冥界の竜と桜火の竜 (超凡才)
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冥竜の咆哮

 夜遅くにこんばんはです。
 プロフィールの一つとしてはなんですが、好きな食べ物はパフェとプリンという食後のデザート大好きの超凡才といいます。 いまさらになって名前をもう少ししっかり考えればよかったなぁ…と思ってますが(笑)
 まあ、とりあえず書いていきます。 主人公のプロフィールなどはまだ秘密にしておきます。 
 それでは、初心者ということを念頭に置きながらご覧ください(笑)


 

 見渡す限りの木、木、木……樹海のような場所に入ってから3時間経ったものの、いまだに人っ子一人出会わない……

 「完っ全に迷ったな…」

 迷ったことを深刻そうにつぶやくこの男、見た目は男には見えない…というかどこからどう見ても女である。 声と威圧感だけは男のソレである

 「え~、レイさん迷ったんですか~ざまあです~」

 それに対してとてつもなく適当に返しているだるそうに答える女性は、まだ10代だと思われる見た目だが…

 「どう考えても俺の隣にいるお前も迷ってるだろうが…」

 「私は違いますよ~これも計画のうちです~」

 「……なら、北はどっちだ?」

 「夜まで待ってくれれば北極星が見えるので北もわかりますよ~」

 「この真昼間から夜中まで待ってろってか…」

 「レイさんは待つことすらできないんですか~」

 「………」

 「ちょ、待ってくださいよ~出来心で言っただけですよ~」

 皮肉の言い合いに意味を見出せなくなった男は、すたすたと歩き出した…

 が、急に立ち止まった

 「あれ、どうしたんですか~急に立ち止まって~」

 「………あの木を見てみろ」

 「ん?……ああ、ニルヴァーナですか~」

 「…いや、危機管理能力付いてるのか?一応ヤバイ系統の魔法なんだが…」

 「大丈夫でしょう~危なくなったらレイさんが ドゴオオオオオオオオオオオ!!! まだしゃべってるんですがね~」

 「行ってみるか…」

 「そうですね~レストランとかあればいいですね~」

 「常識的に考えて無えだろ…」

 悪態をつきながら歩いていると、開けた場所に複数の人影が見えた

 「お~戦闘中ですね~」

 「……お前と話すたびに思うんだが…頭ん中どうなってんだ?」

 「んふふ~秘密です~」

 「つーかあれ…」

 「六魔将軍(オラシオンセイス)ですね~」

 「どうする?加勢するか?」

 「めんどくさいです~」

 「……もうつっこまねえからな」

 

 「……火竜の…鉄拳!!」

 

 「……おい、今火竜っつったか?」

 「知らないです~聞こえないです~興味ないです~」

 「………俺、なんでこいつと旅してんだろ…」

 「まあいいじゃないですか~ちょっとレイさん顔出してきたらどうですか~」

 「若干気に食わない部分もあるが…まあいいか…んじゃ、ちょっくら行ってくるわ」

 「はい~ごぶ~んを~」

 「…せめて行くときくらいちゃんとしゃべれよ…」

 

 「うぬらにもう用は無い…消えよ!!」

 「伏せろオオオオオ!!」

 「冥竜の………咆哮オオオオオ!!!」

 そう男が叫んだ刹那、禍々しいオーラと共に暗黒の咆哮が、辺りいったいを覆いつくした ---




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冥界の滅竜魔導士

 昨日よりは早いですがこんばんはです。
 いきなりオラシオンセイス戦からぶち込んでいきましたが、どうでしょうか?
 とりあえず、今回で漫画の17巻を一気に終わらしたいなあと思っています


 

