ヴァンガードif もう一人の先導者 (クレイЯ)
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序章 フーファイター編
第一話「久導 ユウト」


 

「ネハーレンにライド!」

 

「くっ!」

 

ここはフーファイター本部のビル。ヴァンガードファイターが集まり、日々切磋琢磨している場所。そこにいるものに笑顔はないが、強さを求めて"あいつ"の元に集まっている挑戦者が多い。

 

「あいつ、また一人でデッキ弄ってるぞ。」

 

「あんな雑魚、なんでここにいるんだろうな。」

 

そしてそんな場所で一人、対戦相手もおらず一人でカードを触っているのが俺。

普段は基本ファイトはせず、"あいつ"としかファイトせず、わざとらしく負けて"あいつ"の強さを見せつける。それが俺という道化の役目。

 

だが、それも今日で終わりの予定である。

 

「みんな集まってくれ。」

 

一人の大男の号令で、ここにいる全員が整列する。

大男、新城テツの後ろには"あいつ"...雀ヶ森レンがいる。

 

「再来月の全国大会に向けて、AL4の選抜を行う時期になった。...詳しくはレン様からお話ししてもらう。」

 

「...皆さん。今回のチームメンバーの選抜はトーナメント形式にします。AL4の一員となって私と全国大会に出場したいなら、勝つのです。力あるものにはすべての栄光が与えられるでしょう。...以上。」

 

レンの言葉で全員の目にやる気がみなぎっている。

メンバー選抜はいつも、ランキングの上位3名が選ばれる形式だった。

だから、ランキング上位のやつも、下位のやつも選べれるために燃えている。

 

「トーナメントは抽選で行う。参加は自由。辞退するものはいるか?」

 

テツの声に、ほとんどのやつが俺を見る。その目には「お前なんか出ても意味ない」という気持ちが乗っているようで、かなり下に見られているようだ。

 

「お前、出るのかよ。」

 

「...矢作。別に出てもいいだろ。」

 

「へっ。ランキング最下位のお前が出たところで、負けるのが落ちだっての。」

 

矢作の言葉に周りはクスクスと笑い出す。

 

「俺はトーナメントに出るし、当然勝つつもりでファイトに挑むさ。」

 

「だ~か~ら~!ランキング最下位のお前は誰にも勝てねえだろって...」

 

「でも、お前は俺と戦ったことないだろ。」

 

俺の言葉に、俺の後ろにいた男が俺を馬鹿にしてくるが...

そもそも俺はレンとしかファイトしていないだけで、誰にもまだ負けていないんだがな。雑魚の癖にレン様に挑む愚か者。それが俺のフーファイターでの立ち位置。

 

「そ、それは...そうだが...」

 

「くだらない話をして、進行の妨げをするな。お前らがなんと言おうと、俺はトーナメントに出る。」

 

「...チッ...」

 

男は舌打ちして俺から離れていく。

それとは別に一人の女が俺の元に来る。

 

「ユウト。ようやく本気を出すつもりなの?」

 

「アサカ...まあレンとテツに頼まれて...な。」

 

「ふふ...ユウトとチームを組めるなんて、楽しみだわ。」

 

この子は鳴海アサカ。俺とは幼馴染の関係。といっても、俺は親の仕事の都合で転校が多く、赤ん坊のころから小学1年生の時まで一緒だっただけだが。

アサカも俺の一つ年上だし、フーファイターで再会するまでお互い連絡も取りあってなかった。

 

「気が早い。それに矢作もなかなかの実力だ。テツは勝ち上がるのは確定として、残り2枠を俺たちでとれるか...」

 

「心配しすぎよ。私はユウトが勝つって信じてるの。」

 

「...負けられない理由が増えてしまったな。」

 

「それでは全員参加とする。トーナメントは明日、明後日の二日間で実施する。...解散!」

 

「「「「はい!」」」」

 

テツの号令で皆、それぞれ行動を始めた。デッキを構築し直す者、ライバルとファイトを始める者...

 

俺はビルの自室に向かおうと思ったが、レンとテツが寄ってきた。

 

「ユウト、君の活躍には期待していますよ。」

 

「レン...まああまり期待されても困るが。」

 

「ふっ...お前が負けるなどありえないがな。」

 

「テツ...買いかぶりすぎだ。」

 

「テツはわかってるわね。ユウトが負けるはずないわ。」

 

「アサカ...」

 

アサカと同じように、レン、テツも幼馴染、というか中学のころからの付き合い。

はじめは俺とレン、テツでチームフーファイターを作った。そしてもう一人メンバーがいたんだがな...

 

============================================-

 

???side

 

「くっ...なんであんなやつがレン様に...久導ユウト...!」

 

 

 

...

 

 

 




●人物紹介コーナー

久導 ユウト(kudo yuto)
本小説の主人公。フーファイター所属。リーダーのレン、幹部クラスのテツとは中学のころからの友人で、二人から信頼されている。アサカとは幼馴染で、普段基本的にアサカと一緒にいる。(アサカが必ずユウトのそばに寄ってくる)

リーダーとしてレンを立てるため、レンにはわざとらしく負ける。
その実、レンが力に目覚める前は一度も負けたことが無く、力に目覚めてからも本気のファイトでのみ数えるなら勝ち越している。また、テツやもう一人の元メンバーにも一度も負けたことが無いほどの実力者である。

レンが力に目覚めた際に出会った謎の少女たちと面識があるようで...。

使用クラン : ネオネクタール
切り札   : 白百合の銃士セシリア

・パーソナルデータ
 男性。15歳。福原高校在校の高校1年生。黒髪のショートカットでイケメン。
 白百合の銃士セシリアを分身と呼ぶほど容姿が似ている。
 家族は両親のみで、両親は仕事の都合で海外に在住しているため、一人暮らし。


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第二話「雀ヶ森レン」part1

今後、ファイトがある回は数partに分けて出すと思います。


ユウトside

 

 

選抜トーナメント開催が発表された日の夜...

俺は自室で一人の男と対面していた。

 

「ふぅ...やはり君との時間は心地よい...」

 

「気持ち悪いこと言うな、レン。」

 

「さみしいこと言わないでください。私と君の仲ではないですか。」

 

レンはたまに、俺と本気のファイトをするために誰もいない時間を狙ってやってくる。

俺がレンを立てるためにわざと本気のファイトをしないことに、レンはすぐ気付いた。

あの時のレンの怒りようは今でも覚えている。

 

<<君の気持ちは嬉しい...だけど、僕は君という最強の壁を越えたいんだ!>>

 

だから、俺はレンが夜中にやってくることを咎めない。

レンが強さを求めるなら、俺はずっと付き合ってやるつもりだ。

 

「さて...明日に向けて、一戦願おうかな。」

 

「おや、珍しい。君からファイトを申し込んでくるなんて。」

 

「誰かさんに本気を出すように言われたからな。」

 

お互いにデッキをファイトテーブルに出す。

ファーストヴァンガードを置き、マリガンまで済ませて向き合う。

 

「行くぞ。」

 

「ええ。」

 

「「スタンドアップ・THE・ヴァンガード!」

 

その瞬間、俺とレンの目に虹色の輝きが煌き、イメージが現実のものとなる。

 

「"フルバウ"!」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

-------------------------------------

レン 手札:5枚、ソウル:0枚

□□□

□■□

V : フルバウ

 

□■□

□□□

V : 菜の花の銃士キーラ

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚

-----------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。..."カローラ・ドラゴン"にライド。"キーラ"のスキルで1枚ドロー。これでターンエンド。」

 

-------------------------------------

レン 手札:5枚、ソウル:0枚

□□□

□■□

V : フルバウ

 

□■□

□□□

V : カローラ・ドラゴン

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚

-----------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。ライド..."ブラスター・ジャベリン"。フルバウのスキルで1枚ドローし、クイックシールド・チケットを獲得。さらに"髑髏の魔女ネヴァン"をコールし、そのままスキルを発動。自身をレストし、山札からパワー5000のユニットをコールします。...もう一枚の"ネヴァン"をコール!」

 

「お得意の展開だな。」

 

「行きますよ。バトルです。"ネヴァン"のブースト、"ジャベリン"でアタック!」

 

"ブラスター・ジャベリン" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック...」

 

ドライブチェックで出たのは「黒の賢者カロン」。ノートリガーだ。

 

「ダメージチェック..."メイデン・オブ・スイートベリー"、ノートリガーだ。」

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

□■■

□■□

V   : ブラスター・ジャベリン

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■□

□□□

V : カローラ・ドラゴン

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"メイデン・オブ・ネペンテス"にライド。さらに"ホーレン相談役"、"メイデン・オブ・スイートベリー"をコール。"スイートベリー"のスキルで、"プラント・トークン"をコール。」

 

「攻めてきましたね。」

 

「"ホーレン相談役"はスキルでパワー+3000。さらに"ネペンテス"のスキルで"トークン"を退却し、1枚ドロー。ブーストを得て、パワー+5000。」

 

引いたのは"ホーレン相談役"か。だったら...

 

「さらに"ホーレン相談役"をコールしバトルに入る。"ホーレン相談役"でアタック。」

 

"ホーレン相談役" : パワー10000

 

「クイックシールド・チケットを使い、このバトル中、パワー+5000です。」

 

"ブラスター・ジャベリン" : パワー13000(8000+5000)

 

「ならば、ネペンテスでアタック。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック。..."月下美人の銃士ダニエル"、ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーはアタックしていない"ホーレン相談役"に与える。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)、☆2

"ホーレン相談役" : パワー23000(10000+3000+10000)

 

「ダメージチェック...

 1枚目 : "ブラスター・ジャベリン"

 2枚目 : "ブラスター・アックス"

 ノートリガーです。」

 

「"スイートベリー"のブースト、"ホーレン相談役"でアタック。」

 

"ホーレン相談役" : パワー31000(10000+3000+10000+8000)

 

「それもノーガード。...ダメージチェック。"ブラスター・レイピア"、ノートリガーです。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

□■■

□■□

V   : ブラスター・ジャベリン

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

■■■

□□■

V   : メイデン・オブ・ネペンテス

R左  : ホーレン相談役

R右  : ホーレン相談役

R右下 : メイデン・オブ・スイートベリー

ユウト 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。...常闇より現れよ、漆黒の亡霊。ライド、"ブラスター・ダーク"!」

 

レンが漆黒の鎧を身にまとい、現れる。

 

「スキル発動。CB1、君のリアガードを1枚、退却してもらおうか。」

 

「..."スイートベリー"を退却。」

 

「"ネヴァン"のスキル、自身をレストし、さらに"ネヴァン"をコール。そして、手札から"黒翼のソードブレイカー"をコール。スキル、CB1することで1枚ドロー。手札からコールしたので、パワー+5000。これでバトルに入ります。」

 

俺のリアガードが削りきれなかったことで、"ブラスター・ダーク"の本領は発揮できなかったみたいだ。

 

「"ネヴァン"のブースト、"ブラスター・ダーク"でヴァンガードにアタック。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック。..."暗黒の盾マクリール"。ドロートリガー、1枚引き、"黒翼のソードブレイカー"にパワー+10000。」

 

"黒翼のソードブレイカー" : パワー20000(5000+5000+10000)

 

「ダメージチェック..."フルーツバスケット・エルフ"、ノートリガーだ。」

 

「"ネヴァン"のブースト、"ソードブレイカー"でアタック!」

 

"黒翼のソードブレイカー" : パワー25000(5000+5000+10000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"清心の花乙女フィオレンサ"、ヒールトリガーだが...ダメージ回復は無しだな。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

■■■

■■□

V   : ブラスター・ダーク

R右  : 黒翼のソードブレイカー

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

■■■

□□□

V   : メイデン・オブ・ネペンテス

R左  : ホーレン相談役

R右  : ホーレン相談役

ユウト 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

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第二話「雀ヶ森レン」part2

ユウトside

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"メイデン・オブ・トレイリングローズ"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをリアガード右前に。」

 

これにより、リアガード右前は常に元々のクリティカルが2になる。

 

「"トレイリングローズ"のスキル。登場時、"プラント・トークン"を生み出す。ヴァンガードサークルに登場したので、2枚コールする。そして、2枚の"ホーレン相談役"は自身のスキルでパワー+3000。2枚コールされたので、合計6000アップだ。」

 

"ホーレン相談役"(R右) : パワー16000(10000+3000*2)

"ホーレン相談役"(R左) : パワー16000(10000+3000*2)

 

「"メイデン・オブ・ネペンテス"をコールし、スキル発動。"トークン"を退却し、1枚ドロー、ブーストを得て、パワー+5000。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

 

「バトル。"ホーレン相談役"で"ソードブレイカー"にアタック。」

 

"ホーレン相談役"(R左) : パワー16000(10000+3000*2)

 

"黒翼のソードブレイカー" : パワー5000

 

「ノーガード。」

 

「"ネペンテス"のブースト、"トレイリングローズ"でアタック。」

 

"メイデン・オブ・トレイリングローズ" : パワー28000(13000+10000+5000)

 

「"アビス・ヒーラー"、"黒の賢者カロン"でガード。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー40000(10000+20000+10000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"パンジーの銃士シルヴィア"、2枚目、"メイデン・オブ・フラワーカーペット"...ノートリガー。」

 

「アタックは通りませんね。」

 

「ならば"トークン"のブースト、"ホーレン相談役"でアタック。」

 

"ホーレン相談役" : パワー21000(10000+3000*2+5000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック。..."黒翼のソードブレイカー"、"厳格なる撃退者"。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

■■■

□■□

V   : ブラスター・ダーク

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

■■■

□■■

V   : メイデン・オブ・トレイリングローズ

R左  : ホーレン相談役

R右  : ホーレン相談役(フォースⅡ)

R中央 : メイデン・オブ・ネペンテス

R右下 : プラント・トークン

ユウト 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。...影の宮殿の奥に潜む、法に縛られぬ者どもの支配者。ライド、"ザ・ダーク・ディクテイター"。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルに。」

 

"ザ・ダーク・ディクテイター" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらに"ディクテイター"はリアガードの数だけパワーが増加する。」

 

"ザ・ダーク・ディクテイター" : パワー29000(13000+10000+2000*3)

 

「"ブラスター・アックス"、"ブラスター・レイピア"をコール。」

 

"ザ・ダーク・ディクテイター" パワー33000(13000+10000+2000*5)

 

「"ネヴァン"のブースト、"レイピア"で右の"ホーレン相談役"にアタック。」

 

"ブラスター・レイピア" : パワー14000(9000+5000)

 

「左の"ホーレン相談役"でインターセプト。」

 

"ホーレン相談役" : パワー15000(10000+5000)

 

「"ディクテイター"、"ネヴァン"のブーストを受けてアタック。」

 

"ザ・ダーク・ディクテイター" : パワー38000(13000+10000+2000*5+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ。1枚目、"ディクテイター"、2枚目、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック。"フルーツバスケット・エルフ"。」

 

「次だ。"ネヴァン"のブースト、"アックス"で"ホーレン相談役"にアタック。」

 

"ブラスター・アックス" : パワー15000(10000+5000)

 

「"月下美人の銃士ダニエル"でガード。」

 

"ホーレン相談役" : パワー25000(10000+15000)

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

■■■

■■■

V   : ザ・ダーク・ディクテイター(フォースⅠ)

R右  : ブラスター・アックス

R左  : ブラスター・レイピア

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■■

□■■

V   : メイデン・オブ・トレイリングローズ

R右  : ホーレン相談役(フォースⅡ)

R中央 : メイデン・オブ・ネペンテス

R右下 : プラント・トークン

ユウト 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...咲き誇れ、我が分身。"白百合の銃士セシリア"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡを左のリアガードサークルに。"ホーレン相談役"、"メイデン・オブ・スイートベリー"をコール。"スイートベリー"のスキルで"プラント・トークン"をコールし、ヴァンガードがグレード3なのでSC1。さらに2枚の"ホーレン相談役"はパワー+3000。」

 

"ホーレン相談役"(R右) : パワー13000(10000+3000)、☆2

"ホーレン相談役"(R左) : パワー13000(10000+3000)、☆2

 

「"セシリア"のスキル。CB1、"ネペンテス"を退却。山札から5枚見て、2枚までコール。ソウルにグレード3があるので、3枚までコールでき、その後、前列3枚にパワー+10000。..."カローラ・ドラゴン"、"パンジーの銃士シルヴィア"、"メイデン・オブ・スイートベリー"をコール。」

 

既にユニットがいたリアガードサークルに、さらにユニットをコールしていく。

さらにコールされたユニットのスキルで、またリアガードがコールされる。

 

「まず、3枚コールしたので"ホーレン相談役"のパワー+9000。」

 

"ホーレン相談役"(R右) : パワー32000(10000+3000*4+10000)、☆2

"ホーレン相談役"(R左) : パワー32000(10000+3000*4+10000)、☆2

 

「さらに"カローラ・ドラゴン"は同時に他に2枚コールされているので、パワー+6000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「コールした"シルヴィア"のスキル。"プラント・トークン"をコール。"スイートベリー"のスキル。"プラント・トークン"をコールし、SC1。2枚コールしたので、"ホーレン相談役"、"カローラ・ドラゴン"のパワー+6000。"スイートベリー"はヴァンガードがグレード3以上ならパワー+5000。」

 

"ホーレン相談役"(R右) : パワー28000(10000+3000*6)、☆2

"ホーレン相談役"(R左) : パワー28000(10000+3000*6)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー20000(8000+3000*4)

"メイデン・オブ・スイートベリー" : パワー13000(8000+5000)

 

「アタックに入る。"トークン"のブースト、"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー28000(13000+10000+5000)

 

「くっ...ノーガード。」

 

「ツインドライブ...1枚目、"フラワーカーペット"、2枚目、"トレイリングローズ"。」

 

「ダメージチェック..."アビス・ヒーラー"、ヒールトリガー。ダメージを1枚回復し、パワーは"ディクテイター"に。」

 

"ザ・ダーク・ディクテイター" : パワー23000(13000+10000)

 

「"スイートベリー"のブースト、"ホーレン相談役"でアタック。」

 

"ホーレン相談役"(R左) : パワー41000(10000+3000*6+8000+5000)

 

「"デスフェザー・イーグル"でガード。"ブラスター・レイピア"でインターセプト。」

 

"ザ・ダーク・ディクテイター" : パワー43000(13000+10000+15000+5000)

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"ホーレン相談役"でアタック。」

 

"ホーレン相談役"(R右) : パワー48000(10000+3000*6+8000+3000*4)

 

「"暗黒の盾マクリール"!手札を1枚捨てて、アタックはヒットしない!」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

■■■

□■■

V   : ザ・ダーク・ディクテイター(フォースⅠ)

R右  : ブラスター・アックス

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

■■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : ホーレン相談役(フォースⅡ)

R左  : ホーレン相談役(フォースⅡ)

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : メイデン・オブ・スイートベリー

ユウト 手札:6枚、ソウル:6枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

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第二話「雀ヶ森レン」part3

レンside

 

 

彼は憧れの存在だ。力を手に入れてからも、彼は私の前に立ちはだかってくれる。

私が力を手に入れたあの日。名も知らぬ男が恐怖を抱くようなファイトをした。

周りが私に恐怖する。だが、そんなことどうでも良かった。

 

これが、彼の見ていた世界...惑星クレイの大地...

 

私が彼を...ユウトを超えるにはこの力を極めるしかない!

だからこそ、私はこの力にのめりこんだ。テツをファイトで下した。

そして、櫂が私の元を去った。

 

櫂は言った。そんな力、本当の強さではない、と。

でも、それは間違いだ。だって、最強の男、久導ユウトはこの力を持っている。

この力があるから、彼は強いんだ。

 

櫂は怖いだけだ。弱いと思っていた私に負けるのが。

そんな臆病者などどうでも良い。私は彼を超える。この力をもって!

 

「今のターン、ヒールトリガーを引けなければ負けでした。」

 

「ああ。正直、勝ったと思ったが。」

 

「ふふ...やはり君とのファイトは楽しい。神経をすり減らし、極限まで緊張感が高まる。君とのファイトだけが、私を高みへと昇らせてくれる!」

 

そう、君とのファイトだけが私を強くする!

だからこそ、私は君に勝ちたい。君を超えたい!

 

「このターンで決めます。ファイナルターン!」

 

イメージがわいてくる。私を勝利へと導くイメージが!

 

「スタンド&ドロー。呪われし竜よ、出でて邪悪な力を振るえ!ライド!"ファントム・ブラスター・ドラゴン"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「"ネヴァン"のスキル。レストし、"ソードブレイカー"をコール。さらに"ソードブレイカー"のスキル。CB1、1枚引く。」

 

さあ、私の勝利のイメージのため、犠牲になってもらおう。

 

「"ファントム・ブラスター・ドラゴン"のスキル。CB1、リアガードを3枚、生贄として、パワー+15000、クリティカル+1、相手リアガードを3枚退却!"ネヴァン"を2枚、"ソードブレイカー"!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー48000(13000+10000*2+15000)、☆2

 

「...左の"ホーレン相談役"、"スイートベリー"、"トークン"を退却する。」

 

「"ブラスター・レイピア"、"デスフェザー・イーグル"をコール!そしてもう一度、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"のスキル!CB1、リアガードを3枚退却!"ネヴァン"、"イーグル"、"レイピア"!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー63000(13000+10000*2+15000*2)、☆3

 

「"カローラ・ドラゴン"、"ホーレン相談役"を退却。」

 

「コール。"ディクテイター"、"カロン"。そして、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"のスキル。君のリアガードがいないなら、グレード3をSB1することで、君に1ダメージ!」

 

「ダメージチェック。..."メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、つまりドロートリガーだ。ダメージを与えるのは悪手だったな。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

 

「くっ..."ファントム・ブラスター・ドラゴン"でアタック!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー63000(13000+10000*2+15000*2)、☆3

 

「"激辛闘士カブ・サイ・シー"2枚、"月下美人の銃士ダニエル"!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー68000(13000+10000+15000*3)

 

「さらに"メイデン・オブ・フラワーカーペット"2枚でガード!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー88000(13000+10000+15000*3+10000*2)

 

これでファントム・ブラスター・ドラゴンのアタックは通らない...!

 

「ツインドライブ!1枚目、"漆黒の乙女マーハ"。2枚目、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"。」

 

「ノートリガー。つまり、リアガードのアタックも通らないな。」

 

「くっ...ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:2枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:1、裏:4)

□□■

■■■

V   : ファントム・ブラスター・ドラゴン(フォースⅠ*2)

R右  : ブラスター・アックス

R右下 : 黒の賢者カロン

R左  : ザ・ダーク・ディクテイター

 

□■□

□□□

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : (フォースⅡ)

R左  : (フォースⅡ)

ユウト 手札:2枚、ソウル:6枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。再び咲き誇れ、我が分身。ライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士セシリア"!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルに。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

 

「"パンジーの銃士シルヴィア"をコールし、スキル発動。"プラント・トークン"をコールする。そして、"セシリア"のスキル。CB1、"トークン"をコストに、山札を5枚見て..."セシリア"、"ホーレン相談役"、"カブ・サイ・シー"をコール、前列3枚はパワー+10000。"ホーレン相談役"は同時に他に2枚コールしたので、パワー+6000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)、☆2

"ホーレン相談役" : パワー26000(10000+3000*2+10000)、☆2

 

「そして、"メイデン・オブ・トレイリングローズ"をコールし、スキルで"トークン"を生み出す。"ホーレン相談役"はパワー+3000。」

 

"ホーレン相談役" : パワー29000(10000+3000*3+10000)、☆2

 

先ほどのターン、すべて消し飛ばしたはずのリアガードがこんなに簡単に復活するなんて...

 

「これがネオネクタールの力だ。行くぞ、"セシリア"でアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

私のシールド値は手札の"マーハ"とリアガードの"アックス"で15000。

ユウトのユニットのパワーは片や25000、片や31000。どちらにせよ、ここでダメージを受けるしかなさそうですね。

 

「ノーガード。」

 

絶体絶命ですが、力が、ユニットが私に語り掛けてくる。

私はまだここで負けはしないと。

 

「それはお前のイメージだ。俺のイメージの前には無意味だな。」

 

「っ!」

 

「ツインドライブ。1枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。クリティカルはヴァンガード、パワーは"シルヴィア"に。2枚目、"清心の花乙女フィオレンサ"。ヒールトリガー。ダメージを1枚回復、パワーは"シルヴィア"へ。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー40000(10000+10000+10000*2)、☆2

 

「バカな...ダブルトリガー...だと...」

 

しかも1枚はクリティカルトリガー...ダメージ3点受けなければならない。

そして、私のダメージは5点で、ヒールトリガーは既に2枚見えている。

 

「私の負け...ですね。」

 

ダメージ6枚目、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"が置かれる。

ファイトイメージは消え、私たちはユウトの部屋に意識が戻ってくる。

 

また...超えられなかった...

 

「また...負けてしまったね。」

 

「だが、良いファイトだった。そうだろう?」

 

「そうだね...。」

 

やはり、君は私の超えるべき壁。強さを追い求めた先にあるもの。

そうでなくては面白くない!

 

「また、ファイトしましょう。」

 

「ああ。といっても、俺がAL4に選ばれた後な。」

 

「ふっ、心配など不要でしょう。」

 

夜が明けていく。やはり君とのファイトは楽しい。

願わくば...次こそは君を超える...強さを...zzz

 

 

.




●人物紹介コーナー

雀ヶ森 レン
フーファイター創設者にして、リーダー。チームFFAL4を率いて全国大会を優勝した経験がある。自身と同じ力を持ち、強さの頂点に存在するユウトに憧れを抱いている。
ユウトを超えるべき壁と設定し、日々ファイトに挑んでいる。

本小説では同じ力を持つユウトがそばにいるため、原作よりは病んでいない。
櫂に対する憎しみより、ユウトという超えるべき壁への憧れの方が強い。

使用クラン : シャドウパラディン
切り札 : ファントム・ブラスター・ドラゴン


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第三話「鳴海アサカ」part1

ユウトside

 

「それでは選抜トーナメントを開始する。説明したと思うが、対戦カードは抽選で決める。」

 

夜が明け、選抜トーナメントが開催される。

俺はアサカと一緒に対戦カードが発表されるのを待ってる。

 

「では、対戦カードを発表する。○○と△△、・・・・・、鳴海アサカと田中ハルカ。矢作キョウと□□、美童キリヤと○○、久導ユウトと佐藤タロウ。以上、トーナメント表は配布したデータを見てくれ。」

 

「あら、ユウトと当たるのは決勝ね。」

 

「アサカは順当に勝ち上がれば準決勝でテツと当たるな。」

 

「へっ、てめえが勝ち上がれるわけねえだろ。」

 

俺とアサカがトーナメント表を見ながら話していると、昨日俺を馬鹿にしていた男がやってきた。

 

「お前なんかがアサカ様と一緒にいるなんて...脅迫でもしているのか?」

 

「ちょっと、私は好きでユウトと一緒にいるの。」

 

「大丈夫です、アサカ様。この佐藤タロウがあなたを救ってみせますよ!」

 

「だから...「アサカ。」..ユウト、でも...」

 

「お前なんか知らんが、最初に当たるのがお前だって言うなら容赦はしない。」

 

「ははは、お前と当たってラッキーなのは俺の方だっての。ま、精々頑張ってまともなファイトをしてくれよ。」

 

「あなたね!」

 

アサカが怒っているが、俺はそれを手で制して男を見る

 

「俺はお前には負けんよ。」

 

「へっ、寝言は寝ていいな。...アサカ様、待っててくださいね。」

 

男はそう言って去っていった。

全く。俺はレンに負けているところを見られているだけで、お前に負けたことなんてないんだが。なぜあそこまで馬鹿にできるのか理解できんな。

 

「ユウト...」

 

「アサカ、心配しなくてもいいよ。決勝でファイトできるの、楽しみにしてるよ。」

 

「ふふ、それは私にテツに勝てって言ってるのかしら。」

 

「アサカなら勝てるさ。」

 

「じゃあ、頑張るわ。」

 

「それでは初戦を開始する。AグループとBグループのものはファイトテーブルについてくれ。」

 

テツの号令により、アサカはファイトテーブルに向かう。

俺はCグループだから、まだファイトはお預けだ。

 

 

-------------------------------------------------------

 

アサカside

 

私はファイトテーブルにつく。対戦相手の...田中さんもファイトの準備をしているが、私の頭の中にはユウトとのファイトしか頭にない。

 

「(ユウトが私に期待してくれている...ふふ...決勝が楽しみね。)」

 

ユウトは私の幼馴染で、小さいころ私がいじめられていたのを助けてくれた王子様。

仲良くなってからすぐ、ユウトは引っ越してしまって、長い間連絡は取れていなかったけど、両親からユウトのその後は聞いていた。

だから、ユウトが福原高校に入学すること、独り暮らしをすることは聞いていたし、フーファイターに所属していることを知っていたから、偶然を装って再会した。

 

再会したとき、ユウトは周りからバカにされていた。

何でも、雑魚の癖にレン様に挑む愚か者、だそう。

なぜ、自分が勝ったわけでもないファイターをそこまで馬鹿にできるのか、と私は思ったのだけれど。

 

そして、私はユウトが本当は強いことを知っている。

誰もいない深夜、ユウトがレン様やテツとファイトして勝っているところを見てしまったから。

 

「それでは各々、準備ができたらファイトを始めてくれ!」

 

「よろしく、ランキング2位、鳴海アサカさん。」

 

「ええ、よろしく、田中ハルカさん。」

 

敵意むき出しの田中さんに少し驚いたけど、まあこれからファイトするわけだし。

田中さん、どこかで見たことあると思ったけど、私がユウトと一緒にいるとよく睨んでくる子だわ

 

「鳴海アサカさん、このファイトで私が勝ったらお願いがあるの。」

 

「...何かしら。」

 

「ユウトさんを解放してください。」

 

「えっ?」

 

「ユウトさんは貴女に付きまとわれて迷惑してるんです!」

 

「...それはユウトから頼まれたのかしら?」

 

「いえ...でも、きっと困ってます!」

 

この子は...ユウトに目をつけるのは素晴らしいことだけど...

どうやら、本気で叩きのめす必要があるようね

 

「いいわ。でも、私が勝ったら、あなたがユウトの前から消えなさい。」

 

「っ...わかりました。望むところです!」

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"エンターテイン・メッセンジャー"!」

 

「"メディカルキット・エンジェル"!」

 

エンジェルフェザー、ダメージ操作が得意なクランね。

ギフトはプロテクト...アクセルクランの私としてはやりやすいけど。

 

「油断はしない。私のターン、ドロー。"毛玉の快演マリアネラ"にライド。"メッセンジャー"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ハルカ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : メディカルキット・エンジェル

 

□■□

□□□

V   : 毛玉の快演マリアネラ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"キュアバスケット・エンジェル"にライド。"メディカルキット"のスキルで1枚ドローし、クイックシールドを得ます。そして、"キュアバスケット"のスキルで、クイックシールドを捨てて、1枚ドローします。そして、もう一枚の"キュアバスケット・エンジェル"をリアガードにコールし、バトル。ヴァンガードの"キュアバスケット"でアタック!」

 

"キュアバスケット・エンジェル" : パワー8000

 

「(守る必要はないわね...)ノーガード。」

 

「ドライブチェック..."ベリフルメッズ・エンジェル"。」

 

「ダメージチェック。"フープ・マジシャン"。フロントトリガー、前列にパワー+10000するわ。」

 

"毛玉の快演マリアネラ" : パワー18000(8000+10000)

 

「くっ、ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ハルカ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■■

V   : キュアバスケット・エンジェル

R右  : キュアバスケット・エンジェル

 

□■□

□□□

V   : 毛玉の快演マリアネラ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"銀の茨ライジング・ドラゴン"にライド。」

 

手札にアタッカーはいるけど、相手はダメージにあるカードをも使って戦力を整えるエンジェルフェザーデッキ。であれば焦ってダメージを増やしに行っても、相手に手札を増やすのと同じ行為になる...

 

「このままアタックよ!"ライジング・ドラゴン"でリアガードの"キュアバスケット"にアタック!」

 

「くっ...ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"ナイトメアドール りんでぃ"、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復するわ。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー19000(9000+10000)

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ハルカ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : キュアバスケット・エンジェル

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨ライジング・ドラゴン

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"サーモメトリー・エンジェル"にライド。...あなたが攻めてこなくても問題ない。私は攻め続けるわ!"ミリオンレイ・ペガサス"、"サーモメトリー・エンジェル"、"ベリフルメッズ・エンジェル"をコール!」

 

彼女はユニットをコールし、戦力を固めてくる。

お互いにダメージが0枚だから、焦る必要も特にないわね。

 

「ヴァンガードの"サーモメトリー"でアタック!」

 

"サーモメトリー・エンジェル" : パワー9000

 

「"ダイナマイト・ジャグラー"でガード。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー24000(9000+15000)

 

「ドライブチェック、"サニースマイル・エンジェル"、ヒールトリガー。パワーは"ミリオンレイ・ペガサス"に与えます。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス" : パワー19000(9000+10000)

 

「リアガードの"サーモメトリー"でアタック。」

 

"サーモメトリー・エンジェル" : パワー9000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨ライジング・ドラゴン"。」

 

「"ミリオンレイ・ペガサス"、"ベリフルメッズ"のブーストを受けてアタック!」

 

"ミリオンレイ・ペガサス" : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"夜空の舞姫"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ハルカ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

 

□□■

■■■

V   : サーモメトリー・エンジェル

R右  : ミリオンレイ・ペガサス

R左  : サーモメトリー・エンジェル

R右下 : ベリフルメッズ・エンジェル

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨ライジング・ドラゴン

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚

--------------------------------------------------

 

.



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第三話「鳴海アサカ」part2

アサカside

 

「私のターン、スタンド&ドロー。私の前に跪きなさい!ライド、"ゴールデン・ビーストテイマー"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

さて、攻めていきましょうか。ペイルムーンサーカス団の力、見せつけてあげる。

 

「まずは"アーティラリーマン"をコール。"アーティラリーマン"は私のターン中、ソウル1枚につきパワー+3000。」

 

"アーティラリーマン" : パワー21000(12000+3000*3)

 

「さらにスキル発動。手札から2枚ソウルに置き、1枚ドロー。"アーティラリーマン"と"銀の茨の曲芸師レオノール"をソウルに置くわ。」

 

"アーティラリーマン" : パワー27000(12000+3000*5)

 

「さらに"パープル・トラピージスト"、"夜空の舞姫"をコール。"夜空の舞姫"のスキルでCB1、SB1して、ソウルから"銀の茨ライジング・ドラゴン"をコール。私のユニットが5枚以上になったことで、私の前列のユニットはパワー+3000。」

 

"ゴールデン・ビーストテイマー" : パワー15000(12000+3000)

"アーティラリーマン" : パワー24000(12000+3000*3+3000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー17000(9000+5000+3000)

"夜空の舞姫" : パワー12000(9000+3000)

 

「バトルに入るわ。"ゴールデン・ビーストテイマー"でアタック。スキル発動。CB1して手札を1枚ソウルに置く。"テンプティング・フープスター"をソウルに置き、ソウルから2枚までコール。私は今置いた"テンプティング・フープスター"をコールする。そして、このターン中にソウルからコールされたユニットが2枚以上いるので、"銀の茨ライジング・ドラゴン"はパワー+10000。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー27000(9000+5000+3000+10000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ナイトメアドール りんでぃ"、ダメージ1枚回復し、パワーは"夜空の舞姫"に。2枚目、"冥界の催眠術師"、1枚ドローし、パワーは"アーティラリーマン"へ。」

 

"夜空の舞姫" : パワー22000(9000+3000+10000)

"アーティラリーマン" : パワー34000(12000+3000*3+3000+10000)

 

「ダメージチェック、"ヘルスフル・インテンダント"。」

 

「"ライジング・ドラゴン"でヴァンガードにアタック!」

 

「"サニースマイル・エンジェル"でガード。」

 

"サーモメトリー・エンジェル" : パワー29000(9000+20000)

 

「次よ。"トラピージスト"のブースト、"夜空の舞姫"でアタック。」

 

"夜空の舞姫" : パワー29000(9000+3000+10000+7000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"審美の天眼シマピシエル"。」

 

「次、"フープスター"のブースト、"アーティラリーマン"でアタック。」

 

"アーティラリーマン" : パワー42000(12000+3000*3+3000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ミリオンレイ・ペガサス"。」

 

「"アーティラリーマン"のスキル。アタックがヒットしたとき、CBしても良い。しなかったら、ソウルをすべてドロップゾーンに置く。...CBは払えないから、ソウルをすべてドロップゾーンに置くわ。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ハルカ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□■

■■■

V   : サーモメトリー・エンジェル

R右  : ミリオンレイ・ペガサス

R左  : サーモメトリー・エンジェル

R右下 : ベリフルメッズ・エンジェル

 

■■■■

■□■

V   : ゴールデン・ビーストテイマー

R右  : アーティラリーマン

R左  : 夜空の舞姫

Rア1 : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R右下 : テンプティング・フープスター

R左下 : パープル・トラピージスト

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"冠絶の統裁ヨムヤエル"にライド。イマジナリーギフトプロテクトⅡを右前列に置きます。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス" : パワー14000(9000+5000)

 

「"ヨムヤエル"のスキル、CB1して山札から7枚見て、プロテクトマーカーの数だけ3種類のカードを公開し、手札に加えることができる。私は"セクシオ・エンジェル"を公開し手札に加えます。」

 

「へえ、連携系のデッキってわけね。」

 

「次に、"ベリフルメッズ"のスキル発動。このユニットをソウルに置き、手札の"恋の守護者ノキエル"とダメージゾーンの"ヘルスフル・インテンダント"を入れ替える。"ミリオンレイ・ペガサス"と"サーモメトリー・エンジェル"はこのターン、私のダメージにカードが置かれているのでパワー+5000。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス" : パワー19000(9000+5000+5000)

"サーモメトリー・エンジェル" : パワー14000(9000+5000)

 

「そして、"セクシオ・エンジェル"、"ヘルスフル・インテンダント"をコール。バトル!"ヨムヤエル"でヴァンガードにアタック!」

 

「"ナイトメアドール りんでぃ"でガード。」

 

"ゴールデン・ビーストテイマー" : パワー27000

 

「ツインドライブ、1枚目、"ピンキー・デンチュリスト"!...効果はすべてヴァンガードに!」

 

"冠絶の統裁ヨムヤエル" : パワー22000(12000+1000)、☆2

 

「2枚目!..."セクシオ・エンジェル"...ノートリガー...」

 

「アタックはヒットしないわね。」

 

「くっ、"ヘルスフル"のブースト、"サーモメトリー"でアタック。」

 

"サーモメトリー・エンジェル" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"テンプティング・フープスター"。」

 

「"セクシオ"のブースト、"ミリオンレイ"でアタック!」

 

"ミリオンレイ・ペガサス" : パワー27000(9000+5000+5000+8000)

 

「ノーガード、ダメージチェック、"冥界の催眠術師"。1枚引いて、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ハルカ 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■□■

■■■

V   : サーモメトリー・エンジェル

R右  : ミリオンレイ・ペガサス(プロテクトⅡ)

R左  : サーモメトリー・エンジェル

R右下 : セクシオ・エンジェル

R左下 : ヘルスフル・インテンダント

 

■■■■

■□■

V   : ゴールデン・ビーストテイマー

R右  : アーティラリーマン

R左  : 夜空の舞姫

Rア1 : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R右下 : テンプティング・フープスター

R左下 : パープル・トラピージスト

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。ライド、"祝砲竜エンド・オブ・ステージ"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、"祝砲竜"のスキルでグレード3からライドしたので、ソウルをすべてSBし、パワー+5000。このユニットのアタックは"守護者"を使用できない。」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー17000(12000+5000)

 

「さらに"アーティラリーマン"のスキル。手札を2枚ソウルに置き、1枚引く。"夜空の舞姫"、"アーティラリーマン"をソウルに置き、1枚ドロー。」

 

「プッ...あはは、"祝砲竜"のスキルはソウルがあったら発動できないのに、ソウルを溜めちゃうなんでおバカさんね!"アーティラリーマン"のアタックがヒットしたらソウルがなくなるとでも思ってるんでしょうけど、そんなのお見通しよ!」

 

「...はぁ、何を言ってるのかしら。このソウルは今使うのよ。」

 

「えっ?」

 

「"毛玉の快演マリアネラ"をコール。スキル、SB1することで二つのうちの一つを発動する。私はこのユニットのパワー+3000を発動する。」

 

"毛玉の快演マリアネラ" : パワー11000(8000+3000)

 

「さらに"銀の茨の曲芸師レオノール"をコールし、スキル発動。ソウルを1枚以上、すべてSBすることで、このユニットのパワー+15000。」

 

"銀の茨の曲芸師レオノール" : パワー29000(9000+5000+15000)

 

「こ、これでソウルが0枚...」

 

「こんなこともわからずに私を煽るなんて...あなたこそおバカさんね。」

 

「くっ!」

 

「"トラピージスト"のブースト、"夜空の舞姫"でアタック!」

 

"夜空の舞姫" : パワー16000(9000+7000)

 

「"サーモメトリー"でインターセプト!」

 

"冠絶の統裁ヨムヤエル" : パワー17000(12000+5000)

 

「"ライジング・ドラゴン"でアタック"!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「"セクシオ・エンジェル"でインターセプト!このユニットは同じ縦列にプロテクトマーカーがあるなら、インターセプトを得て、後列からインターセプトできる!」

 

"冠絶の統裁ヨムヤエル" : パワー22000(12000+10000)

 

「"フープスター"のブースト、"アーティラリーマン"でアタック。」

 

"アーティラリーマン" : パワー20000(12000+8000)

 

「手札の"セクシオ・エンジェル"でガード!」

 

"冠絶の統裁ヨムヤエル" : パワー22000(12000+10000)

 

「なら、"レオノール"でアタック。」

 

"銀の茨の曲芸師レオノール" : パワー29000(9000+5000+15000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"アンプテイション・エンジェル"。」

 

「"マリアネラ"のブースト、"祝砲竜"でアタック!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー28000(12000+5000+11000)

 

「"ミリオンレイ・ペガサス"でインターセプト。プロテクトⅡの効果でシールド+10000!」

 

"冠絶の統裁ヨムヤエル" : パワー27000(12000+15000)

 

「さらに"ピンキー・デンチュリスト"でガード!」

 

"冠絶の統裁ヨムヤエル" : パワー42000(12000+15000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"テンプティング・フープスター"。2枚目、"ダイナマイト・ジャグラー"。クリティカルとパワーは"祝砲竜"へ。」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー27000(12000+5000+10000)、☆2

 

「アタック終了時、ソウルが0枚なので手札2枚とリアガードをすべてソウルに置き、このユニットをスタンドする。"テンプティング・フープスター"と"ダイナマイト・ジャグラー"をソウルに置くわ。」

 

「くっ...(手札は"恋の守護者ノキエル"、"クリティカルヒット・エンジェル"、"サーモメトリー・エンジェル"。トリガーさえ出なければ、耐えられるわ。)」

 

「ソウルに置かれた"トラピージスト"のスキル。"トラピージスト"をSBして、ソウルから"アーティラリーマン"をコール。ソウルは7枚あるので、"アーティラリーマン"のパワー+21000。」

 

"アーティラリーマン" : パワー33000(12000+3000*7)

 

「"祝砲竜"でアタック!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー27000(12000+5000+10000)、☆2

 

「"クリティカルヒット・エンジェル"、"サーモメトリー・エンジェル"でガード!」

 

"冠絶の統裁ヨムヤエル" : パワー32000(12000+15000+5000)

 

「トリガーさえ出なければ問題ないわ!」

 

「ふふ、そんな考えではいつまで経っても私には勝てない!ツインドライブ、1枚目、"ダイナマイト・ジャグラー"!パワーとクリティカルをヴァンガードに。2枚目、"ダイナマイト・ジャグラー"、クリティカルはヴァンガード、パワーは"アーティラリーマン"に。」

 

「ダブルクリティカルですって!?」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー 37000(12000+5000+10000*2)、☆4

"アーティラリーマン" : パワー43000(12000+3000*7+10000)

 

「くっ!...ダメージチェック、1枚目、"キュアバスケット・エンジェル"。...お願い、来て...」

 

「私の勝ちね。」

 

「...そんな....」

 

彼女の手には、"ピンキー・デンチュリスト"。つまりヒールトリガーではない。

これで私の勝ちが決定した。

 

 

.



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第四話「不滅の花」part1

ユウトside

 

アサカは勝ったみたいだ。対戦相手の女の子は泣きながら走って行っちゃったけど。

テツも勝ったみたいだな。まああの二人なら当然か。

 

「次はC、Dブロックの対戦カードがファイトしてくれ。準備ができたら始めて構わない。」

 

テツがそう言うと、みんな準備を始める。

俺も指定されたファイトテーブルに向かう。

 

「くくく、よく逃げずに来たな。」

 

「別に。逃げる必要なんてないからな。」

 

「へっ、雑魚の癖に。」

 

「はぁ...何度も言うが、俺はお前に負けたことはない。バカにするのは勝手だが、程度が知れるぞ。」

 

「なっ!?...調子に乗りやがって!ぶちのめしてやる!」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード!」」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

「"リザードランナー アンドゥー"!」

 

ファイトが始まる。こいつのデッキはかげろうか。

相性は悪くないが、果たしてどういうデッキ構築か。

それにしてもかげろうか。"あいつ"を思い出すな。

 

「俺のターン、ドロー。"インテンスエイム・ドラゴン"にライド。"アンドゥー"のスキルで1枚ドロー、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タロウ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : インテンスエイム・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"カローラ・ドラゴン"にライド。"キーラ"のスキルで1枚ドローし、クイックシールドを得る。」

 

かげろう...退却を得意とするクランだが...

この手札なら攻めていくべきだな。

 

「"カローラ・ドラゴン"、"メイデン・オブ・フラワーカーペット"をコール。"フラワーカーペット"のスキルで"プラント・トークン"をコール。リアガードの"カローラ・ドラゴン"はパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R) : パワー11000(8000+3000)

 

「バトル。"フラワーカーペット"のブースト、"トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン" : パワー13000(5000+8000)

 

「"魔竜導師ラクシャ"でガード。」

 

"インテンスエイム・ドラゴン" : パワー23000(8000+15000)

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"カローラ・ドラゴン"でアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン"(V) : パワー19000(8000+11000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"白百合の銃士セシリア"。」

 

「ダメージチェック...チッ..."ドラゴンモンク ゲンジョウ"。」

 

「無駄なヒールトリガーだな。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タロウ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : インテンスエイム・ドラゴン

 

□■■

□■■

V   : カローラ・ドラゴン

R右  : プラント・トークン

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : メイデン・オブ・フラワーカーペット

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。ライド、"ベリコウスティ・ドラゴン"。さらに"インテンスエイム・ドラゴン"、"ドラゴンナイト ネハーレン"をコール。"ネハーレン"のスキル、CB1で"カローラ・ドラゴン"を退却!そしてパワー+5000。"ベリコウスティ"もパワー+5000!」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー15000(10000+5000)

"ベリコウスティ・ドラゴン" : パワー15000(10000+5000)

 

「"ネハーレン"でアタック。」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"白百合の銃士セシリア"。」

 

「"インテンスエイム"のブースト、"ベリコウスティ"でアタック!」

 

"ベリコウスティ・ドラゴン" : パワー23000(10000+5000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"魔竜導師ラクシャ"!クリティカルとパワーをヴァンガードに!」

 

"ベリコウスティ・ドラゴン" : パワー33000(10000+5000+8000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"フルーツバスケット・エルフ"、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タロウ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■□

□■■

V   : ベリコウスティ・ドラゴン

R右  : ドラゴンナイト ネハーレン

R中央 : インテンスエイム・ドラゴン

 

□■■

□□■

V   : カローラ・ドラゴン

R右  : プラント・トークン

R右下 : メイデン・オブ・フラワーカーペット

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"メイデン・オブ・ネペンテス"にライド。"ネペンテス"のスキル。"プラント・トークン"を退却し、1枚ドロー。ブーストを得て、パワー+5000。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

 

「"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。スキルにより、"プラント・トークン"をコール。このままバトル。"フラワーカーペット"のブースト、"シルヴィア"でアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー18000(10000+8000)

 

「"魔竜導師ラクシャ"でガード。」

 

"ベリコウスティ・ドラゴン" : パワー25000(10000+15000)

 

「"トークン"のブースト、"ネペンテス"でアタック。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー20000(10000+5000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"フルーツバスケット・エルフ"。」

 

「ダメージチェック、"魔竜導師ラクシャ"。」

 

「これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

タロウ 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■□

□■■

V   : ベリコウスティ・ドラゴン

R右  : ドラゴンナイト ネハーレン

R中央 : インテンスエイム・ドラゴン

 

□■■

□■■

V   : メイデン・オブ・ネペンテス

R右  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

R右下 : メイデン・オブ・フラワーカーペット

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。ライド、"ドラゴンナイト イスハーク"!イマジナリーギフトフォースⅡを右前列に!そして"ドラゴンナイト ナッサル"、"ドラゴンナイト ファヒーム"をコール!"ナッサル"のスキル、SB1して山札から7枚確認。その中からグレード3を1枚コールする!"ラヴァブラスト・ドラゴン"をコール。」

 

"ラヴァブラスト"、"ファヒーム"、"ナッサル"か...

連携スキルをそろえてきたか。

 

「"ネハーレン"と"ラヴァブラスト"の位置を入れ替える。さらに"イスハーク"のスキル!CB1して相手リアガードを1枚退却。俺のリアガードにグレード3がいるなら、2枚退却できる!"シルヴィア"と"フラワーカーペット"を退却だ!ついでに、"ファヒーム"はリアガードにグレード3がいるから、パワー+10000!」

 

"ドラゴンナイト ファヒーム" : パワー20000(10000+10000)

 

「バトル!"インテンスエイム"のブースト、"イスハーク"でアタック!"インテンスエイム"のスキルでSB1して、後列を退却!"イスハーク"は相手リアガードがいないなら、パワー+10000!」

 

"ドラゴンナイト イスハーク" : パワー31000(13000+8000+10000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"リザードソルジャー ラオピア"、"ドラゴンナイト イスハーク"。」

 

「ダメージチェック、"月下美人の銃士ダニエル"。クリティカルトリガーだ。パワーはヴァンガードに。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ナッサル"のブースト、"ファヒーム"でアタック!」

 

"ドラゴンナイト ファヒーム" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「"フルーツバスケット・エルフ"でガード。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「"ラヴァブラスト"でアタック。この攻撃は通らない。だが、アタック終了時、リアガードの"ナッサル"、"ファヒーム"をソウルに置き、このユニットをスタンド、パワー+15000!もう一度アタックだ!」

 

"ラヴァブラスト・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)、☆2

 

「"月下美人の銃士ダニエル"でガード。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「くっ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タロウ 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■■

□■■

V   : ドラゴンナイト イスハーク

R右  : ラヴァブラスト・ドラゴン

R中央 : インテンスエイム・ドラゴン

R右下 : ドラゴンナイト ネハーレン

 

□■□

□□□

V   : メイデン・オブ・ネペンテス

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

.



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第四話「不滅の花」part2

ユウトside

 

「ダメージは2対4、やっぱりお前は俺には敵わないな!」

 

「...俺のターン、スタンド&ドロー。」

 

「チッ...」

 

「(引いたのは"スイートベリー"か...なら。)咲き誇れ、我が分身。ライド、"白百合の銃士セシリア"。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルに。そして、"メイデン・オブ・スイートベリー"をコールし、スキル。"プラント・トークン"をコールし、ヴァンガードがグレード3なのでSC1。」

 

入ったカードは...よし。

 

「"セシリア"のスキル。CB1、"トークン"を退却し、山札から5枚見て2枚までコール。ソウルにグレード3があるので、3枚までコールし、前列にパワー+10000。」

 

「はっ、何言ってやがる。お前は今のターン、グレード3にライドしたんだ。ソウルにグレード3があるわけないだろ。これだから雑魚は...」

 

「ふっ、残念だがグレード3はあるよ。」

 

そう言って、俺はソウルにある"白百合の銃士セシリア"を見せる。

 

「何!?なぜ、ソウルにグレード3があるんだ!」

 

「"スイートベリー"のスキルを忘れたか?俺はさっき、SCしたはずだが?」

 

「あ、あのときか...」

 

「では、続けるぞ。..."パンジーの銃士シルヴィア"、"カローラ・ドラゴン"、"メイデン・オブ・フラワーカーペット"をコール。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー18000(8000+10000)

 

「さらに"カローラ・ドラゴン"は同時に2枚コールされているので、パワー+6000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー24000(8000+10000+3000*2)

 

「"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。さらに"フラワーカーペット"のスキルで"トークン"をコール。"カローラ・ドラゴン"はさらにパワー+6000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー30000(8000+10000+3000*4)

 

「バトル。"トークン"のブースト、"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー28000(13000+10000+5000)、☆2

 

「くっ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"スイートベリー"、2枚目、"スイートベリー"。」

 

「ダメージチェック、"ラヴァブラスト"、"エルモ"。」

 

「"スイートベリー"のブースト、"シルヴィア"でアタック。"スイートベリー"はヴァンガードがグレード3なので、パワー+5000している。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー33000(10000+10000+8000+5000)

 

「(くそ、ガード値が全然足りねえ!)」

 

「さあ、ガードしてみろ。」

 

「くそ、ノーガード、ダメージチェック、"イスハーク"...」

 

これでダメージ5枚目。今のがガードできないなら、こっちもガードできんだろう。

 

「あっけないファイトだったな。"フラワーカーペット"のブースト、"カローラ・ドラゴン"でアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー38000(8000+10000+3000*4+8000)

 

「ノーガード...ダメージチェック...ちくしょう...ちくしょおおおおおお!」

 

ダメージチェックで出たカードは"インテンスエイム・ドラゴン"。

ヒールトリガーではない。これでダメージは6枚。俺の勝ちだ。

 

.......

.....

...

..

.

 

「こんなの....嘘だ....俺が、あんな雑魚に負けるなんて....」

 

「これが現実だ。お前は俺に負けた。ただ、それだけだ。」

 

「ありえない...こんなの...インチキだ...お前がインチキしたんだろ!じゃなくちゃ、俺がお前みたいな雑魚になんか負けるはずがない!」

 

男は醜く俺を罵ってくる。周りのファイターはこいつが俺に負けたからか、

それとも醜く足掻いていることにか、こいつを嘲笑っている。

それがこいつの怒りを増長させているのだろう。

 

「何度も言わせるな。俺はレンとしかファイトしていない。お前が見ていたのは、レンに負けた俺だ。」

 

「あ...?」

 

「まさかレンが勝っているから、お前も俺に勝てるとでも思ったのか?お前が、レンと同じレベルのファイターだとでも?」

 

「あ...ぁ...」

 

「図に乗るな。」

 

俺の目が虹色に煌く。その瞬間、こいつに俺のイメージが見せられる。

惑星クレイの大地で、セシリアにライドした俺に切り伏せられる姿を。

 

「あ...あああああああああ!」

 

ドサッ

 

「ファイトの腕も、意志も弱い男だったな。」

 

俺は泡を吹いて倒れた男を一蹴し、デッキを片付けてその場を去る。

周りは唖然としていて、静まり返っている。

 

パチパチパチパチ

 

そんな中、二つの拍手が聞こえてくる。

音の方向を見てみると、レンとアサカがいた。

二人は満面の笑みで俺に向けて拍手をしている。

 

「ナイスファイトです、ユウト。」

 

「さすが。あなたなら余裕で勝つと思ってたわ。」

 

「サンキュー。正直、弱いと思ったよ。あんまり言うと嫌な奴みたいでいやだけど。」

 

「別にいいじゃないですか。無力な者に絶望を。そして、力ある者にすべての栄光を。君が強くて、彼が弱かった。ただ、それだけのことです。」

 

「ええ。レン様の言う通り。それにあいつ、ユウトのこと馬鹿にしててムカついてたのよ。」

 

レンもアサカもそう言ってくる。

まああまり気にする必要もないか。俺もあいつの態度には内心、イラついていたのだろう。

 

.....

...

.

 

 

その後は順調にトーナメントは進んでいき、早くもベスト8が出揃った。

Aブロックはテツと...名前は知らないやつ。

Bブロックはアサカと...こっちも名前知らないやつ。

Cブロックは俺と美童キリヤってやつ。

Dブロックは矢作と...知らんやつ。

 

「いい忘れていたが、チームは最大3人を選抜する。つまり決勝に進めば無条件でチーム入り。残り一人は3位決定戦で決める。」

 

「なるほどね。アサカとは決勝でファイトしたいな。3位決定戦で当たるのは避けたいところだね。」

 

「そうね。まあ、あなたなら決勝まで進むでしょう。私も頑張るけど。」

 

「くくく。久導ユウト。君が決勝に進むことも、3位決定戦に進むこともありません。」

 

そう言って、一人の男が近づいてくる。

こいつ、確か俺の対戦相手の美童キリヤだったかな。

 

「運良く勝ち上がっているみたいだが...僕には運だけでは勝てないよ。まあ、君のような雑魚でも、勝ち上がれるくらいのレベルだということに憂いを感じるけどね。」

 

「...(かかわるのが面倒なタイプだな、こいつ。)」

 

「くく、何も言えないのかい。...僕からは君に言いたいことが山ほどある。」

 

「なんだ。」

 

「僕が勝ったらフーファイターを辞めろ。」

 

「ほう...」

 

「僕は貴様みたいな雑魚がレン様に気に入られていることが許せない!貴様に勝って、僕の方が素晴らしいファイターだと、レン様に気に入ってもらうんだ!」

 

「まあ、別にいいけど。」

 

「ユウト!」

 

アサカが心配してくれるが...正直、こいつに負ける気がしない。

というより、俺はここにいる誰にも負ける気はないしな。

 

「この後のファイト、楽しみにしてるよ。」

 

「ふん、逃げずに来ることを祈っているよ。」

 

.



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第五話「vs 美童キリヤ」part1

ユウトside

 

「今日はベスト4を決めるところまでファイトする。このまま次のファイトの準備をしてくれ。」

 

テツの言葉に、各々準備をし始める。

俺は指定のファイトテーブルに向かうと、美童が腕を組んで待っていた。

 

「待たせたかな。」

 

「いや、問題無い。強者とは弱者には優しさを見せるものさ。」

 

「...(面倒だな...)」

 

こいつ、無駄に格好つけているというか。苦手なタイプだ。

まあ、前回大会ではAL4に次ぐ実力として、チームFFBSのリーダーを務めていた。

それなりの実力は持っているのだろう。

 

「じゃあ始めるか。」

 

「ああ。」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

「"エンターテイン・メッセンジャー"。」

 

「僕のターン、ドロー。"スターティング・プレゼンター"にライド。"メッセンジャー"のスキルで1枚ドロー。さらに"プレゼンター"のスキルでSC1。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : スターティング・プレゼンター

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"カローラ・ドラゴン"にライド。"キーラ"のスキルで1枚ドロー、クイックシールドを得る。さらに"カローラ・ドラゴン"を2枚コール。...まずは右の"カローラ・ドラゴン"でアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右) : パワー8000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"パープル・トラピージスト"。」

 

「ヴァンガードの"カローラ・ドラゴン"でアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン"(V) : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"メイデン・オブ・フラワーカーペット"。」

 

「ダメージチェック、"フープ・マジシャン"。前列にパワー+10000。」

 

"スターティング・プレゼンター" : パワー18000(8000+10000)

 

「...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : スターティング・プレゼンター

 

■■■

□□□

V   : カローラ・ドラゴン

R右  : カローラ・ドラゴン

R左  : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"アスタティック・バトントワラー"にライド。"プレゼンター"のスキル。手札の"ジャンピング・ジル"をソウルに置き、SC1。SCしたユニットをコールしてよい。"ミラクルポップ・エヴァ"をコール。そして、"バトントワラー"はこのターン、ソウルからコールされているので、パワー+5000。」

 

"アスタティック・バトントワラー" : パワー14000(9000+5000)

 

「さらに"バトントワラー"のスキル。1枚引き、1枚ソウルに置く。"ミラクルポップ・エヴァ"をソウルに置く。さらに"バトントワラー"をコール。スキルで1枚引き、1枚ソウルへ。"バトントワラー"をソウルに置く。」

 

"アスタティック・バトントワラー"(R左) : パワー14000(9000+5000)

 

「"ミッドナイト・バニー"をコール。バトル。リアガードの"バトントワラー"でリアガードの"カローラ・ドラゴン"にアタック。」

 

"アスタティック・バトントワラー" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。"カローラ・ドラゴン"は退却。」

 

「ヴァンガードの"バトントワラー"でアタック。」

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"フラスター・カデット"。」

 

「ダメージチェック、"パンジーの銃士シルヴィア"。」

 

「次だ。"バニー"のブースト、"エヴァ"でヴァンガードにアタック。"バニー"のスキルでSC1。」

 

"ミラクルポップ・エヴァ" : パワー20000(12000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"フルーツバスケット・エルフ"。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:4枚、ソウル:7枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□■

■■■

V   : アスタティック・バトントワラー

R左  : アスタティック・バトントワラー

R右  : ミラクルポップ・エヴァ

R右下 : ミッドナイト・バニー

 

□■■

□□□

V   : カローラ・ドラゴン

R右  : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"メイデン・オブ・ネペンテス"にライド。"メイデン・オブ・フラワーカーペット"をコールしてスキル。"プラント・トークン"をコール。"カローラ・ドラゴン"はパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「"ネペンテス"のスキル。"トークン"を退却し、1枚ドロー。ブーストを得て、パワー+5000。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

 

「"フルーツバスケット・エルフ"をコールしてスキル。SB1、自身を退却して"トークン"を2枚コール。"カローラ・ドラゴン"はパワー+6000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「"トークン"のブースト、"フラワーカーペット"でリアガードの"バトントワラー"にアタック。」

 

"メイデン・オブ・フラワーカーペット" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。"バトントワラー"は退却する。」

 

「"トークン"のブースト、"ネペンテス"でヴァンガードにアタック。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー20000(10000+5000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"清心の花乙女フィオレンサ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"カローラ・ドラゴン"へ。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー27000(8000+3000*3+10000)

 

「ダメージチェック、"フープ・マジシャン"。フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"アスタティック・バトントワラー" : パワー19000(9000+10000)

"ミラクルポップ・エヴァ" : パワー22000(12000+10000)

 

「"カローラ・ドラゴン"でリアガードにアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー27000(8000+3000*3+10000)

 

「"フラスター・カデット"でガード。」

 

"ミラクルポップ・エヴァ" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:3枚、ソウル:7枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□■

□■■

V   : アスタティック・バトントワラー

R右  : ミラクルポップ・エヴァ

R右下 : ミッドナイト・バニー

 

■■■

■■□

V   : メイデン・オブ・ネペンテス

R右  : カローラ・ドラゴン

R左  : メイデン・オブ・フラワーカーペット

R中央 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

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第五話「vs 美童キリヤ」part2

ユウトside

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"ゴールデン・ビーストテイマー"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"ミッドナイト・バニー"をコール。」

 

"バニー"が2枚。ソウルには"ジル"もいる。なかなか面倒な布陣だな。

 

「バトル!"バニー"のブースト、"ビーストテイマー"でアタック!"バニー"のスキル、SC1。さらに"CB1、手札の"ダイナマイト・ジャグラー"をソウルに置き、ソウルから"ミラクルポップ・エヴァ"、"アマランス・ビーストテイマー"をコール。"エヴァ"はソウルからコールされたとき、ヴァンガードがグレード3なら1枚引いてSC1。"ゴールデン・ビーストテイマー"のスキルで前列のパワー+3000!」

 

"ゴールデン・ビーストテイマー" : パワー23000(12000+3000+8000)

"ミラクルポップ・エヴァ"(R左) : パワー15000(12000+3000)

"ミラクルポップ・エヴァ"(R右) : パワー15000(12000+3000)

"アマランス・ビーストテイマー" : パワー12000(9000+3000)

 

「"清心の花乙女フィオレンサ"でガード。スキル発動。このファイト中、まだグレード3にライドしていないなら、二つのうちの一つを発動できる。俺はこのターン中、ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー20000(10000+10000)

 

「何、このターン中だと!?」

 

「ガード値もあわせて、合計パワー35000。トリガー2枚でアタックは通るぞ。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「くっ、ツインドライブ、1枚目、"フープ・マジシャン"!ゲット、フロントトリガー!前列にパワー+10000!2枚目、"アマランス・ビーストテイマー"...」

 

"ゴールデン・ビーストテイマー" : パワー33000(12000+3000+8000+10000)

"ミラクルポップ・エヴァ"(R左) : パワー25000(12000+3000+10000)

"ミラクルポップ・エヴァ"(R右) : パワー25000(12000+3000+10000)

"アマランス・ビーストテイマー" : パワー22000(9000+3000+10000)

 

「左の"エヴァ"でアタック!」

 

"ミラクルポップ・エヴァ"(R左) : パワー25000(12000+3000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"メイデン・オブ・トレイリングローズ"。」

 

「"アマランス"でアタック!スキル、左の"エヴァ"をソウルに置き、パワー+3000。」

 

"アマランス・ビーストテイマー" : パワー25000(9000+3000+10000+3000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"メイデン・オブ・スイートベリー"。」

 

「"バニー"のブースト、"エヴァ"でアタック!"バニー"のスキルでSC1。」

 

"ミラクルポップ・エヴァ" : パワー33000(12000+3000+10000+8000)

 

「"月下美人の銃士ダニエル"でガード。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「くっ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:5枚、ソウル:11枚、ダメージ:3枚(表2、裏1)

 

□■■

□■■■

V   : ゴールデン・ビーストテイマー

R右  : ミラクルポップ・エヴァ

Rア1 : アマランス・ビーストテイマー

R中央 : ミッドナイト・バニー

R右下 : ミッドナイト・バニー

 

■■■

■■□

V   : メイデン・オブ・ネペンテス

R右  : カローラ・ドラゴン

R左  : メイデン・オブ・フラワーカーペット

R左下 : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身。"白百合の銃士セシリア"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡを右前へ。そして、"セシリア"のスキル。CB1、"フラワーカーペット"を退却し、5枚見て2枚コールする。"パンジーの銃士シルヴィア"、"ホーレン相談役"をコール。"カローラ・ドラゴン"のパワー+6000、"ホーレン相談役"のパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

"ホーレン相談役" : パワー13000(10000+3000)

 

「"シルヴィア"のスキルで"トークン"をコール。さらにパワーアップ。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

"ホーレン相談役" : パワー16000(10000+3000*2)

 

「"カローラ・ドラゴン"と"ホーレン相談役"の位置を入れ替え、バトルに入る。"トークン"のブースト、"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー18000(13000+5000)

 

「"フープ・マジシャン"でガード。"アマランス"でインターセプト。」

 

"ゴールデン・ビーストテイマー" : パワー32000(12000+15000+5000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ネペンテス"。2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"、ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ホーレン相談役"へ与える。」

 

"ホーレン相談役" : パワー26000(10000+3000*2+10000)、☆3

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"ホーレン相談役"でアタック。」

 

"ホーレン相談役" : パワー43000(10000+3000*2+10000+17000)、☆3

 

「残念、"冥界の催眠術師"でガード。手札の"バニー"をコストに、完全ガード。...次のアタックはガードしないけど?」

 

「...ならリアガードにアタックだ。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー15000(10000+5000)

 

「"エヴァ"は退却。」

 

「ターンエンド。エンドフェイズ、ドロップの"フラワーカーペット"のスキルで"トークン"を2枚退却し、このユニットを手札に戻す。」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:2枚、ソウル:11枚、ダメージ:3枚(表2、裏1)

 

□■■

□■□□

V   : ゴールデン・ビーストテイマー

R中央 : ミッドナイト・バニー

R右下 : ミッドナイト・バニー

 

■■■

□□■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : ホーレン相談役

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R右下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表2、裏1)

--------------------------------------------------

 

「これだけ攻めてダメージは0。やっぱり君は弱い。所詮は運だけで勝ち上がってきただけなんだ。...このまま君に勝てば、レン様に認めてもらえる...」

 

「...」

 

「ここで決める!ファイナルターン!」

 

美童のファイナルターン宣言に、周りはざわめく。

というか、アサカ、テツはもうファイトに勝って観戦モードか。

 

「僕のスタンド&ドロー。"パープル・トラピージスト"、"アマランス・ビーストテイマー"をコール!」

 

"ゴールデン・ビーストテイマー" : パワー15000(12000+3000)

"アマランス・ビーストテイマー" : パワー12000(9000+3000)

"パープル・トラピージスト" : パワー15000(7000+3000+5000)

 

「バトル!"トラピージスト"でアタック!」

 

"パープル・トラピージスト" : パワー15000(7000+3000+5000)

 

「"シルヴィア"でインターセプト。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー18000(13000+5000)

 

「"バニー"のブースト、"アマランス"でアタック!"バニー"のスキルでSC1、"アマランス"のスキルで"トラピージスト"をソウルに置き、パワー+3000!」

 

"アマランス・ビーストテイマー" : パワー23000(9000+3000+3000+8000)

 

「さらに"トラピージスト"のスキル。"トラピージスト"をSBすることで、ソウルから "アスタティック・バトントワラー"をコール!"バトントワラー"のスキルで1枚引き、"ゴールデン・ビーストテイマー"をソウルに置く。」

 

"アスタティック・ビーストテイマー" : パワー22000(9000+5000+5000+3000)

 

「"月下美人の銃士ダニエル"でガード。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー28000(13000+15000)

 

「次だ!"バトントワラー"でアタック!」

 

"アスタティック・バトントワラー" : パワー22000(9000+5000+5000+3000)

 

「"激辛闘士カブ・サイ・シー"でガード。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー28000(13000+15000)

 

「くっ..."バニー"のブースト、"ゴールデン・ビーストテイマー"でアタック!"バニー"のスキルでSC1。さらに"ビーストテイマー"のスキルでCB1、手札の"お菓子なピエロ"をソウルに置き、"ジャンピング・ジル"、"アマランス・ビーストテイマー"をコール!」

 

"ジャンピング・ジル" : パワー12000(9000+3000)

"アマランス・ビーストテイマー" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「"ジル"のスキル、右下の"バニー"をソウルに置き、再度"バニー"をコール。」

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ポイゾン・ジャグラー"、ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ジル"へ。2枚目、"ゴールデン・ビーストテイマー"。」

 

"ジャンピング・ジル" : パワー22000(9000+3000+10000)

 

「ダメージチェック、"メイデン・オブ・トレイリングローズ"、"白百合の銃士セシリア"。」

 

ダメージチェックでトリガーが出ず...か。だが問題無い。

だからそんな顔するな、アサカ。俺は必ず勝つ。

 

「"バニー"のスキル。アタックがヒットしたので、CB1、自身をソウルに置き、"ミラクルポップ・エヴァ"をコール。さらにスキルで1枚引き、SC1。」

 

"ミラクルポップ・エヴァ" : パワー15000(12000+3000)

 

「"エヴァ"でアタック!」

 

「クイックシールド。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー18000(13000+5000)

 

「"バニー"のブースト、"ジル"でアタック。SC1。」

 

"ジャンピング・ジル" : パワー30000(9000+3000+10000+8000)

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。手札の"ネペンテス"を捨てて、完全ガード。」

 

「最後だ!"アマランス"でアタック。」

 

"アマランス・ビーストテイマー" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「"メイデン・オブ・フラワーカーペット"でガード。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

 

これですべてのアタックを防ぎ切った。ファイナルターン失敗だな。

 

「ば、馬鹿な...」

 

「これで終わりか?」

 

「くっ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:3枚、ソウル:14枚、ダメージ:3枚(裏3)

 

■□□

■■■■

V   : ゴールデン・ビーストテイマー

R左  : ジャンピング・ジル

R右  : ミラクルポップ・エヴァ

Rア1 : アマランス・ビーストテイマー

R左下 : ミッドナイト・バニー

 

□■■

□□■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : ホーレン相談役

R右下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:1枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表4、裏1)

--------------------------------------------------

 

.



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第五話「vs 美童キリヤ」part3

ユウトside

 

「スタンド&ドロー。再び咲き誇れ、我が分身。ライド、"白百合の銃士セシリア"。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルに。そして"フルーツバスケット・エルフ"をコールしてスキル。SB1、自身を退却し、"トークン"を2枚コール、パワー+5000。」

 

"プラント・トークン"(R中央) : パワー10000(5000+5000)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー10000(5000+5000)

 

「"ホーレン相談役"、"カローラ・ドラゴン"はパワー+6000。」

 

"ホーレン相談役" : パワー16000(10000+3000*2)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"セシリア"のスキル。CB1、"トークン"を退却し、5枚見て3枚までコールし、前列のパワー+10000。..."パンジーの銃士シルヴィア"、"メイデン・オブ・フラワーカーペット"2枚をコール。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"ホーレン相談役" : パワー26000(10000+3000*2+10000)、☆2

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ホーレン相談役"、"カローラ・ドラゴン"はパワー+9000。」

 

"ホーレン相談役" : パワー35000(10000+3000*5+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー23000(8000+3000*5)

 

「さらに"シルヴィア"、"フラワーカーペット"2枚のスキルで中央後列に"トークン"を3回コール。よって、"ホーレン相談役"、"カローラ・ドラゴン"のパワーはさらに+9000。」

 

"ホーレン相談役" : パワー44000(10000+3000*8+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー32000(8000+3000*8)

 

「な、なんだこのパワーは...」

 

「さあ、このアタックを耐えられるか?」

 

「くっ...」

 

「"トークン"のブースト、"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー28000(13000+10000+5000)

 

「"ダイナマイト・ジャグラー"、"スターティング・プレゼンター"でガード!"ジャンピング・ジル"、"アマランス・ビーストテイマー"でインターセプト!」

 

"ゴールデン・ビーストテイマー" : パワー47000(12000+15000+10000+5000+5000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"清心の花乙女フィオレンサ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーはヴァンガードへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー38000(13000+10000+5000+10000)

 

「2枚目、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。」

 

「そ、そんな...ダブル...トリガー...」

 

「効果はすべて...」

 

「や、やめてくれ...」

 

「ヴァンガードへ!」

 

「やめてくれえええ!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー48000(13000+10000+5000+10000+10000)、☆3

 

これでゲームオーバーだ。

イメージの世界、クレイの大地でセシリアが剣を振るい、ゴールデン・ビーストテイマーを、守っていたユニットごと切り伏せる

 

現実では美童のダメージゾーンにカードが置かれていく。

"アスタティック・バトントワラー"

"スターティング・プレゼンター"

 

...そして、"パープル・トラピージスト"

 

ヒールトリガーは出ない。よって俺の勝ちが決まる。

 

「バカな...僕が...負けた...?」

 

ドサッ

 

美童は放心した表情で膝をつく。周りも一部を除いて、信じられないといった顔をしている。

 

「俺の勝ちだ。...じゃあな。」

 

俺は放心している美童を放っておき、デッキを片付けて去っていく。

 

「うわああああああ!」

 

後ろでは美童が叫び、腕を地面に叩きつけて悔しがっている。

まあ、あいつのレンへの忠誠心も本物だろうし。

悔しい気持ちも本物だろう。それを馬鹿にするつもりはない。

 

ただ、俺が勝って、あいつが負けただけだ。

 

.....

...

..

.

 

 

「これにて本日の日程は終了だ。明日は準決勝から行う。私と鳴海アサカ、久導ユウトと矢作キョウの対戦となる。各々準備しておくよう。解散。」

 

テツの言葉に皆散っていく。

未だに俺が勝ち残ったことが信じられないといった表情のやつが多い。

 

「おい、久導ユウト。」

 

「矢作...」

 

「明日は本気で潰しに行くぜ。お前が強いってことは十分わかったからな!」

 

「ふっ...楽しみだ。」

 

「へ、首洗って待ってな!」

 

そう言って、矢作は去っていく。

あいつは俺のことを認めてくれたようだな。

 

「ユウト~!」

 

「あ、アサカ。」

 

矢作を見送っていると、後ろからアサカに抱き着かれた。

 

「準決勝進出ね!さすがユウトだわ。」

 

「ありがとう。アサカも順調に勝ち上がったみたいだね。」

 

「当然よ。...明日、ユウトには見守っててもらいたかったけど...」

 

アサカは不安気な顔をしている。

やっぱり、テツは強敵だし、不安なんだろうな。

 

「大丈夫。俺はアサカがテツに勝てるくらいのポテンシャルを持ってると思ってるよ。...ま、俺が保証してもなんだって話だけど。」

 

「ユウト...いいえ、ユウトにそう言ってもらえるなら、私、勝つわ。だから、ユウトも勝ちなさい。約束よ。」

 

「...ああ、二人でAL4に入って、全国大会に出よう。」

 

......

....

..

.

 

アサカside

 

 

選抜トーナメントも無事に勝ち進み、私の準決勝の相手はテツとなった。

テツとは何度かファイトしているけど、未だに勝てたことが無い。

 

もし負けて、三位決定戦に出ることになって、そっちでも負けてしまったら...

私のそんな不安な気持ちに気付いたのか、ユウトは私を励ましてくれた

 

ユウトの言葉が、ユウトの声が、ユウトの手が私の気持ちを暖かくする。

 

ユウト...あなたと一緒に全国大会に出るために、私は明日、テツに勝つ。

 

だからあなたも、キョウに負けちゃだめよ

 

 

.

 




●人物紹介コーナー

鳴海 アサカ
福原高校2年生。フーファイター所属。前回の全国大会にも出場し優勝している。
ユウトとは幼馴染。両親が同級生で、赤ん坊のころからの仲。仲良くなったのは小学2年生(ユウトは1年生)のときで、アサカが男子にいじめられていた(好きな子に意地悪しちゃうやつ)ときに、ユウトが助けてくれたことで仲良くなったが、ユウトはすぐ親の仕事の都合で転校した。再会してからは常にユウトと共にいる。

原作同様、レンにも憧れているがユウトへの想いの方が強い。
ユウトが濃い化粧が好きではないと知り、薄化粧にした。(=容姿は2018年版)

使用クラン : ペイルムーン
切り札 : 祝砲竜エンド・オブ・ステージ
.


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第六話「出会い」

ユウトside

 

 

トーナメントから翌日。今日は平日なので普通に授業を受けている。

今日の準決勝、3位決定戦、決勝は夜からやることになった。

 

キーンコーンカーンコーン

 

キリーツキヲツケーレイッ!アリガトウゴザイマシタ!

 

さて、授業も終わったけど...準決勝の時間までは大分時間が空いてるな。

何して時間を潰そうか。

 

「ユウト~!」

 

教室の自席でスマホをいじっていると、アサカがやってきた。

 

「あ、アサカ。急にどうしたんだ?」

 

「今日、準決勝は夜からだから、暇じゃない?」

 

「ああ、確かに暇だね。」

 

「だ、だから、デートしましょ?」

 

「うーん、そうだね。じゃあ町にでも出ようか。」

 

「ええ!」

 

アサカは笑顔になって、俺と腕を組んでくる。

相変わらず、アサカは可愛いな。姉がいたらこんな感じだったのかな。

 

「じゃあ、行きましょう?」

 

「ああ。」

 

.......

.....

...

.

 

モブside

 

 

「なぁ...」

 

「あぁ...」

 

相変わらず、鳴海先輩のラブラブオーラは半端ないな。

久導はクラスでも男女問わず人気だが、女子からは特に人気が高い。

イケメンなのはそうだが、あいつは成績優秀、運動神経抜群で、しかも性格まで良い

 

今まで何人の女子がフラれてきたのやら。

そんな久導に彼女がいるという噂が出ていた。

一つ上の鳴海アサカ先輩。久導に聞いたら幼馴染とのことだが。

 

「あの距離感、そりゃカップルだって噂になるわな。」

 

「ああ。...鳴海先輩、ちょっといいなって思ってたんだけどなぁ...」

 

「ありゃ無理だわ。」

 

「...」

 

「俺もいいと思ってたんだけどな...久導...」

 

「え」

 

 

.......

.....

...

.

 

 

ユウトside

 

 

「~♪」

 

「ご機嫌だね、アサカ。」

 

「だって、久しぶりじゃない。ユウトと一緒に出掛けるなんて。」

 

「ああ、そういえば最近はなかったね。」

 

アサカと再会してから、今までの時間を埋めるようによく遊んだ。

というか、一人暮らしで食生活が偏ってるのを心配したアサカが、ご飯をほぼ毎日作りに来てくれるんだよな。

 

「アサカ、どこか行きたいところある?」

 

「う~ん...ユウトと一緒だったら、どこでもいいけど。」

 

「はは、どこでもいいは困るなぁ。」

 

「じゃあ、ショップにでも行かないかしら。全国大会に向けて、調整もしたいし。」

 

「ショップか...じゃあ、おすすめの店があるから、そこに行こうか。」

 

「なんて店なの?」

 

「カードショップPSYって言うんだ。俺とレンの行きつけの店、というかなんというか。」

 

なんとなく、今日はあそこに行った方が良いような気がする。

誰かの呼ぶ声が聞こえるというか。俺のユニットの声ではないんだけど。

 

「ユウトのおすすめなら行ってみたいわ。」

 

「じゃあ、行こうか。」

 

.......

.....

...

.

 

 

「いけえ、お兄さん!」

 

「決めな、アイチ!」

 

俺たちが店に着くと、先客がいたようで、店員とファイトしていた。

ファイトもだいぶ終盤に差し掛かっているようだ。

 

「あ、いらっしゃい!...ユウトくんじゃん。」

 

「こんにちは、レッカさん。」

 

「久しぶりだねー。今日は彼女さんも一緒なのー?」

 

「「「えっ!?」」」

 

レッカさんの言葉に隣のアサカ、店の奥から二人くらい、驚いたような声が聞こえてくる。いや、アサカはわかるがなぜ彼女たちが驚いているんだ。

 

「い、いや、彼女ではないよ。」

 

「むぅ...」

 

アサカは俺の言葉に頬を膨らませている。

 

「えー、彼女じゃないんだ。良かったねー、コーちゃん、スーさん。」

 

「う、うるさい!ファイト中よ!」

 

奥から怒鳴り声が聞こえてくる。

全く、レッカさんはいつも二人をからかうんだよな。

 

「久しぶりね、ユウト君。」

 

「久しぶり、スイコさん。」

 

「そちらは...お姉ちゃんかしら?」

 

「あら、私、ユウトのお・さ・な・な・じ・み・の鳴海アサカです。」

 

「あらあら。」

 

な、なんだ?なんだか二人に禍々しいオーラが見えるぞ。

二人とも笑顔なのに笑ってない。

 

「え、えっと...あなたたちは?」

 

おお、さっきファイトしていた男の子が話しかけてきた。

その横には小学生くらいの男の子と、同い年くらいの女の子がいる。

 

「俺は久導ユウト。君たちは?」

 

「僕は先導アイチです。」

 

「俺は葛木カムイだぜ!」

 

「あたしは戸倉ミサキ。」

 

...なるほど。この子か。いや、正確にはこの子が持つカード。

 

「君、"ブラスター・ブレード"を持ってる?」

 

「えっ、なんで知ってるんですか?」

 

やっぱり...今日、ここに来るべきだと思ったのは、彼の持つ"ブラスター・ブレード"の呼び声が聞こえたからか。

 

「いや、ちょっとね。...君たち、一緒に行動してるってことはチームを組んでたりするのかい?」

 

「はい。後はもう一人、櫂くんも加えて、チームを組んでます。」

 

「え、櫂...?」

 

「?」

 

櫂...まさかこんなところで櫂の名前を聞くとは。

あいつ、この町に戻ってたのか。それにチームを組んでいるとはな。

 

「俺たち、全国大会に出場するんだぜ!」

 

「へえ。あなたたちが。」

 

「...あんたは?」

 

「私は鳴海アサカ。一応、前回の優勝チーム、AL4の一員よ。」

 

「前回の優勝チーム...」

 

「まあ、次の全国大会に出場できるかは、今日のファイト次第だけどね。」

 

なんて話をしていると、結構時間が経っていたようで、遅い時間になっていた。

 

「ごめん、俺たちもう行かなきゃ。」

 

「じゃあ、全国大会で会うことがあれば、 良いファイトを期待するわ。」

 

.......

.....

...

.

 

今日は良い出会いがあった。先導アイチ君か。

彼は強くなる。そして、レンの前に立ちはだかるだろう。

 

会って、話をして確信した。彼はあの"力"を持っている。

まだ目覚めていないけど、兆しが見える。

 

「ほんと、楽しみだよ...先導アイチ君。」

 

.



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第七話「準決勝 アサカvsテツ」part1

ユウトside

 

あれから時間が経ち、これから選抜トーナメント準決勝が行われる。

まず、アサカとテツのファイトを行い、次に俺と矢作のファイト。

その後、3位決定戦を行う段取りとなっている。

 

俺とアサカは部屋の壁に寄りかかって、テツの号令を待っているんだが、アサカの表情がいつもより硬い。アサカでも緊張することあるのかな。

 

「アサカ、大丈夫か?」

 

「ユウト...ええ、大丈夫。私、勝つわ。決勝でユウトとファイトするって、約束したもの。」

 

「ああ。だけど、あまり気負いすぎないようにね。」

 

「みんな、集まってくれ。」

 

テツの声にみんなが集まる。俺たちもテツの近くへと歩いていく。

 

「これより、選抜トーナメントの準決勝を行う。まずは俺とアサカがファイトする。次にユウト、キョウがファイトする。アサカ、準備はできているか?」

 

「ええ、問題ないわ。」

 

「では、さっそく始めよう。」

 

そう言って、テツはファイトテーブルにつく。

 

「アサカ、頑張れ。」

 

「...」

 

アサカは緊張した面持ちで俺の言葉に頷くと、ファイトテーブルについた。

本当に大丈夫か...?

 

「では、始めよう。」

 

「ええ。」

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード。」」

 

「"ヴァーミリオン・ゲートキーパー"。」

 

「"エンターテイン・メッセンジャー"。」

 

「俺のターン、ドロー。"イエロー・ボルト"にライド。"ゲートキーパー"のスキルで1枚ドロー。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : イエロー・ボルト

 

□■□

□□□

V   : エンターテイン・メッセンジャー

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"テンプティング・フープスター"にライド。"メッセンジャー"のスキルで1枚ドローし、クイックシールドを得る。このまま、"フープスター"でアタック。」

 

"テンプティング・フープスター" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"毛玉の快演マリアネラ"。」

 

「ダメージチェック、"ドリーン・ザ・スラスター"。」

 

「これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : イエロー・ボルト

 

□■□

□□□

V   : テンプティング・フープスター

 

アサカ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"ヴェアヴォルフ・ズィーガー"にライド。"イエロー・ボルト"のスキルでSC2。"ズィーガー"、"カースド・ドクター"。トリガーが1枚以上SCされたので、1枚ドロー。」

 

テツは順当にライドしてきているな。しっかりとソウルを溜めて、強力な一撃を放つダークイレギュラーズデッキ。しかも、プロテクトクランだから守りも万全。

 

それを使いこなしているテツは、やはり厄介なファイターだ。

 

「"エンブレム・マスター"をコールし、スキル。CB1して"ズィーガー"を対象に発動する。山札、ドロップゾーンから"ズィーガー"を3枚までソウルに置く。山札から2枚ソウルに置く。これでソウルが5枚以上。"ズィーガー"はパワー+5000。」

 

"ヴェアヴォルフ・ズィーガー" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトル。"ズィーガー"でアタック。スキルにより、SC2。これにより、ソウルが7枚以上になったので"エンブレム・マスター"のパワーとシールド+5000。」

 

"エンブレム・マスター" : パワー14000(9000+5000)、シールド10000(5000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ノーライフキング デスアンカー"。」

 

「ダメージチェック、"パープル・トラピージスト"。」

 

「"エンブレム・マスター"でアタック!」

 

「ノーガード、"毛玉の快演マリアネラ"。」

 

「これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:7枚、ソウル:8枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□□□

□■■

V   : ヴェアヴォルフ・ズィーガー

R右  : エンブレム・マスター

 

□■□

□□□

V   : テンプティング・フープスター

 

アサカ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨ライジング・ドラゴン"にライド。"銀の茨の曲芸師レオノール"をコールしてスキル。ソウルを1枚以上、すべてSBすることでパワー+15000。」

 

"銀の茨の曲芸師レオノール" : パワー24000(9000+15000)

 

「"ライジング・ドラゴン"でヴァンガードにアタック!」

 

「"ブリッツ・リッター"でガード。」

 

"ヴェアヴォルフ・ズィーガー" : パワー24000(9000+15000)

 

「ドライブチェック、"ダイナマイト・ジャグラー"!クリティカルトリガー、効果はすべて"レオノール"へ。」

 

"銀の茨の曲芸師レオノール" : パワー34000(9000+15000+10000)、☆2

 

「"レオノール"でアタック!」

 

「"悪夢の国のマーチラビット"、手札の"ヴリコラカス"を捨てて完全ガード。」

 

「くっ...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:4枚、ソウル:8枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□□□

□■■

V   : ヴェアヴォルフ・ズィーガー

R右  : エンブレム・マスター

 

□■■

□□□

V   : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R右  : 銀の茨の曲芸師レオノール

 

アサカ 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

アサカはソウルを捨ててパワーを上げ攻めたようだが、テツはしっかりとガードしてきたな。テツのデッキはあまりCBを多用しないし、CCする手段もある。

あいつ、"ヴリコラカス"をわざとコストに使ったな。

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"ノーライフキング デスアンカー"にライド。イマジナリーギフトプロテクトⅠを得る。さらに登場時、SC1してソウルの枚数の分だけパワーを上げる。ソウルは10枚。よってパワー+20000。」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー32000(12000+20000)

 

「"ブラッドサクリファイス ルスベン"をコール。スキルでドロップゾーンから"ヴリコラカス"をソウルに置く。"ヴリコラカス"をソウルに置いたので、CC。さらに"ヴリコラカス"のスキルでヴァンガードのパワー+10000。」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー42000(12000+20000+10000)

 

「バトル、"ルスベン"で"レオノール"にアタック。」

 

「クイックシールドを使うわ。パワー+5000。」

 

"銀の茨の曲芸師レオノール" : パワー14000(9000+5000)

 

「ならば、"デスアンカー"でアタック。」

 

「ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、"ドリーン・ザ・スラスター"、"ヴァリアンツ・キラーテイル"。ノートリガーだ。」

 

「ダメージチェック、"祝砲竜エンド・オブ・ステージ"。」

 

「"エンブレム・マスター"で"レオノール"にアタック。」

 

"エンブレム・マスター" : パワー14000(9000+5000)

 

「...(守りたいけど...)ノーガードよ。"レオノール"は退却。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:6枚、ソウル:11枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

■■■

V   : ノーライフキング デスアンカー

R右  : エンブレム・マスター

R左  : ブラッドサクリファイス ルスベン

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨ライジング・ドラゴン

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

.



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第七話「準決勝 アサカvsテツ」part2

アサカside

 

「私のターン、スタンド&ドロー。(..."デスアンカー"の攻撃力を考えると、ちまちま攻めるわけにはいかないわね。)ライド、"祝砲竜エンド・オブ・ステージ!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"アーティラリーマン"、"毛玉の快演マリアネラ"をコール。"アーティラリーマン"のスキル、"ゴールデン・ビーストテイマー"、"ダイナマイト・ジャグラー"をソウルに置き、1枚ドロー。」

 

よし、良いカードを引いたわね。

 

「まずは、"マリアネラ"のスキルでSB1してパワー+3000。」

 

"毛玉の快演マリアネラ" : パワー11000(8000+3000)

 

「さらに"パープル・トラピージスト"、"銀の茨の曲芸師レオノール"をコール。"レオノール"のスキルでソウルをすべてSBして、パワー+15000。」

 

"銀の茨の曲芸師レオノール" : パワー29000(9000+5000+15000)

 

これでソウルは0枚。"祝砲竜"のスキルも発動できる。

リアガードの展開は物足りないけど、これで攻める!

 

「"マリアネラ"のブースト、"アーティラリーマン"で"エンブレム・マスター"にアタック!」

 

"アーティラリーマン" : パワー23000(12000+11000)

 

「ノーガード。退却する。」

 

「CBは支払わないわ。まあ、ドロップするソウルもないけれど。...続けて、"レオノール"でヴァンガードにアタック。」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"プリズナー・ビースト"。」

 

「次!"トラピージスト"のブースト、"祝砲竜"でアタック!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー19000(12000+7000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"アーティラリーマン"。2枚目、"ナイトメアドール りんでぃ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復。パワーはヴァンガードへ。」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー29000(12000+7000+10000)

 

「ダメージチェック、"ブリッツ・リッター"。ゲット、クリティカル。パワーをヴァンガードへ。」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー22000(12000+10000)

 

トリガーを引かれたわね...でも、こちらもトリガーを引いてる。

臆することなく攻め続ける!

 

「"祝砲竜"のスキル。手札2枚とリアガードすべてをソウルに置き、スタンド!"アーティラリーマン"、"りんでぃ"をソウルに置くわ。さらに、リアガードからソウルに置かれた"トラピージスト"のスキル。"トラピージスト"をSBして、ソウルから"レオノール"をコール。そして、"レオノール"のスキルでソウルをすべてSBして、パワー+15000。」

 

"銀の茨の曲芸師レオノール" : パワー29000(9000+5000+15000)

 

「"祝砲竜"でアタック!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー22000(12000+10000)

 

「プロテクト。手札の"エンブレム・マスター"を捨てて、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ダイナマイト・ジャグラー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"レオノール"へ。」

 

"銀の茨の曲芸師レオノール" : パワー39000(9000+5000+15000+10000)、☆2

 

「2枚目、"毛玉の快演マリアネラ"。」

 

ヴァンガードのアタックは通らない。けど...

 

「この攻撃は防げるかしら!"レオノール"でアタック!」

 

「...ノーガード。ダメージチェック、"エンブレム・マスター"、"ドリーン・ザ・スラスター"。」

 

よし、ダメージ5枚まで追い詰めたわ。

こちらのダメージは2枚。このまま攻め続ければ勝てる!

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:4枚、ソウル:11枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

□□□

■■□

V   : ノーライフキング デスアンカー

R左  : ブラッドサクリファイス ルスベン

 

□■□■

□□□

V   : 祝砲竜エンド・オブ・ステージ

Rア1 : 銀の茨の曲芸師レオノール

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"ノーライフキング デスアンカー"にライド!イマジナリーギフトプロテクトⅠを得る。そしてスキルでSC1し、パワーを得る。」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー38000(12000+26000)

 

「"ヴァリアンツ・キラーテイル"、"ドリーン・ザ・スラスター"、"エンブレム・マスター"をコール。"エンブレム・マスター"のスキル、CB1して"キラーテイル"を選ぶ。山札から"キラーテイル"を3枚ソウルに置く。新たにソウルにカードが置かれたので、"ドリーン"のパワーが上がる。」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー21000(6000+5000*3)

 

「"エンブレム・マスター"はソウルが7枚以上なので、パワーとシールド+5000。」

 

"エンブレム・マスター" : パワー14000(9000+5000)、シールド10000(5000+5000)

 

「さらに、"キラーテイル"のスキル。自身をレストし、ドロップから"エンブレム・マスター"をソウルに置く。ソウルに"キラーテイル"が3枚あるので、自身をスタンドしCC1。"ドリーン"はさらにパワー+5000。」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー26000(6000+5000*4)

 

「バトル。"ルスベン"で"レオノール"にアタック。」

 

"ブラッドサクリファイス ルスベン" : パワー9000

 

「ノーガード。"レオノール"は退却。」

 

「"ドリーン"のブースト、"エンブレム・マスター"でアタック。」

 

"エンブレム・マスター" : パワー40000(14000+26000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨ライジング・ドラゴン"。」

 

「"キラーテイル"のブースト、、"デスアンカー"でアタックだ。」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー44000(12000+26000+6000)

 

"デスアンカー"のスキルを考えると、ここは...

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"悪夢の国のマーチラビット"。ドロートリガー、1枚ドローし、パワーはヴァンガードへ。2枚目、"悪夢の国のマーチラビット。ドロートリガーだ。」

 

「くっ...」

 

マズイわね、手札を大幅に補充されるなんて。

"デスアンカー"は手札とリアガードを大量に使う。次のターンの攻撃で決めにかかろうと思っていたのに。

 

「ダメージチェック、"フープ・マジシャン"。ゲット、フロントトリガー。前列のパワー+10000よ。」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー22000(12000+10000)

 

「"デスアンカー"のスキル発動。CB1、手札1枚、リアガード3枚をソウルに置くことでソウルからユニット1枚を選んでライドする!手札の"マーチラビット"、リアガードの"ルスベン"、"ドリーン"、"キラーテイル"をソウルに置き、ソウルから"デスアンカー"にライド!」

 

「えっ!?」

 

"デスアンカー"ですって!?

な、なんで...いつものテツなら守護者封じのために"デーモンイーター"で来るのに...

 

「イマジナリーギフトプロテクトⅠを得る。さらに"デスアンカー"のスキルでSC1し、ソウルの枚数分、パワー+2000。ソウルは22枚。よって、パワー+44000!さらにクリティカルも増加している。」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー66000(12000+44000)、☆2

 

「"デスアンカー"でアタック!」

 

「くっ..."ダイナマイト・ジャグラー"、"フープ・マジシャン"、"ナイトメアドール りんでぃ"でガード!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー67000(12000+10000+15000*3)

 

「さらに"毛玉の快演マリアネラ"も追加よ!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー77000(12000+10000+15000*3+10000)

 

これでトリガーが2枚でなければ、アタックは通らないわ。

 

「ツインドライブ、"イエロー・ボルト"。」

 

「よし...」

 

「2枚目、"カースド・ドクター"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージを1枚回復。」

 

これでアタックは耐えきった...けど...

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:8枚、ソウル:22枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□□□

□■■

V   : ノーライフキング デスアンカー

R右  : エンブレム・マスター

 

□■□□

□□□

V   : 祝砲竜エンド・オブ・ステージ

 

アサカ 手札:1枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

.



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第七話「準決勝 アサカvsテツ」part3

アサカside

 

手札はたった1枚。それに対してテツは8枚もある。

しかもこちらはリアガードもソウルもない。まさに絶体絶命ね。

 

「私のターン、スタンド&ドロー。」

 

でも、私はユウトと約束したの。必ず、決勝でファイトしようって。

ユウトが応援してくれるなら...ユウトとの約束を果たすためなら...

 

「私は負けるわけにはいかない!ライド!"祝砲竜エンド・オブ・ステージ"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。さらにグレード3からライドした"祝砲竜"のスキルで、ソウルをすべてSBして、パワー+5000。このターン、このユニットのアタックに"守護者"は使えないわ。」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー17000(12000+5000)

 

「"ゴールデン・ビーストテイマー"、"パープル・トラピージスト"をコール。」

 

"ゴールデン・ビーストテイマー" : パワー17000(12000+5000)

"パープル・トラピージスト" : パワー12000(7000+5000)

 

「バトル、"トラピージスト"でアタック。」

 

「ノーガード。ダメージチェック。"悪夢の国のダークナイト"。トリガーゲット。パワーはヴァンガードへ。」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー22000

 

くっ...トリガーをひかれるなんて...

でも、諦めるわけにはいかない!

 

「"ビーストテイマー"でリアガードにアタック!」

 

「"ルスベン"でガード。」

 

"エンブレム・マスター" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「"祝砲竜"でアタック!」

 

「"エンブレム・マスター"でインターセプト。"イエロー・ボルト"。」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー42000(12000+10000+10000+10000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"冥界の催眠術師"!ドロートリガー。1枚ドローし、ヴァンガードにパワーを与える。2枚目、"銀の茨ライジング・ドラゴン"。」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「アタック終了時、手札から"ライジング・ドラゴン"、"冥界の催眠術師"を。リアガードをすべてソウルに置き、"祝砲竜"をスタンド!ソウルに置かれた"トラピージスト"のスキルで"トラピージスト"をSBして、ソウルから"ゴールデン・ビーストテイマー"をコール!」

 

"ゴールデン・ビーストテイマー" : パワー17000(12000+5000)

 

「"祝砲竜"でアタック!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「"カースド・ドクター"、"ブリッツ・リッター"でガード。」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー57000(12000+10000+20000+15000)

 

パワー57000...トリガーが2枚出ても通らない...

 

「ツインドライブ..."冥界の催眠術師"。1枚ドローし、パワーは"ビーストテイマー"へ。2枚目、"フープ・マジシャン"。前列にパワー+10000。」

 

"ゴールデン・ビーストテイマー" : パワー37000(12000+5000+10000+10000)

 

「..."ビーストテイマー"でアタック!」

 

「プロテクト。手札のもう一枚のプロテクトを捨てて完全ガード。」

 

「くっ...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:2枚、ソウル:22枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

□□□

□■□

V   : ノーライフキング デスアンカー

 

■□■□□

 □□□

V   : 祝砲竜エンド・オブ・ステージ

Rア2 : ゴールデン・ビーストテイマー

 

アサカ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

届かなかった...でも、次の攻撃を耐えきって、もう一度...

 

「ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。コール。"デーモンイーター"、"プリズナー・ビースト"、"悪夢の国のマーチラビット"。"プリズナー・ビースト"はソウルが5枚以上ならパワー+5000。」

 

"プリズナー・ビースト" : パワー13000(8000+5000)

 

「"プリズナー・ビースト"でアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"夜空の舞姫"。」

 

「"デーモンイーター"でアタック!」

 

"デーモンイーター" : パワー12000

 

「"フープ・マジシャン"でガード。」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー27000(12000+15000)

 

「"マーチラビット"のブースト、"デスアンカー"でアタック!」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー17000(12000+5000)

 

「"冥界の催眠術師"!手札の"テンプティング・フープスター"を捨てて完全ガード。」

 

「ツインドライブ、"ヴリコラカス"、"デーモンイーター"。」

 

「"デスアンカー"のスキル!CB1、手札1枚、リアガード3枚をソウルに置く。"ヴリコラカス"、"デーモンイーター"、"プリズナー・ビースト"、"マーチラビット"をソウルに置き、ソウルから"ノーライフキング デスアンカー"にライド!」

 

っ..."デスアンカー"、"デーモンイーター"じゃない!?

...あ、リアガードがいないから...コストが無いなら、守護者封じは使えない。

こんな初歩的なミスをするなんて...

 

「私...どこか気負っていたのね...」

 

「...スキルでSC1、パワーを上げる。27枚。パワー+54000。クリティカル+1。"ヴリコラカス"のスキルでさらに+10000。」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー76000(12000+2000*27+10000)、☆2

 

「トドメだ。"デスアンカー"でアタック。」

 

「ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、"イエロー・ボルト"、"悪夢の国のダークナイト"。」

 

クリティカルトリガー...容赦ないわね。

 

「ダメージチェック、"祝砲竜エンド・オブ・ステージ"。...私の負けよ。」

 

ごめんなさい、ユウト...約束、果たせなかった。

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

アサカは健闘したが負けてしまった。

 

「アサカ、惜しかったな。」

 

「...ユウ...ト...っ...ごめん...なさい...」

 

アサカの足元に水滴が落ちる。アサカが泣いていた。

 

「謝ることなんてないよ。良いファイトだったじゃないか。」

 

「でも...私...約束、果たせ、なく...て...」

 

「...俺もアサカとファイトしたかった。」

 

「っ...」

 

「でも、大事なのはそこじゃないよ。アサカもそう思ってくれていたことが、俺は嬉しい。約束を果たそうと頑張ったのに、それを攻めるわけないだろ?」

 

「ユウ...ト...っ...」

 

アサカが俺に抱き着く。テツ、すまんがアサカが泣き止むまで待ってくれ。

俺はテツに手でジェスチャーすると、テツは頷く。

それを見た俺は、アサカの背中をさすり、慰める。

 

「今度、トーナメント関係なくファイトしよう。俺はアサカのためなら、いつでも相手するよ。」

 

「う...ん...」

 

.....

...

.

 





●人物紹介コーナー

新城 テツ
福原高校3年生。フーファイター所属。フーファイターのサブリーダー的な立ち位置。
レン、ユウトとは中学のころからの付き合いで、フーファイターの創設時からのメンバー。レン、ユウトからかなり信頼されている。

レンとは異なる怖さをユウトに感じている節がある。

使用クラン : ダークイレギュラーズ
切り札 : ノーライフキング デスアンカー


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第八話「vs矢作キョウ」part1

ユウトside

 

 

アサカも泣き止み、今はファイトテーブル近くのちょっとした観客席に座っている。

俺は矢作とのファイトのため、ファイトテーブルについた。

 

「すまん、待たせたな。」

 

「へっ、やっとかよ。」

 

矢作は悪態をついてくるが、さほど気にしていないようだ。

 

「では、二人とも始めてくれ。」

 

「ああ。」

 

「行くぜ!」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード!」」

 

「"菜の花の銃士キーラ"」

 

「"メカ・トレーナー"!」

 

「俺のターン、ドロー。"フルーツバスケット・エルフ"にライド。"キーラ"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : メカ・トレーナー

 

□■□

□□□

V   : フルーツバスケット・エルフ

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"ワンダー・ボーイ"に俺様ライド!」

 

俺様ライドって...いや、笑うのはかわいそうか。

 

「てめえ!馬鹿にしやがったな!」

 

「い、いや...すまん。」

 

「くそ..."メカ・トレーナー"のスキルで1枚ドロー。クイックシールドを得るぜ。バトル!"ワンダー・ボーイ"でアタック!」

 

"ワンダー・ボーイ" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ジャガーノート・マキシマム"。」

 

「ダメージチェック、"メイデン・オブ・スイートベリー"。」

 

「これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ワンダー・ボーイ

 

□■□

□□□

V   : フルーツバスケット・エルフ

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

あちらは順調な滑り出しみたいだな。

まあ、思い通りのファイトなんてさせないけど。

 

「俺のターン、ドロー。"パンジーの銃士シルヴィア"にライド。スキルで"プラント・トークン"をコール。さらに"ホーレン相談役"、"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。"プラント・トークン"を生成する。"ホーレン相談役"はパワー+3000。」

 

"ホーレン相談役" : パワー13000(10000+3000)

 

「バトル。リアガードの"シルヴィア"でアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア"(R左) : パワー10000

 

「クイックシールドを使うぜ。」

 

"ワンダー・ボーイ" : パワー13000(8000+5000)

 

「"トークン"のブースト、"シルヴィア"でアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア"(V) : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ドロートリガー、ゲット。1枚ドローし、パワーは"ホーレン相談役"に与える。」

 

"ホーレン相談役" : パワー23000(10000+3000+10000)

 

「ダメージチェック、"ジャガーノート・マキシマム"。」

 

「"トークン"のブースト、"ホーレン相談役"でアタック。」

 

"ホーレン相談役" : パワー28000(10000+3000+10000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ハイスピード・ブラッキー"。」

 

2ダメージが。まあまあな滑り出しだな。

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : ワンダー・ボーイ

 

■■■

□■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : ホーレン相談役

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

さて、スパイクブラザーズはここから攻めてくる。

油断=敗北を意味するといっても良いだろう。

 

それに、矢作は良いファイターだ。レンはあまり興味なさそうだったけど。

確かにもう完成されている感じもするが...

 

「(こういうファイターは意志が強い。そういうやつほど面白いんだよな。)」

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"至宝ブラック・パンサー"に俺様ライド!さらに"オフェンシブ・パンター"をコール。これでバトルだ!"パンター"のブースト、"ブラック・パンサー"でアタック!"パンター"のスキルでSB1。"パンター"のパワー+2000!」

 

"オフェンシブ・パンター" : パワー10000(8000+2000)

"至宝ブラック・パンサー" : パワー20000(10000+10000)

 

「"清心の花乙女フィオレンサ"でガード。このファイト中、まだグレード3にライドしていないのでスキル。このターン中、ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア"(V) : パワー20000(10000+10000)

 

「ガード値も含めて、パワー35000だ。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア"(V) : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「ドライブチェック、"スナッパー・デビル"。ノートリガーだ。」

 

これでダメージは通らない。まだダメージ2対1のまま。

 

「"パンター"はスキルを使った。よって、1枚引き、このカードを山札の下に置く。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 至宝ブラック・パンサー

 

■■■

□■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : ホーレン相談役

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド・THE・ヴァンガード!"メイデン・オブ・トレイリングローズ"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡを右前に。」

 

「チッ...フォースⅡはきついな。」

 

「"トレイリングローズ"のスキルで"トークン"をコール。このカードがヴァンガードサークルにいるので、2枚コールする。そして、"ホーレン相談役"にパワー+6000。」

 

"ホーレン相談役" : パワー16000(10000+3000*2)

 

「さらに"トレイリングローズ"のスキル。SB1して"トークン"3枚にパワー+5000。」

 

"プラント・トークン"(右下) : パワー10000(5000+5000)

"プラント・トークン"(中央) : パワー10000(5000+5000)

"プラント・トークン"(右下) : パワー10000(5000+5000)

 

「"トークン"のブースト、"シルヴィア"でアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)

 

「"サイレンス・ジョーカー"でガード!」

 

"至宝ブラック・パンサー" : パワー25000(10000+15000)

 

「"トークン"のブースト、"トレイリングローズ"でヴァンガードにアタック。」

 

"メイデン・オブ・トレイリングローズ" : パワー13000、☆2

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ネペンテス"。2枚目、"フルーツバスケット・エルフ"。ノートリガーだ。」

 

「"ダメージチェック、"将軍ザイフリート"。」

 

「"トークン"のブースト、"ホーレン相談役"でアタック。」

 

"ホーレン相談役" : パワー26000(10000+3000*2+10000)、☆2

 

「"チアガール ティアラ"でガード。」

 

"至宝ブラック・パンサー" : パワー30000(10000+20000)

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

□■□

V   : 至宝ブラック・パンサー

 

■■■

■■■

V   : メイデン・オブ・トレイリングローズ

R右  : ホーレン相談役

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

.



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第八話「vs矢作キョウ」part2

ユウトside

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"将軍ザイフリート"に俺様ライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルに。」

 

"将軍ザイフリート" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらに"ジャガーノート・マキシマム"、"オフェンシブ・パンター"、"スナッパー・デビル"をコール。"ジャガーノート"はスキルでパワー+10000。」

 

"ジャガーノート・マキシマム" : パワー23000(13000+10000)

 

「バトル。"スナッパー・デビル"のブースト、"ジャガーノート"で"ホーレン相談役"にアタック!」

 

"ジャガーノート・マキシマム" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「ノーガード。"ホーレン相談役"を退却。」

 

「"パンター"のブースト、"ザイフリート"でアタック!"パンター"のスキルでSB1。パワー+2000。」

 

"将軍ザイフリート" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「(ソウルが減った。なら受けても問題ないな。)ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"至宝ブラック・パンサー"、"ワンダー・ボーイ"。」

 

「ダメージチェック、"シルヴィア"。」

 

「"パンター"のスキルで1枚引き、このカードを山札の下に。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□■

□■■

V   : 将軍ザイフリート

R右  : ジャガーノート・マキシマム

R右下 : スナッパー・デビル

 

■■□

■■■

V   : メイデン・オブ・トレイリングローズ

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"メイデン・オブ・トレイリングローズ"。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。そして、"プラント・トークン"を2枚コール。」

 

「("セシリア"で来ない...?手札にないだけか?)」

 

「"トレイリングローズ"のスキル。SB1して、中央後列、右前列、右後列の"トークン"にパワー+5000。」

 

"プラント・トークン"(R中央) : パワー10000(5000+5000)

"プラント・トークン"(R右) : パワー10000(5000+5000)

"プラント・トークン"(R右下) : パワー10000(5000+5000)

 

「バトル。"トークン"のブースト、"シルヴィア"でリアガードにアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー15000(10000+5000)

 

「"サイレンス・ジョーカー"でガード。」

 

"ジャガーノート・マキシマム" : パワー28000(13000+15000)

 

「"トークン"のブースト、"トレイリングローズ"でアタック。」

 

"メイデン・オブ・トレイリングローズ" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「"チアガール ティアラ"、"サイレンス・ジョーカー"でガード!」

 

"将軍ザイフリート" : パワー48000(13000+20000+15000)

 

守ってきたか。まあ今なら別に良い。

俺の見ているイメージはこんなところで終わるものではない。

 

「ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・トレイリングローズ"。2枚目、"メイデン・オブ・スイートベリー"。」

 

「このアタックは通らないぜ。」

 

「なら、"トークン"のブースト、"トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「"ワンダー・ボーイ"でガード。」

 

"将軍ザイフリート" : パワー23000(13000+10000)

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□■

□■■

V   : 将軍ザイフリート

R右  : ジャガーノート・マキシマム

R右下 : スナッパー・デビル

 

■■■

■■■

V   : メイデン・オブ・トレイリングローズ

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。メインフェイズ開始時、"ジャガーノート"のスキル。自身をソウルに置き、山札から別の"ジャガーノート"をコールする!コールした"ジャガーノート"のスキル!パワー+10000。」

 

"ジャガーノート・マキシマム" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらに"ジャガーノート・マキシマム"をコール。パワー+10000。」

 

"ジャガーノート・マキシマム"(R左) : パワー23000(13000+10000)

 

「"ジャガーノート"で"シルヴィア"にアタックだ!」

 

「ノーガード。退却。」

 

「"ザイフリート"でアタック!」

 

"将軍ザイフリート" : パワー23000(13000+10000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"チアガール マリリン"!1枚ドローし、パワーは右の"ジャガーノート"へ!」

 

"ジャガーノート・マキシマム"(R右) : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「2枚目、"ソニック・ブレイカー"!クリティカルはヴァンガード、パワーは左の"ジャガーノート"だ!」

 

"将軍ザイフリート" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"ジャガーノート・マキシマム"(R左) : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「ダメージチェック、"メイデン・オブ・ネペンテス"、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカル。パワーはヴァンガードへ。」

 

"メイデン・オブ・トレイリングローズ" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ザイフリート"のスキル!アタックがヒットしたのでSB2して、左の"ジャガーノート"をスタンド。中央後列の"プラント・トークン"を退却だ!そして、スタンドした"ジャガーノート"でアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ホーレン相談役"。」

 

「これでトドメだ!"スナッパー・デビル"のブースト、"ジャガーノート"でアタック!」

 

"ジャガーノート・マキシマム"(R右) : パワー41000(13000+10000+10000+8000)

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「チッ...ターンエンド。(まあこれで決まるほど、甘くないと思ってたが。)」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□■

■■■

V   : 将軍ザイフリート

R右  : ジャガーノート・マキシマム

R左  : ジャガーノート・マキシマム

R右下 : スナッパー・デビル

 

□■■

■□■

V   : メイデン・オブ・トレイリングローズ

R右  : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「悪いな、矢作。」

 

「あ?」

 

「ファイナルターン。」

 

「なっ!?」

 

「スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身。ライド、"白百合の銃士セシリア"。イマジナリーギフトフォースⅡを左前へ。」

 

さあ、イメージした未来へ。"声"に導かれて、描く未来へ。

 

「コール。"カローラ・ドラゴン"。さらに"メイデン・オブ・トレイリングローズ"をコールし、"プラント・トークン"をスキルでコール。"カローラ・ドラゴン"はパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「"メイデン・オブ・ネペンテス"をコール。スキルで"トークン"を退却し、1枚ドロー。ブーストを得て、パワー+5000。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

 

「"フルーツバスケット・エルフ"をコールし、スキル。SB1、自身を退却して"トークン"を2枚コール。"カローラ・ドラゴン"はパワー+6000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「"カローラ・ドラゴン"をコール。"メイデン・オブ・スイートベリー"をコール。スキルで"トークン"をコールし、SC1。"カローラ・ドラゴン"のパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R左) : パワー20000(8000+3000*4)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー11000(8000+3000)

 

「もう一枚、"スイートベリー"をコール。"トークン"をコールし、SC1。"カローラ・ドラゴン"のパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R左) : パワー23000(8000+3000*5)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー14000(8000+3000*2)

 

「おいおい、嘘だろ...」

 

「"セシリア"のスキル。CB1、"トークン"をコストに、山札から5枚見て3枚までコール。前列にパワー+10000。"メイデン・オブ・フラワーカーペット"を2枚、"フルーツバスケット・エルフ"をコール。そして、"フラワーカーペット"2枚は"トークン"を生み出す。これで"カローラ・ドラゴン"のパワーがさらに+15000。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R左) : パワー38000(8000+3000*10)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー29000(8000+3000*7)

 

「"フルーツバスケット・エルフ"のスキル。SB1、自身を退却して"トークン"を2枚コール。"トークン"にパワー+5000。"カローラ・ドラゴン"にパワー+6000。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R左) : パワー44000(8000+3000*12)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー25000(8000+3000*9)

"プラント・トークン"(R右) : パワー10000(5000+5000)

"プラント・トークン"(R中央) : パワー10000(5000+5000)

 

「"セシリア"のスキルで前列のパワー+10000。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R左) : パワー54000(8000+3000*12+10000)、☆2

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R右) : パワー20000(5000+5000+10000)、☆2

 

「"トークン"のブースト、"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「"ソニック・ブレイカー"、"チアガール ティアラ"で...っ、いや、"チアガール マリリン"で完全ガード!」

 

無駄だよ、矢作。何かを感じ取って、しっかりと守ったみたいだけど、

俺のイメージの前ではすでに無意味だ。

 

「ツインドライブ、"清心の花乙女フィオレンサ"。ヒールトリガー。1枚回復し、パワーは"プラント・トークン"へ。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー30000(5000+5000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカル。クリティカルを"カローラ・ドラゴン"へ。パワーは"プラント・トークン"へ。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R左) : パワー54000(8000+3000*12+10000)、☆3

"プラント・トークン"(R右) : パワー40000(5000+5000+10000+10000*2)、☆2

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"カローラ・ドラゴン"でアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー79000(8000+3000*12+10000+25000)、☆3

 

「くそ...ガードが足りない...ノーガード...っ、まだだ!ダメージチェック!」

 

1枚目、"オフェンシブ・パンター"

2枚目、"ブリーチ・スパート"

3枚目、"ハイスピード・ブラッキー"

 

「くそ...俺の負けだ...」

 

 

.



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第九話「決戦後」

ユウトside

 

 

「"祝砲竜エンド・オブ・ステージ"でアタック!」

 

「くっ!ダメージチェック...俺の負け...」

 

あれから、3位決定戦が行われた。アサカと矢作のファイトは今決着がついた。

テツに敗北して落ち込んでいたけど、俺と矢作のファイトの間に落ち着いたみたいだな。

 

「ユウト~!」

 

「おっと...はは、おめでとう、アサカ。」

 

「ええ!」

 

飛び込んで抱き着いてきたアサカを受け止める。

 

「これで、一緒のチームで戦えるわね!」

 

「ああ。」

 

満面の笑みを浮かべるアサカを見て、俺も嬉しくなる。

やはり、アサカには笑顔が似合う。

 

「やっぱり納得がいかない!」

 

俺とアサカが抱き合って話していると、集まっていた集団の中から叫び声が聞こえる。どうやら、俺のチーム入りに納得いっていないようだ。

 

「お前なんかが勝ち残れるわけないだろ!」

 

「そうだ!何かイカサマしたんじゃないのか!」

 

「黙れ。」

 

俺に文句を言っているやつらが静まる。

声のした方を見ると、レンが立っていた。

 

「ユウトがイカサマ?それはありえない。ユウトは僕より強い。」

 

「れ、レン様...なぜそんな奴を庇うんです!」

 

「庇う?私は本当のことを言っているだけだ。...今回のメンバー選抜をトーナメントにしたのは、私がユウトとチームを組みたかったからだ。」

 

レンが語りながら、モニタを用意している。

何か映像を流す気か?

 

「これを見たまえ。ユウトの本当の実力がわかるはずだ。」

 

レンがそういうと、この前ファイトしたときの映像が流れる。

レンのやつ、俺の部屋にカメラ仕掛けてたのか。

 

いや、これも今日のための仕込みってことか。

 

俺とレンの本気のファイトを、みんな食い入るように見ている。

先ほどまで騒いでいたやつらは完全に押し黙っている。

 

「さて、それでも文句があるというなら、私が相手をしましょう。」

 

「「えっ?」」

 

「ユウトは私より強い。そんなユウトを雑魚というのなら、私にも勝てるということでしょう?」

 

レンのそんな言葉に、みんな黙るしかなくなった。

 

「さあ、これで決まりです。」

 

「レン、わざわざ悪いな。」

 

「ふふ、私は君と一緒に優勝したかったんですよ。」

 

「...決まってる。勝つのは俺たちAL4だ。」

 

「ええ。」

 

.....

....

...

..

.

 

 

翌日、俺は一人暮らししている家でゆっくりしていた。

 

「なんだか、久しぶりに一人な気がする...」

 

いつもはアサカがいるから、こうやって一人でいるのは久しぶりだ

と言っても、今日はアサカがご飯を作りに来てくれる予定だけど。

アサカは用事を済ませてからくると言ってたし、もう少しゆっくりしてるかな。

 

ピンポーン

 

「あれ、もう来たのか。...はーい。」

 

ガチャ

 

「こ、こんにちは。」

 

「あれ、コーリンさん。」

 

アサカだと思ったら、コーリンさんがいた。珍しいな。

 

「あ、あなたが一人暮らししてるってスイコから聞いて...どうせ部屋とか散らかってると思ったから、片付けに来てあげたわよ。」

 

「あー...」

 

「って、部屋にほとんど何もないじゃない!」

 

まあ、この部屋はほとんどご飯食べて、寝る場所だからなぁ...

後はアサカが来て、一緒に映画とか見るくらい。

だから、あるのはローテーブルにテレビ、ベッド、ソファくらい。

 

「まあ、せっかく来たんだし上がってく?」

 

「え、いいのかしら。」

 

「別に、上げない理由はないよ。」

 

「じゃあ、お邪魔する「ユウト~!お待たせ~!」わね。」

 

あ、アサカも来たみたいだ。

コーリンさんはアサカを見て固まってる。

アサカもコーリンさんを見て、笑顔のまま固まってる。

 

「「な、なんであなたがここにいるの!?」」

 

お互いに指さして、叫びあう。

 

「私はユウトにいつもご飯を作ってるのよ!」

 

「な、なんですって!?」

 

「と、とりあえず入りなよ、二人とも。」

 

「「で、でも...」」

 

「あらあら、予想通りの展開ね。」

 

「す、スイコ...あなたまで来たの。」

 

...なぜかスイコさんまで参戦してしまった。一体何がどうなってるのやら。

 

 

その夜、4人でご飯を食べて、ファイトしました。

何だか、3人ともバチバチにやりあってて怖かったです...。

 

.





●人物紹介コーナー

矢作 キョウ
福原小学6年生。本小説では不遇な人。ユウトがいるのでAL4に入れず。
だけど、AL4に入っていないので原作から一番異なる道を歩むことに...?

使用クラン : スパイクブラザーズ
切り札 : 将軍ザイフリート

.


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第一章 全国大会編
第十話「再会」


ユウトside

 

 

あれから、俺たちチームAL4は地区大会を圧倒的な強さで勝ち上がった。

そして全国大会予選リーグも順当に勝ち上がっている。

 

「テツ、次の相手ってなんてチームなんだ?」

 

「次は...初出場のチームQ4というチームだな。」

 

「チームQ4...なんか聞いたことあるな。」

 

次が予選リーグ最終戦。これに勝てば本選に出場できる。

まあ、どんなチームが来ても負ける気がしないけど。

ちなみに、レンは本選まで出場しない。わざわざレンが出る必要もないからな。

 

「チームQ4といったら、前にショップで会った子たちのチームじゃないかしら。」

 

「...ああ、アイチ君たちのチームか。まさか、本当に全国大会まで勝ち上がっているとはね。」

 

櫂がいることは、テツには言わない方が良いかな。

まあ、ファイトの時にあうことにはなるけど。

 

「知り合いのチームか。」

 

「知り合いって言っても、顔見知りくらいのだけどね。」

 

「話したのも一言二言よね。」

 

「ま、ファイトに影響があるような関係ではないよ。とりあえず、もういい時間だし、昼食べに行こうよ。」

 

「あ、私ユウトにお弁当作ってきたの!一緒に食べましょう?」

 

そう言って、アサカが腕を組んでくる。

アサカの作るご飯、すごくおいしいから楽しみだ。

 

「俺は邪魔か?」

 

「あら、別にテツもいていいわよ。テツの分はないけど。」

 

「ふっ...」

 

.....

....

...

..

.

 

「あ、ユウトさんにアサカさん。」

 

「よ、アイチ君。」

 

食堂に行くとチームQ4とばったり鉢合わせた。

アイチ君、ミサキさん、櫂がいる。...理由はわからないがカムイ君はいないようだ。

 

「...久しぶりだな、櫂。」

 

「...ああ。」

 

櫂と話すのは久しぶりだ。なんだか気まずい。

俺たちと櫂が決別したあの日、柄にもなく俺は櫂にキレた。

なぜレンのそばにいてやらないのか、と。

 

そして、俺は櫂にファイトを申し込み、叩きのめした。

 

「まさか、お前がチームを組んでるなんて...」

 

「俺は、お前と話すことなんてない。」

 

そう言って、櫂は立ち上がりこの場を去ろうとする。

やっぱり、俺のこと恨んでるのか。

 

「櫂。俺は先鋒戦に出る。...お前も先鋒戦に出てこい。」

 

「...」

 

「ファイトにはその人間性がすべて表れる。お前があの日から、どれだけ成長したか見せてみろ。」

 

「いいだろう。必ずお前を倒す。」

 

櫂はそう言って、今度こそこの場を去った。

残ったアイチ君たちはちょっと気まずそうだ。悪いことをした。

 

「あの...ユウトさんと櫂くんって知り合いなんですか?」

 

「ああ、まあちょっとね。」

 

櫂はあまり語りたくないだろうし、べらべらと話すことでもないからぼかしておこう

 

「それより、ファイト、楽しみにしてるよ、アイチ君。」

 

「え、僕ですか?」

 

「ああ。」

 

「えっと、が、頑張ります。」

 

「さて、ここにいても邪魔になるし、俺たちはもう行こうか。」

 

「そうね。」

 

俺たちはアイチ君たちと別れ、別の席につく。

先ほどからテツは黙りこくっている。

 

「ユウト。」

 

「ん?」

 

「櫂は...やはり、俺たちを恨んでいるのだろうか。」

 

「...まあ、ねぇ...」

 

あの日のことを考えると、ね。

ただ、俺は櫂にも思うところはある。確かに、PSYクオリアを手に入れて、レンは歪んでいった。純粋に強くなりたいと思っていたあの頃と比べて、今のレンは強さこそ正しさだと思っている。強さにだけ価値があると。

 

でも、それでもレンはレンだ。そばにいてやりたいなんて、独善的かもしれないけど。それでも、俺にはレンのそばを離れるなんて選択肢、初めからなかった。

 

「まあ、気にしても仕方ないさ。それに、あいつが恨んでるのは俺だよ。」

 

「うむ...」

 

「あいつの恨みを受け止める覚悟はできてるし、これからもレンのそばにいる覚悟もできている。...それはお前もだろう、テツ。」

 

「...ああ。もちろんだ。」

 

「もう!ユウトもテツも気にしすぎよ。それより、さっさとご飯食べましょう?」

 

「そうだね。...アサカのお弁当、楽しみだよ。」

 

「うふふ、どうぞ。」

 

「(櫂...お前がどこまで強くなったか、確かめさせてもらおう。)」

 

.



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第十一話「ユウトvs櫂」part1

ユウトside

 

 

「さあ、昼食の時間を終え、ファイターたちの熱いファイトが再開しみゃす!」

 

「トップバッターは前回大会優勝のチームAL4ですからねえ!ドッキドキです!」

 

実況と解説のそんな声を聴きながら、俺は控室の椅子に座っていた。

隣にはアサカが座っていて、俺の肩に寄りかかっている。

 

テツは大将戦まで行くことはないだろうと、レンのところに寄ってからくるらしい

 

「さて、ではさっそく行ってみましょう!チームFFAL4対チームQ4!先鋒戦は、チームAL4からは久導ユウト選手!チームQ4からは櫂トシキ選手!」

 

「じゃあ、行ってくるよアサカ。」

 

「ええ、勝つって信じてるわ。」

 

俺はデッキを手に、ファイトフィールドへと向かう。

その反対側では櫂がデッキを手にフィールドに出てきていた。

 

「両者、今大会負け無しのようですねえ。これは期待ができます。」

 

「片やチームとして負けなし!最強という称号を欲しいままにしているファイターたち!片や今大会が初の全国出場!そんなチームを支えるファイター!どちらがこのファイトをものにするか!期待しかありみゃせん!」

 

俺と櫂はファイトテーブルにつき、デッキをセットする。

 

「ファイト開始!」

 

「「スタンドアップ・THE・ヴァンガード!」」

 

「"リザードソルジャー コンロ―"。」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

「俺の先行、ドロー。"ヒートショット・ドラゴン"にライド。"コンロ―"のスキルで1枚ドロー。さらに"ヒートショット"はヴァンガードサークルに登場したとき、手札を1枚捨てることで1枚引くことができる。俺は手札を1枚捨て、1枚ドロー。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ヒートショット・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"カローラ・ドラゴン"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。」

 

この手札なら、次のターンで動く方がよさそうだ。

櫂は退却スキルを得意とするかげろうデッキ。俺のネオネクタールは仲間の力でさらなる仲間を増やすデッキ。相性は良いが、退却されすぎても困る。

 

「バトル。"カローラ・ドラゴン"でアタック。」

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"白百合の銃士セシリア"。」

 

「ダメージチェック、"槍の化身ター"。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : ヒートショット・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「さあ、お互い最初のターンが終わりましたが、いかがですか、ドクターオーさん。」

 

「そ、おー、ですね!櫂選手はスキルを駆使して手札交換をしていますし、手堅い印象ですね。久導選手は仲間を増やすネオネクタール使いですが、最初のターンはヴァンガードのみ。かげろう相手に慎重になっているんでしょうか。」

 

「なるほど~!」

 

「俺のターン、ドロー。"ドラゴンナイト ネハーレン"にライド。"希望の火エルモ"をコール。バトル。"エルモ"のブースト、"ネハーレン"でアタック。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー21000(10000+8000+3000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「おおっと!ここでクリティカルトリガー!一気にダメージ2点だ!」

 

「ダメージチェック、"紅団扇の銃士ガストーネ"、"タンポポの銃士ミルッカ"。」

 

「対照的に、久導選手はノートリガー。苦しい状況ですねえ。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■□

□■□

V   : ドラゴンナイト ネハーレン

R中央 : 希望の火エルモ

 

□■□

□□□

V   : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"パンジーの銃士シルヴィア"にライド。スキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

ここは...あえて攻めてみようか。

 

「"タンポポの銃士ミルッカ"をコールしてスキル。SB1することで同じ縦列に"プラント・トークン"をコールする。"ミルッカ"は同列にユニットが登場したとき、パワー+3000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー11000(8000+3000)

 

「さらに"メイデン・オブ・ネペンテス"をコールしてスキル。"トークン"を退却し、1枚ドロー。ブーストを得て、パワー+5000。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

 

「そして、"牡丹の銃士トゥーレをコール。スキル発動。CB1し、リアガードを1枚退却。"トークン"を退却する。山札から3枚見て、"銃士"を2枚か、いずれか1枚をコールする。..."鈴蘭の銃士レベッカ"、"牡丹の銃士マルティナ"をコール。残りは山札の下へ。そして、"マルティナ"は山札から登場したターン、パワー+5000、クリティカル+1。同列にユニットが登場しているので、"ミルッカ"はさらにパワー+3000。"レベッカ"のスキルで"ミルッカ"のパワー+5000。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー19000(8000+3000*2+5000)

 

「これは!ネオネクタールが得意とする圧倒的な展開力!そして爆発力!」

 

「素晴らしいですねぇ。それに、"ネペンテス"と同列に"マルティナ"がいます。これは"ネペンテス"のスキルを完全に発揮できる素晴らしい布陣です!」

 

一番パワーが低いのは"シルヴィア"のラインか。

 

「バトル。"レベッカ"のブースト、"シルヴィア"でアタック。」

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"清心の花乙女フィオレンサ"。ゲット、ヒールトリガー。パワーは"マルティナ"へ。ダメージ1枚回復。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

 

「くっ...ダメージチェック、"ドラゴンナイト ネハーレン"。」

 

「"ミルッカ"のブースト、"トゥーレ"でアタック。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー29000(10000+19000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"サーベル・ドラゴニュート"。」

 

「最後だ。"ネペンテス"のブースト、"マルティナ"でアタック。"ネペンテス"のスキルで、"マルティナ"のクリティカル+1。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー38000(13000+5000+10000+10000)、☆3

 

「"ラクシャ"、"ター"でガード!」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー40000(10000+15000+15000)

 

「..."ネペンテス"はスキルを使ったので、バトル終了時ソウルに置く。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□■□

□■□

V   : ドラゴンナイト ネハーレン

R中央 : 希望の火エルモ

 

■■■

□■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : 牡丹の銃士トゥーレ

R左  : 牡丹の銃士マルティナ

R中央 : 鈴蘭の銃士レベッカ

R右下 : タンポポの銃士ミルッカ

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

.



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第十一話「ユウトvs櫂」part2

ユウトside

 

「スタンド&ドロー。...ライド・THE・ヴァンガード!この世のすべてのものを焼き尽くす黙示録の炎!"ドラゴニック・オーバーロード"!」

 

来たか、櫂の分身。櫂の力そのもの。

帝国の暴竜が顕現し、その威圧感を存分に発揮している。

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。これにより、"オーバーロード"のパワー+10000。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらに"エルモ"、"ネハーレン"をコール。"ネハーレン"のスキル。CB1で相手の後列のリアガードを退却する。"ミルッカ"を退却!そして、"ネハーレン"のパワーが上昇する!」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー15000(10000+5000)

 

「そして、"エルモ"のスキル。自身を退却し、1枚引きCC1。..."バーサーク・ドラゴン"をコールし、スキル。CB1、SB1して"マルティナ"を退却!さらに、"オーバーロード"のスキル。SB1することで自身のパワー+10000!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「バトル!"バーサーク"で"トゥーレ"にアタック!」

 

「クイックシールドを使用する。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー15000(10000+5000)

 

「ならば、"エルモ"のブースト、"オーバーロード"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー44000(13000+10000+10000+8000+3000)

 

「このアタックがヒットすると、"オーバーロード"の強力なスキルが発動してしみゃいます!」

 

「ドッキドキです~!」

 

ふっ...強力なスキル...?このスキル、この状況なら恐れる必要など一切ない。

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー 。ダメージ1枚回復し、パワーは"ネハーレン"へ。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「2枚目、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは"ネハーレン"へ。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー35000(10000+5000+10000*2)

 

「ダメージチェック、"パンジーの銃士シルヴィア"。」

 

「"オーバーロード"のスキル。アタックがヒットしたので、CB1、手札を2枚捨てスタンド!ドライブ-1。"バリィ"と"ヒートショット"を捨てる!そして、"オーバーロード"でもう一度アタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「残念だ、櫂。ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"ネハーレン"へ。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー45000(10000+5000+1000*3)

 

「ダメージチェック、"牡丹の銃士マルティナ"。」

 

「"ネハーレン"でアタック!」

 

ネハーレンのアタックが、リアガードの"トゥーレ"へと向かう。守る必要もないな。

 

「ノーガード。"トゥーレ"は退却。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■□

■■■

V   : ドラゴニック・オーバーロード

R右  : ドラゴンナイト ネハーレン

R左  : バーサーク・ドラゴン

R中央 : 希望の火エルモ

 

□■□

□■□

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : 鈴蘭の銃士レベッカ

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"牡丹の銃士マルティナ"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。"パンジーの銃士シルヴィア"をコールし、スキルで"プラント・トークン"をコール。さらに"牡丹の銃士トゥーレ"をコールし、スキル。CB1、"トークン"をコストに山札から3枚見て、"紅団扇の銃士ガストーネ"、"鈴蘭の銃士レベッカ"をコール。残りは山札の下へ。そして、"ガストーネ"は山札から登場したターン、パワー+10000。」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : 18000(8000+10000)

 

「さらに"レベッカ"のスキル。別の"レベッカ"にパワー+5000。」

 

"鈴蘭の銃士レベッカ"(R中央) : パワー13000(8000+5000)

 

「そして、"マルティナ"のスキル。SB1、"シルヴィア"を退却し、山札から5枚見て..."マルティナ"をコール。山札はシャッフル。"マルティナ"は山札から登場したので、パワー+5000、クリティカル+1。」

 

"牡丹の銃士マルティナ"(R左) : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「バトル。"レベッカ"のブースト、"マルティナ"でアタック!」

 

"牡丹の銃士マルティナ"(R左) : パワー26000(13000+5000+8000)、☆2

 

「"ゲンジョウ"でガード!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー33000(13000+20000)

 

「"レベッカ"のブースト、ヴァンガードの"マルティナ"でアタック!

 

"牡丹の銃士マルティナ"(V) : パワー26000(13000+13000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは"トゥーレ"へ。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"トゥーレ"へ。」

 

"牡丹の銃士マルティナ"(V) : パワー26000(13000+13000)、☆2

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー30000(10000+10000*2)、☆2

 

「ダメージチェック、"バーニングホーン・ドラゴン"、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー。パワーをヴァンガードへ。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ガストーネ"のブースト、"トゥーレ"でヴァンガードへアタック。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー48000(10000+10000*2+18000)、☆2

 

「"ワイバーンガード バリィ"!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ここで完全ガード!櫂選手、久導選手の猛攻を凌いだ!」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:1枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□■□

■■■

V   : ドラゴニック・オーバーロード(フォースⅠ)

R右  : ドラゴンナイト ネハーレン

R左  : バーサーク・ドラゴン

R中央 : 希望の火エルモ

 

■■■

■■■

V   : 牡丹の銃士マルティナ

R右  : 牡丹の銃士トゥーレ(フォースⅡ)

R左  : 牡丹の銃士マルティナ

R中央 : 鈴蘭の銃士レベッカ

R右下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

R左下 : 鈴蘭の銃士レベッカ

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「スタンド&ドロー。...ユウト。お前に見せたことのない、俺の力を見せてやる!ライド・THE・ヴァンガード!すべてを洗い清める水霊の竜!"ドラゴニック・ウォーターフォウル"!」

 

 

.



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第十一話「ユウトvs櫂」part3

櫂side

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"ドラゴニック・ウォーターフォウル" : パワー33000(13000+10000*2)

 

俺はまだ誰にも見せたことのない、新たな切り札にライドする。

会場の誰しもが驚く中、ユウトだけは全く動じていない。

 

やはり、奴は"これ"も見通しているというのか...!

 

「"ウォーターフォウル"のスキル!リアガードの"マルティナ"を退却!そして、"エルモ"のスキルにより、自身を退却して1枚引き、CC1。"パープルジェム・カーバンクル"、"サーベル・ドラゴニュート"をコール!バトル!"ネハーレン"で"トゥーレ"にアタック!」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー10000

 

「ノーガード。"トゥーレ"は退却。」

 

「"パープルジェム"のブースト、"ウォーターフォウル"でアタック!"ウォーターフォウル"のスキル!グレード3をSBし、パワー+10000、クリティカル+1!そして、このアタックに守護者はコールできない!」

 

"ドラゴニック・ウォーターフォウル" : パワー48000(13000+10000*2+10000+5000)、☆2

 

これで奴がさっきのドライブチェックで手札に加えた守護者は使用できん。

そして、フォースで上がったパワーをそう簡単にはガードできない!

 

「...本当に、残念だよ櫂。」

 

「何っ!」

 

ユウトは心底残念そうな顔をして、手札からガードゾーンにカードを出す。

"月下美人の銃士ダニエル"、"清心の花乙女フィオレンサ"、"激辛闘士カブ・サイ・シー"2枚...合計シールド値は60000。

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー73000(13000+60000)

 

「くっ...!ツインドライブ、1枚目!"槍の化身ター"!ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"バーサーク・ドラゴン"へ!」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"魔竜導師ラクシャ"、ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「引いたーーーー!櫂選手、ダブルクリティカルだああああ!」

 

「ドッキドキです~!」

 

「効果はすべて"バーサーク"へ!」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー30000(10000+10000*2)、☆3

 

このアタックが通れば俺の勝ちだ。だが、奴の手札には...

 

「"バーサーク"!"ドラゴニュート"のブーストを受けてアタック!スキルでパワー+3000!」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー41000(10000+10000*2+3000+8000)、☆3

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「ああ!櫂選手の攻撃は久導選手には届きみゃせんでした!」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■■□

■■■

V   : ドラゴニック・ウォーターフォウル(フォースⅠ*2)

R右  : ドラゴンナイト ネハーレン

R左  : バーサーク・ドラゴン

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

R左下 : サーベル・ドラゴニュート

 

□■□

■■■

V   : 牡丹の銃士マルティナ

R右  : (フォースⅡ)

R中央 : 鈴蘭の銃士レベッカ

R右下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

R左下 : 鈴蘭の銃士レベッカ

 

ユウト 手札:1枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「櫂。お前はあの頃から何も成長していない。」

 

「なにっ!」

 

「本当に残念だよ。わざわざ俺たちの元を去って、この程度か。」

 

ユウトの言葉が、俺の胸に突き刺さる。

確かに、今のターン、あれだけの攻撃をしたにもかかわらず、ユウトには1ダメージも与えられなかった。

 

「お前なら...と、期待したんだがな。」

 

「どういう...ことだ...」

 

「...それを語る必要もなくなった。これでおしまいにしよう。ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身。ライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士セシリア"!」

 

イメージの世界が、奴の思う世界へと書き換わっていく

白百合が舞い散り、中から"白百合の銃士セシリア"にライドしたユウトが現れる

 

「イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。そして、"カローラ・ドラゴン"をコール。"セシリア"のスキル、CB1、"ガストーネ"を退却。山札から5枚見て、2枚までコール。ソウルにグレード3があるので、代わりに3枚までコールし、このターン中、前列のパワー+10000。"紅団扇の銃士ガストーネ"、"パンジーの銃士シルヴィア"、"牡丹の銃士トゥーレ"をコール!"カローラ・ドラゴン"、パワー+9000、"ガストーネ"はパワー+10000!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー20000(10000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー27000(8000+3000*3+10000)、☆2

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー18000(8000+10000)

 

「"シルヴィア"のスキル、"プラント・トークン"をコール。"カローラ・ドラゴン"のパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー30000(8000+3000*4+10000)、☆2

 

「"トゥーレ"のスキル。CB1、"トークン"をコストに山札から3枚見て、"紅団扇の銃士ガストーネ"、"タンポポの銃士ミルッカ"をコール。"カローラ・ドラゴン"のパワー+6000。"ガストーネ"のパワー+10000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー36000(8000+3000*6+10000)、☆2

"紅団扇の銃士ガストーネ"(R中央) : パワー18000(8000+10000)

 

「こ、これは!」

 

「久導選手、怒涛のリアガード展開、そしてパワーアップですね!」

 

「行くぞ、櫂。"ガストーネ"のブースト、"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー41000(13000+10000+18000)、☆2

 

手札のガード値は30000、リアガードのインターセプトを合わせて40000。

"カローラ・ドラゴン"のアタックはもう絶対に防げない。ここで最低限のガードをしても、"トゥーレ"のアタックもガードはできない。ならば...

 

「"ター"、"ラクシャ"でガード!"ネハーレン"、"バーサーク"でインターセプト!」

 

"ドラゴニック・ウォーターフォウル" : パワー53000(13000+15000+15000+5000+5000)

 

「櫂選手、全力のガード!」

 

「そ、おーですね。勝負に出たみたいですね!」

 

このアタックをしっかりと守り、残りのアタックは甘んじて受ける。

だが、そこでヒールトリガーされ引けば...

 

「無駄だよ、櫂。」

 

「なに...?」

 

「言っただろう。ファイナルターンだと。」

 

そう言って、ユウトは山札の上をめくる。

そこにあるのは、"月下美人の銃士ダニエル"...

 

「クリティカル...トリガーだと...!?」

 

「パワーは"トゥーレ"、クリティカルは"カローラ・ドラゴン"へ。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー30000(10000+10000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー36000(8000+3000*6+10000)、☆3

 

「2枚目、"清心の花乙女フィオレンサ"。ゲット、ヒールトリガー。パワーは"トゥーレ"へ。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー40000(10000+10000+10000*2)

 

「終わりだ。"カローラ・ドラゴン"でヴァンガードへアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー54000(8000+3000*6+10000+18000)、☆3

 

「ノーガード...ダメージチェック。」

 

"サーベル・ドラゴニュート"

"ドラゴンナイト ネハーレン"

 

そして...

 

「"ドラゴニック・オーバーロード"。これでダメージ6。俺の勝ちだ。」

 

「くっ...」

 

「勝者!チームAL4、久導ユウト!」

 

また、勝てなかったのか

なぜ、俺はユウトに勝てない!何が足りないというんだ...!

 

「...」

 

「ユウト...」

 

「ふん...」

 

ユウトは俺に興味を失ったような顔をして、デッキを片付け控室に戻っていった

そんな態度にまた、俺の胸は痛みを感じる

 

「...っ....」

 

俺もデッキを片付け、控室に戻る。

アイチや店長、戸倉が心配そうな顔をして寄ってくる。

 

「櫂くん、大丈夫...?」

 

「問題無い...」

 

「まさか、櫂くんが負けるだなんて...」

 

「初めて見たよ。」

 

「...俺は、あいつ、ユウトに一度も勝ったことがない。」

 

「えっ、櫂くんが!?」

 

「それは...驚くべき強さですね。」

 

それでも今日のファイト、勝ちたかった。

今までのどのファイトよりも、今日のファイトには意味があったんだ

 

「(今のままでは...まだ足りない...レン...)」

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

「さっすがユウト!ナイスファイトだったわ!」

 

「素晴らしいファイトだったな。」

 

「ありがとう、アサカ、テツ。」

 

控室に戻ると、アサカが抱き着いてきた。

いつの間にか控室に来ていたテツにも賞賛の言葉をもらった。

 

「次はアサカの番だね。」

 

「ええ、ユウトに続いてくるわ。だから、見ててね。」

 

「ああ。しっかり見てるよ。アサカが本選出場を決めてくれる瞬間を。」

 

「~っ!」

 

な、何だかアサカが悶えている。急にどうした。

 

「絶対勝ってくるわ!待ってて、ユウト!」

 

「ああ、行ってらっしゃい。」

 

 

.



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第十二話「アサカvsミサキ」part1

アサカside

 

 

ユウトが応援してくれた。ユウトが期待してくれた。ユウトが信頼してくれた。

他の人からしたら、たったそれだけのことかもしれない。

でも、私にとってはそれがすべて。ユウトが私のことを見ていてくれるなら...

 

ユウトが私に勝つことを願った。だったら、私はこのファイトに必ず勝つ。

 

「戸倉ミサキ、だったかしら。」

 

「そうだけど。」

 

「悪いけどこのファイト、勝つのは私。」

 

「...あたしが勝つ。勝って、アイチにつなげる!」

 

彼女からも負けないって強い意志を感じる。

負けられないって思いを強く感じる。だけど...

 

「ファイト開始!」

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"ロゼンジ・メイガス"。」

 

「"エンターテイン・メッセンジャー"。」

 

ユウトと一緒に改造したこのデッキ。負けるはずがないわ。

 

「あたしのターン、ドロー。"クォーレ・メイガス"にライド。"クォーレ"のスキルで山札の上を2枚見て、望む順番で戻す。...この順番で戻す。そして、"ロゼンジ"のスキルで1枚ドローして、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : クォーレ・メイガス

 

□■□

□□□

V   : エンターテイン・メッセンジャー

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"毛玉の快演マリアネラ"にライド。"メッセンジャー"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るわ。さらに"マリアネラ"をコールし、バトル。ヴァンガードの"マリアネラ"でアタック。」

 

「"サイキック・バード"でガード。」

 

"クォーレ・メイガス" : パワー23000(8000+15000)

 

守った。ということは、一番上のカードはトリガーじゃない可能性が高いかしら。

1ダメージも受けたくないってこともあるかもしれないけど。

 

「ドライブチェック、"フープ・マジシャン"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"毛玉の快演マリアネラ"(V) : パワー18000(8000+10000)

"毛玉の快演マリアネラ"(R右) : パワー18000(8000+10000)

 

「リアガードの"マリアネラ"でアタック。」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"オラクルガーディアン ジェミニ"。」

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : クォーレ・メイガス

 

□■■

□□□

V   : 毛玉の快演マリアネラ

R右  : 毛玉の快演マリアネラ

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"プロミス・ドーター"にライド。"バトルシスター まかろん"、"クォーレ・メイガス"をコール。"クォーレ"のスキルで山札の上を2枚見る。...この順番で戻す。そして、"まかろん"は山札を見たとき、パワー+10000。」

 

"バトルシスター まかろん" : パワー19000(9000+10000)

 

「バトル。"プロミス・ドーター"でアタック。」

 

"プロミス・ドーター" : パワー9000

 

「"フープ・マジシャン"でガード。」

 

"毛玉の快演マリアネラ" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"インペリアル・ドーター"。」

 

「ああっと!山札を見ていましたが、トリガーではないようです!」

 

「そ、おーですね。山札を操作しているといっても、必ずしもトリガーを引き寄せるわけではないですからねー。」

 

「"クォーレ"のブースト、"まかろん"でアタック。」

 

"バトルシスター まかろん" : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の曲芸師レオノール"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□■

□■■

V   : プロミス・ドーター

R右  : バトルシスター まかろん

R右下 : クォーレ・メイガス

 

□■■

□□□

V   : 毛玉の快演マリアネラ

R右  : 毛玉の快演マリアネラ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"ダブルヘッド・ユニコーン"にライド。"マリアネラ"を後列に移動し、"フェスブライト・エスケイパー"をコール。バトル。"ユニコーン"でアタック。」

 

"ダブルヘッド・ユニコーン" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"トリッキー・アシスタント"。」

 

「ダメージチェック、ゲット、ヒールトリガー。"スフィア・メイガス"。ダメージ1枚回復、パワーをヴァンガードへ。」

 

"プロミス・ドーター" : パワー19000(9000+10000)

 

なるほど。さっき見たカード、あえてトリガーを下にしたのね。

"インペリアル・ドーター"が手札にほしかった、といったところかしら。

 

「"マリアネラ"のブースト、"エスケイパー"でリアガードにアタック。」

 

"フェスブライト・エスケイパー" : パワー17000(9000+8000)

 

「"スフィア・メイガス"でガード。」

 

"バトルシスター まかろん" : パワー29000(9000+20000)

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□■

□■■

V   : プロミス・ドーター

R右  : バトルシスター まかろん

R右下 : クォーレ・メイガス

 

□■■

□□■

V   : ダブルヘッド・ユニコーン

R右  : フェスブライト・エスケイパー

R右下 : 毛玉の快演マリアネラ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。光輝け、美しき女神!"CEOアマテラス"にライド!イマジナリーギフトプロテクトⅠを得る。そして、"アマテラス"のスキル。CB1することで1枚引き、山札の上を1枚見て、上か下に戻す。...下に置くわ。」

 

下に置いた、ということは今は必要ないカード、ということね。

 

「そして、"アマテラス"はスキルでパワー+5000。"まかろん"はパワー+10000。」

 

"CEOアマテラス" : パワー17000(12000+5000)

"バトルシスター まかろん" : パワー19000(9000+10000)

 

「バトル。"アマテラス"でアタック!」

 

「"ナイトメアドール りんでぃ"でガード。スキルでこのターン中、ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"ダブルヘッド・ユニコーン" : パワー34000(9000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、"オラクルガーディアン ジェミニ"、"プロミス・ドーター"。..."まかろん"でヴァンガードにアタック!」

 

"バトルシスター まかろん" : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"フープ・マジシャン"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□□■

□■■

V   : CEOアマテラス

R右  : バトルシスター まかろん

R右下 : クォーレ・メイガス

 

□■■

□□■

V   : ダブルヘッド・ユニコーン

R右  : フェスブライト・エスケイパー

R右下 : 毛玉の快演マリアネラ

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

.



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第十二話「アサカvsミサキ」part2

アサカside

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"祝砲竜エンド・オブ・ステージ"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"パープル・トラピージスト"、"トリッキー・アシスタント"をコール。"アシスタント"のスキルでCB1、お互いのリアガードを1枚ずつソウルに置くわ。私は"トラピージスト"。あなたは"バトルシスター まかろん"を置いてちょうだい。」

 

「くっ...」

 

「2枚置いたのでパワー+10000。」

 

"トリッキー・アシスタント" : パワー22000(12000+10000)

 

「ソウルに置かれた"トラピージスト"のスキル。"トラピージスト"をSBして、ソウルから"毛玉の快演マリアネラ"をコール。さらにスキルでSB1してパワー+3000。」

 

"毛玉の快演マリアネラ"(R中央) : パワー11000(8000+3000)

 

「手札から"銀の茨の曲芸師レオノール"をコールし、スキル。ソウルを1枚以上、すべてSBしてパワー+15000。」

 

"銀の茨の曲芸師レオノール" : パワー29000(9000+5000+15000)

 

「バトル。"マリアネラ"のブースト、"エスケイパー"でアタック。」

 

"フェスブライト・エスケイパー" : パワー17000(9000+8000)

 

「"サークル・メイガス"でガード。」

 

"CEOアマテラス" : パワー22000(12000+10000)

 

「"トリッキー・アシスタント"でアタック。」

 

"トリッキー・アシスタント" : パワー22000(12000+10000)

 

「"オラクルガーディアン ニケ"でガード。」

 

"CEOアマテラス" : パワー27000(12000+15000)

 

「だったら、"レオノール"でアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"サークル・メイガス"。」

 

「"祝砲竜"、"マリアネラ"の支援を受けて、ヴァンガードにアタック!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー23000(12000+11000)

 

「...ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"銀の茨の曲芸師レオノール"、"ダイナマイト・ジャグラー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードに!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー33000(12000+11000+10000)、☆2

 

「っ...ダメージチェック、"CEOアマテラス"、"バトルシスター まかろん"。」

 

トリガーは無し。これで安心して攻められるわね。

ユウトが見ていてくれるんだもの。最高のファイトを、ユウトへ捧げる!

 

「"祝砲竜"のスキル!手札2枚とリアガードすべてをソウルに置き、スタンド!"レオノール"、"ダイナマイト・ジャグラー"!さらにソウルに置かれた"フェスブライト・エスケイパー"のスキル。このカード以外をすべてSBし、ソウルから1枚コール。コールしたユニットにパワー+15000。"フェスブライト・エスケイパー"をコール。」

 

"フェスブライト・エスケイパー" : パワー29000(9000+5000+15000)

 

「"祝砲竜"でアタック!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー22000(12000+10000)、☆2

 

「プロテクト!手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"冥界の催眠術師"。ドロートリガーよ。1枚引き、パワーを"フェスブライト・エスケイパー"へ。」

 

"フェスブライト・エスケイパー" : パワー39000(9000+5000+15000+10000)

 

「2枚目、"テンプティング・フープスター"。」

 

プロテクトを使われたからアタックは通らないけど、こっちのアタックも防げるかしら?

 

「"フェスブライト・エスケイパー"!アタックしなさい!」

 

「くっ...ノーガード。ダメージチェック、"オラクルガーディアン ニケ"...」

 

「あ~、戸倉選手、ここで意味のないトリガーを引いてしまいます。」

 

「そ、おーですね。鳴海選手は既にアタックできるユニットはいませんからね。」

 

「残念ね。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:3枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

□□■

□■□

V   : CEOアマテラス

R右下 : クォーレ・メイガス

 

□■□■

□□□

V   : 祝砲竜エンド・オブ・ステージ

Rア1 : フェスブライト・エスケイパー

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:1、裏1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。...聖域の皇女よ、民を守るために戦いの舞台へと降りたて!ライド、"インペリアル・ドーター"!イマジナリーギフトプロテクトⅠを得る。そして、CB1してスキル発動。山札から2枚見て、1枚を手札に、1枚をソウルか山札の上に置く。...こっちを手札に加え、こっちは山札の上に置くわ。」

 

山札の上に戻した...ということは、トリガーかしらね。

彼女、結構勝気な性格してるみたいだし、クリティカルが多めに入ってそうね。

 

「(まあ、警戒はするけど、負ける気はないわ。)」

 

「グレード3からライドしているので、さらにパワー+15000、クリティカル+1。」

 

"インペリアル・ドーター" : パワー27000(12000+15000)、☆2

 

「"アマテラス"、"プロミス・ドーター"をコール。...(手札を2枚残しておけば、ドライブチェックで4枚になる。それに次のターンのガード値は取っておきたい。)私は"インペリアル・ドーター"のスキルでSB1し、"アマテラス"にパワー+6000!」

 

"CEOアマテラス" : パワー18000(12000+6000)

 

「バトル、"インペリアル・ドーター"でアタック!」

 

「ふふ、"フープ・マジシャン"、"パープル・トラピージスト"でガード。」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「さらにクイックシールドを使って、パワー+5000。」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー42000(12000+10000+15000+5000)

 

トリガーが2枚出たら通るけど、あの娘、きっとリアガードにトリガー効果を与えるわ。...なんだか、手堅いファイトをしてくる印象が強いからかしらね。

こういうファイターは確かに強い。だけど、それを上回る実力を持っているファイターを相手にしているときは...全く怖くないから、負ける気がしない。

 

「ツインドライブ、"サイキック・バード"!...効果はすべて"プロミス・ドーター"へ。」

 

"プロミス・ドーター" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「(ほらね。...ユウトとファイトして、私も強くなったかしら。相手のことが手に取るようにわかる。)」

 

「2枚目...っ..."オラクルガーディアン ニケ"。クリティカルトリガー。効果はすべて"プロミス・ドーター"へ。」

 

"プロミス・ドーター" : パワー29000(9000+10000*2)、☆3

 

「ああっと!ダブルクリティカル!」

 

「今のトリガー効果をヴァンガードに与えていたら、勝負が決していたかもしれませんが...こればっかりは仕方ないことですね~。」

 

仕方ない...?

いいえ、これは必然。彼女が私より弱くて、弱気なファイトをしただけ。

 

「"アマテラス"でアタック!」

 

「"テンプティング・フープスター"でガード。」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー22000(12000+10000)

 

「"プロミス・ドーター"でアタック!スキルでさらにパワー+6000!」

 

"プロミス・ドーター" : パワー44000(9000+10000*2+6000+8000)、☆3

 

「ノーガード。ダメージチェック。"トリッキー・アシスタント"、"ダブルヘッド・ユニコーン"、"パープル・トラピージスト"。」

 

「戸倉選手、強烈な一撃を与えた~!」

 

「しかし、これで打ち止め。鳴海選手を倒すほどの攻撃にはなりませんでしたね~。」

 

「っ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

□□■

■■■

V   : インペリアル・ドーター

R右  : プロミス・ドーター

R左  : CEOアマテラス

R右下 : クォーレ・メイガス

 

□■□■

□□□

V   : 祝砲竜エンド・オブ・ステージ

Rア1 : フェスブライト・エスケイパー

 

アサカ 手札:2枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:4、裏1)

--------------------------------------------------

 

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第十二話「アサカvsミサキ」part3

アサカside

 

 

「さあ、これでこのショーはフィナーレよ!ファイナルターン!」

 

「出ました!ファイナルターン!」

 

「ドッキドキです~!」

 

「スタンド&ドロー。華麗なる舞台の幕引きに相応しい祝砲を上げなさい!ライド、"祝砲竜エンド・オブ・ステージ"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"祝砲竜"はグレード3からライドしたので、ソウルをすべてSBし、パワー+5000。このユニットのアタックに守護者は使用できないわ。」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー17000(12000+5000)

 

「そして、"ダブルヘッド・ユニコーン"、"パープル・トラピージスト"をコール。」

 

"ダブルヘッド・ユニコーン" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトル。"ダブルヘッド・ユニコーン"でアタック。」

 

「"プロミス・ドーター"でインターセプト。」

 

"インペリアル・ドーター" : パワー17000(12000+5000)

 

「"フェスブライト・エスケイパー"でアタック!」

 

"フェスブライト・エスケイパー" : パワー14000(9000+5000)

 

「"ジェミニ"でガード!」

 

"インペリアル・ドーター" : パワー22000(12000+10000)

 

「"トラピージスト"のブースト、"祝砲竜"でアタック!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー24000(12000+5000+7000)

 

「"サイキック・バード"、"ジェミニ"でガード!」

 

"インペリアル・ドーター" : パワー37000(12000+15000+10000)

 

「ツインドライブ、"ナイトメアドール りんでぃ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージを1枚回復し、パワーはヴァンガードへ。」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー34000(12000+5000+7000+10000)

 

「2枚目、"テンプティング・フープスター"。」

 

このアタックは防がれた。でも、彼女の手札は残り2枚。

そして、私のショーはこんなものでは終わらない!

 

「アタック終了時、手札2枚とリアガードすべてをソウルに置き、スタンド!"りんでぃ"、"冥界の催眠術師"をソウルへ。"祝砲竜"をスタンド。」

 

「ここでヴァンガードがスタンドしみゃした!」

 

「これは戸倉選手にとって苦しい状況ですね~。」

 

「それだけじゃないわ。ソウルに置かれた"ダブルヘッド・ユニコーン"のスキル。CB1することで手札から1枚コールし、パワー+5000。"テンプティング・フープスター"をコール。」

 

"テンプティング・フープスター" : パワー13000(8000+5000)

 

「さらにソウルに置かれた"パープル・トラピージスト"のスキル。"トラピージスト"をSB1して、ソウルから"ダブルヘッド・ユニコーン"をコール。」

 

"ダブルヘッド・ユニコーン" : パワー14000(9000+5000)

 

「最後に、ソウルに置かれた"フェスブライト・エスケイパー"のスキル。このカード以外をすべてSBし、ソウルから1枚コール。"フェスブライト・エスケイパー"をコールし、パワー+15000。」

 

"フェスブライト・エスケイパー" : パワー29000(9000+5000+15000)

 

これで実質、すべてのユニットがスタンドした。

それだけじゃなく、パワーも上昇している。

 

「そんな...」

 

「終わりよ、戸倉ミサキ。"フープスター"のブースト、"祝砲竜"でアタック!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー40000(12000+5000+10000+13000)、☆2

 

「ノーガード...」

 

「ツインドライブ、"銀の茨の曲芸師レオノール"、"祝砲竜エンド・オブ・ステージ"。」

 

「ダメージチェック...っ..."インペリアル・ドーター"...」

 

これで私の勝ち。ユウト、見ていてくれたかしら。

...ふふ、ユウトが喜んでくれてる!

 

「勝者、チームAL4、鳴海アサカ!」

 

「この勝利をユウトへ。」

 

私は控室にいるユウトに向かって礼をする。

ユウトはそんな私を見て、笑顔で手を突き出している。

 

「あなたのファイト、悪くなかったわ。でも、なんの脅威も感じなかった。」

 

「っ...」

 

「でも、またファイトできるのを楽しみにしているわ。じゃあね、戸倉ミサキ。」

 

彼女、私のライバルになってくれる気がするわ。

ユウトが言ってた。好敵手がいれば強くなれるって。

 

「(期待しているわ、戸倉ミサキ。)」

 

.....

....

...

..

.

 

 

「アサカ、ナイスファイト!」

 

「ユウト!約束守ったわ!」

 

「ああ、嬉しいよ。」

 

ユウトがそう言って、私の頭を撫でてくれる。

ひとしきり撫でられた後、私はユウトに抱き着く。

 

「...ゴホン...」

 

「あら、テツ。いたの。」

 

「最初からいた。」

 

もう、テツったら。私とユウトの時間を邪魔しないでほしいものね。

まあ、帰ったらユウトの家に行って、ゆっくりしましょう。

 

「じゃあそろそろ引き上げるか。」

 

「ああ。...俺はレン様のところに寄るが...」

 

「俺はこのまま帰るよ。...アサカはどうする?家に来る?」

 

「っ!行くわ!」

 

ユウトから誘われるなんて!これは期待しても良いのかしら!

 

「じゃあ、一緒に買い物して帰ろうか。」

 

「ええ!行きましょう!」

 

そう言って、私はユウトの腕に抱き着く。

テツはそんな私たちを見て、ため息をはいていた。

テツったら、そんなため息はいてたら幸せが逃げるわよ。

 

「お前たちの距離感、本当に近いな。」

 

「そうなの?俺、アサカとは最初からこんなだったし、他に女の子と話したことなんてないから。...なぜか、昔からアサカ以外の子は話しかけると気絶したり、悲鳴上げて逃げちゃうから。」

 

「...」

 

「...まあ、お前たちが納得しているなら、俺は何も言わん。」

 

私はテツに睨みを効かせる。

私だって、ユウトとの距離感が異様に近いことくらいわかってるわ。

でも、ユウトが受け入れてくれたし、私はユウトとこうやって触れ合えるのが幸せだから、このままでいいのよ。

 

「では、俺はもう行く。」

 

「ああ、レンにもよろしく言っておいてくれ。」

 

「よろしくね、テツ。」

 

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第十三話「漆黒のブラスター」

アイチside

 

僕たちは今、カードキャピタルで店長が特別に用意したモニタで全国大会の決勝戦を観戦しようとしている。あの日、チームAL4に負けた僕たちの全国大会は終わってしまった。

 

でもいろいろあって、チームを抜けていたカムイくんも戻ってきたし、櫂くん、ミサキさん、そして僕も次の全国大会へ向けて特訓している。

 

今日は森川くんたちの提案で、決勝まで勝ち上がったチームAL4のファイトを見てみようということになってるんだ。

 

「それにしても、ここまでずっと負けなしなんて、めちゃくちゃ強いですねあいつら。」

 

「そうだね...初めて会った時はユウトさんからは櫂くんたちみたいな雰囲気は感じなかったんだけど...」

 

「櫂とファイトしてるあいつ、めちゃくちゃ怖かったですよ。」

 

櫂くんとユウトさん、それからAL4の人は数年前の元チームメイトだって、ちょっとだけ櫂くんから聞いた。その時にいざこざがあって、疎遠になっていたと。

 

「あの櫂の野郎が負けるなんて、あのユウトって人、本当に強いんですね。」

 

「櫂くん、ユウトさんに一度も勝ったことないって言ってたんだ。」

 

「ええ!?あの櫂が!?」

 

そんな話をしていると、いよいよ決勝戦が始まったみたいだ。

今回の全国大会の決勝戦は、チームAL4とチームカエサルの戦い。

 

大方の予想では、先鋒戦がユウトさんとガイさん、次鋒戦がアサカさんとユリさん、大将戦が未だに出てきていないAL4のリーダーと光定さんの組み合わせになってる。

 

『おおっと、これは意外な展開です!両チームのオーダーが出てきました。先鋒戦、チームAL4は雀ヶ森レン選手。チームカエサルは臼井ガイ選手。次鋒戦、チームAL4は鳴海アサカ選手。チームカエサルは臼井ユリ選手。大将戦、チームAL4は久導ユウト選手。チームカエサルは光定ケンジ選手。この組み合わせとなっておりみゃす!』

 

『ドッキドキです~!』

 

「ユウトさんが先鋒じゃないんだ。」

 

「カエサルとしては意外な組み合わせになったみたいですね。」

 

中継映像では、驚いているカエサルの人たちと、リラックスしているAL4の人たちが映ってる。...ユウトさんとアサカさん、やっぱりぴったりくっついてる。

 

「ちくしょ~!あいつ、イケメンで彼女がいて、ファイトも強いとか反則だ~!」

 

「「マケミ!うるさい!」」

 

「俺はカツミだ!」

 

「あはは...」

 

『『スタンドアップ』』

 

『THE』

 

『ヴァンガード』

 

向こうではファイトが始まったみたいだ。

ガイさんは果敢に攻めてるんだけど、雀ヶ森レンさんはそれを簡単にいなしていく。

そして...

 

『常闇より現れよ、漆黒の亡霊。"ブラスター・ダーク"。』

 

「えっ...」

 

「く、黒いブラスター・ブレード!?」

 

雀ヶ森レンさんは黒いブラスター・ブレード...ブラスター・ダークを使って、ガイさんを倒した。あんなユニットがいるなんて...

 

「俺、あんなユニット初めて見ました...」

 

「シャドウパラディン...」

 

『さあ!先鋒戦は雀ヶ森選手が勝利しみゃした!』

 

『次は次鋒戦、美しいバラたちのファイトです~。』

 

ガタッ

 

アサカさんのファイトが始まるから、ミサキさんも店番を辞めてモニタの方にやってきた。やっぱり、あのファイトからミサキさんはアサカさんを意識してるみたい。

 

『"祝砲竜エンド・オブ・ステージ"!このファイトの勝利という幕引きの祝砲を鳴らしなさい!』

 

『負けないわ!"次元ロボ ダイレスキュー"、"ジャスティス・コバルト"!』

 

『なっ!?』

 

アサカさんの怒涛の攻撃を手札をすべて使いきって、ユリさんは防ぎ切った。

これにはアサカさんも驚いていた。

 

「...」

 

ミサキさんは食い入るようにファイトを見てる。

たぶん、アサカさんのファイトをしっかり記憶して、対策を立ててるんだろうな。

 

『"ミラクル・ビューティー"でアタック!これで終わりよ!』

 

『そ、そんな...』

 

ファイトはユリさんの勝利で決着がついた。どちらも一歩も譲らないすごいファイトで、どっちが勝ってもおかしくなかったと思う。

 

これで1vs1。決着は大将戦のユウトさんと光定さんのファイトにゆだねられた。

 

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第十四話「テツ襲来」part1

アイチside

 

 

『"ダイユーシャ"!正義の力で敵を打ち砕く!ジャスティス・ソード!』

 

『パワー7万!これは決まったか!?』

 

『皇帝。あなたとのファイト、久しぶりに楽しめるファイトだった。でも、勝つのは俺だ。』

 

『ああっと!"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"!完全ガードです!』

 

『くっ...』

 

『ファイナルターン!』

 

ユウトさんと光定さんのファイトは白熱した展開だった。

序盤から展開して攻める光定さんと、それをいなしつつ的確に光定さんの盤面を潰していくユウトさん。どちらも一歩も譲らないファイトを繰り広げていたんだけど...

 

『終わりだ。"セシリア"でアタック!』

 

『ダメージチェック...ノートリガーだ...。』

 

『決まったーーーー!勝者は久導ユウト!これにより、チームAL4が二連覇を達成しみゃした!』

 

『手に汗握る熱いファイトでしたね~。』

 

『優勝したチームAL4には、大会サポーターのウルトラレアからトロフィーが送られみゃす。』

 

モニタの向こうではコーリンさんとスイコさんが、ユウトさんにトロフィーを渡そうと争ってる。それを見ていたレッカさんがトロフィーをアサカさんに渡した。

 

そんな状況をモニタで見ていた時、お店の扉が開いてだれかが入ってきた。

 

「いらっしゃいませ...って、ええ!?」

 

「すまない。先導アイチはいるだろうか。」

 

「え、チームAL4の...」

 

「うむ。新城テツだ。」

 

僕の名前が呼ばれたので、振り返るとそこにはチームAL4の新城テツさんがいた。

そういえば、会場にはいないと思ってた。

 

「えっと、僕に何か用ですか?」

 

「ああ。大会ではファイトできなかったからな。ユウトにお前のことを聞いて興味を持っている。良かったら、ファイトしないか。」

 

「ファイト...ですか?」

 

まさか、あのチームAL4の人からファイトを申し込まれるなんて思ってなかった。

でも、断る理由もないし、決勝のファイトを見ていたら僕もファイトしたくなった。

 

「無理強いはしない。」

 

「いえ、僕も誰かとファイトしたいと思ってましたから。」

 

「そうか。...では、ここでファイトしよう。」

 

そういって、僕とテツさんはファイトテーブルにつく。

周りのみんな、特に店長はハラハラしながら僕たちを見守っている。

 

「行くぞ。」

 

「はい。」

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード。」」

 

「"スターダスト・トランぺッター"。」

 

「"ヴァーミリオン・ゲートキーパー"。」

 

「僕の先行です。ドロー。"ぽーんがる"にライド。"トランぺッター"のスキルで1枚引きます。...ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ヴァーミリオン・ゲートキーパー

 

□■□

□□□

V   : ぽーんがる

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"プリズナー・ビースト"にライド。"ゲートキーパー"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。そして、"プリズナー・ビースト"のスキルでSC1。"プリズナー・ビースト"でアタック。」

 

"プリズナー・ビースト" : パワー8000

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"イエロー・ボルト"。」

 

「ダメージチェック、"奔流の騎士エグフリス"。ノートリガーです。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : プリズナー・ビースト

 

□■□

□□□

V   : ぽーんがる

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。...立ち上がれ、僕の分身!」

 

「っ...!(これはっ...ユウト...いや、レン...!?)」

 

「ライド、"ブラスター・ブレード"!"ハイドッグブリーダー アカネ"をコールしてスキル。CB1することで山札から"ぽーんがる"をコールします。そして、"ぽーんがる"は登場時、同列に他のユニットがいるのでSC1。...トリガーがSCされたので、パワー+5000。」

 

"ぽーんがる" : パワー13000(8000+5000)

 

「バトルです。"ブラスター・ブレード"でアタック!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー10000

 

「"悪夢の国のダークナイト"でガード。」

 

"プリズナー・ビースト" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"ブラスター・ブレード"。」

 

このアタックは通らない。でも、こっちなら通るはず!

 

「"ぽーんがる"のブースト、"アカネ"でアタック!」

 

"ハイドッグブリーダー アカネ" : パワー26000(10000+13000+3000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ヴェアヴォルフ・ズィーガー"。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : プリズナー・ビースト

 

□■■

□□■

V   : ブラスター・ブレード

R右  : ハイドッグブリーダー アカネ

R右下 : ぽーんがる

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"ヴェアヴォルフ・ズィーガー"。"ヴァリアンツ・キラーテイル"、"ドリーン・ザ・スラスター"、"イエロー・ボルト"、"エンブレム・マスター"をコール。」

 

っ...一気に展開してきた。攻めてくる気だ。

 

「"エンブレム・マスター"のスキル。CB1、"キラーテイル"を対象に発動。山札、ドロップから"キラーテイル"を3枚までソウルに置く。俺は3枚ソウルに置く。そして、ソウルが5枚以上なので"ズィーガー"のパワー+5000。ソウルにカードが置かれるたび、"ドリーン"のパワー+5000。

 

"ヴェアヴォルフ・ズィーガー" : パワー14000(9000+5000)

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー21000(6000+5000*3)

 

「"キラーテイル"のスキル。自身をレストし、ドロップかダメージから1枚ソウルに置く。ダメージから置いたら、山札の上を1枚、裏でダメージに置く。俺はドロップゾーンの1枚をソウルに置く。ソウルに"キラーテイル"が3枚あるので、CCしてスタンド。"ドリーン"はさらにパワーアップ。」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー26000(6000+5000*4)

 

「"イエロー・ボルト"でリアガードにアタック。スキルでSC1し、パワー+5000。"ドリーン"もパワーアップだ。

 

"イエロー・ボルト" : パワー13000(8000+5000)

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー31000(6000+5000*5)

 

「ノーガードです。"アカネ"は退却。」

 

「"キラーテイル"のブースト、"ズィーガー"でアタック。スキルでSC2。」

 

"ヴェアヴォルフ・ズィーガー" : パワー20000(9000+5000+6000)

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー41000(6000+5000*6)

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"キューティクルディフェンダー フラヴィア"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"エンブレム・マスター"へ。」

 

"エンブレム・マスター" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"未来の騎士リュー"。クリティカルトリガー。パワーはヴァンガードに与えます。」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー20000(10000+10000)

 

トリガーが出たけど、次のアタックはパワーが高すぎてガードできない...

 

「"ドリーン"のブースト、"エンブレム・マスター"でアタック。」

 

"エンブレム・マスター" : パワー65000(9000+5000+10000+41000)

 

「ノーガードです。ダメージチェック、"友誼の騎士ケイ"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:4枚、ソウル:10枚、ダメージ:0枚

 

□■■

■■■

V   : ヴェアヴォルフ・ズィーガー

R右  : エンブレム・マスター

R左  : イエロー・ボルト

R中央 : ヴァリアンツ・キラーテイル

R右下 : ドリーン・ザ・スラスター

 

□■□

□□■

V   : ブラスター・ブレード

R右下 : ぽーんがる

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

.



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第十四話「テツ襲来」part2

アイチside

 

つ、強い...でも、今の僕がどこまで戦えるか、試すんだ。

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。僕に力を、気高き誇りの白き翼!ライド、"孤高の騎士ガンスロッド"!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルに。」

 

"孤高の騎士ガンスロッド" : パワー13000、☆2

 

「"ハイドッグブリーダー アカネ"をコールし、スキル。CB1することで山札から"ぽーんがる"をコール。"ぽーんがる"のスキルでSC1します。...トリガーがソウルに置かれたので、パワー+5000。」

 

"ぽーんがる"(R中央) : パワー13000(8000+5000)

 

「そして、"爆炎の剣士バロミデス"をコールし、スキルでSC1。バトル。"バロミデス"で"イエロー・ボルト"にアタック!」

 

"爆炎の剣士バロミデス" : パワー13000

 

「ノーガード。退却。」

 

「"ガンスロッド"でヴァンガードにアタック!」

 

"孤高の騎士ガンスロッド" : パワー26000(13000+13000)、☆2

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"アカネ"へ。」

 

"ハイドッグブリーダー アカネ" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは"アカネ"へ。」

 

"ハイドッグブリーダー アカネ" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「ダメージチェック、"ズィーガー"、"ダークナイト"。ゲット、クリティカル。パワーはヴァンガードへ。」

 

"ヴェアヴォルフ・ズィーガー" : パワー19000(9000+10000)

 

「"アカネ"でアタック!」

 

"ハイドッグブリーダー アカネ" : パワー30000(9000+10000+8000+3000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"エンブレム・マスター"。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:4枚、ソウル:10枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□■■

□■■

V   : ヴェアヴォルフ・ズィーガー

R右  : エンブレム・マスター

R中央 : ヴァリアンツ・キラーテイル

R右下 : ドリーン・ザ・スラスター

 

■■■

□■■

V   : 孤高の騎士ガンスロッド

R右  : ハイドッグブリーダー アカネ

R左  : 爆炎の剣士バロミデス

R中央 : ぽーんがる

R右下 : ぽーんがる

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:6枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"ノーライフキング デスアンカー"にライド。イマジナリーギフトプロテクトⅠを得る。そして、スキルでSC1し、ソウル1枚につきパワー+2000。ソウルは12枚。よって、パワー+24000。」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー36000(12000+2000*12)

 

「そして、"ドリーン"はパワー+5000。」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー11000(6000+5000)

 

「"キラーテイル"のスキル。自身をレストし、ドロップから1枚ソウルに置く。ソウルに"キラーテイル"が3枚あるのでCCし、スタンド。"ドリーン"はパワー+5000。」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー16000(6000+5000*2)

 

「"イエロー・ボルト"をコールし、バトル。"イエロー・ボルト"で"バロミデス"にアタック。スキルでSC1し、パワー+5000。"ドリーン"もパワー+5000。」

 

"イエロー・ボルト" : パワー13000(8000+5000)

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー21000(6000+5000*3)

 

「"アカネ"でインターセプト。」

 

"爆炎の剣士バロミデス" : パワー18000(13000+5000)

 

「"ドリーン"の支援、"エンブレム・マスター"でアタック。」

 

"エンブレム・マスター" : パワー35000(9000+5000+21000)

 

「"世界樹の巫女エレイン"、"忠義の騎士ベディヴィア"でガードします。」

 

"孤高の騎士ガンスロッド" : パワー38000(13000+25000)

 

「"デスアンカー"でアタック。」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー36000(12000+2000*12)

 

「ノーガードです。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"キューティクルディフェンダー フラヴィア"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"キラーテイル"へ。」

 

"ヴァリアンツ・キラーテイル" : パワー16000(6000+10000)

 

「2枚目、"イエロー・ボルト"。」

 

「ダメージチェック、"ブラスター・ブレード"。」

 

ガンスロッドの力をフルに使いたかったけど、"ブラスター・ブレード"がダメージに行きすぎちゃって、手札の1枚しか残ってない...

 

「"デスアンカー"のスキル。CB1、手札を1枚、リアガードを3枚ソウルに置き、ソウルからライドする。手札の"イエロー・ボルト"、リアガードの"イエロー・ボルト"、"エンブレム・マスター"、"ドリーン・ザ・スラスター"をソウルに置き、ソウルから"深魔幻皇ブルブファス"にライド。イマジナリーギフトプロテクトⅠを得る。そして、"ブルブファス"はクリティカル+1。」

 

"深魔幻皇ブルブファス" : パワー12000、☆2

 

「"ブルブファス"、"キラーテイル"のブーストを受けてアタック!」

 

"深魔幻皇ブルブファス" : パワー28000(12000+16000)、☆2

 

「"閃光の盾イゾルデ"。手札を1枚捨てて完全ガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"水の権力者"。2枚目、"ブルブファス"。」

 

ノートリガー。これでアタックは終了だ。

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:8枚、ソウル:17枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□■□

□■□

V   : 深魔幻皇ブルブファス

R中央 : ヴァリアンツ・キラーテイル

 

■■□

□■■

V   : 孤高の騎士ガンスロッド

R左  : 爆炎の剣士バロミデス

R中央 : ぽーんがる

R右下 : ぽーんがる

 

アイチ 手札:3枚、ソウル:6枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。...騎士たちの神よ、出でて神秘の力を振るえ!ライド、"ソウルセイバー・ドラゴン"!イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ。」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー13000、☆2

"爆炎の剣士バロミデス" : パワー13000、☆2

 

「"プラック・エンチャンター"、"ブラスター・ブレード"をコール。"エンチャンター"のスキルでSC1。そして、"ソウルセイバー"のスキル!SB5して、ユニット6枚にパワー+15000!」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)、☆2

"爆炎の剣士バロミデス" : パワー28000(13000+15000)、☆2

"ブラスター・ブレード" : パワー25000(10000+15000)

"プラック・エンチャンター" : パワー22000(7000+15000)

"ぽーんがる"(R中央) : パワー23000(8000+15000)

"ぽーんがる"(R右下) : パワー23000(8000+15000)

 

「さらに"バロミデス"はソウルがドロップゾーンに置かれるたびに、パワー+5000。」

 

"爆炎の剣士バロミデス" : パワー53000(13000+15000+25000)、☆2

 

「これは...」

 

「バトル。"ぽーんがる"のブースト、"ソウルセイバー"でアタック!スキルでSC1します。」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー51000(13000+15000+23000、☆2

 

「プロテクト。手札からクイックシールドをコストとして捨て、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"未来の騎士リュー"。クリティカルトリガー。効果はすべて"バロミデス"へ!」

 

"爆炎の剣士バロミデス" : パワー63000(13000+15000+25000+10000)、☆3

 

「2枚目、"ふろうがる"!ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ブラスター・ブレード"へ!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー35000(10000+15000+10000)、☆2

 

「行きます!"バロミデス"でアタック!」

 

"爆炎の剣士バロミデス" : パワー85000(13000+15000+25000+10000+22000)、☆3

 

「プロテクト。手札を1枚捨てて完全ガード。」

 

「次です!"ブラスター・ブレード"でアタック!」

 

「む...ノーガード。ダメージチェック、"ブリッツ・リッター"、"水の権力者"。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:4枚、ソウル:17枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:1)

 

□■□

□■□

V   : 深魔幻皇ブルブファス

R中央 : ヴァリアンツ・キラーテイル

 

■■■

■■■

V   : 孤高の騎士ガンスロッド

R右  : ブラスター・ブレード

R左  : 爆炎の剣士バロミデス

R中央 : ぽーんがる

R右下 : ぽーんがる

R左下 : プラック・エンチャンター

 

アイチ 手札:3枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

 

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第十四話「テツ襲来」part3

アイチside

 

プロテクトが2枚あったから、全然攻めきれなかったけど、テツさんの手札を半分削った。プロテクトも2枚とも使ってくれたから、次のターン攻めやすくなった。

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"ノーライフキング デスアンカー"。イマジナリーギフトプロテクトⅠを得る。そして、SC1し、パワーを増加する。」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー50000(12000+2000*19)

 

「"水の権力者"、"エンブレム・マスター"をコール。」

 

"エンブレム・マスター" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトル。"エンブレム・マスター"でヴァンガードへアタック。」

 

「"ブラスター・ブレード"、お願い!」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー18000(13000+5000)

 

「"デスアンカー"でアタック!」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー56000(12000+2000*19+6000)

 

これは守れない...

 

「ノーガードです。」

 

「ツインドライブ、"悪夢の国のダークナイト"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー66000(12000+2000*19+6000+10000)、☆2

 

「2枚目、"五大元素の支配者"。」

 

「ダメージチェック、"ハイドッグブリーダー アカネ"、"奔流の騎士エグフリス"。」

 

トリガーが出てくれたら、この後も守りやすかったんだけど...

でも、この手札ならきっと守り切れる!

 

「"デスアンカー"のスキル。CB1、手札1枚とリアガード3枚をソウルに置く。手札の"五大元素"とリアガードの"キラーテイル"、"水の権力者"、"エンブレム・マスター"をソウルに置き、ソウルから"五大元素の支配者"にライド!イマジナリーギフトプロテクトⅠを得る。そして、クリティカル+1。」

 

"五大元素の支配者" : パワー12000、☆2

 

"五大元素の支配者"..."デスアンカー"でも"ブルブファス"でもないなんて...

一体、どんなスキルを持っているのかな。

 

「マズイ、お兄さん!気を付けてください、そいつは...」

 

「"五大元素の支配者"でアタック。スキル発動。アタック時、ソウルが15枚以上なら手札とソウルをすべてドロップし、自身のユニットをすべてスタンド。」

 

「な、なんだって!?」

 

で、でも、僕の手札にはシールド15000の"リュー"と"ふろうがる"がいる。

もう一枚は"ソウルセイバー・ドラゴン"だけど、パワー12000の"五大元素の支配者"なら守り切れる!

 

「"ふろうがる"でガード!」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"キューティクルディフェンダー フラヴィア"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ回復はできないが、パワーをヴァンガードへ。」

 

"五大元素の支配者" : パワー22000(12000+10000)、☆2

 

「2枚目、"水の権力者"。」

 

よし、アタックは通らないぞ。でも、トリガーを引かれてしまった。

 

「もう一度、アタック!」

 

「"未来の騎士リュー"でガード!」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

トリガーが出なければ守り切れる。

そして、次のターン、"ソウルセイバー・ドラゴン"にライドして、テツさんを倒す!

 

「ツインドライブ、1枚目、"ノーライフキング デスアンカー"。」

 

「よし!」

 

「がんばれ、アイチ!」

 

「2枚目..."悪夢の国のマーチラビット"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーはヴァンガードへ。」

 

"五大元素の支配者" : パワー32000(12000+10000*2)、☆2

 

「そ、そんな...」

 

「俺の勝ちだ。」

 

「っ...ダメージチェック、"忠義の騎士ベディヴィア"。トリガーはありません。」

 

ダメージ6枚目。これで僕の負けが決定した。

 

 

.....

....

...

..

.

 

テツside

 

 

「先導アイチ。確かにまだ未熟だが、ユウトの言う通り面白いファイターだった。」

 

「そうか、テツもそう思ったか。」

 

「彼はこれからもっと強くなる。」

 

もしかしたら、レンを倒すくらい強く...いや、俺は何を期待しているんだ。

 

「次の全国大会、案外面白い結果になるかもよ。」

 

「それは...先導アイチがレンに勝つということか?」

 

「さて、どうだろうね。さて、俺はアサカが待ってるからもう帰るよ。」

 

ユウトはとぼけて部屋を出ていく。

だが、奴は未来を見通したように発言することがよくある。

...まさかな。レンが負けるところなど、ユウトとファイトしているときしか思い浮かばん。

 

「だが...心のどこかで期待もしている...レンを倒し、レンを救ってくれるファイターが現れることを...」

 

俺はそれが、櫂であると喜ばしいのだがな。

 

 

.





●人物紹介コーナー

先導 アイチ
原作主人公。後江中学3年生。櫂からブラスター・ブレードを譲り受け、ヴァンガードの世界へ足を踏み入れた。現在はまだファイターとしては未熟。

原作主人公なので、本小説では要所要所で主人公として活躍します。

使用クラン : ロイヤルパラディン
切り札 : ソウルセイバー・ドラゴン

.


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第十五話「アサカとユウト」

アサカside

 

 

今日はユウトとデートする予定。私は部屋で服を選んでいた。

 

「ユウトはこっちの方が好きかしら...」

 

ユウトが私を好きって言ってくれるように。

ユウトが私を見てくれるように。

ユウトのそばにいることが許されるように。

 

「ユウトだったら、何でも褒めてくれるかしらね。」

 

この前、テツにはユウトとの距離が近すぎるって言われた。

私もそれはよくわかってる。

 

こうなったのも、すべてはユウトと再会したあの日が原因なんだけど。

 

 

.....

....

...

..

.

 

『2年前』

 

 

「ここがフーファイター本部ね。」

 

ここで私は強いファイターになる。

凄く強いって噂のフーファイターにスカウトされたときは嬉しかったな。

 

「...えっ...」

 

私は玄関の前に立っていた男を見て、驚いた。

あれは、ユウトだ。小学生のころ、私は同い年の男子にいじめられていた。

それを助けてくれたのが、ユウトだった。

 

ユウトの両親と、私の両親が仲良しだったから、すぐ仲良くなったけど、ユウトはすぐ転校しちゃった。ユウトが転校してから、ずっと泣いてばかりだったけど、ユウトのことはお母さんから聞いていたから、立ち直ることができた。

 

「あ、あなたが今日来る予定のファイターですね。」

 

「え、あ...えっと...」

 

「俺は久導ユウト。今日はあなたを案内するよう言われてます。よろしく。」

 

ユウト...ユウトは私のこと、覚えてないの?

ずっと会いたかった...私はあなたのこと、一時も忘れたことはないのよ。

 

「え、あの~...」

 

想いが極まってしまって、私はユウトに抱き着いてしまった。

ユウトは戸惑ってしまっていたけど、顔を埋めて何も言わない私を心配したのか、頭を撫でてくれた。

 

「...私、鳴海アサカ。覚えてない?」

 

「アサカ....あ、君がアサカだったのか。」

 

「覚えてるの...?」

 

「ごめん、久しぶりだったから気付かなかった。...久しぶり、美人になったねアサカ。」

 

「っ...」

 

ユウトが私を美人って言ってくれた。

嬉しくて、私の抱きしめる力が強くなる。

 

「嬉しい...ユウト、また会えて嬉しい。」

 

「ふふ、大げさだなアサカは。」

 

ううん、大げさなんかじゃないわ。

私はずっと、あなたに会いたかった。ずっと、話したいことがあったの。

 

.....

....

...

..

.

 

『現在』

 

それからというもの、私はユウトのそばにいたくて積極的に話しかけた

ユウトもそんな私を受け入れてくれて、いつも一緒にいるのが当たり前になった。

 

...ユウトからは、姉みたいに思われるみたいだけど。

 

今年、ユウトが高校生になってからは特にモテるようになった。

私のクラスの子もユウトに告白してフラれたみたい。

 

だから、私は今まで以上にユウトに抱き着いたり、腕を組んだりするようにした。

そうやって、ユウトが意識してくれるのを期待しつつ、周りに見せつける。

"ユウトは私のもの"だって。

 

まあ、その結果、ユウトがより一層、私を姉のように思うようになっちゃったけど。

 

「いつか、ユウトが私を好きになってくれますように...」

 

 

.



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第十六話「PSYクオリア」part1

アイチside

 

 

「はぁ...」

 

「アイチ、どうしたの?何か悩みでもあるの?」

 

「エミ...ううん、大丈夫。ちょっと、合宿の疲れが残ってるみたい。」

 

「そう...?気晴らしに散歩にでも行ってきたら?」

 

「そうだね...」

 

エミには何でもないって言ったけど、僕には最近悩みがある。

ヴァンガードのカードを触っていると、どこからか声が聞こえることがある。

 

その声は僕のデッキに入ってるユニットたちの声。

"ブラスター・ブレード"や"ふろうがる"、"エレイン"...この声は僕のピンチを救ってくれたりするんだけど...

 

「じゃあ、ちょっと出かけてくるね。」

 

「はーい。私はキャピタルでマイちゃんとファイトしてくるけど...」

 

「うん。僕も後で寄るよ。」

 

「うん。終わったら一緒に帰りましょ。」

 

「わかったよ。じゃあ、行ってきます。」

 

「行ってらっしゃい。」

 

.....

....

...

..

.

 

「僕...どうしちゃったのかな...」

 

こんなこと、誰かに相談できないし...

それに声が聞こえるからって、悪いことがあったわけじゃない。

むしろ、声が聞こえるようになってからファイトに勝てるようになってきた気がする。

 

"マイヴァンガード。公園で君を待っている者がいる。"

 

「えっ...」

 

また、声が聞こえた。公園で僕を待っている人がいる...?

ブラスター・ブレードの声で、誰かが僕を呼んでいる...

 

すぐ目の前にあった公園に入り、キョロキョロと僕は辺りを見回す。

そこには休日のお昼だというのに、人がほとんどいなかった。

 

いや、正確には一人しかいなかった。

 

「やあ、アイチ君。待っていたよ。」

 

「ユウトさん...」

 

公園に設置されているファイトテーブルのところに、ユウトさんがいた。

ユウトさんはデッキを手に、僕を待っているかのようなことを言っている。

 

「アイチ君。最近、カードの声が聞こえるようになったかい?」

 

「え、どうしてそれを...?」

 

「俺も同じ、カードの声が聞こえるからだよ。」

 

「ユウトさんも?」

 

「ああ。...俺は今日、君とファイトがしたくてここで君を待っていたんだ。」

 

「でも、僕を待つならキャピタルで待ってた方が...」

 

それに、僕がこの公園に来るってなんでわかったんだろう。

 

「君の"ブラスター・ブレード"に聞いたんだよ。そして、逆に俺が公園で待っていることも伝えてもらった。」

 

「あ...それでさっき、公園に、って...」

 

「...君にこの力について、教えておきたいことがあったのと、テツが君とファイトしたと聞いてね。俺も君とファイトしたかったんだ。」

 

「ユウトさんはこの力のこと、知ってるんですか?」

 

「ああ。俺は何年も前からこの力に目覚めているからね。」

 

ユウトさんに聞けば、この悩みも晴れるような気がする。

それに、テツさんに負けてから僕もデッキを改良してみた。

ユウトさんは櫂くんに勝ったほどのファイターだから、今の僕を試すにはこれ以上ない相手。

 

「あの、ユウトさん。僕からもファイト、お願いします。」

 

「ああ。じゃあ、さっそくファイトしようか。」

 

「はい!」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード!」」

 

「"スターダスト・トランぺッター"。」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

「僕のターン、ドロー。"竪琴の騎士トリスタン"にライド。"トランぺッター"のスキルで1枚引き、ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

□■□

□□□

V   : 竪琴の騎士トリスタン

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"紅団扇の銃士ガストーネ"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。そして、"カローラ・ドラゴン"をコールして、バトル。"ガストーネ"でアタック。」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー8000

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。"ガストーネ"にクリティカル、"カローラ・ドラゴン"にパワーを与える。」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー8000、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"プラック・エンチャンター"、"奔流の騎士エグフリス"。」

 

「"カローラ・ドラゴン"でアタック。」

 

「くっ...ノーガードです。ダメージチェック、"ふろうがる"...」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■■

V   : 紅団扇の銃士ガストーネ

R右  : カローラ・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : 竪琴の騎士トリスタン

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

いきなり3ダメージも受けてしまうなんて...

でも、このターン、僕も攻める!

 

「僕のターン、ドロー。...立ち上げれ、僕の分身!ライド、"ブラスター・ブレード"!」

 

「来たか。」

 

「スキル発動!CB1、SB1で相手の前列を退却!バーストバスター!」

 

「"カローラ・ドラゴン"は退却。」

 

「"奔流の騎士エグフリス"をコールしてスキル。山札の上から3枚見て、"アルフレッド"を含むカードを望む枚数公開して手札に加え、残りを山札の下に置きます。..."騎士王アルフレッド"を公開し、手札に加え、残りを下に置きます。」

 

よし、これでライド事故は防げたぞ...

 

「"忠義の騎士ベディヴィア"をコール。スキルで手札から"友誼の騎士ケイ"をコールして1枚ドロー。さらに"ケイ"のスキルでCB1し、山札から"ベディヴィア"をコール。"ブラスター・ブレード"はリアガードが4枚以上いるので、クリティカル+1。」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー10000、☆2

 

「これでバトルです。"ベディヴィア"でアタック。」

 

"忠義の騎士ベディヴィア"(R左) : パワー10000

 

「クイックシールドを使用する。」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー13000(8000+5000)

 

「"エグフリス"のブースト、"ブラスター・ブレード"でアタック!」

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは右の"ベディヴィア"へ与えます。」

 

"忠義の騎士ベディヴィア"(R右) : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"パンジーの銃士シルヴィア"、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ガストーネ"にパワー+10000。」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー18000(8000+10000)

 

「"ケイ"のブースト、"ベディヴィア"でアタック!互いのスキルで合計パワー+6000。」

 

"忠義の騎士ベディヴィア" : パワー34000(10000+10000+3000+8000+3000)

 

「ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

よし、ダメージを回復しつつ、3ダメージ与えられた。

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

□■□

V   : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

■■■

□■■

V   : ブラスター・ブレード

R右  : 忠義の騎士ベディヴィア

R左  : 忠義の騎士ベディヴィア

R中央 : 奔流の騎士エグフリス

R右下 : 友誼の騎士ケイ

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

 

.



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第十六話「PSYクオリア」part2

アイチside

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"パンジーの銃士シルヴィア"にライド。スキルで"プラント・トークン"をコール。"メイデン・オブ・ネペンテス"をコールし、スキルで"トークン"を退却。1枚引き、ブーストを得て、パワー+5000。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

 

「"タンポポの銃士ミルッカ"をコールし、スキル。SB1し"プラント・トークン"をコール。"ミルッカ"はパワー+3000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー11000(8000+3000)

 

「"牡丹の銃士トゥーレ"をコールし、スキル。CB1、"トークン"を退却し山札から3枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"紅団扇の銃士ガストーネ"をコール。"マルティナ"はパワー+5000、クリティカル+1。"ガストーネ"はパワー+10000。"ミルッカ"はパワー+3000。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー18000(8000+10000)

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"ネペンテス"のブースト、"トゥーレ"で"ベディヴィア"にアタック。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー25000(10000+15000)

 

「"世界樹の巫女エレイン"でガードします。」

 

"忠義の騎士ベディヴィア" : パワー30000(10000+20000)

 

「なら、"ガストーネ"のブースト、"シルヴィア"でヴァンガードにアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー28000(10000+18000)

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"牡丹の銃士トゥーレ"。」

 

「ダメージチェック、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーを"ブラスター・ブレード"へ与えます。」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー20000(10000+10000)

 

トリガーを引けた。"マルティナ"のアタックは守りたいから助かった。

 

「"ミルッカ"のブースト、"マルティナ"でヴァンガードにアタック。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー32000(13000+5000+14000)、☆2

 

「"ふろうがる"でガードします。」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■■■

■■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R左  : 牡丹の銃士トゥーレ

R中央 : 紅団扇の銃士ガストーネ

R右下 : タンポポの銃士ミルッカ

R左下 : メイデン・オブ・ネペンテス

 

■■■

□■■

V   : ブラスター・ブレード

R右  : 忠義の騎士ベディヴィア

R左  : 忠義の騎士ベディヴィア

R中央 : 奔流の騎士エグフリス

R右下 : 友誼の騎士ケイ

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。降臨せよ、戦士たちの主!ライド、"騎士王アルフレッド"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"騎士王アルフレッド" : パワー23000(13000+10000)

 

「"竪琴の騎士トリスタン"をコールし、スキル。CB1して山札から"ブラスター・ブレード"を手札に加えます。これでバトルです。"トリスタン"のブースト、"ベディヴィア"でアタック!」

 

"忠義の騎士ベディヴィア"(R左) : パワー18000(10000+8000)

 

「"月下美人の銃士ダニエル"でガード。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー25000(10000+15000)

 

「次です。"エグフリス"のブースト、"アルフレッド"でアタック!」

 

"騎士王アルフレッド" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"プラック・エンチャンター"、"未来の騎士リュー"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルは"アルフレッド"、パワーは右の"ベディヴィア"へ与えます!」

 

"騎士王アルフレッド" : パワー31000(13000+10000+8000)、☆2

"忠義の騎士ベディヴィア"(R右) : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"牡丹の銃士トゥーレ"、"清心の花乙女フィオレンサ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ケイ"のブースト、"ベディヴィア"でアタック!」

 

"忠義の騎士ベディヴィア" : パワー34000(10000+10000+3000+8000+3000)

 

「"月下美人の銃士ダニエル"でガード。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

くっ...また防がれちゃった。でも、ユウトさんのダメージは4。

僕のダメージは3。僕の方が追い詰めてるぞ。

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■■■

■■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R左  : 牡丹の銃士トゥーレ

R中央 : 紅団扇の銃士ガストーネ

R右下 : タンポポの銃士ミルッカ

R左下 : メイデン・オブ・ネペンテス

 

■■■

■■■

V   : 騎士王アルフレッド

R右  : 忠義の騎士ベディヴィア

R左  : 忠義の騎士ベディヴィア

R中央 : 奔流の騎士エグフリス

R右下 : 友誼の騎士ケイ

R左下 : 竪琴の騎士トリスタン

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"牡丹の銃士マルティナ"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー13000、☆2

 

「"マルティナ"のスキル。SB1、"ネペンテス"をコストに、山札から5枚見て..."紅団扇の銃士ガストーネ"をコール。"ガストーネ"はスキルでパワー+10000。」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ"(R左下) : パワー18000(8000+10000)

 

「"ミルッカ"のブースト、"マルティナ"で"ベディヴィア"をアタック。」

 

"牡丹の銃士マルティナ"(R右) : パワー21000(13000+8000)

 

「"未来の騎士リュー"でガードします。」

 

"忠義の騎士ベディヴィア" : パワー25000(10000+15000)

 

「"ガストーネ"のブースト、"マルティナ"でアタック。」

 

"牡丹の銃士マルティナ"(V) : パワー21000(13000+8000)、☆2

 

「"プラック・エンチャンター"、"真理の騎士ゴードン"でガード。左の"忠義の騎士ベディヴィア"でインターセプトします。」

 

"騎士王アルフレッド" : パワー33000(13000+10000+5000+5000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"清心の花乙女フィオレンサ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"トゥーレ"のパワー+10000。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"清心の花乙女フィオレンサ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"トゥーレ"へ。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー30000(10000+10000*2)

 

ダブルヒール...今のトリガー効果、ヴァンガードに与えられていたら負けていたかもしれない。

 

「"ガストーネ"のブースト、"トゥーレ"でリアガードにアタック。」

 

なっ...ここでもリアガードにアタックするなんて。

 

「ノーガード。"ベディヴィア"は退却します。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■■■

■■■

V   : 牡丹の銃士マルティナ(フォースⅡ)

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R左  : 牡丹の銃士トゥーレ

R中央 : 紅団扇の銃士ガストーネ

R右下 : タンポポの銃士ミルッカ

R左下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

□■□

■■■

V   : 騎士王アルフレッド

R中央 : 奔流の騎士エグフリス

R右下 : 友誼の騎士ケイ

R左下 : 竪琴の騎士トリスタン

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

 

.



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第十六話「PSYクオリア」part3

アイチside

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。僕に力を、気高き誇りの白き翼!ライド、"孤高の騎士ガンスロッド"!イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。」

 

"孤高の騎士ガンスロッド" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ブラスター・ブレード"、"爆炎の剣士バロミデス"をコール!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ガンスロッド"のスキルで、"ブラスター・ブレード"のパワー+10000。さらに相手のグレードが3以上なので"ブラスター・ブレード"がいるサークルはヴァンガードサークルとして扱います。よって、リアガードが4枚以上という条件を満たすため、クリティカル+1!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「さらにスキル。CB1、SB1して、"トゥーレ"を退却!さらにソウルがドロップに置かれたことで、"バロミデス"のパワー+5000。」

 

"爆炎の剣士バロミデス" : パワー18000(13000+5000)

 

「バトルです!"エグフリス"のブースト、"ガンスロッド"でアタック!」

 

"孤高の騎士ガンスロッド" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、1枚目、"未来の騎士リュー"。ゲット、クリティカル。"ガンスロッド"にクリティカル、"ブラスター・ブレード"にパワーを与えます。」

 

"孤高の騎士ガンスロッド" : パワー31000(13000+10000+8000)、☆2

"ブラスター・ブレード" : パワー40000(10000+10000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"真理の騎士ゴードン"。」

 

2枚目はトリガーじゃなかったけど、クリティカルトリガーを引いたから一気に2ダメージだ!

 

「ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"、"パンジーの銃士シルヴィア"。」

 

「"ケイ"のブースト、"ブラスター・ブレード"が行く!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー48000(10000+10000+10000+10000+8000)、☆2

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「くっ...ドライブチェック、"未来の騎士リュー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"バロミデス"へ。」

 

"爆炎の剣士バロミデス" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

 

「"バロミデス"!アタック!」

 

"爆炎の剣士バロミデス" : パワー36000(13000+5000+10000+8000)、☆2

 

「"清心の花乙女フィオレンサ"2枚でガード。」

 

"牡丹の銃士マルティナ"(V) : パワー43000(13000+15000*2)

 

アタックは通らない...このターンではユウトさんを倒せなかった。

でも、またダメージ4まで追い詰めたぞ。

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■■■

□■■

V   : 牡丹の銃士マルティナ(フォースⅡ)

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R中央 : 紅団扇の銃士ガストーネ

R右下 : タンポポの銃士ミルッカ

R左下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

■■■

■■■

V   : 孤高の騎士ガンスロッド

R右  : ブラスター・ブレード

R左  : 爆炎の剣士バロミデス

R中央 : 奔流の騎士エグフリス

R右下 : 友誼の騎士ケイ

R左下 : 竪琴の騎士トリスタン

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「スタンド&ドロー。...咲き誇れ、我が分身。ライド、"白百合の銃士セシリア"。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー13000、☆2

 

「CB1、"マルティナ"を退却し、"セシリア"のスキル。山札から5枚見て、3枚コール。このターン、前列のパワー+10000。..."牡丹の銃士マルティナ"、"カローラ・ドラゴン"、"タンポポの銃士ミルッカ"をコール。それぞれスキルでパワーが上昇する。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆3

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

"タンポポの銃士ミルッカ"(R左) : パワー18000(8000+10000)

"タンポポの銃士ミルッカ"(R右下) : パワー11000(8000+3000)

 

「今登場した"ミルッカ"のスキル。SB1で"プラント・トークン"をコール。"カローラ・ドラゴン"、"ミルッカ"はさらにパワー上昇。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ"(R左) : パワー21000(8000+3000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「"トークン"の上に"牡丹の銃士トゥーレ"をコール。スキルでCB1、自身をコストに山札から3枚見て、"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。さらにスキルで"プラント・トークン"をコール。これにより、"ミルッカ"、"カローラ・ドラゴン"のパワーが上昇。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー30000(8000+3000*4+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー23000(8000+3000*5)

 

「最後に、"牡丹の銃士マルティナ"をコール。"ミルッカ"はスキルでパワー+3000。"ミルッカ"と"マルティナ"は位置を入れ替える。」

 

"牡丹の銃士マルティナ"(R左) : パワー23000(13000+10000)

"タンポポの銃士ミルッカ"(R左下) : パワー23000(8000+3000*5)

 

「バトル。"カローラ・ドラゴン"のブースト、"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー46000(13000+10000+23000)、☆2

 

ここでダメージを受けて、トリガーが出なければ僕の負け。

でも、イメージが僕に語り掛けてくる。きっと大丈夫。

さっきから見えている。僕が"ブラスター・ブレード"でユウトさんにトドメをさす瞬間のイメージが。

 

「ノーガードです。」

 

「...レンにも言ったが、PSYクオリア使い同士のファイトでは、イメージ力の強い方が勝つ。アイチ君。君のイメージ、もう俺のイメージで塗り替えた。」

 

「っ...!?」

 

ユウトさんの言葉に、さっきまで見えていた僕のイメージに綻びが生まれる。

そして、僕の目の前に亀裂が入り、勝利のイメージから遠ざかっていく。

 

「ツインドライブ、"月下美人の銃士ダニエル"、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。」

 

「ダブルクリティカル!?」

 

「効果はすべてヴァンガードでいいな。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー66000(13000+10000+23000+10000*2)、☆4

 

「っ...ダメージチェック、"ふろうがる"、"閃光の盾イゾルデ"。」

 

"孤高の騎士ガンスロッド" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「チェック..."世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復。」

 

"孤高の騎士ガンスロッド" : パワー43000(13000+10000*3)

 

最後の1枚...ここでヒールトリガーを引けば、まだ勝機はある!

 

「チェック..."ブラスター・ブレード"...僕の負けですね。」

 

.....

....

...

..

.

 

 

「勘違いしがちだけど、PSYクオリアを持ってるからトリガーを引けるってわけじゃない。そして、それが強さにつながるとも限らない。」

 

「そう...なんですか?」

 

声が聞こえるときはいつも、トリガーを引けるような気もするんだけど。

あ、でも"ブラスター・ブレード"の声が聞こえるときもあるし、トリガーの声ってわけでもないのかな。

 

「強さは自分の力で手に入れるものだ。...誰かに指示された通りに勝ったって、それは自分の強さではないだろ?」

 

「そうですね...」

 

「まあ、この力とどう向き合うかは君次第だ。」

 

「はい。...ユウトさんはいつからPSYクオリアに目覚めたんですか?」

 

「...自覚したのは、小学6年生のときだ。カードに触れていると、声が聞こえるんだ。周りに人はいなかったし、すごく怖かった。でも、不思議と安心する声で、そのころからかな。なんとなくイメージするだけで、惑星クレイに本当に降り立った気分になるようになったのは。」

 

「惑星クレイに...」

 

「俺はこのPSYクオリアは、ユニットと繋がるための力だと思ってる。俺の分身、"白百合の銃士セシリア"。彼女とともに強くなろうと誓ったんだよ。」

 

分身..."ブラスター・ブレード"。僕にとって、このカードは特別な存在。

僕に"ブラスター・ブレード"の声が聞こえるのも、それが関係しているのかな。

 

「とりあえず、今日はこれくらいで。もし、PSYクオリアで困ったことがあったら、俺やコーリンさんたちに頼るといいよ。」

 

「はい。...今日はありがとうございました。」

 

「ああ。じゃあ、またね。」

 

ユウトさんが去っていく。今日、ユウトさんとお話しできてよかった。

何だかすっかり気分が晴れた気がする。

 

「よし、キャピタルに行って皆とファイトだ。」

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「これでアイチ君は大丈夫...だといいけど。」

 

「そんなに心配?」

 

「スイコさん。...そりゃ心配でしょ。」

 

レンがああなったのも、PSYクオリアに魅入られたからだ。

身近に俺という存在がいたのに...いや、俺がいたからこそ、レンはあそこまでPSYクオリアに魅入られてしまったのかもしれない。

 

「スイコさん。アイチ君のこと、気にかけてやってよ。」

 

「ええ、まあ力を持ってる子のことは気に掛けるわ。」

 

「...クレイの運命は、レンとアイチにかかってる。俺はそう思うよ。」

 

「...(私は、あなたがPSYクオリアを持つ理由を知りたいけれどね。)」

 

 

.



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第十七話「過ち」

ユウトside

 

俺がアイチ君とファイトした日から、さらに月日が経った。

もうすぐ地区大会が始まる。俺たちチームAL4は二連覇したということで、地区大会は免除で全国大会予選リーグに出場できることになっている。

 

暇だったのでアサカと遊ぼうと思ったんだが...

 

『ごめんなさい、ユウト。今日はどうしても外せない用事があるの...(ああ、もう!どうして私は赤点なんて...ユウトがせっかくデートに誘ってくれたのに!)』

 

まさか、アサカが予定入ってるとは。今まではいつも誘えば遊べてたからな。

レンはどっかに遊びに行くって感じでもないし、テツも後進育成に力を注ぎたいとか言って、矢作とかに目をつけて鍛えてるみたいだし。

 

コーリンさん、スイコさんもウルトラレア、アイドルの仕事があるって言ってたし。

 

「俺、もしかして友達少ない?」

 

う~ん...家でダラダラするのももったいない気がするんだよな。

かといって、一人ですることも特にないし。

 

「...あ、そうだ。アイチ君たち、今日地区大会じゃないか。」

 

確か、この前アイチ君とメールしたときに言ってた気がする。

アイチ君とは何かあったときに連絡を取れるように、連絡先を交換したんだけど、アサカに次いでよくメールする仲になっている。

 

アイチ君は俺によく懐いてくれていて、学校やキャピタルであった些細な出来事も報告してくれる。俺としてもそういう年下の子は初めてだから、弟ができたみたいでつい甘やかしてしまうんだよな。

 

「よし、アイチ君の応援にでも行くか。...ついでに櫂の様子も見ておくか。」

 

.....

....

...

..

.

 

 

さて、会場についたはいいけど、今は休憩時間中か。

 

「あれ、ユウトさん?」

 

「お、アイチ君。こんにちは。」

 

「こんにちは。どうしたんですか?」

 

「ああ、俺たちは地区大会免除だからさ。暇だからアイチ君の応援に来たんだよ。」

 

「本当ですか!ありがとうございます!」

 

うん、可愛い。俺はついついアイチ君の頭を撫でてしまう。

アイチ君も嫌ではないのか、されるがままだ。

 

「こら~!お兄さんに何してんだ!」

 

「こら、カムイ。...って、ユウト。」

 

「...」

 

「や、久しぶり。」

 

アイチ君と話していたら、近くにいたのかカムイ君、ミサキさん、櫂がやってきた。

カムイ君は何やら俺を威嚇しているみたいだが...

 

「元気だったか、櫂。」

 

「...ああ。」

 

相変わらず、俺には塩対応だな。まあ、別にいいけど。

 

「おいおい、こんなところにイカサマ野郎がいるとはな!」

 

「?」

 

そんな俺たちの元に、3人の男がやってきた。

リーダーっぽいあの男、どこかで見たことあるような...

 

「おい、てめえ!まさか俺様を忘れたわけじゃないだろうな!」

 

「いや、誰だっけ。」

 

「くっ!佐藤だ!佐藤タロウ!」

 

...ああ、あいつか。全然覚えてなかった。

 

「全然覚えてなかったって顔だな!...いいか!てめえみたいな雑魚が全国優勝なんて、イカサマやってるに違いねえんだ!」

 

「...」

 

「それは違います!ユウトさんは本当に強いファイターです!」

 

「アイチ君...」

 

「へっ、てめえみたいな雑魚の言うことなんて知らねえな!」

 

佐藤はアイチ君を突き飛ばす。櫂がアイチ君を受け止めたみたいだが。

カムイ君とミサキさんは怒り心頭で今にも殴りかかりそう。

 

「いいか、俺たちは全国大会に行く。そこでてめえをぶちのめして、イカサマを暴いてやるぜ!」

 

「好きに...「あなたは勝てませんよ。」...アイチ君。」

 

佐藤を適当にあしらおうと思ったら、アイチ君が代わりに言い返してくれた。

...アイチ君、何だか様子がおかしい。

 

「あなたはユウトさんに遠く及ばない。それに僕に負ける。」

 

「なんだと!...だったら、てめえ、先鋒戦に出な!俺たちチーム真AL4がてめえらをぶっ潰してやる!」

 

.....

....

...

..

.

 

それから俺はアイチ君たちと別れ、観客席で試合を見守っていた。

 

『あなたは負けます。このカードによって。』

 

『ソウルセイバー・ドラゴンのスキル!』

 

『あ、あ...馬鹿な...』

 

『アタック!』

 

『うわああああ!』

 

『はぁ...はぁ...櫂くん、僕、勝ったよ...』

 

『アイチ!』

 

アイチ君のPSYクオリアは、もうほぼ覚醒している。

だけど、どうやら悪い方向に向かっているみたいだ。

 

結局、俺はアイチ君も救うことはできなかったか。

 

「これは...PSYクオリアを持つ者の宿命なのか...」

 

じゃあ俺は?なぜ俺はあんな風にならない。

アイチ君とレン、そして俺で何が違うんだ...?

 

そんなことを考えながら、俺はファイト後に倒れたアイチ君の元へ向かう。

 

『そんなこと言うなら、僕とファイトしてよ!僕がどれだけ強くなったか、わからせてあげるから!』

 

『...アイチ、俺はお前とはファイトしない。』

 

『俺はチームを抜ける。』

 

『はぁ!?どういうことだよ、櫂!』

 

...これは、あの時と同じだな。

曲がり角で待っていると、やはり櫂がやってきた。

 

「櫂。」

 

「...ユウト。」

 

「お前は、まだ逃げるのか。」

 

「っ...なんとでも言え。」

 

「じゃあ言わせてもらう。...なぜ、アイチ君のそばにいてやらない。アイチ君があの力に目覚めた理由、もうわかってるんだろう?」

 

「...」

 

「お前はまた、レンの時と同じ過ちを犯すのか!お前が逃げたところで、何も変わらないことになぜ気付かない!悟れよ、櫂!」

 

「わかってるさ...だが、今の俺には何もできん...」

 

「櫂...っ...!」

 

櫂が去っていく。ひどく小さい背中に見えた。

あいつだって、辛くないわけはない。自分が強くかかわったファイターが、同じ道を辿ってしまったのだから。

 

「...俺も、櫂と同じか。また、同じ過ちを犯した。」

 

気付いていたのに。力に目覚めていることに気付いていたのに。

もっと何かしてやれることはなかったのか。

 

 

.



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第十八話「必然の出会い」part1

アイチside

 

 

僕はあてもなく街を彷徨っていた。櫂くんがチームを去った。

僕は強くなったのに...どうして櫂くんはいなくなったんだろう...

 

ユウトさんからは「大丈夫か」とメールが来てたけど、うまく答えられないと思って何も返せてない

 

「ここは...」

 

僕は気付いたら、カードショップPSYに来ていた。

 

「あら、いらっしゃい。」

 

「こんにちは...」

 

「元気ないわね。地区大会を勝ち上がったのに。」

 

「...あの、僕、強かったですか?」

 

「え?...そうね、前と比べてかなり強くなったと思うわ。ね、レッカ。」

 

「そうだね~。コーちゃんの言う通り、強くなってると思うよ!」

 

やっぱり、僕は強くなってるんだ。

なのに、なんで櫂くんはチームを抜けちゃったんだ

どうして僕を弱いなんて言うんだろう...

 

「もっと強くなればいいんです。」

 

「え...」

 

「雀ヶ森レン!」

 

「強ければ強いほど、その相手に価値を見出す。それが櫂という男だ。」

 

っ...またあの感覚だ。

ユウトさんとあの日ファイトしたとき、感じたあの感覚...

 

「こんにちは、先導アイチくん。今日僕がここに来たのは何か素敵なことがあると思ったからです。」

 

「えっと...」

 

「アイチくん。君はPSYクオリアに目覚めているんでしょう?」

 

「ど、どうしてそれを?」

 

「ふふ...僕も持ってるんですよ、PSYクオリア。」

 

「っ!」

 

「君が強くなったのは、PSYクオリアに目覚めたからだ。この力は、選ばれた者のみが持てる力。僕やユウトがこれまでのファイトで全戦全勝しているのも、この力があってのもの。素晴らしい力です。」

 

レンさんのイメージが僕の中にあふれてくる。

レンさんの強いイメージが...レンさんの中にあるユウトさんという最強のファイターのイメージが...僕に流れ込んでくる。

 

「この力の良いところは、伸ばすことができること。」

 

「...」

 

「そう、君はまだまだ強くなれる。...君に良いものをプレゼントしましょう。これを使えば、君の力を今以上に伸ばすことができます。」

 

「シャドウパラディンデッキ...!」

 

レンさんのイメージが、シャドウパラディンの力を僕にイメージさせる。

"ブラスター・ダーク"...

 

「シャドウパラディンデッキ。仲間を犠牲に圧倒的な力を得るデッキ。」

 

「え...」

 

「あなたのロイヤルパラディンとは真逆ね。...人にはふさわしいデッキがあると思うけど。」

 

「あ...」

 

コーリンさんの言葉に、僕は自分のデッキを、"ブラスター・ブレード"を手に取る

でも...でも...

 

「アイチくん。君は強くなりたいのでしょう?...櫂のために。」

 

「...」

 

「迷うのは君が弱いからだ。弱い自分は嫌でしょう?」

 

レンさんは僕にシャドウパラディンのデッキを差し出してくる。

 

「僕は...」『とってしまえ』

 

「このデッキを受け取るといい。そうすれば、これは君の強さとなる。」

 

「僕は...」『強くなるんだ』

 

「櫂と再び会うには、もっと強くなるしかないんです。」

 

「僕は...」『弱い自分を捨てるんだ』

 

僕は...もう、弱い僕じゃない!強くなるんだ!

櫂くんにだって負けないくらい!

 

僕はシャドウパラディンのデッキに触れる。

イメージが流れ込んでくる。このデッキの強さが...このデッキを使って強くなる僕自身の姿が!

 

「ふん、笑っちゃうわね。シャドウパラディンを使うだけで強くなれると思うなんて。」

 

「...」

 

「あっそ。じゃあ、私とファイトすればわかるわ。そんなデッキじゃ強さなんて得られないって!」

 

「...」

 

「どう?やるの!やらないの!」

 

「...お付き合いします。」

 

「っ!」

 

「シャドウパラディンデッキの初陣ですね。..ふふふ...」

 

.....

....

...

..

.

 

 

「あ~あ、熱くなっちゃって。」

 

「結局、こうなっちゃったわね。」

 

「あ、スーさん。...それにユウトくん。」

 

「...」

 

あれは、ユウトさん...ユウトさんも見ていてくれるんですね。

見ていてください、ユウトさん。僕はシャドウパラディンの力で強くなる。

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"ぐらいむ"!」

 

「"フルバウ"。」

 

「私のターン、ドロー。"集約の宝石騎士モルウィドゥス"にライド。"ぐらいむ"のスキルで1枚ドロー。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■□

□□□

V   : フルバウ

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"ブラスター・ジャベリン"にライド。"フルバウ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。そして、"髑髏の魔女ネヴァン"をコール。スキルにより、自身をレストし、山札からパワー5000のユニットをコールします。」

 

ふふ、わかってる。ちゃんと君の声は聞こえているよ。

 

「僕はもう一枚の"ネヴァン"をコール。バトル。"ネヴァン"のブースト、"ジャベリン"でアタック。」

 

"ブラスター・ジャベリン" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"デスフェザー・イーグル"。クリティカルトリガーです。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ブラスター・ジャベリン" : パワー23000(8000+5000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"沈黙の騎士ギャラティン"、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引くわ。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■□

□■■

V   : ブラスター・ジャベリン

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。ライド、"炸裂の宝石騎士レイル"。"モルウィドゥス"のスキルで1枚ドロー。"沈黙の騎士ギャラティン"、"刺衝の騎士レガウ"、"小さな賢者マロン"、"雄剣の騎士ルーシャス"をコール。」

 

一気に攻めてきた。でも、これも僕のイメージ通りだ。

 

「行くわよ!"ギャラティン"でアタック!」

 

"沈黙の騎士ギャラティン" : パワー10000

 

「クイックシールド。」

 

"ブラスター・ジャベリン" : パワー13000(8000+5000)

 

「"ルーシャス"のブースト、"レイル"でアタック!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"沈黙の騎士ギャラティン"。」

 

「ダメージチェック、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーをヴァンガードへ。」

 

"ブラスター・ジャベリン" : パワー18000(8000+10000)

 

「"マロン"のブースト、"レガウ"でアタック!」

 

"刺衝の騎士レガウ" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガード、ダメージチェック、"ブラスター・アックス"。」

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■■

■■■

V   : 炸裂の宝石騎士レイル

R右  : 刺衝の騎士レガウ

R左  : 沈黙の騎士ギャラティン

R中央 : 雄剣の騎士ルーシャス

R右下 : 小さな賢者マロン

 

□■□

□■■

V   : ブラスター・ジャベリン

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

 

.



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第十八話「必然の出会い」part2

アイチside

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。...殲滅せよ、僕の分身!」

 

「っ!?」

 

「漆黒の剣で薙ぎ払え!ライド、"ブラスター・ダーク"!スキル!CB1!コーリンさん、あなたのリアガードを1枚退却してください。」

 

「..."ギャラティン"を選ぶわ。」

 

「では...消えろ、"ギャラティン"!」

 

「っ...」

 

「"ネヴァン"のスキルで"ネヴァン"をコール。さらに手札から"黒翼のソードブレイカー"をコール。スキルでCB1し、1枚ドロー。手札からコールしたので、パワー+5000。」

 

"黒翼のソードブレイカー" : パワー10000(5000+5000)

 

「バトルです。"ソードブレイカー"でリアガードにアタック。」

 

"黒翼のソードブレイカー" : パワー15000(5000+5000+5000)

 

「"エポナ"でガード!」

 

"刺衝の騎士レガウ" : パワー25000(10000+15000)

 

「"ブラスター・ダーク"、アタック!」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復します。」

 

「ダメージチェック、"ホーリーディザスター・ドラゴン"。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□■■

□■■

V   : 炸裂の宝石騎士レイル

R右  : 刺衝の騎士レガウ

R中央 : 雄剣の騎士ルーシャス

R右下 : 小さな賢者マロン

 

■■□

■■■

V   : ブラスター・ダーク

R左  : 黒翼のソードブレイカー

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。...見せてあげる。ロイヤルパラディンの本当の力を!...迷いなき純粋な勇気が、輝く未来を導く!ライド、"純真の宝石騎士アシュレイ"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ルーシャス"のスキル。自身をソウルに置き、1枚引き、1枚コール。"集約の宝石騎士モルウィドゥス"をコール。そして、バトル。"モルウィドゥス"で"ソードブレイカー"にアタック。」

 

"集約の宝石騎士モルウィドゥス" : パワー8000

 

「ノーガード。"ソードブレイカー"は退却。」

 

「"アシュレイ"でヴァンガードにアタック。スキル、SB2し、山札から"宝石騎士"を含むグレード2以下を1枚コール!このユニットがヴァンガードなら2枚コール!"炸裂の宝石騎士レイル"、"集約の宝石騎士モルウィドゥス"をコール!そして、元々リアガードにいた"モルウィドゥス"のスキルで1枚ドロー。さらにソウルがドロップに置かれる度、"レガウ"はパワーアップ!」

 

"刺衝の騎士レガウ" : パワー20000(10000+5000*2)

 

「ノーガードです。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"幸運の運び手エポナ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"レガウ"へ。」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"刺衝の騎士レガウ" : パワー30000(10000+5000*2+10000)

 

「2枚目、"ホーリーディザスター・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック、"ブラスター・レイピア"、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"。」

 

残念。トリガーは出なかった。でも、これもイメージ通り。

 

「"モルウィドゥス"のブースト、"レイル"でアタック。スキルでドロップゾーンのノーマルユニットを2枚山札の下に置き、SC1してパワー+5000。"モルウィドゥス"、"レイル"を山札の下に置くわ。」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー23000(10000+5000+8000)

 

「"デスフェザー・イーグル"でガードします。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー25000(10000+15000)

 

「"マロン"のブースト、"レガウ"でアタック!」

 

"刺衝の騎士レガウ" : パワー38000(10000+5000*2+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ザ・ダーク・ディクテイター"。」

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■□■

■■■

V   : 純真の宝石騎士アシュレイ(フォースⅠ)

R右  : 刺衝の騎士レガウ

R左  : 炸裂の宝石騎士レイル

R右下 : 小さな賢者マロン

R左下 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■□

■■■

V   : ブラスター・ダーク

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「スタンド&ドロー。...今気付きましたよ。」

 

「えっ?」

 

「ロイヤルパラディンの仲間の使い方って...ぬるかったんですね。」

 

「なっ...!?」

 

「僕が仲間の本当の使い方を見せてあげますよ!...呪われし竜よ、出でて邪悪な力を振るえ!ライド、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ネヴァン"のスキルで"ソードブレイカー"をコール。そして、CB1で1枚ドロー。..."ブラスター・レイピア"をコール。そして、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"のスキル!」

 

「っ!」

 

「CB1、リアガードを3枚退却することで発動!"レイピア"、"ソードブレイカー"、"ネヴァン"!呪われし竜にその身を捧げろ!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン"の槍が、仲間を串刺しにしていく

ユニットの悲鳴が、血が、呪われし竜に力を与える!

 

「"ファントム・ブラスター・ドラゴン"のパワー+15000!クリティカル+1!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー38000(13000+10000+15000)、☆2

 

「そして、呪われし竜に捧げられた亡者の魂が、あなたのユニットを蝕む!あなたのリアガードを3枚退却!」

 

「くっ..."レイル"、"モルウィドゥス"、"マロン"を退却。」

 

「"ブラスター・ダーク"、"ブラスター・ジャベリン"、"ザ・ダーク・ディクテイター"をコール!"ダーク"のスキル、CB1。リアガードを1枚退却。」

 

「..."レガウ"を退却。」

 

「これでリアガードは全滅ですね。...いくら仲間を従えても、こんな簡単に消えちゃうんですよ。やっぱり、ぬるい使い方だ。」

 

「くっ...」

 

「バトル。"ファントム・ブラスター・ドラゴン"でアタック!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー43000(13000+10000+15000+5000)、☆2

 

「"エポナ"2枚、"イノセントレイ・ドラゴン"でガード!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー58000(13000+15000*3)

 

「合計パワー58000!」

 

「トリガーが2枚でなければ、守りきれるわね。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復、パワーはヴァンガードへ。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー53000(13000+10000+15000+5000+10000)、☆2

 

「迷わずヴァンガードにパワーを!?」

 

「まさ...か...」

 

「見えていますよ。..."アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーをヴァンガードへ。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー63000(13000+10000+15000+5000+10000*2)、☆2

 

「くっ...ダメージチェック、"ふろうがる"、"閃光の盾イゾルデ"。パワーはすべてヴァンガード。1枚ドロー。」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「これで残りの攻撃は通りませんね。...ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

□□□

□■□

V   : 純真の宝石騎士アシュレイ(フォースⅠ)

 

■■■

■■■

V   : ファントム・ブラスター・ドラゴン

R右  : ブラスター・ダーク

R左  : ザ・ダーク・ディクテイター

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : ブラスター・ジャベリン

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(裏:2)

--------------------------------------------------

 

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第十八話「必然の出会い」part3

アイチside

 

「これでダメージ2対5。もう諦めたらどうです?」

 

「うるさい!このターンで決めるだけよ!私のターン、スタンド&ドロー。...輝く未来をその手に掴む!"純真の宝石騎士アシュレイ"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠを左前列へ!そして、元々ヴァンガードだった"アシュレイ"のスキル!ブレイクライド!CB1、このユニットの上に登場したユニットのクリティカル+1!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「"純真の宝石騎士アシュレイ"、"雄剣の騎士ルーシャス"、"ホーリーディザスター・ドラゴン"をコール。」

 

"ホーリーディザスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「バトル!"ホーリーディザスター・ドラゴン"でアタック!スキルで手札を1枚ソウルに置き、パワー+10000。」

 

"ホーリーディザスター・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ブラスター・アックス"。」

 

「リアガードの"アシュレイ"でアタック!スキルでSB2し、山札から"炸裂の宝石騎士レイル"をコール!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ"(R右) : パワー13000

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー20000(10000+10000)

 

「"厳格なる撃退者"でガード。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「"レイル"でアタック。スキルで"モルウィドゥス"、"レイル"をドロップゾーンから山札の下に置き、SC1、パワー+5000!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「"厳格なる撃退者"でガード。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「くっ..."ルーシャス"のブースト、"アシュレイ"でアタック!スキルでSB2し、山札から"レイル"、"モルウィドゥス"をコール!"レイル"のスキルで、上に登場した"レイル"にパワー+10000!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ"(V) : パワー31000(13000+10000+8000)、☆2

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「"アビス・ヒーラー"、2枚でガード。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー53000(13000+20000*2)

 

「っ...ツインドライブ、"イノセントレイ・ドラゴン"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"レイル"へ。」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー40000(10000+10000+10000+10000)

 

「2枚目、"ふろうがる"!ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"レイル"へ!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー50000(10000+10000+10000+10000*2)、☆2

 

「"レイル"でアタック!スキルで"レイル"、"モルウィドゥス"をドロップゾーンから山札の下に置き、SC1、パワー+5000!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー63000(10000+10000+10000+10000*2+5000+8000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ブラスター・ジャベリン"、"ザ・ダーク・ディクテイター"。」

 

「これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■■□

■■■

V   : 純真の宝石騎士アシュレイ(フォースⅠ)

R右  : 純真の宝石騎士アシュレイ

R左  : 炸裂の宝石騎士レイル(フォースⅠ)

R中央 : 雄剣の騎士ルーシャス

R左下 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

■■■

■■■

V   : ファントム・ブラスター・ドラゴン

R右  : ブラスター・ダーク

R左  : ザ・ダーク・ディクテイター

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : ブラスター・ジャベリン

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

アイチ 手札:2枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「(倒し損ねた...でも、まだこのターンを耐えたら、勝機がある!)」

 

「もしかして、このターンを耐えたら勝てる...なんて思ってます?」

 

「っ!...だったら、どうだっての?」

 

「ふふ...残念ですが、このターンで終わりですよ。...ファイナルターン!」

 

「!」

 

「スタンド&ドロー。邪悪なる竜よ、奈落の底より現れ、敵を蹴散らせ!ライド、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「スキル発動!CB1、リアガードを3枚退却!"ネヴァン"2枚、"ディクテイター"!ダムド ・チャージングランス!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー48000(13000+10000*2+15000)、☆2

 

「っ..."アシュレイ"、"ルーシャス"、"モルウィドゥス"を退却..」

 

「"アビス・ヒーラー"を2枚コール。そして...」

 

「ま、まさか...!」

 

「CB1、リアガードを3枚退却!"アビス・ヒーラー"、"ジャベリン"!呪われし竜にその身を捧げろ!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー63000(13000+10000*2+15000*2)、☆3

 

残っていた"レイル"も消えた...これで終わりだ。

もっと...もっと...僕に力を...!

 

「バトル!"ファントム・ブラスター・ドラゴン"!血塗られたその槍で、すべての敵を蹴散らせ!シャドウ・イロージョン!」

 

「(ガード値が...足りない...)ノーガード...」

 

「ツインドライブ!"デスフェザー・イーグル"!"厳格なる撃退者"!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー83000(13000+10000*2+15000*2+10000*2)、☆5

 

「そ、そんな...クリティカル、5...ですって...!?あ...きゃあああああ!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン"の槍が、"アシュレイ"を串刺しにする

僕が見たイメージ通りの結末...これがシャドウパラディンの力!

 

コーリンさんのダメージゾーンに、"炸裂の宝石騎士レイル"、"純真の宝石騎士アシュレイ"が置かれる。これでダメージ6。

 

「ふふふ...ふふ...あはははは!」

 

「くく...おめでとう、アイチくん。」

 

レンさんは僕を賞賛し、満足そうに去っていった。

ありがとうございます、レンさん。これで僕はより強くなれる。

 

櫂くんもきっと、僕を見てくれる!

そして、櫂くんを超える強さを手に入れられる!

 

「...」

 

「ユウトさん。どうしたんです。」

 

「いや...なんでもないよ。」

 

「そうですか。僕はもう帰ります。さようなら。」

 

「ああ...」

 

ユウトさん。あなたも喜んでくれると思ったのに。

まだユウトさんの望むレベルではないってことかな。

安心してください、ユウトさん。僕はこれからもっと強くなる。

このシャドウパラディンデッキで!

 

 

.

 




●人物紹介コーナー

コーリン
謎のカードショップ「PSY」の店員。ウルトラレアというアイドルグループ所属。
最初にPSYクオリアに目覚めたユウトと話したりしているうちに興味関心の対象から、異性への好意へと発展した。きっかけは本気のファイトをするユウトを見てから。
ユウトと同じ力を持つアイチを気にかけている反面、同様に力を持っているレンは毛嫌いしている。

使用クラン : ロイヤルパラディン
切り札 : 純真の宝石騎士アシュレイ

.


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第十九話「櫂の試練」part1

ユウトside

 

「...」

 

アイチ君が去った後、俺は床に散らばったアイチ君のデッキを拾っていた。

"ブラスター・ブレード"...すまない。俺がもう少しアイチ君を見ていてあげられたら、こんなことにはならなかったかもしれないのに。

 

「ユウト...あなたなら止められたんじゃないの...?あなたがもっとアイチのことを見ていたら...!」

 

「コーリンさん...」

 

「っ...ごめんなさい...」

 

コーリンさんは先ほどのファイトのダメージがあるのか、ふらふらしている。

PSYクオリアによって増大したイメージの力が、対戦相手を傷付ける...

 

まるで、初めてPSYクオリアが発動したときの俺みたいだな。

俺が初めてPSYクオリアに覚醒したとき、それは俺が初めて誰かにヴァンガードを教えた時だった。

 

そして、そのイメージ力は暴走し、彼に精神的ダメージを与えてしまった。

その後すぐ、俺は転校することになり、ちゃんと謝罪できないまま別れてしまった。

 

「アイチ君のことは...俺じゃなくて、もっと適任がいる。」

 

「それは...櫂トシキのことかしら。」

 

「ああ。この件は俺に任せて、コーリンさん。」

 

「...お願い...ね...」

 

「おっと...」

 

コーリンさんは安心したのか、意識を失い、俺の方に倒れてきた。

俺はコーリンさんを支え、店の奥まで抱えて歩いていく。

 

「スイコさん、コーリンさんをしっかり休ませてあげてください。PSYクオリアによって、強制的にあんなイメージを見せつけられたんだ。かなり精神的ダメージを受けてると思う。」

 

「ええ、わかったわ。」

 

「ユウト君はこれからどうするの?」

 

「俺は櫂に会うよ。...もう一度、ちゃんとあいつと話す必要がある。」

 

結局、人任せになっちゃうけど。櫂ならアイチ君を救える。

俺やコーリンさんたちでもない。他の誰でもない。櫂しか救えない。

 

.....

....

...

..

.

 

「ここがキャピタルか。」

 

カードショップPSYから出て、俺はカードキャピタルへと赴いていた。

理由はもちろん、櫂に会うためなんだが...

 

チームを抜けたみたいだし、ここにはいないか...

 

「あれ、君はチームAL4の久導君だね。」

 

「えっと...あなたは確か、チームQ4と一緒にいた...」

 

「初めまして。新田シンと申します。うちの店に何か用ですか?」

 

「初めまして。久導ユウトです。...実は、櫂に用事があったんですが...来てませんよね。」

 

「櫂君ですか。そうですね、今日は来てないです。...でも、友達の三和君もいますし、聞いてみるといいかもしれません。どうぞ、入って下さい。」

 

そう言って、新田さんは店の中に入っていく。

店内にはカムイ君、ミサキさんがいて、他にもQ4の面々と仲良く話している人たちがいた。

 

「三和君、少しいいかな?」

 

「店長、どうしたんだ...て、あんた、久導ユウト。」

 

「どうも。」

 

「実は、彼が櫂君に用事があるみたいです。」

 

「そうなんだ。櫂の居場所、知らないかな。」

 

「その前に...なんで、アイチのデッキを持ってるんだ?」

 

三和君は俺の手にあるデッキを見て、そう言う。

その言葉に周りも驚いている。

 

「ああ...そのことで、櫂と話がある。」

 

「アイチに何かあったんですか...?」

 

「えっと、君は?」

 

「先導エミです。アイチは私の兄で...」

 

「そうか...大丈夫、何かあったわけじゃないんだ。ただ、ちょっとこのデッキのことで櫂に相談があってね。アイチ君ならもう家に帰ったと思うよ。」

 

「そうですか...」

 

「...一応、居場所は知ってる。ついてきな。」

 

三和君は何かを察したのか、この場を離れるよう話を進めてくれた。

俺と三和君は店を出て、少し歩く。

 

「...で、アイチは実際どうなんだ?」

 

「肉体的には何も問題ないよ。ただ、精神的な問題がある。」

 

「それって、どういう...」

 

「...あまり詳しくは話せない。でも、アイチ君は本当に無事だよ。」

 

「ふ~ん...ま、俺じゃ力不足ってわけね。とりあえず、櫂のいるところには連れてくよ。」

 

「ありがとう。助かる。」

 

.....

....

...

..

.

 

「"オーバーロード"でアタック!」

 

「っ...やっぱり、強いな君は。」

 

三和君についていくと、いわゆる裏ファイト場的な場所にやってきた。

ファイトテーブルのあるところを見ると、櫂が大人の男性とファイトしていた。

 

「櫂!」

 

「三和...それに、ユウト...なぜ、お前がここに?」

 

「お前に用があるんだってさ。ほら...」

 

「ああ。ありがとう、三和君。」

 

「三和、でいいぜ。同い年だろ?」

 

「ああ、三和。...櫂、少し話がしたい。」

 

俺がちらっと一緒にいた男性の方を見ると、男性は空気を呼んでくれてこの場を去ってくれた。周りにいた観客たちもいなくなっていく。

 

「俺は聞かせてもらうぜ。アイチのことも気になるしな。」

 

「ああ。まあ、三和なら。」

 

そう言って、俺は話始める。

 

「アイチ君がレンと会って、レンと同じ道を辿ろうとしている。」

 

「っ...」

 

「櫂。アイチ君を救えるのはお前だけだ。頼む。アイチ君を救ってやってくれ。」

 

「...顔を上げろ、ユウト。俺は元より、アイチも、レンも、救うつもりだ。」

 

「櫂...!」

 

「だが、今の俺ではあいつらを救えない。俺自身が、本当のファイトをできていると思えないからだ。」

 

櫂はそう言いながら、デッキをファイトテーブルに置く。

 

「ユウト。俺とファイトしてくれ。今の俺がアイチたちを救えるか。それを確かめるには、お前とのファイトが一番だ。」

 

「...そういうことなら、喜んでファイトしよう。」

 

俺もデッキを取り出し、ファイトテーブルに置く。

三和はというと、なぜかファイトテーブルからかなり離れていた。

 

「...ここでのファイト、テーブルの近くで見てると心臓に悪いんだよ。」

 

「ふっ...」

 

「あ~!櫂、今笑ったな!」

 

櫂...正直、ちょっと心配してたけど、ちゃんと友達いるんだな。

 

「さあ、始めよう。」

 

「ああ。」

 

「「スタンドアップ・THE・ヴァンガード!」」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

「"リザードソルジャー コンロ―"。」

 

「俺のターン、ドロー。"鈴蘭の銃士レベッカ"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : リザードソルジャー コンロ―

 

□■□

□□□

V   : 鈴蘭の銃士レベッカ

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。ライド、"サーベル・ドラゴニュート"。"コンロ―"のスキルで1枚ドロー、クイックシールドを得る。"希望の火エルモ"をコール。バトル。"エルモ"のブースト、"サーベル・ドラゴニュート"でアタック!」

 

"サーベル・ドラゴニュート" : パワー19000(8000+8000+3000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"サーベル・ドラゴニュート" : パワー29000(8000+8000+3000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。2枚目、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「"サーベル・ドラゴニュート"のスキル。アタックがヒットしたので、1枚ドロー。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□■□

□■□

V   : サーベル・ドラゴニュート

R中央 : 希望の火エルモ

 

□■□

□□□

V   : 鈴蘭の銃士レベッカ

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

.



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第十九話「櫂の試練」part2

ユウトside

 

「俺のターン、ドロー。"パンジーの銃士シルヴィア"にライド。スキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

櫂が本気だというなら、俺も本気でファイトしよう。

 

「(うわ~、あいつ目がマジだよ。こりゃ、櫂にとって試練だな。)」

 

「"タンポポの銃士ミルッカ"をコール。スキル、SB1して"プラント・トークン"をコール。同列にユニットが登場したので、"ミルッカ"はパワー+3000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー11000(8000+3000)

 

「"牡丹の銃士トゥーレ"をコール。スキル、CB1、"プラント・トークン"を退却し、山札から3枚見て..."パンジーの銃士シルヴィア"をコール。さらにスキルで"プラント・トークン"をコール。"ミルッカ"もパワー+3000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「バトル。"プラント・トークン"のブースト、"トゥーレ"でアタック。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー15000(10000+5000)

 

「"ヒートショット・ドラゴン"でガード。」

 

"サーベル・ドラゴニュート" : パワー18000(8000+10000)

 

「"トークン"のブースト、"シルヴィア"でアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア"(V) : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドローし、ヴァンガードへパワー+10000。」

 

"サーベル・ドラゴニュート" : パワー18000(8000+10000)

 

トリガーを引かれたか。だが、まだパワーは上だ。

 

「"ミルッカ"のブースト、"シルヴィア"でアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー24000(10000+14000)

 

「...ノーガード。ダメージチェック、"ドラゴニック・ウォーターフォウル"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■□

□■□

V   : サーベル・ドラゴニュート

R中央 : 希望の火エルモ

 

■■■

■■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : パンジーの銃士シルヴィア

R左  : 牡丹の銃士トゥーレ

R中央 : プラント・トークン

R右下 : タンポポの銃士ミルッカ

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"バーサーク・ドラゴン"。スキル、CB1、SB1、"ミルッカ"を退却。このユニットがヴァンガードサークルにいるので、1枚ドロー。さらに"エルモ"のスキル。自身を退却し、CC1、1枚ドロー。..."ヒートショット・ドラゴン"2枚、"バーニングホーン・ドラゴン"、"ドラゴンナイト ネハーレン"をコール!」

 

「攻めてきたか。」

 

「"ネハーレン"のスキル、CB1、左後列の"プラント・トークン"を退却。そして、パワー+5000。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー15000(10000+5000)

 

「"バーニングホーン"で"シルヴィア"にアタック!」

 

"バーニングホーン・ドラゴン" : パワー10000

 

「ノーガード。"シルヴィア"は退却。」

 

「続けて、"バーサーク"でアタック!」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復、パワーは"ネハーレン"へ。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"牡丹の銃士マルティナ"。」

 

櫂の気持ちが乗った、良いアタックだ。

櫂の気持ちに応えるように、ユニットが力を貸しているように見える。

PSYクオリアなんかに目覚めてなくても、櫂のひたむきな思いに...

 

「"ネハーレン"でアタック!」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー33000(10000+5000+10000+8000)

 

「...ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■■□

■■■

V   : バーサーク・ドラゴン

R右  : バーニングホーン・ドラゴン

R左  : ドラゴンナイト ネハーレン

R中央 : ヒートショット・ドラゴン

R左下 : ヒートショット・ドラゴン

 

■■□

□■□

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R左  : 牡丹の銃士トゥーレ

R中央 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「スタンド&ドロー。"牡丹の銃士マルティナ"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー13000、☆2

 

「"マルティナ"のスキルでSB1、"プラント・トークン"を退却し、山札から5枚見て、"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。さらにスキルで"プラント・トークン"をコール。..."鈴蘭の銃士レベッカ"をコール。スキルで"プラント・トークン"にパワー+5000。」

 

"プラント・トークン" : パワー10000(5000+5000)

 

「バトル。"シルヴィア"で"ネハーレン"にアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー10000

 

「ノーガード。"ネハーレン"は退却。」

 

「"マルティナ"、"トークン"のブーストを受け、アタック!」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「...ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"紅団扇の銃士ガストーネ"、"白百合の銃士セシリア"。」

 

トリガーが出ない...か。だが、フォースⅡのおかげでダメージ2だ。

 

「ダメージチェック、"ドラゴニック・オーバーロード"。"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー。パワーはヴァンガードへ。」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「くっ..."トゥーレ"、"バーニングホーン"にアタック。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー18000(10000+8000)

 

「"ラクシャ"でガード!」

 

"バーニングホーン・ドラゴン" : パワー25000(10000+15000)

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■■□

□■■

V   : バーサーク・ドラゴン

R右  : バーニングホーン・ドラゴン

R中央 : ヒートショット・ドラゴン

R左下 : ヒートショット・ドラゴン

 

■■■

■■□

V   : 牡丹の銃士マルティナ

R右  : パンジーの銃士シルヴィア

R左  : 牡丹の銃士トゥーレ

R中央 : プラント・トークン

R左下 : 鈴蘭の銃士レベッカ

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「ここまでは櫂が一歩優勢って感じだな...」

 

「櫂...お前の本気、見せてみろ。」

 

「ああ、行くぞ!」

 

 

.



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第十九話「櫂の試練」part3

ユウトside

 

 

「スタンド&ドロー。この世のすべてのものを焼き尽くす、黙示録の炎!ライド・THE・ヴァンガード!"ドラゴニック・オーバーロード"!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

「何っ!?フォースⅡ!?」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー13000、☆2

 

「俺はあれから、さまざまなファイトを研究した。そして、"オーバーロード"を活かすためのファイトを追求した!俺はあの時から進化した!"オーバーロード"のスキル、SB1しパワー+10000!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「"ドラゴニック・ウォーターフォウル"をコール。バトルだ。"バーニングホーン"で"トゥーレ"にアタック。」

 

"バーニングホーン・ドラゴン" : パワー10000

 

「ノーガード。"トゥーレ"は退却。」

 

「次だ!"オーバーロード"!リアガードにアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー31000(13000+10000+8000)、☆2

 

「なるほど。...ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"希望の火エルモ"、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー。パワーはヴァンガード、クリティカルは"ウォーターフォウル"へ!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー41000(13000+10000+8000+10000)、☆2

"ドラゴニック・ウォーターフォウル" : パワー13000、☆2

 

「"シルヴィア"は退却。」

 

「アタックがヒットしたことで、CB1、手札を2枚捨て、"オーバーロード"をスタンド!クイックシールド、"エルモ"を捨てる。さらに、"ヒートショット"はグレード3をブーストしたバトル終了時、そのユニットがスタンドしているなら、自身もスタンドする!」

 

これで続けて、最大火力でアタックできるってわけか。

これが櫂の本気か...!

 

「もう一度、"オーバーロード"でアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー41000(13000+10000+8000+10000)、☆2

 

「"カブ・サイ・シー"、"ダニエル"、"ガストーネ"でガード。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー53000(13000+15000*2+10000)

 

「ドライブチェック、"ドラゴンナイト ネハーレン"。...まだだ!"ウォーターフォウル"でアタック!」

 

"ドラゴニック・ウォーターフォウル" : パワー21000(13000+8000)、☆2

 

「"ガストーネ"でガード。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー23000(13000+10000)

 

「くっ...これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■■□

■■■

V   : ドラゴニック・オーバーロード

R右  : バーニングホーン・ドラゴン

R左  : ドラゴニック・ウォーターフォウル

R中央 : ヒートショット・ドラゴン

R左下 : ヒートショット・ドラゴン

 

□■□

■■□

V   : 牡丹の銃士マルティナ

R中央 : プラント・トークン

R左下 : 鈴蘭の銃士レベッカ

 

ユウト 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「スタンド&ドロー。...咲き誇れ、我が分身。ライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士セシリア"!イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ。"メイデン・オブ・ネペンテス"をコール。スキル、"トークン"を退却し、1枚ドロー。ブーストを得て、パワー+5000。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

 

「"カローラ・ドラゴン"、"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。スキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー10000、☆2

 

「"セシリア"のスキル、CB1、"トークン"を退却し、山札から5枚見て、"牡丹の銃士トゥーレ"を2枚、"タンポポの銃士ミルッカ"をコール。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"牡丹の銃士トゥーレ"(R左) : パワー20000(10000+10000)、☆2

"牡丹の銃士トゥーレ"(R右) : パワー20000(10000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー20000(8000+3000*4)

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー11000(8000+3000)

 

「"トゥーレ"のスキル。CB1、自身をコストに山札から3枚見て..."セシリア"、"レベッカ"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー26000(8000+3000*6)

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「もう一枚の"トゥーレ"のスキル。CB1、"セシリア"をコストに、山札から3枚見て、"マルティナ"、"ミルッカ"をコール。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー32000(8000+3000*8)

"タンポポの銃士ミルッカ"(R左下) : パワー17000(8000+3000*3)

 

「"レベッカ"のスキル。"カローラ・ドラゴン"にパワー+5000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー39000(8000+3000*8+5000)

 

「左前列の"ミルッカ"のスキル。SB1し、自身の上に"プラント・トークン"をコール。さらに左後列の"ミルッカ"のスキル。SB1し、左前列の"プラント・トークン"をコール。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー23000(8000+3000*5)

 

「そして、"白百合の銃士セシリア"をコール。」

 

"白百合の銃士セシリア"(R左) : パワー23000(13000+10000)、☆2

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー26000(8000+3000*6)

 

「さあ、櫂。行くぞ。」

 

「...来い!」

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"セシリア"でアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア"(V) : パワー62000(13000+10000+39000)、☆2

 

「(ユウトはこのターンまで、全くといっていいほどトリガーを引いていない。...ここは守る!)ガード!"ゲンジョウ"2枚、"ター"!さらに"バーニングホーン"のインターセプト!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー73000(13000+20000*2+15000+5000)

 

「ツインドライブ、"清心の花乙女フィオレンサ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"マルティナ"へ。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー38000(13000+5000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはリアガードの"セシリア"、パワーは"マルティナ"へ!」

 

"白百合の銃士セシリア"(R左) : パワー23000(13000+10000)、☆3

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー48000(13000+5000+10000+10000*2)、☆2

 

「くっ...」

 

「"ネペンテス"のブースト、"マルティナ"でアタック!"ネペンテス"のスキルで"マルティナ"のクリティカル+1!」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー63000(13000+5000+10000+10000*2+15000)、☆3

 

「ノーガード。...ダメージチェック、"サーベル・ドラゴニュート"、"パープルジェム・カーバンクル"、"ドラゴニック・オーバーロード"。...俺の負けか。」

 

.....

....

...

..

.

 

 

「ユウト。付き合ってくれて、ありがとう。」

 

「いや...櫂、お前の覚悟は受け取った。」

 

「これは...」

 

俺は櫂にデッキを差し出す。

 

「アイチ君のデッキだ。...あとは任せる。いいか?」

 

「ああ。必ず、アイチを救い出す。」

 

櫂の強い意志を感じる。今の櫂なら、きっと大丈夫だ。

そして、アイチ君を救うことができたなら、今度はレンだって...

 

「もう一つ、これをお前に。」

 

「これは...こんなもの、本当にいいのか。」

 

「俺はかげろうのデッキは持ってないし。それに、そのカードはお前が持っているべきだ。」

 

俺は櫂に"とあるカード"を渡す。このカードはきっと、櫂の力になってくれる。

 

「...ありがとう。」

 

「気にするな。...友達、だろ?」

 

「...ああ。」

 

櫂が照れくさそうに笑う。

何だか、ようやくあの頃から一歩進めた気がする。

 

櫂、後は任せた。俺はお前を信じてる。

 

 

.



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第二十話「邂逅」

ユウトside

 

 

イラッシャイマセー

 

「...」

 

俺は今、とある喫茶店にいる。アイチ君のことは櫂に託した。

これからコーリンさんたちと会って、これからのことについて話すことになってる。

 

...来たみたいだな。

 

「こっち...」

 

ドカッ

 

「おっと...」

 

「あ、すみません。」

 

コーリンさんたちに声をかけようと立ち上がると、ちょうど後ろから来ていた人とぶつかってしまった。

 

「いえ、こちらこそ。」

 

「あ、コーヒーがこぼれちゃってる...弁償します。」

 

「いえ、大丈夫...あなた、もしかして、久導ユウトさん?」

 

「え、はい。そうですけど...」

 

「やっぱり!私、あなたのファンなんですよ。良ければ、握手して頂けませんか?」

 

「は、はぁ...」

 

俺のファンだなんて...この人も変わった人だなあ。

まあ慕ってくれるのは嬉しいことだけど。

俺は目の前の男の人と握手する。あちらは両手で握ってくる。

 

「私、ガ...いえ、アルテと申します。私もヴァンガードを嗜んでいましてね。」

 

「へえ、大会には出てるんですか?」

 

「いえ。私の実力ではまだまだです。...それに探し物をしておりまして。」

 

「探し物...?」

 

「ええ。でも、思いがけず見つかりました。」

 

「はぁ...それは良かったですね。」

 

「ああ、すみません。お忙しかったですよね。...応援してます。頑張ってくださいね。」

 

「えっと、ありがとうございます。」

 

「はい。では!」

 

そう言って、アルテさんは店から出て行った。

何だか、嵐のような人だったな。

 

「っと...おーい、こっち!」

 

俺はコーリンさんたちに声をかけ、こちらへ手招きする。

コーリンさんたちは俺に気付き、席へとやってくる。

 

「お待たせ。」

 

「待たせちゃったかしら?」

 

「ごめんね~。」

 

「いや、大丈夫。それより、コーリンさんはもう大丈夫?」

 

「ええ、おかげ様で。」

 

「コーちゃん、お姫様抱っこされてたもんね~。」

 

「レ、レッカ!」

 

レッカさんがコーリンさんをからかう。いつもの光景だ。

コーリンさんも少しは元気が出たみたいで良かった。

 

「アイチ君のこと、どうかしら。」

 

「うん。櫂にすべて託したよ。...今の櫂なら、きっとアイチ君を闇から救い出してくれるはずだよ。」

 

「...ユウトがそう言うなら、きっと大丈夫ね。」

 

コーリンさんのその自信はどこから来るんだ...

 

「先導アイチと雀ヶ森レン。彼らのファイトの行く末が、惑星クレイの未来を決める。そのためには、二人がそれぞれ正しい力を振るわなければならないわ。」

 

「ロイヤルパラディンとシャドウパラディンの戦い...か。」

 

こんな話、セシリアから話を聞いてなかったら信じられなかったな。

惑星クレイに迫る脅威に立ち向かうため、それぞれのクランが力を合わせるべきと唱えるロイヤルパラディンと、自分たちにすべて任せて従えばいいと唱えるシャドウパラディン。その戦いがアイチ君とレンのPSYクオリアによって、ファイトとリンクしていると。

 

「とにかく、今は櫂トシキを信じるしかない。」

 

「そうね。...ところで、スイコ。ユウトに近すぎないかしら?」

 

「あら、そうかしら?うふふ。」

 

「ス、スイコさん...当たってます...」

 

「あら、当ててるのよ。」

 

.....

....

...

..

.

 

 

???side

 

 

「ええ。見つ・ま・たよ。」

 

『ど・だっ・?』

 

「ええ。やは・映像・・るの・は・・ます・。素晴・し・・メー・力で・た。」

 

『そう・。器・る存・・?』

 

「そ・です・。彼な・、き・と素・ら・・器にな・・く・るで・・・。」

 

『動・・?』

 

「いえ。・だその・・はあ・ませ・。...今、クレ・に手を・・うと・てい・・たちがい・・うです・ら。それ・便乗・・のが良・でしょ・。」

 

『・解・た。』

 

「ええ。残る・徒の捜索と、・・ス・ラゴ・の発掘も任せましたよ、ヴァ・・ス。」

 

『わかっ・・る。ガス・・ール。』

 

 

.





〇人物紹介コーナー

スイコ
謎のカードショップ「PSY」の店員。ウルトラレアというアイドルグループ所属。
彼女たちの中で最初にユウトに接触している。レッカと一緒にユウトに想いを寄せるコーリンをからかっていたが、ユウトの優しさに触れ、自身も好意を寄せていることに気付く。

使用クラン : エンジェルフェザー
切り札 : ???

.


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第二十一話「開幕!予選リーグ」

ユウトside

 

ついに全国大会予選リーグが開幕した。

俺たちチームAL4と、アイチ君たちチームQ4は別リーグとなった。

 

「ユウト。君は今回出る必要は...」

 

「いや、レン。少し調整したくて。出てもいいかな。」

 

「そうですか。...では、先鋒戦にユウト、次鋒戦にアサカ、大将戦は僕ということにしましょう。テツ、悪いけど...」

 

「構いません、レン様。」

 

.....

....

...

..

.

 

「くっ...何という強さだ...!」

 

「これで終わりだ。"セシリア"!」

 

「ぐわああああ!」

 

.....

....

...

..

.

 

「あなたなんか敵じゃないわ!"祝砲竜"!」

 

「きゃあああ!」

 

.....

....

...

..

.

 

 

そんなこんなで俺たちは無傷で決勝トーナメント進出を果たした。

やはり今の俺たちの相手になるのは、チームQ4とチームカエサルくらいか。

しかし、どちらも別リーグとなっている。

 

「つまらないですね...」

 

「すまんな、レン。」

 

「ごめんなさい、レン様。」

 

「仕方ないでしょう。ユウトはもちろん、アサカの相手になる相手なんてそういないでしょうから。」

 

何だかんだ、レンはアサカのことも認めている。

というか、まだ成長途中だったアサカに目をつけていて、俺にアサカのことを気に掛けるよう言ってくるくらいだったからな。

 

「まあ、決勝戦以外はレンが先鋒か次鋒に出てもいいんじゃないか?」

 

「それもそうですね。レン様、私と変わりましょう。」

 

「そうだね、そうしようか。」

 

「じゃあ、決勝戦以外は俺が先鋒戦、レンが次鋒戦で。大将戦は...」

 

「私じゃあ正直荷が重いわ。テツ、お願いできるかしら。」

 

「ああ。だが、ユウトとレン様が出る時点で俺の出番はないだろうな。」

 

「それもそうね。」

 

そんなことを話していると、どうやらアイチ君たちの最終戦が始まるようだった。

アイチ君たちチームQ4の最終戦。相手は俺たちフーファイターの別チームらしい。

チームFFBS、ブリリアントスターズだったかな。あんまり興味ないから、よく知らないけど。

 

「...(三和からメールか。一緒に観戦ね...)」

 

「ユウト、どうしたの?」

 

「ああ。知り合いが一緒に観戦しないかって。」

 

「お、女じゃないでしょうね!」

 

「いや、男だよ。」

 

「ホッ...」

 

「俺、観客席で見てくるよ。少し用もあるし。」

 

「ゆ、ユウト。私も行ってもいいかしら?」

 

「ごめん、アサカ。今回はちょっと...」

 

「...」

 

「あ、アサカ...?」

 

アサカが動かなくなってしまった。

顔はショックを受けたような顔で停止してる。

 

「...行ってこい、ユウト。アサカはそのうち動く。」

 

「あ、ああ。行ってくる。」

 

俺はテツの言葉に甘え、この場を去っていった。

 

「ユウトにフラれた!!!!!」

 

...何も聞こえない聞こえない...っと...

 

.....

....

...

..

.

 

 

『殲滅せよ、僕の分身!ライド、"ブラスター・ダーク"。』

 

『ふん...』

 

「三和、お待たせ。」

 

「お!遅いぜ久導...って、コーリンちゃん!?」

 

「何。私が居ちゃダメだっての?」

 

「い、いや...」

 

ここに来る途中、コーリンさんとばったり会って、ついてきてしまった。

アサカと同じように断ったんだけど、私もこっちに用があるって。

 

「と、とにかくファイトを見よう。」

 

「お、おう...」

 

「ふん...」

 

「...あの、コーリンさん。近いよ。」

 

「...別にいいでしょ。」

 

三和と俺が隣同士で座っていて、コーリンさんが席半分だけ座って、ほとんど俺の席の方に身を寄せている。かなり近い、というか抱き着かれてるレベル。

 

『アタック。』

 

『ガード。...残念、君の攻撃は通らない。』

 

『...ターンエンド。』

 

『ふん...この程度の実力でシャドウパラディンを使うなんて。そういうのを身の程知らずって言うんですよ!』

 

『...』

 

うわぁ...アイチ君の対戦相手、めっちゃアイチ君を煽ってる。

アイチ君の方は冷静にファイトを進めているな。

 

「彼、フーファイターの人なんじゃないの?」

 

「うん、そうみたいだね。でも、あんまり記憶にないや。」

 

「美童キリヤ...チームFFBSのリーダーで、チームAL4に次ぐ実力があるって言われてるけど?」

 

「う~ん...ファイトしたことある気もするけど、あんまり印象にないし、弱かったんじゃないかな。」

 

『レン様がみていてくれる...ここで決める!ファイナルターン!』

 

う~ん、ここでファイナルターンって。盤面を見ても決められるようには見えないし、まだ早いんじゃないか。

 

『アタック!...これで僕の勝ちだ...!』

 

『...ガード。』

 

『なっ!?...くそ、ツインドライブ!』

 

「あらら、見事に失敗しちゃったな。」

 

「まあ、どう考えてもこのターンでは決められなかったでしょ。」

 

「そうね。」

 

俺と同じ気持ちなのか、二人も結構辛辣な意見を述べてる。

さて、残りのアタックも軽く防がれちゃったみたいだな。

...逆に今のドライブチェックでグレード3しか手札に加わらなかったし、次のアイチ君の攻撃を防ぐのは難しいんじゃないか?

 

『この程度ですか。...見てますよ、レンさん。』

 

『くっ...!』

 

『それに、この程度の実力でユウトさんに勝てるわけないじゃないです。それで復讐?そういうの、なんて言うか知ってますか?』

 

『き、貴様...!』

 

『ふふ...さて。ファイナルターン!』

 

アイチ君...櫂のことは信じているけど、やはりアイチ君はかなりPSYクオリアに飲み込まれているな。

 

『"ファントム・ブラスター・ドラゴン"!』

 

『や、やめてくれ...レン様の前で、無様な姿を見せるわけにはいかないんだ...なっ?』

 

『呪われし竜にその身を捧げろ!』

 

『やめてくれええええ!』

 

『アタック!シャドウ・イロージョン!』

 

『うわあああああ!』

 

「っ...アイチ...」

 

コーリンさんは俺の腕を強くつかみ、震えていた。

俺はコーリンさんを抱き寄せ、落ち着かせる。

 

「大丈夫。きっと、櫂がアイチ君を元に戻してくれるから。」

 

「うん...っ...」

 

「ユウト...どういうことなの...」

 

「えっ?」

 

コーリンさんを慰めていると、後ろから聞きなれた声が聞こえてくる。

振り返ると、うつむき、震えているアサカがいた。

 

「あ、アサカ...いや、これは...(って、なんで俺は言い訳なんかしてるんだ!?)」

 

「あなた!ユウトは私のものよ!」

 

「ふ、ふん...今は私のものよ。」

 

「なんですって!!!?」

 

お、落ち着いてくれ二人とも...

三和、お前も笑ってないで助けてくれ....

 

 

.



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第二十二話「櫂vsアイチ」part1

アイチside

 

 

僕たちチームQ4は全国大会予選リーグを全勝で勝ち上がった。

それもこのシャドウパラディンデッキのおかげだ。

 

"ブラスター・ダーク"...うん...わかってるよ。

決勝トーナメントも君の力に期待しているよ。

 

「...ユウトさんからメール...」

 

最近、ユウトさんとはあまり話してなかったな。

ユウトさんから連絡くれるなんて珍しいな。

 

「...会って話がしたい...?デッキをもって外に出てきて...?」

 

僕は疑問に思いながらも、デッキをもって家を出た。

家の前にはコーリンさんがいて、ヘルメットを渡してきた。

 

「乗って。あなたに会わせたい人がいるの。」

 

「コーリンさん...これは?」

 

「アイチ君。とにかく、今はコーリンさんの指示に従って、ついていってくれないか?」

 

「ユウトさん...」

 

ユウトさんも一緒にいたみたい。僕に会わせたい人...?

でも、ユウトさんが言うなら、従っておこうかな。

 

僕はヘルメットをかぶり、コーリンさんのバイクの後ろに乗る。

 

「じゃあ、お願い、コーリンさん。」

 

「ええ。あなたもまた後で。」

 

そう言って、コーリンさんはバイクを走らせる。

ユウトさんはそのまま置いていくみたい。

 

「あの...どこに行くんですか?」

 

「ついてからのお楽しみよ。」

 

「そうですか...」

 

.....

....

...

..

.

 

「ここよ。」

 

僕が連れてこられたのは、どこかの路地裏みたいだ。

何だか危なさそうな場所だけど...

 

「さあ、入って。」

 

「?...櫂くん。」

 

言われた通り、フェンスの中に入っていくとファイトテーブルと、櫂くんがいた

 

「アイチ。俺とファイトしろ。」

 

「櫂くん...もしかして、僕の強さを認めてくれたの?」

 

ようやく、櫂くんは僕の強さを認めてくれたんだね!

レンさんの言った通りだった。櫂くんは強いファイターを求めている。

 

「違う。」

 

「えっ?」

 

「アイチ、お前は弱い。」

 

「なんで...なんでそんなこと言うの...僕、櫂くんが居なくても、勝ったんだよ。あのフーファイターのチームだって倒したんだ!なのに...」

 

「デッキを出せ、アイチ。俺が本当のファイトを教えてやる。」

 

何でなんだ...どうして、櫂くんはわかってくれないんだ!

もう...僕が見せつけるしかない。櫂くんに、僕の強さを!

