく

そうなると必然的に三大魔王の誰かを相手にする必要があるってことだろう

 

70:後輩ヴィラン

たしかに三大魔王の誰かとなると、一番遭遇率高いのはイッチになるわな

 

71:後輩ヴィラン

こうして考えるとヒーローがどれだけ追い詰められてるかが分かるなぁ

 

72:後輩ヴィラン

オールマイトが日本に帰国する前の時代に戻りつつあるって

祖父母世代では言われてるらしいからな

 

73:後輩ヴィラン

ヴィランが栄えてた時代だっけ?

俺の親子供だったから覚えてないって言ってたけど

明らかに話したくないって表情だったから聞けなかった

 

74:後輩ヴィラン

オールマイトがアメリカから帰国したのが30年くらい前だから

今40代以上の人間なら当時を知ってる筈だぞ

 

75:後輩ヴィラン

パパ上ならば詳しいのでは?

というか当事者ではござらんか?

 

76:後輩ヴィラン

それもそうだwwww

 

77:後輩ヴィラン

教えてパパ上!

 

78:後輩ヴィラン

その時代にいたという「悪の帝王」ってもしかパパ上なんですか!?

 

79:パパ上

答えてあげたいのは山々だが

そろそろ始まるね

 

80:筋肉マ〇

 

『DETROIT SMASH!!』

 

81:グレート娘

 

『え~と――――あぁもう! パンチ!!』

 

82:後輩ヴィラン

パwwンwwチww

 

83:後輩ヴィラン

ちょっと待てwwww

 

84:後輩ヴィラン

技名もクソもないッス

 

85:後輩ヴィラン

なるほどこれがイッチの個性の弱点か!

能力多すぎて技名考えるのが追い付かない

 

86:後輩ヴィラン

しょうもねぇ(笑)

 

87:後輩ヴィラン

そもそもヴィランが技名言う方が珍しいのでは?

 

88:後輩ヴィラン

たしかに

基本ヒーローだよなそれ

 

89:グレート娘

『っつぁ~! やっぱ力じゃまだ勝てないッスねぇ。それにぃ……やっぱりオールマイトのは学びきれないッスか』

 

90:後輩ヴィラン

痛そうに手フリフリしてるが

オールマイトと拳ぶつけ合ってそれで済んでるのがもうね

 

91:後輩ヴィラン

普通なら木っ端微塵なんですが

 

92:後輩ヴィラン

学びきれないってことはオールマイトの個性は取得できないと?

 

93:腕立て師

シンプルな増強系ならばむしろ簡単に入手出来る筈だ

ということは、オールマイトはただの増強系ではないってことか

 

94:後輩ヴィラン

オールマイトの個性と言えばずっと昔から議論されてるよな

誰が見ても増強系なのに明言を避けるから特殊なものだろうとは言われてたが

 

95:後輩ヴィラン

そこで嘘でもただの増強系と言えないところがオールマイトだよなぁ

 

96:グレート娘

『う~ん……このまま周りを気にしてセーブされてもつまらないッスね。まずは舞台から整えるッスよ!』

 

97:後輩ヴィラン

なにを……?

 

98:後輩ヴィラン

うん?

 

99:後輩ヴィラン

ほわあああああああああ

 

100:後輩ヴィラン

コンクリがぁ

 

101:後輩ヴィラン

やべこれ

 

102:後輩ヴィラン

空に巨大なジャングルジムみたいなのが出来たぞ

天地創造みたいなことしやがるなぁ

 

103:後輩ヴィラン

セメントスの顎外れてそう(笑)

 

104:後輩ヴィラン

それなwwww

 

105:グレート娘

『上行くッスよオールマイト。その方がそっちも都合いいッスよね?』

 

106:筋肉マ〇

『……いいだろう。望むところだ!』

 

107:後輩ヴィラン

逡巡したが、乗るしかないもんな

 

108:腕立て師

負傷者の数がやばいしな

避難する時間を稼ぐって意味でも渡りに船だろう

 

109:後輩ヴィラン

だが忘れてはいけない

地上には闇落ち狩人ニキが残されていることを

 

110:後輩ヴィラン

そうなんだよなぁ

気遣ってると見せかけて暗殺者残していくという鬼畜よ

 

111:闇の狩人

『というかこれ、俺はどうやって千年殺しすればいいんだ? 階段も梯子もないから登れないぞ』

 

112:後輩ヴィラン

狩人ニキwwww

 

113:後輩ヴィラン

闇落ちしても千年殺しは忘れないんですね

 

114:後輩ヴィラン

そりゃあご主人様からの命令だもんね!

 

115:後輩ヴィラン

とりま他のヒーロー仕留めていればいいのでは?

 

116:闇の狩人

『もうあまり残ってない。イレイザーヘッドも仕留めたし、他のヒーローは負傷者抱えて撤退したしな』

 

117:後輩ヴィラン

思った以上に仕事してて草

 

118:後輩ヴィラン

狩人ニキ強すぎィ!

 

119:後輩ヴィラン

もう立派な幹部級ヴィランですわ

 

120:後輩ヴィラン

素晴らしいぞブラザー!

そのままエンデヴァーを撃破するのだ!!

 

121:後輩ヴィラン

いきなりブラザー呼びとは何だお前?

 

122:後輩ヴィラン

テンション振り切れたんですねわかります

 

123:後輩ヴィラン

いやというかこいつまさか

 

124:マイク

コテハン登録者の書き込みを検知しました

コテハン「全裸待機」を自動適用します

 

125:全裸待機

ありがとう!

 

126:後輩ヴィラン

きたああああああああああああああああああ

 

127:後輩ヴィラン

全裸ニキの帰還!!

 

128:腕立て師

 お 前 を 待 っ て い た !!

 

129:後輩ヴィラン

随分と来るのに時間がかかったが、どうかしたのか?

 

130:後輩ヴィラン

どうせ全裸じゃろ?

 

131:後輩ヴィラン

全裸で時間がかかるってなんだよwww

 

132:全裸待機

よく分かったなその通り

今日の全裸との対話を終えたところだ

 

133:後輩ヴィラン

??

 

134:後輩ヴィラン

ん???

 

135:後輩ヴィラン

なんて?

 

136:後輩ヴィラン

入力ミスしとるぞ

 

137:後輩ヴィラン

家族と連絡でも取ってたか?

 

138:全裸待機

ちがうぞ

全裸と対話をしていたのだ

 

139:後輩ヴィラン

 

 

140:後輩ヴィラン

 

 

141:後輩ヴィラン

 

 

142:後輩ヴィラン

んー……

 

143:後輩ヴィラン

うむぉぉ……

 

144:後輩ヴィラン

これは……

 

145:後輩ヴィラン

拘置で頭をやられたか

 

146:後輩ヴィラン

きっと娘との関係を聞き出そうと拷問を……

 

147:後輩ヴィラン

おのれ警察め! よくも全裸ニキを!!

 

148:筋肉マ〇

『君は何故こんなことをする!? 何が目的なんだ!!』

 

149:グレート娘

『最初っから言ってるじゃないッスか! 安価だって!!』

 

150:全裸待機

困惑するのも無理はない

我はあの後、三日間の拘置の間で壁を越えたのだ

己を解放することによって、新しいステージへとな

 

151:後輩ヴィラン

新しいステージ(精神科)

 

152:後輩ヴィラン

越えてはならない壁じゃないですかねそれは

 

153:後輩ヴィラン

一人称が我になっとる(笑)

AU王かな?

 

154:後輩ヴィラン

はっちゃけた慢心王でもここまでキッチな発言はしない……と思う

 

155:筋肉マ〇

『今回だけの話じゃあない。君がこれから成そうとしている事が何かを聞いてるんだ』

 

156:グレート娘

『え~今それ言うのはな~。うーん……でも最終的な目的はともかく、方針なら教えてもいいッスかねぇ?』

 

157:全裸待機

当然ながら、俺は服を着せられて拘置所に入れられた

強化率も時間もリセットされた中で、俺はやはり個性の限界を悟らざるを得なかった

だから必死に考えた。この個性をさらに向こうへと昇華するために必要なものをな

 

158:後輩ヴィラン

ここまではマトモ(?)に聞こえるな

 

159:腕立て師

実に順当な思考というか

警察が見たら「お前反省してねぇだろ」と言うだろうがww

 

160:後輩ヴィラン

これ書き込んでも大丈夫なのか?

家に警察来るんじゃ?

 

161:後輩ヴィラン

語るだけなら大丈夫だろ

個性使ったらアウトだろうけども

 

162:後輩ヴィラン

部屋の外で警官スタンバってそう

 

163:後輩ヴィラン

想像して吹いたwwww

 

164:グレート娘

『とりあえず今は世の中を引っ搔き回したいんスよねぇ。何故って今はとにかく退屈なんで』

 

165:筋肉マ〇

『……退屈、だと? そんな理由で、こんな惨事を起こしたと言うのか!?』

 

166:全裸待機

衣服を纏えば個性が強くならず

しかし衣服を纏わねば満足な行動が出来ない

どれだけ強くなったところで一回こっきり

これでは我はブラザーのようにイッチの手駒足り得ないだろう

 

167:後輩ヴィラン

おもっくそ加わる気ですわこいつwww

 

168:後輩ヴィラン

既にヴィランになる覚悟決まっとるがな

 

169:後輩ヴィラン

警察急いでー

 

170:後輩ヴィラン

まぁ言った通り今のままじゃ使い時が限られるわな

狩人ニキほど常時出動とはならないのは確かだ

 

171:腕立て師

でもだからって解決策あるだろうか?

個性が成長すれば或いは強化率を上げるとか

余った変身時間を次回に持ち越せるみたいな強化は見込めるだろうが

一朝一夕で達成出来るとは思えないぞ

 

172:後輩ヴィラン

それが出来れば本格的に強個性だよな

 

173:後輩ヴィラン

逆にそれが全裸ニキの個性をギャグの範疇にとどめてると言っていい

 

174:後輩ヴィラン

それなwwww

 

175:グレート娘

『もっと小さい頃は良かったッスよ オールマイトが父ちゃんの手下と戦ってた頃は毎日が刺激的で楽しかったんスけどねぇ』

 

176:筋肉マ〇

『大勢の犠牲が出た。数えきれないヒーローや警察官が命を賭して戦った! それを! 君はっ……!』

 

177:全裸待機

その時、我の脳裏にある言葉がよぎったのだ

それに従い、我は閃きを得て限界を超える事が出来た

 

178:後輩ヴィラン

もう既に嫌な予感しかしない

 

179:後輩ヴィラン

そんなん最初からやけん

 

180:後輩ヴィラン

全裸ニキの時点でお察しですね

 

181:闇の狩人

『暇すぎる。はやく結論言え』

 

182:後輩ヴィラン

狩人ニキwwww

 

183:後輩ヴィラン

ていうかその椅子代わりにしてるのヒーローですよね?ww

 

184:後輩ヴィラン

なんと貫禄ある姿だろうか

もう一端のヴィランですなぁ

 

185:グレート娘

『ねぇオールマイト。あんたは今のこの社会がいつまで続くと思ってるんスか? 平和の象徴とまで言われるような存在がいてさえ、小さな島国の犯罪率を下げる程度のことしか出来ない。ヒーロー飽和社会? おかしな話ッスよ。足りてないから犯罪が減らないんでしょうがってね』

 

186:筋肉マ〇

『続いていくさ。私が、そしてヒーロー達が、その心を絶やす事はない! 誰かの希望であろうとし続ける限り! 人々の明日を守ってみせる!!』

 

187:全裸待機

まず最初からして勘違いをしていた

そもそも――――全裸とは何か? と

 

188:後輩ヴィラン

 

189:後輩ヴィラン

全裸は全裸 QED

 

190:後輩ヴィラン

纏わぬ者

 

191:腕立て師

何を言ってるんだこいつは……(困惑)

 

192:後輩ヴィラン

なんか語り始めたぞ

 

193:後輩ヴィラン

纏わぬ者←ちょっとカッコイイと思ってしまったww

 

194:後輩ヴィラン

上に同じくww

 

195:グレート娘

『それ、今の社会じゃ幸せになれない人達に言えます? 貴方達は苦しくても私たちは健やかに暮らせるから我慢してくださいって? いやー流石は平和の象徴。社畜の鏡ッスね』

 

196:筋肉マ〇

『たしかに、現状でそう言った人がいることは事実だ。しかし今が完璧でなかったとしても、より良い明日を目指して進む事は出来る! 正しくあろうとする人の努力が法律であり、その結晶こそが社会だ。どれだけ苦しみ悲しもうと、それが無関係な人間を巻き込んで良い理由にはならない!』

 

197:全裸待機

我らが纏っている衣服は気温への対応という機能とは別に

人前に出る最低限のマナーであり、ファッションという娯楽だ

だが我は思うのだ。そうして着飾り美しく見せたところで

それは本当に真の自分と言えるのだろうかと

どれほど大きく綺麗に重ねたところで、ただ己の素を見せずに

殻の奥に閉じこもっているに過ぎない。

仮面をかぶって別人を装う事と何が違う?

そう、服とはありのままの自分を隠す鎧であり

弱い自分を守る仮面なのだ。

ならば全裸とは真に自分を曝け出し、己の弱さを克服し

本当の一歩を踏み出すという行為に他ならないと我は悟ったのだ!!

それを自覚し、ありのままの自分を受け入れ解放することこそ

真なる全裸と言えるだろう!

そう、すなわち――――

 

 

 

 

 全裸とは、心の所作

 

 

198:後輩ヴィラン

おいばかやめろ

 

199:後輩ヴィラン

お前何を敵に回すか分かってんのか!ww

 

200:後輩ヴィラン

警察ー! はやく突入してー!!

 

201:後輩ヴィラン

いったい俺らは何を聞かされているんだろう?

 

202:後輩ヴィラン

知らね(思考放棄)

 

203:後輩ヴィラン

要するにどうなったってこと??

 

204:後輩ヴィラン

「変態」が「凄い変態」になったってこと

 

205:後輩ヴィラン

必要なアイテムは「変態の石」です

 

206:後輩ヴィラン

進化扱いは草

 

207:後輩ヴィラン

もはや人間扱いしてねぇwwww

 

208:グレート娘

『はいはいそうッスよねー。具体策なんてなーんにもないけど、皆で力を合わせればきっと良くなるさってやつ。で、それって何十年後の話ッスか? 今泣いてる人達が何万人死んだ後になるんスかねぇ?』

 

209:筋肉マ〇

『君にはその方法があるというのか? 救われない者達を拾い上げて、笑顔を与える事が出来るとでも?』

 

210:全裸待機

心を正しく解放すれば想いとなり

想いこそが実を結ぶのだと!!

なれば衣服の有無など些事に過ぎん

我の心はあの日、イッチによって解き放たれた!

全裸を以って想いを成し、大いなる器足らんとすべし!!

 

211:後輩ヴィラン

……なるほど?(理解度2%)

 

212:後輩ヴィラン

すみません日本語でもう一回お願いできます?

 

213:後輩ヴィラン

誰か通訳してくれ

 

214:腕立て師

俺6ヶ国語いけるけど無理

 

215:後輩ヴィラン

人の理解が及ばぬ領域に辿り着いたと思えば

確かに次のステージではあるなww

 

216:後輩ヴィラン

結論 理解不能

 

217:グレート娘

『タダなのはここまでッスよオールマイト。お楽しみはまた次回ってことで、そろそろ今日の締めに入らせてもらうッスね』

 

218:筋肉マ〇

『君の好きにはさせない! 君は今日、ここで止める!!』

 

219:全裸待機

我の近況を語り終えたところで現場も終盤だな

今日は流石に加勢出来ないが次は必ず馳せ参じよう!!

 

220:闇の狩人

『いらね』

 

221:後輩ヴィラン

wwwwww

 

222:後輩ヴィラン

辛辣ゥ!

 

223:腕立て師

妥当な反応ではあるがな

 

224:後輩ヴィラン

現時点でこれなら次の安価の時はどうなってるのか

見当もつかんわwwww

 

225:グレート娘

『先輩今っすよ! 渡したやつ押すッス!』

 

226:筋肉マ〇

『なにっ!?』

 

227:闇の狩人

『ん? あぁこれか』

 

228:後輩ヴィラン

すっかり忘れてましたね(笑)

 

229:後輩ヴィラン

無理もない。俺も衝撃の数々ですっぽ抜けたわ

 

230:後輩ヴィラン

というか安価ではあくまで仕掛けたと脅すだけだろ?

実際に何か仕掛けたのかよ

 

231:後輩ヴィラン

イッチなら何をしても不思議じゃない

 

232:後輩ヴィラン

だな

もう何が起こっても早々驚かない自信があるわ

 

233:後輩ヴィラン

そうそう! イッチの安価で鍛えられたからな!

 

234:後輩ヴィラン

何が起こってもへっちゃらよぉ!

 

235:後輩ヴィラン

せっせとフラグ建てるでない

 

236:闇の狩人

『じゃあ押すぞ(ポチっとな)』

 

237:後輩ヴィラン

ドカーン!

 

238:後輩ヴィラン

ドゴーン!

 

239:後輩ヴィラン

ズッガーン!!

 

240:後輩ヴィラン

と思いきや?

 

241:後輩ヴィラン

あれ?

 

242:闇の狩人

『……何も起こらないが?』

 

243:後輩ヴィラン

ほんまやね

 

244:後輩ヴィラン

どうしたイッチ!

何が起こるっていうんだ?

 

245:グレート娘

『……あれぇ? 爆発しないッスね』

 

246:後輩ヴィラン

おいwww

 

247:後輩ヴィラン

ほんとに不発かよ!ww

 

248:腕立て師

マジで爆弾仕掛けたんかよ(笑)

そんな暇あったか?

 

249:グレート娘

『おかしいッスねぇ。ちゃんと9()9()()のスイッチ渡した筈なのに……』

 

250:後輩ヴィラン

幾つあるんだよ……

 

251:後輩ヴィラン

スイッチ98個分もどこに仕掛けたんだこいつwww

 

252:闇の狩人

『おいグレート娘。これ持ち手との位置関係的に6()6()()な気がするんだが?』

 

253:グレート娘

『エッ……?』

 

254:後輩ヴィラン

wwwwwwwwww

 

255:後輩ヴィラン

草不可避ッス

 

256:後輩ヴィラン

まさかのうっかりさん

 

257:後輩ヴィラン

アンダーラインくらい引いとけや!

 

258:後輩ヴィラン

じゃあ別の何処かが爆発したってことか?

 

259:後輩ヴィラン

何の脈絡もなく無慈悲な爆発に襲われるとか

 

260:全裸待機

どこに仕掛けたのだ! 言いなさい!

 

261:グレート娘

『……あぁやっべ。

 

 

 

 

 

 

それタルタロスに仕掛けたやつッスね』

 

 

262:後輩ヴィラン

 

 

263:後輩ヴィラン

 

 

264:後輩ヴィラン

 

 

265:闇の狩人

『………………』

 

266:後輩ヴィラン

 

 

267:後輩ヴィラン

 

 

268:腕立て師

 

 

269:後輩ヴィラン

 

 

270:後輩ヴィラン

 

 

271:後輩ヴィラン

 

 

272:全裸待機

 

 

273:後輩ヴィラン

 

 

274:後輩ヴィラン

 

 

275:後輩ヴィラン

 

 

276:後輩ヴィラン

 

 

277:後輩ヴィラン

 

 

278:後輩ヴィラン

さっき見つかったパスポート期限切れてたわ

オワタ\(^o^)/

 

279:後輩ヴィラン

退避ー! 総員退避―!!

 

280:後輩ヴィラン

海外出張してる親に帰って来るなって言っておかんと

 

281:後輩ヴィラン

自家用ジェット整備するよう言っとこ

 

282:後輩ヴィラン

大興奮でござるな

 

283:腕立て師

さすがだぜイッチ

そこに痺れる憧れる(震)

 

284:闇の狩人

『お前は何やってんだ馬鹿かぁぁぁあああああああ!!!!??』

 

285:後輩ヴィラン

狩人ニキのスイッチが切れた(笑)

 

286:後輩ヴィラン

やっぱ狩人ニキはこうでないと

 

287:後輩ヴィラン

おかえり狩人ニキ!

待ってたよ!

 

288:グレート娘

『こうなったら作戦変更ッス! とりあえず先輩はこっち来るッスよ!(念力引き寄せ)』

 

289:闇の狩人

『うぉっ!? ちょ、高い高い高い!!? 下ろせェェェええええ!!!』

 

290:後輩ヴィラン

((´∀`))ケラケラ

 

291:後輩ヴィラン

( ´艸`)プークスクス

 

292:後輩ヴィラン

このやり取りだけで安心を取り戻す自分がいるのであった

 

293:後輩ヴィラン

やっぱりこれだよなぁ(ほっこり)

 

294:全裸待機

揺るがぬ絆を感じる一幕であったな

 

295:後輩ヴィラン

絆(玩具遊び)

 

296:後輩ヴィラン

ひでぇwww

 

297:後輩ヴィラン

だがしっくりきてしまうんだよなぁ

 

298:グレート娘

『ウチが注意を引くんで、隙を見て千年殺しを頼むッス!』

 

299:闇の狩人

『いや99番探して押せよ! 策があるんだろ?』

 

300:グレート娘

『ざっと調べたらメテオバーンでほぼ全部壊れてたッス! やらかしたッス!!』

 

301:闇の狩人

『こんのポンコツぅぁッ!!!』

 

302:後輩ヴィラン

wwwwwwwwwwwwww

 

303:後輩ヴィラン

腹がwwwwいたいwwww

 

304:後輩ヴィラン

もう日本終わっても良い気がしてきたなぁ

 

305:後輩ヴィラン

未練なさすぎィ!!ww

 

306:後輩ヴィラン

もう半分以上諦めの境地きてるわ

 

307:後輩ヴィラン

一周どころか六周くらいして冷静になる

 

308:後輩ヴィラン

俺なんかもう家族と一緒に笑って見てるしな

 

309:後輩ヴィラン

とっくに脳みそ溶けてますがなww

 

310:筋肉マ〇

『タルタロス……だと? そんな、まさかっ……!』

 

311:闇の狩人

『というか、なんでそんなところに爆弾しかけたんだよ……』

 

312:後輩ヴィラン

ほんとになww

 

313:後輩ヴィラン

何に使うつもりだったんですかねぇ

 

314:腕立て師

順当に考えるなら自身か身内が捕まった時用だろうか?

 

315:後輩ヴィラン

逃がしたい誰かがいるとか?

 

316:グレート娘

『いやぁ、何かのタイミングで爆発させたら面白そうだと思って仕掛けといたんスけど、まさかこんな初歩的なミスで誤爆してしまうとは思わなんだッス。四つくらい仕込んでたんスけど管理が面倒だからあのボタン一つで一括管理してたんで、まとめてイッっちゃってるッスね』

 

317:後輩ヴィラン

扱い雑ぅ!

 

318:後輩ヴィラン

一括管理www

 

319:後輩ヴィラン

特に理由のない爆弾魔でした

 

320:後輩ヴィラン

曇りなき真っ黒な悪意でしたね

 

321:全裸待機

思いつきでさえ手を抜かぬのだなぁ

 

322:後輩ヴィラン

管理だけスカッスカだけどなww

 

323:闇の狩人

『お前……まさか他にも仕掛けてるのか?』

 

324:グレート娘

爆発したら面白そうな所にはだいたい設置してるッスよ。だからスイッチが嵩張って仕方ないんで、タイミング見てスマホで管理出来るようにしようと思ってたッス』

 

325:後輩ヴィラン

設置基準が想像の埒外なんですが

 

326:後輩ヴィラン

爆発したら面白そうな所ってなんだよwww

 

327:後輩ヴィラン

国会議事堂とか?

 

328:後輩ヴィラン

東京タワーとかスカイツリーかな?

 

329:後輩ヴィラン

ヒーロー事務所とかにもありそう

 

330:後輩ヴィラン

いや待て。日本だけとは限らんぞ?

ホワイトハウスにあるかも

 

331:後輩ヴィラン

ついにイッチが世界に……ww

 

332:後輩ヴィラン

既に世界が注目してるだろうがな

 

333:後輩ヴィラン

イッチの言葉でお偉方が青褪めてそう

 

334:闇の狩人

『タルタロスなんてどうやって入ったんだよ……』

 

335:グレート娘

『流石に最深部までは入れなかったッスよ。あまり危険度の高くない連中がいる浅いところだけ――――おっと先輩前』

 

336:闇の狩人

『ん? ――――うぉ!?』

 

337:筋肉マ〇

『SMASH!!』

 

338:闇の狩人

『ゴッ――――バァ!?(1800のダメージ)』

 

339:グレート娘

『せ――――先輩ぃぃいいいい(棒)』

 

340:後輩ヴィラン

もっと感情込めろぉ!!ww

 

341:後輩ヴィラン

棒読みワロタ

 

342:後輩ヴィラン

吹っ飛んだ狩人ニキだが

ダメージ少なくね?

 

343:後輩ヴィラン

オールマイトの一撃くらってこの低ダメージとか

回覧切りの強さに戦慄を覚えるわww

 

344:後輩ヴィラン

防御力が凄いんだろうが

イッチの攻撃への耐性だけ紙すぎひん?

そのくせさっきの流星群は問題なしとかどうなってんや

 

345:腕立て師

今回の事で狩人ニキの個性考察が荒れるだろうなぁ

たぶん一言では説明できない複雑な個性だろうし

 

346:闇の狩人

『いったぁ……あんの筋肉達磨がぁ!!(怒)』

 

347:後輩ヴィラン

コンクリ壁に叩きつけられて平然としてるぞコイツ

 

348:後輩ヴィラン

壁にすんげぇヒビが入ってる……

背骨逝ってもおかしくないレベル

 

349:後輩ヴィラン

当然のように立ち上がってますが……

 

350:全裸待機

防御チートか

かつてオールマイトの戦いの端で死んだフリしてたとは思えんな

 

351:後輩ヴィラン

イッチもだが、あれからまだ7ヶ月だぞ

あと数年したらどうなってんだコイツら

 

352:後輩ヴィラン

冗談抜きで数年後にはヴィラン国家とか出来上がってそう

 

353:後輩ヴィラン

洒落にならんわぁ

 

354:筋肉マ〇

『相変わらず姿は見えないが、完璧なものではないな。しかし……まるで液体を殴ったような感触だ』

 

355:グレート娘

今のうちにオールマイトの背後に転送するッスよ(遠距離ジャンプカット)』

 

356:闇の狩人

『うぉ……って、本当に真後ろじゃんか(呆れ)』

 

357:後輩ヴィラン

転移が進化してる件

 

358:後輩ヴィラン

これもうイッチが入れない場所ないだろ

その気になればいつでも国終わらせられるんじゃね?

 

359:後輩ヴィラン

少なくとも一日で一国の政府首脳陣全滅くらいは余裕だろうな

 

360:後輩ヴィラン

ヒェッ(歓喜)

 

361:後輩ヴィラン

喜ぶなwww

 

362:後輩ヴィラン

ついにこの時が来た!

オールマイトに千年殺しだ!!

 

363:後輩ヴィラン

やっちまえ狩人ニキぃぃいい!!

 

364:グレート娘

『くっくっく、さすがッスねオールマイト。ならこっちも次で決めるッス』

 

365:筋肉マ〇

『いいだろう。受けて立つ!』

 

366:後輩ヴィラン

こうして攻撃の溜めに入らせることで足を止めさせるわけですね

 

367:後輩ヴィラン

小物ムーヴによるなんと自然な誘導でしょう

 

368:後輩ヴィラン

この配信見てる人達は必死にオールマイトに呼びかけてるに違いないww

 

369:後輩ヴィラン

「駄目だオールマイト! 後ろ見て後ろ!」

 

370:後輩ヴィラン

「千年殺しが! 千年殺しがぁぁああ!!」

 

371:後輩ヴィラン

明日にはきっとオールマイト千年殺しの切り抜きで溢れてるだろうなぁ

 

372:後輩ヴィラン

再生回数百万はかたいな

 

373:後輩ヴィラン

毎回思うが、この掲示板に書き込む人間ってイッチサイドで固まるよな

中盤以降になるとヒーロー側っぽい書き込みが消えるのはどうしてだろう?

ナメック決戦後の安価の時は例外だったが

 

374:腕立て師

イッチの謎技術で弾かれてるのかもな

配信はともかく掲示板でも両サイド入り乱れてたら収拾つかんだろうし

 

375:後輩ヴィラン

あの安価だけでもめっちゃ荒れたしな

 

376:グレート娘

『この一撃に全てを込めるッス! ウオオオオォォォオオ!!(エアチャージ)』

 

377:後輩ヴィラン

エアチャージwww

 

378:後輩ヴィラン

雰囲気づくりを重んじるイッチさすが

 

379:後輩ヴィラン

なおただ力んでるフリな模様

 

380:後輩ヴィラン

空気呼んで待ち構えてるオールマイトに笑うわ

 

381:後輩ヴィラン

ただいま狩人ニキが構えに入りました

 

382:闇の狩人

『……ッスゥゥー(四本指構え)』

 

383:後輩ヴィラン

まさかの四本指Verかよwwww

 

384:後輩ヴィラン

一番ダメージヤベー奴やんけ(笑)

 

385:後輩ヴィラン

内臓にダメージいく危険性があるという噂のアレかwwww

 

386:後輩ヴィラン

ガチすぎワロタ

 

387:パパ上

待ちわびたよ

 

388:後輩ヴィラン

wwwwwwwww

 

389:後輩ヴィラン

パパ上www

 

390:後輩ヴィラン

なんだろう。なんてことないコメントなのに笑う

 

391:後輩ヴィラン

魔王のコメと思っただけで笑うわ

 

392:後輩ヴィラン

見たがってるのカンチョ―なんだもんなぁ

 

393:闇の狩人

 

『  千  年  殺  し ィ !!!』

 

394:筋肉マ〇

 

『ッAAAAAAAAーーーーーーーーー!!!!???(99999のダメージ)』

 

395:後輩ヴィラン

いったぁぁぁぁあああ!!!!

 

396:後輩ヴィラン

あーーーーーーーーー!!!!wwwwwwww

 

397:後輩ヴィラン

大草原

 

398:後輩ヴィラン

ここに新たな伝説が生まれるのであった(笑)

 

399:後輩ヴィラン

wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 

400:腕立て師

雄叫びにも似た悲鳴だったなぁwww

 

401:後輩ヴィラン

天を衝くような咆哮でござった

 

402:後輩ヴィラン

ダメージくっそたけぇwwww

 

403:後輩ヴィラン

いきなり万越えとはたまげたなぁ

 

404:後輩ヴィラン

カンスト疑惑だぞこれ

 

405:全裸待機

踏み込みから腰と手首の捻りまで完璧な一撃だった

讃えようブラザー。君の奮闘に乾杯!

 

406:グレート娘

『ブッフォ!wwwwwww(爆)(120のダメージ)』

 

407:後輩ヴィラン

笑いすぎww

 

408:後輩ヴィラン

笑いに草生やして爆笑した挙句にダメージ受けてんじゃねぇ!!wwww

 

409:後輩ヴィラン

笑いすぎてダメージくらうとかワロス

 

410:後輩ヴィラン

やったな狩人ニキ!

 

411:闇の狩人

『どえらい感触だったぞ……なんかゴリュッてなった』

 

412:後輩ヴィラン

うげぇ

 

413:後輩ヴィラン

こっちのケツまでキュッとなったわ

 

414:筋肉マ〇

『ぬっウっ……ぐごぁぁ……ぃぎぁあ……っ!!!?』

 

415:後輩ヴィラン

すんげぇ声wwwww

 

416:後輩ヴィラン

無理もない

倒れて悶絶するのが当然なのに、立ってるだけでも化け物

 

417:後輩ヴィラン

足めっさプルプルしてるけどな(笑)

 

418:後輩ヴィラン

こんな姿が見れるとはなぁ(愉悦)

 

419:後輩ヴィラン

ニヤニヤが止まらねぇぜ

あ、倒れるな

 

420:後輩ヴィラン

これはパパ上もニッコリでしょうよ

 

421:パパ上

いや実に見事だ狩人君。見込み通りの働きだったよ

 

 

 

ただ、気を抜くのが早かったね

 

 

422:後輩ヴィラン

ほ?

 

423:後輩ヴィラン

え?

 

424:闇の狩人

『はい?』

 

425:全裸待機

まさか

 

426:腕立て師

狩人君! 前見ろ!!

 

427:筋肉マ〇

『プルス―――――ウルトラァァァアア!!(踏み止)』

 

428:闇の狩人

『はぁ!?』

 

429:後輩ヴィラン

な、なにー!?

 

430:後輩ヴィラン

 

 な ん て や つ だ !!

 

431:後輩ヴィラン

これが№1ヒーローだとでも言うのか!?(小物感)

 

432:グレート娘

『アッヒャッヒャッヒャッヒャ!!wwwwww(地バン)』

 

433:後輩ヴィラン

イッチぃぃぃいいい!!!!(笑)

 

434:後輩ヴィラン

抱腹絶倒してる場合じゃねぇぇえ!!

 

435:後輩ヴィラン

ツボりすぎィ!!

 

436:筋肉マ〇

『そこかぁ!(腕掴み)』

 

437:闇の狩人

『ちょっ! まっ!?』

 

438:筋肉マ〇

 

『UNITED STATES OF SMASH!!!!』

 

439:闇の狩人

『ブッゴぁァッッ!!??(38000のダメージ)』

 

440:マイク

『ズッッドガァァッァアアアアアアンッッッッ!!!!(足場破砕)』

 

441:後輩ヴィラン

狩人ニキぃぃぃいい!!!?

 

442:後輩ヴィラン

まさかの大反撃

 

443:後輩ヴィラン

なんか最後の一撃みたいなの出たぞ

 

444:後輩ヴィラン

それでも千年殺しよりかは弱いwwww

 

445:腕立て師

いやいや狩人ニキの防御チートを捻じ伏せた上でこれってことは

個性なければどれだけだって話よ

 

446:パパ上

絶体絶命の状況に陥れた時こそ油断しては駄目だ

追い詰められたヒーローこそ最も厄介なんだ

それを忘れてはいけないよ

 

447:後輩ヴィラン

絶体絶命(千年殺し)

なるほど

 

448:後輩ヴィラン

流石№1と戦い続けた魔王の言葉は違いますなぁ

 

449:後輩ヴィラン

この程度のどんでん返しは見飽きたってことッスね

 

450:後輩ヴィラン

ていうか狩人ニキ生きてるかこれ?

 

451:後輩ヴィラン

頭パーンてなってもおかしくないな

 

452:闇の狩人

『………(気絶)』

 

453:後輩ヴィラン

だよなぁ

 

454:全裸待機

気絶ってことは生きてはいるのか

生きてるよな?

 

455:グレート娘

『ふっグフッ……命に別状はなさそうッスね。フヒ……でも治療はしたほブフッ……しばらくは安静にしないとッスプッハハ!』

 

456:後輩ヴィラン

まだ引き摺ってるww

 

457:後輩ヴィラン

誰よりピンピンしてる筈なのに

似たり寄ったりな消耗具合とか(笑)

 

458:筋肉マ〇

『ハァ……ハァっ……ぅ、グッ……!』

 

459:後輩ヴィラン

オールマイト脂汗やっべぇwwww

 

460:後輩ヴィラン

内股気味なのクソワロタ

 

461:後輩ヴィラン

気のせいか体が一回り小さく見える(笑)

 

462:腕立て師

しかしあの状況から狩人ニキが倒されるとは思わなかった

ヒーローの意地を見せつけられたな

 

463:後輩ヴィラン

それな

平和の象徴はそう簡単には墜とせないか

 

464:後輩ヴィラン

そんでこの後どうすんだ?

イッチとの戦闘再開?

 

465:グレート娘

『いやいや、安価も無事達成したんで、今日のところは撤収するッスよ。ヒーロー達の奮闘も予想以上だったし、個性も大漁大漁。これ以上を望むのは我が儘ってもんス』

 

466:後輩ヴィラン

謙虚ッスね(白目)

 

467:後輩ヴィラン

逆に言うとここまでしないと満足出来ないということであり……

 

468:後輩ヴィラン

我が儘までのハードル高すぎるんじゃあ

 

469:筋肉マ〇

『まだ……私はっ、まだ……』

 

470:グレート娘

『無理しない方が良いッスよオールマイト。せっかくウチが治療したのに、こんなところで不調抱えるような真似しないよーに。あ、あとこれは敢闘賞ってことで』

 

471:マイク

『パンっ(拍手)』

 

472:マイク

『ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ!!(被害地区再生中)』

 

473:後輩ヴィラン

 

 

474:後輩ヴィラン

 

 

475:後輩ヴィラン

 

 

476:後輩ヴィラン

えぇ……

 

477:後輩ヴィラン

うそん

 

478:全裸待機

崩壊した町が……戻っていく……

 

479:後輩ヴィラン

どっかのファンタス〇ィックビーストで見たわこんな光景

 

480:後輩ヴィラン

まさに個性というより魔法みたいな力ですね

 

481:後輩ヴィラン

建築業者泣かせな個性

 

482:後輩ヴィラン

復興に頭を悩ませる人達が喉から手が出るほど欲しがるだろうな

 

483:後輩ヴィラン

ジャングルジムも解けて道路に戻っていく

見てて気持ちがいいな

 

484:後輩ヴィラン

これで町の被害ゼロになりましたね

ヒーローが頑張ったおかげだな!

 

485:後輩ヴィラン

なおヒーロー達は体もプライドもズタボロにされた模様

 

486:筋肉マ〇

『……こんな個性まで持っているとはね』

 

487:グレート娘

『ウチの場合は個性の数じゃなくて、個性の仕事量が増えるんス。力も増して、空も飛べて、転移も出来て、炎も操れて、街を再生できる。()()()()()()()()()()()()んス』

 

488:筋肉マ〇

『……それも、敢闘賞かな?』

 

489:グレート娘

『ご名答ッス。それじゃあやることやったんで、そろそろお暇させてもらうッスよ。配信もここまでってことで』

 

490:後輩ヴィラン

お疲れ様でしたぁああ!!

 

491:後輩ヴィラン

今回も濃厚だった

また世界が少し変わる気がする

 

492:後輩ヴィラン

見る前と見た後で景色が変わって見える

この感覚がたまらないんや

 

493:後輩ヴィラン

激しく同意

 

494:後輩ヴィラン

もうクセになっちまうよ

 

495:グレート娘

『では改めてご視聴ありがとうございましたッス! 見事に安価3つ全て達成! 狩人ニキの成長のお祝いもしなきゃッスね! それでは、また次回ッス!!』

 

496:後輩ヴィラン

おつかれー!

 

497:後輩ヴィラン

次も楽しみにしてるぞー!

 

498:腕立て師

狩人ニキを看病してやってなー

 

499:全裸待機

次こそ馳せ参じてみせるぞイッチぃぃ!

 

500:後輩ヴィラン

拙者も頑張ってみるでござるよ

 

501:後輩ヴィラン

今回も怒涛の展開だったなぁ

 

502:後輩ヴィラン

ほんとほんと

まさか千年殺し達成するとは

 

503:後輩ヴィラン

加えてイッチと狩人ニキの覚醒よ

まず間違いなくイッチはパパ上に劣らぬ魔王になった

そんで狩人ニキも詳細は不明だが個性の本領を発揮し

準魔王級……あるいは四天王級とも言える領域になった

 

504:後輩ヴィラン

イッチの腹心って意味では四天王で良いかもな

全裸ニキも合流して覚醒したら強くなりそうだし

この調子で仲間集めたらガチで四天王できそうww

 

505:後輩ヴィラン

冗談抜きでイッチに付いて行きたいって奴多そう

四天王どころか一大勢力築くことも夢じゃない

 

506:後輩ヴィラン

5・6年後くらいに本当に出来てそうだなぁwww

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

996:後輩ヴィラン

>>1000なら新たな四天王襲来!

 

997:後輩ヴィラン

>>1000なら世界進出!

 

998:後輩ヴィラン

>>1000ならイッチの素顔大公開!

 

999:後輩ヴィラン

>>1000なら雄英高校に入学!

 

1000:後輩ヴィラン

>>1000なら無個性をヴィランに育てる!

 

1001:後輩ヴィラン

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№1の意地を見よ!ってな回でした。

なお千年殺しの切り抜きは五百万を突破する模様。








信じてたんだ 今日という日が続いていくって

信じてたんだ 皆と変わらず笑い合えるって

「スーパー娘と狩人の対策は!?」

「国内のヒーローだけで打倒は可能なんですか!」

知らなかったんだ こんなに脆いものだったなんて

知らなかったんだ 奇跡のような幻だったなんて

「私に出来る事は一つだけです。助けを求める誰かのもとへ、必ず行く!」

「俺にもまだ、やり直すチャンスはあるだろうか……」

思いたかったんだ またあの景色を見れるって

願いたかったんだ 己の原点がまだこの手にあるって

「いやーどうもどうも。新人ですが気楽にお願いします」

「生意気なやつだな! 蹴り飛ばしてやる!」

見ていたかった 美しいだけのその夢を

眺めていたかった 綺麗なだけの理想郷を 

「来るなっつってんだろクソデク!」

「待ってよかっちゃん!」

走り抜けたい その場所に向かって

辿り着きたい 見失ってしまった目標へ


その果てに また会えると信じたいから



次回「ワンチャンダイブ! まずはお前がやりんさい!!」
爆「ふざけんなー!(ワンチャンダイブ)」
緑「待ってよかっちゃ~ん!(追従)」


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幕間 英雄達の変化? さらに混沌へ!

ヒャーもう我慢出来ねぇ! 投稿だぁ!!


 絶望は加速する。

 

 入念な準備の下、迎え撃ったヒーロー達の敗北。

 

 それは人々の足元を大きく揺らめかせる結果となった。

 

 №1と№2。日本ヒーローのトップオブトップを始めとし、大勢の実力派ヒーローを招集して勝利を納められなかったという事実は、完全敗北と言っても過言ではなかった。

 

 まして相手はたったの2名。片方は未成年というおまけ付き。

 

 死者こそ出ていないものの、多くのヒーローと警察官が数ヶ月も病院で過ごす結果となった。

 

 そして、タルタロスで起きた爆発事件。

 

 犯人である彼女が語った通り、仕掛けられた場所は浅い階層で、最上級の犯罪者のいる場所には影響は無かった。

 

 しかし、一部のセキュリティが停止。十数名分の牢の機能が落ちた。

 

 幸いと言うべきか、最終的にタルタロスを出られた者はいなかった。

 

 だが応戦した職員の内7名が死亡。20名以上の重軽傷者が出て、5名の脱獄者がその場で殺処分となった。

 

 タルタロスで起きた爆発は外からでも容易に視認出来る規模であり、瞬く間に情報が流出。

 

 脱獄不可の看板こそ守ったものの、その威容に陰りが差すことは止められなかった。

 

 いつの間に爆発物が仕掛けられていたのか、どうやって忍び込んだのか、そのどちらも分からなかったからだ。

 

 場合によってはもっと最悪なタイミングで起爆させられていたかと思えば、恐怖を拭う事など出来よう筈もない。

 

 加えて配信中の発言から、他の重要施設にも仕掛けられている可能性が示唆された。

 

 要人の利用する場所、病院など、優先度の高い場所から厳重な検査が行われるのは必然だった。

 

 結果は――――零。

 

 どこにも、ただの一つも見つからずに終わった。

 

 誰もが一安心……などと、なる訳がない。

 

 あのタルタロスにさえ仕掛けられたのだ。どこにあっても不思議ではない。

 

 どこにも爆弾なんてなかった、ではなく、ただの一つさえ見つけられなかった。誰もがそう解釈した。

 

 テレビでは連日、爆発物など何処にも仕掛けられていなかったと安全を伝える放送が流れる。

 

 それで本当に安心を得られている者など、想像力に乏しい者か、危機意識の低い者だけだ。

 

 個性犯罪の発生率は右肩上がりとなり、一般人の中にも衝動的に個性を使用する例が散見された。

 

 元から目につきにくい場所で行われていた事が、段々と我が物顔で表に現れ出したのだ。

 

 路地裏の悪意が、日常への不満が、他人への苛立ちが。

 

 言葉ではなく、それぞれが持つ個性に乗せられて放たれるようになった。

 

 平和の象徴によって築かれたものが、音を立てて崩れていく。

 

 夜間に外出する人が減り、はみ出し者が大手を振って夜の街を徘徊する。

 

 ヒーローとヴィラン予備軍の衝突は日増しに激化し、警察官の目の隈は濃くなるばかりだった。

 

「本当に大丈夫なのか……?」

 

 誰かが言った。

 

「ヒーローは勝てるの?」

 

 誰かが言った。

 

「警察がなんの役に立つんだ?」

 

 誰かが言った。

 

「困った時に助けてもらえるのか?」

 

 誰かが言った。

 

「ヴィランに襲われたらどうすればいいんだ?」

 

 誰かが言った。

 

「もしヒーローが駆けつけてくれても……」

 

 誰かが言った。

 

「相手がもし……()()()()だったら?」

 

 誰かが、誰もが言い続けた。

 

 本当に、ヒーローに任せていいのだろうか?

 

 救う者への幻想は打ち砕かれ、その残照さえ容赦なく焼き尽くされて。

 

 人々の不安は大きく膨れ上がり、逆に今まで社会への不満を溜めていた者は満たされていく。

 

 個性を解き放って暴れ、ヒーローに倒され捕まっても彼等の顔に不安も後悔もない。

 

 口々に零すのだ――――ああ、こんな簡単なことだったんだ――――と。

 

 ただ一歩を踏み出すだけで、こんなにも晴れやかになれるのだと。

 

 それを見た野次馬達の中で、また別の誰かが考える。

 

 自分も、あんな顔をしてみたいと。

 

 自身を縛り付ける全てを捨て去って、欲求の赴くままに……。

 

 そう、()()が言っていたじゃないか。

 

 これは第四の欲求なんだ。仕方ないんだ。

 

 腹が減ったら食べなきゃ。

 

 眠くなったら眠らなきゃ。

 

 誰もがやってる当たり前のことなんだ。

 

 だから、この胸の奥から湧き上がるものも、あって当然のものなんだ。

 

 混乱は広がり続ける。

 

 もはや、一人の特別(オールマイト)だけではどうしようもない程に。

 

 ――――しかし。

 

 変化は一辺倒なものではない。

 

 何かが変われば、別の何かも連鎖的に変化するものだ。

 

 日が沈めば月が浮かぶように。

 

 夜が明けて朝がやって来るように。

 

 その大きな変化もまた、人の目のつかないところから徐々に起こりつつあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 某県某市。

 

 日本の古き屋敷然とした家の、その奥で。

 

 その男――――№2ヒーロー、エンデヴァーは静かに座り込んでいた。

 

 鍛錬用に頑丈に作られた一室の中央で、灯りもつけずに胡坐をかいていた。

 

「…………」

 

 その顔に他者を圧するような覇気はなく、普段から体に纏っている炎も蝋燭のようにか細い。

 

 渦巻く感情は、圧倒的な敗北を喫した事への怒り――――ではなかった。

 

「……あの炎は……俺のものだった」

 

 何度も思い返すのは、つい先日の戦い。

 

 スーパー娘などというふざけた名前で世間を混乱に陥れる少女との初邂逅。

 

 己の個性を会得し、同じ技をぶつけて挑発してきた。

 

 最初こそ、アイデンティティと言っても過言ではない個性を奪われて憤怒に身を焦がした。

 

 例え同じ個性を得ても、研磨した年月が違う事を教えてみせると意気込んでいた。

 

 しかし――――

 

「俺と同じ……しかし……」

 

 炎を高圧縮して撃ち放つ必殺技――――赫灼熱拳。

 

 代償として肉体に熱がこもり、身体能力の低下を招くという欠点がある。

 

 炎系の個性として国内最強と謳われるエンデヴァーだが、その力には明確な限界があった。

 

 どれだけ火力を上げようと、肉体がそれに耐えられないという壁。

 

 もちろん熱耐性も最高峰ではある。ただそれが、彼自身の求める水準に達していないというだけ。

 

 もし熱への絶対的な耐性が備わっていたら、或いはオールマイトと同じ領域にだって行けたかも知れない。

 

 だからこそ歯痒さを覚え、様々なアプローチで強くなろうとした。

 

 いつしかそれにも限界を感じ……許されざる邪道に手を染めたのだ。

 

 だと……いうのに……。

 

「あの炎は……()()()()()()()()

 

 あの場で、エンデヴァーは気付いていた。エンデヴァーだからこそ気付けた。

 

 彼以外の誰にも不可能。オールマイトにさえ無理。

 

 誰よりも炎の扱いに長けた彼だからこそ気付けた、衝撃の事実。

 

「あの女には、()()()()()()()()()()()()()」 

 

 同じ赫灼熱拳を何度も行使しながら、自分とは明確に違っていた。

 

 あの時既に熱がまわり、動きが鈍り始めていたエンデヴァーとは正反対に。

 

 まるで何の支障もなく動き回っていた少女の姿が、彼の脳裏から離れない。

 

「炎……いや、熱の完全操作……か」

 

 炎と体の接触を完全に絶つ。体に伝わろうとする熱すら制御して余さず火力に変える。

 

 貫かれ、今は包帯に包まれた右肩を見やる。

 

 貫かれた瞬間、当然の事として尋常ではない熱を感じた。

 

 しかし思い出せば、貫かれた場所以外は熱が伝わってこなかった。

 

 直に触れずとも、炎に近づけば放射熱によって熱さを感じるものだというのに。

 

 すなわち、炎という現象ではなく、熱そのものを完全な制御下に置くからこそ成し得る。

 

 これを習得すれば、耐性の大小に関係なく火力を上げることが可能となる。

 

「それが出来ると……わかっていれば……」

 

 言い訳にさえならない。

 

 だってそう―――――かつて自分で諦めたのだから。

 

 誰より研鑽を重ねてきたエンデヴァーは、確かに同じ結論に至っていた。

 

 そのために鍛練を積み重ね、何年も費やした頃に不可能だと判断したのだ。

 

 誰よりもオールマイトを超える事に執念を燃やす彼をして、無理だと諦めた領域。

 

 そんな場所に、あの少女の姿をした悪魔は気安く辿り着いてみせた。

 

 何十年もの努力を、あの僅かな時間で超えられた。

 

「――――ハッ。なんだ……それは……っ!」

 

 拮抗された、どころの話ではない。

 

 あの戦いは、()()()()()()()のものだったのだ。

 

 オールマイトとの戦いで、奪った個性の数々を駆使して戦っていた。

 

 誰より巧みに、誰より高みに、まるでこれこそ本来の姿だと言わんばかりに。

 

 オールマイトの個性を無効化せず、ヒーロー達の個性だけで対抗してみせた。

 

 きっとエンデヴァーだけではない。あの場で個性を盗み取られた全てのヒーローが、自身の個性の一つ上の世界を叩きつけられていた。

 

「ならっ――――俺はッ!!」

 

 拳を床に叩きつける。

 

 背中から炎が吹き荒れ、市販の服が燃えるが知った事ではない。

 

 エンデヴァーの心は嵐のように荒れていた。

 

 誰よりひた走ってきたつもりだった。オールマイトを超えるのは自分だと。

 

 限界まで個性を極めたつもりだった。その果てに絶望して次に託そうとした。

 

 正しさだの過ちだのは頭になく、目指す先しか眼中に入れないで。

 

 そうして思い描く最高の次世代を生み出し―――――我が子の一人を失った。

 

 そうまでして歩んできたのに、自身にもまだ可能性があったなどと言われたら。

 

「俺は……なんの、ためにッッ!!?」

 

 なんのための犠牲だったというのか。

 

 女性の人生を道具のように買い上げ、三人の子供に失敗作の烙印を押して。

 

 後継として生んだ子を、作品のように育て上げた。

 

 外道と罵られて然るべき行いを、野望という名の虚飾で飾って見えないようにした。

 

 全ては……そう、全ては――――

 

「………………誰より、強く……なりたかった」

 

 ただ、それだけのため。

 

 小さな男の子が思い描くような、ちっぽけな願いのため。

 

 そう、だったというのに。

 

「どうして……俺は……」

 

 いつの間にか、忘れてしまっていた。

 

 誰より強くなる……それは、自分一人の夢だった。

 

 自らが歩むべき道。手を伸ばし続けた憧憬。

 

 それは決して、誰かを泣かせるためのものなんかじゃなかった。

 

 そんな己の原点(オリジン)を、エンデヴァーは……否、轟炎司は思い出した。

 

「……おい」

 

 背後から声がかかる。

 

 振り返れば、赤と白の髪が左右で分かれた三男坊。

 

 己が後継として。最高傑作として生みだした子……轟焦凍がいた。

 

 炎司を見やる彼の目は、まるでヴィランにでも向けるような苛烈なものだった。

 

 今までならば、それくらいの反骨心があれば丁度いい、くらいにしか思わなかった。

 

 だが今は、その顔の半分を覆う火傷痕も含め、償い様のない罪過の象徴に見えた。

 

 呼びかけこそあったが、それ以降に声は続かない。

 

 気付けばいつもの訓練時間になっており、それに従って赴いただけなのだろう。

 

 来たからさっさと始めろ、という胸の内が表情に現れていた。

 

「…………」

 

 しかし、今は――――

 

 焦凍の傷を、炎司は目に焼き付けた。

 

 己の罪の象徴を。違えてしまった道に刻まれた轍を。

 

 これからすべきことは何なのか。それを数秒の内に考えて――――

 

「焦凍……今、家に冬美と夏雄はいるか?」

 

 思いつく筈もなかった。

 

 当然だ。いったいどれほどの時を間違えて来たのか。

 

 それが気付いた直後に分かれば、苦労などあるものか。

 

 考えなければならない。時間をかけてじっくりと、己が果たすべき償いを。

 

 だから、まずは。

 

「居間に集まってくれ――――話がある」

 

 まずは、頭を下げねばなるまい。

 

 罵られ、殴られることになろうとも。

 

 今までのことを、これからのことを。

 

 独り善がりの時は終わりを告げた。

 

 どのような結末になろうと、ここから始めなければならない。

 

 それこそ、彼の――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふん、ふん、ふふ~ん」

 

 再び某県某市の、とある川沿いの土手にて。

 

 死柄木葬は機嫌よく散歩をしていた。

 

 片手にはスマホ。ニュースサイトの記事を順に見ながらニンマリと表情を歪める。

 

「プレゼントはちゃんと受け取ってくれたかな~?」

 

 先の戦いにおいて、葬は多くのヒーローの個性を習得した。

 

 そのどれもがよく鍛え、磨き上げられた一級品。誰かを助けるために研ぎ澄まされた名刀のごとき力だ。

 

 その力のみならず、熟練度まで一切合切を頂いた――――()()()()()()

 

 葬の個性はあくまで()()()()()()()()()()だけであり、その練度まで奪えるわけではない。

 

 至極当然の話、使い方とはあくまで知識と経験。つまり記憶の蓄積の領域だ。

 

 個性そのものの成長度こそ得られるが、どう使えば良いのかは葬自身に委ねられる。

 

 ならば何故、その場にいた全てのヒーローの個性を使えたのか?