 「レイさ~ん、生きてますか~?」

 「残念ながら生きてるぞ」

 「………チッ」

 「聞こえるぐらいで舌打ちすんのやめてくんない?」

 そうやって二人で話していると、桜色の頭の青年に声をかけられた

 「お前らは…誰だ?」

 「ん…そういえば自己紹介がまだだったか」

 周りを一瞥してから、男は話し始めた

 「俺の名前はレイ=コルベラフォード、使える魔法は冥界に伝わる失われた魔法(ロストマジック)…まあ、一応は冥界のドラゴンスレイヤーってことになってる」

 「お前もドラゴンスレイヤーなのか!?」

 「一応な…あんたもか?」

 「おう、俺はナツ=ドラグニル、炎のドラゴンスレイヤーだ」

 「ん、よろしくな、ナツ」

 「ちょっと待てよ」

 ナツと話していると、上半身裸の男から話しかけられた

 「お前、どこのギルドのモンだ?見たところ正規ギルドの紋章もねーし…敵だってんなら容赦しねえぞ」

 「あ~…俺ら、入りたいギルドがあって探してんだよ………迷ってたんだけどな」

 「入りたいギルド?」

 「ふぇあり~て~るですよ~」

 「「「フェアリーテイル!?」」」

 「お、おう…まあ、それは置いといてだな…そこの女の人…大丈夫か?」

 「エルザ!!しっかり!!」

 「おお~これは毒ですね~」

 「だから…なんでそんなにマイペースなの?」

 「まあまあ、いいじゃないですか~…それよりも、この毒は即効性は無いですが一回体に回ったら最後、確実に死亡ですね」

 「すげえ詳しいな…んで、この毒を消せる魔導士はいるのか?」

 「ウエンディなら治せるわ」

 「わ~レイさん~猫がしゃべりましたよ~」

 「なんで突っ込まないようにしといたのにわざわざ俺に振ったの?」

 「そんなことはどうでもいいの。ウエンディは解毒や痛み止め、傷の治癒もできるの」

 「治癒ってロストマジックじゃねえか?」

 「そうよ…ウエンディは天空のドラゴンスレイヤー、天竜のウエンディ」

 「「「ドラゴンスレイヤー!?」」」

 「レイさんの存在感がどんどん薄くなっていきます~」

 「…割と心に刺さるから言うな…」

 「よし!そんじゃあウエンディとハッピーを助けに行くぞ!」

 

 「「「「「オオオオオオオオ!!!」」」」」

 

 

 

 --- 樹海の入り口 ---

 

 「レイさん~暇です~なんか面白いことしてください~」

 「…無茶振りが過ぎるだろ…」

 「そういえば、キミはなんていう名前なんだい?」

 樹海の入り口では、ウエンディの帰りを待つ「フェアリーテイル」のルーシィ、エルザ、「ブルーペガサス」のヒビキと、遭難者のレイ、そして、まだ自己紹介していない女性が一人の五人が皆の帰還を待っていた

 「そういえばまだ自己紹介してなかったですね~。私はレミア=スウィルパールっていいます~以後お見知りおきを~」

 「よろしくね、レミアちゃん!」

 「はい~よろしくです~ルーシィさん」

 女性二人を横目に流して、ヒビキとレイも今回のことについて意見交換していた

 「……ニルヴァーナについてどこまで知っている?」

 「僕はマスターに少し聞いただけだから…善悪反転の魔法とだけしか…」

 「そうか…まあ、当面は大丈夫だろうが…封印が解ければめんどくさいからな…」

 「ニルヴァーナについて何か知っているのかい?」

 「まあ…な…それよりも…この魔法は…古文書(アーカイブ)か…珍しい魔法だな」

 「アーカイブという魔法を知っている時点で珍しいんだけどね」

 「それでも、ロストマジックよりは知名度はあるだろ」

 「確かにね」

 ヒビキとの会話がひと段落ついた後、数日間歩き続けたレイの体は先ほど魔法を行使したせいもあるのか急に睡魔に襲われた

 (とりあえずは敵は来ないか…まあ、来たとしてもレミアに勝てるとは思わないが)

