セックスごっこをしてくれた幼馴染みとガチセックスする (緋枝路 オシエ)
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セックスごっこをしてくれた幼馴染みとガチセックスする

イチャラブひさしぶりじゃね


 声変わりを終えたばかりの男子、島根吉宗(しまねよしむね)はモテない。

 

 中学2年生なのでいくらでも挽回できるチャンスはあるのだが、思春期に突入しどうしたって気になってしまうようになった。早くモテたいし彼女が欲しい。

 

「おいノゾミ~~! ちょいツラ貸してくれよー!」

 

「……………………あぁ? なに? 用件を言いなよ、それによる」

 

 イケメンでも無い、勉強は苦手、スポーツも不得意と女子から積極的に話題にされる事は皆無だが、そんな吉宗でも唯一距離が近い女子がいるのだ。

 

 産まれた時から友達である幼馴染み、両親の中がとても良く旅行やバーベキューなどのイベントには、絶対に2人揃って参加したりさせられていた。

 

 ややアシンメトリーのショートヘア、稲妻模様の趣味が「男っぽい」パーカーを着て、動きやすいを第一にしたデニムのショートパンツ。

 

 と、ここまでは小学生の頃と変わらない私服であるが、吉宗の変声期が始まったタイミングくらいで、黒とピンクのボーダー柄のオーバーニーソックスを着用し始めている。

 

 ボーイッシュな印象も一気にガーリーになって、男子から注目を集めている本条希美(ほんじょうのぞみ)は、吉宗のベッドに仰向けとなって漫画を読み耽っていた。

 

 勝手に侵入されているが吉宗は驚かず、怒らず、寧ろ鍵を希美の為に外している。彼のゲームや漫画は等しく希美のものなのだ。

 

 逆に希美が買って貰った数々のグッズも、吉宗とは趣味が合うので気がついたらパクられるも、お互い様として寛容しあっている。

 

「セックス! セックスごっこしてぇ!」

 

「……セックス?」

 

 希美は思春期男子が教室でわざと大声で発し、女子の顔を赤らめたり興味を引きつける話題として事欠かないワードを耳にしても、漫画から視線を逸らしていない。

 

「相手になってくんね?」

 

「ヤダ、めんどくせー」

 

 漫画の展開が非常に盛り上がる場面なので、吉宗への対応は塩であるが平常時も殆ど同じ口調と態度だ。

 

 こんな希美も幼稚園や小学校低学年くらいまでは「よしくん♪」とベタベタであったが……その件を掘り起こすと無言で殴られたのでもう出来ない。

 

「お前しか頼める女いないんだって」

 

「男とやりゃーいいじゃん」

 

「俺はホモじゃねーーっ!! 女とスルから意味あるの! 男にまんこはないだろが」

 

「えぇ~~……じゃあ彼女早く作れよ、そいつにお願いすりゃいいよ」

 

「出来ねぇからお前に頼んでんだよっ!!」

 

「モテねぇもんなぁお前は」

 

「るせぇ、俺だってお前なんかに頼みたかぁねぇんだよ! 仕方なくなんだよっ!」

 

 同じ教室で学業を行う2人。

 

 性の授業を受けたばかりで人の営みに必須な生殖行為の図が、プロジェクターに映し出されれば男子はテンションが爆上がりして女子は押し黙りながらも、しっかり「子供を作り、生まれるまでの工程」を聞いていた。

 

「……分かったよ、アイス奢れよな」

 

「ハーゲン以外なら奢る! あれ高いし!」

 

「何でもいいから奢れ、それで手を打つ」

 

「サンキュー希美様っ! このご恩は一生忘れません! ウソです、彼女作ったら忘れるけどっ!」

 

「吉宗の提案はいっつもくだらねーな。ま、あたしも今は作るつもり全然無いけど、その内彼氏出来たりするだろーからな、ごっこだけどどんなモンか体感するのも悪くねぇかもってさ」

 

「その内出来る」も吉宗とは違って、神頼みでも大言壮語でも無い説得力のある容姿なのが希美だ。その気になれば今すぐにでも彼氏は作れてしまえる。……性格に眼を瞑っても魅力なのだ。

  

中一からエロ本を嗜んでいる吉宗は授業を受ける前からセックスを知っていたが、教育として鼻息を荒くさせながら普段の授業では見せない集中力で受けていると――

 

(俺は子供を宿させる身体になって、女は子供を宿す身体になりつつあるんだな……)

 

 子供から大人へと片足を突っ込んだ自覚が高まり、興奮を発散させなければとオナニーをすれば勃起は鎮まるが、心のムラムラは晴れないので希美に助け船を出したというわけだ。

 

「で? どーすりゃいいの?」

 

 面倒な顔をさせながら希美は漫画をベッドの脇に置いて、気怠そうに真横へ身体の向きを変えた。

 

 ぐにンッ、ブラジャーを付け始めたばかりだが同世代よりも、明らかに発育のいい胸がパーカーの内側で弾けた。

 

 希美も同じ授業を受けているので、セックスの意味は理解しているが興味は無いらしく、授業中もスマホを弄って遊んでいた。

 

 彼女は運動神経こそ良好だが、他は吉宗とドッコイなのだ。

 

「う~~~~~~ん! うーーーーーーん!!」

 

「なにしてんの……?」

 

「ちっ、やっぱ希美じゃダメだわ、チンコ大きくならねぇ」

 

「あぁ? 大きくする必要ある? ごっこじゃん」

 

 同世代の他の女子に同じセリフを吐いたら、吉宗は一生精子の作れない身体にされているだろう。

 

 希美は幼馴染みという特別枠なので許されているし、希美も「きめぇ」と思いつつアイスが手に入るので協力するだけだ。

 

「女としての魅力ゼロだからなぁ、お前なんかじゃ無理なんだよ」

 

「あっそ、吉宗がインポなだけなんじゃねぇの?」

 

「ちげぇし! 他の子とセックス妄想してたらちゃんと大きくなったし! お前が悪いっ!」

 

「うわっ、きめぇ! いーからあたしはどーすりゃいいか言えよ、寝てればいいのか?」

 

 失礼を極めた吉宗の発言も涼しく流してしまう希美。幼馴染みなので下ネタは慣れっこだし、彼女も吉宗からエロ本を借りた事があるので淫語などは同世代の男子レベルで存じている。

 

 最も、流石にエロ本を貸す時は吉宗の中でも「これはマズいだろ」との想いは浮かんでいたが……

 

「フェラ! フェラの真似して欲しい!」

 

 猫が毛繕いをする仕草に近い動作で、前髪を弄っている希美へ半ズボン内へ収まっているチンポ(未勃起)を近付けた。

 

「セックスじゃないじゃん」

 

「前戯ってやつだよ、女の子が舐めてるのを見たいのもあるけど!」

 

「あっーたよ」

 

「安心しとけ、顔は頭の中でコラージュさせっから!」

 

「勝手にしろ」

 

 アイスが大好きな希美は売り言葉を買ってやりながらも、大人しくチョコッと吉宗の股間を見上げる位置に座り込む。

 

 学校の授業では決して習わないオーラルセックスも、2人は知っている。

 

「んっ、こうでいーだろ?」

 

 大体このくらいだろうと、希美は吉宗の股間から10㎝程離れた場所へ舌を下ろし右手では、竿の表面と思わしき場所を扱いていく。

 

 ぴちゃぴちゃという音も鳴らないエアフェラチオ、エロ本のフェラシーンを思い出しながらやや長い右の横髪を、耳に引っかける真似までしてくれている。

 

「お~~! こんな感じなのか! いい景色だぜ!」

 

「あたしは不快な景色だよ、おめーを見上げてるんだからさ」

 

 くだらない事に付き合ってくれている希美は、首を適度に振り幼少期より格段に赤みの増している唇を、それなりの大きさに開口させている。

 

「俺のチンコはもっと大きいぞ」

 

「どーでもいいし」

 

「長さも10㎝どころじゃねーし、もっと離れた場所から舐めてよ」

 

「しらねーよインポ」

 

 激しくとリクエストされたので、パーカーのフードと胸のロゴを歪ませる巨乳を揺らす勢いで、チンポに見立てている空気をかっ食らう希美。

 

 頭の中ではアイスを浮かべているのだろう、そうでなければやってられないハズだ。

 

「おっけ、もういいや。次は後ろからセックスごっこいいか?」

 

「んむっ……? うつ伏せでお尻上げればいーか?」

 

 首が痛ぇとボヤきながら、肉感のあるとは言えない太ももを開きつつ、上半身はべったりとベッドに押し付ける希美。

 

 お尻を上げているので潰れおっぱいが後ろからでも拝める、男が優越感と支配感を得られる特等席だが、「幼馴染み」で「男っぽい」ので吉宗の勃起事情は変わらず、だ。

 

「えーと、お尻を掴んで」

 

「殺すぞ」

 

「……腰を掴んでっと」

 

 お風呂にも一緒に入ってはお互いの身体を洗いっこしていた幼馴染みとて、ライン越えだと希美が声枯れしそうな低音で唸る。

 

 直ちに持ち位置を変更した吉宗は、ガクガクと骨盤を振らせて希美のお尻へとぶつける。

 

「はぁ、はぁ……疲れるなコレ……」

 

「ヘタクソだからじゃね」

 

「文字通り腰にクるし、大人はこんなんを何時間もやってるとかマジかよ」

 

「つかさ、痛ぇからもういいでしょ?」

  

「そうだな……後ろからとか絶対気持ち良くないわ……疲れて集中出来ないだろ……」

 

 エロ本のお気に入りキャラを妄想しながら、勃つものも勃たないチンポを擦り付けるのはバテた。

 

 中二でセックスなど体力が追いつかない、最低でも高校生くらいの「大人」にならないと厳しいのかもしれないと、吉宗は運動神経やスタミナの無さを棚に上げてしまう。

 

「次は? どーすんの? そろそろアイス食いたいんだけど」

 

 吉宗が相手だし、力の限りのエネルギーを小さな身体にぶつけられたしで、小声で「ヘタクソー」と煽りっている希美はセックスごっこに飽きてしまったらしい。

 

 吉宗をパシらせてアイスを食べながら、漫画を読んだり彼とゲームで対戦する方が、よっぽど有意義な時間となるのだから。

 

「わりぃ、正常位ごっこで最後にするわ。俺もお前相手じゃキツいし」

 

 付き合ってくれている相手に感謝も遠慮も無いが、希美にとっては悪口の範囲外だ。煽るのはお互い様である。

 

「正常位、あぁ、股を開いてりゃいいか?」

 

 性の授業を受けたばかりの中学男子には、男勝りだが確かな美少女である希美が太ももを持って、両足を大きく広げてくれている扇情的な体勢に興奮しない理由は無い。

 

「んで、俺はそん中に入ってパンパンさせるっと」

 

「早く終わらせろ」

 

「うるせーな、まだ腰痛いんだよ」

 

「ザコかよ、万、いや億が1に彼女出来ても絶対続かねーな吉宗は」

 

「お前が相手だからだよっ!! 超女の子らしくてエロい彼女が相手ならなっー! チンコ止まらなくて出しまくりなんだよっ!!」

 

 2人にとっては到って平常シーン、涼しい表情でショートパンツ越しの秘所へとチンポを密着させる吉宗を受け入れる。

 

 正常位を再現させたが所詮はごっこ、チンポで希美の体温を感じる事も、膣内のウネりを楽しむ事も出来ない。

 

「はぁ……はぁ……やっぱりピストンて……」

 

「息アガってんじゃん、なさけねーな」

 

 腰を持ち上げて要領を得ないエアピストンする吉宗へと、辛辣な言葉を投げつつ腰に位置する箇所へクッションを入れろと命令する希美。

 

「ほらっ、これで少しくらい負担が減るんじゃねーの?」

 

 単純に希美の方が腰を痛めそうと直感したので、命じたに過ぎないが動きやすくなったらしく吉宗は「奥が深いなー!」と感激した。

 

「そーゆー気遣いがねぇからモテねぇんだよ」

 

「希美なんかを気遣ってどーすんだよ! 相手が理想の彼女ならなぁ、俺は何だってして……これさぁ、チンコだけじゃなくて上半身も密着させていいか?」

 

 どうすれば腰にクる負担を軽減させられるのか、良くない頭でエロ本のセックスを思い出した吉宗は、一つの答えを導き出した。

 

 もっと身体同士をくっつけていた、真似をすればいいのではとその旨を伝えたら、「しょーがねぇな」と希美は一指し指をチョイチョイと手前へ倒した。

 

「っ………………」

 

「お……? っ…………!?」

 

 エロ本をそっくりそのまま真似た、それだけの事だったのに――

 

「ちょっ、ち、近ぇんだよっ……キメぇし、離れろッ……!」

 

 希美の鼻先と自分の鼻先が触れたって、だから何だと無反応であったり、「その席は俺の彼女んだ」と突き飛ばしてやるだけだったのに――

 

「ゔ……っ゙!? むっ! 胸も当たっちまってんだよっ! んっ、くっ……!」

 

「うわ……ッ!? わ! わりぃ!」

 

「暢気に腰パコしてんじゃねぇよっ! 離れろって、あっ、あくぅ、んっ!?」

 

 吉宗は上半身を完全に希美へベタ付けさせ、希美は希美で無意識に吉宗の背中へ手を回し、お互いが抱きしめ合う体勢になってしまっている。

 

 同じエロ本を共有しているのだ、恐らく同じシーンを偶然思い浮かべたのだろう。

 

「唾飛ばすんじゃねーよ……」

 

「お前のだって飛んで来てんだよ……上品と1番遠い男みてぇな女がよっ……」

 

 希美は幼馴染みで友達。それ以上の関係では無い、男友達から嫉妬の質問責めをされても斬って捨ててた吉宗は、そんな「男みてぇな女」相手に動悸を忙しなくしている。

 

 男ではありえない少女から女性へと歩みを加速させた、柔らかく膨らんだ胸、おっぱいの弾力を感じ取っている。

 

「はっー! はっー! 殴るぞっ……殺すぞっ……チンポ包丁でかっ捌くぞ……いいのかよっ……離れねぇと……」

 

 酸素を得るために息を吸えば、年相応では無い膨らみに身体を波打たせられる。

 

「はっ……はっ……聞こえてんのかよっ!?」

 

 ホンの少し首を下に落とせば、希美とキスしてしまう1㎝未満の距離を維持したまま、瞳孔を開かせている自分の顔が瞳に移るのを視続けている。

 

「はっ……はっ…………キメぇ……どっかいけっ……」

 

「ふぅ……ふぅ……ふぅ……」

 

 異常な脈拍を互いにシェアせざるを得ない体勢で、如何ほどの時間が経過したのかも謎のままだが、ふざけあう雰囲気とは隔絶してしまった。

 

 希美の罵倒も消えてしまい、黙り込む2人。熟考せずとも押し倒してしまっているではないかと、吉宗は絶対に興奮してはいけない相手に対しての変化が生まれている……

 

「っ゙!?」

 

「あ゙!? ウソだろっ……」

 

「てめっ……! そっ! それっ!? チン……チンポだろっ!? あたしの股に当たって!? ふざっ~~~~~っ゙っ゙!!」

 

 セックスごっこを始めた時はピクンとも動かなかったのに、エロ漫画でオナニーする時よりも強く硬く「男」となってしまっていた事へ、狼狽しながらも希美の股へ食い込ませてしまう。

 

「あたしで勃たねぇとかほざいてた癖にっーー!! ぶっ殺すぞてめぇっ!!」

 

 さらに口調を荒ぶらせるが、希美だってパニック状態だ。吉宗のジーンズのファスナーが、ひとりでに開いていく程の勃起をその身に受けたのは初めてなのだから。

 

「お前だってだっ……抱きしめるの止めろよっ! 苦しいしッ!!? 女とは思えねぇクソ力で引き寄せんなよ馬鹿がよぉっ!!」

 

「はっ……んぇっ!? ん、ンな事してぇしっ!? てめぇが離れりゃそれで済むしっ!」

 

「だからぁぁっ! すげぇ力で引き寄せられてっから離れられなっ……うあ、おっぱいが……!」

 

「おまっ! チンポ出てきてんじゃんっ!! 擦るならてめぇの右手でしやがっ、あうっ!? あっ……吉宗……!」

 

 いつからだろうか? お風呂に一緒に入らなくなったのは。

 

 いつからだろうか? 身体に触れるのを避けるようになったのは。

 

 いつからだろうか? 希美から「女の子」な香りが漂ってきたのは……

 

「はぁ……はぁぁぁ……っ! はぁっ! はっ!」

 

「てめぇぇっ!? コスってんじゃねぇよっ! 気持ち悪ぃから止めろっ!」

 

「はぁはぁはぁはぁっ……! うるせっ! 止まんねぇんだよっ! はっーー! ああっー! はっ! はっ!」

 

「ひっ……! ヌルってんだよ馬鹿ぁぁぁ死ねええええ゙っ゙ーーっ゙!!」

 

 本人がどれだけ興味が無い、異性として見れないと公言しても、本人が昔と振る舞いを変えていなくとも――

 

(身体っ……全然男っぽくねぇや……おっぱい大きいし柔らかいし……)

 

(うあっ……ああっ……マジかよ……これぇ、精液……あたしで射精しやがったのかよ……吉宗の馬鹿が……っ……)

 

 ――無我夢中だった。幼馴染みの股間にトランクスを掻い潜った勃起チンポを、押し付けながら腰をヘコヘコさせるのが溜まらなく気持ち良くて……

 

「はっー……はっー……どーすんだよオイッ……首から下ぁ……テメーの精液で……ゔ……っ! ざっ、けんなよっ……」

 

 人差し指と親指を瞬きのように開閉させて、愚かな粘着質を魅せ付ける希美。

 

 それはホンの一部分に過ぎず、脇の中やどういう事か膝の裏までも精液が糸を引いている、ありえない射精量に吉宗自身も目をパチパチさせている。

 

「わりぃ……ゴメン……」

 

 男っぽい幼馴染みなんかで出したのに、まだまだ陰嚢の蠢きが捲し立てる、「そんなんじゃ足りない」のだと。

 

 心からの謝罪を希美にしたのは数ヶ月ぶりだ、お気に入りのパーカーも履き慣れて来たオーバーニーソも、元来の色が落ちてしまう程に汚れた白で上書きさせてしまっているのだから。

 

「ふっーー! ふっーー! わりぃと思ってんならチンポ……ど、退けろっ……まだコスってんじゃねぇよ……ふっーふっー……」

 

 エロ本には黒線で隠されている物も多いが、公園のゴミ箱から拾う吉宗は稀に無修正を読むことがある。

 

 共有する希美も無修正のチンポを見ているので、皮が剥けてエラが拡がり血管が這い上がっているグロい見た目を、「おもしれー形」と小馬鹿にしたようにページを捲っていたのに――

 

「ふっー……ふっー……うぅ……キメぇから……仕舞えよ早く……ふーッ! ……っ……」

 

 

吉宗のチンポはかつてない膨張を得ているが、所詮は中学2年生、未発達のチンポなので皮は半分被ったままで、カリは完全に露出を果たせていない。

 

 しかし――その熱や硬度までは想像出来なかった。止めろと拒絶しているのに視線はチンポに釘付けで、蹴り飛ばせばいいのにそれも行えない、全身が金縛りのように動けない。

 

(デケぇんだけどマジ……あたしの胸と同じで吉宗も……大人になろうって……毛も生えてんじゃん……)

 

 ドロドロ精液に塗れた吉宗のチンポは、最後に見た小学六年生の頃とはベツモノだ。

 

 ふてぶてしく聳えるソレは、希美からすればどんなエロ本チンポよりも巨木に思えるのだ、怯んでしまっている。

 

「希美ぃ……希美っ……はぁ、ふぅ……うああっ……」

 

「バカッ……これ以上近寄る……あっ、吉宗てめぇふざけっ……んぅッ! ゔ!? ん゙ん゙ん゙ッ゙~~~~」

 

 長い長い見つめ合いは、絶対にするハズのない相手とのキスで打ちきった。

 

 唇が触れそうな距離から少し首を動かした、それだけで初めてのキスは簡単だった。

 

「ちゅぱっ……んぁぁぁ……ふちゅちゅっ……んぅあぁ……ふりゅんっ……んちゅくっ、んっ……」

 

 何故自分達はキスをしているのだろう? 冷静な疑問と蕩ける軟らかさを誇る唇へのレビューで、吉宗の頭はいっぱいになって茹で上がる。

 

 セックスごっこをしていたのに、性器をグリつかせ精液でベチャつく洋服をも物ともせずに、幼馴染みの頬を両手でロックさせ首を左右に動かしている。

 

「ふっ……ううん……うぅーーんぅ……んちゅっ……? ……んらぁ……ふりゅっ、んりゅぅ……? ふはぁ……♡ はっー……はぁ……離すの……おせぇんだよ……クソボケが……っ……あーーあ! キスしちまったじゃねぇかよ……」

 

 酸素が足りないと本能から唇を惜しみながら離した吉宗は、離した直後に胸からの高音発声を耳にしてしまって、チンポをビクッと震えさせてしまった。

 

「はぁ……? じゃあ蹴飛ばすなりすりゃあよかったろうが……」

 

「ふっー……ふっー……あっ、バッ! バーーカ……一生キスも彼女も出来ない吉宗に……嫌がらせだ……」

 

「嫌がらせだぁ……?」

 

 忌々しく吉宗の唇を鋭く睨んでいる希美だが、チンポの激しい脈動に「んっ……!」と、短くも眉を垂れ下げる反応を不規則にするのだから、殺気などお飾り状態だ。

 

「吉宗がオナる度にあたしが思い浮かぶようにしてやるよ……! テメーにとっては最高に屈辱だろ? んぁ……!? キ、キモい理想の彼女を妄想すればあたしの顔に、身体になるんだよっ! あはははっ、どーだよ? そーゆーあたしの作戦だったんだよ! 綺麗に引っかかりやがって腹いてーよ……はッ……はッ……ううんっ……」

 

 口は悪いが希美は陰湿ではない。彼女らしからぬ暴露へ「本当に冷静ならば」たった今思いついた言い訳だと指摘出来ていた。

 

「お前の顔なんて浮かぶわけねーし……」

 

 吉宗の頭に浮かぶのは希美、キス、希美の単語ばかり。とても冷静なんかではない思考回路は売り言葉を買ってしまう。

 

「チンポデカいままでよく言う……あたしで勃起したのも汚点だろ……二度と消せない記憶になったなぁ……!」

 

 ギッ、ベッドのスプリングが軋んでまた顔の距離を詰める2人。希美からは花のような果物のような、普段よりも強い女の子の香りが吉宗の鼻孔を鷲掴みする。

 

「馬鹿じゃねーのお前っ……! せーり現象って知らねーだろ、お前なんかでもそのっ、お、おっぱいあるし……身体が誤認識してんだよっ」

 

「女なら誰でもいいって事じゃねぇか、マジキメーなぁ……♡ あたしでサカるとかイッてんなぁ吉宗ぁ……♡ んっ……はちゅっ♡ んりゅっ♡ はぷっ、ちゅちゅぅ……♡」

 

 喰らい尽くす勢いで唇を重ねさせたのは希美からだった。

 

「んっ! んんんっ♡ よひむへぇ……♡ ちゅぐんっ♡ ころしゅぞてめぇ……♡ れぷっ、ちゅぷっ♡ んぷっ♡ れおっ♡ れろれろっ……♡」

 

 希美らしくない媚びるような声色が、キスの合間に漏れ出し股間のボルテージを高めさせられる。

 

 アイスを頬張る予約をしていた唇が、幼馴染みの冴えない少年の唇を愛撫し、舌の裏までも絡め合いながら唾液がベッドに落ちる。

 

「んひゃっ……♡ はーッ……はーッ♡ しょうがねぇなぁ……ごっこじゃないセックス……してやるよ……」

 

「はっ……?」

 

「……どーせ収まらないんだろ……? イイコト思いついたんだよっ、あたしはお前と違っていつかは彼氏作るだろうから――予行練習だよっ! お前をモルモットにすりゃいいんだっ……♡ オメーはヤレるしお互い困る事あるか……?」

 

 正気と思えぬ提案をしてくる希美は、精液塗れのショートパンツとニーソックスの隙間が織りなす、肌色の領域を内側に擦りつけている。

 

 見逃さなかったが吉宗は押し黙った、このままの勢いでセックスができる、例え男っぽい性格でも身体は……な、希美が相手だ。

 

 童貞卒業すら危ういだろう吉宗が、この条件を断れるだけの理性は持ち合わせていなかった。それでも普段ならプライドがあるので飲む事は無かった。

 

「どーすんだよっ……て、チンポは正直即答じゃん♡ おらっ、ヤルぞ……♡」

 