 

 その答えもまた、実に単純だった。

 

「お、ファンサイトに復帰宣言出されてる。こっちは後方にいたから早いね~」

 

 葬のスマホに映されていたのはまさに、先の戦いで打ち負かしたヒーローの一人。その公式ファンサイトだった。

 

 次々に別のサイトにアクセスし、その全てがヒーロー達のファンサイト。

 

 アカウント登録者を示す会員番号が表示され、中には3桁台のものまであった。

 

 そう。何を隠そう死柄木葬は―――――()()()()()()()()

 

 公式ファンサイトに登録していないヒーローなどいないと断言する程の、寝ても覚めてもヒーローの事を考える少女だった。

 

 故に知っていたのだ。戦いに参加していたヒーローの個性も、その使い方、応用性、必殺技に至るまでの何もかもを。

 

 実は個性を無効化された時も、真っ先にイレイザーヘッドだと理解していた。

 

 だから個性に関しても教えてもらう必要などなく、手に入れてしまえば自由自在。

 

 いつか手に入れる事を夢見て、どんな風に使うかを考え続けていたから。

 

 葬でなくとも、多くの人間が一度は経験があるだろう。

 

 自分があの個性を持っていたら、こうやって使うのに、こうすればもっと強くなれるのに。

 

 そんな叶わぬ幻想を、葬は現実として迎えられるのだ。

 

 故に実現した歓喜のまま、思う様に夢想を解放した。

 

 こうすればきっと強い、こんな風にも使えるんじゃないか、こうすればもっともっともっともっと――――

 

 そんな、自分が考えた最強の必殺技もどきの発表会みたいなことをしてしまった。

 

 あれを参考に、少しでもヒーロー達が飛躍してくれることを願って。

 

「いやー……楽しかったなぁ……」

 

 そう、楽しかった。

 

 目を剥くような顔ぶれが揃い、戦場まで用意して己を負かさんと殺到してきた光景が目に焼き付いて消えない。

 

 オールマイトのSMASH、エンデヴァーの赫灼熱拳、他にも様々な、映像の向こうや遠目にしか見てなかった力が自分に向けられた時の高揚といったら……。

 

 こんな最高の体験をしたヒーローファンなんて自分だけだと、胸を張って言える。その事実がたまらなく嬉しかった。

 

 罠を仕掛けられる程度は予測の範囲だったけれど、まさかあそこまで極上の舞台を用意してくれるとは思わなかった。

 

 ささやかなお礼としてヒーローにはヒントを、警察には町の被害の帳消しという形で報いた。

 

 本当はもっと他の形で礼をしても良かったけれど、ヴィランとの内通なんて良からぬ噂でも立ったら本末転倒だ。

 

 それに過剰な施しなどヒーローには不要だろう。

 

 この敗北を期に、是非ともプルスウルトラを見せてもらいたい。

 

 ヒーローとは、限界を超え続けてこそなのだから。

 

「さーて、今度はどうし――――ん?」

 

 不意に、何かを感じて視線を横に流す葬。

 

 川を挟んだ反対側、その河川敷で4人の子供が遊んでいた。

 

 それだけなら微笑ましい日常の風景だったろう。

 

 しかし問題なのは、その構図だった。

 

 1人の子供が尻もちをつき、他の3人がそれを囲んでいる。

 

 助け起こそうとする素振りもなく、まるでこれからリンチでも始めそうな様子が見てとれた。

 

 しかし葬が気にしたのは、そんなどうでも良い状況ではない。

 

 その視線は、尻もちをついた1人に向けられていた。

 

「あの子…………へぇ。希少種がこんな簡単に見つかるなんて、ラッキー」

 

 肩に下げたポーチから、自撮り棒を取り出す。

 

 そこに配信プログラムを起動したスマホを装着し、目的に向かって歩き出した。

 

「さあ――――始めよっかぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それが――――

 

 後に世界を変える事になる出会いだったとは、誰も知らなかった。




誰が想像しただろう? 魔王の娘がヒーローオタクだったなんて!?

作者も知らなかった!(執筆中に思いついた)








それは一つの出会い

世界を巻き込む小さな出会い

「ねぇ君、お名前は?」

「緑谷出久……です」

少年は知らなかった それが未曾有の巨悪だと

少女は知らなかった それが未知の狂人だと

「そっちの爆発頭君は?」

「誰が名乗るかカス!」

少年は知らなかった 井の外の大海を

少女は知らなかった 暴虐の底の正義を

「それ行けワンチャンダイブ!」

「クソがァーー!!」

「僕もぉぉお!!?」

交わされた言葉は誓いとなり

生まれた想いは信念となる

「じゃあ勝負だ! 私に勝ったら世界の半分あげよう!」

「いるかクソが! 自分で取るわ!」

「取っちゃだめだよかっちゃん!?」

少年達は今こそ知るだろう

自らの描く憧憬 その果てに待ち受けるものを

しかしそれでも

胸に抱いた光は 絶えず輝き続けるのだから





次回「爆発わかめ!? その辞書に諦めはなし!」
娘「オールマイト千年殺し写真欲しくない?」
爆・緑「「欲しい!」」


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断章安価
狂気の目覚め


お久しぶりです。

楽しいゲームが多すぎるんじゃあ(謝罪)

原作の激熱展開に触発されて投稿。


【応募】無個性少年をヴィラン堕ちさせる方法【ミツケタ】

 

 

1:マスター娘

ちょっと前置きはいいからこれ見てちょ

 

https://www.○○○ube.com/○○○○v=――――

 

パスワード Child killer

 

 

2:弟子ヴィラン

いきなり不穏しかないんですが……

 

3:弟子ヴィラン

千年殺し事件からまだ三日やぞ

ありふれた模倣犯の一つとして埋もれるだけだと

何故わからないんだ

 

4:弟子ヴィラン

なんだこれ?

マイ〇ラみたいな世界が広がってるんだが

貼り付けてるだけ?

 

5:弟子ヴィラン

マ〇クラはワロタww

 

6:弟子ヴィラン

その中で歩く人達はくっそリアルなんですが

顔はへのへのもへだけどwww

 

7:弟子ヴィラン

なwwんwwだwwこwwれwwはww

 

8:弟子ヴィラン

せっかくのクオリティが顔で台無しだよ!

 

9:弟子ヴィラン

これがなんだって言うのん?

 

10:マスター娘

『前々から思ってたんだけど、外だと殆どモザイクだらけになるのは見栄えからして退屈だからね。どうせならと思って背景と人を自動的にCG化して流すプログラム組んで見た。ちなみにグラ化をオフにするとこうなる』

 

11:弟子ヴィラン

うせやろ……

 

12:弟子ヴィラン

どこの川かわからないが、確かに実物ぽいな

 

13:弟子ヴィラン

顔モザイク人間がフルCGへのへのもへに変化するの笑う

 

14:弟子ヴィラン

それな(笑)

 

15:弟子ヴィラン

いや待ってよこれ本物だとしたら技術ヤバすぎでしょ

まさか……?

 

16:弟子ヴィラン

S娘なのか……?

 

17:弟子ヴィラン

スパン短すぎィ!?

 

18:弟子ヴィラン

このためにわざわざ配信したん?

 

19:マスター娘

『もちろんこれはおまけ。本題はあれなんだよね』

 

20:弟子ヴィラン

子供?

 

21:弟子ヴィラン

小学生ですかね?

まさかの事案かな?

 

22:弟子ヴィラン

なんかイジメ現場ぽくね?

 

23:弟子ヴィラン

まさかヴィラン堕ちさせる無個性少年ってのは……

 

24:マスター娘

『ご明察ぅ。あの座り込んでる子が無個性だから、前回の>>1000に従ってヴィラン堕ちさせようと思いまーす(笑)』

 

25:弟子ヴィラン

おうふ

 

26:弟子ヴィラン

笑うなwww

 

27:弟子ヴィラン

お前もな!wwww

 

28:弟子ヴィラン

いたいけな少年を誑かすなんて、そんなの……興奮するじゃないか!!

 

29:弟子ヴィラン

クズしかいない定期

 

30:弟子ヴィラン

分かりきってたことなんだよなぁ

 

31:弟子ヴィラン

というか何で無個性ってわかったの?

会話でも聞いた?

 

32:弟子ヴィラン

たしかにな

今時、無個性なんて隠して生きるのが普通

届け出では無個性と書いても周囲には没個性として振る舞うもんだ

 

33:弟子ヴィラン

ワイが中学生の時、陽キャの一人が無個性だとバレて最底辺に落ちた

陰キャの中でさえ虐められて不登校になってたわ

 

34:弟子ヴィラン

似たような事が高校の時にあった

やっぱどこでも無個性ってそんな扱いだよな

 

35:弟子ヴィラン

大人になる過程で嫌でも理解するが、強個性以外なんて五十歩百歩だよな

私生活で有効活用出来ない個性なんか有っても無くても同じだよ

 

36:弟子ヴィラン

ほんとにな

小さい頃は選ばれし者みたいな全能感に酔いしれたけど

自分より強い個性なんて石ころみたいに溢れてるという現実よ

ヒーローみたいな個性っていうことは、ヒーローになれなきゃ利用価値なしってことだからね

 

37:マスター娘

『三年くらい前に個性を感知する個性っていうのを学んだんだけど、つまり人がいるのに感知出来ないから個性を持ってないことになるんだよね』

 

38:弟子ヴィラン

なるほど

普通なら使い道のないクソ個性だが

無個性発見器になるわけね

 

39:弟子ヴィラン

いやいや個性を感知するってことは

人を感知しているのと一緒だろ?

普通にレーダーとして優秀じゃんか

 

40:弟子ヴィラン

たしかになぁ

どんな奇襲にも対応出来ちゃうじゃんね

 

41:弟子ヴィラン

ちょっと待て

そんな個性あるならなんで三日前の罠に引っ掛かった?

 

42:弟子ヴィラン

あらま

 

43:弟子ヴィラン

ほんとだ

 

44:弟子ヴィラン

じゃあニセモノ?

 

45:弟子ヴィラン

いやーどっちかっていうとS娘なら最初から気付いていた説じゃね?

どんな策用意してるか見てやろうな精神で平然としてそう

 

46:弟子ヴィラン

ありそうだなぁww

 

47:マスター娘

『まぁそんな事はどうでもいいじゃない。そんなこんなしてる間にほら、無個性少年がイジメられてるよ』

 

48:弟子ヴィラン

うわー軽く暴力振ってるやん

 

49:弟子ヴィラン

イジメ……暴力……ボッチ……うっ頭が……

 

50:弟子ヴィラン

脳裏に蘇る負の歴史

 

51:弟子ヴィラン

消し去った筈の過去が追って来る……

 

52:弟子ヴィラン

もうやめろ! 俺は……俺はァッ……!!

 

53:弟子ヴィラン

もう休め、お前ら

 

54:弟子ヴィラン

現在進行形でイジメられてる子をよそに寸劇すんな

 

55:弟子ヴィラン

ていうか、まさかと思うけど配信したってことは安価するの?

 

56:弟子ヴィラン

え、何を言ってるの?(するに決まってんだろ)

 

57:弟子ヴィラン

そんなまさか、ねぇ?(しない筈ないだるぉお?)

 

58:弟子ヴィラン

そんな事より早く行ってやれよ!(そして安価しろ)

 

59:弟子ヴィラン

安定のクズ集団であった(ヒャッハー安価だー!)

 

60:弟子ヴィラン

うーんこのシンクロ率400%共め

 

61:弟子ヴィラン

つまり人間じゃないってことですね

 

62:弟子ヴィラン

吹いたwwww

 

63:マスター娘

『安価したくてウズウズしている皆のために、今日は4個にしようか。じゃあさっそく……イジメられっ子をヴィランに墜としたい――――どうする?』

 

>>68

>>73

>>78

>>83

 

64:弟子ヴィラン

多いぃ!w

 

65:弟子ヴィラン

流石イッチ

向上心を忘れない女

 

66:弟子ヴィラン

イジメっ個を蹴散らして「私が来た!」と言う

 

67:弟子ヴィラン

あえてイジメに混ざって心をへし折る

 

68:弟子ヴィラン

イジメっ子をおしおき(意味深)

 

69:弟子ヴィラン

イッチの個性でイジメられっ子を超強化して復讐させる

 

70:弟子ヴィラン

そこら辺でヴィラン拾ってけしかける

 

71:弟子ヴィラン

オールマイトに通報する

 

72:弟子ヴィラン

パパ上に説教してもらう

 

73:弟子ヴィラン

助けた末に「もう大丈夫、私がいる」と誑かす

 

74:弟子ヴィラン

ガキ共の個性学んで自尊心バッキバキにする

 

75:弟子ヴィラン

個性を使わずガキ共を蹴散らし、無個性の可能性を見せつける

 

76:弟子ヴィラン

「魔王娘の狩りを見よ」する

 

77:弟子ヴィラン

一部始終を撮影してネットに流す

 

78:弟子ヴィラン

彼こそ新たな四天王

 

79:弟子ヴィラン

イジメっ子がやってたことを倍にして返させる

 

80:弟子ヴィラン

あえて四人まとめてぶっ飛ばす

 

81:弟子ヴィラン

狩人ニキと全裸ニキとでジェットストリームアタック仕掛ける(1敗)

 

82:弟子ヴィラン

全員を舎弟にする

 

83:弟子ヴィラン

イジメてるクソガキ共にトラウマ植え付ける!

 

84:弟子ヴィラン

お尻ぺんぺん100回ずつ×4

 

85:弟子ヴィラン

本当の暴力というものを教える

 

86:弟子ヴィラン

家庭教師になってマフィアのボスに育てる

 

87:弟子ヴィラン

うーむ

普通だな

 

88:弟子ヴィラン

イッチの安価にしては平和だよな

 

89:弟子ヴィラン

子供がヴィラン堕ちさせられるのに普通とは……

 

90:弟子ヴィラン

いやー言っちゃなんだが今までが今までだからね

 

91:弟子ヴィラン

規模という点で言えば大幅な縮小でしょうよ

ヴィラン堕ちっつったって無個性じゃたかが知れてるしな

 

92:弟子ヴィラン

鍛えられても速攻で捕まってハイお終いってなりそう

 

93:弟子ヴィラン

それな

鍛えるっつっても筋トレとか見てもつまらんし

修行パートみたいな地味描写にしかならんでしょ

 

94:マスター娘

『じゃあ決まりってことで結果は

 

>>68

イジメっ子をおしおき(意味深)

>>73

助けた末に「もう大丈夫、私がいる」と誑かす

>>78

彼こそ新たな四天王

>>83

イジメてるクソガキ共にトラウマ植え付ける!

 

の四つね。要はイジメっ子ぶっ飛ばして誑かすってことでおけ?』

 

95:弟子ヴィラン

間違ってないんだが言い方ぁ!

 

96:弟子ヴィラン

完全に事案ですね本当にありがとうございました

 

97:弟子ヴィラン

小学生無個性少年と14歳魔王娘のおねショタと聞いて

 

98:弟子ヴィラン

性癖ぶっ壊れそう

 

99:弟子ヴィラン

↑もう手遅れだ……

 

100:マスター娘

『じゃあさっそく突撃しましょうか。はいジャーンプ!(跳躍)』

 

101:弟子ヴィラン

たかーい

 

102:弟子ヴィラン

ズザーっと着地した時の子供達のビクリ具合がワロス

 

103:弟子ヴィラン

一斉にへのへのもへが振り向くの吹いたwww

 

104:弟子ヴィラン

同じくww

 

105:マスター娘

『へーいガキんちょ共よ。イジメは良くないって親に教わらなかった?』

 

106:弟子ヴィラン

おまいう

 

107:弟子ヴィラン

犯罪はしちゃいけないって親に教わらなかった?

 

108:弟子ヴィラン

絶対に教わってないだろう人筆頭ですね

 

109:弟子ヴィラン

ブーメランって知ってる?

 

110:マイク

コテハン登録者の書き込みを検知しました。

コテハン『暇の狩人』を自動適用します。

 

111:弟子ヴィラン

えw

 

112:弟子ヴィラン

おいwwww

 

113:弟子ヴィラン

狩人ニキ!?

 

114:弟子ヴィラン

暇wwのww狩ww人ww

 

115:弟子ヴィラン

今日は非番なんですかねぇ

 

116:暇の狩人

登録者と言いつつネーム変わってるんだが……

まぁ毎回のことだけど

今回は部屋でゆっくりしてる

特にお呼びもかかってないしな

 

117:弟子ヴィラン

狩人ニキが未登場……だと……

 

118:弟子ヴィラン

そんな……それじゃあ俺達は誰の悲鳴で盛り上がれって言うんだ!

 

119:弟子ヴィラン

今すぐ駆け付けろ!

そんでもって良い声で鳴け!

 

120:弟子ヴィラン

俺達の楽しみを奪うんじゃあない!

 

121:暇の狩人

クズしかいない定期

 

122:弟子ヴィラン

それが何か?

 

123:弟子ヴィラン

今更ですよねぇ?

 

124:弟子ヴィラン

むしろ俺達をこんなにしたのは狩人ニキですがな

 

125:弟子ヴィラン

責任とって! 今すぐに!

 

126:マイク

パフォーマンス向上のため対象4名をコテハン登録します

 

127:モブA

『あぁ!? 誰だよてめぇ来んなカス!』

 

128:モブB

『今こいつ、川飛び越えて来たか……?』

 

129:モブC

『たぶん……』

 

130:無個性

『…………(唖然)』

 

131:マスター娘

『もー口悪いなー。そんな子にはお仕置きだぞ!』

 

132:マイク

『ビュビュビュンッッ!!(スーパーボール弾き)』

 

133:モブA

『がッ!?(45のダメージ)』

 

134:モブB

『ギャッ!(38ダメージ)』

 

135:モブC

『おブ!!?(40ダメ)』

 

136:無個性

『えっ!?(驚愕)』

 

137:弟子ヴィラン

綺麗に額に命中したな

流石だ

 

138:弟子ヴィラン

ダメージ低いけど空中一回転してるんですが……

 

139:弟子ヴィラン

ダメージ表記の簡略化にツッコんだらダメ?

 

140:暇の狩人

スーパーボールを常備してる事にツッコむべき

 

141:弟子ヴィラン

それな

 

142:弟子ヴィラン

何に使う気だったんだよってww

 

143:弟子ヴィラン

イッチが全力投球すればコンクリ吹っ飛ばせそう

 

144:弟子ヴィラン

人体なんてパーンってなるわな

 

145:モブB

『ひぃぃ! 逃げろぉ!』

 

146:モブC

『ママぁ~~!』

 

147:モブA

『おいてめぇら! 逃げんな!』

 

148:弟子ヴィラン

クソ雑魚のテンプレ台詞www

 

149:暇の狩人

こんな三下の言葉をリアルで聞けるとはなぁ

 

150:弟子ヴィラン

叫んでるAはしかし逃げない様子

 

151:弟子ヴィラン

モブB は にげだした!

モブC は にげだした!

 

152:マスター娘

『え? 逃げられるわけないよねぇ?(念力引き寄せ)』

 

153:弟子ヴィラン

 

まおう からは にげられない!

 

154:弟子ヴィラン

wwwwwww

 

155:弟子ヴィラン

コーラ吹いちまったじゃねぇか!ww

 

156:弟子ヴィラン

イジメっ子の悲鳴を肴に飲む酒が美味すぎる

 

157:弟子ヴィラン

クズ野郎!(直球)

 

158:弟子ヴィラン

>>156

同じく

イジメを楽しむ人間なんて〇ねばいい

 

159:弟子ヴィラン

処すべし

処すべし

処すべし

 

160:弟子ヴィラン

過去に闇を持つ者達が溢れ出ておる……

 

161:弟子ヴィラン

堅く閉ざした記憶の扉がこじ開けられたんやな

 

162:弟子ヴィラン

イッチのこれまでの戦歴に比べればイジメとか

かわいいレベルだと思うんですがそれは

 

163:弟子ヴィラン

馬鹿野郎!

観客目線だから楽しいんじゃい!

 

164:弟子ヴィラン

過去のイジメは被害者

現在の安価は観戦者

この違いが全てなんよ

 

165:弟子ヴィラン

要するにイジメで性格捻じれ曲がっただけじゃないですかヤダー

 

166:モブA

『このクッソカスがぁ!!(ビーム)』

 

167:マスター娘

『ヘイヘーイ! 当たってないぞバーカ! ノーコン! ノーコン!(煽り)』

 

168:暇の狩人

言葉のレベルが相手と同等に下がってる件について

 

169:弟子ヴィラン

てかモブA手からビーム撃ってるけど絶対加工だろww

 

170:弟子ヴィラン

爆発音みたいなもん聞こえるけど画面では波動砲になってるからね

火力チートかよって思ったけどただのプライバシー保護という

 

171:弟子ヴィラン

そして逃げ続けようとするモブBCは引き寄せ続けられているというね

 

172:弟子ヴィラン

諦めず挑戦し続けるのは良い事だよ(震え声

 

173:弟子ヴィラン

挑戦は挑戦でも逃走ですがそれは

 

174:マスター娘

『覚えた! くらえ!(ビーム)』

 

175:モブA

『がぁ!?(50ダメ)』

 

176:弟子ヴィラン

覚えたwww

 

177:弟子ヴィラン

完全にアダムシリーズですね本当にありがとうございました

 

178:弟子ヴィラン

攻撃に一切の躊躇がないのすこ

 

179:モブB

『な、なんで○○○○(ピーーー)の個性を!?』

 

180:モブC

『同じ個性? ……え、いや……もしかして!? こいつグレー』

 

181:マスター娘

 

『そうですあたしがマスター娘です(ビーム)』

 

182:モブC

『あべっ!?(30ダメ)』

 

183:弟子ヴィラン

理不尽な自己紹介がモブを襲う

 

184:弟子ヴィラン

誰かに暴力を振るわないと自己紹介が出来ない女

 

185:弟子ヴィラン

肉体言語による自己紹介ですね

 

186:弟子ヴィラン

へたり込んだモブBの股下に水溜りが出来てる様子

 

187:弟子ヴィラン

あらー

 

188:弟子ヴィラン

破水した?(すっとぼけ)

 

189:弟子ヴィラン

それはそれでヤバイww

 

190:マスター娘

『さーて、大丈夫だったかなむこ……じゃなくて少年?』

 

191:無個性

『え……あ、ありがとう……ございます』

 

192:弟子ヴィラン

差し伸べられた手を恐る恐る取る無個性少年

 

193:弟子ヴィラン

当然のように無個性呼ばわりしようとしてたのワロタ

 

194:弟子ヴィラン

名前聞いてないから仕方ないとはいえ、普通に悪口だしな(笑)

 

195:無個性

『あの……お姉さんって、テレビに出てたグレート娘?』

 

196:マスター娘

『ん、違うよ? あたしはマスター娘っていうの』

 

197:無個性

『え、でも今……』

 

198:マスター娘

 

『マスター娘、だよ?(威圧)』

 

199:無個性

『………………あ、ハイ』

 

200:弟子ヴィラン

あ、ハイwwww

 

201:弟子ヴィラン

小学生にも容赦なく威圧すんなwww

 

202:弟子ヴィラン

これは狩人ニキと仲良くなれそうな子

 

203:弟子ヴィラン

被害者の会創設メンバーになれるな

 

204:暇の狩人

少年よ悪いことは言わない

今すぐ回れ右して全力疾走しろ

 

205:弟子ヴィラン

wwwwwwwwww

 

206:弟子ヴィラン

狩人ニキww

 

207:弟子ヴィラン

経験者は語る

 

208:弟子ヴィラン

これ以上ない説得力がありやがる!

 

209:弟子ヴィラン

だが逃げられないんだよなぁ

 

210:弟子ヴィラン

イッチの背後で念力コロコロされてるモブ共に笑いが止まらない

 

211:弟子ヴィラン

それな

いいぞもっとやれ!

 

212:マスター娘

『大変だったね少年。ちなみにどうしてイジメられてたの?(すっとぼけ)』

 

213:無個性

『そ、れは……僕が……その……無個性、だから……』

 

214:マスター娘

『え? なんだって?(難聴系)』

 

215:弟子ヴィラン

この畜生wwwww

 

216:弟子ヴィラン

助けと見せかけて追撃してんじゃねーか!

 

217:弟子ヴィラン

顔を伏せている無個性少年を愉悦顔で見下ろすイッチが目に浮かぶぜぇ

 

218:モブA

『そいつが無個性だからだよ!!』

 

219:弟子ヴィラン

ここでモブA再ログイン

 

220:弟子ヴィラン

というか地味に念力コロコロに対応してね?

こいつ……できる!

 

221:弟子ヴィラン

ただのイジメっ子ではなかったか……

 

222:マスター娘

『無個性だからイジメてたん?』

 

223:モブA

『無個性のくせにヒーローになるなんて言ってんだよそのカスは!』

 

224:弟子ヴィラン

お?

 

225:弟子ヴィラン

ヒーロー? 無個性で?

 

226:弟子ヴィラン

無理ぽ

 

227:弟子ヴィラン

いやーでも当然だろ

今のご時世ヒーローに憧れるのは

 

228:弟子ヴィラン

でも無個性で夢見るのはねぇ

 

229:弟子ヴィラン

小学生ならまだ現実を見れてなくともしゃーない

俺だってクソ雑魚個性だけど昔は目指してた

 

230:マスター娘

『ほーん……ヒーローにねぇ?(ニチャァ)』

 

231:弟子ヴィラン

ひぇっ

 

232:暇の狩人

あかんスイッチ入ったな

 

233:弟子ヴィラン

無個性少年終了のお知らせ

 

235:弟子ヴィラン

闇に引きずり込む恰好の餌を見つけてしまいましたねぇ

 

236:マスター娘

『君、ヒーローになりたいんだ?』

 

237:無個性

『……うん』

 

238:マスター娘

『無個性なのに?』

 

239:無個性

『…………うん』

 

240:弟子ヴィラン

煽る煽る

 

241:弟子ヴィラン

こころが きしむ おとがする

 

242:弟子ヴィラン

大丈夫だ少年

いつか大人になったら笑い話に出来る日が来るよ

 

243:弟子ヴィラン

砕けた昔の夢を笑って振り返られるようになれば

立派な大人になった証拠さ

 

244:弟子ヴィラン

なんか語り出す連中が出たぞ

 

245:弟子ヴィラン

つまり夢が砕けた人達か

ちな俺は現役ヒーロー科高校生

 

246:弟子ヴィラン

>>245

いや草ァ!

 

247:弟子ヴィラン

こんなところにいていいのかよwwww

 

248:弟子ヴィラン

通報するべき立場な筈なんですが……

 

249:弟子ヴィラン

意識低い系ヒーロー科か

絶対に雄英や士傑ではないな

 

250:マスター娘

『ふぅん…………どうやってなるの?』

 

251:無個性

『え……?』

 

252:マスター娘

『だから方法。目指すのは良いけど、無個性でヒーローになるなら無計画じゃ不可能じゃん? 個性あったってハードル高いのに、どうやって無個性でヒーローになるかって計画はないん? ってこと』

 

253:無個性

『そ、れは……えっと……』

 

254:弟子ヴィラン

あるわけないんだよなぁ

 

255:弟子ヴィラン

そんな方法あったらヒーローもっと増えるわ

 

256:弟子ヴィラン

間髪入れず追い込む外道ムーヴであった

 

257:弟子ヴィラン

憧れるだけで何もしないのが大半なんよ……

 

258:マスター娘

『ヒーローになるなら高校もヒーロー科行くんでしょ? あと3年以上もあるって思うかもだけど、他の子はずっと前から色々とやってるんだよ? 無個性ってハンデ抱えてて何もしてないなんてことはないでしょ?』

 

259:無個性

『で、でも……僕には個性がないから……強くなれなくて、だから……』

 

260:マスター娘

『……ん~????』

 

261:弟子ヴィラン

もうやめたげてぇ!

 

262:弟子ヴィラン

彼のライフはもう0よ!

 

263:弟子ヴィラン

ここだけ本気で分かってない様子で草

 

264:弟子ヴィラン

イッチには理解出来ない部分だろうからな

 

265:モブA

『あるわけねぇだろそんなもん! なんにも出来ねぇクソナードがよぉ!』

 

266:弟子ヴィラン

モブAはめげないなぁwwww

 

267:弟子ヴィラン

ここまで貫くと逆に清々しい

 

268:弟子ヴィラン

BCは抱き合ってブルブル震えてるしな(笑)

 

269:弟子ヴィラン

しかし言葉を発する度にコロコロされてる模様

 

270:弟子ヴィラン

微笑ましく思えてきた

 

271:マスター娘

『無個性なのにヒーローを目指してて、それなのに何もしてないの? なんで?』

 

272:無個性

『でも、個性がないから強くなれないって……みんなが……』

 

273:マスター娘

『…………はぁぁぁぁ~~~~(クソデカ溜め息)』

 

274:弟子ヴィラン

wwwwwwww

 

275:弟子ヴィラン

クソデカ溜め息出ました

 

276:弟子ヴィラン

無理もないがww

 

277:マスター娘

『うん、まぁ……ようするに君、()()()()()()()()()()()だけってこと?』

 

278:無個性

『っ――――』

 

279:マスター娘

『無個性でヒーロー目指したいけど実質なにもしてなくて、聞かれて出るのは他人に言われた否定の言葉って、それ目指してないのと変わらなくない?』

 

280:弟子ヴィラン

会心の一撃!

少年の心に8万のダメージ!

 

281:弟子ヴィラン

これ俺の心にもグサグサくるんじゃが……

 

282:弟子ヴィラン

目を背けた事実を遠慮なく突きつけてくる魔王娘様

 

283:弟子ヴィラン

たくさんの人が白目むいてそう

 

284:マスター娘

『うーん……でもまぁ仕方ないよね。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だろうし!』

 

285:無個性

『………………』

 

286:弟子ヴィラン

これは何も言えませんわぁ

 

287:弟子ヴィラン

雄英の受験説明でさ

「真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者」

っていうナポレオンの言葉を使ってたしなぁ

 

288:弟子ヴィラン

どんな理不尽も乗り越えるのがヒーローだもんな

無個性だからって諦める時点で資格なしってか

 

289:弟子ヴィラン

なんという不条理かと嘆きたいが

それに立ち向かうのがヒーローの仕事なんよ

 

290:弟子ヴィラン

それをヴィランの筆頭格が語る皮肉よ

 

291:マスター娘

『ほらご覧よ。君をイジメてた連中も、個性持ってたってあのザマだしね。ちょっと強い個性持ってる子もいたけど、それだけでやっていける時は限られるのが現実だよ。個性が有ろうが無かろうが、()()()()()()()()()()()()ってこと』

 

292:弟子ヴィラン

……(心に9999のダメージ)

 

293:弟子ヴィラン

なんでこっちが吐きそうになってるんだろう……?

 

294:弟子ヴィラン

イッチの言葉むしろ無個性より個性を腐らせてる人間に言ってない?

 

295:弟子ヴィラン

宝の持ち腐れワロスって意味にしか聞こえない

 

296:弟子ヴィラン

チート個性持ってるイッチには分からないんじゃあ!!

 

297:弟子ヴィラン

少年もはや何も言えないままでござる

 

298:弟子ヴィラン

言えるもんかよこんなん

 

299:弟子ヴィラン

徹底的に落とした後に拾い上げて誑かすんですねわかります

 

300:弟子ヴィラン

落とし過ぎて墜落死するわ

 

301:マスター娘

『個性持てずに運がなかったね。目指せる夢が持てなくてつらかったよね。でも大丈夫だよ。そんな君にも叶えられる夢をあげるから』

 

302:弟子ヴィラン

これは麻薬ですわ

 

303:弟子ヴィラン

絶望の中で垂らされる一本の糸のごとく

 

304:弟子ヴィラン

なお垂らしてるのは悪魔の模様

 

305:暇の狩人

そのまま何もしないでいるのが吉

 

306:弟子ヴィラン

もうすぐ後輩が出来るよ狩人ニキ!

 

307:弟子ヴィラン

やったね!

 

308:マスター娘

『あたしが――――』

 

309:無個性

 

『ありがとう、お姉さん!!(stand up)』

 

310:マスター娘

『君――――え?』

 

311:弟子ヴィラン

は?

 

312:弟子ヴィラン

ほ?

 

313:弟子ヴィラン

へ?

 

314:弟子ヴィラン

なにが?

 

315:弟子ヴィラン

なんでお礼?

 

316:暇の狩人

????

 

317:弟子ヴィラン

どういうことだ?

 

318:無個性

『あなたの言う通り、僕はずっと逃げてました! 無個性でどうやってヒーローになれば良いのかわからなくて、誰にもなれるって言って貰えなくて、だからなりたいって思いながら()()()()()()って諦める理由を求めてた!! だから――――』

 

319:弟子ヴィラン

 

320:弟子ヴィラン

イジメっ子の方へ……?

 

321:弟子ヴィラン

イッチに向き直り……?

 

322:弟子ヴィラン

両手を広げ……え……

 

323:弟子ヴィラン

何してんのこれ?

 

324:弟子ヴィラン

いやまさかそんな

 

325:弟子ヴィラン

イジメっ子共を庇ってる……のか……?

 

326:弟子ヴィラン

は? 意味わかんね

 

327:暇の狩人

こいつまさか

 

328:弟子ヴィラン

頭おかぴー

 

329:マスター娘

『……なにしてんの、それ?』

 

330:無個性

『庇ってます。あなたから』

 

331:マスター娘

『イジメられてたのに?』

 

332:無個性

()()()()()()()()()()()()()。僕は、ヒーローになるんだから!』

 

333:弟子ヴィラン

 

 

334:弟子ヴィラン

 

 

335:弟子ヴィラン

 

 

336:弟子ヴィラン

 

 

337:弟子ヴィラン

 

 

338:弟子ヴィラン

?????

 

339:弟子ヴィラン

語彙がどっか行った

 

340:弟子ヴィラン

理解不能

 

341:弟子ヴィラン

何がどうなってん?

もしかしてPart飛んだ?

 

342:弟子ヴィラン

話がぶっ飛んで成層圏突き抜けた

 

343:マスター娘

『どうやってなればいいのか分かんないのに?』

 

344:無個性

『分からなくても超える!! 出来なくても超える! ヒーローになりたいだけだった。でも今は違います。ヒーローになって、僕と同じような人達に伝えてあげたい!

 

――――君も、ヒーローになれるって!!

 

そう言ってあげられるヒーローに!!』

 

 

345:弟子ヴィラン

 

 

346:弟子ヴィラン

 

 

347:弟子ヴィラン

 

 

348:弟子ヴィラン

 

 

349:弟子ヴィラン

こいつあれだ

ヒーロー科にこんな奴らいた

別の人種かってレベルの狂人が

 

350:弟子ヴィラン

これ資質ないどころか覚醒させてしまった希ガス

 

351:弟子ヴィラン

平凡な少年の中に眠っていた何かが目覚めてしまっとる

 

352:弟子ヴィラン

予想外の展開

 

353:マスター娘

 

『……………………――――――アっハ

 

354:弟子ヴィラン

ぴょっ!?

 

355:弟子ヴィラン

背筋がゾワッとした

 

356:暇の狩人

これはマズイ

 

357:弟子ヴィラン

ロックオン

 

358:弟子ヴィラン

存在しなかった選択肢によって特殊ルートが開かれた

そんな感じ

 

359:マスター娘

『ねぇ、君の名前は?』

 

360:無個性

○○○○○○○(ピーーーーーー)です』

 

361:マスター娘

『そう。あたしは○○○○○○○(ピーーーーーー)。今日から君のファン第一号ってことで』

 

362:無個性

『え……?』

 

363:弟子ヴィラン

うぼぁwwww

 

364:弟子ヴィラン

これはアカンですよ

 

365:弟子ヴィラン

本格的に目を付けられとる(笑)

 

366:弟子ヴィラン

魔王娘との決戦が約束されましたね

 

367:マスター娘

『君がヒーローになるの、心から応援するよ。今の君の目、まるで――――オールマイトみたいだ』

 

368:弟子ヴィラン

魔王娘のお墨付きキター

 

369:弟子ヴィラン

オールマイトと同じ目とか最上級の誉め言葉じゃんか!

 

370:弟子ヴィラン

これは大物の予感

 

371:弟子ヴィラン

まさか次代の平和の象徴か……

 

372:弟子ヴィラン

いやさすがに無個性でそこまでは……

 

373:弟子ヴィラン

何故だろうか

不思議とこの子なら何かやってくれるんじゃないかって

淡い期待を寄せている自分がいる

 

374:弟子ヴィラン

↑同意

さっきの言葉が胸に突き刺さったわ

 

375:弟子ヴィラン

少なくとも凡百な末路にはならん気がする

これは将来に期待だな

 

376:弟子ヴィラン

掌返しwwww

とか今回は言えないくらい心動かされた

 

377:弟子ヴィラン

それな

 

378:マスター娘

『じゃあね○○○(ピーー)君。君がヒーローになるのを――――楽しみにしてるよ

 

379:弟子ヴィラン

邪悪な気が隠しきれてませんよ!

 

380:弟子ヴィラン

壮絶な笑みを浮かべてそうwwww

 

381:弟子ヴィラン

ていうかおい待て

これってつまり

 

382:弟子ヴィラン

どした?

 

383:暇の狩人

まさかこんなことになるとはな

 

384:弟子ヴィラン

あ、そうなるのか

 

385:弟子ヴィラン

俺も今気づいたわ

 

386:弟子ヴィラン

これって凄いことだよな

 

387:弟子ヴィラン

とんでもない偉業だよ

 

388:弟子ヴィラン

トップヒーローは学生時代から逸話を残すってやつだな

間違いなくトップオブトップな逸話だが

 

389:マスター娘

『いやーまさかあんな掘り出し物を見つけられるとは思わなかったなぁ。フフフフ! 笑いが止まんないやぁ!』

 

390:弟子ヴィラン

楽しそう

 

391:弟子ヴィラン

最高の獲物を見つけたって感じですなぁ

 

392:マスター娘

『とりあえず、これだけは言っとかないとね。

 

 

――――安・価・大・失・敗!!!!

 

 

ほんっとーに予想外も予想外! オールマイトどころかトップヒーローでさえない無個性の男の子に完っ敗だぁ!!』

 

393:弟子ヴィラン

イッチ初の安価失敗というまさかの事態

 

394:弟子ヴィラン

だというのに今までで一番の満足感なご様子

 

395:弟子ヴィラン

だが期待させた分、ヒーローになれなかったら……

 

396:弟子ヴィラン

想像するだけで恐ろしやぁ

 

397:暇の狩人

今時いるんだな、あんな子供が

 

398:弟子ヴィラン

これは狩人ニキもうかうかしてられませんな

 

399:弟子ヴィラン

イッチの興味を子供に持ってかれるよ

 

400:弟子ヴィラン

というわけで次回こそ絶叫聞かせてね!

 

401:弟子ヴィラン

今回のインパクトを超える最高のやつ期待してるね!

 

402:暇の狩人

くたばれ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

997:弟子ヴィラン

>>1000なら新たな四天王を迎える

 

998:弟子ヴィラン

>>1000なら雄英か士傑にカチコミ

 

999:弟子ヴィラン

>>1000なら各国№1ヒーローの個性ラーニング

 

1000:弟子ヴィラン

>>1000ならヤバイ国家機密を暴露

 

1001:弟子ヴィラン

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副題「原作主人公が葬ちゃんのヒーロー趣味ドストライクだった件」




人々は知らない

自分達の日常が、どれほどの犠牲の上に成り立っているのかを

「皆はこんな事実を知っている? 個性だけで人生が狂った誰かの事を」

人々は知らない

自分が当たり前のように持っている力が、自らを喰らう災厄になる可能性を

「こんな個性を持っているから、彼は全てを失いました」

「こんなことなら無個性の方がマシだった」

しかし、人々は知る事になる

個性という力の脅威

個性と言う災いの真価を

「透視だと知られて好きな女子に変態呼ばわりされました」

「地獄耳なので更衣室に近づくなと言われる」

「体重固定と聞いた女子から憎悪を向けられる」

「不能なので異性に相手にされない」

「完全な猫なので人間社会で生活出来ない」

個性めっちゃこわい


次回「それは世界を呪う声」
娘「あたしの歌を聞けぇー!!」
狩「ここ北極なんだが?」


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それは世界を呪う声 1

お→ま↑た↓せ⤴

また一ヶ月近くだんまり決め込んで申し訳ない。

原作の胸熱展開に狂喜しつつも予定を変えざるを得なくなったのもあって皆様に少しでも楽しんでいただける作品を書けるよう様々な試行錯誤を繰り返しながらゲームしてたら時間が経ってました。


※注意※注意※注意※
今回、コミック未登場の登場人物が出ますので、コミック以降のネタバレは許せぬという方はご注意ください。


【応募】社会曇らせ隊の初任務内容【ユエツ】

 

 

1:ギガ娘

お久しぶりだね暇人諸君

ネタの準備が整ったよ~

 

2:キロヴィラン

誰だぁてめぇ……

 

3:キロヴィラン

初っ端から何様なのかって

 

4:キロヴィラン

お、S娘の模倣犯か?

最近は少なくなってきたから

暇つぶしに見てやるか

 

5:キロヴィラン

安価失敗から8ヶ月が経とうとしてるから

さすがに話題が下火になりつつあるしな

今なら注目集められると思ったか?

 

6:キロヴィラン

終末安価が……終末安価がしたいのです……

 

7:キロヴィラン

終末安価ぇ……

 

8:キロヴィラン

しゅう

 

9:キロヴィラン

まつ

 

10:キロヴィラン

あんか

 

11:キロヴィラン

かゆ

 

12:キロヴィラン

うま

 

13:キロヴィラン

ゾンビが湧いてやがるww

 

14:キロヴィラン

終末安価中毒者が相次いでご臨終してるからな

程度の低い模倣犯にもすぐ飛びついてくる

 

15:キロヴィラン

オールマイトを始めとした一部のヒーローは

気を緩めないよう呼び掛けてるけどな

 

16:キロヴィラン

一部ってか、大惨事安価大戦に参加したヒーローな

S娘の脅威を体感した連中

 

17:キロヴィラン

あの大戦からヒーロー達が強くなってるよな

新人からベテランまで個性の使い方に磨きがかかってる

 

18:キロヴィラン

S娘に個性を学習されたヒーローが

自分の個性の可能性を見せられて奮起

個性を見直して新たな境地に至る

それを見た他のヒーローも奮起

結果としてヒーロー全体の底上げに繋がった

今ココ

 

19:キロヴィラン

助けられる側としては喜ぶべき影響だけど

そのきっかけがヴィランという皮肉よ

 

20:ギガ娘

うんうん

あの時たくさん応用技見せた甲斐があったね

そんなわけで今回の本題に入ろうと思う

 

21:キロヴィラン

よく考察で言われてるけど

あれってやっぱりS娘がわざと強化方法見せてたんかね?

 

22:キロヴィラン

それが定説化してるな

ヒーローの攻撃に対して同個性上位技で返すのは

最初は嫌がらせかと考えられていたが

結果としてあの大戦で死者が出なかった事から

むしろ手解きのような意図だと考えられる

伝説の無個性少年の時を見てもヒーロー側の

進歩を望んでいる様子を見せたからほぼ確だろうよ

 

23:キロヴィラン

伝説の無個性少年を探してる連中もいたが

結局見つからなかったよなぁ

本人はまだしも、モブ連中の誰かが

吹聴しそうなもんだと思ってたのに

 

24:キロヴィラン

案の定あれは自分だと言う奴が湧いたが

あの少年がそんな下らん自己主張する筈がないという

確信が広まったしな

 

25:キロヴィラン

顔も名前も分からないのに既にファンを獲得しているというね

 

26:キロヴィラン

なお第一号はラスボス

 

27:キロヴィラン

将来的にオールマイト級にならんと〇亡確定とか嫌すぎる

 

28:キロヴィラン

アニメや漫画の主人公としては王道な運命だが

リアルでなったら発狂もんだわ

 

29:キロヴィラン

人生の難易度ルナティックすぎ

 

30:ギガ娘

>>1000に従って各国の機密を握って来たよ!

でも多すぎて決め切れなかったから安価で決めるよ!

 

31:キロヴィラン

なんて?

 

32:キロヴィラン

安価とな?

 

33:キロヴィラン

話を聞こう

 

34:キロヴィラン

俺の出番が来たか

 

35:キロヴィラン

こいつらwww

 

36:キロヴィラン

イッチ無視して話してたのに安価で即落ち

 

37:キロヴィラン

終末安価を……終末安価をよこせぇ……

 

38:キロヴィラン

狩人ニキの悲鳴が聞きたいよぉ

 

39:キロヴィラン

全裸ニキの進捗が知りたいんじゃぁ

 

40:キロヴィラン

腕立てニキの成長具合も気になるぅ

 

41:キロヴィラン

わらわらと出て来たなww

 

42:キロヴィラン

この8ヶ月は確かに平和だったが、同時にS娘が

出てこない不満を爆発させる奴が増えてたからな

 

43:キロヴィラン

みんなあの刺激的な時間が忘れられないんだよな

世界が変わる瞬間を見届ける興奮は麻薬にも等しい

 

44:キロヴィラン

ヒーロー達の強化によって治安は戻りつつあるが

犯罪の発生率は殆ど変化なしって言ってたしね

 

45:キロヴィラン

強化されたのはヒーロだけじゃないからな

同系統の個性を持ってるヴィランであれば

応用が利くからより厄介になってるまである

 

46:ギガ娘

とりあえずあたしが厳選した10個の中から選んでね

というわけで、こちら!

 

1.某国の個性複製実験

 

2.某国のヒーロークローン研究

 

3.某国の個性無力化装置開発

 

4.某国で発生してる個性差別問題(Z)

 

5.某国のヒーローの裏仕事

 

6.北極にある個性隔離施設

 

7.個性利用による宇宙開発計画

 

8.個性技術を転用した兵器開発

 

9.オールマイトの個性の秘密

 

10.スターアンドストライプの個性の詳細

 

さぁ――――どれにする?

 

>>66

 

47:キロヴィラン

こいつぁヤベェラインナップ

 

48:キロヴィラン

前半は都市伝説レベルだが

最後の二つはめっちゃ気になるなww

 

49:キロヴィラン

なんで知ってるんだと言いたいが

本物のS娘なら納得できる

 

50:キロヴィラン

アメリカ№1の個性気になるぅ

 

51:キロヴィラン

いやいやオールマイト一択でしょ

何十年も求めて来た答えが分かるかも

 

52:キロヴィラン

個人的には1と5と7も同等に気になるんですが

 

53:キロヴィラン

ミリオタの興味を引くかもしれない8を是非に

 

54:キロヴィラン

3が実現すれば犯罪減るだろkwsk

 

55:キロヴィラン

2を成功させてオールマイト増産すべき

世界平和まで秒読みになるわ

 

56:キロヴィラン

5の某国がどこなのかも気になります

 

57:キロヴィラン

夢が広がりんぐな7で

 

58:キロヴィラン

4が(R18)なら即決だったわ

 

59:キロヴィラン

111111111

 

60:キロヴィラン

9!9!9!9!9!

 

61:キロヴィラン

10

10

10

10

10

 

62:キロヴィラン

圧倒的に3

 

63:キロヴィラン

あえての8

 

64:キロヴィラン

2の可能性こそ無限大

 

65:キロヴィラン

9しかないだるぉお?

 

66:キロヴィラン

6が気になるでござる

 

67:キロヴィラン

10

 

68:キロヴィラン

9

 

69:キロヴィラン

7!!!!!!

 

70:キロヴィラン

9

 

71:キロヴィラン

9

 

72:キロヴィラン

5

 

73:キロヴィラン

あちゃー

 

74:キロヴィラン

6かよ

 

75:キロヴィラン

6とか一番どうでもいい

 

76:キロヴィラン

そこそこ気になってたから嬉しい

 

77:キロヴィラン

ござるwww

 

78:キロヴィラン

オールマイトじゃないのかよぉぉぉ

 

79:キロヴィラン

でも実際のところどうすんの?

北極に行くとか言い出すわけ?

 

80:キロヴィラン

それ出来たら本物だなww

 

81:キロヴィラン

安価は絶対よ

贋物だったとしても北極で秘密施設見つけろよ

 

82:キロヴィラン

もはや〇刑宣告

 

83:キロヴィラン

北極の旅頑張ってー

 

84:ギガ娘

協力ありがとう!

北極の隔離施設ってことで

ちょっと準備してくるね!

 

85:キロヴィラン

はいはい頑張れ頑張れ(棒)

 

86:キロヴィラン

準備(雲隠れ)ですねわかります

 

87:キロヴィラン

100レスも行かずに終わったなww

 

88:キロヴィラン

終末安価はどこ……? ここ……?

 

89:キロヴィラン

違います

 

90:キロヴィラン

ほーらあっちに終末安価やってますよー

あっちに行きましょうねー

 

91:キロヴィラン

まぁ期待しないで少し待ってるか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

183:ギガ娘

お待たせ!

https://www.○○○ube.com/○○○○v=――――

 

パスワード World killer

 

184:キロヴィラン

ついに世界を……w

 

185:キロヴィラン

戻って来たのか

 

186:キロヴィラン

その度胸は認めよう

 

187:キロヴィラン

待ってたよー

 

188:キロヴィラン

なんかデカい……水槽?

 

189:キロヴィラン

水族館とかにありそうなやつ

 

190:ギガ娘

『どもども改めましてーギガ娘でーす。こっちは助手の罰の狩人くん』

 

191:罰の狩人

『……どぅも……ばつのうどですぅ……」

 

192:キロヴィラン

なんか既に消耗しとるwwww

 

193:キロヴィラン

なにがあったし(笑)

 

194:キロヴィラン

ていうか二人ちっさ!

 

195:キロヴィラン

いやこれ水槽がデカくてそう見えるだけだろ

思ってたより三倍大きい水槽だったわ

 

196:キロヴィラン

二人の体と比較すると縦30m、横に関しては

見切れてるから分からんが映ってるだけでも

50m近くありそう

 

197:キロヴィラン

ガラスでこのサイズなら中の水槽はどんだけだよww

 

198:キロヴィラン

というか今さ

奥の方で巨大な影が見えたのは俺だけか?

 

199:キロヴィラン

俺も見えた

 

200:キロヴィラン

これを見て恐怖を感じたら海洋恐怖症です

って感じの映像

 

201:キロヴィラン

まさしくそれww

 

202:ギガ娘

『今あたし達がいるのは北極にある個性隔離施設。名前は「グリトニル」だってさ』

 

203:罰の狩人

『ッスゥゥ~……ッ(シバリング)』

 

204:キロヴィラン

狩人ニキ(?)めっちゃ寒そうww

 

205:キロヴィラン

テレビでしか見ないような防寒装備しとる(笑)

 

206:キロヴィラン

息も白いし、めっさ体震えてる

寒い場所にいるのは間違いないだろうが

 

207:キロヴィラン

グリトニルってあれか?

北欧神話に出てくる揉め事処理所

 

208:キロヴィラン

金と銀で出来てるっつー成金法廷か

 

209:キロヴィラン

というかイッチ普段着なの草

 

210:キロヴィラン

それな

 

211:キロヴィラン

狩人ニキは完全装備して尚寒そうにしてるのに

イッチはなんの影響もなしっていう

 

212:キロヴィラン

おいまた奥に影が……

 

213:キロヴィラン

鳥肌がヤバイ

 

214:ギガ娘

『グリトニルの主な目的はねぇ、個性の性質によって社会生活が難しいって思われた人達の中でも()()()()()()って判断された人間が送られてくる場所。名前の由来みたいな法廷というよりは、臭い物に蓋の理屈だね』

 

215:キロヴィラン

事実上不可能って……

 

216:キロヴィラン

えー

 

217:キロヴィラン

そんな個性ある?

 

218:キロヴィラン

体臭がう〇ことか?

 

219:キロヴィラン

それはキツイwww

 

220:キロヴィラン

確かに事実上不可能だ

 

221:キロヴィラン

自殺もんですわ

 

222:キロヴィラン

どこぞのバジリスクみたく目が合った相手を殺してしまうとか?

 

223:キロヴィラン

触れた女子を全裸にするとか?

 

224:キロヴィラン

催眠おじさん

 

225:キロヴィラン

衣服を着用しようとすると弾け飛ぶとか

 

226:キロヴィラン

心を読むとかだったら精神病むかも

 

227:キロヴィラン

異形型「ミジンコ」

 

228:キロヴィラン

見た目がクトゥルフ系

 

229:キロヴィラン

こうして考えてみると個性って最悪それだけで人生ぶっ壊れるよな

子供の頃は平凡な個性に不満持ってたけど、これで良かったんや

 

230:キロヴィラン

俺の個性「快眠」の真価は社会人になってからだった

 

231:キロヴィラン

うらやま

 

232:キロヴィラン

wwwwwww

 

233:キロヴィラン

たしかに学生時代は馬鹿にされそうだが

サラリーマンにとっては喉から手が出る程欲しい

 

234:キロヴィラン

炎の個性とか冬に電気代節約するくらいにしか使えないもんなぁ

 

235:キロヴィラン

使い道があるだけマシよ

銃器を生み出す個性なんて日常でどう活用しろってんだ

 

236:キロヴィラン

海を渡ってガンショップ開け

 

237:キロヴィラン

原価ゼロで大儲け出来るかも

 

238:キロヴィラン

>>235補足として「その日のうちに消える」と付くが

 

239:キロヴィラン

クソだな

 

240:キロヴィラン

どこぞのフェイカーのようにはいかんか

 

241:キロヴィラン

少なくとも日本じゃ利用価値なしだな

 

242:全裸待機

『イッチよ。頼まれたもの見つけたぞ』

 

243:ギガ娘

『おっつー。それじゃあ順番に見ていこうか』

 

244:罰の狩人

『早く済まそうぜっ……寒くて凍えそうだ』

 

245:キロヴィラン

 

 

246:キロヴィラン

 

 

247:キロヴィラン

 

 

248:キロヴィラン

 

249:キロヴィラン

!?

 

250:キロヴィラン

ふぁ!?

 

251:キロヴィラン

全裸ニキ!!

 

252:キロヴィラン

さらっと出んなww

 

253:キロヴィラン

ああああああああああああああああ

 

254:キロヴィラン

全裸ニキぃぃ!!

 

255:キロヴィラン

久しぶりすぎる

 

256:キロヴィラン

おいおいこれ以上ハードル上げるのかよ

 

257:キロヴィラン

どこまで貫けるか期待

 

258:キロヴィラン

中々に凝った真似しやがる

 

259:キロヴィラン

なんか隔離扉みたいなものがズラッと並んだ廊下に出たぞ

 

260:キロヴィラン

先が見えない

 

261:キロヴィラン

そしてあちこちに転がる職員らしき方々

 

262:キロヴィラン

一戦交えてますやんけwww

 

263:キロヴィラン

やけに時間がかかったのは……

 

264:キロヴィラン

既に惨劇の後だったか

 

265:キロヴィラン

床や壁には戦いの爪痕があるが

その割に血はないな

 

266:ギガ娘

『そりゃあ一人も死んでないからね。施設見学のために眠ってもらっただけ』

 

267:罰の狩人

『やったのほぼ俺だがな(ゲッソリ)』

 

268:全裸待機

『潜入とセキュリティ解除と警備無力化と正面扉解放をやってくれたからな。お疲れ様だブラザー!』

 

269:キロヴィラン

殆ど全部じゃねーか!

 

270:キロヴィラン

納得の消耗具合wwww

 

271:ギガ娘

『そんな事よりホラ、ここから始めるよー。え~っと……収容№0325。本名は割愛、識別名「Hydra」。全身が致死性の毒物になる個性。発現時に家族4人と近隣住民13名が死亡。吐息や体臭も毒性で、個性のON・OFFが出来ないために隔離及び抑制方法の研究の必要性を認める……と』

 

272:罰の狩人

『初っ端からエグいの来たな』

 

273:全裸待機

『毒々しい姿を想像したが、見る分には危険性を感じられんな』

 

274:キロヴィラン

部屋の中カメラで監視されてるのか

プライバシー……

 

275:キロヴィラン

拘束衣みたいなの着てるが普通の人間ぽいな

 

276:ギガ娘

『たしかにこれだと分からないよね~。というわけで失礼しまーす』

 

277:マイク

『ガシャーン(扉開)』

 

278:全裸待機

『ちょ!?(後退)』

 

279:罰の狩人

『ばっ……!?』

 

280:キロヴィラン

ええええええええええ

 

281:キロヴィラン

おいおいおいおい

 

282:キロヴィラン

ヤバくねそれは?

 

283:キロヴィラン

 

284:キロヴィラン

 

285:キロヴィラン

うげ

 

286:ギガ娘

『いたたたたたたた(腕溶落)』

 

287:罰の狩人

『いやいたたじゃねーんだよ!! 早く戻れ!!』 

 

288:全裸待機

『イッチはよ! って、う、うごぇ(吐血)』

 

289:罰の狩人

『ギャーこっちも!?』

 

290:キロヴィラン

腕がスライムみたいに溶けとるぅぅぅ!?