 

「いいよ、櫂くん。櫂くんにも見せてあげるよ、僕がどれだけ強いかってことを!」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード!」」

 

「"フルバウ"!」

 

「"スターダスト・トランぺッター"。」

 

「ロイヤルパラディン!?」

 

「あれはお兄さんの!」

 

「どういうつもり、櫂くん。」

 

「...」

 

「そう...でも、そんなデッキで僕に勝てるなんて思わないでね。」

 

「...このデッキの本当の強さを、お前に教えてやる。」

 

「っ...僕のターン、ドロー。"ブラスター・ジャベリン"にライド。"フルバウ"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : スターダスト・トランぺッター

 

□■□

□□□

V   : ブラスター・ジャベリン

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"竪琴の騎士トリスタン"にライド。"トランぺッター"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。そして、"プラック・エンチャンター"をコール。バトル。"エンチャンター"のブースト、"トリスタン"でアタック。」

 

"竪琴の騎士トリスタン" : パワー15000(8000+7000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック。"プラック・エンチャンター"。」

 

「ダメージチェック、"デスフェザー・イーグル"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□■□

□■□

V   : 竪琴の騎士トリスタン

R中央 : プラック・エンチャンター

 

□■□

□□□

V   : ブラスター・ジャベリン

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。櫂くん、見せてあげる。...殲滅せよ、僕の分身!ライド、"ブラスター・ダーク"!」

 

「...分身か。」

 

「そうだよ!強くなって手に入れた、僕の本当の姿だ!」

 

「...」

 

「スキル!CB1、"プラック・エンチャンター"を退却。そして、もう一つのスキル。相手のリアガードがいない場合、手札を1枚捨てることで、このターン、このユニットのドライブ+1!そして、"黒の賢者カロン"をコール。バトル!"ブラスター・ダーク"でアタック!」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー10000

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"、2枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"カロン"へ!」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー10000、☆2

"黒の賢者カロン" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"真理の騎士ゴードン"、"プラック・エンチャンター"。」

 

「"カロン"!アタック!」

 

「"未来の騎士リュー"でガード。」

 

"竪琴の騎士トリスタン" : パワー23000(8000+15000)

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 竪琴の騎士トリスタン

 

□■■

□□□

V   : ブラスター・ダーク

R右  : 黒の賢者カロン

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...思い出せ、アイチ。これがお前の本当の分身だ。ライド、"ブラスター・ブレード"!」

 

「ふっ...」

 

「スキル。CB1、SB1。"カロン"を退却。そして、コール。"真理の騎士ゴードン"、"プラック・エンチャンター"。"ゴードン"は"ブラスター・ブレード"がいるので、パワー+5000。」

 

"真理の騎士ゴードン" : パワー15000(10000+5000)

 

「バトル。"ブラスター・ブレード"!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー10000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"未来の騎士リュー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ゴードン"へ。」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー10000、☆2

"真理の騎士ゴードン" : パワー25000(1000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"ブラスター・ダーク"、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"。」

 

「"ゴードン"、アタックだ!」

 

"真理の騎士ゴードン" : パワー32000(10000+5000+10000+7000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"黒翼のソードブレイカー"。」

 

「よし!櫂のやつがお兄さんを追い込んだ!」

 

「ダメージ2対4。櫂が押してるね。」

 

ふふ、この程度で押してるだなんて。カムイくんもミサキさんも気が早い。

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□□■

□■■

V   : ブラスター・ブレード

R右  : 真理の騎士ゴードン

R右下 : プラック・エンチャンター

 

□■□

□□□

V   : ブラスター・ダーク

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

 

.



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第二十二話「櫂vsアイチ」part2

アイチside

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。櫂くん、もしかして僕を追い詰めた、なんて思ってる?」

 

「...」

 

「残念だけど、これは僕が見たイメージ通りだ。そして、その結末は僕の勝ちで決まっている。」

 

「...」

 

櫂くんは何も答えない。まあいいけど。

 

「ふん...。降臨せよ、影の騎士たちの主!ライド、"ザ・ダーク・ディクテイター"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"ザ・ダーク・ディクテイター" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ディクテイター"のスキル。CB1、手札からグレード2以下を1枚コールし、パワー+5000。相手はリアガードを1枚選び退却する。"黒の賢者カロン"をコール。」

 

"黒の賢者カロン" : パワー13000(8000+5000)

 

「"エンチャンター"を退却。」

 

「さらに"カロン"のスキル。SB1し、CC1、パワー+3000。」

 

"黒の賢者カロン" : パワー16000(8000+5000+3000)

 

「"ブラスター・ダーク"、"ブラスター・レイピア"をコール。"ダーク"のスキル、CB1し、リアガードを1枚退却。」

 

「"ゴードン"を退却。」

 

「そして、"ディクテイター"はリアガード1枚につき、パワー+2000。」

 

"ザ・ダーク・ディクテイター" : パワー29000(13000+10000+2000*3)

 

「バトル。"ダーク"でアタック。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー10000

 

「クイックシールド。」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー15000(10000+5000)

 

「"ディクテイター"でアタック!」

 

「ノーガード。」

 

「ふふ...ツインドライブ、"アビス・ヒーラー"。ダメージ1枚回復し、パワーは"レイピア"へ。」

 

"ブラスター・レイピア" : パワー19000(9000+10000)

 

「2枚目、"アビス・ヒーラー"。ダメージ1枚回復し、パワーは"レイピア"へ。」

 

"ブラスター・レイピア" : パワー29000(9000+10000*2)

 

「ダメージチェック、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー20000(10000+10000)

 

トリガーが出たって関係ない。

僕のこの攻撃、防げるはずがない!

 

「"カロン"のブースト、"レイピア"でアタック!」

 

"ブラスター・レイピア" : パワー45000(9000+10000*2+16000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"孤高の騎士ガンスロッド"。」

 

ほら、防げるわけない。全部見えてる通り。

PSYクオリアが見せてくれたイメージ通りだ。

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : ブラスター・ブレード

 

■■■

□□■

V   : ザ・ダーク・ディクテイター

R右  : ブラスター・レイピア

R左  : ブラスター・ダーク

R右下 : 黒の賢者カロン

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。降臨せよ、戦士たちの主。ライド・THE・ヴァンガード、"騎士王アルフレッド"。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"騎士王アルフレッド" : パワー23000(13000+10000)

 

「"友誼の騎士ケイ"をコールし、スキル。CB1し山札から"忠義の騎士ベディヴィア"をコール。さらに"アルフレッド"のスキルでCB1し、山札から"ブラスター・ブレード"をコールし、パワー+5000。"アルフレッド"は自身のスキルでパワー+10000。」

 

"騎士王アルフレッド" : パワー33000(13000+10000+10000)

"ブラスター・ブレード" : パワー15000(10000+5000)

 

「"ブラスター・ブレード"のスキル。CB1、SB1して"レイピア"を退却!」

 

「くっ...」

 

「バトルだ。"ブラスター・ブレード"で"ブラスター・ダーク"にアタック!」

 

「"厳格なる撃退者"でガード。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー25000(10000+15000)

 

「"アルフレッド"でヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"ベディヴィア"へ。」

 

"忠義の騎士ベディヴィア" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"孤高の騎士ガンスロッド"。」

 

「ダメージチェック、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーはヴァンガードへ。」

 

"ザ・ダーク・ディクテイター" : パワー23000(13000+10000)

 

「..."ベディヴィア"、"ケイ"のブーストを受けてヴァンガードにアタック。」

 

"忠義の騎士ベディヴィア" : パワー34000(10000+10000+8000+3000+3000)

 

「"デスフェザー・イーグル"でガード。」

 

"ザ・ダーク・ディクテイター" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

□□■

■■■

V   : 騎士王アルフレッド

R右  : 忠義の騎士ベディヴィア

R左  : ブラスター・ブレード

R右下 : 友誼の騎士ケイ

 

■■□

□□■

V   : ザ・ダーク・ディクテイター

R左  : ブラスター・ダーク

R右下 : 黒の賢者カロン

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

このターンだ。このターンが僕がイメージで見た勝利の時!

櫂くんに見せるんだ。僕が強くなったことを!僕の強さを!

 

「ファイナルターン!」

 

「っ...」

 

「スタンド&ドロー。呪われし竜よ、出でて邪悪な力を振るえ!ライド、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「コール、"髑髏の魔女ネヴァン"、"黒翼のソードブレイカー"。"ソードブレイカー"のスキルでCB1し、1枚ドロー。パワー+5000。」

 

"黒翼のソードブレイカー" : パワー10000(5000+5000)

 

「"ネヴァン"のスキルで自身をレストし、山札から"ネヴァン"をコール。そして、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"のスキル!CB1、リアガードを3枚退却!"ネヴァン"2枚、"ソードブレイカー"!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー48000(13000+10000*2+15000)、☆2

 

「"アビス・ヒーラー"を2枚、"ブラスター・アックス"をコール。そして、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"のスキルをもう一度発動!CB1、"アビス・ヒーラー"2枚、"ブラスター・ダーク"!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー63000(13000+10000*2+15000*2)、☆3

 

「"ファントム・ブラスター・ドラゴン"のスキル!グレード3をSB1し、相手に1ダメージ!」

 

「ダメージチェック、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーはヴァンガードへ。」

 

"騎士王アルフレッド" : パワー23000(13000+10000)

 

チッ...トリガーを引かれた。でも、僕が見たイメージは変わらない!

この"ファントム・ブラスター・ドラゴン"の攻撃で、櫂くんは地にひれ伏す!

 

「バトル!"ファントム・ブラスター・ドラゴン"!櫂くんに僕の強さを見せつけてやれ!」

 

「...ガード。」

 

「えっ...!?」

 

「"ふろうがる"、"未来の騎士リュー"、"世界樹の巫女エレイン"2枚。」

 

"騎士王アルフレッド" : パワー93000(13000+10000+15000*2+20000*2)

 

「くっ...!ツインドライブ、1枚目...っ!」

 

「"ザ・ダーク・ディクテイター"...トリガーではないな。」

 

そんな...僕の見たイメージが...

 

「ま、まだだ!2枚目、"厳格なる撃退者"!ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"アックス"へ!」

 

"ブラスター・アックス" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「"アックス"でアタック!」

 

"ブラスター・アックス" : パワー28000(10000+10000+8000)、☆2

 

「"閃光の盾イゾルデ"。手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「そ、そんな...こんなの僕のイメージじゃ...」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:1枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

 

□□□

□■□

V   : 騎士王アルフレッド

 

□■■

□□■

V   : ファントム・ブラスター・ドラゴン

R右  : ブラスター・アックス

R右下 : 黒の賢者カロン

 

アイチ 手札:2枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(裏:3)

--------------------------------------------------

 

.



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第二十二話「櫂vsアイチ」part3

アイチside

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。」

 

PSYクオリアが見せてくれたイメージが...僕の勝利のイメージが間違えるなんて...

そんなのありえない...!こんなの僕のイメージじゃない!

 

「アイチ、思い出せ。」

 

「えっ...」

 

「お前が本当にやりたかったファイトはなんだ。それは、こんな苦しみに満ちたファイトだったか!」

 

「それ...は...」

 

「本当は気付いているはずだ。お前はPSYクオリアなんかなくても、もっと強くて気高い力を持っているはずだ!」

 

違う...『そうだ』

PSYクオリアがあるから...『はじめから持ってる』

PSYクオリアがあるから僕は強くなったんだ!『あの時見せた勇気は』

 

「違う!PSYクオリアが無かったら、僕は弱い!PSYクオリアのおかげなんだ!全部この力のおかげなんだ!」

 

「...アイチ。今目を覚まさせてやる。戦士たちとともに道を切り開く、若き日の王の姿を見よ!ライド・THE・ヴァンガード!"アルフレッド・アーリー"!」

 

アルフレッド・アーリー...その後ろにいるのは...

 

「イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。そして、CB1しソウルからこのユニットをコールする。」

 

「"ブラスター・ブレード"...!」

 

「立ち上がれ!"ブラスター・ブレード"!」

 

『マイヴァンガード、先導アイチ。』

 

"ブラスター・ブレード"...

 

『君自身、もう気付いているはずだ。PSYクオリアに目覚める前。いや、全国大会に出場するよりももっと前。友人にカードを奪われ、ボロボロになりながらも君は立ち向かい、そして勝利した。』

 

それは...でも...僕は...

 

『その勇気こそが、君の持つ本当の力なのではないのか。』

 

でも、僕は...

 

『君の持つその勇気が次第に周りを惹きつけ、仲間を増やした。』

 

仲間...櫂くん...ミサキさん...カムイくん...

それに...ユウトさん...

 

「アイチ。思い出せ。お前が本当にやりたかったファイトを!」

 

「そうだ...僕が本当にやりたかったファイトは...こんなファイトじゃない...」

 

僕が本当にやりたかったファイトは...もっと楽しくて...笑顔にあふれていて...

力なんかなくても、そこに櫂くんが、みんながいてくれるなら

 

「...ごめんなさい...」

 

僕はシャドウパラディンのカードを手放す。

僕の意志を読み取ったのか、モーションフィギュアシステムは停止し、ファイトは終了した。

 

『馬鹿な...』

 

『ごめん、ブラスター・ダーク。』

 

『...後悔するぞ。』

 

『...それでも、僕はもう...』

 

ブラスター・ダークが消える。

そして、僕の中から黒い何かも一緒に消えていく。

 

『ごめん、ブラスター・ブレード。もう一度、僕の力になってくれるかな。』

 

『...我が剣は、君とともに。』

 

『ありがとう...っ....』

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「どうやら待ち人は来ないようね。」

 

「...残念です。本当に。」

 

カードショップPSY。そこでレンはアイチ君を待っていた。

でも、アイチ君は来なかった。...櫂、やったんだな。

 

「僕は帰ります。...ユウト、君は?」

 

「俺は残るよ。やらなきゃいけないことがあるから。」

 

「そう...」

 

レンは興味なさそうに去っていった。

レン...お前も、きっと...

 

「どうやら、櫂トシキがやったようね。」

 

「うん。良かったよ、本当に。」

 

「ふふ。どこか、安心したような顔をしているわね。」

 

「そりゃそうさ。本当に...」

 

友人の成長に喜びを感じる。そして、希望も感じる。

アイチ君を救ったように、今度はレンを...そんな希望を。

 

 

.





〇人物紹介コーナー

レッカ
謎のカードショップ「PSY」の店員。ウルトラレアというアイドルグループ所属。
彼女たちの中で唯一、ユウトにさほど興味がない。コーリン、スイコのことをからかって遊んでいる。ユウトのことがあってからかううち、何だかんだで3人の仲は深まった。二人のことはあだ名で呼んでいて、信頼している。

使用クラン : エンジェルフェザー
切り札 : ???

.


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第二十三話「対決!チームフーファイター」part1

ここからしばらくファイト描写多めです。


ユウトside

 

 

今日はついに全国大会決勝トーナメントの初日だ。

今日は準決勝までやることになっている。

 

俺たちチームAL4はBブロック。アイチ君たちチームQ4と、光定さんたちチームカエサルはAブロックとなっている。Bブロックには正直、俺たちの相手になるようなチームはいない。

 

「ねえ、ユウト。レン様と先導アイチ、何があったの?」

 

「う~ん...ちょっと簡単には説明できないかな。」

 

アサカがこんなこと聞いてくるのには理由がある。

先ほどレンによる宣誓の挨拶が終わった後、チームQ4の面々と会ったときにアイチ君がレンにシャドウパラディンのデッキを返そうとした。

そんなアイチ君をレンは邪険に扱い、デッキを持った手をはじいた。

 

そんなことがあって、アサカはレンとアイチのことを心配していた。

 

「まあ、これから戦う相手と仲良くする必要もないだろ?」

 

「...それもそうね。」

 

「ちょっと待て、久導ユウト。」

 

「ん?」

 

後ろからの呼びかけに俺とアサカは立ち止まり、振り返ると...えっと...見たことある人が立っていた。誰だっけ。

 

「まさか一回戦からAL4と当たるなんてね。だけど、今回は勝たせてもらう!」

 

「えーっと...」

 

「ユウト、彼は美童。同じフーファイターよ。」

 

「あー...」

 

「なんだ、その反応は!...僕は次鋒戦に出るから、君とは戦えないけど、ハルミが僕の代わりに貴様を倒す。覚悟しておけ!」

 

「あ、はい。」

 

「...アサカ様、あなたと戦えること、光栄に思います。ですが、勝つのは僕ですので。」

 

「え、私は...って、行っちゃった。」

 

美童は自分の言いたいことだけ言って、さっさと行ってしまった。

次鋒戦、出るのはレンなんだが...まあ、いいか。

 

「私たちも行きましょ?」

 

「ああ。」

 

アサカが腕に抱き着き、俺たちはファイトステージへと向かう。

先鋒戦は俺とハルミってやつみたいだ。

初めてファイトする相手だし、油断しないようにしないとな。

 

でも、新しく構築し直したこのデッキを使うのは楽しみだ。

 

.....

....

...

..

.

 

『さあ、決勝トーナメントBブロック。注目の戦いが始まりみゃす!』

 

『チームFFAL4対チームFFBS。同じフーファイター所属のチームですねえ。』

 

『はい!片や全国大会二連覇中!最強と呼び声の高いAL4!対するは、その実力はAL4に次ぐといわれているブリリアントスターズ!果たして、勝つのはどっちだ!』

 

『ドッキドキです~!』

 

『先鋒戦、チームAL4からはこの人!前回大会が初出場でありながら、一度も負けたことのない男!そして今大会でもその記録は継続中!最強の男!久導ユウト!』

 

「な、なんなんだその二つ名的なのは...」

 

『対するチームFFBSからは、美南ハルミ!』

 

あっちは名前だけかよ。俺だけ何だか恥ずかしいよ。

 

「あら、あなたが相手なんて私もついてるわね。」

 

「...」

 

「うふふ、怖くて声も出ないかしら。」

 

「いや...うん...なんでもないよ。」

 

美童といい、このチームには残念な奴しかいないのか?

まあ、いい。ファイトには関係ない。

 

「ファイト開始!」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード!」

 

「"リザードランナー アンドゥー"。」

 

「"アルボロス・ドラゴン”新芽”"。」

 

「"アルボロス・ドラゴン"!?"銃士"はどうしたのかしら?」

 

「なぜ、"銃士"じゃないといけない。ヴァンガードは基本、自由なゲームと俺は思ってる。イメージが、無限の可能性を生む。切り札が"銃士"だからって、全部が"銃士"である必要はないだろ。」

 

「っ...それは...」

 

「ほら、お前のターンからだぞ。」

 

「くっ...私のターン、ドロー。"希望の火エルモ"にライド。"アンドゥー"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ハルミ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 希望の火エルモ

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン "新芽"

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"アルボロス・ドラゴン”若枝”"にライド。"新芽"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。このままバトルだ。"若枝"でアタック!」

 

"アルボロス・ドラゴン”若枝”" : パワー8000

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。1枚引き、パワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”若枝”" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"ドラゴンナイト イスハーク"。」

 

「ヒットしたことでスキル。山札から4枚見て、"アルボロス"を1枚公開。"樹"を公開する。これを手札に加え、残りは山札の下へ。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ハルミ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 希望の火エルモ

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン "若枝"

 

ユウト 手札:10枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"ブレイクブレス・ドラゴン"にライド。"ドラゴンナイト ネハーレン"、"封竜カルゼ"をコール。バトル!"ブレイクブレス"でアタック!」

 

"ブレイクブレス・ドラゴン" : パワー10000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"カラミティタワー・ワイバーン"。」

 

「ダメージチェック、"パンジーの銃士シルヴィア"。」

 

「"ネハーレン"でアタック!」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復。」

 

「くっ...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ハルミ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□■

□■■

V   : ブレイクブレス・ドラゴン

R右  : ドラゴンナイト ネハーレン

R右下 : 封竜カルゼ

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン "若枝"

 

ユウト 手札:10枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ふっ...やはり君は来てくれるか。だが君は後だ。...ライド、"アルボロス・ドラゴン”樹”。スキル発動。次にコールされる"プラント・トークン"は、パワー10000、シールド10000、インターセプトとブーストをもってコールされる。」

 

「くっ...」

 

「"アルボロスの陣風 オリヴェル"、"カローラ・ドラゴン"をコール。"オリヴェル"のスキル。ソウルに"アルボロス"が2枚以上ならCB1することで、二つのうちの一つの能力を発動できる。今回は"プラント・トークン"を2枚コール。1枚は"樹"の能力で強化された状態だ。そして、"カローラ・ドラゴン"はパワー上昇。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「バトル。"プラント・トークン"で"ネハーレン"にアタック。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー10000

 

「ノーガードよ。"ネハーレン"は退却。」

 

「"トークン"のブースト、"樹"でアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー15000(10000+5000)

 

「ここもノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは"オリヴェル"へ。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー20000(10000+10000)

 

「また...!くっ、ダメージチェック、"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー。ヴァンガードのパワー上昇!」

 

"ブレイクブレス・ドラゴン" : パワー20000

 

「次だ。"オリヴェル"、"カローラ・ドラゴン"のブーストを受けて、アタック。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー34000(10000+10000+14000)

 

「"魔竜導師ラクシャ"でガード!」

 

"ブレイクブレス・ドラゴン" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ハルミ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□■

□■□

V   : ブレイクブレス・ドラゴン

R右下 : 封竜カルゼ

 

■■■

□■■

V   : アルボロス・ドラゴン "樹"

R右  : アルボロスの陣風 オリヴェル

R左  : プラント・トークン(強化)

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:10枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

.



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第二十三話「対決!チームフーファイター」part2

ユウトside

 

「私のターン、スタンド&ドロー。ライド、"ドラゴンナイト イスハーク"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"ドラゴンナイト イスハーク" : パワー23000(13000+10000)

 

「そして、"ブレイクブレス"のスキルで"カローラ・ドラゴン"を退却!さらに"封竜コーデュロイ"をコールしてスキル。CB1、前列の"プラント・トークン"を退却。」

 

「俺は山札から5枚見て、グレード2をコールできる。コールしなかったら、君がCCする。..."パンジーの銃士シルヴィア"をコール。」

 

「自動能力は発動しない。さらに、イスハーク"のスキルでCB1し、"オリヴェル"を退却。バトル!"イスハーク"でアタック!」

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"ドラゴンナイト ネハーレン"、"封竜ブロケード"。」

 

「ダメージチェック、"メイデン・オブ・ドリームシャワー"。」

 

「"コーデュロイ"でアタックよ!」

 

"封竜コーデュロイ" : パワー18000(10000+8000)

 

「こちらもノーガード。ダメージチェック、"フルーツアソート・ドラゴン"。」

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ハルミ 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

□□■

□■■

V   : ドラゴンナイト イスハーク

R右  : 封竜コーデュロイ

R右下 : 封竜カルゼ

 

■■□

□■□

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:10枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド・THE・ヴァンガード。"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー13000、☆2

 

「"フルーツアソート・ドラゴン"、"オリヴェル"をコール。そして、"聖樹"のスキル。"シルヴィア"をコストに、"プラント・トークン"を2枚コール。そして、リアガードが5枚以上なら自身のパワー+10000。」

 

ついでに、"聖樹"がいる限り、"プラント・トークン"は強化された状態でコールされる。パワー10000、シールド10000、インターセプト、ブーストを持つ。

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「"オリヴェル"のスキル。CB1し、今度はリアガードを2枚退却し、パワー+20000、クリティカル+1。"プラント・トークン"を2枚退却して発動。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)、☆2

 

「さらに"フルーツバスケット・エルフ"をコールし、スキル。SB1、自身を退却して"プラント・トークン"を2枚コール。ヴァンガードがグレード3以上なら、コールした"トークン"にパワー+5000。」

 

"プラント・トークン"(R左下) : パワー15000(10000+5000)

"プラント・トークン"(R中央) : パワー15000(10000+5000)

 

「バトル。"トークン"のブースト、"聖樹"でアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー38000(13000+10000+15000)、☆2

 

「"魔竜導師ラクシャ"、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"、さらに"コーデュロイ"のインターセプト。」

 

"ドラゴンナイト イスハーク" : パワー53000(13000+15000+20000+5000)

 

「ツインドライブ、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"オリヴェル"へ。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー40000(10000+20000+10000)、☆3

 

「2枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは"オリヴェル"へ。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー50000(10000+20000+10000*2)、☆3

 

「くっ、またトリガーを...」

 

「"フルーツアソート"でアタック。このユニットは自分のグレード0のリアガードの元々のパワー分、パワーが上昇する。」

 

"フルーツアソート・ドラゴン" : 53000(13000+10000*3+10000)

 

「ぐぅ...ダメージチェック、"ブレイクブレス・ドラゴン"。」

 

「次だ。"オリヴェル"でアタック。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー65000(10000+20000+10000*2+15000)、☆3

 

「うぐぐ...ノーガード...ダメージチェック、"槍の化身ター"、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"、"封竜ブロケード"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復するわ!」

 

「ふ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ハルミ 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

□□■

□■□

V   : ドラゴンナイト イスハーク

R右下 : 封竜カルゼ

 

■■■

■■■

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右  : フルーツアソート・ドラゴン

R左  : アルボロスの陣風 オリヴェル

R中央 : プラント・トークン(強化)

R右下 : プラント・トークン(強化)

R左下 : プラント・トークン(強化)

 

ユウト 手札:10枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。ライド、"封竜ブロケード"。イマジナリーギフトフォースⅠを左前列へ。そして、"ドラゴンナイト ネハーレン"をコールし、スキル。CB1、左後列の"プラント・トークン"を退却。そして、パワー+5000。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー15000(10000+5000)

 

今更何をしようと無駄だと思うけど。

まあ、全力で向かってくるなら、全力でねじ伏せるだけだ。

 

「"ブレイクブレス・ドラゴン"、"カラミティタワー・ワイバーン"をコール。"ブロケード"のスキル!CB1、相手のグレード2をすべて退却し、退却した枚数分、前列のパワー+10000。1枚退却したので、パワー+10000よ!」

 

"封竜ブロケード" : パワー33000(13000+10000+10000)

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー25000(10000+5000+10000)

"ブレイクブレス・ドラゴン" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「バトル!"ブロケード"のアタック!」

 

"封竜ブロケード" : パワー40000(13000+10000+10000+7000)

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。手札1枚捨てて、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、"槍の化身ター"。効果はすべて"ネハーレン"へ。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー35000(10000+5000+10000+10000)、☆2

 

「"ブレイクブレス"でアタック!」

 

「"樹"、"ダニエル"でガード。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー33000(13000+15000+5000)

 

「なら、"ネハーレン"でアタックよ!」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー43000(10000+5000+10000+10000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"若枝"、"フルーツアソート"。」

 

「これでターンエンドよ!」

 

--------------------------------------------------

ハルミ 手札:2枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

 

□■■

■■■

V   : 封竜ブロケード

R右  : ドラゴンナイト ネハーレン

R左  : ブレイクブレス・ドラゴン

R右下 : 封竜カルゼ

R中央 : カラミティタワー・ワイバーン

 

□■■

□■■

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右  : フルーツアソート・ドラゴン

R中央 : プラント・トークン(強化)

R右下 : プラント・トークン(強化)

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「ファイナルターン!」

 

「っ!」

 

『出みゃした!ファイナルターン!』

 

『今まで負け知らずの男、最後はきっちり決めるようですね!』

 

「スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身。ライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士セシリア"!イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

"フルーツアソート・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)、☆2

 

「"アルボロスの陣風 オリヴェル"をコールし、スキル。CB1、リアガードの"トークン"を退却し、パワー+20000、クリティカル+1。」

 

"フルーツアソート・ドラゴン" : パワー13000、☆2

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)、☆2

 

「"若枝"をコールし、"セシリア"のスキル。CB1、"若枝"をコストに、山札から5枚見て、"カローラ・ドラゴン"、"樹"、"聖樹"をコール、ターン中、前列はパワー+10000。"樹"のスキルで"プラント・トークン"をコール。そして、"カローラ・ドラゴン"のパワー上昇。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー40000(10000+20000+10000)、☆2

"フルーツアソート・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「さらに"聖樹"のスキルで自身を退却し、"プラント・トークン"を2枚コール。"カローラ・ドラゴン"のパワー上昇。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー23000(8000+3000*5)

 

「そして、"フルーツバスケット・エルフ"をコールし、スキル。SB1、自身を退却して"プラント・トークン"を2枚コール。自身のヴァンガードのグレードが3以上ならパワー+5000。"カローラ・ドラゴン"もパワー上昇。"フルーツアソート"もパワー上昇。」

 

"フルーツアソート・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000+5000*2)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー29000(8000+3000*7)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー10000(5000+5000)

"プラント・トークン"(R右下) : パワー10000(5000+5000)

 

「バトル。"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー52000(13000+10000+29000)、☆2

 

「くっ...どのアタックも守れない...ノーガード...」

 

「ツインドライブ、"若枝"、"カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー62000(13000+10000+29000+10000)、☆3

 

「きゃあああああ!」

 

ダメージに置かれたのは"封竜ブロケード"。

よって、俺の勝ちが決まった。

 

「勝者!チームAL4、久導ユウト!」

 

『強い!やはりこの男は最強なのか!』

 

『確かにトリガーを引く運命力を持ってはいましたが、終始余裕なファイトを展開していましたねえ。まだまだ実力は図れないんじゃないですか?』

 

『そうですね~!素晴らしいファイターです!』

 

.



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第二十三話「対決!チームフーファイター」part3

ユウトside

 

 

「では、行ってきます。」

 

「ああ。」

 

「行ってらっしゃいませ、レン様。」

 

次は次鋒戦。レンがファイトフィールドへと歩いていく。

反対側からは余裕そうに眼を瞑って歩いてくる美..美童?がいた。

 

あいつ、馬鹿なのか?

 

『さあ、続いては次鋒戦!チームFFBSからは美童キリヤ選手!対するチームAL4からは、なんと!リーダーの雀ヶ森レン選手だ!』

 

『ドッキドキです~。』

 

「な、なんだって!?」

 

案の定、対戦相手がレンであることに驚いている。

めちゃくちゃ動揺してるじゃん、あいつ。

 

「では、始めましょうか。」

 

「う...」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード」」

 

「"フルバウ"。」

 

「くっ..."エンターテイン・メッセンジャー"。」

 

「私のターン、ドロー。ライド、"黒の賢者カロン"。"フルバウ"のスキルで1枚ドロー。そして、"髑髏の魔女ネヴァン"をコールし、スキル。自身をレストし、"ダンプフッド・ドラゴン"をコール。そして、"ダンプフッド"のスキルでSB1、自身を退却し、山札から"ブラスター・ダーク"を手札に加えます。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : エンターテイン・メッセンジャー

 

□■□

□■□

V   : 黒の賢者カロン

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

レン 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"スターティング・プレゼンター"にライド。"メッセンジャー"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。そして、"プレゼンター"のスキルでSC1。..."ミッドナイト・バニー"をコールし、バトル。"バニー"のブースト、"プレゼンター"でアタック!"バニー"のスキルでSC1。」

 

"スターティング・プレゼンター" : パワー16000(8000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ゴールデン・ビーストテイマー"。」

 

「ダメージチェック、"忘我の騎士ケイラウト"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:0枚

 

□■□

□■□

V   : スターティング・プレゼンター

R中央 : ミッドナイト・バニー

 

□■□

□■□

V   : 黒の賢者カロン

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

レン 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。常闇より現れよ、漆黒の亡霊!ライド、"ブラスター・ダーク"。」

 

「くっ...」

 

「そして、"ネヴァン"のスキル。レストし、山札から"結氷の魔女ベンデ"をコール。"ベンデ"のスキル。ヴァンガードが"ブラスター・ダーク"なら、SB1、自身を退却することで、山札から"ファントム・ブラスター・ドラゴン"にライドする!」

 

「な、なんだって!?」

 

「呪われし竜よ、出でて邪悪な力を振るえ。ライド、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ベンデ"のスキルでライドしたユニットは、そのターン、起動能力を使用できません。"ザ・ダーク・ディクテイター"、"ナイトメア・ペインター"をコール。"ペインター"のスキルでドロップゾーンの"黒の賢者カロン"をソウルに置き、パワー+3000。」

 

"ナイトメア・ペインター" : パワー10000(7000+3000)

 

「バトル。"ファントム・ブラスター・ドラゴン"でアタック。」

 

「くそ...ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"漆黒の乙女マーハ"、"デスフェザー・イーグル"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ディクテイター"へ。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"ザ・ダーク・ディクテイター" : パワー23000(13000+10000)

 

「ダメージチェック、"パープル・トラピージスト"、"フープ・マジシャン"。ゲット、フロントトリガー。前列のパワー+10000。」

 

"スターティング・プレゼンター" : パワー18000(8000+10000)

 

「"ディクテイター"でアタック。」

 

"ザ・ダーク・ディクテイター" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「"ダイナマイト・ジャグラー"!さらにクイックシールド!」

 

"スターティング・プレゼンター" : パワー38000(8000+10000+15000+5000)

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■□

□■□

V   : スターティング・プレゼンター

R中央 : ミッドナイト・バニー

 

□■■

□■■

V   : ファントム・ブラスター・ドラゴン

R右  : ザ・ダーク・ディクテイター

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : ナイトメア・ペインター

 

レン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

レンはスキルを駆使して、相手がグレード1の段階でグレード3にライドしている。

これは圧倒的なアドバンテージになる。

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"アスタティック・バトントワラー"にライド。"バトントワラー"のスキルで1枚引き、手札の"ミラクルポップ・エヴァ"をソウルに置く。さらに"プレゼンター"のスキルで、手札の"プレゼンター"をソウルに置き、SC1。SCされたユニットをコール。"パープル・トラピージスト"。そして、"アマランス・ビーストテイマー"、"ミッドナイト・バニー"をコール。」

 

一気に攻めてきたな。まあ、先行の相手にいきなりグレード3にライドされたんじゃ、攻めてダメージを稼ぐしかないか。

 

「バトル!"バニー"のブースト、"トラピージスト"でアタック!"バニー"のスキルでSC1。」

 

"パープル・トラピージスト" : パワー15000(7000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。パワーをヴァンガードへ。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「くっ!..."バニー"のスキル。CB1、自身をソウルに置き、"ポイゾン・ジャグラー"をコール。そして、"バトントワラー"はこのターン、ソウルからユニットが登場しているので、パワー+5000。」

 

"アスタティック・バトントワラー" : パワー14000(9000+5000)

 

「"バニー"のブースト、"バトントワラー"でアタック!SC1!」

 

"アスタティック・バトントワラー" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「"髑髏の魔女ネヴァン"でガード。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「ドライブチェック、"ポイゾン・ジャグラー"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"アマランス"へ!」

 

"アマランス・ビーストテイマー" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「"アマランス"でアタック!スキルで"トラピージスト"をソウルに置き、パワー+3000。」

 

"アマランス・ビーストテイマー" : パワー27000(9000+10000+3000+5000)、☆2

 

「"トラピージスト"のスキルで、"トラピージスト"をSBし、ソウルから"バトントワラー"をコール!」

 

"アスタティック・バトントワラー"(R右) : パワー14000(9000+5000)

 

「"漆黒の乙女マーハ"でガード。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー28000(13000+10000+5000)

 

「く..."バトントワラー"でリアガードにアタック。」

 

「"忘我の騎士ケイラウト"でガード。」

 

"ザ・ダーク・ディクテイター" : パワー18000(13000+5000)

 

「くそ!ターンエンド!」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:3枚、ソウル:7枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■■□

■■■

V   : アスタティック・バトントワラー

R右  : アスタティック・バトントワラー

R左  : アマランス・ビーストテイマー

R中央 : ミッドナイト・バニー

R左下 : ポイゾン・ジャグラー

 

□■■

□■■

V   : ファントム・ブラスター・ドラゴン

R右  : ザ・ダーク・ディクテイター

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : ナイトメア・ペインター

 

レン 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

 

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第二十三話「対決!チームフーファイター」part4

ユウトside

 

「私のターン、スタンド&ドロー。ライド、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"。イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。」

 

"ザ・ダーク・ディクテイター" : パワー23000(13000+10000)

 

「そして、"ネヴァン"のスキルで"ネヴァン"をコール。"ファントム・ブラスター・ドラゴン"のスキル。CB1、"ネヴァン"を2枚、"ナイトメア・ペインター"を退却し、パワー+15000、クリティカル+1。君はリアガードを3枚退却してください。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー38000(13000+10000+15000)、☆2

 

「く..."ポイゾン・ジャグラー"、"アマランス・ビーストテイマー"、"ミッドナイト・バニー"を退却。」

 

「そして、"ザ・ダーク・ディクテイター"、"瞬断の騎士グリーテ"をコール。バトル。左の"ディクテイター"でアタック。」

 

"ザ・ダーク・ディクテイター"(R左) : パワー13000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ジャンピング・ジル"。」

 

「"ファントム・ブラスター・ドラゴン"、"グリーテ"のブーストでアタック。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー43000(13000+10000+15000+5000)、☆2

 

「"冥界の催眠術師"!手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、"ナイトメア・ペインター"、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて右の"ディクテイター"へ。」

 

"ザ・ダーク・ディクテイター"(R右) : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

あ、あいつ終わったな。

 

「くっ!でも、その攻撃を受けてもまだダメージは5!次のターンで逆転してやる

!」

 

「"グリーテ"のスキル。"ブラスター"をブーストしたバトル終了時、相手が守護者をコールしているなら、CB1することで1ダメージ。」

 

「な、なにぃ!!!」

 

あいつの手札は恐らく、次のターンにライドするためのグレード3。

ここでドロートリガーでも引いて、シールド10000以上のカードを引かないと、次のアタックも受けなければいけないから、ほぼ負けが確定したと言ってもいい。

 

「くそ...ダメージチェック、"フラスター・カデット"...」

 

「これで終わりです。"ディクテイター"でアタック。」

 

「ダメージチェック..."ミラクルポップ・エヴァ"、"パープル・トラピージスト"...」

 

『ダメージ6!あっけない幕切れです!』

 

『雀ヶ森選手の圧倒的な力が顕著に表れたファイトでしたねえ。美童選手はなすすべもなかったでしょう。』

 

.....

....

...

..

.

 

 

「勝ったよ。」

 

「さすがレン様。おめでとうございます。」

 

「ありがとう、アサカ。...対戦相手の..なんて名前だっけ。つまらないファイターでした。」

 

「まあ、そういうな、レン。お前が強い、ただそれだけだ。」

 

「ふふ、君にそう言ってもらえると嬉しいです。」

 

 

その後、トーナメント表を見たときに思った通り、俺たちの相手になるファイターなどBブロックにはおらず、俺たちは無傷のまま決勝戦へとコマを進めることになった。

 

Aブロックは準決勝、チームQ4とチームカエサルのファイトみたいだ。

 

 

 

.



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第二十四話「激闘!カムイとガイ」part1

ユウトside

 

俺はアサカと観客席に来ていた。

理由はもちろん、チームQ4とチームカエサルのファイトを見るため。

 

「でも、彼らのファイトを観戦してもいいのかしら。ズルじゃない?」

 

「いや、大丈夫でしょ。彼らも俺たちのファイトはみていたみたいだし。」

 

「それならいいけど。」

 

そんなことを話しながら歩いていると、三和を見つけた。

エミちゃんもいて、キャピタルに行ったときに見た人達もいるし、みんなで仲良く観戦って感じかな。

 

「お、久導じゃん。」

 

「よ、三和。」

 

「あ、久導さん。こんにちはー。」

 

「やあ、エミちゃん。こんにちは。」

 

「...」

 

アサカ...腕に抱き着くのはいいけど、強く掴みすぎだよ...ちょっと痛い...

 

「相変わらず仲がよろしいようで...。」

 

「あー、まあ...。」

 

「えっと...お姉さんは久導さんの彼女さんですか?」

 

「っ!!!あなた、良い子ね!名前は?」

 

「えっと...先導エミです。」

 

「そう、エミちゃん。私、鳴海アサカ。ユウトとはとても親密な仲なのよ。」

 

おいおい...エミちゃんに何を言ってるんだ。

というか、エミちゃんもちょっと信じてるような顔してるし。

 

「いや、普通に幼馴染だよ。」

 

「あはは...アサカさん、久導さんのこと大好きなんですね!」

 

「そうよ!」

 

「素敵です!」

 

な、なんか意気投合してるし...まあ、仲良くしてくれるならいいけど。

 

「お前らもここで観戦するか?」

 

「ああ、お邪魔させてもらおうかな。」

 

そう言って、俺は三和の隣に座る。アサカは三和と反対側の俺の隣に座る。

 

「アイチ君たち、カエサル相手にどう戦うかな。」

 

「カエサルは強敵だからな。久導としてはどっちが勝ってほしいわけ?」

 

「う~ん...どっちでもいいけど、しいていえばアイチ君たちかな。」

 

「あら、ユウトじゃない。」

 

「あ、コーリンさん。」

 

三和と話していると、コーリンさんがやってきた。

一応、軽い変装はしているっぽいけど、普通にここに来て大丈夫なのか?

 

「こ、コーリ...モガモガ...」

 

「こらこら森川...騒いじゃマズイだろ...」

 

「隣、いいかしら。」

 

「え、いや、三和が...」

 

「と・な・り、いいかしら?」

 

三和はコーリンさんの圧に負けたのか、席をズレた。

コーリンさんは空いた俺の隣に座り、俺の右腕に抱き着いてくる。

 

「ちょ、コーリンさん...」

 

「あ、あなた!何してるの!」

 

「べ、別にいいじゃない。」

 

「くっ!」

 

アサカは俺の左腕に抱き着いてくる。君たち、俺の腕を何だと思ってるんだ...

 

 

.....

....

...

..

.

 

カムイside

 

 

「じゃあ、俺行ってきます!」

 

「カムイくん、頑張って!」

 

「はい!アイチお兄さん!」

 

俺は勢いよくファイトフィールドへと飛び出した

前回大会じゃ俺はチームを抜けて、みんなに迷惑かけた。

だから、俺は今回は迷惑かけた分、"汚名挽回、名誉返上"するんだ!

 

<<それを言うなら、汚名返上、名誉挽回っす~>>

 

<<ОH、MBっす~>>>

 

なんか聞こえた気がしたけど、まあいいか!

 

「相手は君か、カムイ君。」

 

「ガイさん、よろしくお願いします!」

 

「ああ、いいファイトをしよう。」

 

「はい!」

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「ブラウユンガー!」

 

「次元ロボ ゴーユーシャ。」

 

「俺のターン、ドロー。"ブラウパンツァー"に俺様ライド!"ユンガー"のスキルで1枚引き、さらに"パンツァー"のスキル!"ユンガー"からライドしたので、山札の上から5枚見て、"ブラウ"を1枚手札に加える!」

 

よし、幸先いいぜ!

 

「"ギャラクシー・ブラウクリューガー"を手札に加える!これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ガイ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ゴーユーシャ

 

□■□

□□□

V   : ブラウパンツァー

 

カムイ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"滅びの瞳ズィール"にライド。"ゴーユーシャ"のスキルで1枚ドロー、クイックシールドを獲得。そして、"ズィール"のスキルで山札から7枚見て、グレード2以上の"ズィール"を手札に加えるよ。...グレード2、"星を喰う者ズィール"。」

 

くっ..."ズィール"デッキか。フォースクラン相手だって時点でキツイのに、パワーを下げてくる"ズィール"が相手か...

 

「このままバトルだ。"ズィール"でアタック。」

 

"滅びの瞳ズィール" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"次元ロボ ダイブレイブ"。」

 

「ダメージチェック、"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引くぜ。」

 

「トリガーを引かれちゃったか。僕はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ガイ 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 滅びの瞳ズィール

 

□■□

□□□

V   : ブラウパンツァー

 

カムイ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"ブラウクリューガー"に俺様ライド!スキル!CB1し、山札から7枚見て、"ブラウ"を手札に加える。"ブラウクリューガー"を手札に加えるぜ。そして、"ジェノサイド・ジャック"、"ブラウパンツァー"をコール。"ジャック"は自身のスキルでパワー+10000。」

 

"ジェノサイド・ジャック" : パワー19000(9000+10000)

 

「バトル!"ブラウクリューガー"でアタック!」

 

"ブラウクリューガー" : パワー9000

 

「"ジャスティス・コバルト"でガードだ!」

 

"滅びの瞳ズィール" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"キックキック・タイフーン"。」

 

「アタックは通らないね。」

 

「こっちはどうだ!"ジェノサイド・ジャック"!」

 

"ジェノサイド・ジャック" : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「そっちはノーガードだ。ダメージチェック、"有毒怪獣ゲルスラッジ"。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ガイ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 滅びの瞳ズィール

 

□■■

□□■

V   : ブラウクリューガー

R右  : ジェノサイド・ジャック

R右下 : ブラウパンツァー

 

カムイ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"星を喰う者ズィール"にライド。"次元ロボ ダイドラゴン"、"次元ロボ ダイブレイブ"、"熱源怪獣ジェネレーザ"をコール。"ズィール"のスキル、CB1、リアガードを2枚レスト。"ダイブレイブ"、"ジェネレーザ"。これにより、君のヴァンガードのパワー-5000。」

 

"ブラウクリューガー" : パワー4000(9000-5000)

 

「そして、ソウルに"滅びの瞳ズィール"があるので、1枚ドロー。バトル。"ダイドラゴン"でリアガードをアタック。」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー10000

 

「ノーガード。"ジェノサイド・ジャック"は退却。」

 

「"ズィール"でアタック。」

 

"星を喰う者ズィール" : パワー10000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ジャスティス・コバルト"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"星を喰う者ズィール" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「くっ...ダメージチェック、"ギャラクシー・ブラウクリューガー"、"ギャラクシー・ブラウクリューガー"...」

 

くそ!"ギャラクシー"が2枚もダメージゾーンに行っちまった!

 

「アタックがヒットしたので、"ダイブレイブ"のスキル。自身をソウルに置き、1枚ドロー。...よし、これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ガイ 手札:8枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□□■

□■■

V   : 星を喰う者ズィール

R右  : 次元ロボ ダイドラゴン

R右下 : 熱源怪獣ジェネレーザ

 

□■□

□□■

V   : ブラウクリューガー

R右下 : ブラウパンツァー

 

カムイ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

 

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第二十四話「激闘!カムイとガイ」part2

カムイside

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。超俺様ライド!絶対無敵アーマー激誕!"シュテルン・ブラウクリューガー"!イマジナリーギフトアクセルⅠ!そして、"シュテルン"はソウルに"ブラウクリューガー"がいるなら、俺のターン中、グレード3のユニットのパワー+10000!」

 

"シュテルン・ブラウクリューガー" : パワー22000(12000+10000)

 

「"ギャラクシー・ブラウクリューガー"、"ジェノサイド・ジャック"、"モルゲンロート"、"ブラウクリューガー"をコール!」

 

"ギャラクシー・ブラウクリューガー" : パワー22000(12000+10000)

"ジェノサイド・ジャック" : パワー29000(9000+10000+10000)

 

「バトル!"ギャラクシー"でリアガードにアタック!」

 

"ギャラクシー・ブラウクリューガー" : 30000(12000+10000+8000)

 

「ノーガード。"ダイドラゴン"は退却。」

 

「"シュテルン"でアタック!」

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"ソードブランド・グラディエイター"、"ジェノサイド・ジャック"。」

 

くっ、トリガーが出ねえ!

 

「ダメージチェック、"プラチナム・エース"。」

 

「バトル終了時、スキル発動!手札を2枚捨てる。"ジェノサイド・ジャック"、"シュテルン・ブラウクリューガー"。そして、リアガードの"ギャラクシー"をバインドし、スタンドでライドする!ドライブ-1。イマジナリーギフトアクセルⅠ。"ギャラクシー"は"シュテルン"と同じスキルを持ってるぜ!」

 

"ギャラクシー・ブラウクリューガー" : パワー22000(12000+10000)

 

「"ギャラクシー"でアタック!スキルでCB1し、ソウルから"シュテルン"をコール!」

 

"シュテルン・ブラウクリューガー" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

「"次元ロボ ゴーレスキュー"、クイックシールド!」

 

"星を喰う者ズィール" : パワー35000(10000+20000+5000)

 

「ドライブチェック、"シャイニング・レディ"!ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"シュテルン"へ!」

 

"シュテルン・ブラウクリューガー" : パワー42000(12000+10000+10000+10000)、☆2

 

「"ブラウクリューガー"でアタック!」

 

"ブラウクリューガー" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀河超獣ズィール"。」

 

「"ブラウクリューガー"のスキルで、ソウルに置いて1枚ドロー。"ジェノサイド・ジャック"でアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"次元ロボ ダイレーサー"。ヴァンガードのパワー上昇。」

 

"星を喰う者ズィール" : パワー20000(10000+10000)

 

「最後だ!"シュテルン"でアタック!」

 

「"ダイヤモンド・エース"でガード。手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「ターン終了時、"モルゲンロート"のスキルで自身を退却し、リアガードの"シュテルン"を手札に戻す。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ガイ 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□□■

□■□

V   : 星を喰う者ズィール

R右下 : 熱源怪獣ジェネレーザ

 

□□■□■

_□□■

V   : ギャラクシー・ブラウクリューガー

R右下 : ブラウパンツァー

Rア1 : ジェノサイド・ジャック

 

カムイ 手札:7枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。星々を食らう銀河の超強力怪獣!"銀河超獣ズィール"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"銀河超獣ズィール" : パワー13000、☆2

 

「"星を喰う者ズィール"のスキル。グレード3にライドされたので、相手のヴァンガードのパワー-5000。」

 

"ギャラクシー・ブラウクリューガー" : パワー7000(12000-5000)

 

「"ズィール"のスキル。山札から1枚見て、コール。"滅びの瞳ズィール"。そして、このユニットがヴァンガードサークルにいるなら、相手のサークルのマーカー1枚につき、相手ヴァンガードのパワー-5000!」

 

"ギャラクシー・ブラウクリューガー" : パワー-3000(12000-15000)

 

「"滅びの瞳ズィール"のスキル。7枚見て..."星を喰う者ズィール"を手札に加える。そして、"星を喰う者ズィール"、"有毒怪獣ゲルスラッジ"、"次元ロボ ダイブレイブ"をコール。"ゲルスラッジ"のスキルでSB1し、相手のヴァンガードがグレード3以上なので2つ能力が発動。」

 

2つの能力...

 

「カムイ君。君はCB1してもいい。しなかったら、僕は1枚引く。」

 

「くっ...CBはしない!」

 

「なら、1枚ドロー。そして、次はSB1してもいい。しなかったら、君のヴァンガードのパワー-5000。」

 

「これ以上パワーを下げられてたまるか!SB1!」

 

「うん、なら"ダイブレイブ"のスキルでSB1し、ヴァンガードのパワー+5000。」

 

"銀河超獣ズィール" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「まだだよ。"星を喰う者ズィール"のスキル。CB1し、"滅びの瞳ズィール"、"有毒怪獣ゲルスラッジ"をレストし、君のヴァンガードのパワー-5000。ソウルに"滅びの瞳ズィール"があるので、1枚ドロー。」

 

"ギャラクシー・ブラウクリューガー" : パワー-8000(12000-20000)

 

「"銀河超獣ズィール"のスキル。CB1、リアガードを望む枚数ソウルに置く。"ゲルスラッジ"、"滅びの瞳ズィール"、"星を喰う者ズィール"、"ジェネレーザ"。これにより、君のヴァンガードのパワー-10000。ソウルに"星を喰う者ズィール"があるなら、このユニットのドライブを1増やす。4枚置いたので、ドライブ+2。」

 

"ギャラクシー・ブラウクリューガー" : パワー-18000(12000-30000)

 

「バトル!"ズィール"でアタック!」

 

"銀河超獣ズィール" : パワー26000(13000+5000+8000)、☆2

 

「"ツイン・ブレーダー"!手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「クアドラプルドライブ!"星を喰う者ズィール"、"ゲルスラッジ"、"プラチナム・エース"、"ジャスティス・コバルト"!」

 

アタックは完全ガードで防げたけど...いや、ここで諦めたらだめだ!

俺は勝ってチームにかけた迷惑を償う!だからこのファイト、勝つ!

 

「ターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

ガイ 手札:8枚、ソウル:6枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

 

□■□

□■□

V   : 銀河超獣ズィール

R中央 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

□□■□■

_□□■

V   : ギャラクシー・ブラウクリューガー

R右下 : ブラウパンツァー

Rア1 : ジェノサイド・ジャック

 

カムイ 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

 

.




寝ぼけて間違えまくってたので修正しました。申し訳ございません。(2021/10/23)


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第二十四話「激闘!カムイとガイ」part3

カムイside

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。超俺様ライド!"シュテルン・ブラウクリューガー"!イマジナリーギフトアクセルⅠ!」

 

"シュテルン・ブラウクリューガー" : パワー22000(12000+10000)

 

「"ギャラクシー"のスキル。グレード3にライドされたとき、リアガードにコールできる。」

 

"ギャラクシー・ブラウクリューガー" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

「"ブラウパンツァー"をコールし、スキル。手札のトリガーを捨て"ブラウ"のグレード3を手札に加える。"シャイニング・レディ"を捨て、"シュテルン"を手札に加える。そして、"シュテルン"、"キックキック・タイフーン"、"ソードブランド・グラディエイター"をコール。"キックキック"のスキルで"ジェノサイド・ジャック"にパワー+5000。」

 

"キックキック・タイフーン" : パワー19000(9000+10000)

"ジェノサイド・ジャック" : パワー34000(9000+10000+10000+5000)

 

「そして、"パンツァー"、"ソードブランド"をレストし、"ジェノサイド・ジャック"をスタンド。バトルだ!"ギャラクシー"でアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"滅びの瞳ズィール"。」

 

「"シュテルン"でヴァンガードにアタック!」

 

"シュテルン・ブラウクリューガー"(V) : パワー22000(12000+10000)

 

「"ジャスティス・コバルト"、"星を喰う者ズィール"でガード。」

 

"銀河超獣ズィール" : パワー33000(13000+15000+5000)

 

「ツインドライブ、"ジェノサイド・ジャック"、"ギャラクシー・ブラウクリューガー"。」

 

トリガーは出ない...か。

 

「スキル!手札を2枚捨てる。"ジェノサイド・ジャック"、"ギャラクシー・ブラウクリューガー"。リアガードの"ギャラクシー"をバインドし、スタンドでライド!そして、そのままバトル。スキルでCB1し、"シュテルン"をコール!」

 

"シュテルン・ブラウクリューガー" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

「"ジャスティス・コバルト"、"プラチナム・エース"でガード。」

 

"銀河超獣ズィール" : パワー33000(13000+15000+5000)

 

「ドライブチェック、"シャイニング・レディ"!ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ジェノサイド・ジャック"へ!」

 

"ジェノサイド・ジャック" : パワー39000(9000+10000+10000+10000)、☆2

 

「"ジェノサイド・ジャック"!」

 

「くっ..."ダイヤモンド・エース"。手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「これで終わりだ!"シュテルン"でアタック!」

 

"シュテルン・ブラウクリューガー"(Rア4) : パワー32000(12000+10000+10000)

 

「ノーガード。..."次元ロボ ダイドラゴン"。僕の負けです。」

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「カムイ君が勝ったか。」

 

「なかなかやるわね、あの坊や。」

 

「そうだね。もし、Q4が勝ち上がったら、俺がカムイ君とファイトするわけか。」

 

ブラウの得意とする高火力での連続アタック。なかなか驚異的だな。

今日のファイト、見られてよかった。

 

「ところで、二人とも。そろそろ離れて...」

 

「無理。」

 

「無理よ。」

 

「...ですよね...」

 

周りからの視線が痛いんだが...

というか、森川君だっけか。めちゃくちゃ涙を流しながら俺をにらんでいる。

コーリンさんのファンなんだろうなぁ...

 

『さあ、続く次鋒戦は戸倉ミサキvs臼井ユリ!』

 

「ふふ、戸倉ミサキ。あなたがどれだけ成長したか見せてもらおうかしら。」

 

「ねーちゃんも結構やるよ。」

 

「あら、それは楽しみね。」

 

 

.



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第二十五話「女帝のファイト」part1

ミサキside

 

 

カムイが勝って、あたしたちは決勝に王手をかけた。

既にBブロックではチームAL4が決勝進出を決めている。

鳴海アサカ...あいつに勝つために、あたしはいろんなペイルムーン使いのファイトを研究してきた。必ず決勝であいつに勝つ。

 

「よろしく、ミサキちゃん。」

 

「よろしく、ユリさん。」

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード。」」

 

「"次元ロボ ゴーユーシャ"。」

 

「"神鷹 一拍子"。」

 

「私のターン、ドロー。"次元ロボ ダイブレイブ"にライド。"ゴーユーシャ"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユリ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ダイブレイブ

 

□■□

□□□

V   : 神鷹 一拍子

 

ミサキ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"月鏡の斎女サエ"にライド。"サエ"のスキルで山札から"三日月の女神ツクヨミ"にライド。"一拍子"のスキルで1枚ドローし、クイックシールドを得る。」

 

「"ツクヨミ"デッキね。」

 

「バトル。"ツクヨミ"でアタック。」

 

"三日月の女神ツクヨミ" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ウェザーフォーキャスター ミス・ミスト"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"三日月の女神ツクヨミ" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユリ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ダイブレイブ

 

□■□

□□□

V   : 三日月の女神ツクヨミ

 

ミサキ 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"プラチナム・エース"にライド。"プラチナム・エース"は自分のターン中、常にパワー+10000!」

 

"プラチナム・エース" : パワー20000(10000+10000)

 

「ここは一気に攻める。"次元ロボ ダイドラゴン"を2枚、"ミラクル妖精ララビィ"をコールし、バトル。左の"ダイドラゴン"でアタック。」

 

"次元ロボ ダイドラゴン"(R左) : パワー10000

 

「クイックシールドを使う。」

 

"三日月の女神ツクヨミ" : パワー13000(8000+5000)

 

「なら、"プラチナム・エース"でアタック!」

 

"プラチナム・エース" : パワー20000(10000+10000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ミラクル・キューティー"。」

 

「ダメージチェック、"レクタングル・メイガス"。」

 

「右の"ダイドラゴン"でアタック!」

 

"次元ロボ ダイドラゴン"(R右) : パワー17000(10000+7000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"月鏡の斎女サエ"。」

 

「私はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユリ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□■

■■■

V   : プラチナム・エース

R右  : 次元ロボ ダイドラゴン

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R右下 : ミラクル妖精ララビィ

 

□■□

□□□

V   : 三日月の女神ツクヨミ

 

ミサキ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

あたしはダメージ2だけど、手札は温存できてる。

それに次のターン、一気に攻めることのできる手札。

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"ツクヨミ"のスキル。ソウルに"神鷹 一拍子"があるので、山札から5枚見て、1枚手札に加え、1枚捨てる。"三日月の女神ツクヨミ"を手札に加え、"半月の女神ツクヨミ"を捨てる。"半月"を捨てたら、それにライドでき、そのターン、ライドできなくなる。捨てた"半月の女神ツクヨミ"にライド。」

 

「順調にライドできているようね。」

 

「..."レクタングル・メイガス"、"半月の女神ツクヨミ"、"三日月の女神ツクヨミ"をコール。"レクタングル"のスキルでCB1、SB1し、山札の上を2枚見る。...そのまま戻し、1枚ドロー。バトル。ヴァンガードの"ツクヨミ"でアタック!スキルでパワー+3000。」

 

"半月の女神ツクヨミ"(V) : パワー12000(9000+3000)

 

「ノーガード。...ドライブチェックはクリティカルかしら?」

 

「ええ。ドライブチェック、"オラクルガーディアン ニケ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーはリアガードの"半月"へ。そして、"レクタングル"はスキルでパワー+5000。」

 

"半月の女神ツクヨミ"(V) : パワー12000(9000+3000)、☆2

"半月の女神ツクヨミ"(R右) : パワー19000(9000+10000)

"レクタングル・メイガス" : パワー14000(9000+5000)

 

「ダメージチェック、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーをヴァンガードへ。」

 

"プラチナム・エース" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"次元ロボ ダイブレイブ"。」

 

トリガーを引かれた...でも、それだったらリアガードを狙うだけ!

 

「"半月"で右の"ダイドラゴン"にアタック!」

 

"半月の女神ツクヨミ"(R右) : パワー19000(9000+10000)

 

「ノーガード。退却するわね。」

 

「"レクタングル"でアタック!」

 

"レクタングル・メイガス" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「"次元ロボ ダイレーサー"でガード。」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー25000(10000+15000)

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユリ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□■

■■□

V   : プラチナム・エース

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R右下 : ミラクル妖精ララビィ

 

■■■

■□□

V   : 半月の女神ツクヨミ

R右  : 半月の女神ツクヨミ

R左  : レクタングル・メイガス

R左下 : 三日月の女神ツクヨミ

 

ミサキ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

よし、あたしの手札は8枚。かなり温存できてる。

どれだけアタックされても、あたしのこの手札は簡単には削り切れない。

このファイト、勝って決勝に行く!そして、鳴海アサカにリベンジする!

 

「ミサキちゃん。あなた、全然集中できてないわね。」

 

「えっ...?」

 

「今あなたとファイトしているのは誰?...今のファイトに集中できていないようじゃ、私には勝てないわよ!」

 

「っ...」

 

「私のターン、スタンド&ドロー。美しき奇跡の輝き!"ミラクル・ビューティー"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"ミラクル・ビューティー" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ミラクル・キューティー"をコール。"ダイドラゴン"のスキルでSB1し、ヴァンガードにパワー+5000。」

 

"ミラクル・ビューティー" : パワー28000(13000+10000+5000)

 

「"次元ロボ ダイスクーパー"もコール。スキルでグレード3のヴァンガードのパワー+5000!」

 

"ミラクル・ビューティー" : パワー33000(13000+10000+5000+5000)

 

「バトルよ。"ダイドラゴン"で"レクタングル"にアタック!」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー10000

 

「"半月"でインターセプト!」

 

"レクタングル・メイガス" : パワー14000(9000+5000)

 

「"ミラクル・ビューティー"、ヴァンガードにアタック!」

 

"ミラクル・ビューティー" : パワー41000(13000+10000+5000+5000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"次元ロボ ゴーレスキュー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"ミラクル・キューティー"へ。」

 

"ミラクル・キューティー" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"次元ロボ ダイレーサー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"キューティー"へ。」

 

"ミラクル・ビューティー" : パワー41000(13000+10000+5000+5000+8000)、☆2

"ミラクル・キューティー" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「くっ...ダブルトリガー...」

 

「デッキを信じれば、デッキは応えてくれる。それが私のファイト!」

 

「...ダメージチェック、"月鏡の斎女サエ"、"満月の女神ツクヨミ"。」

 

くっ...トリガーが出ない...!

 

「"キューティー"でアタック!」

 

"ミラクル・キューティー" : パワー37000(10000+10000*2+7000)

 

「"ニケ"2枚でガード!」

 

"半月の女神ツクヨミ" : パワー39000(9000+15000*2)

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ユリ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■■

■■■

V   : ミラクル・ビューティー

R右  : ミラクル・キューティー

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R中央 : 次元ロボ ダイスクーパー

R右下 : ミラクル妖精ララビィ

 

■■□

■□□

V   : 半月の女神ツクヨミ

R左  : レクタングル・メイガス

R左下 : 三日月の女神ツクヨミ

 

ミサキ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

 

.



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第二十五話「女帝のファイト」part2

ミサキside

 

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"半月"のスキル。ソウルに"三日月"があるので、山札から5枚見て、1枚手札に加え、1枚捨てる。..."オラクルガーディアン ジェミニ"を手札に加え、"満月の女神ツクヨミ"を捨てる。"満月"を捨てたら、それにライドし、このターン、ライドできない。ライド、"満月の女神ツクヨミ"。イマジナリーギフトプロテクトⅠ!」

 

ダメージ4まで追い込まれてる。だけど、ここで負けるわけにはいかない!

ここで負けてたら、鳴海アサカにも勝てない!

あたしは絶対、あいつにリベンジするんだ!

 

「"円月の斎女フヨウ"をコールし、スキル。CB1し、1枚引く。そして、ドロップゾーンからノーマルユニットを1枚選び、山札の上に置く。相手のヴァンガードがグレード3なら代わりにソウルに置く。"半月の女神ツクヨミ"をソウルへ。」

 

これでソウルに"ツクヨミ"は3枚!"満月"のスキルを最大限発揮できる!

 

「"満月の女神ツクヨミ"のスキル。CB1、手札を1枚捨てる。"雅趣の斎女フミノ"を捨てる。ソウルの"ツクヨミ"を3枚まで選び、選んだ枚数分ドロー。あたしはソウルにある"三日月"、"半月"2枚を選ぶ!よって、3枚ドロー!」

 

くっ...あまり引きたくないカードを引いた。

でも、こればっかりは仕方ない。

 

「3枚ドローしたので、さらに山札から5枚見て、2枚まで上、残りを下に置く。...この2枚を戻して、残りを下へ。"ジェミニ"、"三日月"をコールし、バトル。"三日月"のブースト、"満月の女神ツクヨミ"でアタック!」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー20000(12000+8000)

 

「"ダイヤモンド・エース"。手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、"サイキック・バード"、2枚目も"サイキック・バード"。効果はすべて"レクタングル"へ。"満月"のスキルで前列のパワー+10000、"レクタングル"はトリガーが出るたび、パワー+5000。」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー30000(12000+8000+10000)

"レクタングル・メイガス" : パワー39000(9000+5000*2+10000*2)、☆3

"円月の斎女フヨウ" : パワー19000(9000+10000)

 

「"フヨウ"でアタック!」

 

"円月の斎女フヨウ" : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「"ダイレーサー"でガード。」

 

"ミラクル・ビューティー" : パワー28000(13000+15000)

 

「"レクタングル"でアタック!」

 

"レクタングル・メイガス" : パワー47000(9000+5000*2+10000*2+8000)、☆3

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ダイヤモンド・エース"。1枚引くわ。2枚目、"超次元ロボ ダイザウラス"、3枚目、"次元ロボ ゴーレスキュー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復。」

 

くっ...ダブルクリティカルだったのに、ダメージが同点に追いついただけ...

でも、あたしの手札は10枚。それに守護者も3枚ある。

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユリ 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□■■

■■■

V   : ミラクル・ビューティー

R右  : ミラクル・キューティー

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R中央 : 次元ロボ ダイスクーパー

R右下 : ミラクル妖精ララビィ

 

■■■

■■■

V   : 満月の女神ツクヨミ

R右  : 円月の斎女フヨウ

R左  : レクタングル・メイガス

R中央 : 三日月の女神ツクヨミ

R右下 : オラクルガーディアン ジェミニ

R左下 : 三日月の女神ツクヨミ

 

ミサキ 手札:10枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。やるわね、ミサキちゃん。"ミラクル・ビューティー"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"ミラクル・ビューティー" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「さらに"次元ロボ ゴーバイカー"をコールし、スキル。自身をレストし、ヴァンガードのパワー+10000。ヴァンガードがグレード3ならこのユニットをスタンド。」

 

"ミラクル・ビューティー" : パワー43000(13000+10000*2+10000)

 

「そして、ヴァンガードのパワーが35000以上になったので、"ダイドラゴン"はパワー+10000。」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「行くわよ!"ミラクル・ビューティー"でアタック!」

 

"ミラクル・ビューティー" : パワー51000(13000+10000*2+10000+8000)

 

「プロテクト!手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、"ジャスティス・コバルト"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ダイドラゴン"へ。」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"次元ロボ ダイレーサー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ミラクル・キューティー"へ。」

 

"ミラクル・キューティー" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

くっ...ダブルクリティカル...

 

「お返しね。"ダイドラゴン"でアタック!」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー38000(10000+10000+10000+8000)、☆2

 

「"サイキック・バード"2枚でガード!」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー42000(12000+15000*2)

 

「なら、"キューティー"でアタック。」

 

"ミラクル・キューティー" : パワー27000(10000+10000+7000)、☆2

 

「"スフィア・メイガス"でガード!」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー32000(12000+20000)

 

「防がれちゃったか。...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユリ 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■■■

■■■

V   : ミラクル・ビューティー

R右  : ミラクル・キューティー

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R中央 : 次元ロボ ダイスクーパー

R右下 : ミラクル妖精ララビィ

R左下 : 次元ロボ ゴーバイカー

 

■■■

■■■

V   : 満月の女神ツクヨミ

R右  : 円月の斎女フヨウ

R左  : レクタングル・メイガス

R中央 : 三日月の女神ツクヨミ

R右下 : オラクルガーディアン ジェミニ

R左下 : 三日月の女神ツクヨミ

 

ミサキ 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。..."満月"のスキル。CB1、手札を1枚捨て、ソウルの"ツクヨミ"を3枚選び、3枚ドロー。山札の上を5枚見て...っ...すべて山札の下に置く。」

 

「残念。良いカードはなかったのかしら。」

 

「くっ!バトル!"満月"でアタック!」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー20000(12000+8000)

 

「(トリガーが出る確率は、さっき5枚下に置いたから、逆に上がっている。でも、ここは...)"次元ロボ ゴーレスキュー"でガード。」

 

"ミラクル・ビューティー" : パワー33000(13000+20000)

 

「ツインドライブ、"スフィア・メイガス"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーはヴァンガードへ!"レクタングル"はパワー+5000。」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー30000(12000+8000+10000)

"レクタングル・メイガス" : パワー14000(9000+5000)

 

「あら、意外。ヴァンガードにパワーを与えるのね。」

 

「...2枚目、"半月の女神ツクヨミ"。トリガーじゃない...」

 

「ダメージは通らないわ。」

 

「くっ..."フヨウ"でアタック。」

 

"円月の斎女フヨウ" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ミラクル・キューティー"。」

 

「"レクタングル"でアタック!」

 

"レクタングル・メイガス" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「"ダイレーサー"でガード。」

 

"ミラクル・ビューティー" : パワー28000(13000+15000)

 

「く...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユリ 手札:2枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

■■■

■■■

V   : ミラクル・ビューティー

R右  : ミラクル・キューティー

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R中央 : 次元ロボ ダイスクーパー

R右下 : ミラクル妖精ララビィ

R左下 : 次元ロボ ゴーバイカー

 

■■■

■■■

V   : 満月の女神ツクヨミ

R右  : 円月の斎女フヨウ

R左  : レクタングル・メイガス

R中央 : 三日月の女神ツクヨミ

R右下 : オラクルガーディアン ジェミニ

R左下 : 三日月の女神ツクヨミ

 

ミサキ 手札:10枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(裏:3)

--------------------------------------------------

 

 

.



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第二十五話「女帝のファイト」part3

ミサキside

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー。ライド、"ミラクル・ビューティー"。イマジナリーギフトフォースⅠを左前列へ。」

 

"ミラクル・ビューティー" : パワー33000(13000+10000*2)

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「"次元ロボ ダイスクーパー"をコールし、スキルで"ビューティー"のパワー+5000。35000を超えたので、"ダイドラゴン"はパワー+10000。」

 

"ミラクル・ビューティー" : パワー38000(13000+10000*2+5000)

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「"ミラクル・ビューティー"でアタック!」

 

"ミラクル・ビューティー" : パワー46000(13000+10000*2+5000+8000)

 

「"スフィア・メイガス"、"オラクルガーディアン ニケ"、"サイキック・バード"でガード。」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー62000(12000+15000*2+20000)

 

「あら、それでいいのかしら。」

 

「問題ない。(ユリさんはこれまでかなりトリガーを引いてる。ここでダブルトリガーの可能性は低い。)」

 

確かに守護者を使った方が確実かもしれないけど、今は手札に余裕もある。

もし次のターン決められなかったら、さらにパワーが高い状態でアタックされるかもしれない。それにあたしのダメージは3。ダブルトリガーで、さらにダブルクリティカルでもない限り、あたしの負けはない。

 

「(だったら、ここは可能性に賭ける!)」

 

「ふふ、いいわね。もっと堅いファイトをしてくると思ったけど...燃えるわ!」

 

「っ!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"次元ロボ ダイレーサー"、ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"ミラクル・ビューティー" : パワー56000(13000+10000*2+5000+8000+10000)、☆2

 

「2枚目...」

 

「っ...そんな...」

 

「"ジャスティス・コバルト"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ミラクル・ビューティー" : パワー66000(13000+10000*2+5000+8000+10000*2)、☆2

 

「賭けは私の勝ちね。さあ、あなたはトリガーを引けるかしら?」

 

...いや、これであたしの負けは決まった。

あたしはこの後、何を引くか知ってる。今のデッキは、あたしがスキルで下に置いてきたカードたちの一番最初のカード。

 

「ダメージチェック..."オラクルガーディアン ニケ"。」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー22000(12000+10000)

 

「2枚目、"スフィア・メイガス"。」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー32000(12000+10000*2)

 

「ヒールトリガー!」

 

観客席からエミちゃんの声が聞こえる。でも...

 

「ねーちゃんのダメージは4。対する臼井ユリのダメージは5。」

 

「あっ...じゃあ、ミサキさんは...」

 

「ダメージは回復できないわね。さあ、最後のダメージを確認して?」

 

「..."雅趣の斎女フミノ"、あたしの負け...」

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「ふぅん...残念ね、戸倉ミサキ。」

 

「まあ、今のは守護者を使ってもいい場面だったけど...」

 

「でも、トリガーを引かないって可能性に賭けたんじゃないんですか?」

 

「いいえ。今のは可能性に賭けたとかじゃない。彼女の慢心よ。」

 

トリガーを引けるかなんて、ただの運でしかない。

でも、時としてカードは俺たちの想いに応えてくれる。

 

「戸倉ミサキはトリガーを引くはずがないと決めつけた。でも、臼井ユリはトリガーを引いて勝つという気迫があった。それにカードが応えただけよ。」

 

「そうですか...」

 

「まあ、次はアイチ君が出るんじゃないか?お兄さんを応援してあげなよ、エミちゃん。」

 

「そうですね!」

 

「あら、おもしろそうな状況になってるじゃない。」

 

「ほんとだ~!」

 

「げっ...スイコ、レッカ...」

 

声がした方に振り向くと、スイコさんとレッカさんがいた。

スイコさんは笑ってるけど、笑ってない...

レッカさんはにやにやしながらコーリンさんを見ている。

 

「あたしたちもここで観戦してい~い?」

 

「ああ、いいんじゃないかな。」

 

「やった~。じゃあ、あたし、ここに座ろ~っと。」

 

「「「「えっ!?」」」」

 

レッカさんは俺の前に立つと、俺の膝の上に座る。

その行動に俺はもちろん、アサカやコーリンさん、スイコさん、三和も驚いている。

 

「れ、レッカさん!?」

 

「え~な~に~?」

 

「い、いや...これはちょっと...」

 

「そうよ!何を考えてるの!」

 

「ユウトの膝は私のものよ!」

 

「あらあら...」

 

アサカ、コーリンさん、スイコさんがレッカさんに詰め寄る。

当のレッカさんはへらへら笑ってるけど...

 

「も~、ちょっとした冗談でしょ。」

 

そう言って、レッカさんは立ち上がり、エミちゃんの隣に移動する。

 

「「「冗談には見えなかったわ!」」」

 

「てへっ。」

 

「勘弁してくれ...」

 

 

 

.




.


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第二十六話「アイチの挑戦」part1

アイチside

 

 

「アイチ、頑張って~!」

 

エミの応援の声が聞こえる。観客席を見ると、エミや三和さん、森川くんに伊崎くん、エイジくん、レイジくんがいた。それに、ユウトさんとアサカさんもいる。

あと、あれは...たぶん、コーリンさん、スイコさん、レッカさんかな。

 

「アイチ君、よろしくね。」

 

「はい、光定さん。」

 

僕はこれまで、PSYクオリアの力に溺れて、ミサキさん、カムイくんに迷惑をかけた。櫂くんやユウトさんにも迷惑をかけた。

 

僕はこのファイト、PSYクオリアが無くても強くなったことを証明する。

櫂くん、ユウトさんに見てもらうんだ。本当の強さを得た僕を。

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"次元ロボ ゴーユーシャ"。」

 

「"スターダスト・トランぺッター"。」

 

「僕のターン、ドロー。"次元ロボ ダイタイガー"にライド。"ゴーユーシャ"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ダイタイガー

 

□■□

□□□

V   : スターダスト・トランぺッター

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"竪琴の騎士トリスタン"にライド。"トランぺッター"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。このままバトルです。"トリスタン"でアタック。」

 

"竪琴の騎士トリスタン" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"爆炎の剣士バロミデス"。」

 

「ダメージチェック、"超次元ロボ ダイザウラス"。」

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ダイタイガー

 

□■□

□□□

V   : 竪琴の騎士トリスタン

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"プラチナム・エース"にライド。"次元ロボ ダイドラゴン"、"次元ロボ ダイブレイブ"をコール。バトル。"ダイドラゴン"でアタック!」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー10000

 

「クイックシールドを使用します。」

 

"竪琴の騎士トリスタン" : パワー13000(8000+5000)

 

「ならば、"ダイブレイブ"のブースト、"プラチナム・エース"でアタック。」

 

"プラチナム・エース" : パワー23000(10000+5000+8000)

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"ジャスティス・コバルト"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"プラチナム・エース" : パワー33000(10000+5000+8000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引きます。2枚目、"ふろうがる"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■□

□■■

V   : プラチナム・エース

R右  : 次元ロボ ダイドラゴン

R中央 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

□■□

□□□

V   : 竪琴の騎士トリスタン

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。立ち上がれ、僕の分身!ライド、"ブラスター・ブレード"!」

 

行くよ、"ブラスター・ブレード"...僕の分身..!

 

「スキル!CB1、SB1して"ダイドラゴン"を退却!バーストバスター!」

 

「"ダイドラゴン"を退却。」

 

「さらに"忠義の騎士ベディヴィア"をコールし、スキル。手札から"友誼の騎士ケイ"をコールし、1枚ドロー。もう1枚、"忠義の騎士ベディヴィア"をコールし、スキルで手札から"友誼の騎士ケイ"をコール、1枚ドロー。」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー10000、☆2

 

リアガードが4枚になったことで、"ブラスター・ブレード"のクリティカルが上昇する。これでアタックだ。

 

「"ブラスター・ブレード"でアタック!」

 

「"ジャスティス・コバルト"でガード!」

 

"プラチナム・エース" : パワー25000(10000+15000)

 

「ドライブチェック、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは右の"ベディヴィア"へ。」

 

"忠義の騎士ベディヴィア"(R右) : パワー20000(10000+10000)

 

「左の"ベディヴィア"でアタック!スキルで合計パワー+6000。」

 

"忠義の騎士ベディヴィア"(R左) : パワー24000(10000+8000+3000+3000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"次元ロボ ダイタイガー"。」

 

「右の"ベディヴィア"でアタック!こちらも合計パワー+6000です!」

 

"忠義の騎士ベディヴィア" : パワー34000(10000+10000+8000+3000+3000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引くよ。」

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□■□

□■□

V   : プラチナム・エース

R中央 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

■■■

■□■

V   : ブラスター・ブレード

R右  : 忠義の騎士ベディヴィア

R左  : 忠義の騎士ベディヴィア

R右下 : 友誼の騎士ケイ

R左下 : 友誼の騎士ケイ

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。正義の心が炎と燃える!ライド、"超次元ロボ ダイユーシャ"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー23000(13000+10000)

 

「"超次元ロボ ダイザウラス"、"次元ロボ ダイドラゴン"をコール。"ダイドラゴン"のスキルでSB1し、ヴァンガードのパワー+5000。」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー28000(13000+10000+5000)

 

「そして、"ダイユーシャ"のスキル。リアガードを望む枚数レストし、その枚数分パワー+10000!"ダイブレイブ"をレストし、パワー+10000!パワーが35000以上になったので、クリティカル+1!"ダイドラゴン"もパワー+10000!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー38000(13000+10000+5000+10000)、☆2

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「バトル!"ダイザウラス"でヴァンガードにアタック。」

 

"超次元ロボ ダイザウラス" : パワー13000

 

「"ベディヴィア"でインターセプト。」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー15000(10000+5000)

 

「バトル終了時、"ダイザウラス"のスキル!ヴァンガードのパワーが35000以上なら、CB1、自身をソウルに置き、ヴァンガードのパワー+10000、ドライブ+1!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー48000(13000+10000+5000+10000+10000)、☆2

 

「"ダイユーシャ"!アタック!」

 

「"閃光の盾イゾルデ"!手札を1枚捨て、完全ガードです!」

 

「ツインドライブ、"ジャスティス・コバルト"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ダイドラゴン"へ。」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"ジャスティス・コバルト"!効果はすべて"ダイドラゴン"へ!」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー40000(10000+10000+10000*2)、☆3

 

「3枚目、"プラチナム・エース"。」

 

ダブルクリティカル...!パワー40000...ガードはできるけど...

 

「"ダイドラゴン"でアタック!」

 

「..."エレイン"、"リュー"でガード!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー45000(10000+20000+15000)

 

「守られたか。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□■□

■■□

V   : 超次元ロボ ダイユーシャ

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R中央 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

□■■

■□■

V   : ブラスター・ブレード

R右  : 忠義の騎士ベディヴィア

R右下 : 友誼の騎士ケイ

R左下 : 友誼の騎士ケイ

 

アイチ 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

 

.



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第二十六話「アイチの挑戦」part2

アイチside

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。僕に力を、気高き誇りの白き翼!ライド、"孤高の騎士ガンスロッド"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"孤高の騎士ガンスロッド" : パワー23000(13000+10000)

 

「"竪琴の騎士トリスタン"をコールし、スキル。CB1し、山札から"ブラスター・ブレード"を手札に加えます。そして、"ブラスター・ブレード"をコール。"ガンスロッド"のスキルでパワー+10000。さらに、"ブラスター・ブレード"のサークルはヴァンガードサークルとして扱うので、クリティカルも上昇します。」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「バトル。"ガンスロッド"でアタック!」

 

"孤高の騎士ガンスロッド" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「"ジャスティス・コバルト"2枚でガード。」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー43000(13000+15000*2)

 

「ツインドライブ、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ブラスター・ブレード"にパワー+10000。」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"忠義の騎士ベディヴィア"。」

 

「アタックは通らない。」

 

「ですが、まだアタックが残っています。"ブラスター・ブレード"でアタック!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー38000(10000+10000+10000+8000)、☆2

 

「"ダイヤモンド・エース"。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ドライブチェック、"ブラスター・ブレード"。」

 

これも通らない...。

 

「"ベディヴィア"でアタック!」

 

"忠義の騎士ベディヴィア" : パワー24000(10000+8000+3000+3000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引くよ。」

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:3枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□■□

■■□

V   : 超次元ロボ ダイユーシャ

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R中央 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

■■■

■■■

V   : 孤高の騎士ガンスロッド

R右  : 忠義の騎士ベディヴィア

R左  : ブラスター・ブレード

R中央 : 竪琴の騎士トリスタン

R右下 : 友誼の騎士ケイ

R左下 : 友誼の騎士ケイ

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"プラチナム・エース"、"次元ロボ ダイブレイブ"、"次元ロボ ダイマリナー"をコール。さらに"ダイマリナー"のスキルでSB1、このターン、ヴァンガードのアタックは手札からガーディアンをコールする場合、2枚以上同時にコールしなければならない!」

 

くっ...完全ガードが使いづらくなる...

 

「"ダイユーシャ"のスキル、"ダイマリナー"、"ダイブレイブ"2枚をレストし、パワー+30000!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー53000(13000+10000+10000*3)、☆2

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「バトル!"ダイユーシャ"でアタック!」

 

「"閃光の盾イゾルデ"、"騎士王アルフレッド"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、"次元ロボ ダイレーサー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ダイドラゴン"へ。」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"次元ロボ ゴーレスキュー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"プラチナム・エース"へ。」

 

"プラチナム・エース" : パワー20000(10000+10000)

 

「"プラチナム・エース"でアタック!スキルでSB1し、パワー+10000、クリティカル+1!」

 

"プラチナム・エース" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「ノーガードえす...ダメージチェック、"プラック・エンチャンター"、"竪琴の騎士トリスタン"。」

 

「"ダイドラゴン"でアタック!」

 

「これもノーガードです。ダメージチェック、"友誼の騎士ケイ"、"真理の騎士ゴードン"。」

 

これでダメージ5vs3...やっぱり、僕は光定さんに勝てないのか...

 

<<イメージしろ。イメージはお前の力になるんだぜ!>>

 

...そうだ、イメージするんだ。イメージは僕の力になる!

 

「ターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■■■

■■■

V   : 超次元ロボ ダイユーシャ

R右  : プラチナム・エース

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R中央 : 次元ロボ ダイブレイブ

R右下 : 次元ロボ ダイブレイブ

R左下 : 次元ロボ ダイマリナー

 

■■■

■■■

V   : 孤高の騎士ガンスロッド

R右  : 忠義の騎士ベディヴィア

R左  : ブラスター・ブレード

R中央 : 竪琴の騎士トリスタン

R右下 : 友誼の騎士ケイ

R左下 : 友誼の騎士ケイ

 

アイチ 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"孤高の騎士ガンスロッド"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠを左前列へ。」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「バトルです!"ガンスロッド"でアタック!」

 

"孤高の騎士ガンスロッド" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"未来の騎士リュー"!ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは"ブラスター・ブレード"へ与えます!」

 

"孤高の騎士ガンスロッド" : パワー31000(13000+10000+8000)、☆2

"ブラスター・ブレード" : パワー40000(10000+10000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"閃光の盾イゾルデ"、ゲット、ドロートリガー!1枚引き、"ブラスター・ブレード"にパワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー50000(10000+10000+10000+10000*2)、☆2

 

「くっ...ダメージチェック、"次元ロボ ダイドラゴン"、"次元ロボ ダイブレイブ"。」

 

「"ブラスター・ブレード"!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー58000(10000+10000+10000+10000*2+8000)、☆2

 

「"ゴーレスキュー"2枚、さらに"プラチナム・エース"、"ダイドラゴン"でインターセプト!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー63000(13000+20000*2+5000*2)

 

「勝負だ、アイチ君!」

 

「行きます!ドライブチェック、"ふろうがる"!ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ブラスター・ブレード"へ!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー68000(10000+10000+10000+10000*3+8000)、☆3

 

「くっ...!ダメージチェック、"超次元ロボ ダイユーシャ"。僕の負けだ、アイチ君。」

 

勝った...光定さんに...勝てたんだ...

 

.....

....

...

..

.

 

櫂side

 

アイチ、お前はPSYクオリアを使わずに、あの光定に勝ったのか。

お前は強くなった。今のお前ならもう大丈夫だ。

 

そして、今度はレン...お前を救う...!

 

ピロンッ

 

「...ユウト?」

 

ユウトからのメール...ふっ...あいつ、俺のことをよく理解している。

今日の夜...必ず、レンを救う...!ユウトの託してくれた、このカードで!

 

 

.



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第二十七話「宿命の対決」part1

櫂side

 

 

俺は今、フーファイター本部へと来ていた。

あの日、俺が逃げ出したあの場所へ、また戻ってきた。

 

「待っていたぞ、櫂。」

 

「ユウト、テツ...」

 

「レンは上で待ってる。行こうか。」

 

俺はユウトとテツについて、ビルへと入っていく。

あの頃から何もかも変わってしまった俺たちの関係。

だが、今日はその決着をつける。

 

「待ってましたよ、櫂。」

 

「レン...」

 

「ユウトから話は聞いています。僕とファイトしに来たのでしょう?」

 

「...俺はお前を救う。」

 

「救う...ね...櫂、君は傲慢だ。僕は救いなど求めていない。この力で僕は最強になる。ユウトを超えて、最強の力を手に入れる!」

 

「レン、思い出せ!俺たち4人で競い合っていた、あの頃のファイトを!」

 

「そうですね...あの頃は楽しかった。でも...それを壊したのは櫂、君だ。」

 

「...ファイトだ、レン。あの頃のお前を取り戻す!」

 

「いいでしょう。」

 

俺たちはファイトテーブルにつく。デッキを取り出し、準備をしていると扉が開き、数人が入室してきた。

 

「櫂くん!?」

 

「アイチ...これはどういうことだ。」

 

「ごめんなさいね。でも、これも必要なことなの。」

 

必要なこと...?俺はユウトに目を向けるが、ユウトは首を振るだけ。

何も言うな、ということか。

 

「櫂。今ここにいるのは、アサカ以外はこのファイトを見守る義務がある者たちだ。」

 

「ちょ、ユウト...私は仲間外れだっていうの!?」

 

「アサカ。今日のこのファイトは俺やレンにとっても大切なことだって説明したはずだ。」

 

「ゆ、ユウト...ごめんなさい...」

 

そう...このファイトはこれまでのどのファイトより特別だ。

必ずこのファイトに勝って、レンを正気に戻す。

 

ユウト、力を貸してもらうぞ。

 

「では、始めましょうか。」

 

「ああ。」

 

「「スタンドアップ・THE・ヴァンガード!」」

 

「"リザードソルジャー コンロー"。」

 

「"フルバウ"。」

 

「俺のターン、ドロー。"サーベル・ドラゴニュート"にライド。"コンロー"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : フルバウ

 

□■□

□□□

V   : サーベル・ドラゴニュート

 

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"黒の賢者カロン"にライド。"フルバウ"のスキルで1枚ドローし、クイックシールドを得る。そして、"髑髏の魔女ネヴァン"をコールし、スキル。レストし、"ダンプフッド・ドラゴン"をコール。」

 

「(最速グレード3ライドのための布石か)」

 

「櫂、君が先行で良かったね。後攻だったら、もっと悲惨な目にあっていたはずだ。」

 

「それはどうかな。」

 

「ふん..."ダンプフッド"のスキル。SB1、自身を退却し、山札から"ブラスター・ダーク"を手札に加える。そして、バトル。"カロン"でアタック。」

 

"黒の賢者カロン" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"髑髏の魔女ネヴァン"。」

 

「ダメージチェック、"ワイバーンストライク デカット"。」

 

「(櫂、あのカードをデッキに入れたのか。...使いこなせるか、あのカード。)」

 

「僕はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□■□

□■□

V   : 黒の賢者カロン

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■□

□□□

V   : サーベル・ドラゴニュート

 

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"バーニングホーン・ドラゴン"にライド。"ドラゴンナイト ネハーレン"をコールし、CB1で"ネヴァン"を退却、パワー+5000。」

 

「くっ...」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー15000(10000+5000)

 

「"パープルジェム・カーバンクル"をコールし、バトル。"パープルジェム"のブースト、"バーニングホーン"でアタック!」

 

"バーニングホーン・ドラゴン" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ヒートショット・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック...っ..."結氷の魔女ベンデ"。」

 

「その表情、そのカードはその1枚だけのようだな。」

 

「ふん...このコンボが使えなくとも、君に勝つのは決まっている。すべてはPSYクオリアの導きのままに。」

 

「そんなイメージ、俺が焼き尽くす!"ネハーレン"でアタック!」

 

「"黒の賢者カロン"でガード。」

 

"黒の賢者カロン" : パワー18000(8000+10000)

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 黒の賢者カロン

 

□■■

□■□

V   : バーニングホーン・ドラゴン

R右  : ドラゴンナイト ネハーレン

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

 

櫂 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。常闇より現れよ、漆黒の亡霊。ライド、"ブラスター・ダーク"。スキル、CB1。リアガードを1枚退却したまえ。」

 

「"ネハーレン"を退却。」

 

「"ネヴァン"をコールし、スキル。レストし、山札から"ネヴァン"をコール。」

 

やはり、"ベンデ"は1枚だけだったようだ。

これで最速グレード3ライドは阻止できたようだな。

 

「バトル。"ネヴァン"のブースト、"ブラスター・ダーク"でアタック。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック、"槍の化身ター"。」

 

「無駄なトリガーです。...これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□■■

□■□

V   : ブラスター・ダーク

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■□

□■□

V   : バーニングホーン・ドラゴン

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

 

櫂 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。この世のすべてのものを焼き尽くす、黙示録の炎!ライド・THE・ヴァンガード!"ドラゴニック・オーバーロード"!」

 

「来ましたね、櫂の切り札。」

 

「イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー13000、☆2

 

「さらに"オーバーロード"のスキル。SB1し、パワー+10000!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「"パープルジェム"のブースト、"オーバーロード"でアタックだ!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー28000(13000+10000+5000)、☆2

 

「ふ...ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"バーニングホーン・ドラゴン"、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー38000(13000+10000+5000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"ブラスター・ダーク"、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーをヴァンガードへ。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー20000(10000+10000)

 

「"オーバーロード"のスキル!CB1、手札を2枚捨てる。"ヒートショット"、"バーニングホーン"を捨て、自身をスタンド、ドライブ-1。」

 

「よし、櫂くんの"オーバーロード"がスタンドした!」

 

「さらに、"バーニングホーン"のスキルでSB1し、中央後列の"ネヴァン"を退却。」

 

「くっ...本当、君のかげろうは厄介ですね。」

 

「"オーバーロード"、レンにアタックだ!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「"アビス・ヒーラー"、クイックシールド。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー45000(10000+10000+20000+5000)

 

「これでこのアタックは通りません。」

 

「だが、ドライブチェックはある。ドライブチェック..."ドラゴニック・オーバーロード"。」

 

「残念、トリガーではない。」

 

「...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□□■

□■□

V   : ブラスター・ダーク

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■□

□■□

V   : ドラゴニック・オーバーロード

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

 

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

 

.



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第二十七話「宿命の対決」part2

櫂side

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。ライド、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ファントム・ブラスター"...レンの切り札...」

 

「ふふ..."漆黒の乙女マーハ"をコールし、スキル。CB1し、手札から"黒の賢者カロン"をコール。1枚ドローし、パワー+5000。」

 

"漆黒の乙女マーハ" : パワー15000(10000+5000)

 

「さらに"カロン"のスキルでSB1し、CC1、パワー+3000。」

 

"黒の賢者カロン" : パワー11000(8000+3000)

 

「そして、"ナイトメア・ペインター"をコールし、スキルでドロップゾーンから"ネヴァン"をソウルに置き、パワー+3000。」

 

"ナイトメア・ペインター" : パワー10000(7000+3000)

 

「"ネヴァン"のスキルでレストし、"瞬断の騎士グリーテ"をコール。そして...」

 

「来るか、レン...!」

 

「行きますよ、櫂。"ファントム・ブラスター・ドラゴン"のスキル。CB1、リアガードを3枚退却。"グリーテ"、"カロン"、"ナイトメア・ペインター"。これにより、君のリアガードを3枚退却し、パワー+15000、クリティカル+1!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー38000(13000+10000+15000)、☆2

 

「これが僕の力!僕のファイトだ!」

 

「違う!仲間を傷付け、犠牲にする...そんなもの、お前のファイトじゃない!」

 

「いいや、これが僕です。...さあ、バトルだ!"ファントム・ブラスター・ドラゴン"でアタック!この攻撃を受けられますか、櫂!」

 

「来い、レン。ノーガードだ!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"マーハ"へ。」

 

"漆黒の乙女マーハ" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「2枚目、"デスフェザー・イーグル"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"マーハ"へ。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー38000(13000+10000+15000)、☆3

"漆黒の乙女マーハ" : パワー35000(10000+5000+10000*2)

 

「ダブルトリガーか。」

 

「当然です。PSYクオリアがこの未来を見せてくれましたから。」

 

「くっ...ダメージチェック、"希望の火エルモ"、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー。パワーはヴァンガードへ。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー23000(13000+10000)

 

「3枚目、"ドラゴンナイト ネハーレン"。」

 

「"マーハ"でアタック。」

 

「"ゲンジョウ"でガード。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー43000(13000+10000+20000)

 

「ふん...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□□■

■■□

V   : ブラスター・ダーク

R左  : 漆黒の乙女マーハ

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■□

□□□

V   : ドラゴニック・オーバーロード

 

櫂 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。レン...お前に見せてやる!これが俺の本当の姿だ!(ユウト、力を貸してくれ!)」

 

「っ...!」

 

「終わりなき探求の果て、辿り着きし最終進化。荒ぶる魂を昇華させ、今こそ真の姿を現せ!クロスライド・THE・ヴァンガード!"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド!」

 

「オーバーロード・ジ・エンド!?櫂くん、あんなユニットを持っていたの!?」

 

「櫂トシキ、これほどの力を持っているなんて...」

 

「(櫂...その力、お前なら使いこなせるはずだ。頑張れ...)」

 

「イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。そして、"オーバーロード"、"エルモ"、"パープルジェム"、"バーニングホーン"をコール!」

 

「攻めてきましたね、櫂。このターンで決めるつもりですか。」

 

「決める!これが俺の全力だ!"バーニングホーン"、"マーハ"にアタック!」

 

"バーニングホーン・ドラゴン" : パワー10000

 

「ノーガード。"マーハ"は退却。」

 

「行くぞ、レン!"ジ・エンド"でアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド" : パワー13000、☆2

 

「(ブーストをつけず、アタック...つまり、このアタックでスタンドするというわけか。)"デスフェザー・イーグル"でガード。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ヒートショット・ドラゴン"。2枚目、"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド" : パワー23000(13000+10000)、☆3

 

「アタック終了時、手札が4枚以下ならCB1、SB1することでスタンド、ドライブ-1。"パープルジェム"はスキルでパワー+15000!」

 

"パープルジェム・カーバンクル" : 20000(5000+15000)

 

「"ジ・エンド"、もう一度アタックだ!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド" : パワー43000(13000+10000+20000)、☆3

 

「ノーガード。さあ、櫂。引いてみなよ、クリティカルトリガーを。」

 

「くっ、俺が引けないと思ってるようだな。」

 

「もちろん。PSYクオリアがそう言っている。」

 

「引いてみせる!PSYクオリアのイメージなんて、俺が焼き尽くす!」

 

「ふふふ...やってみるといい。」

 

「っ...ドライブチェック..."ワイバーンガード バリィ"、ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは"ジ・エンド"へ。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、1枚目、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"。2枚目、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。3枚目、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「くっ...!」

 

「さあ、どうする櫂。君の攻撃はここまでかな。」

 

「まだだ、"ジ・エンド"のスキル!アタック終了時、ソウルに"オーバーロード"があるなら手札3枚を捨て、スタンドし、パワー+10000、ドライブ-1!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆3

 

「"ジ・エンド"がスタンドした!」

 

「2回ものスタンド能力を持っていると言うの...!?」

 

「"ジ・エンド"!レンにアタック!」

 

「...」

 

「レン!思い出せ、俺たちのヴァンガードを!」

 

「...ふふ...無駄だ。"デスフェザー・イーグル"でガード。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー48000(13000+10000*2+15000)

 

「くっ..."オーバーロード"でアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー34000(13000+10000+8000+3000)、☆2

 

「"アビス・ヒーラー"でガード。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー53000(13000+10000*2+20000)

 

「これで君のアタックは終わり。僕を倒すことなんて、君には不可能だ。」

 

「く...ターンエンド...。」

 

「櫂くん...」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

□□■

□■□

V   : ブラスター・ダーク

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

■■■

□■■

V   : ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド

R右  : ドラゴニック・オーバーロード

R左  : バーニングホーン・ドラゴン

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

R右下 : 希望の火エルモ

 

櫂 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

 

.



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第二十七話「宿命の対決」part3

櫂side

 

 

「雀ヶ森レンのダメージは5。対する櫂トシキはダメージ4。」

 

「お互い互角のファイトを展開しているわね。」

 

「(互角...いや、この状況、レンが少し優勢だ。ダメージやリアガードの状況は確かに櫂が勝っている。だけど、手札が"バリィ"と"ター"。ほとんどガードとして機能しない。)」

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。...櫂、それが君の全力なら、君は僕には勝てない。」

 

「なにっ!?」

 

「それを今から見せてあげましょう。混沌なる静寂に叫びし絶望。幻すら見られぬ闇より、暗き力を我に。クロスライド!"ファントム・ブラスター・オーバーロード"!」

 

「ファントム・ブラスター..オーバーロード、だと...!?」

 

何だ、この禍々しい力は...!

俺が、恐怖している...というのか。

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。そして、"オーバーロード"はソウルに"ファントム・ブラスター・ドラゴン"があるので、僕のターン中、常にパワー+10000、クリティカルが2になる。」

 

"ファントム・ブラスター・オーバーロード" : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆2

 

「"ファントム・ブラスター・ドラゴン"、"マーハ"、"グリーテ"をコール。"マーハ"のスキルでCB1、手札から"カロン"をコール。1枚ドロー、パワー+5000。」

 

"漆黒の乙女マーハ" : パワー15000(10000+5000)

 

「バトル。"ネヴァン"のブースト、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"でアタック。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー18000(13000+5000)

 

「く...ノーガード。ダメージチェック、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー。ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド" : パワー23000(13000+10000)

 

「"カロン"のブースト、"マーハ"でアタック。」

 

"漆黒の乙女マーハ" : パワー23000(10000+5000+8000)

 

「"バーニングホーン"のインターセプト!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド" : パワー28000(13000+10000+5000)

 

「"オーバーロード"でアタック。スキル、CB1、リアガードを望む枚数退却する。"ファントム・ブラスター・ドラゴン"、"マーハ"、"カロン"。これにより櫂。君も同じ枚数、リアガードを退却しろ。」

 

「"オーバーロード"、"エルモ"、"パープルジェム"を退却。」

 

「そして、僕は山札から"ブラスター"をコールし、そのユニットにパワー+10000。"ファントム・ブラスター・オーバーロード"をコール!さらに、"グリーテ"はバトルフェイズ中に相手リアガードが退却するたびにパワー+5000。」

 

"ファントム・ブラスター・オーバーロード"(V) : パワー63000(13000+10000*2+10000+20000)、☆2

 

「"ワイバーンガード バリィ"、手札を1枚捨てて完全ガード!」

 

このアタックを守っても、次のリアガードの"オーバーロード"のアタックは防げない。だが、クリティカルが上昇しているヴァンガードのアタックを受けるわけにはいかない。

 

「櫂、このファイトも終わりが近い。」

 

「まだだ。このターンを凌ぎ、俺はお前を倒す!」

 

「無理だ、櫂。このファイトはこのターンで終わる。それが僕がPSYクオリアで見たイメージだから!」

 

「違う!お前の勝手なイメージを押し付けるな!」

 

「だったら見せてあげよう!僕のイメージを!ツインドライブ、1枚目、"厳格なる撃退者"!ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてリアガードの"オーバーロード"へ。2枚目、"デスフェザー・イーグル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてリアガード!」

 

"ファントム・ブラスター・オーバーロード"(R右) : パワー43000(13000+10000+10000*2)、☆3

 

「バカな...ダブルクリティカル、だと...」

 

「櫂くん!」

 

「終わりだ、櫂!"オーバーロード"でアタック!」

 

「ぐっ...!ダメージチェック、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復。」

 

「よし、ヒールトリガー!まだ櫂くんは負けてない!」

 

そうだ、アイチ。お前の言う通りだ。

俺はまだ負けていない。後2枚、ヒールトリガーを引いて見せる!

 

「アイチ君も健気ですね...でも、櫂。ここで君は負ける。」

 

「レン...俺は負けん!ダメージチェック、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"!ダメージ1枚回復!」

 

「2枚目のヒールトリガー!」

 

「これで後1ダメージ。ここで櫂トシキがヒールトリガーを引けば、本当に雀ヶ森レンを倒してしまうんじゃないの?」

 

「...(櫂...)」

 

「引く...俺の想いに応えてくれ!3枚目...!」

 

「ふふふ...僕の勝ちだ、櫂。」

 

「っ..."ジ・エンド"...」

 

俺の、負け...レンを救えなかった...

 

「"ジ・エンド"、良い名前だ。まるで僕たちの関係みたいだ。そうでしょう、櫂。」

 

「っ...」

 

「あぁ、そうだ。このカード、ありがとうございました。」

 

「何...なぜだ...」

 

「ごめんなさい。でも、これも必要なことなの。」

 

く...俺の力がもっとあれば...

ユウト、お前に力を借りたというのに、俺は...

 

「さようなら、櫂。これで僕たちは"ジ・エンド"。」

 

「レン...っ...!」

 

レンが去っていく。その後をテツがついていく。

ユウトは悲しそうな顔をしていたが、そのままレンの後を追っていった。

 

「櫂くん...」

 

「すまない、アイチ...一人にしてくれ...」

 

 

俺はレンを救えなかった。アイチを救えたからと、その気になっていた。

俺には何も救えなかった...

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

櫂...お前でもダメとなると、もうアイチ君に望みを託すしかない、か。

明日の全国大会決勝、アイチ君がレンを倒して、ロイヤルパラディンとシャドウパラディンの戦いに終止符を打つ。もう、それしかない...

 

 

.



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第二十八話「決勝!最強の壁」part1

ユウトside

 

 

いよいよ今日は決勝戦。今日、すべての決着がつく。

レンが勝ちシャドウパラディンがリーダーとなるか、アイチ君が勝ちロイヤルパラディンがリーダーとなるか。

 

『私としては先導アイチに勝ってほしいわね。』

 

「(セシリア...)」

 

『あなたもそうなのでしょう?』

 

「(まあ...ね。俺はレンのそばにいると決めたけど、それでもレンには昔のころのみたいに戻ってほしいとは思ってるよ。)」

 

『あなたでは...彼を救えなかったの?』

 

「(俺には...きっと無理だ。レンは俺がPSYクオリアの力で強くなったと思ってるから。俺がレンに勝って説得しても、説得力がないよ。)」

 

『そうかしらね...』

 

ドンッ

 

「っ...どこ見て歩いて...って、久導ユウト!」

 

「...すまない、カムイ君。怪我はないか?」

 

セシリアと話しながら歩いていると、廊下の曲がり角でカムイ君とぶつかった。

俺はカムイ君を両手でつかみ、立ち上がらせる。

 

「今日も君が先鋒戦に出るのか?」

 

「あ、ああ。俺が先鋒戦に出る!」

 

「そうか。じゃあ、俺とファイトすることになるな。」

 

「お、お前とか...」

 

「君は強い。だから、俺も全力でファイトさせてもらうよ。」

 

「お、俺が強い...」

 

「じゃあ、また後で。」

 

.....

....

...

..

.

 

「おや、ユウト。遅かったですね。」

 

「すまん。少し人と話していてな。」

 

控室に来ると、レンが話しかけてきた。

テツはレンに付き従うように一緒にいるが、アサカはなぜか椅子に座って俯いている。朝からこの調子で元気がないみたいだ。

 

「アサカ、今日はどうしたんだ?」

 

「ユウト...(昨日の夜、ユウトに初めて怒られた。ユウトに嫌われたんじゃないか...そう思ってたら、なかなか眠れなかった...なんて、言えるわけないわ...)」

 

「もし体調が良くないなら、棄権してもいいんだよ?」

 

「いえ...大丈夫よ。心配してくれてありがとう。」

 

「大丈夫ならいいけど。...俺はアサカの幼馴染だ。他の誰かより、君を心配するのは当たり前だろ?」

 

「...("幼馴染"...か...)」

 

あ、あれ...?また何か気落ちしたような気もするけど...

 

『それでは先鋒戦に出るファイターはフィールドに出てきてください!』

 

そろそろ始まるみたいだな。

 

「じゃあアサカ、俺は行くよ。」

 

「ええ、行ってらっしゃい。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「さっきぶりだね、カムイ君。」

 

「ああ、今日は負けねえ!」

 

「カムイくーん!がんばれ~!」

 

「カムイさん!女神の応援がついてますよ!」

 

「MOっす!」

 

エミちゃんやカムイ君の友達の応援が聞こえる。

でもカムイ君はその声援には答えず、俺の方を真剣に見ている。

どうやら、このファイトに集中できているみたいだ。

 

「じゃあ、始めようか。」

 

「おう。」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

「"アルボロス・ドラゴン”新芽”"。」

 

「"ブラウユンガー"!」

 

「俺のターン、ドロー。"アルボロス・ドラゴン”若枝”"にライド。"新芽"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ブラウユンガー

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン"若枝"

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。...くっ、"ソードブランド・グラディエイター"に俺様ライド!"ブラウユンガー"のスキルで1枚ドロー、クイックシールドを得る。」

 

「手札に"パンツァー"はなかったか。」

 

「このままバトルだ!"グラディエイター"でアタック!」

 

"ソードブランド・グラディエイター" : パワー8000

 

「"激辛闘士カブ・サイ・シー"でガード。」

 

"アルボロス・ドラゴン”若枝”" : パワー23000(8000+15000)

 

『おおっと、久導選手。いきなりガードしてきみゃしたね!』

 

『そ、おーですね!おそらく、"ソードブランド・グラディエイター"のスキルで1枚ドローされるのを嫌がったのでしょう。』

 

『なるほど~。』

 

「ドライブチェック、"ドグー・メカニック"。」

 

「アタックは通らない。」

 

「く...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ソードブランド・グラディエイター

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン"若枝"

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"パンジーの銃士シルヴィア"にライド。スキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

『さあ、久導選手!ここからネオネクタール得意の展開を見せてくるか!』

 

「バトル!」

 

『おおっと!?"プラント・トークン"をコールしただけだ!』

 

『意外ですね~。久導選手は2ターン目から攻めていく印象がありますから。』

 

「"トークン"のブースト、"シルヴィア"でアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガードだ!」

 

「ドライブチェック、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー25000(10000+5000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"シュテルン・ブラウクリューガー"、"ギャラクシー・ブラウクリューガー"...っ..!」

 

「これでターンエンド。...キーカードが落ちてしまったな。」

 

「くそ!」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : ソードブランド・グラディエイター

 

□■□

□■□

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"ブラウクリューガー"に俺様ライド!スキルでCB1、山札から7枚見て、"ブラウパンツァー"を手札に加える。そして、そのままコール!スキルで手札のトリガーユニット、"キャノン・ボール"を捨てて、山札から"シュテルン・ブラウクリューガー"を手札に加える。」

 

「これで次のターン、"シュテルン"に無事ライドできるか。」

 

「行くぜ!"ブラウクリューガー"でアタックだ!」

 

"ブラウクリューガー" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ブラウクリューガー"。」

 

「ダメージチェック、"フルーツバスケット・エルフ"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□■□

□■□

V   : ブラウクリューガー

R中央 : ブラウパンツァー

 

□■□

□■□

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

『お互い、静かな立ち上がりです!』

 

『どちらも押せ押せなファイターなだけに、意外なファイト展開ですねえ。』

 

「カムイのやつ、慎重だな。」

 

「それだけ、あの久導ユウトは強力なファイターってことなんじゃないか?」

 

「けっ!あいつはコーリンちゃんに好かれてやがる。やっちまえ~!クソガキさん!」

 

「も、森川ぁ...」

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド・THE・ヴァンガード!"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー13000、☆2

 

「さらにコール。"カローラ・ドラゴン"、"アルボロスの陣風 オリヴェル"、"アルボロス・ドラゴン”樹”"。"樹"のスキルで"プラント・トークン"を生み出す。そして、"カローラ・ドラゴン"はパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「"カローラ・ドラゴン"...あんたのファイトのキーカードだ。」

 

「へえ。俺のファイトを研究してるんだ。」

 

「当たり前だ。...悔しいけど、櫂は強い。そんな櫂が一度も勝ったことのない相手があんただって聞いた。だから、あんたに勝つには生半可なファイトじゃ勝てない!」

 

「ふ...いいね。だったら、その期待に応えるために、全力で行こう!」

 

「っ...!」

 

「"オリヴェル"のスキル。CB1、リアガード2枚退却。"樹"、"トークン"。これにより、"オリヴェル"はパワー+20000、クリティカル+1。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)、☆2

 

「さらに"フルーツアソート・ドラゴン"をコール。"聖樹"のスキル。"トークン"をコストに2枚の"プラント・トークン"を生成。リアガードが5枚以上なので、自身のパワーも+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"フルーツアソート・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

『来た~!久導選手の得意とする連続展開からの超火力!』

 

『この戦略がフォースⅡとよく合うんですねえ。パワーは勝手に上がりますから、クリティカルを上げておく。実にシンプルで強力な戦い方です~。』

 

「バトルだ。"聖樹"でアタック!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「"シャイニング・レディ"、"アーニスト・セコンド"でガード!」

 

"ブラウクリューガー" : パワー44000(9000+15000+20000)

 

「ツインドライブ、"白百合の銃士セシリア"。2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"オリヴェル"へ。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー40000(10000+20000+10000)、☆3

 

「まだまだ行くぞ!"フルーツアソート・ドラゴン"でアタック!」

 

"フルーツアソート・ドラゴン" : パワー43000(13000+10000*2+10000)

 

「くそ...("オリヴェル"のパワーはブーストを合わせて57000。手札のガード値を考えると、両方守ることはできない。だが、片方守らないと負ける...!)」

 

「さあ、どうする、カムイ君。」

 

「くっ...!(そもそも、あっちを守れるガード値はない。だったら!)"ドグー・メカニック"、"モルゲンロート"2枚、クイックシールド!」

 

"ブラウクリューガー" : パワー44000(9000+10000*3+5000)

 

「そっちを守ったか。なら、こっちはどうかな。"オリヴェル"でアタック!」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー57000(10000+20000+10000+17000)、☆3

 

「ノーガード!ダメージチェック、"ソードブランド・グラディエイター"、"キックキック・タイフーン"、"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引くぜ!」

 

『ああっと!久導選手の強力な一撃が葛木選手を襲った~!』

 

『一気にダメージ5vs1。これは葛木選手にとっては最悪の状況ですねえ。』

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

□■□

□■□

V   : ブラウクリューガー

R中央 : ブラウパンツァー

 

■■■

■■■

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右  : アルボロスの陣風 オリヴェル

R左  : フルーツアソート・ドラゴン

R中央 : プラント・トークン(強化)

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : プラント・トークン(強化)

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

 

 

.



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第二十八話「決勝!最強の壁」part2

ユウトside

 

 

「カムイ君、負けちゃうの...?」

 

「いや、まだわからないですよ、エミさん!」

 

「MWっす!」

 

 

「くそ...(やっぱり強い...!)」

 

「さあ、カムイ君。君のターンだ。見せてくれ、君の力を。」

 

「く...俺のターン、スタンド&ドロー。超俺様ライド!"シュテルン・ブラウクリューガー"!(手札が少ねえ...だったらここは...!)イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!」

 

「へえ、アクセルⅡか。(案外、悠長に考えてるのかな。それとも、手札には意外とガード値があるか。)」

 

「さらに"ブラウクリューガー"、"ギャラクシー・ブラウクリューガー"、"モルゲンロート"、"ジェノサイド・ジャック"をコール!」

 

"シュテルン・ブラウクリューガー" : パワー22000(12000+10000)

"ギャラクシー・ブラウクリューガー" : パワー22000(12000+10000)

"ブラウクリューガー" : パワー14000(9000+5000)

"ジェノサイド・ジャック" : パワー19000(9000+10000)

 

『これは"ブラウ"の連続アタックの準備が整ってみゃすね!』

 

『そ、おーですね。葛木選手は既にダメージ5。まだダメージ1の久導選手に追いつくにはちょっとした攻撃ではまるで届きません。ヴァンガードを含めた連続アタックで少しでも痛手を負わせたいところですねえ。』

 

『なるほど~。トリガーが出ることに期待したいところですね~。』

 

「行くぜ!"ギャラクシー"で"オリヴェル"にアタック!」

 

「"オリヴェル"か...(冷静さは捨ててないか。)...ノーガード。"オリヴェル"は退却。」

 

「"シュテルン"でアタック!」

 

"シュテルン・ブラウクリューガー" : パワー30000(12000+10000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"ブラウパンツァー"。2枚目、"シャイニング・レディ"!ゲット、クリティカルトリガー!」

 

『おお、クリティカルトリガーを引きました!』

 

『これで一気に2ダメージ与えられます!』

 

「...効果はすべて"ジェノサイド・ジャック"へ!」

 

"ジェノサイド・ジャック" : パワー29000(9000+10000+10000)、☆2

 

「えっ!?カムイ君、どうしてクリティカルまでリアガードに?」

 

「たぶん、2ダメージ与えて、久導にトリガーを引かれる可能性を避けたんじゃないかな。」

 

「え、どういうことですか?」

 

「カムイのクランはノヴァグラップラー。アクセルクランだ。対する久導のデッキはネオネクタール、フォースクラン。どうしてもちょっとパワーが低くなってしまうんだ。だから、少しでもトリガーが出る可能性を下げて、最後に一気にダメージを与えるつもりなんじゃねえかな。」

 

「あ、そっか~。」

 

『これは意外な選択ですね、ドクター・Oさん。』

 

『そ、おーですね。ですが、久導選手の手札はわずか4枚。意外と効果的な選択かもしれません。』

 

「ふ...ダメージチェック、"アルボロス・ドラゴン”若枝”"。」

 

『トリガーは出みゃせん!』

 

「"シュテルン"のスキル!手札を2枚捨てる。"ブラウパンツァー"、"シャイニング・レディ"。リアガードの"ギャラクシー・ブラウクリューガー"をバインドし、スタンドでライド!ドライブ-1!」

 

さらにイマジナリーギフトアクセルⅡの効果で1枚ドロー、か。

確かに手札はコストで減ったが、アクセルⅡとドライブチェックで元通りか。

 

「まだまだ行くぜ!"ギャラクシー"のスキル!CB1し、ソウルから"シュテルン"をコール!」

 

"ギャラクシー・ブラウクリューガー" : パワー22000(12000+10000)

"シュテルン・ブラウクリューガー" : パワー27000(12000+10000+5000)

 

「"ギャラクシー"でアタック!」

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"シャイニング・レディ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ジェノサイド・ジャック"へ!」

 

"ジェノサイド・ジャック" : パワー39000(9000+10000+10000*2)、☆3

 

『おおっと、葛木選手。ここでもトリガーを引いたが、それすらリアガードに与えたぞ!』

 

『これはどうでしょうか...悪い展開にならなければいいのですが。』

 

「ふ...カムイ君。意外なファイト運びだ。」

 

「当たり前だ。あんたが勝つとき、トリガーを引くことが多い。だったら、トリガーを引かれないよう、できる限り小さいダメージで攻めていく!」

 

「なるほど、ね。ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

『久導選手、トリガーが出みゃせん!』

 

『久導選手の手札は4枚。これは徐々に苦しい展開になってきましたねえ。』

 

「これで決めてやる!"ジェノサイド・ジャック"でアタック!」

 

"ジェノサイド・ジャック" : パワー47000(9000+10000+10000*2+8000)、☆3

 

「(あいつの手札は"セシリア"、"ダニエル"と残り2枚。少なくとも、ガードに使えるカードは3枚!この攻撃で俺の勝ちだ!)」

 

「..."メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。」

 

「っ...!完全ガード...」

 

「手札を1枚捨て、完全ガード。...これで、"ジェノサイド・ジャック"のアタックは通らない。そして、残る攻撃だけでは俺にトドメはさせない。」

 

『ああ!"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"!守護者をしっかりと握っていたようです!』

 

『素晴らしいですねえ。少ない手札でどう守るかと思いましたが...』

 

「く..."ブラウクリューガー"でヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーはヴァンガードへ。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)

 

「ここでドロートリガーか。」

 

「カムイもこれはキツイだろうな...」

 

「それにカムイの戦略が間違ってたわけじゃないって、これで証明されたわけでもあるしな。久導の手札に守護者が無かったら、勝ってたのはカムイかもしれない。」

 

「ま、まだカムイさんの負けは決まってないですよ!」

 

「MKMKっす!」

 

 

「くそ..."ブラウクリューガー"のスキルでソウルに入り、1枚ドロー。"シュテルン"でリアガードにアタック!」

 

「"ダニエル"でガード。」

 

"フルーツアソート・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「ターン終了時、"モルゲンロート"のスキルで自身を退却し、"ブラウパンツァー"を手札に戻す。...ターンエンド!」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

_□□□

■■■□□

V   : ギャラクシー・ブラウクリューガー

R左  : ジェノサイド・ジャック

Rア2 : シュテルン・ブラウクリューガー

 

■■□

■■■

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R左  : フルーツアソート・ドラゴン

R中央 : プラント・トークン(強化)

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : プラント・トークン(強化)

 

ユウト 手札:2枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身。ライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士セシリア"!イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

"フルーツアソート・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)、☆2

 

「"アルボロスの陣風 オリヴェル"をコールし、スキル。CB1、"トークン"2枚をコストにパワー+20000、クリティカル+1。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)、☆2

 

「さらに"セシリア"のスキル。CB1、"フルーツアソート・ドラゴン"をコストに山札から5枚見て、2枚コール。ソウルにグレード3があるので、3枚までコールし、このターン中、前列のパワー+10000。」

 

『出ました、久導選手の切り札!』

 

『これまでのファイターも、この"セシリア"の前に敗れ去ってきましたからねえ。』

 

「"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"、"フルーツバスケット・エルフ"、"メイデン・オブ・ドリームシャワー"をコール。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー40000(10000+20000+10000)、☆2

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「そして、"ドリームシャワー"のスキル。CB1することでこのターン中、"トークン"のパワー+10000。まあ、今はまだ"トークン"はいないが。」

 

「く...つまり、これから出てくるってことか!」

 

「当然。"フルーツバスケット・エルフ"のスキル。SB1、自身を退却し、"プラント・トークン"を2枚コール!さらに"聖樹"のスキルで"トークン"をコストにさらに2枚コール。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R中央) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー15000(5000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー29000(8000+3000*7)

 

「さあ、この攻撃を受けきれるかな?」

 

「ぐっ...(手札は"キャノン・ボール"、"シャイニング・レディ"、"ツイン・ブレーダー"、"ソードブランド・グラディエイター"、"ブラウパンツァー"...全くガード値が足りねえ!)」

 

「"セシリア"でアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー38000(13000+10000+15000)、☆2

 

「"キャノン・ボール"、"シャイニング・レディ"、"ブラウパンツァー"でガード!」

 

"ギャラクシー・ブラウクリューガー" : パワー52000(12000+15000*2+10000)

 

「ツインドライブ、"フルーツバスケット・エルフ"、"アルボロス・ドラゴン”若枝”"。」

 

『ノートリガー!これはまだまだわかりみゃせん!』

 

「"聖樹"でアタック!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー48000(13000+10000+10000+15000)、☆2

 

「(残りのアタック、どちらかを受けるしかない...)ノーガード。」

 

「「カムイさん!」」

 

「ここで、ヒールトリガーを引くしかねえ!1枚目...よし、"アーニスト・セコンド"!ゲット、ヒールトリガー!」

 

『引いた!ヒールトリガーです!』

 

『ドッキドキです~!』

 

「...引いてみせる...俺が迷惑をかけた分、アイチお兄さんやミサキさん、櫂に借りを返すんだ!」

 

「...ふ、楽しいファイトだったよ、カムイ君。」

 

「っ..."シュテルン・ブラウクリューガー"...」

 

『決まった~!先鋒戦はチームAL4、久導ユウト選手の勝利です!』

 

『両者、素晴らしいファイトでしたねえ。特に葛木選手は今大会最強と称される久導選手を追い詰めていましたから。』

 

『そうですねえ~。お、会場では二人のファイトを称えるような拍手が起こっていみゃす!』

 

「カムイ君。君とのファイト、楽しかったよ。またファイトしよう。」

 

「っ...はいっ!」

 

 

.



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第二十九話「勝利にかける思い」part1

アサカside

 

 

ユウトが先鋒戦に勝った。当然、勝つとは思っていたけれど。

次鋒戦は私と戸倉ミサキのファイト。準決勝であんな体たらくだった彼女が、私に勝てるとは思えない。これで私たちチームAL4の三連覇達成ね。

 

「アサカ、頑張って!」

 

「ええ、軽く勝ってくるわ。」

 

「え?」

 

ユウトの応援もあるし、私は負けない。

 

 

『さあ、次は次鋒戦。チームAL4からは鳴海アサカ選手。チームQ4からは戸倉ミサキ選手。この二人は前回大会の予選リーグで対戦したことのある二人です!』

 

『前回大会は鳴海選手が勝ちましたねえ。今度はどちらが勝利を勝ち取るか、ドッキドキです~。』

 

「ふん...勝つのは私に決まってるわ。」

 

「...」

 

「さあ、行くわよ。」

 

「勝つ!」

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"神鷹 一拍子"。」

 

「"エンターテイン・メッセンジャー"。」

 

「あたしのターン、ドロー。"三日月の女神ツクヨミ"にライド。"一拍子"のスキルで1枚ドロー。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

アサカ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : エンターテイン・メッセンジャー

 

□■□

□□□

V   : 三日月の女神ツクヨミ

 

ミサキ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"テンプティング・フープスター"にライド。"メッセンジャー"のスキルで1枚ドローし、クイックシールドを得る。そしてバトル!"フープスター"でアタックよ!」

 

"テンプティング・フープスター" : パワー8000

 

「"オラクルガーディアン ニケ"でガード。」

 

"三日月の女神ツクヨミ" : パワー23000(8000+15000)

 

「守るのね。まあいいわ。ドライブチェック、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"テンプティング・フープスター" : パワー18000(8000+10000)

 

『戸倉選手、ここは手堅く守ってきみゃした!』

 

『そ、おーですね。序盤にアタックを受けてダメージを増やさず、後々の連続アタックに備える作戦かもしれません。』

 

『なるほど!前回の敗戦から対策を練っている可能性が高いということですね!』

 

『はい~。』

 

「私はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

アサカ 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : テンプティング・フープスター

 

□■□

□□□

V   : 三日月の女神ツクヨミ

 

ミサキ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「戸倉ミサキ。昨日のファイトぶりは見ていたけど、あれじゃ私には到底及ばないわよ。」

 

「ふん、言ってな。今日のファイト、必ず勝つ!」

 

「できるかしらね。」

 

「あたしのターン、ドロー。"三日月"のスキル。山札から5枚見て、1枚を手札に加え、残りを下へ。そして、1枚捨て、それが"半月の女神ツクヨミ"ならライド。」

 

彼女が捨てたのは、当然"半月の女神ツクヨミ"。

よって、彼女は"半月の女神ツクヨミ"にライドする。

 

「ライド、"半月の女神ツクヨミ"。"半月の女神ツクヨミ"、"雅趣の斎女フミノ"をコールして、バトル。ヴァンガードの"半月の女神ツクヨミ"でアタック!」

 

"半月の女神ツクヨミ"(V) : パワー12000(9000+3000)

 

「"ダイナマイト・ジャグラー"、守りなさい!」

 

"テンプティング・フープスター" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"三日月の女神ツクヨミ"。」

 

「トリガーは出なかったわね、残念。」

 

「まだアタックは残ってる。リアガードの"半月の女神ツクヨミ"でアタック。」

 

"半月の女神ツクヨミ"(R右) : パワー20000(9000+3000+8000)

 

「そっちはノーガード。ダメージチェック、"フープ・マジシャン"...」

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

アサカ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : テンプティング・フープスター

 

□■■

□□■

V   : 半月の女神ツクヨミ

R右  : 半月の女神ツクヨミ

R右下 : 雅趣の斎女フミノ

 

ミサキ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

『ここまではお互い、静かな立ち上がりですね。』

 

『そ、おーですね。ただ、先ほどの久導選手のように、序盤はあえて展開しないという選択肢もありますからねえ。』

 

『そうですね!特に戸倉選手のクランはオラクルシンクタンク。ドローや山札操作を駆使して戦う防御型のクラン。今は連続アタックに備えた下準備といったところでしょうか。』

 

「ふん...派手さのない地味なファイト、とでも言われてるのかしら。ユウトのためにも、もっと盛り上げてあげなくちゃね!」

 

「...またそれか。」

 

「何か言ったかしら。」

 

「別に。」

 

「ふん。私のターン、スタンド&ドロー。ライド、"フェスブライト・エスケイパー"。そして、我がペイルムーンサーカス団の団員達をご紹介!」

 

『おおっと!まるでショーが行われているかのように、ユニットたちがステージへと登場しみゃした!』

 

『これは面白いイメージですねえ。』

 

「"フェスブライト・エスケイパー"、"パープル・トラピージスト"、"銀の茨の曲芸師レオノール"。"レオノール"のスキルでソウルを1枚以上、すべてSBすることでパワー+15000!」

 

"銀の茨の曲芸師レオノール" : パワー24000(9000+15000)

 

「行くわよ!リアガードの"フェスブライト"で、リアガードの"半月の女神ツクヨミ"にアタック!」

 

"フェスブライト・エスケイパー"(R左) : パワー16000(9000+7000)

 

「"三日月の女神ツクヨミ"でガード。」

 

"半月の女神ツクヨミ"(R右) : パワー19000(9000+10000)

 

「なら、ヴァンガードの"フェスブライト"でヴァンガードにアタック。」

 

"フェスブライト・エスケイパー"(V) : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"銀の茨の曲芸師レオノール"。」

 

「ダメージチェック、"オラクルガーディアン ジェミニ"。」

 

ここは攻める!さっさと決着をつけて、ユウトに褒めてもらうのよ!

 

「"レオノール"でヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"円月の斎女フヨウ"。」

 

『ああ!トリガーは出みゃせん!』

 

『最初のターンでダメージを受けていなかったので、まだダメージは2ですが...鳴海選手の猛攻でダメージ1vs2。鳴海選手が一歩リードですねえ。』

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

アサカ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■□□

■■■

V   : フェスブライト・エスケイパー

R右  : 銀の茨の曲芸師レオノール

R左  : フェスブライト・エスケイパー

R左下 : パープル・トラピージスト

 

□■■

□□■

V   : 半月の女神ツクヨミ

R右  : 半月の女神ツクヨミ

R右下 : 雅趣の斎女フミノ

 

ミサキ 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"半月の女神ツクヨミ"のスキル。山札から5枚見て、1枚を手札に加え、1枚を捨てる。..."満月の女神ツクヨミ"を捨てたので、そのままライド。闇を照らす優しき光、その微笑みで世界を包む。"満月の女神ツクヨミ"にライド!」

 

「どうやらしっかり手札に持っていたようね。」

 

「当然。あんたに勝つために、あたしは研究し、ファイトし、デッキを作り上げていった。そして、お父さん、お母さんの思い出のこの"ツクヨミ"で、あんたにリベンジする!」

 

「それは無理ね。私も負けられないの。ユウトのため、私が勝つ!」

 

「っ...また...」

 

「...?」

 

「...イマジナリーギフトプロテクトⅡを右前列へ。これにより、マーカーのあるリアガードにいるユニットはパワー+5000、インターセプト時、シールド+10000。」

 

「プロテクトⅡですって?」

 

「あんたの切り札、"祝砲竜エンド・オブ・ステージ"は守護者を封じる強力なカード。でも、インターセプトは封じれない!」

 

「ふん...それなりに研究してるってわけね。」

 

「行くよ、"レクタングル・メイガス"をコール。スキルでCB1、SB1して山札の上から2枚確認。...この順番で戻して、1枚ドロー。そしてバトル!」

 

『おっと、戸倉選手。"満月の女神ツクヨミ"のスキルを使わない!?』

 

『そ、おーですね。使う分にはコストを使用する以外のデメリットはないんですが...』

 

「なるほどね。今、"レクタングル"のスキルで山札の上に置いたのがトリガーってわけ。」

 

「...」

 

「ま、いいわ。どうぞ、アタックしてきなさい。」

 

「"満月の女神ツクヨミ"でアタック。」

 

「"冥界の催眠術師"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

私はクイックシールドをコストに、完全ガードを使用する。

トリガーが来るってわかってるなら、完璧に守っておけばいいのよ。

 

「ツインドライブ、1枚目、"オラクルガーディアン ニケ"。」

 

「ほら、やっぱりトリガーね。」

 

「ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"半月の女神ツクヨミ"へ。そして、"レクタングル"はスキルでパワー+5000。」

 

"半月の女神ツクヨミ" : パワー24000(9000+5000+10000)、☆2

"レクタングル・メイガス" : パワー14000(9000+5000)

 

「2枚目、"満月の女神ツクヨミ"。」

 

『ああ!2枚目はトリガーではありみゃせん!』

 

『これでは"満月の女神ツクヨミ"のスキルは発動しませんねえ。』

 

「"レクタングル"でリアガードの"フェスブライト"にアタック。」

 

「"テンプティング・フープスター"でガード。」

 

"フェスブライト・エスケイパー"(R左) : パワー19000(9000+10000)

 

「"半月の女神ツクヨミ"でリアガードの"フェスブライト"にアタック!」

 

"半月の女神ツクヨミ" : パワー32000(9000+5000+10000+8000)、☆2

 

「あら、そんなにこのユニットが怖い?」

 

「...」

 

「まあいいわ。それならノーガードよ。」

 

『戸倉選手、執拗にリアガードをアタックしましたねえ。』

 

『そ、おーですね。鳴海選手のデッキはリアガードからソウルに置かれることで力を発揮するユニットが多いですからねえ。それを今のうちに削っておきたかったのでしょう。』

 

「あたしはこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

アサカ 手札:3枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■□□

□■■

V   : フェスブライト・エスケイパー

R右  : 銀の茨の曲芸師レオノール

R左下 : パープル・トラピージスト

 

■■■

□□■

V   : 満月の女神ツクヨミ

R右  : 半月の女神ツクヨミ

R左  : レクタングル・メイガス

R右下 : 雅趣の斎女フミノ

 

ミサキ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。ライド、"祝砲竜エンド・オブ・ステージ"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

『出ました、鳴海選手の切り札!』

 

「"トリッキー・アシスタント"をコールし、スキル。CB1、私の"パープル・トラピージスト"、あなたの"レクタングル・メイガス"を選択。それらをソウルに置き、2枚置いたのでパワー+10000!」

 

"トリッキー・アシスタント" : パワー22000(12000+10000)

 

「さらに"トラピージスト"のスキル。"トラピージスト"をSBし、ソウルから"フェスブライト・エスケイパー"をコール。」

 

"フェスブライト・エスケイパー" : パワー14000(9000+5000)

 

「そして、手札から"テンプティング・フープスター"をコール。バトル、"フェスブライト"でリアガードにアタック!」

 

「っ...ノーガード。」

 

「"レオノール"でアタック。」

 

"銀の茨の曲芸師レオノール" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"月弓の斎王ツクミオリ"。」

 

トリガーは無し。だったら臆せず攻める。

 

「"トリッキー・アシスタント"でアタック!」

 

「"オラクルガーディアン ニケ"でガード。」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー27000(12000+15000)

 

「なら、"祝砲竜"でアタック!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー12000

 

「"サイキック・バード"でガード。」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー27000(12000+15000)

 

『戸倉選手、最低限のガード値で守った!』

 

『トリガーが2枚出たら突破されてしまいます。アクセルクランはフロントトリガーもありますから、ちょっと怖い守り方ですねえ。』

 

「それでいいのかしら。」

 

「問題ない。これがあたしの戦い方!」

 

「そう。...ツインドライブ、"ナイトメアドール りんでぃ"。ゲット、ヒールトリガー。パワーはヴァンガードへ。」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー22000(12000+10000)

 

「っ...」

 

「2枚目、"パープル・トラピージスト"。残念、トリガーじゃないわ。でも、"祝砲竜"のスキル。手札2枚とリアガードすべてをソウルに置き、自身をスタンド!」

 

『出みゃした!"祝砲竜"の強力なスキルです!』

 

『ヴァンガードがスタンドする、これほどシンプルで強力なスキルはありませんからねえ。それに、リアガードからソウルに置かれることで力を発揮するユニットがいます。ここからさらに展開されますよ。』

 

「私はコストで"ナイトメアドール りんでぃ"、"銀の茨の曲芸師レオノール"をソウルに置くわ。そして、リアガードからソウルに置かれた"フェスブライト・エスケイパー"のスキル。このカード以外をすべてSBし、ソウルから1枚コールし、パワー+15000。"フェスブライト・エスケイパー"をコール。」

 

"フェスブライト・エスケイパー" : パワー29000(9000+15000+5000)

 

「"祝砲竜"でアタック!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー12000

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"ダブルヘッド・ユニコーン"、"祝砲竜エンド・オブ・ステージ"。」

 

「ダメージチェック、"半月の女神ツクヨミ"。」

 

『戸倉選手、ここでもトリガーが出みゃせん!』

 

『これは苦しい展開になってきましたよ。』

 

「"フェスブライト"でアタックよ!」

 

「"スフィア・メイガス"でガード。」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー32000(12000+20000)

 

「これは守ってくれないと、面白くないわ。」

 

「...」

 

「ふん...防戦一方で言葉も出ないかしら。私はこれでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

アサカ 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□□□

□■□■

V   : 祝砲竜エンド・オブ・ステージ

Rア1 : フェスブライト・エスケイパー

 

□■□

□□■

V   : 満月の女神ツクヨミ

R右下 : 雅趣の斎女フミノ

 

ミサキ 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

 

.



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第二十九話「勝利にかける思い」part2

アサカside

 

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"満月の女神ツクヨミ"にライド。イマジナリーギフトプロテクトⅡを左前列へ。」

 

 

「これでねーちゃんのソウルに"ツクヨミ"は3枚...」

 

「"ツクヨミ"のスキルがフルに使えますね!」

 

 

「"満月の女神ツクヨミ"のスキル。CB1、手札を1枚捨てる。"月弓の斎王ツクミオリ"を捨てる。そして、ソウルの"ツクヨミ"を3枚選択。"三日月"、"半月"、"満月"。よって、3枚ドロー。3枚引いたので、山札から5枚見て...この2枚を山札の上、残りを下へ置く。」

 

「ふん...どちらもトリガーかしらね。」

 

「さらに"円月の斎女フヨウ"を2枚、"三日月の女神ツクヨミ"、"月鏡の斎女サエ"をコール。"フヨウ"のスキルでCB1、1枚ドロー。"月弓の斎王ツクミオリ"を山札の上に置く。」

 

トリガーじゃない...でも、確か"ツクミオリ"はトリガー扱いになるうえ、パワー+10000するスキルがあるはず。

 

「バトル。"満月の女神ツクヨミ"でアタック!」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー20000(12000+8000)

 

「ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"月弓の斎王ツクミオリ"。このカードはトリガーゾーンではトリガーユニットとして扱い、ドライブチェックで出たならヴァンガードにパワー+10000。」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー30000(12000+8000+10000)

 

「2枚目、"オラクルガーディアン ニケ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは右の"フヨウ"へ。そして、トリガーユニットが2枚出たので、前列にパワー+10000。」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー40000(12000+8000+10000+10000)、☆2

"円月の斎女フヨウ"(R右) : パワー34000(9000+5000+10000+10000)

"円月の斎女フヨウ"(R左) : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"ダブルヘッド・ユニコーン"、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーはヴァンガードへ。」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー22000(12000+10000)

 

『ああ!トリガーを引かれてしまいみゃした!』

 

『これはキツイですねえ。』

 

「左の"フヨウ"でリアガードにアタック。」

 

"円月の斎女フヨウ"(R左) : パワー32000(9000+5000+10000+8000)

 

「ノーガード。"フェスブライト"は退却。」

 

「右の"フヨウ"でアタック。」

 

"円月の斎女フヨウ"(R右) : パワー42000(9000+5000+10000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"マスカレード・バニー"。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

アサカ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□□□

□■□□

V   : 祝砲竜エンド・オブ・ステージ

 

■■■

■■■

V   : 満月の女神ツクヨミ

R右  : 円月の斎女フヨウ

R左  : 円月の斎女フヨウ

R中央 : 月鏡の斎女サエ

R右下 : 雅趣の斎女フミノ

R左下 : 半月の女神ツクヨミ

 

ミサキ 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「このターンで決めてあげる!このショーに幕引きを!ユウトに勝利の花束を!」

 

「っ...!」

 

「ファイナルターン!」

 

『出みゃした!ファイナルターン!』

 

『ドッキドキです~!』

 

「スタンド&ドロー。ライド、"祝砲竜エンド・オブ・ステージ"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そしてスキルでソウルをすべてSBし、パワー+5000。このユニットのアタックに守護者は使用できない。」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー17000(12000+5000)

 

「"フェスブライト・エスケイパー"、"ダブルヘッド・ユニコーン"、"パープル・トラピージスト"をコール!」

 

『こ、これは!』

 

『リアガードからソウルに置かれたときに力を発揮するユニットが揃い踏みですねえ!』

 

「バトルよ!"ダブルヘッド・ユニコーン"でアタック!」

 

"ダブルヘッド・ユニコーン" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"スフィア・メイガス"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーはヴァンガードへ。」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー22000(12000+10000)

 

「なっ!?」

 

『ここでトリガー、しかもヒールトリガーだ!』

 

『これでもう1ダメージ受ける余裕ができたのと、パワーが上がったことで守りやすくなってますねえ!』

 

「くっ..."フェスブライト・エスケイパー"でリアガードにアタック!」

 

"フェスブライト・エスケイパー" : パワー14000(9000+5000)

 

「"三日月の女神ツクヨミ"でガード。」

 

"円月の斎女フヨウ" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「なら、"祝砲竜"でアタック!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー24000(12000+5000+7000)

 

「"フヨウ"2枚でインターセプト。」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー52000(12000+10000+15000*2)

 

 

「これでアタックは通らない。」

 

「でも、"祝砲竜"はスキルでスタンドするぜ?」

 

「スタンドしてもパワーは17000。"ツクヨミ"は22000だから、場合によっちゃ守る必要はないのさ。ねーちゃんのダメージが4ってのもある。あえてノーガードして、ダメージを受けてもいいからな。」

 

「なるほどな...」

 

 

「ツインドライブ、"マスカレード・バニー"。2枚目、"ダイナマイト・ジャグラー"!ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー34000(12000+5000+7000+10000)、☆2

 

『出みゃした、クリティカル!』

 

『これで戸倉選手はヴァンガードのアタックを守らなければいけなくなりましたねえ。』

 

 

「アタック終了時、スキル発動。手札2枚、"パープル・トラピージスト"、"ダイナマイト・ジャグラー"をソウルに置き、リアガードをすべてソウルへ。自身をスタンド!さらにリアガードからソウルに置かれた"トラピージスト"のスキル。"トラピージスト"をSBし、"ダブルヘッド・ユニコーン"をコール。」

 

"ダブルヘッド・ユニコーン" : パワー14000(9000+5000)

 

「リアガードからソウルに置かれた"ダブルヘッド・ユニコーン"のスキル。CB1、手札から1枚コール。"マスカレード・バニー"をコールし、パワー+5000。」

 

"マスカレード・バニー" : パワー18000(8000+5000+5000)

 

「そして、リアガードからソウルに置かれた"フェスブライト・エスケイパー"のスキル。このカード以外をSBし、"フェスブライト・エスケイパー"をコール!パワー+15000!」

 

"フェスブライト・エスケイパー" : パワー29000(9000+15000+5000)

 

「行くわよ!"祝砲竜"でアタック!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー45000(12000+5000+10000+18000)、☆2

 

「...ノーガード。」

 

『おっと!戸倉選手、このアタックを受ければ後がないが!?』

 

『守るカードがなかったということでしょうか!』

 

「潔いわね。まあ、私が勝つことは決まっていた。残念だけどね。」

 

「...早くドライブチェックしな。」

 

「っ...いいわ。ツインドライブ、"毛玉の快演マリアネラ"、"祝砲竜エンド・オブ・ステージ"。さあ、最後のダメージチェックをしなさい!」

 

「ダメージチェック、"ウェザーフォーキャスター ミスミスト"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーはヴァンガードへ。」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー32000(12000+10000*2)

 

「2枚目...ゲット、ヒールトリガー。"スフィア・メイガス"。」

 

「な、なんですって!?」

 

『引いたーーーーー!戸倉選手、起死回生のヒールトリガーだ!』

 

『ドッキドキです~~~!』

 

「ダメージ1回復し、パワーはヴァンガードへ。」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー42000(12000+10000*3)

 

「そ、そんな...これじゃ、残りのアタックは通らない...」

 

「これで終わり?」

 

「な、なんで...まだ、デッキは最初の位置まで戻ってないはず!」

 

「そうね。まだ掘り下げられてない。今のはただ、信じただけ。」

 

「えっ...?」

 

「あたしのデッキを、お父さんとお母さんが残してくれたこのデッキを信じただけよ。」

 

「っ...ターンエンド...」

 

--------------------------------------------------

アサカ 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

_□■□

■□■□■

V   : 祝砲竜エンド・オブ・ステージ

R中央 : マスカレード・バニー

Rア1 : フェスブライト・エスケイパー

Rア2 : ダブルヘッド・ユニコーン

 

□■□

■■■

V   : 満月の女神ツクヨミ

R中央 : 月鏡の斎女サエ

R右下 : 雅趣の斎女フミノ

R左下 : 半月の女神ツクヨミ

 

ミサキ 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。ライド、"満月の女神ツクヨミ"。イマジナリーギフトプロテクトⅡを右前列へ。そして、"ツクヨミ"のスキル。CB1、手札から"ツクミオリ"を捨て、ソウルの"三日月"、"半月"、"満月"を選択。3枚ドローし、山札から5枚確認。...1枚を上へ、残りを下へ。」

 

「くっ...(十中八九、上に置いたのはトリガー。そして、もうそろそろ最初の位置に戻ってくるはず...)」

 

「"レクタングル・メイガス"をコール。スキル、CB1、SB1、山札から2枚見て...この順番で戻し、1枚ドロー。」

 

"ツクヨミ"のスキルで置いたカードを下にしてから引いた、ということは、やっぱりさっきのはトリガーユニット...

 

「そして、"円月の斎女フヨウ"をコールし、バトル。"満月の女神ツクヨミ"、アタック!」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー20000(12000+8000)

 

「私は...負けられない...負けられないのよ!ユウトのために!ユウトに認めてもらうために!」

 

「さっきからユウト、ユウト、ユウト...あんたと戦ってるのはあたしだよ!」

 

「っ...!...う、うるさい!あなたにはわからないわ!私にとって、ユウトがすべてなのよ!"フープ・マジシャン"2枚でガード!」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ" : パワー42000(12000+15000*2)

 

「これで守り切れる!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"サイキック・バード"。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー30000(12000+8000+10000)、☆2

 

「2枚目は"スフィア・メイガス"。」

 

捲る前に引くカードを宣言した...?

ま、まさか...

 

「これはあたしが"三日月の女神ツクヨミ"でデッキの下に置いたカード。つまり、一番最初のデッキ操作時のカードだよ。」

 

「っ...!」

 

「ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーはヴァンガードへ。そして、"ツクヨミ"のスキルで前列にパワー+10000!」

 

"満月の女神ツクヨミ" : パワー50000(12000+8000+10000*2+10000)、☆2

"レクタングル・メイガス" : パワー39000(9000+5000*2+5000*2+10000)

"円月の斎女フヨウ" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

『パワー50000vs42000!』

 

『鳴海選手のガードを突き破りました!』

 

「いやよ...私は負けない...負けたくない...」

 

"パープル・トラピージスト"

 

「ユウトに認めてもらいたい...ユウトに愛してもらいたいの...」

 

"祝砲竜エンド・オブ・ステージ"

 

『ダメージ6!戸倉選手、前回大会で敗北した鳴海選手へのリベンジに成功!』

 

『美しき薔薇たちの素晴らしきファイトでした。もうドッキドキです~。』

 

 

「そんな...どうして...」

 

「...あんたの想いより、あたしの勝利にかける思いが上回ったってこと。」

 

「くっ...うぅ...」

 

戸倉ミサキが控室に戻っていく。

私もいつまでもここにはいられない。デッキを手に控室に戻る。

俯いていて、涙が溢れてきて、ユウトの顔が見れない。

 

負けた私は見捨てられちゃう...

 

そんなことを考えていたら、不意に誰かに抱き寄せられた。

この匂い...ユウトだ...

 

「ナイスファイト、アサカ。」

 

「ユウ..っ...ト....っ...」

 

「惜しかった。でも、いいファイトだったよ。」

 

「うん...っ...でも、勝ぢだがっだ...!」

 

涙が止まらない...ユウトの胸を借りて、涙を流す。

もう少しだけこのままでいさせて。

 

こんな涙にぬれた顔、ユウトには見せられないから。

 

 

.



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第三十話「決戦 アイチvsレン」

アイチside

 

 

ついに決勝戦が始まり、先鋒戦はユウトさんとカムイ君のファイト。

カムイ君も頑張っていたけど、ユウトさんの前に負けてしまった。

 

続く次鋒戦、ミサキさんとアサカさんのファイトはダメージ6まで追い詰められはしたけど、最後はミサキさんがアサカさんの守りを突破して勝利した。

 

そして、大将戦。僕とレンさんのファイトが今から始まる。

櫂くんですら、レンさんには勝てなかった。

 

でも、僕はレンさんに勝つ。勝って、優勝するんだ。

 

「アイチくん。君も僕に負ける。櫂と同じように!」

 

「っ...!」

 

レンさんは"ファントム・ブラスター・オーバーロード"を見せ、イメージを見せてくる。僕はそれを振り払い、前を向く。

 

「今日のファイト、僕が勝ちます!」

 

「ふふ...今にわかります。そんなこと不可能だと。」

 

絶対に勝つ。勝って、レンさんにもわかってもらうんだ。

PSYクオリアなんてなくても、人は強くなれるって。

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

「"フルバウ"。」

 

「"スターダスト・トランぺッター"。」

 

「僕のターン、ドロー。...チッ..."髑髏の魔女ネヴァン"にライド。"フルバウ"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■□

□□□

V   : スターダスト・トランぺッター

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

『ああっと、雀ヶ森選手。幸先の悪いライドだ!』

 

『そ、おーですね。"ネヴァン"はできればライドしたくないユニットです~。』

 

「僕のターン、ドロー。"竪琴の騎士トリスタン"にライド。"トランぺッター"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。」

 

レンさんはあまり良いユニットにライドできなかったみたいだけど、それでも余裕な態度は崩さずにいる。だったら、油断はできない。

 

「バトルです。"トリスタン"でアタック。」

 

"竪琴の騎士トリスタン" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引きます。」

 

「ダメージチェック、"結氷の魔女ベンデ"。」

 

よし、確かあのカードは1枚しか入っていなかったはず。

これで最速ライドは封じることができた。

 

「僕はこれでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■□

□□□

V   : 竪琴の騎士トリスタン

 

アイチ 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

『1ターン目が終わって、互いにリアガードをコールしない展開ですねえ。』

 

『そ、おーですね。この決勝戦、序盤は皆慎重に攻めています~。』

 

「僕のターン、ドロー。常闇より現れよ、漆黒の亡霊。ライド、"ブラスター・ダーク"。そして、"忘我の騎士ケイラウト"を2枚コール。"ケイラウト"はヴァンガードサークルかリアガードサークルに"ブラスター・ダーク"が存在するなら、パワーとシールド+10000。」

 

"忘我の騎士ケイラウト"(R右) : パワー20000(10000+10000)

"忘我の騎士ケイラウト"(R左) : パワー20000(10000+10000)

 

「なっ!?序盤からパワー20000!?」

 

「まだですよ、アイチくん。"ブラスター・ダーク"のスキル。相手リアガードが1枚もないなら、手札を1枚捨て、ドライブ+1。」

 

レンさんは"ファントム・ブラスター・ドラゴン"を捨てる。

これで"ブラスター・ダーク"のドライブが+1し、ツインドライブになってしまった。

 

「バトルです。"ブラスター・ダーク"でアタック。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー10000

 

「ノーガードです。」

 

「ふふ...ツインドライブ、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは右の"ケイラウト"へ。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー10000、☆2

"忘我の騎士ケイラウト"(R右) : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「2枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは右の"ケイラウト"へ。」

 

"忘我の騎士ケイラウト" : パワー40000(10000+10000+10000*2)

 

「だ、ダブルトリガー!?」

 

「これがPSYクオリアの力です。君たちが否定する力。僕はこの力で最強になる。」

 

「く...ダメージチェック、"竪琴の騎士トリスタン"、"スターコール・トランぺッター"。」

 

「さあ、"ケイラウト"。君の力も見せてやれ!」

 

"忘我の騎士ケイラウト"(R左) : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"孤高の騎士ガンスロッド"。」

 

「トリガーが出なくて残念だったね!もう一度、"ケイラウト"!」

 

"忘我の騎士ケイラウト"(R右) : パワー40000(10000+10000+10000*2)

 

「ノーガードです。ダメージチェック、"友誼の騎士ケイ"。」

 

 

「な、なんでアイチのやつ、あんなに手札があるのに守らねえんだ!?まさか、手札が最強すぎてガードできないのか!?」

 

「も、森川ぁ...アイチのデッキがそんな馬鹿なデッキな訳ないだろ~?」

 

「まあな...って、馬鹿ってなんだ!グレード3は最強だろう!」

 

 

「アイチくん、勝負を諦めましたか?」

 

「いえ、僕は諦めてなんていません。」

 

「そうですか。では、少しは楽しませてください。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

 

□□□

■■■

V   : ブラスター・ダーク

R右  : 忘我の騎士ケイラウト

R左  : 忘我の騎士ケイラウト

 

□■□

□□□

V   : 竪琴の騎士トリスタン

 

アイチ 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。立ち上がれ、僕の分身!ライド、"ブラスター・ブレード"!」

 

「これが、"ブラスター・ブレード"...」

 

「スキル!CB1、SB1して相手の前列を1枚退却!」

 

右側の"ケイラウト"を退却した。

これでレンさんの攻撃と守り、両方削ることができた。

 

「"忠義の騎士ベディヴィア"をコールして、スキル。手札から"友誼の騎士ケイ"をコールし、1枚ドロー。さらに"ケイ"のスキルでCB1し、山札から"ベディヴィア"をコール!」

 

『先導選手、どんどんリアガードをコールしていくぞ!』

 

『仲間を呼び、さらにその仲間が別の仲間を呼ぶ。これぞまさにロイヤルパラディン、といった戦い方ですねえ!』

 

「"スターコール・トランぺッター"をコール。このユニットはヴァンガードに"ブラスター"がいるなら、ブーストを得ます。そして、これでリアガードが4枚。"ブラスター・ブレード"はクリティカル+1!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー10000、☆2

 

「行きます!"ブラスター・ブレード"でアタック!」

 

「"厳格なる撃退者"でガード。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー25000(10000+150000)

 

「ドライブチェック、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは右の"ベディヴィア"へ。」

 

"忠義の騎士ベディヴィア"(R右) : パワー20000(10000+10000)

 

「これでこのアタックは通りません。」

 

「ですが、まだアタックが残っています!左の"ベディヴィア"でアタック!」

 

"忠義の騎士ベディヴィア"(R左) : パワー20000(10000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ナイトメア・ペインター"。」

 

「続けて、右の"ベディヴィア"でアタック!」

 

"忠義の騎士ベディヴィア"(R右) : パワー34000(10000+10000+3000+8000+3000)

 

「これもノーガード。ダメージチェック、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引きます。」

 

『雀ヶ森選手、ここでドロートリガーを引きみゃした!』

 

『いいですねえ。最後のアタックでトリガーを引くのは、俗に言う無駄トリガーなんですが、ドロートリガーは次に繋がりますからねえ。』

 

「僕はこれでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

■■□

V   : ブラスター・ダーク

R左  : 忘我の騎士ケイラウト

 

■■■

■□■

V   : ブラスター・ブレード

R右  : 忠義の騎士ベディヴィア

R左  : 忠義の騎士ベディヴィア

R右下 : 友誼の騎士ケイ

R左下 : スターコール・トランぺッター

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。呪われし竜よ、出でて邪悪な力を振るえ!ライド、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

『出みゃした!雀ヶ森選手の切り札!』

 

『味方を犠牲にして力を得る。恐ろしいクランです~。』

 

「"髑髏の魔女ネヴァン"、"黒の賢者カロン"、"ナイトメア・ペインター"をコール。"ナイトメア・ペインター"のスキルでドロップゾーンの"ベンデ"をソウルに置き、パワー+3000。」

 

"ナイトメア・ペインター" : パワー10000(7000+3000)

 

「さらに"ネヴァン"のスキルで、自身をレストし"ダンプフッド・ドラゴン"をコール。そして...CB1、"ダンプフッド・ドラゴン"、"ネヴァン"、"カロン"を退却し、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"のスキル!ダムド・チャージングランス!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー38000(13000+10000+15000)、☆2

 

「さあ、リアガードを3枚退却したまえ!」

 

「..."ベディヴィア"2枚、"スターコール"を退却します。」

 

「ふふ...この一撃で、君も葬り去ってあげましょう。あの櫂のように。」

 

「櫂くん...」

 

「思えば櫂も哀れな男でした。僕は救いなど求めていないというのに、勝手に僕を救うなど宣う...かわいそうで、哀れで...虫けらのようなファイターだった!」

 

「っ...取り消してください...櫂くんは、そんなファイターなんかじゃない!」

 

「ふふふ...ようやく、PSYクオリアを発動しましたね、アイチくん。」

 

「っ...!」

 

「さあ!PSYクオリア同士のファイトを!"ファントム・ブラスター・ドラゴン"、アタック!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー48000(13000+10000+15000+10000)、☆2

 

「"閃光の盾イゾルデ"、手札を1枚捨てて完全ガード!」

 

僕は手札のクイックシールドをコストに、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"の攻撃を防ぐ。これでこのアタックは通らない。

 

「ツインドライブ、"漆黒の乙女マーハ"。2枚目、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは"ケイラウト"へ。」

 

"忘我の騎士ケイラウト" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ケイラウト"、アタックだ。」

 

「ノーガードです。ダメージチェック、"ういんがる・ぶれいぶ"。」

 

「これでターンエンド。さあ、アイチくん。僕に見せてよ、君のPSYクオリアの力を!」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□■□

■■□

V   : ファントム・ブラスター・ドラゴン

R左  : 忘我の騎士ケイラウト

R中央 : ナイトメア・ペインター

 

□■□

□□■

V   : ブラスター・ブレード

R右下 : 友誼の騎士ケイ

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「そんなにお望みなら、見せてあげますよ...」

 

 

「アイチ...っ...!」

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。戦士たちとともに道を切り開く、若き日の王の姿を見よ。ライド、"アルフレッド・アーリー"。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"アルフレッド・アーリー" : パワー23000(13000+10000)

 

「"アーリー"のスキル。CB1、手札またはソウルから"ブラスター・ブレード"をコールし、パワー+10000。コールしたら1枚ドロー。僕はソウルから"ブラスター・ブレード"をコールし、1枚ドロー。」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ブラスター・ブレード"のスキル。CB1、SB1で"ケイラウト"を退却!」

 

「くっ...」

 

「さらに手札から"光と影、交わる刻"を発動。これにより、山札からこのカードを手札に加えます。」

 

「っ..."ブラスター・ダーク"...なぜ、そのカードをデッキに...」

 

「並び立つは光のみあらず、暗黒もまた騎士王と共に。立ち上がれ、僕の分身。コール、"ブラスター・ダーク"。」

 

『おおっと!?先導選手、なぜかシャドウパラディンである"ブラスター・ダーク"をコール!』

 

『一体どういうことなんでしょうか~...ルール上は問題ありませんが、わざわざデッキに投入する必要性は感じませんが...』

 

「"ブラスター・ダーク"のスキル。CB1、レンさん。あなたはリアガードを1枚退却してください。と、言ってももう1枚しかありませんが。」

 

「くっ..."ナイトメア・ペインター"を退却。」

 

「"ういんがる・ぶれいぶ"、"友誼の騎士ケイ"をコール。バトルです。"アルフレッド・アーリー"。アタックしろ!」

 

"アルフレッド・アーリー" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「"暗黒の盾マクリール"、手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、"ふろうがる"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ブラスター・ブレード"へ。」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"ブラスター・ダーク"。」

 

残念、アタックは通らない。でも、まだまだ攻撃は残っている。

見える..."ブラスター・ブレード"、"ブラスター・ダーク"の攻撃で傷つき、痛みに震えるレンさんの姿が!

 

「"ブラスター・ダーク"、アタックだ!」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「やれ!"ブラスター・ダーク"!」

 

「ぐっ...ダメージチェック、"忘我の騎士ケイラウト"...」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン"が斬られ、レンさんにもダメージが行く。

レンさんは僕のイメージした通り、苦しそうにしている。

 

「まだまだ!"ブラスター・ブレード"でアタック!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー38000(10000+10000+10000+8000)、☆2

 

「ノー...ガード...!ぐああああ!」

 

"ブラスター・ブレード"の一撃が、レンさんに大ダメージを与える。

レンさんはよろめき、ファイトテーブルの手すりに捕まり、何とか耐えている。

 

「くっ...ダメージチェック...1枚目、"暗黒の盾マクリール"...ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。2枚目、"ブラスター・ダーク"。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : ファントム・ブラスター・ドラゴン

 

■■■

■■■

V   : アルフレッド・アーリー

R右  : ブラスター・ブレード

R左  : ブラスター・ダーク

R中央 : ういんがる・ぶれいぶ

R右下 : 友誼の騎士ケイ

R左下 : 友誼の騎士ケイ

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(裏:4)

--------------------------------------------------

 

『雀ヶ森選手、これでダメージ5!』

 

『先導選手のアタックはもう残っていませんが、追い詰められましたね~。』

 

「くくく...どうですか、レンさん。これがあなたの嫌う屈辱と絶望ですよ!あははははは!」

 

 

「アイチっ!目を覚ませっ!」

 

「っ...櫂...くん...」

 

「今のお前は、本当のお前じゃない!俺とのファイトを思い出せ!」

 

櫂くんの声が、僕の体を支配する黒い感情を取り除く。

でも...僕は...本当の僕って、いったい...

 

「ふふふ...今のアイチくんが本当のアイチくんじゃないなら、いったい何だと言うんです。」

 

「っ...」

 

「力に飢え、誰よりも強さを求める。これこそ君の中に潜んでいた本当のアイチくんです。...そう、この僕と同じように!」

 

「僕は...僕は...」

 

レンさんの言葉に、僕の心は揺れる...

 

「本当の僕は...」『本当の僕は...』

 

 

「アイチ...」

 

「...っ....」

 

 

.



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第三十一話「双剣覚醒」

アイチside

 

 

「...チッ...ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。混沌なる静寂に叫びし絶望、幻すら見られぬ闇より、暗き闇の力を我に。クロスライド、"ファントム・ブラスター・オーバーロード"!」

 

『な、なんだ、このユニットは!?』

 

『禍々しい、恐ろしいユニットです~。』

 

「やはりPSYクオリアが見せた僕の勝利の光景は正しかったようです。」

 

「っ...」

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。さらに"ファントム・ブラスター・オーバーロード"はソウルに"ファントム・ブラスター・ドラゴン"がいるので、僕のターン中、常にパワー+10000、クリティカル+1。」

 

"ファントム・ブラスター・オーバーロード" : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆2

 

「コール、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"、"漆黒の乙女マーハ"。"マーハ"のスキルでCB1し、手札から"髑髏の魔女ネヴァン"をコール、1枚引き、パワー+5000。」

 

"漆黒の乙女マーハ" : パワー15000(10000+5000)

 

「"ネヴァン"のスキルで"ネヴァン"をコール。これでバトルです。"マーハ"、"ブラスター・ブレード"にアタック。」

 

"漆黒の乙女マーハ" : 20000(10000+5000+5000)

 

「"ふろうがる"!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー25000(10000+15000)

 

「そんなカード、守ってる余裕なんてあるのかな?"ファントム・ブラスター・ドラゴン"、"ブラスター・ブレード"にアタック!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー13000

 

「"ふろうがる"でガード!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー25000(10000+15000)

 

「っ..."ファントム・ブラスター・オーバーロード"、アタック!スキルで、CB1、"ネヴァン"2枚、"マーハ"、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"を退却し、君のリアガードも同じ枚数退却!」

 

「"ブラスター・ダーク"、"友誼の騎士ケイ"2枚、"ういんがる・ぶれいぶ"を退却します。」

 

「そして、山札から"ファントム・ブラスター・オーバーロード"をコールし、パワー+10000!」

 

"ファントム・ブラスター・オーバーロード"(V) : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆2

"ファントム・ブラスター・オーバーロード"(R右) : パワー23000(13000+10000)

 

「これで終わりだ!」

 

「"閃光の盾イゾルデ"、手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「何っ!?」

 

『おおっと!先導選手、ここで完全ガード!』

 

『素晴らしい!しっかりとガードを残していました!』

 

「くっ...ツインドライブ、"ファントム・ブラスター・オーバーロード"。2枚目、"デスフェザー・イーグル"。ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「っ...」

 

「効果はすべてリアガードへ!」

 

"ファントム・ブラスター・オーバーロード"(R右) : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「少しズレたが、これでPSYクオリアが見せた結末を迎える..."ファントム・ブラスター・オーバーロード"!先導アイチにトドメをさせ!」

 

「...ノーガードです。」

 

『ああ!先導選手、ノーガードです!』

 

『絶体絶命!風前の灯火です!』

 

 

「「「アイチ...!」」」

 

「(アイチくん...君でも、無理なのか...)」

 

 

"ファントム・ブラスター・オーバーロード"の槍が、"アルフレッド・アーリー"に突き刺さる。

 

「ダメージチェック、"竪琴の騎士トリスタン"。」

 

「くくく...僕の勝ちだ、先導アイチ.............え?」

 

「"世界樹の巫女エレイン"、ゲット、ヒールトリガー。」

 

『ヒールトリガーだーーーーー!!!!!』

 

『先導選手、起死回生のヒールトリガー!』

 

「ダメージ1枚回復。」

 

「ば、馬鹿な...PSYクオリアが見せた未来が...」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:4枚、ソウル:5枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

 

□□□

□■■

V   : ファントム・ブラスター・オーバーロード

R右  : ファントム・ブラスター・オーバーロード

 

□■■

□□□

V   : アルフレッド・アーリー

R右  : ブラスター・ブレード

 

アイチ 手札:2枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

--------------------------------------------------

 

『先導選手、これでまだ戦えみゃす!』

 

『状況は悪いままですが、ここから逆転を狙っていけますよ~。』

 

 

「まだ戦える...でも...」『戦うのはどっちの僕...?』

 

『力に飢えた僕...』「そうじゃない、もう一人の僕...」

 

揺れる僕の心...そんな僕の前に、光と闇のカードが現れる。

 

「『あれは...』」

 

二つのカードを取る。そうだ...わかっていたじゃないか...

昨日、スイコさんからカードを受け取ったあの時から、僕の答えは決まっていたんだ

 

「これは........」『そうか.....』

「『そういうことだったんだ。』」

 

「...っ...」

 

「光と影は一つとなり、そして真の力が生まれる!ライド、"マジェスティ・ロードブラスター"!」

 

「っ...!?」

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!そして、"ブラスター・ダーク"をコール!」

 

「気に入らない。光と影、両方の騎士を使うなんて。」

 

レンさんが言う。でも...

 

「どちらも僕なんです。」

 

「?」

 

「"ブラスター・ブレード"も、」『"ブラスター・ダーク"も、』

「どちらも僕の分身。」

『力に溺れてしまう僕も、』「それが嫌だと思う僕も、」

「どちらも、僕自身であるように。」

 

「くっ...!」

 

 

「行きます..."マジェスティ・ロードブラスター"でアタック!」

 

"マジェスティ・ロードブラスター" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「"マジェスティ・ロードブラスター"のスキル、"ブラスター・ブレード"と"ブラスター・ダーク"をソウルへ。イマジナリーギフトフォースⅠを2つ得ます。」

 

"マジェスティ・ロードブラスター" : パワー53000(13000+10000*4)

 

「くっ...っ...!」

 

「さらに、"マジェスティ・ロードブラスター"のスキル。ソウルの"ブラスター・ブレード"、"ブラスター・ダーク"の力でパワー+5000、クリティカル+1、ドライブ+1!」

 

"マジェスティ・ロードブラスター" : パワー58000(13000+10000*4+5000)、☆2

 

 

「僕は、レンさんを否定しません。」

 

「何...?」

 

「PSYクオリアに溺れる僕は、他人を見下す嫌な奴。でも、それはPSYクオリアが悪いんじゃない。僕の中に、そういう自分がいたんです。...ユウトさんが言っていました。PSYクオリアは力なんかじゃない。ユニットと繋がるためのもの。」

 

「力じゃ...ない...」

 

「僕はこの力で、"ブラスター・ブレード"と、"ブラスター・ダーク"と繋がりました。対立する双方の言葉を聞いて、僕は思ったんです。どっちも、誰かを思う気持ちは同じだって。」

 

ロイヤルパラディンも、シャドウパラディンも。惑星クレイを救うために戦ってる。

惑星クレイを思う気持ちはおんなじなんだ。

 

「だからこそ僕は、お互いが手を取り合って、一緒に戦っていける未来を望みます。だから、僕はレンさん、あなたの手も取る。あなたを否定しない。」

 

 

「...櫂...テツ....ユウト....っ....やめろ!!!!」

 

「っ...レンさん...っ..!」

 

「うるさい、黙れ!...ガード、"アビス・ヒーラー"、"厳格なる撃退者"、"デスフェザー・イーグル"!」

 

"ファントム・ブラスター・オーバーロード"(V) : パワー63000(13000+20000+15000*2)

 

「認められなくていい...否定してもらっていい...僕も誰も認めない...!」

 

「っ...」

 

「(レン...)」

 

「...トリプルドライブ、1枚目、"ブラスター・ブレード"。2枚目、"ブラスター・ダーク"。3枚目...イメージしてください。」

 

「...?」

 

「互いを認める仲間同士が、助け合い、心を通じ合う姿を。」

 

「...っ..」

 

「"未来の騎士リュー"、ゲット、クリティカルトリガー。」

 

「!?」

 

「効果はすべて、"マジェスティ・ロードブラスター"へ!」

 

"マジェスティ・ロードブラスター" : パワー68000(13000+10000*4+5000+10000)、☆3

 

----------

 

レンside

 

 

「助け合う...仲間...ぐっ...うぅ...」

 

櫂...君と出会って、僕は初めて強くなりたいと思った

テツ...君がいたから、僕はいつも一人じゃなかった

 

そして、ユウト...君がいたから、僕はここまで成長できた

 

「最初から...僕のそばには...仲間がいた...」

 

「レンさん...」

 

「ぐああああ!」

 

"マジェスティ・ロードブラスター"が、僕の心の闇を照らしてくれる。

 

「レンさん...」

 

「アイチ...ぐっ...」

 

倒れる僕の両腕を、二人の友が支えてくれる。

そして、僕の背中を支えてくれる友もいる。

 

『戻ろう、レン。』

 

『楽しかったあの頃に。』

 

『これからも、俺たちは一緒だ。』

 

「っ...櫂...テツ...ユウト...っ...!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

ダメージに"ファントム・ブラスター・オーバーロード"が置かれる。

 

「僕の...負け...」

 

「勝者、先導アイチ!」

 

「「「おお~!!!」」」

 

観客たちの歓声がアイチくんを称える。

敗者は去るとしましょう。

 

 

「レン様...」

 

「行きますよ。ここにはもう、用はありません。...フーファイターの戦いは、まだ終わっていません。」

 

「レン...」

 

「レン様...」

 

「来ないのかい、テツ、アサカ、ユウト。」

 

 

「レン様!」

 

「ふ...」

 

「(アイチくん、ありがとう...君のおかげで...レンは...っ...)」

 

「あ、ユウト、泣いてる!」

 

「ち、ちがっ...これは、別に...っ...」

 

「...ありがとう、ユウト。君はこれまで、いろんなことをして僕を救おうとしてくれた。櫂にカードを渡したり、アイチくんに助言したり...」

 

こうやって、僕の心配をしてくれる、僕を助けてくれる仲間がいる。

僕にもようやくわかった気がする。本当の強さとは何か。

 

 

「(櫂、今度会う時はまた...)」

 

「(レン...テツ...ユウト...そして、アイチ。お前が、レンを...)」

 

 

今の僕なら、もしかしたら...本当の強さに気付いた今なら...

 

 

 

.



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第三十二話「超えるべき壁」

ちょっと書き方変えました。1ファイトを1ページに収めてます。
どっちが見やすいのだろうか。


ユウトside

 

 

全国大会決勝、俺たちチームAL4は三連覇とはいかず、準優勝となった。

でも、優勝したときよりも清々しい気持ちでいるのは、やはりレンが元に戻ってくれたからだろう。

 

そして、あの全国大会の翌日の夜、ここ、フーファイター本部ビルには俺、レン、テツ、そして櫂が集まっていた。

 

「櫂...今まですまなかった。」

 

「レン、俺こそ、お前を見捨てて悪かった。」

 

レンと櫂は仲直りした。今まで通りになるにはもう少し時間がかかるだろうけど、それでも、これからまた友情を育んでいけばいい。

俺たちにはたくさん時間があるんだから。

 

 

「みんな、今日集まってもらったのは他でもない。ユウト、君にファイトを申し込む。」

 

「俺に...?」

 

「ああ。僕はアイチくんとのファイトで、本当の強さに気付いた。今の僕なら、きっと君と良いファイトができる気がするんだ。」

 

「...いいだろう。本当の、本気のファイトだ。」

 

「っ...!ありがとう!」

 

 

俺たちはファイトテーブルにつく。

今回は本当に俺たち4人だけのこの場所。

俺たちフーファイターの時間が止まったこの場所で、また時間は動き出す。

 

「準備はいいか、レン。」

 

「ええ、いつでも。」

 

「「スタンドアップ・THE・ヴァンガード!」」

 

「"フルバウ"。」

 

「"アルボロス・ドラゴン”新芽”"。」

 

「僕の先行、ドロー。"黒の賢者カロン"にライド。"フルバウ"のスキルで1枚ドロー。さらに"髑髏の魔女ネヴァン"をコールし、スキルで"ダンプフッド・ドラゴン"をコール。」

 

「さっそく、最速ライドを狙っているようだな。」

 

「当然です。"ダンプフッド"のスキル。SB1、自身を退却して"ブラスター・ダーク"を手札に加えます。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□■□

□■□

V   : 黒の賢者カロン

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン"新芽"

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"アルボロス・ドラゴン”若枝”にライド。"新芽"のスキルで1枚ドローし、クイックシールドを得る。バトル。"若枝"でアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”若枝”" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"。」

 

「ダメージチェック、"黒の賢者カロン"。」

 

「"若枝"のスキル。山札から4枚見て、"アルボロスの陣風 オリヴェル"を手札に加える。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■□

□■□

V   : 黒の賢者カロン

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン"若枝"

 

ユウト 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「さて、最速ライドの力、見せてもらおうか。」

 

「ふふ、行きますよ、ユウト。僕のターン、ドロー。覚悟の剣をもって立ち上がれ、僕の分身!ライド、"ブラスター・ダーク"。」

 

"僕の分身"..か。ふふ、可愛い奴め、アイチ君に影響されたな?

 

「"結氷の魔女ベンデ"をコールし、スキル。SB1、自身を退却し、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"にスペリオルライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ブラスター・ダーク"、"忘我の騎士ケイラウト"をコール。"ネヴァン"のスキルで"ネヴァン"をコール。」

 

"忘我の騎士ケイラウト" : パワー20000(10000+10000)

 

「行きますよ、ユウト!」

 

「来い、レン!」

 

「"ブラスター・ダーク"でアタック!」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー10000

 

「クイックシールド!」

 

"アルボロス・ドラゴン”若枝”" : パワー13000(8000+5000)

 

「なら、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"でアタック!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ファントム・ブラスター・オーバーロード"。2枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ケイラウト"へ。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"忘我の騎士ケイラウト" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「ダメージチェック、"アルボロス・ドラゴン”樹”"、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”若枝”" : パワー18000(8000+10000)

 

「"ケイラウト"、アタック!」

 

"忘我の騎士ケイラウト" : パワー35000(10000+10000+10000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

「くっ...ドロートリガー2連続とは、やりますね。」

 

「それほどでも。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■■

■■■

V   : ファントム・ブラスター・ドラゴン

R右  : 忘我の騎士ケイラウト

R左  : ブラスター・ダーク

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン"若枝"

 

ユウト 手札:10枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"アルボロス・ドラゴン”樹”"にライド。スキルで、次にコールする"プラント・トークン"はパワー10000、シールド10000、ブーストとインターセプトをもってコールされる。」

 

「強化された状態でコールされるということだね。でも、僕のシャドウパラディンの前には無力だ。」

 

「さてね。"カローラ・ドラゴン"、"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「そして、"アルボロスの陣風 オリヴェル"をコールしてスキル。CB1、"シルヴィア"、"プラント・トークン"を退却し、パワー+20000、クリティカル+1。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)、☆2

 

「バトルだ。"樹"、"ブラスター・ダーク"にアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー10000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、リアガードにパワー+10000。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー40000(10000+20000+10000)、☆2

 

「"ブラスター・ダーク"は退却。...君ならヴァンガードを狙ってくると思ったけど。」

 

「いや、わざわざアタックの通るユニットを無視する理由もないからな。それに、"ブラスター・ダーク"がいることで、"ケイラウト"のパワーが増す。だったら、"ブラスター・ダーク"を潰すのは合理的だ。」

 

「なるほどね...」

 

「さて、このアタックはどうかな?"オリヴェル"でアタック!」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー51000(10000+20000+10000+11000)、☆2

 

「守れない...ノーガード。ダメージチェック、"厳格なる撃退者"、"忘我の騎士ケイラウト"。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□■■

□■■

V   : ファントム・ブラスター・ドラゴン

R右  : 忘我の騎士ケイラウト

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■■

□□■

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R右  : アルボロスの陣風 オリヴェル

R右下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「ここまでで、ダメージ3対2。ダメージではユウトが押しているが...どう見る、櫂。」

 

「ああ。レンは既にグレード3。しかも次のターンから、さっきドライブチェックで手札に加わった"オーバーロード"にライドするはず。ヴァンガードは常にクリティカル2でアタックされるから、かなりキツイだろうな。」

 

「確かにな。だが、ユウトもそれがわかっているからか、リアガードをあまり展開しなかったな。」

 

「あるいは、展開するだけのカードがなかったか。」

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。行くよ、ユウト。ライド・THE・ヴァンガード。"ファントム・ブラスター・オーバーロード"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。スキルと合わせてパワーが上がる!」

 

"ファントム・ブラスター・オーバーロード" : パワー43000(13000+10000+10000*2)、☆2

 

「さらに"ファントム・ブラスター・ドラゴン"をコール。バトル、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"でリアガードにアタック。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー13000

 

「ノーガード。"オリヴェル"は退却。」

 

「"オーバーロード"でアタック!スキルでCB1し、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"を退却。残り1枚のリアガードも退却してもらおうか。」

 

「"カローラ・ドラゴン"を退却。」

 

「山札から"ブラスター・ダーク"をコール。パワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー20000(10000+10000)

"忘我の騎士ケイラウト" : パワー20000(10000+10000)

 

「ノーガード。来いよ、レン。」

 

「いいでしょう。ツインドライブ、1枚目、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは"ケイラウト"へ。」

 

"忘我の騎士ケイラウト" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「2枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"ケイラウト"へ。」

 

"忘我の騎士ケイラウト" : パワー40000(10000+10000+10000*2)

 

「ダメージチェック、"メイデン・オブ・ドリームシャワー"、"フルーツバスケット・エルフ"。」

 

「よし、ノートリガー。このアタック、耐えきれるかな!"ブラスター・ダーク"!」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー20000(10000+10000)

 

「"月下美人の銃士ダニエル"でガード。」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー25000(10000+15000)

 

「なら、"ケイラウト"でアタック!」

 

"忘我の騎士ケイラウト" : パワー45000(10000+10000+10000*2+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"フルーツバスケット・エルフ"。」

 

 

「これでユウトのダメージは5!」

 

「レンがかなり押しているな。だが...(ユウトはここから簡単に巻き返す。どう展開していくか、見物だな。)」

 

 

「僕はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■■

■■■

V   : ファントム・ブラスター・オーバーロード

R右  : 忘我の騎士ケイラウト

R左  : ブラスター・ダーク

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

まさか、レンがここまで強くなっているとは。

いつの間にか、俺はレンを下に見て驕っていたのかもしれん

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド・THE・ヴァンガード!"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー13000、☆2

 

「"カローラ・ドラゴン"、"アルボロスの陣風 オリヴェル"、"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"をコール。"オリヴェル"のスキル。CB1で"プラント・トークン"を2枚コール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「さらにリアガードの"聖樹"のスキル。"プラント・トークン"をコストに、"プラント・トークン"を2枚コール。リアガードが5枚以上なので、自身にパワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"(R左) : パワー23000(13000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー20000(8000+3000*4)

 

「ヴァンガードの"アルボロス・ドラゴン"のスキルで"プラント・トークン"をコストに、"プラント・トークン"を2枚コール。リアガードが5枚以上なので、自身のパワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"(V) : パワー23000(13000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー26000(8000+3000*6)

 

「さすが。がら空きだったリアガードを一瞬で埋めるなんて。」

 

「これがネオネクタールの力だ。仲間を呼び、それが力になる。」

 

「それが、君がずっと僕に伝えたかったこと、ですか。」

 

「ああ...行くぞ、バトル!"聖樹"、ヴァンガードにアタック!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"(V) : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「"暗黒の盾マクリール"、手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"オリヴェル"へ。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"オリヴェル"へ。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー30000(10000+10000*2)、☆2

 

 

「ダブルトリガー...」

 

「さすが、ユウトだな。」

 

 

「リアガードの"聖樹"でアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"(R左) : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「"瞬断の騎士グリーテ"、"厳格なる撃退者"でガード。」

 

"ファントム・ブラスター・オーバーロード" : パワー38000(13000+15000+10000)

 

「なら、"オリヴェル"でアタック!」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : 56000(10000+10000*2+26000)、☆2

 

「"アビス・ヒーラー"2枚、"ブラスター・ダーク"のインターセプト。」

 

"ファントム・ブラスター・オーバーロード" : パワー58000(13000+20000*2+5000)

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:1枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■■

□■■

V   : ファントム・ブラスター・オーバーロード

R右  : 忘我の騎士ケイラウト

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

■■■

■■■

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右  : アルボロスの陣風 オリヴェル

R左  : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R中央 : プラント・トークン(強化)

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : プラント・トークン(強化)

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「ダメージ2対4。まさかここまでレンが押しているとは...」

 

「レンは変わった。今、まさに本当の強さを手に入れようとしている。」

 

 

「テツ、それは違うよ。」

 

「何?」

 

「僕はもう、本当の強さを持っている。僕の思う本当の強さとは、信頼できる仲間、心の底から大切に思える仲間の存在だ。」

 

「レン...」

 

「僕にはテツ、櫂、そしてユウトがいる。フーファイターに集ってくれた仲間たちがいる。だから、僕にはもう既に、本当の強さが備わっているんだ。」

 

「レン、お前がそういうなら、そうなんだろう。さあ、お前の強さを見せてくれ。」

 

「ええ。...僕のターン、スタンド&ドロー。コール、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"。"ネヴァン"のスキルで、"ネヴァン"をコール。」

 

 

「(俺の手札のガード値は合計85000。簡単には破れない。だが、今のレンなら...ふ、この緊張感...やはり、お前は最高のライバルだ、レン!)」

 

「バトル!"ファントム・ブラスター・ドラゴン"!"オリヴェル"にアタック!」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー18000(13000+5000)

 

「"カブ・サイ・シー"でガード。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー25000(10000+15000)

 

「"オーバーロード"でアタック!CB1、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"、"ネヴァン"2枚を退却!山札から"ブラスター・ダーク"をコール!」

 

"ファントム・ブラスター・オーバーロード" : パワー43000(13000+10000+10000*2)、☆2

 

「"聖樹"、"プラント・トークン"2枚を退却。」

 

「"ブラスター・ダーク"のスキル。CB1、リアガードを1枚退却。」

 

「"オリヴェル"を退却。そして、"カブ・サイ・シー"、"ダニエル"、"ウォータリング・エルフ"でガード。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー63000(13000+15000*2+20000)

 

「さあ、俺を倒してみろ、レン!」

 

「ユウト、わざと...引いて見せる!ツインドライブ、1枚目、"アビス・ヒーラー"!ゲット、ヒールトリガー。パワーをヴァンガードへ!」

 

"ファントム・ブラスター・オーバーロード" : パワー53000(13000+10000+10000*2+10000)、☆2

 

「2枚目...っ...!"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。パワーをヴァンガードへ!」

 

"ファントム・ブラスター・オーバーロード" : パワー63000(13000+10000+10000*2+10000*2)、☆2

 

 

「パワー63000対63000!」

 

「レンの攻撃が...届いた...!」

 

 

「...レン、強くなったな。」

 

「ユウト...」

 

「..............................だが、俺はまだ負けん。"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーはヴァンガードへ。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)

 

「なっ!?」

 

「2枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドローし、パワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「くっ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

□□■

■■■

V   : ファントム・ブラスター・オーバーロード

R右  : 忘我の騎士ケイラウト

R左  : ブラスター・ダーク

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■□

□□■

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

 

「レン、お前は本当に強くなった。PSYクオリアなんてなくても、お前はこんなに強い。」

 

「ユウトにそう言ってもらえると、とても嬉しい。」

 

「...だからこそ、俺はお前の超えるべき壁であり続ける。お前がさらに成長できるよう、俺がお前の前に立ちはだかり続けよう。」

 

「ユウト...っ..!」

 

「ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身!ライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士セシリア"!」

 

「"セシリア"...ユウトの...分身...」

 

「イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。"オリヴェル"、"ウォータリング・エルフ"、"聖樹"をコール。"聖樹"のスキルで"ウォータリング・エルフ"を退却し、"プラント・トークン"を2枚コール。リアガードが5枚以上なので、パワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"オリヴェル"のスキル。CB1、"プラント・トークン"2枚をコストに、パワー+20000、クリティカル+1。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)、☆3

 

「"セシリア"のスキル。CB1、"聖樹"をコストに、山札から5枚見て、"アルボロスの陣風 オリヴェル"、"パンジーの銃士シルヴィア"、"フルーツバスケット・エルフ"をコール。このターン中、前列にパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

"アルボロスの陣風 オリヴェル"(R右) : パワー40000(10000+20000+10000)、☆3

"アルボロスの陣風 オリヴェル"(R左) : パワー20000(10000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー23000(8000+3000*5)

 

「"シルヴィア"のスキル。"プラント・トークン"を生成。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー26000(8000+3000*6)

 

「"フルーツバスケット・エルフ"のスキル。SB1、自身を退却して"プラント・トークン"を2枚コール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー32000(8000+3000*8)

 

「"オリヴェル"のスキル。CB1、"プラント・トークン"を2枚退却し、パワー+20000、クリティカル+1。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル"(R左) : パワー40000(10000+10000+20000)、☆2

 

「くっ...これが、君の本気か...」

 

「レン、俺の本気の攻撃、受けてみろ!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「"アビス・ヒーラー"、"ケイラウト"!」

 

"ファントム・ブラスター・オーバーロード" : パワー48000(13000+20000+15000)

 

 

「よし、これでアタックは通らない!」

 

「ここを凌げば、レンの勝ちだ!」

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"。2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。パワーは左の"オリヴェル"、クリティカルは右の"オリヴェル"に与える。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル"(R右) : パワー40000(10000+10000+20000)、☆4

"アルボロスの陣風 オリヴェル"(R左) : パワー50000(10000+10000+20000+10000)

 

「くっ...ここまで、ですね...」

 

「右の"オリヴェル"でアタック。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー72000(10000+10000+20000+32000)、☆4

 

「ノーガード...ダメージチェック、"厳格なる撃退者"、"黒の賢者カロン"、"瞬断の騎士グリーテ"...そして、"ファントム・ブラスター・オーバーロード"。」

 

「俺の勝ちだ、レン。」

 

「ええ、僕の負けです。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「ありがとうございました。君と本当の意味で、初めて本気のファイトができた気がします。」

 

「レン、負けたのにどこかすっきりしているな。」

 

「ええ。本当の強さを手に入れた僕が、どこまでユウトに食らいつけるか見てみたかった。そして、結果は想像以上の接戦になった。僕はそれで満足です。」

 

 

確かに、あの場面でヒールトリガーを引いていなければ俺の負けだった。

それほどまでに、先ほどのファイトはお互い一歩も譲らない接戦だったんだ。

 

「レン、さっきも言ったが...俺はお前の超えるべき壁であり続ける。」

 

「はい。」

 

「だから、俺はこれからもお前と一緒にいる。...これからもよろしくな、レン。」

 

「ええ。これからも一緒に。」

 

 

 

.



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第二章 アジアサーキット編
第三十三話「消えたクラン」


新章開幕。書き方はすべて1ページに収める方式で行きます。


ユウトside

 

 

あの全国大会からそれなりに過ぎたある日、俺は変な夢を見た。

額にシールみたいなのを貼ってる少年とファイトしたのだが、気が付くと自分の家にいて...デッキは手に持っていた。

 

あの夢の少年は、俺がネオネクタールを使ってることになぜか驚いていた。

ロイヤルパラディンでもシャドウパラディンでもない、と困惑していたようだ。

そのまま普通にファイトして俺の勝ちで終わったのだが、彼は見たことのないクランを使っていた。

 

【ゴールドパラディン】...どことなく、ロイヤルパラディンとシャドウパラディンに似ていた気がする。まあ、同じパラディンだし、それもそうか。

 

 

だけど、違和感はすぐ感じた。誰もロイヤルパラディンもシャドウパラディンも使っていない。使っていた人のデッキはすべてゴールドパラディンになっていた。

 

そして、それはレンも...

 

「え、僕のデッキは最初からゴールドパラディンでしたよ。ね、テツ。」

 

「ああ。急にどうしたんだ、ユウト。」

 

「いや...なんでもない...」

 

 

俺がおかしくなったのか...?

ロイヤルパラディンも、シャドウパラディンも本当はなくて、ゴールドパラディンだったのか?

 

ヴァンガードファイト甲子園に向けて、準備を進めていかなければならないというのに...俺は少し疲れているのかもしれん。

 

そう思った俺は、レンとテツに外の空気を吸ってくると言い、外出することにした。

 

 

「なぜ、ロイヤルパラディンとシャドウパラディンが消えた...セシリアの声も聞こえないし、いったい何が起こってるんだ...?」

 

最近、セシリアの声が聞こえない日が多い。

アイチ君、レンからはPSYクオリアが消えたが、俺にはまだ残ったままだ。

 

「そうだ、アイチ君のデッキはどうなったんだ?」

 

アイチ君のデッキも、ロイヤルパラディンからゴールドパラディンになっているのだろうか。

 

「確かめに行くか。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

アイチside

 

 

「じゃあ、櫂くんは自分のデッキが変わってることに気付いてないの...?」

 

「...俺のデッキは、このなるかみだ。それが違うというのか。」

 

「うん...櫂くんはかげろうを使ってたんだ。」

 

「かげろう...聞いたことのないクランだ。」

 

 

ある日、僕のロイヤルパラディンデッキが消え、ゴールドパラディンデッキに入れ替わっていた。そして、キャピタルで櫂くんのデッキを見て、櫂くんのデッキも変わっていることに気付いた。

 

でも、櫂くんはそれに気付いていないようだった。

一体、何が起こってるんだろう...

 

「アイチ、俺とファイトしろ。」

 

「え?」

 

「お前の言うことを信じる。だが、原因がわからない以上、今はお前の言うその少年を探すのがいいだろう。それにはどれくらいかかるかわからない。」

 

「うん...」

 

「ならば、少しでもそのデッキに慣れておくことだ。俺が相手になる。」

 

「櫂くん...わかった、ファイトしよう。」

 

僕たちは話をしていた公園にあるステージ上のファイトテーブルに向かい合う。

このゴールドパラディンを使うのは初めてだ。それに櫂くんのなるかみデッキも初めて対戦する。

 

「行くぞ、アイチ。」

 

「うん。」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

「"スパークキッド・ドラグーン"。」

 

「"紅の小獅子キルフ"。」

 

「俺から行くぞ。ドロー。"デモリッション・ドラゴン"にライド。"スパークキッド"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : デモリッション・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : 紅の小獅子キルフ

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。えっと..."美技の騎士ガレス"にライドします。"キルフ"のスキルで1枚ドローし、クイックシールドを得ます。」

 

えっと...このカード、序盤に出して展開していきたいし、使うべきかな。

 

「"小さな闘士トロン"をコールします。これでバトルです。"ガレス"でアタック。」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"だんてがる"。フロントトリガーだから...えっと、前列にパワー+10000です。」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー18000(8000+10000)

"小さな闘士トロン" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"ダストプラズマ・ドラゴン"。」

 

「"トロン"、櫂くんにアタック!」

 

「"ドラゴンダンサー カタリナ"でガード。」

 

"デモリッション・ドラゴン" : パワー23000(8000+15000)

 

「"トロン"でリアガードを展開しようとしたみたいだが、甘いぞアイチ。」

 

「さすが櫂くん、お見通しか。ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : デモリッション・ドラゴン

 

□■■

□□□

V   : 美技の騎士ガレス

R右  : 小さな闘士トロン

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"サンダーストーム・ドラグーン"にライド。さらに"希望の雷ヘレナ"、"ドラゴニック・デスサイズ"をコール。"デスサイズ"のスキル、SB2してお前の前列のリアガードを1枚バインド!」

 

「ああ!"トロン"が...」

 

「そして、"デスサイズ"はパワー+3000。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ : パワー12000(9000+3000)

 

「くっ...」

 

「バトル。"デスサイズ"でアタック!"デスサイズ"はスキルでパワー+5000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「"だんてがる"でガードします。」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー23000(8000+15000)

 

「ならば、"ヘレナ"のブースト、"サンダーストーム"でアタック。」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"ドラゴンダンサー ライライ"。」

 

「ダメージチェック、"神技の騎士ボーマン"。」

 

「これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■□

□■■

V   : サンダーストーム・ドラグーン

R右  : ドラゴニック・デスサイズ

R中央 : 希望の雷ヘレナ

 

□■□

□□□

V   : 美技の騎士ガレス

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)、バ:1

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"神技の騎士ボーマン"にライド。スキルで手札を1枚捨て、山札から"ガレス"をコールします。クイックシールドを捨て、コール。さらに、"ガレス"はカードの能力で登場したとき、CB1することでパワー+10000!」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー18000(8000+100000)

 

「バトルです、"ガレス"でリアガードにアタック!」

 

「"ライライ"でガード。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー19000(9000+10000)

 

「なら、"ボーマン"でヴァンガードにアタックします。」

 

"神技の騎士ボーマン" : パワー9000

 

「ノーガードです。」

 

「ダメージチェック、"ワイバーンガード ガルド"。1枚ドロー。」

 

「トリガーを引かれた...」

 

「アイチ、この程度では俺には勝てんンぞ!」

 

「っ....ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■□

□■■

V   : サンダーストーム・ドラグーン

R右  : ドラゴニック・デスサイズ

R中央 : 希望の雷ヘレナ

 

□■■

□□□

V   : 神技の騎士ボーマン

R右  : 美技のカレス

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。見るがいい、アイチ。これが俺の本当の姿。ライド・THE・ヴァンガード!封印の檻を突き破り降臨せよ、雷の化身!"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"!」

 

「"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"...!?」

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、リミットブレイク!」

 

「リミットブレイク!?」

 

「CB2、"ヴァーミリオン"はパワー+5000、クリティカル+1!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー17000(12000+5000)、☆2

 

「コール、"サンダーブレイク・ドラゴン"、"レッドリバー・ドラグーン"。」

 

"レッドリバー・ドラグーン" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトルだ。"サンダーブレイク"でリアガードにアタック。」

 

"サンダーブレイク・ドラゴン" : パワー12000

 

「ノーガードです。"ガレス"は退却します。」

 

「続けて、"ヴァーミリオン"でアタック。」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー25000(12000+5000+8000)、☆2

 

「く...ノーガードです。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ドラゴニック・デスサイズ"。2枚目、"サンダーストーム・ドラグーン"。」

 

トリガーは出なかった。けど、クリティカル2の攻撃が来る...!

 

「受けるがいい、終末の時を告げる稲妻!ヴァーミリオン・サンダーボルト!」

 

「うわああああ!」

 

櫂くんの激しい雷のようなイメージが、僕を襲う。

思わず僕は激しくのけぞってしまう。

 

「ぐ...ダメージチェック、"聖弓の奏者ヴィヴィアン"、"神技の騎士ボーマン"...」

 

「"レッドリバー"、追撃しろ!」

 

「"フレイム・オブ・ビクトリー"でガードします!」

 

"神技の騎士ボーマン" : パワー24000(9000+15000)

 

「これは守るか。ならこっちはどうだ。"デスサイズ"でアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー14000(9000+5000)

 

「"フレイム・オブ・ビクトリー"!」

 

"神技の騎士ボーマン" : パワー24000(9000+15000)

 

「ふ...これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

□■□

■■■■

V   : ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン

R右  : ドラゴニック・デスサイズ

R左  : サンダーブレイク・ドラゴン

R中央 : 希望の雷ヘレナ

Rア1 : レッドリバー・ドラグーン

 

□■□

□□□

V   : 神技の騎士ボーマン

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。ライド、"大いなる銀狼ガルモール"!イマジナリーギフトフォース...あ、えっと、アクセルⅡを得ます。...あ、1枚ドローします。」

 

「(アイチ、本当にそのデッキを初めて使うかのような、覚束ない姿...お前の言っていることは本当なのかもしれないな...)」

 

「"ガルモール"のスキル、CB1、山札から3枚見て、"聖弓の奏者ヴィヴィアン"をコールします。そして、ユニット6枚にパワー+3000。」

 

"大いなる銀狼ガルモール" : パワー15000(12000+3000)

"聖弓の奏者ヴィヴィアン" : パワー12000(9000+3000)

 

「"戦場の嵐サグラモール"をコールし、スキル。SB1で1枚ドローし、手札から1枚コール。"照映の騎士ミュア"をコールします。そして、"ミュア"は能力で登場したとき、SB1することでパワー+10000!」

 

"照映の騎士ミュア" : パワー17000(7000+10000)

 

「さらに"小さな闘士トロン"、"美技の騎士ガレス"をコールし、バトルに入ります。」

 

「来い、アイチ。」

 

「"ガルモール"でアタックします!」

 

"大いなる銀狼ガルモール" : パワー32000(12000+3000+17000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"美技の騎士ガレス"。2枚目、"戦場の嵐サグラモール"。」

 

「ダメージチェック、"ドラゴンダンサー ライライ"。」

 

「一気に攻める!"サグラモール"でアタック!」

 

"戦場の嵐サグラモール" : パワー12000

 

「"デスサイズ"でインターセプト。」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー17000(12000+5000)

 

「続けて、"トロン"でアタックします!」

 

"小さな闘士トロン" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ワイバーンガード ガルド"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー22000(12000+10000)

 

「これで、お前の残りのアタックは通らない。」

 

「く..."トロン"のスキル。山札から1枚見て..."守護聖獣ネメアライオン"をコール。コールした位置にいた"トロン"は退却します。」

 

「だが、ヴァンガードへのアタックは通らない。」

 

「でも、リアガードなら...!"ネメアライオン"、"サンダーブレイク"にアタック!」

 

"守護聖獣ネメアライオン" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。"サンダーブレイク"は退却。」

 

「"ヴィヴィアン"、"レッドリバー"にアタック!」

 

"聖弓の奏者ヴィヴィアン" : パワー20000(9000+3000+8000)

 

「"ドラゴンダンサー カタリナ"でガード。」

 

"レッドリバー・ドラグーン" : パワー24000(9000+15000)

 

「く...これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

□■□

□■□■

V   : ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン

R中央 : 希望の雷ヘレナ

Rア1 : レッドリバー・ドラグーン

 

■■■■

■■□

V   : 大いなる銀狼ガルモール

R右  : 戦場の嵐サグラモール

R左  : 聖弓の奏者ヴィヴィアン

R中央 : 照映の騎士ミュア

R左下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 守護聖獣ネメアライオン

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「アイチ。その程度では俺だけではなく、他のやつらにも勝てないぞ。」

 

「ご、ごめん、櫂くん...(初めて使うデッキだから、全然使い方がわからない...)」

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、"ドラゴニック・デスサイズ"をコール。SB2、前列をバインドし、パワー+3000。"ネメアライオン"をバインド。」

 

だめだ...勝てるイメージが全然沸いてこない。

櫂くんは本気で僕とファイトしてくれているのに。

 

「"デモリッション・ドラゴン"、"サンダーストーム・ドラグーン"をコール。そして、リミットブレイク!"ヴァーミリオン"はパワー+5000、お前のリアガードが2枚以上なら、このユニットのアタックは前列のユニット全てとバトルする。」

 

「なっ...!?」

 

「行くぞ!ヴァーミリオン・サンダーボルト!」

 

「(守護者があるから守れるけど...)ノーガードです。」

 

「甘いな、アイチ。ツインドライブ、1枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"デスサイズ"へ。」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー25000(12000+5000+8000)、☆2

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー22000(9000+3000+10000)

 

「2枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー35000(12000+7000+8000+10000*2)、☆3

 

そんな...これで、3点ダメージを受けなくちゃいけない。

ここでヒールトリガーを引かないと、僕の負けだ。

 

「ダメージチェック、"照映の騎士ミュア"、"戦場の嵐サグラモール"、"大いなる銀狼ガルモール"...僕の負けです。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「アイチ、今はまだ俺たちの道は交わらない。だが、この道が交わるとき、その時に答えは出ているだろう。」

 

「道が交わるとき...」

 

「じゃあな、アイチ。」

 

櫂くんは去っていった。僕と櫂くんの道が交わるまで、それまでお別れってことだね

櫂くん、僕はゴールドパラディンで強くなる。そして、ロイヤルパラディンとシャドウパラディン、かげろうを取り戻して見せる!

 

 

 

.



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第三十四話「ユウトvsスイコ」

ユウトside

 

 

あれからアイチ君に会い、デッキを見せてもらった。

やはりアイチ君のデッキもゴールドパラディンに入れ替わっていた。

アイチ君は俺と同じように記憶を持ってるらしい。

 

そして、アイチ君からヴァンガードファイトサーキットというイベントの主催が、アイチ君と俺がファイトした少年だったと聞いた。

 

「VFサーキット、か...」

 

あの後、櫂から連絡が来ていて、どうやら櫂もアイチ君と同じ状態らしい。

櫂はアイチ君とファイトして朧げに思い出したらしいけど。

 

「VFサーキット、主催者...立凪タクトか。それに、サポーターはウルトラレア。知りたいことを知るには、彼女たちに聞くのがよさそうだ。」

 

.....

....

...

..

.

 

 

「あら、いらっしゃい。今日はどうしたのかしら。」

 

「こんにちは、スイコさん。少し聞きたいことがあってね。」

 

「聞きたいこと?」

 

「ロイヤルパラディンとシャドウパラディン、かげろうのこと。」

 

「...それは今のあなたには教えられないわ。」

 

「ということは、何が起こってるかは知ってるってことだね。」

 

「あら、嵌められてしまったかしら。」

 

やはり、このVFサーキットとやらに出てみるのが良さそうだな。

だけど、この大会はどうやら招待制みたいだな。

 

「...良かったら、私とファイトしないかしら。」

 

「スイコさんと?」

 

「もし私に勝てたら、チームAL4にも招待状を送ってもらうよう手配するわ。」

 

「...いいね、やろうか。」

 

勝てたら、なんて随分挑発的な言い方だ。

私の方が強い、って言ってるように聞こえる。

そんな言い方されたら、ファイトするしかないだろ

 

「じゃあ、やろうか。」

 

「ええ。」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

「"メディカルキット・エンジェル"。」

 

「"アルボロス・ドラゴン”新芽”"。」

 

エンジェルフェザー、か。

 

「私のターン、ドロー。"サウザンドレイ・ペガサス"にライド。"メディカルキット"のスキルで1枚ドロー。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : サウザンドレイ・ペガサス

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン"新芽"

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"アルボロス・ドラゴン”若枝”"にライド。"新芽"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。このままバトルだ。"若枝"でアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”若枝”" : パワー8000

 

「(スキルで手札を増やされるのはよくないわね...)"クリティカルヒット・エンジェル"でガード。」

 

"サウザンドレイ・ペガサス" : パワー23000(8000+15000)

 

「守ってきたか。」

 

「手札を増やされて、こちらが攻めきれなくなってしまうわ。」

 

「ま、仕方ないか。ドライブチェック、"フルーツバスケット・エルフ"。このままターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : サウザンドレイ・ペガサス

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン"若枝"

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"エレクトリカル・ヘルパー"にライド。さらに"ミリオンレオイ・ペガサス"、"シリンジ・レッサー"をコール。」

 

「攻めてきたか。」

 

「当然よ。あなたのデッキ、あなたの攻め方、よく知ってるもの。」

 

「研究されてるってことね...」

 

「(好きだから...なんですけどね。)このままバトルよ!"ヘルパー"でアタック!」

 

"エレクトリカル・ヘルパー" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"サニースマイル・エンジェル"。ゲット、ヒールトリガー。"ミリオンレイ"のパワー+10000。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス" : パワー19000(9000+10000)

 

「ダメージチェック、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”若枝”" : パワー18000(8000+10000)

 

「あら、トリガーを引かれてしまったわね。でも、このアタックを防げるかしら?"ミリオンレイ"でアタック。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス" : パワー26000(9000+10000+7000)

 

「簡単だよ。"フルーツバスケット・エルフ"でガード。」

 

"アルボロス・ドラゴン”若枝”" : パワー28000(80000+10000+10000)

 

「防がれちゃったわね。...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

 

□□■

□■■

V   : エレクトリカル・ヘルパー

R右  : ミリオンレイ・ペガサス

R右下 : シリンジ・レッサー

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン"若枝"

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"アルボロス・ドラゴン”樹”"。スキルにより、次にコールする"プラント・トークン"が強化される。そして、"フルーツバスケット・エルフ"をコールして、スキル発動。SB1、自身を退却し"プラント・トークン"を2枚コール。そして、"フルーツバスケット・エルフ"をコール。」

 

「(あまり展開してこないわね...戦略がバレてるから、戦い方を変えてきた...?)」

 

「バトル、"フルーツバスケット・エルフ"のブースト、"プラント・トークン"で"ミリオンレイ"にアタック。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー18000(10000+8000)

 

「"クリティカルヒット・エンジェル"でガード。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス" : パワー24000(9000+15000)

 

「なら、"樹"でヴァンガードにアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー25000(10000+5000+10000)、☆2

 

「ここでクリティカル...」

 

「さあ、2ダメージ受けてもらおうか。」

 

「ダメージチェック、"恋の守護者ノキエル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引くわ。そして、2枚目、"サウザンドレイ・ペガサス"。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□■

□■■

V   : エレクトリカル・ヘルパー

R右  : ミリオンレイ・ペガサス

R右下 : シリンジ・レッサー

 

□■■

□■■

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R右  : プラント・トークン(強化)

R中央 : プラント・トークン

R右下 : フルーツバスケット・エルフ

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。見せてあげる、世界を真紅に染める奇跡の光!"真紅の奇跡メタトロン"にライド!イマジナリーギフトプロテクトⅠ。」

 

「"メタトロン"か...厄介なカードだ。」

 

「"ミリオンレイ・ペガサス"をコール。"メタトロン"のスキル発動。ダメージゾーンの"恋の守護者ノキエル"を山札の下に置き、自身に1ダメージ。」

 

そう、このスキルだ。ダメージゾーンの好きなカードを戻しつつ、ダメージを受けることでダメージトリガーを狙う。厄介なスキルだよ、全く。

 

「ダメージチェック、"機動病棟フェザーパレス"。トリガーではないけど、私のダメージゾーンに新たにカードが置かれたことで、"ミリオンレイ・ペガサス"は、このターン中、パワー+5000よ。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(R右) : パワー14000(9000+5000)

"ミリオンレイ・ペガサス"(R左) : パワー14000(9000+5000)

 

「バトル。左の"ミリオンレイ"でリアガードにアタック。」

 

「クイックシールド。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー15000(10000+5000)

 

「なら、"メタトロン"でヴァンガードにアタック。」

 

"真紅の奇跡メタトロン" : パワー12000

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"真紅の奇跡メタトロン"、"クリティカルヒット・エンジェル"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは右の"ミリオンレイ"へ与えるわ。」

 

"真紅の奇跡メタトロン" : パワー12000、☆2

"ミリオンレイ・ペガサス"(R右) : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"、"アルボロス・ドラゴン”樹”"...くっ...」

 

「あら、残念ね。トリガーが出なくて。」

 

「煽るね...まだ3ダメージ。これからだよ。」

 

「なら4ダメージにしてあげようかしら。"シリンジ・レッサー"のブースト、"ミリオンレイ"でアタック!」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(R右) : パワー31000(9000+5000+10000+7000)

 

「"カブ・サイ・シー"でガード。さらに"プラント・トークン"でインターセプト。」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー35000(10000+15000+10000)

 

「うふふ。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□■

■■■

V   : 真紅の奇跡メタトロン

R右  : ミリオンレイ・ペガサス

R左  : ミリオンレイ・ペガサス

R右下 : シリンジ・レッサー

 

□■□

□■■

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R中央 : プラント・トークン

R右下 : フルーツバスケット・エルフ

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「まさか、本当に強いとはね。」

 

「あら、疑っていたのかしら。」

 

「まあ、ちょっとね。」

 

「うふふ。私これでも勉強は得意なのよ。この仕事をしているうちに、いろんな戦い方を学んできたわ。...もちろん、あなたのネオネクタールデッキもね。」

 

「それは、厄介だね。」

 

本当に厄介だ。ただでさえ、プロテクトクランが相手だっていうのに。

でもここで負けてたら、俺はVFサーキットにも出られず、意味の分からない状況で一人、アイチ君たちの報告を待つだけ。

 

そんなのつまらない!

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド・THE・ヴァンガード!"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー13000、☆2

 

「"アルボロスの陣風 オリヴェル"をコールし、スキル。CB1して"プラント・トークン"を2枚コール。さらに"聖樹"のスキル。中央後列の"プラント・トークン"をコストに、"プラント・トークン"をコール。」

 

「"聖樹"のスキルで強化された状態でコールされる。」

 

「ああ。さらに"聖樹"はパワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

よし、これでバトルだ。"プラント・トークン"で右の"ミリオンレイ"にアタック。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー20000(10000+10000)

 

「"クリティカルヒット・エンジェル"でガード。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(R右) : パワー24000(9000+15000)

 

「なら、"聖樹"でヴァンガードにアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「プロテクト。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、"パンジーの銃士シルヴィア"、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"オリヴェル"にパワー+10000。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー20000(10000+10000)

 

ここはヴァンガードを狙うより、リアガードを削った方が効果的か。

それにリアガードは"ミリオンレイ"。こいつも厄介なカードだしな。

 

「"オリヴェル"、右の"ミリオンレイ"にアタック。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「させないわ!"サニースマイル・エンジェル"でガード!」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(R右) : パワー29000(9000+20000)

 

守るだけの手札がまだあったか。

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:2枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□■

■■■

V   : 真紅の奇跡メタトロン

R右  : ミリオンレイ・ペガサス

R左  : ミリオンレイ・ペガサス

R右下 : シリンジ・レッサー

 

■■■

■■■

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R右  : アルボロスの陣風 オリヴェル

R左  : プラント・トークン(強化)

R中央 : プラント・トークン(強化)

R右下 : フルーツバスケット・エルフ

R左下 : プラント・トークン(強化)

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。ライド、"真紅の奇跡メタトロン"。イマジナリーギフトプロテクトⅠ。そして、"メタトロン"のスキル。グレード3からライドしたとき、CB2してダメージゾーンから1枚コール。"サウザンドレイ・ペガサス"。」

 

「く...本当に厄介だ。ダメージ回復と同義のスキルだからな。」

 

「うふふ。まだまだこんなものじゃないわよ。"メタトロン"のスキル。ダメージゾーンの"フェザーパレス"を山札の下に置き、1ダメージ。ダメージチェック、"サウザンドレイ・ペガサス"。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(R右) : パワー14000(9000+5000)

"ミリオンレイ・ペガサス"(R左) : パワー14000(9000+5000)

 

「さあ、私のアタックに耐えられるかしら?」

 

「来なよ、守り切って見せるさ。」

 

「なら、"メタトロン"でアタックよ!」

 

"真紅の奇跡メタトロン" : パワー12000

 

「"月下美人の銃士ダニエル"でガード。"プラント・トークン"でインターセプト。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー38000(13000+15000+10000)

 

「これでトリガーが出ても通らないわね。」

 

「しっかりと守らせてもらうよ。」

 

「うふふ。ツインドライブ、"真紅の奇跡メタトロン"、"クリティカルヒット・エンジェル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて右の"ミリオンレイ"へ。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(R右) : パワー24000(9000+5000+10000)、☆2

 

「くっ...またクリティカルか。」

 

「あらあら、悪いわね。...左の"ミリオンレイ"でアタック!ブーストした"サウザンドレイ"のスキル。CB1し、パワー+10000。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(R左) : パワー32000(9000+5000+8000+10000)

 

「ノーガード、ダメージチェック、"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"。」

 

「ここでもトリガーが乗らないわね。じゃあ、この攻撃を受け止められるかしら!"ミリオンレイ・ペガサス"!」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(R右) : パワー31000(9000+5000+10000+7000)、☆2

 

「"シルヴィア"、"カブ・サイ・シー"でガード。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー33000(13000+5000+15000)

 

「あら、守られちゃったわね。でも、あなたを追い詰めたわ。」

 

「さて、どうかな。」

 

「まだ余裕を見せるなんて...本当に面白い子。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

■□■

■■■

V   : 真紅の奇跡メタトロン

R右  : ミリオンレイ・ペガサス

R左  : ミリオンレイ・ペガサス

R右下 : シリンジ・レッサー

R左下 : サウザンドレイ・ペガサス

 

□■■

■■■

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右  : アルボロスの陣風 オリヴェル

R中央 : プラント・トークン(強化)

R右下 : フルーツバスケット・エルフ

R左下 : プラント・トークン(強化)

 

ユウト 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「追い詰めた...?」

 

「うふふ、そうでしょう?」

 

「いや、違うよ。ファイトが面白くなるのはここからだ!」

 

「っ..!(ホント、あなたのそういうところが好きなのよね...)」

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...やっぱりきてくれたか。こういう場面、君を使いたくなるってのが本音だよ。」

 

俺は引いたカードを掲げる。

 

「っ...来るのね。」

 

「咲き誇れ、我が分身!ライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士セシリア"!イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー10000、☆2

 

「"オリヴェル"のスキル。CB1、"プラント・トークン"2枚をコストに、パワー+20000、クリティカル+1!」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)、☆3

 

「さらに"フルーツバスケット・エルフ"のスキル。SB1、自身を退却して"プラント・トークン"を2枚コール。パワー+5000。」

 

"プラント・トークン"(R中央) : パワー10000(5000+5000)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー10000(5000+5000)

 

「"セシリア"のスキル、CB1、左下の"プラント・トークン"を退却し、山札から5枚見て、"パンジーの銃士シルヴィア"、"アルボロス・ドラゴン”樹”"、"フルーツバスケット・エルフ"をコール。このターン中、前列のパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー40000(10000+20000+10000)、☆3

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)

 

「(コールする必要のないカードまで、余分にコールした...)デッキ圧縮ね。」

 

「よくわかってるね。"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

「これだけ展開して、さらにパワーとクリティカルも上昇。本当、なんというか...」

 

「脳筋、って言いたいんだろ。ま、それがシンプルに強いからね。」

 

パワーを上げて、クリティカルを上げて殴る!結局はそこに行き着く。

それが俺の出したヴァンガードファイトの答え。

そして、そこに至るまでの手段を考えるのが楽しいんだ。

 

「行くぞ、バトル!"シルヴィア"で左の"ミリオンレイ"にアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「ノーガード。"ミリオンレイ"は退却。」

 

「"セシリア"、アタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「(どちらも守れる...けど、ダメージが少しはないと困るわね。)」

 

「さあ、どうする?」

 

「...ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは"オリヴェル"へ。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー50000(10000+20000+10000+10000)、☆3

 

「2枚目、"アルボロス・ドラゴン”若枝”"。」

 

「ダメージチェック、"キュアバスケット・エンジェル"、"サウザンドレイ・ペガサス"。トリガーはないけど、"ミリオンレイ"はパワーとシールド+5000。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス" : パワー14000(9000+5000)、シールド10000

 

「"オリヴェル"でアタック!」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー58000(10000+20000+10000+10000+8000)、☆3

 

「プロテクト。(..."ノキエル"を捨てて、次のターンで決める!)...手札を1枚捨てて、完全ガードよ。」

 

「アタックは通らない。(..."ノキエル"を捨てた。ということは、次のターンで決めに来る...?)...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:3枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■□■

□■■

V   : 真紅の奇跡メタトロン

R右  : ミリオンレイ・ペガサス

R右下 : シリンジ・レッサー

R左下 : サウザンドレイ・ペガサス

 

■■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : アルボロスの陣風 オリヴェル

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

R右下 : フルーツバスケット・エルフ

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。...っ!("フェザーパレス"。これで確実に勝ちに行ける!)ライド!"真紅の奇跡メタトロン"!イマジナリーギフトプロテクトⅠ。スキル発動。CB2し、ダメージゾーンの"サウザンドレイ・ペガサス"をコール。」

 

これでまた、ダメージは2。プロテクトの防御力もあって、なかなかダメージを稼げないな。

 

「"機動病棟フェザーパレス"をコール。そして、"メタトロン"のスキル。ダメージゾーンの"キュアバスケット・エンジェル"を山札の下に置き、1ダメージ。ダメージチェック、"サージカル・ナース"。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトル!"フェザーパレス"でアタック!スキル、グレード3を2枚SBし、ダメージをすべて裏に!これにより、パワー+20000、クリティカル+1、守護者を封じる!」

 

"機動病棟フェザーパレス" : パワー40000(12000+20000+8000)、☆2

 

「これで私の勝ちよ!」

 

「甘いよ、スイコさん。"アルボロス・ドラゴン”若枝”"2枚、"メイデン・オブ・ドリームシャワー"でガード。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー43000(13000+10000*3)

 

「なっ!?」

 

「残念だったね。」

 

「く..."メタトロン"、アタック!」

 

"真紅の奇跡メタトロン" : パワー20000(12000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「うふふ、ヴァンガードのアタックをダメージ4の状態でノーガードするなんて。勝負を捨てたのかしら?」

 

「いいや、スイコさんはクリティカルを引かないよ。」

 

「...なら、私は引いて見せるわ。」

 

「どうぞ。」

 

「ツインドライブ、"機動病棟フェザーパレス"。2枚目..."サージカル・ナース"、くっ...ノートリガー。」

 

「じゃあ、1ダメージだね。ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

 

「くっ...(これじゃ、"ミリオンレイ"のアタックは通らない。)なら、"ミリオンレイ"で"オリヴェル"をアタック!」

 

「ノーガード。"オリヴェル"は退却。」

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

■■■

■■■

V   : 真紅の奇跡メタトロン

R右  : ミリオンレイ・ペガサス

R左  : 機動病棟フェザーパレス

R中央 : サウザンドレイ・ペガサス

R右下 : シリンジ・レッサー

R左下 : サウザンドレイ・ペガサス

 

■■□

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

R右下 : フルーツバスケット・エルフ

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「あれ~、ユウトくんだ。」

 

「ゆ、ユウト!?」

 

「あら、レッカ、コーリン。」

 

どうやら、出かけていたっぽいコーリンさん、レッカさんがやってきた。

 

「あれ、スーさんがファイトしてるなんて珍しいね。」

 

「ええ。ユウト君とVFサーキットの招待状を賭けてね。」

 

「へ~、って、スーさんが勝ってるの!?」

 

「ええ。もう少しで勝てそうよ。」

 

「そ、それはどうかしらね。ユウトはここから巻き返すわよ。」

 

「コーちゃん、あからさま~。」

 

「う、うるさい!」

 

コーリンさんはなぜかめちゃくちゃ前髪をいじりながら、俺の応援をしてくれている。...そんなに前髪の状態が気になるのか?

 

「コーリンさんも応援してくれてるし、ここで負けるわけにはいかないかな。」

 

「あら、できるかしら?」

 

「できるかできないかじゃないよ。やるんだよ。」

 

「っ...」

 

「(かっこいいわ、ユウト...)」

 

「(うわ~、コーちゃん、めっちゃ顔にやけてる。)」

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...やっと来てくれたか。」

 

「...?」

 

「まずは"アルボロスの陣風 オリヴェル"をコール。スキルでCB1、"プラント・トークン"を2枚退却し、パワー+20000、クリティカル+1。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)、☆3

 

「そして、"カローラ・ドラゴン"をコール!」

 

「っ...!待っていたのは、"カローラ・ドラゴン"ってことね。」

 

「このカードが、俺のデッキの影の主役だからね。そして、"フルーツバスケット・エルフ"のスキル。SB1、自身を退却して"プラント・トークン"を2枚コールし、パワー+5000。」

 

"プラント・トークン"(R右下) : パワー10000(5000+5000)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー10000(5000+5000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「そして、"セシリア"のスキル。CB1、"シルヴィア"をコストに山札から5枚見て、"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"、"アルボロス・ドラゴン”若枝”"、"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。前列のパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー40000(10000+20000+10000)、☆3

"カローラ・ドラゴン" : パワー23000(8000+3000*5)

 

「"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー26000(8000+3000*6)

 

「そして、"聖樹"のスキルで"プラント・トークン"をコストに、"プラント・トークン"を2枚コール。リアガードが5枚以上なので自身にパワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー33000(13000+10000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー32000(8000+3000*8)

 

「バトル!"セシリア"でアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー55000(13000+10000+32000)、☆2

 

「くっ...(どちらかというと"オリヴェル"のアタックの方が厄介。だとしたら、ここでアタックを受けて、ダメージトリガーを引く方がいい)...ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"オリヴェル"へ。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー50000(10000+20000+10000+10000)、☆3

 

「2枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"オリヴェル"へ。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー60000(10000+20000+10000+10000*2)、☆3

 

「なっ!?」

 

「ダブルヒール...」

 

「ダメージチェック、"ベリフルメッズ・エンジェル"、"キュアバスケット・エンジェル"...くっ...」

 

「"オリヴェル"でアタック!」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー65000(10000+20000+10000+10000*2+5000)、☆3

 

「プロテクト、手札を1枚捨てて完全ガード!」

 

「"聖樹"でアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー38000(13000+10000+10000+5000)

 

「ノーガードよ。ダメージチェック、"ベリフルメッズ・エンジェル"。」

 

 

「スイコはトリガーが1枚も出なかったわね。」

 

「スーさん、どんま~い。」

 

「俺はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

■■■

■■■

V   : 真紅の奇跡メタトロン

R右  : ミリオンレイ・ペガサス

R左  : 機動病棟フェザーパレス

R中央 : サウザンドレイ・ペガサス

R右下 : シリンジ・レッサー

R左下 : サウザンドレイ・ペガサス

 

■■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : アルボロスの陣風 オリヴェル

R左  : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(裏:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"メタトロン"のスキル。ダメージゾーンの"サウザンドレイ"を山札の下に置き、1ダメージ。ダメージチェック、"ミリオンレイ・ペガサス"。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトル。"メタトロン"でアタック!ブーストした"サウザンドレイ"のスキルでCB1、パワー+10000!」

 

"真紅の奇跡メタトロン" : パワー30000(12000+8000+10000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"キュアバスケット・エンジェル"、"シリンジ・レッサー"。」

 

「ダメージチェック、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

 

「くっ..."ミリオンレイ"で"オリヴェル"にアタック。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス" : パワー21000(9000+5000+7000)

 

「"ウォータリング・エルフ"でガード。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)

 

「"フェザーパレス"で"オリヴェル"にアタック。ブーストした"サウザンドレイ"のスキルでCB1し、パワー+10000。」

 

"機動病棟フェザーパレス" : パワー30000(12000+8000+10000)

 

「ノーガード。"オリヴェル"は退却。」

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

 

■■■

■■■

V   : 真紅の奇跡メタトロン

R右  : ミリオンレイ・ペガサス

R左  : 機動病棟フェザーパレス

R中央 : サウザンドレイ・ペガサス

R右下 : シリンジ・レッサー

R左下 : サウザンドレイ・ペガサス

 

■■□

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R左  : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。..."カローラ・ドラゴン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー8000、☆2

 

「っ...2枚目...」

 

「"聖樹"のスキル。"プラント・トークン"を退却し、2枚の"プラント・トークン"をコール。自身にパワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)

"カローラ・ドラゴン"(R右) : パワー14000(8000+3000*2)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー14000(8000+3000*2)

 

「さらに"セシリア"のスキル。CB1、"プラント・トークン"をコストに山札から5枚見て、"カローラ・ドラゴン"、"アルボロス・ドラゴン”樹”"、"フルーツアソート・ドラゴン"をコール。前列にパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"フルーツアソート・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

"カローラ・ドラゴン"(R右) : パワー33000(8000+3000*5+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー23000(8000+3000*5)

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー14000(8000+3000*2)

 

「そして、"樹"のスキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

"フルーツアソート・ドラゴン" : パワー28000(13000+10000+5000)

"カローラ・ドラゴン"(R右) : パワー36000(8000+3000*6+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー26000(8000+3000*6)

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー17000(8000+3000*3)

 

「うっわ~、えげつないね。」

 

「さすがユウトね。」

 

「いや、コーちゃん、なんでコーちゃんが誇らしげなのさ。」

 

 

「("セシリア"のラインが49000、"カローラ・ドラゴン"のラインが53000、"フルーツアソート"のラインが33000...そして、私のガード値は合計60000...駄目ね、全然足りない...)」

 

「これで終わりにしよう、スイコさん。」

 

「うふふ。まだ終わらないわ。私がヒールトリガーを引いて、次のターンで私が勝つ!」

 

「ふっ...いいね、その諦めない姿勢!バトル!"セシリア"でアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー49000(13000+10000+26000)、☆2

 

「ノーガードよ!」

 

「ツインドライブ、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー59000(13000+10000+26000+10000)、☆3

 

「2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"、ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガード!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー69000(13000+10000+26000+10000*2)、☆4

 

「ちょ、ダブルクリティカルトリガー!?」

 

「さすが、ユウト。容赦ないわね。」

 

「うふふ...私の負けね...ダメージチェック、"真紅の奇跡メタトロン"。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

スイコside

 

 

「ありがとう、スイコさん。おかげで新しい課題ができたよ。」

 

「そう...あなたの役に立てたのならよかったわ。それと、VFサーキットの招待状はちゃんと送らせてもらうわ。」

 

「うん、よろしくね。」

 

っ...その笑顔、本当にまぶしいわ。

ユウト君といると、こう、母性がわくというか...甘やかしたくなるのよね。

 

「じゃあ、俺帰るよ。」

 

「え、もう帰っちゃうのかしら。」

 

「ごめん、コーリンさん。VFサーキットのこと、レンたちに伝えないと。」

 

そう言って、ユウト君は去っていく。

 

「はぁ...ほんと、可愛いわ。」

 

「何言ってるの、スイコ。ユウトはかっこいいのよ。」

 

「うふふ、コーリンはまだまだ子供ね。」

 

「なんですって...ファイトよ!どっちが正しいか決めようじゃない!」

 

「あらあら、望むところよ。」

 

 

 

.



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第三十五話「結成!チームNAL4」

ユウトside

 

 

あれから俺はレン、アサカ、テツにVFサーキットのことを伝えた。

レン、アサカは乗り気だったけど、テツは後進育成に力を注ぎたいからと、自身は出場しないと言っていた。

 

そして、俺、レン、アサカの3人で出場しようという話になったんだけど、せっかくだからもう一人参加させようということになった。

 

候補として挙がったのは矢作。だけど、レンが櫂を推した。

何でも櫂はチームQ4から抜けているらしく、自身を高められるチームを探しているという。

 

そこで櫂と矢作にファイトさせ、勝った方をチームに入れるということになった。

これは櫂も矢作も納得していることで、特に矢作はテツに鍛えられており、かなり自信をつけているらしい。

 

「では、このファイトに勝った方がチームAL4としてVFサーキットに出場できる。二人とも異存はないな?」

 

「ああ。」

 

「へっ、俺様が勝って、今度こそチームAL4として最強であることを証明してやるぜ!」

 

 

「ユウトはどっちが勝つと思う?」

 

「う~ん...櫂が強いのはわかってるけど、矢作もテツのしごきに唯一生き残ってるやつだしな。6:4くらいで櫂が勝つ方に賭けようかな。(櫂本来のデッキでもないしな...)」

 

 

「では、始めてくれ。」

 

「行くぜ、櫂トシキ。」

 

「ああ。」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

「"スパークキッド・ドラグーン"。」

 

「"メカ・トレーナー"。」

 

「俺のターン、ドロー。"レッドリバー・ドラグーン"にライド。"スパークキッド"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : メカ・トレーナー

 

□■□

□□□

V   : レッドリバー・ドラグーン

 

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、ドロー。...チッ...面倒なカードにライドしやがって。」

 

 

「ユウト、今のどういうこと?」

 

「ああ。"レッドリバー"は何のスキルも持たず、シールド値もない。その代わり、パワーが9000あるんだよ。だから、パワー8000が基本のグレード1だと、ブーストをつけないとアタックが通らないんだ。」

 

「ああ、なるほどね...」

 

 

「"ワンダー・ボーイ"に俺様ライド!"メカ・トレーナー"のスキルで1枚ドロー、クイックシールドを得るぜ。そして、"オフェンシブ・パンター"をコール!」

 

 

「(矢作はしっかりブーストをできるユニットをコールできたか。)」

 

「(ファイトを真剣に見てるユウトの横顔...はあ...この時間が永遠に続けばいいのに...)」

 

 

「バトルだ!"パンター"のブースト、"ワンダー・ボーイ"でアタック!"パンター"のスキルでSB1、パワー+2000!」

 

"ワンダー・ボーイ" : パワー18000(8000+8000+2000)

 

「ノーガード。」

 

「行くぜ、ドライブチェック...ヒャッホウ!"ソニック・ブレイカー"、ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"ワンダー・ボーイ" : パワー28000(8000+8000+2000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"デモリッション・ドラゴン"、"蟲毒の抹消者セイオウボ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復。」

 

「チッ...まあいい。"パンター"のスキルを発動したので、1枚引き、"パンター"は山札の下へ。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ワンダー・ボーイ

 

□■□

□□□

V   : レッドリバー・ドラグーン

 

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。ライド、"ダストプラズマ・ドラゴン"。そして、"サンダーストーム・ドラグーン"、"希望の雷ヘレナ"をコール。"サンダーストーム"は相手の前列が1枚以下なら、パワー+5000。」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトル。"ダストプラズマ"でアタック。」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン" : パワー9000

 

「"ソニック・ブレイカー"でガードだ!」

 

"ワンダー・ボーイ" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"。...続けて、"ヘレナ"の支援、"サンダーストーム"でアタック。」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"アクロバット・ベルディ"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : ワンダー・ボーイ

 

■■□

■□□

V   : ダストプラズマ・ドラゴン

R左  : サンダーストーム・ドラグーン

R左下 : 希望の雷ヘレナ

 

櫂 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、スタンド&ドロー。"ハイスピード・ブラッキー"に俺様ライド。"オフェンシブ・パンター"、"スパイクバウンサー"をコールして、バトル!"スパイクバウンサー"でリアガードにアタック!」

 

"スパイクバウンサー" : パワー10000

 

「"イエロージェム・カーバンクル"でガード。」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン" : 24000(9000+15000)

 

「アタックは通らねえ。だが、アタック終了時、"スパイクバウンサー"のスキル発動!CB1、自身をソウルに置き、1枚ドローだ。」

 

 

「キョウったら、なるかみ相手に前列のリアガードを空けるなんて...」

 

「いや、あえて空けたんだよ。」

 

「えっ?」

 

「確かになるかみは前列をバインドし、リアガードを空けて様々なスキルを発動する。だからバインドされる前にリアガードを空けつつ、ドローして次に備えた。スキルを使わず前列に留めておいても、バインドされる可能性の方が高いからね。」

 

なるかみ...全然知らないクランだけど、おおよそは調べてわかった。

かげろうとは違い、バインドを主体とした珍しいクランだな。

 

 

「まだだぜ。"パンター"のブースト、"ブラッキー"でアタック!"パンター"のスキルでSB1、パワー+2000!」

 

"ハイスピード・ブラッキー" : パワー20000(10000+8000+2000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"バッドエンド・ドラッガー"。」

 

「ダメージチェック、"サンダーブレイク・ドラゴン"。」

 

「"パンター"のスキルで1枚引き、"パンター"は山札の下へ。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□□□

□■□

V   : ハイスピード・ブラッキー

 

■■□

■□□

V   : ダストプラズマ・ドラゴン

R左  : サンダーストーム・ドラグーン

R左下 : 希望の雷ヘレナ

 

櫂 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「ここまででダメージ1vs2。結構僅差だな。矢作がどこまで櫂に食らいついていくか...」

 

「(ユウト...カードファイトが本当に好きなのね...自分がファイトしてるわけでもないのに、楽しそうな顔...)」

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド・THE・ヴァンガード!封印の檻を突き破り、降臨せよ!雷の化身!"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"...本当に"オーバーロード"じゃなくなってるんだな。知ってはいたけど、いざ見るとやはり違和感がある。

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"レッドリバー・ドラグーン"、"サンダーブレイク・ドラゴン"をコール。そして、リミットブレイク!CB2、"ヴァーミリオン"はパワー+5000。そして、お前の前列が1枚以下なのでクリティカル+1!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー17000(12000+5000)、☆2

 

「バトルだ、"ヴァーミリオン"でアタック!ヴァーミリオン・サンダーボルト!」

 

「甘いぜ、櫂トシキ!"チアガール マリリン"、手札を1枚捨て、完全ガード!クイックシールドを捨てるぜ。」

 

「ふ...ツインドライブ、"ドラゴニック・デスサイズ"、"デモリッション・ドラゴン"。」

 

「アタックは通らねえぜ。」

 

「ならば"レッドリバー"でアタック!」

 

"レッドリバー・ドラグーン" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"サイレンス・ジョーカー"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードだ!」

 

"ハイスピード・ブラッキー" : パワー20000(10000+10000)

 

ここでトリガーか。これで櫂のアタックは"サンダーストーム"しか通らない。

 

「..."サンダーストーム"でアタック。」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"パワーバック・レナルド"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : ハイスピード・ブラッキー

 

■■■■

■□□

V   : ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン

R右  : サンダーブレイク・ドラゴン

R左  : サンダーストーム・ドラグーン

R左下 : 希望の雷ヘレナ

Rア1 : レッドリバー・ドラグーン

 

櫂 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(裏:2)

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、スタンド&ドロー。目の前の敵をぶっ壊す、暴虐の力!"バッドエンド・ドラッガー"に俺様ライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"バッドエンド・ドラッガー" : パワー23000(13000+10000)

 

「"パワーバック・レナルド"をコールし、スキル。CB1、手札の"ソニック・ブレイカー"をソウルに置き、相手のグレードと同じ枚数、つまり3枚見て、3枚までコールできる。"パワーバック・レナルド"、"オフェンシブ・パンター"、"ソニック・ブレイカー"をコール!さらに手札から"ワンダー・ボーイ"もコールだ!」

 

 

「一気に展開してきたな。」

 

「ええ、櫂トシキは手札も少ないし、結構きついんじゃないかしら。」

 

 

「"ワンダー・ボーイ"のスキルで、ドロップゾーンの"ソニック・ブレイカー"を山札の下に置き、パワー+5000!」

 

"ワンダー・ボーイ" : パワー13000(8000+5000)

 

「バトルだ!"ソニック・ブレイカー"のブースト、"パワーバック・レナルド"で"サンダーストーム"にアタック!」

 

"パワーバック・レナルド"(R右) : パワー15000(10000+5000)

 

「"デモリッション・ドラゴン"でガード。」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー19000(9000+10000)

 

「まだまだ行くぜ!"パンター"のブースト、"ドラッガー"でアタック!スキル、CB1、リアガードを1枚ソウルに置く。"ソニック・ブレイカー"をソウルに置き、パワー+5000、クリティカル+1。さらに"パンター"のスキルでSB1、パワー+2000。」

 

"バッドエンド・ドラッガー" : パワー38000(13000+10000+5000+8000+2000)、☆2

 

「...ノーガード。」

 

「へっ、諦めたか?」

 

「...」

 

「愛想のない奴だぜ。ツインドライブ、"ワンダー・ボーイ"、"チアガール ティアラ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは左の"レナルド"へ。」

 

"パワーバック・レナルド"(R左) : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"、"ダストプラズマ・ドラゴン"。」

 

櫂のやつ、全然トリガー引かないな。櫂は結構トリガーを引いてるイメージが強いんだが...まだなるかみのデッキをうまく使いこなしてないのか...?

 

「"パンター"のスキルで1枚引き、山札の下へ。左の"レナルド"でアタック!」

 

"パワーバック・レナルド"(R左) : パワー33000(10000+10000+8000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ワイバーンガード ガルド"。ゲット、ドロートリガー。1枚引く。」

 

お、引かないって言ったら引きやがった。

しかもドロートリガーか。

 

「俺様はこれでターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

■□□

■■■

V   : バッドエンド・ドラッガー

R右  : パワーバック・レナルド

R左  : パワーバック・レナルド

R左下 : ワンダー・ボーイ

 

■■■■

■□□

V   : ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン

R右  : サンダーブレイク・ドラゴン

R左  : サンダーストーム・ドラグーン

R左下 : 希望の雷ヘレナ

Rア1 : レッドリバー・ドラグーン

 

櫂 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「櫂のやつ、かなり押されてるな。」

 

「まあ、私としては櫂トシキでもキョウでもどちらでもいいけど。(ユウトがいればそれでいいわ。)」

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"ドラゴニック・デスサイズ"をコール。スキルにより、SB2、左の"レナルド"をバインド!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー17000(9000+3000*5000)

 

「さらに"サンダーブレイク・ドラゴン"のスキル。CB1し、お前のリアガードを前列に移動させる。」

 

「"ワンダー・ボーイ"を左前列へ。」

 

「そして、"ヴァーミリオン"のリミットブレイク!CB2、パワー+5000。相手の前列が2枚以上なので、このユニットは一度のアタックで前列すべてにアタックする!バトル!"ヴァーミリオン"でアタック!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー17000(12000+5000)

 

「ノーガードだ。(まだダメージ2。焦ってガードする必要はない。)」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ワイバーンガード ガルド"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"サンダーブレイク・ドラゴン"にパワー+10000。」

 

"サンダーブレイク・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「2枚目、"蟲毒の抹消者セイオウボ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"レッドリバー"にパワー+10000。」

 

"レッドリバー・ドラグーン" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「く...いきなりダブルトリガーかよ。ダメージチェック、"ジャガーノート・マキシマム"。」

 

「そして、"ワンダー・ボーイ"、"パワーバック・レナルド"は退却。」

 

一気に矢作のリアガードを全滅させたな。

かげろうだったころと変わらず、相手の盤面をズタボロにするのが得意なんだな。

 

「"デスサイズ"でアタック!このユニットと同じ縦列の前列に相手リアガードがいないので、パワー+5000。」

 

「同じ縦列って...そこはアクセルマーカーじゃねえか!絶対いねえよ!」

 

「ふ、そういうことだ。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー22000(9000+3000+5000+5000)

 

「ちくしょう...ノーガード、ダメージチェック、"ハイスピード・ブラッキー"。」

 

「続けて、"サンダーストーム・ドラグーン"でアタック。」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : 22000(9000+5000+8000)

 

「これ以上は受けたくねえ。"アクロバット・ベルディ"でガード!」

 

"バッドエンド・ドラッガー" : パワー23000(13000+10000)

 

「ならば"サンダーブレイク"でアタック。」

 

"サンダーブレイク・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「"サイレンス・ジョーカー"!」

 

"バッドエンド・ドラッガー" : 28000(13000+15000)

 

「..."レッドリバー"でアタック。」

 

"レッドリバー・ドラグーン" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「"チアガール ティアラ"でガード!」

 

"バッドエンド・ドラッガー" : パワー33000(13000+20000)

 

「ふ、これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表2、裏:2)

 

□□□

□■□

V   : バッドエンド・ドラッガー

 

■■■■■

_■□□

V   : ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン

R右  : サンダーブレイク・ドラゴン

R左  : サンダーストーム・ドラグーン

R左下 : 希望の雷ヘレナ

Rア1 : レッドリバー・ドラグーン

Rア2 : ドラゴニック・デスサイズ

 

櫂 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(裏:4)

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、スタンド&ドロー。へへ、俺様の切り札を見せてやるぜ!押して押して押して押しつぶせ!"デッドヒート・ブルスパイク"に俺様ライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"デッドヒート・ブルスパイク" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「"バッドエンド・ドラッガー"のスキル!ライドされたとき、リアガードにコール。そして、その同列の相手リアガードをすべて退却!」

 

「"サンダーストーム"、"ヘレナ"を退却。」

 

「"ジャガーノート・マキシマム"、"ワンダー・ボーイ"をコール!"ジャガーノート"はスキルでパワー+10000、"ワンダー・ボーイ"もスキルで"チアガール ティアラ"を山札の下に置き、パワー+5000!」

 

"ジャガーノート・マキシマム" : パワー23000(13000+10000)

"ワンダー・ボーイ" : パワー13000(8000+5000)

 

「バトルだ!"ブルスパイク"でアタック!」

 

"デッドヒート・ブルスパイク" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「"ワイバーンガード ガルド"。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ソニック・ブレイカー"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ジャガーノート"へ!」

 

"ジャガーノート・マキシマム" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"アクロバット・ベルディ"。..フォースマーカーのあるサークルにいるユニットのアタックがヒットしなかったので、"ブルスパイク"のスキル発動!1枚引き、"ドラゴニック・デスサイズ"を退却!」

 

 

「矢作も負けじと、櫂の盤面を崩しているな。(テツがコーチしてるだけはある。櫂と互角に渡り合っている。)」

 

「そうね。あの櫂トシキと互角に渡り合うなんて、テツのコーチングがよほど聞いてるのかしら。」

 

 

「行くぜ!"ジャガーノート"!」

 

"ジャガーノート・マキシマム" : パワー46000(13000+10000+10000+13000)、☆2

 

「さらに"ブルスパイク"のスキル!SB1し、アタックしてるユニットのサークルに、フォースマーカーを移動する!よって、さらにパワーが上昇!」

 

"ジャガーノート・マキシマム" : パワー66000(13000+10000+10000+13000+10000*2)、☆2

 

「"ワイバーンガード ガルド"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「チッ..."バッドエンド・ドラッガー"でアタック。"バッドエンド"のスキルでCB1、"ワンダー・ボーイ"をソウルに置き、パワー+5000、クリティカル+1!さらに"ブルスパイク"のスキルでSB1し、フォースマーカーを移動!」

 

"バッドエンド・ドラッガー" : パワー38000(13000+5000+10000*2)、☆2

 

「"セイオウボ"、"イエロージェム・カーバンクル"でガード!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー47000(12000+20000+15000)

 

「耐えたか、まあいい。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表1、裏:3)

 

□□□

■■■

V   : バッドエンド・ドラッガー

R右  : ジャガーノート・マキシマム

R左  : バッドエンド・ドラッガー

 

□□■■■

_□□□

V   : ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン

R右  : サンダーブレイク・ドラゴン

Rア1 : レッドリバー・ドラグーン

 

櫂 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(裏:4)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"希望の雷ヘレナ"、"ドラゴニック・デスサイズ"をコール。"デスサイズ"のスキルでSB2、"バッドエンド"をバインド。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「バトル。"ヴァーミリオン"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー20000(12000+8000)

 

「"チアガール ティアラ"でガード!」

 

"デッドヒート・ブルスパイク" : パワー33000(13000+20000)

 

「ここを守って、次のターンでてめえにトドメをさしてやるぜ。」

 

「ふ...ツインドライブ、"ドラゴンダンサー カタリナ"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー30000(12000+8000+10000)

"サンダーブレイク・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

"レッドリバー・ドラグーン" : パワー24000(9000+5000+10000)

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー27000(9000+3000+5000+10000)

 

「2枚目、"デモリッション・ドラゴン"。」

 

「く...(このアタックは通らねえ。だが、フロントトリガーは想定外だ。)」

 

「"サンダーブレイク"でアタック。」

 

「"アクロバット・ベルディ"でガードだ!」

 

"デッドヒート・ブルスパイク" : パワー23000(13000+10000)

 

「"レッドリバー"でアタック。」

 

「...ここは受ける。ダメージチェック、"バッドエンド・ドラッガー"。」

 

 

「これで矢作のダメージは5。」

 

「だけど、手札にガード値は残ってそうね。」

 

 

「"デスサイズ"、アタックだ。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー32000(9000+3000+5000+10000+5000)

 

「"ソニック・ブレイカー"、"サイレンス・ジョーカー"でガード!」

 

"デッドヒート・ブルスパイク" : パワー43000(13000+15000*2)

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:0枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表2、裏:3)

 

□□□

□■■

V   : バッドエンド・ドラッガー

R右  : ジャガーノート・マキシマム

 

■□■■■

_□■□

V   : ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン

R右  : サンダーブレイク・ドラゴン

R中央 : 希望の雷ヘレナ

Rア1 : レッドリバー・ドラグーン

Rア2 : ドラゴニック・デスサイズ

 

櫂 手札:3枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(裏:4)

--------------------------------------------------

 

「櫂が押されてる...」

 

「レン、今来たのか?」

 

「ええ...しかし、櫂が押されてるとは、珍しいですね。」

 

「そうだな。だが、それだけ矢作も強くなってるってことだろう。」

 

 

「へ、俺様のターン、スタンド&ドロー。メインフェイズ開始時、"ジャガーノート"のスキル。自身をソウルに置き、山札から"ジャガーノート"をコール!そして、コールした"ジャガーノート"は自身のスキルでパワー+10000!」

 

"ジャガーノート・マキシマム" : パワー43000(13000+10000+10000*2)

 

「さらに"スパイクバウンサー"をコールし、スキル。CB1、SB1してヴァンガードのグレードと同じ枚数、3枚見て、1枚コール。"オフェンシブ・パンター"をコール、残りは山札の下に置く。バトルだ!"ジャガーノート・マキシマム"でアタック!」

 

「ノーガード、ダメージチェック、"ワイバーンガード ガルド"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー22000(12000+10000)

 

「チッ...ここでドロートリガーかよ。..."パンター"のブースト、"ブルスパイク"でアタック!"ブルスパイク"のスキルでSB1、フォースマーカーを移動。さらに"パンター"のスキルでSB1、パワー+2000!」

 

"デッドヒート・ブルスパイク" : パワー43000(13000+10000*2+8000+2000)

 

「"セイオウボ"、"カタリナ"、"デモリッション"でガード。」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー67000(12000+10000+20000+15000+10000)

 

「ツインドライブ、"デッドヒート・ブルスパイク"、"ソニック・ブレイカー"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"スパイクバウンサー"へ!」

 

"スパイクバウンサー" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「"パンター"のスキルで1枚引き、"パンター"は山札の下へ。さらに"ブルスパイク"のスキルで1枚引き、"デスサイズ"を退却!そして、"スパイクバウンサー"で"レッドリバー"にアタック!」

 

「"イエロージェム・カーバンクル"でガード。」

 

"レッドリバー・ドラグーン" : パワー24000(9000+15000)

 

「チッ..."スパイクバウンサー"のスキルでCB1し、自身をソウルに置いて1枚ドロー。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(裏:5)

 

□□□

■■□

V   : バッドエンド・ドラッガー

R左  : ジャガーノート・マキシマム

 

□□■■■

_□■□

V   : ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン

R右  : サンダーブレイク・ドラゴン

R中央 : 希望の雷ヘレナ

Rア1 : レッドリバー・ドラグーン

 

櫂 手札:0枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:1、裏:4)

--------------------------------------------------

 

「矢作のやつ、プレイングミスだな。」

 

「どういうこと?」

 

「"ブルスパイク"のアタック、確かに"オフェンシブ・パンター"のスキルで+2000することでパワーラインを整えることはできたけど、櫂は既にトリガーを引き、パワーが上昇している。」

 

「あ、トリガーを2枚引かなきゃ、"スパイクバウンサー"のアタックは通らない...」

 

「そう。まあ、結果論と言われればそれで終わるけど。さっきのアタックで"オフェンシブ・パンター"のスキルを使わず、"スパイクバウンサー"のアタックで"ブルスパイク"のスキルを使えていたら、パワーは40000。櫂の手札は"イエロージェム・カーバンクル"だったから、ガードできず2ダメージ。」

 

「ほぼ、キョウの勝ちだったわね。」

 

「ま、結果論だけどね。スキルを使わなかったら、櫂はガードの仕方を変えていたかもしれないし。」

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...矢作キョウ、お前は強い。テツがAL4に推すだけはある。」

 

「へっ、いきなりなんだよ。」

 

「だが、俺はVFサーキットに出る必要がある。俺はお前を倒す。」

 

「...来な、櫂トシキ!」

 

「コール、"サンダーストーム・ドラグーン"。」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「バトル!"ヴァーミリオン"でアタック!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー20000(12000+8000)

 

「ノーガード!」

 

 

「ノーガード!?キョウのやつ、5枚も手札があるっていうのに何してるの!?」

 

「ガード値が足りないんだろうな。だから、一番パワーの高いアタックを受けて、ヒールトリガーを狙ってるんだ。」

 

 

「ふ、ツインドライブ、1枚目、"ドラゴニック・デスサイズ"。2枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー30000(12000+8000+10000)、☆2

 

「へ...クリティカルかよ。」

 

「2ダメージ、受けてもらおう。」

 

「...ダメージチェック、"チアガール ティアラ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復。」

 

"デッドヒート・ブルスパイク" : パワー23000(13000+10000)

 

 

「ヒールトリガーを引いた!」

 

「...」

 

 

「2枚目..."デッドヒート・ブルスパイク"。」

 

「俺の勝ちだ。」

 

.....

....

...

..

.

 

 

「あーあ、またAL4入りはできなかったか。」

 

「ナイスファイトだったよ、矢作。」

 

「...へ、お前に言われて嬉しいと思う日が来るなんてな。」

 

 

 

「では、これでチームAL4のメンバーは決定だ。」

 

「う~ん...ただのAL4だとつまらないですね。」

 

「...NAL4なんてどうだ?」

 

「NAL4...?」

 

「新しいチームAL4、つまりニューAL4ってことで、略してNAL4だ。」

 

「お、いいですね~。それにしましょう。ありがとう、えっと...」

 

「矢作キョウだ!なんで覚えてねえんだよ、レン!」

 

 

「(スイコさんからメール...招待状はソウルステージから出場できるくらいには届く...か。)」

 

 

VFサーキット、ソウルステージ。ついに俺たちのVFサーキットへの挑戦が始まる。

 

 

 

 

.



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第三十六話「練習試合 vsチームSITジニアス」

ユウトside

 

 

シンガポールステージが終わり、しばらく経ったある日。

レンとテツが練習試合を申し込まれたと言ってきた。

その相手はシンガポールステージで勝利した、シンガポールのチームSITジニアス。

 

シンガポール工科大学に所属している三名のファイターのチームらしい。

なぜそんなチームがまだ大会に参戦していない俺たちと、と思ったがどうやらアイチ君たちや光定さんたちが俺たちのことを口にしていたらしく、気になったらしい。

 

そして迎えた練習試合当日...

 

「突然の申し出を受けてくれてありがとう。僕たちがチームSITジニアス。僕はチームリーダーのクリストファー・ロウ。」

 

「リー・シェンロンだ。」

 

「俺はファジル・アリ。よろしく、美しいお姉さん。」

 

 

「あら、ごめんなさい。私、ユウト以外に興味がないの。」

 

「あ、アサカ...握手くらいはしてあげようよ...」

 

アサカはアリ君の差し出した手を無視して、俺の腕に抱き着いてくる。

アリ君はアサカのそんな態度に唖然としている。

 

「すまない、アリ君。俺は久導ユウト。今日はよろしく。」

 

「...お前の相手は俺がする!そちらの美しき女神を賭けて勝負だ!」

 

「えぇ...」

 

何だかよくわからない因縁をつけられてしまった...

俺とアサカはそういう関係ではないんだが。

 

「君が久導ユウトか。」

 

「ロウ君。俺のことを知ってるのかい?」

 

「ああ。先導アイチや光定ケンジから聞いているよ。恐るべき強さを誇るファイターだと。そんな君とファイトしてみたかったけど、まあアリに勝てないようじゃ僕には勝てないからね。」

 

この目、この感覚...この子、PSYクオリアを持っている。一体なぜ...

 

「今日はそれぞれが1ファイト行う形式でやろうと思う。まず最初のファイトだが...」

 

「僕が行こう。」

 

SITジニアスからはシェンロン君が出てくるようだ。

俺たちはどうしようか。

 

「私が出るわ。悔しいけど、ユウトにレン様、櫂トシキ。強いファイターが集まるこの中で私だけ、まだ世界レベルのファイターじゃないもの。今のうちに経験を積んでおきたいわ。」

 

「(アサカ...そんなに自分を卑下することないのに。アサカはとっくに世界と戦うだけの力を得ている。でも、アサカがそんなにやる気なら...)」

 

「では、アサカ。君に初戦を託しましょう。頼みましたよ。」

 

「はい、レン様。」

 

 

「おい、リー!お前ずるいぞ、女神とファイトするなんて!」

 

「お前が久導ユウトとファイトすると宣言したからだろう。」

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

「では、準備ができたら始めてくれ。」

 

「いつでも。」

 

「私もよ。」

 

「じゃあ...」

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"ブラックボード・オーム"。」

 

「"銀の茨のお手伝い イオネラ"。」

 

グレートネイチャー...あまり戦ったことのないクランね。

でも、ユウトの隣に立つためには、私は世界にだって負けないくらい強くなる。

 

「僕のターン、ドロー。"アフレイティッド・リーマ"にライド。"オーム"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

リー 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : アフレイティッド・リーマ

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イオネラ

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"銀の茨の短刀芸 リネーア"にライド。"イオネラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るわ。そして、"リネーア"をコール。」

 

 

「へえ、女神のデッキはペイルムーンか。...いいね。」

 

「(彼の将来が心配だ...)」

 

 

「バトルよ。ヴァンガードの"リネーア"でアタック。スキルでSC1し、パワー+5000。」

 

"銀の茨の短刀芸 リネーア"(V) : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック、"ルーラー・カメレオン"。ゲット、クリティカルトリガー。ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"アフレイティッド・リーマ" : パワー18000(8000+10000)

 

「ふ、これでリアガードのアタックは通らない。」

 

「でも、アタック時、SC1。アタックは通らないけど、これだけはさせてもらうわ。そして、これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

リー 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : アフレイティッド・リーマ

 

□■■

□□□

V   : 銀の茨の短刀芸 リネーア

R右  : 銀の茨の短刀芸 リネーア

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"ジオグラフ・ジャイアント"にライド。"ジオグラフ・ジャイアント"、"保険医ウォンバック"をコール。バトルだ!リアガードの"ジオグラフ"で、"リアガードの"リネーア"にアタック!」

 

"ジオグラフ・ジャイアント"(R右) : パワー9000

 

「クイックシールドを使うわ。」

 

"銀の茨の短刀芸 リネーア"(R右) : パワー13000(8000+5000)

 

「なら、ヴァンガードの"ジオグラフ"でアタック!」

 

"ジオグラフ・ジャイアント"(V) : パワー16000(9000+7000)

 

「こっちはノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"ジオグラフ・ジャイアント"。」

 

「ダメージチェック、"お菓子なピエロ"。」

 

無駄なトリガー、しかもヒールトリガーを引いてしまうなんて。

でも気落ちしてもいられないわ。

 

「僕はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

リー 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■□

□■■

V   : ジオグラフ・ジャイアント

R右  : ジオグラフ・ジャイアント

R中央 : 保険医ウォンバック

 

□■■

□□□

V   : 銀の茨の短刀芸 リネーア

R右  : 銀の茨の短刀芸 リネーア

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨ライジング・ドラゴン"にライド。"銀の茨ブリージング・ドラゴン"をコール。」

 

ソウルの"銀の茨"は3種類..."リネーア"でソウルに入るかもしれないけど、ここは確実なファイトをするべきね。

 

「"銀の茨ライジング・ドラゴン"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー9000

 

「"トライアングル・コブラ"でガード。」

 

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー24000(9000+15000)

 

「これでこのアタックは通らない。」

 

「しっかり守ってくるのね。..ドライブチェック、"銀の茨の獣使い セルジュ"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー19000(9000+10000)

"銀の茨の短刀芸 リネーア" : パワー18000(8000+10000)

 

「"リネーア"でリアガードにアタック。スキルでSC1、パワー+5000。」

 

"銀の茨の短刀芸 リネーア" : パワー31000(8000+10000+5000+8000)

 

「くっ、ノーガード。"ジオグラフ・ジャイアント"は退却。」

 

「これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

リー 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■□

□■□

V   : ジオグラフ・ジャイアント

R中央 : 保険医ウォンバック

 

□■■

□□■

V   : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R右  : 銀の茨の短刀芸 リネーア

R右下 : 銀の茨ブリージング・ドラゴン

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:5枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「ここまでは互角。さて、どちらが勝つかな。」

 

「クリス、何だか楽しそうだな。」

 

「まあね。シンガポールステージのファイトは正直、物足りないものばかりだった。でも、このチームは強い。僕はそう"感じる"よ。」

 

「感じる...ねぇ...」

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。知識を力に変えて戦え!"武装教官バイソン"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅠ!」

 

「アクセルⅠ、パワー重視できたわね。」

 

「力は知識を使う上でも重要なものだからね。"ジオグラフ・ジャイアント"、"カルチャー・ゴリラ"をコール。"ジオグラフ"は追加されたリアガードにいるので、パワー+8000。」

 

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー27000(9000+8000+10000)

 

「バトルだ。"カルチャー・ゴリラ"でリアガードにアタック。」

 

"カルチャー・ゴリラ" : パワー12000

 

「ノーガード。"リネーア"は退却するわ。」

 

「続けて、"ジオグラフ"でアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の歌姫 セルビア"。」

 

"セルビア"がダメージゾーンに行っちゃったか...

でも、それは仕方のないことよね。

 

「"バイソン"でアタック!スキル、CB1してリアガードの"ジオグラフ"にパワー+5000。"バイソン"がヴァンガードサークルにいるなら、そのユニットをスタンドさせる!」

 

"武装教官 バイソン" : パワー19000(12000+7000)

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー32000(9000+8000+10000+5000)

 

「ノーガードよ。」

 

「なら、ツインドライブ、1枚目、"アフレイティッド・リーマ"。2枚目、"トライアングル・コブラ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ジオグラフ"へ与える!」

 

"武装教官バイソン" : パワー19000(12000+7000)、☆2

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー42000(9000+8000+10000+5000+10000)

 

「く...ダメージチェック、"ダンシング・ナイフダンサー"、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"。」

 

トリガーが出ない...次のアタックを守るのもきついわね...

 

「"ジオグラフ"でアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の歌姫 セルビア"。」

 

 

「おお!リーが女神を追い詰めた!」

 

「まあ、SITじゃ僕の次に強いからね。当然さ。」

 

 

「僕はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

リー 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□■□

□■■■

V   : 武装教官バイソン

R右  : カルチャー・ゴリラ

R中央 : 保険医ウォンバック

Rア1 : ジオグラフ・ジャイアント

 

□■□

□□■

V   : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R右下 : 銀の茨ブリージング・ドラゴン

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:5枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「く..」

 

押されている...確かに世界レベルのファイトには程遠いとは思ってた。

でも、ここまで圧倒されるなんて思ってなかった...

 

「アサカ、頑張れ!」

 

「ユウト...」

 

「アサカなら勝てる!自分のファイトを信じて!」

 

そうよ...私にはユウトがついてる。それに、私がユウトの隣に立つために、頑張って作ったこのデッキがある。

 

「まだ戦える!私のターン、スタンド&ドロー!茨の鞭が鳴り響くとき、竜でさえも跪く!ライド、"銀の茨の竜使い ルキエ"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

「(彼女のソウルに有用なカードは少ない..."ルキエ"は強力なカードだけど、恐れることはないな。)」

 

「"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"、"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"をコール。さらに"ルキエ"のスキル。CB2、手札を1枚捨て、ソウルから"銀の茨"を望む枚数コール!"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"銀の茨の短刀芸 リネーア"をソウルからコール。そして、このターンにソウルから2枚以上コールされてるなら、"ルキエ"はパワー+10000。"銀の茨ライジング・ドラゴン"も同じよ!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー22000(12000+10000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(R右) : パワー19000(9000+10000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(Rア1) : パワー24000(9000+10000+5000)

 

「バトルよ。"ルキエ"でアタック!ブーストした"リネーア"のスキルでSC1、パワー+5000。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー35000(12000+10000+8000+5000)

 

「(くっ...この手札じゃまともにガードできない...!)ノーガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"お菓子なピエロ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"ドリアーヌ"へ。」

 

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー22000(12000+10000)

 

「2枚目、"銀の茨の短刀芸 リネーア"。」

 

「ダメージチェック、"カルチャー・ゴリラ"。」

 

「次よ!"ドリアーヌ"でアタック!」

 

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー30000(12000+10000+8000)

 

「ノーガードだ。ダメージチェック、"シルバー・ウルフ"。」

 

「こっちの"ライジング・ドラゴン"でアタック!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(R右) : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「これもノーガード。ダメージチェック、"バードン・カンガルー"。」

 

"ブリージング"のスキルを使って追撃したいけど、ソウルの"銀の茨"は三種類。

残念だけどスキルは使えない。

 

「"ライジング・ドラゴン"でアタック。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(Rア1) : パワー24000(9000+10000+5000)

 

「"トライアングル・コブラ"でガード!」

 

"武装教官バイソン" : パワー27000(12000+15000)

 

最後のアタックは通らなかった。けど、これでダメージ4vs4。追いついたわ。

 

「ターン終了時、"ドリアーヌ"のスキル。他のすべてのリアガードをソウルに置き、2枚につき1枚ドロー。5枚置いてるので、2枚ドローするわ。4枚以上置いたら、ソウルのグレード3を手札に加えられるけど、ソウルにグレード3はないのでそれは無し。そして、"ドリアーヌ"は退却。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

リー 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□■□

□■■■

V   : 武装教官バイソン

R右  : カルチャー・ゴリラ

R中央 : 保険医ウォンバック

Rア1 : ジオグラフ・ジャイアント

 

□■□□

□□□

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:10枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「おお、女神が巻き返した!」

 

「ふ、アサカは結構やるよ。」

 

ゆ、ユウトったら...もっと私のこと褒めてもいいのよ...?

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"武装教官バイソン"に再びライド!イマジナリーギフトアクセルⅠ。そして、"アフレイティッド・リーマ"をコールし、スキル。山札の上をドロップし、その種類によってスキルを発動する。..."武装教官バイソン"、ノーマルユニットだ。よって、SC1。」

 

「(これでソウルは5枚...)」

 

「さらに"ウォンバック"のスキルで自身を退却し、今山札からドロップに置かれた"武装教官バイソン"を手札に加える。そして、コール。バトルだ!リアガードの"バイソン"でアタック!CB1、"アフレイティッド・リーマ"にパワー+5000!」

 

"武装教官バイソン"(R左) : パワー12000

"アフレイティッド・リーマ" : パワー23000(8000+10000+5000)

 

「...ノーガード。ダメージチェック、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー22000(12000+10000)

 

「く...ドロートリガーか...」

 

「良いところで引いたわね。」

 

「だが、まだいける。"ジオグラフ"でアタック!」

 

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー27000(9000+8000+10000)

 

「"銀の茨ブリージング・ドラゴン"でガード。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

「"アフレイティッド・リーマ"でアタック!」

 

"アフレイティッド・リーマ" : パワー23000(8000+10000+5000)

 

「"銀の茨の短刀芸 リネーア"でガード。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

「次はヴァンガードの"バイソン"でアタック!CB1、"アフレイティッド・リーマ"にパワー+5000、スタンド。」

 

"武装教官バイソン"(V) : パワー12000

"アフレイティッド・リーマ" : パワー28000(8000+10000+5000*2)

 

「"銀の茨の獣使い セルジュ"でガード。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"アフレイティッド・リーマ"。2枚目、"ドライセル・ラビット"。」

 

アタックは通らない。それに、トリガーが出なかったのはラッキーね。

 

「"アフレイティッド・リーマ"!」

 

「"銀の茨の短刀芸 リネーア"でガード。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

これでアタックの通るユニットのアタックはすべて終わった。

でも、"カルチャー・ゴリラ"が残ってる。あのユニットのスキルは...

 

「"カルチャー・ゴリラ"でアタック!パワーが足りないからアタックは通らないが、バトル終了時にスキル発動。SB5でパワー25000以上のリアガードをすべてスタンド!"ジオグラフ"、"アフレイティッド"!」

 

 

「よし、これでリーのアタックはまだ続くぜ!」

 

「(いや、このアタックでは勝てない...)」

 

「(...ロウ君はやはりPSYクオリアを持っているようだ。そして、このファイトの結末も見えている。)」

 

 

「"アフレイティッド・リーマ"でアタック!」

 

"アフレイティッド・リーマ" : パワー28000(8000+10000+5000*2)

 

「"銀の茨の獣使い セルジュ"でガード。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「これで決める!"ジオグラフ"でアタック!」

 

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー27000(9000+8000+10000)

 

「"お菓子なピエロ"でガード。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

「くっ!...ターンエンド...」

 

--------------------------------------------------

リー 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

 

_□□□

■■■■■

V   : 武装教官バイソン

R右  : カルチャー・ゴリラ

R左  : 武装教官バイソン

Rア1 : ジオグラフ・ジャイアント

Rア2 : アフレイティッド・リーマ

 

□■□□

□□□

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

 

アサカ 手札:2枚、ソウル:10枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨の竜使い ルキエ"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、CB2、手札を1枚捨てて、リミットブレイク!ソウルから"銀の茨ライジング・ドラゴン"を2枚、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"を2枚、"銀の茨の短刀芸 リネーア"、"銀の茨のお手伝い イリナ"をコール!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ : パワー22000(12000+10000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(Rア1) : パワー24000(9000+10000+5000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(Rア2) : パワー24000(9000+10000+5000)

 

「そして"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"をコールし、バトル!"ルキエ"でアタックよ!ブーストした"リネーア"のスキルでSC1、パワー+5000。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー35000(12000+10000+8000+5000)

 

「くっ...ノーガード...」

 

「ツインドライブ、1枚目、"銀の茨の竜使い ルキエ"。2枚目、"銀の茨 バーキング・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは"イリナ"へ!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー35000(12000+10000+8000+5000)、☆2

"銀の茨のお手伝い イリナ" : パワー18000(8000+10000)

 

「ここでクリティカルだと!?」

 

「さあ、2ダメージ受けてもらおうかしら!」

 

「くっ...ダメージチェック、"カルチャー・ゴリラ"、"ジオグラフ・ジャイアント"...僕が、負けた...!?」

 

 

.....

....

...

..

.

 

「やったわ!ユウト、私勝ったわ!」

 

「おっと...ふふ、おめでとう、アサカ。」

 

私はユウトに飛びつく。ユウトはそんな私を受け止めて、優しく抱きしめてくれる。

世界レベルのファイターに勝てたことが嬉しい。

これで少しはユウトの隣に立てるくらい、強くなれたかしら...

 

 

「バカな...僕がこんな無名のファイターに...負けた...!?」

 

「ま、そういうこともあるだろ。どんまいだ、リー。」

 

「くっ...うるさい、アリ!」

 

「なんだよ...ま、俺が仇を取ってやるぜ。女神を取り戻すためにもな!勝負だ、久導ユウト!」

 

 

 

.



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第三十七話「女神を賭けて」

ユウトside

 

 

「じゃあ、さっそく始めようか。」

 

「ああ。その前にこのファイト、賭けをしようぜ。」

 

「賭け?」

 

「ああ。俺が勝ったら、女神は俺のもの。お前が勝ったら、そうだな...」

 

「いや、俺は何もいらないよ。」

 

「おいおい、それはフェアじゃないだろ。...そうだ、お前が勝ったらお前の言うこと一つ聞いてやる。」

 

 

いや、本当にいらないんだが...それに、アサカは俺のものでもないし、そもそも"もの"扱いしちゃダメだろ。

 

「ユウト!絶対勝って!」

 

「あ、ああ...」

 

アサカがそれでいいなら、いいんだけどさ...