「ちっ……可愛い彼女と初めて同士のプランが崩れるのは癪だけど……希美がどうしてもってウルセーし……妥協してやるよっ……」

 

「こっちの台詞だヘボ野郎っ……はぁー……はぁー……キス、またするか……? けほっ、んっ! おほっ、おほっ!」

 

 ゾッとする程のチンポの熱量は、吉宗の他の部位よりも10度以上は高まっていた。

 

 鈴口に残る精液を新しい我慢汁と共に吐き、安心出来る吉宗の部屋という空間に嗅いだ事の無い、オススメルが立ち込み希美はムセ込んでしまった。

 

「~~~~っ! 口で、フェラして欲しい……セックスごっこの順番通りに……本当のセックスする……」

 

 唇を突き出そうとしていたので、少しだけ残念そうな表情をするが、すぐに喉を鳴らして瞳が据わっていく希美。

 

「今度は空気フェラじゃねぇけど……いいよな? あ……希美っ……」

 

 仰向けに寝かせた吉宗が、今度は股を開く番になった。深呼吸してから希美は吉宗の股間にグッと唇を詰めて行く。

 

「してやるってんだよ……こんなへ、へ……ヘニャチンポくらいしゃぶれなきゃ……か、彼氏……出来た時困っちまうし……練習相手としても不足だなテメーは……はッ、はッ、んぁッ……ふっー♡ チュッ♡ んやっ♡ キメぇから跳ねるなし♡」

 

「んォ゙……!? ビッ、ビックリしたんだよっ! お前のベロ……キスん時も思ったけどすげぇ熱くて……あ……んっ……っ、あー……はぁぁ……の、希美ぃ……」

 

「ちゅるっ、ちゅぷんっ、んぷ? んぐぉ……♡ ぬろぬろっ♡ ろんらきふんは? あらひにちんほしゃふられへんのぁ♡ ぢゅむっ♡ んぐっ、んんぅ……~♡」

 

 鋭い視線で見下す視線をそのままに、膝を押さえつけられ首をピストンさせる希美。

 

 成長途中でも十分に巨乳な圧を、吉宗の足の付け根に乗せ込みながら何事かを喋っているが、咥えたままなので上手く聞き取れない。

 

「ゔ……ゔぁぁ……ッ゙!? はぁ~~……すげぇぇ……ホントのフェラぁ……こんなイイのかよっ……」

 

「んっふ♡ ひゅへぇまうへなかほひへる♡ んぢゅっ♡ ぷぢゅっ♡ ぷぐっ♡ ふぢゅぢゅるぅ~~っ♡ んっ……ぱっ……♡ はぁぁーー♡ くっせぇなぁ……♡ おう吉宗……もっとチンポしゃぶられてる顔見せろ♡」

 

 快感のあまり反射的に希美の顔を退かそうとしても、反抗するかの如く根元まで切っ先を飲み込まれてしまった。

 

「あ゙あ゙あ゙っ゙ーーーー」

 

(ゔ……くるしっ……あたしもすげぇ顔してるんだろな……美味しい筈ないのにっ……舐めてしゃぶって……♡ ダメだぁ……頭もうダメッ♡)

 

 鼻から空気を吸うしか無い、鼻の穴が拡がり鼻の下もチンポの形に合わせて伸びきっている。唾液も口からだだ漏れし、息苦しさに涙まで浮かべている表情、希美が1○年間で一度も見せた事の無い表情だ。

 

 肝心の吉宗は皮が被っていても裏筋やカリに、異性の粘膜が蕩け込むのは気持ちが良くて顎を天井へ向け、完全に希美へと身体を委ねてしまっている。

 

「ちゅっ、ぢゅっ、んっ、ぢゅふっー、んぢゅっー♡ ふちゅっ、んちゅう、ぢゅーう、んりゅんむぅ♡」

 

 やり方は知っていてもリアルのおしゃぶりは勝手が違う、交感神経がブチ切れる昂ぶりで初めてでは絶対に出来ない喉フェラが、吉宗を悶絶させる。

 

(なんでできちゃってんだろ……あたし……しぬほどくるしいのに……♡ はいっちゃう……こんなくちあけてのどのおくまで……♡)

 

「はっーーふっーー!? ううぅーー! ふっーー! イクッ……希美イクッ! もういい、からっ……」

 

「ふっ~~~~っ♡ ん゙♡ ぢゅッぢゅッぢゅッ♡ うむぅ♡ ふぅーーぢゅるずぅぅずずずッ♡♡」

 

「やぁッ!? やめへぇあ゙あ゙ーー~~!!?」

 

 限界と弱々しく告げられ、寧ろスパートをかけられてしまう吉宗は、舌と上唇でカリ首に吸い付きながら、喉の奥へ亀頭を叩き込ませている希美に腰を砕かされてしまった。

 

「うむ゙ぐッ゙!? ……ふぶっ゙~~♡ ん゙ーーッ゙♡ ぶぢぅ……ぎゅぷぅ♡ ぢゅぅーー……♡ ん゙ぅ゙……~~♡ ングッ……ングッ、ヂュッ……♡ フッーーフッーー……♡ んぶぁぁ♡ ハッッーー♡ キモッ……♡ あたしでこんな出しやがって……♡」

 

 射精分を全部飲み込んでしまった希美。幾分か鼻の穴から逆流させてしまったり、口元から漏れてしまったが初精飲なので仕方が無い。

 

「はっーー……はっーー……うう、イッた……希美のフェラで……」

 

「そーだよ……あたしの口で……ほ、ほぁぁ♡ こんあに♡ はぁーーん♡ ……ちゅずっ、ズルッ♡ うえっ、まっっっず……♡」

 

 喉奥にヘバりついた精液を指で掴んで、精液の伸縮具合を放った本人へと魅せつける。

 

 歯と歯の間や唇からも糸が大量に引いて、その糸を舌舐めずりで絡め取っていく姿はとても、「男っぽい」など形容できっこなかった……

 

(エロッ……あの希美が……)

 

「うーー……喉がキモい……びょーきになりそ……はぁ♡ チンポ全然小さくならねーじゃん♡ き、金玉も縮まない……どころかデカくなってね……♡ やばっ……♡」

 

 ブっこぬかれたがすぐに陰嚢の容量を超えるだけの精液が生成され、ギンギン枝分かれした血管がチンポを反りイキらせている。

 

「次……はっーはっー……後ろ……からだよな……♡」

 

「っ……希美は、希美の身体は準備……しないとじゃ……」

 

 いいのかよ、とか、本当にするのかよなど、空気の読めない発言はもうしない。フェラまでされてしまったのだから、本番までしないでどうするとやっと腹を括れた吉宗。

 

 セックスは男だけが準備万端ではダメだ、女も相応に解しておかなければ挿入はままならない。

 

「……いらねーよ」

 

「え……?」

 

珍しく希美を気遣う発言をしたのに、拒否されてしまった。

 

「いらねーってんだよっ! ……こーなってるから……いらねーんだ……」

 

 下半身だけ脱いでおあいこだと、ショートパンツと色が不明のままの下着を脱ぎ落とした希美。それ以上言わせるなという意味は何十本もの透明な糸が語っていた。

 

「お前っ……!」

 

「うっせーな……せーり現象だろっ、テメーのチンポと同じだよ……テメーみたいなのでもチンポしゃぶったら……♡ あたしは女だから……こーなっちまうんだよ……」

 

 自らの言葉を返された吉宗は、数年ぶりに見た幼馴染みのおまんこの懐かしさと、あの頃は生えていなかった僅かに、本当に僅かに筋を囲んでいる陰毛に「変化」を受け止めさせられた。

 

「……話がはえーわ、希美に手マンとか絶対……ヤだし……」

 

「あたしもゴメンだっつーの……おまんこ腐らせるつもりかよ……ヘタクソ……♡」

 

 言葉の応酬がいつも通りに近くなって、幾分か表情筋が和らいできたがセックスごっこの順番通りに、希美は枕を抱きしめながら高くお尻をあげている。

 

「っ!! お尻もおまんこもっ! どっちも丸見えだぞ希美っ……!」

 

「っ~~~~!! せぇんだよっ!! 早く入れろよぉ♡ 欲しいとかそーじゃなくてっ♡ テメーがグダグダすっからイラつくだけだからっ!!」

 

 ボーダー二ーソを脱がさないのは拘りではなく、互いに余裕が無くて最低限の脱衣以外忘れているだけだ。

 

「さっさと入れろ」の合図なのか、お尻を振っている希美はヌラヌラ流れる愛液をシーツの上へ撒き散らし、発情するメス犬よりもオスに――吉宗に――媚びているようにしか思えない絵面になっている……

 

「ん゙っ゙♡」

 

「はぁ! はぁ! 奥まで突っ込むからなっ!」

 

「やっ……♡ 奥までヤレるんならヤッてみろぉ♡ ヘニャチンッ~~♡」

 

「ほざいてろっ……! ホント可愛くねぇ男みてぇな……ぁ゙……っ゙! おまんこ……中って結構曲がって……あ゙あ゙~~……! 口より熱い……!」

 

 体制も同じく希美が太ももを持ち上げ、身体をネジ込ませた吉宗がチンポを膣筋に落とし込んでいく。

 

 勃起しておらず服という壁もあった先程と違い、筋に当たった亀頭は何者をも受け入れていなかったピンク色のイボ渦へ、引き込まれていく。

 

「う……♡ あぁ♡ あゔ~~! うああぁ゙!? アン゙ッ゙~~~~♡♡ やっ……やっぱヘタクソ……♡ ちょーいてぇ……♡」

 

 そういえばゴムを装着していないのだが、2人の頭はセックスでいっぱいだった。

 

 避妊はとても重要だとも授業で習ったが、「今からゴム買ってくる」や「ゴムが無いから今日は……」など、神経と関係まで冷める発言などゴムが頭に浮かんでも2人はしなかった。

 

「ふッ! ううァ゙ッ! 全部入っちまった……チンポ抑え付けすぎだ希美ぃ……! 潰れたら責任……」

 

「しらねーよぉぉ~~♡ はじめてだからからだがゆーこときけねーんだよぉぉ♡♡」

 

 クラスメイト達の誰よりも、早く体験してしまった生のセックス。何気なかった一日が忘れられない一日となった。

 

 吉宗のチンポは前述通り、強い刺激を与えさせるモノに成長していないが、それはお互い様で希美もまた成長中のおまんこ。

 

 緩急を本人の意志通りに行えずに、ただただ強ばり強く亀頭を締め付ける単調な圧迫。だが吉宗は為す術も無くヒネりにヒネっている螺旋構造おまんこの刺激を、ダイレクトに受け続け歯を食いしばらせている。

 

「あっ♡ あっ♡ はっ♡ んあぁ♡ んはぁう♡」

 

「血がっ……希美っ……」

 

「うるせぇ♡ はじめてだからとーぜんだろっ……♡」

 

 ツブツブが壁に敷き詰められたおまんこに誘惑され、吉宗はごっこではないピストンを開始させた。

 

 動きはごっこと同じく単調、骨盤をぶつけているだけに過ぎないが、直に繋がる希美は膣口からピュッ、ピュクッ、クリトリスを痙攣させながら真紅の純潔を散らせている。

 

 メスとオスの匂いに介入してくる、すりむいた時に流れた血と同じ匂いに吉宗はクラッとするが、膣壁がグヂグヂと空気を抜き取る「音」が強引に割って入った。

 

「凄い音っ! パンパンパンパンッ! エロ漫画のやつを俺達でっ! お尻も俺の腰で潰されて! エロッ!」

 

「うあああっ……すっげぇエロ……♡ あぁー♡ ふはぁ♡ ハッ♡ ホッ……おほぁぁ♡ やべっ♡ きくなぁぁ♡ へんなこえでるっ♡ みみふさげテメーぶっころ♡ んぁ……♡ ほぉ♡ ほぉぉん……♡」

 

「なんだよっ、希美もめっちゃ気持ち良くなってんじゃん!」

 

「うるせーーーへたくそおおおっーー♡ おぉー♡ んぉ♡ ふぉ♡ ほへっ♡ よしむ、ねぇぇ♡」

 

「希美っ……! おっぱい! パーカー捲れてブラジャーが! 触りたいっ!」

 

「さわりたきゃさわれよっ♡ どーせおまえにかのじょなんてできなっ……♡ できなひはらっ♡」

 

 ――身体も心も、イヤでも変化に気がついていた。

 

 そこに反応してしまったら、最も距離の近い友達で幼馴染み、とても心地よい関係すらも変化してしまうかもしれないと、スルーしていた。

 

 歳を取れば変化もする、中学生になれば誰だって性に興味は持つ。

 

 希美の付けていた真っ白なブラジャー、付け始めというのもあって質素な品だがサイズはかなり大きい。

 

 ブラジャーの外し方など知らないので、吉宗はカップを無理矢理ズラし掌でギリギリ握り締められるおっぱいに、後ろから指を食い込ませた。

 

 最短の動作でピストンして希美の膣構造を驚くべき早さで再構築していく。

 

「むねもおまんこもいてぇし♡ へたくそっ♡ へたくそぉぉーー♡」

 

「俺も希美なんかとセックスさいこーにイヤだっ! こんなっ……男みてぇな女ぁぁぁ!!」

 

 ……言いながら女の象徴であるおっぱいを、爪痕が残るまでの力で握る。

 

 ――希美のおっぱいが膨らみだし、吉宗が、いや、男子生徒が視線を奪われるようになったのも中学生になったばかりの頃からだ。

 

 身体の成長はどうあっても抑えられない、生きていれば必ず辿り着く運命だ。

 

「希美っ! 出るっ……中出しっ……ごっこじゃない、ホントの中出しっ……!!」

 

「されんのかよっ♡ あたし♡ なかだしっ~~~~♡ よしむねのきたねーのでぇぇ♡ ほはっ♡ おぅはぁぁっ♡ はぁぁっー♡ んんぅああぁ~~♡ トぶーーっ゙!! トぶぅ゙ぅ゙ーーーーゔゔ~~~~♡♡」

 

膣道が白いもので埋め尽くされる、チンポで栓をしていても構わず逆流して、膣口から血と混ざり合ったピンクの体液が洗っても落とせない、記念日を彩る国旗を描いてしまった。

 

「お゙ーー♡ おふぅ゙ンッ♡ んふぉぉ……ほうぅぅ……♡~~」

 

 希美の背中に上半身を貼り付けたまま、硬直している吉宗よりも先に脱力した希美。

 

「ほぉぉ……♡ ほぅぅ~~……♡ ふっー……ふっ……♡ いつまで……固まってんだよ……ふっ、ふっ……次は……前から、だろっ♡」

 

 ちゅぼっ、チンポを力任せの勢いで引っこ抜かれた吉宗は、あるべくものが無い感覚で一足遅く目覚めた。

 

「あ、あぁ……言われなくても使わせて貰う……」

 

「やばっ……精液……熱すぎて……明日寝込みそう……そーなったら……」

 

「……俺の責任だから看病してやるよ……おかゆも作れねぇけど……寝るくらいならしてやる」

 

「……♡ バカかよ、吉宗にもうつるじゃん……♡ はぁ、精液とあたしのでぐちょぐちょ……♡ さっきよりもイイんじゃねーのか……?」

 

 一言一句のやり取りが今までと同じ……でありながらも、少しだけ変化している事が嬉しかった。

 

 本当はもう少し余韻に浸っていたかったが、早く次のセックスを知りたい希美は表情を取り繕ったつもりで、仰向けになっておまんこを開閉させている。

 

「くぱぁってやつじゃん……お前がしても魅力ねぇけど」

 

「おっ勃ててるくせに……無駄口はいいから……セックスしろよ……♡」

 

 片手で背中に手を回してホックを外した希美は、中学2年生にしてFもの大型サイズを手の甲に乗せながら、左手では挑戦的に人差し指をチィヨイチョイさせる。

 

 自分でもやりすぎたと内心焦ったが、その変わったけど変わらぬ姿に吉宗は微かに笑ってしまった。

 

「あンッ……♡ はうううっ~~~~♡ あ……♡ またキたぁ……♡ 自分のじゃないのが入って……あぁ♡ きもちわるっ♡」

 

 あれだけ厳しいスペースだったが、楽勝で奥に到達してきたチンポが子宮口へお礼参りしてきた。

 

 現在進行形で生み出されていく愛液は、希美が快感を得ていると言葉要らずとも立証してくれている。

 

「あぁ♡ んっ♡ んんぅ~~♡ はぁ、ほぉ♡ どーだよっ♡ 理想の彼女以外のおまんこは♡」

 

「っ……っ゙……っ゙!? さ、最悪……だぜっ……! こんなんを好きになる男……き、きもち……わかんねっ……絶対バカだろっ……はぁ! はぁっ!」

 

 希美の括れた腰を掴んで、がむしゃらにピストンをする他無い吉宗。

 

 体力はさっきの中出しで限界なのに、興奮がパワーを与えてゾンビ宛ら腰が死んでもイクまでピストンを止めない。

 

「ン゙ん゙♡ ハァッ♡ んぅーー♡ んふぁぁぁっー♡ んッ♡ んぅぅ~~~~♡」

 

 おっぱいを自分の膝でむにゅらせて、希美は普段より何オクターブも高く声を張り上げる。

 

 歯を鳴らしながら子宮奥への衝突に耐え、皮に包まれたカリ首が捲れた膣ビラを戻していく脊髄が陶酔する快感に、舌が勝手に飛び出てしまっている。

 

「ひふっ……ひふぅ、んぁ♡ しゅぅ♡ しゅごぉっ♡」

 

「……つ~~~~! もうヘバんのかよっ!」

 

「へばっへねぇひ♡ あきゅっ♡ んぎゅぅ♡ しゅごほぉ……しゅごひっ……しぇっくす……♡ っほっ、ほほっ……んぉほぉ……♡」

 

 脱水しかねない発汗で腰が掴み難い、快感を中断させてなるものかと吉宗はピストンを――

 

「……て♡ てぇだせ♡」

 

「……分かった! こうすりゃ身体が固定されてっ! んっ! んぅうっ! ~~精液取られるっ゙ーー!? うああっ゙!!」

 

身体を密着させればさせるだけ、ピストンが楽になるのは「ごっこ」で分かった事なので、本番でも同じ事をしている。

 

 決して抱きしめ易いとか、キスがし易いから距離を詰めたのではない。2人はそう思う事にしているだろう。

 

「ーーっ♡ あっ♡ あんっ♡ ふひゃひぃぃ♡ んやぁ♡ よしむねええぇ♡♡ ちゅー♡ ちゅーしろこわいからぁぁ♡ んんぅ……♡ んっ~~~~♡ ちゅっ、ちゅふぅぅ~~~~♡ んちゅっ♡ んやあうううぅ~~♡ あらしもぉ♡ あらしもイふぅう♡ イ゙ヴヴーーッ゙~~~~♡♡♡」

 

 今のラブ握りのように、きっかけは照れ隠しからだったが、そこからなし崩し的に勇気を出せた。変化を受け入れられた。

 

 そして身体と心は変わっても、だからなんだと……一番大事なものは何も変わらないと、セックス中と思えない罵詈雑言のやり取りで明白なのだ。

 

「あぁぁ……すっ……♡ すごっ……♡ はっ……うああんっ……♡ ふっー♡ ふっー♡」

 

「はぁ……はぁ……うっ、うう、っはぁ゙!?」

 

 中出しを2回もしたので希美の、おっぱい以外はスマートな身体は腹部だけが肥えてしまった。

 

 ごぽごぽと泡立ちながら膣口から逆流する精液、これが全部出し終えたら戻るかもしれない。

 

「ふっー……ま、まぁアレだな……妥協相手としてはそれなりだったつーか……」

 

「……あぁ? その男みてぇな女相手に2回も中出ししたのはテメーだろ……童貞やろー……」

 

「もう童貞じゃねぇし……」

 

「あ……♡ あ、あたしも……ゲームと同じでザコから倒したと思えばさ……最初の相手としてはえっと……妥当だった……」

 

 この後に及んでセックスが終われば素直でない2人。ムードも台無しだけどこれでいいのだ。

 

 自分達は確かに手を繋ぎながら、キスをしながらセックスをした。事実は心にも身体にも刻んでいる。

 

「……よぉ? 吉宗、アイス買ってこいよな? 二つ分……それ食ったらまた……」

 

「汗だくだよ……シャワー浴びてからでいいだろ……」

 

 吉宗を顎で使おうとする希美は、セックスが終わったのに手を握ったまま離してくれない。

 

(……これじゃどっち道行けねーだろが)

 

 何かを紛らわそうとパシらせる命令をしたが、本当は理解している。だからこう返事をしたのだ。

 

「疲れた、このまま寝るわ、おやすみー」

 

「あっ、てめぇ! ……………………♪ おやすみ……♡」

 

 長く手を繋いでいられる方法、身体は反対方向へ向けてしまった2人だけど、指まで絡まった手を握る力はより強固になっていた。

 

 

 

 

 

 

 セックスごっこ、並びに本当のセックスから二週間が経過した。

 

「はぁ~~~~♪ しゃくしゃくっ……♪ はぁーー♪ アイス食いながら……吉宗のぉ♡ なっさけねーツラぁ見ながらのセックス♡ あー優越感で腹いっぱいに……イ゙♡ いん゙♡ ん゙ん゙~~~~♡ ま゙♡ アイスおちっからぁぁ~~~~♡ くぅ゙ぅ゙ハッ……♡ イグ……っ゙ーー♡ イ゙ッ゙ぐうううッ゙ーー♡♡」

 

 両親が居なくなったら必ずどちらかの家へ行き、セックスでセックスでセックス。

 

 練習台のモルモット、彼女が出来た時に経験豊富と豪語する為という名目で、放課後がもっと楽しみになってしまったのだ。

 

 既に6回ほど中出しを終えて、汗を流すためにお風呂に入ったのだが結局セックスしてしまう。

 

「風呂にアイス持ってくるとか……酒持ってくるオヤジと変わんねーな希美は……男みてぇな女だぜっ!」

 

「ふんっ♡ そんなのに何回搾られてんだよ♡ 彼女出来てもソーローでガッカリだろうな♡ まっ、吉宗を彼女にする馬鹿な女なんざ居るわけねーけど……♡」

 

「お前に返すぜその台詞! 希美なんかを嫁にする男は人生捨ててるわっ! 俺が処女貰ってやらなかったら未経験のまま死んだんじゃねーのか?」

 

「キッモ! それこそそのまま返してやるよ! クソ童貞野郎がよっ!」

 

「だからもう童貞じゃ……お゙!? いきなりおまんこ締めんなよっ……っ゙!」

 

「しヒゃん♡ し♡ しめてねぇし♡ つーかアイスぅ♡ もったいねーだろ♡」

 

 騎乗位で精子を吸い上げる乳揺れに視覚をヤられて、暴走した吉宗にきゃんきゃん泣かされた数分前を忘れたかのように、カップから落下したアイスを悔やんでいる希美。

 

 かなり溶けてしまっているが、吉宗の手にもカップが握られている。

 

「もっと唇、近付けろ……」

 

「あ……? ……あっ……♡ んぅ、んちゅっ……♡ ちゅぅ、れろっ、ぺちゅっ、んは、んりゅっ♡ あぁ……おいし♡ ぜんぶよこせぇ……♡」

 

 口移しで分けてやれば再び瞳が、トロントロンになってしまう希美が額に無数の青筋浮かべるくらいに……カワイイ。

 

「んぢゅくぅ♡ ふむぅ……はぁ♡ アイス食ったしセックスの続きだ♡ この体位はテメーを見下ろせるからいい景色だぜっ♡」

 

「こちとら不快な景色だ……希美なんかを見上げなきゃ……うおおっ……おっぱいでっけ……っ!」

 

 あの時と同じ台詞を返してやろうとしても、視界の大半を奪い尽くすFカップの魔力には逆らえない。本能のまま感想を漏らす吉宗を「ドスケベが♡」と呟きながら両手を絡め合う。

 

「はッ♡ はッ♡ こーしたほうがしせー♡ あんてーするかりゃぁぁ~~♡ んぅぅ~~♡ んはッ♡ あッ♡ よしむねのすごッ♡♡ まだふくらむのかよぉぉ♡ はほッ♡ んはぁぁッ~~♡♡」

 

おっぱいが揺れて希美の顔が見え隠れする、涙を流しているのは快感けが理由じゃない、吉宗だって突っ込まない。

 

 顔を見なくて済むから後背位がメインだったのに。

 

 2週間もすれば殆ど顔を合わせる体位ばかりでセックスだ。

 

 口の悪い2人は最高に笑い合いながら、1年、5年、10年後も同じ事をするだろうと確信している。

 

同じだけど新しく、居心地の良い関係を結ぶことが出来た。言葉はいらない、幼馴染みなのだから言わなくたって分かっている。

 

「んっ……」

 

「何してんだっ……?」

 