 

291:キロヴィラン

扉あけっぱのせいで全裸ニキにも被害がwwww

 

292:キロヴィラン

いやマジ笑ってる場合じゃねーぞこれ

 

293:キロヴィラン

狩人ニキは平気なん?

 

294:キロヴィラン

個性で守ってるのかな?

 

295:キロヴィラン

そして体溶けながら近づいていくイッチ怖い

 

296:マイク

『やめて! あなた誰!? それ以上私に近づいちゃダメ!!』

 

297:ギガ娘

『怪しい者じゃないよー。あたしはギガむじゅめばぶぼぇだぼぼ(呼吸器官全損)』

 

298:キロヴィラン

いやああああああああああ

 

299:キロヴィラン

やべ吐きそう

 

300:キロヴィラン

いきなりのZ指定やめれ!

 

301:キロヴィラン

とんでもないグロ映像

 

302:キロヴィラン

当たり前のように外国語翻訳されてるのは置いといて

これ真昼間に放送するもんじゃない

 

303:キロヴィラン

 

304:キロヴィラン

イッチ倒れた

 

305:キロヴィラン

ドチャアって生々しい音した

 

306:マイク

『だっ……だからダメだって言ったのに! あぁぁ……また、私が……』

 

307:キロヴィラン

これは病むわ

 

308:キロヴィラン

家族もこんな感じで殺してしまったのなら酷い

 

309:キロヴィラン

声の感じからして女性か

 

310:キロヴィラン

まさかのイッチ〇亡?

 

311:キロヴィラン

いやそんなまさか

 

312:キロヴィラン

本物のS娘なら復活する筈

 

313:ギガ娘

『…………――――ぼっげ(おっけ)』

 

314:マイク

『ぐぎゅるぎゅごごごべぎぼごべぎょぐりゅぎゅごべにゅりゅ(再生中)』

 

315:マイク

『ひっ……ひぃぃぃいいいぃぃッッ!!??』

 

316:キロヴィラン

きっっっしょ!!?

 

317:キロヴィラン

骨とか神経とか丸見えグロすぎ

 

318:キロヴィラン

吐いた

 

319:キロヴィラン

どうして服も一緒に直るんだよ!!

そこは全裸だろ!

 

320:キロヴィラン

肝心な所はしっかりガードする見事なカメラワーク

 

321:キロヴィラン

今更だけどこれ誰がカメラ使ってんの? 新人?

 

322:キロヴィラン

いや普通に部屋入ってるから自動撮影モードだろ

 

323:ギガ娘

『……ふぃー。思ったより即効性だったからヤバかったわー』

 

324:マイク

『……え、な……なんで……生きて……?』

 

325:ギガ娘

『あなたの個性学習したから、反作用の毒で相殺したの。これ感覚じゃなくて知識で操作するタイプだね。毒に造詣が深くないと生成物を調整出来ないんだねぇ』

 

326:マイク

『…………(茫然)』

 

327:キロヴィラン

うわぁ……

 

328:キロヴィラン

これは本物確定

 

329:キロヴィラン

なんてハードル高い個性なんだろうか

 

330:キロヴィラン

知識がないと使えないならともかく、無造作に毒作り出し続けるとか

発現時に人〇なない方が難しい個性やん

 

331:キロヴィラン

それで隔離施設行きって不憫すぎる

 

332:キロヴィラン

安全という観点からすれば仕方ないとしても

これはねぇ

 

333:ギガ娘

『あ、全裸ニキはこれかぶってて(抗体ポイッ)』

 

334:全裸待機

『あっぷ』

 

335:キロヴィラン

ポイてwwww

 

336:キロヴィラン

というかさらっと毒に詳しい事も知れたな

くらった毒の抗体を秒で作るとか異常

 

337:ギガ娘

『狩人ニキも一応これ飲んどいて。現状だとこの子の毒は1種類だけだから、これで安心だよ』

 

338:罰の狩人

『お前なぁ……次から事前に言えよバカ。寿命縮んだわ』

 

339:キロヴィラン

心配してる狩人ニキエモい

 

340:キロヴィラン

二人の空間作らないでくれませんかねぇ

 

341:ギガ娘

『それじゃあ次に行こうか。まだまだ色んなユニーク個性あるよー』

 

342:マイク

『あっ……(扉閉)』

 

343:キロヴィラン

おいwwww

 

344:キロヴィラン

ヒュドラちゃん無視かよ!w

 

345:キロヴィラン

なんか話したそうに手伸ばしてたぞ

会話してやれよ

 

346:キロヴィラン

自分の毒でも死なない初めての存在

そんなの淡い希望持ってしまいますがな

 

347:キロヴィラン

個性しか見てなくて草でござる

 

348:キロヴィラン

個人の人格はお呼びじゃないってか(笑)

 

349:ギガ娘

『さてさてこちらは~収容№0341。識別名「Slim」。粘性生物になる異形型個性。通常では危険性はないが意思疎通が取れず、言語等によるコミュニケーションに対しても反応を見せない。悪意の有無に関わらず攻撃されると対象を包んで消化しようとするため、個性発現と同時に人間性或いは道徳観念が消失した可能性を考慮し隔離対象とする――――だってさ』

 

350:罰の狩人

『見た目は完全にスライムだな』

 

351:全裸待機

『我らに対しても反応を見せない。下手すると視覚や聴覚が無いのかもな』

 

352:キロヴィラン

それどんな地獄?

 

353:キロヴィラン

人間性消え去っても全く不思議じゃないな

 

354:キロヴィラン

攻撃されると問答無用って時点で本能だけの生物になってるだろ

 

355:キロヴィラン

ヒュドラちゃんとは別ベクトルで恐ろしいな

元の人格どうなったんだろって考えるだけで震える

 

356:キロヴィラン

ここまで本人の意志ガン無視で発現する個性あるんだな

今まで便利な能力くらいに思ってたのに印象ガラリと変わったわ

 

357:キロヴィラン

同じく

 

358:キロヴィラン

激しく同意

 

359:キロヴィラン

没個性で良かったと初めて思った

 

360:ギガ娘

『…………よしおっけ。(学習)じゃあさくさく次行こうか!(ウキウキ)』

 

361:罰の狩人

『お、おう……(汗)』

 

362:全裸待機

『そうだな(順応)』

 

363:キロヴィラン

こいつらはwwww

 

364:キロヴィラン

まったく思うところ無しなイッチ好きやわ

 

365:キロヴィラン

不幸な過去など知らぬとばかりにコントロール完璧なの笑う

 

366:キロヴィラン

それなwwww

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

405:ギガ娘

『収容№0432。識別名「Gorgon」。髪が蛇に変化し顔を見た相手を石化する異形と発動の複合型。蛇の制御が利かないため本人の顔だけ隠しても蛇が無造作に周囲の生物を石化させ、34人が犠牲となった……と。うーん流石に石になったら難しいからサンプル必要だなぁ……(チラチラ)』

 

406:罰の狩人

『おいなんでこっちを見るんだ?』

 

407:全裸待機

『承知したぞイッチ(前進)』

 

408:罰の狩人

『お前正気!?』

 

409:全裸待機

『今回はあまり役に立てそうにないからな。これくらいならお安いごよ――――(石化)』

 

410:キロヴィラン

おいいいいいいぃぃぃ!!!www

 

411:キロヴィラン

全裸ニキィぃィ!!!(笑)

 

412:キロヴィラン

もっとジワジワ石になるのかと思ったら瞬きの間だったw

 

413:キロヴィラン

これは初見殺しすぎる

 

414:ギガ娘

『う~ん…………なるほど分かった。ほい解除』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

460:ギガ娘

『収容№0566。識別名「Gluttony」。エネルギーを吸収する発動型個性。熱や電気の分類関係なく全てのエネルギーを吸い上げ、効果範囲は半径3㎞に及ぶ。電気吸収によるインフラの停止、熱や運動エネルギー吸収による生命活動の停止など、人間社会だけでなく自然環境においても致命的な影響が予想される為に隔離対象とし、可能であれば殺処分も要検討とする』

 

461:罰の狩人

『…………だから体がだるいのか(呼吸困難)』

 

462:全裸待機

『…………(心肺停止)』

 

463:キロヴィラン

全裸ニキ〇んどるんだが!?

 

464:キロヴィラン

イッチはよ! 蘇生はよ!

 

465:キロヴィラン

メディィィィィィック!!!!

 

466:ギガ娘

『おっと危ない。はい個性無効化か~ら~の電撃』

 

467:全裸待機

『あばばばばばばば(蘇生)』

 

468:キロヴィラン

やり方雑ぅ!

 

469:キロヴィラン

もっと丁寧にやってあげてwwww

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

545:ギガ娘

『面白おかしい個性博物館もいよいよ大詰め! 次がメインデッシュだよ!』

 

546:キロヴィラン

 

 

547:キロヴィラン

 

 

548:キロヴィラン

 

 

549:キロヴィラン

 

 

550:キロヴィラン

 

 

551:キロヴィラン

……

 

552:キロヴィラン

…………

 

553:ギガ娘

『あれ? なんか反応ないな』

 

554:罰の狩人

『いやそらそうだ』

 

555:全裸待機

『あんな闇深人生マーケット見せられれば当然だろうよ』

 

556:ギガ娘

『え~そうかなぁ? 少なくとも彼等は今現在生きてるんだからマシでしょ。同じような個性が原因で被害者遺族に報復されるなんてのが普通だよ? 隔離とはいえ人生終了する前に保護されただけラッキーだと思うけどなぁ?』

 

557:キロヴィラン

もうやめてぇ

 

558:キロヴィラン

さらなる爆薬投下するのやめろぉ!!

 

559:キロヴィラン

個性社会の闇をトリビア感覚で晒すな

 

560:キロヴィラン

個性コワい

 

561:キロヴィラン

こんな恐ろしい力をギフト扱いしてたのかと思うと……

 

562:キロヴィラン

生まれて初めて無個性で良かったと思う

 

563:キロヴィラン

いやむしろこんな怖い能力を誰もが持ってるという社会が怖い

道端で擦れ違った人がこれらと同等の危険個性ではないという保証よ

 

564:キロヴィラン

今日紹介された連中の大半が存在するだけでトップヒーロー葬って

しまいそうな奴だらけだもんな

 

565:キロヴィラン

見つかってないだけで同等以上の危険個性が野放しになってる

可能性もあるわけだろ?

 

566:キロヴィラン

世間一般で強個性って言われてる個性が可愛らしいレベルだわ

 

567:キロヴィラン

そしてギガ娘はそんな連中の個性根こそぎゲットしたと

 

568:キロヴィラン

終わったなヒーロー社会

 

569:キロヴィラン

もうこれオールマイトでも無理だろ

 

570:キロヴィラン

残りの人生を楽しむ方が建設的まである

 

571:ギガ娘

『もー辛気臭いなぁ。せっかくこれから目ん玉ひん剥くような個性持ち紹介しようってのに』

 

572:キロヴィラン

この温度差よ

 

573:キロヴィラン

イッチだけはいつでも楽しそうだなぁ

 

574:キロヴィラン

そら絶対者ってのはそういうもんでしょ

 

575:キロヴィラン

最初の水槽のところに戻ってきたな

 

576:キロヴィラン

物凄く嫌な予感

 

577:キロヴィラン

今までの傾向からして碌なもんじゃないだろ

 

578:キロヴィラン

拙者は大満足でござる

 

579:キロヴィラン

切り抜きして一覧まとめたら再生数伸びるだろうなぁ

 

580:キロヴィラン

集中してて気付かなかったが

いつの間にか同時視聴数がヤベェことにwwww

 

581:キロヴィラン

ヒュドラちゃんの時点でS娘ほぼ確だったからな

それ以降もS娘でなきゃ命何個あっても足りない場面ばかりで

もはや疑う余地すらない

 

582:キロヴィラン

ニュースでも取り上げられてるぞ

「スーパー娘復活!?」って

 

583:キロヴィラン

ワイ電車の中でスマホから書き込んでるが

周りみんな同じニュースに釘付けになっとるwww

 

584:キロヴィラン

家族みんなでテレビ見てたが

俺が書き込んでるのバレて母親にぶたれた

解せぬ

 

585:キロヴィラン

それはお前の母親が常識人なだけ

 

586:キロヴィラン

俺の兄妹なんて一緒に楽しんどるぞ

 

587:キロヴィラン

似た者兄妹で草

 

588:ギガ娘

『さてこちらは――――収容№0977。識別名「Leviathan」。海竜になる個性』

 

589:キロヴィラン

は?

 

590:キロヴィラン

なん?

 

591:キロヴィラン

ふぇ?

 

592:キロヴィラン

リヴァイアサン……だと……?

 

593:キロヴィラン

まさかあの影

 

594:全裸待機

『ガン! ガン! ガン!(ノック)』

 

595:キロヴィラン

ガラス叩くな

 

596:キロヴィラン

いや待て

なんか影が近づいてきてね?

 

597:キロヴィラン

呼んでるのかまさか?

 

598:キロヴィラン

おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい

 

599:キロヴィラン

でか…………いやでかすぎィ!!?

 

600:キロヴィラン

怖い怖い怖い!!

 

601:キロヴィラン

鳥肌が止まらない

 

602:キロヴィラン

まじで竜やんけ!

 

603:キロヴィラン

たまげたなぁ

 

604:ギガ娘

『全長203m(隔離当時)の巨大な海竜となるため社会生活は不可能。海での完全な自由生活を与えた場合生態系への影響が未知数であるため隔離対象とする。追記としてLeviathanを含め単純な体格差によって隔離対象となった対象をグリトニルでの限定的な種別として「異形型巨神系(TITAN)」と呼称する』

 

605:キロヴィラン

ゴジラに出てきそうな見た目なんですが……

 

606:キロヴィラン

うわぁこっち見てるぅ

 

607:キロヴィラン

画面越しなのに震えるわ

 

608:キロヴィラン

おめめでかいなぁ……

 

609:狩人ニキ

『とりあえず1枚撮っておこ(涅槃)』

 

610:全裸待機

『そうだな(便乗)』

 

611:キロヴィラン

気をしっかり持てwwww

 

612:キロヴィラン

目の前で実際に対峙してるニキ達の心境は計り知れない

 

613:キロヴィラン

というかさ、これを含めてってことは他にも

同じ巨神系がいるってことだよな?

 

614:キロヴィラン

間違いなくな

こんな存在がいるならグリトニルの必要性も理解できる

 

615:キロヴィラン

確かに野放しには出来んよなぁ

本人達の自由意志奪うのはあれだが

 

616:キロヴィラン

でもこういう措置が取られているからこそ俺達の

生活が保たれているんだから文句を言えないよな

 

617:キロヴィラン

だからこそ国家機密なんだろうになぁ

それを大暴露しちまったしなぁ

 

618:キロヴィラン

これは世界荒れるわ

 

619:キロヴィラン

配信自体はこれまでになく穏やか(?)に進んでるが

社会への影響という点では過去一なレベルだぞ

 

620:キロヴィラン

ニュース見てみたら複数の国でデモが発生してる

特に個性に関する人種差別に抗議する集団が燃え上がってるぞ

 

621:キロヴィラン

さらにネットで「自分の家族も隔離された」と主張する人物の

動画が幾つも挙がっているようだ

あ、ヒュドラちゃんの母親もいる

 

622:キロヴィラン

マwwジwwかww

 

623:キロヴィラン

大荒れだなー(白目)

 

624:キロヴィラン

ヤベェ国家機密をとは言ったが

世界全体巻き込むとは思わなんだなぁ

 

625:キロヴィラン

これがイッチクオリティ

 

626:マイク

コテハン登録者の書き込みを検知しました

コテハン「腕立て師」を自動適用します

 

627:キロヴィラン

おいw

 

628:キロヴィラン

ここに来て腕立てニキ登場

 

629:キロヴィラン

コテハンが勢ぞろいしたな(笑)

 

630:キロヴィラン

遅かったな腕立てニキ

 

631:キロヴィラン

腕立て何回出来るようになったん?

 

632:腕立て師

とりあえずノンストップ連続腕立て伏せで9800回を突破したところだ

 

633:キロヴィラン

すっげええええええええええええええ

 

634:キロヴィラン

成長速度ヤバス

 

635:キロヴィラン

世界記録に挑戦する勢いだな

 

636:キロヴィラン

個性発現前の記録が1万回以上あるんだっけか?

 

637:キロヴィラン

たしかそんなもん

そこそこ強い増強系個性持ちなら10万回余裕だけどな

個性抜きなら凄すぎ

 

638:腕立て師

安価は逃してしまったが

ニュースで流れてくれたおかげで合流できて良かった

世界の混乱がヤバい事になってるが(笑)

 

639:キロヴィラン

いつものことでしょ(麻痺)

 

640:キロヴィラン

イッチだもんなぁ

 

641:ギガ娘

『え~っと……思考交信×自動翻訳×共有……あとデータ化かな』

 

642:キロヴィラン

なにしてんですかイッチ

 

643:キロヴィラン

個性らしき名称の羅列が不安を加速させるぅ

 

644:キロヴィラン

これもしかしなくとも意思疎通図ろうとしてるよね?

 

645:キロヴィラン

ついい未知の生命体との交信か……

 

646:キロヴィラン

なお相手は元人間の模様

 

647:キロヴィラン

つか3~6歳の時にこうなったんなら、人間としての価値観とか常識も

定着しきってないまま海竜生活してんだろ?

まともに会話が出来るかも怪しい

 

648:キロヴィラン

海竜生活wwww

 

649:ギガ娘

『あ~テステス。あたしの言葉わかる? ○○○○○○○(ピーーーーーー)っていうんだけど、あなたの名前は?』

 

650:マイク

対象をコテハン登録します

 

651:リヴァさん

『――――そんなもの、覚えていません

 

652:キロヴィラン

 

 

653:キロヴィラン

 

 

654:キロヴィラン

 

 

655:キロヴィラン

 

 

656:キロヴィラン

ふわぁ

 

657:キロヴィラン

美しい声……

 

658:キロヴィラン

頭に直接響いてきたんだが?

 

659:キロヴィラン

透き通る清流を思わせる

 

660:キロヴィラン

大人の女性って感じ

 

661:キロヴィラン

声で年齢は判断できんが

名前覚えてないってどんだけだよ

 

662:罰の狩人

『いったい何年ここにいたんだよ……』

 

663:全裸待機

『ふむ……記録によれば隔離時の年は2XXX年とある。つまり……39年か』

 

664:キロヴィラン

えええええぇぇぇぇ

 

665:キロヴィラン

そら忘れるわ

 

666:キロヴィラン

思ったより長くて吐きそうだわ

 

667:キロヴィラン

ネットのない世界で30年以上とか

俺なら一月もたず〇ぬわ

 

668:キロヴィラン

同意

 

669:キロヴィラン

同意

 

670:キロヴィラン

同意

 

671:キロヴィラン

洒落になってないんだよなぁ

 

672:キロヴィラン

イッチがわざわざ個性を使ったってことは

自主的に意思疎通が出来ないんだろ?

話し相手もいないとか精神が〇ぬわ

 

673:ギガ娘

『ここでの生活はどんなもの?』

 

674:リヴァさん

比較のしようがありません。水の中を漂い、与えられる糧を食し、時折体の一部を取られる。長い間、ただそれだけの繰り返しだったのだから

 

675:キロヴィラン

娯楽ゼロとか生き地獄だわ

 

676:キロヴィラン

精神も同じように変わってりゃ話は別だったろうけど

中身は人のままっぽいよなぁ

 

677:キロヴィラン

人と会話するのも39年ぶりってことだろ?

話が出来る精神が残ってるのも驚きだわ

 

678:キロヴィラン

囚われの女性を餌付けするのか……

 

679:キロヴィラン

間違ってないけど言い方ぁ!

 

680:ギガ娘

『じゃあさ、ここから出れるとしたら――――出たい?』

 

681:リヴァさん

『…………』

 

682:キロヴィラン

まじでか

出すのか?

 

683:キロヴィラン

そら出たいだろうなぁ

このままなら一生囚われの身&実験サンプルコースだろうし

 

684:キロヴィラン

自由にして海の生態系に影響出したらいよいよ他人事じゃないぞ

海鮮料理が食えなくなるかもしれない!!

 

685:キロヴィラン

心配事がショボくて草

 

686:キロヴィラン

寿司好きには絶望しかない

 

687:キロヴィラン

ウナギは養殖出来るから大丈夫だよな?(震)

 

688:キロヴィラン

価格高騰するのは避けられないがな

魚介類が全て高級食材扱いされるようになるかも

 

689:キロヴィラン

嫌すぎる

 

690:リヴァさん

『……私は――――』

 

691:マイク

 

 

 

 

『そこまでだ』

 

 

692:ギガ娘

『っ――――!』

 

693:罰の狩人

『なっ!?』

 

694:全裸待機

『お前、はっ……!!』

 

695:キロヴィラン

 

696:キロヴィラン

 

697:キロヴィラン

うそ

 

698:キロヴィラン

まじか

 

699:マイク

 

『遅いよ――――○○○○○○○(ピーーーーーー)は、()()()使()()()()

 

700:キロヴィラン

なんでこいつがここにいるんだ!?

 

701:キロヴィラン

おいおいマジかマジかマジか

 

702:キロヴィラン

きゃー! スター!

 

703:キロヴィラン

とんでもない黄金カード!

 

704:キロヴィラン

こういうのを待っていた!!!

 

705:腕立て師

やったれイッチー!

 

706:マイク

『悪いがここからはVIP限定だ。その配信止めさせてもらうよ』

 

707:キロヴィラン

は!?

 

708:キロヴィラン

 

709:キロヴィラン

ちょ

 

710:キロヴィラン

マジで止まったぞ!?

 

711:キロヴィラン

おいイッチどうした! 何があった?!

 

712:キロヴィラン

返事がない ただの屍のようだ

 

713:キロヴィラン

嘘だろオイ!?

まさかのおあずけ?

 

714:キロヴィラン

殺生でござる!

あんまりでござる!!

 

715:腕立て師

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

716:キロヴィラン

あぁぁぁんまりだぁあぁぁぁぁ!!(柱の男並感)

 

717:キロヴィラン

どうなってしまうんだろうか……

 

718:キロヴィラン

それが、俺たちが見たイッチの最後の姿だった……

 

 




最終的に先を考えない燃料投下を断行。

後悔はしていない。




娘「新秩序とかマジチート。僕の考えた最強の個性じゃないですかやだー」

星「お前に言われたくないんですけどー。こっち二つだけって制限あるんだからなー」

娘「新秩序は制限を10に増やせる、とか出来ないのー?」

星「試したことないわけないだろバーカ」

娘「は? やんのかこのなんちゃってスタンド使いがよー」

星「お? やったろかこの平成遺物個性ちゃんがよー」

娘「侮ったな……ライダーの歴史を!」

星「物語の結末は、私が決める!!」


次回「最後の閑話! 次でようやく原作だ!」
?「またせたな」
狩「誰!!??」


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それは世界を呪う声 2

明けましておめでとうございます!

今年も拙作を宜しくお願いします。



詰め込みすぎて文字数がどえらい事になりましたが、最後まで読んで頂ければ幸いです。

今回でようやく原作前の話終了となります。


 スターアンドストライプ。

 

 ヒーローとヴィランの本場アメリカの現№1ヒーローであり、世界最強の女性ヒーローとしても知られる存在。

 

 オールマイトを彷彿とさせる逞しい巨躯。アメリカ国旗を模したコスチューム。

 

 個性の応用で並の増強系を超える身体能力を発揮することも相まって、アメリカではオールマイトの後継として名を馳せている。

 

 『新秩序(ニューオーダー)』と呼ばれるその個性は、多様で出鱈目な現象を起こしながら詳細は厳重に秘されている。

 

 ただ一つ言える事は、彼女ならばオールマイトを超えられると、少なくない人間が考える程に強いということだ。

 

「ちょっと意外だね。せっかく不意打ち出来たのに殺さなかったの?」

 

「そんな浅はかじゃないさ。底の見えない個性相手に博打なんてするもんか」

 

 個性を感知する個性をもってしても、今回の襲撃は察知出来なかった。

 

 正真正銘のチャンスだった筈がしかし、スターアンドストライプの選択は攻撃ではなく封印だった。

 

 確実に殺せる機会だったと語る葬に、返ってきたのは皮肉気な笑みだった。

 

 葬の言う通り、スターの個性ならば即死させることも出来たかもしれない。

 

 単一の個性としては規格外なまでに強力かつ応用性の高さを誇り、それこそ初見で人を殺す術など山のように持ち合わせている。

 

 だが――――

 

「個性を消せると分かってる相手に個性でトドメを刺そうなんて楽観的な真似しない」

 

「ま、そうだよねー」

 

 忘れてはならないのが『抹消』の個性。

 

 どれほど強力であろうと個性である以上、その影響を打ち消すのは容易な事だ。

 

 仮に個性を用いて葬の即死を狙ったとして、それが上手くいく可能性は高いとは言えない。

 

 ならば唯一無二のチャンスは、その絶対的かつ底の見えない脅威を削ぐ事に使うべきだ。

 

 その甲斐あって、文字通り全ての個性の効力が封じられている。

 

 今の葬は正真正銘、一人の人間としての力しか持たない無個性だ。

 

「アメリカのトップが出張って来るなんてありかよ……!」

 

「とにかく今はイッチの援護を――――」

 

 完全に予想外の脅威を前に、離人と全裸ニキ――――禅羅大輝(せんらたいき)は葬を守るため動こうとした。

 

 直後、横からの衝撃に二人揃って吹き飛んだ。

 

「ぐっ!!」

 

「何が!?」

 

 受け身を取ってすぐに起き上がった二人が視線を向けた先にいたのは、全身を黒いスーツに身を包んだ五人。

 

 各所をプロテクターで覆われ、頭部をゴツいヘルメットで隠した姿はヒーローのようにも見えるが、俗に言う()()()()()()()からは程遠い無機質さだった。

 

「ヒーロー……じゃなさそうだな。秘密を守るための裏の部隊って感じ」

 

「いかにもな見た目だ。まぁこんな施設があるのだから、こんな連中がいても不思議ではないが……」

 

 チラリと、大輝は離人を見た。

 

 防御力という点において比類ない性能を誇る筈の離人が吹き飛び、自身と同程度のダメージを負っている。

 

 この事実だけで並大抵の相手ではないのは明らか。そもそも、スターと戦場を共にする時点でお察しというものだろう。

 

 トップヒーロー級、またはそれに準ずる相手と見るべきだ。

 

「ああもう……なんであいつの配信はトップヒーローばっか出てくるんだ」

 

「対応の早さからして、予め備えていたのだろう。ここだけでなく、他の機密にも一定の警戒が敷かれているかもしれん」

 

 十分に予想できた事だ。

 

 葬が最後のレスを次回で実行するのは周知の事実。国家機密の暴露が挙げられた時点で、自国の後ろめたい秘密が暴かれる未来を想像した者は多いだろう。

 

 ならば必然、全てとはいかないまでも優先度の高い場所の守りを固めるのは当然だ。

 

 とは言え、安価で決めて来た場所に№1ヒーローとは運が良いのか悪いのか。

 

「二人ともー、こっちは気にしなくて良いから頑張ってー」

 

 明らかに劣勢であるはずの葬だが、その声には微塵の揺らぎもなかった。

 

 むしろ、スターという予想外の敵を前に高揚すらしているようだった。

 

「いや、こっちも楽じゃないんだから手助けしろバカ」

 

「こっちは任せろイッチ! アメリカ№1を超えてしまえ!」

 

「勝手に任されんなよ!?」

 

 ともあれ、葬の個性が封じられては撤退もままならない。

 

 逃げるための最低条件として、スターの個性の詳細を暴いて封印の解除。

 

 それが無理ならスターを撃破して強制解除という無理ゲーが幕を開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オールマイトの後継と謳われるだけあって、スターは色々な意味で彼を彷彿とさせる。

 

 筋骨隆々のボディ、天を突かんばかりに立つ触角、アメリカンなコスチューム。

 

 そしてなにより――――画風が違う。

 

 別世界から輸入されたかと思う程に体の線が異なり、威圧感が物理的な効果を齎しているかのよう。

 

 背後にゴゴゴゴッという文字を幻視するレベルだ。

 

 実はオールマイトの娘と言われても納得してしまうだろう。それほどに類似点が多い。

 

 とは言え勿論、彼との明確な違いは存在する。

 

 彼女だけに限った話ではないが、アメリカではヒーローによるヴィランの殺傷を禁じてはいない。

 

 明確にヒーローの権限として法律で定められているだけでなく、ヴィランを殺害するという事に対する認識そのものが日本とは違う。

 

 ヴィランを殺したヒーローに対し、浴びせられるのは非難ではなく賞賛だ。

 

 むしろ凶悪であればあるほど早急に処分することを求められるため、殺傷力のある個性が伸び伸びと行使される。

 

 当然、そんな国のトップであるスターも数えきれないヴィランを亡き者にしてきた。

 

 老若男女問わず、強力な個性を振り翳す犯罪者を屠ってきたのだ。

 

「しかし、噂の魔女がこんなお嬢ちゃんとは驚いた。たしか15だっけ? もっと幼く見える」

 

「それはアメリカ人と日本人の見え方の違いだよ。これでも発育良い方なんだからね」

 

 そんなスターと葬の戦いは、当たり前だがスターの一方的な攻めに終始した。

 

 個性を使えない葬と、常人を遥かに超える身体能力のスター。

 

 オールマイトに及ばないと言っても、増強系として一級品のパワーとスピード。

 

 普通の人間ならば影さえ捉えることなく一瞬で意識を刈り取られて終わりだろう。

 

 そう――――普通の人ならば、だが。

 

オールマイト(マスター)は元気だったかい?」

 

「絶好調も絶好調だね。事件解決数もぐんぐん伸びて、最高記録更新するんじゃないかって噂になってるよ」

 

「そいつは良かった」

 

 捕まえる気など欠片も感じられない。このまま殺してしまおうという意志が込められた拳と蹴りの嵐。

 

 それを葬は捌き続ける、最小限の動きで体を安全地帯に運び、避けきれないものは受け流す。

 

 スターから見れば緩慢とさえ感じる動きだが、何故だかそれが捉えきれないという矛盾。

 

 スターの動きも大雑把な訳ではない。最高レベルの軍事訓練をこなして鍛えた体術は個性による強化にも最適化され、ヒーローとしての経験も合わさって一流の域だ。

 

 スピード、パワー、そしてテクニック。全てが備わった猛攻。

 

 しかしその悉くを、葬は技術のみでいなしている。

 

「おいおいあんた、個性なしでこれか? 大したもんだ」

 

「でしょー? 漫画の技とか再現したくてそこそこ鍛えたからね」

 

 そんな生易しいものじゃないと、スターは零れそうな苦笑を抑え込む。

 

 初めのうちは、身体能力の差もあって有効打を幾つも入れる事が出来た。

 

 しかし数分も経った頃、既に体に掠ることさえなくなった。

 

 ごく短い時間でスターの格闘術の詳細を把握され、対応されているのだ。

 

 天才という言葉すら生温い、恐るべき適応力。

 

 故にスターは、戦術を変える。

 

「床は、私の意のままに変形する」

 

 地に手をついて宣言するスター。

 

 ドクンと床が脈打ち、葬の足元が隆起して柱のように伸び、宙へと押し上げた。

 

「お~?! すごいすごい! セメントスみたい!」

 

 そのまま天井に叩きつけられる寸前、その場を離脱。

 

 結果、葬は空中に身を投げ出す事になる。

 

「空気は、私の10倍の大きさで固まる」

 

 明らかに届かない筈の距離で、スターは両手を組んで大きく振り下ろした。

 

「がっ!?」

 

 頭上からの凄まじい衝撃。

 

 葬の体が床に叩きつけられ、肉が潰れる生々しい音が鳴った。

 

「まだまだ!」

 

 間髪入れず、スターが何度も拳を振り下ろす。

 

 その度に施設が揺れ、飛び散った血が床を壁を天井を汚す。

 

「可能であれば捕縛しろって言われてるけど、悪いがこのまま死んでもらうよ。あんたは危険すぎる」

 

 元より殺すべきだと考えていたスターだが、実際に戦って確信は深まった。

 

 ただ強い個性を振り回すだけの輩なら、幾らでもやり様はある。言ったように捕まえて利用する選択肢もあっただろう。

 

 だがこの女は駄目だ。ただ強いだけではなく、その強さを何倍何十倍にも研ぎ澄ませる頭脳を持っている。

 

 個性を封じた上で即制圧が出来なかった時点で、個性有りの脅威度は計り知れない。

 

 これでまだ20年も生きていない子供だと言うのだから、成長すればそれこそ誰にも手が付けられなくなる。

 

 彼女の気分で殺されないよう、人々が身を潜めて生きる――――そんな地獄のような世界になってしまう。

 

 だから、オールマイトから葬の名がアメリカ政府に伝わったのは望外の好機だった。

 

 秘匿していた転移系個性持ち達を総動員し、()()()()()()()()()機密の防衛網を敷いた。

 

 このグリトニルは、アメリカのみならず複数の国の協力によって維持されている。

 

 危険性の高い個性に悩まされるのはどの国も同じことで、似たような隔離施設は山ほど存在するのだ。

 

 グリトニルがその最大級というだけ。国を動かす立場の人間からすれば今更な話だった。

 

 故に世間に晒されても、国民の安全という大義名分がある以上、存続は容易い。

 

 政治家の誰かが辞任という形で責任を取った事にして、別の誰かが裏で受け継げば終わりだ。

 

 だからこそ、優先されたのは機密の保持ではなく脅威の排除。

 

 これ以上世界を引っ掻き回される前に、刺し違えてもこの場で討つ。

 

 スターの渾身の一撃が、葬の命を刈り取ろうと迫った。

 

「――――ぁあ……最っっっ高!!!!」

 

 その間隙を突き、葬の体が地を這うように駆け抜けた。

 

 空振りした攻撃に頓着せず、すぐさまスターが追撃する。

 

 見えない筈の攻撃を、今度はしっかりと認識しているかの如くすり抜けて葬は肉薄した。

 

 無防備なスターの胴に、葬の拳が突き刺さった。

 

「ぐっ……ぅ!!」

 

「あはは! やっぱり!」

 

 動きが止まったスターの顎を蹴り上げ、咄嗟に伸ばされた手を掴んで足を払い、床に叩きつけた。

 

「法則を捻じ曲げるか上書き、或いは追加かな? どれにしろ、上限があるね。あたしの個性を封じている分、増強してる分、床を動かした分、言葉からして空気を固めて攻撃した分で四つ。けど、床に叩きつけた時に拘束せずに攻撃して肉体の増強効果が切れてるから、一度に個性を使える対象は二つが限界ってことだよね? 一つは個性の封印に使って、残り一つを切り替えてる訳だ」

 

 嬉々として語られる内容は、スターの個性『新秩序』の概要。

 

 暴かれたのが初めてという訳じゃない。スターと死闘を繰り広げたヴィランの何割かは、戦いの最中で答えを導き出した。

 

 しかし例外なく、知った者達を排除して来たから詳細は守られていただけのこと。

 

「くっ……床は――――ガフッ!?」

 

 抑えつけられた状態で反撃を試みるスターだったが、腹に蹴りが入って宣言が途切れた。

 

「触れている間に宣言をするのが発動条件。対象の名前と内容を語るから、短くても2秒くらいかかっちゃうよね。だから喋らせなければ拘束も可能っと」

 

 増強効果が切れていても、単純な膂力はスターが上だ。

 

 しかし振り解けない。下手に力めば自分で体を壊してしまう。そう言う形で押さえられている。

 

「配信邪魔してる個性持ちいるよねぇ。とりあえず解いてくれる? このままスターの首を――――」

 

 スターの首に手をかけた、その時――――

 

 灼熱の炎が、葬を呑み込んだ。

 

「ッ――――ァ――!!?」

 

 声にならない音を漏らしながら、水槽のガラスに激突する。

 

 肉の焼ける臭いが漂い、空気が僅かに粘着いた。

 

 火の粉が宙を舞う中、その靴音は大きく響く。

 

「無事か、スター?」

 

「ああ、助かったよ――――エンデヴァー」

 

 同じく炎に包まれたスターだったが、負傷した様子もなく立ち上がった。

 

 アメリカ№1の隣に、日本№2が並び立つ。

 

「……あっはは……なんでいんの?」

 

 むくりと起き上がった葬の姿は凄惨なものだった。

 

 半身は爛れ、左の耳と目は焼け落ちていた。左腕も半ば炭化し、使い物にならない。

 

 常人なら即死か、良くて痛みで意識を失っていることだろう。

 

 そんな有様で、動く口は弧を描いていた。

 

 その姿はもはや、人の形をした悪魔にしか見えなかった。

 

 背筋に悪寒が走るのを感じながら、エンデヴァーが答えた。

 

「貴様は既に生死問わず(デッドオアアライブ)の国際指名手配犯だ。その対処に協力を渋る程、無能ばかりではない」

 

 後押しとなったのは、葬が必ず捕まえるチャンスの訪れるヴィランだったということ。

 

 国際指名手配犯ともなれば、身を隠す術も一流だ。気の遠くなるような捜査の果てに足取りを掴めるか否か。

 

 しかし葬は最後のレスを次回の行動指針にするため、起こす犯罪を予測して待ち受ける事が可能。

 

 活動範囲が日本限定の時点で既に国際的な影響が表れ始めているヴィラン。それがいつ海の外に出てくるのか戦々恐々としている国は少なくない。

 

 それがついに国家機密を暴くとなった時の衝撃は推して知るべし。

 

 幸いだったのは、葬が行動を起こすまでに8ヶ月の期間が空いたこと。

 

 結果として、ごく限定的な状況においてのみ適用される国際間の協定が秘密裏に結ばれることになった。

 

 アメリカを始め、各国の重要施設に転移系個性持ちが即座に移動できるよう取り計らい、必要に応じてヒーローを派遣出来る移動網を構築したのだ。

 

 無論、簡単に事が運んだ訳はない。加入した国もまだ10に届かず、参加国にしても本当に最重要の機密は隠したままだろう。

 

 それでも構わないと形だけでも整えたのが、アメリカと日本だった。

 

 言わずもがな、葬の危険性を何処よりも理解している日本。そして、オールマイトという最高のヒーローの強さを、その恩恵を日本に劣らず実感しているアメリカ。

 

 形振り構っている余裕はない――――否、本当に余裕が奪われる前に対処しなければならない。

 

 葬はそれだけの力を、脅威を世界に知らしめたのだ。

 

「直に他のヒーローも駆け付ける。今度こそ終わりだ、魔女――――いや、死柄木葬」

 

 エンデヴァーだけが先駆けたのは単なる偶然。

 

 施設への行き来を許可する転移個性の持ち主は厳選しなければならない上に、北極まで飛べる者となるとさらに絞られる。

 

 一度に連れていけるのは数人が限界で、すぐさま連絡がついたのがエンデヴァーだったというだけの事。

 

 もう少しすればオールマイト以下、日本やアメリカのトップヒーロー達が到着するだろう。

 

 葬は個性を封じられ瀕死。離人と大輝はアメリカの部隊を相手に千日手の戦況。

 

 離人の個性が効いていない事から分かるように、討伐メンバーの中には個性の影響を消すタイプの個性持ちもいる。

 

 施設に爆発物が仕掛けられていたとしても、ここは氷の大地。ヒーロー達は転移で帰還出来るが葬達は埋まるか凍死の二択のみ。

 

 間違いなく詰み、の筈だ。

 

「ははっ――――アハハ! アッハハハハハハハはハハハハハハハ!!!! アハハハハハハハハハハハハハヒヒヒヒははははハハハハハハハヒャッはッハっハッハッハッハッハッはっはっはッはっは!!!!!!」

 

 返答は、笑い声だった。

 

 喜ぶように、泣くように、楽しむように、怒るように、嘲るように。

 

 体を揺らして哄笑を上げる様は、それを見たヒーローのみならず、離人と大輝の背筋すら震わせた。

 

「あぁ! あー! あーッ! 楽しい愉しいたのしいタノシイ!!!! 最ッッっ高に面白い! やっぱりヒーローはこうでなくっちゃ!! さぁさぁやろう戦おうもっともっと見せてよ! さらに向こうへ(プルスウルトラ)ってさぁ!!!!」

 

 立ち上がり、どこにそんな力が残っているのかと思う程の大声を発する葬。

 

 間違いなく半死人である筈のヴィランを前に、スターとエンデヴァーは畏怖すら感じていた。

 

「……あんた、その若さで死ぬのが怖くないって口かい?」

 

「はぁ??」

 

 思わず零した様子のスターの言葉を、葬は鼻で笑った。

 

「いつ死ぬのかなんてどうでもいいよ! よく言うでしょ? 人生楽しんだもん勝ちってさぁ。その通りだって思うよ! 面白くもなんともない100年ダラダラするくらいなら楽しい50年! もっと楽しく生きられるなら30年でも20年でも!!」

 

 その目に宿るのは狂気――――ではなく、()()()()()()()()()()()

 

 多くの犯罪者と相対したヒーローだからこそ分かる。切っ掛けによって狂った訳でも、箍が外れた訳でもない。

 

 腹が減ったら食べる事に、異を唱える者などいないように。

 

 親の言う事に疑問を持たない幼子のように。

 

 自分が明日も変わらず生きていると、信じて疑わない凡人のように。

 

 楽しく生きてこその人生だと、死柄木葬は心の底から思っている。

 

「平和? 秩序? 未来? 知らない見えない下らない! 綺麗な場所で綺麗な言葉使っていれば生きてられる量産品の人生(イージーモード)なんて興味ない!! あたしはあたしだけの人生を生きる! あたしだけの命を謳歌する!!」

 

 気付けば誰もが圧倒されていた。

 

 自分のために生きるという自己中心。他人を慮る事を捨てた幼稚な思考。

 

 そんな、言葉にすればありふれたヴィランの言葉だ。それこそ量産品とも言える子供の主張。

 

 ヒーローからすれば珍しくも何ともない、聞き慣れた戯言。

 

 だと言うのに――――

 

「機械の部品みたいにお行儀よく整列して、言われるがままに動くなんて吐き気がする! 猿や犬猫の方が自由に生きてるよ! 自由には責任が伴う? 良くわかってるよ、だからあたしは何の法律にも守られないし守らない! 顔も名前も知らない他人が勝手に作ったルールに、たまたま人間に生まれただけで従わなきゃいけないなんて、まるで家畜みたいで気持ち悪いったらありゃしない!! あたしはあたしだもの!!! あたしには意志があるの!!!!」

 

 その熱量だけが、桁違いだった。

 

 自由に生きたい。ルールに縛られたくない。

 

 生きていれば誰もが感じ、その実現性のなさに折り合いをつけていく感情。

 

 それを、絶大な力を持って生まれ、押し通して生きていく事が出来たなら?

 

 その答えが、死柄木葬という人間だ。

 

 

 

 

 

 

「あたしは最後の最後まで――――死柄木葬(あたし)として生きるんだ!!!!」

 

 

 

 

 

 ――――その瞬間。

 

 ()()()()()()()()()()()()()()――――

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()――――

 

 ()()()()()()()()()()()()――――

 

 その魂の咆哮は、雷の如く駆け抜けた。

 

 自由を、未来を、希望を捨て去り、世界の犠牲になることを強いられた者達に。

 

 己の人生が、世界の害悪だと断じられた者たちに。

 

 その心に――――ただ一つの望み(あくい)が蘇る。

 

 

 

 

『AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッッッッッッ!!!!!!!!!!』

 

 

 

 それが叫びか、地響きかを聞き分けられた者はいない。

 

 グリトニルが揺れた。施設が倒壊したかのような激しさで、絶え間なく脈動する。

 

 同時に、耳をつんざく程の警鐘が響いた。

 

『緊急事態発生。隔離対象が脱走。各員はマニュアル66に従い速やかに対応してください。繰り返します――――』

 

 鳴り響くメッセージにしかし、行動を起こすべき職員は一人残らず気絶している。

 

「っ――――総員撤退! 職員の保護を最優先に、合流地点に移動する!!」

 

 苦虫を嚙み潰したような表情でスターが叫んだ。

 

 冷徹な部分では、この場にいる全員を見捨ててでも葬を殺すべきだと考えている。

 

 危険なんて言葉すら軽い、あれは世界を壊す巨悪そのものだ。何を犠牲にしても討ち取らなければならない。

 

 しかし彼女の性はヒーローなのだ。救える大勢の命を投げ捨てるなど出来る筈もなく、他のヒーロー達も同様だ。

 

 エンデヴァーに続き転移してきた他国のヒーローも、状況を見た瞬間に人命救助に走り始めた。

 

 とは言え、それがスムーズに行く訳もない。

 

 脱走した隔離対象達が猛威を振るい、鬼気迫る勢いでヒーローに牙を剥く。

 

 自分の人生を奪った者達の犬へ。

 

 自分の犠牲の上で安穏と生きる存在へ。

 

 その身に宿した個性(のろい)を、制御など知らんとばかりに振り回す。

 

 巨体の口に丸呑みにされるヒーローがいた。

 

 全身をぐずぐずに溶かされるヒーローがいた。

 

 千切られて体をバラされるヒーローがいた。

 

 それぞれの国でトップヒーローとして名を馳せる者達が、見たこともない超出力の個性に蹂躙された。

 

 

 

 

 世界を守る願い(ひかり)が。

 

 

 

 世界を呪う(やみ)に潰される。

 

 

 

 

 混沌は、加速度的に広がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「奥義――――全羅修羅(ぜんらしゅら)!!」

「なにやってんのお前!?」

 

 謎のポーズと共に服が弾けた大輝の横で、離人はツッコまずにはいられなかった。

 

 どこぞの龍球漫画よろしく炎のようなオーラを纏い、大輝は敵を見据えている。

 

 謎の光が見たくもない部分を巧みに隠す中、ヒーロー達さえ突然の全裸にたじろいでいた。

 

「いくら施設の連中が暴れてくれるといっても、イッチが重傷であることに変わりはない。ここは出し惜しみせず一気に畳みかけるべきだ」

 

「そこに異論はねーよ! このタイミングで全裸になる必要性を聞いてるんだよ!?」

 

 勿論、大輝の個性は離人も聞いている。

 

 強化中にも全裸で居続けることで強化時間の延長を望めるというのは知っているが、それは長期戦を見据えればの話だ。

 

 状況が激変していく中、両陣営共にこの場からの離脱を図るべきこの時に何故キャストオフするのか意味が分からない。

 

「無論、こうする必要が出てくるからだ……ぬんっ!」

 

 言下に、大輝が両掌を合わせる。

 

 すると、肘から先が揺らめき、なんと蒸気が立ち上る。

 

 目を剥く理人の眼前で、ついには熱した鉄のごとく赤い光まで発し始める。

 

「……はぁ?」

 

 どうなってんだそれ? と疑問を投げる暇もなく。

 

 両腕を赤く輝かせたまま、大輝は突撃した。

 

「っ――――!! 総員回避! 安易に触れるな!」

 

 リーダー格らしき者の指示で、ヒーロー達が距離を取った。

 

 戦闘開始直後から二人を葬の援護に向かわせない事に徹していたが、今や戦況は一変した。

 

 スターが撤退を指示した以上、情報になかった未知の力を相手にする暇などない。

 

 適度にやり過ごした後に離脱すべきと動き――――

 

「そこだ」

 

 バチッ――――と。

 

 何かが弾ける音が鳴った。

 

 ヒーロー達の視線の先から、大輝の姿が消えて――――

 

 いつの間にか、一人のヒーローの背後に、腕を振り切った姿の大輝が現れた。

 

 視界の隅には、何かがゆっくりと宙を舞っていた。

 

 それがヒーローの片腕だと全員が認識する頃には、再び大輝が消えた。

 

 先程と同様に、バチッと何かが弾ける。

 

「なに――――ガッ……!」

 

 思わず疑問の声が漏れたヒーローの腹に、大輝の手が突き刺さった。

 

 灼熱の痛み。肉が焼ける異臭が鼻を突く。

 

 血が吹き出ず、固まったかのように筋肉が動かない。

 

 全身を駆ける激痛を堪え、ヒーローが目で追った大輝の姿。

 

 その下半身に、うっすらと()()()()()()()()()のを見た。

 

「こいつ! 火と電気を使っている!!?」

 

 驚愕と共に仲間に告げると、その中の一人が前に出た。

 

「それならば……これでどうだ!」

 

 ヒーローのプロテクターが解れ、糸状に変化して大輝を囲むようにして押し寄せる。

 

 正面から突破しようと手を翳した大輝だったが、炎の腕を物ともせず拘束された。

 

「なに!?」

 

「タングステンの糸だ。並の火力では溶かせん」

 

 個性『メタルマスター』。

 

 金属の形を自在に変化させ、操る個性。自身が触れたことのある金属でないと操れず、生み出すことは出来ないため金属は用意する必要がある。

 

「今のうちに奴を――――ゴフッ!?」

 

 大輝を無力化したヒーローが大きく仰け反った。

 

 姿も音もなく、()()()()()()()()()()()()()

 

「ブラザーか!」

 

「さっき倒した二人のどっちかが個性を妨害してたんだな。運が良い」

 

 ()()()()()、残っていた筈の二人も地に伏していた。

 

 大輝が拘束された時点で、ヒーロー達は既に敗北していたのだ。

 

「手間をかけたな」

 

「なんやかんや初の実戦だったんだから仕方ない。……ていうかお前、増強系じゃなかったのか?」

 

「嘘ではない。強化の方向性を変えただけだ」

 

 大輝の個性に劇的な変化があったわけではない。変わったのは使い方。

 

 一口に増強系と言っても、そこには様々な恩恵が存在している。その最上級であるオールマイトなどが良い例だ。

 

 拳一つで天候を変えるパワーなど、どれだけ人体を鍛えた所で耐えられる筈がない。ならば必然、体を保護する力も同時に働いている。

 

 目にも止まらぬ速さなど、人が備えた所で扱えるわけがない。つまりそれは、それを扱えるだけの動体視力も与えられるということだ。

 

 力と体、それを扱う感覚はセット。以前の大輝は大雑把な区分でしか強化出来ていなかった。

 

 力だけでも、感覚だけでもない。()()()()()()とはつまり機能全般の増強。単にパワーやスピードのアップ程度には留まらない。

 

「体の発熱機能を増強して炎の腕を、発電能力を増強して瞬発力強化を、という具合だな。他にも幾つか隠し玉があったが……お披露目は次の機会としよう」

 

「…………」

 

 思わず離人が閉口した理由は、主に二つ。

 

 もちろんその発想と成長度に驚いたのも事実だが、それ以上に――――

 

 

(思ったより真っ当な強化だった……!!)

 

 

 それに尽きる。

 

 もっと変態的というか、意味の分からない手法で結果だけは出すみたいな、奇天烈な強化をしてくると思い込んでいた。

 

 全裸であることから全力で目を逸らせば、かなり王道的な能力を開花させていると言えるだろう。

 

 安堵の感情と共に、何故かひどい肩透かしをくらったような微妙な気分になった。

 

 まだ見せていない何かがあるようで、嫌な予感が完全に消えた訳ではないが。

 

「それよりもイッチだが……問題なさそうだな」

 

 共に視線を移せば、完全復活を果たしている。

 

 さしものスターも、葬の個性を封印したまま施設の怪物達の猛攻を防ぎ切る事は出来なかったようだ。

 

 以前より遥かに火力が上がったように見受けられるエンデヴァーも、大勢の負傷者を庇いながらの戦いで苦い表情をしている。

 

 むしろ問題なのは……

 

「なぁ、あいつらの個性で施設崩壊しかかってるよなこれ?」

 

「個性を使った戦闘どころか、まともに振るった経験も乏しいだろう。加減など望むべくもない」

 

 配分など欠片も考えない超個性の嵐。

 

 よく見れば、たった数分の個性行使で既に半分以上が消耗しきっている様子だった。

 

 強力故の反動もあって、気絶している者までいる始末。

 

「あいつらここから運び出すのって俺らだよな?」

 

「だろうな」

 

 倒れている職員を放置し、明確に敵対行動を取った者達をヒーローが優先する道理などない。

 

 むしろそちらに構っていては、ヒーロー達自身さえ脱出できなくなる。

 

 敵意を以って個性を行使した以上、彼等は既にヴィラン扱いなのだから。

 

「……行くか」

 

「行こう」

 

 いつの間にやら配信を再開したのか、スマホ片手に大はしゃぎしている葬の元へ移動する。

 

 先程までZ指定確実なグロい姿を晒していたとは思えない程にピンピンして、その周囲には彼女を守るように並ぶ異形達。

 

 その光景はまるで、魔獣を統べる王の如く。

 

「また荒れるな、世界」

 

「いつもの事だろう。我はただ、イッチが変える世界を見れればそれでいい」

 

「……そっか」

 

 

 

 

 

 

 ――――その僅か20分後、グリトニルは完全に崩壊したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 後に、その日は歴史に刻まれる事となる。

 

『御機嫌よう、窮屈な世界に生きる哀れな阿呆共』

 

 テレビに、スマホに、パソコンに、ラジオに。

 

 あらゆる端末にその映像が、声が流れ出した。

 

 並んで映るのは二つの玉座。そこに座する男女。

 

 他の一切が暗闇に包まれた空間に、ただそれだけが浮かび上がっている。

 

 黒一色のスーツに身を包んだ男が語り出す。

 

『お前達にとっては久しぶりだろうが、ここは敢えて初めましてと言っておこうか』

 

 人の手の飾りを顔に嵌めた異様な姿。その指の隙間から覗く赤い双眸が世界を射抜いた。

 

『今日はちょっとした挨拶だ。こちらも()()()()()()()()()から、その報告でもある』

 

 それを見た、全ての人間が恐怖した。

 

 お前は誰だ、とか。

 

 なんの悪ふざけだ、とか。

 

 そんなことは一切、誰も考えなかった。

 

 人々の脳裏に浮かんだのは一言。

 

 

 ――――()()()()()

 

 

『俺達の事で様々な憶測が世に飛び交ってるだろう。目的、出生、主義主張。雑多で出鱈目な話も混ざって何が何やらと思っている筈だ。だからこそ、この場を借りて俺達という存在を明確にさせてもらおうという訳だ』

 

 声から滲み出る悪意。その眼光から伝わる、世界への怒り。

 

 静かな声と反して迸るそれらが、いつかの記憶を呼び覚ます。

 

 間違いない、彼だと。

 

 あの日、自らが心の底にひた隠しにして来た感情を呼び覚ました悪魔が、画面に映る男と重なる。

 

 だからこそ。

 

 黙してその隣に座る、真っ白な仮面をつけた少女の姿が強く目に焼き付く。

 

 まさか――――

 

 まさかまさか―――――

 

 まさかまさかまさか――――

 

『俺達は――――()()()()。平和を、秩序を、ヒーローを、社会を。この世界を形作る何もかも、俺達を縛り付ける悉くを壊し尽くす。そして――――』

 

 その果てに、何を成すのか?

 

 世界を敵に回すと宣言した巨悪。その行きつく先とは――――

 

『その後は……まぁ、その時に考えよう』

 

 ただ、それだけだった。

 

 だれかが悲鳴を上げ、誰かが端末を手から落とした。

 

 ただ壊すだけ?

 

 壊した後に考える?

 

 なんだそれは。

 

 なんなんだこいつは!