まあ今はとにかくファイトに集中しよう。せっかく得た実戦の機会。

あれから少し構築し直したデッキでファイトするには申し分ない相手。

 

 

「じゃあ決まりだな。行くぜ。」

 

「ああ。」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード」」

 

「"アルボロス・ドラゴン”新芽”"。」

 

「"ブラックボード・オーム"。」

 

「俺のターン、ドロー。"カローラ・ドラゴン"にライド。"新芽"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

アリ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ブラックボード・オーム

 

□■□

□□□

V   : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"鉛筆従士 はむすけ"にライド!"オーム"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るぜ。」

 

"はむすけ"デッキか。可愛らしい見た目で恐ろしい連続攻撃を仕掛けてくるからな。

 

「バトルだ!"はむすけ"でアタック!」

 

"鉛筆従士 はむすけ" : パワー8000

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"ケーブル・シープ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、モテモテオーラ+10000!」

 

"鉛筆従士 はむすけ" : パワー18000(8000+10000)

 

「は...?モテ、モテ...?」

 

 

「ば、あいつ...」

 

「はぁ...」

 

 

「...(考えないようにしよう。)」

 

「ほら、ダメージチェックだぜ。」

 

「...ダメージチェック、"アミメロ・メーロン"。」

 

 

「(ユウト、守護者はドロートリガーじゃなくしたのね。)」

 

「(彼のダメージ、グレード1の守護者か。ドロートリガーの守護者を使うのが主流だと思ってたけど、まだまだヴァンガードは奥深いな。)」

 

 

「これで俺はターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

アリ 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 鉛筆従士 はむすけ

 

□■□

□□□

V   : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"アルボロス・ドラゴン”樹”"にライド。"樹"のスキル発動。次にコールする"プラント・トークン"1枚は、強化された状態でコールされる。そして、"佳花の乙女 アネルマ"をコールし、スキル。CB1、SB1することで1枚引き、"プラント・トークン"をコール。そして、"カローラ・ドラゴン"をコール。」

 

「いいね、攻めてきた。」

 

「バトルだ。"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン" : パワー10000

 

「ノーガード、ダメージチェック、"はむすけの学友 デカクレヨンのはむやん"。」

 

「続け、"樹"!」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー18000(10000+8000)

 

「それもノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"アネルマ"へ。」

 

"佳花の乙女 アネルマ" : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"鉛筆従士 はむすけ"。」

 

「最後に"アネルマ"でアタック。」

 

「"トライアングル・コブラ"でガードだ。」

 

"鉛筆従士 はむすけ" : パワー23000(8000+15000)

 

「防がれたか。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

アリ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 鉛筆従士 はむすけ

 

■■■

□■□

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R右  : 佳花の乙女 アネルマ

R左  : プラント・トークン(強化)

R中央 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「お前、結構やるじゃないか。」

 

「それはどうも。」

 

「だけど、勝って女神の愛を手に入れるのは俺だ」

 

「いや、別に俺は...」

 

「俺のターン、スタンド&ドロー!」

 

「(聞いてないし...)」

 

「ライド、"鉛筆騎士 はむすけ"!そして、"はむすけの学友 釘鉛筆のはむごろー"をコールし、スキル。CB1、山札の上から3枚見て、"はむすけ"を含むカードを1枚まで手札に加え、残りは山札の下に置く。俺は"はむすけの学友 パステルマーカーのはむな"を手札に加えるぜ。」

 

"山札の下に置く"、か。"はむすけ"デッキでこの処理は厄介だな。

ダメージチェックで"はむやん"がデッキに入ってることは確認できてるし、山札の下に置いたのが"鉛筆英雄 はむすけ"なら、後攻である彼はスペリオルライドを狙ってくるかもしれない。

 

「今手札に加えた"はむな"をコール。スキルでSB1、手札から"シルバー・ウルフ"をソウルに置き、1枚ドロー。..."シルバー・ウルフ"をコール。"シルバー・ウルフ"は後列にいるので、常にパワー+4000。」

 

"シルバー・ウルフ" : パワー12000(8000+4000)

 

「バトルだ!"はむすけ"でアタック!"はむすけ"はソウルに"鉛筆従士 はむすけ"がいるので、パワー+5000!」

 

"鉛筆騎士 はむすけ" : パワー26000(9000+5000+12000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"鉛筆騎士 はむすけ"。」

 

「ダメージチェック、"ダンシング・サンフラワー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー20000(10000+10000)

 

「くそ...なら、"はむごろー"は"アネルマ"にアタック!」

 

"はむすけの学友 釘鉛筆のはむごろー" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード、"アネルマ"は退却。」

 

「これでターンエンドだ!」

 

--------------------------------------------------

アリ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■■□

■■□

V   : 鉛筆騎士 はむすけ

R左  : はむすけの学友 釘鉛筆のはむごろー

R中央 : シルバー・ウルフ

R左下 : はむすけの学友 パステルマーカーのはむな

 

■■□

□■□

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R左  : プラント・トークン(強化)

R中央 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「ここまででダメージ2vs1か。盤面も手札の枚数もほぼ同じ。互角のファイトと言えるんじゃないのか?」

 

「...(いや、彼からはどことなく余裕を感じる。アリもそれを感じ取ってるのか、少し勝負を焦っている...)」

 

 

「(くそ...なんなんだ、この感じ。いつも通りにファイトしてるはずなのに、全然勝てるイメージがわいてこない...)」

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー13000、☆2

 

「"アルボロスの陣風 オリヴェル"をコール。スキル、CB1、"プラント・トークン"を2枚コール。そして、"カローラ・ドラゴン"はパワー+6000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「さらに"聖樹"のスキル。"プラント・トークン"をコストに、さらに"プラント・トークン"を2枚コール。リアガードが5枚以上あるので、自身のパワー+10000。"カローラ・ドラゴン"はさらにパワー+6000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー20000(8000+3000*4)

 

「バトルだ。"プラント・トークン"、"はむごろー"にアタック。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー20000(10000+10000)

 

「ノーガード。"はむごろー"は退却。」

 

「"聖樹"でアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー43000(13000+10000+20000)、☆2

 

「ぱ、パワー43000だと!?くそ、"ケーブル・シープ"でガード!手札のクイックシールドを捨て、完全ガードだ!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"オリヴェル"へ。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"ダンガン・マロン"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"オリヴェル"へ。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー30000(10000+10000*2)、☆3

 

「な、ダブルクリティカル!?」

 

 

「今のアタック、アリはガードしてなかったら負けてた。」

 

「さすがユウト!」

 

 

「"オリヴェル"でアタック。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー40000(10000+10000*2+10000)、☆3

 

「くっ...(手札のガード値が35000...使えば守れる...けど....)ノーガード!ダメージチェック、1枚目、"鉛筆英雄 はむすけ"。2枚目、"ケーブル・シープ"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。そして、3枚目、"はむすけの学友 デカクレヨンのはむやん"。」

 

「これでアリのダメージは5。追い詰められたな。」

 

「(トリガーという運があったとはいえ、SITで三番目に強いアリをここまで簡単に追い詰めるなんて...先導アイチや光定ケンジの言っていたことは本当だったということか?)」

 

 

「俺はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

アリ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

■■□

□■□

V   : 鉛筆騎士 はむすけ

R中央 : シルバー・ウルフ

R左下 : はむすけの学友 パステルマーカーのはむな

 

■■■

■■■

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R右  : アルボロスの陣風 オリヴェル

R左  : プラント・トークン(強化)

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : プラント・トークン(強化)

R左下 : プラント・トークン(強化)

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。未来を描く、俺のモテモテ王国!ライド、"はむすけの学友 デカクレヨンのはむやん"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。さらに登場時、CB2、手札を1枚捨てることで、山札から"はむすけ"を含むカードを望む枚数、前列にコールできる!」

 

"鉛筆英雄 はむすけ"をコストに使った...これで山札の下に戻す能力を持つカードがあれば、ヴァンガードを含めた連続アタックが来る。

 

「俺は"はむすけの学友 パステルマーカーのはむな"、"はむすけの学友 つけペンのはむゆき"、"はむすけの学友 釘鉛筆のはむごろー"をコール。"はむな"のスキルでSB1、手札から"鉛筆騎士 はむすけ"をソウルに置き、1枚ドロー。」

 

ソウルには"鉛筆従士 はむすけ"、"鉛筆騎士 はむすけ"は揃っている。

 

「"はむゆき"のスキルでドロップゾーンの"はむすけの学友 釘鉛筆のはむごろー"と"鉛筆英雄 はむすけ"を山札の下に置き、CC1。"はむゆき"を後ろに下げ、"鉛筆騎士 はむすけ"をコール。これでバトルだ!まずは"はむな"でアタック。」

 

"はむすけの学友 パステルマーカーのはむな"(Rア1) : パワー13000(8000+5000)

 

「"オリヴェル"でインターセプト。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー18000(13000+5000)

 

「なら、"シルバー・ウルフ"のブースト、"はむやん"でアタック!」

 

"はむすけの学友 デカクレヨンのはむやん" : パワー24000(12000+12000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ディクショナリー・ゴート"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"はむごろー"のモテモテオーラ+10000!」

 

"はむすけの学友 釘鉛筆のはむごろー" : パワー19000(9000+10000)

 

「2枚目、"はむゆき"。」

 

「ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「アタック終了時、"はむやん"のスキル!手札を2枚捨て、山札の下を公開する!」

 

山札の下を見る。そこには先ほど山札の下に置いた"鉛筆英雄 はむすけ"がある。

これにより、"はむすけ"にライドできる。

 

「公開したカードが"鉛筆英雄 はむすけ"なら、そのカードにライドし、ドライブ-1。ライド、"鉛筆英雄 はむすけ"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。さらに"はむすけ"のスキル!登場時、ソウルに"鉛筆従士 はむすけ"、"鉛筆騎士 はむすけ"があるなら、手札を2枚捨てることでイマジナリーギフトアクセルを得る。アクセルⅡを得て、1枚ドロー。さらに山札から"鉛筆従士 はむすけ"、"鉛筆騎士 はむすけ"をコール。"鉛筆騎士 はむすけ"はヴァンガードが"鉛筆英雄 はむすけ"なら常にパワー+3000。」

 

"鉛筆騎士 はむすけ"(R右) : パワー12000(9000+3000)

"鉛筆騎士 はむすけ"(Rア3) : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「"鉛筆英雄 はむすけ"でアタック!」

 

"鉛筆英雄 はむすけ" : パワー12000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"はむな"。く...トリガーじゃないからアタックは通らない。けど、続けて"鉛筆従士 はむすけ"でアタック!」

 

"鉛筆従士 はむすけ" : パワー13000(8000+5000)

 

「ダメージチェック、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)

 

「くっ...これじゃ"はむごろー"以外のアタックが通らない..."鉛筆騎士 はむすけ"でリアガードにアタック...」

 

"鉛筆騎士 はむすけ"(Rア3) : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「ノーガード。"プラント・トークン"は退却。」

 

"はむすけの学友 釘鉛筆のはむごろー" : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「"ダンガン・マロン"でガード。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「くそ...ターンエンドだ...」

 

--------------------------------------------------

アリ 手札:6枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

_■■■

■■■■■■

V   : 鉛筆英雄 はむすけ

R右  : 鉛筆騎士 はむすけ

R左  : はむすけの学友 釘鉛筆のはむごろー

R中央 : シルバー・ウルフ

R右下 : はむすけの学友 つけペンのはむゆき

R左下 : はむすけの学友 パステルマーカーのはむな

Rア1 : はむすけの学友 パステルマーカーのはむな

Rア2 : 鉛筆従士 はむすけ

Rア3 : 鉛筆騎士 はむすけ

 

□■□

■■■

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R右  : アルボロスの陣風 オリヴェル

R左  : プラント・トークン(強化)

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : プラント・トークン(強化)

R左下 : プラント・トークン(強化)

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"メイデン・オブ・スタンドピオニー"。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。」

 

 

「ユウトの新しいユニット!」

 

「(これはマズイな...彼から感じるこのイメージ...このターン、アリが耐えきれなかったら負ける...!)」

 

 

「"スタンドピオニー"のスキルで"プラント・トークン"を2枚コール。"カローラ・ドラゴン"はパワー+6000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"アルボロス・ドラゴン”樹”"をコール。スキルで"プラント・トークン"をコール。"カローラ・ドラゴン"はさらにパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「"プライマルヴェイン・ドラゴン"をコール。そして、バトル。"樹"で"はむごろー"にアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー20000(10000+10000)

 

「ノーガード。"はむごろー"は退却。」

 

「続けて、"プラント・トークン"のブースト、"プライマルヴェイン"でアタック。」

 

"プライマルヴェイン・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)、☆2

 

「"プライマルヴェイン"がグレード0にブーストされてアタックしているなら、相手は手札からガードする場合は2枚以上、コールする必要がある。」

 

「だったら、"はむすけ"でインターセプト。」

 

"鉛筆英雄 はむすけ" : パワー17000(12000+5000)

 

「"スタンドピオニー"でアタック。スキルでCB1、"プライマルヴェイン"、"樹"、"プラント・トークン"2枚を退却し、"プラント・トークン"を4枚コール。相手のヴァンガードのグレードが3以上なので、自身とトークンにパワー+10000。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R右) : パワー15000(5000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R左) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R右下) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー15000(5000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー29000(8000+3000*7)

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー52000(13000+10000+29000)、☆2

 

「くっ..."ディクショナリー・ゴート"、"トライアングル・コブラ"、"ルーラー・カメレオン"でガード!"鉛筆騎士 はむすけ"でインターセプト!」

 

"鉛筆英雄 はむすけ" : パワー67000(12000+20000+15000*2+5000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"白百合の銃士セシリア"。2枚目、"ダンガン・マロン"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて左の"プラント・トークン"へ。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー25000(5000+10000+10000)、☆2

 

「なっ!?ここでクリティカル!?」

 

「右の"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー30000(5000+10000+15000)、☆2

 

「くそ...ノーガード...ダメージチェック、"はむごろー"、"美術部員 ペルノワーレ"...俺の負け...」

 

.....

....

...

..

.

 

 

「ユウト!おめでとう!勝つって信じてたわ!」

 

「ありがとう、アサカ。」

 

 

「(終わってみれば、彼の圧勝だったな。これが先導アイチや光定ケンジが言っていた、最強のファイターか。確かに強い...でも、僕なら。)」

 

 

「では、次が最終戦だ。」

 

「最後は僕が出よう。」

 

「クリス、頑張れよ!」

 

 

「NAL4からは僕が出ます。櫂はおとなしくしていてください。」

 

「ふ...いいだろう。」

 

「雀ヶ森レン。聞いたことない名前ですね。」

 

「そうですか。まあ僕も君のことは知らないです。」

 

「ふん...いいだろう。僕の名前、忘れられないほど君の記憶に刻み付けてやる!」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード」」

 

.....

....

...

..

.

 

 

「ば、馬鹿な...」

 

「これで終わりです。"スペクトラル・デューク・ドラゴン"!」

 

「う、うわああああ!」

 

「ダメージ6。僕の勝ちです。」

 

 

「嘘だろ...クリスが負けるなんて...」

 

「なんなんだよ、こいつら...」

 

 

これでチームとして完勝。ソウルステージに向けて、良い調整ができた。

世界のファイター相手、それもすでにVFサーキットで勝利しているチームに完勝できたのは大きな自信になるだろう。

 

待っていろ、立凪タクト。必ず優勝して、真実を確かめる。

 

 

.




本小説のレン、アサカはユウトの影響で凄まじい強化を受けています。決してSITジニアスがかませなのではないのです。


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第三十八話「開幕!ソウルステージ」

ユウトside

 

 

ついにソウルステージが開幕した。

俺たちチームNAL4の初戦の相手は、チームMOBというチームみたいだ。

 

そして、このソウルステージでは特殊ルールが採用されるらしい。

最初の櫂と、相手チームのファイターとのファイトでは、「相手よりダメージが多くなければ、イマジナリーギフトを得られない」という特殊ルールが適応されることとなった。

 

 

『チームNAL4からは櫂トシキ選手。チームMOBからはモー・ブエー選手。それでは、ファイトを開始してください!』

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード」」

 

「"案内するゾンビ"。」

 

「"スパークキッド・ドラグーン"。」

 

「俺のターン、ドロー。"伊達男ロマリオ"にライド。"案内するゾンビ"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブエー 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 伊達男ロマリオ

 

□■□

□□□

V   : スパークキッド・ドラグーン

 

櫂 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"希望の雷ヘレナ"にライド。"スパークキッド"のスキルで1枚ドローし、クイックシールドを得る。さらに"デモリッション・ドラゴン"をコール。"デモリッション"は相手前列にリアガードがいないので、パワー+3000。」

 

"デモリッション・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

『おおっと、櫂選手。特殊ルールが適応されている中、攻めの姿勢だ!』

 

『櫂選手はイマジナリーギフトを得ることは考えていないということでしょうかねえ。』

 

「バトル。"ヘレナ"でアタック。」

 

"希望の雷ヘレナ" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ワイバーンガード ガルド"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーを"デモリッション"へ。」

 

"デモリッション・ドラゴン" : パワー21000(8000+3000+10000)

 

「ダメージチェック、"大幹部ブルーブラッド"。」

 

「続けて、"デモリッション"でアタック。」

 

「そっちもノーガード。ダメージチェック、"ナイトスピリット"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブエー 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 伊達男ロマリオ

 

□■■

□□□

V   : 希望の雷ヘレナ

R右  : デモリッション・ドラゴン

 

櫂 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"ルイン・シェイド"にライド。"ロマリオ"のスキル。CB1、手札から"不死竜スカルドラゴン"をソウルに置き、山札から3枚ドロップし、ドロップから1枚手札に加える。..."大幹部ブルーブラッド"を手札に加え、コール。」

 

 

「相手は櫂とは逆で、あまり攻める気を感じないな。」

 

「イマジナリーギフトを得るって、それだけでアドバンテージですもの。序盤はできるだけダメージではなく、リアガードを潰す戦法を取るんじゃないかしら。」

 

 

「バトルだ。"ルイン・シェイド"でヴァンガードにアタック。スキルで山札から2枚ドロップし、パワー+4000。」

 

"ルイン・シェイド" : パワー13000(9000+4000)

 

「"蟲毒の抹消者セイオウボ"でガード。」

 

"希望の雷ヘレナ" : パワー28000(8000+20000)

 

『おおっと、櫂選手、このアタックを守った!』

 

『櫂選手、これはいったいどういう戦術なのでしょか。』

 

 

「くくく、そんなんじゃギフトが得られないぜ?」

 

「...」

 

「へっ、ビビッて何も言えねえか。だったらさっさと終わらせてやるぜ。ドライブチェック、"魔の海域の王バスカーク"。」

 

「アタックは通らない。」

 

「へっ、だったら"ブルーブラッド"でヴァンガードにアタック!」

 

"大幹部ブルーブラッド" : パワー9000

 

「クイックシールド。」

 

"希望の雷ヘレナ" : パワー13000(8000+5000)

 

「これも守ったか。何を考えてるんだか。...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブエー 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□□□

■■□

V   : ルイン・シェイド

R左  : 大幹部ブルーブラッド

 

□■■

□□□

V   : 希望の雷ヘレナ

R右  : デモリッション・ドラゴン

 

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"ダストプラズマ・ドラゴン"にライド。"デモリッション"を後列へ移動。そして、"ダストプラズマ・ドラゴン"、"ドラゴニック・デスサイズ"をコール。」

 

『櫂選手、相変わらず攻める気満々のようです!』

 

『これは...ギフトなど関係ない序盤に決着をつけようとしているのでしょうか。』

 

 

「"デスサイズ"のスキル。SB2、"大幹部ブルーブラッド"をバインド。パワー+3000。さらに"ダストプラズマ"のスキルにより、"ダストプラズマ"、"デモリッション"のパワー+5000。前列がいないので、"デモリッション"はさらにパワー+3000。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー12000(9000+3000)

"ダストプラズマ・ドラゴン"(R右) : パワー14000(9000+5000)

"デモリッション・ドラゴン" : パワー16000(8000+3000+5000)

 

「バトル。ヴァンガードの"ダストプラズマ"でアタック。」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン"(V) : パワー9000

 

「ガード。"おまじないするバンシー"。」

 

"ルイン・シェイド" : パワー29000(9000+20000)

 

「さすがに守らせてもらうぜ。」

 

「...ドライブチェック、"ドラゴンダンサー カタリナ"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン"(V) : パワー19000(9000+10000)

"ダストプラズマ・ドラゴン"(R右) : パワー24000(9000+5000+10000)

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー22000(9000+3000+10000)

 

「"デスサイズ"でアタック。スキルでパワー+5000。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー27000(9000+3000+10000+5000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"グリード・シェイド"。」

 

「"ダストプラズマ"、アタック。」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン"(R右) : パワー40000(9000+5000+10000+16000)

 

「くそ....ノーガード。ダメージチェック、"モータル・ミミック"。」

 

『ブエー選手、残念!最後のトリガーは意味がありみゃせん!』

 

『これでダメージ0vs4。櫂選手が押しに押していますねえ。』

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブエー 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)、バ:1

 

□□□

□■□

V   : ルイン・シェイド

 

■■■

□□■

V   : ダストプラズマ・ドラゴン

R右  : ダストプラズマ・ドラゴン

R左  : ドラゴニック・デスサイズ

R右下 : デモリッション・ドラゴン

 

櫂 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。魔の海域の扉開くとき、深海の魔物たちが姿を現す!ライド、"魔の海域の王バスカーク"!イマジナリーギフトプロテクトⅠ!」

 

『ブエー選手、ダメージが多いためイマジナリーギフトを得られみゃす!』

 

『ここはプロテクトⅠを選んだようですねえ。連続攻撃をしてくるアクセルクランにはプロテクトⅡの方が有効である場面が多いと思いますが、どう転ぶでしょう。』

 

『ドッキドキ、ですね。』

 

『ドッキドキです~。』

 

 

「"バスカーク"のスキル。CB1、SB1し、ドロップから1枚コール。"細波のバンシー"。そして、自身にパワー+5000。」

 

"魔の海域の王バスカーク" : パワー17000(12000+5000)

 

「さらに"細波のバンシー"のスキル。SB1、1枚ドローし、パワー+4000。」

 

"細波のバンシー" : パワー12000(8000+4000)

 

「よし、"グリード・シェイド"をコールし、スキル。手札の"不死竜スカルドラゴン"を捨て、山札から2枚ドロップ。その後、ドロップから"グリード・シェイド"以外を手札に加える。..."ルイン・シェイド"を手札に。そして、コール!」

 

「...(ドロップは8枚。そして、"ルイン・シェイド"。来るか。)」

 

「バトルだ!"ルイン・シェイド"でアタック!スキルで山札から2枚ドロップし、パワー+4000!そして、これでドロップが10枚になったことで、"バスカーク"はパワー+5000、クリティカル+1!"グリード・シェイド"はパワー+5000!」

 

"魔の海域の王バスカーク" : パワー22000(12000+5000+5000)、☆2

"グリード・シェイド" : パワー14000(9000+5000)

"ルイン・シェイド" : パワー13000(9000+4000)

 

「"デスサイズ"でインターセプト。」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン"(V) : パワー14000(9000+5000)

 

「"バスカーク"でアタック!」

 

"魔の海域の王バスカーク" : パワー34000(12000+5000+5000+12000)、☆2

 

「ノーガード。」

 

「へへ、まだダメージ0だからって余裕ぶりやがって。見てろよ...ツインドライブ、1枚目、"ナイトスピリット"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは"グリード・シェイド"へ!」

 

"魔の海域の王バスカーク" : パワー34000(12000+5000+5000+12000)、☆3

"グリード・シェイド" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「2枚目、"ルイン・シェイド"。さあ、3ダメージ受けてもらおうか!」

 

「ダメージチェック、"ドラゴンダンサー ライライ"、"サンダーストーム・ドラグーン"、"希望の雷ヘレナ"。」

 

 

『ああ!櫂選手、一気に3ダメージ!』

 

『しかもトリガーが出ていません。これは痛いですねえ。』

 

 

「へへ、調子に乗って世界に挑戦するからだぜ、日本人!」

 

「...」

 

「これでダメージ4!"グリード・シェイド"でアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ワイバーンガード ガルド"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

「チッ....ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ブエー 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)、バ:1

 

□■□

■■■

V   : 魔の海域の王バスカーク

R右  : ルイン・シェイド

R左  : グリード・シェイド

R中央 : 細波のバンシー

 

□■■

□□■

V   : ダストプラズマ・ドラゴン

R右  : ダストプラズマ・ドラゴン

R右下 : デモリッション・ドラゴン

 

櫂 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。封印の檻を突き破り降臨せよ、雷の化身!ライド・THE・ヴァンガード!"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"!」

 

「へへ、イマジナリーギフトは...」

 

「得られる。俺とお前のダメージは4。同じだ。」

 

「あ!?しまった!」

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"サンダーストーム・ドラグーン"、"レッドリバー・ドラグーン"、"希望の雷ヘレナ"をコール。そして、"ヴァーミリオン"、リミットブレイク!CB2、パワー+5000。このユニットは1回のアタックで前列すべてにアタックする!」

 

『出みゃした!リミットブレイク!』

 

『1度のアタックで前列すべてにアタック...当然、インターセプトもできません。相手の攻撃態勢を一気に崩す強力なスキルです~。』

 

「食らうがいい。終末を告げる雷、ヴァーミリオン・サンダーボルト!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー25000(12000+5000+8000)

 

「く...ヴァンガードだけ守る!プロテクト、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ダストプラズマ"へ。」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「2枚目、"ドラゴンダンサー カタリナ"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー35000(12000+5000+8000+10000)

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー19000(9000+10000)

"ダストプラズマ・ドラゴン" : パワー29000(9000+10000*2)、☆2

"レッドリバー・ドラグーン" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ダブルトリガー!?」

 

「"ルイン・シェイド"、"グリード・シェイド"は退却してもらおう。」

 

「く...」

 

『これでブエー選手の前列はがら空き!』

 

『"サンダーストーム"、"デモリッション"のパワーがそれぞれ上昇しますねえ。』

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー24000(9000+10000+5000)

"デモリッション・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「"ダストプラズマ"でアタック。」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン" : パワー40000(9000+10000*2+11000)、☆2

 

「"細波のバンシー"、"おまじないするバンシー"でガード!」

 

"魔の海域の王バスカーク" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

「"サンダーストーム"、追撃だ。」

 

「ノーガード...ダメージチェック、"大幹部ブルーブラッド"。」

 

「(トリガーは無し...)"レッドリバー"、トドメだ。」

 

「"ナイトスピリット"でガード!」

 

"魔の海域の王バスカーク" : パワー27000(12000+15000)

 

『ブエー選手、何とか防ぎきりみゃした...!』

 

『ですが、リアガード1枚、手札もたった2枚...どうやって次のターンを攻めるでしょうか...』

 

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ブエー 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)、バ:1

 

□■□

□■□

V   : 魔の海域の王バスカーク

R中央 : 細波のバンシー

 

■■■■

□■■

V   : ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン

R右  : ダストプラズマ・ドラゴン

R左  : サンダーストーム・ドラグーン

R中央 : 希望の雷ヘレナ

R右下 : デモリッション・ドラゴン

Rア1 : レッドリバー・ドラグーン

 

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「くそ、俺のターン、スタンド&ドロー!あいつのダメージも4、このターンで決めてやるんだ!"バスカーク"のスキル、CB1、SB1することでドロップから"グリード・シェイド"をコール!自身にパワー+5000!さらに永続スキルにより、パワー+5000、クリティカル+1!」

 

"魔の海域の王バスカーク" : パワー22000(12000+5000+5000)、☆2

"グリード・シェイド" : パワー14000(9000+5000)

 

「"グリード・シェイド"のスキル、手札を1枚捨て、山札から2枚ドロップ。ドロップゾーンの"おまじないするバンシー"を手札に加える。さらにドロップゾーンの"粉骨の呪術師ネグロボーン"のスキル発動。手札を1枚ドロップし、このカードを山札の下へ置くことで、ドロップからグレード1をコール!ドロップの枚数が10枚以上なら、グレードに関係なくコールできる。」

 

『ブエー選手のドロップは当然のように10枚以上です!』

 

『ドロップを溜めるグランブルーにとっては、10枚など容易いですからねえ。』

 

「"ネグロボーン"のスキルで、"不死竜スカルドラゴン"をコール!ドロップゾーンの枚数は17枚、よってパワー+34000!」

 

"不死竜スカルドラゴン" : パワー46000(12000+2000*17)

 

「バトルだ!"バスカーク"でアタック!」

 

"魔の海域の王バスカーク" : パワー30000(12000+5000+5000+8000)、☆2

 

「"イエロージェム・カーバンクル"、"ドラゴンダンサー カタリナ"でガード。」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー42000(12000+15000*2)

 

『パワー30000対42000!トリガーが2枚出れば、アタックは通りみゃす!』

 

『ここは決めに行きたい場面、トリガーが出れば難しい選択を強いられますねえ。』

 

 

「へっ、関係ないぜ。ツインドライブ、"パーラメント・シェイド"、"モータル・ミミック"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルは"スカルドラゴン"、パワーは"グリード・シェイド"へ!」

 

"不死竜スカルドラゴン" : パワー36000(12000+2000*17)、☆2

"グリード・シェイド" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「この攻撃で終わりだ!"スカルドラゴン"でアタック!」

 

「"ワイバーンガード ガルド"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「くそ..."スカルドラゴン"はスキルで退却。"グリード・シェイド"で"サンダーストーム"にアタック!」

 

「ノーガード。"サンダーストーム"は退却。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブエー 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)、バ:1

 

□■□

■■□

V   : 魔の海域の王バスカーク

R左  : グリード・シェイド

R中央 : 細波のバンシー

 

□■■■

□■■

V   : ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン

R右  : ダストプラズマ・ドラゴン

R中央 : 希望の雷ヘレナ

R右下 : デモリッション・ドラゴン

Rア1 : レッドリバー・ドラグーン

 

櫂 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「ファイナルターン!」

 

『出みゃした!ファイナルターン!』

 

『ドッキドキです~。』

 

「なめやがって...(俺の手札のシールド値は55000。簡単に崩せる値じゃねえぜ。)」

 

 

「スタンド&ドロー。ライド、"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"!」

 

「へっ、ギフトも得られねえのに何ライドしてんだか。」

 

 

「コール、"ドラゴニック・デスサイズ"。スキル、SB2で"グリード・シェイド"をバインド!"ダストプラズマ"のスキルで"ダストプラズマ"と"デモリッション"のパワー+5000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー12000(9000+3000)

"ダストプラズマ・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

"デモリッション・ドラゴン" : パワー16000(8000+3000+5000)

 

「"蟲毒の抹消者セイオウボ"をコール。そして、リミットブレイク!CB2、パワー+5000、クリティカル+1!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー17000(12000+5000)、☆2

 

「な、ななな...」

 

「バトル!"ヴァーミリオン"!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー25000(12000+5000+8000)、☆2

 

「"おまじないするバンシー"、"モータル・ミミック"でガード!」

 

"魔の海域の王バスカーク" : パワー47000(12000+20000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ドラゴニック・デスサイズ"。2枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ダストプラズマ"へ。」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン" : パワー24000(9000+5000+10000)、☆2

 

「トドメだ。"ダストプラズマ"、アタック!」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン" : パワー40000(9000+5000+10000+16000)、☆2

 

「ガード値が足らねえ...ノーガード...」

 

ダメージチェックで捲られたカードは"魔の海域の王バスカーク"。

これでダメージ6、櫂の勝利が決まった。

 

 

 

.



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第三十九話「ラブラブファイト!?」

ユウトside

 

 

『さあ、続けていきみゃしょう!次のファイトの特殊ルールは~....』

 

『はい、出ました。...次のファイトは「タッグファイト」です!』

 

 

「タッグファイト...?」

 

「二人一組でファイトするのかしら...(ユウトと一緒にファイトできる...!?)」

 

 

『「タッグファイト」ルールでは、2vs2のファイトを行っていただきみゃす。ルールはいたってシンプル。各プレイヤーのターンが順番に進んでいき、ターンプレイヤーは前のターンプレイヤーに対して、アタックやスキルの発動を行えみゃす。』

 

『最初のターンは誰もアタックできません~。一番最初のターンプレイヤーに2回目のターンが回ってきた段階でアタック可能とします。そして、ダメージのみ共有とします。ダメージは9ダメージで敗北とします。』

 

 

「なるほど。シンプルだけど、ダメージが共有だからコストなんかの配分に気を付ける必要があるってことか。」

 

「ゆ、ユウト!私とタッグファイトに出ないかしら!?」

 

「え、あ、うん。いいよ。」

 

「っ...!」

 

アサカがガッツポーズしてる。そんなに嬉しかったのかな。

まあ、俺もアサカとならこういう特殊なルールでも対応できる気がする。

 

「じゃあ、俺とアサカが出てくるよ。」

 

「はい。よろしくです。」

 

「勝ってこい。」

 

.....

....

...

..

.

 

『さあ、チームNAL4からは久導ユウト選手、鳴海アサカ選手。チームMOBからはモー・ブビー選手、モー・ブシー選手。』

 

『おそらくタッグファイトなど初めてでしょうからねえ。どんなファイトになるか見物です~。』

 

「ふっ...私とユウトのタッグが負けるはずないわ!このラブラブチームがね!」

 

「あ、アサカ!?」

 

『おおっと!これはお熱いですね~!』

 

『羨ましい限りです~!』

 

「ち、ちがっ...」

 

「さあ、ファイトを始めましょう!」

 

「...(後でアサカとは"お話し"だな。)」

 

 

「ふ、見せつけてくれる。」

 

「私たち姉弟のタッグファイト、見せてあげるわ。」

 

 

「「「「スタンドアップ」」」」

「THE」

「「「「ヴァンガード」」」」

 

「"案内するゾンビ"。」

「"メカ・トレーナー"。」

 

「"銀の茨のお手伝い イオネラ"。」

「"アルボロス・ドラゴン”新芽”"。」

 

 

「私のターンからね。ドロー。"伊達男ロマリオ"にライド。"案内するゾンビ"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブビー 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

ブシー 手札:6枚、ソウル:1枚

 

□□□

□■□

V   : 伊達男ロマリオ

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イオネラ

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"銀の茨のお手伝い イリナ"にライド。"イオネラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。そして、"銀の茨の手品師ロミー"をコールし、スキル。自身をレストし、ソウルに置く。山札の上から3枚見て、"銀の茨"を望む枚数ソウルに置く。私はすべて置くわ。"銀の茨ブリージング・ドラゴン"、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"2枚。」

 

「ナイスだ、アサカ。しっかり準備していこう。」

 

「ええ、ユウト。と言っても、このターンはこれで終わりね。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブビー 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

ブシー 手札:6枚、ソウル:1枚

 

□□□

□■□

V   : 伊達男ロマリオ

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:5枚、ダメージ:0枚

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"オフェンシブ・パンター"にライド。"メカ・トレーナー"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。僕はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブビー 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

ブシー 手札:6枚、ソウル:1枚

 

□□□

□■□

V   : オフェンシブ・パンター

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:5枚、ダメージ:0枚

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"アルボロス・ドラゴン”若枝”"にライド。"新芽"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブビー 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

ブシー 手札:6枚、ソウル:1枚

 

□□□

□■□

V   : オフェンシブ・パンター

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン"若枝"

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:5枚、ダメージ:0枚

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚

--------------------------------------------------

 

『さあ、このターンからアタックが解禁されみゃす!』

 

『ブシー選手がどう動いてくるか、ドッキドキです~。』

 

 

「私のターン、ドロー。"大幹部ブルーブラッド"にライド。"グリード・シェイド"をコールし、手札の"不死竜スカルドラゴン"を捨て、山札の上から2枚ドロップ。ドロップの"大幹部ブルーブラッド"を手札に加え、コール。」

 

「(攻めてきた...私はまだCBいらないけど、ユウトはどうかしら...)」

 

「(アサカのデッキは序盤はCBを使用する可能性が低い。なら、ここはあまりダメージを受けずに次のアサカのガードのタイミングで、ダメージを受けてもらうか。)」

 

「バトルよ。ヴァンガードの"大幹部ブルーブラッド"でアタック!」

 

"大幹部ブルーブラッド"(V) : パワー9000

 

「(いや、全部守って、俺までコストがいらないと思われても問題だな。)...ノーガードだ。」

 

「なら、ドライブチェック、"突風のジン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーはリアガードの"大幹部ブルーブラッド"へ。」

 

"大幹部ブルーブラッド"(R左) : パワー19000(9000+10000)

 

「ダメージチェック、"アルボロス・ドラゴン”樹”"。」

 

「続けて、"グリード・シェイド"でアタック。」

 

"グリード・シェイド" : パワー9000

 

「クイックシールド。」

 

"アルボロス・ドラゴン”若枝”" : 13000(8000+5000)

 

「"大幹部ブルーブラッド"、アタック!」

 

「"激辛闘士カブ・サイ・シー"でガード。」

 

"アルボロス・ドラゴン”若枝”" : パワー23000(8000+15000)

 

「チッ...守ったのね。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ブビー 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

ブシー 手札:6枚、ソウル:2枚

 

□□□

■■■

V   : 大幹部ブルーブラッド

R右  : グリード・シェイド

R左  : 大幹部ブルーブラッド

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン"若枝"

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:5枚、ダメージ:1枚(表:1)

ユウト 手札:5枚、ソウル:1枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"銀の茨ライジング・ドラゴン"にライド。ライドされた"イリナ"のスキル。山札の上から3枚見て、望む枚数ソウルに置く。私は2枚、"銀の茨の 竜使い ルキエ"、"銀の茨の手品師ロミー"をソウルに置き、残りは山札の下へ。2枚以上置いたので、1枚ドロー。」

 

「(あえて攻めていくのも悪くないが...アサカはどう動く...)」

 

「"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"銀の茨の短刀芸リネーア"をコール。バトル、ヴァンガードの"ライジング・ドラゴン"でアタック。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(V) : パワー9000

 

「"ナイトスピリット"でガード。」

 

"大幹部ブルーブラッド"(V) : パワー24000(9000+15000)

 

「守ってきたわね。」

 

「守れる攻撃は守るべきでしょう。まだ特殊ルールには慣れていないし。」

 

「そう。...ドライブチェック、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーをリアガードの"ライジング・ドラゴン"へ。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(R右) : パワー19000(9000+10000)

 

「ヴァンガードにアタック。ブーストした"リネーア"のスキルでSC1、パワー+5000。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー32000(9000+10000+8000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"粉骨の呪術師ネグロボーン"。」

 

「まずまずね。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ブビー 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

ブシー 手札:5枚、ソウル:2枚

 

□□□

■■■

V   : 大幹部ブルーブラッド

R右  : グリード・シェイド

R左  : 大幹部ブルーブラッド

 

□■■

□□■

V   : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R右  : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R右下 : 銀の茨の短刀芸リネーア

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:9枚、ダメージ:1枚(表:1)

ユウト 手札:5枚、ソウル:1枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"パワーバック・レナルド"にライド。"パンター"のスキルで、ソウルからコール。さらに"レナルド"のスキルでCB1、手札を1枚ソウルに置き、相手のグレード分だけ、山札の上を見て、3枚までコール。"オフェンシブ・パンター"、"ワンダー・ボーイ"をコール。」

 

「ブビー、私のコスト使わないでよ!」

 

「いいじゃんか、姉ちゃん。このままいくぜ!"パンター"のブースト、"レナルド"でアタック!"パンター"のスキルでSB1、パワー+2000!」

 

"パワーバック・レナルド" : パワー20000(10000+8000+2000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"将軍ザイフリート"。」

 

「ダメージチェック、"銀の茨の歌姫セルビア"。」

 

「"パンター"のスキルで1枚引き、山札の下へ。そして、"パンター"のブースト、"ワンダー・ボーイ"でアタック!"パンター"のスキルでSB1し、パワー+2000。」

 

"ワンダー・ボーイ" : パワー18000(8000+8000+2000)

 

「"銀の茨の獣使い セルジュ"でガードよ。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー24000(9000+15000)

 

「これでアタックは通らない。"パンター"のスキルで1枚引き、山札の下へ。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブビー 手札:9枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(裏:1)

ブシー 手札:5枚、ソウル:2枚

 

□□□

■■□

V   : パワーバック・レナルド

R左  : ワンダー・ボーイ

 

□■■

□□■

V   : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R右  : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R右下 : 銀の茨の短刀芸リネーア

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:9枚、ダメージ:2枚(表:2)

ユウト 手札:5枚、ソウル:1枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"アルボロス・ドラゴン”樹”"にライド。スキルにより、次にコールするトークンは強化された状態となる。そして、"佳花の乙女アネルマ"をコールして、スキル。CB1、SB1で1枚引き、"プラント・トークン"をコール。」

 

ここは攻めていくべきか。ヴァンガードに集中攻撃だな。

 

「バトル。"樹"でヴァンガードにアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー10000

 

「"サイレンス・ジョーカー"でガード!」

 

"パワーバック・レナルド" : パワー25000(10000+15000)

 

「ドライブチェック、"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"。続けて、"アネルマ"でアタック!」

 

"佳花の乙女アネルマ" : パワー10000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"アクロバット・ベルディ"。」

 

「"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン" : パワー10000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ワンダー・ボーイ"。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブビー 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

ブシー 手札:5枚、ソウル:2枚

 

□□□

■■□

V   : パワーバック・レナルド

R左  : ワンダー・ボーイ

 

■■■

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R右  : 佳花の乙女アネルマ

R左  : プラント・トークン(強化)

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:9枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚

--------------------------------------------------

 

『さあ、ここまで終わってダメージ3対2。どちらも静かな立ち上がりですね。』

 

『そ、おーですね。しかしここからグレード3。展開もおーきく動くんじゃないでしょうか。』

 

『なるほど~。』

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"魔の海域の王バスカーク"にライド。イマジナリーギフトプロテクトⅠ。このままバトルよ!"バスカーク"、ヴァンガードにアタック!」

 

"魔の海域の王バスカーク" : パワー12000

 

「"プラント・トークン"、"アネルマ"のインターセプト。」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「ツインドライブ、"粉骨の呪術師ネグロボーン"、"大幹部ブルーブラッド"。」

 

 

『アタックは通りみゃせん!』

 

『久導選手はしっかり守っていますねえ。アタックは連続攻撃を得意とする鳴海選手に任せているのでしょうか。』

 

 

「チッ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブビー 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

ブシー 手札:8枚、ソウル:3枚

 

□□□

■■■

V   : 魔の海域の王バスカーク

R右  : グリード・シェイド

R左  : 大幹部ブルーブラッド

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:9枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。ライド、"銀の茨の竜使い ルキエ"。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"銀の茨の歌姫セルビア"をコールし、スキル発動。CB1、ソウルから"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"、"銀の茨のお手伝い イリナ"をコール。」

 

「("ルキエ"のスキルを使うにはコストが足りなかったけど、アサカの手札を考えると"ルキエ"を使わずとも戦える。そう思ってガードしたけど、正解だったかな。)」

 

「このターン、ソウルから2枚以上コールされているので、"ルキエ"と"ライジング・ドラゴン"はパワー+10000。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー22000(12000+10000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー19000(9000+10000)

 

「バトル。"ルキエ"でアタック!」

 

「"ネグロボーン"、"ナイトスピリット"でガード!」

 

"魔の海域の王バスカーク" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ライジング・ドラゴン"へ。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー29000(9000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは"ライジング・ドラゴン"へ。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー39000(9000+10000+10000*2)、☆2

 

『出みゃした、ダブルトリガー!』

 

『ここで一気に畳みかけたいところですねえ!』

 

 

「"セルビア"でアタック!」

 

"銀の茨の歌姫セルビア" : パワー17000(9000+8000)

 

「"細波のバンシー"でガード。」

 

"魔の海域の王バスカーク" : パワー22000(12000+10000)

 

結構防いでくるな。あっちはフォースとプロテクト。

グランブルー使いの彼女の方が守りを担当しているということか。

 

「"ドリアーヌ"でアタック!」

 

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー17000(12000+5000)

 

「"大幹部ブルーブラッド"、"グリード・シェイド"でインターセプト。」

 

"魔の海域の王バスカーク" : パワー22000(12000+5000*2)

 

「最後!"ライジング・ドラゴン"でアタックよ!ブーストした"リネーア"のスキルでSC1し、パワー+5000!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : 52000(9000+10000+10000*2+8000+5000)、☆2

 

「プロテクト。手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「くっ...ターン終了時、"ドリアーヌ"のスキルで他のリアガードをすべてソウルへ。4枚置いたので2枚ドローし、"ドリアーヌ"は退却。これでターンエンドよ。...ごめんなさい、ユウト。1ダメージも与えられなかった。」

 

「どんまいどんまい。気にすることないよ。」

 

--------------------------------------------------

ブビー 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

ブシー 手札:3枚、ソウル:3枚

 

□□□

□■□

V   : 魔の海域の王バスカーク

 

□■□□

□□□

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

 

アサカ 手札:11枚、ソウル:11枚、ダメージ:2枚(裏:2)

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。ライド、"将軍ザイフリート"。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"将軍ザイフリート" : パワー23000(13000+10000)

 

「メインフェイズ開始時、"ワンダー・ボーイ"のスキル。自身をソウルに置き、山札から"ワンダー・ボーイ"をコール。そして、登場時、ドロップの"サイレンス・ジョーカー"を山札の下に置き、パワー+5000。」

 

"ワンダー・ボーイ" : パワー13000(8000+5000)

 

「"将軍ザイフリート"、"ハイスピード・ブラッキー"、"ワンダー・ボーイ"をコール。"ハイスピード・ブラッキー"はパワー+10000。"ワンダー・ボーイ"もドロップの"メカ・トレーナー"を山札の下に置き、パワー+5000。」

 

"ハイスピード・ブラッキー" : パワー20000(10000+10000)

"ワンダー・ボーイ"(R右下) : パワー13000(8000+5000)

 

「バトル。リアガードの"ザイフリート"でアタック。」

 

"将軍ザイフリート"(R左) : パワー26000(13000+13000)

 

「"銀の茨バーキング・ドラゴン"でガード。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー27000(12000+15000)

 

「なら、ヴァンガードの"ザイフリート"でアタック!」

 

"将軍ザイフリート" : パワー23000(13000+10000)

 

「"お菓子なピエロ"、"銀の茨の獣使い セルジュ"でガード。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー47000(12000+20000+15000)

 

 

『これでトリガーが出てもアタックは通りみゃせん!』

 

『手札が大量にありますからねえ。しっかり守ってきましたよ。』

 

 

「ツインドライブ、"将軍ザイフリート"、"前線司令ジギスヴァルト"。トリガーは無しだ。」

 

「アタックは通らないわ。」

 

「ふん..."ハイスピード・ブラッキー"でアタック!」

 

"ハイスピード・ブラッキー" : パワー33000(10000+10000+13000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"。」

 

「これでダメージは互角。」

 

「そうね。でも、私とユウトのラブラブタッグは最強なのよ!」

 

「ふん...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブビー 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

ブシー 手札:3枚、ソウル:3枚

 

■□■

■■■

V   : 将軍ザイフリート

R右  : ハイスピード・ブラッキー

R左  : 将軍ザイフリート

R右下 : ワンダー・ボーイ

R左下 : ワンダー・ボーイ

 

□■□□

□□□

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

 

アサカ 手札:8枚、ソウル:11枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚

--------------------------------------------------

 

「そろそろ攻めていこうか。俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"メイデン・オブ・スタンドピオニー"。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。そして、"スタンドピオニー"のスキルで"プラント・トークン"を2枚コール。」

 

 

『さあ、久導選手お得意の展開が始まりみゃす!』

 

『全くリアガードが存在しない状態からの展開力、これぞネオネクタールといったところでしょうねえ。』

 

 

「"メイデン・オブ・スタンドピオニー"をコールし、"プラント・トークン"をコール。さらに"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"をコールし、スキルで"プラント・トークン"をコストにさらに"プラント・トークン"をコール。リアガードが5枚以上なので、パワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「バトル。リアガードの"スタンドピオニー"でアタック。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー"(R左) : パワー18000(13000+5000)

 

「(ここは守らず受けた方が良さそうだ。)ノーガード。ダメージチェック、"ハイスピード・ブラッキー"。」

 

「"聖樹"でアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー28000(13000+10000+5000)、☆2

 

「"チアガール ティアラ"でガード。」

 

"将軍ザイフリート" : パワー33000(13000+20000)

 

「これはさすがに守ってくるか。」

 

「当然だ。クリティカルが上昇しているアタックはさすがに通さない。」

 

「じゃあ、これはどうかな。"スタンドピオニー"でアタック。」

 

「ユウト、私のコストを使ってちょうだい。」

 

「ああ、使わせてもらうよ。」

 

「うふふ。愛の共同作業ね!」

 

「........CB1、リアガード4枚を退却。"プラント・トークン"を4枚コールし、相手のヴァンガードのグレードが3以上なので、自身とトークンユニットにパワー+10000。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー23000(13000+10000)

"プラント・トークン"(R右) : パワー15000(5000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R左) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R中央) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R右下) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー15000(5000+10000)

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「(くっ、ここは受けるしかない...)ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ダンガン・マロン"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは右の"プラント・トークン"へ。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー38000(13000+10000+15000)、☆2

"プラント・トークン"(R右) : パワー25000(5000+10000+10000)

 

「2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは右の"プラント・トークン"へ。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー38000(13000+10000+15000)、☆3

"プラント・トークン"(R右) : パワー35000(5000+10000+10000*2)

 

 

『ななななんと!!!ダブルクリティカルです!』

 

『ドッキドキです~。』

 

 

「くっ、ここでダブルクリティカルだと!?」

 

「さあ、3ダメージ受けてもらおう。」

 

「くそ...ダメージチェック、"パワーバック・レナルド"、"パワーバック・レナルド"、"アクロバット・ベルディ"...ぐっ...!」

 

「トリガーは無しのようだな。さて、このアタックは耐えられるかな?右の"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー50000(5000+10000+10000*2+15000)、☆2

 

「くそ...!"サイレンス・ジョーカー"、"ソニック・ブレイカー"2枚!」

 

"将軍ザイフリート" : パワー58000(13000+15000*3)

 

「(少しでも追い詰めておくか。)...左の"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー30000(5000+10000+15000)

 

「(守れねえ...)ノーガード...ダメージチェック、"ハイスピード・ブラッキー"...」

 

『おおっと!これでダメージは8!残り1ダメージで終わりです!』

 

『やはり久導選手は強いですねえ。世界のレベルを軽々超えている気がしますねえ。』

 

「さっすがユウトね!」

 

「ありがとう、アサカ。君がコストを用意してくれたおかげだよ。」

 

「...っ!(まぶしいわ、ユウトの笑顔!)」

 

「さて、俺はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブビー 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:8枚(表:7、裏:1)

ブシー 手札:3枚、ソウル:3枚

 

■□■

■■■

V   : 将軍ザイフリート

R右  : ハイスピード・ブラッキー

R左  : 将軍ザイフリート

R右下 : ワンダー・ボーイ

R左下 : ワンダー・ボーイ

 

■■■

■■■

V   : メイデン・オブ・スタンドピオニー

R右  : プラント・トークン

R左  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

アサカ 手札:8枚、ソウル:11枚、ダメージ:3枚(裏:3)

ユウト 手札:6枚、ソウル:2枚

--------------------------------------------------

 

「く...私のターン、スタンド&ドロー。"魔の海域の王バスカーク"にライド。イマジナリーギフトプロテクトⅠ。スキル発動。CB1、SB1、ドロップから"グリード・シェイド"をコールし、自身にパワー+5000。」

 

"魔の海域の王バスカーク" : パワー17000(12000+5000)

 

「"グリード・シェイド"のスキルで手札のプロテクトを捨て、山札から2枚ドロップし、ドロップから"おまじないするバンシー"を手札に加える。"バスカーク"はスキルでパワーとクリティカルが上昇する。」

 

"魔の海域の王バスカーク" : パワー22000(12000+5000+5000)、☆2

 

「"大幹部ブルーブラッド"をコール。ドロップに"大幹部ブルーブラッド"があるので、パワー+4000。」

 

"大幹部ブルーブラッド" : パワー13000(9000+4000)

 

「(く...盤面が心許ない...でも...!)バトル!"バスカーク"でアタック!」

 

「ノーガード。」

 

 

『おおっと!久導選手、クリティカルが上昇している"バスカーク"の攻撃を、ノーガード宣言!余裕の表れなんでしょうか。』

 

『そ、おーですね。おそらく次のターン、鳴海選手が"ルキエ"のスキルを使えるよう、コストを溜める気なのでしょう。裏目に出なければ良いのですが。』

 

 

「ツインドライブ、"モータル・ミミック"、"モータル・ミミック"!ダブルクリティカル!クリティカルはすべてヴァンガード、パワーはそれぞれ"グリード・シェイド"、"大幹部ブルーブラッド"に与える!」

 

"魔の海域の王バスカーク" : パワー22000(12000+5000+5000)、☆4

"グリード・シェイド" : パワー24000(9000+5000+10000)

"大幹部ブルーブラッド" : パワー23000(9000+4000+10000)

 

『きたあああ!ダブルクリティカル!』

 

『裏目に出ましたねえ。一気にダメージ7。チームNAL4も追い詰められてしまいましたねえ。』

 

 

「ダメージチェック、"佳花の乙女アネルマ"、"アルボロスの陣風 オリヴェル"、"ダンガン・マロン"。パワー+10000。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー23000(13000+10000)

 

「ラスト、"ウォータリング・エルフ"。ダメージは回復できないが、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー33000(13000+10000*2)

 

 

「く..私の攻撃が通らない...リアガードにアタック。」

 

「2枚の攻撃で、"プラント・トークン"は退却。」

 

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ブビー 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:8枚(表:6、裏:2)

ブシー 手札:5枚、ソウル:3枚

 

□□□

■■■

V   : 魔の海域の王バスカーク

R右  : 大幹部ブルーブラッド

R左  : グリード・シェイド

 

□■□

■■■

V   : メイデン・オブ・スタンドピオニー

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

アサカ 手札:8枚、ソウル:11枚、ダメージ:7枚(表:4、裏:3)

ユウト 手札:6枚、ソウル:2枚

--------------------------------------------------

 

「さあ、アサカ。これで決めよう!」

 

「ええ、行きましょう!」

 

「「ファイナルターン!」」

 

 

『さあ来ました、ファイナルターン!』

 

『二人とも息がぴったりですねえ。』

 

 

「スタンド&ドロー。ライド、"銀の茨の竜使い ルキエ"。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、リミットブレイク!CB2、手札を1枚捨てて、ソウルから"ルキエ"2枚、"ライジング・ドラゴン"2枚、"ブリージング・ドラゴン"、"イリナ"、"リネーア"をコール。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー22000(12000+10000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R右) : パワー22000(12000+10000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー22000(12000+10000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(Rア1) : パワー24000(9000+10000+5000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(Rア2) : パワー24000(9000+10000+5000)

 

「これが私とユウトのラブラブパワーよ!」

 

「...アサカ。」

 

「ゴ.ゴホン...バトルよ!ヴァンガードの"ルキエ"でアタック!」

 

 

「...モビー、ごめんなさい。私、守れそうにないわ。」

 

「いや、俺の方こそごめん。あいつのアタックを防ぎきれなかった。」

 

 

「ツインドライブ、"ダンシング・ナイフダンサー"、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー40000(12000+10000+8000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"不死竜スカルドラゴン"。私たちの負けよ。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

『勝者、久導ユウト&鳴海アサカ!これにより、チームNAL4とチームMOBの対戦カードは、チームNAL4の勝利に決まった!』

 

『いやあ、やはり強いチームです。これからのファイトもドッキドキです~。』

 

 

「ナイスファイト、アサカ。」

 

「ええ、ナイスファイトね!」

 

「...でも、後でお話し、ね。」

 

「ヒャウ...ごめんなさい...」

 

 

「全く...ああいうこと言ってると、勘違いする男もいるんだから、気をつけなさい。それに、好きな人に勘違いされるだろう?」

 

「はーい...(ユウトになら、勘違いされてもいいんだけど...それに、好きなのもユウトなんだし...)」

 

 

「...(なんか、アサカが他の人といるのを想像したら、すげえ胸が痛い...なんでなんだ...自分で言っておいて、馬鹿かよ...)」

 

 

 

.



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第四十話「再戦 チームQ4」

ユウトside

 

 

初戦を難なく突破した俺たちの次なる相手は、アイチ君たちチームQ4。

アイチ君たちは櫂が俺たちフーファイターとともにいることに戸惑っているようだ。

 

「櫂くん...どうしてAL4に...?」

 

「アイチ。俺は俺の道を行くと言ったはずだ。俺がどんな道を進もうと、お前には関係ない。」

 

「櫂、お前!一緒に戦った俺たちに向かって何言ってんだ!」

 

「そうだよ、櫂。そんな言い方はないよ。」

 

「レン...お前はどっちの味方だ...」

 

 

「いいんだよ、カムイくん。」

 

「でも...」

 

「僕たちは僕たちの道を行く。だから、今日は全力で立ち向かう。そうだよね、カムイくん、ミサキさん。」

 

 

アイチ君、強くなったな。身体的ではなく、精神的に。

初めて会ったころはもっと後ろ向きな性格だったと思ったけど。

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

『さあ、次の特殊ルールは...』

 

『ドッキドキドロー!』

 

『おおっと。今回は全員が同じルールで戦いみゃす。そのルールとは、2ダメージ始まり、8ダメージ終わり!つまり、このファイトではダメージ2の状態から始まり、そこから6ダメージ受けて、8ダメージになったら負けということになりみゃす。』

 

『つまり、序盤からCBを使えるということですねえ。』

 

『さらに、今回の対戦相手はルーレットで決定されみゃす!』

 

 

対戦相手がランダムで決まるのか。アイチ君とファイトしてみたいところだけど、チームQ4だとミサキさんとファイトしたことないんだよな。

 

『...決定!櫂トシキ選手vs葛木カムイ選手。久導ユウト選手vs戸倉ミサキ選手。雀ヶ森レン選手vs先導アイチ選手!』

 

『おお!注目はやはり、雀ヶ森選手と先導選手の全国大会でも見た対戦カードですねえ!』

 

『はい~!全国大会では先導選手に軍配が上がりましたが、今度はどっちが勝つか!』

 

『ドッキドキです~。』

 

 

「まさか、本当にミサキさんとファイトすることになろうとはね。」

 

「ユウト、頑張って。」

 

「うん、応援しててよ、アサカ。」

 

「もちろんよ!」

 

 

「櫂...お前は俺が倒す!」

 

「ふ...」

 

 

「よろしく、アイチ君。」

 

「はい、レンさん。」

 

.....

....

...

..

.

 

カムイside

 

 

『さあ、始めましょう!』

 

『第二回戦、チームNAL4vsチームQ4...ファイト開始です!』

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード」」

 

「"獣神ホワイト・タイガー"!」

 

「"スパークキッド・ドラグーン"。」

 

「俺のターン、ドロー。"獣神ヴァーミリオン・バード"に俺様ライド。"ホワイト・タイガー"のスキルで1枚ドロー。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 獣神ヴァーミリオン・バード

 

□■□

□□□

V   : スパークキッド・ドラグーン

 

櫂 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"ドラゴンダンサー ライライ"にライド。"スパークキッド"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。そして、"希望の雷ヘレナ"をコール。バトル。"ヘレナ"のブースト、"ライライ"でアタック。」

 

"ドラゴンダンサー ライライ" : パワー16000(8000+8000)

 

"ライライ"はヒット時にスキルが発動するカード...手札が増えることで選択肢が増えるから、守っておきたい...だけど、この手札じゃ守れねえ...

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ワイバーンガード ガルド"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ドラゴンダンサー ライライ" : パワー26000(8000+8000+10000)

 

「くそ...ダメージチェック、"パーフェクトライザー"。」

 

「"ライライ"のスキル。アタックがヒットしたので、山札から7枚見て、"サンダーブレイク・ドラゴン"を手札に加え、山札をシャッフルする。...これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

□■□

V   : 獣神ヴァーミリオン・バード

 

□■□

□■□

V   : ドラゴンダンサー ライライ

R中央 : 希望の雷ヘレナ

 

櫂 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー!"獣神エクレール・ドラゴン"に俺様ライド。"ドグー・メカニック"をコールして、バトル!"エクレール"でアタックだ!」

 

"獣神エクレール・ドラゴン" : パワー9000

 

「"ドラゴンダンサー カタリナ"でガード。」

 

"ドラゴンダンサー ライライ" : パワー23000(8000+15000)

 

『櫂選手、ここは堅実に守りみゃす!』

 

『そ、おーですねえ。ダメージ2始まりですから、わざわざ序盤でダメージを受けなくとも、コストは揃っていますからねえ。』

 

 

「ドライブチェック、"アンノウン・アダムスキー"。」

 

『葛木選手、ノートリガーです!』

 

『残念...ですが、まだアタックが残っていますよ~。』

 

「"ドグー・メカニック"!」

 

"ドグー・メカニック" : パワー8000

 

「クイックシールド。」

 

"ドラゴンダンサー ライライ" : パワー13000(8000+5000)

 

なっ!?これも守るのかよ!

櫂のやつ、こんなファイトもするのかよ。

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

■■□

V   : 獣神エクレール・ドラゴン

R左  : ドグー・メカニック

 

□■□

□■□

V   : ドラゴンダンサー ライライ

R中央 : 希望の雷ヘレナ

 

櫂 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

俺は櫂の野郎には負け続き。

でも、サーキットでは調子がいいし、今日こそは俺が勝つ。

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"ドラゴニック・デスサイズ"にライド。"サンダーストーム・ドラグーン"、"レッドリバー・ドラグーン"をコール。"サンダーストーム"は相手の前列リアガードが1枚以下なので、パワー+5000。」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトル。"レッドリバー"でリアガードにアタック。」

 

"レッドリバー・ドラグーン" : パワー9000

 

「ノーガード。"ドグー・メカニック"は退却するぜ。」

 

「"デスサイズ"、アタック。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー17000(9000+8000)

 

「く...ノーガード...。」

 

 

『葛木選手、櫂選手と対照的に全く守りませんねえ。』

 

『手札にガード値が無いか、コストのためにあえてダメージを受けているか...どちらにしても、後々の展開に響かなければいいのですが...』

 

 

「ドライブチェック、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"サンダーストーム"へ。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー17000(9000+8000)、☆2

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「く、クリティカルトリガー...」

 

 

『櫂選手、容赦のないクリティカルトリガー!』

 

『葛木選手、さらにダメージを重ねてしまっていますねえ。』

 

 

「ダメージチェック、"ジェノサイド・ジャック"、"獣神ヴァーミリオン・バード"。」

 

「"サンダーストーム"でアタック。」

 

「くそ!"キャノン・ボール"、"アンノウン・アダムスキー"でガード!」

 

"獣神エクレール・ドラゴン" : パワー34000(9000+15000+10000)

 

 

『葛木選手、ここは守りました。』

 

『さすがにこれ以上はダメージを受けれませんからねえ。』

 

 

「ふ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

□□□

□■□

V   : 獣神エクレール・ドラゴン

 

■■■

□■□

V   : ドラゴニック・デスサイズ

R右  : レッドリバー・ドラグーン

R左  : サンダーストーム・ドラグーン

R中央 : 希望の雷ヘレナ

 

櫂 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

くそ、櫂のやつ、やっぱりめちゃくちゃ強い。

だけど、俺だって負けっぱなしで終わるわけにはいかねえんだ!

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。蒼い星に眠る蒼いドラゴンよ、オレ様の声が天命だ。目覚めて地上に舞い降りろ!"獣神アズール・ドラゴン"に俺様ライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。さらに"アズール・ドラゴン"のスキルでCB1し、1枚ドロー。"獣神ブラック・トータス"をコールし、ヴァンガードにアタック!」

 

"獣神ブラック・トータス" : パワー14000(9000+5000)

 

『出ました!メインフェイズでのアタック!』

 

『"獣神"にはこういう効果を持ったカードが多いですからねえ。メインフェイズにアタックする、さらに態勢を整えて、アタックフェイズでもアタック。少し特殊ですが、連続アタックを得意とするアクセルクランらしい戦いです~。』

 

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ワイバーンガード ガルド"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーはヴァンガードへ。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー19000(9000+10000)

 

「なっ...!」

 

 

『ああ!櫂選手、トリガーを引いた!これは葛木選手にとっては非常に苦しい状況ですね~。』

 

『はい~。』

 

 

最悪だぜ...しかも一番ひかれたくないドロートリガー。

 

「"獣神ブラック・トータス"、"獣神グランツ・ドラゴン"をコールし、バトル。"アズール・ドラゴン"でアタック!」

 

"獣神アズール・ドラゴン" : パワー12000

 

「さらにスキル!CB1で、"獣神ブラック・トータス"をスタンドさせるぜ!」

 

「"イエロージェム・カーバンクル"でガード。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー34000(9000+10000+15000)

 

「くっ...(トリガー2枚引いてもこのアタックは通らない...しかも、1枚も引けなきゃリアガードのアタックもヴァンガードには通らない。)」

 

「...」

 

あの野郎...すました顔しやがって...!

ぜってえ引いてやる!

 

「ツインドライブ、1枚目、"獣神アズール・ドラゴン"。2枚目、"シャイニング・レディ"、ゲット、クリティカルトリガー!」

 

『来たああ!クリティカルトリガー!』

 

『ドッキドキです~。』

 

「効果はすべて、こっちの"ブラック・トータス"へ!」

 

"獣神ブラック・トータス"(R左) : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「こっちの"ブラック・トータス"で"サンダーストーム"にアタック!」

 

"獣神ブラック・トータス"(Rア1) : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。"サンダーストーム"は退却。」

 

「行け、"ブラック・トータス"!櫂の野郎をぶっ飛ばせ!」

 

"獣神ブラック・トータス" : パワー27000(9000+10000+8000)、☆2

 

これが決まればダメージ5vs5!追いつくぜ!

 

「ガード、"イエロージェム・カーバンクル"。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー34000(9000+10000+15000)

 

「なっ...くそ!ターンエンド!」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

■□□

■■□■

V   : 獣神アズール・ドラゴン

R左  : 獣神ブラック・トータス

R左下 : 獣神グランツ・ドラゴン

Rア1 : 獣神ブラック・トータス

 

□■■

□■□

V   : ドラゴニック・デスサイズ

R右  : レッドリバー・ドラグーン

R中央 : 希望の雷ヘレナ

 

櫂 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド・THE・ヴァンガード。封印の檻を突き破り、降臨せよ!雷の化身!"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

「"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"...」

 

「"ヴァーミリオン"のリミットブレイク!CB2、パワー+5000。このユニットは一度のアタックですべての前列のユニットにアタックする。」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー17000(12000+5000)

 

「何っ!?」

 

「"レッドリバー"を後列へ移動。そこへ"ダストプラズマ・ドラゴン"をコール。さらに"サンダーブレイク・ドラゴン"をコールして、スキル発動。CB1、後列のユニットを前列へ移動させる。」

 

「くっ..."グランツ・ドラゴン"を右前列へ。」

 

「そして、"ドラゴニック・デスサイズ"をコール。スキル、SB2でアクセルサークルの"獣神ブラック・トータス"をバインドし、パワー+3000。"ヘレナ"のスキル、表のダメージが無いので、SB1でCC1。"ダストプラズマ"のスキルで、"ダストプラズマ"、"レッドリバー"のパワー+5000。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー12000(9000+3000)

"ダストプラズマ・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

"レッドリバー・ドラグーン" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトル。"ヴァーミリオン"、前列すべてにアタック!ヴァーミリオン・サンダーボルト!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー25000(12000+5000+8000)

 

「"ツイン・ブレーダー"、手札の"獣神アズール・ドラゴン"を捨て、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ドラゴンダンサー カタリナ"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー35000(12000+5000+8000+10000)

"ダストプラズマ・ドラゴン" : パワー24000(9000+5000+10000)

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー22000(9000+3000+10000)

"サンダーブレイク・ドラゴン" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「2枚目、"蟲毒の抹消者セイオウボ"。ゲット、ヒールトリガー。パワーを"デスサイズ"へ。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー32000(9000+3000+10000*2)

 

『ダブルトリガー!!!』

 

『櫂選手、ダメージ5で手札の少ない葛木選手にも容赦ないですねえ。』

 

「く、"獣神ブラック・トータス"、"獣神グランツ・ドラゴン"は退却。」

 

「"サンダーブレイク"でアタック。」

 

「"シャイニング・レディ"、"獣神ヴァーミリオン・バード"でガード!」

 

"獣神アズール・ドラゴン" : パワー37000(12000+15000+10000)

 

「"ダストプラズマ"でアタック。」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン" : パワー38000(9000+5000+10000+14000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"獣神エクレール・ドラゴン"。」

 

「"デスサイズ"、アタック。スキルでパワー+5000。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー37000(9000+3000+10000*2+5000)

 

「ノーガード、ダメージチェック。...くっ、"シャイニング・レディ"。」

 

『ああ!無駄なトリガーです!しかもクリティカルトリガー!』

 

『一番嫌なトリガーを引いてしまってますねえ...』

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:1枚、ソウル:3枚、ダメージ:7枚(表:5、裏:2)、バ:1

 

□□□

□■□□

V   : 獣神アズール・ドラゴン

 

■■■■

□■□

V   : ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン

R右  : ダストプラズマ・ドラゴン

R左  : ドラゴニック・デスサイズ

R中央 : 希望の雷ヘレナ

R右下 : レッドリバー・ドラグーン

Rア1 : サンダーブレイク・ドラゴン

 

櫂 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

『葛木選手、手札1枚、リアガード0枚の絶望的な状況です。』

 

『櫂選手が後列のリアガードすら残さない、徹底したアタックを仕掛けましたからねえ。』

 

 

確かに状況は絶望的だ...だけど、俺は負けられねえんだ!

アイチお兄さんと、ミサキさんと、このソウルステージで優勝するんだ!

 

「俺のターン、スタンド&ドロー!"ジェノサイド・ジャック"、"獣神エクレール・ドラゴン"をコール!」

 

"ジェノサイド・ジャック" : パワー19000(9000+10000)

"獣神エクレール・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトル!"ジェノサイド・ジャック"、"ダストプラズマ"にアタック!」

 

「ノーガード。"ダストプラズマ"は退却。」

 

「"獣神アズール・ドラゴン"でアタック!」

 

"獣神アズール・ドラゴン" : パワー12000

 

「スキル発動!CB1、"ジェノサイド・ジャック"をスタンド!」

 

「ノーガード。」

 

「その余裕な態度、ぜってえ崩してやる!ツインドライブ、"キャノン・ボール"。ゲット、フロントトリガー!前列にパワー+10000!2枚目、"シャイニング・レディ"、ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは"獣神エクレール・ドラゴン"へ!」

 

"獣神アズール・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)、☆2

"ジェノサイド・ジャック" : パワー29000(9000+10000+10000)

"獣神エクレール・ドラゴン" : パワー34000(9000+5000+10000*2)

 

『葛木選手、ダブルトリガー!』

 

『先ほどの櫂選手のダブルトリガーに、やり返す形になりましたねえ。』

 

 

「ダメージチェック、"ドラゴニック・デスサイズ"、"デモリッション・ドラゴン"。」

 

よし、トリガーは出なかった!けど、このまま2枚でヴァンガードにアタックしても、櫂の野郎のダメージは7。トドメをさすことはできない。

だったら、ちょっとでもリアガードを削って、次のターンを凌ぐ!

 

「"ジェノサイド・ジャック"、"ドラゴニック・デスサイズ"にアタック!」

 

「ノーガード。"デスサイズ"を退却。」

 

「"獣神エクレール・ドラゴン"は"サンダーブレイク"にアタックだ!」

 

「"カタリナ"、"セイオウボ"でガード。」

 

"サンダーブレイク・ドラゴン" : パワー47000(12000+15000+20000)

 

「く、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:2枚、ソウル:3枚、ダメージ:7枚(表:4、裏:3)

 

□□□

■■□■

V   : 獣神アズール・ドラゴン

R左  : ジェノサイド・ジャック

Rア1 : 獣神エクレール・ドラゴン

 

□■□■

□■□

V   : ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン

R中央 : 希望の雷ヘレナ

R右下 : レッドリバー・ドラグーン

Rア1 : サンダーブレイク・ドラゴン

 

櫂 手札:3枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"、"サンダーストーム・ドラグーン"、"希望の雷ヘレナ"をコール。そして、リミットブレイク!CB2、パワー+5000。」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"(V) : パワー17000(12000+5000)

 

「バトル!"ヴァーミリオン"、アタック!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"(V) : パワー25000(12000+5000+8000)

 

「くそ!"シャイニング・レディ"、"キャノン・ボール"でガード!」

 

"獣神アズール・ドラゴン" : パワー42000(12000+15000*2)

 

「負けられねえんだ!櫂、お前には!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガード!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"(V) : パワー35000(12000+5000+8000+10000)、☆2

 

「2枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガード!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"(V) : パワー45000(12000+5000+8000+10000*2)、☆3

 

 

『ななななんと!櫂選手、ダブルクリティカル!』

 

『葛木選手のガードを突き破り、ダメージ3!』

 

 

「く、くそ...ここまでだってのかよ...」

 

「俺の勝ちだ。」

 

「っ...ダメージチェック、"獣神アズール・ドラゴン"...」

 

負けちまった...すまねえ、アイチお兄さん、ミサキさん...

 

 

 

.



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第四十一話「ミサキの挑戦」

ミサキside

 

 

あたしたちチームQ4の対戦相手は、全国大会で戦ったチームAL4。

そこに櫂が加わった新しいAL4、NAL4。

 

しかもあたしの相手は、未だに公式戦無敗の久導ユウト。

正直、あたしの実力で勝てるなんて全く思えない相手だけど...

 

「よろしくね、ミサキさん。」

 

あの鳴海アサカの彼氏...負けたくない。

それに、あの余裕そうな態度。あたしに負けるなんてこれぽっちも思ってない。

 

「絶対に勝つ!」

 

「(ミサキさん、気合十分だな。...なんか勘違いしてそうだけど。)」

 

「行くよ!」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード」」

 

「"ロゼンジ・メイガス"!」

 

「"アルボロス・ドラゴン”新芽”"。」

 

「あたしのターン、ドロー。"テトラ・メイガス"にライド。"ロゼンジ・メイガス"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : テトラ・メイガス

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン"新芽"

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"カローラ・ドラゴン"にライド。"新芽"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。このままバトル。"カローラ・ドラゴン"でアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー8000

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"アルボロス・ドラゴン”樹”"。」

 

「ダメージチェック、"雅趣の斎女フミノ"。」

 

お互いトリガーは無し。でも、久導ユウトはグレード2から攻めてくる。

あたしも次のターンで守りを固めておかないと。

 

「俺はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

□■□

V   : テトラ・メイガス

 

□■□

□□□

V   : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。...よし、"コバルトウィッチ ププ"にライド。"ププ"はグレード1からライドしたとき、手札を1枚捨てることでイマジナリーギフトプロテクトを得られる。あたしは手札の"雅趣の斎女フミノ"を捨て、イマジナリーギフトプロテクトⅠを得る。」

 

「へえ...手札のプロテクトを公開して強くなるウィッチデッキか。」

 

「さてね。...(ほかのカードをコールしてもいいけど、そっちを狙われるのも嫌だね。)バトルよ!"ププ"でアタック。」

 

"コバルトウィッチ ププ" : パワー9000

 

「"激辛闘士カブ・サイ・シー"でガード。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、" スフィア・メイガス"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復。」

 

"コバルトウィッチ ププ" : パワー19000(9000+10000)

 

「でも、アタックは通らない。」

 

「わかってる。...あたしはこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : コバルトウィッチ ププ

 

□■□

□□□

V   : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"アルボロス・ドラゴン”樹”"にライド。スキルにより、次にコールする"プラント・トークン"は強化される。」

 

 

『さあ、ここから久導選手お得意の展開がされていくのでしょうか。』

 

『そ、おーですね。もはやおなじみと言ってもいい、怒涛の展開、怒涛のパワーアップが期待されますねえ。』

 

 

「簡単に言ってくれるね。..."佳花の乙女アネルマ"をコールし、スキル。CB1、SB1で1枚引き、"プラント・トークン"をコール。そして、"プライマルヴェイン・ドラゴン"をコール。これでバトルだ。"樹"でアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー10000

 

守れるけど、手札は残しておきたいわね。

それにまだダメージは2。ここは...

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"佳花の乙女アネルマ"。」

 

「ダメージチェック、"コバルトウィッチ ププ"。」

 

「続けて、"アネルマ"でアタック。」

 

"佳花の乙女アネルマ" : パワー10000

 

「...ノーガード。」

 

「へえ、これも受けるんだ。」

 

「別に。あたしの勝手でしょ。...ダメージチェック、"ウィスタリアウィッチ ゾゾ"。」

 

「じゃあ、こっちのアタックはどうかな。"プラント・トークン"のブースト、"プライマルヴェイン"でアタック。スキルにより、手札からのガードは2枚以上でガードしてもらうよ。」

 

"プライマルヴェイン・ドラゴン" : パワー19000(9000+10000)

 

「ノーガードよ。」

 

 

『おおっと、戸倉選手。これはどういうことだ!?』

 

『守る手札が無いのでしょうか...このターン、全くガードしませんねえ。』

 

 

「ダメージチェック、"ウェザーフォーキャスター ミス・ミスト"。ゲット、ドロートリガー。1枚引くわ。」

 

「ここでドロートリガーか。まあいいや。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

□□□

□■□

V   : コバルトウィッチ ププ

 

■■■

■□□

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R右  : 佳花の乙女アネルマ

R左  : プライマルヴェイン・ドラゴン

R左下 : プラント・トークン(強化)

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

『ここまででダメージ2vs5。久導選手が押してみゃすねえ。』

 

『ですがファイトはここから。戸倉選手はあえてリアガードを展開せず、ガードもしていないように見えますからねえ。』

 

『そうですねえ。期待したいところです。』

 

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。赤き水晶よ、未来を照らせ!ライド、"スカーレットウィッチ ココ"!イマジナリーギフトプロテクトⅠ。さらにグレード2からライドしたので、スキルにより1枚ドロー。」

 

「"ココ"...まだソウルにグレード3が無いから、今はそれだけだね。」

 

「甘いよ。"シーブルーウィッチ ニニ"をコールし、スキル。自身をソウルに置き、山札の上を3枚確認。...この順番で上に戻す。そして、"ニニ"はメインフェイズ中、ヴァンガードが"ウィッチ"ならグレード+1。」

 

「へえ。面白いね。」

 

っ...その余裕な態度、気に入らないね。

あたしだってやるんだってとこ、見せてやる!

 

「"ココ"のスキル。CB1、グレード3をSBすることで2枚ドロー。その後、"ウィッチ"を望む枚数捨て、その分イマジナリーギフトプロテクトを得る!"イエローウィッチ メメ"を2枚、"スカーレットウィッチ ココ"を1枚、合計3枚捨て、3枚のプロテクトⅠを得る!」

 

『戸倉選手、これでプロテクトが5枚になりみゃした!』

 

『これで"ゾゾ"にライドしたり、"ププ"なんかをコールすれば強力な一撃を繰り出せますねえ。』

 

 

「"スプラウトウィッチ ロロ"をコールし、バトル。"ロロ"のブースト、"ココ"でアタック!」

 

"スカーレットウィッチ ココ" : パワー20000(12000+8000)

 

「それだけか。(ヒットしたらさらに1枚引かれるけど...まあ、いいか。)ノーガードだよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"スフィア・メイガス"。ダメージ1枚回復し、パワー+10000。」

 

"スカーレットウィッチ ココ" : パワー30000(12000+8000+10000)

 

「2枚目、"スプラウトウィッチ ロロ"。」

 

「ダメージチェック、"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"。」

 

「"ロロ"のスキル。アタックがヒットしたので、CB1、自身をソウルに置き、1枚ドロー。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:13枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : スカーレットウィッチ ココ

 

■■■

■□□

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R右  : 佳花の乙女アネルマ

R左  : プライマルヴェイン・ドラゴン

R左下 : プラント・トークン(強化)

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。(あの大量の手札を減らすには...)こっちだな。ライド、"メイデン・オブ・スタンドピオニー"。イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ。」

 

"プライマルヴェイン・ドラゴン" : パワー9000、☆2

 

「さらに登場時、2枚の"プラント・トークン"をコール。...これでバトル。」

 

「え...(あいつにしては展開してこない...確かに盤面はすべて埋まってるけど...)」

 

「"プラント・トークン"のブースト、"アネルマ"でアタック。」

 

"佳花の乙女アネルマ" : パワー15000(10000+5000)

 

「(ここはダメージを受けて、トリガーを引く。)ノーガード、ダメージチェック..."シーブルーウィッチ ニニ"。」

 

「残念。トリガーじゃなかったね。」

 

「うるさいよ!続けな!」

 

「じゃあ、"プラント・トークン"のブースト、"プライマルヴェイン"でアタック。手札からガードするなら、2枚以上でガードしてもらうよ。」

 

"プライマルヴェイン・ドラゴン" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「っ..."オラクルガーディアン ニケ"、"サイキック・バード"でガード。」

 

"スカーレットウィッチ ココ" : パワー42000(12000+15000*2)

 

「"プラント・トークン"のブースト、"スタンドピオニー"でアタック。スキルでCB1、リアガードを4枚退却。"プラント・トークン"を4枚コールし、相手のヴァンガードのグレードが3以上なので、自身とトークンユニットのパワー+10000。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー23000(13000+10000)

"プラント・トークン"(R右) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R左) : パワー15000(5000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R中央) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R右下) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー15000(5000+10000)

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「"スフィア・メイガス"2枚でガード。」

 

"スカーレットウィッチ ココ" : パワー52000(12000+20000*2)

 

『戸倉選手、決死の防御!これでトリガーが2枚出ても、このアタックは通りみゃせん!』

 

『素晴らしいですねえ。しっかりとガード値を温存していたようです。』

 

「ま、予想通りだよ、ミサキさん。」

 

「えっ?」

 

「だからこそ、俺は"スタンドピオニー"にライドしたんだから。」

 

「っ...まさか、手札を使わせるために...」

 

「当然。そんなにプロテクト抱えられたら、簡単に崩せないからね。ま、じっくり行こうか。...ツインドライブ、"カローラ・ドラゴン"、"アミメロ・メーロン"。」

 

 

『久導選手、トリガーが出みゃせん!』

 

『ですが、左の"プラント・トークン"はフォースⅡでクリティカルが2になっていますからねえ。プロテクトを使わざるを得ないんじゃないでしょうか。』

 

『なるほど~。』

 

 

「では、右の"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー30000(5000+10000+15000)

 

「っ...ノーガード、ダメージチェック、"スプラウトウィッチ ロロ"。」

 

「続けて、左の"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー30000(5000+10000+15000)、☆2

 

「プロテクト。手札の"スプラウトウィッチ ロロ"を捨てて、完全ガード。」

 

 

『戸倉選手、プロテクトで防ぎみゃした!』

 

『そ、おーですね。ですがまだプロテクトは4枚あります。この防御力を久導選手はどう突破するか、見物ですね~。』

 

 

「ふふ、俺はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:7枚、ソウル:4枚、ダメージ:6枚(表:5、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : スカーレットウィッチ ココ

 

■■■

■■■

V   : メイデン・オブ・スタンドピオニー

R右  : プラント・トークン

R左  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「っ...(いつの間にか、手札の枚数が逆転してる...)」

 

「ふふ...」

 

「くっ、あたしのターン、スタンド&ドロー。紫の水晶よ、未来へはばたけ!ライド、"ウィスタリアウィッチ ゾゾ"!イマジナリーギフトプロテクトⅠ!」

 

 

『来ました、"ゾゾ"です!』

 

『手札のプロテクトは5枚。強力なアタックが飛んできそうですねえ。』

 

 

「ソウルの"ロロ"のスキル。SB1し、"ロロ"をコール。さらに手札から"テトラ・メイガス"をコール。スキルでCB1し、1枚ドロー。さらに手札の"オラクルガーディアン ニケ"を公開し、山札の上に置く。」

 

「これでクリティカルは確定...」

 

「"コバルトウィッチ ププ"を2枚コール。これでバトルよ!」

 

「...("ゾゾ"に"ププ"2枚。いいね、この布陣。)」

 

「"ロロ"のブースト、"ゾゾ"でアタック!スキルで手札のプロテクトを5枚公開!よって、"ゾゾ"、"ププ"2枚のパワー+25000!」

 

"ウィスタリアウィッチ ゾゾ" : パワー45000(12000+8000+5000*5)

"コバルトウィッチ ププ"(R右) : パワー34000(9000+5000*5)

"コバルトウィッチ ププ"(R左) : パワー34000(9000+5000*5)

 

「"アミメロ・メーロン"でガード。手札のクイックシールドをコストに、完全ガード。」

 

「っ...ツインドライブ、1枚目、"オラクルガーディアン ニケ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて左の"ププ"へ。」

 

"コバルトウィッチ ププ" : パワー44000(9000+5000*5+10000)、☆2

 

「2枚目、"オラクルガーディアン ニケ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて左の"ププ"へ!」

 

"コバルトウィッチ ププ" : パワー54000(9000+5000*5+10000*2)、☆3

 

 

『ダブルクリティカルです!』 

 

『一枚は確定していたとは言え、ここでダブルクリティカル。一気にダメージを稼ぐチャンスですね~。』

 

 

「おっと...それはちょっときついね。」

 

「ふん、やっとその余裕な態度が崩せたね。」

 

「はは、別に余裕な態度はとってるつもりなかったけど...でも、本気でやった方が良さそうだ。」

 

「っ...(さっきと変わらず笑ってるけど...威圧感が違う...!)」

 

「さあ、来なよ、ミサキさん。」

 

「...右の"ププ"でアタック!スキルで手札のプロテクトを5枚公開し、パワー+25000!」

 

"コバルトウィッチ ププ"(R右) : パワー59000(9000+5000*5+5000*5)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"アルボロスの陣風 オリヴェル"。」

 

「"テトラ・メイガス"のブースト、左の"ププ"でアタック!スキルで手札のプロテクトを5枚公開し、パワー+25000!」

 

"コバルトウィッチ ププ"(R左) : パワー87000(9000+5000*5+10000*2+8000+5000*5)、☆3

 

 

『パワー87000!久導選手、どう防ぐ!?』

 

『ドッキドキです~。』

 

 

「ふ、ノーガード。」

 

「ノーガード!?」

 

「ダメージチェック、"ダンガン・マロン"、"アルボロス・ドラゴン”樹”"、"メイデン・オブ・スタンドピオニー"。」

 

 

『久導選手、なんとクリティカル3のアタックを受けた!』

 

『これでダメージ7。戸倉選手が久導選手を追い詰めましたねえ。』

 

 

「どういうつもり...?」

 

「何が?」

 

「何がって...なんでガードしなかったの!?」

 

「はは...手札にガード値が無かっただけだ。それにこのアタックを受けても、俺はまだ負けない。」

 

 

っ...確かにそうだけど...クリティカル3の攻撃なんて、焦ってガードする人の方が多い。こいつ、確かにさっきと雰囲気が違うけど、全然余裕そうなのは変わらない...!

 

「く...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:6枚(表:4、裏:2)

 

■■□

■■■

V   : ウィスタリアウィッチ ゾゾ

R右  : コバルトウィッチ ププ

R左  : コバルトウィッチ ププ

R中央 : スプラウトウィッチ ロロ

R左下 : テトラ・メイガス

 

■■■

■■■

V   : メイデン・オブ・スタンドピオニー

R右  : プラント・トークン

R左  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:7枚(表:5、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"アルボロスの陣風 オリヴェル"を左前列にコール。ソウルに"アルボロス"が2枚以上なので、CB1支払ってスキル発動。中央後列と右前列の"プラント・トークン"を退却し、パワー+20000、クリティカル+1。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)、☆3

 

「"カローラ・ドラゴン"、"メイデン・オブ・ドリームシャワー"をコール。"ドリームシャワー"のスキル、CB1、このターン中、トークンユニットのパワー+10000。」

 

"プラント・トークン"(R右下) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー15000(5000+10000)

 

「バトル。"プラント・トークン"のブースト、"オリヴェル"でアタック。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー45000(10000+20000+15000)、☆3

 

「く...プロテクト。手札の"ニケ"を捨て、完全ガード。」

 

「なら、"プラント・トークン"のブースト、"ドリームシャワー"でアタック。」

 

"メイデン・オブ・ドリームシャワー" : パワー22000(7000+15000)

 

「"オラクルガーディアン ニケ"でガード!」

 

"ウィスタリアウィッチ ゾゾ" : パワー27000(12000+15000)

 

く...本当はガードしなくてもよかったかもしれない。

でも、ここでガードしなきゃこのターンで負ける気がする...!

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"スタンドピオニー"でアタック。スキル、CB1、リアガードを4枚退却。"プラント・トークン"を4枚コールし、自身とトークンユニットにパワー+10000。さらにトークンユニットは"ドリームシャワー"のスキルで+10000。"カローラ・ドラゴン"のパワー+12000!」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー23000(13000+10000)

"プラント・トークン"(R右) : パワー25000(5000+10000+10000)

"プラント・トークン"(R左) : パワー25000(5000+10000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R右下) : パワー25000(5000+10000+10000)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー25000(5000+10000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー20000(8000+3000*4)

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー43000(13000+10000+20000)

 

「プロテクト!手札のプロテクトをコストに、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは右の"プラント・トークン"へ。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー35000(5000+10000+10000+10000)

 

「2枚目、"ダンシング・サンフラワー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは左の"プラント・トークン"へ。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー35000(5000+10000+10000+10000)、☆2

 

「っ...ダブルトリガー...(クリティカルだったら負けてた...)」

 

「残念。クリティカルじゃなかった。...でも、防げるのは後一回でしょ。左の"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー60000(5000+10000+10000+10000+25000)、☆2

 

「っ...プロテクト、手札のプロテクトをコストに完全ガード。」

 

 

『戸倉選手、必死に防ぎみゃす!しかし、これで手札は0枚!』

 

『次のアタックを受けてもまだダメージ7ですが...これは非常に厳しい状況ですねえ。』

 

 

「来な。ダメージを受けても、まだあたしは負けない!」

 

「...ヴァンガードにアタック、する必要はない。左の"コバルトウィッチ ププ"にアタック。」

 

「なっ!?」

 

守る術などなく、左の"コバルトウィッチ ププ"は退却される。

でも、どうしてヴァンガードじゃなくてリアガードを...

 

「なぜ、って顔してるね。でも、これは当然の戦法じゃないかな。だって、俺はフォースⅡで常時クリティカル2の状態でアタックできる。当然、クリティカルトリガーだって多めに入れてる。対して、ミサキさんの手札は0枚で、ダメージ6。このターンでトドメをさせないなら、次のアタックを守りやすくするよう、リアガードを潰す。」

 

「っ...確かにね...」

 

「それに、ドロートリガーでも引かれたら厄介だからね。ま、俺はこれでターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:0枚、ソウル:3枚、ダメージ:6枚(表:4、裏:2)

 

■■□

□■■

V   : ウィスタリアウィッチ ゾゾ

R右  : コバルトウィッチ ププ

R中央 : スプラウトウィッチ ロロ

R左下 : テトラ・メイガス

 

■■■

■■■

V   : メイデン・オブ・スタンドピオニー

R右  : プラント・トークン

R左  : プラント・トークン

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:6枚(表:3、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。...っ!」

 

あたしが引いたのは"ウェザーフォーキャスター ミス・ミスト"。

ドロートリガー、つまりあいつの戦法が見事的中したってこと。

 

「く..."テトラ・メイガス"を前列へ移動。これでバトル...!」

 

「(あの表情、どうやらドロートリガーだったようだね。)」

 

「"ゾゾ"でアタック!」

 

"ウィスタリアウィッチ ゾゾ" : パワー20000(12000+8000)

 

「"アミメロ・メーロン"でガード。手札の"ダンシング・サンフラワー"をコストに、完全ガード。」

 

「くっ...ツインドライブ、"シーブルーウィッチ ニニ"、"オラクルガーディアン ジェミニ"...っ....

 

こんな大事な場面でトリガーが出ないなんて...

でも、リアガードを削る!次のターンを耐えたら、まだ勝機はある!

 

「"テトラ・メイガス"、左の"プラント・トークン"にアタック!」

 

"テトラ・メイガス" : パワー8000

 

「ノーガード。退却。」

 

「"コバルトウィッチ ププ"でアタック!」

 

"コバルトウィッチ ププ" : パワー9000

 

「それもノーガード。"プラント・トークン"は退却。」

 

「っ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:6枚(表:4、裏:2)

 

□■□

■■■

V   : ウィスタリアウィッチ ゾゾ

R右  : コバルトウィッチ ププ

R左  : テトラ・メイガス

R中央 : スプラウトウィッチ ロロ

 

□■□

■■■

V   : メイデン・オブ・スタンドピオニー

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:6枚(表:3、裏:3)

--------------------------------------------------

 

まだ大丈夫...まだ勝てる...あたしが久導ユウトに勝つ...!

 

「ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。悪いね、ミサキさん。このファイト、俺の勝ちだ。」

 

「まだわからないわ!あたしがこのターンを耐えて、次のターンで勝つ!」

 

「ふふ。もう俺の勝ちだ。」

 

っ...この感じ、全国大会の時に様子がおかしくなったアイチと同じ...!

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「ほう、これが久導ユウトのPSYクオリア。」

 

「ええ。彼の持つイメージ力は他とは比べ物になりません。」

 

「なるほど。スイコやコーリンが興味を持つわけだ。」

 

「なっ!?た、タクト!あんた、なんでそれを!?」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「ライド・THE・ヴァンガード。"メイデン・オブ・スタンドピオニー"!イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。そして、スキルにより"プラント・トークン"を2枚コール。"カローラ・ドラゴン"はパワー+6000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"を左前列にコール。そして、スキル発動。右の"プラント・トークン"をコストに、右前列、左後列に"プラント・トークン"をコール。リアガードが5枚以上あるため、自身のパワー+10000。"カローラ・ドラゴン"はさらにパワー+6000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー20000(8000+3000*4)

 

「そして...咲き誇れ、我が分身!右前列にコール。"白百合の銃士セシリア"!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

 

「っ..."セシリア"...」

 

「バトルだ。"聖樹"でアタック!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー28000(13000+10000+5000)、☆2

 

「"ウェザーフォーキャスター ミス・ミスト"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「なら、"セシリア"でアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「"オラクルガーディアン ジェミニ"でガード!」

 

"ウィスタリアウィッチ ゾゾ" : パワー22000(12000+10000)

 

これで手札は0枚。インターセプトが1枚残ってるけど、たった5000のシールド。

あいつのアタックはヴァンガードと、スキルを発動すれば2回のリアガードのアタックが残ってる。

 

「あたしの負け...か...」

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"スタンドピオニー"でアタック!スキルにより、CB1、リアガードを4枚退却し、"プラント・トークン"を4枚コール。パワー+10000!」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー23000(13000+10000)

"プラント・トークン"(R右) : パワー15000(5000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R左) : パワー15000(5000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R右下) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー15000(5000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー32000(8000+3000*8)

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー55000(13000+10000+32000)

 

「ノー...ガード...」

 

「ツインドライブ、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルをヴァンガード、パワーを右の"プラント・トークン"へ。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー55000(13000+10000+32000)、☆2

"プラント・トークン"(R右) : パワー25000(5000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"アミメロ・メーロン"。」

 

「ダメージチェック、1枚目、"雅趣の斎女フミノ"。2枚目..."スカーレットウィッチ ココ"。」

 

ダメージ8、これであたしの負け。

悔しい...これが久導ユウト...

確かにダメージ7まで追い詰めたけど、結局最後まで余裕な態度だった。

 

「強すぎる...っ...」

 

 

 

.



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第四十二話「PSYクオリア再び」

アイチside

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード」」

 

「"春風のメッセンジャー"。」

 

「"紅の小獅子キルフ"。」

 

 

僕とレンさんがファーストヴァンガードにライドする。

レンさんのデッキ、やっぱりシャドウパラディンじゃない...

 

『先導アイチ...雀ヶ森レン...』

 

「っ...今のは...」

 

「アイチくん...今、僕の名前を...?」

 

『さあ、イメージしなさい。PSYクオリアに導かれた者たちよ。』

 

「「っ...!」」

 

 

僕とレンさんが、イメージの中のクレイに降り立つ。

あの、デッキが入れ替わって以来、荒れ果てたクレイの大地に。

そして、そこにはあの少年、立凪タクトがいた。

 

『このファイト、PSYクオリアを使って勝利するのは、どちらでしょうね。』

 

「っ...PSYクオリア...」

 

「...」

 

僕とレンさんの目が光る。

そして、僕たちの意識は現実へと戻ってきた。

 

 

「...そうか...君たちが...」

 

「レンさん?」

 

「僕のターン、ドロー。くく...僕はこのカードで勝つ。ふふふ...」

 

「っ..!」

 

レンさん、PSYクオリアにとらわれていたあの時みたいに...!

 

「"漆黒の先駆けヴォーティマー"にライド。"メッセンジャー"のスキルで1枚ドロー。さらに"ヴォーティマー"のスキルで山札から7枚見て、"黒竜の騎士ヴォーティマー"を手札に加えます。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 漆黒の先駆けヴォーティマー

 

□■□

□□□

V   : 紅の小獅子キルフ

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「さあ、アイチくんのターンです。」

 

「は、はい。僕のターン、ドロー。"美技の騎士ガレス"にライド。"キルフ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。」

 

もう一枚の"ガレス"を出して、攻めるべきかな...

でも、手札には"ボーマン"、"ブロンドエイゼル"がある。

ここは...

 

「バトルです。"ガレス"でアタック。」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー8000

 

「"蒼天の騎士シャナク"でガード。」

 

"漆黒の先駆けヴォーティマー" : パワー23000(8000+15000)

 

「アイチ君の攻撃は通りません。」

 

「...ドライブチェック、"フレイム・オブ・ビクトリー"。」

 

「残念。無駄なクリティカルトリガーですね。」

 

「くっ、ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 漆黒の先駆けヴォーティマー

 

□■□

□□□

V   : 美技の騎士ガレス

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕の...ぐっ...違う...」

 

「レンさん!?」

 

「僕はこんな力...いらない...」

 

レンさん、苦しんでいる。PSYクオリアを抑え込んでる。

 

「僕のターン、ドロー...アイチ君、僕はPSYクオリアを使いません。僕はこの力を否定はしない。でも、僕にこの力は不要だ。」

 

「レンさん...はい。僕も同じ気持ちです。」

 

「ふふ、良かった。..."黒竜の騎士ヴォーティマー"にライド。ソウルに"漆黒の先駆けヴォーティマー"があるので、常にパワー+1000。」

 

"黒竜の騎士ヴォーティマー" : パワー10000(9000+1000)

 

「"黒鎖の進撃カエダン"をコールし、スキル。CB1、手札を1枚捨て、山札から3枚見て、"黒鎖の堅陣ホエル"をコール。"ホエル"がいるなら、1枚ドロー。さらに、"ホエル"と同じ縦列にいる、このターン登場したユニットのパワー+5000。"カエダン"がいるので、代わりに+10000。」

 

"黒鎖の進撃カエダン" : パワー19000(9000+10000)

 

「バトルです。"ヴォーティマー"でアタック。」

 

「"フレイム・オブ・ビクトリー"でガードします。」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"光輪の盾マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"カエダン"のパワー+10000。」

 

"黒鎖の進撃カエダン" : パワー29000(9000+10000+10000)

 

「続けて、"カエダン"でアタックです。」

 

"黒鎖の進撃カエダン" : パワー37000(9000+10000+10000+8000)

 

「ノーガードです。ダメージチェック、"小さな闘士トロン"。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■□□

■■□

V   : 黒竜の騎士ヴォーティマー

R左  : 黒鎖の進撃カエダン

R左下 : 黒鎖の堅陣ホエル

 

□■□

□□□

V   : 美技の騎士ガレス

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"神技の騎士ボーマン"にライド。スキルにより、手札からクイックシールドを捨てて、山札から"美技の騎士ガレス"をコール。"ガレス"のスキルでCB1、パワー+10000。」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー18000(8000+10000)

 

「そして、手札の"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"のスキル。"ボーマン"、"ガレス"が存在する時、"キルフ"をSBすることで、このユニットにスペリオルライドします!スペリオルライド、"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚引きます。そして、"ブロンドエイゼル"はドライブ-1。」

 

 

『先導選手、後攻ですが先にグレード3へとライドを決めみゃした!』

 

『"ブロンドエイゼル"のスキル。相手がグレード2以下なのでドライブは減りますが、イマジナリーギフトを得られますし、グレード3には強力なスキルを持つカードが多いですからねえ。』

 

 

「さすがですね、アイチ君。」

 

「行きます、"大いなる銀狼ガルモール"、"守護聖獣ネメアライオン"、"美技の騎士ガレス"、"小さな闘士トロン"をコール。"ネメアライオン"はスキルでパワー+3000。」

 

"守護聖獣ネメアライオン" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「バトルです。"ガレス"のブースト、"ブロンドエイゼル"でアタック。」

 

"灼熱の獅子ブロンドエイゼル" : パワー20000(12000+8000)

 

「さらに、"ブロンドエイゼル"のスキルで手札から"照映の騎士ミュア"をコール。"ミュア"はスキルでSB1し、パワー+10000。」

 

"照映の騎士ミュア" : パワー17000(7000+10000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"真実の聴き手ディンドラン"。」

 

「ダメージチェック、"真実の聴き手ディンドラン"。」

 

「"ネメアライオン"でアタックします。」

 

「"フレイム・オブ・ビクトリー"でガード。」

 

"黒竜の騎士ヴォーティマー" : パワー25000(9000+1000+15000)

 

「なら、"ミュア"のブースト、"ガルモール"でアタック!」

 

"大いなる銀狼ガルモール" : パワー29000(12000+17000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"黒鎖の堅陣ホエル"。」

 

「最後です。"トロン"のブースト、"ガレス"でアタック。」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー26000(8000+10000+8000)

 

「それもノーガード。ダメージチェック、"エリクサー・ソムリエ"。ダメージを1枚回復です。」

 

ヒールトリガー...あれだけ攻めたけど、ダメージは4止まりか。

でも、先にグレード3にライドできた。このまま攻めるだけだ。

 

「僕はこれでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■□□

■■□

V   : 黒竜の騎士ヴォーティマー

R左  : 黒鎖の進撃カエダン

R左下 : 黒鎖の堅陣ホエル

 

■■■■

■■■

V   : 灼熱の獅子ブロンドエイゼル

R右  : 美技の騎士ガレス

R左  : 大いなる銀狼ガルモール

R中央 : 美技の騎士ガレス

R右下 : 小さな闘士トロン

R左下 : 照映の騎士ミュア

Rア1 : 守護聖獣ネメアライオン

 

アイチ 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。誇り高き貴族の竜よ、黄泉の国よりその姿を現せ!ライド、"スペクトラル・デューク・ドラゴン"。イマジナリーギフトアクセルⅠ。そして、"スペクトラル・デューク・ドラゴン"はソウルに"黒竜の騎士ヴォーティマー"があるなら、常にパワー+1000。相手のヴァンガードのグレードが3以上なら、さらにクリティカル+1。」

 

"スペクトラル・デューク・ドラゴン" : パワー13000(12000+1000)、☆2

 

「"フルキャバリアー・ドラゴン"をコール。スキル、SB1し山札から1枚見て、コール。"スペクトラル・デューク・ドラゴン"。そして、ヴァンガードにパワー+5000。」

 

"スペクトラル・デューク・ドラゴン"(V) : パワー18000(12000+1000+5000)、☆2

 

「"小さな闘士トロン"、"漆黒の先駆けヴォーティマー"をコールし、バトルです。リアガードの"スペクトラル・デューク・ドラゴン"で、"ガルモール"にアタック。」

 

"スペクトラル・デューク・ドラゴン"(Rア1) : パワー22000(12000+10000)

 

「ノーガード。"ガルモール"は退却します。」

 

「"トロン"のブースト、"フルキャバリアー"で"ネメアライオン"にアタック。」

 

"フルキャバリアー・ドラゴン" : パワー20000(12000+8000)

 

「っ...ノーガード。退却します。」

 

「"ヴォーティマー"のブースト、"スペクトラル・デューク・ドラゴン"でアタック。」

 

"スペクトラル・デューク・ドラゴン"(V) : パワー26000(12000+1000+5000+8000)、☆2

 

「くっ、ノーガードです。」

 

「ツインドライブ、"黒鎖の進撃カエダン"、"黒鎖の堅陣ホエル"。ノートリガーです。」

 

よし、トリガーは出なかった。クリティカルが2になっているから、できればガードしたかったけど...手札がたった2枚。ここは受けるしかない。

 

「ダメージチェック、"美技の騎士ガレス"、"小さな闘士トロン"。」

 

これで後は"カエダン"のアタックだけだ。

手札のガード値も25000なら守れる。

 

「アイチ君。残念だけど、"スペクトラル・デューク・ドラゴン"のアタックはこれでは終わらない。」

 

「えっ!?」

 

「スキル発動。CB1、リアガード3枚を退却。"スペクトラル・デューク・ドラゴン"、"漆黒の先駆けヴォーティマー"、"小さな闘士トロン"。これにより、"スペクトラル・デューク・ドラゴン"をスタンド、ドライブ-1。」

 

「"スペクトラル・デューク・ドラゴン"がスタンド!?」

 

「それだけじゃないんだ。僕のダメージが4枚以上なら、ドライブ-1の代わりにドライブ+1。」

 

「なっ!?」

 

スタンドした上に、ドライブまで+1!?

しかも、"スペクトラル・デューク・ドラゴン"はクリティカルが2になっている。

 

 

『出ました、"スペクトラル・デューク・ドラゴン"の強力なスタンド能力!』

 

『ヴァンガードがスタンドする、すなわちドライブチェックがもう一度行えるということですから、これほどシンプルで強力なスキルはありませんねえ。』

 

『しかも、今回の特殊ルールのせいですでにダメージ4。ドライブ-1の代わりにドライブ+1してしまいみゃす。』

 

『これは先導選手も非常につらい状況ですねえ。』

 

 

「ふふ、さらに今退却した"漆黒の先駆けヴォーティマー"のスキル。このカードをソウルに置き、ヴァンガードのパワー+5000。」

 

"スペクトラル・デューク・ドラゴン" : パワー23000(12000+1000+5000+5000)、☆2

 

「さあ、もう一度アタックです!」

 

「"フレイム・オブ・ビクトリー"、"真実の聴き手ディンドラン"でガードします!」

 

"灼熱の獅子ブロンドエイゼル" : パワー37000(12000+15000+10000)

 

 

『先導選手、手札をすべて使ってガード!』

 

『しかし、トリガーが2枚出たらアタックは通ってしまいますねえ。守るしかない状況ですが、どう転ぶか見物です~。』

 

 

「行きますよ、アイチ君。トリプルドライブ、1枚目、"フルキャバリアー・ドラゴン"。2枚目、"聖弓の奏者ヴィヴィアン"。3枚目、"エリクサー・ソムリエ"。ああ、もったいない。パワーは"カエダン"へ与えます。」

 

"黒鎖の進撃カエダン" : パワー19000(9000+10000)

 

「アタックは通りませんでしたか...なら、"カエダン"でリアガードにアタックです。」

 

"黒鎖の進撃カエダン" : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「く、ノーガードです。"ガレス"は退却。」

 

「これでターンエンドです。どうぞ、アイチ君のターンです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:8枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■□□

■■■□

V   : スペクトラル・デューク・ドラゴン

R右  : フルキャバリアー・ドラゴン

R左  : 黒鎖の進撃カエダン

R左下 : 黒鎖の堅陣ホエル

 

□■□□

■■■

V   : 灼熱の獅子ブロンドエイゼル

R中央 : 美技の騎士ガレス

R右下 : 小さな闘士トロン

R左下 : 照映の騎士ミュア

 

アイチ 手札:0枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「く、レンさん強い...」

 

ダメージは5vs4でそこまで差はないけど、僕の手札は0枚、レンさんは8枚。

しかもレンさんは次のターンのアタック態勢も十分揃ってる。

 

でも、僕は負けられない。今回こそ、サーキットを勝ち上がるんだ!

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"大いなる銀狼ガルモール"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。さらに"ガルモール"のスキル、CB1、山札から3枚見て、"小さな闘士トロン"をコール。残りは山札の下へ。そして、ユニット6枚まで選んで、パワー+3000。」

 

"大いなる銀狼ガルモール" : パワー15000(12000+3000)

"美技の騎士ガレス" : パワー11000(8000+3000)

"小さな闘士トロン"(R右下) : パワー11000(8000+3000)

"照映の騎士ミュア" : パワー10000(7000+3000)

"小さな闘士トロン"(Rア2) : パワー16000(8000+3000+5000)

 

「さらに手札から"聖弓の奏者ヴィヴィアン"をコールし、スキル発動。CB1、SB1して山札から3枚見て、"真実の聴き手ディンドラン"をコール。自身にパワー+3000。」

 

"聖弓の奏者ヴィヴィアン" : パワー12000(9000+3000)

 

「さらに今コールされた"ディンドラン"のスキルでSB1し、1枚ドロー。"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"をコール。"ディンドラン"と"トロン"の位置を入れ替えます。」

 

「攻めてきましたね、アイチ君。このターンで決めるつもりですか。」

 

「行きます、"ブロンドエイゼル"でヴァンガードにアタック!」

 

"灼熱の獅子ブロンドエイゼル" : パワー17000(12000+5000)

 

「"カエダン"でインターセプト。」

 

"スペクトラル・デューク・ドラゴン" : パワー18000(12000+1000+5000)

 

「"トロン"でアタック。」

 

"小さな闘士トロン"(Rア2) : パワー16000(8000+3000+5000)

 

「"聖弓の奏者ヴィヴィアン"でガード。」

 

"スペクトラル・デューク・ドラゴン" : パワー18000(12000+1000+5000)

 

く、防がれる。これだけ連続でアタックしてるのに...

 

「"ガルモール"でアタック!」

 

"大いなる銀狼ガルモール" : パワー26000(12000+3000+11000)

 

「ノーガードです。」

 

「ツインドライブ、"フレイム・オブ・ビクトリー"、ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは右の"トロン"へ。」

 

"大いなる銀狼ガルモール" : パワー26000(12000+3000+11000)、☆2

"小さな闘士トロン"(R右) : パワー21000(8000+3000+10000)

 

「2枚目、"光輪の盾マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"トロン"にパワー+10000!」

 

"小さな闘士トロン"(R右) : パワー31000(8000+3000+10000*2)

 

 

『先導選手、怒涛のアタックからのダブルトリガー!』

 

『これでダメージ6、先導選手が一歩リードとなりますねえ。』

 

 

「ダメージチェック、"黒竜の騎士ヴォーティマー"、"スペクトラル・デューク・ドラゴン"。」

 

よし、レンさんはトリガーを引かなかった。

これで残りのアタックも通れば、このターンで勝てる!

 

「"ミュア"のブースト、"ヴィヴィアン"でアタック!」

 

"聖弓の奏者ヴィヴィアン" : パワー22000(9000+3000+10000)

 

「"フレイム・オブ・ビクトリー"でガード。」

 

"スペクトラル・デューク・ドラゴン" : パワー28000(12000+1000+15000)

 

「まだです!"ディンドラン"のブースト、"トロン"でアタック!」

 

"小さな闘士トロン"(R右) : パワー38000(8000+3000+10000*2+7000)

 

このアタックがヒットしたら、さらに続けてアタックができる!

 

「甘いですよ、アイチ君。"光輪の盾マルク"。手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「くっ...(やっぱりそんなに甘くない...)ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:6枚(表:5、裏:1)

 

■□□

□■■□

V   : スペクトラル・デューク・ドラゴン

R右  : フルキャバリアー・ドラゴン

R左下 : 黒鎖の堅陣ホエル

 

■■■■■

_■■■

V   : 大いなる銀狼ガルモール

R右  : 小さな闘士トロン

R左  : 聖弓の奏者ヴィヴィアン

R中央 : 美技の騎士ガレス

R右下 : 真実の聴き手ディンドラン

R左下 : 照映の騎士ミュア

Rア1 : 灼熱の獅子ブロンドエイゼル

Rア2 : 小さな闘士トロン

 

アイチ 手札:3枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「アイチ君。君とのファイトは楽しい。でも、そんな楽しい時間もここまでです。」

 

「っ...」

 

「スタンド&ドロー。ライド、"スペクトラル・デューク・ドラゴン"。イマジナリーギフトアクセルⅠ。そして、"黒鎖の進撃カエダン"をコールし、スキル。CB1、手札を1枚捨て、山札から3枚見て、"真実の聴き手ディンドラン"をコール。"ホエル"がいるので、1枚ドロー。そして、"ホエル"のスキルでパワー+10000。」

 

"黒鎖の進撃カエダン" : パワー19000(9000+10000)

 

「コールした"ディンドラン"のスキル。SB1、1枚ドロー。"フルキャバリアー・ドラゴン"、"小さな闘士トロン"、"黒鎖の堅陣ホエル"をコール。中央後列にコールした"ホエル"のスキルにより、ヴァンガードはパワー+10000。」

 

"スペクトラル・デューク・ドラゴン" : パワー23000(12000+1000+10000)、☆2

 

「バトルです。"ディンドラン"でヴァンガードにアタック。」

 

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー17000(7000+10000)

 

「ノーガードです。ダメージチェック、"エリクサー・ソムリエ"。ダメージは回復できませんが、ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"大いなる銀狼ガルモール" : パワー22000(12000+10000)

 

「では、"トロン"のブースト、"フルキャバリアー"で"ヴィヴィアン"にアタック。」

 

"フルキャバリアー・ドラゴン"(R右) : パワー20000(12000+8000)

 

「ノーガード、"ヴィヴィアン"は退却します。」

 

「"スペクトラル・デューク・ドラゴン"、ブーストをつけずにアタック。」

 

"スペクトラル・デューク・ドラゴン" : パワー23000(12000+1000+10000)、☆2

 

「"フレイム・オブ・ビクトリー"でガードします!」

 

"大いなる銀狼ガルモール" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

まだ終わってない!このターンを凌ぎ切って、次のターンに賭けるんだ!

 

「ツインドライブ、1枚目、"黒竜の騎士ヴォーティマー"。2枚目、"フレイム・オブ・ビクトリー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"カエダン"へ与えます。」

 

"黒鎖の進撃カエダン" : パワー29000(9000+10000+10000)、☆2

 

「アタック終了時、CB1、リアガードを3枚退却。"ディンドラン"、"フルキャバリアー"、"トロン"。これにより、"スペクトラル・デューク・ドラゴン"をスタンドし、ドライブ+1。」

 

"スペクトラル・デューク・ドラゴン"がスタンドする。

この光景、最初にPSYクオリアで見た光景...

 

「"ホエル"のブースト、"スペクトラル・デューク・ドラゴン"でアタック!」

 

"スペクトラル・デューク・ドラゴン" : パワー31000(12000+1000+10000+8000)、☆2

 

このアタックを防いでも、"カエダン"のアタックが防げない。

クリティカルが上昇している2枚のアタック、どちらにしても受けるしかない...

 

「ノーガードです...」

 

「トリプルドライブ、"蒼天の騎士シャナク"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"カエダン"へ。」

 

"スペクトラル・デューク・ドラゴン" : パワー31000(12000+1000+10000+8000)、☆3

"黒鎖の進撃カエダン" : パワー39000(9000+10000+10000*2)

 

「2枚目、"真実の聴き手ディンドラン"。3枚目、"聖弓の奏者ヴィヴィアン"。」

 

 

『雀ヶ森選手、合計5ドライブとはいえ、ここで容赦のないクリティカルトリガー!』

 

『先導選手、もはやここまででしょうか...。』

 

 

やっぱりレンさんは強い。本来のシャドウパラディンじゃないのに、ゴールドパラディンをこんなに使いこなしている。

 

「ダメージチェック、1枚目、"守護聖獣ネメアライオン"。2枚目、"エリクサー・ソムリエ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーはヴァンガードへ。」

 

"大いなる銀狼ガルモール" : パワー32000(12000+10000*2)

 

『おお!ヒールトリガー!』

 

『後1枚、次もヒールトリガーならまだわかりません!』

 

 

「3枚目...."灼熱の獅子ブロンドエイゼル"。僕の負けです。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

すべてのファイトに決着がつき、3vs0で俺たちチームNAL4が勝利した。

全国大会ではQ4に敗北したけど、今回は俺たちの勝利だ。

 

 

「テツ...次のファイト、デッキを貸してください。」

 

「何?いきなりどうした、レン。」

 

「なぜかわかりませんが、僕には他に相性の良いデッキがあった気がします...アイチ君とのファイトで、その違和感を感じました。」

 

 

レン、もしかしてシャドウパラディンの記憶が...

それにしても、いったい何なんだろう、この状況。

 

ロイヤルパラディン、シャドウパラディン、かげろう...

そして、荒れ果てた惑星クレイの大地。

 

まさか、クレイに迫る謎の脅威が関係しているのか...?

 

 

「ユウト、何か考え事?」

 

「いや、何でもないよ。」

 

腕に抱き着いてくるアサカ。アサカをあまり心配させたくないし、言っても理解できることではないからな...まあ、アサカなら俺が何を言っても信じてくれそうな気もするけど。

 

「後一つ勝てば、ソウルステージ優勝だ。気を引き締めていこう。」

 

「ええ。次出番があれば、ユウトに勝利を捧げるわ。」

 

「はは、ありがとう。」

 

 

 

.




全国大会編は原作通りの展開としていましたが、アジアサーキット編以降は結構改変していきます。ご了承ください。(今回のレンがPSYクオリアを拒むのも改変)


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第四十三話「勇者の剣」

ユウトside

 

 

『さあ、このソウルステージも残すは決勝!対戦チームは日本の全国大会で優勝経験のある、チームカエサル。そして、最強チームNAL4!』

 

『今回の特殊ルールは~...ドッキドキドロー。』

 

『おっと、今回も全員が同じルールです!そのルールとは、リアガードスタンド3!このルールは、スタンドフェイズにスタンドできるリアガードが3枚までに制限されるというルール!』

 

『う~ん、これは考えさせられるルールですねえ。』

 

 

「どういうことかしら、ユウト。」

 

「うん。3枚しかリアガードがスタンドできないってことは、パワーを重視して、1列を犠牲にするスタンドの仕方か、パワーを捨てて前列と中央後列をスタンドされるスタンドの仕方か。」

 

「ああ。しかもその後、手札からコールしてアタックやブーストをしても、次のターンにはスタンドできないかもしれない。」

 

「そ。櫂の言う通り、手札をかなぐり捨ててでもパワーやアタック回数を稼ぐか、うまいことリアガードを3枚で戦うか。まあ、アサカのペイルムーンならソウルからコールしたりできるから、あまり関係ないかもね。」

 

「なるほどね。でも、それはユウトも同じじゃない。」

 

「ま、そうだね。」

 

俺の場合はトークンを使ったり、リアガードをコストにコールするスキルが多いから、リアガードをスタンドできなくても関係ない。

 

 

『さあ、気になる対戦カードですが...久導ユウトvs臼井ガイ!鳴海アサカvs臼井ユリ!雀ヶ森レンvs光定ケンジ!』

 

「おや、よろしく、皇帝。」

 

「ああ、よろしく。」

 

 

「全国大会では負けたけど、今回は勝たせてもらうわ。」

 

「あら、今回も勝たせてもらおうかしら。」

 

「君とファイトするのは初めてだね。」

 

「よろしく、ガイさん。」

 

 

「「「スタンドアップ」」」

「「THE」」

「ヴァンガード」」

 

「「「スタンドアップ、ヴァンガード」」」

 

 

.....

....

...

..

.

 

レンside

 

 

「"ヴァーミリオン・ゲートキーパー"。」

 

「"次元ロボ ゴーユーシャ"。...大事な決勝でデッキを変えるなんて、やっぱり変わってるね、君。」

 

 

「ふふ、始めましょうか。僕のターン、ドロー。"イエロー・ボルト"にライド。"ゲートキーパー"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ゴーユーシャ

 

□■□

□□□

V   : イエロー・ボルト

 

レン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"次元ロボ ダイスクーパー"にライド。"ゴーユーシャ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。そして、"次元ロボ ダイブレイブ"をコールし、バトル!」

 

「攻めてきましたね。」

 

「"ダイブレイブ"でアタック。」

 

"次元ロボ ダイブレイブ" : パワー8000

 

「ノーガード、ダメージチェック。"悪夢の国のダークナイト"。ゲット、クリティカルトリガー。パワー+10000。」

 

"イエロー・ボルト" : パワー18000(8000+10000)

 

いいところでトリガーを引きました。

皇帝のヴァンガードのアタック、トリガーが無ければ通りませんね。

 

「"ダイスクーパー"でアタック!」

 

"次元ロボ ダイスクーパー" : パワー8000

 

「これもノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"プラチナム・エース"。」

 

「ノートリガー。ヴァンガードのアタックはヒットしませんね。」

 

「ああ。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

■■□

V   : 次元ロボ ダイスクーパー

R左  : 次元ロボ ダイブレイブ

 

□■□

□□□

V   : イエロー・ボルト

 

レン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「では僕のターン、ドロー。ライド、"デモンテッド・エクセキューショナー"。"イエロー・ボルト"のスキルでSB2。"プリズナー・ビースト"、"キューティクルディフェンダー フラヴィア"。トリガーがSCされたので、1枚ドロー。」

 

これでソウルは4枚。全然足りないね。

 

「さらに"デモンテッド"のスキル。CB1することでSC3。"アイアンハート・アサシン"、"ファンタズマ・エグゼキューター"、"ブリッツ・リッター"。トリガーがSCされたので、1枚ドロー。」

 

う~ん、この手札ならもっとコールしよう。

 

「"イエロー・ボルト"、"プリズナー・ビースト"をコール。"プリズナー・ビースト"のスキルでSC1。さらに"プリズナー・ビースト"はソウルが5枚以上なら、常にパワー+2000。」

 

"プリズナー・ビースト" : パワー10000(8000+2000)

 

「バトルです。"イエロー・ボルト"でアタック。」

 

"イエロー・ボルト" : パワー8000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"次元ロボ ダイレーサー"。ゲット、クリティカルトリガー。ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"次元ロボ ダイスクーパー" : パワー18000(8000+10000)

 

あらら、トリガーを引かれてしまいました。

でも、"デモンテッド"と"プリズナー・ビースト"が力を合わせれば問題ありません。

 

「"プリズナー・ビースト"のブースト、"デモンテッド"でアタックです。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー19000(9000+10000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"風の開拓者"。」

 

「ダメージチェック、"超次元ロボ ダイユーシャ"。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

■■□

V   : 次元ロボ ダイスクーパー

R左  : 次元ロボ ダイブレイブ

 

□■■

□■□

V   : デモンテッド・エクセキューショナー

R右  : イエロー・ボルト

R中央 : プリズナー・ビースト

 

レン 手札:7枚、ソウル:8枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"次元ロボ カイザード"にライド。"ダイスクーパー"のスキルで山札から7枚見て、"超次元ロボ ダイユーシャ"を手札に加える。そして、"ダイブレイブ"を後列へ移動、"次元ロボ ダイドラゴン"、"プラチナム・エース"をコール。」

 

「う~ん、やっぱり攻めてきますね、皇帝。」

 

「行くよ、レン君。"プラチナム・エース"でリアガードにアタック。」

 

"プラチナム・エース" : パワー10000

 

「ノーガードです。"イエロー・ボルト"は退却。」

 

「"カイザード"でアタック。」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー10000

 

おや、ダイブレイブのスキルを使うつもりはない、ということでしょうかね。

まあ、このアタックは元々守るつもりはありませんが。

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"次元ロボ ダイレーサー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ダイドラゴン"へ!」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー10000、☆2

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"エンブレム・マスター"、"悪夢の国のマーチラビット"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー19000(9000+10000)

 

「トリガーを引かれたか。でも、"ダイブレイブ"のブースト、"ダイドラゴン"でアタック。」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「"ヴァリアンツ・キラーテイル"でガード。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー29000(9000+10000+10000)

 

「防がれたか。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□□

■■■

V   : 次元ロボ カイザード

R右  : プラチナム・エース

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R左下 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

□■□

□■□

V   : デモンテッド・エクセキューショナー

R中央 : プリズナー・ビースト

 

レン 手札:7枚、ソウル:8枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

『う~ん、ここまでは互角のファイト。それにお互いリアガードをあまり展開してこないですね。』

 

『そ、おーですね。雀ヶ森選手はヴァンガードのラインを重視。対する光定選手は三つのラインを使っていますが、コールする枚数は最低限。』

 

『特殊ルールの影響を受けないように展開しているんでしょうか。』

 

『そういうことでしょうねえ。』

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。その鋼の翼で敵を切り裂け。ライド、"ブレイドウイング・レジー"。イマジナリーギフトプロテクトⅠ。"レジー"のスキル。ソウルが10枚以下なら、SB1することでソウルから1枚を裏でバインド。"ヴァーミリオン・ゲートキーパー"を裏でバインド。」

 

これで1枚。まだまだこれからですね。

 

「まだまだやりますよ。"レジー"のスキル。SB1、"ファンタズマ・エグゼキューター"をバインド。SB1、"ブリッツ・リッター"をバインド。SB1、"ファンタズマ・エグゼキューター"をバインド。」

 

これで4枚。このターンはもう一枚バインドして、5枚を目指そうか。

 

「"ファンタズマ・エグゼキューター"をコールし、スキル。自身を退却し、"ダイブレイブ"を退却、SC2。」

 

「"ダイブレイブ"を退却。」

 

「"レジー"のスキル、SB1、"キューティクルディフェンダー フラヴィア"をバインド。これにより、裏でバインドされているカードが5枚になった。"レジー"は限界を超える。常にパワー+5000。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー17000(12000+5000)

 

「そして、"イエロー・ボルト"、"風の開拓者"、"エンブレム・マスター"をコール。"エンブレム・マスター"のスキル、CB1、"イエロー・ボルト"を対象に発動。すべてドロップゾーンにあるから、ドロップゾーンから3枚ソウルへ。」

 

もう少しバインドできるけど、今はやめておこうかな。

 

「バトル。"イエロー・ボルト"で"ダイドラゴン"にアタック。スキルでSC1、パワー+5000。」

 

"イエロー・ボルト" : パワー13000(8000+5000)

 

「"プラチナム・エース"でインターセプト。」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー15000(10000+5000)

 

「ここでリアガードを狙ってくるなんて。」

 

「あなたの狙いはわかってますから。」

 

「ふ、さすがだよ、レン君。」

 

「"レジー"、アタックです。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"プリズナー・ビースト"、"キューティクルディフェンダー フラヴィア"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"エンブレム・マスター"にパワー+10000。」

 

"エンブレム・マスター" : パワー19000(9000+10000)

 

「さらに"風の開拓者"のスキルで、"フラヴィア"をソウルに置き、SC2。これにより、ソウルが7枚以上になったので、"エンブレム・マスター"のパワーとシールドを+5000。」

 

"エンブレム・マスター" : パワー24000(9000+10000+5000)

 

「ダメージチェック、"次元ロボ ダイドラゴン"。」

 

「"エンブレム・マスター"でアタック。」

 

"エンブレム・マスター" : パワー31000(9000+10000+5000+7000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"次元ロボ ダイマリナー"。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□□□

■■□

V   : 次元ロボ カイザード

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

 

■■■

■■□

V   : ブレイドウイング・レジー

R右  : イエロー・ボルト

R左  : エンブレム・マスター

R中央 : プリズナー・ビースト

R左下 : 風の開拓者

 

レン 手札:5枚、ソウル:8枚、ダメージ:1枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。ライド、"超次元ロボ ダイユーシャ"。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。さらに"カイザード"のスキルで手札を1枚捨て、イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「"プラチナム・エース"、"次元ロボ ダイブレイブ"をコール。"ダイドラゴン"のスキル、SB1でヴァンガードのパワー+5000。」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー38000(13000+10000*2+5000)

 

「これにより、パワー35000を超えたので"ダイユーシャ"はクリティカル+1。"ダイドラゴン"はパワー+10000。」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー38000(13000+10000*2+5000)、☆2

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「バトル。"ダイユーシャ"、ヴァンガードにアタック!」

 

「プロテクト。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、"次元ロボ ダイマリナー"、"次元ロボ ダイバトルス"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ダイドラゴン"へ。」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「"ダイドラゴン"でアタック。」

 

「う~ん、"プリズナー・ビースト"でガード。"エンブレム・マスター"でインターセプト。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー37000(12000+5000+10000+10000)

 

「"プラチナム・エース"、アタック!スキル、SB1してパワー+10000、クリティカル+1。」

 

"プラチナム・エース" : パワー28000(10000+10000+8000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"デモンテッド・エクセキューショナー"、"ブリッツ・リッター"。」

 

ああ、もったいない。

無駄なダメージトリガーなうえに、クリティカルトリガーなんて、ついてないな~。

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□□■

■■■

V   : 超次元ロボ ダイユーシャ

R右  : プラチナム・エース

R右下 : 次元ロボ ダイブレイブ

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

 

□■■

■■□

V   : ブレイドウイング・レジー

R右  : イエロー・ボルト

R中央 : プリズナー・ビースト

R左下 : 風の開拓者

 

レン 手札:2枚、ソウル:8枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。おや、皇帝のおかげでリアガードが3枚です。」

 

「ははは、レン君がインターセプトして調整したんじゃないか。」

 

「おや、そうでしたか。...では、"ブレイドウイング・レジー"にライド。イマジナリーギフトプロテクトⅠ。」

 

さあ、このターンで一気に行きましょうか。

15の滅びの翼をそろえるまではいきませんが...

 

「"レジー"のスキル。SB1、"フラヴィア"をバインド。SB1、"風の開拓者"をバインド。これにより、裏のバインドの枚数が7枚。パワー+10000、ドライブ+1。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「まだまだ行きますよ。SB1、"フラヴィア"をバインド。SB1、"ブリッツ・リッター"をバインド。」

 

おや、ソウルが1枚まで減っちゃいました。

では、補充しましょうか。

 

「"デモンテッド・エクセキューショナー"をコールし、スキル。CB1してSC3。"ヴァリアンツ・キラーテイル"、"悪夢の国のダークナイト"、"悪夢の国のマーチラビット"。トリガーがソウルに置かれたので、1枚ドロー。」

 

おや、これは良いカードを引きました。

 

「"イエロー・ボルト"を後列へ移動。"デモンテッド・エクセキューショナー"をコール。スキルでCB1し、SC3。"ヴァリアンツ・キラーテイル"、"アイアンハート・アサシン"、"悪夢の国のマーチラビット"。トリガーがソウルに置かれたので、1枚ドロー。...そして、"レジー"のスキル、SB1、"悪夢の国のマーチラビット"をバインド。これで10枚。パワー+10000、クリティカル+2。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー37000(12000+5000+10000*2)、☆3

 

「バトルです。"レジー"でアタック。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー47000(12000+5000+10000*2+10000)、☆3

 

 

『パワー47000、クリティカル3!』

 

『恐るべきパワー、クリティカルです!』

 

 

「"ダイヤモンド・エース"、手札を1枚捨て、完全防御!」

 

「おや、ちゃんと持ってましたか。トリプルドライブ、"アイアンハート・アサシン"、"アイアンハート・アサシン"、"エンブレム・マスター"。」

 

「トリガーは無し。」

 

「う~ん、残念。なら、左の"デモンテッド"で"プラチナム・エース"にアタック。グレード2以上にアタックしたため、パワー+5000。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー"(R左) : パワー21000(9000+7000+5000)

 

「させないよ、"次元ロボ ダイレーサー"でガード。」

 

"プラチナム・エース" : パワー25000(10000+15000)

 

「なら、右の"デモンテッド"で"プラチナム・エース"にアタック。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー"(R右) : パワー22000(9000+8000+5000)

 

「守る!"次元ロボ ダイレーサー"!」

 

"プラチナム・エース" : パワー25000(10000+15000)

 

 

『光定選手、防ぎ切りみゃした!』

 

『雀ヶ森選手のあの猛攻を防ぎ切りましたねえ。素晴らしいです~。』

 

「残念。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□□■

■■■

V   : 超次元ロボ ダイユーシャ

R右  : プラチナム・エース

R右下 : 次元ロボ ダイブレイブ

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

 

■■■

■■■

V   : ブレイドウイング・レジー

R右  : デモンテッド・エクセキューショナー

R左  : デモンテッド・エクセキューショナー

R中央 : プリズナー・ビースト

R右下 : イエロー・ボルト

R左下 : 風の開拓者

 

レン 手札:6枚、ソウル:5枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「このターンで決める。スタンド&ドロー。正義の心は永久不滅。さらに大きく燃え上がる!ライド、"究極次元ロボ グレートダイユーシャ"!イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。」

 

"プラチナム・エース" : パワー20000(10000+10000)

 

「さらに、"グレートダイユーシャ"は登場時、前列にパワー+10000。」

 

"究極次元ロボ グレートダイユーシャ" : パワー43000(13000+10000*2+10000)

"プラチナム・エース" : パワー30000(10000+10000+10000)

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「"次元ロボ ゴーレスキュー"、"次元ロボ ダイマリナー"をコール。"ダイマリナー"のスキル、SB1することでこのターン、"グレートダイユーシャ"のアタックは手札からなら2枚以上でガードしなくてはならない!」

 

「う~ん...困りましたねえ。」

 

「バトル!"グレートダイユーシャ"でアタック!」

 

"究極次元ロボ グレートダイユーシャ" : パワー48000(13000+10000*2+10000+5000)

 

「...ノーガード。」

 

 

『おおっと、雀ヶ森選手、これは絶対絶命か!?』

 

『ここで光定選手がクリティカルトリガーを引けば、雀ヶ森選手はダメージ6!』

 

 

「引く...!ツインドライブ、1枚目、"超次元ロボ ダイユーシャ"。2枚目...くっ、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"プラチナム・エース"にパワー+10000。」

 

"プラチナム・エース" : パワー40000(10000+10000+10000+10000)

 

「ダメージチェック、"悪夢の国のダークナイト"。ゲット、クリティカルトリガー。ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「まだだ!"プラチナム・エース"でアタック!スキルでSB1、パワー+10000、クリティカル+1!」

 

"プラチナム・エース" : パワー58000(10000+10000+10000+10000+10000+8000)、☆2

 

「プロテクト。手札を1枚捨て、完全ガードです。」

 

「くっ、"ダイドラゴン"でアタック!」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー38000(10000+10000+10000+8000)

 

「"ブリッツ・リッター"でガード。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー42000(12000+5000+10000+15000)

 

「く...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:3枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■■■

■■■

V   : 究極次元ロボ グレートダイユーシャ

R右  : プラチナム・エース

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R中央 : 次元ロボ ゴーレスキュー

R右下 : 次元ロボ ダイブレイブ

R左下 : 次元ロボ ダイマリナー

 

■■■

■■■

V   : ブレイドウイング・レジー

R右  : デモンテッド・エクセキューショナー

R左  : デモンテッド・エクセキューショナー

R中央 : プリズナー・ビースト

R右下 : イエロー・ボルト

R左下 : 風の開拓者

 

レン 手札:3枚、ソウル:5枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「ごめんなさい、皇帝。僕はこんなところで負けるわけにはいかないんですよ。」

 

「レン君...」

 

「僕はユウトを超える。こんなところで足踏みしていられない。」

 

そう、僕はユウトを超える。ユウトに勝つためにはもっと強くなる。

 

「ファイナルターン!」

 

「っ...」

 

「スタンド&ドロー。"エンブレム・マスター"をコール。スキルでCB1、"イエロー・ボルト"を対象にします。ドロップゾーンの3枚をソウルへ。"レジー"のスキル、SB1

、"悪夢の国のマーチラビット"をバインド。SB1、"悪夢の国のダークナイト"をバインド。SB1、"ヴァリアンツ・キラーテイル"をバインド。」

 

これで13枚。そして、このカードを使えば...

 

「"エンブレム・マスター"をコール。スキル、CB1、"イエロー・ボルト"を対象。ドロップゾーンの3枚をソウルへ。そして、"レジー"のスキル。SB1、"ヴァリアンツ・キラーテイル"をバインド。SB1、"デモンテッド"をバインド。」

 

「これで15枚...」

 

「終わりです。"ブレイドウイング・レジー"でアタック!」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー47000(12000+5000+10000*2+10000)、☆3

 

「"レジー"のスキル。15枚の裏のバインドがあれば、相手に2ダメージ!」

 

「くっ、ダメージチェック、"次元ロボ カイザード"、"究極次元ロボ グレートダイユーシャ"...僕の負けだ。」

 

 

「皇帝、あなたとのファイト、僕をさらに高みを近づけました。楽しかったです、あなたとのファイト。」

 

「ふ...雰囲気が変わったと思ってたけど。僕も楽しいファイトだった。」

 

「またやりましょう。約束ですよ。」

 

「ああ、また。」

 

 

『勝者、雀ヶ森レン!そして、久導ユウト、鳴海アサカも勝利!これにより、ソウルステージはチーム全員全勝という快挙で、チームNAL4がステージ優勝を決めました!』

 

 

「ごめん、皇帝。」

 

「すみません...手も足も出ませんでした。」

 

「あはは...参ったな...」

 

 

 

.




すまん皇帝回。


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第四十四話「自覚」

久しぶりのファイト無し回。いつもよりかなり短めです。


ユウトside

 

 

俺たちがアジアサーキット ソウルステージを優勝してから少し経ったある日。

俺はアサカと出かける約束をしていて、今は待ち合わせ場所でアサカを待っていた。

 

 

「早く着きすぎたかな。」

 

駅前で待ち合わせをしているのだが、何だかやけに周りに人が多い。

駅前なのだから当たり前なんだけど、なぜか立ち止まってこっちの方を見ている人が多い。

 

 

『ねえ、あの人めっちゃかっこよくない?』

『ね!モデルさんかな?』

 

『あらやだ、奥さん。あの子、素敵じゃない?』

『そうねえ。うちの子もあんな子だったらよかったのに。』

 

『ねえねえ、声かけてこようよ!』

『ええ、でも絶対彼女いるよ~。』

 

 

「(なんだか視線を感じる...)」

 

「あ、あの~...」

 

「え?」

 

「あの、私たちこれからカラオケに行くんですけど、良かったら一緒にどうですか!」

 

「え、えっと...ごめんなさい。約束が...」

 

 

こ、これはいわゆる逆ナンというやつか!?

俺が逆ナンされる日が来ようとは。

 

「じゃ、じゃあ今度一緒に行きましょう!連絡先を交換しませんか!」

 

「う~ん...まあ、それくら「お待たせ、ユウト。」いなら...アサカ。」

 

「この女たちは誰かしら?」

 

「あ、あなたこそ誰ですか!」

 

あ、アサカ、ちょっと怖いオーラが出てるというか、なんというか...

そして、それに気付かないこの子たちもすごいな...

 

「私?私はね...」

 

アサカが俺の腕に抱き着く。

 

「ユウト、この男の彼女よ!」

 

「な、なんですって!?」

 

「...(まあ、ナンパが去ってくれるなら、否定しなくていいか。)」

 

「(い、いつもなら否定するユウトが、否定しない...!?)」

 

 

「...そんな女より、私の方が魅力的です!その女と別れて、私と付き合って下さい!」

 

「え、えぇ...」

 

 

この子もタフだな...というか、なぜそんなに俺に拘るんだ。

仕方ない、俺もはっきりと断らなくては。

 

「ごめん。俺はアサカと別れるつもりもないし、たとえ別れたとしても、君と付き合うことはないよ。」

 

「な、なんでですか!」

 

「アサカは俺にとって大切な人だから。そんなアサカを、"そんな女"なんて言う人は、好きにはなれないよ。」

 

「(!?!?!?!?)」

 

「だから、君とは付き合えない。俺はアサカが好きだから。」

 

「(フワアアアアアアア!!!!!!!)」

 

 

痛い...アサカの掴んでる力が異様に強くて痛い。

もしかして、調子に乗ったから怒ってる...?

 

「くっ...う、うわあああああん!」

 

「あ、待って、エーコちゃん!」

 

俺の言葉に、エーコちゃんとやらともう一人の女の子は走り去っていった。

少し申し訳ない気もするけど、こればっかりは仕方ないよな。

 

「さて、と。じゃあそろそろ行こうか、アサカ。」

 

「ソ、ソウネ。イキマショウカ。」

 

「あ、アサカ?」

 

何だか様子がおかしいけど、まあ腕に抱き着いてるし歩き出せばついてくるか。

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

ユウトが大切って言ってくれた

ユウトが好きって言ってくれた

 

 

ああ、今日はなんて幸せな日なのかしら

それに今日は珍しく、ユウトから一緒に出掛けようと誘ってくれた。

 

「ユウト、今日はどこに行くの?」

 

「そうだね、とりあえずついてきてよ。」

 

そう言って、ユウトは歩いていく。

私はユウトの腕に抱き着き、一緒に歩いていく。

 

待ち合わせのところでもそうだったけど、ユウトはかっこいい。

背も高くて、すらっとしていて、何より顔がイケメンだ。

だからユウトへの視線と、一緒にいる私への嫉妬の視線がたくさん。

 

でもね、あなたたちは何もわかってない。

ユウトの本当に素敵なところは、その優しさなのよ。

 

私を救ってくれたあの日。私はユウトのその優しさに恋をした。

 

 

「ここだよ。アサカと一緒に来たかったところ。」

 

「ここって...」

 

ユウトについて、ついた店はアクセサリーショップだった。

ちょっとお高そうな感じのお店だけど...

 

「じゃあ入ろうか。」

 

「え、ええ。」

 

イラッシャイマセ-

 

 

「すみません、久導です。依頼していたものってできてますか?」

 

「久導様ですね。ご依頼の品は既に用意できております。少々お待ちください。」

 

ユウトが店員と話して、店員が店の奥へと走って行った。

依頼の品って言ってたけど、何か勝ったのかしら。

 

しばらくまっていると、店の奥から店員が戻ってきた。

 

「久導様、お待たせ致しました。ご依頼のムーンストーンのピアスでございます。」

 

「ありがとうございます。...アサカ、これを。」

 

「え、私に...?」

 

「うん。いつもアサカにはいろいろ世話になってるからさ。ずっと、何かお礼をしたいって思ってたんだ。それで、レンやテツに相談したら、やっぱり何か形のあるものがいいんじゃないかってことになってさ。」

 

 

ユウトが、私に...?

お礼だなんて、本当は私がユウトにすべきことなのよ..?

あの日助けてくれてありがとうって。こんな私を認めてくれてありがとうって。

 

「いつもありがとう。そして、これからも一緒にいてほしい。」

 

「ユウト...ありがとう...大切にするわ...」

 

「っ...!」

 

 

本当に幸せよ、ユウト。今この時が私にとってはかけがえのない幸せな時間。

あなたに出会えてよかった。あなたに恋してよかった。

たとえこの恋が実らなかったとしても、私は幸福よ。

あなたと過ごすこの時が、私にとって何よりも幸せなの。

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

胸の鼓動がうるさい。

顔が熱を帯びているのがわかる。

 

ただ、いつものお礼がしたかっただけだった。

ただ、これからも一緒にいたいと思っただけだった。

ただの友愛だと思っていた。

 

でも、これは友愛ではない。

気付いてしまった。この感情に名前を付けるとしたら、それは...

 

「(俺は、アサカが好きなんだ...これが、恋...)」

 

 

アサカが笑うと嬉しい。

アサカが泣くと悲しい。

それがただの友愛だと、そう思っていた。

 

でも、気付いてしまった。自覚してしまった。

アサカを愛しているということに。

 

 

俺はアサカが好きだ。

 

 

「(アサカ。大好きだ。君の笑顔を見ていられるなら、俺は...)」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

???side

 

 

「くそ...久導...ユウト...!」

 

あいつが最強ファイターだとか言われているのが気に食わない!

あいつがアサカ様と一緒にいることが気に食わない!

 

あいつのせいで俺は...!

 

「復讐だ...復讐してやる...復讐だあああああああ!」

 

 

待っていろ、久導ユウト...!

貴様を倒して、アサカ様を取り戻して見せる...!

 

 

 

.



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第四十五話「風の導き」

ユウトside

 

 

俺がアサカへの想いを自覚してから、また少し経ったある日。

今日はなぜか、カードショップPSYに行かなくてはならない気がしている。

 

なぜだかわからないけど、絶対にPSYに行くべきだと感じる。

だから、こうしてカードショップPSYに来たわけなんだけど...

 

 

「ユウトさん、こんにちは。」

 

「おっす!」

 

「ソウルステージぶりね。」

 

「やあ、アイチ君、カムイ君、ミサキさん。」

 

 

チームQ4の面々とばったり会った。どうやら彼らは買い物の途中らしい。

そして、カードショップPSYに入ろうとしていた人を発見し、声をかけていたらしい。

 

 

「...貴様、名は?」

 

「俺?...俺は久導ユウト。君たちは?」

 

「俺は蒼龍レオン。」

 

「私はシャーリーンだよ~。」

 

「...」

 

「...えっと、君は?」

 

「...」

 

二人は名乗ってくれたんだけど、もう一人の女の子が黙ったままだ。

なぜか顔を真っ赤にして、俺のことを見ている

 

「あなたたち、ここで何をしているの?」

 

「あ、ユウト君だ。どうしたの~?」

 

「あらあら。いっぱいお客さんが来ているようね。」

 

「コーリンさん、レッカさん、スイコさん。」

 

 

ウルトラレアの三人がやってきた。

どうやらソウルから今帰ってきたみたいだ。

手にはキャリーバッグがある。

 

「風を感じた。」

 

「俺はなぜか、今日ここに来なきゃいけないと感じてね。」

 

「僕たちはそちらの人たちがお店に入っていこうとしていたので...」

 

「なるほどね。まあ、とりあえず入りなさい。」

 

そう言って、コーリンさんは店の中に入っていく。

というか、結局もう一人の女の子は名乗ってくれなかったな。

 

「...」

 

しかも、なぜかまだ俺のことを見ている。

いや、あれは睨んでいる...?

 

「(う~ん、来てみればわかると思ったんだけどな...)」

 

「(ユウト、何か考えてる。...絵になるわね。)」

 

「(ユウト君、考え事してるわね。...やっぱりかわいいわ。)」

 

「(うわ~、二人とも顔がだらしない。アイドルの顔じゃないわよ。)」

 

 

ここに来たら何かわかると思ったんだけどな。

だけど、少し心当たりがあるとすれば、レオン君たちか。

風を感じた、と言っていた。明確に何か目的があって、この店に近付いたアイチ君たちと違って、俺と同じように何かを感じてここに来た彼ら。

 

俺が感じた何か、とはレオン君たちのことかもしれない。

 

「貴様、先ほど何かを感じた、といったな。」

 

「ああ。...君も風を感じた、と言っていたね。」

 

「ああ。どうやら、俺が感じた風、貴様のようだ。」

 

「どうやら、同じことを考えていたみたいだね。」

 

レオン君もどうやら同じ考えのようだ。

そして、彼の手にあるものを見れば、おのずと答えが出る。

 

「ファイト、しようか。」

 

「ほう...貴様もファイターか。」

 

「ああ。どうやら、俺と君が感じたものはこれみたいだ。」

 

「ちょっと待ちなさい!」

 

俺とレオン君がファイトする気満々で話していると、先ほど名乗らなかった女の子が割って入ってきた。

 

「ジリアン、どうした。」

 

「レオン様、ここは私にファイトさせてください。」

 

「なぜだ。」

 

「れ、レオン様が出る必要はありません。あたしが彼の実力を測ります!」

 

「へえ、君、結構自信あるみたいだね。」

 

面白いね。強いファイターってのは興味がある。

 

「ヒャア...アタシニハナシカケテル...」

 

「え?」

 

「ン、ンンッ!..ふぁ、ファイトよ。あなたの実力、見せてもらうわ!」

 

「いいよ。望むところだ。」

 

.....

....

...

..

.

 

スイコさんにお願いして、店の奥のファイトテーブルを貸してもらうことに。

観客として、アイチ君たちチームQ4、レオン君とシャーリーンさん。

そして、スイコさん、コーリンさん、レッカさんがすぐ横の段差に座っている。

 

「じゃ、じゃあ行くわよ。」

 

「ああ。」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

「"ブローバブル・ドラコキッド"。」

 

「"アルボロス・ドラゴン”新芽”"。」

 

 

「あ、あれは!?」

 

「伝説のアクアフォース!?」

 

 

「アクアフォース...」

 

聞いたことのないクランだ。でも、カムイ君やミサキさんは知っているらしい。

アイチ君は戸惑っているように見える。

 

「ふふ、行くわよ。あたしのターン、ドロー。"ティアーナイト テオ"にライド。"ブローバブル"のスキルで1枚引き、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ティアーナイト テオ

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン"新芽"

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「さあ、あなたのターンよ、ダーリン。」

 

「えっ?」

 

「「はぁ!?」」

 

だ、ダーリン!?あの子はいったい何を言っているんだ。

というか、コーリンさん、スイコさんはアイドルが出しちゃいけないようなどすのきいた声出してるし。

 

「べ、別にいいじゃない。」

 

「い、いや...意味わかってる?」

 

「当然よ。あたし、あなたに一目惚れしたわ!だから、あなたをあたしの夫にするわ!」

 

「は、はぁ!?」

 

こ、この子はいったい何を言ってるんだ!?

一目惚れ!?夫にする!?

 

「このファイト、あたしが勝ったらあなたを夫にする。いいわね!」

 

「い、いや...」

 

「あなたが勝ったら、あたしがお嫁になってあげる!」

 

そ、それは逃げ場がないのでは!?

 

「お、俺が勝ったら、その話は無し!」

 

「む...まあいいわ。絶対に勝つ!」

 

「く...俺のターン、ドロー。"アルボロス・ドラゴン”若枝”"にライド。"新芽"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。」

 

う~ん、手札がグレード2以上ばっかりだな。

仕方ない、このままバトルに入るか。

 

「バトル。"若枝"でアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”若枝”" : パワー8000

 

「ノーガード。あなたの愛の鞭、受けてあげる。」

 

「うっ...(やりづらい...)」

 

「さあ、来なさい。」

 

「...ドライブチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック、"ティアーナイト テオ"。」

 

「"若枝"のスキル。アタックがヒットしたので、山札の上から4枚見て、"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"を手札に加え、残りを山札の下へ。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : ティアーナイト テオ

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン"若枝"

 

ユウト 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"ティアーナイト ラザロス"にライド。そして、"タイダル・アサルト"、"発光信号のペンギン兵"、"コーラル・アサルト"、"戦場の歌姫ネリッサ"をコール。"ペンギン兵"のスキルで自身をレストし、"タイダル"にパワー+5000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトルよ。"タイダル"でアタック。スキルでSB1し、自身をスタンド。」

 

 

「アタックしているユニットがスタンドした!」

 

「えっと、この場合はどうなるんでしたっけ。」

 

「アタックしていることに変わりはない。だから、バトルは継続よ。」

 

 

「(面倒だな。ノヴァグラップラーに近い、リアガードの連続アタックを特徴とするクランのようだな。)」

 

「さあ、ガードするのかしら?」

 

「いや、ノーガード。ダメージチェック、"アルボロス・ドラゴン”樹”"。」

 

う~ん、トリガーが出てほしかったけど、出なかったか。

ここでトリガーが出てくれてたら、守りやすかったんだけど。

 

「ふふ、行くわよ。もう一度、"タイダル"でアタック!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「"カローラ・ドラゴン"でガード。」

 

"アルボロス・ドラゴン”若枝”" : パワー18000(8000+10000)

 

 

「("カローラ・ドラゴン"をガードに使った。ユウトにしては珍しいわね。)」

 

「(おそらく、手札にガード値が少ない...ユウト君、負けないで。)」

 

「「(負けたら、ユウト(君)が取られる!!!)」」

 

 

「次は"ネリッサ"のブースト、"ラザロス"でアタック。"ラザロス"は2回目以降のアタックなら、パワー+3000。」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー20000(9000+3000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「行くわよ。ドライブチェック、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルをヴァンガード、パワーは"コーラル"へ。」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー20000(9000+3000+8000)、☆2

"コーラル・アサルト" : パワー19000(9000+10000)

 

「ダメージチェック、"アルボロスの陣風 オリヴェル"、"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"。」

 

「これで最後よ。"コーラル"でアタック。"コーラル"はアタック時、レストしている他のユニットが4枚以上なら、パワー+15000!」

 

"コーラル・アサルト" : パワー34000(9000+10000+15000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「エンドフェイズ。"ネリッサ"のスキルで、レストしているリアガードが4枚以上なので、自身をソウルに置き、1枚ドロー。さらに"コーラル"のスキルで、このターン合計4回以上アタックしているので、自身をソウルに置き、1枚ドロー。あたしはこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■□□

■■□

V   : ティアーナイト ラザロス

R左  : タイダル・アサルト

R左下 : 発光信号のペンギン兵

 

□■□

□□□

V   : アルボロス・ドラゴン"若枝"

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「おいおい、嘘だろ...」

 

「あの久導ユウトが押されてる!?」

 

「ユウトさん...」

 

 

「...俺のターン、スタンド&ドロー。"アルボロス・ドラゴン”樹”"にライド。スキル発動。次にコールする"プラント・トークン"1枚は、強化された状態でコールされる。」

 

 

まさかいきなりダメージ4まで食らうとは思わなかった。

でも、俺もここから攻めていく。負けるわけにはいかない。

 

「"アルボロスの陣風 オリヴェル"をコール。そして、スキル発動。CB1し、"プラント・トークン"を2枚コール。これでバトルだ。"プラント・トークン"で"タイダル"にアタック。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー10000

 

「させないわ。"スーパーソニック・セイラー"でガード。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー24000(9000+15000)

 

「やはり、そのカードがキーカードか。」

 

「あら、さすがダーリン。素敵だわ。でも、そう簡単に退却させない!」

 

「..."樹"でヴァンガードにアタック。」

 

もう無視だ、無視。いちいち突っ込んでたら、身が持たない。

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー10000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"佳花の乙女アネルマ"。」

 

「ダメージチェック、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー。ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー19000(9000+10000)

 

くっ、またトリガーか。なんだか今日は運が悪い気がする。

 

「あらあら。勝利の女神もあたしを応援してるみたいね。」

 

「くっ...」

 

「諦めて、あたしの夫になりなさい!」

 

「絶対に断る!"プラント・トークン"のブースト、"オリヴェル"で"タイダル"にアタック!」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー15000(10000+5000)

 

「"アウトライド・ドラコキッド"でガード。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー24000(9000+15000)

 

「くそ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□□

■■□

V   : ティアーナイト ラザロス

R左  : タイダル・アサルト

R左下 : 発光信号のペンギン兵

 

■■■

□□■

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R右  : アルボロスの陣風 オリヴェル

R左  : プラント・トークン(強化)

R右下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。海を裂き、大地を割る蒼き竜の咆哮!"ネイブルゲイザー・ドラゴン"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

「"ネイブルゲイザー・ドラゴン"...」

 

「"コーラル・アサルト"、"フロンタル・セイラー"をコール。"ペンギン兵"のスキルで自身をレストし、"タイダル"にパワー+5000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトルよ。"タイダル"で"プラント・トークン"にアタック。スキルでSB1し、スタンド。」

 

「"オリヴェル"でインターセプト。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー15000(10000+5000)

 

「もう一度、"タイダル"で"プラント・トークン"にアタック。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「く、ノーガード。」

 

「"フロンタル・セイラー"でアタック。」

 

"フロンタル・セイラー" : パワー12000(7000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"佳花の乙女アネルマ"...くそ...」

 

「ふふ、どうやらあたしとダーリンの運命は決まったようね。」

 

「っ...俺は好きな人がいるんだ!君に負けるわけにはいかない!」

 

....俺の叫びに、周りが静かになる。

そして、ジリアンさんは俯き、震えている。

 

「...なんですって!?」

 

「だ、だから、俺は好きな人がいるんだ。だから君の気持ちには答えられない。」

 

「っ...絶対に勝つ。勝って、あなたを夫にするのよ!"ネイブルゲイザー"でアタック!3回目以降のアタックなのでスキル発動。CB1、"フロンタル・セイラー"をスタンド。自身にパワー+10000。"フロンタル・セイラー"は前列でスタンドしたので、パワー+10000!」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

"フロンタル・セイラー" : パワー22000(7000+5000+10000)

 

「"アミメロ・メーロン"でガード。手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、"ネイブルゲイザー・ドラゴン"、"発光信号のペンギン兵"。」

 

よし、トリガーが出なかった。これなら守れる!

 

「"フロンタル・セイラー"でアタック!」

 

「"激辛闘士カブ・サイ・シー"でガード。」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー25000(10000+15000)

 

「ラストアタック!"コーラル・アサルト"!スキルでパワー+15000!」

 

"コーラル・アサルト" : パワー24000(9000+15000)

 

「"激辛闘士カブ・サイ・シー"!」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー25000(10000+15000)

 

「防がれた...でも、追い詰めたわ。エンドフェイズ、このターン合計4回以上アタックしているので、"コーラル"のスキルで自身をソウルに置き、1枚ドロー。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■□□

■■□■

V   : ネイブルゲイザー・ドラゴン

R左  : タイダル・アサルト

R左下 : 発光信号のペンギン兵

Rア1 : フロンタル・セイラー

 

□■□

□□■

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R右下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「これが伝説のクラン、アクアフォース...」

 

「あの久導ユウトをここまで追い詰めるなんて、めちゃくちゃ強ええ...」

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身!"白百合の銃士セシリア"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

 

「"カローラ・ドラゴン"をコール。"セシリア"のスキル、CB1、"プラント・トークン"をコストに山札の上から5枚見て...くっ...」

 

5枚中4枚がトリガー...なんなんだ、今日の運は。

あまりにもひどすぎる。これじゃあまるで、俺がジリアンさんの夫になるよう運命が導いているみたいじゃないか...

 

いや、俺が好きなのはアサカだ!アサカ以外の夫になるつもりはない!

 

「"ダンシング・サンフラワー"、"プライマルヴェイン・ドラゴン"をコール。"カローラ・ドラゴン"はパワー+6000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「そして、"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"をコール。スキルで"ダンシング・サンフラワー"を退却し、"プラント・トークン"を2枚コール。リアガードが5枚以上なので、自身にパワー+10000。"カローラ・ドラゴン"はパワー+6000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー20000(8000+3000*4)

 

「バトル!"カローラ・ドラゴン"のブースト、"セシリア"でアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー33000(13000+20000)、☆2

 

「"アウトライド・ドラコキッド"、"虹色秘薬の医療士官"でガード。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー47000(12000+15000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し...」

 

ここまで全くと言っていいほどトリガーが出ていない。

そして、今はトリガーが2枚出たらガードを突破できる。

 

「なら、"セシリア"にパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー43000(13000+20000+10000)、☆2

 

「2枚目...っ..."アミメロ・メーロン"。」

 

「ドンマイよ、ダーリン。」

 

「くっ..."聖樹"で"タイダル"にアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー28000(13000+10000+5000)

 

「"翠玉の盾パスカリス"でガード。手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「これも守るか。なら、"プライマルヴェイン"で"タイダル"にアタック。」

 

「それは守れないわ。"タイダル"は退却。」

 

「ターンエンド...」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:1枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■□□

□■□■

V   : ネイブルゲイザー・ドラゴン

R左下 : 発光信号のペンギン兵

Rア1 : フロンタル・セイラー

 

■■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : プライマルヴェイン・ドラゴン

R左  : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"フロンタル・セイラー"は前列でスタンドしたので、パワー+10000。」

 

"フロンタル・セイラー" : パワー22000(7000+5000+10000)

 

 

「なっ!?スタンドフェイズのスタンドでも発動するのかよ!」

 

「厄介なスキルだね...」

 

 

「ライド、"ネイブルゲイザー・ドラゴン"。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"ブレブボンバー・ドラゴン"、"戦場の歌姫ネリッサ"をコール。バトルよ。"ネリッサ"でヴァンガードにアタック!」

 

"戦場の歌姫ネリッサ" : パワー13000(8000+5000)

 

「"プライマルヴェイン"でインターセプト。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー18000(13000+5000)

 

「"ブレブボンバー"でアタック!」

 

"ブレブボンバー・ドラゴン" : パワー20000(12000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"月下美人の銃士ダニエル"。よし、ゲット、クリティカルトリガー。ヴァンガードのパワー+10000!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

 

「残念ね。"ブレブボンバー"のスキル。自身を退却し、相手のヴァンガードのパワーを-10000!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000(13000+10000-10000)

 

「何っ!?」

 

「さあ、行くわよ!"フロンタル・セイラー"でアタック!」

 

"フロンタル・セイラー" : パワー22000(7000+5000+10000)

 

「"ウォータリング・エルフ"でガード。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー33000(13000+20000)

 

「トドメよ!"ネイブルゲイザー・ドラゴン"でアタック!スキルにより、CB1、"フロンタル・セイラー"をスタンド、自身にパワー+10000!そして、"フロンタル・セイラー"はスキルでパワー+10000!」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

"フロンタル・セイラー" : パワー32000(7000+5000+10000*2)

 

「っ...ノーガード。」

 

 

「なっ!?」

 

「久導ユウトが...負ける...!?」

 

 

「諦めたようね。でも安心しなさい。あたしとのラブラブな日々が始まるだけよ!ツインドライブ、"戦場の歌姫ネリッサ"、"ティアーナイト ラザロス"。」

 

俺のダメージゾーンに6枚目のカードが置かれる。

そのカードは...

 

 

「"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

 

 

「来た!ヒールトリガー!」

 

「ほっ...まだユウト君は負けてないわね。」

 

「(スーさん、コーちゃん、冷や汗かきすぎ...)」

 

「くっ、だけどあたしのアタックはまだあるわ!"フロンタル・セイラー"でアタック!」

 

"フロンタル・セイラー" : パワー32000(7000+5000+10000*2)

 

「"アミメロ・メーロン"でガード。クイックシールドをコストに完全ガード。」

 

「くっ、これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:2枚、ソウル:5枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

_■□□

■□■□■

V   : ネイブルゲイザー・ドラゴン

R左下 : 発光信号のペンギン兵

Rア1 : フロンタル・セイラー

Rア2 : 戦場の歌姫ネリッサ

 

■■□

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R左  : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:1枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。」

 

さっきのターン、ヒールトリガーに助けられたけど、実質もう負けている。

これがアクアフォース。伝説のクランと呼ばれるデッキ。

 

「世界はまだ広い...俺の知らないヴァンガードがある。」

 

もっともっと見てみたい。俺の知らないヴァンガード。

俺の知らない世界...!

 

「ライド・THE・ヴァンガード!"メイデン・オブ・スタンドピオニー"!イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ!」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー13000、☆2

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー13000、☆2

 

「コール、"佳花の乙女アネルマ"。CB1、SB1で1枚引き、"プラント・トークン"をコール。"カローラ・ドラゴン"はパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「"メイデン・オブ・ドリームシャワー"をコール。スキルでCB1、このターン中、トークンユニットのパワー+10000。」

 

"プラント・トークン"(R右下) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー15000(5000+10000)

 

「"聖樹"のスキルで"ドリームシャワー"をコストに"プラント・トークン"を2枚コール。リアガードが5枚以上なので自身にパワー+10000。"カローラ・ドラゴン"、パワー+6000。"プラント・トークン"はパワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R右) : パワー15000(5000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「バトル。"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー30000(5000+10000+15000)

 

「守れるところがないわね。ノーガード。ダメージチェック、"発光信号のペンギン兵"。」

 

「"聖樹"でアタック!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー38000(13000+10000+15000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"タイダル・アサルト"、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー。パワー+10000。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「"スタンドピオニー"でアタック!CB1、リアガードを4枚退却し、"プラント・トークン"を4枚コール!そして、自身とトークンユニットにパワー+10000!"カローラ・ドラゴン"はさらに+12000!」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R右) : パワー25000(5000+10000+10000)

"プラント・トークン"(R左) : パワー25000(5000+10000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R右下) : パワー25000(5000+10000+10000)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー25000(5000+10000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー29000(8000+3000*7)

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー52000(13000+10000+29000)、☆2

 

「ふ...ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、"メイデン・オブ・スタンドピオニー"、"アルボロス・ドラゴン”樹”"。」

 

「ダメージチェック、"ネイブルゲイザー・ドラゴン"。」

 

 

何とか...勝てた...

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「あなたのこと、ますます気に入ったわ。絶対、あたしの夫にするから覚悟しなさい。」

 

「はぁ...諦めてくれ...」

 

 

「ふ、良い風だった。久導ユウト、貴様のことは忘れん。」

 

「そりゃよかったよ...」

 

俺は非常に疲れたよ...

ファイト自体は楽しかったけどさ。

 

「そして...貴様、名は?」

 

「え、ぼ、僕?」

 

「そうだ。」

 

「えっと、先導アイチです。」

 

「先導アイチ...覚えておこう。貴様とはまたすぐ会いそうだ。」

 

そう言って、レオン君たちは去っていった。

...ジリアンさんは最後、俺に投げキッスをして。

 

 

「...さて、俺も帰ろう...」

 

「ちょっと待ちなさい、ユウト君。」

 

「そうよ、ユウト。」

 

「スイコさん、コーリンさん...?」

 

な、なんでこの二人は笑顔なのに、笑ってないように感じるんだ!?

 

「ちょーっとお話し、聞かせてもらおうかしら。」

 

「そうね。あなたの好きな人に関して...じっくり聞かせてもらおうかしら。」

 

「え、いや、えっと...」

 

「「その人はアイドルで、髪が黄(水)色で、ヴァンガードファイターよね!?」」

 

「い、いや...か、帰ります!」

 

「「待ちなさい!」」

 

 

.....

....

...

..

.

 

アイチside

 

 

ゆ、ユウトさん...ものすごい勢いで逃げていった。

でも、今のコーリンさんとスイコさんは僕もちょっと怖かった。

 

 

それにしても、蒼龍レオン君か...

彼も言っていたけど、僕も彼とはまた会いそうな気がする。

 

 

 

.




ジリアンのキャラ崩壊具合がやばい。


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第四十六話「攫われたアサカ」

今回の話を投稿するにあたり、タグに「残酷な描写」を一応追加しておきました。


ユウトside

 

 

ジリアンさんとのファイトから、俺は少しデッキ構築を考え直していた。

構築してはアサカとファイト、反省点を踏まえて構築し直す、といった感じ。

 

今はレンたちと約束があるっていうのに、昨日アサカと夜遅くまでファイトしていたせいで、二人で寝落ちしてしまい、遅刻寸前という状況だ。

 

 

「ユウト、まだ間に合うかしらっ?」

 

「たぶん、このまま行けば間に合うはず...」

 

ドンッ

 

「っと...すみません。」

 

 

急いで走っていたせいで、人とぶつかってしまった。

謝罪するが、相手の反応が無い。

 

「えっと、すみません。俺たち急いでいるので...」

 

「久導ユウト、少しの間眠っていろ。」

 

「えっ?」

 

プシュー

 

「ぐっ...なん...だ......」

 

 

ぶつかった人がいきなり、何かをスプレーで吹きかけてきた。

その瞬間、意識が薄れていくのを感じる。

立っていられず、地面に膝をつく。

 

アサカが何か叫んでいるが、何を言っているのかもわからない。

ぶつかった人も俺に何かを言っているが、わからない...

 

 

「・・ト!しっ・りし・、ユウ・!」

 

「ア...サ....カ....」

 

「・や!助・・!ユ・ト!」

 

 

ダメだ...意識が.........闇に.....沈.........

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

「静かにしていてください、アサカ様。」

 

「あなた、何者なの!?ユウトに何をしたの!」

 

私は今、誰かわからない黒づくめの男に誘拐されている。

ユウトと一緒に待ち合わせ場所であるフーファイター本部へと向かっている途中、いきなり現れたこの男はユウトに何かを吹きかけ、ユウトはそのまま気絶した。

 

私は男に身動きを封じられ、手錠を掛けられて車で移動させられている。

誘拐犯は二人。この男と車を運転している一人みたい。

 

 

「あいつには眠ってもらっただけです。これからあなたを解放するための儀式を行わないといけませんからね。」

 

 

眠っているだけ...この男のことは信用できないけど、ユウトの無事を祈るしかないわね...お願い、ユウト...どうか無事でいて...

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「...!....!」

 

誰かの叫び声が聞こえる...この声は...櫂...?

 

「ユウト、起きろ!」

 

「っ...か....い....」

 

「起きたか、ユウト。一体何があった。」

 

 

っ...ようやく頭がはっきりしてきた。

どうやら俺は眠らされていたらしい。あのスプレーは催眠ガスだったってことか。

 

...アサカがいない!?

 

「アサカ...アサカはどこにいる、櫂!?」

 

「俺がお前を発見したのはついさっきだ。その時はもう鳴海はいなかったぞ。お前たちがいつまで経っても来ないし、連絡もつかなかったからな。」

 

「っ...どういうことだ...」

 

ピコンッ

 

俺の携帯電話にメッセージが入る。

携帯を見てみると、レンやテツ、櫂から何度か着信が入っていた。

そして、あれから2時間も経っているようだ。

 

俺は届いたメッセージを確認する。

 

「...っ...アサカを預かった、だと...!?」

 

「何!?」

 

そこにはこう記されていた。

 

『鳴海アサカは預かった。返して欲しければ、一人で画像の住所まで来い。ただし、誰かに場所を知らせた場合、鳴海アサカは永遠に返ることはない。』

 

 

「っ...」

 

「櫂、ユウト!」

 

「やっと見つけました~。」

 

「テツ、レン...っ...」

 

「あ、どこに行くんですか、ユウト!」

 

 

俺は三人には何も告げず、走り出した。

まだふらふらするが、そんなこと言ってる場合じゃない。

地図に記された場所は町の外れにある古びた倉庫。

 

「アサカ...待っていてくれ...」

 

どこの誰だか知らないが、アサカを攫うだなんてな...

絶対、ぶっ潰してやる...!

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

ギィィィィ

 

古びた倉庫に辿り着き、指定の場所へと足を踏み入れる。

中はやや暗かったが、奥にはファイトテーブルがあり、その近くの柱にアサカは縛り付けられていた。

 

「アサカ!」

 

「ユウト...来ちゃダメ!」

 

「えっ?」

 

ガシャン

 

「っ...!」

 

何かが俺の方に飛んできたが、咄嗟に腕で防ごうとすると飛んできた何かは俺の腕に取り付けられた。

その何かは、ファイトテーブルへと延びているようだ。

 

「アサカ、無事か!?」

 

「私は大丈夫....でも、ユウトが...」

 

「大丈夫だ!俺が助ける!」

 

「ヒャハハハハハハ!助ける!?違う!俺がアサカ様をお前の魔の手から救うのさ!」

 

「お前は...っ...!」

 

 

だ、誰だっけ...前にもこんなことがあった気がするんだが...

いかんせん、印象が薄すぎて名前が出てこない。

 

 

「貴様!また俺の名前を忘れたか!」

 

「...いや、お前の名前なんかどうでもいい。アサカを離せ。」

 

「チッ...俺は佐藤タロウだ!お前に復讐するために、俺はここにいるのさ...」

 

 

復讐...?

 

 

「お前のせいで、俺はフーファイターを追われたんだ!お前がイカサマなんかしなければ、俺はAL4に入って、今頃アサカ様と...!」

 

「...ふざけるな。」

 

「あ?」

 

「そんなくだらないことで、アサカを巻き込んだのか。ふざけるな!!!!」

 

 

俺が誰かに恨まれるだけなら、そんなのどうでもいい。

だけど、そのせいで俺の大切な人たちが被害を受けるのなら、俺は黙っていない。

 

「お前を潰す...!」

 

「へっ、俺がてめえをぶっ潰すのさ!この闇ファイトでな!」

 

やつがそういうと、倉庫の明かりがつく。

中央にはさっき見たファイトテーブルがあるが、それ以外は特に何もない。

闇ファイト...普通のファイトと何が違うんだ...?

 

 

「このファイトテーブルは特別製でな。ダメージが置かれるたびに、ファイターに電流が走るのさ!」

 

「いいだろう。お前を倒して、アサカを救う。」

 

「くくく...」

 

 

あの笑い、何を企んでいる...用心するに越したことはないが、さっさとやつを倒して終わらせよう。

 

 

「行くぞ。」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

「"銀の茨のお手伝い イオネラ"。」

 

 

っ...!あれはまさか、アサカのデッキか!?

 

「ご名答。このデッキはアサカ様のデッキさ。俺の実力に、アサカ様のデッキが加われば、お前がイカサマしたところで勝ち目はない!」

 

「...お前は俺をとことん怒らせたいようだな....!」

 

人が魂を込めて作ったデッキを...ふざけるな!

 

「俺のターン、ドロー。"睡蓮の銃士ルース"にライド。"キーラ"のスキルで1枚ドロー。"ルース"のスキルで"プラント・トークン"をコール。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タロウ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 銀の茨のお手伝い イオネラ

 

□■□

□■□

V   : 睡蓮の銃士ルース

R中央 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"銀の茨のお手伝い イリナ"にライド。"イオネラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。さらに"銀の茨のお手伝い イリナ"をコールし、スキルで山札の上から2枚見て、1枚をソウル、1枚を山札の下へ。バトル。ヴァンガードでアタック!」

 

"銀の茨のお手伝い イリナ"(V) : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーはリアガード!」

 

"銀の茨のお手伝い イリナ"(V) : パワー8000、☆2

"銀の茨のお手伝い イリナ"(R左) : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー18000(8000+10000)

 

ダメージが2枚、ダメージゾーンに置かれる。

その瞬間、俺に電流が流れる。

 

「ぐ、ぐあああああ!」

 

「くくく、どうだ。お前のために、リミッターを外して最大火力にしてやったぜ。」

 

「ぐ、ぐ....」

 

「ユウト!...やめなさい、佐藤タロウ!」

 

「へへへ、次だ!リアガードの"イリナ"でアタック!」

 

「"メイデン・オブ・スイートベリー"でガード...ぐっ...」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー28000(8000+10000+10000)

 

「へ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タロウ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

 

□□□

■■□

V   : 銀の茨のお手伝い イリナ

R左  : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

□■□

□■□

V   : 睡蓮の銃士ルース

R中央 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「く...俺のターン、ドロー。"牡丹の銃士トゥーレ"にライド。スキル、CB1、"プラント・トークン"をコストに3枚見て..."カローラ・ドラゴン"をコール。残りは山札の下へ。」

 

「へへ、出やがったな、"カローラ・ドラゴン"。」

 

くそ...体がまだ痺れている...痛みで思考がまとまらない...

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"トゥーレ"でアタック...」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガード。くくく...」

 

「ドライブチェック、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー28000(10000+8000+10000)、☆2

 

「やったわ!ユウトがクリティカルを引き返した!」

 

「くく、ダメージチェック、"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

これであいつのダメージゾーンにもカードが置かれた。

だが、あいつに電流が流れない。

 

「へへ、俺には電流は流れないぜ。そう細工したからな!」

 

「なっ!卑怯よ!」

 

「くくく...そして、代わりに...」

 

「ぐあああああああ!!!!」

 

俺に...電流がっ....!

 

「ユウト!!!!」

 

「がっ...ぐっ...」

 

意識が...駄目だ、気をしっかり持て...このまま倒れたら、アサカを救えない...!

 

「ぐっ...ターンエンド...」

 

--------------------------------------------------

タロウ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

■■□

V   : 銀の茨のお手伝い イリナ

R左  : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

□■□

□■□

V   : 牡丹の銃士トゥーレ

R中央 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「ユウト!お願い、もうやめて!」

 

「アサカ...俺なら、大丈夫...だ...」

 

「くくく...逃げることなんてできないぜ。俺のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨ライジング・ドラゴン"にライド。"イリナ"のスキルで山札から3枚見て...チッ...1枚ソウルに置くぜ。」

 

どうやら、"銀の茨"は1枚だけだったようだな。

当然だ。あのデッキはアサカが作ったアサカのデッキ。

あいつに使いこなせるわけがない。そして、デッキはあいつには応えない。

 

「"イリナ"を後ろに移動し、"銀の茨ライジング・ドラゴン"をコール。バトルだ。ヴァンガードでアタック!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(V) : パワー9000

 

「"激辛闘士カブ・サイ・シー"でガード...」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー25000(10000+15000)

 

「チッ...ドライブチェック、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、リアガードにパワー+10000。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(R左) : パワー19000(9000+10000)

 

「そのままアタック!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(R左) : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「くっ、ノーガード...ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。...ぐあああああああ....!」

 

 

またダメージが置かれたことで、さらに電流が流れる。

耐えろ...アサカを救うんだ...!

 

「くくく...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タロウ 手札:9枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□□

■■□

V   : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R左  : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R左下 : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

□■□

□■□

V   : 牡丹の銃士トゥーレ

R中央 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「はぁ...はぁ...俺の...ターン...スタンド&ドロー!...咲き誇れ、我が分身!ライド、"白百合の銃士セシリア"。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

 

「"タンポポの銃士ミルッカ"をコールし、SB1で"プラント・トークン"をコール。"ミルッカ"と"カローラ・ドラゴン"はパワー+3000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー11000(8000+3000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「"牡丹の銃士トゥーレ"をコールし、CB1、"プラント・トークン"をコストに山札から3枚見て、"ホーレン相談役"をコール。"ミルッカ"、"カローラ・ドラゴン"はパワー+3000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー14000(8000+3000*2)

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「そして、"セシリア"のスキルでCB1、"トゥーレ"をコストに山札から5枚見て、"ホーレン相談役"、"メイデン・オブ・スイートベリー"をコール。左の"ホーレン相談役"と"ミルッカ"、"カローラ・ドラゴン"はパワー+6000、右の"ホーレン相談役"と"ミルッカ"はパワー+3000。」

 

"ホーレン相談役"(R左) : パワー16000(10000+3000*2)

"ホーレン相談役"(R右) : パワー13000(10000+3000)

"タンポポの銃士ミルッカ"(R左下) : パワー20000(8000+3000*4)

"カローラ・ドラゴン" : パワー20000(8000+3000*4)

"タンポポの銃士ミルッカ"(R右下) : パワー11000(8000+3000)

 

「バトル。"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー33000(13000+20000)、☆2

 

「"冥界の催眠術師"でガード。手札のクイックシールドをコストに、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、"清心の花乙女フィオレンサ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは右の"ホーレン相談役"へ。」

 

"ホーレン相談役"(R右) : パワー23000(10000+3000+10000)

 

「2枚目、"カローラ・ドラゴン"。...左の"ホーレン相談役"でアタック。」

 

"ホーレン相談役"(R左) : パワー36000(10000+3000*2+20000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の手品師ロミー"。」

 

「ぐあああ!...ぐっ..が...はぁ...はぁ...ぐっ...右の..."ホーレン相談役"で...アタック...」

 

"ホーレン相談役"(R右) : パワー34000(10000+3000+10000+11000)

 

「くく、ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨のお手伝い イリナ"。」

 

「がっ...ぐああああああああ!!!!」

 

「ヒャハハハハ!最高だ!もっと苦しめ!」

 

 

アサカ...待っていてくれ...必ず、救ってみせる...

だから、こんな痛みなんて...

 

「ターンエンド...。」

 

--------------------------------------------------

タロウ 手札:7枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■□□

■■□

V   : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R左  : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R左下 : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

■■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : ホーレン相談役

R左  : ホーレン相談役

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : タンポポの銃士ミルッカ

R左下 : タンポポの銃士ミルッカ

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(裏:2)

--------------------------------------------------

 

「チッ...まだ倒れねえか。」

 

「もう...やめて...ユウトを傷付けないで...!」

 

「安心してください、アサカ様。こいつをぶっ潰して、あなたを救います。」

 

「嫌...ユウトが傷付く姿なんて、もう見たくないの...」

 

 

「はぁ...はぁ...安心、しろ。」

 

「ユウト...」

 

「俺は、負けん。アサカを救う...必ず...約束だ...。」

 

 

「チッ...俺のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨の竜使い ルキエ"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅠ。さらにCB2、手札を1枚捨て、ソウルから"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"銀の茨の竜使い ルキエ"、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"、"銀の茨のお手伝い イリナ"をコール!"ルキエ"、"ライジング・ドラゴン"はパワー+10000。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー22000(12000+10000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R右) : パワー22000(12000+10000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(R左) : パワー19000(9000+10000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(Rア1) : パワー29000(9000+10000+10000)

 

「バトルだ!ヴァンガードの"ルキエ"でアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー30000(12000+10000+8000)

 

「ノーガード...」

 

「ツインドライブ、"ダンシング・ナイフダンサー"、"銀の茨の短刀芸 リネーア"。」

 

「ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"...ぐあああ!」

 

「続けていくぜ!左の"ライジング・ドラゴン"でアタック!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(R左) : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「ぐっ..."清心の花乙女フィオレンサ"でガード...」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー28000(13000+15000)

 

「まだまだ!"ルキエ"でアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R右) : パワー30000(12000+10000+8000)

 

「はぁ..はぁ...ノーガード...ダメージチェック、"メイデン・オブ・スイートベリー"...がああああああ!」

 

「ラスト!"ライジング・ドラゴン"!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(Rア1) : パワー29000(9000+10000+10000)

 

「ぐ..."清心の花乙女フィオレンサ"..."ホーレン相談役"...インターセプト...」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー33000(13000+15000+5000)

 

「チッ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タロウ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

■■■

■■■■

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

R右  : 銀の茨の竜使い ルキエ

R左  : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R中央 : 銀の茨のお手伝い イリナ

R右下 : 銀の茨ブリージング・ドラゴン

R左下 : 銀の茨のお手伝い イリナ

Rア1 : 銀の茨ライジング・ドラゴン

 

■■□

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R左  : ホーレン相談役

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : タンポポの銃士ミルッカ

R左下 : タンポポの銃士ミルッカ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「くくく、もう立ってるのもやっとだろう。今負けを認めたら、もう許してやるぜ。」

 

「はぁ...はぁ...冗談だろ...お前を倒して...アサカを...救う...」

 

「チッ...いい加減うぜえんだよ!」

 

奴が何かのボタンを押す。その瞬間、また俺に電流が走る。

 

「ぐあああああああああ...がっ................」

 

意識が......すまない、アサカ.....

 

 

『まだです、マイヴァンガード。』

 

「っ...そうだ...まだ、倒れるわけには...いかない....っ...!」

 

「何っ!?」

 

 

「俺の、ターン...スタンド&ドロー。」

 

『さあ、私たちの力を見せてやりましょう。』

 

『セシリア隊長、私が行きましょう。』

 

『ええ、ヴェラ。頼みましたよ。』

 

 

見える。このファイトの結末が。俺のイメージした未来が。

 

「集え、我が気高き刃の元へ!ライド・THE・ヴァンガード!"リコリスの銃士ヴェラ"!イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー13000、☆2

"ホーレン相談役" : パワー10000、☆2

 

「"リコリスの銃士サウル"をコール。スキルでSB1、右後列の"ミルッカ"を退却し、山札から3枚見て、"月下美人の銃士ダニエル"をコール。残りは山札の下へ。」

 

「くくく、トリガーユニットをコールするなんて、全部トリガーだったのか?」

 

「"サウル"のスキルはまだ終わっていない。」

 

「あ?」

 

「トリガーユニットをコールした場合、さらにCB1することでそのトリガー効果を発動する。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー23000(13000+10000)、☆3

 

「そして、"ヴェラ"のスキルにより、"サウル"が存在するなら前列のリアガードはすべて、"ヴェラ"が得たトリガー効果をすべて得る。」

 

「な、何ぃ!?」

 

"ホーレン相談役" : パワー20000(10000+10000)、☆3

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「そして、"カローラ・ドラゴン"、"ホーレン相談役"は、スキルでパワー+3000。」

 

"ホーレン相談役" : パワー23000(10000+10000+3000)、☆3

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「さらに"ヴェラ"のスキルでCB1、"ミルッカ"と"ダニエル"を退却し、ドロップゾーンから"ダニエル"、"フィオレンサ"を山札の下へ。そして、山札から5枚見て、"リコリスの銃士サウル"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。"銃士"を2枚コールしたので、ドライブ+1。」

 

"ホーレン相談役" : パワー29000(10000+10000+3000*3)、☆3

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「そして、"ルース"のスキル。自身を退却し、CC1。続いて、"サウル"のスキルでSB1、自身をコストに山札から3枚見て、"月下美人の銃士ダニエル"をコール。追加でCB1し、トリガー効果を発動。すべてヴァンガードへ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー33000(13000+10000*2)、☆4

"ホーレン相談役" : パワー42000(10000+10000*2+3000*4)、☆4

"リコリスの銃士サウル" : パワー30000(10000+10000*2)、☆3

"カローラ・ドラゴン" : パワー20000(8000+3000*4)

 

「な、なんなんだよ、これは!」

 

「手札から"カローラ・ドラゴン"をコール。バトル。"カローラ・ドラゴン"のブースト、"ヴェラ"でアタック!」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー53000(13000+10000*2+20000)、☆4

 

「"銀の茨バーキング・ドラゴン"2枚、"銀の茨の獣使い セルジュ"、"銀の茨の短刀芸 リネーア"でガード!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー67000(12000+15000*3+10000)

 

「トリプルドライブ、1枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー63000(13000+10000*3+20000)、☆5

"ホーレン相談役" : パワー52000(10000+10000*3+3000*4)、☆5

"リコリスの銃士サウル" : パワー40000(10000+10000*3)、☆4

 

「2枚目、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー73000(13000+10000*4+20000)、☆6

"ホーレン相談役" : パワー62000(10000+10000*4+3000*4)、☆6

"リコリスの銃士サウル" : パワー50000(10000+10000*4)、☆5

 

「3枚目、"メイデン・オブ・スイートベリー"。」

 

「ば、馬鹿な!?」

 

「これで終わりだ...ぐっ!」

 

先ほどまで受けていたダメージで抑えが効かない...っ!

 

「ひっ...!なんなんだよ、これ!」

 

『隊長のヴァンガードを傷付けた報い、受けてもらおう!』

 

「あ、あ...ああ...」

 

『はああ!』

 

「ぎゃあああああ!」

 

ドサッ

 

俺のPSYクオリアが暴走し、奴はヴェラに切り伏せられるイメージを見て、意識を失った。

奴のダメージが6枚となり、ファイトは俺の勝利で終わった。

 

 

「ユウト...!」

 

「アサカ...良かっ....た....」

 

ドサッ

 

「ユウト!」

 

さすがに疲れた...ごめん、アサカ。少しだけ、眠らせてくれ...

 

.....

....

...

..

.

 

 

あの後、俺は3日間も眠り続けたらしい。

目を覚ますと病院のベッドで寝ていて、そばにはアサカがいた。

アサカはずっと見舞いに来ていたのか、俺のベッドに寄りかかって寝ていた。

 

 

あの後、レンたちが俺を探し出して見つけたらしく、倉庫には俺とアサカ、気絶していた佐藤と、それを抱えて逃げようとしている佐藤の協力者がいたようで、櫂から話を聞いたテツが警察に連絡しており、二人は警察に捕まったらしい。

 

後は被害者であるアサカの親に任せることになった。

 

 

「すまない、アサカ...俺のせいで怖い目にあって...」

 

「...zzz」

 

「俺と一緒にいたら、君を不幸にするかもしれない...でも、もう少しだけ、一緒にいさせてくれ...」

 

 

この気持ちは伝えないから。アサカを不幸にしてしまうなら、俺の気持ちが報われる必要はない。

だけど、もう少しだけ。せめて高校を卒業するまでは、君のそばにいさせてくれ。

 

 

「好きだよ、アサカ。」

 

「....」

 

 

 

.



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第四十七話「想い、星空の下で」

今回もファイト無しなので短いです。


ユウトside

 

 

「リゾート地へ行きましょう。」

 

俺が退院したその日、レンがいきなりそんなことを言い出した。

何でも、立凪財閥からリゾート地への招待状が来たらしい。

 

「あんなことがあって、ユウトもアサカも精神的に疲れているだろう。レンと俺で勝手に決めて悪いとは思ったが、少し世俗とは離れてゆっくりするのも悪くないだろう。」

 

「そうです、テツの言う通り、何もかも忘れて休みましょう。」

 

「レン、テツ...」

 

「ふ...レンもテツも、お前を心配していた。もちろん、俺もだ。」

 

「櫂...」

 

「少し休みましょう。今は休むことが仕事です。」

 

 

レン、テツ、櫂...お前らが仲間で良かった。

それに、俺のことよりもアサカの方が心配だ。

あれ以来、アサカは前より俺と一緒にいる時間が増えた。

アサカの両親も俺のそばを離れない方が良いと思っているのか、アサカをよろしく、と言われた。

 

昨日も俺の家に泊ったんだが、夜中に目が覚めてしまったとき、アサカが泣きながら眠っているのを見た。あんな目にあって、まだ精神的に不安定なんだと思う。

 

「よし、行こうか、リゾート地。」

 

「ええ。行きましょう。」

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

あの日、ユウトが目を覚ました日。

私はユウトに告白された。でも、ユウトは私が眠っていると思っていたみたい。

確かに眠ってはいたんだけど、ちょうどユウトが告白する直前に目を覚ましていた。

 

あれ以来、私は両親にも協力をお願いして、積極的にユウトのそばにいるようにしている。ユウトとの距離をもっと縮めたいってこともあるんだけど、あの時、ユウトが傷付くのを見て、怖くなった。

 

ユウトが居なくなってしまったら、そう思うと怖くてしかたない。

 

「...zzz」

 

「ふふ...可愛い寝顔....」

 

今は立凪財閥からリゾート地への招待状をもらったらしく、私たちはリゾート地へと専用の飛行機で向かっている。

 

ユウトはまだ疲れが残ってるのか、すぐ寝ちゃったけど。

レン様が私をユウトの隣の席に誘導してくれて、私は寝ているユウトの腕に抱き着きながら、ゆっくりしている。

 

「(ユウト...あなたが私を好きになってくれて嬉しい...いつか、ちゃんと想いを伝えてほしい...いえ、私が伝える...)」

 

 

「(あの二人、幸せそうですね。)」

 

「(そうだな。ユウトもこれまで苦労続きだった。少しは休まるといいんだが。)」

 

「(あ~!それ、僕がPSYクオリアに囚われていた時のことも入ってるでしょ、テツ。)」

 

「(...いや...)」

 

「(ふっ...レン、あまりテツをいじめてやるな。)」

 

「(櫂~...)」

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「ふわ~あ、良く寝た...」

 

「うふふ、気持ちよさそうに寝てたわね、ユウト。」

 

「うん...アサカが隣にいてくれたからかな。」

 

「っ...もう、そうやって...」

 

 

「来たわね。」

 

「あれ、コーリンさん。それにスイコさん、レッカさんも。」

 

リゾート地につくと、ウルトラレアの三人が待っていた。

どうしてこの三人がここに...?

 

「なんであなたたちがここに?」

 

「それは、私たちがあなたたち(...特にユウト)を招待したからよ。」

 

「今はサーキット開催期間ではないから、私たちもゆっくりできるのよ。(それに、ユウト君と会いたかったし。)」

 

「ま、そういうわけ。(私は二人に付き合わされてるだけだけど...)」

 

「とにかく、あなたたちを案内するわ。ついてきて。」

 

そう言って、コーリンさんたちが歩き出す。

俺たちは三人についていく。

 

それにしても、結構広いな。

海もキレイだし、ここなら本当にゆっくりできそうだ。

 

 

「こ、コーリンちゃん!?」

 

「チームNAL4!?」

 

「おや、アイチ君。こんにちは。」

 

コテージにつくと、アイチ君たちチームQ4がいた。

どうやら彼らもここに招待されたようだ。

 

それから俺たちはテーブルにつき、シンさんが淹れてくれたコーヒーを飲んでいる。

 

「ありがとうございます、シンさん。」

 

「いえいえ~。皆さんも招待されたんですか?」

 

「ええ。それで、ちょっと色々あってゆっくり休もうという話になりまして。」

 

 

「あ、あの...」

 

ゆっくりコーヒーを飲んでいると、アイチ君が話しかけてきた。

 

「僕たち、特訓に来てるんです。良かったら、一緒にファイトしませんか?」

 

「嫌です。」

 

「えっ...」

 

「こら、レン。それだと誤解されるぞ。」

 

「もう...これから言おうと思ってたんです~。」

 

「本当か~?...ごめん、アイチ君。俺たちはゆっくり休みたくてさ。」

 

「そうですか...」

 

 

アイチ君には悪いが、今はファイトする気分ではない。

ただ、アイチ君たちにもサーキットを勝ち上がってほしいし、明日から協力しよう。

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

 

「聞こえる。食材の声が。」

 

レンのやつ、丸ごと調理してやがる。

でも、不思議とレンの作る料理ってうまいんだよな。

本当に食材の声でも聞こえてるんじゃないか。

 

「アサカ、あれ取って。」

 

「はい、ユウト。」

 

「ありがとう。」

 

「あ、ユウト。あれちょうだい。」

 

「ほい。」

 

 

 

「あ、あいつらなんであれで伝わってるんだ?」

 

「これが押し寄せ夫婦ってか。」

 

「カムイさん、それを言うならおしどり夫婦です...」

 

「odhhっす...」

 

 

何だかんだでみんなが作った料理が並んでいく。

俺たちも席に座り、晩御飯を食べ始める。

 

「うん、やっぱりアサカの作る料理はいつも美味しいね。」

 

「うふふ、ありがとう。ユウトの料理もおいしいわ。」

 

 

「い、いつも...」

 

「く~!これだから彼女持ちは!」

 

「森川ァ...」

 

「アサカさんとユウトさん、素敵ね、マイちゃん。」

 

「そうだね、エミちゃん!」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

あれから、レンの提案で肝試しをすることになったのだが、俺はアサカ、ミサキさん、コーリンさん、スイコさんと歩いている。

 

 

「1チーム5人は多くないか...」

 

「まあいいじゃない。」

 

「そうよ。それにユウト、あなた入院してたらしいじゃない。何かあったら大変だから、私たちがついてるのよ。」

 

「あなたたち...ユウトを心配してくれるのはありがたいけど、距離が近すぎよ!」

 

「はぁ...なんであたし、このチームなの...」

 

「あはは...」

 

 

スイコさん、コーリンさんが俺の隣を歩いていて、アサカとミサキさんが少しうしろを歩いている。アサカはミサキさんにアドバイスでもしていたのか、二人で話しているのを見ていた。

 

その間にスイコさんとコーリンさんが俺の隣に来たんだけど。

 

「それにしても、全然怖くないね。」

 

「そうねえ。まあ本格的なものでもないし、こんなものでしょう。」

 

「そ、そうね。(ちょっと怖い...スイコは何であんなに余裕なのよ...)」

 

「さすがユウトね。(いざとなれば、ユウトに抱き着こう。)」

 

「ふん...(怖いなんて言える状況じゃない...)」

 

 

「「「ばあ!」」」

 

「「「ひっ!」」」

 

「(お、三和だ。後は森川くん、井崎くんか。)」

 

「あらあら。」

 

コーリンさん、アサカ、ミサキさんは適度に怖がりつつ、俺たちは先へと進んでいるんだけど、終盤に差し掛かったところでトラブルが起きた。

 

 

「「「ばあ!」」」

 

「「「きゃあああああ!!!!」」」

 

「あ、ちょっと!アサカ!コーリンさん、ミサキさん!」

 

3人が走って逃げちゃったんだけど、アサカが右の道、コーリンさん、ミサキさんが左の道に走って行っちゃった。コーリンさん、ミサキさんの左の道はゴールの方だからまだいいんだけど...

 

「ごめん、スイコさん。俺はアサカを追ってくるから、スイコさんは二人を追ってくれる?」

 

「わかったわ。(残念...せっかく二人っきりになったけど。コース外に外れたアサカさんのことも気になるし、仕方ないわね。)」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「アサカ~!どこ行った~!」

 

俺は右の道へと進み、アサカを探す。

声を出しながら進んでいるけど、なかなか見当たらない。

 

「アサカ~!」

 

「ゆ、ユウト!ここよ!」

 

「アサカ!...あれ、どこだ?」

 

「ここ!下よ!...足を滑らせて、落ちちゃったの。」

 

声がするけど見当たらなかったが、どうやら斜面から滑り落ちたようだ。

確かに人が滑り落ちたような跡が見える。

 

「大丈夫か?怪我はない?」

 

「足を挫いてしまって...立てないの...」

 

「わかった。ちょっと待ってて。」

 

俺は下の道へと飛び降りる。

幸い、下の道までの高さはそれほどなく、アサカも滑り落ちた時に足を挫いたくらいで、落ちた衝撃もそこまではなかったようだ。

 

「よっと...アサカ、足見せてね。」

 

「ええ...」

 

「う~ん...少し腫れてるね。でも、幸い擦り傷とかもないから、アサカのキレイな肌に傷は残らないよ。」

 

「き、キレイだなんて...もう...」

 

とりあえず元の道に戻りたいけど、アサカは立てないようだし、あまり無理はさせたくないしな。この下の道で進むしかないか。とりあえず、レンに連絡でも入れておくか。

 

『アサカと二人で少し逸れてしまったけど、無事。もし帰れそうになかったら、救援を頼む。』

 

これでよし...って、さっそくレンから返信が来てるな。

 

『了解です。こっちはみんな合流して、星を見てます。ユウトもアサカと二人きりを楽しんでください。みんなにはうまいこと言っておきますよ。あ、子供とかはだめですよ。そういうのはまだ早いと思います。では。』

 

あいつ、何を心配しているんだ。でも、確かに今はアサカと二人きり。それを楽しむのも悪くないか。

 

『ありがとう。子供は心配しなくてもいい。バカレン。』

 

これで良し。

 

「さて...アサカ、俺の背中に乗って。」

 

「え、でも...」

 

「足を挫いてるんだし、もう暗いから助けを待つより、早く戻った方がいいだろう?」

 

「...わかったわ。(そっちじゃなくて、もう少しこのまま二人でいたいんだけどな...)」

 

アサカが俺の背中に乗り、首に抱き着く。

アサカを背中に感じる。いつも腕に抱き着いてるから慣れてると思ったけど、これはこれで少し緊張する。それにしても、アサカは軽いな。

 

「じゃあ行こうか。」

 

「ええ、お願いね。」

 

俺はアサカを抱え、道を進んでいく。

会話はなかったけど、なんとなくそれが心地よかった。

 

道を進んでいくと、何やら大きな音が聞こえ始めた。

 

「この音、花火か...」

 

「どこかで花火が上がってるのかしら。」

 

「かもね。...お、開けた場所に出れそう。」

 

どうやら開けた場所に辿り着いたようだ。

そこへ出ると、海と星空が広がっており、夜空には打ち上げ花火が咲いていた。

 

「予定していたゴール地点には似てるけど...アサカ、ここで少し休憩していこうか。」

 

「ええ、わかったわ。」

 

俺はアサカをおろし、二人で地面に座る。

打ち上げ花火が盛大に鳴り響いている。

 

ふと、右肩に重みを感じて横を見ると、アサカが俺の肩に寄りかかっていた。

 

「ユ・・、好・よ...」

 

アサカが何か言ったようだけど、花火がうるさくてあまり聞こえなかった。

 

「え?なんて...」

 

「好きよ、ユウト。」

 

俺が聞き返すと、アサカがもう一度言葉を紡ぐ。

今度は花火が上がっていなかったから、はっきりと聞こえた。

 

好き...?

アサカが、俺の事...?

 

顔が熱くなる。もしかしたら、俺は今、人には見せられないような顔をしているかもしれない。

 

「アサカ...それは...」

 

「こういうことよ。」

 

アサカの顔が近づいてくる。そして、俺とアサカの唇が重なる。

それはほんの数秒の出来事だったけど、俺にはその瞬間が永遠に感じた。

 

 

「アサ...カ...」

 

「本当はユウトから想いを伝えてもらいたかったけど...さっき、またあなたに助けられたときに思ったの。あなたが大好きだって。あなたを愛してるって。」

 

「...待ってくれ、アサカ。」

 

「...何かしら。」

 

「本当は伝えることは一生ないって思ってた。でも、それでも...やっぱり俺は君に伝えたい。」

 

君を不幸にするかもしれない。でも、それ以上に幸せにすると約束する。

君を悲しませるかもしれない。でも、それ以上に喜ばせると約束する。

 

「俺はアサカが好きだ。この前みたいに、君を不幸な目にあわせてしまうかもしれない。だから、俺はこの想いを伝えるつもりはなかった。それでも、君が俺を受け入れてくれるなら...俺は君を幸せにすると約束する。俺とずっと一緒にいてくれないか?」

 

「...私も、ユウトとずっと一緒にいたい。あなたを愛しているの。」

 

「アサカ...」

 

そのまま二人でキスをする。

どちらからだったかわからないけど、俺たちはしばらくキスをして、抱きしめあっていた。

 

 

ありがとう、アサカ。こんな俺を受け入れてくれて。

君を必ず幸せにすると約束する。大切で、大好きな君を。

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

想いを抑えきれなかった。

でも、病院でユウトの言葉を聞いて以来、ユウトがどこかに行ってしまうのではないかと、不安になることがあった。

 

ユウトとずっと一緒にいたい。

ユウトの隣に立っていたい。

 

ユウトに救われたあの日から、私の願いはそれだけなのだから。

 

 

 

.




"付き合う"という言葉はあえて使ってないです。
そういうのじゃなくて、もっと深いものをイメージしてます。
(伝わるかわかりませんが。)


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第四十八話「黒髪の獅子」

レンside

 

 

翌日

 

 

「どうやらうまくいったようですね。」

 

「レン。」

 

「ずっともどかしく感じていたけど...これでようやくアサカも報われるというものです。」

 

「...付き合ってる...ってことでいいんだよな...」

 

「えっ?」

 

 

あの夜、ユウトとアサカは朝まで戻っては来なかった。

でも、二人が手を繋いで帰ってきたから、きっとうまくいったんだろうと思う。

 

 

「俺もアサカも、お互いに好きだとは言ったんだけど...」

 

「それなら、ちゃんとアサカに聞くべきだ。」

 

「...」

 

「ユウト。君は鈍感だし、二人は元々距離が近かったから仕方ないかもしれないけど。周りから見たらもやもやする関係だし、はっきりしておいた方が良い。」

 

「レン...わかった。アサカと話してくるよ。」

 

そう言って、ユウトは走って行った。

全く、世話の焼ける人です。

 

何でもこなすユウトですが、恋愛は不得手みたいです。

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「アサカ!」

 

「ゆ、ユウト...」

 

俺はアサカを探し、走った。

コテージのテラスにアサカはいて、ミサキさん、コーリンさん、スイコさんと一緒にいた。何やら3人でミサキさんにアドバイスをしていたようだ。

 

「あのさ...俺たちって、その...」

 

「ふふ...ユウト、いいのよ。」

 

「えっ?」

 

「今はこれでいい。この曖昧な関係でいいの。でもね、そう遠くない未来で、ちゃんとした関係になりたいって、ユウトが思っていてくれるなら...」

 

アサカの顔が近づいてくる。

アサカの唇が、俺の頬に触れる。

 

「今度はユウトから、私にキスしてちょうだい。」

 

「...わかった。」

 

今は俺も、この関係でいいかもしれない。

でも、俺がアサカをちゃんと幸せにできると思えたなら、ちゃんと俺から伝えよう。

 

 

「ちょっとお話し、いいかしら。」

 

「そうね。二人とも、ちょっとお話ししましょうか。」

 

「えっと...スイコさん?コーリンさん?」

 

「な、何よ、あなたたち...怖いわ...」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

あの後、スイコさん、コーリンさんと"お話し"した。

 

「疲れた...あれは....アイチ君。」

 

「あ、ユウトさん。」

 

「やあ。...次のサーキットに向けて、デッキ構築?」

 

「はい。...でも、まだどうしたらいいか見えなくて...」

 

アイチ君はまだまだ悩んでいるようだ。

まあ、デッキが変わってしまって、まだゴールドパラディンデッキを受け入れられていないんだろうな。それと、PSYクオリアについても。

 

レンはPSYクオリアを使わないと言っていたけど、あの力は正しく使えばユニットとより深く繋がれる良い力だと俺は思う。

 

 

「アイチ君。良かったら、俺とファイトしないかい?」

 

「え、ユウトさんとですか?」

 

「ああ。」

 

「えっと、お願いします!」

 

 

アイチ君とファイトを始める。

ファイトはそんなに時間はかからずに終わった。

 

 

「ダメージチェック、"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"...僕の負けですね。」

 

「...アイチ君。少しキツイことを言うかもしれないけど、君はちゃんとそのデッキに向き合っているかい?」

 

「え...」

 

「君はサーキットで優勝すること、ロイヤルパラディンを取り戻すことばかり気にして、ゴールドパラディンデッキと向き合っていないように見える。そんなことではデッキは応えてくれないし、勝てるファイトも勝てないよ。」

 

 

俺の言葉にアイチ君は俯く。やはり少し強く言い過ぎたか。

彼もまだ中学生。高校生の俺からキツイこと言われると、怖がってしまうか。

 

 

「ユウトさん、僕、確かにこのデッキと向き合っていませんでした。」

 

「...」

 

「僕、ちゃんとこのデッキと向き合います。そして、このゴールドパラディンデッキでサーキットを優勝します。...そうしたら、また僕とファイトしてくれますか?」

 

アイチ君は俺を見てくる。

強い、まっすぐな目だ。

 

「わかった。君が優勝して、俺の前に現れるのを待ってる。」

 

「はい!...じゃあ、僕、もう一度デッキを組み直してきます。」

 

「あ、待って。...君にこのカードをあげるよ。君ならこのカードを使いこなせると思う。」

 

俺はアイチ君にカードを渡す。

俺のデッキには不要なカードだし、アイチ君ならきっとうまく使ってくれるだろう。

 

「"レーブンヘアードエイゼル"...見たことないユニットだ...いいんですか、こんなレアカード。」

 

「俺には不要なカードだから。それに、俺もロイヤルパラディンやシャドウパラディン、かげろうを取り戻したいと思ってるから。」

 

「ユウトさん...ありがとうございます!」

 

「ああ。...待ってるよ、アイチ君。」

 

「はい!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

???side

 

 

「彼女がそうなのですか?」

 

「ああ。」

 

「まだ小さな子供のようですが。」

 

「だが、使徒たるイメージ力を持っている。」

 

「そうですか。...では、始めましょうか。」

 

我が神を復活させるため、私は惑星Eでの活動を続けている。

今は香港というところに来ており、仲間であるヴァ・・スが連れてきた使徒候補である少女に、仲間の一人を時空間憑依【ディフライド】させるところだ。

 

 

「ん~!!ん~!」

 

「くくく...安心しなさい。ただ、あなたの体を借りるだけです。」

 

【|時空間強制憑依《ディファレントワールド・ライド・イリーガル》】

 

「ん~!!!!!!......っ....ここが、惑星Eか...そなたがガス・・ー・、ヴ・レ・・か。」

 

「ええ。ようこそ、グ・ドー・。」

 

「うむ。少し心許ない体ではあるが、仕方なかろう。」

 

「ええ。では、新たな使徒と、ゼロスドラゴン発掘のために行きましょうか。」

 

待っているがいい、・サ・ア。我が神・ーゼ様復活まですぐそこだ。

 

.




特殊タグ、ルビ使ってみました。


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第四十九話「決戦!蒼嵐艦隊」

アイチside

 

 

合宿から時が経ち、僕たちは香港ステージへと出場していた。

本当はタッグファイトが香港ステージの特殊ルールだったんだけど、事件があったらしく大会運営委員会も大騒ぎで、特殊ルールの調整ができなかったらしい。

開催自体はできたけど、特殊ルール無しの普通の3vs3のファイトになった。

 

でも、櫂くんやユウトさん、レンさんにもらったアドバイスで、僕がどれくらい強くなったかを試すには、ちょうど良いかもしれない。

 

そして、僕たちは特に苦戦することなく勝ち上がり、決勝まで進んだ。

決勝の相手はチームドレッドノートという、あのレオン君たちのチームになった。

 

 

「先導アイチ、やはりまた会ったな。」

 

「レオンくん。今日はよろしく。」

 

「ふ、お前の風、見せてみろ。」

 

 

「シャーリーンの相手はあなた?」

 

「ええ、よろしく。」

 

 

「あたしの相手はあんたね。」

 

「へっ、俺様が勝つぜ!」

 

 

 

『では、香港ステージ決勝戦!開始してください!』

 

『ドッキドキのファイトを期待しましょう!』

 

 

「行くぞ、先導アイチ。」

 

「行きます!」

 

「「スタンドアップ」」

 

「MY」

 

「「ヴァンガード」」

 

「"士官候補生エリック"。」

 

「"紅の小獅子キルフ"。」

 

 

『出ました!伝説のクラン、アクアフォース!』

 

『チーム全員がアクアフォース使い。う~ん、私もファイトしてみたいですね~。』

 

 

「俺のターン、ドロー。"ホイール・アサルト"にライド。"エリック"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ホイール・アサルト

 

□■□

□□□

V   : 紅の小獅子キルフ

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"紅の獅子獣ハウエル"にライド。"キルフ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。そして、"ハウエル"でアタックします!」

 

"紅の獅子獣ハウエル" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"守護聖獣ネメアライオン"。」

 

「ダメージチェック、"ブレブボンバー・ドラゴン"。」

 

お互いにノートリガー。静かな立ち上がりだけど...

あの時、ジリアンさんはユウトさんを追い詰めていた。

あのユウトさんが追い詰められるくらいだし、きっとレオンくんの使うアクアフォースも強いはず。気を引き締めていこう。

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : ホイール・アサルト

 

□■□

□□□

V   : 紅の獅子獣ハウエル

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"潮騒の水将アルゴス"にライド。"ホイール・アサルト"のスキル、CB1で1枚引き、1枚コール。"タイダル・アサルト"。そして、"発光信号のペンギン兵"、"ティアーナイト テオ"をコール。"ペンギン兵"のスキルで自身をレストし、"タイダル"のパワー+5000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

攻めてきた...!

 

「バトル。"タイダル"でアタック。スキルでSB1し、スタンド。」

 

「ノーガードです。」

 

ここでダメージトリガーを引いて、連続アタックを阻止できれば...!

 

「ダメージチェック...くっ、"大いなる銀狼ガルモール"。」

 

「ふ、ノートリガーか。ならば、"テオ"でアタック。」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー8000

 

「このアタックがヒットすれば、他のユニットのパワーを+8000できる。」

 

「だったら、クイックシールドを使用します!」

 

"紅の獅子獣ハウエル" : パワー13000(8000+5000)

 

「ならば次だ。"タイダル"でもう一度アタック!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「"真実の聴き手ディンドラン"でガードします。」

 

"紅の獅子獣ハウエル" : パワー18000(8000+10000)

 

「ほう、守るか。だが、いつまで続くか。」

 

「僕は櫂くんに、ユウトさんに誓ったんです。必ずサーキットを優勝して、二人の道に交わるって。」

 

「ふ、良い風だ。だが、勝つのは俺だ。"アルゴス"でアタック。そして、これはこのターン4回目のアタック。"ペンギン兵"のスキル発動。自身を退却し、CC1。そして、これでコストが支払える。"アルゴス"のスキルにより、CB1、SB1で"タイダル"をスタンド!」

 

"潮騒の水将アルゴス" : パワー9000

 

「くっ...ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"蒼嵐水将デスピナ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"タイダル"へ。」

 

"潮騒の水将アルゴス" : パワー9000、☆2

"タイダル・アサルト" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ここでクリティカル!?」

 

「これが風の導きだ、先導アイチ。」

 

「くっ、ダメージチェック、"真実の聴き手ディンドラン"、"守護聖獣ネメアライオン"...」

 

「"タイダル"、三度アタックせよ!」

 

「"エリクサー・ソムリエ"でガードします!」

 

"紅の獅子獣ハウエル" : パワー28000(8000+20000)

 

「防いだか。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□□□

■■■

V   : 潮騒の水将アルゴス

R右  : ティアーナイト テオ

R左  : タイダル・アサルト

 

□■□

□□□

V   : 紅の獅子獣ハウエル

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

これがアクアフォースの連続攻撃...

ユウトさんが苦戦するのもわかるくらい、すごい攻撃だ。

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"神技の騎士ボーマン"にライド。"ボーマン"のスキルで手札を1枚捨て、山札から"美技の騎士ガレス"をコールします。」

 

『先導選手、ここで"ボーマン"、"ガレス"を揃えて来みゃした!』

 

『手札に"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"があれば、先にグレード3にライドできますね~。』

 

「"ガレス"のスキルでCB1し、パワー+10000。」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー18000(8000+10000)

 

「そして、手札の"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"のスキル発動。ソウルの"紅の小獅子キルフ"をSBし、このユニットにスペリオルライドします!」

 

『来ました!"ブロンドエイゼル"!』

 

『先導選手、やはり手札に持っていましたね~。』

 

 

「ほう...これがお前の風か。」

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドローします。"ブロンドエイゼル"はドライブ-1。そして、"大いなる銀狼ガルモール"、"守護聖獣ネメアライオン"をコールします。"ネメアライオン"はスキルでパワー+3000。」

 

"守護聖獣ネメアライオン" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「バトルです。"ガルモール"で"タイダル"にアタック。」

 

"大いなる銀狼ガルモール" : パワー12000

 

「"ホイール・アサルト"でガード。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー19000(9000+10000)

 

「なら、"ブロンドエイゼル"でヴァンガードにアタック!」

 

"灼熱の獅子ブロンドエイゼル" : パワー12000

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"光輪の盾マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ガレス"にパワー+10000。」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー28000(8000+10000+10000)

 

「ダメージチェック、"ストームライダー ニコロス"。」

 

「"ネメアライオン"、"タイダル"にアタック!」

 

"守護聖獣ネメアライオン" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「ほう、そんなに"タイダル"が怖いか。」

 

「そのユニット、ユウトさんも苦しめられていました。アクアフォースの連続アタックにおけるキーカードだと思います。」

 

「ふ、久導ユウトのファイトから学んだか。...ノーガード。"タイダル"は退却。」

 

よし、これで連続アタックの勢いを少しでも削げるはず。

残る"ガレス"のアタック、"テオ"を狙った方がいいかもしれないけど、ここは攻める!

 

「"ガレス"でヴァンガードにアタック!」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー28000(8000+10000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

「くっ、ここでドロートリガー...ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□□□

□■■

V   : 潮騒の水将アルゴス

R右  : ティアーナイト テオ

 

■■■■

□□□

V   : 灼熱の獅子ブロンドエイゼル

R右  : 美技の騎士ガレス

R左  : 大いなる銀狼ガルモール

Rア1 : 守護聖獣ネメアライオン

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。見よ、あらゆる悪徳を洗い流す激しき潮の流れを...その名は正義!"蒼嵐竜メイルストローム"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム"...これがレオンくんの切り札。

 

「"タイダル・アサルト"、"ブレブボンバー・ドラゴン"、"ティアーナイト テオ"をコール。そして、"メイルストローム"のスキル、CB1し、前列すべてのパワー+3000!」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー15000(12000+3000)

"ティアーナイト テオ"(R右) : パワー11000(8000+3000)

"ブレブボンバー・ドラゴン" : パワー15000(12000+3000)

"タイダル・アサルト" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

くっ...たった3000だけど、これで"タイダル"のアタックを防ぐのに10000のシールド値が必要になった。

 

「バトル。"タイダル"で"ネメアライオン"にアタック。スキルでSB1し、スタンド。」

 

「ノーガードです。"ネメアライオン"は退却。」

 

「続けて、"メイルストローム"でアタック。」

 

「"だんてがる"でガードします。」

 

"灼熱の獅子ブロンドエイゼル" : パワー27000(12000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"タイダル・アサルト"。2枚目、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"タイダル"にパワー+10000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー27000(9000+3000+5000+10000)

 

「このアタックは通らない...けど...」

 

「"テオ"のブースト、"ブレブボンバー"でアタック!」

 

"ブレブボンバー・ドラゴン" : パワー23000(12000+3000+8000)

 

このアタックを受けたら、"テオ"のスキルで"タイダル"がパワーアップして、防げなくなる...だったら、こっちを守る!

 

「"フレイム・オブ・ビクトリー"でガードします!」

 

"灼熱の獅子ブロンドエイゼル" : パワー27000(12000+15000)

 

「では、"タイダル"でもう一度アタック。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー27000(9000+3000+5000+1000)

 

「ノーガードです。ダメージチェック、"エリクサー・ソムリエ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し...」

 

これでレオンくんのアタックは"テオ"だけ。"テオ"のパワーは11000。

だったら、"ガレス"にパワーを与えれば、残るアタックは通らない。

 

「"ガレス"にパワーを与えます。」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー18000(8000+10000)

 

「ふ、先導アイチ。その選択は間違っている。」

 

「えっ?」

 

「正義をなす我らに限界などない!リミットブレイク!」

 

「っ...!」

 

「リアガードのアタックがヴァンガードにヒットしたとき、それがこのターン3回目か4回目のアタックなら、手札を2枚捨てることで、"メイルストローム"はスタンドする!」

 

「な、なんだって!?」

 

「"蒼嵐水将デスピナ"、"タイダル・アサルト"を捨て、スタンド!」

 

 

『なんと!"メイルストローム"がスタンドしみゃした!』

 

『ヴァンガードを含めた怒涛の連続アタック...これが伝説のクラン、アクアフォース...恐るべき力です~。』

 

 

「先導アイチ、貴様にこのアタックが防げるか?"メイルストローム"でアタック!」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー15000(12000+3000)

 

「くっ...(手札には"ブロンドエイゼル"、"光輪の盾マルク"。"マルク"を使えば防げるけど...)..ノーガードです。」

 

「ほう、受けるというのか。ならば、その身で味わうといい!ツインドライブ、1枚目、"蒼嵐竜メイルストローム"。2枚目、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは"テオ"へ!」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー15000(12000+3000)、☆2

"ティアーナイト テオ"(R右) : パワー21000(8000+3000+10000)

 

「うわああああ!」

 

"メイルストローム"のアタックのイメージで、僕は思わずのけぞる。

レオンくんのイメージが、僕に襲い掛かる。この感覚、レオンくんもPSYクオリアを...

 

 

「ダメージチェック、"風炎の獅子ワンダーエイゼル"、"光輪の盾マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000します。」

 

"灼熱の獅子ブロンドエイゼル" : パワー22000(12000+10000)

 

「ふん..."ブレブボンバー"のスキル。自身を退却し、"ブロンドエイゼル"のパワーを-10000。」

 

"灼熱の獅子ブロンドエイゼル" : パワー12000(12000+10000-10000)

 

「くっ...(トリガー効果が打ち消された...!)」

 

「トドメだ。"テオ"、"ブロンドエイゼル"にアタック。」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー21000(8000+3000+10000)

 

「"照映の騎士ミュア"でガードします。」

 

"灼熱の獅子ブロンドエイゼル" : パワー22000(12000+10000)

 

「耐えたか。俺はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

■□□

□■■■

V   : 蒼嵐竜メイルストローム

R右  : ティアーナイト テオ

R左下 : ティアーナイト テオ

Rア1 : タイダル・アサルト

 

■■■□

□□□

V   : 灼熱の獅子ブロンドエイゼル

R右  : 美技の騎士ガレス

R左  : 大いなる銀狼ガルモール

 

アイチ 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

『さあ、先導選手。ダメージ5で絶体絶命の状況。』

 

『戸倉選手、葛木選手も押されていますねえ。』

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。...っ、このカードは...!」

 

引いたカードを見た瞬間、僕のPSYクオリアが発動する。

そして、僕の勝利への道がイメージされる。

 

「...わかったよ、みんな。僕は"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

「再ライドしたか。攻めてに欠けた手札だったようだな。」

 

「そして、僕は手札の"レーブンヘアードエイゼル"のスキルを発動。ヴァンガードが"ブロンドエイゼル"なら、CB1で手札からこのカードにライドします!」

 

「"レーブンヘアードエイゼル"だと...!?」

 

レオンくんがすごく驚いている。やっぱり、このカードってすごいレアカードなんじゃ...ユウトさん、本当に良かったのかな。

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

「貴様、それほどのユニットをどこで...」

 

「このカードはユウトさんからもらいました。」

 

「久導ユウト...!」

 

「"風炎の獅子ワンダーエイゼル"、"神技の騎士ボーマン"をコール。"ボーマン"のスキルで手札を1枚捨て、"美技の騎士ガレス"をコール。そして、コールされた"ガレス"はCB1を支払い、パワー+10000!」

 

"美技の騎士ガレス"(Rア3) : パワー23000(8000+10000+5000)

 

「バトルです!"ガレス"、"テオ"にアタック!」

 

"美技の騎士ガレス"(R右) : パワー8000

 

「ノーガード、"テオ"は退却。」

 

「"レーブンヘアードエイゼル"、ヴァンガードにアタック!スキルでCB1、パワー+15000、クリティカル+1!そして、このアタックに守護者はコールできません!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー27000(12000+15000)、☆2

 

「な、なにっ!?...く、"スーパーソニック・セイラー"、"虹色秘薬の医療士官"でガード!」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー47000(12000+15000+20000)

 

「さらに"タイダル"でインターセプト!」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー52000(12000+15000+20000+5000)

 

『蒼龍選手、手札2枚とインターセプトで完璧な防御態勢を整えみゃした!』

 

『これでトリガーが2枚出ても、"レーブンヘアードエイゼル"のアタックは通りません。しかし、先導選手のリアガードはまだ4枚残っています。』

 

『そうですね!このガードがどう響くか!』

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"エリクサー・ソムリエ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"ガルモール"へ。」

 

"大いなる銀狼ガルモール" : パワー22000(12000+10000)

 

「2枚目、"フレイム・オブ・ビクトリー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ガルモール"へ。」

 

"大いなる銀狼ガルモール" : パワー32000(12000+10000*2)、☆2

 

 

『出た!ダブルトリガー!』

 

『ドッキドキです~。』

 

 

「"ワンダーエイゼル"でアタック!」

 

"風炎の獅子ワンダーエイゼル" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード、ダメージチェック、"ティアーナイト テオ"。」

 

「トドメです!"ガルモール"でアタック!」

 

"大いなる銀狼ガルモール" : パワー32000(12000+10000*2)、☆2

 

「甘いぞ、先導アイチ。"翠玉の盾パスカリス"!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「くっ、"ボーマン"でアタック!」

 

"神技の騎士ボーマン" : パワー14000(9000+5000)

 

「"蒼嵐水将デスピナ"でガード。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー27000(12000+15000)

 

くっ、防がれた。これでこのターン、レオンくんを倒すことはできなくなってしまった。

 

「"ガレス"、アタック!」

 

"美技の騎士ガレス"(Rア3) : パワー23000(8000+10000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ブレブボンバー・ドラゴン"。」

 

『ダメージ5!蒼龍選手、追い込まれた!』

 

『しかし、先導選手のユニットはすべてアタック済み。このターンでは決着はつきません。』

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:1枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

■□□

□■□□

V   : 蒼嵐竜メイルストローム

R左下 : ティアーナイト テオ

 

■■■■■■

_□□□

V   : レーブンヘアードエイゼル

R右  : 美技の騎士ガレス

R左  : 大いなる銀狼ガルモール

Rア1 : 神技の騎士ボーマン

Rア2 : 風炎の獅子ワンダーエイゼル

Rア3 : 美技の騎士ガレス

 

アイチ 手札:2枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「先導アイチ、貴様がここまでできるとは思わなかった。だが、貴様の風は止んだ。」

 

「え?」

 

「ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

 

『おおっと、蒼龍選手、ファイナルターン宣言です!』

 

『手札1枚、リアガードもほぼいない状況ですが...どう決めるのでしょう、ドッキドキです。』

 

 

「スタンド&ドロー。"蒼嵐竜メイルストローム"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1魔いドロー。"ストームライダー ニコロス"をコールし、スキル。山札から7枚見て、"潮騒の水将アルゴス"を手札に加え、このターン中、自身のパワー+3000。」

 

"ストームライダー ニコロス" : パワー11000(8000+3000)

 

「そして、"タイダル・アサルト"、"潮騒の水将アルゴス"をコール。"メイルストローム"のスキルで、CB1、前列のパワー+3000。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー15000(12000+3000)

"ストームライダー ニコロス" : パワー14000(8000+3000+3000)

"潮騒の水将アルゴス" : パワー12000(9000+3000)

"タイダル・アサルト" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「バトルだ。"アルゴス"、アタック。スキルでCB1し、スタンド。」

 

「く、"ワンダーエイゼル"でインターセプト。」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー17000(12000+5000)

 

「ならば、"メイルストローム"でアタック。」

 

「"フレイム・オブ・ビクトリー"でガード!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー27000(12000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"潮騒の水将アルゴス"。2枚目、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"タイダル"へ。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー27000(9000+3000+5000+10000)

 

「3回目、"タイダル"でアタック。スキルでSB1、自身をスタンド。2回目以降のアタックなので、このターン中、パワー-5000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー22000(9000+3000+5000+10000-5000)

 

っ...駄目だ、全部はガードできない...

ここで受けて、ダメージトリガーを引くしかない。

 

「ノーガード、ダメージチェック、"光輪の盾マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー22000(12000+10000)

 

 

『先導選手、ここでドロートリガー!』

 

『3回目のアタックがヒットしたことで、"メイルストローム"がスタンドしてしまいますが、これで守りやすくなりましたね~。』

 

 

引いたカードは"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"。ガード値が無いカード。

でも、残るアタックのパワーは"メイルストローム"が15000、"タイダル"が22000、"ニコロス"が14000、"アルゴス"がブーストを受けて、20000。

 

これなら守り切れる...!

 

「ふ、守り切れる、そんな顔をしているな。」

 

「っ...!」

 

「"メイルストローム"、リミットブレイク!手札を2枚捨て、スタンド!そして、"ニコロス"で"ボーマン"にアタック!」

 

"ストームライダー ニコロス" : パワー14000(8000+3000+3000)

 

「ノーガード、"ボーマン"は退却します。」

 

「"メイルストローム"、ヴァンガードにアタック!」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー15000(12000+3000)

 

このアタック、手札の"エリクサー・ソムリエ"でガードしたら完全に守れる。

でも、そうすると"タイダル・アサルト"のアタックを防げない。

だったら、ここはレオンくんがトリガーを引かないことに賭ける。

 

「ノーガードです。」

 

 

『先導選手、ここでノーガード!』

 

『確かにこのアタック、パワー15000と22000。トリガーが出なければ通りません。先導選手はトリガーが出ないことに賭けたのでしょう。』

 

『なるほど~。』

 

 

「ふ、先導アイチ。言ったはずだ。貴様の風は既に止んでいる。」

 

「っ...!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"蒼嵐竜メイルストローム"。2枚目...ふ、これが風の答えだ。」

 

「っ...クリティカルトリガー...」

 

レオンくんが引いた2枚目のカードは"スーパーソニック・セイラー"。

これですべてヴァンガードに効果を与えることで、僕に2ダメージ与えることになる。

 

 

「効果は当然、ヴァンガードへ。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー25000(12000+3000+10000)、☆2

 

「っ...ダメージチェック、"エリクサー・ソムリエ"。」

 

 

『ああ!ヒールトリガーです!これでもう一枚、ヒールトリガーを引けば、まだわかりみゃせん!』

 

『ドッキドキです~!』

 

 

もう一枚...でも、僕のデッキにもうヒールトリガーは...

 

「2枚目、"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"。僕の負けです。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「ふ、先導アイチ。貴様とのファイト、悪くなかった。」

 

「レオンくん...」

 

 

 

「"ネイブルゲイザー・ドラゴン"でアタック!」

 

「くそ...負けた...」

 

 

「"ハイドロハリケーン・ドラゴン"でアタック!」

 

「くっ...あたしの負け...」

 

 

『決まった~!蒼龍レオン選手、ジリアン・チェン選手、シャーリーン・チェン選手がチームQ4に完勝!チームドレッドノートが香港ステージ優勝です!』

 

『ドッキドキのファイトでしたね~。』

 

『これで残すは日本ステージのみとなりみゃした!最後のサーキット、いったいどのチームが勝ち残るか!』

 

 

残すは日本ステージだけ...そこで勝たなきゃ、櫂くんとユウトさんとの約束を守れない...!

 

今度こそ、日本ステージこそ、優勝してみせる!

 

 

 

.



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第五十話「道標」

活動報告にアンケートというか、意見募集というか、そういった感じのものを投稿しているので、良かったらコメントください。


ユウトside

 

 

「そうか、レオン君たちが。」

 

「はい...」

 

「あいつら、めちゃくちゃ強かったです...」

 

 

今日はアサカと一緒に、カードキャピタルへと来ていた。

アサカは女同士、ミサキさんの話を聞いていて、俺はアイチ君とカムイ君の話を聞いていた。

 

レオン君、ジリアンさん、シャーリーンさんか...

うっ...あの日のことは忘れたいんだが...

 

「次の日本ステージ、勝てるのかい?」

 

「勝つしかない...です。」

 

「アイチ君、少し気負いすぎだね。リラックスしよう。」

 

「リラックス...ですか?」

 

「うん。ほら、たまにはミサキさんやカムイ君以外とファイトしてみなよ。例えば...ほら、あのトゲトゲ頭の子とか。」

 

「森川くんですか。わかりました。」

 

そう言って、アイチ君は森川君に話しかけに行った。

森川君はアイチ君からのファイトの申し込みに快く受けてくれたみたいだ。

 

「ユウトさん、今更マケミ相手じゃお兄さんは...」

 

「いいんだよ、相手は誰でも。サーキットに関係ない人なら、ね。」

 

「えっ?」

 

「今のアイチ君は、勝つことに固執しすぎて、ファイトを楽しめていない。カードファイトは楽しまないと。義務でファイトしているわけではないんだからさ。」

 

「楽しむ...」

 

「よし、カムイ君。君もたまには気楽なファイトをしてみよう。...エミちゃん、少しいいかな?」

 

「は~い。」

 

俺がエミちゃんを呼ぶと、エミちゃんとマイちゃんは俺のところへと寄ってきてくれた。カムイ君はなぜか少し興奮しているけど。

 

「エミちゃん、カムイ君とファイトしてくれない?」

 

「カムイ君とですか?」

 

「うん。勝ち負け関係なく、楽しいファイトをしてほしい。」

 

「わかりました!カムイ君、ファイトしよ!」

 

「は、はい!エミさん!」

 

カムイ君はエミちゃん、マイちゃんとファイトテーブルへと向かっていく。

めちゃくちゃ緊張しているみたいだけど、楽しそうだ。

 

「"レーブンヘアードエイゼル"でアタック!」

 

「どひゃああ!」

 

「僕の勝ちです。」

 

「ひえ~、アイチ、本当に強くなったな。」

 

「ありがとう、井崎くん。」

 

うん、あっちも楽しそうにファイトしてる。

アイチ君はロイヤルパラディン、シャドウパラディン、かげろうを救おうと人一倍頑張っているけど、結果がついてこなかった。

だから気負っていたみたいだけど、それじゃまた負けるだけだ。

 

カードファイト本来の楽しさを思い出してくれたら...そう思う。

 

 

「だから!ユウトは最高なの!」

 

「はぁ...わかったわかった。」

 

「もう!ちゃんと聞きなさい!」

 

 

あっちも盛り上がってるな。...内容についてはノーコメント。

でも、ミサキさんもなんやかんやで楽しそうだし、あれでいいのかも。

 

 

さて、少し外の空気でも吸ってくるかな。

俺は店の外に出て、体を伸ばす。

 

「うん...今日は良い天気。」

 

「ねえ、お兄さん。」

 

「えっ?」

 

俺が空を見ていると、横から俺の服の裾をつかんで呼びかける少女がいた。

小学生くらい、それこそカムイ君やエミちゃんと同じくらいか、少し幼いくらいの少女がそこにいた。

 

「お兄さん、名前は?」

 

「俺?...久導ユウトって言うよ。君は?」

 

「私、クート。お兄さん、素敵な人ね。」

 

「えっ?...あはは...」

 

何だかませてる子だな。最近の子はこんな感じなのかな。

 

「今は私、やることがあるから。でも、いつかお兄さんを迎えに行くね。」

 

「えっと...ま、待ってるよ...」

 

「うん。...童の夫として、そなたを迎えに行くぞ。」

 

「えっ...」

 

クートちゃんは去っていった。

向こうにはガタイの良い男の人がいて、その人と一緒に歩いて行った。

あれが父親かな?

 

「なんだったんだろ、あの子。...それにしても、このカード、どうしようかな。」

 

俺は一枚のカードを見る。先日、父から送られてきたこのカード。

ヴァンガードのカードみたいだけど、見たことも聞いたこともないカードだ。

 

【死苑のゼロスドラゴン ゾーア】

 

 

先日、海外でストライドフォースという力の研究をしている両親から、珍しく連絡があった。何でも、ストライドフォース研究所が襲撃され、研究資料が奪われ、一人の研究員が誘拐されたらしい。

 

父が隠し持っていたこのカードだけは無事だったけど、両親も大怪我を負ってしまったらしい。幸い、命に別状はなかったみたいだけど、また襲撃されてこのカードまで奪われるわけにはいかないと、俺に送ってきたらしい。

 

「父さんもひどいよな...そんな危険なカード、息子に送るなっての。」

 

それにしても、本当に見たことないカードだ。

それに嫌な感じもするし、できれば持ってはいたくないんだけどな。

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「ユウトさん、僕わかりました!ヴァンガードファイトって、楽しいです!」

 

「俺も!こんなに心の底からファイトを楽しんだの、結構久しぶりかも!」

 

「そうか。良かった。今の君たちなら、きっと日本ステージを勝ち抜けるよ。」

 

 

アイチ君もカムイ君も、良い笑顔だ。

これならきっと、日本ステージも戦えるだろう。

だけど、日本ステージは厳しい戦いになるだろうな。

 

なんてったって、あいつに勝たなきゃいけないんだから。

 

 

.....

....

...

..

.

 

クート?side

 

 

「どうだった。」

 

「うむ。悪くはないが、あれは正の感情が強すぎる。もっと負の感情をもっている者でなければ、器には向かないと童は思うが。」

 

「そうか...(猊下が気に入るほどだ。何かあると考えたのだがな。)」

 

「まあ、童の夫にはふさわしい、素晴らしい力の持ち主ではあったな。あやつからはユニットのような気配を感じた。」

 

「ほう...PSYクオリアか。」

 

「うむ...(それに、もっと強大な...まるでギーゼのような...まさか、な。)」

 

 

 

.



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第五十一話「カムイvsジョーカーX」

ユウトside

 

 

『さあ、日本ステージも残すところ、勝ちまくっているチームQ4と、同じく勝ちまくっているチームアンノウンのファイトのみだ!』

 

『このファイトでチームQ4が勝利すれば、ファイナルステージ進出は決まったも同然ですね~。』

 

 

アイチ君たち、頑張ってるな。

それにしても、ジョーカーXか。ふふ、あいつ結構ノリノリだったな。

 

 

「ジョーカーX!俺はお前を倒す!」

 

「ふ、かかってくるがいい、葛木カムイ。」

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"ヴァーミリオン・ゲートキーパー"。」

 

「"獣神ホワイト・タイガー"!」

 

「俺のターン、ドロー。"プリズナー・ビースト"にライド。"ゲートキーパー"のスキルで1枚引き、"プリズナー・ビースト"のスキルでSC1。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジョーカーX 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : プリズナー・ビースト

 

□■□

□□□

V   : 獣神ホワイト・タイガー

 

カムイ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"獣神グランツ・ドラゴン"に俺様ライド。"ホワイト・タイガー"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るぜ。そして、もう一枚、"獣神グランツ・ドラゴン"をコール!」

 

『葛木選手、最初から攻めていきます!』

 

「行くぜ!ヴァンガードの"グランツ・ドラゴン"でアタック!」

 

"獣神グランツ・ドラゴン"(V) : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、リアガードにパワー+10000!」

 

"獣神グランツ・ドラゴン"(R右) : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"イエロー・ボルト"。」

 

「リアガードの"グランツ・ドラゴン"でアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"エンブレム・マスター"。」

 

 

『ジョーカーX選手、トリガーが出みゃせん。』

 

『守りの堅いプロテクトクランとはいえ、序盤はまだ守りが固まっていませんからねえ。』

 

 

「俺はこれでターンエンドだ!」

 

--------------------------------------------------

ジョーカーX 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : プリズナー・ビースト

 

□■■

□□□

V   : 獣神グランツ・ドラゴン

R右  : 獣神グランツ・ドラゴン

 

カムイ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"デモンテッド・エクセキューショナー"にライド。CB1でSC3。"ブリッツ・リッター"、"ブレイドウイング・レジ―"、"ファンタズマ・エグゼキューター"。トリガーがSCされたので、1枚ドロー。」

 

「("ブレイドウイング・レジー"...確か、ソウルステージで雀ヶ森レンが使ってたやつだ。)」

 

「さらに"デモンテッド"をコール。CB1でSC3。"ヴァリアンツ・キラーテイル"、"エンブレム・マスター"、"悪夢の国のダークナイト"。トリガーがSCされたので1枚ドロー。」

 

 

「これでテ...ジョーカーXのソウルは9枚か。うまいこと10枚より多くならないように調整してるな。」

 

「ユウト、あっちのソファーで休みましょう?」

 

「そうだね、アサカ。」

 

「ちょっと、ダーリン。その女は誰よ!」

 

「い、いや...ジリアンさん。今はファイトを見ようよ。」

 

 

 

「バトルだ。ヴァンガードでアタック。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー"(V) : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ブリッツ・リッター"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーはリアガードへ。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー"(V) : パワー9000、☆2

"デモンテッド・エクセキューショナー"(R左) : パワー19000(9000+10000)

 

「くそ...ダメージチェック、"超獣神イルミナル・ドラゴン"、"獣神ブラック・トータス"。」

 

「リアガードの"デモンテッド"でアタック。」

 

「"アーニスト・セコンド"でガード!」

 

"獣神グランツ・ドラゴン" : パワー28000(8000+20000)

 

「ふ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジョーカーX 手札:8枚、ソウル:9枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

□□□

■■□

V   : デモンテッド・エクセキューショナー

R左  : デモンテッド・エクセキューショナー

 

□■■

□□□

V   : 獣神グランツ・ドラゴン

R右  : 獣神グランツ・ドラゴン

 

カムイ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"獣神エクレール・ドラゴン"に俺様ライド!そして、そのままアタックだ!」

 

"獣神エクレール・ドラゴン" : パワー9000

 

「ふ、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"獣神ヴァーミリオン・バード"。」

 

「ダメージチェック、"ブレイドウイング・レジー"。」

 

「くっ...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ジョーカーX 手札:8枚、ソウル:9枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

□□□

■■□

V   : デモンテッド・エクセキューショナー

R左  : デモンテッド・エクセキューショナー

 

□■■

□□□

V   : 獣神エクレール・ドラゴン

R右  : 獣神グランツ・ドラゴン

 

カムイ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

 

「カムイ君、全然攻めていかないな。」

 

「ユウト、このフルーツ美味しいわよ。」

 

「ダーリン、こっちのお菓子の方が美味しいわ!」

 

「...君たち、少しくらいファイトを見なさいよ。」

 

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"ブレイドウイング・レジー"。イマジナリーギフトプロテクトⅠ。そして、"レジー"のスキル。SB1、"ヴァーミリオン・ゲートキーパー"をバインド。SB1、"ブレイドウイング・レジー"をバインド。SB1、"悪夢の国のダークナイト"をバインド。SB1、"ブリッツ・リッター"をバインド。」

 

「来やがったな...」

 

「"ファンタズマ・エグゼキューター"をコールし、スキル。自身を退却し、"グランツ・ドラゴン"を退却、SC2。さらに"デモンテッド・エクセキューショナー"をコールし、CB1、SC3。"プリズナー・ビースト"、"イエロー・ボルト"、"ヴァリアンツ・キラーテイル"。」

 

「トリガーは入らなかった。」

 

「うむ。故にドローは無しだ。"レジー"のスキルでSB1、"悪夢の国のマーチラビット"をバインド。これで裏のバインドは5枚。"レジー"は常にパワー+5000。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー17000(12000+5000)

 

 

『ああ、これは葛木選手にとっては苦しい状況です。』

 

『そ、おーですね。アクセルクランの連続アタックは、ちょっとしたパワーアップで止まってしまいますからね~。』

 

 

「まだ行くぞ。SB1、"ファンタズマ・エグゼキューター"をバインド。SB1、"イエロー・ボルト"をバインド。これで7枚。俺のターン中、"レジー"はパワー+10000、ドライブ+1。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「"風の開拓者"、"アイアンハート・アサシン"をコール。これでバトルだ。右の"デモンテッド"でアタック。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー"(R右) : パワー9000

 

「クイックシールド!」

 

"獣神エクレール・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「"風の開拓者"のブースト、"レジー"でアタック。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー34000(12000+5000+10000+7000)

 

「く、ノーガード。」

 

「トリプルドライブ、"キューティクルディフェンダー フラヴィア"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワーは左の"デモンテッド"へ。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー"(R左) : パワー19000(9000+10000)

 

「"風の開拓者"のスキルで、"フラヴィア"をソウルに置き、SC2。そして、2枚目、"風の開拓者"。3枚目、"悪夢の国のマーチラビット"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、左の"デモンテッド"にパワー+10000。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー29000(9000+10000*2)

 

「そして、"風の開拓者"のスキルで"悪夢の国のマーチラビット"をソウルに置き、SC2。」

 

「くっ、ダメージチェック、"ジェノサイド・ジャック"。」

 

「そんなものか、葛木カムイ!"デモンテッド"でアタック!」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー"(R左) : パワー37000(9000+10000*2+8000)

 

「"アイアンハート"のスキルでSC1。」

 

「くそっ!ダメージチェック、"超獣神イルミナル・ドラゴン"。」

 

「こんなものか。これではチームQ4がファイナルステージへ進むことも不可能だな。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジョーカーX 手札:7枚、ソウル:8枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

■■□

■■■

V   : ブレイドウイング・レジー

R右  : デモンテッド・エクセキューショナー

R左  : デモンテッド・エクセキューショナー

R中央 : 風の開拓者

R左下 : アイアンハート・アサシン

 

□■□

□□□

V   : 獣神エクレール・ドラゴン

 

カムイ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

 

「テツ...おっと、ジョーカーXも厳しいねえ。」

 

 

『葛木選手、ジョーカーXの猛攻にダメージ4まで追い詰められた!』

 

『しかもジョーカーXの"レジー"は常にパワー17000。アクセルクランの低パワーでは攻めあぐねそうですねえ。』

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。俺様ライド!"獣神アズール・ドラゴン"!...ここは、イマジナリーギフトアクセルⅠだ!そして、"アズール・ドラゴン"のスキルでCB1、1枚ドロー。"超獣神イルミナル・ドラゴン"をコールし、アタック!」

 

"超獣神イルミナル・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「"風の開拓者"でガード。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「アタックがヒットしなかったので、このユニットをスタンドする。"獣神エクレール・ドラゴン"、"アンノウン・アダムスキー"をコールし、スキル。CB1、"イルミナル・ドラゴン"をスタンドし、アタック!」

 

"超獣神イルミナル・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「"アイアンハート・アサシン"でガード。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「アタックがヒットしなかったので、スタンド。バトル!"アダムスキー"のブースト、"エクレール・ドラゴン"でアタック!」

 

"獣神エクレール・ドラゴン" : パワー17000(9000+8000)

 

「"デモンテッド"のインターセプト。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー22000(12000+5000+5000)

 

 

『ジョーカーX、非常に強固な守りですねえ。』

 

『葛木選手の攻撃を悉くガードしています。』

 

 

「"イルミナル・ドラゴン"、アタック!」

 

"超獣神イルミナル・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"悪夢の国のダークナイト"。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「くっ、トリガーかよ!」

 

「ふ、これも運命だ。お前は俺に負け、チームも敗退。何も得られず、お前は消えていくのだ。」

 

「ちくしょう...ちくしょう...」

 

 

カムイ君、ここで諦めてしまうか。

 

 

「いや、まだだ!俺はまだ負けちゃいねえ!"アズール・ドラゴン"でアタック!スキルでCB1、"イルミナル・ドラゴン"をスタンド!」

 

"獣神アズール・ドラゴン" : パワー12000

 

「"ブリッツ・リッター"でガード。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー42000(12000+5000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"キャノン・ボール"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"獣神アズール・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

"獣神エクレール・ドラゴン" : パワー19000(9000+10000)

"超獣神イルミナル・ドラゴン" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

「2枚目、"アーニスト・セコンド"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"イルミナル"にパワー+10000。」

 

"超獣神イルミナル・ドラゴン" : パワー420000(12000+10000+10000*2)

 

「"イルミナル・ドラゴン"でアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ファンタズマ・エグゼキューター"。」

 

 

『葛木選手、ジョーカーXに強烈な一撃!』

 

『これでダメージ4。しかもジョーカーXの山札はもう残りわずかですからねえ。』

 

『このままいけば、葛木選手が勝てるか!?』

 

 

「俺はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ジョーカーX 手札:4枚、ソウル:8枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

■■□

■■□

V   : ブレイドウイング・レジー

R左  : デモンテッド・エクセキューショナー

R中央 : 風の開拓者

R左下 : アイアンハート・アサシン

 

□■■■

□□■

V   : 獣神アズール・ドラゴン

R右  : 獣神エクレール・ドラゴン

R右下 : アンノウン・アダムスキー

Rア1 : 超獣神イルミナル・ドラゴン

 

カムイ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"ブレイドウイング・レジー"。イマジナリーギフトプロテクトⅠ。そして、SB1、"レジー"をバインド。SB1、"マーチラビット"をバインド。SB1、"フラヴィア"をバインド。これで10枚。パワー+10000、クリティカル+2。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー37000(12000+5000+10000*2)、☆3

 

「さらにSB1、"フラヴィア"をバインド。"エンブレム・マスター"をコールし、CB1、"デモンテッド"を選択。ドロップゾーンから3枚ソウルへ。」

 

「く、ここで15枚揃っちまったら、やべえ!」

 

「ふ..."エンブレム・マスター"、"エクレール・ドラゴン"にアタック。」

 

"エンブレム・マスター" : パワー9000

 

「っ!?...ノーガード。"エクレール・ドラゴン"は退却。」

 

 

『おおっと、ジョーカーX。15枚の裏のバインドカードを溜めることはできなかったようです!』

 

『これなら葛木選手も守り切れるかもしれませんよ~。』

 

 

「"風の開拓者"のブースト、"レジー"でアタック。」

 

"ブレイドウイング・レジー" : パワー44000(12000+5000+10000*2+7000)、☆3

 

「"ツイン・ブレーダー"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「トリプルドライブ、"ヴァリアンツ・キラーテイル"。"悪夢の国のダークナイト"。ゲット、クリティカル。効果はすべて"デモンテッド"へ。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「3枚目、"悪夢の国のダークナイト"。ゲット、クリティカル。効果はすべて"デモンテッド"へ。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー29000(9000+10000*2)、☆3

 

「ダブルクリティカル...!」

 

「葛木カムイ。このアタックを防げるか!"デモンテッド"でアタック!」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー37000(9000+10000*2+8000)、☆3

 

「"キャノン・ボール"、"アーニスト・セコンド"でガード!」

 

"獣神アズール・ドラゴン" : パワー47000(12000+15000+20000)

 

「余裕だ!俺様はこのファイトに勝って、アイチお兄さんと、ミサキさんとファイナルステージへ進む!」

 

「ふ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジョーカーX 手札:7枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

 

■■□

■■■

V   : ブレイドウイング・レジー

R右  : エンブレム・マスター

R左  : デモンテッド・エクセキューショナー

R中央 : 風の開拓者

R左下 : アイアンハート・アサシン

 

□■□■

□□■

V   : 獣神アズール・ドラゴン

R右下 : アンノウン・アダムスキー

Rア1 : 超獣神イルミナル・ドラゴン

 

カムイ 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。聖なる輝きは希望の証。光で世界を包み込め!"超獣神イルミナル・ドラゴン"に俺様クロスライド!イマジナリーギフトアクセルⅠ!"ジェノサイド・ジャック"、"アンノウン・アダムスキー"をコールし、"アダムスキー"のスキルでCB1、"ジェノサイド・ジャック"をスタンドし、アタック!」

 

"ジェノサイド・ジャック" : パワー29000(9000+10000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ヴァリアンツ・キラーテイル"。」

 

「他のユニットのアタックがヒットしたので、"イルミナル・ドラゴン"はパワー+15000。」

 

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(V) : パワー27000(12000+15000)

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(Rア1) : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「"ジェノサイド・ジャック"のスキルで、"アダムスキー"2枚をレストし、自身をスタンド。"獣神ヴァーミリオン・バード"をコールし、SB1でリアガードをすべてスタンド。2枚以上スタンドし、ソウルに"ホワイト・タイガー"があるなら、1枚ドロー。」

 

 

カムイ君が怒涛の展開をしていく。

手札もリアガードも少なかったのに、これだけ展開するとは。

 

 

「今引いた"獣神アズール・ドラゴン"をコール。右の"アダムスキー"は前列に移動。バトルだ!ヴァンガードでアタック!」

 

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(V) : パワー35000(12000+15000+8000)

 

「プロテクト。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"キャノン・ボール"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(V) : パワー45000(12000+15000+8000+10000)

"アンノウン・アダムスキー"(R右) : パワー18000(8000+10000)

"獣神アズール・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(Rア1) : パワー47000(12000+15000+10000+10000)

"ジェノサイド・ジャック" : パワー39000(9000+10000+10000+10000)

 

「(俺の手札はプロテクト、"ダークナイト"2枚、"フラヴィア"、"マーチラビット"。リアガードのインターセプトを含めて、これ以上トリガーが出なければ、守り切れる。)」

 

「(あの余裕そうな態度...ここでもう一枚トリガーを引かなきゃ、負ける!)」

 

「来るがいい、葛木カムイ!」

 

「...行くぜ、これが俺の覚悟だあああああ!」

 

カムイ君が山札をめくる。...捲られたのは"キャノン・ボール"。

つまり、フロントトリガー。

 

「よっしゃああああ!ゲット、フロントトリガー!前列にパワー+10000!」

 

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(V) : パワー55000(12000+15000+8000+10000*2)

"アンノウン・アダムスキー"(R右) : パワー28000(8000+10000*2)

"獣神アズール・ドラゴン" : パワー32000(12000+10000*2)

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(Rア1) : パワー57000(12000+15000+10000+10000*2)

"ジェノサイド・ジャック" : パワー49000(9000+10000+10000+10000*2)

 

 

『このアタックは通りみゃせん。しかし...』

 

『このダブルフロントトリガーによって、ジョーカーXは守るのが難しくなりましたね~。』

 

「これでトドメだ!"超獣神イルミナル・ドラゴン"でアタック!」

 

「ふ、見せてもらったぞ、葛木カムイ。」

 

ジョーカーX...テツのダメージゾーンに6枚目のカードが置かれる。

ヒールトリガーではない。よって、カムイ君の勝利が決まった。

 

 

 

 

.



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第五十二話「水晶の導き」

ミサキside

 

 

あたしの最後の相手は、クイーンYという女の人。

というか、あれはたぶんカエサルのユリさんだと思うけど。

 

「あら、バレてそうね。...よろしく、ミサキちゃん。」

 

「やっぱりユリさんだったんだ。」

 

「ええ。皇帝がシンガポールに行っちゃったからね。大会の運営に声をかけられたのよ。」

 

「そうなんだ...全国大会の時は負けたけど、今回はあたしが勝つ。」

 

「うふふ、今回も私が勝たせてもらうわ。」

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"次元ロボ ゴーユーシャ"。」

 

「"ロゼンジ・メイガス"。」

 

「私のターン、ドロー。"次元ロボ ダイスクーパー"にライド。"ゴーユーシャ"のスキルで1枚引き、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ユリ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ダイスクーパー

 

□■□

□□□

V   : ロゼンジ・メイガス

 

ミサキ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"スプラウトウィッチ ロロ"にライド。"ロゼンジ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。そして、"オラクルガーディアン ジェミニ"をコールし、"ロロ"でアタック!」

 

"スプラウトウィッチ ロロ" : パワー8000

 

「うん、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"イエローウィッチ メメ"。」

 

「ダメージチェック、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000よ。」

 

"次元ロボ ダイスクーパー" : パワー18000(8000+10000)

 

「くっ...」

 

 

『ああっと、戸倉選手、攻めようとしてリアガードをコールしましたが、クイーンYがトリガーを引いてしまい、アタックが通りみゃせん。』

 

『攻める姿勢は良いのですが、こればかりは運ですからねえ。』

 

 

「あたしはこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユリ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ダイスクーパー

 

□■■

□□□

V   : スプラウトウィッチ ロロ

R右  : オラクルガーディアン ジェミニ

 

ミサキ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"次元ロボ カイザード"にライド。ライドされた"ダイスクーパー"のスキルで山札から7枚見て、"超次元ロボ ダイユーシャ"を手札に加えるわ。」

 

「"ダイユーシャ"..."ミラクル・ビューティー"じゃないんだ。」

 

「ええ。私も日々、進化しているのよ。..."次元ロボ ダイドラゴン"をコールし、バトル。"カイザード"でヴァンガードにアタック。」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー10000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"次元ロボ ダイバトルス"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ダイドラゴン"へ。」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー10000、☆2

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「くっ、クリティカルトリガー...ダメージチェック、"スカーレットウィッチ ココ"、"ウェザーフォーキャスター ミス・ミスト"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"スプラウトウィッチ ロロ" : パワー18000(8000+10000)

 

「なら、"ダイドラゴン"でリアガードにアタックするわ。」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「ノーガード。"ジェミニ"は退却。」

 

「まずは2ダメージ。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ユリ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

■■□

V   : 次元ロボ カイザード

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

 

□■□

□□□

V   : スプラウトウィッチ ロロ

 

ミサキ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"コバルトウィッチ ププ"にライド。"ププ"のスキルで、グレード1からライドしたとき、手札を1枚捨てることで、イマジナリーギフトプロテクトを得る。」

 

『出ました!まだグレード2ですが、イマジナリーギフトを得られるスキルです!』

 

『素晴らしいですねえ。これで守りが厚くなりましたよ。』

 

 

「あたしはクイックシールドを捨て、プロテクトⅠを得る。...(手札の"ウィッチ"はできれば使いたくない...)」

 

「(彼女は堅実なファイトをする子だし、手札の"ウィッチ"はこのターン、コールしてこないわね。)」

 

「...あたしはこのままバトル。"ププ"でヴァンガードにアタック。」

 

"コバルトウィッチ ププ" : パワー9000

 

 

『おおっと、これではアタックは通りませんねえ。』 

 

『トリガーが出れば通りますが...戸倉選手、ブースト用のユニットはコールできなかったようですねえ。』

 

 

「デッキ操作をしてるわけでもないのに、そんな甘い攻撃で私に勝てると思ったのかしら?」

 

「...」

 

「そう。..."ダイバトルス"でガード。」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー25000(10000+15000)

 

「残念だけど、私は油断しないわ。きっちり守らせてもらうわね。」

 

「っ...ドライブチェック、"オラクルガーディアン ニケ"。」

 

"コバルトウィッチ ププ" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

 

『ああ!せっかくのクリティカルですが、クイーンYがしっかり守っていたため、アタックは通りみゃせん!』

 

『素晴らしい判断でしたね~。』

 

 

「く、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユリ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

■■□

V   : 次元ロボ カイザード

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

 

□■□

□□□

V   : コバルトウィッチ ププ

 

ミサキ 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。行くわよ、ミサキちゃん!"超次元ロボ ダイユーシャ"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらに"カイザード"のスキルにより、手札を1枚捨て、イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「そして、"超次元ロボ ダイユーシャ"、"次元ロボ ダイブレイブ"、"次元ロボ ダイマリナー"をコール。"ダイマリナー"のスキルでSB1し、ヴァンガードの"ダイユーシャ"を選択。これにより、ヴァンガードの"ダイユーシャ"のアタックは、手札から守る場合、2枚以上同時にコールする必要があるわ。」

 

 

守護者を使いづらくするスキルね...厄介だわ。

 

「さらに、"ダイユーシャ"のスキルにより、"ダイブレイブ"、"ダイマリナー"をレスト!2枚レストしたので、パワー+20000!パワー35000以上になったので、クリティカル+1。"ダイドラゴン"もパワー+10000よ。」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ"(V) : パワー53000(13000+10000*2+10000*2)、☆2

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「バトルよ。ヴァンガードの"ダイユーシャ"でアタック!」

 

「させない。"ウェザーフォーキャスター ミス・ミスト"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「やるわね。ツインドライブ、"次元ロボ カイザード"、"究極次元ロボ グレートダイユーシャ"。」

 

ノートリガー。これで残りのアタックも守りやすくなった。

 

「リアガードの"ダイユーシャ"でアタック。」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ"(R右) : パワー13000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ウェザーフォーキャスター ミス・ミスト"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"コバルトウィッチ ププ" : パワー19000(9000+10000)

 

「(よし、"ニニ"を引けた。)」

 

「う~ん、ドロートリガーを引かれちゃったか。でも、まだアタックは通るわね。"ダイドラゴン"でアタック。」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「"テトラ・メイガス"でガード。」

 

"コバルトウィッチ ププ" : パワー29000(9000+10000+10000)

 

「ま、これは仕方ないわね。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ユリ 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■□■

■■■

V   : 超次元ロボ ダイユーシャ

R右  : 超次元ロボ ダイユーシャ

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R右下 : 次元ロボ ダイマリナー

R左下 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

□■□

□□□

V   : コバルトウィッチ ププ

 

ミサキ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。赤き水晶よ、未来を照らせ!"スカーレットウィッチ ココ"にライド。イマジナリーギフトプロテクトⅠ。さらにグレード2からライドしたので、1枚ドロー。」

 

「さすがオラクルシンクタンク。手札が減らないわね。」

 

「"シーブルーウィッチ ニニ"をコールし、スキル発動。自身をソウルに置き、山札から3枚見て、望む順番で戻す。...この順番で戻すわ。」

 

「(一枚目を一番下になるように置いた..."ココ"のスキルで2枚ドローすることを考えると、あれがトリガーの可能性が高いわね。)」

 

 

「"ココ"のスキル発動。CB1、グレード3をSB。"ニニ"はソウルにあるとき、ヴァンガードが"ウィッチ"ならメインフェイズ中、グレード+1。"ニニ"でコストを支払う。2枚ドローし、手札から"イエローウィッチ メメ"を2枚捨てる。よって、2枚のプロテクトを得るわ。」

 

 

『さあ戸倉選手。これでプロテクトは4枚になりみゃした。』

 

『ここからどう攻めていくか、ドッキドキです~。』

 

 

「あたしは"コバルトウィッチ ププ"、"スプラウトウィッチ ロロ"をコールし、バトル。"ココ"でアタック!」

 

"スカーレットウィッチ ココ" : パワー12000

 

「あら、懲りもせず足りないパワーでアタックしてくるのね。..."次元ロボ ゴーレスキュー"でガード。」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー33000(13000+20000)

 

「これでトリガーが2枚出ても、アタックは通らないわ。さあ、トリガーチェックをどうぞ?」

 

「...ツインドライブ、1枚目、"スフィア・メイガス"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ププ"にパワー+10000。」

 

"コバルトウィッチ ププ" : パワー19000(9000+10000)

 

「(やっぱりトリガーだったのね。その程度じゃ私には勝てないわよ、ミサキちゃん。)」

 

「2枚目、"オラクルガーディアン ジェミニ"。」

 

「アタックは通らないわ。」

 

「続けて、"ププ"でアタック。スキルで手札のプロテクトを4枚公開し、パワー+合計20000!」

 

"コバルトウィッチ ププ" : パワー47000(9000+10000+5000*4+8000)

 

「1枚引かれちゃうけど、仕方ないわね。ノーガード。ダメージチェック、"プラチナム・エース"。」

 

「"ロロ"のスキルでC1、自身をソウルに置き、1枚ドロー。あたしはこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユリ 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□■

■■■

V   : 超次元ロボ ダイユーシャ

R右  : 超次元ロボ ダイユーシャ

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R右下 : 次元ロボ ダイマリナー

R左下 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

■■□

□□□

V   : スカーレットウィッチ ココ

R左  : コバルトウィッチ ププ

 

ミサキ 手札:11枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。...ミサキちゃん、その程度では私には勝てないわよ!」

 

「っ...!」

 

「ライド、"超次元ロボ ダイユーシャ"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ"(V) : パワー43000(13000+10000*3)、☆2

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「そして、"ダイマリナー"をコールし、SB1でスキル発動。ヴァンガードの"ダイユーシャ"のアタックは、手札からは2枚以上同時にコールする必要があるわ。そして、"ダイユーシャ"のスキルで"ダイマリナー"2枚をレストし、パワー+20000!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ"(V) : パワー63000(13000+10000*3+10000*2)、☆2

 

「バトルよ。まずはリアガードの"ダイユーシャ"で、"ププ"にアタック!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ"(R右) : パワー13000

 

「"オラクルガーディアン ニケ"でガード。」

 

"コバルトウィッチ ププ" : パワー24000(9000+15000)

 

「へえ、守るのね。なら、ヴァンガードの"ダイユーシャ"でアタックよ。」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ"(V) : パワー63000(13000+10000*3+10000*2)、☆2

 

「ノーガード。」

 

 

『な、なんと!戸倉選手、手札にプロテクトがありますが、ノーガードを宣言!』

 

『"ダイユーシャ"のクリティカルは2。万が一があるかもしれませ~ん。』

 

 

「うふふ、ここが勝負所かしらね。」

 

「...来な。」

 

「行くわよ!ツインドライブ、"次元ロボ ダイレーサー"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは"ダイドラゴン"!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー63000(13000+10000*3+10000*2)、☆3

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「後1枚、クリティカルなら私の勝ち...2枚目。..."次元ロボ ダイブレイブ"。残念、ノートリガーね。」

 

「ダメージチェック、"スプラウトウィッチ ロロ"、"ウィスタリアウィッチ ゾゾ"、"雅趣の斎女 フミノ"。」

 

 

『戸倉選手、ノートリガー!』

 

『これは次のアタックはさすがに、プロテクトを使わざるを得ないんじゃないでしょうか~。』

 

 

「ふふ、"ダイドラゴン"、アタックよ!」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー38000(10000+10000+10000+8000)

 

「"サイキック・バード"、"スフィア・メイガス"でガード。」

 

"スカーレットウィッチ ココ" : パワー47000(12000+15000+20000)

 

 

「っ...あくまでプロテクトは使わないつもりなのね。まあいいわ。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ユリ 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■■■

■■■

V   : 超次元ロボ ダイユーシャ

R右  : 超次元ロボ ダイユーシャ

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R中央 : 次元ロボ ダイマリナー

R右下 : 次元ロボ ダイマリナー

R左下 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

■■□

□□□

V   : スカーレットウィッチ ココ

R左  : コバルトウィッチ ププ

 

ミサキ 手札:8枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"スカーレットウィッチ ココ"にライド。イマジナリーギフトプロテクトⅠ。」

 

「また"ココ"にライドですって!?」

 

「ソウルの"ロロ"のスキル。SB1し、ソウルから"ロロ"をコール。さらに"ココ"のスキルでCB1、グレード3をSBして2枚ドロー。手札から"ウィスタリアウィッチ ゾゾ"、"コバルトウィッチ ププ"を捨て、イマジナリーギフトプロテクトを2枚得る。」

 

「("ゾゾ"も"ププ"も捨てた...?)」

 

「"テトラ・メイガス"をコールし、CB1で1枚ドロー。手札の"サイキック・バード"を山札の上に置く。そして、これでバトルよ。"テトラ・メイガス"のブースト、"ココ"でアタック!」

 

"スカーレットウィッチ ココ" : パワー20000(12000+8000)

 

「("ププ"のアタック、手札をすべて使えば守れるけど、それだったら少ない枚数で守れる"ココ"の方を守る。)..."次元ロボ ダイレーサー"2枚でガード!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー43000(13000+15000*2)

 

「ツインドライブ、"サイキック・バード"。効果はすべてリアガードに。2枚目、"ウィスタリアウィッチ ゾゾ"。」

 

"コバルトウィッチ ププ" : パワー19000(9000+10000)

 

 

『戸倉選手、先ほど"テトラ・メイガス"のスキルで上に置いた"サイキック・バード"は引いたものの、2枚目はトリガーではありみゃせんでした。』

 

『う~ん、守りは完璧ですが、攻め手にかけてますね~。』

 

 

「ふん、攻め手なんてこれで十分だよ。"ププ"でアタック。スキルでプロテクトを7枚公開し、パワー+35000。」

 

"コバルトウィッチ ププ" : パワー52000(9000+10000+8000+5000*7)、☆2

 

「ノーガードよ。ダメージチェック、"次元ロボ ダイブレイブ"、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

「"ロロ"のスキルでCB1、自身をソウルに置き、1枚ドロー。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユリ 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■■■

■■■

V   : 超次元ロボ ダイユーシャ

R右  : 超次元ロボ ダイユーシャ

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R中央 : 次元ロボ ダイマリナー

R右下 : 次元ロボ ダイマリナー

R左下 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

■■□

□□□

V   : スカーレットウィッチ ココ

R左  : コバルトウィッチ ププ

 

ミサキ 手札:13枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:1、裏:4)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"ダイユーシャ"のスキル。"ダイユーシャ"、"ダイマリナー"2枚をレストし、パワー+30000!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ"(V) : パワー73000(13000+10000*3+10000*3)、☆2

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「そして、"次元ロボ カイザード"をコール。バトルよ。"ダイユーシャ"でアタック!」

 

「プロテクト。手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、"次元ロボ ダイタイガー"、"プラチナム・エース"。」

 

このアタックは通らない。でも、ユリさんの手札にはあのカードがある。

 

「ミサキちゃん、ちゃんとわかってるようね。手札の"究極次元ロボ グレートダイユーシャ"のスキル!ヴァンガードのバトル終了時、パワーが45000以上で、このターン登場していないなら、CB1することでこのユニットにライドし、パワー+10000!」

 

 

っ...やっぱり。でも、あたしのガードは崩せない...!

 

「正義の心は永久不滅!さらに大きく燃え盛る!"究極次元ロボ グレートダイユーシャ"にスペリオルライド!イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。さらに、"グレートダイユーシャ"のスキルで、前列にパワー+10000!」

 

"究極次元ロボ グレートダイユーシャ" : パワー63000(13000+10000*3+10000+10000)

"次元ロボ カイザード" : パワー30000(10000+10000+10000)

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「"グレートダイユーシャ"、行きなさい!」

 

「プロテクト!手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「まだまだ!ツインドライブ、"次元ロボ ダイスクーパー"、"次元ロボ ゴーレスキュー"!ゲット、ヒールトリガー。ダメージは回復できないけど、"ダイドラゴン"にパワー+10000!」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー40000(10000+10000+10000+10000)

 

『ここに来て、さらにトリガーをゲット!』

 

『戸倉選手にはプロテクトがあと5枚あります。このターンで決着はつかないとは思いますが、かなり厳しい状況ですね~。』

 

 

「"ダイドラゴン"、アタックよ!」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー48000(10000+10000+10000+10000+8000)

 

「プロテクト。手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「なら、"カイザード"でアタック。スキルにより、パワー+20000!」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー50000(10000+10000+10000+10000*2)

 

「プロテクト、手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

最後のアタックも、プロテクトを使って守り切る。

これで7枚あったプロテクトも残り3枚まで減った。

でも、これだけあれば十分。

 

「...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ユリ 手札:7枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■■■

■■■

V   : 究極次元ロボ グレートダイユーシャ

R右  : 超次元ロボ ダイユーシャ

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R中央 : 次元ロボ ダイマリナー

R右下 : 次元ロボ ダイマリナー

R左下 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

■■□

□□□

V   : スカーレットウィッチ ココ

R左  : コバルトウィッチ ププ

 

ミサキ 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:1、裏:4)

--------------------------------------------------

 

このターンで勝つ。ファイナルステージで、待ってるんだ。

鳴海アサカ、あたしのライバル...!