 騎乗位搾りも終えて、タオルを重ねたタイルに寝転がっていた希美は、突如おっぱいを広げて吉宗のチンポを挟み込んだ。

 

「……パイズリだろっ、されたいってたじゃん……」

 

「あっ……はっ、はんっ! 希美如きのFカップじゃ俺のチンコ挟めないし!」

 

「挟めてっけど……キメェくらいビクビクしやがって♡」

 

「そ、そんなおっぱいで……俺がっ……ゔ……イ゙……うあダメだっ!!」

 

 希美の乳内へ収まるジャストサイズなチンポは、持ち主の言葉に反し挟まれて数十秒で鈴口から白い噴水を起こした。

 

「……イキがってんじゃねーし、バーカ♡ んぅ……んむっ♡ ちゅぐっ♡ ふりゅっ♡ んふぅぅ……~~♡」

 

 これからも2人は同じ事をする、そして「あの言葉」だけは絶対に言わない。




そろそろ連載を...したい


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セックスごっこをしてくれた幼馴染みとガチセックスする2

続きだぜ


 吉宗と希美がセックスごっこをし、セックスをしてから一ヶ月が経過している。

 

 同年代の男子は誰もがヤリたがり、女子も興味を抱くようになり、少しずつ身体に変化が現れて大人の階段を、登り始める多感な中学2年生。

 

「――……っ♡ あっ♡ あっっ♡ はぁっっ……♡ んくっ、ダメ……だぁ♡ 声ぇ……♡ 漏れちまうよぉ……♡」

 

「はぁ……はぁ……! うあぁ、はぁっ! だいじょぶ……だろっ! この準備室って先生でも滅多に使わないって……うっ、聞いたし……」

 

「滅多にって……♡ その〝滅多〟が起こったらどーすんだよっ! んあああっ♡ んぁは、はうっああ~~っ♡ セッ♡ セックスしてんだしっ♡♡」

 

 放課後に理由を付けてはセックスする、それは毎日欠かさず行っているルーチン、テンプレと化している2人。

 

 両親が居ない時を狙ってセックスしていたが、次第に隙を伺うのも億劫になってどちらかの部屋へ突撃しては、声を押し殺しながらおっ始めるようになった。

 

(学校でしたいなんて……♡ クソバカ吉宗がぁぁ……♡ 頭ん中セックスしかねぇのかよ♡)

 

 運が悪いことに本日は希美の部屋へと、両親が頼んでいた家具が導入される日であった。

 

 追い打ちを掛ける様に朝方、吉宗の部屋のドアが壊れてしまったのでセックスをする場所がなくなってしまったのだ。

 

 ラブホテルという手もあるが、ホテル街まで移動するのは2人とも躊躇してしまっていた。

 

「あああっーーっ♡ すげぇ♡ すげぇからそれぇぇっ♡ あふっ♡ あっ♡ あっ♡ ダメっ♡ ほんともうっ♡ あっ♡ あああっーーっ♡~~~~♡」

 

 ドアが壊れた件を伝えられた時の希美は、この世の終わりのような表情をしていた。……一瞬だけだが。

 

 今日だけ中止にする、それはありえない、2人はもう毎日セックスするのが当たり前になっているのだから。

 

 吉宗が提案したのは放課後の教室、学校内にはまだ教員も残っているし部活動に勤しむ生徒だって居る。

 

(そんな場所でセックス……♡ バレたらどーすんだぁ……吉宗の馬鹿野郎が……♡ 変態……♡)

 

 クラスメイトから何百歩もリードしてしまった希美は、項垂れそうな身体を必死に壁を使って支え、背面から「希美っ! 希美っ!」と声量を抑える事を忘れている吉宗に膣の、一番気持ちがいい場所をネジられ喘いでしまっている。

 

「ダメぇぇぇイクーーーー♡ はぁ……♡ イクからぁ……♡ イク♡ はぁぁ……イぎゅ゙ッ゙♡♡~~~~ゔゔ……っ゙~~~~♡♡」

 

「うああああっ!!? はー! はぁー! うっ、ぐっ……出した量が多すぎて……おまんこに押し返される……ああっ!」

 

 カップをズラされたブラジャーは変わらずの白、同年代の誰よりも先取りした発育のFカップには、吉宗が強く握った指の後が遺されている。

 

「うっ……んあああっ♡ はふっ……はふぅ……んっ……♡ ばっ、バカがよぉ……♡ 零れたら掃除……メンドーだから中に出せって……♡ なのに床がグチャグチャじゃねぇかよ……テメーの童貞精液が多すぎてよぉ……♡」

 

 自分の足の間から床を目視すれば、おまんこと繋がっていたチンポに白糸が無数に引いていた。

 

 瞳を蕩けさせたまま希美は悪態をつくが、零れた精液に「もったいないな……」と呟いてしまっていた。

 

「だから童貞はとっくに卒業してんだろうが……なんか言ったか?」

 

「はぁ、んう……はぁ、はぁ……? 何も言ってねーし……」

 

 流石に背面中出しファックを三回もすれば、図工の授業で木工ボンドを落とした時よりも被害が……むごい。

 

 吉宗の性欲は生本番を覚えてから増すばかりで、工夫で補える範疇を既に超越しているのだ。

 

「ふっー……ふっー……これで終わりな……帰ろーぜ……」

 

 部屋での事後処理は慣れているので、2人で協力すればわりとあっさり綺麗にお片付け完了だ。

 

 制服を整えズレたブラジャーを戻し、膝下で留まっていたパンツも穿き直した希美は、セックスなど無かったかのように吉宗の肩を掴んで、出口まで引きずろうとする。

 

「おお、そーだな……うわっ、もう18時近くか、結構この中に居たんだなー俺達……」

 

 希美の両腕を掴みながらのバックピストンは、もの凄く興奮して濃すぎるので膣内を埋め尽くした。背面からキスを強請る希美にも頭がやられたし、お尻をチンポに押し付けて搾り逆ピストンで乱れる希美も……可愛かった。

 

 ドアが直ってさえいれば夜中にこっそりと、希美が侵入してエクストラステージ開始となるのだが。

 

「あっ、おい希美ー一つ提案なんだけどさ」

 

「あぁ? 歩きながら聞いてやるよ。つーか今日は新刊の発売日じゃん、セックスに誘いやがったから買うの遅れただろーが」

 

「お前だって乳首トンがらせてケツ振って涎垂らしてノリノリだっ」

 

「うるせぇ……! なんだよ用件は!」

 

 夢中になっている漫画よりも、吉宗とのセックスを優先していた希美。吉宗に後頭部を一指し指で突かれ、鎮まった筈の羞恥が蘇っていく希美。

 

 彼女から責めていてもいつの間にやら、吉宗にアンアンされてしまっている展開が非常に多い。口では文句を吐いても膣内は決して、吉宗を否定せずに痙攣したってチンポを離さないのだが。

 

「……近いうち出かけねぇ? どっか別の街に」

 

 女の子に対する気遣いがなっていなかった吉宗の提案に、希美は呆れた仕草を作りこう返してやったのだ。

 

「言うのおせぇ……そんなんだからモテねーんだな……♪」

 

 

 

 

 これは希美とのデートではない、あくまでも「デートごっこ」

 

 セックスと同じでお互いに彼女・彼氏が出来た時に備えて経験しておきたいに過ぎない。

 

「やっべ! 夜中に何回も起きちまって寝過ごした!」

 

 適当なシャツにハーフパンツ、吉宗の日常的な私服姿も今日は見られない。中学生になったお祝いで親戚から貰ったグレーのスーツを、初めて着用しているからだ。

 

 ネクタイの結び方が難しくて母親に手伝って貰った、希美とデート……ごっこするとは言える訳が無いので「女の子と出かけてくる!」とだけ両親に伝えてある。

 

「もっと驚けよ……父ちゃんに母ちゃん……何で反応薄かったんだろ?」

 

 希美も両親への言い訳を用意してオシャレをしてくるのだろうか? 待ち合わせ時刻は12時だけど実はまだ11時30分、全然吉宗は遅刻していない。

 

 家が隣にあるのに目的地までは別々に出発、数駅先の土地に足を踏み入れるのは本来二時間も前の予定だった。緊張しすぎて遅刻を恐れたが故の行動だろう。

 

「はぁ、はぁ、待ち合わせ場所の時計台、流石に希美のやつはまだ……いっ、いた……? あれ、希美……なのか?」

 

「……はっ!? 吉宗……かよっ、生意気にめかし込みやがって、誰だかわかんねーだろーが……!」

 

(オシャレして来いって言ったのはお前だろうが……か、可愛いな……その格好も……うん、エロいわ……エロく見えちまう……)

 

 ――希美は希美で同じ考えに行動をしていたらしい。なにせ待ち合わせの時刻の三時間も前から時計台の周りを、落ち着き無くウロついていたのだから……

 

 制服以外では超久しぶりに見た希美のミニスカート姿。しかもタイトなレザー素材でトップスはキャミソール、こちらもレザー素材と攻撃的である。

 

(谷間……ガン見えなんだけど……)

 

(~~~~っ! うるっせぇなっ! あ、熱くなるっていうし……スーツなんか着てるテメーのが変なんだよ!)

 

 薄生地のブラウスを羽織っているが、ボタンを止めていないのでザクッと露出された谷間が、吉宗の股間をググッと刺激する。……もしかしたら「閉じられない」のかもしれない。

 

 間違いなく吉宗とセックスして以降に購入したものだ。吉宗が希美のクローゼットを漁っても、あんなエッチな服は欠片も見当たらなかったのだから。

 

シューズしか持っていなかった希美が、ショートブーツを穿いているだけでもレア。そしてボーダーニーソックスではなく、黒くてそれなりに薄いデニールのニーソックス姿も……初めてだった。

 

 ネックレスとショルダーバックは母親から借りたものだが、ババ臭い印象など無くスタイリッシュにキマっている。

 

(に、似合うじゃん……)

 

(ん……♡ 周りの人達の視線がよ……これでもかってくらい刺さるからハズい……ナンパも五回されちまったし……)

 

(ハァッ!? ほ、本当かよっ!! おまおまっ、何て答えたんらろっ!!)

 

 ナンパされたと知り上昇していた血圧値は、医者から緊急入院を強制させられるまでにハネ上がった吉宗。呂律も回っていない。

 

(アホか、ここに居るって事はそーゆー事だ)

 

(あ……いやっ、希美もバカだからさ、アイスチラつかせられて悪い人に誘拐されかねな、いでぇ゙!!)

 

(てめぇ殺すぞ! ……いいから行こうぜ、コラボストア!)

 

 2人が好きな漫画の限定アイテムの販売や、イラストの展示された期間限定のお店が第一の目的地らしい。

 

 共通の趣味があるのはプランも練りやすく、デート童貞の吉宗は彼なりに頑張って考えていたいくつかの案を、希美に提示していたのだ。

 

(おっ! そ、その前に飯だろっ! つーか胸ぇ……ぐにゅぐにゅ当たってんじゃねぇか!)

 

 突っ走ろうとした希美のスカートがふわっ、と捲れそうになる。悲鳴を上げそうになったのは吉宗だった、そんな心配をする服装では無かったのだから、「今までは」

 

(うるせぇ黙れ! クソほど嫌だけどくっついてればナンパされずに済むだろーが! む、胸なんて毎日揉んで吸って……だっ! だからぁ! 今更だろーがこんなので発情してんじゃねーよ童貞がッッ!!)

 

 腕を組んできたのは希美なのに、ギャンギャン捲し立てられてしまう。言葉使いの悪さもレベルアップしたかもしれない、それに「童貞」は希美の口癖になったのだろうか?

 

(だから童貞はお前で卒業……いや、いい、レストランまでの道のりは検索してきたんだ、行くぜ!)

 

(……………………おうっ♪)

 

羨ましがる声こそあれど、もう希美がナンパされる事は無くなっていた。

 

 

 

 

 お手頃価格のレストランで昼食を済ませ、コラボショップで一時間ほど買い物を楽しんだ後はどうするんだと、希美は腕を組んだまま吉宗に尋ねた。

 

「どーせこっから先はなんも考えてねーんだろ?」

 

 と、勘違いされたって無理は無い。コラボショップ以降のスケジュールは伝えられていないのだから。まぁ適当に歩き回るだけでも楽しいのだが、絶対に口には出さない。

 

「バーーカ! 考えてるに決まってんだろ! 第二候補だったボーリングに行くんだよ! お小遣いは貰ってきてんだろ?」

 

「お♪ 頭スッカラカンなのに今日だけは気が利くじゃねーか♪ うん、ママから楽しんで来いって軍資金が! ……女友達と遊んでる事になってっけどな」

 

「希美なんかとデート……ごっこ、してるって分かったら何て言われるかな」

 

「はんっ、別にどーとも思わないんじゃねぇのか。あくまでも〝ごっこ〟だし」

 

 ぎゅむんっ、吉宗の二の腕に寄りかかる荷重物は、持ち主の態度と対極に位置する軟らかさだった。

 

 

 

 

「っしゃーー! 久しぶりだけど身体が覚えてるもんだな♪ お~~いヘタクソ~~そろそろスペアくらいだせ~~」

 

(スポーツでコイツに勝てるわけねーんだよなぁ)

 

 運動神経が抜群に高い希美は、ハイスコアを更新しても止まらずにストライクを連発。吉宗は運動神経がしょっぱいので、ガーターを出さずに数本ピンを倒すのがやっとである。

 

「うっしゃーー! またストライクだぜっ! 吉宗もちったあ追いついてみろよ~~♪」

 

 だが希美は忘れていたのだ、自分が何を履いているのかを。

 

「……お前さ、ミニスカなのにそんな大きく振りかぶってるからさ……」

 

「あ……っ゙!?」

 

 ハッとしてミニスカを抑えた希美だが、今まで投げた分だけ真後ろの吉宗にはモロであった……

 

(薄い黄色、パステルイエローってのか……もしかしてこの日の為に買)

 

(て……てんめぇ゙ぇ゙ぇ゙!! マジ殺すテメェにボールぶつけてやっからピンになれクソあぁぁぁああっーーーーっ゙!!)

 

 ……以降の希美はパンチラを警戒せざるを得なくなって、調子を崩してしまった。ガーターに次ぐガーターでスコアは逆転、ボーリングで初めて吉宗に負けてしまった。

 

(もう散々だよ……ちくしょう……吉宗以外に見られてねぇよな……? それが一番嫌なんだけど……はぁ、こんなトコで見えちゃうなんて、す、スル時の驚きが減っちまったじゃん……)

 

 全身を動かして汗が滲んでいる希美は、谷間もテカテカになっており吉宗はトイレに連れ込みたくなってしまった。だが我慢をした、何故なら――

 

 

 

 ボーリングの後はゲームセンターで遊んで、夕食は夜景が綺麗なカップルシートのレストランを利用した。

 

「いいところだったな! カ……プル割引してくれたし。またいきてーなぁ! 俺に相応しい彼女が出来るまでは希美と行かなきゃいけねーけどよ」

 

「っせぇな、こっちの台詞だ。テメーとカッ……カップルと思われてるし見られてるのはヤだけどさぁ! 美味しかったし2人でいきゃあ結構安いしっ! まぁ……行ってやらねーこともねぇかな……」

 

 楽しかった、一日を有意義に使ってのデートごっこ。20時を過ぎているので門限を越えてしまっているが、予め「友達の家に泊まるから」と、両親に伝えているので問題は無い。

 

「……おい、まだくっついてんのかよ、離れろ」

 

「は……? 胸が当たってて嬉しいくせによぉ、ナンパされんの面倒だから仕方ねーだろ」

 

 2人は歩く、駅を通り越した逆側の出入り口へと、密着する肌から伝う熱量がジワジワと上がっている理由も、2人は同じだ。

 

「……おい、ホントに行くのかよ……」

 

「将来のシミュレーションなんだからさ、最後には……だろっ……」

 

「……今この辺を歩いてる人達って、あたしらと同じ場所に向かってるんだよな、多分……」

 

「だ、だろうな……色々な人いるけど皆……」

 

「……なんかさ、エロい……大人に混じってあたしらも……オトナな事するんだなって……」

 

 いつもしてるだろ、吉宗は返さなかった。

 

 吉宗だっていやらしく光るネオン、リゾートや温泉やテーマパークを彷彿とさせる、未知の建物が詰め込まれているホテル街に立ち入るのは初めてなのだ。

 

 中学生の自分達が入ってはならない場所に居る、吉宗は緊張しているが希美はもっと怖い気持ちを抱いている、強気な目付きで誤魔化しているが組んでいる腕が震えている。

 

「大丈夫だよ、言わなきゃバレねーよ。ここ以外に泊まるとこねーし、入るしかねーんだ……行くぞ?」

 

 なるべく休憩料が安いホテルを検索し、見つけ出した入り口前で腹をくくった吉宗。

 

 もっと優しい言葉をかけて安心させてやるのが恋人だろう。

 

 だが2人は「ごっこ」なのだし、希美にはこちらの方が効果がある。

 

「……オイッ! びびってんのかよ! ダセーな希美は!」

 

「……は? ビビってるだぁ?? 童貞特有の勘違いゴクローだなおい? キメーんだよ……ばぁか……♡」

 

 元気を湧かせ過ぎてしまった吉宗の手首を引っ張りながら、一足早くホテルに入ったのは希美だった。

 

 

 

「フッー……フッー……フッ、んふぅ……♡ おせぇよ、女待たせるんじゃねぇし、ドーテー♡」

 

「女だぁ……? 何処に美少女が居るんだっつーの……はぁ、はぁ、はぁ……お、おいっ、シーツがもうびしょびしょ……?」

 

 手続きは不思議とスムーズに終われた、ルームキーを渡され早足で辿り着いた6F、最上階までエレベーターで1分もかからないのに、エレベーター内でお互いの股間を触り合っていた。

 

 飛び込むようにして部屋に入った2人は、手洗いよりも先に舌と舌をぶつけ合う強烈なキスをした。

 

 ちゅるちゅる、から、ぐちゅぐちゅ。キスだけで夜が明けてしまいそうな濃厚接触だが、吉宗の方が先に我に返ったのだ。

 

「まずはさ、シャワー浴びるんだろ……ほらっ、さっさと行って来い!」

 

「んぢゅぁ……ふぢゅるるっ、ぢゅっ……♡ んぅ、分かった……チンポ勃てたまま座っとけ……♡」

 

 中断させなければ希美は離してくれなかった、唇を引っぺがされた時の悲しい表情に心は痛んだが、すぐに希美は持ち直してデート服を脱いで、パステルイエローが似合わないブラジャーも外し、シャワー室へ駆け込んだのだった。

 

「――……知ってんだぞ、デート……ごっこ中も……チンポおっ勃ててたの……♡ 反応がいちいちドーテーなんだよ、吉宗はよぉ……ふふぅ……♡」

 

「ゔ……ゔ……! お前が亀頭撫でたり掌で擽るから……余計に収まらないんだよっ……あ゙! それ……イイ……」

 

 律儀にも投げ捨ててしまったデート服を、再び纏っている希美。吉宗が着衣のままセックスを望んでいる、言葉に表さずとも肘や二の腕で感じた彼の動悸でお見通しだ。

 

「キモッ……♡ もっとチンポ見せろよっ♡ はぁ……んっ、うわっ♡ 洗ってもくっせぇな……吉宗チンポぉ……♡ スンスン……こんなの……スンスンスン……しゃぶりたがる女がいるかってんだよ……クンクンクンクン……半分皮被りの……スンッ……♡ 毛はちょこちょこ生えやがって……未熟チンポ……スンスンスンスースーー♡ んはっ、ススススッ~~~~~~~♡♡」

 

 発情濃度が高いのは希美の方だった。エッチがしたくて堪らない、シャワーなんかどうでもいいとすら思っていた。

 

「希美……しゃぶってほしい……ゔあ゙~~~~っ゙!? くっ、ぐっ~~~~! ヌメヌメすっっっげっ!?」

 

「ぢゅぶぼっ♡ んんっ~~~~♡ ぢゅぅずずずっ♡ んぼはっ♡ ハッーーハッーー……♡ へっ♡ 裏筋から金玉まであたしの唾液が伝ってる……エロッ……♡ 言われなくてもやってやるよ♡ すぐ出してもいーぞ……勝手に飲むからな……♡ んぼっ! んぶっ~~~~♡ んのっ♡ んっぶっ♡ ぢゅぐっ♡ ぐりゅりゅっ♡」

 

 鼻の穴に我慢汁が入っても構わずに、チンポの形に沿ってオススメルを嗅いでいた希美が、性知識の供給源であるエロ漫画を意識した、お得意のじゅぽフェラで吉宗をベッドへ押し倒した。

 

「ぢゅぐっ、ぢゅぐっ、んぢゅぐぐぐっ♡ すっっ……しゅぶッ~~~~♡ んぶッ♡ んぉもっ……♡ ぶぐっ、ぶぐっ、ぶぐっ……~~♡」

 

 腕を組む度にチンポを硬く、大きくさせていた吉宗。希美はおしゃぶりしたくてもお預けされていたに等しく、鎖から解き放たれた獣そのものな勢いで幼馴染みのチンポを、頬肉で包んでいる。

 

「んもっ、んもごっ♡ こぉひへ、ひゅりひゅりはれるおしゅひはろっ♡」

 

「そっ! それもヤバッッ!! うあ゙っーー! 咥えながら亀頭ツンツンも!?」

 

「……~~♡ んぢゅっ、ずずずっ……♡ ぷはっ♡ はっ~~♡ あはあぁ~~♡ どんだけ硬くしてんだよドーテー……♡ 吉宗の何処が弱いかなんてとっくに見切ってるんだよ♡」

 

 あの希美が頬をボコンッと、亀頭の形を浮かびあがらせるまでに咥え込んでいる。強烈なオマケに頬越しに亀頭を撫で撫で……それだけで射精してきた吉宗だが、数をこなしているので耐えている。

 

「耐えんじゃねーよ♡ 我慢するより気持ちいい時に出すのが気持ちいいんだろ?」

 

「……出さないって事は気持ち良くねーって事だよ……その程度じゃ」

 

「……ちっ、金玉ビクつかせてるくせによぉッ! 強がってる吉宗マジむかつくな~~♡」

 

 癪に障った希美は声色を低く唸らせるが、その瞳は吉宗のチンポから視線を逸らさず蕩けている。

 

 陰嚢の間に鼻を埋め込んだり、竿裏に頬擦りしながらの舌舐めずり。

 

 決してマゾではない吉宗も、幼馴染みの妖しくてエロすぎる仕草に尻穴が狭まった。

 

「んぐぅぅ~~♡ きんひゃまもんへやりゅ♡ んずっ、ぢゅっ、ずずるっ♡ んぼっ……おふっ、おふっ、おほっ♡ ……~~フッーー♡ ぢゅるぢゅるぢゅるっ♡ ん、ぐぢゅぁ……♡」

 

 陰嚢マッサージも取り入れた喉コキフェラ、酸欠寸前で脳がボッーとしても裏筋を舐め回してくれる。

 

 セックスして間も無い頃は「テメーの情けない顔を見るため!」

 

 しかし今は――

 

「ごぶっ♡ ごぶぅ♡ んぐぅ♡ んごほぉ♡ ごぉ♡ げぶっ♡ げぶふぅ♡」

 

「も……いいからっ……!」

 

 希美の頭に手を乗せて静止させようとしても――

 

「んむぐぅぅ~~♡ んぢゅふぢゅふぐっんぐぅぅ~~♡♡ ぐっ♡ ぐっ♡ ぼぶっ♡ ぎゅぷっ♡ んぉぶぶっ~~~~♡」

 

「うああああイ゙! イカされる゙ゔゔーーーーッ゙~~~~!!」

 

 指を絡ませてのラブ握りへ強引に変換させながら、鬼の頬窄め首ピストンが揉みし抱かれている陰嚢を、「精液出せ♡」と射精脅迫してきた。

 

 我慢してみたって絶対に無理だった、涙と鼻水と唾液を溢していながらも、すっかり吉宗チンポの味と形を覚えた食道でゴキュゴキュ、扱いてくれたのだから。

 

「……………………♡ う、うべっ……げほっ……♡ やっぱ……すげぇ濃いし……はっーはっーはっー……まっっっずぅ♡ こんなの飲む女の……はっーはっー……♡ 頭どうかしちまって……ちゅぐちゅぐちゅぐゅ……んむっんむっ、……んんっ……♡ あ、まだ……掌に付いて……ちゅむっ、んむぅんむっ……んふぅ……ゴクッ♡」

 

 言動と行動が喧嘩をする程正反対だった、指先や鼻先に前髪にまで放たれた精液を、自分だけの物だと完全に開ききった瞳孔で集め、舐めしゃぶった後に飲み込んでいった。

 

「くああああっ……最高だっ……」

 

「ふっーふっーふっー……♡ てめぇの為じゃねぇし……♡ どんな彼氏が出来ても……はぁ、はぁ、悦ばせるようにだ……♡」

 

「ああっ……絶対悦ぶだろっ……悦ばねぇ奴はインポだよ……」

 

「っっ♡ そ、それは吉宗の事かよっ♡ ドーテーインポぉ♡」

 

 口元から精液糸をハミ出させながら、希美は涙目でニカッと笑ってくれた。……すると出したばかりだというのに、吉宗のチンポは勃ち上がってしまう。

 

(無理だって……俺インポじゃねぇもん……インポだとしても希美が勃起させてくるんだもん……)

 

「はっ、はっ、はっ♡ 皮被りだけど……♡ 血管もやらしくて……ボコボコして……♡ んっ、んやっ!? 吉宗てめぇなにしてっ、ふひゃうぅ♡」

 

「俺がするよ、イカせられるようになったんだしさ。……すげっ、熱いよ希美のおまんこ汁っ、皮膚がピリッとするくらい……」

 

 希美にご奉仕、いや、責められっぱなしのケースもあるが、手マンだけで希美をイカせられるテクを身に着けた吉宗。

 

 そりゃあ他の女子はともかく、希美とは何百回も中出しして何千回も性器を触り合っているわけで……どうすれば感じてくれるのかは知り尽くした。

 

「いやぁぁっ♡ んぅーー♡ んんっ~~♡ はぁっ♡ 一本じゃあ足りなっ、はゆっ♡ んううう~~~~っ♡ に、二本♡ 二本が一番イイッ♡♡ やれよぉぉもっとぉぉ~~♡♡」

 

 縦筋を微かに囲う陰毛のこそばゆさ、吉宗は中指を侵入させ膣壁に沿って時計回りにかき混ぜつつ、希美の喉元を舌先で舐める。

 

 その調子でやれと希美は命令口調、……になっている「つもり」だが、エッチで2人だけの時間に解禁されるメスの、高い周波数の声が吉宗をクラクラさせてくる。

 

 この日の為に用意したパステルイエローのローライズ、腕を組んでいると愛液がどんどん上がって、滲んで、漏れて……ボーリングだけでも沢山トイレに行ってしまった。

 

「やはぁっ♡ やりゃぁぁ♡ よひむねにイひゃはれりゅのぉ♡ やぁ♡ やふっ♡ キャッ……♡ ンンンぅッ~~~~♡♡♡」

 

「はぁ! はぁ! ガラ空きなんだよっ、こんなっ、デカくて……女らしいの付けやがって……はぁはぁ! 男みてぇな女の癖にっ! はぁ! はぁ! はぁ! おっぱい、希美のおっぱいっ!!」

 

「あきゅぅぅんっ♡ ちゅめあひょちゅいひぁゆはらぁぁーー♡ んっ♡ んくぅぅ……~~♡」

 

 パンツと同じ色をしたブラジャーを下へズラす内に、希美を抱きかかえる姿勢になっていた。

 

 手マンだけでは飽き足らずに、今日だけで何千人の男を勃起させてきたのか、中学生にあるまじきFを好き放題に出来る権限を――吉宗だけが持っている。

 

「にゃぁぁっーー♡ にぅ♡ にぅふぅ~~♡」

 

(なんて声すんだよ希美ぃ!? はつじょーしたネコかよっ!)