 

 理解出来ない。意味が分からない。

 

 人が築いて生活する今を壊すと言い、その後に何を作るかも考えていない。

 

 そんな子供の戯言にも劣る主張を、しかし大真面目に語っている。

 

 笑っているが、明らかに嘘偽りないのが伝わって来る。

 

 そんな男の事を、もはや同じ人間だとさえ思えない。

 

 自分達の想像や理解を超えた、得体の知れない怪物(ヴィラン)がそこにいた。

 

『そう言う訳で、遅くなったが名乗らせてもらおう。俺の名は死柄木弔。そして――――』

 

『あたしの名前は死柄木葬。皆にはスーパー娘って言えばわかるよね?』

 

 顔こそ隠しているが、もはやモザイクも何もない。

 

 腰まで届く長い白髪と、兄と対比するように白いドレス。

 

 立ち上がって恭しくカーテシーを行う様は、しかし身から溢れる不吉な気配を隠すには至らない。

 

『今まで何度か個人的な配信をやって来たけど、これからはもっと大きく動いていくつもりだから。楽しみにしててね!』

 

 スーパー娘――――否、死柄木葬が大仰に手を横に開く。

 

 画面が大きく引いていき、二人の姿が遠ざかると共に……()()()の姿が顕わになった。

 

『こんなに沢山の仲間が出来たから、もっともっとも~っと楽しい時間を届けられると思うんだ! あたしも今からワクワクしちゃう!』

 

 表情が隠れていて尚も、そのはしゃぎ様が伝わる彼女の背後。

 

 そこには、大勢の仲間達の姿があった。

 

 数えきれない程の人が、異形が、その目を世界に向けていた。

 

 自分達がこれから立ち向かう者達へ、様々な感情を目に宿していた。

 

 ある者は怒りを、ある者は憎悪を、ある者は悦楽を、ある者は恐怖を、ある者を悲嘆を、ある者は諦観を。

 

 個性という祝福(のろい)によって世界から弾かれた被害者が、様々な想いを胸に集っていた。

 

 それは復讐の為、快楽の為、革命の為、破滅の為。

 

 バラバラな意志。しかし求めるものは一つ。

 

 ――――ただ、自分らしく生きるため。

 

『せっかくの大所帯だ。世間が認知しやすいよう、俺達もそれらしい名を挙げようと思う』

 

『ちょっと単純だけど、シンプルイズベストってことで宜しくね!』

 

 だからさぁ、いざ刮目せよ。

 

 俺達の意志を押し潰し、その上に築かれた張りぼての平和を謳歌してきた者達へ。

 

 今度は俺達がその平和を踏み潰し、己の生を謳歌する番だ。

 

 そうして、兄妹の口からその名は放たれる。

 

 そう、彼等は――――

 

 

 

 

 

 

 

『 ヴ ィ ラ ン 連 合 』

 

 

 

 

 




私には掲示板形式が性に合ってるんやなぁって実感した回でありました。

色々とツッコミどころはあったと思いますが、頭を空っぽにして楽しんでくださいな(笑)

これにて前日譚(?)は終了ということで、次回から原作時空突入です。

改めて、今年もよろしくお願いいたします!!







娘「ついに明かされるOFAの秘密!? これは急いでオールマイトに教えなきゃ!」

筋「え、なんで君が知ってるんだ!?」

娘「面白いことを聞くね。あたしの個性は知っているでしょう?」

筋「だからいつから私の個性を学んだと聞いているんだ!」

娘「ならばこちらも聞こう。いったいいつから――――OFAを学んでいないと錯覚していた?」

筋「なん……だと……!?」


次回「後継者のハードル高すぎィ!? ナイトアイ初登場!」
ナ「大変だオールマイト! これからここに魔女が来る!」
筋・娘「「な、なんだってー!?」」
ナ「もういたぁ!?」


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【応募】オールマイトの個性を次代に受け継がせる方法
1スレ目


原作時空に追いついてテンション上がってきたので投稿です。

しかし半ば説明会みたいになったので最初に謝っておきますぅ。


【応募】オールマイトの個性を次代に受け継がせる方法【切実】

 

1:スーパー娘ゴッド

知恵を貸してお↑く↓れ⤴

 

https://www.○○○ube.com/○○○○v=――――

 

パスワード Hero killer

 

2:最下級ヴィラン

この時を待っていた!

 

3:最下級ヴィラン

きゃー娘様ー!

 

4:最下級ヴィラン

終末安価!

終末安価!

終末安価!

 

5:最下級ヴィラン

オール・ハイル・ハフリ!

オール・ハイル・ハフリ!

 

6:最下級ヴィラン

ここしばらくご無沙汰でしたねぇ

 

7:最下級ヴィラン

実に半年ぶり

連合結成からこんなに長期間空いての初めてだったね

 

8:最下級ヴィラン

連合発足もう3年半以上経ってんだもんなぁ

時間が経つのはあっという間ってね

 

9:最下級ヴィラン

こんな濃い3年は人生初だがな

 

10:最下級ヴィラン

激しく同意

世界が荒れまくりで酒が美味しい日々です

ヴィラン連合万歳!

 

11:最下級ヴィラン

この掲示板キッチしかいねーのかよ

どいつもこいつもヴィラン予備軍だなくたばれ

 

12:最下級ヴィラン

お、さてはお前ヴィラン連合に身内やられたくちか?

 

13:最下級ヴィラン

何故ただのアンチという選択肢がないのか……

 

14:最下級ヴィラン

最近じゃ本当のアンチやらヒーロー側の人間やらは逆に書かない

イッチの行動観測か、安価当てて被害を抑えるかの目的が殆どよ

もちろん皆無というわけじゃないが

 

15:最下級ヴィラン

ヴィラン優勢に傾きつつある今のご時世で

正面からヴィラン扱いで貶してもダメージなんて無いに等しいからね

 

16:最下級ヴィラン

残されたのは身近な人がやられた鬱憤を

テキトーに吐き出す哀れな遺族だけってね

 

17:最下級ヴィラン

なるほどー(知ってた)

 

18:スーパー娘ゴッド

『あたしの歌(話)を聞け―!!』

 

19:最下級ヴィラン

wwwww

 

20:最下級ヴィラン

ごめんよイッチ

 

21:最下級ヴィラン

改めて久しぶり

半年前のI・アイランド襲撃以来だね!

 

22:最下級ヴィラン

リヴァさん大活躍でしたなぁ

海上の巨大都市を海竜が蹂躙する様は怪獣映画そのものやった

 

23:最下級ヴィラン

あのまま上映しても誰も違和感覚えないレベル

 

24:最下級ヴィラン

連合メンバーが大暴れしてる隙に最新技術ごっそり持っていく様は

見事と言う他ありませんでした。

 

25:最下級ヴィラン

怪獣映画の裏でミッショ〇インポッシ〇ル繰り広げてたのワロタ

 

26:最下級ヴィラン

BGM自分で口ずさんでたのには吹いた

 

27:最下級ヴィラン

リアルタイム配信してる時点で潜入になってなかったんだよなぁ

 

28:最下級ヴィラン

それなwwww

 

29:スーパー娘ゴッド

『ところで皆、どうしてタイトルに言及しないのかな? かな?(ひぐらし並感)』

 

30:最下級ヴィラン

頭が理解を拒んでるんだよ

言わせんなよ

 

31:最下級ヴィラン

個性を受け継がせるってなによ(白目)

 

32:最下級ヴィラン

単にパパ上に移動させてもらうのとは違うん?

 

33:最下級ヴィラン

そもそもどうして受け継がせようなんて話になったのか……

 

34:最下級ヴィラン

まだ現役バリバリやんけオールマイト

たしかに年齢を考えると引退を考え始める頃合いだろうが

№1が隠居出来るご時世じゃないし

むしろイッチこそ元凶だし

 

35:最下級ヴィラン

オールマイトの活躍見てると

引退なんて微塵も想像できないんですがそれは

 

36:最下級ヴィラン

衰えているかも分からんレベルで次元が違うしな

だがイッチが話題に出すってことは弱体化しつつあるということか?

 

37:スーパー娘ゴッド

『それも一理ある。パワーは落ちてないんだけど、ちょっと反応速度に衰えが出始めてるかな。それでもあと10年くらいは余裕で活動出来ると思うんだけど』

 

38:最下級ヴィラン

この間なんて狩人ニキと全裸ニキがやられて

危うく捕まる所だったもんな

 

39:最下級ヴィラン

狩人ニキどんどん防御性能上がってくのに

毎回それをプルスウルトラで捻じ伏せるっていうね

 

40:最下級ヴィラン

個性の応用性を広げ続けているのに

純粋なパワーで突破されてる全裸ニキは泣いていい

 

41:最下級ヴィラン

全裸教の勢力拡大は上手く行ってるのにな

 

42:最下級ヴィラン

全裸教wwww

もう2年も経ってるのに笑う

 

43:最下級ヴィラン

全裸教。

2年前に全裸ニキが布教し始めた新興宗教であり

特定の神を奉じるのではなく己自身を高める事を目的としている

衣服を「己の心を閉ざす枷」と定義し、それを脱ぎ去る事で

真の己を見出し、向き合い、前へと進むことで心の成長を促す

というのが基本理念。

ただそれはそれとして理由なく人前で全裸はやめようねという

常識の周知徹底も忘れていない。

 

44:最下級ヴィラン

なんか語り出したぞ

 

45:最下級ヴィラン

もはや誰もが知ってる常識なんですが

 

46:最下級ヴィラン

説明厨乙

 

47:最下級ヴィラン

俺の親父が入信して、時々家の中で全裸で居る

見たくもないゾウさん見せられて思わず殴ったわ

 

48:最下級ヴィラン

ゾウさんを?

 

49:最下級ヴィラン

吹いたwwwww

 

50:最下級ヴィラン

くっそwwwww

 

51:最下級ヴィラン

お父さん生きてる?ww

 

52:最下級ヴィラン

>>48

違うわ! 親父をだよ!w

 

53:最下級ヴィラン

>>48は天才

 

54:最下級ヴィラン

なんと秀逸なコメだろうか

 

55:最下級ヴィラン

ワイの引き籠り兄貴も去年に入信したけど

大学に進学して友達もたくさん出来て

今では彼女と仲良くイチャイチャしてるぞ(血涙)

 

56:最下級ヴィラン

くたばれくそが(へーそうなんだおめでとう!)

 

57:最下級ヴィラン

全てを失って爆発しろ(良かったじゃん)

 

58:最下級ヴィラン

その幸せを破壊する(良い話だなぁ)

 

59:最下級ヴィラン

誰も本心隠せてない件について

 

60:最下級ヴィラン

隠せるわけないんだよなぁ

 

61:最下級ヴィラン

全裸にそんな力があるっていうのか(戦慄

 

62:最下級ヴィラン

全裸で女にモテるっていうなら俺も全裸になるわ!

 

63:最下級ヴィラン

醜く矮小なゾウさんを見せるんじゃない

 

64:最下級ヴィラン

その三段腹をしまえニート

 

65:最下級ヴィラン

ひどすぎぃ!

 

66:スーパー娘ゴッド

『あたしの歌を聞けぇぇぇ!!!(1敗)』

 

67:最下級ヴィラン

ごめんなさい

 

68:最下級ヴィラン

たしかに脱線しすぎたなww

 

69:最下級ヴィラン

オールマイトの個性?

そもそも詳細知らんしな

 

70:最下級ヴィラン

受け継がせるってことはパパ上に頼むんでしょ?

最初から無理ゲーでは?

 

71:最下級ヴィラン

パ「君の個性ちょっと移動させて?」

オ「いいよ!」

 

72:最下級ヴィラン

これだけでいかに実現不能なのかが伝わって来る

 

73:最下級ヴィラン

有り得なさ過ぎて鼻で笑うわw

 

74:最下級ヴィラン

経緯の説明を要求する!!

 

75:最下級ヴィラン

そうだそうだ!

 

76:スーパー娘ゴッド

『まず前提としてオールマイトの個性が誰かに譲渡可能な個性で、そもそもオールマイトが8代目継承者ってことから始まるんだけど』

 

77:最下級ヴィラン

おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい

 

78:最下級ヴィラン

待て待て待て待て待て待て待て

 

79:最下級ヴィラン

え? は? え?

 

80:最下級ヴィラン

なんつったこいつ?

 

81:最下級ヴィラン

あのウルトラパワーが譲渡可能ってま?

 

82:最下級ヴィラン

8代目ぇ?! 

 

83:最下級ヴィラン

受け継がれし力とか主人公かよ

 

84:最下級ヴィラン

先代達が気になります。

 

85:スーパー娘ゴッド

『歴代は皆お亡くなりになってるというか。元を辿ればパパを打倒するために生み出されたまである個性だしね』

 

86:最下級ヴィラン

 

 

87:最下級ヴィラン

 

 

88:最下級ヴィラン

 

 

89:最下級ヴィラン

 

 

90:最下級ヴィラン

まんま魔王と勇者で草ァ

 

91:最下級ヴィラン

これ完全に秘められ続けた真実ってやつじゃね?

 

92:最下級ヴィラン

その話詳しく

 

93:スーパー娘ゴッド

『そこらへんは今はどうでも良いんだって。本題はオールマイトの個性の継承に関して重大な問題が発覚しちゃったわけよ』

 

94:最下級ヴィラン

どうでも良いと思ってんのお前だけなんじゃ!

 

95:最下級ヴィラン

起源のお話気になるぅ!

 

96:最下級ヴィラン

たしかに継承の問題も気になるけれども! けれども!

 

97:最下級ヴィラン

これもう安価で詳細情報の開示を要求するしかない

 

98:最下級ヴィラン

>>97

天才かお前

 

99:最下級ヴィラン

その手があったか

 

100:最下級ヴィラン

今こそスレ民の結束を見せる時

 

101:最下級ヴィラン

いいかお前ら

フリじゃないからな?

 

102:最下級ヴィラン

押すなよ? 押すなよ?!

 

103:最下級ヴィラン

フリじゃねーって言ってんだろ!

 

104:スーパー娘ゴッド

『とりあえずこれからオールマイトに問題を伝えに行こうと思うんだけど。ただ行くだけじゃつまらないから突撃方法をよろ』

 

>>113

 

105:最下級ヴィラン

来たぞ! かかれ!

 

106:最下級ヴィラン

スレ民さんやっておしまい!

 

107:最下級ヴィラン

働けカスども

 

108:最下級ヴィラン

普通にピンポンしてから入って、事の経緯を全ての始まりから丁寧に話す

 

109:最下級ヴィラン

事務所の窓からアクロバティックダイヴでインした後は全ての始まりから丁寧に話す

 

110:最下級ヴィラン

狩人ニキと全裸ニキとの三人でジェットストリームアタックを仕掛けた後に全ての始まりから丁寧に話す(44敗)

 

111:最下級ヴィラン

パパさん同行の三者面談をセッティングしてから全ての始まりから丁寧に話す

 

112:最下級ヴィラン

連合メンバーによる総攻撃を敢行してから全ての始まりから丁寧に話す

 

113:最下級ヴィラン

背後に転移して千年殺しとかはどうでござろうか?

 

114:最下級ヴィラン

伝説の無個性少年を継承者として推薦しつつ全ての始まりから丁寧に話す

 

115:最下級ヴィラン

ああああああああああああああああああああああああ

 

116:最下級ヴィラン

おいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!

 

117:最下級ヴィラン

ござるてめぇぇぇぇぇええええ!!!(憤怒)

 

118:最下級ヴィラン

何してくさりやがってんだゴラァ!!!

 

119:最下級ヴィラン

他は完璧だったじゃん! かつてないほどのシンクロ見せてたじゃん!!

 

120:最下級ヴィラン

もうほんとこういうやつねーわー!

 

121:最下級ヴィラン

空気読めええええええええええええええええええええ

 

122:スーパー娘ゴッド

『はいじゃあ背後に転移で千年殺しで決定ね。四年ぶりくらいかな?』

 

123:最下級ヴィラン

待てええええ! 待ってくれええええ!!!!

 

124:最下級ヴィラン

もう一度……否、もう一つ安価しようぜイッチ!

 

125:最下級ヴィラン

突撃後の行動も安価しといた方がいいのでは!?

 

126:最下級ヴィラン

挨拶の言葉も必要だと思うのです!

 

127:最下級ヴィラン

持ってく菓子折りとか!

 

128:最下級ヴィラン

最初に振る世間話とか!

 

129:最下級ヴィラン

近況報告とか!

 

130:最下級ヴィラン

今後の活動方針とか!

 

131:最下級ヴィラン

必要!

 

132:最下級ヴィラン

とは!

 

133:最下級ヴィラン

思いませんか!?

 

134:最下級ヴィラン

かつてないシンクロ率を叩き出しているwwww

 

135:最下級ヴィラン

信じられません! スレ民のシンクロ率が400%を超えています!

 

136:最下級ヴィラン

今~わたしの~願い事が~♪ 

 

137:最下級ヴィラン

誰かロンギヌスの槍持ってきて! はよ!

 

138:最下級ヴィラン

安価の時間だけループしようぜ

 

139:最下級ヴィラン

イッチならばロンギヌスも平気で受け止めて自分の物にしそうでワロエナイ

 

140:最下級ヴィラン

ほんとそれな

 

141:最下級ヴィラン

ATフィー〇ドじゃなく素手で掴みそう

 

142:最下級ヴィラン

草も生えんわ

 

143:最下級ヴィラン

お、なんか良さげな武器降ってきたラッキー! で終わりそう

 

144:最下級ヴィラン

カヲ〇君「……(´・ω・`)エッ?」

 

145:最下級ヴィラン

吹いたww

 

146:最下級ヴィラン

寸劇しとる場合か! 弾幕(安価)を張れ!

 

147:最下級ヴィラン

全弾撃ち尽くしてもかまわん!!(失敗フラグ)

 

148:最下級ヴィラン

それ絶対に当たらないやつぅ!

 

149:スーパー娘ゴッド

『じゃあ次に、どんな脅しで受け継ぎを了承させるか』

 

>>160

 

150:最下級ヴィラン

流石だぜイッチぃぃぃ!!

 

151:最下級ヴィラン

そもそも本題が残ってたの忘れてたwww

 

152:最下級ヴィラン

脅しなのは確定なのねwww

 

153:最下級ヴィラン

受け継がせないと日本を沈めると脅しつつ全ての始まりから丁寧に話す

 

154:最下級ヴィラン

あざとい仕草で誘惑しつつ、全ての始まりから丁寧に話す

 

155:最下級ヴィラン

全国放送で首相を人質にして脅しつつ、全ての始まりから丁寧に話す

 

156:最下級ヴィラン

パパ上と兄上との三人で囲いつつ脅し、全ての始まりから丁寧に話す

 

157:最下級ヴィラン

都心にヒュドラちゃんを投下すると脅し、全ての始まりから丁寧に話す

 

158:最下級ヴィラン

未だ25個しか見つかってない爆弾の残りのスイッチを片手に、全ての始まりから丁寧に話す

 

159:最下級ヴィラン

狩人ニキと全裸ニキとの三人でジェットストリームアタックを仕掛けて脅し、全ての始まりから丁寧に話す(45敗)

 

160:腕立て師

今北産業

今度こそ俺が世界を変える

 

161:最下級ヴィラン

狩人ニキがオールマイトの恥ずかしい秘密を集めて脅し、その間に全ての始まりから丁寧に話す

 

162:最下級ヴィラン

全裸ニキのヌード写真をバラまくと脅し、全ての始まりから丁寧に話す

 

163:最下級ヴィラン

 

 

164:最下級ヴィラン

 

 

165:最下級ヴィラン

 

 

166:最下級ヴィラン

 

 

167:最下級ヴィラン

 

 

168:最下級ヴィラン

……(白目)

 

169:最下級ヴィラン

…………

 

170:腕立て師

……(;^ω^)

 

171:最下級ヴィラン

おい

 

172:最下級ヴィラン

腕立てニキよ

 

173:最下級ヴィラン

遺書の準備は万全か?

 

174:最下級ヴィラン

お前の罪を数えろ

 

175:最下級ヴィラン

よほどその命、いらぬと見える

 

176:スーパー娘ゴッド

『腕立てニキが世界を変えるね。じゃあレッツゴー!』

 

177:最下級ヴィラン

おいいいいぃぃぃぃ!!ww

 

178:最下級ヴィラン

いいんかそれで(笑)

 

179:最下級ヴィラン

脅しになっとるんか!?

 

180:最下級ヴィラン

それでどうやって受け継がせるんだよ!www

 

181:スーパー娘ゴッド

『オールマイトに事情を説明した後で呼ぶから、腕立てニキは準備して待っててね!』

 

182:最下級ヴィラン

え?

 

183:最下級ヴィラン

エッ?

 

184:腕立て師

……え?

 

185:最下級ヴィラン

wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 

186:最下級ヴィラン

大草原ですわ

 

187:最下級ヴィラン

はい腕立てニキアウト―

 

188:最下級ヴィラン

ご愁傷様

 

189:最下級ヴィラン

骨は拾ってやるからな

 

190:最下級ヴィラン

お前の肩に世界の命運がかかってるぞww

 

191:最下級ヴィラン

急に世界の中心になっててワロス

 

192:最下級ヴィラン

良かったな世界変えられるぞ

 

193:腕立て師

( ゚д゚)

 

194:最下級ヴィラン

(笑)

 

195:最下級ヴィラン

いや草

 

196:最下級ヴィラン

こんな単純なAAに笑ったの久しぶりだわww

 

197:スーパー娘ゴッド

『オールマイトは珍しく事務所にいるっぽいから、さっそくいくよー。せーの!』

 

198:最下級ヴィラン

ジャンプ!

 

199:最下級ヴィラン

カット!

 

200:最下級ヴィラン

か~ら~の~!

 

201:スーパー娘ゴッド

 

『 千 年 殺 し ィ ィ ィ ! ! ! ! ( 四 指 Ver) 』

 

202:筋肉マ〇

 

『 な ん の ! ! ( 括 約 筋 強 化 ) 』

 

203:マイク

 

『 ゴ キ ャ ッ ッ ! ! ( 四 指 粉 砕 ) 』

 

204:スーパー娘ゴッド

 

『いっッッったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああァァあああああああああああああアアあああああああ!!!!!??(1550ダメ)』

 

205:最下級ヴィラン

ええええええええええええええええええええええええええええええええええ(笑)

 

206:最下級ヴィラン

ちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお(爆)

 

207:最下級ヴィラン

wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 

208:最下級ヴィラン

ブッホォ!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 

209:最下級ヴィラン

マwジwかwよw!

 

210:腕立て師

イッチぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいい!!!!

 

211:最下級ヴィラン

予想外の展開

 

212:最下級ヴィラン

いやそらこうなるだろ

 

213:最下級ヴィラン

普通に考えて迎撃されるわな

 

214:最下級ヴィラン

秘匿性皆無だもんなぁ……

 

215:最下級ヴィラン

全国公開されてる配信で企むもなにもないわ

 

216:最下級ヴィラン

さっきまでのやり取り余さず見聞きしてただろうよ

 

217:最下級ヴィラン

勝手に秘密バラされたのもなww

 

218:マイク

『茶番はやめろ魔女。その程度の傷、お前ならいくらでも治せるだろう』

 

219:最下級ヴィラン

 

220:最下級ヴィラン

この灰色スーツ姿のモザイク男はもしや!

 

221:最下級ヴィラン

何年経っても進歩しない無駄モザイクに隠された男の素顔とは!?

 

222:最下級ヴィラン

次回「全ての未来は私のもの! サー・ナイトアイの実力!?」

デュエルスタンバイ!!

 

223:腕立て師

オールマイトが事務所にいるんだから、そらいるよな

 

224:最下級ヴィラン

来ること知ってスタンバってたんだろうな

 

225:マイク

対象の畜生を嫌々コテハン登録します

 

226:ク〇眼鏡

『それより、よくもやってくれたな。お前の幼稚な遊びでどれ程の混乱が起こるか考えもしない。実に迷惑千万だ』

 

227:最下級ヴィラン

対象の畜生ww

 

228:最下級ヴィラン

クwソw眼w鏡w

 

229:最下級ヴィラン

ひねりなさすぎぃ!!

 

230:最下級ヴィラン

嫌々とか言ってるし(笑)

感情の表現も積極的になってきたなぁ

 

231:最下級ヴィラン

本人(?)は度々否定するけど、どう見ても自我芽生えてるよねぇ

 

232:筋肉マ〇

『相変わらずだね死柄木少女。言いたいことは山のようにあるが……まずは話を聞こうか』

 

233:スーパー娘ゴッド

『あれ、意外だね?(ケロリ) 本題の前にひと悶着あると思ってたけど』

 

234:最下級ヴィラン

粉砕骨折を秒で直すとかもうね

 

235:最下級ヴィラン

再生速度も磨きがかかってら

 

236:最下級ヴィラン

まー詳細は知らないが、オールマイトとしても継承の問題点とか言われたら黙ってられないだろ

 

237:最下級ヴィラン

だよな。次代に関わる話だしな

 

238:最下級ヴィラン

そもそも今代で世界が終わらないかが心配なレベルなんですがそれは

 

239:最下級ヴィラン

まじでな

 

240:最下級ヴィラン

ほんと俺らの世代で世界破滅しても不思議じゃないよな

 

241:最下級ヴィラン

北斗の〇みたいな世紀末世界が待ってそう

 

242:筋肉マ〇

『こんな街中で君と戦うなんて危険な真似は出来ない。オールフォーワンに話を聞いているだろう君が言う問題が何にしろ、私達が取れる選択は無いに等しい』

 

243:〇ソ眼鏡

『お前の言う事が真実か戯言かはさておき、まずは聞かねば始まらないだろう』

 

244:最下級ヴィラン

上から目線で草

 

245:腕立て師

何様じゃク〇眼鏡ぇ!

 

246:最下級ヴィラン

今気づいたけど伏字の〇が動いてて伏せられてないww

 

247:最下級ヴィラン

ほんとだwwwww

よく気付いたな

 

248:最下級ヴィラン

静かな主張に笑う

 

249:最下級ヴィラン

サーとマイクが敵意ビンビンで草

 

250:スーパー娘ゴッド

『まぁ手間がかからなくて良いけどさ。あ、長くなるから飲み物ちょうだい。コーヒーがいいな! 砂糖たっぷりで』

 

251:ク〇眼鏡

『何様だお前は……っ!(怒)』

 

252:筋肉マ〇

『……いや、うんそうだな。では私が用意しよう。ミルクは入れるかい?』

 

253:スーパー娘ゴッド

『ミルクはいらない。コーヒー飲んでる感がなくなるから』

 

254:筋肉マ〇

『えぇ……わかった。ちょっと待っててくれ』

 

255:最下級ヴィラン

どんな展開だよwwww

 

256:最下級ヴィラン

コーヒー飲んでる感とはいったい……

 

257:最下級ヴィラン

あれだろ、ミルク入れるとココアとかと見分けつかないから漆黒の飲料という見た目は守りたい的な

 

258:最下級ヴィラン

要はコーヒー飲んでる自分って大人ーな雰囲気を楽しみたいだけってことな

 

259:最下級ヴィラン

こんな子供くさい飲み方を堂々と要求する奴初めて見たわwww

 

260:最下級ヴィラン

同じく(笑)

 

261:最下級ヴィラン

オールマイトに給仕させるヴィランwwww

 

262:最下級ヴィラン

どんな凶悪なヴィランでも子供相手には優しさが抜けきらないオールマイトすこ

 

263:最下級ヴィラン

わかりみ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワンフォーオール。

 

 世間で名を知られていないオールマイトの個性は、人から人へと受け継がれてきた個性だ。

 

 その起源は彼の宿敵たるオールフォーワンの弟である。

 

 「個性を与える個性」という、それ単体では何の効果も発揮しない個性。それ故に弟は彼自身は勿論、オールフォーワンにさえ無個性だと思われていた。

 

 そんな弟に対し、オールフォーワンは「力をストックする個性」を与えた。今となっては詳細は分からないが、重要なのはそこではない。

 

 意図せず一つの体に二つの個性が存在することになった時、それらは融合を果たし、最強へ至る可能性を秘めた個性に変わった。

 

 それこそが、オールマイトの持つ個性ワンフォーオール。「力をストックし、他者に譲渡する」という個性。

 

 それは決して絶対的な力ではなく。人から人へ託していく事で少しずつ力を蓄えるものだった。

 

 無能に等しい原石が、人並みの能力へ、逞しい戦力へ、頼もしき道標へとゆっくり変わっていく。途方もない時間をかけて。

 

 人々の希望になりますようにと、歴代の継承者が命を懸けて残してきたもの。

 

 ただそれすら、オールフォーワンという魔王を倒すには足りなかった。

 

 1人の継承者が隠れながら力を積み上げる間に、オールフォーワンは何十何百という個性を奪って強くなる。

 

 1人の継承者が長くて十数年、短ければ数年で死ぬ一方で、オールフォーワンは百年以上の経験値をさらに更新していくのだ。

 

 力も経験も及ばない以上、勝算など望むべくもない。

 

 そう……()()()()()()()()()()なのだ。

 

「だからこそ疑問に思ったんだよね。流石に一代で飛躍し過ぎじゃない? って」

 

 オールマイトの前任である7代目。

 

 オールマイトを育て上げた存在と聞けば、いったいどれほどの猛者かと思うだろう。

 

 だが現実は、むしろオールフォーワンが「OFAの生みの親として恥ずかしくなった」と貶す程だった。

 

 オールフォーワン打倒どころか、渡り合う事も出来ないのが実情。

 

 だからこそ、と言うべきか。

 

 オールマイトが力を受け継ぎ、それを磨くために渡米しても執拗に追わなかった。

 

 勿論それなりに手を回したが、いつか仇を討つ為に自分の下へのこのこ現れるのは目に見えているのだ。その時に始末をつければいいと、日本の支配をより強固にすることを優先した。

 

 それこそ、オールフォーワンにとって最大の過ちとなることも知らずに。

 

 時が経ち、日本に舞い戻ってきた哀れな復讐者は、途方もない脅威となっていた。

 

 拳一つで天候を変え、跳躍一つで市町村を跨ぎ、その笑い声で人々の絶望を払う特大の光に。

 

「普通に考えておかしいよね。たった一代でここまで強くなるなら、今迄の継承者は何だったんだってさ」

 

 オールマイトだけが特別だった、なんて安易に片付けて良い訳がない。

 

 そこに特殊な絡繰りがあるなら、()()()()()()()()()()()()()()どうなってしまうのか。

 

 葬はそれが気になって気になって気になって気になって気になって――――

 

()()()()()()()()()()()

 

 個性を学習する個性。

 

 それによって以前、葬はオールマイトの個性を学ぼうとした。

 

 しかしそもそも、葬はそれで自分がオールマイト級のパワーを得られるとは思ってなかった。

 

 OFAはあくまで「力を蓄え受け継がせる」という器の個性であり、超パワーは結果でしかない。

 

 つまりOFAという個性そのものは学べても、それは初代と同じ空の器だ。

 

「あたしの個性の一部をOFAという器に入れて別の人に渡して、ある程度使えるようになったら次の人へーって感じにね」

 

 そこらで見繕ってきた木っ端ヴィランに、あろうことかOFAによる譲渡を行った。

 

 それを1人、2人、3人と渡していって、どこまでやったらオールマイトのような急激な変化が起こるのか?

 

 下手すれば第二のオールマイトを生み出しかねない所業をやったと、葬はなんて事のないように言う。

 

「その過程で気付いたんだけどさ、AFOとOFAの違いって()()()()()()()()()()()()()ってところだよね」

 

 個性を奪い与える個性と、個性を渡す個性。

 

 一見すると後者が劣っているように思うが、ただそれだけでは済ませられない特徴が存在していた。

 

 AFOによって他者に個性を与えた場合、最悪のケースで廃人になるというリスクがある。

 

 個性因子が遺伝子由来の物質であるから起こる拒絶反応という程度にしかわかっていないが、重要なのはそこではない。

 

 つまるところAFOは他者に与える事は出来ても、あくまで「奪う」ことこそが本質なのだ。

 

 個性を奪い、かつそれらを扱える器がセットの個性。それがAFO。

 

 それに対し、OFAの継承者が心身に異常が起きたという事例は()()()()存在しない。

 

 魔王に及ばない力とは言え、個性としての恩恵は遺憾なく発揮されるのだ。

 

 これは、OFAが「与える」ことを本質とするからだと考えられる。

 

 増強系が頑丈さも持ち合わせるように。炎や氷の個性持ちは熱への耐性を得るように。一定以上の強い個性は、それを扱いやすい体質もセットで与えてくれる。

 

 OFAは継承した人間の器に馴染み適用する。故に受け継いだ者が発狂することなく存続した。

 

「あ、ごめんちょっと脱線した。そんで継承の問題が何かって言うとね――――()()()()()()()()()()()()()ってこと」

 

 受け継ぎが12回目に差し掛かった頃、それは起こった。

 

「なんとねぇ、受け継いだ人間の体にヒビが出来ちゃったんだよねぇ。こう、バキッと」

 

 出来の悪い土人形が崩れるように。或いは、落として割ってしまった皿のように。

 

 OFAの継承者は、体中が罅割れて絶命した。

 

「何度か試したんだけどさ、だいたい10~13人目くらいで死んじゃうんだよね。それだけじゃなくて、オールマイトと同じ8人目で止めて放置しといたのがいたんだけど、なんと2年で同じく罅割れて死んじゃったの」

 

 詳細はまだ判明してはいないが、これだけは言えるだろう。

 

 オールマイトという存在が、そんなOFAの継承として異常なまでに例外だらけなのだ。

 

「一番多くいったのが17代目だったけど、精々がオールマイトの3割届くかどうかって程度だったし、継承して3ヶ月ももたなかった。それに引き換え、たった8代でパパに追いついて、40年も生き続けているオールマイトとの違いはなに? って事になるんだけどさぁ」

 

 甘いコーヒーを飲みながら、葬は相手の様子を見る。

 

 オールマイトは拳を握りこみ、葬を睨みつけている。継承の問題云々ではなく、葬の所業に怒りを燃やしているのは明らかだ。怒声を上げないのが奇跡的と言える。

 

 ナイトアイは表情だけは冷静を装っているが、頬を流れる汗を隠す余裕もない。話の結末を予想出来てしまったのだろう。

 

 ここにいる三人だけでなく、話を聞いているだろう第三者達でさえ気付けることだ。

 

 オールマイトは個性を継承した人間であるという情報は、同時に一つの事実を浮かび上がらせるからだ。

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()という事は――――

 

 

 

 

「そこらへん、どう思うオールマイト? ――――()()()()の立場からの意見、聞かせて欲しいなぁ」

 

 




やってしまったぜ!(確信犯)

その場その場でとにかくやらかしたがるのが悪い癖だね。

だが後悔はしていない。






筋「なんてことをしたんだ死柄木少女! 心は痛まないのか!?」

娘「痛むに決まってるじゃない!(上手く出来ないストレスで)」

筋「ならもう、こんな事はやめるんだ! 罪を償うんだ!」

娘「……今更もう、引き返せる訳がない!(今めっちゃ良いとこだもんね)」

筋「そんなことはない! 例えどれほどの過ちも、それを贖い続ける事は出来るんだ!」

娘「……本当に? 出来るの?(つまり今の百倍悪い事しても挽回出来るってま?)」

擦れ違い続ける思い。その行きつく果てとは……!?


次回「親しき中にも礼儀あり? 黙秘は主張できません!!」
娘「記憶にございません!」
筋「それ一番ダメなやつぅ!」


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2スレ目

此処に謝罪させていただきます。

PS5が当選したせいで遅れてしまい、申し訳ありませんでしたー!!(自慢)




【応募】オールマイトの個性を次代に受け継がせる方法【切実】Part2

 

Part1→https://l○○○○.○○○○○.co.jp/config/l○○○○?.src=mb&.done=https―――

 

1:マイク

次スレ立てを実行。

前回までの内容はPart1を参照してください

 

2:最下級ヴィラン

マイクちゃん乙

 

3:最下級ヴィラン

マイクちゃん乙

 

4:最下級ヴィラン

怒涛のコメでPart1秒殺だったな(笑)

 

5:最下級ヴィラン

いや当然の結果だろ

考察スレとかもう発狂してんぞ

 

6:最下級ヴィラン

ここが平穏保ってんのもイッチによる制限かかってるからだろうな

他の板はもうパート10とか行ってるのもあんぞ

 

7:最下級ヴィラン

本スレがようやく2なのになww

 

8:最下級ヴィラン

情報量多すぎて頭がパーンてなりそう

 

9:最下級ヴィラン

俺はもうパーンした

 

10:最下級ヴィラン

3周した

 

11:最下級ヴィラン

思った以上に漫画な物語で草も生えない

 

12:最下級ヴィラン

これアニメ化したら大ヒット間違いなし

 

13:最下級ヴィラン

劇場版も2・3本はいける

 

14:最下級ヴィラン

絶対BD買うわ

 

15:最下級ヴィラン

同じく

 

16:筋肉マ〇

『……………答えはもう出てるんだろう? 君がそれを試さない筈がない』

 

17:スーパー娘ゴッド

『もちろん。でもまだ試験はしてないんだよね。探してポンポン見つかるもんでもないし、オールマイトに伝えるのを優先したからさぁ。それに当事者の意見というか、長年使い続けた人間の所感って大事だと思うのよ』

 

18:筋肉マ〇

『……数十年も使い続けた私が知らない事実ばかり知ってる君には今更だと思うけどね。君が言ったように、先代……私のお師匠である七代目との違いは疑問に思っていたさ。あの人を卑下するような言葉は使いたくないが、全盛期の私の半分にも満たないパワーだったからね。君の恐ろしい実験の結果を加味して考えるならば、その要因はずばり……私が元は無個性だったことが原因だろう』

 

19:最下級ヴィラン

ご本人が認めちゃいましたねぇ

 

20:最下級ヴィラン

オールマイトが無個性だった?

なんの冗談かと笑いたいが

 

21:最下級ヴィラン

でもオールマイトの個人情報が頑なに秘密にされてる原因が無個性だったとしたら、今迄の疑問が解消されるな

 

22:最下級ヴィラン

冷静に考えて何十年も本名すら分からないとか、政府のバックアップとかあっても不思議じゃない

 

23:最下級ヴィラン

個性至上主義だった時代に№1が元無個性と知られたら大混乱だもんなぁ

 

24:最下級ヴィラン

今でも大混乱不可避なんですがそれは

 

25:ク〇眼鏡

『オールマイト、それ以上は……』

 

26:筋肉マ〇

『もう手遅れだよナイトアイ。ここで私達が口を閉じたとしても、彼女が代わりに話すだけだ。ならばせめて私自ら語るのが、今迄隠し続けてきた事へのケジメというものだろう』

 

27:最下級ヴィラン

そうだそうだー

 

28:最下級ヴィラン

さぁ詳しく話してもらおうか(上から目線)

 

29:最下級ヴィラン

とっても気になるぅ―

 

30:筋肉マ〇

『オールフォーワンによって個性を与えられた人間にリスクがあるという点からして、個性因子が原因と考えるべきだ。今も詳しい事は分かっていないが、遺伝子と密接な関係があるとされている以上、他人の個性を得るということは、他人の遺伝子を組み込むことと同義なのだろう。異常が起こるのは当然だ』

 

31:スーパー娘ゴッド

『そうだよねぇ。たぶんOFAに限った話じゃなくて、基本的に個性には肉体に馴染もうとする働きがあるんだろうね。けれどOFAには全然及ばないから、生まれ持った本人以外だと博打みたいな確率に挑む必要があるんだと思うよ』

 

32:ク〇眼鏡

『…………つまり、個性を持つ人間は既に生来の個性因子によって変質を起こしているからこそ、OFAの適応が完全にはいかない。だから因子による影響を一切受けていない者、すなわち無個性の体にこそ完全な適合を果たす……ということか』

 

33:最下級ヴィラン

なるほどー(理解度50%)

 

34:最下級ヴィラン

いやこれくらい100%いけよww

 

35:最下級ヴィラン

すっごい話を聞かされてるな

 

36:最下級ヴィラン

個性の研究してる人達の顎が外れてそう

 

37:最下級ヴィラン

つまりオールマイトの個性を受け継がせるなら無個性の誰かってことだよな?

 

38:最下級ヴィラン

そういうことになる

 

39:最下級ヴィラン

無個性最強伝説の始まりだ!

 

40:最下級ヴィラン

これはつまりあの伝説の無個性少年の出番ってことだな

 

41:最下級ヴィラン

その手があったか!(知ってた)

 

42:最下級ヴィラン

イッチお墨付きのヒーローソウルを備えた無個性がオールマイトの力を受け継ぐとか胸熱展開すぎる

 

43:最下級ヴィラン

でもあの配信当時で小学生だろ? 体格からしておそらく小学5・6年って程度しか分からないが、今中学生やんけ

 

44:最下級ヴィラン

なるほど……つまり今からでも雄英入学も視野に入れられるな

 

45:最下級ヴィラン

そろそろ高校受験を考える時期だとしたら、ちょうど良くね?

 

46:最下級ヴィラン

まるで運命がお膳立てをしているかのようなタイミング

 

47:腕立て師

あのさ

 

 

 

俺、こっから何すればいいの?

 

 

48:最下級ヴィラン

しらね

 

49:最下級ヴィラン

腕立て伏せでもすればいいのでは?ww

 

50:最下級ヴィラン

ほんとにどうするんだよ(笑)

 

51:最下級ヴィラン

もはや出番ない説

 

52:最下級ヴィラン

後はもう誰に受け継がせようかって段階だしな

 

53:最下級ヴィラン

いやでもまだオールマイトが活動可能だから今すぐ受け継がせる必要なくね?

 

54:最下級ヴィラン

たしかにな。でもイッチを始めパパ上とか兄上様とかこれからもどんどん強くなっていくのに、オールマイトは年齢的にも劇的な強化は見込めないわけだろ? なら次代に引き継げせてより強化させる必要があるだろう

 

55:最下級ヴィラン

一つ思ったんだが、世界中の無個性を限界まで鍛えた後にOFAハシゴさせてからオールマイトに返せば超強化出来るくね?

 

56:最下級ヴィラン

名案……と言いたいが、絶対に返そうとしない奴出るだろ

 

57:最下級ヴィラン

オールマイトの個性手に入るという誘惑に耐えられる奴おる?

 

58:最下級ヴィラン

無理だな

 

59:最下級ヴィラン

奪った奴もヒーロー活動するかも怪しい

今迄自分を虐げた人間に復讐する可能性大

 

60:最下級ヴィラン

無個性は基本的に無個性という事実を隠して身を潜めているか、知られたうえで馬鹿にされて生きてるかでしょ。その上でオールマイトの力と意志を継いで平和のために戦うなんて考えられんだろ

 

61:最下級ヴィラン

さらに、なんと今受け継いだらもれなく三大魔王と戦う宿命もセットで付いて来るぞ!

 

62:最下級ヴィラン

セールス風に言ってるが罰ゲーム以外の何物でもないww

 

63:最下級ヴィラン

無個性でありながら命懸けで誰かを助けられるヒーロー魂を持ち、三大魔王に立ち向かう気概を持った後継者……

 

64:最下級ヴィラン

それなんて無理ゲー? と、言いたいが……

 

65:最下級ヴィラン

いるんだよなぁ、この時代には

 

66:スーパー娘ゴッド

『とまぁあたしが来た訳は十分に伝わったと思う。ここで紹介したい人がいるんだけど』

 

67:最下級ヴィラン

お、まさか……

 

68:最下級ヴィラン

既に呼びつけているとか?

 

69:最下級ヴィラン

秘密裏に接触していたとしてもおかしくないな

 

70:最下級ヴィラン

こっそり様子見てそうだな

 

71:最下級ヴィラン

いやまてこれは……

 

72:腕立て師

((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

73:最下級ヴィラン

wwwww

 

74:最下級ヴィラン

そういやそうだったな(笑)

 

75:最下級ヴィラン

このタイミングで腕立てニキ出してどうするってんだよ(笑)

 

76:最下級ヴィラン

よかったな腕立てニキ。世界を変えるチャンスが来たぞwww

 

77:最下級ヴィラン

どうやって変えるのかお手並み拝見といこう(爆)

 

78:最下級ヴィラン

血も涙もないww

 

79:最下級ヴィラン

安価を外させた罪は重いのです

 

80:最下級ヴィラン

なんだかんだイッチが説明してくれたのに許されなくてワロタ

 

81:スーパー娘ゴッド

『ではさっそく――――いでよ、腕立てニキ!(召喚)』

 

82:腕立て師

『え――――うべっ!?(落下30ダメ)』

 

83:最下級ヴィラン

本当に呼ばれたw

 

84:最下級ヴィラン

この召喚ってジャンプカットとは別口なのだろうか

 

85:最下級ヴィラン

飛ばすんじゃなくて呼び寄せだから別かもな

 

86:最下級ヴィラン

頑張れ腕立てニキ!

 

87:筋肉マ〇

『彼は……どうして彼を?』

 

88:ク〇眼鏡

『どうせお遊びで呼びつけただけだ。面白そう、以外の意味などある訳がない。おい君、ここで大人しく帰るならまだ巻き込まれた一般人で済む。この女と無関係というなら早く出て行きなさい』

 

89:腕立て師

『……えっとぉ……(チラリ)』

 

90:スーパー娘ゴッド

『……(ニヤニヤ)』

 

91:最下級ヴィラン

腕立てニキ冷や汗スゲェwww

 

92:最下級ヴィラン

つか体ムッキムキやな。服の上からでもわかるとは

 

93:最下級ヴィラン

見せ筋じゃなくて適度に引き締まってますね。よい筋肉だ

身長も190くらいありそう

 

94:最下級ヴィラン

しかしオールマイトを前にしてはなぁ

 

95:最下級ヴィラン

イッチは顔は見えなくても楽しそうに見てるのがバレバレ

 

96:最下級ヴィラン

さぁどうする? っていう無言の問いかけが聞こえてくるぅ

 

97:最下級ヴィラン

なんというルナティック試練

 

98:最下級ヴィラン

安易に自身を安価に捧げるなという教訓だな

 

99:最下級ヴィラン

腕立てニキただの誤爆だったのにwwww

 

100:ク〇眼鏡

『なにを迷っているか知らないが、考えてみるんだ。ここでその女の意に沿うような行動をして、君に何のメリットがある? 元からヴィランだったならばともかく、見たところ君は一般人だ。安易にヴィランの手助けなどすれば、自身だけでなく家族や友人にまで多大な迷惑がかかるだろう。……それとも、これから一生を犯罪者として生きる覚悟があるとでも?』

 

101:腕立て師

『……………』

 

102:最下級ヴィラン

そんなもんあるかいな

 

103:最下級ヴィラン

俺らはただの観戦者じゃけんの

 

104:最下級ヴィラン

責任など負いとうない! 無責任にゲラゲラ笑ってたいんじゃ!

 

105:最下級ヴィラン

こいつらwwwww

 

106:最下級ヴィラン

クズしかいない定期

 

107:最下級ヴィラン

みんな知ってる定期

 

108:最下級ヴィラン

さぁどうする――――腕立て師!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 誰かに良く見られたい、というのは大抵の人間が持ってる感情だろう。

 

 家族に、友人に、恋人に、同僚、先輩、後輩などなど。

 

 評価されたい、褒められたいというありふれた承認欲求。

 

 そのために人は場の空気を読み、溶け込んで良い印象を与えようとする。

 

 容姿を磨き、話術を覚え、相手の求める何かを与えて……身も蓋もない言い方をすれば、自身の有用性を示すために奔走する。

 

 師岡(もろおか)立哉(たつや)という少年もまた、そんなありふれた欲求を持つ人間の一人だった。

 

 彼は優秀な人間だった。勉学運動共にトップを競い、様々な特技を習得する天才だった。

 

 生き急いでいると感じる程にスキルを磨き続ける彼の原動力もまた、単純な承認欲求だった。

 

「おい立哉。お前こんなことも出来ないのか?」

 

「なんでこんな役立たずな子供なんて生まれたのかしら。お金が勿体ないったら」

 

 彼の両親は低俗な人間だった。

 

 立哉の優秀さは、彼らの求めるそれとは()()()()()()()()

 

 自分達が求めている点を満たせないならば用など無いとばかりに……否、実際になかったのだろう。衣食住こそ与えるが、親子の情など欠片も向けはしなかった。

 

「おい立哉。お前勉強得意だろ? 俺のも代わりにやっといてくれよ」

 

「お、良いね。じゃあこっちも頼むわ。友達だもんな?」

 

 彼の友人は、良くも悪くも凡庸だった。

 

 立哉にあらゆる面で劣っていると自覚していたために抱えていた黒い感情を、()()()()()()()()を寄る辺にして吐き出してきた。

 

 何度も奴隷の如く扱われ、彼の中で友という存在が紙のように希薄になるまで。

 

「虐待? イジメ? おいおい何を言ってるんだ。お前はこうしてピンピンしてるし、毎日友達と仲良くやってるじゃないか。受験勉強で気が立つのは分かるが、周りに迷惑をかけるのは違うだろう? 相談ならいつでも乗ってやるから落ち着け」

 

 彼が出会う先達は、およそ真摯とは縁のない人間ばかり。

 

 立哉の優秀さを言葉では認めながら、()()()()()()()()()()が全てを台無しにすると言わんばかりに深く関わろうとしなかった。

 

 面倒事はやめてくれ――――そんな彼等の心の声を幻聴として幾度となく耳にした。

 

 そんな環境で生きて来て、溜め込み続けた不満が破裂しない筈がなかった。

 

 感情は暴力となり、彼を無下にしてきた全ての人間に向けられた。

 

 中には咄嗟に個性を使って来た者までいたが、それすら無関係に薙ぎ倒した。

 

 ――――どうだ見たか!

 

 そんな思いだけが、立哉の胸中を満たしていた。

 

 ――――これがお前たちが蔑んだ人間の力だ!

 

 ――――俺はこんなに凄いんだ! お前達なんか目じゃないんだ!

 

 ――――俺の方が強い! 俺の方が優れてる! 俺の方が頑張ってる!

 

 ――――だから だから だからっっ

 

「そこまでだ!」

 

 駆け付けたヒーローに、あっさりと制圧された。

 

 冷たくて苦い土の味を感じながら、立哉は自分が作った惨状をボンヤリとした意識で眺めていた。

 

 たくさんの人が倒れていた。男も女も大人も子供も関係なく、彼を蔑んだ者達が。

 

 彼らの目には恐怖だけがあった。まるでヴィランでも見るかのような眼差しに、何故だか笑いがこみ上げてきた。

 

「君は自分が何をしたか分かっているのか? 大勢の人間を傷付けて、罪悪感はないのか?!」

 

 そんな見知らぬヒーローの言葉に、さらに笑った

 

 自分が苦しんでいた時は長いこと誰も助けてくれなかったのに、反撃した瞬間にあっさりヒーローが助けに来た。

 

 自分ではなく、自分を苦しめて来た連中を救うために。

 

 これを笑わずして、どうしろというのか。

 

 大勢で寄ってたかって個人を苦しめた奴等が被害者で、苦しめられた分を返そうとした個人がヴィラン扱い。

 

 ああそうか、と。この時彼は理解したのだ。

 

 法律も警察もヒーローも秩序を守る存在。そして秩序とは、より大勢にとっての平穏を指すのだと。

 

 優先されるのは大きな枠を平穏に保つ事であり、個人の癇癪などいちいち汲み取るほど暇じゃない。

 

 簡単なことだったのだ。

 

 学校でイジメなど起こっても「イジメ()()」だが、イジメられた誰かが暴れれば「暴力()()」なのだ。

 

 より多くの不利益が発生する時にこそ、より大きな力が動くように。

 

 不利益を被るのが少数なら、動く力が限りなく小さいのも道理だった。

 

 財布から落ちたのが万札なら急いで拾うが、一円玉ならそのまま歩き去ったって問題ない。

 

 誰でも覚えがあるだろう? そういうことだったんだ。

 

 そう思った瞬間、立哉は()()()()()()()()()

 

 間違っていたのは周囲ではなく、自分の方だと理解したのだ。

 

 誰かに認められたいという承認欲求は、その矛先を明確にしなければならない。

 

 親しい友人だったり、尊敬する先達だったり、愛する家族だったり。或いはどうでもいい有象無象。

 

 認められたい相手も様々なのだから、自分が誰にそれを求めるかも定まってなければ始まらない。

 

 立哉にはそれが足りていなかった。誰に認めて欲しいのかという明確な目標が。

 

 そうして改めて考えて考えて考えて考えて考えて考えて――――――

 

 そんな相手は一人も存在しないということに気付いたのだった。

 

 そうして、立哉の人生は熱を失った。

 

 少年院に送られ、突っかかって来る連中を捻じ伏せ、期間が延びた。

 

 家に帰ってから最初にしたのは、両親を脅すことだった。

 

 あれ程に恐ろしく見えた親がひどく矮小に映り、個性ごと捻じ伏せれば簡単に言う事を聞いてくれた。

 

 一人暮らしする金を工面させ、ただひっそりと過ごすことにした。

 

 たまに派遣や短期バイトで小金を稼ぎ、ネットやゲームで時間を浪費する日々。

 

 鍛えられていた体がたるみ、目の隈が濃くなっていく。

 

 このまま誰にも知られず野垂れ死ぬのだろうと、ボンヤリ考えていたのだ。

 

 

 

 

 

『父親がオールマイトと相打ちになっててワロタwww』

 

 

 

 

 そう、考えて()()

 

 その、途方もない悪意と自由に満ちた存在を目にするまでは。

 

 

 

 

『じゃあ始めようか。世界の命運を決める安価を』

 

 

 

 

 

 ただ圧倒的だった。

 

 ただただ絶対的だった。

 

 

 

 

『蚊がいましてよ!!』

 

 

 

 

 どこまでも自由で理不尽。

 

 どこまでも無作為で無秩序。

 

 

 

 

『あぁやっべ――――それタルタロスに仕掛けたやつッスね』

 

 

 

 

 あらゆる障害を薙ぎ払い、あらゆる有象無象を意に介さず。

 

 ひたすらに己の道を突き進む、その姿に焦がれた。

 

 

 

 

『君がヒーローになるの、心から応援するよ。今の君の目、まるで――――オールマイトみたいだ』

 

 

 

 

 だから――――

 

 ああ、そう。だから――――

 

 

 

 

『君がヒーローになるのを――――()()()()()()()()

 

 

 

 

 羨ましいと思ったんだ。

 

 彼女に興味を持たれている。期待を寄せられている誰かが。

 

 ましてやそれが――――()()()()()()()()という事実が。

 

 失われていた熱が、再び灯るのを感じた。

 

 どうすれば良いのか分からない。道筋すらも見えていないけれど。

 

 自分の半分も生きているかどうかという子供が啖呵を切ったのだ。負けてなどいられない。

 

 最悪のヴィランに憧れ、ヒーローを志す少年に奮起させられた。

 

 摩訶不思議な事もあるんだと、笑みが零れて。

 

 そうして、師岡立哉――――腕立て師は今日も、腕立てに勤しむのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

122:腕立て師

『――――イッチ。そのOFA、俺にくれないか?』

 

123:筋肉マ〇

『なっ!?』

 

124:ク〇眼鏡

『なんだとっ……!!?』

 

125:最下級ヴィラン

は!?

 

126:最下級ヴィラン

ふぁっっ!!?

 

127:最下級ヴィラン

なに言い出してんだ!?

 

128:最下級ヴィラン

どういうことだってばよwwww

 

129:最下級ヴィラン

腕立てニキ……緊張のしすぎで頭が……

 

130:最下級ヴィラン

いい脳外科紹介しよか?

 

131:最下級ヴィラン

いやこの場合は精神科医では……

 

132:最下級ヴィラン

ひどすぎ……とは言えんなぁ

 

133:スーパー娘ゴッド

『あたしが言うのもアレだけど正気? さっきまでの話聞いてた?』

 

134:腕立て師

『むしろ今迄の話が本当なら問題ないだろう。イッチはもう気付いてるだろうが――――俺は無個性だからな』

 

135:最下級ヴィラン

おうっふ

 

136:最下級ヴィラン

マジかよ

 

137:最下級ヴィラン

衝撃の真実!

 

138:最下級ヴィラン

こんな偶然ってあるか? 作為的なものを感じずにはいられない

 

139:最下級ヴィラン

誰の作為かとか考えるまでもないんだが?

 

140:最下級ヴィラン

まさかイッチ、ここまで織り込み済みだったと言うのか!

 

141:スーパー娘ゴッド

『いやまさか腕立てニキが無個性だったなんてね。呼び出すまでぜ~んぜん知らんかったわ』

 

142:最下級ヴィラン

ッスゥー……

 

143:最下級ヴィラン

まったくの偶然でしたとさ(笑)

 

144:最下級ヴィラン

つまり腕立てニキがどう世界を変えるかは完全に丸投げする気だったということであり……

 

145:最下級ヴィラン

ある意味このタイミングで安価当てたのは幸運だったまであるのでは?