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー!紫の水晶よ、未来へはばたけ!"ウィスタリアウィッチ ゾゾ"にライド!イマジナリーギフトプロテクトⅠ!」

 

「っ...来たわね。(ミサキちゃんの気迫、このターンで決める気ね。)」

 

「ソウルの"ロロ"のスキル。SB1でリアガードにコール。ソウルに"ロロ"は2枚。2枚とも発動し、それぞれコール!そして、"シーブルーウィッチ ニニ"をコールして、スキル。自身をソウルに置き、山札の上から3枚見て...この順番で戻す。最後に、"コバルトウィッチ ププ"をコール!」

 

 

『こ、これは!?』

 

『ほとんどがら空きだった戸倉選手のリアガードが、すべて埋まりましたね~。』

 

『戸倉選手、最初からこの展開を想定していたのか!?』

 

 

「行くよ。"テトラ・メイガス"のブースト、"ゾゾ"でアタック。スキルで4枚のプロテクトを公開し、前列にパワー+20000!」

 

"ウィスタリアウィッチ ゾゾ" : パワー40000(12000+8000+5000*4)

"コバルトウィッチ ププ"(R右) : パワー29000(9000+5000*4)

"コバルトウィッチ ププ"(R左) : パワー29000(9000+5000*4)

 

「("ニニ"のスキルで、順番を入れ替えて置いている。十中八九、あれはトリガー。でも、2枚ともトリガー...?)」

 

「...」

 

「(ここまで、彼女はダブルトリガーはない。デッキ操作をしてるにもかかわらず、彼女はトリガーが1枚だけだった。なら。)..."次元ロボ ゴーレスキュー"、"次元ロボ ダイタイガー"、"次元ロボ ダイブレイブ"でガード!」

 

"究極次元ロボ グレートダイユーシャ" : パワー53000(13000+20000+10000*2)

 

「(ここもトリガーは2枚出ない。私の残りのガード値は45000。ダメージは4。これで守り切る!)」

 

「...ユリさん。あたしはこのファイト、絶対に勝つ。ファイナルステージで待ってるライバルがいるから!」

 

「っ...」

 

「ツインドライブ、1枚目、"オラクルガーディアン ニケ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ウィスタリアウィッチ ゾゾ" : パワー50000(12000+8000+5000*4+10000)、☆2

 

「2枚目、"ウェザーフォーキャスター ミス・ミスト"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"ウィスタリアウィッチ ゾゾ" : パワー60000(12000+8000+5000*4+10000*2)、☆2

 

「っ...私の負け...いや、まだよ!ダメージチェック、"次元ロボ ゴーレスキュー"。ゲット、ヒールトリガー!」

 

 

『おお!クイーンY、ヒールトリガー!』

 

『しかし、戸倉選手のダメージは5。対するクイーンYはダメージ4。』

 

「回復はできないわね。...2枚目、"究極次元ロボ グレートダイユーシャ"。」

 

 

勝った...アイチ、カムイ。あたしは勝ったよ。

後は二人が勝っていることを信じるだけね。

 

 

 

.



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第五十三話「限界を超えて」

オリジナルリメイクについての活動報告を投稿しております。
ネタバレをやや含んでおりますので、見るときはご注意ください。


アイチside

 

 

「ふふふ...まさか君とファイトすることになるなんてな。先導アイチ君。」

 

「...?」

 

チームアンノウンのキングZさんが僕の名前を呼ぶ。

何だか僕のことを知ってるみたいだけど...

 

「久しぶりだね。」

 

「あなたは...誰でしたっけ。」

 

キングZさんがずっこける。本当に誰だっけ...

 

「六月ジュンだ!裏ファイトの!」

 

「......あ、あの時の!」

 

櫂くんとファイトしたときの...

でも、何でそんな人がアジアサーキットの大会側チームに?

 

「ふ、僕もどうかと思ったんだけど、久導ユウトがぜひ、とね。」

 

「え、ユウトさんがですか?」

 

「ああ。櫂から話を聞いていたみたいでね。...君たち、チームQ4のファイナルステージ進出を阻止してくれ、とね。」

 

「えっ!?」

 

ゆ、ユウトさんが僕たちチームQ4のファイナルステージ進出を阻止...!?

だって、ユウトさんは僕たちを応援してくれていて...

 

「ふ、彼は言っていたよ。応援はしているけど、力がないならファイナルステージに来る意味がないってね」

 

「ユウトさんが...」

 

「さあ、先導アイチ。僕に力を示してみろ。行くぞ!」

 

「はい!」

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"次元ロボ ゴーユーシャ"。」

 

「"紅の小獅子キルフ"。」

 

「僕のターン、ドロー。"滅びの瞳ズィール"にライド。"ゴーユーシャ"のスキルで1枚引く。さらに"ズィール"のスキルで山札から7枚見て、"銀河超獣ズィール"を手札に加え、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジュン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 滅びの瞳ズィール

 

□■□

□□□

V   : 紅の小獅子キルフ

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"美技の騎士ガレス"にライド。"キルフ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。そして、"ガレス"でアタックします!」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"だんてがる"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"滅びの瞳ズィール"。」

 

「僕はこれでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ジュン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 滅びの瞳ズィール

 

□■□

□□□

V   : 美技の騎士ガレス

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"星を喰う者ズィール"にライド。"次元ロボ ダイドラゴン"、"滅びの瞳ズィール"をコール。"滅びの瞳ズィール"のスキルで山札から7枚見て...チッ...対象のカードはないから、そのまま戻してシャッフルする。」

 

 

『キングZ、残念ながらカードを加えることはできみゃせん!』

 

『こればっかりは仕方ありませ~ん。』

 

 

「僕は"星を喰う者ズィール"のスキルでCB1、"ダイドラゴン"、"滅びの瞳ズィール"をレストし、君のヴァンガードのパワーを-5000。ソウルに"滅びの瞳ズィール"があるので、1枚ドロー。」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー3000(8000-5000)

 

「そして、"次元ロボ ダイブレイブ"をコール。これでバトルだ。"ダイブレイブ"でアタック。」

 

"次元ロボ ダイブレイブ" : パワー8000

 

「ノーガードです。ダメージチェック、"紅の獅子獣ハウエル"。」

 

「続けて、"ズィール"でアタック。」

 

"星を喰う者ズィール" : パワー10000

 

「そちらもノーガードです。」

 

「ならば、ドライブチェック、"有毒怪獣ゲルスラッジ"。」

 

「ダメージチェック、"照映の騎士ミュア"。」

 

 

『ああっと、先導選手、ダメージトリガーは出みゃせん!』

 

『う~ん、キングZが順調にライドして攻めているだけに、厳しい展開ですね~。』

 

「ふ、"ダイブレイブ"のスキルで自身をソウルに置き、1枚ドロー。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ジュン 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

■□□

■■□

V   : 星を喰う者ズィール

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R左下 : 滅びの瞳ズィール

 

□■□

□□□

V   : 美技の騎士ガレス

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"風炎の獅子ワンダーエイゼル"にライド。そして、"紅の獅子獣ハウエル"をコール。」

 

「っ...これは...」

 

「僕はこの日本ステージ、必ず勝つって約束したんです。だから...僕はユウトさんに覚悟を示します!"ワンダーエイゼル"のスキル、SB1し、リアガードの"ハウエル"を退却、デッキから"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"にスペリオルライド!」

 

『先導選手、後攻ながら先にグレード3にライド!』

 

『う~ん、先導選手も良い流れですね~。』

 

「"ブロンドエイゼル"はドライブ-1。そして、イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドローします。さらに手札の"レーブンヘアードエイゼル"のスキル発動。CB1し、このカードにスペリオルライドします!」

 

僕の覚悟、ユウトさんに見せる!

ユウトさんがくれたこの"レーブンヘアードエイゼル"を使いこなすことで!

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"大いなる銀狼ガルモール"、"神技の騎士ボーマン"、"美技の騎士ガレス"をコールします。そして、"ボーマン"のスキルで手札からクイックシールドを捨て、デッキから"美技の騎士ガレス"をコールします。」

 

「ふ、後攻なのにいきなりギフトを2枚も得るなんてね。」

 

「バトルです。"ガルモール"で"ダイドラゴン"にアタック!」

 

"大いなる銀狼ガルモール" : パワー17000(12000+5000)

 

「"次元ロボ ダイバトルス"でガード。」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー25000(10000+15000)

 

「"ガレス"で"ダイドラゴン"にアタック!」

 

"美技の騎士ガレス"(Rア1) : パワー13000(8000+5000)

 

「チッ...しつこいな。ノーガード、"ダイドラゴン"は退却。」

 

「"レーブンヘアードエイゼル"でアタック!スキルでCB1し、パワー+15000、クリティカル+1。このアタック、守護者はコールできません!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー27000(12000+15000)、☆2

 

「くっ、厄介なスキルだ..."次元ロボ ダイバトルス"、"次元ロボ ダイレーサー"でガード。」

 

"星を喰う者ズィール" : パワー40000(10000+15000*2)

 

『キングZ、ここは守ります!』

 

『しかし、トリガーが2枚出れば通ってしまいます~。』

 

 

「ツインドライブ、"エリクサー・ソムリエ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーはヴァンガードへ。」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー37000(12000+15000+10000)、☆2

 

「ふ、迷わずヴァンガードへパワーを与えるか。甘いな、先導アイチ。」

 

「...2枚目、"光輪の盾マルク"。ゲット、ドロートリガー。」

 

「な、何っ!?」

 

「1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。これでアタックが通ります。」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー47000(12000+15000+10000*2)、☆2

 

「くっ、ダメージチェック、"次元ロボ ダイマリナー"、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"星を喰う者ズィール" : パワー20000(10000+10000)

 

「..."ボーマン"のアタックは通りません。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジュン 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■□□

□■□

V   : 星を喰う者ズィール

R左下 : 滅びの瞳ズィール

 

■□■■■

_□□■

V   : レーブンヘアードエイゼル

R右  : 神技の騎士ボーマン

R右下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 美技の騎士ガレス

Rア2 : 大いなる銀狼ガルモール

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。天頂に恐怖、天底に絶望。宇宙に仇なす双頭の悪魔よ、その二つの凶器をもって銀河を喰らい尽くせ!"銀河超獣ズィール"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"銀河超獣ズィール" : パワー13000、☆2

 

「登場時、山札の上から1枚見て、リアガードにコール。...よし、"星を喰う者ズィール"をコール。そして、君のサークルのマーカー1枚につき、君のヴァンガードのパワー-5000。よって、パワーを-10000!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー2000(12000-5000*2)

 

「さらに、"星を喰う者ズィール"はライドされたとき、相手のヴァンガードのパワーを-5000する。」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー-3000(12000-5000*2-5000)

 

「まだまだ行くぞ。"有毒怪獣ゲルスラッジ"をコール。"ゲルスラッジ"のスキル、SB1し、君に二つの選択肢を与えよう。」

 

「選択肢...?」

 

「君はCB1してもいい。しなければ、僕が1枚引く。...ああ、君のダメージに表のカードはないね。では、1枚引かせてもらおう。そして、もう一つ。SB1してもいい。しなければ、君のヴァンガードのパワー-5000。」

 

「...SBはしません。」

 

「ほう、ならば"レーブンヘアードエイゼル"はさらにパワー-5000。」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー-8000(12000-5000*2-5000-5000)

 

 

『"ズィール"のパワーマイナス効果が存分に発揮されておりみゅす!』

 

『これではまともにガードできないのではないでしょおーか。』

 

 

「ふふ、まだ行くよ。"星を喰う者ズィール"のスキル。CB1、"ゲルスラッジ"、"滅びの瞳ズィール"をレストし、君のヴァンガードのパワーをさらに-5000。ソウルに"滅びの瞳ズィール"があるので、1枚ドロー。」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー-13000(12000-5000*2-5000-5000-5000)

 

「"銀河超獣ズィール"のスキル、CB1、"ゲルスラッジ"、"滅びの瞳ズィール"をソウルに置き、君のヴァンガードのパワー-10000、ソウルに"星を喰う者ズィール"があるので、ソウルに置いたカード2枚につき、ドライブ+1。」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー-23000(12000-5000*2-5000-5000-5000-10000)

 

「そして、"次元ロボ ダイブレイブ"を2枚コールし、バトル。"ダイブレイブ"で"ヴァンガードにアタック。」

 

"次元ロボ ダイブレイブ"(R右) : パワー8000

 

「"エリクサー・ソムリエ"、"だんてがる"でガードします!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー12000

 

「なら、ヴァンガードの"ズィール"でアタック!」

 

"銀河超獣ズィール" : パワー21000(13000+8000)、☆2

 

「ノーガードです。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"次元ロボ ダイスクーパー"。2枚目、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"星を喰う者ズィール"にパワー+10000。」

 

"星を喰う者ズィール" : パワー20000(10000+10000)

 

「3枚目、"次元ロボ ダイバトルス"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"星を喰う者ズィール"へ。」

 

"銀河超獣ズィール" : パワー21000(13000+8000)、☆3

"星を喰う者ズィール" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「ダメージチェック、"紅の獅子獣ハウエル"、"照映の騎士ミュア"、"だんてがる"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー-13000

"大いなる銀狼ガルモール" : パワー22000(12000+10000)

"美技の騎士ガレス" : パワー18000(8000+10000)

"神技の騎士ボーマン" : パワー19000(9000+10000)

 

「"ダイブレイブ"のスキルを2枚分、発動。自身をソウルに置き、1枚ドロー。そして、"星を喰う者ズィール"でアタック。」

 

"星を喰う者ズィール" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「...ノーガードです。ダメージチェック、"光輪の盾マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドローします。」

 

 

『先導選手、これでダメージ5!追い詰められました!』

 

『これは厳しい状況ですね~。』

 

 

「僕はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジュン 手札:10枚、ソウル:7枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

□□□

■■□

V   : 銀河超獣ズィール

R左  : 星を喰う者ズィール

 

■□■■■

_□□■

V   : レーブンヘアードエイゼル

R右  : 神技の騎士ボーマン

R右下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 美技の騎士ガレス

Rア2 : 大いなる銀狼ガルモール

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。...このままバトルです。"レーブンヘアードエイゼル"でアタック。スキルでCB1し、パワー+15000、クリティカル+1。このアタックに守護者はコールできません!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー27000(12000+15000)、☆2

 

「さっきはトリガーを引かれたからね。ここは完璧に守らせてもらおう!"次元ロボ ダイバトルス"、"次元ロボ ゴーレスキュー"でガード。」

 

"銀河超獣ズィール" : パワー48000(13000+15000+20000)

 

 

『パワー27000対48000!』

 

『これでトリガーが2枚出ても、アタックは通りませ~ん。』

 

『キングZ、ここはしっかり守ってきましたね!』

 

 

「ツインドライブ、"風炎の獅子ワンダーエイゼル"、"だんてがる"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー37000(12000+15000+10000)

"大いなる銀狼ガルモール" : パワー27000(12000+5000+10000)

"美技の騎士ガレス"(Rア1) : パワー23000(8000+5000+10000)

"神技の騎士ボーマン" : パワー19000(9000+10000)

 

「ふ、この程度ではファイナルステージには進めないぞ、先導アイチ!」

 

「っ..."ガレス"でアタック!」

 

「"次元ロボ" ダイバトルス"でガード。」

 

"銀河超獣ズィール" : パワー28000(13000+15000)

 

「"大いなる銀狼ガルモール"でアタック!」

 

「(ここはコスト確保のために、ダメージを受けておきたい...)ノーガードだ。ダメージチェック、"星を喰う者ズィール"。」

 

トリガーは出なかった。これなら...!

 

「手札の"月影の白兎ペリノア"のスキル!CB1、SB3し、手札からスペリオルライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。ドライブ-1。」

 

 

『なんと!先導選手、ここで"ペリノア"だ~!』

 

『まさかの伏兵。アクセル対フォース故、ブースト無しではパワーは届きません。しかし、もう一度ドライブチェックができるのは良いですね~。』

 

 

「く...まさか"ペリノア"とは。」

 

「僕はファイナルステージへ進みます。"ペリノア"でアタック!」

 

"月影の白兎ペリノア" : パワー12000

 

「"滅びの瞳ズィール"でガード。」

 

"銀河超獣ズィール" : パワー23000(13000+10000)

 

やっぱり、ちゃんと守ってくる。

でも、このターンは決められなくても、一気に攻めてジュンさんの手札を削る!

 

「ドライブチェック、"美技の騎士ガレス"。このアタックはヒットしませんが、続けて"ボーマン"でアタックします!」

 

"神技の騎士ボーマン" : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「"次元ロボ ダイスクーパー"、"有毒怪獣ゲルスラッジ"でガード!」

 

"銀河超獣ズィール" : パワー28000(13000+10000+5000)

 

「(手札4枚まで削った...)これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ジュン 手札:4枚、ソウル:7枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

 

□□□

■■□

V   : 銀河超獣ズィール

R左  : 星を喰う者ズィール

 

■□■■■□

_□□■

V   : 月影の白兎ペリノア

R右  : 神技の騎士ボーマン

R右下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 美技の騎士ガレス

Rア2 : 大いなる銀狼ガルモール

 

アイチ 手札:10枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"銀河超獣ズィール"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ。スキルで山札の上から1枚見て、コール。"次元ロボ ダイドラゴン"。そして、君のサークルのマーカー1枚につき、パワー-5000!」

 

"星を喰う者ズィール" : パワー10000、☆2

 

"月影の白兎ペリノア" : パワー-3000(12000-5000*3)

 

「"有毒怪獣ゲルスラッジ"をコールし、スキル。SB1して、君に選択を迫る。」

 

「...CB1、SB1、どちらも支払います。」

 

今は手札を増やさせたくない。

それに僕のダメージは5。このターンで決められないようにしなきゃ。

 

「"次元ロボ ダイマリナー"をコール。スキルでSB1し、このターン、ヴァンガードの"ズィール"のアタックは手札からガードする場合、2枚以上でガードしてもらおう。」

 

 

『出ました!完全ガードを使いづらくするスキルです!』

 

『う~ん、この状況でこのスキルは非常に厄介ですね~。』

 

 

「そして、"星を喰う者ズィール"をコールし、ヴァンガードの"ズィール"のスキル。CB1、"星を喰う者ズィール"、"ゲルスラッジ"をソウルに置き、君のヴァンガードのパワー-10000、"ズィール"のドライブ+1。」

 

"月影の白兎ペリノア" : パワー-13000(12000-5000*3-10000)

 

「これでバトルだ。ヴァンガードの"ズィール"でアタック!」

 

「"神技の騎士ボーマン"、"光輪の盾マルク"でガード。"マルク"のスキルで、手札を1枚捨てて、完全ガードです。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"銀河超獣ズィール"。2枚目、"プラチナム・エース"。3枚目、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ダイドラゴン"にパワー+10000。」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「次だ!"星を喰う者ズィール"でアタック!」

 

"星を喰う者ズィール" : パワー18000(10000+8000)、☆2

 

「"エリクサー・ソムリエ"、"だんてがる"でガード。」

 

"月影の白兎ペリノア" : パワー22000(12000-5000*3-10000+20000+15000)

 

「これで最後だ。"ダイドラゴン"でアタック!」

 

「"フレイム・オブ・ビクトリー"、"光輪の盾マルク"でガード。"マルク"のスキルで手札を1枚捨てて、完全ガードします。」

 

 

『先導選手、すべて防ぎ切った!』

 

『これで形勢逆転ですね~。キングZの手札は5枚でダメージ4。これは厳しい状況です~。』

 

「....ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ジュン 手札:5枚、ソウル:8枚、ダメージ:4枚(裏:4)

 

■□□

■■■

V   : 銀河超獣ズィール

R右  : 次元ロボ ダイドラゴン

R左  : 星を喰う者ズィール

R左下 : 次元ロボ ダイマリナー

 

■□■■■□

_□□■

V   : 月影の白兎ペリノア

R右  : 神技の騎士ボーマン

R右下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 美技の騎士ガレス

Rア2 : 大いなる銀狼ガルモール

 

アイチ 手札:2枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:1、裏:4)

--------------------------------------------------

 

「(僕の手札は"ダイヤモンド・エース"が2枚、グレード3でガード値が無い"ズィール"が2枚、そして"プラチナム・エース"。まともなガードはできないだろう。ならば...)」

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。...このターンで決めます!ライド、"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドローします。そして、"ブロンドエイゼル"、"ワンダーエイゼル"、"ハウエル"をコール。」

 

これだけのアタック、ジュンさんに防ぐ手札はない!

 

「バトルです。"ガレス"でアタック!」

 

"美技の騎士ガレス"(Rア1) : パワー13000(8000+5000)

 

「ここで受けるしかない!ノーガード、ダメージチェック、"プラチナム・エース"...くっ、トリガーではない...!」

 

「続けて、ヴァンガードの"ブロンドエイゼル"でアタック!」

 

"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"(V) : パワー20000(12000+8000)

 

「(この手札では守り切れん...なら、ここでヒールトリガーを引くしかない、か。)...ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"大いなる銀狼ガルモール"、"フレイム・オブ・ビクトリー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ガルモール"へ。」

 

"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"(V) : パワー20000(12000+8000)、☆2

"大いなる銀狼ガルモール" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

 

『先導選手、ここでクリティカル!』

 

『トドメをさすという、強い意志がトリガーを引き寄せましたね~。』

 

 

「ふ、僕が力を図るまでもなかったか。ダメージチェック、ノートリガー。僕の負けだ。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

ユウトside

 

 

アイチ君が勝ったか。そして、ミサキさん、カムイ君も勝った。

これでチームQ4がファイナルステージに勝ち進んでくるだろう。

 

アイチ君は見事、俺や櫂との約束を果たしたわけだ。

 

 

「頼もしくなったな、アイチ君は。」

 

「ふ、そうだな。」

 

「お、珍しく櫂がアイチ君を褒めてる。今日は何か起こりそうだな~。」

 

「ユウト...」

 

「(本当...何か起こりそうだよ....なあ、レオン君。)」

 

 

レオン君から感じるこの嫌な気配...気のせいならいいんだけどな。

 

 

 

.



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第五十四話「心の闇」

ユウトside

 

 

「4つのサーキットで優勝したファイターたちこそが、クレイの救世主、新たな先導者なんです。」

 

 

エレベーターに乗り建物の上へと昇ると、タクト君がアイチ君たちに色々説明していた。そして、シンガポール、ソウル、香港、日本、それぞれのステージの優勝チームが揃っている。

 

「さあ、始めましょう。...道が開く。先導者たちよ、いざ!」

 

部屋の中央に集められた俺たちは、光の渦に巻き込まれる。

まぶしくて目を瞑る。少しして目を開けると、先ほどまでいた建物ではなく、荒れ果てた大地へと移動していた。

 

「ここは...クレイか。」

 

「ユウト...怖いわ...」

 

「アサカ、大丈夫だ。...行こうか。」

 

俺たちは歩き出す。隣にはチームQ4、チームSITジニアスがいる。

...チームドレッドノートがいないな。

 

 

「ここは通さん。」

 

その声とともに、突風が巻き起こる。

俺はアサカの前に立ち、アサカの壁となる。

 

「ゆ、ユウト...」

 

「大丈夫、俺の後ろに隠れてて。」

 

「ええ...」

 

あちらではタクト君がレオン君と話している。

レオン君は自分こそが先導者であると言っている。

だが、何やら様子がおかしい。なんだ、あの禍々しい気配...

 

「っ...頭が...」

 

「ユウト!?」

 

頭が割れるように痛い...それに、胸ポケットに入れている父さんから受け取ったカードが熱い...どこからか声が聞こえる...

 

 

『我が子らよ...世界に沈黙を...』

 

 

「ぐっ...アサ...カ...」

 

「ユウト、しっかりして!」

 

「っ...グ...セカイ...ヨ...チンモク....セヨ...」

 

「ユウト...!?」

 

 

 

「風に愛でられし先導者たちよ、風の導きに従うがいい。」

 

「「「「うわああああ!」」」」

 

.....

....

...

..

.

 

 

「...」

 

「ユウト!しっかりして、ユウト!」

 

「っ...アサカ...」

 

「ユウト!良かった...」

 

頭の痛みが消えた...声ももう聞こえない。

あのカードも熱を帯びてはいない。

 

「ごめん、アサカ...少し、休ませてくれ...」

 

「ええ。...レン様、櫂トシキ、少し休ませて。」

 

「ええ、大丈夫です。...櫂、ユウトの様子がおかしい。少し休んでから行きましょう。」

 

「ああ...」

 

アサカの膝に頭を乗せ、休ませてもらう。

あの声が聞こえた時、自分の体が自分のものではないような感覚に陥った。

そして、この世界を破壊する...そんな思考で満たされていった。

 

「(何だったんだ、あの声は...)」

 

「ユウト...(酷い顔色...大丈夫かしら...)」

 

「...」

 

「(蒼龍...レオン...っ!)」

 

 

.....

....

...

..

.

 

アイチside

 

 

タクトくんからいろんな説明を受け、記憶も返してもらった。

そして、僕たちはレオンくんの元へと歩き出している。

 

今はブラスター・ブレードの魂が僕たちを導いてくれている。

 

 

「「うわあああ!」」

 

「っ!?」

 

「リーくん、アリくん!」

 

悲鳴が聞こえた方へ走ると、チームSITジニアスのリーくん、アリくんがいた。

そして、暗い闇の向こうから、クリスくんが現れた。

 

「僕とファイトしろ...最強のヴァンガードファイター、ナンバー1はこの僕だ。」

 

「どうしたんだよ、クリス!」

 

「黙れ。」

 

「うわああ!」

 

クリスくんが、リーくん、アリくんを弾き飛ばす。

 

「何してんだ!そいつら、仲間だろ!」

 

「仲間...?くく、僕に仲間なんていない!こいつらは僕に負けたただの引き立て役、お供に過ぎない!」

 

「彼らは一緒に戦ってきた仲間なのに...まさか、これもヴォイド、虚無の力のせい...?」

 

「そうさ、ヴォイドは僕の心を解放してくれる!」

 

「違う!その声に耳を傾けてはいけない!」

 

「くくく、さあ、先導アイチ。僕とファイトしろ。」

 

っ、クリスくんは完全に心の闇に囚われている。

僕ならわかる。僕も同じように、PSYクオリアに囚われていたことがある。

 

「わかりました。ファイトします。」

 

「アイチ!?そんな場合じゃ!」

 

「大丈夫。彼は僕だから。...クリスくん、君を倒して、君を元に戻す!」

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"ブラックボード・オーム"。」

 

「"紅の小獅子キルフ"。」

 

「くくく、僕のターン、ドロー。"アフレイティッド・リーマ"にライド。"オーム"のスキルで1枚ドロー。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

クリス 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : アフレイティッド・リーマ

 

□■□

□□□

V   : 紅の小獅子キルフ

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"美技の騎士ガレス"にライド。"キルフ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。そして、バトル。"ガレス"でアタック!」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"奮然の騎士ルーラッハ"。」

 

「ダメージチェック、"バイナキュラス・タイガー"。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

クリス 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : アフレイティッド・リーマ

 

□■□

□□□

V   : 美技の騎士ガレス

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「くくく...見える...僕の勝利のイメージが!」

 

「っ...」

 

あの頃の僕と同じ...PSYクオリアの暗黒面に囚われている。

 

「僕のターン、ドロー。"バイナキュラス・タイガー"にライド。"ジオグラフ・ジャイアント"、"ツールボックス・ワラビー"をコール。...先導アイチ、君はこのターン、4ダメージ受ける。」

 

「っ...!」

 

「PSYクオリアの予言は絶対だ...!バトル!"バイナキュラス"でアタック!スキル発動!CB1、山札の一番上をドロップ。..."カスタネット・ドンキー"、トリガーユニットだ。よって、相手リアガードを1枚退却し、前列のユニット3枚までにパワー+5000!」

 

"バイナキュラス・タイガー" : パワー14000(9000+5000)

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー14000(9000+5000)

"ツールボックス・ワラビー" : パワー14000(9000+5000)

 

「く、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ルーラー・カメレオン"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは"ジオグラフ"へ!」

 

"バイナキュラス・タイガー" : パワー14000(9000+5000)、☆2

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"奮然の騎士ルーラッハ"、"真実の聴き手ディンドラン"。」

 

「これでダメージ2。後2ダメージだ!"ワラビー"でアタック!」

 

「っ...(できればこの手札は残しておきたい...!)」

 

「無駄な足掻きは止めておくんだな!」

 

「っ、ダメージチェック、"風炎の獅子ワンダーエイゼル"。」

 

ダメージトリガーが乗らない...!

 

「"ジオグラフ"、最後の1ダメージを与えろ!」

 

「ノーガード...っ...ダメージチェック、"紅の獅子獣ハウエル"。」

 

「これでダメージ4!くく、やっぱりPSYクオリアの見せる未来は本物だ!」

 

--------------------------------------------------

クリス 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□□□

■■■

V   : バイナキュラス・タイガー

R右  : ツールボックス・ワラビー

R左  : ジオグラフ・ジャイアント

 

□■□

□□□

V   : 美技の騎士ガレス

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「アイチお兄さんのダメージが4...!」

 

「アイチ!ここで負けちゃったら...!」

 

「大丈夫、僕は負けない。...僕のターン、スタンド&ドロー。"神技の騎士ボーマン"にライド。スキルでクイックシールドを捨て、山札から"美技の騎士ガレス"をコール。さらに、"ガレス"のスキルでCB1、パワー+10000。」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー18000(8000+10000)

 

「手札の"ブロンドエイゼル"のスキル。"ボーマン"、"ガレス"がいるので、"キルフ"をSBし、スペリオルライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

「くく...(そして君は、"レーブンヘアードエイゼル"にスペリオルライドする。)」

 

「手札の"レーブンヘアードエイゼル"のスキル。CB1、スペリオルライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

「(ほら...これもPSYクオリアが見せてくれた...PSYクオリアは絶対だ...!)」

 

「"ブロンドエイゼル"、"ワンダーエイゼル"をコール。"ワンダーエイゼル"のスキルで、手札から"美技の騎士ガレス"をスペリオルコール!スキルでCB1、パワー+10000。」

 

"美技の騎士ガレス"(R左) : パワー18000(8000+10000)

 

「バトルです。"レーブンヘアードエイゼル"、アタック!CB1、パワー+15000、クリティカル+1!このアタックに守護者はコールできない!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー27000(12000+15000)、☆2

 

「"ルーラー・カメレオン"2枚でガード!」

 

"バイナキュラス・タイガー" : パワー39000(9000+15000*2)

 

「ツインドライブ、"美技の騎士ガレス"、"光輪の盾マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、右の"ガレス"にパワー+10000。」

 

"美技の騎士ガレス"(R右) : パワー28000(8000+10000+10000)

 

「"ワンダーエイゼル"でアタック!」

 

「ノーガード、ダメージチェック、"豪胆科学者マリマーティン"。」

 

「続けて、"ブロンドエイゼル"でアタック!

 

「ノーガード、ダメージチェック、"カスタネット・ドンキー"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"バイナキュラス・タイガー" : パワー19000(9000+10000)

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー19000(9000+10000)

"ツールボックス・ワラビー" : パワー19000(9000+10000)

 

「く、トリガーを引かれた...でも、右の"ガレス"でアタック!」

 

「ノーガード。"モノキュラス・タイガー"。」

 

--------------------------------------------------

クリス 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□□□

■■■

V   : バイナキュラス・タイガー

R右  : ツールボックス・ワラビー

R左  : ジオグラフ・ジャイアント

 

■■■■■

_□□□

V   : レーブンヘアードエイゼル

R右  : 美技の騎士ガレス

R左  : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 風炎の獅子ワンダーエイゼル

Rア2 : 灼熱の獅子ブロンドエイゼル

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(裏:4)

--------------------------------------------------

 

「くくく、先導アイチ...君はこのターンで負ける。僕のPSYクオリアがそう告げている。僕の勝利を!」

 

 

「な、あいつ!このターンで決める気かよ!」

 

「でも、アイチのダメージはもう4枚。アクセルクランの連続攻撃なら、あるいは...」

 

「そんな...お兄さん!」

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"学園の狩人レオパルド"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、登場時、山札の上をドロップ。..."ディクショナリー・ゴート"。トリガーユニットなので、パワー+15000、クリティカル+1。」

 

"学園の狩人レオパルド" : パワー27000(12000+15000)、☆2

 

「"スケール・トゥーカン"をコールし、SB1でスキル発動。"ジオグラフ"を手札に戻す。そして、"ジオグラフ"、"バイナキュラス"、"シルバー・ウルフ"をコール。"ジオグラフ"は追加されたサークルにいるので、パワー+8000。"シルバー・ウルフ"は後列にいるので、パワー+4000。」

 

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー22000(9000+8000+5000)

"シルバー・ウルフ" : パワー12000(8000+4000)

 

「さあ、このアタックを耐えられるかな?"バイナキュラス"でアタック。CB1、山札の上をドロップ。"ジオグラフ"。ノーマルユニットなので、1枚ドロー。」

 

"バイナキュラス・タイガー" : パワー9000

 

「パワーが足りません。」

 

「ふん、"レオパルド"でアタックだ!」

 

"学園の狩人レオパルド" : パワー39000(12000+15000+12000)、☆2

 

「"光輪の盾マルク"。手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「無駄だ!ツインドライブ、"カスタネット・ドンキー"、ゲット、フロントトリガー!」

 

"学園の狩人レオパルド" : パワー49000(12000+15000+12000+10000)、☆2

"バイナキュラス・タイガー" : パワー19000(9000+10000)

"ツールボックス・ワラビー" : パワー19000(9000+10000)

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー32000(9000+8000+5000+10000)

 

「2枚目、"ルーラー・カメレオン"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ジオグラフ"へ!」

 

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー42000(9000+8000+5000+10000*2)、☆2

 

 

「ダブルトリガー!?」

 

「アイチ..っ..!」

 

 

「これでトドメだ!"ジオグラフ"!このアタックで僕の勝ち!PSYクオリアの見せてくれた未来だ!あははははは!」

 

「ガード!」

 

「な、何っ!?」

 

「"エリクサー・ソムリエ"、"だんてがる"!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー47000(12000+2000+15000)

 

「そ、そんな...僕が見た未来が...PSYクオリアの導きが...」

 

「...クリスくん。PSYクオリアは確かに、僕たちに勝利のイメージを与えてくれる。でも、PSYクオリアの本当の力は...ユニットと繋がること。」

 

「ユニットと繋がる...」

 

「僕もPSYクオリアに囚われたことがある。でも、そんな僕を救ってくれたのは、僕の尊敬する...大切な仲間だったんだ。」

 

櫂くん、カムイくん、ミサキさん。

三和くん、森川くん、井崎くん...そして、ユウトさん。

 

「君にもいるはずだ。君を大切に思ってくれる、仲間が!」

 

「「クリス...!」」

 

「...さい......うるさい!僕に仲間なんていない!"ワラビー"で"ブロンドエイゼル"にアタック!」

 

"ツールボックス・ワラビー" : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「ノーガード、"ブロンドエイゼル"は退却。」

 

「このターンで決めれなくても、まだ終わっていない!僕はこれでターンエンド!」

 

--------------------------------------------------

クリス 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□■■

■■■■

V   : 学園の狩人レオパルド

R右  : ツールボックス・ワラビー

R左  : バイナキュラス・タイガー

R中央 : シルバー・ウルフ

R右下 : スケール・トゥーカン

Rア1 : ジオグラフ・ジャイアント

 

□■■■■

_□□□

V   : レーブンヘアードエイゼル

R右  : 美技の騎士ガレス

R左  : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 風炎の獅子ワンダーエイゼル

 

アイチ 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(裏:4)

--------------------------------------------------

 

「(大丈夫、手札には完全ガードもある。それに、先導アイチのダメージはすべて裏...リアガードでアタックが通るのは"ワンダーエイゼル"だけ。僕は負けない...僕がナンバーワンなんだ!)」

 

「スタンド&ドロー。...その気高き魂の輝きで、闇を打ち払え!ライド、"光輝の獅子プラチナエイゼル"!」

 

「"プラチナエイゼル"...知らない...僕の見たイメージに、そんなユニットは...出てこなかった...」

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。...ありがとう、君が来てくれるって、君の声が聞こえていたよ..."風炎の獅子ワンダーエイゼル"をコールし、スキルで手札から"真実の聴き手ディンドラン"をスペリオルコール。"ディンドラン"のスキルでSB1し、CC1してパワー+3000。」

 

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー10000(7000+3000)

 

「"美技の騎士ガレス"、"フレイム・オブ・ビクトリー"をコール。"プラチナエイゼル"のスキルでCB1。これにより、僕のドライブチェックは、山札の上から2枚見て、1枚をトリガーゾーン、1枚をリアガードにコールする、という能力に変更。ソウルにグレード3が2枚以上あるので、2回目以降もこの効果となる。」

 

「ドライブチェックを...」

 

「こんな能力、見たことない...アイチ、すごい...」

 

 

「行きます。"フレイム・オブ・ビクトリー"のブースト、"ガレス"でアタック。」

 

"美技の騎士ガレス"(R右) : パワー13000(8000+5000)

 

「させない!"バイナキュラス"でインターセプト!」

 

"学園の狩人レオパルド" : パワー17000(12000+5000)

 

「次に、"ワンダーエイゼル"でアタックします!」

 

"風炎の獅子ワンダーエイゼル"(Rア1) : パワー14000(9000+5000)

 

「"ジオグラフ"、インターセプト!」

 

"学園の狩人レオパルド" : パワー17000(12000+5000)

 

「"ディンドラン"のブースト、"プラチナエイゼル"でアタック!」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー22000(12000+10000)

 

「"ケーブル・シープ"で完全ガード!」

 

クリスくんも全力で守ってくる。

でも、僕はこんなところで負けるわけにはいかない!

ロイヤルパラディンを、シャドウパラディンを、かげろうを...

僕の分身、ブラスター・ブレードを救うために!

 

「山札から2枚見て、"神技の騎士ボーマン"をコール、"だんてがる"をトリガーゾーンへ。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー32000(12000+10000+10000)

"美技の騎士ガレス"(R右) : パワー18000(8000+10000)

"美技の騎士ガレス"(R左) : パワー18000(8000+10000)

"風炎の獅子ワンダーエイゼル"(Rア1) : パワー24000(9000+5000+10000)

"風炎の獅子ワンダーエイゼル"(Rア2) : パワー24000(9000+5000+10000)

"神技の騎士ボーマン" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「さらに、"ボーマン"はスキルでパワー+3000。」

 

"神技の騎士ボーマン" : パワー27000(9000+5000+10000+3000)

 

「そして、もう一度、2枚見て、"光輪の盾マルク"をコールし、"だんてがる"をトリガーゾーンへ。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000!」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー42000(12000+10000+10000*2)

"美技の騎士ガレス"(R右) : パワー28000(8000+10000*2)

"美技の騎士ガレス"(R左) : パワー28000(8000+10000*2)

"風炎の獅子ワンダーエイゼル"(Rア2) : パワー34000(9000+5000+10000*2)

"神技の騎士ボーマン" : パワー37000(9000+5000+10000*2+3000)

"光輪の盾マルク" : パワー20000(5000+5000+10000)

 

「ば、馬鹿な!?」

 

 

「よっしゃあ!これでクリスがトリガーを引こうが、アイチお兄さんの攻撃は止められねえ!」

 

「このまま決めな、アイチ!」

 

「行け、先導アイチ!」

 

「クリスを救ってくれ!」

 

 

「"マルク"で"ワラビー"にアタック!」

 

「く、ノーガード。"ワラビー"は退却。」

 

「"ワンダーエイゼル"!」

 

「くそ、ダメージチェック、"モノキュラス・タイガー"...!」

 

 

これで決める!クリスくんを倒して、僕は前に進む!

 

「"ガレス"でアタック!」

 

"美技の騎士ガレス"(R左) : パワー36000(8000+10000*2+8000)

 

「(このアタックを守っても、残る"ボーマン"のアタックは守れない...ヒールトリガーに賭けるしか、ない..!)ノーガード!ダメージチェック...っ、"学園の狩人レオパルド"...」

 

 

.....

....

...

..

.

 

テツside

 

 

「先導が勝ったか。」

 

「良かった...でも、これでジニアスはあの地には...」

 

 

我々の後ろが光り、チームSITジニアスの三人が戻ってきた。

どうやら、ファイトに負けた者は強制的に戻されるようだ。

 

レン、櫂、ユウト、アサカ...心配だ。

それに先ほど、ユウトはかなり衰弱しているように見えたが...

 

「あ、どうやらNAL4が一番最初に、蒼龍レオンの元に辿り着いたようね。」

 

「レンたちが...」

 

 

「ユウト、大丈夫かしら...」

 

「そうね。ユウト君、かなり顔色が悪かったから...」

 

 

「...奴なら大丈夫だ。奴は俺やレン、櫂が認める最強ファイター。こんなところで倒れたりはせん。」

 

「...そうね、そうよね。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「いや~、ユウトの体調が戻ってよかったです。僕だけじゃ、ここまで辿り着けませんでした。」

 

あの後、休んで体調は良くなったので、俺とレンの二人でPSYクオリアによって、レオン君の元へと歩いてきたのだが...

 

「ふ、レン...体調は戻ってない...」

 

「ええ!?ユウト、大丈夫なの!?」

 

「アサカ、どちらかと言えば、大丈夫じゃない...」

 

レオンに近付くにつれて、また頭痛がしてきた。

そして、あのカードも熱を帯びていき、謎の声もかすかに聞こえる。

だけど、今はそんなこと言ってる場合ではないからな。

 

「ふ、来たようだな。」

 

「レオン君...っ...(やはり、俺の頭痛にカードの熱は、レオン君の力...ヴォイドに反応している...)」

 

「ほんと、疲れました。...あとは頼みましたよ、櫂。ユウトも体調が悪いようですし。」

 

「ああ。」

 

「櫂...トシキ...」

 

「...」

 

櫂のやつ、めちゃくちゃ怒ってる...

無理もないか...レオン君の方は頼んだぞ。

 

俺は...彼女に言いたいことがある...!

 

 

 

.



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第五十五話「ユウトの怒り」

ユウトside

 

 

櫂がレオン君と向き合う中、俺は彼女の方を向く。

 

「ジリアンさん...」

 

「だ、ダーリン...その...」

 

「俺とファイトしろ。」

 

「えっ!?」

 

俺はジリアンさんにファイトを申し込む。

ファイトにはその人間性がすべて表れる。何かを語るなら、ファイトが一番だ。

今回は特に、な。

 

「...いいわ、ファイトよ!」

 

「ユウト、大丈夫なの?」

 

「もし、ダメそうだったら、アサカを頼るよ。」

 

「...わかったわ。ユウト、無理だけはしないでね。」

 

「うん。...さあ、始めようか。」

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード」」

 

 

「"ブローバブル・ドラコキッド"。」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

「あたしのターン、ドロー。"ティアーナイト テオ"にライド。"ドラコキッド"のスキルで1枚引き、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ティアーナイト テオ

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"睡蓮の銃士ルース"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。」

 

「だ、ダーリン...もしかして、怒ってるの...?」

 

「それがわかるってことは、君は自分たちのしていることが、俺を怒らせているって自覚があるってことかい?」

 

「っ...それは...」

 

「ジリアンさん...俺は、君たちの事情も少しは聞く必要があると思ってる。でも、それでも...」

 

アイチ君やレン、櫂やその他大勢のファイターにとって、魂とも言うべきクランの運命を弄び、ましてや生贄などと宣う。俺はそんな彼女たちが許せない。

 

「..."ルース"のスキル、"プラント・トークン"をコール。相手のヴァンガードがグレード1以上なら2枚コールできる。さらに"カローラ・ドラゴン"を2枚コール。」

 

 

「(ユウトが怒ってる...いつもは誰にでも優しくて、滅多に怒ることなんてないのに...)」

 

「(ユウト...これほど凄まじい気迫、僕も見たことがない。)」

 

 

「行くぞ。"ルース"でアタック。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー8000

 

「っ...(何だか守らないとやばい気がする。)"アウトライド・ドラコキッド"でガードよ!」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて右の"プラント・トークン"へ。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー15000(5000+10000)、☆2

 

「左の"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー13000(5000+8000)

 

「ノーガード、ダメージチェック、"タイダル・アサルト"、"コーラル・アサルト。」

 

「右の"プラント・トークン"も続け。」

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"コーラル・アサルト"、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドローよ。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

□■□

V   : ティアーナイト テオ

 

■■■

■□■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R右  : プラント・トークン

R左  : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"ティアーナイト ラザロス"にライド。"タイダル・アサルト"、"ティアーナイト テオ"をコール。」

 

「来い。俺は君を倒す。」

 

「っ..."タイダル"でアタック。スキルでSB1し、スタンド。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー9000

 

「ノーガード、ダメージチェック、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー18000(8000+10000)

 

「く、トリガーを引かれた...なら、"タイダル"でリアガードにアタック。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー9000

 

「ノーガード。"プラント・トークン"は退却。」

 

「"ラザロス"でアタック。スキルでパワー+3000。」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー12000(9000+3000)

 

「"カブ・サイ・シー"でガード。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー33000(8000+10000+15000)

 

「く、ドライブチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"テオ"にパワー+10000。」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー18000(8000+10000)

 

「"テオ"、行きなさい!」

 

「クイックシールド。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー23000(8000+10000+5000)

 

「くっ...これでターンエンドよ。ここからよ、ここから。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

■■■

V   : ティアーナイト ラザロス

R右  : ティアーナイト テオ

R左  : タイダル・アサルト

 

□■■

■□■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R右  : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"牡丹の銃士トゥーレ"にライド。CB1、"プラント・トークン"を退却し、山札から3枚見て、"月下美人の銃士ダニエル"、"牡丹の銃士マルティナ"をコール。"マルティナ"、"カローラ・ドラゴン"2枚はスキルでパワーアップ。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー14000(8000+3000*2)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー14000(8000+3000*2)

 

「バトル。"トゥーレ"で"タイダル"にアタック。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー10000

 

「なっ!?ヴァンガードでリアガードを!?」

 

「さあ、どうする。守るか?」

 

「当然守るわ!"スーパーソニック・セイラー"!」

 

"タイダル・アサルト" : 24000(9000+15000)

 

「ドライブチェック、"リコリスの銃士ヴェラ"。」

 

「アタックは通らないわ。」

 

 

「なあ、ジリアンさん。君は俺に好きだって、惚れたって言ってくれたな。」

 

「そ、そうよ。」

 

「俺、嬉しかったよ。戸惑いはしたけど、自分のことを好きだって言ってくれる人がいるって、素敵なことだし。」

 

アサカが好きだから、気持ちには応えられない。

それでも、自分を好きだと言ってくれる人がいる。それは嬉しい。

 

「でも、今は違う。俺は、君たちを軽蔑する。」

 

「な、なんで...」

 

「誰かを犠牲にして、君たちは本当に幸せになれるのか?」

 

「っ...それは...」

 

「ロイヤルパラディン、シャドウパラディン、かげろう...そして、それらを使っていたファイターたち。彼らには大切なものがあったはずだ。」

 

アイチ君のブラスター・ブレードだってその一つだ。

ファイターには自分のクランに思い入れのある人が多い。

アイチ君が櫂からもらったブラスター・ブレードのロイヤルパラディンを選んだように、俺が自分と似ているセシリアのネオネクタールを選んだように。

 

「そんな想いを踏みにじって、君たちは本当に笑って生きていけるのか!!!」

 

「っ...」

 

「そんなことを平気でできる人間を、俺は軽蔑すると言っているんだ!」

 

「...だったら!あたしたちはずっとあの島で、おとぎ話を信じて生きていけばよかったって言うの!?あたしたちにだって、そうしなきゃいけない理由があるのよ!」

 

「確かに、君たちにも理由があるのはわかる。どうやって解決するかなんて、正直わからん。」

 

「だったら!」

 

「それでも...俺はこんなの間違ってるって思う。誰かを犠牲にした未来なんて...俺は認めたくない!」

 

それが例え傲慢で身勝手な想いだったとしても、俺は誰かを犠牲になんてしたくないし、そうやって手に入れた未来を手にしている人間を、許したくない。

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"ダニエル"で"タイダル"にアタック!」

 

"月下美人の銃士ダニエル" : パワー19000(5000+14000)

 

「くっ、"スーパーソニック・セイラー"でガード。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー24000(9000+15000)

 

「"マルティナ"でヴァンガードにアタック!」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー32000(13000+5000+14000)、☆2

 

「っ...ノーガード。ダメージチェック、"スーパーソニック・セイラー"、"戦場の歌姫ネリッサ"。」

 

 

「これでダメージ1vs5!いいわよ!ユウト!」

 

「さすがユウトです。」

 

「ジリアン、大丈夫?」

 

 

「ええ、平気よ。(これがダーリンの本気...強い...!)」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

□□□

■■■

V   : ティアーナイト ラザロス

R右  : ティアーナイト テオ

R左  : タイダル・アサルト

 

■■■

■□■

V   : 牡丹の銃士トゥーレ

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R左  : 月下美人の銃士ダニエル

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"ネイブルゲイザー・ドラゴン"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

「来たか...("タイダル・アサルト"は潰しておきたかったけど...)」

 

「"テオ"を後列に移動。"ブレブボンバー・ドラゴン"、"フロンタル・セイラー"、"戦場の歌姫ネリッサ"をコール。バトル。"タイダル"で"ダニエル"にアタック。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー9000

 

「スキルでSB1し、スタンド。」

 

「ノーガード。"ダニエル"は退却。」

 

「続けて、"ブレブボンバー"でアタック!」

 

"ブレブボンバー・ドラゴン" : パワー20000(12000+8000)

 

「"清心の花乙女フィオレンサ"でガード。スキルにより、このターン中、ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

これで後続のアタックも容易く防げる。

この前は初めてのアクアフォースに苦しめられたが、今度はそうはいかん!

 

「く、"フロンタル・セイラー"でアタック。でも、このアタックは通らない。」

 

"フロンタル・セイラー" : パワー12000(7000+5000)

 

「"ネイブルゲイザー"でヴァンガードにアタック!このターン3回目以降のアタックなので、CB1、"フロンタル・セイラー"をスタンド。自身にパワー+10000。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「"フロンタル・セイラー"は前列でスタンドしたので、パワー+10000。」

 

"フロンタル・セイラー" : パワー22000(7000+5000+10000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"タイダル"へ。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー19000(9000+10000)

 

「2枚目、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは"タイダル"へ。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー29000(9000+10000*2)

 

「ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

ダブルトリガーを引かれ、こちらはトリガー無し。

だけど関係ない。俺はこのファイト、絶対に負けん。

 

「"フロンタル・セイラー"で"マルティナ"にアタック!」

 

"フロンタル・セイラー" : パワー22000(7000+5000+10000)

 

「ノーガード。"マルティナ"は退却。」

 

「最後に、"タイダル"でアタック!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー37000(9000+10000*2+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"メイデン・オブ・スイートベリー"。」

 

「ターン終了時、"ネリッサ"のスキルで自身をソウルに置き、1枚ドロー。これでターンエンドよ。(これでダメージ4vs3。この調子で攻めて勝つ。)」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□□■

■■■■

V   : ネイブルゲイザー・ドラゴン

R右  : ブレブボンバー・ドラゴン

R左  : タイダル・アサルト

R右下 : ティアーナイト テオ

Rア1 : フロンタル・セイラー

 

□■□

■□■

V   : 牡丹の銃士トゥーレ

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"リコリスの銃士ヴェラ"。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。さらに"牡丹の銃士トゥーレ"をコールし、CB1、自身をコストに山札から3枚見て、"月下美人の銃士ダニエル"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー14000(8000+3000*2)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー14000(8000+3000*2)

 

「さらに"ヴェラ"のスキル。CB1、"ダニエル"、"ルース"を退却し、ドロップゾーンから"ダニエル"、"マルティナ"を山札の下へ置く。そして、山札から5枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"リコリスの銃士サウル"をコール。"銃士"を2枚コールしたので、ドライブ+1。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

"リコリスの銃士サウル" : パワー10000、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー20000(8000+3000*4)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー20000(8000+3000*4)

 

「バトル。"ヴェラ"でヴァンガードにアタック。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー13000

 

「"虹色秘薬の医療士官"、"ティアーナイト ラザロス"でガード。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー37000(12000+20000+5000)

 

 

「パワー13000vs37000...」

 

「これでトリガーが3枚でなければ、アタックは通りませんね。」

 

 

「トリプルドライブ、1枚目、"ホーレン相談役"。2枚目、"タンポポの銃士ミルッカ"。3枚目、"清心の花乙女フィオレンサ"。ゲット、ヒールトリガー。回復はできないが、"ヴァンガード"にパワー+10000。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー23000(13000+10000)

 

「リアガードに"サウル"がいて、相手のヴァンガードがグレード3以上なので、前列のユニットは"ヴェラ"が得たトリガー効果を得る。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)、☆2

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

 

「このアタックは通らないが..."サウル"でアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー40000(10000+10000+20000)、☆2

 

「"アウトライド・ドラコキッド"2枚でガード!」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー42000(12000*15000*2)

 

「"マルティナ"でアタック。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー38000(13000+5000+20000)、☆2

 

「"翠玉の盾パスカリス"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

 

「ジリアンが守り切った!」

 

「でも、これで彼女の手札は0枚。」

 

「そうですね、レン様。ユウト、その調子よ!」

 

 

「...ジリアンさん。俺は君たち蒼龍の民のことや、アクアフォースのことを全然知らない。だから、君たちの想いだって何も知らない。でも、もし君たちが困ってるなら俺は君たちを助けると約束する。」

 

「久導....ユウト...」

 

「だから、俺たちと一緒にレオン君を止めよう?君たちなら、彼を止められる。」

 

「....それでも...あたしたちは、レオン様に従う!だから、あなたに勝つ!」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:0枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□□■

■■■■

V   : ネイブルゲイザー・ドラゴン

R右  : ブレブボンバー・ドラゴン

R左  : タイダル・アサルト

R右下 : ティアーナイト テオ

Rア1 : フロンタル・セイラー

 

■■■

■□■

V   : リコリスの銃士ヴェラ

R右  : リコリスの銃士サウル

R左  : 牡丹の銃士マルティナ

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(裏:3)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー!"フロンタル・セイラー"はスキルでパワー+10000。」

 

"フロンタル・セイラー" : パワー22000(7000+5000+10000)

 

「"発光信号のペンギン兵"をコールし、スキル。自身をレストし、"タイダル"のパワー+5000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトルよ!"タイダル"でヴァンガードにアタック!スキルでSB1し、スタンド!」

 

「"サウル"でインターセプト。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー18000(13000+5000)

 

「次よ!"フロンタル・セイラー"でアタック!」

 

「"清心の花乙女フィオレンサ"でガード。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー28000(13000+15000)

 

 

「く、"ネイブルゲイザー・ドラゴン"でアタック!スキルでCB1、"フロンタル・セイラー"をスタンドし、自身にパワー+10000。さらに"フロンタル・セイラー"はスキルにより、パワー+10000!」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

"フロンタル・セイラー" : パワー32000(7000+5000+10000*2)

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、手札を1枚捨てて完全ガード。」

 

「くっ!...ツインドライブ、"アウトライド・ドラコキッド"。ゲット、フロントトリガー!前列にパワー+10000!」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー32000(12000+10000+10000)

"タイダル・アサルト" : パワー24000(9000+5000+10000)

"ブレブボンバー・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

"フロンタル・セイラー" : パワー42000(7000+5000+10000*2+10000)

 

「2枚目、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"フロンタル・セイラー"へ!」

 

"フロンタル・セイラー" : パワー52000(7000+5000+10000*2+10000*2)、☆2

 

 

 

「あの子、またダブルトリガーを!」

 

「それほど、このファイトに勝ちたいという想いが強いということです。」

 

 

「やっちゃえ、ジリアン!」

 

 

「"ブレブボンバー"でアタック!」

 

"ブレブボンバー・ドラゴン" : パワー30000(12000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「"テオ"のスキル。ブーストしたアタックがヒットしたので、"タイダル"にパワー+8000!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー32000(9000+5000+10000+8000)

 

「これでトドメよ!"フロンタル・セイラー"でアタック!」

 

"フロンタル・セイラー" : パワー52000(7000+5000+10000*2+10000*2)、☆2

 

「パワー52000のアタック、手札3枚で守れるかしら!」

 

「..."メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「なっ!?完全ガード!?」

 

「どうした、これで終わりか。」

 

「っ...(ヴァンガードにダメージを与えて、ドロートリガーを引かれると厄介...)"タイダル"で"マルティナ"にアタックよ!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー32000(9000+5000+10000+8000)

 

「ノーガード。"マルティナ"は退却。」

 

「ターン...エンド...」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■□■

■■■■

V   : ネイブルゲイザー・ドラゴン

R右  : ブレブボンバー・ドラゴン

R左  : タイダル・アサルト

R右下 : ティアーナイト テオ

R左下 : 発光信号のペンギン兵

Rア1 : フロンタル・セイラー

 

□■□

■□■

V   : リコリスの銃士ヴェラ

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:1枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「(ダブルトリガー、しかもフロントとクリティカルを引いて、あれだけのアタックをしたのにたった1ダメージしか与えられないなんて...)」

 

「スタンド&ドロー。...待っていたよ、君を。」

 

『ええ。この空間、今まで以上に貴方を感じるわ。』

 

「さあ、行こう。」

 

『我が剣、貴方とともに。』

 

「咲き誇れ、我が分身!ライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士セシリア"!」

 

俺の分身、セシリア。彼女と離れ離れになることなんて、考えたこともなかった。

でもアイチ君は自分の分身、ブラスター・ブレードを取り戻すために、必死に戦ってきた。そんなアイチ君の助けになってあげたい、そう思う。

 

だから、このファイトに俺は勝つ。

 

「イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

 

「"タンポポの銃士ミルッカ"をコールし、スキル。SB1、"プラント・トークン"を同列のリアガードにコール。"ミルッカ"の上にコール。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー11000(8000+3000)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー11000(8000+3000)

 

「"セシリア"のスキル。CB1、"プラント・トークン"をコストに山札から5枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"ホーレン相談役"、"タンポポの銃士ミルッカ"をコール。このターン、前列のパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

"ホーレン相談役" : パワー26000(10000+3000*2+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー20000(8000+3000*4)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー20000(8000+3000*4)

 

「"ミルッカ"のスキル。SB1、"プラント・トークン"を"ミルッカ"の上にコール。これにより、"ホーレン相談役"、"カローラ・ドラゴン"2枚はさらにパワー+3000。」

 

"ホーレン相談役" : パワー29000(10000*3000*3+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー23000(8000+3000*5)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー23000(8000+3000*5)

 

 

「それぞれのパワーラインが28000、51000、49000...彼女の手札はシールド15000が2枚と、インターセプトが1枚。」

 

「守れるのは一つのアタックのみですね。」

 

「ジリアン...」

 

 

「行くぞ。"セシリア"でアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー28000(13000+10000+5000)、☆2

 

「あたしは...あたしは...負けるわけにはいかないのよ!」

 

ジリアンさんが手札2枚をガードゾーンに出す。

これにより、シールド+30000。

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー42000(12000+15000*2)

 

「あたしはレオン様についていくって、外の世界を見てみたいって思ったの!だから、負けるわけにはいかない!」

 

 

「イメージしろ。」

 

「えっ...?」

 

「ロイヤルパラディン、シャドウパラディン、かげろう...そして、アクアフォースが手を取り合い、虚無に立ち向かう姿を。そして、ともに笑いあう...君たちと俺たちの姿を!」

 

「っ...あたしは...っ...ぅ...」

 

 

「ツインドライブ、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。"月下美人の銃士ダニエル"。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー48000(13000+10000+5000+10000*2)、☆4

 

 

「ダブルクリティカル!」

 

「さすがユウトね!」

 

 

「っ...ダメージチェック...ねえ、ダーリン...いや、ユウト...」

 

「ん?」

 

「もしあたしが助けてって言ったら...あたしのこと、助けてくれる?」

 

「もちろんだ。君が助けを呼ぶなら、俺は必ず君を助ける。...約束だ。」

 

「っ...あたしの負け...」

 

ジリアンさんのダメージゾーンにカードが置かれる。

"フロンタル・セイラー"、"ネイブルゲイザー・ドラゴン"。

これで彼女のダメージが6枚となり、俺の勝ちが決まった。

 

 

.....

....

...

..

.

 

ジリアンside

 

 

ファイトに負け、あたしは地面に座り込む。

ごめんなさい、レオン様...あたし、負けちゃった。

 

「大丈夫か?ジリアンさん。」

 

「ユウト...」

 

ユウトがあたしに手を差し出す。

あたしはその手を掴もうとした。

 

ドガーン

 

「きゃっ...!」

 

「っ...何が...」

 

突如、レオン様と櫂トシキがファイトしていた方から爆風が発生した。

あちらはレオン様の力で虚無の力の障壁ができていて、何も見えなかったけど...

 

「くくくく...はははは!」

 

「っ...すまない....レン、ユウト...アイチ....」

 

「「櫂!!!」」

 

 

どうやら、レオン様が勝ったみたいだ

これでユウトたちは先導者としての資格を失い、この地にはいられなくなる。

 

「ユウト...ごめんなさい...」

 

「ジリアンさん...?」

 

「もう...あなたにレオン様は止められない...だったら、あたしはレオン様に従うわ。」

 

「っ...それが、君の答えか。」

 

「あなたがあたしを助けてくれるって言ってくれて、嬉しかった。でも...あたしはレオン様を見捨てられない。あたしとシャーリーンだけが、レオン様の味方なのよ。」

 

 

ユウトのことも大好きだけど、レオン様だって、ずっと一緒に過ごしてきた大切な人だから...ユウトと同じくらい大好きだから...

 

 

 

 

.




ちょっとジリアンが正ヒロインみたいになっちゃった...


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第五十六話「風の審判」

櫂side

 

 

数分前

 

 

「では、始めようか。」

 

「...(このファイト、必ず勝つ!)」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」「MY」

 

「「ヴァンガード!」」

 

「"士官候補生エリック"。」

 

「"スパークキッド・ドラグーン"。」

 

 

「俺のターン、ドロー。"バブルボール・コーパラル"にライド。"エリック"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : バブルボール・コーパラル

 

□■□

□□□

V   : スパークキッド・ドラグーン

 

櫂 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"ヴァイブロクラッシャー・ドラゴン"にライド。"スパークキッド"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。"ヴァイブロクラッシャー"でアタック!」

 

"ヴァイブロクラッシャー・ドラゴン" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"デザートガンナー ガイパン"。」

 

「ダメージチェック、"アナライズ・シューター"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : バブルボール・コーパラル

 

□■□

□□□

V   : ヴァイブロクラッシャー・ドラゴン

 

櫂 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「貴様から怒りの風を感じる...熱き炎のような...そうか、貴様がかげろうか。」

 

「返してもらうぞ、俺たちのクランを!」

 

「ふ、それは無理だ。ロイヤルパラディンも、シャドウパラディンも、かげろうも...我がアクアフォースの生贄となったのだからな!」

 

「っ...」

 

「俺のターン、ドロー。"ドリフティング・フローフェンサー"にライド。スキルで山札から7枚見て...対象のカードはない。そのまま戻し、シャッフル。そして、"ドリフティング・フローフェンサー"、"アナライズ・シューター"、"発光信号のペンギン兵"をコール。」

 

 

攻めてきたか。ユウトからアクアフォースのことは聞いている。

連続攻撃を得意とし、そのターンの攻撃回数によってスキルを発動するクラン。

 

 

「"フローフェンサー"のスキル、山札から7枚見て、"蒼嵐竜メイルストローム"を手札に加える。」

 

「(あれが奴の切り札...)」

 

「バトルだ。リアガードの"フローフェンサー"でアタック。」

 

"ドリフティング・フローフェンサー"(R左) : パワー9000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"サンダーヴァレット・ドラゴン"。」

 

「"アナライズ"のブースト、"フローフェンサー"でアタック。」

 

"ドリフティング・フローフェンサー"(V) : パワー15000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"翠緑の宝杖エルピダ"。」

 

「ダメージチェック、"サンダーストーム・ドラグーン"。」

 

「どうした、そんなことではなるかみまで失うぞ。」

 

"発光信号のペンギン兵" : パワー8000

 

「クイックシールド!」

 

"ヴァイブロクラッシャー・ドラゴン" : パワー13000(8000+5000)

 

「ふ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■□

■■■

V   : ドリフティング・フローフェンサー

R右  : 発光信号のペンギン兵

R左  : ドリフティング・フローフェンサー

R中央 : アナライズ・シューター

 

□■□

□□□

V   : ヴァイブロクラッシャー・ドラゴン

 

櫂 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「スタンド&ドロー。"サンダーストーム・ドラグーン"にライド。"ドラゴニック・デスサイズ"をコール。SB2で、"フローフェンサー"をバインド!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー12000(9000+3000)

 

「バトル!"サンダーストーム"でアタック!」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ワイバーンガード ガルド"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"デスサイズ"にパワー+10000。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー22000(9000+3000+10000)

 

「ダメージチェック、"ブレスストリーム・ドラゴン"。」

 

 

このままヴァンガードを攻めてもいいが、連続攻撃の攻撃力を少しでも減らす。

ユウトの教えを活かす。

 

「"デスサイズ"、"ペンギン兵"にアタック。」

 

「ふん、ノーガード。"ペンギン兵"は退却。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■□

□■□

V   : ドリフティング・フローフェンサー

R中央 : アナライズ・シューター

 

■■□

□□□

V   : サンダーストーム・ドラグーン

R左  : ドラゴニック・デスサイズ

 

櫂 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。見よ! あらゆる悪徳を洗い流す激しき潮の流れを……その名は正義!ライド、"蒼嵐竜メイルストローム"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

 

これが蒼龍レオンの切り札...何という威圧感...

だが、俺はレンやアイチのためにも負けるわけにはいかん!

 

「"ブレスストリーム・ドラゴン"をコール。スキルでCB1、"メイルストローム"を捨てることで、ヴァンガードの"メイルストローム"のパワー+10000、ドライブ+1。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー22000(12000+10000)

 

「さらに"蒼嵐竜メイルストローム"、"翠緑の宝杖エルピダ"、"ラジエート・アサルト"をコール。"ラジエート"のスキルでSB1。このターン、このユニットがアタックかブーストしたアタックは、ヒットせずともヒットしたことになる。」

 

「何っ!?」

 

これで、"メイルストローム"のスタンドが確定したということか。

これが蒼龍レオンの力...!

 

「さらにドロップゾーンの"メイルストローム"を山札の下に置き、1枚ドロー。そして、"メイルストローム"のスキルでCB1、前列にパワー+3000。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム"(V) : パワー25000(12000+10000+3000)

"蒼嵐竜メイルストローム"(R右) : パワー15000(12000+3000)

"ブレスストリーム・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

"翠緑の宝杖エルピダ" : パワー22000(9000+5000+5000+3000)

 

「バトル。"ブレスストリーム"で"デスサイズ"にアタック。」

 

「"デザートガンナー ガイパン"でガード。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー19000(9000+10000)

 

「次だ。ヴァンガードの"メイルストローム"でアタック。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー25000(12000+10000+3000)

 

「ノーガード。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"ラジエート・アサルト"。2枚目、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"エルピダ"にパワー+10000。」

 

"翠緑の宝杖エルピダ" : パワー32000(9000+5000+5000+3000+10000)

 

「3枚目、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージを1枚回復し、リアガードの"メイルストローム"にパワー+10000。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム"(R右) : パワー25000(12000+3000+10000)

 

「ダメージチェック、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカル。ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー19000(9000+10000)

 

「三度目のアタックだ。"ラジエート"のブースト、"メイルストローム"でアタック!」

 

"蒼嵐竜メイルストリーム"(R右) : パワー33000(12000+3000+10000+8000)

 

「く、ノーガード。ダメージチェック、"サンダーヴァレット・ドラゴン"。」

 

「"メイルストローム"のスキル。手札を2枚、"バブルボール・コーパラル"、"ラジエート・アサルト"を捨て、スタンド!」

 

「くっ...!」

 

「"アナライズ"のブースト、"メイルストローム"でアタック!」

 

"蒼嵐竜メイルストローム"(V) : パワー31000(12000+10000+3000+6000)

 

「"ワイバーンガード ガルド"、手札を1枚捨てて完全ガード!」

 

「くくく...感じる。虚無の力を...トリプルドライブ、1枚目、"翠緑の宝杖エルピダ"。2枚目、"高速遊撃のイルカ兵"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム"(V) : パワー41000(12000+10000+3000+6000+10000)

"蒼嵐竜メイルストローム"(R右) : パワー35000(12000+3000+10000*2)

"ブレスストリーム・ドラゴン" : パワー21000(8000+3000+10000)

"翠緑の宝杖エルピダ" : パワー42000(9000+5000+5000+3000+10000*2)

 

「3枚目、"蒼嵐水将デスピナ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"エルピダ"へ。」

 

"翠緑の宝杖エルピダ" : パワー52000(9000+5000+5000+3000+10000*3)、☆2

 

「くっ、クリティカル...!」

 

「くくく..."エルピダ"でアタック。これを防げるかな。」

 

「"毒心のジン"2枚、"デザートガンナー ガイパン"でガード!」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー49000(9000+15000*2+10000)

 

「"デスサイズ"でインターセプト。」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー54000(9000+15000*2+10000+5000)

 

「防いだか。だが、手札はたった2枚。そして、リアガードは0。貴様に勝ち目などない。」

 

「俺は負けん!」

 

「ふ、ならばそれを示してみろ。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□■■

■■■■

V   : 蒼嵐竜メイルストローム

R右  : 蒼嵐竜メイルストローム

R左  : ブレスストリーム・ドラゴン

R中央 : アナライズ・シューター

R右下 : ラジエート・アサルト

Rア1 : 翠緑の宝杖エルピダ

 

□■□

□□□

V   : サンダーストーム・ドラグーン

 

櫂 手札:2枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「スタンド&ドロー。封印の檻を突き破って現れよ、雷の化身!ライド・THE・ヴァンガード!"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

この手札では...だが、ここで諦めるわけにはいかん!

 

「"サンダーストーム・ドラグーン"、"ドラゴニック・デスサイズ"、"ヴァイブロクラッシャー・ドラゴン"をコール。"ヴァイブロクラッシャー"のスキルでCB1、1枚ドロー。..."ヴァーミリオン"をコール。そして、リミットブレイク!」

 

「ふ、来たか。貴様の風、見せてみろ。」

 

「CB2、"ヴァーミリオン"のパワー+5000、このユニットは一度のアタックで前列すべてにアタックする!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"(V) : パワー17000(12000+5000)

 

「バトル!すべてを瞬時に貫く光速の雷、終末の時を告げる稲妻!ヴァーミリオン・サンダーボルト!」

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"蟲毒の抹消者セイオウボ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、リアガードの"ヴァーミリオン"にパワー+10000。」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"(R左) : パワー22000(12000+10000)

 

「2枚目、"蟲毒の抹消者セイオウボ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"デスサイズ"にパワー+10000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ふ、ダブルヒールか。ダメージチェック、"ドリフティング・フローフェンサー"。そして、"ブレスストリーム"、"エルピダ"、メイルストローム"は退却。」

 

「次だ!リアガードの"ヴァーミリオン"でアタック!」

 

「"高速遊撃のイルカ兵"でガード。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー27000(12000+15000)

 

「"ヴァイブロクラッシャー"のブースト、"サンダーストーム"でアタック!」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「"蒼嵐水将デスピナ"でガード。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー27000(12000+15000)

 

「"ドラゴニック・デスサイズ"でアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー29000(9000+5000+10000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

「く、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□■■

□■□□

V   : 蒼嵐竜メイルストローム

R中央 : アナライズ・シューター

R右下 : ラジエート・アサルト

 

■■■■

□□■

V   : ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン

R右  : サンダーストーム・ドラグーン

R左  : ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン

R右下 : ヴァイブロクラッシャー・ドラゴン

Rア1 : ドラゴニック・デスサイズ

 

櫂 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。櫂トシキ。お前には過ぎたドラゴンだが...特別に見せてやろう!これが俺の真の力だ!」

 

「っ...!」

 

「風を横糸、海を縦糸に紡いで生まれし竜よ。伝説に応え、あるべき形に!クロスライド!"蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

この禍々しい力...虚無の力を得たメイルストロームだとでも言うのか...!

 

 

「"ブレスストリーム・ドラゴン"、"翠緑の宝杖エルピダ"をコール。"ラジエート・アサルト"は前に移動。"ブレスストリーム"のスキルで、CB1、手札の"蒼嵐竜メイルストローム"を捨て、ヴァンガードの"グローリー・メイルストローム"のパワー+10000、ドライブ+1。」

 

"蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム" : パワー22000(12000+10000)

 

「そして、限界など遥かに突き破る!アルティメットブレイク!CB1、このターン、貴様はインターセプトできず、すべてのバトルで手札からガーディアンを1枚までしかコールできない。」

 

「なんだとっ...!?」

 

「そして、ソウルに"蒼嵐竜メイルストローム"があるので、前列にパワー+10000。」

 

"蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム" : パワー32000(12000+10000+10000)

"ラジエート・アサルト" : パワー18000(8000+10000)

"翠緑の宝杖エルピダ" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)

"ブレスストリーム・ドラゴン" : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「バトル。"グローリー・メイルストローム"でアタック!」

 

"蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム" : パワー38000(12000+10000+10000+6000)

 

「っ、ノーガード。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"ラジエート・アサルト"。2枚目、"蒼嵐水将デスピナ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ラジエート"へ。」

 

"蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム" : パワー38000、☆2

"ラジエート・アサルト" : パワー28000(8000+10000+10000)

 

「3枚目、"高速遊撃のイルカ兵"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム" : パワー48000、☆2

"ラジエート・アサルト" : パワー38000(8000+10000+10000*2)

"翠緑の宝杖エルピダ" : パワー39000(9000+5000+5000+10000+10000)

"ブレスストリーム・ドラゴン" : パワー33000(8000+5000+10000+10000)

 

「なんだと...」

 

「これで貴様がガードできるアタックはなくなった。これが風の導きだ!」

 

「っ...ダメージチェック、"サンダーヴァレット・ドラゴン"、"デモリッション・ドラゴン"。」

 

く、トリガーが出ない...!これではガードできん!

 

「"ブレスストリーム"でアタック!」

 

「ノーガード...っ、"ワイバーンガード ガルド"、ゲット、ドロートリガー。1枚引き、ヴァンガード"にパワー+10000!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー22000(12000+10000)

 

「ほう、ここでドロートリガーか。貴様の風も、まだ止んでいないとうことか。」

 

「俺はお前を倒す...!」

 

「ならば、このアタックを防いでみろ。"ラジエート"でアタック。」

 

"ラジエート・アサルト" : パワー38000(8000+10000+10000*2)

 

「"セイオウボ"!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

「"エルピダ"、アタックだ。」

 

"翠緑の宝杖エルピダ" : パワー39000(9000+5000+5000+10000+10000)

 

「もう一度、"セイオウボ"でガード!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

「ふ、ターンエンド。...貴様の風、見せてみるがいい。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

_□■□

■□■■■

V   : 蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム

R右  : ラジエート・アサルト

R中央 : アナライズ・シューター

Rア1 : ブレスストリーム・ドラゴン

Rア2 : 翠緑の宝杖エルピダ

 

■■■■

□□■

V   : ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン

R右  : サンダーストーム・ドラグーン

R左  : ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン

R右下 : ヴァイブロクラッシャー・ドラゴン

Rア1 : ドラゴニック・デスサイズ

 

櫂 手札:1枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

恐らく、これが俺に残された最後のターン...

レン...ユウト...そして、アイチ...俺に力を貸してくれ!

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...クロスライド・THE・ヴァンガード!白き翼を銀の剣に、天空のドラゴン!"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン”THE BLOOD”"!」

 

「"ヴァーミリオン”THE BLOOD”"だと...!?なぜ、貴様がそのカードを!」

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!"デザートガンナー ガイパン"をコール。そして、限界を超越せよ!アルティメットブレイク!CB1、手札を1枚ソウルへ。"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"。これにより、パワー+5000、ドライブ+1し、このユニットは一度のアタックで前列すべてにアタックする!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン”THE BLOOD”" : パワー17000(12000+5000)

 

「この能力で"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"をソウルに置いたなら、さらにパワー+10000、クリティカル+1!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン”THE BLOOD”" : パワー27000(12000+5000+10000)、☆2

 

 

こんなものでは奴は倒せない。さらに限界を突き破る...!

 

「"THE BLOOD"のスキル!ソウルの"カイザー"をSBするたび、ドライブ+1!」

 

俺はソウルの"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン"を2枚ドロップゾーンに置き、ドライブを+2する。だが、このスキルを使うということは...

 

「ほう...己が命さえもかけるというか。面白い。」

 

「バトルだ!"THE BLOOD"でアタック!天空の裁き、ヴァーミリオン・カタストロフ!」

 

「残念だが、そのアタックは通らない。"翠玉の盾パスカリス"。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

『いけ...櫂...!』

 

「っ...ユウト...」

 

「(っ...なぜPSYクオリアが...櫂トシキは持っていないはず...いや、この感じは...)」

 

「クインテットドライブ!1枚目、"毒心のジン"、ゲット、クリティカル!効果はすべて、リアガードの"ヴァーミリオン"へ!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー22000(12000+10000)、☆2

 

「2枚目、"イエロージェム・カーバンクル"、ゲット、クリティカル!効果はすべて、"ヴァーミリオン"!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー32000(12000+10000*2)、☆3

 

「3枚目、"ワイバーンガード ガルド"、ゲット、ドロートリガー!1枚引き、"ヴァーミリオン"のパワー+10000!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー42000(12000+10000*3)、☆3

 

「4枚目、"蟲毒の抹消者セイオウボ"、ゲット、ヒールトリガー!ダメージ1枚回復し、"ヴァーミリオン"にパワー+10000!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー52000(12000+10000*4)、☆3

 

「5枚目、"イエロージェム・カーバンクル"、ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「バカな...っ...!クインテットトリガーだと...!?」

 

「"ヴァーミリオン"にパワー+10000、"サンダーストーム"にクリティカル+1!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー62000(12000+10000*5)、☆3

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー9000、☆2

 

「く、"ラジエート"、"ブレスストリーム"、"エルピダ"は退却。」

 

 

『櫂...あとは任せたぞ...』

 

ユウト、お前が引かせてくれたトリガーだ。

その想い、無駄にはしない!

 

「"ガイパン"のスキル。"ヴァーミリオン"にパワー+3000し、そのアタックは守護者をコールできない!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー65000(12000+10000*5+3000)、☆3

 

「"ガイパン"のブースト、"ヴァーミリオン"でアタック!これで終わりだ!」

 

"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン" : パワー72000(12000+10000*5+3000+7000)、☆3

 

「ノーガード。ダメージチェック、"翠緑の宝杖エルピダ"、"蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム"。...櫂トシキ、まさか貴様がここまでのファイターだとは思わなかったぞ。だが...」

 

「っ、馬鹿な...!」

 

「"虹色秘薬の医療士官"、ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム" : パワー22000(12000+10000)

 

「これが風の答えだ。」

 

「く、まだだ!"ヴァイブロクラッシャー"のブースト、"サンダーストーム"でアタック!」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー32000(9000+5000+10000+8000)、☆2

 

「"高速遊撃のイルカ兵"でガード。」

 

"蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「っ...」

 

「"デスサイズ"のアタックはパワーが足りん。ここまでだな。」

 

「くっ...ターンエンド。」

 

「さあ、己が器に見合わぬ力を得た罰だ。その身を滅ぼすがいい。」

 

「っ..."THE BLOOD"のスキルでドライブを増やした代償に、俺はその数分のダメージを受ける。」

 

つまり2ダメージを受ける。俺のダメージは4。ヒールトリガーを引かなければ、俺の負けが決まる。

 

「ダメージチェック...っ..."蟲毒の抹消者セイオウボ"...ヒールトリガー...」

 

「くくく、これが風の答え。俺の勝ちというな!」

 

「俺のダメージの方が少ない、よってダメージ回復はできない...」

 

そして、俺のデッキにもうヒールトリガーは残されていない。

もう俺にダメージを回復する手段は残されていない...

 

「2枚目、"ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン”THE BLOOD”"...」

 

「俺の勝ちだ。風の審判を受けるがいい、櫂トシキ。ディバン・ブローイング!」

 

"グローリー・メイルストローム"が、力尽き倒れた"THE BLOOD"に攻撃する。

凄まじい突風が吹き荒れる。これは風...いや、嵐...!

 

「くっ...ぐあああああ!」

 

その凄まじい攻撃に、俺とレオンを囲っていた虚無のオーラが晴れる。

俺の視界にはレン、ユウトが映る。

 

「くくくく...はははは!」

 

「っ...すまない....レン、ユウト...アイチ....

 

「「櫂!」」

 

俺は救えなかった...ロイヤルパラディン、シャドウパラディン、かげろう。

俺の分身ともいえる...ドラゴニック・オーバーロード...

 

すまない...アイチ...

 

 

 

.



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第五十七話「光と虚無、そして...」

ユウトside

 

 

 

「ぐっ...また...」

 

櫂とレオン君を覆っていた虚無のオーラが消え、レオン君の力をダイレクトに感じるようになったからか、また頭痛と、何者かに体を乗っ取られるような感覚に陥る。

 

「ユウト、大丈夫!?」

 

「アサカ...ああ、大丈夫...っ...」

 

 

「櫂くん!」

 

どうやら、アイチ君たちが来たようだ。

SITジニアスは知らないが、あの子たちではレオン君には勝てないだろう...

アイチ君が、俺たちに残された最後の希望。

 

「櫂くん、しっかりして、櫂くん!」

 

「アイチ...」

 

 

二人が話している。だけど、俺たちの体が光り始める。

どうやら、俺たちはこの地から消えるようだ。

 

 

「っ...俺にはこれくらいしか...できんか...」

 

「ユウト...!」

 

「っ..!」

 

「行くんだ、アイチ....俺たちの道を....」

 

 

.....

....

...

..

.

 

アイチside

 

 

「っ...ぅぅ...」

 

「先導アイチ。」

 

「っ!」

 

「やはり、貴様とはこうなる運命だったようだな。」

 

櫂くんが消え、レンさんもユウトさんも消えてしまった。

レオン君と戦えるのは、もう僕しかいない。

 

『アイチ君...君に力を...その魂に力を...』

 

「(っ、ユウトさん...!?)」

 

どこからかユウトさんの声が聞こえる。

そして、ユウトさんのPSYクオリアが僕の中に...

 

「っ...これは...」

 

これまで僕たちを導いてくれたブラスター・ブレードの魂がカードとなる。

ユウトさんのPSYクオリアが、僕に力をくれたんだ。

 

『マイヴァンガード...私は彼の力で力を得た。君の助けとなろう。』

 

「(うん...ブラスター・ブレード...一緒にレオン君を倒して、ロイヤルパラディン、シャドウパラディン、かげろうを救おう。そして、君たちも。)」

 

『ああ。』

 

 

「これは...まさか、久導ユウトのPSYクオリアか...!」

 

「レオン君...いや、蒼龍レオン!君を倒す!」

 

「ふん...いいだろう。」

 

.....

....

...

..

.

 

テツside

 

 

レンたちが光の柱から出てきた。四人とも疲弊しているのか、倒れ伏している。

 

「もしも~し、大丈夫ですか?」

 

「っ...ユウト、レン様...」

 

「う~ん、何だか疲れました...寝かせてください...」

 

「私も...」

 

レンとアサカは一瞬目を覚ましたが、すぐ眠ってしまった。

そして、櫂は目を覚まさず、ユウトもなぜか眠ったままだ。

 

 

.....

....

...

..

.

 

アイチside

 

 

「行くぞ、先導。」

 

「君を倒す!」

 

「「スタンドアップ」」

 

「MY」

 

「「ヴァンガード」」

 

「"士官候補生エリック"。」

 

「"紅の小獅子キルフ"。」

 

「俺のターン、ドロー。"ラジエート・アサルト"にライド。"エリック"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ラジエート・アサルト

 

□■□

□□□

V   : 紅の小獅子キルフ

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"美技の騎士ガレス"にライド。"キルフ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。そして、"ガレス"でアタック!」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"奮然の騎士ルーラッハ"。」

 

「ダメージチェック、"ブレスストリーム・ドラゴン"。」

 

っ...なんだ、この感じ...戦う気力を削がれるような...

 

「僕はこれでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : ラジエート・アサルト

 

□■□

□□□

V   : 美技の騎士ガレス

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"ドリフティング・フローフェンサー"にライド。スキルで山札から7枚見て、"蒼嵐竜メイルストローム"を手札に加える。"バブルボール・コーパラル"を2枚コール。」

 

っ...また...視界がぼやける。

 

「"フローフェンサー"でアタック。」

 

"ドリフティング・フローフェンサー" : パワー9000

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"高速遊撃のイルカ兵"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"ドリフティング・フローフェンサー" : パワー19000(9000+10000)

"バブルボール・コーパラル"(R右) : パワー18000(8000+10000)

"バブルボール・コーパラル"(R左) : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"真実の聴き手ディンドラン"。」

 

「続け、"コーパラル"!」

 

「く、ダメージチェック、"守護聖獣ネメアライオン"。」

 

「"コーパラル"のスキル。アタックがヒットしたので、山札から7枚見て、"蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム"を手札に加える。...先導、これが櫂トシキを葬ったカードだ。」

 

あれが、櫂くんを...

 

「もう一枚の"コーパラル"も続け!」

 

「ノーガード、ダメージチェック、"フレイム・オブ・ビクトリー"...」

 

クリティカルトリガーだけど、もうレオン君のアタックは終了している。

トリガーが無駄になってしまった。

 

「"コーパラル"のスキル、山札から7枚見て、"蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム"を手札に加える。...ふ、風は俺に味方している。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

■■■

V   : ドリフティング・フローフェンサー

R右  : バブルボール・コーパラル

R左  : バブルボール・コーパラル

 

□■□

□□□

V   : 美技の騎士ガレス

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"風炎の獅子ワンダーエイゼル"にライド。」

 

レオンくんは既に櫂くんを倒したっていう切り札を手札に加えている。

少しでも悠長な攻撃をしていたら、僕も負けてしまう...!

 

「"紅の獅子獣ハウエル"をコールし、"ワンダーエイゼル"のスキル!SB1し、"ハウエル"を退却し、山札から"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"にスペリオルライドし、ドライブ-1!」

 

「ふ、またそれか。貴様はそれで俺に負けたことを、覚えていないようだな。」

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚引きます。そして、"神技の騎士ボーマン"をコールし、スキルでクイックシールドを捨て、山札から"美技の騎士ガレス"をスペリオルコールします。"ガレス"はスキルでCB1し、パワー+10000。」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー18000(8000+10000)

 

「そして、手札の"ブロンドエイゼル"のスキル。"キルフ"をSBし、スペリオルライドし、ドライブ-1。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドローします。」

 

「二度のスペリオルライド...しかし、俺の勝利のイメージに変わりはない。」

 

「行きます!"ブロンドエイゼル"でアタック!」

 

"灼熱の獅子ブロンドエイゼル" : パワー12000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"光輪の盾マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ガレス"にパワー+10000。」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー28000(8000+10000+10000)

 

「ダメージチェック、"翠緑の宝杖エルピダ"。」

 

「"ボーマン"でアタック!」

 

"神技の騎士ボーマン" : パワー14000(9000+5000)

 

「"高速遊撃のイルカ兵"でガード。」

 

"ドリフティング・フローフェンサー" : パワー24000(9000+15000)

 

「"ガレス"でアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"蒼嵐水将デスピナ"。」

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

■■■

V   : ドリフティング・フローフェンサー

R右  : バブルボール・コーパラル

R左  : バブルボール・コーパラル

 

□□■■■

_□□□

V   : 灼熱の獅子ブロンドエイゼル

R右  : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 神技の騎士ボーマン

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。見よ! あらゆる悪徳を洗い流す激しき潮の流れを!ライド、"蒼嵐竜メイルストローム"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"コーパラル"2枚は後列へ移動し、"蒼嵐竜メイルストローム"、"ブレスストリーム・ドラゴン"をコール。」

 

櫂くんを倒したカードじゃない...

でも、あのカードは僕とのファイトでも使ってたカード。その力はよくわかってる。

 

「"ブレスストリーム"のスキル、CB1、手札の"グローリー・メイルストローム"を捨て、ヴァンガードの"メイルストローム"のパワー+10000、ドライブ+1。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム"(V) : パワー22000(12000+10000)

 

「そして、"エルピダ"をコールし、"メイルストローム"のスキル。CB1し、前列にパワー+3000。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム"(V) : パワー25000(12000+10000+3000)

"ブレスストリーム・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

"蒼嵐竜メイルストローム"(R左) : パワー15000(12000+3000)

"翠緑の宝杖エルピダ" : パワー22000(9000+5000+5000+3000)

 

「バトル。"ブレスストリーム"で"ボーマン"にアタック。」

 

"ブレスストリーム・ドラゴン" : パワー19000(8000+3000+8000)

 

「ノーガード、"ボーマン"は退却します。」

 

「"メイルストローム"でアタック。」

 

「ノーガードです。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"アナライズ・シューター"。2枚目、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、リアガードの"メイルストローム"にパワー+10000。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム"(R左) : パワー25000(12000+3000+10000)

 

「3枚目、"アナライズ・シューター"。」

 

「ダメージチェック、"奮然の騎士ルーラッハ"。」

 

これでダメージ4...でも、残り二つのアタックをヒットさせなければ、"メイルストローム"がスタンドすることはない。

 

「"エルピダ"でアタック。...先導、このアタックをヒットさせなければ、"メイルストローム"がスタンドしないと思っているようだな。」

 

「えっ...でも、その通りです。3回目と4回目のアタックをヒットさせない。」

 

「ふ、甘いな。"エルピダ"のスキル。CB1、このアタックの時、ヒットした時に発動する能力はヒットしていなくても発動する。」

 

「な、なんだって!?」

 

"翠緑の宝杖エルピダ" : パワー22000(9000+5000+5000+3000)

 

「く、"フレイム・オブ・ビクトリー"でガード!」

 

"灼熱の獅子ブロンドエイゼル" : パワー27000(12000+15000)

 

「ふ、アタックはヒットしなかったが..."メイルストローム"のリミットブレイク!手札を2枚、"蒼嵐竜メイルストローム"、"アナライズ・シューター"を捨て、スタンド!」

 

これでもう一度、トリプルドライブが行われる...

これがレオンくんの強さ...!

 

「もう一度、"メイルストローム"でアタック!」

 

"蒼嵐竜メイルストローム"(V) : パワー25000(12000+10000+3000)

 

「"光輪の盾マルク"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「くくく...トリプルドライブ、1枚目、"発光信号のペンギン兵"。2枚目、"ドリフティング・フローフェンサー"。3枚目、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、リアガードの"メイルストローム"にパワー+10000。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム"(R左) : パワー35000(12000+3000+10000*2)

 

「"バブルボール・コーパラル"のブースト、"メイルストローム"でアタック!」

 

"蒼嵐竜メイルストローム"(R左) : パワー43000(12000+3000+10000*2+8000)

 

「く、ノーガード。ダメージチェック、"光輪の盾マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引きます。」

 

「ふん..."コーパラル"のスキルで山札から7枚見て、"蒼嵐竜メイルストローム"を手札に加え、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:10枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

■□■

■■■■

V   : 蒼嵐竜メイルストローム

R右  : ブレスストリーム・ドラゴン

R左  : 蒼嵐竜メイルストローム

R右下 : バブルボール・コーパラル

R左下 : バブルボール・コーパラル

Rア1 : 翠緑の宝杖エルピダ

 

□□■■□

_□□□

V   : 灼熱の獅子ブロンドエイゼル

R右  : 美技の騎士ガレス

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「これでダメージ2vs5。貴様の負けは近いな。」

 

「僕は負けない...っ...」

 

「ふん、今も虚無の力に蝕まれ、立っているのもやっとではないか。そんな貴様に何ができるというんだ。」

 

「僕は...大切な仲間を救う...君を倒して、その先へ進むんだ!」

 

「仲間...そんなものに、俺は負けん!」

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。...いつだって、仲間たちが僕に力をくれる。ユウトさん、僕に力を貸してください。」

 

『ああ、行こう、アイチ君。』

 

「"レーブンヘアードエイゼル"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

ユウトさんが隣で一緒に戦ってくれている。

それにカムイくん、ミサキさんも。僕は一人じゃない。

仲間たちがいるから、僕は立っていられる。戦える。

 

「久導...ユウト...!」

 

「"ワンダーエイゼル"をコールし、スキルで"真実の聴き手ディンドラン"をコール。"ディンドラン"のスキルでSB1し、1枚ドロー。"ボーマン"、"ハウエル"をコール。」

 

『レオン君を倒し、君の大切な分身を助けよう!』

 

「はい!まずは"ガレス"で"ブレスストリーム"にアタックします!」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー8000

 

「"エルピダ"でインターセプト。」

 

"ブレスストリーム・ドラゴン" : パワー18000(8000+10000)

 

「"ハウエル"のブースト、"レーブンヘアード"でアタック!スキルでCB1し、パワー+15000、クリティカル+1。このアタックに守護者はコールできません!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー35000(12000+15000+8000)、☆2

 

「ふ、甘いぞ先導。俺が一度見たそのカードに敗れると思うか!"虹色秘薬の医療士官"、"高速遊撃のイルカ兵"、"アナライズ・シューター"でガード。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー57000(12000+20000+15000+10000)

 

「く、ツインドライブ、1枚目、"だんてがる"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー45000(12000+15000+8000+10000)、☆2

"美技の騎士ガレス" : パワー18000(8000+10000)

"風炎の獅子ワンダーエイゼル" : パワー24000(9000+5000+10000)

"神技の騎士ボーマン" : パワー24000(9000+5000+10000)

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー22000(7000+5000+10000)

 

「2枚目、"エリクサー・ソムリエ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"ボーマン"にパワー+10000。」

 

"神技の騎士ボーマン" : パワー34000(9000+5000+10000*2)

 

この攻撃は通らなかった。でも、まだ僕のアタックは残っている!

 

「"ハウエル"のスキル。CB1、自身をソウルに置き、1枚引き、1枚コール。"守護聖獣ネメアライオン"。スキルでパワー+3000。」

 

"守護聖獣ネメアライオン" : パワー12000(9000+3000)

 

「そのままアタック!」

 

「"フローフェンサー"。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー17000(12000+5000)

 

「"ディンドラン"、お願い!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ドリフティング・フローフェンサー"。」

 

「"ワンダーエイゼル"!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"翠緑の宝杖エルピダ"。」

 

「これで最後です。"ボーマン"でアタック!」

 

「"虹色秘薬の医療士官"、"発光信号のペンギン兵"でガード。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー42000(12000+20000+10000)

 

「そんな...」

 

あれだけ攻めたのに、たった2ダメージしか与えられないなんて...

 

「ふん、これで終わりか。」

 

「っ...ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

■□■

■■■□

V   : 蒼嵐竜メイルストローム

R右  : ブレスストリーム・ドラゴン

R左  : 蒼嵐竜メイルストローム

R右下 : バブルボール・コーパラル

R左下 : バブルボール・コーパラル

 

■■■■■■

_□□□

V   : レーブンヘアードエイゼル

R右  : 美技の騎士ガレス

R左  : 守護聖獣ネメアライオン

Rア1 : 風炎の獅子ワンダーエイゼル

Rア2 : 神技の騎士ボーマン

Rア3 : 真実の聴き手ディンドラン

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「ふ、貴様の風は止んだ。ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。風を横糸、海を縦糸に紡いで生まれし竜よ。伝説に応え、あるべき形に!ライド、"蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム"!」

 

これは...櫂くんを倒したカード!

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"ラジエート・アサルト"をコールし、スキル。SB1し、このユニットのアタックは、ヒットしていなくてもヒットした能力が発動する。さらにドロップゾーンから"蒼嵐竜メイルストローム"を山札の下に置き、1枚ドロー。」

 

『気をつけろ、アイチ君。奴から凄まじい虚無のオーラを感じる。』

 

「(はい、ユウトさん...!)」

 

「"バブルボール・コーパラル"をコール。"ブレスストリーム"のスキルでCB1、手札の"蒼嵐竜メイルストローム"を捨て、ヴァンガードの"グローリー・メイルストローム"のパワー+10000、ドライブ+1。」

 

"蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム" : パワー22000(12000+10000)

 

「そして..."グローリー・メイルストローム"のアルティメットブレイク!CB1、このターン、貴様はインターセプトできず、手札からガーディアンをコールする場合、1枚までしかコールできない。さらにソウルに"蒼嵐竜メイルストローム"があるので、前列にパワー+10000。」

 

"蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム" : パワー32000(12000+10000+10000)

"ブレスストリーム・ドラゴン" : パワー18000(8000+10000)

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー22000(12000+10000)

"バブルボール・コーパラル" : パワー23000(8000+5000+10000)

"ラジエート・アサルト" : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「先導...これでおしまいだ。"グローリー・メイルストローム"でアタック!」

 

「"光輪の盾マルク"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"蒼嵐水将デスピナ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてリアガードの"メイルストローム"へ。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー32000(12000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム"。3枚目、"バブルボール・コーパラル"。」

 

よし..."グローリー・メイルストローム"の攻撃は防いだぞ...

でも、"メイルストローム"のパワーが上昇して、ガードできない...

 

「これが風の答えだ。"メイルストローム"でアタック!」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー40000(12000+10000+10000+8000)、☆2

 

「く、ノーガード...」

 

メイルストロームの弾丸が、レーブンヘアードへと襲い掛かる。

 

「うわああああ!」

 

『アイチ君!』

 

「う...っ....ダメージ、チェック..."灼熱の獅子ブロンドエイゼル"...」

 

後一枚...ヒールトリガーじゃなかったら...

僕はブラスター・ブレードを救えない...

 

そんなの嫌だ!

 

『そうだ...君は負けない。君なら勝てる。』

 

ユウトさんの声が聞こえる...僕のデッキが光る。

 

『後は任せたよ...アイチ君...』

 

はい、ユウトさん...必ず、ロイヤルパラディンを、シャドウパラディンを、かげろうを...救って見せる!

 

「2枚目、"エリクサー・ソムリエ"...ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー22000(12000+10000)

 

「バカな!?風が...貴様に吹いただと!?」

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「っ...アイチ君、勝つんだ...!」

 

「ユウト!目を覚ましたのか。」

 

「ああ、テツ...」

 

あの地はクレイと似た空間だったからか、霊体となってアイチ君とともに戦っていたが...最後に運命力をアイチ君に渡したから、現実世界に戻ってきたようだ。

 

後は、アイチ君に任せるしかない。

 

「頼んだぞ...アイチ君...」

 

 

.....

....

...

..

.

 

アイチside

 

 

「く、"ブレスストリーム"でアタック!」

 

"ブレスストリーム・ドラゴン" : パワー26000(8000+10000+8000)

 

「"だんてがる"でガード!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「"ラジエート"でアタック!」

 

"ラジエート・アサルト" : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「"だんてがる"!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「"コーパラル"でアタック!」

 

"バブルボール・コーパラル" : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「"エリクサー・ソムリエ"でガードします!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

これですべての攻撃を防ぎ切った。

 

「バカな...虚無の力を利用し、最強の力を手に入れた俺がのイメージが...」

 

「レオンくん...君は確かに強い。でも、君は独りだ。」

 

「何っ!」

 

「僕は一人では何もできない...でも、僕には僕を助けれてくれる仲間がいる。ともに戦ってくれる仲間が。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(裏:4)

 

_■□■

■■■■■

V   : 蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム

R右  : ブレスストリーム・ドラゴン

R左  : 蒼嵐竜メイルストローム

R右下 : バブルボール・コーパラル

R左下 : バブルボール・コーパラル

Rア1 : バブルボールコーパラル

Rア2 : ラジエート・アサルト

 

■■■■■■

_□□□

V   : レーブンヘアードエイゼル

R右  : 美技の騎士ガレス

R左  : 守護聖獣ネメアライオン

Rア1 : 風炎の獅子ワンダーエイゼル

Rア2 : 神技の騎士ボーマン

Rア3 : 真実の聴き手ディンドラン

 

アイチ 手札:1枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺に仲間など不要!最強であるアクアフォースに従えばいい!」

 

「...スタンド&ドロー。」

 

「...("レーブンヘアード"のアタックも、この手札なら問題なく防げる。勝利の風はまだ俺に吹いている...!)」

 

「その気高き炎の志を持って、闇を光に変えよ!ライド、"光輝の獅子プラチナエイゼル"!」

 

「"プラチナエイゼル"...だと...?」

 

「君が蒼龍の民を救いたいように...僕も仲間を救いたい!だから、"プラチナエイゼル"は限界を遥かに超える!アルティメットブレイク!CB1、ドライブチェックの能力を変更!ソウルにグレード3が2枚以上あるので、2枚目以降も変更される!」

 

『マイヴァンガード...我が剣、君とともに。』

 

聞こえているよ、僕の分身...

一緒にみんなを助けよう!

 

「"光輪の盾マルク"、"エリクサー・ソムリエ"をコール。バトル!"ガレス"で"ブレスストリーム"にアタック!」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー8000

 

「く、ノーガード。"ブレスストリーム"は退却。」

 

「"エリクサー・ソムリエ"のブースト、"プラチナエイゼル"でアタック!」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー17000(12000+5000)

 

「させん!"翠玉の盾パスカリス"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

レオンくんの虚無のオーラが、僕の攻撃を阻む。

だけど...

 

「...山札から2枚見て、このカードをリアガード、こっちをトリガーゾーンへ。立ち上がれ、僕の分身!"ブラスター・ブレード・スピリット"!」

 

「"ブラスター・ブレード・スピリット"...だと...なんだ、そのカードは!?」

 

「"ブラスター・ブレード・スピリット"...僕の分身は、たとえ封印されたとしても、その勇気で人々を導きます!そして、トリガーは"だんてがる"。フロントトリガーにより、前列にパワー+10000!」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー27000(12000+5000+10000)

"美技の騎士ガレス" : パワー18000(8000+10000)

"守護聖獣ネメアライオン" : パワー19000(9000+10000)

"風炎の獅子ワンダーエイゼル" : パワー24000(9000+5000+10000)

"神技の騎士ボーマン" : パワー24000(9000+5000+10000)

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー22000(7000+5000+10000)

"ブラスター・ブレード・スピリット" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「そして、"ブラスター・ブレード・スピリット"のスキル!CB1、リアガードの"メイルストローム"を退却!さらに、このカードはカードの能力でアタックフェイズ中に登場した時、ドライブチェックを行う権利を得ます!」

 

「なんだとっ!?」

 

「そして、ツインドライブの続きです。山札から2枚見て、"奮然の騎士ルーラッハ"をコール、トリガーは"フレイム・オブ・ビクトリー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ブラスター・ブレード・スピリット"へ!」

 

"ブラスター・ブレード・スピリット" : パワー35000(10000+5000+10000*2)、☆2

 

「"ブラスター・ブレード・スピリット"でアタック!そして、スキル発動!このユニットは、仲間の想いを力に変える!CB2、このカード以外のリアガードを望む枚数レスト!僕はすべてのリアガードをレストします!」

 

この能力で、"ボーマン"、"ワンダーエイゼル"、"ディンドラン"、"ネメアライオン"、"マルク"、"ルーラッハ"がレストされる。

 

「これにより、レストしたユニットのパワーを得る!」

 

「何!?」

 

"ブラスター・ブレード・スピリット" : パワー82000(10000+5000+10000*2+9000*3+7000+8000+5000)、☆2

 

「パワー...82000だと...(手札は"虹色秘薬の医療士官"、"高速遊撃のイルカ兵"、"バブルボール・コーパラル"、"ラジエート・アサルト"...合計シールド値は55000。これでは足りん...!)」

 

「トドメだ!蒼龍レオン!」

 

「ぐっ...ダメージチェック、"ブレスストリーム・ドラゴン"..."蒼嵐覇竜グローリー・メイルストローム"...」

 

「これで、僕の勝ち...」

 

.....

....

...

..

.

 

???side

 

 

こうして、先導アイチの手によりクレイは救われた。

虚無を退けることができ、クレイと地球に平和が訪れた。

めでたし、めでたし...

 

 

「やはり、彼が器としてふさわしい。」

 

「猊下。お言葉ですが、グレドーラが言うには奴は正の感情が強すぎると。」

 

「うむ、そうじゃな...」

 

「ですが、彼のイメージ力が素晴らしいのも事実。...何か、彼の心を大きく揺さぶる何かがあれば...ふふふ...」

 

そう、負の感情が正の感情を大きく上回ったとき、彼は我が神ギーゼ様の器となる。

楽しみです。...私の同胞もさらに増えたことですし、動き出すとしましょうか。

 

「...ストライド・フォースの研究資料をどうするつもりです。」

 

「あなたは...マルクトメレク、でしたね。」

 

「ええ。...この体の所有者には申し訳ないが、眠ってもらっています。」

 

「ふふ、ストライド・フォースはこの地球とクレイを繋げる力です。その力を利用し、ギーゼ様をこの地に復活させるのですよ。」

 

 

「ふん...暗き闇こそ正義。ギーゼがその闇をもたらすというなら、我も協力しよう。」

 

「ふふふ...私も、私の百鬼夜行に相応しい戦場を作ってもらえるなら。」

 

 

この者たちは新たなギーゼ様の使徒。

ようやく、それぞれのゼロスドラゴンを扱う使徒が出揃いました。

 

「さて、ヴァレオス、グレドーラ、マルクトメレク、ブラドブラック、ヌラ・ヒョウガ。行きましょう。今度はゼロスドラゴンの回収。そして...久導ユウトの確保です。」

 

 

すべてはギーゼ様復活のために...!

 

 

 

.



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間章1 VFサーキット ファイナルステージ編
Ex.1「ファイナルステージ開幕」


ユウトside

 

 

アイチ君がレオン君に勝ち、ゴールドパラディンが先導者となったことで、惑星クレイは虚無を退けることに成功した。

 

ブラスター・ブレード、ブラスター・ダーク、ドラゴニック・オーバーロード

彼ら三英雄も虚無から解放され、ようやく世界は元通りになった。

 

 

それから数日経ち、俺たちはVFサーキットのファイナルステージに招待されていた。

 

 

「それにしても、ファイナルステージですか...面白いファイトができそうです。」

 

「そうだな。...アイチ君やレオン君とファイトしてみたいものだ。」

 

「ユウトったら、楽しそう。」

 

「ふ...」

 

そんなことを話していると、反対側の道から俺を呼ぶ声が聞こえてきた。

 

「お~い、ユウト~!」

 

 

「あれは...ジリアンさんか。」

 

「む...!」

 

ジリアンさんがこちらへと走り寄ってくる。

さらに奥にはレオン君、シャーリーンさんがいて、二人もこちらへと歩いてくる。

 

「久しぶりね、ユウト。」

 

「久しぶりって...たった2,3日でしょ。」

 

「あたしにとっては、一日でも会えないと久しぶりなのよ!」

 

「それはまた...でも、良かった、元気そうで。」

 

「うん...その、ごめんなさい...」

 

ジリアンさんは気まずそうに俯き、謝罪する。

確かにアクアフォースを復活させるために、三つのクランを封印したのは許されないことだけど、もう彼女たちは反省しているし、気にすることはない。

 

俺はそう思っている。

 

「もう気にする必要はない。君たちは反省している、そうだろう?」

 

「うん...」

 

「そんなに俯いていないで...これからはアクアフォースも、蒼龍の民も一緒に、楽しく過ごしていこうよ。」

 

俺はジリアンさんの頭を撫でる。

ジリアンさんは俺の手に頭をゆだね、ゆらゆら揺れている。

 

「久導ユウト。お前にも礼を言おう。」

 

「レオン君。」

 

「そして、ジリアンのこと、これからも頼む。」

 

「えっ?」

 

「ジリアンを任せられるのはお前しかいない。...頼んだぞ。」

 

「頼んだぞ~。」

 

「っ....そ、それって、けけけけけ結婚...」

 

レオン君、何か勘違いをしているようだが...

それにシャーリーンさんも乗っかってふざけている。

ジリアンさんに至っては、顔を真っ赤にして何かつぶやいている。

 

「あら、残念ね。ユウトは私と結婚するのよ。」

 

「ほう...だが、優れた男は妻を何人も娶ったと聞く。久導ユウトならば問題なかろう。」

 

「いやいや...問題だらけだよ。(アサカとは結婚したいけど。)」

 

「案ずるな、久導ユウト。俺はお前ならジリアンを幸せにできると信じているぞ。」

 

「いやいや...」

 

だめだ、レオン君は割と真剣に言っているから、たちが悪い。

俺はアサカを幸せにする。だからジリアンさんは幸せにできないよ。

 

.....

....

...

..

.

 

そんなこんなで、ファイナルステージが開幕した。

と言っても、各ステージの優勝チームがトーナメント形式でファイトするだけだから、4チームしかいないのでそんなにファイト数は多くなさそうだ。

 

組み合わせはチームQ4 vs チームSITジニアス、チームNAL vs チームドレッドノートとなった。

 

 

「組み合わせは...おっ、俺がレオン君とか。」

 

「あ~、僕の出番なしです...」

 

「私はあの女とね。...ユウト、私勝つわ!」

 

「あはは...ほどほどにね。」

 

 

会場が二つに分かれているため、すぐファイト開始となる。

レオン君とは初めてファイトするし、楽しみだ。

 

 

「ふ、まさかお前とファイトすることになるとは...久導ユウト。」

 

「ユウトでいいよ、レオン君。」

 

「ああ。...ユウト、お前の風を感じさせてくれ。」

 

「ああ、最高のファイトをしよう!」

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」「MY」

 

「「ヴァンガード!」」

 

「"士官候補生エリック"。」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

「俺のターン、ドロー。"ホイール・アサルト"にライドし、"エリック"のスキルで1枚ドロー。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ホイール・アサルト

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"睡蓮の銃士ルース"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。そして、"ルース"のスキルで"プラント・トークン"を2枚コール。...(攻めてもいいけど、コストを与えたくもないな。)」

 

レオン君の"ホイール・アサルト"はライドされたとき、CB1で1枚ドローできる。

それは仕方ないにしても、スタンドさせるスキルでCBを使っていた気もするな。

 

「ま、今は攻め時ではないか。"プラント・トークン"のブースト、"ルース"でアタック。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"タンポポの銃士ミルッカ"。」

 

「ダメージチェック、"コーラル・アサルト"。」

 

「うん、普通の立ち上がり...これでターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : ホイール・アサルト

 

□■□

□■■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"潮騒の水将アルゴス"にライド。"ホイール・アサルト"のスキルでCB1し、1枚ドローし、手札から"タイダル・アサルト"をコール。"発光信号のペンギン兵"を2枚コールし、片方のスキルを発動。自身をレストし、"タイダル"にパワー+5000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトルだ。"タイダル"でアタック。スキルでSB1し、スタンド。」

 

「ノーガード、ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

う~ん、ここでトリガーが出てほしかったけど...

まあ仕方ないか。

 

「"ペンギン兵"でアタック。」

 

"発光信号のペンギン兵"(R右) : パワー8000

 

「クイックシールド。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「ならば、"タイダル"でアタック。」

 

「"タンポポの銃士ミルッカ"でガード。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー18000(8000+10000)

 

「"アルゴス"でアタック。"ペンギン兵"のスキルで自身を退却し、CC1。さらに"アルゴス"のスキルでCB1、SB1し、"タイダル"をスタンド!」

 

"潮騒の水将アルゴス" : パワー9000

 

グレード2の段階で、ここまでの波状攻撃を仕掛けてくるとは...

さすがだよ、レオン君。

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"アウトライド・ドラコキッド"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"潮騒の水将アルゴス" : パワー19000(9000+10000)

"タイダル・アサルト" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"リコリスの銃士ヴェラ"。」

 

「"タイダル"、これで最後の攻撃だ!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

う~ん、全然トリガー出ないな。困ったものだ。

 

「俺はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

■□□

■■□

V   : 潮騒の水将アルゴス

R左  : タイダル・アサルト

R左下 : 発光信号のペンギン兵

 

□■□

□■■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

 

『蒼龍レオン選手、このターン5回のアタックを行い、久導選手に3ダメージを与えみゃした。』

 

『久導選手はトリガーが出ず、守りづらかったでしょうね~。』

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"牡丹の銃士トゥーレ"にライド。スキルでCB1し、右後列の"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て、"牡丹の銃士トゥーレ"、"月下美人の銃士ダニエル"をコール。残りは山札の下へ。」

 

うん、ダメージ3受けてコストもあるし、まだまだ行こうか。

 

「今コールされた"トゥーレ"のスキル。CB1、"ダニエル"を退却。山札から3枚見て...う~ん、あんまり良くないな。"メイデン・オブ・ネペンテス"をコールし、残りは山札の下へ。」

 

ま、"ネペンテス"からさらに展開できるし、いいかな。

 

「"ネペンテス"のスキル。"プラント・トークン"を退却し、1枚ドロー。パワー+5000し、ブーストを得る。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

 

「"タンポポの銃士ミルッカ"をコールし、スキル。SB1し、"プラント・トークン"をコール。同列にユニットが登場したので、パワー+3000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー11000(8000+3000)

 

「バトル。ヴァンガードの"トゥーレ"でアタック。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ"(V) : パワー10000

 

「("タイダル"を狙われたときのために、ガード値は残しておきたい。)...ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ミルッカ"にパワー+10000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー21000(8000+3000+10000)

 

「ダメージチェック、"ホイール・アサルト"。」

 

「次。"ネペンテス"のブースト、"トゥーレ"でヴァンガードにアタック。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー25000(10000+15000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"リップタイド・ドラゴン"。」

 

 

『おおっと、今度は蒼龍選手にトリガーが出みゃせん。』

 

『そ、おーですね。こればっかりは運ですからね~。』

 

 

「"プラント・トークン"のブースト、"ミルッカ"でヴァンガードにアタック。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー26000(8000+3000+10000+5000)

 

「"虹色秘薬の医療士官"でガード。」

 

"潮騒の水将アルゴス" : パワー29000(9000+20000)

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■□□

■■□

V   : 潮騒の水将アルゴス

R左  : タイダル・アサルト

R左下 : 発光信号のペンギン兵

 

■■■

■□■

V   : 牡丹の銃士トゥーレ

R右  : タンポポの銃士ミルッカ

R左  : 牡丹の銃士トゥーレ

R右下 : プラント・トークン

R左下 : メイデン・オブ・ネペンテス

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「やはり、やるな。」

 

「それほどでも。...レオン君もやるね。」

 

「ふ、余裕な態度だな。...俺のターン、スタンド&ドロー。見よ! あらゆる悪徳を洗い流す激しき潮の流れを……その名は正義!ライド、"蒼嵐竜メイルストローム"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

来たか、レオン君の切り札。

ちなみに、"グローリー・メイルストローム"は虚無の力が消えたことで消えたらしい。

 

「"ブレブボンバー・ドラゴン"、"ティアーナイト テオ"をコール。"メイルストローム"のスキルでCB1、前列にパワー+3000。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー15000(12000+3000)

"ティアーナイト テオ" : パワー11000(8000+3000)

"タイダル・アサルト" : パワー12000(9000+3000)

"ブレブボンバー・ドラゴン" : パワー20000(12000+5000+3000)

 

「さらに"ペンギン兵"のスキル。自身をレストし、"タイダル"にパワー+5000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「バトル。"タイダル"でリアガードの"トゥーレ"にアタック。スキルでSB1し、スタンド。」

 

「ノーガード。"トゥーレ"は退却。」

 

「2回目!"メイルストローム"でアタック!」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー15000(12000+3000)

 

「"清心の花乙女フィオレンサ"でガード。スキルでこのターン中、ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー20000(10000+10000)

 

「シールド値を合わせて、+15000。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、"蒼嵐竜メイルストローム"、"ホイール・アサルト"。」

 

「く..."テオ"でリアガードにアタック。」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー11000(8000+3000)

 

「ノーガード。"ミルッカ"は退却。」

 

「"ブレブボンバー"でアタック!」

 

"ブレブボンバー・ドラゴン" : パワー20000(12000+5000+3000)

 

「"紅団扇の銃士ガストーネ"でガード。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「く、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

■□□

■■■■

V   : 蒼嵐竜メイルストローム

R右  : ティアーナイト テオ

R左  : タイダル・アサルト

R左下 : 発光信号のペンギン兵

Rア1 : ブレブボンバー・ドラゴン

 

□■□

■□■

V   : 牡丹の銃士トゥーレ

R右下 : プラント・トークン

R左下 : メイデン・オブ・ネペンテス

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。集え、我が気高き刃の元へ!ライド、"リコリスの銃士ヴェラ"!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー13000、☆2

 

「"ネペンテス"のスキル。"プラント・トークン"を退却し、1枚ドロー。パワー+5000し、ブーストを得る。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

 

「"睡蓮の銃士ルース"、"リコリスの銃士ヴェラ"、"リコリスの銃士サウル"をコール。"サウル"のスキルでSB1し、"ヴェラ"を退却。山札から3枚見て、"ダンシング・サンフラワー"をコール。残りは山札の下へ。トリガーユニットをコールしたので、CB1でトリガー効果を発動。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー23000(13000+10000)

 

「リアガードに"サウル"がいるので、前列もトリガー効果を得る。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

「さらに"ルース"のスキル。自身を退却し、CC1。"紅団扇の銃士ガストーネ"をコールし、"ヴェラ"のスキル。CB1、"ガストーネ"、"ダンシング・サンフラワー"を退却。ドロップゾーンの"清心の花乙女フィオレンサ"、"月下美人の銃士ダニエル"を山札の下に置き、山札から5枚見て、"リコリスの銃士サウル"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。"銃士"を2枚コールしたので、ドライブ+1。」

 

いいね。結構山札が回転している。

 

「"ルース"のスキルで自身を退却し、CC1。"サウル"のスキルでSB1し、自身を退却。山札から3枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"をコール。"マルティナ"はスキルでパワー+5000、クリティカル+1。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

 

「行くよ、レオン君。"ヴェラ"でヴァンガードにアタック。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「させん!"アウトライド・ドラコキッド"、"虹色秘薬の医療士官"でガード。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー47000(12000+15000+20000)

 

「トリプルドライブ、1枚目、"清心の花乙女フィオレンサ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー33000(13000+10000*2)、☆2

"リコリスの銃士サウル" : パワー30000(10000+10000*2)

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー38000(13000+10000*2+5000)、☆2

 

「2枚目、"カローラ・ドラゴン"。3枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー43000(13000+10000*3)、☆2

"リコリスの銃士サウル" : パワー40000(10000+10000*3)

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー48000(13000+10000*3+5000)、☆2

 

「"サウル"でアタック。」

 

「"アウトライド・ドラコキッド"、"ホイール・アサルト"でガード。"タイダル"でインターセプト。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー42000(12000+15000+10000+5000)

 

「く...」

 

「守るか。ま、こっちは無理だろう。"マルティナ"でアタック。"ネペンテス"のスキルで"マルティナ"のクリティカル+1。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー63000(13000+10000*3+5000+15000)、☆3

 

「ノーガード。」

 

 

『蒼龍選手、追い込まれた!』

 

『ここでヒールトリガーを引かなければ、このまま久導選手の勝利となりますが...』

 

 

「これがお前の風か...凄まじい強さだ。」

 

「でも、君は諦めていない。」

 

「ふ、当然だ。俺は強くなる。正しき方法で。...ダメージチェック、1枚目、"潮騒の水将アルゴス"。2枚目、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

 

残り1枚。...この感じ、やはりまだ終わらないか。

 

「3枚目、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。」

 

 

『引いた~!』

 

『蒼龍選手、起死回生のヒールトリガー!』

 

 

「ダメージ1枚回復。」

 

「うん、"ネペンテス"はスキルを使ったので、ソウルに。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:2枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

■□□

□■■■

V   : 蒼嵐竜メイルストローム

R右  : ティアーナイト テオ

R左下 : 発光信号のペンギン兵

Rア1 : ブレブボンバー・ドラゴン

 

■■■

□□□

V   : リコリスの銃士ヴェラ

R右  : リコリスの銃士サウル

R左  : 牡丹の銃士マルティナ

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"蒼嵐竜メイルストローム"。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"テオ"を後列へ移動、"リップタイド・ドラゴン"、"タイダル・アサルト"、"コーラル・アサルト"をコール。」

 

レオン君は手札をすべて使いきって、リアガードを展開してくる。

どうやら次のターンを捨てて、このターンで決めに来ているな。

 

「"メイルストローム"のスキル。CB1、前列にパワー+3000。」

 

"蒼嵐メイルストローム" : パワー15000(12000+3000)

"コーラル・アサルト" : パワー12000(9000+3000)

"タイダル・アサルト" : パワー12000(9000+3000)

"ブレブボンバー・ドラゴン" : パワー20000(12000+5000+3000)

"リップタイド・ドラゴン" : パワー20000(12000+5000+3000)

 

「行くぞ、ユウト!"タイダル"で"サウル"にアタック!スキルでSB1し、スタンド!」

 

「ノーガード。"サウル"は退却。」

 

「"メイルストローム"でアタック!」

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"アウトライド・ドラコキッド"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"蒼嵐メイルストローム" : パワー25000(12000+3000+10000)

"コーラル・アサルト" : パワー22000(9000+3000+10000)

"タイダル・アサルト" : パワー22000(9000+3000+10000)

"ブレブボンバー・ドラゴン" : パワー30000(12000+5000+3000+10000)

"リップタイド・ドラゴン" : パワー30000(12000+5000+3000+10000)

 

「2枚目、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"リップタイド"にパワー+10000!」

 

"リップタイド・ドラゴン" : パワー40000(12000+5000+3000+10000*2)

 

「ダメージチェック、"ダンシング・サンフラワー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー23000(13000+10000)

 

「く、仕方ない。"ブレブボンバー"のスキル。自身を退却し、パワー-10000。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー13000(13000+10000-10000)

 

「"ペンギン兵"のブースト、"タイダル"でアタック。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー30000(9000+3000+10000+8000)

 

「"月下美人の銃士ダニエル"、"メイデン・オブ・ネペンテス"でガード。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー33000(13000+15000+5000)

 

「く、"リップタイド"でアタック!スキルでパワー+20000!」

 

"リップタイド・ドラゴン" : パワー60000(12000+5000+3000+10000*2+20000)

 

 

『パワー、脅威の60000!』

 

『これがヒットすれば、"メイルストローム"がスタンドしますね~。久導選手、どう守るか。』

 

 

「ふ、甘いな。"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「く、やはり無理か..."コーラル・アサルト"でアタック。スキルでパワー+15000

。」

 

"コーラル・アサルト" : パワー45000(9000+3000+10000+15000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"紅団扇の銃士ガストーネ"。」

 

「ターン終了時、"コーラル"はスキルでソウルに置き、1枚ドロー。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

_■□■

■■■□□

V   : 蒼嵐竜メイルストローム

R左  : タイダル・アサルト

R右下 : ティアーナイト テオ

R左下 : 発光信号のペンギン兵

Rア2 : リップタイド・ドラゴン

 

■■□

□□□

V   : リコリスの銃士ヴェラ

R左  : 牡丹の銃士マルティナ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

 

「レオン君。君とのファイト、楽しかったよ。」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。...このターンで決める。咲き誇れ、我が分身。ライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士セシリア"!イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。」

 

さあ、どんどん行こうか。

 

「"カローラ・ドラゴン"、"牡丹の銃士トゥーレ"をコール。"トゥーレ"のスキルでCB1し、"トゥーレ"自身を退却。山札から3枚見て、"月下美人の銃士ダニエル"、"タンポポの銃士ミルッカ"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"ミルッカ"のスキルでSB1し、"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー11000(8000+3000)

 

「"セシリア"のスキル。CB1、"プラント・トークン"を退却。山札から5枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"牡丹の銃士トゥーレ"、"激辛闘士カブ・サイ・シー"をコール。このターン、前列にパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー20000(10000+10000)、☆2

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+10000+5000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー26000(8000+3000*6)

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー140000(8000+3000*2)

 

「"トゥーレ"のスキル。CB1、"トゥーレ"自身を退却し、山札から3枚見て、"メイデン・オブ・スタンドピオニー"をコール。さらに"スタンドピオニー"のスキルで、"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー32000(8000+3000*8)

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー20000(8000+3000*4)

 

「そして、"リコリスの銃士サウル"をコールし、スキル。SB1、"サウル"自身を退却し、山札から3枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"をコール。残りは山札の下へ。」

 

"牡丹の銃士マルティナ"(R右) : パワー28000(13000+10000+5000)、☆3

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー26000(8000+3000*6)

"カローラ・ドラゴン" : パワー29000(8000+3000*7)

 

 

『こ、これは...!』

 

『久導選手、恐るべき展開、恐るべき爆発力!』

 

 

「これが...お前の本当の風か...」

 

「レオン君、君に敬意を表して本気で相手をした。君は強かった。」

 

「ふ、まだ俺の負けは決まっていない。俺に風は吹いている!」

 

「いいね...じゃあ、その風を止ませてみようか!"カローラ・ドラゴン"のブースト、"セシリア"でアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー52000(13000+10000+29000)、☆2

 

 

「ノーガード!」

 

「ふ、ツインドライブ、"メイデン・オブ・ネペンテス"、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック...1枚目、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー22000(12000+10000)

 

 

『出た!ヒールトリガー!』

 

『これで残り1枚もヒールトリガーなら、この勝負わかりませんよ!』

 

 

残り1枚も、か。残念だけど、それは無理だ。

 

「俺の勝ちだ、レオン君。」

 

「ああ。」

 

 

『おや~?どういうことでしょうか。』

 

『う~ん...あ!蒼龍選手のヒールトリガーは既に4枚出ています!』

 

『なんと!』

 

『つまり、もう蒼龍選手にダメージ6を逃れる手段はない、ということですね~。』

 

 

「ダメージチェック、"蒼嵐竜メイルストローム"。」

 

 

『勝者、久導ユウト!』

 

『おや、残る二つのファイトも終わったみたいですね~。』

 

『そのようです!残る二つのファイト、勝者は櫂トシキ選手、鳴海アサカ選手!よって、チームNAL4が決勝へとコマを進めみゃした!』

 

 

「ごめんなさい、レオン様...」

 

「シャーリーン、頑張ったんだけど...」

 

「ふ、いいんだ、二人とも。...ユウト。次に会う時は、俺が勝つ。」

 

 

レオン君、良い笑顔だ。

もう彼らは大丈夫だ。

 

「また、こうやって楽しいファイトをしよう。」

 

「ああ。」

 

 

ファイナルステージ一回戦、俺たちは無事勝利した。

そして、あちらはアイチ君たちが勝ち、決勝はチームNAL4とチームQ4となった。

 

 

.



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Ex.2「ユウトとアイチ」

ユウトside

 

 

『さあ、いよいよVFサーキットも残すところ決勝戦のみとなりみゃした。数多くのライバルたちを倒し、この決勝にコマを進めたのは...チームQ4!そして、チームNAL4!メンバーの変更はありますが、この組み合わせは日本の全国大会決勝を思い出しますね~!』

 

『はい~。そして彼らはソウルステージで対戦しています。その時はチームNAL4が勝利しましたが...果たして、今回はどちらが栄光を掴むのか。』

 

『ドッキドキですね!』

 

『はい、ドッキドキです!』

 

 

「さて...今回の組み合わせはどうなるかな。」

 

「僕の出番、あるといいんだけど。」

 

「レン様、大丈夫ですよ。きっと出番があります。」

 

「(アイチとファイトしたいが...こればかりは抽選次第か。)」

 

 

会場のモニタで抽選が行われる。

名前がシャッフルされ...決定した。

 

 

『さあ、決勝戦の組み合わせが決定しみゃした!』

 

『葛木カムイ vs 雀ヶ森レン!』

 

 

「おや、彼とですか。初めてファイトしますね。」

 

 

『戸倉ミサキ vs 櫂トシキ!』

 

 

「(アイチとではなかったか。)」

 

 

『そして、先導アイチ vs 久導ユウト!』

 

 

来たか...試練を乗り越え、レオン君を倒すまでに至ったアイチ君とのファイト、楽しみにしていた。

 

「私の出番は無しね...ユウト、頑張ってね。」

 

「うん。アサカに勝利を捧げるよ。」

 

「うふふ、嬉しい。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「ユウトさん、よろしくお願いします。」

 

「うん、よろしく、アイチ君。」

 

「あれから、僕がどれだけ成長したか、このファイトで見せます!」

 

「ふ...クレイを、地球を救った君の力...見せてみろ!」

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード!」」

 

「"紅の小獅子キルフ"。」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

 

「僕のターン、ドロー。"奮然の騎士ルーラッハ"にライド。"キルフ"のスキルで1枚ドロー。さらに、"ルーラッハ"のスキルで手札を1枚捨て、1枚ドローします。これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 奮然の騎士ルーラッハ

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"カローラ・ドラゴン"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。そして、"カローラ・ドラゴン"をコールし、バトル。ヴァンガードでアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン"(V) : パワー8000

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーはリアガードに。」

 

"カローラ・ドラゴン"(V) : パワー8000、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R右) : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"真実の聴き手ディンドラン"、"フレイム・オブ・ビクトリー"。トリガーゲット、ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"奮然の騎士ルーラッハ" : パワー18000

 

『ああ!いきなりクリティカル!』

 

『先導選手もトリガーを引いています!』

 

 

「リアガードの"カローラ・ドラゴン"でアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右) : パワー18000(8000+10000)

 

「ノーガードです。ダメージチェック、"光輪の盾マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドローします。」

 

「ターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

□■□

V   : 奮然の騎士ルーラッハ

 

□■■

□□□

V   : カローラ・ドラゴン

R右  : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

『いきなり3ダメージ...素晴らしい立ち上がりですね。』

 

『そ、おーですね。それに久導選手はフォースⅡとネオネクタールのパワー上昇を使った超火力デッキを操るファイター。序盤にこれだけダメージを受けてしまうと、先導選手も厳しいかもしれません。』

 

『なるほど~。』

 

 

「(なんて言ってるけど...今のアイチ君、わざとダメージを受けた...?)」

 

「僕のターン、ドロー。"神技の騎士ボーマン"にライド。スキルで手札を1枚捨て、"美技の騎士ガレス"をスペリオルコール。さらにスキルでCB1、パワー+10000!」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー18000(8000+10000)

 

「手札の"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"のスキルで、"キルフ"をSBし、スペリオルライド、ドライブ-1。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

来たか。しかも先行でこの動きをされると結構きついな。

 

「まだです!"奮然の騎士ルーラッハ"をコール。手札の"レーブンヘアードエイゼル"のスキル!CB1、このカードにスペリオルライド!」

 

「なっ!?」

 

"レーブンヘアードエイゼル"まで...!

これはかなりやばいな。

 

 

「運命に抗う、黒き獅子の咆哮!"レーブンヘアードエイゼル"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。さらに"ルーラッハ"のスキルで、自身をソウルに置きCC1。"守護聖獣ネメアライオン"、"紅の獅子獣ハウエル"をコール。"ネメアライオン"はスキルでパワー+3000。」

 

"守護聖獣ネメアライオン" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「バトルです。"ネメアライオン"でリアガードにアタック。」

 

「ノーガード。"カローラ・ドラゴン"は退却。」

 

守っても良かったけど...これからのターンを考えると、少し余裕を持っていたい。

やってくれるな、アイチ君。

 

「"ハウエル"のブースト、"レーブンヘアード"でアタック!スキルでCB1、パワー+15000、クリティカル+1。このアタックに守護者はコールできません!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー35000(12000+15000+8000)、☆2

 

「ノーガードだ。来い、アイチ君。」

 

「行きます!ツインドライブ、"フレイム・オブ・ビクトリー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ガレス"へ!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー35000(12000+15000+8000)、☆3

"美技の騎士ガレス" : パワー28000(8000+10000+10000)

 

「く、クリティカルか...ダメージチェック、"リコリスの銃士サウル"、"睡蓮の銃士ルース"、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー18000(8000+10000)

 

「(トリガーを引かれた...なら、"ハウエル"のスキルは発動しない方がいい。)..."ガレス"、お願い!」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー28000(8000+10000+10000)

 

「そこは守らせてもらう。"激辛闘士カブ・サイ・シー"。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー33000(8000+10000+15000)

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

_□■□

■■■□□

V   : レーブンヘアードエイゼル

R左  : 美技の騎士ガレス

R中央 : 紅の獅子獣ハウエル

Rア2 : 守護聖獣ネメアライオン

 

□■□

□□□

V   : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

『先導選手、お返しとばかりにクリティカル!』

 

『しかも、先行で相手がグレード1の状態でグレード3にライド成功しています。これはかなりのアドバンテージですよ~。』

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"メイデン・オブ・ネペンテス"にライド。...アイチ君、あの頃の、まだ戸惑いを感じていたころの君からはイメージできないくらい、君は強くなった。」

 

「ユウトさん...」

 

「そして君は、惑星クレイを、地球を救った先導者。...君をレンと同じ最強のライバルと認め、本気で相手しよう!」

 

楽しませてくれ、アイチ君。レンとファイトするときのような、他者を圧倒するようなファイトではなく、ひりつくような緊張感のあるファイトを!

 

「"タンポポの銃士ミルッカ"をコールし、スキルでSB1し、"プラント・トークン"をコール。"ミルッカ"自身はスキルでパワー+3000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー11000(8000+3000)

 

「"ネペンテス"のスキルで"プラント・トークン"を退却し、1枚ドロー。パワー+5000し、ブーストを得る。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

 

「"牡丹の銃士トゥーレ"をコール。CB1、"ミルッカ"を退却し、山札から3枚見て、"牡丹の銃士トゥーレ"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。さらに、今コールした"トゥーレ"のスキルでCB1、別の"トゥーレ"を退却。山札から3枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"月下美人の銃士ダニエル"をコール。"マルティナ"はスキルでパワー+5000、クリティカル+1。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

 

「っ...すごい。たった2枚からここまで展開するなんて...」

 

「行くぞ、アイチ君。"ネペンテス"でアタック。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

 

「"フレイム・オブ・ビクトリー"でガードします。」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー27000(12000+15000)

 

「ドライブチェック、"メイデン・オブ・スタンドピオニー"。」

 

 

『ああ!トリガーは出ません!』

 

『う~ん、ここはヒールでも引きたかったですね~。』

 

 

「ふ、まだまだ。"トゥーレ"でアタック。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガード、ダメージチェック、"守護聖獣ネメアライオン"。」

 

「続け、"マルティナ"。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー23000(13000+5000+5000)、☆2

 

「させません!"フレイム・オブ・ビクトリー"でガード!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー27000(12000+15000)

 

「何とか1ダメージか...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:3枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

_□■□

■■■□□

V   : レーブンヘアードエイゼル

R左  : 美技の騎士ガレス

R中央 : 紅の獅子獣ハウエル

Rア2 : 守護聖獣ネメアライオン

 

■■■

■□■

V   : メイデン・オブ・ネペンテス

R右  : 牡丹の銃士トゥーレ

R左  : 牡丹の銃士マルティナ

R右下 : 睡蓮の銃士ルース

R左下 : 月下美人の銃士ダニエル

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"光輝の獅子プラチナエイゼル"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

「来たか...アイチ君の切り札。」

 

「"ガレス"を後列へ移動、"風炎の獅子ワンダーエイゼル"をコールし、手札から"美技の騎士ガレス"をスペリオルコール。スキルでCB1、パワー+10000。」

 

"美技の騎士ガレス"(Rア1) : パワー23000(8000+10000+5000)

 

「そして、"プラチナエイゼル"のスキル。CB1することで、ドライブチェックを能力を変更。これでアタックします。"ガレス"のブースト、"ワンダーエイゼル"でアタック!」

 

"風炎の獅子ワンダーエイゼル" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ダンシング・サンフラワー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー20000(10000+10000)

 

「く...なら、"ネメアライオン"で"マルティナ"にアタックします!」

 

"守護聖獣ネメアライオン" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。"マルティナ"は退却。」

 

「"プラチナエイゼル"でアタック!」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー20000(12000+8000)

 

「"清心の花乙女フィオレンサ"でガード。スキルでヴァンガードのパワー+10000。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー45000(10000+10000+10000+15000)

 

「くっ...山札から2枚見て、"だんてがる"をコールし、"光輪の盾マルク"をトリガーゾーンへ。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ガレス"にパワー+10000。」

 

"美技の騎士ガレス"(Rア1) : パワー33000(8000+10000+5000+10000)

 

「同じスキルをもう一度。2枚見て、"真実の聴き手ディンドラン"をコールし、"だんてがる"をトリガーゾーンへ。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー30000(12000+8000+10000)

"風炎の獅子ワンダーエイゼル" : パワー19000(9000+10000)

"美技の騎士ガレス"(Rア1) : パワー43000(8000+10000+5000+10000*2)

"守護聖獣ネメアライオン" : パワー24000(9000+5000+10000)

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー22000(7000+5000+10000)

 

「さらに"ディンドラン"のスキル。SB1して、CC1し、パワー+3000。」

 

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー25000(7000+5000+10000+3000)

 

「"ディンドラン"でリアガードにアタック!」

 

「ノーガード。"トゥーレ"は退却。」

 

「これで最後です!"ガレス"でアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"リコリスの銃士ヴェラ"。」

 

「僕はこれでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

 

_■■■

■■■□■■

V   : 光輝の獅子プラチナエイゼル

R左  : 風炎の獅子ワンダーエイゼル

R中央 : 紅の獅子獣ハウエル

R右下 : だんてがる

R左下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 美技の騎士ガレス

Rア2 : 守護聖獣ネメアライオン

Rア3 : 真実の聴き手ディンドラン

 

□■□

■□■

V   : メイデン・オブ・ネペンテス

R右下 : 睡蓮の銃士ルース

R左下 : 月下美人の銃士ダニエル

 

ユウト 手札7枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

『これで久導選手のダメージが5!追い詰められました!』

 

『未だ公式戦無敗。最強と呼ぶに相応しいファイターが、ついに負けることになるのでしょうか~。』

 

 

「ふ...俺は負けん。スタンド&ドロー。"メイデン・オブ・スタンドピオニー"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。そして、"スタンドピオニー"のスキルで"プラント・トークン"を2枚コール。」

 

「(来る...ユウトさんの勝利へのイメージが見える...でも、僕の勝利のイメージの方が強い!)」

 

「"メイデン・オブ・ネペンテス"をコール。スキルで左前列の"プラント・トークン"を退却し、1枚ドロー。パワー+5000、ブーストを得る。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)、☆2

 

「"牡丹の銃士マルティナ"をコール。これでバトルだ。"ダニエル"のブースト、"マルティナ"で"ネメアライオン"にアタック。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)

 

「ノーガード。"ネメアライオン"は退却します。」

 

「次だ。"ルース"のブースト、"ネペンテス"でアタック。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー23000(10000+5000+8000)、☆2

 

「"だんてがる"!」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー27000(12000+15000)

 

「"スタンドピオニー"、"プラント・トークン"のブーストを受けてアタック。スキルでCB1、リアガード4枚退却。"プラント・トークン"を4枚コールし、自身とトークンユニットにパワー+10000!」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー23000(13000+10000)

"プラント・トークン"(R右) : パワー15000(5000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R左) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R中央) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R右下) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー15000(5000+10000)

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「...ノーガードです。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、右にパワー+10000。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー25000(5000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"清心の花乙女フィオレンサ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、右にパワー+10000。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー35000(5000+10000+10000*2)、☆2

 

「1ダメージですね。...チェック、"エリクサー・ソムリエ"。ゲット、ヒールトリガー。」

 

 

『おおっと!先導選手、負けじとヒールトリガー!』

 

『今のドライブチェックで久導選手がヒールトリガーを引いていますから、ダメージ回復可能!これで変わらずダメージ4vs4ですね~。』

 

 

「ダメージ1枚回復し、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー22000(12000+10000)

 

 

「いや~、やるねアイチ君。...右の"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー50000(5000+10000+10000*2+15000)、☆2

 

「"美技の騎士ガレス"、"エリクサー・ソムリエ"でガードします!」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー52000(12000+10000+10000+20000)

 

 

守られたか。...アイチ君の残り手札は2枚。ガードに使われたカードから推測して、あれはさっきのドライブチェックで出たカード。

 

ダメージ4vs4でヒールトリガーを引かれると面倒だけど、わざわざコストを与えてやる必要も感じないな。リアガードを削りに行って、守護者を使ってくれれば儲けものだな。

 

「左の"プラント・トークン"で"ワンダーエイゼル"にアタック。」

 

"プラント・トークン" : パワー30000(5000+10000+15000)

 

「っ..."光輪の盾マルク"、手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

 

お、使ってくれたか。

なら、次のターンを全力で守らせてもらおうか。

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:0枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

_■■■

□■■□■■

V   : 光輝の獅子プラチナエイゼル

R左  : 風炎の獅子ワンダーエイゼル

R中央 : 紅の獅子獣ハウエル

R右下 : だんてがる

R左下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 美技の騎士ガレス

Rア3 : 真実の聴き手ディンドラン

 

■■■

■■■

V   : メイデン・オブ・スタンドピオニー

R右  : プラント・トークン

R左  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札9枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「(このターンで決める。ユウトさんに、僕の成長の証を見せる。)...スタンド&ドロー!コール、"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"。そして、"プラチナエイゼル"のアルティメットブレイク!」

 

「...」

 

「CB1、ドライブチェックの能力を変更!...まずは、"ガレス"でヴァンガードにアタック。」

 

"美技の騎士ガレス"(Rア1) : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"リコリスの銃士ヴェラ"。」

 

 

『さあ!ダメージ5まで追い詰めた!』

 

『トリガーは出ていません!これはもしかしたら、もしかするんじゃないですか~?』

 

 

「続けて、"ディンドラン"で右の"プラント・トークン"をアタック!」

 

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー12000(7000+5000)

 

「ノーガード。"プラント・トークン"は消滅。」

 

「"プラチナエイゼル"!」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー20000(12000+8000)

 

「"月下美人の銃士ダニエル"、"清心の花乙女フィオレンサ"でガード。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー43000(13000+15000*2)

 

 

「(これじゃあアタックは通らない...でも!)山札から2枚見て、"真実の聴き手ディンドラン"をコール、"光輪の盾マルク"をトリガーゾーンへ。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ブロンドエイゼル"にパワー+10000。」

 

"灼熱の獅子ブロンドエイゼル" : パワー22000(12000+10000)

 

「"ディンドラン"のスキル。SB1し、CC1、パワー+3000。」

 

"真実の聴き手ディンドラン"(Rア2) : パワー15000(7000+3000+5000)

 

「もう一度、山札から2枚見て、"紅の獅子獣ハウエル"をコールし、"エリクサー・ソムリエ"をトリガーゾーンへ。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ回復はできませんが、"ハウエル"にパワー+10000。」

 

"紅の獅子獣ハウエル"(Rア3) : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「そして、アタック終了時、"ハウエル"のスキル。CB1、自身をソウルに置き、1枚ドローし、手札から1枚コール。"光輝の獅子プラチナエイゼル"。」

 

 

『なんと!先導選手、既に3回アタックを行っていますが、まだアタックが5回も残っていみゃす!』

 

『対する久導選手はダメージ5。もう後がない状況です~。』

 

 

「"ディンドラン"でアタックします。」

 

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー15000(7000+3000+5000)

 

「クイックシールドを使う。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー18000(13000+5000)

 

「"プラチナエイゼル"、アタック!」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル"(Rア1) : パワー17000(12000+5000)

 

「"リコリスの銃士サウル"でガード。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー18000(13000+5000)

 

 

アイチ君の連続アタックを防いでいく。

 

「"ワンダーエイゼル"でアタックです!」

 

"風炎の獅子ワンダーエイゼル" : パワー17000(9000+8000)

 

「"睡蓮の銃士ルース"でガード。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー23000(13000+10000)

 

「"だんてがる"のブースト、"ブロンドエイゼル"でアタック!」

 

"灼熱の獅子ブロンドエイゼル" : パワー27000(12000+10000+5000)

 

「"清心の花乙女フィオレンサ"でガード。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー28000(13000+15000)

 

「最後です!"ハウエル"でアタック!」

 

"紅の獅子獣ハウエル" : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。手札から"ネペンテス"を捨てて、完全ガード。」

 

 

すべてを防ぎきる。ドライブチェックでフロントトリガーが出ていたら、きっと今の攻撃を耐えられずに負けていた。

 

本当に強くなった。デッキが変わって、自分のファイトを見失っていたあの時のアイチ君から...。

 

こんな楽しいファイト、レンやアイチ君とじゃなきゃできない!

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:3枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

 

_■□■

■■■■■■

V   : 光輝の獅子プラチナエイゼル

R右  : 灼熱の獅子ブロンドエイゼル

R左  : 風炎の獅子ワンダーエイゼル

R右下 : だんてがる

R左下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 光輝の獅子プラチナエイゼル

Rア2 : 真実の聴き手ディンドラン

Rア3 : 紅の獅子獣ハウエル

 

■■□

■■■

V   : メイデン・オブ・スタンドピオニー

R左  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札1枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「(あれだけアタックしたのに...でも、僕のダメージは4。それにユウトさんの手札はたった1枚で、リアガードも"プラント・トークン"だからパワーが低い。これなら守り切れる。)」

 

「...ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身。"白百合の銃士セシリア"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー5000、☆2

 

「そして、"カローラ・ドラゴン"をコール。」

 

 

「っ、"セシリア"に"カローラ・ドラゴン"...(ユウトさんのフェイバリットカード...!)」

 

「"セシリア"のスキル。CB1、左の"プラント・トークン"を退却し、山札から5枚見て、"リコリスの銃士サウル"、"牡丹の銃士トゥーレ"、"タンポポの銃士ミルッカ"をコール。このターン、前列にパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー27000(8000+3000*3+10000)、☆2

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー18000(8000+10000)、☆2

 

「さらに"ミルッカ"のスキル。SB1、同列に"プラント・トークン"をコール。自身はスキルでパワー+3000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー21000(8000+10000+3000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー30000(8000+3000*4+10000)、☆2

 

「"サウル"のスキル。SB1、"プラント・トークン"を退却し、山札から3枚見て、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"をコールし、残りは山札の下へ。トリガーユニットをコールしたので、CB1を追加で支払い、そのトリガー効果を発動。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「"ミルッカ"はスキルでパワー+3000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー24000(8000+10000+3000*2)、☆2

 

「そして、"トゥーレ"のスキル。CB1、自身を退却し、山札から3枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"月下美人の銃士ダニエル"をコールし、残りは山札の下へ。それぞれスキルでパワーアップ。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー36000(8000+3000*6+10000)、☆2

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー27000(8000+10000+3000*3)、☆2

 

「"カローラ・ドラゴン"と"サウル"、"ミルッカ"と"マルティナ"をそれぞれ位置を入れ替え、バトルに入る。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー33000(13000+10000+10000)

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)、☆2

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆3

"月下美人の銃士ダニエル" : パワー5000

"カローラ・ドラゴン" : パワー26000(8000+3000*6)

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「"ミルッカ"のブースト、"マルティナ"でアタック!」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー45000(13000+5000+10000+17000)、☆3

 

「"光輪の盾マルク"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

これはさすがに防ぐか。

でも、残りのアタックはもう防げないだろう。

 

「("セシリア"が38000、"サウル"が46000...僕の手札は"エリクサー・ソムリエ"でガード値は20000。リアガードのインターセプトを含めても25000。ダメだ、ガード値が足りない...!)」

 

「"サウル"でアタック!」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー46000(10000+10000+26000)、☆2

 

「ノーガードです。ダメージチェック、"神技の騎士ボーマン"。2枚目、"エリクサー・ソムリエ"。ゲット、ヒールトリガー!ダメージ1枚回復し、パワー+10000!」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー22000(12000+10000)

 

 

『おおっと!先導選手、起死回生のヒールトリガー!』

 

『これでまだわからなくなりましたよ~!』

 

 

「なるほど、ね。..."セシリア"でアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー38000(13000+10000+10000+5000)

 

「"エリクサー・ソムリエ"でガードします!」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

 

これでパワー38000 vs 42000。トリガーが1枚でも出れば、アタックは通る。

それに、アイチ君のヒールトリガーはもう4枚見えているから、アタックが通れば俺の勝ちは決まる。

 

 

「ユウト~、頑張れ~!」

 

『ユウト。我が剣、我が友を信じて。』

 

 

ああ。聞こえているよ。

愛する人の声が。大切な仲間の声が。

 

「っ...!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"リコリスの銃士ヴェラ"。2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカル。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー48000(13000+10000+10000*2+5000)、☆2

 

「ダメージチェック、"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"。...僕の負けです。ありがとうございました、ユウトさん。」

 

「ああ、こちらこそ。楽しいファイトだった。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

『さあ、今ここにVFサーキットの覇者が誕生しました!そのチームの名は!チームNAL4!』

 

『おめでとうございます!』

 

 

決勝戦、どのファイトもどちらも譲らないファイト展開だったが、最後は俺、レン、櫂の全員がチームQ4を打ち破り、全勝でファイナルステージを制覇した。

 

「やったわね、ユウト!」

 

「ああ!」

 

俺とアサカが抱き合う。

レンと櫂も互いに健闘を称えあっている。

 

『優勝したチームNAL4には、主催の立凪タクトよりトロフィーが送られます!』

 

 

「おめでとう。」

 

「ありがとうございます。」

 

「正直、先導アイチが勝つと思っていましたが...なるほど。」

 

 

タクトが俺をじろじろと見てくる。一体なんだ?

 

 

「君とはまた、じっくり話したいですね。...コーリンやスイコのことについても。」

 

「え、いや...はい....」

 

 

 

こうして、様々な思惑があったVFサーキットも終わりを告げた。

全国大会ではチームQ4に敗れ、優勝を逃してしまった。

だからこそ、こうやってリベンジできて本当に良かった。

 

次はVF甲子園。それにその先だって...

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

俺はまだ気づいていなかった。

これから先、俺を待ち受けている運命に。

 

 

.



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Ex.3「また会う日まで」

ユウトside

 

 

VFサーキット ファイナルステージが終わり、みんなそれぞれの生活へと戻っていた。チームSITジニアスはそこまで長居はせず、すぐにシンガポールへと帰国した。

 

レオン君たちは少しの間、日本を観光していくとのことだったが、明日には帰国することになっている。

 

そして、今日はそんなレオン君に頼まれて、一日付き合うことになっている。

 

 

「それにしても、この辺の案内なんてほとんどできないんだけどな。」

 

あまり外出もしないし、案内なんてできないんだけど。

まあ、適当にぶらぶらするだけでも良いかな。

 

そんなことを考えつつ、待ち合わせ場所で待っていると、向かいからジリアンさんが走ってきた。

 

「お待たせ~、ユウト~!」

 

「俺も今来たところだよ。...レオン君たちは?」

 

「え?レオン様とシャーリーンは来ないわよ?」

 

「え?」

 

「え?」

 

 

レオン君に嵌められたな。

ジリアンさんも本当に知らないみたいだし、レオン君の独断だろう。

 

 

「今日はなんて言われて、ここに来たんだ?」

 

「あたしはレオン様に、ユウトがあたしをデートに誘ってくれたって...」

 

「(はぁ...そういうことか。)」

 

「え、違うの...?」

 

ジリアンさんが泣きそうな顔をしている。

まあ、本当のこと言って泣かせる必要もないだろう。

 

「デートに誘ったわけではないけど...まあ、似たようなものだよ。」

 

「そっか!...でも、二人で出かけるならデートよね。」

 

 

そう言って、ジリアンさんは俺の腕に抱き着いてくる。

こうやって積極的に接触してくるの、アサカと似てるな。

 

 

「ユウト。あたしたち、しばらく会えなくなるし、今日はあたしに付き合ってくれる?」

 

「...わかった。」

 

 

寂しそうに笑うジリアンさんを見て、俺はつい了承してしまう。

あんな顔、俺にも覚えがある。

 

 

『父さん、母さん...今度はどこに引っ越すの...?』

 

『ごめんね、ユウト。次は北海道なの。』

 

『すまんな、ユウト。俺たちの仕事の都合で、お前にはまともに友達作りができないなんて...』

 

『...いいよ、二人とも。俺、どこに行ったって友達はたくさん作れるから!』

 

 

 

「(ま、今日くらいはジリアンさんに付き合おう。)」

 

「行こ!ユウト!」

 

「ああ。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

それから、俺はジリアンさんに付き合って、街を練り歩いた。

今は休憩がてら、カフェに来ている。

 

 

「あー楽しい!ユウト、今日はありがとうね。」

 

「いや、楽しいならよかったよ。」

 

「...ねえ、このカップル限定のパフェ、一緒に食べたいな。」

 

「えっ...」

 

ジリアンさんが指をさしているメニューを見ると、そこにはでかでかとカップル限定と書かれた、そこそこ大きめのパフェが記載されていた。

 

「あたし一人じゃ食べきれないから、一緒に食べましょ?」

 

「これを...?」

 

「うん!...駄目?」

 

「...わかった。」

 

今日はとことん付き合うと決めたし、仕方ない。

俺が店員を呼ぶと、女性の店員がやってきた。

 

「えっと...このパフェ、一つ。」

 

「...商品名をお願いします。」

 

「えっ...」

 

「うふふ、商品名です。」

 

こ、この商品名を言わなきゃいけないのか...!

 

 

「くっ....ら、ラブラブ、ハニー&ダーリンの愛のパフェ...を...一つ...」

 

「はい!ラブラブ、ハニー&ダーリンの愛のパフェですね!」

 

「ちょっ!そんな大声で...」

 

店員の声に、店内の客が全員こちらを見る。

何人かはにやにやしている。

 

「くっ...はい...」

 

「かしこまりました!」

 

店員が下がっていく。

見えてはいないが、俺の顔は真っ赤だろう。

見えていなくてもわかる。

 

 

「うふふ、楽しみね、ダーリン♪」

 

「く...!」

 

「うふふ...(録音してて良かった。後で編集しようっと。)」

 

 

そして、数分すると頼んだパフェが運ばれてきた。

しかし、スプーンが一つしかない。

 

「あ、あの...スプーンが...」

 

「ああ、お客様。このパフェはお互いが食べさせ合いっこするんですよ?」

 

「な、何っ!?」

 

「うふふ、ではごゆっくり。」

 

そう言って、店員は去っていく。

ジリアンさんの方を見ると、ジリアンさんも顔を真っ赤にしていた。

どうやら、ジリアンさんも知らなかったみたいだ。

 

 

「えっと...ジリアンさんが食べなよ。元々、ジリアンさんが食べたかったんだから。」

 

「...」

 

「残しても、気にすることないよ。」

 

「...」

 

ジリアンさんは無言のままスプーンを手に取り、パフェを掬う。

だけど、そのスプーンはジリアンさんの口には運ばれず...

 

 

「あ、あーん...」

 

「え...」

 

「た、食べてよね。」

 

ジリアンさんは俺の方にスプーンを持ってくる。

顔を真っ赤にしながら、俺から目線をそらしながら。

そして、ふと周りを見ると、店内の客も、店員ですら俺たちを見ていた。

その顔には、早く食べてやれ、と書かれているように見える。

 

「くっ...あ、あーん...」

 

俺が口を開けると、ジリアンさんがスプーンをそのまま口元へと進める。

そのまま俺は口を閉じ、パフェを食べる。正直、恥ずかしすぎて味がわからん。

 

「じゃ、じゃあ...次、ユウトが食べさせて...」

 

「お、おう...」

 

いや、おうじゃない....!

ナチュラルにスプーンを受け取ってしまった。

 

「あ、あーん...」

 

ジリアンさんが目を瞑り、口を開ける。

 

「っ...(やればいいんだろ、やれば!)」

 

店内全員の視線の圧に負けた。

俺はスプーンでパフェを掬い、ジリアンさんの口元へと持っていく。

 

「あーん...」

 

「ハムッ.......美味しい...ユウトのおかげ、かも....ナンテ...ヘヘ...」

 

「そ、それは良かった...」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

その後もお互いで食べさせ合いながら、パフェを食べ終えた。

会計の際に、また商品名を高らかに宣言されたため、また店内の注目を集めた。

もう絶対この店には来ない...!

 

 

「ユウト、ありがとう...」

 

「いや...ジリアンさんが楽しめたなら...うん...」

 

恥ずかしかったけど、ジリアンさんが喜んでいるなら...うん、割り切ろう。

 

 

「そろそろ時間も遅くなってきたし、今日は帰ろうか。」

 

「ええ...でも、最後にもう少しだけ付き合ってもらえない?」

 

「うん、いいよ。」

 

「じゃあ、あっち!」

 

そう言って、ジリアンさんは俺の手を引いて歩き出す。

少し歩いて着いたのは、人気のあまりない公園。

 

 

「ユウト、今日は本当にありがとう。すごく楽しかった。」

 

「そっか。君が楽しめたなら、良かったよ。」

 

「うん...それでね。あたしたち、明日には島に戻るから...最後に伝えておきたかったの。」

 

そう言って、ジリアンさんは俺から少し距離を取る。

少し俯いていてよく見えないけど、その顔は何かを決意したような顔だ。

 

 

「...スゥ...ハァ.......よし!...あたし、ユウトのことが好きです!」

 

「.........ごめん。君の気持ちには応えられない。」

 

 

ジリアンさんの気持ちは本当に嬉しい。自分を好きと言ってくれる。

その気持ちが嫌なんて、普通はありえない。そして、そんな気持ちに応えてあげたい。でも、俺は...

 

「俺は...アサカが好きだ。だから、君の気持ちには...」

 

「わかってた!」

 

「え...?」

 

「わかってたの。でも、明日でお別れだから...ちゃんと伝えておきたかったの。」

 

少し遠くてよく見えないけど、ジリアンさんの声が震えているから、泣かせてしまったかもしれない。

 

 

「今はそれでいい...でも、いつかきっと振り向かせてみせるわ!..だから...あたしのこと、覚えていてね...」

 

「...ああ。覚えてるよ、ジリアンさんのこと。」

 

「うん...約束...!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

翌日

 

 

「ユウト、世話になったな。」

 

「世話になったー!」

 

「ああ。楽しかったよ、レオン君。」

 

 

俺はレンたちやアイチ君たちと、レオン君たちの見送りに来ている。

これからレオン君たちは船に乗り、蒼龍の末裔が暮らす島へと戻る。

 

 

「次に会う時、必ずお前に勝つ。」

 

「ふ、次も負けないよ。」

 

「ふっ.....先導、お前にも世話になった。」

 

「レオン君...また、いつかファイトしよう!」

 

「ああ。」

 

 

「...ユウト。」

 

「ジリアンさん...」

 

「...」

 

「...またな。」

 

「!...うん、またね!」

 

ようやく、ジリアンさんは笑ってくれた。

先ほどから暗い顔をしていたし、目が腫れていたから心配だったが。

 

 

「...ユウト、少し屈んでくれるかしら。」

 

「ん、いいけど...」

 

ジリアンさんに頼まれ、俺は少し膝を曲げて屈んでみせた

その瞬間、ジリアンさんの顔が近づいてくる。

 

 

「「「「なっ!!!!????」」」

 

「えっ...」

 

「ふふ...今度会ったときは、きっと唇にして見せるわ!じゃあね!」

 

そう言って、ジリアンさんは船へと走って行く。

俺は先ほどジリアンさんにキスされた頬に手を触れる。

 

「はは...強い子だな、ジリアンさん。」

 

「ユウト........」

 

「ヒッ...!あ、アサカ...」

 

「....私もするわ!」

 

「ちょ、落ち着け、アサカ!....ぎゃーーーー!」

 

 

 

こうして、VFサーキットの一連の騒動は終わり、それぞれが新たに道を進み始めたのだった...

 

 

.



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間章2 エスカップ編
Ex.4「Eからの招待状」


新たな間章へ突入。これは間章1より少し長くなる予定です。
でもこの話は短め。


ユウトside

 

 

VFサーキットも終わり、俺は退屈な日々を過ごしていた。

最近、いろんなことがありすぎて、こうも平和だと退屈に感じてしまう。

 

 

「ただいま~...」

 

「あ、お帰りなさい。」

 

「アサカ...また来てたんだ。」

 

 

アサカに合鍵を渡したのだが、それからほぼ毎日のように来るようになった。

アサカの両親には、悪いけど頼んだ、とだけ言われた。

まあ、アサカと一緒にいられるし、ご飯作ってもらってるから助かるけど。

 

 

「そういえば、手紙が来てたわよ。」

 

「手紙...?」

 

「どこかで見たことあるような名前だったけど....ESUKAって書いてたけど。」

 

「ESUKA.....大手カードショップの名前だね。」

 

別にそんなところと繋がりはないけど...何の手紙だろう。

テーブルの上に置いてある手紙を確認する。

 

『久導 ユウト 様

 

 初めまして。日比野エスカと申します。

 VFサーキットを制したあなたの実力を見込んで、一つお願いがあります。

 あなたのチームに、今月末に行われるエスカップに出場して頂きたいのです。

 チームメンバ―は3名。良い返事を期待しています。

 

 エスカップ : ~~~~

 レギュレーション : クランファイト、リレーファイト

 

 

「エスカップ、か。それにリレーファイトね...」

 

面白そうなファイトが期待できそうだ。

そんなことを思っていると、アサカが後ろから抱き着きながら手紙を覗き込んでくる。

 

「エスカップ...チームで戦うのね。ユウト、私と一緒に出場しましょう?」

 

「う~ん...でも、たまには別の人とチームを組んでみたいから、今回はアサカとは組まない。」

 

「え...そんな...」

 

「それに、チームを組んでみたいやつもいるんだよね。」

 

 

あいつとか、彼女とか...普段とはまた違った、面白いファイトができる気がするんだよな。

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「で、私のところに来たんだ~。」

 

「ああ。それで、どうかな。...レッカさん。」

 

 

手紙を受け取った翌日、俺はカードショップPSYへと訪れていた。

コーリンさんやスイコさんとはファイトしたことあるけど、レッカさんとはファイトしたことないし、そもそもファイトしているところ、見たことないんだよな。

 

 

「う~ん...まあ出てもいいけど...(私がユウト君に誘われたって知ったら、コーちゃんとスーさんがなぁ...)」

 

「何か心配でもあるの?」

 

「いや...う~ん...(ま、それも面白いか。)」

 

レッカさんは何やら悩んでいるようだ。

顔が百面相している。

 

 

「...いいよ、チーム組んであげる。」

 

「本当!?ありがとう!」

 

「(う...めちゃくちゃいい笑顔...スーさんとコーちゃんが好きになるのもわかるわ...)」

 

「じゃあ、よろしくね!もう一人を誘ったら、また連絡するよ!」

 

「うん。じゃあね。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

「はぁ...ユウト、私とチームを組んでくれないなんて...」

 

昨日、ユウトの元にカードショップエスカが主催する特殊ファイトの招待状が届いた。チーム戦みたいだから、私がユウトのチームに入ろうと思ったのに、ユウトは普段とは別の人とチームを組むらしい。

 

 

「あっ、アサカさん...」

 

「...あら、先導アイチ。」

 

「こんにちは。...どうしたんですか?」

 

「ええ、こんにちは。実はね...」

 

私は先導アイチに、昨日のことを話す。

 

「あ、それって...」

 

先導アイチは私の話を聞いて、ポケットから一枚の手紙を取り出す。

それは昨日、ユウトが見ていた手紙と同じ手紙だった。

どうやら、先導アイチも招待されたみたいね。

 

 

「...アサカさん、良かったら僕とチームを組みませんか?」

 

「え、私と...?」

 

「はい。僕、カムイ君とミサキさんを誘ったんですけど、カムイ君はその日、用事があるって...ミサキさんは別のチームに誘われたみたいで...」

 

「そう...わかったわ。あなたのチームに入るわ、先導アイチ。」

 

「本当ですか!良かった...」

 

そう、先導アイチのチームに入って、ユウトとファイトする!

そして、あわよくばユウトに嫉妬してもらえれば...うふふ、楽しみだわ。

 

 

.....

....

...

..

.

 

ミサキside

 

 

「へぇ...それで久しぶりにファイトする気になったんだ。」

 

「そうなんだよ、ミサキ。」

 

あたしは今、シンさんとデッキの調整をしていた。

何でも、エスカさんがまたエスカップを開催するということで、シンさんに招待状が届いたらしい。助けてもらったこともあるし、久しぶりにファイトすることを決意したらしい。

 

「でも、あたしを誘うのはいいけど、もう一人はどうするの?」

 

「ああ、マークに頼もうと思ってるよ。」

 

「ああ...ニンジャマスター..」

 

それにしても、シンさんがファイトするの久しぶりに見るな。

 

「ミサキ...?」

 

「シンさん。絶対勝とうね。」

 

「...ああ!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

???side

 

 

「ふん...それで我々に連絡してきたということか。」

 

「ま、ボクはいいけど。それに、今話題の最強ファイタークンと戦えるの、結構楽しみだな~。」

 

「...」

 

 

「私としては、チームESUKAだけでもいいと思ったんだけどね。ま、強いファイターが出てくれたら、盛り上がるじゃない?」

 

 

「ふん...弱さは罪。この大会、弱い者しか出ないなら出る意味がない。」

 

「はぁ...全くキミは...楽しむことが大事なんだよ。」

 

「弱ければ楽しめん。」

 

 

「はぁ...喧嘩しないで。それに、強いファイターならいるわ。新田新右衛門。」

 

「...!」

 

「それに、VFサーキットを見たけど、久導ユウトもなかなかの実力者よ。」

 

 

「...俺は出ても良い。久導ユウトに興味がある。」

 

 

「あら、意外ね。あなたはあの人にしか興味がないと思ってたわ。今日も正直、来てくれるとは思ってなかったし。」

 

「ふん...俺も出よう。」

 

「じゃ、決まりだね。ボクも出るよ。」

 

「そう...じゃあ、よろしくね。...チーム竜牙独尊。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

???(その2)side

 

 

「腹減ったっす...」

 

「あんた、相変わらずなのね。」

 

「それはお互い様...ではなかったっす。結構、背伸びたっすね。」

 

「まあね。」

 

 

私たちはエスカ様に再び招集され、チームESUKAを結成した。

最近は日本じゃなくて、エスカ本部のあるシンガポールにいたんだけど。

日本じゃ最近、ネオネクタール使いの男の子が注目されてるらしい。

私と同じネオネクタール使いが注目されてるなんてね。

 

「なんだか、楽しそうっすね。」

 

「まあね。私と同じネオネクタール使い...早くファイトしてみたいわ。」

 

「ああ、そっちっすか...てっきり、新田新右衛門のことかと...」

 

「は、はぁ!?べ、別にあいつのことなんて...別に...」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

???(その3)side

 

 

「どうやら、ヴァレオスはうまく紛れ込んだようですね。」

 

「そのようじゃ。」

 

まさかこうも簡単に接触できる機会が来るとは。

これも世界が、ギーゼ様の復活を望んでいるということでしょう。

 

「後はゼロスドラゴンさえ発掘できれば...」

 

我々の手には、まだ2枚のゼロスドラゴンしかない。

6枚すべてが揃ったとき、世界は沈黙する。

 

「(...久導ユウトと会った時、ゼロスドラゴンの気配を感じたんじゃが...ガスティールに言う必要はないか...)」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

 

こうして、様々な思惑が入り混じった大会が開かれようとしていた。

まさかこんな普通の大会で、あんなことになるなんて、思いもしなかった。

 

 

 

 

.



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Ex.5「結成、チームネクサス」

ユウトside

 

 

「はぁ!?」

 

「だから、君に俺のチームに入ってほしいんだよ。」

 

「俺様がお前のチームに!?」

 

俺はレッカさんを誘った後、フーファイター本部へと来ていた。

俺が誘いたかったもう一人、矢作キョウをチームに誘うために。

 

「矢作とは何度かファイトしてるから、君の強さはよくわかってる。だから、君と一緒に大会に出たいんだよ。」

 

「...いいぜ。」

 

「本当か!?」

 

「ああ。...ただし、俺様にファイトで勝てたらな!」

 

そう言って、矢作はデッキを俺の前に出してくる。

なるほど...力を示してみせろってことか。

 

「オーケー。ファイトだ。」

 

ちょうど、ファイトできる場所だ。

俺たちはすぐにファイトテーブルにつく。

 

「行くぜ。俺様の新しいデッキの力、見せてやるぜ!」

 

「楽しみだ。」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード」」

 

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

「"忍獣キャットデビル"。」

 

「むらくも...スパイクブラザーズではないんだね。」

 

「ああ。テツのしごきに耐え、俺なりにいろんなデッキを試してる最中なのさ!」

 

「なるほどね。...俺のターン、ドロー。"タンポポの銃士ミルッカ"にライド。"キーラ"のスキルで1枚ドロー。さらに"ミルッカ"のスキルでSB1し、"プラント・トークン"をコール。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 忍獣キャットデビル

 

□■□

□■□

V   : タンポポの銃士ミルッカ

R中央 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、ドロー。"忍獣メタモルフォックス"にライド。"キャットデビル"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。バトルだ。アタック!」

 

"忍獣メタモルフォックス" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"忍獣ムーンエッジ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"忍獣メタモルフォックス" : パワー18000(8000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"。"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

「へっ、上々だぜ。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 忍獣メタモルフォックス

 

□■□

□■□

V   : タンポポの銃士ミルッカ

R中央 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"牡丹の銃士トゥーレ"にライド。スキルでCB1、"プラント・トークン"を退却し、山札から3枚確認。"牡丹の銃士マルティナ"、"リコリスの銃士ヴェラ"をコールし、残りを山札の下へ。"マルティナ"はスキルでパワー+5000、クリティカル+1。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「"カローラ・ドラゴン"を2枚コール。"リコリスの銃士サウル"をコール。スキルでSB1、"ヴェラ"を退却し、山札から3枚確認。"激辛闘士カブ・サイ・シー"をコール。残りは山札の下へ。トリガーをコールしたので、追加でCB1し、トリガー効果を発動。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー11000(8000+3000)

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー11000(8000+3000)

 

「チッ...こいつらが面倒なんだよな...」

 

「"カブ・サイ・シー"と"サウル"は位置を入れ替える。これでバトル。"カブ・サイ・シー"のブースト、"サウル"でアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー15000(10000+5000)

 

「"忍獣ムーンエッジ"でガード。」

 

"忍獣メタモルフォックス" : パワー23000(8000+15000)

 

「"トゥーレ"でアタック。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー31000(10000+10000+11000)、☆2

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"清心の花乙女フィオレンサ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"マルティナ"にパワー+10000。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"忍竜ヒツメツブレイザー"、"忍獣リーブスミラージュ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"忍獣メタモルフォックス" : パワー18000(8000+10000)

 

「"マルティナ"、続け。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー39000(13000+5000+10000+11000)、☆2

 

「"忍獣リーブスミラージュ"、クイックシールドを捨てて、完全ガード。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 忍獣メタモルフォックス

 

■■■

■■■

V   : 牡丹の銃士トゥーレ

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R左  : リコリスの銃士サウル

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : 激辛闘士カブ・サイ・シー

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「くそ...さすがだな、久導。」

 

「矢作から褒められるなんて、珍しいこともあるもんだ。」

 

「へっ...俺はお前のこと、結構認めてるんだ。お前はチームAL4に入って、全国大会で準優勝。それに、VFサーキットで優勝に貢献した。」

 

「...」

 

「だからこそ、俺はお前に勝ちたい!俺様のターン、スタンド&ドロー。"早矢士FUSHIMI"にライド。スキルでこのユニットは後列にアタックできるようになった。さらに、"忍妖ハリケンテング"、"関門の忍鬼アタカ"。"アタカ"のスキルで山札から5枚確認。...チッ...対象のカードはない。山札をシャッフル。」

 

グレード3は手札に加えられなかったか。

 

「バトル。"FUSHIMI"で中央後列の"カローラ・ドラゴン"にアタック!」

 

"早矢士FUSHIMI" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"忍竜ヒツメツブレイザー"。」

 

「"カローラ・ドラゴン"は退却。」

 

「"アタカ"のブースト、"ハリケンテング"で"サウル"にアタック!」

 

やはりヴァンガードにはアタックしないか。

これではコストが足りんな。

 

「ノーガード。"サウル"は退却。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□□

■■□

V   : 早矢士FUSHIMI

R左  : 忍妖ハリケンテング

R左下 : 関門の忍鬼アタカ

 

□■■

■□■

V   : 牡丹の銃士トゥーレ

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : 激辛闘士カブ・サイ・シー

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「しっかり、テツのコーチングは実を結んでいるようだね。」

 

「へっ、当たり前だ。(あれほどキツイしごき...俺以外は耐えられなかったけどな。)」

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"メイデン・オブ・スタンドピオニー"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー13000、☆2

 

「さらに、"スタンドピオニー"のスキルで"プラント・トークン"を2枚コール。"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー+6000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

折角、ここまで並べたんだがな...

だけど、これでも攻められる。

 

「左の"プラント・トークン"で、リアガードにアタック。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー10000(5000+5000)

 

「ノーガード。"ハリケンテング"を退却。」

 

「"プラント・トークン"のブースト、"スタンドピオニー"でアタック。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー18000(13000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"睡蓮の銃士ルース"。2枚目、"リコリスの銃士サウル"。ノートリガーだ。」

 

「ダメージチェック、"忍獣リーブスミラージュ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"早矢士FUSHIMI" : パワー19000(9000+10000)

 

トリガーを引かれたか。

だが、このアタックはまだ通る。攻めるのみだ。

 

「"マルティナ"でアタック!」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー27000(13000+14000)、☆2

 

「"忍竜ザンバライダー"でガード!」

 

"早矢士FUSHIMI" : パワー34000(9000+10000+15000)

 

 

「う~ん、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■□□

□■□

V   : 早矢士FUSHIMI

R左下 : 関門の忍鬼アタカ

 

■■■

■■■

V   : メイデン・オブ・スタンドピオニー

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R左  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : 激辛闘士カブ・サイ・シー

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、スタンド&ドロー。真の勝者はただ一人!俺様を措いて他にない!"侍大将HYU-GA"に俺様ライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

"侍大将HYU-GA"、か。結構厄介なカードを持ってきたな。

 

「"静寂の忍鬼シジママル"をコール。さらに"HYU-GA"のスキル、CB1、"カローラ・ドラゴン"を対象にするぜ。よって、グレード1、"関門の忍鬼アタカ"をコール。そして、今いるユニットはすべて、"侍大将HYU-GA"と同名になる。」

 

"侍大将HYU-GA"(関門の忍鬼アタカ)"(R右下) : パワー13000(8000+5000)

"侍大将HYU-GA"(関門の忍鬼アタカ)"(R左下) : パワー13000(8000+5000)

 

"アタカ"はスキルでパワーが上昇したか。

同名カードを揃えて、パワーアップするデッキ...やはり面白い。

 

「"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"をコール。スキルでCB1、手札を1枚捨てることで、山札から"ヒャッキヴォーグ"をコール。そして、ユニットが5枚以上なら、同名にパワー+10000。」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R左) : パワー22000(12000+10000)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(Rア1) : パワー27000(12000+10000+5000)

 

「さらに、今コールした"ヒャッキヴォーグ"のスキル。CB1、手札を1枚捨て、山札から"ヒャッキヴォーグ"をコール。パワー+10000!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R右) : パワー22000(12000+10000)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R左) : パワー32000(12000+10000*2)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(Rア1) : パワー37000(12000+5000+10000*2)

 

 

これが矢作の新しいデッキ...恐ろしいパワーだ。

 

 

「行くぜ!俺様のアタック、受けてみろ!"HYU-GA"でアタック!"HYU-GA"となっている"シジママル"のスキルで、右と左の"HYU-GA"となっている"アタカ"のパワー+3000!」

 

"侍大将HYU-GA(関門の忍鬼アタカ)"(R右下) : パワー16000(8000+5000+3000)

"侍大将HYU-GA(関門の忍鬼アタカ)"(R左下) : パワー16000(8000+5000+3000)

 

"侍大将HYU-GA" : パワー19000(12000+7000)

 

「"清心の花乙女フィオレンサ"、"ダンシング・サンフラワー"でガード。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー33000(13000+15000+5000)

 

「ツインドライブ、"忍獣リーブスミラージュ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、アクセルサークルの"ヒャッキヴォーグ"にパワー+10000。」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(Rア1) : パワー47000(12000+5000+10000*2+10000)

 

「2枚目、"忍竜ザンバライダー"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて、アクセルサークルの"ヒャッキヴォーグ"だ!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(Rア1) : パワー57000(12000+5000+10000*2+10000*2)、☆2

 

またトリガーか...これはかなりキツイな。

残りのアタック、この手札では一つも守れん。

 

「行け!"ヒャッキヴォーグ"軍団!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R右) : パワー38000(12000+10000+16000)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R左) : パワー48000(12000+10000*2+16000)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(Rア1) : パワー57000(12000+5000+10000*2+10000*2)、☆2

 

「すべてノーガード。」

 

俺のダメージゾーンに、"睡蓮の銃士ルース"、"メイデン・オブ・ネペンテス"、"リコリスの銃士ヴェラ"、"タンポポの銃士ミルッカ"が置かれる。

これで俺のダメージは5。追い詰められてしまったか。

 

 

「へっ、俺はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

■■■

■■■■

V   : 侍大将HYU-GA

R右  : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

R左  : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

R中央 : 静寂の忍鬼シジママル

R右下 : 関門の忍鬼アタカ

R左下 : 関門の忍鬼アタカ

Rア1 : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

 

■■■

■■■

V   : メイデン・オブ・スタンドピオニー

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R左  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : 激辛闘士カブ・サイ・シー

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「これで追い詰めた。次の俺のターン、トドメをさしてやるぜ。」

 

「...やっぱり、改めて君をチームに入れたくなったよ。」

 

「あ?」

 

「これだけの強さ、埋もれているのはもったいない。」

 

「な、なんだよ、急に...」

 

「行くぞ。スタンド&ドロー。集え、我が誇り高き刃の元へ!ライド・THE・ヴァンガード!"リコリスの銃士ヴェラ"!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー13000、☆2

 

「"ヴェラ"のスキル。CB1、"プラント・トークン"2枚を退却。ドロップゾーンから"清心の花乙女フィオレンサ"、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"を山札の下へ。」

 

「(トリガーを戻せるなんて...インチキ効果だぜ...)」

 

「山札から5枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"タンポポの銃士ミルッカ"をコール。"銃士"を2枚コールしたので、ドライブ+1。"マルティナ"はパワー+5000、クリティカル+1。"カローラ・ドラゴン"はパワー+6000。」

 

"牡丹の銃士マルティナ"(R左) : パワー18000(13000+5000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"ミルッカ"のスキル。SB1、"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「右前列に"リコリスの銃士サウル"を上書きコール。スキルでSB1し、"カブ・サイ・シー"を退却。山札から3枚見て、"月下美人の銃士ダニエル"をコール。残りは山札の下へ。追加でCB1を支払い、トリガー効果を発動。効果はすべて"ヴェラ"へ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー23000(13000+10000)、☆3

 

「"サウル"がいるので、前列のヴァンガードが得たトリガー効果を得る。ついでに、"カローラ・ドラゴン"はパワー+3000。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)、☆3

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆3

"カローラ・ドラゴン" : パワー20000(8000+3000*4)

 

「おいおい...リアガードがどっちもクリティカル3かよ。」

 

「まだまだ行くよ。"メイデン・オブ・ネペンテス"を左後列に上書きコール。スキルで"プラント・トークン"を退却。1枚引き、パワー+5000、ブーストを得る。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

 

「"牡丹の銃士トゥーレ"をコール。スキルでCB1、自身を退却し、山札から3枚見て、"紅団扇の銃士ガストーネ"をコール。残りは山札の下へ。"ガストーネ"と"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー上昇。」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー18000(8000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー23000(8000+3000*5)

 

「これでバトルだ。"ヴェラ"、"ガストーネ"のブーストを受けてアタック。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー41000(13000+10000+18000)、☆3

 

「くそ...!"忍獣リーブスミラージュ"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー51000(13000+10000*2+18000)、☆4

"リコリスの銃士サウル" : パワー30000(10000+10000*2)、☆4

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー38000(13000+5000+10000*2)、☆4

 

「2枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー61000(13000+10000*3+18000)、☆4

"リコリスの銃士サウル" : パワー40000(10000+10000*3)、☆4

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー48000(13000+5000+10000*3)、☆4

 

「3枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー71000(13000+10000*4+18000)、☆5

"リコリスの銃士サウル" : パワー50000(10000+10000*4)、☆5

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー58000(13000+5000+10000*4)、☆5

 

 

「トリプルトリガー...」

 

「"ネペンテス"のブースト、"マルティナ"でアタック。"ネペンテス"のスキルで"マルティナ"のクリティカル+1。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー73000(13000+5000+10000*4+15000)、☆6

 

「おいおい、冗談だろ...」

 

「要求値は65000。足りるかな?」

 

「(手札は2枚。守護者じゃなきゃ守れねえ。そして、俺の手札は"忍竜ザンバライダー"、"忍妖ユキヒメ"。ちくしょう...ヴァンガードのアタックに守護者を使ったのは失敗だったか。...いや、どっちにしろ、守れなかったか。)ノーガード。」

 

矢作がノーガードを宣言する。

これにより、矢作は6ダメージ受けることになる。

 

「ダメージチェック、"関門の忍鬼アタカ"、"忍竜ハリケンテング"、"激憤の忍鬼メオーマル"。これでダメージ6。俺の負けだ。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「というわけで、俺たちでチームを組んで、エスカップ優勝を目指そう。」

 

「ふ~ん、こいつがユウト君の誘いたかった人?」

 

「てめえ、こいつってなんだ!俺様は矢作キョウ!フーファイターでもトップクラスのだな!」

 

「あ~、はいはい。わかったわよ。」

 

「こいつ...!」

 

このチーム、大丈夫かな。

ま、一緒にファイトしていけば、仲良くなるか。

 

「よろしくね、レッカさん、矢作。」

 

「ええ、よろしくね、ユウト君!」

 

「チッ...ま、俺様に任せときな。...ゆ、ユウト...」

 

「ふ...ああ、任せたよ、キョウ。」

 

「....!」

 

 

こうして、俺たちはチームを結成した。

チーム名はネクサス。意味は繋がり。リレーファイトを意識したチーム名にしてみた。キョウにはちょっと文句を言われたけど。

 

 

やるからには優勝を目指す。どんなファイターが待っているか、楽しみだ。

 

 

 

.



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Ex.6「忍者対決!むらくもvsぬばたま」

ユウトside

 

 

『さあ!久しぶりの開幕、エスカップ!実況はわたくし、MCミヤがお送り致しみゃす!まずは主催の日比野エスカさんにご挨拶頂きましょう!』

 

『皆様、こんにちは。本日はお集まりいただきありがとう。今回、久しぶりのエスカップ開催となり、VFサーキットで活躍した久導ユウト君。先導アイチ君が特別招待枠として参加します。彼らのファイトにご期待ください。』

 

 

「随分と期待されているな...」

 

「ま、ユウト君は優勝チームの一員で、しかも未だ公式戦無敗。結構有名だと思うよ~?」

 

「そうだな。お前、もう少し自覚持てよな。」

 

「そうなのか...」

 

あんまり意識したことないな。でも、確かに街を歩いていると声を掛けられることが多くなった気がする。この前もカードショップに行ったら、5,6歳くらい年下の女の子に話しかけられたな。そのお兄さんにも握手を求められたし。

 

 

「ユウトさん!」

 

「...アイチ君。君も招待されていたんだね。」

 

「はい!」

 

アイチ君のチームはぱっと見、姉妹に見えるようなチームだ。

アイチ君、アサカ、エミちゃん。...うん、アイチ君とエミちゃんは本当に兄妹だけど。

 

「ゆ、ユウト...私とチームを組んでくれないから、私も別の子と組んだわ。」

 

「そうなんだ。...アイチ君と並んでみると、姉妹みたいだね。」

 

「そ、そうね。(全然嫉妬してない!?)」

 

「ユウトさん...姉妹って...僕、男です...」

 

「ははは...ところで、エミちゃんもファイトするんだね。」

 

「(無視!?)」

 

 

そんな感じで話していると、実況の人が今大会のルールを説明しだした。

 

 

『今大会のルールは少し複雑です。まず、3名のチームを組んでもらい、一人ずつリレー形式でファイトします。ファイターA1と、ファイターB1がファイトし、例えばファイターA1がファイトに勝利した瞬間、ターン終了。ファイターB1はファイターB2に交代。ファイターB2のターンから始まります。』

 

なるほど...そういうリレー形式なんだ。

勝利した瞬間、となるとヴァンガードでドライブチェックする前に勝ってしまうと、ちょっと面倒だな。

 

『そしてリレー形式ということは、盤面も引き継がれます。先ほどの通り、ファイターB1が負けた場合、ファイターB1のヴァンガード、ソウル、リアガード、手札、ドロップゾーン、バインドゾーンが引き継がれ、ファイターB2はそれらを所有した状態で、デッキを用意し、最初の5枚を引き、マリガンしてもらいます。』

 

 

つまり、ドロップを使うグランブルーは後半に出てくれば有利になったりするのか。

俺で考えれば、キョウがアクセルサークルを解放し、レッカさんがプロテクトを獲得してくれれば、フォースで攻撃力が上がっている連続アタックをしつつ、プロテクトで守りもできるってプレイングができるわけか。

 

 

「なかなか面倒なルールだな。」

 

「そうね~...とりあえず、ユウト君には一番最後に構えていてほしいな~。」

 

「オッケー。俺としては、キョウが後ろを気にせず連続攻撃して、もし負けてもレッカさんが体制を整えてくれるといいなと思うけど。」

 

「へっ、じゃあ俺様が先陣を切ってやるぜ。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

『まずはこのチームのファイトです!チームネクサスvsチームキャピタル!』

 

『チームネクサスは私が招待した久導ユウト君のチームですね。そして、チームキャピタルはその昔、エスカップで勝利した新田新右衛門のチームです。』

 

『おお、これは最初から期待のファイトですね!』

 

 

「へっ、あんたが俺の相手か。」

 

「そうでござる。拙者、忍者マスターMでござる。」

 

「忍者、ね。俺様の忍者の方が強いこと、教えてやるよ!」

 

「負けないでござる。」

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"妖魔忍竜ウシミツマル"、でござる。」

 

「"忍獣キャットデビル"!」

 

「拙者のターン、ドロー。忍法ライドの術。"月下の忍鬼サクラフブキ"。"ウシミツマル"のスキルで1枚引くでござる。拙者はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

忍者マスターM 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 月下の忍鬼サクラフブキ

 

□■□

□□□

V   : 忍獣キャットデビル

 

キョウ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"関門の忍鬼アタカ"にライド。"キャットデビル"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るぜ。さらに"アタカ"のスキルで山札の上から5枚確認し、"侍大将HYU-GA"を手札に加え、シャッフル。クイックシールドを捨てる。」

 

「サムライ...かっこいいでござる!」

 

「へっ、行くぜ!"アタカ"でアタック!」

 

"関門の忍鬼アタカ" : パワー8000

 

「忍法ガードの術。"忍竜ガンバク"。」

 

"月下の忍鬼サクラフブキ" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"忍竜ザンバライダー"。ゲット、クリティカル...だが、これでも通らねえ。俺はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

忍者マスターM 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 月下の忍鬼サクラフブキ

 

□■□

□□□

V   : 関門の忍鬼アタカ

 

キョウ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「拙者のターン、ドロー。忍法ライドの術。"忍竜ジャエンジン"。さらにコールの術。"妖魔忍竜クロギリ"。スキルにより、SB2、自身を手札に戻し、"妖魔変幻・トークン"を2枚コールするでござる。忍法変わり身の術でござる。さらに"忍妖ドドドメ"をコール。スキルにより、手札を1枚捨て、1枚ドロー。さらにグレード0を退却することで、パワー+10000でござる。」

 

"忍妖ドドドメ" : パワー18000(8000+10000)

 

「"妖魔忍竜クロギリ"をコールし、バトルでござる。"クロギリ"で攻撃!」

 

"妖魔忍竜クロギリ" : パワー8000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"忍竜ヒツメツブレイザー"。」

 

「続けて、"ジャエンジン"で攻撃でござる。」

 

"忍竜ジャエンジン" : パワー9000

 

「"忍竜ザンバライダー"でガード!」

 

"関門の忍鬼アタカ" : パワー23000(8000+15000)

 

「忍法ドライブチェックの術。"忍竜ガンバク"。ゲット、クリティカルトリガーでござる。効果はすべて"忍妖ドドドメ"へ。」

 

"忍妖ドドドメ" : パワー28000(8000+10000+10000)、☆2

 

「"ドドドメ"で攻撃でござる!」

 

「くそっ、ノーガード。ダメージチェック、"激憤の忍鬼メオーマル"、"忍竜ヒツメツブレイザー"。」

 

 

『おっと!忍者マスター選手のトリガーにより、矢作選手が3ダメージ!』

 

『やはり彼は強いですね。』

 

 

「拙者はこれでターンエンドでござる。」

 

--------------------------------------------------

忍者マスターM 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□■□

■■■

V   : 忍竜ジャエンジン

R右  : 妖魔忍竜クロギリ

R左  : 忍妖ドドドメ

R中央 : 妖魔変幻・トークン

 

□■□

□□□

V   : 関門の忍鬼アタカ

 

キョウ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"忍妖ハリケンテング"にライド。」

 

「OH!今度は天狗ですか。面妖な。」

 

「"早矢士FUSHIMI"を2枚コール。それぞれ自分自身に後列へのアタックの権利を与えるぜ。バトル。右の"FUSHIMI"でヴァンガードにアタック!」

 

"早矢士FUSHIMI"(R右) : パワー9000

 

「ノーガードでござる。ダメージチェック、"忍妖ザシキヒメ"。ヒールトリガーでござる。ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"忍竜ジャエンジン" : パワー19000(9000+10000)

 

「チッ...なら、"ハリケンテング"で"クロギリ"にアタック!」

 

"忍妖ハリケンテング" : パワー9000

 

「"忍竜ガンバク"でガードするでござる。」

 

"妖魔忍竜クロギリ" : パワー23000(8000+15000)

 

「(くそ...結構守ってくるな...)ドライブチェック、"忍獣リーブスミラージュ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、左の"FUSHIMI"にパワー+10000。」

 

"早矢士FUSHIMI"(R左) : パワー19000(9000+10000)

 

「続け、"FUSHIMI"!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"蛮行の忍鬼アクラオー"。」

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

忍者マスターM 手札:3枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■□

■■■

V   : 忍竜ジャエンジン

R右  : 妖魔忍竜クロギリ

R左  : 忍妖ドドドメ

R中央 : 妖魔変幻・トークン

 

■■■

□□□

V   : 忍妖ハリケンテング

R右  : 早矢士FUSHIMI

R左  : 早矢士FUSHIMI

 

キョウ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「拙者のターン、スタンド&ドロー。忍法ライドの術。"妖魔忍竜・暁ハンゾウ"でござる。イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。"妖魔忍竜カゲサラシ"をコールし、スキル。自身を退却し、"妖魔変幻・トークン"を2枚コールするでござる。さらに"ハンゾウ"を含むヴァンガードがいるので、手札を1枚ソウルに置き、山札から"妖魔忍竜・暁ハンゾウ"を手札に加えるでござる。」

 

「("暁・ハンゾウ"...)」

 

「"ハンゾウ"のスキル。グレード0を2枚退却。パワー+20000。拙者は"クロギリ"と"ドドドメ"を手札に戻すでござる。」

 

"妖魔忍竜・暁ハンゾウ" : パワー32000(12000+20000)

 

「そして、"忍妖ドドドメ"をコールし、スキル。手札の"ハンゾウ"を捨て、1枚ドローするでござる。そして、グレード0を退却し、パワー+10000。」

 

"忍妖ドドドメ" : パワー18000(8000+10000)

 

「バトルでござる。"ハンゾウ"でヴァンガードに攻撃でござる。」

 

「チッ...ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"忍竜ジャエンジン"。2枚目、"忍獣トビヒコ"。ゲット、クリティカルトリガーでござる。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ドドドメ"に与えるでござる。」

 

"妖魔忍竜・暁ハンゾウ" : パワー32000(12000+20000)、☆2

"忍妖ドドドメ" : パワー28000(8000+10000+10000)

 

「くそ!またクリティカルかよ!」

 

「運も実力のうち。さあ、2ダメージ受けてもらうでござる。」

 

「チッ...ダメージチェック、"忍獣ムーンエッジ"。ゲット、クリティカル。パワー+10000。」

 

"忍妖ハリケンテング" : パワー19000(9000+10000)

 

「2枚目、"忍獣リーブスミラージュ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"忍妖ハリケンテング" : パワー29000(9000+10000*2)

 

「OH~!まさかダブルトリガーとは。」

 

「へっ、運も実力のうち、だろ?」

 

「YES!"ドドドメ"でリアガードに攻撃でござる。」

 

"忍妖ドドドメ" : パワー28000(8000+10000+10000)

 

「ノーガード。"FUSHIMI"は退却。」

 

「拙者はこれでターンエンドでござる。」

 

--------------------------------------------------

忍者マスターM 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

■■□

V   : 妖魔忍竜・暁ハンゾウ

R左  : 忍妖ドドドメ

 

□■■

□□□

V   : 忍妖ハリケンテング

R右  : 早矢士FUSHIMI

 

キョウ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「ちょっと、ちょっと...ユウト君、あいつ押されまくってるわよ?」

 

「そうだね...あの忍者マスターって人。かなりやるよ。」

 

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"に俺様ライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"、"忍竜ザンバライダー"をコール。」

 

「(ふむ...彼の手札にグレード1はいないようですね。)」

 

「ヴァンガードの"ヒャッキヴォーグ"のスキル。CB1、手札を1枚捨て、山札から"ヒャッキヴォーグ"をコール!ユニットが5枚以上なので、"ヒャッキヴォーグ"はパワー+10000!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(V) : パワー22000(12000+10000)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R左) : パワー22000(12000+10000)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(Rア1) : パワー27000(12000+10000+5000)

 

「まだだ!"FUSHIMI"を下げ、左の"ヒャッキヴォーグ"のスキル!CB1、手札を1枚捨て、"ヒャッキヴォーグ"をコール。パワー+10000!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(V) : パワー32000(12000+10000*2)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R右) : パワー22000(12000+10000)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R左) : パワー32000(12000+10000*2)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(Rア1) : パワー37000(12000+10000*2+5000)

 

「バトルだ!ヴァンガードの"ヒャッキヴォーグ"でアタック!」

 

「ノーガードでござる。」

 

「ツインドライブ、"忍竜ヒツメツブレイザー"、"忍獣メタモルフォックス"。」

 

「ダメージチェック、"忍妖ドドドメ"。」

 

「右の"ヒャッキヴォーグ"でアタック!」

 

「それは守るでござる。"忍獣トビヒコ"。」

 

"妖魔忍竜・暁ハンゾウ" : パワー27000(12000+15000)

 

「くっ、"ザンバライダー"のブースト、"ヒャッキヴォーグ"でアタック!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R左) : パワー37000(12000+10000*2+5000)

 

「ダメージチェック、"忍竜ジャエンジン"。」

 

「これで最後だ!"ヒャッキヴォーグ"!」

 

「ノーガードでござる。ダメージチェック、"妖魔怪僧ガミギョーブ"。」

 

 

 

「これでキョウもダメージ5まで追い込んだが...」

 

「でも、手札はいっぱいあるし、まだわからないんじゃない?」

 

「そうだね。」

 

 

「俺はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

忍者マスターM 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

□□□

■■□

V   : 妖魔忍竜・暁ハンゾウ

R左  : 忍妖ドドドメ

 

■■■■

■□■

V   : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

R右  : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

R左  : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

R右下 : 早矢士FUSHIMI

R左下 : 忍竜ザンバライダー

Rア1 : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

 

キョウ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「拙者のターン、スタンド&ドロー。"妖魔忍竜クロギリ"をコールし、スキル。SB2、自身を手札に戻し、"妖魔変幻・トークン"を2枚コールするでござる。そして、"ハンゾウ"のスキル。グレード2を退却し、パワー+20000。おぬしの"ザンバライダー"以外、すべてのリアガードを戻すでござる。」

 

"妖魔忍竜・暁ハンゾウ" : パワー32000(12000+20000)

 

「くそ...」

 

「おぬしは4枚戻した。よって、4枚捨てるでござる。」

 

「"ヒャッキヴォーグ"3枚、"FUSHIMI"を捨てる。」

 

「"妖魔忍竜カゲサラシ"をコールし、スキル。自身を退却し、"妖魔変幻・トークン"を2枚コール。さらに手札を1枚ソウルに置き、"妖魔忍竜・暁ハンゾウ"を手札に加えるでござる。」

 

 

『忍者マスター選手、相手のリアガードを一掃し、手札を捨てさせ、自分はしっかり展開していきます。』

 

『さすがですね。相手の矢作選手がどこまで持ちこたえられるか。』

 

 

「拙者は"蛮行の忍鬼アクラオー"をコール。スキルでグレード0を2枚退却し、1枚引くでござる。さらにパワー+15000、後列からヴァンガードにアタックできるようになるでござる。」

 

"蛮行の忍鬼アクラオー" : パワー24000(9000+15000)

 

「"忍竜ジャエンジン"、"妖魔忍竜ザンゲツ"をコール。"ザンゲツ"のスキル発動。CB1、"妖魔変幻・トークン"をコール。パワー+5000、ブーストを与えるでござる。」

 

"妖魔変幻・トークン" : パワー10000(5000+5000)

 

「"忍妖ドドドメ"をコール。スキルで手札を1枚捨て、1枚引くでござる。さらにグレード0を退却し、パワー+10000。」

 

"忍妖ドドドメ" : パワー18000(8000+10000)

 

「バトルでござる。"ハンゾウ"でヴァンガードに攻撃!」

 

"妖魔忍竜・暁ハンゾウ" : パワー32000(12000+20000)

 

「"忍妖ユキヒメ"、"忍獣ムーンエッジ"でガード!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ" : パワー47000(12000+20000+15000)

 

「ツインドライブ、"月下の忍鬼サクラフブキ"、"忍獣ミジンガクレ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ザンゲツ"にパワー+10000。」

 

"妖魔忍竜ザンゲツ" : パワー19000(9000+10000)

 

「続くでござる。"ザンゲツ"!」

 

「"忍獣メタモルフォックス"でガード!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ" : パワー22000(12000+10000)

 

「"アクラオー"!」

 

"蛮行の忍鬼アクラオー" : パワー24000(9000+15000)

 

「"忍竜ヒツメツブレイザー"、"激憤の忍鬼メオーマル"!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ" : パワー27000(12000+10000+5000)

 

「これでトドメでござる!"ドドドメ"の支援、"ジャエンジン"で攻撃!スキルにより、さらにパワー+5000でござる。」

 

"忍竜ジャエンジン" : パワー32000(9000+18000+5000)

 

「"忍獣リーブスミラージュ"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「なんと!守られるとは思わなかったでござる。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

忍者マスターM 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

■□■

■■■

V   : 妖魔忍竜・暁ハンゾウ

R右  : 妖魔忍竜ザンゲツ

R左  : 忍竜ジャエンジン

R右下 : 蛮行の忍鬼アクラオー

R左下 : 忍妖ドドドメ

 

□■□□

■□□

V   : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

R左下 : 忍竜ザンバライダー

 

キョウ 手札:0枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「くそ...俺のターン、ドロー。」

 

 

「がんばれ!キョウ!」

 

「そうよ!がんばりなさい!」

 

 

「あいつら...へっ、俺様は諦めてなんかいねえよ!"侍大将HYU-GA"に俺様ライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"HYU-GA"のスキル。CB1、山札から"侍大将HYU-GA"をスペリオルコール。そして、今いるユニット全てを"侍大将HYU-GA"に名前を変更するぜ!」

 

「む...これは。」

 

「"HYU-GA"のスキル!グレード3をSBし、同名ユニットのいる相手リアガードをすべて山札に戻す!今お前のユニットはすべて"侍大将HYU-GA"!よって、すべて山札にっ戻す!」

 

「OH~!アンビリバボー!」

 

「(このカードは、次に繋げるために残す。)...ヴァンガードの"侍大将HYU-GA"でアタック!」

 

"侍大将HYU-GA"(V) : パワー12000

 

「させませ~ん!忍法ガードの術。"忍竜ガンバク"!」

 

"侍大将HYU-GA(妖魔忍竜・暁ハンゾウ)" : パワー27000(12000+15000)

 

「ツインドライブ、"関門の忍鬼アタカ"、"激憤の忍鬼メオーマル"。」

 

「これでアタックは通りませんね!」

 

「まだだ!リアガードの"HYU-GA"でアタック!」

 

"侍大将HYU-GA"(R左) : パワー17000(12000+5000)

 

「"月下の忍鬼サクラフブキ"でガードで~す!」

 

"侍大将HYU-GA(妖魔忍竜・暁ハンゾウ)" : パワー22000(12000+10000)

 

「くっ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

忍者マスターM 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : 妖魔忍竜・暁ハンゾウ

 

□■■□□

_■□□

V   : 侍大将HYU-GA

R左  : 侍大将HYU-GA

R左下 : 忍竜ザンバライダー

 

キョウ 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「このターンで決めま~す。スタンド&ドロー。忍法ライドの術。"妖魔忍竜・暁ハンゾウ"。イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得で~す。そして、"妖魔忍竜クロギリ"をコール。スキルにより、SB2、手札に戻し、"妖魔変幻・トークン"を2枚コール。」

 

「(俺様はここまで、だな...)」

 

「"ハンゾウ"のスキル。グレード0を2枚退却し、パワー+20000。"HYU-GA"を戻すでござる。」

 

"侍大将HYU-GA" : パワー32000(12000+20000)

 

「俺は戻した"HYU-GA"を捨てる。」

 

「これで終わりでござる。"ハンゾウ"で攻撃でござる!」

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"妖魔怪僧ガミギョーブ"、"蛮行の忍鬼アクラオー"。」

 

「ダメージチェック、"早矢士FUSHIMI"。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

キョウside

 

 

「勝者!チームキャピタル、忍者マスターM!」

 

「おぬしとのファイト、楽しかったでござる。」

 

「へっ、ふざけた見た目の癖に、強えんだな。」

 

「OH~...ふざけてませ~ん...」

 

 

俺様は手札、盤面のカードを残して、ファイトテーブルを離れる。

ま、後はあいつらがやってくれるだろ。

 

「ドンマイ。」

 

「へっ、後は頼んだぜ。」

 

「は~い。...って、ちょっと!あんた、この手札...」

 

立凪がなんか騒いでる。ま、大方俺の手札に"忍獣リーブスミラージュ"があったことに驚いているんだろうな。今のアタック、ヴァンガードだけだったから守ることはできたわけだし。

 

 

「後は頼んだ。」

 

「...わかったわ。」

 

 

あの状況じゃ、俺様にできることは何もなかった。

ファイトを長引かせて、相手に有利になっていくくらいなら...

 

 

「お疲れ、キョウ。」

 

「おう...」

 

「ま、良い判断だったんじゃないかな。これはリレーファイトなわけだし。」

 

ユウトに労われ、少し安心する。

ほんと、後は頼んだぜ、二人とも。

 

 

 

.



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Ex.7「聖域の守護者」

レッカside

 

 

あいつ、守護者を持ってたのに、後に繋げるために...

私、正直あんまり本気でやるつもりなかったけど、ユウト君にも頼まれてるし、ちょっと本気でやろうかな。

 

 

『さあ、続いて立凪レッカ選手が登場です!アイドルの彼女が久導選手とどういう関係なのか気になるところですが...』

 

『大会などでかかわることもあったでしょうからね。そこで知り合ったのでしょう。』

 

『なるほど~。』

 

 

「じゃあ、行くわよ、忍者さん!」

 

「来るでござる。」

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"愛の狙撃手ノキエル"にきゅんきゅんライド!」

 

 

 

『きゅんきゅん...』

 

『きゅんきゅん...(いいわね。)』

 

 

「イマジナリーギフトプロテクトⅠ。そして、"ミリオンレイ・ペガサス"を2枚、"関門の忍鬼アタカ"をコール。"アタカ"のスキルで山札から5枚見て、"聖霊熾天使ノキエル"を手札に加え、"メオーマル"を捨てるわ。」

 

よし、これで準備は整った。

あいつのおかげで"聖霊熾天使ノキエル"も手札に加えられた。

 

「"アタカ"は何れかの同名カードが2枚以上なので、パワー+5000。」

 

"関門の忍鬼アタカ" : パワー13000(8000+5000)

 

「バトルよ!"ノキエル"でアタック!」

 

"愛の狙撃手ノキエル" : パワー12000

 

「"忍獣ミジンガクレ"、手札を1枚捨てて、完全防御でござる。」

 

「ツインドライブ、"スケーリング・エンジェル"、"聖火の守護天使サリエル"。」

 

ノートリガー...だけど、私のアタックはこんなものじゃない!

 

「"ノキエル"のスキル。SB1、手札から"スケーリング・エンジェル"、"礎の守護天使ハスデヤ"を捨て、手札から"聖霊熾天使ノキエル"にスペリオルライドし、ドライブ-1!」

 

「なんと!」

 

「イマジナリーギフトプロテクトⅠ!さらに"ノキエル"のスキル、SB1し、山札から"ノキエル"をダメージゾーンに置くわ。"幸せの鐘ノキエル"をダメージゾーンへ。これにより、"ミリオンレイ・ペガサス"はパワー+5000。"幸せの鐘ノキエル"のスキルで前列はパワー+5000。」

 

"聖霊熾天使ノキエル" : パワー17000(12000+5000)

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア1) : パワー24000(9000+5000+5000+5000)

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア2) : パワー24000(9000+5000+5000+5000)

 

「"アタカ"のブースト、"ノキエル"でアタック!」

 

"聖霊熾天使ノキエル" : パワー25000(12000+13000)

 

「(むむむ...拙者の手札では残りのアタックをすべて受けるのは不可能...ならば。)ノーガードでござる。」

 

「行くわよ!ドライブチェック、"恋の守護者ノキエル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア1) : パワー34000(9000+5000+5000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"忍竜ガンバク"。ヒールトリガーではないでござる。」

 

 

『決まった~!忍者マスターM、健闘しましたが立凪選手に敗北!』

 

 

「拙者の負けでござる。やるでござるな。」

 

「ま、もう5ダメージ受けてたし。」

 

「それでも、拙者の守り切れぬ攻撃を繰り出せる実力があるでござる。」

 

「...ありがとう。」

 

 

忍者マスターはステージから降りていく。

次はミサキちゃんかな?それともあのおじさん?

 

 

『さあ、チームキャピタルの次のファイターは...おお!新田選手が出るようです。エスカさん期待のファイターですね!』

 

『そうね。彼は過去にエスカップで勝利しているファイター。今大会でも高い実力を誇っているわ。』

 

 

へえ、あのおじさん、そんなに強いんだ。

 

 

「いや~、何だか期待されてるみたいだ。」

 

「おじさん、強いんだ。」

 

「お、おじさん...まあ、私も今回は本気でファイトさせてもらうよ。」

 

おじさんはそう言うと、つけていたメガネを外し、別のメガネをつける。

さっきのちょっと曇っているようなメガネじゃなくて、奥の瞳が見えるようなメガネみたい。何でメガネ変えたかわからないけど、本気みたいね。

 

 

「さあ、始めようか。」

 

「ええ、いいわ。...まずは私のターン終了時の処理から。"聖霊熾天使ノキエル"のスキルでダメージゾーンにカードを置いたので、ダメージを1枚山札の下へ。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

新右衛門 手札:10枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 妖魔忍竜・暁ハンゾウ

 

■□■□■

_■■□

V   : 聖霊熾天使ノキエル

R中央 : 関門の忍鬼アタカ

R左下 : 忍竜ザンバライダー

Rア1 : ミリオンレイ・ペガサス

Rア2 : ミリオンレイ・ペガサス

 

レッカ 手札:8枚、ソウル:3枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「では...私のターン、スタンド&ドロー。(う~ん、リレーファイトじゃなかったら酷すぎる手札だ。)」

 

「(何か微妙そうな顔してるな~...)」

 

「"創天光神ウラヌス"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"創天光神ウラヌス" : パワー23000(13000+10000)

 

「"恒道のディケイ"をコール。スキルで手札の"絶界巨神ヴァルケリオン"をソウルに置き、山札から7枚見て、<星詠>を2枚..."聖天竜エオスアネシス・ドラゴン"を2枚公開。公開したカードを手札に加える。そして、2枚公開したら、イマジナリーギフトフォースを得て、それをヴァンガードサークルに置く。」

 

"創天光神ウラヌス" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「もう一枚、"恒道のディケイ"をコール。スキルで手札から"妖魔忍竜カゲサラシ"をソウルに置き、山札から7枚見て、"創天光神ウラヌス"、"震天竜アストライオス・ドラゴン"を公開。手札に加え、イマジナリーギフトフォースを得る。」

 

"創天光神ウラヌス" : パワー43000(13000+10000*3)

 

ちょっとちょっと...なんなのよ、これ!

ヴァンガードのパワーがどんどん上がっていくじゃない!

 

「これでヴァンガードサークルのフォースが3枚。"ウラヌス"のスキル。グレードの合計が5以上になるように、1枚以上SB。"ヴァルケリオン"1枚をSBする。これにより、私の中央後列は星域となる!」

 

「せ、星域...?」

 

「星域は星神の降り立つ神聖な場所。現れよ、"絶界巨神ヴァルケリオン"!」

 

おじさんのヴァンガードの後ろに、ものすごくデカいユニットが現れる。

...って、グレード5!?

 

「"ヴァルケリオン"はグレード5、パワー70000。聖域にのみ登場できる私の最強ユニット!登場時、スキル発動。山札から5枚見て、"創天光神ウラヌス"をドロップ。これにより、"ヴァルケリオン"のドライブは3となる。」

 

「え?でも、そのカードはリアガードじゃ...」

 

「星域にいるユニットはドライブチェックを行います。」

 

「なっ!?」

 

それじゃ、ヴァンガードと合わせて、5回もドライブチェックするってこと!?

しかも、"ヴァルケリオン"はパワー70000、ヴァンガードもフォースを得ているから、パワーがめちゃくちゃ高いじゃん!

 

 

「私はさらに"震天竜アストライオス・ドラゴン"、"創天光神ウラヌス"をコール。これでバトルです。まずは"ヴァルケリオン"でアタック!」

 

「くっ、ノーガード。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"絶界巨神ヴァルケリオン"。2枚目、"篤志のアークトゥルス"。3枚目、"全治のアスクレピオス"。ゲット、ヒールトリガー。ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"創天光神ウラヌス"(V) : パワー53000(13000+10000*3+10000)

 

「ダメージチェック、"聖火の守護天使サリエル"。」

 

「"ヴァルケリオン"のドライブチェックのカードは、手札ではなくソウルに置かれます。」

 

「く...ダメージに新しいカードが置かれたので、"ミリオンレイ"はパワー+5000。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア1) : パワー14000(9000+5000)

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア2) : パワー14000(9000+5000)

 

「(まだダメージ1。ここは普通にアタックした方が良さそうですね。)リアガードの"ウラヌス"でアタックです。」

 

"創天光神ウラヌス"(R右) : パワー21000(13000+8000)

 

「"ピンキー・デンチュリスト"でガード。」

 

"聖霊熾天使ノキエル" : パワー27000(12000+15000)

 

「なら、ヴァンガードの"ウラヌス"でアタック!」

 

"創天光神ウラヌス" : パワー53000(13000+10000*3+10000)

 

「ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"タリスマン・エンジェル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"アストライオス"にパワー+10000。」

 

"震天竜アストライオス・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「2枚目、"篤志のアークトゥルス"。ノートリガー。」

 

「ダメージチェック、"スケーリング・エンジェル"。」

 

「これで最後のアタック!"アストライオス・ドラゴン"!」

 

"震天竜アストライオス・ドラゴン" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「...ノーガード。ダメージチェック、"愛天使ノキエル"。」

 

これでダメージ3...でも、"ノキエル"がダメージに置かれてくれた。

 

「私はこれでターンエンド。星域が消え、"ヴァルケリオン"は山札の下に置く。」

 

--------------------------------------------------

新右衛門 手札:9枚、ソウル:5枚、ダメージ:0枚

 

■□■

■■■

V   : 創天光神ウラヌス

R右  : 創天光神ウラヌス

R左  : 震天竜アストライオス・ドラゴン

R右下 : 恒道のディケイ

R左下 : 恒道のディケイ

 

■□■□■

_■■□

V   : 聖霊熾天使ノキエル

R中央 : 関門の忍鬼アタカ

R左下 : 忍竜ザンバライダー

Rア1 : ミリオンレイ・ペガサス

Rア2 : ミリオンレイ・ペガサス

 

レッカ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"愛の狙撃手ノキエル"にきゅんきゅんライド!イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。そして、スキルでCB1、山札の上から1枚をダメージゾーンに置くわ。」

 

私のダメージに"愛天使ノキエル"が置かれる。

これはラッキーね。

 

「そして、ダメージゾーンから"スケーリング・エンジェル"を手札に戻すわ。新しいダメージが置かれたので、"ミリオンレイ"はパワー+5000。"アタカ"もついでにパワー+5000よ。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア1) : パワー19000(9000+5000+5000)

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア2) : パワー19000(9000+5000+5000)

"関門の忍鬼アタカ" : パワー13000(8000+5000)

 

「"聖火の守護天使サリエル"をコールし、スキル。CB1、SB1することで山札から"幸せの鐘ノキエル"をダメージゾーンに置き、ダメージ1枚回復。"幸せの鐘ノキエル"のスキルで前列にパワー+5000。」

 

"愛の狙撃手ノキエル" : パワー17000(12000+5000)

"聖火の守護天使サリエル" : パワー14000(9000+5000)

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア1) : パワー24000(9000+5000+5000+5000)

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア2) : パワー24000(9000+5000+5000+5000)

 

 

「なるほど...これでダメージゾーンの"ノキエル"は3枚、ということですね。」

 

「まあね。...行くわよ!"ザンバライダー"のブースト、"サリエル"でリアガードの"ウラヌス"にアタック!」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「ノーガード。"ウラヌス"は退却。」

 

「"アタカ"のブースト、"ノキエル"でアタックよ!」

 

"愛の狙撃手ノキエル" : パワー30000(12000+5000+13000)

 

「(ブーストをつけた...ということは、手札に"ノキエル"はないようですね。まあ、ここはコストが欲しい場面...)ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"聖霊熾天使ノキエル"。2枚目、"懲罰の守護天使シェミハザ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ミリオンレイ"へ。」

 

"愛の狙撃手ノキエル" : パワー30000(12000+5000+13000)、☆2

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア1) : パワー34000(9000+5000+5000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"成層のベクルックス"、"聖天竜エオスアネシス・ドラゴン"。」

 

よし、ドライブチェックで"ノキエル"が来た。

それにおじさんはトリガーを引かなかった。

 

「"ノキエル"のスキル!SB1、手札の"スケーリング・エンジェル"、"懲罰の守護天使シェミハザ"を捨て、"聖霊熾天使ノキエル"にスペリオルライド!イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得!」

 

 

『立凪選手、先ほどと同じように"ノキエル"にスペリオルライド!激しい連続攻撃を仕掛けていみゃす!』

 

『素晴らしいわね。プロテクトもしっかり蓄えているし、新田新右衛門は攻めるのも厳しいんじゃないかしら。』

 

 

「"ノキエル"のスキル。SB1、山札から"幸せの鐘ノキエル"をダメージゾーンに置くわ。これにより、前列のパワーがさらに+5000。」

 

"聖霊熾天使ノキエル" : パワー22000(12000+5000*2)

"聖火の守護天使サリエル" : パワー19000(9000+5000*2)

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア1) : パワー39000(9000+5000+5000+5000*2+10000)

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア2) : パワー29000(9000+5000+5000+5000*2)

 

「右の"ミリオンレイ"でアタックよ!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"成層のベクルックス"。」

 

「"ノキエル"でアタック!スキルでSB1、ダメージゾーンの表の"ノキエル"が3枚以上なので、"ミリオンレイ"をスタンド!」

 

「"妖魔忍竜クロギリ"、"蛮行の忍鬼アクラオー"、"タリスマン・エンジェル"でガード!」

 

"創天光神ウラヌス" : パワー33000(13000+10000+5000*2)

 

「これでアタックは通らない。」

 

「...ドライブチェック、"懲罰の守護天使シェミハザ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて右の"ミリオンレイ"へ。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア1) : パワー49000(9000+5000+5000+5000*2+10000*2)、☆2

 

 

「く、ここでクリティカルですか...」

 

「左の"ミリオンレイ"でアタックよ!」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア2) : パワー29000(9000+5000+5000+5000*2)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"全治のアスクレピオス"。...ダメージ回復はできませんが、ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"創天光神ウラヌス" : パワー23000(13000+10000)

 

「これでトドメよ!"ミリオンレイ"でアタック!」

 

「プロテクト。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「私はこれでターンエンドよ。"ノキエル"のスキルで、"愛天使ノキエル"を山札の下に戻す。」

 

--------------------------------------------------

新右衛門 手札:4枚、ソウル:5枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■□■

■■□

V   : 創天光神ウラヌス

R左  : 震天竜アストライオス・ドラゴン

R右下 : 恒道のディケイ

R左下 : 恒道のディケイ

 

■■■□■

_■■□

V   : 聖霊熾天使ノキエル

R左  : 聖火の守護天使サリエル

R中央 : 関門の忍鬼アタカ

R左下 : 忍竜ザンバライダー

Rア1 : ミリオンレイ・ペガサス

Rア2 : ミリオンレイ・ペガサス

 

レッカ 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

『これは少し意外な展開ですね~。』

 

『そうね。でも、アイドルだってヴァンガードが強くてもおかしくはないわ。それに彼女はヴァンガードの公式サポーターなのだから。』

 

『それもそうですね~!』

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー。」

 

「おじさん、さすがに諦めたら?私の手札にはプロテクトが4枚ある。おじさんのアタックは絶対通らないんだよ。」

 

「ふ...諦めないさ。ファイトの展開なんて、最後まで分からない!"天球のアトラス"をコールし、スキル。CB1、自身をソウルに置き、1枚ドロー。ヴァンガードが<星詠>なので、イマジナリーギフトフォースを得て、ヴァンガードサークルへ。」

 

"創天光神ウラヌス" : パワー53000(13000+10000*4)

 

「"聖天竜エオスアネシス・ドラゴン"をコール。スキルでCB1し、山札から<星神>、"絶界巨神ヴァルケリオン"を手札に加える。手札に加えたので、イマジナリーギフトフォースを得て、ヴァンガードサークルへ。」

 

"創天光神ウラヌス" : パワー63000(13000+10000*5)

 

 

これでフォースが5枚...ちょっとこれ以上はやばいかも。

 

 

「"ウラヌス"のスキル。"絶界巨神ヴァルケリオン"をSBし、中央後列が星域となる。そして、降臨せよ!"絶界巨神ヴァルケリオン"!」

 

「また出た...」

 

でも、どれだけパワーが上がろうと、私にはプロテクトがある。

どんな攻撃も受け止めて見せる!

 

「"ヴァルケリオン"のスキル。山札から5枚見て、"煌天神ウラヌス"をドロップ。これにより、"ヴァルケリオン"のドライブは3となる。」

 

 

『新田選手、またグレード3を"ヴァルケリオン"のスキルで引き当てました!』

 

『彼のデッキ、グレード3が少し多めのようね。でも、運が良い。諦めていない証拠ね。』

 

 

「"ヴァルケリオン"、アタック!」

 

「く、プロテクト。手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"挺身の女神クシナダ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"エオスアネシス"にパワー+10000。」

 

"聖天竜エオスアネシス・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「2枚目、"タリスマン・エンジェル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"アストライオス・ドラゴン"にパワー+10000。」

 

"震天竜アストライオス・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「3枚目、"戦巫女ククリヒメ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ウラヌス"へ!」

 

"創天光神ウラヌス" : パワー73000(13000+10000*5+10000)、☆2

 

 

「なっ...トリプルトリガー...運が良すぎよ!」

 

「運って言うのは、最後まで諦めなかったものだけが手にできるギフトです。私はまだ諦めていない!"ウラヌス"でアタック!」

 

 

「く、もう一度プロテクトよ!手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、"挺身の女神クシナダ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"エオスアネシス"にパワー+10000。」

 

"聖天竜エオスアネシス・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「2枚目、"戦巫女ククリヒメ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"エオスアネシス"へ!」

 

"聖天竜エオスアネシス・ドラゴン" : パワー43000(13000+10000*3)、☆2

 

 

ちょ、本当におかしいわよ!これでクインテットトリガーじゃない!

 

 

「"アストライオス・ドラゴン"でアタック!」

 

"震天竜アストライオス・ドラゴン" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「"サニースマイル・エンジェル"でガード!」

 

"聖霊熾天使ノキエル" : パワー32000(12000+20000)

 

「なら、"エオスアネシス"でアタック!」

 

"聖天竜エオスアネシス・ドラゴン" : パワー51000(13000+10000*3+8000)、☆2

 

「く、ノーガード。ダメージチェック、"ミリオンレイ・ペガサス"、"礎の守護天使ハスデヤ"。」

 

 

ノートリガー...さっきまで私が優勢だったのに、一気に逆転されるなんて...

 

 

「私はこれでターンエンド。"ヴァルケリオン"は山札の下へ。」

 

--------------------------------------------------

新右衛門 手札:9枚、ソウル:8枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

■□■

■■■

V   : 創天光神ウラヌス

R右  : 聖天竜エオスアネシス・ドラゴン

R左  : 震天竜アストライオス・ドラゴン

R右下 : 恒道のディケイ

R左下 : 恒道のディケイ

 

■■■□■

_■■□

V   : 聖霊熾天使ノキエル

R左  : 聖火の守護天使サリエル

R中央 : 関門の忍鬼アタカ

R左下 : 忍竜ザンバライダー

Rア1 : ミリオンレイ・ペガサス

Rア2 : ミリオンレイ・ペガサス

 

レッカ 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「形勢逆転ですね。...諦めますか?」

 

「...」

 

今ここで諦めても、別に誰も攻めない。

でも、ここでやめるなんて、私自身が許せない!

折角誘ってくれたユウト君と、後に繋げるために負けたあいつのために!

 

「やるわ!スタンド&ドロー!(来た!)..."愛の狙撃手ノキエル"にライド!イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。そして、CB1、山札の上から1枚ダメージゾーンに置き、1枚を手札に戻す。」

 

新しいダメージが置かれたのと、"幸せの鐘ノキエル"のスキルでパワーが上昇する。

 

"愛の狙撃手ノキエル" : パワー22000(12000+5000*2)

"聖火の守護天使サリエル" : パワー19000(9000+5000*2)

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア1) : パワー29000(9000+5000+5000+5000*2)

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア2) : パワー29000(9000+5000+5000+5000*2)

"関門の忍鬼アタカ" : パワー13000(8000+5000)

 

「さらに今手札に加えた"ミリオンレイ"をコール!」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(R右) : パワー24000(9000+5000+5000*2)

 

 

「バトルよ!"ノキエル"でアタック!」

 

"愛の狙撃手ノキエル" : パワー35000(12000+5000*2+13000)

 

「"挺身の女神クシナダ"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「諦めない...私が勝つ!ツインドライブ、"懲罰の守護天使シェミハザ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて左の"ミリオンレイ"へ!」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア2) : パワー39000(9000+5000+5000+5000*2+10000)、☆2

 

「2枚目..."聖霊熾天使ノキエル"!」

 

トリガーじゃないけど、最高のカードが来たわ!

 

「"ノキエル"のスキルでSB1、手札から"シェミハザ"、プロテクトを捨て、"聖霊熾天使ノキエル"にスペリオルライド!イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得!」

 

 

『なんと!立凪選手、このファイト3回目のスペリオルライド!』

 

『彼女から、絶対勝つという執念を感じるわね。』

 

 

「左の"ミリオンレイ"でアタック!」

 

「"恒道のディケイ"、"全治のアスクレピオス"でガード。」

 

"創天光神ウラヌス" : パワー43000(13000+10000+20000)

 

「く..."ノキエル"でアタック!スキルでSB1、ダメージゾーンの"ノキエル"が3枚以上なので、左の"ミリオンレイ"をスタンド!」

 

"聖霊熾天使ノキエル" : パワー22000(12000+5000*2)

 

「ノーガードです。(ここまで、ですかね。)」

 

「ドライブチェック、"ピンキー・デンチュリスト"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"サリエル"へ!」

 

"聖霊熾天使ノキエル" : パワー22000(12000+5000*2)、☆2

"聖火の守護天使サリエル" : パワー19000(9000+10000)

 

「く...クリティカルですか。」

 

「これが私の諦めない想いよ!」

 

「...ダメージチェック、"瑞光のポースポロス"、"挺身の女神クシナダ"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。私も最後まで諦めない。ミサキに後を託します。」

 

 

最後にドロートリガーを引かれた。これがおじさんの執念ってわけね。

でも、これで残りは後一人。私で二人倒すことができてよかったわ。

 

 

 

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Ex.8「勝利へ繋ぐ力」

レッカside

 

 

「ふぅ...負けてしまいましたか。やはり久しぶりのファイトではこの程度ですか。」

 

「でも、おじさん強かったよ。」

 

「ふふ、ありがとうございます。...ですが、次のミサキもなかなかやりますよ。」

 

「そうだね~。」

 

何とかおじさんには勝てたけど、次のミサキちゃんには勝てるかな。

でも、私の手札にはプロテクトが3枚、守護者が2枚、トリガーが1枚。

守りは万全。負けるとしても、耐えてダメージを稼いで、ユウト君に繋ぐ!

 

 

「こんなところであんたとファイトすることになるなんて、思ってもみなかったよ。」

 

「そうだね。あの時からどれだけ強くなったか、見せてよね。」

 

「ふ...行くよ。あたしのターン、スタンド&ドロー。ライド、"ペンタゴナル・メイガス"!イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー62000(12000+10000*5)

 

「"ラック・バード"をコールし、スキル。SB2、1枚引き、パワー+6000。」

 

"ラック・バード" : パワー11000(5000+6000)

 

「行くよ。"ペンタゴナル・メイガス"でヴァンガードにアタック!スキル、グレード3、"妖魔忍竜・暁ハンゾウ"をSBし、手札を5枚捨てる。これにより、ドライブ+3!」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー73000(12000+10000*5+11000)

 

「"恋の守護者ノキエル"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「クインテットドライブ、1枚目、"テトラ・メイガス"。2枚目、"クォーレ・メイガス"。3枚目、"ラック・バード"。4枚目、"ロンバス・メイガス"。5枚目、"ウェザーフォーキャスター ミス・ミスト"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"アストライオス・ドラゴン"にパワー+15000。」

 

"震天竜アストライオス・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「15000!?トリガー効果は10000じゃ...」

 

「"ペンタゴナル・メイガス"のスキルで、トリガー効果によるパワー上昇は5000上がってる。」

 

「くっ...でも、このアタックは通らないわ。」

 

「なら、"エオスアネシス"でアタックよ。」

 

"聖天竜エオスアネシス・ドラゴン" : パワー21000(13000+8000)

 

「"サリエル"、"ミリオンレイ"でインターセプト。」

 

"聖霊熾天使ノキエル" : パワー22000(12000+5000*2)

 

「"アストライオス・ドラゴン"でアタック!」

 

"震天竜アストライオス・ドラゴン" : パワー36000(13000+15000+8000)

 

「プロテクト。手札のプロテクトを捨てて、完全ガード。」

 

「防いだか。...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:13枚、ソウル:6枚、ダメージ:0枚

 

■■■

■■■

V   : ペンタゴナル・メイガス

R右  : 聖天竜エオスアネシス・ドラゴン

R左  : 震天竜アストライオス・ドラゴン

R中央 : ラック・バード

R右下 : 恒道のディケイ

R左下 : 恒道のディケイ

 

■□■□■

_■■□

V   : 聖霊熾天使ノキエル

R中央 : 関門の忍鬼アタカ

R左下 : 忍竜ザンバライダー

Rア1 : ミリオンレイ・ペガサス

Rア2 : ミリオンレイ・ペガサス

 

レッカ 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

ミサキちゃんの手札は13枚...あれを少しでも削る。

そして、ユウト君に繋げる。

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"愛天使ノキエル"をコールし、スキル。CB1、SB1、山札から"幸せの鐘ノキエル"をダメージゾーンに置き、ダメージゾーンから裏のカード、"スケーリング・エンジェル"を手札に戻す。」

 

"聖霊熾天使ノキエル" : パワー27000(12000+5000*3)

"愛天使ノキエル" : パワー24000(9000+5000*3)

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア1) : パワー34000(9000+5000+5000+5000*3)

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア2) : パワー34000(9000+5000+5000+5000*3)

 

「"スケーリング・エンジェル"をコール。スキルでダメージゾーンのグレード2以下、"礎の守護天使ハスデヤ"をソウルに置き、ドロップゾーンから"愛の狙撃手ノキエル"をダメージゾーンに置く。」

 

"スケーリング・エンジェル" : パワー23000(8000+5000*3)

 

「"アタカ"はスキルでパワー+5000。」

 

"関門の忍鬼アタカ" : パワー13000(8000+5000)

 

 

 

「よし、レッカさんいいぞ。」

 

「あ?何がだ?」

 

「レッカさんのダメージゾーンだよ。5枚とも、"ノキエル"を含むカードだ。だから、"聖霊熾天使ノキエル"のスキルで2枚をスタンドできる。"愛天使ノキエル"のスキルを使ったから、ソウルがなくなっていたけど、"スケーリング・エンジェル"のスキルでソウルを確保できた。」

 

「なるほどな...あいつ、結構やるじゃねえか。」

 

 

「行くわよ!"ミリオンレイ"でアタック!」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア1) : パワー34000(9000+5000+5000+5000*3)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"オラクルガーディアン ジェミニ"。」

 

「もう一枚の"ミリオンレイ"でアタック!」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア2) : パワー34000(9000+5000+5000+5000*3)

 

「それもノーガード。ダメージチェック、"ウェザーフォーキャスター ミス・ミスト"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー22000(12000+10000)

 

「く、ここでトリガー...でも、まだ!"聖霊熾天使ノキエル"でヴァンガードにアタック!スキルでSB1、2枚の"ミリオンレイ・ペガサス"をスタンド!」

 

"聖霊熾天使ノキエル" : パワー40000(12000+5000*3+13000)

 

「"スフィア・メイガス"2枚でガード。」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー62000(12000+10000+20000*2)

 

「これでアタックは通らないわ。」

 

「関係ないわ!ツインドライブ、"ベリフルメッズ・エンジェル"、"手当の守護天使ペヌエル"。」

 

私の役目はあの手札を削ること!ここで勝てなくても、ユウト君が勝ってくれる!

 

「"スケーリング・エンジェル"でアタック!」

 

「ダメージチェック、"オラクルガーディアン ニケ"。ゲット、クリティカル。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー32000(12000+10000*2)

 

「くっ...またトリガーを引かれるなんて...」

 

「これで残りのガードも5000で足りるね。」

 

「まだまだ!"ザンバライダー"のブースト、"愛天使ノキエル"で"アストライオス・ドラゴン"にアタック!」

 

"愛天使ノキエル" : パワー29000(9000+5000*3+5000)

 

「ノーガード。"アストライオス・ドラゴン"は退却。」

 

「"ミリオンレイ"でアタック!」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア1) : パワー34000(9000+5000+5000+5000*3)

 

「"クォーレ・メイガス"でガード。」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー42000(12000+10000*2+10000)

 

「最後よ!"ミリオンレイ"でアタック!」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア2) : パワー34000(9000+5000+5000+5000*3)

 

「"テトラ・メイガス"でガード。」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー42000(12000+10000*2+10000)

 

「く...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:10枚、ソウル:6枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■■■

□■■

V   : ペンタゴナル・メイガス

R右  : 聖天竜エオスアネシス・ドラゴン

R中央 : ラック・バード

R右下 : 恒道のディケイ

R左下 : 恒道のディケイ

 

■■■■■

_■■□

V   : 聖霊熾天使ノキエル

R右  : スケーリング・エンジェル

R左  : 愛天使ノキエル

R中央 : 関門の忍鬼アタカ

R左下 : 忍竜ザンバライダー

Rア1 : ミリオンレイ・ペガサス

Rア2 : ミリオンレイ・ペガサス

 

レッカ 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

結局、全然手札を削れなかった。

しかも、ミサキちゃんのソウルにはまだグレード3がある...もう一度、"ペンタゴナル・メイガス"のスキルを使われてしまう。

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"ラック・バード"を右後列にコール。"ディケイ"は退却。スキルでSB2、1枚引き、パワー+6000。」

 

"ラック・バード"(R右下) : パワー11000(5000+6000)

 

「"クォーレ・メイガス"を左後列にコール。"ディケイ"は退却。"クォーレ"のスキルで山札から2枚見て...この順番で戻す。そして、"テトラ・メイガス"をコール。スキルでCB1、1枚引き、"オラクルガーディアン ニケ"を山札の上へ。」

 

これでクリティカルが1枚、確定した。

 

「"レクタングル・メイガス"を右前列にコール。"エオスアネシス"は退却。スキルでCB1、SB1し、山札から2枚確認。順番を入れ替えて戻し、1枚ドロー。」

 

「わざわざユニットを入れ替えた...何かあるっていうの?」

 

「行くよ。"ペンタゴナル"でアタック。スキルでグレード3、"創天光神ウラヌス"をSBし、手札を5枚捨てる。でも、前列の"メイガス"を含むリアガードの枚数だけ、捨てる手札は減る。よって、3枚捨てる。」

 

「く、そういうこと...」

 

ミサキちゃんは"ロンバス・メイガス"、"クォーレ・メイガス"、"ステラ・メイガス"を捨てる。これにより、"ペンタゴナル・メイガス"はドライブ+3。

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー67000(12000+10000*5+5000)

 

「...後は任せたわ、ユウト君。ノーガード。」

 

「クインテットドライブ、1枚目、"オラクルガーディアン ニケ"。ゲット、クリティカル。効果はすべてヴァンガード。」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー77000(12000+10000*5+5000+10000)、☆2

 

「2枚目、"レクタングル・メイガス"。3枚目、"オラクルガーディアン ジェミニ"。4枚目、"ペンタゴナル・メイガス"。5枚目、"ロゼンジ・メイガス"。(...全然トリガー出ないわね。まあ、ユウトとのファイトで出てくれればいいか。)」

 

「ダメージチェック、"聖火の守護天使サリエル"。...私の負けね。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

レッカさんが負けたため、俺はファイトステージへと昇る。

入れ替わりでレッカさんが下りてくる。

 

「ナイスファイト、レッカさん。」

 

「ありがとう、ユウト君。後はお願いね。」

 

「ああ。」

 

レッカさんとハイタッチし、俺はそのままファイトテーブルへとつく。

こうしてミサキさんとファイトするのも久しぶりな気がするな。

 

「よろしくね、ミサキさん。」

 

「ああ。今日こそあんたに勝つ。」

 

「...俺も負けるつもりはないんでね。さあ、行こうか!」

 

 

『さあ!ついに両チームが残り一人という状況!』

 

『ミサキちゃんは私もよく知ってる子ね。強い子よ。でも、久導ユウトは大会のファイトを見る限り、どのファイトも本当の意味で本気を出していない...実力は未知数に感じるわね。』

 

 

 

「本気...か。」

 

出しているつもりだけど、傍から見たらそう感じるってことかな。

ま、俺はいつも通りファイトするだけだ。

 

「行くよ、ミサキさん。」

 

「来な!」

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"牡丹の銃士マルティナ"。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。」

 

"スケーリング・エンジェル" : パワー8000、☆2

 

「"カローラ・ドラゴン"を2枚、右と左の後列にコール。"ザンバライダー"は退却。さらに"マルティナ"のスキルでSB1、"ノキエル"を退却。山札から5枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"をコール。それぞれスキルでパワーアップ。」

 

"牡丹の銃士マルティナ"(R左) : パワー18000(13000+5000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー11000(8000+3000)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー11000(8000+3000)

"関門の忍鬼アタカ" : パワー13000(8000+5000)

 

 

コストもないし、こんなものか。

とりあえず、ミサキさんの手札を削ってからだな。

 

「バトル。"アタカ"のブースト、"マルティナ"でアタック。」

 

"牡丹の銃士マルティナ"(V) : パワー24000(13000+11000)

 

「"戦巫女ククリヒメ"、"ロゼンジ・メイガス"でガード!」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー37000(12000+15000+10000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"菜の花の銃士キーラ"。2枚目、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて、リアガードの"マルティナ"へ。」

 

"牡丹の銃士マルティナ"(R左) : パワー28000(13000+5000+10000)、☆3

 

「行け、"マルティナ"!」

 

"牡丹の銃士マルティナ"(R左) : パワー39000(13000+5000+10000+11000)、☆3

 

「無駄よ。プロテクト、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「なら、"ミリオンレイ"でアタック。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア1) : パワー14000(9000+5000)

 

「"ロンバス・メイガス"でガード。」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー17000(12000+5000)

 

「もう一枚の"ミリオンレイ"でアタック。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア2) : パワー14000(9000+5000)

 

「"レクタングル"でインターセプト。」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー17000(12000+5000)

 

「なら、これならどうだ!"スケーリング・エンジェル"でアタック!」

 

"スケーリング・エンジェル" : パワー19000(8000+11000)、☆2

 

「"オラクルガーディアン ジェミニ"でガード!」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー22000(12000+10000)

 

 

「まさか、全部防がれるとは...」

 

「あんた相手にダメージ5まで追い詰められるわけにはいかないからね。」

 

「なるほど...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

■■■

■■□

V   : ペンタゴナル・メイガス

R左  : テトラ・メイガス

R中央 : ラック・バード

R右下 : ラック・バード

R左下 : クォーレ・メイガス

 

■■■■■

_■■■

V   : 牡丹の銃士マルティナ

R右  : スケーリング・エンジェル

R左  : 牡丹の銃士マルティナ

R中央 : 関門の忍鬼アタカ

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

Rア1 : ミリオンレイ・ペガサス

Rア2 : ミリオンレイ・ペガサス

 

ユウト 手札:9枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。ライド、"ペンタゴナル・メイガス"。イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。"レクタングル・メイガス"をコールし、スキル。CB1、SB1し、山札の上から2枚確認。そのまま戻す。そして、1枚ドロー。」

 

オラクルシンクタンクはデッキ操作をしてトリガー率を上げてくる。

一気にダメージを詰められるかもしれないから、注意だな。

 

「右後列に"オラクルガーディアン ジェミニ"をコール。"ラック・バード"は退却。そして、"ジェミニ"のスキルでソウルに置き、CC1。空いた場所に"テトラ・メイガス"をコール。スキルでCB1、1枚ドロー。手札の"オラクルガーディアン ニケ"を山札の上へ。」

 

「これでクリティカルが1枚確定、か。」

 

「あんたのプロテクトを使わせる。このターンは次のターンへの布石。」

 

「さて、どうだろうね。俺のダメージはまだ0枚。ノーガードでもいいくらいだ。」

 

「いや、あんたはプロテクトを使う。...行くよ。"ペンタゴナル・メイガス"でアタック!スキルでグレード3をSB、手札を3枚捨て、ドライブ+3!」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー67000(12000+10000*5+5000)

 

「(確かに...さっきからミサキさんはトリガーをあまり引いていない。この5ドライブでクリティカルを引かれすぎると、一気に状況が悪くなる。だったら...)プロテクト、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ふ、これでいい。クインテットドライブ、1枚目、"オラクルガーディアン ニケ"。効果はすべてレクタングル"へ。"レクタングル"自身のスキルにより、さらにパワーアップ。」

 

"レクタングル・メイガス" : パワー29000(9000+15000+5000)、☆2

 

「2枚目、"スフィア・メイガス"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"テトラ・メイガス"へ。"レクタングル"もスキルでパワーアップ。」

 

"レクタングル・メイガス" : パワー34000(9000+15000+5000*2)、☆2

"テトラ・メイガス"(R左) : パワー23000(8000+15000)

 

「3枚目、"レクタングル・メイガス"。4枚目、"フジッリ・メイガス"。5枚目、"サイキック・バード"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"レクタングル"へ。スキルと合わせてパワーアップ。」

 

"レクタングル・メイガス" : パワー54000(9000+15000*2+5000*3)、☆3

 

やはりトリガーを引いてきたか。さて、この後のアタックをどうするか。

 

「"テトラ・メイガス"でアタック!」

 

"テトラ・メイガス"(R左) : パワー31000(8000+15000+8000)

 

「"菜の花の銃士キーラ"、"紅団扇の銃士ガストーネ"でガード。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「これはガードできるかしら。"レクタングル"でアタック!」

 

"レクタングル・メイガス" : パワー62000(9000+15000*2+5000*3+8000)、☆3

 

「...ノーガード。ダメージチェック、"牡丹の銃士トゥーレ"、"紅団扇の銃士ガストーネ"、"タンポポの銃士ミルッカ"。」

 

 

『戸倉選手の強烈なアタックが決まった~!久導選手、トリガーが出ず、一気にダメージ3!逆転されてしまいました!』

 

 

「あたしはこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

■■■

■■■

V   : ペンタゴナル・メイガス

R右  : レクタングル・メイガス

R左  : テトラ・メイガス

R中央 : ラック・バード

R右下 : テトラ・メイガス

R左下 : クォーレ・メイガス

 

■■■■■

_■■■

V   : 牡丹の銃士マルティナ

R右  : スケーリング・エンジェル

R左  : 牡丹の銃士マルティナ

R中央 : 関門の忍鬼アタカ

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

Rア1 : ミリオンレイ・ペガサス

Rア2 : ミリオンレイ・ペガサス

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身。ライド・THE・ヴァンガード、"白百合の銃士セシリア"。イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー13000、☆2

 

「"セシリア"のスキル。CB1、"スケーリング・エンジェル"を退却。山札から3枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"牡丹の銃士トゥーレ"、"ダンシング・サンフラワー"をコール。このターン、前列3枚のパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー20000(10000+10000)、☆2

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆3

 

 

「"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワーアップ。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー17000(8000+3000*3)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー17000(8000+3000*3)

 

「"トゥーレ"のスキル。CB1、"ダンシング・サンフラワー"を退却。山札から3枚見て、"月下美人の銃士ダニエル"をコールし、残りを山札の下へ。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー20000(8000+3000*4)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー20000(8000+3000*4)

 

「バトル。"ダニエル"のブースト、"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー28000(13000+10000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"リコリスの銃士サウル"、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"マルティナ"のパワー+10000。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー38000(13000+5000+10000+10000)、☆3

 

「ダメージチェック、"ステラ・メイガス"。」

 

「行け、"マルティナ"!」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー58000(13000+5000+10000+10000+20000)、☆3

 

「プロテクト、手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

やはり防がれるか。だが、これでミサキさんの手札は残り4枚。

大量にあった手札もかなり削れた。

 

「"ミリオンレイ"でアタック。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア1) : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"レクタングル・メイガス"。」

 

「"トゥーレ"でアタック!」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー40000(10000+10000+20000)、☆2

 

「"サイキック・バード"、"オラクルガーディアン ニケ"でガード!」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー42000(12000+15000*2)

 

「(ここで5ダメージにしておくべきか。...いや、ドロートリガーを引かれると面倒だ。)左の"ミリオンレイ"で"レクタングル"にアタック。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア2) : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。"レクタングル"は退却。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

■■■

■■□

V   : ペンタゴナル・メイガス

R左  : テトラ・メイガス

R中央 : ラック・バード

R右下 : テトラ・メイガス

R左下 : クォーレ・メイガス

 

■■■■■

_■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : 牡丹の銃士トゥーレ

R左  : 牡丹の銃士マルティナ

R中央 : 月下美人の銃士ダニエル

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

Rア1 : ミリオンレイ・ペガサス

Rア2 : ミリオンレイ・ペガサス

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。...このターンで決める!"ヘキサゴナル・メイガス"、"フジッリ・メイガス"をコール。"フジッリ"のスキルでCB1、SB1し、"ペンタゴナル・メイガス"のパワー+10000、ドライブ+1。」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー72000(12000+10000*5+10000)

 

「(ユウトの手札に守護者は1枚。わからないのはさっきのドロートリガーで引いたカードと、矢作キョウが残した1枚。でも、レッカも、ユウトもあのカードを全然使わない。ということは、あれは使い道のないカード...)」

 

「...」

 

「行ける!"ペンタゴナル・メイガス"でアタック!」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー77000(12000+10000*5+10000+5000)

 

「(このアタック、きっと"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"を使うはず...)」

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「(やっぱり。それに捨てたのは"ガストーネ"。見えてなかった1枚!)」

 

「さあ、ドライブチェックを。」

 

「ええ。...トリプルドライブ、1枚目、"オラクルガーディアン ニケ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ヘキサゴナル"へ。さらにスキルでパワー+5000。」

 

"ヘキサゴナル・メイガス" : パワー32000(12000+15000+5000)、☆2

 

「2枚目、"サイキック・バード"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ヘキサゴナル"へ。スキルでパワー+5000。」

 

"ヘキサゴナル・メイガス" : パワー52000(12000+15000*2+5000*2)、☆3

 

「3枚目、"ウェザーフォーキャスター ミス・ミスト"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ヘキサゴナル"のパワー+15000!スキルでさらにパワー+5000!」

 

"ヘキサゴナル・メイガス" : パワー72000(12000+15000*3+5000*3)、☆3

 

「(これで勝てる!ユウトに勝てる!)"テトラ・メイガス"のブースト、"ヘキサゴナル・メイガス"でアタック!」

 

"ヘキサゴナル・メイガス" : パワー80000(12000+15000*3+5000*3+8000)、☆3

 

「"忍獣リーブスミラージュ"でガード。」

 

「なっ!?」

 

「手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

ミサキさんは心底驚いた顔をしている。どうやら、守護者を持っていたことが想定外だったようだ。ミサキさんのことだし、俺の手札を把握していたんだろう。

確かに、俺の手札のガード値は、今捨てた"フィオレンサ"を合わせても、合計45000。インターセプトを含めて55000。今のアタックは80000だから、すべて使っても68000で足りない。

 

「どうした、ミサキさん。」

 

「くっ..."フジッリ・メイガス"で"マルティナ"にアタック。」

 

"フジッリ・メイガス" : パワー20000(12000+8000)

 

「ノーガード。"マルティナ"は退却。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

 

■■■

■■■

V   : ペンタゴナル・メイガス

R右  : ヘキサゴナル・メイガス

R左  : フジッリ・メイガス

R中央 : ラック・バード

R右下 : テトラ・メイガス

R左下 : クォーレ・メイガス

 

■□■■■

_■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : 牡丹の銃士トゥーレ

R中央 : 月下美人の銃士ダニエル

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

Rア1 : ミリオンレイ・ペガサス

Rア2 : ミリオンレイ・ペガサス

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「まさか、ずっと守護者を隠し持っていたなんて...」

 

「ああ。キョウも、レッカさんも俺につなげてくれた。だから今の攻撃を防ぐことができた。そして、俺はそんな二人の想いに報いるために、このファイトに勝つ。」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。ライド・THE・ヴァンガード、"メイデン・オブ・スタンドピオニー"。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー13000、☆2

 

「そして、スキルで"プラント・トークン"を2枚コール。"カローラ・ドラゴン"はパワー+6000。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー14000(8000+3000*2)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"ベリフルメッズ・エンジェル"をコール。スキルで自身をソウルに置き、ダメージゾーンの"牡丹の銃士トゥーレ"と、手札の"睡蓮の銃士ルース"を入れ替える。これにより、新たにダメージゾーンにカードが置かれたため、"ミリオンレイ"はパワー+5000。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア1) : パワー19000(9000+5000+5000)

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア2) : パワー19000(9000+5000+5000)

 

このカードたちも、レッカさんが残してくれたカードたち。

繋げるという意識があったから、今のこの盤面がある。

 

「"牡丹の銃士トゥーレ"をコール。スキルでCB1、自身を退却し、山札から3枚見て、"リコリスの銃士ヴェラ"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー17000(8000+3000*3)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー17000(8000+3000*3)

 

「さあ、行くよ。"ヴェラ"でアタック。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー13000、☆2

 

「っ..."オラクルガーディアン ニケ"でガード。」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー27000(12000+15000)

 

 

 

「ユウト君、何でブーストつけなかったの...?」

 

「多分、"スタンドピオニー"のスキルのためだろうな。」

 

「どういうこと?」

 

「"スタンドピオニー"はリアガードを4枚退却し、"プラント・トークン"を4枚コールする。ブーストをつけずにアタックが届く"ヴェラ"は一人でアタックして、その後もパワー上昇する"カローラ・ドラゴン"をブースト要因として残した、ってとこだろ。」

 

「なるほどね...」

 

 

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"トゥーレ"でアタック。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー27000(10000+17000)、☆2

 

「"スフィア・メイガス"でガード!」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー32000(12000+20000)

 

「"ミリオンレイ"でアタック!」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア1) : パワー19000(9000+5000+5000)

 

 

「く...ノーガード。ダメージチェック、"ウェザーフォーキャスター ミス・ミスト"!ゲット、ドロートリガー。1枚引いて...っ...ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー22000(12000+10000)

 

今、一瞬表情を歪めたな。引きたくないカード、例えばヒールトリガーでも引いたかな。

 

「"ミリオンレイ"、"ヘキサゴナル"にアタック。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス"(Rア2) : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「ノーガード。"ヘキサゴナル・メイガス"は退却。」

 

「"スタンドピオニー"でアタック。スキルでCB1、"ヴェラ"、"ミリオンレイ"、"トゥーレ"、右後列の"カローラ・ドラゴン"を退却し、"プラント・トークン"を4枚コール。トークンユニットと自身にパワー+10000。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R右) : パワー15000(5000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R左) : パワー15000(5000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R中央) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R右下) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(Rア1) : パワー20000(5000+5000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー29000(8000+3000*7)

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー38000(13000+10000+15000)、☆2

 

「(残りのアタック...アクセルサークルのアタックは通らない。でも、残るリアガードは通る。右がパワー30000、左がパワー43000...左は完全ガードで2枚必要、右は1枚あれば良い。なら...)"スフィア・メイガス"でガード!」

 

"ペンタゴナル・メイガス" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

 

『戸倉選手、最低限のガード!』

 

『残された手札からガード値を考えての行動ね。かなり苦しい状況ね。』

 

『そうですね~!さあ、久導選手はトリガーを引けるのか!』

 

 

「...引くよ。二人が繋げてくれたから。俺は勝つ。」

 

「っ...」

 

「ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ネペンテス"。」

 

 

『トリガーじゃない!』

 

『残り1枚...』

 

 

「2枚目..."激辛闘士カブ・サイ・シー"。」

 

 

『来た~!!!!クリティカルトリガー!』

 

『これでパワー48000、クリティカル3。しかも、ミサキちゃんのデッキにもうヒールトリガーは...』

 

 

「効果はすべてヴァンガードに。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー480000(13000+10000+15000+10000)、☆3

 

「ダメージチェック、"ペンタゴナル・メイガス"....あたしの負け。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

『勝者!久導ユウト!よって、チームネクサスの勝利!』

 

 

会場から拍手が送られる。何とか勝てた。

キョウが守護者を残してくれて、レッカさんが二人倒してくれたおかげだな。

 

 

「ナイスファイト!ユウト君!」

 

「さすがだぜ、お前!」

 

「ありがとう、二人とも。...この調子で、残りも勝ち上がろう。」

 

「おう!」

 

「うん!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

シンside

 

 

「ごめん、シンさん。あたし、勝てなかった。」

 

「気にすることありませんよ、ミサキ。それに楽しかったでしょ?」

 

「うん。」

 

「ならいいんです。ね、マーク。」

 

「YES!ファイトは楽しむのが一番ね!」

 

 

「ふん...相変わらずのようだな、新田新右衛門。」

 

私とマークがミサキを慰めていると、後ろから声が聞こえる。

この声は確か...

 

「神崎ユウイチロウ...」

 

「まさかお前が初戦で敗れるとは...だが、あの男、日比野エスカが言っていた通りの男のようだ。」

 

「久導ユウト君ですか。」

 

「ああ。弱さは罪。だが、奴は強い。奴とファイトできるのが楽しみだ。」

 

 

ああ、ユウト君が神崎さんに目を付けられてたようですね。

でも、いくらユウト君でもこの人に勝てるんでしょうか。

私もユウト君と神崎さんのファイトが楽しみです。

 

 

 

.



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Ex.9「私はトップアイドル!」

アイチside

 

 

『さあ、続く試合はチームESUKAとチームブルーズ!』

 

『チームESUKAは言わずもがな、カードショップエスカ本店のSランクファイターのチームよ。...と言っても、一人違うのだけどね。』

 

『と、言いますと?』

 

『昨日、飛び入り参加してきたの。私も正体は知らなくて、チームメンバーのトノリとナナミは知ってるみたいだけど。』

 

『なるほど~。謎の覆面ファイターということですね!』

 

『ええ。そして、チームブルーズは私が招待した先導アイチ君のチームね。』

 

 

 

ユウトさんたちはミサキさんや店長、マーク先生に勝った。

今度は僕たちの番。このファイトに勝てば、次はユウトさんたちと当たる。

VFサーキットでは負けたけど、このエスカップではユウトさんに勝ちたい。

 

「アイチ、最初は私でいいんだよね?」

 

「うん。エミのデッキはフォースを稼ぎやすいし、攻撃力が上がってる状態で僕やアサカさんの連続攻撃ができたら、相手も苦しいと思うんだ。」

 

「そうね、私もそれでいいと思うわ。」

 

「わかった!じゃあ、行ってくるね。」

 

そう言って、エミはファイトステージへと上がっていく。

エミはファイトを始めてからそんなに経ってないけど、ものすごい勢いで強くなっている。きっと今回の大会でも成長していくんだろうな。

 

 

.....

....

...

..

.

 

エミside

 

 

「えっと...よろしくお願いします。」

 

「ああ、よろしく。私、五ノ実ナナミ。あなたは?」

 

「先導エミです。」

 

「そう。エミちゃん、私手加減できないから。」

 

「大丈夫です!本気でファイトです!」

 

私はデッキをセットする。

マイちゃんと一緒に作ったこのデッキで、アイチと一緒にこの大会に優勝するんだから!

 

 

「行くわよ!」

 

「はい!」

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"アルボロス・ドラゴン”新芽”"。」

 

「"バミューダ△候補生 シズク"。」

 

 

「バミューダ△か。...私のターン、ドロー。"アルボロス・ドラゴン”若枝”"にライド。"新芽"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ナナミ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : アルボロス・ドラゴン"若枝"

 

□■□

□□□

V   : バミューダ△候補生 シズク

 

エミ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"トッピングマスコット セリオ"にライド。"シズク"のスキルで1枚引き、クイックシールドを獲得!そして、"セリオ"のスキル。本当はCBなんだけど、お互いのグレードが1なら、SBで支払えます。SB1し、山札から7枚見て、"トップアイドル パシフィカ"を公開し、手札に加え、シャッフル。」

 

「("パシフィカ"デッキか。長引かせて、フォースを稼がれると厄介だな。)」

 

「バトルです。"セリオ"でアタック!」

 

"トッピングマスコット セリオ" : パワー8000

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"淡藤の愛嬢ラプロ"。ノートリガーです。」

 

「ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

「う~ん、トリガー引かれちゃった...ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ナナミ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : アルボロス・ドラゴン"若枝"

 

□■□

□□□

V   : トッピングマスコット セリオ

 

エミ 手札:9枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。ライド、"アルボロス・ドラゴン”樹”"。スキルで次にコールする"プラント・トークン"は強化される。"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。スキルで"プラント・トークン"をコール。さらに"出穂の乙女エニファ"をコール。このカードがある限り、このカードと同列か、ガーディアンサークルの"プラント・トークン"はパワー+5000、シールド+5000。」

 

"プラント・トークン" : パワー15000(10000+5000)

 

「バトルよ。"シルヴィア"でアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー10000

 

「クイックシールドを使います。」

 

「なら、"樹"でアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー10000

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"フルーツアソート・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック、"あなたに届け パーシュ"。ゲット、クリティカルトリガー!"セリオ"のパワー+10000!」

 

"トッピングマスコット セリオ" : パワー18000(8000+10000)

 

「トリガーを引いたか。でも、パワーの上がってるこのアタックはまだ通る!"エニファ"のブースト、"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン" : パワー23000(10000+5000+8000)

 

「う~ん...ノーガード。ダメージチェック、"望まれし律動 ヴィエッラ"。」

 

「私はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ナナミ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□■

■■■

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R右  : プラント・トークン(強化)

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R右下 : 出穂の乙女エニファ

 

□■□

□□□

V   : トッピングマスコット セリオ

 

エミ 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"望まれし律動 ヴィエッラ"にライド。"虹色の欠片 ウラニー"をコールしてスキル発動。山札から7枚見て、"トップアイドル パシフィカ"を手札に加え、シャッフルし、この子のパワー+3000。」

 

"虹色の欠片 ウラニー" : パワー11000(8000+3000)

 

「バトルです!"ウラニー"でヴァンガードにアタック。」

 

「"シルヴィア"でインターセプト。」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー15000(10000+5000)

 

「なら、"ヴィエッラ"でアタックです!」

 

"望まれし律動 ヴィエッラ" : パワー10000

 

「...ま、ノーガードかな。」

 

「ドライブチェック、"リファインドポイザー ウルシュラ"。ノートリガーです。」

 

「じゃあ、ダメージチェック、"アルボロス・ドラゴン”若枝”"。」

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ナナミ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□■

□■■

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R右  : プラント・トークン(強化)

R右下 : 出穂の乙女エニファ

 

■■□

□□□

V   : 望まれし律動 ヴィエッラ

R左  : 虹色の欠片 ウラニー

 

エミ 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。...あんたのデッキ、"パシフィカ"ならファイトを長引かせるつもりはないから。」

 

「私、簡単には負けません!」

 

「そう...ま、頑張ってみなよ。"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー13000、☆2

 

「"アルボロス・ドラゴン”樹”"をコール。スキルで"プラント・トークン"を生成。さらに"アルボロスの陣風 オリヴェル"をコール。"オリヴェル"のスキル。CB1、"樹"と右の"プラント・トークン"を退却し、パワー+20000、クリティカル+1。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)、☆2

 

「"フルーツアソート・ドラゴン"をコール。"聖樹"のスキルで"フルーツアソート"を退却し、"プラント・トークン"を2枚コール。リアガードが5枚なので、"聖樹"はパワー+10000。右の"プラント・トークン"は"エニファ"のスキルでパワー+5000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R右) : パワー15000(10000+5000)

 

「バトルよ。"プラント・トークン"のブースト、"聖樹"でアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「"泡立つ激励 ピピレア"2枚でガード!」

 

"望まれし律動 ヴィエッラ" : パワー50000(10000+20000*2)

 

「ツインドライブ、"メイデン・オブ・ドリームシャワー"、"フルーツアソート・ドラゴン"。」

 

あっちはノートリガー。これならダメージを抑えられる!

 

 

「"プラント・トークン"のブースト、"オリヴェル"でアタック。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー40000(10000+20000+10000)、☆2

 

「"煌きのお姫様 レネ"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「防がれたか。なら、"エニファ"のブースト、"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー23000(10000+5000+8000)

 

「ノーガードです。ダメージチェック、"煌きのお姫様 レネ"。ゲット、ドロートリガー!1枚ドロー。」

 

「チッ...トリガー引かれた。...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ナナミ 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■■■

■■■

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右  : プラント・トークン(強化)

R左  : アルボロスの陣風 オリヴェル

R中央 : プラント・トークン(強化)

R右下 : 出穂の乙女エニファ

R左下 : プラント・トークン(強化)

 

■■□

□□□

V   : 望まれし律動 ヴィエッラ

R左  : 虹色の欠片 ウラニー

 

エミ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

 

『ここまでの展開、どう見ますか、エスカさん。』

 

『そうね。ナナミは結構強気に攻めてるけど、意外と先導エミちゃんがしっかり守ってるから、あまりダメージ差が出てない。次のエミちゃんのターン、どう動くか...ってところかしら。』

 

『なるほど~。』

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"トップアイドル パシフィカ"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"トップアイドル パシフィカ" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ウラニー"は後列へ移動。そして、"リファインドポイザー ウルシュラ"をコール。スキルでCB1、山札から"トップアイドル パシフィカ"を手札に加えます。」

 

「(これで"パシフィカ"が4枚見えた...)」

 

「"トップアイドル パシフィカ"を2枚と、"望まれし律動 ヴィエッラ"をコール。"ヴィエッラ"のスキルでCB1、"ウルシュラ"を山札の下へ置き、ドロップゾーンから"トップアイドル パシフィカ"をコール!私のリアガードは次のあなたのターン終了時まで、ブーストを得て、あなたのカードの効果で選ばれません!」

 

「構わない。(これで4枚...スキルがすべて発動する。この子、結構やる。)」

 

「"パシフィカ"のスキル!SB1して、リアガードの"パシフィカ"の数だけ、スキルが適応されます!1枚以上なので、このユニットのパワー+10000、ドライブ+1。」

 

"トップアイドル パシフィカ"(V) : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「2枚以上で、イマジナリーギフトフォースを2枚獲得!右と左の前列に1枚ずつ置きます!」

 

"トップアイドル パシフィカ"(R右) : パワー23000(13000+10000)

"望まれし律動 ヴィエッラ" : パワー20000(10000+10000)

 

「3枚以上で、このターン、あなたは手札からガーディアンをコールするなら、3枚以上でガードする必要があります!」

 

 

『出ました!"パシフィカ"のスキルがフル発動!』

 

『良いですね。ナナミの手札は5枚。必然的に守れるのは一か所のみ。』

 

『そうですね!どこのアタックを防ぐか、それともすべてノーガードか!どっちだ!』

 

 

「行きます!"パシフィカ"のブースト、ヴァンガードの"パシフィカ"でアタック!」

 

"トップアイドル パシフィカ"(V) : パワー46000(13000+10000+10000+13000)

 

「...ノーガードよ。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"英明才女 スピアナ"。2枚目、"あなたに届け パーシュ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは右の"パシフィカ"へ!」

 

"トップアイドル パシフィカ"(V) : パワー46000(13000+10000+10000+13000)、☆2

"トップアイドル パシフィカ"(R右) : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「3枚目、"クラウニングパートナー アバンネ"。」

 

トリガーは1枚だけだったけど、クリティカルが出たからいっか。

これでダメージ4まで追い詰めた!

 

「ダメージチェック、"アルボロス・ドラゴン”樹”"、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)

 

「続けて、"ウラニー"のブースト、"ヴィエッラ"でアタック!」

 

"望まれし律動 ヴィエッラ" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「"プラント・トークン"でインターセプト。"エニファ"のスキルでシールド+5000してる。ま、してなくても防げるけど。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「なら、"パシフィカ"のブースト、右の"パシフィカ"でアタック!」

 

"トップアイドル パシフィカ"(R右) : パワー46000(13000+10000+10000+13000)

 

「"ダンガン・マロン"2枚、"フルーツアソート・ドラゴン"でガード。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー48000(13000+10000+15000*2+0)

 

 

あ~ん、防がれちゃった...でも、これでダメージ4。

もう少しで私の勝ちよ!

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ナナミ 手札:2枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■■■

■■□

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R左  : アルボロスの陣風 オリヴェル

R中央 : プラント・トークン(強化)

R右下 : 出穂の乙女エニファ

R左下 : プラント・トークン(強化)

 

■■■

■■■

V   : トップアイドル パシフィカ

R右  : トップアイドル パシフィカ

R左  : 望まれし律動 ヴィエッラ

R中央 : トップアイドル パシフィカ

R右下 : トップアイドル パシフィカ

R左下 : 虹色の欠片 ウラニー

 

エミ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。悪いけど、このターンで決めるよ。」

 

「っ...負けません!」

 

「ま、頑張りなよ。..."アルボロス・ドラゴン”聖樹”"に再びライド。イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー13000、☆2

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー10000、☆2

 

「"メイデン・オブ・ドリームシャワー"をコール。スキルでCB1することで、このターン中、私のトークンユニットはすべて、パワー+10000。」

 

"プラント・トークン"(R中央) : パワー20000(10000+10000)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー20000(10000+10000)

 

「"オリヴェル"のスキル。CB1、"ドリームシャワー"、"プラント・トークン"を退却。パワー+20000、クリティカル+1。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)、☆3

 

「"ウォータリング・エルフ"をコール。"聖樹"のスキルで、"ウォータリング・エルフ"を退却し、"プラント・トークン"を2枚コール。"聖樹"はパワー+10000。"プラント・トークン"はそれぞれパワー+10000。右の"プラント・トークン"は"エニファ"のスキルでさらにパワー+5000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R右) : パワー25000(10000+5000+10000)

"プラント・トークン"(R中央) : パワー20000(10000+10000)

 

「バトルよ。"プラント・トークン"のブースト、"聖樹"でアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー43000(13000+10000+20000)、☆2

 

 

「っ...ノーガードです。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"オリヴェル"へ。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー40000(10000+20000+10000)、☆3

 

「2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"オリヴェル"へ。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー43000(13000+10000+20000)、☆3

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー50000(10000+20000+10000*2)、☆3

 

 

『出ました!クリティカル!』

 

『良いところで引いたわね。これで3ダメージ。エミちゃんはヒールトリガーを引かないと、ここで負けね。』

 

「さあ、ダメージチェックよ。」

 

「はい...ダメージチェック、"淡藤の愛嬢ラプロ"、"リファインドポイザー ウルシュラ"..."望まれし律動 ヴィエッラ"...ダメージ6、私の負けです。」

 

 

 

「ま、頑張ったんじゃない?あんた、結構強かったよ。」

 

「ありがとうございます。...またファイトしてくださいね。」

 

「ええ、いいわよ。」

 

悔しいけど、後はアイチとアサカさんに任せよう。

 

 

.....

....

...

..

.

 

アイチside

 

 

エミは頑張ったけど、負けちゃった。

でもファイトを始めたばかりであそこまで戦えて、僕は兄として嬉しい。

 

 

「アサカさん、次は僕が言っていいですか?」

 

「ええ。あなたに任せるわ。」

 

「はい!」

 

エミの敵討ち、とまでは言わないけど...僕はユウトさんとまた戦うために、このファイトに勝つ...!

 

 

.



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Ex.10「黄金騎士、合戦」

アイチside

 

 

『さあ、チームブルーズの次なるファイターは、チームリーダーの先導アイチ選手です!』

 

『私の招待したファイターだから、良いファイトを期待するわ。』

 

 

「へえ、先導...ね。さっきのエミちゃんとは姉妹ってことね。」

 

「え、いや...僕、男です。」

 

「...わ、わかってたわ。」

 

「(絶対嘘だ...)」

 

「さあ、始めましょう!」

 

「はい!」

 

僕はデッキを準備し、5枚引いて、マリガンする。

 

「行きます。僕のターン、スタンド&ドロー。」

 

この手札なら、"パシフィカ"のまま攻めても良いかもしれない。

フォースを稼いで、後々の連続攻撃の威力を増やす!