 

 彼氏を只管に悦ばせる恋人……のように振る舞っているだけなのか、おまんことおっぱいを弄られて感じているのか。

 

 考えるまでもなく……

 

「んぅ……! ダメッ……ダメッ! これダメなのっ!!」

 

「えっ、なんでだよっ!」

 

 掌にギリギリ収まる容量ぴったりのFカップ。「男みてぇな女」が毟り取りたくなる程の、魅惑の果実をぶらさげるようになった。

 

 充血している乳首を舐めしゃぶろうとした吉宗は、手を振り払われてしまい「嫌われたっ!?」と、興奮とは別の汗が大量に噴出する。

 

「……ちゅー……♡ キスもしてくれないとダメッ……♡ はやくしろよっ……♡」

 

「……なんだよっ、そんなの言われなくてもするつもりだったんだよっ」

 

「あっ♡ ちゅくっ、れふっ、れるぅ……んやっ♡ ちゅるちゅるっ……ん、ちゅふっ、んっ……♡」

 

 突き出していた唇に唇を合わせたら、ビックリするほど大人しくなって愛撫を受け入れる希美。

 

 希美の身体で経験を積んで、かなりのテクニシャン(希美限定)になった吉宗の手つきは芸術家である。

 

「あんっ♡ あんっ……♡ 拡げんなぁっ♡ なかぁ、全部っ♡ 見えちゃう♡」

 

 おまんこを拡げながら……

 

「んぁ~~~~っっ♡♡~~そ、それズリぃよぉ♡ ひひぃッ♡ んひッ! っ♡ 親指まで入れんなぁぁぁ~~~~っっ♡♡」

 

 クリを刺激しつつ親指を突っ込ませて、丁寧にかき混ぜられた希美は両足の先をピンと伸ばしたまま、背筋が反っていく。

 

「イクんだろっ……イケよ、一番気持ちいい時にイケよっ……!」

 

「真似すんなよっ♡ ばかっ♡ ばかあああっ♡ んひゅっ……♡ んっっっイく~~~~♡ い゙い゙イ゙~~~~ッ゙くぁ゙ぅ゙~~~~♡」

 

 キザい台詞も口に出来るようになった吉宗。あくまでも「理想の彼女相手に言いたい台詞」として、希美を練習台にしているだけ……そういう事になっている。

 

「ひっ……ひっ♡ ひふっ~~♡ んひふぅぅ~~……♡ はっ、はっ……♡」

 

 じわぁぁぁ……時間差で吐き出された愛液はシロップ状で、吉宗の手から離れたくないと示唆するように糸を引く。

 

「……ッ!! エロッ!」

 

「ハッーー、ハッーー……クソがぁ、イキんなよドーテーがっ……んっ、横んなれよ……パイズリだろっ♡ してやっから♡」

 

 身体の痙攣が取れていないし、目も霞むが1秒でも無駄にしたくないと持ち前の体力で、希美は復帰して早々に二の腕でおっぱいを挟んで「女」であると強烈にアピールさせている。

 

「……っ! あいっかわらず大した事のねぇおっぱいだぜっ! フッーフッー!」

 

 我慢汁をドクドクさせながら、息を荒ぶらせている吉宗。減らず口はご愛敬だ。

 

「ヘソまで反ってやがるのに♡ マジウケるぜ♡ んっ、よしょっ♡ ほらなっ、ピッタリなんだよっ♡ テメーの半被りチンポなんざ♡ ……ズルぞ……♡」

 

 熱気と興奮でテカテカになったおっぱい、唾液と精液でベトベトになったチンポ、象徴が一つに重なり合った。

 

 ぷちゅ、ぷちゅっ、みちゅっ、みちゅっ、追加される希美の唾液ローションで、谷間の気泡が潰れては復活する音だけで理性がトぶ。

 

「みっちり……すげっ……まぁ、彼女にする子はFなんかよりずっと大きい予定だか、らぁッ!? くっ~~希美てめっ……つぁ……!」

 

「ふふっ、キメぇんだよ♡ 能書きほざいても結局は胸だもんな♡」

 

「お前のおっぱいなのが心底残念だけど、なっ! 理想の彼女ならもっとギンギンに……」

 

「るせぇ、手ぇ繋げっ! じゃないとパイズリ止める」

 

「……ちっ、ほらよ、繋いでやったから続きしろよ……」

 

「あ……っ♡ しゃーねぇな♡ ちょい難しいけど肘で胸を抑えて……どーだよっ♡ できんじゃん♡」

 

 事あるごとに希美はラブ握りを所望する。吉宗がイクのを逃がさない為……らしいが、本当にそうなら幸せそうに眼を瞑らないだろう。

 

 肘を器用に操ってFカップに包まれたおっぱいを上下させ、不規則でグリグリ強めの圧で亀頭を押さえつける。

 

「ゔゔ~~……ゔーーっ゙!!?」

 

「毎日パイズリでイッてるのによぉ♡ イキんじゃねーし♡♡」

 

 男はおっぱいには勝てない、希美のFには強がったって精液を吸い取られる。

 

「はぁぁ~~……! うあああ゙ぁ゙……!」

 

「や♡ 顔に我慢汁飛ばすんじゃねーし♡」

 

 隠れては現れる鈴口、半剥けしては覆い被される亀頭、吉宗がそうであるように希美のズリテクも、援交少女や風俗嬢以上に成長を遂げている。当然「吉宗限定」だが。

 

 潤滑が良好すぎて挟むのが難しい、乳内で元気に躍動するチンポの熱にノボせてしまう。

 

(あぁ……♡ チンポ凄い……あたしも凄い事してるんだ♡ 肘でこんなの♡ あたし以外じゃ絶対……っっ♡ 感謝しやがれっ♡)

 

「はぁぁっ……っ゙……ああぁ゙ーー……イキそう……おっぱいに中出ししたい……希美ぃ……」

 

「はっー、はっー……それは……彼女にしなくてもいいのかよっ」

 

「彼女出来るまでは……お前で妥協してんだよっ……」

 

「そーかよ♡ お互い様だなっ♡ んっ、ちゅるっ♡ んはっ♡ もっとちゅーしろっ♡ んくんっ、んぐんぐっ……♡ んぅ、ちゅっ♡ はっ……あ♡ このビクビクッ♡ 絶対凄いやつだ♡ もう出せよ♡ 彼女でもねぇ幼馴染みにズラれて……イケよ♡」

 

「ゔゔっ゙! 希美のパイズリで……イグッ゙ッ゙!!」

 

 まだまだ発展の余地を大いに残している、ぷにょぷにょたぷんFカップ。高校生にでもなったらIカップくらいになっているかもしれない……

 

 そんな妄想を少ししただけで吉宗はオナりたい衝動に駆られて、理由を付けては希美を呼び出して……希美も面倒そうにしながらも、「将来の彼氏への踏み台になれ」という名目で……

 

「ん゙っ゙♡ 全部出た……♡ うわっ♡ 胸ン中テメーので……裏まで精液……♡ ハッーー♡ ハッーー♡ お、おいっ♡ ぶっ太い糸引きすぎだろ、やばっ……♡ ハァァーー……♡」

 

 おっぱいに中出しされた精液、ゴポゴポ溢れて来て乳内に根付いた吉宗のスメルに、希美は顔を隠しておっぱいを隠さず、枕に顔を埋めてしまった。

 

「洗うの大変なんだよ……加減しろバカっ……♡」

 

「……無理だよ、パイズリめちゃくちゃ良かったし……認めたくねーけどなっ……」

 

「♡♡ 我慢て言葉をしらねーやつだ♡ ……分かってんだろ♡ あたしがびちゃびちゃなの……」

 

 革素材の服に零れた精液が、エナメルよりも希美をテカらせてテンションは最高潮の吉宗は、無言のまま頷いてパステルイエローの――デート専用パンツ――を横へズラす

 

 ベッドサイドのテーブルにはコンドームが二つ備え付けられているが、二人はそんなもの見向きもしなかった。

 

「ハメるぞ……」

 

「あっ……♡ 脱がさねぇとかエロ漫画の読みすぎだろっ♡ んやぁっ♡ あああああ♡ 吉宗のあつっ……~~っ♡ ん゙お゙ぁ゙~~~~♡」

 

 希美の片足を持ち上げ、そのまま片足にしがみついてピストンをする松葉崩し。お気に入りの体位は数え切れないが、希美が松葉崩しをされたいと瞳を見ただけで分かる様になってしまった。

 

「はァァッ♡ はやいからぁ♡ チンポでエグっ♡ エグうぅぅ~~~~♡♡ んハァァッ゙!? お゙♡ ほぉ゙♡ んギュゔゔーー♡」

 

「うるせっ! はっ! はっ! はっ!! エロい服着てパンチラまでしやがって! 腕組んでおっぱい当てて! 勃起するに決まってんだろっ!! くそっ! くそっ! 希美なんかで勃起した俺が許せねぇぇぇっ!!」

 

 ここぞとばかりにニーソックスを掴み、ミニスカとの間に形成される白の領域へキスする吉宗。

 

「ヒィ゙ん゙!? それやめろぉぉーー♡ はくあ゙ぁ゙ーーっ゙♡ 胸もそんな強く……っ゙!? あゔ♡ やあ゙あ゙♡ よしむねぇころすうぅぅ~~~~♡♡」

 

 挿入角度が異なれば刺激も異なる。希美を恥ずかしい格好に出来るし、おまんこも丸見えだし……キスも出来ておっぱいも揉める、密着感もある松葉崩しで膣内を蠢かせては、半剥けチンポをウネり包む。

 

 希美はキスに弱い。自分からおねだりしてくるのに弱い。唇じゃなく手や足にされただけで、おまんこが締まるくらいに弱い。

 

 いや、最初こそそこまででも無かったが、一ヶ月の間で相当開発されてしまったのかもしれない、彼氏でもない幼馴染みに……

 

「このたいいしゅき♡ しゅきぃ♡ きしゅもしゅきぃぃ~~~~♡ あぁっ♡ あ♡ あんっ♡ しゅき♡ しゅきいいい♡♡」

 

「希美ぃ……! 喋るな声出すなっ……ヤバいからっ……これ以上俺を燃えさせるなっ……はぁ! はぁ! チンポ蕩ける……ゔゔッ゙!? い……いま……イッたな……?」

 

「へぅ♡ んへぅぅ……~~♡ イッ♡ イッへねへひ……♡ お゙♡ ン゙ン゙♡ ン゙ッ゙~~~~♡ てめぇよひむねぇぇ♡ んっ♡ きひゅ♡ ちゅぱちゅぷぅ♡ ちゅぅぅ~~♡ んんぅぅ~~~~♡ いぇへぇぇ♡ イひゅぅぅ♡♡」

 

 黙らすためにキスをすればおまんこが締まる、亀頭に一際熱い液が落っこちて来て吉宗は、チンポと繋いでいる左手以外の感覚が薄くなる。

 

「もっかいイケよ! 何度もイケよ! 俺もイクからっ!」

 

「んんんぅ~~♡ イきゅぅ♡ いちばんきもちーのでイきゅううううッッ♡~~♡~~♡ よしむねぇぇぇぇ♡♡♡」

 

 手でも結合部ギュッと力を入れて吉宗を離さない。一番気持ちの良い瞬間にまるで恋人のようにイチャラブし、希美は涎を溢しながら仰け反り中出しアクメする。

 

「ひっ♡ ひっ゙~~~~♡ きもちぃ♡ きもひーよぉぉ♡ はっ♡ あはっ♡ んは……ああっ♡ いちばんいーのでイケたのぉ……♡ はひっはひっ……♡」

 

「ゔ……ゔん゙っ゙!? 抜けね……だろっ……まだ精液搾るのかよっ……」

 

 希美の握力が強すぎて吉宗の左腕は紫色になっているが、構わずに握り返す気概も経験を積んで生まれたものだ。「それくらいできねぇと万が一彼女出来てもすぐフラれる」……とか何とか煽られながら。

 

(チンポも紫になってそーだ……マン圧凄すぎっ……!)

 

「ひっーー……ひっーー……♡ お、おいぃ……もう終わりじゃねぇよな……♡ 中出しがヘタクソだから……ハッーハッー♡ 零れたじゃん♡ 注ぎ直せよバカッ♡」

 

 痙攣しっぱなしで希美も良く言う物だ。新手の挑発でセカンドセックスを焚き付けてきた。

 

「イキすぎて病院送りにしてやるっ……」

 

「やってみろぉ……吉宗なんかのヘナチンで……♡ んくぁぁぁ~~♡♡ イ……っ゙♡ くわけねぇし……♡ ん゙♡ ん゙ぅ゙♡ はへっ゙♡ くほぉ゙ぉ゙♡ これも♡ すごっ♡ ん゙ン゙お゙~~~~ぉ゙ぉ゙♡♡」

 

 両手を頭上で固定しながらのラブ握りは欠かさず、チンポを垂直に杭打ちする種付けプレス。

 

 これは希美が失神イキしてから封印させてきたが、喧嘩を買って出た吉宗は躊躇なく希美をまんぐり返しさせ、ずぢゅずぢゅと子宮奥へ亀頭をブチ込んだのだ。

 

「ん゙ーーッ゙♡ ん゙ーーッ゙♡ ひゅぎぃ゙♡ ひゅぎィ゙ィ゙~~~~♡ んギッ゙♡ ん゙ぅ゙♡ ん゙!? ん゙ん゙ん゙ッ゙ッ゙♡♡」

 

 キスまでされて喘ぎも封じ込まれてしまった希美は、膣内の熱気と圧迫で吉宗に応えていく。

 

(こんなの〝ごっこ〟じゃ絶対しない♡ 恋人じゃんこんなのっ♡ ダメなのにっ♡ 幼馴染みなのに♡ 吉宗なんかと恋人みたいにっ~~~~♡♡)

 

 希美が「次にやったら殺す」と固く禁じていたのは、単純に気持ちがいいからが理由ではない。

 

(楽しかった♡ 今日はホントに楽しかったのっ♡ 〝ごっこ〟だけど……楽しかったのっーー♡♡)

 

 キスをされていて良かった、こんな正直な気持ちを吐き出してしまったら……

 

(イク……♡ 怖いっ、怖いから一緒♡ 唇も手もおまんこもぉ♡ 吉宗と一緒にいぃ~~~~♡ イクッ♡ イク! イクイクッ……♡ ダメッ♡ イクッーー♡ よしむねええぇええーーーーっ♡♡)

 

 奥へ注がれていた先程の精液が更新され、結局おまんこの容量を越えて逆流してしまった。希美のおまんこには常に新鮮な〝吉宗の〟精液が入っているのだ。

 

「フッーー……フッーー……ふぅ……♡」

 

「はぁ……はぁ……ふぅぅ……希美っ……」

 

「んだよぉ……♡」

 

 結合を解いても余韻中は手を繋いだまま、自宅とは違う寝心地のベッドでまどろみつつある二人。

 

 体液でベトベトなのでシャワーを浴びたいが、二人で入ると確実におっ始めてしまうだろう。

 

「俺達は〝ごっこ〟だからさ……もっと色々な場所にデートしに行く必要あると思うんだ」

 

「まぁ……そーだろーな……しょうがねぇ、今度はあたしがプランを立ててやるよ……めんどくせぇけど……♡」

 

「ははっ……! 期待してねーけどな!」

 

 こうしてデートの約束を呆気なく果たした吉宗と希美。まだまだ〝ごっこ〟は続いていく、高校生になっても大学生になっても。

 

「あ~~早く彼女作りてーなぁ!」

 

「テメーじゃ無理だ」

 

 逆方面を向きながらも二人が繋ぐ手は、夜通しセックス中でも離れる事はなかった。

 

「セックスん時だけバケモノ体力しやがって……♡ 」



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セックスごっこをしてくれた幼馴染みとガチセックスする3

5話で完結です!
お楽しみに! 応援してくださいっ!!


 ――吉宗と希美は可も無く、不可も無い高校へと無事に入学した。

 

 同じ高校になった理由は「近いから」、自宅が隣同士なので一番通いやすい場所が、そこしか無かったからだ。

 

 成績がよろしくない吉宗でも三年生の上半期から頑張って勉強し、そこまでハラハラせずに合格出来たなという手応えがあった。

 

 希美も右に同じ……である。勉強会の名の下で朝から夜中までエッチしてしまった日も、何回かあったりしたが。

 

 中学時代は部活に入っていなかったので、何かしら入ってみようかと吉宗は体験入部を繰り返したのだが、運動系はやはりダメであった。

 

 希美は持ち前の運動神経のウワサを何処から聞きつけたのか、スカウトされ熱意に負けたのか女子バスケットボール部へ入部した。

 

 幼馴染みで学び舎も同じ、しかし部活まで同じにする必要は無い。吉宗では厳しいバスケの練習について行ける筈は無い。

 

 ……漫画研究部へ所属する事となって四ヶ月、友達もちゃんと作れたし勉強も(今のところ)しっかり覚えられている。

 

 中々いい生活を送れていると吉宗は実感している、とある一件を除いては――

 

 >希美、今日いいか?

 

 <ダメ、疲れてる

 

 >そうか、ちゃんと休めよ

 

 <言われなくてもしてる

 

「もうすぐ夏休み……七月に入ってからは一度も希美としてないのか」

 

 中学時代はセックスごっこを始め、受験の当日ですら中出しセックスをしていた2人。寧ろセックスをしていなかったら落ちていた、そう言いきれるくらい自信に繋がっていたのだ。

 

 高校入学から少しずつ〝恋人ごっこ〟の頻度が減っている。

 

 デートごっこは4月に二回したのが最後だ、中出しエッチを最後にしたのは5月、6月はパイズリとフェラと手コキで膣内はお預け。

 

「嫌われた? 避けられてるよな? いくらバスケの練習が大変とは言え」

 

 正直、恋人ごっこを求めていたのは希美の方である。受験勉強を黙々としていたら唐突に部屋へ侵入してきて「チンポ貸せ♡」と、勝手にフェラチオして騎乗位で搾るだけ搾って英気を養えた顔つきで戻っていったのだから。

 

「まぁ別に……あんな男女じゃない本当の彼女作ればいいだけなんだよな。ぶっちゃけ……チャンスあるし……そこで決めるつもり……」

 

 窓から侵入出来る超至近距離でも、独り言なんかは流石に聞こえない。でも何処か聞いて欲しいように呟いていた吉宗。

 

「我ながら女々しいな! クソみてぇだ! はぁ~~新しく発売した漫画読もっ! ……そーいや希美のバカは買ってあるのかな?」

 

 LINEで尋ねるのは止めた、部活練でクタクタなのは文面から読み取れる。放っておくのが気遣いになるケース、今だ。

 

(読んだら久しぶりにオナるか、おっぱい大きい子の画像探して……オナニーなんてする必要無かったくらい希美と……はぁ、ごっこの癖に、はぁーー本当の彼女よーーもうすぐだぞーー待ってろよーー!!)

 

 

 

 

 夏休み1日目。宿題は早期に片付けようと決意した吉宗だが、10分だけ勉強して午後はずっと漫画にゲームを寝転がって楽しんでいた。

 

「クーラーが悪い、涼しすぎて気持ちいいからな!」

 

 ……今日は勉強終わりらしい。夢中だったので昼食を食べ忘れていた、ドッコイショと立ち上がろうとした吉宗の部屋へ――

 

「おう吉宗、あたしが追っかけてる漫画の新巻あるよな? 見せろ」

 

 棒付きアイスを咥えた「ソイツ」が現れた。

 

「どわっ!? じ……事前にLINEくらいしろよバカっ! ドロボーよりもタチわりぃな!」

 

「いや送ったじゃん? 既読付かなかったし確認しなかったテメーが悪い、シャクシャク……♪」

 

「アイス食いながらかよっ、行儀の悪い奴だぜっ! つーかバスケの練習あるんじゃねーのかよ?」

 

「今日は午前の三時間だけなんだよ、午後はフリーだから来てやった。読みたいの溜まってるし読ませろ、シャクシャクシャク」

 

 汗の匂いは一切しないがシャワーは浴びているのだろう、真新しいコンディショナーの香りだけでも「メス」を感じ取ってしまった吉宗は、オナニーで出しても「溜まっている」

 

 希美は高校生になって3㎝背が伸びた、髪はショートをベースにもみ上げに位置する部分だけ、伸ばすようになったが好きな漫画のキャラクターの真似をしているのだろう。

 

 ピアスはダミーピアスなので穴を開けてはいない、買い物時や自宅での限定メイクである。

 

 そして服装なのだが……夏らしく露出度は高い。それは分かるが希美は中学時代ですらFカップもあった、今ではさらに成長を遂げて恐らく高校で一番おっぱいが大きい。先輩だろうが教員だろうが……希美には敵わない。

 

(ブラ見えてんじゃねぇかよっ!! 見せブラなのは知ってるけどこれはっ……!?)