 

146:〇ソ眼鏡

『……自分が何を言っているのか、理解しているか!? そんなことをして――――』

 

147:腕立て師

『俺が無個性だと知った時から両親は俺を欠陥品扱いし続けた。友達面したクソッタレ共に奴隷紛いの扱いを受け、大人は見て見ぬふりをして、自分で身を守ろうとしたらヒーローに捕まった。覚悟も何も、最初から俺に居場所なんて何処にもない』

 

148:最下級ヴィラン

さらっとヒデー暴露しててワロス

 

149:最下級ヴィラン

いや笑えるかこんなん

 

150:最下級ヴィラン

どこかで聞いた無個性の悪環境をわがままセットで購入したような人生ですね

 

151:最下級ヴィラン

もしかしてこれ腕立てニキじゃね?

 

https://news.○○○○○○.co.jp/pickup/――――

 

152:最下級ヴィラン

早すぎぃ

 

153:最下級ヴィラン

あーあったなこんなの

 

154:最下級ヴィラン

無個性の高校生が学校で暴れたってやつか

 

155:最下級ヴィラン

もう十年以上前だな

当時の友達と笑い話扱いしてたの思い出した

 

156:最下級ヴィラン

>>151乙

ここワイの母校なんですが……

というかワイこの次の年に入学した

 

157:最下級ヴィラン

>>156

後輩おるやんけwwww

 

158:腕立て師

『オールマイト、あんたはスゲーと思う。無個性に生まれながら、トップヒーローになるまで人を助けようと思い続けられるんだから、嘘偽りなく尊敬する。……けど同時に、どうしようもなく気味が悪いよ。本当に同じ人間なのかと疑っちまうくらいにな』

 

159:筋肉マ〇

『っ…………』

 

160:最下級ヴィラン

オールマイト氏、口を開くも何を言えばいいかわからない模様

 

161:最下級ヴィラン

でも腕立てニキの言いたい事も分かるわ

 

162:最下級ヴィラン

無個性なのにどういう人生送ったらオールマイトみたいな精神性を育めるのかは疑問だよな

 

163:最下級ヴィラン

たまたま悪い扱いを受けずに育ったのかもな。周りの人間が人格者ばかりだったのか

 

164:最下級ヴィラン

腕立てニキからすれば、無個性を蔑ろにする人間を守る意味がわからんだろうな

 

165:最下級ヴィラン

これまではただウルトラな個性持って生まれただけのトップヒーローだったが、元無個性という事実が加わって見方がガラリと変わったんだろう

 

166:最下級ヴィラン

腕立てニキに限った話ではないだろうなぁ……

 

167:最下級ヴィラン

ほんとだよ。ファンやめますとか言うやつ絶対に出てくるわ

 

168:最下級ヴィラン

個性至上主義者が喚き散らしそう。ただでさえヴィラン連合の存在で虫の息だったのに、これがトドメになるかもな

 

169:腕立て師

『今ならハッキリわかる――――俺はこの世界が大嫌いだ。窮屈で息苦しくてたまらない。なにもかもがウンザリだ。だから……』

 

170:最下級ヴィラン

召喚時のキョドり具合が嘘のような毅然とした態度

 

171:最下級ヴィラン

何かを求めるようにイッチに手を伸ばすその姿は、まるで悪魔に魂を捧げる罪人のようじゃった……

 

172:最下級ヴィラン

これは、世界を変える出会いでした(語り口調)

 

173:最下級ヴィラン

無個性の暗黒面が強まっておる……

 

174:最下級ヴィラン

この先が予想できる分ワロエナイ

 

175:最下級ヴィラン

これはさらに混沌が増すぅ⤴

 

176:最下級ヴィラン

酒も美味くなるぅ⤴

 

177:最下級ヴィラン

どうでもいいけどこの事務所ワイん家の近くぅ⤴

 

178:最下級ヴィラン

それ死亡フラグぅ⤴

 

179:腕立て師

『イッチ……いや、死柄木葬。俺に、この世界で好きに生きるためのチャンスをくれ。俺が俺らしく生きて死ぬための力をくれ!』

 

180:スーパー娘ゴッド

『いいよー』

 

181:最下級ヴィラン

いいよ(即答)

 

182:最下級ヴィラン

この温度差よ

 

183:最下級ヴィラン

どうせ実験で培ったOFA全部取っといてあるんだろうなぁ

 

184:最下級ヴィラン

これもしかしなくてもオールマイト以上のパゥワーが手に入るのでは?

 

185:最下級ヴィラン

イッチにかかれば勇者の力もお手軽にゲット出来るんですな(白目)

 

186:最下級ヴィラン

不謹慎かもしれんが、素直に羨ましいんですけど

 

187:最下級ヴィラン

誰だって思うわ

 

188:最下級ヴィラン

これで君もオールマイトに! 死柄木印のOFA! 今すぐ検索検索ゥ!

 

189:最下級ヴィラン

借金してでも買うわ

 

190:スーパー娘ゴッド

『じゃあさっそく腕立てニキ――――食え!!』

 

191:腕立て師

『――――え?』

 

192:最下級ヴィラン

ガタッ!

 

193:最下級ヴィラン

ガタッ!?

 

194:最下級ヴィラン

ガタッ!!!

 

195:最下級ヴィラン

おいちょっと待て

 

196:最下級ヴィラン

落ち着くなお前ら突撃しろ!!!!!

 

197:最下級ヴィラン

どういうことだってばよ!?

 

198:最下級ヴィラン

俺の目ん玉が腐っているせいか、イッチが髪の毛引っこ抜いて腕立てニキに差し出しているように見えるんだが????

 

199:最下級ヴィラン

なるほど俺の目も腐ってたわ同じだな

 

200:最下級ヴィラン

そろそろ目ん玉替え時かなって思ってたんよ

 

201:最下級ヴィラン

ボーナス出たからちょっと良い目ん玉にしよっと

 

202:腕立て師

『……どういうこと……なんでしょう?』

 

203:スーパー娘ゴッド

『OFAを譲渡するには所有者のDNAを相手に摂取させた上で、渡すぞーって念じれば良いの。だから手軽にあたしのDNA取り込むためには髪の毛や爪食べるとか、抵抗感があるなら水に血を混ぜて飲むでも良いけど?』

 

204:腕立て師

『……えぇ~~……(困惑)』

 

205:最下級ヴィラン

どこのヤンデレクッキングですかそれは

 

206:最下級ヴィラン

おい腕立てニキそこ代われぇ!

 

207:最下級ヴィラン

たとえこの身が割断されようとも、横取りする価値がある!

 

208:最下級ヴィラン

>>177なんだが

今すぐダッシュで事務所行けば俺も貰えるかな?

 

209:最下級ヴィラン

貰えそうな気はするが、警察に通行止めされてそう

 

210:最下級ヴィラン

というか今気づいたんだが、テレビのニュースで連合が関東各地で暴れててヒーロー達が足止めくらってるって言ってる

 

211:最下級ヴィラン

マジだwwww全然気づかんかったww

 

212:最下級ヴィラン

イッチがオールマイトに会ってる間の時間稼ぎってことか?

 

213:最下級ヴィラン

だろうな。道理で狩人ニキも全裸ニキも参加してこないと思ったらそういう事か

 

214:最下級ヴィラン

せっせとバトってる最中なのね

 

215:最下級ヴィラン

狩人ニキとエンデヴァーが炎の中で殴り合ってるし、全裸ニキはミルコとマト〇ックスみたいな高速格闘戦を繰り広げとる

 

216:最下級ヴィラン

若手有望株のシンリンカムイがヒュドラちゃんに秒殺されとるwww

ちな死んではいない模様

 

217:最下級ヴィラン

リヴァさんが千葉県勝浦市の沖に居座ってて海専のヒーローが釘付けになっとるってよ

 

218:最下級ヴィラン

主戦力がこれだけ投入されるのは珍しいな

 

219:最下級ヴィラン

今や世界中で暴れる大組織になったもんな

シリアの武装勢力の2割が安価で消滅したのは記憶に新しい

 

220:最下級ヴィラン

そのまま国土の一部を拠点に改造してたのには笑うしかなかったなぁ

 

221:最下級ヴィラン

北朝鮮がぶっ放した核を送り返した時の衝撃は忘れられない

 

222:最下級ヴィラン

もはやヴィラン連合がニュースに出ない日はないレベル

テレビつければどっかの国で暴れてるまである時代

 

223:最下級ヴィラン

そんな連合にまた新たな戦力が加わろうとしている(無個性)

 

224:最下級ヴィラン

この結果次第で世の無個性の生活にどんな影響が出るやら……

 

225:腕立て師

『じゃあ……悪いけど血を水で薄めてもらえると』

 

226:スーパー娘ゴッド

『オッケー』

 

227:最下級ヴィラン

まぁ無難だな

 

228:最下級ヴィラン

そらそうだ

 

229:最下級ヴィラン

髪や爪を食ったと連合メンバーに知られたら、狂信者勢にナニされるか分かったもんじゃない

 

230:最下級ヴィラン

やつらにとっては血でもアウトな気がするんですが……

 

231:最下級ヴィラン

それは言ってはいけない

 

232:筋肉マ〇

『……君がどんな苦しみを受けて来たか私は知らない。だが、まだ踏みとどまれる。他の道ならまだしも、その道の先に待っているのは破滅だ』

 

233:腕立て師

『違うよオールマイト。今のこの世界こそ、俺にとっては破滅的なんだ』

 

234:ク〇眼鏡

『たしかに、その境遇には同情するべき部分がある。だがだからといって、それが罪のない者を巻き込む免罪符になるとでもいうのか?』

 

235:腕立て師

『見知らぬ他人を巻き込まない為なら、今苦しんでいる人間が泣き続けても良いって言うのかよ』

 

236:筋肉マ〇

『君の周囲の人間の過ちを見過ごしてしまったのは、私達の力不足だ。だからこそ今、君を助ける機会をくれないか!?』

 

237:腕立て師

『それこそ違う。()()()()()()()()()()()。正しい自分は報われると思って、いつか誰かが助けてくれると考えてた俺の落ち度だ。警察とかヒーローとか秩序とか法律とか、そんな何処かの誰かじゃなくて、自分を守るためには自分で殴らなくちゃダメなんだって、そんな単純な事にさえ気付かなかった俺が馬鹿だったんだ』

 

238:最下級ヴィラン

腕立てニキが熱血展開に突入してる件について

 

239:最下級ヴィラン

ただ腕立てしてただけの男がまさかこんな熱い思いを秘めていたなんて……

 

240:最下級ヴィラン

その横でコップの中身かき混ぜてるイッチがシュールすぎるでござる

 

241:最下級ヴィラン

それは言っちゃアカンww

 

242:最下級ヴィラン

見ないようにしてたのに

 

243:最下級ヴィラン

自分が楽しむためのスパイス程度にしか認識してなさそう

 

244:最下級ヴィラン

この変わらぬ態度に安心するのよね

 

245:最下級ヴィラン

それな

 

246:スーパー娘ゴッド

『はーい、葬ちゃん特製OFAドリンクじゃーい』

 

247:最下級ヴィラン

またの名を個性取得の秘薬

 

248:最下級ヴィラン

秘薬というより劇薬の部類では?

 

249:最下級ヴィラン

劇薬(世界規模)

 

250:腕立て師

『いただきます(ゴクゴク)』

 

251:最下級ヴィラン

躊躇なくいったー

 

252:最下級ヴィラン

直前の会話で腹が決まった感じだな

 

253:最下級ヴィラン

これで連合メンバーのヘイトが……

 

254:最下級ヴィラン

オールマイトとナイトアイがめっちゃ悔しそうに拳握りこんどる

 

255:最下級ヴィラン

妨害したくてもイッチが何するか分からんしな

指をくわえて見てるしか出来んだろうよ

 

256:最下級ヴィラン

おや? 腕立てニキの様子が……

 

257:最下級ヴィラン

デレレレン♪

デッデッデッデ―♪

デッデッデッデー♪

 

258:最下級ヴィラン

おめでとう! 腕立てニキ(無)は腕立てニキ(悪)に進化した!

 

259:最下級ヴィラン

見た目変わってないのでチェンジ!

 

260:最下級ヴィラン

交換すれば変わるんじゃね?

 

261:最下級ヴィラン

誰も応じてくれんわ

 

262:最下級ヴィラン

ひどすぎぃ!

 

263:腕立て師

『……これで手に入ったのか?』

 

264:スーパー娘ゴッド

『もちろん。体の中の個性を意識して――――イメージするのは常に最強の自分だ(イケボ)』

 

265:最下級ヴィラン

理想を抱いたまま溺死するやつぅ!

 

266:最下級ヴィラン

体は剣で出来ている

 

267:最下級ヴィラン

剣(個性)

 

268:最下級ヴィラン

守護者語録はやめなされ

 

269:最下級ヴィラン

失敗フラグでしかない

 

270:最下級ヴィラン

イケボwwww

 

271:腕立て師

『……こう、か? うぉっ(帯電?)』 

 

272:最下級ヴィラン

おー

 

273:最下級ヴィラン

かっこいい

 

274:最下級ヴィラン

なんか赤黒い電流みたいなの纏ってるぅ

 

275:最下級ヴィラン

体にも光るライン走ってて冗談抜きにカッコイイな

俺も欲しいわ

 

276:最下級ヴィラン

脱無個性おめでとう腕立てニキ!

 

277:腕立て師

『……なぁイッチ。一つ聞きたいんだが』

 

278:スーパー娘ゴッド

『べつに名前で呼んでいいよ。どうかした?』

 

279:腕立て師

『なんか個性を使い始めてから、頭の中で声がするんだが……』

 

280:スーパー娘ゴッド

『……ん? 声って?』

 

281:最下級ヴィラン

ホラーかよ

 

282:最下級ヴィラン

テレパシー的なもんに目覚めた?

 

283:最下級ヴィラン

いやOFA貰ってテレパシーはおかしいだろ

 

284:最下級ヴィラン

なにやら不吉な予感ががががが

 

285:腕立て師

『色んなヤツの叫び声と……あー、葬に似た笑い声、みたいな……』

 

286:スーパー娘ゴッド

『ほうほう(興味津々)』

 

287:最下級ヴィラン

普通に怖いんですがそれ

 

288:最下級ヴィラン

異常きたしてません?

 

289:最下級ヴィラン

精神パーンしてない? 大丈夫?

 

290:最下級ヴィラン

さりげなく臨戦態勢とってるヒーロー2名の警戒心がヤバすぎる

 

291:最下級ヴィラン

そらオールマイト以上の超パワーが生まれた可能性があるんだからね。しょうがないね。

 

292:スーパー娘ゴッド

『他になにか異常は? その声は何か言ってきてる?』

 

293:腕立て師

『いや、声が混ざりすぎてよく分からな……――――あ』

 

294:最下級ヴィラン

あ?

 

295:最下級ヴィラン

どした

 

296:最下級ヴィラン

嫌なよかーん

 

297:腕立て師

『…………まずい、抑えられな――――ガッ(弾け)』

 

298:最下級ヴィラン

ひょ

 

299:最下級ヴィラン

何か飛び出したぞ!?

 

300:最下級ヴィラン

一瞬体がパーンってなったかと思ったわ

 

301:最下級ヴィラン

赤黒い泥みたいなのが溢れとるぅ~

 

302:最下級ヴィラン

祟り神じゃ! 呪いを受けるぞ!

 

303:最下級ヴィラン

弓矢を目にスパーン! ぎゃひーん!

 

304:最下級ヴィラン

言ってる場合じゃないわ

 

305:最下級ヴィラン

腕立てニキがぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ

 

306:スーパー娘ゴッド

『ふむふむ……無個性なのに適合しなかった……にしては今迄と様子が全く違うよなぁ。体が割れるんじゃなくて正体不明のエネルギーみたいなのが溢れて包まれるなんて初めての現象……それにしてもあの泥みたいなの、たしか13人目くらいの……』

 

307:最下級ヴィラン

冷静に考察してんじゃねぇぇぇぇええええ!!!!

 

308:最下級ヴィラン

観察してる場合じゃねーんだわ

 

309:最下級ヴィラン

おいおいどんどんサイズ大きくなってるんだが?

 

310:〇ソ眼鏡

『オールマイト! これ以上は危険だ!』

 

311:筋肉マ〇

『くっ……やむを得ないか!』

 

312:最下級ヴィラン

ここで動くのかオールマイト

 

313:最下級ヴィラン

これ以上放置してたらどっちみち被害が出るからね。しょうがないね

 

314:最下級ヴィラン

今度はイッチも邪魔するつもりがない模様

 

315:最下級ヴィラン

むしろどうなるか期待してるまである

 

316:筋肉マ〇

『少し眠ってもらうぞ!――――SMASH!!』

 

317:腕立て師

『GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッッ!!!!』

 

318:マイク

『ズガガァァァァァアアアアアンッッ!!!!』

 

319:最下級ヴィラン

真正面からぶつかった!

 

320:最下級ヴィラン

吹っ飛ばされて……ない!?

 

321:最下級ヴィラン

オールマイトの拳を同じく拳で相殺した!(説明口調)

 

322:最下級ヴィラン

やべーい

 

323:筋肉マ〇

『なんて力だ!? これは――――』 

 

324:腕立て師

『GAAAA!!』

 

325:筋肉マ〇

『ぬおぉ!?(吹き飛び)』

 

326:最下級ヴィラン

オールマイトを力ずくで吹っ飛ばすとか……

 

327:最下級ヴィラン

ナイトアイが唖然としてる(笑)

 

328:最下級ヴィラン

勝ったな。風呂入って来る

 

329:最下級ヴィラン

そんで腕立てニキの体がさらに膨らんでいくんですが

 

330:最下級ヴィラン

どんどん膨張どんどん膨張

 

331:最下級ヴィラン

事務所を無料で青空天井にしてるんですねわかります

 

332:最下級ヴィラン

なお作業後の清掃は自己負担

 

333:スーパー娘ゴッド

『すげー! 進撃〇巨人みたい』

 

334:最下級ヴィラン

感想が男子中学生レベルで草

 

335:最下級ヴィラン

あーらら、事務所が無残な姿に

 

336:最下級ヴィラン

まじでどうなってんだコレ

 

337:最下級ヴィラン

イッチにさえ想定外の事が起こってるんだもんなぁ

 

338:最下級ヴィラン

おい

 

 

 

窓の外の彼方にダイ〇ラボッチみたいなの見えるんだが

 

 

339:最下級ヴィラン

ご愁傷様(笑)

 

340:最下級ヴィラン

なんかデジャヴる台詞

 

341:腕立て師

 

『GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッッッッ!!!!』

 

342:最下級ヴィラン

どうするつもりなんだイッチよ

 

343:スーパー娘ゴッド

『決まってるじゃん。こんな時こそ――――安価だ』

 

344:最下級ヴィラン

マジかよ

 

 




もはやどこを目指してるんだよって言われても何も答えられない(最初から何も考えてない)




娘「なんのために強くなったかなんて、もう覚えていないけどさ……」

腕「この戦いの果てに、答えはあるのか……」

狩「どうでも良いけど、いつまで時間稼ぎすればいいのん?(殴り合い中)」

全「甘いぞミルコ! その程度の全裸で俺に勝てると思うてか!(錯乱)」

届かない思いは虚しく響き、戦場に満ちるは嘆きと叫び。

希望のない地獄の釜で、人々はそれでも足掻くことをやめられない。

筋「涙を流す誰かがいる限り何度でも言おう――――私が来た!!」

ナ「私はもう逃げない。この絶望の未来を覆すために!!」

エ「ショートぉぉぉおおお!!!!(錯乱)」

ミ「粗末なもん見せてんじゃねぇよ! 蹴り飛ばしてやる!」

ヒーローは叫ぶ。誰かの明日を守るために。

ヴィランは吼える。自分の未来を勝ち取るために。

その戦いの先に、終わりなどないと知りながら。


次回「OFA VS OFA!? 欲しい人この指とーまれ!」
娘「この次回予告を見ている人限定で、下記の番号から無料で配布させていただきまーす!」
父「もしもーし」


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3スレ目

ホライゾンくっそ面白いわ(本音)

更新が遅くなって申し訳ありません!(建前)





350:スーパー娘ゴッド

『さー見事脱無個性してダイダ〇ボッチ化した腕立てニキが暴れてます。どうするん?』

 

>>365

 

351:ダイダ〇ボッチ

『GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!』

 

352:最下級ヴィラン

助ける以外の選択肢があるというのか……

 

353:最下級ヴィラン

このままオールマイトと戦わせて戦力分析すればいいんでね?

 

354:最下級ヴィラン

イッチ製OFAの良い性能実験じゃんね

 

355:最下級ヴィラン

元祖OFAという最高の相手がいるもんな

 

356:最下級ヴィラン

いやいやこのままにして本当に腕立てニキ大丈夫なのか? よく分からんが負荷に耐えられなくて〇亡なんて嫌だぞ

 

357:最下級ヴィラン

これがもし命を削る類の暴走だったらどうすんだよ

 

358:筋肉マ〇

『DETROIT SMASH!!』

 

359:最下級ヴィラン

腕立てニキのこれからに期待。なので助ける

 

360:最下級ヴィラン

一緒に暴れて最終決戦開始

 

361:最下級ヴィラン

出力限界を確かめるためにさらなる暴走を促す

 

362:最下級ヴィラン

放置して帰る

 

363:最下級ヴィラン

悲劇のヒロイン面しながら介錯する

 

364:最下級ヴィラン

「あなたの命は無駄にしない!」と言いつつ個性もらう

 

365:最下級ヴィラン

後方師匠面して見届ける

 

366:最下級ヴィラン

狩人ニキと全裸ニキとの三人でジェットストリームアタックを仕掛ける(46敗)

 

367:最下級ヴィラン

特撮ヒーローの映画版のごとくオールマイトと共闘する

 

368:最下級ヴィラン

ただの待機やんけ

 

369:ダイダ〇ボッチ

『GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!』

 

370:最下級ヴィラン

腕組んで仁王立ちすると尚良い

 

371:最下級ヴィラン

今更だが腕立てニキのコテハンがダイダ〇ボッチになってるの笑う

 

372:最下級ヴィラン

マイクさん乙w

 

373:最下級ヴィラン

ぬかりのない仕事ぶり

 

374:最下級ヴィラン

縁の下の力持ちやなぁ

 

375:スーパー娘ゴッド

『後方師匠面して見届けるね。オッケー……とは言うものの、暇だなこれ』

 

376:最下級ヴィラン

でしょうねw

 

377:最下級ヴィラン

そらそうだ

 

378:最下級ヴィラン

ハリウッド映画みたいな街崩壊バトルしとるんだから退屈ではないだろ

 

379:最下級ヴィラン

もう何回もオールマイトの攻撃くらってるのに倒れる気配がないダイダ〇ボッチ強すぎィ!

 

380:最下級ヴィラン

逆にダイダ〇ボッチの攻撃は当たらんな

 

381:最下級ヴィラン

大きすぎて動きが鈍重になってると思われ

 

382:最下級ヴィラン

なるほどムキンクス現象だな

 

383:最下級ヴィラン

まだそんな力任せな変身に頼っているのか!(M字親並感)

 

384:最下級ヴィラン

空振りした衝撃波で雲が吹っ飛んでるの見て顎外れたわ

 

385:最下級ヴィラン

事務所以外ほとんど街に被害がいってないのには驚きしかない。オールマイトの立ち回りに脱帽だわ

 

386:最下級ヴィラン

イッチ製のカメラでさえ捉えきれないスピードで飛ぶ瓦礫を回収し、ダイダラ〇ボッチを一歩も動けないよう牽制しつつ攻撃加えるとか、改めて化け物っぷりを思い知らされる

 

387:最下級ヴィラン

逆にダイダ〇ボッチは暴走してるせいで力を上手く運用出来てない感があるな。無計画に暴れようとしてオールマイトに邪魔されて煩わしそうに腕を振ってそれも防がれる。以下エンドレス

 

388:最下級ヴィラン

けどオールマイトも決め手に欠けてる様子だな。殴る度にダイダラ〇ボッチの体が弾け飛んでるけど、即座に再生して何事もなかったように動いてるし

 

389:最下級ヴィラン

たぶん本体がどっかにあって、それをどうにかしないと意味ないパターン

 

390:最下級ヴィラン

イッチは本体の場所把握してたりする?

 

391:スーパー娘ゴッド

『あー……あれだ、えっと……そう。ターンエーガン〇ムのコックピット』

 

392:最下級ヴィラン

ワロタ

 

393:最下級ヴィラン

いや草

 

394:最下級ヴィラン

wwww

 

395:最下級ヴィラン

おいぃぃぃい!!

 

396:最下級ヴィラン

それ言っちゃって良いのか色んな意味で

 

397:最下級ヴィラン

言葉を濁すイッチかわゆす

 

398:最下級ヴィラン

灯台下暗しとはこのことよ

 

399:最下級ヴィラン

ありそうでなかった選択肢だなぁ

 

400:最下級ヴィラン

無意識に上半身だと思っちゃうよね

 

401:最下級ヴィラン

何はともあれ、さっさと意識取り戻してOFA VS OFAを見せて欲しい

 

402:最下級ヴィラン

ほんとそれ

 

403:最下級ヴィラン

腕立てニキがんばえー

 

404:最下級ヴィラン

みんながお前を待ってるぞ!

 

405:最下級ヴィラン

四天王最終面接を無事に乗り切ってほしい

 

406:最下級ヴィラン

面接の難易度ルナティックすぎて草も生えない

 

407:最下級ヴィラン

イッチの配信はルナティックがデフォだからね。しょうがないね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 誰かが笑っている。

 

 ゲラゲラ ゲラゲラ ゲラゲラ ゲラゲラ

 

 壊して殺して犯して奪え。もうそれしか出来ないのだから。

 

 ゲラゲラ ゲラゲラ ゲラゲラ ゲラゲラ

 

 男が、女が、老人が、子供が、大勢が笑っている

 

 ゲラゲラ ゲラゲラ ゲラゲラ ゲラゲラ

 

 論理も道徳も捨ててしまえ。もうなんの役にも立たないのだから。

 

 ゲラゲラ ゲラゲラ ゲラゲラ ゲラゲラ

 

 私達は逃れられない奴隷だ。だから何も気にする必要がなくなった。

 

 ゲラゲラ ゲラゲラ ゲラゲラ ゲラゲラ

 

 さぁそこのお前も、一緒に笑い転げよう!

 

 

 

 

「…………いや、なんだよこれ」

 

 唖然と、師岡立哉は呟いた。

 

 形容し難い光景を前に、そうする事しか出来なかった。

 

 黒一色の、どれぐらい広いかも分からない空間に大勢の人間がひしめいていた。

 

 老若男女問わず、服装の季節感もバラバラ。それが狂ったように笑って踊っている。

 

 まるで麻薬中毒集団の会合にでも紛れ込んでしまったかのよう。

 

 笑って、踊って、跳んで、転んで。

 

 何がしたいのかも理解出来ない。あたかも無作為に遊ぶ幼児のような連中。

 

 そして――――

 

「死ねぇぇぇ! クソ女ぁぁぁあああ!!」

 

「よくもあんなことしてくれやがったなぁぁぁぁああ!」

 

「調子こいてんじゃねーぞくらぁぁぁあああ!!」

 

「あっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!」

 

 何故かその中心に、己のよく知る女性がいることだった。

 

 鬼のような形相で突撃してくる者共を殴って蹴って、楽しそうに笑っている。

 

 四方八方から絶え間なく襲い掛かられようとなんのその。まるで背中に目がついているかの如くいなしている。

 

 やられている方も異常の一言。顔を殴られた拍子に首の骨が折れた音が聞こえたにも拘わらず、次の瞬間には何事もなかったかのように起き上がる。

 

 倒れた直後に頭を踏み潰されても、コマ送りしたみたく元通り。

 

 異常じゃない部分を探す方が困難な空間で、しばし唖然と立ち尽くしていた。

 

「ようこそ!」

 

「ぉわあ!?」

 

 真横からかけられた声に跳び上がった。

 

 振り向けば、ニコニコ顔の男がいた。

 

 前時代的なリーゼント頭で、やたら口角が上がっている。

 

 あまりにも笑顔すぎて胡散臭いレベルに達している。

 

「君が今代の所有者君だね! 地獄へようこそ歓迎するよ」

 

「えぇ……」

 

 パンパンと気安く肩を叩いていて来る男に、立哉は困惑を隠せない。

 

 とはいえ、現状維持はよろしくないと頭はしっかり回っている。

 

「そういうあなたは、もしかして先任者か?」

 

「お、カンがいいね! 大正解! ここは歴代の所有者の……残留思念? 魂の燃え滓? の世界みたいなものかな!」

 

 バンバン! と強く叩いて褒めてくる男に、立哉は地味にイライラしてきた。

 

 俺に触れるなと叩き返したい気分だが、おそらく説明キャラ的な役割なんだろうと我慢した。

 

「ちなみに僕は5代目の所有者さ! ……まぁ正確には4個目の5代目だね」

 

「……それは、4個目のOFAのってことだよな?」

 

「その通り。ここは6()()()O()F()A()()()()()だ。最も少なくて3代目で終わったOFAもあれば、長くて14代目までいったのもあるぞ!」

 

「6つもか…………ん?」

 

 男性の言葉に頷いた直後、ふと疑問が湧いた。

 

「たしか葬は17代目までいったとか言ってた筈だが……」

 

「それはおそらく別のOFAの話だろう! 彼女はOFAを幾つかに仕分けして管理しているようだからな!」

 

「ああ……」

 

 それもそうか、と納得する。

 

 無個性ならば完全に適応するというのは、あくまでオールマイトという一例から導き出された推論に過ぎない。

 

 どれほど確信に近いものであっても、それに全てをつぎ込むのはギャンブルにすぎるというものだ。

 

「それで、なんであんたらは踊り狂ってたり、葬に襲い掛かってるんだ?」

 

「ハッハッハ! 前者は全て諦めて壊れた者、後者は新参故に諦めきれずに反抗しようとしてる者さ!」

 

 やたら嬉しそうに語る男が言うに――――

 

 彼等の意識が明確になったのは、OFAの所有者達が死に、葬が回収して統合した時だったそうな。

 

 気が付けば謎の空間で、目の前には自分達が死んだ元凶。

 

 当然、恨みを晴らさんと飛び掛かり、予定調和のごとく返り討ちにあう。

 

 しかしここは言わば精神世界。引き裂かれようが砕かれようが復活するので、何度でもチャレンジ出来た。

 

 何十、何百、何千、何万と。

 

 気の遠くなるような時間と回数、挑んでは殺され、挑んでは殺され。

 

 そうやっていく内に、一人、二人と諦めていった。

 

 怒りが落ち着いて冷静になり、自分が死んだ事実を痛感し、どうしようもない現実に折れた。

 

 何も出来ない無力感と、それに反して響き渡る葬の笑い声に気がふれた。

 

 結果出来上がったのは、精神が摩耗して奇声を上げる組と、まだ勇猛果敢に挑み続ける組で二分化した世界だった。

 

「そういうあんたは比較的まともなんだな?」

 

「僕は真っ先に折れたからね! 何週も回って少し回復したのさ! だからこうして暇つぶしに、哀れな新人にレクチャーでもしようと思ったわけ」

 

「なるほど」

 

「というわけで、さぁ君はどうするかね? 彼等と同じく復讐にチャレンジしてみるかね?」

 

「…………え?」

 

 男の言葉に、はてと首をかしげる。

 

 その反応に、おや、と男も訝しんだ。

 

「君も彼女に苦しめられて死んだ口だろう? やり返したいとは思わないのかい?」

 

「いや、俺は望んでOFAを貰ったからむしろ恩人なんだけど」

 

「――――――――は?」

 

 刹那。

 

 世界から、音が消えた。

 

 あれだけ騒がしかった空間が、まる聴力を喪失したかと錯覚するような静寂が訪れた。

 

「っ――――」

 

 ゾワリッと、立哉の背筋が震えた。

 

 視線を向ければ、さっきまで騒いでいた全ての人間が立哉を凝視していた。

 

 感情が抜け落ちたような瞳が向けられ、思わず後退った。

 

「おい」

 

 再び、男が話しかけてくる。

 

 ただしその声は先程までと違い、どこまでも重く冷たいものだった。

 

「お前まさか――――あの女の仲間か?」

 

 これはまずい、と思ったその時だった。

 

「お、腕立てニキじゃんやっほー! さぁさぁこの人達ぶっ倒してOFAの主導権奪っちゃおうZE! 要は対話と屈服だよ! 〇解と卍〇みたいなもんだよ!」

 

 お楽しみ中(意味浅)だった葬からのキラーパスにより、果てしない殺意の高まりが起こった。

 

 絶対に葬には敵わない故に折れた者達も、その仲間相手ならば話は別。

 

 この恨み、今度こそ晴らさんとばかりに意気込んでいるのが手に取るようにわかる。

 

 ――――しかし同時に、これを乗り越えねば先はないという事も理解した。

 

 OFAを発動した瞬間に聞こえて来た数多の声、そして身の内から溢れた力の奔流。

 

 その正体がこの先代達の意識であるならば、これを制することが本当の意味でOFAを自分の物とするのに必要不可欠。

 

 力を得るための試練だと思えば、感情が静まり返った。

 

「――――おい、お前ら」

 

 前へ踏み出し、腹から声を出して。

 

「時間が勿体ないからさっさと来い。お前らの個性、俺が使ってやるよ」

 

 葬に向かっていた者でさえ、今や立哉を取り囲んでいた。

 

 その体から個性の力を迸らせ、その戦意を解き放つのを今か今かと待ち続けている。

 

 中でも一際、強い圧を放っていた者が進み出た。

 

 立哉に声をかけて来た、リーゼントの男だった。

 

「知らないと思ってるのか? お前の中にいるから分かるぞ、なんの力もない無個性だってな。お仲間だと思ったから優しくしてたが、そういうことなら話は別だ」

 

 変わらず口角は上がっていたが、今はしきりに痙攣していた。

 

 笑顔のまま、それを裏切る殺意を漲らせて。

 

「個性を持たない劣等種が、調子に乗ってんじゃねぇぞ!!」

 

 その言葉に。

 

「ハッ」

 

 立哉は思わず、鼻で笑っていた。

 

 あまりにも懐かしく、そして聞き飽きた言葉だったからだ。

 

 何百何千、何万回言われたことか。

 

 能力を見せるたびに、所詮は無個性とか、無個性のくせにとか、馬鹿の一つ覚えのように。

 

 かつては耐えて耐えて耐えて耐えて、その果てに暴発した。

 

 今は違う。もはや我慢などする意味はなく、己の力を振るう意義をしかと定めているのだから。

 

 己を囲む人波のその奥で、葬が面白そうに見物している。

 

 その瞳に宿る期待の色が、なにより心を湧き立たせる。

 

 故にこそ、目の前の敗残者如きに後れを取るなどあってはならない。

 

 自分が強者と勘違いしていた哀れな弱者に、現実を思い知らせてやろう。

 

「ごちゃごちゃ言わずにかかって来いよ、個性しか取り柄のない凡人共! 格の違いを教えてやる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

521:スーパー娘ゴッド

『あー、あれはたぶんVer1.5の2代目の個性だねぇ。たしか「誤爆」とか言って、衝撃をくらった際に視界にある何かが爆発するっていう個性』

 

522:最下級ヴィラン

ひっでぇ個性w

 

523:最下級ヴィラン

それ交通事故にでもあおうものなら無傷の第三者〇ぬのでは?

 

524:最下級ヴィラン

二次被害ばかり起こす個性ですね

 

525:最下級ヴィラン

Ver1.5……いったいいくつ作ったん?

 

526:最下級ヴィラン

俺らが思ってるより大量生産してそう

 

527:スーパー娘ゴッド

『最新版がVer3.3だったから、全部で34個だね。と言っても宿主〇んで回収出来なかったり、統合したのもあるから、今は5個しか残ってないけど』

 

528:最下級ヴィラン

いや充分……

 

529:最下級ヴィラン

全てがダイダ〇ボッチになる訳ではないだろうが、同レベルの個性取得できるのが5個もあるってだけで絶望しかない

 

530:最下級ヴィラン

ワイ去年日本出たからまだ余裕あるな

 

531:最下級ヴィラン

同じく

 

532:最下級ヴィラン

外国暮らしは不安もあったけど、数年あれば慣れるもんだね

 

533:最下級ヴィラン

退避勢が湧いて来たw

 

534:最下級ヴィラン

いやいや連合はもう世界中で暴れてるんだから外国行っても意味ねぇから(笑)

 

535:最下級ヴィラン

未だに海外行けば安全とか思ってるおバカいるのね

 

536:最下級ヴィラン

言ってやるな。とにかく行動起こして自分は安全と思いたいんだろ

 

537:最下級ヴィラン

今更イッチの犯行に怯え始めてるチキンスレ民がいるってま?

 

538:最下級ヴィラン

俺らがチキンなんじゃなくてお前らがキッチなんだよ。もう他人事で騒げるレベル超えてるんだぞ? なんでまだ担ぎ上げてられるんだよいい加減に目覚ませアホ

 

539:最下級ヴィラン

2ヶ月前までイッチ最高とか言ってた自分をぶん殴りたいわ。こいつのせいで国外旅行しに両親と妹が乗った飛行機墜落して亡くなった。仕事で俺だけ後で合流する予定だったから、天涯孤独になって生きる羽目になったんだぞ。家族が何したっていうんだよ今すぐ返せ悪魔!

 

540:最下級ヴィラン

お、出た出たにわかアンチが

 

541:最下級ヴィラン

同じ穴の狢が何か言ってるぞww

 

542:最下級ヴィラン

失くしてから気付くものってあるよね。でも>>539が同じような被害者が出てたであろう安価でゲラゲラ笑ってた事実は消えません(無慈悲)

 

543:スーパー娘ゴッド

『お! あれはVer3.0の11代目の個性だね! 捕まえるのちょっと手子摺ってさー、個性が「凝影(ぎょえい)」って言って、自分の影が触れた相手は動けなくなるの。それで……って、あーなに、家族? ドンマイ!』

 

544:最下級ヴィラン

wwwwwwwwwwww

 

545:最下級ヴィラン

ドwwンwwマwwイww

 

546:最下級ヴィラン

欠片も興味なし(笑)

 

547:最下級ヴィラン

イッチだからね。しょうがないね

 

548:最下級ヴィラン

>>539の奴って多分これだろ?

 

https://news.○○○○○○.co.jp/pickup/――――

 

たしかに連合の犯行だけど、イッチが直接関わった件じゃないからね。興味ないどころか記憶に残ってるかも怪しいだろ

 

549:最下級ヴィラン

あーこれね。海上の国境付近でリヴァさんとヒーローが戦って流れ弾くらったやつじゃん

 

550:最下級ヴィラン

というかさ、リヴァさんが堕ちた飛行機を岸まで運んだんだろ? あの人(竜?)のおかげで乗客の大半が生還出来たってニュースで騒いでたじゃん

 

551:最下級ヴィラン

リヴァさんは穏健派筆頭格だかんなぁ。誤解しているヤツ多いけど、連合メンバーはあくまで「自分らしく生きる」がスローガンだから、必ずしも好んで人殺しする訳じゃない。もちろんコロコロするのが大好きな奴もたくさんいるが、何割かは各地の連合の拠点で穏やかに暮らしてるって話もあるぞ

 

552:最下級ヴィラン

そう言えばどこだったか、噂で「某国が手に負えない危険な個性持ちを連合に引き渡してる」ってのを聞いたことあるが、あれってマジなん?

 

553:最下級ヴィラン

真偽を確かめられる情報はないが、やってても不思議じゃないよ。連合出現前でさえ自治が行き届いてなかった国々からすれば、危険分子の吐き出し先が見つかって万々歳だろう。全ての国が世界の平和のために戦えるわけないよねってことだろうな

 

554:最下級ヴィラン

言われてみれば確かにな

 

555:最下級ヴィラン

つまり連合はもう何もしなくても人員を補充出来るということであり……

 

556:最下級ヴィラン

その度にイッチは強個性を取得出来ると

 

557:最下級ヴィラン

ヒーロー社会滅亡まで秒読みだなぁ

 

558:最下級ヴィラン

でもイッチヒーロー好きだろ? 根絶やしにするような事はないだろうから、なんだかんだ続いてくんじゃね?

 

559:最下級ヴィラン

「きっとここからでも乗り越えるはず!」という理不尽な信用によって最後の一線も易々と超えるに一票

 

560:最下級ヴィラン

ありそうwwww

 

561:最下級ヴィラン

やっちまいそうだよなぁ(笑)

 

562:最下級ヴィラン

ヒーロー賛歌を謳いながら笑顔でぶん殴って勢い余っちゃうやつですね

 

563:スーパー娘ゴッド

『流石にそこまでやったら楽しみなくなっちゃうよ~。えっと、それでなんだっけ? あぁそうそう「凝影」なんだけど、自分の影が別の影と重なってる時はその影も効果範囲になるっていうのが厄介だったんだよね。例えばビルの影に立てばそれがそのまま効果範囲になるし、曇りの日なんか雲の下にいるだけで市町村規模までカバーできちゃう個性だったんだ。当然人数とか距離とかの限界はあったけどね』

 

564:最下級ヴィラン

いや強すぎぃ!?

 

565:最下級ヴィラン

そんな強個性が埋もれていたという事実に驚きを隠せない

 

566:最下級ヴィラン

それ曇りの日じゃなくても夜なら激強いじゃんかよ。一般人に紛れてヒーローの足止めに専念してれば仲間が犯罪し放題

 

567:最下級ヴィラン

ヒーローとしてもヴィランとしてもサポート役として重宝すること間違いなし

 

568:最下級ヴィラン

なお、そんな強個性を現在進行形で力ずくで破っている筋肉マ〇がいる模様

 

569:最下級ヴィラン

ほんとにもうwww

 

570:最下級ヴィラン

まさに力こそパワーを地でいっとるやんけ(笑)

 

571:最下級ヴィラン

今更ではあるな。これまで幾万のヴィランが個性を駆使し、戦略を練り、その度にゴリ押しで突破されてきたことか

 

572:最下級ヴィラン

慣れて来たのかダイダラ〇ボッチが一方的にダメージくらってるしなぁ

 

573:最下級ヴィラン

暴走するだけの猪では役者不足ということか

 

574:最下級ヴィラン

何十年もトップヒーローとして戦ってきた経験は簡単に崩せはしないだろうな

 

575:堕の狩人

『(通信)おいぃぃ! いつまでやってんだ!!』

 

576:最下級ヴィラン

!?

 

577:最下級ヴィラン

ファッ!?

 

578:最下級ヴィラン

狩人ニキ!

 

579:最下級ヴィラン

お前を待っていた!

 

580:最下級ヴィラン

通信ってことはまだエンデヴァーと交戦中?

 

581:最下級ヴィラン

たぶんスレは見れてないだろうな

 

582:最下級ヴィラン

イッチに連絡だけいれてるのか

 

583:スーパー娘ゴッド

『狩人ニキおつおつ。そっちはどんなもん?』

 

584:堕の狩人

『(通信)エンデヴァーだけじゃなくてベストジーニストとエッジショットまで来たんだがぁ!? 全力で逃げてるところだがぁ!!?』 

 

585:スーパー娘ゴッド

『えーうらやま!』

 

586:堕の狩人

『(通信)うらやまじゃねぇぇぇ!! さっさと終わらせろぉぉぉぉおお!!!!』

 

587:最下級ヴィラン

wwwwww

 

588:最下級ヴィラン

草すぎる

 

589:最下級ヴィラン

エッジショットからは逃げられんでしょうよ

 

590:最下級ヴィラン

いやでも姿消えるから大丈夫では?

 

591:最下級ヴィラン

トップヒーロー三人に追いかけられる……普通なら詰みなんだが、逃げれてる時点でなぁ

 

592:最下級ヴィラン

あの狩人ニキが、こんなに立派になって(ホロリ)

 

593:最下級ヴィラン

全裸ニキもだけど、幹部級は全員生死問わずの指名手配されたもんなぁ。顔写真と共に賞金書かれてるの見た時はワン〇ースみたいで笑ったわ

 

594:最下級ヴィラン

同じくwwww

 

595:最下級ヴィラン

同志よ

 

596:最下級ヴィラン

あれは笑う

 

597:スーパー娘ゴッド

『後方師匠面して見届けないと駄目だから、腕立てニキが戻って来るまで頑張えー』

 

598:堕の狩人

『(通信)は? なんで腕立てニキ? なにやってんのお前!?』

 

599:スーパー娘ゴッド

『腕立てニキに自作OFAあげてオールマイトにぶつけたったwww』

 

600:堕の狩人

『(通信)なにやってんのテメェぇぇぇえ!!?』

 

601:最下級ヴィラン

大草原

 

602:最下級ヴィラン

いやー草

 

603:最下級ヴィラン

相変わらず仲良しさんですね(笑)

 

604:筋肉マ〇

『DETROIT SMASH!!』

 

605:最下級ヴィラン

 

606:最下級ヴィラン

ダイダ〇ボッチィィィィ!!

 

607:最下級ヴィラン

よそ見してたらダイダ〇ボッチがやられてたんだが、何があった?

 

608:最下級ヴィラン

いつの間にか腕立てニキの位置を割り出していたのか、ダイダ〇ボッチの上半身を吹っ飛ばして動きが止まっている間に本体引き摺り出したとこ

 

609:最下級ヴィラン

案の定意識がないようだな

 

610:最下級ヴィラン

ダイダ〇ボッチの残骸が気化するように消えていくの、まんま巨人で草

 

611:最下級ヴィラン

煙が出てないせいか神秘的にも見える

 

612:最下級ヴィラン

ダイダ〇ボッチ負けちゃったかぁ

 

613:最下級ヴィラン

暴走してたからノーカン(震)

 

614:最下級ヴィラン

きっと目を覚ましたら覚醒してるに違いない

 

615:最下級ヴィラン

というかさ、このままだと腕立てニキ捕まって連れていかれるんでね?

 

616:最下級ヴィラン

いやそこはイッチが助けるに決まってるでしょ

 

617:最下級ヴィラン

暴走したとはいえ、個性ちゃんと使えるようになれば戦力アップだしな

 

618:最下級ヴィラン

さあ出番よイッチ

 

619:最下級ヴィラン

はよ助けてあげて

 

620:スーパー娘ゴッド

『ん? なにを言ってるの皆? 安価は絶対でしょ?』

 

621:最下級ヴィラン

……ん?

 

622:最下級ヴィラン

え?

 

623:最下級ヴィラン

は?

 

624:最下級ヴィラン

おい

 

625:最下級ヴィラン

まて

 

626:最下級ヴィラン

おいイッチよ

 

627:最下級ヴィラン

ま、まさかそんな、ねぇ?

 

628:最下級ヴィラン

さすがにそれは……

 

629:スーパー娘ゴッド

 

『後方師匠面して見届けるに決まってるじゃない(不屈の意志)』

 

630:最下級ヴィラン

ぎゃーーーー!

 

631:最下級ヴィラン

腕立てニキぃぃぃ! 起きろぉォォオオ!!

 

632:最下級ヴィラン

このままじゃ安価で見捨てられるぞ!

 

633:最下級ヴィラン

ガチムチ男に連れ去られるぞ!

 

634:最下級ヴィラン

絵面最悪の生放送になっちゃうぅぅぅ!!

 

635:最下級ヴィラン

ほら見ろ。仲間でさえあっさり見捨てる最低なクソ女。これが本性だろ!

 

636:最下級ヴィラン

結局自分さえ良ければ他なんてどうでもいいんだよ

 

637:最下級ヴィラン

↑いやそれは最初から(真顔)

 

638:最下級ヴィラン

誰でも知ってるんですが

 

639:最下級ヴィラン

何を今更なこと言ってるのん?

 

640:最下級ヴィラン

世界最恐の自己中がイッチでしょうがよ。だからこんな最高の放送出来んだろ

 

641:最下級ヴィラン

それはそれとして腕立てニキは回収して欲しいんですがそれは

 

642:最下級ヴィラン

それはそう

 

643:最下級ヴィラン

俺達が出した安価なんだよなぁ

 

644:最下級ヴィラン

イッチが遂行しようとしてるのにスレ民側が破るのは違うと思う

 

645:最下級ヴィラン

いやでも腕立てニキはこれからも良いキャラで楽しませてくれると思うんだよ。ここで失うのは惜しいと思う。思わない?

 

646:最下級ヴィラン

思う

 

647:最下級ヴィラン

それは同意だけどね

 

648:最下級ヴィラン

悩ましいなぁ

 

649:最下級ヴィラン

こんな時に頑張ってもらう狩人ニキや全裸ニキはいないしな

 

650:最下級ヴィラン

誰か! 誰かいないのかぁ!

 

651:最下級ヴィラン

ここにいるぞー! でござる

 

652:最下級ヴィラン

は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 刹那、オールマイトの脳裏に予感が走った。

 

 ――――死ぬ。 

 

 考えるより先に、全力で跳んだ。

 

 そうしなければ自分の命が終わると。

 

 間一髪、足先を何かが掠めて過ぎるのを感じた。

 

 建物の屋上に降り立ち、素早く元凶へと視線を向けた。

 

「おー、今のを避けるとは! 確実に()ったと思ったでござるが」

 

 古風な口調で語ったのは、あどけなさの残る少女だった。

 

 葬と同じか、少し下。高校生であってもおかしくない年頃に見える。

 

 部屋着のまま飛び出してきたかのようなラフな格好に、黒髪を緩く結んだポニーテール。

 

 どこにでもいる一般人――――と言いたいところだったが。

 

「君、随分と物騒なものを持っているね。()()()を知らないとは言わないでくれよ?」

 

 その手に持った場違いな()()()が、少女の異常を如実に表している。

 

「もちろん知っているでござる。拙者が守っておらぬだけのこと」

 

 カカカッ、と全く悪びれない様子で笑う。

 

 反して、オールマイトの表情は硬かった。

 

 少女が立っているのは、先程までオールマイトがいた場所から10メートルは離れた所。

 

 言うまでもなく刃の届く範囲ではなく、他に武器らしいものを持っている様子もない。

 

 遠距離攻撃の出来る個性と考えるのが妥当だが、それなら何故に日本刀など持っているのかが謎だ。

 

 唯一のヒントと言えば、眼下に広がる光景。

 

 建物、車、電柱、自動販売機などなど。

 

 一様に()()()()()()()ような有様になっているそれらが、情報らしい情報。

 

 真っ二つになったそれらが、音を立てて崩れた。

 

 もし一瞬でも反応が遅かったら、自分もああなっていたと、想像するに難くない。

 

 死を直観させるほどの何かを行使した存在に、オールマイトの頬を一筋の汗が伝う。

 

「君も連合の一員かな? 彼を助けに来たと」

 

「半分正解、半分間違い。腕立てニキを助けに来たでござるが、これから連合の末席に加えていただくところよ」

 

 少女が答えた直後、その後ろに葬がふわりと降り立った。

 

 それに気づいて振り返った少女の表情がパァッと華やいだ。

 

「イッチ殿!」

 

「殿て……あ~、もしかしてござるの人? ちょくちょくコメしてた?」

 

「如何にも! 拙者、名を斬太刀(きりたち) (あやめ)と申す! こうして御身と相見えたこと、恐悦至極に存じまする!」

 

「お、おぅ……」

 

 その場で膝を突いて名乗りを上げた少女――――(あやめ)の言葉はもはや完全に臣下のそれだった。

 

 ほぼ初対面の相手の好感度がカンストしているのは……まぁ連合メンバーで慣れてるので良しとして。

 

 それより重要なのは――――

 

「是非とも連合の末席に加えていただきたく馳せ参じた次第。まずは腕立てニキを救い出し、オールマイトの首を――――」

 

「あのさ――――なんでそんなに()()()()()()()()()()()()?」

 

 この、今にも溢れそうな殺意がどういうことなのか。

 

 ただ恨まれたり憎まれたり、そういう意味で向けられるなら分かる。

 

 ただ不思議なのは、(あやめ)から感じる好意もまた紛れもない本物だということ。

 

 心から慕いながら本気で殺したがっている。

 

 そんな矛盾がどこから来るのか、それが気になった。

 

「――――……天晴れでござる。一目で見抜かれようとは」

 

 ニタリ、と。(あやめ)の口が裂けるように弧を描いた。

 

 申し訳程度に隠されていた殺意が剝き出しになり、周囲の空気が質量を増したように重くなる。

 

 ぎらついた瞳が葬に向けられている。

 

 手に持った刀の如く、研ぎ澄まされた一念が戦場を満たした。

 

「会ったばかりで僭越ながら、イッチ……否、葬殿」

 

 構えられた刀から、禍々しい光が漏れ出す。

 

 それはまるで、持ち主の殺気を可視化したようだった。

 

「拙者と――――殺し合って(友達になって)ください」




いやー難産難産。風呂敷広げ過ぎて畳み方分からなくなった典型例だわアッハッハッハ!

よし、ならばもっと広げよう(錯乱)

ここまで来たら好きにやらかしきるしかないよねってなもんですよ。

ではまた次回!


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4スレ目

お久しぶりです!

2ヶ月以上も空いてしまって申し訳ない。

海よりも深い事情があるのですが、言い訳は致しません。

更新頻度が戻るかは保障出来ませんが、出来る限り努力していく次第です。






それはそうと――――エルデンリング万歳!(原因)


708:最下級ヴィラン

突如として参戦したござるニキ……もとい、ござるネキ。イッチに好感度MAXかと思いきや、殺意全開で切りかかって来るヤベーイやつだと発覚。日本刀携えた侍かと思えば、当然の如く斬鉄やら飛ぶ斬撃を繰り出すSAMURAIだったとさ

 

709:最下級ヴィラン

情報量やばすぎぃ

 

710:最下級ヴィラン

モザイクで顔は見えないが、声からして美少女剣士確定。これが重要

 

711:最下級ヴィラン

その通りだ同志よ

 

712:最下級ヴィラン

これって刃物の切れ味を上げる個性とかなんかね?

 

713:最下級ヴィラン

刀はフェイクで鋼糸による遠隔攻撃である説を推したい

 

714:最下級ヴィラン

いや風の個性の応用と考える

 

715:最下級ヴィラン

刀はイメージの補完用であり、本質は「斬撃」という概念そのものとか

 

716:最下級ヴィラン

個性「侍」

 

717:マイク

対象をコテハン登録します

 

718:ござる

『アハハハハハハ! 行くでござるよ葬殿ぉ! ちぇぇぇぇやぁぁぁぁぁあアアアア!!』

 

719:最下級ヴィラン

侍というより辻斬りなんですがそれは

 

720:最下級ヴィラン

友達になってくださいと言った直後に切りかかる。まさに斬新なアプローチ

 

721:最下級ヴィラン

早すぎて剣が分裂して見えるの草

 

722:最下級ヴィラン

八刀一閃みたいになってるぅ

 

723:最下級ヴィラン

ガチで燕返し出来そう

 

724:最下級ヴィラン

イッチ巧みに避けつつオールマイトも巻き込むように動いてるの笑うわ

 

725:最下級ヴィラン

それな

 

726:最下級ヴィラン

オールマイト肉盾にされとるwww

 

727:最下級ヴィラン

腕立てニキを庇いつつ必死に防いでるww

 

728:最下級ヴィラン

後方師匠面を無理矢理にでも遂行するつもりだな

 

729:筋肉マ〇

『ぬおぉおお!? ちょ、まっ、君は彼女の仲間になりに来たんじゃないのか! どうして攻撃を!?』

 

730:ござる

『もちろん仲良くなり(ころし)に来たでござるよ!』

 

731:筋肉マ〇

『言葉と行動が一致してないんじゃあないかな!?』

 

732:最下級ヴィラン

ルビでは合ってるので問題なし

 

733:最下級ヴィラン

マイクさんwwww

 

734:最下級ヴィラン

マイクのルビ振りが完璧すぎて草

 

735:最下級ヴィラン

異常者の心情も正確に把握しとる

 

736:最下級ヴィラン

そら(主が異常者筆頭なんだから)そうよ

 

737:最下級ヴィラン

むしろ異常者の心理にしか触れられない環境まである

 

738:スーパー娘ゴッド

『ほ~。武器を強化するタイプかと思ったけど、増強系の効果もあると…………ってあれ? もしかしてその()()()()()()()?』

 

739:最下級ヴィラン

 

740:最下級ヴィラン

刀も?