 

「僕は"パシフィカ"のスキルを発動します。SB1し、リアガードの"パシフィカ"の枚数により能力を発動。1枚以上で、パワー+10000、ドライブ+1。」

 

"トップアイドル パシフィカ"(V) : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「2枚以上で、イマジナリーギフトフォースを2枚獲得。僕は右と左の前列に一つずつ置きます。」

 

"トップアイドル パシフィカ"(R右) : パワー33000(13000+10000*2)

"望まれし律動 ヴィエッラ" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「3枚以上なので、このターン、僕のアタックに手札からガーディアンを出すなら、3枚以上同時にコールする必要があります。」

 

「チッ...まさかそのまま攻めてくるとは...面倒だな。」

 

「僕は"奮然の騎士ルーラッハ"を2枚コールし、バトル。"ルーラッハ"のブースト、ヴァンガードの"パシフィカ"でアタック!」

 

"トップアイドル パシフィカ"(V) : パワー41000(13000+10000+10000+8000)

 

「ノーガードだ。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"真実の聴き手ディンドラン"。2枚目、"美技の騎士ガレス"。3枚目、"光輝の獅子プラチナエイゼル"。」

 

「ダメージチェック、"ダンガン・マロン"。ゲット、クリティカルトリガー。ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)

 

こっちはトリガーが出なかったけど、あちらはトリガーを引いてきた。

でも、フォースを獲得してパワーが底上げされているので、まだアタックは通る。

 

「"ウラニー"のブースト、"ヴィエッラ"でアタック!」

 

"望まれし律動 ヴィエッラ" : パワー38000(10000+10000*2+8000)

 

「"オリヴェル"、"プラント・トークン"でインターセプト。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー43000(13000+10000+5000+15000)

 

「なら、"ルーラッハ"のブースト、"パシフィカ"でアタック。」

 

"トップアイドル パシフィカ"(R右) : パワー41000(13000+10000*2+8000)

 

「ノーガードだ。ダメージチェック、"フルーツアソート・ドラゴン"。」

 

これでダメージ5だけど、このターンで決めることができなかった。

次のターン、できるだけダメージを受けないようにしないと。

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ナナミ 手札:2枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

■■■

□■□

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R中央 : プラント・トークン(強化)

R右下 : 出穂の乙女エニファ

R左下 : プラント・トークン(強化)

 

■■■

■■■

V   : トップアイドル パシフィカ

R右  : トップアイドル パシフィカ

R左  : 望まれし律動 ヴィエッラ

R中央 : 奮然の騎士ルーラッハ

R右下 : 奮然の騎士ルーラッハ

R左下 : 虹色の欠片 ウラニー

 

アイチ 手札:13枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。(もうこの手札や状況から、私のできることは少ない。私のできること、それはあいつの手札を削ること。)」

 

「(きっと、僕の手札を減らすために猛攻を仕掛けてくるはず...)」

 

「私は"アルボロスの陣風 オリヴェル"をコールし、スキル。CB1、"プラント・トークン"を2枚退却し、パワー+20000、クリティカル+1。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)、☆3

 

「"月下美人の銃士ダニエル"をコール。"聖樹"のスキルで"ダニエル"を退却し、"プラント・トークン"を2枚コール。"エニファ"と同列の"プラント・トークン"はパワー+5000。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー15000(10000+5000)

 

「バトル。"聖樹"でヴァンガードにアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー13000、☆2

 

「"あなたに届け パーシュ"でガードします。」

 

"トップアイドル パシフィカ"(V) : パワー28000(13000+15000)

 

「最低限のガード、ね。私はトリガーを引くわよ!ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"オリヴェル"にパワー+10000。」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー40000(10000+20000+10000)、☆3

 

「2枚目、"アルボロス・ドラゴン”若枝”"。くっ、トリガー無し...」

 

「このアタックは通りません。」

 

「なら、"エニファ"のブースト、"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー23000(10000+5000+8000)

 

「ノーガードです。ダメージチェック、"レーブンヘアードエイゼル"。」

 

「続け!"オリヴェル"!」

 

"アルボロスの陣風 オリヴェル" : パワー50000(10000+20000+10000+10000)、☆3

 

「"淡藤の愛嬢ラプロ"、"奮然の騎士ルーラッハ"、"真実の聴き手ディンドラン"、"あわてんぼうアイドル フレッタ"でガード、"望まれし律動 ヴィエッラ"でインターセプト。」

 

"トップアイドル パシフィカ"(V) : パワー53000(13000+10000*3+5000*2)

 

「アタックは通らない。私はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ナナミ 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

 

■□■

■■■

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右  : プラント・トークン(強化)

R左  : アルボロスの陣風 オリヴェル

R右下 : 出穂の乙女エニファ

R左下 : プラント・トークン(強化)

 

□■■

■■■

V   : トップアイドル パシフィカ

R右  : トップアイドル パシフィカ

R中央 : 奮然の騎士ルーラッハ

R右下 : 奮然の騎士ルーラッハ

R左下 : 虹色の欠片 ウラニー

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"光輝の獅子プラチナエイゼル"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"プラチナエイゼル"のスキルでCB1し、ドライブチェックの効果を変更。ソウルにグレード3は1枚なので、1回目のチェックのみに適応されます。」

 

「確か、山札から2枚見て、1枚をコール、1枚をトリガーゾーンへ...だったな。」

 

「はい。..."英明才女スピアナ"をコール。スキルでヴァンガードかリアガードと同名のグレード3をドロップゾーンから山札に戻します。"トップアイドル パシフィカ"を山札へ。戻したら、シャッフルしてCC1。」

 

「(コストを確保した...何かしてくるか。)」

 

「"あわてんぼうアイドル フレッタ"をコール。スキルで手札を1枚捨て、1枚ドロー。さらにCB1し、ドロップゾーンから"トップアイドル パシフィカ"を手札へ。」

 

「("パシフィカ"を回収...面倒だな。もっとしっかり削っておくべきだった。)」

 

「バトルです。"スピアナ"で"オリヴェル"にアタック。」

 

"英明才女 スピアナ" : パワー13000(8000+5000)

 

「チッ...やっぱり狙ってくるか。ノーガード。"オリヴェル"は退却。」

 

「"プラチナエイゼル"でアタック!」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー30000(12000+10000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、山札から2枚見て、"紅の獅子獣ハウエル"をコール、"光輝の獅子プラチナエイゼル"をトリガーゾーンへ。ノートリガー。2枚目、"風炎の獅子ワンダーエイゼル"。」

 

「ダメージチェック、"フルーツバスケット・エルフ"。これで6ダメージ。」

 

よし、ナナミさんを倒すことができた。これで残り二人だ。

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「負けたか。...後は頼んだぞ、トノリ。」

 

「ういっす...」

 

次はこの人か...一体どんなデッキを使うんだろう。

 

 

「じゃあ、行くっすよ。」

 

「はい。」

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"憤怒の騎士アグラヴェイル"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅠ。」

 

「ゴールドパラディン...僕と同じクラン...」

 

「君だけのクランじゃないっす。..."刻苦の騎士アリエノール"、"小さな闘士トロン"、"黒鎖の堅陣ホエル"をコールするっす。」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー17000(12000+5000)、☆2

 

「う~ん...もう一枚コールしたいっすね。...右の"プラント・トークン"の上に"刻苦の騎士アリエノール"をコール。これでこのターンのコール数は4回。」

 

「(コール数...?)」

 

「行くっすよ。右の"アリエノール"でアタック。このターン2回コールしてるので、パワー+5000。4回コールしてるので、さらにパワー+10000。」

 

"刻苦の騎士アリエノール"(R右) : パワー32000(9000+15000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"美技の騎士ガレス"。」

 

「"アリエノール"はアタック終了時、ソウルへ。もう一枚の"アリエノール"でアタック!同じスキルでパワー+15000!フォースⅡの効果でクリティカルは2っす!」

 

"刻苦の騎士アリエノール" : パワー34000(9000+15000+10000)、☆2

 

「"紅の獅子獣ハウエル"2枚、"フレッタ"のインターセプト!」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー37000(12000+10000*2+5000)

 

「"アリエノール"はソウルへ。続け、"トロン"!」

 

"小さな闘士トロン" : パワー18000(8000+10000)

 

このアタックを通したら、またリアガードが増える...!

そうはさせない!

 

「"美技の騎士ガレス"でガード!」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー22000(12000+10000)

 

「これで最後っす。"アグラヴェイル"でアタック。」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー25000(12000+5000+8000)、☆2

 

「ノーガードです。」

 

ここは受ける。まだ焦る必要はないはず!

 

「ツインドライブ、1枚目、"戦場の嵐サグラモール"。2枚目、"フレイム・オブ・ビクトリー"。ゲット、クリティカルっす。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー35000(12000+5000+8000+10000)、☆3

 

 

「なっ!?」

 

「さあ、3ダメージ受けるっス。」

 

「くっ...ダメージチェック、1枚目、"光輪の盾マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。2枚目、"美技の騎士ガレス"。3枚目、"神技の騎士ボーマン"。」

 

 

『決まった~!一気にダメージ5まで追い詰めた!』

 

『さすがはトノリね。VFサーキット準優勝の先導アイチ君相手でも、ちゃんと自分のファイトができているわ。』

 

 

「俺はこれでターンエンドっす。」

 

--------------------------------------------------

トノリ 手札:7枚、ソウル:7枚、ダメージ:0枚

 

■■■

□■□■

V   : 憤怒の騎士アグラヴェイル

R中央 : 黒鎖の堅陣ホエル

R右下 : 出穂の乙女エニファ

R左下 : プラント・トークン(強化)

Rア1 : 小さな闘士トロン

 

□■■■

■■■

V   : 光輝の獅子プラチナエイゼル

R右  : トップアイドル パシフィカ

R中央 : 奮然の騎士ルーラッハ

R右下 : 奮然の騎士ルーラッハ

R左下 : 虹色の欠片 ウラニー

Rア1 : 紅の獅子獣ハウエル

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「(この人、強い...)」

 

「さあ、君のターンっすよ。」

 

「...僕のターン、スタンド&ドロー。"光輝の獅子プラチナエイゼル"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"守護聖獣ネメアライオン"を2枚コール。スキルでパワー+3000。」

 

"守護聖獣ネメアライオン"(R左) : パワー32000(9000+3000+10000*2)

"守護聖獣ネメアライオン"(Rア2) : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「"プラチナエイゼル"のスキル。CB1、ドライブチェックの効果を変更。ソウルのグレード3が2枚以上なので、2回目も変更です。」

 

「厄介っすね。」

 

 

「これでバトルです。"ハウエル"でトロン"にアタック!」

 

"紅の獅子獣ハウエル" : パワー13000(8000+5000)

 

「"アルボロス・ドラゴン”若枝”"でガード。」

 

"小さな闘士トロン" : パワー18000(8000+10000)

 

「"ネメアライオン"で"トロン"にアタック!」

 

"守護聖獣ネメアライオン"(Rア2) : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「しつこいっすね。ノーガード。"トロン"は退却。」

 

 

よし、これで厄介なユニットは退却できた。

後はヴァンガードにアタックして、ダメージを稼ぐ!

 

「"プラチナエイゼル"でアタック!」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー30000(12000+10000+8000)

 

「ノーガードっす。」

 

「ツインドライブ、1枚目、山札から2枚見て、"真実の聴き手ディンドラン"をコールし、"だんてがる"をトリガーゾーンへ。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー40000(12000+10000+8000+10000)

"トップアイドル パシフィカ" : パワー43000(13000+10000*2+10000)

"守護聖獣ネメアライオン"(R左) : パワー42000(9000+3000+10000*2+10000)

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー22000(7000+5000+10000)

"守護聖獣ネメアライオン"(Rア2) : パワー27000(9000+3000+5000+10000)

 

「2枚目、山札から2枚見て、"風炎の獅子ワンダーエイゼル"をコールし、"エリクサー・ソムリエ"をトリガーゾーンへ。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"ワンダーエイゼル"のパワー+10000。」

 

"風炎の獅子ワンダーエイゼル" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"横笛の解放者エスクラド"。」

 

「"ディンドラン"でアタック!」

 

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー22000(7000+5000+10000)

 

「"フレイム・オブ・ビクトリー"でガードっす。」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー27000(12000+15000)

 

「"ワンダーエイゼル"でアタック!」

 

"風炎の獅子ワンダーエイゼル" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「"ウォータリング・エルフ"でガードっす。」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー32000(12000+20000)

 

 

くっ...ダメージが全然稼げない...

でも、残り二つのアタックはそう簡単には防げないはず!

 

「"パシフィカ"でアタック!」

 

"トップアイドル パシフィカ" : パワー51000(13000+10000*2+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"光輪の盾マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000っす。」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー22000(12000+10000)

 

「"ネメアライオン"でアタック!」

 

"守護聖獣ネメアライオン" : パワー50000(9000+3000+10000*2+10000+8000)

 

「それもノーガードっす。ダメージチェック、"憤怒の騎士アグラヴェイル"。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

トノリ 手札:5枚、ソウル:7枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■■■

□■□□

V   : 憤怒の騎士アグラヴェイル

R中央 : 黒鎖の堅陣ホエル

R右下 : 出穂の乙女エニファ

R左下 : プラント・トークン(強化)

 

■■■■■

_■■■

V   : 光輝の獅子プラチナエイゼル

R右  : トップアイドル パシフィカ

R左  : 守護聖獣ネメアライオン

R中央 : 奮然の騎士ルーラッハ

R右下 : 奮然の騎士ルーラッハ

R左下 : 虹色の欠片 ウラニー

Rア1 : 真実の聴き手ディンドラン

Rア2 : 風炎の獅子ワンダーエイゼル

 

アイチ 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...腹が減ったっす...」

 

「えっ?」

 

「もう我慢できねえ!ライド!"憤怒の騎士アグラヴェイル"!イマジナリーギフトアクセルⅠ!"ホエル"のスキルでパワー+5000!」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー17000(12000+5000)、☆2

 

「"戦場の嵐サグラモール"をコールし、スキル!SB1し、1枚ドローし、"横笛の解放者エスクラド"をコール!さらにスキルで山札から1枚見て、"黒鎖の進撃カエダン"をコール!CB1し、パワー+5000!」

 

"横笛の解放者エスクラド" : パワー24000(9000+10000+5000)

 

「さらに"カエダン"のスキル!CB1、手札を1枚捨て、山札から3枚確認。"小さな闘士トロン"をコール!"ホエル"がいるので、1枚ドロー!さらに、"カエダン"が存在することで、"ホエル"のスキルによるパワー上昇値がアップだ!」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー22000(12000+10000)、☆2

 

「バトル!"サグラモール"でアタック!」

 

"戦場の嵐サグラモール" : パワー22000(12000+10000)、☆2

 

「"だんてがる"でガード!」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー27000(12000+15000)

 

「時間稼いでんじゃねえ!"エスクラド"でアタックだ!」

 

"横笛の解放者エスクラド" : パワー24000(9000+10000+5000)

 

「く..."フレイム・オブ・ビクトリー"でガード!」

 

「だったら、"カエダン"でアタックだ!」

 

"黒鎖の進撃カエダン" : パワー19000(9000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"守護聖獣ネメアライオン"。」

 

「後1ダメージだ!"トロン"でアタック!」

 

"小さな闘士トロン" : パワー16000(8000+8000)

 

「"ワンダーエイゼル"でインターセプトです。」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー17000(12000+5000)

 

これで後はヴァンガードのアタックだけ...守り切れる!

 

「甘いぜ!"アグラヴェイル"でアタック!スキルでCB1、リアガードをすべてソウルへ!このターンにコールしたリアガードの枚数...つまり4枚、山札の上を確認し、望む枚数コール!"フレイム・オブ・ビクトリー"、"真実の聴き手ディンドラン"、"黒鎖の進撃カエダン"、"雄健の騎士クネギダウス"をコール!」

 

「そんな!」

 

「まだまだ!"ディンドラン"のスキル、SB1してCC1、パワー+3000!」

 

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー20000(7000+3000+10000)

 

「"カエダン"のスキル。CB1、手札を1枚捨て、山札から3枚確認。"刻苦の騎士アリエノール"をコール!」

 

さらにリアガードが増えた!?

それに、あのカードはコールした枚数が4枚なら、パワー+15000できるユニット...

 

「さあ!このアタックを防げるか!」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー12000、☆2

 

「("ホエル"がいなくなったから、パワーが下がった...これなら!)"エリクサー・ソムリエ"でガード、"ネメアライオン"でインターセプト!」

 

"光輝の獅子プラチナエイゼル" : パワー37000(12000+20000+5000)

 

「ツインドライブ、"だんてがる"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000!」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー22000(12000+10000)、☆2

"刻苦の騎士アリエノール" : パワー19000(9000+10000)

"黒鎖の進撃カエダン" : パワー19000(9000+10000)、☆2

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー30000(7000+3000+10000+10000)

"フレイム・オブ・ビクトリー" : パワー25000(5000+10000+10000)

 

「2枚目、"雄健の騎士クネギダウス"。」

 

「このアタックは通りません!」

 

「これならどうだ!"フレイム・オブ・ビクトリー"でアタック!」

 

くっ...駄目だ、ガード値が足りない!

ここでヒールトリガーを引くしか...

 

「ノーガードです。...ダメージチェック...."光輪の盾マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引きます。」

 

ヒールトリガーじゃない。これでダメージ6で僕の負け。

でも、最後にドロートリガーを引けて良かった。

後はアサカさんに任せよう。

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

「ごめんなさい、アサカさん...勝てませんでした。」

 

「気にすることないわ。私が残り二人を倒せばいいだけのことよ。」

 

「はい、お願いします!」

 

「頑張って、アサカさん!」

 

先導アイチも負けてしまって、もう後がない。

だけど、私はユウトとファイトするために、このファイトに勝つ。

 

 

 

.



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Ex.11「ダークホース」

アサカside

 

 

「さあ!早くしろ!」

 

「あら...せっかちなのね。まあいいわ。」

 

私はデッキを置き、手札を用意する。

この大会でユウトとファイトするために、ユウトに勝つためにまだユウトに見せたことのないデッキを構築した。まさか一回戦から出番があるとは思わなかったけど。

 

 

「行くわよ、私のターン、スタンド&ドロー。」

 

グレード3を引けなかったか。なら、このカードで攻めようかしら。

あなたのカード借りるわね、エミちゃん。

 

「"トップアイドル パシフィカ"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"トップアイドル パシフィカ"(V) : パワー33000(13000+10000*2)

 

 

『おや?私の資料では鳴海選手はペイルムーン使いのはずですが...』

 

『あえて"パシフィカ"にライドしたんでしょうね。まだソウルも溜まってないし、カウンターブラストを支払うこともできないから。』

 

『なるほど~。』

 

 

「"ウラニー"を前列へ移動。そして、"トップアイドル パシフィカ"、"ミッドナイト・バニー"をコール。そして、"パシフィカ"のスキル。SB1し、リアガードの"パシフィカ"の数だけスキルを適応。1枚以上で、パワー+10000、ドライブ+1。」

 

"トップアイドル パシフィカ"(V) : パワー43000(13000+10000*2+10000)

 

「2枚以上で、イマジナリーギフトフォースを二つ獲得。それぞれアクセルサークルに一枚ずつ置くわ。」

 

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー22000(7000+5000+10000)

"トップアイドル パシフィカ"(Rア2) : パワー28000(13000+5000+10000)

 

「これでバトルよ。ヴァンガードの"パシフィカ"でアタック。」

 

"トップアイドル パシフィカ"(V) : パワー51000(13000+10000*2+10000+8000)

 

「くそ...!ノーガードだ!」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ディンドラン"にパワー+10000。」

 

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー32000(7000+5000+10000+10000)

 

「2枚目、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"。3枚目、"ブラッシー・バニー"。」

 

「ダメージチェック、"戦場の嵐サグラモール"。」

 

「残りのアタック、防げるかしら!"パシフィカ"でアタック!」

 

"トップアイドル パシフィカ"(Rア2) : パワー28000(13000+5000+10000)

 

「"だんてがる"!さらに"カエダン"でインターセプト!」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー32000(12000+15000+5000)

 

「"ディンドラン"でアタックよ。」

 

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー32000(7000+5000+10000+10000)

 

「ノーガード!ダメージチェック、"黒鎖の堅陣ホエル"。」

 

「"ミッドナイト・バニー"のブースト、"ウラニー"でアタック。"バニー"のスキルでSC1。」

 

"虹色の欠片 ウラニー" : パワー36000(8000+10000*2+8000)

 

ソウルに入ったのは、"マスカレード・バニー"。良い入り方ね。

 

「させねえ!"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「なら、これはどうかしら!"ルーラッハ"のブースト、"パシフィカ"でアタック!」

 

"トップアイドル パシフィカ" : パワー41000(13000+10000*2+8000)

 

「まだだ!"光輪の盾マルク"、手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「っ...まさか、耐えられるなんて。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

トノリ 手札:0枚、ソウル:12枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

 

_■□□

■□■■■

V   : 憤怒の騎士アグラヴェイル

R右  : 刻苦の騎士アリエノール

R左下 : 雄健の騎士クネギダウス

Rア1 : 真実の聴き手ディンドラン

Rア2 : フレイム・オブ・ビクトリー

 

■■■■■

_■■■

V   : トップアイドル パシフィカ

R右  : トップアイドル パシフィカ

R左  : 虹色の欠片 ウラニー

R中央 : 奮然の騎士ルーラッハ

R右下 : 奮然の騎士ルーラッハ

R左下 : ミッドナイト・バニー

Rア1 : 真実の聴き手ディンドラン

Rア2 : トップアイドル パシフィカ

 

アサカ 手札:14枚、ソウル:3枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー!"横笛の解放者エスクラド"をコール!スキルで山札の上を1枚見て、"エリクサー・ソムリエ"をコール。追加でCB1し、パワー+5000!

 

"横笛の解放者エスクラド" : パワー14000(9000+5000)、☆2

 

「あら、残念ね。ヒールトリガーをコールしちゃうなんて。」

 

「へっ!俺はどうせ次のターンで負けるからな。だが、後を託すためにこのスキルを使うため、さっきのターン守り切ったのさ!"アグラヴェイル"のスキル!SB12!」

 

「SB12!?」

 

「これでお前はこのファイト中、ノーマルユニット以外をコールできねえ!スペリオルコールもだ!」

 

ノーマルユニット以外をコールできない...つまり、トリガーユニットをブースト要因にしたり、ガーディアンとして使うことができないってことね。

まだあと一人残ってるって言うのに、かなり苦しい状況ね...

 

 

「行くぜ!"フレイム・オブ・ビクトリー"でヴァンガードにアタック!」

 

"フレイム・オブ・ビクトリー" : パワー15000(5000+10000)

 

「"神技の騎士ボーマン"でガード。」

 

"トップアイドル パシフィカ"(V) : パワー18000(13000+5000)

 

「"ディンドラン"でアタック!」

 

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー17000(7000+10000)

 

「"風炎の獅子ワンダーエイゼル"でガードよ。」

 

"トップアイドル パシフィカ"(V) : パワー18000(13000+5000)

 

「"刻苦の騎士アリエノール"でアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"刻苦の騎士アリエノール" : パワー14000(9000+5000)

 

「"クラウニングパートナー アバンネ"でガード。」

 

"トップアイドル パシフィカ"(V) : パワー18000(13000+5000)

 

 

こういう小さいパワーならノーマルユニットでも簡単に防げる。

でも、残りのアタックはそうはいかない...面倒ね。

 

 

「"クネギダウス"のブースト、"エスクラド"でアタック!"クネギダウス"のスキルで、このターン2回コールしているので、パワー+3000!」

 

"横笛の解放者エスクラド" : パワー25000(9000+5000+3000+8000)、☆2

 

「く..."ダンシング・ナイフダンサー"2枚、"銀の茨ライジング・ドラゴン"でガード!」

 

"トップアイドル パシフィカ"(V) : パワー28000(13000+5000*3)

 

「"アグラヴェイル"でアタック!スキルでCB1、すべてソウルに置き、このターンにコールした枚数、2枚を山札の上から確認し、望む枚数コール!"憤怒の騎士アグラヴェイル"、"真実の聴き手ディンドラン"!"ディンドラン"のスキルでSB1し、1枚ドロー!」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル"(V) : パワー12000、☆2

 

「...ノーガードよ。」

 

「行くぜ!ツインドライブ、1枚目、"光輪の盾マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ディンドラン"にパワー+10000!」

 

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー27000(7000+10000+10000)

 

「2枚目、"刻苦の騎士アリエノール"!」

 

「ダメージチェック、"銀の茨のお手伝い イオネラ"、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"トップアイドル パシフィカ" : パワー23000(13000+10000)

 

「チッ...なら、リアガードの"アグラヴェイル"で、アクセルサークルの"パシフィカ"にアタックだ!」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル"(Rア2) : パワー22000(12000+10000)

 

 

守ってる余裕はないし、さっきのドローでグレード3を引けてる。

ここはノーガードね。

 

「ノーガード。"パシフィカ"は退却。」

 

「"ディンドラン"でヴァンガードにアタック!」

 

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー27000(7000+10000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ブラッシー・バニー"。」

 

「俺はこれでターンエンド!」

 

--------------------------------------------------

トノリ 手札:4枚、ソウル:5枚、ダメージ:5枚(裏:5)

 

_□□□

■□■□■

V   : 憤怒の騎士アグラヴェイル

Rア1 : 真実の聴き手ディンドラン

Rア2 : 憤怒の騎士アグラヴェイル

 

□■■■■

_■■■

V   : トップアイドル パシフィカ

R右  : トップアイドル パシフィカ

R左  : 虹色の欠片 ウラニー

R中央 : 奮然の騎士ルーラッハ

R右下 : 奮然の騎士ルーラッハ

R左下 : ミッドナイト・バニー

Rア1 : 真実の聴き手ディンドラン

 

アサカ 手札:9枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。ライド、"バニーズビーストテイマー ティレイプス"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"アミュージング・バニー"、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"をコール。"ティレイプス"はグレード1の"バニー"を含むソウルとユニットの数だけ、パワー+1000。」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー35000(12000+10000*2+1000*3)

 

「バトルよ。"ミッドナイト・バニー"のブースト、リアガードの"アグラヴェイル"にアタック。スキルでSC1。」

 

"虹色の欠片 ウラニー" : パワー36000(8000+10000*2+8000)

 

「ノーガード。"アグラヴェイル"は退却。」

 

「"ディンドラン"で"ディンドラン"にアタック。」

 

"真実の聴き手ディンドラン" : パワー22000(7000+5000+10000)

 

「ノーガード。"ディンドラン"は退却。」

 

これでリアガードは全部削れた。後はダメージを与えて、このファイトに勝つ!

 

「"ティレイプス"でヴァンガードにアタック!」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー43000(12000+10000*2+1000*3+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー53000(12000+10000*2+1000*3+8000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"真実の聴き手ディンドラン"。俺の負けっす...」

 

.....

....

...

..

.

 

 

『さあ、これで両チームとも残り一人となりみゃした!』

 

『チームESUKAの残りの一人...一体誰なのかしら。』

 

 

実況の二人の言葉に、あっちのチーム控室に会場の視線が向く。

だけど、出てきたのは黒いマントと銀の仮面に身を包んだ人で、正体は全くわからない。その謎の人物が、ファイトステージへと昇ってきた。

 

「よろしく頼む。」

 

 

『機械音...完全に正体を隠したいようね。』

 

『え~、今しがた、五ノ実ナナミさんより情報が入りました。あの覆面ファイターはクロックと呼んでほしいそうです。』

 

『クロック...ね...』

 

 

「では、始めよう。」

 

「(何だか、変な人ね...ま、この人に勝てば、ユウトとファイトできる!)まずは私のターン終了時の処理。"ドリアーヌ"のスキルで他のリアガードをすべてソウルへ。7枚置いたので、3枚引き、自身は退却。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

クロック 手札:9枚、ソウル:5枚、ダメージ:0枚

 

_□□□

□□■□□

V   : 憤怒の騎士アグラヴェイル

 

□□■□□□

_□□□

V   : バニーズビーストテイマー ティレイプス

 

アサカ 手札:13枚、ソウル:12枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。ライド、"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン"にライド。」

 

 

『なっ!?"ゴッドハンド・ドラゴン"ですって!?』

 

 

「イマジナリーギフトアクセルⅠ。"刻苦の騎士アリエノール"、"黒鎖の堅陣ホエル"、"専任整備士ストルジーニ"、"光星戦士シルバーフィスト"、"ガインガインX2"を2枚コール。"ホエル"のスキルで、同列の"ガインガインX2"はパワー+5000。」

 

"ガインガインX2"(R左) : パワー14000(9000+5000)、☆2

 

「バトル。左の"ガインガインX2"でアタック。」

 

「"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ"でガード。」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー17000(12000+5000)

 

「もう一枚の"ガインガインX2"でアタック。」

 

"ガインガインX2"(Rア2) : パワー19000(9000+10000)

 

「"アミュージング・バニー"でガード。」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー22000(12000+10000)

 

「"ストルジーニ"のブースト、"ゴッドハンド・ドラゴン"でアタック。」

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー20000(12000+8000)、☆2

 

 

「"マスカレード・バニー"、"ブラッシー・バニー"でガード!」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー32000(12000+10000*2)

 

 

「その程度の守り、我が拳で打ち砕く。ツインドライブ、1枚目、"ガントルーパー クレフテス"。2枚目、"キャノン・ボール"。ゲット、フロントトリガー。」

 

「ふ、残念ね。パワー+10000しても、"ティレイプス"には届かないわ。」

 

「ふん...残念だが、"ゴッドハンド・ドラゴン"のスキルで、フロントトリガーのパワー上昇値は+10000している。」

 

「なっ!?」

 

「さらに、"シルバーフィスト"もスキルでフロントトリガーのパワー上昇値を+5000している。よって、前列にパワー+25000。フロントトリガーが出たので、"ストルジーニ"のパワー+10000。」

 

"専任整備士ストルジーニ" : パワー18000(8000+10000)

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー55000(12000+18000+25000)、☆2

"ガインガインX2"(R左) : パワー39000(9000+5000+25000)、☆2

"光星戦士シルバーフィスト" : パワー43000(8000+10000+25000)

"ガインガインX2"(Rア2) : パワー44000(9000+10000+25000)

"刻苦の騎士アリエノール" : パワー44000(9000+10000+25000)

 

「さらに、フロントトリガーが出たので、"ガインガインX2"はスタンドする。」

 

 

「きゃあああ!」

 

"ゴッドハンド・ドラゴン"の攻撃が、私のガーディアンたちを吹き飛ばし、"ティレイプス"にヒットする。私のダメージゾーンに"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"、"ダイナマイト・ジャグラー"が置かれる。

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー22000(12000+10000)

 

 

「足りんな。もう終わりだ。"ホエル"のブースト、"ガインガインX2"でアタック。」

 

"ガインガインX2"(R左) : パワー47000(9000+5000+25000+8000)、☆2

 

 

「っ...ノーガード...ダメージチェック、"バニーズビーストテイマー ティレイプス"....」

 

 

負けた...この人、強い...!

 

 

『勝者!クロック選手!よって、チームESUKAの勝利!』

 

 

『いや~、最後のクロック選手の攻撃は凄まじかったですね~。』

 

『(まさか...いや、でもあの時確かに...)』

 

『エスカさん?』

 

『えっ、あ...そうね...チームブルーズも健闘したけど、残念ながらここで敗退ね。』

 

 

「ごめんなさい、先導アイチ、エミちゃん。」

 

「いえ、いいんです。僕もナナミさんしか倒せませんでしたから。」

 

「私も...私なんて、一人も倒せてないし...」

 

 

 

「それにしても、あのクロックって人、すごい強かったですね。」

 

「ええ...(ユウト、大丈夫かしら...)」

 

「...ユウトさんならきっと勝てます。」

 

「そうね。(頑張ってね、ユウト...)」

 

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

エスカside

 

 

「ちょっと待ちなさい。」

 

「...」

 

私は先ほどのクロックと名乗るファイターを追って、控室前の廊下へと来ていた。

あのデッキ、紛れもなく"彼"のデッキ。再現はできても、使いこなすのは難しい。

 

「あなた、何者なの。」

 

「...」

 

「そう...名乗る気はないってこと。」

 

「...はぁ、仕方ない。」

 

「っ...その声...」

 

「そう、私だよ。奴でなくて残念かな?」

 

「なんで、わざわざそのデッキで...新右衛門たちの心の傷を抉ろうっていうなら、私は容赦しないわ!」

 

 

私は目の前の男にデッキを取り出す。この男が何か企んでいるなら、私は大人として、それを阻止する必要がある!

 

「ふ...別に何も企んでなどいないさ。ただ私は、次代のファイターの力を見極めたかっただけだ。」

 

「だったら、なぜ自分のデッキを使わないの!」

 

「私のデッキはトップシークレットでね。あのクランはおいそれと人前に出すようなものではないんだよ。」

 

「っ...」

 

「とにかく、私は何も企んでなどいない。むしろ、私ではない別の者が、明確な悪意を持っていると思うがね。」

 

「なんですって...」

 

「まあ、私には関係ないことだ。...ああ、それと私の正体については触れないでくれたまえ。面倒になる。私も、そして君もね。」

 

 

そう言って、あいつは去っていく。

どうして今更、また私たちの前に現れたというの...!

 

 

.



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Ex.12「準決勝 ネクサス vs ESUKA」

キョウside

 

 

『さあ、早くも準決勝となりました。現在勝ち上がっているチームは、チームネクサス、チームESUKA、チーム竜牙独尊、チームミルキー。準決勝の組み合わせは、チームネクサスvsチームESUKA。チーム竜牙独尊vsチームミルキーとなっておりみゃす!』

 

『Aブロックは激戦が続いていたけど、Bブロックはチーム竜牙独尊が圧勝しているわね。』

 

『そうですね~。さすがと言ったところでしょうか。』

 

 

次の相手は、あの先導アイチやアサカを倒したチームか。

だが、この俺様にかかれば勝利間違いなしだぜ。

 

「じゃ、今回も先鋒を頼むよ、キョウ。」

 

「ああ、勝ってくるぜ。」

 

俺はファイトステージへと上がる。

あっちのファイターはトノリとかいう、ゴールドパラディン使い。

 

「よろしくっす。」

 

「おう。ま、軽く捻ってやるぜ。」

 

俺たちはデッキを用意する。このファイトに勝てば決勝。

今のところあんまり良いところないからな。絶対勝つ!

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"忍獣キャットデビル"。」

 

「"春風のメッセンジャー"っす。」

 

「俺のターン、ドロー。ライド、"忍竜ヒツメツブレイザー"。"キャットデビル"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

トノリ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 春風のメッセンジャー

 

□■□

□□□

V   : 忍竜ヒツメツブレイザー

 

キョウ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"小さな闘士トロン"にライド。"メッセンジャー"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るっす。さらに"黒鎖の堅陣ホエル"をコール。スキルで"トロン"はパワー+5000。」

 

"小さな闘士トロン" : パワー13000(8000+5000)

 

「バトルっす。"ホエル"のブースト、"トロン"でアタック。」

 

"小さな闘士トロン" : パワー21000(8000+5000+8000)

 

「チッ...このアタックがヒットしたら、リアガードが増えちまうが...」

 

「守れるっすか?」

 

「ふん...ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"黒鎖の進撃カエダン"。ノートリガーっす。」

 

「ダメージチェック、"関門の忍鬼アタカ"。」

 

「アタックがヒットしたので、"トロン"のスキル。山札から1枚見て、"雄健の騎士クネギダウス"をコール。そして、そのままバトルっす。」

 

"雄健の騎士クネギダウス" : パワー8000

 

「"忍妖ハリケンテング"でガード。」

 

"忍竜ヒツメツブレイザー" : パワー13000(8000+5000)

 

「ターンエンドっす。」

 

--------------------------------------------------

トノリ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□■□

■■□

V   : 小さな闘士トロン

R左  : 雄健の騎士クネギダウス

R中央 : 黒鎖の堅陣ホエル

 

□■□

□□□

V   : 忍竜ヒツメツブレイザー

 

キョウ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"激憤の忍鬼メオーマル"にライド。...リアガードにアタックだ。」

 

"激憤の忍鬼メオーマル" : パワー9000

 

「リアガードっすか。それはノーガードっす。」

 

「ドライブチェック、"忍獣メタモルフォックス"。」

 

「"クネギダウス"は退却。...なぜリアガードを狙ったっすか?」

 

「へっ...今は攻める時じゃねえだけだ。わざわざお前にコストを与えたくなかったんだよ。」

 

大量展開されてダメージを稼がれるくらいなら、リアガードを削っておくべきだ。

 

「なるほど...(子供かと思ったけど、結構考えてるっすね。)」

 

「俺様はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

トノリ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□■□

□■□

V   : 小さな闘士トロン

R中央 : 黒鎖の堅陣ホエル

 

□■□

□□□

V   : 激憤の忍鬼メオーマル

 

キョウ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"横笛の解放者エスクラド"にライド。スキルで山札の上から1枚見て、"黒鎖の堅陣ホエル"をコールっす。」

 

"横笛の解放者エスクラド" : パワー14000(9000+5000)

 

「そっちがその気なら、俺もこれで行くっす。"ホエル"のブースト、"エスクラド"でアタック。」

 

"横笛の解放者エスクラド" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"憤怒のの騎士アグラヴェイル"。」

 

「ダメージチェック、"忍竜ザンバライダー"...チッ...無駄なトリガーだぜ。」

 

「これでターンエンドっす。」

 

--------------------------------------------------

トノリ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

 

■■□

□■□

V   : 横笛の解放者エスクラド

R中央 : 黒鎖の堅陣ホエル

R左下 : 黒鎖の堅陣ホエル

 

□■□

□□□

V   : 激憤の忍鬼メオーマル

 

キョウ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

もう1ダメージ欲しかったところだが、仕方ないか。

このターン、一気に攻める!

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"に俺様ライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"、"忍妖ハリケンテング"、"忍獣メタモルフォックス"2枚をコール。"メタモルフォックス"はそれぞれ、スキルで"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"に名前を変更するぜ!」

 

「(これでユニットが5枚、それに"ヒャッキヴォーグ"が4枚っすか。このターン、来るっすね。)」

 

「さらに"ハリケンテング"のスキル。CB1することでパワー+5000し、"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"に名前を変更!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ(忍妖ハリケンテング)" : パワー14000(9000+5000)

 

「そして、"ヒャッキヴォーグ"のスキル。CB1、手札を1枚捨て、山札から"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"をスペリオルコール!ユニットが5枚以上なので、"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"の名を持つユニットにパワー+10000!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(V) : パワー22000(12000+10000)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R右) : パワー22000(12000+10000)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ(忍妖ハリケンテング)" : パワー24000(9000+5000+10000)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ(忍獣メタモルフォックス)"(R右下) : パワー18000(8000+10000)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ(忍獣メタモルフォックス)"(R左下) : パワー18000(8000+10000)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(Rア1) : パワー27000(12000+10000+5000)

 

 

「こ、これは...」

 

「さあ行くぜ!ヴァンガードの"ヒャッキヴォーグ"でアタック!」

 

「ノーガードっす。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"忍妖ユキヒメ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、右の"ヒャッキヴォーグ"にパワー+10000。」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R右) : パワー32000(12000+10000+10000)

 

「2枚目、"忍獣メタモルフォックス"。」

 

「ダメージチェック、"戦場の嵐サグラモール"。」

 

「続いて、アクセルサークルの"ヒャッキヴォーグ"でアタック!」

 

「"エリクサー・ソムリエ"でガードっす。」

 

"横笛の解放者エスクラド" : パワー29000(9000+20000)

 

「まだまだ!"ヒャッキヴォーグ"となった"ハリケンテング"でアタック!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ(忍妖ハリケンテング)" : パワー42000(9000+5000+10000+18000)

 

「く、ノーガードっす。ダメージチェック、"憤怒の騎士アグラヴェイル"。」

 

「ラスト!右の"ヒャッキヴォーグ"でアタック!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R右) : パワー40000(12000+10000+18000)

 

「ノーガード、ダメージチェック、"黒鎖の堅陣ホエル"っす。」

 

「よし、これでターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

トノリ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■■□

□■□

V   : 横笛の解放者エスクラド

R中央 : 黒鎖の堅陣ホエル

R左下 : 黒鎖の堅陣ホエル

 

■■■■

■□■

V   : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

R右  : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

R左  : 忍妖ハリケンテング

R右下 : 忍獣メタモルフォックス

R左下 : 忍獣メタモルフォックス

Rア1 : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

 

キョウ 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

『矢作選手、静かな立ち上がりでしたが、ここで一気に攻めてきましたね。』

 

『そうね。カード名をうまく変更して、すべてのユニットを強化して攻めたわね。』

 

 

「やるっすね。」

 

「へっ、伊達にフーファイターやってねえぜ。」

 

「...だけど、俺も負けられないっす。スタンド&ドロー。"憤怒の騎士アグラヴェイル"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅠ。さらに"黒鎖の進撃カエダン"をコール。スキルでCB1、手札を1枚...クイックシールドを捨て、山札から3枚見て、"刻苦の騎士アリエノール"をコールし、シャッフル。"ホエル"がいるので1枚ドロー。」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー22000(12000+10000)

"黒鎖の堅陣ホエル" : パワー19000(9000+10000)

 

「もう一枚、"黒鎖の進撃カエダン"をコールし、スキルでCB1、手札を1枚捨て、山札から3枚確認。"雄健の騎士クネギダウス"をコール。1枚ドロー。」

 

 

『藤浪選手、一気にリアガードを埋めてきました。』

 

『さすがね。それに"ホエル"がいるからパワーも上がってる。それにまだ表のダメージが残ってるから、"アグラヴェイル"のスキルも使えるわね。』

 

 

「行くっす。アクセルサークルの"カエダン"でアタック。」

 

"黒鎖の進撃カエダン"(Rア1) : パワー19000(9000+10000)

 

「"忍獣メタモルフォックス"でガード!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(V) : パワー22000(12000+10000)

 

「"ホエル"のブースト、"カエダン"でアタックっす。」

 

"黒鎖の進撃カエダン"(R左) : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「"忍妖ユキヒメ"でガード!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ" : パワー32000(12000+20000)

 

「結構守るっすね。なら、これならどうっすか?"クネギダウス"のブースト、"アリエノール"でアタック。"クネギダウス"のスキル。パワー+8000。"アリエノール"のスキルでパワー+15000。」

 

"刻苦の騎士アリエノール" : パワー40000(9000+8000+15000+8000)

 

「く...さすがに守れねえ。ノーガード。ダメージチェック、"忍竜ヒツメツブレイザー"。」

 

「"アリエノール"はソウルへ。"アグラヴェイル"でアタック!スキルでCB1、リアガードをすべてソウルに置き、このターンコールした枚数、4枚を山札の上から確認し、望む枚数コール。"横笛の解放者エスクラド"、"光輪の盾マルク"、"小さな闘士トロン"を2枚コールっす。」

 

チッ...厄介なユニットが増えやがった....!

 

「"エスクラド"のスキルで山札から1枚見て、"だんてがる"をスペリオルコールっす。」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー12000

 

「ノーガードだ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"刻苦の騎士アリエノール"。2枚目、"憤怒の騎士アグラヴェイル"。ノートリガーっす。」

 

「ダメージチェック、"激憤の忍鬼メオーマル"。」

 

くそ...ここでトリガーが出ていたら、もっと楽だったんだが...

 

「"エスクラド"でアタックっす。」

 

"横笛の解放者エスクラド" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"忍竜ザンバライダー"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(V) : パワー22000(12000+10000)

 

よし、これで残りのアタックは通らねえ!

厄介な"トロン"のアタックが通らないなら怖くねえぜ。

 

「"だんてがる"のブースト、"トロン"でアクセルサークルの"ヒャッキヴォーグ"にアタックっす。」

 

"小さな闘士トロン"(R右) : パワー13000(8000+5000)

 

「"ハリケンテング"でインターセプトだ。」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(Rア1) : パワー17000(12000+5000)

 

「なら、もう一枚の"トロン"でもう一度アタックっす。」

 

"小さな闘士トロン"(Rア1) : パワー18000(8000+10000)

 

「"忍妖ユキヒメ"でガードだ!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(Rア1) : パワー32000(12000+20000)

 

「守られた...ターンエンドっす。」

 

--------------------------------------------------

トノリ 手札:7枚、ソウル:9枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

■□■

■■■■

V   : 憤怒の騎士アグラヴェイル

R右  : 小さな闘士トロン

R左  : 横笛の解放者エスクラド

R右下 : だんてがる

R左下 : 光輪の盾マルク

Rア1 : 小さな闘士トロン

 

□■■■

■□■

V   : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

R右  : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

R右下 : 忍獣メタモルフォックス

R左下 : 忍獣メタモルフォックス

Rア1 : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

 

キョウ 手札:1枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。行くぜ!"侍大将HYU-GA"に俺様最強ライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"早矢士FUSHIMI"をコール。さらに"HYU-GA"のスキルでCB1し、山札から"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"をスペリオルコール。このターン、すべてのユニットの名前を"侍大将HYU-GA"に変更だ!」

 

「これはやばいっすね...」

 

「さらに"HYU-GA"のもう一つのスキル、グレード3をSBすることで、いずれかの同名がいる相手のリアガードを山札に戻す!今は全部"HYU-GA"だから、全部戻してもらうぜ!」

 

これであいつのリアガードを一掃できた。

後は"ヒャッキヴォーグ"のスキルを使って、一気に決める!

 

「"HYU-GA"となっている"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"のスキル。CB1、手札を1枚捨て、山札から"ヒャッキヴォーグ"をコール。ま、もういないからコールはしない。シャッフルだけするぜ。だが、ユニットが5枚以上なので、このユニットと同名...つまり、"侍大将HYU-GA"の名を持つユニットにパワー+10000だ!」

 

"侍大将HYU-GA" : パワー22000(12000+10000)

"侍大将HYU-GA(隠密魔竜ヒャッキヴォーグ)" : パワー22000(12000+10000)

"侍大将HYU-GA(早矢士FUSHIMI)" : パワー24000(9000+5000+10000)

"侍大将HYU-GA(忍獣メタモルフォックス)" : パワー18000(8000+10000)

"侍大将HYU-GA(忍獣メタモルフォックス)" : パワー18000(8000+10000)

"侍大将HYU-GA(隠密魔竜ヒャッキヴォーグ)" : パワー27000(12000+5000+10000)

"侍大将HYU-GA(隠密魔竜ヒャッキヴォーグ)" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

 

『これはすごい!すべてのユニットが超強化!』

 

『"侍大将HYU-GA"と"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"のコンボね。しっかりと使いこなしているようね。もう一枚手札があれば、さらにパワーアップしていたところだけど。』

 

 

「行くぜ!ヴァンガードの"HYU-GA"でアタック!」

 

「守れるところから守るっす。"だんてがる"、"真実の聴き手ディンドラン"でガード!」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー37000(12000+15000+10000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"忍妖ユキヒメ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、右にパワー+10000。」

 

"侍大将HYU-GA(隠密魔竜ヒャッキヴォーグ)" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

「2枚目、"侍大将HYU-GA"。」

 

「ガード成功っす。」

 

「なら、"HYU-GA"となった右のアクセルサークルの"ヒャッキヴォーグ"でアタック!」

 

"侍大将HYU-GA(隠密魔竜ヒャッキヴォーグ)" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"真実の聴き手ディンドラン"。」

 

「もう一つのアクセルサークルにいる"HYU-GA"となった"ヒャッキヴォーグ"でアタックだ!」

 

"侍大将HYU-GA(隠密魔竜ヒャッキヴォーグ)" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「それもノーガード。ダメージチェック、"黒鎖の堅陣ホエル"。(くっ...トリガーが出てくれたら、残りも防げたっすが...どうやらここまでみたいっすね。)」

 

 

「右の"HYU-GA"となった"ヒャッキヴォーグ"でアタック!」

 

"侍大将HYU-GA(隠密魔竜ヒャッキヴォーグ)" : パワー40000(12000+10000+18000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"だんてがる"...遅いっす...」

 

 

『勝者、チームネクサス、矢作キョウ!』

 

 

「よっしゃー!」

 

今大会、初勝利だぜ!

まだダメージにも余裕あるし、次のやつも倒してやる!

 

 

.....

....

...

..

.

 

クロック?side

 

 

「ナナミ君。次は私が行って構わないかね。」

 

「あんたが?...まあいいけど。」

 

 

このチームと、いや、久導ユウトとファイトしてみたかった。

私がこの大会に参加した理由の一つだ。

 

もう一つは、私以外に久導ユウトを狙う者がいることに気付き、正体を見極めにきたわけだが...まさか彼がディフライドされているとはね。

 

 

「さて、久導ユウトとファイトするために、二人ほど倒させてもらおうか。」

 

彼とファイトするためなら、あのデッキを使っても良かったが...

まだ私が動く時ではない。あのデッキ、あのクランはまだ人目にでる時ではない。

 

 

 

 

.



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Ex.13「すべてを砕く拳」

キョウside

 

 

『さあ、チームESUKAの次なるファイターは、クロック選手のようです。』

 

『...』

 

 

「さて、よろしく頼む。」

 

「ふん...俺様が勝って、お前の正体を暴いてやるぜ。」

 

「ふっ、威勢が良い。たった2枚の手札で私の攻撃を防ぐことができるかな。」

 

チッ...痛いところついてくるぜ。

確かこいつの切り札はフロントトリガーのパワー上昇値を上げてくるんだったな。

 

 

「では、始めようか。私のターン、スタンド&ドロー。"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅠ。"戦場の嵐サグラモール"をコールし、スキル。SB1することで1枚引き、1枚コール。"真実の聴き手ディンドラン"。さらに"ディンドラン"のスキルでSB1し、1枚ドロー。」

 

「(手札を入れ替えるな...何か狙ってるのか?)」

 

「さらに"フュージング・ストライカー"をコールし、スキル。山札から5枚見て、"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン"を手札に加え、手札を1枚、"憤怒の騎士アグラヴェイル"を捨てる。そして、"ガインガインX2"、"刻苦の騎士アリエノール"、"光星戦士シルバーフィスト"、"専任整備士ストルジーニ"をコール。」

 

これですべてのサークルが埋まった。

しかもフロントトリガーのパワー上昇値はかなり上がってるな...

 

 

「行くぞ。"ディンドラン"のブースト、"サグラモール"。まずはリアガードを狙おうか。アクセルサークル1の"ヒャッキヴォーグ"にアタック。」

 

"戦場の嵐サグラモール" : パワー19000(12000+7000)

 

「チッ...ノーガード。"ヒャッキヴォーグ"は退却。」

 

「"ガインガインX2"、もう一つのアクセルサークルの"ヒャッキヴォーグ"にアタック。」

 

"ガインガインX2" : パワー19000(9000+10000)

 

「それもノーガード。"ヒャッキヴォーグ"は退却。」

 

「では、ヴァンガードを攻撃しようか。"ストルジーニ"のブースト、"ゴッドハンド・ドラゴン"でアタック。」

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー20000(12000+8000)

 

「...ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"八カ国語実況 ブラバー"。ゲット、フロントトリガー。"ゴッドハンド・ドラゴン"、"フュージング・ストライカー"、"シルバーフィスト"のスキルにより、上昇値は+20000。よって、前列にパワー+30000。」

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー50000(12000+8000+30000)

"刻苦の騎士アリエノール" : パワー39000(9000+30000)

"戦場の嵐サグラモール" : パワー42000(12000+30000)

"ガインガインX2" : パワー49000(9000+10000+30000)

"フュージング・ストライカー" : パワー49000(9000+10000+30000)

 

「"ストルジーニ"はスキルでパワー+10000。」

 

"専任整備士ストルジーニ" : パワー18000(8000+10000)

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー60000(12000+18000+30000)

 

「"ガインガインX2"はスキルでスタンド。そして、2枚目、"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"フュージング・ストライカー"にパワー+10000。」

 

"フュージング・ストライカー" : パワー59000(9000+10000+30000+10000)

 

「くそ!ダメージチェック、"忍獣ムーンエッジ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"侍大将HYU-GA" : パワー22000(12000+10000)

 

トリガーを引いたけど、全然足りねえ!

パワー+30000とか、ありえねえぜ!

 

「"ガインガインX2"でアタック。」

 

"ガインガインX2" : パワー49000(9000+10000+30000)

 

「ノーガード、ダメージチェック、"忍竜ヒツメツブレイザー"。」

 

だめだ...トリガーが出ねえ...!

 

「これで終わりのようだ。"フュージング・ストライカー"でアタック。」

 

"フュージング・ストライカー" : パワー59000(9000+10000+30000+10000)

 

「ノーガード...ダメージチェック、"関門の忍鬼アタカ"...ダメージ6...!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

レッカside

 

 

「ドンマイ。一人倒しただけでオッケーよ。」

 

「へっ...後は任せたぜ。」

 

矢作キョウが負けたので、次は私の番。

ファイトステージに昇って相対すると、この人本当に不審者に見える。

 

「よろしく頼むよ。」

 

「うん。...ま、軽く捻っちゃうわ。」

 

「ふ...」

 

なんか、そんなことできるわけないってバカにされた笑いなんですけど!

絶対この人を倒す!

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"愛の狙撃手ノキエル"にライド。イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。"ミリオンレイ・ペガサス"をコール。まずは厄介なユニットを消すわ!"メタモルフォックス"のブースト、"FUSHIMI"で"フュージング・ストライカー"にアタックよ!」

 

"早矢士FUSHIMI" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「"キャノン・ボール"でガード。」

 

"フュージング・ストライカー" : パワー24000(9000+15000)

 

「なら、"メタモルフォックス"のブースト、"ヒャッキヴォーグ"で"フュージング・ストライカー"にアタック!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ" : パワー20000(12000+8000)

 

「"八カ国語実況 ブラバー"でガード。」

 

"フュージング・ストライカー" : パワー24000(9000+15000)

 

「守るわね。なら、"ノキエル"でヴァンガードにアタック!」

 

"愛の狙撃手ノキエル" : パワー12000

 

「それはノーガードだとも。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"聖火の守護天使サリエル"。2枚目、"懲罰の守護天使シェミハザ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ミリオンレイ"へ。」

 

"愛の狙撃手ノキエル" : パワー12000、☆2

"ミリオンレイ・ペガサス" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"アーニスト・セコンド"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージはないから回復できないが...ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「2枚目、"光星戦士シルバーフィスト"。」

 

「"ノキエル"のアタック終了時、スキルでSB1、手札から2枚捨てる。"侍大将HYU-GA"と"手当の守護天使ペヌエル"を捨て、手札から"聖霊熾天使ノキエル"にスペリオルライド!イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。」

 

「ほう...しっかり手札に持っていたか。」

 

「当然!"ノキエル"のスキルでSB1し、山札から"幸せの鐘ノキエル"をダメージゾーンに置くわ。そして、"幸せの鐘ノキエル"のスキルで前列のパワー+5000。"ミリオンレイ"は新たにダメージゾーンにカードが置かれたので、パワー+5000。」

 

"聖霊熾天使ノキエル" : パワー17000(12000+5000)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ" : パワー17000(12000+5000)

"早矢士FUSHIMI" : パワー19000(9000+5000+5000)

"ミリオンレイ・ペガサス" : パワー24000(9000+5000+5000+5000)

 

「"ノキエル"でヴァンガードにアタック!」

 

「"専任整備士ストルジーニ"でガード。」

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

「ドライブチェック、"サニースマイル・エンジェル"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージは回復しないけど、"ミリオンレイ"にパワー+10000。」

 

"ミリオンレイ・ペガサス" : パワー34000(9000+5000+5000+5000+10000)

 

「"ミリオンレイ"で"フュージング・ストライカー"にアタック!」

 

「...ノーガード。退却。」

 

「ターン終了時、"ノキエル"のスキルでダメージを置いたので、ダメージを1枚山札の下へ置くわ。私はこれでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

クロック 手札:6枚、ソウル:8枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

_■■■

□■■■■

V   : 闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン

R右  : 刻苦の騎士アリエノール

R左  : 戦場の嵐サグラモール

R中央 : 専任整備士ストルジーニ

R右下 : 光星戦士シルバーフィスト

R左下 : 真実の聴き手ディンドラン

Rア1 : ガインガインX2

 

■■■■□

_■□■

V   : 聖霊熾天使ノキエル

R右  : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

R左  : 早矢士FUSHIMI

R右下 : 忍獣メタモルフォックス

R左下 : 忍獣メタモルフォックス

Rア2 : ミリオンレイ・ペガサス

 

レッカ 手札:8枚、ソウル:3枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅠ。"ガインガインX2"、"パワードトルーパー シング"をコール。」

 

フロントトリガーのパワー上昇値は25000、しかも"ガインガインX2"が2枚あるのも厄介ね。さっきのターン、"フュージング・ストライカー"じゃなくて"ガインガインX2"を狙うべきだったかも。

 

「行くぞ。"ガインガインX2"で"ミリオンレイ"にアタック。」

 

"ガインガインX2"(Rア1) : パワー19000(9000+10000)

 

「ノーガードよ。"ミリオンレイ"は退却。」

 

「もう一枚の"ガインガインX2"で"FUSHIMI"でアタック。」

 

"ガインガインX2"(Rア3) : パワー19000(9000+10000)

 

「それもノーガードよ。"FUSHIMI"は退却。」

 

「"ストルジーニ"のブースト、"ゴッドハンド・ドラゴン"でアタック。スキルでCB1、手札を1枚捨てることで、ドライブ+1。相手のグレードが3以上なので、さらにクリティカル+1。」

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー20000(12000+8000)、☆2

 

「プロテクト、手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"八カ国語実況 ブラバー"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+25000。"ストルジーニ"はパワー+10000。」

 

"専任整備士ストルジーニ" : パワー18000(8000+10000)

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー55000(12000+18000+25000)、☆2

"刻苦の騎士アリエノール" : パワー34000(9000+25000)

"戦場の嵐サグラモール" : パワー37000(12000+25000)

"ガインガインX2"(Rア1) : パワー44000(9000+10000+25000)

"パワードトルーパー シング" : パワー47000(12000+10000+25000)

"ガインガインX2"(Rア3) : パワー44000(9000+10000+25000)

 

「"ガインガインX2"2枚はスタンド。2枚目、"フュージング・ストライカー"。3枚目、"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"サグラモール"にパワー+10000。」

 

"戦場の嵐サグラモール" : パワー47000(12000+25000+10000)

 

「続けて、"シング"でアタック。スキルでCB1、手札を1枚捨てることで、このユニットのドライブ-1し、このバトルでドライブチェックを行う。」

 

「くっ...ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"キャノン・ボール"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+25000。」

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー62000(12000+25000*2)

"刻苦の騎士アリエノール" : パワー59000(9000+25000*2)

"戦場の嵐サグラモール" : パワー72000(12000+25000*2+10000)

"ガインガインX2"(Rア1) : パワー69000(9000+10000+25000*2)

"パワードトルーパー シング" : パワー72000(12000+10000+25000*2)

"ガインガインX2"(Rア3) : パワー69000(9000+10000+25000*2)

 

「ダメージチェック、"礎の守護天使ハスデヤ"。」

 

ここでもう一枚フロントトリガーを引かれるなんて...パワー高すぎ!

 

「"ガインガインX2"で"ヒャッキヴォーグ"にアタック。」

 

「ノーガード。"ヒャッキヴォーグ"は退却。」

 

「"ガインガインX2"、"サグラモール"、"アリエノール"でアタック。」

 

「っ...すべてノーガード。ダメージチェック、"ベリフルメッズ・エンジェル"、"聖火の守護天使サリエル"、"ピンキー・デンチュリスト"。」

 

 

『決まった~!一気に4ダメージ!』

 

『フロントトリガーが2枚出たのが大きいわね。レッカちゃんもプロテクトを使えば守れたでしょうけど、次のターンを考えて防がなかったのかしらね。』

 

 

「私はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

クロック 手札:7枚、ソウル:9枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

_■■■

■■■■■■

V   : 闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン

R右  : 刻苦の騎士アリエノール

R左  : 戦場の嵐サグラモール

R中央 : 専任整備士ストルジーニ

R右下 : 光星戦士シルバーフィスト

R左下 : 真実の聴き手ディンドラン

Rア1 : ガインガインX2

Rア2 : パワードトルーパー シング

Rア3 : ガインガインX2

 

□□■□□

_■□■

V   : 聖霊熾天使ノキエル

R右下 : 忍獣メタモルフォックス

R左下 : 忍獣メタモルフォックス

 

レッカ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"愛の狙撃手ノキエル"にライド。イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。スキルでCB1、山札から1枚ダメージに置き、1枚を手札に戻す。そして、今戻した"聖火の守護天使サリエル"をコール。スキルでCB1、SB1し、山札から"幸せの鐘ノキエル"をダメージゾーンに置き、1枚回復。」

 

"愛の狙撃手ノキエル" : パワー17000(12000+5000)

"聖火の守護天使サリエル" : パワー14000(9000+5000)

 

「さらにもう一枚、"聖火の守護天使サリエル"をコール。 スキルでCB1、SB1し、山札から"幸せの鐘ノキエル"をダメージゾーンに置き、1枚回復。」

 

"愛の狙撃手ノキエル" : パワー22000(12000+5000*2)

"聖火の守護天使サリエル"(R右) : パワー19000(9000+5000*2)

"聖火の守護天使サリエル"(R左) : パワー19000(9000+5000*2)

 

「これでバトルよ。"ノキエル"でヴァンガードにアタック!」

 

「"光輪の盾マルク"。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"スケーリング・エンジェル"。2枚目、"ピンキー・デンチュリスト"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて右の"サリエル"へ。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー29000(9000+5000*2+10000)、☆2

 

「"ノキエル"のスキル。SB1、手札を2枚、今ドライブチェックで加えた2枚を捨て、"聖霊熾天使ノキエル"にスペリオルライド。イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。そして、スキルでSB1し、山札から"幸せの鐘ノキエル"をダメージゾーンに置くわ。」

 

"聖霊熾天使ノキエル" : パワー27000(12000+5000*3)

"聖火の守護天使サリエル" : パワー34000(9000+5000*3+10000)、☆2

"聖火の守護天使サリエル" : パワー24000(9000+5000*3)

 

「右の"サリエル"でアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ガントルーパー クレフテス"、"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「"ノキエル"でヴァンガードにアタック!スキルでSB1し、"サリエル"をスタンド!」

 

「"八カ国語実況 ブラバー"でガード。」

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「く...ドライブチェック、"ピンキー・デンチュリスト"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて左の"サリエル"へ。」

 

"聖火の守護天使サリエル"(R左) : パワー34000(9000+5000*3+10000)、☆2

 

「"メタモルフォックス"のブースト、右の"サリエル"でアタック!」

 

"聖火の守護天使サリエル"(R右) : パワー42000(9000+5000*3+10000+8000)、☆2

 

「"キャノン・ボール"、"ガントルーパー クレフテス"でガード。」

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー47000(12000+10000+15000+10000)

 

「もう一度よ!"サリエル"でアタック!」

 

"聖火の守護天使サリエル"(R左) : パワー42000(9000+5000*3+10000+8000)、☆2

 

「"ツイン・ブレーダー"。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

 

そんな...これも防がれるなんて...

でも、私の手札にプロテクトが3枚、残りもトリガーだし、きっと守り切れる!

 

「ターン終了時、ダメージゾーンの"ハスデヤ"を山札の下へ。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

クロック 手札:1枚、ソウル:9枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

_■■■

■■■■■■

V   : 闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン

R右  : 刻苦の騎士アリエノール

R左  : 戦場の嵐サグラモール

R中央 : 専任整備士ストルジーニ

R右下 : 光星戦士シルバーフィスト

R左下 : 真実の聴き手ディンドラン

Rア1 : ガインガインX2

Rア2 : パワードトルーパー シング

Rア3 : ガインガインX2

 

□■■■□

_■□■

V   : 聖霊熾天使ノキエル

R右  : 聖火の守護天使サリエル

R左  : 聖火の守護天使サリエル

R右下 : 忍獣メタモルフォックス

R左下 : 忍獣メタモルフォックス

 

レッカ 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

『苦しい状況ね。レッカちゃんの手札にプロテクトはあるけど、相手はアクセルクラン。守り切れるかしら。』

 

『そうですね!このターンが勝負所です!』

 

 

「ふ、私のターン、スタンド&ドロー。そのままバトルだ。"ガインガインX2"、ヴァンガードにアタック。」

 

"ガインガインX2"(Rア1) : パワー19000(9000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ピンキー・デンチュリスト"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"聖霊熾天使ノキエル" : パワー22000(12000+10000)

 

やった!これで少しは楽になる!

絶対に守り切って、ユウト君を少しでも楽にする!

 

「無駄な足掻きだ。"ガインガインX2"、リアガードをアタック。」

 

"ガインガインX2"(Rア3) : パワー19000(9000+10000)

 

「ノーガード。"サリエル"は退却。」

 

「"ストルジーニ"のブースト、"ゴッドハンド・ドラゴン"でアタック。スキルでCB1、手札を1枚捨て、ドライブ+1、クリティカル+1。」

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー20000(12000+8000)、☆2

 

「プロテクト、手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"キャノン・ボール"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+25000。"ストルジーニ"はパワー+10000。」

 

"専任整備士ストルジーニ" : パワー18000(8000+10000)

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー55000(12000+18000+25000)、☆2

"刻苦の騎士アリエノール" : パワー34000(9000+25000)

"戦場の嵐サグラモール" : パワー37000(12000+25000)

"ガインガインX2"(Rア1) : パワー44000(9000+10000+25000)

"パワードトルーパー シング" : パワー47000(12000+10000+25000)

"ガインガインX2"(Rア3) : パワー44000(9000+10000+25000)

 

「"ガインガインX2"はスタンド。」

 

「くっ...」

 

「2枚目、"ドグー・メカニック"。3枚目、"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"サグラモール"にパワー+10000。」

 

"戦場の嵐サグラモール" : パワー47000(12000+25000+10000)

 

「残りのアタック、防げるかな。"アリエノール"でアタック。」

 

"刻苦の騎士アリエノール" : パワー42000(9000+25000+8000)

 

「っ...ノーガード。ダメージチェック、"恋の守護者ノキエル"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

「だが、これでダメージ6。私の勝ちだ。」

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

『強い!クロック選手、二人倒しました!』

 

『...』

 

 

「ごめん...ユウト君....」

 

「大丈夫だよ、レッカさん。後は任せてくれ。」

 

 

確かにあのクロックって人、めちゃくちゃ強いようだけど。

それでも勝てない相手なんていない。

 

 

「俺が残り二人を倒す。だから、決勝に備えていてよ。」

 

「うん...!」

 

 

 

.



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Ex.14「決勝へ!」

ユウトside

 

 

「初めまして、久導ユウト君。」

 

「...どうも。」

 

「ふふ...こんな姿では怪しまれて当然か。この大会には君とファイトしたくて出場したんだよ。君の持つイメージ力...それを見るためにね。」

 

「俺のイメージ力を...?」

 

「君は他の人よりイメージ力が強いと感じたことはないかい?そして、そのイメージが現実に影響を及ぼしたことが。」

 

「っ...それは...」

 

 

確かに、俺は人よりイメージ力が強いと思う。

イメージすれば、本当にクレイの大地に降り立つような感覚になる。

そして、俺がヴァンガードで初めて友達とファイトしたとき、その友達に怪我を負わせたことがあった

 

「私は君のその力を見たいのだ。さあ、私に君の力を見せてくれ。」

 

「...どうでもいい。」

 

「うん?」

 

「俺はこの大会に優勝するためにここにいる。あなたが何を思ってこの大会に来たかなんて、どうでもいい。」

 

「ふ...それもそうだ。さあ、始めよう!」

 

俺はデッキをセットし、カードを引く。

奴の手札は5枚。ダメージは4。速攻で決めてしまおう。

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"メイデン・オブ・スタンドピオニー"。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー13000、☆2

 

「"スタンドピオニー"のスキルで、2枚の"プラント・トークン"をコール。右の"メタモルフォックス"を前列に移動。"カローラ・ドラゴン"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。」

 

「ほう、一気にコールしてきたか。」

 

「バトルだ。アクセルサークルの"プラント・トークン"で"ガインガインX2"にアタック。」

 

"プラント・トークン"(Rア1) : パワー10000(5000+5000)

 

「ノーガード。"ガインガインX2"は退却。」

 

「続けて、"ルース"で"ガインガインX2"にアタック。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「それもノーガード。"ガインガインX2"は退却。」

 

「"プラント・トークン"のブースト、"スタンドピオニー"でアタック!」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「"ツイン・ブレーダー"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"サリエル"にパワー+10000。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"ダンシング・サンフラワー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"サリエル"にパワー+10000。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー30000(10000+10000*2)

 

 

このターンで決めるのは無理だな。

少しでもリアガードを削って、次のターンに備える。

 

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"メタモルフォックス"で"アリエノール"にアタック。」

 

"忍獣メタモルフォックス"(R右) : パワー16000(8000+8000)

 

「ノーガード。"アリエノール"は退却。」

 

「"メタモルフォックス"のブースト、"サリエル"で"シング"にアタック。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー38000(10000+10000*2+8000)

 

「それもノーガード。"シング"は退却。」

 

必要最低限のガードで済ませたか。

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

クロック 手札:3枚、ソウル:9枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

 

_■■■

□■■□□□

V   : 闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン

R左  : 戦場の嵐サグラモール

R中央 : 専任整備士ストルジーニ

R右下 : 光星戦士シルバーフィスト

R左下 : 真実の聴き手ディンドラン

 

■■■■■

_■■■

V   : メイデン・オブ・スタンドピオニー

R右  : 忍獣メタモルフォックス

R左  : 聖火の守護天使サリエル

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : 忍獣メタモルフォックス

Rア1 : プラント・トークン

Rア2 : 睡蓮の銃士ルース

 

ユウト 手札:13枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"ガインガインX2"をコールし、"シルバーフィスト"を前列に移動。バトル。"ガインガインX2"でヴァンガードにアタック。」

 

"ガインガインX2" : パワー19000(9000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"タンポポの銃士ミルッカ"。」

 

「続けて、"ゴッドハンド・ドラゴン"でアタック。スキルでCB1、手札を1枚捨て、ドライブ+1、クリティカル+1。」

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー20000(12000+8000)

 

「プロテクト、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"光星戦士シルバーフィスト"。2枚目、"ガントルーパー クレフテス"。3枚目、"八カ国語実況 ブラバー"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+25000。"ストルジーニ"はパワー+10000。」

 

"専任整備士ストルジーニ" : パワー18000(8000+10000)

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー55000(12000+18000+25000)、☆2

"光星戦士シルバーフィスト" : パワー33000(8000+25000)

"戦場の嵐サグラモール" : パワー37000(12000+25000)

"ガインガインX2" : パワー44000(9000+10000+25000)

 

「"ガインガインX2"はスタンド。そして、"シルバーフィスト"でヴァンガードにアタック。」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー23000(13000+10000)

 

「"サグラモール"、続け。」

 

"戦場の嵐サグラモール" : パワー44000(12000+25000+7000)

 

「"忍妖ユキヒメ"でガード。"サリエル"でインターセプト。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー48000(13000+10000+20000+5000)

 

「"ガインガインX2"でアタック。」

 

"ガインガインX2" : パワー44000(9000+10000+25000)

 

「"月下美人の銃士ダニエル"、"清心の花乙女フィオレンサ"でガード。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー53000(13000+10000+15000*2)

 

「ふむ、ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

クロック 手札:5枚、ソウル:9枚、ダメージ:4枚(裏:4)

 

_■■□

□■■■■□

V   : 闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン

R右  : 光星戦士シルバーフィスト

R左  : 戦場の嵐サグラモール

R中央 : 専任整備士ストルジーニ

R左下 : 真実の聴き手ディンドラン

Rア1 : ガインガインX2

 

■□■■■

_■■■

V   : メイデン・オブ・スタンドピオニー

R右  : 忍獣メタモルフォックス

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : 忍獣メタモルフォックス

Rア1 : プラント・トークン

Rア2 : 睡蓮の銃士ルース

 

ユウト 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。」

 

『さあ、私の力を使って。』

 

「ああ、わかってるよ。」

 

「っ...(まさか、ユニットの声が聞こえているというのか。)」

 

 

「"メイデン・オブ・ネペンテス"をコール。スキルでアクセルサークルの"プラント・トークン"を退却し、1枚引き、パワー+5000、ブーストを得る。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

 

「もう一枚、"メイデン・オブ・ネペンテス"をコールし、スキルで"プラント・トークン"を退却。1枚ドローし、パワー+5000、ブーストを得る。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス"(Rア1) : パワー20000(10000+5000+5000)

 

「"カローラ・ドラゴン"をコール。これでバトルだ。"ルース"でヴァンガードにアタック。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「"ガインガインX2"でインターセプト。」

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー17000(12000+5000)

 

「さあ、もっと来なさい。私に君の力を見せてくれ!」

 

「あんた、気持ち悪いんだよ!右の"メタモルフォックス"で"シルバーフィスト"にアタック。」

 

"忍獣メタモルフォックス"(R右) : パワー8000

 

「ノーガード。...駄目だ...リアガードなんて放っておいて、私にその力をぶつけてこい!」

 

 

『な、何だかクロック選手がエキサイトしていますね...』

 

『(あの人、あんな性格だったかしら...)』

 

 

「"メタモルフォックス"のブースト、"ネペンテス"で"サグラモール"にアタック。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス"(R左) : パワー23000(10000+5000+8000)

 

「ノーガード。"サグラモール"は退却。」

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"スタンドピオニー"でヴァンガードにアタック。スキルでCB1、"ルース"、"ネペンテス"、"メタモルフォックス"2枚を退却。"プラント・トークン"を4枚コールし、自身とトークンユニットにパワー+10000。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R右) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R左) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(Rア2) : パワー20000(5000+5000+10000)

 

「さらに4枚コールしたので、"カローラ・ドラゴン"のパワー+12000。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー20000(8000+3000*4)

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー20000(8000+3000*4)

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー43000(13000+10000+20000)、☆2

 

「"ツイン・ブレーダー"、手札を1枚捨て、完全ガード。さあ、もっと来なさい。(私手札は"キャノン・ボール"、"八カ国語実況 ブラバー"、"ガントルーパー クレフテス"。残りのアタックも次のダメージでトリガーを引けば防げる。)」

 

「(聞こえる...イメージできる。勝利のイメージ、未来が...!)」

 

「さあ、来なさい。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"カローラ・ドラゴン"。2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて右の"プラント・トークン"へ。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー25000(5000+10000+10000)、☆2

 

「(トリガーを引かれたか...!)」

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー45000(5000+10000+10000+20000)、☆2

 

「"キャノン・ボール"、"八カ国語実況 ブラバー"、"ガントルーパー クレフテス"でガード。」

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー52000(12000+15000*2+10000)

 

「これで手札は0枚!"ネペンテス"でアタックだ!」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー20000(10000+5000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"キャノン・ボール"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「これでパワー22000。君のアタックは後一枚しか通らない。」

 

「だが、あんたの手札は0枚、インターセプトできるリアガードもいない。」

 

「そうだ。だが、私のデッキにはヒールトリガーが3枚も眠っている。さあ、君の勝利へのイメージを見せてくれたまえ。」

 

「..."プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー30000(5000+10000+15000)

 

「ノーガード。....ダメージチェック、"闘拳竜ゴッドハンド・ドラゴン"。私の負けだな。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「素晴らしい。今度はぜひ、私の本来のデッキでファイトしたいものだ。」

 

「っ...あんた、本当のデッキじゃないから負けた、なんて言い訳してるわけじゃないだろうな。」

 

「ふふ、そんなことはない。だが、あのデッキなら、もっとエキサイティングなファイトができていただろうね。」

 

そう言って、クロックさんは去っていく。

何だか変な人だったけど、実力は本物だったな。

本来のデッキとやらが気になるし、もう一度ファイトしてみたいものだ。

 

 

『さあ、これで互いに残り一人!チームESUKAの最後のファイターは五ノ実ナナミ選手!...これは、ネオネクタール使い同士のファイトですね!』

 

『そうね。ナナミは彼とファイトするのを楽しみにしていたみたいだし、良いファイトを期待したいわね。』

 

 

「よろしく、久導ユウト。」

 

「よろしくお願いします。」

 

「じゃ、さっそく始めよう。」

 

「ええ。」

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー13000、☆2

 

「(チッ...あいつ、手札を全部使いやがって...)"出穂の乙女エニファ"、"パンジーの銃士シルヴィア"、"アルボロス・ドラゴン”樹”"をコール。"樹"、"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"を1枚ずつコール。」

 

 

"聖樹"のスキルで、強化された状態でコールされる。

"アルボロス・ドラゴン"は前に使っていたけど、相手にしたことはなかったな。

 

「"聖樹"のスキル。"樹"を退却し、"プラント・トークン"を2枚コール。リアガードが5枚以上なので、自身にパワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「"ディンドラン"のブースト、"シルヴィア"でアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー17000(10000+7000)

 

「"ネペンテス"でインターセプト。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー18000(13000+5000)

 

「"ストルジーニ"のブースト、"聖樹"でアタック。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー31000(13000+10000+8000)、☆2

 

「"サニースマイル・エンジェル"2枚でガード。」

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー53000(13000+20000*2)

 

「ふん...やっぱりガード値はしっかりあるようだね。」

 

「当然。二人が残してくれたものだ。」

 

「だけど、それも全部削ってやる。ツインドライブ、"フルーツアソート・ドラゴン"、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、M右の"プラント・トークン"にパワー+10000。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「続け、アクセルサークルの"プラント・トークン"たち!」

 

"プラント・トークン"(Rア1) : パワー20000(10000+10000)

"プラント・トークン"(Rア2) : パワー20000(10000+10000)

"プラント・トークン"(Rア3) : パワー20000(10000+10000)

 

「"紅団扇の銃士ガストーネ"、"月下美人の銃士ダニエル"、"懲罰の守護天使シェミハザ"でガード。」

 

「これで通らないか。だが、このアタックはどうだ!右の"プラント・トークン"でアタック!」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー33000(10000+5000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"牡丹の銃士トゥーレ"。」

 

「ふん...これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ナナミ 手札:5枚、ソウル:10枚、ダメージ:0枚

 

_■■■

■■■■■■

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右  : プラント・トークン(強化)

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : 専任整備士ストルジーニ

R右下 : 出穂の乙女エニファ

R左下 : 真実の聴き手ディンドラン

Rア1 : プラント・トークン(強化)

Rア2 : プラント・トークン(強化)

Rア3 : プラント・トークン(強化)

 

■■■■□

_■■■

V   : メイデン・オブ・スタンドピオニー

R右  : プラント・トークン

R左  : プラント・トークン

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : プラント・トークン

Rア2 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

 

「ちょ、ちょっと...さすがのユウト君もやばいんじゃないの...?」

 

「落ち着けよ。...きっと大丈夫だ。あいつなら、きっと勝つ。」

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。集え、我が気高き刃の元へ!ライド、"リコリスの銃士ヴェラ"。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー5000、☆2

 

「"カローラ・ドラゴン"をコール。そして、"ヴェラ"のスキルでCB1、右の"プラント・トークン"を退却し、ドロップゾーンから"清心の花乙女フィオレンサ"、"ダンシング・サンフラワー"を山札の下へ。そして、山札から5枚見て、"牡丹の銃士トゥーレ"、"牡丹の銃士マルティナ"をコール。"銃士"を2枚コールしたので、ドライブ+1。」

 

「っ...さらに"マルティナ"、"カローラ・ドラゴン"はパワーアップ...」

 

「ああ。スキルでパワー上昇、"マルティナ"はクリティカル+1。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー14000(8000+3000*2)

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー14000(8000+3000*2)

"カローラ・ドラゴン"(Rア1) : パワー19000(8000+3000*2+5000)

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー23000(13000+5000+5000)、☆2

 

「さらに"トゥーレ"のスキル。CB1、左の"プラント・トークン"を退却し、山札から3枚見て、"リコリスの銃士ヴェラ"をコール。残りは山札の下へ。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー17000(8000+3000*3)

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー17000(8000+3000*3)

"カローラ・ドラゴン"(Rア1) : パワー22000(8000+3000*3+5000)

 

「これでバトルだ。"プラント・トークン"のブースト、リアガードの"ヴェラ"でヴァンガードにアタック。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ"(R左) : パワー18000(13000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"フルーツアソート・ドラゴン"。」

 

「続けて、ヴァンガードの"ヴェラ"でアタック。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ"(V) : パワー30000(13000+17000)、☆2

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"リコリスの銃サウル"。2枚目、"リコリスの銃士ヴェラ"。3枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"トゥーレ"にパワー+10000。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「"マルティナ"でヴァンガードにアタック。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー23000(13000+5000+5000)、☆2

 

「"プラント・トークン"でインターセプト。"エニファ"のスキルでシールド+5000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー28000(13000+15000)

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"トゥーレ"でアタック。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー37000(10000+10000+17000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"アルボロスの陣風 オリヴェル"、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)

 

「トリガーを引かれたか。なら、"カローラ・ドラゴン"で"プラント・トークン"にアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン"(Rア1) : パワー22000(8000+3000*3+5000)

 

「ノーガード。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ナナミ 手札:4枚、ソウル:10枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

_■■■

□■■■■□

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右  : プラント・トークン(強化)

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : 専任整備士ストルジーニ

R右下 : 出穂の乙女エニファ

R左下 : 真実の聴き手ディンドラン

Rア1 : プラント・トークン(強化)

 

■■■■■

_■■■

V   : リコリスの銃士ヴェラ

R右  : 牡丹の銃士トゥーレ

R左  : リコリスの銃士ヴェラ

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : プラント・トークン

Rア1 : カローラ・ドラゴン

Rア2 : 牡丹の銃士マルティナ

 

ユウト 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(裏:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。再び"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー15000(10000+5000)、☆2

 

「"フルーツアソート・ドラゴン"、"メイデン・オブ・ドリームシャワー"をコール。"ドリームシャワー"のスキルでCB1し、このターン中、"プラント・トークン"はパワー+10000。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー25000(10000+5000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(Rア1) : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「このターンで決める!"聖樹"のスキルで"ドリームシャワー"を退却し、"プラント・トークン"を1枚コール。自身にパワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(Rア3) : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「そして、"フルーツアソート・ドラゴン"はグレード0の元々のパワーの合計分、パワーが上昇する。よって、パワー+30000。」

 

"フルーツアソート・ドラゴン" : パワー53000(13000+10000+10000*3)

 

 

「行くぞ!"ストルジーニ"のブースト、"聖樹"でアタック!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー31000(13000+10000+8000)、☆2

 

「プロテクト、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルは"フルーツアソート・ドラゴン"、パワーは右の"プラント・トークン"へ。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー35000(10000+5000+10000+10000)

"フルーツアソート・ドラゴン" : パワー53000(13000+10000+10000*3)、☆2

 

「2枚目、"ダンガン・マロン"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルは"フルーツアソート・ドラゴン"、パワーは右の"プラント・トークン"へ。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー45000(10000+5000+10000+10000*2)

"フルーツアソート・ドラゴン" : パワー53000(13000+10000+10000*3)、☆3

 

「ふん...これで私の勝ちは決まったな。」

 

「...」

 

「絶望的な状況に声も出ないか。...すぐ楽にしてやる!"フルーツアソート・ドラゴン"でアタック!」

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ふ~ん、防げるか。なら、こっちはどう?"ディンドラン"のブースト、"シルヴィア"でアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー17000(10000+7000)

 

「"トゥーレ"でインターセプト。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー18000(13000+5000)

 

「アクセルサークルの"プラント・トークン"でアタック。」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「後2ダメージ!これでトドメよ!右の"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー53000(10000+5000+10000+10000*2+8000)、☆2

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「なっ...まだ守護者を持っていたのか。なら、残る"プラント・トークン"でアクセルサークルの"カローラ・ドラゴン"にアタック。」

 

"プラント・トークン"(Rア3) : パワー20000(10000+10000)

 

「"月下美人の銃士ダニエル"でガード。」

 

"カローラ・ドラゴン"(Rア1) : パワー23000(8000+15000)

 

「くっ...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ナナミ 手札:4枚、ソウル:11枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

_■■■

■■■■■■

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右  : プラント・トークン(強化)

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : 専任整備士ストルジーニ

R右下 : 出穂の乙女エニファ

R左下 : 真実の聴き手ディンドラン

Rア1 : プラント・トークン(強化)

Rア2 : フルーツアソート・ドラゴン

Rア3 : プラント・トークン(強化)

 

■■■□■

_■■■

V   : リコリスの銃士ヴェラ

R左  : リコリスの銃士ヴェラ

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : プラント・トークン

Rア1 : カローラ・ドラゴン

Rア2 : 牡丹の銃士マルティナ

 

ユウト 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。あなたのファイト、とても勉強になった。」

 

「ふ~ん...それはどうも。」

 

「同じネオネクタール使いとして、ファイトできたことを光栄に思います。だけど、勝つのは俺だ。」

 

「っ...やってみな!」

 

「行きます。咲き誇れ、我が分身!ライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士セシリア"!イマジナリーギフトフォースⅡをアクセルサークルへ!」

 

"カローラ・ドラゴン"(Rア1) : パワー13000(8000+5000)、☆2

 

「"セシリア"のスキル。CB1、"プラント・トークン"を退却し、山札から5枚見て、"カローラ・ドラゴン"、"タンポポの銃士ミルッカ"、"リコリスの銃士サウル"をコール。前列3枚、"セシリア"、"カローラ・ドラゴン"2枚にパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(Rア1) : パワー23000(8000+5000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(Rア2) : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「さらに"カローラ・ドラゴン"はそれぞれパワー上昇。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー17000(8000+3000*3)

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー17000(8000+3000*3)

"カローラ・ドラゴン"(Rア1) : パワー32000(8000+5000+10000+3000*3)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(Rア2) : パワー29000(8000+5000+10000+3000*2)

 

「"ミルッカ"のスキル。SB1し、"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー20000(8000+3000*4)

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー20000(8000+3000*4)

"カローラ・ドラゴン"(Rア1) : パワー35000(8000+5000+10000+3000*4)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(Rア2) : パワー32000(8000+5000+10000+3000*3)

 

「"サウル"のスキル。SB1、"プラント・トークン"を退却し、山札から3枚見て、"紅団扇の銃士ガストーネ"をコール。残りは下へ。"ガストーネ"はスキルでパワー+10000。」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー18000(8000+10000)

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー23000(8000+3000*5)

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー23000(8000+3000*5)

"カローラ・ドラゴン"(Rア1) : パワー38000(8000+5000+10000+3000*5)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(Rア2) : パワー35000(8000+5000+10000+3000*4)

 

 

「っ...このパワー上昇...」

 

「守り切れるか、確かめてみましょう。"カローラ・ドラゴン"のブースト、"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー46000(13000+10000+23000)、☆2

 

「(私の手札のガード値は50000。リアガードのインターセプトも50000。ここはドライブチェックのあるヴァンガードを受けて、あっちにトリガーが出ないことを祈るしかない...)ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"牡丹の銃士トゥーレ"。2枚目、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。」

 

「っ...ここで、クリティカルトリガーだと...」

 

「クリティカルはヴァンガード、パワーは"サウル"へ。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、1枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)

 

「2枚目、"ダンガン・マロン"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー33000(13000+10000)

 

「(残り1枚...ここでヒールトリガーを引けば、残りのアタックも簡単にガードできる!引く...引いて、決勝に進むんだ!)」

 

「...俺の勝ちだ。」

 

「っ...3枚目、"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"...」

 

 

ダメージ6、俺の勝ちだ。

これで、俺たちチームネクサスはエスカップ決勝へとコマを進めたんだ。

 

 

.



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Ex.15「天穿つ雷」

ユウトside

 

 

『さあ、ついにエスカップ決勝です!決勝はルールが変更されみゃす!』

 

『決勝ではリレーではなく、勝ち抜きファイトになるわ。各チームが順番にファイターを選出し、勝ったファイターは次のファイターとファイトしていく。そして、最後のファイターを倒したチームが勝者となるわ。』

 

 

最後は勝ち抜きファイトか。

イマジナリーギフトや手札がリレーファイトみたいに引き継がれないから、純粋にファイトの実力が試されるわけか。

 

 

『そして、決勝はステージが変更!』

 

 

日比野エスカさんがそう言うと、天井がオープンする。

そして、ファイトステージが上空へと昇っていく。

 

 

『決勝は天空ファイト場、スカイアリーナとなるわ。この決勝はテレビ中継されるから、見栄えを意識してみたわ。』

 

 

「て、テレビ中継されるのかよ...」

 

「何~?緊張してるの?」

 

「う、うるせえ!」

 

「ふふ...ま、そんなの気にせず、いつも通りファイトすればいいよ。」

 

どんな状況、どんな相手でも、自分のファイトができればきっと勝てる。

 

「へっ、お前はすげえよ、やっぱ。」

 

「さて、最初は誰が行く?」

 

「俺に任せな。俺一人で全員倒してやるぜ。」

 

「へ~、大きく出たわね。」

 

「ふふ、期待してるよ、キョウ。」

 

「おうよ!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

キョウside

 

 

「うっ、高けえな...」

 

「やあ、キミがボクの相手か。ボクは大山リュウタロウ、よろしくね。」

 

「ああ、俺様は矢作キョウだ。」

 

「ボクとしては噂の最強ファイタークンとのファイトを期待していたけど...ま、君とも楽しいファイトができそうだ。」

 

 

『では、ファイトを始めてください!』

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"ハーブリンガー・ドラコキッド"。」

 

「"忍獣キャットデビル"!」

 

 

「むらくもか。アクセルクラン対決だね。」

 

「あんたはなるかみか...(バインドされるのは厄介だな。)」

 

 

「じゃ、始めようか。ボクのターン、ドロー。"チェインボルト・ドラグーン"にライド。"ハーブリンガー"のスキルで1枚ドロー。さらに、"チェインボルト"のスキルで山札から7枚見て、"ドラゴニック・ヴァンキッシャー"を手札に加えるよ。ボクはこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

大山 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : チェインボルト・ドラグーン

 

□■□

□□□

V   : 忍獣キャットデビル

 

キョウ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"忍竜ヒツメツブレイザー"にライド。"キャットデビル"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るぜ。このままバトル!」

 

"忍竜ヒツメツブレイザー" : パワー8000

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"忍獣メタモルフォックス"。」

 

「ダメージチェック、"ライジング・フェニックス"。」

 

お互いノートリガー。ま、最初はこんなもんか。

 

「俺はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

大山 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : チェインボルト・ドラグーン

 

□■□

□□□

V   : 忍竜ヒツメツブレイザー

 

キョウ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「ボクのターン、ドロー。"ロッククライム・ドラグーン"にライド。"マイティボルト・ドラグーン"をコール。スキルで山札から5枚見て...あ~、残念。グレード3はなかったから、すべて戻してシャッフルするよ。」

 

今手札には加わらなかったけど、さっき手札に加わってるからな...

 

「これでバトルに入るよ。"ロッククライム"でアタックだ。」

 

"ロッククライム・ドラグーン" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ドラゴンダンサー イルジーナ"。よし!ゲット、ヒールトリガー!ダメージ1枚回復し、"マイティボルト"にパワー+10000!」

 

"マイティボルト・ドラグーン" : パワー18000(8000+10000)

 

「チッ... ダメージチェック、"忍竜ヒツメツブレイザー"。」

 

「続けて、"マイティボルト"でアタックだ。」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"侍大将HYU-GA"。」

 

「ボクはこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

大山 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

 

□□□

■■□

V   : ロッククライム・ドラグーン

R左  : マイティボルト・ドラグーン

 

□■□

□□□

V   : 忍竜ヒツメツブレイザー

 

キョウ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"早矢士FUSHIMI"にライド。"激憤の忍鬼メオーマル"をコールし、バトル!"FUSHIMI"でヴァンガードにアタックだ!」

 

"早矢士FUSHIMI" : パワー9000

 

「うん、ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"忍獣ムーンエッジ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"メオーマル"へ。」

 

"早矢士FUSHIMI" : パワー9000、☆2

"激憤の忍鬼メオーマル" : パワー19000(9000+10000)

 

「おお!ここでクリティカルか!」

 

「へっ、ダメージ回復されたままでいれると思うなよ!」

 

「ふふ、いいねえ!ダメージチェック、"ロッククライム・ドラグーン"、"ドラゴンダンサー アナスタシア"。か~、ノートリガーだ。」

 

「へっ、こっちも喰らえ!"メオーマル"でアタック!」

 

「させないよ!"イエロージェム・カーバンクル"でガード!」

 

"ロッククライム・ドラグーン" : パワー24000(9000+15000)

 

「守られたか。...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

大山 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

■■□

V   : ロッククライム・ドラグーン

R左  : マイティボルト・ドラグーン

 

□■■

□□□

V   : 早矢士FUSHIMI

R右  : 激憤の忍鬼メオーマル

 

キョウ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

 

『お互いグレード2まで終わって、ダメージ2vs2。一歩も譲らないファイト展開ですねえ。』

 

『そうね。でも、ここからグレード3にライドして、ファイトは激化していくわ。』

 

 

「ボクのターン、スタンド&ドロー。ライド、"ドラゴニック・ヴァンキッシャー"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"ジャギーショット・ドラグーン"をコール。"ヴァンキッシャー"のスキル発動!CB1、"メオーマル"をバインド!」

 

「チッ...」

 

「これにより、条件を満たした"マイティボルト"はパワー+5000。」

 

"マイティボルト・ドラグーン" : パワー13000(8000+5000)

 

「さらにドロップゾーンの"ライジング・フェニックス"のスキル。このユニットをコールし、パワー+3000。」

 

"ライジング・フェニックス" : パワー11000(8000+3000)

 

「バトルだよ。"マイティボルト"でアタック。」

 

「クイックシールドを使うぜ。」

 

"早矢士FUSHIMI" : パワー14000(9000+5000)

 

「なら、"ヴァンキッシャー"でアタックだ!」

 

"ドラゴニック・ヴァンキッシャー" : パワー12000

 

「"忍獣ムーンエッジ"でガード!」

 

"早矢士FUSHIMI" : パワー24000(9000+15000)

 

「最低限のガードだね。そのガードをぶち破ったときが楽しみだ!ツインドライブ、1枚目、"ドラゴンダンサー カタリナ"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"ドラゴニック・ヴァンキッシャー" : パワー22000(12000+10000)

"ジャギーショット・ドラグーン" : パワー22000(12000+10000)

"マイティボルト・ドラグーン" : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「さあ、もう一枚だ!..."ドラゴニック・ヴァンキッシャー"。く~、トリガーじゃないから、"ヴァンキッシャー"のアタックは通らない!」

 

「よし!これでダメージは受けねえぜ!」

 

「でも、こっちのアタックはどうかな!"ライジング・フェニックス"のブースト、"ジャギーショット"でアタック!」

 

"ジャギーショット・ドラグーン" : パワー33000(12000+10000+11000)

 

「さらにスキルで手札を1枚、"魔竜戦鬼チャトゥラ"をバインドし、キミの前列をバインド。ま、いないけどね。そして、キミの前列がいないので1枚ドロー。さらにバインドされた"チャトゥラ"のスキルで、"チャトゥラ"をコールし、パワー+10000。」

 

"魔竜戦鬼チャトゥラ" : パワー23000(8000+10000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"早矢士FUSHIMI"。」

 

「よし、アタック終了時、自身をソウルに置き、1枚ドロー。そして、"チャトゥラ"でアタック。」

 

「"忍獣ムーンエッジ"でガードだ!」

 

"早矢士FUSHIMI" : パワー24000(9000+15000)

 

 

「守るか!じゃあ、これでターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

大山 手札:9枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□□■

■■□■

V   : ドラゴニック・ヴァンキッシャー

R左  : マイティボルト・ドラグーン

R右下 : ライジング・フェニックス

Rア1 : 魔竜戦鬼チャトゥラ

 

□■□

□□□

V   : 早矢士FUSHIMI

 

キョウ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)、バ1

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"侍大将HYU-GA"に俺様ライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"を1枚、"忍獣メタモルフォックス"を2枚コール。"メタモルフォックス"はスキルで"ヒャッキヴォーグ"に名前を変更。」

 

「お、この布陣は...パワーアップを狙ってきてるね!」

 

「"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"のスキルでCB1、手札を1枚捨て、山札から"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"をスペリオルコール。ユニットが5枚以上あるので、"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"の名を持つユニットにパワー+10000!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R右) : パワー22000(12000+10000)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R左) : パワー22000(12000+10000)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ(忍獣メタモルフォックス)" : パワー18000(8000+10000)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ(忍獣メタモルフォックス)" : パワー18000(8000+10000)

 

「さらに、今コールされた"ヒャッキヴォーグ"のスキルでCB1、手札を1枚捨て、"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"を山札からコールし、さらにパワー+10000!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R右) : パワー32000(12000+10000*2)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R左) : パワー32000(12000+10000*2)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ(忍獣メタモルフォックス)" : パワー28000(8000+10000*2)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ(忍獣メタモルフォックス)" : パワー28000(8000+10000*2)

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(Rア1) : パワー27000(12000+10000+5000)

 

「く~、リアガードを埋めつつ、パワーを上げてくるなんて...気分がアがるね!」

 

「行くぜ!"HYU-GA"でヴァンガードにアタック!」

 

"侍大将HYU-GA" : パワー12000

 

「"ドラゴンダンサー カタリナ"、"マイティボルト・ドラグーン"でガード!」

 

"ドラゴニック・ヴァンキッシャー" : パワー37000(12000+15000+10000)

 

「ツインドライブ、"忍妖ハリケンテング"、"忍竜ザンバライダー"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて右の"ヒャッキヴォーグ"へ!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R右) : パワー42000(12000+10000*2+10000)、☆2

 

「く~、クリティカルか!」

 

「行くぜ!まずはアクセルサークルの"ヒャッキヴォーグ"でアタック!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(Rア1) : パワー27000(12000+10000+5000)

 

「ノーガード、ダメージチェック、"チェインボルト・ドラグーン"。」

 

「次、左の"ヒャッキヴォーグ"でアタック!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R左) : パワー60000(12000+10000*2+28000)

 

「それもノーガードだ!ダメージチェック、"ジャギーショット・ドラグーン"。」

 

「これでトドメだ!右の"ヒャッキヴォーグ"でアタック!」

 

"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"(R右) : パワー70000(12000+10000*2+10000+28000)、☆2

 

 

「パワー70000!く~、そのアタック最高だね!キミの最高のアタックを防いで、ボクが逆転勝利だ!"ドラゴンダンサー イルジーナ"2枚、"ライジング・フェニックス"、"ドラゴンダンサー アナスタシア"でガード!」

 

"ドラゴニック・ヴァンキッシャー" : パワー72000(12000+20000*2+10000*2)

 

 

「俺はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

大山 手札:3枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□□■

■■□■

V   : ドラゴニック・ヴァンキッシャー

R左  : マイティボルト・ドラグーン

R右下 : ライジング・フェニックス

Rア1 : 魔竜戦鬼チャトゥラ

 

■■■■

■□■

V   : 侍大将HYU-GA

R右  : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

R左  : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

R右下 : 忍獣メタモルフォックス

R左下 : 忍獣メタモルフォックス

Rア1 : 隠密魔竜ヒャッキヴォーグ

 

キョウ 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)、バ1

--------------------------------------------------

 

「あんた、何でそのガード値でわざわざ最後のアタックを守ったんだよ。」

 

「え?だって、その方が面白いじゃないか。ボクはお互いが全力をぶつけ合う、最高のファイトを楽しみたいのさ!」

 

「へっ...だったら、あんたの全力を見せてみな!」

 

「よ~し、行くよ!ボクのターン、スタンド&ドロー。ライド、"ドラゴニック・ヴァンキッシャー"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"マイティボルト"を後列に下げ、"ジャギーショット・ドラグーン"、"ボルテージホーン・ドラゴン"をコール。"ヴァンキッシャー"のスキルでCB1、アクセルサークルの"ヒャッキヴォーグ"をバインド!そして、グレード3のソウルがあるので、お互いの手札を1枚ずつバインド!」

 

「くっ..."ハリケンテング"をバインド。」

 

「ボクは"魔竜戦鬼チャトゥラ"をバインド。そして、"チャトゥラ"のスキルで"チャトゥラ"をコール。そして、"ヴァンキッシャー"のスキルで、前列にパワー+10000。」

 

"ドラゴニック・ヴァンキッシャー" : パワー22000(12000+10000)

"ボルテージホーン・ドラゴン" : パワー24000(9000+5000+10000)

"ジャギーショット・ドラグーン" : パワー22000(12000+10000)

"魔竜戦鬼チャトゥラ"(Rア1) : パワー23000(8000+5000+10000)

"魔竜戦鬼チャトゥラ"(Rア2) : パワー33000(8000+5000+10000+10000)

 

「"マイティボルト"もスキルでパワー+5000。」

 

"マイティボルト・ドラグーン" : パワー13000(8000+5000)

 

「行くぞ~!"チャトゥラ"でヴァンガードにアタック!」

 

"魔竜戦鬼チャトゥラ"(Rア1) : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「ノーガード、ダメージチェック、"忍竜ヒツメツブレイザー"。」

 

「アタックがヒットしたので、スキル発動!SB1、1枚引き、"ヒャッキヴォーグ"をバインド!」

 

「くっ!」

 

「もう一枚の"チャトゥラ"でアタックだよ!」

 

"魔竜戦鬼チャトゥラ"(Rア2) : パワー33000(8000+5000+10000+10000)

 

「くそ、ノーガード。ダメージチェック、"関門の忍鬼アタカ"。」

 

「"チャトゥラ"のスキル、SB1、1枚引き、"ヒャッキヴォーグ"をバインド。これでトドメだ!"ヴァンキッシャー"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドラゴニック・ヴァンキッシャー" : パワー22000(12000+10000)

 

「...ノーガード。」

 

「ツインドライブ、"ライジング・フェニックス"、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ジャギーショット"へ!」

 

"ドラゴニック・ヴァンキッシャー" : パワー22000(12000+10000)、☆2

"ジャギーショット・ドラゴン" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

「ダメージチェック、"侍大将HYU-GA"...俺様の負け....」

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「うっそ...あいつ、負けちゃった...」

 

「でも、楽しそうだったな。」

 

「...そうね。」

 

 

あの大山って人、楽しそうにファイトするから、ファイトしてる相手も楽しくなるんだろうな。

 

 

「すまねえ、負けちまった。」

 

キョウが控室に戻ってくる。

負けたけど、その顔は何だかすっきりしている。

 

 

「ナイスファイト、キョウ。」

 

「ああ。あの大山ってやつ、強いぜ。」

 

「...ねえ、レッカさん。次、俺が出てもいいかな。」

 

「えっ?」

 

 

「俺、あの人とファイトしてみたいんだ。」

 

 

純粋に、ファイトしてみたい相手だって思えるのは久しぶりだ。

それにあの人は強い。同年代の強い奴とは何度もファイトしたけど、年上の強い人とは滅多にファイトする機会がないし。

 

「...いいよ。その代わり、残り全部勝ってよ。」

 

「残り全部...?」

 

「そう。私が大将なんてガラじゃないし、ユウト君が最強だってところ、見せてよ。」

 

「ふっ...わかった。俺が残りのファイト、全部勝ってくる。」

 

 

俺がすべてのファイトに勝って、この二人を優勝させてみせる。

 

 

 

.



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Ex.16「全力ファイト」

ユウトside

 

 

『チームネクサス、次のファイターは....おや、次のファイターは久導選手のようです。これまで大将としてチームを支えてきた彼が、中堅として出てきみゃした!』

 

 

「へ~、まさかキミが出てくるとは。」

 

「よろしくお願いします。」

 

「うんうん、いいね~。キミとなら、もっと最高のファイトができそうだ。」

 

「俺も貴方と最高のファイトがしたい。俺の力を試してみたい。...だから、本気で行きます!」

 

「いいね~。じゃあ、ボクも本気で行こうかな!」

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード!」」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

「"ハーブリンガー・ドラコキッド"。」

 

 

「俺のターン、ドロー。"紅団扇の銃士ガストーネ"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

大山 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ハーブリンガー・ドラコキッド

 

□■□

□□□

V   : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「ボクのターン、ドロー。"チェインボルト・ドラグーン"にライド。"ハーブリンガー"のスキルで1枚引き、クイックシールドを獲得。さらに"チェインボルト"のスキルで山札から7枚見て、"ドラゴニック・ヴァンキッシャー"を手札に加えるよ。」

 

"ドラゴニック・ヴァンキッシャー"...手札をもバインドする厄介なスキルだ。

できるだけ手札を使わずに溜めておきたいところだけど、リアガードを除去されるから攻めてに欠けることになる。

 

「このままバトルだ。"チェインボルト"でアタック!」

 

"チェインボルト・ドラグーン" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ドラゴンダンサー イルジーナ"。う~ん、ここでヒールトリガーか~...」

 

"チェインボルト・ドラグーン" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"リコリスの銃士サウル"。」

 

「よし、これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

大山 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : チェインボルト・ドラグーン

 

□■□

□□□

V   : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"メイデン・オブ・ネペンテス"にライド。"カローラ・ドラゴン"を2枚、"タンポポの銃士ミルッカ"をコール。"ミルッカ"のスキルでSB1し、"プラント・トークン"をコール。"カローラ・ドラゴン"、"ミルッカ"はスキルでパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー11000(8000+3000)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー11000(8000+3000)

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー11000(8000+3000)

 

「"ネペンテス"のスキルで"プラント・トークン"を退却し、1枚引き、パワー+5000、ブーストを得る。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

 

「さらに"牡丹の銃士トゥーレ"をコール。スキルでCB1、"ミルッカ"を退却することで山札から3枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"紅団扇の銃士ガストーネ"をコール。"カローラ・ドラゴン"、"マルティナ"、"ガストーネ"はスキルでパワーアップ!」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー17000(8000+3000*3)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー17000(8000+3000*3)

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー18000(8000+10000)

 

「おお~、まだ2ターン目なのにこのパワー!痺れるねえ!」

 

「行きます!"カローラ・ドラゴン"のブースト、"ネペンテス"でアタック!」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー32000(10000+5000+17000)

 

「うん、ノーガードだ!」

 

「ドライブチェック、"ダンシング・サンフラワー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは"マルティナ"へ。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"ボルテージホーン・ドラゴン"。」

 

「次は"トゥーレ"でアタック!」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー27000(10000+17000)

 

「それは守る!"イルジーナ"でガードだ!」

 

"チェインボルト・ドラグーン" : パワー28000(8000+20000)

 

「なら、"マルティナ"でアタック!」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー46000(13000+5000+10000+18000)、☆2

 

「く~、すごいパワーだ!ノーガード!ダメージチェック、"ドラゴニック・ヴァンキッシャー"、"ライジング・フェニックス"。」

 

「俺はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

大山 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

□■□

V   : チェインボルト・ドラグーン

 

■■■

■■■

V   : メイデン・オブ・ネペンテス

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R左  : 牡丹の銃士トゥーレ

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「ボクのターン、スタンド&ドロー。"ボルテージホーン・ドラゴン"にライド。"ボルテージホーン・ドラゴン"、"ドラゴンダンサー アナスタシア"をコール。さあ、行くよ!"ボルテージホーン"でヴァンガードにアタック!スキルでCB1し、キミの左の列を選択!その前列、つまり"トゥーレ"をバインドし、その後列、"カローラ・ドラゴン"を前列に引きずり出す!」

 

「くっ...」

 

「そして、このターン中、いずれかのカードがバインドされているので、"ボルテージホーン"はパワー+5000だよ。」

 

"ボルテージホーン・ドラゴン"(V) : パワー14000(9000+5000)

"ボルテージホーン・ドラゴン"(R左) : パワー14000(9000+5000)

 

「"ダンシング・サンフラワー"でガード。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

 

「防ぐか。なら、"アナスタシア"のブースト、"ボルテージホーン"でヴァンガードにアタック!」

 

"ボルテージホーン・ドラゴン"(V) : パワー21000(9000+5000+7000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ドラゴンダンサー イルジーナ"。ゲット、ヒールトリガー。ラッキー!ダメージ1枚回復し、パワー+10000!」

 

"ボルテージホーン・ドラゴン"(V) : パワー31000(9000+5000+7000+10000)

 

「ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「ボクはこれでターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

大山 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■□

■■□

V   : ボルテージホーン・ドラゴン

R左  : ボルテージホーン・ドラゴン

R中央 : ドラゴンダンサー アナスタシア

 

■■■

□■■

V   : メイデン・オブ・ネペンテス

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R左  : カローラ・ドラゴン

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)、バ:1

--------------------------------------------------

 

『さあ、互いに2ターン終わって、ダメージ2vs2。久導選手は大量に展開して果敢に攻めていますが、大山選手はうまく躱していますね~。』

 

『そうね。ファイトを楽しむことを一番に考えてはいるけど、勝つための立ち回りはうまくしているのよね。』

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。」

 

やはり、強い。ダメージは確かに互角。だけど、手札の量やこっちの攻撃回数などを考えると、どちらかというと大山さんの方が余裕を持っている。

 

でも、こんな強い人とファイトできることが嬉しい。

挑戦できることが楽しい!

 

「集え、我が誇り高き刃の元へ!ライド、"リコリスの銃士ヴェラ"!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー13000、☆2

 

「"カローラ・ドラゴン"を後列へ下げる。そして、"ヴェラ"のスキル。CB1、"マルティナ"、"ガストーネ"を退却し、"牡丹の銃士マルティナ"、"ダンシング・サンフラワー"を山札の下へ。そして、山札から5枚見て、"牡丹の銃士トゥーレ"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。"銃士"を2枚コールしたので、ドライブ+1。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー14000(8000+3000*2)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"ルース"のスキルで自身を退却し、CC1。さらに"トゥーレ"のスキルでCB1、自身をコストに山札から3枚見て、"リコリスの銃士ヴェラ"を2枚コール。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー20000(8000+3000*4)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー20000(8000+3000*4)

 

「これでバトル。右の"ヴェラ"でリアガードにアタック。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ"(R右) : パワー13000

 

「それはクイックシールドを使うよ。」

 

"ボルテージホーン・ドラゴン"(R左) : パワー14000(9000+5000)

 

「なら、"カローラ・ドラゴン"のブースト、ヴァンガードの"ヴェラ"でアタック!」

 

"リコリスの銃士ヴェラ"(V) : パワー33000(13000+20000)、☆2

 

「"ドラゴンダンサー イルジーナ"、"イエロージェム・カーバンクル"でガードだ!」

 

"ボルテージホーン・ドラゴン" : パワー44000(9000+20000+15000)

 

「トリガー2枚で通るよ。さあ、キミはどうするんだい?」

 

「ふっ...トリプルドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ"(V) : パワー43000(13000+20000+10000)、☆2

 

「2枚目、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「トリガーじゃない。さあ、後一枚だ!」

 

「3枚目..."月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ"(V) : パワー53000(13000+20000+10000*2)、☆3

 

「く、クリティカルだって~!?」

 

「これでガードは貫通!3ダメージ受けてもらいます!」

 

「くっ、ダメージチェック、"マイティボルト・ドラグーン"、"チェインボルト・ドラグーン"、"マイティボルト・ドラグーン"...く~!ここでノートリガーはキツイ!」

 

よし、一気に行く!

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、左の"ヴェラ"でアタック!」

 

"リコリスの銃士ヴェラ"(R左) : パワー33000(13000+20000)

 

「"ドラゴンダンサー イルジーナ"、"ボルテージホーン・ドラゴン"のインターセプト!」

 

"ボルテージホーン・ドラゴン" : パワー34000(9000+20000+5000)

 

防がれたか...だが、これでダメージ5。

それに今のアタックでかなり手札を削れた。

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

大山 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

□■□

□■□

V   : ボルテージホーン・ドラゴン

R中央 : ドラゴンダンサー アナスタシア

 

■■■

■■□

V   : リコリスの銃士ヴェラ

R右  : リコリスの銃士ヴェラ

R左  : リコリスの銃士ヴェラ

R中央 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(裏:2)、バ:1

--------------------------------------------------

 

「うん、やっぱりキミ最高だよ!こんなに追い詰められたのは久しぶりだ!」

 

「貴方も強いな。こんなに緊張感のあるファイトは久しぶりだ。」

 

「うんうん。...キミならもっと上に行ける。だけど、このファイト簡単に負けるつもりはないよ!」

 

「っ...(来る!)」

 

「スタンド&ドロー!"ドラゴニック・ヴァンキッシャー"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!さらに"ロッククライム・ドラグーン"、"ジャギーショット・ドラグーン"をコール。"ヴァンキッシャー"のスキルでCB1、左の"ヴェラ"をバインド!そして、"ライジング・フェニックス"のスキルでドロップゾーンからコールし、パワー+3000!」

 

"ライジング・フェニックス" : パワー11000(8000+3000)

 

「さあ、行くよ!"ロッククライム"でアタック!」

 

"ロッククライム・ドラグーン" : パワー14000(9000+5000)

 

「"メイデン・オブ・ネペンテス"でガード。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ"(V) : パワー18000(13000+5000)

 

「アタック終了時、"ロッククライム"を退却し、1枚ドロー。さらに手札を1枚バインドし、相手前列をバインド!」

 

「っ、"ヴェラ"をバインド。」

 

「バインドされた"魔竜戦鬼チャトゥラ"のスキルで、"チャトゥラ"をコールし、パワー+10000。さらにこのターン、いずれかのカードが3枚以上バインドされているので、"ヴァンキッシャー"のスキルで前列にパワー+10000!」

 

"ドラゴニック・ヴァンキッシャー" : パワー22000(12000+10000)

"ジャギーショット・ドラグーン" : パワー22000(12000+10000)

"魔竜戦鬼チャトゥラ" : パワー33000(8000+5000+10000+10000)

 

「"ヴァンキッシャー"でアタック!」

 

"ドラゴニック・ヴァンキッシャー" : パワー29000(12000+10000+7000)

 

「ノーガード。」

 

「いいのかい?ボクは引くよ。」

 

「っ...それでもノーガードだ!」

 

「うん、いいね!行くよ!ツインドライブ、1枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは"チャトゥラ"へ!」

 

"ドラゴニック・ヴァンキッシャー" : パワー29000(12000+10000+7000)、☆2

"魔竜戦鬼チャトゥラ" : パワー43000(8000+5000+10000+10000+10000)

 

「2枚目、"ドラゴンダンサー カタリナ"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000!」

 

"ドラゴニック・ヴァンキッシャー" : パワー39000(12000+10000+7000+10000)、☆2

"ジャギーショット・ドラグーン" : パワー32000(12000+10000+10000)

"魔竜戦鬼チャトゥラ" : パワー53000(8000+5000+10000+10000+10000*2)

 

「く~!ダブルクリティカルじゃないか~!でも、これで2ダメージだ!」

 

「ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"、"リコリスの銃士サウル"。」

 

トリガーが出ないか。手札に守護者があるとはいえ、かなりキツイ。

このターンでは負けないけど、次のターンで決めなければ...!

 

「"ジャギーショット"でアタック!スキルで手札を1枚バインドし、相手前列を1枚バインド。相手前列がいないから、1枚ドロー。」

 

"ジャギーショット・ドラグーン" : パワー43000(12000+10000+10000+11000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「アタック終了時、自身をソウルに置き、1枚ドロー。"チャトゥラ"でアタック!」

 

"魔竜戦鬼チャトゥラ" : パワー53000(8000+5000+10000+10000+10000*2)

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「く~!このターンで決められなかったか!ボクはこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

大山 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)、バ:1

 

■■□

□■□■

V   : ドラゴニック・ヴァンキッシャー

R中央 : ドラゴンダンサー アナスタシア

R左下 : ライジング・フェニックス

Rア1 : 魔竜戦鬼チャトゥラ

 

□■□

■■□

V   : リコリスの銃士ヴェラ

R中央 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)、バ:3

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...このターンで決める!ライド・THE・ヴァンガード!"メイデン・オブ・スタンドピオニー"!イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ!」

 

「ここで"スタンドピオニー"か!」

 

「スキルで"プラント・トークン"を2枚コール。"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー+6000!」

 

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー14000(8000+3000*2)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"タンポポの銃士ミルッカ"をコールし、スキルでSB1、"プラント・トークン"をコール。"カローラ・ドラゴン"、"ミルッカ"はスキルでパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー17000(8000+3000*3)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー17000(8000+3000*3)

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー11000(8000+3000)

 

「...俺は"月下美人の銃士ダニエル"、"紅団扇の銃士ガストーネ"、"睡蓮の銃士ルース"、"リコリスの銃士サウル"を順番に、右前列に上書きコール。これにより、"ミルッカ"はスキルでパワーが3000ずつ上昇していく。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー23000(8000+3000*5)

 

「手札を全部使いきっただと!?」

 

「これでバトル!"ミルッカ"のブースト、"サウル"でアタック!」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー33000(10000+23000)

 

「く、"アナスタシア"のスキル。SB1し、このカードをガーディアンサークルへ。このカードのガード値は、相手のバインドゾーンが3枚以上だから+5000している!さらに"チェインボルト・ドラグーン"でガード。」

 

"ドラゴニック・ヴァンキッシャー" : パワー37000(12000+15000+10000)

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"プラント・トークン"でアタック!」

 

"プラント・トークン" : パワー22000(5000+17000)、☆2

 

「"イエロージェム・カーバンクル"でガード!」

 

"ドラゴニック・ヴァンキッシャー" : パワー27000(12000+15000)

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"スタンドピオニー"でアタック!スキルでCB1、リアガードを4枚、"サウル"、"プラント・トークン"、"ミルッカ"、左後列の"カローラ・ドラゴン"をコストに、"プラント・トークン"を4枚コール!自身とトークンユニットにパワー+10000!"カローラ・ドラゴン"もスキルでパワーアップ!」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー29000(8000+3000*7)

 

"メイデン・オブ・スタンドピオニー" : パワー52000(13000+10000+29000)、☆2

"プラント・トークン"(R右) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R左) : パワー15000(5000+10000)、☆2

"プラント・トークン"(R右下) : パワー15000(5000+10000)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー15000(5000+10000)

 

「まだまだ!"ワイバーンガード ガルド"、手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「っ...」

 

「来い!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"牡丹の銃士トゥーレ"...っ...!」

 

「...」

 

「引く...勝つ!2枚目...っ...!」

 

俺が捲ったカードは、"月下美人の銃士ダニエル"。

つまり、クリティカルトリガーだ。

 

「ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて左の"プラント・トークン"へ!」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー25000(5000+10000+10000)、☆3

 

「ふ、ここでクリティカルか...」

 

「左の"プラント・トークン"でアタック!」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー40000(5000+10000+10000+15000)、☆3

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ドラゴンダンサー イルジーナ"。ゲット、ヒールトリガー...だけど、2枚目、"ドラゴニック・ヴァンキッシャー"。これでダメージ6、ボクの負けだ。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

ルウガ?side

 

 

「ふん、久導ユウトが勝ったか。」

 

「...(この程度の実力であれば、ギーゼ様の器たる人物には思えんな。)」

 

「おい、貴様。次は俺が出る。」

 

「ふ、いいだろう。」

 

この神崎という男に勝てないようでは、俺が出る必要すらない。

久導ユウトに接触するためにこの大会に出たが...無駄足にならなければいいがな。

 

 

「だが...奴の力を試すには、このカードを使うのも面白いかもしれん。」

 

【絶海のゼロスドラゴン メギド】

 

 

「くくく...楽しみだな、久導ユウト...!」

 

 

 

.



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Ex.17「強き者」

ユウトside

 

 

「よし、後二人...」

 

「ふん、貴様、まさか三人抜きなど考えているのではないだろうな。」

 

「っ...あなたは...」

 

「我が名は神崎ユウイチロウ。貴様も力を持つ者ではあるが、この俺には敵わん。」

 

「そんなのやってみなきゃわからない。」

 

「ふん...ならば示してみせろ。」

 

そう言って、神崎さんはデッキをセットする。

大山さんと違って、厳格なイメージの人だ。

 

「行くぞ。」

 

「ええ。」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード!」」

 

「"新鋭の騎士ダヴィド"。」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

「俺のターン、ドロー。"哀慕の騎士ブランウェン"にライド。"ダヴィド"のスキルで1枚ドロー。さらに"ブランウェン"のスキルで山札から5枚確認し、"クラレットソード・ドラゴン"を手札に加え、手札を1枚捨てる。」

 

「(シャドウパラディン...レンとはまた違ったデッキ構築なんだろうか。)」

 

「俺はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

神崎 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 哀慕の騎士ブランウェン

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"睡蓮の銃士ルース"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。さらに"ルース"のスキルで"プラント・トークン"を2枚コール。"カローラ・ドラゴン"をコール。"プラント・トークン"のブースト、"ルース"でアタック。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"牡丹の銃士トゥーレ"。」

 

「ダメージチェック、"策動の騎士アバグド"。」

 

「続けて、"カローラ・ドラゴン"のブースト、"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー13000(5000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"デスフェザー・イーグル"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

神崎 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 哀慕の騎士ブランウェン

 

□■■

□■■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R右  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

『久導選手、先ほどのファイトと同様に序盤から攻めています!』

 

『彼のデッキは展開力に長けているし、手札が良ければ序盤から一気に勝負に行けるような構築なのでしょうね。』

 

 

「ふん、俺のターン、ドロー。"ダークプライド・ドラゴン"にライド。スキルで山札から3枚ドロップし、パワー+5000。」

 

"ダークプライド・ドラゴン" : パワー15000(10000+5000)

 

ドロップされたのは、"アビス・ヒーラー"、"盤根の魔導士アワルギン"、"厳格なる撃退者"。トリガーが2枚もドロップされているな。

 

「グレード1がドロップしたので、CB1することで1枚ドロー。"モリオンスピア・ドラゴン"をコール。スキルでSB1、手札を1枚捨てることで1枚引き、パワー+5000。このコストでグレード1を捨てたなら、代わりに+10000。」

 

神崎さんが捨てたのは、"不朽の騎士リモン"。グレード1だ。

よって、"モリオンスピア"はパワー+10000。

 

"モリオンスピア・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「"哀慕の騎士ブランウェン"をコール。スキルで山札から5枚確認。...対象のカードはない。そのままデッキをシャッフルする。そして、"ブランウェン"はドロップにグレード1が3枚以上でパワー+5000。」

 

神崎さんのドロップのグレード1は、"哀慕の騎士ブランウェン"が2枚、"盤根の魔導士アワルギン"、"不朽の騎士リモン"の4枚。よって、"ブランウェン"はパワー+5000。

 

"哀慕の騎士ブランウェン" : パワー13000(8000+5000)

 

「"ダークプライド"、ヴァンガードにアタック。」

 

"ダークプライド・ドラゴン" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"デスフェザー・イーグル"。ゲット、クリティカル!クリティカルはヴァンガード、パワーは"モリオンスピア"へ!」

 

"ダークプライド・ドラゴン" : パワー15000(10000+5000)、☆2

"モリオンスピア・ドラゴン" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「くっ、ダメージチェック、"清心の花乙女フィオレンサ"...っ...回復はしないが、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー18000(8000+10000)

 

「2枚目、"タンポポの銃士ミルッカ"。」

 

「"ブランウェン"のブースト、"モリオンスピア"でアタック。」

 

"モリオンスピア・ドラゴン" : パワー43000(10000+10000+10000+13000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"牡丹の銃士トゥーレ"。」

 

「ふん、この程度か。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

神崎 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■□□

■■□

V   : ダークプライド・ドラゴン

R左  : モリオンスピア・ドラゴン

R左下 : 哀慕の騎士ブランウェン

 

□■■

□■■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R右  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"リコリスの銃士サウル"にライド。スキルでSB1、右の"プラント・トークン"を退却し、山札から3枚見て、"ダンシング・サンフラワー"をコール。残りは山札の下へ。そして、トリガーユニットをコールしたので、CB1してトリガー効果を発動!ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

「さらに"カローラ・ドラゴン"はパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「"牡丹の銃士トゥーレ"をコール。スキルでCB1、"ダンシング・サンフラワー"を退却。山札から3枚見て、"リコリスの銃士ヴェラ"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「"ルース"のスキル。自身を退却し、CC1。"メイデン・オブ・ネペンテス"をコールし、スキル。"プラント・トークン"を退却し、1枚ドロー。パワー+5000、ブーストを得る。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

 

「バトル。"サウル"でヴァンガードにアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ヴェラ"へ。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)、☆2

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー23000(10000+10000)

 

「くっ、貴様もクリティカルを引いたか!」

 

「これで2ダメージ!」

 

「っ、ダメージチェック、"モリオンスピア・ドラゴン"、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ダークプライド・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ネペンテス"のブースト、"ヴェラ"でアタック!スキルで"ヴェラ"のクリティカル+1!」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー38000(13000+10000+15000)、☆2

 

「く、"デスフェザー・イーグル"、"モリオンスピア・ドラゴン"でガード。」

 

"ダークプライド・ドラゴン" : パワー40000(10000+10000+15000+5000)

 

「スキルを使った"ネペンテス"はソウルへ。"カローラ・ドラゴン"のブースト、"トゥーレ"でアタック。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー27000(10000+17000)

 

「"デスフェザー・イーグル"でガード。」

 

"ダークプライド・ドラゴン" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

神崎 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■□□

■■□

V   : ダークプライド・ドラゴン

R左  : モリオンスピア・ドラゴン

R左下 : 哀慕の騎士ブランウェン

 

■■■

□□■

V   : リコリスの銃士サウル

R右  : 牡丹の銃士トゥーレ

R左  : リコリスの銃士ヴェラ

R右下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「なかなかやるようだな。だが、貴様の力で俺に勝つことは不可能。それを見せてやろう。」

 

「っ、俺は負けない!」

 

「スタンド&ドロー。天上天下、唯我独尊!真なる力よ、我が元へ!ライド、"クラレットソード・ドラゴン"!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"クラレットソード・ドラゴン" : パワー13000、☆2

 

「さらに登場時、山札から3枚見て、グレード1を望む枚数捨てる!俺は3枚捨てる!」

 

「なっ!?」

 

神崎さんは確認した3枚、"哀慕の騎士ブランウェン"、"盤根の魔導士アワルギン"、"ブルーエスパーダ・ドラゴン"をドロップする。

 

「よって、"クラレットソード"のパワー+30000!」

 

"クラレットソード・ドラゴン" : パワー43000(13000+10000*3)、☆2

 

「"ダークプライド・ドラゴン"をコール。スキルで山札から3枚ドロップ。」

 

ドロップされたのは、"ブルーエスパーダ・ドラゴン"、"ダークプライド・ドラゴン"、"厳格なる撃退者"。

 

「パワー+5000。グレード1がドロップされたので、CB1し1枚ドロー。」

 

"ダークプライド・ドラゴン" : パワー15000(10000+5000)

 

「"モリオンスピア"のスキル。SB1、手札を1枚捨て、1枚ドロー。捨てたのは"ブルーエスパーダ・ドラゴン"。グレード1を捨てたので、パワー+10000!」

 

"モリオンスピア・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「"不朽の騎士リモン"をコール。スキルでCB1、自身を退却し、山札から5枚見て、グレード1を望む枚数ドロップ!"ブルーエスパーダ・ドラゴン"、"盤根の魔導士アワルギン"!そして、ヴァンガードのパワー+10000!」

 

"クラレットソード・ドラゴン" : パワー53000(13000+10000*3+10000)、☆2

 

「っ...これは...!」

 

「行くぞ!"クラレットソード・ドラゴン"でアタック!」

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、手札のクイックシールドをコストに完全ガード!」

 

「無駄な足掻きだ!ツインドライブ、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージを1枚回復し、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"クラレットソード・ドラゴン" : パワー63000(13000+10000*3+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"クラレットソード・ドラゴン" : パワー73000(13000+10000*3+10000+10000*2)、☆2

 

「なんだと!?」

 

「だから無駄な足掻きだというのだ!"クラレットソード"のスキル!CB1、ドロップゾーンからグレード1を7枚バインド!"クラレットソード"をスタンドし、ドライブ-1!」

 

っ...パワー73000、クリティカル2でスタンドだと...!?

ガード値は足りない...!

 

「"クラレットソード"、もう一度アタック!」

 

"クラレットソード・ドラゴン" : パワー73000(13000+10000*3+10000+10000*2)、☆2

 

「く、"清心の花乙女フィオレンサ"でガード。スキルで"クラレットソード"のクリティカル-2!」

 

"クラレットソード・ドラゴン" : パワー73000、☆0

 

「ほう...」

 

「これでクリティカルトリガーを引かなければ、俺にダメージは通らない。」

 

「ふん、甘いぞ!ドライブチェック、"デスフェザー・イーグル"!ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは"ダークプライド"へ!」

 

"クラレットソード・ドラゴン" : パワー73000、☆1

"ダークプライド・ドラゴン" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「く、ダメージチェック、"リコリスの銃士サウル"。」

 

くそ、トリガーが出ない...!

"モリオンスピア"のアタックを防いでいたら、手札が無くなる。

ここはダメージ5になることを覚悟しなきゃ...!

 

「"ダークプライド・ドラゴン"でアタック!」

 

"ダークプライド・ドラゴン" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「"月下美人の銃士ダニエル"でガード。"牡丹の銃士トゥーレ"でインターセプト。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー30000(10000+15000+5000)

 

「"ブランウェン"のブースト、"モリオンスピア"でアタック!」

 

"モリオンスピア・ドラゴン" : パワー33000(10000+10000+13000)

 

「く、ノーガード。ダメージチェック、"リコリスの銃士ヴェラ"。」

 

「ふん、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

神崎 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(裏:2)、バ:7

 

■□□

■■■

V   : クラレットソード・ドラゴン

R右  : ダークプライド・ドラゴン

R左  : モリオンスピア・ドラゴン

R左下 : 哀慕の騎士ブランウェン

 

■■□

□□■

V   : リコリスの銃士サウル

R左  : リコリスの銃士ヴェラ

R右下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

く、強い...!これが神崎ユウイチロウのファイトか。

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"リコリスの銃士ヴェラ"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー13000、☆2

 

「"リコリスの銃士サウル"をコール。スキルでSB1、"ヴェラ"を退却。山札から3枚見て、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"をコール。残りは山札の下へ。さらにトリガーユニットをコールしたので、CB1してトリガー効果を発動。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「さらに、"サウル"がいるので前列のユニットはヴァンガードが得たトリガー効果をすべて得る。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

「"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「"タンポポの銃士ミルッカ"をコールし、スキル。SB1し、"プラント・トークン"をコール。"ミルッカ"はスキルでパワー+3000。"カローラ・ドラゴン"もパワー+3000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー11000(8000+3000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"ヴェラ"のスキル。CB1、"プラント・トークン"、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"を退却し、ドロップから"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、"清心の花乙女フィオレンサ"を山札の下へ。そして、山札から5枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"紅団扇の銃士ガストーネ"をコール。"銃士"を2枚コールしたので、ドライブ+1。」

 

そして、"マルティナ"、"ガストーネ"、"ミルッカ"、"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワーアップ。

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー18000(8000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー20000(8000+3000*4)

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「バトル。"ガストーネ"のブースト、"ヴェラ"でアタック!」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー41000(13000+10000+18000)、☆2

 

「"暗黒の盾マクリール"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー51000(13000+10000*2+18000)、☆2

"リコリスの銃士サウル" : パワー30000(10000+10000*2)

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー38000(13000+5000+10000*2)、☆2

 

「2枚目、"カローラ・ドラゴン"。3枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー61000(13000+10000*3+18000)、☆3

"リコリスの銃士サウル" : パワー40000(10000+10000*3)、☆2

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー48000(13000+5000+10000*3)、☆3

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"サウル"でアタック!」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー60000(10000+10000*3+20000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"盤根の魔導士アワルギン"、"策動の騎士アバグド"。」

 

「これでどうだ!"ミルッカ"のブースト、"マルティナ"でアタック!」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー62000(13000+5000+10000*3+14000)、☆3

 

「"アビス・ヒーラー"2枚でガード。」

 

"クラレットソード・ドラゴン" : パワー63000(13000+20000*2)

 

「くっ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

神崎 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)、バ:7

 

■□□

■■■

V   : クラレットソード・ドラゴン

R右  : ダークプライド・ドラゴン

R左  : モリオンスピア・ドラゴン

R左下 : 哀慕の騎士ブランウェン

 

■■■

■■■

V   : リコリスの銃士ヴェラ

R右  : リコリスの銃士サウル

R左  : 牡丹の銃士マルティナ

R中央 : 紅団扇の銃士ガストーネ

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : タンポポの銃士ミルッカ

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"クラレットソード・ドラゴン"にライドぉ!イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ!」

 

"モリオンスピア・ドラゴン" : パワー10000、☆2

 

「登場時、山札から3枚見て、グレード1を望む枚数ドロップ!..."不朽の騎士リモン"を1枚ドロップ!よって、パワー+10000!」

 

"クラレットソード・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「さらに"モリオンスピア"のスキルでSB1、手札を1枚捨て、1枚引く。グレード1、"不朽の騎士リモン"を捨てたので、パワー+10000。」

 

"モリオンスピア・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「バトル!まずは"ダークプライド"で"サウル"にアタック!」

 

"ダークプライド・ドラゴン" : パワー10000

 

「ノーガード。"サウル"は退却。」

 

「"クラレットソード"!アタック!」

 

"クラレットソード・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガード!」

 

"クラレットソード・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆3

 

「2枚目、"ダークプライド・ドラゴン"。アタック終了時、CB1、ドロップからグレード1を7枚バインド!この時、"盤根の魔導士アワルギン"はバインドゾーンにグレード1が7枚あるなら、7枚分のグレード1としてコストで支払える!」

 

っ...二度目以降のコスト軽減か。

そして、"クラレットソード"がスタンドする...!

 

「これで終わりだ!"クラレットソード"でアタック!」

 

"クラレットソード・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆3

 

「弱き者よ、消えるがいい!」

 

「..."メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「何!?」

 

「俺にはまだ、守護者が残っている。このアタックはヒットしない!」

 

「く、ドライブチェック、"モリオンスピア・ドラゴン"。だが、これはどうだ!"モリオンスピア"でアタック!」

 

"モリオンスピア・ドラゴン" : パワー33000(10000+10000+13000)、☆2

 

「"月下美人の銃士ダニエル"、"紅団扇の銃士ガストーネ"でガード。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー38000(13000+15000+10000)

 

「なんだと!?」

 

「これですべてのアタックを防いだ。だが、俺はまだ負けていない!」

 

「く、ターンエンド...!」

 

--------------------------------------------------

神崎 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)、バ:8

 

■□□

■■■

V   : クラレットソード・ドラゴン

R右  : ダークプライド・ドラゴン

R左  : モリオンスピア・ドラゴン

R左下 : 哀慕の騎士ブランウェン

 

■■□

■■■

V   : リコリスの銃士ヴェラ

R左  : 牡丹の銃士マルティナ

R中央 : 紅団扇の銃士ガストーネ

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : タンポポの銃士ミルッカ

 

ユウト 手札:1枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

--------------------------------------------------

 

『久導選手、何とか防ぎ切りましたが、手札1枚の絶体絶命の大ピンチ!』

 

『でも、彼ならこの状況を打開できるような気がするわ。』

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...そうか、君がここで来るか。」

 

「何を独り言を言っている!」

 

「...咲き誇れ、我が分身。ライド・THE・ヴァンガード。"白百合の銃士セシリア"。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。」

 

 

『出ました!久導選手の切り札!』

 

 

「"カローラ・ドラゴン"をコール。そして、"セシリア"のスキル。CB1、"マルティナ"を退却し、山札から5枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"タンポポの銃士ミルッカ"、"メイデン・オブ・スタンドピオニー"をコール。前列にパワー+10000。」

 

さらにそれぞれがスキルでパワーアップする。

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R右) : パワー27000(8000+3000*3+10000)、☆2

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー17000(8000+3000*3)

 

「"ミルッカ"のスキル。SB1で"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右) : パワー30000(8000+3000*4+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー20000(8000+3000*4)

 

「"スタンドピオニー"のスキル。"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右) : パワー33000(8000+3000*5+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー23000(8000+3000*5)

 

 

「く、これが貴様の本気か...久導ユウト!」

 

「俺が勝つ...勝って、優勝する!"プラント・トークン"のブースト、"セシリア"でアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー28000(13000+10000+5000)、☆2

 

「"厳格なる撃退者"2枚でガードだ!」

 

"クラレットソード・ドラゴン" : パワー43000(13000+15000+2)

 

 

『マイヴァンガード...僕たちの力を受け取って...』

 

『俺たちの力であの野郎をぶっ飛ばそうぜ!』

 

 

ああ、わかってるよ...君たちの力があれば、百人力だ。

このファイトに勝つために...力を貸してくれ!

 

「っ...!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガード。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー38000(13000+10000+5000+10000)、☆3

 

 

「何っ!?ヴァンガードにだと?貴様、トリガー引けると「ゲット、クリティカル。

」でも...何!?」

 

「"激辛闘士カブ・サイ・シー"。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー48000(13000+10000+5000+10000*2)、☆4

 

 

『ぶち破った~!』

 

『ここでダブルクリティカル...恐ろしい子ね。』

 

 

「く、ダメージチェック、"漆黒の乙女マーハ"、"クラレットソード・ドラゴン"...馬鹿な!この俺が負けただと...!?」

 

 

「神崎さん...俺の勝ちだ。」

 

「く!弱さは罪!故に俺は去る!」

 

そう言って、神崎さんはすぐにファイトステージから去っていった。

神崎さん、とんでもなく強い人だった。

 

 

.....

....

...

..

.

 

神崎side

 

 

油断があったわけではない。

なのに敗北を喫した...つまり、奴は強き者ということだ。

 

まだまだ俺の強さは足りんということか。

 

「久導ユウト...その名、覚えておくぞ!」

 

 

奴とはまた出会う気がする。

奴と俺の強さが交わる、その時を楽しみにしておこう!

 

 

.



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Ex.18「歪な正義」

ユウトside

 

 

『なんと、久導選手、ここまで二人抜き!残り一人、海津ルウガ選手を倒すことができれば驚異の三人抜きでの優勝となります!』

 

 

「くくく...その夢が叶うことはない。久導ユウト、貴様はこの俺に敗北する。」

 

「貴方は...(あれ、どっかで見たことが...)」

 

「貴様の力、試させてもらおう。」

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」「Z」

 

「「ヴァンガード。」」

 

 

「"蒼波新兵コスティ"。」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

 

アクアフォース!?

まさか、レオン君たち以外にもアクアフォースを使う人がいるなんて。

 

 

「俺のターン、ドロー。"蒼波兵長ベラギオス"にライド。"コスティ"のスキルで1枚ドロー。さらに"ベラギオス"のスキルで山札から5枚見て、"終末の切り札レヴォン"を手札に加え、手札を1枚捨てる。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ルウガ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 蒼波兵長ベラギオス

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"タンポポの銃士ミルッカ"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。"ミルッカ"のスキルでSB1し、"プラント・トークン"をコール。」

 

この手札...どうするか。

いや、アクアフォースの連続攻撃は何度も体験している。

ここは序盤から攻めていくべきだ。

 

「"カローラ・ドラゴン"をコールし、バトル。"カローラ・ドラゴン"でアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー8000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"蒼波兵長コルベット"。」

 

「"プラント・トークン"のブースト、"ミルッカ"でアタック。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"牡丹の銃士トゥーレ"。」

 

「ダメージチェック、"蒼波兵長ベラギオス"。」

 

よし、2ダメージ与えられた。

幸先の良い立ち上がりだ。

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ルウガ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 蒼波兵長ベラギオス

 

■■□

□■□

V   : タンポポの銃士ミルッカ

R左  : カローラ・ドラゴン

R中央 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"蒼波水将ガレアス"にライド。"蒼波兵長コルベット"を2枚コール。"コルベット"は"蒼波"のヴァンガードがいるなら、パワー+5000。」

 

"蒼波兵長コルベット"(R左) : パワー13000(8000+5000)

"蒼波兵長コルベット"(R中央) : パワー13000(8000+5000)

 

「バトル。"コルベット"でアタック。」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"タンポポの銃士ミルッカ"。」

 

「"コルベット"のスキル。アタックがヒットしたので、山札から3枚見て、"蒼波水将ガリオット"を手札に加え、残りを山札の下へ。」

 

手札補充されてしまったが、ここは守らない。

 

「"コルベット"のブースト、"ガレアス"でアタック。」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー22000(9000+13000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"蒼波盾将ヨルゴス"。」

 

「ダメージチェック、"リコリスの銃士ヴェラ"。」

 

「"コルベット"のスキル。ブーストしたアタックがヒットしたので、山札から3枚見て...該当カードはないので、すべて山札の下へ。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ルウガ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■□

■■□

V   : 蒼波水将ガレアス

R左  : 蒼波兵長コルベット

R中央 : 蒼波兵長コルベット

 

■■□

□■□

V   : タンポポの銃士ミルッカ

R左  : カローラ・ドラゴン

R中央 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"牡丹の銃士トゥーレ"にライド。スキルでCB1、"プラント・トークン"を退却し、山札から3枚見て、"リコリスの銃士サウル"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"ルース"のスキルで自身を退却し、CC1。"サウル"のスキルでSB1、自身を退却し、山札から3枚見て、"月下美人の銃士ダニエル"をコール。CB1し、トリガー効果を発動。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー20000(10000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「バトル。"カローラ・ドラゴン"でリアガードをアタック。」

 

「ノーガード。"コルベット"は退却。」

 

「続けて、"ダニエル"のブースト、"トゥーレ"でアタック。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー25000(10000+10000+5000)、☆2

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ダンシング・サンフラワー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー35000(10000+10000*2+5000)、☆2

 

「ダメージチェック、"蒼波水将ガレアス"、"蒼波水将軍ガリオット"。」

 

「ふ、調子に乗ってノーガードしすぎているんじゃないのか。」

 

「くくく...この程度のダメージで、何を言っている。」

 

「っ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ルウガ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□■□

■■□

V   : 蒼波水将ガレアス

R左  : 蒼波兵長コルベット

R中央 : 蒼波兵長コルベット

 

■■□

□■□

V   : 牡丹の銃士トゥーレ

R左  : カローラ・ドラゴン

R中央 : 月下美人の銃士ダニエル

 

ユウト 手札:9枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"終末の切り札レヴォン"。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"蒼波水将フォイヴォス"をコールし、スキル。SB1、自身をレストし山札から1枚見て、"蒼波水将ガレアス"をスペリオルコール。」

 

「("終末の切り札レヴォン"...レオン君たちとは違う...)」

 

「"蒼波水将ガリオット"を2枚、"蒼波盾将ヨルゴス"をコール。"レヴォン"のスキルで"ヨルゴス"をレストし、貴様のヴァンガードのパワーを-5000。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー5000(10000-5000)

 

「っ...そういうスキルか。(これで連続攻撃がヒットしやすくなった。)」

 

「行くぞ..."ガリオット"でアタック。」

 

"蒼波水将ガリオット"(R右) : パワー9000

 

「クイックシールドを使う。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー10000

 

「"ガリオット"のスキル。アタック終了時、貴様のヴァンガードのパワーが本来と異なっている状態なら、SB1することで同列のリアガードと位置を入れ替える。よって、"ガリオット"同士で位置を入れ替える。そのままアタック。」

 

"蒼波水将ガリオット"(R右) : パワー9000

 

「"ダンシング・サンフラワー"でガード。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー10000

 

「"ガレアス"でアタック。アクセルサークルでパワー+5000。レストしているユニット4枚以上なのでパワー+5000。」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「"激辛闘士カブ・サイ・シー"でガード。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー20000(10000-5000+15000)

 

「"コルベット"のブースト、"レヴォン"でアタック。スキル発動。レストしているユニットが5枚以上なので、パワー+15000、ドライブ+1。」

 

"終末の切り札レヴォン" : パワー35000(12000+15000+8000)

 

「さらに"ガレアス"のスキル。CB1しスタンド。"フォイヴォス"のスキルで手札を1枚捨て、スタンド。」

 

 

くそ、パワーとドライブが増えた上に、さらにリアガードがスタンドするとは...

やはりアクアフォースの連続攻撃は厄介だ。

 

「ノーガード。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"蒼波兵長ベラギオス"。2枚目、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"フォイヴォス"にパワー+10000。」

 

"蒼波水将フォイヴォス" : パワー19000(9000+10000)

 

「3枚目、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"フォイヴォス"へ。」

 

"終末の切り札レヴォン" : パワー35000(12000+15000+8000)、☆2

"蒼波水将フォイヴォス" : パワー29000(9000+10000*2)

 

「ダメージチェック、"紅団扇の銃士ガストーネ"、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「"ガレアス"でアタック。」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「"紅団扇の銃士ガストーネ"でガード。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー20000(10000+10000)

 

「"フォイヴォス"でアタック!」

 

"蒼波水将フォイヴォス" : パワー29000(9000+10000*2)

 

「"清心の花乙女フィオレンサ"でガード。スキルでパワー+10000。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「ふん...これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ルウガ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■■■

■■■■

V   : 終末の切り札レヴォン

R右  : 蒼波水将ガリオット

R左  : 蒼波水将フォイヴォス

R中央 : 蒼波兵長コルベット

R右下 : 蒼波水将ガリオット

R左下 : 蒼波盾将ヨルゴス

Rア1 : 蒼波水将ガレアス

 

■■□

□■□

V   : 牡丹の銃士トゥーレ

R左  : カローラ・ドラゴン

R中央 : 月下美人の銃士ダニエル

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

 

「く...強い...」

 

「ふん...所詮はこの程度か。猊下が目を付けた男だからと期待したが、弱すぎる。」

 

「っ...まだだ!俺のターン、スタンド&ドロー。"リコリスの銃士ヴェラ"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー13000、☆2

 

「"リコリスの銃士サウル"をコールし、スキルでSB1、"ダニエル"を退却。山札から3枚見て、"メイデン・オブ・ネペンテス"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「"カローラ・ドラゴン"を後列に移動。"睡蓮の銃士ルース"をコール。"ヴェラ"のスキルでCB1、"ルース"、"サウル"を退却。ドロップから"清心の花乙女フィオレンサ"、"ダンシング・サンフラワー"を山札の下へ。山札から5枚見て、"牡丹の銃士トゥーレ"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。"銃士"を2枚コールしたので、ドライブ+1。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「"ルース"のスキル。自身を退却し、CC1。"トゥーレ"のスキル。CB1、自身を退却し、山札から3枚見て、"牡丹の銃士トゥーレ"、"牡丹の銃士マルティナ"をコール。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー23000(8000+3000*5)

 

「"メイデン・オブ・スタンドピオニー"をコールし、スキルで"プラント・トークン"をコール。"ネペンテス"のスキルで"プラント・トークン"を退却し、1枚引き、パワー+5000、ブーストを得る。」

 

"メイデン・オブ・ネペンテス" : パワー15000(10000+5000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー26000(8000+3000*6)

 

「バトル。"ヴェラ"でアタック!」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー13000、☆2

 

「"スーパーソニック・セイラー"、"蒼波兵長ベラギオス"でガード。」

 

"終末の切り札レヴォン" : パワー37000(12000+15000+10000)

 

 

『パワー13000 vs 37000!トリガー3枚でこのアタックが通ります!』

 

 

「トリプルドライブ、1枚目、"清心の花乙女フィオレンサ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"マルティナ"へ。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

 

「2枚目、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"トゥーレ"へ。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「3枚目、"ダンシング・サンフラワー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"マルティナ"のパワー+10000。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー38000(13000+5000+10000*2)、☆2

 

 

『トリプルトリガー!!!しかし、効果はすべてリアガード!』

 

『海津ルウガの手札は残り少ないし、これも悪くないわ。』

 

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"トゥーレ"でアタック!」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー46000(10000+10000+26000)、☆2

 

「"ヨルゴス"のスキル。自身をガーディアンサークルへ。そして、"スーパーソニック・セイラー"でガード。"ガレアス"、"ガリオット"のインターセプト。」

 

"終末の切り札レヴォン" : パワー47000(12000+10000+15000+5000*2)

 

「これで決める!"ネペンテス"のブースト、"マルティナ"でアタック!スキルでクリティカル+1!」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー53000(13000+5000+10000*2+15000)、☆3

 

 

「ふ、無駄だ。"翠玉の盾パスカリス"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「っ..."ネペンテス"はソウルへ。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ルウガ 手札:1枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□■■

■■□□

V   : 終末の切り札レヴォン

R左  : 蒼波水将フォイヴォス

R中央 : 蒼波兵長コルベット

R右下 : 蒼波水将ガリオット

 

■■■

■□□

V   : リコリスの銃士サウル

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R左  : 牡丹の銃士トゥーレ

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

 

「この程度か。これでは足りん。...そうだな、貴様の大切なものを壊せば、貴様ももっと力を発揮できるか。」

 

「何...?」

 

「例えば...貴様のチームメイト。あの脆弱な子供たちを潰せば、貴様もより強い力を発揮できるのか?」

 

何を言っているんだ...こいつは...!

ふざけているのか!?

 

「くくく...もっと良いことを思いついた。この会場にいるすべての者を亡き者とし、我が神ギーゼ様へ捧げよう!」

 

「ふざけるな!一体何を言っているんだ!」

 

「ふざけてなどいない。...スタンド&ドロー。見るがいい、これが俺の本当の姿だ!ライド、"蒼波元帥ヴァレオス"!」

 

 

奴がライドした瞬間、辺り一面が暗い闇に覆われる。

そして、闇が払われた瞬間、俺の目の前には奴のユニットが存在していた。

 

「な、なんだ...これ...」

 

「さあ、死と隣り合わせの緊張感のあるファイトを始めよう。」

 

 

『マイヴァンガード...これは...』

 

「っ、"ヴェラ"..."マルティナ"、"トゥーレ"、"カローラ・ドラゴン"まで...」

 

一体何が起こっているというんだ!?

ファイトに登場しているユニットが、実体化したとでもいうのか?

 

 

「今この時より、このファイトは我が神ギーゼ様の支配するファイトとなった。ギーゼ様の加護によって、互いのユニットは実体化し、互いの命を懸けたファイトとなった。」

 

「何を...言って...」

 

「そして、私はここに最強の力を顕現させる!ヴァンガードと同名のカードをコストに、我が未来のすべてを懸けて...」

 

 

奴が手札の"蒼波元帥ヴァレオス"をドロップに置いた瞬間、奴のデッキから禍々しいオーラが溢れだした。そして、空が歪み、そこからとてつもない力を持った何かが現れようとしていた。

 

 

「究極超越!"絶海のゼロスドラゴン メギド"!」

 

奴がデッキから一枚のカードを取り出し、それにライドする。

その瞬間、空が裂け、巨大なドラゴンが姿を現した。

 

「っ....なんて嵐...!」

 

立っているのがやっとなほどの暴風が吹き荒れ、ステージを破壊し始める。

 

 

『い、一体何が起こっているのでしょう!?と、とにかく皆さん避難してください!』

 

『落ち着いて避難を!』

 

 

会場の客はパニックとなっており、実況と日比野エスカさんが避難誘導している。

 

 

「"メギド"のスキル。CB2することで、手札、ドロップゾーンから望む枚数選び、別々のリアガードにコール。ドロップから"蒼波元帥ヴァレオス"、"蒼波水将ガレアス"を2枚コール。そして、リアガードすべてのパワー+10000!」

 

"蒼波水将ガレアス"(R右) : パワー19000(9000+10000)

"蒼波水将フォイヴォス" : パワー19000(9000+10000)

"蒼波兵長コルベット" : パワー18000(8000+10000)

"蒼波水将ガリオット" : パワー19000(9000+10000)

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー22000(12000+10000)

"蒼波水将ガレアス" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「さらに"メギド"は、他のユニットがアタックしたバトル終了時、ユニットの位置を入れ替えるスキルと、このユニットのアタック時、このターンにリアガードがアタックした回数につきパワー+3000するスキル、二つのスキルを得る!」

 

「なんだと!?」

 

 

「これでバトルだ!まずは...」

 

 

「きゃああああああ!」

 

「っ...!?」

 

 

悲鳴が聞こえた方を見ると、小さな女の子が暴風に煽られ、俺たちのファイトしているスカイステージへと打ち上げられていた。

 

女の子はステージに何とかしがみ付いているが、今にも落ちそうになっている。

 

 

「ふん、クズが。戦いの邪魔をするとは愚かな。その身をもって、その愚かしさを知るがいい。」

 

「なっ!?まさか...!」

 

「"メギド"、あのガキを攻撃だ!」

 

奴がそう言うと、実体化したドラゴンが少女の方を向く。

 

 

「っ...(このままじゃやばい!間に合え!)」

 

 

俺は少女の元へと走り出す。

その瞬間、ドラゴンの周りに浮いていたビットからレーザーが発射される。

 

 

ドガーン

 

 

「ぐああああああ!」

 

「きゃああああ!」

 

 

俺と少女は爆風によって宙に浮き、そのまま落下していく。

だが、幸いにも俺は少女の腕を掴むことができた。

 

 

「っ...(この子だけでも...!)」

 

俺は少女を抱き寄せ、自身が下敷きになるよう体勢を変える。

この高さ、落ちたらただじゃすまないな...

 

 

ドガーン

 

 

「ガハッ....っ..ウッ...ア...」

 

 

背中に強い衝撃を感じる。どうやら地面に落下したようだ。

激しい痛みを感じ、そして意識が薄れていく。

 

少女は...無事の...よう....だ....

 

 

.....

....

...

..

.

 

ヴァレオスside

 

 

「ふん、まさか"ゼロスドラゴン"の出現に耐えられんとは。」

 

瓦礫の山と化した会場を見て、そう呟く。

久導ユウトも瓦礫に埋もれてしまったようだ。

 

 

「ヴァレオス。やりすぎです。」

 

「猊下、申し訳ございません。」

 

「...まあ、いいでしょう。久導ユウトはまだ生きているようです。ですが、今の彼を器としたところで、ギーゼ様の力に耐えられるとは思えません。」

 

「では、今は捨ておくと。」

 

「ええ。今は彼の回復を待ちましょう。それに、ゼロスドラゴンの回収もまだです。今は"メギド"と"ダスト"の2枚のみ。」

 

「では、残るゼロスドラゴンの回収へ向かいましょう。」

 

「ええ。」

 

 

 

.



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Ex.19「器」

エスカップ編はこの章で終わりです。
このままリンクジョーカー編に行くか、もう少し間章を続けるかは考え中。


アサカside

 

 

あの大事故からもう一週間経った。

あの事故で会場は崩壊し、大勢の人が怪我を負った。

先導アイチやエミちゃんは擦り傷を負うくらいで済んだけど、私はユウトが残ったままだったからユウトの元へ行こうとして、結局辿り着けず怪我までしてしまった。

 

 

「...」

 

「ユウト...」

 

そして、ユウトは今も眠り続けている。

ユウトはスカイステージから転落したうえ、会場の瓦礫に埋もれた影響でずっと意識が戻らない。命に別状はなく、医者も死ななかったのが奇跡というほどの大怪我。

 

「綺麗な寝顔...ねえ、ユウト。レン様も、テツも、キョウも心配してるわ。コーリンたち、先導アイチや櫂トシキも。それに私だって...」

 

だから、お願い...目を覚まして、ユウト...

 

 

ガラガラ

 

 

「アサカ、やはりまた来ていましたか。」

 

「レン様...」

 

病室の扉が開くと、レン様が入ってきた。

珍しくレン様一人のようだ。いつもはテツと一緒なんだけど。

 

 

「アサカ、学校に行っていないようですね。」

 

「はい...でも、ユウトが心配なんです。」

 

「気持ちはわかります。...でも、ユウトが目覚めたときにそんな状態では、ユウトも気持ちよく目覚められないでしょう。」

 

「はい...」

 

 

でも、学校に行ってるくらいなら、こうやってユウトのそばにいたい。

ユウトのいない世界でのうのうと生きているくらいなら、ユウトの回復をそばで祈っていたい...

 

 

「...まあ、僕は先生やテツに言われたから言っているだけです。アサカがユウトのそばにいたいのなら、そうすればいい。」

 

「レン様...ありがとうございます。」

 

「いえ。...もしかしたら、アサカのキスで目を覚ますかも、なんて。」

 

「なっ!?」

 

「ふふ、冗談です。...では、僕は帰ります。」

 

 

そう言って、レン様は病室から出て行った。

...キス、か。

 

 

「な、何を考えているの、私...」

 

「...」

 

「...ゴクッ...」

 

 

ちょ、ちょっとだけ...一回だけだから...

 

 

チュッ

 

 

「し、しちゃった...」

 

「...」

 

「ま、まぁ...そうよね...」

 

 

私のキスで目覚めることはなかった。残念ね...

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

 

ガスティールside

 

 

「ここですか。」

 

私は久導ユウトの病室へと来ていた。

どうやら彼はあれから眠り続けているらしい。

 

ガラガラ

 

 

「....」

 

「どうやら、まだ眠り続けているようですね。」

 

 

これは幸いです。これで彼に器の証を与えることができる。

私は久導ユウトの頭を掴み、彼の深層心理へと入り込む。

 

 

『これが久導ユウトの深層心理...』

 

 

青い髪の女性との思い出、赤い髪、紫の髪の少年との思い出が多いですね。

っ、これは...奥底に封印された記憶。白髪の少年との思い出...

 

 

『誰だ。』

 

『おや、君が久導ユウトの中にいる、久導ユウトの意識ですか。』

 

『...』

 

普段の彼とは違って、不愛想な態度ですね。

 

『私はガスティール。あなたに素晴らしいプレゼントを持ってきました。』

 

『ふん...お前が誰かなんてどうでもいい。俺の前から消えろ。』

 

『くくく...すぐに消えます。これを貴方に与えてからね。』

 

私は彼に因子を打ち込む。彼は一瞬顔を歪める。

そして、因子は彼の体に溶け込み、彼の右手の甲に印が現れる。

 

『なんだ、これは。』

 

『それは貴方がギーゼ様の器たる証。あなたがファイトに負ける度に、その印は光り輝く。そして、すべてが光り輝くとき、あなたはギーゼ様の器となるのです。』

 

 

『そんなことはさせません!』

 

『っ...まさか、この場にユニットが存在するとは...』

 

『あなた、確か邪神司教ガスティール...』

 

『そういうあなたは、ネオネクタールの銃士のようですね。私のことを知っているとは、随分と勉強熱心のようですね。』

 

 

今のクレイに私のことを知っている者は少ない。

過去の文献もほとんど残っていないはずですが...この者は知っているようです。

 

 

『マイヴァンガード、下がっていてください。』

 

『セシリア...』

 

『どうやら、そのユニットと強い絆で結ばれているようですね。ここまで強い絆はなかなか見ない。さすが、祈り聞く者です。』

 

『マイヴァンガードをギーゼなんかにさせない!私が必ず守る!』

 

『くくく...今日はこれで退散するとしましょう。ですが覚えておくことです。あなたが敗北したり、貴方を守るものがなくなったとき...あなたはギーゼ様となるのです。』

 

 

私は久導ユウトの頭から手を放す。

これで目的は達成しました。ここにもう用はない。

 

 

「っ、アルテ...?」

 

「...(この女、確かこの器の...)」

 

声の方に振り替えると、女が一人立っていた。

この器の姉だったとはずだ。確か名はエスカだったか。

 

 

「貴方、どこに行っていたの!?どうしてこの病室にいるの!?」

 

「...私はアルテではない。私の名はガスティール。」

 

「何を言ってるの!?」

 

 

面倒だ。私は窓を開け、飛び降りる。

この部屋が2階で良かった。人間の体は貧弱だから、これ以上高い場所だったらこんな衝撃では済まなかった。

 

 

「さようなら、久導ユウト。次に会う時、貴方がギーゼ様となっていることを祈りましょう。」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ヴァレオスside

 

 

「や、やめてくれ...本当に知らないんだ!」

 

「ふん...どうやら本当に知らんようだ。だが、この剣は破壊する。」

 

 

私はそう言って、憎きこの剣を粉々に砕く。

フィデス...あの戦いで私に傷をつけたあの男が使っていた剣。

 

 

「お父さん...?」

 

「シオン!こっちに来ちゃいけない!」

 

 

「ふん...そう怯える必要はない。貴様ら人間に興味などないからな。だが、もう一度聞く。」

 

そう言って、私はガキを人質にする。

ガキは暴れるが、所詮は人間のガキ。貧弱すぎる。

 

「本当にゼロスドラゴンの封印されている場所を知らないんだな?」

 

「ほ、本当です!知らない!」

 

「嘘を言えば、このガキの命はないぞ。」

 

「本当です!だから、シオンのことは!」

 

「ふん...使えないな。」

 

そう言って、私はガキを放り投げる。

何もわからないなら、もうここに用はない。

 

 

「うぅ...お前は...僕が...倒す...」

 

「くくく...ガキ、貴様は私に挑戦することなく、死ぬのが運命だ。」

 

 

そう、ギーゼ様が復活し、この世界を破壊する。

惑星クレイも、この地球すらも破壊し、虚無をもたらすのだ。

 

 

くくく...ふはははははは!!!!

 

 

 

.



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間章3 記憶喪失編
Ex.20「失われた記憶」


もう少しだけ、間章が続きます。
ただ、今回はかなり短め。普段のさらに短いです。


アサカside

 

 

「えっ!?ユウトが目を覚ました!?」

 

 

あれから1か月も経った。それまでユウトは全く目覚めることはなかったんだけど、さっきレン様から連絡があり、ユウトが目を覚ましたとのこと。

 

でも、レン様の声に戸惑いがあった。なんだか、伝えるべきか言い淀んでいるような、そんな感じ。

 

とにかく、病室に来てほしいとのことだったから、私は急いで病室へと向かう。

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

ガラガラ

 

 

「ユウト!」

 

「...アサカ、来ましたね。」

 

病室の扉を開けると、ベッドに入りながら起き上がっているユウトと、戸惑いの表情を浮かべているレン様、テツ、櫂トシキがいた。

 

「ユウト、よかった...」

 

「...えっと、どちら様ですか?」

 

...え?

 

「ゆ、ユウト...冗談はやめてちょうだい...」

 

「ご、ごめんなさい...ぼ、僕、何が何だかわからなくて...」

 

「っ...」

 

ユウトが私に怯えている...そんな...

 

 

「アサカ...見ての通り、ユウトは記憶を失っているようです。」

 

「俺たちのことも覚えていないらしい。...それにしても、ユウトが"僕"と言うのは新鮮だ。」

 

「...そうね、昔は僕って言ってた。」

 

 

「そ、その...変、ですか?」

 

「っ...いいえ、大丈夫よ。ごめんなさい、私は鳴海アサカよ。」

 

「え、えっと...僕、久導ユウトって言います。よろしく、アサカさん。」

 

 

っ...こんなことになるなんて...

でも、私がユウトを支えてあげないと。きっと、今のユウトは何もわからなくて怖い想いをしているはずだから。

 

 

「ユウト。これからも私がそばにいるから、ゆっくり思い出していきましょう?」

 

「はい...」

 

「まずは何から始めようかしら。」

 

 

「ヴァンガードですね。」

 

「ヴァン....ガード....?」

 

「それです、レン様!」

 

 

やっぱりヴァンガードをすることが良いんじゃないかしら。

ファイトすれば、何か思い出すかもしれないわ。

...でも、ユウトのデッキはあの事故で無くなってしまったのよね。

 

「ユウト、このデッキを君に貸します。」

 

「は、はい。」

 

レン様がデッキを手渡す。デッキを覗き込むと、クランはシャドウパラディンのデッキだった。

 

「さっそく、ファイトしてみましょう。」

 

そう言って、私は病室にあった机を取り出す。

そして、ルールを説明しながらファイトし始めたんだけど...

 

 

「えっと、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"のスキル。これでクリティカルが2ですね。」

 

「ちょ、ちょっと...」

 

「これでアタックです。」

 

「っ、ノートリガー...私の負け...」

 

 

ど、どうしてこんなに強いの!?

記憶を失って初心者になって、しかも普段と違うクランのはずなのに!

 

 

「すごいな、ユウト。」

 

「そうですね。さすがはユウトです。」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

「ふっ、次は俺がファイトしよう。」

 

「あ~櫂、僕が先です!」

 

 

「ふふ、あはは。」

 

ユウト...やっと笑った。さっきからずっと戸惑ってばかりだったけど、ようやく笑ってくれた。

 

 

「...決めた。ユウトのために大会を開きましょう。」

 

「大会?」

 

「はい、レン様。ユウトの記憶を取り戻すために、そして、ユウトに笑顔になってもらうために。いろんな人を集めて、大会を開くんです。」

 

今まで出会った人たちとファイトしたら、きっとユウトは元に戻る。

燃えてきたわ。

 

「まずはアイチだな。それに戸倉、葛木にも声をかけてみるといい。」

 

「後は...ウルトラレアの3人にも声をかけましょう。」

 

「キョウも気にしていたようだし、声をかけてみるといいかもしれん。」

 

レン様、テツ、櫂トシキも乗り気になってくれた。

さっそく、みんなに声をかけてみましょう!

 

「...」

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

レンさん、櫂さん、テツさん、アサカさん...

今日来てくれた人はみんな、元の僕を取り戻そうとしてくれている。

みんな優しい人たちだった。僕のことを心の底から心配してくれているって、良くわかるくらいだ。

 

でも...元の僕が戻ってきたら、今の僕はどうなる?

"僕"という存在は消えてしまうのか?

 

 

っ...消えたくない...僕は存在しちゃいけないの...?

でも、あの人たちにこんなこと言えない...だって、あの人たちは"僕"じゃない僕を求めているのだから。

 

 

 

.



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Ex.21「キャピタルにて」

最近ちょっと忙しいので、更新頻度落ちます...。(2021/12/05)


ユウトside

 

 

「ここがキャピタルです。...覚えてますか、ユウト。」

 

「いや...覚えてないです。」

 

 

僕はレンさんたちに連れられて、カードキャピタルというお店に来ていた。

結局、レンさんやアサカさんが僕のためにいろんな人に声をかけてくれたみたいで、今日はお店でファイトすることになった。

 

 

「まあ、ゆっくり思い出していきましょう。ほら、ユウト。行きましょ?」

 

「は、はい。」

 

 

僕はアサカさんに手を引かれて、お店へと入っていく。

アサカさんにこうやって触れられると、何だかドキドキしてしまうのは何でだろう...

 

 

「いらっしゃい、ユウト君。」

 

「え、えっと...」

 

「ああ、そうでした。...私は新田シン。この店の店長です。」

 

「は、初めまして...久導ユウトです。」

 

 

僕が初めましてと挨拶すると、新田さんは少し悲しそうな顔をしたように見えた。

やっぱり、僕に記憶がないだけで、この人も知り合いだったのかな。

 

 

「よう、ユウト。」

 

「こんにちは、ユウトさん。」

 

「あ、えっと...」

 

 

今度は黄色の髪の人と、青色の髪の人が話しかけてきた。

 

 

「そっか、覚えてねえか。俺、三和タイシ。改めてよろしくな。」

 

「そうでしたね。僕は先導アイチです。」

 

「三和さんに先導君...よろしくお願いします。」

 

 

それからいろんな人に声を掛けられ、挨拶をした。

どの人とも初対面だったけど、あっちは僕のことをよく知っているみたいで、僕の態度にすごく戸惑っているみたいだった。

 

 

「では、さっそくファイトしましょう。」

 

「は、はい。」

 

「まずは、僕とやりましょう。」

 

「レンさんとですか...」

 

 

僕たちはお店の中央にある階段を降り、ファイトテーブルにつく。

昨日は結局、アサカさんとしかファイトしなかったから、レンさんがどんなデッキを使うのか知らないな...

 

 

「では、始めましょう。」

 

「はい。」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE・ヴァンガード。」

 

「ヴァンガード。(THEって、何で付けたんだろう...)」

 

 

「"恐慌の撃退者フリッツ"。」

 

「"フルバウ"。」

 

 

「では、僕の先行です。ドロー。"無常の撃退者マスカレード"にライド。"フリッツ"のスキルで1枚引き、ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 無常の撃退者マスカレード

 

□■□

□□□

V   : フルバウ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

 

「僕のターン、ドロー。(うわ、見事にグレード1と0しかない...)」

 

「おや、どうしましたか?」

 

 

僕がライドせず、しかめっ面で手札を見ているので、レンさんがどうしたのかと問いかけてくる。確かに手札は悪いけど、このカードを使えば何とかなるはず。

 

「いえ、大丈夫です。えっと、"哀慕の騎士ブランウェン"にライド。"フルバウ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。」

 

 

「ユウトさんのデッキ、シャドウパラディンなんですね。」

 

「ええ。あの事故で、デッキをダメにしちゃってね...」

 

「だが、奴は違うデッキでも強いぞ、アイチ。」

 

「そうなんだ...」

 

 

「僕はさらに"ブランウェン"のスキルを発動。山札から5枚見て、"ガスト・ブラスター・ドラゴン"を手札に加えます。手札に加えたので、手札を1枚...クイックシールドを捨てます。そして、"髑髏の魔女ネヴァン"をコールし、スキルでレストして山札からパワー5000の"ダンプフッド・ドラゴン"をコール。」

 

「"ダンプフッド・ドラゴン"ですか...」

 

「そして、"ダンプフッド"のスキルでSB1、自身を退却し、山札から"ブラスター・ダーク"を手札に加えます。」

 

よし、これで次のターンも、さらにその次のターンもライドできる。

ここは攻めたいけど、少し様子見しよう。

 

「バトルです。"ブランウェン"でアタック。」

 

"哀慕の騎士ブランウェン" : パワー8000

 

「それはノーガードです。」

 

「なら、ドライブチェック。"黒の賢者カロン"。」

 

「ダメージチェック、"虚空の撃退者マスカレード"。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 無常の撃退者マスカレード

 

□■□

□□■

V   : 哀慕の騎士ブランウェン

R右下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

 

「僕のターン、ドロー。ライド、"ブラスター・ダーク"。スキルでCB1、相手は自分のリアガードを1枚選び、退却。」

 

「"ネヴァン"を退却します。」

 

「"ブラスター・ダーク"のスキル。相手にリアガードがいないなら、手札を1枚捨てることでドライブ+1。行きますよ、"ブラスター・ダーク"でアタック。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー10000

 

守った方がいいかもしれない...でも、ここはノーガードにしよう。

 

「ノーガードです。」

 

「では、ツインドライブ。1枚目、"無常の撃退者マスカレード"。2枚目、"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"。」

 

「ダメージチェック、"デスフェザー・イーグル"。」

 

くっ、無駄なトリガーだな...

でも、レンさんにトリガーはない。最小限のダメージで済んだ。

 

 

「僕はこれでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□□□

□■□

V   : ブラスター・ダーク

 

□■□

□□□

V   : 哀慕の騎士ブランウェン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"ブラスター・ダーク"にライド。」

 

 

 

「お、レンのリアガードは0枚だから、これでユウトもツインドライブになるじゃねえか。」

 

「いや三和...おそらく、ユウトはさらに攻めてくるぞ。」

 

「櫂くん、それって...」

 

 

「僕は"結氷の魔女ベンデ"をコール。そしてスキルでSB1、自身を退却して山札から"ファントム・ブラスター・ドラゴン"にスペリオルライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「このターン、この能力でライドしたユニットの起動能力は使用できません。そして、"哀慕の騎士ブランウェン"をコール。スキルで山札から5枚見て...グレード3はないのでそのまま戻しシャッフル。"ブランウェン"はドロップのグレード1が3枚以上なので、パワー+5000。」

 

"哀慕の騎士ブランウェン" : パワー13000(8000+5000)

 

「バトルです。"ファントム・ブラスター・ドラゴン"でアタック。」

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガーです。1枚回復し、"ブランウェン"にパワー+10000。」

 

"哀慕の騎士ブランウェン" : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「2枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。ヴァンガードにクリティカル、リアガードにパワーを。」

 

"ファントム・ブラスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"哀慕の騎士ブランウェン" : パワー33000(8000+5000+10000*2)

 

 

「っ、ダブルトリガーですか。ダメージチェック、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"督戦の撃退者ドリン"。」

 

「"ブランウェン"でアタックです。」

 

「それは守りましょう。"厳格なる撃退者"。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : ブラスター・ダーク

 

□■■

□□□

V   : ファントム・ブラスター・ドラゴン

R右  : 哀慕の騎士ブランウェン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

 

よし、これでダメージ0vs3。かなり有利に進んでる。

 

「ふふ、さすがユウトです。覚えていなくとも、君は強い。」

 

「あ、ありがとうございます...。」

 

「こんな状態の君に勝っても面白くないと思っていましたが...これは想像以上に楽しめそうです。」

 

 

な、何だかレンさんが邪悪な顔をしているような...

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。絶望せよ、そして地に倒れ伏し、苦き水をすするがいい。ライド、"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"。イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。」

 

「"モルドレッド・ファントム"...僕が借りてるこのデッキとは、違う切り札...」

 

「そうです。ヴァンガードは人によって、同じクランでも違う構築がなされる。そこにその人の性格や考えが影響される。それが面白い。」

 

 

何だか、わかる気がする。

ファイトをしたら、その人の考えていることや、想いが伝わってくるような気がするから。

 

「ふふ、これは君の受け売りです。」

 

「僕の...?」

 

「僕はユウト、君からいろんなことを教わった。だから、今度は僕が君に教える番です。...続けますよ。"ブラスター・ダーク"をコール。"モルドレッド・ファントム"のスキルで、イマジナリーギフトフォースⅠを獲得。右前列へ。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「"虚空の撃退者マスカレード"をコール。スキルで山札から7枚見て、"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"を手札に加える。手札に加えたので、"マスカレード"を退却。"ザ・ダーク・ディクテイター"、"魁の撃退者クローダス"をコール。」

 

 

レンさんがリアガードを並べてきた。

このターン、攻めてくるつもりだな。

 

 

「行きます。"ディクテイター"でリアガードにアタック。」

 

"ザ・ダーク・ディクテイター" : パワー13000

 

「"黒の賢者カロン"でガード。」

 

"哀慕の騎士ブランウェン" : パワー18000(8000+10000)

 

「なら、"ブラスター・ダーク"でヴァンガードにアタック。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「ノーガードです。ダメージチェック、"漆黒の乙女マーハ"。」

 

 

何で今、ブーストを付けなかったんだろう...

それにアタック順番がヴァンガードが最後だなんて、昨日調べた限りかなり特殊な気がするけど...

 

 

「"モルドレッド・ファントム"でアタック。スキルでCB1することで"ブラスター・ダーク"をすべてスタンドし、それらにパワー+10000。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー13000

"ブラスター・ダーク" : パワー40000(10000+10000*2+10000)

 

 

「それもノーガードです。」

 

「なら、ツインドライブ、1枚目、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ブラスター・ダーク"にパワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー50000(10000+10000*2+10000+10000)

 

「2枚目、"ダークサイド・トランぺッター"。ゲット、クリティカルトリガー。ヴァンガードにクリティカル、"ブラスター・ダーク"にパワー+10000。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー13000、☆2

"ブラスター・ダーク" : パワー60000(10000+10000*2+10000+10000*2)

 

 

「く、ダメージチェック、"髑髏の魔女ネヴァン"、"ブラスター・ダーク"。」

 

「続けて、"クローダス"のブースト、"ブラスター・ダーク"でアタック。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー68000(10000+10000*2+10000+10000*2+8000)

 

「っ、ダメージチェック、"ダンプフッド・ドラゴン"。」

 

「ふふ、これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

□□■

■■■

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R右  : ブラスター・ダーク

R左  : ザ・ダーク・ディクテイター

R右下 : 魁の撃退者クローダス

 

□■■

□□□

V   : ファントム・ブラスター・ドラゴン

R右  : 哀慕の騎士ブランウェン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「やはりレンは強いな。」

 

「そうね...レン様、ユウトは覚えていないんですから、少しは加減を...」

 

 

「必要ないです、アサカさん。僕は負けません!」

 

「ゆ、ユウト...」

 

 

そうだ、僕は負けない...!

なぜだかわからないけど、レンさんにはこんなところで負けたらダメな気がする。

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。ライド、"ガスト・ブラスター・ドラゴン"。イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。」

 

"哀慕の騎士ブランウェン" : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「"漆黒の乙女マーハ"をコールし、スキル。CB1、手札から"黒の賢者カロン"をコール。1枚引き、パワー+5000。」

 

"漆黒の乙女マーハ" : パワー15000(10000+5000)

 

「"カロン"のスキル。SB1し、CC1、パワー+3000。」

 

"黒の賢者カロン" : パワー11000(8000+3000)

 

「"ブランウェン"を後列へ移動。"髑髏の魔女ネヴァン"をコールし、スキル。レストし、山札から"フォールンダイブ・イーグル"をコール。」

 

"フォールンダイブ・イーグル" : パワー15000(5000+10000)

"哀慕の騎士ブランウェン" : パワー13000(8000+5000)

 

「行きます。"マーハ"で"ブラスター・ダーク"にアタック。」

 

「"魁の撃退者クローダス"でガード。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー20000(10000+10000)

 

「なら、"カロン"のブースト、"ガスト・ブラスター"でアタック。スキルでCB1、"マーハ"、"ネヴァン"を退却し1枚ドロー。相手はリアガードを1枚退却し、自身はパワー+10000。」

 

"ガスト・ブラスター・ドラゴン" : パワー44000(13000+10000+10000+11000)

 

「僕は"ザ・ダーク・ディクテイター"を退却します。」

 

「さらに、ソウルにグレード3の"ブラスター"があるので、僕のリアガードが退却するたびにクリティカル+1。よって、クリティカル+2。」

 

"ガスト・ブラスター・ドラゴン" : パワー44000(13000+10000+10000+110000)、3

 

 

「すごい!」

 

「これが決まったら、レンの勝ちだが...」

 

 

「"暗黒の盾マクリール"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「やっぱり持ってましたか。...ツインドライブ、1枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"フォールンダイブ"へ。」

 

"フォールンダイブ・イーグル" : パワー25000(5000+10000+10000)

 

「2枚目、"ガスト・ブラスター・ドラゴン"。」

 

 

守護者の能力で、僕の渾身のアタックは通らなかった。

ここはリアガードを削っておくべきかな...

 

 

「"フォールンダイブ"でリアガードをアタックです。」

 

"フォールンダイブ・イーグル" : パワー38000(5000+10000+10000+13000)

 

「ノーガード。"ブラスター・ダーク"は退却。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

□□■

□■□

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R右下 : 魁の撃退者クローダス

 

□■■

□■■

V   : ガスト・ブラスター・ドラゴン

R右  : フォールンダイブ・イーグル

R中央 : 黒の賢者カロン

R右下 : 哀慕の騎士ブランウェン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"督戦の撃退者ドリン"、"無常の撃退者マスカレード"をコール。"ドリン"のスキルでCB1、SB1し、パワー+10000。"クローダス"がいるので、1枚ドロー。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー40000(10000+10000*2+10000)

 

「バトル。"マスカレード"で"フォールンダイブ"にアタック。」

 

"無常の撃退者マスカレード" : パワー8000

 

「ノーガード、"フォールンダイブ"は退却。」

 

「"モルドレッド・ファントム"、アタック。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー13000

 

「"厳格なる撃退者"でガードします。」

 

"ガスト・ブラスター・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ブラスター・ダーク"。2枚目、"ダークサイド・トランぺッター"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ドリン"へ。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー50000(10000+10000*2+10000+10000)、☆2

 

「そして、"クローダス"のブースト、"ドリン"でアタック。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー58000(10000+10000*2+10000+10000+8000)、☆2

 

 

「く、ノーガード。ダメージチェック、"髑髏の魔女ネヴァン"、"結氷の魔女ベンデ"。」

 

 

これでダメージ5...追い詰められた...!

 

 

「ターンエンドです。...次のターンで僕の勝ちですね。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

□□■

■■■

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R右  : 督戦の撃退者ドリン

R左  : 無常の撃退者マスカレード

R右下 : 魁の撃退者クローダス

 

□■□

□■■

V   : ガスト・ブラスター・ドラゴン

R中央 : 黒の賢者カロン

R右下 : 哀慕の騎士ブランウェン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「まだまだ!僕のターン、スタンド&ドロー。"ガスト・ブラスター・ドラゴン"、"ブラスター・ダーク"をコール。"ブラスタ・ダーク"のスキルでCB1し、レンさんはリアガードを1枚退却してください。」

 

「では、"マスカレード"を退却。」

 

「これでバトル!リアガードの"ガスト・ブラスター"でヴァンガードにアタック!」

 

"ガスト・ブラスター・ドラゴン"(R左) : パワー13000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"虚空の撃退者マスカレード"。」

 

「ヴァンガードの"ガスト・ブラスター"でアタック。スキルでCB1、"ガスト・ブラスター"、"カロン"を退却し、1枚引き、相手はリアガードを1枚退却、自身にパワー+10000!」

 

"ガスト・ブラスター・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「"ドリン"を退却。」

 

「さらにスキルでクリティカル+2!」

 

"ガスト・ブラスター・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆3

 

「"暗黒の盾マクリール"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

 

っ、守護者をまだ持っていたか...!

だけど、まだドライブチェックが残っている!

 

「ツインドライブ、1枚目、"デスフェザー・イーグル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ブラスター・ダーク"へ。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"ファントム・ブラスター・ドラゴン"。...これでトドメだ!"ブランウェン"のブースト、"ブラスター・ダーク"でアタック!」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー43000(10000+10000+10000+13000)、☆2

 

「残念ですが、それも防ぎます。"ダークサイド・トランぺッター"2枚、"無常の撃退者マスカレード"。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー53000(13000+15000*2+10000)

 

「くっ...ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:1枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

 

□□■

□■□

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R右下 : 魁の撃退者クローダス

 

□■■

□□■

V   : ガスト・ブラスター・ドラゴン

R右  : ブラスター・ダーク

R右下 : 哀慕の騎士ブランウェン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

 

「レン様、ここで決める気なの...?」

 

「ユウトの手札はまだ8枚。だが、レンはこの手札を削って、最後のダメージを与えるつもりか。」

 

 

 

「スタンド&ドロー。常闇より現れよ、漆黒の亡霊たち。"ブラスター・ダーク"を2枚コール。"モルドレッド"のスキルで、イマジナリーギフトフォースⅠを2枚、左前列へ。」

 

"ブラスター・ダーク"(R右) : パワー30000(10000+10000*2)

"ブラスター・ダーク"(R左) : パワー30000(10000+10000*2)

 

「行きますよ。左の"ブラスター・ダーク"でアタック。」

 

「"アビス・ヒーラー"でガード。」

 

"ガスト・ブラスター・ドラゴン" : パワー33000(13000+20000)

 

「次、右の"ブラスター・ダーク"でアタック。」

 

「それも"アビス・ヒーラー"でガード!」

 

"ガスト・ブラスター・ドラゴン" : パワー33000(13000+20000)

 

「そして、"モルドレッド"でアタック。スキルでCB1、"ブラスター・ダーク"をすべてスタンドし、それらにパワー+10000。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー13000

"ブラスター・ダーク"(R右) : パワー40000(10000+10000*2+10000)

"ブラスター・ダーク"(R左) : パワー40000(10000+10000*2+10000)

 

「"デスフェザー・イーグル"でガード。」

 

"ガスト・ブラスター・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"無常の撃退者マスカレード"。2枚目、"ダークサイド・トランぺッター"。ゲット、クリティカルトリガー。」

 

「っ、ここでクリティカル...」

 

「効果はすべて右の"ブラスター・ダーク"へ。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー50000(10000+10000*2+10000+10000)、☆2

 

「そして、右の"ブラスター・ダーク"でアタック。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー58000(10000+10000*2+10000+10000+8000)、☆2

 

「(っ...ガード値が5000足りない...)ノーガード...ダメージチェック、"ブラスター・ダーク"。」

 

 

負けてしまったか...

っ...右手の甲が熱い...この紋章はなんだ...?

 

 

「っ...」

 

「どうかしたんですか?ユウト。」

 

「い、いや...なんでもないです...」

 

 

もう一度手の甲を見てみると、先ほど浮かび上がっていた紋章は消えていた。

輪に六つの楔みたいなのがついてて、一本赤く光っていたように見えた。

 

 

「しかし、記憶を失ってもユウトは強いですね。本気でファイトしてしまいました。」

 

「ありがとうございます。...僕は元々、どんなデッキを使っていたんですか?」

 

「そうね。ユウトはネオネクタールってクランを使っていたのよ。」

 

「ネオネクタール...」

 

 

「...この機会にいろんなクランを使ってみるのも面白いかもしれません。」

 

「えっ?」

 

「今使ったシャドウパラディンに、ユウトが元々使っていたネオネクタール。それ以外にもヴァンガードにクランは山ほどあります。それを使ってみて、元々使っていたクランを使うも良し、新しくクランを見つけるも良し、そう思います。」

 

 

ネオネクタールや、シャドウパラディン以外に...

確かにレンさんの言う通りかもしれない。それに、"僕"がネオネクタールを使っていたとしても、僕がネオネクタールを使えるとは限らない...

 

 

「じゃあ、いろんなクランを試してみます。」

 

「そうね。それがいいかも。じゃあユウト、ちょうどショップにいることだし、カードを見てみましょう?」

 

「はい、アサカさん。」

 

 

 

.



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Ex.22「熱き炎と猛る雷」

ユウトside

 

 

「次は俺とファイトしないか、ユウト。」

 

「櫂さん...」

 

レンさんと入れ替わりで、櫂さんが下りてきた。

そういえば、結局櫂さんとはファイトしていなかったな。

 

「次はこのデッキを使ってみるといい。かげろうというクランだ。」

 

「かげろう...」

 

僕は櫂さんから渡されたデッキを見てみる。

"ドラゴニック・オーバーロード"か...

 

「じゃあ、使ってみます。」

 

「ああ。...では、始めよう。」

 

「はい。」

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

「"抹消者スプリングライト・ドラコキッド"。」

 

「"リザードソルジャー コンロー"。」

 

 

櫂さんのデッキは、なるかみ...これも初めて見るクランだ。

と言っても、僕はシャドウパラディンとペイルムーンしか知らないけど。

 

 

「俺のターン、ドロー。"遮断の抹消者ヌスク"にライド。"スプリングライト"のスキルで1枚ドロー。さらに"ヌスク"のスキルで山札から5枚見て、"雷銃の抹消者オウバン"を手札に加え、手札を1枚捨てる。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 遮断の抹消者ヌスク

 

□■□

□□□

V   : リザードソルジャー コンロー

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"サーベル・ドラゴニュート"にライド。"コンロー"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。そして、"希望の火エルモ"をコール。」

 

「(ほう...厄介な展開だな。記憶を失っていても、ユウトは体で覚えているのかもしれんな。)」

 

「"エルモ"のブースト、"ドラゴニュート"でアタックします。"エルモ"のスキルでパワー+3000。」

 

"サーベル・ドラゴニュート" : パワー19000(8000+11000)

 

「(ヒットすると1枚引かれるが...)ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ドラゴニック・バーンアウト"。」

 

「ダメージチェック、"抹消者スパークレイン・ドラゴン"。」

 

「アタックがヒットしたので、スキルで1枚引きます。これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 遮断の抹消者ヌスク

 

□■□

□■□

V   : サーベル・ドラゴニュート

R中央 : 希望の火エルモ

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"抹消者プラズマカタパルト・ドラゴン"にライド。スキルでCB1、SB1し、相手前列を1枚バインド。さらに相手後列を1枚、ユニットのいない前列に移動し、このユニットがヴァンガードサークルにいるなら1枚引く。」

 

「"エルモ"を右前列へ移動します。」

 

「"雷鞭の抹消者スハイル"をコールし、スキルで手札を1枚捨て、"エルモ"をバインド。そして、1枚引く。」

 

「"エルモ"をバインドします。」

 

櫂さんはスキルを駆使して、手札を入れ替えてる。

なるかみは相手前列をバインドするのが得意なクランみたいだ。

 

 

「バトルだ。"プラズマカタパルト"でアタック。」

 

"抹消者プラズマカタパルト・ドラゴン" : パワー9000

 

「"アングリーホーン・ドラゴン"でガードします。」

 

"サーベル・ドラゴニュート" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"スハイル"へ。」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「そして、アタックだ!」

 

「く、ノーガードです。ダメージチェック、"ドラゴンナイト ネハーレン"、"サーベル・ドラゴニュート"。」

 

これで2ダメージ...でも、まだまだこれからだ。

 

 

「俺はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□□□

■■□

V   : 抹消者プラズマカタパルト・ドラゴン

R左  : 雷鞭の抹消者スハイル

 

□■□

□□□

V   : サーベル・ドラゴニュート

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)、バ:1

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"ドラゴニック・バーンアウト"にライド。"ドラゴニック・バーンアウト"、"希望の火エルモ"をコールします。リアガードの"バーンアウト"で"スハイル"にアタックします。」

 

"ドラゴニック・バーンアウト"(R右) : パワー10000

 

「ノーガード。"スハイル"は退却。」

 

「続けて、"エルモ"のブースト、"バーンアウト"でアタック。」

 

"ドラゴニック・バーンアウト"(V) : パワー21000(10000+11000)

 

「ふ、それもノーガードだ。」

 

「なら、ドライブチェック、"アングリーホーン・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガーです。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ドラゴニック・バーンアウト"(V) : パワー31000(10000+11000+10000)、☆2

 

「っ、ダメージチェック、"遮断の抹消者ヌスク"、"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"。」

 

よし、これで櫂さんが3ダメージ。

また逆転することができたぞ。

 

「僕はこれでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : 抹消者プラズマカタパルト・ドラゴン

 

□■■

□■□

V   : ドラゴニック・バーンアウト

R右  : ドラゴニック・バーンアウト

R中央 : 希望の火エルモ

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)、バ:1

--------------------------------------------------

 

「さすがはユウトだ。どうやら手加減は不要のようだな。」

 

「っ、当然です。僕は手加減とか、下に見られるのが大嫌いなんです!」

 

 

 

「ふふ...ユウト、昔から実は負けず嫌いなのよね。」

 

「へえ、そうなんですか。」

 

「そうなのよ。ふふ...」

 

 

 

「ふ、俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"抹消者スパークレイン・ドラゴン"、"抹消者デモリッション・ドラゴン"をコール。"スパークレイン"は相手のバインドゾーンのカード1枚につき、パワー+1000。」

 

"抹消者スパークレイン・ドラゴン" : パワー10000(9000+1000)

 

「バトル。"スパークレイン"でヴァンガードにアタック。」

 

「..."バーンアウト"でインターセプトします。」

 

"ドラゴニック・バーンアウト" : パワー15000(10000+5000)

 

「ほう...」

 

「これでアタックは通りません。」

 

「(わかっていてそうしたのか、直感でそうしたのか...やはり、ユウトは面白い。)」

 

櫂さん、何で僕を見て笑っているんだ...?

いや、笑っていると言っても、微笑んでいる?

 

「今のアタック、インターセプトしなければ俺は"スパークレイン"のスキルを発動していた。」

 

「スキル...?」

 

「ああ。CB1で同じ縦列の前列をバインド、後列を前に移動するスキルだ。そして、お前の"バーンアウト"がバインドされ、それをトリガーに"ボーイングソード"のスキルも発動する。」

 

「っ、スキルが連鎖していたところだったんですね。」

 

「だが、お前はそれを防いだ。」

 

そうだったのか。何だか嫌な予感がしたからガードしたんだけど...

僕の直感は間違っていなかったということだ。

 

 

「さあ、続きだ。"デモリッション"でアタック。」

 

"抹消者デモリッション・ドラゴン" : パワー13000(8000+5000)

 

「クイックシールドを使います。」

 

"ドラゴニック・バーンアウト" : パワー15000(10000+5000)

 

「ならば、"ボーイングソード"でアタック。」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン" : パワー12000

 

「それはノーガードです。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"蟲毒の抹消者セイオウボ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「2枚目、"雷鞭の抹消者スハイル"。」

 

「ダメージチェック、"希望の火エルモ"。」

 

トリガーじゃなかったか...ドロートリガーだったら嬉しかったんだけど。

 

「俺はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■■■

V   : 抹消者ボーイングソード・ドラゴン

R右  : 抹消者スパークレイン・ドラゴン

Rア1 : 抹消者デモリッション・ドラゴン

 

□■□

□■□

V   : ドラゴニック・バーンアウト

R中央 : 希望の火エルモ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)、バ:1

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。...行きます!"ドラゴニック・オーバーロード”The TurnAbout”"!」

 

 

「"ドラゴニック・オーバーロード”The TurnAbout”"!?」

 

「"オーバーロード"の新たな力...」

 

「櫂くん、すごい!」

 

「いやいや、アイチ。あれを使ってるのはユウトだぞ?」

 

 

 

「イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”The TurnAbout”" : パワー13000、☆2

 

「"ドラゴニック・オーバーロード"、"ドラゴンナイト ネハーレン"をコール。"オーバーロード"のスキルでSB1し、パワー+10000。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー23000(13000+10000)

 

「バトルです。"オーバーロード"でヴァンガードにアタック。」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"抹消者プラズマカタパルト・ドラゴン"。」

 

「続けて、"TurnAbout"でアタック。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”The TurnAbout”" : パワー13000、☆2

 

「ふ、"イエロージェム・カーバンクル"でガード。」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン" : パワー27000(12000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"TurnAbout"。2枚目、"アングリーホーン・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”The TurnAbout”" : パワー23000(13000+10000)、☆3

 

 

今のアタックは通らなかった。でも、"オーバーロード"は再び立ち上がる!

 

 

「"TurnAbout"のスキル。CB1、手札を2枚捨てる。"TurnAbout"、"アングリーホーン"を捨てます。これにより、前列の"オーバーロード"をすべてスタンドし、ドライブ-1。相手のヴァンガードのグレードが3以上なら、"オーバーロード"のパワー+10000です。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”The TurnAbout”" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆3

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「そして、"エルモ"のブースト、もう一度"TurnAbout"でアタックです!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”The TurnAbout”" : パワー44000(13000+10000+10000+11000)、☆3

 

「甘いぞ、ユウト。"ワイバーンガード ガルド"。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

っ、やっぱり持ってたか、守護者。

でも、まだドライブチェックが残っている。

 

「ドライブチェック、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ネハーレン"にパワー+10000。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー20000(10000+10000)

 

よし、ドロートリガーを引けたのは大きいぞ。

捨てた手札を補充することができた。

 

 

「"ネハーレン"でヴァンガードにアタック。」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"毒心のジン"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードだ。」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「く、"オーバーロード"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「"蟲毒の抹消者セイオウボ"でガード。」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□□□

□■■■

V   : 抹消者ボーイングソード・ドラゴン

R右  : 抹消者スパークレイン・ドラゴン

Rア1 : 抹消者デモリッション・ドラゴン

 

■■■

□■□

V   : ドラゴニック・オーバーロード"The TurnAbout"

R右  : ドラゴニック・オーバーロード

R左  : ドラゴンナイト ネハーレン

R中央 : 希望の火エルモ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)、バ:1

--------------------------------------------------

 

ダメージ4まで追い詰めたけど、こっちもダメージ3で手札が5枚。

このターンで決められる可能性だってある...何としても守らなきゃ。

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ユウト、俺の切り札を見せてやる。」

 

「っ!」

 

「偉大なる古の竜よ、姿と力を辿り再び地上へ舞い降りよ!ブレイクライド・THE・ヴァンガード!"抹消者ドラゴニック・ディセンダント"!」

 

"抹消者ドラゴニック・ディセンダント"...!

何て激しい雷のイメージなんだ...これが櫂さんの切り札!

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、"ディセンダント"はライドする際、"抹消者"のヴァンガードのスキルをすべて得てライドする。さらに、ライドされた"ボーイングソード"のスキル。自身をソウルからコールし、ダメージゾーンのカード2枚につき、相手のドロップから1枚バインドする。」

 

「つまり、2枚バインドする...」

 

「そうだ。"ドラゴニック・オーバーロード”The TurnAbout”"、"ドラゴニック・バーンアウト"をバインド。そして、これをトリガーに"ボーイングソード"のスキルを得た"ディセンダント"のスキルが発動する。山札以外からノーマルユニットがバインドされる度、相手は山札からその同名カードを1枚までバインドする。バインドしたら俺のユニット1枚にパワー+5000。しなかったら、代わりにパワー+10000。」

 

「っ、両方とも山札からバインドします。」

 

「なら、"ボーイングソード"と"デモリッション"にそれぞれパワー+5000。」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン" : パワー22000(12000+5000+5000)

"抹消者デモリッション・ドラゴン" : パワー18000(8000+5000+5000)

 

「まだまだ行くぞ。"ディセンダント"のスキルでSB1し、"オーバーロード"をバインド。後列の"エルモ"はユニットのいない前列へ移動してもらう。」

 

「くっ...」

 

これでまた、"ボーイングソード"の能力を得た"ディセンダント"のスキルが発動する!

 

「スキル発動。さあ、山札からバインドするか、しないか、どうする?」

 

「バインドします...」

 

「ふ、ならば"デモリッション"のパワーをさらに+5000。」

 

"抹消者デモリッション・ドラゴン" : パワー23000(8000+5000+5000*2)

 

「"スハイル"をコール。手札を1枚捨て、"ネハーレン"をバインドし、1枚ドロー。そして、"ディセンダント"のスキル発動。」

 

「山札から"ネハーレン"をバインド...」

 

「"デモリッション"にさらに+50000!」

 

"抹消者デモリッション・ドラゴン" : パワー28000(8000+5000+5000*3)

 

「さあ、行くぞ!"スハイル"で"エルモ"にアタック!」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー9000

 

守ってる余裕はない...!

 

「ノーガードです。"エルモ"は退却。」

 

「"ディセンダント"でアタック!」

 

"抹消者ドラゴニック・ディセンダント" : パワー12000

 

 

パワーが足りてない...

トリガーを引かなきゃ、このアタックは通らないけど...

 

 

「(パワーアップの効果を何でこのユニットに与えなかったんだろう..."デモリッション"のアタックをヒットさせるため...?)」

 

「...」

 

「っ、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"でガードします!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”The TurnAbout”" : パワー33000(13000+20000)

 

「これでアタックは絶対にヒットしない。」

 

「はい。」

 

「ふ、ツインドライブ、1枚目、"雷鞭の抹消者スハイル"。2枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"抹消者ドラゴニック・ディセンダント" : パワー22000(12000+10000)、☆2

 

「っ、何でヴァンガードに...」

 

「ふ、こういうことだ!"ディセンダント"のスキル発動!アタックがヒットしなかったとき、CB1、手札を2枚捨てることでスタンドし、ドライブ-1!」

 

「なっ!?」

 

櫂さんは"雷鞭の抹消者スハイル"、"雷銃の抹消者オウバン"を捨て、"ディセンダント"をスタンドさせる。これでもう一度、ヴァンガードがアタックしてくる...!

 

 

「もう一度、"ディセンダント"でアタックだ!」

 

「"ワイバーンガード バリィ"、手札を1枚捨て、完全ガードです!」

 

「ドライブチェック、"蟲毒の抹消者セイオウボ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"デモリッション"にパワー+10000。」

 

"抹消者デモリッション・ドラゴン" : パワー38000(8000+5000+5000*3+10000)

 

「"ボーイングソード"でアタック。」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン" : パワー22000(12000+5000+5000)

 

「"アングリーホーン・ドラゴン"でガードします!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”The TurnAbout”" : パワー28000(13000+15000)

 

 

く、これで手札は残り1枚...このターンで負けることはもう無いけど、これじゃ残りのアタックは防げない...

 

「"スパークレイン"でアタック。"スパークレイン"はバインドゾーンの数だけパワーアップ。」

 

"抹消者スパークレイン・ドラゴン" : パワー18000(9000+10000*9)

 

「ノーガード、ダメージチェック、"サーベル・ドラゴニュート"。

 

「"デモリッション"でアタック。」

 

"抹消者デモリッション・ドラゴン" : パワー38000(8000+5000+5000*3+10000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"パープルジェム・カーバンクル"。」

 

「"デモリッション"のスキル。アタックがヒットしたので1枚引き、相手のドロップを1枚バインドし、自身をソウルへ置く。」

 

 

僕のドロップから、"アングリーホーン・ドラゴン"がバインドされる。

 

 

 

 

「これでユウトの手札は1枚、リアガードは壊滅...」

 

「しかもダメージ5vs3...これはかなり厳しいんじゃないですか?」

 

「ああ。ここから櫂に勝つのは難しいだろうな...」

 

 

 

「俺はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

_□□□

■■■■□

V   : 抹消者ドラゴニック・ディセンダント

R右  : 抹消者スパークレイン・ドラゴン

R左  : 雷鞭の抹消者スハイル

Rア2 : 抹消者ボーイングソード・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : ドラゴニック・オーバーロード"The TurnAbout"

 

ユウト 手札:1枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)、バ:10

--------------------------------------------------

 

「っ...嫌だ...俺は、負けたくない!」

 

「...」

 

「スタンド&ドロー!ライド、"エキゾティック・ドラグナルアーマー"!イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ!そして、"ドラゴニック・オーバーロード"をコール!」

 

 

 

「"エキゾティック・ドラグナルアーマー"...見たことないユニットね。」

 

「僕も見たことないです。櫂、あんなカードも持っているなんて。」

 

 

「"オーバーロード"のスキルでSB1し、パワー+10000。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー23000(13000+10000)

 

「これでバトルです!"ドラグナルアーマー"でアタック!スキルでCB2、SB1することで、相手のダメージが4枚以下なら1ダメージ!このコストで"オーバーロード"をSBしていて、相手のダメージが3枚以下なら2ダメージ!」

 

僕がSBしたのは、"ドラゴニック・オーバーロード”The TurnAbout”"。

そして、櫂さんのダメージは3。よって、2ダメージだ!

 

 

「ダメージチェック、1枚目、"抹消者デモリッション・ドラゴン"。2枚目、"ワイバーンガード ガルド"。ゲット、ドロートリガー、だが...」

 

「はい、この能力によるダメージチェックで、トリガー効果は発動しません。」

 

「ふ、これでダメージ5か。」

 

「さあ、このアタックを防げますか!」

 

"エキゾティック・ドラグナルアーマー" : パワー13000、☆2

 

「ふ、簡単だ。"蟲毒の抹消者セイオウボ"でガード。"スハイル"でインターセプト。」

 

"抹消者ドラゴニック・ディセンダント" : パワー37000(12000+20000+5000)

 

 

っ、これでトリガーが2枚出ても、"ドラグナルアーマー"のパワーは33000。

アタックは絶対に通らない。

 

 

「ふ...ユウト、俺の手札のガード値は残り25000。インターセプトを合わせて合計30000だ。だから、次のアタック、"ディセンダント"のパワーは42000。」

 

「っ..."オーバーロード"のパワーは23000。だから、トリガーを2枚引けば僕の勝ち...ということですか。」

 

「そういうことだ。」

 

 

櫂さんは僕を試している...僕がトリガーを引けるかどうか。

僕は負けたくない...さっきみたいに、負けて悔しい想いをするのは嫌だ!

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"魔竜戦鬼ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"オーバーロード"へ。

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目..."ドラゴンモンク ゲンジョウ"、ゲット、ヒールトリガー!1枚回復し、"オーバーロード"にパワー+10000!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー43000(13000+10000+10000*2)、☆2

 

 

やった!ダブルトリガー!

これで僕の勝ちだ!

 

「ふ、引いたか。」

 

「行け、"オーバーロード"!ヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"蟲毒の抹消者セイオウボ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復。」

 

「っ...!」

 

ここでヒールトリガー...でも、まだもう1ダメージある!

 

 

「ここで俺がヒールトリガーを引けば...俺の勝ちがほぼ確定する。」

 

「っ...」

 

「......2枚目、"抹消者ドラゴニック・ディセンダント"。」

 

 

ヒールトリガーじゃない...よって、櫂さんのダメージは6になる。

 

 

「僕の勝ち...」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

 

「おめでとう、ユウト。」

 

「ありがとうございます、アサカさん。」

 

 

僕の勝利に、アサカさんが僕以上に喜んでくれる。

アサカさんが僕に抱き着く...は、恥ずかしい...それに、胸がどきどきしすぎてやばい。アサカさんに伝わってないかな...

 

 

「やはりユウトは強いな。」

 

「櫂さん...でも、櫂さんわざとガード値を減らしましたね?」

 

 

「えっ?櫂トシキ、そんなことしたの?」

 

「ふ...なんのことだか。」

 

 

櫂さん...ズルい人だ。"ディセンダント"のスキルでガード値の無いグレード3や、捨てたグレード1の"オウバン"よりガード値の低いカードを捨てていれば、さっきのアタックは防げていた。

 

 

櫂さんは僕に勝たせてくれたんだ。

だから、この勝利は本当の勝利とは言えない。

 

 

「遅れましたー!」

 

「ごめんなさい、遅れちゃったわ。」

 

「まだ間に合ってるかしら...」

 

 

そんなことを考えていると、何やら3人の女の子が店に入ってきた。

あの人たちも僕の知り合いなのかな...

 

 

「あ、ユウト君!」

 

「あ、えっと...」

 

オレンジ色の髪の女の子が僕に駆け寄ってくる。

近くで見ると本当に可愛らしい子だな...

 

 

「良かった...元気そうだね!」

 

「えっと...ありがとうございます...?」

 

「あ、そっか...記憶喪失だってね...私、レッカ。よろしくね!」

 

「私はスイコ。よろしく、ユウト君。」

 

「コーリンよ。...ユウトの彼女..「んっ!」...冗談よ、スイコ。」

 

 

レッカさん、スイコさん、コーリンさんか...

コーリンさんは僕の彼女だなんて冗談を言うなんて...

こんなかわいい人が僕の彼女なんて、そんなのありえないよ。

 

 

「本当に記憶喪失になっているなんてね...」

 

「...ユウト、私とファイトしましょう。」

 

「コーリンさんと...?」

 

「ええ。このカードを使って、私とファイトするのよ。」

 

 

そう言って、コーリンさんは僕に1枚のカードを渡してくる。

 

 

「これは...ネオネクタールのカード...」

 

「そうよ。あなたが使っていたネオネクタールのカード。それを使えば、きっと記憶だって...」

 

 

「っ...あなたもですか...」

 

 

この人も、記憶を取り戻そうとしている。

前の"僕"に戻ってほしいから。今の僕は必要ないから...

 

 

「...悩んでいるようね。」

 

「悩み...そうですね...」

 

「ファイトにはその人間性がすべて表れる。」

 

「えっ?」

 

「あなたの言葉よ。あなたが何を考え、何を思っているか。ファイトすればわかるわ。だから...私とファイトしなさい!」

 

 

ファイトにはその人間性がすべて表れる...

だったら、僕の気持ち、わかってもらう!

 

 

「ファイトです、コーリンさん!」

 

 

.



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Ex.23「咲き誇れ、我が分身」

ユウトside

 

 

「このカードと....このカードも良いな。」

 

僕は今、ネオネクタールのデッキを作っていた。

ネオネクタールのカードを手に持つ度、僕の頭の中に声が響く。

僕を呼ぶ声...懐かしいような気もする。

 

 

「よし...完成です。」

 

「じゃあ、さっそく始めましょうか。」

 

 

コーリンさんとファイトテーブルを挟んで向き合う。

"僕"が使っていたというネオネクタールのデッキ...このデッキを使って、僕の気持ちを伝える。

 

 

「行くわよ!」

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"ぐらいむ"。」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

 

「私から行くわ!ドロー。"集約の宝石騎士モルウィドゥス"にライド。"ぐらいむ"のスキルで1枚引き、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"睡蓮の銃士ルース"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。そして、"ルース"のスキルで"プラント・トークン"を2枚コール。」

 

 

グレード3が手札にないけど、それ以外は良い手札だ。

ネオネクタールのユニットたちが、僕を応援してくれているのかな。

 

 

「バトルです。"プラント・トークン"のブースト、"ルース"でアタックします。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー23000(8000+5000+10000)、☆2

 

「く、いきなりクリティカルなんて...ダメージチェック、"集約の宝石騎士モルウィドゥス"、"幸運の運び手エポナ"。」

 

「僕はこれでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■□

□■■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"炸裂の宝石騎士レイル"にライド。"モルウィドゥス"のスキルで1枚ドロー。"ハイドッグブリーダー アカネ"、"ぽーんがる"、"雄剣の騎士ルーシャス"をコール。"ぽーんがる"のスキルでSC1。入ったのは"ふろうがる"。トリガーユニットがSCされたので、パワー+5000。」

 

"ぽーんがる" : パワー13000(8000+5000)

 

「"アカネ"のスキルでCB1し、山札から"ぽーんがる"をコール。そして、"ぽーんがる"のスキルでSC1。SCされたのは"モルウィドゥス"。ノーマルユニットなので特に追加効果はないわ。」

 

 

たくさんソウルを溜めていくな...何か狙っているんだろうか。

 

 

「バトルよ。まずは"ルーシャス"でアタック。」

 

"雄剣の騎士ルーシャス" : パワー8000

 

「クイックシールドを使います。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「なら、"ぽーんがる"のブースト、"レイル"でアタック。」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー23000(10000+13000)

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"アカネ"のパワー+10000。」

 

"ハイドッグブリーダー アカネ" : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「続けて、"ぽーんがる"のブースト、"アカネ"でアタック。スキルでパワー+3000。」

 

"ハイドッグブリーダー アカネ" : パワー31000(10000+10000+3000+8000)

 

「く、ノーガードです。ダメージチェック、"ウォータリング・エルフ"。ヒールトリガー...」

 

「でも、私の方がダメージが多いわね。」

 

「はい...」

 

「ふ、これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:6枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■■□

■■■

V   : 炸裂の宝石騎士レイル

R右  : 雄剣の騎士ルーシャス

R左  : ハイドッグブリーダー アカネ

R中央 : ぽーんがる

R左下 : ぽーんがる

 

□■□

□■■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"リコリスの銃士サウル"にライドします。そして、スキルでSB1、右後列の"プラント・トークン"を退却し、山札から3枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"をコール、残りは山札の下に置きます。そして、"マルティナ"はスキルでパワー+5000、クリティカル+1。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「"睡蓮の銃士ルース"をコール。これでバトルです。"睡蓮の銃士ルース"で"ルーシャス"にアタックします。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー8000

 

「"アカネ"でインターセプトよ。」

 

"雄剣の騎士ルーシャス" : パワー13000(8000+5000)

 

「なら、"プラント・トークン"のブースト、"サウル"でヴァンガードにアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"タンポポの銃士ミルッカ"。ノートリガーです。」

 

「ダメージチェック、"ぽーんがる"。こっちもノートリガーよ。」

 

「"マルティナ"、アタック!」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

 

このアタックが通れば、一気にダメージ5まで追い込める!

でも、さすがに通さないかな...?

 

「...ノーガードよ。ダメージチェック、"ハイドッグブリーダー アカネ"、"小さな賢者マロン"。」

 

「え、受けた...」

 

「何?文句でもあるの?」

 

「い、いえ...ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:6枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

■■□

□■■

V   : 炸裂の宝石騎士レイル

R右  : 雄剣の騎士ルーシャス

R中央 : ぽーんがる

R左下 : ぽーんがる

 

■■■

□■□

V   : リコリスの銃士サウル

R右  : 睡蓮の銃士ルース

R左  : 牡丹の銃士マルティナ

R中央 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「ふ、追い詰めた...とでも思っているのかしら?」

 

「っ...でも、もうダメージ5です。追い詰めたのに間違いはない。」

 

「甘いわ。これから私の攻撃で一気に逆転してあげる。スタンド&ドロー。"純真の宝石騎士アシュレイ"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ。ライドされた"レイル"のスキルで、"アシュレイ"のパワー+10000。」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ルーシャス"のスキルで自身をソウルに置き、1枚引き、1枚コール。"炸裂の宝石騎士レイル"。そして、"雄剣の騎士ルーシャス"、"刺衝の騎士レガウ"をコール。これでバトルよ。"ぽーんがる"のブースト、"レイル"でアタック。」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー18000(10000+8000)、☆2

 

「"タンポポの銃士ミルッカ"でガードします。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ぽーんがる"のブースト、"アシュレイ"でアタック。」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「スキルでSB2し、山札からグレード2以下の"宝石騎士"を1枚コール。ヴァンガードサークルにいるので、2枚コールできる。"炸裂の宝石騎士レイル"、"集約の宝石騎士モルウィドゥス"をコール。左前列に元々いた"レイル"のスキルで、今登場した"レイル"はパワー+10000。」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「さらに"レガウ"はソウルからドロップに置かれる度に、パワー+5000。」

 

"刺衝の騎士レガウ" : パワー20000(10000+5000*2)

 

「ノーガードです。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"レイル"へ。」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは"レイル"へ。」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー40000(10000+10000+10000*2)、☆2

 

「ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

よし、ダブルトリガーを引かれたけど、僕もドロートリガーを引いた。

"レイル"のアタックを防ぐのはキツイけど、"レガウ"のアタックは難なく守れそうだ。

 

 

「ふ、"レガウ"で"マルティナ"にアタック。」

 

"刺衝の騎士レガウ" : パワー28000(10000+5000*2+8000)

 

「っ、リアガードを...ノーガードです。"マルティナ"は退却。」

 

「これで最後よ。"モルウィドゥス"のブースト、"レイル"でアタック。スキルでドロップから"レイル"、"モルウィドゥス"を山札の下に置き、SC1、パワー+5000。」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー53000(10000+10000+10000*2+5000+8000)、☆2

 

「っ、ノーガードです。ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"、"月下美人の銃士ダニエル"...」

 

これでダメージ5...逆にコーリンさんはヒールトリガーを引いたから、ダメージ4になったから、宣言通り逆転されてしまった。

 

「私はこれでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:7枚、ソウル:5枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■■■

■■■

V   : 純真の宝石騎士アシュレイ

R右  : 刺衝の騎士レガウ

R左  : 炸裂の宝石騎士レイル

R中央 : ぽーんがる

R右下 : 雄剣の騎士ルーシャス

R左下 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■■

□■□

V   : リコリスの銃士サウル

R右  : 睡蓮の銃士ルース

R中央 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

 

「ユウト...あなた、何を恐れているの?」

 

「っ...それは...」

 

 

 

「ユウトが恐れている...?」

 

「...確かに、ユウトとファイトしていると何だか焦りや恐怖を感じているような印象でした。」

 

「焦り...恐怖...」

 

 

 

皆さん、僕のことを良くわかっているんですね...

それもそうか。"僕"のことを良く知っているなら、僕のこともわかるか。

 

「そうです...僕は怖いんです...僕が"僕"になるのが。記憶を取り戻して、僕という存在が消えてしまうのが。」

 

「っ...ユウト、そんなことを思っていたの...?」

 

アサカさんが泣きそうな顔をする。

ごめんなさい、アサカさん...あなたにそんな顔をさせたくない、なぜか強くそう思うけど、僕は"僕"を取り戻すのが怖い。

 

 

「僕は皆さんが望んでいる"僕"じゃない。僕は存在価値がない...でも、消えたくないんです...!」

 

「...ユウト、ごめんなさい。」

 

アサカさんが僕のそばに来て、僕を抱きしめる。

 

「貴方が悩んでいたのに、私は気付いてあげられなかった。」

 

「っ...それは...」

 

「でもね、貴方は貴方のままでいい。今までのことを思い出してもらえないのは辛いけど...それでも、これからまた思い出を作っていけばいい。だから...これからは私に話して...?あなたの思ったこと、あなたの気持ちを。」

 

「アサカさん...っ...」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

 

『"俺"...悪かったな....』

 

『"僕"...そうか、戻ってきたんだね...』

 

『俺が意識を失ったことで、"あの日"に封印した"俺"が表に出てきたんだな。』

 

『"あの日"...?』

 

『ああ。俺が初めてヴァンガードを友達に教えた...そして、その友達を傷付けた"あの日"...俺は"僕"であることを辞めたんだ。弱かったから、"僕"は友達を傷付けた。だから、強くあるために"俺"になった。』

 

『友達...もしかして、伊吹君のこと?』

 

『ああ...でも、今の"僕"は弱くない。消えるかもしれないという恐怖を感じながらも、ファイトと向き合い、友と向き合い、傷付けることはなかった。今の"僕"なら、きっともう大丈夫だ。』

 

『じゃあ...僕の役目はもう終わりだね。...君に返すよ。』

 

『...返すとかじゃない。一緒に向き合っていこう。大切な友達に...大好きなアサカに。』

 

『...そっか、そうだね。』

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「...俺のターン。」

 

 

「「「「っ!」」」」」

 

 

「スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身!"白百合の銃士セシリア"にライド!」

 

さあ、行こうか。このターン、俺が逆転する!

 

「戻ったのね、ユウト。」

 

「...違うよ、コーリンさん。俺は元々、俺だ。戻ったとかじゃないよ。...イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

 

「"カローラ・ドラゴン"、"メイデン・オブ・ファインエール"をコール。"ファインエール"のスキルでCB1、自身を退却し、山札から3枚見て、"パンジーの銃士シルヴィア"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。残りは山札の下へ。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「さらに"ルース"のスキルで自身を退却し、CC1。"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「"セシリア"のスキルでCB1、右の"プラント・トークン"を退却し、山札から5枚見て、"パンジーの銃士シルヴィア"、"リコリスの銃士サウル"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー23000(8000+3000*5)

 

「"ルース"のスキル。自身を退却し、CC1。"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。"サウル"のスキルでSB1、今コールした"プラント・トークン"を退却し、山札から3枚見て、"ウォータリング・エルフ"をコール。さらにCB1することでトリガー効果を発動。ダメージ1枚回復し、"シルヴィア"にパワー+10000。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー29000(8000+3000*7)

 

「これでアタックだ。"プラント・トークン"のブースト、"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「"世界樹の巫女エレイン"でガードよ。」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー33000(13000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"サウル"にパワー+10000。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"サウル"にパワー+10000。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「"サウル"でアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー35000(10000+10000*2+5000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"純真の宝石騎士アシュレイ"。」

 

「最後、"カローラ・ドラゴン"のブースト、"シルヴィア"でアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー49000(10000+10000+29000)

 

「"閃光の盾イゾルデ"、手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

 

「ふ、さすがだね、コーリンさん。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:4枚、ソウル:5枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

■■■

■■■

V   : 純真の宝石騎士アシュレイ

R右  : 刺衝の騎士レガウ

R左  : 炸裂の宝石騎士レイル

R中央 : ぽーんがる

R右下 : 雄剣の騎士ルーシャス

R左下 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

■■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : リコリスの銃士サウル

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

R右下 : ウォータリング・エルフ

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「まさか、ダメージ3まで回復されるとは...」

 

「もう吹っ切れた。今の俺は最強だよ。」

 

「ふふ...でも、簡単に負けるつもりはないわ!」

 

 

 

「ユウト、楽しそうです。」

 

「ええ。あの状態のユウトさんは本当に強いですからね。」

 

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー。このターンで決めるわ!"ソウルセイバー・ドラゴン"にブレイクライド!イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ!」

 

"刺衝の騎士レガウ" : パワー10000、☆2

 

「ライドされた"アシュレイ"のスキル!CB1し、ヴァンガードのクリティカル+1!そして、"ソウルセイバー"のスキルでSB5し、ユニット6枚にパワー+15000!"レガウ"は自身のスキルでさらにパワー+25000!」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

"刺衝の騎士レガウ" : パワー50000(10000+15000+5000*5)、☆2

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー25000(10000+15000)、☆2

"ぽーんがる" : パワー23000(8000+15000)

"雄剣の騎士ルーシャス" : パワー23000(8000+15000)

"集約の宝石騎士モルウィドゥス" : パワー23000(8000+15000)

 

 

「行くわ!"ぽーんがる"のブースト、"ソウルセイバー"でアタック!」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー51000(13000+15000+23000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"レイル"にパワー+10000。」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー35000(10000+15000+10000)、☆2

 

「2枚目、"ふろうがる"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"レイル"へ。」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー51000(13000+15000+23000)、☆2

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー45000(10000+15000+10000*2)、☆2

 

「ダメージチェック、"白百合の銃士セシリア"、"牡丹の銃士マルティナ"。」

 

 

これだけの高パワー、守るのは一筋縄ではいかないな。

でも、俺はこのアタックを防いで勝つ。

 

 

「"モルウィドゥス"のブースト、"レイル"でアタック。スキルでドロップの"アシュレイ"を2枚、山札の下に置き、SC1、パワー+5000。」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー68000(10000+15000+10000*2+23000)、☆2

 

「"ウォータリング・エルフ"2枚、"激辛闘士カブ・サイ・シー"でガード、"シルヴィア"でインターセプト。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー73000(13000+20000*2+15000+5000)

 

「これならどう!"ルーシャス"のブースト、"レガウ"でアタック!」

 

"刺衝の騎士レガウ" : パワー73000(10000+15000+5000*5+23000)、☆2

 

「さっきのドライブチェックを忘れたかい?.."メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「くっ...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■■■

■■■

V   : ソウルセイバー・ドラゴン

R右  : 刺衝の騎士レガウ

R左  : 炸裂の宝石騎士レイル

R中央 : ぽーんがる

R右下 : 雄剣の騎士ルーシャス

R左下 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : リコリスの銃士サウル

R中央 : プラント・トークン

R右下 : ウォータリング・エルフ

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「ファイナルターン!」

 

「っ!」

 

 

このターンで決める。そうだろ、"セシリア"。

 

『イエス、マイヴァンガード。』

 

 

「スタンド&ドロー。今の俺を超越する。咲き乱れよ、我が分身!ストライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士隊長セシリア"!」

 

「っ、そのカードは...」

 

これがコーリンさんからもらったカード。

俺の分身、"セシリア"の新たな可能性。

 

「ソウルにグレード3の"セシリア"があるなら、俺がコールする"プラント・トークン"はパワー10000、シールド10000、ブーストとインターセプトをもってコールされる。」

 

「"アルボロス"と同じ能力ね。」

 

「"メイデン・オブ・イレディエイト"をコール。スキルでCB1、自身をレストし、"プラント・トークン"を2枚コールし、相手のヴァンガードのグレードが3以上なので、ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー25000(15000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「上書きされた"イレディエイト"、"ウォータリング・エルフ"は退却。"リコリスの銃士サウル"を右前列に上書きコール。スキルでSB1、中央後列の"プラント・トークン"を退却し、山札から3枚見て、"月下美人の銃士ダニエル"をコール。CB1し、トリガー効果を発動。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー35000(15000+10000+10000)、☆3

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「さらに"メイデン・オブ・イレディエイト"をコール。スキル発動する。CB1、自身をレストし、"プラント・トークン"を2枚コール。ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー45000(15000+10000*2+10000)、☆3

"カローラ・ドラゴン" : パワー23000(8000+3000*5)

 

よし、これでこのターンにコールしたグレード0のユニットは5枚。

準備は整った。

 

 

「バトルだ。"プラント・トークン"のブースト、"サウル"でアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ふろうがる"でガードよ!」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「なら、"カローラ・ドラゴン"のブースト、"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー33000(10000+23000)

 

「それはノーガードよ。ダメージチェック、"ぽーんがる"。」

 

「"プラント・トークン"のブースト、"セシリア"でアタック。スキル発動。このターンにコールしたグレード0のユニットの枚数によって、複数の能力が発動する。1枚以上で、このバトル中、パワー+10000。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー65000(15000+10000*2+10000+10000+10000)、☆3

 

「3枚以上で、このバトル終了時、リアガードを5枚退却することでスタンドし、ドライブ-2。5枚以上で、このターン中、このユニットのドライブ+1!」

 

「く、"閃光の盾イゾルデ"、手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー75000(15000+10000*2+10000*2+10000+10000)、☆3

 

「2枚目、"カローラ・ドラゴン"。3枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー85000(15000+10000*2+10000*3+10000+10000)、☆3

 

 

「っ、アタックは通らないわ!」

 

「リアガードを5枚退却し、スタンド、ドライブ-2。そして、もう一度アタック!」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー75000(15000+10000*2+10000*3+10000)、☆3

 

「"世界樹の巫女エレイン"2枚、"ふろうがる"でガード!」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー68000(13000+20000*2+15000)

 

「さらに"レイル"、"レガウ"でインターセプト!」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー78000(13000+20000*2+15000+5000*2)

 

 

 

 

「パワー75000 vs 78000!」

 

「トリガーが1枚でも出れば、ユウトの勝ちはほぼ確実...」

 

 

 

「ユウト。あなたの全力、受け止める!」

 

「行くよ、コーリンさん。ドライブチェック..."激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「っ...やっぱり引くか...」

 

「効果はすべて、ヴァンガードへ。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー85000(15000+10000*2+10000*4+10000)、☆4

 

「ダメージチェック..."ソウルセイバー・ドラゴン"。これでダメージ6ね。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「みんな、ありがとう。」

 

「ユウト...本当に記憶が戻ったのね?」

 

「ああ。...心配かけたね、アサカ。」

 

「ユウト...良かった....」

 

 

不思議な感覚だな...ずっと眠っていたはずなのに、そうじゃない感覚。

ま、寝ていたのは"俺"で、"僕"は起きていたからかな。

 

 

みんなには心配かけて、迷惑もかけた。

これからはみんなに恩返しできたらいいな。

 

 

そして、いつか伊吹と再会できたら...ちゃんと謝ろう。

謝ることができずに別れることになったことも、傷付けてしまったことも全部。

 

 

 

.



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第三章 リンクジョーカー編
第五十八話「転校生アイドル」


リンクジョーカー編スタートです。
ここから大幅に原作改変していきます。


ユウトside

 

 

「おはよう、久導君!」

 

「おはよう。」

 

 

あれから1年経ち、俺やレンは高校2年生となった。

テツは卒業して、今は大学に通いながら福原高校カードファイト部のコーチをしている。そして...

 

 

「おはよう!ユウト!」

 

「ああ、おはよう。アサカ。」

 

 

アサカはというと、なんと留年して俺と同じ学年となった。

そして、クラスは俺と同じという。ちなみにレンは別のクラスだ。

 

 

「全く...未だに慣れないよ、アサカが同級生だなんて。」

 

「いいじゃない。それにこれでずっと一緒にいられるわ。」

 

「はぁ...ま、それは嬉しいけどさ。」

 

「っ、もう...!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

放課後

 

 

俺たちは福原高校カードファイト部の部室となったフーファイター本部へと来ていた。いつもはみんな黙々とファイトしているんだけど、今日は何だか人の輪ができていた。

 

 

「あれ、なんだろう。」

 

「誰か来てるのかしら。」

 

 

その輪に近付いていくと、何やら転校生が来ているようだ。

何だか聞いたことのある声だけど...

 

 

「ねえ、これ何?」

 

「あ、ユウトさん。実は転校生が来てて...」

 

 

「あら、久しぶりね。」

 

「っ...スイコさん。」

 

 

輪の外にいた子に話を聞いていると、輪の中からスイコさんが現れた。

それも福原の制服を着ている。転校生というのはスイコさんのことか?

 

 

「もしかして、スイコさんが転校生?」

 

「ええ。タクトが学校くらい通っておけって。コーリンは宮地学園高等部、レッカは宮地学園中等部よ。」

 

「そうなんだ。」

 

 

まさかスイコさんが福原に来るとはね...

でも、スイコさんはファイトの腕もあるし、今年のVF甲子園は優勝狙えるんじゃないかな。

 

 

「...それにしても、相変わらず仲が良いのね。」

 

「あら、嫉妬かしら?」

 

「ちょ、アサカ...」

 

「...ふふ、私、一応3年生なの。あなたの先輩なのよ?」

 

「あら、私も本来は3年生よ。同い年だから、関係ないわ。」

 

「ふふふ...留年するなんて、一体何をしていたのかしらね。」

 

「ユウトの看病をしてたのよ。愛する人が眠っているのに、学校なんて行けるわけないじゃない。」

 

「っ...」

 

 

な、何だか二人が怖い。

オーラのようなものが出ている気がする。

 

 

「ファイトよ。」

 

「え?」

 

「生意気な後輩を躾けてあげるわ!」

 

「ふん!先輩面できないよう叩きのめしてあげるわ!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"銀の茨のお手伝い イオネラ"。」

 

「"手当の守護天使 ペヌエル"。」

 

 

スイコはエンジェルフェザーね。

このファイトに勝って、どっちがユウトに相応しいかわからせる!

 

「私のターン、ドロー。"アミュージング・バニー"にライド。"イオネラ"のスキルで1枚ドロー。さらに"アミュージング・バニー"のスキルで山札から7枚見て、"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ"を手札に加え、"マスカレード・バニー"をソウルへ。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 手当の守護天使 ペヌエル

 

□■□

□□□

V   : アミュージング・バニー

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"スケーリング・エンジェル"にライド。"ペヌエル"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るわ。さらに"スケーリング・エンジェル"のスキルで手札を1枚、クイックシールドを捨て、1枚ドロー。」

 

手札を入れ替えてくるわね。

スイコのデッキはどういうデッキかしら。

 

「バトルよ。"スケーリング・エンジェル"でアタック。」

 

"スケーリング・エンジェル" : パワー8000

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"恋の守護者ノキエル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"スケーリング・エンジェル" : パワー18000(8000+10000)

 

 

いきなりドロートリガーか。クリティカルじゃないだけマシと考えましょう。

 

 

「ダメージチェック、"マスカレード・バニー"。」

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : スケーリング・エンジェル

 

□■□

□□□

V   : アミュージング・バニー

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ"にライド。"銀の茨ライジング・ドラゴン"をコール。」

 

ソウルのグレード1の"バニー"は2枚。手札には"ブラッシー・バニー"がいるから、"クロリナ"のスキルを十二分に使えそうね。

 

 

「バトルよ。"クロリナ"でアタック。スキルで手札の"ブラッシー・バニー"をソウルに置き、ソウルから"イオネラ"をコール。そして、これでソウルのグレード1の"バニー"が3枚以上になるので、ドライブ+1よ!」

 

"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ" : パワー9000

 

「ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ダンシング・ナイフダンサー"。2枚目、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ライジング・ドラゴン"へ。」

 

"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ" : パワー9000、☆2

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー19000(9000+10000)

 

「ダメージチェック、"天罰の守護天使ラグエル"、"真紅の奇跡メタトロン"。」

 

「"ライジング・ドラゴン"、続きなさい!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー25000(9000+10000+6000)

 

「ノーガード、ダメージチェック、"後躯の守護天使アールマティ"。」

 

 

よし、これでダメージ3。しかもスイコはトリガーを引かなかった。

最初にドロートリガーを引かれたのは痛かったけど、こっちもクリティカルを引いたしお相子ね。

 

 

「私はこれでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

□■□

V   : スケーリング・エンジェル

 

■■□

■□□

V   : バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ

R左  : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R左下 : 銀の茨のお手伝い イオネラ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"聖火の守護天使サリエル"にライド。スキルでCB1、SB1し、山札から"聖火の守護天使サリエル"をダメージゾーンに置き、1枚回復。さらに"天罰の守護天使ラグエル"をコールし、スキルでCB1、ドロップから"スケーリング・エンジェル"をコール。」

 

「(ダメージのカードも入れ替えてくるわね...何を狙っているのかしら。)」

 

「"スケーリング・エンジェル"のスキルで、ダメージの"サリエル"をソウルに置き、ドロップの"メタトロン"をダメージに置くわ。これでバトル。"サリエル"でヴァンガードにアタック。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー9000

 

「"銀の茨バーキング・ドラゴン"でガードよ。」

 

"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ" : パワー24000(9000+15000)

 

「これでアタックは通らないわ。」

 

「ドライブチェック、"ピンキー・デンチュリスト"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ラグエル"へ。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「うふふ、これで2ダメージ与えられるわね。」

 

「っ...」

 

「"ラグエル"でアタックよ。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー27000(9000+10000+8000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"、"銀の茨ライジング・ドラゴン"。」

 

「あら、残念ね。ノートリガーなんて。...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■□□

■■□

V   : 聖火の守護天使サリエル

R左  : 天罰の守護天使ラグエル

R左下 : スケーリング・エンジェル

 

■■□

■□□

V   : バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ

R左  : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R左下 : 銀の茨のお手伝い イオネラ

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"バニーズビーストテイマー ティレイプス"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"、"ミッドナイト・バニー"をコール。」

 

ちょっと勿体ないけど、仕方ないわね。

このターンで攻める!

 

「"ティレイプス"のスキル。CB1、手札を2枚ソウルへ置くわ。"ダンシング・ナイフダンサー"、"銀の茨バーキング・ドラゴン"をソウルに置き、ソウルから"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ"、"アミュージング・バニー"をコール。そして、"クロリナ"のサークルをヴァンガードサークルにするわ。」

 

そして、私のソウルとリアガードのグレード1の"バニー"は4枚。

"ティレイプス"のスキルで、前列のパワーが+4000する。

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー16000(12000+4000)

"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ" : パワー13000(9000+4000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー23000(9000+4000+10000)

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー21000(12000+5000+4000)

 

「バトルよ。"アミュージング・バニー"のブースト、"ティレイプス"でヴァンガードにアタック!」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー24000(12000+4000+8000)

 

「"恋の守護者ノキエル"、手札を1枚捨て、完全ガードよ。」

 

「なるほどね...ツインドライブ、1枚目、"アミュージング・バニー"。2枚目、"ダイナマイト・ジャグラー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"クロリナ"へ。」

 

"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ" : パワー23000(9000+4000+10000)、☆2

 

「"アミュージング・バニー"のスキル。自身をソウルに置くわ。これでソウルのグレード1の"バニー"は3枚。よって、"クロリナ"はドライブ+1。」

 

「っ、厄介ね。」

 

「行くわよ!"ミッドナイト・バニー"のブースト、"クロリナ"でアタック!"ミッドナイト・バニー"のスキルでSC1。今ソウルに置かれたのは"ブラッシー・バニー"。この子はグレード1の"バニー"。よって、前列はさらにパワー+1000。」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー17000(12000+5000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー24000(9000+10000+5000)

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー22000(12000+5000+5000)

 

"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ" : パワー32000(9000+5000+10000+8000)、☆2

 

 

「"サニースマイル・エンジェル"、"ピンキー・デンチュリスト"でガード!」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー44000(9000+20000+15000)

 

「これでトリガーが2枚出なければ、アタックは通らないわ。」

 

「でも、引いたら私の勝ちね。」

 

「引けるかしら?」

 

ふん...引いてみせるわ。

 

「ツインドライブ、1枚目、"ダイナマイト・ジャグラー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"クロリナ"へ。」

 

"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ" : パワー42000(9000+5000+10000*2+8000)、☆3

 

「もう一枚...!」

 

「...」

 

「2枚目、"バニーズビーストテイマー ティレイプス"...っ、ノートリガー。」

 

「これでアタックは通らないわね。」

 

「く、"ドリアーヌ"、リアガードをアタックよ。」

 

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー22000(12000+5000+5000)

 

「ノーガード。"ラグエル"は退却。」

 

「"ライジング・ドラゴン"!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー30000(9000+5000+10000+6000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"スケーリング・エンジェル"。」

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■□□

□■□

V   : 聖火の守護天使サリエル

R左下 : スケーリング・エンジェル

 

■■■■

■□■

V   : バニーズビーストテイマー ティレイプス

R右  : バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ

R左  : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R右下 : ミッドナイト・バニー

R左下 : 銀の茨のお手伝い イオネラ

Rア1 : 銀の茨の獣使い ドリアーヌ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:7枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。青き羽の天使よ、その微笑と力強さをもって病魔を倒せ!ライド、"神託の守護天使レミエル"!イマジナリーギフトプロテクトⅡを右前列へ。」

 

プロテクトⅡ...連続アタック相手だと、プロテクトⅠじゃ都合が悪いと判断したってところかしらね。

 

 

「"後躯の守護天使アールマティ"をコール。スキルでSB1し、ダメージゾーンの"天罰の守護天使ラグエル"をコール。山札の上から1枚、裏でダメージゾーンに置くわ。"尖針の守護天使イオフィエル"をコールし、スキルでCB1、自身をバインド。山札の上から1枚をダメージゾーンに置く。」

 

あえてダメージのカードを増やしている...?

一体何を狙っているのかしら。

 

「"ベリフルメッズ・エンジェル"をコール。スキルで自身をソウルに置き、手札の"礎の守護天使ハスデヤ"と、ダメージゾーンの"スケーリング・エンジェル"を入れ替える。そして、そのままコールし、スキル発動。ダメージゾーンの"ハスデヤ"をソウルに置き、ドロップの"ラグエル"をダメージゾーンに置くわ。」

 

「これで手札は0枚。アタックかしら。」

 

「ええ。まずは"ラグエル"でアタックよ。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"マスカレード・バニー"。」

 

「次は"アールマティ"よ。」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「(リアガードで立て続けにアタックしてきてる...)"ダイナマイト・ジャグラー"でガードよ!」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー27000(12000+15000)

 

「お待ちかね、"レミエル"でアタック。スキルでSB1し、CC1。そして、ダメージゾーンの表のカードと同名のリアガードをすべてスタンドするわ。」

 

何ですって...?

スイコの表のダメージは"天罰の守護天使ラグエル"、"スケーリング・エンジェル"、"後躯の守護天使アールマティ"...

 

「つまり、すべてのリアガードがスタンドする!?」

 

「そう、すべてスタンド。そして、スタンドしたユニット2枚につき、1枚ドローし、リアガードすべてにパワー+5000よ。」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー19000(9000+5000+5000)

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー14000(9000+5000)

"スケーリング・エンジェル"(R右下) : パワー13000(8000+5000)

"スケーリング・エンジェル"(R左下) : パワー13000(8000+5000)

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー12000

 

「"ダイナマイト・ジャグラー"でガードよ!」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー27000(12000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"恋の守護者ノキエル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーはヴァンガードへ。」

 

「っ...」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー22000(12000+10000)

 

「2枚目、"サニースマイル・エンジェル"。ダメージ1枚回復し、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー32000(12000+10000*2)

 

「っ、ダメージチェック、"ミッドナイト・バニー"。」

 

まさかガードを貫通されるなんて...

でも、残りのアタックはなんとか防げそうね。

 

「"ラグエル"でアタックよ。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー27000(9000+5000+8000+5000)

 

「"ダイナマイト・ジャグラー"でガード。"ライジング・ドラゴン"でインターセプト。」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー32000(12000+15000+5000)

 

「なら、"アールマティ"でアタックよ。」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー32000(9000+5000+5000+8000+5000)

 

「"冥界の催眠術師"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「やっぱりちゃんと持ってたわね、防げる手札。...エンドフェイズ、"イオフィエル"のスキルで自身をドロップに置き、ダメージから1枚を手札に加える。ダメージの"真紅の奇跡メタトロン"を手札に加え、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■□■

■■■

V   : 神託の守護天使レミエル

R右  : 後躯の守護天使アールマティ

R左  : 天罰の守護天使ラグエル

R右下 : スケーリング・エンジェル

R左下 : スケーリング・エンジェル

 

□■■■

■□■

V   : バニーズビーストテイマー ティレイプス

R右  : バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ

R右下 : ミッドナイト・バニー

R左下 : 銀の茨のお手伝い イオネラ

Rア1 : 銀の茨の獣使い ドリアーヌ

 

アサカ 手札:1枚、ソウル:7枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。」

 

ダメージ的にもかなり追い詰められてる...

このターンで決めないと、私が負けてしまう。

 

「"バニーズビーストテイマー ティレイプス"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、"ティレイプス"のスキルでCB1、手札を2枚ソウルへ置き、ソウルから"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"アミュージング・バニー"をコール。"クロリナ"のいるサークルをヴァンガードサークルにするわ。」

 

そして、前列は"ティレイプス"のスキルでパワー+5000。

この連続アタックを防げるかしら。

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー17000(12000+5000)

"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ" : パワー14000(9000+5000)

"アミュージング・バニー" : パワー13000(8000+5000)

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー22000(12000+5000+5000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー29000(9000+10000+5000+5000)

 

「バトルよ。"アミュージング・バニー"でアタック。」

 

"アミュージング・バニー" : パワー19000(8000+5000+6000)

 

「"尖針の守護天使イオフィエル"でガード。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー22000(12000+10000)

 

「なら、"ティレイプス"でアタックよ。」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー17000(12000+5000)

 

「"サニースマイル・エンジェル"でガード。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー32000(12000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"お菓子なピエロ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーは"クロリナ"へ。」

 

「あら、いいのかしら?トリガー2枚でアタックは通るけど。」

 

「いいのよ!」

 

"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「2枚目...っ、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"クロリナ"へ。」

 

"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ" : パワー34000(9000+5000+10000*2)、☆2

 

「あら、残念。今のを全部ヴァンガードに与えていたら、私はかなりきつかったわ。」

 

「っ、うるさいわよ!"クロリナ"でアタック!ブーストした"ミッドナイト・バニー"のスキルでSC1!」

 

"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ" : パワー42000(9000+5000+10000*2+8000)、☆2

 

「"恋の守護者ノキエル"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"アミュージング・バニー"。2枚目、"バニーズビーストテイマー ティレイプス"。」

 

く、トリガーを引けなかった...これで残りのアタックがすべてヒットしても、このターンでは勝てない...!

 

「っ、"ドリアーヌ"でヴァンガードにアタック。」

 

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー22000(12000+5000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"聖火の守護天使サリエル"。」

 

「"ライジング・ドラゴン"、続きなさい!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー29000(9000+10000+5000+5000)

 

「それもノーガード。ダメージチェック、"神託の守護天使レミエル"。」

 

「エンドフェイズ、"ドリアーヌ"のスキルで自分以外のリアガードをすべてソウルへ。"クロリナ"はまだヴァンガードサークルだから、これはソウルには置かれないわ。ソウルに置かれたのは4枚。よって、2枚引き、"ドリアーヌ"は退却。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:2枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

■□■

■■■

V   : 神託の守護天使レミエル

R右  : 後躯の守護天使アールマティ

R左  : 天罰の守護天使ラグエル

R右下 : スケーリング・エンジェル

R左下 : スケーリング・エンジェル

 

□■■□

□□□

V   : バニーズビーストテイマー ティレイプス

R右  : バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:12枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「このターンで決めるわ。」

 

「っ、できるものならやってみなさい!」

 

「うふふ...スタンド&ドロー。ライドフェイズ開始時、"レミエル"のスキル発動。山札の上から1枚をダメージに置き、ダメージから"聖火の守護天使サリエル"を手札に加えるわ。そして、コール。スキルでCB1、SB1し、山札から"サリエル"をダメージゾーンに置き、1枚回復。これでバトルよ。"ラグエル"でアタック。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ダンシング・ナイフダンサー"。」

 

く、ここでトリガーを引けていれば...!

 

「続けて、"アールマティ"でアタックよ。」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「"銀の茨バーキング・ドラゴン"でガード。」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー27000(12000+15000)

 

「"サリエル"のブースト、"レミエル"でアタック。スキルでSB1し、CC1。そして、ダメージゾーンの表のカードと同名のカードをすべてスタンド。よって、すべてスタンドし、5枚スタンドしたので2枚引き、リアガードにパワー+5000。」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー19000(9000+5000+5000)

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー14000(9000+5000)

"聖火の守護天使サリエル" : パワー14000(9000+5000)

"スケーリング・エンジェル"(R右下) : パワー13000(8000+5000)

"スケーリング・エンジェル"(R左下) : パワー13000(8000+5000)

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー26000(12000+14000)

 

「っ...(1枚でもトリガーを引かれたら守り切れない...)」

 

「さあ、どうするのかしら?」

 

「く、"アミュージング・バニー"、"クロリナ"でガードよ!」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー27000(12000+10000+5000)

 

「うふふ...行くわよ。ツインドライブ、1枚目、"尖針の守護天使イオフィエル"。」

 

「(よし、後1枚...)」

 

「2枚目...残念だったわね、アサカさん。」

 

「っ..."ピンキー・デンチュリスト"...」

 

「ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー36000(12000+14000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック..."バニーズビーストテイマー ティレイプス"...」

 

 

私の負け...私が負けるなんて...

 

 

.



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第五十九話「蒼の留学生」

ユウトside

 

 

「私が負けるなんて...」

 

「うふふ、残念だったわね。」

 

 

う~ん、スイコさんも結構やるね。

アサカに勝てるほどの実力を持っているとは。

 

 

「お前たち、何をしているんだ?」

 

「お、テツ...と、君は...」

 

 

後ろに振り向くと、テツがいた。

そして、テツの隣には...

 

「久しぶりね、ユウト。」

 

ジリアンさんがいた。

しかも福原の制服を着ている。もしかして、ジリアンさんも福原に...?

 

「紹介しよう。1年生やユウトたちは知っていると思うが、ジリアン・チェン、香港の高校から留学生として来た。」

 

「初めまして、ジリアン・チェンです。ユウトのお嫁さんになるために留学してきました!」

 

はぁ...久しぶりだってのに相変わらずだな。

 

「あらあら...ユウト君は私のものよ。」

 

「...あんた、誰よ。」

 

「うふふ、私は立凪スイコ。今のところ、ユウト君の彼女に一番近い女...かしらね。」

 

「へえ...上等じゃない。」

 

「(別にそういう関係じゃないんだけど...)」

 

というか、いつもはアサカが突っかかっていくんだけど...

アサカ、負けたからめちゃくちゃ落ち込んでるじゃん。

 

「アサカ...」

 

「ユウト...ごめんなさい...」

 

「気にすることないよ。次、勝てるように頑張ろう?」

 

「うん...」

 

 

「ちょうどいい。チェン、立凪。お前たちでファイトしてもらおう。」

 

「うふふ...いいわ。誰がユウト君に相応しいか、教えてあげるわ。」

 

「ふん...あんたなんかに負けないわ!」

 

 

...あっちはあっちでヒートアップしてるな。

ま、二人のファイトは気になるし、アサカと一緒に観戦しようか。

 

 

.....

....

...

..

.

 

ジリアンside

 

 

「行くわよ。」

 

「うふふ、いつでも。」

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード。」」

 

「"ブローバブル・ドラコキッド"。」

 

「"手当の守護天使ペヌエル"。」

 

 

「行くわよ、あたしのターン、ドロー!"ティアーナイト テオ"にライド。"ブローバブル"のスキルで1枚引き、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 手当の守護天使ペヌエル

 

□■□

□□□

V   : ティアーナイト テオ

 

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"尖針の守護天使イオフィエル"にライド。"ペヌエル"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るわ。そして、バトル。"イオフィエル"でアタック。」

 

"尖針の守護天使イオフィエル" : パワー8000

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"後躯の守護天使アールマティ"。」

 

「ダメージチェック、"戦場の歌姫ネリッサ"。」

 

「うふふ、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 尖針の守護天使イオフィエル

 

□■□

□□□

V   : ティアーナイト テオ

 

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

まずは様子見ってところかしら。

でも、あたしのアタックはこんなもんじゃないわよ!

 

「あたしのターン、ドロー。"ティアーナイト ラザロス"にライド。"コーラル・アサルト"、"タイダル・アサルト"、"発光信号のペンギン兵"を2枚コール!"ペンギン兵"のスキルで自身をレストし、同じ列の"タイダル"にパワー+5000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「行くわよ。"タイダル"でアタック。スキルでSB1し、自身をスタンド。」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ベリフルメッズ・エンジェル"。」

 

「もう一度、"タイダル"でアタックよ!」

 

「"懲罰の守護天使シェミハザ"でガードよ。」

 

"尖針の守護天使イオフィエル" : パワー23000(8000+15000)

 

「それは守るのね。」

 

「守れるところは守っておかないと。ま、あなたにはわからないかもしれないけど。」

 

「っ...減らず口を。"ラザロス"でアタックよ!スキルでパワー+3000。」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー20000(9000+3000+8000)

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"フロンタル・セイラー"。」

 

「ダメージチェック、"真紅の奇跡メタトロン"。」

 

「これでラスト!"コーラル"でアタック。スキルでパワー+15000。」

 

"コーラル・アサルト" : パワー24000(9000+15000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"聖火の守護天使サリエル"。」

 

「ふん...3ダメージか。ま、上々ね。ターン終了時、このターン4回アタックしているので、"コーラル"のスキルで自身をソウルに置き、1枚ドロー。あたしはこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

□■□

V   : 尖針の守護天使イオフィエル

 

□■■

□■■

V   : ティアーナイト ラザロス

R右  : タイダル・アサルト

R中央 : 発光信号のペンギン兵

R右下 : 発光信号のペンギン兵

 

ジリアン 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「さすがはアクアフォース、激しい連続アタックね。」

 

「ふん...まだまだこんなもんじゃないわよ。」

 

「そう...それは楽しみね。スタンド&ドロー。"聖火の守護天使サリエル"にライド。"サリエル"のスキルでCB1、SB1し、山札から"神託の守護天使レミエル"をダメージゾーンに置く。そして、1枚回復。」

 

回復したのは、今のスキルでコストとして裏にした"メタトロン"ね。

 

「次にライドされた"イオフィエル"のスキル。手札の"天罰の守護天使ラグエル"と、ダメージゾーンの"レミエル"を入れ替えるわ。」

 

「(わざわざ"レミエル"をダメージに置いて、そこから回収するなんて...ライド事故してたのかしら。)」

 

「手札から"尖針の守護天使イオフィエル"をコールし、スキル。CB1、自身をバインドし、山札の上から1枚をダメージゾーンに置く。続きはこのターンの終了時に発動するわ。」

 

「(確か、自身をドロップに置くことでダメージから1枚を手札に加えるスキルだったわね。)」

 

「そして、手札から"後躯の守護天使アールマティ"をコール。スキルでSB1し、ダメージゾーンから"天罰の守護天使ラグエル"をコール。これでバトルよ。"ラグエル"で"タイダル"にアタックよ。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー9000

 

「っ...(多分、他も"タイダル"にアタックしてくるわよね。)」

 

守りたいけど、残りのアタックも"タイダル"に来ると考えると守り切れないわ。

 

「ノーガード。"タイダル"は退却。」

 

「なら、"サリエル"でヴァンガードにアタックよ。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"恋の守護者ノキエル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"アールマティ"にパワー+10000。」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー19000(9000+10000)

 

「ダメージチェック、"ブレブボンバー・ドラゴン"。」

 

「行きなさい、"アールマティ"。」

 

「"スーパーソニック・セイラー"でガードよ!」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー24000(9000+15000)

 

「ふ~ん、守るのね。エンドフェイズ、"イオフィエル"のスキルで自身をドロップに置き、ダメージゾーンから"スケーリング・エンジェル"を手札に加えるわ。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

■■■

V   : 聖火の守護天使サリエル

R右  : 天罰の守護天使ラグエル

R左  : 後躯の守護天使アールマティ

 

□■□

□■■

V   : ティアーナイト ラザロス

R中央 : 発光信号のペンギン兵

R右下 : 発光信号のペンギン兵

 

ジリアン 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。大海の理をも覆す、蒼き竜の一撃!"ネイブルゲイザー・ドラゴン"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"フロンタル・セイラー"をコール。"ペンギン兵"は前に移動。」

 

う~ん、手札にアタッカーがいないから、アクセルⅡにしてドローしたけど...

あまり状況は変わらなかったわね。

 

 

「バトルよ。"ペンギン兵"でアタック。」

 

"発光信号のペンギン兵" : パワー8000

 

「うふふ、アタックは通らないわ。」

 

「問題ないわ。続けて、"フロンタル・セイラー"でヴァンガードにアタック。」

 

"フロンタル・セイラー" : パワー12000(7000+5000)

 

「クイックシールドを使うわ。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー14000(9000+5000)

 

「3回目のアタック。"ペンギン兵"のブースト、"ネイブルゲイザー"でアタック。スキルでCB1し、"フロンタル・セイラー"をスタンドし、自身にパワー+10000。"フロンタル・セイラー"も自身のスキルでパワー+10000。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー30000(12000+10000+8000)

"フロンタル・セイラー" : パワー22000(7000+5000+10000)

 

「パワー30000...ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"タイダル・アサルト"。2枚目、"戦場の歌姫ネリッサ"。ノートリガーよ。」

 

「ダメージチェック、"ベリフルメッズ・エンジェル"。」

 

「"フロンタル・セイラー"でアタックよ!」

 

「"懲罰の守護天使シェミハザ"でガード。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー24000(9000+15000)

 

「(与えたダメージは1ダメージ...ま、仕方ないわね。)ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□□□

■■■

V   : 聖火の守護天使サリエル

R右  : 天罰の守護天使ラグエル

R左  : 後躯の守護天使アールマティ

 

□■■■

□■□

V   : ネイブルゲイザー・ドラゴン

R右  : 発光信号のペンギン兵

R中央 : 発光信号のペンギン兵

Rア1 : フロンタル・セイラー

 

ジリアン 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"神託の守護天使レミエル"にライド。イマジナリーギフトプロテクトⅡを右前列へ。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー14000(9000+5000)

 

「"ベリフルメッズ・エンジェル"をコールし、スキル。自身をソウルに置き、手札の"天罰の守護天使ラグエル"と、ダメージゾーンの"聖火の守護天使サリエル"を入れ替えるわ。」

 

「(これでダメージゾーンの表のカードと同名のカードは2枚...)」

 

「"聖火の守護天使サリエル"をコールし、スキル。CB1、SB1し、山札から"スケーリング・エンジェル"をダメージゾーンに置き、1枚回復。そして、"スケーリング・エンジェル"をコールし、ダメージゾーンの"ベリフルメッズ・エンジェル"をソウルに置き、ドロップゾーンから"聖火の守護天使サリエル"をダメージゾーンに置くわ。」

 

 

っ、これでダメージゾーンの表のカードと同名のカードが4枚。

すべてのリアガードがスタンドする上、2枚もドローされるのは厄介ね。

 

 

「バトルよ。まずは"アールマティ"でアタック。"サリエル"はダメージゾーンの裏のカードが1枚以下なのでブーストを得てるわ。」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー18000(9000+9000)

 

 

「ノーガード。ダメージチェック、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージは回復できないけど、パワー+10000よ。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「続けて、"ラグエル"でアタックよ。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「それもノーガードよ。ダメージチェック、"タイダル・アサルト"。」

 

「"レミエル"でアタック。スキルでSB1し、CC1。そして、ダメージゾーンの表のカードと同名のカードをスタンドし、リアガードすべてにパワー+5000。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー19000(9000+5000+5000)

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー14000(9000+5000)

"スケーリング・エンジェル" : パワー13000(8000+5000)

"聖火の守護天使サリエル" : パワー14000(9000+5000)

 

「4枚スタンドしたので、2枚ドロー。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー12000

 

「"アウトライド・ドラコキッド"でガードよ。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

これでトリガーが2枚出てもアタックは通らない。

そして、あたしの手札には守護者があるから、クリティカルを2枚引かれて振り分けられる以外に負け筋はないわ。

 

「うふふ、ツインドライブ、1枚目、"懲罰の守護天使シェミハザ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ラグエル"へ。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)、☆2

 

「っ...」

 

「2枚目、"神託の守護天使レミエル"。」

 

「ホッ...」

 

「"ラグエル"、トドメをさしなさい!」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー42000(9000+5000+5000+10000+13000)、☆2

 

「"翠玉の盾パスカリス"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「あら...(まさか守護者を持ってるとはね。)なら、"アールマティ"、"フロンタル・セイラー"にアタックよ。」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー28000(9000+5000+14000)

 

「ノーガード。"フロンタル・セイラー"は退却。」

 

「うふふ、これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■□■

■■■

V   : 神託の守護天使レミエル

R右  : 天罰の守護天使ラグエル

R左  : 後躯の守護天使アールマティ

R右下 : スケーリング・エンジェル

R左下 : 聖火の守護天使サリエル

 

□■■□

□■□

V   : ネイブルゲイザー・ドラゴン

R右  : 発光信号のペンギン兵

R中央 : 発光信号のペンギン兵

 

ジリアン 手札:2枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"ネイブルゲイザー・ドラゴン"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

よし、この手札ならこのターンで決められるかも。

 

「"ペンギン兵"を後列へ移動。そして、"タイダル・アサルト"、"ティアーナイト ラザロス"、"リップタイド・ドラゴン"をコール。これでバトルよ。"タイダル"でヴァンガードにアタック。スキルでSB1し、スタンド。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガードよ。ダメージチェック、"サニースマイル・エンジェル"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー22000(12000+10000)

 

く、トリガーを引かれた...しかも、ヒールトリガー。

一番引かれたくないトリガーを引かれるなんてね。

 

「..."タイダル"で"ラグエル"にアタックよ。」

 

「"アールマティ"でインターセプト。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「"ラザロス"、"ラグエル"にアタック。スキルでパワー+3000。」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「"懲罰の守護天使シェミハザ"でガード。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー29000(9000+5000+15000)

 

まあ、守るわよね。

だったらヴァンガードに狙いを定めるわ。

 

「"リップタイド・ドラゴン"でアタックよ。スキルでパワー+20000。」

 

"リップタイド・ドラゴン" : パワー32000(12000+20000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"礎の守護天使ハスデヤ"。」

 

これでダメージ5。後ダメージ1枚よ。

 

「"ネイブルゲイザー"でアタック。スキルでCB1し、"リップタイド"をスタンド、自身にパワー+10000。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー30000(12000+10000+8000)

 

「"ピンキー・デンチュリスト"でガード、"ラグエル"でインターセプト。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー52000(12000+10000+15000*2)

 

「っ、ツインドライブ、1枚目、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"リップタイド"にパワー+10000。」

 

"リップタイド・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「2枚目、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"リップタイド"へ。」

 

"リップタイド・ドラゴン" : パワー32000(12000+10000*2)、☆2

 

「"リップタイド"、ヴァンガードにアタックよ!」

 

"リップタイド・ドラゴン" : パワー60000(12000+10000*2+20000+8000)、☆2

 

「無駄よ。"恋の守護者ノキエル"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「っ、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

■□■

□■□

V   : 神託の守護天使レミエル

R右下 : スケーリング・エンジェル

R左下 : 聖火の守護天使サリエル

 

■□■■■

_□■■

V   : ネイブルゲイザー・ドラゴン

R右  : リップタイド・ドラゴン

R中央 : 発光信号のペンギン兵

R右下 : 発光信号のペンギン兵

Rア1 : ティアーナイト ラザロス

Rア2 : タイダル・アサルト

 

ジリアン 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「うふふ、残念だったわね。」

 

「く...まだ終わってないわ!」

 

「そうね...でも、このターンで私が勝つ。ファイナルターン!」

 

「っ...」

 

「スタンド&ドロー。ライドフェイズ開始時、"レミエル"のスキルで山札の上から1枚をダメージに置き、ダメージから1枚を手札に加える。"サニースマイル・エンジェル"を手札に加えるわ。そして、ライド、"神託の守護天使レミエル"。イマジナリーギフトプロテクトⅡを右前列へ。」

 

スイコのダメージは、"天罰の守護天使ラグエル"、"スケーリング・エンジェル"、"聖火の守護天使サリエル"、"礎の守護天使ハスデヤ"、"後躯の守護天使アールマティ"...今いるリアガードはすべてスタンドする。

 

「(面倒ね...)」

 

「私は"天罰の守護天使ラグエル"を2枚コール。これでバトルよ。まずは左の"ラグエル"でアタック。」

 

"天罰の守護天使ラグエル"(R左) : パワー18000(9000+9000)

 

「"ラザロス"、"タイダル"でインターセプトよ。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー22000(12000+5000*2)

 

「なら、右の"ラグエル"でアタック。」

 

"天罰の守護天使ラグエル"(R右) : パワー27000(9000+5000*2+8000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「あらあら..."レミエル"、アタックよ。スキルでSB1し、リアガードすべてをスタンド。パワー+5000。4枚スタンドしたので、2枚ドロー。」

 

"天罰の守護天使ラグエル"(R右) : パワー24000(9000+5000*2+5000)

"天罰の守護天使ラグエル"(R左) : パワー14000(9000+5000)

"スケーリング・エンジェル" : パワー13000(8000+5000)

"聖火の守護天使サリエル" : パワー14000(9000+5000)

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー12000

 

「...ノーガード。」

 

「うふふ、私がトリガーを引かないと踏んだのね。」

 

「ええ。さあ、ドライブチェックしなさい。」

 

「...ツインドライブ、1枚目、"聖火の守護天使サリエル"。2枚目、"尖針の守護天使イオフィエル"...ノートリガーよ。」

 

よし、これでこのアタックは通らない。

残りのアタックも防ぎ切れる。

 

「左の"ラグエル"でアタックよ。」

 

"天罰の守護天使ラグエル"(R左) : パワー28000(9000+5000+14000)

 

「"スーパーソニック・セイラー"でガード。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「右の"ラグエル"でアタック!これでトドメよ!」

 

"天罰の守護天使ラグエル"(R右) : パワー37000(9000+5000*2+5000+13000)

 

「ふん...あたしが"パスカリス"を引いたこと、忘れたようね。"翠玉の盾パスカリス"、手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「く、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

■□■

■■■

V   : 神託の守護天使レミエル

R右  : 天罰の守護天使ラグエル

R左  : 天罰の守護天使ラグエル

R右下 : スケーリング・エンジェル

R左下 : 聖火の守護天使サリエル

 

□□■■□

_□■■

V   : ネイブルゲイザー・ドラゴン

R右  : リップタイド・ドラゴン

R中央 : 発光信号のペンギン兵

R右下 : 発光信号のペンギン兵

 

ジリアン 手札:1枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。」

 

手札も盤面も決して良くない。

でも、あたしはこのファイトに勝つ。勝って、ユウトに相応しいのはこのあたしだって、この女にわからせる!

 

「"ティアーナイト テオ"、"発光信号のペンギン兵"をコール。バトル。"ペンギン兵"でアタックよ。」

 

"発光信号のペンギン兵"(Rア2) : パワー13000(8000+5000)

 

「左の"ラグエル"でインターセプト。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー17000(12000+5000)

 

「"テオ"でアタック!」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー13000(8000+5000)

 

「"聖火の守護天使サリエル"でガード。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー17000(12000+5000)

 

 

っ、"ネイブルゲイザー"のスキルで"リップタイド"をスタンドしたかったけど、もう一度アタックするユニットがヴァンガードしかいない。 

 

「"ネイブルゲイザー"でアタックよ。スキルでCB1し、"テオ"をスタンド、パワー+10000。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー30000(12000+10000+8000)

 

「(っ、私の手札のガード値は"サニースマイル・エンジェル"と"イオフィエル"で合わせて30000。残りは"メタトロン"が2枚、"レミエル"が1枚でガード値がない。そして、インターセプトできるのは残り1枚、プロテクトの効果を合わせて25000。"テオ"のアタックは"イオフィエル"でガードできる。でも、"リップタイド"はパワーが20000上昇するから、残りの手札じゃ防げない...なら。)ノーガードよ。」

 

「...ツインドライブ、1枚目、"ティアーナイト ラザロス"。2枚目、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「なっ!?」

 

「クリティカルはヴァンガード、パワーは"テオ"へ!」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー30000(12000+10000+8000)、☆2

"ティアーナイト テオ" : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「っ、ダメージチェック、"サニースマイル・エンジェル"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー22000(12000+10000)

 

「...2枚目、"神託の守護天使レミエル"...私の負けね。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「おお~、ジリアンさんが勝ったか。」

 

アサカに勝つほどの実力を持つスイコさん。

そして、そのスイコさんに勝ったジリアンさん。

 

この二人の加入で、俺たち福原高校はかなりの戦力を得たな。

 

 

「ユウト!あたし、勝ったわ!」

 

「おっと、ジリアンさん...急に抱き着くのはやめてくれ...」

 

「いいじゃない。...もしかして嫌だった?」

 

「え、いや...君の気持ちは嬉しいけど...」

 

「うふふ、ならいいでしょ。」

 

 

「ファイトよ...」

 

「「え?」」

 

「ファイトよ!」

 

 

あ、アサカ...!?

何だかオーラのようなものが見えるが...

 

 

「ユウトを賭けて、私とファイトしなさい、ジリアン・チェン!」

 

「ふふ...望むところだわ。」

 

 

 

 

 

.



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第六十話「ユウトを賭けて」

アサカside

 

 

「さあ、行くわよ。」

 

「ええ、いつでも。」

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード。」」

 

「"ブローバブル・ドラコキッド"。」

 

「"銀の茨のお手伝い イオネラ"。」

 

 

「あたしのターン、ドロー。"ティアーナイト テオ"にライド。"ブローバブル"のスキルで1枚引き、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ティアーナイト テオ

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イオネラ

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"ミッドナイト・バニー"にライド。"イオネラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るわ。そして、"ミッドナイト・バニー"をコール。」

 

「("バニー"デッキ...ソウルにグレード1の"バニー"が溜まると厄介ね。)」

 

「行くわ。"バニー"のブースト、"ミッドナイト・バニー"でアタック。スキルでSC1。」

 

"ミッドナイト・バニー"(V) : パワー16000(8000+8000)

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"ブラッシー・バニー"。」

 

「ダメージチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー18000(8000+10000)

 

 

っ、ドロートリガーなんて最悪ね。

 

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : ティアーナイト テオ

 

□■□

□■□

V   : ミッドナイト・バニー

R中央 : ミッドナイト・バニー

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"タイダル・アサルト"にライド。"ティアーナイト テオ"をコール。(...あまり攻められる手札ではないわね。)」

 

「(...悩んでる?手札があまり良くないのかな。)」

 

「...このままバトルよ。"タイダル"でアタック。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"アウトライド・ドラコキッド"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000よ。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー19000(9000+10000)

"ティアーナイト テオ" : パワー18000(8000+10000)

 

「っ、またトリガー...ダメージチェック、"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ"。」

 

「"テオ"でアタック。」

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ミッドナイト・バニー"(V) : パワー18000(8000+10000)

 

「ドロートリガーを引かれたか...ま、いいわ。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

■■□

V   : タイダル・アサルト

R左  : ティアーナイト テオ

 

□■□

□■□

V   : ミッドナイト・バニー

R中央 : ミッドナイト・バニー

 

アサカ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨ライジング・ドラゴン"にライド。"ダンシング・ナイフダンサー"、"ミッドナイト・バニー"をコール。」

 

「また"ミッドナイト・バニー"...」

 

「何か?」

 

「面倒と思っただけよ。」

 

「そう...じゃ、アタックよ。"ミッドナイト・バニー"のブースト、"ライジング・ドラゴン"でアタック。スキルでSC1。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー17000(9000+8000)

 

「(っ、またトリガーがSCされちゃったか...ついてないわね。)」

 

「(トリガーがSCされていくわね...)ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ナイフダンサー"へ。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー17000(9000+8000)、☆2

"ダンシング・ナイフダンサー" : パワー19000(9000+10000)

 

「ダメージチェック、"アウトライド・ドラコキッド"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー19000(9000+10000)

"ティアーナイト テオ" : パワー18000(8000+10000)

 

「(っ、またトリガーを引かれた...本当についてないわ。)」

 

「2枚目、"戦場の歌姫ネリッサ"。」

 

「"ミッドナイト・バニー"のブースト、"ナイフダンサー"でヴァンガードにアタック。スキルでSC1。」

 

"ダンシング・ナイフダンサー" : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「"アウトライド・ドラコキッド"でガードよ。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー34000(9000+10000+15000)

 

「やっぱり防ぐわね...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

■■□

V   : タイダル・アサルト

R左  : ティアーナイト テオ

 

□■■

□■■

V   : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R右  : ダンシング・ナイフダンサー

R中央 : ミッドナイト・バニー

R右下 : ミッドナイト・バニー

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:5枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"ネイブルゲイザー・ドラゴン"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅠ。」

 

「(アクセルⅠ...パワーを重視してきたわね。これで連続アタックしてくるのは厄介だけど...)」

 

「"タイダル・アサルト"、"戦場の歌姫ネリッサ"、"フロンタル・セイラー"をコール。これでバトルよ。まずは"タイダル"でアタック。スキルでSB1し、スタンド。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー9000

 

「クイックシールドを使うわ。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「ま、当然守るわね。なら、もう一度"タイダル"でアタックよ。今度はリアガードにアタック!」

 

「...ノーガード。"ナイフダンサー"は退却。」

 

「"ネリッサ"のブースト、"テオ"でアタック。」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー16000(8000+8000)

 

「"銀の茨バーキング・ドラゴン"でガードよ。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー24000(9000+15000)

 

「"フロンタル・セイラー"でアタック。」

 

"フロンタル・セイラー" : パワー17000(7000+10000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"バニーズビーストテイマー ティレイプス"。」

 

「次、"ネイブルゲイザー"でアタック。スキルでCB1し、"フロンタル・セイラー"をスタンド、自身にパワー+10000。"フロンタル・セイラー"もスキルでパワー+10000。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

"フロンタル・セイラー" : パワー27000(7000+10000+10000)

 

 

これ以上はあまりダメージを受けたくない...

でも、手札を残しておきたい。どうしようかしら。

 

「...ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ティアーナイト ラザロス"。2枚目、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"フロンタル・セイラー"へ。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)、☆2

"フロンタル・セイラー" : パワー37000(7000+10000+10000+10000)

 

「っ、ここでクリティカル...」

 

「ふん...あたしがユウトに一番ふさわしいの。天もあたしに味方してるわ!」

 

「くっ...ダメージチェック、"バニーズビーストテイマー ティレイプス"、"ダイナマイト・ジャグラー"。ゲット、クリティカルトリガー。パワー+10000。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー19000(9000+10000)

 

これでダメージ5...まだこっちはグレード2なのに追い詰められてしまった...

 

 

「これでトドメかしら。"フロンタル・セイラー"でアタックよ。」

 

「まだ終わらないわ!"お菓子なピエロ"でガード!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー39000(9000+10000+20000)

 

「ま、これで終わりだったら拍子抜けよね。エンドフェイズ、"ネリッサ"のスキル。レストしているリアガードが4枚以上なら、自身をソウルに置くことで1枚ドロー。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□□□

■■■■

V   : ネイブルゲイザー・ドラゴン

R右  : タイダル・アサルト

R左  : ティアーナイト テオ

Rア1 : フロンタル・セイラー

 

□■□

□■■

V   : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R中央 : ミッドナイト・バニー

R右下 : ミッドナイト・バニー

 

アサカ 手札:4枚、ソウル:5枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「(このターンで決めなきゃ、きっと負ける...)スタンド&ドロー!"バニーズビーストテイマー ティレイプス"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ"、"ダンシング・ナイフダンサー"をコール。」

 

「("クロリナ"を持ってたか...でも、まだソウルのグレード1の"バニー"は1枚。)」

 

「"ティレイプス"のスキル。CB1、手札を2枚ソウルに置く。"マスカレード・バニー"、"ブラッシー・バニー"をソウルへ。そして、ソウルから"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"銀の茨のお手伝い イオネラ"をコール。"クロリナ"のいるサークルをヴァンガードサークルとするわ。」

 

「っ...これでソウルのグレード1の"バニー"は3枚ね。」

 

「ええ。"クロリナ"はスキルでドライブ+1。さらに"ティレイプス"のスキルでグレード1の"バニー"のリアガード、ソウルの枚数につき、前列のパワー+1000。5枚あるので、+5000よ。"ライジング・ドラゴン"は自身のスキルでパワー+10000。」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー17000(12000+5000)

"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ" : パワー14000(9000+5000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー24000(9000+10000+5000)

"ダンシング・ナイフダンサー" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「これでバトルよ。"ミッドナイト・バニー"のブースト、"ティレイプス"でアタック。スキルでSC1。」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー25000(12000+5000+8000)

 

「"アウトライド・ドラコキッド"、"スーパーソニック・セイラー"でガードよ。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー42000(12000+15000*2)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ダイナマイト・ジャグラー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"クロリナ"へ。」

 

"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ" : パワー24000(9000+5000+10000)、☆2

 

「2枚目、"バニーズビーストテイマー ティレイプス"。」

 

「残念、アタックは通らないわ。」

 

「まだよ!"クロリナ"でアタック!ブーストした"ミッドナイト・バニー"のスキルでSC1!」

 

"バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ" : パワー32000(9000+5000+10000+8000)、☆2

 

「"スーパーソニック・セイラー"、"虹色秘薬の医療士官"でガード。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー47000(12000+15000+20000)

 

「っ、ツインドライブ、1枚目、"マスカレード・バニー"。2枚目、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ナイフダンサー"へ!」

 

"ダンシング・ナイフダンサー" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)、☆2

 

 

よし、クリティカルを引けた...!