 

 セックスごっこを始めた日の体勢とは逆に、仰向けになって漫画を読む希美の瞳は爛々としている。やっと手にした休息タイムでアイスも補充されているのだから。

 

 タンクトップはアルファベットが羅列しているが、張り出すおっぱいが歪ませて解読は不可能。重力に抗い球体のFから長筒の――目測Hカップ。

 

 ダメージ加工された超ミニ丈ショーパンとの組み合わせで、ヘソ出しする身体は中学時代とまるでベツモノ、というより会う機会が減ってから急激に身体がエッチになっていた。

 

(6月もエッチしたの片手で数えられるくらいだったし……成長してるとは思ってたけど……ここまでなんて……)

 

「おい、次の巻よこせ」

 

「あっ、ああっ……」

 

 組まれる足にはボーダーのニーソックスも履かれている。こんなの童貞を殺すフルセットだ、吉宗は童貞ではないけど。

 

 対抗するように吉宗も漫画を読み始めるが、幼馴染みの過激なファッションとエッチな身体つきを隣に、集中力など保てる筈が無い。

 

「………………………………」

 

「………………………………」

 

 夕方になっていた、ページを捲る音、アイスを食べる音、それ以外は何も聞こえなかった、喋れなかった。

 

「イイトコまで読んだし、帰るかな。明日は7時から朝練だし」

 

「え? そんな早くするのかよ! 何時まで練習あるんだ?」

 

「夕方まで」

 

「そうなのか、めちゃくちゃ大変だな……」

 

「まぁ……結構楽しいけどな。吉宗じゃ男バスの練習にはついて行けないだろーけど!」

 

 久しぶりに幼馴染みの笑い声を聞けた、自分が罵られているがそれでも少し嬉しい気はした。

 

「じゃあ帰るわ、暇ん時あったらまたLINEする」

 

「ああ、分かった。宿題はしてんのか希美は?」

 

「してねーよ、夏休み中に終われば文句ねぇだろ」

 

「俺なんて10分もやったぜ? 計画性ねぇな~~?」

 

「たかが10分でイキんなし」

 

 どうでもいい会話も少しでも長くしたかった。窓を開けて身を乗り出す彼女の背面は、デニム生地がお尻に食い込んで股間を翻弄してくる。

 

「そーだったわ、吉宗に伝えとく事あるんだわ」

 

「あ? 寛ぐ用のアイス用意しとけとかか?」

 

 何となく、そこから先は聞きたくないと第六感が忠告した、何故なら――

 

「……あたし、男バスの先輩とデートする事になった」

 

「…………………………………………へー、どうでもいいな」

 

 嫌な予感は何故的中してしまうのだろう? 

 

 男子バスケ部の先輩……イケメンで頭も良くてチームではエースを務めている二年生。今日の午前練習が終わった時に誘われたらしいのだ。

 

「へっへっ~♪ あたし目ぇ付けられてた、期待してんだってさぁ~♪ 雰囲気的に絶対告られるだろーな♪」

 

「あっそ、その先輩は希美なんかを気にしてくれてるんだから、すっっっっっごく、優しい人だなぁ。ありえねーと思うけどさ、絶対にOKしろよな?」

 

「ふふっ、やぁっと吉宗との〝ごっこ〟は終わりだ。まぁ高校生になったし、向こうから告ってくれるならそろそろ彼氏作ってもいいかなってよ!」

 

 去り際でそんな話を勝ち誇ったようにする希美を、少し意地悪だと思いながらも吉宗は落ち着いて対応した。……つもりだった。

 

 希美は女からすればカッコイイ、男からすれば可愛いしエロい、口は悪くても告白されない方がおかしい。恐縮していた男子達から一歩リードしようとした、その先輩の勇気を褒め称えるべきだろう。

 

「報告はしてやんよ、ごっこじゃない〝恋人〟デートのな……♪」

 

 今度こそ自分の部屋へジャンプしようとした希美、しかし吉宗だって――

 

「勝ち誇ってるトコわりーんだけどさ、俺もデートするんだわ」

 

「ッ゙ッ゙!! ……………………は? お、オメーなんかとデートする子……いや、それだとその子に失礼か……お、おっ、マジかよ、負け惜しみだろ?」

 

 足を踏み外して吉宗のベッドに倒れ込んだ希美。タンクトップからオレンジ色のブラ紐がズリ落ちたが、吉宗は部活で約束した事を早口で捲し立てる。

 

「漫画研究部でさ、特に話の合う女の子がいてさー! オタク系だけどロングの髪で可愛くてさー! 眼鏡も似合ってるしどっかの誰かと違って控えめで、優しくて男を立てる性格しててさー!」

 

(……は? コイツの妄想……?? そんな女の子居るわけねー……居るわけ……ねーよ……)

 

「おっぱいも服の上からでも大きいって分かるし!」

 

「サイテーかよっ!!」

 

 反射的に自分の胸を隠すように両手で身体を抱きしめた希美。怒りよりも戸惑いの感情で心音がバクバクうるさい。

 

「……ぶっちゃけな、向こうから告白してくれた。俺と居ると楽しいんだってよ」

 

「…………………………………………」

 

「その子とデートする、勿論俺は付き合いたい、台詞をそっくり返すけどさ、お前との〝ごっこ〟はこれでオシマイだ、やったぜ!」

 

 俺だってモテ期が来たんだぜとドヤ顔の吉宗、眉を吊り上げたままおっぱいを守る希美、五分ほど睨みあっていたが根負けしたのか、飽きたのか、希美は再び自室へ飛び移る姿勢を取る。

 

「大事にしとけよ、2度とお前に告る女の子なんて現れねーから」

 

「うるせぇ、言われなくても嫁にするわ」

 

「キッモ、彼女にすらなってねぇのに嫁とか……まぁいいか、お互いごっこはしゅーりょー、普通の幼馴染みに戻って万々歳ってことでさ」

 

 吉宗は理想像を具現化させた女の子と、希美はハイスペックな先輩と交際する。絶対に上手く行くだろう、これからの高校生活も充実して堪らないだろう。

 

「俺も報告してやるよ、ラブラブ過ぎてお前は吐くかもしれねーけど!」

 

「くだらね、じゃあな」

 

 飛び移ってカーテンを閉めた希美へ、中指を立てて見送った吉宗は例の部員とのデート日を念の為確認した。

 

「希美がデートする日と同じなのかよ……街で会うのは簡便だぜ?」

 

 デートスポットが全く違うので蜂合う可能性は皆無だが……それにしたって、同じ日になるとは思わなかった。

 

 ――その日以降は希美からのLINEもなく、吉宗がLINEを送る事もしなかった。そしてデートの当日――

 

 

 

 

 

 <おい吉宗、今そっち行っていいか?

 

 >んだよ、デートは終わったのかよ?

 

 <終わった、報告してやろーと思ってな

 

 >ほー、俺も丁度終わったんだわ、まぁ来いよ、じっくりと自慢話してやっから

 

 お互いの両親は飲みに行っている、朝になっても帰ってくるかどうか。デートの自慢大会でも開くには誂え向けの状況かもしれない。

 

 家に帰っていたらしく、希美はすぐ窓を叩いて「入れろ」と合図してきた。

 

「よっと、はぁー、つっかれた……」

 

 トランポリンのように希美の体重を受け止めたベッドが跳ね、希美の成長を重ねた巨乳もバウンドした。私服はネックレスが追加されている他はあの日と同じタンクトップ、デートも同じ服だったのだろうか?

 

「随分早く終わるデートなんだな? まだ19時じゃん」

 

「終わる時間は関係ねーだろ、脳までスケベかよ」

 

「誰もセックスとは……言ってねーだろ」

 

 ここで少々目線を逸らしてしまったのは、その単語が気まずかったからなのか。希美もバツが悪そうな顔をした。

 

「どっちから話すか決めようぜ。いや、レディファーストでどうぞ?」

 

「こんな時だけ女扱いすんのかよテメー!」

 

 吉宗は早く楽になりたかった、色々な意味でさっさと打ち明けてしまいたかった。なのに希美から報告するように言ったのは――

 

(我ながら酷いな、ヘタレかよ……)

 

 二人してベッドの上で胡座を組む。希美の際どい服装に心臓が高鳴るのではない「これで終わってしまう」、吉宗は覚悟を決めてきたのに自分を保てなくなりそうだった。

 

「結果から言うか、大成功だったぜ!」

 

「……っ! そう、だろう、な」

 

聞きたかった、でも聞きたくなかった言葉でもあった。もしかしたら歯軋りをしたのかもしれない、拳を力一杯握ったのかもしれない、さらに希美は報告を続けたのだが、思いも寄らぬ「答え」であった。

 

「最後以外はな」

 

「は? どういう意味だ?」

 

「あたしは先輩に告られた、最高の景色で最高の雰囲気の場所でな」

 

「……映画みたいじゃん……」

 

「ああ、楽しかったよ。一緒に身体動かしてさ、美味しいものも奢ってくれた、先輩の事を沢山知れた」

 

 〝身体を動かして〟にいやらしい妄想をしてしまった吉宗。違う、希美は先輩とスポーツをしていい汗を流していただけ、なのに「まさかっ!」と心臓がバク付いた。

 

「そしてな、夜景が見える高台で先輩から『好きです』……どうよ? これ以上のシチュがあるか?」

 

 腰に手を当て胸を張っている希美、何処か無理をしている気がするのは気のせいだろうか。

 

「いいから結果言えよ」

 

「焦るなよドーテー♪ 結果は同時に言おうぜ、吉宗のデート内容を教えろ」

 

張り出て余計に強調されるタンクトップのシワ、如何なる状況だろうが男は胸が揺れていれば見てしまうもの。

 

 ……希美の身体からシャンプーも、コンディショナーも漂わなかったが焦る吉宗は、鼻を働かせられていなかった。

 

「待ち合わせはその子ったら、1時間以上も早く着いててさー!」

 

「……………………」

 

「俺って一応デート、ごっこだけどし慣れてるじゃん? プランは俺が組んで」

 

「……………………」

 

「沢山の本がある喫茶店行って、好きな漫画見つけたり難しいけど面白い本教えて貰ったり」

 

「……………………っ」

 

「大体そこに居たかな、んで、夕食は彼女の好きな物を食べて来た」

 

 漫画研究部員の子はデートは初めてだったので、吉宗に頼りっぱなしだったらしい。さぞや「あの」吉宗が頼り甲斐のある男に見えただろう。

 

「帰り道で告白されたよ、シンプルに好きです、付き合ってくださいって」

 

「……OKしたんだろ?」

 

「何焦ってんだよ? 結果は同時に、だろ?」

 

「ウゼーなぁマジで!! 引っ張る必要そもそもねーだろがよっ!」

 

 確かにそうなのだ、焦らす必要など無い、結果など双方分かっている、なのに二人してやたらと時間を稼いでいる。

 

「はいはい、じゃあ言うぞ? いっせーのせで」

 

「はいよ、せーのっ――」

 

 2人の言葉が重なり合った。

 

 

 ――フッた、恋人は不成立だ

 

 

「……!? は? 何やってんだ吉宗? その子振ったらお前は永久に童貞なのにっ……」

 

「童貞じゃねーし! 希美こそ何してんだよ、将来有望の先輩を振ってどーすんだよっ!? 理由言ってみろよ!」

 

「テメーこそ理由教えろっ! 断る理由ねぇだろうが!」

 

 答えは予想とは真逆だった、そして絶対に言えないが……期待していたものだった。

 

「またあたしから先に言うのかよ……吉宗から言え」

 

 モテない吉宗に告白してくれたいい子、趣味は合うし胸も大きい、性格だって吉宗に尽くしてくれる、完璧な存在を振ってしまった吉宗は今世紀最大の愚か者だ。

 

 またレディファーストをしようと思った吉宗だが、何故か希美が泣きそうな表情をしているので、なるべく落ち着き払って「しゃーねぇなぁ」と話し始めた。

 

「凄くいい子だった、でも……違うんだ、彼女は俺と付き合ったらダメだ、俺なんかよりずっと幸せにしてくれる男が居るよ」

 

「……もったいねぇな、掴み取れた彼女をぞんざいに……やっぱオメーってバカだ……」

 

「ぞんざいじゃねーし、大切に思ったからだ」

 

「キメー、あたしには理解できねーわ……」

 

 事実、吉宗は死ぬ程後悔をした、何もかもが最高の流れだったのにぶった切ってしまった。

 

 彼女は泣いてしまった、だが納得したように頷いてもいた。宥めている最中も吉宗は罪悪感に潰されて、死にたくなっていた。

 

「……ほらっ、希美の番」

 

「あ、あたしは……」

 

 そこから先の言葉が中々出て来ない希美。

 

「言わないのかよ、不公平だぞ」

 

「……ちっ、言うよ!」

 

 やはり希美が怖じ気づいている場合は、煽ってやった方が効果的なのだ。

 

 落とし込んでいた顔を上げ、くぐもった声色で吉宗へ理由を説明した。

 

「あたしも、違うって思った。ていうか……怖くなったの……」

 

「怖い? 先輩にやらしい事された、とか……?」

 

「そんなのされてねーし! 肩を抱かれそうになったけど……」

 

「ッ゙ーー!!」

 

「身体に何かされるんじゃ、そういう〝怖い〟じゃねーんだよ……」

 

 希美ならブン殴って返り討ちに出来そうだもんな、とは口に出せなかった、出さなかった。

 

「あたし……彼氏作ろうって……思ってたけど……まだまだ、カップルになる覚悟が足りてなかったんだなって……」

 

「あっ……」

 

 何で自分達は敬遠じみた事になっていたのだろう?

 

 毎日会って、毎日セックスしていたのに少しずつ減って、一ヶ月〝ごっこ〟をしていない。

 

 希美が部活で忙しいから? それだけではない、お互いの部屋など1秒で往復できる距離なのだ。それに……疲れていても希美はしたかった、本当は〝ごっこ〟を今まで通り毎日したかった。

 

「あたし……まだ誰とも付き合えない……付き合うの……怖い……まだ早いよ……付き合ってるクラスメイト……いるけど……あたしには早い……」

 

 エッチをしている時以外で希美の涙を見てしまったのは、何時だったかも思い出せない。泣きたくなっても全力で見栄を張ったり、隠して来た、それは吉宗も同じで……

 

「俺も……怖かったのかも。あの子はいい子だったけど……本当に好きの感情があるのかって、何度も自分と議論してた……何かさ、違うんだよな……好きは好きでもさ、友達とかそういう意味での『好き』に近いやつで……」

 

 本音を吐露し合う二人、吉宗は意地でも涙を流さなかった、只の強がり、男だから涙を見せたくない、男みたいな女だけど立派にJKしてる希美には見せたくは無かった。

 

「なぁんだ……吉宗のヘタれぇ……もう絶対テメーには……彼女、できねぇな……逃した魚がデカすぎんだろ……」

 

 あの子を振ってしまったら本当にもう、彼女は出来ないかもしれない。だから付き合ってしまえ、その思いも過ったけれど――

 

「希美っ、唇貸せよ」

 

「あっ……♡ んゆっ、ちゅっ、んやっ……♡ んふっ、んっ……んぅ♡ んにゅっ、にゅるっ♡ あっ……な、つかし……くらいだわ……♡」

 

 キスがお預けされて何十年も経過した気さえした。いや、お預けしていたのは自分自身だ、やろうと思えばいくらでもやれたのに。

 

「先輩にこれ、されたんだっけ……?」

 

「んはっ♡ さ、されてはねぇよ♡ 肩を抱かれそうになっただけだ……テメーがしてるみたいに……♡ 抱かれては……ない……♡」

 

 久しぶりのキスの一発で希美の瞳から涙が引っ込んで、次に瞼を開けたらトロトロになっていた。そしてメスのフェロモンが立ち昇る……

 

 先輩に同じ事をされそうになっただけで怖かったのに、吉宗にされてしまったら……滾るけど心が落ち着いて来た。

 

(コイツに慣れてるから……そうに決まってんじゃん……)

 

「俺らさ、まだお互いが必要だよな?」

 

 自分達は沢山経験を積んできたつもりだったが、今回でまだまだ足りないのだと発覚してしまった。

 

「そーだな……本当に恋人を作る覚悟が出来るまでは……しゃーねぇから〝ごっこ〟してやるよ……」

 

「こっちの台詞だ……」

 

「んひゃぁ♡ く、首舐める、ひゃうぅ♡ 肩も♡ はえっ!? わ、脇はダメッ! んぅッ♡ やふんッ♡」

 

 膨張してショートパンツに接触しているチンポを、人差し指の爪でクリクリしていたら全身リップをし始めた吉宗。

 

 どっちも「ヘタレ」だった、経験なんて同世代の何十倍も積み重ねているのに……

 

「はぁ♡ んっーー♡ お腹も……ヘソも……♡ 変態かよぉぉ……~~♡」

 

「うるせぇな……久しぶりなんだよっ、じっくり堪能させろやっ……ゔ……」

 

「はぁ……♡ はぁ……♡ テメーだけやってんじゃねぇよ……チンポ♡ ガチガチ……♡ めっちゃ濡れてるし……あの子で発情してたのかよっ……」

 

「は、はぁっ? 勃ってねーし……あの子では勃たなかったんだよ……不思議とな……希美だから……チンコすげーことになってんだよ……」

 

「♡♡~~♡ キモッ……♡ どーせその子より胸がデカいからとかだろ……」

 

「ああ……そーだな……」

 

「♡ キモッ……♡ サイテー……♡ んっ♡ んやぁぁ……っ♡ はっ……おまんこイジられるのぉ……はうううんッ♡ ひ、ひしゃしぶい♡」

 

 本当の彼氏と彼女を作ってしまって、依存対象から卒業したかった。それが希美の素っ気ない態度の根底だった。

 

 吉宗もそれは受け取れていたから、普段よりも距離を詰め寄る事をしていなかった。吉宗だって希美に依存してしまっている、中毒だから。

 

「下着、ピンク色なんだな……」

 

「うるせぇ♡ 何でもいいだろが♡」

 

「見せブラ、だよな? そうだとしても男は興奮すんだよ……肩紐出てるしカップは零れそうだし……!」

 

「あぁん♡ んくぅぅン~~~~♡♡ 揉むなぁぁ♡ もっと優しくっっ♡♡ ひうううッ~~~~んは……ぁ♡ ああああっっーーーー♡~~~~~~♡」

 

 コリを一撃で解すように強く握り締められた希美のおっぱい、優しくやれと睨んだハズだが身体は悦んでしまい、声も同調してトロ甘に悶え……イッてしまう。

 

(溜まってるから……♡ オナニーはしてたのに……やっぱりそんなんじゃ……全然足りないの……♡)

 

(イッちゃったのかよ希美? 超敏感じゃん……オナってたけど……オカズ何かじゃ足りねぇよ!)

 

 ……敬遠期間中も互いをオカズにしていたらしい。デート直前までしてしまっていたなど絶対に言えないが。

 

 とにかく今は我慢を吐き出していい時だ、抱きしめられた腕の中でピクンピクンッ、吉宗が左手で背中を摩るだけでも感じる希美に、チンポの血管が太々と浮かび上がっている。

 

「うお……っ!?」

 

「……♡ 胸、ずっと揉んでんじゃねーよ♡ 吉宗はそればっかだなぁ、童貞かよ♡」

 

 そんな事を言われたって、学校一の巨乳が痙攣と共にぷるっぷる小刻みに震えるのだから、抑えてあげたくもなってしまうのだ。

 

 押し倒された吉宗は成長を遂げた、希美のおっぱいにマウントを取られている。

 

(デカくなっていたけど……ここまでかよっ! 柔らか重いっ!)

 

 最後にパイズられたのが六月の上旬だから、一ヶ月と少しでまた成長してしまった。知能指数は相変わらず吉宗と大差ないが、運動神経と育乳だけは文句のない偏差値だ。

 

「オラァ! チンポ見せろよっ! 半剥けのクソチン……ッ゙~~!? え……♡ えっ♡ ちょ、ナニ剥けてんだよっ♡」

 

 だが――大人の階段をまた一段も二段も登ったのは、希美だけではないのだ。

 

「七月……ずっとオナってたら剥けちまったんだよっ……はっ! ガキチンコとはもう言えないよなぁ! あ゙……っ゙! おっぱ、い……~~~~っ゙っ゙~~!!」

 

「だから……何だよっ♡ 挟んだら一緒だっつーの♡ 生意気なんだよ、ハァハァ♡ か、カリ♡ こんな太いの仕舞ってやがったのかよ♡」

 

 ブラだけを外し、タンクトップを着たままの先制パイズリで黙らせたが、文字通り一皮剥けた吉宗のチンポは見慣れぬ形に進化していた。

 

(エロ漫画よりも凄く感じる……♡ リアルでもこんなエラが……うわっ、ミゾも広くて♡ 吉宗の大人チンポぉ……~~♡)

 

 被検体が居るからエロ漫画は読まなくなったが、黒線は引かれず皮から解き放たれた今のチンポこそ、本当の「吉宗」なのだろう。

 

「……? おい、パイズリすんなら早くやれよ……ズリ待ちしてチンコイライラすんだよっ!」

 

「えっ、えっ……あ♡ っせーなぁ! や、ヤッてやるからキメぇ口塞いでろ♡ はぁ……はっ……ふっーー……♡ うそっ……硬っ……はっーー……♡ んっーー、ふっーー……♡」

 

「あ゙~~~~っ゙!!? すっ……げっ! 希美の長乳で精子動かされてる~~~~っ゙!」

 

 にっぢゅ、にぢゅっ……ぽにゅっ、ぼにゅっ……乳内で奏でる音色が鼓膜を焼く。

 

 パイズリ向けの長さを手にした希美は振り向いただけで、吉宗の腕におっぱいが当たってしまいその都度「セクハラかよドーテー!」と、殴られてはいたが……

 

 今ではおっぱいがチンポにセクハラしている、カリ首の太さと段差のエグさに驚愕しながらのパイズリは慎重、というより臆病と評せるオズオズとした動きだ。

 

「お、俺のチンコにビビってんのかよっ!」

 

「はぁ♡ ビビッてねーし♡ 生意気なんだよドーテーの癖にこんな……こんな♡ も、もう半剥けって言えないじゃん♡ 生意気だ生意気だっーー♡♡」

 

 挟み慣れていた吉宗のチンポが怖くなった。明らかな成長途中の外観から一ヶ月でズル剥けになっていたのだから、希美のおっぱいと共に子供から離れつつあると自覚させられた。

 

「あたしは好きでデカくしてんじゃねーし……止めろよ、この無駄な成長をよぉ……♡ ほらよっ、チンポ結んでやったぞ♡ 髪コキだったよな♡ 長くなったからしてやるよバーーカ♡」

 

 パイズリを止めたと思いきや、伸ばしたもみ上げをチンポの亀頭に結びつけていた希美。射精を管理する圧迫は無く、希美の手入れを欠かさず良い香りのする大事な髪が、チンポに巻かれている視覚とくすぐったさにズラれずとも、精液が鈴口に近づいている。

 

「いいのかよお前っ! 髪は女の命だろーがっ! はぁ! あぁっ!」

 

「どーせ洗うからいーんだよ♡ 中学ん時は出来なかったし……おいっ、問題だ♡ お前が聞きたくてしょーがなかった問題出してやる♡」

 

 距離を開けていた穴を埋める勢いで、物理的に(髪でもおっぱいでも)吉宗を捕まえて離さない希美。 

 

「胸……中学ん時はFだったけど……はぁ♡ 今は何カップか当ててみろよ♡」

 

「!!!!」

 

 目測は何回もしていた、あれは……カップだろうと。それでも確信は持てなかったがこうして直に挟まれていたら、それが答え合わせで今の吉宗にはボーナス問題であった。

 

「……えいち、Hカップだろっ! 絶対正解だ!」

 

「はっ……Hカップの高校生とかエロ漫画かよ……居る訳ねーだろっ………………正解だよ、ばぁか……♡ 褒美をくれてやるよ♡ ……チロッ♡」

 

「うビぃ゙!? あっ! 憧れてたパイズリフェラぁぁ!??」

 

「そんなのに憧れてたのかよ、キッッモ♡ ちゅぷっ、ちゅぷっ……♡ チンポ、長くなって口まで届くから出来るようになったぞ♡ チンポ剥けてなかった吉宗が悪い♡ ちゅちゅぅ♡ んちゅ、れろぉ……~~♡ はぅ、カリ……太っ……♡ はっ……はっ……♡」

 

 1度だけ希美が試してみた事はあったが、Fカップに対して半剥けチンポは役不足だった。谷間にずっぽり埋まってしまうたった一つのデメリットが、「パイズリフェラが出来ない」だった。

 

 しかし、少しセックスしてない内に急成長を遂げていた幼馴染みチンポならば、谷間から貫かんばかりに……

 

(希美のおっぱいも成長してるから……少し亀頭が飛び出るだけか……ドンだけデケぇんだよ! Hカップッ!!)

 

 ……縦長なのも幸いし、折角剥けたのに乳肉に埋もれる事だけは避けられた。

 

「チュパッ♡ んふぅ♡ ひんほひくひく♡ んぅちゅ♡ んぱっ♡ れろれろっ……~~♡ こほはいいんらろ? ちゅぅぅぅぅ~~~~♡」

 

「うあああっ~~~~!! カリは敏感っ~~~!?!?」

 

「♡ じゃあこぉ♡ ちゅぱっ、ちゅっ♡ おみほーひなんらろっ♡ ちゅぷぅ、んぷぅ、んぅーー♡ ふちゅぐっ♡ んぐっ♡ んっ~~~~♡」

 

 カリオナをしただけでもヤバかったのに、掌で握り締められないHに抑え付けられながら、鈴口やカリを狙い尽くす舌愛撫の全方位攻撃。

 

(吉宗の腰浮いてる……パイズリフェラ……そんなイイのかよ♡ こっちまでクるじゃん♡)

 

 もし先輩からの告白を承諾し、恋人になっていたら先輩にパイズリフェラをする未来もあったのだろうか?