 

741:最下級ヴィラン

どういうこと!?

 

742:ござる

『ご明察天晴れ! この頸切(くびき)り丸も拙者の一部にござる!』 

 

743:最下級ヴィラン

ブッフォォwwww

 

744:最下級ヴィラン

ちょい待ってwww

 

745:最下級ヴィラン

くwwびwwきwwりwwまwwるww

 

746:最下級ヴィラン

ドストレートにも程があるわ!

 

747:最下級ヴィラン

刀も個性の一部という希少性を吹っ飛ばすネーミング

 

748:最下級ヴィラン

どういうことなんだよ……

 

749:最下級ヴィラン

詳しい説明を求む

 

750:スーパー娘ゴッド

『見た目こそ普通の刀だけど、個性因子の結晶みたいな物だね。物質を作る個性は幾つか知ってるけど、それとは根本的に違うねぇ。個性の産物であると同時に個性そのものでもある刀って感じ? けどそれだけじゃない……間違いなく増強効果もあるし、ただ因子の活動に波があるのも気になるし……んぅ~?』

 

751:最下級ヴィラン

イッチ考察中

 

752:最下級ヴィラン

中々に複雑な個性の模様

 

753:最下級ヴィラン

なんか見てるとあのヴィラン思い出すわ。妖刀使い

 

754:最下級ヴィラン

誰ぞ?

 

755:最下級ヴィラン

あーいたなーそんなやつ

 

756:最下級ヴィラン

もう十年以上前だよな

 

757:最下級ヴィラン

説明してクレメンス

 

758:最下級ヴィラン

ググれカス

 

759:最下級ヴィラン

>>757教えて進ぜよう

「妖刀使い」とは、今から十二年ほど前に活躍(?)した女性ヴィランの呼称。ござるネキのように刀を使って35名を殺害(内ヒーローも6名含まれる)し、世間を恐怖のどん底に突き落とした連続殺人犯である。後に判明した個性は文字通り「妖刀」と言って、個性で作った刀で人を殺せば殺すほど切れ味を増すというものだった。突然現れて虐殺しては数ヶ月潜伏し、再び虐殺というやり方もあって最終的にオールマイトによって制圧・確保されるまで2年もの時間がかかった。現在はタルタロスに収容され、特に死亡報告もなかった筈だからまだ生きてはいる。

 

760:最下級ヴィラン

>>759乙

 

761:最下級ヴィラン

>>759乙

たしかに関係性がありそうですなぁ

 

762:最下級ヴィラン

>>759乙

血縁関係あっても不思議じゃない

 

763:最下級ヴィラン

補足すると、妖刀使いは「ダイマン」という男性ヴィランとペアで犯罪をしていた。そいつの個性は「殺意」といって、殺意の高さに比例して身体能力が向上するという増強系。副作用として常に殺人衝動に苛まれるのだとか。ヴィラン名の由来は本人が「〇ね! 〇ね! 〇ね!」と連呼しながら犯罪に及ぶキッチーだったから。「妖刀使い」と同時にオールマイトにやられてタルタロス行きになったが、こっちは殺人衝動を抑えきれず精神崩壊して廃人になったと言われている。

 

764:最下級ヴィラン

ド直球すぎるw

 

765:最下級ヴィラン

絶対に二人の娘やんけそれ

 

766:最下級ヴィラン

ヴィランのサラブレットすぎて草

 

767:最下級ヴィラン

個性のせいで廃人とか怖すぎる

 

768:最下級ヴィラン

両親の仇を取りに来たんか?

 

769:スーパー娘ゴッド

『へー! 妖刀使いとダイマンの娘なの○○○ちゃん?』

 

770:ござる

『如何にも。遅ればせながら、その節はお世話になったでござるよ、オールマイト』

 

771:筋肉マ〇

『ま、まさか君は……あの時の少女なのか!?』

 

772:最下級ヴィラン

お、面識あった?

 

773:最下級ヴィラン

逮捕後の拠点捜索なんかの祭にござるネキが発見されたのだとしたら、顔を合わせていたとしても不思議じゃない

 

774:最下級ヴィラン

オールマイトとしても印象に残った事件だろうしな。自分が捕まえたヴィランの娘が成長して逆襲してきて、今どんな気持ち? ねぇどんな気持ち?

 

775:最下級ヴィラン

オールマイト曇らせとはな

 

776:最下級ヴィラン

いいぞもっとやれ(そんな言い方したらかわいそうだろ!)

 

777:最下級ヴィラン

建前と本音が逆になってますよw

 

778:最下級ヴィラン

ヒーローの曇らせとか需要しかない

 

779:最下級ヴィラン

どうでもいいけどいつになったら腕立てニキ目覚めるのん?

 

780:最下級ヴィラン

ほんとそれ

 

781:最下級ヴィラン

このままじゃござるネキに持ってかれるぞ!

 

782:最下級ヴィラン

ダイダ〇ボッチの力を人の大きさまで凝縮することで戦闘力向上、的なものを期待してます

 

783:最下級ヴィラン

能力バトルあるあるですね

 

784:最下級ヴィラン

強大な力は人間サイズまで縮むのが王道

 

785:最下級ヴィラン

きっとダイダ〇ボッチのオーラを纏う腕立てニキが見られると信じている

 

786:最下級ヴィラン

ダイダ〇ボッチを模した全身鎧も捨て難いと思います

 

787:最下級ヴィラン

わかりみが深すぎる

 

788:最下級ヴィラン

願望駄々洩れで草

 

789:最下級ヴィラン

ロマンは大切よ

 

790:最下級ヴィラン

美少女剣士とかいう男の妄想が叶ってるからね。期待しちゃうのもしょうがないね

 

791:最下級ヴィラン

さぁいつでもいいぞ! 腕立てニキ!

 

792:最下級ヴィラン

素晴らしい覚醒を見せてくれ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 宙を走る銀閃。

 

 それは美しくも恐ろしい、死を呼ぶ流星群の如く。

 

 一つ走れば分かたれ、二つ走れば八つに裂かれ、三つ走る頃には微塵に散る。

 

 振ったと認識した数と結果が嚙み合わない矛盾は、彼女の動きを捉えきれていないという証左。

 

 間違いなく、既に両親を超えている。オールマイトはそう確信した。

 

「へ~、じゃあ施設から抜け出して暮らしてんの?」

 

「葬殿のお姿を拝見し、感銘を受け申した。拙者も個性と向き合い、己が欲求を受け入れようと思えたのでござる」

 

 その身体能力は父親に比肩し、刀の切れ味は母親を彷彿とさせる。

 

 詳細は分からないが、両親の個性を併せ持ったハイブリッドであることは間違いない。

 

 そして、()()()()()()()()()()()()であるならば…………

 

「個性が発現してより今日まで、只人であろうと努力して参った。周囲と同じように、異質にならぬようにと。父上と母上の庇護を失った以上、己を殺して生きねば永らえぬと童ながら理解していた故に」

 

「あーそれは嫌だねぇ。両親は最高の理解者だったろうにヒーローに奪われて、自分は施設で情操教育という名の洗脳に耐えた訳だ。偉い偉い」

 

「まこと、地獄のような日々でござった。口では個の尊重を謳いながら、皆等しく横並びになれと抑えつけられる。女らしく話せ、女らしく遊べ、女らしく飾れと、絡繰りのように同じ戯言を吐くばかりで」

 

「そんなの気にする必要ないない。あなたの人生はあなただけのもの。誰にも人の生き方を決める権利なんてないの。蟻の社会で鳥が生きられる訳ないじゃない」

 

「まさしくその通り――――あぁ殺したい。今日は天気が良い、だから殺したい。占いの運勢がよろしくない、だから殺したい。食事が上手く作れた、だから殺したい。話の合う友人が出来た、だから殺したい。心無い悪口を言われた、だから殺したい。試験で良い点をとれた、だから殺したい。お気に入りの雑誌が買えた、だから殺したい。可愛い洋服を見つけた、だから殺したい。好きな男の子と仲良くなれた、だから殺したい。同級生にイジメられた、だから殺したい。殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて――――殺したくてたまらない!!」

 

 殺人衝動。

 

 母親は刀をより研ぎ澄ませるためと間接的にではあったが、何かを斬らずにはいられない衝動に駆られていた。

 

 父親はもっと率直に、ただただ全ての欲求が殺意一色に染め上げられていた。どういう理屈か、人を殺していれば何週間も飲まず食わずでも平然と活動していた。

 

 その殺人欲求を緩和する術が見つからず、父親は廃人に、母親も精神を病みつつあると、後にオールマイトは聞いていた。

 

 ヴィランであろうと、更生の余地があれば機会は与えられるべきだとオールマイトは考えている。だから個性によって道を曲げてしまった二人を憐れみ、その末路に心を痛めていた。

 

 そして今、その二人が遺した子供が同じ道を辿ろうとしている。理解者という名の扇動者に目を曇らせ、それが正しいと思い込まされようとしている。

 

 人一人を抱えたままこの場にとどまる事は悪手と分かっている。葬と殺はオールマイトを挟む立ち位置を崩さず、離脱さえままならない。

 

 ナイトアイは避難誘導を優先し、なんとか駆け付けた他のヒーローも戦線に参加出来ずにいる。

 

 抱えた青年を誰かに預けたいが、そんな暇を与えてくれるような相手ではない。

 

 そんなオールマイトを、さらに追い打つように――――――

 

「うるせぇなぁ……」

 

 新たな問題が目覚めた。

 

「お、腕立てニキ起きた?」

 

「隙あり!」

 

「あ」

 

 葬が意識を割いた瞬間、オールマイトの横を抜けた殺の刃が迫る。

 

 対処しようと葬が行動し――――ようとするより早く、赤黒い泥が殺を包み込んだ。

 

「何してんだ」

 

 オールマイトに抱えられたまま、伸ばした右腕から泥を操ってみせる立哉。

 

 次いで背中からも泥を吐き出し、オールマイトを押し飛ばして脱出した。

 

 その様を見た葬が、子供のようにはしゃぎながら拍手する。

 

「おー凄い! ちゃんと個性使えてんじゃん」

 

「元の持ち主共から学んだからな」

 

「え? 持ち主って?」

 

「個性の中に歴代の意識みたいなのがあって……って、その話は後で良いだろ。それよりこいつ誰だよ? 恰好からしてヒーローじゃないっぽいけど」

 

「ござるネキだよ」

 

「は?」

 

「ござるネキだよ」

 

「……スレ民?」

 

「そ」

 

「あぁ……」

 

 つまり同類かと理解したが、ならどうして葬に切りかかってたんだと疑問は尽きない。

 

 泥で囲ったまま「凝影」で動きを封じているが、どう扱うべきかと思案したが。

 

「個性取得、実にめでたく存じ上げる、腕立てニキ」

 

 その言葉と同時、泥の檻が切り裂かれた。

 

 あっさりと抜け出された事実に驚愕しつつも、立哉は葬より前に出る。

 

「どうもと言いたいが、なんでこいつを襲ったんだ? 仲間になりに来たならともかく、逆だと言うなら容赦しないぞ」

 

「それは心配ご無用。拙者も同じく仲間になり(ころし)に来たでござるよ」

 

「……ん? じゃあなんで攻撃してたんだ?」

 

「それが拙者の個性故に。人を殺せば殺すほどに頸切り丸と共に強くなり、常に果てなき殺意に苛まれる。それが拙者の個性『辻斬り』でござる」

 

「頸切り……丸……」

 

 どこから手をつければいいのやらと、立哉の頭は数瞬だけ思考を割いた。

 

 葬のみならず、自身にまで向けられている親しみの感情は偽りなく。しかし同量の殺意にも嘘はない。

 

 そう言うものなのだと飲み込むと同時に、これまた生きにくそうな個性だと微かに憐れみを抱いた。

 

 とは言え、それじゃあ仕方ないと道を譲るなど有り得ない。

 

「おいこいつどうすんの?」

 

「大・歓・迎!」

 

「だろうな」

 

 予想通り過ぎる回答に溜め息をつく。

 

 さらにオールマイトも泥を吹き飛ばして戻って来たし、もはやこれどう収拾をつける気なのかというところ。

 

 立哉は与り知らない事だったが、安価によって後方師匠面を貫いている葬は腕を組んで仁王立ちを貫いている。

 

 広げ過ぎて畳めなくなった風呂敷の如く、混迷は加速し続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

853:最下級ヴィラン

どうすんだこれ(おめめグルグル)

 

854:最下級ヴィラン

いやマジで収拾つかんくなってきてるな。単純にニ対一とかならともかく、ござるネキの頭パーン具合のせいで三つ巴になっとるんだが

 

855:最下級ヴィラン

腕立てニキの多彩かつ玄人な戦い方に見惚れてそれ以外どうでもよくなってきた

 

856:最下級ヴィラン

どうでもよくはないが、たしかに凄い

 

857:最下級ヴィラン

なにやら精神世界で前任者と会ったみたいな発言があったが、個性初戦でこの戦いぶりは天才の一言でさえ生温いだろ

 

858:最下級ヴィラン

そんな腕立てニキの個性を刀一本で捌いてるござるネキも規格外

 

859:最下級ヴィラン

ござるネキ完全に切れ味が物理的な意味から逸脱してるよなぁ

 

860:最下級ヴィラン

個性による干渉とかも文字通り「断ち斬ってる」って感じ

 

861:最下級ヴィラン

個性名がまんますぎて草

 

862:最下級ヴィラン

辻斬りw

 

863:最下級ヴィラン

頸切り丸に笑ってシリアスになりきれない

 

864:最下級ヴィラン

俺の気のせいじゃなければ刀からオーラみたいなのが立ち上ってるような

 

865:最下級ヴィラン

あ、ワイの目の錯覚じゃなかったのね

 

866:最下級ヴィラン

同じく見える

 

867:最下級ヴィラン

殺意から目を逸らせば漫画の剣士キャラそのまんまだな

 

868:最下級ヴィラン

その気になればスピリットオ○ソードできそう

 

869:最下級ヴィラン

たしかにww

 

870:最下級ヴィラン

しかしこれ決着つくのかね? 目的はオールマイトの個性を誰かに受け継がせるだろ?

 

871:最下級ヴィラン

たしかにちょっとグダッてきた感はある。ここからどう運べば誰かに渡そうってなるの? むしろオールマイトを引退させられないって意見が強くなるだけでは?

 

872:最下級ヴィラン

>>870

>>871

いやそうとも限らない。この状況を見ても分かる通り、もはやオールマイトなら何とかなるなんて時代は終わりを告げた。ヒーロー全体が今まで以上に奮起し底上げを行うか、オールマイトを超える個人が必要になるのは言う迄もない。今回のことでOFAは譲渡可能と膂力蓄積のと別に歴代所有者の個性が発現可能であることが判明した。どうしてオールマイトには発現しないのかは不明だが、逆に言えばそれが出来ればオールマイト以上のヒーローが生まれるのは夢物語ではない。つまり後継を探すべきと考える者が少なくない数出る筈だ。オールマイトの秘密にどれだけの人間が関与していたのかは知らんが、こうなっては政府の干渉なりは避けられないだろうよ。

 

873:最下級ヴィラン

>>872乙

なるほど確かに、もはや個人の裁量に任せられる案件じゃなくなってるよな

 

874:最下級ヴィラン

>>872乙

でも絶対に余計な邪魔入るよなそれ。自分に従順な人間に継がせようとする政治家とか出てきそう

 

875:最下級ヴィラン

>>874

漫画の見過ぎと言いたいところだが、こればっかりはなぁ

 

876:最下級ヴィラン

そうなるとイッチにとってはつまらない展開になるだろうから、一波乱起きるかもね

 

877:最下級ヴィラン

次回「OFAの継承を政府に邪魔されない方法」

これで決まりだな

 

878:最下級ヴィラン

いつもジェットストリームアタックを外してるニキの当たったら最高

 

879:最下級ヴィラン

言えてるw

 

880:最下級ヴィラン

娘・狩・全「「「ジェットストリームアタック!!」」」

 

881:最下級ヴィラン

やめろ(笑)

 

882:ござる

『アハハハハハハ! 楽しいでござるなぁ腕立てニキ! ○し甲斐があるというもの!」

 

883:腕立て師

『なんっっでもうこんな面倒臭いのが来るんだよ! ここはとりあえずオールマイトからだろうが!』

 

884:ござる

『承知の上でござる。故にこうして襲っているのではござらんか!』

 

885:腕立て師

『ついでに俺に斬りかかるのやめろっつってんだよボケェぇ!!』

 

886:最下級ヴィラン

wwwww

 

887:最下級ヴィラン

うーん、狩人ニキにも負けない良き悲鳴

 

888:最下級ヴィラン

常識人枠その2として狩人ニキと仲良くなれそうだな

 

889:最下級ヴィラン

世界最悪のヴィラン組織の幹部に常識とは……

 

890:最下級ヴィラン

そうだよ! リヴァさんが2だから腕立てニキは3だろ!

 

891:最下級ヴィラン

ちがう、そうじゃない

 

892:最下級ヴィラン

待て。人枠だからリヴァさんはカウントされないんじゃないか?

 

893:最下級ヴィラン

ちがう、そうじゃない

 

894:最下級ヴィラン

それは異形差別にあたる発言ですね。謝りましょう

 

895:最下級ヴィラン

ちがう、そうじゃない

 

896:最下級ヴィラン

ごめんなさいでしたー!

 

897:最下級ヴィラン

それは偉い

 

898:最下級ヴィラン

偉い

 

899:最下級ヴィラン

謝れて偉い

 

900:最下級ヴィラン

なんの話だったっけ?

 

901:最下級ヴィラン

ござるネキのバストがDはあるなって話

 

902:最下級ヴィラン

かすりもしてねぇよ

 

903:最下級ヴィラン

影も形もないわ

 

904:最下級ヴィラン

でも、気になるでしょう?

 

905:最下級ヴィラン

それはそう

 

906:最下級ヴィラン

激しく同意

 

907:最下級ヴィラン

こいつらwwww

 

908:筋肉マ〇

『○○○○少女! こんなことは止めるんだ! このままではご両親と同じ末路を辿る事になってしまうんだぞ!?』

 

909:ござる

『心配ご無用! 父上と母上の果たせなかった道行き、拙者が踏破して御覧に入れよう!』

 

910:スーパー娘ゴッド

『よく言った○○○ちゃん! 親の遺志を継いで前に進むってのも王道だよね!』

 

911:最下級ヴィラン

ちがう、そうじゃないww

 

912:最下級ヴィラン

ちがう、そうじゃない(笑)

 

913:最下級ヴィラン

言ってることは間違いでじゃないけれどもww

 

914:最下級ヴィラン

イッチだけ微妙にズレてるんだよなぁ……

 

915:最下級ヴィラン

でも王道なのはわかる

 

916:最下級ヴィラン

わかる

 

917:ござる

『もはや言葉は不要でござろうオールマイト。ここで捕まったところで、タルタロスで廃人になるのみよ。この個性を持って生まれた瞬間から、拙者たち親子の運命は決まっていたのでござる』

 

918:筋肉マ〇

『そんなことはない! どんな個性を持っていようと、人として歩いていく権利は誰にでもあるんだ! 君のような人間がそうあれるようにと、努力を重ねている者だって大勢いる!』

 

919:ござる

『それを貴殿が語るのか。他ならぬ、個性を与えられて栄華を手にした貴殿が!』

 

920:筋肉マ〇

『だからこそだ! 誰かの希望であるように――――そのための(OFA)だ!!』

 

921:最下級ヴィラン

展開も王道少年漫画になってきたぞオイ

 

922:最下級ヴィラン

この二人も対極だからなぁ。狩人ニキは周囲の環境が原因だったけど、ござるネキは個性からして人生詰みみたいなもんだった。個性譲渡で栄転したオールマイトの対になるような存在だろ

 

923:最下級ヴィラン

腕立てニキー空気になってるぞー

 

924:最下級ヴィラン

さりげなく後退しつつもイッチを庇う位置を崩してないの良き

 

925:最下級ヴィラン

それよ。新たなてぇてぇが生まれとる

 

926:最下級ヴィラン

葬×狩こそ至高と思っていたが、葬×腕もまたよし

 

927:最下級ヴィラン

ふざけるな! 葬×狩しか認めませんよ!

 

928:最下級ヴィラン

俺はもう完全に葬×腕派なので

 

929:最下級ヴィラン

ワイのように葬×ござるに目覚めた剛の者はおらんか?

 

930:最下級ヴィラン

百合は良いよね

 

931:最下級ヴィラン

百合はよき

 

932:最下級ヴィラン

わかります

 

933:スーパー娘ゴッド

『うーん~……やっぱりなんかおかしいなぁ』

 

934:最下級ヴィラン

 

935:最下級ヴィラン

どしたイッチ

 

936:最下級ヴィラン

何か問題でも?

 

937:スーパー娘ゴッド

『全体的な身体能力が数段落ちてる。けれど因子の活性率がずっと高くなってるのは何でだろ? それでいて体調は前に見た時と変化がないんだよな~』

 

938:最下級ヴィラン

つまりどういうことだってばよ?

 

939:最下級ヴィラン

体調が悪くなってる様子もないのに能力低下してて、個性因子の活動はむしろ良くなってるということか

 

940:最下級ヴィラン

なにその矛盾

 

941:最下級ヴィラン

でも結論としては以前より弱体化してるんだろ? イッチが懸念してた年齢による劣化では?

 

942:最下級ヴィラン

それなら体調に変化がなしってのが不自然という話だろ

 

943:スーパー娘ゴッド

『そう言えばオールマイトのつけてる首輪も気になるなぁ。何かの装置っぽいけど、コスチューム以外はアイテム使ってなかったのに』

 

944:最下級ヴィラン

え?

 

945:最下級ヴィラン

なぬ?

 

946:最下級ヴィラン

オールマイトがサポートアイテムとな?

 

947:最下級ヴィラン

無駄モザイクのせいで見えぬ

 

948:最下級ヴィラン

下手なアイテムより拳振った方が早いしな。知る限りアイテム使った事無いはずだが

 

949:最下級ヴィラン

一応、アメリカでデビューした頃は幾つか使ってたらしいぞ。まぁオールマイトのパワーに耐えられなくて毎回ぶっ壊れて、その内使わなくなってたようだけど(笑)

 

950:最下級ヴィラン

 

951:最下級ヴィラン

目に浮かぶわw

 

952:最下級ヴィラン

オールマイトの全コスを作ったシールド博士すら匙を投げたからなぁ

 

953:スーパー娘ゴッド

『パッと見た感じ、あれがオールマイトに何かしら効果を齎してるのは間違いない……けど弱くなってて、でもコンディションは良いとなると…………――あっ(閃き)』

 

954:最下級ヴィラン

あ?

 

955:最下級ヴィラン

何かわかったのかイッチよ

 

956:最下級ヴィラン

とんでもない秘密が今明かされる!?

 

957:最下級ヴィラン

既に明かされまくってるんだよなぁ

 

958:最下級ヴィラン

もうこれ以上なにがあるっていうんだよ……

 

959:スーパー娘ゴッド

『○○○ちゃん、ちょっと戻って』

 

960:ござる

『承知(控)』

 

961:最下級ヴィラン

ハウス!

 

962:最下級ヴィラン

あっさり引いてイッチの横に立つあたり完璧な忠犬ですやん

 

963:最下級ヴィラン

初登場で部下が板についておるw

 

964:最下級ヴィラン

オールマイトVSイッチ&腕立て師&ござる

この対比がいいねぇ

 

965:最下級ヴィラン

画面の端にヒーロー達が何人か見えてるが、介入できんくて傍観してるな

 

966:最下級ヴィラン

そこらの木っ端ヒーローが入り込める次元じゃないんだよなぁ

 

967:最下級ヴィラン

余波で町の被害が広がるのを防いでるんだよ(震

 

968:筋肉マ〇

『……このままお開きって様子じゃあないね。どういうつもりだい?』

 

969:スーパー娘ゴッド

『それはどうかな。ちょっと聞きたい事出来たんだけど、その返答次第だね』

 

970:筋肉マ〇

『答える義理は……と言いたいところだけど、君に暴れられるよりはマシだね』

 

971:最下級ヴィラン

いったい何に気付いたってんだい

 

972:堕の狩人

どうでもいいけど、いい加減に撤収した方が良さそうだぞ

 

973:最下級ヴィラン

!?

 

974:最下級ヴィラン

 

975:最下級ヴィラン

狩人ニキ!

 

976:最下級ヴィラン

なんだよ無事だったのかペッ

 

977:最下級ヴィラン

エンデヴァー共はどうしたん?

 

978:堕の狩人

なんとか振り切って最寄りの拠点に着いたとこ。たぶんエンデヴァーやエッジショットはオールマイトの加勢に向かってると思うから、マジで早めに済ませた方が良い。それはそうと腕立てニキはおめでとう?

 

979:最下級ヴィラン

おつかれー

 

980:最下級ヴィラン

何故に最後疑問形?

 

981:最下級ヴィラン

素直に祝福するべきかは賛否両論だろうなぁ

 

982:最下級ヴィラン

これから配信が面白くなりそうという点では大歓迎

 

983:最下級ヴィラン

そうなんだよなぁ

 

984:スーパー娘ゴッド

 

『率直に聞くけどさ――――もしかしてもう誰かに継承しちゃった?』

 

985:最下級ヴィラン

 

 

986:最下級ヴィラン

 

 

987:最下級ヴィラン

 

 

988:堕の狩人

 

 

989:最下級ヴィラン

は?

 

990:最下級ヴィラン

えぇ

 

991:最下級ヴィラン

マジかよ!?

 

992:最下級ヴィラン

そんな馬鹿な

 

993:最下級ヴィラン

うせやろ……

 

994:最下級ヴィラン

これは炎上確定

 

995:最下級ヴィラン

なにやってんだオールマイト

 

996:最下級ヴィラン

いやでも決まったわけではなくね?

 

997:最下級ヴィラン

仮に継承したのだとしたら、今どうやって戦ってるんだ?

 

998:筋肉マ〇

『その顔は、もう確信してるって顔じゃないかな?』

 

999:スーパー娘ゴッド

『そうじゃないと説明つかないってだけだよ。その様子だと、間違いじゃないみたいだね』

 

1000:筋肉マ〇

『ああ――――君の言う通り、OFAは次の器に託した。私を超え、最高のヒーローになる者に!』

 

1001:最下級ヴィラン

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ござるネキの口調は作者のテキトーな知識の元に書かれているので、誤用は多々あると思いますがご了承ください。

ただし、ござるの多用は仕様とする。









その出会いは偶然か、それとも必然か

「僕はもう、逃げないって決めたんだ! 他の誰でもない、自分自身から!」

少年は叫ぶ

あの日の誓いを胸に、限界を超えて走り続ける

掲げた夢を掴むために

なりたい自分になるために

「その道を歩むなら、いつか必ず彼女と対峙するだろう。少年、その覚悟はあるかい?」

象徴は問いかける

かつての己を想起しながら、後継者となり得る者へ

その道の過酷さを知っているから

果てなき暗闇を進み続けたから

その果てにあるものを、知っているから

「もちろんです。――――やると決めた。なら、あとはやるだけだ!」

かくして賽は投げられた

継がれた想いは激しく猛り、新たな境地に至るだろう

その先に何があるか、それはまだ誰も知らない


次回「あ~あ、渡しちゃった」
緑「勝つのは、俺だ」(総統閣下並感)
オ「なんか早まった希ガス」


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幕間 出会いと暗躍と悲鳴

今更ですが、前々話よりいただいた感想の一部の返信を断念してしまった事をお詫び申し上げます(土下座)


今回と次回を小話にし、いよいよ次章へと向かいます。




 遡ること2()()()

 

 オールマイトとサー・ナイトアイは事務所のある県から離れ、とある森を訪れていた。

 

 ヒーローコスチュームではない非番用の服装をまとい、髪形を変え、サングラスで顔を隠して歩いている。

 

 それでも目立ってしまう巨体のオールマイトは、大きなフードを深く被ってシルエットを変えていた。

 

「ナイトアイ、ここに?」

 

「ああ。ほぼ毎日、同じ時間帯にこの場所に入っていく姿が目撃されているようだ」

 

 人の手が入っていない、観光場所がある訳でもない辺鄙な山。

 

 ()()()()()()であることを考えれば、中で元気に遊んでいるのだろう程度に考えて終わりだろう。

 

「度々大きな音が聞こえるそうだ。十中八九、個性の練習でもしているのだろう」

 

「ありそうだなぁ」

 

 ヒーローに憧れる少年少女が、人目のつかない場所で個性の練習をする。

 

 この時代ではありふれた事。オールマイトはともかく、ナイトアイにだって身に覚えがある。

 

 彼の場合、個性使用が人に察知されにくい類のものだったこともあり、毎日使っていた。

 

 したがって、こういう時はヒーローによって対応が変わる。

 

 厳格に叱責し親に連絡する者、様子を見て危険性が低ければ注意で済ませる者、応援しつつ見て見ぬふりをする者まで様々だ。

 

 なるべく危険な真似しないでいて欲しいと願いつつ、2人は山を登っていく。

 

 そんな彼等の思考を鼻で笑うかのように――――

 

「死ぃねぇぇぇええええ!!」

 

 BOOOOOOOM!!

 

 不穏な言葉と危険な音が同時に聞こえて来た。

 

 即座に駆けだしたオールマイトとナイトアイ。万が一ヴィランであった時のため、オールマイトが先行した。

 

 時間にいて1秒も経っているかどうかという駿足で辿り着いたオールマイトが目にした光景とは。

 

「こいつで沈めやぁ!」

 

「まだまだぁ!!」

 

 二人の少年が、殺し合いかと思う程の形相で立ち合う姿だった。

 

 見た目から中学生程だと推測されるが、並外れた真剣な表情に確信が持てない。

 

 それでも、その決闘のような衝突を訓練の一環だと判断したのは、二人の装いと周囲の環境だった。

 

 どこから調達したのか、体の各所を覆うプロテクターとヘッドギア。特に頭部と胴体の守りを厚くしている。

 

 地面も、この一帯だけ運動場のように平たくならされ、人工芝まで施されているではないか。

 

 周りの木々には緩衝材まで巻いてあり、完璧ではなくとも出来る範囲で最大限の配慮をしているのが窺える。

 

 学生の身でここまでの環境を整えるなど、並の努力で成し得るものではない。

 

 その事実と彼等の表情から、途方もない熱意を感じたのだ。

 

 一目でそれらを読み取ったオールマイトが感じたのは、偽りなき感嘆の念。

 

 突き動かされるように、一歩前に進んだ――――その瞬間。

 

「っ――――!」

 

「誰だ!?」

 

 

 全く同時に、二人は距離を空けてオールマイトの方へと振り向いた。

 

 特に大きな音を立てた訳でもないというのに、この反応速度。

 

 オールマイトは自身の口角が上がっていくのを自覚していた。

 

 何も言わないのは不自然だろうと、両手を上げながら口を開いた。

 

「いやぁ邪魔をしてすまないね少年達。怪しい者じゃ――――」

 

「オールマイトォォぉぉォォオオオ!?」

 

「えーーーー!?」

 

 学生の片割れ、緑髪の少年の叫びにオールマイトも度肝を抜かれた。

 

 顔も髪も隠し、特徴的な笑い声も控えて話したというのに秒でバレるとは思いもしなかった。

 

 もう片方の爆発頭も唖然とした表情で硬直し、一拍の間が空いた。

 

 そこで到着したナイトアイが一瞬で状況を把握し、サングラスのズレを直しながら前に出た。

 

「あー、そこの君。勘違いしているようだが彼はオールマイトでは―――――」

 

「サー・ナイトアイもいるぅぅぅうう!?」

 

「なっ――――!」

 

 ナイトアイ、硬直。

 

 しかし脳内では様々なシミュレーションが行われ、即座に次に起こすべき行動を算出する。

 

「……おい出久。ほんとにこいつ等がオールマイトとナイトアイだってのか?」

 

「間違いないよかっちゃん! あの身長に筋肉量に肌の色に声音! 確かに画風は普通だから一瞬だけ分からなかったけどこれは多分個性を発動していない影響でそうなってるのであって逆に脳内で補完して見れば間違いなくオールマイトであることが分かるしついでに言えばナイトアイもサングラス付けてるけど顔の輪郭が隠れてないから分かりやすいし片方だけなら他人の空似の可能性も考えられたけれど二人揃うとなると別人という線は限りなく低くなるし今の時間は統計的にオールマイトが必ず活動してる時間帯なのに今調べてみたら記事が見当たらないってことは――――」

 

「うるっせぇからそれ止めろって何万回言ったらわかんだコラァ!」

 

「いだいッ!?」

 

 怒涛の独り言が始まったかと思えば、爆発頭の少年によるビンタ。

 

 空中で一回転して倒れた緑髪の少年は、しかし何事もなかったかのようにスクッと立ち上がった。

 

「ごめんなさい。ちょっと取り乱しました」

 

「ちょっとではなかったと思うけど……まぁ、うん。気にしない……さ」

 

 そう言うオールマイトの笑顔がヒクついていることに、誰も言及しなかった。

 

 トップヒーローとして様々なファンの対応をしてきた彼をして、濃いなと思わざるを得なかった。

 

 微妙な空気となった場を仕切り直すように、ナイトアイが咳払いした。

 

「どうやら下手な誤魔化しは無駄なようだ。どうして分かったのか……は、あまり聞かない方が良さそうだから省こう。色々と言うべきことはあるが、まず最初にそこの緑色の髪の君……緑谷出久。君に聞かなければならない事がある」

 

 ナイトアイに名を呼ばれて驚愕する少年――――出久に向け、鋭い視線が向けられた。

 

「率直に問おう。2年前、死柄木葬と接触した無個性の少年は君だな?」

 

「その通りです」

 

 答えは迷いなく、簡潔だった。

 

 いつか、そう聞かれる事が分かっていたかのように。

 

 僅かに目を見開いたナイトアイは、次いでもう片方の少年に目を向けた。

 

「そちらの君は――――」

 

「ああそうだよ」

 

 吐き捨てるように、彼――――爆豪(ばくごう)勝己(かつき)は答えを被せた。

 

 自身があの日、葬と接触した一人であり、誰あろう出久をイジメていた張本人であると。

 

 自分達を訪ねて来たのがオールマイトとナイトアイであると分かった時点で、その目的を察していた故に。

 

 一見、開き直っているようにも取れる態度ではあった。

 

 しかしオールマイトとナイトアイは、その瞳の奥に燻る後悔の念を確かに捉えていた。

 

「誤解のないように言っておくが、君達に何かをしようと来た訳ではない。あの女の起こす騒動の対応に追われて遅れてしまったが、本来であればヴィランに接触した子供が精神的な後遺症を負っていないか、可能であれば当時の会話などから有益な情報が得られないかを確認するのが当然だ」

 

 こうして時間がかかってしまったのは、言ったように様々な対応に人手が足りていなかったのと、通常の手続きで二人と接触した場合、情報が市井に漏れる危険性が高かった為。

 

 そんな危惧が現実性を帯びるほど、当時の出久への関心は高かった。

 

 慎重に慎重を重ねなければ、子供の日常が跡形もなく崩れただろう。

 

 身元を特定し、念のために関係性を疑い、世間の関心が薄れるのを待った。

 

 接触する人物としてオールマイト自身の強い要望があり、サポートする形でナイトアイが同行したという訳だった。

 

「アポイントメントなしで訪ねたことは謝罪しよう。だがこれは君達のプライバシー保護のための措置だと理解してもらいたい。今の我々は個人としてここにいるのであり、この場にヒーローはいないという事だ。君達のやっている訓練についても一切口外しないと約束しよう」

 

 ナイトアイのその言葉に、出久と勝己が視線を交わした。

 

 出久が強く頷けば、分かっていたと言わんばかりに肩を竦めてみせる勝己。

 

 その様を見て、オールマイトは笑みを浮かべた。

 

 かつてはイジメの被害者と加害者という関係だった筈の二人が、こうして互いに高め合う関係になっている。

 

 それはとても素晴らしい関係……ではあるが、その切っ掛けが葬だと思うと微妙な気分にもなるが。

 

 出久がナイトアイに向き直り、口を開いた。

 

「お話はわかりました。でも僕達には……少なくとも後遺症の自覚はありませんし、彼女に関しても世間で知られている以上の情報はありません」

 

「それでも構わない。こちらから幾つか質問をするから、答えられる範囲で答えてくれ」

 

 彼等の会話は、時間にして1時間とかからず終わった。

 

 精神的な負担は日常生活のみならず、思想や行動原理にも影響を及ぼす可能性がある。万が一にもヴィランに感化されるなどあってはならない。

 

 多種多様な質問から、出久と勝己の精神性を探っていった。

 

 結果として、危惧していたような影響は見られなかった。

 

 専門職ではなくとも知識はあり、加えてヒーローとして様々なヴィラン犯罪の被害者と接した経験から、問題はないと判断した。

 

「最後になるが、君達はあのヴィラン……死柄木葬について、どう感じている?」

 

 その問いに、一拍の間をおいて同時に口が動いた。

 

「必ず僕が捕まえます」

 

「必ず俺がぶっ倒す」

 

 夢見がちな子供の願望――――そう一笑に付す事が許されない気迫があった。

 

 オールマイトは、変装がバレた時に覚悟していた事があった。

 

 ヒーローを目指す無個性の少年を前に、訪れる瞬間に内心で身構えていた。

 

 ――――無個性でもヒーローになれるか。

 

 そう、訊かれると思っていた。

 

 かつて自分も、無個性でありながらヒーローを目指した。

 

 結果的に師から個性を継ぎ、アメリカでデビューして今日までトップヒーローとして活躍してきた。

 

 だからこそ言える。そんなことは不可能だと。

 

 仮に師と出会う事なく無個性のまま道を歩んでいたら、こんな所まで来る事は出来なかっただろう。

 

 ヒーロー免許を取得するだけなら不可能ではない。

 

 一定の状況でしか効果を発揮しない個性でも活躍しているヒーローはいるし、そういった類の者は試験でも個性を活用出来ない場面も多い。

 

 中には、戦闘の大半は鍛えた肉体で行い、個性は補助的な役割でしか使わない、なんてヒーローもいるのだ。

 

 だから、個性が無くてもヒーローに()()()()なら可能だ。

 

 問題は、なった先。その存在をヴィラン達に知られた時だ。

 

 無個性という存在を蔑視する風潮がある現代社会で、社会に不満を持ってヴィランに身をやつした者が、無個性でありながらヒーローになった人間がいるなどと知ったらどうなるか?

 

 間違いなく標的にされ、悪意の大波に呑まれて散るだろう。

 

 元よりヒーローとは復讐や八つ当たりに晒されるものだが、無個性というだけでより大勢が気安く手を出してくるだろう。

 

 元無個性として……否、元無個性だからこそ。個性を後天的に得て、その恩恵を人より深く実感したからこそ。

 

 個性が無くてもやっていける、などと無責任な言葉は絶対に言えない。言ってはならない。

 

 かつての自分と同じ少年に、自分とは別の無情な現実を突きつけなければならないと、そう思っていた。

 

 だとういうのに、少年は何も訊いてこなかった。

 

 どうすれば、ではなく。

 

 可能か不可能か、でもなく。

 

 なる、と。

 

 言葉ではなく、その瞳で、その意気で、示してみせた。

 

 もはや、なれるかどうかなど他人に訊くような段階ではないのだと。

 

 その力強い覚悟に感服し、同時に己の浅慮を恥じた。

 

 ――――皆が笑って暮らせる世の中にしたい。

 

 そう心の底から願ったあの日。そこに、無個性であるからと言う懸念など欠片もなかった筈だ。

 

 誰がなれないと言っても関係ない。今まで誰もなれなかったのなら、自分が最初の一人になればいいと。

 

 そうして走ったからこそ、誰より目の前の少年の志を理解出来て然るべきだったというのに。

 

 そんな出久の隣に立つ勝己の存在が、羨ましく思えた。

 

 無個性時代のオールマイトに、理解を示し、ましてや協力し共に高め合ってくれる存在はいなかった。

 

 その目を見れば、無個性がヒーローを目指す事になんら隔意など持っていないのが分かる。

 

 こんな様を見せられて、諦めろなんて言葉をかけるのはオールマイトには到底出来やしない。

 

 何よりオールマイト自身が、彼等に大きな可能性を感じてしまったのだから。

 

「協力ありがとう少年達! 私達はこれで失礼するが、くれぐれも無茶はしないようにね!」

 

「は、はい! ――――あ、あとサイン頂けますか!?」

 

 去り際にそう願い出る出久。口には出さないが勝己も欲しそうに視線を向けていた。

 

 そんな2人に、オールマイトはサムズアップした。

 

「もうしたさ!」

 

 驚愕する2人の、そのヘッドギアにはデカデカとオールマイトのサインがあった。

 

 さらに、そのシャツにはナイトアイのサインもあった。

 

「うわーー! ありがとうございます! 家宝にします!」

 

「……あざす」

 

 比喩ではなく滝の涙を流す出久と、小さくも礼を言う勝己。

 

 打って変わって少年らしい態度に笑みを溢しつつ、オールマイトとナイトアイは場を後にした。

 

 これが、4人の初邂逅。

 

 この時はまだ、ヒーローと一般市民に過ぎない関係だった。

 

 関わったヴィランが葬だったからからこその、特殊な対応が齎しただけの出会い。

 

 それが後に、とても長く深い関係の始まりになる。

 

 まだ誰も、それを知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、どこまであの二人にやらせるつもりなんじゃ?」

 

 しわがれた老人の声が、薄暗い室内に響いた。

 

 空間を埋め尽くすように備え付けられた電子機器の群れ。多くのモニターの一つを食い入るように見つめていたオール・フォー・ワンは、その視線を声の主へと向けた。

 

「それは弔と葬のことかな、ドクター?」

 

「それ以外になにがある? 随分と好き勝手にやらせているが、これではお前さんの影響力にも変化があるのではないか?」

 

 ドクターの言葉に、オール・フォー・ワンは笑みを濃くする。

 

「そうだろうね。実際、海外だと僕より葬との関係を太くしようとする動きがある。まぁここ数年は大した動きも見せていないから仕方ない事だね」

 

「そんな悠長に言っとる場合か。既にヴィラン連合は一組織としては世界でも指折りになっておる。弔はともかく、葬に至ってはもはやお前さんでも勝つのは難しいのではないか?」

 

 世界最悪のヴィラン。悪の頂点。闇世界の魔王。

 

 一昔前であれば、それはオール・フォー・ワンの事を指していた。

 

 多くがその力に怯え、オールマイトさえいなければ本当に世界がヴィランの手に落ちていたかも知れなかったのだ。

 

 だが今現在、それらの称号は全て葬のものとなっていた。

 

 個性を奪うまでもなく取得出来る能力は、本人の成長速度という一点においてAFOを上回っている。

 

 加えてあっさりとOFAまで手にした結果、()()()()()葬はオール・フォー・ワン以上の脅威と言えるだろう。

 

 今はまだ、手に入れて来た個性の数において圧倒的な優位がある。蓄えた経験も天と地の差。

 

 しかしそれも、時と共に埋まっていく。恐るべき速度でだ。

 

「信奉者を奪われ尽くして零落、などとなったら目も当てられんぞ」

 

「ははは。その心配はないよドクター。あの子のやり方は良くも悪くも破天荒すぎるからね」

 

 ヴィラン連合は、表向きには弔と葬の二人がトップという事になっている。

 

 しかし実際には、大多数の人間は葬が頂点と捉えているのが実情だ。

 

 まず弔は表立った活動が少なく、その動向がメディアに取り上げられる事もない。

 

 裏で色々と動いているが、当人も暴れ役は葬に任せている節がある。

 

 したがって、ヴィラン連合の行いは葬の意向とイコールで結ばれる。

 

 故に、敵も作りやすい。

 

 ヴィラン連合と銘打たれていると言っても、その所業が全てのヴィランに利するものとは限らない。

 

 とある国の反政府組織を壊滅させて拠点を奪うだの、テロリストの犯行を無駄に掻き回して被害を広げたりだの。

 

 なんなら、ヒーローが極端に少ない国に赴き、一ヶ月だけヒーローごっこして犯罪発生率を激減させる、なんて真似もしている。

 

 そんな葬だからこそ心酔する者もいれば、邪魔だと思う者もいる。

 

 少し考えれば、誰だって理解する。

 

 死柄木葬という人間は、世界を救うヒーローにも、世界を破滅させるヴィランにもなれる。

 

 しかしその本質は何処まで行っても、世界(おもちゃ)で遊ぶ子供(あくま)でしかないのだと。

 

 ただ暴れたいだけのチンピラや、世間に疎まれたはみ出し者にとっては、なるほど魅力的に映るかもしれない。

 

 その逆。信念を振り翳す者や、富や権威を求める者にとっては、どこまでも有害な毒。

 

 どれほど強大になろうとも裏世界の支配者にはなり得ないし、本人もそんな気は全く持ち合わせていないだろう。

 

「そちらは専門外じゃ。必要以上の口出しはせん。わしとしても、あの娘には脳無の研究で大いに助けられているからのう」

 

 そう言うドクターが見据える先。

 

 円筒状の巨大な容器。透明で中が何らかの液体で満たされているそこには、大きな人影があった。

 

 全身が黒く、シルエットは人だが体の各所に異形が見受けられる。

 

 何より目を引くのは、頭部にある剥き出しの脳だ。

 

 常人が目にすれば嘔吐は免れないような、凄惨な姿の怪物。

 

 ()()()()()、部屋の中央にズラリと並んでいる。

 

「こんなにも早くハイエンド個体を量産出来たのは嬉しい誤算じゃった。おかげでマスターピースへの研究も捗っておるしの」

 

「良い事だ。あの子を産み育てたのはつくづく正解だったと思うよ」

 

「わしとしては、()()についても詳しく調べたいと思うとるんじゃがなぁ」

 

 ドクターが髭をさすり、一拍の間を置いた。

 

「あの個性がどういう原理で生まれたものなのか、興味は尽きん。お前さんの個性と似て非なる代物なのは――――()()()()()()()()かの?」

 

「そうだと思うけど、今となっては証明しようがないね。あれだけ何度も試したのに、葬のようにはいかなかった」

 

「まぁ、あんな天然のマスターピースのような存在が簡単に生み出せたなら、たまったものではない」

 

 マスターピース。

 

 それはドクターの悲願であり、オール・フォー・ワンが己の野望を達成するための秘策。

 

 個性特異点を克服するための手段の一つであり、完成すれば人類を一つ先の段階へと進める事も可能となる。

 

 個性を解明せんとした人の科学が導き出した答えだ。

 

「科学によって特異点を克服する。それがわしの人工の超越者(マスターピース)じゃが……あの娘はさしずめ天然の超越者(パーフェクトワン)と言ったところか」

 

 個性の成長に肉体が伴わず、いずれ破綻を迎える――――それが個性特異点。

 

 葬の場合、オール・フォー・ワンと違って力を個別に保存しているのではなく、一つの個性の機能を拡張し続ける。

 

 世代を経ることで起こる個性の進化を、葬は単体で、それも理論上は無限に果たすのだ。

 

 当然、真っ先に特異点に達している筈が、しかし本人が不調をきたす兆候は見られない。

 

 それはつまり、ソフトと共にハードの更新も行われていると考えるのが自然。

 

 生まれながらに超越者となることを約束された存在。パーフェクトワン。

 

 ドクターの長年の研究を嘲笑うような存在はしかし、むしろ明確な指標としてはこの上ない。

 

「望むところじゃよ。あれを超えてこそわしの悲願の成就。インスピレーションの刺激として申し分ないわい」

 

「それは何よりだ。僕としても、あの子がどこまで行くのか楽しみで仕方ないよ」

 

「……それは後継としてか? 弔の方はどうする?」

 

 ドクターの疑問は、弔への心配から来るものではなかった。

 

 単純な比較として、どちらが優れているかは明白。だが先に述べた通り、葬には支配者としての気質が備わっていない。

 

 オール・フォー・ワンにとって、二人の位置付けがどうなっているのか。それを問うていた。

 

「それは彼等のこれから次第だね。葬はもちろん、弔だって可能性に満ちている。僕の後継者として大成するか、或いは僕の予想をも超えてくれるかもしれない。これはこれで新鮮な気分だ。子の成長を見守る親の心情と言うのは、こういうものなのかもね」

 

 愉快そうに語るオール・フォー・ワンに、ドクターは笑った。面白い冗談を聞いたというように。

 

 子を見守るというが、その目はまるで餌の熟成を淡々と待つ捕食者のソレだ。

 

 常人の数倍の時を生き、自身が魔王として君臨する夢を持ち続ける男が、ぽっと出の子供に道を譲るなど想像も出来ない。

 

 この親子がいずれ辿る未来を予想することは、ドクターにとって容易い事だった。

 

「僕だって、ただ座して何もしてないわけじゃない。不甲斐ない姿は見せられないからね。それに現時点でも――――あの子が()()()()()を克服しない限り、僕が勝つさ」

 

 どれほど世界が変わり、新たな悪の芽が生まれようとも。

 

 魔王の威容に、些かの陰りもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで、今日から仲間になる殺ちゃんでーす」

 

「紹介にあずかった斬太刀殺でござる。よろしくお頼み申す」

 

「いやサラッと申してんじゃねーよ」

 

 某国某所、ヴィラン連合の拠点内にある会議室の一つにて。

 

 帰還した葬と殺と立哉、他に離人や大輝含め幹部勢が勢ぞろいしていた。

 

 巨大な円卓をズラリと囲むのは20名程。椅子に座っていたり、壁にもたれかかっていたりと様々。

 

 余談だが、葬が人を集める時に声をかける事が多い人物が組織内で幹部のような認識になっているだけであって、特に地位が割り振られているということはない。

 

 葬にとっては悪戯に友達を誘うような意識であり、序列など設ける気は全くなかった。

 

 無論、誰もがそれに倣っている訳ではない。

 

 例えば上座に座っている葬の斜め後ろで秘書の如く佇んでいる女性――――人呼んでヒュドラちゃんなどがその筆頭と言えるだろう。

 

 葬を神の如く崇拝する一派の頭を務め、組織運営に誰より精力的に貢献している。

 

 彼女がいなければヴィラン連合結成は年単位で遅れていただろう、というのは運営に携わる者達の共通認識だ。

 

 当時、予定が大幅に早まって大喜びした葬が頬にキスした時、彼女は気絶して3日間目覚めなかったとか。

 

 そんな彼女だから、殺の紹介に思わずツッコんだ離人に向ける視線は殺人的だった。

 

 葬様の決定に異を唱えるなど死にたいんかコラ。そんな副音声が聞こえてくるようだ。

 

「え、狩人ニキは反対?」

 

「むしろ出会い頭に斬りかかってきといて仲間になってくださいとか何なの? 今まさに仲間4人も重傷にされた直後なんだが?」

 

 さらに余談だが、この拠点に来てから殺は出会う人間全てに刃を向けた。

 

 幸い会議室に辿り着くまでエンカウントした人数が少なかったため、被害はそこまで多くはなかった。

 

 ただ不幸にも出会ってしまった7人中3人がバッサリ斬られて緊急手術中なくらいだ。

 

 会議室に人を集めた時も例に漏れず襲い掛かり、幹部扱いの者が1人だけ腕を落とされもしたが、それくらいだ。

 

 なので室内はかなりギスギスした空気なのだが、気にせず葬は紹介を始めただけだ。

 

「え、面白くない?」

 

「え、お前馬鹿じゃね? そのイカレてるくせに無駄に良い頭で分析してみろよ」

 

「今日も皆が楽しそうだなーって」

 

「そんな平行世界は存在しねーよ」

 

 呆れ返る離人の肩を、隣に座っていた大輝がポンと叩いた。

 

「気持ちは分からんでもないが、こうなっては覆らないだろうよブラザー」

 

「ハイそうですかで終わらせられるか。生活拠点にナチュラル通り魔が居着くんだぞ?」

 

「なーに、危険度で言えば同程度の連中とさんざん関わったではないか。すぐに慣れる」

 

「……」

 

 慣れたくないって話だよ。

 

 そんな言葉が喉元まで上がってきて、どうせ変わらないという部分は同意しているので溜め息として吐き出した。

 

 この数年、似たようなやり取りを繰り返してきた。もちろん葬が意見を覆したことなどない。

 

 それも言いたい事は言わずにはいられないために行っている、一種のルーティンだった。

 

 と、そこでもう一人の新参者が恐る恐る手を上げた。

 

「えー、俺は師岡立哉です。スレでは腕立て師でコメしてました」

 

 そんな見た目も挨拶も平凡な様子に、まばらな拍手が上がった。

 

 奇襲をしてこないという時点で、殺よりも初期の好感度は上だった。

 

「歓迎しよう腕立てニキ。我は禅羅大輝。全裸待機と言えば分かるだろう」

 

「あぁ……うん、よろしく」

 

 歯切れの悪い返事をした立哉だったが、真顔で全裸待機なんて言葉を出されれば、さもありなん。

 

 そんな自信満々に言う言葉かと思ったが、近年の全裸教の事を考えれば、口にしない方が吉と考えた。

 

 立哉の心情を察した離人が、分かるぞと言わんばかりに頷いた。

 

 その場の人間達と一通り挨拶が終わったタイミングで、葬が口を開いた。

 

「じゃあしばらく2人は誰かとペアになって色々と教わってね。殺ちゃんは狩人ニキに任せるとして、誰か腕立てニキに教えたいって人いる?」

 

「……ん?」

 

 静まりかえった会議室で、離人の声がよく響いた。

 

「いや、は? なんで俺だけ固定?」

 

「だって殺ちゃんと24時間一緒にいて生き残れるのって狩人ニキくらいじゃん。個性的に」

 

 事実、他の者が必死に防いだ殺の斬撃を、離人だけが苦も無く弾いた。

 

 傍からすれば、殺の奇襲を受けても微動だにせず、何の脅威にもならないと言わんばかりに悠然と佇んでいるように見えた。

 

 本人としては速すぎて全く見えず、気が付いた時には首を一閃され、危うく失禁するところだったりした。

 

 とは言え、少なくとも現状で殺の力が離人の防御を抜けないというのは確かだ。

 

 いつでもどこでも襲われる危険がある以上、真っ当な采配である。

 

 苦い顔で唸る離人の元へ、殺が歩み寄った。

 

「お世話になるでござるよ、狩人ニキ」

 

「あ~……くっそ。わかったよ、よろし――」

 

 渋々と手を伸ばした瞬間、手首に僅かな衝撃。

 

 いつの間にか刀を振り切った姿勢の殺が、残念そうな表情を引っ込めて握手してきた。

 

「ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願いいたす」

 

「おいなにサラッと言ってんだボケナスぅ!」

 

 何もなかったかのように手をブンブン振る辻斬り女に向かって、離人は叫んだ。

 

 意趣返しに全力で手を握り潰しにかかるが、増強効果有りな個性を持つ殺にとっては子供のじゃれ合いに等しい。

 

 加えて、己の刃を真っ向から防ぐ存在を前に、彼女の瞳は爛々と揺らめいていた。

 

 これからの日々を否応にも想像し、離人の瞳は死んでいた。

 

 それから時折、各地の連合の拠点にて、離人の怒号が響くようになった。




 葬の個性の弱点ってなんだろう?(考え中)





 世は問う、その在り方を

 世は見る、その生き様を

 世は語る、その結末を

 考え、交わし、また考えて

 その行きつく先に思いを馳せて、今日も言葉を尽くすのだ

 その未来に、己の日常がないと分かっていても


次回「ヴィラン連合について語るスレpart1000」
民「葬ちゃんprpr」
民「弔きゅんhshs]
民「狩人ニキ萌えー」
魔「オールマイト絶対ぶっ殺すマン」
民s「「「ファッ!?」」」


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幕間 ヴィラン連合について語るスレPart無量大数

めちゃくそ暑くて夜しか眠れないので投稿。

皆も水分と塩分の補給はしっかりな!