 睡魔に逆らえず、レイは少しの間の眠りに落ちた-----

 

 --- 半刻後 ---

 

 樹海全体に及ぶ謎の光により、レストランで腹いっぱい料理のフルコースを食べている夢を見ていたレイは、半ばイライラしながら目を覚ました

 「レイさん~ニルヴァーナですよ~」

 「くっそ眠い…モウボクオウチカエリタイ」

 「きもっ…」

 「いや、出来心だからガチで引かないでくれ…」

 「てへぺろ☆」

 「っと…あれ?エルザは?」

 「さっきナツを追いかけていってしまった!僕たちも追いかけよう!」

 「チッ…了解!」

 「え~走るんですか~私だるいですよ~」

 「お前飛べるだろ!」

 「う~…翼(エーラ)使うのも魔力使うんですよ~」

 「たかが知れてるだろ!いいから行くぞ!」

 「ちぇ~」

 

 --- 樹海をランニング中 ---

 

 「てか、なんでその子気絶してんの?」

 「闇に取り込まれそうになってたから…緊急処置だよ」

 「ふ~ん…まあ、アレはまだ第一段階だからな…」

 「第一段階?」

 「ああ、アレは所詮第一段階だ。第二段階になれば光が白から黒に変わる…そして、第三段階になれば…ま、そうなれば自分で確認してくれ」

 ニルヴァーナの説明をしながら走っていると、川の近くまで来ていた

 「お?あれって、グレイとナツじゃねえか?」

 「あ、ホントだ!」

 「待って!少し様子がおかしいみたいだよ…」

 「あ?グレイが槍出してんぞ?」

 「ナツが危ない!サジタリウス!」

 「了解であります!もしもし!」

 「お~見事なコスプ「それ以上は言うな」はいです~」

 「グレイからみたルーシィ

  ・ギルドの新人

  ・ルックスはかなり好み

  ・少し気がある     」

 「はあ?な…なによそれ」

 「うわ~あの露出魔堂々とナンパ「それ以上は言うな」はいです~」

 「・見た目によらず純情

  ・精霊魔導士

  ほう…精霊ね…面白い!」

 「ここでグレイ(?)が右手から氷を飛ばした~」

 「なんで実況してんだよ…」

 「それをヒビキが防いだ~」

 「君はグレイくんじゃない…何者だ」

 「ヒビキ選手、何かを感じたようです~」

 「どこからつっこめばいいんだ…」

 「おおっと~グレイ選手が……ルーシィさんに変わりました~」

 「……どういうことだ…」

 「精霊情報収集完了…へえ…すごい…サジタリウス、お願いね」

 偽ルーシィがそう呟いた刹那、サジタリウスの矢は---ヒビキの背中を捕らえていた

 「がはっ…!」

 「は?」

 「ヒビキ!」

 「シャルル!ウエンディを連れて逃げて!こいつヤバイ!」

 「言われなくても分かってるわよ!」

 「ルーシィさん~」

 「なに!?」

 「私にやらせてくれませんか~?」

 「え?」

 「あれ?レミアがやる気を出した!!ニルヴァーナのせいでレミアが壊れた!!」

 「レイさん」

 「あい?」

 「ボコボコにしますよ?」

 「とてつもなくごめんなさい」ドゲザア

 「よろしいです」

 「レミアちゃん、戦えるの!?」

 「失礼ですね~私だって魔導士ですよ~…そこにいるんですよね~エンジェルさん」

 「あらら~ばれちゃってるゾ」

 「さて、やりますか」

 「レ、レイさん…レミアちゃん、大丈夫なの?」

 「大丈夫だろ」

 「ホントに?」

 「ま、見てればわかるだろ…あいつも一応、ロストマジックの使い手だしな」

 「え?ロストマジック!?」

 ルーシィが聞き返した瞬間、レイが答えるまもなく戦闘が始まった…レミアの魔法とは、一体……




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