 

(……ヤダッ! そんなの絶対ヤダ! コイツ以外のチンポしゃぶるなんて……♡ ま、まだ早いってだけだし……それまでは練習台としてコキ使ってやるだけだしっ♡)

 

 想像するのも気持ち悪かった、吉宗とエッチしているのに他の男の事なんて考えたくなかった。

 

「あ、あ、あ! イクっ……! おっぱいと口で受け止めて欲しいっ……希美ぃぃーー!!」

 

「イへよ♡ ひはひぶいにへーえひのまへろぉ♡ ンブッ♡ チュヂュルッ~~~~ズズズズッ♡ ズぅぅ~~~~♡ ンヂュズズズッ~~~~♡」

 

 トドメを刺す頬窄め吸引、粘膜の触れ合いがご無沙汰の吉宗は喉が張り裂ける声量で、幼馴染みを白染めにした。

 

「ンぼッ♡ ンッ♡ ゴクッ♡ チュグンッ♡ ングッ~~♡ ンフッーー♡ フッ♡ フッ♡ ……ん、んへっ……はっ♡ のろにへはりちゅく……♡ ングングング、むぐむぐっ……♡ 本当に……オナニーしてたのかよ、この濃さ♡ ありえね……けほけほっ♡」

 

「はっーー……はっーー……! う、はぁ……はぁ……全部……飲んだ……マジかよ……」

 

「げ、ふっ……♡ キモッ……♡ 胃が吉宗ので犯されてる……♡ そんな嬉しかったのよ♡ キーーモッ♡♡」

 

 吉宗は少し頭に浮かべてみた。

 

 あの子がパイズリフェラをしてくれたとして、希美にして貰うよりも嬉しかっただろうか、と。

 

(……今は他の女の子の事考えたくねぇや……希美に集中したい……次は、挿入るんだよな……)

 

「胸ぇ……汗と我慢汁でテカテカ……♡ タンクトップも……せーえきで滲んでるし……♡ ふっー、ふっー……この匂いも……久しぶりで……んっ♡ うえっ、まずっ♡」

 

 谷間のかけ橋をすくい上げて舐め取る希美。縮こまった陰嚢は青筋を立てながら膨張し、チン先は希美を指し示している。

 

「あっ、希美の歯にチン毛引っかかってるんだけど」

 

「はっ!? はぁぁぁ!?? どの歯だよっ!?」

 

「……バーカ! ウソだよ! しゃぶったの先っぽだけじゃん! 引っかけたけりゃ根元まで咥えろ!」

 

「は、は、は??? テメェェェェッ!! 誰が根元までしゃぶりたいだぁぁッッ~~~~!!」

 

 希美と押し倒して、押し倒され返して、こんなくだらない行為ですら待ち遠しかった。

 

「吉宗ぇぇ! 殺すっーー!!」

 

「へへぇ! 騙されてやんの~~!」

 

 楽しい、服は着ているが大事な部分を露出した二人は、傷を舐め合うようにじゃれている。

 

(傷なんて生まれてねーし、寧ろ傷つけたのは……)

 

(あたしらの方だし……あ……♡)

 

 マウントが入れ替わり、最後に押し倒されたのは希美だ。かなり凶暴になった幼馴染みのチンポから目を背けるが、自然と開脚して左手でおまんこを開いている。

 

「早く入れろし……ヤッてなかった分今夜はずっとヤれ……命令だ……」

 

 最後にハメた時よりおっぱいが大きくなった希美、重力に負けず横へ広がらないHカップを掴みながら、吉宗はチンポをヌルヌルのおまんこに当てる。

 

「やっ♡♡」

 

「れ、練習台としてはマシな身体になってきたな……ゴクッ……」

 

「ほざけっ♡ テメーこそチ、チンポ♡ 漸く剥けやがって♡ やっとスタートラインなんじゃねぇのか♡」

 

 挟んで舐めて、今おまんこの入り口から伝わる感触や温度を分析して「この吉宗が入ってきたらどうなってしまうのだろう♡」と、大きいおっぱいが躍動する動悸に希美は、期待に焦がれつつ何時もの口調で吉宗を挑発する。

 

「ん゙♡ ん゙はぁ゙~~っ゙♡♡ あっ゙ーー……♡ はっ♡ はひっ♡ ひっー……ひー……♡」

 

「っ゙~~~~!! あっつい……! せ、狭くなってる……? 希美のおまんこ……」

 

「ちげぇよぉ♡ 吉宗のチンポが……♡ デカくなったからだよばぁか……ひふっ、ん゙ん゙っ゙ーー♡♡」

 

陰毛もびっしょりな幼馴染みおまんこへ、剥けっぱなしのチンポが膣奥まであっさり入り込んだ。

 

 それは愛液で潤滑が非常に良かったのであり、膣道の圧迫自体は以前よりも増している。……確かに希美は早くもアクメしたので締まっているが、チンポの直径が増したのでより狭く感じているのだ。

 

「はぁ……♡ 広げられるぅ……♡ 吉宗ので♡ あくぅん♡ ふやぁぁ~~♡ 手♡ 手ぇ握れぇ♡」

 

 カリ首が膣肉に食い込む、半剥けチンポとは快感が比べ物にならない、久々ブーストもかかってピストンされる度に、希美は舌を出しながらだらしなく仰け反る。

 

「はぁ! はぁ! はぁっ! これでいいかよっ!」

 

 片手をおっぱいから退けて、差し出された手をラブ握りしてやれば、イキながら頷いてくれた。

 

「ダメッ……足りない♡ 抱きしめろぉぉ~~♡♡」

 

「ちっ……わがままな幼馴染みだぜ! ほらよっ! これで満足かよっ、ゔ……っ゙~~! しまっ! おい! チンポネジり落とすきかいっ……」

 

「うるせぇ♡ テメーは抱きしめながらチンポしてりゃいーんだよぉ♡」

 

 ラブ握りだけではすぐ物足りなくなって、希美はハグを求めて来た。ならばと、吉宗は希美の上体を抱きしめたまま持ち上げ、対面座位を作り出した。

 

「はッ♡ はぅーーッ♡ はァッ♡ はひィンッ♡~~♡ これすきぃぃ♡ チンポすごいとこまでとどくのっ♡ すごいっ♡ はぁぅぅ~~♡ すごいぃぃっ~~~~♡♡」

 

 巨乳を押し潰しながら密着感を強くする為、思いっきり吉宗に抱きつきながら腰をウネらせる希美。

 

乱れた時の希美は本当にエロい、こんなエロダンスは他の男には見せない、味わわせない、幼馴染みだけの特権というのも吉宗のチンポを熱くさせる。

 

「またコイツのチンポ覚えさせられるっ♡ デカいのでおまんこ削られてるっーーっっ♡♡ 前とは全然違うのぉ♡ 吉宗の大人チンポで……♡ ば♡ あぉ゙ぉ゙ーー♡♡ イか……♡ イカひゃれぇぇ♡♡ ふやぁぁ~~~~~~ッ゙ッ゙ーーーー♡♡ イきゅ♡ ゔゔゔ……………………♡ あはぁぁぁ~~~~♡♡♡」

 

 びしょびしょだけど乾いていた、ゴクゴク精液を飲む希美のおまんこは悦んでいる、本当は毎日注いで欲しかったのに……敬遠していた期間分も倍にして希美は欲しがっている。

 

「らめぇ……♡ もっとしゅるにょお♡」

 

「喋るなよ希美っ……! 舌回ってねぇのはチンポに効くんだよっ!」

 

「うん♡ ふっ~~~~♡ んやっ♡ へ♡ へめぇぇ……よひむねぇぇ♡」

 

 滞っていた代謝が発散したかの如く、一気に汗だくとなった二人は体液を絡め合いながら、次なるセックスへ突入する。

 

 マトモに喧嘩をすれば希美の圧勝だが、ベッドの上だけは冗談抜きで吉宗の方が優勢になる。

 

「ほらっ! もっかい挿入るぞっ!」

 

「うしろからとかぁぁ~~♡ くつじょくてきなんだ、ひやっ゙……あぁぁぁ~~~~♡♡ ほわぁぁ♡ ひゅごひぃぃーー♡ やひンッ♡ んイぃ゙ーー♡♡」

 

 四つん這いにさせられても抵抗せずに、足を開いてお尻を高く上げてしまう希美。どれだけ凄んでも口元が緩んでいる、全く怖くない。

 

 尚、屈辱的と言っても本当は違うのだ、後ろからおっぱいを力任せに掴まれながらのピストンが、希美は大好きだ。

 

「おぉぁ゙ーー♡ お゙♡ おォ゙~~ォ゙ん゙♡♡ ォ゙ーー♡ ォ゙ほッ~~~~♡ お゙♡ おふぉ゙ーー♡」

 

 希美相手に培ってきたテクなど使わない、がむしゃらに、童貞のように乱暴なピストンでおまんこを責め立てる吉宗。

 

 もう希美とセックスが出来ないかもしれない、少しでもそう思ってしまっただけに嬉しいのだ、また希美と〝いつも通り〟が出来るようになって……

 

「このっ! このっ! このっ! このッッ!!」

 

「ひゃめぇぇ♡ こわれふぃゅっ……♡ おまんほぉ~~♡ おかひくなりゅ~~っ♡♡ んの゙♡ おォ゙♡ ほふぅ゙♡ きゃふぅ♡」

 

「希美なんてこうしてやる! くぅぅ……!! おまんこグチョグチョで……ッ゙! カリに纏わり付いてっ゙ーー!! 潰されるぅ゙ーー!!」

 

「ん゙~~~~っ゙♡ しょえもひゅごいのぉぉ♡♡ きもひーのおぉ♡ よひむねとしゅるのぉ……ひもひーのぉぉ~~~~~~♡♡」

 

 伸びたもみ上げを手綱のように引っ張り、背筋を仰け反らせれば子宮も「キュン♡」と反応した。

 

 背面からでも揺れては背中からハミ出て、揺れて、視界に入るあらゆる「希美」が吉宗の精液を強請る。

 

「希美っ゙ーー!! お前もイケ……俺と一緒にっ! イケぇえぇ゙ーー!!」

 

「イきゅうぅうぅ~~~~♡ よひむねといっひょにぃ♡ きもちーとこイきゅのぉぉぉ♡ イきたひぃぃ~~♡ いっひょ♡ いっひょぉ゙ぉ゙ぉ゙ーーーーお゙♡お゙ォ゙ゔぅ゙~~~~ん゙お゙ーーッ゙♡~~~~」

 

 ……ごぷんっ、膣内だけでは到底収まりきれず、ベッドシーツを盛大に汚したが久々の光景だ、イキ疲れながら二人は懐かしさすら覚えた光景を取り戻せたのだと、笑みを作っていた。

 

「ハッーハッー……!」

 

「ひぅ……♡ んっ……んっー……♡」

 

 身体を折りたたんでコロンと、吉宗の隣に転がって来て動かない希美。吉宗は撫でたり抱き寄せたり、……恋人にしてやるような行為はしなかったが、余計な言葉も言わなかった。

 

「これからはさ、忙しくても疲れていてもするぞ、毎日来い、絶対来い」

 

「……ヤダ、あたしが疲れてたらテメーがこっちに来いよ。そうすりゃ……相手になってやるよ♡」

 

「めんどくせぇな……デートもするぞ! まだまだ希美には恋人ごっこの実験台になって貰わねぇとな!」

 

「はっ、高校終わるまでは〝ごっこ〟してやるよ。卒業したらもう知らねぇけどな! ぜってー彼女見つけられないなぁ吉宗ぇ!」

 

 まだ自分達は依存してもいい、無理して〝ごっこ〟を壊さなくたっていい、現状維持が最適解なケースだってある。

 

 減らず口を交わす二人は暗いと思われていた、夏休みが楽しみでしょうが無くなった。だって毎日互いの部屋に侵入してセックスを再開出来るようになったのだから。

 

「シャワー浴びたらまたしようぜ♡ 流石に気持ち悪いから浴びたい」

 

「……………………」

 

「は♡ 今からチンポムクらせてんのかよっ♡ やっぱ吉宗ってキメェわ♡」

 

「お前さ、明日は部活じゃないのか? 本当は朝までやりてぇけど……」

 

「ば~~か♡ ちゃんと休みの希望出してんだよ♡ おうっ、チンポ盛らせてんじゃねーし♡ シャワー行くぞシャワー♡」

 

 夜通しセックス確定……バスケ部の練習とは違った激しさの全身運動に、筋肉痛の心配をする希美はツバを飲み込みつつ膣口からテカ付く液体を、ふとももに伝わせていた。

 

「アイスあるぞ、食いながら入ろうぜ」

 

「……………………ありがと♡」

 

 わざと聞き取れない大きさで呟いた希美。両手で吉宗の手を握りしめながら、風呂場に到着早々ニヤリとした。が……

 

「ハッー♡ ハッー♡ よくもやってくれたなぁ♡ しゃくしゃく♡ この場で1回ヤラせろっ♡ んっ……♡ あああっ♡ やっぱりぃ♡ ぶっ太いのぉぉ♡♡ すごっ♡ すごっ♡ こんなにすごいのぉ~~♡ んーー♡ んぅぅ~~~~ダメぇぇイ……イクッ♡ イクッッ~~~~♡♡」



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セックスごっこをしてくれた幼馴染みとガチセックスする4

 ――高校3年生の秋。希美は季節関係なく大好物のアイスを食べるが、それでも頻度自体は夏に比べれば落ちている。

 

 部屋の中で裸でいる事自体がマイナスにしか働かない、3枚脱いだだけで耐えきれない、四季折々なのもたま~に嫌になって――

 

「……はっ、はっ! はっ、ああっ! 希美~~ッ! 顔にかけたいっ! 希美の顔に思いっきりっ……ーーッ゙ゔあ゙あ゙」

 

「きゃあっ♡♡ うぷああっ♡ ぷぁぁん♡ ……ちょ、ちょっ♡ ふざけんなしっ~~~~♡ 顔面精液パックとかシャレになんねーよクソボケ短小童貞ヤローがぁぁぁ♡♡♡~~~~」

 

 ……この二人に限っては、全裸でもすぐに温まって――温め合って――しまうから平常時よりも、体温が劇的に高かったりする。

 

 あの一件以降、吉宗と希美は幼馴染みというアドバンテージを最高に利用して、本当に毎日セックスをしている。

 

「ハァ……ハァ……わりぃ……どうしても……猛烈に……ぶっかけたくなった……」

 

 主導権を奪い尽くした馬乗りパイズリ。希美はHからさらに豊かになってしまった、Iカップを吉宗に貸しながら両手は可愛らしく、貼り付けられたかのようにバンザイしていた。

 

 乳首を強く刺激される度に、ぴくぴくっ……と両手が動き、硬直する反応も吉宗の情欲をキレさせていた。

 

「お前さぁ……6回目なのに……フッー♡ フッー♡ 何で一番濃くて多いんだよ♡ 体内構造ホントおかしいぞ……」

 

 ヌヂャァァ……ゆっくりおっぱいを解放された希美は、吉宗が立ち上がっても全く千切れないザーメンブリッヂ、その強度と精子の泳ぎが目視できるかの太さに呆れている。

 

「Iカップを好き放題出来るんだぜっ、出す度に濃くなるだろそりゃ……」

 

「は……♡ テメーだけだろそれ♡ 最も……他の男のチンポ事情なんてシラネーけど……ふっ♡」

 

 まぁ興奮が尋常では無かった要因として、希美が人生で初めて黒いストッキングを履いてカーディガンや制服との組み合わせがドストライクだった、というのもあったりする。

 

 堪らずに制服姿のまま押し倒して、パイズリだけで6回も乳内射精からの顔射、そりゃ呆れられる……

 

「フッー……フッー……フッー……もういいのかよ……」

 

「お、おう、……わりぃな」

 

「ングッ、ングッ、悪いと思うなら押し倒すんじゃねーよ……♡ あたしが〝ごっこ〟役で命拾いしたな、他の女にやってたらチンポ両断の刑だろ……♡」

 

「それは勘弁……てか、〝ごっこ〟の希美だから気兼ねなくヤッたんだよ」

 

「ムヂュ……ムグムグッ……おっぱい馬鹿が……♡ なんだよっ、テメーの為にあたしの胸が毎年デカくなってるみてーじゃん……♡ 嬉しくねーし……はい、ごちそーさん……相変わらずクソまじぃぃ~~♡」

 

 両乳首を結んでしまったザーメンブリッヂを――少しだけ惜しむように――強引に千切っては嚥下していく希美。

 

 バスケの練習で空腹になっていたのに、精飲だけで腹をいっぱいにした事もあった。

 

 学生最後の夏休み中には海へ――あくまでも海デートごっこという名目で――行ったのだが、喉が渇く度に「節約になるだろ、吉宗は海水でも飲んでろ♡」とムチャクチャ言われながら岩場に連行され、フェラ抜きで喉の渇きを潤されたものだ。

 

 逆襲として吉宗も「喉が渇いたからジュース飲む」と、愛液をぢゅるぢゅる飲みまくってやって、セックスが開始されて……海デートごっこの内容の半分がセックスだった。

 

「はぁ……帰る前に休憩させろ、吉宗の体重受け止めてたんだぞっ……」

 

「ああ、休んどけ。俺も出し疲れた……」

 

 疲れた、と言っても希美の部屋へは1秒で戻れるのに。ニーソから履き替えたばかりのストッキングはもう精液の匂いが染みついて、希美は「もう処分しなきゃじゃん!」と怒っているが今までのニーソも、制服も、全部吉宗の精液を受け止めてきている。

 

「つーか、昨日はお前にクンニやら手マンやらで、12回くらい潮吹いてガチイキさせてっから、おあいこじゃん……俺の手にも希美が染みついてんだっつーの……彼女出来た時に浮気疑われそうでこえーよ」

「う♡ うるせぇな♡ あたしの胸だってテメーのきったねぇの染みついてんだよっ!! 吉宗菌がぶっ殺せるワクチン寄越せバカッ!」

 

 身体は成長したって性格は何も変わっていない。ギャーギャー口喧嘩しても指先が触れたままだし、それを不快に思うことも無かった。

 

「……………………」

 

「……………………」

 

 初めてセックスをしたのが14歳。恋人ごっこ始めたのも14歳。今では18歳。幼馴染み歴も18歳。

 

「早すぎ、だろ……」

 

「もう俺達18なのか……学生、終わっちまうんだな……」

 

 二人とも学校生活は極めて順調だった。

 

 友達は多いしいっぱい遊んだ、勉強だけはちょくちょく追試だったけど……修学旅行も学園祭も体育祭も、全部、全部楽しかった。

 

 友達とも希美とだって喧嘩はした。それでも仲直り出来た、希美との場合仲直りのセックスで……

 

 バスケの大会では希美がシュートを決めて優勝した、吉宗も漫画研究部に所属してから絵を描き始めて、学校の公式ホームページに載せるキャラクターを手掛けたり、ちょっとした漫画を更新する大役を担うまでになっていた。

 

「良かったよな、あたしら就職先決まってて!」

 

「めちゃくちゃ不安だったけどな! 2年生の頃から頑張ったし……」

 

 大学も考えたが二人は行かない、希美はスポーツクラブのスタッフとして、吉宗は大型書店に採用され卒業まではかなりのんびりムードなのだ。

 

「いいのかよ、折角絵が描けるようになったのに……美術大とか行かなくて」

 

「描くのは好きだけど読むのも好きだからさ、どっちかってーと漫画だけじゃなく色々な本に携わってみたい、っつーか? まぁそんな感じなんだよ」

 

「ほー、あの子の影響か?」

 

 あの子とは、かつて吉宗に告白した漫画研究部員の事だ。彼女は吉宗と希美が付き合っている……と勘違いしていたので、二人して全力で否定し合った。

 

「別にそうじゃねーよ」

 

「んっ……♡」

 

 触れ合う希美の手を握りしめてきた吉宗。「今こうしてるのに他の女の子の話題を出すな」……意味が込められているのは明白だ。

 

「何かさ」

 

「うん」

 

「あたしらが追ってた漫画、この間終わったじゃん?」

 

「ああ」

 

「そのキャラ、あたし達と違って歳、取らなかったよな」

 

「……………………」

 

「でもあたしら……歳、取ってるんだよな」

 

「……………………」

 

「時々さ、そーいうの羨ましいって……思うようになっちまったんだよ……あたしもババァかな、思考がさ……」

 

「希美っ……」

 

手が震えている、同時に嗚咽まで聞こえてきた。

 

 順風満帆な学生生活終了のカウントダウンされ、男勝りでイケ女子な希美は少女から成人へ近づいる。

 

「怖い……あたし、大人になりたくないっ……」

 

 同級生の誰よりも先に「オトナ」を始めた希美が、大人になる事を恐れてしまうようになった。

 

「大人になるって……もう戻れないって意味だったんだな……あたしら……沢山エッチしてきたけど……まだ子供として扱われて……それが……段々……無くなってくるんだなって……社会人になったら……大人として扱われて……20んなったら……責任も取らないとだし……」

 

 吉宗は口を挟まない。ただ聞く、希美が抱き続けてきた未来への想いを、手を繋ぎながら聞き留めている。

 

「あたしぃ……何でこんな……大人になる……ヤなんだろ……わかんねぇ……教えろ吉宗……」

 

 ……かなり間を開けて、やっと吉宗は希美の言葉を紡いでくれた。

 

「俺だって……ヤだよ……大人になるの……憧れてた、早く大人になりたいって思ってた……いざ18になると怖くなってる……ずっと遊んで暮らしたい、ずっと友達とバカやってたい、授業は嫌だったけど今ではそれすら恋しい……部活だってずっとしてたかったよ……」

 

「よし、むね……」

 

 どれだけ悲しくても吉宗は絶対に涙を見せない。でも……希美以上に言葉が震えていた。彼だって希美と同じ想いを抱いていた。

 

「俺達ピーターパンじゃねぇんだ……なれるんならなりたかったかもしれねぇけど……無理なんだよ……歳取って成人して……ジジィんなって……いつかは死ぬんだよ……同じじゃいられねぇんだよ……同じでいたいけど……無理なんだよ……」

 

 大人になったら大変だ、社会の歯車になって経済を支える一員にならなければいけない。

 

 何も考えずに過ごす事が許されていたのが学生時代、アイスを食べてぼっ~~と漫画を読んで、気がついたら夜だった、夏休み中だったからラッキー……そんな日々は2度と来なくなる。

 

「吉宗ぇ……あたしらどーすりゃいいんだろな……変わるのが怖いって、もうダメなんじゃねぇのか……あたしら人間として……」

 

 最適解など吉宗には浮かばない、だが一つだけは自信を持って答えられる。

 

「……あるぞ、大人になるのは絶対だから……受け入れなきゃならねーけど、絶対に変化しないものがあるぞ」

 

「それって……」

 

「幼馴染み、それだけは変わりようがねーよ」

 

「……♡」

 

 どんな言葉よりも「幼馴染み」が出て来て欲しかった。

 

 別々の職業、別々の職場、別々の時間帯に出勤して帰宅して、学生気分で社会人生活は出来っこないけど――

 

「何かあったらLINEしろ、何もなくてもLINEしろ、くだらねぇ事でもLINEしろ……直接俺の部屋に来てもいいぞ、窓は何時でも開けておくから……」

 

「うん……うん……」

 

 幸いにも吉宗と希美は幼馴染み、家だって徒歩一歩の距離だ。会おうと思えば何時でも会えるし、吉宗直々にLINEしろと言ってくれたので、気を使わずに送れるようになった。

 

「いいじゃん、恋人ごっこはまだ続いてるんだから」

 

「そう、だな……♡ ま、あたしは入社したらすぐ作ってやるつもりだけどな! それまでの余命数ヶ月だ!」

 

「は? 俺だってすぐ彼女作るし! ごっこすんのはそれまでだからなっ!」

 

 吉宗に元気づけられた希美は本心とは真逆の言葉を走らせ、吉宗も対抗するがどちらの表情も陰鬱さは取り除かれ、二足ほど早い春爛漫となっていた。

 

「……よぉ、キスしろ……」

 

「……おねだりわがままキス中毒女め……しかたねぇな……」

 

「んっ♡ んっーー……んぅ、んふっ♡ ちゅっ……ふっー……んっー……ん……ちゅはっ、ふぁ……♡」

 

 別に暗い行事があった時や、どちらかが落ち込んでいる時に関わらず、希美は前触れなくキスを強請る事が非常に多い。

 

 キスをしたくなったから吉宗の部屋に侵入し、無言のまま帰っていく事すらもあった。

 

「ちゅりゅぅ……♡ ひはもらへ♡ れろれろっ……れろれろぉぉ~~♡ んみゃっ♡ ちゅるるるっ……ふちゅっーー♡」

 

 どっぷりと唇を添えるだけのキスを数十分行って、やっと離したかと思えば舌キスを今度は強請る希美。

 

 正直、吉宗に開発されまくって全身性感体になっているが、特に唇と舌、おっぱいとおまんこが弱い、弱すぎる。

 

「んふぅ……♡ ふぅー……♡ んふぁ……♡ ふっ♡ ふっ……♡」

 

「キスだけでイッたろ……うわっ!」

 

「うるへぇ……もっほひろぉ……♡ ちゅぱ、んぢゅぢゅぅ♡ ずぢゅっ、ぢゅ、ぢゅっ、ぢゅんっ♡」

 

 いやらしく吉宗の舌を唇で挟んで、上下に扱きあげてくる。他の部位も疎かにせずラブ握り、だいしゅきホールドで吉宗は抱き枕ならぬ、キス枕となって只管に希美との唇愛撫だけで時間は経過する。

 

「はっ……はぁ……んっ……♡ きしゅ……しゅひっ……しゅひ、しゅきぃ♡ は♡ はっ♡ はぁ……♡」

 

(う……エロ……!)