 

ヴィラン連合について語るスレpart無量大数

 

 

 

1:終末安価加わり隊長

このスレではヴィラン連合について語っていきます。活動内容から個性の考察など内容は基本的に自由としますが、スレ民同士の誹謗中傷などに発展した場合はブロックする場合もあるので注意。ちなみに葬たんはワイの嫁。

 

2:終末安価加わり隊

しね

 

3:終末安価加わり隊

タヒね

 

4:終末安価加わり隊

氏ね

 

5:終末安価加わり隊

俺の嫁に決まってる定期

 

6:終末安価加わり隊

誰でも言ってる定期

 

7:終末安価加わり隊

あーあーまた始まったよ哀れな妄想厨どもめ。俺の隣にいる葬も呆れてるわwwww

 

8:終末安価加わり隊

きもすぎワロタ

 

9:終末安価加わり隊

あんなクソビッチ女に発情してるとか、よほど女に飢えてるんだなww

 

10:終末安価加わり隊

顔もわからないのにどうしてそこまで推すのか……

 

11:終末安価加わり隊

どうせ中は不細工に決まってるのになぁ

 

12:終末安価加わり隊

は? なんの根拠があって言ってんだ? 美少女に決まってんだろ

 

13:終末安価加わり隊

顔以外のパーツから美少女だと断言する!(願望)

 

14:終末安価加わり隊

いやいや、あれだけ好き勝手にやってるのに顔だけ隠す意味なんてそれくらいだろww

 

15:終末安価加わり隊

顔隠してればアホ共が勝手に美少女呼ばわりしてくれるもんなwww

 

16:終末安価加わり隊

終末安価は楽しいけど、やってる本人はイラつくわ。チート個性持ってるだけのクソガキだもんな

 

17:終末安価加わり隊

終末安価を楽しんでる時点で同類なんだよなぁ

 

18:終末安価加わり隊

>>17 それな

 

19:終末安価加わり隊

どうでもいいこと言ってないで語ろうぜお前ら

 

20:終末安価加わり隊

>>19 同意

くだらん言い争いしてる奴はブロックされてればいい。連合の話しようや

 

21:終末安価加わり隊

突然すいません。小学生なんですが最近まで親に連合関連の話シャットアウトされてて、あまり詳しい事知りません。見なくていいって言ってテレビのチャンネルも変えられてました。ネット触れるようになったので調べてる最中なんですが、色々教えて欲しいです

 

22:終末安価加わり隊

おおそれは可哀想に。時代についていけない親に情報弱者にされてしまったか

 

23:終末安価加わり隊

そういう親けっこう多いっぽいよな。ヒーローが何とかしてくれるって未だに思い込んでて、教育に悪いなんて語ってる連中

 

24:終末安価加わり隊

いやまぁ教育に悪いのは否定しないけどww

 

25:終末安価加わり隊

それは間違いない(笑)

 

26:終末安価加わり隊

でも他人事じゃないんだから最低限の事は知っておくべきだろ。情報社会で無知は最大の敵だぞ

 

27:終末安価加わり隊

これは俺達が正しい知識を教授してやるべきだろう

 

28:終末安価加わり隊

その通り

 

29:終末安価加わり隊

となると、まずは結成経緯からかね?

 

30:終末安価加わり隊

そもそも>>21のボーイはどこまで知ってるん?

 

31:終末安価加わり隊

たしかにそれ分からんと練りにくいな

 

32:終末安価加わり隊

長文になるかもだが、言えるかい?

 

33:終末安価加わり隊長

コテハンつけてもええんやで

 

34:終末安価加わり隊

イッチはイッチでコテハンわかりにくい

 

35:終末安価加わり隊

ほんとだよwwただ一文字加えてるだけとかさw

 

36:終末安価加わり隊

普通にイッチでええやろがい

 

37:連合知り隊員

>>21です。ありがとうございます。

まずリーダーの魔女のことはある程度知ってます。父親を中二病から解放したがってる事、兄の半グレを直してあげたこと、オールマイトに千年殺ししたこと、無個性をヴィランにしようとして失敗したこととか。配信見てる友達が教えてくれましたが、魔女の話に集中してたので他メンバーの事とかあまり知らないですし、安価の話も国内のが殆どです。

 

38:終末安価加わり隊

どんなことをしたのかはザックリ知ってるということか

 

39:終末安価加わり隊

まとめると教育範囲は

・葬以外の主要メンバー

・海外で行われた安価

以上の二点か?

 

40:終末安価加わり隊

そんなもんやろな

 

41:終末安価加わり隊

メンバーの事はともかく、安価ってこの三年以上の活動で何回やったっけ?  

 

42:終末安価加わり隊

全部語ってたら終わらないのは確か

 

43:終末安価加わり隊

とりまメンバー紹介が順当だろ。登場人物知らんとエピソードも語れん

 

44:終末安価加わり隊

同意

 

45:終末安価加わり隊

間違いない

 

46:終末安価加わり隊

なら最初は狩人ニキだよな?

 

47:終末安価加わり隊

それも間違いない

 

48:終末安価加わり隊

あの男なくしては安価の半分近くが語れない

 

49:終末のイッチ

安価の半分は彼の悲鳴で出来ていると言っても過言ではない。

ちな改名しますた

 

50:連合知り隊員

たしか防御力の高い個性を持ってる人なんですよね?

 

51:終末安価加わり隊

結果的にはそうなんだが、彼の個性はとても複雑なんだよなぁ

 

52:終末安価加わり隊

根性極まった特定班の一年以上の奮闘により、彼の個人情報が流出したのは衝撃じゃった

 

53:終末安価加わり隊

ざっくりとしたプロフィール

 

本名:狩谷離人(かりや りひと)

年齢:27

性別:男 

家族構成:父 母 兄 妹

個性:干渉無効(仮称)

ヴィラン名:狩人(ハンター)

 

 

54:終末安価加わり隊

兄妹いない一人っ子と言ってたのに普通にいたと知った時は闇を感じたなぁ

 

55:終末安価加わり隊

>>53乙

実際に真っ黒な事情があったしな

 

56:終末安価加わり隊

特定班の執念深さを思い知った瞬間だよな。狩人にあんな過去があったなんて

 

57:連合知り隊員

家族事情も気になりますが、個性の効果はなんなんでしょうか?

 

58:終末安価加わり隊

まず当初、個性と思われた効果として、姿や音を消して隠密が出来る、防御力が高い、何故か警察が本格的な捜査をしない、目の前で人を殴っても周りが認識できない、と言ったものがあった。

そこからさらに特定班が団結して調査を行った際、有力な情報を掴んだと報告したメンバーの何人かが狩人の存在を忘れるという怪奇現象が起こり、混乱をもたらした。

それから音沙汰がなかったが、しばらくして挙げられた情報に、狩人の名前や年齢といった基本情報と、彼と昔交流をもっていた筈の人間達が誰も彼を覚えていないというホラー染みた事実が発覚した。

 

59:終末安価加わり隊

知った時は玉がヒュンとしたなぁ

 

60:連合知り隊員

ヒエッ

 

61:終末安価加わり隊

写真とか動画とか記録媒体には残ってるのに誰も違和感を覚えなかったって話だよな? 怖すぎ

 

62:終末安価加わり隊

どうやってそれ特定したんだっけ?

 

63:終末のイッチ

>>62

様々な検証の結果、何かしらの形で狩人に認識されるとアウトという事が分かったので誰にも報告せず調査を進めたらしい。そういう連中がいる、という噂程度でもアウトっぽいな。だから第一次と第二次の特定班は全滅した

 

64:終末安価加わり隊

警察が捜査しなかったのも、警察組織という括りで影響を及ぼしていたんだろうな

 

65:終末安価加わり隊

改めて聞くとチートすぎる

 

66:終末安価加わり隊

狩人本人が見たことも会ったこともない人間でさえ、該当すれば効果があるんだろ? もはや意味わからん

 

67:終末安価加わり隊

>>58続き

それ以降、けっこうグレーゾーン……というか完全にアウトなレベルの調査の末、当時の狩人の日記が発見され、その過去が明らかになった。強力な個性を持って生まれた子供の必然としてヒーローになることを望まれたが、本人は幼少の頃からヒーローに欠片も関心を抱いていなかった。ただ個性が強いだけなら大事にはならなかったのかも知れないが、どうやら学生としてもかなり優秀だったようで、ヒーロー科高校受験を強く薦められていたらしい。兄もまた強個性で、かつヒーロー志望だったこともあり、ヒーロー兄弟みたいな夢想を抱かれていたんだろう。しかし兄はヒーローになれず、親は世間体を気にして狩人にヒーローになることを押し付けた。結果的に狩人は周囲の人間全てを拒絶し、一人で生きていく道を選んだそうな。

 

68:終末安価加わり隊

親ぇ……

 

69:終末安価加わり隊

ヒーローなれなれ毒親の典型例

 

70:終末安価加わり隊

子供にヒーローやらして甘い汁すすろうというクズの鑑で草

 

71:連合知り隊員

そんなひどい親がいるんですね

 

72:終末安価加わり隊

ヒーロー素晴らしいの風潮があるから問題視されないだけで、似たような親はけっこういるよ。ヒーローに興味ない子供からすれば狂ってるとしか思えないだろうなぁ

 

73:終末安価加わり隊

はいはい出た出た。お前らさ、こういう悲しい過去あった人間に同情する自分善人だなーっていう自己陶酔やめとけよな(笑) どんな過去があろうと狩人がヴィランになって犯罪しまくってるゴミカスだって事実は変わらないだろ。自分が辛い思いしたら何しても許されるなんて事ある訳ないんだからさ、被害者とか遺族に「この人はこんなに悲しい出来事があったんですよ」って伝えて何か変わるか? 人間生きてりゃ悲劇の一つや二つ経験するもんだよ。それでも今を必死に生きてるんだろが。そもそも狩人の家族は強制こそすれ、虐待やら脅迫みたいな事をしたんじゃないだろ? 暴力を振るった訳でもなく、ただ周囲の目に怯えて気の迷いを起こしただけなんじゃないか? 子供に将来を押し付けるのはたしかに褒められたことじゃないが、たったそれだけで家族を切り捨てた挙句にヴィラン堕ちして大勢に迷惑かけるクソガキに比べれば可愛いもんだろ

 

74:終末安価加わり隊

なんだぁ、てめぇ……

 

75:終末安価加わり隊

やんのか、お?

 

76:終末安価加わり隊

言葉はあれだが一理ある。そういう過去があったというだけなら被害者だろうが、ヴィランになるほどの悲劇かと言えば弱いと思う

 

77:終末安価加わり隊

生活に困ってた訳でもなく、なんなら葬たんに会うまで普通に暮らしてたっぽいしな

 

78:終末安価加わり隊

子供の頃のトラウマを軽視しすぎじゃない? そもそもそうやって、人の悲劇を数値化して語る奴が知ったような顔をするから、道を踏み外す者が出てくるんじゃない?

 

79:終末安価加わり隊

じゃあ悲しい事あった人は周りが総出で慰めないと駄目なの? 第一、狩人って魔女に会った時点で成人してんだろ。社会人として最低限のモラルを養ってて当然

 

80:終末安価加わり隊

>>67続きの続き

話が逸れたが、特定の人間の記憶にさえ干渉する能力があると判明し、それまでで披露された数々の効果を総合した結果、狩人の個性は「自身に対する影響・干渉を軽減また無効化する個性」であるという結論に至った。隠密に関しては五感によって認識されることを無効化し、防御力に関しては外部刺激を軽減し、記憶に関しては存在規模で干渉を拒絶していると解釈出来る。ただそれも完全ではないようで、容量限界か成長度の不足かは分からないが、オールマイト含めトップヒーロー級からの攻撃を完璧に防げてはいないし、最近では警察組織の認識阻害もだいぶ緩くなってきているようだ。吹っ切ったのか別の条件があるのか分からないが、我々が今もこうして狩人の事を覚えている点を鑑みても、本人の心境の変化が強く影響するタイプの個性だと考えられる。以上、終わり。

 

81:終末安価加わり隊

>>80乙

どれか一つでも厄介なのに、個性複数持ちかってくらい多彩な個性だよなぁ

 

82:終末のイッチ

だからこそ葬たんの下僕としてこき使われてるんだけどな

 

83:終末安価加わり隊

だよなぁww

 

84:終末安価加わり隊

普通にボス級ヴィランでもおかしくない個性なのに、それをさらに超えるチート魔女に出会ったばっかりに(笑)

 

85:終末安価加わり隊

悲鳴上げながら走り回る生活送ってるせいか、身体能力も向上してるっぽいしな

 

86:終末安価加わり隊

そら(終末安価に付き合わされ続けれりゃ)そうよ

 

87:終末安価加わり隊

最初はオールマイトとオールフォーワンの決戦に震えてたのに、今じゃエンデヴァーとガチンコバトル出来るレベルにまでなったもんな

 

88:終末安価加わり隊

先月また懸賞金額上がって2000万越えになってたよな

 

89:連合知り隊員

懸賞金で2000万円って高い方ですか?

 

90:終末のイッチ

アメリカ直々の手配だから円じゃなくてドルだぞ。円だと20億ちょい

 

91:終末安価加わり隊

お前ら知ってるか? こいつヴィラン歴5年目だぞ

 

92:終末安価加わり隊

たった5年で20億越えとかヤバすぎだろ

 

93:終末安価加わり隊

それを言ったらネイキッドなんて26億じゃん?

 

94:終末安価加わり隊

ネイキッドは個人としての脅威に加えて全裸教の分も含まれるだろ。やっぱり集団の長という厄介さは無視できない

 

95:連合知り隊員

無知でごめんなさい。ネイキッドって誰ですか?

 

96:終末安価加わり隊

全裸

 

97:終末安価加わり隊

全裸ニキのことやで

 

98:終末安価加わり隊

ああ、そういや意外と多いよな全裸のヴィラン名知らん奴

 

99:終末安価加わり隊

皆が全裸全裸言ってるから定着しないんだよなww

 

100:終末安価加わり隊

いやむしろネイキッドの方こそ警察側のゴリ押しだろ(笑)

 

101:終末安価加わり隊

なら次はネイキッドについてか

 

名前:禅羅大輝(せんら たいき)

年齢:28

性別:男

家族構成:父 母

個性:全裸大器

ヴィラン名:ネイキッド

 

 

102:終末安価加わり隊

なんでネイキッドなんだっけか?

 

103:終末のイッチ

ネイキッド→Naked 裸の、むき出しの、といった意味の英語。全裸待機で有名とは言え、それを公に使うのは憚られたために苦し紛れのネーミングを行った結果。警察とヒーローとメディアは主にネイキッドと呼ぶけど、ネットじゃほぼ全裸ニキで通ってる

 

104:終末安価加わり隊

全裸に関してはわりとすぐ情報出回ったよな。狩人が特殊だったせいもあるけど、全裸は自分から個性明かしたし、兄妹喧嘩の現場付近という情報までもあった

 

105:終末安価加わり隊

個性『全裸大器』。全裸で居た時間の分だけ身体能力を強化する個性。強化時間は全裸で居た時間の半分。一度発動して解除すると強化率も時間もリセットされる。本人が最初に説明したのは以上の通りだが、単純な増強系とは異なり、膂力だけでなく様々な身体機能を強化できる個性だと後に判明した。発電機能の増幅で電撃を、発熱機能の増幅で高熱を、というように。特に明言されていないが、これまでの安価を通して見た限り五感や回復能力の強化なんかも出来る。時間や強化率のリセットに関しては改善されたのかは分からないが、今のところ戦闘中に強化時間が切れて敗北、という事態に陥った事はない。

 

106:終末安価加わり隊

年々やれること増やしてくるから飽きない男

 

107:終末安価加わり隊

ちなみに全裸教については下記からどうぞ

https://www.zenra-kyo.jp/――――

 

108:終末安価加わり隊

w○kiかと思ったらHPじゃねーか!

 

109:終末安価加わり隊

全裸教徒が湧いてきやがったww

 

110:終末安価加わり隊

しれっと宣伝してて草

 

111:連合知り隊員

この会員登録というものを押せばいいんですか?

 

112:終末安価加わり隊

おいやめろ

 

113:終末安価加わり隊

早まるんじゃない!

 

114:終末安価加わり隊

おい、その先は地獄だぞ

 

115:終末安価加わり隊

さあ新たなる同士よ。共に真の自分自身を探求しようではありませんか

 

116:終末安価加わり隊

そしてまた全裸が量産されましたと

 

117:終末安価加わり隊

世界一いらない量産品

 

118:終末安価加わり隊

>>105続き

ネイキッドに関しては特定に時間はかからなかった。前述されたように兄妹決戦の現場付近に住んでいたという証言と、特徴的すぎる個性、さらに一回警察に捕まって三日間拘束されていたわけだから、狩人とは正反対にスムーズに特定されていた。とはいえ特筆するような情報はないに等しく、子供時代に個性絡みでイジメを受けていた時期があったようだ。ただそれも表沙汰になる程でもなく、本人も普通に進学の後に就職し、なんなら当時の職場では順当に成績を上げていたらしい。その時の上司からすれば、優秀な部下が気付いたら全裸でヴィランになってたというところか。

 

119:終末安価加わり隊

最後以外は普通だな

 

120:終末安価加わり隊

最後以外はわりと聞く人生やんな

 

121:終末安価加わり隊

狩人に比べるとなぁ

 

122:終末安価加わり隊

個性絡みのイジメって一学年に一人は聞くレベルだもんな

 

123:終末安価加わり隊

全裸大器は聞いた時爆笑したわ。絡まれない方がおかしいって

 

124:終末安価加わり隊

イジメられたのに持ち直したタイプだけど、中には色々と溜め込んでたのね

 

125:終末のイッチ

新興宗教を作る程にはな

 

126:連合知り隊員

さっき止められた全裸教とはどういった宗教なのでしょうか?

 

127:終末安価加わり隊

子供は知らなくていい、と言いたいくらいヒドイ組織

 

128:終末安価加わり隊

こればっかりは親御さんに同意したい

 

129:終末安価加わり隊

悪影響を及ぼすなんてレベルじゃないもんなぁ

 

130:終末安価加わり隊

全裸教徒は、ネイキッドが立ち上げた「全裸こそ人類の本来の姿」という思想を掲げる組織である。神を信仰しているわけではないので、宗教なのかと問われると賛否が分かれるが、とりあえずヤベー団体という認識でおけ。「人は体だけでなく心にも多くの殻を纏って生きていて、それが周りだけでなく自分さえも本来の己を認識出来なくしてしまう。自らも知らず、誰にも知られず、自分が何かも分からないまま空虚な人生を送り続けている。故に己を解き放ち本来の姿を見出してこそ、本当の人生を始める事が出来るのだ。自身の心に真摯に向き合えたならば、自然と他者の心にも向き合える。真の理解が生まれ、真の関係が育まれ、真の絆が結ばれる。だからさぁ――――全裸になろう」という主張をまき散らして全裸スキーを量産してる。

 

131:終末安価加わり隊

おい

 

132:終末安価加わり隊

仕事が早すぎィ

 

133:終末安価加わり隊

何度読んでも最後が

 

134:終末安価加わり隊

途中までなんか良い事言ってるっぽいのに、最後で全て吹っ飛ばされるw

 

135:終末安価加わり隊

明らかにヤバイ連中だけど、周りに強制しないモラルが行き渡ってる不思議よ

 

136:終末安価加わり隊

ワイも入信しかけて途中で怖くなって取り消したけど、最後まで対応が丁寧だったからなぁ

 

137:終末安価加わり隊

当然です。己の殻を破る最初の一歩は当人が踏み出してこそ意味がある。それが教主のお言葉ですので

 

138:終末安価加わり隊

良い言葉だなぁ

 

139:終末安価加わり隊

しかし全裸である

 

140:終末安価加わり隊

全裸なんだよなぁ

 

141:連合知り隊員

試しに全裸になってみたのですが、これで何か変わるんですか?

 

142:終末安価加わり隊

wwwwwwwwwwwwww

 

143:終末安価加わり隊

いや純粋すぎ

 

144:終末安価加わり隊

純粋とは……?

 

145:終末安価加わり隊

親に見つかる前に服着ろ

 

146:終末安価加わり隊

鬱屈してない子供がやっても意味ないのでは?

 

147:終末安価加わり隊

そんなことはありません。幼少から己を解き放つ習慣を持つことで、心身共に健やかに育つ事が出来るでしょう

 

148:終末安価加わり隊

健康法みたいな説明で草

 

149:終末安価加わり隊

嫌な生活習慣を伝授すな

 

150:終末安価加わり隊

もうやめようぜこの会話。次いこ次

 

151:終末安価加わり隊

次は誰だ?

 

152:終末安価加わり隊

ヒュドラちゃんに決まってる定期

 

153:終末安価加わり隊

いやリヴァさんだろ

 

154:終末安価加わり隊

グラトニーとかスライムのその後が知りたいよなぁ

 

155:終末安価加わり隊

たまに魔女が話題に出すだけで一回も出ないからなぁ

 

156:終末安価加わり隊

そりゃ個性的に表に出せないだろ。グラトニーは吸収するだけで活用出来ない。スライムは単純に動きが遅い。安価に向かないだろ

 

157:終末安価加わり隊

スライムの自我を引っ張り出す事に成功したって聞いた時は思わず拍手しちまったぜ

 

158:終末安価加わり隊

自我が残っていたのはビックリだよな

 

159:連合知り隊員

グリトニルっていう隔離施設のメンバーでしたよね? 

 

160:終末安価加わり隊

そう

 

161:終末安価加わり隊

そやで

 

162:終末安価加わり隊

他にもたくさんの超個性が魔女に連れていかれたけど、連合のメンバーになってるのが判明してるのって半分くらいだったよな

 

163:終末安価加わり隊

活動が確認されていない者は連合拠点で静かに暮らしてると考えられてるが、魔女のサプライズ用に温存されているという説も濃厚

 

164:終末安価加わり隊

ヒュドラちゃんの再登場の時みたいにな

 

165:終末安価加わり隊

あれはヤバかった

 

166:終末安価加わり隊

 

名前:レダ・レルネー

年齢:24

性別:女

家族構成:父 母 兄×2 妹

個性:毒生成

ヴィラン名:ヒュドラ

 

個性発現時に母以外の家族を殺害してしまい、グリトニルに収容された。ちなみに収容当時は5歳。母は買い物に出ていたため助かったようだ。収容にあたって秘匿義務やら色々と無理に課せられたらしく、魔女が娘を解放した時に母親が洗い浚いぶちまけた。個性は文字通り、あらゆる毒物の生成と操作。構成を知っている毒を作り出す事ができ、肌から出す、吐息として放出なんて事も可能。ただ厳密には毒というより薬物生成というべき個性のようで、自白剤で情報収集とか、下剤使ってヒーローを行動不能に追い込む、なんて事もやっていた。連合の中でも特に魔女を崇拝している一派、通称「魔女派」の筆頭であり、彼女の前で魔女の悪態など口にしたら全身グズグズにされて汚いミートにされることだろう。グリトニルから救出された後しばらくは表に出てこなかったが、連合結成から半年程経った頃に再出演を果たした。モナコ公国の都市モンテカルロに現れ、半径1キロに神経毒を散布し、民間人ヒーロー問わず行動不能にした光景は圧巻と言わざるを得なかった。当時の安価は「都市陥落RTA」であり、そのままバイクを奪って走り回り、一時間とかからず安価を達成した。ちなみに死者は出ていない。屈指の小国であったとはいえ、ごく短時間で国一つ堕とした姿は途方もない衝撃となって世界を揺さぶり、そのたった一回の犯行で1000万ドルの懸賞金をかけられる結果となった。それから頻繁に安価に出てくるようになり、魔女への心酔ぶりを憚る事なくアピールしつつ、連合トップクラスの制圧力を遺憾なく発揮した。ただその個性からして炎系や風系に弱く、対処方法がハッキリしているために何度か追い詰められた事もある。余談だが、普段は仕事できる系のクール美人といった感じなのに魔女に褒められると子犬のように喜ぶ姿が人気を呼び、脅威が広く知らしめられた現在に至っても「ヒュドラちゃん」呼びで親しまれている。

 

 

167:終末安価加わり隊

てぇてぇ

 

168:終末安価加わり隊

葬×レダてぇてぇ

 

169:終末安価加わり隊

褒められた時にブンブン揺れる尻尾が幻視できるんだよなぁ

 

170:終末安価加わり隊

あの冷たい瞳で見下されたい

 

171:終末安価加わり隊

魔女以外への塩対応がたまらんですたい

 

172:終末安価加わり隊

そういやヒュドラちゃんのお母さんってどうなったんだっけ?

 

173:終末安価加わり隊

知らないお母さんが続出してたけど、最終的に再会したそうだぞ

 

174:終末安価加わり隊

娘と暮らすために連合の拠点に移住したって話

 

175:終末安価加わり隊

めっちゃ良い母親じゃん

 

176:終末安価加わり隊

唯一残った家族だもんな

 

177:終末安価加わり隊

個性事故で家族が亡くなった場合って、持ち主に責任を追及する奴もいるのにな。人格者で良かった

 

178:終末安価加わり隊

という(てい)で近づき、家族の仇を取りに行って返り討ちにあったと

 

179:終末安価加わり隊

>>178

発想がクズすぎて草

 

180:終末安価加わり隊

悔しいが笑ったw

 

181:終末のイッチ

実際、母親が移住した話を聞いた当時は、少なくない人間が同じ想像しただろうな

 

182:終末安価加わり隊

それは否定できない

 

183:終末安価加わり隊

結果は涙の再会だったようだがな

 

184:終末安価加わり隊

そのシーンを見たかった

 

185:連合知り隊員

再会できて良かった

 

186:終末安価加わり隊

他にもグリトニル勢の家族が連合拠点に移住したって話もあるよな

 

187:終末安価加わり隊

ていうか葬たんがサラッと言ってたな

 

188:終末安価加わり隊

いつか拠点の様子も配信して欲しい

 

189:終末安価加わり隊

さすがに拠点の情報をさらしたりはしないだろう

 

190:終末安価加わり隊

>>189 それは同感だよ

ただ、ということは魔女がやりそうってことなんだよ

 

191:終末安価加わり隊

激しく同意

 

192:終末安価加わり隊

そんな事やるわけない=魔女はやる

 

193:終末安価加わり隊

はいこの公式次のテストに出ますからねー

 

194:終末安価加わり隊

次こそリヴァさんだろ、なぁ?

 

195:終末安価加わり隊

さぁ、さっきから淡々と解説している有能ニキの出番やぞ

 

196:終末安価加わり隊

コテハンもせず使命を全うしている男の中の男

 

197:終末安価加わり隊

リアルモンスターバースの伝説を紡ぎ出せ

 

198:終末安価加わり隊

 

名前:アーリアン・メルビレイ

年齢:47

性別:女

家族構成:父 母 姉

個性:海竜

ヴィラン名:リヴァイアサン

 

読んで字の如く、海竜になる個性を持つ。異形型巨神系(以下タイタン)に分類された者の一人(匹?体?)にして、海の覇者。4歳の頃に個性を発現し、死者14名、重傷者51名の被害が出たためにグリトニルに収容となった。発現時から体長203mという巨体であり、正確に測られたわけではないが今現在では400mは優に超えているだろう。連合に所属してはいるものの、積極的に人に危害を加えることはしない、いわゆる穏健派の筆頭。泳いでる近くで海難事故が起こると救助に向かったりすることも多々あり、救助者をヒーローに引き渡す姿が何度か報じられた。しかし根っこの部分は魔女に影響されていて、自由を奪おうとする者に対しては見た目相応の凶暴性を見せる。何を勘違いしたのか、彼女の脅威性が低いと判断したとある国が対リヴァイアサンのヒーローチームを結成して討伐に踏み切った、1000を超える軍隊+42名のヒーローで、トップヒーローの半分も参加していたが、結果は壊滅。ヒーローは一人残らず死亡した上に、軍人も4割が帰らぬ人となった。一部地域の海産業にも影響が出ているようで、懸賞金は7000万ドルという、額だけなら完全に魔王クラスである。

 

 

199:終末安価加わり隊

手を出さない限りはヴィジランテと言っても過言じゃないくらい人助けしてるのに、手を出す馬鹿が後を絶たない

 

200:終末のイッチ

俺の祖父母の友達が飛行機事故で海に落ちた所を助けてもらった事がある

 

201:終末安価加わり隊

それはもう他人では……

 

202:連合知り隊員

リヴァイアサンはどんなことが出来るんですか?

 

203:終末安価加わり隊

姿以外に特筆すべき能力はない。海を操るとか、口からビーム放ったりもしない。ただその巨体で暴れるだけで大津波を起こしたり、地上で蛇のように動き回るだけで街が更地になる。まさに生きた災害というべき存在。

 

204:終末安価加わり隊

てっきり海でしか活動出来ないと思ってたから、平然と地上に乗り込んだのを見た時は目ん玉飛び出たなぁ

 

205:終末安価加わり隊

ブチ切れたリヴァさんは大嵐そのものだった

 

206:終末安価加わり隊

ニュース見てたらいきなり怪獣映画が始まったもんな

 

207:終末安価加わり隊

普段温厚な人が起こると恐ろしいっていうやつの究極やった

 

208:終末安価加わり隊

騒ぎを聞きつけた連合メンバーもノリノリで途中参加して大惨事というね

 

209:終末安価加わり隊

巨大化個性もったヒーローが主人公面して登場したけど、尻尾の一撃でぶっ飛ばされた時は不覚にも笑ってしまった

 

210:終末安価加わり隊

あれは見事な出オチだったww

 

211:終末安価加わり隊

ワンパンはひどい

 

212:終末安価加わり隊

マウントレディの倍近く大きくなれるかわりに普段活躍出来ない個性だからな。ついに自分の時代が来たんだと勘違いしたに違いない

 

213:終末安価加わり隊

大きな放物線を描いて海に突き刺さり、リアル犬○家になってる切り抜き動画は今も再生数を伸ばし続けている

 

214:終末安価加わり隊

>>198補足

ビームを放たないと前述したが、腹の中に貯めた海水を超高圧で放出する事が可能。ビルを何棟も貫通する程の威力であり、放ちながら首を回せば軍用ヘリを撃ち落とすにも使える優秀な技

 

215:終末安価加わり隊

つまりガノ○トス

 

216:終末安価加わり隊

ガ○トトスは草

 

217:終末安価加わり隊

あの水鉄砲を見た時、トラウマが蘇った

 

218:終末安価加わり隊

誰かG級ハンター連れてこい

 

219:終末安価加わり隊

G(ゴキブリ並)級(に生命力クソ高い)ハンター(狩人ニキ)ならいるぞ

 

220:終末安価加わり隊

wwwwwww

 

221:終末安価加わり隊

天才

 

222:終末安価加わり隊

お茶吹いた

 

223:終末安価加わり隊

攻撃力が足らないんだよなぁ

 

224:終末安価加わり隊

あとは腕立てニキとござるネキ?

 

225:終末安価加わり隊

あの二人はまだ詳細な情報なくね?

 

226:終末安価加わり隊

特定班の続報を待つしかない

 

227:終末のイッチ

なら結成後に参加し始めたメンバーを何人か話してから海外安価に移るか

 

228:終末安価加わり隊

そだね

 

229:連合知り隊員

ありがとうございます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

524:終末安価加わり隊

こんなもん?

 

525:終末安価加わり隊

出番の多いメンバーはだいたい話したな

 

526:終末安価加わり隊

じゃあお待ちかねの海外安価か

 

527:連合知り隊員

よろしくお願いします

 

528:終末のイッチ

なら最初はやはり、連合結成初の海外活動となった「アフガニスタンの州争奪戦に横入り」からだろう

 

529:終末安価加わり隊

だろうな

 

530:終末安価加わり隊

あのハリウッド映画ばりのアクション超大作な

 

531:連合知り隊員

テロリストと戦ったんですか?

 

532:終末安価加わり隊

もっとひどい。長い間政府とテロリストの間で陣取り合戦が繰り広げられているのは周知の事実だが、どの州を手に入れるかを安価で決めてカチコミかける、という内容だった。どちら側か、或いはどちらも敵に回す安価だったが、お約束というべきかスレ民が激戦区ばかり挙げまくり、当時まさにドンパチやりまくってる最中の戦場ど真ん中に飛び入り参加する事になった。メンバーは魔女、狩人、ネイキッドはもちろん、好戦的なメンバーが50人以上参加する大規模な戦いになった

 

533:終末安価加わり隊

個性と銃弾が入り乱れる戦場に、どっから調達したのか軍用ヘリから降下する様は映画さながらだったな

 

534:終末安価加わり隊

パラシュートでダイブすると知らされてなかった狩人ニキの悲鳴が良かった

 

535:終末安価加わり隊

笑いながら狩人ニキを蹴り落とす魔女は本当に魔女だった

 

536:終末安価加わり隊

その様を見て皆が笑いながら後に続くところが、ああヴィラン共だなぁって思った

 

537:終末安価加わり隊

降下中に魔女がスピーカーで「ヴィラン連合さんじょー!」て言った次の瞬間に両勢力から集中砲火くらったのクソ笑った

 

538:終末安価加わり隊

連合の知名度の高さがよくわかる一幕だったな(笑)

 

539:終末安価加わり隊

半分近く撃ち落とされたのに誰も死んでなかったのはビビった

 

540:終末安価加わり隊

連合メンバーのチート個性っぷりが改めて世に知れ渡った日

 

541:終末安価加わり隊

政府側とテロリストの心が一つとなった記念すべき日

 

542:終末安価加わり隊

「「先にこいつらやらないとヤベー!」」

 

543:終末安価加わり隊

どちらかの味方なんて可能性を微塵も考えない完璧な対応だった

 

544:終末安価加わり隊

結果として両軍とも壊滅状態になるわ、個性による大気汚染で近づけない地域になるわ、連合側に負傷者はあれど死者はいないわ、魔女が嬉々として天地創造で城作って旗を立てるわで安価達成してSNSでトレンド一位を獲得した

 

545:連合知り隊員

今もその州は連合占有してるんですか?

 

546:終末安価加わり隊

いや、一週間くらいして魔女が「飽きた」つって別の国に行って連合も退去し、争奪戦再開した果てに政府側が勝ち取った

 

547:終末安価加わり隊

会見でインタビューに答えてた大統領の微妙そうな表情が印象的だった

 

548:終末安価加わり隊

最終的に勝ったとはいえ、おさがりを恵んでもらったのが実情だしな

 

549:終末安価加わり隊

とある雑誌が退役軍人に当時の事を聞いたら「嵐が通り過ぎた気分だったよ。天気予報では晴れだったのにな」って答えてた

 

550:終末安価加わり隊

予報のできない嵐扱いは草

 

551:終末安価加わり隊

配信のおかげで直前には知れるけど、むしろ絶望が加速する

 

552:終末のイッチ

噂では魔女の配信や掲示板を監視する専用チームが各国で作られているとかないとか

 

553:終末安価加わり隊

真偽はともかく必要だろうな

 

554:終末安価加わり隊

下手すりゃ自国の首都にコンニチワされるかも知れないんだからなぁ

 

555:終末安価加わり隊

なんで一国も滅びてないのかが不思議なレベル

 

556:終末安価加わり隊

ほんとそれ。その気になればいつでも世界終わらせられるだろ魔女

 

557:終末安価加わり隊

それをしたら楽しみがなくなるからだろ

 

558:終末安価加わり隊

自分がエンジョイするのが最優先という性質に救われてるんだろうな実際

 

559:終末安価加わり隊

マジで連合クソッタレ。あいつらのせいでヒーロー科受験できんくなった

 

560:終末安価加わり隊

俺も。親に全力で止められて願書も破り捨てられた

 

561:終末安価加わり隊

普段は温厚な母親が「連合に殺されたいのあんたは!?」って激おこだった

 

562:終末安価加わり隊

子供がヒーロー目指すのを止める親も増えたよな

 

563:終末安価加わり隊

当然のことだと思う。ヒーローをアイドル業みたく思ってた人も考えを改めざるを得ないだろうよ

 

564:終末のイッチ

ヒーロー科の受験倍率激下がりしてるが、元々が凄かったから定員割れはしてない模様

 

565:終末安価加わり隊

むしろ厳選されて生徒の質が上がってる説あるよな。雄英の体育祭とか見てると平均的な能力が高くなってる感じがする

 

566:終末安価加わり隊

一見弱い個性でも上手く使いこなしてる奴とか、強い個性をしっかり磨き上げてる奴とか多くなったよね

 

567:終末安価加わり隊

やっぱり寮生活になったのが大きな要因だろうか?

 

568:連合知り隊員

雄英って寮生活なんですか?

 

569:終末安価加わり隊

元は違ったけど、連合発足からちょうど一年くらいで寮生活に変更になった。ヒーローの卵の安全を確保しつつ、より密度の高い教育カリキュラムに変更し対応していくためとかで

 

570:終末安価加わり隊

ヒーロー科だけじゃなくサポート科と経営科も変わったよな

 

571:終末安価加わり隊

なお普通科

 

572:終末安価加わり隊

それはやめてあげろ

 

573:終末安価加わり隊

その先を言うんじゃあないぜ

 

574:終末安価加わり隊

前までは普通科でも雄英生だから優秀と言うイメージだったのに、寮のせいで……

 

575:終末安価加わり隊

差別なんじゃないかという批判も当時あったしな

 

576:終末安価加わり隊

これは差別ではない! 区別だ!

 

577:終末安価加わり隊

ヒーロー科で思い出したけど、連合メンバーのヒーロー科高校襲撃事件も凄かったよな

 

578:終末安価加わり隊

あれなー、たしかに印象的だった

 

579:終末安価加わり隊

魔女VS連合メンバーの衝撃シーンな

 

580:連合知り隊員

仲間割れ!?

 

581:終末安価加わり隊

少し違う

 

582:終末安価加わり隊

とある連合メンバーが5名でチームを組み、魔女のように安価して配信するという事があった。その安価内容が「ヒーロー科高校襲って未来のヒーローぶっ殺そう」であり、外国のヒーロー科高校を襲撃した。結果として生徒15名、教職員8名が殺害され重軽傷者36名という惨事だったんだが、これを途中で阻んだのがなんと魔女だった。最初は魔女が途中参加しに来たと勘違いした実行犯だったが、仲間の2人が一瞬でぶっ飛ばされて硬直。学校側の人間も含めて誰もが唖然とする中、魔女はこう言い放った

 

583:終末安価加わり隊

「やりたいことするのは構わないし、自由にしろって言ったのはあたしだから文句は言わないよ。けれどヒーロー科生徒はこれから強いヒーローとして大成するかもしれないし、サポート科の生徒は思いもよらない発明で楽しませてくれるかもしれない。それを潰すのは将来的にマイナスになっちゃうし、それはつまり間接的にあたしの楽しみ奪ってるってわけ。なによりも――――どうせやるなら呼んでよ! 死んだら個性もとれないじゃん!!」

 

584:終末安のイッチ

そうして残り3名を拳で沈めましたとさ

 

585:終末安価加わり隊

文句を言わないとは……

 

586:終末安価加わり隊

一から十まで自己中で草

 

587:終末安価加わり隊

補足すると、まだ生きていたヒーロー科生徒とサポート科生徒は治療してあげたんだとよ。他? 知らぬ存ぜぬ

 

588:終末安価加わり隊

まじでもうほんとヴィラン

 

589:終末安価加わり隊

最高にヴィランしてるわ

 

590:終末安価加わり隊

ヴィランの安価がヴィランに阻止されるという珍事件

 

591:終末安価加わり隊

それ以来、ヒーロー科高校が連合に襲われる事はなかったとさ

 

592:終末安価加わり隊

連合発足前でさえ治安の悪い国ではヒーロー科高校がヴィランに襲われる事がたまにあったが、それがぱったりとなくなったらしい

 

593:終末安価加わり隊

ヒーロー科高校襲うと魔女に殴り飛ばされるという認識が広まったのかもな(笑)

 

594:終末安価加わり隊

別に襲うなとは言ってないんだよなぁ

 

595:終末安価加わり隊

魔女の顰蹙を買う可能性を考えると手が出し辛くなったんだろ

 

596:終末安価加わり隊

間接的に治安向上に貢献してて笑う

 

597:終末安価加わり隊

魔女の逆鱗リストナンバー5

 

598:終末安価加わり隊

あったなそんなの

 

599:終末安価加わり隊

それだったらあれ、ナンバー4の話もしようぜ

 

600:終末安価加わり隊

するのかwwww

 

601:終末安価加わり隊

あの下らねー安価な

 

602:終末安価加わり隊

全世界を呆れさせた伝説の安価

 

603:連合知り隊員

逆鱗リスト気になります

 

604:終末安価加わり隊

本当に下らねーから覚悟しとけ

 

605:終末安価加わり隊

いつものように掲示板から始まった安価。内容は 【急募】この傍若無人な罪人に捌きを【許さぬ】。最初は新しい自己紹介か何かかと思われたが、内容はとんでもない罪を犯したヴィランにどんな罰を与えるかという、お前がそれを言うんか? と誰もがツッコミたがるものだった。開始した配信画面にはキリストよろしく十字架に張り付けにされた男3人が映り、その前に机と椅子を置いてゲンド○ポーズをした魔女がいた。いつになく真剣な声で進行する魔女を見て、誰もが「こいつら一体どんなことやらかしやがったんだ」と次第に興味を引かれた。だがその答えは、単に魔女の行きつけの飲食店をぶっ壊したヴィラン共をしばくという、心底どうでもいい話だった。

 

606:終末安価加わり隊

しかも魔女の行きつけだから狙ったんじゃなく、たまたま襲った場所がそこだっただけというね

 

607:終末安価加わり隊

珍しく魔女の掲示板のスレ民が冷め切ってたのがウケた

 

608:終末安価加わり隊

あまりにも下らな過ぎてスレ民が魔女をこきおろすという非常に珍しい光景が見れた

 

609:終末安価加わり隊

まともに取り合わないスレ民に、犯人の罪深さを必死に伝えようとする魔女の対比がクソおもろかった

 

610:終末安価加わり隊

俺あの店行ったことあるんだけど、マジで美味いんだよな。潰れて本当に残念だった

 

611:連合知り隊員

魔女が行きつけだったのに誰も通報しなかったんですかね?

 

612:終末安価加わり隊

変装してお忍びで行ってたんやない? それか姿を変える個性でも持ってるとか

 

613:終末安価加わり隊

魔女なら持ってそう

 

614:終末安価加わり隊

ぜんぜん乗り気じゃなかったスレ民に安価をゴリ押しで実行したところ「じゃあ気が済むまで殴れば?」という雑なコメがヒットし、怒り任せに犯人をボコ殴りにする魔女というあんまりな配信になった

 

615:終末安価加わり隊

お前が! 謝るまで! 殴るのを! やめない!

 

616:終末安価加わり隊

なお犯人達は最初から最後まで全力で謝っていた上に命乞いしていたが、全く聞き入れられなかった模様

 

617:終末安価加わり隊

改めて聞くとひっどいなぁwwww

 

618:終末のイッチ

魔女史上もっとも下らない安価として逆に話題になった事件

 

619:終末安価加わり隊

一部始終が切り抜かれたけど再生数やたら上がってるしな(笑)

 

620:終末安価加わり隊

下らないけど面白い

 

621:終末安価加わり隊

あほくさいけど面白い

 

622:終末安価加わり隊

わかる

 

623:終末安価加わり隊

わかるわぁ

 

624:終末安価加わり隊

俺も何度も見てるし、お気に入り登録してる

 

625:終末安価加わり隊

ワイもや

 

626:連合知り隊員

他の逆鱗リストも知りたいです

 

627:終末安価加わり隊

ええで

 

628:終末安価加わり隊

まだまだ始まったばかりぞ

 

629:終末安価加わり隊

今夜は寝かせんでぇ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

995:終末安価加わり隊

>>1000なら連合メンバー逮捕

 

996:終末安価加わり隊

ここでやっても意味ないやろがい!

 

997:終末安価加わり隊

ミラクル起こるかも知れないやろがい!

>>1000なら魔女の素顔公開!

 

998:終末安価加わり隊

>>1000なら連合仲良くタルタロスへ

 

999:連合知り隊員

本当にありがとうございました!

>>1000ならAFO再出演!

 

1000:終末のイッチ

ここだ!!

>>1000なら魔女直々にヒーロー科高校襲撃

 

1001:終末安価加わり隊

このスレッドは上限数に達しました。

次のスレッe;omkvserofc;rzsjver;p498u3ww@3vs:uw0@uy4:@p

 

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 そ の 願 い 聞 き と ど け た り








 ついに始まる雄英パート(本編)

 試されるヒーローの卵たち(半端改造)

 災禍に挑む教員たち(ヤムチャしやがって……)

 絶望を振りまき嗤う影((´∀`*))ヶラヶラ

 再会する後継たち(負けイベ)

 その果てに何が始まるのか、誰も知らない(ガチ)


次回「ここまで書くのに時間けかすぎぃ!? やっぱり体育再編まで越えたいよね」

魔「久しぶりだね。会いたかったよ」
緑「勝つのは、俺だ」
魔「なんか違くね?」


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【天啓】そうだ、ヒーロー科高校襲おう!
1スレ目


うだるような暑さに負けたので投稿です。

待ちに待ったUSJ編。いくぞー!


【天啓】そうだ、ヒーロー科高校襲おう【いざ】Part1

 

 

1:ハイパー娘ユナイテッド

そうだ、ヒーロー科高校襲おう!

 

https://www.○○○ube.com/○○○○v=――――

 

 

2:量産型ヴィラン

待て待て待て

 

3:量産型ヴィラン

いつにも増して唐突すぎるで

 

4:哀の狩人

『俺達もまだ説明されてないんだが?』

 

5:全裸待機

『というか、掲示板のタイトルが全てを物語ってるな』

 

6:ヒュドラちゃん

『無駄な口を閉じなさい。葬様のご下命を待てばいいのです』

 

7:量産型ヴィラン

今日はけっこうメンバーいるな

 

8:量産型ヴィラン

狩人ニキこの前サハラ砂漠のど真ん中に放置されてたけど大丈夫?

 

9:腕立て師

『なんだかんだ、この面子が揃うの久しぶりだな』

 

10:ござる

『皆、各々の生活を満喫している故、都合が合わぬのも致し方なし』

 

11:マイク

『ガキィィンッ!(金属音)』

 

12:量産型ヴィラン

腕立てニキおつおつ

 

13:量産型ヴィラン

言いつつ狩人ニキに斬りかかるござるネキも相変わらずやなぁ

 

14:量産型ヴィラン

狩人ニキ慣れ過ぎて目も向けないの草

 

15:量産型ヴィラン

他メンバーさりげなく距離とってるwww

 

16:量産型ヴィラン

椅子に座ってるイッチの横に空席があるが、誰か来るの?

 

17:ハイパー娘ユナイテッド

『良い所に気が付いたね。今日は素敵なゲストをお迎えして配信するよ!』

 

18:量産型ヴィラン

ゲストとな?

 

19:量産型ヴィラン

そう言うからには、いつものメンバーとは違う誰かってことだよな?

 

20:量産型ヴィラン

まさかグラトニーやスライムやら、今迄出てこなかった連中に出番が……

 

21:量産型ヴィラン

 

22:量産型ヴィラン

 

23:量産型ヴィラン

何か黒い靄みたいなのが

 

24:ハイパー娘ユナイテッド

『あ、思ったより早く来たね。おつかれー』

 

25:兄上様

『おいこの愚妹。さも自分が思いついたみたいに配信すんな。これは俺の計画だろうが』

 

26:マイク

『お久しぶりです。死柄木葬』

 

27:量産型ヴィラン

 

28:量産型ヴィラン

 

29:量産型ヴィラン

 

30:量産型ヴィラン

 

31:量産型ヴィラン

様キターーーーーー!!!

 

32:量産型ヴィラン

めっっっっちゃお久しぶり!

 

33:量産型ヴィラン

斬新なファッションも変わらないねぇ

 

34:量産型ヴィラン

横の靄男だれ?

 

35:量産型ヴィラン

イッチとお知り合いっぽいな

 

36:ハイパー娘ユナイテッド

『初対面の人のために紹介すると、こっちは黒霧っていうの。見ての通り貴重な転移系個性もってて、主にお兄ちゃんのタクシー兼お世話係ってとこ』

 

37:量産型ヴィラン

タクシーwww

 

38:量産型ヴィラン

子供扱いで草

 

39:量産型ヴィラン

ビジュアルが好きだわカッコイイ

 

40:量産型ヴィラン

兄上にも手下いたのね……(ボソッ

 

41:兄上様

『というか俺が呼ばれたんじゃないだろ。お前が集合場所に来ないから出向いたんだ!』

 

42:ハイパー娘ユナイテッド

『まだ五分前だからいくない? ちょっと安価したいから待ってて』

 

43:兄上様

『ふざけるな。俺が呼んだら十分前には来い』

 

44:量産型ヴィラン

十分前行動ってやつですね

 

45:量産型ヴィラン

十分前行動は大事よ

 

46:量産型ヴィラン

約束の十分前に到着するのは基本だぞイッチ

 

47:量産型ヴィラン

ヴィランが十分前行動を守るのは草なんだわ

 

48:ハイパー娘ユナイテッド

『そんな訳で今回、突発的にとあるヒーロー科高校にカチコミかけようってなって集まったんだけど、流石に全員を連れてくとオーバーキル過ぎるじゃん? だから安価で連れてくかどうか決めようかなって』

 

49:量産型ヴィラン

どうせ雄英じゃろ?

 

50:量産型ヴィラン

とあるも何もそこくらいしか想像出来ないんだよなぁ

 

51:量産型ヴィラン

オールマイトが教員になったからね、しょうがないね

 

52:量産型ヴィラン

突然の発表があった時から、何かしそうだなぁと思ってたけど

 

53:量産型ヴィラン

意外と大人しいと思ったのが間違いだった

 

54:量産型ヴィラン

そもそもこの兄妹がいる時点でオーバーキルどころの騒ぎではないというのは言ってはいけない

 

55:哀の狩人

『オールマイトを狙うってことなのか?』

 

56:ハイパー娘ユナイテッド

『お兄ちゃんはそうだね。そこら辺のチンピラに声かけて数だけ集めて来たから、それに生徒の相手させてる間に秘密兵器で殺せるか試すって感じ』

 

57:兄上様

『お前のせいで秘密もクソもないぞ』

 

58:全裸待機

『この配信ではいつものことだ』

 

59:量産型ヴィラン

オールマイト殺しの秘密兵器とはな

 

60:量産型ヴィラン

秘密兵器だってよ

 

61:量産型ヴィラン

へー秘密兵器かぁ

 

62:量産型ヴィラン

使用前に全国配信で存在を暴露された秘密兵器があるそうですよ

 

63:量産型ヴィラン

秘密とは

 

64:量産型ヴィラン

可哀想な兄上

 

65:量産型ヴィラン

イッチの配信では秘密が秘密(笑)になる

 

66:ハイパー娘ユナイテッド

『そんな訳で始めまーす。ちなみに連れて行かないメンバーは別のヒーロー科高校にちょっかいかけてもらうから、そこも加味して考えてね!』

 

連れていく? いかない?

 

>>75狩人

>>80全裸

>>85ヒュドラ

>>90腕立て師

>>95ござる

 

 

67:量産型ヴィラン

そんな重要な事をさらっと言ってんじゃねー!

 

68:量産型ヴィラン

この安価の結果次第ではヒーローの卵の生死が分かれるのでは?

 

69:量産型ヴィラン

もしかしなくともそう

 

70:量産型ヴィラン

なんてことだぁ

 

71:量産型ヴィラン

連れてく

 

72:量産型ヴィラン

行くに決まってんだるぉお?

 

73:量産型ヴィラン

ダメ

 

74:量産型ヴィラン

よせ

 

75:量産型ヴィラン

行くに決まってる定期

 

76:量産型ヴィラン

いけよ!

 

77:量産型ヴィラン

んいかないぃぃいいいいい!!

 

78:量産型ヴィラン

全員で突撃せよ

 

79:量産型ヴィラン

ジェットストリームアタック(53敗)

 

80:量産型ヴィラン

連れてくべし

 

81:量産型ヴィラン

連れて行かない訳がない

 

82:量産型ヴィラン

雄英蹂躙しようず

 

83:量産型ヴィラン

流石に子供コロコロすんのはなぁと思うのでだんめ

 

84:量産型ヴィラン

行かせるんじゃない!

 

85:量産型ヴィラン

んー思い切って、連れてっちゃおうかな!