彼女の手札は2枚...そのうち1枚は"ティアーナイト ラザロス"。

インターセプトと合わせても、シールド値は10000。残りの手札がシールド値10000以上じゃない限り、私の勝ちよ!

 

 

「"ライジング・ドラゴン"でアタック!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー30000(9000+10000+5000+6000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"発光信号のペンギン兵"。」

 

よし...後2ダメージ。"ナイフダンサー"のアタックが通れば私の勝ち...!

 

「行け!"ナイフダンサー"!私に勝利を運んできなさい!」

 

"ダンシング・ナイフダンサー" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)、☆2

 

 

「ふっ..."翠玉の盾パスカリス"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「なっ...!」

 

 

まさか...完全ガードをもっていたなんて...

これで私のアタックは終了...でも、私の手札にはガード値の高いカードがある。

次のターンを守り切って、勝つのよ!

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:0枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□□□

■■■■

V   : ネイブルゲイザー・ドラゴン

R右  : タイダル・アサルト

R左  : ティアーナイト テオ

Rア1 : フロンタル・セイラー

 

■■■■

■■■

V   : バニーズビーストテイマー ティレイプス

R右  : バニーズビーストテイマーのお手伝い クロリナ

R左  : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R中央 : ミッドナイト・バニー

R右下 : ミッドナイト・バニー

R左下 : 銀の茨のお手伝い イオネラ

Rア1 : ダンシング・ナイフダンサー

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:8枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"フロンタル・セイラー"はスキルでパワー+10000。」

 

"フロンタル・セイラー" : パワー27000(7000+10000+10000)

 

「ふふ、良いカードを引いたわ。"テオ"を後列に移動し、"リップタイド・ドラゴン"をコール。」

 

「っ...アタック時にパワー+20000するユニットね。」

 

「その通りよ。そして、これでバトル。"タイダル"で"ライジング・ドラゴン"にアタック。スキルでSB1し、スタンド。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー9000

 

「っ、ノーガード。"ライジング・ドラゴン"は退却。」

 

「もう一度、"タイダル"でアタック。今度は"クロリナ"をアタックよ。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー9000

 

「ノーガード。"クロリナ"は退却。」

 

「次、"フロンタル・セイラー"でアタックよ。」

 

"フロンタル・セイラー" : パワー27000(7000+10000+10000)

 

「"お菓子なピエロ"でガードよ。」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー32000(12000+20000)

 

「なら、"ネイブルゲイザー"でアタック。スキルでCB1し、"フロンタル・セイラー"をスタンド。自身にパワー+10000。"フロンタル・セイラー"もスキルでパワー+10000。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

"フロンタル・セイラー" : パワー37000(7000+10000+10000*2)

 

「っ...負けない...私は負けない!"マスカレード・バニー"、"ダイナマイト・ジャグラー"でガード!」

 

"バニーズビーストテイマー ティレイプス" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「諦めの悪い...」

 

「諦めるわけないじゃない...だって、私はユウトを愛してる!だから、私は負けるわけにはいかないの!」

 

「ふっ...ツインドライブ、1枚目、"ブレブボンバー・ドラゴン"。2枚目、"アウトライド・ドラコキッド"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー32000(12000+10000+10000)

"タイダル・アサルト" : パワー19000(9000+10000)

"リップタイド・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

"フロンタル・セイラー" : パワー47000(7000+10000+10000*2+10000)

 

「っ...」

 

「さあ、これで終わりよ。"テオ"のブースト、"リップタイド"でアタック。スキルでパワー+20000。」

 

"リップタイド・ドラゴン" : パワー50000(12000+10000+20000+8000)

 

「く...ノーガード...ダメージチェック、"アミュージング・バニー"...」

 

 

ダメージ6...これで私の負け...

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「さあ、これであたしが一番、ユウトに相応しいってことがわかったわね!」

 

「っ...」

 

 

「あ、アサカ...」

 

ユウトが私を見てる...悲しそうな目をしてる気がした。

こんな弱い私なんて...ユウトは認めてくれない...

 

 

「っ...ごめんなさい...」

 

「アサカ!」

 

 

私は走り出した。

今の私にユウトのそばにいる資格はない...!

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

 

アサカがジリアンさんに負けた。

まさか今日だけでアサカが負けるところを二度も見ることになるなんて。

 

 

「ユウト、あたしが勝ったのよ。」

 

「じ、ジリアンさん...」

 

「アサカさんのことは、一人にしてあげなよ。負けて落ち込んでるだろうし。」

 

「で、でも...」

 

 

「はぁ...俺が行って来よう。ユウトはチェンと立凪の相手をしてやってくれ。」

 

「テツ...すまない、頼む。」

 

「ああ。」

 

 

テツがアサカを追いかけていく。

本当は俺が追いかけるべきだったかもしれない。

 

でも、アサカになんて声をかけていいかわからないのも事実だ...

負けて落ち込む...あんまり経験したことのないことだから。

 

 

 

「ユウト、約束を果たしにあたしは会いに来たわ。」

 

「約束...?」

 

「ふふ、今度会ったときは唇にする...そう言ったでしょう?」

 

「なっ...そ、それは遠慮する。そういうのは恋人同士でするものだよ。」

 

 

「もう...遠慮しなくて良いのに。」

 

 

そんな心底残念そうにしないでくれ...

それにしても、本当にアサカが心配だな...

 

 

 

 

.



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第六十一話「石田ナオキ」

チーム紹介 宮地編。


ユウトside

 

 

昨日、あの後アサカはテツに連れられて戻ってきた。

一応何とか気は持ち直したみたいで、いつものように笑ってくれた。

 

 

俺は今日は部活には出ず、カードキャピタルへと来ていた。

 

「いらっしゃい、ユウト君。」

 

「こんにちは、シンさん。」

 

「アイチ君はまだ来てませんよ。櫂君たちなら来てますが。」

 

「そっか。ありがとう、シンさん。」

 

まだアイチ君は来てないか。

とりあえず櫂とファイトしようかな。

 

 

ウィーン

 

「店長!今日も来たぜ!」

 

「こんにちは、店長。」

 

 

櫂に声をかけようとすると、店の入り口が開き、アイチ君と不良っぽい子が入ってきた。彼もファイターなのかな?

 

「あ、ユウトさん!こんにちは!」

 

「やあ、アイチ君。久しぶりだね。」

 

「はい!...あ、ナオキくん。この人は久導ユウトさん。」

 

「久導ユウトです。」

 

「おう。俺は石田ナオキってんだ。よろしくな!」

 

うん、元気な子だ。

どうやらアイチ君の友達みたいだな。

後江じゃなくて、宮地に進学したって聞いたときは大丈夫かと思ったけど、ちゃんと友達もできて楽しそうにしているみたいだ。

 

 

「な、ナオキくん...ユウトさんは一つ年上の先輩だよ...」

 

「アイチ君。別に気にすることないよ。」

 

「ユウトさんがそういうならいいですけど...」

 

「ああ。ところで、石田君もファイトするのかい?」

 

「おう。この前始めたばっかりだけどな。...そういうあんたもファイトすんのか?」

 

 

へえ、この前始めたばっかりか。

さしずめ、アイチ君が石田君の先導者と言ったところか。

 

 

「ああ。俺は福原高校のカードファイト部に所属してるよ。...一応、部長でもある。」

 

そう、俺は部長なのだ。

というのも、テツが引退する時に俺を指名した。

本来なら3年になるはずだったアサカが部長になる予定だったが、アサカは留年。

さらに今の3年はあまり部活に参加しない幽霊部員ときた。

そこで、俺とレンのどちらかを部長に、とテツたちで協議した結果、レンに部長は無理という話になり、俺が部長となった。

 

 

「へえ、じゃあ俺とファイトしようぜ。」

 

「...いいね。たまには普段ファイトしない人ともファイトしたかったんだ。」

 

「へへ、さっそくやろうぜ。」

 

そう言って、石田君は階段を駆け下りていく。

俺もそれに続いて階段を下りていく。

アイチ君は櫂たち後江高校の面々に声をかけ、一緒に俺たちのファイトを観戦するようだ。

 

 

「さ、始めようか。」

 

「おう。」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

 

「"バリット・ドラコキッド"!」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

 

なるかみか。さて、どういった構築をしてるのかな。

 

 

「先行は譲るよ。」

 

「おし、じゃあ行くぜ!俺のターン、ドロー。"ライジング・フェニックス"にライド!"バリット"のスキルで1枚ドローして、ターンエンドだ!」

 

--------------------------------------------------

ナオキ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ライジング・フェニックス

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"睡蓮の銃士ルース"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。そして、"ルース"のスキルで"プラント・トークン"を2枚コール。」

 

「"プラント・トークン"?」

 

「"プラント・トークン"はトークンユニット。パワー5000、ブーストを持っている以外は何の力もないカードさ。」

 

「へえ~。」

 

何だか新鮮だな。本当の初心者とファイトするのは、伊吹にファイトを教えた時以来か...

 

 

「じゃあ続けるよ。"カローラ・ドラゴン"をコール。これでバトル。"プラント・トークン"のブースト、"ルース"でアタック。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガードだぜ。」

 

「なら、ドライブチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック、"ダストプラズマ・ドラゴン"。」

 

「続けて、"カローラ・ドラゴン"のブースト、"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー13000(5000+8000)

 

「"ドラゴンダンサー カタリナ"でガードだ。」

 

"ライジング・フェニックス" : パワー23000(8000+15000)

 

「うん、ターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

ナオキ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : ライジング・フェニックス

 

□■■

□■■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R右  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"サンダーストーム・ドラグーン"にライド!"デモリッション・ドラゴン"をコールだ!」

 

「(もっと攻めてくると思ったけど、意外と慎重だな。)」

 

「行くぜ!"サンダーストーム"でヴァンガードにアタック!」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは"デモリッション"だ!」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー9000、☆2

"デモリッション・ドラゴン" : パワー18000(8000+10000)

 

「ふ、ダメージチェック、"タンポポの銃士ミルッカ"、"パンジーの銃士シルヴィア"。」

 

「行け、"デモリッション・ドラゴン"!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

「俺はこれでターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

ナオキ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

■■□

V   : サンダーストーム・ドラグーン

R左  : デモリッション・ドラゴン

 

□■■

□■■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R右  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「おいおい、石田のやつが押してるぜ。ビギナーズラックってやつか?」

 

「三和くん、ナオキくんに失礼だよ...」

 

 

 

「ふ、俺のターン、スタンド&ドロー。"リコリスの銃士サウル"にライド。"サウル"のスキルでSB1、右の"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"をコール、残りは山札の下へ。"マルティナ"はスキルでパワー+5000、クリティカル+1。"カローラ・ドラゴン"はパワー+3000。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「"カローラ・ドラゴン"、"リコリスの銃士サウル"をコール。"サウル"のスキルでSB1、"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て、"月下美人の銃士ダニエル"をコール、残りは山札の下へ。そして、トリガーユニットをコールしたので、追加でCB1することでトリガー効果を発動。」

 

「何!?」

 

「ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"リコリスの銃士サウル"(V) : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「そして、"カローラ・ドラゴン"はパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー14000(8000+3000*2)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー11000(8000+3000)

 

 

「うわ~、ユウトのやつ、容赦ねえな。」

 

「ああ。だが、ファイトはいつでも本気で挑むものだ。」

 

「まあそうだけどよ...」

 

 

 

「行くよ、石田君。"ダニエル"のブースト、"サウル"でアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル"(V) : パワー24000(9000+10000+5000)、☆2

 

「チッ...ノーガードだぜ。」

 

「ドライブチェック、"ダンシング・サンフラワー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"マルティナ"にパワー+10000。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

 

「く、ダメージチェック、"ドラゴニック・デスサイズ"、"ドラゴニック・デスサイズ"...」

 

「次、"カローラ・ドラゴン"のブースト、"サウル"でアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(9000+11000)

 

「くっ...(どっちを受ける...!?)」

 

「(石田君の手札は5枚。1枚は次のターンにライドするグレード3だとすれば...どちらか片方しか守れないか、守れるけど手札を減らしたくない。そんな状況だろうな。)」

 

「っ、"イエロージェム・カーバンクル"でガードだ!」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー24000(9000+15000)

 

「へえ...じゃあ、こっちはどうかな。"マルティナ"でアタックだ。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー42000(13000+5000+10000+14000)、☆2

 

「く、ノーガード。ダメージチェック、"サンダーストーム・ドラグーン"、"ワイバーンガード ガルド"。ゲット、ドロートリガー!1枚ドローだ!」

 

「でもこれでダメージ5。追い詰めたよ。」

 

「くそ...」

 

「ターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

ナオキ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

□□□

■■□

V   : サンダーストーム・ドラグーン

R左  : デモリッション・ドラゴン

 

■■■

■■■

V   : リコリスの銃士サウル

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R左  : リコリスの銃士サウル

R中央 : 月下美人の銃士ダニエル

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「行くぜ、俺のターン、スタンド&ドロー!ぶちかませ、俺の分身!"デトニクス・スティンガードラゴン"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!」

 

"デトニクス"か...今まで戦ったことのない構築だな。

初心者の石田君がどれほど使いこなせるか。

 

「"デトニクス"のスキルでCB1し、"マルティナ"をバインド!自身にパワー+5000だ!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン" : パワー17000(12000+5000)

 

「"デモリッション"は後列へ移動。"レッドリバー・ドラグーン"、"サンダーストーム・ドラグーン"、"ドラゴニック・デスサイズ"をコール。"デスサイズ"のスキルでSB2し、"サウル"をバインド。自身にパワー+3000。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー12000(9000+3000)

 

「これで前列がいなくなった!"デモリッション"はパワー+3000!さらにドロップの"ライジング・フェニックス"のスキルで、自身をドロップからコールし、パワー+3000!」

 

"デモリッション・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

"ライジング・フェニックス" : パワー11000(8000+3000)

 

「"サンダーストーム"も相手前列が1枚以下で、パワー+5000!」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー14000(9000+5000)

 

「これでバトルだ!まずは"レッドリバー"でアタック!」

 

"レッドリバー・ドラグーン" : パワー14000(9000+5000)

 

「クイックシールドを使う。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー15000(10000+5000)

 

「なら、"デトニクス・スティンガードラゴン"でアタック!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン" : パワー17000(12000+5000)

 

「それはノーガードだよ。」

 

「行くぜ、ツインドライブ!1枚目、"ワイバーンガード ガルド"。ゲット、ドロートリガー!1枚引いて、"デスサイズ"にパワー+10000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー22000(9000+3000+10000)

 

「2枚目、"ドラゴンダンサー イルジーナ"。ゲット、ヒールトリガー!ダメージ1枚回復し、"サンダーストーム"にパワー+10000!」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"白百合の銃士セシリア"。」

 

「行け!"サンダーストーム"!」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー35000(9000+5000+10000+11000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"メイデン・オブ・イレディエイト"。」

 

「トドメだ!"デスサイズ"でアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー38000(9000+3000+10000+5000+11000)

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「くそ、トドメにはならなかったか。ターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

ナオキ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■□■

■■■■

V   : デトニクス・スティンガードラゴン

R右  : サンダーストーム・ドラグーン

R左  : ドラゴニック・デスサイズ

R右下 : ライジング・フェニックス

R左下 : デモリッション・ドラゴン

Rア1 : レッドリバー・ドラグーン

 

□■□

■■■

V   : リコリスの銃士サウル

R中央 : 月下美人の銃士ダニエル

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)、バ:2

--------------------------------------------------

 

「おいおい、嘘だろ...石田があのユウトを追い詰めてるぜ。」

 

「ナオキくん、すごい!」

 

「だが、ユウトはこれで終わるようなファイターじゃない。次のターン、石田がどこまで耐えられるか...」

 

 

 

「へ、外野が好き勝手言ってやがるが、これなら俺が勝つんじゃねえか?」

 

「ふっ...それはどうかな。スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身。"白百合の銃士セシリア"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

 

「そして、"セシリア"のスキル。CB1、"ダニエル"を退却。山札から5枚見て、"パンジーの銃士シルヴィア"、"メイデン・オブ・ファインエール"をコールし、シャッフル。"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー+6000。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー14000(8000+3000*2)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"シルヴィア"のスキル。"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー17000(8000+3000*3)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー17000(8000+3000*3)

 

「そして、"ファインエール"のスキル。CB1、自身を退却。山札から3枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"リコリスの銃士サウル"をコール。残りは山札の下へ。"プラント・トークン"は上書きされたので退却。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー23000(8000+3000*5)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー23000(8000+3000*5)

 

「"マルティナ"のスキル。パワー+5000、クリティカル+1。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「"サウル"のスキル。SB1、自身を退却。山札から3枚見て、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"をコール。トリガーユニットをコールしたので、追加でCB1し、トリガー効果を発動。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"マルティナ"のパワー+10000。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー26000(8000+3000*6)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー26000(8000+3000*6)

 

 

さて、これくらいかな。

少しカウンターを使いすぎてしまったけど、まあいいだろ。

 

「バトル。"ブロッサムレイン"のブースト、"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「"ドラゴンダンサー イルジーナ"でガードだ!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン" : パワー32000(12000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"マルティナ"にパワー+10000。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー38000(13000+5000+10000*2)、☆2

 

「2枚目、"睡蓮の銃士ルース"。...アタックは通らない。続けて、"マルティナ"であタックだ。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー64000(13000+5000+10000*2+26000)、☆2

 

「パワー64000だと!?くそ!"ワイバーンガード ガルド"、手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

「防がれたか。ま、わかってたけど。なら、"シルヴィア"でアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー36000(10000+26000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"レッドリバー・ドラグーン"。」

 

「じゃ、これでターンエンドかな。」

 

--------------------------------------------------

ナオキ 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

■□■

■■■■

V   : デトニクス・スティンガードラゴン

R右  : サンダーストーム・ドラグーン

R左  : ドラゴニック・デスサイズ

R右下 : ライジング・フェニックス

R左下 : デモリッション・ドラゴン

Rア1 : レッドリバー・ドラグーン

 

■■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : メイデン・オブ・ブロッサムレイン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)、バ:2

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー!このターンで決める!ぶちかませ、俺の分身!"デトニクス・ドリルドラゴン"にブレイクライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!」

 

出たか、"デトニクス"デッキの切り札。

確かヴァンガードがスタンドするんだったな。

 

 

「ライドされた"デトニクス・スティンガードラゴン"のスキル。こいつをリアガードにコールし、ヴァンガードのパワー+10000!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「さらに"スティンガー"のスキル。CB1し、"シルヴィア"をバインド!そして、パワー+5000!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン" : パワー22000(12000+5000+5000)

 

「行くぜ!"デトニクス・ドリルドラゴン"でヴァンガードにアタック!スキルでCB1し、"マルティナ"をバインド!そして、相手のリアガードの枚数分、手札を捨てることでアタック終了時にスタンドするぜ!」

 

そう言って、石田君は手札を3枚捨てる。

俺の後列のリアガードを除去できなかったから結構な手札を使ったな。

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「...ノーガード。」

 

「へっ、余裕って顔だな。俺がクリティカルを引いたら終わりだぜ?」

 

「いや...君はクリティカルを引けない。」

 

「何...?だったら意地でも引いてやる!ツインドライブ、1枚目、"デザートガンナー ガイバン"。2枚目...っ、"ライジング・フェニックス"。」

 

「ノートリガーだね。...ダメージチェック、"ウォータリング・エルフ"。ダメージ回復はできないけど、パワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

 

「くそ、スキルでスタンドし、パワー+5000、ドライブ-1!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー27000(12000+10000+5000)

 

「そのままもう一度アタックだ!」

 

「"月下美人の銃士ダニエル"でガード。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「ドライブチェック、"ワイバーンガード ガルド"。ゲット、ドロートリガー!1枚引いて、"デトニクス・スティンガードラゴン"にパワー+10000!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン" : パワー32000(12000+5000+5000+10000)

 

「でもアタックは通らない。そして、残りのアタックでパワーが足りてるのは、"スティンガー"だけだね。」

 

「くっ!"デトニクス・スティンガードラゴン"でアタック!」

 

「"ダニエル"でガード。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「っ、ターンエンドだ!」

 

--------------------------------------------------

ナオキ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

_■□■

■■■■■

V   : デトニクス・ドリルドラゴン

R右  : サンダーストーム・ドラグーン

R左  : ドラゴニック・デスサイズ

R右下 : ライジング・フェニックス

R左下 : デモリッション・ドラゴン

Rア1 : レッドリバー・ドラグーン

Rア2 : デトニクス・スティンガードラゴン

 

□■□

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R中央 : メイデン・オブ・ブロッサムレイン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)、バ:4

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。今の俺を超越する。咲き乱れよ、我が分身!ストライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士隊長セシリア"!」

 

「グレード4...!?」

 

「そうだ。グレード4はギフトを持たない。だが、代わりに強力なスキルを持っている。まずは"メイデン・オブ・イレディエイト"をコール。"イレディエイト"のスキルでCB1、自身をレスト。"プラント・トークン"を2枚コールし、相手のヴァンガードがグレード3ならヴァンガードにパワー+10000。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー25000(15000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー14000(8000+3000*2)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"セシリア"のスキル。CB1、"イレディエイト"を退却し、"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー17000(8000+3000*3)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー17000(8000+3000*3)

 

これで3枚。手札の"ダンシング・サンフラワー"、"ウォータリング・エルフ"をコールすれば5枚になるが...ま、3枚で十分だろう。

 

「バトル。"カローラ・ドラゴン"のブースト、"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー27000(10000+17000)

 

「"ドラゴンダンサー イルジーナ"でガード!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー32000(12000+20000)

 

「なら、左もアタックだ。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー27000(10000+17000)

 

「"ライジング・フェニックス"、"デザートガンナー ガイバン"でガード!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー32000(12000+10000*2)

 

「"プラント・トークン"のブースト、"セシリア"でアタック。スキルが強制発動する。このターンにコールしたグレード0のカードの枚数によって、複数のスキルが発動。このターン、"プラント・トークン"を3枚コールしているので3枚。よって、1枚以上のスキルでパワー+10000。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー45000(15000+10000+10000+10000)、☆2

 

「3枚以上で、アタック終了時にスキルが発動する。」

 

「"ワイバーンガード ガルド"、手札を1枚捨てて、完全ガードだ!これでアタックは絶対に通らない!」

 

「ああ。ツインドライブ、1枚目、"タンポポの銃士ミルッカ"。2枚目、"メイデン・オブ・ファインエール"。」

 

「よし...これで次のターン、俺が攻め切って...」

 

「残念だけど、君に次のターンは来ない。」

 

「何!?」

 

「"セシリア"のスキル。リアガードを5枚退却し、スタンド。ドライブ-2。」

 

「なっ!?」

 

「これで終わりだ。"セシリア"、もう一度アタック!」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー35000(15000+10000+10000)、☆2

 

 

石田君の手札は0枚。そして、リアガードがインターセプトしてもパワー22000。

このアタックは絶対に防げない。

 

 

「くそ...ダメージチェック、"デトニクス・ドリルドラゴン"。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「あんた、強えな。」

 

「ありがとう。石田君も初心者にしては強かったよ。」

 

「へへ、アイチが教えてくれたからな。それから、俺のことはナオキでいいぜ。」

 

「ああ、わかったよナオキ君。」

 

 

「ナイスファイトだったよ、ナオキくん!」

 

「ほんと、結構惜しかったんじゃないか?」

 

 

階段を上ると、観戦していたアイチ君と三和が声をかけてきた。

二人ともナオキ君を称えている。

 

 

「ありがとよ。」

 

 

「そういえば、今年のVF甲子園だけど。後江と宮地は出場するの?」

 

「VF甲子園か...俺たちは出場するつもりだぜ。な、櫂。」

 

「ああ。」

 

「僕たちはまだ部員が3人で...出場はしたいですけど。」

 

 

後江は出場確定、宮地はまだ未定...か。

俺たちは全校同じ地区だから、予選で当たるんだよな。

 

 

「実は今年からルールが変わるらしいんだよ。」

 

「そうなのか?」

 

「ああ。何でも5vs5のチーム戦で、勝ち数が多いチームが勝ちなんだって。今までは3vs3だったんだけど、日本のファイター数が増えたから変わったらしい。」

 

 

これはテツから聞いた情報だ。

テツは運営から聞いたらしいので、多分ほぼ確定の情報なんだろう。

 

 

「5vs5...!?俺たちは部員4人だぜ。」

 

「ああ。俺、三和、森川、井崎...5人いない。」

 

「ああ、そこは大丈夫。5人に満たない場合はあらかじめどのファイトを不戦敗とするか決められるらしい。さすがに2人チームでは出場できないけど。」

 

 

「へえ、じゃあ俺たち最初から1敗の状態で始まるのかよ。」

 

「ふ、だが面白い。」

 

「そう思ってるのはお前だけだよ、櫂...」

 

 

俺たちは俺、アサカ、レン、スイコさん、ジリアンさんの5人になるだろうな。

他に実力のあるファイターはいないだろうし。

 

 

宮地は今のところ、アイチ君とナオキ君。もう一人は多分ミサキさんかな?

 

「アイチ!こうなったら早いところあと二人見つけようぜ!」

 

「うん。コーリンさんにも話して、三人で残りの二人を見つけようか。」

 

「あれ、ミサキさんは部員じゃないんだ。」

 

「あ、はい...ミサキさんにも声をかけたんですけど、お店の手伝いがあるからって...」

 

 

へえ、意外だな。

ミサキさんはアイチ君のことを気にかけてたし、部員になってると思ったけど。

 

 

「ま、なんとかするぜ。VF甲子園じゃ今回の借りは返させてもらうぜ。」

 

「ふふ、楽しみにしているよ。」

 

 

 

 

.




●人物紹介コーナー

ジリアン・チェン
福原高校1年生。香港の高校から留学してきた。VFサーキットでユウトと出会い、ユウトに一目惚れした経緯がある。ユウトに会いに留学してきたと言っても過言ではない。
一度ユウトに告白してフラれているが、全く諦めていない。

使用クラン : アクアフォース
切り札 : ネイブルゲイザー・ドラゴン


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第六十二話「後江高校カードファイト部」

ユウトside

 

 

「ここが櫂の通ってる後江高校ですか。」

 

「レン、早くいくぞ。」

 

 

ナオキ君とファイトした日から数日経ったある日。

俺たち福原高校カードファイト部の一部メンバーは、後江高校へと来ていた。

 

というのもあの日、櫂と三和に練習試合を申し込んだのだ。

俺たちはよく全国区のチームと練習試合をするものの、正直相手になるようなチームがいないのが現状。ならばと、櫂を有する後江高校に試合を申し込んだ。

 

 

「よく来たな、お前たち。」

 

「あ、櫂。」

 

「良く来てくれました。私は後江高校カードファイト部の顧問、マーク・ホワイティンです。」

 

「こんにちは。福原高校カードファイト部部長の久導ユウトです。本日は練習試合を引き受けていただき、ありがとうございます。」

 

「いえいえ、こちらこそ。福原のような強豪チームのファイターとファイトできる機会はなかなかありませんから。今日はよろしくお願いしますね。」

 

「はい。こちらこそ、よろしくお願いします。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「よく来たな、ユウト。」

 

「やあ、三和。」

 

「俺たち4人しかいないから、今日は助っ人を呼んでるけどいいよな?」

 

「助っ人か...構わないけど、誰?」

 

「へへ、それは後のお楽しみだ。」

 

ふ~ん、一体誰なんだろうか。

まあ誰が来ても倒すだけだ。

 

 

「じゃあ、実戦形式でいいよな?」

 

「ああ。」

 

「じゃ、とりあえずオーダーをマーク先生に渡してくれ。」

 

「了解。」

 

 

俺はマーク先生にオーダーを渡す。

今回は本番に向けた調整だから、本番と同じ想定のオーダーにしてみた。

 

 

「では、さっそく始めましょう。先鋒戦、後江高校からは森川君。」

 

「おっす!」

 

「福原高校からは立凪さん。」

 

「はい。」

 

 

「よろしくね。」

 

「お、おっす。」

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"手当の守護天使ペヌエル"。」

 

「"ランニング・スナイパー"!」

 

 

森川君はスパイクブラザーズか。

そういえば、キョウはまたスパイクブラザーズにクランを戻していたな。

森川君はどういう構築なんだろう。

 

 

「私のターン、ドロー。"尖針の守護天使イオフィエル"にライド。"ペヌエル"のスキルで1枚引き、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

森川 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ランニング・スナイパー

 

□■□

□□□

V   : 尖針の守護天使イオフィエル

 

スイコ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、ドロー。"ワンダー・ボーイ"にライド。"ランニング・スナイパー"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るぜ。」

 

 

「も、森川がライドできただと...!?」

 

「ふっふっふ、実は昨日、俺とマーク先生で説得してな。」

 

「な、なんて言ったんだ?」

 

「最強のカードを使うにはお前の実力はまだ足りない。グレード1、グレード2を使いこなしてこそ、グレード3が輝くんだ...って言ったんだよ。」

 

「それで納得したのかよ、森川ァ...」

 

 

な、何だかあっちが盛り上がっているな。

まだグレード1にライドしただけなのに。

 

 

「バトルだ!"ワンダー・ボーイ"でアタック!」

 

"ワンダー・ボーイ" : パワー8000

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"サイレンス・ジョーカー"。ゲット、クリティカルトリガー!ついてるぜ、今日の俺は!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"ワンダー・ボーイ" : パワー18000(8000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"神託の守護天使レミエル"、"スケーリング・エンジェル"。」

 

「ターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

森川 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ワンダー・ボーイ

 

□■□

□□□

V   : 尖針の守護天使イオフィエル

 

スイコ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"後躯の守護天使アールマティ"にライド。スキルでSB1し、ダメージゾーンから"スケーリング・エンジェル"をコール。山札の上から1枚を裏でダメージゾーンに置くわ。」

 

 

ダメージに置かれたのは、"真紅の奇跡メタトロン"か。

"レミエル"と"メタトロン"、どちらを回収しても良いな。

スイコさんはどっちを回収するのかな。

 

 

「ライドされた"イオフィエル"のスキル。手札の"礎の守護天使ハスデヤ"と、ダメージゾーンの"真紅の奇跡メタトロン"を入れ替えるわ。そして、"スケーリング・エンジェル"のスキルで"ハスデヤ"をソウルに置き、ドロップから"イオフィエル"をダメージに置く。...バトルよ。"アールマティ"でアタック。」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー9000

 

「"サイレンス・ジョーカー"でガード!」

 

"ワンダー・ボーイ" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"尖針の守護天使イオフィエル"。アタックは通らない。こっちはどうかしら。"スケーリング・エンジェル"でアタックよ。」

 

"スケーリング・エンジェル" : パワー8000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ワンダー・ボーイ"。」

 

「あら、こっちは受けるのね。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

森川 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : ワンダー・ボーイ

 

■■□

□□□

V   : 後躯の守護天使アールマティ

R左  : スケーリング・エンジェル

 

スイコ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、スタンド&ドロー。"パワーバック・レナルド"にライド。スキルは使わないぜ。"スパイクバウンサー"をコール。このままバトル。"レナルド"でヴァンガードにアタック!」

 

"パワーバック・レナルド" : パワー10000

 

「うふふ、"ピンキー・デンチュリスト"でガード。」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー24000(9000+15000)

 

「よっしゃ、ドライブチェック!"チアガール マリリン"、ゲット、ドロートリガー!1枚引き、"スパイクバウンサー"にパワー+10000!」

 

"スパイクバウンサー" : パワー20000(10000+10000)

 

「っ、またトリガーを引くなんて...」

 

「"スパイクバウンサー"でアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"恋の守護者ノキエル"。ゲット、ドロートリガーよ。1枚引いて、パワー+10000。」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー19000(9000+10000)

 

「"スパイクバウンサー"のスキルでCB1、こいつをソウルに置いて1枚ドロー。ターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

森川 手札:9枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□□□

□■□

V   : パワーバック・レナルド

 

■■□

□□□

V   : 後躯の守護天使アールマティ

R左  : スケーリング・エンジェル

 

スイコ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。ライド、"神託の守護天使レミエル"。イマジナリーギフトプロテクトⅡを右前列へ。そして、"尖針の守護天使イオフィエル"をコール。スキルでCB1、自身をバインドすることで、山札の上から1枚をダメージゾーンに置くわ。」

 

 

スイコさんのダメージゾーンのカード、全然リアガードにいないし、手札にもいなさそうだけど大丈夫か...?

 

 

「私は"ベリフルメッズ・エンジェル"をコール。スキルで自身をソウルに置き、手札の"真紅の奇跡メタトロン"とダメージゾーンの"聖火の守護天使サリエル"を入れ替える。そして、"サリエル"をコール。スキルでCB1、SB1し、山札から"天罰の守護天使ラグエル"をダメージに置き、1枚回復。」

 

「(くそ~、手札に最強のグレード3が少ねえ...落ち着かねえ...)」

 

「"天罰の守護天使ラグエル"をコール。スキルでCB1し、ドロップゾーンから"ベリフルメッズ・エンジェル"をコール。"スケーリング・エンジェル"と"サリエル"は位置を入れ替えるわ。これでバトル。"ラグエル"でアタック。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー14000(9000+5000)

 

「クイックシールドを使うぜ。」

 

"パワーバック・レナルド" : パワー15000(10000+5000)

 

「なら"レミエル"でアタック。スキルでSB1し、CC1。そして、ダメージゾーンに同名カードがあるユニットをスタンド。...あるのは"ラグエル"だけだから、"ラグエル"をスタンド。そして、リアガードすべてにパワー+5000よ。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー19000(9000+5000+5000)

"聖火の守護天使サリエル" : パワー14000(9000+5000)

"ベリフルメッズ・エンジェル" : パワー13000(8000+5000)

"スケーリング・エンジェル" : パワー13000(8000+5000)

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー12000

 

「"サイレンス・ジョーカー"でガード!」

 

"パワーバック・レナルド" : パワー25000(10000+15000)

 

「結構守るのね。まあいいわ。ツインドライブ、1枚目、"礎の守護天使ハスデヤ"。2枚目、"聖火の守護天使サリエル"。」

 

 

スイコさんにトリガーは出ない。

森川君は逆にトリガーを引きまくってるから、結構きついんじゃないか...?

 

 

 

「"サリエル"でアタックよ。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー27000(9000+5000+13000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"オフェンシブ・パンター"。」

 

「次よ。"ラグエル"でアタック。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー32000(9000+5000+5000+13000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"将軍ザイフリート"。」

 

「うふふ、これでダメージ3。...エンドフェイズ、"イオフィエル"をドロップに置き、ダメージゾーンから"真紅の奇跡メタトロン"を回収。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

森川 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : パワーバック・レナルド

 

■■■

■□■

V   : 神託の守護天使レミエル

R右  : 天罰の守護天使ラグエル

R左  : 聖火の守護天使サリエル

R右下 : ベリフルメッズ・エンジェル

R左下 : スケーリング・エンジェル

 

スイコ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、スタンド&ドロー。最強グレード3にライドだぜ!"将軍ザイフリート"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークル!」

 

"将軍ザイフリート" : パワー23000(13000+10000)

 

「そして、"将軍ザイフリート"、"ジャガーノート・マキシマム"をコール。"ジャガーノート"はスキルでパワー+10000!」

 

"ジャガーノート・マキシマム" : パワー23000(13000+10000)

 

「バトルだ!"ジャガーノート"でヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガードよ。ダメージチェック、"後躯の守護天使アールマティ"。」

 

「ヴァンガードの"ザイフリート"でアタック!」

 

"将軍ザイフリート"(V) : パワー23000(13000+10000)

 

「"恋の守護者ノキエル"、手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ジャイロスリンガー"。2枚目、"ワンダー・ボーイ"。くそっ、ノートリガー...だが、まだアタックは残ってるぜ。"ザイフリート"でアタック!」

 

"将軍ザイフリート"(R右) : パワー13000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"懲罰の守護天使シェミハザ"。」

 

 

ああ、無駄なトリガーが出てしまったか。

それにこれでダメージ5...やはりキツイか?

 

 

「俺様はこれでターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

森川 手札:7枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□□□

■■■

V   : 将軍ザイフリート

R右  : 将軍ザイフリート

R左  : ジャガーノート・マキシマム

 

■■■

■□■

V   : 神託の守護天使レミエル

R右  : 天罰の守護天使ラグエル

R左  : 聖火の守護天使サリエル

R右下 : ベリフルメッズ・エンジェル

R左下 : スケーリング・エンジェル

 

スイコ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「うふふ、私のターンよ。スタンド&ドロー。ライドフェイズ開始時、"レミエル"のスキル。山札の上から1枚をダメージゾーンに置くわ。...置かれたのは"スケーリング・エンジェル。」

 

「(これでスタンドできるユニットが増えちまったか...)」

 

「ダメージに置いたので、ダメージから1枚手札に加えるわ。私は"神託の守護天使レミエル"を手札に加える。そして、"レミエル"にライド!イマジナリーギフトプロテクトⅡを左前列へ。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー14000(9000+5000)

 

「"ベリフルメッズ"のスキル。自身をソウルに置き、手札の"礎の守護天使ハスデヤ"とダメージゾーンの"懲罰の守護天使シェミハザ"を入れ替える。そして、"聖火の守護天使サリエル"をコール。スキルでCB1、SB1し、山札から"サリエル"をダメージゾーンに置き、1枚回復。」

 

これですべてのリアガードが、ダメージゾーンに同名カードがある状況になったな。

スイコさんの真の力が発揮される。

 

 

「バトルよ。まずは"ラグエル"で"ヴァンガードにアタック。"サリエル"はブーストを得ているわ。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー23000(9000+5000+9000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"パワーバック・レナルド"。」

 

「次、"サリエル"でアタックよ。」

 

"聖火の守護天使サリエル"(R左) : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「"ジャイロスリンガー"でガード!」

 

"将軍ザイフリート" : パワー23000(13000+10000)

 

「次、"レミエル"でアタック。スキルでSB1し、CC1。リアガードをスタンドし、4枚スタンドしたので2枚ドロー。リアガードすべてにパワー+5000!」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー19000(9000+5000+5000)

"聖火の守護天使サリエル"(R左) : パワー19000(9000+5000+5000)

"聖火の守護天使サリエル"(R右下) : パワー14000(9000+5000)

"スケーリング・エンジェル" : パワー13000(8000+5000)

 

「"チアガール ティアラ"でガード!」

 

"将軍ザイフリート" : パワー33000(13000+20000)

 

 

これではアタックが通らないな。

ま、スイコさんならどうにかするだろうけど。

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"尖針の守護天使イオフィエル"。2枚目、"サニースマイル・エンジェル"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"ラグエル"にパワー+10000。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)

 

「"サリエル"、アタックよ!」

 

"聖火の守護天使サリエル"(R左) : パワー32000(9000+5000+5000+13000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"オフェンシブ・パンター"。」

 

 

よし、これでダメージ5。逆転して追い詰めたぞ。

 

 

「"ラグエル"、トドメよ!」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー43000(9000+5000+5000+10000+14000)

 

「させないぜ!"チアガール マリリン"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「っ、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

森川 手札:3枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

□□□

■■■

V   : 将軍ザイフリート

R右  : 将軍ザイフリート

R左  : ジャガーノート・マキシマム

 

■■■

■□■

V   : 神託の守護天使レミエル

R右  : 天罰の守護天使ラグエル

R左  : 聖火の守護天使サリエル

R右下 : 聖火の守護天使サリエル

R左下 : スケーリング・エンジェル

 

スイコ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、スタンド&ドロー。このターンで決めてやる。"ジャガーノート"のスキル。メインフェイズ開始時、このカードをソウルに置いて、デッキから"ジャガーノート"をコール!そして、コールされた"ジャガーノート"はスキルでパワー+10000だ!」

 

"ジャガーノート・マキシマム" : パワー23000(13000+10000)

 

「そして、"ワンダー・ボーイ"をコール。スキルでドロップから"サイレンス・ジョーカー"をデッキの下に置き、パワー+5000!」

 

"ワンダー・ボーイ" : パワー13000(8000+5000)

 

「"ザイフリート"のスキル。CB1、リアガードの"ザイフリート"をソウルに置き、デッキから"将軍ザイフリート"をコール!自身とコールしたユニットにパワー+10000!」

 

"将軍ザイフリート"(V) : パワー33000(13000+10000+10000)

"将軍ザイフリート"(R右) : パワー23000(13000+10000)

 

「これでバトルだぜ!"ジャガーノート"でヴァンガードにアタック!」

 

"ジャガーノート・マキシマム" : パワー36000(13000+10000+13000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"スケーリング・エンジェル"。」

 

「"ザイフリート"でアタック!」

 

"将軍ザイフリート"(V) : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「"懲罰の守護天使シェミハザ"と、"サニースマイル・エンジェル"2枚でガードよ。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー67000(12000+15000+20000*2)

 

「チッ、ツインドライブ、1枚目、"スパイクバウンサー"。2枚目、"ソニック・ブレイカー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてリアガードの"ザイフリート"だ!」

 

"将軍ザイフリート"(R右) : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「"ザイフリート"でアタック!」

 

「"恋の守護者ノキエル"、手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「なに!?...くそ、ターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

森川 手札:5枚、ソウル:6枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

■□□

■■■

V   : 将軍ザイフリート

R右  : 将軍ザイフリート

R左  : ジャガーノート・マキシマム

R左下 : ワンダー・ボーイ

 

■■■

■□■

V   : 神託の守護天使レミエル

R右  : 天罰の守護天使ラグエル

R左  : 聖火の守護天使サリエル

R右下 : 聖火の守護天使サリエル

R左下 : スケーリング・エンジェル

 

スイコ 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「さあ、このターンでおしまいよ。スタンド&ドロー。ライドフェイズ開始時、"レミエル"のスキル。山札から1枚をダメージゾーンに置く。"サニースマイル・エンジェル"ね...今置いたこのカードを手札に加えるわ。そして、"神託の守護者レミエル"にライド!イマジナリーギフトプロテクトⅡを右前列へ。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー19000(9000+5000*2)

 

「バトルよ。"スケーリング・エンジェル"のブースト、"サリエル"でアタック。」

 

"聖火の守護天使サリエル"(R左) : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「"サイレンス・ジョーカー"でガード!」

 

"将軍ザイフリート" : パワー28000(13000+15000)

 

「なら、"サリエル"のブースト、"ラグエル"でアタックよ!」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー28000(9000+5000*2+9000)

 

「くそ、"スパイクバウンサー"、"ソニック・ブレイカー"でガード!」

 

"将軍ザイフリート" : パワー33000(13000+5000+15000)

 

「なら、"イオフィエル"のブースト、"レミエル"でアタック。スキルでSB1し、CC1。すべて同名があるので、リアガードすべてをスタンド。5枚スタンドしたので、2枚引き、リアガードすべてにパワー+5000!」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー24000(9000+5000*2+5000)

"聖火の守護天使サリエル"(R左) : パワー19000(9000+5000+5000)

"聖火の守護天使サリエル"(R右下) : パワー14000(9000+5000)

"スケーリング・エンジェル" : パワー13000(8000+5000)

"尖針の守護天使イオフィエル" : パワー13000(8000+5000)

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー25000(12000+13000)

 

「"チアガール マリリン"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「うふふ、これで手札を使い切ったわね。」

 

「ハッ!?しまったあああ!」

 

「うふ、ツインドライブ、1枚目、"神託の守護天使レミエル"。2枚目、"懲罰の守護天使シェミハザ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ラグエル"へ。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー34000(9000+5000*2+5000+10000)、☆2

 

「さ、トドメよ。"ラグエル"でアタック。」

 

「うぐ...ノーガード、ダメージチェック、"ガンワイルド・ウルフ"...」

 

 

.....

....

...

..

.

 

「勝者、福原高校、立凪スイコさん!」

 

マーク先生から勝者の宣言がされる。

何だかんだ、終始スイコさんが圧倒していた気がするな。

随分と余裕な態度だったし。

 

 

「ナイスファイト、スイコさん。」

 

「うふふ、ありがとう、ユウト君。」

 

 

「くそ~...もう少しだったのに...」

 

「ドンマイ、森川。」

 

「そうそう。マケミにしてはよくやったよ。」

 

「俺はカツミだ!」

 

 

さて、次は次鋒戦だが...

 

 

「アサカ、大丈夫?」

 

「ええ...でも私、勝てるかしら...」

 

「アサカ...あんまり気負い過ぎることはないよ。ファイトを楽しもう?」

 

「...うん。」

 

「それに、昨日一緒にデッキを作ったじゃないか。...俺とアサカの二人で作ったデッキなんだ。負けるはずがないさ。」

 

そう言って、俺はアサカの頭を撫でる。

アサカは少し顔を赤らめながらも、俺に身をゆだねてくれる。

 

 

「そうよね。私とユウトが作ったデッキだもの。...ユウト、私勝ってくるわ。」

 

「ああ。期待してるよ。」

 

 

アサカが笑顔になってくれた。

やっぱり、好きな人には笑っててほしい。

アサカは笑顔が良く似合うのだから。

 

 

「(相変わらずあちらさんはイチャイチャしてるね~。)」

 

「(ユウト、相変わらずだな。)」

 

 

.




●人物紹介コーナー

石田 ナオキ
宮地学園高等部1年生。お坊ちゃんお嬢ちゃんの集まる宮地学園では珍しい不良。
昔いじめられていたアイチを見捨てたことを後悔している。
ヴァンガードは始めたばかりの初心者だが、日々実力を伸ばしている。

使用クラン : なるかみ
切り札 : デトニクス・ドリルドラゴン

.


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第六十三話「新しい私」

すみません、がっつり体調崩してました。
まだ本調子ではないですが、更新は再開していきます。(2021.12.20)


アサカside

 

 

「では、次鋒戦を始めます。後江高校からは井崎君。福原高校からは鳴海さん。」

 

「はい。...よろしく。」

 

「は、はい!(や、やっぱり美人だよなぁ。)」

 

 

彼のことはよく知らないけど、このファイトには負けられない。

最近、私は負け続きだった。スイコやジリアンに負けて、ユウトの隣にいる資格がなかった。それでもユウトは私に優しく接してくれた。

 

「(ユウトの優しさに応えるために...ユウトと作ったこのデッキで勝つ!)」

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"ドラゴンエッグ"。」

 

「"銀の茨のお手伝い イオネラ"。」

 

 

"ドラゴンエッグ"...たちかぜね。

フーファイターでも福原でもあまり使用者はいないクランね。

それだけに、どんなデッキかあまり想像できないわね。

 

 

「俺のターン、ドロー。"真古代竜プテラフィード"にライド。"ドラゴンエッグ"のスキルで1枚ドロー。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

井崎 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 真古代竜プテラフィード

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イオネラ

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"ナイトメアドール いーでぃす"にライド。"イオネラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るわ。そのままバトル。」

 

"ナイトメアドール いーでぃす" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"マスカレード・バニー"。」

 

「ダメージチェック、"真古代竜バレルトプス"。」

 

 

お互いにトリガーは無し。

立ち上がりは普通ね。ま、これから攻めていくわ。

 

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

井崎 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 真古代竜プテラフィード

 

□■□

□□□

V   : ナイトメアドール いーでぃす

 

アサカ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"真古代竜アロネロス"にライド。スキルでCB1し、山札から3枚見て、"真古代竜ブレドロメウス"をコール。残りは山札の下へ。そして、"真古代竜アルバートテイル"を2枚と、"古代竜イグアノゴーグ"をコール。"アルバートテイル"はヴァンガードが"古代竜"ならパワー+5000だぜ。」

 

"真古代竜アルバートテイル"(R右) : パワー13000(8000+5000)

"真古代竜アルバートテイル"(R中央) : パワー13000(8000+5000)

 

「バトル!"アルバートテイル"のブースト、"アロネロス"でアタック!」

 

"真古代竜アロネロス" : パワー22000(9000+13000)

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"草食竜プルートザウルス"。ゲット、フロントトリガー!前列にパワー+10000。さらに"真古代竜"はフロントトリガーが出たら、クリティカル+1だぜ!」

 

"真古代竜アロネロス" : パワー32000(9000+10000+13000)、☆2

"真古代竜アルバートテイル"(R右) : パワー23000(8000+5000+10000)、☆2

"真古代竜ブレドロメウス" : パワー22000(12000+10000)、☆2

"真古代竜アルバートテイル"(R中央) : パワー13000(8000+5000)、☆2

 

 

「なっ!?前列すべてクリティカル2...!?」

 

「さらに"イグアノゴーグ"のスキルで武装ゲージを付ける。」

 

「っ、ダメージチェック、"ナイトメアドール あびげいる"、"ナイトメアドール ありす"。」

 

 

く、トリガーが出ないとこのアタックを守るがキツイわね。

 

 

「"アルバートテイル"でアタック!」

 

"真古代竜アルバートテイル"(R右) : パワー23000(8000+5000+10000)、☆2

 

「クイックシールドを使用。さらに"銀の茨の獣使い セルジュ"でガードよ!」

 

"ナイトメアドール いーでぃす" : パワー28000(8000+5000+15000)

 

「"イグアノゴーグ"のブースト、"ブレドロメウス"でアタック!」

 

"真古代竜ブレドロメウス" : パワー30000(12000+10000+8000)、☆2

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドローし、パワー+10000。」

 

"ナイトメアドール いーでぃす" : パワー18000(8000+10000)

 

「2枚目、"ナイトメアドール ろーだ"。」

 

「よし、順調だぜ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

井崎 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

■■□

■■■

V   : 真古代竜アロネロス

R右  : 真古代竜アルバートテイル

R左  : 真古代竜ブレドロメウス

R中央 : 真古代竜アルバートテイル

R左下 : 古代竜イグアノゴーグ(武:1)

 

□■□

□□□

V   : ナイトメアドール いーでぃす

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"ナイトメアドール まりっさ"にライド。スキルで手札の"ジャンピング・ジル"をソウルに置き、山札から7枚見て、グレード2以外のワーカロイドを公開...っ、1枚もないわ。このまま戻してシャッフル。」

 

 

ワーカロイドで固めていないとはいえ、まさか1枚もないなんてね。

でも仕方ないわ。割り切っていきましょう。

 

 

「"マスカレード・バニー"をコール。スキルで山札から5枚見て、"ナイトメアドール ちぇるしー"を手札に加え、手札を1枚捨てるわ。」

 

「(やっぱり"ナイトメアドール"デッキか...ペイルムーン使いはあんまりいないからなぁ...)」

 

「バトルよ。"マスカレード・バニー"でリアガードの"アルバートテイル"にアタック。」

 

"マスカレード・バニー" : パワー8000

 

「う、ノーガード..."アルバートテイル"は退却。」

 

「続けて、"まりっさ"でヴァンガードにアタックよ。」

 

"ナイトメアドール まりっさ" : パワー9000

 

「(守れるけど、コストも欲しいよな。)...ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"お菓子なピエロ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000。」

 

"ナイトメアドール まりっさ" : パワー19000(9000+10000)

 

 

良かった...これでダメージ3。フロントトリガーを引かれていきなり敗北、なんてことにはならないわね。

 

 

「ダメージチェック、"サベイジ・シャーマン"...ゲット、ヒールトリガー。」

 

「うふふ、一番無駄なトリガーね。...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

井崎 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■■□

■■□

V   : 真古代竜アロネロス

R左  : 真古代竜ブレドロメウス

R中央 : 真古代竜アルバートテイル

R左下 : 古代竜イグアノゴーグ(武:1)

 

■■□

□□□

V   : ナイトメアドール まりっさ

R左  : マスカレード・バニー

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"古代竜スピノドライバー"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅠ!さらに"古代竜スピノドライバー"をコールし、バトル。リアガードの"スピノドライバー"でヴァンガードにアタック!」

 

"古代竜スピノドライバー" : パワー22000(12000+10000)

 

「っ、"お菓子なピエロ"でガードよ。」

 

"ナイトメアドール まりっさ" : パワー29000(9000+20000)

 

「続けて、ヴァンガードの"スピノドライバー"でアタック。スキルでCB1、リアガードの"スピノドライバー"、"アルバートテイル"を退却し、イマジナリーギフトアクセルを得て、1枚引き、手札から1枚コールする。"古代竜ディノクラウド"をコール。そして、"スピノドライバー"と"ブレドロメウス"にパワー+5000!」

 

"古代竜スピノドライバー" : パワー17000(12000+5000)

"真古代竜ブレドロメウス" : パワー17000(12000+5000)

 

「く、ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"真古代竜ヘフトスティラコ"。2枚目、"古代竜ディノクラウド"。」

 

「ダメージチェック、"ナイトメアドール ろーだ"。」

 

 

あっちがトリガーを引かなくて助かったけど、こっちもトリガーは無しね。

相変わらず、さっきのターンの前列全員クリティカル+1が痛いわね。

 

 

「"イグアノゴーグ"のブースト、"ブレドロメウス"でアタック!」

 

"真古代竜ブレドロメウス" : パワー25000(12000+5000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の獣使い セルジュ"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000よ。」

 

"ナイトメアドール まりっさ" : パワー19000(9000+10000)

"マスカレード・バニー" : パワー18000(8000+10000)

 

 

ここでトリガーを引けたのはデカいわね。

残りのアタックを守るのも簡単そうだわ。

 

 

「なら、"ディノクラウド"でアタック。スキルでSB1、"イグアノゴーグ"を退却することでパワー+10000!」

 

"古代竜ディノクラウド" : パワー29000(9000+10000+10000)

 

「さらに"イグアノゴーグ"のスキル。カードの能力で退却した時、CB1することでこのユニットをコールできる。そして、このカードの武装ゲージがついていたなら、このCBは減るぜ。」

 

「つまり、ノーコストでコールできるということね。」

 

「そういうことだ!」

 

「(これで"イグアノゴーグ"はパワー18000。"マスカレード"にはアタックは通るわね。)"冥界の催眠術師"、手札を1枚捨て、完全ガードよ。」

 

 

手札がグレード3ばっかりでガードもきついわ。

まさかこんなアタックで完全ガードを使わせられるなんて。

 

 

「"イグアノゴーグ"、"マスカレード・バニー"にアタックだ!」

 

"古代竜イグアノゴーグ" : パワー18000(8000+10000)

 

「ノーガード。"マスカレード・バニー"は退却よ。」

 

「よし、これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

井崎 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

_□□□

■■■□■

V   : 古代竜スピノドライバー

R左  : 真古代竜ブレドロメウス

Rア1 : 古代竜ディノクラウド

Rア2 : 古代竜イグアノゴーグ

 

□■□

□□□

V   : ナイトメアドール まりっさ

 

アサカ 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「いいぞ、井崎!」

 

「その調子だ!」

 

 

「彼、結構やりますね。」

 

「ああ。アサカをあそこまで追い詰めるとは...でも、アサカなら勝つよ。」

 

「ふふ、相変わらず君のアサカへの信頼はすごいですね。」

 

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"ナイトメアドール ちぇるしー"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"ナイトメアドール ありす"、"パープル・トラピージスト"をコール。」

 

手札が少ないからなかなか攻められないわね。

このターンは状況を改善することに努めましょう。

 

 

「バトル。"トラピージスト"のブースト、"ありす"で"ディノクラウド"にアタック。」

 

"ナイトメアドール ありす" : パワー19000(12000+7000)

 

「"草食竜プルートザウルス"でガード!」

 

"古代竜ディノクラウド" : パワー24000(9000+15000)

 

 

「(まあ、守るわよね。)"ちぇるしー"、ヴァンガードにアタックよ。」

 

"ナイトメアドール ちぇるしー" : パワー12000

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"お菓子なピエロ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000。」

 

"ナイトメアドール ちぇるしー" : パワー22000(12000+10000)

 

「2枚目、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ナイトメアドール ちぇるしー" : パワー32000(12000+10000*2)

 

「ダメージチェック、"真古代竜ヘフトスティラコ"。」

 

 

よし、ここでダブルトリガーは大きいわ。

ここは"ちぇるしー"のスキルを使って、もう少しリアガードを攻める!

 

 

「"ちぇるしー"のスキル発動。CB1することでソウルからワーカロイドを2枚コール。"ナイトメアドール まりっさ"、"ナイトメアドール いーでぃす"をコールし、相手ヴァンガードがグレード3以上なのでパワー+10000。」

 

"ナイトメアドール まりっさ" : パワー24000(9000+5000+10000)

"ナイトメアドール いーでぃす" : パワー18000(8000+10000)

 

「さらに、"いーでぃす"のスキル。他のサークルのワーカロイド"の数だけ、パワー

+2000。よって、パワー+6000よ。」

 

"ナイトメアドール いーでぃす" : パワー24000(8000+10000+2000*3)

 

「行くわよ。"いーでぃす"で"ディノクラウド"にアタック!」

 

「くっ、ノーガード。"ディノクラウド"は退却。」

 

「"まりっさ"は"ブレドロメウス"にアタック!」

 

「くそ...ノーガードだぜ。」

 

「これで私はターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

井崎 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

_□□□

■□■□□

V   : 古代竜スピノドライバー

Rア2 : 古代竜イグアノゴーグ

 

■■■■

■□□

V   : ナイトメアドール ちぇるしー

R右  : ナイトメアドール いーでぃす

R左  : ナイトメアドール ありす

R左下 : パープル・トラピージスト

Rア1 : ナイトメアドール まりっさ

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。(くそ...これじゃライドしても退却するリアガードが足りないぜ...)」

 

「(うふふ...リアガードを削ったのが効いてるみたいね。)」

 

「..."古代竜ディノクラウド"、"真古代竜ブレドロメウス"、"真古代竜バレルトプス"をコール。これでバトルだ!"イグアノゴーグ"でアタック!」

 

"古代竜イグアノゴーグ" : パワー18000(8000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ナイトメアドール まりっさ"。」

 

「"ディノクラウド"でアタック!スキルでSB1し、"イグアノゴーグ"を退却。パワー+10000。」

 

"古代竜ディノクラウド" : パワー29000(9000+10000+10000)

 

「"お菓子なピエロ"でガードよ。」

 

"ナイトメアドール ちぇるしー" : パワー32000(12000+20000)

 

「"バレルトプス"でアタック!」

 

"真古代竜バレルトプス" : パワー12000

 

「"まりっさ"でインターセプトよ。」

 

"ナイトメアドール ちぇるしー" : パワー17000(12000+5000)

 

「なら、"スピノドライバー"でアタック!スキルでCB1、"ディノクラウド"、"バレルトプス"を退却。イマジナリーギフトアクセルを得て、1枚引き、手札から1枚コール。"真古代竜ヘフトスティラコ"をコール。そして、"スピノドライバー"と"ブレドロメウス"にパワー+5000。"ヘフトスティラコ"は追加されたサークルにいるのでパワー+5000!」

 

"古代竜スピノドライバー" : パワー17000(12000+5000)

"真古代竜ブレドロメウス" : パワー17000(12000+5000)

"真古代竜ヘフトスティラコ" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「"冥界の催眠術師"、手札を1枚捨て、完全ガードよ。」

 

これでこのアタックは絶対に通らない。

でも、私の手札は"銀の茨バーキング・ドラゴン"と"ナイトメアドール あびげいる"。ドライブチェックで1枚でもトリガーが出たら、片方を防ぐのは不可能ね。

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"真古代竜プテラフィード"。2枚目、"サベイジ・シャーマン"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージは回復できないけど、"ヘフトスティラコ"にパワー+10000。」

 

"真古代竜ヘフトスティラコ" : パワー34000(9000+5000+10000+10000)

 

「っ...!」

 

トリガー...でも、フロントでもクリティカルでもない。

トリガーを引かれるという最悪の事態の中でも、一番マシな展開ね。

 

「"ブレドロメウス"でアタック!」

 

"真古代竜ブレドロメウス" : パワー17000(12000+5000)

 

「"ナイトメアドール あびげいる"でガード。」

 

"ナイトメアドール ちぇるしー" : パワー22000(12000+10000)

 

「防がれた...だけど、このアタックは手札1枚じゃ防げないだろ!"ヘフトスティラコ"でアタック!」

 

"真古代竜ヘフトスティラコ" : パワー34000(9000+5000+10000+10000)

 

「...ノーガード。ダメージチェック。」

 

 

私、また負けるのかしら...

スイコにもジリアンにも負けて、よく知らないこの井崎って男にも負けて。

本当、私ってユウトのそばにいて良いのかしら...

 

 

 

「アサカ!諦めるな!」

 

「っ...」

 

「まだ負けてない!最後まで諦めないでファイトしろ!」

 

「ユウト...」

 

「俺は信じてる!アサカが必ず勝つってことを!」

 

 

「ダメージチェック。..."お菓子なピエロ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000。」

 

"ナイトメアドール ちぇるしー" : パワー22000(12000+10000)

 

 

「くっ...!」

 

「やったわ...まだ負けてない...私、まだやれるわ!ユウト!」

 

「ああ!がんばれ、アサカ!」

 

 

ユウトが応援してくれてる...ユウトが見守ってくれてる。

ユウトが私を信じてくれている。だったら負けないわ!

 

 

「く...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

井崎 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(裏:2)

 

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V   : 古代竜スピノドライバー

R左  : 真古代竜ブレドロメウス

Rア1 : 真古代竜ヘフトスティラコ

 

■■■□

■□□

V   : ナイトメアドール ちぇるしー

R右  : ナイトメアドール いーでぃす

R左  : ナイトメアドール ありす

R左下 : パープル・トラピージスト

 

アサカ 手札:1枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。っ、このカードは...」

 

"ナイトメアドール きゃさりん"...ユウトが昨日くれた新しいカード。

一枚しか手に入らなかったけど、ってユウトが私にプレゼントしてくれた。

ここで来るなんて、運命かしらね。

 

「これが私の新たな姿!新たな可能性!ライド、"ナイトメアドール きゃさりん"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!」

 

よし、"ナイトメアドール ありす"。最高の引きね!

 

「"ありす"をコール。"いーでぃす"は後列へ移動。そして、"きゃさりん"のスキルでリアガードのグレード3のワーカロイドは、私のソウルのワーカロイド2枚につき、パワー+1000。ソウルのワーカロイドは"ちぇるしー"と"ジャンピング・ジル"の2枚。よって、リアガードの"ありす"2枚はパワー+1000。」

 

"ナイトメアドール ありす"(R左) : パワー13000(12000+1000)

"ナイトメアドール ありす"(Rア1) : パワー18000(12000+1000+5000)

 

「バトルよ!"ありす"でアタック!」

 

"ナイトメアドール ありす"(R左) : パワー20000(12000+1000+7000)

 

「(コストはほしいけど、この少ない手札でさらにアタック回数を増やされても困るなぁ...)」

 

「先に言っておくわ。"きゃさりん"にはグレード3のワーカロイドがソウルに置かれたとき、発動する能力があるわ。」

 

「うっ...だったら、"真古代竜プテラフィード"でガード!」

 

"古代竜スピノドライバー" : パワー22000(12000+10000)

 

「うふふ...アタックがヒットしなかったので、"きゃさりん"のスキル。SC1。」

 

「何!?」

 

ソウルに置かれたのは、"ナイトメアドール まりっさ"。

ワーカロイドだけどグレード3ではない。

 

「さあ、次よ!"ありす"でアタック!」

 

"ナイトメアドール ありす" : パワー18000(12000+1000+5000)

 

「く、"草食竜プルートザウルス"でガード!」

 

「"きゃさりん"のスキルでSC1。...ソウルに置かれたのは、"ナイトメアドール ありす"。グレード3のワーカロイドがソウルに置かれたので、"きゃさりん"のさらなるスキル発動よ!」

 

「っ...!」

 

「CB1、SB3して、自分のリアガードをすべてソウルに置くわ。」

 

これにより、"ありす"が2枚、"パープル・トラピージスト"、"いーでぃす"の合計4枚がソウルに置かれる。

 

「この能力でソウルに置かれた枚数だけ山札の上から公開。よって、4枚公開し、ワーカロイドを2枚までソウルに置く。"ナイトメアドール いーでぃす"と"ナイトメアドール あびげいる"をソウルへ。残りは山札の下へ。そして、最後にソウルからグレード3のワーカロイドを2枚、もしくはグレード3以外のワーカロイドを1枚コールする。私はソウルから"ナイトメアドール ありす"を2枚コールよ!」

 

"ナイトメアドール ありす"(Rア1) : パワー17000(12000+5000)

"ナイトメアドール ありす"(Rア2) : パワー17000(12000+5000)

 

「そして、リアガードからソウルに置かれた"トラピージスト"のスキル。"パープル・トラピージスト"をSBし、"ナイトメアドール ありす"をコール。...これでソウルは4枚。すべてワーカロイドだから、"きゃさりん"のスキルで"ありす"たちはパワー+2000ね。」

 

"ナイトメアドール ありす"(R左) : パワー14000(12000+2000)

"ナイトメアドール ありす"(Rア1) : パワー19000(12000+2000+5000)

"ナイトメアドール ありす"(Rア2) : パワー19000(12000+2000+5000)

 

「ま、あまり意味はないけど。..."きゃさりん"、アタックよ!」

 

"ナイトメアドール きゃさりん" : パワー12000

 

「くそ...("ありす"のアタックを受けるとさらにユニットが出てくる。だったらここを受けるしかねえ!)ノーガードだ!」

 

「うふふ、ツインドライブ。1枚目、"ナイトメアドール ろーだ"。2枚目、"銀の茨の獣使い セルジュ"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"ナイトメアドール きゃさりん" : パワー22000(12000+10000)

"ナイトメアドール ありす"(R左) : パワー24000(12000+2000+10000)

"ナイトメアドール ありす"(Rア1) : パワー29000(12000+2000+5000+10000)

"ナイトメアドール ありす"(Rア2) : パワー29000(12000+2000+5000+10000)

 

「ぐっ!ダメージチェック、"古代竜スピノドライバー"...」

 

「行ける...左の"ありす"でアタック!」

 

「くそ、ノーガード。ダメージチェック、"砲撃竜パラサウランチャー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガード!」

 

"古代竜スピノドライバー" : パワー22000(12000+10000)

 

 

トリガーを引かれた...でも、勝てる!

私なら...私とユウトのデッキなら...!

 

「"ありす"のアタックがヒットしたので、CB1、SB1し、自身をソウルに置き、ソウルから"ナイトメアドール いーでぃす"をコール。ソウルのワーカロイドが減ったので、"ありす"はパワーが下がるわ。」

 

"ナイトメアドール ありす"(Rア1) : パワー28000(12000+1000+5000+10000)

"ナイトメアドール ありす"(Rア2) : パワー28000(12000+1000+5000+10000)

 

「"いーでぃす"のスキル。他のワーカロイドの数だけ、パワー+2000。」

 

"ナイトメアドール いーでぃす" : パワー14000(8000+2000*3)

 

「"いーでぃす"で"ヘフトスティラコ"にアタックよ!」

 

「うっ、ノーガード。"ヘフトスティラコ"は退却。(やっぱり狙うよな...)」

 

「"ナイトメアドール ありす"でアタック!」

 

"ナイトメアドール ありす"(Rア1) : パワー28000(12000+1000+5000+10000)

 

「"サベイジ・シャーマン"でガード!」

 

"古代竜スピノドライバー" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

 

彼の手札は後1枚...あれのガード値が一万以上なら残るアタックは防がれる。

でもあれのガード値が一万無いなら...私の勝ち!

 

「"ありす"でアタック!」

 

"ナイトメアドール ありす"(Rア2) : パワー28000(12000+1000+5000+10000)

 

「...ノーガード。ダメージチェック、"古代竜スピノドライバー"。俺の負けです。」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

 

「やったわ!ユウト!」

 

「おっと...ふふ、おめでとうアサカ。」

 

「ありがとう、ユウト。ユウトが私を信じてくれたから...私、勝てたわ!」

 

 

良かった...アサカが笑ってくれる。

それだけで、アサカにカードをプレゼントしてよかったと思える。

 

 

 

「さて、では次の中堅戦ですが...」

 

「後江高校からは助っ人が登場だぜ。」

 

 

「お、気になってた助っ人枠か。」

 

 

次は俺が出るから、俺の相手ということになるな。

この感じだと、三和が副将、櫂が大将か。

 

 

「助っ人、カモン!」

 

「俺様、最強に登場だぜ!」

 

マーク先生の呼びかけで、体育館のステージからカムイ君が出てきた。

なるほど、助っ人はカムイ君か。それにしても、制服を見るにカムイ君は後江中学に進学したんだな。

 

 

「それで?福原の中堅は誰が出るんだ?」

 

「俺だよ、カムイ君。」

 

「げっ、久導ユウト!」

 

 

げっ、とはなんだ、げっ、とは。

ま、昔ファイトしたことあるし、その時は俺が勝ったからな。

もしかして苦手意識を持たれていたり?

 

 

「ま、よろしく頼むよ。」

 

「へっ、昔の俺と思ったら大間違いだぜ。今日は俺様が勝ってやる!」

 

 

 

 

.



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第六十四話「グラップラー・カムイ」

ユウトside

 

 

「さあ、さっそく始めよう。」

 

「ああ!」

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

 

「"獣神ホワイトタイガー"!」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

 

「俺様のターン、ドロー。"ドグー・メカニック"にライド。"ホワイトタイガー"のスキルで1枚引き、ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ドグー・メカニック

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"カローラ・ドラゴン"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。"カローラ・ドラゴン"をコールし、バトル。ヴァンガードの"カローラ・ドラゴン"でアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン"(V) : パワー8000

 

「"シャイニング・レディ"でガードだ!」

 

"ドグー・メカニック" : パワー23000(8000+15000)

 

「守るか。」

 

「当たり前だ。お前相手に序盤からダメージを重ねたくないからな!」

 

「ふっ...ドライブチェック、"白百合の銃士セシリア"。アタックは通らない。リアガードの"カローラ・ドラゴン"でアタックだ。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右) : パワー8000

 

「それはノーガード。ダメージチェック、"獣神リフト・タウロス"。」

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : ドグー・メカニック

 

□■■

□□□

V   : カローラ・ドラゴン

R右  : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、ドロー。"獣神タイフーン・バード"にライド。スキルでCB1し、山札から5枚見て、"獣神リフト・タウロス"をレストでコールし、シャッフル。」

 

 

うわ、面倒なカードがコールされたな。

しかし序盤だし、割り切るしかないか。

 

 

「...このままバトル。"タイフーン・バード"でアタック!」

 

"獣神タイフーン・バード" : パワー9000

 

「やはりそう来るか。ノーガード。」

 

「行くぜ、ドライブチェック。"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガーだぜ。1枚引いて、パワー+10000!」

 

"獣神タイフーン・バード" : パワー19000(9000+10000)

 

「ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

「チッ...トリガー引かれたか。だがヴァンガードのアタックがヒットしたので、"リフト・タウロス"のスキル。山札から5枚見て、"超獣神イルミナル・ドラゴン"を手札に加える。手札に加えたので、"リフト・タウロス"はソウルへ。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:8枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□□□

□■□

V   : 獣神タイフーン・バード

 

□■■

□□□

V   : カローラ・ドラゴン

R右  : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"パンジーの銃士シルヴィア"にライド。スキルで"プラント・トークン"をコール。"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「"カローラ・ドラゴン"を後列に移動し、"リコリスの銃士サウル"をコール。スキルでSB1、"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て、"ウォータリング・エルフ"をコール。トリガーユニットをコールしたので、CB1し効果を発動。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"サウル"にパワー+10000。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「バトル。"ウォータリング・エルフ"のブースト、"シルヴィア"でアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー15000(10000+5000)

 

「"アーニスト・セコンド"でガード!」

 

"獣神タイフーン・バード" : パワー29000(9000+20000)

 

「やはり守るか。...ドライブチェック、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"サウル"へ。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー30000(10000+10000*2)、☆2

 

「ぐっ...クリティカルだと...?」

 

「ふふ、せっかく頑張って守ってるけど、俺は容赦しないよ。」

 

「くっ...!」

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"サウル"でアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー44000(10000+10000*2+14000)、☆2

 

「ノーガード...ダメージチェック、"獣神ヴァーミリオン・バード"、"シャイニング・レディ"。」

 

「さて、俺はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : 獣神タイフーン・バード

 

□■■

□■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : リコリスの銃士サウル

R中央 : ウォータリング・エルフ

R右下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「さすがユウトね。ダメージ0vs3...手札もしっかりそろえてる。」

 

「当然よ。ユウトは最強なんだから!」

 

「うふふ...」

 

 

「(何だか期待されてるなぁ...)」

 

「くそ...俺様のターン、スタンド&ドロー。"獣神エシックス・バスター"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"エシックス・バスター"のスキル。手札を2枚捨て、"獣神"を1枚スタンドし、そのユニットでアタック。"エシックス・バスター"!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー12000

 

「このアタックがヒットしなかったらスタンドし、ヒットしたらドライブ-1!」

 

「ノーガード。」

 

「なら、ツインドライブ。1枚目、"獣神エシックス・バスター"。2枚目、"獣神ヴァーミリオン・バード"。」

 

「ダメージチェック、"白百合の銃士セシリア"。」

 

「ヒットしたので、ドライブ-1。」

 

 

さて、"ヴァーミリオン・バード"を引かれたからヴァンガードはスタンドするな。

結構、厄介な状況だ。

 

 

「"超獣神イルミナル・ドラゴン"を2枚コール。"獣神タイフーン・バード"をコール。スキルでCB1し、山札から5枚見て、"獣神ヴァーミリオン・バード"をレストでコール。そして、"ヴァーミリオンバード"のスキル。SB1し、俺様のユニットをすべてスタンド!」

 

 

これで、"エシックス・バスター"と"ヴァーミリオン・バード"がスタンドした。

2枚以上スタンドしたことで、さらなるスキルが発動する。

 

 

「2枚以上スタンドし、ソウルに"ホワイト・タイガー"があるので1枚ドロー。これでバトルだ!"エシックス・バスター"でアタック!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー12000

 

「"激辛闘士カブ・サイ・シー"でガード。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー25000(10000+15000)

 

「ドライブチェック、"キャノン・ボール"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー22000(12000+10000)

"獣神タイフーン・バード" : パワー19000(9000+10000)

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(R左) : パワー22000(12000+10000)

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(Rア1) : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「"タイフーン・バード"でアタック!」

 

"獣神タイフーン・バード" : パワー27000(9000+10000+8000)

 

 

これを受けたら、残りのアタックがまともに守れんな。

だったら守れるうちに守っておこう。

 

 

「"ウォータリング・エルフ"でガード。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー30000(10000+20000)

 

「左の"イルミナル・ドラゴン"でアタック!」

 

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(R左) : パワー22000(12000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"パンジーの銃士シルヴィア"。」

 

「アクセルサークルの"イルミナル・ドラゴン"のスキル。他のユニットのアタックがヒットしたので、パワー+15000!」

 

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(Rア1) : パワー42000(12000+5000+10000+15000)

 

「アタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「よし、これでダメージ3vs3だぜ!」

 

「ふっ、さすがだね、カムイ君。」

 

「へっ、余裕ぶりやがって。俺様はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

□□■

■■■■

V   : 獣神エシックス・バスター

R右  : 獣神タイフーン・バード

R左  : 超獣神イルミナル・ドラゴン

R右下 : 獣神ヴァーミリオン・バード

Rア1 : 超獣神イルミナル・ドラゴン

 

□■■

□■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : リコリスの銃士サウル

R中央 : ウォータリング・エルフ

R右下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

 

余裕ぶっている、か。

ま、実際に今のところ余裕はある。だけど油断はしない。

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身。ライド・THE・ヴァンガード。"白百合の銃士セシリア"!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

 

「"セシリア"のスキル。CB1、"ウォータリング・エルフ"を退却。山札から5枚見て、"メイデン・オブ・ファインエール"を中央後列、"タンポポの銃士ミルッカ"を左後列へコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「そして、"ミルッカ"のスキル。SB1し、同列に"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー11000(8000+3000)

 

「さらに"ファインエール"のスキル。CB1、自身を退却し、山札から3枚見て、"白百合の銃士セシリア"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。残りは山札の下へ。上書きコールによって、"プラント・トークン"は退却。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー20000(8000+3000*4)

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「とりあえずはこんなものか。バトル。"ルース"のブースト、"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア"(V) : パワー21000(13000+8000)、☆2

 

「(ダブルトリガーだと一気に追い詰められる...だったら、しっかり守っておきたい。)"獣神リフト・タウロス"、"アーニスト・セコンド"でガード!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

「これでダブルトリガーでも通らないぜ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"睡蓮の銃士ルース"。2枚目、"リコリスの銃士サウル"。残念ながらノートリガーだ。」

 

「くっ、こういう時に限ってトリガーを引かねえのかよ!」

 

 

そうは言ってもトリガーは運だしな。

 

 

「"ミルッカ"のブースト、"セシリア"でヴァンガードにアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア"(R左) : パワー27000(13000+14000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"アーニスト・セコンド"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー22000(12000+10000)

 

 

う~ん、トリガーを引かれたか。しかもヒールトリガー。

リアガードを狙う必要はないと思ってたけど、この状況なら潰しておくか。

 

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"サウル"でアクセルサークルの"イルミナル・ドラゴン"にアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー30000(10000+20000)

 

「させるか!"キャノン・ボール"でガード!"タイフーン・バード"でインターセプト!」

 

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(Rア1) : パワー32000(12000+15000+5000)

 

「ま、そうだよね。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□□■

■■□■

V   : 獣神エシックス・バスター

R左  : 超獣神イルミナル・ドラゴン

R右下 : 獣神ヴァーミリオン・バード

Rア1 : 超獣神イルミナル・ドラゴン

 

■■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : リコリスの銃士サウル

R左  : 白百合の銃士セシリア

R中央 : 睡蓮の銃士ルース

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : タンポポの銃士ミルッカ

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「ユウトの手札、全く減らんな。」

 

「ああ。カムイも結構攻めてるんだが、ユウトのやつはうまく躱しているな。」

 

「森川、井崎、よく見ておけ。あれが最強と呼ばれるファイターの実力だ。」

 

「お、おう。」

 

「うっす。」

 

 

 

「俺様のターン、スタンド&ドロー。(よし、3枚目の"イルミナル・ドラゴン"!このターン、一気に攻めるぜ!)」

 

「(何か良いカードでも引いたか...?)」

 

「"獣神エシックス・バスター"に俺様ライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!そして、ライドされた"エシックス・バスター"のスキル。手札を2枚捨て、"獣神"を含むユニットを1枚スタンドさせてアタック。俺様はヴァンガードを選ぶぜ!アタック!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー12000

 

「アタックがヒットしたらドライブ-1、ヒットしなかったらスタンドだ!」

 

「ノーガード。」

 

「よし、ツインドライブ!1枚目、"ドグー・メカニック"。2枚目、"獣神ブラック・トータス"。」

 

「ダメージチェック、"リコリスの銃士サウル"。」

 

「アタックがヒットしたので、ドライブ-1。さらに"イルミナル・ドラゴン"はパワー+15000!」

 

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(R左) : パワー27000(12000+15000)

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(Rア1) : パワー32000(12000+5000+15000)

 

「そして、ライドした"エシックス・バスター"のスキル。手札を2枚捨て、"獣神"を1枚スタンドし、アタックさせる。当然、ヴァンガードを選択!スタンドしてアタックだ!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー12000

 

「"睡蓮の銃士ルース"でガード。」

 

"白百合の銃士セシリア"(V) : パワー23000(13000+10000)

 

「ドライブチェック、"シャイニング・レディ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてアクセルサークルの"イルミナル・ドラゴン"へ。」

 

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(Rア1) : パワー42000(12000+5000+15000+10000)、☆2

 

 

ふむ、今のをガードしていなければ負けていたかもな。

カムイ君、確実に前より強くなっているな。

 

 

「アタックがヒットしなかったので、"エシックス・バスター"はスタンド。"超獣神イルミナル・ドラゴン"をコール。"ヴァーミリオン・バード"は前へ移動。」

 

カムイ君の手札は残り3枚。うち、1枚は"シャイニング・レディ"。

残る2枚を使わないってことは、あれはガードとして残しておきたいカードか。

俺の記憶が確かなら、おそらくあれは"ツイン・ブレーダー"と"ヴァーミリオン・バード"のはず。

 

 

「行くぜ、"エシックス・バスター"でアタック!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー12000

 

「"睡蓮の銃士ルース"でガード。」

 

"白百合の銃士セシリア"(V) : パワー23000(13000+10000)

 

「ドライブチェック、"キャノン・ボール"。ゲット、フロントトリガー!前列にパワー+10000!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー22000(12000+10000)

"獣神ヴァーミリオン・バード" : パワー18000(8000+10000)

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(R左) : パワー37000(12000+15000+10000)

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(Rア1) : パワー52000(12000+5000+15000+10000*2)、☆2

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(Rア2) : パワー27000(12000+5000+10000)

 

 

「アクセルサークル1の"イルミナル・ドラゴン"でアタック!」

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「なら、"ヴァーミリオン・バード"でアタック!」

 

「"メイデン・オブ・イレディエイト"でガード。」

 

"白百合の銃士セシリア"(V) : パワー23000(13000+10000)

 

「次は左の"イルミナル・ドラゴン"だ!」

 

「それはノーガード。ダメージチェック、"牡丹の銃士マルティナ"。」

 

「よし、"イルミナル・ドラゴン"のスキル。パワー+15000。」

 

"超獣神イルミナル・ドラゴン"(Rア2) : パワー42000(12000+5000+10000+15000)

 

「アタック!」

 

「"タンポポの銃士ミルッカ"、"月下美人の銃士ダニエル"でガード。"サウル"のインターセプト。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー43000(13000+10000+15000+5000)

 

「くっ、すべて守りやがった...」

 

「さて、これで終わりかな?」

 

「ああ、ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

_□□□

■■■■■

V   : 獣神エシックス・バスター

R右  : 獣神ヴァーミリオン・バード

R左  : 超獣神イルミナル・ドラゴン

Rア1 : 超獣神イルミナル・ドラゴン

Rア2 : 超獣神イルミナル・ドラゴン

 

■■□

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R左  : 白百合の銃士セシリア

R中央 : 睡蓮の銃士ルース

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : タンポポの銃士ミルッカ

 

ユウト 手札:1枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「(コストを気にして"エシックス・バスター"のパワーアップスキルを使ってなかった...2回発動できたから、手札が残り1枚のあいつはガードが足りなかったはず...くそ、プレイングミスだぜ...)」

 

 

「ふ、俺のターン、スタンド&ドロー。再び咲き誇れ、我が分身。"白百合の銃士セシリア"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。」

 

 

 

「グレード4の"セシリア"じゃないのね。」

 

「まあ引けなかったんでしょう。それにこの場面なら、こっちの方がむしろ...」

 

 

 

「まずは..."リコリスの銃士サウル"をコール。スキルでSB1、"セシリア"を退却。山札から3枚見て、"メイデン・オブ・イレディエイト"をコール。残りは山札の下へ。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー11000(8000+3000)

 

「"ルース"のスキル。自身を退却し、CC1。"イレディエイト"のスキル。CB1、自身をレストし、"プラント・トークン"を2枚コール。相手のグレードが3以上なので、ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「"セシリア"のスキル。CB1、左の"プラント・トークン"を退却。山札から5枚見て、"カローラ・ドラゴン"を左、"パンジーの銃士シルヴィア"を右、"ダンシング・サンフラワー"を中央にコール。前列にパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R左) : パワー24000(8000+3000*2+10000)

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー26000(8000+3000*6)

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー20000(8000+3000*4)

 

「上書きされたユニットたちは退却。さらに"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"を中央後列へコール。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R左) : パワー27000(8000+3000*3+10000)

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー29000(8000+3000*7)

 

 

「バトル。"プラント・トークン"のブースト、"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー38000(13000+10000+10000+5000)、☆2

 

「"ツイン・ブレーダー"、手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

やはり持っていたか。そして、今捨てたのはやはり"ヴァーミリオン・バード"。

ならば残りの手札は"シャイニング・レディ"と"キャノン・ボール"ということ。

残りのガード値が三万。こっちの残りのアタックは49000と47000。どちらも守れないが、片方のアタックで仕留められない以上、トリガーを1枚でも引かれると勝てん。

なら、俺が1枚でもトリガーを引けば確実に勝てる。

 

 

 

 

「(引く...必ず。ユウトはそういう男です。)」

 

「(葛木...奴も相当なファイターだが...やはり、ユウトは...)」

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ファインエール"。2枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"シルヴィア"にパワー+10000。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「っ、まだだ...」

 

「"カローラ・ドラゴン"でアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R左) : パワー47000(8000+3000*3+10000+20000)

 

「ノーガード。ダメージチェック..."ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー!1枚引き、パワー+10000!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー22000(12000+10000)

 

 

 

 

「ドロートリガー!?」

 

「これでガード値が一万以上あるカードを引いてれば...!」

 

「まだカムイは負けないってことか!」

 

 

 

 

「...」

 

「(覚悟を決めた顔だな。)..."カローラ・ドラゴン"のブースト、"シルヴィア"でアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー59000(10000+10000+10000+29000)、☆2

 

「...っ、ノーガード。」

 

 

そう言って、カムイ君は手札を公開する。

そこには"シャイニング・レディ"、"キャノン・ボール"、そして、"獣神エシックス・バスター"。つまり、さっきのドロートリガーで引いたのは、ガード値の無いグレード3だったってことだ。

 

 

「ふっ...さあ、ダメージチェックを。」

 

「ああ。...ダメージチェック、1枚目、"ドグー・メカニック"。2枚目、"超獣神イルミナル・ドラゴン"。」

 

これでダメージ6。俺の勝ちだ。

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「くそ...やっぱり、あんたは強えな。」

 

「カムイ君こそ。前にファイトした時より遥かに強くなっている。ファイトしていて楽しかったよ。」

 

「へへ。...次は俺様が勝つ!」

 

「ああ。楽しみにしているよ。」

 

 

 

 

 

 

.




●人物紹介コーナー

森川 カツミ
後江高校1年生。カードファイト部所属。
アイチや井崎とは良き友人関係。グレード3が大好き。コーリンに一目惚れしてファンになっており、コーリンと仲の良いユウトには嫉妬している。
使用クラン : 不定(基本はスパイクブラザーズ。かげろうを使うことも。)
切り札 : グレード3全般


井崎 ユウタ
後江高校1年生。カードファイト部所属。
アイチや森川の良き友人で、苦労人。あまり名の知れたファイターではないが、櫂や三和、マークのおかげで着実に力をつけてきている。
使用クラン : たちかぜ
切り札 : 古代竜スピノドライバー



.


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第六十五話「封印されし竜」

ユウトside

 

 

「さて、これで福原高校が三勝したんだが...どうする?」

 

「当然、このまま続けようぜ。別にチームとしての勝ち負けはどうでもいいだろうし。」

 

 

俺の問いに、三和が答える。

やはり続けるか。ま、当然だろうな。

 

 

「では、副将戦と行きましょう。後江高校からは、三和君。」

 

「うっす。」

 

「福原高校からは、ジリアンさん。」

 

「はい。」

 

 

「ジリアンさん、頑張って。」

 

「ええ。あたしが勝ったらキスしてよね、ユウト。」

 

「え、いや...」

 

 

ジリアンさんは俺の答えを聞く前にファイトステージへと走って行く。

全く...ジリアンさんは話を聞かない子だな。

 

 

.....

....

...

..

.

 

ジリアンside

 

 

 

「あんた、福原に来てたんだな。」

 

「ええ。ユウトに会いにね。」

 

「へえ、それだけ好きなんだな。」

 

「ふふ、まあね。」

 

 

一目惚れ。最初はそのイケメン具合に惚れたんだけど、今はその優しさも大好き。

顔良し、性格良し、ファイトも強い。まさに最高の男よ。

 

 

「めちゃくちゃ顔に出てるぜ。」

 

「うふふ...当然ね。」

 

「はぁ...ま、俺なんかが相手で悪いが...勝たせてもらうぜ。」

 

「ふん。あたしが勝つわ。勝ったらユウトとキスする約束したんだから。」

 

「なるほどね。...行くぜ。」

 

「ええ。」

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"ブローバブル・ドラコキッド"。」

 

「"リザードランナー アンドゥー"。」

 

 

「あたしのターン、ドロー。"ティアーナイト テオ"にライド。"ブローバブル"のスキルで1枚引き、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : リザードランナー アンドゥー

 

□■□

□□□

V   : ティアーナイト テオ

 

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"焦熱の火ギビル"にライド。"アンドゥー"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るぜ。そして、そのままバトル。"ギビル"でアタックだ!」

 

"焦熱の火ギビル" : パワー8000

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガード!」

 

"焦熱の火ギビル" : パワー18000(8000+10000)、☆2

 

「くっ、いきなりクリティカルを引かれるとはね。...ダメージチェック、"アウトライド・ドラコキッド"、"ティアーナイト テオ"。」

 

 

っ、無駄にトリガーが落ちちゃったわね。

割り切るしかないけど、もったいないのに変わりないわ。

 

 

「俺はこれでターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 焦熱の火ギビル

 

□■□

□□□

V   : ティアーナイト テオ

 

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"ティアーナイト ラザロス"にライド。"タイダル・アサルト"、"コーラル・アサルト"、"発光信号のペンギン兵"をコール。"ペンギン兵"のスキルで自身をレストし、"タイダル"のパワー+5000!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

よし、この動きができたなら負けないわ。

最初にクリティカルを引かれたのはキツイけど、一気に攻めて逆転してやるわ。

 

 

「バトル。"タイダル"でアタックよ。スキルでSB1し、スタンド。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"封竜ブロケード"。」

 

 

よし、トリガーが出なかった。さらに攻めていくわよ。

 

「次は"ラザロス"でアタック。スキルでパワー+3000。」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー12000(9000+3000)

 

「"魔竜導師ラクシャ"でガード。」

 

"焦熱の火ギビル" : パワー23000(8000+15000)

 

「やっぱり守ってくるわよね。...ドライブチェック、"アウトライド・ドラコキッド"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー22000(9000+3000+10000)

"コーラル・アサルト" : パワー19000(9000+10000)

"タイダル・アサルト" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「さあ、どんどん行くわよ。"コーラル"でアタック。」

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"トリッドキャノン・ドラゴン"。」

 

「"タイダル"、続きなさい!」

 

「それもノーガード。ダメージチェック、"ドーントレスドライブ・ドラゴン"。」

 

「うふふ、これでダメージ3...逆転ね。」

 

「まだまだ、これからだぜ。」

 

「そう...ターン終了時、このターン4回以上アタックしているので、"コーラル"のスキル。ソウルに置き、1枚ドロー。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

□■□

V   : 焦熱の火ギビル

 

■■□

■□□

V   : ティアーナイト ラザロス

R左  : タイダル・アサルト

R左下 : 発光信号のペンギン兵

 

ジリアン 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"ブレイクブレス・ドラゴン"にライド。"封竜コーデュロイ"をコール。スキルでCB1し、"タイダル"を退却。あんたは山札から5枚見て、グレード2をユニットのいないリアガードサークルにコールして良い。しなかったら、俺はCC1だ。」

 

「山札から5枚見て、"ティアーナイト ラザロス"をコール。」

 

「オーケー。コールしたのでこれでスキルは終了。俺はさらに"ドラゴンナイト ヒーシャット"をコール。スキルでCB1、SB1することで1枚引き、"ペンギン兵"を退却。」

 

「っ、"ペンギン兵"を退却するわ。」

 

 

もう...!これだから退却クランは嫌いなのよ!

簡単に除去されちゃうから、攻撃ラインがボロボロよ...

 

 

「行くぜ。"ブレイクブレス"でアタック。」

 

"ブレイクブレス・ドラゴン" : パワー10000

 

「"アウトライド・ドラコキッド"でガードよ。」

 

"ティアーナイト ラザロス"(V) : パワー24000(9000+15000)

 

「ドライブチェック、"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"コーデュロイ"へ。」

 

"封竜コーデュロイ" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「なっ!?またクリティカルですって!?」

 

「ま、こればかりは運だしな。"コーデュロイ"でアタック!」

 

"封竜コーデュロイ" : パワー28000(10000+10000+8000)、☆2

 

「っ、ノーガードに決まってるじゃない...!ダメージチェック、"戦場の歌姫ネリッサ"、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復。」

 

 

よし、何とかヒールトリガーでダメージ3。同点ね。

 

 

「俺はこれでターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

■□□

■■□

V   : ブレイクブレス・ドラゴン

R左  : 封竜コーデュロイ

R左下 : ドラゴンナイト ヒーシャット

 

■■□

□□□

V   : ティアーナイト ラザロス

R左  : ティアーナイト ラザロス

 

ジリアン 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。大海の理をも覆す、蒼き竜の一撃。"ネイブルゲイザー・ドラゴン"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"リップタイド・ドラゴン"、"フロンタル・セイラー"、"発光信号のペンギン兵"をコール。"ペンギン兵"のスキルで自身をレストし、"ラザロス"のパワー+5000。」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトルよ。"フロンタル"でリアガードにアタック。」

 

"フロンタル・セイラー" : パワー12000(7000+5000)

 

「クイックシールドを使うぜ。」

 

"封竜コーデュロイ" : パワー15000(10000+5000)

 

「へえ、守るのね。なら、"ラザロス"でヴァンガードにアタック。スキルでパワー+3000よ。」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー17000(9000+5000+3000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガーだぜ。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ブレイクブレス・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「くっ、ドロートリガーは面倒ね。..."ネイブルゲイザー"でヴァンガードにアタック。スキルでCB1、"フロンタル・セイラー"をスタンドし、自身にパワー+10000。"フロンタル・セイラー"も自身のスキルでパワー+10000。」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

"フロンタル・セイラー" : パワー22000(7000+5000+10000)

 

「"槍の化身ター"でガード!」

 

"ブレイクブレス・ドラゴン" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"発光信号のペンギン兵"。2枚目、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"リップタイド"へ!」

 

"リップタイド・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)、☆2

 

「続けて、"リップタイド"でアタック。スキルでパワー+20000!」

 

"リップタイド・ドラゴン" : パワー42000(12000+10000+20000)、☆2

 

「それを受けるわけにはいかねえな。..."ワイバーンガード バリィ"、手札を1枚捨てて、完全ガードだ!」

 

「っ、なら"フロンタル・セイラー"でリアガードにアタック!」

 

"フロンタル・セイラー" : パワー22000(7000+5000+10000)

 

「ノーガード。"コーデュロイ"は退却。」

 

「(意外と守りが堅いわね...)ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

■□□

□■□

V   : ブレイクブレス・ドラゴン

R左下 : ドラゴンナイト ヒーシャット

 

■■■■

■□□

V   : ネイブルゲイザー・ドラゴン

R右  : リップタイド・ドラゴン

R左  : ティアーナイト ラザロス

R左下 : 発光信号のペンギン兵

Rア1 : フロンタル・セイラー

 

ジリアン 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...行くぜ、"ドーントレスドライブ・ドラゴン"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー13000、☆2

 

「ライドされた"ブレイクブレス"のスキル。"リップタイド"を退却。」

 

「っ...!」

 

「"希望の火エルモ"、"封竜カルゼ"をコール。"カルゼ"のスキルでSB1、手札を1枚捨てることで"ラザロス"を退却。相手は山札から5枚見て、グレード2を1枚までコールする。コールしなかったら、俺は2枚引くぜ。」

 

「山札から5枚見て...っ、グレード2はない。コールしないわ。」

 

「なら、俺は2枚引くぜ。さらに"エルモ"のスキル。自身を退却し、1枚ドロー、CC1。」

 

 

くっ、こっちは盤面を崩されてボロボロなのに、あっちはどんどん手札を交換して整えてきてるわね。

 

 

「もう一枚、"封竜カルゼ"をコール。スキルでSB1、手札を1枚捨て、"ペンギン兵"を退却。」

 

「っ、山札から5枚見て、"タイダル・アサルト"を右後列にコール。」

 

「あらら、逃げられた。ま、これで行きますか。まずは右の"カルゼ"で"フロンタル・セイラー"にアタック。」

 

"封竜カルゼ"(R右) : パワー8000

 

「(く...守ってる余裕はなさそうね...)ノーガードよ。"フロンタル・セイラー"は退却。」

 

「続けて、"ドーントレス"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー13000、☆2

 

「"スーパーソニック・セイラー"でガード!」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー27000(12000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"レッドジェム・カーバンクル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

っ、いきなりトリガー...もう一枚出たら突破されちゃう...

 

「2枚目、"希望の火エルモ"。」

 

「ホッ...」

 

「安心するのは早いぜ。"ドーントレス"のスキル。アタック終了時、手札が4枚以上なら手札を3枚捨てることで、自身をスタンドする!」

 

「なっ!?」

 

「俺は"レッドジェム・カーバンクル"、"希望の火エルモ"、"封竜ブロケード"を捨て、"ドーントレス"をスタンド!そして、もう一度アタック!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「っ、"発光信号のペンギン兵"、"虹色秘薬の医療士官"でガード!」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

「また、2枚トリガーが出たら貫通だな。」

 

「引けるものなら引いてみなさい。」

 

「...1枚目、"レッドジェム・カーバンクル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引いて、パワー+10000。」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)、☆2

 

「っ...」

 

「2枚目、"焦熱の火ギビル"。...残念、トリガーじゃない。」

 

「ホッ...残りのアタックはノーガードよ。(手札がグレード3だからガードできないし。)」

 

「なら、"カルゼ"でアタック。」

 

"封竜カルゼ"(R左) : パワー16000(8000+8000)

 

「ダメージチェック、"発光信号のペンギン兵"。」

 

「ターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■□□

■■■

V   : ドーントレスドライブ・ドラゴン

R右  : 封竜カルゼ

R左  : 封竜カルゼ

R左下 : ドラゴンナイト ヒーシャット

 

□■□□

□□■

V   : ネイブルゲイザー・ドラゴン

R右下 : タイダル・アサルト

 

ジリアン 手札:1枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"ブレブボンバー・ドラゴン"を2枚コール。"タイダル"を前に移動。これで行くわ。"タイダル"で左の"カルゼ"にアタック!スキルでSB1し、スタンド。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー9000

 

「ノーガード。"封竜カルゼ"を退却。」

 

「続けて、左の"ブレブボンバー"で"カルゼ"にアタック!」

 

"ブレブボンバー・ドラゴン"(R左) : パワー12000

 

「ノーガード。退却。」

 

「3回目!"ネイブルゲイザー"でアタック!スキルでCB1し、"ブレブボンバー"をスタンド。自身にパワー+10000!」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「"ワイバーンガード バリィ"、手札を1枚捨てて完全ガードだ!」

 

「っ...ツインドライブ、1枚目、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"タイダル"にパワー+10000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー19000(9000+10000)

 

「2枚目、"アウトライド・ドラコキッド"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000!」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー32000(12000+10000+10000)

"タイダル・アサルト" : パワー29000(9000+10000*2)

"ブレブボンバー・ドラゴン"(R左) : パワー22000(12000+10000)

"ブレブボンバー・ドラゴン"(Rア1) : パワー27000(12000+5000+10000)

 

 

 

「ここに来てダブルトリガーか。」

 

「ジリアンもやるわね。」

 

「まあ私とアサカさんに勝ってるわけだし...これくらいやってもらわないと。」

 

 

 

「まだまだ行くわよ!左の"ブレブボンバー"でアタック!」

 

"ブレブボンバー・ドラゴン"(R左) : パワー22000(12000+10000)

 

「"焦熱の火ギビル"でガード。」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「なら、もう一体の"ブレブボンバー"でアタック!」

 

"ブレブボンバー・ドラゴン"(Rア1) : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「"魔竜導師ラクシャ"でガード。」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

 

「くっ...」

 

これでこのターンで決めることが不可能になった...

でも、まだ負けてない。"ドーントレス"のスタンド能力を使用するには手札が4枚必要。あいつの手札は1枚だから、ドローフェイズに1枚引いて2枚。ツインドライブでようやく4枚だから、リアガードを展開する余裕はない!

 

「行ける..."タイダル"でアタック!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー29000(9000+10000*2)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。」

 

「なっ!?」

 

「1枚引いて、パワー+10000。」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「っ...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:2枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

■□□

□■□

V   : ドーントレスドライブ・ドラゴン

R左下 : ドラゴンナイト ヒーシャット

 

■■■■

□□□

V   : ネイブルゲイザー・ドラゴン

R右  : タイダル・アサルト

R左  : ブレブボンバー・ドラゴン

Rア1 : ブレブボンバー・ドラゴン

 

ジリアン 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「あんた、やるわね。」

 

「へへ、そりゃそうだろ。昔から俺は櫂の相手をしてたんだからな。」

 

「櫂トシキの...そう、それは強いわね。」

 

 

「ああ。そして、俺はこのファイトに勝つぜ。...ファイナルターン!」

 

 

っ...絶対に守り切る。

あっちも手札が少ないし、守り切ったらきっと勝てる!

 

 

「スタンド&ドロー。封印されし竜よ、その凄まじき力ですべての敵を焼き払え!ブレイクライド!"封竜ブロケード"!イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ。そして、ライドされた"ドーントレス"のスキルで、"ドーントレス"の持つ自動能力をすべて"ブロケード"に与える!」

 

「くっ...これで"ブロケード"もスタンドできるのね...」

 

「"希望の火エルモ"、"トリッドキャノン・ドラゴン"をコール。"トリッドキャノン"のスキルでCB1、ドロップゾーンの"封竜カルゼ"を山札の下に置き、グレード2以下のユニット、"タイダル・アサルト"を退却!」

 

「っ...また...」

 

「そして、手札が4枚以下なので1枚ドロー。"エルモ"のスキルで自身を退却し、1枚引き、CC1。そして、"エルモ"、"ドーントレス"をコール。"ブロケード"のスキルでCB1し、相手のグレード2をすべて退却。1枚も退却しなかったら、イマジナリーギフトフォースを得る。」

 

「あたしのリアガードにグレード2はいない...」

 

「ああ。だからイマジナリーギフトフォースを得る。右前列だ。」

 

 

これで前列すべてがクリティカル2...!

このアタック、守り切れるの...?

 

「これでバトルだ。まずは"ドーントレス"でアタック!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー13000、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、1枚目、"コーラル・アサルト"。2枚目、"リップタイド・ドラゴン"...っ、ノートリガー...」

 

「行け!"ブロケード"!"エルモ"のブーストを得てアタック!」

 

"封竜ブロケード" : パワー24000(13000+11000)、☆2

 

「"アウトライド・ドラコキッド"でガード!」

 

"ネイブルゲイザー・ドラゴン" : パワー27000(12000+15000)

 

 

このアタック、トリガーが出なかったら耐えられる。

スキルでリアガードのパワーが1万上昇するけど、あたしの手札には2万のガード値がある。ちょうど守り切れる。

 

 

「さて、運試しと行きますか。」

 

「...(大丈夫...あたしは負けないわ...)」

 

「ツインドライブ、1枚目、"封竜ブロケード"。」

 

「...大丈夫....」

 

「2枚目..."魔竜導師ラクシャ"、ゲット、クリティカルトリガー。」

 

「っ...そんな...」

 

「効果はすべてヴァンガード。」

 

"封竜ブロケード" : パワー34000(13000+11000+10000)、☆3

 

「っ...ダメージチェック、"フロンタル・セイラー"...あたしの負け...」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「よっしゃー!1勝だぜ!」

 

 

「へえ...相性もあるけど、ジリアンさんに勝つなんて、三和も結構やるね。」

 

「そうね...まさかジリアンが負けるなんて...」

 

 

 

「では、最後は櫂君と雀ヶ森君の...」

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

最後の大将戦を、といったタイミングでチャイムが鳴った。

どうやら最終下校時間のチャイムのようだ。

 

 

「おや、今日はここまでですね。」

 

「何...?」

 

「え~?僕と櫂のファイトは~?」

 

「残念ですが、本日はお預けです。」

 

 

あらら...俺も結構楽しみにしてたんだが。

まあ校則もあるし、仕方ないか。

 

 

「レン、櫂。このファイトは本番まで取っておこう。」

 

「...そうだな。」

 

「はい...仕方ありませんね。」

 

 

「じゃあ、今日はありがとうございました。」

 

「「「ありがとうございました。」」」

 

「僕はファイトしてないけど...」

 

 

最後に礼をして、俺たちは帰る。

一人、礼をしてないやつもいるけど。

 

 

それにしても、やはり俺たちはかなり実力をつけているな。

本番が本当に楽しみだ。

 

 

 

.




●人物紹介コーナー

三和 タイシ
後江高校2年生。櫂の数少ない友人の一人。櫂とともに伊吹にヴァンガードを教えてもらった。伊吹はユウトにヴァンガードを教えてもらっているので、ユウトは間接的に先導者とも言える存在。
ユウトとは一時期、同じ学校に通っていたがお互いにそのことを知らない。
使用クラン : かげろう
切り札 : ドーントレスドライブ・ドラゴン


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第六十六話「宮地学園カードファイト部」

ユウトside

 

 

今日は宮地学園へと来ていた。

というのも、アイチ君から無事カードファイト部を結成できたと連絡があったのだ。

そして、ぜひメンバーを紹介したいからとも。

ということで俺と、一緒に行きたいというアサカ、ジリアンさんの三人で宮地学園へと来ていた。

 

 

「ここが宮地学園か。」

 

「さすがお坊ちゃまお嬢ちゃんが通う学園ね。すごく綺麗。」

 

 

 

「お、おい...あのイケメンと美女は誰だ?」

 

「きゃ~、あの人めちゃくちゃかっこいいわ!」

 

「お、俺あの水色の髪の女の子が好みだなぁ。」

 

 

 

何だか騒がしくなってきたな。

まあ、別の高校の生徒がやってきたら騒ぎにもなるか。

そう思っていると、アイチ君とミサキさんが迎えに来た。

 

 

「ユウトさん、遅れてごめんなさい!」

 

「待たせたね。」

 

「いや、大丈夫だよ。それで、今日は部活のメンバーを紹介してくれるということだけど...」

 

「はい!じゃあさっそく部室に行きましょう!」

 

 

そう言って、アイチ君とミサキさんが歩き出す。

俺たちはその後ろについていく。校内に入ってからも周りからの視線がすごい。

 

 

「...そういえば、ミサキさん髪切ったんだね。」

 

「え?ああ、うん。ちょっとすっきりしたくてね。」

 

「そうなんだ。長いのも良かったけど、短いのも似合ってて素敵だね。」

 

「「「なっ!?」」」

 

 

俺の一言にミサキさん、アサカ、ジリアンさんが固まる。

...俺、なんか変なこと言ったか?

 

 

「あはは...えっと、ここが部室です。」

 

「ここが部室...?理科室みたいだけど。」

 

「ユウト...普通はそういうものよ。福原がおかしいだけ。」

 

「そうなんだ。」

 

 

ガラガラ

 

 

「お、来たみたいだぜ。」

 

「そうね。(ユウトの制服姿、初めて見たわ...)」

 

「ホワァア....!(あ、あれはアジアサーキット優勝の立役者、久導ユウト様!)」

 

 

俺たちが部室に入ると、ナオキ君、コーリンさん、そして初めて見る男の子がいた。

これがアイチ君が集めたメンバーか。

 

 

「こんにちは。知ってる人の方が多いと思うけど、福原高校カードファイト部の部長、久導ユウトです。」

 

「同じく。鳴海アサカよ。」

 

「同じく、ジリアン・チェンよ。」

 

 

「改めまして、宮地学園カードファイト部の先導アイチです。」

 

「戸倉ミサキ。」

 

「石田ナオキだぜ。」

 

「立凪コーリンよ。」

 

「こ、小茂井シンゴなのです!」

 

 

さて、挨拶も済ませたことだし、せっかくだからファイトしたいな。

久しぶりにアイチ君とファイトしたいところだけど。

 

 

「あ、あの...久導ユウト様!」

 

「さ、様?」

 

「ぼ、僕とファイトしていただけませんか!」

 

「おい、シンゴ。こいつめちゃくちゃ強いぜ?」

 

「突っ張りもどき!このお方に対してなんて態度です!このお方は日本の全国大会で先導君たちと戦い惜しくも準優勝になったものの、一人勝利を収めている実力者。さらにはアジアサーキットで全勝して優勝に貢献した、誰もが憧れるファイターなのですよ!」

 

「あはは...(俺ってそんな存在だったのか...)」

 

 

憧れられるのは悪い気はしないけど、こう持ち上げられるのも恥ずかしいな。

だが、そんなに慕ってくれているなら、小茂井君とファイトしようか。

 

 

「いいよ、ファイトしようか。」

 

「は、はい!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「さて、準備はいいかい?」

 

「はい!」

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

「"忍獣キャットデビル"様。」

 

 

むらくも、か。キョウも最近はスパイクブラザーズに戻してたし、あまりファイトする機会のないクランだな。

 

 

「俺のターン、ドロー。"睡蓮の銃士ルース"にライド。"キーラ"のスキルで1枚ドロー。さらに"ルース"のスキルで"プラント・トークン"をコールし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

シンゴ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 忍獣キャットデビル

 

□■□

□□■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R右下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"忍竜リグルバイター"様にライド。"キャットデビル"様のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。そして、そのままバトル。」

 

"忍竜リグルバイター" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"隠密魔竜マンダラロード"様。」

 

「ダメージチェック、"メイデン・オブ・イレディエイト"。」

 

「これでターンエンドなのです。」

 

--------------------------------------------------

シンゴ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 忍竜リグルバイター

 

□■□

□□■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R右下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"リコリスの銃士サウル"にライド。スキルでSB1、"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て、"月下美人の銃士ダニエル"をコール。残りは山札の下へ。トリガーユニットをコールしたので、CB1することでトリガー効果を発動する。」

 

「くっ...クリティカルですか。」

 

「そう、ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「"カローラ・ドラゴン"をコール。バトル。"カローラ・ドラゴン"でアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー8000

 

「クイックシールドを使います。」

 

"忍竜リグルバイター" : パワー13000(8000+5000)

 

「なら、"ダニエル"のブースト、"サウル"でアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー25000(10000+10000+5000)、☆2

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック、1枚目、"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ"様。2枚目、"忍獣スペルハウンド"様。」

 

「俺はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

シンゴ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 忍竜リグルバイター

 

□■■

□■□

V   : リコリスの銃士サウル

R右  : カローラ・ドラゴン

R中央 : 月下美人の銃士ダニエル

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"激憤の忍鬼メオーマル"様にライド。"忍竜ミダレエッジ"様をコール。」

 

「("ミダレエッジ"...さっきのドライブチェックで"マンダラロード"が見えているし、次のターンは要注意だな。)」

 

「行きます。"ミダレエッジ"様のブースト、"メオーマル"様でアタック!」

 

"激憤の忍鬼メオーマル" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"忍獣リーブスミラージュ"様。ゲット、ドロートリガーなのです。1枚引き、パワー+10000。」

 

"激憤の忍鬼メオーマル" : パワー27000(9000+8000+10000)

 

「ダメージチェック、"タンポポの銃士ミルッカ"。」

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

シンゴ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■□

□■□

V   : 激憤の忍鬼メオーマル

R中央 : 忍竜ミダレエッジ

 

□■■

□■□

V   : リコリスの銃士サウル

R右  : カローラ・ドラゴン

R中央 : 月下美人の銃士ダニエル

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身。"白百合の銃士セシリア"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

 

「"カローラ・ドラゴン"を後列に移動。さらに左後列に"カローラ・ドラゴン"をコール。そして、"セシリア"のスキルでCB1、"ダニエル"を退却。山札から5枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。"カローラ・ドラゴン"2枚と"マルティナ"はスキルでパワーアップ。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー14000(8000+3000*2)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"シルヴィア"のスキル。"プラント・トークン"をコール。"カローラ・ドラゴン"はさらにパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー17000(8000+3000*3)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー17000(8000+3000*3)

 

「バトル。"プラント・トークン"のブースト、"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「"忍妖ユキヒメ"様でガード!」

 

"激憤の忍鬼メオーマル" : パワー29000(9000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"パンジーの銃士シルヴィア"。2枚目、"メイデン・オブ・ファインエール"。」

 

「ガード成功なのです。」

 

アタックは通らなかったか。

だけど、俺のアタックはまだまだ残っている。

 

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"シルヴィア"でアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー27000(10000+17000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"忍竜ミダレエッジ"様。」

 

「次だ。"カローラ・ドラゴン"のブースト、"マルティナ"でアタック。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー35000(13000+5000+17000)、☆2

 

「"忍獣リーブスミラージュ"様でガード!手札を1枚捨て、完全ガードなのです!」

 

「ここで使うか。ま、仕方ない。ターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

シンゴ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□■□

□■□

V   : 激憤の忍鬼メオーマル

R中央 : 忍竜ミダレエッジ

 

■■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(裏:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。憧れの久導ユウト様とのファイト...僕の切り札をお見せします!"隠密魔竜マンダラロード"様にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!」

 

 

 

「シンゴくん、すごい気合だ。」

 

「まあ、ユウトに憧れるのは理解できるわね。」

 

「へえ、そんなにすごい奴なんだな、あいつ。」

 

「石田...あんた、少しは大会情報とかも見なさいよ。」

 

 

 

「"マンダラロード"様のスキル。CB1、SB1して、"マンダラロード"様と"ミダレエッジ"様を選択。山札からそれらと同名のカードをコールします。さらに手札から"忍竜マガイマンダラ"様を2枚コール。」

 

"マガイマンダラ"か。確か山札とリアガードにいると、"マンダラロード"になる能力を持っていたな。

 

 

「まずは"ミダレエッジ"様の能力。CB1、SB1することで"忍竜ミダレエッジ"様たちはすべて、"隠密魔竜マンダラロード"様となります。そして、"隠密魔竜マンダラロード"様たちすべてにパワー+3000。」

 

"隠密魔竜マンダラロード"(V) : パワー15000(12000+3000)

"隠密魔竜マンダラロード"(R右) : パワー12000(9000+3000)

"隠密魔竜マンダラロード"(R左) : パワー15000(12000+3000)

"隠密魔竜マンダラロード"(R中央) : パワー11000(8000+3000)

"隠密魔竜マンダラロード"(R左下) : パワー11000(8000+3000)

"隠密魔竜マンダラロード"(Rア1) : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「同じスキルをもう一体の方でも発動します。よって、さらにパワー+3000。」

 

"隠密魔竜マンダラロード"(V) : パワー18000(12000+3000*2)

"隠密魔竜マンダラロード"(R右) : パワー15000(9000+3000*2)

"隠密魔竜マンダラロード"(R左) : パワー18000(12000+3000*2)

"隠密魔竜マンダラロード"(R中央) : パワー14000(8000+3000*2)

"隠密魔竜マンダラロード"(R左下) : パワー14000(8000+3000*2)

"隠密魔竜マンダラロード"(Rア1) : パワー20000(9000+3000*2+5000)

 

「そして、ヴァンガードの"マンダラロード"様のスキルで手札を1枚ソウルに置き、同名カードすべてにパワー+3000!」

 

"隠密魔竜マンダラロード"(V) : パワー21000(12000+3000*2+3000)

"隠密魔竜マンダラロード"(R右) : パワー18000(9000+3000*2+3000)

"隠密魔竜マンダラロード"(R左) : パワー21000(12000+3000*2+3000)

"隠密魔竜マンダラロード"(R中央) : パワー17000(8000+3000*2+3000)

"隠密魔竜マンダラロード"(R左下) : パワー17000(8000+3000*2+3000)

"隠密魔竜マンダラロード"(Rア1) : パワー23000(9000+3000*2+5000+3000)

 

「行きます!ヴァンガードの"マンダラロード"様でアタック!」

 

"隠密魔竜マンダラロード" : パワー38000(12000+3000*2+3000+17000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"忍獣ムーンエッジ"様。ゲット、クリティカルトリガーなのです!クリティカルはヴァンガード、パワーは右の"マンダラロード"様へ!」

 

"隠密魔竜マンダラロード"(V) : パワー38000(12000+3000*2+3000+17000)、☆2

"隠密魔竜マンダラロード"(R右) : パワー28000(9000+3000*2+3000+10000)

 

「2枚目、"忍獣アヘッドパンサー"様。ゲット、フロントトリガー!前列すべてにパワー+10000!」

 

"隠密魔竜マンダラロード"(V) : パワー48000(12000+3000*2*3000+17000+10000)、☆2

"隠密魔竜マンダラロード"(R右) : パワー38000(9000+3000*2+3000+10000*2)

"隠密魔竜マンダラロード"(R左) : パワー31000(12000+3000*2+3000+10000)

"隠密魔竜マンダラロード"(Rア1) : パワー33000(9000+3000*2+5000+3000+10000)

 

 

「ダブルトリガー!すごいよ、シンゴくん!」

 

「これでリアガードのアタックも高パワーになるわね。」

 

 

 

「ダメージチェック、"牡丹の銃士マルティナ"、"リコリスの銃士サウル"。」

 

「(よし、ユウト様はトリガー無し...もしかしたら、このまま行けるのでは...!)右の"マンダラロード"様でアタック!」

 

"隠密魔竜マンダラロード"(R右) : パワー38000(9000+3000*2+3000+10000*2)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"白百合の銃士セシリア"。」

 

 

 

「これでダメージ5!」

 

「おいおい、本当にあいつが勝っちまうんじゃねえのか?」

 

「ふん...ユウトが負けるはずないわ。」

 

「そうよ。ユウトが負けるなんてありえないわ。」

 

 

 

「続けて、左の"マンダラロード"様でアタック!」

 

"隠密魔竜マンダラロード"(R左) : パワー48000(12000+3000*2+3000+10000+17000)

 

「"ウォータリング・エルフ"2枚でガード。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー53000(13000+20000*2)

 

「なら、アクセルサークルの"マンダラロード"様でアタック!」

 

"隠密魔竜マンダラロード"(Rア1) : パワー33000(9000+3000*2+3000+5000+10000)

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、手札を1枚捨てて完全ガード。」

 

「くっ...僕はこれでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

シンゴ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

■■□

■■■■

V   : 隠密魔竜マンダラロード

R右  : 忍竜マガイマンダラ

R左  : 隠密魔竜マンダラロード

R中央 : 忍竜ミダレエッジ

R左下 : 忍竜ミダレエッジ

Rア1 : 忍竜マガイマンダラ

 

■■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「(大丈夫...僕のダメージはまだ3。ユウト様の得意な連続コールによるパワーアップをしたとしても、僕の手札のガード値なら守り切れる...!)」

 

「君は俺のことを慕ってくれているみたいだし、俺のことは色々知ってるんだろうけど...俺の新しい切り札のことは知らないだろうね。」

 

「えっ?」

 

「このカードは大会とかじゃまだ使ってないからね。...行くよ。スタンド&ドロー。今の俺を超越する。咲き乱れよ、我が分身。ストライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士隊長セシリア"!」

 

「グレード4の"セシリア"...!?」

 

「まずは"セシリア"のスキル。CB1、"シルヴィア"を退却。"プラント・トークン"をコール。ソウルに"セシリア"があるので、"プラント・トークン"は強化された状態でコールされる。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー11000(8000+3000)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー11000(8000+3000)

 

「"メイデン・オブ・イレディエイト"を中央後列にコール。"プラント・トークン"は退却。CB1、自身をレストしてスキル発動。"プラント・トークン"を2枚コールし、ヴァンガードにパワー+10000。上書きされた"イレディエイト"、"プラント・トークン"を退却。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー25000(15000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー17000(8000+3000*3)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー17000(8000+3000*3)

 

「"メイデン・オブ・ファインエール"をコール。CB1、自身を退却してスキル発動。山札から3枚見て、"パンジーの銃士シルヴィア"、"睡蓮の銃士ルース"をコール、残りを山札の下へ。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー23000(8000+3000*5)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー23000(8000+3000*5)

 

「"ルース"のスキルで自身を退却し、CC1。"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー26000(8000+3000*6)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー26000(8000+3000*6)

 

「手札から"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。スキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー29000(8000+3000*7)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー29000(8000+3000*7)

 

「(さて、これでグレード0を5枚コールした。準備は整った。)バトル。"カローラ・ドラゴン"のブースト、"シルヴィア"でアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー39000(10000+29000)

 

「ノーガードです。ダメージチェック、"忍獣スペルハウンド"様。」

 

「続けて、"カローラ・ドラゴン"のブースト、"マルティナ"でアタック。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー42000(13000+29000)

 

「それもノーガードです。ダメージチェック、"窮迫の忍鬼ベニジシ"様。」

 

「"プラント・トークン"のブースト、"セシリア"でアタック。スキル発動。このターンにコールしたグレード0の枚数によって、複数のスキルが発動する。1枚以上コールしたので、このターン中、パワー+10000。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー35000(15000+10000+10000)、☆2

 

「3枚以上コールしたので、このバトル終了時、リアガードを5枚退却することでスタンドし、ドライブ-2できる。」

 

「なっ!?」

 

「そして、5枚以上コールしたので、このターン中、ドライブ+1。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー45000(15000+10000+10000+10000)、☆2

 

「"アヘッドパンサー"様、"ムーンエッジ"様、"ベニジシ"様でガード!」

 

"隠密魔竜マンダラロード"(V) : パワー52000(12000+15000*2+10000)

 

「さらに"マガイマンダラ"様でインターセプト!」

 

"隠密魔竜マンダラロード"(V) : パワー57000(12000+15000*2+10000+5000)

 

「トリプルドライブ、1枚目、"リコリスの銃士サウル"。2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー55000(15000+10000+10000+10000+10000)、☆3

 

「3枚目、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「くっ...(アタックは通らないですが...)」

 

「"セシリア"のスキル。リアガードを5枚退却し、スタンド、ドライブ-2。そして、アタック!」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー45000(15000+10000+10000+10000)、☆3

 

「"アヘッドパンサー"様、"ユキヒメ"様でガード!」

 

"隠密魔竜マンダラロード"(V) : パワー47000(12000+15000+20000)

 

「トリガーが1枚出ればアタックが通る。そして、ドライブチェックは一回。...勝負だね。」

 

「このアタックを防いで、次のターンにユウト様に勝って見せます!」

 

「ふふ、いいね。...運命のドライブチェック..."メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。」

 

「っ...!」

 

「ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー55000(15000+10000+10000+10000*2)、☆3

 

「ダメージチェック、"隠密魔竜マンダラロード"様...僕の負けです...」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「ありがとうございました、ユウト様。」

 

「こちらこそありがとう。楽しいファイトだったよ。」

 

そう言って、俺は小茂井君と握手する。

小茂井君は何だか感動しているようだ。

 

 

「ホワァア...この手、一生洗いません!」

 

「い、いや...それは汚いからやめよう。」

 

 

「ところで、そっちの二人はファイトしないのか?」

 

「あら、私たちとファイトしたいのかしら?」

 

「へっ、こいつが強いのは知ってるけど、あんたらはどうなんだよ。」

 

「うふふ、身の程知らずのおバカさんね。ユウトよりは弱いけど、私たちの実力はあなたより遥かに上よ。」

 

「へえ、だったら試してみるか?」

 

 

何だか、アサカとナオキ君が一触即発の雰囲気になっているな。

だけど、アサカとジリアンさんがファイトするのは良いことだ。

 

 

「だったら、アサカとナオキ君でファイトしなよ。ナオキ君は始めたばかりの初心者だけど、結構良い腕してるし。」

 

「そう...ユウトが言うなら、ファイトしてあげようかしら。」

 

「へっ、俺のファイトを見せてやるぜ。」

 

 

「なら、私はあなたとファイトしようかしら。」

 

「あたし?...いいわよ。」

 

「うん、じゃあコーリンさんとジリアンさんでファイトしよう。...いいかな、アイチ君。」

 

「はい。...僕はユウトさんとファイトしたいんですが、いいですか?」

 

「ああ、いいよ。まずは四人のファイトを見てからね。」

 

「はい!」

 

 

 

.




●人物紹介コーナー

小茂井 シンゴ
宮地学園高等部1年生。カードファイト部所属。
ユウトやアイチのファンで、特にアイチのことを強く慕っている。
アジアサーキット決勝のユウトvsアイチのファイトを毎日見ているほど。

使用クラン : むらくも
切り札 : 隠密魔竜マンダラロード


.


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第六十七話「轟く波紋」

ユウトside

 

 

「"ナイトメアドール きゃさりん"でアタック!」

 

「うぐっ...俺の負けか...」

 

 

アサカとナオキ君のファイトは、アサカの圧勝で終わった。

ナオキ君もなかなか頑張ってはいたんだけど、まだまだプレイングが甘い。

フロントトリガーが入ってるのに、リアガードのアタックを優先したり、必要ないところでコストを使用しすぎて後半の畳みかけが弱かったり。

 

でも、やっぱり面白いファイターだ。今後に期待ってところかな。

 

 

「じゃあ、次は私たちがファイトするわよ。」

 

「ええ。...あなた、ユウトのことが好きなんですってね。」

 

「そうよ。それがどうしたの。」

 

「...あんたを潰すわ。」

 

「そう...そういうことね。いいわ、受けて立ってあげる!」

 

 

な、何だかバチバチにやりあってる。

ジリアンさんもだけど、コーリンさんも何だかよくわからないけど急に怖い雰囲気になることがあるんだよな。

特にアサカやスイコさんと話していると。

 

 

「こ、怖いのです...」

 

「んだよ、この雰囲気...怖えよ。」

 

「はぁ...(相変わらず、コーリンはユウトのことになると熱くなるわね。)」

 

 

.....

....

...

..

.

 

ジリアンside

 

 

「行くわよ。」

 

「ええ、いつでも。(レオン様から送られてきたカードで強化したあたしのデッキ...負けるはずがないわ!)」

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"ぐらいむ"。」

 

「"始まりの波紋 アレックス"。」

 

 

「私のターン、ドロー。"小さな賢者マロン"にライド。"ぐらいむ"のスキルで1枚ドロー。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 小さな賢者マロン

 

□■□

□□□

V   : 始まりの波紋 アレックス

 

ジリアン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"静かなる波紋 ソティリオ"にライド。"アレックス"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るわ。...そのままバトル。"ソティリオ"でアタック。」

 

"静かなる波紋 ソティリオ" : パワー8000

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"轟く波紋 ジノビオス"。」

 

「ダメージチェック、"雄剣の騎士ルーシャス"。」

 

「"ソティリオ"のアタックがヒットしたので、スキル発動。1枚引き、1枚捨てる。ただし、ソウルに"始まりの波紋 アレックス"があるので、捨てる枚数は1枚減るわ。」

 

「なんですって!?つまり、単純に1枚ドローってこと!?」

 

「そうよ。1枚ドロー。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 小さな賢者マロン

 

□■□

□□□

V   : 静かなる波紋 ソティリオ

 

ジリアン 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"炸裂の宝石騎士レイル"にライド。さらに"ハイドッグブリーダー アカネ"をコールし、スキル。CB1で山札から"ぽーんがる"をコール。"ぽーんがる"のスキルでSC1。」

 

ソウルに入ったのは"刺衝の騎士レガウ"。

トリガーじゃないから、パワー+5000は無しね。

 

「これでバトルよ。"レイル"でアタック。」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー10000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガーよ。ダメージ1枚回復し、"アカネ"のパワー+10000。」

 

"ハイドッグブリーダー アカネ" : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"コーラル・アサルト"。」

 

「続けて、"ぽーんがる"のブースト、"アカネ"でアタック。"アカネ"はスキルでパワー+3000よ。」

 

"ハイドッグブリーダー アカネ" : パワー31000(10000+10000+3000+8000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"ティアーナイト ラザロス"。」

 

「よし、これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:0枚

 

■□□

■■□

V   : 炸裂の宝石騎士レイル

R左  : ハイドッグブリーダー アカネ

R左下 : ぽーんがる

 

□■□

□□□

V   : 静かなる波紋 ソティリオ

 

ジリアン 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"高まる波紋 パヴロス"にライド。"パヴロス"はソウルに"ソティリオ"があるなら、常にパワー+1000。」

 

"高まる波紋 パヴロス" : パワー10000(9000+1000)

 

「さらに"ティアーナイト ラザロス"、"コーラル・アサルト"、"ティアーナイト テオ"を2枚、"発光信号のペンギン兵"をコール。」

 

「(一気に攻めてきたわね。)」

 

「さあ、行くわよ!まずは"ペンギン兵"のブースト、"コーラル"でリアガードにアタック!」

 

"コーラル・アサルト" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。"アカネ"は退却。」

 

「次よ。"テオ"のブースト、"パヴロス"でアタック。スキル発動。CB1、SB1でリアガードを1枚スタンド。"コーラル"をスタンドするわ。」

 

"高まる波紋 パヴロス" : パワー18000(9000+1000+8000)

 

「"世界樹の巫女エレイン"でガードよ。」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー30000(10000+20000)

 

 

これでアタックは通らないわね。やっぱり"テオ"の能力もあるし、ガードしてくるわよね。

 

 

「ドライブチェック、"リップタイド・ドラゴン"。」

 

「アタックは通らないわ。」

 

「わかってる。..."テオ"のブースト、"ラザロス"でアタック。スキルでパワー+3000。」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー20000(9000+3000+8000)

 

「それも守るわ。"幸運の運び手エポナ"!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー25000(10000+15000)

 

「守られたか...なら、"コーラル・アサルト"でアタック。スキルでパワー+15000。」

 

"コーラル・アサルト" : パワー24000(9000+15000)

 

「ノーガードよ。ダメージチェック、"ふろうがる"。っ、無駄トリガーね。」

 

「ふふん。ターン終了時、このターン4回以上アタックしているので、"コーラル"のスキル。ソウルに置いて、1枚ドロー。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■□□

□■□

V   : 炸裂の宝石騎士レイル

R左下 : ぽーんがる

 

□■■

■■■

V   : 高まる波紋 パヴロス

R右  : ティアーナイト ラザロス

R中央 : ティアーナイト テオ

R右下 : ティアーナイト テオ

R左下 : 発光信号のペンギン兵

 

ジリアン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「互いにグレード2までライドして、ダメージ1vs2か。」

 

「盤面の状況もあるし、五分五分と言ったところかしらね。」

 

「ああ。だけど、"宝石騎士"は高パワーでの連続アタックを得意としている。次のターンで一気にダメージを食らうかもしれないね。」

 

「そうね...」

 

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"純真の宝石騎士アシュレイ"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ。さらにライドされた"レイル"のスキルでパワー+10000。」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー23000(13000+10000)

 

やっぱりフォースⅡでクリティカルを2にしてきたわね。

クリティカルが上昇している状態で連続アタックされると厄介なのよね。

 

「"ハイドッグブリーダー アカネ"をコール。スキルでCB1し、"ぽーんがる"をコール。"ぽーんがる"のスキルでSC1。」

 

「(ソウルに入ったのは"アシュレイ"...パワー上昇は無し。)」

 

「これでバトルよ。まずは"アカネ"でアタック。スキルでパワー+3000。」

 

"ハイドッグブリーダー アカネ" : パワー21000(10000+3000+8000)、☆2

 

「"スーパーソニック・セイラー"でガード。」

 

"高まる波紋 パヴロス" : パワー25000(9000+1000+15000)

 

「なら、"アシュレイ"でアタック。」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「それはノーガードよ。」

 

「なら、ツインドライブ。1枚目、"幸運の運び手エポナ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー41000(13000+10000+8000+10000)、☆2

 

「2枚目、"炸裂の宝石騎士レイル"。」

 

「ダメージチェック、"戦場の歌姫ネリッサ"、"高まる波紋 パヴロス"。」

 

っ、トリガー全然出ないわね。

さっきの展開で手札を使っちゃってるし、結構きついわ。

 

 

「アタック終了時、"アシュレイ"のスキル。SB2で山札からグレード2以下の"宝石騎士"を2枚コール。"炸裂の宝石騎士レイル"、"集約の宝石騎士モルウィドゥス"をコール。"アカネ"と"ぽーんがる"は退却。」

 

「(パワーは18000。だけどスキルでさらにパワー+5000して、23000になるはず。)」

 

「"モルウィドゥス"のブースト、"レイル"でアタック。"レイル"のスキルでドロップゾーンの"レイル"、"ぽーんがる"を山札の下に置き、SC1、パワー+5000。」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー23000(10000+5000+8000)、☆2

 

「"スーパーソニック・セイラー"でガード!」

 

"高まる波紋 パヴロス" : パワー25000(9000+1000+15000)

 

「ふ~ん、やるじゃない。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

■■□

■■□

V   : 純真の宝石騎士アシュレイ

R左  : 炸裂の宝石騎士レイル

R中央 : ぽーんがる

R左下 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■■

■■■

V   : 高まる波紋 パヴロス

R右  : ティアーナイト ラザロス

R中央 : ティアーナイト テオ

R右下 : ティアーナイト テオ

R左下 : 発光信号のペンギン兵

 

ジリアン 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。あたしの新しい切り札、見せてあげる!"轟く波紋 ジノビオス"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"ジノビオス"はソウルに"パヴロス"があるなら、常にパワー+1000。」

 

"轟く波紋 ジノビオス" : パワー13000(12000+1000)

 

「"戦場の歌姫ネリッサ"をコール。"ペンギン兵"は前列へ移動。」

 

心許ないけど、仕方ないわね。

アタック回数を稼ぐには、"リップタイド"をコールしていては無理だし。

 

「バトルよ。まずは"ペンギン兵"でアタック。」

 

"発光信号のペンギン兵" : パワー8000

 

「パワーが足りないから届かないわ。でも、これで問題無い。次は"テオ"のブースト、"ラザロス"でアタック。スキルでパワー+3000。」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー20000(9000+3000+8000)

 

「"集約の宝石騎士モルウィドゥス"でガード!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー23000(13000+10000)

 

「なら、"ネリッサ"でアタック。」

 

"戦場の歌姫ネリッサ" : パワー13000(8000+5000)

 

「(あまりダメージを受けない方が良い気がするわね...)"レイル"でガード!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー18000(13000+5000)

 

「守るわね...なら、"テオ"のブースト、"ジノビオス"でアタックよ!」

 

"轟く波紋 ジノビオス" : パワー21000(12000+1000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ブレブボンバー・ドラゴン"。2枚目、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ラザロス"にパワー+10000。」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー19000(9000+10000)

 

「ダメージチェック、"小さな賢者マロン"。(これでアタックは全部終わった..."ジノビオス"のスキルも特に発動しなかったけど...)」

 

「行くわよ!アタック終了時、"ジノビオス"のスキル!CB1、手札を1枚捨てる。あたしは手札から"轟く波紋 ジノビオス"を捨てる。これにより、リアガードを1枚スタンドし、パワー+5000。"ラザロス"をスタンド!」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー24000(9000+10000+5000)

 

「さらに、リミットブレイク!あたしのダメージが4枚以上で、この能力で"轟く波紋 ジノビオス"を捨てたなら、さらに手札を2枚捨てることで"ジノビオス"をスタンドし、ドライブ-2!」

 

「っ、Vスタンド...!」

 

あたしは"リップタイド・ドラゴン"、"ブレブボンバー・ドラゴン"をコストに、ヴァンガードの"轟く波紋 ジノビオス"をスタンドする。

 

「さらに"テオ"のスキル。2回目以降のアタック、またはブーストしたアタックがヒットしたので、"ラザロス"にパワー+8000。」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー32000(9000+10000+5000+8000)

 

「まずは"ジノビオス"でもう一度アタック!」

 

"轟く波紋 ジノビオス" : パワー13000(12000+1000)

 

「(ドライブが無いから、ガード値5000で守れる...でも、手札には5000のシールドが無い...)っ、いや、仕方ない。"幸運の運び手エポナ"でガード!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー28000(13000+15000)

 

「なら、これでこのターンのラストアタック。"ラザロス"でリアガードをアタック。」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー34000(9000+10000+5000+8000)

 

「っ、させない!"閃光の盾イゾルデ"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「ふん、これで手札は0枚ね。...ターン終了時、レストしているリアガードが4枚以上なので、"ネリッサ"のスキル。ソウルに置いて、1枚ドロー。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:0枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■■□

■■□

V   : 純真の宝石騎士アシュレイ

R左  : 炸裂の宝石騎士レイル

R中央 : ぽーんがる

R左下 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

■■■□

□■■

V   : 轟く波紋 ジノビオス

R右  : ティアーナイト ラザロス

R左  : 発光信号のペンギン兵

R中央 : ティアーナイト テオ

R右下 : ティアーナイト テオ

 

ジリアン 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。ブレイクライド、"純真の宝石騎士アシュレイ"!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー13000、☆2

 

「さらにライドされた"アシュレイ"のスキル。CB1で上に登場したユニットにクリティカル+1!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー13000、☆3

 

「さあ、行くわよ!まずは"モルウィドゥス"のブースト、"レイル"でアタック。スキルでドロップゾーンの"レイル"と"モルウィドゥス"を山札の下に置き、SC1してパワー+5000!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー23000(10000+5000+8000)、☆2

 

「"アウトライド・ドラコキッド"でガード。」

 

"轟く波紋 ジノビオス" : パワー28000(12000+1000+15000)

 

「なら、"ぽーんがる"のブースト、"アシュレイ"でアタック!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー21000(13000+8000)、☆3

 

「"アウトライド・ドラコキッド"でガード、"ラザロス"でインターセプト!」

 

"轟く波紋 ジノビオス" : パワー33000(12000+1000+15000+5000)

 

「(っ、彼女の手札には守護者がある...なら、ここでトリガーを2枚引くしかない!)ツインドライブ、1枚目、"ふろうがる"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガード!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー31000(13000+8000+10000)、☆4

 

「2枚目、"ソウルセイバー・ドラゴン"...っ、アタックは通らない。でも、"アシュレイ"のスキル!SB2して、山札から"レイル"と"モルウィドゥス"をコール!上書きされた"レイル"のスキルで、今登場した"レイル"のパワー+10000!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「上書きされた"モルウィドゥス"のスキルで1枚ドロー!そのままブーストしてアタック!スキルでドロップゾーンの"レイル"、"モルウィドゥス"を山札の下に置き、SC1してパワー+5000!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー33000(10000+10000+5000+8000)、☆2

 

「"翠玉の盾パスカリス"、手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

あたしはずっと手札に持っていたクイックシールドをコストにする。

これであたしの手札は1枚。でも、彼女のアタックは終わった。

 

 

「くっ...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:3枚、ソウル:5枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

■■□

■■□

V   : 純真の宝石騎士アシュレイ

R左  : 炸裂の宝石騎士レイル

R中央 : ぽーんがる

R左下 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

■■□□

□■■

V   : 轟く波紋 ジノビオス

R左  : 発光信号のペンギン兵

R中央 : ティアーナイト テオ

R右下 : ティアーナイト テオ

 

ジリアン 手札:1枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

あっちはまだダメージ2だけど、このターンで決める!

 

「スタンド&ドロー!"轟く波紋 ジノビオス"に再びライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。さらに、"ジノビオス"はソウルに"パヴロス"があるので、常にパワー+1000。そして、"波紋"を含むグレード3があるなら、さらに元々のクリティカルが2になるわ!」

 

"轟く波紋 ジノビオス" : パワー13000(12000+1000)、☆2

 

「っ、クリティカル2...しかも、もう一枚"ジノビオス"があればスタンドする...」

 

「残念だけど、今はないわ。"高まる波紋 パヴロス"、"戦場の歌姫ネリッサ"をコール。"テオ"を前列に移動。これでバトルよ。」

 

やっぱり手札が圧倒的に足りないわね。

このファイトが終わったら、ドロートリガーを多めにしてみようかしら。

 

 

「まずは"ペンギン兵"でアタック。」

 

"発光信号のペンギン兵" : パワー8000

 

「パワーが足りないのでアタックは通らない。次は"ネリッサ"でアタック。」

 

"戦場の歌姫ネリッサ" : パワー13000(8000+5000)

 

「(私が守るべきは、ヴァンガードのアタックだけ。それができるだけの手札もある。)ノーガードよ。ダメージチェック、"集約の宝石騎士モルウィドゥス"。」

 

「次は"パヴロス"でアタック。3回目以降のアタックなので、パワー+8000!」

 

"高まる波紋 パヴロス" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"刺衝の騎士レガウ"。」

 

「次よ。"テオ"のブースト、"ジノビオス"でアタック!」

 

"轟く波紋 ジノビオス" : パワー21000(12000+1000+8000)、☆2

 

「"ふろうがる"でガード、"レイル"でインターセプト!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー33000(13000+15000+5000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"轟く波紋 ジノビオス"。」

 

「("ジノビオス"を引かれた...でも、まだ大丈夫...)」

 

「2枚目、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"テオ"にパワー+10000!」

 

"ティアーナイト テオ"(R右) : パワー18000(8000+10000)

 

「っ...ドロートリガー...(これじゃ守り切れない...)」

 

「"ジノビオス"のスキル。CB1、手札を1枚捨て、"パヴロス"をスタンドして、パワー+5000。」

 

"高まる波紋 パヴロス" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「さらにダメージ4枚以上、コストで"ジノビオス"を捨てたので、さらに手札を2枚捨てることで自身をスタンド、ドライブ-2!もう一度、"ジノビオス"でアタック!」

 

"轟く波紋 ジノビオス" : パワー13000(12000+1000)、☆2

 

「(残りのアタックのパワーを考えると、ここでヒールトリガーを引いた方が楽ね...)ノーガード。ダメージチェック、1枚目、"炸裂の宝石騎士レイル"。」

 

残り1枚...お願い、ヒールトリガー出ないで!

 

「2枚目..."ソウルセイバー・ドラゴン"、私の負けよ。」

 

「やった...!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

 

「これで俺たちの三連敗かよ...こいつら、強えぇ...」

 

「突っ張りもどき、それは当たり前のことなのです。」

 

 

「さて、アイチ君。今度は俺たちがファイトしようか。」

 

「はい!」

 

 

ガラガラ

 

 

「皆さん、失礼しますよ。」

 

 

俺とアイチ君がファイトしようとすると、スーツを着た小太りの男性が入ってきた。

見た目からして、おそらく教師だし、この部の顧問か?

 

 

「あ、中村橋先生。」

 

「先導君。今日の部活動はここまでです。これから校内の清掃がありますから、今日は早めに帰宅するよう通達されているはずですよ。」

 

「あ、そうでした...ユウトさん、ごめんなさい。今日はここまで見たいです。」

 

 

ふむ、まあ仕方ないか。

今からキャピタルでファイトしてもいいけど、遅い時間になりそうだし今日は帰るか。

 

 

「なら今日は帰るよ。...今度は福原においでよ。」

 

「福原にですか?」

 

「ああ。まだ先の予定だけど、今度レオン君たちが来るんだ。次回のVF甲子園の特別招待枠らしくてね。親善試合をしようって話になってるんだ。」

 

 

今年はVF甲子園の主催が立凪財団になって、いろいろやってるらしい。

特別招待枠とやらを作って、今年はレオン君、シャーリーンさん、SITジニアスの三人の計5名が招待されているとのこと。

 

アジアサーキットで戦った彼らがチームを組むとなると、結構厄介だ。

 

 

「じゃあ、ぜひ見学させてください。...ね、みんな。」

 

「おう。俺も福原の他のファイターが気になるぜ。」

 

「そうですね。僕も気になります。」

 

「あたしも賛成。VF甲子園に出場するなら、福原の実力は見て置いた方が良いよ。」

 

「そうね。せっかくだし見に行きましょう。(ユウトが通ってる学校ってのも気になるしね。)」

 

 

どうやらみんな乗り気なようだ。

誘ってみて良かった。

 

 

「じゃあ、日程が決まったら連絡するよ。」

 

「はい、お願いします。」

 

 

 

 

.



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第六十八話「暗闇の撃退者」

ユウトside

 

 

俺たちが宮地学園に行ってから、しばらく経ったある日。

今日はレオン君たちが福原へ親善試合のために訪問している。

 

アイチ君たちは学校での用事が終わってから見学に来る予定になっている。

 

 

「久しぶりだな、ユウト。」

 

「ああ、レオン君。」

 

「ジリアンとは仲睦まじくやっているか?」

 

「え、いや...まあ、仲良くはしているよ。」

 

「ふ、そうか...。」

 

 

な、何だか勘違いをしている気がするが...

訂正してもレオン君はわかってくれないだろうな。

 

 

「シャーリーンさんも久しぶり。」

 

「うん、久しぶり~。ジリアンは元気~?」

 

「ああ。元気すぎて困るくらいだけど...」

 

「も~、それじゃだめだよ~。でも、大好きなユウト君のところに行けて嬉しいのかも。うふふ。」

 

「は、はは...」

 

 

シャーリーンさんもこんな感じか...

もう訂正するのも面倒だ。

 

 

「久導ユウト。今日はよろしく頼むよ。」

 

「クリス君。よろしくね。...ところで、他の二人は?」

 

「ああ。リーとアリは観光に行きたいとタクトの仲介で出かけてるよ。親善試合は三人いれば問題ないかと思ってね。失礼だったかな?」

 

「なるほどね。大丈夫だよ。」

 

 

SITジニアスの三人は仲良くやっているようだ。

今日はクリス君しか来てないのは残念だが、リー君とアリ君も元気にやっているだろう。

 

 

「では、さっそくファイトを始めようか。」

 

「と言っても、あちらは三人。俺たちは誰が出る、テツ。」

 

「ああ。三人と言っても実力者ぞろい。やはりユウト、レンは出た方が良いだろう。残りは...」

 

「私が出るわ。」

 

「アサカ...そうだね、俺、レン、アサカで行こうか。」

 

「そうですね。チームAL4の再結成のようですね。」

 

「うふふ、そうですねレン様。」

 

 

「よし、では始めよう。最初は...」

 

「僕が出ます。最近ファイトができていなくて、うずうずしていたんですよ。」

 

「では福原からはレン。...そちらは?」

 

「では僕が出よう。彼には一度負けているからね。リベンジマッチだ。」

 

「そうか。ではチームSITジニアス&ドレッドノートからは、クリストファー・ロウ。」

 

 

レンとクリス君か。

SITジニアスとの練習試合以来の対戦カードかな。

あの時はレンの圧勝で終わったけど、今回はどうなるかな。

 

 

.....

....

...

..

.

 

レンside

 

 

「では始めましょうか。」

 

「ああ。今回は僕が勝つ。」

 

「ふふ、今日も勝たせてもらいましょう。」

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

 

「"ブラックボード・オーム"。」

 

「"恐慌の撃退者フリッツ"。」

 

 

さあ、新しくなった僕のデッキの初陣です。

と言っても、ユウトとはよくファイトしていましたがね。

 

 

「僕のターン、ドロー。"シルバー・ウルフ"にライド。"オーム"のスキルで1枚引き、ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

クリス 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : シルバー・ウルフ

 

□■□

□□□

V   : 恐慌の撃退者 フリッツ

 

レン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"無常の撃退者マスカレード"にライド。"フリッツ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。"マスカレード"でアタック。」

 

"無常の撃退者マスカレード" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「では、ドライブチェック。"魁の撃退者クローダス"。」

 

「ダメージチェック、"学園の狩人 レオパルド"。」

 

まずは挨拶代わりの1ダメージですね。

僕の手札はまずまず、次のあちらのターンに備えましょう。

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

クリス 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : シルバー・ウルフ

 

□■□

□□□

V   : 無常の撃退者マスカレード

 

レン 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"ジオグラフ・ジャイアント"にライド。さらに"シルバー・ウルフ"をコール。バトルだ、行くぞ!"ジオグラフ"でアタック!」

 

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー9000

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"ルーラー・カメレオン"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーはリアガードへ!」

 

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー9000、☆2

"シルバー・ウルフ" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"ザ・ダーク・ディクテイター"、"詭計の撃退者マナ"。」

 

「"シルバー・ウルフ"、アタックだ!」

 

「"厳格なる撃退者"でガード。」

 

"無常の撃退者マスカレード" : パワー23000(8000+15000)

 

「防がれたか。でも、これでダメージ1vs2。」

 

「まだ2ターン目、勝ち誇るのは早い。」

 

「そうだね。でも、このファイトは僕が勝つ。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

クリス 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

■■□

V   : ジオグラフ・ジャイアント

R左  : シルバー・ウルフ

 

□■□

□□□

V   : 無常の撃退者マスカレード

 

レン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。すべてを闇に包みこめ、我が分身。ライド、"ブラスター・ダーク・撃退者"。」

 

 

「来たか、レンの分身。」

 

「あれが"ブラスター・ダーク"の新しい姿...」

 

 

「さあ、行きますよ。"ブラスター・ダーク・撃退者"のスキル。CB1、手札を1枚捨てることで相手前列のリアガードを1枚退却。」

 

僕は手札からクイックシールドを捨て、能力を発動する。

これでクリス君のリアガードはいなくなった。"ブラスター・ダーク・撃退者"の真価が発揮される。

 

「その後、相手リアガードがいないなら、このターン中、ドライブ+1。」

 

「くっ、退却だけでなく、ツインドライブになるのか...!」

 

「"督戦の撃退者ドリン"、"魁の撃退者クローダス"をコール。これでバトルです。"ブラスター・ダーク・撃退者"でヴァンガードにアタック。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー10000

 

「"ルーラー・カメレオン"でガード!」

 

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー24000(9000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"ドリン"のパワー+10000。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"魁の撃退者クローダス"。残念、アタックは通りません。」

 

「(くっ、だが僕にリアガードのアタックを防ぐ余裕はない...)」

 

「"クローダス"のブースト、"ドリン"でアタック。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ジオグラフ・ジャイアント"。」

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

クリス 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : ジオグラフ・ジャイアント

 

■■□

■□□

V   : ブラスター・ダーク・撃退者

R左  : 督戦の撃退者ドリン

R左下 : 魁の撃退者クローダス

 

レン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。よし、"特別名誉博士シャノアール"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

 

"シャノアール"ですか。

グレートネイチャーもあまりファイトしたことが無いですが、このユニットは初めて見ますね。

 

 

「"ジオグラフ・ジャイアント"、"バイナキュラス・タイガー"、"コンパス・ライオン"をコール。"ジオグラフ"はアクセルサークルにいるので、パワー+8000。」

 

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「これでバトルだ。まずは"シャノアール"でアタック。スキルでCB1し、1枚ドロー。デッキの一番上をドロップし、そのカードの種類によって能力が発動するが、このユニットがヴァンガードサークルにいるなら、種類に関係なく両方発動する。」

 

捨てられたのは"カスタネット・ドンキー"。

本来ならトリガーユニットの方の能力が発動するけど、今回は両方発動する。

 

 

「まずは、ノーマルユニットだった場合の能力。リアガード2枚を選び、パワー+5000。ターン終了時、そのユニットを退却する。"バイナキュラス"、"コンパス"にパワー+5000!」

 

"コンパス・ライオン" : パワー18000(13000+5000)

"バイナキュラス・タイガー" : パワー14000(9000+5000)

 

「さらにトリガーユニットだった場合の能力。リアガード1枚を選び、パワー+5000し、後列アタックを可能にする。今回は後半は関係ないが..."ジオグラフ・ジャイアント"にパワー+5000。ターン終了時、そのユニットを退却する。」

 

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー27000(9000+5000+8000+5000)

 

"特別名誉博士シャノアール" : パワー12000

 

「ノーガードです。」

 

「行くぞ、ツインドライブ。1枚目、"カスタネット・ドンキー"。ゲット、フロントトリガー。前列すべてにパワー+10000。」

 

"特別名誉博士シャノアール" : パワー22000(12000+10000)

"コンパス・ライオン" : パワー28000(13000+5000+10000)

"バイナキュラス・タイガー" : パワー24000(9000+5000+10000)

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー37000(9000+5000+8000+5000+10000)

 

「2枚目、"ルーラー・カメレオン"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"バイナキュラス"へ!」

 

"特別名誉博士シャノアール" : パワー22000(12000+10000)、☆2

"バイナキュラス・タイガー" : パワー34000(9000+5000+10000*2)

 

 

「おお、ダブルトリガー...勝つんだって気持ちが現れてるね。」

 

「そうね。でも、レン様は簡単に負ける人ではないわ。」

 

「ああ。レンは勝つよ。」

 

 

 

「ダメージチェック、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"詭計の撃退者マナ"。」

 

 

ユウトに勝ちを信じられている。なら、負けるわけにはいきませんね。

当然、最初から勝つつもりしかありませんが。

 

 

「"バイナキュラス・タイガー"でアタック。スキルでCB1し、デッキの一番上をドロップする。ドロップしたのは"バイナキュラス・タイガー"。ノーマルユニットがドロップしたので、1枚ドロー。」

 

"バイナキュラス・タイガー" : パワー34000(9000+5000+10000*2)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"魁の撃退者クローダス"。」

 

「続けて、"コンパス・ライオン"でアタック!」

 

"コンパス・ライオン" : パワー28000(13000+5000+10000)

 

「"ブラスター・ジャベリン"でガード。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「なら、"ジオグラフ"でアタック!」

 

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー37000(9000+5000+8000+5000+10000)

 

「それもガードします。"アビス・ヒーラー"。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー40000(10000+10000+20000)

 

「くっ、追い詰められなかった...ターン終了時、"シャノアール"が力を与えたユニットたちは退却する。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

クリス 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

□□□

□■□□

V   : 特別名誉博士シャノアール

 

■■□

■□□

V   : ブラスター・ダーク・撃退者

R左  : 督戦の撃退者ドリン

R左下 : 魁の撃退者クローダス

 

レン 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

一気にダメージ4まで持っていかれましたか。

やはりかなりの実力を持っているようですね。

でも、勝つのは僕だ。

 

「スタンド&ドロー。絶望せよ、そして地に倒れ伏し、苦き水をすするがいい。ライド、"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"。イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。」

 

「"モルドレッド・ファントム"..."ブラスター・ダーク"が登場する度にフォースを得られ、さらにアタック時に"ブラスター・ダーク"をスタンドする能力だったか。」

 

「さすが、良く勉強していますね。では、このカードがどういう能力かも知っているでしょう。"ブラスター・ダーク・撃退者"をコール。」

 

「っ、"ブラスター・ダーク・撃退者"には、ルール上"ブラスター・ダ0区"として扱うという能力がある。つまり...」

 

「そう、"モルドレッド・ファントム"のスキル発動。ゲット、イマジナリーギフトフォースⅠ。右前列へ。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「"魁の撃退者クローダス"をコール。これでバトルです。"ブラスター・ダーク・撃退者"でヴァンガードにアタック。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「ノーガード。 ダメージチェック、"コンパス・ライオン"。」

 

「続けて、"モルドレッド・ファントム"でアタック。スキルでCB1し、"ブラスター・ダーク"をすべてスタンドし、パワー+10000。"ブラスター・ダーク・撃退者"は"ブラスター・ダーク"としても扱うので、スタンドし、パワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー40000(10000+10000*2+10000)

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー13000

 

「"ルーラー・カメレオン"でガード!」

 

"特別名誉博士シャノアール" : パワー27000(12000+15000)

 

 

最低限で守ってきますね。

トリガーが2枚出ればアタックは通りますが...まあ、無理する必要もない。

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"無常の撃退者マスカレード"。2枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ブラスター・ダーク・撃退者"へ。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー50000(10000+10000*3+10000)、☆2

 

「くっ、ここでクリティカルだと...」

 

「さあ、僕のアタックを耐えられますか?"ドリン"でアタック。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー18000(10000+8000)

 

「っ...(もう片方は58000でクリティカル2。僕の手札のガード値は45000だからもう片方は守れない。)だったらこっちを守るだけだ!"カスタネット・ドンキー"でガード!」

 

"特別名誉博士シャノアール" : パワー27000(12000+15000)

 

「なら、"ブラスター・ダーク・撃退者"でアタック。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー58000(10000+10000*3+10000+8000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"アフレイティッド・リーマ"、"ケーブル・シープ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"特別名誉博士シャノアール" : パワー22000(12000+10000)

 

 

これでダメージ5。追い詰めました。

でも、僕のダメージも4ですし、あまり油断しないようにしなくては。

 

 

「"クローダス"のスキル。CB1、自身をソウルに置くことで1枚ドロー。"ドリン"がいるのでCC1。同じスキルをもう一度発動。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

クリス 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

□□□

□■□□

V   : 特別名誉博士シャノアール

 

■■■

□□□

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R右  : ブラスター・ダーク・撃退者

R左  : 督戦の撃退者ドリン

 

レン 手札:7枚、ソウル:5枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「このターンで決める!ファイナルターン!」

 

「ふふ...」

 

「スタンド&ドロー。闇を駆け抜け、すべてを切り裂け!ライド、"学園の狩人レオパルド"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、スキル発動!デッキの一番上をドロップし、種類によって能力を発動。"シルバー・ウルフ"、ノーマルユニットなので山札から4枚見て、グレード2以下を2枚コール。"テーピング・キャット"を2枚コール。」

 

「そして、グレード3がソウルにあれば二度発動する。」

 

「ああ。もう一度発動する。デッキの一番上をドロップ。"ケーブル・シープ"。トリガーユニットなので、自身のパワー+15000、クリティカル+1。」

 

"学園の狩人レオパルド" : パワー27000(12000+15000)、☆2

 

「これは厄介ですね...」

 

「"学園の狩人レオパルド"、"特別名誉博士シャノアール"、"ジオグラフ・ジャイアント"、"シルバー・ウルフ"をコール。"ジオグラフ"はアクセルサークルにいるので、パワー+8000。"シルバー・ウルフ"は後列にいるので、パワー+4000。」

 

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー22000(9000+5000+8000)

"シルバー・ウルフ" : パワー12000(8000+4000)

 

「バトルだ!"テーピング・キャット"のブースト、"シャノアール"でアタック。スキルでCB1し、1枚ドロー。デッキの一番上をドロップし、種類によって能力を発動。"学園の狩人レオパルド"。ノーマルユニットなので、リアガード2枚にパワー+5000。"レオパルド"と左の"テーピング・キャット"!」

 

"学園の狩人レオパルド"(R左) : パワー17000(12000+5000)

"テーピング・キャット"(R左下) : パワー13000(8000+5000)

 

"特別名誉博士シャノアール" : パワー20000(12000+8000)

 

「"無常の撃退者マスカレード"でガード。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー23000(13000+10000)

 

「ならば、ヴァンガードの"レオパルド"でアタック!」

 

"学園の狩人レオパルド"(V) : パワー39000(12000+15000+12000)、☆2

 

「"暗黒の盾マクリール"、手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「くっ、守護者か。ツインドライブ、1枚目、"特別名誉博士シャノアール"。2枚目、"カスタネット・ドンキー"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"学園の狩人レオパルド"(V) : パワー49000(12000+15000+12000+10000)、☆2

"特別名誉博士シャノアール" : パワー22000(12000+10000)

"学園の狩人レオパルド"(R左) : パワー27000(12000+5000+10000)

"ジオグラフ・ジャイアント" : パワー32000(9000+5000+8000+10000)

 

「行け、"ジオグラフ"!」

 

「"虚空の撃退者マスカレード"、"厳格なる撃退者"でガード。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー33000(13000+5000+15000)

 

「くっ...(このターンで決められなかったか...)」

 

「さあ、残りのアタックはどうしますか?」

 

「なら、"ブラスター・ダーク・撃退者"にアタック!」

 

"学園の狩人レオパルド"(R左) : パワー40000(12000+5000+10000+13000)

 

「ノーガード。"ブラスター・ダーク・撃退者"は退却。」

 

「エンドフェイズ、"シャノアール"のスキルでパワー上昇した"レオパルド"、"テーピング・キャット"は退却。そして、"テーピング・キャット"のスキル。SB1し、1枚ドロー。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

クリス 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

 

_□■■

□□■■■

V   : 学園の狩人レオパルド

R右  : 特別名誉博士シャノアール

R中央 : シルバー・ウルフ

R右下 : テーピング・キャット

Rア1 : ジオグラフ・ジャイアント

 

■■□

□□□

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R左  : 督戦の撃退者ドリン

 

レン 手札:2枚、ソウル:5枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「ファイナルターン失敗ですね。」

 

「ふん。でも守りは万全。次の君のターンを防ぎ切って、今度こそファイトに勝つ。」

 

「それは無理です。」

 

「何?」

 

「このファイト、僕が勝ちます。スタンド&ドロー。ライド・THE・ヴァンガード。"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー23000(13000+10000)

 

「"虚空の撃退者マスカレード"をコール。スキルで山札から7枚見て、"ブラスター・ダーク・撃退者"を手札に加える。手札に加えたので、自分のリアガードを1枚退却。"マスカレード"自身を退却します。」

 

「(っ、"ブラスター・ダーク"が手札に加わったか。)」

 

「"ブラスター・ダーク・撃退者"をコール。"モルドレッド"のスキルでイマジナリーギフトフォースⅠを獲得。左前列へ。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー20000(10000+10000)

 

「さらに"無常の撃退者マスカレード"をコール。スキルでCB1、自身をソウルに置き、ドロップゾーンから"ブラスター・ダーク・撃退者"を左後列にコール。パワー+5000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者"(R左下) : パワー15000(10000+5000)

 

「"モルドレッド"のスキルでイマジナリーギフトフォースを左前列へ。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「そして、今登場した"ブラスター・ダーク・撃退者"のスキル。登場時、ヴァンガードが"撃退者"で、同じ縦列にグレード2以上の"撃退者"がいるなら、そのユニットにブーストを与える。さらに、そのユニットが"ドリン"ならCC1。」

 

「ブーストを与えるだと!?」

 

「さあ、これでバトルです。右の"ブラスター・ダーク・撃退者"でアタック。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者"(R右) : パワー30000(10000+10000*2)

 

「"ディクショナリー・ゴート"でガード!」

 

"学園の狩人レオパルド" : パワー32000(12000+20000)

 

「なら、左の"ブラスター・ダーク・撃退者"でアタック。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者"(R左) : パワー35000(10000+5000+10000*2)

 

「"ルーラー・カメレオン"2枚でガード。」

 

"学園の狩人レオパルド" : パワー42000(12000+15000*2)

 

 

「防ぎますね。」

 

「当然だ。ダメージは5、もう1ダメージも受けられない。」

 

「そうですね。...ふふ、このアタックは防げますか?"モルドレッド"でアタック。スキルでCB1し、"ブラスター・ダーク・撃退者"を2枚スタンドし、パワー+10000!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者"(R右) : パワー40000(10000+10000*2+10000)

"ブラスター・ダーク・撃退者"(R左) : パワー45000(10000+5000+10000*2+10000)

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー23000(13000+10000)

 

 

「くっ..."カスタネット・ドンキー"でガード!」

 

"学園の狩人レオパルド" : パワー27000(12000+15000)

 

 

「おや、まだ手札は3枚あるのにこれで良いのですか?」

 

「っ、ああ...これで防ぎ切る!」

 

「ふふ、ツインドライブ。1枚目、"無常の撃退者マスカレード"。2枚目、"ダークサイド・トランぺッター"。ゲット、クリティカルトリガー。」

 

「っ...!」

 

「効果はすべて、ヴァンガードへ。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

 

トリガーが出たことで、クリス君のガードを突き破る。

それにクリティカルが出たので、2ダメージ。

 

 

「ダメージチェック、"テーピング・キャット"。僕の負けだ...」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「ナイスファイト、レン。」

 

「ええ。次はアサカですね。」

 

「はい、レン様。...ユウト、私勝ってくるわ。」

 

「ああ。頑張って。」

 

 

次はアサカとシャーリーンさんのファイトか。

ジリアンさんとはまた違ったタイプだが...あまり彼女のファイトは見たことないし、楽しみだ。

 

 

 

.



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第六十九話「再戦の蒼龍」

ユウトside

 

 

「"コバルトウェーブ・ドラゴン"でアタック~。」

 

「っ...私の負け...」

 

 

アサカとシャーリーンさんのファイトは、ギリギリのファイトだったけどシャーリーンさんが制した。本当にギリギリの攻防だったし、アサカが勝っててもおかしくなかったんだけどね。

 

 

「ごめんなさい、負けちゃったわ。」

 

「ドンマイ、アサカ。でも良いファイトだったよ。」

 

「でも、負けは負けだわ。...次は勝つ。」

 

「そうか...さて、次は俺が行くか。」

 

 

俺はファイトテーブルへとつく。レオン君は既にスタンバイしている。

レオン君とはVFサーキット以来のファイトになるな。

 

 

「ふ、またお前とファイトすることになるとはな。」

 

「そうだね。この前は俺が勝った。」

 

「ああ。だが、今回は俺が勝たせてもらおう。」

 

「そうはいかないよ。今回も俺が勝つ。」

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」「MY」

 

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"士官候補生エリック"。」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

 

「俺のターン、ドロー。"ストームライダー ニコロス"にライド。"エリック"のスキルで1枚ドロー。さらに"ニコロス"のスキルで山札から7枚見て、"潮騒の水将アルゴス"を手札に加えられるが...」

 

「なかったようだね。」

 

「ああ。(既に手札に2枚あるし、仕方ない。)そのままシャッフルし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ストームライダー ニコロス

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"睡蓮の銃士ルース"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを獲得。さらに"ルース"のスキルで"プラント・トークン"を2枚コール。さらに"カローラ・ドラゴン"をコール。」

 

「(いきなり来たか、"カローラ・ドラゴン"。厄介なカードだ。)」

 

「バトル。"カローラ・ドラゴン"のブースト、"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー13000(5000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"戦場の歌姫ドルシア"。」

 

「続けて、"プラント・トークン"のブースト、"ルース"でアタック。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガードだ。」

 

「じゃあ、ドライブチェック。"パンジーの銃士シルヴィア"。」

 

「ダメージチェック、"ストームライダー ニコロス"。」

 

「互いにノートリガー。ま、最初のターンで2ダメージはまずまずかな。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : ストームライダー ニコロス

 

□■■

□■■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R右  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"潮騒の水将アルゴス"にライド。さらに"アルゴス"、"蒼波水将ガレアス"、"戦場の歌姫ネリッサ"をコール。」

 

「(レオン君も攻めてきたか。)」

 

「バトル。まずはリアガードの"アルゴス"でアタック。スキル発動。このターン1回目のアタックなので、CB1することで自身をスタンド。」

 

"潮騒の水将アルゴス"(R左) : パワー9000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「もう一度、リアガードの"アルゴス"でアタック。」

 

"潮騒の水将アルゴス"(R左) : パワー9000

 

「それはクイックシールドを使って守るよ。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「ならばヴァンガードの"アルゴス"でアタック。このターン2回目以降のバトルなので、CB1、SB1することでリアガードを1枚スタンドする。"アルゴス"をスタンド。」

 

"潮騒の水将アルゴス"(V) : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーはリアガードの"アルゴス"へ。」

 

"潮騒の水将アルゴス"(V) : パワー9000、☆2

"潮騒の水将アルゴス"(R左) : パワー19000(9000+10000)

 

「っ、ダメージチェック、"パンジーの銃士シルヴィア"、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「"ネリッサ"のブースト、"ガレアス"でアタック。」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー17000(9000+8000)

 

「"睡蓮の銃士ルース"でガード。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー18000(8000+10000)

 

「これで最後だ。リアガードの"アルゴス"でアタック。」

 

"潮騒の水将アルゴス"(R左) : パワー19000(9000+10000)

 

「く、ノーガード。ダメージチェック、"リコリスの銃士サウル"。」

 

「ふ、随分と風はこちらに吹いているようだ。」

 

「まだまだ、これからだよ。」

 

「そうか。俺はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

□□■

■■■

V   : 潮騒の水将アルゴス

R右  : 蒼波水将ガレアス

R左  : 潮騒の水将アルゴス

R右下 : 戦場の歌姫ネリッサ

 

□■■

□■■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R右  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「ユウトがここまで押されるなんて...やっぱりレオン様は強いわね。」

 

「でも、ユウト君も簡単に負ける子じゃないわ。」

 

「当然よ。...でも、レオン様にも負けてほしくないのよね。」

 

 

やはりレオン君は強い。というより、俺がアクアフォースの連続アタックが苦手なだけだけど。後攻でパワーが低い状態だしな。

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"リコリスの銃士サウル"にライド。スキルでSB1、右の"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て...よし、"ウォータリング・エルフ"をコール。残りは山札の下へ。トリガーユニットをコールしたので、CB1することでトリガー効果を発動。」

 

「(ヒールトリガーか。だが、それでもダメージ3。次のターンで決められるだけのダメージでもある。)」

 

「ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"サウル"にパワー+10000。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

「さらに"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「そして、"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。スキルで"プラント・トークン"をコール。"カローラ・ドラゴン"はさらにパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「ではこれでバトル。まずは"ウォータリング・エルフ"のブースト、"プラント・トークン"でリアガードの"アルゴス"にアタック。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー10000(5000+5000)

 

「ノーガード。"アルゴス"は退却。」

 

「(守らないか。連続アタックするために守ると思ったけど。)なら、次は"プラント・トークン"のブースト、"サウル"でアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「それもノーガードだ。」

 

「なら、ドライブチェック。"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。」

 

「っ、またヒールトリガーだと...?」

 

「ダメージ1枚回復し、"シルヴィア"にパワー+10000。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"潮騒の水将アルゴス"。」

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"シルヴィア"で"ガレアス"にアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー34000(10000+10000+14000)

 

「くっ、リアガードを狙うか。...ノーガード。"ガレアス"は退却。」

 

 

 

「ユウトはさすがね。」

 

「そうですね。レオン君の手札は先ほどのドライブチェックで判明している"スーパーソニック・セイラー"と、おそらくグレード3のカード。残り2枚と次のドローで引くカードがアタッカーでなければ守るのも容易い。アタッカーならアタッカーで、手札を消費することになりますからね。」

 

「リアガードを削られるのは、アクセルクランにとっては嫌な行動の一つですからね。しかもさっきのアタックで蒼龍レオンはCBを使い切った。このターンのバトルで1ダメージ与えたからコストは一つできているとはいえ、たった一つ。」

 

「ダメージ4を受けても冷静にファイトできている。さすがです、ユウト。」

 

 

 

「俺はこれでターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

□□■

□■□

V   : 潮騒の水将アルゴス

R右下 : 戦場の歌姫ネリッサ

 

■■■

■■■

V   : リコリスの銃士サウル

R右  : パンジーの銃士シルヴィア

R左  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : ウォータリング・エルフ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「さすがにやるな、ユウト。」

 

「それほどでも。レオン君がいきなり4ダメージも与えてくるから、焦っちゃったよ。」

 

「ふ、そういう割には余裕そうな顔をしている。」

 

「そうでもないけどなぁ...」

 

「だが、俺も負けてはいられない。スタンド&ドロー。いかなる困難をも覆し、勝利の栄光を齎さん!それぞ使命!ライド、"終末の切り札レヴォン"!」

 

 

"終末の切り札レヴォン"...うっ、嫌なことを思い出してしまった。

 

 

「大丈夫か、ユウト。」

 

「あ、ああ。続けて。」

 

「ああ。...イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"蒼波水将ガレアス"、"発光信号のペンギン兵"、"戦場の歌姫ドルシア"、"スーパーソニック・セイラー"をコール。」

 

 

一気に攻めてきたか。しかも"スーパーソニック・セイラー"までコールしてくるとは。確か、"レヴォン"はレストしているリアガードが5枚以上だとスキルが発動するんだったな。

 

 

「"ネリッサ"を前列に移動。さらに"レヴォン"のスキルで"ネリッサ"をレストし、相手のヴァンガードのパワー-5000。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー5000(10000-5000)

 

「"ネリッサ"のスキル。他のカードの能力でレストしたとき、SB1することでスタンドし、パワー+10000。」

 

"戦場の歌姫ネリッサ" : パワー18000(8000+10000)

 

「バトルだ。まずは"ドルシア"でヴァンガードにアタック。このユニットは相手のヴァンガードのパワーが元々のパワーと異なるなら、後列からアタックできる。」

 

"戦場の歌姫ドルシア" : パワー8000

 

「(ここはどうするべきか...ここを受けてトリガーを引ければ、残りのアタックを守るのは容易いが...)」

 

「(このターン決めるは難しいが、少しでもユウトの手札を削る。)」

 

「よし、ノーガードだ。ダメージチェック、"リコリスの銃士サウル"。残念、トリガーは出なかったか。」

 

「ふ、ならば次は"ペンギン兵"でアタック。」

 

"発光信号のペンギン兵" : パワー8000

 

「"シルヴィア"でインターセプト。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー10000

 

「次は"ガレアス"でアタック。」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"タンポポの銃士ミルッカ"。」

 

「次は"ネリッサ"だ!」

 

"戦場の歌姫ネリッサ" : パワー18000(8000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"白百合の銃士セシリア"。」

 

「続けて、"スーパーソニック・セイラー"のブースト、"レヴォン"でアタック。アタック時、レストしているリアガードが5枚以上なので、"レヴォン"のスキル発動。パワー+15000し、ドライブ+1。」

 

"終末の切り札レヴォン" : パワー32000(12000+15000+5000)

 

「さらに"ガレアス"のスキル。グレード3のヴァンガードがアタックした時、相手のヴァンガードのパワーが元々と異なるなら、CB1でスタンドする。」

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"フォートヴェセル・ドラゴン"。2枚目、"蒼嵐水将デスピナ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ガレアス"へ。」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)、☆2

 

「3枚目、"ストームライダー ニコロス"。このアタックはヒットしないが...最後に"ガレアス"でアタック!」

 

「"パンジーの銃士シルヴィア"、"ウォータリング・エルフ"でガード。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー30000(10000-5000+5000+20000)

 

「ふ、守られたか。だが手札を1枚まで削った。風は俺に吹いている。」

 

「まだわからないよ。俺はいつだって勝つつもりでファイトしている。」

 

「ふ...お前の風を見せてみろ。エンド時、"ネリッサ"のスキル。レストしているリアガードが4枚以上なので、ソウルに置いて1枚ドロー。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

■■□

■■□■

V   : 終末の切り札レヴォン

R左  : 発光信号のペンギン兵

R中央 : スーパーソニック・セイラー

R左下 : 戦場の歌姫ドルシア

Rア1 : 蒼波水将ガレアス

 

■■□

■■■

V   : リコリスの銃士サウル

R左  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : ウォータリング・エルフ

 

ユウト 手札:1枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身。"白百合の銃士セシリア"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

 

「"セシリア"のスキル。CB1、"ウォータリング・エルフ"を退却。山札から5枚見て、"メイデン・オブ・ファインエール"、"リコリスの銃士サウル"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「さらに"サウル"のスキル。SB1、左の"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て、"ダンシング・サンフラワー"をコール。残りは山札の下へ。トリガーユニットをコールしたので、CB1で効果発動。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

 

「"ファインエール"のスキル。CB1、自身を退却。山札から3枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"タンポポの銃士ミルッカ"をコールし、残りは山札の下へ。上書きされた"ダンシング・サンフラワー"は退却。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー23000(8000+3000*5)

 

「さらに"マルティナ"のスキル。パワー+5000、クリティカル+1。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「"ミルッカ"のスキル。SB1し、"プラント・トークン"を同列にコール。"ミルッカ"の上にコールする。上書きされた"ミルッカ"は退却。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー26000(8000+3000*6)

 

「"サウル"と"プラント・トークン"の位置を入れ替え、バトル。"プラント・トークン"のブースト、"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー28000(13000+10000+5000)、☆2

 

「"ストームライダー ニコロス"、"蒼嵐水将デスピナ"、"虹色秘薬の医療士官"でガード。"ガレアス"で」

 

"終末の切り札レヴォン" : パワー57000(12000+10000+15000+20000)

 

 

パワー57000...トリガーが2枚出てもアタックは通らないか。

ダメージ3だし、警戒してしっかり守ってきたということか。

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"マルティナ"へ。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆3

 

「2枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"マルティナ"にパワー+10000。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー38000(13000+5000+10000*2)、☆3

 

「(やはりダブルトリガー。ユウトは先ほどからあまりトリガーが出ていなかったからな。警戒しておいて正解だった。)」

 

「(手札2枚なのに余裕そうな表情...1枚はドライブチェックで出た"フォートヴェセル"、グレード3でガード値が無い。ならばもう一枚は"翠玉の盾パスカリス"、守護者か。)」

 

「(どちらにせよ、これでこのターンの敗北はない。逆に俺の連続攻撃でトドメをさす。)」

 

「..."カローラ・ドラゴン"のブースト、"マルティナ"でアタック。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー64000(13000+5000+10000*2+26000)、☆3

 

「"翠玉の盾パスカリス"、手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

 

やっぱりか...だがこれでレオン君の手札は0。

残るアタックを防ぐ手段はない。

 

 

「"プラント・トークン"のブースト、"サウル"で"ガレアス"にアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。"ガレアス"は退却。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:0枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

■■□

■■□□

V   : 終末の切り札レヴォン

R左  : 発光信号のペンギン兵

R中央 : スーパーソニック・セイラー

R左下 : 戦場の歌姫ドルシア

 

■■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R左  : リコリスの銃士サウル

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「(レオン君のリアガードは3枚。そして手札は0枚。"レヴォン"のスキルを発動するためのリアガードが揃わないなら、次のターンを守り切るのは容易い。)」

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...ふ、どうやら風は俺に吹いているようだ。」

 

「っ...」

 

「"蒼波水将フォイヴォス"をコール。登場時、ヴァンガードが"レヴォン"ならSB1、自身をレストすることで、山札から1枚見て、コールする。"フォートヴェセル・ドラゴン"。」

 

 

これでリアガードが5枚...まさか土壇場で"フォイヴォス"を引くとは。

本当にレオン君に風が吹いているのかもしれない。

 

 

「"レヴォン"のスキル。"スーパーソニック・セイラー"をレストし、"セシリア"のパワーを-5000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー8000(13000-5000)

 

「これでバトルだ。"ドルシア"で後列からヴァンガードにアタック!」

 

"戦場の歌姫ドルシア" : パワー8000

 

「く、ノーガード。ダメージチェック、"タンポポの銃士ミルッカ"。」

 

「続けて、"ペンギン兵"でアタック。」

 

"発光信号のペンギン兵" : パワー8000

 

「"サウル"でインターセプト。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000

 

「ならば"フォートヴェセル"でアタック。このカードはヴァンガードが"レヴォン"で、レストしているリアガードが4枚以上なら、パワー+5000し、効果で退却しない。」

 

"フォートヴェセル・ドラゴン" : パワー22000(12000+5000+5000)

 

「"激辛闘士カブ・サイ・シー"でガード。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000-5000+15000)

 

「ふ、耐えるか。ならばこれでどうだ。"レヴォン"でアタック。スキルでパワー+15000、ドライブ+1!」

 

"終末の切り札レヴォン" : パワー27000(12000+15000)

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

「何!?いつの間に守護者を...っ、さっきのドロートリガーか。」

 

「ああ。...さあ、ドライブチェックを。」

 

「くっ...トリプルドライブ、1枚目、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガード。」

 

"終末の切り札レヴォン" : パワー37000(12000+15000+10000)、☆2

 

 

レオン君はもうアタックするユニットがいない。

だからクリティカルトリガーが出ても、もう関係ない。

 

 

「2枚目、"戦場の歌姫ネリッサ"。3枚目、"蒼嵐水将デスピナ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"終末の切り札レヴォン" : パワー47000(12000+15000+10000*2)、☆3

 

「くっ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レオン 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

■■□

■■■■

V   : 終末の切り札レヴォン

R右  : 蒼波水将フォイヴォス

R左  : 発光信号のペンギン兵

R中央 : スーパーソニック・セイラー

R左下 : 戦場の歌姫ドルシア

Rア1 : フォートヴェセル・ドラゴン

 

□■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:1枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「風は...俺に吹いているみたいだね。」

 

「っ...」

 

「スタンド&ドロー。...来てくれると思っていた。」

 

 

『マイヴァンガード。我が剣、君とともに。』

 

 

「今の自分を超越する。咲き乱れよ、我が分身。ストライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士隊長セシリア"!」

 

「グレード4の"セシリア"...ジリアンに聞いていたが、本当に実在するとは...」

 

「"メイデン・オブ・イレディエイト"をコール。スキルでCB1、自身をレストし、"プラント・トークン"を2枚コール。上書きされた"プラント・トークン"たちは退却。相手のヴァンガードがグレード3以上なので、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー25000(15000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「ソウルに"セシリア"があるので、"プラント・トークン"は強化された状態でコールされる。さらに"セシリア"のスキルでCB1、"イレディエイト"を退却し、"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

 

これでグレード0を3枚コールした。

最大火力とはいかないけど、必要な分はコールできた。

この状態で、レオン君に勝って見せる。

 

 

「バトル!"プラント・トークン"のブースト、"プラント・トークン"でアタック!」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー20000(10000+10000)

 

「(新しい"セシリア"のスキルはわからないが...守れるところは守っていくしかない。)"蒼嵐水将デスピナ"でガード!」

 

"終末の切り札レヴォン" : パワー27000(12000+15000)

 

「なら、"カローラ・ドラゴン"のブースト、"マルティナ"でアタック!」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー30000(13000+17000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"発光信号のペンギン兵"。」

 

「"プラント・トークン"のブースト、"セシリア"でアタック!スキル発動!このターンにコールしたグレード0の枚数によって、スキルが発動する。1枚以上でこのターン中、パワー+10000!3枚以上で、このバトル終了時、リアガードを5枚退却することでスタンドし、ドライブ-2する。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー45000(15000+10000+10000+10000)、☆2

 

「何!?スタンドするだと!?...くっ、ノーガードだ。」

 

「行くぞ、レオン君!ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー55000(15000+10000+10000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー65000(15000+10000+10000+10000+10000*2)、☆2

 

「っ、ダメージチェック、1枚目、"戦場の歌姫ネリッサ"。2枚目、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー!ダメージ1枚回復し、パワー+10000!」

 

"終末の切り札レヴォン" : パワー22000(12000+10000)

 

「っ...スキル発動。リアガード5枚を退却し、スタンド、ドライブ-2。もう一度アタック!」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー55000(15000+10000+10000+10000*2)、☆2

 

「(手札のガード値は25000。インターセプトを含めて30000。...結果論だが、トリガーが1枚だったら、俺の勝ちだったか。)ノーガード。ダメージチェック、"終末の切り札レヴォン"...俺の負けだ。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

アイチside

 

 

僕たちは今、福原高校へと来ていた。

ユウトさんに誘われて、福原高校とレオン君たちの親善試合を見学しに来ていた。

 

そして、僕は今目の前に繰り広げられていたユウトさんとレオンくんのファイトに釘付けになっていた。

 

「(レオンくんのあれだけのアタックを凌いで、しかもヒールトリガーを引かれてもなお、ユウトさんが勝った...少しはユウトさんに近付けていると思ったけど、今の僕じゃユウトさんには勝てない...)」

 

「アイチ、どうしたんだ?」

 

「えっ?..い、いや、何でもないよ、ナオキくん。」

 

 

もっと強くならなくちゃ...ユウトさんに勝ちたい。

それにはまだ力が足りない。今日は見に来てよかった。

 

 

 

.




 


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第七十話「強豪 福原高校」

ユウトside

 

 

「ありがとう、レオン君。良いファイトができた。」

 

「ああ、こちらこそ。VF甲子園ではもう一度ファイトしよう。」

 

「ああ。楽しみにしているよ。」

 

 

レオン君も力をつけている。今回は何とか勝つことができたけど、今のままじゃ次は負けるかもしれないな。俺ももっと力を付けなくては。

 

 

「あれ、アイチ君。来てたんだ。」

 

「はい、ユウトさん。ついさっき来ました。」

 

 

ふと入口の方を見ると、アイチ君たち宮地学園カードファイト部の面々が来ていた。

どうやら俺とレオン君のファイト中に来たみたいだ。

 

 

「すまないね、迎えも寄こせず。」

 

「いえ、大丈夫です。...それより、今日はこれで終わりですか?」

 

「そうだね、親善試合は今のファイトで終わりだよ。」

 

「じゃあ、良かったら僕と...」

 

「ちょっと待ちな、先導アイチ。」

 

 

アイチ君の声を遮るように声をかけてきたのは、キョウだった。

アイチ君たちもキョウの方を見ている。

 

 

「ユウトとファイトしたいなら、この俺様を倒してからにしな!」

 

「キョウくんと...?」

 

「ああ。俺様を倒せないようじゃ、ユウトには勝てないぜ。」

 

「...そうだね、わかったよ。ファイトだ!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

アイチside

 

 

「行きます。」

 

「ああ、行くぜ。」

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

 

「"御使いの解放者"。」

 

「"メカ・トレーナー"。」

 

 

「僕のターン、ドロー。"小さな解放者マロン"にライド。"御使い"のスキルで1枚引きます。これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : メカ・トレーナー

 

□■□

□□□

V   : 小さな解放者マロン

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、ドロー。"オフェンシブ・パンター"にライド。"メカ・トレーナー"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るぜ。このままバトルだ。」

 

"オフェンシブ・パンター" : パワー8000

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"ダッドリー・メイソン"。」

 

「ダメージチェック、"光輪の解放者マルク"。ゲット、ドロートリガーです。1枚引いて、パワー+10000。」

 

"小さな解放者マロン" : パワー18000(8000+10000)

 

「チッ...いきなりドロートリガーを引かれるとはな。」

 

「あはは...運が良かったよ。」

 

「へっ、運も実力の内だぜ。俺様はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : オフェンシブ・パンター

 

□■□

□□□

V   : 小さな解放者マロン

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。行きます!立ち上がれ、僕の分身!ライド、"ブラスター・ブレード・解放者"!」

 

 

 

「あれが、アイチ君の新しい分身..."ブラスター・ブレード"の新しい姿か。」

 

「やっぱり"ブラスター・ブレード"もかっこいいですね。でも、僕の"ブラスター・ダーク"の方がかっこいいです。」

 

「うふふ、レン様ったら。」

 

 

 

「"王道の解放者ファロン"、"ばーくがる・解放者"をコール。バトルです。"ばーくがる"のブースト、"ファロン"でアタックします。」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"サイレンス・ジョーカー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードだ!」

 

"オフェンシブ・パンター" : パワー18000(8000+10000)

 

「アタックがヒットしたので、まず"ファロン"のスキルを発動します。山札の上から1枚見て、ユニットカードならコールできます。..."未来の解放者リュー"をコール。」

 

「チッ...そういえばゴールドパラディンはデッキからのコールを得意とするクランだったな。」

 

「まだまだ行きます。"ばーくがる・解放者"のスキル。アタックか、ブーストしたアタックがヒットした時、ヴァンガードサークルかリアガードサークルに"ブラスター・ブレード・解放者"があるなら、山札から3枚見て、1枚をユニットのいないリアガードサークルにコールします。..."小さな解放者マロン "をコールし、残りは山札の下に置きます。」

 

 

よし、これでこのターンに山札からコールしたユニットは2枚。

"ブラスター・ブレード・解放者"のスキルが発動できる。

 

 

「"リュー"のブースト、"ブラスター・ブレード・解放者"でアタックします。そして、"ブラスター・ブレード・解放者"のスキル発動。アタック時、このターンに山札から2枚以上コールしているなら、手札を1枚捨てることでドライブ+1!」

 

「何!?」

 

「さらに、"リュー"のスキル。ブーストした時、SB1することでパワー+3000。」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー19000(9000+10000)

 

「くそ、ノーガードだ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"孤高の解放者ガンスロッド"。2枚目、"猛撃の解放者"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"マロン"へ与えます。」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー19000(9000+10000)、☆2

"小さな解放者マロン" : パワー18000(8000+10000)

 

「うぐっ...ダメージチェック、1枚目、"ハイスピード・ブラッキー"。2枚目、"チアガール ティアラ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000!」

 

"オフェンシブ・パンター" : パワー28000(8000+10000*2)

 

「よし、これで残りのアタックは通らないぜ。」

 

「仕方ありませんね。ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : オフェンシブ・パンター

 

■■■

■■□

V   : ブラスター・ブレード・解放者

R右  : 小さな解放者マロン

R左  : 王道の解放者ファロン

R中央 : 未来の解放者リュー

R左下 : ばーくがる・解放者

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、スタンド&ドロー。"ダッドリー・デーヴィー"にライド。"オフェンシブ・パンター"はスキルで移動。さらに"デーヴィー"のスキルでCB1し、デッキからグレード2以外の"ダッドリー"をコールするぜ。"魔王ダッドリー・エンペラー"をコール。さらに"ハイスピード・ブラッキー"をコール。スキルでパワー+10000。」

 

"ハイスピード・ブラッキー" : パワー20000(10000+10000)

 

「バトルだ!まずは"オフェンシブ・パンター"のブースト、"デーヴィー"でアタック!"パンター"のスキルでSB1し、パワー+2000。」

 

"ダッドリー・デーヴィー" : パワー20000(10000+10000)

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"サイレンス・ジョーカー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"エンペラー"へ!」

 

"ダッドリー・デーヴィー" : パワー20000(10000+10000)、☆2

"魔王ダッドリー・エンペラー" : パワー23000(13000+10000)

 

「ダメージチェック、"沈黙の解放者ギャラティン"、"ふろうがる・解放者"。ゲット、フロントトリガー。前列すべてにパワー+10000。」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー19000(9000+10000)

"小さな解放者マロン" : パワー18000(8000+10000)

"王道の解放者ファロン" : パワー19000(9000+10000)

 

「チッ..."パンター"はスキルを発動したので、1枚引き、山札の下へ。まだまだいくぜ!"エンペラー"でアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"魔王ダッドリー・エンペラー" : パワー28000(13000+10000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"小さな解放者マロン"。」

 

「"エンペラー"はスキルを発動したので、山札の下へ。さらに"ブラッキー"でアタック!」

 

"ハイスピード・ブラッキー" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ファロン"でインターセプト。」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー24000(9000+10000+5000)

 

「へっ、ターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:9枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□□□

□■■

V   : ダッドリー・デーヴィー

R右  : ハイスピード・ブラッキー

 

□■■

■■□

V   : ブラスター・ブレード・解放者

R右  : 小さな解放者マロン

R中央 : 未来の解放者リュー

R左下 : ばーくがる・解放者

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。僕に力を!気高き誇りの白き翼!ライド、"孤高の解放者ガンスロッド"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。さらに"ガンスロッド"のスキル!リアガード3枚にパワー+5000!"マロン"、"ばーくがる"、"リュー"!」

 

"小さな解放者マロン" : パワー13000(8000+5000)

"ばーくがる・解放者" : パワー13000(8000+5000)

"未来の解放者リュー" : パワー12000(7000+5000)

 

「さらにダメージゾーンのカードが4枚以上なら、ヴァンガードのパワー+10000!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー22000(12000+10000)

 

「そして、"孤高の解放者ガンスロッド"、"ブラスター・ブレード・解放者"をコール。"ブラスター・ブレード・解放者"のスキルでCB1、SB1して"ハイスピード・ブラッキー"を退却!」

 

「チッ..."ブラッキー"を退却。」

 

「バトルです!"リュー"のブースト、"ガンスロッド"でアタック!スキルで、このターンにコールしたリアガードの枚数だけ、パワー+1000!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド"(V) : パワー36000(12000+10000+12000+1000*2)

 

「パワー36000だと!?チッ...ノーガードだ!」

 

「行きます。ツインドライブ、1枚目、"霊薬の解放者"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"マロン"にパワー+10000!」

 

"小さな解放者マロン" : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「2枚目、"ういんがる・解放者"。」

 

「ダメージチェック、"オフェンシブ・パンター"。」

 

「続けて、リアガードの"ガンスロッド"でアタック!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド"(Rア1) : パワー17000(12000+5000)

 

「"ダッドリー・デイジー"でガード!」

 

"ダッドリー・デーヴィー" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ばーくがる・解放者"のブースト、"ブラスター・ブレード・解放者"でアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー22000(9000+13000)

 

「そのアタックを通したら、さらにユニットがコールされちまう..."サイレンス・ジョーカー"でガードだ!」

 

"ダッドリー・デーヴィー" : パワー25000(10000+15000)

 

「なら、"マロン"でアタックです!スキルで、このターンにコールしたリアガードが1枚以上なのでパワー+3000!」

 

"小さな解放者マロン" : パワー26000(8000+5000+10000+3000)

 

「チッ...ノーガード。ダメージチェック、"ダッドリー・ウィリアム"。」

 

 

 

「よし!ダメージ3vs4!」

 

「逆転したのです!」

 

 

「さすがアイチ君。でも、キョウもこんなもんじゃないよ。」

 

「うふふ...あいつ、未だにテツの指導についていけてる数少ない一人なのよね。」

 

 

 

「僕はこれでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : ダッドリー・デーヴィー

 

■■■■

■■□

V   : 孤高の解放者ガンスロッド

R右  : 小さな解放者マロン

R左  : ブラスター・ブレード・解放者

R中央 : 未来の解放者リュー

R左下 : ばーくがる・解放者

Rア1 : 孤高の解放者ガンスロッド

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「へっ、さすがだな先導。」

 

「キョウくんこそ。ダメージは僕が勝ってるけど、キョウくんは全然手札を使ってない。」

 

「へへ、俺はユウトやレンに勝つために、日々努力してんだよ。行くぜ!スタンド&ドロー!告げろ、地球のボールデッドを!"魔王ダッドリー・エンペラー"に俺様ライド!イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ!」

 

フォースⅡ...スパイクブラザーズの連続アタックでクリティカルが上がるのは厄介だ。

 

「"魔王ダッドリー・ルシファー"、"ダッドリー・メイソン"、"オフェンシブ・パンター"をコール!これでバトルだ!まずは"パンター"のブースト、"ルシファー"でヴァンガードにアタック!"エンペラー"のスキルで"ルシファー"はパワー+5000!さらに"パンター"のスキルでSB1し、パワー+2000!」

 

"魔王ダッドリー・ルシファー" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

 

「"霊薬の解放者"でガードします!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド"(V) : パワー32000(12000+20000)

 

「"エンペラー"のスキルでパワーアップした"ルシファー"は山札の下へ。"パンター"もスキルを発動したので、1枚引き、山札の下へ。そして、"エンペラー"でヴァンガードにアタック!スキルでCB1し、山札からグレード2以上の"ダッドリー"をコールするぜ!"ダッドリー・デーヴィー"をコールし、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"魔王ダッドリー・エンペラー" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらに"デーヴィー"のスキルでCB1し、"ダッドリー・ウィリアム"をコールだ!」

 

「ノーガードです!」

 

「行くぜ行くぜ!ツインドライブ、1枚目、"ダッドリー・ウィリアム"。2枚目、"ソニック・ブレイカー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ダッドリー・メイソン"へ!」

 

"魔王ダッドリー・エンペラー" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"ダッドリー・メイソン" : パワー20000(10000+10000)

 

 

 

「ここでクリティカルだと!?」

 

「先導君のダメージは3!これで5ダメージなのです!」

 

「アイチ...」

 

「大丈夫よ。アイチは負けない。」

 

「番長...そうだな!アイチはこんなところで負けねえ!」

 

 

 

「ダメージチェック、"王道の解放者ファロン"、"孤高の解放者ガンスロッド"。」

 

「ひゃっほー!トリガー無し!このまま決めてやるぜ!"ウィリアム"のブースト、"デーヴィー"でアタック!"エンペラー"のスキルでパワー+5000!」

 

"ダッドリー・デーヴィー" : パワー23000(10000+5000+8000)、☆2

 

「"猛撃の解放者"でガード!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド"(V) : パワー27000(12000+15000)

 

「"デーヴィー"は山札の下へ!さらに"ウィリアム"のスキルで自身をソウルに置き、フォースマーカーを"メイソン"のサークルへ移動するぜ!」

 

"ダッドリー・メイソン" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「そして、"メイソン"でアタック!"エンペラー"のスキルでパワー+5000!」

 

"ダッドリー・メイソン" : パワー25000(10000+10000+5000)、☆2

 

「ふろうがる・解放者"でガード!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド"(V) : パワー27000(12000+15000)

 

 

「なっ!?...チッ、"メイソン"は山札の下へ。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

 

□□□

□■□

V   : 魔王ダッドリー・エンペラー

 

■■■■

■■□

V   : 孤高の解放者ガンスロッド

R右  : 小さな解放者マロン

R左  : ブラスター・ブレード・解放者

R中央 : 未来の解放者リュー

R左下 : ばーくがる・解放者

Rア1 : 孤高の解放者ガンスロッド

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「(さすがアイチ君。キョウの攻撃もなかなかのものだったが、少しパワーが足りなかったな。対するアイチ君はしっかりと余力を残しつつ、ほぼすべてのアタックを防いだ。...決まったかな。)」

 

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。降臨せよ、戦士たちの主!ブレイクライド!"円卓の解放者アルフレッド"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。ライドされた"ガンスロッド"のスキル!リアガード3枚にパワー+5000!"ガンスロッド"、"マロン"、"ブラスター・ブレード・解放者"!」

 

"小さな解放者マロン" : パワー13000(8000+5000)

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー14000(9000+5000)

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー22000(12000+5000+5000)

 

「さらにダメージゾーンのカードが4枚以上なので、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"円卓の解放者アルフレッド" : パワー22000(12000+10000)

 

「そして、"アルフレッド"のスキルで"ブラスター・ブレード・解放者"はパワー+5000、シールド+5000!さらに自身は追加されたサークル以外のリアガードの枚数だけ、パワー+2000!」

 

"円卓の解放者アルフレッド" : パワー30000(12000+10000+2000*4)

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「"アルフレッド"のスキル発動!CB1し、山札から1枚見てコールします。...立ち上がれ、僕の分身!"ブラスター・ブレード・解放者"!」

 

「くっ、ここで"ブラスター・ブレード"か...!」

 

「この能力で"ブラスター・ブレード・解放者"をコールした時、"アルフレッド"のパワー+10000!さらに相手のヴァンガードのグレードが3以上ならクリティカル+1!」

 

"円卓の解放者アルフレッド" : パワー40000(12000+10000+2000*4+10000)、☆2

 

「さらに"ブラスター・ブレード・解放者"は山札からコールされた時、パワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者"(Rア1) : パワー29000(9000+5000+5000+10000)

 

「そして、手札から"ういんがる・解放者"をコール。これでさらに仲間が増えたことで、"アルフレッド"はパワー+2000!」

 

"円卓の解放者アルフレッド" : パワー42000(12000+10000+2000*5+10000)、☆2

 

「"ういんがる・解放者"と"マロン"は位置を入れ替えます。これでバトルです!まずは"リュー"のブースト、"アルフレッド"でアタック!"リュー"のスキルでSB1してパワー+3000!グレード2以上の"解放者"をブーストしているので、さらにSB1して、パワー+5000!」

 

"円卓の解放者アルフレッド : パワー57000(12000+10000+2000*5+10000+15000)、☆2

 

「パワー57000!?くそ!"チアガール マリリン"、手札を1枚捨てて、完全ガードだ!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ばーくがる・解放者"。2枚目、"霊薬の解放者"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"ういんがる・解放者"にパワー+10000!」

 

"ういんがる・解放者" : パワー18000(8000+10000)

 

「アクセルサークルの"ブラスター・ブレード・解放者"でアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者"(Rア1) : パワー29000(9000+5000+5000+1000)

 

「"ダッドリー・ウィリアム"、"ソニック・ブレイカー"でガードだ!」

 

"魔王ダッドリー・エンペラー" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「続け!"ガンスロッド"!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー22000(12000+5000+5000)

 

「"サイレンス・ジョーカー"でガード!」

 

"魔王ダッドリー・エンペラー" : パワー28000(13000+15000)

 

「"ばーくがる・解放者"のブースト、"ブラスター・ブレード・解放者"でアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者"(R左) : パワー27000(9000+5000+5000+8000)

 

「させるか!"ソニック・ブレイカー"でガード!」

 

"魔王ダッドリー・エンペラー" : パワー28000(13000+15000)

 

 

 

「これで残りのアタックは"ういんがる・解放者"だけ...」

 

「アイチ君は残るアタックだけでは、このターンで決められませんね。」

 

「...残るアタックが"ういんがる・解放者"だけなら、な。」

 

「どういうこと?ユウト。」

 

「見てればわかるよ。」

 

 

 

「"マロン"のブースト、"ういんがる・解放者"でアタック!」

 

"ういんがる・解放者" : パワー21000(8000+13000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"サイレンス・ジョーカー"。チッ、無駄なトリガーだぜ。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"魔王ダッドリー・エンペラー" : パワー23000(13000+10000)

 

「惜しかったな、先導。」

 

「いえ、まだです!"ういんがる・解放者"のアタックがヒットした時、自身をソウルに置くことで山札から"ブラスター・ブレード・解放者"を、ユニットのいないリアガードサークルにコールします!」

 

「な、何!?」

 

「再び立ち上がれ、僕の分身!"ブラスター・ブレード・解放者"!山札から登場したので、パワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者"(R右) : パワー19000(9000+10000)

 

「へ、へへ...だがパワーが...」

 

「いえ、足ります。"アルフレッド"のスキルで、"ブラスター・ブレード・解放者"はパワーとシールドが+5000します!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者"(R右) : パワー24000(9000+10000+5000)

 

「うぐっ...そうだったぜ...」

 

「行きます!"ブラスター・ブレード・解放者"でアタック!」

 

「くそ...(俺様の手札は"魔王ダッドリー・エンペラー"...ガード値がねえ!)ノーガード!ダメージチェック、"魔王ダッドリー・エンペラー"...俺様の負けだ...」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「さすがアイチ君。」

 

「ありがとうございます。...キョウ君もありがとう。」

 

「へっ、次は負けねえぜ。」

 

「うん!」

 

 

「さて、アイチ君の実力は見せてもらったし、今度はこっちが実力を見えてあげないと不公平かな。」

 

「へっ、だったら俺にファイトさせな。」

 

「ナオキ君...それだと公平ではない気が...」

 

「俺たちはあんたのファイトを見てるからな。」

 

 

なるほどね。...じゃあ、こっちは誰がファイトしようか。

宮地も知らないファイターとなると、やっぱりスイコさんかな。

 

 

「スイコさん、良かったらファイトしてくれないか?」

 

「あら、私でいいのかしら。」

 

「ああ。よろしく。」

 

 

「うふふ、ユウト君に頼まれたら断れないわね。」

 

「...」

 

俺とスイコさんが話していると、ナオキ君がスイコさんをじっと見つめている。何だか不思議そうな顔をしているが、どうしたんだろう。

 

「あら、何かしら?」

 

「あんた...セーラー服は無理がねーか?」

 

 

「「「「「........」」」」」

 

 

空気が凍った。まさにその言葉が似合うほどの空気だ。

 

 

「あら...面白い子ね。...可愛がってあげたくなっちゃう。」

 

「(う、うわぁ...スイコさん、めちゃくちゃキレてる。)」

 

 

「へっ、まあいいや。ファイトしようぜ!」

 

「うふふ...生きて帰れると思わないことね!」

 

 

 

 

.



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第七十一話「ナオキvsスイコ」

ナオキside

 

 

「行くわよ。」

 

「ああ。いつでもいいぜ。」

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

 

「"バリット・ドラコキッド"。」

 

「"手当の守護天使ペヌエル"。」

 

 

「へえ、エンジェルフェザーか。可愛いのは制服だけじゃねえんだな。」

 

 

「「「「「...」」」」」

 

 

あん?なんだ、みんなして黙りこくって。

俺、なんか変なこと言ったか?

 

 

「本当に面白い子ね。」

 

「へっ、行くぜ。俺のターン、ドロー。"ライジング・フェニックス"にライド。"バリット"のスキルで1枚ドローして、ターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 手当の守護天使ペヌエル

 

□■□

□□□

V   : ライジング・フェニックス

 

ナオキ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"スケーリング・エンジェル"にライド。"ペヌエル"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るわ。そして、"スケーリング・エンジェル"のスキルで手札を1枚捨て、1枚ドロー。クイックシールドを捨てるわ。そして、そのままバトル。」

 

"スケーリング・エンジェル" : パワー8000

 

「ノーガード!」

 

「ドライブチェック、"尖針の守護天使イオフィエル"。ノートリガーよ。」

 

「ダメージチェック、"レッドリバー・ドラグーン"。こっちもノートリガーだぜ。」

 

「うふふ、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : スケーリング・エンジェル

 

□■□

□□□

V   : ライジング・フェニックス

 

ナオキ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"ドラゴニック・デスサイズ"にライド。"ダストプラズマ・ドラゴン"、"ライジング・フェニックス"をコールするぜ。」

 

「("デスサイズ"に"ダストプラズマ"、"ライジング・フェニックス"...典型的なバインド戦術を主としたデッキのようね。切り札は何かしらね。)」

 

「行くぜ。"デスサイズ"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー9000

 

「"ピンキー・デンチュリスト"でガードよ。」

 

"スケーリング・エンジェル" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、よっしゃあ!"イエロージェム・カーバンクル"、ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ダストプラズマ"だ!」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「"ライジング・フェニックス"のブースト、"ダストプラズマ"でアタック!」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン" : パワー27000(9000+10000+8000)、☆2

 

「それはノーガードね。ダメージチェック、"神託の守護天使レミエル"、"聖火の守護天使サリエル"。」

 

「ターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : スケーリング・エンジェル

 

□■■

□□■

V   : ドラゴニック・デスサイズ

R右  : ダストプラズマ・ドラゴン

R右下 : ライジング・フェニックス

 

ナオキ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"後躯の守護天使アールマティ"にライド。スキルでSB1し、ダメージゾーンから"レミエル"をコール。山札の上から1枚をダメージに裏で置くわ。」

 

「いきなりグレード3かよ。」

 

「うふふ、まだまだ行くわよ。"ベリフルメッズ・エンジェル"をコール。スキルで自身をソウルに置き、手札の"天罰の守護天使ラグエル"をダメージゾーンに置き、ダメージの裏で置かれた"ベリフルメッズ・エンジェル"を手札に加えるわ。さらに"後躯の守護天使アールマティ"をコールしてスキル発動。SB1し、ダメージゾーンから"聖火の守護天使サリエル"をコール。山札から裏でダメージを置くわ。」

 

「なんだよ、これ。どんどんダメージからコールされるじゃねえか。」

 

「そうよ。エンジェルフェザーにとって、ダメージゾーンは第二の手札なのよ。」

 

 

なるほどな...そんな戦術もあるってのかよ。

すげえ...ヴァンガードは奥が深いぜ。

 

 

「やるじゃねえか、セーラー服。」

 

「...潰すわ。」

 

「な、何でだよ!?」

 

「"聖火の守護天使サリエル"のスキル。CB1、SB1して山札から"サリエル"をダメージゾーンに置き、1枚回復。そして、"サリエル"はダメージゾーンの裏のカードが1枚以下なら、ブーストを得るわ。バトルよ。まずはリアガードの"アールマティ"で、"ダストプラズマ"にアタック。」

 

"後躯の守護天使アールマティ"(R右) : パワー9000

 

「くっ、ノーガード。"ダストプラズマ"は退却。」

 

「続けて、ヴァンガードの"アールマティ"で、ヴァンガードにアタックよ。」

 

"後躯の守護天使アールマティ"(V) : パワー9000

 

「"イエロージェム・カーバンクル"でガードだ!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー24000(9000+15000)

 

「ドライブチェック...あら、"ピンキー・デンチュリスト"、クリティカルトリガーね。効果はすべて"レミエル"へ。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー22000(12000+10000)、☆2

 

「"サリエル"のブースト、"レミエル"でアタック!」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー31000(12000+10000+9000)、☆2

 

「くそ、ノーガード。ダメージチェック、"デトニクス・ドリルドラゴン"、"ドラゴニック・デスサイズ"。」

 

「うふふ、そっちはノートリガーね。」

 

「くそ...まだまだこれからだ!」

 

「そうね。頑張ってもらわないと、楽しくないもの。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■□□

■■■

V   : 後躯の守護天使アールマティ

R右  : 後躯の守護天使アールマティ

R左  : 神託の守護天使レミエル

R左下 : 聖火の守護天使サリエル

 

□■□

□□■

V   : ドラゴニック・デスサイズ

R右下 : ライジング・フェニックス

 

ナオキ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「ここまででダメージ2vs3...スイコさんが一歩リードだね。」

 

「そうね。まあ、あの石田ナオキって子は初心者みたいだし、スイコが負けることはないんじゃないかしら。」

 

「意外と信頼してるんだね、アサカ。」

 

「べ、別にそういうわけでは...まあ、私と同じくらいの実力を持ってるスイコが、初心者に負けるのが気に食わないだけよ。」

 

「あはは...でも、ナオキ君は結構やるよ。」

 

 

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。貫き、穿ち、破壊する!ぶちかませ、俺の分身!

"デトニクス・ドリルドラゴン"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!」

 

「(ダメージに落ちたからわかってたけど、"デトニクス"デッキのようね。手札コストが足りるかしらね。)」

 

「"サンダーストーム・ドラグーン"、"ドラゴニック・デスサイズ"をコール!"デスサイズ"のスキルでSB2して、"アールマティ"をバインド!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「さらにドロップゾーンの"ライジング・フェニックス"のスキル発動!相手リアガードがバインドされた時、ドロップゾーンからコールして、パワー+3000!」

 

"ライジング・フェニックス"(R左) : パワー11000(8000+3000)

 

「行くぜ!まずは"ライジング・フェニックス"でアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"恋の守護者ノキエル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000よ。」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー19000(9000+10000)

 

「うふふ、ラッキーね。」

 

「チッ...今度は俺が行くぜ!"デトニクス・ドリルドラゴン"でヴァンガードにアタック!スキルでCB1し、"レミエル"をバインド!さらに相手のリアガードと同じ枚数、手札を捨てることで、バトル終了時にスタンドして、パワー+5000、ドライブ-1だ!」

 

「私のリアガードは1枚だから、1枚捨ててちょうだい。」

 

「ああ。1枚捨てるぜ。」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー12000

 

「うふふ、ノーガード。トリガーを1枚でも引けるかしら?」

 

「へっ、1枚くらい引いてやるぜ!ドライブチェック、1枚目、"サンダーストーム・ドラグーン"。2枚目、"デトニクス・ドリルドラゴン"...くっ...!」

 

「あら、ノートリガーね。なら、このアタックは通らないわ。」

 

 

ちくしょう...だけど、俺のアタックはまだ終わってねえ!

今のアタックは通らなかったが、次のアタックを通せば問題ねえ!

 

 

「"デトニクス・ドリルドラゴン"のスキル!スタンドし、パワー+5000、ドライブ-1だ!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー17000(12000+5000)

 

「そして、もう一度アタック!」

 

「"ピンキー・デンチュリスト"でガードよ。」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー34000(9000+10000+15000)

 

「今度はトリガーを引いてもアタックは通らないわ。」

 

「っ...ドライブチェック、"ライジング・フェニックス"。」

 

「あら、結局ノートリガーなのね。無駄にガードしちゃったかしら。」

 

「くそ!舐めやがって!"デスサイズ"でアタック!スキルでパワー+5000だ!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー22000(9000+3000+5000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"聖火の守護天使サリエル"。」

 

「続けて、"ライジング・フェニックス"のブースト、"サンダーストーム"でアタック!」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「うふふ、ノーガード。ダメージチェック、"スケーリング・エンジェル"。」

 

「へっ、調子に乗って煽ってきた割にノーガードかよ。これでダメージ5、追い詰めたぜ。」

 

「うふふ、どうかしらね。」

 

「へっ...ターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)、バ:2

 

■□□

□■□

V   : 後躯の守護天使アールマティ

R左下 : 聖火の守護天使サリエル

 

■■■■

□□■

V   : デトニクス・ドリルドラゴン

R右  : サンダーストーム・ドラグーン

R左  : ライジング・フェニックス

R右下 : ライジング・フェニックス

Rア1 : ドラゴニック・デスサイズ

 

ナオキ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「うふふ、スタンド&ドロー。"神託の守護天使レミエル"にライド。イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。"スケーリング・エンジェル"をコール。スキルでダメージゾーンの"恋の守護者ノキエル"をソウルに置き、ドロップゾーンから"ベリフルメッズ・エンジェル"をダメージゾーンに置くわ。」

 

「(さっきからダメージゾーンのカードを入れ替えて...何を狙ってやがる。)」

 

「"天罰の守護天使ラグエル"をコール。スキルでCB1し、ドロップゾーンから"スケーリング・エンジェル"をコール。"スケーリング・エンジェル"と"サリエル"の位置を入れ替え、これでバトルよ。まずは"スケーリング・エンジェル"のブースト、"ラグエル"で"サンダーストーム"にアタック。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー17000(9000+8000)

 

「またリアガードかよ...ノーガード、"サンダーストーム"は退却。」

 

「続けて、"スケーリング・エンジェル"のブースト、"サリエル"で"デスサイズ"にアタック。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー17000(9000+8000)

 

「くっ...ノーガード。"デスサイズ"は退却。」

 

「さあ、行くわよ。"レミエル"でアタック。スキルでSB1し、CC1。その後、ダメージゾーンの表のカードと同名のユニットをすべてスタンドするわ。」

 

「なんだと!?」

 

「私のダメージゾーンの表のカードは、"スケーリング・エンジェル"、"ベリフルメッズ・エンジェル"、"聖火の守護天使サリエル"、そして今表にした"天罰の守護天使ラグエル"。」

 

「...ってことは、全部スタンドするってことか!?」

 

「そうよ。リアガードすべてがスタンド。そして、スタンドさせたユニット2枚につき、1枚引き、さらにリアガードすべてにパワー+5000!」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー14000(9000+5000)

"聖火の守護天使サリエル" : パワー14000(9000+5000)

"スケーリング・エンジェル"(R右下) : パワー13000(8000+5000)

"スケーリング・エンジェル"(R左下) : パワー13000(8000+5000)

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー12000

 

「くそ...ノーガードだ!」

 

「うふふ、ツインドライブ。1枚目、"聖火の守護天使サリエル"。2枚目、"懲罰の守護天使シェミハザ"。ゲット、クリティカルトリガー。」

 

「っ...またクリティカルかよ!?」

 

「うふふ、ついてるわ。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ラグエル"へ。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー12000、☆2

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「くっ...ダメージチェック、"デザートガンナー ガイパン"、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガード!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「うふふ、"サリエル"でアタック。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー27000(9000+5000+13000)

 

「"ライジング・フェニックス"でガード!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

「ならこっちはどうかしら。"ラグエル"でアタックよ。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー37000(9000+5000+10000+13000)

 

「"ワイバーンガード ガルド"、手札を1枚捨てて、完全ガードだ!」

 

「あら、守れるのね。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)、バ:2

 

■□■

■■■

V   : 神託の守護天使レミエル

R右  : 天罰の守護天使ラグエル

R左  : 聖火の守護天使サリエル

R右下 : スケーリング・エンジェル

R左下 : スケーリング・エンジェル

 

■■□□

□□■

V   : デトニクス・ドリルドラゴン

R左  : ライジング・フェニックス

R右下 : ライジング・フェニックス

 

ナオキ 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド!"デトニクス・ドリルドラゴン"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!」

 

「(彼の手札はこれで3枚。私のリアガードは4枚で、今確実にバインドできるのは1枚...さて、どう来るかしら。)」

 

「"ドラゴニック・デスサイズ"をコールして、スキル発動!SB2して、"サリエル"をバインド!パワー+3000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「さらにドロップゾーンの"ライジング・フェニックス"のスキルで、ドロップゾーンからコールし、パワー+3000!」

 

"ライジング・フェニックス"(R右) : パワー11000(8000+3000)

 

「行くぜ!"デトニクス・ドリルドラゴン"でアタック!スキルでCB1し、"ラグエル"をバインド!相手のリアガードと同じ枚数...2枚捨てて、バトル終了時にスタンドし、パワー+5000、ドライブ-1するぜ!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー12000

 

「うふふ、手札をすべて使ってくるとはね。"聖火の守護天使サリエル"、"尖針の守護天使イオフィエル"2枚でガードよ。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー37000(12000+5000+10000*2)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ワイバーンガード ガルド"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドローして、左の"ライジング・フェニックス"にパワー+10000!」

 

"ライジング・フェニックス"(R左) : パワー18000(8000+10000)

 

「2枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードだ!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー22000(12000+10000)、☆2

 

「うふふ、アタックは通らないわ。」

 

「バトル終了時、スタンドしてパワー+5000、ドライブ-1!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー27000(12000+10000+5000)、☆2

 

「もう一度アタックだ!」

 

「プロテクトでガード。手札を1枚捨てて、完全ガードよ。」

 

「くっ...ドライブチェック、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"デスサイズ"だ!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー27000(9000+3000+5000+10000)、☆2

 

 

来たぜ、トリガー!あいつの手札は4枚...このターンで決める!

 

 

「"デスサイズ"でアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー32000(9000+3000+5000+10000+5000)、☆2

 

「"礎の守護天使ハスデヤ"、"懲罰の守護天使シェミハザ"でガード。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「くっ..."ライジング・フェニックス"!」

 

"ライジング・フェニックス"(R左) : パワー18000(8000+10000)

 

「"スケーリング・エンジェル"でガード。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー22000(12000+10000)

 

「まだだ!右の"ライジング・フェニックス"でアタック!」

 

"ライジング・フェニックス"(R右) : パワー19000(8000+3000+8000)

 

「うふふ、残念。"ベリフルメッズ・エンジェル"でガードよ。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー22000(12000+10000)

 

「っ!...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:0枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)、バ:4

 

■□■

□■□

V   : 神託の守護天使レミエル

R右下 : スケーリング・エンジェル

R左下 : スケーリング・エンジェル

 

□■■■■

_□□■

V   : デトニクス・ドリルドラゴン

R右  : ライジング・フェニックス

R左  : ライジング・フェニックス

R右下 : ライジング・フェニックス

Rア1 : ドラゴニック・デスサイズ

 

ナオキ 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「うふふ、このターンで決めるわ。スタンド&ドロー。ライドフェイズ開始時、"レミエル"のスキル。山札の上から1枚をダメージゾーンに置き、ダメージゾーンから"サリエル"を手札に加えるわ。」

 

 

 

「これはさすがに決まったかな。」

 

「まあ石田ナオキも頑張ったほうね。あれだけあった手札を0枚まで削ったんだから。」

 

「そうだね。...まあ、エンジェルフェザーにとってダメージゾーンは第二の手札だから、簡単に展開してくるだろうけど。」

 

 

 

「"聖火の守護天使サリエル"、"天罰の守護天使ラグエル"をコール。"ラグエル"のスキルでドロップゾーンから"手当の守護天使ペヌエル"をコール。さあ、これでバトルよ。まずは"ラグエル"でアタック。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー17000(9000+8000)

 

「"デモリッション・ドラゴン"でガード!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「"サリエル"でアタックよ。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー17000(9000+8000)

 

「"イエロージェム・カーバンクル"でガード!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー27000(12000+15000)

 

「うふふ、"ペヌエル"のブースト、"レミエル"でアタックよ。スキルでSB1し、CC1。ダメージゾーンは"ラグエル"、"サリエル"、"スケーリング・エンジェル"、"ベリフルメッズ"、"メタトロン"...よって、"ペヌエル"以外はすべてスタンドするわ。そして、2枚につき1枚引き、リアガードすべてにパワー+5000!」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー14000(9000+5000)

"聖火の守護天使サリエル" : パワー14000(9000+5000)

"手当の守護天使ペヌエル" : パワー11000(6000+5000)

"スケーリング・エンジェル"(R右下) : パワー13000(8000+5000)

"スケーリング・エンジェル"(R左下) : パワー13000(8000+5000)

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー23000(12000+11000)

 

「くっ..."ワイバーンガード ガルド"でガード!手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「あら、手札を使い切っちゃったわね。」

 

「くそ...」

 

「うふふ、ツインドライブ。1枚目、"ピンキー・デンチュリスト"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ラグエル"へ。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー24000(9000+5000+10000)、☆2

 

「2枚目、"懲罰の守護天使シェミハザ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"サリエル"へ。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー24000(9000+5000+10000)、☆2

 

「なっ!?」

 

「うふふ、これで終わりね。"ラグエル"でアタック。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー37000(9000+5000+10000+13000)、☆2

 

「ダメージチェック、"デトニクス・ドリルドラゴン"...」

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

 

「ちくしょう...負けちまった...」

 

「うふふ、残念だったわね。」

 

 

ファイトはスイコさんの勝利で終わった。

ナオキ君も頑張っていたけど、スイコさんの方が上手だったな。

 

 

「お疲れ様、スイコさん。」

 

「ええ。...ねえ、ユウト君。」

 

「ん?」

 

「私のセーラー服、無理があるかしら...」

 

「...そんなことないと思うよ。俺は似合ってると思う。」

 

「...ありがとう、ユウト君。」

 

 

 

 

 

「見なさい、ナオキ。あれがイケメンの対応よ。」

 

「はぁ?何言ってんだよ、コーリン。」

 

「はぁ...あんたにああいう対応を期待するのは酷ね。」

 

 

 

あっちでこっちを見ながら何か話しているけど、何を話しているのかな。

まあいいや。それにしても、もうこんな時間か。

結局、アイチ君とファイトする時間はなかったな。

 

 

「すまない、アイチ君。もう遅いし、また今度ファイトしよう。」

 

「はい...残念ですが、仕方ないですもんね。また今度ファイトしましょう。」

 

「ああ。」

 

 

こうして、レオン君たちとの親善試合、アイチ君たちとの偵察ファイトも終わった。

VF甲子園まであと少し。俺たちのブロックにはアイチ君たち宮地学園、櫂たち後江高校がいる。

本戦に行ってもなかなか会うことのできない強敵がいるブロックだ。気を引き締めていこうと、改めて思った。

 

 

 

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第七十二話「開幕!VF甲子園」

ユウトside

 

 

ついにVF甲子園の予選の日となった。

俺たちは会場へと足を踏み入れていた。

 

 

「それにしても、予選の、しかも同じブロックに宮地と後江がいるなんてなぁ...」

 

「そうですね。予選以上に楽しめるファイトが本戦にあるとは思えないです。」

 

「ユウトもレン様も相当の実力者。本戦で当たるとしたら、蒼龍レオンくらいしか相手にならないでしょうね。」

 

 

俺とレンの愚痴に、アサカがそう答える。

確かに本戦に行くと、レオン君くらいしか相手にならないだろうな。

クリス君も結構やると思うけど、少し足りない。

 

 

「ま、本戦をしっかり楽しもう。」

 

「そうですね。...僕たちの初戦はどこなんですか?」

 

「えっと...晴見高校というところみたいです、レン様。」

 

「晴見高校...聞いたことのない高校です。」

 

「それより、宮地と後江が初戦で当たるみたいだね。」

 

「ええ~、じゃあどっちかとしかファイトできないってこと?」

 

「仕方ないさ、レン。...俺としては宮地が勝ち上がってほしいな。宮地にはファイトしたいファイターがたくさんいるし。」

 

 

後江は櫂か三和くらいだしなぁ...森川君、井崎君も面白そうだけど。

さて、そろそろ行きますか。

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「うふふ、"神託の守護天使レミエル"でトドメよ。」

 

「ぐあああ!」

 

 

「行きなさい、"ナイトメアドール ちぇるしー"!ユウトのために、勝利を捧げるのよ!」

 

「負けた...」

 

 

先鋒戦、次鋒戦はスイコさん、アサカが勝利した。

続く中堅戦は俺の出番だが、俺を高めてくれる相手が出てくるだろうか。

 

 

『さあ、福原高校vs晴見高校。続く中堅戦、福原高校からは久導ユウト選手!対する晴見高校からは、安城マモル選手!』

 

『福原高校の久導選手は、最強チームAL4の一員で、さらにアジアサーキット優勝を経験している実力者ですね~。』

 

『そうですね!対する安城選手は、大会での優勝経験はあまりないですが、公式戦での戦績は今のところ無敗。かなりの実力者であることが伺えみゃす。』

 

 

 

「まさか、君とファイトできるなんて。」

 

「...俺のことを知ってるのか?」

 

「ああ。君は有名だからね。...今の僕の実力を図るには最適の相手。僕の全力をぶつける!」

 

「ふっ...このファイト、楽しめそうだ。」

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

 

「"ワイバーンキッド ラグラー"。」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

 

「僕の先行、ドロー。"ラーヴァフロウ・ドラゴン"にライド。"ラグラー"のスキルで1枚ドロー。さらに"ラーヴァフロウ"のスキルで山札から5枚確認し、"シャインバルディッシュ・ドラゴン"を手札に加え、手札を1枚捨てる。これでターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

マモル 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ラーヴァフロウ・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"タンポポの銃士ミルッカ"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。さらに"ミルッカ"のスキルでSB1し、"プラント・トークン"をコール。そのままバトルだ。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"白百合の銃士セシリア"。」

 

「ダメージチェック、"ワイバーンストライク ギャラン"。」

 

 

互いにノートリガーか。相手はかげろう。

あまりコストを与えすぎるのも良くない。慎重に行くか。

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

マモル 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : ラーヴァフロウ・ドラゴン

 

□■□

□■□

V   : タンポポの銃士ミルッカ

R中央 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"ドラゴンダンサー ファージャ"にライド。スキルで山札から5枚確認。...残念、対象のカードはない。そのままシャッフル。」

 

「(確か、"ワイバーンストライク ドーハ"か"ワイバーンストライク ギャラン"を手札に加える能力だったか。)」

 

「僕は"ワイバーンストライク ドーハ"をコール。そして、スキルでCB1し山札から"ワイバーンストライク ギャラン"をコール。行くよ!まずは"ファージャ"でアタック!」

 

"ドラゴンダンサー ファージャ" : パワー10000

 

「"激辛闘士カブ・サイ・シー"でガード。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー23000(8000+15000)

 

「くっ、しっかり守ってくるね。」

 

「かげろう、しかも見る限り"ブレードマスター"軸。序盤にダメージは受けておきたくないからね。」

 

「なるほどね。...ドライブチェック、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ワイバーンストライク ドーハ" : パワー19000(9000+10000)

 

「"ギャラン"のブースト、"ドーハ"でアタック!」

 

"ワイバーンストライク ドーハ" : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"白百合の銃士セシリア"。」

 

「うん、ターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

マモル 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

■□□

■■□

V   : ドラゴンダンサー ファージャ

R左  : ワイバーンストライク ドーハ

R左下 : ワイバーンストライク ギャラン

 

□■□

□■□

V   : タンポポの銃士ミルッカ

R中央 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"リコリスの銃士サウル"にライド。"サウル"のスキルでSB1、"プラント・トークン"を退却。山札から3枚確認...」

 

う~ん、あんまり良いカードはないな。仕方ないし、ここはブースト要因をコールしておくか。

 

「"タンポポの銃士ミルッカ"をコール。残りは山札の下へ。手札から"メイデン・オブ・ファインエール"をコール。"ミルッカ"はスキルでパワー+3000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー11000(8000+3000)

 

「"ファインエール"のスキル。CB1、自身を退却。山札の上から3枚確認。」

 

...さっきから捲るカードの中に、今欲しいカードがないなぁ。

そこまでひどい捲りでもないから、仕方ないと割り切るしかないか。

 

 

「"睡蓮の銃士ルース"、"月下美人の銃士ダニエル"をコール。残りは山札の下へ。さらに"ミルッカ"はパワー+3000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「バトル。"ルース"のブースト、"サウル"でヴァンガードにアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガードだよ。」

 

「なら、ドライブチェック。"パンジーの銃士シルヴィア"。」

 

「ダメージチェック、"マザーオーブ・ドラゴン"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"ドラゴンダンサー ファージャ" : パワー20000(10000+10000)

 

「ヒールトリガーか...なら、"ミルッカ"のブースト、"ダニエル"で"ドーハ"にアタック。」

 

"月下美人の銃士ダニエル" : パワー19000(5000+14000)

 

「ノーガード。"ドーハ"は退却。」

 

「(守らないか。...まあ、次のターンすぐは必要ないからかな。)ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

マモル 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■□□

□■□

V   : ドラゴンダンサー ファージャ

R左下 : ワイバーンストライク ギャラン

 

□■■

□■■

V   : リコリスの銃士サウル

R右  : 月下美人の銃士ダニエル

R中央 : 睡蓮の銃士ルース

R右下 : タンポポの銃士ミルッカ

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。その想いを刀身に乗せ、いざ羽ばたかん!"ドラゴニック・ブレードマスター"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"ドラゴニック・ブレードマスター" : パワー23000(13000+10000)

 

「"シャインバルディッシュ・ドラゴン"をコール。スキルでSB1し、山札から7枚確認。"ドラゴニック・ブレードマスター"を手札に加え、パワー+5000。」

 

"シャインバルディッシュ・ドラゴン" : パワー18000(13000+5000)

 

「"ドラゴンダンサー ファージャ"をコールし、スキル。山札から5枚確認し...残念、今回も対象のカードはないよ。そのままシャッフル。」

 

「(だが、"ブレードマスター"は手札に加わった。おそらく手札には"ドーハ"を控えているはず。次のターン、その力が発揮される。)」

 

「バトルだよ。"シャインバルディッシュ"でヴァンガードにアタック!」

 

"シャインバルディッシュ・ドラゴン" : パワー18000(13000+5000)

 

「"激辛闘士カブ・サイ・シー"でガード。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー25000(10000+15000)

 

「なら、"ブレードマスター"でアタック!」

 

"ドラゴニック・ブレードマスター" : パワー23000(13000+10000)

 

「それはノーガードかな。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"アングリーホーン・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ファージャ"へ。」

 

"ドラゴニック・ブレードマスター" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"ドラゴンダンサー ファージャ" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"ドラゴンダンサー ソージャ"。」

 

「ダメージチェック、"パンジーの銃士シルヴィア"、"牡丹の銃士マルティナ"。」

 

「続けて、"ギャラン"のブースト、"ファージャ"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドラゴンダンサー ファージャ" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「"ウォータリング・エルフ"でガード。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー30000(10000+20000)

 

「防がれたか。でも、これでダメージ1vs3。僕が一歩リードだ。」

 

「ふっ...まだこれからさ。」

 

「そうだね。君相手に油断はしない。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

マモル 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■□□

■■■

V   : ドラゴニック・ブレードマスター

R右  : シャインバルディッシュ・ドラゴン

R左  : ドラゴンダンサー ファージャ

R左下 : ワイバーンストライク ギャラン

 

□■■

□■■

V   : リコリスの銃士サウル

R右  : 月下美人の銃士ダニエル

R中央 : 睡蓮の銃士ルース

R右下 : タンポポの銃士ミルッカ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身。"白百合の銃士セシリア"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

 

「"セシリア"のスキル。CB1、"ダニエル"を退却し、山札から5枚見て、"パンジーの銃士シルヴィア"、"カローラ・ドラゴン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「さらに"ルース"のスキルで自身を退却し、CC1。"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「一応、"ミルッカ"を前に移動しておこう。これでバトル。"プラント・トークン"のブースト、"セシリア"でヴァンガードにアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「"アングリーホーン・ドラゴン"でガード、"ファージャ"でインターセプト!」

 

"ドラゴニック・ブレードマスター" : パワー33000(13000+15000+5000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"リコリスの銃士サウル"。2枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"ミルッカ"にパワー+10000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー18000(8000+10000)

 

「"ミルッカ"、"シャインバルディッシュ"にアタック。」

 

「ノーガード。"シャインバルディッシュ"は退却するよ。」

 

「続けて、"カローラ・ドラゴン"のブースト、"シルヴィア"でアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー24000(10000+14000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ワイバーンストライク ドーハ"。」

 

なかなかやるな...攻め切れないとは。

しかも次のターン、"ブレードマスター"のスキルが恐らく発動する。

リアガードがすべて退却されるのはきついな。

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

マモル 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□□

□■□

V   : ドラゴニック・ブレードマスター

R左下 : ワイバーンストライク ギャラン

 

■■■

■■□

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : タンポポの銃士ミルッカ

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"ドラゴニック・ブレードマスター"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ!そして、"ワイバーンストライク ドーハ"をコール!」

 

「やっぱり持ってたか。」

 

「当然!スキルでCB1し、山札から"ワイバーンストライク ギャラン"をコール。"希望の火エルモ"をコール。そして、"ブレードマスター"のスキル発動!"ドーハ"と"ギャラン"がいるなら、グレード3をSB1、手札を2枚捨てることで、"幻焔トーク"をコールし、相手リアガードをすべて退却!」

 

「くっ...」

 

「まずは"エルモ"のスキル。自身を退却し、1枚ドロー、CC1。さらに相手リアガードが全滅したことで、"ブレードマスター"、"ギャラン"はパワーアップ!」

 

"ドラゴニック・ブレードマスター" : パワー28000(13000+10000+5000)、☆2

"ワイバーンストライク ギャラン"(R右下) : パワー13000(8000+5000)

"ワイバーンストライク ギャラン"(R左下) : パワー13000(8000+5000)

 

「先に言っておくよ。"ドーハ"のアタックはノーマルユニットではガードできない。」

 

「ああ。わかってるよ。」

 

「さすがだね。...バトル!まずは"ブレードマスター"でアタック!」

 

"ドラゴニック・ブレードマスター" : パワー28000(13000+10000+5000)、☆2

 

「クイックシールドを使用。さらに"ダンシング・サンフラワー"、"ウォータリング・エルフ"でガード!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー43000(13000+5000+5000+20000)

 

「行くよ。ツインドライブ、1枚目、"ラーヴァフロウ・ドラゴン"。2枚目、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ドーハ"にパワー+10000!」

 

"ワイバーンストライク ドーハ" : パワー19000(9000+10000)

 

「続けて、"ギャラン"のブースト、"幻焔トークン"でアタック!」

 

"幻焔トークン" : パワー36000(13000+10000+13000)

 

「ノーガード。」

 

「"幻焔トークン"はドライブチェックを行う。ツインドライブ、1枚目、"希望の火エルモ"。2枚目、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ドーハ"へ!」

 

"幻焔トークン" : パワー36000(13000+10000+13000)、☆2

"ワイバーンストライク ドーハ" : パワー29000(9000+10000*2)

 

「くっ、ダメージチェック、"白百合の銃士隊長セシリア"、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

 

「このアタック、防げるかな!"ギャラン"のブースト、"ドーハ"でアタック!」

 

"ワイバーンストライク ドーハ" : パワー42000(9000+10000*2+13000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"メイデン・オブ・イレディエイト"。」

 

「よし、"ドーハ"をブーストしたアタックがヒットしたので、"ギャラン"のスキル。CB1し、1枚ドローし、SC1。ターンエンドだよ。"幻焔トークン"は退却。」

 

--------------------------------------------------

マモル 手札:10枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■□■

■■□

V   : ドラゴニック・ブレードマスター

R左  : ワイバーンストライク ドーハ

R右下 : ワイバーンストライク ギャラン

R左下 : ワイバーンストライク ギャラン

 

□■□

□□□

V   : 白百合の銃士セシリア

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

『おおっと、これは予想外の展開!優勝候補筆頭、最強ファイターと名高い久導選手が押されています!』

 

『そ、おーですね。しかも久導選手のリアガードは全滅。手札も削られています。対する安城選手は手札が10枚と守りも万全です!』

 

 

「ふ、ふん...ユウトが負けるはずないわ。」

 

「そうよ。ユウトは最強なんだから。負けるはずがないわ。」

 

「(確かにユウトが負けることはないと僕も思うけど...あの安城マモルもなかなかやりますね。)」

 

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。再び立ち上がれ、我が分身。"白百合の銃士セシリア"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。"カローラ・ドラゴン"、"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「"メイデン・オブ・ファインエール"をコール。スキルでCB1、自身を退却。山札から3枚見て、"メイデン・オブ・ファインエール"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。残りは山札の下へ。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「"ルース"のスキルで自身を退却し、CC1。"ファインエール"のスキルでCB1、自身を退却し、山札から3枚見て、"リコリスの銃士サウル"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。残りは山札の下へ。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー23000(8000+3000*5)

 

「"ルース"のスキルで自身を退却し、CC1。"サウル"のスキルでSB1、"シルヴィア"を退却。山札から3枚見て、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"をコール。残りは山札の下へ。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー26000(8000+3000*6)

 

「トリガーユニットをコールしたので、CB1することでその効果を発動する。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"セシリア"にパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「よし..."カローラ・ドラゴン"をコール。そして、"セシリア"のスキル。CB1、"ブロッサムレイン"を退却。山札から5枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"リコリスの銃士サウル"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。上書きされた"サウル"は退却。そして、ソウルにグレード3があるので、前列にパワー+10000!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)、☆2

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー23000(13000+10000)

 

 

「くっ...リアガードが埋まった...これが久導君の展開力か!」

 

「まだまだ行くよ。"マルティナ"はスキルでパワー+5000、クリティカル+1。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+10000+5000)、☆2

 

「"カローラ・ドラゴン"2枚はそれぞれ、パワー+9000。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー35000(8000+3000*9)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー17000(8000+3000*3)

 

「"サウル"のスキル。SB1、"ルース"を退却。山札から3枚見て、"ダンシング・サンフラワー"をコール。残りは山札の下へ。トリガーユニットをコールしたので、CB1して効果発動。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆2

 

 

「行くぞ、バトルだ!"サンフラワー"のブースト、"セシリア"でアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー48000(13000+10000*2+10000+5000)、☆2

 

「させない!"ワイバーンガード バリィ"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"サウル"にパワー+10000。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"サウル"にパワー+10000。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー40000(10000+10000+10000*2)、☆2

 

 

「くっ...だが、防いだ。」

 

「まだまだ!"カローラ・ドラゴン"のブースト、"マルティナ"でアタック!」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー45000(13000+10000+5000+17000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ドラゴニック・バーンアウト"、"ドラゴンダンサー ファージャ"。」

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"サウル"でアタック!」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー75000(10000+10000*2*10000+35000)、☆2

 

 

「無駄だ!"ワイバーンガード バリィ"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「くっ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

マモル 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■□■

■■□

V   : ドラゴニック・ブレードマスター

R左  : ワイバーンストライク ドーハ

R右下 : ワイバーンストライク ギャラン

R左下 : ワイバーンストライク ギャラン

 

■■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : リコリスの銃士サウル

R左  : 牡丹の銃士マルティナ

R中央 : ダンシング・サンフラワー

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「このターンで決める!スタンド&ドロー。"ドラゴニック・ブレードマスター"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"ドラゴニック・ブレードマスター" : パワー33000(13000+10000*2)

 

 

っ...やはり持っていたか。

今の手札で守り切れるか....

 

 

「"ブレードマスター"のスキル発動!グレード3をSB1、手札を2枚捨てることで、"幻焔トークン"をコール、相手リアガードをすべて退却!」

 

"ドラゴニック・ブレードマスター" : パワー38000(13000+10000*2+5000)、☆2

"ワイバーンストライク ギャラン"(R右下) : パワー13000(8000+5000)

"ワイバーンストライク ギャラン"(R左下) : パワー13000(8000+5000)

 

「さらに"ドラゴンダンサー ソージャ"をコール。スキルでSB1し、ドロップゾーンから"ドーハ"と"ギャラン"を望む枚数デッキに戻す。僕は4枚戻す。デッキをシャッフルし、戻した枚数につき、パワー+5000!」

 

"ドラゴンダンサー ソージャ" : パワー28000(8000+5000*4)

 

「バトルだ!"ソージャ"のブースト、"ブレードマスター"でアタック!」

 

"ドラゴニック・ブレードマスター" : パワー66000(13000+10000*2+5000+28000)、☆2

 

 

 

『さあ!先ほどの久導選手へのお返しか!高パワーでのアタック!』

 

『久導選手、絶対絶命です~!』

 

 

「まだだ。"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ワイバーンストライク ギャラン"。2枚目、"希望の火エルモ"。」

 

 

『防いだ!』

 

『ですが、まだアタックは残っています!』

 

 

「"ギャラン"のブースト、"幻焔トークン"でアタック!」

 

"幻焔トークン" : パワー36000(13000+10000+13000)

 

「...ノーガード。」

 

「(勝てる...久導君に勝てる!)ツインドライブ、1枚目、"ドラゴニック・ブレードマスター"。2枚目、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルは"幻焔トークン"、パワーは"ドーハ"へ!」

 

"幻焔トークン" : パワー36000(13000+10000+13000)、☆2

"ワイバーンストライク ドーハ" : パワー19000(9000+10000)

 

「ダメージチェック、"パンジーの銃士シルヴィア"。」

 

 

『残り1ダメージ!』

 

『これは決まったか!?』

 

 

「2枚目..."ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

 

「なっ!?」

 

 

 

『ヒールトリガー!!!!』

 

『久導選手、首の皮一枚繋がりました~!』

 

 

 

「くっ..."ギャラン"のブースト、"ドーハ"でアタック!」

 

"ワイバーンストライク ドーハ" : パワー32000(9000+10000+13000)

 

「"ウォータリング・エルフでガード。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー43000(13000+10000+20000)

 

「くっ...ターンエンド。"幻焔トークン"は退却。」

 

--------------------------------------------------

マモル 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■■■

■■□

V   : ドラゴニック・ブレードマスター

R左  : ワイバーンストライク ドーハ

R中央 : ドラゴンダンサー ソージャ

R右下 : ワイバーンストライク ギャラン

R左下 : ワイバーンストライク ギャラン

 

□■□

□□□

V   : 白百合の銃士セシリア

 

ユウト 手札:2枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。三度立ち上がれ、我が分身!ライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士セシリア"!」

 

「っ...ここで"セシリア"か。」

 

「イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ。"カローラ・ドラゴン"、"メイデン・オブ・イレディエイト"をコール。"イレディエイト"のスキルでCB1、自身をレストし、"プラント・トークン"を2枚コール。ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"セシリア"のスキル。CB1、"イレディエイト"を退却。山札から5枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"タンポポの銃士ミルッカ"、"メイデン・オブ・イレディエイト"をコール。上書きされた"プラント・トークン"は退却。そして、前列にパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー18000(8000+10000)、☆2

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー23000(8000+3000*5)

 

「"マルティナ"のスキル。パワー+5000、クリティカル+1。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+10000+5000)、☆3

 

「"ミルッカ"のスキル。SB1し、"プラント・トークン"をコール。元々いた"プラント・トークン"は退却。"カローラ・ドラゴン"と"ミルッカ"はパワー+3000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー21000(8000+10000+3000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー26000(8000+3000*6)

 

「"メイデン・オブ・イレディエイト"のスキル。CB1、自身をレストし、"プラント・トークン"を2枚コール。"イレディエイト"、"プラント・トークン"は上書きされたため、退却。ヴァンガードにパワー+10000。"カローラ・ドラゴン"はパワー+6000、"ミルッカ"はパワー+3000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー29000(8000+3000*7)

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー24000(8000+10000+3000*2)、☆2

 

 

『こ、これは!?』

 

『ヴァンガードの列はパワー72000。右はパワー29000。左はパワー33000。しかもすべてクリティカルが2以上!』

 

『これは守るのが苦しいですね~。』

 

 

「くっ...(僕の今の手札で守り切るのは無理だ...これが久導君の実力...)」

 

「バトルだ。"カローラ・ドラゴン"のブースト、"セシリア"でアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー72000(13000+10000*2+10000+29000)、☆2

 

「(ここを受けるしかない...!)ノーガード!」

 

 

『ノーガード!ここでヒールトリガーが出なければ、安城選手の負けとなります!』

 

『ですが、久導選手の山札は4枚...もし、ドロートリガーがまだ残っているなら、最悪久導選手の負けもあり得ますね~。』

 

 

そう...実況の言う通り、俺の山札にはまだ2枚、ドロートリガーが残っている。

つまり、トリガーチェックで残りの2枚のドロートリガーを引いたら、俺の負けだ。

だが、俺は勝つ。ここで負けていては、レンの壁にはなれない。

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"マルティナ"にパワー+10000。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー38000(13000+10000+5000+10000)、☆3

 

「...2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"マルティナ"へ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー72000(13000+10000*2+10000+29000)、☆3

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー48000(13000+10000+5000+10000*2)、☆3

 

「っ...ダメージチェック、1枚目、"ワイバーンストライク ドーハ"。2枚目、"マザーオーブ・ドラゴン"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000。」

 

"ドラゴニック・ブレードマスター" : パワー23000(13000+10000)

 

 

『安城選手も土壇場のヒールトリガー!』

 

『しかし、後一枚引けるか...』

 

 

「引く...僕は久導君に勝ちたいんだ!」

 

「...(安城マモル...その名前、覚えておこう。)」

 

「3枚目....っ..."ドラゴンダンサー ソージャ"...僕の負けだ...」

 

 

『決まったああああ!』

 

『勝者、福原高校、久導選手!』

 

『これで福原高校が三勝!よって、福原高校の勝利となります!』

 

 

「ありがとう、安城マモル。君のおかげで楽しいファイトだった。」

 

「っ...またやろう。」

 

「ああ。いつでも相手になろう。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

櫂side

 

 

ユウトの実力...やはり凄まじかった。

今の俺で、どこまで戦える...試してみたい。

俺の実力を、ユウトにぶつけてみたい。

 

 

「櫂、次は俺らの番だぜ。」

 

「ああ。」

 

「...滾ってるみたいだな。」

 

「当然だ。...三和、アイチたちに勝つぞ。」

 

「へっ、お前がそんなこと言うなんてな。...いっちょやりますか。」

 

 

待っていろ、ユウト。

必ず勝ち上がり、お前とファイトしてみせる。

 

 

 

.



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第七十三話「宮地vs後江」

アイチside

 

 

ついに僕たち宮地学園カードファイト部の初陣です。

ユウトさんたち福原高校のファイトを見て、僕もファイトがしたいって思ってる。

僕の力を試してみたい。僕も櫂くんやユウトさん、レンさんとファイトしたい。

 

 

『さあ、宮地学園と後江高校の試合!先鋒戦、宮地学園からは小茂井シンゴ選手!そして、後江高校からは櫂トシキ選手!』

 

 

「シンゴくん、頑張って!」

 

「はい!なのです!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「"抹消者ドラゴニック・ディセンダント"!」

 

「どひゃあああ!」

 

 

『決まったあああ!先鋒戦、勝者は櫂トシキ選手!まずは後江高校が1勝です!』

 

『後江高校はメンバーが4人。既に1敗している状態でのスタートですからねえ。これは先鋒として素晴らしい勝利です。』

 

 

「すみません...」

 

「ドンマイだよ、シンゴくん。」

 

「ま、あの櫂相手なら仕方ないわね。」

 

「あいつ強えからな。」

 

「...次は私が行くわ。」

 

「はい、お願いします、コーリンさん。」

 

 

『さあ、続く次鋒戦!宮地学園からは立凪コーリン選手!対する後江高校からは、森川カツミ選手!』

 

「ええ!?コーリンさんの相手が森川くん!?」

 

「これは勝ったんじゃない?」

 

「あはは...」

 

 

.....

....

...

..

.

 

コーリンside

 

 

「コーリンちゃん...今日は俺、宣言通りコーリンちゃん断ちしてます。...本気で行きます。」

 

「え、ええ...」

 

 

何だか、本当に雰囲気が違うのよね。

相手が相手だけに余裕だと思ったけど、油断はしない方が良いわね。

 

 

『ファイト開始!』

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"ぐらいむ"。」

 

「"リザードソルジャー コンロー"!...って、なんじゃこりゃ!?」

 

「え?」

 

「おい!井崎!また俺のデッキを入れ替えやがったな!?」

 

 

...そう、これは櫂トシキの組んだデッキということね。

あのアイチを追い詰めたデッキ。本当に油断はできないわね。

 

 

「続けるわよ!」

 

「は、はい!」

 

「私のターン、ドロー。"ぽーんがる"にライド。"ぐらいむ"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

森川 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : リザードソルジャー コンロー

 

□■□

□□□

V   : ぽーんがる

 

コーリン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、ドロー。"リザードソルジャー ラオピア"にライド。"コンロー"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るぜ。そして、"ラオピア"でアタック。」

 

"リザードソルジャー ラオピア" : パワー8000

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!」

 

"リザードソルジャー ラオピア" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"ハイドッグブリーダー アカネ"。」

 

「おし...順調だぜ。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

森川 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : リザードソルジャー ラオピア

 

□■□

□□□

V   : ぽーんがる

 

コーリン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"刺衝の騎士レガウ"にライド。"雄剣の騎士ルーシャス"、"集約の宝石騎士モルウィドゥス"をコール。"モルウィドゥス"でアタック!」

 

"集約の宝石騎士モルウィドゥス" : パワー8000

 

「クイックシールドを使うぜ。」

 

"リザードソルジャー ラオピア" : パワー13000(8000+5000)

 

「なら、"ルーシャス"のブースト、"レガウ"でアタック!」

 

"刺衝の騎士レガウ" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ふろうがる"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードよ!」

 

"刺衝の騎士レガウ" : パワー28000(10000+8000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"希望の火エルモ"、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

"リザードソルジャー ラオピア" : パワー18000(8000+10000)

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

森川 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : リザードソルジャー ラオピア

 

□■■

□■□

V   : 刺衝の騎士レガウ

R右  : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

R中央 : 雄剣の騎士ルーシャス

 

コーリン 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、スタンド&ドロー。"ドラゴニック・バーンアウト"にライド!"スピルオーバー・ドラゴン"、"希望の火エルモ"、"パープルジェム・カーバンクル"をコール。まずは"エルモ"のブースト、"バーンアウト"でアタック!"エルモ"のスキルでパワー+3000!」

 

"ドラゴニック・バーンアウト" : パワー21000(10000+11000)

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"ブレイジングフレア・ドラゴン"。」

 

「っ...ダメージチェック、"雄剣の騎士ルーシャス"。」

 

「続けて、"パープルジェム"のブースト、"スピルオーバー"でアタック!」

 

"スピルオーバー・ドラゴン" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガードよ。ダメージチェック、"小さな賢者マロン"。」

 

「"スピルオーバー"のスキル!CB1、自身をソウルに置き、"ルーシャス"を退却!さらに"エルモ"のスキルで自身を退却し、1枚ドロー、CC1!」

 

 

くっ...自分のデッキじゃないって言うのに、案外使いこなしてるのよね。

これも櫂トシキのデッキ構築の上手さ、櫂トシキの実力故かしらね。

 

 

「ターンエンドだぜ、コーリンちゃん。」

 

--------------------------------------------------

森川 手札:8枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□□

□■□

V   : ドラゴニック・バーンアウト

R左下 : パープルジェム・カーバンクル

 

□■■

□□□

V   : 刺衝の騎士レガウ

R右  : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

コーリン 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー!闇を切り裂け、輝石の光!"純真の宝石騎士アシュレイ"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー13000、☆2

 

「(あまり手札が良くないわね...)"モルウィドゥス"のスキル。CB1、ドロップゾーンのノーマルユニット、"ルーシャス"を山札の下に置き、SC1、"宝石騎士"1枚にパワー+5000。"モルウィドゥス"自身にパワー+5000よ。」

 

"集約の宝石騎士モルウィドゥス" : パワー13000(8000+5000)

 

「バトルよ!"モルウィドゥス"でヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ドラゴニック・ガイアース"。」

 

「続けて、"アシュレイ"でヴァンガードにアタックよ!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー13000、☆2

 

「"魔竜導師ラクシャ"でガード!」

 

"ドラゴニック・バーンアウト" : パワー25000(10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"純真の宝石騎士アシュレイ"。2枚目、"ハイドッグブリーダー アカネ"。」

 

 

くっ...手札にトリガーがたくさんあるから何となく予感はしていたけど...

ツインドライブでトリガーを引けないと、何だか残念な気持ちになるわね。

 

 

「バトル終了時、"アシュレイ"のスキル!SB2!山札から"炸裂の宝石騎士レイル"、"集約の宝石騎士モルウィドゥス"をコール。さらに上書きされた"モルウィドゥス"のスキルで1枚ドローよ。」

 

「さすがコーリンちゃんだぜ。フォースクランでこの連続攻撃とは...」

 

「行くわよ!"モルウィドゥス"のブースト、"レイル"でアタック!スキルでドロップゾーンから"モルウィドゥス"、"レガウ"を山札の下に置き、SC1、パワー+5000!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー23000(10000+5000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"スピルオーバー・ドラゴン"。」

 

「これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

森川 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■□□

□■□

V   : ドラゴニック・バーンアウト

R左下 : パープルジェム・カーバンクル

 

□■■

□□■

V   : 純真の宝石騎士アシュレイ

R右  : 炸裂の宝石騎士レイル

R右下 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

コーリン 手札:8枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、スタンド&ドロー。"ドーントレスドライブ・ドラゴン"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー13000、☆2

 

「さらに"ドーントレスドライブ・ドラゴン"、"ブレイジングフレア・ドラゴン"、"ドラゴニック・ガイアース"、"リザードソルジャー ラオピア"をコール!"ブレイジングフレア"のスキル発動!ソウルを1枚以上、望む枚数SB!俺は2枚SBするぜ!これでコーリンちゃんのリアガードを2枚退却!」

 

「くっ..."レイル"、"モルウィドゥス"を退却。」

 

「さらに"ラオピア"はスキルで合計パワー+10000!」

 

"リザードソルジャー ラオピア" : パワー18000(8000+5000*2)

 

「バトルだぜ!"ガイアース"のブースト、"ドーントレスドライブ"でアタック!"ガイアース"のスキルでCB1、自身をソウルに置くことでそのバトル中、クリティカル+1!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン"(V) : パワー13000、☆3

 

「クリティカル3ですって!?通すわけないでしょ!"閃光の盾イゾルデ"、手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"リザードソルジャー ラオピア"。2枚目、"ドラゴニック・バーンアウト"。」

 

 

よし...さすがに今のアタックを受けるわけにはいかないわ。

でも、"ドーントレス"はスタンドする能力を持っている。

 

 

「へへ。ドライブチェックでノーマルユニットが2枚以上出たバトル終了時、"ドーントレスドライブ"のスキル発動!リアガード1枚にパワー+10000するぜ。"ブレイジングフレア"にパワー+10000!」

 

"ブレイジングフレア・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらに"ドーントレスドライブ"のスキル!アタック終了時、手札が4枚以上なら手札を3枚捨てることで、スタンド!"パープルジェム"はスキルでパワー+15000!」

 

"パープルジェム・カーバンクル" : パワー20000(5000+15000)

 

「もう一度アタック!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン"(V) : パワー13000、☆2

 

「させないわ!"雄剣の騎士ルーシャス"、"ふろうがる"でガード!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、リアガードの"ドーントレスドライブ"にパワー+10000!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン"(R左) : パワー23000(13000+10000)

 

「2枚目、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン"(R左) : パワー33000(13000+10000*2)

 

 

『出た!ダブルトリガー!』

 

『ヴァンガードのアタックは通りませんが...これは立凪選手にとっては痛いトリガーですね~。』

 

 

「"ラオピア"のブースト、"ブレイジングフレア"でアタック!スキルでSC1、パワー+10000!」

 

"ブレイジングフレア・ドラゴン" : パワー51000(13000+10000+10000+18000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"ぽーんがる"。」

 

「"ドーントレスドライブ"、アタック!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー53000(13000+10000*2+20000)

 

「っ...ダメージチェック、"ハイドッグブリーダー アカネ"。」

 

「おし...ターンエンド!」

 

--------------------------------------------------

森川 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■□■

■■■

V   : ドーントレスドライブ・ドラゴン

R右  : ブレイジングフレア・ドラゴン

R左  : ドーントレスドライブ・ドラゴン

R右下 : リザードソルジャー ラオピア

R左下 : パープルジェム・カーバンクル

 

□■□

□□□

V   : 純真の宝石騎士アシュレイ

 

コーリン 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

『さあ、ここまででダメージ3vs5。リアガード、手札の状況...森川選手が一歩リードしておりみゃす。』

 

『ですが、森川選手のダメージは3。フォースⅡでクリティカルが上昇している立凪選手にも勝機はまだあります~。』

 

 

 

「ふん...私が負ける?ありえないわ!スタンド&ドロー!決めるわ!"ソウルセイバー・ドラゴン"にブレイクライド!イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ!さらにライドされた"アシュレイ"のスキル!CB1し、"ソウルセイバー"にクリティカル+1!」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー13000、☆3

 

「"ハイドッグブリーダー アカネ"をコール。スキルでCB1し、山札から"ぽーんがる"をコール!さらに"ぽーんがる"のスキルでSC1。"アシュレイ"と"モルウィドゥス"をコール。"モルウィドゥス"のスキルでCB1、ドロップゾーンから"モルウィドゥス"を山札の下に置き、SC1、パワー+5000!」

 

"集約の宝石騎士モルウィドゥス" : パワー13000(8000+5000)

 

 

このターンで決めるには...手札をすべて使い切るしかない!

私の全身全霊をもって、あいつを倒す!

 

 

「"世界樹の巫女エレイン"をコール。そして、"ソウルセイバー"のスキル発動!SB5でユニット6枚にパワー+15000!」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)、☆3

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー28000(13000+15000)、☆2

"ハイドッグブリーダー アカネ" : パワー25000(10000+15000)

"世界樹の巫女エレイン" : パワー20000(5000+15000)

"集約の宝石騎士モルウィドゥス" : パワー28000(8000+5000+15000)

"ぽーんがる" : パワー23000(8000+15000)

 

 

『出た~!"ソウルセイバー"の強力なスキル!』

 

『これで森川選手も守り切るのは厳しいんじゃないでしょうか。』

 

 

「バトルよ!"エレイン"のブースト、"ソウルセイバー"でアタック!スキルでSC1。」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー48000(13000+15000+20000)、☆3

 

「"ワイバーンガード バリィ"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"アシュレイ"にパワー+10000!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー38000(13000+15000+10000)、☆2

 

「2枚目、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"アカネ"にパワー+10000!」

 

"ハイドッグブリーダー アカネ" : パワー35000(10000+15000+10000)

 

「行くわよ!"アシュレイ"でアタック!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー38000(13000+15000+10000)、☆2

 

「させねえ!"ワイバーンガード バリィ"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「くっ!"アシュレイ"のスキル!SB2、山札から"炸裂の宝石騎士レイル"をコール!上書きされた"アシュレイ"のスキルでCB1し、クリティカル+1!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー10000、☆3

 

「そして、"モルウィドゥス"のブースト、"レイル"でアタック!スキルでドロップゾーンから"レイル"、"モルウィドゥス"を山札の下に置き、SC1、パワー+5000!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー43000(10000+5000+28000)、☆3

 

 

「うぐっ...(手札が1枚...ガードできねえ!)」

 

「さあ!どうするの!」

 

「の、ノーガード...ダメージチェック、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン"(V) : パワー23000(13000+10000)

 

「2枚目、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー!」

 

「なっ!?」

 

「ダメージ1枚回復し、パワー+10000!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン"(V) : パワー33000(13000+10000*2)

 

「3枚目、"パープルジェム・カーバンクル"。」

 

「くっ...まだ...まだよ!"ぽーんがる"のブースト、"アカネ"でアタック!」

 

"ハイドッグブリーダー アカネ" : パワー58000(10000+15000+10000+23000)

 

「"ドラゴニック・ガイアース"、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"でガード!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー63000(13000+10000*2+10000+20000)

 

 

『耐えた~!森川選手、ヒールトリガーとドロートリガーで危機を脱しました!』

 

『う~ん、まさかあのアタックを耐えるとは...ドッキドキです~。』

 

 

 

「くっ...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

森川 手札:0枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

■□■

■■■

V   : ドーントレスドライブ・ドラゴン

R右  : ブレイジングフレア・ドラゴン

R左  : ドーントレスドライブ・ドラゴン

R右下 : リザードソルジャー ラオピア

R左下 : パープルジェム・カーバンクル

 

■■■

■■■

V   : ソウルセイバー・ドラゴン

R右  : 炸裂の宝石騎士レイル

R左  : ハイドッグブリーダー アカネ

R中央 : 世界樹の巫女エレイン

R右下 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

R左下 : ぽーんがる

 

コーリン 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(裏:4)

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、スタンド&ドロー。行くぜ、コーリンちゃん。俺様最強ブレイクライド!"ブレイジングフレア・ドラゴン"!イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ!」

 

"ブレイジングフレア・ドラゴン"(R右) : パワー13000、☆2

 

「"ブレイジングフレア"のスキル!SB5!これが魔炎イモータル・フレイム!」

 

「くっ...すべてのリアガードを退却...」

 

「それだけじゃないぜ。このカードがヴァンガードで、5枚以上SBしたならギフトをすべて除外!」

 

「なっ!?」

 

「さらに"ラオピア"はスキルで合計パワー+25000!」

 

"リザードソルジャー ラオピア" : パワー33000(8000+5000*5)

 

「これで決める!"ブレイジングフレア・ドラゴン"でコーリンちゃんにトドメだ!スキルでSC1、パワー+10000!」

 

"ブレイジングフレア・ドラゴン"(V) : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「くっ...守り切れない...ノーガードよ...」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ベリコウスティ・ドラゴン"。2枚目、"ドーントレスドライブ・ドラゴン"。」

 

「くっ...きゃあああああ!」

 

 

私のダメージゾーンに、"小さな賢者マロン"、"炸裂の宝石騎士レイル"が置かれる。

これでダメージ6...私の負け...

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

アイチside

 

 

「ごめん...みんな。」

 

「ドンマイです、コーリンさん。」

 

「そうよ。惜しかったわ。」

 

 

 

『これで後江高校が2勝。王手をかけましたね~。』

 

『そ、おーですね。宮地学園は残りのファイトをすべて勝たなければならなくなりましたね。』

 

 

「...次はあたしが行くよ。」

 

「はい、ミサキさん。お願いします。」

 

 

 

『さあ、中堅戦。宮地学園からは戸倉ミサキ選手。そして、後江高校からは三和タイシ選手!』

 

 

「よろしくな、ねーちゃん。」

 

「負けないよ、三和。」

 

 

ミサキさん...お願いします。僕につなげてください。

勝って、みんなで全国に行きましょう!

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

ユウトside

 

 

「...うん、わかってるよ。うん。」

 

『本当かしら。まあ、とにかく、しっかりやりなさいね。』

 

「わかってるよ。...そろそろいい?母さん。」

 

『はいはい...重治さんは大丈夫かしら?』

 

『ああ、紗希さん。ユウト、今度はVF甲子園優勝の報告を待ってるよ。』

 

「ああ。二人も体調に気を付けて。」

 

ピッ

 

 

「ユウト。今のはお父様とお母様かしら?」

 

「うん。事故の後、ずっと入院していたんだけど、今朝退院したらしくてさ。」

 

「そう...私も挨拶したらよかったかしら。」

 

「あはは...でも、元気になって良かったよ。母さんは昔から怪我や病気の治りが異常に早かったけど、運が悪くてさ。父さんは怪我とかしてもすぐ研究だーって。」

 

 

父さんと母さんに親戚はもういない。

だから俺にとっても、血の繋がる家族は二人しかいない。

まだまだ二人には元気でいてほしいからな。

 

 

「さて、宮地と後江の対戦はどうなってるかな?」

 

「後江は一人いないから1敗状態だけど、既に2勝よ。だから今のところ、後江が王手かしら。」

 

「なるほどね...(アイチくんやミサキさんとファイトしたいところだけど...櫂や三和とファイトするのも悪くないかな。)」

 

 

まあ、どっちが勝ち上がってくるにしても、初戦のように油断しないよう気を引き締めよう。

 

 

 

.



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第七十四話「秘めたる闘志」

ミサキside

 

 

『ファイト開始!』

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"リザードランナー アンドゥー"!」

 

「"星を射る弓アルテミス"。」

 

 

「ジェネシス...ま、俺としてはプロテクトクランのオラクルシンクタンクよりはやりやすいかな。」

 

「甘く見てると叩き潰すよ。」

 

「お~、怖っ。ま、俺にも負けられない理由があるんでね。行くぜ。ドロー。"ドラゴンナイト ヒーシャット"にライド。"アンドゥー"のスキルで1枚ドローして、ターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ドラゴンナイト ヒーシャット

 

□■□

□□□

V   : 星を射る弓アルテミス

 

ミサキ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"天地の弓弦アルテミス"にライド。"星を射る弓"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るわ。"アルテミス"でアタック。」

 

"天地の弓弦アルテミス" : パワー8000

 

「ノーガードだぜ。」

 

「ドライブチェック、"来援の魔術師コムニス"。ノートリガーよ。」

 

「なら1ダメージだな。ダメージチェック、"希望の火エルモ"。」

 

「ターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : ドラゴンナイト ヒーシャット

 

□■□

□□□

V   : 天地の弓弦アルテミス

 

ミサキ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「じゃ、俺のターン、ドロー。"ブレイクブレス・ドラゴン"にライド。"ヒーシャット"のスキル発動。山札から5枚見て、"封竜ブロケード"を手札に加えるぜ。さらに"焦熱の火ギビル"をコール。これでバトルだ!"ギビル"のブースト、"ブレイクブレス"でアタック!」

 

"ブレイクブレス・ドラゴン" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"封竜カルゼ"。」

 

「ダメージチェック、"挺身の女神クシナダ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"天地の弓弦アルテミス" : パワー18000(8000+10000)

 

「あちゃ~、ドロートリガーを引かれたか。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■□

□■□

V   : ブレイクブレス・ドラゴン

R中央 : 焦熱の火ギビル

 

□■□

□□□

V   : 天地の弓弦アルテミス

 

ミサキ 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"黄昏の狩人アルテミス"にライド。さらに"星夜の強弓ウリクセス"を2枚コール。これでバトルよ。まずは右の"ウリクセス"でアタック!」

 

"星夜の強弓ウリクセス"(R右) : パワー10000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"レッドジェム・カーバンクル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000だぜ。」

 

"ブレイクブレス・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「ふん..."ウリクセス"のスキル。自身をソウルに置き、1枚ドロー、SC1。"アルテミス"でアタックよ!」

 

"黄昏の狩人アルテミス" : パワー10000

 

「ここは守っとくかね。"封竜コーデュロイ"でガード!」

 

"ブレイクブレス・ドラゴン" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「ドライブチェック、"黄昏の狩人アルテミス"。ノートリガー。」

 

「残りのアタックも通らないな。どうする?」

 

「("ウリクセス"を残せば、"ブレイクブレス"のスキルで退却されるけど、1枚ドローはない。...いや、ここは...)"ウリクセス"でアタック。」

 

「へえ、アタックするのか。だが、アタックは通らないぜ。」

 

「だけど、アタック終了時、スキルが発動する。自身をソウルに置き、1枚ドロー、SC1。これであたしはターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■□

□■□

V   : ブレイクブレス・ドラゴン

R中央 : 焦熱の火ギビル

 

□■□

□□□

V   : 黄昏の狩人アルテミス

 

ミサキ 手札:10枚、ソウル:6枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"封竜ブロケード"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"封竜ブロケード" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ブレイクブレス"のスキル。ライドされた時、相手リアガードを1枚退却。退却できないなら、俺は1枚引くぜ。さらに"封竜カルゼ"をコール。スキルでSB1。ねーちゃん、あんたは手札からグレード2を1枚までコールできる。コールしないなら、俺は2枚ドローする。...さあ、どうする?」

 

「(コールしたら、"ブロケード"のスキルで退却ってわけね。どちらにせよ、三和にアドバンテージになる。ここは...)コールしないわ。」

 

「んじゃ、俺は2枚ドローするぜ。...よし、もう一枚"カルゼ"をコール!同じスキルをもう一度だ!」

 

「っ...コールしないわ。」

 

「へへ、2枚ドローさせてもらうぜ。"封竜ブロケード"、"トリッドキャノン・ドラゴン"をコール。"ブロケード"のスキルでCB1し、相手のグレード2のリアガードをすべて退却!1枚も退却できなかったら、俺はフォースを得る。」

 

 

くっ...大量ドローにフォースを獲得...三和も本気ってわけね。

でも、あたしだってアイチたちのために負けるわけにはいかない。

 

 

「フォースは右前列へ。」

 

"トリッドキャノン・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「バトルだ!"ギビル"のブースト、"ブロケード"でアタック!」

 

"封竜ブロケード"(V) : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「ノーガードよ。」

 

「んじゃ、ツインドライブ。1枚目、"希望の火エルモ"。2枚目、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、リアガードの"ブロケード"にパワー+10000!」

 

"封竜ブロケード"(R左) : パワー23000(13000+10000)

 

「ダメージチェック、"神託の女王ヒミコ"。」

 

「続けて、"カルゼ"のブースト、"トリッドキャノン"でアタック!」

 

"トリッドキャノン・ドラゴン" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「クイックシールドを使用。さらに"戦巫女ククリヒメ"でガード。」

 

"黄昏の狩人アルテミス" : パワー30000(10000+5000+15000)

 

「なら、こっちはどうだ?"カルゼ"のブースト、"ブロケード"でアタック!」

 

"封竜ブロケード"(R左) : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「そっちはノーガード。ダメージチェック、"大鍋の魔女ローリエ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000。」

 

"黄昏の狩人アルテミス" : パワー20000(10000+10000)

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:10枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■■■

■■■

V   : 封竜ブロケード

R右  : トリッドキャノン・ドラゴン

R左  : 封竜ブロケード

R中央 : 焦熱の火ギビル

R右下 : 封竜カルゼ

R左下 : 封竜カルゼ

 

□■□

□□□

V   : 黄昏の狩人アルテミス

 

ミサキ 手札:8枚、ソウル:6枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。純真なる戦乙女、月光の弓で闇を切り裂け!ライド、"月夜の戦神アルテミス"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"月夜の戦神アルテミス" : パワー23000(13000+10000)

 

「"来援の魔術師コムニス"をコール。スキルでSC1。あたしのヴァンガードがグレード3以上なら、さらにSC1してヴァンガードのパワー+5000!」

 

"月夜の戦神アルテミス" : パワー28000(13000+10000+5000)

 

「さらに"黄昏の狩人アルテミス"、"月夜の戦神アルテミス"をコール。"月夜の戦神"のスキルでソウルから1枚を神装ゲージとして置く。」

 

 

『出ました、神装ゲージ!これにより、"アルテミス"の能力が遺憾なく発揮されていきます!』

 

 

「ヴァンガードの"アルテミス"のスキル。神装ゲージを持つユニットは相手の効果で選ばれず、パワー+5000。そして、ヴァンガードが得たトリガー効果をすべて得る。」

 

"月夜の戦神アルテミス"(R右) : パワー18000(13000+5000)

 

「これでバトルよ!まずはヴァンガードの"アルテミス"でアタック!」

 

"月夜の戦神アルテミス"(V) : パワー28000(13000+10000+5000)

 

「ここはノーガードだな。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"月夜の戦神アルテミス"。2枚目、"挺身の女神クシナダ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"黄昏の狩人アルテミス"にパワー+10000。」

 

"黄昏の狩人アルテミス" : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"封竜コーデュロイ"。」

 

「次よ。リアガードの"月夜の戦神"で"トリッドキャノン"にアタック!」

 

"月夜の戦神アルテミス"(R右) : パワー18000(13000+5000)

 

「ノーガード。"トリッドキャノン"は退却するぜ。」

 

「"黄昏の狩人アルテミス"でアタック!」

 

"黄昏の狩人アルテミス" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「させねえぜ。"ドラゴンモンク ゲンジョウ"でガード!」

 

"封竜ブロケード" : パワー33000(13000+20000)

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■■■

■■□

V   : 封竜ブロケード

R左  : 封竜ブロケード

R中央 : 焦熱の火ギビル

R右下 : 封竜カルゼ

R左下 : 封竜カルゼ

 

■■■

■□□

V   : 月夜の戦神アルテミス

R右  : 月夜の戦神アルテミス

R左  : 黄昏の狩人アルテミス

R左下 : 来援の魔術師コムニス

 

ミサキ 手札:8枚、ソウル:8枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

『さあ、ここまでダメージは2vs2。互角のファイトですね~。』

 

『そ、おーですね。お互いに手札も温存しています。ここからどう状況が動くか、ドッキドキです~。』

 

『ドッキドキですね~。』

 

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"封竜コーデュロイ"をコール。スキルでCB1し、"コムニス"を退却!」

 

「くっ...山札から5枚確認。...グレード2はない。コールしないわ。」

 

「なら、俺はCC1だぜ。さらに"封竜カルゼ"をコール。上書きされた"カルゼ"は退却。さらにコールした"カルゼ"のスキル。SB1し、"黄昏の狩人アルテミス"を退却。」

 

「っ、あたしは手札から"黄昏の狩人アルテミス"をコールする。」

 

 

さすがに何度もドローさせるもんですか。

これ以上手札を増やさせると、さすがに削り切れない!