 

 たっぷり時間を掛けて唇が離れても、唾液の太糸が余韻を引きずっている。うどんを食べるようにズルルッと、飲み込んでいく希美がエロ過ぎてチンポが痛い吉宗。

 

「今日はもう……離れんなぁ……♡ 手ぇ離したらブチ殺す……♡」

 

「手を繋いだまま全部すんのかよ、ムチャクチャ言いやがるぜ……するけどさ」

 

「ん♡ しろ♡ 前からしてんだからそっくりそのままやりゃーいいんだよ♡」

 

 左手はガッチリラブ握りをしたまま、右手で吉宗のズボンのファスナーを引き下ろし、ガチ剥けチンポを露出させる。

 

「はぁ……すっげ♡ チンポだけ立派になりやがって♡」

 

「希美もおっぱいだけは立派だぞ……」

 

「ふふっ♡ この先吉宗が彼女を作ろうがあたしのデカさには勝てねぇって事だな♡」

 

(いや無理だろ、Iカップだもんなぁ……)

 

 ツルペタのロリ希美時代からF、H、Iと成長を直にチンポで受け止めてきた吉宗。どうやらまだ成長途上らしく数日前にブラがキツくなってきたとか……

 

「チュッ♡ ん、あぁぁ~~ん♡ はぐっ♡ むぢゅ♡ むぢゅぢゅっ、るっ♡」

 

 気分がノッてる希美は鈴口にキスをし、血管をヒク付かせる反応を確かめてから大きく口を開け、涎を垂らしながら亀頭を咥え込んだ。

 

「ぢゅ、ぢゅる、んぼっ♡ ではひゅぎ♡ どひゅどひゅしへふっ♡ んずずずっ、んっ……んっ♡ ぶはぁ♡ ハッー♡ ハッー♡ 吉宗のチンポの成長も……あたしは全部見てきたんだよな……♡」

 

 18年間の成長を全て収めている、両親よりもお互いの事に詳しい。まだ未成年だけど身体はもう大人、子供のままで居られるのも後少し。

 

「んっ……♡ ちゅっ、ぢゅっ、んぐぅ♡ れちゅれちゅっ……ちゅ、ずずっ……ふっー……んっー……ふっー……~~♡」

 

「あっ……希美そろそろっ……」

 

 ググッ、指を絡める吉宗の握力が強まる。まぁ口内でチンポが震えているので、サインは既に受け取っているのだが。

 

「……ぢゅばっ……♡ ん~~? 吉宗は口に出したいんじゃねぇだろ~? 何処に出したいんだ?」

 

(口にも出したい、けど……)

 

 寸止めされ金玉がビクビク痙攣し、亀頭からは大量の我慢汁が滲み出る。粘液でテカるチンポを一瞥し希美は、根元をくすぐりながら責めの姿勢を見せてくる。

 

「おっぱい、希美のIカップに出したいっ!」

 

 言うよりも早く希美はプチッ、ブラウスのボタンを外しおっぱいだけ露出させる、ブラジャーは編みレースの赤色だ。

 

「キモいくらい素直でつまんねぇ~~♡ まぁいい、挟みたかったから挟ませろ♡」

 

 おっぱいの大きい女の子に言われたい台詞No.1。クラスメイト達がパイズリAVの話題で盛り上がっていても、吉宗は介入した事は無い、だって……

 

「肘、得意になっちまったな♡ この制服も終わりが近いから……着たままヤッてやるよ♡」

 

「あっ……その絶妙な力加減……あッ゙! イイッ……! はぁ……あぁ……」

 

 ラブ握りをしながらの肘パイズリは、手を離したがらない希美が編み出した乳技である。横にされた平たく広い刺激、縦でグリグリされる集中的な刺激、時折フェラチオまで交えてくれるのだからAVなんて、この世から失せたっていいぐらいだ。

 

 しかも制服着衣のまま、ブラジャーまでプラスされて乳圧は最強だ。これはコスプレAVではない、AVよりもずっと気持ちが良い幼馴染みの現実パイズリだ。

 

「んぢゅっ♡ んぽぉ♡ れるぅ、んれぉぉ……~~♡」

 

「あああ~~ッ゙!! あ゙! 希美ダメだっ……イク……グッ゙!」

 

「ん♡ い~ぞ♡ 寸止めされた分だけ出せよな♡ ぢゅ♡ ぢゅぢゅぢゅぅぅ~~るずずずっ~~~~♡♡」

 

「ゔっ゙~~~~お゙!! お゙お゙お゙ーーーーぁ゙ぁ゙!!」

 

 寸止めもお手の物になった希美は、その後に膨れ上がった射精を一気に受け止めるのだって、大好きだ。

 

 射精の衝撃でおっぱいが持ち上がる、吉宗の痙攣をおっぱいで押さえつける、発射待ちしていた舌から大きく逸れて希美の顔にかかってしまうが、それを望んでいたかのように彼女もビクッ、と全身を震えさせた。

 

「……はっ♡ はぁ……♡ たまんにゃ、ひっ……♡ ずるずるっ……ごきゅごきゅっ……♡」

 

(……可愛い……エロい……希美っ……)

 

「ちゅぐちゅぐっ……ふっー♡ チンポ……解放させるぞ……♡ ん゙♡ ……はぁ、はぁ……はぁぁ♡ すげっ……♡ おっぱい開かない……♡ 精液でくっついてやがる……♡ めっちゃ濃いし……♡ そんな良かったかよ……♡」

 

 パイズリの「戦果」が可視化されるザーメンブリッジ。谷間から解放されても吉宗チンポとを繋ぎ止め、おっぱいが内側を向いて張り付いた無数の白い橋に、ドキドキする希美の乳首は尖りきって揺れ動いている。

 

「希美……」

 

「名前呼ぶな♡ ん! んぅぅぅ~~~~っ♡ はぁぁぁん♡♡」

 

「希美ぃ……希美っ、希美っ!」

 

「や♡ やめろぉぉ~~~~♡ ふゆぅぅ♡ んゆっ♡ んっ……ああああ~~~~っ♡ イちゃふっ♡ イきゅふぅぅ♡♡ ン゙ーー♡ ン゙やはぁ゙ぁ゙~~~~ッ゙♡♡」

 

 パイズリ事後に怯んでる希美を押し倒し、ストッキングを破いてクンニ――とっくにびしょ濡れだがそれでも――しながら耳元で名前を呟いていた吉宗。

 

 止めろと言われても止めない、握る力に手が込められ「離すな♡ 離すな♡」と訴えかけていたのだから。

 

「ほらっ……希美だって橋作れんじゃん……」

 

 吉宗の人差し指と中指には、粘性のある強固な愛液橋を生成した膣口とを繋いでいる。

 

「……♡ ばぁぁぁ……か……♡ ひっー……ひっー……♡ んぅ……ばか、どーてー吉宗……♡」

 

 罵られているハズなのに、ふにゃり声の希美の破壊力が高すぎる。

 

「パイズリだけで何回イキやがったし……胸にぶっかけられてばっかなんだ、な、中にも寄越せ……♡♡」

 

「ああ、パコらせろ……制服にもおっぱいにもおまんこにもっ……今日はいっくらでも出せるから覚悟しろよ……」

 

「♡~~♡~~♡ それが女に向けるセリフかよっ♡ サイテーだ吉宗♡ イカせられるモンならヤッてみろや♡」

 

 ただし、手を離したらその時点で終わりにしてやると、希美は釘を刺してくる。例え家が焼けようが希美は吉宗を離してくれないだろう。

 

「正常位でしたいっ……」

 

「うるせぇ……早くハメろや……♡」

 

 吉宗に元気づけられた希美も、相当に盛って滾って止まらない。おっぱいや顔に精液が付いたまま、中出し懇願挑発する幼馴染みがエロすぎる。

 

「は……っ゙~~はやぁ゙ぁ゙~~~~♡ ん゙っ゙♡♡ くん゙ぁ゙あ゙~~~~♡♡」

 

 両手をラブ握りしたまま挿入、吉宗の体重と握力を全て重ねても、負けじと希美はそれ以上の握力と膣圧で応えてくる。

 

「んぅ♡ はふぅぅ♡ んぁひぃぃ~~~~♡ ひふッーー♡ はへぇ……♡ はへっ……♡ も……イク……♡ イク……~~~~ダメッ♡ ダメぇぇ♡」

 

「は、はえぇよ……早漏かよ希美っ……っ゙! 動くのも……つらっ……ぐ……っ゙!」

 

 

「うぅ♡ うるへぇぇ♡ これしゅひだからぁ♡ しゅごくよくてしゅぐイふのぉぉ……♡~~♡」

 

「わ゙!? わかったからっ! ちょっとおまんこ緩めてくれっ! 動かなくても……精液出そうになるからっ……!」

 

「いーはらだしぇぇ♡ パンパンしにゃくへもいーはらぁぁ♡ あはひもイッへよひむねもイふのぉ♡」

 

 四年間包まれてきた幼馴染みおまんこ、膣ミゾの一つ一つが吉宗チンポにフィットする、し過ぎてピストンが出来ない膣圧を送り込まれても、勝手に精巣から精液がアガっている……

 

「しゅひぃぃ~~~~♡♡ よひむえひょのしぇっくしゅぅぅ~~~~♡ しゅひぃぃ♡ しゅひなにょぉぉ♡♡」

 

 両足で背中を抱きしめてくる、密着100%で子宮口にチンポが埋まっているのに。まだ足りないとせがむ希美。

 

「お……俺もっ……希美とするセックス好きっ! めちゃくちゃ気持ちいい! 希美とセックス! 好きっ!」

 

 ただチンポが欲しいだけ、おまんこ出来ればいいだけのビッチ、ヤリチンな発言じゃない。

 

 どうしても「ソレ」が言えないから、そうせざるを得ないだけ。

 

「んお゙ゔ♡ ……~~~~♡ しきゅぅ♡ ぐいぐいさえりゅのぉ……ひゅひっ♡ しゅひぃ……♡」

 

「う……ゔあ゙ア゙ア゙希美ぃぃぃッ!!!」

 

 動けないと膣圧に負けていた吉宗が、4年間のセックス〝ごっこ〟で鍛えた力を振り絞って、本能に委ねたピストンを繰り出す。

 

「んお゙♡ お゙ォ゙ーーーー♡♡ よひむぇぇぇ♡ あ゙♡ あひゅううん゙ーーッ゙~~~~♡ お゙ぶーー♡ ふほぉ゙ぉ゙~~♡ ゔォ゙♡ ォ゙ォ゙ォ゙あ゙あ゙♡♡」

 

 粘膜のやり取りが響き合う何気ない自室は少しずつ様変わりしてしまっているけど――

 

「イゔーーーーッ゙♡♡♡ ん゙ひゃ゙ゔァ゙ア゙あ゙ーーーーイ゙……ぎゅ゙ぅ゙ア゙ア゙ッ゙ッ゙♡♡♡」

 

「ッ゙ーーーー!! すっーー……すっーー……ふっ、ふっ、はぁ……ふっーー……ふっーー……のぞみ……」

 

 最奥の奥に繋がっていたチンポは、かつてない大量射精の反動でおまんこからすっぽ抜けてしまった。

 

 まるで希美がおまんこから精液を射精しているようだった……潮も吹いているので、精液がアーチを作って飛んで、跳ぶ。

 

「んひゅっ♡ フッーー♡ ンッーー♡ ンッーー♡」

 

 痙攣イキで脱力したって、チンポがおまんこから引っこ抜けたって――

 

「手……繋いだままだからな」

 

「……♡ よりょひぃ♡」

 

 絶対ラブ握りは砕けない。

 

 まだまだ全然吉宗は精子を出せる、金玉が疼いて根元から上反る巨根、自分のヘソに亀頭が擦れる精力の強靱さに吉宗は少し苦笑した。そして――

 

「住むぞ、一緒に住もう」

 

「あ……♡ いっしょ……♡」

 

「ああ! 今度は〝同棲ごっこ〟に付き合って貰うぞ!」

 

「んふっ♡ ……しゃーねぇな! あたしが彼氏作るまでだぞ? まぁ……10年くらいは先になっちまうかもしれねぇけど……♡」

 

「は~~? 俺が彼女作るまでの期間でいーんだよ、彼女出来たら希美なんて追いだしてやる」

 

「……ムカつくから一週間で彼氏作ってテメーを実家送りにしてやんよ……吉宗ぇぇぇ!! テメーが彼女なんざ作れるわけねーだろっっ!!」

 

 変わっていくものがいっぱいあるけど、ここだけは何も変わっていない。

 

 恋人ごっこは終わって、また違う〝ごっこ〟が始まる。……両親に何て伝えようか、理由を考え説得させるのは就職活動よりも苦労するだろうが。

 

(不安だけど何とかなるよ……)

 

(吉宗と一緒なら……何とかなるよな……♡)

 

 同棲を切り出してくれたのが嬉しかった、希美はまた流れそうになった涙を指で払いのけて、普段通り強気な表情に戻していく。

 

「さぁて、ヤられっぱなしはムカつくからなぁ♪ 今度はあたしのターンだろ♡ 金玉萎びるまで搾ってやる♡」

 

「イキまくってた奴が良く言うぜ! さっきのだけで10回はイッてた癖に!」

 

「先手を譲ってやったんだよ童貞♡ 不能になっても責任は取らねぇ……んぁぁぁッーー♡♡ や♡ ヤバッ♡ ん゙お゙♡ ゔぐ~~~~♡ ハッ……ハッ……イ♡ イっへねぇし……♡」

 

 押し倒し返し吉宗に跨がった希美。騎乗位搾りになっても手だけは絶対に離していない。

 

「んや♡ イイのぉーー♡ あたしがパンパンするのもイイーーッ~~♡ イク♡ イクッ~~~すごいのでイクッッーー♡ よしむねぇ♡ よしむねとパンパンイイーーすきぃぃーー♡♡」



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セックスごっこをしてくれた幼馴染みとガチセックスする5

ハッピーエンドです!


「ただいま~~……まだアイツは帰ってきてないか」

 

「お、吉宗じゃん! 疲れ切った顔してんなぁオイッ! 昨日休みだったのになっさけねぇ~~~~♪」

 

 ――二人は高校を卒業と同時に同棲を開始させた。

 

 やっぱり両親を説得させるのはとんでもなく難しい……と思いきや、何故かすんなりとOKしてくれた。

 

「希美なんかを彼女扱いしてる、って事になってるのが気に入らねぇけどな」

 

「は? テメー如き童貞を彼氏として扱ってる事になってる、あたしはすっげぇ迷惑なんだが??」

 

 建前では二人は付き合っている、という事にして2LDKのアパートを借りている。

 

 流石に両親に〝ごっこ〟で通すのは失礼だからしょうがない。……それにしては希美はとても嬉しそうな顔をしていた、一瞬だけ。

 

「今日は吉宗が飯作れよな」

 

「ちっ、メンドクセー! 焼き魚でいいかよ?」

 

「テメーが作る番だから文句言うんじゃねぇよ。ああ、いいぜ」

 

 新入社員として働いて三ヶ月と少し、まだ環境には慣れていないし分からない事だらけ、何とか一日一日を過ごせている。

 

 吉宗は新品のスーツを、希美はカジュアルな私服で通勤している。どちらも電車で数駅だが方向は真逆、アパートの出入り口でお別れとなってしまうので……

 

(ん! キスしろ! 同棲ごっこだろ!)

 

 ……と、玄関でキスを必ず強請る希美に応えていたら、盛り上がり過ぎて立ちバックまでやらかしてしまって、遅刻寸前だった最大級に恥ずかしい日もあった。

 

「出来たぞ! 俺様の超絶上手い手料理だ!」

 

「はいはい、いただきま~~す」

 

 二人は料理が殆ど出来ないので、それだけでも大変だ。交代で朝食と夕食は頑張っているが、味はともかく盛り付けセンスと崩れた形状が難点である。

 

「ご飯炊くのすら失敗しやがったしな♪」

 

「うるせー! 味噌汁も作れなかっただろうが!!」

 

 とまぁ、苦労していない事はないのだが、案外……かなり、どうにかっている、楽しい。

 

「ごちそーさん! まぁまぁだったぜ!」

 

 食器洗い係は希美なので、ご飯粒一つも付いていない茶碗から洗ってくれている。

 

 エプロン姿の希美に不覚にも、トキめいてしまった同棲初日。後ろから襲いかかって……

 

「……何いやらしー事考えてんだよ、ドーテー♪」

 

「そろそろ童貞ネタ止めようぜ? 何なら今ここで数千回目の童貞卒業してやってもいいぞ?」

 

「は♡ バカかよ♡ 付き合ってらんねーから風呂入ってくるわ♡」

 

 希美も「このまましちゃうのも……♡」と迷ったが、今日はお風呂上がりにするつもりらしい。

 

 言うまでも無く同棲を開始させ、一緒にお風呂に入った事はある。セックスがセックスでセックスしまくってしまうので、自制しているだけだ。

 

「布団用意しとくか、安物の敷き布団だけど……幸せかも、なぁ……!」

 

 枕は二つあるが掛け布団は一つだけ、節約と希美は言い張ったがどう考えたって……

 

「……布団、予備も買わないとだよな。毎晩大変な事になってるし……コインランドリーが24時間営業で助かるわ」

 

 

 

 

「はぁーーーー……」

 

「はぁ~~~~……」

 

 何だかんだで二人とも仕事があったので疲れている。パジャマに着替えて漫画を読みながらぐでっ~~としていた。

 

 かつて好きだった連載漫画は終わってしまったが、同じ作者の新連載漫画の一巻が発売されたのだ。偶然にも吉宗達が社会人になった日が、連載開始だった。

 

「今日さぁ、面倒な客来たわ」

 

「俺もだ、困ったおじさん来ちまってさ」

 

 毎日が忙しい、職場に嫌な客が来る事だってある、仕事をミスして叱られてしまう事もある。

 

 それでも――

 

「……何とかなってるな」

 

「うん……♪ どうとでもなってる!」

 

 すぐ近くに吉宗が居て、希美が居て、ガラリと生活環境が変わっても、不変なものは当たり前の様に続けられている、二人なら続けられる。

 

「……するか?」

 

「うん♡」

 

 クタクタになってもエッチは欠かさない。また遅刻しかねないので少々早く切り上げる必要こそあるが、足りない分は休日にしっぽりすればいい。

 

「ふふん♡ 今度の休みに付き合えよな♡ Jカップ用のブラ買いにいくからよ♡」

 

「うそっ!? Jになっちまったのかよっ! あっ……」

 

 希美は手コキをしながらおっぱいをむにゅり付け、育乳をアピールするが確かに昨日揉んだ時に、質量が増しているとは思っていた。

 

「はぁ~~♡ よく考えたら毎日揉まれてんだからしゃーねぇよな♡ 責任持ってパイズリされやがれ♡ 下着も吉宗が好きなのを選べよな♡」

 

「……ゴクッ……!」

 

「あはっ♡ 童貞みてぇな反応しやがって♡ さぁて、仕事の披疲労でギンギンになってる疲れマラ♡ 1発目をぶっこ抜いてやるとするか♡」

 

ミヂュッ、ギュムッ、ギュムッ、ヌヂュヌヂュッ……

 

 

 

 おかー……さ……おかぁ……ん……

 

「んー……………………今イイトコだから……」

 

「……オイッ! 島根希美ぃ! 起きやがれ!!」

 

「んきゅわぁぁっ!? なっ! 何しやがるクソバカ吉宗っ!! ……はれ? あたしと吉宗はソファーでエッ……~~~~ッ゙!!」

 

(愛美が居るのにエロい夢見てたのかよ……おっぱいデカいだけ性欲強いもんなぁ)

 

(???????? 夢かよ……もうっ……♡)

 

 ――二人は22歳の時に結婚した。

 

 25歳となった今、二人の子供である愛美(まなみ)は3歳の誕生日を迎えた。

 

 本条希美は「島根希美」となり、ごっこでも何でもない、吉宗と籍を入れて生涯を共にする伴侶となったのだ。

 

「おかーさん! ねてるのにおこしちゃったね、ごめんなさいね!」

 

 愛美はとってもいい子である。目に入れても痛くない、その意味がやっと理解出来るくらいに可愛いのだ。

 

 保育園でお友達……本人曰く「すてきなかれしさん♪」が出来たお祝いをして、そこから片付けを吉宗に任せて希美は寝てしまっていたらしい?