 

86:量産型ヴィラン

子供の達の命をなんだと思ってるんだ!(行く以外の選択肢なんてないない)

 

87:量産型ヴィラン

舐めプした上で蹂躙して欲しいからダメ

 

88:量産型ヴィラン

ダメ×100

 

89:量産型ヴィラン

連れてく×1000

 

90:量産型ヴィラン

連れて行かなくもなくもなくもない

 

91:量産型ヴィラン

難易度がベリーハードかインフェルノの二択しかないの草

兄妹タッグで決めようぜ

 

92:量産型ヴィラン

プルスウルトラするのを信じて全軍突撃

 

93:量産型ヴィラン

きっと大丈夫さ。だから行こっか

 

94:量産型ヴィラン

あえて行かせず日本全国にバラまこう

 

95:量産型ヴィラン

連れていきますソムニダ(古)

 

96:量産型ヴィラン

全員お留守番

 

97:量産型ヴィラン

レッツ襲撃

 

98:量産型ヴィラン

撫で切りじゃー

 

99:量産型ヴィラン

結局全員いくんかいwwww

 

100:量産型ヴィラン

難易度ハイパールナティックインフェルノに決まりました

 

101:量産型ヴィラン

これもう駄目かもわからんね

 

102:量産型ヴィラン

雄英生全滅不可避

 

103:量産型ヴィラン

むしろ雄英高校そのものが今日で消滅するなこれ

 

104:量産型ヴィラン

アーメン

 

105:ハイパー娘ユナイテッド

『はい。というわけで皆で仲良く学校見学といこっか! 他のメンバーには今すぐ暴れてもらって、なるべく外からの援軍来ないようにしてもらうからね』

 

106:兄上様

『上出来だ愚妹。よし行くぞ黒霧』

 

107:ミスターブラック

『わかりました。死柄木弔』

 

108:哀の狩人

『……葬のとは違う転移個性か。どちらかというとゲートって感じだな』

 

109:全裸待機

『体そのものが霧であり出入口とはな。物理攻撃は効きが薄そうだ』

 

110:ござる

『拙者の頸切り丸ならば……』

 

111:ヒュドラちゃん

『やめなさい斬太刀。そんなに斬りたければ向こうで存分にやれば宜しい』

 

112:腕立て師

『やれやれ、まるでピクニッ……おっとまずい』

 

113:量産型ヴィラン

いってらー

 

114:量産型ヴィラン

雄英生ぶっころイベントはーじまーるよー

 

115:量産型ヴィラン

血の惨劇として歴史に残る事間違いなし

 

116:量産型ヴィラン

腕立てニキやめなさいww

 

117:量産型ヴィラン

うーん、とてもこれから高校生虐○事件が起こるとは思えない和やかさ

 

118:量産型ヴィラン

とりあえず録画と……あとバケツの用意だな

 

119:量産型ヴィラン

同じく

 

120:量産型ヴィラン

ワイも

 

121:量産型ヴィラン

リバース確率100%

 

122:量産型ヴィラン

それな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆さんも知っているでしょうが昨今、個性の危険性やその扱い方について議論が重ねられています。やり方次第で容易く人を殺せるだけでなく、ただ持っているだけで被害を齎しかねないものまで存在する。僕の個性であるブラックホールもまた、制御を誤れば大勢の犠牲が出るものです」

 

 雄英高校『ウソの災害や事故ルーム』にて。

 

 1年A組の面々は初めて受講する救助訓練の前置きとして、教員のヒーロー13号の言葉を聞いていた。

 

「ですが、力はいつだってそれを持つ者の在り方次第です。あなた達の個性は人を傷つけるためではなく、救うためにあるという事を心得て帰って下さいな」

 

 入学後、個性の限界を測られ、訓練によって危険性を再認識し。

 

 自らが歩もうとする道の先達、その言葉を噛みしめて心に刻む。

 

 そうして、ヒーローの卵達は研鑽を重ねていく。

 

 整えられたカリキュラムを消化し、未知の知識と経験を積み上げ、疲労と心地良い達成感を伴って帰路につく。

 

 一日の成長を振り返りながら、翌日もまた着実に成長していく自分に思いを馳せながら眠りにつく。

 

 ――――そんな日常が続くと、根拠もなく信じていた。

 

「全員、一塊になって動くな!」

 

 担任であるイレイザーヘッドの声に、すぐにスイッチを切り替えられたのは数人だけだった。

 

 施設中央部にある噴水。その前に黒い霧のようなものが出現した。

 

 一瞬で広がった霧の向こうから、明らかに雄英関係者とは思えない出で立ちの者達が現れる。

 

 ぞろぞろと無秩序に歩を進める奴等の人数は20、30、40人を超えても止まらない。

 

「13号! 生徒を守れ!」

 

 緊迫感の滲む声が、明らかな異常事態であることを教えてくる。

 

 あれが本来ここに居ていい者ではない、すなわちヴィランであると理解するのは容易い。

 

 しかしそれでも、生徒の半分以上は落ち着いた様子でいた。

 

 それもその筈。

 

「相澤君。13号君。悪いが生徒達は任せたよ」

 

 そう。何故ならここには、№1ヒーローたるオールマイトがいるのだから。

 

 突如として3人体制で授業を行うと聞いた時は困惑したが、今はこれに勝る安堵はないだろう。

 

 どうやって雄英に侵入したのかは知らないが、オールマイトが教師を務める場所に殴りこむなど自首と変わらない。

 

 きっとオールマイトによる圧倒的な勝利の後、多少の混乱はあっても元の学生生活が再開するだけだと、多くの生徒は思っていた。

 

 黒い霧から出てくるヴィラン達が途切れて、一拍の間。

 

 霧が閉じる直前、最後に姿を現した一行を目にするまでは。

 

「――――…………え……?」

 

 生徒の、誰かの声だった。或いは全員の。

 

 ありえない。そんな感情が無意識に口から漏れ出た。

 

 大勢のヴィランの、その最後尾。

 

 取るに足らない無法者の集まりとは一線を画す、圧倒的という言葉さえ生温い存在感。

 

 8人。2人の男女を先頭に歩みを進める様は、そこに明確な序列と統制を感じさせた。

 

 彼等を最後に霧が縮み、人の形となって集団に加わった。

 

 先に侵入してきた者達が左右に分かれ、出来た道を悠然と歩いてくる。

 

 距離が近づけば近づく程、生徒達の震えが大きくなっていく。

 

 すぐ傍に、最強のヒーローがいるというのに。

 

 この国のどこよりも安全な場所にいる筈なのに。

 

 全身に刃を突き付けられているような、そんな気分になっているのか。

 

 何故、今すぐ無様に泣き喚き、出口に向かってひた走りたくなるのか。

 

 いや違う。

 

 本当は分かっている。頭が理解を拒んでいるだけで。

 

 答えは向こうから示された。言葉も何も必要なく、その姿を晒すだけで。

 

 噴水と生徒達との中間で足を止めた、おそらく主犯格の集団の、その先頭。

 

 ヴィラン達を率いているであろう、2人の男女――――否、その兄妹。

 

 もはや日本に……いや、世界に知らぬ者はいないとさえ言える、最悪にして最恐。

 

 どんな安全も安心も、この2人を前にしては粉微塵に砕け散る。

 

 平和の破壊者。

 

 恐怖の象徴。

 

 世界の毒。

 

 ヒーローが築き上げた幻想を壊し、個性社会の闇を暴き出した元凶。

 

「やあ、前途有望なヒーローの卵諸君。知ってはいると思うが、初対面だから挨拶させてもらおう」

 

 黒いスーツの上に多数の人の手をつけた不気味な男。

 

 覗く目は機嫌よく細められ、残虐な悪意が生徒達を射抜く。

 

 何人かの生徒が、力なく首を横に振る。

 

 やめてくれ、聞きたくない、噓だと言ってくれと。

 

 ヒーローになると決めた。悪と戦う覚悟を決めた。いずれ相対するとわかっていた。

 

 ただそれが、所詮は思春期が思い浮かべるカッコイイ夢想の域でしかないのだと、理解している者は少なかった。

 

 自分達はまだ学生で、これから多くの学びを受けて、訓練を積んで、充分な備えをしてから悪との戦いに踏み出すのだと。

 

 自分達はまだ守られる側の人間であるという認識が、完全に抜けきっていなかった。

 

 卵だからこそ、余計なものが生まれる前に砕くべきと、そう考えるのが悪党だ。

 

 そして今回、()()()()()()()()()()()()に目を付けられたのだと、嫌でも理解することになるのだった。

 

「俺達は――――ヴィラン連合」

 

 長い悪夢が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

321:量産型ヴィラン

生徒達の絶望顔いただきましたー

 

322:量産型ヴィラン

珍しく顔モザイクないけど

 

323:量産型ヴィラン

どうせ体育祭で出回るからじゃね?

 

324:量産型ヴィラン

誰も顔モザイクされてない配信は新鮮で良き

 

325:量産型ヴィラン

オールマイトのシルバーエイジコスチュームなつかしい

 

326:量産型ヴィラン

お供はイレイザーヘッドと13号か

 

327:量産型ヴィラン

厳しいなんてもんじゃないだろ。13号とか災害救助専門で戦闘苦手だし、ブラックホールなんて生徒のいる場所で無暗に使用できない

 

328:量産型ヴィラン

そもそもヴィランを殺しちゃダメだから使えないだろうな

 

329:量産型ヴィラン

イレイザーもこんだけ数多けりゃ袋叩きされて終わりだろ

 

330:量産型ヴィラン

>>329にわかめ

イレイザーヘッドは捕縛布というサポートアイテムを用いた近接戦闘に長けており、個性で相手の連携を乱しつつ乱戦で削る事も可能である

 

331:量産型ヴィラン

絶対に個性使わせちゃいけない奴等ばっかで追いつかなさそう

 

332:量産型ヴィラン

それな

 

333:マイク(雄英生)

『う、嘘だろ……ヴィラン連合って……!』

 

334:筋○マン

『君達は13号君の指示に従って避難しなさい! ここは私と相澤君で対処する!』

 

335:マイク

対象ヒーローをコテハン登録します

 

336:ボサボサヘッド

『オールマイトの言った通りだお前ら。迅速に離脱し、校舎の誰かに事態を伝えろ』

 

337:マイク(雄英生)

『で、でも! いくらオールマイトでもあの2人は……それに多分、魔女の後ろにいるのも……っ!』

 

338:量産型ヴィラン

イッチと兄上以外も一目で気付かれるレベルになったか

 

339:量産型ヴィラン

そらイッチの傍に侍ってるってだけで分かるわなぁ

 

340:量産型ヴィラン

ござるネキなんて日本刀というこれ以上ない特徴あるしね

 

341:量産型ヴィラン

なんだろう。いつもプロヒーロ―瞬殺してる場面ばっかだったけど、こういうの見てると改めてヒーロー視点からの脅威度が伝わってきていいな

 

342:量産型ヴィラン

それわかる

 

343:量産型ヴィラン

わかりみが深い

 

344:量産型ヴィラン

生徒達が良いリアクションしてくれてる

 

345:ハイパー娘ユナイテッド

『さあさあ連合新メンバー候補の諸君、今こそ日頃の鬱憤晴らそうか! 全員かかれー!』

 

346:有象無象

『『『おおおおぉぉぉぉぉおぉぉおおお!!!』』』

 

347:量産型ヴィラン

有象無象wwww

 

348:量産型ヴィラン

新メンバー候補?

 

349:量産型ヴィラン

その辺のチンピラ集めたとか言ってたけど、本当に寄せ集めっぽいなぁ

 

350:量産型ヴィラン

これ参加したら連合に入れてやる的な話で釣ったのか

 

351:量産型ヴィラン

どう考えても捨て駒でワロタ

 

352:量産型ヴィラン

連合メンバーだけで固めない辺り難易度調整してるのかな?

 

353:量産型ヴィラン

一番来ちゃいけない幹部勢が来てる時点で誤差

 

354:量産型ヴィラン

魔王兄妹+幹部数名の時点で死にゲークラスなんだわ

 

355:量産型ヴィラン

ワンデスでゲームオーバーするフ○ムゲーみたいなもん

 

356:量産型ヴィラン

それもはやクソゲー

 

357:量産型ヴィラン

たしかにwwww

 

358:量産型ヴィラン

それは紛うことなきクソゲー

 

359:量産型ヴィラン

コントローラーをテレビに叩きつけて大破させること請け合い

 

360:ボサボサヘッド

『13号! 行け!』

 

361:宇宙服

『皆さん、急いで外へ!』

 

362:有象無象A

『ヒャハハハハハ! 逃がすわけねぇだ――――』

 

363:筋○マン

『おっと、悪いがこっちは通行止めだ!』

 

364:有象無象A

『うごっ――――!?』

 

365:有象無象B

『おいはやく囲んじまえ!』

 

366:有象無象C

『数で押せばこっちのもんだ!』

 

367:有象無象D

『死ねヤァぁァァァアア!!』

 

368:筋○マン

『DETROIT SMASH!!』

 

369:有象無象BCD

『ギャーーーー!!!!(吹飛)』

 

370:量産型ヴィラン

なんと理想的な三下ムーヴww

 

371:量産型ヴィラン

ヒーローにぶっ飛ばされる雑魚の模範的な行動

 

372:量産型ヴィラン

まずヒーローの力に一蹴されるのが定番

 

373:量産型ヴィラン

様式美ってもんがわかっていやがる

 

374:量産型ヴィラン

そして次にヴィラン側の強者が出張って来るんですねわかります

 

375:宇宙服

『今のうちに――――』

 

376:ミスターブラック

『残念ですが、そういう訳にはいきません』

 

377:量産型ヴィラン

颯爽と現れるブラックさんかっこいい

 

378:量産型ヴィラン

気が付いたら目の前に! いいよねこういうの

 

379:量産型ヴィラン

13号もすかさず指を向けたぞ

 

380:量産型ヴィラン

吸引力の変わらないただ一つの個性

 

381:哀の狩人

『悪いがそいつは使わせない』

 

382:宇宙服

『なっ……ぐぁ!』

 

383:量産型ヴィラン

 

384:量産型ヴィラン

狩人ニキ!?

 

385:量産型ヴィラン

気が付いたら13号の背後に迫ってたんだが?

 

386:筋○マン

『いつの間に!?』

 

387:ハイパー娘ユナイテッド

『はーいオールマイトはこっちね。とりまジェットバーン!』

 

388:筋○マン

『ぬぉ! SMASH!!』

 

389:量産型ヴィラン

ナンバー2の必殺技が通常攻撃の如く放たれるという

 

390:量産型ヴィラン

そんでもってナチュラルに連撃してるっていうね

 

391:量産型ヴィラン

常時赫灼熱拳とかいうバグ仕様となっております

 

392:量産型ヴィラン

あ~雑魚ヴィランが2人を迂回して生徒に迫っておる

 

393:量産型ヴィラン

イレイザーヘッドめっちゃ忙しなく動いてるね

 

394:量産型ヴィラン

淀みなく戦ってるが、内心めっちゃ焦ってそう

 

395:ミスターブラック

『生徒の皆様には別の催しを用意しておりますので、どうぞ心行くまでお楽しみください』

 

396:宇宙服

『ま、まてっ――――!』

 

397:量産型ヴィラン

霧が一気に広がって見えんくなった

 

398:量産型ヴィラン

待てと言われて待つヴィランがいるかヴァカめ!

 

399:量産型ヴィラン

あ、生徒いなくなった

 

400:量産型ヴィラン

ほんとだ。○んだか?

 

401:量産型ヴィラン

13号と何人かの生徒は残ってるが、半分以上消えてるな

 

402:宇宙服

『生徒達をどこへやった!?』

 

403:ミスターブラック

『ご心配なさらずとも、施設内の別の場所に飛ばしただけです。生きていますよ……まだ、ね』

 

404:量産型ヴィラン

まだね(ニチャァ

 

405:量産型ヴィラン

愉悦部は帰ってどうそ

 

406:量産型ヴィラン

表情ないから判別つかんわ

 

407:量産型ヴィラン

というか今気づいたけどさ――――なんか幹部のニキネキ達がいなくなってね?

 

408:量産型ヴィラン

 

409:量産型ヴィラン

 

410:量産型ヴィラン

ほんとだ

 

411:量産型ヴィラン

うわぁ

 

412:量産型ヴィラン

なんということだぁ

 

413:量産型ヴィラン

先の展開が読めて絶望しかない

 

414:兄上様

『じゃあルール説明といこうか。この広場と他のゾーン、計7ヶ所にそれぞれ生徒とヴィランをバラ撒いた。そうだな――――1時間。それがタイムリミットだ。俺達はこのUSJで好き勝手に暴れる。それを阻止するも、逃げるも自由だ。とは言え急いだ方が良い。この中央広場を含め、6ヶ所には()()()()()()()がいるからな。教師が頑張らないと、生徒が大変な目にあうかもしれないぞ?』

 

415:筋○マン

『なんということをっ!』

 

416:ハイパー娘ユナイテッド

『あ、ちなみに他の施設で授業やってたB組の方にも人送ってるから、そっちからの援軍は期待しないよーに』

 

417:量産型ヴィラン

無慈悲すぎて草も生えない

 

418:量産型ヴィラン

不公平だろB組にもちゃんと幹部勢の誰か送ってやれよ!

 

419:量産型ヴィラン

そんないらない公平初めて聞いたわ

 

420:量産型ヴィラン

なんでA組にそこまで気合入れてんだ? オールマイトいるから?

 

421:量産型ヴィラン

伝説の無個性少年がいるから説を推したいね

 

422:量産型ヴィラン

俺も俺も

 

423:量産型ヴィラン

結局オールマイトが言わなかったあれね

 

424:量産型ヴィラン

あれって結局のところ裏取りはされてないんだよな?

 

425:量産型ヴィラン

そうなんだけど、無個性少年の年齢的に去年か今年、或いは来年あたり高校入学だろという意見が強く、彼こそオールマイトの後継者に違いないという思い込みが定着してるからなぁ

 

426:量産型ヴィラン

そこにオールマイト雄英教師就任とかいう決定打があったからもうね

 

427:量産型ヴィラン

後継者を育てるためとしか思えない

 

428:量産型ヴィラン

この情勢でオールマイトが教師になるのが認められてるあたり、政府も関与してるだろ絶対に

 

429:量産型ヴィラン

プライバシー保護、および当人とその家族の安全の為とか言われてるけど、絶対イッチは知ってるだろ

 

430:量産型ヴィラン

それ俺も思うわ。たとえ無個性少年以外だったとしても把握してそう

 

431:量産型ヴィラン

知ってても驚かない

 

432:兄上様

『さあ見せてくれよ平和の象徴。この状況で全てを救えるか? いつものように頼もしく言ってみてくれよ。大丈夫、私が来たってさぁ!』

 

433:量産型ヴィラン

喜悦溢れる煽りが素敵です

 

434:量産型ヴィラン

目しか見えないのに残忍な笑みを浮かべているのがよくわかるわ

 

435:宇宙服

『(小声)……飯田君。隙を見て外へ走って下さい。ヴィランの足止めは僕たちに任せて』

 

436:雄英生(メガネ)

『(小声)そんなっ、クラスメイトを置いて逃げろって言うんですか!?』

 

437:量産型ヴィラン

聞こえてるぞ

 

438:量産型ヴィラン

小声wwww

 

439:量産型ヴィラン

まったく内緒になっていない件について

 

440:量産型ヴィラン

がっつり聞かれてますがな(笑)

 

441:量産型ヴィラン

イッチ製マイクからは逃れられない

 

442:量産型ヴィラン

今更だがちょくちょく視点が変わってる辺り、複数台で撮影してるんだよな? よく気付かれないな

 

443:量産型ヴィラン

ステルス機能でもついてるのかも知れんね

 

444:宇宙服

『(小声)今は外に事態を伝えるのが優先です。増援なしでこの場を切り抜けるのは困難と言わざるを得ない。轟君や爆豪君がどこかに飛ばされてしまった今、君の足の速さが頼みの綱なんです。わかってください』

 

445:雄英生(メガネ)

『(小声)っ……わかり、ましたっ』

 

446:量産型ヴィラン

苦渋の決断

 

447:量産型ヴィラン

一筋の希望を掴み取るため、少年は決意する

 

448:量産型ヴィラン

果たしてヒーローの卵は光を手にし、仲間を救うことが出来るのか!?

 

449:量産型ヴィラン

次回「悪夢なる現実。決意の疾走!」

 

450:量産型ヴィラン

少年少女は知る。いつか己が立ち向かう、世界の悪意を……

 

451:量産型ヴィラン

 

 だ  が  丸  聞  こ  え 

 

452:量産型ヴィラン

やwwめwwろww

 

453:量産型ヴィラン

買ったばかりのキーボードがお茶で汚れちまったじゃねーか!

 

454:量産型ヴィラン

この掲示板の民度(マイナス)の高さは目を見張るものがありますね

 

455:量産型ヴィラン

カンスト勢の巣窟なので

 

456:量産型ヴィラン

世界の破滅をゲラる精鋭中の精鋭よ

 

457:哀の狩人

『ならお前を押さえれば解決だな』

 

458:雄英生(メガネ)

『なっ、ぐぁ!?』

 

459:宇宙服

『飯田君!』

 

460:量産型ヴィラン

狩人ニキぃ!

 

461:量産型ヴィラン

これまたいつの間にかメガネの腕をきめて大地に押さえつけるとはな……(設営口調)

 

462:量産型ヴィラン

う~ん有能

 

463:哀の狩人

『言わなくてもわかるだろうが、動くなよ13号。あんたの個性じゃ生徒まで塵にして終わりだからな』

 

464:宇宙服

『くっ……!』

 

465:哀の狩人

『他の生徒も大人しくしてな。クラスメイトの腕が使い物にならなくなるのは嫌だろ?』

 

466:雄英生(茶髪)

『飯田君……』

 

467:量産型ヴィラン

人質とって脅迫する姿が様になっとるなぁ

 

468:量産型ヴィラン

貫禄が出とる出とる

 

469:ハイパー娘ユナイテッド

『そういう訳だから、これから他ゾーンの中継も開始するよ! 全部リアルタイムで見たい人は7窓頑張れ!』

 

暴風・大雨ゾーン

https://www.○○○ube.com/○○○○v=――――

 

水難ゾーン

https://www.○○○ube.com/○○○○v=――――

 

火災ゾーン

https://www.○○○ube.com/○○○○v=――――

 

山岳ゾーン

https://www.○○○ube.com/○○○○v=――――

 

土砂ゾーン

https://www.○○○ube.com/○○○○v=――――

 

倒壊ゾーン

https://www.○○○ube.com/○○○○v=――――

 

470:量産型ヴィラン

7窓は草

 

471:量産型ヴィラン

俺のパソコンのスペックががががが

 

472:量産型ヴィラン

カクカク不可避なんじゃが

 

473:量産型ヴィラン

ござるネキのとこだけ見とこうかな

 

474:量産型ヴィラン

俺は全て見届けるぞ!

 

475:量産型ヴィラン

いやPCのスペック以前に集中できんだろ聖徳太子じゃあるまいし

 

476:量産型ヴィラン

2つか3が限度だろうなぁ

 

477:量産型ヴィラン

特に気になるところ見て、他は録画だな

 

478:量産型ヴィラン

どうせデータ残って拡散されるやろ

 

479:ハイパー娘ユナイテッド

『ただ戦うだけじゃつまらないから、皆にも課題をつけよっか。ノルマでも縛りでも思ったこと安価よろしくー』

 

>>500狩人

>>520全裸

>>540ヒュドラ

>>560腕立て師

>>580ござる

 

480:量産型ヴィラン

マジかよ

 

481:量産型ヴィラン

腕が鳴るぜ

 

482:量産型ヴィラン

連続で安価助かるぅ

 

483:量産型ヴィラン

どうしよっかなー

 

484:ハイパー娘ユナイテッド

『ちなみにこの安価だけ書き込み制限オフにしたから、普段何も出来ない連中も頑張って!』

 

485:量産型ヴィラン

 

486:量産型ヴィラン

えっ

 

487:量産型ヴィラン

――――エ?

 

 




「お前の年頃ってのは言葉に酔う。カッコイイ言葉を並べ立てるのと、本物の覚悟は違うってことさ」

 とある家庭教師漫画の未来編で言われたこの言葉が好きです。

 現状の1-Aの生徒の過半数にぶっ刺さります。






 覚悟を決めたと思っていた

 その意味を自覚することもないまま

「さあオールマイト、平和の象徴の意地を見せて見ろ」

 悪意に晒された事もないくせに

 その邪悪を知っていたくせに

「狩人ニキはオールマイトのパンチを10発耐えようか」

「くたばれ」

 しかし、今日こそ理解するだろう

「全裸ニキは半裸までね」

「ぬわにぃ!?」

 その邪悪さ、その残忍さを

「ヒュドラちゃんは――――」

「わかりましたお任せください!」

「まだ言ってない」

 それは理解を拒むもの

 それは情理を外れたもの

「ござるネキは峰打ち縛り」

「なん……だと……ッッ!!?」

 心せよ

 分かろうとするな、知ろうとするな

 ただただ、滅ぼす事のみ考えよ

「腕立てニキは~……え~と……ずっと片足立ちね」

「俺だけ雑ぅ!?」

 理解出来ない、意味が分からない

 だから人はそれを、ヴィランと呼ぶのだ

次回「崩れ行くUSJ! さらに混沌!?」

魔女「イッツ・ショータイム(愉悦)」


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2スレ目

気が付いたらクリスマス……だと……?

はい、お久しぶりです。

恥知らずにも、こうして戻ってきました。

何の音沙汰もないまま五ヶ月程も放置になっていた言い訳として……

仕事場での突然の部署移動

今迄と全く違う仕事内容にてんやわんや

やり方の合わない同僚と大乱闘
❘❘
家に帰れない

というような事があり、感想を返すことさえままなりませんでした。

本当に申し訳ありませんでした。

ようやく仕事に慣れてきて、時間的にも余裕が生まれたので投稿となりました。

久しぶりに書いたので違和感があるかもですが、楽しんで頂ければ幸いです。


最後に一つ。

今更ですが、何人か支援絵を送りたいという有り難い方々がいました。

無視する形になってしまい、五体投地して謝罪します。

ツイッターもディスコードもやってないクソ雑魚ナメクジなので、調べてみるとハーメルンの方で投稿したものを、こちらから使用申請することで使えるのだとか。

なので連絡いただければ申請させていただきますので、お手数ですがよろしくお願いいたします。


それではどうぞ。


 

 USJ、目的別に分けられた7つのゾーンの内の1つ。水難ゾーン。

 

 集められたヴィランもまた、水中移動に長けた個性を持つ者ばかりだった。

 

 転移させられた生徒は3人。

 

 青山優雅、峰田実、そして緑谷出久。

 

 投げ出された場所は大きな湖の真上。足場となるのは1隻の船――――だったが、それもヴィランによって予め端に寄せられ、活用することは難しい。

 

 水中で活動出来る個性はなく、落ちれば圧倒的な不利の中で悪意に蹂躙されることだろう。

 

 今日が初めての救助訓練であった生徒に、そんな状況で的確な判断をしろというのは酷と言うもの。

 

 成す術もなく、3人が泉の中心に落ちようとして――――

 

 およそ1分と少しで、全てのヴィランを制圧していた。

 

「うおー! スッゲェェェエええ!!」

 

 涙を流しつつ両腕を突き上げ、喜びを顕わにする実。

 

 彼が船の上から見る景色は、思い浮かべていた悪夢とは真逆だ。

 

「やっぱ鬼強だぜ()()ぁ! お前と一緒で良かった!」

 

 視線の先では、()()()のようなもので拘束されているヴィラン達と、それを空中に立って眺める一人の少年。

 

 油断なく様子を窺い、全員が気絶しているのを確認してそっと息を吐いた。

 

「ここにいるのが連合メンバーじゃない奴等ばかりで良かった。魔女が率いてきた幹部も他の所みたいだし……」

 

 そう言って取り出した端末には、事の発端となった掲示板が表示されていた。

 

 通常時では制限されている者達の書き込みは嵐のように流れ、僅か数分でPart2へと突入しても止まらない。

 

 魔女側の者と一般人側の者との間で罵倒も飛び交い、混沌としか言えない様相を呈している。

 

 広場で魔女の姿を確認した瞬間からアクセスして情報収集に利用していたが、この様子ではもう使い物にならないだろう。

 

「他のゾーンには幹部もいる。すぐにでも加勢に行かなきゃ!」

 

「おいおい緑谷正気か!? いくらお前でもヴィラン連合は不味いって! 校舎に行って応援呼んだ方が良いんじゃねーのか?」

 

「僕もそう思うかな☆」

 

 恐怖で顔を歪ませて訴える実と、それに便乗する優雅。どちらも小刻みに体を震わせている。

 

 とても戦いに身を投じられる状態ではなく、出久もそれは承知の上だった。

 

「配信までされている時点で外に情報は行ってると思う。距離が遠いから時間がかかってるけど、増援はすぐに来る筈だ」

 

 そもそも魔女の計画は基本的に秘匿とは無縁だ。掲示板への書き込みこそ制限がされているが、閲覧自体は誰でも出来る。

 

 常に情報は垂れ流され、USJに侵入した時点で関係各所が動き出しているだろう。

 

 USJは校舎からバス移動する必要がある程の距離であるため、増援が到着するまで早くても10分程度はかかると思われる。

 

 雄英側がやるべきは、それまでの時間稼ぎ。

 

 たとえUSJを抜け出したとして、外になんの脅威もないとは限らない。相手は魔女なのだ。常に最悪を考えても足りないくらいだ。

 

「1人でも多く合流して、可能なら広場に戻る。それで……」

 

 それで?

 

 出久には、その先を想像出来なかった。

 

 クラスメイトと合流し、オールマイトの元に戻り、時間を稼いで、増援を待って――――

 

 それで本当に、連合と渡り合えるのか?

 

 オールマイトと同等の魔女、それに次ぐ力を持った連合幹部がいる。雄英の教師は皆が現役プロヒーローだが、そのプロヒーローを苦もなく薙ぎ払うような超一級のヴィランばかりなのだ。

 

 はっきり言って絶望的だ。1-Aどころか、今日で雄英高校そのものが終わったって不思議じゃない。

 

 日本どころか、世界を相手に大暴れする最悪の犯罪者集団。それがヴィラン連合。

 

 断じて、一教育機関がどうこうする範疇ではない。

 

「それでも、行かなきゃ」

 

 それでも、だ。

 

 理屈は重々承知。戦力差など火を見るより明らかだ。

 

 しかし、だから、それがどうしたというのか。

 

 理不尽、不条理、絶望。

 

 それを覆すのが、ヒーローという仕事だ。

 

 そんな世界に踏み入る事を、選んだのは自分だ。

 

 選んだつもりになって、何もしていなかったあの頃とは違うのだ。

 

 再び端末を操作し、配信されている動画を一つ一つ確認していく。

 

 どのゾーンに誰が送られているのか、そこに待ち受けているヴィランが誰なのかを把握する。

 

 加えて、連合幹部に課せられた安価の内容を踏まえ、どんなルートで合流を果たすべきかを考える。

 

「僕は暴風・大雨ゾーンに行って状況を確認する。途中まで運ぶから、2人はそのまま広場に戻って、可能なら脱出して」

 

「緑谷ぁ!?」

 

「緑谷君……」

 

 実と優雅を脇に抱え、出久は飛び出す。

 

 風の如く突き進んで1分とかかることなく暴風・大雨ゾーンへの到着し、入り口で2人を下ろした出久はそのまま中へと入って行った。

 

 ドーム状の施設であるそこは、その名の通り吹きすさぶ雨風に身を晒される。

 

 視界も悪く、常に体温を奪われ、風圧に体勢を崩さぬよう注意を配り続けなければならない。

 

 そんな場所を、しかし出久は物ともせず走り抜く。

 

 素早く周囲を確認しつつ、ヴィランとクラスメイト、両者の姿を探して――――

 

「緑谷! こっち飛んで!」

 

 言葉とほぼ同時に、視界が光で塗りつぶされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

112:量産型ヴィラン

水難ゾーンまさかの瞬殺

 

113:量産型ヴィラン

速攻すぎて草

 

114:量産型ヴィラン

いや強すぎィ!?

 

115:量産型ヴィラン

え、最近のヒーロー科生徒ってこんなレベルなん?

 

116:量産型ヴィラン

動きがプロレベルにしか見えないのは俺だけ?

 

117:量産型ヴィラン

いくら幹部のいない当たりゾーン引いたからって流石になぁ

 

118:量産型ヴィラン

でも他の2人は一般的な反応というか、イメージ通りの新入生って感じ

 

119:量産型ヴィラン

たしかに何もしてなかったよな

 

120:量産型ヴィラン

あの緑ワカメが特別だっただけか?

 

121:量産型ヴィラン

あんなフツメン顔がチート能力持ちとかラノベかよ

 

122:量産型ヴィラン

黒い鞭みたいなのと、増強効果もある感じだったな

 

123:量産型ヴィラン

黒いエネルギーみたいなのを操る個性で、体に纏って増強も出来るし、形を変えて武器にする事も出来るみたいな?

 

124:量産型ヴィラン

個性もそうだが、いきなり転移させられたのに対処が早すぎてお茶吹いたわ

 

125:量産型ヴィラン

明らかに素人じゃないな。入学前から訓練積んでたタイプ

 

126:量産型ヴィラン

水難ゾーン即終了して暴風・大雨ゾーンに合流してくれたのは有難い。これでPCの負担減るわ

 

127:量産型ヴィラン

それな

 

128:量産型ヴィラン

俺もうカクカク過ぎて何もわからない

 

129:量産型ヴィラン

どれかに絞って見ろや

 

130:量産型ヴィラン

火災ゾーンもすぐに終わりそうだぞ

 

131:量産型ヴィラン

ほんとだ。頑張ってるやんけ

 

132:量産型ヴィラン

カエルっぽい子がめっちゃグロッキーやん

 

133:量産型ヴィラン

そら苦手のオンパレードみたいな場所にぶち込まれたもんな

 

134:量産型ヴィラン

もう一人のスタ○ド使いみたいな鳥頭も戦いにくそうだし、MVPは風使い男子やな

 

135:雄英生(風の子)

『吹ぅぅぅきぃぃぃ飛ぉぉぉべぇぇぇええッッ!!(大嵐)』

 

136:量産型ヴィラン

うわーお

 

137:量産型ヴィラン

ほんまに吹き飛んだ

 

138:量産型ヴィラン

大技炸裂ぅ

 

139:量産型ヴィラン

人がゴミのようだ(大佐並感)

 

140:量産型ヴィラン

これで水難と火災の2ヶ所クリアか

 

141:量産型ヴィラン

見事と言いたいが、幹部がいない所だし多少はね

 

142:量産型ヴィラン

入学直後の学生がチンピラとは言え勝ててるだけでも凄いだろ

 

143:量産型ヴィラン

たしかに

 

144:量産型ヴィラン

風チームは山岳ゾーンに向かうようですな

 

145:量産型ヴィラン

今更だが、マイクさんが声を拾ったり拾わなかったりしてるのは何で?

 

146:量産型ヴィラン

そりゃ全部の声逐一拾ってたら何が何だかわからんくなるだろ。多分俺らの会話から要所要所で拾ってくれてるのだと思われ

 

147:量産型ヴィラン

さすがマイクさん

 

148:量産型ヴィラン

さすマイ

 

149:量産型ヴィラン

さすマイさすマイ

 

150:量産型ヴィラン

お、緑ワカメが暴風・大雨ゾーンに入ったぞ

 

151:量産型ヴィラン

激戦区の一つに迷いなく入ってしまったな

 

152:量産型ヴィラン

おい、俺が下痢と戦ってる間に何が起こった? Part1だった筈がPart5までぶっ飛んでるのは目の錯覚か?

 

153:量産型ヴィラン

下痢ww

 

154:量産型ヴィラン

とりあえず過去スレ見てから出直してこい

 

155:量産型ヴィラン

一般スレ民との罵倒大会に出られなかったとは可哀想に……

 

156:量産型ヴィラン

Part5に入った段階で制限戻ったからな

 

157:量産型ヴィラン

かつてない爆速スレの嵐で付いて行くのがやっとだったわww

 

158:量産型ヴィラン

最後の方なんてゴミとかカスとか小学生レベルの罵倒しか飛んでなかったしな

 

159:量産型ヴィラン

空気の読めない安価コメしてBAN(物理)された連中はどうなってるんだろう?

 

160:量産型ヴィラン

幹部勢に自首しろだとか、魔女○ねとか言ってた奴等な。個人情報と共に検索履歴だの購入履歴だの暴露された哀れなアホ

 

161:量産型ヴィラン

調子に乗りまくってたアンチ勢が一気に大人しくなってたのは笑った

 

162:量産型ヴィラン

あんなどうでもいい野郎どもの話はおいとけ。暴風・大雨ゾーンが佳境に入るぞ

 

163:量産型ヴィラン

ほんとだ

 

164:量産型ヴィラン

エンデヴァージュニアの炎ビームが緑ワカメに当たりそうになっとるやんけ!!

 

165:量産型ヴィラン

間一髪で避けたが、当たってたらヤバかったな

 

166:量産型ヴィラン

腕立てニキが避けたせいで流れ弾が……

 

167:量産型ヴィラン

なんでや! 腕立てニキ悪くないやろ!

 

168:量産型ヴィラン

そもそもヴィランである

 

169:量産型ヴィラン

ピンク女子の言葉がなければ危うかったな

 

170:量産型ヴィラン

ほんとほんと、ピンク女子のおかげだな

 

171:量産型ヴィラン

ピンク女子えらい

 

172:量産型ヴィラン

ピンク女子ばんざーい

 

173:量産型ヴィラン

ピンクピンクうるせぇぇぇぇええええ

 

174:量産型ヴィラン

エッッな表現かと思いきや、ガチで全身ピンクやしな

 

175:量産型ヴィラン

目も黒いし、角生えてるし、なんの異形かわからん

 

176:量産型ヴィラン

しかも酸性の液体ぽいの出してるぞ。雨のせいかあんま効果ないけど

 

177:量産型ヴィラン

どこのエイリ○ン?

 

178:雄英生(酸女)

『緑谷、大丈夫!?』

 

179:雄英生(緑ワカメ)

『芦戸さん!? それとあれは……轟君!』

 

180:量産型ヴィラン

エンデヴァージュニアVS腕立てニキが激熱だぜ

 

181:量産型ヴィラン

炎と氷を両方使える個性とか強いやん

 

182:量産型ヴィラン

実質個性二つ分だもんな

 

183:量産型ヴィラン

尚相手……

 

184:量産型ヴィラン

そうなんだよなぁ

 

185:量産型ヴィラン

比べる相手が悪いw

 

186:量産型ヴィラン

でも火力で言えば良い線行ってるっぽいな

 

187:量産型ヴィラン

数年前のエンデヴァーくらいには炎の勢いある気がする

 

188:量産型ヴィラン

氷の足場の上を滑って高速移動してるし、既に並のプロヒーロ―超えてるくね?

 

189:量産型ヴィラン

機動力と攻撃力は間違いなくトップヒーロー級に足突っ込んでるやろ

 

190:量産型ヴィラン

 そ し て イ ケ メ ン

 

191:量産型ヴィラン

クソが

 

192:量産型ヴィラン

氏ね

 

193:量産型ヴィラン

イケメンは処すべし

 

194:量産型ヴィラン

強個性+イケメンとか許せぬ

 

195:量産型ヴィラン

羨ましいくたばれ(お前らそこまでいう事ないだろ)

 

196:量産型ヴィラン

この世の不条理を見た

 

197:量産型ヴィラン

神は二物を与えたと言うのか!

 

198:量産型ヴィラン

どうして世界はこんなに残酷なのか

 

199:量産型ヴィラン

俺の中の暗黒面が疼くぜぇ

 

200:量産型ヴィラン

この鬱憤は、イケメンの顔が苦痛と恐怖に歪む瞬間を拝む事でしか癒されない

 

201:量産型ヴィラン

屈折し過ぎてて草

 

202:量産型ヴィラン

男の醜い嫉妬の嵐

 

203:量産型ヴィラン

 

204:雄英生(緑ワカメ)

『轟君!』

 

205:雄英生(紅白頭)

『緑谷!?』

 

206:腕立て師

『……あぁ、来たか。思ったより早かったな』

 

207:量産型ヴィラン

合流したな

 

208:量産型ヴィラン

これは見逃せんぜ

 

209:量産型ヴィラン

連合による蹂躙劇になるかと思ってたのに、嬉しい誤算

 

210:量産型ヴィラン

それな

 

211:量産型ヴィラン

お手並み拝見といこうか(上から目線)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 吹き荒れる雨風の中、3人は対峙する。

 

 体から蒸気を立ち昇らせ、肩で息をしている轟焦凍。

 

 合流したクラスメイトを気にしつつも、敵を注意深く観察している出久。

 

 体の半分を、赤黒い泥を鎧のように纏いつつ佇む師岡立哉。

 

「チンピラだけとは言え、この短時間で20人以上を制圧して来るとはな。新入生とは思えない活躍ぶりじゃないか」

 

 平然と話す立哉の周りはしかし、雨の中で燃え盛る炎の海だった。

 

 建物は崩れ落ち、大きな爆発でも起こったかと言う有様。

 

 その中心にあって無傷で立つ姿は異様の一言だろう。

 

「……ちっ。あれでもダメージなしかよ」

 

 舌打ちした焦凍であったが、半ば予想通りでもあった。

 

 現状の最大火力を放った結果だが、元より個性に不調をきたしているのだ。

 

 炎と氷の両方を扱う「半冷半燃」。強力無比な個性である一方、天候等の違いにより大なり小なり影響を受けてしまう。

 

 降り注ぐ雨水によって火力は減衰し、感覚的には通常の7~8割程度にまでなっている。

 

 ただでさえ埒外の難敵。万全の状態であっても勝機に乏しいのだ。

 

 もう一方の氷は正面から受けた上で砕かれるため、決定打に欠けるのが現状。

 

 せめて戦場を別に移したいというのが焦凍の本音だ。

 

「轟君、相手の個性の情報はある?」

 

「あんまりだな。黒い泥と増強系しか使って来ねぇ。影で相手の動きを止める個性も含めて、他の個性を何も使わねーんだ」

 

 つまり、手加減されている。

 

 プライドが傷つくのもそうだが、まだ手札が残されている脅威もある、

 

 そう考えて表情が歪む焦凍だったが、それを出久が否定する。

 

「使わないんじゃなくて、使えないんだ。向こうは今、使用できる個性を制限されているから」

 

「何……?」

 

 怪しむ焦凍に差し出されたのは、出久の携帯端末。

 

 そこには魔女の掲示板が表示され、とある書き込みで画面を止めてあった。

 

 そこに映し出されていたのは――――

 

「今回の戦いで使える個性は4つ迄――――そう、それが俺の安価だそうだ」

 

 安価によって設けられた課題、その成果。

 

「どっちサイドのコメが当たったのか……ま、ここの安価にしては良心的で助かったと考えるべきだろうな」

 

 言下に、体から泥が溢れ出す。

 

 押し上げられるように立哉の体が浮き、触手のように伸びた先端が蛇の頭を模った。

 

 計8本のそれは、神話に出る八岐大蛇の如く。

 

「時間もそれほどないし、続けようか」

 

 迫り来る大蛇の顎。

 

 巨体が空気を割き、唸り声にも似た轟音を響かせる。

 

「ワンパターンかよ!」

 

 焦凍が地面に手をつき、氷壁を形成する。

 

 トンネルのように大きく穴を穿ったそれに、大蛇を止める能力はない。

 

 用途は足止めではなく、逃げ道を塞ぐ事。

 

 続けて放たれた炎が、大蛇を焼き尽くした。

 

「そっちも対応が同じだが、他はどうする?」

 

 左右と上、三方からの同時攻撃。

 

 高火力の一撃はどうしたって、技後の隙を補い難い。それが経験の浅い者であれば尚更に。

 

 そのまま成す術なく蹂躙され――――とは、もちろんならない。

 

「Oklahoma SMASH!!」

 

 跳び上がった出久が黒い鞭を伸ばし、独楽のように体ごと回転した。

 

 空気を裂く音と共に鞭がうねり、大蛇の首を斬り飛ばすにとどまらず、発生した余波で残りの大蛇も吹き飛ばした。

 

 衝撃が雨を押し飛ばし、一瞬だけ止んだ。

 

「ッ――――!」

 

 直後、何かを察知した出久が背後に裏拳を放った。

 

 発生した衝撃が再度、雨を押しやった。

 

「今のは勘か? 狩人ニキにも太鼓判押されてたんだがな」

 

 いつの間にか回り込んでいた立哉が訝し気に呟く。

 

 出久の拳と、受け止めた立哉の手からバチバチとエネルギーが迸る。

 

「これも安価だから言うけど、これで三つ目な。気配遮断っていう、まぁ狩人ニキの下位互換みたいなもん」

 

「DETROIT SMASH!」

 

 会話に付き合わず追撃。が、当然防がれる。

 

 予期していたように返された拳撃により、互いに弾かれて距離が空いた。

 

 すかさず焦凍の氷が立哉を呑み込まんと迫り、泥の津波が相殺する。

 

 出久と焦凍。今年度の新入生において最強を囁かれる2人の猛攻を、立哉は苦もなく捌き続ける。

 

 建物が倒壊し、路面が抉れ、電柱が小枝のように吹き飛ぶ。

 

 戦いの激化は、ドームの構造部にダメージが達しても尚、止まらなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが日本最高峰と言われる雄英の生徒ですか……」

 

 山岳ゾーン。

 

 整備の不十分な険しい道と、切り立った崖。

 

 凹凸の激しい足元は移動に苦労し、慣れない者は踏破するだけで体力を削られる。

 

 連合の戦力は、寄せ集めのヴィラン紛いが十数名。まとめているのは、魔女一の忠臣(自称)たる、ヒュドラちゃんであった。

 

 相対するのは、尾白猿夫、上鳴電気、耳郎響香の三名。

 

 多勢に無勢にありながらも、気丈にヴィランに立ち向かい、十人近くを無力化した――――というのは、少し前までの話。

 

「他愛もないですね。まぁ、入学したての雛としては頑張ったと言えるでしょう」

 

 膝を突く3人に対するヒュドラちゃんは、成果を誇るでもなく淡々と言う。

 

 彼女の周囲には毒々しい色の霧が漂い、他のヴィランは風上に集まって事態を見ているだけ。

 

 毒を防ぐ術を持たなければ、同じく行動不能になってしまうからだ。

 

 対多数を得意とする代わりに共闘に向かない。故にヒュドラちゃん以外で山岳ゾーンにいるヴィランは他所と比べて少ない。

 

 無論、ヒーローの卵達にとっては何の慰めにもならないが。

 

「体がっ……動かな……!」

 

「やべぇって、これ!」

 

「う……こんのっ!」

 

 ヴィランの目前で無防備を晒している。

 

 そんな危険を理解出来ない筈もなく、三人は顔を青褪めさせている。

 

 必死に体を動かそうともがく雄英生を見て、ヴィラン達はニヤニヤと嘲りの笑みを浮かべていた。

 

「これでは見栄えも何もありませんね。せっかくの安価も活かせず、これでは葬様も楽しめないではないですか」

 

 溜め息をついて、手にした端末を確認する。

 

 彼女に課せられた安価は、戦闘開始時点から移動しない、及び致死性の毒禁止。

 

 ヒーロー側としては有利なものだろうが、結果として大した効果はなかった。

 

 そもそも雄英生は安価を確認しない限り、それを踏まえた戦術も組めない。特に教えろという指示もない以上、殆ど意味はない。

 

 ヒュドラとしては、無難過ぎる安価内容にも、呆気なさすぎる勝利にも溜め息しか出ない。

 

 これでは主に楽しんでもらえないじゃないか、という理不尽な不満が溢れるばかりだ。

 

 せめて雄英生が予想外のプルスウルトラでもして、危機を覆してくれれば良いのに。

 

「あとは好きにして構いませんよ。あなたたち」

 

 なので、そう言った。

 

「ハハッ。良いんですかい?」

 

「譲ってくれるなんてありがてぇや」

 

「へへへ、そんじゃ可愛がってやろうじゃねぇか」

 

 待機していたチンピラが、卑しい笑みを深めて雄英生に近づく。

 

 ピンチに追い込んで覚醒でもすれば良し。ヒーローの卵が成す術もなくヴィランに嬲られるのも、それはそれで配信としては面白いだろう。

 

 血の気が引いた表情の雄英生三人を眺め、ヒュドラは口元を吊り上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「奥義、全裸修羅!」

 

「いやぁぁぁあああ変態ぃぃぃいいい!!」

 

 土砂ゾーン。

 

 その名の通り、土と埋もれた瓦礫しかない。

 

 そこに飛ばされた雄英生は、障子目蔵、瀬呂範太、葉隠透の3名。

 

 迎え撃つはなんちゃってヴィラン二十数名と、全裸ニキこと禅羅大輝。

 

 安価の結果を待って動かなかった大輝を他所に、有象無象のヴィランを必死に対処していた雄英生の奮闘は見事と言う他なかった。

 

 気付けば残り数名しか残っていないという状況になっており、流石はヒーローの卵と拍手を送ったくらいだ。

 

 そんな最中、大輝に課される安価が決まり、それは実にシンプルだった。

 

 

 最初から全力全開(クライマックス)で(笑)

 

 

 この結果を見たヒーロー側の人間達から血の気が引いたが、まったくの余談である。

 

 よって最初から大輝は奥の手を発動。個性的にも物理的にも全てを解き放った。

 

 迸る力の奔流によって衣服が塵となり、鍛え上げられた肉体が惜しげもなく晒される。

 

 全身を包むオーラが炎のように揺らめき、それに合わせて髪も局部も靡いていた。

 

 目にするだけで色々な意味でたじろぐであろう姿を前に、真っ先に反応したのは雄英側の紅一点。

 

 透明化という個性を持つ彼女は姿が見えず、手袋と靴のみが動いているように見える。

 

 個性を活かすためのコスチュームと言えば聞こえは良いが、見方を変えれば手袋と靴しか着用していないということである。

 

 つまり、花の女子高生がほぼ全裸ということであり――――

 

「何を驚く同志よ。それほど洗練された全裸を晒しながら、この程度で悲鳴を上げるなど嘆かわしい」

 

「洗練された全裸ってなに!? 私のは個性のためだから! べつに見せようとしてるわけじゃないし!」

 

「ふっ、嘘だな。我にはわかる」

 

 手をブンブンと振り回し、身振りで遺憾の意を示す透。

 

 そんな様子を一笑に付し、大輝はビシッと透を指差した。

 

「個性を活かすと言いながら、なぜ手袋と靴をつけている? 真に透明化の本領を発揮するならば、一切なにもつけない事こそ正解だろう。他のヒーローとの意思疎通のため? 他人との接触で無用な混乱を起こさないため? 不慮の事故を防ぐため? たしかにそういう観点からコスチュームを着ける意義はある。だがそれなら、帽子や上着など、もっと着脱しやすいものでもよかった筈だ。特に靴など、今の技術を使えば君の体の一部を使用することで透明化する靴などの製造だって可能なはず。そうでなければ、姿勢を崩して脱ぐ都合上ヴィランの前で無防備を晒す事態にだってなり得る。つまり今のコスチュームは、最悪とまではいかずとも君の個性を活かす品として些か不適当なものなのだ。どうしてそんなものを使っているのか? 答えは明白だ――――見てもらいたいからだろう? 完全に透明化している状態で全裸でいたところで、誰にも認知されないのでは居ないも同然。しかし手袋と靴というアイテムで存在を主張することで、自然とそれ以外がスッポンポンであるという想像を相手に掻き立てさせることが可能! むしろ普通の全裸では即座に目を逸らされて終わる分、自主的な妄想を促す効果が見込めるという秀逸なアイデアだと言えるだろう! 我も全裸を信奉する者として数多くの全裸を説き、その行きつく姿を見てきたが……認めよう、その発想はなかった!! 見せるだけが全裸ではない、見せないことで輝く全裸もあるのだという逆転の境地!! 葉隠透、君の全裸への熱意と研鑽に、我は心よりの称賛と敬意を表する!!」

 

「好き勝手いうなぁぁァァァアアあああッッっ!!!!」

 

 透の魂の叫びが響き渡った。

 

 この男の発言を許せば、ヒーローどころか人として大切な何かが終わる事は確実だった。

 

 現に、残ったチンピラヴィランの何人かが、そういう趣味かよ……と言わんばかりの視線を向けているのだから。

 

 現在進行形で社会的立場が断頭台に縛り付けられている。あと一歩でスパーンと逝ってしまう。

 

 今すぐにでも元凶たる変態男に殴りかかりたいが、しかし忘れてはならない。

 

 相手はヴィラン連合の幹部格であり、プロヒーローでさえ一蹴する存在なのだ。

 

 トップヒーローでもなければ立ち向かうことさえ無謀。そんな評価を世界が下す変態。

 

 姿が見えなくなるだけの個性で相手が務まるような変態ではない。というか相手にしたくない。

 

「安心しろ同志。他の者に無粋な横槍はさせない。新たな可能性を見せてくれた礼として、我が1人で相手をしよう。さぁ――――全力でかかってこい!!」

 

 両手を広げ、前を開けっぴろげにして宣言する変態。

 

 見たくもない成人男性の生まれたままの姿を前に、思春期女子高生の精神は既に限界を迎えようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 攻撃は峰打ちのみ。

 

 それが、斬太刀殺に課された安価だった。

 

 スレ民がヒットした結果だったが、雄英生にとって優位な内容であることもあり、ヒーロー側の人間達も安堵するところだった。

 

 殺は絶望した。

 

 せっかく未来ある卵達をなます切りに出来ると思ってワクワクしていたのに、これでは生殺しもいいところ。

 

 葬の言う事は守りたいが、これは自身のアイデンティティに関する重大事である。

 

 安価は絶対。その言葉を覆すとは思えないが、そこを何卒と必要であれば頭を下げる事も辞さない覚悟だった。

 

 そんな思いで葬と連絡を取った。

 

 そして放たれた一言がこちら。

 

『峰打ちしか出来ないなら、峰で斬ればいいじゃない』

 

 殺は天啓を得た。

 

 目から鱗が落ちるとはこのことか。

 

 流石は我が剣を捧げると誓った主であると、葬への畏敬の念を深めた。

 

 まだまだ常識に捉われていた己を恥じ――――

 

「よそ見してんじゃねーぞ!」

 

 伸ばされた手を屈んで避け、お返しに振った刀は空を切った。

 

 攻撃直後の隙を晒さず、即座に移動に転じた男子生徒、爆豪勝己の眼光が殺を貫いた。

 

 殺をして驚きの反応速度。

 

 正直、自身の一刀を学生に躱されるとは思ってもみなかった。

 

 断続的に響く爆発音。視界から消えた相手が頭上に移動したのを察知する。

 

 同時にもう一人、生徒が拳を振りかぶっている。

 

 全身を個性で硬めた赤髪の男子。切島鋭児郎だ。

 

 そちらは脅威にならないと判断し、頭上の勝己を対処――――する前に、視界の端で動く最後の一人に意識を向けた。

 

「お二人共、今です!」

 

 刹那、世界が光で塗り潰された。

 

 原因に思考を割くより先に、目先まで迫った拳を掻い潜って一閃。

 

 殺の刀が、鋭児郎の硬い胴を斜めに砕いた。

 

「ガッあぁ!?」

 

 今まで感じた事がない程の激痛に、鋭児郎は目を剥いた。

 

 合図を送った仲間、八百万百の放った閃光弾により視覚を奪っての一撃。

 

 対する反応は、目をつぶって斬る。ただそれだけ。

 

 当たると確信した直後に平然と反撃され、身構えることさえ出来なかった。

 

 吹き飛び、受け身も取れず転がる。起き上がろうとしても体が動かない。

 

 体は痙攣して咳き込むだけで、鋭児郎の意思に応えてくれない。

 

 たったの一撃で、この場の雄英生の誰より防御力があった者が沈んだのだ。

 

「切島さん!」

 

 駆け寄った百が手当てを施そうとする……が、それを律儀に待つ筈もなし。

 

「やはり勝手が違うでござるなぁ……こうであろうか?」

 

 ヴィランに背を向ける未熟の代償。

 

 先程よりも遥かにキレを増した一撃は、間違いなく百の体を切り裂くに違いない。

 

「A・P・ショット!」

 

 再びの妨害。

 

 跳び上がって移動すれば、細い線のような光が通過し、当たった岩に穴を穿っていた。

 

 勝己の個性『爆破』の応用技。範囲を小さくして貫通力を追及している。

 

「よそ見すんなって言ってんだろぉが! テメーの相手は俺だ!」

 

 粗暴な口調と、凶悪な相貌。

 

 とてもヒーローを志している人間とは思えないが、それは表面上の話。

 

 過激な攻めも位置取りも、殺の意識がクラスメイト二人に向かないためのもの。

 

 自分の力で倒すという言葉にこそ嘘はないが、その立ち回りは紛れもなくヒーローのそれだった。

 

「ふむ……学生と思って気を抜いた非礼を詫びさせていただく」

 

 故にここからは正真正銘の殺し合い。

 

 殺の刀が白いオーラを帯び始める。

 

 性に合わない戦いのせいで燻っていた殺意が吹き上がり、圧力を伴って周囲に広がる。

 

 体が震え、今にも膝を突きそうになる中、しかし勝己の意思は揺るがなかった。

 

 全身に冷や汗を流しつつ、その笑みは深まるばかり。

 

「その命、頸切り丸の糧とするでござる」

 

「んなダセー刀にやられるかボケ。テメーが俺の経験値になるんだよ!」

 

 その目に映るは眼前の殺――――と、その先にいる存在だ。

 

 かつて受けた屈辱を忘れたことはない。当時の自分の行いこそ悔い改めたものの、それとこれとは別だ。

 

 オールマイトという憧れを脅かす巨悪。

 

 己の自信を粉微塵に砕いた悪魔。

 

 №1ヒーローになるという目標を抱く勝己にとって、死柄木葬というヴィランを超える事こそが至上の命題になった。

 

 個性の数? 格の違い? 

 

 知った事かよそんなもの。客観的な事実など百も承知。

 

 それでも目指すことを選んだのだ。挑む事への恐怖より、焦がれた憧憬が己を突き動かすのだ。

 

 かつての自分とは違う。だが、その根本は変わっていない。

 

 俺こそが――――

 

「№1になるのは、この俺だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

897:ハイパー娘ユナイテッド

『なーんか思ってたのと違う(真顔)』

 

898:量産型ヴィラン

ほんとそれ

 

899:量産型ヴィラン

温度差ひどくて草

 

 




一応の補足。

暴風・大雨ゾーン→轟・芦戸&腕立てニキ

水難ゾーン→緑谷・峰田・青山

火災ゾーン→常闇・蛙吹・夜嵐

山岳ゾーン→尾白・耳郎・上鳴&ヒュドラちゃん

土砂ゾーン→障子・瀬呂・葉隠&全裸ニキ

倒壊ゾーン→爆豪・八百万・切島&ござるネキ

中央広場→オールマイト・相澤・13号・飯田・麗日・砂藤&葬・狩人ニキ・弔・黒霧

口田不在


次回は一月中に投稿でき……れば良い……なぁ(遠い目)


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