 

 

「なら、"ブロケード"のスキル発動!CB1し、グレード2をすべて退却!退却した枚数につき、前列のパワー+10000!さらに"ブロケード"自身は相手にグレード2がいないなら、クリティカルが2になるぜ!」

 

"封竜ブロケード"(V) : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

"封竜コーデュロイ" : パワー30000(10000+10000+10000)

"封竜ブロケード"(R左) : パワー23000(13000+10000)

 

「くっ...」

 

「バトルだ!"ギビル"のブースト、"ブロケード"でアタック!」

 

"封竜ブロケード"(V) : パワー41000(13000+10000+10000+8000)、☆2

 

「"挺身の女神クシナダ"、手札を1枚捨て、完全ガードよ!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"トリッドキャノン・ドラゴン"。2枚目、"封竜ブロケード"。」

 

 

トリガーは無し...でも、残りのアタックも強烈ね。

それだけ、三和も本気ってことかしら。

 

 

「"カルゼ"のブースト、"ブロケード"でアタック!」

 

"封竜ブロケード"(R左) : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「"大鍋の魔女ローリエ"でガード!」

 

"月夜の戦神アルテミス"(V) : パワー33000(13000+20000)

 

「防ぐか。なら、"コーデュロイ"でアタック!」

 

"封竜コーデュロイ" : パワー38000(10000+10000+10000+8000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"戦巫女ククリヒメ"。」

 

「おし、ターンエンド!」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:10枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■■■

■■■

V   : 封竜ブロケード

R右  : 封竜コーデュロイ

R左  : 封竜ブロケード

R中央 : 焦熱の火ギビル

R右下 : 封竜カルゼ

R左下 : 封竜カルゼ

 

□■■

□□□

V   : 月夜の戦神アルテミス

R右  : 月夜の戦神アルテミス

 

ミサキ 手札:4枚、ソウル:8枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"月夜の戦神アルテミス"をコール。スキルでソウルから1枚、神装ゲージを置くわ。」

 

"月夜の戦神アルテミス"(R左) : パワー18000(13000+5000)

 

「さらに"天地の弓弦アルテミス"をコール。行くわよ!"天地の弓弦アルテミス"のブースト、ヴァンガードの"アルテミス"でアタック!"天地の弓弦"のスキルでソウルから1枚、神装ゲージを置くわ。」

 

"天地の弓弦アルテミス" : パワー13000(8000+5000)

 

"月夜の戦神アルテミス"(V) : パワー36000(13000+10000+13000)

 

「ノーガードだぜ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"大鍋の魔女ローリエ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワーはヴァンガードへ。そして、ヴァンガードが得たトリガー効果は、神装ゲージを持つユニットも得る。」

 

"月夜の戦神アルテミス"(R右) : パワー28000(13000+5000+10000)

"月夜の戦神アルテミス"(R左) : パワー28000(13000+5000+10000)

"天地の弓弦アルテミス" : パワー23000(8000+5000+10000)

 

"月夜の戦神アルテミス"(V) : パワー56000(13000+10000+10000+23000)

 

「2枚目、"サイバー・タイガー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。そして、神装ゲージを持つユニットにも効果を!」

 

"月夜の戦神アルテミス"(R右) : パワー38000(13000+5000+10000*2)、☆2

"月夜の戦神アルテミス"(R左) : パワー38000(13000+5000+10000*2)、☆2

"天地の弓弦アルテミス" : パワー33000(8000+5000+10000*2)、☆2

 

"月夜の戦神アルテミス"(V) : パワー76000(13000+10000+10000*2+33000)、☆2

 

「くっ、ここでクリティカルはキツイぜ...ダメージチェック、"希望の火エルモ"、"ドラゴンナイト ヒーシャット"。」

 

「右の"アルテミス"でアタック!」

 

"月夜の戦神アルテミス"(R右) : パワー38000(13000+5000+10000*2)、☆2

 

「させねえ!"槍の化身ター"、"魔竜導師ラクシャ"でガード!」

 

"封竜ブロケード"(V) : パワー43000(13000+15000*2)

 

「なら、左の"アルテミス"でアタックよ!」

 

"月夜の戦神アルテミス"(R左) : パワー38000(13000+5000+10000*2)、☆2

 

「"レッドジェム・カーバンクル"、"トリッドキャノン・ドラゴン"、"ブレイクブレス・ドラゴン"でガード!"コーデュロイ"でインターセプト!」

 

"封竜ブロケード"(V) : パワー43000(13000+5000*4+10000)

 

「仕留め損ねた...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■■■

■■□

V   : 封竜ブロケード

R左  : 封竜ブロケード

R中央 : 焦熱の火ギビル

R右下 : 封竜カルゼ

R左下 : 封竜カルゼ

 

■■■

□■□

V   : 月夜の戦神アルテミス

R右  : 月夜の戦神アルテミス

R左  : 月夜の戦神アルテミス

R中央 : 天地の弓弦アルテミス

 

ミサキ 手札:5枚、ソウル:6枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

でも、手札は削った。あたしのダメージはまだ2。

この調子ならいける。勝って、アイチに繋ぐのよ。

 

 

「はは...やっぱり強えな、ねーちゃん。」

 

「いきなり何?」

 

「いや。本当に思ったからよ。さすが、アジアサーキットで準優勝するだけはある。」

 

「...」

 

「だけどよ...俺は負けられねえんだ。櫂がよ、ユウトとファイトしたいって...あいつが自分の気持ちを素直に言うなんて、よっぽどのことだろ。だからよ、俺は櫂のために、それを叶えてやりてえんだ!」

 

「...あたしだって。あたしだって、アイチやコーリン、石田やシンゴのために勝ちたい。勝って、みんなで優勝する。」

 

「へへ、お互いに負けられねえんだな。」

 

「そうね。」

 

 

お互いにそういう気持ちだから、こんな本気のファイトができているのかもね。

あたしの相手が三和で良かったよ。

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー!決める...これが俺の切り札だ!封印破りしその時こそ、竜の炎がすべてを焼き尽くす!クロスライド、"炎獄封竜ブロケード・インフェルノ"!」

 

「"ブロケード・インフェルノ"!?」

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"炎獄封竜ブロケード・インフェルノ" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「"希望の火エルモ"をコール。"エルモ"と"カルゼ"は位置を入れ替えるぜ。そして、"ブロケード・インフェルノ"のスキル発動!CB3、手札を2枚捨てることで、相手のグレード2をすべて退却!」

 

「あたしにグレード2はいないわ。」

 

「ああ。だが、ソウルに"封竜ブロケード"がいるならグレードに関係なく相手を退却するぜ!」

 

 

なっ!?あたしのリアガードが全滅...これほど強力なスキルだなんて。

 

 

「まだ終わらないぜ。この能力で退却したユニット1枚につき、前列のリアガードのクリティカル+1!3枚退却したから、前列すべてにクリティカル+3だ!」

 

"炎獄封竜ブロケード・インフェルノ" : パワー33000(13000+10000*2)、☆4

"封竜カルゼ"(R右) : パワー18000(8000+10000)、☆4

"封竜ブロケード" : パワー13000、☆4

 

 

『前列すべてクリティカル4!戸倉選手のダメージは2ですが、これでどのアタックも受けられなくなりみゃした!』

 

『う~ん、これはすごい。三和選手、素晴らしいファイトです~。』

 

 

「さらに"エルモ"のスキルで自身を退却し、1枚ドロー、CC1。さらに手札から"希望の火エルモ"をコール。...決めるぜ!バトルだ!"ギビル"のブースト、"ブロケード・インフェルノ"でアタック!」

 

"炎獄封竜ブロケード・インフェルノ" : パワー41000(13000+10000*2+8000)、☆4

 

「っ、"戦巫女ククリヒメ"、"サイバー・タイガー"、"猫の魔女クミン"でガード!」

 

"月夜の戦神アルテミス" : パワー53000(13000+15000*2+10000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"封竜コーデュロイ"。2枚目、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「っ...!」

 

「効果はすべて"カルゼ"へ!」

 

"封竜カルゼ" : パワー28000(8000+10000+10000)、☆5

 

「これでトドメだ!"エルモ"のブースト、"カルゼ"でアタック!"エルモ"はスキルでパワー+3000!」

 

"封竜カルゼ" : パワー39000(8000+10000+10000+11000)、☆5

 

「"戦巫女ミヒカリヒメ"、"大鍋の魔女ローリエ"でガード!」

 

"月夜の戦神アルテミス" : パワー43000(13000+10000+20000)

 

 

 

『防いだ!』

 

『しかし、これで戸倉選手の手札は0...残る"ブロケード"のアタックは防げません!』

 

『戸倉選手、絶体絶命か~!?』

 

 

「ミサキさん!」

 

「ミサキ...」

 

「番長!」

 

「ミサキさん!」

 

 

あんたたち...そんな心配そうな顔しないでも大丈夫。

あたしは絶対に勝つ...こんなところで負けない!

 

 

「行くぜ、ねーちゃん。"カルゼ"のブースト、"ブロケード"でアタック!」

 

"封竜ブロケード" : パワー21000(13000+8000)、☆4

 

「ノーガード!」

 

 

ドカーン

 

「っ...」

 

あたしのダメージゾーンにカードが置かれていく。

"猫の魔女クミン"..."神託の女王ヒミコ"..."月夜の戦神アルテミス"...

最後の1枚...お願い、来て...

 

 

「4枚目...」

 

「っ!」

 

「"大鍋の魔女ローリエ"...ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000。」

 

"月夜の戦神アルテミス" : パワー23000(13000+10000)

 

 

「マジかよ...だが、ねーちゃんの手札は0。リアガードもいない。そんな状態で俺に勝つことができるかな。」

 

「...」

 

「へっ、諦めちゃいねえってか。いいねえ。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

 

■■■

■■■

V   : 炎獄封竜ブロケード・インフェルノ

R右  : 封竜カルゼ

R左  : 封竜ブロケード

R中央 : 焦熱の火ギビル

R右下 : 希望の火エルモ

R左下 : 封竜カルゼ

 

□■□

□□□

V   : 月夜の戦神アルテミス

 

ミサキ 手札:0枚、ソウル:6枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

『戸倉選手、九死に一生を得ましたが...』

 

『手札もリアガードも0...まだ危機は脱していません。』

 

 

 

「...あたしは勝つ。スタンド&ドロー。"神託の女王ヒミコ"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「ここで"ヒミコ"だと!?」

 

「行くわよ!"ヒミコ"のスキル発動!SB5!そして、ソウルから"戦巫女ククリヒメ"を山札の下へ置き、そのトリガー効果を相手のヴァンガードのグレードの数だけ、発動する!よって、クリティカルトリガーの効果を3回発動!効果はすべてヴァンガード!」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー63000(13000+10000*2+10000*3)、☆4

 

「へっ、これがねーちゃんの手にした奇跡...か。」

 

「行くよ、三和!"ヒミコ"でヴァンガードにアタック!」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー63000(13000+10000*2+10000*3)、☆4

 

「(俺の手札は"ラクシャ"が2枚と"コーデュロイ"...ガード値は35000。全然足りてねえな...すまねえ、櫂...)」

 

「ツインドライブ、1枚目、"黄昏の狩人アルテミス"。2枚目、"戦巫女シタテルヒメ"。」

 

「ダメージチェック、"槍の化身ター"、"炎獄封竜ブロケード・インフェルノ"...俺の負け、か。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

アイチside

 

 

凄い...ミサキさんも、三和くんも。

どっちが勝ってもおかしくないファイトだった。

 

 

「ナイスファイトです、ミサキさん!」

 

「うん。繋いだよ、アイチ。」

 

「はい!」

 

 

今度は僕の番だ。僕が勝って、次に進む!

 

 

『さあ、宮地vs後江も最終戦!宮地からは先導アイチ選手!対する後江からは、井崎ユウタ選手!』

 

 

「アイチ。今日は俺が勝たせてもらう!」

 

「井崎くん...僕だって負けない!勝って、決勝に進むんだ!」

 

「勝負だ!アイチ!」

 

 

 

 

.



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第七十五話「友情のファイト」

アイチside

 

 

「行くよ、井崎くん!」

 

「おう、アイチ!」

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

 

「"御使いの解放者"!」

 

「"ドラゴンエッグ"!」

 

 

「僕のターン、ドロー。"小さな解放者マロン"にライド。"御使い"のスキルで1枚ドローして、ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

井崎 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ドラゴンエッグ

 

□■□

□□□

V   : 小さな解放者マロン

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"真古代竜アルバートテイル"にライド。"ドラゴンエッグ"のスキルで1枚ドローし、クイックシールドを得る。"アルバートテイル"はヴァンガードが"古代竜"なら、パワー+5000。」

 

"真古代竜アルバートテイル" : パワー13000(8000+5000)

 

「行くぜ、アタックだ!」

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"真古代竜アルバートテイル"。」

 

「ダメージチェック、"ふろうがる・解放者"。」

 

 

井崎くんは既にアタックを終えている。

無駄なトリガーになっちゃったな。

 

 

「俺はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

井崎 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 真古代竜アルバートテイル

 

□■□

□□□

V   : 小さな解放者マロン

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。立ち上がれ、僕の分身!ライド、"ブラスター・ブレード・解放者"!」

 

「出たな、アイチの分身...」

 

「"王道の解放者ファロン"、"ういんがる・解放者"、"小さな解放者マロン"をコール。行くよ、井崎くん。"ういんがる・解放者"のブースト、"ファロン"でアタック!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー17000(9000+8000)

 

「そのアタックが通ったら色々厄介だな...守らせてもらうぜ!"古代竜イグアノゴーグ"でガード!」

 

"真古代竜アルバートテイル" : パワー18000(8000+10000)

 

「だったら、"ブラスター・ブレード・解放者"でアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー9000

 

「ノーガードだぜ。」

 

「ドライブチェック、"未来の解放者リュー"。」

 

「ダメージチェック、"翼竜スカイプテラ"。」

 

「今度は"マロン"でアタック!」

 

"小さな解放者マロン" : パワー8000

 

「クイックシールドを使うぜ!」

 

"真古代竜アルバートテイル" : パワー13000(8000+5000)

 

「(たった1ダメージしか与えられなかった...)ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

井崎 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 真古代竜アルバートテイル

 

■■■

■□□

V   : ブラスター・ブレード・解放者

R右  : 小さな解放者マロン

R左  : 王道の解放者ファロン

R左下 : ういんがる・解放者

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"古代竜ディノクラウド"にライド!"真古代竜ヘフトスティラコ"、"真古代竜アルバートテイル"、"古代竜イグアノゴーグ"をコール!"アルバートテイル"はスキルでパワー+5000。」

 

"真古代竜アルバートテイル" : パワー13000(8000+5000)

 

「"イグアノゴーグ"で"マロン"にアタック!」

 

"古代竜イグアノゴーグ" : パワー8000

 

「"未来の解放者リュー"でガード!」

 

"小さな解放者マロン" : パワー18000(8000+10000)

 

「"ディノクラウド"でアタック!スキルでSB1、"イグアノゴーグ"を退却してパワー+10000!さらに"イグアノゴーグ"はスキルでCB1し、レストで復活!」

 

"古代竜ディノクラウド" : パワー19000(9000+10000)

 

「ノーガードです。」

 

「行くぜ、ドライブチェック!"群竜タイニィレックス"!ゲット、フロントトリガー!前列すべてにパワー+10000!さらに"ヘフトスティラコ"はクリティカル+1!」

 

"古代竜ディノクラウド" : パワー29000(9000+10000+10000)

"真古代竜ヘフトスティラコ" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「"イグアノゴーグ"はスキルで武装ゲージを付ける!」

 

「っ、ダメージチェック、"孤高の解放者ガンスロッド"。」

 

「"アルバートテイル"のブースト、"ヘフトスティラコ"でアタックだ!」

 

"真古代竜ヘフトスティラコ" : パワー32000(9000+10000+13000)、☆2

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"光輪の解放者マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドローして、パワー+10000。」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー19000(9000+10000)

 

「2枚目、"沈黙の解放者ギャラティン"。」

 

「ターンエンドぜ。」

 

--------------------------------------------------

井崎 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

■□■

■■□

V   : 古代竜ディノクラウド

R左  : 真古代竜ヘフトスティラコ

R右下 : 古代竜イグアノゴーグ

R左下 : 真古代竜アルバートテイル

 

■■■

■□□

V   : ブラスター・ブレード・解放者

R右  : 小さな解放者マロン

R左  : 王道の解放者ファロン

R左下 : ういんがる・解放者

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

『さあ、ここまで終わってダメージ1vs4!なんと井崎選手、アジアサーキット準優勝の先導選手を相手にリードしています!』

 

『意外な展開ですね~。しかし、ヴァンガードは何が起こるかわかりません。これはもしかしたらもしかするんじゃないでしょうか~。』

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。」

 

 

井崎くん、強くなってる...前までの井崎くんだと思ってたら、負ける!

 

 

「僕に力を!気高き誇りの白き翼!"孤高の解放者ガンスロッド"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!さらに"ガンスロッド"のスキル発動!リアガード3枚にパワー+5000。ダメージが4枚以上なので、さらにヴァンガードにパワー+10000!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー22000(12000+10000)

"小さな解放者マロン" : パワー13000(8000+5000)

"王道の解放者ファロン" : パワー14000(9000+5000)

"ういんがる・解放者" : パワー13000(8000+5000)

 

「そして、立ち上がれ、僕の分身!"ブラスター・ブレード・解放者"をコール!スキルでCB1、SB1して"ヘフトスティラコ"を退却!」

 

「くっ...」

 

「"ばーくがる・解放者"をコール。"マロン"は後列に移動。行きます!"ばーくがる・解放者"のブースト、"ガンスロッド"でヴァンガードにアタック!"ガンスロッド"のスキルにより、このターンにコールしたユニットの枚数につき、パワー+1000!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー32000(12000+10000+1000*2+8000)

 

「くっ...ノーガードだ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ういんがる・解放者"。2枚目、"霊薬の解放者"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"ファロン"にパワー+10000。」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"真古代竜プテラフィード"。」

 

「"ばーくがる・解放者"のスキル!ヴァンガードかリアガードに"ブラスター・ブレード・解放者"があるので、山札から3枚見て、"孤高の解放者ガンスロッド"をコール。残りは山札の下へ置きます。」

 

「("マロン"を後列に移動してるから、さらなるアタックが可能ってか...)」

 

「このターン、山札からリアガードが登場しているので、"ファロン"はさらにパワー+5000!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー29000(9000+5000+10000+5000)

 

「"ブラスター・ブレード・解放者"でアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"古代竜イグアノゴーグ"。」

 

「"マロン"のブースト、"ガンスロッド"でアタック!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド"(R右) : パワー20000(12000+8000)

 

「"群竜タイニィレックス"でガード!」

 

"古代竜ディノクラウド" : パワー24000(9000+15000)

 

「"ういんがる・解放者"のブースト、"ファロン"でアタック!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー37000(9000+5000+10000+5000+8000)

 

「"砲撃竜パラサウランチャー"でガード!」

 

"古代竜ディノクラウド" : パワー39000(9000+30000)

 

 

 

「よし、これでダメージ3vs3!追いついたぜ!」

 

「頑張ってください!先導君!」

 

 

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

井崎 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■□■

□■□

V   : 古代竜ディノクラウド

R右下 : 古代竜イグアノゴーグ

R左下 : 真古代竜アルバートテイル

 

■■■■

■■■

V   : 孤高の解放者ガンスロッド

R右  : 孤高の解放者ガンスロッド

R左  : 王道の解放者ファロン

R中央 : ばーくがる・解放者

R右下 : 小さな解放者マロン

R左下 : ういんがる・解放者

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「さすがだな、アイチ...お前はいつの間にか、俺なんかが手の届かないほどのファイターになった。」

 

「井崎くん...」

 

「でもよ...俺だって、お前みたいな強い奴が見てる景色を見てみたいんだ。お前に勝ってみたいんだよ。」

 

「...同じだよ、井崎くん。僕も櫂くんやレンさん、ユウトさんたちのように強くなりたくて、頑張ってきたんだ。」

 

「アイチ...」

 

「だから、井崎くんの気持ちがわかる。だからこそ、僕はこのファイト、全力を尽くすよ!」

 

「ああ!行くぜ、アイチ!」

 

「うん!」

 

 

「スタンド&ドロー!"古代竜スピノドライバー"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!"真古代竜アロネロス"をコールし、スキル発動!CB1し、山札から3枚見て、"真古代竜プテラフィード"をコール。残りは山札の下へ。」

 

 

井崎くんの想いを受け止める。

そして、そのうえで僕はこのファイトに勝つんだ!

勝って、ユウトさんやレンさんとファイトする!

 

 

「"真古代竜ヘフトスティラコ"をコール。追加されたサークルにいるので、パワー+5000し、このユニットは相手の効果で退却しないぜ。バトル!"イグアノゴーグ"のブースト、"プテラフィード"でアタック!」

 

"真古代竜プテラフィード" : パワー16000(8000+8000)

 

「"ファロン"でインターセプト!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー17000(12000+5000)

 

「だったら、"スピノドライバー"でアタック!スキルでCB1、"イグアノゴーグ"と"プテラフィード"を退却!これにより、イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、1枚引き、手札から1枚コール。"古代竜スピノドライバー"!そして、ユニット2枚にパワー+5000。ヴァンガードの"スピノドライバー"と"アロネロス"にパワー+5000!」

 

"古代竜スピノドライバー"(V) : パワー17000(12000+5000)

"真古代竜アロネロス" : パワー14000(9000+5000)

 

「"イグアノゴーグ"はスキルでレストで復活!武装ゲージがついてるので、コストは減っているぜ。」

 

「"ういんがる・解放者"、"霊薬の解放者"でガードします!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"サベイジ・シャーマン"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"ヘフトスティラコ"にパワー+10000!」

 

"真古代竜ヘフトスティラコ" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)

 

「さらに"イグアノゴーグ"と"スピノドライバー"のスキルで、武装ゲージを付ける!そして、ドライブチェックの2枚目!"真古代竜アルバートテイル"。」

 

「アタックは通らない!」

 

「なら、リアガードの"スピノドライバー"でアタックだ!」

 

"古代竜スピノドライバー" : パワー17000(12000+5000)

 

「"猛撃の解放者"でガード!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー27000(12000+15000)

 

 

「(くそ...やっぱり守りが堅いな...だけど、俺だってやれるんだ!)"アルバートテイル"のブースト、"アロネロス"でアタック!」

 

"真古代竜アロネロス" : パワー27000(9000+5000+13000)

 

「"霊薬の解放者"でガード!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー32000(12000+20000)

 

「これならどうだ!"ヘフトスティラコ"でアタック!」

 

"真古代竜ヘフトスティラコ" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"沈黙の解放者ギャラティン"。」

 

「くそ...あれだけアタックして1ダメージか...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

井崎 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

_■□■

■■■□■

V   : 古代竜スピノドライバー

R左  : 真古代竜アロネロス

R右下 : 古代竜イグアノゴーグ

R左下 : 真古代竜アルバートテイル

Rア1 : 真古代竜ヘフトスティラコ

Rア2 : 古代竜スピノドライバー

 

□■■■

■■■

V   : 孤高の解放者ガンスロッド

R右  : 孤高の解放者ガンスロッド

R中央 : ばーくがる・解放者

R右下 : 小さな解放者マロン

R左下 : ういんがる・解放者

 

アイチ 手札:1枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。ブレイクライド!"孤高の解放者ガンスロッド"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、ライドされた"ガンスロッド"のスキルで、リアガード3枚にパワー+5000。"ブラスター・ブレード・解放者"、"ばーくがる・解放者"、"ういんがる・解放者"!さらにダメージ4枚以上なので、ヴァンガードのパワー+10000!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド"(V) : パワー22000(12000+10000)

"ばーくがる・解放者" : パワー13000(8000+5000)

"ういんがる・解放者" : パワー13000(8000+5000)

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「そして、ライドした"ガンスロッド"も同じスキルが発動します!対象は同じユニットに!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド"(V) : パワー32000(12000+10000*2)

"ばーくがる・解放者" : パワー18000(8000+5000*2)

"ういんがる・解放者" : パワー18000(8000+5000*2)

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー24000(9000+5000+5000*2)

 

「"ういんがる・解放者"を前列へ移動。これでバトルです!"ばーくがる・解放者"のブースト、"ガンスロッド"でヴァンガードにアタック!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド"(V) : パワー50000(12000+10000*2+18000)

 

「パワー50000!?の、ノーガード...」

 

「行きます。ツインドライブ、1枚目、"光輪の解放者マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ういんがる・解放者"にパワー+10000。」

 

"ういんがる・解放者" : パワー28000(8000+5000*2+10000)

 

「2枚目、"霊薬の解放者"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"ういんがる・解放者"にパワー+10000!」

 

"ういんがる・解放者" : パワー38000(8000+5000*2+10000*2)

 

 

『出ました!ダブルトリガー!』

 

『これで先導選手はまたダメージが3まで戻りましたね~。』

 

『井崎選手も苦しい状況です!』

 

 

「くっ...ダメージチェック、"古代竜スピノドライバー"。」

 

「"マロン"のブースト、"ガンスロッド"でアタック!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド"(R右) : パワー20000

 

「"翼竜スカイプテラ"でガード!」

 

"古代竜スピノドライバー"(V) : パワー22000(12000+10000)

 

「次です!"ブラスター・ブレード・解放者"でアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー24000(9000+5000+5000*2)

 

「"真古代竜アルバートテイル"でガード、"アロネロス"でインターセプト!」

 

"古代竜スピノドライバー"(V) : パワー27000(12000+10000+5000)

 

「だったら、"ういんがる・解放者"でアタック!」

 

"ういんがる・解放者" : パワー38000(8000+5000*2+10000*2)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"群竜タイニィレックス"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000!」

 

"古代竜スピノドライバー"(V) : パワー22000(12000+10000)

"真古代竜ヘフトスティラコ" : パワー24000(9000+5000+10000)

"古代竜スピノドライバー"(Rア2) : パワー22000(12000+10000)

 

「"ういんがる・解放者"のアタックがヒットとした時、自身をソウルに置き、山札から"ブラスター・ブレード・解放者"をコール!そして、ターン終了時にコールしたユニットを山札の下に置きます。さらに"ブラスター・ブレード・解放者"は山札から登場した時、パワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「そして、"ブラスター・ブレード・解放者"のスキル!CB1、SB1で"スピノドライバー"を退却!そして、ヴァンガードにアタック!」

 

「"サベイジ・シャーマン"でガード!」

 

"古代竜スピノドライバー" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

「っ、ターンエンドです。"ういんがる・解放者"のスキルでコールした"ブラスター・ブレード・解放者"は山札の下へ。」

 

--------------------------------------------------

井崎 手札:1枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

 

_■□■

□□■□■

V   : 古代竜スピノドライバー

R右下 : 古代竜イグアノゴーグ

R左下 : 真古代竜アルバートテイル

Rア1 : 真古代竜ヘフトスティラコ

 

□□■■■

_□■■

V   : 孤高の解放者ガンスロッド

R右  : 孤高の解放者ガンスロッド

R中央 : ばーくがる・解放者

R右下 : 小さな解放者マロン

Rア1 : ブラスター・ブレード・解放者

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

『先導選手、ダメージ5まで追い込みました!』

 

『ダメージも3。これは勝負ありでしょうか。』

 

 

「へっ...馬鹿言うなっての。俺はまだ諦めてないぜ!スタンド&ドロー。殲滅のバラードが鳴り響く時、その世界は終わりを告げる!ブレイクライド!"古代竜ティラノレジェンド"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。さらにライドされた"スピノドライバー"のスキル!CB1、"イグアノゴーグ"と"アルバート"を退却して、イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、1枚ドローし、手札から"真古代竜アルバートテイル"をコール。"ティラノレジェンド"と"ヘフトスティラコ"にパワー+5000!」

 

"古代竜ティラノレジェンド" : パワー17000(12000+5000)

"真古代竜ヘフトスティラコ" : パワー24000(9000+5000+5000+5000)

 

「そして、"ティラノレジェンド"のスキル!"古代竜"を含むカードがスキルで退却する度、パワー+5000!」

 

"古代竜ティラノレジェンド" : パワー27000(12000+5000+5000*2)

 

「"イグアノゴーグ"はスキルでレストで復活。さらに"草食竜プルートザウルス"、"群竜タイニィレックス"をコール。これで準備は整ったぜ!まずは"タイニィレックス"で"ブラスター・ブレード・解放者"にアタック!」

 

"群竜タイニィレックス" : パワー10000(5000+5000)

 

「ノーガード。"ブラスタ・ブレード・解放者"は退却。」

 

「次はこいつだ!"アルバートテイル"でアタック!」

 

"真古代竜アルバートテイル" : パワー18000(8000+5000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"円卓の解放者アルフレッド"。」

 

「次は"ヘフトスティラコ"でアタック!」

 

"真古代竜ヘフトスティラコ" : パワー24000(9000+5000+5000+5000)

 

「"猛撃の解放者"でガード!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド"(V) : パワー27000(12000+15000)

 

「行くぜ、アイチ!"ティラノレジェンド"でアタック!スキルでCB1、リアガードを望む枚数退却!俺は5枚退却するぜ!これにより、退却したユニット1枚につき、パワー+5000!もう一つのスキルも併せて発動するぜ!」

 

"古代竜ティラノレジェンド" : パワー67000(12000+5000+5000*5+5000*5)

 

「3枚以上退却したなら、クリティカル+2!5枚以上退却したなら、退却したユニットの中から"古代竜"を2枚までコール!"ヘフトスティラコ"、"アルバートテイル"をコール!」

 

"古代竜ティラノレジェンド" : パワー67000(12000+5000+5000*5+5000*5)、☆3

 

「させません!"光輪の解放者マルク"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"サベイジ・シャーマン"。ゲット、ヒールトリガー!ダメージ1枚回復し、"ヘフトスティラコ"にパワー+10000!」

 

"真古代竜ヘフトスティラコ" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)

 

「2枚目、"砲撃竜パラサウランチャー"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ヘフトスティラコ"へ!」

 

"真古代竜ヘフトスティラコ" : パワー39000(9000+5000+5000+10000*2)、☆2

 

 

『ヴァンガードの強烈な一撃は防がれましたが、この"ヘフトスティラコ"のアタックが通れば先導選手は絶体絶命!』

 

『手札2枚で防げるでしょうか。ドッキドキです~。』

 

 

「これでトドメだ、アイチ!"ヘフトスティラコ"でアタック!」

 

"真古代竜ヘフトスティラコ" : パワー39000(9000+5000+5000+10000*2)、☆2

 

「井崎くん...本当に強くなった...でも、僕だって負けられない!"光輪の解放者マルク"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「何!?まだ持ってたのか...くっ、"アルバートテイル"でアタック!」

 

"真古代竜アルバートテイル" : パワー18000(8000+5000+5000)

 

「ダメージチェック、"ふろうがる・解放者"。」

 

「これで追い詰めたぜ。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

井崎 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(裏:4)

 

__□□□

□■□■□■□

V   : 古代竜ティラノレジェンド

Rア1 : 真古代竜ヘフトスティラコ

Rア2 : 真古代竜アルバートテイル

 

□□■■□

_□■■

V   : 孤高の解放者ガンスロッド

R右  : 孤高の解放者ガンスロッド

R中央 : ばーくがる・解放者

R右下 : 小さな解放者マロン

 

アイチ 手札:0枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「このターンで決めます!」

 

「っ...来い!」

 

「スタンド&ドロー。降臨せよ、戦士たちの主!"円卓の解放者アルフレッド"にブレイクライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!そして、"ガンスロッド"のスキルでリアガード3枚にパワー+5000、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"円卓の解放者アルフレッド" : パワー28000(12000+2000*3+10000)

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー17000(12000+5000)

"ばーくがる・解放者" : パワー13000(8000+5000)

"小さな解放者マロン" : パワー13000(8000+5000)

 

「"小さな解放者マロン"をコール。そして、"アルフレッド"のリミットブレイク!CB1し、山札の上から1枚見て、それをコールできます。...立ち上がれ、僕の分身!"ブラスター・ブレード・解放者"をコール!この能力で"ブラスター・ブレード・解放者"をコールしたので、"アルフレッド"のパワー+10000、クリティカル+1!」

 

"円卓の解放者アルフレッド" : パワー38000(12000+2000*3+10000+10000)、☆2

 

「さらに"ブラスター・ブレード・解放者"もスキルでパワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)

 

「行きます!まずは"マロン"で"ヘフトスティラコ"へアタック!スキルでパワー+3000!」

 

"小さな解放者マロン" : パワー16000(8000+3000+5000)

 

「ノーガード。"ヘフトスティラコ"は退却。」

 

「"ばーくがる・解放者"のブースト、"アルフレッド"でヴァンガードにアタック!」

 

"円卓の解放者アルフレッド" : パワー51000(12000+2000*3+10000+10000+13000)、☆2

 

 

「くっ...俺は負けたくない!"砲撃竜パラサウランチャー"、"サベイジ・シャーマン"でガード!」

 

"古代竜ティラノレジェンド" : パワー62000(12000+30000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"円卓の解放者アルフレッド"。2枚目、"猛撃の解放者"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ブラスター・ブレード・解放者"へ!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー39000(9000+5000+5000+10000+10000)、☆2

 

「これで終わりだ!"ブラスター・ブレード・解放者"でアタック!」

 

「くっ...(俺の手札は"草食竜プルートザウルス"...防ぎきれない...!)ノーガード...」

 

 

"ブラスター・ブレード・解放者"のアタックがヒットする。

井崎くんのダメージゾーンにカードが置かれていく。

 

 

"古代竜ディノクラウド"、"古代竜ティラノレジェンド"。

 

 

「っ...俺の負けか......っ...なんだろう、めちゃくちゃ悔しい...」

 

 

パチパチパチパチ

 

 

「っ...!」

 

 

『お聞きください!観客から盛大な拍手が送られていみゃす。』

 

『そ、おーですね。井崎選手も大いに健闘しました。二人の素晴らしいファイトへの拍手でしょうね~。』

 

『はい~。井崎選手、ナイスファイトでした!』

 

 

 

「井崎くん、ありがとう。」

 

「アイチ...」

 

「井崎くんが相手で良かった。これからも一緒に高みを目指そう。」

 

「ああ...よろしくな、アイチ!」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「アイチ君たちが勝ち上がったか。」

 

「そうみたいですね。...楽しみです。アイチ君とファイトできるのが。」

 

「そうだな。(レンがアイチ君とファイトするとなると...俺はやっぱりミサキさんとファイトしたいかな。ジェネシスとのファイトは気になる。)」

 

 

ま、とりあえず決勝まで勝ち上がらなくちゃな。

だけど、本当に楽しみだよ。必ず勝ち上がってこい、アイチ君。

俺たちも必ず勝ち上がってみせる。

 

 

 

 

.



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第七十六話「リベンジマッチ!ナオキvsスイコ」

ユウトside

 

 

『さあ、いよいよ関東第三ブロックも決勝までやってまいりました。』

 

『ここまで勝ち上がってきたのは、アジアサーキット優勝のチームNAL4の3人が所属する福原高校。』

 

『対するは、同じくアジアサーキット準優勝のチームQ4の2人が所属する宮地学園!これは本戦の決勝でもおかしくない組み合わせですね~!』

 

『そ、おーですね!今からもうドッキドキです~!』

 

 

 

ついに決勝まで来た。俺たちはこれまで全戦全勝で勝ち上がってきた。

対するアイチ君たちも、初戦の後江以外には全戦全勝だったようだ。

やはり、安城君が特別だっただけで他に俺たちの相手になるような高校はいなかったようだ。

 

 

「今からもう楽しみだ...この時を待っていた、そんな気分だよ。」

 

「ええ。僕もそんな気分です。」

 

「(ユウトとレン様が燃えている...すごい気迫だわ。)」

 

「ところで、出場順はいつも通りで良いのかしら?」

 

「そうね。あっちに合わせて変えてみる?」

 

「そうだね...レンはアイチ君とファイトしたいんだろ?」

 

「うん。」

 

「なら、レンは大将だな。...俺はミサキさんとファイトしたいし、多分副将で出てくるだろうから副将にさせてほしい。」

 

「なら、残りはじゃんけんで決めましょう。」

 

 

そして、アサカ、スイコさん、ジリアンさんがじゃんけんをする。

結果、先鋒はスイコさん。次鋒にジリアンさん。中堅にアサカとなった。

宮地が俺たちの望み通りの選出をしてくれてるといいんだけどね。

 

 

『さあ、さっそくですが先鋒戦に行きましょう!先鋒戦、宮地学園からは石田ナオキ選手!』

 

「よっしゃあ!行くぜ!」

 

『福原高校からは立凪スイコ選手!』

 

「あら、あの子が相手なのね。うふふ、楽しみだわ。」

 

「スイコさん、頑張って。」

 

「っ!ええ。ユウト君のために勝ってくるわ。」

 

「(な、何だか一気にやる気になったな...)」

 

 

.....

....

...

..

.

 

ナオキside

 

 

「またあんたとファイトすることになるとはな...」

 

「そうね。前回は私の勝ちだったけど...油断はしないわ。ユウト君のために、今回も私が勝つ。」

 

「(な、なんて気迫だ...だけど、俺だって負けられねえ!)行くぜ!」

 

「いつでも。」

 

 

『ファイト開始!』

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"バリット・ドラコキッド"!」

 

「"手当の守護天使ペヌエル"。」

 

 

今日は絶対に負けられねえ。この前みたいに馬鹿みたいにスキル使うんじゃなくて、堅実にファイトを進めていく。

 

 

「俺のターン、ドロー。"ライジング・フェニックス"にライド。"バリット"のスキルで1枚ドローし、ターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 手当の守護天使ペヌエル

 

□■□

□□□

V   : ライジング・フェニックス

 

ナオキ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"尖針の守護天使イオフィエル"にライド。"ペヌエル"のスキルで1枚ドローし、クイックシールドを得るわ。そして、このままバトルよ。"イオフィエル"でヴァンガードにアタック。」

 

"尖針の守護天使イオフィエル" : パワー8000

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"恋の守護者ノキエル"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドローし、パワー+10000。」

 

"尖針の守護天使イオフィエル" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"ドラゴニック・デスサイズ"。」

 

「うふふ、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 尖針の守護天使イオフィエル

 

□■□

□□□

V   : ライジング・フェニックス

 

ナオキ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"サンダーストーム・ドラグーン"にライド。"ダストプラズマ・ドラゴン"、"デモリッション・ドラゴン"をコール。"デモリッション"はスキルでパワー+3000!」

 

"デモリッション・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「バトルだ!"サンダーストーム"でヴァンガードにアタック!」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー9000

 

「うふふ、"ピンキー・デンチュリスト"でガード。」

 

"尖針の守護天使イオフィエル" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"イエロージェム・カーバンクル"。よし!ゲット、クリティカルトリガー!効果は全部"ダストプラズマ"だ!」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「あら...守って正解だったわね。」

 

「"デモリッション"のブースト、"ダストプラズマ"でアタック!」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン" : パワー30000(9000+11000+10000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"後躯の守護天使アールマティ"、"天罰の守護天使ラグエル"。」

 

「おし!2ダメージだぜ。」

 

「ふふ...」

 

 

くそ...余裕そうな態度しやがって。

だが、一度負けた相手だ。油断はしない。暴走もしない。

堅実に、着実にファイトを進めてりゃ勝てるんだ。

 

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 尖針の守護天使イオフィエル

 

□■■

□□■

V   : サンダーストーム・ドラグーン

R右  : ダストプラズマ・ドラゴン

R右下 : デモリッション・ドラゴン

 

ナオキ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"聖火の守護天使サリエル"にライド。まずは"イオフィエル"のスキル。ライドされた時、手札の1枚をダメージゾーンのカードと入れ替えるわ。」

 

「来やがったか...ダメージゾーンを使って戦う戦術...」

 

「ふふ...私は手札の"団結の守護天使ザラキエル"と、ダメージゾーンの"後躯の守護天使アールマティ"を入れ替えるわ。続けて、"サリエル"のスキル。CB1、SB1して山札から"神託の守護天使レミエル"をダメージゾーンに置き、1枚回復。」

 

 

"ザラキエル"ってのは見たことないが、"レミエル"はよく知ってる。

あの連続アタックが決まると守り切れねえ。ダメージが揃う前に何とかしなきゃならねえな。

 

 

「"ベリフルメッズ・エンジェル"をコール。スキルで自身をソウルに置き、手札の"天罰の守護天使ラグエル"と、ダメージゾーンの"神託の守護天使レミエル"を入れ替える。そして、"後躯の守護天使アールマティ"をコール。スキルでSB1し、ダメージゾーンから"天罰の守護天使ラグエル"をコール。山札から1枚を裏でダメージゾーンに置くわ。これでバトルよ。まずは"アールマティ"で"ダストプラズマ"にアタック。」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー9000

 

「っ、ノーガード。"ダストプラズマ"は退却。」

 

「あら、受けるのね。...なら、"サリエル"でヴァンガードにアタック。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー9000

 

「ノーガード!」

 

「ドライブチェック、"礎の守護天使ハスデヤ"。」

 

「ダメージチェック...おっしゃあ!"ワイバーンガード ガルド"!ゲット、ドロートリガーだぜ。1枚ドローして、パワー+10000!」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー19000(9000+10000)

 

「あら、これじゃあ"ラグエル"のアタックは通らないわね。...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□□□

■■■

V   : 聖火の守護天使サリエル

R右  : 天罰の守護天使ラグエル

R左  : 後躯の守護天使アールマティ

 

□■□

□□■

V   : サンダーストーム・ドラグーン

R右下 : デモリッション・ドラゴン

 

ナオキ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"デトニクス・スティンガードラゴン"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!さらに"スティンガー"のスキル発動!CB1し、"ラグエル"をバインド!パワー+5000!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン" : パワー17000(12000+5000)

 

「あら、"デトニクス・ドリルドラゴン"で来ないのね。」

 

「う、うるせえ!今はまだ準備期間なんだよ!」

 

「そう...(ま、あながち間違いでもないけど。つまらないわね。)」

 

「くっ..."ダストプラズマ・ドラゴン"、"ドラゴニック・デスサイズ"をコール。"デスサイズ"のスキルでSB2し、"アールマティ"をバインド!パワー+3000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「さらに"ダストプラズマ"のスキルで"ダストプラズマ"と"デモリッション"のパワー+5000!"デモリッション"は自身のスキルでさらにパワー+3000!」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

"デモリッション・ドラゴン" : パワー16000(8000+3000+5000)

 

「そして、ドロップゾーンの"ライジング・フェニックス"のスキル発動!ドロップからコールし、パワー+3000!」

 

"ライジング・フェニックス" : パワー11000(8000+3000)

 

「行くぜ!"ライジング・フェニックス"でヴァンガードにアタック!」

 

「クイックシールドを使うわ。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー14000(9000+5000)

 

 

ここは防がれると思ってたぜ。まずは1枚、手札を削った。

この調子でどんどん手札を削って、着実にダメージを与えていけば勝てる!

 

 

「"スティンガー"でヴァンガードにアタック!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン" : パワー17000(12000+5000)

 

「"サニースマイル・エンジェル"でガードよ。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー29000(9000+20000)

 

「さあ、トリガーを2枚引けるかしら?」

 

「っ...ツインドライブ、1枚目、"ドラゴンダンサー イルジーナ"。ゲット、ヒールトリガー。」

 

 

 

 

「来た!トリガー!」

 

「石田ならヴァンガードにパワーを与えるでしょうね。」

 

「で、でもセカンドチェックでトリガーが出なかったら...ここはリアガードにパワーを振るべき場面ですよ!?」

 

 

 

そうだよな...次にトリガーが出るとは限らねえ。

だったら確実に次のアタックを通すために、リアガードにパワーを与えるべきだ。

 

 

「ダメージ1枚回復。パワーは"デスサイズ"に与えるぜ。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー27000(9000+3000+5000+10000)

 

「...」

 

「2枚目...っ、"ダストプラズマ・ドラゴン"。」

 

 

トリガーじゃない...

やっぱりさっきのトリガー効果はリアガードに与えて正解だったぜ。

 

 

「続けて、"デモリッション"のブースト、"ダストプラズマ"でアタックだ。」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン" : パワー30000(9000+5000+16000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"スケーリング・エンジェル"。」

 

「ラスト!"デスサイズ"でアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー32000(9000+3000+5000+10000+5000)

 

「それもノーガードよ。ダメージチェック、"恋の守護者ノキエル"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー、パワー+10000。」

 

"聖火の守護天使サリエル" : パワー19000(9000+10000)

 

「ターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)、バ:2

 

□□□

□■□

V   : 聖火の守護天使サリエル

 

■■■■

□□■

V   : デトニクス・スティンガードラゴン

R右  : ダストプラズマ・ドラゴン

R左  : ライジング・フェニックス

R右下 : デモリッション・ドラゴン

Rア1 : ドラゴニック・デスサイズ

 

ナオキ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。...あなた、随分とお利口なファイトをするようになったのね。」

 

「なんだよ、悪ぃかよ!」

 

「そうね...別に悪くないわ。勝つためだもの。でも...つまらないわ。」

 

「な、何!?」

 

 

この女、何を言ってやがる!

勝つために堅実なファイトをする...それの何が悪いんだよ!

 

 

「あなたから感じた熱いファイト...それが全く感じられない。まるで機械とファイトしているみたいだわ。だから...全然怖くない。」

 

「っ...」

 

「残念だわ。...ま、仕方ないわね。"神託の守護天使レミエル"にライド。イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。"後躯の守護天使アールマティ"をコール。スキルでSB1し、ダメージゾーンから"スケーリング・エンジェル"をコール。山札の上から1枚を裏でダメージゾーンへ。(あら、"アールマティ"が落ちたわね。ラッキーだわ。)」

 

 

っ、何だか表情が緩みやがった。

裏だからわからねえが、良いカードがダメージに置かれたか!?

 

 

「"スケーリング・エンジェル"のスキル。ダメージゾーンから表のカードをソウルに置く。..."恋の守護者ノキエル"をソウルに置くわ。そして、ドロップゾーンから"天罰の守護天使ラグエル"をダメージゾーンに置く。」

 

「(くそ...どんどんダメージが入れ替わっていきやがる...)」

 

「"ベリフルメッズ・エンジェル"をコール。スキルで自身をソウルに置き、手札の"礎の守護天使ハスデヤ"と、ダメージゾーンの"天罰の守護天使ラグエル"を入れ替えるわ。そして、"ラグエル"をコール。さらにスキルでCB1し、ドロップゾーンから"聖火の守護天使サリエル"をコール。」

 

 

まだ出てくるのかよ!?

だが、ダメージのカードはほぼ裏..."レミエル"のスキルも発揮されねえぜ。

 

 

「"サリエル"のスキル。CB1、SB1し、山札から"天罰の守護天使ラグエル"をダメージゾーンに置き、1枚回復。これでバトルよ。まずは"ラグエル"で"ダストプラズマ"にアタック。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー9000

 

「(手札に"ダストプラズマ"はあるし、守る必要はねえな。)ノーガード。"ダストプラズマ"は退却。」

 

「なら、"アールマティ"で"デスサイズ"にアタックよ。」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー9000

 

「それもノーガードだ。"デスサイズ"を退却。」

 

「ふふ、次は"レミエル"よ。スキルでSB1し、CC1。ダメージゾーンの表のカードと同名のリアガードをスタンド。ダメージゾーンの表のカードは"ラグエル"と"アールマティ"。よって、2枚をスタンド。2枚スタンドしたので1枚ドロー。さらにリアガードすべてにパワー+5000。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー14000(9000+5000)

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー14000(9000+5000)

"聖火の守護天使サリエル" : パワー14000(9000+5000)

"スケーリング・エンジェル" : パワー13000(8000+5000)

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー12000

 

「"デザートガンナー ガイパン"、"イエロージェム・カーバンクル"でガード!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

 

堅実に守る。これで絶対にアタックは通らねえ。

手札もダメージもまだ余裕はあるんだ。しっかり守らねえとな。

 

 

「うふふ...ツインドライブ、1枚目。"サニースマイル・エンジェル"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"ラグエル"にパワー+10000。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「2枚目、"ピンキー・デンチュリスト"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ラグエル"へ。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー34000(9000+5000+10000*2)、☆2

 

「っ、ダブルトリガー...」

 

「うふふ...ダメージゾーンの裏のカードが1枚以下になったので、"サリエル"はブーストを得るわ。まずは"スケーリング・エンジェル"のブースト、"アールマティ"でヴァンガードにアタック。」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー27000(9000+5000+13000)

 

「ノーガード!ダメージチェック、"デトニクス・スティンガードラゴン"。」

 

「次、"サリエル"のブースト、"ラグエル"でアタック!」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー48000(9000+5000+10000*2+14000)、☆2

 

「させるか!"ドラゴニック・デスサイズ"、"ドラゴンダンサー カタリナ"、"ドラゴンダンサー イルジーナ"でガード!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン" : パワー52000(12000+5000+15000+20000)

 

「あら、そんなに必死で守っちゃって...手札がたった2枚になっちゃったわね。これじゃあ"デトニクス・ドリルドラゴン"のスキルも使えないんじゃないかしら。」

 

「くっ、うるせえ!これでターンエンドか!?」

 

「うふふ、そう怒らないで。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)、バ:2

 

■□■

■■■

V   : 神託の守護天使レミエル

R右  : 天罰の守護天使ラグエル

R左  : 後躯の守護天使アールマティ

R右下 : 聖火の守護天使サリエル

R左下 : スケーリング・エンジェル

 

■■□□

□□■

V   : デトニクス・スティンガードラゴン

R左  : ライジング・フェニックス

R右下 : デモリッション・ドラゴン

 

ナオキ 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

『さあ、互いにグレード3にライドしましたが...現在ダメージは2vs3。拮抗していますが、手札やリアガードの状況が大きく異なりますね~。』

 

『そ、おーですね。立凪選手はリアガードがほぼ埋まっており、手札も7枚、しかも1枚は完全ガードとなるプロテクト。攻撃も防御も万全の状況。対する石田選手はリアガードはグレード1のみ、手札も2枚とボロボロ...ダメージでは勝っていますが、厳しい状況です~。』

 

『ここからの巻き返しを期待したいところですね。』

 

『はい~。』

 

 

 

チッ...わかってるよ...だが、ここで終わる男じゃねえぜ。

この石田ナオキ様はよ!

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"デトニクス・スティンガードラゴン"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!」

 

「(また..."デトニクス・ドリルドラゴン"じゃないのね。本当につまらない。)」

 

「まずはライドされた"スティンガー"のスキル!リアガードにコールし、ヴァンガードのパワー+10000!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン"(V) : パワー22000(12000+10000)

 

「そして、CB1することで"アールマティ"をバインド!パワー+5000!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン"(R右) : パワー17000(12000+5000)

 

「同じスキルをヴァンガードが発動!CB1で"ラグエル"をバインド!パワー+5000!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン"(V) : パワー27000(12000+10000+5000)

 

「"ライジング・フェニックス"を後列へ移動。そして、"サンダーストーム・ドラグーン"、"ダストプラズマ・ドラゴン"をコール。"サンダーストーム"と"デモリッション"はスキルでパワーアップだぜ。」

 

"デモリッション・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「行くぜ!ヴァンガードの"スティンガー"でアタック!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン"(V) : パワー27000(12000+10000+5000)

 

「(トリガーを引かれても面倒ね...)プロテクトを使うわ。手札を1枚捨てて、完全ガード。」

 

 

『立凪選手、ここはプロテクトを使用!』

 

『そ、おーですね。ここでクリティカルを引かれると厄介です。しっかり守って、残りのアタックをどう防ぐか考えているんじゃないでしょうか。』

 

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"ライジング・フェニックス"。2枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー!効果は全部リアガードの"スティンガー"だ!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン"(R右) : パワー27000(12000+5000+10000)、☆2

 

 

『出た!クリティカルトリガー!』

 

『立凪選手、ナイス判断のナイスガードですね~。』

 

 

「次はこいつだ!"ライジング・フェニックス"のブースト、"ダストプラズマ"でアタック!」

 

"ダストプラズマ・ドラゴン" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"聖火の守護天使サリエル"。」

 

「これでトドメだ!"デモリッション"のブースト、"スティンガー"でアタック!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン"(R右) : パワー38000(12000+5000+10000+11000)、☆2

 

「"ピンキー・デンチュリスト"、"サニースマイル・エンジェル"でガードよ。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー47000(12000+15000+20000)

 

「くっ..."サンダーストーム"でアタック!」

 

"サンダーストーム・ドラグーン" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"恋の守護者ノキエル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引いて、パワー+10000。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー22000(12000+10000)

 

 

「なっ!?またドロートリガーかよ!?」

 

「うふふ、ついてるわ。」

 

「くっ...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)、バ:4

 

■□■

□■□

V   : 神託の守護天使レミエル

R右下 : 聖火の守護天使サリエル

R左下 : スケーリング・エンジェル

 

■■■■

■□■

V   : デトニクス・スティンガードラゴン

R右  : デトニクス・スティンガードラゴン

R左  : ダストプラズマ・ドラゴン

R右下 : デモリッション・ドラゴン

R左下 : ライジング・フェニックス

Rア1 : サンダーストーム・ドラグーン

 

ナオキ 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(裏:2)

--------------------------------------------------

 

「ふふ、どうやらもうすぐフィナーレのようね。」

 

「っ...」

 

「スタンド&ドロー。ライドフェイズ開始時、"レミエル"のスキル発動。山札から1枚をダメージゾーンに置き、ダメージゾーンから"天罰の守護天使ラグエル"を手札に加えるわ。」

 

 

くそ...バインドしても、次から次へとダメージゾーンから手札に加えたり、コールしたりしやがる。しかも今のスキルで"スケーリング・エンジェル"がダメージゾーンに置かれやがった。

 

 

「"ラグエル"をコール。スキルでCB1し、ドロップゾーンから"ベリフルメッズ・エンジェル"をコール。そのまま"ベリフルメッズ"のスキルを使うわ。ソウルに置き、手札の"スケーリング・エンジェル"と、ダメージゾーンの"恋の守護者ノキエル"を入れ替える。さらに"聖火の守護天使サリエル"をコール。スキルでCB1、SB1することで山札から"天罰の守護天使ラグエル"をダメージゾーンに置き、1枚回復。」

 

 

っ...これでダメージゾーンの表のカードと同名のユニットは4枚か。

 

 

「行くわよ。"サリエル"のブースト、"ラグエル"でヴァンガードにアタック。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー18000(9000+9000)

 

「"ライジング・フェニックス"でガード!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン"(V) : パワー22000(12000+10000)

 

「次、"スケーリング・エンジェル"のブースト、"サリエル"でヴァンガードにアタック。」

 

"聖火の守護天使サリエル"(R左) : パワー17000(9000+8000)

 

「"サンダーストーム"、"ダストプラズマ"でインターセプト!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン" : パワー22000(12000+5000*2)

 

「なら、"レミエル"でヴァンガードにアタック!スキルでSB1し、CC1。ダメージゾーンの表のカードと同名のカードをすべてスタンド!4枚すべてスタンドするわ。4枚スタンドしたので2枚ドローし、リアガードすべてにパワー+5000。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー14000(9000+5000)

"聖火の守護天使サリエル"(R左) : パワー14000(9000+5000)

"聖火の守護天使サリエル"(R右下) : パワー14000(9000+5000)

"スケーリング・エンジェル" : パワー13000(8000+5000)

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー12000

 

「"イエロージェム・カーバンクル"でガード!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン"(V) : パワー27000(12000+15000)

 

 

『石田選手!決死のガード!』

 

『まだダメージ2ですが、立凪選手のトリガー次第ではこのターンで敗北する可能性もありますからね~。』

 

『しかし、今のガード値ではトリガー2枚でアタックが通ってしまいます!』

 

 

「うふふ...それでいいのかしら?残り1枚をガードに使わなくて。」

 

「...ああ。これでいい。」

 

「そう...なら、ツインドライブ、1枚目、"恋の守護者ノキエル"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドローし、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー22000(12000+10000)

 

「っ...」

 

「2枚目..."神託の守護天使レミエル"。残念、ノートリガーね。」

 

 

 

『防いだ!これで残りのアタックがすべて通っても敗北はありません!』

 

『しかし、残りの手札は1枚。どこにアタックされても防げないでしょうね~。』

 

 

 

「ふふ、今更リアガードにアタックする必要もないわね。2枚ともヴァンガードにアタックよ。」

 

"天罰の守護天使ラグエル" : パワー28000(9000+5000+14000)

"聖火の守護天使サリエル"(R左) : パワー27000(9000+5000+13000)

 

 

「どっちもノーガード。ダメージチェック、"レッドリバー・ドラグーン"、"ワイバーンガード ガルド"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドローして、パワー+10000。」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン"(V) : パワー22000(12000+10000)

 

「っ...("デトニクス・ドリルドラゴン"...)」

 

「ふふ、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:9枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:5)、バ:4

 

■□■

■■■

V   : 神託の守護天使レミエル

R右  : 天罰の守護天使ラグエル

R左  : 聖火の守護天使サリエル

R右下 : 聖火の守護天使サリエル

R左下 : スケーリング・エンジェル

 

□■■□

■□■

V   : デトニクス・スティンガードラゴン

R右  : デトニクス・スティンガードラゴン

R右下 : デモリッション・ドラゴン

R左下 : ライジング・フェニックス

 

ナオキ 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「くっ、俺のターン、スタンド&ドロー。"デトニクス・ドリルドラゴン"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!」

 

「っ、ふふ...ついに来たわね。(でも私の手札には守護者が3枚ある。いくらヴァンガードをスタンドしてアタックしてきても、守護者で守り切ってあげる。)」

 

 

 

 

「石田のやつ、スキルは使うでしょうか...」

 

「そうね...確かにヴァンガードがスタンドするのは単純で強い。でも後列が残っていて、前列へ移動させた上、退却やバインドする手段がない以上、手札を2枚使わなければいけない....」

 

「石田の手札は今3枚だから、展開できて残り1枚。すべての手札を使ってまでスタンドを狙うか、リアガードを展開してアタックした方が良いか...微妙なところね。」

 

 

 

 

「っ....(あいつの手札は9枚...いくらヴァンガードがスタンドしたところで倒し切れるかわからねえ。それにあいつのソウルは0枚。次のターン、"レミエル"のスキルは使えねえ。だったらここは手札を温存して次のターンを耐えるべきなんじゃねえのか...?)」

 

 

 

「ナオキくん!」

 

「っ!?(アイチ?)」

 

「自分を信じて!自分のファイトをするんだ!」

 

「自分のファイト...」

 

「僕は君を信じてる!だから、君は君の信じるファイトをするんだ!」

 

 

俺のファイト...俺の信じるファイト...

 

 

「そうだ...俺、熱くなるためにヴァンガードを始めたんだ。なのに、いつの間にか勝ちにこだわって、自分のファイトを見失ってた...」

 

 

俺が本当にしたいファイト...俺のファイトをする!

勝ち負けなんて二の次だ!熱く燃え上がるファイトをしてやるぜ!

 

 

「ライドされた"スティンガー"のスキル発動!リアガードにコールし、ヴァンガードのパワー+10000!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「さらにスキル発動!CB1し、"ラグエル"をバインド!パワー+5000!」

 

"デトニクス・スティンガードラゴン"(R左) : パワー17000(12000+5000)

 

「そして、"デザートガンナー ガイパン"をコール!」

 

「っ、"ガイパン"ですって!?」

 

 

 

『ここで"デザートガンナー ガイパン"!』

 

『"ガイパン"はヴァンガードがアタックしたバトル終了時、ユニット1枚にパワー+3000し、そのユニットのアタックに守護者を使用できなくします!そして、"デトニクス・ドリルドラゴン"はバトル終了時にスタンドできる!』

 

『つまり、相性が良いカードということですね!』

 

『その通り!立凪選手は合計2回分のアタックは守護者を使えません!これがどう転ぶか、ドッキドキです~!』

 

 

 

「行くぜ、セーラー服!まずは"デトニクス・ドリルドラゴン"でヴァンガードにアタック!スキルでCB1し、"サリエル"をバインド!そして、相手リアガードと同じ枚数、つまり2枚の手札を捨てることで、このバトル終了時にこいつをスタンドし、パワー+5000、ドライブ-1だ!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー12000

 

「っ、"恋の守護者ノキエル"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

 

『立凪選手、ここで守護者を使用!』

 

『捨てたカードはグレード3...次のアタックに備えて、ガード値のあるユニットを温存する作戦ですね~。』

 

 

「限界を突き破る!ブレイクタイムだ!ツインドライブ、1枚目、"ドラゴンダンサー カタリナ"!ゲット、フロントトリガー!前列にパワー+10000!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー32000(12000+10000+10000)

"デトニクス・スティンガードラゴン"(R右) : パワー22000(12000+10000)

"デトニクス・スティンガードラゴン"(R左) : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「2枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー!効果は全部ヴァンガードだ!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー42000(12000+10000+10000*2)、☆2

 

 

『アタックは通りません!ですがダブルトリガー!』

 

『これでさらにガードが難しくなりましたね~!』

 

 

「スキル発動!スタンドし、パワー+5000、ドライブ-1!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー47000(12000+10000+10000*2+5000)、☆2

 

「さらに"ガイパン"のスキル発動!"ドリルドラゴン"にパワー+3000し、そのユニットのアタック時に守護者を使用できなくする!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー50000(12000+10000+10000*2+5000+3000)、☆2

 

「"ガイパン"のブースト、"ドリルドラゴン"でもう一度アタックだ!」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー57000(12000+10000+10000*2+5000+3000+7000)、☆2

 

「っ、通さないわ!"スケーリング・エンジェル"と、"サニースマイル・エンジェル"2枚でガード!」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー62000(12000+10000+20000*2)

 

 

 

『合計パワー62000!対する石田選手のアタックは57000!』

 

『トリガーが出ればアタックが通ります!しかし今の"ドリルドラゴン"のドライブは1!チャンスは1回です!』

 

 

 

「(私の手札は残り、"懲罰の守護天使シェミハザ"、"ピンキー・デンチュリスト"と、"恋の守護者ノキエル"2枚..."ガイパン"のスキルをどちらに与えてもガードに必要なシールド値は3万。もう片方は守護者で防げる。...トリガーが出なければ私の勝ちよ。)」

 

「...(引く。トリガーを引いて、俺が勝つ!)」

 

「(うふふ...こんなにドキドキするファイトができるなんて...本当、面白い子。)」

 

 

 

『さあ!運命のドライブチェック!』

 

『ドッキドキのトリガーチェックです!』

 

 

「ドライブチェック...」

 

「っ...」

 

「..."イエロージェム・カーバンクル"。」

 

「く、クリティカルトリガー...ですって...」

 

 

 

『引いた~!石田選手、渾身のクリティカルトリガー!』

 

『これでヴァンガードのパワーは57000、クリティカルは3!しかも立凪選手のヒールトリガーは既に4枚すべてが場に出ています。』

 

 

「私の負けね...」

 

「へへ...効果は全部ヴァンガードだぜ。」

 

"デトニクス・ドリルドラゴン" : パワー67000(12000+10000+10000*3+5000+3000+7000)、☆3

 

 

「ダメージチェック、"団結の守護天使ザラキエル"。」

 

 

『勝者、宮地学園、石田ナオキ選手!』

 

 

「おっしゃあああ!」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

ユウトside

 

 

「ごめんなさい、負けちゃったわ。」

 

「ふん。ユウトが率いるこの部に黒星を付けるなんて。万死に値するわ。」

 

「こらこら、アサカ。...ナイスファイトだったよ、スイコさん。お疲れ様。とりあえず座りなよ。」

 

「ええ。...じゃあ、失礼して。」

 

 

そう言って、スイコさんは俺の隣に座る。

距離がめちゃくちゃ近いんだが...

 

 

「ちょっと!近すぎよ!もっと離れなさい!」

 

「あら、いいじゃない。アサカさんだってユウト君に密着してるわけだし。」

 

「わ、私はいいのよ!」

 

 

 

「にぎやかね。...ユウト、あたしが勝ってくるわ。」

 

「ああ、任せるよ。頑張って、ジリアンさん。」

 

 

『さあ、続く次鋒戦!福原高校からはジリアン・チェン選手!』

 

『対する宮地学園からは、戸倉ミサキ選手!』

 

 

「えっ!?ミサキさんが次鋒戦!?」

 

「これは意外でしたね。」

 

 

マジか...さすがにアイチ君は大将だろうから、ファイトしたかった相手とファイトできずに終わるのか。仕方ないけど、割り切れないなぁ。

 

 

 

.



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第七十七話「ジリアンvsミサキ」

ジリアンside

 

 

「まさかあんたとファイトすることになるなんてね。」

 

「そうね。あたしも次鋒戦はアサカが出てくると思ってた。」

 

「ああ、だからあんたが次鋒戦に出てきたのね。ユウトも気の毒ね。」

 

「あいつが?」

 

「そうよ。ユウトはあんたとファイトしたがってたの。...ま、こうなったからにはあたしがあんたを叩き潰して、まずは1勝と行こうかしら。」

 

 

スイコが負けたけど、あたしが勝てば問題ないでしょ。

それに最近は調子も良いし、今回もサクッと勝っちゃいましょう。

 

 

「ふん...あんまり調子に乗ってると、痛い目見るよ。」

 

「そうかしら。試してみようじゃない。」

 

 

『ファイト開始!』

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

 

「"始まりの波紋アレックス"。」

 

「"星を射る弓アルテミス"。」

 

 

「あたしのターン、ドロー。"静かなる波紋ソティリオ"にライド。"アレックス"のスキルで1枚ドローし、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 星を射る弓アルテミス

 

□■□

□□□

V   : 静かなる波紋ソティリオ

 

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"来援の魔術師コムニス"にライド。"アルテミス"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。さらに"コムニス"のスキルで手札を1枚ソウルに置き、1枚ドロー。」

 

 

ソウルに入れたのは"挺身の女神クシナダ"...ドロートリガーね。

確か"神託の女王ヒミコ"を使ってた。それの仕込みってわけね。

 

 

「"コムニス"でアタックよ。」

 

"来援の魔術師コムニス" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"戦巫女ククリヒメ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"来援の魔術師コムニス" : パワー18000(8000+10000)、☆2

 

「っ、いきなりご挨拶ね。...ダメージチェック、"轟く波紋ジノビオス"、"ティアーナイト テオ"。」

 

「まずはこんなものよ。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 来援の魔術師コムニス

 

□■□

□□□

V   : 静かなる波紋ソティリオ

 

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"高まる波紋パヴロス"にライド。ソウルに"ソティリオ"があるので、"パヴロス"は常にパワー+1000。」

 

"高まる波紋パヴロス" : パワー10000(9000+1000)

 

 

手札は悪くない。ここは一気に攻めてダメージ差を埋める!

 

 

「"ティアーナイト ラザロス"、"ティアーナイト テオ"、"戦場の歌姫ネリッサ"、"発光信号のペンギン兵"をコール。」

 

 

『おっと!チェン選手、一気にリアガードを4枚コール!』

 

『アクアフォースは連続アタックを得意とします。先ほどのクリティカルのお返しと言わんばかりの連続アタックを決めてくるでしょうね~。』

 

 

 

「行くわよ。まずは"テオ"でアタック!」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー8000

 

「クイックシールドを使用。」

 

"来援の魔術師コムニス" : パワー13000(8000+5000)

 

「なら、"ペンギン兵"のブースト、"パヴロス"でアタック。スキルでCB1、SB1することで"テオ"をスタンド。」

 

"高まる波紋パヴロス" : パワー18000(9000+1000+8000)

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"テオ"にパワー+10000!」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"神託の女王ヒミコ"。」

 

「次はもう一度"テオ"でアタック!」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー18000(8000+10000)

 

「"戦巫女ククリヒメ"でガード!」

 

"来援の魔術師コムニス" : パワー23000(8000+15000)

 

「なら、"ネリッサ"のブースト、"ラザロス"でアタック!スキルでパワー+3000!」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー20000(9000+3000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"挺身の女神クシナダ"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドローし、パワー+10000。」

 

"来援の魔術師コムニス" : パワー18000(8000+10000)

 

「ふん、ドロートリガーなんてラッキーね。ターン終了時、"ネリッサ"のスキル。レストしているリアガードが4枚以上なので、ソウルに置き1枚ドロー。これで終わりよ。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 来援の魔術師コムニス

 

■■■

□■□

V   : 高まる波紋パヴロス

R右  : ティアーナイト テオ

R左  : ティアーナイト ラザロス

R中央 : 発光信号のペンギン兵

 

ジリアン 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"戦巫女シタテルヒメ"にライド。"黄昏の狩人アルテミス"、"星夜の強弓ウリクセス"をコール。行くわよ!"シタテルヒメ"でアタック!」

 

"戦巫女シタテルヒメ" : パワー10000

 

「"スーパーソニック・セイラー"でガード!」

 

"高まる波紋パヴロス" : パワー25000(9000+1000+15000)

 

「ドライブチェック、"大鍋の魔女ローリエ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"アルテミス"にパワー+10000。」

 

"黄昏の狩人アルテミス" : パワー20000(10000+10000)

 

「次よ。"ウリクセス"でアタック!」

 

"星夜の強弓ウリクセス" : パワー10000

 

「"ティアーナイト ラザロス"でガード。」

 

「アタック終了時、ソウルに置き、1枚ドロー、SC1。そして、"アルテミス"でヴァンガードにアタック。」

 

"黄昏の狩人アルテミス" : パワー20000(10000+10000)

 

「(神装ゲージを付けられるから受けたくないけど...)ノーガードよ。ダメージチェック、"静かなる波紋ソティリオ"。」

 

「アタックがヒットしたので、ソウルから1枚を神装ゲージを付ける。そして"アルテミス"は神装ゲージ1枚につき、常にパワー+10000よ。」

 

"黄昏の狩人アルテミス" : パワー20000(10000+10000)

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:7枚、ソウル:4枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

■■□

V   : 戦巫女シタテルヒメ

R左  : 黄昏の狩人アルテミス

 

■■■

□■□

V   : 高まる波紋パヴロス

R右  : ティアーナイト テオ

R左  : ティアーナイト ラザロス

R中央 : 発光信号のペンギン兵

 

ジリアン 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"轟く波紋ジノビオス"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"ジノビオス"はソウルに"パヴロス"があるので、常にパワー+1000。」

 

"轟く波紋ジノビオス" : パワー13000(12000+1000)

 

「"コーラル・アサルト"をコール。」

 

 

さっきは手札が良かったけど、今は手札が悪いわね。

アタック回数は問題ないけど、パワーが低すぎる。

 

 

「ジリアンさん、頑張れ~。」

 

「っ!」

 

 

ユウトが応援してくれている...だったらこのファイト、負けるわけにはいかないわね。ま、最初から負けるつもりは全くなかったけど。

 

 

「行くわよ!まずは"テオ"でアタック!」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー8000

 

「ま、このアタックは通らないわ。次はこの子よ!"ラザロス"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+3000!」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー12000(9000+3000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"黄昏の狩人アルテミス"。」

 

「次!"コーラル・アサルト"でアタック!」

 

"コーラル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「"来援の魔術師コムニス"でガード。」

 

"戦巫女シタテルヒメ" : パワー20000(10000+10000)

 

「行け、"ジノビオス"!"ペンギン兵"のブーストでアタック!」

 

"轟く波紋ジノビオス" : パワー21000(12000+1000+8000)

 

「ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"アウトライド・ドラコキッド"。ゲット、フロントトリガー。前列すべてにパワー+10000。」

 

"轟く波紋ジノビオス" : パワー31000(12000+1000+8000+10000)

"ティアーナイト テオ" : パワー18000(8000+10000)

"ティアーナイト ラザロス" : パワー19000(9000+10000)

"コーラル・アサルト" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「2枚目、"リップタイド・ドラゴン"。」

 

「っ、ダメージチェック、"星夜の強弓ウリクセス"。」

 

「"ジノビオス"のスキル発動!CB1、手札を1枚捨てるわ。」

 

 

"リップタイド"は残しておきたいし、もったいないけど"アウトライド・ドラコキッド"を捨てることにしようかしら。"コーラル"のスキルで1枚引けるし、いいでしょ。

 

 

「"コーラル・アサルト"をスタンドし、パワー+5000。」

 

"コーラル・アサルト" : パワー29000(9000+5000+10000+5000)

 

「そして、アタック!レストしている他のユニットが4枚以上なので、パワー+15000!」

 

"コーラル・アサルト" : パワー44000(9000+5000+10000+5000+15000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"サイバー・タイガー"。」

 

「ふふ、無駄なトリガーね。残念だけど。」

 

「うるさいよ!...続けな。」

 

「じゃあ、エンドフェイズ。このターン4回以上アタックしているので、"コーラル・アサルト"のスキル発動。ソウルに置き、1枚ドロー。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:6枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□□□

■■□

V   : 戦巫女シタテルヒメ

R左  : 黄昏の狩人アルテミス

 

■■■□

□■□

V   : 轟く波紋ジノビオス

R右  : ティアーナイト テオ

R左  : ティアーナイト ラザロス

R中央 : 発光信号のペンギン兵

 

ジリアン 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"神託の女王ヒミコ"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー23000(13000+10000)

 

「"戦巫女ミヒカリヒメ"をコール。スキル発動。次に支払うSBのコストが3減るわ。」

 

 

つまり、"ヒミコ"のスキルがSB2で発動できるってわけね。

なかなか良いカードじゃない。相手をしているあたしとしては厄介極まりないカードだけど。

 

 

「"ヒミコ"のスキル。SB2し、ソウルから"挺身の女神クシナダ"を山札の下へ。相手のヴァンガードのグレード分、トリガー効果が発動する。よって、3回発動するわ。3枚引き、パワーはすべてヴァンガードに与える。」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー53000(13000+10000+10000*3)

 

「さらに"月夜の戦神アルテミス"をコール。スキルでソウルから1枚を神装ゲージとして置く。そして、"天地の弓弦アルテミス"をコール。」

 

「(今は関係ないけど、もし"アルテミス"にライドされたら厄介だわ...)」

 

「行くわ。"ヒミコ"でアタックよ!」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー53000(13000+10000+10000*3)

 

「さすがに守るのは無理ね。ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"天地の弓弦アルテミス"。2枚目、"サイバー・タイガー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"黄昏の狩人"へ!」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー53000(13000+10000+10000*3)、☆2

"黄昏の狩人アルテミス" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「ダメージチェック、"コーラル・アサルト"、"高まる波紋パヴロス"。」

 

「"天地の弓弦"のブースト、"月夜の戦神"でアタック!スキルでソウルから1枚を神装ゲージとして置く!」

 

"月夜の戦神アルテミス" : パワー21000(13000+8000)

 

「"アウトライド・ドラコキッド"でガード!」

 

"轟く波紋ジノビオス" : パワー28000(12000+1000+15000)

 

「"ミヒカリヒメ"のブースト、"黄昏の狩人"でヴァンガードにアタック!」

 

"黄昏の狩人アルテミス" : パワー38000(10000+10000+10000+8000)

 

「くっ...仕方ないわね。"翠玉の盾パスカリス"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「(これで手札は2枚。"リップタイド"と後1枚...)ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■□■

■■■

V   : 神託の女王ヒミコ

R右  : 月夜の戦神アルテミス

R左  : 黄昏の狩人アルテミス

R右下 : 天地の弓弦アルテミス

R左下 : 戦巫女ミヒカリヒメ

 

■■■□

□■□

V   : 轟く波紋ジノビオス

R右  : ティアーナイト テオ

R左  : ティアーナイト ラザロス

R中央 : 発光信号のペンギン兵

 

ジリアン 手札:2枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

『さあ、ここまででダメージ4vs5。互いに一歩も譲らないファイトです!』

 

『しかし戸倉選手は手札を多く持っています。チェン選手は2枚と少なめ。この状態がどう影響するか...ドッキドキです。』

 

『はい、ドッキドキですね!』

 

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。」

 

 

このターンで決める、そのつもりで攻めないと負ける...

ユウトが応援してくれてるのに、負けるわけにはいかないのよ!

 

 

「"轟く波紋ジノビオス"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!ソウルにグレード3の"波紋"があるので、元々のクリティカルが2になる!」

 

"轟く波紋ジノビオス" : パワー13000(12000+1000)、☆2

 

「"リップタイド・ドラゴン"、"静かなる波紋ソティリオ"をコール。"ソティリオ"のスキルで手札のトリガーユニットを捨て、山札から"轟く波紋ジノビオス"を手札に加える!」

 

 

 

『おお!これで"ジノビオス"のスキルを発動する準備が整いました!』

 

『そ、おーですね!4回目以降のアタック、手札とCBを要しますが、リアガードとヴァンガードがスタンドする強力なスキルが発動します!』

 

 

「行くわよ!"テオ"でアタック。このアタックは通らない。でも1回目のアタックよ。」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー8000

 

「次、2回目!"ラザロス"でアタック!スキルでパワー+3000!」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー12000(9000+3000)

 

「(今の内にダメージを受けておく...ノーガード。ダメージチェック、"戦巫女ククリヒメ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー23000(13000+10000)

 

 

っ...トリガーを引かれるなんて...いや、まだ終わってない!

後1ダメージ...絶対に勝つ...!

 

 

「"ソティリオ"で"月夜の戦神アルテミス"にアタック!」

 

"静かなる波紋ソティリオ" : パワー13000(8000+5000)

 

「"猫の魔女クミン"でガード!」

 

"月夜の戦神アルテミス" : パワー23000(13000+10000)

 

「だったら..."リップタイド"でアタック!スキルでパワー+20000!」

 

"リップタイド・ドラゴン" : パワー37000(12000+5000+20000)

 

「"サイバー・タイガー"でガード!」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

 

くっ...トリガーが出てなかったらもっと手札を削れてたのに...!

 

 

「"ペンギン兵"のブースト、"ジノビオス"でアタック!」

 

"轟く波紋ジノビオス" : パワー21000(12000+1000+8000)、☆2

 

「"大鍋の魔女ローリエ"でガードよ!」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー43000(13000+10000+20000)

 

「くっ!ツインドライブ、1枚目、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"リップタイド"へ!」

 

"リップタイド・ドラゴン" : パワー27000(12000+5000+10000)、☆2

 

「2枚目、"アウトライド・ドラコキッド"。ゲット、フロントトリガー!前列すべてにパワー+10000!」

 

"轟く波紋ジノビオス" : パワー31000(12000+1000+8000+10000)、☆2

"ティアーナイト テオ" : パワー18000(8000+10000)

"ティアーナイト ラザロス" : パワー19000(9000+10000)

"静かなる波紋ソティリオ" : パワー23000(8000+5000+10000)

"リップタイド・ドラゴン" : パワー37000(12000+5000+10000*2)、☆2

 

「アタック終了時、CB1、手札を1枚捨てることで"リップタイド・ドラゴン"をスタンドし、パワー+5000!」

 

"リップタイド・ドラゴン" : パワー42000(12000+5000+10000*2+5000)、☆2

 

「このコストで"轟く波紋ジノビオス"を捨てた時、ダメージが4枚以上ならさらに手札を2枚捨て、自身をスタンド!ドライブ-2!もう一度アタック!」

 

"轟く波紋ジノビオス" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「"戦巫女ククリヒメ"でガード!」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「これでトドメよ!"リップタイド・ドラゴン"でアタック!スキルでパワー+20000!」

 

"リップタイド・ドラゴン" : パワー62000(12000+5000+10000*2+5000+20000)、☆2

 

「させない!"挺身の女神クシナダ"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

 

っ...守護者が残っていた...これであたしのアタックはすべて終了。

しかも手札が0枚...ダメージは5...終わった...

 

 

「ターン...エンド...」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:2枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

■□■

■■■

V   : 神託の女王ヒミコ

R右  : 月夜の戦神アルテミス

R左  : 黄昏の狩人アルテミス

R右下 : 天地の弓弦アルテミス

R左下 : 戦巫女ミヒカリヒメ

 

■■■■■

_□■□

V   : 轟く波紋ジノビオス

R右  : ティアーナイト テオ

R左  : ティアーナイト ラザロス

R中央 : 発光信号のペンギン兵

Rア1 : 静かなる波紋ソティリオ

Rア2 : リップタイド・ドラゴン

 

ジリアン 手札:0枚、ソウル:5枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

--------------------------------------------------

 

『チェン選手、決死のアタックでしたが...』

 

『戸倉選手がしっかりと守り切りましたね。ですが戸倉選手がトリガーを引いていなければこのターンで決着がついていたかもしれません。』

 

 

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。あたしは最後まで油断せず行くよ。"月夜の戦神アルテミス"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"月夜の戦神アルテミス"(V) : パワー33000(13000+10000*2)

 

「スキルにより、神装ゲージを持つユニットはパワー+5000。」

 

"月夜の戦神アルテミス"(R右) : パワー18000(13000+5000)

"黄昏の狩人アルテミス" : パワー25000(10000+10000+5000)

"天地の弓弦アルテミス" : パワー13000(8000+5000)

 

「バトル!ヴァンガードの"アルテミス"でアタック!」

 

「ふ...ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"サイバー・タイガー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。スキルにより、神装ゲージを持つユニットもヴァンガードが得たトリガー効果を得る。」

 

"月夜の戦神アルテミス"(V) : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆2

"月夜の戦神アルテミス"(R右) : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

"黄昏の狩人アルテミス" : パワー35000(10000+10000+5000+10000)、☆2

"天地の弓弦アルテミス" : パワー23000(8000+5000+10000)、☆2

 

「2枚目、"月夜の戦神アルテミス"。...さあ、2ダメージよ。」

 

「っ...ダメージチェック、"ブレブボンバー・ドラゴン"。」

 

 

『決まった~!次鋒戦、勝者は宮地学園、戸倉ミサキ選手!』

 

『これで宮地学園が2勝。予選突破に大手をかけました!』

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「ごめんなさい...」

 

「ドンマイだよ、ジリアンさん。」

 

「ふん...あなたたち、少しはユウトの率いるチームに所属している自覚をもってほしいわね。」

 

「こらこら、アサカ。」

 

「うふふ、次は私ね。必ず勝って、ユウトとレン様に繋げるわ。」

 

 

『さあ、中堅戦に行きましょう!福原高校からは、鳴海アサカ選手!』

 

『満を持して、チームAL4の一人が登場ですね~。』

 

『対する宮地学園からは、立凪コーリン選手!』

 

 

アサカの相手はコーリンさんか。

コーリンさんもなかなかのファイターだからな。

でも、アサカなら勝ってくれる。それは信じられる。

 

 

「アサカ、勝利を待ってるよ。」

 

「っ!...ええ、必ず。ユウトに勝利を捧げるわ。」

 

 

 

 

.



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第七十八話「勝利への想い」

サロメ間に合わなかった、残念。


アサカside

 

 

「よろしく、立凪コーリン。」

 

「ええ。...私が勝てば宮地の勝ち。勝たせてもらうわ。」

 

「ふふ...それは無理ね。ユウトに勝利を誓ったもの。私が負けるわけないじゃない。」

 

「ふっ、ユウトの前で私が負けるわけないわ。見せてあげる、ユウトへの愛を!」

 

 

 

『な、何だかお二人とも燃えておりみゃす。』

 

『久導選手への熱い想いをぶつけ合ってますね~。青春ドッキドキです~。』

 

『とにかく、ファイトを始めてもらいましょう!』

 

 

『ファイト開始!』

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

 

「"ぐらいむ"。」

 

「"銀の茨のお手伝い イオネラ"。」

 

 

「私のターン、ドロー。"集約の宝石騎士モルウィドゥス"にライド。"ぐらいむ"のスキルで1枚引き、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イオネラ

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"銀の茨のお手伝い イリナ"にライド。"イオネラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るわ。さらに"銀の茨の手品師 ロミー"をコール。スキルで自身をレストし、ソウルへ置く。山札から3枚見て、"銀の茨の手品師 ロミー"、"銀の茨の短刀芸 リネーア"をソウルに置き、残りを山札の下へ。」

 

 

『鳴海選手、1ターン目からソウルを溜めていきます!』

 

『このソウルがペイルムーンにとっては大事なんですね~。』

 

 

 

「バトルよ。"イリナ"でアタック。」

 

"銀の茨のお手伝い イリナ" : パワー8000

 

「(今の私にCBはいらない。序盤でダメージを受けすぎると後々の連続アタックが厳しい...ここは守る。)"幸運の運び手エポナ"でガード!」

 

"集約の宝石騎士モルウィドゥス" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"銀の茨の手品師 ロミー"。...ま、仕方ないわね。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:4枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"炸裂の宝石騎士レイル"にライド。"モルウィドゥス"のスキルで1枚ドロー。"小さな賢者マロン"、"雄剣の騎士ルーシャス"をコールするわ。」

 

「(ドロー系の能力が多いわね。スキルで手札を使わずコールしつつ、ドローもしていくって感じかしらね。)」

 

「"マロン"でアタック!」

 

"小さな賢者マロン" : パワー8000

 

「クイックシールドを使用するわ。」

 

"銀の茨のお手伝い イリナ" : パワー13000(8000+5000)

 

「なら、"ルーシャス"のブースト、"レイル"でアタックよ。」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー18000(10000+8000)

 

「それはノーガード。」

 

「ドライブチェック、"刺衝の騎士レガウ"。」

 

「ダメージチェック、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。」

 

「ふ、無駄なトリガーね。私はこれでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

 

□■□

■■□

V   : 炸裂の宝石騎士レイル

R左  : 小さな賢者マロン

R中央 : 雄剣の騎士ルーシャス

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:4枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨ライジング・ドラゴン"にライド。ライドされた"イリナ"のスキル。山札から3枚見て...あら、全部"銀の茨"ね。ラッキーだわ。」

 

そう言って、私は"銀の茨の操り人形りりあん"、"銀の茨の竜使いルキエ"、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"をソウルに置く。

 

「2枚以上置いたので、1枚ドローするわ。"銀の茨の手品師 ロミー"をコールし、スキル。自身をレストしてソウルに置く。山札から3枚見て、"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"銀の茨の操り人形りりあん"をソウルに置き、残りを山札の下へ。」

 

 

『鳴海選手、素晴らしいですね~。これで既にソウルは11枚。しかも種類も色々入ってます。』

 

『デッキが回っている証拠ですね!』

 

 

「うふふ、こんなものじゃないけど。"銀の茨のお手伝い イリナ"をコール。スキルで山札から2枚見て、"銀の茨の獣使い セルジュ"をソウルに置き、残りを山札の下へ。"ダンシング・ナイフダンサー"、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"をコール。」

 

 

さあ、立凪コーリン。あなたはどれだけ耐えられるかしら。

我がペイルムーンサーカス団、銀の茨の劇場が奏でるショーを。

 

 

「バトルよ。まずは"ナイフダンサー"でリアガードにアタック!」

 

"ダンシング・ナイフダンサー" : パワー9000

 

「ノーガードよ。"マロン"は退却。」

 

「続けて、"ライジング・ドラゴン"でアタック!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー9000

 

「"ふろうがる"でガード!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー25000(10000+15000)

 

「随分としっかり守るのね。ま、別にいいけど。」

 

「("銀の茨"の連続アタックは高パワーになる...序盤に守れるうちは守っておく。)」

 

「ドライブチェック、"銀の茨ライジング・ドラゴン"。」

 

 

残念、またトリガーが出なかったわね。

でも負ける気がしないわ。だってユウトが私の勝利を待ってるんだもの。

 

 

「"ブリージング・ドラゴン"のブースト、"イリナ"でアタック!」

 

"銀の茨のお手伝い イリナ" : パワー16000(8000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ソウルセイバー・ドラゴン"。」

 

「バトル終了時、"ブリージング・ドラゴン"のスキル。CB1、ブーストした"銀の茨"のリアガードをソウルに置き、ソウルから"銀の茨の操り人形 りりあん"をコール。そのままアタック。ソウルの"銀の茨"が4種類以上なので、パワー+10000!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー19000(9000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ハイドッグブリーダー アカネ"。」

 

「うふふ、やっとダメージを与えられたわ。」

 

「ふん...」

 

「エンド時、ダメージの表のカードが無いので、"ダンシング・ナイフダンサー"のスキル。自身をソウルに置き、CC1。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■□

□■□

V   : 炸裂の宝石騎士レイル

R中央 : 雄剣の騎士ルーシャス

 

■■□

■□□

V   : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R左  : 銀の茨の操り人形 りりあん

R左下 : 銀の茨ブリージング・ドラゴン

 

アサカ 手札:4枚、ソウル:13枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"純真の宝石騎士アシュレイ"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー13000、☆2

 

「"レイル"のスキル。"アシュレイ"にパワー+10000!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「さらに"ルーシャス"のスキル。自身をソウルに置き、1枚ドローし、手札から"刺衝の騎士レガウ"をコール。さらに"ハイドッグブリーダー アカネ"をコールし、スキル。CB1で山札から"ぽーんがる"をコール。"ぽーんがる"のスキルでSC1。」

 

 

ソウルに入ったのは"集約の宝石騎士モルウィドゥス"ね。

トリガーじゃないからパワー+5000は無し。

 

 

「バトルよ。"アシュレイ"でヴァンガードにアタック。」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「ノーガードよ。(ヴァンガードからアタック...連続アタックはしないで、後列にグレード1をコールするつもりかしら。)」

 

「ツインドライブ、1枚目、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは"レガウ"へ。」

 

"刺衝の騎士レガウ" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"ソウルセイバー・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック、"ダンシング・ナイフダンサー"、"銀の茨の手品師 ロミー"。」

 

「バトル終了時、"アシュレイ"のスキル発動!SB2し、山札から"集約の宝石騎士モルウィドゥス"を2枚コール!さらにSBされたので、1枚につき"レガウ"はパワー+5000!」

 

"刺衝の騎士レガウ" : パワー30000(10000+10000+5000*2)

 

「"ぽーんがる"のブースト、"アカネ"でアタック!"アカネ"はスキルでパワー+3000!」

 

"ハイドッグブリーダー アカネ" : パワー21000(10000+3000+8000)

 

「"銀の茨の獣使い セルジュ"でガードよ。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー24000(9000+15000)

 

「(そっちはやっぱり守るわね...ここはダメージを稼ぎにいく!)"モルウィドゥス"のブースト、"レガウ"でヴァンガードにアタック!」

 

"刺衝の騎士レガウ" : パワー38000(10000+10000+5000*2+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"。」

 

 

ダメージを稼ぎに来たわね。"ソウルセイバー"を引いていたし、次のターンで決めに来るかもしれないから気を付けた方が良いわね。

 

 

「(これで4ダメージ...次のターンで決める。)ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■■■

■■■

V   : 純真の宝石騎士アシュレイ

R右  : ハイドッグブリーダー アカネ

R左  : 刺衝の騎士レガウ

R中央 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

R右下 : ぽーんがる

R左下 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

■■□

■□□

V   : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R左  : 銀の茨の操り人形 りりあん

R左下 : 銀の茨ブリージング・ドラゴン

 

アサカ 手札:3枚、ソウル:13枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨の竜使い ルキエ"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"イリナ"をコール。スキルで山札から2枚見て...(来た...)"銀の茨の神竜メガロルード"をソウルに置き、残りを山札の下へ。」

 

「グレード4...!?」

 

「うふふ、お楽しみはこの後よ。"ルキエ"のリミットブレイク!CB2、手札を1枚ドロップ。さあ、私のしもべたち...ショーの幕開けよ!"銀の茨の神竜メガロルード"、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"、"銀の茨のお手伝い イオネラ"をコール!前列にパワー+3000!ソウルからこのターン、2枚以上コールされているので"ルキエ"はパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー25000(12000+10000+3000)

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー15000(12000+3000)

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー12000(9000+3000)

"銀の茨の神竜 メガロルード" : パワー8000(0+3000+5000)

 

「さらに"メガロルード"のスキル発動!"レガウ"をソウルに置いてもらうわ。そして、パワー+15000!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー23000(0+3000+5000+15000)

 

 

 

『相手のリアガードを除去しつつ、自分はパワーアップ...厄介なユニットですね!』

 

『はい~...グレード4でパワー0、癖の強いカードですが使いこなせば強いカードです~。』

 

 

 

「行くわよ。まずは第一幕。"ブリージング・ドラゴン"のブースト、"りりあん"でヴァンガードにアタック。スキルでパワー+10000よ。」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー30000(9000+3000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"純真の宝石騎士アシュレイ"。」

 

「バトル終了時、"ブリージング・ドラゴン"のスキル発動。CB1、ブーストした"りりあん"をソウルに置き、ソウルから"銀の茨ライジング・ドラゴン"をコール。"ライジング・ドラゴン"は自身のスキルでパワー+10000。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー19000(9000+10000)

 

「さあ、第二幕。メインヒロインの登場よ。"イオネラ"のブースト、"ルキエ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー31000(12000+10000+3000+6000)

 

「"閃光の盾イゾルデ"、手札を1枚捨てて、完全ガードよ!」

 

 

へえ、やっぱりしっかり守ってくるわね。

でも無駄な足掻きね。どんなに守っても、次のターンで終わりなのよ。

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"銀の茨ライジング・ドラゴン"。2枚目、"お菓子なピエロ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"メガロルード"にパワー+10000。」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー33000(0+3000+5000+15000+10000)

 

「第三幕!"ライジング・ドラゴン"で"アカネ"にアタック!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー19000(9000+10000)

 

「舞台には脇役も必要だけど、今回は退場願おうかしら!」

 

「っ、させないわ!"ぽーんがる"でガード!」

 

"ハイドッグブリーダー アカネ" : パワー20000(10000+10000)

 

「"イリナ"のブースト、"ドリアーヌ"でもう一度"アカネ"にアタックよ!」

 

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー23000(12000+3000+8000)

 

「"ふろうがる"!」

 

"ハイドッグブリーダー アカネ" : パワー25000(10000+15000)

 

 

うふふ、これでコーリンの手札は2枚。そのうち、1枚は"ソウルセイバー・ドラゴン"だから、残る"メガロルード"のアタック、"アカネ"にアタックすれば防げない。

 

リアガードを削って、"ソウルセイバー"にライドされても問題ない状況にしてもいいけど、結局引いたカードで展開されたら意味がない。

 

次のターンで決めるためにも、1ダメージ与えておく方が良いわね。

 

 

「"メガロルード"、ヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー33000(0+3000+5000+15000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"刺衝の騎士レガウ"。」

 

「エンドフェイズ、"ドリアーヌ"のスキル。このユニット以外の自分のリアガードをすべてソウルに置き、2枚につき1枚ドローするわ。5枚置いたので2枚ドロー。4枚以上置いたのでソウルからグレード3の"銀の茨"を手札に加える。私は"ルキエ"を手札に加える。そして、"ドリアーヌ"はリアガードにいるので退却。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:1枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■■■

□■■

V   : 純真の宝石騎士アシュレイ

R右  : ハイドッグブリーダー アカネ

R中央 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

R右下 : ぽーんがる

R左下 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■□□

□□□

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:16枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

『さあ、互いにグレード3にライドしましたが...今の状況をどう見ますか、ドクター・Оさん。』

 

『そ、おーですね。ダメージ差はあまりありませんが手札が圧倒的に違います。立凪選手の手札は1枚...次のターン開始時のドローで何か逆転の1枚を引ければ良いのですが...対する鳴海選手ですが、決して良い状況とは言えません。』

 

『ほう、なぜでしょうか。』

 

『立凪選手の手札は先ほどのドライブチェックで確認された"ソウルセイバー・ドラゴン"です。現在の立凪選手のソウルは4枚...ライドすれば5枚です。"ソウルセイバー"のスキルで全体にパワー+15000が入れば、決して簡単に守れるパワーではなくなりますから、手札が多いとは言え油断は禁物です~。』

 

 

「ふっ、わかり切っていることをべらべらと。」

 

「...決めるわ。スタンド&ドロー。"ソウルセイバー・ドラゴン"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ。さらに"純真の宝石騎士アシュレイ"のスキル。CB1し、"ソウルセイバー"のクリティカル+1!」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー13000、☆3

 

「"純真の宝石騎士アシュレイ"をコール。"モルウィドゥス"のスキル発動。CB1、ドロップゾーンの"炸裂の宝石騎士レイル"を山札の下に置き、SC1、"アシュレイ"にパワー+5000。」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「そして、"ソウルセイバー・ドラゴン"のスキル発動!SB5し、ユニット6枚にパワー+15000!」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)、☆3

"ハイドッグブリーダー アカネ" : パワー25000(10000+15000)

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー33000(13000+5000+15000)、☆2

"集約の宝石騎士モルウィドゥス"(R中央) : パワー23000(8000+15000)

"ぽーんがる" : パワー23000(8000+15000)

"集約の宝石騎士モルウィドゥス"(R左下) : パワー23000(8000+15900)

 

 

「行くわ!"モルウィドゥス"のブースト、"ソウルセイバー"でアタック!スキルでSC1!」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー51000(13000+15000+23000)、☆3

 

「"冥界の催眠術師、手札を1枚捨てて完全ガード。」

 

 

 

『守護者!鳴海選手、しっかりと守り札を握っていました!』

 

『クリティカル3ですからね~。ほぼ勝利が決まるほどのアタックです~。』

 

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"炸裂の宝石騎士レイル"。2枚目、"小さな賢者マロン"。くっ、ノートリガーよ。」

 

「うふふ、残念ね。」

 

「っ、まだよ!"モルウィドゥス"のブースト、"アシュレイ"でヴァンガードにアタック!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー56000(13000+5000+15000+23000)、☆2

 

「ふっ、ノーガード。ダメージチェック、"ダンシング・ナイフダンサー"、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー22000(12000+10000)

 

 

『これでダメージ5!鳴海選手、追い込まれた!』

 

『ですがトリガーを引いています!これで残りのアタックも守りやすいです!』

 

 

「っ、"アシュレイ"のスキル。SB2し、山札から"炸裂の宝石騎士レイル"を左後列にコール。上書きされた"モルウィドゥス"は退却し、スキル発動。1枚ドローするわ。そして、"ぽーんがる"のブースト、"アカネ"でアタック。スキルでパワー+3000!」

 

"ハイドッグブリーダー アカネ" : パワー51000(10000+15000+3000+23000)

 

「残念、"冥界の催眠術師"でガード。」

 

 

『完全ガード!鳴海選手、このターン2度目の完全ガードです!』

 

 

「っ、"ドリアーヌ"のスキルで引いたってわけね...」

 

「うふふ、そういうこと。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「くっ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:3枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

 

■■■

■■■

V   : ソウルセイバー・ドラゴン

R右  : ハイドッグブリーダー アカネ

R左  : 純真の宝石騎士アシュレイ

R中央 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

R右下 : ぽーんがる

R左下 : 炸裂の宝石騎士レイル

 

□■□□

□□□

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

 

アサカ 手札:3枚、ソウル:16枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「さあ、いよいよフィナーレね。スタンド&ドロー。"銀の茨の竜使い ルキエ"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、リミットブレイク!」

 

「っ...!」

 

「CB2、手札を1枚捨て、ソウルから我がしもべたちを舞台へ。"銀の茨の竜使い ルキエ"、"銀の茨の神竜メガロルード"、"銀の茨のお手伝い イリナ"、"銀の茨の手品師 ロミー"、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"、"銀の茨の操り人形 りりあん"、"銀の茨ライジング・ドラゴン"!そして、前列にパワー+3000!"ルキエ"、"ライジング・ドラゴン"は自身のスキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R右) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の神竜 メガロルード" : パワー3000(0+3000)

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー17000(9000+3000+5000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー27000(9000+3000+5000+10000)

 

「さらに"メガロルード"のスキル。"アカネ"をソウルに置き、パワー+15000!」

 

"銀の茨の神竜 メガロルード" : パワー18000(0+3000+15000)

 

「さあ、これでバトルよ!"イリナ"のブースト、"ルキエ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー33000(12000+3000+10000+8000)

 

「"閃光の盾イゾルデ"でガード!手札を1枚捨てて、完全ガードよ!」

 

 

捨てたのは"炸裂の宝石騎士レイル"。これでコーリンの手札は1枚。

そしてそれは"小さな賢者マロン"。ガード値は10000。私のアタック、どれも守れない。

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"銀の茨の竜使い ルキエ"。2枚目、"銀の茨の獣使い セルジュ"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー43000(12000+3000+10000+8000+10000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R右) : パワー35000(12000+3000+10000+10000)

"銀の茨の神竜 メガロルード" : パワー28000(0+3000+15000+10000)

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー27000(9000+3000+5000+10000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー37000(9000+3000+5000+10000+10000)

 

 

「"ブリージング・ドラゴン"のブースト、"メガロルード"でアタック!」

 

"銀の茨の神竜 メガロルード" : 36000(0+3000+15000+10000+8000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー!1枚ドローして、パワー+10000!」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「うふふ、ドロートリガー...でも、全然足りないわ。無駄な足掻きだってことを教えてあげようかしら。"ライジング・ドラゴン"でアタック!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー37000(9000+3000+5000+10000+10000)

 

「"幸運の運び手エポナ"でガード!」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「なら、"りりあん"でアタック!スキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー37000(9000+3000+5000+10000+10000)

 

「くっ...ノーガード...ダメージチェック、"世界樹の巫女エレイン"!ゲット、ヒールトリガー!ダメージ1枚回復し、パワー+10000!」

 

"ソウルセイバー・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

 

『立凪選手、起死回生のヒールトリガー!』

 

『これで残る"ルキエ"のアタックを防げば、逆にチャンスが訪れるかもしれません!』

 

『ドッキドキですね!』

 

『はい、ドッキドキです!』

 

 

「ふっ...ふふ...」

 

「何がおかしいっていうの!」

 

「本当に無駄な足掻きだわ。あなたが次のアタックを防げないことくらい、すぐわかることでしょう。」

 

「っ...(私の手札は"小さな賢者マロン"..."ルキエ"のアタックはパワー43000だから、守り切れない...)」

 

「さあ、終わりにしましょう。"ロミー"のブースト、"ルキエ"でアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R右) : パワー43000(12000+3000+10000+10000+8000)

 

 

『さあ、立凪選手守れるか!?』

 

「っ...ごめん、アイチ...みんな...ダメージチェック、"ソウルセイバー・ドラゴン"...」

 

 

『防げない!決まりました!勝者、福原高校、鳴海アサカ選手!』

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「ユウト!勝ったわ!」

 

「ああ、さすがアサカだ。ナイスファイト。」

 

 

アサカが抱き着いてきたので、俺はそれを受け入れて頭を撫でる。

コーリンさんもなかなかの力を発揮したけど、勝ったのはアサカ。

信じてはいたけど、本当に勝ってくれるとやはり嬉しいものだ。

 

 

「さあ、次は俺の番だ。勝って、レンに繋ぐよ。」

 

「ええ、お願いしますよ、ユウト。」

 

 

 

『続く副将戦!福原高校からは久導ユウト選手!対する宮地学園からは小茂井シンゴ選手!』

 

 

 

「よろしく、小茂井君。」

 

「は、はいなのです!」

 

 

『ファイト開始!』

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード!」」

 

 

 

 

.



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第七十九話「決戦!ブラスター!」

ユウトside

 

 

「これでトドメだ!"白百合の銃士隊長セシリア"でアタック!」

 

「うっ、ノーガード...ダメージチェック、"隠密魔竜マンダラロード"様...」

 

 

『決まった!副将戦の勝者は、福原高校、久導ユウト選手!』

 

『いや~、小茂井選手も健闘しましたが、終始圧倒されていましたね。さすがは久導選手と言ったところでした。』

 

『そうですね~。高校生最強ファイターとの呼び声も高いですからね。』

 

『そ、おーですね。私もファイトしてみたいものです~。』

 

 

 

「ナイスファイト、ユウト。」

 

「ありがとう、アサカ。...さ、これで後はお前が勝つだけだよ、レン。」

 

「ふふ、そうですね。僕がアイチ君に勝って、みんなで行きましょうか。甲子園。」

 

「ああ。」

 

 

 

『さあ、ここまで終わって互いに2勝。優勝争いは大将戦へともつれ込みました!その大将戦、なんとファイトするのは全国大会でも素晴らしいファイトを繰り広げた、雀ヶ森レン選手と、先導アイチ選手です!』

 

『これはもうドッキドキです~。』

 

 

 

俺もアイチ君とファイトしたかったけど、今回はレンに譲ろうか。

それに興味もある。全国大会、アジアサーキットとファイトを繰り広げてきた二人が、今回はどんなファイトを行うのか。

 

それに二人の戦績は1勝1敗。このファイトで二人の実力がわかる。

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

櫂side

 

 

やはり、ユウトは相変わらず凄まじい実力だった。

実況の言う通り、小茂井も健闘はしていた。だがそれを容易くねじ伏せるほどの実力だった。

 

「(今の俺がユウトとファイトして、果たしてまともに戦えると言えるのか...?)」

 

あれほどの実力、高みにいるユウトに挑むにはまだ力が足りない。

それにアイチやレン、あいつらも強くなっている。

 

「(見せてもらおう、アイチ、レン。お前たちの今の実力を。)」

 

 

 

『ファイト開始!』

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

「"御使いの解放者"。」

 

「"恐慌の撃退者フリッツ"。」

 

 

「行きます。僕のターン、ドロー。"ういんがる・解放者"にライド。"御使い"のスキルで1枚ドローします。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ういんがる・解放者

 

□■□

□□□

V   : 恐慌の撃退者フリッツ

 

レン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"ブラスター・ジャベリン"にライド。"フリッツ"のスキルで1枚ドロー、クイックシールドを得る。そして、"ジャベリン"でアタック。」

 

"ブラスター・ジャベリン" : パワー8000

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"督戦の撃退者ドリン"。」

 

「ダメージチェック、"小さな解放者マロン"。」

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : ういんがる・解放者

 

□■□

□□□

V   : ブラスター・ジャベリン

 

レン 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。立ち上がれ、僕の分身!"ブラスター・ブレード・解放者"!」

 

「お~、やっぱりかっこいいですね、アイチ君の分身。」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

「ふふ、でも僕の分身の方がかっこいいです。早く見せてあげたい。」

 

「あはは...えっと、ライドされた"ういんがる・解放者"のスキル。ソウルからリアガードにコールします。そして手札から"ういんがる・解放者"、"ばーくがる・解放者"、"王道の解放者ファロン"をコールします。」

 

 

 

アイチがリアガードを展開していく。どのユニットもヒットすればさらにユニットをコールできるユニットたち...そして、"ブラスター・ブレード・解放者"は山札からユニットが登場していればドライブが増える。

 

どのアタックも受けたくない厄介な布陣だな。

 

 

「行きます!"ばーくがる・解放者"のブースト、"ういんがる・解放者"でアタック!」

 

"ういんがる・解放者"(R左) : パワー16000(8000+8000)

 

「"無常の解放者マスカレード"でガード。」

 

"ブラスター・ジャベリン" : パワー18000(8000+10000)

 

「なら、"ういんがる・解放者"のブースト、"ファロン"でアタック!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガードです。ダメージチェック、"詭計の撃退者マナ"。」

 

「アタックがヒットしたので、"ういんがる・解放者"のスキル。自身をソウルに置き、山札から"ブラスター・ブレード・解放者"を空いているサークルにコール。スキルでパワー+10000。」

 

"ブラスター・ブレード・解放者"(R右下) : パワー19000(9000+10000)

 

「さらに"ファロン"のスキルで山札から1枚確認します。"ういんがる・解放者"をコール。そして、"ういんがる・解放者"のブースト、"ブラスター・ブレード・解放者"でアタック!スキルで手札を1枚捨て、ドライブ+1です!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者"(V) : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガードです。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"光輪の解放者マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者"(V) : パワー27000(9000+8000+10000)

 

「2枚目、"円卓の解放者アルフレッド"。」

 

「っ、ダメージチェック、"厳格なる撃退者"。」

 

「これでターンエンドです。エンド時、"ういんがる・解放者"のスキルでコールした"ブラスター・ブレード・解放者"は山札の下に置きます。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■■□

■■■

V   : ブラスター・ブレード・解放者

R右  : 王道の解放者ファロン

R左  : ういんがる・解放者

R中央 : ういんがる・解放者

R左下 : ばーくがる・解放者

 

□■□

□□□

V   : ブラスター・ジャベリン

 

レン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。すべてを闇に包み込め、我が分身。ライド、"ブラスター・ダーク・撃退者"。」

 

「っ!?」

 

 

レンとアイチのイメージが俺の中に流れ込んでくる。

"ブラスター・ブレード"と"ブラスター・ダーク"が互いに睨み合っている。

 

 

「登場時、CB1、手札を1枚捨てることで前列のリアガードを1枚選び退却。"ファロン"を退却。」

 

「くっ...」

 

「"虚空の撃退者マスカレード"をコール。スキルで山札から7枚見て、"ブラスター・ダーク・撃退者"を手札に加えます。このカードは"ブラスター・ダーク"としても扱うので、手札に加えられます。そして、手札に加えたので"マスカレード"を退却。」

 

「(レンさん、すごい気迫だ...)」

 

「"魁の撃退者クローダス"、"督戦の撃退者ドリン"をコール。"ドリン"のスキルでCB1、SB1することでパワー+10000。"クローダス"がいるので1枚ドロー。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー20000(10000+10000)

 

「そして、"ブラスター・ダーク・撃退者"をコール。スキルにより、グレード2以上の"撃退者"と同列にコールされた時、その同列のユニットにブーストを与えます。そして、そのユニットが"ドリン"ならCC1。」

 

「っ、ブーストを得て、CCまで!?」

 

「そして、これでコストが使えます。CB1、手札を1枚捨てることで前列のリアガードを退却。"ういんがる・解放者"を退却!」

 

 

 

レンは巧みにスキルを使いこなし、アイチのリアガードを削っている。

しかも強力なアタッカーを用意している...うまく展開しているな。

 

 

「バトルです。"クローダス"のブースト、"ブラスター・ダーク・撃退者"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者"(V) : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、リアガードの"ブラスター・ダーク・撃退者"のパワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者"(R左) : パワー20000(10000+10000)

 

 

"ブラスター・ダーク"と"ブラスター・ブレード"が斬り合う。

激しいイメージが俺に押し寄せてくる。

 

 

「ダメージチェック、"ういんがる・解放者"。」

 

「"ドリン"のブースト、"ブラスター・ダーク・撃退者"でアタック。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者"(R左) : パワー40000(10000+10000+20000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"孤高の解放者ガンスロッド"。」

 

「ふふ、ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■■□

□■□

V   : ブラスター・ブレード・解放者

R中央 : ういんがる・解放者

R左下 : ばーくがる・解放者

 

■■□

■■□

V   : ブラスター・ダーク・撃退者

R左  : ブラスター・ダーク・撃退者

R中央 : 魁の撃退者クローダス

R左下 : 督戦の撃退者ドリン

 

レン 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「やはり君とのファイト、本番まで取っておいて正解でした。」

 

「はい。このファイト、負けられませんから。...カードファイト部のために、そして、僕を助けてくれた仲間たちのために。」

 

「仲間たちのため...ふふ、君らしいですね。でも、知っていましたか?僕にも仲間がいるんです。...とても大切な、ね。」

 

「レンさん...」

 

「だから、お互いに全力を尽くしましょう。さあ、見せてください。強くなった君の騎士団の力を。僕はそれをさらに上回りましょう。」

 

「はい。でも、僕だって負けません。スタンド&ドロー。僕に力を!気高き誇りの白き翼!ライド、"孤高の解放者ガンスロッド"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、"ガンスロッド"のスキル。リアガード3枚までにパワー+5000!」

 

"ういんがる・解放者" : パワー13000(8000+5000)

"ばーくがる・解放者" : パワー13000(8000+5000)

 

「"沈黙の解放者ギャラティン"、"孤高の解放者ガンスロッド"をコールします。"ギャラティン"はこのターン、山札からリアガードをコールしていないので、パワー-3000。」

 

"沈黙の解放者ギャラティン" : パワー9000(12000-3000)

 

「行きます!"ういんがる・解放者"のブースト、"ガンスロッド"でアタック!スキルでパワー+2000!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド"(V) : パワー27000(12000+1000*2+13000)

 

「ふっ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"猛撃の解放者"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ギャラティン"へ!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド"(V) : パワー27000(12000+1000*2+13000)、☆2

"沈黙の解放者ギャラティン" : パワー19000(12000-3000+10000)

 

「2枚目、"沈黙の解放者ギャラティン"。」

 

「ダメージチェック、"魁の撃退者クローダス"、"ザ・ダーク・ディクテイター"。」

 

「"ういんがる・解放者"のスキル!ソウルに置き、山札から"ブラスター・ブレード・解放者"をコール!スキルでパワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー19000(9000+10000)

 

「さらにスキル!CB1、SB1で"ブラスター・ダーク・撃退者"を退却!」

 

 

何て気迫...そして、何より...

 

「楽しそうだな。」

 

「え、あ、ああ。」

 

「甲子園を賭けた大一番。だからこそあれだけ激しく、そして楽しいファイトなんだろうな。」

 

「...(どうして...どうして俺はあそこに立っていない...!)」

 

 

 

「"ギャラティン"はパワーが元に戻ります。」

 

"沈黙の解放者ギャラティン" : パワー22000(12000+10000)

 

「"ブラスター・ブレード・解放者"でアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー19000(9000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"アビス・ヒーラー"。ダメージを1枚回復し、パワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー20000(10000+10000)

 

 

 

 

「いいところでトリガーを引いたな。」

 

「さすがです、レン様!」

 

 

 

「"ばーくがる・解放者"のブースト、"ギャラティン"でアタック!」

 

"沈黙の解放者ギャラティン" : パワー30000(12000+10000+8000)

 

「"ダークサイド・トランぺッター"でガード。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「ターンエンドです。"ブラスター・ブレード"は山札の下に置きます。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■□□

■■□■

V   : 孤高の解放者ガンスロッド

R左  : 沈黙の解放者ギャラティン

R左下 : ばーくがる・解放者

Rア1 : 孤高の解放者ガンスロッド

 

□■□

■■□

V   : ブラスター・ダーク・撃退者

R中央 : 魁の撃退者クローダス

R左下 : 督戦の撃退者ドリン

 

レン 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。絶望せよ、そして地に倒れ伏し、苦き水をすするがいい。ライド、"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"。イマジナリーギフトフォースⅠを左前列へ。"無常の撃退者マスカレード"をコール。スキルでCB1、ソウルへ置き、ドロップから"ブラスター・ダーク・撃退者"をコール、パワー+5000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「さらに"モルドレッド"のスキルでイマジナリーギフトフォースを獲得。左前列へ。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー35000(10000+5000+10000*2)

 

 

「っ...("ブラスター・ダーク"のパワーが上がっていく...!)」

 

「"ブラスター・ダーク・撃退者"のスキル。CB1、手札を1枚捨てることで"ギャラティン"を退却。さらに"ドリン"がいるので"ドリン"にブーストを与え、CC1。"ブラスター・ダーク・撃退者"でアタック。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー35000(10000+5000+10000*2)

 

「"猛撃の解放者"、"ふろうがる・解放者"でガード!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー42000(12000+15000*2)

 

「"クローダス"のブースト、"モルドレッド"でアタック!スキルでCB1し、"ブラスター・ダーク・撃退者"をスタンド。パワー+10000。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー13000

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー45000(10000+5000+10000*2+10000)

 

「ノーガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"詭計の撃退者マナ"。2枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ブラスター・ダーク・撃退者"へ。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー13000、☆2

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー55000(10000+5000+10000*2+10000*2)

 

「ぐっ...ダメージチェック、"小さな解放者マロン"、"ばーくがる・解放者"。」

 

「"ドリン"のブースト、"ブラスター・ダーク・撃退者"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー65000(10000+5000+10000*2+10000*2+10000)

 

 

『これが決まれば先導選手の負けはほぼ決まってしまいます!』

 

『さあどうする!?先導選手!』

 

 

「"光輪の解放者マルク"でガード!手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「ふっ、さすがですね、アイチ君。エンドフェイズ、"クローダス"のスキル発動。CB1、自身をソウルに置き、1枚ドロー。"ドリン"がいるのでCC1。ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:2枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

■□□

□■□■

V   : 孤高の解放者ガンスロッド

R左下 : ばーくがる・解放者

Rア1 : 孤高の解放者ガンスロッド

 

■■□

■□□

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R左  : ブラスター・ダーク・撃退者

R左下 : 督戦の撃退者ドリン

 

レン 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「(やっぱりレンさんは強い...でも、決めるならこのターン!)スタンド&ドロー。降臨せよ、騎士たちの主!"円卓の解放者アルフレッド"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

 

"ガンスロッド"から"アルフレッド"へのライド...しかもダメージが4枚以上だから、さらなるパワーアップが望めるというわけか。

 

 

「"ガンスロッド"のスキルでリアガード3枚までにパワー+5000。さらにダメージが4枚以上なので、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"円卓の解放者アルフレッド" : パワー22000(12000+10000)

"ばーくがる・解放者" : パワー13000(8000+5000)

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー22000(12000+5000+5000)

 

「さらに"アルフレッド"は追加されたサークル以外の自分のリアガード1枚につき、パワー+2000!」

 

"円卓の解放者アルフレッド" : パワー24000(12000+10000+2000)

 

「"アルフレッド"のリミットブレイク!CB1、山札の一番上を確認し、コール!」

 

「っ、それは...」

 

「立ち上がれ、僕の分身!"ブラスター・ブレード・解放者"!この能力でこのユニットが登場した時、"アルフレッド"はパワー+10000、クリティカル+1!」

 

"円卓の解放者アルフレッド" : パワー36000(12000+10000+2000*2+10000)、☆2

 

「さらに"ブラスター・ブレード・解放者"自身もスキルと、"アルフレッド"のスキルで合計パワー+15000!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー24000(9000+10000+5000)

 

 

"ブラスター・ブレード"は何度でも立ち上がる。

あの"ブラスター・ブレード"が...ここまで遠く感じるとはな....

 

 

「"沈黙の解放者ギャラティン"、"王道の解放者ファロン"、"未来の解放者リュー"をコール。"アルフレッド"はさらにパワーアップ。"ファロン"もスキルでパワー+5000!」

 

"円卓の解放者アルフレッド" : パワー40000(12000+10000+2000*4+10000)、☆2

"王道の解放者ファロン" : パワー14000(9000+5000)

 

 

「行きます!"リュー"のブースト、"アルフレッド"でアタック!"リュー"のスキルでSB1し、パワー+3000。さらに追加でSB1することで、パワー+5000!」

 

"円卓の解放者アルフレッド" : パワー55000(12000+10000+2000+4+10000+15000)、☆2

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"霊薬の解放者"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"ブラスター・ブレード・解放者"にパワー+10000。」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー34000(9000+10000+5000+10000)

 

「2枚目、"ばーくがる・解放者"。」

 

「ぐっ...ダメージチェック、"ブラスター・ジャベリン"、"虚空の撃退者マスカレード"。」

 

 

 

「よし!アイチが追い詰めた!」

 

「行け!アイチ!レンをぶちのめせ!」

 

 

「「「アイチ!」」」

「先導君!」

 

 

「"ファロン"でアタック!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー14000(9000+5000)

 

「"ブラスター・ダーク・撃退者"でインターセプト。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー18000(13000+5000)

 

「なら、"ガンスロッド"でアタック!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー22000(12000+5000+5000)

 

「"詭計の撃退者マナ"でガード。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ギャラティン"!」

 

"沈黙の解放者ギャラティン" : パワー17000(12000+5000)

 

「"厳格なる撃退者"でガード。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー28000(13000+15000)

 

 

「(さすがレンさん...後はこの、僕の分身..."ブラスター・ブレード"にすべてを託す。)お願い、"ブラスター・ブレード"!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー42000(9000+10000+5000+10000+8000)

 

「"アビス・ヒーラー"2枚でガード。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー53000(13000+20000*2)

 

 

 

な、何....!?

アイチのあの攻撃を防ぎ切っただと...!?

 

 

「くっ、ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

_■■□

■■■■■

V   : 円卓の解放者アルフレッド

R右  : 王道の解放者ファロン

R左  : ブラスター・ブレード・解放者

R中央 : 未来の解放者リュー

R左下 : ばーくがる・解放者

Rア1 : 孤高の解放者ガンスロッド

Rア2 : 沈黙の解放者ギャラティン

 

□■□

■□□

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R左下 : 督戦の撃退者ドリン

 

レン 手札:0枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「(危ないところでした。さすがアイチ君です。けど、それでも僕には届かない。)僕の全力をもって、君を叩き潰してあげましょう。シャドウパラディンの本当の力をもって。」

 

「っ!」

 

「やはり、僕を高めてくれるのは君だけだ、アイチ君。」

 

 

 

「っ!(俺は...っ...)」

 

 

.....

....

...

..

.

 

レンside

 

 

 

このファイトを糧に、僕はユウト、櫂を超える。

最強の男たちへの挑戦のために。

 

 

「スタンド&ドロー。...すべてを闇に包み込め、我が分身。」

 

「っ!」

 

「"ブラスター・ダーク・撃退者"をコール。"モルドレッド"のスキルでイマジナリーギフトフォースⅠを獲得。左前列へ。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー40000(10000+10000*3)

 

「さらに"ドリン"にブーストを与え、CC1。まずは一撃。"ブラスター・ダーク・撃退者"でアタック。」

 

「"ばーくがる・解放者"、"霊薬の解放者"でガード!」

 

"円卓の解放者アルフレッド" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

「"モルドレッド"、ヴァンガードにアタック!スキルでCB1、"ブラスター・ダーク・撃退者"をスタンドし、パワー+10000!」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー13000

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー50000(10000+10000*3+10000)

 

「"ブラスター・ブレード・解放者"、"ファロン"、"ギャラティン"でインターセプト!」

 

"円卓の解放者アルフレッド" : パワー27000(12000+5000*3)

 

「ツインドライブ、1枚目、"詭計の撃退者マナ"。2枚目、"ダークサイド・トランぺッター"。ゲット、クリティカルトリガー。」

 

「っ!クリティカル...トリガー...」

 

「効果はすべて"ブラスター・ダーク・撃退者"へ。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー60000(10000+10000*3+10000+10000)、☆2

 

「さあ、我が分身。"アルフレッド"にトドメの一撃を。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー70000(10000+10000*3+10000+10000+10000)、☆2

 

「っ、ダメージチェック..."未来の解放者リュー"。..."ブラスター・ブレード・解放者"...」

 

 

『決まったああああ!関東第三ブロック決勝戦!大将戦を制したのは福原高校、雀ヶ森レン選手!これにより、関東第三ブロックを制したのは、福原高校となりました!』

 

『どちらが勝ってもおかしくないファイトでした。負けてしまいましたが、先導選手、そして宮地学園の選手にも拍手を送りたいですね~。』

 

 

 

「さすがだよ、レン。俺はお前と一緒に戦えて、本当に嬉しい。」

 

「ユウト...僕もです。君が、君たちが繋いでくれたから、僕は勝つことができました。」

 

「レン...ふっ、甲子園も勝とう。」

 

「ええ。...でも、果たして甲子園にアイチ君レベルのファイターはいますかね。」

 

「そうだな...可能性があるとすれば、レオン君か。」

 

「そうですね。...楽しみです。」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

櫂side

 

 

もし、俺があの場所に立っていたら。

もし、俺がレンと戦っていたらどうなっていた。

 

 

「櫂....?」

 

「三和...」

 

「いや~、すごいファイトだったな。」

 

「...」

 

「櫂?」

 

「今の俺には...遠すぎる...」

 

 

今のままでは勝てない。

レンにも...アイチにも...そして、ユウトにも。

 

 

 

.



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第八十話「謎の力」

ユウトside

 

 

「なるほどな。タクト君なら何か知っているかもしれない、そう思ったんだな。」

 

「ああ。」

 

 

あのVF甲子園の予選からしばらく経った。俺は退屈な日々を過ごしていた。

レンやアサカは雑誌やテレビの取材、スイコさんはアイドルの仕事が忙しいらしい。

ジリアンさんは日本に来ているレオン君たちに会いに行っている。

テツは後輩への指導が忙しく、キョウも最近はいつ仲良くなったのか、カムイ君のところにファイトしに行っているらしい。

 

ちなみに俺にも雑誌やテレビの取材の依頼は来ていたが、VF甲子園のことで語ることなんて、安城君とのファイトくらいしかなかったから断っている。

 

ということで、随分と暇な日々を送っていた。

そんなある日、櫂から珍しく連絡が来た。何でもナオキ君が謎のドラゴンを使用して、ファイトに負けた時、そのカードが跡形もなく消えたらしい。

 

櫂から、一緒にタクト君のところに行ってほしいとお願いされたのだ。

 

 

「ここが立凪ビルか。」

 

「あら...ユウト君。」

 

「あれ、スイコさん。」

 

 

立凪ビルに到着すると、スイコさんがいた。

何だか顔色が悪そうだけど、大丈夫だろうか。

 

 

「...櫂トシキ。あなたは先にタクトのところへ行っていてくれるかしら。」

 

「なぜ、ユウトは別なんだ。」

 

「うふふ、少しは気を利かせてほしいわね。」

 

「...わかった。ユウト、先に行くぞ。」

 

「あ、ああ。」

 

そう言って、櫂は先にビルに入っていく。

それにしても、スイコさんは俺に何か用でもあるのか?

 

「さて、ユウト君。あなたは私についてきてくれるかしら。」

 

「あ、うん。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

スイコさんに案内されて、客室のような部屋に連れてこられた。

ファイトテーブルもある。すごい豪華な部屋だな。

 

 

「じゃあ、悪いけどここで待っていてくれるかしら。」

 

「えっと、何なのこれ。」

 

「うふふ...この後、この部屋に来る人とファイトしてほしいの。」

 

「ファイト?」

 

「ええ。とっても素晴らしい体験ができると思うわ。」

 

「あ、ああ。」

 

 

そう言って、スイコさんは部屋を去っていく。

一体何なんだ?今日のスイコさんは様子がおかしすぎる。

 

仕方なく、俺はしばらく待つことにした。

 

 

 

ガチャ

 

 

「お前が久導ユウトか。」

 

「え、はい。あなたは?」

 

「くくく...ファイトだ。お前に俺のを見せてやろう。」

 

 

な、何なんだこの人...だが、ファイトしないとこの部屋から出してくれなさそうだ。スイコさんはこの人とファイトしてと言っているのか。

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

 

「"案内するゾンビ"。」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

 

「俺のターン、ドロー。"伊達男ロマリオ"にライド。"案内するゾンビ"のスキルで1枚ドロー。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

謎の男 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 伊達男ロマリオ

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"睡蓮の銃士ルース"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。さらに"ルース"のスキルで"プラント・トークン"を2枚コール。"プラント・トークン"のブースト、"ルース"でアタック。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック、"倦怠の呪術師ネグロレイジー"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

謎の男 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 伊達男ロマリオ

 

□■□

□■■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"狭霧のバンシー"にライド。"ロマリオ"のスキル。CB1、手札から"氷獄の死霊術師コキュートス"をソウルに置き、山札から3枚ドロップ。ドロップから"狭霧のバンシー"を手札に加える。」

 

「("コキュートス"デッキか...)」

 

「さらに俺は"海中散歩のバンシー"をコール。これでバトル。"海中散歩のバンシー"でアタック!」

 

"海中散歩のバンシー" : パワー8000

 

「クイックシールドを使用。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「アタック終了時、山札から2枚ドロップ。くくく...落ちたのは"突風のジン"、"グリード・シェイド"。トリガーが1枚以上ドロップしているので、さらに"バンシー"自身を退却することで、1枚ドロー。そして、"狭霧のバンシー"でアタック!」

 

"狭霧のバンシー" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ナイトスピリット"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"狭霧のバンシー" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「っ、ダメージチェック、"タンポポの銃士ミルッカ"、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「くくく、ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

謎の男 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□□□

□■□

V   : 狭霧のバンシー

 

□■□

□■■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"パンジーの銃士シルヴィア"にライド。スキルで"プラント・トークン"をコール。さらに"カローラ・ドラゴン"をコール。」

 

 

何だかよくわからないが、嫌な予感がする。

櫂が無事だといいんだが...

 

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"プラント・トークン"でアタック!」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー13000(5000+8000)

 

「"粉骨の呪術師ネグロボーン"でガード。」

 

"狭霧のバンシー" : パワー19000(9000+10000)

 

「なら、"プラント・トークン"のブースト、"シルヴィア"でアタック!」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"パンジーの銃士シルヴィア"。」

 

「ダメージチェック、"海中散歩のバンシー"。」

 

「(早く勝負を決めたいところだが、攻め手に欠けるな...)ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

謎の男 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : 狭霧のバンシー

 

■■□

■■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R左  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。悪鬼と化したる咎人の枷を解き放て!"氷獄の死霊術師コキュートス"にライド!イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。」

 

「(プロテクトⅠ...長引きそうだ...)」

 

「"コキュートス"のスキル発動!CB1、山札から4枚ドロップ。ソウルのグレード3の枚数+2枚まで、ドロップからコール。よって、3枚コールする。"グリード・シェイド"2枚、"海中散歩のバンシー"をコール。"グリード・シェイド"のスキル。手札を1枚捨て、山札から2枚ドロップ。ドロップから"お化けのりっく"を手札に加える。さらに同じスキルをもう一度発動!手札を1枚捨て、山札から2枚ドロップ。ドロップから"お化けのりっく"を手札に加える。」

 

「(今度はヒールトリガーを2枚...守りは万全。こいつ、勝負を長引かせようとしている...?)」

 

「"コキュートス"のスキル。ドロップの枚数は11枚...よって、パワー+10000!"グリード・シェイド"もスキルでパワー+5000!」

 

"氷獄の死霊術師コキュートス" : パワー22000(12000+10000)

"グリード・シェイド"(R右) : パワー14000(9000+5000)

"グリード・シェイド"(R左) : パワー14000(9000+5000)

 

「くくく...バトルだ!"コキュートス"でヴァンガードにアタック!」

 

「っ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"伊達男ロマリオ"。2枚目、"お化けのりっく"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、右の"グリード・シェイド"にパワー+10000。」

 

"グリード・シェイド"(R右) : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)

 

「ならば、"海中散歩のバンシー"のブースト、"グリード・シェイド"でアタック!」

 

"グリード・シェイド" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「"ダンシング・サンフラワー"でガード!」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「くくく..."海中散歩のバンシー"のスキル。山札から2枚ドロップ。"海中散歩のバンシー"、"突風のジン"。トリガーがドロップしたので、自身を退却し1枚ドロー。そして、右の"グリード・シェイド"でアタック!」

 

"グリード・シェイド"(R右) : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「"パンジーの銃士シルヴィア"でガード。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「くくく...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

謎の男 手札:10枚、ソウル:4枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□□□

■■■

V   : 氷獄の死霊術師コキュートス

R右  : グリード・シェイド

R左  : グリード・シェイド

 

■■□

■■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R左  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身。"白百合の銃士セシリア"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

 

「"セシリア"のスキル。CB1、左の"プラント・トークン"を退却。山札から5枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"リコリスの銃士サウル"をコール。"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワーアップ。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"マルティナ"のスキル。パワー+5000、クリティカル+1。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「さらに"サウル"のスキル。SB1、右の"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て、"ダンシング・サンフラワー"をコール。残りは山札の下へ。トリガーユニットをコールしたので、CB1でその効果を発動!1枚引き、"セシリア"にパワー+10000!"カローラ・ドラゴン"もパワー+3000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー17000(8000+3000*3)

 

「行くぞ!"プラント・トークン"のブースト、"セシリア"でアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー28000(13000+10000+5000)、☆2

 

「くくく...させんよ。"お化けのりっく"2枚でガード!」

 

"氷獄の死霊術師コキュートス" : パワー52000(12000+20000*2)

 

 

っ、プロテクトを温存されたか。

このファイト、早く片付けなければ...

 

「ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"サウル"にパワー+10000!」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"サウル"へ!」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー30000(10000+10000*2)、☆2

 

「行け!"マルティナ"!"カローラ・ドラゴン"のブーストを受けてアタック!」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー35000(13000+5000+17000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"倦怠の呪術師ネグロレイジー"、"細波のバンシー"。」

 

「"プラント・トークン"のブースト、"リコリスの銃士サウル"でアタック!」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー35000(10000+10000*2+5000)、☆2

 

「"伊達男ロマリオ"、"ナイトスピリット"でガード!」

 

"氷獄の死霊術師コキュートス" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「くっ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

謎の男 手札:6枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□□□

■■■

V   : 氷獄の死霊術師コキュートス

R右  : グリード・シェイド

R左  : グリード・シェイド

 

■■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : リコリスの銃士サウル

R左  : 牡丹の銃士マルティナ

R中央 : プラント・トークン

R右下 : ダンシング・サンフラワー

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「くくく...俺のターン、スタンド&ドロー。"氷獄の死霊術師コキュートス"にライド!イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得!さらにドロップの"ネグロボーン"のスキル発動!手札を1枚捨て、このカードを山札の下へ。ドロップから"倦怠の呪術師ネグロレイジー"をコール。続けて、"ネグロレイジー"のスキルにより、ドロップから"ナイトスピリット"をコール!」

 

「(なんだ...?リアガードを増やしているけど、わざわざグレード2を後列にコールしたり、パワーの高いグレード1じゃなくて、グレード0を展開してきている...何を狙っているんだ...?)」

 

「"狭霧のバンシー"をコール。これでバトルだ!"ナイトスピリット"のブースト、"コキュートス"でアタック!」

 

"氷獄の死霊術師コキュートス" : パワー27000(12000+10000+5000)

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ツインドライブ!1枚目、"突風のジン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!」

 

"氷獄の死霊術師コキュートス" : パワー37000(12000+10000+5000+10000)

 

「2枚目、"狭霧のバンシー"。」

 

「アタックは通らない。(なぜ、アタックが終わったヴァンガードにパワーを与えた...?)」

 

「くくく...今こそ俺の力を見せてやろう...スキル発動!CB1、手札を4枚ドロップ!そして俺のリアガードをすべて呪縛!」

 

「呪縛!?」

 

 

何だこれは!?相手のリアガードがすべて裏返った!?

それに赤黒い輪が...これはいったい...

 

 

「これにより、呪縛カードが5枚ならドロップより、このカードにスタンドでライドする...現れよ、"氷獄の冥王コキュートス”Я”"!」

 

「な、なんだ...これ...」

 

 

"コキュートス"が歪な姿に...それに邪悪なイメージが押し寄せてくる...

 

 

「イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得!さらにスキルは続く!ソウルのグレード3の枚数だけ解呪!ソウルにグレード3は3枚...前列2枚と中央後列を解呪し、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"氷獄の冥王コキュートス”Я”" : パワー22000(12000+10000)

 

「行け、"コキュートス”Я”"!ヴァンガードにアタック!」

 

"氷獄の冥王コキュートス”Я”" : パワー27000(12000+10000+5000)

 

「っ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"粉骨の呪術師ネグロボーン"。2枚目、"荒海のバンシー"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは右の"グリード・シェイド"へ!」

 

"氷獄の冥王コキュートス”Я”" : パワー27000(12000+10000+5000)、☆2

"グリード・シェイド"(R右) : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「くっ...ダメージチェック、"タンポポの銃士ミルッカ"、"パンジーの銃士シルヴィア"。」

 

「くくく...追い詰めた...貴様もЯさせてやる!」

 

「リバース...?」

 

「行け!"グリード・シェイド"!」

 

"グリード・シェイド"(R左) : パワー14000(9000+5000)

 

「"サウル"でインターセプト!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー18000(13000+5000)

 

「もう一枚!"グリード・シェイド"!」

 

"グリード・シェイド"(R右) : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「させん!"月下美人の銃士ダニエル"でガード!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー28000(13000+15000)

 

「ふん...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

謎の男 手札:7枚、ソウル:6枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

■■■

■■■

V   : 氷獄の冥王コキュートス"Я"

R右  : グリード・シェイド

R左  : グリード・シェイド

R中央 : ナイトスピリット

R右下 : 狭霧のバンシー

R左下 : 倦怠の呪術師ネグロレイジー

 

■■□

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R左  : 牡丹の銃士マルティナ

R中央 : プラント・トークン

R右下 : ダンシング・サンフラワー

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「スタンド&ドロー。咲き乱れよ、我が分身。ストライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士隊長セシリア"!」

 

「これが...グレード4の"セシリア"か...」

 

「"カローラ・ドラゴン"をコール。上書きされた"プラント・トークン"は退却。さらに"リコリスの銃士サウル"をコール。スキルでSB1、"ダンシング・サンフラワー"を退却。山札から3枚見て、"月下美人の銃士ダニエル"をコール。残りは山札の下へ。さらにCB1し、トリガー効果を発動!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー25000(15000+10000)、☆3

 

「"カローラ・ドラゴン"もスキルでパワー+3000!」

 

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー11000(8000+3000)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー11000(8000+3000)

 

「"睡蓮の銃士ルース"、"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。上書きされた"サウル"、"ダニエル"は退却。さらに"シルヴィア"のスキル発動。"プラント・トークン"をコール。上書きされた"シルヴィア"は退却。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー14000(8000+3000*2)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"ルース"のスキル。自身を退却し、CC1。さらに"メイデン・オブ・イレディエイト"をコール。"イレディエイト"のスキル発動。CB1、自身をレストし"プラント・トークン"を2枚コール。ヴァンガードにパワー+10000。上書きされた"プラント・トークン"、"イレディエイト"は退却。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー35000(15000+10000+10000)、☆3

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー20000(8000+3000*4)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー20000(8000+3000*4)

 

「"メイデン・オブ・ファインエール"をコール。そして、スキル発動。CB1、自身を退却し、山札から3枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"、"メイデン・オブ・イレディエイト"をコール。残りは山札の下へ。上書きされた"マルティナ"は退却。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー26000(8000+3000*6)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー26000(8000+3000*6)

 

「"マルティナ"のスキル発動。パワー+5000、クリティカル+1。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「"イレディエイト"のスキル。CB1、自身をレストし、"プラント・トークン"を2枚コール。ヴァンガードにパワー+10000!上書きされた"イレディエイト"、"プラント・トークン"は退却。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー45000(15000+10000+10000*2)、☆3

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー32000(8000+3000*8)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー32000(8000+3000*8)

 

 

手札をすべて使い切った...だが、このターンで決めるにはこれくらいしなきゃ勝てない。

こいつがさっき、手札を捨てた時にプロテクトを1枚捨ててくれたから勝ち筋が出た。

 

 

「行くぞ!"プラント・トークン"のブースト、"プラント・トークン"でヴァンガードにアタック!」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー20000(10000+10000)

 

「"ネグロボーン"でガード!」

 

"氷獄の冥王コキュートス”Я”" : パワー22000(12000+10000)

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"マルティナ"でアタック!」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー50000(13000+5000+32000)、☆2

 

「くくく...ノーガード。ダメージチェック、"伊達男ロマリオ"、"倦怠の呪術師ネグロレイジー"。」

 

「決める!"カローラ・ドラゴン"のブースト、"セシリア"でアタック!スキル発動!このターンにコールしたグレード0の枚数につき、スキルが発動!1枚以上でこのターン中、パワー+10000!3枚以上で、このバトル終了時、リアガードを5枚退却することでスタンドする!そして、5枚以上コールしているので、ドライブ+1!」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー87000(15000+10000+10000*2+10000+32000)、☆3

 

「プロテクトでガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー97000(15000+10000*2+10000*2+10000+32000)、☆4

 

「2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー107000(15000+10000*3+10000*2+10000+32000)、☆5

 

「3枚目、"カローラ・ドラゴン"。...バトル終了時、スキル発動!リアガードを5枚退却し、スタンド、ドライブ-2!そして、もう一度アタック!」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー75000(15000+10000*3+10000*2+10000)、☆5

 

 

「くくく..."Я"のスキル発動!リアガードを3枚退却し、ドロップの枚数10枚につき、パワー+10000!ドロップは23枚...よって、パワー+20000!」

 

"氷獄の冥王コキュートス”Я”" : パワー32000(12000+10000*2)

 

「退却した"狭霧のバンシー"のスキルで1枚ドロー。そして、"狭霧のバンシー"、"グリード・シェイド"、"ナイトスピリット"、"荒海のバンシー"でガード!"グリード・シェイド"2枚でインターセプト!」

 

"氷獄の冥王コキュートス”Я”" : パワー82000(12000+10000*2+5000*4+15000*2)

 

 

「ドライブチェック..."ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000!」

 

"白百合の銃士隊長セシリア" : パワー85000(15000+10000*4+10000*2+10000)、☆5

 

 

「な、何!?」

 

「これで俺の勝ちだ!」

 

「ぐっ...ダメージチェック、"ナイトスピリット"...ぐっ...ぐあああああああ!」

 

 

な、なんだ...!?

男から赤黒いオーラが溢れだして...

 

 

ドサッ

 

 

「お、おい...大丈夫か?」

 

「...」

 

「...気絶してる、か...。一体何だったんだ...」

 

 

.....

....

...

..

.

 

???side

 

 

「ふん...やはりあの程度の雑魚では、相手になりませんか。」

 

 

ですが、次のファイターは倒せますかね。

この私が直々にЯさせたファイター...ファーストリバースファイターですからね。

 

 

「ねえ...櫂トシキ...。くくく...アハハハハハ!」

 

 

 

.

 



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第八十一話「-Я-」

 

ユウトが謎の男とのファイトに勝利した少し前...

 

 

櫂side

 

 

 

ユウトと共に来たが、結局一人になってしまったか。

俺に何かあっても、ユウトが居れば問題ないと思ったのだが。

 

 

「来ましたか、櫂トシキ。」

 

「お前に聞きたいことがある。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「見たこともないカードだった。そして、そのカードは俺の目の前で跡形もなく消えた。それに、ファイト中の石田の様子は覚えがある。...あれは以前のレオンだ。」

 

「なるほど...君の考えは当たっています。虚無は新たな戦い方を始めました。私はそれを、Я(リバース)と呼んでいます。」

 

「Я...」

 

「Яしたファイターが、別のファイターに戦いを挑み、そのファイターが敗北するとそのファイターもЯファイターとなります。」

 

 

そんなことが...アイチたちにも知らせなければ。

そう思い、俺はすぐに立ち去ろうとする。

 

 

「どこに行くのです。」

 

「このことをアイチたちに知らせてくる。」

 

「待ってください。話はまだ終わっていません。」

 

「...タクト?」

 

「君がここに来てくれたのは、僕にとって好都合でした。」

 

「っ!?」

 

 

タクトの様子がおかしい。

まさか...Яしているというのか!?

 

 

「僕たちには強いファイターが必要です。例えば...先導アイチ。雀ヶ森レン。久導ユウト。...そして、櫂トシキ。」

 

「お前もЯしているのか。」

 

「くくく...僕はЯしているわけではない。」

 

「!?」

 

 

後ろのガラスに、別のタクトが映っている。

まさか...何者かに体を乗っ取られているというのか!?

 

 

「今の僕は代理人...エージェントとでもいうべきか。僕たちには強いファイターが必要なのです。櫂トシキ...君こそがファーストリバースファイターに相応しい。」

 

「っ...」

 

「君もЯすればわかります。それが素晴らしく、喜びに満ちたものであると。」

 

「そうはさせん!」

 

 

こいつを倒し、虚無の企みを潰す。

俺が止めてみせる!俺に止められなかったとしても、きっとユウトが止めてくれる!

 

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"抹消者スプリングライト・ドラコキッド"。」

 

「"電離の傑士 グルブリッジ"。」

 

 

辺り一面が宇宙空間へと変わる。これが奴のイメージか。

...それにしても、なんだあのユニットは。

 

 

「驚くのも無理はない。君にとっては初めて見るクランだ。いや、誰にとっても初めてのクランだ。...その名もリンクジョーカー。」

 

「リンクジョーカー...」

 

「くくく...さあ、見せてあげましょう。リンクジョーカーの力を。恐ろしさを。ドロー。"魔弾の星輝兵ネオン"にライド。"グルブリッジ"のスキルで1枚ドロー。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 魔弾の星輝兵 ネオン

 

□■□

□□□

V   : 抹消者スプリングライト・ドラコキッド

 

櫂 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"遮断の抹消者ヌスク"にライド。"スプリングライト"のスキルで1枚ドローし、クイックシールドを得る。さらに"ヌスク"のスキル。山札から5枚見て、"抹消者デモリッション・ドラゴン"を手札に加え、手札を1枚捨てる。」

 

 

ここはクイックシールドをコストにする。

他のカードにした方が良いかもしれんが、相手は未知のクラン...何があっても動けるようにしておきたい。

 

 

「"抹消者デモリッション・ドラゴン"をコール。行け、"デモリッション"!ヴァンガードにアタック!」

 

"抹消者デモリッション・ドラゴン" : パワー8000

 

「"魔弾の星輝兵ネオン"でガード。」

 

"魔弾の星輝兵ネオン" : パワー18000(8000+10000)

 

「ならば、"ヌスク"でアタック!」

 

"遮断の抹消者ヌスク" : パワー8000

 

「それはノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

"魔弾の星輝兵ネオン" : パワー18000(8000+10000)

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 魔弾の星輝兵 ネオン

 

□■■

□□□

V   : 遮断の抹消者ヌスク

R右  : 抹消者デモリッション・ドラゴン

 

櫂 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「くくく...君は今、こう思っているのではないですか?相手のクランがどんなクランであろうと、戦いの中でそれを理解し、勝つことができると。」

 

「...」

 

「ですが...このリンクジョーカーの前ではすべてが無力。君はこの力の前にひれ伏し、Яするのです。」

 

「させん...このファイト、俺が勝ち、貴様の野望を打ち砕く!」

 

「くくく...ドロー。ライド、"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"。見せてあげましょう..."メビウスブレス"のスキル!CB1。狙いを"デモリッション・ドラゴン"に定め...呪縛!」

 

「な、何!?」

 

 

カードが裏返っただと!?

これはいったい何なんだ!?

 

 

「くくく...コール、"魔爪の星輝兵ランタン"、"獄門の星輝兵パラジウム"。"ランタン"、アタック。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー8000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"抹消者スパークレイン・ドラゴン"。」

 

「"パラジウム"のブースト、"メビウスブレス"でアタック。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー18000(10000+8000)

 

「っ、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー28000(10000+8000+10000)、☆2

 

「くっ...ダメージチェック、"抹消者スパークレイン・ドラゴン"、"毒心のジン"。」

 

「アタックがヒットした..."メビウスブレス"のスキル!相手のリアガードがいないなら、1枚ドロー。さらに呪縛カードがあり、表のダメージが無ければCC1、SC1。これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■□

■■□

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R左  : 魔爪の星輝兵ランタン

R中央 : 獄門の星輝兵パラジウム

 

□■

□□□

V   : 遮断の抹消者ヌスク

(R右  : 抹消者デモリッション・ドラゴン)

 

櫂 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド...っ、スタンドできないだと!?」

 

「ふふ...呪縛カードはあらゆる行動を封じられる。スタンドも、アタックも、ブーストも、インターセプトもできない。そして、コールや移動も封じられる。」

 

「なんだと!?」

 

「くくく...この効果は君のエンドフェイズまで続きます。」

 

「くっ...ドロー。"抹消者プラズマカタパルト・ドラゴン"にライド。そしてスキルを発動!CB1、SB1で"ランタン"をバインド!さらに後列のユニットを前列へ移動してもらおう。」

 

「ふっ..."パラジウム"を右前列へ。」

 

「さらにこのユニットがヴァンガードサークルにいるので1枚ドロー。さらに"雷鞭の抹消者スハイル"をコール。スキルで手札を1枚捨て、"パラジウム"をバインドし、1枚ドロー。"雷銃の抹消者オウバン"をコール。"プラズマカタパルト"でアタック!」

 

"抹消者プラズマカタパルト・ドラゴン" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"蟲毒の抹消者セイオウボ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000!」

 

"抹消者プラズマカタパルト・ドラゴン" : パワー19000(9000+10000)

 

「ダメージチェック、"魔弾の星輝兵ネオン"。」

 

「やれ、"スハイル"!"メビウスブレス"にアタック!」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー17000(9000+8000)

 

「"星輝兵メテオライガー"でガード。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー25000(10000+15000)

 

「ターンエンド。"デモリッション"は解呪。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)、バ:2

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

 

■■■

■□□

V   : 抹消者プラズマカタパルト・ドラゴン

R右  : 抹消者デモリッション・ドラゴン

R左  : 雷鞭の抹消者スハイル

R左下 : 雷銃の抹消者オウバン

 

櫂 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「ふふ、初めて呪縛を体験したというのに随分と冷静だ。やはり君は素晴らしい。」

 

「俺はお前に勝つ。」

 

「くくく...無理です。君は私に負け、Яする。スタンド&ドロー。ライド、"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー13000、☆2

 

「スキル発動。CB1、手札を1枚捨てることで相手リアガードを1枚選び、呪縛。"スハイル"を呪縛!」

 

 

くっ...まだ呪縛か...

これで次のターン終了時まで、"スハイル"は何もできない。しかも前列を呪縛されたことで、アタック回数を減らされた。

 

 

「さらに"インフィニットゼロ"は呪縛カードの枚数だけ、パワー+5000。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「バトルフェイズ開始時、ドロップゾーンの"ネオン"のスキル。CB1し、リアガードにコール。さらに同じくドロップゾーンの"無双の星輝兵ラドン"のスキル。SB1でリアガードにコール。"インフィニットゼロ"でアタック。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「"蟲毒の抹消者セイオウボ"でガード。」

 

"抹消者プラズマカタパルト・ドラゴン" : パワー29000(9000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"無双の星輝兵ラドン"。2枚目、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ラドン"へ。」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「"ネオン"のブースト、"ラドン"でアタック。」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー28000(10000+10000+8000)、☆2

 

「くっ、ダメージチェック、"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"、"遮断の抹消者ヌスク"。」

 

「ふふ..."ラドン"はスキルでバインド。これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(裏:2)、バ:3

 

■□□

□■□

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R左下 : 魔弾の星輝兵ネオン

 

■■

■□□

V   : 抹消者プラズマカタパルト・ドラゴン

R右  : 抹消者デモリッション・ドラゴン

(R左  : 雷鞭の抹消者スハイル)

R左下 : 雷銃の抹消者オウバン

 

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...貴様がどれだけ俺のリアガードを呪縛しようと、俺はくじけない!"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

「くくく...ギフトがあれば俺は大丈夫。そう思っているというわけですか。」

 

「ふん..."デモリッション"を後列へ移動。"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"、"雷砲の抹消者コーソン"をコール。バトルだ!ヴァンガードの"ボーイングソード"でアタック!」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"(V) : パワー12000

 

「無駄なことを...ガード、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてリアガードの"ボーイングソード"へ。」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"(R右) : パワー22000(12000+10000)、☆2

 

「2枚目、"雷鞭の抹消者スハイル"。」

 

「残念。アタックは通りません。」

 

「くっ...まだだ!"コーソン"でアタック!」

 

"雷砲の抹消者コーソン" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"。」

 

「"デモリッション"のブースト、"ボーイングソード"でアタック!」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"(R右) : パワー30000(12000+10000+8000)、☆2

 

「ふふ、ノーガード。ダメージチェック、"星輝兵コロニーメイカー"、"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"。」

 

 

これでダメージ5...追い詰めた。

このまま俺が奴を倒し、すべてを終わらせる!

 

 

「ターンエンド。"スハイル"は解呪だ。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)、バ:3

 

■□□

□■□

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R左下 : 魔弾の星輝兵ネオン

 

■■■■

■□■

V   : 抹消者ボーイングソード・ドラゴン

R右  : 抹消者ボーイングソード・ドラゴン

R左  : 雷鞭の抹消者スハイル

R右下 : 抹消者デモリッション・ドラゴン

R左下 : 雷銃の抹消者オウバン

Rア1 : 雷砲の抹消者コーソン

 

櫂 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。櫂トシキ、見せてあげましょう。これが力です。"星輝兵ネビュラロード・ドラゴン"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。ライドされた"インフィニットゼロ"のスキルを発動。CB1、手札を1枚捨て、"スハイル"を呪縛。」

 

「くっ...」

 

 

だが、1枚だけなら問題ない。どれだけ呪縛されようと、アクセルでサークルを増やし、勝ってみせる!

 

 

「くくく...1枚なら大丈夫、そう思っているようですが..."デモリッション"も呪縛!」

 

「何!?」

 

 

リアガードを2枚呪縛するだと!?

前列が呪縛されればアタック回数が減り、後列が呪縛されれば攻撃力が下がる...

これが呪縛の力か...

 

 

「まだですよ、櫂トシキ。"無双の星輝兵ラドン"、"星輝兵コロニーメイカー"をコール。"コロニーメイカー"のスキル。SB1、手札を1枚捨てることで、山札から5枚確認し、"星輝兵"をレストでコールする。君に呪縛カードがあるなら、スタンドでコールできる。"魔爪の星輝兵ランタン"をコール。さらに"ネビュラロード"のスキル。SB1、"ラドン"を退却。君は自分のリアガードを1枚選び、呪縛しなければならない。」

 

「何!?」

 

 

自分自身で呪縛するカードを選ぶだと...?

俺のリアガードは今、前列に2枚、後列に1枚。

そのうち、後列は既にその前が呪縛されているから、当然ここを選ぶのが正解...だが。

 

 

「くくく、察しの通り後列を呪縛すれば、さらなる効果が発動します。」

 

「くっ...(だが、前列を呪縛すればアタック回数が減る...)俺は"オウバン"を呪縛する。」

 

 

このターンを耐え、次のターンで決着をつけるためにはアタックするユニットが必要不可欠だ。

ここは後列を犠牲にするほかあるまい。

 

 

「くくく、ならばこれにより後列が存在しなくなったので、"ネビュラロード"はドライブ+1。さらに"ランタン"はスキルでパワー+5000。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー13000(8000+5000)

 

「バトルフェイズ開始時、"ラドン"のスキル。SB1でリアガードにコール。そして、"ネビュラロード"がいる限り、僕のターン中、"星輝兵"を含むユニットは君の呪縛カード1枚につき、パワー+5000。」

 

「なんだと!?」

 

"星輝兵ネビュラロード・ドラゴン" : パワー28000(13000+5000*3)、☆2

"星輝兵コロニーメイカー" : パワー25000(10000+5000*3)、☆2

"無双の星輝兵ラドン" : パワー25000(10000+5000*3)

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー28000(8000+5000+5000*3)

"魔弾の星輝兵ネオン" : パワー23000(8000+5000*3)

 

「君はなすすべなくやられる運命なのです。"ネビュラロード"でアタック。」

 

「くっ、"イエロージェム・カーバンクル"、"毒心のジン"でガード!」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン" : パワー42000(12000+15000*2)

 

「ツインドライブ、1枚目、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ラドン"へ。」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー35000(10000+5000*3+10000)、☆2

 

「2枚目、"星輝兵ステラガレージ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"ラドン"にパワー+10000。」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー45000(10000+5000*3+10000*2)、☆2

 

「3枚目、"星輝兵コロニーメイカー"。...次です。"ラドン"でアタック。"ラドン"のスキル発動。このアタック、手札から2枚以上コールしなければガードできません。さあ、防げますか?この攻撃が。」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー68000(10000+5000*3+10000*2+23000)、☆2

 

「"雷銃の抹消者オウバン"、"ワイバーンガード ガルド"、手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「くくく..."ラドン"はスキルでバインド。そして、"ランタン"のブースト、"コロニーメイカー"でアタック。」

 

"星輝兵コロニーメイカー" : パワー53000(10000+5000*3+28000)、☆2

 

「"ワイバーンガード ガルド"、手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「防ぎましたか。ですが..."ランタン"のスキル発動。アタックがヒットしなかった時、CB1、自身を退却することで相手の後列を呪縛します。」

 

「何!?...だが、俺の後列にユニットはいない!」

 

「では呪縛できない、と。ならば代わりに君の山札から1枚を呪縛し、後列に置いてもらいましょう。」

 

「なんだと!?」

 

「ふふふ...ターンエンド。さあ、君の最後の足掻きを見せてください。そして、その無駄な足掻きが終わった時、君は生まれ変わる。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)、バ:4

 

■□□

□■■

V   : 星輝兵ネビュラロード・ドラゴン

R右  : 星輝兵コロニーメイカー

R左下 : 魔弾の星輝兵ネオン

 

■■■

■■■

V   : 抹消者ボーイングソード・ドラゴン

R右  : 抹消者ボーイングソード・ドラゴン

(R左  : 雷鞭の抹消者スハイル)

(R中央 : 遮断の抹消者ヌスク)

(R右下 : 抹消者デモリッション・ドラゴン)

(R左下 : 雷銃の抹消者オウバン)

Rア1 : 雷砲の抹消者コーソン

 

櫂 手札:0枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。貴様がどれだけ俺を縛ろうとも...俺はその上を行き、貴様の野望を打ち砕く!偉大なる古の竜よ。姿と力を辿り、再び地上に舞い降りよ!ライド・THE・ヴァンガード!"抹消者ドラゴニック・ディセンダント"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。さらにライドされた"ボーイングソード"のスキル!ソウルからこのカードをコールし、ドロップからダメージ2枚につき、1枚バインド!"魔爪の星輝兵ランタン"、"魔弾の星輝兵ネオン"をバインド!」

 

「ふっ..."ディセンダント"ですか。」

 

「"ディセンダント"はライドする際、元のヴァンガードの能力を受け継ぐ!よって、"ボーイングソード"の持っていたスキルが発動!山札以外からバインドされた時、貴様の山札から同名カードをバインドする

する!」

 

「"ランタン"、"ネオン"をバインド。」

 

「"ディセンダント"と右の"ボーイングソード"にパワー+5000!」

 

"抹消者ドラゴニック・ディセンダント" : パワー17000(12000+5000)

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"(R右) : パワー17000(12000+5000)

 

「さらに"ディセンダント"のスキル!SB1、"コロニーメイカー"をバインド!"ネオン"を前列へ移動!そして、もう一度同じスキルが発動する!」

 

「ふん...山札から"星輝兵コロニーメイカー"をバインド。」

 

「"ディセンダント"のパワー+5000!」

 

"抹消者ドラゴニック・ディセンダント" : パワー22000(12000+5000*2)

 

「行くぞ!"ボーイングソード"でアタック!」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン" : パワー17000(12000+5000)

 

「ダメージチェック、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"星輝兵ネビュラロード・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

 

「っ...」

 

「残念ですね~。君がユニットをバインドしてくれたおかげで、トリガーが出る確率が上がりました。」

 

「くっ...まだだ!"ディセンダント"でアタック!」

 

"抹消者ドラゴニック・ディセンダント" : パワー22000(12000+5000*2)

 

「ガード、"星輝兵ステラガレージ"。」

 

"星輝兵ネビュラロード・ドラゴン" : パワー43000(13000+10000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"抹消者ドラゴニック・ディセンダント" : パワー32000(12000+5000*2+10000)、☆2

 

「2枚目、"毒心のジン"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"抹消者ドラゴニック・ディセンダント" : パワー42000(12000+5000*2+10000*2)、☆3

 

「残念。アタックはヒットしません。」

 

「まだ...まだ終わらない!"ディセンダント"のリミットブレイク!CB1、手札を1枚捨て、"ディセンダント"は再び立ち上がる!そして、もう一度アタックだ!」

 

"抹消者ドラゴニック・ディセンダント" : パワー42000(12000+5000*2+10000*2)、☆3

 

「ふっ..."障壁の星輝兵プロメチウム"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ドライブチェック、"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"...くっ!」

 

「これで君のアタックはヴァンガードに通らない。」

 

「くそっ!..."ボーイングソード"で"ネオン"にアタック!」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"(Rア2) : パワー17000(12000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「っ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:1枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)、バ:10

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵ネビュラロード・ドラゴン

 

■■■■■

_■■■

V   : 抹消者ドラゴニック・ディセンダント

R右  : 抹消者ボーイングソード・ドラゴン

R左  : 雷鞭の抹消者スハイル

R中央 : 遮断の抹消者ヌスク

R右下 : 抹消者デモリッション・ドラゴン

R左下 : 雷銃の抹消者オウバン

Rア1 : 雷砲の抹消者コーソン

Rア2 : 抹消者ボーイングソード・ドラゴン

 

櫂 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

 

くっ...このターンで決められなかったか。

だが、奴の手札は1枚。それにリアガードもいない。ダメージも5。

次のターンで必ずトドメをさす!

 

 

「ふふふ...私のターン、スタンド&ドロー。ライド。」

 

「な、なんだこのユニットは!?」

 

呪縛。」

 

 

奴の掛け声とともに、俺のリアガードが呪縛されていく。

1枚...また1枚と呪縛されていき...すべてが呪縛されてしまった。

 

 

「くくく...そう悔しがる必要はありません。君は生まれ変わるだけです。このリンクジョーカーのデッキを手に、君は最強のファイターとなる。」

 

「っ...黙れ!」

 

「さあ、イメージしたまえ!リンクジョーカーの力を手に、先導アイチに...雀ヶ森レンに...久導ユウトに勝利するその姿を!」

 

「っ...!」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「っ...これは...」

 

『櫂くん、勝負だ!』

 

『櫂、勝負です。』

 

『櫂...たまには俺ともファイトしようぜ。』

 

「これは...っ、このデッキは...」

 

 

いつの間にか、俺の手にはリンクジョーカーのデッキがあった。

そして、アイチが、レンが、ユウトが俺とファイトしている...

 

 

「っ...力を感じる...」

 

凄まじい力だ...この力があれば...

 

 

『やはり、僕を高めてくれるのは君だけだ、アイチ君。』

 

『レンさんとのファイト、すごく楽しかった。』

 

『俺たちの相手になるのは、アイチ君たちくらいだろうな。』

 

 

この力があれば...俺は...!

 

『そうです。そのリンクジョーカーの力を使って、君は生まれ変わるのです。古い衣を脱ぎ捨て、最強の自分に。』

 

そうだ...生まれ変わる...俺は、アイチに、レンに、ユウトに勝つために...

互角に戦うだけの力が必要だ...

 

『くくく...フハハハハハ!』

 

これが力...これがリンクジョーカー...!

 

 

「行くぞ...アイチ、レン、ユウト...ライド!呪縛!」

 

『くっ...』

 

「行くぞ!アタック!」

 

『うわああああ!』

 

『ぐあああああ!』

 

『ぐあああああ!』

 

 

「くくく...ふふふ...アハハハハハ!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「ハッ...」

 

 

これは...

 

 

『ば、馬鹿な...なぜ、自分自身のものじゃない力と、強さを...選んだ...っ...』

 

 

「自分自身の力と強さ、それのみに価値がある。それが君の信念でした。それを今、君自身で殺したんです。」

 

「....」

 

「ですが、それは祝福すべきこと。君は生まれ変わったんです。」

 

....

 

「くくく...フハハハハハ!」

 

 

 

 

.



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第八十二話「花散ル時」

ユウトside

 

 

「とにかく、ここを出るか。」

 

 

何やらこのビルの様子も怪しい。

あんな怪しい人が闊歩している時点で、おかしな状況になっていると思っていいだろう。スイコさんが心配だが...おそらくスイコさんもおかしな状況に巻き込まれているんだろう。

 

 

「櫂...無事だといいが...」

 

 

俺は部屋を出て、階下へと走り出す。

無駄に入り組んでいるせいで、なかなか外に出られないな。

だが、ようやく1階まで降りてこられた。

 

 

「待っていたぞ、ユウト。」

 

「櫂!?」

 

 

外に出ると、櫂が待っていた。

どうやら無事、外に出てこられたようだな。

 

 

「よかった...無事だったんだな。ここは危険かもしれない、早く離れよう...櫂?」

 

「...お前は俺の目標だった。いつかお前を超えるほどのファイターになると、心に誓っていた。」

 

「え?いきなりどうしたんだよ、櫂。今はそんな話をしている場合じゃ...」

 

「俺は力を手に入れた...この力を試すのに、お前は一番ふさわしい相手だ。」

 

「っ...(櫂の様子がおかしい...まさかっ!)」

 

「さあ...ファイトだ、ユウト。」

 

 

っ...まさか櫂まで...おそらく、タクトも、スイコさんもだろう。

とにかく、櫂の目を覚まさせる必要がある。

さっきの男に勝った時、変なオーラが体から抜け落ちていた。

恐らく、あのオーラがみんなをおかしくしているなら、ファイトに勝てば櫂も元に戻るはず。

 

 

「いいだろう、ファイトだ櫂!」

 

 

「「スタンドアップ・THE・ヴァンガード!」」

 

 

「"電離の傑士グルブリッジ"。」

 

「"菜の花の銃士キーラ"...なんだ、そのユニットは。」

 

「ふっ...リンクジョーカー...俺が手にした力だ。」

 

「リンク...ジョーカー...」

 

 

何て禍々しい気配だ...さっきの男とは比べ物にならないほどだ。

早く櫂を倒さなければまずそうだ。

 

「俺のターン、ドロー。"魔弾の星輝兵ネオン"にライド。"グルブリッジ"のスキルで1枚ドロー。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 魔弾の星輝兵ネオン

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"睡蓮の銃士ルース"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。"ルース"のスキルで"プラント・トークン"を2枚コール。」

 

 

リンクジョーカー...どんな戦い方をするかわからないが、時間もない。

ここは速攻で攻めて、さっさと決着をつける!

 

 

「"カローラ・ドラゴン"をコール。"カローラ・ドラゴン"のブースト、"プラント・トークン"でアタック!」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー13000(5000+8000)

 

「"獄門の星輝兵パラジウム"でガード。」

 

"魔弾の星輝兵ネオン" : パワー18000(8000+10000)

 

「"プラント・トークン"のブースト、"ルース"でアタック!」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"牡丹の銃士マルティナ"。」

 

「ダメージチェック、"星輝兵コロニーメイカー"。」

 

 

速攻で攻めたかったが、1ダメージか...

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 魔弾の星輝兵ネオン

 

□■■

□■■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R右  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。ライド、"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"。行くぞ、ユウト...スキル発動。CB1。"カローラ・ドラゴン"を...呪縛。」

 

「俺のリアガードを呪縛するだと!?」

 

 

呪縛...あの男は自分のリアガードを呪縛していた。それにより強力なスキルを発動していた。

だが、リンクジョーカーは相手のリアガードを呪縛するというのか...そもそも、呪縛とは何なんだ。

 

 

呪縛されたリアガードは、あらゆる行動を封じられる。」

 

「...つまり、アタック、ブースト、インターセプト...その他諸々、できなくなるってことか。」

 

 

確か、エンドフェイズに解除されていたはず。

呪縛したターンのエンドフェイズではなさそうだし、恐らく俺のターンのエンドフェイズまで続くはず。

 

 

「厄介なスキルだ。」

 

「ふっ...行くぞ。"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"、"魔爪の星輝兵ランタン"をコール。ヴァンガードの"メビウスブレス"でアタック。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"(V) : パワー10000

 

「"月下美人の銃士ダニエル"でガード。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"星輝兵コロニーメイカー"。...続けて、"ランタン"のブースト、"メビウスブレス"でアタック。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"(R左) : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

■□□

■■□

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R左  : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R左下 : 魔爪の星輝兵ランタン

 

□■■

□■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R右  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

(R右下 : カローラ・ドラゴン)

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"パンジーの銃士シルヴィア"にライド。スキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

 

恐らく、"プラント・トークン"は呪縛されても即退却するはず...

"プラント・トークン"を主軸に攻めていけば、リアガードが封じられることはない。

 

 

「"カローラ・ドラゴン"をコール。"プラント・トークン"のブースト、"シルヴィア"でアタック!」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ダンシング・サンフラワー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、右の"プラント・トークン"にパワー+10000。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー15000(5000+10000)

 

「ダメージチェック、"星輝兵コロニーメイカー"。」

 

「続けて、"カローラ・ドラゴン"のブースト、"プラント・トークン"でヴァンガードにアタック!」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー13000(5000+8000)

 

「"メビウスブレス"でインターセプト。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー15000(10000+5000)

 

「なら、右の"プラント・トークン"でアタック!」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー15000(5000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。」

 

 

よし、これでダメージ3。待っていろ、櫂。

必ずお前を倒し、正気に戻してやる。

 

 

「ターンエンド。(やはり、俺のターン終了時に呪縛は解除...解呪されたか。)」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■□□

□■□

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R左下 : 魔爪の星輝兵ランタン

 

■■■

■■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : プラント・トークン

R左  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド・THE・ヴァンガード。白と黒のリンク、"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー13000、☆2

 

「さらにスキル発動。CB1、手札を1枚捨てることで、"カローラ・ドラゴン"を呪縛!」

 

「くっ...また呪縛か...」

 

「"インフィニットゼロ"は呪縛カードの枚数だけ、パワー+5000。さらに"ランタン"は相手リアガードが呪縛される度、パワー+5000。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー18000(13000+5000)、☆2

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー13000(8000+5000)

 

「"ランタン"を前列へ移動。そして、"インフィニットゼロ"でヴァンガードにアタック。」

 

「くっ...ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ランタン"へ。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー18000(13000+5000)、☆3

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「2枚目、"星輝兵ステラガレージ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"ランタン"にパワー+10000。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー33000(8000+5000+10000*2)

 

 

「っ...ぐあああああ!」

 

 

な、なんだ...これ...ユニットへのダメージが...現実のものに...!?

俺のダメージゾーンにカードが置かれていく。"白百合の銃士セシリア"、"タンポポの銃士ミルッカ"、"ダンシング・サンフラワー"。

 

 

「ぐっ...ゲット、ドロートリガー...1枚引き、パワー+10000...」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ランタン"、アタック。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー33000(8000+5000+10000*2)

 

「クイックシールド..."ダンシング・サンフラワー"、"メイデン・オブ・ファインエール"でガード。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー35000(10000+10000+5000*3)

 

「ふん...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

□□□

■■□

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R左  : 魔爪の星輝兵ランタン

 

■■■

■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : プラント・トークン

R左  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

(R右下 : カローラ・ドラゴン)

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「ハァハァ...っ、俺のターン、スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身。"白百合の銃士セシリア"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

 

「"セシリア"のスキル発動。CB1、右の"プラント・トークン"を退却。山札から5枚見て、"リコリスの銃士サウル"、"カローラ・ドラゴン"をコール。上書きされた"プラント・トークン"は退却。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー11000(8000+3000)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"サウル"のスキル。SB1、"プラント・トークン"を退却し、山札から3枚見て、"リコリスの銃士サウル"をコール。残りは山札の下へ。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー14000(8000+3000*2)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー17000(8000+3000*3)

 

「同じスキルをもう一度だ!SB1、右の"サウル"を退却。山札から3枚見て、"牡丹の銃士マルティナ"をコール。残りは山札の下へ。"カローラ・ドラゴン"たちはスキルでパワー+3000、"マルティナ"はスキルでパワー+5000、クリティカル+1!」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

"カローラ・ドラゴン"(R中央) : パワー17000(8000+3000*3)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー20000(8000+3000*4)

 

「行くぞ、櫂!"カローラ・ドラゴン"のブースト、"セシリア"でアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー30000(13000+17000)、☆2

 

「ガード、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"、"星輝兵メテオライガー"。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー43000(13000+15000*2)

 

「ツインドライブ、1枚目、"睡蓮の銃士ルース"。2枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"マルティナ"にパワー+10000。」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

 

「次だ!"カローラ・ドラゴン"のブースト、"サウル"でアタック!」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー30000(10000+20000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「っ..."マルティナ"、トドメをさせ!」

 

"牡丹の銃士マルティナ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

 

「ガード。"獄門の星輝兵パラジウム"。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

 

くそっ...防がれたか...何とかダメージ4まで追い詰めたが呪縛のせいでパワーが足りない...!

だが諦めるわけにはいかない!必ずこのファイトに勝ち、櫂を元に戻す!

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

□□□

■■□

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R左  : 魔爪の星輝兵ランタン

 

■■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R左  : リコリスの銃士サウル

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...ユウト、お前にも味わわせてやろう。リンクジョーカーの力を!ブレイクライド!"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"!イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ

へ!」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー8000、☆2

 

「ライドされた"インフィニットゼロ"のスキル。CB1、手札を1枚捨てることでリアガードを呪縛!俺のダメージが4枚以上なら、前列と後列を1枚ずつ呪縛する!」

 

「何!?一気に2枚も呪縛するだと!?」

 

「"サウル"、そして中央の"カローラ・ドラゴン"!」

 

 

っ...左列のアタックと、ヴァンガードへのブーストが削られたか...っ...!

 

 

「さらにライドした"インフィニットゼロ"も同じスキルが発動する!CB1、手札を1枚捨て、"マルティナ"とその後ろの"カローラ・ドラゴン"を呪縛!」

 

「バカな...これが...リンクジョーカーの力...」

 

 

「くくく...こんなものではない。"ランタン"はスキルにより、パワーが合計20000上昇!さらに"インフィニットゼロ"は呪縛カード1枚につき、パワー+5000!」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー33000(13000+5000*4)、☆2

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー28000(8000+5000*4)、☆2

 

「やれ、"インフィニットゼロ"!ユウトに絶望と恐怖を!」

 

「させるか!"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ふっ...ツインドライブ、1枚目、"星輝兵ステラガレージ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"ランタン"にパワー+10000。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー38000(8000+5000*4+10000)、☆2

 

「2枚目、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカルトリガー。」

 

「な、何!?またダブルトリガーだと!?」

 

「ふっ...効果はすべて"ランタン"へ。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー48000(8000+5000*4+10000*2)、☆3

 

 

くっ...天も櫂に味方しているというのか!?

だが、負けるわけにはいかない...この勝負だけは、負けるわけにはいかない!

 

 

「"ランタン"でアタック!」

 

「"メイデン・オブ・イレディエイト"、"睡蓮の銃士ルース"、"ウォータリング・エルフ"でガード!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー53000(13000+10000*2+20000)、☆2

 

「ふん...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:3枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

□□□

■■□

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R左  : 魔爪の星輝兵ランタン

 

■■

V   : 白百合の銃士セシリア

(R右  : 牡丹の銃士マルティナ)

(R左  : リコリスの銃士サウル)

(R中央 : カローラ・ドラゴン)

(R右下 : カローラ・ドラゴン)

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

 

リアガードはほぼすべて呪縛され、ヴァンガードをブーストすることもできない...

俺のヴァンガードはクリティカル2とはいえ、櫂はダメージ3。

 

絶望的な状況だ...しかも櫂の手札のガード値は、わかっているだけでも35000ある。これだけでも完全に守られる。

残る1枚は謎だ...2ターン前のドライブチェックで出たヒールトリガーはスキルで捨てていた。

ヒールトリガー以上のガード値はない...だが、守護者である可能性もある。

 

「(だが、希望は捨てない...希望を捨てずに戦えば、きっと勝機が見えてくる...!)」

 

それに櫂のダメージに表のカードはない。

次のターン、呪縛が継続できるとは思えない。

 

「行くぞ、櫂。スタンド&ドロー。っ...!」

 

 

"セシリア"...そうだ、君がいてくれるなら、きっと勝てる。

そうだろう、我が分身。

 

『イエス、マイヴァンガード。ともに戦いましょう!』

 

 

「行こう、"セシリア"!櫂の目を覚まさせる!再び咲き誇れ、我が分身!ライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士セシリア"!」

 

「"セシリア"....」

 

「イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。そして、"セシリア"のスキル発動!CB1、"カローラ・ドラゴン"を退却し、山札から5枚見て、"リコリスの銃士サウル"をコール!前列にパワー+10000!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「まだまだ!"サウル"のスキル!SB1、自身を退却!山札から3枚見て、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"をコール。残りは山札の下へ。そして、CB1を支払いトリガー効果を発動!1枚引き、パワー+10000!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「さらに"メイデン・オブ・イレディエイト"をコール。"ブロッサムレイン"は退却。"イレディエイト"のスキルでCB1、自身をレストし、"プラント・トークン"をコール。ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー43000(13000+10000+10000+10000)、☆2

 

 

これだけのパワーなら、櫂も簡単には防げまい!

このアタックで、櫂の目を覚まさせる!

 

 

「行くぞ、櫂!我が分身"セシリア"でヴァンガードにアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー43000(13000+10000+10000+10000)、☆2

 

 

「"魔弾の星輝兵ネオン"、"星輝兵メテオライガー"、"星輝兵ステラガレージ"でガード。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー58000(13000+10000+15000+20000)

 

 

っ!パワー43000vs58000...このガード値なら、トリガーを2枚引けば突破できる!

 

 

「(引く...必ず引いて見せる...櫂...)行くぞ!ツインドライブ、1枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー53000(13000+10000+10000*2+10000)、☆2

 

「2枚目...っ、"激辛闘士カブ・サイ・シー"!ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー63000(13000+10000+10000*3+10000)、☆3

 

 

「なんだと!?」

 

「行け、"セシリア"!邪悪な者を倒し、櫂を救い出してくれ!」

 

『イエス、マイヴァンガード!...ハアアアア!』

 

『グギャアアアアアア!』

 

 

"セシリア"の一閃が"インフィニットゼロ・ドラゴン"を貫く。

"インフィニットゼロ・ドラゴン"が雄たけびをあげ、それに呼応するかのように櫂がダメージを受ける。

 

 

「っ、ダメージチェック、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「2枚目、"魔爪の星輝兵ランタン"。」

 

 

残り1枚...

 

 

「3枚目....ふっ..."星輝兵ステラガレージ"。」

 

「なん...だと....!?」

 

「ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

 

 

ここで、ヒールトリガー...だと...?どうして...

 

 

「ふっ、これで終わりか?」

 

「っ...ターン、エンド...」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:1枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

□□□

■■□

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R左  : 魔爪の星輝兵ランタン

 

■■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : 牡丹の銃士マルティナ

R左  : リコリスの銃士サウル

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(裏:2)

--------------------------------------------------

 

「(やはりユウトの実力は凄まじかった...だが、それすら凌駕するのがこのリンクジョーカー...)行くぞ、ユウト。ファイナルターン!」

 

「っ...」

 

「スタンド&ドロー。ライド・THE・ヴァンガード。"星輝兵ネビュラロード・ドラゴン"!イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。そして、"インフィニットゼロ"のスキル発動。CB1、手札を1枚捨て、"サウル"、中央の"カローラ・ドラゴン"を呪縛!」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー18000(8000+5000*2)、☆2

 

「さらに今捨てられた"追撃の星輝兵フェルミウム"のスキル発動。CB1、SB3。このユニットを右後列へコール。その後、このユニットと同じ縦列の後列を呪縛する!」

 

「っ...!("カローラ・ドラゴン"が...)」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー23000(8000+5000*3)、☆2

 

「"ネビュラロード"のスキル!SB1、"フェルミウム"を退却。ユウト、お前はリアガードを1枚呪縛する。その後、後列がいなければこのユニットのドライブ+1だ。」

 

「っ..."プラント・トークン"を呪縛。だが、"プラント・トークン"はその瞬間、退却する。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー28000(8000+5000*4)、☆2

 

「ふっ。後列がいないのでドライブ+1。そして、バトルフェイズ開始時、ドロップの"ラドン"、"ネオン"のスキルを発動。それぞれSB1、CB1を支払い、ドロップからコール。まずは"ネオン"を右後列へコールし、その次に"ラドン"を右前列へコール。そして、"ネビュラロード"のスキルにより、呪縛カードの数だけ、"星輝兵"はパワー+5000!」

 

"星輝兵ネビュラロード・ドラゴン" : パワー28000(13000+5000*3)、☆2

"無双の星輝兵ラドン" : パワー25000(10000+5000*3)、☆2

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー43000(8000+5000*4+5000*3)、☆2

"魔弾の星輝兵ネオン" : パワー23000(8000+5000*3)

 

 

「(俺のガード値は40000...駄目だ、守り切れない...!)」

 

「まずは"ネオン"のブースト、"ラドン"でアタック!スキルにより、このアタックは手札から2枚以上でコールしなければガードできない!」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー48000(10000+5000*3+23000)、☆2

 

「っ...(ここを受けて、トリガーを引くしかない...!)ノーガード!」

 

 

『きゃあああああ!』

 

「っ、"セシリア"!...っ、ぐあああああ!」

 

 

"ラドン"の銃撃が"セシリア"を襲い、そのダメージが俺にフィードバックする。

俺のダメージゾーンにカードが置かれる..."パンジーの銃士シルヴィア"、そして"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。

 

 

「ぐっ...っ、ゲット、ドロートリガー...1枚引き、パワー+10000...!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

 

「ならば、"ランタン"でアタック!」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー43000(8000+5000*4+5000*3)、☆2

 

「っ、"メイデン・オブ・ファインエール"、"ウォータリング・エルフ"でガード!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー48000(13000+10000+5000+20000)

 

「これで終わりだ..."ネビュラロード・ドラゴン"!」

 

"星輝兵ネビュラロード・ドラゴン" : パワー28000(13000+5000*3)、☆2

 

 

「まだだ!"メイデン・オブ・イレディエイト"、"激辛闘士カブ・サイ・シー"でガード!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー48000(13000+10000+10000+15000)

 

 

これでトリガーが2枚出なければ、アタックは通らない!

 

 

「ふっ...」

 

「っ...!」

 

 

櫂のやつ、余裕の笑みを浮かべている...!

まさか、トリガーを引くと確信しているとでもいうのか!?

 

 

「行くぞ、ユウト。トリプルドライブ、1枚目、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"星輝兵ネビュラロード・ドラゴン" : パワー38000(13000+5000*3+10000)、☆3

 

「2枚目、"星輝兵ネビュラロード・ドラゴン"。」

 

「っ...(残り1枚...)」

 

「ふっ...3枚目、"星輝兵メテオライガー"。」

 

「っ...馬鹿な....」

 

「効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"星輝兵ネビュラロード・ドラゴン" : パワー48000(13000+5000*3+10000*2)、☆4

 

「やれ、"ネビュラロード・ドラゴン"!メビウス・オペレーション!」

 

 

「っ...ぐあああああああ!」

 

『きゃああああああ!』

 

 

"ネビュラロード・ドラゴン"の攻撃が、俺と"セシリア"を焼き払う。

そして、それに呼応するかのように俺のダメージゾーンにダメージが置かれていく。

 

 

"タンポポの銃士ミルッカ"...."白百合の銃士セシリア"......

 

 

「がああああああ.........」

 

 

ドサッ

 

 

痛みに耐えられず、俺は膝から崩れ落ちる。

"セシリア"の声も聞こえない...おそらく彼女も倒れてしまったんだろう...

俺も意識が薄れていくのを感じる...

 

 

「くくく...勝った...ユウトに勝った...俺はユウトに勝ったんだ!ハハハハハ!」

 

「ハァハァ...櫂......」

 

「これがリンクジョーカー...俺の力だ!」

 

「櫂...お前は...弱く、なった...」

 

「何?」

 

「リンクジョーカー...確かに、恐ろしい強さだ...だが、それは...決して、お前の力なんかじゃない...目を覚ませ...!」

 

「...それがどうした。俺はこのデッキを使いこなし、最強のファイターとなる。お前もすぐわかる。生まれ変わることの喜びが。」

 

「何...?...っ、これは...ぐっ、ぐああああああああああああああああ!

 

 

意識が....これは...虚無...すまない、アサカ...レン....テツ....

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

パリンッ

 

 

「きゃっ...」

 

「おや、大丈夫ですか、アサカ。」

 

「は、はい、レン様。」

 

「すみません!すぐに片づけます!」

 

 

「い、いえ...大丈夫ですから。むしろ、割っちゃってごめんなさい。」

 

 

私は今、レン様と雑誌の取材を受けていた。

用意してもらっていたコーヒーを飲もうとマグカップを手に取ったら、取っ手が壊れてマグカップを落としてしまった。

 

何だか不吉ね...朝はヒールのかかとが折れたから、スニーカーで行こうとしたら靴紐は切れるし...

天気も急に悪くなってきたし...なんなのかしら...

 

 

それに、何だか胸騒ぎがする...何かとてつもなく悪いことが起こっているような...

 

 

「(ユウト...何だか無性に会いたいわ...)」

 

 

 

.



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第八十三話「黒輪の力」

テツside

 

 

今日の指導も終わり、俺は一人明日のことを考えていた。

今日はレンとアサカは雑誌の取材で外出しているし、スイコは最近、アイドル活動が忙しく学校にも来ていない。ジリアンはレオンたちに会いに行っている。

 

そして、ユウトは櫂と出かけている...はずだったんだが、なぜか櫂がここ、フーファイタービルへと来ていた。

 

 

「どうしたんだ、櫂。ユウトと出かける用事があると聞いていたが...」

 

「ああ...奴なら倒した。」

 

「...?あいにく、レンも出かけているぞ。しかし、あいつらがいないと退屈なものだ。最近はコーチ業に専念していたが...お前も見ただろう、レンと先導アイチのファイトを。あのファイトを見てから、どうもファイトへの意欲が湧いてきてな。」

 

「ああ。俺もだ。」

 

「そうか...なら、今からファイトしないか?せっかく来たんだ。久しぶりにお前とファイトするのも一興だ。」

 

「ふっ...俺は元々、そのつもりで来ている。」

 

「そうか...」

 

 

相変わらず寡黙な男だ。だが、ファイトへの情熱は人一倍強い。

ユウトやレン、櫂...フーファイター創立時のメンバーの中で俺だけが置いていかれるわけにもいかんからな。

 

 

「さあ始めるぞ、櫂。」

 

「ああ。」

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

「"ヴァーミリオン・ゲートキーパー"。」

 

「"電離の傑士グルブリッジ"。」

 

 

スタンドアップした瞬間、辺り一面が宇宙空間となる。

それにしても、櫂のユニット...なるかみではないのか。

 

 

「櫂、そのユニットは...」

 

「ふっ...リンクジョーカー...俺の新たな力だ。」

 

「リンクジョーカー...(初めて見るクランだ...櫂も色々試しているということか。)

行くぞ、ドロー。"アモンの眷属 フウ・ジンリン"にライド。"ゲートキーパー"のスキルで1枚ドロー。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 電離の傑士グルブリッジ

 

□■□

□□□

V   : アモンの眷属 フウ・ジンリン

 

テツ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"魔弾の星輝兵ネオン"にライド。"グルブリッジ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。"魔爪の星輝兵ランタン"をコール。バトルだ。"ネオン"でアタック。」

 

"魔弾の星輝兵ネオン" : パワー8000

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ランタン"にパワー+10000。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"デモンテッド・エクセキューショナー"。」

 

「次だ。"ランタン"でアタック。」

 

「それもノーガードだ。ダメージチェック、"悪夢の国のマーチラビット"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"アモンの眷属 フウ・ジンリン" : パワー18000(8000+10000)

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

■■□

V   : 魔弾の星輝兵ネオン

R左  : 魔爪の星輝兵ランタン

 

□■□

□□□

V   : アモンの眷属 フウ・ジンリン

 

テツ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"アモンの眷属 ロン・ジンリン"にライド。スキル発動。SC1。さらに櫂、お前が手札かリアガードから1枚をソウルに置く。置かないなら俺はさらにSC1だ。」

 

「ソウルには置かん。」

 

「ならばさらにSC1。"デモンテッド・エクセキューショナー"をコール。スキルでCB1し、SC3。トリガーは入らなかったので、ドローは無い。さらに"アモンの眷属 フウ・ジンリン"をコール。スキル発動。手札から"ディメンジョン・クリーパー"をソウルに置き、1枚ドロー。櫂、お前は手札から1枚をソウルに置く。これは強制だ。その後、お前は1枚ドローしていい。」

 

「..."獄門の星輝兵パラジウム"をソウルに置き、1枚ドロー。」

 

 

よし、これで櫂のソウルは2枚。まだまだ足りんが、少しずつ溜めていく。

 

 

「"ロン・ジンリン"、ヴァンガードにアタック!」

 

"アモンの眷属 ロン・ジンリン" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ドリーン・ザ・スラスター"。」

 

「ダメージチェック、"魔爪の星輝兵ランタン"。」

 

「"フウ・ジンリン"のブースト、"デモンテッド"でリアガードにアタック!」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー17000(9000+8000)

 

「"星輝兵メテオライガー"でガード。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー23000(8000+15000)

 

「これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

■■□

V   : 魔弾の星輝兵ネオン

R左  : 魔爪の星輝兵ランタン

 

■■□

■□□

V   : アモンの眷属 ロン・ジンリン

R左  : デモンテッド・エクセキューショナー

R左下 : アモンの眷属 フウ・ジンリン

 

テツ 手札:6枚、ソウル:8枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「スタンド&ドロー。"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"にライド。CB1。"フウ・ジンリン"を呪縛。」

 

「呪縛!?なんだこれは!?」

 

「"ランタン"はスキルでパワー+5000。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー13000(8000+5000)

 

「行くぞ。"ランタン"、"デモンテッド"にアタック。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。"デモンテッド"は退却。」

 

「次だ。"メビウスブレス"でアタック。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー10000

 

「くっ、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"星輝兵コロニーメイカー"。」

 

「ダメージチェック、"悪夢の国のダークナイト"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"アモンの眷属 ロン・ジンリン" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「アタックがヒットした。スキル発動。お前のリアガードがいないなら、1枚ドロー。」

 

「何!?俺には"フウ・ジンリン"が...」

 

呪縛カードはリアガードとして扱わない。」

 

「なんだと!?」

 

 

リアガードとして扱われないだと!?

この呪縛とはいったい何なんだ!?

 

 

「その後、呪縛カードがあるならCC1、SC1。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:8枚、ソウル:4枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

■■□

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R左  : 魔爪の星輝兵ランタン

 

□■□

□□

V   : アモンの眷属 ロン・ジンリン

(R左下 : アモンの眷属 フウ・ジンリン)

 

テツ 手札:6枚、ソウル:8枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド...っ、スタンドできないだと!?」

 

「言ったはずだ。呪縛されたカードはリアガードではない。そして、あらゆる行動を封じられる。」

 

「くっ...つまり、アタックやブーストもできないということか...」

 

「ああ。さらにその場所にコールも、移動もできない。」

 

「くっ...何というスキルだ...」

 

 

何もできないとは...ただ退却されるだけならもう一度コールすることで何とかなるが...

 

 

「くっ、ドロー。ライド、"ノーライフキング デスアンカー"!イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。さらにスキルでSC1し、ソウル1枚につきパワー+2000!ソウルは10枚。よって、パワー+20000!」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー32000(12000+2000*10)

 

「"ドリーン・ザ・スラスター"、"グウィン・ザ・リッパー"をコール。"グウィン"のスキルでSC1。さらにソウルが10枚以上あるのでCB1で"ランタン"を退却!さらに"ドリーン"はスキルでパワー+5000!」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー11000(6000+5000)

 

「"アモンの眷属 ロン・ジンリン"をコール。スキルでSC1。櫂、手札を1枚までソウルに置ける。置かないならさらにSC1。」

 

「...」

 

「置かない、ということか。ならばさらにSC1。そして、ソウルに2枚置かれたので"ドリーン"はパワー+10000。」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー21000(6000+5000*3)

 

「行くぞ、櫂!"ドリーン"のブースト、"デスアンカー"でアタック!」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー53000(12000+2000*10+21000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ディメンジョン・クリーパー"。2枚目、"悪夢の国のダークナイト"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー63000(12000+2000*10+21000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"獄門の星輝兵パラジウム"、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。ゲット、クリティカルトリガー。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

 

トリガーを引かれたか。だが、ここは畳みかける!

呪縛という恐ろしいスキルがある以上、リアガードを残しておくのもマズイだろう。

 

 

「"デスアンカー"のスキル!ソウルが13枚以上ならCB1、リアガードを3枚、手札を1枚ソウルに置き、ソウルから"魔界侯爵アモン"にライド!イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。さらにクリティカル+1だ!」

 

"魔界侯爵アモン" : パワー12000、☆2

 

「さらに"アモン"はソウル6枚につき、パワー+5000。ヴァンガードサークルにいるなら5000ではなく10000!俺のソウルは17枚...よって、パワー+20000!」

 

"魔界侯爵アモン" : パワー32000(12000+10000*2)、☆2

 

「行け、"アモン"!ヴァンガードにアタックだ!」

 

「さすがだ、テツ...俺が求めているのは、こういうファイトだ。この極限のファイトが、俺を高みへと近づける!」

 

「(な、なんだ...櫂の様子がおかしい...!)」

 

「ガード!"障壁の星輝兵プロメチウム"。手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"プリズナー・ビースト"。2枚目、"ブリッツ・リッター"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"魔界侯爵アモン" : パワー42000(12000+10000*2+10000)、☆3

 

「ふん...効かんな。」

 

「くっ...ターンエンド。」

 

「お前のエンドフェイズ、呪縛は解呪される。」

 

「(なるほど...これが呪縛か...)」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

 

□■□

■□□

V   : 魔界侯爵アモン

R左下 : アモンの眷属 フウ・ジンリン

 

テツ 手札:7枚、ソウル:17枚、ダメージ:3枚(裏:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド・THE・ヴァンガード。白と黒のリンク、"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー13000、☆2

 

「スキル発動。CB1、手札を1枚捨て、"フウ・ジンリン"を呪縛。」

 

「くっ...またか!(やはりリアガードを残すのは得策ではないか...!)」

 

「"インフィニットゼロ"は呪縛カード1枚につき、パワー+5000。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「コール、"星輝兵コロニーメイカー"。スキルでSB1、手札を1枚捨て、山札から5枚確認。"魔爪の星輝兵ランタン"をコール。呪縛カードがあるので、スタンドでコールする。行くぞ。"ランタン"のブースト、"インフィニットゼロ"でヴァンガードにアタック。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー26000(13000+5000+8000)、☆2

 

「させん!プロテクトⅠを使用!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ふっ...ツインドライブ、1枚目、"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"。2枚目、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"コロニーメイカー"にパワー+10000。」

 

"星輝兵コロニーメイカー" : パワー20000(10000+10000)

 

 

ドガーン

 

 

「くっ...(ガードしているというのに、なんという破壊力...イメージの爆風が吹き荒れている...!)」

 

「"コロニーメイカー"でアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"魔界侯爵アモン"。」

 

「ふっ...やはり強いファイターと戦うことで、俺は実感する...リンクジョーカーの力が、俺自身の力となっていくことを!くくく...フハハハハ!」

 

「っ...!」

 

 

やはり櫂の様子がおかしい...!

あの目、あの表情...まさか...っ...!

 

 

「櫂!お前、まさかレンと同じ過ちを犯すつもりか!」

 

「ふっ...それがどうした。俺はたとえ悪魔に魂を売ってでも、力を手に入れる。」

 

「くっ...そんなことをして、俺だけじゃない...ユウトだって黙ってはいない!」

 

「...言ったはずだ。奴なら既に倒した。」

 

「何...?」

 

 

ま、まさか...ユウトすら倒したというのか...!?

櫂は一度もユウトに勝ったことが無い...そんなユウトを倒したと!?

 

 

「奴の力はやはり想像以上だった...だが...このリンクジョーカーの力があれば、俺はユウトをも越えられる。このデッキが、俺を高みへと至らしめる!」

 

「くっ...櫂!俺がお前の目を覚まさせる!」

 

「ふっ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□■□

■■□

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R左  : 星輝兵コロニーメイカー

R中央 : 魔爪の星輝兵ランタン

 

□■□

□□

V   : 魔界侯爵アモン

(R左下 : アモンの眷属 フウ・ジンリン)

 

テツ 手札:5枚、ソウル:17枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「スタンド&ドロー。"ドリーン・ザ・スラスター"、"グウィン・ザ・リッパー"をコール。"グウィン"のスキルでSC1。"ドリーン"はスキルでパワー+5000。」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー11000(6000+5000)

 

「"ディメンジョン・クリーパー"、"プリズナー・ビースト"をコール。"プリズナー"のスキルでSC1。"ドリーン"はスキルでパワー+5000。さらに"プリズナー"はソウル5枚以上で常にパワー+2000。」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー16000(6000+5000*2)

"プリズナー・ビースト" : パワー10000(8000+2000)

 

「そして、"アモン"のスキル発動!手札から"悪夢の国のダークナイト"、リアガードから"ディメンジョン・クリーパー"、ドロップから"ブリッツ・リッター"をソウルに置く。これにより櫂、お前は手札、リアガード、ドロップからそれぞれ2枚ずつソウルに置く必要がある。」

 

「...手札から"無双の星輝兵ラドン"、"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"。リアガードから"コロニーメイカー"、"ランタン"。ドロップから"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"、"星輝兵メテオライガー"をソウルへ置く。」

 

「合計6枚置いたか。ならばスキルはこれで終わる。だが、"ドリーン"のスキルが発動する。俺は3枚ソウルに置いたので、パワー+15000!」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー31000(6000+5000*5)

 

「さらに"アモン"は自身のソウル6枚につき、パワー+10000。俺のソウルは22枚...よって、パワー+30000!」

 

"魔界侯爵アモン" : パワー42000(12000+10000*3)

 

「そして、お前のソウル6枚につきクリティカル+1!お前のソウルは10枚。よって、クリティカル+1だ!」

 

"魔界侯爵アモン" : パワー42000(12000+10000*3)、☆2

 

 

このターンで決める!俺が櫂の目を覚まさせてやる!

 

 

「"カースド・ドクター"をコール。行くぞ、櫂!"カースド・ドクター"のブースト、"アモン"でヴァンガードにアタック!」

 

"魔界侯爵アモン" : パワー47000(12000+10000*3+5000)、☆2

 

「櫂!お前を魔界の炎で浄化してくれよう!煉獄浄化!」

 

「(ふっ...さすがテツ...俺が求めていた強者だ!)ガード!"障壁の星輝兵プロメチウム"!」

 

「っ!」

 

「手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「くっ、ツインドライブ、1枚目、"ノーライフキング デスアンカー"。2枚目、"悪夢の国のダークナイト"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"グウィン"へ!」

 

"グウィン・ザ・リッパー" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「(よし、これなら...)まずは"ドリーン"でアタックだ!」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー31000(6000+5000*5)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"。」

 

「行け、"グウィン・ザ・リッパー"!櫂にトドメをさせ!」

 

"グウィン・ザ・リッパー" : パワー29000(9000+10000+10000)、☆2

 

「ふっ...ガード、"星輝兵ステラガレージ"。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー33000(13000+20000)

 

 

「っ...くっ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:1枚、ソウル:10枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

 

■■■

■■■

V   : 魔界侯爵アモン

R右  : グウィン・ザ・リッパー

R左  : ドリーン・ザ・スラスター

R中央 : カースド・ドクター

R右下 : プリズナー・ビースト

R左下 : アモンの眷属 フウ・ジンリン

 

テツ 手札:2枚、ソウル:22枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

くっ...決められなかったか...

だが、櫂のリアガードは0、手札も1枚...このターンを耐え、次のターンこそ...!

 

 

「テツ...俺の力を高めるのにふさわしい力だったぞ。...ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。ブレイクライド、"星輝兵ネビュラロード・ドラゴン"。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。そして、"インフィニットゼロ"のスキル!CB1、手札を1枚捨て、"グウィン・ザ・リッパー"と"カースド・ドクター"を呪縛!」

 

「何!?一気に2枚も呪縛だと!?」

 

「それだけではない。捨てられた"追撃の星輝兵フェルミウム"のスキル。CB1、SB3。ドロップからコール。その後、同じ列の後列..."フウ・ジンリン"を呪縛!」

 

「くっ...!」

 

 

これで3枚...リアガードがほぼすべて呪縛されてしまった...

例えこのターンを耐えたとして、櫂に2ダメージ与えられるか...

 

 

「まだ終わらない!"ネビュラロード・ドラゴン"のスキル!SB1、"フェルミウム"を退却。テツ、お前はリアガードを1枚選び、呪縛する。その後、後列が居なければこのユニットのドライブ+1。」

 

「何!?...くっ、"プリズナー・ビースト"を呪縛する...」

 

 

アタックする数を減らさせては、次のターンの攻撃力が格段に落ちてしまう...

ここは既に前列が呪縛されている"プリズナー・ビースト"を呪縛するしかあるまい。

 

 

「ならばドライブ+1だ。そして、バトルフェイズ開始時、ドロップの"魔弾の星輝兵ネオン"のスキル。CB1し、呪縛カードと同じ列にコールする。右後列にコール。さらに"無双の星輝兵ラドン"のスキル。SB1し、"星輝兵"と同じ列にコール。右前列へ。そして、"ネビュラロード"のスキルで呪縛カード1枚につき、"星輝兵"のパワー+5000。」

 

"星輝兵ネビュラロード・ドラゴン" : パワー33000(13000+5000*4)、☆2

"無双の星輝兵ラドン" : パワー30000(10000+5000*4)、☆2

"魔弾の星輝兵ネオン" : パワー28000(8000+5000*4)

 

「なんだと!?」

 

 

これではどちらのアタックも防げん...!

 

 

「行くぞ、テツ..."ネビュラロード・ドラゴン"でアタック。」

 

「くっ...ノーガード...」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカル。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"星輝兵ネビュラロード・ドラゴン" : パワー43000(13000+5000*4+10000)、☆3

 

「2枚目、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。ゲット、クリティカル。効果はすべてヴァンガード。」

 

"星輝兵ネビュラロード・ドラゴン" : パワー53000(13000+5000*4+10000*2)、☆4

 

「3枚目、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカル!」

 

「ば、馬鹿な...!?」

 

「効果はすべてヴァンガード!喰らえ!メビウス・オペレーション!」

 

"星輝兵ネビュラロード・ドラゴン" : パワー63000(13000+5000*4+10000*3)、☆5

 

 

ドガーン

 

 

「ぐあああああああ!」

 

 

俺のダメージゾーンにカードが6枚、なすすべなく置かれる。

5ダメージ受けきれるわけもなく、俺の敗北が決まってしまった。

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

ドサッ

 

 

「ぐっ...櫂...」

 

「ふっ...リンクジョーカー...やはり素晴らしい力だ。」

 

「櫂...目を覚ませ...それは踏み入れてはいかん力だ...!」

 

「それがどうした。俺はЯ...生まれ変わった。」

 

 

 

Я...?

ぐっ、なんだ...これは...!何かが俺の中に入り込んでくる!?

 

 

「ぐっ...ぐあああああああああ!

 

 

 

「新城先輩!?」

 

「大丈夫ですか!?」

 

 

「ぐぅぅぅぅ.................ふっ.....

 

「新城先輩....?」

 

 

力が沸き上がってくる...これがЯ...

この力があれば...レン、お前を王として祀り上げることができる。

俺がレンを支え、レンを王とする...この力で...

 

 

まずは手始めに、こいつらをЯさせよう...くくくく...フハハハハハ!

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ジリアンside

 

 

「何だか天気が悪いわね...」

 

「そうだな...不吉な風だ。」

 

「シャーリーン、怖~い...」

 

 

さっき、急に天気が悪くなったのよね...

何だかどす黒い雲で不気味だわ。

 

 

「レオン様、あたし何か飲み物を買ってきますね。」

 

「ああ。...気を付けていくんだぞ。」

 

「もう...ちょっと外に出るだけですよ。子供扱いしないでください。」

 

「ふっ、そうだな。お前はユウトと夫婦となる身。子供扱いして悪かったな。」

 

「め、夫婦...っ、行ってきます!」

 

 

も、もう...レオン様ったら...

でも、ユウトと結婚したら毎日幸せだろうな~。

 

 

「~...あれ、ユウト?」

 

「....」

 

「どうしてここに?」

 

「ジリアン...」

 

「えっ!?」

 

 

い、いつもさん付けなのに、呼び捨て!?

まさか、ユウトもあたしと結婚する気になったの!?

 

 

お前は...強いのか...?

 

「えっ....?」

 

 

な、何...?何だかユウトの様子がおかしい...

一体何が起こっているっていうの?

 

 

 

.



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第八十四話「不吉な風」

ジリアンside

 

 

「ユウト...一体どうしたの...?」

 

「...」

 

 

おかしい...ユウトは機嫌が悪くても態度に出すような人じゃない...

誰にでも優しくて、誰よりも素敵な人だ。

そんなユウトが、あんな禍々しい雰囲気を出しているなんて、何かあったんだ...

 

 

「デッキを出せ。ファイトだ。」

 

「っ...わかったわ。ファイトしましょう。」

 

 

様子はおかしいけど、ファイトを望んでいるだけみたいだから、きっとファイトすれば元通りになる...よね...

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

 

「"始まりの波紋アレックス"。」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

 

「あたしから行くわ。ドロー。(引けなかったか...仕方ない。)"ティアーナイト テオ"にライド。"アレックス"のスキルで1枚引き、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

□■□

□□□

V   : ティアーナイト テオ

 

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"メイデン・オブ・フラワーカーペット"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。さらに"フラワーカーペット"のスキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

「("メイデン・オブ・フラワーカーペット"...少しデッキが変わってる...?)」

 

「"カローラ・ドラゴン"をコール。バトルだ。"カローラ・ドラゴン"でアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー8000

 

「ノーガードよ。ダメージチェック、"戦場の歌姫ネリッサ"。」

 

「続けて、"プラント・トークン"のブースト、"フラワーカーペット"でアタック。」

 

"メイデン・オブ・フラワーカーペット" : パワー13000(8000+5000)

 

「それもノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「ダメージチェック、"アウトライド・ドラコキッド"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□■□

■■□

V   : メイデン・オブ・フラワーカーペット

R左  : カローラ・ドラゴン

R中央 : プラント・トークン

 

□■□

□□□

V   : ティアーナイト テオ

 

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"高まる波紋パヴロス"にライド。"コーラル・アサルト"2枚、"ティアーナイト テオ"をコール。」

 

 

少しデッキが変わってるみたいだから、警戒すべきかもしれない...

でも、あたしのファイトスタイルは速攻!ユウト相手でもその姿勢を崩さなければ勝てる!

 

 

「行くわよ!左の"コーラル・アサルト"でアタック!」

 

"コーラル・アサルト"(R左) : パワー9000

 

「クイックシールドを使用。」

 

"メイデン・オブ・フラワーカーペット" : パワー13000(8000+5000)

 

「なら、"パヴロス"でアタック!スキルでCB1、SB1し、左の"コーラル・アサルト"をスタンド!」

 

"高まる波紋パヴロス" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"発光信号のペンギン兵"。」

 

「ダメージチェック、"フルーツバスケット・エルフ"。」

 

 

"フルーツバスケット・エルフ"...やっぱり、デッキの内容が変わってる。

"メイデン・オブ・フラワーカーペット"に"フルーツバスケット・エルフ"...どっちも"プラント・トークン"に関するカードだけど、どういうデッキなんだろう。

 

 

「(ま、気にしても仕方ないわね。)左の"コーラル・アサルト"でもう一度ヴァンガードにアタック!」

 

"コーラル・アサルト"(R左) : パワー9000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「"テオ"のブースト、右の"コーラル・アサルト"でアタック!」

 

"コーラル・アサルト"(R右) : パワー17000(9000+8000)

 

「"月下美人の銃士ダニエル"でガード。」

 

"メイデン・オブ・フラワーカーペット" : パワー23000(8000+15000)

 

「...ターンエンドよ。エンド時、このターン4回以上アタックしているので"コーラル・アサルト"2枚のスキル。ソウルに置き、1枚ドロー。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■□

■■□

V   : メイデン・オブ・フラワーカーペット

R左  : カローラ・ドラゴン

R中央 : プラント・トークン

 

□■□

□□■

V   : 高まる波紋パヴロス

R右下 : ティアーナイト テオ

 

ジリアン 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"リコリスの銃士サウル"にライド。スキルでSB1、"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て、"激辛闘士カブ・サイ・シー"をコール。残りは山札の下へ。さらにCB1し、トリガー効果を発動。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「行くぞ。"カブ・サイ・シー"のブースト、"サウル"でアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー25000(10000+10000+5000)、☆2

 

「さすがに通さない!"スーパーソニック・セイラー"2枚でガード!」

 

"高まる波紋パヴロス" : パワー39000(9000+15000*2)

 

「ドライブチェック、"桜の銃士アウグスト"。」

 

 

よし、トリガーは無しね。

ユウトはフォースⅡでクリティカルを上げて、スキルでパワーを上げてくる高火力デッキ。

序盤であまりダメージは受けたくない。

 

 

「"カローラ・ドラゴン"でアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000よ!」

 

"高まる波紋パヴロス" : パワー19000(9000+10000)

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□■□

■■□

V   : リコリスの銃士サウル

R左  : カローラ・ドラゴン

R中央 : 激辛闘士カブ・サイ・シー

 

□■□

□□■

V   : 高まる波紋パヴロス

R右下 : ティアーナイト テオ

 

ジリアン 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"轟く波紋ジノビオス"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"ジノビオス"はソウルに"パヴロス"があるので、常にパワー+1000よ。」

 

"轟く波紋ジノビオス" : パワー13000(12000+1000)

 

「"ティアーナイト ラザロス"、"高まる波紋パヴロス"、"発光信号のペンギン兵"をコール。これでバトルよ。まずは"ペンギン兵"でアタック!」

 

"発光信号のペンギン兵" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"リコリスの銃士サウル"。」

 

「次、2回目!"ラザロス"でアタック。スキルでパワー+3000!」

 

"ティアーナイト ラザロス" : パワー12000(9000+3000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

 

全くガードしないわね...少し不気味だけど、ダメージを稼げるなら問題ないわ!

 

 

「3回目!"テオ"のブースト、"パヴロス"でアタック!スキルでパワー+8000!」

 

"高まる波紋パヴロス" : パワー25000(9000+8000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"リコリスの銃士サウル"。」

 

「(何でガードしないの...?)...アタックがヒットしたので、"テオ"のスキル発動。"ジノビオス"にパワー+8000。」

 

"轟く波紋ジノビオス" : パワー21000(12000+1000+8000)

 

「そして、"ジノビオス"でアタック!」

 

「ガード、"ウォータリング・エルフ"。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー30000(10000+20000)

 

 

「えっ...それじゃあ、1枚でもトリガーが出たら通るわよ!?」

 

「ふっ...」

 

「っ、引けないと思ってるってわけね....いいわ、受けてたつ!ツインドライブ、1枚目、"ティアーナイト ラザロス"。2枚目、"静かなる波紋ソティリオ"...っ、ノートリガー。」

 

「アタックは通らない。」

 

「でも、まだ終わってない!アタック終了時、"ジノビオス"のスキル発動!CB1、手札を1枚捨て、"パヴロス"をスタンド、パワー+5000!」

 

"高まる波紋パヴロス" : パワー14000(9000+5000)

 

「そして、もう一度アタック!スキルでパワー+8000!」

 

"高まる波紋パヴロス" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「"月下美人の銃士ダニエル"でガード。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー25000(10000+15000)

 

「っ...でも、これでダメージ2vs5。あたしの圧倒的な有利ね。」

 

「...」

 

「(やっぱり様子がおかしい...いつものユウトじゃない...)ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

□■□

■■□

V   : リコリスの銃士サウル

R左  : カローラ・ドラゴン

R中央 : 激辛闘士カブ・サイ・シー

 

■■■■

□□■

V   : 轟く波紋ジノビオス

R右  : 高まる波紋パヴロス

R左  : ティアーナイト ラザロス

R右下 : ティアーナイト テオ

Rア1 : 発光信号のペンギン兵

 

ジリアン 手札:3枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「スタンド&ドロー。...お前に見せてやろう、ジリアン。生まれ変わった俺の姿を!

 

「っ...!?」

 

「咲き狂え、我が分身!ライド・THE・ヴァンガード!"荊百合の銃士セシリア”Я”"!」

 

 

な、何なの、この"セシリア"...!?

いつもの"セシリア"じゃない!?こんな禍々しい姿...

 

 

「違う...こんなのユウトの分身じゃない...!」

 

「いや...これが今の俺だ。生まれ変わった俺の姿だ!フハハハハハ!」

 

「っ...」

 

おかしい...こんなのユウトじゃない!

それにこの感じ...以前、虚無に乗っ取られかけていたレオン様みたい...っ、まさか!?

 

 

「ま、まさか虚無なの!?...ユウト!目を覚まして!飲み込まれてはだめよ!」

 

「ふっ...俺は目覚めている...俺は正気だ、ジリアン。くくくく...」

 

「っ...(ダメ...完全に虚無に意識を飲み込まれている...)」

 

 

あの時は先導アイチがレオン様に勝ったら、レオン様から虚無の力が取り除かれた...

だったら、あたしが勝てばユウトは元に戻るはず...!

 

 

「ユウト!あたしが勝って、元に戻してみせる!」

 

「くくくく...フハハハハハ!俺に勝つ?そんな望み、一瞬で消し去ってやるよ!」

 

「っ...」

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー23000(13000+10000)

 

 

フォースⅠ...!?

クリティカルが上昇しないならアタックを受けやすいわね。

でも、きっと何かある...

 

 

「"カローラ・ドラゴン"を後列へ移動。"メイデン・オブ・ファインエール"をコール。スキルでCB1、自身を退却し、山札から3枚見て、"荊百合の銃士セシリア”Я”"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。残りは山札の下へ。"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー+6000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「さらに"ルース"のスキル!自身を退却し、CC1。"白百合の銃士セシリア"、"桜の銃士アウグスト"をコール。"アウグスト"のスキルで他の後列のリアガードを1枚以上、望む枚数退却。"セシリア"、"カブ・サイ・シー"を退却。これにより、退却したユニット1枚につき、パワー+5000、シールド+5000。」

 

"桜の銃士アウグスト" : パワー20000(10000+5000*2)

 

「さらに2枚以上退却したので、ドロップから"白百合の銃士セシリア"、"睡蓮の銃士ルース"を山札の下に置き、1枚ドロー。"カローラ・ドラゴン"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。...行くぞ。"カローラ・ドラゴン"のブースト、"アウグスト"でアタック!」

 

"桜の銃士アウグスト" : パワー28000(10000+5000*2+8000)

 

「っ、ノーガードよ。ダメージチェック、"翠玉の盾パスカリス"。よし、ゲット、ドロートリガーよ。1枚引き、パワー+10000。」

 

"轟く波紋ジノビオス" : パワー23000(12000+1000+10000)

 

「次だ。"ルース"のブースト、"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック!スキルでCB1、"アウグスト"、"カローラ・ドラゴン"を退却。山札から5枚見て、"睡蓮の銃士ルース"、"メイデン・オブ・フラワーカーペット"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー20000(8000+3000*4)

 

「今コールした"ルース"のスキル。退却しCC1。"フラワーカーペット"のスキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー23000(8000+3000*5)

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(V) : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「くっ、ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、リアガードの"セシリア”Я”"にパワー+10000。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(R左) : パワー23000(13000+10000)

 

「2枚目、"白百合の銃士セシリア"。」

 

「ダメージチェック、"ブレブボンバー・ドラゴン"。」

 

「続けて、"カローラ・ドラゴン"のブースト、リアガードの"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(R左) : パワー46000(13000+10000+23000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"静かなる波紋ソティリオ"。」

 

「"セシリア”Я”"のスキル発動!このターンに山札から登場した"セシリア"を含むリアガードがグレード3以上にアタックしたバトル終了時、CB1、スタンドしているリアガード..."メイデン・オブ・フラワーカーペット"、"プラント・トークン"を呪縛!」

 

「呪縛!?(一体何!?)」

 

「これにより、そのアタックしたリアガードをスタンドさせるが...俺の前列に呪縛カードがあるなら、代わりにバインドし、スタンドでライドする!なお、"プラント・トークン"は呪縛された瞬間、退却する。」

 

「っ...また、"セシリア"にライドするってこと!?」

 

「そうだ...再び咲き狂え、我が分身!"荊百合の銃士セシリア”Я”"にスペリオルライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー33000(13000+10000*2)

 

 

っ...変則的なヴァンガードのスタンド...これでまたドライブチェックが発生する...!

しかもフォースを得てるから、パワーも上がってる。あたしのダメージはもう5だから、ガードしなくちゃ...!

 

 

「行くぞ。"セシリア”Я”"でアタック!スキルでCB1、"カローラ・ドラゴン"、"ルース"を退却し、山札から5枚見て、"荊百合の銃士セシリア”Я”"、"メイデン・オブ・フラワーカーペット"をコール!さらに"フラワーカーペット"のスキルで"プラント・トークン"をコール!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(V) : パワー33000(13000+10000*2)

 

「っ、"ソティリオ"、"アウトライド・ドラコキッド"でガード!」

 

"轟く波紋ジノビオス" : パワー48000(12000+1000+10000+10000+15000)

 

「くく...ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ファインエール"。2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてリアガードの"セシリア”Я”"へ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「でも、アタックは通らないわ!」

 

「問題ない...リアガードの"セシリア”Я”"でアタック!」

 

「っ、"ラザロス"でインターセプト!」

 

"轟く波紋ジノビオス" : パワー28000(12000+1000+10000+5000)

 

 

よし...防ぎ切った....

 

 

「フハハハハハ!まさか、防ぎ切った...なんて思ってないだろうな!」

 

「っ...ハッ!?」

 

「そうだ!"セシリア”Я”"のスキル発動!CB1、"フラワーカーペット"、"プラント・トークン"を呪縛!前列に呪縛カードがあるので、バインドしてからスペリオルライド!」

 

 

そんな...またヴァンガードがスタンド...!?

一体何回アタックするつもりよ!?

 

 

「イマジナリーギフトフォースⅠ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー43000(13000+10000*3)

 

 

「これで終わりだ...絶望の淵に沈め。"セシリア”Я”"でアタック!」

 

「っ...(ガード値が...足りない...)ノー...ガード...」

 

「ツインドライブ、1枚目、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"!いずれもすべてヴァンガードへ!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー63000(13000+10000*3+10000*2)、☆3

 

 

「っ....きゃあああああああああああ!」

 

 

"セシリア"の剣が"ジノビオス"を襲い、爆風が起こる。

ダメージ5からさらに3ダメージ...ほぼあたしの負けは決まっている...でも...!

 

「っ、あたしは負けない...勝って、ユウトを元に戻す...!ダメージチェック、1枚目、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー!」

 

 

ダメージを1枚回復する。これで後2枚...

あたしのデッキにはまだヒールトリガーが2枚ある。

それを両方引くことができれば、次のターン、あたしの手札には"ジノビオス"があるから、今度はこっちがヴァンガードをスタンドさせて、勝って見せる!

 

 

「2枚目、"虹色秘薬の医療士官"...ゲット、ヒールトリガー!ダメージ1枚回復!」

 

 

これで後1枚!

 

 

「...(引く...引いてみせる...だって、あたしはユウトに戻ってほしいから...元の優しかったユウトに戻ってほしいから!)」

 

「くくく...さあ、ラストチェックだ。」

 

「...3枚目....っ、"轟く波紋ジノビオス"...」

 

「フハハハハハ!残念、ヒールトリガーじゃない。これで俺の勝ちだ!」

 

「っ...ユウト...くっ、これは...!い、嫌あああああああああああああああ!

 

 

助けて...シャーリーン...レオン...様.....

 

 

.....

....

...

..

.

 

レオンside

 

 

『助けて...レオン様...』

 

「っ!?」

 

 

何だ...今、ジリアンの声が聞こえたような...

 

 

「どうしたんですか~、レオン様。」

 

「いや...」

 

妙な胸騒ぎがする...一体何が起こっている。

この不吉な風はいったい...

 

 

 

.



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第八十五話「暗雲 福原高校」

アサカside

 

 

「う~ん、やっぱり何だかおかしいですね。」

 

「はい...私もそう思います、レン様。」

 

 

雑誌の取材が終わり、レン様と一緒にフーファイタービルへと戻ってきたんだけど...いつもテツが出迎えてくれるのに、今日は来ないのね。

 

 

「帰ってきたのね...」

 

「スイコ。仕事は終わったの?」

 

「いえ...今から仕事よ。大切な、ね...」

 

 

スイコ...何だか様子がおかしいような...

 

 

「今日は妙ですね...テツの出迎えもないし、ユウトへ連絡もつかない。スイコさん、何か知っていますか?」

 

「うふふ...知りたいなら教えてあげるわ。」

 

 

そう言って、スイコはビルへと入っていく。

でも、周りから福原の生徒が現れて行く手を塞いできた。

それに彼らも何だか様子がおかしい...

 

 

「話してほしければ、彼らを倒していけと...」

 

「どうやらそうみたいですね。レン様、ここは私が...」

 

「いや、ここは僕が相手をします。だから、スイコさんのことをお願いします。」

 

「レン様...はい、わかりました。」

 

 

私はレン様が開いてくれた道を走り抜け、ビルの中へと突入する。

ビルに入ると、スイコが階段のところに座っていた。

 

 

「あら...あなたが来たのね。」

 

「ええ。...スイコ、説明してくれるんでしょうね。」

 

「うふふ...いいわ。ただし、ファイトで語ってあげる。...この最強のクラン、リンクジョーカーでね。」

 

 

な、何なの...?スイコの様子がおかしい...まるで昔のレン様みたい。

それに、アジアサーキットの時に見た蒼龍レオンにも似てる...。

 

 

「さあ、始めましょう。」

 

「え、ええ。」

 

 

いきなり空中にファイトテーブルが現れる。

アジアサーキットの時に超常現象には慣れたつもりだったけど...これっていったいどうやって出してるのかしら...

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード。」」

 

「"マイクロホール・ドラコキッド"。」

 

「"銀の茨のお手伝い イオネラ"。」

 

 

あれがリンクジョーカー...見たことないユニットね。

それに、何だか禍々しい気配を感じる。

 

 

「行くわよ。私のターン、ドロー。"グラヴィティボール・ドラゴン"にライド。"マイクロホール"のスキルで1枚ドロー。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : グラヴィティボール・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イオネラ

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"銀の茨のお手伝い イリナ"にライド。"イオネラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るわ。さらに"銀の茨の手品師 ロミー"をコール。スキル発動。レストし、ソウルへ置く。山札から3枚見て、"銀の茨の神竜メガロルード"と"銀の茨の手品師 ロミー"をソウルに置き、残りは山札の下へ。」

 

 

よし、"メガロルード"がそうそうにソウルに入ってくれたのはラッキーね。

それにしても、相手のデッキがどういうデッキかわからない...でも、あまり時間をかけるとまずそうね。

 

 

「ここは攻める。"銀の茨ブリージング・ドラゴン"をコール。バトルよ。まずは"ブリージング・ドラゴン"でアタック!」

 

"銀の茨ブリージング・ドラゴン" : パワー8000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"愛迷終蹴 メラネル"。」

 

「次、"イリナ"でアタック!」

 

"銀の茨のお手伝い イリナ" : パワー8000

 

「うふふ...それもノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"銀の茨のお手伝い イリナ" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"銀漢の利剣 グエルグ"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドローし、パワー+10000。」

 

"グラヴィティボール・ドラゴン" : パワー18000(8000+10000)

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : グラヴィティボール・ドラゴン

 

■■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イリナ

R左  : 銀の茨ブリージング・ドラゴン

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:4枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「うふふ、私のターン、ドロー。"グラヴィティコラプス・ドラゴン"にライド。"黒門を開く者"をコール。スキルでSB1し、山札から2枚見て、"グラヴィティボール・ドラゴン"をコール。残りは山札の下へ。そして、あなたのリアガードが2枚以下なら、"グラヴィティボール・ドラゴン"と同じ横列にいる他のサイバードラゴンはパワー+4000。」

 

"グラヴィティコラプス・ドラゴン" : パワー14000(10000+4000)

 

「行くわよ。"黒門を開く者"のブースト、"グラヴィティコラプス"でヴァンガードにアタック!」

 

"グラヴィティコラプス・ドラゴン" : パワー22000(10000+4000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"星命白奪 ベクト"。」

 

「ダメージチェック、"銀の茨ライジング・ドラゴン"。」

 

 

「うふふ...アタックがヒットしたので、スキル発動。山札から5枚見て、グレード3のサイバードラゴンにレストでライドできる。」

 

「なっ!?」

 

 

これが成功したら、こっちのグレードがまだ1だっていうのにグレード3になるってこと!?

 

 

「5枚確認....うふっ..."星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"。」

 

「っ...!グレード3のサイバードラゴン...」

 

「よって、"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠを左前列へ。」

 

"グラヴィティボール・ドラゴン" : パワー18000(8000+10000)

 

「っ...こっちがグレード1だっていうのに、もうグレード3...しかもギフトまで...」

 

「うふふ...それだけじゃないわ。リンクジョーカーの力を味わわせてあげる!"インフィニットゼロ"のスキル発動!CB1、手札を1枚捨て..."銀の茨ブリージング・ドラゴン"を呪縛!」

 

「えっ?な、何っ!?」

 

 

私のユニットが、赤黒い輪に包まれてしまった...

ファイトテーブルを確認すると、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"が裏返ってる。

 

 

「これがリンクジョーカーの力。呪縛はそのカードのプレイヤーのターン終了時まで続くわ。そのカードはあらゆる行動を封じられる。アタック、ブースト、インターセプト、移動、コール...すべてを封じられるわ。」

 

「っ...なんて能力なの...」

 

「うふふ...さあ、続けるわよ!"グラヴィティボール"でアタック!」

 

"グラヴィティボール・ドラゴン" : パワー18000(8000+10000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。」

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□■□

■■□

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R左  : グラヴィティボール・ドラゴン

R中央 : 黒門を開く者

 

■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イリナ

(R左  : 銀の茨ブリージング・ドラゴン)

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨の操り人形りりあん"にライド。"イリナ"のスキルで山札から3枚見て、"銀の茨の竜使い ルキエ"、"銀の茨の手品師 ロミー"をソウルに置き、残りを山札の下へ。2枚以上ソウルに置いたので、1枚ドロー。さらに"りりあん"のスキルでCB1し、山札から"銀の茨ライジング・ドラゴン"をソウルに置く。」

 

「(随分とソウルが溜まってきたわね。でも、呪縛の力がある以上、私に負けはない。)」

 

「(呪縛...あんな力がある以上、リアガードは並べない方が良いわね。)"りりあん"でアタックよ!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー9000

 

「させないわ。"虚脱の鋭環アルニラム"でガード。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「ドライブチェック、"銀の茨の獣使い セルジュ"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー19000(9000+10000)

 

「あら、無駄なトリガーね。うふふ...」

 

「っ...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□■□

■■□

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R左  : グラヴィティボール・ドラゴン

R中央 : 黒門を開く者

 

■■□

□□□

V   : 銀の茨の操り人形 りりあん

R左  : 銀の茨ブリージング・ドラゴン

 

アサカ 手札:9枚、ソウル:8枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"グラヴィティボール"を後列へ移動。そしてコール、"黒門を開く者"。スキルにより、SB1で山札から2枚見て、"グラヴィティボール・ドラゴン"をコール。残りは山札の下へ。そして、左右の"グラヴィティボール"のスキルにより、横列のパワーが上昇する。」

 

"グラヴィティボール・ドラゴン"(R右下) : パワー12000(8000+4000)

"グラヴィティボール・ドラゴン"(R左下) : パワー12000(8000+4000)

 

「"星命白奪ベクト"をコール。そして、バトルよ。"グラヴィティボール"のブースト、"ベクト"でアタック。」

 

"星命白奪ベクト" : パワー22000(10000+12000)

 

「"銀の茨の獣使い セルジュ"でガードよ!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー24000(9000+15000)

 

「なら、"黒門を開く者"のブースト、"インフィニットゼロ"でヴァンガードにアタック。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー21000(13000+8000)

 

「"銀の茨の手品師 ロミー"、"銀の茨の獣使い セルジュ"でガード!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー34000(9000+10000+15000)

 

 

「あら、守るのね。」

 

 

 

「そうですね...アサカのデッキなら守るのは得策じゃないかも。」

 

「レン様!」

 

 

どうやらレン様が外のファイターたちを全員倒したみたいだ。

やっぱり、レン様ほどの実力者ならあの程度、容易いことのようね。

 

 

「あら...まさか全員倒されるとは思わなかったわ。」

 

「ふふ、僕があの程度でやられるとでも?僕は負けるつもりはないよ。僕が負けるのは、今のところユウトくらいだ。」

 

「うふふ...なら、あなたもЯすることになるわ。」

 

「リバース...?それに今のはどういう...」

 

 

「ふふ、ファイト中よ。話はこれで終わり。ツインドライブ、1枚目、"星輝兵ステラガレージ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、左の"黒門を開く者"にパワー+10000。」

 

"黒門を開く者"(R左) : パワー28000(8000+10000+10000)

 

「2枚目、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて左の"黒門を開く者"へ。」

 

"黒門を開く者"(R左) : パワー38000(8000+10000+10000*2)、☆2

 

「っ...ダブルトリガー...」

 

「...リアガードを狙いなさい。」

 

「えっ!?」

 

 

 

「(やはり...アサカの切り札、"銀の茨の竜使い ルキエ"はソウルから大量のコールを可能とする。でも、それにはCBが2つ必要。わざわざコストを与える道理はない。)」

 

 

 

「くっ、ノーガード。"ブリージング・ドラゴン"は退却。」

 

「うふ、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■■■

■■■

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R右  : 星命白奪べくと

R左  : 黒門を開く者

R中央 : 黒門を開く者

R右下 : グラヴィティボール・ドラゴン

R左下 : グラヴィティボール・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨の操り人形 りりあん

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:8枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨の竜使い ルキエ"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"銀の茨の操り人形 りりあん"をコール。スキルでCB1し、山札から"銀の茨のお手伝い イリナ"をソウルに置くわ。そして、"ダンシング・ナイフダンサー"、"銀の茨の短刀芸 リネーア"をコール。これでバトル!"ルキエ"で"ベクト"にアタックよ!」

 

 

今度はこっちがお返しする番ね!

パワーは届かないし、リアガードを削ることにするわ。

 

 

「うふふ、ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"。2枚目、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"りりあん"にパワー+10000。」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー19000(9000+10000)

 

「"ベクト"は退却するわ。」

 

「次、"ナイフダンサー"で"黒門を開く者"にアタック!」

 

"ダンシング・ナイフダンサー" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。退却。」

 

「ラスト!"リネーア"のブースト、"りりあん"でアタック!"りりあん"はスキルでパワー+10000。さらに"リネーア"のスキルでSC1、パワー+5000!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー42000(9000+10000+10000+13000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"星輝兵メテオライガー"。」

 

 

意図的にリアガードを狙ったとはいえ、たった1ダメージ。

手札は温存できているけど、リアガードが残ってるからまた呪縛されちゃうかも...

 

 

「っ、"ナイフダンサー"のスキルでソウルに置き、CC1。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■■■

□■□

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R中央 : 黒門を開く者

R右下 : グラヴィティボール・ドラゴン

R左下 : グラヴィティボール・ドラゴン

 

□■■□

□□■

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

R右  : 銀の茨の操り人形 りりあん

R右下 : 銀の茨の短刀芸 リネーア

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:12枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。あなたにさらに絶望を見せてあげる。"シュヴァルツシルト・ドラゴン"にブレイクライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。さらに"インフィニットゼロ"のスキル発動。CB1、手札を1枚捨てることで、"りりあん"を呪縛!」

 

「っ...」

 

「さらに"シュヴァルツシルト"のスキル。CB1、"リネーア"を裏でバインド!」

 

 

呪縛だけじゃなく、バインドで除去してくるなんて...でも、アタック対象がヴァンガードしかいなくなった。

これでわざとリアガードをアタックしてコストを稼がせないなんてことはできない。

 

 

「"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"、"星命白奪ベクト"をコール。"インフィニットゼロ"は呪縛カード1枚につき、パワー+5000。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー28000(13000+5000+10000)

 

「さあ、行くわよ。まずは"シュヴァルツシルト"でアタック!」

 

"シュヴァルツシルト・ドラゴン" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ベクト"へ。」

 

"シュヴァルツシルト・ドラゴン" : パワー31000(13000+10000+8000)、☆2

"星命白奪ベクト" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ベクト"よ。」

 

"シュヴァルツシルト・ドラゴン" : パワー31000(13000+10000+8000)、☆3

"星命白奪ベクト" : パワー30000(10000+10000*2)

 

 

「なっ!?」

 

 

ここでダブルクリティカル!?いきなり反則よ!

 

 

「ダメージチェック、"銀の茨の短刀芸リネーア"、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"、"ダンシング・ナイフダンサー"...」

 

 

うっ...しかもノートリガー...

ついてないどころの話じゃないわね。

 

 

「うふふ..."インフィニットゼロ"でアタック。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー40000(13000+5000+10000+12000)

 

「"銀の茨ブリージング・ドラゴン"、"お菓子なピエロ"でガード!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

「なら、"ベクト"でアタックよ。」

 

"星命白奪ベクト" : パワー42000(10000+10000*2+12000)

 

「させない!"冥界の催眠術師"、手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ふふ、何とか防いだようね。でも、次のターンで決められなかったら私の勝ちも同然ね。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

■■■

■■■

V   : シュヴァルツシルト・ドラゴン

R右  : 星命白奪ベクト

R左  : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R中央 : 黒門を開く者

R右下 : グラヴィティボール・ドラゴン

R左下 : グラヴィティボール・ドラゴン

 

□■

□□□

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

(R右  : 銀の茨の操り人形 りりあん)

 

アサカ 手札:3枚、ソウル:12枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「うふふ...そういえば、アサカさんは私に一度も勝ったことがないのよね。」

 

「っ...それは...」

 

「今もダメージ2vs5で私の圧倒的な優勢。もう諦めたらどうかしら?あなたが私に勝てるはずないのよ。」

 

 

確かに...私はスイコに勝ったことがない...

でも...でも、私は負けない!負けるもんですか!

それに今のスイコはやっぱりおかしい。だって、私の知っているスイコは...人を馬鹿にするような人間じゃない!

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー!今、目を覚まさせる!"銀の茨の竜使い ルキエ"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!」

 

「うふふ...無駄な足掻きは止めてほしいのだけれど。」

 

「無駄な足掻きだったかは...ファイトが終わればわかることよ!"ルキエ"のリミットブレイク!CB2、手札を1枚捨て、ソウルから"銀の茨の竜使い ルキエ"、"銀の茨のお手伝い イリナ"を2枚、"銀の茨の神竜メガロルード"、"銀の茨ライジング・ドラゴン"をコールし、前列にパワー+3000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー15000(12000+3000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー15000(12000+3000)

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー8000(0+3000+5000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー17000(9000+5000+3000)

 

「"ルキエ"、"ライジング・ドラゴン"はスキル発動。パワー+10000。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「さらに"メガロルード"のスキル!スイコ、あなたの"ベクト"をソウルに置くわ。これにより、パワー+15000!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー23000(0+3000+5000+15000)

 

「そして、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"をコール。これでバトルよ!"イリナ"のブースト、ヴァンガードの"ルキエ"でアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー33000(12000+3000+10000+8000)

 

「"禁絶の鉄杖イルインヴァート"でガード。手札を1枚捨て、完全ガードよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"メガロルード"にパワー+10000!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー33000(0+3000+5000+15000+10000)

 

「2枚目、"銀の茨の操り人形 りりあん"。」

 

「うふふ、これでアタックは通らない。それに残りのアタック回数は3回。どう頑張っても私に勝つことはできない!」

 

「っ..."ライジング・ドラゴン"でリアガードにアタック!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「"星輝兵メテオライガー"でガード。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「"イリナ"のブースト、"ルキエ"でリアガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー33000(12000+3000+10000+8000)

 

「しつこいわね...ノーガード。」

 

「"メガロルード"でアタック!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー33000(0+3000+5000+15000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀漢の利剣グエルグ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"シュヴァルツシルト・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「エンドフェイズ、まずは呪縛が解呪されるわ。」

 

「そう...なら、"ドリアーヌ"のスキル発動。この子以外の私のリアガードをすべてソウルに置き、2枚につき1枚ドロー。6枚置いたので3枚ドロー。さらに4枚以上置いたのでソウルから"銀の茨の竜使い ルキエ"を手札に加え、"ドリアーヌ"は退却。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

■■■

□■□

V   : シュヴァルツシルト・ドラゴン

R中央 : 黒門を開く者

R右下 : グラヴィティボール・ドラゴン

R左下 : グラヴィティボール・ドラゴン

 

□□■□□

_□□□

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

 

アサカ 手札:9枚、ソウル:13枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「うふふ...残念だけどこのターンで終わりね。ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"、"黒門を開く者"をコール。"黒門を開く者"のスキルでSB1、山札から2枚見て、"グラヴィティボール・ドラゴン"をコール。残りは山札の下へ。上書きされた後列の"黒門を開く者"は退却。そして、"グラヴィティボール"3枚のスキルでそれぞれパワー+8000。」

 

"グラヴィティボール・ドラゴン"(R中央) : パワー16000(8000+4000*2)

"グラヴィティボール・ドラゴン"(R右下) : パワー16000(8000+4000*2)

"グラヴィティボール・ドラゴン"(R左下) : パワー16000(8000+4000*2)

 

「さらに"シュヴァルツシルト"のスキル!CB1、グレード3をSB1!相手のバインドゾーンのカードをすべて表にし、あなたは表のバインドゾーンのカードと同名のカードをガーディアンサークルにコールできない!」

 

「("リネーア"か...幸い、手札に"リネーア"は無いから関係ないわね。)」

 

「行くわよ!"グラヴィティボール"のブースト、"シュヴァルツシルト"でヴァンガードにアタック!」

 

"シュヴァルツシルト・ドラゴン" : パワー39000(13000+10000+16000)

 

「いくら手札があろうと、リンクジョーカーはすべてを打ち砕くわ!潔く敗北して、あなたもЯするのよ!」

 

「っ、"冥界の催眠術師"でガード!手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「(っ!コストでもう一枚の"冥界の催眠術師"を捨てた...ふふ、その手札があれば守り切れると思っているのね...残念!)ツインドライブ、1枚目、"星輝兵ステラガレージ"。ゲット、ヒールトリガー。回復はできないけど、"インフィニットゼロ"にパワー+10000!」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「2枚目、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"インフィニットゼロ"へ!」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)、☆2

 

「アハハハハハ!これで勝負あったわね!完全ガードをコストにしなければ、まだ勝機があったかもしれないのに!」

 

「...」

 

「うふふ、恐怖で声も出ないのね。でも安心して?すぐ楽にしてあげる!"グラヴィティボール"のブースト、"インフィニットゼロ"でアタック!」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー49000(13000+10000*2+16000)、☆2

 

「(完全ガードを捨てた状態で、残り2枚のアタックを防げるわけがない!私の勝ちよ!)」

 

「...ガード。」

 

「っ!?」

 

「"冥界の催眠術師"...手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「ば、馬鹿な!?手札にあった2枚の内、1枚はコストで捨てていた...いつ!?いつ手札に加わったというの!?」

 

「甘いわね、スイコ。さっき完全ガードを捨てたのは、もう一枚を"ドリアーヌ"のスキルで引いていたから。...いつものあなたなら、油断なんかしなかった。いつものあなたなら、こんな無様な姿を晒さなかった!目を覚ましなさい!」

 

「っ...まだよ!このアタックも防げるかしら!"グラヴィティボール"のブースト、"黒門を開く者"でアタック!」

 

"黒門を開く者" : パワー34000(8000+10000+16000)

 

「"銀の茨バーキング・ドラゴン"、"お菓子なピエロ"でガード!」

 

 

 

「(さすがアサカ...あの手札なら、完全ガードがあろうがなかろうが守れていた。強くなりましたね...この姿、ユウトにも見せたかった。)」

 

 

 

「くっ...ターンエンド...」

 

--------------------------------------------------

スイコ 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

■■■

■■■

V   : シュヴァルツシルト・ドラゴン

R右  : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R左  : 黒門を開く者

R中央 : グラヴィティボール・ドラゴン

R右下 : グラヴィティボール・ドラゴン

R左下 : グラヴィティボール・ドラゴン

 

□□■□□

_□□□

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

 

アサカ 手札:3枚、ソウル:13枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「これで舞台の終幕よ!スタンド&ドロー。ライド、"銀の茨の竜使い ルキエ"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"銀の茨の竜使い ルキエ"、"銀の茨の操り人形 りりあん"2枚をコール!そして、"ルキエ"のリミットブレイク!CB2、手札を1枚捨て、ソウルから"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"銀の茨のお手伝い イリナ"2枚、"銀の茨の手品師 ロミー"、"銀の茨の神竜メガロルード"をコール!前列にパワー+3000!"ルキエ"、"ライジング・ドラゴン"はさらにパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R右) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー22000(9000+3000+10000)

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア1) : パワー17000(9000+3000+5000)

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア2) : パワー17000(9000+3000+5000)

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー8000(0+3000+5000)

 

「さらに"メガロルード"のスキル。"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"をソウルに置き、パワー+15000!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー23000(0+3000+5000+15000)

 

 

「ぐっ...(どの列もパワーが高い...今の私の手札で防ぎ切れるか...)」

 

「行くわよ!"イリナ"のブースト、ヴァンガードの"ルキエ"でアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー33000(12000+3000+10000+8000)

 

「(ここはトリガーを引くことに賭ける...)ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"銀の茨の獣使い セルジュ"。ゲット、フロントトリガー。前列すべてにパワー+10000。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー43000(12000+3000+10000+8000+10000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R右) : パワー35000(12000+3000+10000+10000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー32000(9000+3000+10000+10000)

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア1) : パワー27000(9000+3000+5000+10000)

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア2) : パワー27000(9000+3000+5000+10000)

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー33000(0+3000+5000+15000+10000)

 

「2枚目、"銀の茨の獣使い セルジュ"!」

 

「なっ!?」

 

「ゲット、フロントトリガー!前列すべてにパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー53000(12000+3000+10000+8000+10000*2)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R右) : パワー45000(12000+3000+10000+10000*2)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー42000(9000+3000+10000+10000*2)

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア1) : パワー37000(9000+3000+5000+10000*2)

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア2) : パワー37000(9000+3000+5000+10000*2)

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー43000(0+3000+5000+15000+10000*2)

 

 

「ぐっ...ダメージチェック、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"シュヴァルツシルト・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「次よ!"メガロルード"でアタック!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー43000(0+3000+5000+15000+10000*2)

 

「くっ...ノーガード...ダメージチェック、"星輝兵ステラガレージ"。ゲット、ヒールトリガー。回復はできない...でも、パワー+10000!」

 

"シュヴァルツシルト・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「どれだけトリガーを引いても...どれだけパワーが上がっても...私はもう止められない!あなたの目を覚ますまで、何度でも立ち上がって見せる!」

 

「っ...!」

 

「"りりあん"でアタック!スキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア1) : パワー47000(9000+3000+5000+10000*2+10000)

 

「ガード!"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"!」

 

"シュヴァルツシルト・ドラゴン" : パワー48000(13000+10000*2+15000)

 

「こっちの"りりあん"もアタックよ!スキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア2) : パワー47000(9000+3000+5000+10000*2+10000)

 

「っ、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"!」

 

"シュヴァルツシルト・ドラゴン" : パワー48000(13000+10000*2+15000)

 

「"ロミー"のブースト、"ライジング・ドラゴン"でアタック!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー50000(9000+3000+10000+10000*2+8000)

 

「まだよ!"星輝兵ステラガレージ"でガード!」

 

"シュヴァルツシルト・ドラゴン" : パワー53000(13000+10000*2+20000)

 

 

「ふっ...うふふ...後1枚...私が負けるはずがないのよ...」

 

「...スイコ。私、あなたにはユウトのことが好きな女同士、親近感は湧いてたわ。」

 

「...」

 

「そうね...なんていえばいいのかしらね。ライバル...かしら。そんなあなたが、好きだった。だから...目を覚まして!」

 

「っ...!」

 

「"ルキエ"でアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R右) : パワー53000(12000+3000+10000+10000*2+8000)

 

 

「っ...(ガード値が..足りない...)ノーガード...」

 

 

ドガーン

 

 

「きゃあああああ!」

 

スイコのダメージゾーンに"シュヴァルツシルト・ドラゴン"が置かれる。

これでダメージ6...私の勝ちが決まった。

 

 

ああああああああ.......っ...」

 

 

「おっと...」

 

「レン様...」

 

「ナイスファイトでしたよ、アサカ。」

 

 

倒れそうになったスイコをレン様が抱き留めてくれた。

それにしても...疲れたわ...

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「っ...」

 

「おや、目が覚めましたか。スイコさん。」

 

「レン君...それに...アサカさん...」

 

「良かった...」

 

 

元に戻ったみたいね。

いつものスイコだわ。

 

 

「私、どうして...」

 

「記憶が混濁しているようですね。ですが、まあおおよそ理解しました。リバースしたファイターは倒せば元に戻る。だから、負け無ければいいんです。」

 

「ふふ、そうですねレン様。」

 

 

それにしても、スイコだけじゃなくて福原の生徒もリバースしていた。

まさかとは思うけど、ユウトとテツは無事かしら...

 

 

 

.



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第八十六話「憤怒の竜」

レンside

 

 

アサカとスイコさんとともにエレベーターで上階へと向かう。

スイコさんが外部と連絡を取ろうとしたけど、どうやら外部と連絡できないようになっているみたいだ。

 

 

それにしてもスイコさんだけでなく、福原の生徒までリバースされているこの状況...ユウトとジリアンさんは出かけているし、ユウトほどのファイターなら大丈夫だとは思うが...テツが心配だ。

 

 

そう思っていると、エレベーターが途中の階で停止する。

この階は...ユウトの部屋だ。

 

 

「ここはユウトの部屋ですね。」

 

「ユウト君の?」

 

「ええ。AL4になるとワンフロアを自分の部屋にできるんです。上を目指す者の向上心も高まりますしね。」

 

「なるほどね。それにしてもワンフロアという割には狭いわね。」

 

「ええ。僕とユウトの部屋は他と比べて狭いんです。まあ、ユウトの部屋もモーションフィギュアシステムが起動できるくらいには広いですけど。」

 

 

そう話しながら部屋の中に入ると、ユウトの事務机に誰かが座っていた。

近付くとフロアの電気がつく。...あれはユウトではない。

 

 

「待ってましたよ、レン様...」

 

「君は...誰でしたっけ。」

 

「っ...相変わらず酷いですね。僕はこんなにレン様を求めているのに。...でも、僕気付いたんですよ。僕がAL4に入るんじゃなくて、僕のチームに貴方を入れてあげますよ!」

 

「...お断りです。僕のチームメイトは、ユウトとアサカ、テツ...それにスイコさんとジリアンさんです。」

 

「ふん...仕方ない。だったら貴方をЯさせて、僕の下僕にしてあげましょう!」

 

 

彼がデッキを出すと、薄い赤色のファイトテーブルが現れる。

どうやらファイトする必要があるようですね。

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

「"電離の傑士グルブリッジ"。」

 

「"恐慌の撃退者フリッツ"。」

 

 

あれは...リンクジョーカー。さっきスイコさんが使っていたクランですね。

 

 

「くくく...僕のデッキが変わっていることに驚いているようですね。このデッキは最高だ。このデッキがあれば、あの憎き久導ユウトすら倒せる...」

 

「それはないですね。...ユウトが君ごときに倒せるわけがない。」

 

「くっ...本当にひどい人ですね...まあいい。すぐにこのデッキの力を思い知ることになる。...ドロー。"魔爪の星輝兵ランタン"にライド。"グルブリッジ"のスキルで1枚引き、ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 魔爪の星輝兵ランタン

 

□■□

□□□

V   : 恐慌の撃退者フリッツ

 

レン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"黒鎧の撃退者リンナル"にライド。"フリッツ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを獲得。さらに"リンナル"をコール。」

 

「レン様!?リンクジョーカー相手にむやみにリアガードをコールするのは...」

 

「大丈夫です、アサカ。...まずはヴァンガードの"リンナル"でアタック。」

 

"黒鎧の撃退者リンナル"(V) : パワー8000

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"督戦の撃退者ドリン"。」

 

「ダメージチェック、"追撃の星輝兵フェルミウム"。」

 

「アタックがヒットしたので、"リンナル"のスキル。山札から3枚見て、"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"を手札に加えます。残りは山札の下へ。さらにリアガードの"リンナル"でアタック!」

 

"黒鎧の撃退者リンナル"(R右) : パワー8000

 

「ふふ、ノーガード。ダメージチェック、"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"。」

 

「ヒットしたのでスキル発動。山札から3枚見て、"ブラスター・ダーク・撃退者"を手札に加えます。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 魔爪の星輝兵ランタン

 

□■■

□□□

V   : 黒鎧の撃退者リンナル

R右  : 黒鎧の撃退者リンナル

 

レン 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"にライド。スキル発動!CB1、"リンナル"を呪縛!」

 

 

赤黒い輪が"リンナル"を封じる...これが呪縛か。

 

 

「"星輝兵コロニーメイカー"をコール。スキルでSB1、手札を1枚捨て、山札から5枚見て、"魔爪の星輝兵ランタン"をコール。呪縛カードがあるのでスタンドでコールだ。そしてバトルフェイズ開始時、"ネオン"のスキル。CB1、ドロップから呪縛カードと同じ列にコール。"ランタン"のブースト、"メビウスブレス"でアタック!」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"コロニーメイカー"へ。」

 

"星輝兵コロニーメイカー" : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"無常の撃退者マスカレード"、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカル。パワー+10000。」

 

"黒鎧の撃退者リンナル" : パワー18000(8000+10000)

 

「アタックがヒットした!レン様、貴方のリアガードがいないので1枚ドロー。さらに呪縛カードがあり、表のダメージが無いのでCC1、SC1。そして、"ネオン"のブースト、"コロニーメイカー"でアタック!」

 

"星輝兵コロニーメイカー" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「"ダークサイド・トランぺッター"でガード。」

 

"黒鎧の撃退者リンナル" : パワー33000(8000+10000+15000)

 

「くくく...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□■■

□■■

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R右  : 星輝兵コロニーメイカー

R中央 : 魔爪の星輝兵ランタン

R右下 : 魔弾の星輝兵ネオン

 

□■

□□□

V   : 黒鎧の撃退者リンナル

(R右  : 黒鎧の撃退者リンナル)

 

レン 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。ライド、"ブラスター・ダーク・撃退者"。CB1、手札を1枚捨て、"コロニーメイカー"を退却。"魁の撃退者クローダス"、"督戦の撃退者ドリン"をコール。"ドリン"のスキル。CB1、SB1でパワー+10000。さらに"クローダス"がいるので1枚ドロー。"ブラスター・ダーク・撃退者"でアタック。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー10000

 

「くくく...貴方の攻撃なんて効きません!"星輝兵メテオライガー"でガード!」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー25000(10000+15000)

 

「ドライブチェック、"督戦の撃退者ドリン"。続けて、"クローダス"のブースト、"ドリン"でアタック。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「ガード、"無双の星輝兵ラドン"、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー30000(10000+5000+15000)

 

「...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□■■

□■■

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R右  : 星輝兵コロニーメイカー

R中央 : 魔爪の星輝兵ランタン

R右下 : 魔弾の星輝兵ネオン

 

■■■

■□□

V   : ブラスター・ダーク・撃退者

R右  : 黒鎧の撃退者リンナル

R左  : 督戦の撃退者ドリン

R左下 : 魁の撃退者クローダス

 

レン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(裏:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。くくく...あのレン様でも僕に1ダメージも与えられない。やはりこのデッキは最高だ!アハハハハハ!」

 

「...」

 

「くくく...恐怖を恥じる必要はありませんよ、レン様。貴方は弱くない。僕が強くなりすぎただけだ!」

 

「...ハァ...早く続けてください。」

 

 

面倒な人だ。とっととこのファイトを終わらせて、テツを探したいのに。

 

 

「ふん...ライド、"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「"インフィニットゼロ"のスキル発動!CB1、手札を1枚捨て、"ドリン"を呪縛!」

 

「くっ...(やはり呪縛は厄介ですね...)」

 

「"インフィニットゼロ"、"ランタン"はスキルでパワー+5000。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー28000(13000+10000+5000)

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー13000(8000+5000)

 

「バトルフェイズ開始時、"ラドン"のスキル。SB1でコール。"ランタン"のブースト、"インフィニットゼロ"でアタック!」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー41000(13000+10000+5000+13000)

 

「ノーガード。」

 

「くくく...ツインドライブ、1枚目、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ラドン"!」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー41000(13000+10000+5000+13000)、☆2

"無双の星輝兵ラドン" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"星輝兵ステラガレージ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"ラドン"にパワー+10000。」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「アハハハハハ!さあ、2ダメージ受けてもらいましょうか!」

 

「...ダメージチェック、"無常の撃退者マスカレード"、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー20000(10000+10000)

 

「チッ...回復しましたか。ですがもう1ダメージ!"ネオン"のブースト、"ラドン"でアタック!」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー38000(10000+10000*2+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"黒衣の撃退者タルトゥ"。」

 

「"ラドン"はスキルでバインド。くくく...これで4ダメージ。レン様、もう少しで貴方をЯしてあげられますよ。」

 

「ふっ...僕は負けないよ。」

 

「ふん...強がっていられるのもこれまでですよ。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)、バ:1

 

□■■

□■□

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R中央 : 魔爪の星輝兵ランタン

R右下 : 魔弾の星輝兵ネオン

 

■■

■□□

V   : ブラスター・ダーク・撃退者

R右  : 黒鎧の撃退者リンナル

(R左  : 督戦の撃退者ドリン)

R左下 : 魁の撃退者クローダス

 

レン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「レン君、随分と余裕だけど大丈夫かしら...」

 

「スイコ、黙って見てなさい。レン様がこんな奴に負けるわけないじゃない。」

 

「アサカさん...」

 

「レン様は、ユウトが認めたライバル。こんなところで負けるような人じゃないわ。」

 

 

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。絶望の先に進みし者。それは地獄か虚無の地か。汝の目に映りしもの、その力をもって伝授せよ!ライド、"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー23000(13000+10000)

 

「"虚空の撃退者マスカレード"をコールし、スキル発動。山札から7枚見て、"ブラスター・ダーク・撃退者"を手札に加えます。そして、手札に加えたので"リンナル"を退却。そしてさらにスキルが発動します。"リンナル"のスキル、SB1することで君はリアガードを1枚選び、退却しなければならない。」

 

「チッ..."ネオン"を退却。」

 

「"督戦の撃退者ドリン"をコール。スキルでCB1、SB1し、パワー+10000。"クローダス"がいるので1枚ドロー。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー20000(10000+10000)

 

「さらに"ブラスター・ダーク・撃退者"をコール。スキルにより"ドリン"にブーストを与え、CC1。そして、"モルドレッド"のスキルでイマジナリーギフトフォースⅠを獲得。右前列へ。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー20000(10000+10000)

 

「これで行きます。まずは"ブラスター・ダーク・撃退者"でアタック。」

 

「くっ、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"でガード。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「なら次です。"モルドレッド・ファントム"でアタック。スキルでCB1、"ブラスター・ダーク"をすべてスタンドし、パワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー23000(13000+10000)

 

「ふん、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"。2枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーはリアガードへ。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー40000(10000+10000+10000+10000)

 

「ぐっ、ダメージチェック、"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"、"無双の星輝兵ラドン"。」

 

「"ドリン"のブースト、"ブラスター・ダーク・撃退者"でアタック。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー60000(10000+10000+10000+10000+20000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"魔弾の星輝兵ネオン"。」

 

「これでダメージは同点。エンドフェイズ、解呪。さらに"クローダス"のスキルでCB1、ソウルに置き1枚ドロー。"ドリン"がいるのでCC1。これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)、バ:1

 

□■□

□■□

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R中央 : 魔爪の星輝兵ランタン

 

■■■

□■■

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R右  : ブラスター・ダーク・撃退者

R左  : 督戦の撃退者ドリン

R中央 : 虚空の撃退者マスカレード

R右下 : 督戦の撃退者ドリン

 

レン 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「くそ...僕は強くなった...強くなったんだ!」

 

「いいえ。君は弱い。」

 

「何!?」

 

「リンクジョーカー...確かに強力な力を持っている。でも、デッキっていうのは使いこなしてこそ真価を発揮する。ただそのデッキを持っただけで強くなるはずがない。」

 

「ぐっ...黙れ!僕は最強なんだ!スタンド&ドロー!...来た!これが僕の切り札だ!すべての者に等しく呪いを振り撒け、凍てつく氷の力!"星輝兵フリーズレイ・ドラゴン"にブレイクライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"星輝兵フリーズレイ・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「さらに"インフィニットゼロ"のスキル!CB1、手札を1枚捨て、"ブラスター・ダーク・撃退者"、"虚空の撃退者マスカレード"を呪縛!」

 

「一気に2枚も呪縛ですか。」

 

「それだけじゃない!"フリーズレイ"のスキル!相手のカードが呪縛される度、CC1、SC1!さらに"ランタン"はスキルでパワー上昇!」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー18000(8000+5000*2)

 

「"フリーズレイ"のスキル発動!SB3することで相手の呪縛カードをすべてダメージゾーンに裏で置き、相手は置かれた枚数分、表のダメージを回復する。表のダメージが無いなら、置かれたカードをそのままドロップする。」

 

 

 

「そんな!?これじゃあレン様のダメージがすべて裏に...」

 

「コストを封じられたわけね...厄介な能力...」

 

 

「それだけじゃない!"フリーズレイ"のスキル発動!相手のダメージゾーンにカードが置かれた時、CB2することで相手リアガードを1枚呪縛できる。前列の"ドリン"を呪縛!」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー23000(8000+5000*3)

 

「スキルでCC1、SC1。これで終わりだ!"ランタン"のブースト、"フリーズレイ"でアタック!」

 

"星輝兵フリーズレイ・ドラゴン" : パワー56000(13000+10000*2+23000)

 

 

 

「レン君が"モルドレッド"のスキルを使うなら、ここでダメージを受けてコストを増やしたいところだけど...」

 

「もしクリティカルが引かれたら負ける...レン様!」

 

 

 

「ガード、"黒鎧の撃退者リンナル"、"厳格なる撃退者"3枚、"ダークサイド・トランぺッター"。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー83000(13000+10000+15000*4)

 

「くくく、ガードしますか。ツインドライブ、1枚目、"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"。2枚目、"星輝兵ステラガレージ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000。」

 

"星輝兵フリーズレイ・ドラゴン" : パワー66000(13000+10000*2+23000+10000)

 

「ふん...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キリヤ 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:3)、バ:1

 

□■□

□■□

V   : 星輝兵フリーズレイ・ドラゴン

R中央 : 魔爪の星輝兵ランタン

 

■□

□□■

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

(R左  : 督戦の撃退者ドリン)

R右下 : 督戦の撃退者ドリン

 

レン 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(裏:4)

--------------------------------------------------

 

「残念でしたね、レン様。今のドライブチェック、クリティカルは出なかった。ノーガードしていれば1ダメージ受けて、コストが増えていたのに。」

 

「ふっ...残念だけど、今のターンで僕を倒せなかった時点で君の負けは決まったよ。」

 

「何!?」

 

「スタンド&ドロー。燃え上がれ怒りの炎、荒れ狂う憤怒の念で目に映るすべてを焼き尽くせ!ライド、"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「"ブラスター・ダーク・撃退者"をコール。スキルで"ドリン"にブーストを与え、CC1。"黒衣の撃退者タルトゥ"をコール。スキルでSB1し、山札から"黒鎧の撃退者リンナル"をコール。」

 

「くっ...だが、どれだけリアガードを揃えても無駄だ!僕の力の前に、貴様はひれ伏すのだ!」

 

「ふっ...行きますよ。"ブラスター・ダーク"でアタック。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー20000(10000+10000)

 

「"星輝兵ステラガレージ"でガード!」

 

"星輝兵フリーズレイ・ドラゴン" : パワー33000(13000+20000)

 

「次です。"リンナル"のブースト、"レイジングフォーム"でアタック。」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー41000(13000+10000*2+8000)

 

「させない!"障壁の星輝兵プロメチウム"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"無常の撃退者マスカレード"。2枚目、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ドリン"にパワー+10000。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー20000(10000+10000)

 

「くくく...アタックは終了した。結局、レン様も僕にダメージは与えられず、僕に敗北する運命なんだ!」

 

「ふっ...誰がアタック終了と言いました?」

 

「は....?」

 

「"レイジングフォーム"のリミットブレイク!尽きることのなき憤怒。肉体は変わってもその魂は受け継がれる...転生せよ、"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"!」

 

 

"ブラスター・ダーク・撃退者"、"黒衣の撃退者タルトゥ"、"黒鎧の撃退者リンナル"を退却する。

そして、これが今の僕の切り札...すべてを焼き尽くす憤怒の炎!

 

 

「スペリオルライド、"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"!」

 

「バカな!?手札から新しい"レイジングフォーム"にライドしただと!?」

 

「イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。さらに登場時、ダメージ4以上ならCB1で山札から"撃退者"をコールできる。...すべてを闇に包み込め、我が分身。"ブラスター・ダーク・撃退者"をスペリオルコール!」

 

 

 

「来た!レン様の分身!」

 

「これでヴァンガードとリアガードでもう一度アタックできる!」

 

 

「ぐっ...馬鹿な...」

 

「"レイジングフォーム"でアタック!」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「ぐっ...(僕の手札は"星輝兵ステラガレージ"...20000ではガード値が足りない!)」

 

「ツインドライブ、1枚目、"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"。2枚目、"ダークサイド・トランぺッター"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ブラスター・ダーク"へ。」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)、☆2

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー40000(10000+10000*2+10000)

 

「ぐっ...ここでクリティカルだと!?」

 

 

彼のダメージゾーンに"星輝兵フリーズレイ・ドラゴン"、"星輝兵コロニーメイカー"が置かれる。

トリガーは無い。これで残るアタックを防がれる可能性もゼロだ。

 

 

「トドメだ。"ドリン"のブースト、"ブラスター・ダーク・撃退者"でアタック!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー60000(10000+10000*2+10000+20000)

 

「くっ、ぐああああああああああああ!」

 

 

そして、最後のダメージが置かれる。

これで僕の勝ちだ。

 

 

 

ぐっ...馬鹿なああああああああああああ!」

 

 

ドサッ

 

 

 

「ふぅ...気を失ったようですね。」

 

「さすがです、レン様。」

 

「ええ、さすがね、レン君。」

 

「ありがとう、二人とも。...さて、次へ進みましょうか。」

 

 

それにしてもリンクジョーカー...恐ろしいクランです。

ま、僕は負けませんがね。

 

 

 

.