 

「ん! 起こしてくれてありがとう!」

 

「んへへぇ♪ おかーさんにナデナデされるのすきぃ~~!」

 

 愛美の頬を撫でる右手、その薬指には結婚指輪が付けられていた。

 

「夢じゃ……無かった……! 良かった……!」

 

「えっ!? おかーさんないちゃった!? まなみがいたいのいたいの~~とんでけっ! したげるねっ~~!」

 

「うん……ありがと……ありがと……」

 

 吉宗は髪を軽いブラウンに染め、希美は金髪をベースに前髪に紫色のメッシュを入れ、ダミーではないピアスの穴も開けた。

 

 どちらも好きな漫画のキャラを模範したものだ、コスプレイベントにも夫婦で出場した事だってある。……その夜にコスプレエッチだってした。

 

 仕事も順調で少し給料は上がってボーナスだって貰えた。まだ両親に助けて貰っているところもあるが、寧ろ愛美が産まれたので是非頼れと言われている。

 

「おかーさんすっごくしあわせなかおしてたよ♪」

 

「うん……今も幸せ……!」

 

 愛美が産まれてから涙もろくなってしまっている。一人娘が愛しくて何らかのアクションをするだけで、生きて来て良かったと感動してしまっているのだ。

 

「愛美ぃ~! お母さんってば昔から泣き虫でなぁ~! お父さんがずっと泣き止むまで、いでぇ゙!?」

 

(~~~~!! テメぇ……夜覚えてろよ……)

 

 同じく薬指に結婚指輪を付けた吉宗が、愛美を抱きしめながらウソだったか、ホントだったか、昔話をし始める吉宗の尻を蹴飛ばす希美。

 

 嫁の尻に敷かれているとされているが、吉宗はそれを不満に思った事は無い。嫁と娘、家族のために尽くしたいのだから。

 

「まなみもしあわせ~~♪ ちゅっ、ちゅっ~~♪」

 

「お父さんも幸せだぞっ~~♪ チューーだ! ほら希美っ! チューだぞチューーーー!!」

 

「ちょっ、ちょっと……もう、二人して……ちゅっ、……チュッ♡ これでいいだろっ、お父さんはさっさと離れなさいっ! どっか行け! 風呂でも沸かして来いっ! オラァ行けぇ吉宗ぇ!!」

 

 逃げ出しながらも夫である吉宗は笑っていた、これが新しくなった日常、家族となった三人の日常。

 

「ねーねー! まなみ、おとーさんとおかーさんといっしょにおふろした~い!」

 

「ええっ!?」

 

 愛美との入浴も交代で行っているが、三人一緒なのはスペース的な意味でも、別の意味でも……ツラい。

 

 勃起を隠すのも大変だし、希美がムラ付いてその場でこっそり鎮めた事もある……教育上よろしくないので、あまりしたくないが愛美のお願いだ、一緒に入るしかないだろう。

 

(今夜ヤバそ……♡ 徹底的に相手して貰わねぇとな……♡)

 

 一般的に女性は出産後、性欲が減退し夫よりも子育てを優先させる、とされているのだが希美は「どちらも大事」

 

 愛美が寝るまでは愛美に愛情たっぷり注いで、夜になったら永遠の幼馴染みで夫歴三年の――

 

「あのバカを可愛がってやらねぇとな!」

 

「ん? おかーさんどしたのー?」

 

「何でも無いないよ! お風呂沸いたら三人で入ろうね!」

 

 お着替えを準備した愛美をいっぱい褒めて、風呂が沸いたと合図があれば吉宗が――お父さんが――待っている浴室へ入っていった。

 

 ここまでは親子三人の時間――

 

 

 

 

 ――ここからは「夫婦二人」の時間だ。

 

「んぐっ♡ ちゅぐっ、んりゅりゅぅ♡ うぁ……風呂ん時からずっとチンポこんなにしやがって……♡ 愛美には絶対見せるんじゃねーぞ♡ どーしよーもねぇお父さんだぜ♡」

 

「わ、わりぃ……でも希美がおっぱい揺らして誘惑」

 

「してねぇよ♡ デカすぎて揺れちまうんだよっ~~~~♡」

 

 希美はぐっすり眠っている。これも毎日の楽しみであるセックス解禁タイム、寝てくれない時やすぐに起きてしまう時でも、オーラルセックスはしていた中毒っぷりは健在である。

 

「フッーー♡ フッーー♡ フッーー♡ もっとキスしろ♡」

 

「日に日に性欲増してねぇか希美っ!? 出産したら減退ってコイツには当てはまらねぇかよ……」

 

 忙しくたって、子育てしていたって、吉宗と希美はセックスを止めない訳だが、希美から襲いかかってくる事が非常に多い。

 

 だから「こんなの」をこっそり購入していたりする……

 

「フッー♡ フッー♡ どうだよ、吉宗ぇ♡ あたしの格好……♡」

 

「おまっ……おまっ……え? それで送り迎えしてたのか……?」

 

「風呂場で着替えて来たんだよばぁか♡ テメェとスる時専用の下着だっつーの♡」

 

 希美の下着は吉宗と一緒に選び、購入しているが希美が着ている「ソレ」は見覚えの無い、とてつもなくドスケベな代物だ。

 

 ブラジャーが黒、パンツ……それも紐パンだって黒、素材はスケスケで乳輪もびしょ濡れ陰毛も透けており、ガーターベルトにストッキングという最強夫婦セックス促進セット。

 

「女として……嫁としての言葉に表せない色気がっ……!」

 

 学生時代に同じ物を着ても、同じ色気は出せなかった。人妻となった希美は女としての魅力が上がって、吉宗を滾らせているがエロセット効果で、反り返ってるチンポは吉宗の胸に届きそうな長さを得て、腕と見紛う太さまで得ている……

 

「凶器かよっ♡ ハズいけどそういう反応するなら買った甲斐があったかな……♡」

 

「マジエロいわ……鼻血出そう……」

 

「キメー……♡ 何時までも童貞な反応しやがって♡ ん……ちゅぷっ♡ れるっ、れるれるれるっ……れりゅりゅっ♡ んりゅっ、んふぅ……んっ、くっ……ちゅぷちゅぷっ……れぢゅぅ……♡ はぁ……おいし……♡ もっとしろぉ……キスしろぉ……~~♡」

 

 セックスレス無縁な2人はなるったけ声を押し殺しているが、関係なく愛美が起きてしまうケースだってある。

 

 ……それはそれで興奮してしまう、一緒に寝てるだけと誤魔化してしまう悪いお母さんだ、布団の中ではチンポを咥え込んだままで……

 

「デッカ……マジデカぁ……♡ こんなのブチ込まれたら……あたしぃ♡ 壊れそ……♡」

 

「壊すくらい可愛がりたい……エッチな嫁をぐちゃぐちゃにしたい……」

 

「♡~~♡~~♡ 言ったな♡ 絶対しろよな♡ まぁ、とりあえず……パイズリ♡ エロ下着のまま縦でしてやっからさせろ♡」

 

 夜の希美相手に唯一イキる事が許される吉宗は、初手パイズリされたい思考もお見通しされている。

 

 妊娠の影響か、出産の影響か、関係なく育乳しているだけなのか、希美のおっぱいも遂に限りなくKに近いJカップに到達した。

 

 こんな大きさのブラジャーなど取り扱っていなかったので、予め予約をしたが店員に何度も「本当にKカップ用でいいのでしょうか!?」と聞かれてしまっていたりする。

 

「保育園の子達が精通したらどうすんだよっ……このエロ乳っ!」

 

「あっ♡♡ そんな事言われたって♡ デカくなっちまったんだからしゃーねぇだろがぁ~~~~♡♡」

 

 足下は全く見えないので家族で出かける時は、常に吉宗が手を繋いだり腕を組む必要がある。要するに学生時代とそこは同じだ。

 

「この胸だけで体重10㎏は増えてんだよっ……ほらっ♡ チンポ挿入しろよ♡ ブラ付きノーハンド縦の旦那専用パイズリだぜ♡」

 

 超絶長乳の根元から先端までを回し揉みし、ほぼKカップの爆乳を堪能していたが痺れを切らして、希美から人差し指を谷間に挟んでパイズリ誘導をしてくる……

 

「うう……ッ! 慣れ親しんだおっぱい……全然飽きないおっぱい……縦からだと俺のチンポだって亀頭しか見えない……ノーハンドでもこの乳圧……!」

 

「説明口調なのがキメぇよ♡ もう10年近くパイズられてるもんな♡ 半剥けだった頃が懐かし、んんっ♡ 胸ん中……はっ♡ はぁ♡ ゴリゴリされるの好きっ……♡」

 

 これこそがおっぱいマンコ、根元まで挿入しても僅かばかり亀頭が飛び出るだけで、完全に竿が乳負けしてしまっているのだ。

 

 ……もしかしてまだ膨乳してしまうのだろうか? 希美っぱいを支えて隠す役を志願したくあると、吉宗は希美の縦長おっぱいを掴みパンパンパンパンッ……

 

「こらぁぁ~~♡ もっとゆっくりしろぉ♡ 愛美が起きちゃうだろっ♡」

 

「わりぃ……はぁはぁはぁはぁ……はぁー! このおっぱいが悪いんだ……あらゆる状況で俺を誘惑して……ヌカれて搾られて……干からびるくらいされたのに……はぁはぁ! 一晩でこうなっちまうのも全部希美が悪いんだっ!」

 

「ふにゃはぁぁ♡ 乳輪広げんにゃぁぁ~~♡ くふぅぅ♡ んはぁッ! ああぁ~~っっ♡♡」

 

「デカい声出すなって! 起きちゃうだろっ!」

 

「ズ……ズルい……♡」

 

 実は希美、少し意地悪かつ乱暴にされた方が燃えてしまう。思い返せばその片鱗は学生時代にあった、髪を引っ張られたりイラマチオされたり、おっぱいの主導権を奪取され背面ピストンで膣内をグツグツにさせていたのだから。

 

「やっ♡ 胸ん中凄い熱いのっ♡♡ 我慢汁だけでこんなっ……♡」

 

 ミヂッ、ミヂッ、ミヂッ、キツい黒ブラの締め付けで乳肉が窮屈でも、吉宗は往復させるごとに我慢汁をヌラつかせて、初めてパイズリされる童貞男の瞳で希美っぱいを貫いている。

 

「もう……お父さんになっても……童貞かよっ♡ あっ♡ んんっ♡ はぁ……はぁ……♡ んあぁっ♡ 精液アガってる♡ はっ♡ はっ♡ あたしも……イク♡ 胸犯されてイク♡♡ んひゃっ♡ んんんぅぅぅぅッ♡」

 

 まずは挨拶代わり、乳内で綺麗に射精を収めた吉宗の技術には感服だが、希美の乳面積が無ければ洗濯したばかりの布団は精液の沼になっていた。

 

「はっー……はっー……全部飲まなきゃ……汚れちまうもんな……♡ はぐっ、はぐぅ……んぐんぐんぐっ……♡ ちゅぐっ、ぐぢゅっ♡」

 

 希美はおっぱいを杯代わりに、大量中出しされた精液を飲み始めた、久しぶりの酒を嗜むようにグビグビと……

 

 吉宗はチンポを扱きながら、妻のいやらしすぎる姿を見て早くも復活させている。

 

「……ん、げふげふっ……飲んだ♡ 不味くて……臭くて……童貞の味がする……♡」

 

「じゃあ何万回目か忘れたけど、童貞卒業と行こうかな……」

 

「待って♡ あたしが上になりたい♡ ハッーハッー♡ 今夜も精液搾ってやるから♡」

 

 吉宗よりも希美の性欲が強すぎる、押し倒されながら言うのは脅迫だろう。

 

「スンスンスンッ……♡ んはぁ♡ 吉宗のチンポ好きっ♡ チュッ……♡ んふぅ、いただきまぁ……♡ ん゙お゙♡ ほ……ほぉ゙ぉ゙キひゃぁ゙ぁ゙~~~~♡」

 

 セックス前には必ずチンポにキスをする、愛しき嫁は背面騎乗位がしたかったらしい。

 

(後ろからでもおっぱい飛び出して……! バルンバルンッ揺れて! 仰け反る希美がエロくて……顔なんてなぁ! 見えなくたってどうなってっか分かるんだよ!)

 

「はひぃぃ~~♡ んぉ゙♡ んお゙ぉ゙ーー♡ これしゅひぃ♡ よひむねひんぽしゅきぃ~~♡ じゅっとしゅごいのぉぉ♡ わたしゃない♡ だえにもぉ♡ あたひの♡ じゅっとあたひのなんらぁぁ~~♡」

 

「声……抑えろって馬鹿……っ! おい……希美ぃ……声……」

 

 エロ下着セットを纏い生殖細胞が活性化され、声を押し殺さずにグラインドで子宮口を自らズラす希美。

 

 吉宗は舌を噛んで喘ぎを鎮めているのに、散々念押しする希美の方がお構いなしにアンアン、嫁の性的暴走を止めるので毎晩吉宗は苦労しているのだ。

 

「希美っ……もうイクからっ! おまんこにチンコボコボコされるっ゙!! ッ゙~~~~イ゙! イ゙クッ゙!!」

 

 イク間際に吉宗は、金に染まりもみ上げから伸ばしている髪を思いっきり引っ張る。

 

「い゙♡ んゆうぅ゙ぅ゙ーー♡ あらひもイグぅ゙ーー♡ いちばんイイのでイク♡ イグーー♡ イグッ゙♡ イ゙……イ゙ はへっ♡ はっ♡ へっ♡ へっ♡ へぇ♡」

 

 ……ダメだった、今夜こそおまんこ内で精液を全て収めようと試みたが、吉宗の射精量が多すぎて布団を汚してしまった。

 

 お尻を打ち込んだまま綺麗な背筋ラインを仰け反らせ、痙攣イキする希美は後ろからだって、舌を出し子宮が精液を飲み込む度に目を白黒させて、アクメっているのだと分かる。

 

「……………………♡ んあぁ♡ フッーー♡ フッー……♡」

 

 背面でダラりと落とされた希美の手を握ってやり、イキ疲れた希美が回復するのを待っていた吉宗。

 

 ニュボッ、結合部から空気音が鳴り膣内と亀頭に白い糸が引かれる。

 

 足の間から太ももを這う中出し精液を眺めて、希美はまた何度かイッてしまった……

 

「んっーー♡ フッーー♡ フッーー……んやぁん♡ なっ……何すんだよっ♡」

 

 グッタリする希美に活を入れてやろうと、デカいおっぱいに相応しいデカい乳輪に、亀頭を押し付けてズッている吉宗。

 

「このまま終わらせる訳ないだろっ! ……次は声が押し殺しやすい体位にするぞ……」

 

「え♡ あれ……ヤバいんだけど……♡ 吉宗に全部支配されちゃってる気が、あんっ♡」

 

「うるせぇ……支配されろ! 俺にマウント取って精液奪い取ってた仕返しだよ……」

 

 うつ伏せにさせられた希美は、頼まれる前にお尻を高く持ち上げて犯される準備を万端にさせている……

 

(くる♡ 吉宗チンポ後ろからくるっ♡ 凄い硬くて太いのくる♡ 旦那チンポ♡ ハッ♡ ハッ♡ ハッ♡)

 

「このドスケベが……二人目の子をおねだりしてたし……今夜、狙っていくか……希美っ!」

 

「うん♡ 二人目の子欲しい♡ 吉宗と育てたい♡ 愛美の妹がいいな♡」

 

「それは狙えるか分かんねぇけど……あああああっ!!! 希美がエロすぎんだ、よっ!!」

 

 一人だけでも大変なのに二人目が出来たら、セックスする時間も無くなるかもしれない。

 

 ……いや、この二人は何としてでも毎日セックスするだろう、それに二人目が欲しいのは本当だ。

 

「ん゙♡ ゔお゙……♡ お゙♡ お゙ッ♡ お゙~~~~……お゙ぉ゙♡」

 

 吉宗の枕を抱きしめながら、背中を覆い被される寝バックでの挿入。

 

 吉宗の体重の全てを小突かれる子宮奥で受けている、ビクビクと震えながら枕に顔を埋めて声を殺す、くぐもった喘ぎが吉宗のチンポをイラつかせてしまう。

 

「寝バック……愛美が産まれてからめっちゃ好きになったよな!」

 

「お゙♡ ほぉ♡ しゅひ……♡ じぇんぶしゅひぃ……♡」

 

 動きが少なくとも最高の快感を得られる、産まれたばかりの愛美を起こさないようにセックスする手段として、ベビーベッドの隣で寝バックし朝まで……を思い出しながら希美は潮を吹いてしまう。

 

「よひむえにしゃれるのぉ……じぇんぶしゅひなろぉ♡ はひっ♡ はっ♡ へう♡ へふっ♡ ねびゃっくしゅひ♡ じぇんぶ……しゅひぃ♡」

 

「~~~~ッ!! このエロ嫁は……! エロすぎてもうっ、虐めたくなっちまうんだよぉぉ!!」

 

「お゙ーーーー♡♡ お゙♡ ん゙お゙ーーーー♡ ヒぐッ♡ ヒぐゔゔぅ゙ーーーー♡ ヒぐヒぐゔぅ゙ゔ♡ イ゙お゙お゙ーーーー♡♡」

 

 ●●な子ほど虐めたくなってしまう心理は、夫婦になっても継続してしまうものなのだろうか。

 

 ストロークを最小限に留めたピストン、子宮口を亀頭で押されたままズッ、ズッ、ズッ、引っ込まずに亀頭が気持ちいい部分をグリュ突いてくるので、枕を抱きしめていなかったら愛美は起きてしまっていた、それだけの快感と幸せを望みは受け止めている。

 

「お゙~~~~……♡♡ ぼ……♡ お゙ほ……~~♡ ぉ゙……ッ゙……お゙ぅ゙……♡ はァ゙……~~♡ ゔ♡ ゔゔぅ゙~~~~……♡♡」

 

「声……もっと抑えろ……はーーッ! 愛美に……見られたら……あ! 愛美だっ!」

 

「ッ゙ッ゙♡♡ ~~~~ッ゙ァ゙ァ゙~~~~♡♡ ……………………♡♡ お゙……お゙??」

 

「ウソだよ……愛美に見られたと思ってイッたのかよ、ドスケベ嫁が……可愛いぞ!」

 

「て……てめぇぇ♡ よしむねぇ♡ あ、あとでころす♡ ふっーー♡ ふっーー♡ ころす♡ ゆるさねぇ~~♡ ん゙る゙ぅ゙ぅ゙ヺぉ゙ーー♡♡」

 

 使い古された意地悪、嘘だと分かっていても希美は膣内でイキ汁を亀頭へぶっかけ、枕に噛みつきながら足を硬直させてしまった。

 

 余韻に浸らせず不意打ちゼロ距離ピストンを再開され、とても強気な希美とは思えない低いにも、高いにも該当しない性と生の悦びを噛み締めるメスの叫びが、吉宗をさらなる興奮へ落とし込む。

 

(こんなのっ……♡ 交尾……セックスじゃない……交尾っ♡ ラブラブ交尾♡ 夫婦交尾♡ 吉宗と交尾で気持ち良くなる……それしか頭ん中……ねぇ……♡ 交尾♡ 交尾♡ 交尾イイ♡ もっとチンポして♡ 交尾交尾交尾交尾交尾交尾交尾交尾♡♡♡♡)

 

 背中に乗られて身動きを封じられ、声帯ですら自分で塞いで、おまんこは完全に旦那チンポに支配されて……

 

「希美……出すぞ……二人目! イクぞ!」

 

「ゔ♡ ゔゔ~~~~♡ んギュ゙ッ゙♡ ギュふぅ゙ぅ゙~~……♡♡ イ゙……♡ イ゙ゔ……イ゙♡ お゙ぁ゙……~~♡ イ゙……イ゙……~~~~ッ゙♡♡ イ゙イ゙……イ゙~~~~♡♡♡」

 

 子宮の奥の奥で中出しをキメる吉宗。卵管までも吉宗で埋まっていく希美。

 

(あぁ……♡ 絶対キた……♡ 着床キめられたぁ……♡♡ わかるもん……♡ 何万回ヤッてきたと……♡)

 

 希美が抱きしめている枕は涎と鼻水でグチャグチャ、握力が強すぎてカバーを引き裂いてしまっている。

 

「はぁ……はぁ……また枕……買い換えないとだな……」

 

「ん゙……♡ ん゙ぁ゙ゔ♡ だって……吉宗が……♡♡」

 

「長くて……伸びて……濃い糸がおまんこの奥と亀頭を結んでるぞ……」

 

「分かるからぁぁ♡♡ 言うなよぉぉ♡♡」

 

 吉宗の香りに物理的に挟まれながらイク、寝バックが好きになった数多くある要因の一つで、洗濯前に吉宗の枕を抱きしめたり頬擦りを、希美はこっそりして……稀にオナニーにまで発展してしまうのだ。そこまでイッてしまった夜はいつも以上に乱れる。つまり今夜……

 

「はぁ! おまんこにも毛が生えて、ぢゅずずずッ! 良かったなお母さん! ずぅ~~ズズズッ!」

 

「うるへぇぇ~~♡ んやああああっ♡ テメェ……吉宗ぇぇ♡ ンブッ♡ ヂュブッ♡ んぅ♡ チュバッ♡ チュる、ズむッ♡ はっ……ンズズズッ~~~~♡ ヂュズッ、ヂュルぅぅーー♡♡」

 

 身体の外も中も隅々まで知り尽くしたパートナー、だが二人は初めて裸体を貪るかのように目を赤くしながら、性器に吸い付いている。

 

「ンヂュヂュッ~~~~♡ ヂュボッ♡ ヂュブホッ♡ ンぼッ♡ ぼッ♡ ヂュッ、りゅりゅりゅっ~~~~ッ♡」

 

 クンニする吉宗が少し顔を上げるだけで、口を筒状にしてチンポをしゃぶり、左右から亀頭を往復したり鈴口を穿る舌、長すぎて床に着陸しながらも長さに物を言わせて、垂直縦パイズリする嫁の姿がある……丁度目元だけ見えないのが素晴らしくエッチだ。

 

「ちゅぶッ……ん♡ ハッーハッー♡ よ、よしむねぇぇ……舌チンポもイイけどぉ♡ ホンモノチンポでキてぇ♡ 交尾……子作り交尾ぃ~~♡」

 

 精液を逆流させながら足を開いて、腰を浮かせながらユラユラと卑猥に踊って誘惑してくる希美。

 

 ……明日は休日だ、時間を気にせずセックスが出来る、種は植え込んだが小陰唇をクパらせている嫁へ、チンポ栓をし続けてしまったって――いいのだ。

 

「ん♡ んあああああっ~~~~♡ よしむねチンポぉぉ♡ しゅき♡ しゅきなのぉぉ♡♡」

 

「だからっ! 声を殺せって! 愛美起きちゃうから! 隣の部屋で寝てるんだぞっ!?」

 

「しょ……しょうらけろぉ……♡ きもひーんらもんっ♡ よひむねとぉ……らんなひょのしぇっくひゅぅ♡ だいひゅりゃはらかぁぁ~~~~♡♡」

 

 始まりとなった後背位、だいしゅきホールド出来る正常位、髪を引っ張られて滾る立ちバック、キスをしながらが最高な側位。

 

 吉宗とするセックスはどれも好きだが、寝バックと並んでお気に入りなのが密着感溢れる対面座位だ。

 

「んんっ♡ んっ♡ あひゅんぅ♡ いちびゃんらぶらぶぅ~~♡ よひむへのかおぉ~~♡ きひゅもれきるはらぁぁ♡ ちゅるっ♡ んぐっ♡ んっ~~♡ ぢゅぱっ♡ ふふっ♡ ふっーー♡ ちゅむぅ♡ ちゅむっ……♡ よひむへぇ……♡」

 

 こう動けば相手がこう動く、こうすれば一番気持ち良くしてあげられる。10年近く積み上げてきたセックス経験値は伊達ではない。

 

「ほらっ! もっとギュッて握れよ希美!」

 

「うん♡ うん♡ うんっ♡ んんっ~~♡ んふっー♡ はっ……はっ……♡ ギュほひへぇ♡ いっひょにきもひよふ♡ なりたいよぉ♡ はッ♡ はァァァ……~~♡ キちゃふ……♡ あ゙……キちゃふよぉぉ……♡」

 

 対面座位はラブ握りもしやすい、この二人はセックス中手を離している時間の方が短い。

 

「ずっひょぃ♡ いっひょにぃぃ~~~~♡ ン゙♡ ン゙ぁ゙ぁ゙……ハッ゙……♡ ハひぃ゙ぃ゙~~~~よひむへぇぇイきゅ♡ イ……~~~~きゅ゙ゔゔぅ゙ーーーー♡♡~~~~♡♡ あ゙あ゙あ゙っ゙~~~♡♡♡」

 

 ……中に出した吉宗は、イキ痙攣から戻るまで希美にキスをしていた。

 

 時折「幸せ」と囁きながら……

 

(幸せ……幸せ……あたし……すっごく……幸せ……!)

 

 幸せを連呼しながら希美もイケた、吉宗が居てくれたから幸せになれた、これからは家族三人……いや、四人、もしかしての五人?

 

(吉宗……あたし幸せ……)

 

(俺も幸せだよ……!)

 

 ごっこから始まって、本気のセックスをして、幼馴染み同士で家族になった。ロマンチストではないがトキメかない女性が居るだろうか。

 

「吉宗……♡」

 

「希美……!」

 

 ただ名前を呼び合うだけでも幸せだ、隣の部屋からも「おとーさん……おかーさん……だいすき……」と、嬉しい寝言が聞こえた。

 

「――なぁ、希美?」

 

 たっぷりイチャ付きあって、痙攣も収まったのでセックスを再開……する前に、吉宗から唇へキスをしてきた。

 

「んにゃっ♡ チュッ……♡ なんだよ……♡」

 

「……好きだぞ!」

 

「!!!」

 

 25年間、吉宗と一緒に居た希美が初めて「ソレ」を聞いた。

 

 結婚式の時でさえ口にはしなかったのに……着床セックスの後に言うなんて……ズルい、希美はラブ握りを解いてそっぽを向いてしまった。

 

「……なんだよっ、今更言うのかよ……〝ごっこ〟してた時から絶対言わないって……お互い血の掟みたいだったもんな……」

 

「好きだぞ希美」

 

「ッッ~~!! あ、あたしは! 絶対にソレは言わねぇからっ!!」

 

 希美も結婚式ですら「好き」とは口にしなかったのでお互い様だが、このタイミングでわざわざ25年の想いを素直にぶつける吉宗に、腹が立って仕方が無いのだ。

 

「うおっ!」

 

「……  とは言わねぇよ、死んだって言わねぇけど……」

 

 再び指を絡めて視線を合わせる希美は、あの時から何ら変わっていない笑顔となって、ずっと  な吉宗へキスのお返しをした。

 

「チュッ……愛してる……! 愛してるよ吉宗♡」

 

「……好きはダメで愛してるはいいのかよ……! うあああああああ希美っっっ~~~~お前が好きすぎて可愛すぎるんだよっーーー!!」

 

「きゃあっ♡ 吉宗てめぇぇ~~♡ 声っ♡ 響いちゃうから♡ もっと優しく♡ んやぁぁぁぁ♡♡ チンポぉ♡ 旦那チンポがしゅごいよぉぉ♡♡」

 

 ――翌朝、「次の子の名前どうする?」と寝癖を直す吉宗に尋ねられた希美は、「気がはえーんだよ童貞っ!」と愛美を抱きしめながら吉宗に頭突きを喰らわせた。




好評で嬉しかったです!
依頼が終わったら別の連載開始させます!


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