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第八十七話「裏切りの将軍」

レンside

 

 

先ほどの彼とのファイトを終え、僕たちは再び上階へと向かう。

そして最上階へと辿り着いた。

 

 

「誰もいませんね。...なるほど、上ですか。」

 

 

僕は床を2回叩き、屋上へ移動を始める。

ここまでくると、やはり君もリバースしているんでしょうね。

あまり気乗りはしませんが、元に戻すためにもファイトする必要がありそうです...テツ。

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「来たか。」

 

「やはり君でしたか...テツ。」

 

「ふっ...やはりお前はここまで来てしまうか。それでこそ、我が王に相応しい。」

 

「王、ですか...そんなものになるつもりはありません。というか、僕はカードファイト部の部長をユウトに任せるくらいですし。」

 

「いつまでそんな演技をするつもりだ。」

 

 

演技...か。まあある意味ではそうかもしれませんね。

ですが今の自分が好きなんですよね。

 

 

「さあ、始めましょうか。」

 

「ふっ...覚悟は決まっているようだ。」

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード。」」

 

「"恐慌の撃退者フリッツ"。」

 

「"ヴァーミリオン・ゲートキーパー"。」

 

 

「僕のターン、ドロー。"無常の撃退者マスカレード"にライド。"フリッツ"のスキルで1枚ドロー。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ヴァーミリオン・ゲートキーパー

 

□■□

□□□

V   : 無常の撃退者マスカレード

 

レン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「一つ聞いてもいいですか?」

 

「ダメだと言っても聞くのだろう?」

 

「はい。...君をリバースさせたのは誰です。それにユウトは無事なのですか。」

 

「ふっ...俺がそれに答えるとでも?」

 

「答えないでしょうね。テツはケチですから。」

 

 

ですが、テツをリバースできるファイターなど、この世でそうはいない。

そして、それはユウトにも言えることだ。

 

 

「やめておけ。俺は考え事をしながら勝てる相手ではないぞ。」

 

「ふっ、そうですね。」

 

「行くぞ。ドロー。"アモンの眷属 フウ・ジンリン"にライド。"ゲートキーパー"のスキルで1枚引き、クイックシールドを獲得。さらに"フウ・ジンリン"のスキルで手札を1枚ソウルに置き、1枚ドロー。さらにレン、お前は手札を1枚ソウルに置かなければならない。その後、1枚ドローしても良い。」

 

「なら、"黒衣の撃退者タルトゥ"をソウルに置き、1枚ドロー。」

 

「さらに"プリズナー・ビースト"をコール。スキルでSC1。行け、"プリズナー・ビースト"!」

 

"プリズナー・ビースト" : パワー8000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"。」

 

「続けて、"フウ・ジンリン"でアタック!」

 

"アモンの眷属 フウ・ジンリン" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"デモンテッド・エクセキューショナー"。」

 

「ダメージチェック、"督戦の撃退者ドリン"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■■

V   : アモンの眷属 フウ・ジンリン

R右  : プリズナー・ビースト

 

□■□

□□□

V   : 無常の撃退者マスカレード

 

レン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。殲滅せよ、僕の分身。"ブラスター・ダーク・撃退者"にライド。スキルにより、CB1、手札を1枚捨て、"プリズナー・ビースト"を退却。」

 

「...」

 

「君のリアガードがいないのでドライブ+1だ。そしてコール、"魁の撃退者クローダス"、"督戦の撃退者ドリン"。"ドリン"のスキルでCB1、SB1することでパワー+10000。さらに"クローダス"がいるので1枚ドロー。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー20000(10000+10000)

 

「行きますよ、テツ。"ブラスター・ダーク"でアタック!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー10000

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ブラスター・ダーク・撃退者"。2枚目、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ドリン"にパワー+10000。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「ダメージチェック、"グウィン・ザ・リッパー"。」

 

「"クローダス"のブースト、"ドリン"でアタック。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー38000(10000+10000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ブリッツ・リッター"。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : アモンの眷属 フウ・ジンリン

 

■■□

■□□

V   : ブラスター・ダーク・撃退者

R左  : 督戦の撃退者ドリン

R左下 : 魁の撃退者クローダス

 

レン 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(裏:2)

--------------------------------------------------

 

「雀ヶ森レン、やはりお前は強い。なのになぜその実力に相応しいふるまいをしない。」

 

「そうですか?これでもらしくしているつもりですけど。」

 

「フーファイターにしてもそうだ。お前が立ち上げたのに、実際に組織を運営しているのは俺だ。」

 

「ええ。とても助かっています。」

 

「ハァ...」

 

「いいじゃないですか。人にはそれぞれ向き不向きがあるんですから。」

 

「確かにその通りだ。...だが、トップはお前だ。お前でなければならない!」

 

 

テツ...一体なぜそこまで僕にこだわるんでしょう。

頼りにしてくれるのは嬉しいんですがね。

 

 

「スタンド&ドロー。"デモンテッド・エクセキューショナー"にライド。スキルでCB1し、SC3。」

 

 

ソウルに入ったのは"アモンの眷属 フウ・ジンリン"、"プリズナー・ビースト"、"ブリッツ・リッター"。

 

 

「トリガーがソウルに入ったため、1枚ドロー。"ドリーン・ザ・スラスター"、"グウィン・ザ・リッパー"をコール。"グウィン"のスキルでSC1。"ドリーン"はスキルでパワー+5000。」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー11000(6000+5000)

 

 

「テツ、なぜ僕にそこまでこだわるんです?」

 

「...お前は俺が認めた最強のファイターだからだ。」

 

「最強のファイター...それはユウトのことでは?」

 

「確かに奴はお前より強い。だが...いずれはお前が奴を超える。俺はそう信じている。」

 

 

テツ...リバースしていてもそう思ってくれているんですね。

僕だって、いつまでもユウトの背中を追い続けるだけではないと思っていますが。

 

 

「行け、"デモンテッド"。ヴァンガードにアタック。スキルでパワー+5000。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"悪夢の国のダークナイト"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"グウィン"へ。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー14000(9000+5000)、☆2

"グウィン・ザ・リッパー" : パワー19000(9000+10000)

 

「ダメージチェック、"黒鎧の撃退者リンナル"、"ダークサイド・トランぺッター"。ゲット、クリティカル。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ドリーン"のブースト、"グウィン"で"ドリン"にアタック。」

 

"グウィン・ザ・リッパー" : パワー30000(9000+10000+11000)

 

「ノーガード。"ドリン"は退却。」

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:7枚、ソウル:8枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■□□

■■□

V   : デモンテッド・エクセキューショナー

R左  : グウィン・ザ・リッパー

R左下 : ドリーン・ザ・スラスター

 

□■□

■□□

V   : ブラスター・ダーク・撃退者

R左下 : 魁の撃退者クローダス

 

レン 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。絶望せよ、そして地に倒れ伏し、苦き水をすするがいい!ライド、"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"!イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。"黒衣の撃退者タルトゥ"をコール。スキルでSB1、"黒鎧の撃退者リンナル"をコール。さらに"ブラスター・ダーク・撃退者"をコールし、"モルドレッド"のスキルでイマジナリーギフトフォースⅠを獲得。右前列へ。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「行くぞ、テツ。"ブラスター・ダーク"でヴァンガードにアタック。」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"悪夢の国のマーチラビット"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー19000(9000+10000)

 

 

トリガーを引かれましたか。

ですが、その程度で僕を止められると思ったら大間違いだ、テツ。

 

 

「"モルドレッド・ファントム"、ヴァンガードにアタック。スキルでCB1、"ブラスター・ダーク"をスタンドし、パワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー40000(10000+10000*2+10000)

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー13000

 

「"悪夢の国のダークナイト"でガード。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー34000(9000+10000+15000)

 

「これではダブルトリガーでも通りませんね。」

 

「ふっ、当然だ。PSYクオリアを持つお前のドライブチェックを警戒するのは当たり前の行動。それができんやつはまだまだ未熟ということだ。」

 

「PSYクオリア...やはり、君は変わってしまった。リバースしたことで、僕の本質が見えなくなっている。」

 

「何を言う。力を持っているなら行使するべきだ。Яして気付いた。力こそすべて。力を持つ者が力を行使し、弱き者はひれ伏す。それがこの世の理なのだ。」

 

「テツ...」

 

 

本当に変わってしまった。今の君は、君のデッキは輝いていない。

でも大丈夫、僕が元に戻して見せる。

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"。2枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"タルトゥ"にパワー+10000。」

 

"黒衣の撃退者タルトゥ" : パワー20000(10000+10000)

 

「"クローダス"のブースト、"タルトゥ"でヴァンガードにアタック。」

 

"黒衣の撃退者タルトゥ" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「させん!"悪夢の国のダークナイト"でガード!」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー34000(9000+10000+15000)

 

「まだです!"リンナル"のブースト、"ブラスター・ダーク"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー48000(10000+10000*2+10000+8000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"デモンテッド・エクセキューショナー"。」

 

「アタックがヒットしたので、"リンナル"のスキル。山札から3枚見て、"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"を手札に加えます。残りは山札の下へ。そして、ターン終了時、"タルトゥ"の能力でコールした"リンナル"は退却。ですが、退却した"リンナル"のスキル。SB1を支払い、君はリアガードを1枚選び、退却しなければならない。」

 

「..."グウィン"を退却。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:6枚、ソウル:8枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■□□

□■□

V   : デモンテッド・エクセキューショナー

R左下 : ドリーン・ザ・スラスター

 

■■■

■□□

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R右  : ブラスター・ダーク・撃退者

R左  : 黒衣の撃退者タルトゥ

R左下 : 魁の撃退者クローダス

 

レン 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「雀ヶ森レン...最後にもう一度問う。俺に頂かれる王となるのだ。そして、世界の王となる。お前にはその資格がある!」

 

「テツ...お断りだよ。」

 

「ハァ...ならば仕方ない。お前をЯしてやろう!そうすれば気付くはずだ!力こそがすべて...力ある者にすべての栄光を!」

 

「っ!」

 

 

『弱き者に絶望を...そして、力ある者にすべての栄光を。』

 

 

そうか...今のテツは、昔の僕だ。

力に溺れ、仲間の本質を見失った僕。

あの時は、アイチ君が、櫂やユウトが僕の目を覚ましてくれた。

今度は僕が、テツを救う番だ。

 

 

「スタンド&ドロー。悪魔の中の悪魔よ、魔界を統べる神よ!姿を現し、この世のすべてを絶望に変えよ!"魔神侯爵アモン”Я”"にライド!」

 

「これは...(今までリバースした人はリンクジョーカーを使っていたが...ユニットまでリバースするというのか!?)」

 

「イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。"ドリーン"を前列へ移動。"グウィン・ザ・リッパー"をコール。スキルでSC1。さらにソウルが10枚以上あるので、CB1し"ブラスター・ダーク・撃退者"を退却。」

 

「...」

 

「"ドリーン"はスキルでパワー+5000。」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー11000(6000+5000)

 

「そして..."アモン”Я”"のリミットブレイク!このカードの能力以外でSCされた時、リアガード1枚を呪縛する。"グウィン"を呪縛!この能力で呪縛したユニットのグレードの分、SC!よって、SC2だ!」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー21000(6000+5000*3)

 

 

それだけ...?

いや、ダークイレギュラーズデッキにとって、ソウルは枚数が重要。

もしかしたら後々さらなる能力が発動するかもしれない。

 

 

「くくく...そんなに悩む必要はない。すぐにこの力を見せてやる。"アモンの眷属 ロン・ジンリン"をコール。スキルでSC1。レン、お前は手札を1枚ソウルに置いて良い。置かないなら、俺はさらにSCする。」

 

「.."虚空の撃退者マスカレード"をソウルへ。」

 

「置いたか。ならば追加のSCは無い。"ドリーン"はスキルでさらにパワー+5000。」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー26000(6000+5000*4)

 

「"アモン”Я”"のスキル発動!"ロン・ジンリン"を呪縛!グレード2なので、SC2!」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー36000(6000+5000*6)

 

「バトルに入るが..."アモン”Я”"は俺のターン中、ソウル1枚につきパワー+1000。俺のソウルは今15枚。よって、パワー+15000。さらにソウルに"アモン"を含むグレード3が2枚以上あるならクリティカル+1!」

 

"魔神侯爵アモン”Я”" : パワー27000(12000+1000*15)、☆2

 

「さらにソウルに"魔界侯爵アモン"があるなら、このユニットのアタックにグレード0はコールできない!」

 

「何!?」

 

「行くぞ!"アモン”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

 

くっ...僕の手札のガードに使用できるカードは、ほぼすべてグレード0。

このアタックを防ぐことはできない...!」

 

 

「ノーガード。」

 

「ふっ、これで終わりにしてやろう!ツインドライブ、1枚目、"グウィン・ザ・リッパー"。2枚目、"ブリッツ・リッター"。ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「っ...」

 

「クリティカルはヴァンガード、パワーは"ドリーン・ザ・スラスター"へ!」

 

"魔神侯爵アモン”Я”" : パワー27000(12000+1000*15)、☆3

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー46000(6000+5000*6+10000)

 

「ぐっ...ダメージチェック、"無常の撃退者マスカレード"、"虚空の撃退者マスカレード"...」

 

「これで終わりだ、レン...お前は俺に頂かれる王となる...」

 

「...まだだよ、テツ。僕は諦めない。絶対に。」

 

「お前はクリティカル3のアタックを受け、ダメージが6になるというのに何を...「ゲット、ヒールトリガー。」..何!?」

 

「"アビス・ヒーラー"...ヒールトリガーだ。」

 

「バカな!?この局面で、ヒールトリガーを引いたというのか!?」

 

 

危なかった...でも、諦めなければデッキは、仲間は応えてくれる。

ユウトが僕に教えてくれたことだ。

 

 

「ダメージ1枚回復し、"モルドレッド"にパワー+10000。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー23000(13000+10000)

 

「ぐぅ..."ドリーン"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー56000(6000+5000*6+10000)

 

「"アビス・ヒーラー"2枚でガード。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー63000(13000+10000+20000*2)

 

「くっ...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

テツ 手札:7枚、ソウル:15枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

□□■

■■■

V   : 魔神侯爵アモン"Я"

R右  : グウィン・ザ・リッパー

R左  : ドリーン・ザ・スラスター

R右下 : アモンの眷属 ロン・ジンリン

 

■■□

■□□

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R左  : 黒衣の撃退者タルトゥ

R左下 : 魁の撃退者クローダス

 

レン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「これで終わりにしましょう、テツ。」

 

「ぐっ...」

 

「スタンド&ドロー。燃え上がれ、怒りの炎!荒れ狂う憤怒の念で目に映るすべてを焼き尽くせ!ライド、"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「"督戦の撃退者ドリン"をコール。スキルでCB1、SB1しパワー+10000。"クローダス"がいるので1枚ドロー。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ブラスター・ダーク・撃退者"をコール。スキルで"ドリン"にブーストを与え、CC1。さらにCB1、手札を1枚捨て、"グウィン"を退却。」

 

「くっ...(インターセプトを消されたか。)」

 

「最後に"虚空の撃退者マスカレード"をコール。スキルで山札の上から7枚確認...ですが、手札には加えません。」

 

 

これで準備は整った。

僕の全力をもって、テツの目を覚まさせる。

 

 

「行くぞ、テツ!"クローダス"のブースト、"タルトゥ"でアタック!」

 

"黒衣の撃退者タルトゥ" : パワー18000(10000+8000)

 

「"ディメンジョン・クリーパー"でガード!」

 

"魔神侯爵アモン”Я”" : パワー22000(12000+10000)

 

「"ドリン"のブースト、"ブラスター・ダーク"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー50000(10000+10000*2+20000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"悪夢の国のマーチラビット"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!」

 

"魔神侯爵アモン”Я”" : パワー22000(12000+10000)

 

「行け、"レイジングフォーム"!」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「くっ、プロテクト!手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

 

やはり、テツならプロテクトや守護者を使ってでもヴァンガードのアタックを守ると思った。

でも、その程度で僕は止められない!

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"虚空の撃退者マスカレード"。2枚目、"黒鎧の撃退者リンナル"。」

 

「効かん!その程度の攻撃で魔の神となった俺を傷付けることなど不可能!」

 

「まだです。この憤怒の炎は尽きることはない。リミットブレイク!"タルトゥ"、"ブラスター・ダーク"、"マスカレード"を退却し、手札から"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"にスペリオルライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「さらにダメージが4枚以上なので、CB1し、山札から"ブラスター・ダーク・撃退者"をコール。スキルでCC1。そして、ヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「ガード、"ブリッツ・リッター"!」

 

"魔神侯爵アモン”Я”" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「これならどうだ!"レイジングフォーム"でもう一度アタック!」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「甘いぞ、レン!"悪夢の国のマーチラビット"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

 

ガチャ

 

 

「レン様!」

 

「レン君!」

 

 

おや、どうやらアサカとスイコさんが屋上に辿り着いたようですね。

ファイトもクライマックス。これで終わりにして、みんなでユウトを探すとしましょうか。

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆2

 

「2枚目、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。パワー+10000して、1枚ドロー...っ!」

 

「ふっ...いくらトリガーを引いても、お前のアタックはもう終わりだ。お前の手札に"レイジングフォーム"が無いことはわかっている。」

 

「そうですね...確かに、僕の手札に"レイジングフォーム・ドラゴン"はありませんでした。」

 

「ふっ、そうだろうな。」

 

「...ですが、今のドロートリガーで引きましたよ。3枚目の"レイジングフォーム"。」

 

「何!?」

 

「限界をさらに突き破れ!友を悪しき力から解放するために!リミットブレイク!"ブラスター・ダーク"、"クローダス"、"ドリン"を退却!尽きることのなき憤怒。肉体が変わってもその魂は受け継がれる...転生せよ、"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"!スペリオルライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー43000(13000+10000*3)

 

「スキル発動。CB1、山札から"黒衣の撃退者タルトゥ"をコール。そして、"レイジングフォーム"で三度アタック!」

 

「ぐっ...(俺の手札には"悪夢の国のマーチラビット"がある...だが、それでは残りのアタックは防げん...)」

 

「轟け、憤怒の咆哮!テツを悪しき力から解放せよ!」

 

「ぐっ...ノーガード...」

 

「ツインドライブ、1枚目、"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"。2枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー53000(13000+10000*3+10000)、☆2

 

 

「ぐああああああああああああああ!」

 

 

テツのダメージゾーンに6枚目のカードが置かれる。

置かれたカードは"魔神侯爵アモン”Я”"。これで僕の勝ちだ。

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

ぐおおおおおおおお!

 

 

テツから邪悪な力が消えていく。

でも、テツがふらふらと後ろへ下がっていく。

 

 

ぐおおおおおおおお......」

 

「っ、テツ!」

 

「っ...レン....」

 

 

間一髪でしたね...もう少しでテツが帰らぬ人になるところでした。

それにしても...テツは他の人たちと違ってかなり体力を消耗しているようですね。

 

 

「俺はいったい...」

 

「大丈夫、少し悪い夢を見ていただけです。」

 

「ふっ...相変わらず、わけのわからんことを...ぐっ...」

 

 

「レン様!テツ!」

 

「二人とも大丈夫!?」

 

 

アサカとスイコさんが走り寄ってくる。

二人を心配にさせてしまいましたね。

 

 

「もう大丈夫です。...ですが、ユウトが結局見当たりませんでしたね。」

 

「俺ならここにいる。」

 

「っ...ユウト!」

 

 

声がした方へ振り向くと、屋上への入り口の上にユウトは座っていた。

 

 

「ユウト...無事でよかったです。」

 

「ふっ...無事、か。」

 

「...?」

 

 

おかしい...ユウトはもっと口数の多い方だと思っていましたが...

それにこの状況に何も突っ込まない?...まさか!?

 

 

「ユウト...君すらリバースしているというのか...」

 

「なんですって!?」

 

 

「ふっ...察しがいいな、レン。そうだ、俺はЯしている。」

 

「「「「っ!?」」」」」

 

 

その言葉に僕だけじゃなく、アサカ、スイコさん、テツも驚く。

ユウトほどのファイターがリバースされているなんて...それがどれほど恐ろしいことか、リバースしたファイターと戦った僕たちならわかる。

 

 

「ユウト...君の目も覚まさせる。僕とファイトだ!」

 

「ふっ...レン。今のお前にその資格はない。」

 

「何!?」

 

Яしたテツは凄まじい実力だったのは確かだ。だが、俺の力はその比ではない。テツに苦戦しているようでは、お前は俺に負けてЯするのがオチだ。」

 

「っ...やってみなければわからない!」

 

「くくく...やらなくてもわかる。俺には見えている。お前が俺に無様に敗北し、Яする姿が。」

 

「っ!」

 

 

ユウトがそう言った瞬間、僕たちはユウトのイメージを強制的に見せられる。

そこにはリバースしたセシリアによって、僕のレイジングフォームがボロボロにされている姿があった。

 

 

「これは...」

 

「これが俺のイメージ...そしてそれが現実になる。俺が求めているのは、俺を超える力を持つファイター。今のお前にはその資格はない。」

 

「っ...待て、ユウト!」

 

 

ユウトはそれだけ言うと、飛び降りて屋上から去っていく。

僕はそれを追いかけようとするが、これまでの戦いの疲れで足がもつれ、倒れてしまった。

 

 

「強くなれ、レン...俺を凌駕するほどに。」

 

「ユウト...」

 

「だが、俺はそれをさらに上回ってやろう。最強のファイターとして、お前の最大の壁としてな。くくく....フハハハハハ!」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

 

「まさか...ユウトまでリバースしているとは...」

 

「はい...(あの時に嫌な予感...このことだったんだわ...)」

 

 

僕たちはあの後、今の状況をアイチ君に伝えるために宮地学園へと来ていた。

福原はリバースから解放された...それでも、ユウトがリバースしているという事実が僕たちに重くのしかかっていた。

 

 

「あれ、レンさん...福原の皆さんも。」

 

「アイチ君...」

 

「どうしたんですか?」

 

「いえ、実は...」

 

「あれ~、スーさん!」

 

「スイコ、ここにいたのね。」

 

「っ、コーリン、レッカ...」

 

 

コーリンさんとレッカさん...

スイコさんがリバースしていたことから、彼女たちもリバースしていると思いましたが...

どうやら普通のように見えますね。

 

 

「レンさん...?」

 

「いえ、無事ならいいんです。」

 

「?」

 

 

ですが、彼女たちがリバースしていないとも限らない。

ここで話すのは危険ですね。

 

 

「(アイチ君...気を付けてください。)」

 

 

そして、ユウト...君の言う通り、僕はもっと強くなる。

必ず君を救ってみせるよ。

 

 

 

.



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第八十八話「暗黒の正義」

 

レンとアサカが福原高校のリバース事件を解決する数時間前...

 

 

ユウトside

 

 

「さて...ジリアンはЯさせた。次はレオン、お前だ...くくく...行くぞ、ジリアン。」

 

「はい...ユウト様...」

 

 

俺はジリアンを連れて、レオンの元へ向かいだす。

だが、そんな俺たちの前に何者かが立ち塞がった。

 

 

「お前が久導ユウトか。」

 

「...誰だ。」

 

「我はブラドブラック、ギーゼの使徒だ。」

 

「ギーゼ...知らんな。だが...お前は強そうだ。」

 

 

俺が求めるのは強いファイター。それが誰かなんて関係ない。

俺を超える力を持つファイターが居ればそれでいい。

 

 

「我が強いかどうか...試してみるか?」

 

「ふっ...話が早くて助かる。行くぞ。」

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」「Z」

 

「「ヴァンガード。」」

 

 

「"次元ロボ ゴーユーシャ"。」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

 

「我のターン、ドロー。"エタニティ・チェイサー"にライド。"ゴーユーシャ"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : エタニティ・チェイサー

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"睡蓮の銃士ルース"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。"ルース"のスキルで"プラント・トークン"を2枚コール。さらに"カローラ・ドラゴン"を2枚コール。」

 

 

「(ほう...我に臆せず攻めてくるとは。)」

 

「まずは"ルース"でアタック。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー8000

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"メイデン・オブ・ファインエール"。」

 

「ダメージチェック、"宇宙勇機グランザイル"。」

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー13000(5000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"次元ロボ カイザード"。...チッ...」

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー13000(5000+8000)

 

「そう何度もアタックを通すか!"宇宙勇機グランザイル"でガード!」

 

"エタニティ・チェイサー" : パワー18000(8000+10000)

 

「ふっ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : エタニティ・チェイサー

 

■■■

■□■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R右  : プラント・トークン

R左  : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

 

手ごたえが無いな。強い力を感じたから、強いファイターだと思ったんだがな。

残念で仕方ない。

 

 

「...貴様、我をなめているようだな。」

 

「...」

 

「我が力はこんなものではない。」

 

「ならばその力を見せてほしいものだな。」

 

 

でなければつまらん。俺が求めているのは最強のファイター。

俺を超えられる力を持つ者のみなのだからな。

 

 

「ふっ、我が力を見た時、それが貴様の最後だ。我がターン、ドロー。"次元ロボ カイザード"にライド。ライドされた"エタニティ・チェイサー"のスキル。手札を1枚捨て、グレード3を公開する。俺は"創世英雄ゼロ"を公開。山札から別名のグレード3を手札に加える。我は山札より我が真の姿、"黒装傑神ブラドブラック"を手札に加える。」

 

「(ブラドブラック...)」

 

「バトル!"カイザード"でヴァンガードにアタックだ!」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー10000

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"メイデン・オブ・ファインエール"。」

 

「ふっ、まずは一撃。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ カイザード

 

■■■

■□■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R右  : プラント・トークン

R左  : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「足りんな...」

 

「何...?」

 

「スタンド&ドロー。"リコリスの銃士サウル"にライド。スキル発動。SB1、右の"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"をコール。残りは山札の下へ。さらにCB1を支払い、トリガー効果を発動。1枚引き、パワー+10000。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

「さらに"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー11000(8000+3000)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー11000(8000+3000)

 

「バトルだ。行け、"サウル"。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

「っ、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"プラント・トークン"へ。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)、☆2

"プラント・トークン" : パワー15000(5000+10000)

 

「なっ!?またトリガーだと!?」

 

「これもPSYクオリアの導き...定められた運命。さあ、2ダメージ受けてもらおう。」

 

「ぐっ、ダメージチェック、"エタニティ・チェイサー"、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー20000(10000+10000)

 

 

ふん、片方のアタックは通らないか。

まあ仕方あるまい。

 

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"プラント・トークン"でアタックだ。」

 

"プラント・トークン" : パワー23000(5000+10000+8000)

 

「チッ..."エンドレス・フロート"でガード!」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ カイザード

 

■■■

■□■

V   : リコリスの銃士サウル

R右  : メイデン・オブ・ブロッサムレイン

R左  : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「ぐぅ...まさかこれほどの力を持っているとは...」

 

「弱い...この程度の実力だったか。お前からは力を感じたのだがな。」

 

「まだだ!勝ったつもりになるなよ!我のターン、スタンド&ドロー!真なる正義は暗黒にて輝く!正義執行!"黒装傑神ブラドブラック"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらにライドされた"カイザード"のスキル!手札を1枚捨て、イマジナリーギフトフォースⅠを獲得してヴァンガードサークルへ!」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「"エンドレス・フロート"、"宇宙勇機グランザイル"をコール。"グランザイル"のスキルで山札から5枚見て、"創世英雄ゼロ"を手札に加え、そのまま捨てる。"グランザイル"はグレード3がいるのでパワー+5000。」

 

"宇宙勇機グランザイル" : パワー13000(8000+5000)

 

「さらに"有毒怪獣ゲルスラッジ"をコール。スキルでSB1する。これにより、貴様はCB1してよい。しなければ我は1枚ドロー。」

 

「俺に表のダメージは無い。」

 

「ふっ、よって俺は1枚ドロー。そして、"ブラドブラック"のスキル。CB1することで前列にパワー+10000。」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー43000(13000+10000*2+10000)

"有毒怪獣ゲルスラッジ" : パワー19000(9000+10000)

"エンドレス・フロート" : パワー20000(10000+10000)

 

「これで貴様も少しは焦るだろう!」

 

「...」

 

「ふん、可愛げのない奴だ。行くぞ!まずは"ゲルスラッジ"でヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"メイデン・オブ・ファインエール"。」

 

「続けて、"ブラドブラック"が行く!」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー43000(13000+10000*2+10000)

 

「ノーガード。」

 

「ふん、かっこつけてノーガードか。」

 

 

ふっ、好きに言わせておくか。

お前は何も知らない。俺がなぜノーガードするかもな。

 

 

「ふん、ツインドライブ、1枚目、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは"エンドレス・フロート"へ!」

 

"エンドレス・フロート" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「2枚目、"ジャスティス・コバルト"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは"エンドレス・フロート"へ!」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆2

"エンドレス・フロート" : パワー40000(10000+10000+10000*2)

 

「ダメージチェック、"桜の銃士アウグスト"、"白百合の銃士セシリア"。」

 

「これで4ダメージ...これで5ダメージ目だ!"グランザイル"のブースト、"エンドレス・フロート"でアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"エンドレス・フロート" : パワー58000(10000+10000+10000*2+5000+13000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"フルーツバスケット・エルフ"。」

 

 

これで5ダメージ。十分コストは溜まったな。

 

 

「ふん、これでダメージ5。追い詰めたぞ。」

 

「ふっ...」

 

「ぐっ...余裕そうな態度をしおって...バトル終了時、"エンドレス・フロート"を退却し、1枚ドロー。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■□□

□■■

V   : 黒装傑神ブラドブラック

R右  : 有毒怪獣ゲルブリッジ

R左下 : 宇宙勇機グランザイル

 

■■■

■□■

V   : リコリスの銃士サウル

R右  : メイデン・オブ・ブロッサムレイン

R左  : プラント・トークン

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「ご苦労だったな。」

 

「何!?」

 

「お前が良く働いてくれたおかげで、お前を屠るのに十分なコストが溜まってくれた。」

 

「っ、それでノーガードしていたというのか...!?」

 

 

気付くのが遅かったようだな。

残念だ、強い力を感じたのは勘違いだったか。

 

 

「スタンド&ドロー。咲き狂え、我が分身。"荊百合の銃士セシリア”Я”"にライド!」

 

「ぬぅ...(この力...何というイメージ力...)」

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー23000(13000+10000)

 

「"プラント・トークン"と"カローラ・ドラゴン"の位置を入れ替える。そして、"リコリスの銃士サウル"をコール。スキルでSB1、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"を退却。山札から3枚見て、"桜の銃士アウグスト"をコールし、残りは山札の下へ。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R左) : パワー11000(8000+3000)

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー11000(8000+3000)

 

「さらに"アウグスト"のスキル。他の後列のリアガードを望む枚数退却。"サウル"、"プラント・トークン"を退却。1枚につき、パワーとシールド+5000。」

 

"桜の銃士アウグスト" : パワー20000(10000+5000*2)

 

「2枚以上退却したので、ドロップから"サウル"と"ルース"を山札の下に置き、1枚ドロー。そして、"睡蓮の銃士ルース"、"メイデン・オブ・ファインエール"をコール。これでバトルだ。まずは"ルース"のブースト、"カローラ・ドラゴン"でアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R左) : パワー19000(8000+3000+8000)

 

「させん!"コマンダー・ローレル"でガード!」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー23000(13000+10000)

 

「次だ。"カローラ・ドラゴン"のブースト、"アウグスト"でアタック。」

 

"桜の銃士アウグスト" : パワー31000(10000+5000*2+11000)

 

「ぐっ、ダメージチェック、"次元ロボ ダイスクーパー"。」

 

「次、"セシリア”Я”"でアタック。スキルでCB1、"アウグスト"、左の"カローラ・ドラゴン"を退却。山札から5枚見て、"荊百合の銃士セシリア”Я”"、"メイデン・オブ・フラワーカーペット"をコール。さらに"ルース"のスキル発動。退却しCC1。"フラワーカーペット"のスキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(V) : パワー23000(13000+10000)

 

「くっ、"エタニティ・チェイサー"、"ジャスティス・コバルト"でガード!」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「ふっ...ツインドライブ、1枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてリアガードの"セシリア”Я”"へ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(R右) : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「2枚目、"リコリスの銃士サウル"。アタックは通らない。だが、続けてリアガードの"セシリア”Я”"でアタックだ!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(R右) : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「"ジャスティス・コバルト"!」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー28000(13000+15000)

 

 

ほう...防ぐか、なかなかやるな。

だが俺の攻撃はこんなものじゃない。

 

 

「"セシリア”Я”"のスキル発動!CB1、"フラワーカーペット"、"プラント・トークン"を呪縛!"セシリア”Я”"をバインドし、スタンドでライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「まだまだ行くぞ!"セシリア”Я”"でアタック!スキルでCB1、"ファインエール"、"カローラ・ドラゴン"を退却。山札から5枚見て、"白百合の銃士セシリア"、"リコリスの銃士サウル"をコール。さらに"サウル"のスキルを発動。SB1、自身を退却。山札から3枚見て、"メイデン・オブ・フラワーカーペット"をコール。」

 

「ぬっ!まさか...」

 

「ああ。"フラワーカーペット"のスキルにより、"プラント・トークン"をコール。」

 

「これでさらに"セシリア"にライドできるということか。」

 

 

随分と落ち着いているな。防ぎ切る自身があるということか。

まあいい。このターンで決められなくとも、俺が負けることはない。

 

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「"ダイヤモンド・エース"でガード。手札を1枚捨て、完全ガードだ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"カローラ・ドラゴン"。2枚目、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「ノートリガー。このターン、我が敗北することはなくなった。」

 

「ほう...なら、"セシリア"でアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000

 

「"ゲルブリッジ"でインターセプト。」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー18000(13000+5000)

 

「"セシリア”Я”"のスキル。CB1、"プラント・トークン"、"フラワーカーペット"を呪縛。"白百合の銃士セシリア"にスペリオルライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー43000(13000+10000*3)

 

「行け、アタックだ!」

 

「"ダイヤモンド・エース"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ふっ、守護者を持っていたか。ツインドライブ、1枚目、"荊百合の銃士セシリア”Я”"。2枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー53000(13000+10000*3+10000)

 

 

だがアタックは通らない。このターンはここまでだな。

奴の手札は0枚、リアガードもたった1枚。十分だろう。

 

 

「ターンエンド。解呪。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:0枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

■□□

□■□

V   : 黒装傑神ブラドブラック

R左下 : 宇宙勇機グランザイル

 

■■□

□□■

V   : 白百合の銃士セシリア

R左  : メイデン・オブ・フラワーカーペット

R右下 : メイデン・オブ・フラワーカーペット

 

ユウト 手札:12枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「我のターン、スタンド&ドロー。(くっ、こんなことならあのカードをデッキに入れておくべきだったか。)」

 

「逆転のカードは引けたか?」

 

「くっ..."グランザイル"は前列へ移動。"ブラドブラック"のスキル発動。CB1、前列にパワー+10000。」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー43000(13000+10000*2+10000)

"宇宙勇機グランザイル" : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「行くぞ!我、"ブラドブラック"でヴァンガードにアタック!」

 

「"月下美人の銃士ダニエル"、"ウォータリング・エルフ"2枚でガード。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー68000(13000+15000+20000*2)

 

「ぐっ、ツインドライブ、1枚目、"次元ロボ ゴーレスキュー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"グランザイル"にパワー+10000。」

 

"宇宙勇機グランザイル" : パワー33000(8000+5000+10000+10000)

 

「2枚目、"次元ロボ ダイレーサー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"グランザイル"へ。」

 

"宇宙勇機グランザイル" : パワー43000(8000+5000+10000+10000*2)、☆2

 

 

「"ブラドブラック"のスキル発動!山札から7枚見て、"創世英雄ゼロ"を手札に加える。さらに手札を2枚捨て、"創世英雄ゼロ"にライド、パワー+10000、ドライブ-1!イマジナリーギフトフォースⅠはヴァンガードサークルへ!」

 

"創世英雄ゼロ" : パワー40000(0+10000*3+10000)

 

 

捨てたカードは"次元ロボ ダイレーサー"2枚か。

となると、残る手札は"次元ロボ ゴーレスキュー"か。

 

 

「行くぞ、"ゼロ"でアタック!スキルでCB1、SB1で1枚ドロー。"セシリア"のパワーを0にする!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー0(13000-13000)

 

 

「ふっ、ノーガード。」

 

「くっ、舐めた態度を取りやがって!こっちが下手に出てりゃいい気になりやがって!ぶっ潰してやる!」

 

「くくく、それが貴様の本性というわけか。」

 

「黙れ、このカスが!絶対にクリティカルを引いてやる!ツインドライブ、1枚目、"次元ロボ ダイスクーパー"。2枚目、"ダイヤモンド・エース"...ぐっ、ゲット、ドロートリガー。」

 

「ふっ、クリティカルを引くんじゃなかったのか?」

 

「黙れ!...くそ、1枚引いて、"グランザイル"にパワー+10000。」

 

"宇宙勇機グランザイル" : パワー53000(8000+5000+10000+10000*3)、☆2

 

「ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

 

 

「チッ...行け、"グランザイル"!あの生意気な小僧を叩きのめせ!」

 

"宇宙勇機グランザイル" : パワー53000(8000+5000+10000+10000*3)、☆2

 

「"激辛闘士カブ・サイ・シー"、"ウォータリング・エルフ"でガード。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー58000(13000+10000+15000+20000)

 

「くっ...くそ...ターンエンドだ...」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

□□□

■■□

V   : 創成英雄ゼロ

R左  : 宇宙勇機グランザイル

 

■■□

□□■

V   : 白百合の銃士セシリア

R左  : メイデン・オブ・フラワーカーペット

R右下 : メイデン・オブ・フラワーカーペット

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

--------------------------------------------------

 

 

ここまでだな。結局つまらんファイトだった。

興が醒めたな。このファイトを終わらせて、レンの様子でも見に行くとするか。

 

 

「ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。"フラワーカーペット"を後列へ移動。"カローラ・ドラゴン"をコール。"桜の銃士アウグスト"をコール。スキルで"フラワーカーペット"2枚を退却。パワー+10000。ドロップから"セシリア”Я”"、"セシリア"を山札の下に置き、1枚ドロー。」

 

"桜の銃士アウグスト" : パワー20000(10000+5000*2)

 

「"フルーツバスケット・エルフ"をコール。スキルでSB1、自身を退却し"プラント・トークン"を2枚コールし、パワー+5000。"カローラ・ドラゴン"もスキルでパワー上昇。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

"プラント・トークン"(R右下) : パワー10000(5000+5000)

"プラント・トークン"(R左下) : パワー10000(5000+5000)

 

「"セシリア"のスキル。CB1、"プラント・トークン"を退却。山札から5枚見て、"荊百合の銃士セシリア”Я”"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。前列にパワー+10000。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー53000(13000+10000*3+10000)

"桜の銃士アウグスト" : パワー30000(10000+5000*2+10000)

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー23000(13000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー20000(8000+3000*4)

 

「"ルース"のスキル。自身を退却しCC1。そして"睡蓮の銃士ルース"をコール。行くぞ。"カローラ・ドラゴン"のブースト、"セシリア"でアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー73000(13000+10000*3+10000+20000)

 

「"ダイヤモンド・エース"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"睡蓮の銃士ルース"。2枚目、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「(よし...まだ耐えられる...まだ俺様は負けていない!)」

 

「"ルース"のブースト、"セシリア”Я”"でアタック!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"エタニティ・チェイサー"。」

 

「"セシリア”Я”"のスキル発動。」

 

「何!?リアガードでも能力が発動するというのか!?」

 

「ふっ...言っただろう、ファイナルターンだと。CB1、"アウグスト"と"プラント・トークン"を呪縛!バインドして、スタンドでライド!咲き狂え、我が分身!"荊百合の銃士セシリア”Я”"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー53000(13000+10000*4)

 

「ぐっ...」

 

 

さあ、これで終わりにしよう。

弱き者に絶望を、力ある者にすべての栄光を!

 

 

「"セシリア”Я”"、ヴァンガードにアタック!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー53000(13000+10000*4)

 

「まだだ!"ゼロ"のスキル発動!手札からグレード3を捨て、"セシリア”Я”"のクリティカルを0にする!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー53000(13000+10000*4)、☆0

 

「これでクリティカルトリガーを引かない限り、どれだけパワーがあろうがアタックはヒットしない!」

 

「ふっ...言っただろう、ファイナルターンだと。」

 

「!?」

 

「ツインドライブ、1枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー63000(13000+10000*4+10000)

 

「2枚目、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー73000(13000+10000*4+10000*2)、☆2

 

 

「ば、馬鹿な!?俺様が負けるだと!?」

 

「終わりだ!"セシリア”Я”"!」

 

『はああああ!でやあああ!』

 

『ぐおおおおおお!』

 

ドガーン

 

 

我が分身の斬撃に、奴のユニットが倒れ伏す。

ダメージゾーンに"ブラドブラック"が置かれる。

これで俺の勝ちが決まった。

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「ば、馬鹿な...」

 

「ふっ...さあ、お前もЯするがいい。」

 

 

虚無のオーラが奴の周りを囲む。だが、虚無のオーラは奴の中に入っていかない。

 

 

「くそ!馬鹿が!俺様はギーゼの使徒!Яするかよ!」

 

「ほう...だが、そんな弱き力で俺に挑んできた罪を償ってもらおう。」

 

「ぬっ!?っ、ぐああああああああああああ!」

 

 

虚無のオーラを操り、奴に攻撃を加える。

Яしなくとも、これは効くようだな。

 

 

「ぐおおおおおお!...ば、馬鹿な...一瞬、ディフライドが解除しかけただと...!?なんというイメージ力...」

 

「ディフライド...?」

 

「ぐぅ...今回は俺様の負けだ...だが、次は必ず貴様をガスティールの元へ連れ去ってやる!」

 

 

そう言って、奴は逃げるように去っていった。

どうやら俺が目的だったようだが...あの程度の実力で俺に挑む愚か者など忘れよう。

 

 

「くくく...レン、お前はどうかな。お前も強き者だといいんだがな。」

 

「ユウト様...」

 

「ああ、ジリアン。俺は帰る。レオンはお前がЯさせろ。」

 

「は、はい...」

 

 

Яして無表情になっているが、少し動揺したのが目に見えるな。

だがお前は俺の言うことを聞く。お前は俺の代わりにレオンをЯさせる。

 

くくく...はははははは!

 

 

 

.



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第八十九話「邪悪なる暴君」

レオンside

 

 

「レオン様...ジリアン、いくら何でも遅すぎませんか?」

 

「ああ。...心配だ。シャーリーン、探しに行くぞ。」

 

「は、はい。」

 

 

ジリアンが出かけてからもう数時間経っている。

飲み物を買いに行くのにこんなに時間がかかるわけがない。

最近は俺たちにファイトを挑んで名を上げようとする者が多いから、その相手をしているのだと楽観視していたが...

 

 

「レオン様...何だか、嫌な雰囲気です...」

 

「ああ...嫌な風だ...」

 

 

まるで昔の俺が纏っていたような、虚無のような不穏な風だ。

ますますジリアンが心配だが...

 

 

 

「久しぶりだね、蒼龍レオン。」

 

「っ、お前は確か、SITジニアスの...」

 

「ああ。クリストファー・ロウだ。」

 

 

廊下を歩いていると、SITジニアスの3人と、日本人の男女がいた。

あの男、どこかで見た気もする。確か、光定ケンジ...皇帝の異名を持つ男か。

 

 

「こちら、光定ケンジ。僕らと同じSITに所属している方だ。」

 

「よろしく、蒼龍レオン君。」

 

「ああ。...すまないが、人を探している。これくらいで失礼させてもらう。」

 

 

そう言って、彼らを避けて廊下を通ろうとするが、彼らがそれを塞いできた。

 

 

「っ、邪魔しないでもらいたい。」

 

「くく、すまないね。...探している人って、もしかしてこの子かい?」

 

「っ!?貴様、ジリアンに何をした!」

 

 

彼らの後ろに隠れて見えなかったが、彼らの後ろから手錠をかけられたジリアンが現れた。しかも眠らされているのか、目を閉じてぐったりしている。

 

 

「くくく...少し眠っているだけだよ。何、君が僕とファイトしてくれれば解放するさ。」

 

「っ、ふざけるな!」

 

「ふざけてなんかいないさ。僕はいたって真面目だ。でもそうだな...君が反抗的な態度を取り続けるなら...この子にはひどい目に合ってもらうことになる。」

 

「っ...何が望みだ。」

 

 

ジリアンの安全には変えられん。

ひとまずはジリアンを無事に解放することを考えねば。

 

 

「望みはさっき言っただろう?僕とファイトするんだ。」

 

「それだけか。」

 

「ああ。僕とファイトしてくれれば、彼女は解放しよう。」

 

「...わかった。ファイトだ。」

 

 

それだけでジリアンが無事に解放されるなら、ファイトくらいしてくれる。

だが...こいつらは絶対許さん。我が風の怒りを受けてもらおう。

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

 

場所を移動し、ホテルのエントランスへと来た。

まだそんなに遅い時間でもないのに、人の気配がまるでない。

 

 

「ほら、この子は返してあげるよ。」

 

「ジリアン!」

 

「貴様...!」

 

 

ジリアンが投げ飛ばされる。

シャーリーンがジリアンに駆け寄り、そのまま俺の後ろへと運んでくる。

どうやら怪我などはしていないようだが...

 

 

「さあ、始めようか。」

 

「貴様だけは絶対に許さん!」

 

「くくく...行くぞ。」

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「MY」

 

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"次元ロボ ゴーユーシャ"。」

 

「"士官候補生エリック"!」

 

 

「僕のターン、ドロー。"次元ロボ ダイマリナー"にライド。"ゴーユーシャ"のスキルで1枚ドロー。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ダイマリナー

 

□■□

□□□

V   : 士官候補生エリック

 

レオン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"蒼波兵長コルベット"にライド。"エリック"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。さらに"蒼波兵長ベラギオス"をコール。スキルで山札から5枚見て、"白波の水将フィロガトス"を手札に加え、そのままこれをドロップする。」

 

「(デッキ圧縮か。本当に手札に加えたいカードが来なかったか、既に必要枚数は揃っているか。)」

 

「"コルベット"でアタック!」

 

"蒼波兵長コルベット" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ベラギオス"にパワー+10000。」

 

"蒼波兵長ベラギオス" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"プラチナム・エース"。」

 

「アタックがヒットしたので、"コルベット"のスキル。山札から3枚見て...対象のカードは無い。そのまますべて山札の下へ置く。"ベラギオス"、続け!」

 

"蒼波兵長ベラギオス" : パワー18000(8000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"次元ロボ ダイブレイブ"。」

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ダイマリナー

 

■■□

□□□

V   : 蒼波兵長コルベット

R左  : 蒼波兵長ベラギオス

 

レオン 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"次元ロボ カイザード"にライド。そしてコール、"次元ロボ ダイドラゴン"、"次元ロボ ダイブレイブ"、"次元ロボ ゴーバイカー"、"次元ロボ ダイバトルス"。」

 

 

何だ...トリガーユニットもコールした...?

ディメンジョンポリスにあのような展開を行うカードは無かったと思うが...

一体何を狙っている。

 

 

「バトルだ。"カイザード"でヴァンガードにアタック。」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー10000

 

「ノーガードだ。」

 

「くく、ドライブチェック、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"蒼波兵長ベラギオス"。」

 

 

トリガーのパワーもアタックの終わったヴァンガードに与えた...?

本当に何を狙っている...

 

 

「くく、アタックがヒットした。手札の"暗黒次元ロボ ”Я” ダイユーシャ"のスキル発動!」

 

「な、なんだそのユニットは!?」

 

「これが僕の新たな力...虚無の力を得た"ダイユーシャ"の力だ!」

 

「虚無だと!?」

 

 

まさか、また虚無が侵略を始めたというのか!?

一度は先導がゴールドパラディンを率いて退けたというのに!

 

 

「このカードのグレードから君のヴァンガードのグレード分引いた数、つまり2枚CB、そしてスタンドしている"次元ロボ"を含むリアガードを4枚呪縛!手札を2枚、"次元ロボ ダイスクーパー"、"超次元ロボ ダイユーシャ"をソウルに置き、このユニットにスタンドでライド!」

 

「な、なんだと!?」

 

 

呪縛とはいったい...それに俺がまだグレード1だというのに、グレード3にスペリオルライドだと!?

 

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"暗黒次元ロボ ”Я” ダイユーシャ" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらにライドされた"カイザード"のスキル。手札を1枚捨て、イマジナリーギフトフォースⅠを得てヴァンガードサークルへ。」

 

"暗黒次元ロボ ”Я” ダイユーシャ" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「"”Я” ダイユーシャ"、ヴァンガードにアタック!」

 

「くっ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"次元ロボ ダイドラゴン"。2枚目、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"暗黒次元ロボ ”Я” ダイユーシャ" : パワー43000(13000+10000*2+10000)

 

「くっ...ダメージチェック、"スピアレイ・セイラー"。」

 

 

「くくく...ターン終了時、"”Я” ダイユーシャ"のスキル。このターン、このユニットがライドフェイズ以外でヴァンガードサークルに登場しているなら、ソウルからグレード3の"次元ロボ"にライドし、ソウルのこのカードを手札に戻す。この時、イマジナリーギフトは得られない。僕はソウルから"超次元ロボ ダイユーシャ"にライドし、このカードを手札に戻す。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

■■■

■■□

V   : 超次元ロボ ダイユーシャ

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R中央 : 次元ロボ ダイバトルス

R右下 : 次元ロボ ゴーバイカー

R左下 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

■■□

□□□

V   : 蒼波兵長コルベット

R左  : 蒼波兵長ベラギオス

 

レオン 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"テリフィックコイル・ドラゴン"にライド。"蒼波兵長コルベット"をコール。」

 

「くくく...」

 

 

くっ...パワーが足りん...

奴がグレード3に先にライドしている以上、どうしてもパワーが不足している。

奴の手札はたった4枚...しかも1枚はグレード3だとわかっているというのに...

 

 

「くっ、"コルベット"のブースト、"テリフィックコイル"でヴァンガードにアタック。」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"タイダル・アサルト"。」

 

「ダメージチェック、"次元ロボ ゴーレスキュー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000。」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー23000(13000+10000)

 

「くっ...アタックがヒットしたので"コルベット"のスキル。山札から3枚見て、"蒼波兵長ベラギオス"を手札に加え、残りは山札の下へ。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■■■

■■□

V   : 超次元ロボ ダイユーシャ

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R中央 : 次元ロボ ダイバトルス

R右下 : 次元ロボ ゴーバイカー

R左下 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

■■□

□■□

V   : テリフィックコイル・ドラゴン

R左  : 蒼波兵長ベラギオス

R中央 : 蒼波兵長コルベット

 

レオン 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"ダイユーシャ"のスキル。"ダイバトルス"をレスト。1枚レストしたのでパワー+10000!パワーが35000以上になったので、クリティカル+1!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆2

 

「さらに"ダイドラゴン"はヴァンガードのパワーが35000以上なら、パワー+10000。」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「"次元ロボ カイザード"をコール。これでバトルだ!"ダイユーシャ"でヴァンガードにアタック!ジャスティスソード!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆2

 

「"翠玉の盾パスカリス"、クイックシールドをコストに完全ガード!」

 

「くくく...当然守るか。だが偉大なる皇帝の進軍はその程度では止まらない!ツインドライブ、1枚目、"暗黒次元ロボ ”Я” ダイユーシャ"。2枚目、"次元ロボ ゴーレスキュー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー53000(13000+10000*2+10000+10000)、☆2

 

「"”Я” ダイユーシャ"のスキル!このカードと君のヴァンガードのグレードの差、1枚CB、スタンドしている"次元ロボ"を4枚呪縛!手札を2枚、"”Я” ダイユーシャ"と"カイザード"をソウルに置き、スペリオルライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"暗黒次元ロボ ”Я” ダイユーシャ" : パワー43000(13000+10000*3)

 

 

くっ...またこのスキルか...!

これでまたツインドライブされることになる。クリティカルが増えた"ダイユーシャ"のアタックは防いだが、これではじり貧だ...

 

 

「偉大なる皇帝は何度でも立ち上がり、弱き民草を踏み潰す!"”Я” ダイユーシャ"でヴァンガードにアタック!アタック時、ソウルにグレード3の"次元ロボ"が2枚以上あるので、相手のヴァンガードのパワーをソウルの"次元ロボ"1枚につき、-1000!」

 

「何!?」

 

「僕のソウルの"次元ロボ"は7枚。よって、パワー-7000だ!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー2000(9000-7000)

 

 

「くっ、これでは守れん...ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"暗黒次元ロボ ”Я” ダイユーシャ"。2枚目、"次元ロボ ダイレーサー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"暗黒次元ロボ ”Я” ダイユーシャ" : パワー53000(13000+10000*3+10000)、☆2

 

「くっ、ぐああああああああああ!..っ、ぐぅ...ダメージチェック、"蒼波兵長コルベット"、"バトルシップ・インテリジェンス"...」

 

「くくく...これでターンエンド。"”Я” ダイユーシャ"のスキルでソウルから"超次元ロボ ダイユーシャ"にライドし、このカードを手札に戻す。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:6枚、ソウル:6枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

■■■

■■■

V   : 超次元ロボ ダイユーシャ

R右  : 次元ロボ カイザード

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R中央 : 次元ロボ ダイバトルス

R右下 : 次元ロボ ゴーバイカー

R左下 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

■■□

□■□

V   : テリフィックコイル・ドラゴン

R左  : 蒼波兵長ベラギオス

R中央 : 蒼波兵長コルベット

 

レオン 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

 

「レオン様...」

 

「くっ...大丈夫だ、シャーリーン。」

 

 

 

だが、実際この状況はかなりマズイ状況だ...

次のターン、俺はグレード3にライドする。つまりグレード差は0。次からリアガード4枚の呪縛と、手札2枚でスタンドしてくる。

しかもクリティカルが上昇した"ダイユーシャ"でアタックしつつ、"”Я” ダイユーシャ"でパワーを下げてくる。

 

ここで何とか状況を打破しなければ、俺が負ける。

 

 

「スタンド&ドロー。純白なる速風、夜空の流星となり現れよ!"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"コルベット"はヴァンガードが"蒼波"なのでパワー+5000。」

 

"蒼波兵長コルベット" : パワー13000(8000+5000)

 

「"ベラギオス"を後列へ移動。"暴威のブレイブ・シューター"、"タイダル・アサルト"、"白波の水将フィロガトス"をコール。これでバトルだ。まずは"暴威のブレイブ・シューター"でヴァンガードにアタック!」

 

"暴威のブレイブ・シューター" : パワー14000(9000+5000)

 

「偉大なる皇帝の前に、そのような貧弱な攻撃は届かない。"カイザード"でインターセプト。」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー18000(13000+5000)

 

 

「アタック終了時、CB1、自身を山札の下へ。山札から3枚見て、"白波の水将フィロガトス"をコール。残りは山札の下へ置く。続けて、"テトラドライブ"でヴァンガードにアタック!"フィロガトス"はスキルでパワー+5000。」

 

"白波の水将フィロガトス"(R右) : パワー17000(12000+5000)

"白波の水将フィロガトス"(Rア1) : パワー22000(12000+5000+5000)

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー12000

 

「ふっ、そのような弱き力で我に挑むか。いいだろう。ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"テトラドライブ"にパワー+10000。」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「2枚目、"バトルシップ・インテリジェンス"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"タイダル"へ!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

 

「ほう...あえて連続アタックできる"タイダル"にすべてのトリガー効果を与えたか。面白い。ダメージチェック、"超次元ロボ ダイユーシャ"。」

 

「行くぞ!"タイダル"でアタック!スキルでSB1、自身をスタンド!2回目以降のアタックなのでパワー-5000だ。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+10000-5000)、☆2

 

「させん。"ダイドラゴン"でインターセプト。」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー18000(13000+5000)

 

「もう一度、"タイダル"でアタック!今度は"ベラギオス"のブーストを付けてアタックする!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー22000(9000+10000-5000+8000)、☆2

 

「その攻撃は通さん。"次元ロボ ダイレーサー"でガード。」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー28000(13000+15000)

 

 

アタックは防がれたか。だが、今のが四度目の風だ!

 

 

「"テトラドライブ"のリミットブレイク!手札を2枚捨て、このユニットをスタンドし、ドライブ-1。もう一度アタックだ!"フィロガトス"はスキルでパワー+5000。」

 

"白波の水将フィロガトス"(R右) : パワー22000(12000+5000*2)

"白波の水将フィロガトス"(Rア1) : パワー27000(12000+5000+5000*2)

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

 

「ふっ、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"蒼嵐水将デスピナ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー32000(12000+10000*2)、☆2

 

「ぐっ、ダメージチェック、"次元ロボ ダイスクーパー"、"次元ロボ ダイドラゴン"。」

 

「"フィロガトス"、行け!」

 

"白波の水将フィロガトス"(R右) : パワー22000(12000+5000*2)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"次元ロボ ダイマリナー"。」

 

「これが七度目の風だ!"フィロガトス"でアタック!」

 

"白波の水将フィロガトス"(Rア1) : パワー27000(12000+5000+5000*2)

 

「そう何度も攻撃を通すわけにはいかない!"次元ロボ ゴーレスキュー"でガード!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー33000(13000+20000)

 

 

俺の攻撃はまだ終わらない!幾度も吹いたそよ風が、嵐へと生まれ変わる!

 

 

「"テトラドライブ"、さらに限界を超えろ!リミットブレイク!CB1、手札を1枚捨て、スタンド!」

 

「ぐっ...またスタンドか...」

 

「"コルベット"のブースト、"テトラドライブ"で三度アタック!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー45000(12000+10000*2+13000)、☆2

 

「偉大なる皇帝の前で無礼だ。"ダイヤモンド・エース"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ドライブチェック、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。回復はできないが、パワー+10000。」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー55000(12000+10000*3+13000)、☆2

 

 

「ふっ、惜しかったね。もう1ダメージだったのに。」

 

「ふん...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:2枚、ソウル:6枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

■■■

□■□

V   : 超次元ロボ ダイユーシャ

R中央 : 次元ロボ ダイバトルス

R右下 : 次元ロボ ゴーバイカー

R左下 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

■■■■

■■□

V   : 蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン

R右  : 白波の水将フィロガトス

R左  : タイダル・アサルト

R中央 : 蒼波兵長コルベット

R左下 : 蒼波兵長ベラギオス

Rア1 : 白波の水将フィロガトス

 

レオン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

 

「残念だけど、このターンで終わりにしよう。」

 

「何...?」

 

「ファイナルターン!」

 

 

 

「レオン様を相手に、このターンで決めようだなんて...」

 

「ふっ、偉大なる皇帝には容易いことよ。」

 

「その通りさ。」

 

「っ...レオン様、頑張って!」

 

 

 

「スタンド&ドロー。まずは臣下をコール。"次元ロボ ダイドラゴン"、"プラチナム・エース"。行くぞ。"超次元ロボ ダイユーシャ"はフォースによって、パワー+30000。これによりパワーが35000以上になったのでクリティカル+1だ。」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー43000(13000+10000*3)、☆2

 

「行け、"ダイユーシャ"!愚かな敵軍に正義の鉄槌を!ジャスティスソード!」

 

「させん!"翠玉の盾パスカリス"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

 

「くくく、無駄な抵抗を。ツインドライブ、1枚目、"超次元ロボ ダイユーシャ"。2枚目、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"プラチナム・エース"にパワー+10000。」

 

"プラチナム・エース" : パワー20000(10000+10000)

 

「"”Я” ダイユーシャ"のスキル発動!スタンドしている"次元ロボ"を4枚呪縛!手札を2枚ソウルに置き、スペリオルライド!イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。」

 

"プラチナム・エース" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「行け、"”Я” ダイユーシャ"!」

 

"暗黒次元ロボ ”Я” ダイユーシャ" : パワー43000(13000+10000*3)

 

「さらにスキルで君のヴァンガードのパワーを奪う!ソウルの"次元ロボ"は9枚!よって、パワー-9000!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー3000(12000-9000)

 

 

「くっ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"次元ロボ ゴーレスキュー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"プラチナム・エース"にパワー+10000。」

 

"プラチナム・エース" : パワー40000(10000+10000*2+10000)

 

「2枚目、"次元ロボ ダイレーサー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"プラチナム・エース"へ!」

 

"暗黒次元ロボ ”Я” ダイユーシャ" : パワー43000(13000+10000*3)、☆2

"プラチナム・エース" : パワー50000(10000+10000*3+10000)

 

 

「ぐああああああああああああ!」

 

 

俺のダメージゾーンに"タイダル・アサルト"が2枚置かれる。

これでダメージ5...追い詰められてしまったか...

 

 

「"プラチナム・エース"、トドメをさせ!スキルでSB1、パワー+10000、クリティカル+1!」

 

"プラチナム・エース" : パワー60000(10000+10000*3+10000+10000)、☆2

 

 

「ガード!"バトルシップ・インテリジェンス"、"蒼嵐水将デスピナ"、"虹色秘薬の医療士官"!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー62000(12000+15000*2+20000)

 

「チッ...耐えたか。エンド時、"”Я” ダイユーシャ"のスキルで"超次元ロボ ダイユーシャ"にライドし、このカードを手札に加える。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

光定 手札:4枚、ソウル:7枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■■■

■■■

V   : 超次元ロボ ダイユーシャ

R右  : プラチナム・エース

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R中央 : 次元ロボ ダイバトルス

R右下 : 次元ロボ ゴーバイカー

R左下 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

■■■■

■■□

V   : 蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン

R右  : 白波の水将フィロガトス

R左  : タイダル・アサルト

R中央 : 蒼波兵長コルベット

R左下 : 蒼波兵長ベラギオス

Rア1 : 白波の水将フィロガトス

 

レオン 手札:1枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「このターンで決める。スタンド&ドロー。"フィロガトス"を後列へ移動。"蒼波竜プロパルション・ドラゴン"をコール。そして、"テトラドライブ"のスキル。CB1しパワー+2000。」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー14000(12000+2000)

 

「行くぞ。まずは"ベラギオス"のブースト、"タイダル"でアタック!スキルでSB1しスタンド!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー17000(9000+8000)

 

「くっ、"ダイドラゴン"でインターセプト。」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー18000(13000+5000)

 

「ならば次は"テトラドライブ"でヴァンガードにアタック!"フィロガトス"はスキルでパワー+5000。」

 

"白波の水将フィロガトス"(R右下) : パワー17000(12000+5000)

"白波の水将フィロガトス"(Rア1) : パワー22000(12000+5000+5000)

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー14000(12000+2000)

 

「"次元ロボ ダイレーサー"でガード!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー28000(13000+15000)

 

 

「(これでトリガーが2枚出なければ通らない...まず2枚は引かれない!)」

 

「ツインドライブ、1枚目、"テリフィックコイル・ドラゴン"。」

 

「(よし...!)」

 

「2枚目、"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"。..."タイダル"でアタック。パワーが足りないのでアタックは通らない。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー9000

 

「四度目の風..."プロパルション"でアタック。これもパワーが足りないのでアタックは通らない。だが"プロパルション"のスキル。CB1することで右後列の"フィロガトス"と位置を交換する。さらに"テトラドライブ"のリミットブレイク!手札を2枚捨て、スタンドしドライブ-1。もう一度アタック!"フィロガトス"はスキルでパワー+5000!」

 

"白波の水将フィロガトス"(R右) : パワー22000(12000+5000*2)

"白波の水将フィロガトス"(Rア1) : パワー27000(12000+5000+5000*2)

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー14000(12000+2000)

 

 

「ガード!"次元ロボ ゴーレスキュー"!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー33000(13000+20000)

 

「ドライブチェック、"バトルシップ・インテリジェンス"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてアクセルサークルの"フィロガトス"へ。」

 

"白波の水将フィロガトス"(Rア1) : パワー37000(12000+5000+5000*2+10000)、☆2

 

「アクセルサークルの"フィロガトスでヴァンガードにアタック!」

 

「これを通したら負ける..."ダイヤモンド・エース"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ならば、もう一枚の"フィロガトス"でアタック!七度目の風!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"次元ロボ ダイバトルス"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー23000(13000+10000)

 

 

 

「そんな!ここでトリガーを引かれるなんて...レオン様!」

 

 

 

「案ずるな、シャーリーン。風は俺に吹いている。"テトラドライブ"のスキル!CB1、手札を1枚捨てることでスタンド!"コルベット"のブースト、"テトラドライブ"でアタック!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー27000(12000+2000+13000)

 

「くっ..."プラチナム・エース"でインターセプト!」

 

"超次元ロボ ダイユーシャ" : パワー28000(13000+10000+5000)

 

「(大丈夫だ...さっきまでトリガーを引いていたんだ。ここでまたトリガーを引く確率は低いはず...)」

 

「言ったはずだ。風は俺に吹いている。」

 

「っ...!」

 

「ドライブチェック、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、パワー+10000!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー37000(12000+2000+13000+10000)

 

 

「ば、馬鹿な...!偉大なる皇帝が破れるだと!?」

 

「これで終わりだ!セイクリッド・ストーム!」

 

 

ドガーン

 

 

「ぐあああああああああああああああ!」

 

『ぐおおおおおおおおおおおおおおお!』

 

 

奴のダメージゾーンに"暗黒次元ロボ ”Я” ダイユーシャ"が置かれる。

ヒールトリガーではない。俺の勝ちだ。

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

ぐあああああああああああああ.......うっ....」

 

 

ドサッ

 

 

 

「バカな...皇帝が破れるなんて...」

 

「ありえない...」

 

 

「さすがレオン様!...ね、ジリアン?」

 

「....」

 

 

光定から虚無の力が抜けていくのがわかる。

どうやらファイトに勝つことで虚無を消し去ることができるようだ。

 

それにしても、いつの間にかジリアンが目を覚ましていたようだ。良かった...。

 

 

「うっ...僕はいったい...」

 

「どうやら元に戻ったみたいだな。」

 

「っ...君は蒼龍レオン君...それに、ジニアスのみんな、ユリまで...これはいったい...」

 

「話は後だ。まずは他の者たちを元に戻す。ファイトで勝利するんだ。」

 

「...なるほど、わかったよ。」

 

 

光定も正気を取り戻し、虚無に取り込まれた奴らとの戦いに参戦してくれるようだ。

残るは4人。さっそくファイトを...

 

 

「きゃあ!」

 

「っ、シャーリーン!?」

 

 

後ろから悲鳴が聞こえ振り返る。

そこにはシャーリーンを人質のように捕まえるジリアンの姿があった。

 

 

「ジリアン!?一体何をしている!」

 

「蒼龍レオン...私とファイトしなさい。」

 

「っ、まさか...ジリアンまで虚無に...」

 

「そう...私はЯした。あの人のために生まれ変わったのよ。」

 

 

あの人...一体誰のことだ...っ、まさか...

 

 

「さあ、私とファイトしなさい、蒼龍レオン。」

 

「くっ...やるしかないのか...」

 

 

「レオン様...」

 

 

シャーリーンを無事に救うためには、ジリアンとファイトする必要がある。

だが周りのやつらを手負いの光定に任せるのは...

 

 

「こっちは僕に任せてくれ。...君には迷惑をかけたみたいだ。大切な仲間を救うために、君は戦うんだ!」

 

「光定...ああ。恩に着る。」

 

 

「さあ、ファイトよ。あの方のために...お前をЯする!」

 

「いいだろう、ジリアン。お前の目を覚まさせる!」

 

 

 

 

.



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第九十話「蒼き絆」

レオンside

 

 

「さあ、始めましょう。勝利をあの方に捧げる...蒼龍レオンをЯさせる...!」

 

「ジリアン...」

 

 

シャーリーンとともに、いつも俺のそばにいてくれたあのジリアンが...

こんなファイト、本当はしたくない...だが、ジリアンを救うため、必ずこのファイトに勝つ!

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「MY」

 

「「ヴァンガード!」」

 

「"ブローバブル・ドラコキッド"。」

 

「"士官候補生エリック"。」

 

 

「あたしのターン、ドロー。"バブルボール・コーパラル"にライド。"ブローバブル"のスキルで1枚ドロー。」

 

「("バブルボール・コーパラル"だと...?ジリアンが"メイルストローム"を使うのか...)」

 

「あたしはこれでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : バブルボール・コーパラル

 

□■□

□□□

V   : 士官候補生エリック

 

レオン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"蒼波兵長ベラギオス"にライド。"エリック"のスキルで1枚引き、クイックシールドを獲得。さらに"ベラギオス"のスキルで山札から5枚見て、"白波の水将フィロガトス"を手札に加え、手札を1枚...クイックシールドを捨てる。"ベラギオス"でアタック!」

 

"蒼波兵長ベラギオス" : パワー8000

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"蒼波兵長ベラギオス" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"ラジエート・アサルト"。」

 

「...(やはり"メイルストローム"か。)ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : バブルボール・コーパラル

 

□■□

□□□

V   : 蒼波兵長ベラギオス

 

レオン 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"ドリフティング・フローフェンサー"にライド。スキルで山札から7枚見て、このカードを手札に加えるわ。ふふふ...」

 

「なっ...なんだ、そのカードは...!?」

 

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”"...!?

 

 

「(見たこともないカード...ハッ..!確か光定も"”Я” ダイユーシャ"とやらを使っていた...まさかユニットに虚無の力が影響を及ぼしているのか!?)」

 

「うふふ...コール、"タイダル・アサルト"、"ティアーナイト ヴァレリア"、"発光信号のペンギン兵"。"ペンギン兵"のスキル発動。レストし、"タイダル"にパワー+5000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「まずは"タイダル"でアタックよ!スキルでSB1し、自身をスタンド!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"蒼波竜プロパルション・ドラゴン"。」

 

「ふふ、次は"ドリフティング・フローフェンサー"でアタック!」

 

"ドリフティング・フローフェンサー" : パワー9000

 

「"バトルシップ・インテリジェンス"でガード!」

 

"蒼波兵長ベラギオス" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガーよ。1枚ドローし、"ヴァレリア"にパワー+10000。」

 

"ティアーナイト ヴァレリア" : パワー19000(9000+10000)

 

「"タイダル"でもう一度アタック!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"白波の水将フィロガトス"。」

 

「次は"ヴァレリア"でアタック!このターン4回目以降のアタックなのでパワー+10000!」

 

"ティアーナイト ヴァレリア" : パワー29000(9000+10000+10000)

 

「くっ、ノーガード...ダメージチェック、"暴威のブレイブ・シューター"。」

 

「うふふ、ノートリガーね。残念。」

 

「くっ...」

 

「"ヴァレリア"のスキル。アタックがヒットしたので相手リアガードを1枚退却。まあ、いないけど。さらに4回目以降のアタックなら1枚ドローよ。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□■

■■■

V   : ドリフティング・フローフェンサー

R右  : タイダル・アサルト

R左  : ティアーナイト ヴァレリア

R右下 : 発光信号のペンギン兵

 

□■□

□□□

V   : 蒼波兵長ベラギオス

 

レオン 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"暴威のブレイブ・シューター"にライド。」

 

 

ジリアンのリアガードは2枚とも厄介な能力を持っている。

"メイルストローム”Я”"がどんなスキルを持っているかわからないが、"”Я” ダイユーシャ"は強力なユニットだった。

恐らく"メイルストローム”Я”"も強力なスキルを有しているだろう。

 

 

「(ここはリアガードを狙う。)"テリフィックコイル・ドラゴン"、"暴威のブレイブ・シューター"をコール。まずは"テリフィックコイル"で"タイダル・アサルト"にアタック。スキルでSB1し、スタンド。そしてスタンドしたことでスキル発動。パワー+5000だ!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「ふっ、ノーガードよ。"タイダル"は退却。」

 

「次はヴァンガードの"ブレイブ・シューター"でヴァンガードにアタック!」

 

"暴威のブレイブ・シューター"(V) : パワー9000

 

「それはガード。"スーパーソニック・セイラー"。」

 

"ドリフティング・フローフェンサー" : パワー24000(9000+15000)

 

「ドライブチェック、"スピアレイ・セイラー"。」

 

 

ヴァンガードへのアタックを守るか..."タイダル"は守ると思ったんだがな。

攻撃回数はさほど重要ではないということか?

...わからない以上、厄介なユニットは退却させておく。

 

 

「リアガードの"ブレイブ・シューター"で、"ヴァレリア"にアタック!」

 

"暴威のブレイブ・シューター"(R左) : パワー9000

 

「ノーガード。"ヴァレリア"は退却。」

 

「"テリフィックコイル"でアタック!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"翠緑の宝杖エルピダ"。」

 

「..ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□■

□■□

V   : ドリフティング・フローフェンサー

R右下 : 発光信号のペンギン兵

 

■■■

□□□

V   : 暴威のブレイブ・シューター

R右  : テリフィックコイル・ドラゴン

R左  : 暴威のブレイブ・シューター

 

レオン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。...闇を縦糸、恐怖を横糸に紡ぎし竜よ、運命を辿りあるべき姿に!」

 

「っ!?」

 

「"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”"にライド!」

 

 

これが..."メイルストローム”Я”"...何と禍々しい姿だ...

これはもはや"メイルストローム"では...アクアフォースではない..!

 

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"タイダル・アサルト"、"ティアーナイト ヴァレリア"、"バブルボール・コーパラル"、"蒼嵐水将デスピナ"、"蒼嵐竜メイルストローム"をコール。"ペンギン兵"のスキルでレストし、"タイダル"にパワー+5000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「さあ、蒼龍レオン!あなたにも見せてあげる。これがЯしたあたしの力よ!まずは"タイダル"でアタック!スキルでSB1し、スタンド!」

 

「"スピアレイ・セイラー"でガード!」

 

"暴威のブレイブ・シューター"(V) : パワー19000(9000+10000)

 

「ガードしたわね...」

 

「っ、それがどうした。」

 

「アタックがヒットしなかった!よって、"メイルストローム”Я”"のスキルが発動する!」

 

「何!?」

 

 

アタックがヒットしないことによって発動するスキルだと!?

今までの"メイルストローム"とは違う...!?

 

 

「スタンドしているリアガード..."バブルボール・コーパラル"を呪縛!これにより、"メイルストローム”Я”"のパワー+10000!」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー22000(12000+10000)

 

「さあ、もう一度"タイダル"でアタックよ!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

 

くっ...ここでガードしたら、また"メイルストローム”Я”"のパワーが上がってしまうか...

 

 

「ここはノーガードだ。ダメージチェック...よし、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー!1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"暴威のブレイブ・シューター"(V) : パワー19000(9000+10000)

 

「ふふ...なら、"メイルストローム"でヴァンガードにアタック。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー17000(12000+5000)

 

「何!?だが、パワーが足りない...っ!」

 

「そう、パワーが足りずアタックは通らない。でも、これにより"メイルストローム”Я”"のスキルが発動する!スタンドしているリアガード、"蒼嵐水将デスピナ"を呪縛!パワー+10000!」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー32000(12000+10000*2)

 

「行くわよ!"メイルストローム”Я”"でヴァンガードにアタック!スキルでCB1することでクリティカル+1、ドライブ+1!」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー32000(12000+10000*2)、☆2

 

「くっ、"翠玉の盾パスカリス"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"ドリフティング・フローフェンサー"。2枚目、"発光信号のペンギン兵"。3枚目、"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”"。残念、これだけ引いてノートリガーだなんて。だ・け・ど...アタックがヒットしなかったことでスキル発動!」

 

「っ...!」

 

 

やはりまだスキルが残っていたか...!

 

 

「あたしの呪縛カードの枚数だけ、レオン...お前はリアガードか手札をドロップしなければならない!あたしの呪縛カードは2枚。よって、リアガードか手札を2枚犠牲にしてもらうわ!」

 

「くっ...リアガードと手札の"テリフィックコイル"をドロップする。」

 

「うふふ、まだ終わってないわよ!"ヴァレリア"でリアガードにアタック!スキルでパワー+10000!」

 

"ティアーナイト ヴァレリア" : パワー19000(9000+10000)

 

「これ以上は通さん!"バトルシップ・インテリジェンス"でガード!」

 

"暴威のブレイブ・シューター"(R左) : パワー24000(9000+15000)

 

「ふん...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■■■

■■■■

V   : 蒼嵐業竜メイルストローム"Я"

R右  : タイダル・アサルト

R左  : ティアーナイト ヴァレリア

R中央 : バブルボール・コーパラル

R右下 : 発光信号のペンギン兵

R左下 : 蒼嵐水将デスピナ

Rア1 : 蒼嵐竜メイルストローム

 

■■□

□□□

V   : 暴威のブレイブ・シューター

R左  : 暴威のブレイブ・シューター

 

レオン 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「レオン様...」

 

「大丈夫だ、シャーリーン。このファイト、必ず勝ってジリアンを正気に戻す。」

 

「ふふ...あたしは正気よ。あたしは生まれ変わったの。」

 

「違う!お前は虚無に支配されているだけだ!目を覚ませ、ジリアン!虚無に飲み込まれてはならん!」

 

「お前がそれを言うのね...全く説得力が無いわよ、レオン。」

 

「くっ...それは...」

 

 

確かに俺はアクアフォース復活のため、虚無に魂を売った。

ロイヤルパラディン、シャドウパラディン、かげろう...三つのクランを生贄にした。

償っても償いきれない所業...だが、だからこそ俺にはわかる!

 

 

「俺だからこそ言えることがある!虚無の力は身を滅ぼす!目を覚ましてくれ、ジリアン!」

 

「アハハハハハ!何を言っても無駄!あたしはあの方のためだけに戦う!それがあたしの存在意義!あたしの幸せ!」

 

「くっ...届かないか...」

 

 

俺の声は届いていない...まだ虚無のオーラが強すぎる...!

やはりファイトに勝つしかないか!

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。純白なる速風、夜空の流星となり現れよ!ライド、"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"白波の水将フィロガトス"、"蒼波兵長コルベット"、"蒼波竜プロパルション・ドラゴン"をコール。"コルベット"はスキルでパワー+5000。」

 

"蒼波兵長コルベット" : パワー13000(8000+5000)

 

「"テトラドライブ"のスキル発動。CB1し、パワー+2000。」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー14000(12000+2000)

 

「行くぞ。まずは"プロパルション・ドラゴン"のブースト、"暴威のブレイブ・シューター"でアタック!」

 

"暴威のブレイブ・シューター" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー22000(12000+10000)

 

 

くっ、最初にトリガーを引かれるとは...

だが負けるわけにはいかない。ジリアンを救って見せる!

 

 

「"暴威のブレイブ・シューター"のスキル。CB1、自身を山札の下に置き、山札から3枚確認。"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"をコール。残りは山札の下へ。そして、ヴァンガードの"テトラドライブ"でアタック!"フィロガトス"はスキルでパワー+5000!」

 

"白波の水将フィロガトス" : パワー17000(12000+5000)

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"(V) : パワー14000(12000+2000)

 

「させないわ。"蒼嵐水将デスピナ"でガード!」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"フィロガトス"にパワー+10000。」

 

"白波の水将フィロガトス" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「2枚目、"蒼嵐水将デスピナ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"(V) : パワー24000(12000+2000+10000)、☆2

 

「リアガードの"テトラドライブ"で、"タイダル・アサルト"にアタック!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"(Rア1) : パワー17000(12000+5000)

 

「"発光信号のペンギン兵"でガード。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー19000(9000+10000)

 

「行くぞ、ジリアン。四度目の風は嵐だ!"白波の水将フィロガトス"でヴァンガードにアタック!」

 

"白波の水将フィロガトス" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"タイダル・アサルト"。」

 

「"テトラドライブ"のリミットブレイク!蒼龍の子が命じる。風の竜よ、風と共に甦れ!手札を2枚捨て、スタンド、ドライブ-1!"コルベット"のブースト、再びアタックだ!」

 

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"(V) : パワー37000(12000+2000+10000+13000)、☆2

 

「残念。"翠玉の盾パスカリス"でガード。手札を1枚捨て、完全ガードよ。」

 

「くっ...ドライブチェック、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"(V) : パワー47000(12000+2000+10000*2+13000)、☆2

 

「残念。いくらトリガーを引いても無駄よ。」

 

「っ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■■■

■■■■

V   : 蒼嵐業竜メイルストローム"Я"

R右  : タイダル・アサルト

R左  : ティアーナイト ヴァレリア

R中央 : バブルボール・コーパラル

R右下 : 発光信号のペンギン兵

R左下 : 蒼嵐水将デスピナ

Rア1 : 蒼嵐竜メイルストローム

 

□■■■

■■□

V   : 蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン

R右  : 白波の水将フィロガトス

R中央 : 蒼波兵長コルベット

R左下 : 蒼波竜プロパルション・ドラゴン

Rア1 : 蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン

 

レオン 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「うふふ...残念だけど、これで終わりね。ファイナルターン!」

 

「っ!」

 

「スタンド&ドロー。ライド、"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"バブルボール・コーパラル"をコール。"ペンギン兵"のスキルでレストし、"タイダル"にパワー+5000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「行くわよ、蒼龍レオン!あたしのアタックに耐えられるかしら!まずは"タイダル"でアタック!スキルでSB1し、スタンド!」

 

 

くっ...できれば"メイルストローム”Я”"はクリティカルが上昇するから、ガードしたい。

だがガードすればリアガードや手札を削られてしまう。

だからリアガードのアタックを極力受けるべきだが...どうすればいい...

 

 

「さあ、どうするの、蒼龍レオン!」

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き...」

 

 

ここでヴァンガードにパワーを与えれば、恐らくジリアンはリアガードのアタックをわざとヴァンガードにして、アタックをヒットさせないだろう。

だがリアガードに与えたところでそれは同じことになるのではないか...ならばヴァンガードに与えた方が良い。

 

 

「パワーはヴァンガードへ。」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"(V) : パワー22000(12000+10000)

 

「へえ、ヴァンガードにパワーを与えるのね。なら"タイダル"でもう一度ヴァンガードにアタック。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「アタックがヒットしなかったので、中央後列の"バブルボール・コーパラル"を呪縛。パワー+10000よ。」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー22000(12000+10000)

 

「さらにソウルに"メイルストローム"があるので、"フィロガトス"を退却!」

 

「何!?」

 

 

パワー上昇だけでなく、リアガード退却だと!?

これでは"メイルストローム”Я”"のアタックを防いだ時、手札を削られる可能性が高くなる...!

 

 

「次よ。"メイルストローム"でヴァンガードにアタック。」

 

"蒼嵐竜メイルストローム" : パワー17000(12000+5000)

 

「当然、アタックはヒットしない。"デスピナ"を呪縛。パワー+10000、"テトラドライブ"を退却。」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー32000(12000+10000*2)

 

「"バブルボール"でアタック!」

 

"バブルボール・コーパラル" : パワー13000(8000+5000)

 

「このアタックもパワー不足で通らない。でも"ヴァレリア"を呪縛。パワー+10000、"コルベット"を退却。そして"メイルストローム”Я”"でアタック!スキルでCB1支払い、クリティカル+1、ドライブ+1!」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー42000(12000+10000*3)、☆2

 

「させん!"翠玉の盾パスカリス"、手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

 

これで手札は2枚...リアガードは1枚でジリアンの呪縛カードは3枚。

つまりこのアタックにより、俺の手札もリアガードもいなくなるということだ。

 

 

「トリプルドライブ、1枚目、"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”"。2枚目、"蒼嵐竜メイルストローム"。3枚目、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー...だけど、もうアタックは終わっているから無意味ね。そして、アタックがヒットしなかったのでスキルが続くわ。呪縛カードの枚数分、手札かリアガードをドロップして!」

 

「くっ...手札とリアガードをすべてドロップ。」

 

「アハハハハハ!ファイナルターンは失敗したけど、お前の勝ち目はゼロ!あたしに敗北する運命は変わってない!」

 

「まだだ...まだ風は止んでいない!」

 

「ふふ...直に止むわ。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

_■■■

■■■■■

V   : 蒼嵐業竜メイルストローム"Я"

R右  : タイダル・アサルト

R左  : ティアーナイト ヴァレリア

R中央 : バブルボール・コーパラル

R右下 : 発光信号のペンギン兵

R左下 : 蒼嵐水将デスピナ

Rア1 : 蒼嵐竜メイルストローム

Rア2 : バブルボール・コーパラル

 

□■□□

□□□

V   : 蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン

 

レオン 手札:0枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

 

手札もリアガードも0。確かに絶望的な状況だ。

逃げ出したくなる気持ちも、負けを認めてしまう気持ちも良く理解できる。

だが俺は逃げない。負けない。俺はそうやって諦めずに戦い、勝利を掴んだファイターを知っている!

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"蒼波兵長コルベット"をコール。スキルでパワー+5000。」

 

"蒼波兵長コルベット" : パワー13000(8000+5000)

 

「"テトラドライブ"のスキル発動。CB1、パワー+2000。それを3回発動。」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー18000(12000+2000*3)

 

 

 

「レオン様、そのスキルは1回だけ使えばいいだけじゃ...」

 

「レオン君だってそれはわかっているさ。だけど、このターンに賭けるという気持ちを表したんだよ。」

 

「そっか...レオン様...頑張って...!」

 

 

 

「...行くぞ!"蒼波兵長コルベット"のブースト、"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー31000(12000+2000*3+13000)

 

「っ、"ラジエート・アサルト"、"スーパーソニック・セイラー"でガード!」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「さらに"タイダル・アサルト"でインターセプト!」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー42000(12000+10000+15000+5000)

 

 

 

 

「手札を3枚残して、最低限のガード!?」

 

「つまりあの手札はガード値の無いグレード3...もしここでレオン君がトリガーを2枚引けば...」

 

「レオン様...!」

 

 

 

「ふっ、ジリアン...それでいいのか?」

 

「っ、うるさい!さっさとトリガーチェックをしなさい!」

 

「そうだな...だがその前にお前に問いたいことがある。お前をリバースさせたのは誰だ。」

 

「っ、それをあたしが答えるとでも!?」

 

 

そうだな...わざわざ答えるわけがないと思っていた。

だが、ジリアンは福原高校に通うようになってから、さらに強くなった。

ジリアンを強くしたのは、奴だった。

 

そして、そんなジリアンをリバースさせられる者など、思い当たる者は少ない。

だが...同時にそんなこと信じたくないという気持ちもある。

 

俺自身、奴のことを信頼している。だからこそ、そうであってほしくないと思ってしまう。

 

 

「だが...おそらくはユウトなんだろう...」

 

「っ...」

 

「俺はお前を倒し、正気に戻す。そして...ユウトに会いに行く。お前をリバースさせた理由を問う。お前を傷付けた理由を問う。そして、俺がそれを許せなかったなら...俺は奴を倒す。必ずだ!」

 

「な、何でそこまで...」

 

「家族だからだ。ジリアン、そしてシャーリーン。お前たちは俺にとって、大切な家族だ。だから俺はお前を救う!」

 

「っ...レオン...様...」

 

 

「行くぞ!ツインドライブ、1枚目、"バトルシップ・インテリジェンス"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー41000(12000+2000*3+13000+10000)、☆2

 

「2枚目..."虹色秘薬の医療士官"!」

 

「っ、そんな!?」

 

「ゲット、ヒールトリガー!1枚回復し、パワー+10000!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー51000(12000+2000*3+13000+10000*2)、☆2

 

「行け、"テトラドライブ・ドラゴン"!俺の大切な家族...ジリアンの目を覚ませ!セイクリッド・ストーム!」

 

 

『ぐあああ!』

 

『うわあああ!』

 

 

"テトラドライブ"の攻撃が、"メイルストローム”Я”"を守るガーディアンたちを薙ぎ払う。

そして、渾身の一撃が"メイルストローム”Я”"へと突き刺さる。

 

 

『ぐぎゃああああああああああああ!』

 

「っ、ダメージチェック、"ティアーナイト ヴァレリア"..."蒼嵐業竜メイルストローム”Я”"...あたしの、負け...ああああああああああああああああああ!

 

「ジリアン!」

 

レオン...様...!っ、ああああああああああああ!」

 

 

ドサッ

 

 

「「ジリアン!」」

 

 

虚無のオーラが抜け、ジリアンが倒れる。

俺とシャーリーンはすぐさまジリアンの元へと駆け寄った。

 

 

「ジリアン、無事か!?」

 

「っ...レオン...様......あたし、一体...」

 

「大丈夫だ。少し悪い夢を見ていただけだ。」

 

「そっ...か.....レオン様...ありが...と...う...ござい....ます....。」

 

「ジリアン...お休み。もう少しだけ、休んでいてくれ。」

 

 

ジリアンは虚無が体から抜けた影響か、気を失ってしまった。

だが、救うことができて良かった。

 

ジリアンとシャーリーンは俺に残された大切な家族だから。

必ず守る。そう誓ったんだ。

 

 

...待っていろ、ユウト。お前の元に行き、この報いを受けさせる!

 

 

 

.



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第九十一話「混沌の宮地学園」

アイチの出番が少ない。残念だけど一期二期がほぼアイチ主役だったので仕方なし。


キョウside

 

 

「ったく、あいつ遅えな...」

 

 

俺様は今、最近つるむようになったカムイを待っている。

何で知り合ったかって言うと、テツから実力を認められて、外部のファイターとファイトして経験を積んでくるように言われ、いろんなカードショップを巡るうちにカードキャピタルでファイトしたからだ。

 

あいつは強いし、あいつの周りには強い奴が多い。

だからテツに許可をもらって、最近はカムイと行動していることが多い。

 

そして、今日はカムイに頼まれて宮地学園に来ている。

何でもアイチの妹を守るためらしい。何から守るんだって聞いても何言ってるかわからなかったが。

 

 

「ハァ...あいつ、遅れるなら連絡くらい寄こせよな...」

 

 

『ぐあああああああ!』

 

 

「っ!?な、なんだ!?」

 

 

一人愚痴っていると、校舎の方から男の悲鳴が聞こえた。

驚きつつ悲鳴がした方に行くと、見たことある男一人と、女二人がいた。

 

男は確か、大文字ゴウキだったか。結構有名なファイターだ。

その近くに金髪の小学生くらいの女が一人と、大文字の正面に確かウルトラレアの一人...レッカ、だったかがいる。

 

 

「お、おい!大丈夫か!?」

 

「ぐっ...お前は...に、逃げろ....ぐあああああああ!

 

「お兄ちゃん!」

 

「ナギサ...逃げ...ろ....!

 

 

な、なんだよあれ...禍々しいオーラみたいなのが大文字を包んで...

 

 

「あらら、見られちゃった。」

 

「っ、お前が何かしたのか!」

 

「そうだよ~。ま、見られちゃったからには生かしておけないかな。」

 

「っ、やってやろうじゃねえか!」

 

 

何が何だかわからねえが、とにかくここを切り抜けるしかねえ!

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

カムイside

 

 

 

「やべえ、日直の仕事が長引いちまった...キョウのやつ、怒ってるかな。」

 

 

今日はエミさんをキャピタルまで護衛するために、宮地学園に行く予定だったんだけど、日直の仕事が長引いちまった。

それもこれも同じ当番のやつが仕事せずに帰ったせいなんだけど。

 

 

「あっ、いた!悪い、キョウ!」

 

 

校門の前にキョウが座り込んでいた。俯いていて表情は見えないけど、やっぱり怒ってるかも。

まあ今回は俺が悪いし、謝らねえとな。

 

 

「悪い、キョウ...キョウ?」

 

「...やっと来たか、カムイ。」

 

「わ、悪い。日直の仕事が長引いちまった。」

 

「そんなことはどうでもいい。...お前は強いのか?

 

「は、ハァ?いきなりなんだよ、キョウ。」

 

 

何だかいつもと様子が違わないか!?

機嫌が悪いにしてもおかしいような...

 

 

「俺様とファイトしろ、カムイ。お前もЯしてやる!」

 

「り、リバース?なんだよ、それ。」

 

Я...お前も経験すればわかるぜ。体中を駆け巡る力の感覚!最高に気分がいいぜ!ヒャハハハハハハハ!」

 

「っ!?」

 

 

ま、マジで様子がおかしい!

一体どうしたんだよ!

 

 

「さあ!ファイトしろ、葛木カムイ!さもないと...お前の大事な奴をぶっ潰しちまうぜ?」

 

「っ、なんだと!俺様の女神に何するつもりだ!」

 

「くくく...ぶん殴るだけじゃつまらねえな。お前の前でЯさせてやるのもいいかもな!ヒャハハハハハハハ!」

 

「てめえ!絶対許さねえ!ファイトだ!」

 

「くくく...じゃあさっそく始めようぜ。」

 

 

キョウがそう言うと、俺たちの前にファイトテーブルが出現する。

何だこれ...何で急に何もないところからファイトテーブルが...

 

 

「(と、とにかくデッキをセットして...)」

 

「行くぜ、カムイ!」

 

「お、おう!」

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"メカ・トレーナー"!」

 

「"獣神ホワイト・タイガー"!」

 

 

「俺様の先行、ドロー。"オフェンシブ・パンター"に俺様ライド。"メカ・トレーナー"のスキルで1枚ドローしてターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : オフェンシブ・パンター

 

□■□

□□□

V   : 獣神ホワイト・タイガー

 

カムイ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"獣神マックス・ビート"にライド。"ホワイト・タイガー"のスキルで1枚引き、クイックシールドを獲得。さらに"マックス・ビート"のスキルで山札から3枚見て、"獣神エシックス・バスター"を手札に加え、残りは山札の下へ。"マックス・ビート"でアタック!」

 

"獣神マックス・ビート" : パワー8000

 

「へっ、ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"アーニスト・セコンド"。ゲット、ヒールトリガー。パワー+10000。」

 

"獣神マックス・ビート" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"アジャイル・フルバック"。」

 

 

くそ~、いきなり無駄なヒールトリガーかよ。

だけど"エシックス・バスター"を手札に加えられたし、手札も悪くない。

割り切るしかねえか。

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : オフェンシブ・パンター

 

□■□

□□□

V   : 獣神マックス・ビート

 

カムイ 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、ドロー。"至宝ブラックパンサー"に俺様ライド!"オフェンシブ・パンター"はスキルでリアガードにコール。さらに"ハイスピード・ブラッキー"をコール。"ブラッキー"はスキルでパワー+10000!」

 

"ハイスピード・ブラッキー" : パワー20000(10000+10000)

 

「行くぜ行くぜ!まずは"ブラックパンサー"でアタック!」

 

"至宝ブラックパンサー" : パワー10000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"サイレンス・ジョーカー"。ヒャハハハハハハハ!ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーはリアガードだ!」

 

"至宝ブラックパンサー" : パワー10000、☆2

"ハイスピード・ブラッキー" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「くっ、ダメージチェック、"獣神ヴァーミリオン・バード"、"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー。"獣神マックス・ビート"にパワー+10000して1枚ドロー。」

 

"獣神マックス・ビート" : パワー18000(8000+10000)

 

「そんなんじゃ足りないぜえ!"オフェンシブ・パンター"のブースト、"ブラッキー"でアタックだ!」

 

"ハイスピード・ブラッキー" : パワー38000(10000+10000+10000+8000)

 

「くそ...ノーガード。ダメージチェック、"獣神エシックス・バスター"。」

 

「ヒャハハハハハハハ!これでターンエンドだ!」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■□□

■■□

V   : 至宝ブラックパンサー

R左  : ハイスピード・ブラッキー

R左下 : オフェンシブ・パンター

 

□■□

□□□

V   : 獣神マックス・ビート

 

カムイ 手札:10枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"獣神ブレイニーパピオ"にライド。"獣神ブラック・トータス"、"ドグー・メカニック"をコール。"ドグー・メカニック"のブースト、"ブレイニーパピオ"でアタック!」

 

"獣神ブレイニーパピオ" : パワー17000(9000+8000)

 

「そのアタックを通すわけねえだろ!"チアガール ティアラ"でガード!」

 

"至宝ブラックパンサー" : パワー30000(10000+20000)

 

「くっ、ドライブチェック、"獣神リフト・タウロス"。ノートリガーだ。」

 

「ヒャハハハハハハハ!アタックは通らねえ!残るアタックもカスだけ。アタックは通らねえぜ。」

 

「くっ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■□□

■■□

V   : 至宝ブラックパンサー

R左  : ハイスピード・ブラッキー

R左下 : オフェンシブ・パンター

 

■■□

□■□

V   : 獣神ブレイニーパピオ

R左  : 獣神ブラック・トータス

R中央 : ドグー・メカニック

 

カムイ 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、スタンド&ドロー。見せてやるぜ、カムイ!これが俺様の新しい姿だ!すべてを覆す最強の力!今目覚めて世界を破壊せよ!"魔大帝ダッドリー・エンペラー”Я”"に俺様最強ライド!」

 

「な、なんだ!?」

 

 

"ダッドリー・エンペラー"...じゃない!?

いつもキョウが使っている"ダッドリー・エンペラー"に似てるけど、何だか禍々しいような...

 

 

「これが俺様の新しい力...リンクジョーカー、虚無の力を得た"ダッドリー・エンペラー"だ!」

 

「虚無だと!?キョウ!お前、それが何か知っているのか!それに取りつかれたらマズイことに...」

 

「それがどうした!俺様は生まれ変わった!もう俺様は止まらねえ!止められねえ!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"魔大帝ダッドリー・エンペラー”Я”" : パワー13000、☆2

 

「メインフェイズ開始時、"ブラッキー"のスキル。ソウルに入り、デッキから"ハイスピード・ブラッキー"をコール!そしてスキルでパワー+10000!」

 

"ハイスピード・ブラッキー" : パワー20000(10000+10000)

 

「さらに"サイレンス・ジョーカー"、"オフェンシブ・パンター"をコール!さあ行くぜ!まずは"パンター"のブースト、"ブラックパンサー"でアタック!"パンター"のスキルでSB1しパワー+2000、さらに"ブラックパンサー"のスキル!SB1でパワー+15000!バトル終了時、このユニットをソウルに置くぜ。」

 

"至宝ブラックパンサー" : パワー35000(10000+15000+10000

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"ドグー・メカニック"。」

 

「ヒャハハハハハハハ!ノートリガー。運に見放されたみたいだな!」

 

「くっ、うるせえ!」

 

「くくく..."ブラックパンサー"のスキル。ソウルに置くぜ。さらに"オフェンシブ・パンター"のスキルでこいつを山札の下に置き、1枚ドローするぜ。そして..."エンペラー”Я”"のスキル発動!スタンドしているリアガード..."サイレンス・ジョーカー"を呪縛!」

 

 

な、なんだ!?あいつのリアガード、"サイレンス・ジョーカー"が赤黒い輪に包まれた!?

 

 

「これにより"エンペラー”Я”"にパワー+10000!」

 

"魔大帝ダッドリー・エンペラー”Я”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「まだまだ行くぜえ?"オフェンシブ・パンター"のブースト、"ブラッキー"でアタック!"パンター"のスキルでSB1し、パワー+2000!」

 

"ハイスピード・ブラッキー" : パワー30000(10000+100000+10000)

 

「っ、そう何度も受けてたまるか!"アーニスト・セコンド"でガード!さらにクイックシールドを使うぜ!」

 

"獣神ブレイニーパピオ" : パワー34000(9000+5000+20000)

 

「へっ、"パンター"はスキルで山札の下に置き、1枚ドロー。行け、"エンペラー”Я”"!カムイを叩き潰せ!」

 

"魔大帝ダッドリー・エンペラー”Я”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「くっ、"ツイン・ブレーダー"でガード!手札を1枚捨てて、完全ガードだ!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"マシンガン・グロリア"。2枚目、"アジャイル・フルバック"。チッ...ノートリガーか。俺様はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■□

■■□

V   : 魔大帝ダッドリー・エンペラー"Я"

R左  : ハイスピード・ブラッキー

R中央 : サイレンス・ジョーカー

 

■■□

□■□

V   : 獣神ブレイニーパピオ

R左  : 獣神ブラック・トータス

R中央 : ドグー・メカニック

 

カムイ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「ダメージ1vs4...これじゃあ俺様が圧倒して終わりになりそうだな、カムイ!」

 

「うるせえ!まだ終わっちゃいねえ!俺のターン、スタンド&ドロー!"獣神エシックス・バスター"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。さらに"エシックス"のスキルで手札を2枚捨て、"エシックス"を選択!こいつをスタンドさせ、ヴァンガードにアタック!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー12000

 

「(わざわざ守る必要もねえ。)ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"獣神ブレイニーパピオ"。2枚目、"シャイニング・レディ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ブラック・トータス"へ!」

 

"獣神ブラック・トータス" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「何...?チッ、こざかしい真似を。」

 

「へっ、これでアタックは通らない。よって、"エシックス"はスタンドするぜ。そして"超獣神イルミナル・ドラゴン"、"獣神ブレイニーパピオ"をコール。"ドグー・メカニック"のブースト、"エシックス"でヴァンガードにアタック!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー20000(12000+8000)

 

「チッ、ノーガードだぜ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"獣神ヴァーミリオン・バード"。2枚目、"獣神リフト・タウロス"。」

 

「ダメージチェック、"チアガール ティアラ"。ゲット、ヒールトリガー。回復はできないが、パワー+10000だ。」

 

"魔大帝ダッドリー・エンペラー”Я”" : パワー23000

 

 

くそ...トリガーを引かれたか。

だけど俺の攻撃はまだ止まらねえ!

 

 

「まずは"イルミナル・ドラゴン"のスキル!他のユニットのアタックがヒットしたので、パワー+15000!」

 

"超獣神イルミナル・ドラゴン" : パワー27000(12000+15000)

 

「さらにヴァンガードの"獣神"のアタックがヒットしたので"ブレイニーパピオ"のスキル!CB1、SB1することで1枚引き、"獣神リフト・タウロス"をコール。パワー+10000!ターン終了時に手札に戻すぜ。」

 

"獣神リフト・タウロス" : パワー18000(8000+10000)

 

「行け、"ブレイニーパピオ"!リアガードにアタック!」

 

"獣神ブレイニーパピオ" : パワー14000(9000+5000)

 

「させねえ!"アジャイル・フルバック"でガード!」

 

"ハイスピード・ブラッキー" : パワー15000(10000+5000)

 

「なら、"イルミナル・ドラゴン"でヴァンガードにアタック!」

 

"超獣神イルミナル・ドラゴン" : パワー27000(12000+15000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"魔王ダッドリー・ルシファー"。」

 

「"リフト・タウロス"のブースト、"ブラック・トータス"でアタック!」

 

"獣神ブラック・トータス" : パワー37000(9000+10000+18000)、☆2

 

「へっ、ノーガード。」

 

 

ノーガード!?守ってくるかと思ったけど...何か狙っているのか?

 

 

「ダメージチェック、"チアガール マリリン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"魔大帝ダッドリー・エンペラー”Я”" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「2枚目、"魔王ダッドリー・ルシファー"。」

 

 

「これでターンエンド。"リフト・タウロス"は手札に戻す。」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

□■□

■■□

V   : 魔大帝ダッドリー・エンペラー"Я"

R左  : ハイスピード・ブラッキー

R中央 : サイレンス・ジョーカー

 

■■■■

□■□

V   : 獣神エシックス・バスター

R右  : 超獣神イルミナル・ドラゴン

R左  : 獣神ブラック・トータス

R中央 : ドグー・メカニック

Rア1 : 獣神ブレイニーパピオ

 

カムイ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、スタンド&ドロー。メインフェイズ開始時、"ブラッキー"のスキル。ソウルに置き、山札から別の"ブラッキー"をコール。さらのスキルでパワー+10000!」

 

"ハイスピード・ブラッキー" : パワー20000(10000+10000)

 

「"魔王ダッドリー・エンペラー"を2枚、"マシンガン・グロリア"をコール。さあ、最強となった俺様の力を見せてやるぜ!俺様の最強必殺!リバース・スタンピード!」

 

「リバース・スタンピード!?」

 

「行くぜ!まずは"マシンガン・グロリア"のブースト、"ブラッキー"でアタック!リアガードの"ダッドリー・エンペラー"たちのスキル発動!アタックしたユニットにパワー5000!それが2枚分だ!」

 

"ハイスピード・ブラッキー" : パワー38000(10000+10000+8000+5000*2)

 

「く、ノーガード。ダメージチェック、"獣神タイフーン・バード"。」

 

 

「ヒャハハハハハハハ!守れねえってか!"マシンガン・グロリア"のスキルで、"マシンガン・グロリア"と"ブラッキー"を山札の下に置き、1枚ドロー!さらに"エンペラー”Я”"のスキル!"サイレンス・ジョーカー"を呪縛!これによりパワー+10000。さらに手札を1枚捨てることでドライブ+1。」

 

"魔大帝ダッドリー・エンペラー”Я”" : パワー23000(12000+10000)、☆2

 

「次だ!リアガードの"ダッドリー・エンペラー"でアタック!スキルでパワー+5000×2だ!」

 

"魔王ダッドリー・エンペラー"(R右) : パワー23000(13000+5000*2)

 

「"シャイニング・レディ"でガード!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー27000(12000+15000)

 

 

「アタック終了時、山札の下に置くぜ。そして"Я"のスキル発動!"魔王ダッドリー・エンペラー"を呪縛!パワー+10000!さらに手札を1枚捨て、ドライブ+1!」

 

"魔大帝ダッドリー・エンペラー”Я”" : パワー33000(13000+10000*2)、☆2

 

「行くぜ!"Я"でアタック!スキル発動!俺様のリアガードにグレード2以下がいないなら、CB1、SB1で山札からユニットをコールできる!"魔王ダッドリー・エンペラー"をスペリオルコール!」

 

「負けねえ!"ツイン・ブレーダー"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

「ヒャハハハハハハハ!足掻け足搔け!もっと俺を楽しませろ!クアドラプルドライブ!1枚目、"魔大帝ダッドリー・エンペラー”Я”"!2枚目、"マシンガン・グロリア"!3枚目、"チアガール ティアラ"!ゲット、ヒールトリガー!」

 

「っ...!」

 

「ダメージ1枚回復し、パワー+10000!」

 

"魔王ダッドリー・エンペラー" : パワー23000(13000+10000)

 

「4枚目、"ソニック・ブレイカー"!ゲット、クリティカルトリガー!ヒャハハハハハハハ!俺様の勝利は確定的だぜ!効果はすべてリアガードへ!」

 

"魔王ダッドリー・エンペラー" : パワー33000(13000+10000*2)、☆2

 

「消し飛べ!"エンペラー"でアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"魔王ダッドリー・エンペラー" : パワー38000(13000+10000*2+5000)、☆2

 

「俺様の勝利!最強の俺様誕生!ヒャハハハハハハハ!」

 

「ガード!」

 

「何!?」

 

「ガード、"シャイニング・レディ"2枚!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー42000(12000+15000*2)

 

 

「ば、馬鹿な...俺様の必殺、リバース・スタンピードが...」

 

「この程度かよ。リバースだか何だか知らねえが、前のお前の方がずっと強かったぜ!」

 

「っ...!」

 

 

キョウは強かった。あの久導ユウトや雀ヶ森レン、新城テツが所属するチームの一員で、しかも新城テツがコーチだっていうじゃねえか。

負けられない、負けたくないって思った。だけどこいつは強くて、全然勝てなくて...

 

 

「前のお前は自分のデッキを、仲間を信じて戦っていた!だから強かった...でも今のお前は違う!仲間をロックして一人で戦って。そんな強さに俺は負けねえ!」

 

「ぐっ...う、うるさい!俺様はЯして最強になったんだ...くそ、"エンペラー"は山札の下へ。ターンエンド!」

 

--------------------------------------------------

キョウ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□■■

□■□

V   : 魔大帝ダッドリー・エンペラー"Я"

R中央 : サイレンス・ジョーカー

R右下 : 魔王ダッドリー・エンペラー

 

■■■■

□■□

V   : 獣神エシックス・バスター

R右  : 超獣神イルミナル・ドラゴン

R左  : 獣神ブラック・トータス

R中央 : ドグー・メカニック

Rア1 : 獣神ブレイニーパピオ

 

カムイ 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺がお前の目を覚まさせてやる!俺のターン、スタンド&ドロー。"獣神エシックス・バスター"に俺様最強ブレイクライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得てドロー!ライドされた"エシックス"のスキル!手札を2枚捨て、スタンドしてヴァンガードにアタック!さらにスキルでCB1し、パワー+5000!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー17000(12000+5000)

 

「くっ、"マシンガン・グロリア"、"ソニック・ブレイカー"でガード!」

 

"魔大帝ダッドリー・エンペラー”Я”" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"超獣神イルミナル・ドラゴン"。2枚目、"アーニスト・セコンド"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"獣神ブラック・トータス"にパワー+10000!」

 

"獣神ブラック・トータス" : パワー19000(9000+10000)

 

「そして、アタックがヒットしなかったのでスタンド。さらにライドした"エシックス"のスキルで手札を2枚捨て、スタンドし、ヴァンガードにアタック!スキルでCB1しパワー+5000!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー22000(12000+5000*2)

 

「くっ...(ガードできるが、したらまたスタンドするうえ、ツインドライブが残る...奴のドロップには既に"シャイニング・レディ"が3枚見えているし、フロントトリガーが入っている以上、クリティカルは残り1枚のはず...)ここはノーガードだ。」

 

「行くぜ、ツインドライブ、1枚目、"獣神マックス・ビート"。2枚目、"ドグー・メカニック"。」

 

「(よし、ノートリガー。)ダメージチェック、"ワンダー・ボーイ"。」

 

「アタックがヒットしたので、ドライブ-1。"イルミナル・ドラゴン"はパワー+15000。」

 

"超獣神イルミナル・ドラゴン" : パワー27000(12000+15000)

 

「さらに"ブレイニーパピオ"のスキル。CB1、SB1することで1枚引き、"獣神マックス・ビート"をコール、パワー+10000。」

 

"獣神マックス・ビート" : パワー18000(8000+10000)

 

「さらに"ドグー・メカニック"のスキル。自身を退却しCC1。"マックス・ビート"のスキル。山札から3枚見て、"獣神ブレイニーパピオ"を手札に加える。手札に加えて、こいつがリアガードにいるならレストする。」

 

「ヒャハハハハハハハ!せっかくパワーアップさせたのにレストしちまうとは...とんだプレイングミスだな!」

 

「"超獣神イルミナル・ドラゴン"、"ドグー・メカニック"、"獣神ヴァーミリオン・バード"をコール!」

 

「っ、そのカードは!?」

 

「"ヴァーミリオン・バード"のスキル!SB1することでレストしている俺のユニットをすべてスタンド!ヴァンガードもだ!」

 

 

これで"エシックス"ももう一度アタックできる。

友達を救うため、何度も立ち上がる!お兄さんの"ブラスター・ブレード"みたいに!

 

 

「2枚以上スタンドし、ソウルに"獣神ホワイト・タイガー"があるので1枚ドロー。さらに"獣神ブラック・トータス"のスキル。CB1、SB1してメインフェイズ中にアタック!」

 

"獣神ブラック・トータス" : パワー19000(9000+10000)

 

「くっ、通したら負けちまう!"ワンダー・ボーイ"でガード!」

 

"魔大帝ダッドリー・エンペラー”Я”" : パワー23000(13000+10000)

 

「アタックがヒットしなかったのでスタンド。さらに"ドグー・メカニック"のスキルで退却しCC1。"キャノン・ボール"をコール。行くぜ!"キャノン・ボール"のブースト、"エシックス"でもう一度アタック!スキルでCB1し、パワー+5000!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー32000(12000+5000*3+5000)

 

 

「くっ...(この手札じゃ、守り切れねえ!)ノーガード...!」

 

「ドライブチェック、"シャイニング・レディ"!ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「な、何!?」

 

「効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー42000(12000+5000*3+5000+10000)、☆2

 

 

俺の想いを拳に乗せて貫く!

お前の目を覚まさせてやる、キョウ!

 

 

「いっけええええええええええええ!」

 

「くっ、くそおおおおおおおおおお!」

 

 

ドガーン

 

 

6枚目のダメージは、"魔大帝ダッドリー・エンペラー”Я”"。

これで俺の勝ちだ!

 

 

 

「くっ...うあああああああああああああああ!」

 

「キョウ!」

 

 

ドサッ

 

 

キョウから赤黒いオーラが抜けていく。

あれが虚無のオーラかよ...

 

 

「っ....カムイ....」

 

「キョウ!」

 

「へへ、効いたぜ...お前の拳...」

 

「キョウ...良かった...」

 

 

元に戻ったみたいだ。何だかめちゃくちゃ疲れてるけど、俺も疲れたぜ...

でもまた虚無が襲ってきたのか...アジアサーキットの時もレオンに取りついてたけど、誰かに取りつくのが好きみたいだな。

 

 

「キョウ、大丈夫か?」

 

「ああ...少しだるいけど大丈夫だ...」

 

「良かったぜ....でも、休んでる暇はないみたいだな。」

 

 

校舎の方からやばそうなやつらが出てくる。さっきまでのキョウみたいに赤黒いオーラを纏ってやがる。

...っていうか、何であいつらゴウキたちと同じバンダナを?ま、まさか...!

 

 

「カムイ、久しぶりだな。」

 

「ゴウキ...お前までリバースしてるのか!?」

 

「くくく...そうだ。そして、お前もЯさせて海賊にしてやろう。」

 

「そうよ、カムイちゃん。カムイちゃんもЯしましょう?最高の気分だわ。」

 

 

「ナ、ナギサまで...くっ、やるしかねえのか!?」

 

 

『待たれよ!』

 

 

えっ!?な、なんだこの声...どこからか声が聞こえるけど、誰もいない?

 

 

『トウッ!』

 

「!?」

 

 

誰もいないと思っていたけど、校門の塀の上から誰かが飛び降りてきた。

この人、確か...

 

 

「忍者マスター推参!...葛木カムイ。ここは私に任せるでござる。」

 

「えっ?」

 

「某、つい先ほど体育館の方におぬしの友達が連れ去られるのを見たでござる。」

 

「そ、それってエミさん!?」

 

「イエス。だからここは拙者に任せて早くいくでござる。」

 

 

マジかよ...エミさんが誰かに連れ去られるだなんて。

アイチお兄さんには、お兄さんがいない間エミさんを守るって約束したのに!

 

 

「サンキュー、忍者マスター!ここは任せる!」

 

「オーケーでござる。」

 

「へっ...俺様もいるぜ...ここは任せな...!」

 

 

キョウまで...後は頼んだぜ、二人とも!

そして待っていてください、エミさん!必ずあなたを救います!

 

 

 

.



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第九十二話「トモダチ」

カムイside

 

 

バタンッ

 

 

「エミさん!」

 

「カムイ君!」

 

 

体育館に辿り着き扉を開ける。

そこには檻に捕まっているエミさんとマイさんがいて、その前にウルトラレアのレッカがいた。

 

 

「あら、来たのね。もしかして海賊たちをもう倒したの?」

 

「いや、ゴウキたちは忍者マスターとキョウが相手をしてくれてる!」

 

「あ~、なんだ。君が倒したんじゃないんだ。」

 

「そんなことより、エミさんたちを解放しろ!」

 

 

レッカもリバースしてるみたいだな...

でも、何でエミさんたちをリバースさせてないんだ?

 

 

「解放?するわけないじゃん。この子たちにはまだまだ働いてもらうんだから。」

 

「レッカちゃん!もうやめて!」

 

「そうだよ!元の優しいレッカちゃんに戻って!」

 

「私が優しい?ふん、私のことわかったつもりになって...残念ね。私はあんたたちの思ってたレッカちゃんじゃないの。」

 

「そんなことない!レッカちゃんは私たちにファイトのコツとか教えてくれたり、一緒に遊びに行ったり...友達だよ!」

 

「うるさい!私に友達なんていない!」

 

「「レッカちゃん...」」

 

 

あいつ...何だか苦しそうだ。

多分、リバースしてるけど本当はエミさんたちをリバースさせたくないんじゃ...

 

 

「おい、立凪レッカ!俺様とファイトだ!」

 

「ハァ?」

 

「俺様が勝ったらエミさんたちを解放しろ!」

 

「「カムイ君...」」

 

「ふん、いいわ。まずはあんたからЯさせてあげる!」

 

 

そう言って、レッカは現れたファイトテーブルにデッキをセットする。

俺もデッキをセットする。...必ずこのファイトに勝って、エミさんたちを救って見せる。

そして、レッカのやつも...

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"手当の守護天使ペヌエル"。」

 

「"獣神ホワイト・タイガー"!」

 

 

「私のターン、ドロー。"礎の守護天使ハスデヤ"にレッカちゃんの烈火ライド!」

 

「あぁ?いつものキュンキュンライドはどうしたんだよ。」

 

「ハァ?あんなダサいのやるわけないでしょ。"ペヌエル"のスキルで1枚引き、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

レッカ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 礎の守護天使ハスデヤ

 

□■□

□□□

V   : 獣神ホワイト・タイガー

 

カムイ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「(烈火ライドもどうかと思うのは俺だけか?)...俺のターン、ドロー。"獣神リフト・タウロス"にライド。"ホワイト・タイガー"のスキルで1枚ドロー、クイックシールドを得るぜ。そのままヴァンガードにアタック!」

 

"獣神リフト・タウロス" : パワー8000

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"キャノン・ボール"。ゲット、フロントトリガー!」

 

"獣神リフト・タウロス" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"恋の守護者ノキエル"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

"礎の守護天使ハスデヤ" : パワー18000(8000+10000)

 

「アタックがヒットしたのでスキル発動。山札から5枚見て、"獣神エシックス・バスター"を手札に加える。これでターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

レッカ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 礎の守護天使ハスデヤ

 

□■□

□□□

V   : 獣神リフト・タウロス

 

カムイ 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"後躯の守護天使アールマティ"にレッカちゃんの烈火ライド!"尖針の守護天使イオフィエル"をコール。スキル発動!CB1、"イオフィエル"をバインド。山札の上から1枚をダメージに。そして、ターン終了時、このカードをドロップすることでダメージから1枚を手札に加えるわ。」

 

 

ダメージには"神託の守護天使レミエル"が落ちたか。

あのユニット、確か厄介なスキルを持っていやがったはず...

 

 

「行くわよ。"救急の守護天使ダネル"をコール。スキル発動。手札を1枚捨て、表のダメージと同名のカードをコールする。"神託の守護天使レミエル"をコール!さらに"介護の守護天使ナレル"をコール。"アールマティ"でヴァンガードにアタック!」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"サニースマイル・エンジェル"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"ダネル"にパワー+10000。」

 

"救急の守護天使ダネル" : パワー19000(9000+10000)

 

「ダメージチェック、"獣神タイフーン・バード"。」

 

「行け、"ダネル"!」

 

「ガード、"キャノン・ボール"!」

 

"獣神リフト・タウロス" : パワー23000(8000+15000)

 

「"ナレル"のブースト、"レミエル"でアタック!」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー20000(12000+8000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"シャイニング・レディ"。」

 

「アハハハハハ!無駄なトリガーね。残念。エンドフェイズ、"イオフィエル"のスキル発動。バインドゾーンからドロップに置き、ダメージから1枚を手札に加えるわ。これで私のダメージは0!」

 

「くっ、まだまだファイトは始まったばっかだ!」

 

「うふふ、そうね。だけどすぐ終わるわ。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レッカ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

 

□□■

■■■

V   : 後躯の守護天使アールマティ

R右  : 神託の守護天使レミエル

R左  : 救急の守護天使ダネル

R右下 : 介護の守護天使ナレル

 

□■□

□□□

V   : 獣神リフト・タウロス

 

カムイ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"獣神ブレイニーパピオ"にライド。"獣神ブラック・トータス"をコール!"ブラック・トータス"で"ダネル"にアタックだ!」

 

"獣神ブラック・トータス" : パワー9000

 

「ノーガード。"ダネル"は退却。」

 

「続けて、"ブレイニーパピオ"でアタック!」

 

"獣神ブレイニーパピオ" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"獣神ブレイニーパピオ"。」

 

「ダメージチェック、"スケーリング・エンジェル"。」

 

「よし、アタックがヒットした!スキル発動!CB1、SB1で1枚ドロー。"獣神ブレイニーパピオ"をコールし、パワー+10000!」

 

"獣神ブレイニーパピオ"(R右) : パワー19000(9000+10000)

 

「そしてアタックだ!」

 

「ふん、ノーガードよ。ダメージチェック、"恋の守護者ノキエル"。ゲット、ドロートリガー。あら、ラッキー!1枚ドロー、パワー+10000。」

 

"後躯の守護天使アールマティ" : パワー19000(9000+10000)

 

 

くそ、またドロートリガーかよ。

これで奴の手札が増えちまう。しかもエンジェルフェザーにとって、ダメージゾーンは手札同然...

 

 

「それで?終わり?」

 

「くっ、ターンエンド。リアガードの"ブレイニーパピオ"は手札に戻る。」

 

--------------------------------------------------

レッカ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□■

□■■

V   : 後躯の守護天使アールマティ

R右  : 神託の守護天使レミエル

R右下 : 介護の守護天使ナレル

 

■■□

□□□

V   : 獣神ブレイニーパピオ

R左  : 獣神ブラック・トータス

 

カムイ 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「あ~あ、つまんない。全国大会優勝、アジアサーキット準優勝のチームの一員がこの程度の実力なの?」

 

「な、なんだと!?」

 

「これなら先導アイチも楽にЯできるわね。そしたら宮地は完全に私のもの。その次はどうしようかしら。後江?それとももう一度福原?アハハハハハ!楽しみだわ!」

 

「て、てめえ...何でそんなに楽しそうにしてるんだ!」

 

「楽しいから笑ってるのよ。それの何がおかしいの?」

 

「だから!宮地のみんなはお前の友達じゃねえのか!」

 

 

エミさんやマイさんだって...それなのに何で楽しそうにリバースさせられるんだ!

 

 

「友達...?そんなの私にはいない、必要ない。」

 

「なんだと!?」

 

「「レッカちゃん!」」

 

「みんな私をアイドルのレッカとしか見ない...誰も私自身を見てくれない。...だったらもうみんなЯさせて、完璧なアイドルになるしかないじゃない!」

 

「お前...」

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"神託の守護天使レミエル"にレッカちゃんの烈火ライド!イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得!」

 

 

来た...レミエル!

だけど今のあいつのダメージゾーンに、リアガードと同名のカードは無い!

 

 

「アハハハハハ!まさか、ダメージゾーンと同名のカードが無いからって安心してるんじゃないでしょうね。」

 

「うっ...」

 

「だったらおバカさんね!まずは"ナレル"のスキル!このカードをダメージゾーンに置き1枚ドロー。ダメージゾーンの"恋の守護者ノキエル"をソウルに置くわ。そして"尖針の守護天使イオフィエル"をコール。スキル発動。CB1、自身をバインドすることで山札の上から1枚をダメージゾーンに。」

 

 

げっ!ダメージゾーンに"レミエル"が置かれちまった。

これで1枚は同名カードがあることに...

 

 

「まだ終わりじゃないわ!"救急の守護天使ダネル"をコール。スキルで手札を1枚捨て、ダメージゾーンの表のカードと同名のカード..."介護の守護天使ナレル"を山札からコール。さらに"聖火の守護天使サリエル"をコール。スキル発動。CB1、SB1することで山札から"救急の守護天使ダネル"をダメージゾーンに置き、1枚回復!さらにさらに!"介護の守護天使ナレル"をコール!」

 

「こ、これは!?」

 

「レッカちゃんのリアガードが、"サリエル"以外ダメージゾーンと同名のカードになっちゃった...」

 

「"ナレル"は裏だけど、"レミエル"のスキルでCCするから、"レミエル"のアタックで全部スタンドしちゃうよ!」

 

 

ちくしょう...本当に厄介な動きをしやがる...!

しかもパワー+5000と、2枚につき1枚ドローする能力がある。攻撃力も防御力もありまくる!

 

 

「行くわよ!まずは"ナレル"のブースト、"ダネル"でリアガードにアタック!」

 

"救急の守護天使ダネル" : パワー17000(9000+8000)

 

「っ、ノーガード。"ブラック・トータス"は退却。」

 

「次!"ナレル"のブースト、"レミエル"でアタック!」

 

"神託の守護天使レミエル"(R右) : パワー20000(12000+8000)

 

「クイックシールドを使用!さらに"ドグー・メカニック"でガード!」

 

"獣神ブレイニーパピオ" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「"サリエル"はダメージゾーンの裏のカードが1枚以下ならブーストを得る!"サリエル"のブースト、ヴァンガードの"レミエル"でアタック!スキル発動!SB1してCC1。そしてダメージゾーンの表のカードと同名のリアガード、"ダネル"、"レミエル"、"ナレル"をスタンド!4枚スタンドしたので2枚引き、リアガードすべてにパワー+5000!」

 

"神託の守護天使レミエル"(R右) : パワー17000(12000+5000)

"救急の守護天使ダネル" : パワー14000(9000+5000)

"聖火の守護天使サリエル" : パワー14000(9000+5000)

"介護の守護天使ナレル"(R右下) : パワー13000(8000+5000)

"介護の守護天使ナレル"(R左下) : パワー13000(8000+5000)

 

"神託の守護天使レミエル"(V) : パワー26000(12000+14000)

 

「くっ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"聖火の守護天使サリエル"。2枚目、"救急の守護天使ダネル"。」

 

「ダメージチェック、"獣神リフト・タウロス"。」

 

 

くそ、ノートリガーで良かったぜ...クリティカルでも引かれてたら結構やばかったかも。

 

 

「"ナレル"のブースト、"ダネル"でアタック!」

 

"救急の守護天使ダネル" : パワー27000(9000+5000+13000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!」

 

"獣神ブレイニーパピオ" : パワー19000(9000+10000)

 

「そんなんじゃ止まらないわよ!"ナレル"のブースト、"レミエル"でアタック!」

 

"神託の守護天使レミエル"(R右) : パワー30000(12000+5000+13000)

 

「"シャイニング・レディ"でガード!」

 

"獣神ブレイニーパピオ" : パワー34000(9000+10000+15000)

 

 

「チッ...ターンエンド。エンド時、"イオフィエル"のスキル。このユニットをバインドゾーンからドロップし、ダメージゾーンから"救急の守護天使ダネル"を手札に加えるわ。」

 

--------------------------------------------------

レッカ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■■■

■■■

V   : 神託の守護天使レミエル

R右  : 神託の守護天使レミエル

R左  : 救急の守護天使ダネル

R中央 : 聖火の守護天使サリエル

R右下 : 介護の守護天使ナレル

R左下 : 介護の守護天使ナレル

 

□■□

□□□

V   : 獣神ブレイニーパピオ

 

カムイ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...お前、さっき友達なんていないって言ったよな。」

 

「ええ。それがどうしたの。」

 

「だったら、エミさんとマイさんはお前のなんだ!あの二人こそ、お前にとってかけがえのない友達なんじゃないのか!」

 

「...別に友達なんかじゃないわ。カードファイト同好会の一員ってだけよ...」

 

 

声が少し震えてる...やっぱり、あの二人には特別な想いがあるんだ。

だけどリバースしてるせいでおかしくなってる。

 

 

「レッカちゃん!私たちはレッカちゃんの友達よ!」

 

「そうだよ!私たち、レッカちゃんと一緒にファイトできて...一緒にお出かけしたりして楽しかった!」

 

「レッカちゃんもそうだったんじゃないの!?」

 

「う、うるさい!私に友達なんていない!あんたたちも友達じゃない!知らない!うぅぅぅ!」

 

 

「レッカちゃん......カムイ君、お願い!レッカちゃんを救ってあげて!」

 

「お願いします!レッカちゃん、リバースのせいで苦しんでる!」

 

 

二人とも...あれだけ言われてもレッカのことを信じてるんだな...

さすが俺の女神と、その友達だぜ...よし!

 

 

「任せてください!必ずレッカを救ってみせます!」

 

「ば、馬鹿じゃないの!私は救いなんて求めてない!救ってくれるって言うなら、Яしてよ!あんたも私の親衛隊に入るのよ!」

 

「へっ、じゃあその次は誰をリバースさせるんだ?」

 

「そ、それは...」

 

「私が戦う!」

 

「なっ!?」

 

「私が戦う!私はリバースなんて怖くない!...本当に怖いのは、友達を、レッカちゃんを失うことだもん!」

 

「私も!カムイ君が負けても、私とエミちゃんでレッカちゃんを助ける!」

 

 

エミさん...マイさん...

って、俺が言ったとはいえ負ける前提で話をしないでください...

 

 

「あ、あんたたちはダメ!」

 

「「えっ?」」

 

「あ、あんたたちは人質...そう、人質なんだから!」

 

 

あいつ...やっぱり二人のことはリバースさせたくないのか。

何だかんだ言って、二人のことを大切に思っているんだ。

 

 

「それはおかしいんじゃねえか?」

 

「は、ハァ?」

 

「だってよ、人質なら別にリバースしてたっていいじゃねえか。むしろリバースしてた方がおとなしくできる。俺が思いつくくらいだ。お前だって思いつくはずだぜ?」

 

「くっ...それは...」

 

「「レッカちゃん...」」

 

「ぐっ...うるさい!早くファイトを続けなさい!」

 

 

まだ駄目か...でももう一息。もう少しであいつの闇を取り払える。

 

 

「行くぜ、"獣神エシックス・バスター"に俺様ライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て1枚ドロー。スキル発動!手札を2枚捨て、"エシックス"をスタンドしヴァンガードにアタック!さらに捨てられた"獣神ブレイニーパピオ"のスキルで、こいつをレストでリアガードにコール!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー12000

 

「ふん、ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"キャノン・ボール"。ゲット、フロントトリガー。前列すべてにパワー+10000!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー22000(12000+10000)

"獣神ブレイニーパピオ" : パワー19000(9000+10000

 

「2枚目、"獣神マックス・ビート"。」

 

「ダメージチェック、"後躯の守護天使アールマティ"。」

 

「アタックがヒットしたのでドライブ-1。さらに"ブレイニーパピオ"のスキル。CB1、SB1することで1枚引き、"獣神マックス・ビート"をコール。さらにスキルで山札から3枚見て、"獣神エシックス・バスター"を手札に加え、リアガードにいるのでレストする。」

 

「ふん、これでヴァンガードもリアガードも全部レストしてるじゃない。まさかこれで終わり?」

 

「へっ、んなわけねえだろ。"獣神タイフーン・バード"をコール。スキルでCB1、山札から5枚見て、"獣神エシックス・バスター"をレストでコール。さらに手札から"獣神ヴァーミリオン・バード"をコール。スキルでSB1し、レストしているユニットを全部スタンド!」

 

 

 

「やった!これでカムイ君はまだアタックできる!」

 

「それにリアガードも揃ってる!これなら!」

 

 

「行くぜ、立凪レッカ!ヴァンガードの"エシックス"でアタック!」

 

"獣神エシックス・バスター"(V) : パワー22000(12000+10000)

 

「ふん...ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"シャイニング・レディ"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーはリアガードの"エシックス"へ!」

 

"獣神エシックス・バスター"(V) : パワー22000(12000+10000)、☆2

"獣神エシックス・バスター"(Rア1) : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"尖針の守護天使イオフィエル"、"ピンキー・デンチュリスト"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"神託の守護天使レミエル"(V) : パワー22000(12000+10000)

 

 

「行け、"タイフーン・バード"!"ヴァーミリオン・バード"のブーストを受けて、"ダネル"にアタック!」

 

"獣神タイフーン・バード" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。"ダネル"は退却。」

 

「"マックス・ビート"のブースト、"ブレイニーパピオ"でヴァンガードにアタック!」

 

"獣神ブレイニーパピオ" : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「ガード、"懲罰の守護天使シェミハザ"。」

 

"神託の守護天使レミエル"(V) : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「くっ、"エシックス"でアタック!」

 

"獣神エシックス・バスター"(Rア1) : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「ふん、ガードよ。"サニースマイル・エンジェル"。」

 

"神託の守護天使レミエル"(V) : パワー42000(12000+10000+20000)

 

「くそ、決められなかったか...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レッカ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

■■■

□■■

V   : 神託の守護天使レミエル

R右  : 神託の守護天使レミエル

R中央 : 聖火の守護天使サリエル

R右下 : 介護の守護天使ナレル

R左下 : 介護の守護天使ナレル

 

■■■■

■□■

V   : 獣神エシックス・バスター

R右  : 獣神ブレイニーパピオ

R左  : 獣神タイフーン・バード

R右下 : 獣神マックス・ビート

R左下 : 獣神ヴァーミリオン・バード

Rア1 : 獣神エシックス・バスター

 

カムイ 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「アハハハハハ!やっぱり無駄なのよ。私に勝つなんて無理!時間の無駄だからさっさとЯしなさい!」

 

「うるせえ!俺様のダメージはまだ4!ファイトは終わってねえ!」

 

「ふん、往生際の悪い...だったらわからせてあげる!私が最強だってことを!スタンド&ドロー!まずライドフェイズ開始時、"レミエル"のスキル発動!山札の上から1枚をダメージゾーンに置き、ダメージぞゾーンから"アールマティ"を手札に加える。同じスキルをリアガードの"レミエル"も発動!山札からダメージに置き、ダメージから"ピンキー・デンチュリスト"を手札に加える。リアガードでスキルを発動した"レミエル"はソウルに置かれる。そして見せてあげる...これが私の切り札!」

 

「っ!」

 

「さあ、楽園の扉は開かれた!舞い降りよ、"粛清の守護天使レミエル”Я”"!レッカちゃんの烈火クロスライド!イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得!」

 

 

これがレッカのリバースユニットか...!

普通の"レミエル"も強力なスキルを持っていたが、リバースしてどうなった...!?

 

 

「メインフェイズ開始時、"ナレル"のスキル発動。ダメージゾーンに置き、1枚ドロー。ダメージゾーンの"イオフィエル"をソウルに置くわ。手札から"救急の守護天使ダネル"をコール。スキルで手札を1枚捨て、山札から"神託の守護天使レミエル"をコール。さらに"聖火の守護天使サリエル"をコール。スキル発動。CB1、SB1することで山札から"礎の守護天使ハスデヤ"をダメージゾーンに置き、1枚回復。」

 

 

"ダネル"を置かなかった...?

"ダネル"はまだダメージゾーンに無いけど、関係ないのか?

 

 

「手札から"ハスデヤ"をコール。スキル発動。CB1することで手札から"救急の守護天使ダネル"をダメージゾーンに置き、ダメージから"介護の守護天使ナレル"を手札に加える。これで準備は整ったわ!」

 

「っ!(リアガードが全部ダメージゾーンと同名に!?)」

 

「バトルフェイズ開始時、"レミエル”Я”"のスキル発動!CC1。さらにダメージゾーンと同名のユニットがいないリアガードを呪縛。」

 

「何!?...って、いねえじゃねえか!」

 

「ふふ、その後、リアガード2枚につき相手リアガードを1枚退却してパワー+20000。"ブレイニーパピオ"、"タイフーン・バード"を退却!」

 

"粛清の守護天使レミエル”Я”" : パワー52000(12000+20000*2)

 

 

パワー52000だと!?

だけど、こっちの手札には"ツイン・ブレーダー"がある...いくらパワーを上げたって怖くねえぜ。

 

 

「ふふ、行くわよ!"ハスデヤ"のブースト、"レミエル”Я”"でアタック!スキル発動!グレード3をSB1!これによりドライブ+1!そしてあんたはCB2してもいいわよ。」

 

「ハァ?するわけねえだろ!それに俺の表のダメージは1枚だし...」

 

「そう...できないっていうのね。なら、あんたはこのアタック、私のダメージの枚数以上を同時にコールしない限り、ガードできないわ!」

 

「な、なんだと!?」

 

 

あいつのダメージは5枚...ってことは、5枚をガードに出さなきゃ守れないってことかよ!

手札は8枚ある...ガードには出せるけど、それじゃ残りのアタックを守れねえ...だったら...!

 

 

「ノーガードだ!」

 

「アハハハハハ!覚悟を決めたってわけね!私がクリティカルを引いたら終わり!」

 

「っ...!」

 

「行くわよ!トリプルドライブ、1枚目、"サニースマイル・エンジェル"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"レミエル"にパワー+10000。」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー22000(12000+10000)

 

「2枚目、"スケーリング・エンジェル"。3枚目、くっ、"介護の守護天使ナレル"。」

 

「よし、クリティカルじゃない!ダメージチェック、"アーニスト・セコンド"。ゲット、ヒールトリガー!ダメージ1枚回復し、パワー+10000!」

 

"獣神エシックス・バスター"(V) : パワー22000(12000+10000)

 

「くっ...結局クリティカルを引いていても終わらなかったってことね...でもまだよ!"ナレル"のブースト、"ダネル"でリアガードにアタック!」

 

"救急の守護天使ダネル" : パワー17000(9000+8000)

 

「"シャイニング・レディ"でガード!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー27000(12000+15000)

 

「くっ、"サリエル"のブースト、"レミエル"でアタック!」

 

"神託の守護天使レミエル" : パワー31000(12000+10000+90000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"獣神ブレイニーパピオ"。」

 

「(ホッ...)ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

レッカ 手札:8枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■■■

■■■

V   : 粛清の守護天使レミエル"Я"

R右  : 神託の守護天使レミエル

R左  : 救急の守護天使ダネル

R中央 : 礎の守護天使ハスデヤ

R右下 : 聖火の守護天使サリエル

R左下 : 介護の守護天使ナレル

 

□■□■

■□■

V   : 獣神エシックス・バスター

R右下 : 獣神マックス・ビート

R左下 : 獣神ヴァーミリオン・バード

Rア1 : 獣神エシックス・バスター

 

カムイ 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「お前、今俺にトドメをさせなくてホッとしただろ。」

 

「っ、そんなわけ...」

 

「お前はやっぱり、二人のことを大切に思っているんだ。友達だって、仲間だって!」

 

「ぐっ...う、うるさい...うるさい...うるさい!」

 

「今目を覚まさせてやる!」

 

「「カムイ君!お願い!」」

 

 

「スタンド&ドロー。行くぜ!燃えろファイヤー!轟けサンダー!怒りの"最強獣神エシックス・バスター・エクストリーム"に俺様最強ブレイクライド!」

 

「"エシックス・バスター・エクストリーム"ですって!?」

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て1枚ドロー。ライドされた"エシックス・バスター"のスキル!手札を2枚捨てることで"エクストリーム"をスタンドし、ヴァンガードにアタック!そして捨てられた"獣神ブレイニーパピオ"はレストでコールだ!」

 

"最強獣神エシックス・バスター・エクストリーム" : パワー12000

 

「くっ、"ピンキー・デンチュリスト"でガード!」

 

"粛清の守護天使レミエル”Я”" : パワー27000(12000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"獣神リフト・タウロス"。ノートリガーだが..."エクストリーム"のスキル発動!グレード1以上のユニットがドライブチェックで出た時、リアガード1枚にパワー+5000!そして、出たカードが"獣神"を含むカードなら、そのリアガードをスタンドする!起き上がれ、"ブレイニーパピオ"!」

 

"獣神ブレイニーパピオ" : パワー14000(9000+5000)

 

「2枚目、"獣神ヴァーミリオン・バード"。スキル発動!"エシックス・バスター"にパワー+5000!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー22000(12000+5000+5000)

 

「アタックがヒットしなかったのでスタンド!"獣神タイフーン・バード"をコール。スキルでCB1し、山札から5枚見て、"獣神ブラック・トータス"をレストでコール。さらに"獣神リフト・タウロス"をコールしてスキル発動!"ブラック・トータス"をスタンド。これで行くぜ!まずは"ヴァーミリオン・バード"のブースト、"ブラック・トータス"でアタック!」

 

"獣神ブラック・トータス" : パワー17000(9000+8000)

 

「"スケーリング・エンジェル"でガード!」

 

"粛清の守護天使レミエル”Я”" : パワー22000(12000+10000)

 

「まだまだ!"マックス・ビート"のブースト、"ブレイニーパピオ"でアタック!」

 

"獣神ブレイニーパピオ" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「くっ、"サニースマイル・エンジェル"でガード!」

 

"粛清の守護天使レミエル”Я”" : パワー32000(12000+20000)

 

「"タイフーン・バード"でアタック!」

 

"獣神タイフーン・バード" : パワー14000(9000+5000)

 

「"ダネル"でインターセプト!」

 

"粛清の守護天使レミエル”Я”" : パワー17000(12000+5000)

 

 

粘るじゃねえか。

だが俺様のアタックはまだまだ止まらねえ!

 

 

「"エシックス・バスター"でアタック!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー22000(12000+5000+5000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"サニースマイル・エンジェル"...くっ、回復はしないけど、パワー+10000よ!」

 

"粛清の守護天使レミエル”Я”" : パワー22000(12000+10000)

 

「行くぜ!"リフト・タウロス"のブースト、"エクストリーム"でヴァンガードにアタック!」

 

"最強獣神エシックス・バスター・エクストリーム" : パワー20000(12000+8000)

 

「プロテクト!手札を1枚捨てて、完全ガードよ!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"獣神マックス・ビート"。ゲット、"獣神"のグレード1!"エシックス・バスター"にパワー+5000してスタンド!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー27000(12000+5000+5000*2)

 

「2枚目、"最強獣神エシックス・バスター・エクストリーム"。ゲット、"獣神"のグレード3!"ブレイニーパピオ"にパワー+5000してスタンド!」

 

"獣神ブレイニーパピオ" : パワー19000(9000+10000)

 

「ふん、いくらスタンドしてもアタックが通るのは"エシックス・バスター"だけ!それに私の手札にはプロテクトがある。もう何をやっても勝てないわよ!」

 

「へっ、ところがどっこい!"エクストリーム"の最強スキル発動!ソウルに"獣神エシックス・バスター"があるなら、バトル終了時にCB5、手札を3枚捨てることで、このユニットをスタンドし、ドライブ-1することができる!」

 

「な、なんですって!?...アハハハハハ!馬鹿じゃないの!あんたの手札は確かにコストを支払える。けど、ダメージに5枚も表のカードは無い!」

 

「ああ。だが、このスキルにはもう少し続きがある。」

 

「ハァ?」

 

「この能力で支払うCBの枚数は、このターンに能力でスタンドしたリアガードの枚数だけ減る。このターン、俺のリアガードは4回スタンドした!よって、支払うコストはCB1、手札5枚だ!」

 

「な、なんですって!?」

 

 

行くぜ、"最強獣神エシックス・バスター・エクストリーム"!

エミさんとマイさんの友情のため、レッカを元に戻すためにもう一度立ち上がれ!

 

 

『うおおおおおおおお!』

 

「っ...!」

 

「行け、"エシックス・バスター"!アタックだ!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー27000(12000+5000+5000*2)

 

「くっ、"介護の守護天使ナレル"でガード!」

 

"粛清の守護天使レミエル”Я”" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

「行くぜええええ!"エクストリーム"でヴァンガードにアタックだあああああああああ!」

 

"最強獣神エシックス・バスター・エクストリーム" : パワー12000

 

「くっ...!"介護の守護天使ナレル"でガード!」

 

"粛清の守護天使レミエル”Я”" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

 

 

「カムイ君...お願い....!」

 

 

 

「ドライブチェック、"シャイニング・レディ"。」

 

「ふっ...グレード1以上の"獣神"じゃない。これでアタックは...っ!」

 

「バカ野郎!ちゃんと見やがれ!クリティカルトリガーゲット!効果はすべて"獣神ブレイニーパピオ"へ!」

 

"獣神ブレイニーパピオ" : パワー29000(9000+5000*2+10000)、☆2

 

「行け!"ブレイニーパピオ"でアタック!」

 

「くっ、プロテクトでガード!手札を1枚捨てて...っ...手札が無い...」

 

 

ドガーン

 

 

「きゃああああああああああああ!」

 

 

"ブレイニーパピオ"の攻撃が、"レミエル”Я”"にヒットする。

そしてレッカのダメージにカードが置かれた。置かれたカードは"粛清の守護天使レミエル”Я”"。

俺様の勝ちだぜ...!

 

 

 

「「レッカちゃん!」」

 

「うっ...私が、負けるなんて...う...うあああああああああああああああああああああああ!

 

「「レッカちゃん!」」

 

エミちゃん....マイちゃん....っ...うっ....」

 

 

ドサッ

 

 

「「レッカちゃん!」」

 

 

いつの間にか檻が解放されていて、エミさんとマイさんがレッカの元へと駆け寄る。

それにしてもやっぱりリバースしたファイターとのファイトは疲れるぜ...

 

 

「エミちゃん...マイちゃん...ひどいこと言ってごめんね...」

 

「ううん、いいんだよ。本当はそんなこと思ってないって信じてたから。」

 

「そうだよ。レッカちゃんが私たちを傷付けるなんてしないってわかってた。」

 

「エミちゃん、マイちゃん...」

 

「私たち、友達でしょ?」

 

「ねっ!」

 

「...うん!」

 

 

 

「良かったぜ...」

 

 

バタンッ

 

 

「カムイ!無事か!」

 

「キョウ!それにゴウキ、ナギサたちまで!」

 

 

体育館の扉が開き、キョウやゴウキたちが入ってくる。

どうやら忍者マスターとキョウはファイトに勝って、ゴウキとナギサもリバースから解放されたみたいだな。

 

 

「あれ?忍者マスターは?」

 

「それがよ、ファイトが終わった後にユウトが現れて、二人でどっかに行っちまったんだ。」

 

「久導ユウトが?」

 

「ああ。なんか俺のこと無視してよ...なんかショックだぜ。」

 

 

あの誰にでも優しい久導ユウトがキョウを無視...?

っ、まさか!マズイ、忍者マスターが危ない!

 

 

「あ、おい!カムイ!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

マークside

 

 

「まさか...君ほどのファイターまでリバースしていようとは。」

 

「マーク先生...貴方は強いのか?」

 

「ふっ、試してみますか?」

 

 

とは言ったものの、彼ほどのファイターに勝てるものか...

ですが、ヴァンガードというカードゲームを守るため、リバースになど屈するわけにはいかない。

たとえ勝率の低い戦いでも、男には逃げずに立ち向かわねばならない時があるのです!

 

 

「ふっ...やめておくよ。貴方では俺には勝てない。それは貴方も良くわかっているはずだ。」

 

「っ...それは...」

 

「俺がファイトしたいのは、俺に勝つ可能性がある奴だけだ。そう、この俺を止められるような力を持つ者のみ。」

 

「っ!?君は...まさか、自分を止めてほしいのか?」

 

 

だからこそ、彼は強いファイターを探して各地を彷徨っている。

でも、それでも彼に匹敵するファイターがおらず、皆がリバースされているのか...

 

 

「さてね...俺は行くよ、マーク先生。」

 

「ま、待ちたまえユウト君!」

 

 

「ふっ...俺に勝てる可能性があるのはやはり...レン...お前だけだ。」

 

 

 

すみません、皆さん...ユウト君を止めることはできませんでした。

後は...未来ある若者たちに託しましょう。

そうでしょう、新右衛門...

 

 

 

.



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第九十三話「我が名は混沌」

カムイside

 

 

「急がねえと...って、危ねえ!」

 

 

忍者マスターがリバースさせられちまうかもしれねえ。

だから俺は校門のところまで走ってきたんだけど、誰かとぶつかりそうになった。

何とかぶつかる前に止まれたけど...って、この人は...

 

 

「コーリンさん!?」

 

「葛木カムイ...」

 

「お久しぶりです!って、今はそれどころじゃなくて...」

 

「...ユウトなら帰ったわ。全く、困った人ね...」

 

「えっ!?まさかもうファイトを!?」

 

 

忍者マスターだって、結構強いファイターなのに...それだけリバースした久導ユウトは強いってことか!?

 

 

「ファイトはしていないわ。だから忍者マスターはЯしてない。」

 

「そっか...良かった...って、何でそのことを!?」

 

「それは私もЯしているから。そして、あなたをЯするからよ。」

 

「っ...!」

 

 

まさかコーリンさんまで...さすがに連戦で疲れたけど、やるしかねえってことか。

 

 

「コーリンさん!あんたも俺がリバースから解放してやる!」

 

「ふっ...無理よ。私とあなたでは覚悟に違いがあるもの。私は負けられない。私の中の思い出を守るために...たとえ世界が滅びようとも、絶対に!」

 

「っ!?」

 

 

な、なんだこの気迫...リバースした人は強気になる感じがしたけど、コーリンさんは強気とかそんなんじゃない!

だ、だけど負けられないのは俺も同じ...このファイトに勝って、必ずコーリンさんを元に戻してみせる!

 

 

.....

....

...

..

.

 

アイチside

 

 

「ハッ...!」

 

「アイチ?」

 

「どうしたんですか、先導君。」

 

 

今の感覚は...何か良くないことが起きているような、不安を感じる...

 

 

プシュー

 

「おや、ついたようです...って、先導君!?」

 

「アイチ!?」

 

 

僕は居ても立っても居られなくなって、すぐにバスから降りて校舎へと向かう。

そこには一人の男の子がいた。

 

 

「カムイくん!」

 

「お兄...さん...すみま..せん...」

 

ドサッ

 

「カムイくん!?」

 

 

カムイくんがその場に倒れてしまう。

酷く疲れ切った顔をしていたけど、一体何があったんだ...ひどい胸騒ぎがする...

 

 

「うっ...ぐあああああああああ!

 

「カムイくん!?これはいったい...」

 

 

Я...今、彼はリンクジョーカーの洗礼を受けて生まれ変わっているのよ。」

 

「コーリンさん!?リバースって、リンクジョーカーっていったい...」

 

「それはこれから説明されるわ。」

 

 

そう言って、コーリンさんは空を指さす。

そこにはタクトくんが映る映像が流れていた。

 

 

『世界中のカードファイターの皆さん、こんにちは。私はタクト。と言っても、この体を借りているだけで、本物のタクトではないんだけどね。まあそれはどうでも良いこと。我々リンクジョーカーはついに地球への侵略を開始しました。皆さんも覚えがあるでしょう。Я...リンクジョーカーの兵士となったファイターたちのことを。彼らはЯ、生まれ変わったんです。我々の兵士となることに喜びを感じるようになる。そして、彼らがさらにリンクジョーカーの力を増幅させてくれたことで、ついにこの地球は後少しで我々のものとなるのです。』

 

 

何だって...!?

僕たちが知らない間に、また虚無が攻めてきていただなんて...

 

 

『残るファイターの皆さん、残り少ない日々をどうか健やかに過ごしてください。...もし我々の野望を阻止したいというなら、地獄が待っていますがね。ふふふ...フハハハハハ!』

 

 

「アイチ...貴方もЯするのよ。私に敗北し、リンクジョーカーの兵士となる。」

 

「コーリンさん!目を覚ましてください!虚無に飲み込まれてはいけない!」

 

「何を言っても無駄よ。私はもう覚悟を決めたの。私の思い出を守るために、世界を滅ぼしたとしても、私は戦う!」

 

「くっ...」

 

 

「先導!ここはいったん撤退だ!」

 

「アイチ!」

 

「エミ!?ゴウキさん!?」

 

 

コーリンさんたちのいる反対側からエミやゴウキさんにキョウくん、ナギサちゃんやレッカさんがやってきた。

 

 

「宮地は奴らの手に落ちた...カムイも必死に戦って、こいつらをリバースから解放してくれたが...」

 

「くそ...どうやら立凪コーリンに負けたみたいだな...」

 

「先導、お前は確かに強いがこいつらを守りながら戦うのは難しい。とにかく今は一旦引くぞ。」

 

「は、はい..!」

 

 

カムイくん、ごめん...!それにコーリンさんも...

でも、二人とも必ず僕が救ってみせる!だから待ってて...

 

 

「(アイチ...どこに逃げても無駄よ。...次は彼女を狙う。待っていなさい、ミサキ...)」

 

「(アイチ...俺様から逃げられると思うなよ...必ず俺様がお前を倒してやる...!)」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

三和side

 

 

 

「なるほどな...そんなことになっていたとは...」

 

 

俺は今、ずっと行方が分からなくなっていた櫂と向かっていた。

櫂はタクトの秘書と一緒にいて、タクトの秘書の持つパソコンに流れる映像を通して、現状が理解できた。

 

 

「櫂、お前...いくら何でもやっちゃいけないことくらいわかるだろ!何がリバースだ!何がリンクジョーカーだ!世界が滅びちまうかもしれないんだぞ!」

 

「それがどうした...俺の目的はただ一つ。強くなることだ。そこに正義も悪もない。」

 

「っ...お前は昔からそうだったな...何に対してもまっすぐで、不器用で...だから目が離せなかった。今も後悔してるよ。何でもっと早く、お前の気持ちに気付いてやれなかったんだろうって。」

 

 

ずっと、櫂はコンプレックスを感じていたんだ。

強くなっていくアイチやレン、そして、最強のユウトを前にして、自分に劣等感を感じていたんだ...

 

俺は友達として、こいつを支えてやらなきゃいけなかったのに、闇に落ちていくこいつを助けてやれなかった。

 

 

「櫂、ファイトだ。俺がお前の目を覚まさせる!」

 

「いいだろう。三和、お前にも味わわせてやろう。リンクジョーカーの力を!」

 

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"電離の傑士グルブリッジ"。」

 

「"リザードソルジャー コンロー"。」

 

 

 

「かげろうか。」

 

「ああそうだよ、かげろうだ。櫂トシキのクランだ!」

 

「ふっ...今の俺のクランはこれだ。」

 

「っ...」

 

 

「俺のターン、ドロー。"魔弾の星輝兵ネオン"にライド。"グルブリッジ"のスキルで1枚ドロー。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 魔弾の星輝兵ネオン

 

□■□

□□□

V   : リザードソルジャー コンロー

 

三和 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"ドラゴンナイト ヒーシャット"にライド。"コンロー"のスキルで1枚ドロー、クイックシールドを得る。"ヒーシャット"でアタック!」

 

"ドラゴンナイト ヒーシャット" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドローし、パワー+10000。」

 

"ドラゴンナイト ヒーシャット" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

"魔弾の星輝兵ネオン" : パワー18000(8000+10000)

 

「お互いにドロートリガーか。ま、仕方ねえな。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 魔弾の星輝兵ネオン

 

□■□

□□□

V   : ドラゴンナイト ヒーシャット

 

三和 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"無双の星輝兵ラドン"にライド。"魔爪の星輝兵ランタン"、"星輝兵クレイビングクロー"をコール。"ランタン"でアタック。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー8000

 

「クイックシールドを使うぜ。」

 

"ドラゴンナイト ヒーシャット" : パワー13000(8000+5000)

 

「"クレイビングクロー"のブースト、"ラドン"でアタック。」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガードだぜ。」

 

「ドライブチェック、"両断の星輝兵ジルコニウム"。」

 

「ダメージチェック、"バーニングホーン・ドラゴン"。」

 

「アタックがヒットしたため、"クレイビングクロー"のスキル発動。山札から5枚見て、"両断の星輝兵ジルコニウム"を手札に加える。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■□

■■□

V   : 無双の星輝兵ラドン

R左  : 魔爪の星輝兵ランタン

R中央 : 星輝兵クレイビングクロー

 

□■□

□□□

V   : ドラゴンナイト ヒーシャット

 

三和 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"バーサーク・ドラゴン"にライド。まずは"ヒーシャット"のスキル。山札から5枚見て...よし、このカードを手札に加えるぜ。」

 

 

そう言って、俺は"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド"を櫂に見せる。

この"オーバーロード"は櫂の象徴、櫂の分身ともいうべきカード。

このカードを使って、必ず櫂を正気に戻して見せる!

 

 

「ふっ...」

 

「っ..."バーサーク"のスキル!CB1、SB1で"クレイビングクロー"を退却、1枚ドロー。"ドラゴニック・バーンアウト"、"希望の火エルモ"をコール!」

 

 

リンクジョーカーがどんなクランかわからない以上、速攻でヴァンガードを攻めてダメージを稼ぐべきか?

いや、もしリアガードを使った連続攻撃を仕掛けるクランだったらどうする...よし、ここはリアガードを削る!

 

 

「"バーンアウト"でリアガードにアタックだ!」

 

"ドラゴニック・バーンアウト" : パワー10000

 

「"魔弾の星輝兵ネオン"でガード。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー18000(8000+10000)

 

 

チッ...守られたか。

さすがにヴァンガードのアタックはヴァンガードを狙いたいところだな。

 

 

「"エルモ"のブースト、"バーサーク"でアタック!スキルでパワー+3000!」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー21000(10000+11000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー31000(10000+11000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。」

 

「おし、ターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

■■□

V   : 無双の星輝兵ラドン

R左  : 魔爪の星輝兵ランタン

 

□■■

□■□

V   : バーサーク・ドラゴン

R右  : ドラゴニック・バーンアウト

R中央 : 希望の火エルモ

 

三和 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「さすがだな、三和。お前は強い。」

 

「へっ、ありがとよ。この力で俺はお前を正気に戻す!」

 

「ふっ...俺は正気だ。そして、その程度の力では俺を、リンクジョーカーを超えることは不可能!」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。見せてやる。これがリンクジョーカーの力だ!白と黒のリンク。"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「スキル発動。CB1、手札を1枚捨てることで、"ドラゴニック・バーンアウト"を呪縛!」

 

 

呪縛!?な、なんだこれ!?

"ドラゴニック・バーンアウト"が封印された!?

 

 

「これにより、"ドラゴニック・バーンアウト"はお前のターン終了時まであらゆる行動を封じられる。」

 

「っ...つまり、アタックも、インターセプトも何もかもできないってことか。」

 

「そうだ。」

 

「くっ...えげつない能力だな...」

 

 

前列が呪縛されると、そのラインは何もできなくなることになるからな...

これがリンクジョーカーの力か...!

 

 

「"インフィニットゼロ"は呪縛カードの数だけパワー+5000。"ランタン"は呪縛される度にパワー+5000だ。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー28000(13000+10000+5000)

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー13000(8000+5000)

 

「"ランタン"を後列へ移動。"両断の星輝兵ジルコニウム"をコール。スキル発動、CB1。お前のデッキの上から1枚を呪縛カードとしてリアガードに置いてもらおう。」

 

「なんだと!?」

 

 

くそ...デッキまで呪縛してくるっていうのかよ。

俺のデッキの一番上は"ワイバーンガード バリィ"か...せっかくのドロートリガーだったってのに。

右前列は呪縛されているし、右後列に置くのが一番被害が少なさそうだな。

 

 

「俺は右後列に置くぜ。」

 

「ふっ、後列に置いたな。ならば俺は1枚引き、"ジルコニウム"のパワー+10000。」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー20000(10000+10000)

 

「何!?」

 

 

追加効果があったのか...!

だが、前列に置いてたらアタックがヴァンガードだけになっちまう...仕方ないか...

 

 

「さらに呪縛カードが増えた。"インフィニットゼロ"のパワーも上昇する。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000+5000*2)

 

 

 

"ランタン"はリアガードが呪縛されたわけじゃないからパワーが上昇しねえのか。

だが"ジルコニウム"のパワーが上昇しているし、実質上がっているようなもんか。

 

 

「行くぞ、三和。"インフィニットゼロ"でアタック!」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000+5000*2)

 

「ノーガードだ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"。2枚目、"星輝兵ステラガレージ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ジルコニウム"にパワー+10000。」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「ダメージチェック、"パープルジェム・カーバンクル"。」

 

「"ランタン"のブースト、"ジルコニウム"でアタック!」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー43000(10000+10000+10000+13000)

 

「くっ、ダメージチェック、"希望の火エルモ"。」

 

「ふっ、これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■□□

■■□

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R左  : 両断の星輝兵ジルコニウム

R左下 : 魔爪の星輝兵ランタン

 

□■

□■

V   : バーサーク・ドラゴン

(R右  : ドラゴニック・バーンアウト)

R中央 : 希望の火エルモ

(R右下 : ワイバーンガード バリィ)

 

三和 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"ドーントレスドライブ・ドラゴン"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー13000、☆2

 

「"バーサーク・ドラゴン"をコール。CB1、SB1で"ジルコニウム"を退却!さらに"エルモ"のスキルで自身を退却し、1枚ドロー、CC1。まだまだ行くぜ!"ドラゴンナイト ヒーシャット"をコール。スキルでCB1、SB1することで1枚引き、後列のリアガード..."ランタン"を退却!」

 

「(さすがだな、三和...かげろうをよく使いこなしている。)」

 

「行くぜ、櫂!"ドーントレス"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー13000、☆2

 

「ふっ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"希望の火エルモ"。2枚目、"バーニングホーン・ドラゴン"。ノートリガーだ。」

 

「ダメージチェック、"追撃の星輝兵フェルミウム"、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「トリガーを引かれたか...だが、"ドーントレス"のスキル発動!まずはドライブチェックでノーマルユニットが2枚以上出たバトルの終了時、リアガードにパワー+10000!」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「さらに手札が4枚以上あるなら、手札を3枚捨てることでスタンドする!もう一度アタックだ、"ドーントレスドライブ・ドラゴン"!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー13000、☆2

 

「ガード、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「くっ、ツインドライブ、1枚目、"封竜カルゼ"。2枚目、"ドーントレスドライブ・ドラゴン"。っ、アタックは通らないが同じスキルにより"バーサーク"にパワー+10000!」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「"バーサーク"でアタック!スキルでパワー+3000だ!」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー41000(10000+10000*2+3000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"魔弾の星輝兵ネオン"。」

 

 

よし、これでダメージ5...次のターン、"ジ・エンド"にライドしてトドメをさす!

そうすれば、きっと櫂は元に戻るはずだ!

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

 

■■■

■□■

V   : ドーントレスドライブ・ドラゴン

R右  : ドラゴニック・バーンアウト

R左  : バーサーク・ドラゴン

R右下 : ワイバーンガード バリィ

R左下 : ドラゴンナイト ヒーシャット

 

三和 手札:10枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。呪われし刃ですべてを切り裂き、世界を死の闇で覆いつくせ!ブレイクライド、"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン"!」

 

「なっ...(なんだこの禍々しいドラゴンは...っ、手が震えてやがる...恐怖してるっていうのか...)」

 

「ライドされた"インフィニットゼロ"のスキル!CB1、手札を1枚捨てることで"バーンアウト"、そして"ヒーシャット"を呪縛!」

 

「くっ、一気に2枚も呪縛だと!?」

 

「それだけではない。"カオスブレイカー"は呪縛カードがあるならパワー+10000。」

 

"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「さらにスキルを発動。CB1することでお前にイマジナリーギフトフォースを与える。」

 

「ハァ?」

 

 

俺にギフトを与えるだと...?

そういえばあのドラゴンにライドした時、ギフトを得ていなかったな。

自分はギフトを得ず、相手にギフトを与えて...一体何を狙ってやがる。

 

 

「さあ、フォースを得るがいい。」

 

「...左前列にフォースⅡを置く。」

 

「ふっ、そして"バーサーク"を呪縛。」

 

 

くっ、ギフトを与える代わりに呪縛するのか...

これで俺の前列はすべて呪縛されて、次のターン、ヴァンガードでしかアタックできねえ。

 

 

「コール、"星輝兵クレイビングクロー"。スキル発動。このカードをソウルに置き、お前の後列の呪縛カードを解呪。代わりに"バリィ"を呪縛だ。」

 

「(なんだ...前列がすべて呪縛されている以上、中央後列以外の呪縛カードなんて関係ないはずだ...何を狙ってやがる...)」

 

呪縛カードが解呪された時、"カオスブレイカー"のスキル発動!SB1、解呪されたユニットを退却!そして1枚ドローし、お前のサークルのマーカーか手札のプロテクトを2枚除外!」

 

「何!?」

 

 

俺のヴァンガードサークルと、左前列のフォースマーカーが除外される。

相手のギフトを奪い去るだと...!?

 

「そして、除外したマーカーかプロテクト1枚につき、俺はイマジナリーギフトフォースを得る。すべてヴァンガードサークルへ!」

 

"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン" : パワー53000(13000+10000*3+10000)

 

「くっ...」

 

「"両断の星輝兵ジルコニウム"をコール。CB1、お前のデッキの一番上を呪縛カードとして置く。」

 

「くそ...(前列が呪縛されている以上、後列に置くしかねえ...)左後列に置く...」

 

「後列に置かれたので1枚ドロー、パワー+10000!」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー20000(10000+10000)

 

「さらに"ジルコニウム"がいる限り、呪縛カードがあるならヴァンガードの元々のクリティカルは2になる!」

 

"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン" : パワー53000(13000+10000*3+10000)、☆2

 

「"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"、"魔弾の星輝兵ネオン"をコール。"インフィニットゼロ"は呪縛カードの枚数だけパワー+5000!」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー33000(13000+5000*4)

 

「行くぞ、三和。振りかざせ死神の鎌を!"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン"でヴァンガードにアタック!」

 

"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン" : パワー53000(13000+10000*3+10000)、☆2

 

「くっ、させねえ!"ワイバーンガード バリィ"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"インフィニットゼロ"へ。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー43000(13000+5000*4+10000)、☆2

 

「2枚目、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"インフィニットゼロ"にパワー+10000。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー53000(13000+5000*4+10000*2)、☆2

 

「"ジルコニウム"でアタック。」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー20000(10000+10000)

 

「"封竜カルゼ"でガード!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ネオン"のブースト、"インフィニットゼロ"でアタック。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー61000(13000+5000*4+10000*2+8000)、☆2

 

「"バーニングホーン・ドラゴン"、""槍の化身ター"、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"でガード!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー63000(13000+5000+10000+15000+20000)

 

「ふっ...すべてを守ったか。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:1、裏:4)

 

□□■

■■■

V   : 星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン

R右  : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R左  : 両断の星輝兵ジルコニウム

R右下 : 魔弾の星輝兵ネオン

 

V   : ドーントレスドライブ・ドラゴン

(R右  : ドラゴニック・バーンアウト)

(R左  : バーサーク・ドラゴン)

(R右下 : ワイバーンガード バリィ)

(R左下 : パープルジェム・カーバンクル)

 

三和 手札:3枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「櫂...このターンでお前を倒す!ファイナルターン!」

 

「...」

 

「スタンド&ドロー。終わりなき探求の果て、辿り着いた最終進化!荒ぶる魂を昇華させ、今こそ真の姿を現せ!ブレイクライド!"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド"!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド" : パワー13000、☆2

 

「"ドーントレス"のスキル発動!"ジ・エンド"はその力を受け継ぐ!"パープルジェム・カーバンクル"をコール。行くぞ、櫂!"ジ・エンド"でアタック!」

 

「"星輝兵ステラガレージ"でガード、"ジルコニウム"のインターセプト。」

 

"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン" : パワー38000(13000+5000+20000)

 

「くっ、ツインドライブ、1枚目、"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド" : パワー23000(13000+10000)、☆3

 

「2枚目、"バーサーク・ドラゴン"。このアタックは通らない...だが!ブレイクライドスキル発動!手札が4枚以上なので、手札を3枚捨てることでスタンド!さらに"パープルジェム"はヴァンガードがスタンドしたのでパワー+15000!」

 

"パープルジェム・カーバンクル" : パワー20000(5000+15000)

 

「もう一度、櫂にアタックだ!"ジ・エンド"!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド" : パワー23000(13000+10000)、☆3

 

「"星輝兵メテオライガー"、"星輝兵ステラガレージ"でガード。」

 

"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン" : パワー48000(13000+15000+20000)

 

「ツインドライブ!...1枚目、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド" : パワー33000(13000+10000*2)、☆4

 

「2枚目、"ドラゴニック・バーンアウト"...くっ、まだだ!"ジ・エンド"のスキル!手札が4枚以下なので、CB1、SB1でスタンド、ドライブ-1!"パープルジェム"のブースト、"ジ・エンド"でアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド" : パワー53000(13000+10000*2+20000)、☆4

 

「櫂!目を覚ませ!」

 

「...ガード。」

 

「っ!」

 

「"障壁の星輝兵プロメチウム"。」

 

 

完全ガード...だと...!?

 

 

「くっ、ドライブチェック、"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド"...」

 

「三和、良くやった。お前の力は凄まじかったぞ。」

 

「くそ...ターンエンドだ...」

 

「エンドフェイズ、お前のリアガードは解呪される。これにより、"カオスブレイカー"のスキルが発動する。SB1、"バーサーク"を退却し1枚ドロー。ギフトを奪い、右前列へ。同じスキルをもう一度発動。SB1、"バーンアウト"を退却。1枚ドロー。残りは発動しない。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:1、裏:4)

 

□□■

□■■

V   : 星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン

R右  : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R右下 : 魔弾の星輝兵ネオン

 

□■□

■■■

V   : ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

R右下 : ワイバーンガード バリィ

R左下 : パープルジェム・カーバンクル

 

三和 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(裏:3)

--------------------------------------------------

 

「スタンド&ドロー。"魔爪の星輝兵ランタン"をコール。"カオスブレイカー"のスキル発動。CB1、お前にギフトを与える。」

 

「っ、ヴァンガードサークルに置く。」

 

「代わりに左後列の"パープルジェム"を呪縛!"ランタン"はスキルでパワー+5000!」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー13000(8000+5000)

 

「コール、"星輝兵クレイビングクロー"。スキル発動。ソウルに置き、"パープルジェム"を解呪。そして、中央後列の"パープルジェム"を呪縛!これにより、"ランタン"はさらにパワー+5000。そして"カオスブレイカー"のスキル!SB1、"パープルジェム"を退却し1枚ドロー、ギフトを奪い、左前列へ。"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン"、"両断の星輝兵ジルコニウム"をコール。"ジルコニウム"のスキルでヴァンガードの元々のクリティカルが2になり、"カオスブレイカー"は自身のスキルでパワー+10000。"インフィニットゼロ"はパワー+5000!」

 

"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン"(V) : パワー53000(13000+10000*3+10000)、☆2

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー28000(13000+5000+10000)

"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン"(R左) : パワー33000(13000+10000+10000)

 

 

「バトルだ。"ランタン"のブースト、"カオスブレイカー"でアタック!」

 

"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン" : パワー71000(13000+10000*3+10000+18000)、☆2

 

「くっ...(守れねえ...)」

 

「ツインドライブ、1枚目、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカル。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン" : パワー81000(13000+10000*3+10000+18000+10000)、☆3

 

「2枚目、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。ゲット、クリティカル。効果はすべてヴァンガード!」

 

"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン" : パワー91000(13000+10000*3+10000+18000+10000*2)、☆4

 

 

「くっ...ここまでか...」

 

「ふっ、終わりだ三和。」

 

 

ドガーン

 

 

『ぐおおおおおおおおおおおおおお!』

 

「くっ....ぐあああああああああああああああ!」

 

 

俺のダメージに6枚目のカードが置かれる...

すまねえ櫂...お前を救えなかった...すまねえアイチ、みんな...

 

 

ぐっ...これがリバース...か...!

 

「...」

 

「櫂...お前を一人には...させねえ...俺はお前の...ダチ...だから...な....ぐあああああああああああああああ!

 

 

ドサッ

 

 

すまねえ...アイチ....後は任せた...

 

 

 

.



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第九十四話「絆砕く」

ミサキside

 

 

「リバース...大変なことになりましたね。」

 

「うん...」

 

あたしは今、アイチたちと一緒にキャピタルに集まっていた。

あの後、マークさんの連絡を受けたシンさんが車で迎えに来てくれていて、リバースしていないみんなを乗せて逃げてきた。

 

 

「とにかく、一旦エミたちを家に帰したいです。」

 

「そうね。エミちゃんたちには危険な真似はさせられないし、ここも安全かわからないから...」

 

 

アイチの言う通り、エミちゃんたちだけでも帰しておくべきね。

でもレッカは帰る家が危ないんじゃ...

 

 

「レッカちゃん、良かったら私の家に泊まりに来なよ。マイちゃんも一緒に、ね?」

 

「いいの、エミちゃん...」

 

「うん!だって、今レッカちゃん帰る場所ないでしょ?」

 

「うん...」

 

 

「その方がいいよ。エミ、レッカさんのことをお願いできるかい?」

 

「うん、任せてよアイチ。だから...ね、レッカちゃん。」

 

「...うん!」

 

 

良かった...エミちゃんたちと一緒ならレッカも安全でしょう。

 

 

「今日は一旦みんな帰った方が良いでしょう。私が送っていきます。」

 

「お願いします、シンさん。」

 

 

「アイチ、ナオキ、シンゴ。明日、キャピタルに集合してくれる?これからのことについて話したいし。」

 

「ミサキさん...はい、僕は大丈夫です。」

 

「ああ。俺も大丈夫だぜ。」

 

「はい、僕もです。」

 

「じゃあよろしく。...シンさん、みんなを送っていってくれる?」

 

「ええ。...ミサキも気を付けてくださいね?」

 

「うん、大丈夫だよ。」

 

 

ここはカードショップだし、リバースファイターが近寄ってきやすいかもしれないけど、部屋にいればさすがに安全なはず。

 

 

「じゃあ、行ってきます。鍵は持っていきますから、戸締りだけしっかりしてくださいね。」

 

「うん。ほら、早くいく。」

 

「は、はい。」

 

 

そう言って、シンさんを見送る。

車で移動しているし、みんなはさすがに安全でしょう。

問題は明日からの行動...タクト...リンクジョーカーは、野望を阻止しようとするものには地獄が待っているって言ってた。

 

確かにたくさんいるリバースファイター全員を倒さなくちゃいけないし、倒したとしてもまたリバースするかもしれない。

 

終わりのない地獄の戦いが始まる...そういうことでしょうね。

 

 

ウィーン

 

 

「っ!」

 

 

しまった...!考え事をしていたら逃げるのに遅れちゃった...

誰が入ってきたの...

 

 

「っ、コーリン!?」

 

「ミサキ...やはりここにいたのね。」

 

「コーリン...あなたもリバースしているんでしょう?」

 

「ええ。そして、あなたをЯさせに来たのよ。」

 

 

っ...まさかあたしを狙ってくるなんて...

逃げ道は無い。ここでコーリンとファイトするしかないようね。

 

 

「デッキを出しなさい、ミサキ。私とファイトするのよ。」

 

「わかったわ...ファイトよ、コーリン!」

 

 

あたしたちは階段を降り、ファイトテーブルにつく。

このファイト、絶対に勝ってみせる。そしてコーリンを、大切な仲間を救ってみせる!

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"ぐらいむ"。」

 

「"星を射る弓アルテミス"。」

 

 

「私のターン、ドロー。"集約の宝石騎士モルウィドゥス"にライド。"ぐらいむ"のスキルで1枚ドロー。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■□

□□□

V   : 星を射る弓アルテミス

 

ミサキ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"白筆の魔女アーティク"にライド。"アルテミス"のスキルで1枚ドロー、クイックシールドを得る。さらに"アーティク"のスキル。山札から2枚見て、1枚をソウル、1枚を山札の上へ。そして、アタック!」

 

"白筆の魔女アーティク" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"戦巫女ククリヒメ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"白筆の魔女アーティク" : パワー18000(8000+10000)、☆2

 

「スキルで確定させていたトリガーね。...ダメージチェック、"炸裂の宝石騎士レイル"、"幸運の運び手エポナ"。」

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■□

□□□

V   : 白筆の魔女アーティク

 

ミサキ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"教条の宝石騎士シビル"にライド。"モルウィドゥス"のスキルで1枚ドロー。"刺衝の騎士レガウ"、"結実の宝石騎士ユーニス"をコール。"シビル"でアタック。スキルで手札から"結実の宝石騎士ユーニス"をソウルに置き、1枚ドローよ。」

 

"教条の宝石騎士シビル" : パワー10000

 

「(しきりに手札交換している...?)ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ふろうがる"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"レガウ"へ。」

 

"教条の宝石騎士シビル" : パワー10000、☆2

"刺衝の騎士レガウ" : パワー20000(10000+10000)

 

「っ、ダメージチェック、"神託の女王ヒミコ"、"戦巫女ククリヒメ"。ゲット、クリティカル。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"白筆の魔女アーティク" : パワー18000(8000+10000)

 

「それじゃ足りないわ。"ユーニス"のブースト、"レガウ"でアタック。」

 

"刺衝の騎士レガウ" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「"戦巫女ククリヒメ"でガード!」

 

"白筆の魔女アーティク" : パワー33000(8000+10000+15000)

 

 

「ふっ...この程度の攻撃は耐えてもらわないとね。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□□

■■□

V   : 教条の宝石騎士シビル

R左  : 刺衝の騎士レガウ

R左下 : 結実の宝石騎士ユーニス

 

□■□

□□□

V   : 白筆の魔女アーティク

 

ミサキ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"太白の魔女レプラー"にライド。"オレンジの魔女バレンシア"、"太白の魔女レプラー"をコール。"レプラー"のスキルでドロップの"戦巫女ククリヒメ"をソウルに置くわ。そして、ヴァンガードの"レプラー"でアタック!」

 

"太白の魔女レプラー"(V) : パワー10000

 

「"ふろうがる"でガードよ。」

 

"教条の宝石騎士シビル" : パワー25000(10000+15000)

 

「ドライブチェック、"戦巫女ミヒカリヒメ"。」

 

「アタックは通らないわ。さあ、次はどうするの?」

 

「..."バレンシア"のブースト、"レプラー"でヴァンガードにアタック!」

 

"太白の魔女レプラー"(R左) : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復よ。」

 

「くっ、"バレンシア"のスキル。このカードと"レプラー"をソウルに置き、1枚ドロー。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□□

■■□

V   : 教条の宝石騎士シビル

R左  : 刺衝の騎士レガウ

R左下 : 結実の宝石騎士ユーニス

 

□■□

□□□

V   : 太白の魔女レプラー

 

ミサキ 手札:7枚、ソウル:6枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"純真の宝石騎士アシュレイ"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー13000、☆2

 

「ライドされた"シビル"のスキル。山札から3枚見て、"教条の宝石騎士シビル"をコール。残りは山札の下へ。行くわよ、ミサキ。まずは"シビル"でアタック。スキルで手札の"小さな賢者マロン"をソウルに置き、1枚ドロー。」

 

"教条の宝石騎士シビル" : パワー10000

 

「クイックシールドを使うわ。」

 

"太白の魔女レプラー" : パワー15000(10000+5000)

 

「これはどうかしら。"アシュレイ"でアタック!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー13000、☆2

 

 

あたしのダメージはまだ2...だけど、クリティカル2の攻撃を容易く受けるわけにはいかない。

それに"宝石騎士"は連続アタックを得意とするデッキ。なおさらこのアタックを受けるわけにはいかないわね。

 

 

「"サイバー・タイガー"でガードよ!」

 

"太白の魔女レプラー" : パワー25000(10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"結実の宝石騎士ユーニス"。2枚目、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"レガウ"にパワー+10000。」

 

"刺衝の騎士レガウ" : パワー20000(10000+10000)

 

「アタックはヒットしない...だけど、私の攻撃はまだまだ続く。"アシュレイ"のスキル発動。SB2することで山札より"炸裂の宝石騎士レイル"を"シビル"の上に、"集約の宝石騎士モルウィドゥス"を"ユーニス"の上にコール。これにより、さらに"ユーニス"のスキルを発動。相手リアガードを1枚退却。でもミサキ、あなたのリアガードはいない。よって退却不可能。退却できないなら私がドローする。」

 

「くっ...(手札が減らないのに、リアガードを展開されていく...攻撃と防御を同時にこなすなんて...さすがね、コーリン。)」

 

「さらに"シビル"のスキル。山札から3枚見て、"結実の宝石騎士ユーニス"をコール。残りは山札の下へ。そして"レガウ"はソウルがドロップされる度にパワー+5000。よって合計+10000!」

 

"刺衝の騎士レガウ" : パワー30000(10000+10000+5000*2)

 

「行きなさい、"レイル"!"ユーニス"のブーストを受けてアタック!さらにスキルでドロップから"シビル"、"ユーニス"を山札の下に置き、SC1、パワー+5000!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー23000(10000+5000+8000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"オレンジの魔女バレンシア"。」

 

「"ユーニス"のスキル。ドロップから"レイル"を山札の下に置き、SC1。"モルウィドゥス"のブースト、"レガウ"でアタック!」

 

"刺衝の騎士レガウ" : パワー38000(10000+10000+5000*2+8000)

 

「っ、ダメージチェック、"挺身の女神クシナダ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"太白の魔女レプラー" : パワー20000(10000+10000)

 

「これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:9枚、ソウル:5枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□■

■■■

V   : 純真の宝石騎士アシュレイ

R右  : 炸裂の宝石騎士レイル

R左  : 刺衝の騎士レガウ

R右下 : 結実の宝石騎士ユーニス

R左下 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■□

□□□

V   : 太白の魔女レプラー

 

ミサキ 手札:6枚、ソウル:6枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「コーリン、一つ聞かせて。」

 

「...何。」

 

「あなたはどうしてリンクジョーカーに従うの?リバースされたら、リンクジョーカーに従うのは当たり前になるの?」

 

「...私が奴らに従う理由...それは思い出のためよ。」

 

「思い出...?」

 

「リンクジョーカーが敗北した時、タクトの体からリンクジョーカーは消え去るでしょう。でも、それと同時にタクトの中にある私やスイコ、レッカの記憶や知識は消え去る。」

 

 

何...一体どういうことなの?

タクトの中にいるリンクジョーカーが消えると、コーリンたちの記憶や知識が消える!?

 

 

「どういうこと...」

 

「原理は私にも説明できない。でも、今の私はいなくなる。ヴァンガードも、学園生活も、そして恋も知らなかったただの一般人に戻るの。だから戦う。たとえそれで世界が滅びることになったとしても...私はアイチやミサキ、ナオキやシンゴとの学園生活の思い出が...ユウトを愛していたという思い出が消えるくらいなら...私は世界を滅ぼす!」

 

「っ...コーリン...」

 

 

大切な思い出が消えてしまう...あたしにもコーリンの気持ちがわかる。

お父さんとお母さんとの思い出、シンさんとの思い出が消えるなんて嫌...

アイチやコーリン、ナオキ、シンゴとのカードファイト部の思い出が消えるのも嫌。

 

でも...でも...!

 

 

「それでも、世界が滅びていいわけがない!世界が滅びたら、あなたの大切にする思い出だけじゃない...その大切な人たちだって消えてしまう!」

 

「っ...それでも...何もない私にとって、今あるこの記憶が!この思い出が何より大事なの!だから負けない!私は戦う!」

 

「...わかったわ、コーリン。あたしがあなたを止める!たとえあなたに恨まれることになっても...大切な友達を闇から解き放つ!スタンド&ドロー。"神託の女王ヒミコ"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー13000、☆2

 

「"戦巫女シタテルヒメ"、"太白の魔女レプラー"、"戦巫女ミヒカリヒメ"をコール。"レプラー"のスキルでドロップの"サイバー・タイガー"をソウルに置く。さらに"ミヒカリヒメ"のスキルで、あたしが次に支払うSBのコストは三つ減るわ。そして"シタテルヒメ"のスキル。CB1することで次にあたしが支払うSBのコストは二つ減る。そして、"レプラー"を選び、パワー+3000。」

 

"太白の魔女レプラー" : パワー13000(10000+3000)

 

「そして、"ヒミコ"のスキル発動!SB5...だけど、"シタテルヒメ"と"ミヒカリヒメ"のスキルにより、合計5つのSBを軽減している。よってコスト無しでスキルが発動する。ソウルから"サイバー・タイガー"を山札の下に置き、相手のグレードの分だけそのトリガー効果を発動。よって、3回のクリティカルトリガー効果を発動する。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー43000(13000+10000*3)、☆5

 

 

「クリティカル5ですって...!?」

 

「行くわよ、コーリン。"ヒミコ"でヴァンガードにアタック!」

 

「くっ、"閃光の盾イゾルデ"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードよ!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"挺身の女神クシナダ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"レプラー"にパワー+10000。」

 

"太白の魔女レプラー" : パワー23000(10000+3000+10000)

 

「2枚目、"大鍋の魔女ローリエ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、"レプラー"にパワー+10000。」

 

"太白の魔女レプラー" : パワー33000(10000+3000+10000*2)

 

「まだよ!"太白の魔女レプラー"でアタック!スキル発動!CB1を支払うことで、このターンにヴァンガードがトリガー効果で得たパワーとクリティカルを得る!よって、パワー+30000、クリティカル+3!」

 

"太白の魔女レプラー" : パワー63000(10000+3000+10000*5)、☆4

 

 

これが決まればあたしの勝ち!

守護者を使った今の状況、シールド55000はなかなか出せないはず!

このアタックでコーリン、あなたの目を覚ます!

 

 

「...ガード。」

 

「っ...!」

 

「"教条の宝石騎士シビル"、"結実の宝石騎士ユーニス"、"集約の宝石騎士モルウィドゥス"、"ふろうがる"、"幸運の運び手エポナ"。合計シールド55000よ。」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー68000(13000+5000+10000*2+15000*2)

 

 

「くっ...」

 

「さすがに焦ったわ。でも私には届かない。残りのアタックはどこを狙ってもノーガードよ。どうする?」

 

「っ、なら"レガウ"にアタック。(SBでパワーが上昇するのは厄介。ここで退却させておくべき。)」

 

「ノーガード。"レガウ"は退却。」

 

「くっ...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:2枚、ソウル:5枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□■

□■■

V   : 純真の宝石騎士アシュレイ

R右  : 炸裂の宝石騎士レイル

R右下 : 結実の宝石騎士ユーニス

R左下 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

■■■

■□□

V   : 神託の女王ヒミコ

R右  : 太白の魔女レプラー

R左  : 戦巫女シタテルヒメ

R左下 : 戦巫女ミヒカリヒメ

 

ミサキ 手札:6枚、ソウル:7枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「ミサキ...これで終わりにしましょう。」

 

「っ...まだよ!このターンを耐えて、あたしがコーリンを倒す!そうしたら、またみんなで部室で...」

 

「もう終わりよ。...今まで楽しかったわ。でも、もう戻れない...私はユウトへの想いを消し去りたくない!

 

 

っ...!コーリンから虚無のオーラが...!

この気迫...本当にこのターンで決めるつもりね...!

 

 

「スタンド&ドロー。光を覆いつくせ、悪意の闇!"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー10000、☆2

 

「ライドされた"アシュレイ"のスキル!CB1、ライドしたユニットのクリティカル+1!」

 

"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”" : パワー13000、☆3

 

「コール、"純真の宝石騎士アシュレイ"!行くわよ!"ユーニス"のブースト、"レイル"でアタック!スキルでドロップから"シビル"、"ユーニス"を山札の下に置き、SC1、パワー+5000!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー23000(10000+5000+8000)、☆2

 

「っ、"白筆の魔女アーティク"でガード、"戦巫女シタテルヒメ"でインターセプト。」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー28000(13000+5000+10000)

 

「"ユーニス"のスキル。ドロップから"モルウィドゥス"を山札の下に置き、SC1。このユニットを手札に戻す。"モルウィドゥス"のブースト、"アシュレイ"でアタック!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー21000(13000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"戦巫女ミヒカリヒメ"。」

 

「"アシュレイ"のスキル!SB2することで山札から"宝石騎士"を1枚コールできる。...けど、"アシュレイ”Я”"のスキル!私のソウルに"純真の宝石騎士アシュレイ"がいるなら、私の"宝石騎士"はリアガードにいながら、ヴァンガードにいるかの如くスキルを発動可能!よって、"アシュレイ"は2枚のユニットをコールできる!」

 

「な、なんですって!?」

 

「"教条の宝石騎士シビル"を右前列、"結実の宝石騎士ユーニス"を右後列にコール。"シビル"は"レイル"のスキルでパワー+10000!」

 

"教条の宝石騎士シビル" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「"シビル"でアタック!スキルで手札の"閃光の盾イゾルデ"をソウルに置き、1枚ドロー。

 

"教条の宝石騎士シビル" : パワー28000(10000+10000+8000)、☆2

 

 

このアタックを通したら負ける!

絶対に通すわけにはいかない!

 

 

「"大鍋の魔女ローリエ"でガード!」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー33000(13000+20000)

 

「"ユーニス"のスキル。ドロップから"レイル"を山札の下に置き、SC1。このユニットを手札に戻す。そして..."アシュレイ”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”" : パワー13000、☆3

 

 

「させない...!"戦巫女ミヒカリヒメ"、"サイバー・タイガー"でガード!」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"集約の宝石騎士モルウィドゥス"。2枚目、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”" : パワー23000(13000+10000)、☆3

 

 

ドロートリガーを引かれたのは痛いけど、これでアタックは通らない。

次のターンで何とか態勢を整えて、コーリンに勝ってみせる!

 

 

「私のアタックは終わらない。私はもう迷わない。たとえ世界を滅ぼしたとしても...私はユウトを愛した私を忘れたくない!」

 

「っ...!」

 

「"アシュレイ”Я”"のスキル発動!アタック終了時、このユニットのクリティカルの数だけリアガードを呪縛!クリティカルは3、よって今いるリアガードすべてを呪縛する!この能力で3枚以上呪縛された場合、SB5、手札を3枚捨てることで呪縛カードをすべて解呪!山札からそれらのユニットのいるサークルに、"宝石騎士"をコールする!表れなさい、"炸裂の宝石騎士レイル"、"結実の宝石騎士ユーニス"、そして..."哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”"!」

 

 

これは...またリアガードがスタンドした...!

解呪された時点で既にスタンドしてはいたけど、"宝石騎士"の上にユニットが登場したことでスキルが発動する...!

普通にスタンドするより厄介な状況...

 

 

「上書きされた"シビル"のスキル。山札から3枚見て、"集約の宝石騎士モルウィドゥス"をコール。さらに上書きされた"アシュレイ"のスキル。CB1、"アシュレイ”Я”"のクリティカル+1。」

 

"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”"(R左) : パワー13000、☆2

 

「上書きされた"モルウィドゥス"のスキルで1枚ドロー。さあ、行くわよミサキ!"モルウィドゥス"のブースト、"レイル"でアタック!スキルでドロップから"シビル"、"ユーニス"を山札の下に置き、SC1、パワー+5000!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー23000(10000+5000+8000)、☆2

 

「くっ、"挺身の女神クシナダ"でガード!手札を1枚捨てて、完全ガードよ!」

 

「ふっ、無駄な抵抗よ。これでおしまい!"ユーニス"のブースト、"アシュレイ”Я”"!ミサキにトドメをさしなさい!」

 

"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”"(R左) : パワー21000(13000+8000)、☆2

 

「っ...ノーガード...」

 

 

『はあああああああああああ!』

 

『きゃああああああああああ!』

 

 

"アシュレイ"の凶刃が、"ヒミコ"に襲い掛かる。

"アシュレイ"のクリティカルは2...つまりあたしは2ダメージ受けることになる。

ここでヒールトリガーを引かなければ、あたしの負け...

 

 

「っ、ダメージチェック、1枚目、"幸運の女神フォルトナ"。2枚目...っ、"神託の女王ヒミコ"...」

 

「ヒールトリガーじゃない...私の勝ちね、ミサキ。」

 

 

「っ...うっ....うあああああああああああああああ!

 

 

っ...これは...虚無があたしの中に入り込んでくる...!

これがリバース...っ...ごめん...アイチ...ナオキ...シンゴ...

 

 

「ごめん...コーリン....ごめん...シン...さん....

 

 

ドサッ

 

 

「...謝るのは私の方よ、ミサキ。でも私はもう迷わない。私はユウトとの思い出を守るために戦う。...さよなら、ミサキ。」

 

 

 

コー...リン....

 

 

.....

....

...

..

.

 

シンside

 

 

「いや~、随分と遅くなってしまいました。ミサキ、怒ってるかな...」

 

 

アイチ君たちを無事に送り届け、私はキャピタルへと戻る。

大切な姪であるミサキを一人にしておくのは不安でしたが、ミサキももう高校2年生。

いつまでも子供扱いするのはいけない。

 

 

「おや?キャピタルの電気がついてる...?」

 

 

おかしいですね...ミサキには部屋にいるよう言っておいたのですが...

 

 

「っ、まさか...!」

 

 

私は急いでキャピタル店内へと向かう。

扉を開き中に入ると、そこにはミサキがテーブルに座っていた。

 

 

「ミサキ!無事ですか!」

 

「...」

 

「ミサキ...?」

 

「シンさん...あんたは強いの?

 

「っ...ミサキ...」

 

 

まさか...ミサキがリバースしてしまうなんて...

私が目を離したばっかりに...

 

 

「ミサキ、デッキを出してください。」

 

「...?」

 

「私は君の保護者...君が間違いを起こしたのなら、君を正す責任があります。私とファイトしなさい!」

 

「ふふ、いいよシンさん。元からそのつもりだったし...シンさんもЯしてあげる!」

 

 

ミサキ...姉さんがと義兄さんが残した大切な宝...

必ず救うと二人に誓います!

 

 

 

.



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第九十五話「導き守る者」

シンside

 

 

「(ミサキ...君を必ず救う...)」

 

 

私は今、ファイトテーブル越しにミサキと向かい合っていた。

こんな風に向かい合ってお互いを見るのは久しぶりな気がする。

いつも一緒にいたけど、こうしてみると大きくなったなぁ...

 

 

「何見てんだよ、クズ。」

 

「えっ...」

 

「じろじろ見てんじゃないよ、このクズ!」

 

「え、えぇ...」

 

 

これがリバースの影響...?

元から口は少し悪かったけど、こんな言葉遣いはしなかったんだけどなぁ...

 

 

「さっさと始めるよ。」

 

「え、ええ。」

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

 

「"星を射る弓アルテミス"。」

 

「"新風のパーン"。」

 

 

ジェネシス...高校生になって初めて、ミサキが自分で一から作ったデッキ。

まさか私と同じジェネシスにするなんて。ちょっと嬉しかったんですよね。

 

 

「あたしのターン、ドロー。"白筆の魔女アーティク"にライド。"アルテミス"のスキルで1枚ドロー。さらに"アーティク"のスキルで山札から2枚見て、1枚をソウル、1枚を山札の上に。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 白筆の魔女アーティク

 

□■□

□□□

V   : 新風のパーン

 

シン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"成層のベクルックス"にライド。"パーン"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。そして"ベクルックス"のスキル。SB1、手札から"創天光神ウラヌス"を公開。山札から"篤志のアークトゥルス"を手札に加えます。」

 

「"ウラヌス"...」

 

 

手札がとても良い。だからあまり冒険する必要はないけど...そんなの私らしくありませんね。

ここは攻めて攻めて攻めまくりましょう。

 

 

「"恒道のディケイ"をコール。スキルで手札の"成層のベクルックス"をソウルに置き、山札から7枚見て、"創天光神ウラヌス"、"震天竜アストライオス・ドラゴン"を公開し手札に加えます。2枚公開したので、イマジナリーギフトフォースを得てヴァンガードサークルに置く。ゲット、イマジナリーギフトフォースⅠ!」

 

"成層のベクルックス" : パワー18000(8000+10000)

 

「行きます!"ディケイ"でヴァンガードにアタック!」

 

"恒道のディケイ" : パワー8000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"太白の魔女レプラー"。」

 

「続けて、"ベクルックス"でアタックします!」

 

"成層のベクルックス" : パワー18000(8000+10000)

 

「チッ...ノーガードだよ。」

 

「ドライブチェック、"天球のアトラス"。ノートリガーです。」

 

「ダメージチェック、"オレンジの魔女バレンシア"。」

 

「よし、これでターンエンドですよ。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 白筆の魔女アーティク

 

□■■

□□□

V   : 成層のベクルックス

R右  : 恒道のディケイ

 

シン 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。ライド、"戦巫女シタテルヒメ"。コール、"星夜の強弓ウリクセス"、"戦巫女ククリヒメ"、"オレンジの魔女バレンシア"。」

 

 

随分と攻めてきましたね...クリティカルトリガーまでコールして。

その後列に"バレンシア"がいますから、恐らく次のターンに"ヒミコ"にライドしてスキルを発動するための布石でしょう。

 

 

「行くよ、シンさん。まずは"ウリクセス"でアタック。」

 

"星夜の強弓ウリクセス" : パワー10000

 

「ここはクイックシールドを使用します。パワー+5000です。」

 

"成層のベクルックス" : パワー13000(8000+5000)

 

「"ウリクセス"はヴァンガードへのアタック終了時、ソウルに置いて1枚ドローし、SC1。"シタテルヒメ"でヴァンガードにアタック。」

 

"戦巫女シタテルヒメ" : パワー10000

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"猫の魔女クミン"。」

 

「ダメージチェック、"聖天竜エオスアネシス・ドラゴン"。」

 

 

あ~、"エオスアネシス"が落ちてしまいましたか。

まあ4枚入れているので良いんですが、できる限り手札に加えたかったですね。

 

 

「"バレンシア"のブースト、"ククリヒメ"でリアガードにアタック。」

 

"戦巫女ククリヒメ" : パワー13000(5000+8000)

 

「(ほう、ここでリアガードですか。)ノーガードです。"ディケイ"は退却。」

 

「"バレンシア"のスキル。"バレンシア"と"ククリヒメ"をソウルに置き、1枚ドロー。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:6枚、ソウル:7枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 戦巫女シタテルヒメ

 

□■□

□□□

V   : 成層のベクルックス

 

シン 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"篤志のアークトゥルス"にライド。スキルでCB1、手札から"創天光神ウラヌス"を公開。イマジナリーギフトフォースを得て、ヴァンガードサークルに。ゲット、イマジナリーギフトフォースⅠ!」

 

"篤志のアークトゥルス" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「ソウルに"ベクルックス"がいるので1枚ドロー。"恒道のディケイ"をコール。スキルにより手札から"成層のベクルックス"をソウルに置き、山札から7枚見て、"創天光神ウラヌス"、"聖天竜エオスアネシス・ドラゴン"を公開し、手札に加えます。2枚公開したのでイマジナリーギフトフォースを得て、ヴァンガードサークルに。ゲット、イマジナリーギフトフォースⅠ!」

 

"篤志のアークトゥルス" : パワー40000(10000+10000*3)

 

「くっ...まだグレード2のくせにフォース3枚ですって...?」

 

「これが私のデッキです。」

 

「ふん...クズのくせに。」

 

「が、ガーン......き、気を取り直して、"舞灯のプロメテウス"をコール。スキルで山札から2枚見て、1枚をソウル、1枚を山札の上に置きます。さあ行きますよ。"篤志のアークトゥルス"でアタック!」

 

"篤志のアークトゥルス" : パワー40000(10000+10000*3)

 

「チッ...(さすがに守れない...)ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"タリスマン・エンジェル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"プロメテウス"にパワー+10000。」

 

"舞灯のプロメテウス" : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"太白の魔女レプラー"。」

 

「"ディケイ"のブースト、"プロメテウス"でアタック!」

 

"舞灯のプロメテウス" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"挺身の女神クシナダ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"戦巫女シタテルヒメ" : パワー20000(10000+10000)

 

 

これでミサキのダメージは4。フォースを多く獲得できたことで、順調にダメージを稼げていますね。

この調子でミサキを倒して、リバースから解放します。

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:7枚、ソウル:7枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□□□

□■□

V   : 戦巫女シタテルヒメ

 

□■■

□□■

V   : 篤志のアークトゥルス

R右  : 舞灯のプロメテウス

R右下 : 恒道のディケイ

 

シン 手札:10枚、ソウル:4枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"神託の女王ヒミコ"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー23000(13000+10000)

 

「"星夜の強弓ウリクセス"、"戦巫女ミヒカリヒメ"をコール。"ミヒカリヒメ"のスキル発動。次に支払うSBのコストが3減るわ。さらに"挺身の女神クシナダ"、"オレンジの魔女バレンシア"、"猫の魔女クミン"をコール。"クミン"のスキルでCB1、自身をレスト。"戦巫女ミヒカリヒメ"を手札に戻す。そして"ヒミコ"のスキル発動!SB5だけど、3減っているからSB2。ソウルの"戦巫女ククリヒメ"を山札の下に置き、そのトリガー効果を相手のヴァンガードのグレード分発動する。」

 

「(つまり2回、クリティカルトリガーが発動する...)」

 

「ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードよ。」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー43000(13000+10000+10000*2)、☆3

 

「さあ、行くわよ!まずは"ウリクセス"でヴァンガードにアタック!」

 

"星夜の強弓ウリクセス" : パワー10000

 

「"タリスマン・エンジェル"でガードです。」

 

"篤志のアークトゥルス" : パワー15000(10000+5000)

 

「バトル終了時、ソウルに置き1枚ドロー、SC1。"ヒミコ"でアタック!」

 

"神託の女王ヒミコ" : パワー43000(13000+10000+10000*2)、☆3

 

「"聖天竜エオスアネシス・ドラゴン"でガード。手札の<<星詠>>、"創天光神ウラヌス"を捨て、完全ガードです!」

 

「チッ...ツインドライブ、1枚目、"神託の女王ヒミコ"。2枚目、"大鍋の魔女ローリエ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"クシナダ"にパワー+10000。」

 

"挺身の女神クシナダ" : パワー15000(5000+10000)

 

「"バレンシア"のブースト、"クシナダ"でリアガードにアタックよ。」

 

"挺身の女神クシナダ" : パワー23000(5000+10000+8000)

 

「ノーガード。"プロメテウス"は退却します。」

 

「"バレンシア"のスキル。"バレンシア"と"クシナダ"をソウルに置き、1枚ドロー。そしてターン終了時、あたしはこのユニットのスキルを発動するわ。」

 

 

そう言って、ミサキが手札の1枚を私に見せてくる。

あれは..."終末の女王ヒミコ”Я”"...!?あれはいったい...

 

 

「アハハハハハ!これがあたしのЯユニット!この力でシンさん...あんたもЯするのよ!」

 

「っ...ミサキ...」

 

「行くわよ!"終末の女王ヒミコ”Я”"のスキル!"ヒミコ"を含むヴァンガードがいて、このターン2回以上トリガー効果が発動しているなら、リアガードを1枚以上、すべてソウルに置くことでこのユニットにスペリオルライドできる!」

 

「エンドフェイズに新たなユニットにライド...!?」

 

「終末の鐘が鳴り響く...未来よ、あたしの意のままに捻じ凶れ!スペリオルライド、"終末の女王ヒミコ”Я”"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"終末の女王ヒミコ”Я”" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:6枚、ソウル:11枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

□■□

V   : 終末の女王ヒミコ"Я"

 

□■□

□□■

V   : 篤志のアークトゥルス

R右下 : 恒道のディケイ

 

シン 手札:7枚、ソウル:4枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

"ヒミコ”Я”"...一体どういう能力なんでしょう。

エンドフェイズにライドしたということは、相手ターンに能力を発動するカードということでしょうか。

 

わからないことだらけです...でも、私は私らしく攻めるだけ。

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー。ライド、"創天光神ウラヌス"。イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。"煌天神ウラヌス"をコール。スキルでSB2し、イマジナリーギフトフォースを得てヴァンガードに置く。」

 

"創天光神ウラヌス" : パワー53000(13000+10000*4)

 

「そして、"ウラヌス"のスキル発動!グレード5以上になるようにSB!"篤志のアークトゥルス"はソウルにいる時、グレード+2!サークルシフト!星域展開!」

 

「っ...来る...」

 

「行くぞ、"ヴァルケリオン"!ミサキを取り戻す!コール、"絶界巨神ヴァルケリオン"!スキル発動!山札から5枚見て...来た!"絶界巨神ヴァルケリオン"、ゲット、クインテットドライブ!」

 

「っ...!」

 

 

最高のデッキ回転率です。ユニットたちが私に味方してくれているような...

昔感じた、ユニットたちの声が聞こえるような感覚...一緒にミサキを取り戻しましょう、"ウラヌス"、みんな!

 

 

『イエス、マイヴァンガード。』

 

 

「バトルです!"ヴァルケリオン"でヴァンガードにアタック!」

 

"絶界巨神ヴァルケリオン" : パワー70000

 

「くっ、通すわけないでしょう!"挺身の女神クシナダ"!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「クインテットドライブ、1枚目、"サイバー・タイガー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"創天光神ウラヌス" : パワー63000(13000+10000*4+10000)、☆2

 

「2枚目、"挺身の女神クシナダ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、リアガードの"ウラヌス"にパワー+10000!」

 

"煌天神ウラヌス" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「3枚目、"舞灯のプロメテウス"。4枚目、"聖天竜エオスアネシス・ドラゴン"。5枚目、"篤志のアークトゥルス"。」

 

「っ...アタックは通らない!」

 

「わかっています。ドライブチェックのカードはソウルに置かれます。...ヴァンガードの"ウラヌス"でヴァンガードにアタック!」

 

"創天光神ウラヌス" : パワー63000(13000+10000*4+10000)、☆2

 

 

フォースとトリガーで底上げしたこのパワー...簡単には守れませんよ!

 

 

「ふっ...ふふ...アハハハハハ!」

 

「っ!?」

 

「"ヒミコ”Я”"のスキル!アタックした時かされた時、CB1で1枚ドロー。さらにソウルの"挺身の女神クシナダ"を呪縛カードとしてリアガードに置く。そして、呪縛カードの数だけそのトリガー効果を発動する!」

 

 

なっ...!相手ターンに確定でトリガーを発動ですって!?

しかもドロートリガー...防御力が格段に上がる。

 

 

「ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!」

 

"終末の女王ヒミコ”Я”" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらにガード!"戦巫女ミヒカリヒ"、"サイバー・タイガー"、"戦巫女ククリヒメ"、"大鍋の魔女ローリエ"!」

 

"終末の女王ヒミコ”Я”" : パワー83000(13000+10000+10000+15000*2+20000)

 

 

「くっ、ツインドライブ、1枚目、"成層のベクルックス"。2枚目、"戦巫女ククリヒメ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてリアガードの"ウラヌス"へ。」

 

"煌天神ウラヌス" : パワー43000(13000+10000+10000*2)、☆2

 

「行け、"ウラヌス"!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"オレンジの魔女バレンシア"、"白筆の魔女アーティク"。」

 

 

「っ、ターンエンドです。星域は消滅。"ヴァルケリオン"は山札の下に置かれます。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:1枚、ソウル:10枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

□■□

V   : 終末の女王ヒミコ"Я"

(R中央 : 挺身の女神クシナダ)

 

□■■

□□■

V   : 創天光神ウラヌス

R右  : 煌天神ウラヌス

R右下 : 恒道のディケイ

 

シン 手札:8枚、ソウル:6枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"太白の魔女レプラー"をコール。スキルでドロップから"戦巫女ククリヒメ"をソウルに置くわ。」

 

「(これでまたトリガー効果が...しかもクリティカルですか...)」

 

「行くわよ、シンさん。バトル!"終末の女王ヒミコ”Я”"でヴァンガードにアタック!スキル発動!CB1、1枚ドロー。ソウルから"戦巫女ククリヒメ"を呪縛カードとして置く。呪縛カードは2枚...よって2回、トリガー効果が発動する!ゲット、クリティカルトリガーダブル!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"終末の女王ヒミコ”Я”" : パワー53000(13000+10000*2+10000*2)、☆3

 

「くっ、"聖天竜エオスアネシス・ドラゴン"でガードします。スキルにより手札から"震天竜アストライオス・ドラゴン"を捨て、完全ガード!」

 

「アハハハハハ!無駄な足掻きは辞めなよ、シンさん!あんたはあたしに負けてЯするのよ!」

 

「いいえ!私は負けません!必ず君を倒し、元の優しいミサキに戻してみせる!」

 

 

ミサキは姉さんと義兄さんが残した大切な宝。

私の大事な家族...!必ず救ってみせる!

 

 

「うざい...そういうのがうざいんだよ!あたしはあんたなんかいらない!あたしは一人で生きていける!」

 

「っ...」

 

「全部全部ぶっ壊してやる!ツインドライブ、1枚目、"大鍋の魔女ローリエ"!1枚回復し、パワー+10000!」

 

"太白の魔女レプラー" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"戦巫女ククリヒメ"!ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"レプラー"へ!」

 

"太白の魔女レプラー" : パワー30000(10000+10000*2)、☆2

 

「"レプラー"でアタック!スキルでCB1し、ヴァンガードがトリガー効果で得たパワーとクリティカルを得る!」

 

"太白の魔女レプラー" : パワー50000(10000+10000*4)、☆4

 

「...ノーガード。」

 

 

『アハハハハハ!喰らいなさい!』

 

『ぐああああああああああ!』

 

 

"ヒミコ"の攻撃により、"ウラヌス"がダメージを受ける。

私のダメージはまだ1だからこのアタックで負けはしない。

でも、さっきの言葉...リバースしているから本心ではないと思うけど、やはりミサキの口から言われると傷付いてしまう。

 

 

「ダメージチェック..."舞灯のプロメテウス"、"天球のアトラス"、"恒道のディケイ"、"サイバー・タイガー"。」

 

「ふふふ...ターンエンドよ。そしてエンドフェイズ、手札の"ヒミコ”Я”"のスキル発動。リアガードを1枚以上、すべてソウルに置き、このカードにレストでライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

--------------------------------------------------

ミサキ 手札:4枚、ソウル:14枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

□□□

□■□

V   : 終末の女王ヒミコ"Я"

 

□■■

□□■

V   : 創天光神ウラヌス

R右  : 煌天神ウラヌス

R右下 : 恒道のディケイ

 

シン 手札:6枚、ソウル:6枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「うふふ、次のターンであんたは敗北する。それはもう決まった未来なのよ。」

 

「...ミサキ。最初に言いましたが、私には君を守る義務がある。」

 

「チッ...そういうのがうざいのよ!」

 

「たとえうざがられても...私は君を守る...!それが私の願いだ!スタンド&ドロー!"天球のアトラス"をコール。スキルでCB1、ソウルに置き1枚ドロー。イマジナリーギフトフォースを得て、ヴァンガードサークルに置きます。」

 

"創天光神ウラヌス" : パワー63000(13000+10000*5)

 

「もう一枚、"天球のアトラス"をコールし、同じスキルを発動。1枚引き、イマジナリーギフトフォースをヴァンガードサークルへ。そして"ウラヌス"のスキル!グレード5以上になるようにSB!ソウルで"篤志のアークトゥルス"はグレード+2!これでグレード5です!」

 

「っ...」

 

「サークルシフト!星域展開!そして...我が元に降臨せよ!"絶界巨神ヴァルケリオン"!スキル発動!山札から5枚見て、"創天光神ウラヌス"をドロップ。ゲット、トリプルドライブ!」

 

「(くっ...高パワーでツインドライブとトリプルドライブ...)」

 

 

このターンで決着をつける!

 

 

「"創天光神ウラヌス"をコール。"煌天神ウラヌス"と"恒道のディケイ"を入れ替える。これでバトルです!"ヴァルケリオン"でアタック!」

 

"絶界巨神ヴァルケリオン" : パワー70000

 

「くっ、"ヒミコ”Я”"のスキル発動!CB1、1枚ドロー。ソウルから"挺身の女神クシナダ"を呪縛カードとして置き、トリガー効果を発動!1枚引き、パワー+10000!」

 

"終末の女王ヒミコ”Я”" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらに"ローリエ"2枚、"サイバー・タイガー"、"戦巫女ククリヒメ"でガード!」

 

"終末の女王ヒミコ”Я”" : パワー93000(13000+10000+15000*2+20000*2)

 

 

「トリプルドライブ、1枚目、"舞灯のプロメテウス"。2枚目、"タリスマン・エンジェル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ヴァルケリオン"にパワー+10000!」

 

"絶界巨神ヴァルケリオン" : パワー80000(70000+10000)

 

「3枚目、"篤志のアークトゥルス"。ドライブチェックで引いたカードはソウルに置きます。」

 

「ふっ...アタックは通らない!(それにあたしの手札には、今"ヒミコ"のスキルで引いた"挺身の女神クシナダ"がある。ヴァンガードの"ウラヌス"のアタックを防げば、残りはパワーの届いていないリアガードだけ...)アハハハハハ!あたしの勝ちよ!」

 

「"ウラヌス"のスキル発動!」

 

「えっ?」

 

「星詠を2枚レスト...リアガードの"ウラヌス"2枚をレストします。これにより、"ヴァルケリオン"をスタンド、ドライブ-5!」

 

「なっ、馬鹿な!?」

 

「行け!"ウラヌス"でヴァンガードにアタック!」

 

"創天光神ウラヌス"(V) : パワー73000(13000+10000*6)

 

「っ...(でも、このドライブチェックでクリティカルが出なければ負けない...!ここを守って、"ヴァルケリオン"をノーガードが良い...)"挺身の女神クシナダ"でガード!手札を1枚捨てて完全ガードよ!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"瑞光のポースポロス"。2枚目、"戦巫女ククリヒメ"!ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「っ!そんな...!」

 

「効果はすべて"ヴァルケリオン"へ!そして、もう一度"ヴァルケリオン"でアタック!」

 

"絶界巨神ヴァルケリオン" : パワー90000(70000+10000*2)、☆2

 

「っ...ノーガード...ダメージチェック、"神託の女王ヒミコ"、"終末の女王ヒミコ”Я”"...っ、あたしが負けた...うっ...うあああああああああああああ!

 

「ミサキ!」

 

ぐっ...シン...さん....っ...」

 

 

ドサッ

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ミサキside

 

 

「うっ...うぅん...」

 

「おや、目が覚めましたか、ミサキ。」

 

「シン...さん...あたし...」

 

「大丈夫、もう少し眠っていなさい。」

 

 

シンさんが頭を撫でてくれてる...いつ以来かな...

あったかくて大きな手...あたしの大好きな手のひら...

 

 

「ごめんね...シンさん...あたし、迷惑かけちゃったね...」

 

「いいんですよ、ミサキ。私はミサキの保護者。いくらだって迷惑かけてください。」

 

「シンさん...」

 

「ミサキが間違ったら私が正す。それが私の役目です。だから...今日はもうお休み。」

 

「うん...あり..がと...シンさん....」

 

 

いつもありがとう...たった一人の、あたしの大好きな家族...

 

 

.....

....

...

..

.

 

翌日

 

 

ユウトside

 

 

「まさかお前までЯしているとはな、ユウト。」

 

「三和か...なんだ。」

 

「おいおい、つれねえな。俺はこれからキャピタルに行くけど...お前はどうよ。」

 

 

キャピタル...行けばアイチがいるか。

アイチならあるいは...だが、アイチは櫂がファイトしたがっていたな。

 

 

「俺はいかん。」

 

「そうかい。んじゃ、俺は行くぜ。」

 

 

そう言って、三和は去っていく。

相変わらず陽気な奴だ。

 

 

「俺が求める強い相手...レン...そしてレオン...誰でもいい。早く俺の前に現れろ。」

 

 

そしてこの俺を倒してみせろ。俺を凌駕する力を見せてみろ。

さもなくば...俺はこの世界すべてをЯするだろう。

 

 

「誰でもいい...早く俺を楽しませてくれ。」

『誰でもいい...早く俺を止めてくれ...!』

 

 

 

.



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第九十六話「絆」

アイチside

 

 

「えっ、ミサキさんがリバース...!?」

 

「うん...すぐにシンさんに助けてもらったけど...恐ろしい経験だったよ。」

 

「はえ~...店長、ファイト強かったんだな...」

 

「そ、そっちなのですか...」

 

 

 

僕たちはまた、キャピタルに集まっていた。

今日は僕、ミサキさん、ナオキくん、シンゴくんの四人。ゴウキさんはナギサちゃんが心配だからと、今回は集まっていない。

エミとマイちゃん、レッカさんは今も僕たちの家にいる。さすがに家から出ない限り心配はないと思う。

 

 

「それにしてもコーリンさんが...」

 

「うん...少し靄がかかってる感じがするけど、あたしをリバースしたのはコーリン。あたしの記憶力が無かったら、多分思い出せなかったと思う。」

 

 

ミサキさんですら、記憶が曖昧になるなんて...リバースすると意識を乗っ取られるような感じなのかな。

そんな怖い想いをする人がたくさんいるなら、何とかしないと...いずれ、ミサキさんのように僕の大切な人たちがリバースされてしまうかもしれない。

 

 

ウィーン

 

 

「「「「っ!」」」」

 

 

4人で話していると、突然お店の扉が開いた。

僕たちはすぐ扉の方を確認する。そこには僕たちの見知った人が立っていた。

 

 

「三和くん!」

 

「よっ、アイチ。」

 

「良かった...無事だったんですね!」

 

「無事...ハハ、無事、ね。....いいや、俺はЯしてるぜ。」

 

「っ!」

 

 

三和くんから虚無のオーラが溢れだす。

まさか三和くんまでリバースしてるなんて...

 

 

「アイチ、俺はお前たちに道を示しに来た。...お前を待っているやつがいる。Яを恐れない、この世界を救うって言うなら...立凪ビルに来な。」

 

「僕を待ってる...?」

 

「お前たちもよく知ってるあいつさ...」

 

「...っ、まさか...!櫂くん!?」

 

「ご明察。ま、お前らなら来るんだろうな。楽しみに待ってるぜ。」

 

 

そう言って、三和くんは去っていく。

でも、三和くんだけじゃない、櫂くんまでリバースしているなんて...

いや、くよくよしていちゃだめだ!ユウトさんみたいに強い気持ちを持つんだ。

僕が櫂くんをリバースから救う!

 

 

「...行こう、みんな。」

 

「「アイチ...」」

「先導君...」

 

「櫂くんが、三和くんが...それにカムイくんにコーリンさん...みんなを救い、世界を救いましょう!」

 

 

待ってて、櫂くん...必ず君を救ってみせるよ。

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「三和のやつ、確か立凪ビルで待ってるって言ってたな。」

 

「うん。タクトくんを乗っ取っているからだと思う。...あっ、あれは...」

 

 

4人で話しながら歩いていると、道の向こうに見知った人がいることに気付いた。

 

 

「待っていたぜ、先導アイチ。」

 

「カムイくん...」

 

 

カムイくん...宮地学園の中等部でエミたちを救ってくれたって聞いた。

そんなカムイくんもリバースしてしまうなんて...

 

 

「アイチ、俺様とファイトだ。お前をЯしてやるぜ!」

 

「カムイくん...わかった、ファイトだ。君を倒して、君をリバースから解放する!」

 

「へっ、全部ぶっ潰してやるぜ!」

 

 

目の前に現れたファイトテーブルにデッキを置く。

カムイくん...僕の大切な仲間。必ず救ってみせる。

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"獣神ホワイト・タイガー"!」

 

「"御使いの解放者"。」

 

 

「行くぜ、俺様のターン、ドロー!"獣神マックス・ビート"に俺様ライド!"ホワイト・タイガー"のスキルで1枚ドロー。さらに"マックス"のスキルで山札から3枚見て、"獣神タイフーン・バード"を手札に加え、ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 獣神マックス・ビート

 

□■□

□□□

V   : 御使いの解放者

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"小さな解放者マロン"にライド。"御使い"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。そしてこのままバトルです。"マロン"でアタック!」

 

"小さな解放者マロン" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"小さな解放者マロン"。」

 

「ダメージチェック、"獣神ブラック・トータス"。」

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 獣神マックス・ビート

 

□■□

□□□

V   : 小さな解放者マロン

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"獣神ブレイニーパピオ"に俺様ライド!"獣神タイフーン・バード"をコールし、スキル発動!CB1、山札から5枚見て、"獣神マックス・ビート"をレストでコール。さらに"マックス"のスキル発動!山札から3枚見て、"獣神エシックス・バスター"を手札に加え、レストする。」

 

「(カムイくんの手札がどんどん増えていく...どうにかして手札を削りたいけど...)」

 

「"獣神リフト・タウロス"をコール。スキルで"マックス"をスタンド!行くぜ、アイチ!"リフト・タウロス"のブースト、"ブレイニーパピオ"でヴァンガードにアタック!」

 

"獣神ブレイニーパピオ" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"獣神ヴァーミリオン・バード"。」

 

「ダメージチェック、"解放者スターレイン・トランぺッター"。」

 

「アタックがヒットした。"リフト・タウロス"のスキル発動!山札から5枚見て、"獣神エシックス・バスター"を手札に加える。"リフト・タウロス"はソウルに置くぜ。"マックス"のブースト、"タイフーン・バード"でアタック!」

 

"獣神タイフーン・バード" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガードです。ダメージチェック、"光輪の解放者マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"小さな解放者マロン" : パワー18000(8000+10000)

 

「チッ...ドロートリガーを引かれたか。まあいい、ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:8枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

■□□

■■□

V   : 獣神ブレイニーパピオ

R左  : 獣神タイフーン・バード

R左下 : 獣神マックス・ビート

 

□■□

□□□

V   : 小さな解放者マロン

 

アイチ 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。行くよ、カムイくん!立ち上がれ、僕の分身!」

 

「っ...来るか!」

 

「ライド、"ブラスター・ブレード・解放者"!」

 

「(アイチの分身...くっ...こいつはいつの間にか俺の前を行きやがる...)」

 

 

「スキル発動!CB1、SB1で"タイフーン・バード"を退却!手札から"五月雨の解放者ブルーノ"、"王道の解放者ファロン"をコール。"ブルーノ"のスキル発動。リアガードが登場した時、そのユニットが"解放者"を含むカードなら、山札から3枚見て、"小さな解放者マロン"をコール。残りは山札の下に置きます。そして、山札からユニットが登場したので、"ブルーノ"はパワー+5000。"ファロン"もスキルでパワー+5000です!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー14000(9000+5000)

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー13000(8000+5000)

 

「"ばーくがる・解放者"をコール。これでバトルです!まずは"マロン"でアタック!"マロン"はこのターンにコールしたリアガードの枚数が1枚以上なら、パワー+3000。3枚以上ならさらにパワー+7000!」

 

"小さな解放者マロン" : パワー18000(8000+3000+7000)

 

「チッ...ノーガード。ダメージチェック、"ドグー・メカニック"。」

 

「"マロン"は3枚以上コールした時のスキルを発動したので、ソウルに置きます。"ブルーノ"のブースト、"ファロン"でアタック!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー27000(9000+5000+13000)

 

「(このアタックを通したら、"ブラスター・ブレード"がスキルを発動できる...)ガード、"アーニスト・セコンド"!」

 

"獣神ブレイニーパピオ" : パワー29000(9000+20000)

 

「くっ、さすがだねカムイくん...だったら、"ばーくがる・解放者"のブースト、"ブラスター・ブレード・解放者"でアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー17000(9000+8000)

 

「ふん、ノーガードだぜ。」

 

「ドライブチェック、"猛撃の解放者"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべヴァンガードへ。」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー27000(9000+8000+10000)、☆2

 

 

「よし、いいぞアイチ!」

 

「そのまま押せ押せなのです!」

 

 

「チッ...ダメージチェック、"獣神ブラック・トータス"、"アーニスト・セコンド"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"獣神ブレイニーパピオ" : パワー19000(9000+10000)

 

「(これだと"ばーくがる"のスキルを発動する必要はなさそう...)ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■□□

□■□

V   : 獣神ブレイニーパピオ

R左下 : 獣神マックス・ビート

 

■■□

■■□

V   : ブラスター・ブレード・解放者

R左  : 王道の解放者ファロン

R中央 : ばーくがる・解放者

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「さすがアイチだぜ。カムイなんて余裕なんじゃねえか?」

 

「そううまくはいかないよ。...今じゃアイチの方が強いけど、昔のアイチはあいつに一回も勝てなかったんだ。」

 

「ハァ!?アイチが!?」

 

 

そう、カムイくんは僕にとって憧れで、ライバルだ。

それは今でも変わらない。

 

 

「ハッ...そうだ。先導アイチ...お前はいつの間にか俺の手の届かないくらい強くなっていた。俺様はお前に劣等感を感じていた...」

 

「そんな...カムイくん...」

 

「だけど今は違う!俺様は強くなった!虚無の力を得て、俺様は最強になったのさ!」

 

「違う!カムイくんの本当の強さは、そんな虚無の力なんかじゃない!」

 

「うるせえ!俺様がどう強くなろうがお前には関係ねえだろ!行くぜ、スタンド&ドロー!"獣神エシックス・バスター"に俺様ライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!さらに"エシックス"のスキル!手札を2枚、"エシックス"と"ブレイニーパピオ"を捨て、スタンドし、ヴァンガードにアタック!"ブレイニーパピオ"は手札から捨てられた時、リアガードにレストでコールできる!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー12000

 

 

僕のダメージはまだ2枚...ここは受けてもいい。

アタックがヒットしたら、"エシックス・バスター"はスタンドしない。よし...

 

 

「ノーガードです。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"レッド・ライトニング"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー22000(12000+10000)、☆2

 

「2枚目、"獣神ヴァーミリオン・バード"。」

 

「(っ、"ヴァーミリオン・バード"...ということはアタックがヒットしてスタンドしない"エシックス"もスタンドしてしまう...)ダメージチェック、"ばーくがる・解放者"、"光輪の解放者マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー19000(9000+10000)

 

「チッ...またドロートリガーか。...アタックがヒットしたので、ドライブ-1。さらに"ブレイニーパピオ"のスキル。CB1、SB1で1枚引き、"獣神エシックス・バスター"をコールし、パワー+10000。」

 

"獣神エシックス・バスター"(Rア1) : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「そして、メインフェイズ。"獣神ヴァーミリオン・バード"をコール。スキルでSB1し、レストしているユニットをすべてスタンド。2枚以上スタンドし、ソウルに"ホワイト・タイガー"がいるので1枚ドロー。これでアタックだ。"マックス"のブースト、"ブレイニーパピオ"でリアガードにアタック!」

 

"獣神ブレイニーパピオ" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。"ファロン"は退却します。」

 

「"ヴァーミリオン・バード"のブースト、"エシックス・バスター"でアタック!」

 

"獣神エシックス・バスター"(V) : パワー20000(12000+8000)

 

「"猛撃の解放者"でガードです!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー34000(9000+10000+15000)

 

「ふん、ドライブチェック、"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、リアガードの"エシックス"にパワー+10000!」

 

"獣神エシックス・バスター"(Rア1) : パワー37000(12000+5000+10000+10000)

 

「行け、"エシックス"!」

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"ふろうがる・解放者"。」

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:10枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■■□

■■□■

V   : 獣神エシックス・バスター

R左  : 獣神ブレイニーパピオ

R中央 : 獣神ヴァーミリオン・バード

R左下 : 獣神マックス・ビート

Rア1 : 獣神エシックス・バスター

 

□■□

■■□

V   : ブラスター・ブレード・解放者

R中央 : ばーくがる・解放者

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

さすがだよ、カムイくん...もうダメージ5で追い詰められた。

だけどこのまま負けるわけにはいかない。必ず勝って、カムイくんを救う。

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。僕に力を、気高き誇りの白き翼!"孤高の解放者ガンスロッド"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして"ガンスロッド"のスキル!リアガード3枚までにパワー+5000!"ばーくがる"、"ブルーノ"!そして、ダメージが4枚以上なのでヴァンガードにパワー+10000!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー22000(12000+10000)

"ばーくがる・解放者" : パワー13000(8000+5000)

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー13000(8000+5000)

 

「"ブラスター・ブレード・解放者"をコール。スキルでCB1、SB1し"ブレイニーパピオ"を退却!さらに"ブルーノ"のスキル発動。山札から3枚見て、"解放者スターレイン・トランぺッター"をコール。残りは山札の下へ。"ブルーノ"はパワー+5000。相手のヴァンガードがグレード3以上なので、コールした"スターレイン"にもパワー+5000!」

 

"解放者スターレイン・トランぺッター" : パワー14000(9000+5000)

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー18000(8000+5000+5000)

 

「さらに"スターレイン"のスキル発動。ソウルかドロップから"ブラスター・ブレード・解放者"を山札に戻し、シャッフル。その後、山札の上から1枚見て、空いているサークルにコール。"霊薬の解放者"をコールします。この能力でトリガーユニットをコールしたら、"スターレイン"自身にパワー+5000。」

 

"解放者スターレイン・トランぺッター" : パワー19000(9000+5000+5000)

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー23000(8000+5000+5000*2)

"霊薬の解放者" : パワー10000(5000+5000)

 

 

「"小さな解放者マロン"をコールします。これでバトル!まずは"マロン"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー合計+10000!」

 

"小さな解放者マロン" : パワー23000(8000+5000+3000+7000)

 

「効かねえ!"レッド・ライトニング"でガード!」

 

"獣神エシックス・バスター" : パワー27000(12000+15000)

 

「アタック終了時、"マロン"はソウルに置きます。"ばーくがる・解放者"のブースト、"ガンスロッド"でヴァンガードにアタック!"ガンスロッド"はこのターンにコールしたリアガードの枚数だけ、パワー+1000!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー39000(12000+10000+13000+1000*4)

 

「効かねえって言ってんだろ!"ツイン・ブレーダー"でガード!手札を1枚捨てて完全ガードだ!」

 

「行きます。ツインドライブ、1枚目、"霊薬の解放者"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ブラスター・ブレード"にパワー+10000。」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー19000(9000+10000)

 

「2枚目、"光輪の解放者マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ブラスター・ブレード・解放者"にパワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー29000(9000+10000*2)

 

 

「ダブルトリガー!」

 

「この調子で行って下さい、先導君!」

 

「"霊薬の解放者"のブースト、"スターレイン"でヴァンガードにアタック!」

 

"解放者スターレイン・トランぺッター" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ドグー・メカニック"。」

 

「続けて、"ブルーノ"のブースト、"ブラスター・ブレード・解放者"でアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー52000(9000+10000*2+23000)

 

「チッ...ノーガード。ダメージチェック、"スリーミニッツ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000だぜ。」

 

"獣神エシックス・バスター"(V) : パワー22000(12000+10000)

 

 

これでダメージ5...追い詰めた。

でも、カムイくんの手札は8枚...全然手札を削れなかった。

それに僕のダメージは4。カムイくんの連続攻撃で負ける可能性だってある。

 

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

■■□

□■□■

V   : 獣神エシックス・バスター

R中央 : 獣神ヴァーミリオン・バード

R左下 : 獣神マックス・ビート

Rア1 : 獣神エシックス・バスター

 

■■■□

■■■

V   : 孤高の解放者ガンスロッド

R右  : 解放者スターレイン・トランぺッター

R左  : ブラスター・ブレード・解放者

R中央 : ばーくがる・解放者

R右下 : 霊薬の解放者

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

 

アイチ 手札:9枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「っ...来る...」

 

「どうしたんだよ、番長?」

 

「リバースユニット...リバースしたファイターの切り札が来る...!」

 

 

 

「俺様のターン、スタンド&ドロー。くくく...今日ここで、俺様はお前を超える!この最強の力で!史上最強!不安も悪も苦しみも...全部俺様にひれ伏せ!クロスブレイクライド!"最凶獣神エシックス・バスター”Я”"!」

 

『うおおおおおおおおおおおおお!』

 

 

っ...これがカムイくんのリバースユニット...!

何て迫力、何て力の波動なんだ...!

 

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!"エシックス"のスキル発動!手札を2枚捨て、"Я"をスタンドし、ヴァンガードにアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"最凶獣神エシックス・バスター”Я”" : パワー17000(12000+5000)

 

「"霊薬の解放者"でガードします!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー32000(12000+20000)

 

「くくく...ツインドライブ、1枚目、"獣神エシックス・バスター"。2枚目、"獣神ヴァーミリオン・バード"。」

 

 

よし、トリガーはなかった...けど、アタックがヒットしなかった。

 

 

「アタックがヒットしなかったので、"Я"はスタンドするぜ。"獣神ブラック・トータス"をコール。」

 

「えっ?(何で後列に...)」

 

「スキル発動!CB1、SB1でスタンドし、ヴァンガードにアタック...だが、"Я"のスキル発動!アタックしたユニットを呪縛!」

 

 

 

「アタックしたユニットを呪縛した!?」

 

「あいつ、一体何をしてるんだ!?」

 

「いや、きっとあれにも意味があるはず...リバースユニットは呪縛を代償に強力なスキルを発動するのよ。」

 

 

 

「くくく...その通りだぜ。だがまだその時じゃない。俺は"マックス・ビート"を前列に移動。そして空いたところに"獣神ブラック・トータス"をコール。スキルでCB1、SB1してアタック!だが即呪縛だぜ。」

 

「(また呪縛...一体何を狙って...)」

 

「"ドグー・メカニック"、"獣神エシックス・バスター"をコール。これで行くぜ!まずは"マックス・ビート"でアタック!だが即呪縛!次は"Я"でヴァンガードにアタックだ!スキルでパワー+5000!」

 

"最凶獣神エシックス・バスター”Я”" : パワー22000(12000+5000*2)

 

「"未来の解放者リュー"、"猛撃の解放者"でガード!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"最凶獣神エシックス・バスター”Я”"。2枚目、"アーニスト・セコンド"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"最凶獣神エシックス・バスター”Я”" : パワー32000(12000+5000*2+10000)

 

 

アタックは防げた...でも結局何でリアガードを呪縛していたんだろう。

 

 

「くくく..."Я"のスキル発動!手札を1枚捨て、呪縛カードを3枚選び解呪し退却!これによりヴァンガードをスタンドだ!」

 

「なんだって!?」

 

 

ヴァンガードがスタンドした...!?

ブレイクライドスキルも併せて、これで2回目...

 

 

「まだまだ行くぜ!"ドグー・メカニック"、"エシックス・バスター"2枚でアタック!だが即呪縛だ!」

 

「...っ、これは!」

 

「そうだ!これで呪縛カードは3枚...獣の魂は眠らない。敵を滅ぼすまで止まらない!これが俺様の必殺技...インフィニット・ヘルだ!」

 

 

インフィニット・ヘル...なんて恐ろしいスキルなんだ...

しかもツインドライブを失っていないから、手札が増えて、しかもトリガーを引かれる可能性が増える!

 

 

「行くぜ!ヴァンガードでアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"最凶獣神エシックス・バスター”Я”" : パワー37000(12000+5000*3+10000)

 

 

くっ...もう一度スタンドするなら、ここでノーガードしないとだめだ...!

 

 

「ノーガードです...」

 

「ハハハハハ!行くぜ、ツインドライブ!1枚目、"獣神リフト・タウロス"。2枚目、"最凶獣神エシックス・バスター”Я”"。チッ...何でこんなにトリガーが出ねえんだ..」

 

「っ、ダメージチェック、"五月雨の解放者ブルーノ"。」

 

「くくく...だがまあいい。"Я"のスキル発動!手札を1枚捨て、呪縛カードを3枚選び解呪し退却!ヴァンガードをスタンド!さらにアタックがヒットしたので、"獣神エシックス・バスター"をSBしてドライブ+1!もう一度アタックだ!スキルでパワー+5000!ブーストを付けて、合計パワー50000!」

 

"最凶獣神エシックス・バスター”Я”" : パワー50000(12000+5000*4+10000+8000)

 

「"光輪の解放者マルク"でガード!」

 

「何っ!?」

 

「手札を1枚捨てて完全ガード!」

 

「っ...くそ、トリプルドライブ、"獣神リフト・タウロス"、"レッド・ライトニング"、"シャイニング・レディ"...くそ、ここでトリガーかよ!」

 

 

これでカムイくんのアタックは終了...何とか守り切れた。

今度は僕の番だ...このカードにライドして、カムイくんを倒す!

 

 

「チッ...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:10枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

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V   : 最凶獣神エシックス・バスター"Я"

R左  : 獣神ブレイニーパピオ

R中央 : 獣神ヴァーミリオン・バード

 

■■■□

■■■

V   : 孤高の解放者ガンスロッド

R右  : 解放者スターレイン・トランぺッター

R左  : ブラスター・ブレード・解放者

R中央 : ばーくがる・解放者

R右下 : 霊薬の解放者

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「(大丈夫だ...俺様の手札は10枚もある。守り切れないわけがねえ。次のターンでアイチをぶっ潰す...何も問題はねえ...ねえはずなのに何でこんなに不安が拭えねえ!)」

 

「カムイくん...君は僕が強くなったと言ったね。でも、それはカムイくんのおかげなんだ。」

 

「な、何...?」

 

「カムイくんがいつも僕の隣にいてくれたから、僕は強くなれた。カムイくんが僕の強さの原点なんだ。」

 

「俺...様...が...?」

 

 

そう、カムイくんのおかげで強くなれた。

カムイくんだけじゃない、櫂くんやミサキさんたち仲間のおかげで強くなれた。

仲間の絆が僕を強くしたんだ。

 

 

「今のカムイくんは一人で戦ってる。でも、一人では強くなれない。」

 

「くっ、うるせえ!俺様は強くなったんだ!」

 

「カムイくん、君は仲間の強さを知っているはずだよ。...だから思い出させてあげる。仲間の強さを!」

 

「っ...!」

 

 

「気高き力降り注ぎ、天地の絆となれ!クロスブレイクライド!"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス"!」

 

 

 

「"ガンスロッド・ゼニス"...先導君の新しいユニットなのです!」

 

「絆...か。アイチらしいユニットだね。」

 

「ああ、そうだな。」

 

 

「ゲット、イマジナリーギフトアクセルⅡ。1枚ドロー。ライドされた"ガンスロッド"のスキル。"ブラスター・ブレード・解放者"、"五月雨の解放者ブルーノ"、"解放者スターレイン・トランぺッター"にパワー+5000、"ゼニス"にパワー+10000!」

 

"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス" : パワー22000(12000+10000)

"解放者スターレイン・トランぺッター" : パワー14000(9000+5000)

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー14000(9000+5000)

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー13000(8000+5000)

 

「"王道の解放者ファロン"、"ブラスター・ブレード・解放者"をコールします。スキルでCB1、SB1で"ブレイニーパピオ"を退却!」

 

「(チッ...せっかくインターセプト用でコールしたっていうのに...!)」

 

「行きます!"霊薬の解放者"のブースト、"スターレイン"でヴァンガードにアタック!」

 

"解放者スターレイン・トランぺッター" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「"獣神リフト・タウロス"でガード!」

 

"最凶獣神エシックス・バスター”Я”" : パワー22000(12000+10000)

 

「なら、"ファロン"でアタックです!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー14000(9000+5000)

 

「"獣神リフト・タウロス"でガードだ!」

 

"最凶獣神エシックス・バスター”Я”" : パワー22000(12000+10000)

 

 

「"ブラスター・ブレード"でアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者"(Rア2) : パワー14000(9000+5000)

 

「くっ、"獣神ヴァーミリオン・バード"でガード!」

 

"最凶獣神エシックス・バスター”Я”" : パワー22000(12000+10000)

 

「まだまだ行きます!"ブルーノ"のブースト、"ブラスター・ブレード"が行く!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者"(R左) : パワー27000(9000+5000+13000)

 

「効かねえ!"アーニスト・セコンド"でガード!」

 

"最凶獣神エシックス・バスター”Я”" : パワー32000(12000+20000)

 

 

 

よし、これでだいぶ手札を削れた。

そして"ガンスロッド・ゼニス"のスキルがあれば、僕は何度でも立ち上がれる!

 

 

「"ばーくがる・解放者"のブースト、"ガンスロッド・ゼニス"でヴァンガードにアタック!スキル発動!CB2、手札を1枚捨てることで、リアガードを3枚まで山札の下に置き、置いた枚数分、山札の上から確認し、"解放者"を含むユニットを望む枚数コールする。3枚戻し、3枚コールしたならこのユニットのドライブ+1し、このアタックに守護者はコールできない!」

 

「っ...!(守護者封じ...!)」

 

「アクセルサークルの2枚、"スターレイン"を山札の下に置き、山札から3枚見て、"解放者スターレイン・トランぺッター"、"猛撃の解放者"、"ブラスター・ブレード・解放者"をコール。ドライブ+1。"猛撃の解放者"は左前列、"ブラスター・ブレード・解放者"の上に上書きコールします。"ブラスター・ブレード・解放者"はスキルでパワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「さらに"スターレイン"のスキル。ドロップから"ブラスター・ブレード・解放者"を山札に戻しシャッフル。山札の上から1枚見て、"未来の解放者リュー"を左後列にコール。」

 

"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス" : パワー30000(12000+10000+8000)

 

「"シャイニング・レディ"、"レッド・ライトニング"2枚でガード!」

 

"最凶獣神エシックス・バスター”Я”" : パワー57000(12000+15000*3)

 

 

「(大丈夫だ...残り奴のアタックは3回だが、"スターレイン"はパワーが足りねえ。"ブラスター・ブレード"は多少高いが、"シャイニング・レディ"1枚で事足りるし、もう一つのアタックも最悪、守護者を使えばいい。そもそももう1ダメージ受けられるんだ...負けるわけがねえ...!)」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"ふろうがる・解放者"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000!」

 

"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス" : パワー40000(12000+10000+8000+10000)

"解放者スターレイン・トランぺッター" : パワー19000(9000+10000)

"猛撃の解放者" : パワー15000(5000+10000)

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー34000(9000+5000+10000+10000)

 

「っ...!」

 

「2枚目、"ふろうがる・解放者"!」

 

「な、なんだと!?」

 

「ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス" : パワー50000(12000+10000+8000+10000*2)

"解放者スターレイン・トランぺッター" : パワー29000(9000+10000*2)

"猛撃の解放者" : パワー25000(5000+10000*2)

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー44000(9000+5000+10000+10000*2)

 

「3枚目、"五月雨の解放者ブルーノ"。...行け、"スターレイン"!ヴァンガードにアタック!」

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"獣神ブレイニーパピオ"...」

 

「"リュー"のブースト、"猛撃の解放者"でアタック!"リュー"のスキルでSB1しパワー+3000!さらにSB1して+5000!」

 

"猛撃の解放者" : パワー42000(5000+10000*2+7000+3000+5000)

 

「させるか!"ツイン・ブレーダー"でガード!手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「これでトドメだ。行くよ、カムイくん!"ブラスター・ブレード・解放者"でアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー44000(9000+5000+10000+10000*2)

 

「くっ...くそ...先導...アイチィィィィィィ!」

 

 

ドガーン

 

 

"スリーミニッツ"...ヒールトリガーじゃないダメージがカムイくんのダメージゾーンに置かれる。

これで僕の勝ちだ....!

 

 

「くっ...ぐっ...ぐあああああああああああああああああ!」

 

「カムイくん!」

 

 

僕は倒れそうなカムイくんの元に駆け寄り、抱き留める。

 

 

「お兄さん...俺...」

 

「良かった...もとに戻ったんだね。」

 

「はい...すみません...」

 

 

消耗しているけど、意識はあるみたいだ。

さすがカムイくんだね。

 

 

 

 

「さすがだな...アイチ....」

 

「っ、この声...ユウトさん!?」

 

 

どこからか声が聞こえ、辺りを見渡す。

物陰からユウトさんが現れた。

 

 

「アイチ...お前なら俺を凌駕する力を発揮できるかもしれん...」

 

「ユウトさん...?」

 

「だが...今はまだその時ではない...俺も待っているぞ...立凪ビルでな...」

 

 

っ、まさか...!

 

 

「ゆ、ユウトさん...リバースしてるんですか...!?」

 

「...だったらどうした。」

 

「っ...ユウトさんまで......ユウトさん!僕が貴方を救う!」

 

「ふっ...楽しみだ。お前が俺を凌駕するか...それを俺がさらに上回るか。最高のファイトを期待しているぞ。」

 

 

 

ユウトさんがそう言って、去っていく。

まさかユウトさんまで...でも、僕は歩みを止めない。

必ずみんなをリバースから救い、タクトくんに取りついたリンクジョーカーを倒して世界を救う!

 

 

 

.



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第九十七話「友情の形」

アイチside

 

 

「ついた...」

 

「ここが立凪ビル...何だかやばそうな雰囲気が漂ってやがるぜ。」

 

 

僕たちはカムイくんをリバースから解放し、そのまま立凪ビルへと来た。

ここに櫂くんやユウトさんたちがいる...必ずみんなを救ってみせる。

 

 

「来たか、アイチ。」

 

「三和くん...それに櫂くん!」

 

 

立凪ビルの入り口には三和くんがいた。

そしてなぜか、櫂くんは入口の上に立っていた。

 

 

「櫂くん!君を救いに来た!僕とファイトだ!」

 

「アイチ...残念だがまずは俺とだ。お前らが櫂に挑むに相応しいか、俺が試してやるよ。」

 

「三和くん...わかった、まずは君と...」

 

「待って、アイチ。あいつとはあたしがファイトする。」

 

「ミサキさん...」

 

 

「ハッ、戸倉が相手か。ま、俺は誰でもいいぜ。力が無いなら、俺が全員Яするだけだからな。」

 

「三和、あんたを倒す。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

ミサキside

 

 

あたしたちは入口の前の広場で向かい合う。

こうして三和と真剣なファイトをするのも、VF甲子園の予選以来かな。

まさかこんな形で再びファイトすることになるなんてね。

 

 

「戸倉。悪いがお前はサクッと倒させてもらうぜ。」

 

「ふん、あんたがあたしに負けたこと、思い出させてやるよ。」

 

「くく...まさか俺があの時のままだとでも?俺は強くなったぜ。」

 

「それはあたしも。今回もあたしが勝って、あんたをリバースから解放する。」

 

「ハッ、やってみな。」

 

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"星を射る弓アルテミス"。」

 

「"リザードソルジャー コンロー"。」

 

 

「あたしのターン、ドロー。"白筆の魔女アーティク"にライド。まずは"アーティク"のスキルで山札の上から2枚見て、1枚をソウル、1枚を山札の上に戻す。そして"アルテミス"のスキルで1枚ドローし、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : リザードソルジャー コンロー

 

□■□

□□□

V   : 白筆の魔女アーティク

 

ミサキ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"ドラゴンナイト ヒーシャット"にライド。"コンロー"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得るぜ。そのままヴァンガードにアタックだ!」

 

"ドラゴンナイト ヒーシャット" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードだ。」

 

"ドラゴンナイト ヒーシャット" : パワー18000(8000+10000)、☆2

 

「っ、ダメージチェック、"白筆の魔女アーティク"、"大鍋の魔女ローリエ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復。」

 

"白筆の魔女アーティク" : パワー18000(8000+10000)

 

 

いきなりクリティカルを引かれたけど、こっちもヒールトリガーを引けた。

悪くない流れね。

 

 

「チッ...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ドラゴンナイト ヒーシャット

 

□■□

□□□

V   : 白筆の魔女アーティク

 

ミサキ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"戦巫女ムツキ"にライド。スキル発動。CB1、SB1で1枚引き、イマジナリーギフトフォースを得てヴァンガードサークルに置くわ。」

 

「何っ!?」

 

「あたしはイマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルに置く。」

 

"戦巫女ムツキ" : パワー10000、☆2

 

 

 

「すごい、ミサキさん!」

 

「先行でこのファイト展開は素晴らしいです!」

 

「いいぞ、番長!そのまま決めちまえ!」

 

 

 

「ハッ、おめでたい連中だな。」

 

「っ...!」

 

「ま、精々喜んでいろ。俺がすべてを焼き尽くしてやるよ。」

 

 

あの余裕な態度...一体どんなリバースユニットが出てくる...

確かにあたしは順調に展開できているけど、油断はしない。

身をもって知ってる。リバースの力を。

 

 

「"星夜の強弓ウリクセス"をコール。そしてアタックよ!」

 

"星夜の強弓ウリクセス" : パワー10000

 

「クイックシールド。」

 

"ドラゴンナイト ヒーシャット" : パワー13000(8000+5000)

 

「"ウリクセス"のスキル。ソウルに置き、1枚ドロー、SC1。そして"ムツキ"でアタック!」

 

"戦巫女ムツキ" : パワー10000、☆2

 

「それはノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"挺身の女神クシナダ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000よ。」

 

"戦巫女ムツキ" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"バーニングホーン・ドラゴン"、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ドラゴンナイト ヒーシャット" : パワー18000(8000+10000)

 

 

くっ、ドロートリガーを引かれた...

それにしてもクリティカルが2になっている"ムツキ"の方をノーガードするとは思わなかった。

手札には"魔竜導師ラクシャ"もあったから、ガード値は余裕だったと思ったけど。

 

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : ドラゴンナイト ヒーシャット

 

□■□

□□□

V   : 戦巫女ムツキ

 

ミサキ 手札:9枚、ソウル:4枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"バーニングホーン・ドラゴン"にライドだ。"ヒーシャット"のスキルで山札から5枚見る...チッ、対象のカードは無い。すべて戻してシャッフル。"ドラゴニック・バーンアウト"、"希望の火エルモ"をコール。行け、"バーニングホーン"でアタックだ!」

 

"バーニングホーン・ドラゴン" : パワー10000

 

「"サイバー・タイガー"でガード。」

 

"戦巫女ムツキ" : パワー25000(10000+15000)

 

 

守れる時に守っておかないと、リバースユニットが来た時に苦しくなる。

ここはしっかり守らせてもらうよ。

 

 

「ふん、ドライブチェック、"パープルジェム・カーバンクル"。」

 

「"エルモ"のブースト、"バーンアウト"でアタック。"エルモ"はスキルでパワー+3000。」

 

"ドラゴニック・バーンアウト" : パワー21000(10000+11000)

 

「それも守る。"サイバー・タイガー"!」

 

"戦巫女ムツキ" : パワー25000(10000+15000)

 

 

「ふん...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□□

■■□

V   : バーニングホーン・ドラゴン

R左  : ドラゴニック・バーンアウト

R左下 : 希望の火エルモ

 

□■□

□□□

V   : 戦巫女ムツキ

 

ミサキ 手札:7枚、ソウル:4枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「ふっ...くく....そんなに怖いか、俺のЯユニットが。」

 

「っ...」

 

 

三和が手札を1枚見せてくる。

"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”"...あれが三和のリバースユニット...

 

 

「ま、仕方ねえわな。戸倉、お前もЯしていたならわかるだろう。Яすることで得られる力は絶大だ。それは俺たちファイターだけじゃない...ユニットにだって言えることだ。」

 

「っ...そうだね...確かにリバースした時、底知れない力を感じたよ。」

 

 

同時に恐ろしさも感じた。

もう戻ってこれないよな、孤独の恐怖。

あの力に溺れてしまったら、元の自分には戻れないような恐怖。

 

 

「あたしはあんたを倒して、あんたを救う。」

 

「俺は救いなんか求めちゃいないさ。俺はこの力で櫂を支えてやるのさ。」

 

「違う...本当のあんたはそんな奴じゃない!」

 

 

本当のあんたは、櫂が間違った道に進もうとしたら自分を犠牲にしてでも止める。

優しくて、友達想いの良い奴なんだ。

 

 

「あたしがあんたを救う。スタンド&ドロー。ライド、"叡智の神器アンジェリカ"。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。"戦巫女ムツキ"、"オレンジの魔女バレンシア"、"祓魔の神器スルーズ"、"林檎の魔女シードル"をコール。"スルーズ"のスキルでソウルから1枚を神装ゲージとして置くわ。さらに"アンジェリカ"のスキルで神装ゲージを持つリアガードは相手の効果で選ばれず、パワー+5000。」

 

"祓魔の神器スルーズ" : パワー15000(10000+5000)

 

「行くわよ。まずは"アンジェリカ"でヴァンガードにアタック!スキルにより、"シードル"に神装ゲージを付ける。」

 

"林檎の魔女シードル" : パワー13000(8000+5000)

 

"叡智の神器アンジェリカ" : パワー13000、☆2

 

「ふっ、ノーガード。」

 

 

っ...ここもノーガード?

一体何を狙っているの...場合によってはここで負けるかもしれないのに。

 

 

「本当にいいのね?」

 

「ああ。早くドライブチェックしろ。」

 

「っ、わかったわ。ツインドライブ、1枚目、"叡智の神器アンジェリカ"。2枚目、"奉納の神器ヴァール"。ノートリガーよ。」

 

「ダメージチェック、"ドーントレスドライブ・ドラゴン"、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"バーニングホーン・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

 

っ、パワーはヴァンガードに与えるのね。

てっきりダメージを稼いでいるのかと思ったけど...なら、ここはヴァンガードを狙うべきかしら。

 

 

「"シードル"のブースト、"スルーズ"でヴァンガードにアタック!」

 

"祓魔の神器スルーズ" : パワー28000(10000+5000+13000)

 

「"パープルジェム・カーバンクル"でガードする。」

 

"バーニングホーン・ドラゴン" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

 

っ、これは守った...一体何を狙っているの...

本当にわからない...あたしの記憶の中にあるかげろうのカードを思い返すけど、何も思い当たらない。

やっぱり、あのリバースユニットが何かある、ということかしら....

 

 

「"スルーズ"のスキル。このユニットの神装ゲージを1枚以上すべて、"ムツキ"に移動。そして"スルーズ"自身はソウルに置き、1枚ドロー。さらに"シードル"のスキル。ブーストしたバトル終了時、SC1して手札に戻すか、SC2できる。あたしはSC2を選択。そして、神装ゲージが"ムツキ"に移動したことで、"ムツキ"のパワー+5000。」

 

"戦巫女ムツキ" : パワー15000(10000+5000)、☆2

 

「"バレンシア"のブースト、"ムツキ"でアタック!」

 

"戦巫女ムツキ" : パワー23000(10000+5000+8000)、☆2

 

「ふっ、ノーガード。ダメージチェック、"パープルジェム・カーバンクル"、"希望の火エルモ"。」

 

 

これでダメージ1vs5...あたしが圧倒的に有利なんだけど...

この言い知れぬ不安感は、やっぱりあのリバースユニットのせい...

 

 

「あたしはこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

■□□

■■□

V   : バーニングホーン・ドラゴン

R左  : ドラゴニック・バーンアウト

R左下 : 希望の火エルモ

 

□■■

■□■

V   : 叡智の神器アンジェリカ

R右  : 戦巫女ムツキ

R右下 : オレンジの魔女バレンシア

R左下 : 林檎の魔女シードル

 

ミサキ 手札:6枚、ソウル:6枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「くくく...行くぜ、戸倉。俺のスタンド&ドロー。見せてやるよ、俺の想いを!闇に蠢き、闇を切り裂く暗黒竜!破滅の牙で絶望を与えよ!"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”" : パワー13000、☆2

 

「"バーサーク・ドラゴン"をコール。スキルでCB1、SB1して"バレンシア"を退却。"エルモ"のスキルで自身を退却し、1枚ドロー、CC1。そして"ドラゴンナイト ヒーシャット"をコール。"バーサーク"でアタック!スキルでパワー+3000だぜ。」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー13000(10000+3000)

 

「"祓魔の神器スルーズ"でガード。」

 

"叡智の神器アンジェリカ" : パワー18000(13000+5000)

 

「なら、"ヒーシャット"のブースト、"バーンアウト"でアタック!」

 

"ドラゴニック・バーンアウト" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"祓魔の神器スルーズ"。」

 

「くくく...お待ちかね、"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”"!」

 

 

っ...来る...一体どんな能力なの...

 

 

「行け、ヴァンガードにアタックだ!」

 

"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”" : パワー13000、☆2

 

「...え、何もない...?」

 

「さあ、ガードするのか、しないのかどっちだ。」

 

 

アタック時の能力じゃない...?

じゃあバトル終了時?いずれにしても、クリティカル2のアタックは容易に受けられないわね。

 

 

「"挺身の女神クシナダ"でガード。手札を1枚捨てて、完全ガードよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ドラゴニック・バーンアウト"。...ゲット、ノーマルユニット!」

 

「っ...!?」

 

「"Я"のスキル発動!ドライブチェックでノーマルユニットが出た時、CB1、そのカードを呪縛カードとしてリアガードサークルに置く。置いたらパワー+10000、ドライブ+1!」

 

"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

 

...そ、それだけ...?

それなら完全ガードしているし、特に問題無いわね。

でも完全ガードしておいてよかったわね。このスキル、コストが続く限りトリガーを引けるまでドライブチェックするみたいな能力だし...

クリティカルを引かれて負けていたかも。

 

 

「2枚目、"パープルジェム・カーバンクル"。CB1、呪縛カードとして置いて、パワー+10000、ドライブ+1。」

 

"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”" : パワー33000(13000+10000*2)、☆2

 

「3枚目、"封竜カルゼ"。スキル発動!CB1、呪縛カードとして置き、パワー+10000、ドライブ+1。」

 

"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”" : パワー43000(13000+10000*3)、☆2

 

「4枚目、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”" : パワー53000(13000+10000*3+10000)、☆2

 

「5枚目、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”" : パワー63000(13000+10000*3+10000*2)、☆3

 

 

何度ドライブチェックしても無駄よ。

あたしは完全ガードを使用しているから、アタックは通らない。

 

 

「くくく...バトル終了時、"Я"のスキル発動!SB1、呪縛カードをすべて解呪して退却。それら1枚につき、お前はリアガードを3枚選び退却する。」

 

「っ...あたしのリアガードはすべて神装ゲージを持っているわ。だからあんたの能力で選べない。つまり退却はできないわ。」

 

「くくく...」

 

「っ、何がおかしいの!」

 

「退却できない...なら、お前のサークルのマーカーを除外!」

 

「なっ!?」

 

 

じゃあ、あたしのフォースが除外される!?

しかも呪縛カードを解呪した枚数分発動するから、2枚とも除外される...!

 

 

「ま、神装ゲージがなかったらもっと強さを見せられたんだがな。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

■□□

■■□

V   : ドーントレスドミネイト・ドラゴン"Я"

R左  : ドラゴニック・バーンアウト

R左下 : ドラゴンナイト ヒーシャット

 

□■■

■□□

V   : 叡智の神器アンジェリカ

R右  : 戦巫女ムツキ

R左下 : 林檎の魔女シードル

 

ミサキ 手札:3枚、ソウル:6枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。再び"叡智の神器アンジェリカ"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"叡智の神器アンジェリカ" : パワー13000、☆2

 

 

このターンで決めたい...ここは攻める!

 

 

「"祓魔の神器スルーズ"、"奉納の神器ヴァール"をコール。"スルーズ"はスキルで神装ゲージを置く。"アンジェリカ"のスキルでパワー+5000。」

 

"祓魔の神器スルーズ" : パワー15000(10000+5000)

 

「バトル!"アンジェリカ"でヴァンガードにアタック!スキルで"ムツキ"と"ヴァール"に神装ゲージを置く!」

 

"叡智の神器アンジェリカ" : パワー13000、☆2

 

「効かねえな。"バーサーク・ドラゴン"、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"でガード。」

 

"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”" : パワー38000(13000+5000+20000)

 

 

くっ...これじゃあダブルトリガーでも届かない...

このターンで決めたいのに...!

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"オレンジの魔女バレンシア"。2枚目、"白筆の魔女アーティク"。」

 

「くくく...ノートリガーだな。」

 

「ふん..."ヴァール"のブースト、"ムツキ"でヴァンガードにアタック!"ヴァール"のスキルで神装ゲージを自身に置くわ。」

 

"戦巫女ムツキ" : パワー28000(10000+5000+13000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ドーントレスドライブ・ドラゴン"。」

 

 

後1ダメージ...だけど、あいつの手札のガード値だと守られる...

トドメをさせないなら、手札を削るのが良いわね。

 

 

「"シードル"のブースト、"スルーズ"でヴァンガードにアタック!」

 

"祓魔の神器スルーズ" : パワー28000(10000+5000+13000)

 

「チッ..."魔竜導師ラクシャ"2枚でガード!」

 

"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”" : パワー43000(13000+15000*2)

 

 

よし、手札を2枚使わせたのは大きいわね。

あたしのダメージはまだ2枚...次のターンで必ず三和を倒す!

 

 

「"スルーズ"のスキル。神装ゲージを"ヴァール"に移動し、自身はソウルに置いて1枚ドロー。さらに"シードル"のスキル。SC1して手札に戻す。"シードル"に置かれていた神装ゲージはドロップ。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

三和 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

■□□

■■□

V   : ドーントレスドミネイト・ドラゴン"Я"

R左  : ドラゴニック・バーンアウト

R左下 : ドラゴンナイト ヒーシャット

 

□■■

□□■

V   : 叡智の神器アンジェリカ

R右  : 戦巫女ムツキ

R右下 : 奉納の神器ヴァール

 

ミサキ 手札:5枚、ソウル:5枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「くくく...戸倉、お前の手札は5枚。このターンでトドメをさしてやる!ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ!」

 

"ドラゴニック・バーンアウト" : パワー10000、☆2

 

「"ドーントレスドライブ・ドラゴン"、"槍の化身ター"をコールだ。行くぜ、戸倉ぁ!"ター"のブースト、"ドーントレスドライブ"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー18000(13000+5000)

 

「っ、"白筆の魔女アーティク"でガードよ!」

 

"叡智の神器アンジェリカ" : パワー23000(13000+10000)

 

「なら、"ヒーシャット"のブースト、"バーンアウト"でアタック!」

 

"ドラゴニック・バーンアウト" : パワー18000(10000+8000)、☆2

 

「させない!"オレンジの魔女バレンシア"でガード!」

 

"叡智の神器アンジェリカ" : パワー23000(13000+10000)

 

 

何とか防げているけど...次のヴァンガードのアタック、あたしの手札じゃ確実に防げない。

ノーガードするしかない...

 

 

「行け、"ドーントレスドミネイト"!ヴァンガードに滅びの一撃を与えよ!」

 

"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”" : パワー13000、☆2

 

「っ、ノーガード!」

 

 

 

「そんな!ミサキさん!」

 

「ま、まだわからないのです!ミサキさんのダメージは2...ダブルクリティカルでもなければ負けないのです!」

 

「ああ!番長が負けるわけねえ!」

 

「ミサキさん...お願いします、勝って...!」

 

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”" : パワー23000(13000+10000)、☆3

 

 

 

「あわわわ!く、クリティカルなのです...!」

 

「っ、ミサキさん...」

 

 

「2枚目...っ、くくく...フハハハハハ!」

 

「っ、まさか...!」

 

「ああ、そのまさかさ。"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー!」

 

 

そ、そんな...ここでダブルクリティカル...!?

 

 

「効果はすべてヴァンガード!」

 

"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”" : パワー33000(13000+10000*2)、☆4

 

「これで終わりだ!もう一度Яしろ、戸倉ぁ!」

 

『グオオオオオオオオオオオオオ!』

 

 

ドガーン

 

 

 

「きゃああああああああ!」『きゃああああああああ!』

 

 

"ドーントレス"の咆哮が、あたしの"アンジェリカ"を襲う。

この攻撃...最後のダメージでヒールトリガーを引かなければあたしの負け...

 

 

「っ...ダメージチェック、"叡智の神器アンジェリカ"、"戦巫女ククリヒメ"、"戦巫女ムツキ"...」

 

「残り1ダメージ...俺の勝ちだ...!」

 

「...っ、"大鍋の魔女ローリエ"!」

 

「なっ!?」

 

「ゲット、ヒールトリガー!ダメージ1枚回復!」

 

 

引いた...最後の1枚だったヒールトリガー。

ジェネシスのユニットが、あたしの仲間たちがあたしを助けてくれた。

 

 

「ぐっ...くそ...ターンエンドだ...」

 

「エンドフェイズ、"アンジェリカ"のスキル発動。神装ゲージを5枚ドロップし、1枚回復。

 

--------------------------------------------------

三和 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

■□■

■■■

V   : ドーントレスドミネイト・ドラゴン"Я"

R右  : ドーントレスドライブ・ドラゴン

R左  : ドラゴニック・バーンアウト

R右下 : 槍の化身ター

R左下 : ドラゴンナイト ヒーシャット

 

□■■

□□■

V   : 叡智の神器アンジェリカ

R右  : 戦巫女ムツキ

R右下 : 奉納の神器ヴァール

 

ミサキ 手札:3枚、ソウル:5枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「(決まったか。残念だ、三和。)」

 

「くっ、まだ終わっちゃいねえ!俺が負けたら...俺が負けたらまた櫂が一人になっちまう...!俺だけはあいつの味方でいる、それが友情だ!」

 

「違う!...本当のあんただったら、櫂が間違った道に進んだなら、櫂を殴ってでも止めたはずだよ。あんたはそれだけ優しい奴だから。」

 

「っ...ぐっ...」

 

 

このターンで三和を闇から救う。

あたしの切り札であるこのカードで!

 

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー!叡智の神器の呼びかけに応じ、降臨せし女神よ!先を見通す知力の刃で、もつれ乱れた運命の糸を切り解け!"全知の神器ミネルヴァ"にクロスライド!」

 

「"全知の神器ミネルヴァ"だと...!?」

 

「イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。」

 

"戦巫女ムツキ" : パワー10000、☆2

 

「そしてグレード3の"神器"からライドした時、"ミネルヴァ"のスキル発動。ドロップから"神器"を含むカードをすべてソウルに置く。"スルーズ"3枚と"アンジェリカ"1枚をソウルに置く。この効果で5枚以上ソウルに置けなかった場合、あたしは手札を2枚捨て、1ダメージ受ける。ダメージチェック、"戦巫女ククリヒメ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"全治の神器ミネルヴァ" : パワー23000(13000+10000)、☆3

 

「"星夜の強弓ウリクセス"をコール。これでバトルよ。"ウリクセス"で"バーンアウト"にアタック!」

 

"星夜の強弓ウリクセス" : パワー10000

 

「ノーガード。"バーンアウト"は退却。」

 

「"ヴァール"のブースト、"ムツキ"でヴァンガードにアタック。"ヴァール"のスキルで"ヴァール"に神装ゲージを置く。"ミネルヴァ"のスキルで神装ゲージを持つユニットはパワー+5000。」

 

"戦巫女ムツキ" : パワー23000(10000+13000)、☆2

 

「させねえ!"魔竜導師ラクシャ"でガード!」

 

"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”" : パワー28000(13000+15000)

 

「っ、"ミネルヴァ"でヴァンガードにアタック!」

 

"全知の神器ミネルヴァ" : パワー23000(13000+10000)、☆3

 

「"魔竜導師ラクシャ"、"槍の化身ター"でガード!」

 

"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”" : パワー43000(13000+15000*2)

 

「ツインドライブ、1枚目、"オレンジの魔女バレンシア"。2枚目、"奉納の神器ヴァール"。」

 

 

 

「ああ!ミサキさんがノートリガー...これで耐えきられてしまったのです...」

 

「っ、てことは番長がやべえのか!?」

 

「ううん、二人とも。ミサキさんの攻撃はまだ終わってないよ。」

 

「「えっ?」」

 

 

そう、あたしの攻撃はここからよ。

そうだよね、"ミネルヴァ"。

 

 

「"ミネルヴァ"のスキル発動!リミットブレイク!アタック終了時、CB1、手札を2枚捨てる。ソウルから"神器"を含むカードを望む枚数SBし、SBしたカードのグレードの合計により、複数のスキルが発動する!あたしは"アンジェリカ"3枚、"スルーズ"4枚をSBする。合計グレードは17!よって、あたしは二つのスキルを発動するわ。」

 

「ぐっ...!」

 

「まずは合計8以上のスキル!リアガードを3枚まで選びスタンドし、神装ゲージを持つユニットを選んだ場合はそのユニットのパワー+10000!"ムツキ"、"ウリクセス"、"ヴァール"をスタンドし、"ヴァール"は神装ゲージを持っているので、パワー+10000!」

 

"奉納の神器ヴァール" : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「合計16以上のスキル!このユニットをスタンドし、ドライブ-1。ただし、あたしのダメージが5枚以上なら代わりにドライブ+1!」

 

「な、なんだと!?戸倉のユニットが全部スタンドしただと!?」

 

「これが"ミネルヴァ"のスキル。全知の力よ。行け、"ミネルヴァ"!三和に取りつく悪しき力を取り除け!」

 

"全知の神器ミネルヴァ" : パワー23000(13000+10000)、☆3

 

「ぐっ、ノーガード...」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"星夜の強弓ウリクセス"。2枚目、"全知の神器ミネルヴァ"。3枚目、"サイバー・タイガー"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"全知の神器ミネルヴァ" : パワー33000(13000+10000*2)、☆4

 

「くっ...ば、馬鹿な...ぐあああああああああああああああああ!」

 

 

三和のダメージに"ドーントレスドライブ・ドラゴン"が置かれる。

これであたしの勝利が決まった。

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

アイチside

 

 

 

「ぐっ...櫂...ぐあああああああああああああああああ!

 

「三和!」

 

 

ドサッ

 

 

三和くんから虚無のオーラが取り除かれた。

これで三和くんもリバースから解放された。

 

 

「っ、すまねえ...俺はいったい...」

 

「大丈夫、少し仲間を思いすぎただけだから。」

 

「へっ...?何...それ...恥ずかしいんだけど、なぁ...」

 

 

 

「アイチ...」

 

「櫂くん...」

 

 

ついにこの時が来た。

リバースした櫂くんを倒して、虚無の力から解放してみせる。

 

 

「ファイトだ、アイチ。」

 

「うん、ファイトしよう、櫂くん。君を必ず解放してみせる!」

 

 

 

.



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第九十八話「アイチと櫂」

アイチside

 

 

「櫂くん...櫂くんは誰にリバースされたの?櫂くんほどのファイターがリバースされるなんて...まさか、ユウトさんが?」

 

「ふっ...奴は俺がЯさせた。」

 

「えっ?」

 

 

櫂くんがユウトさんを...?

櫂くんは今までユウトさんに一度も勝ったことがないって言ってた。

そんなユウトさんすら倒して、リバースさせたなんて...

 

 

「俺はタクトによってЯした...だが、その道を選んだのは俺自身だ。」

 

「自分自身...じゃあ、櫂くんは自分から望んでリバースしたって言うの!?」

 

「ああ、そうだ。」

 

 

そんな...どうしてそんなことを...

自分からリバースして、ユウトさんすらリバースした。

それだけじゃない...ほかにもいろんな人をきっとリバースしている。

 

 

「俺は強くなるために悪魔に魂を売った。このリンクジョーカーの力を得るため、俺はユウトだけじゃない...世界中のファイターをЯした。」

 

「世界中のファイターを...そんなことしちゃだめだよ、櫂くん!」

 

「ふっ...強くなるためだ。ユウトだけじゃない...レン...そしてアイチ、お前を超える力を得るために!」

 

「そんな...っ...櫂くん、君を倒す!君を倒して、リバースから解放する!」

 

「そうだアイチ。俺に向かって来い...お前の全力を見えせてみろ。俺もこのリンクジョーカーの力をもって、お前の全力を迎え撃つ。」

 

 

櫂くんはリンクジョーカーの、虚無の力に囚われている。

このファイトに勝って、必ず櫂くんを虚無の力から解放するんだ!

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」

 

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"電離の傑士グルブリッジ"。」

 

「"御使いの解放者"!」

 

 

あれがリンクジョーカーのユニット...

虚無の力を得たユニットは何度か見てきたけど、リンクジョーカーそのものは初めて見る。

 

 

「俺のターン、ドロー。"魔弾の星輝兵ネオン"にライド。"グルブリッジ"のスキルで1枚ドロー。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 魔弾の星輝兵ネオン

 

□■□

□□□

V   : 御使いの解放者

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"ばーくがる・解放者"にライド。"御使い"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。そして"小さな解放者マロン"をコール。」

 

 

「マズイ...アイチ、リンクジョーカー相手にリアガードを並べるのは...ぐっ...」

 

「三和、無理しないで。」

 

「あ、ああ...」

 

 

 

「"ばーくがる・解放者"でヴァンガードにアタック!」

 

"ばーくがる・解放者" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ふろうがる・解放者"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"ばーくがる・解放者" : パワー18000(8000+10000)

"小さな解放者マロン" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"無双の星輝兵ラドン"。」

 

「続けて、"マロン"でアタックです!」

 

"小さな解放者マロン" : パワー18000(8000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。」

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 魔弾の星輝兵ネオン

 

□■■

□□□

V   : ばーくがる・解放者

R右  : 小さな解放者マロン

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。ライド、"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"。スキル発動。CB1、"マロン"を呪縛。」

 

「なっ!?」

 

 

リンクジョーカーは相手のリアガードを呪縛するのか...

虚無の力を得たユニットは自分のリアガードを呪縛していた。

だからリンクジョーカーも自分のリアガードを呪縛してスキルを発動すると思っていたけど...

 

 

「"魔弾の星輝兵ネオン"、"魔爪の星輝兵ランタン"2枚、"両断の星輝兵ジルコニウム"をコール。"ジルコニウム"のスキル発動。CB1、お前の山札の一番上を呪縛カードとして置いてもらおう。」

 

「なんだって!?」

 

「後列に置いたら、俺は1枚ドローし、パワー+10000。」

 

「くっ...("未来の解放者リュー"か...前列に置けば、僕は次のターン、ヴァンガードでしかアタックできない。でも後列に置けば、櫂くんは1枚ドローする上、パワーも上昇する。)...僕は前列に置きます。」

 

 

僕の手札に今、有効なアタッカーはいない。

だったら櫂くんの攻撃力と防御力を上げるより、こっちの攻撃力を削いでしまった方が良い。

 

 

「ふっ、ならばバトルだ。"ネオン"でアタック!」

 

"魔弾の星輝兵ネオン" : パワー8000

 

「クイックシールドを使用します。」

 

"ばーくがる・解放者" : パワー13000(8000+5000)

 

「次だ。"ランタン"のブースト、"メビウスブレス"でアタック!」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー18000(10000+8000)

 

「っ、ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"星輝兵ステラガレージ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ジルコニウム"のパワー+10000。」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー20000(10000+10000)

 

「くっ、ダメージチェック、"孤高の解放者ガンスロッド"。」

 

「アタックがヒットしたのでスキル発動。相手リアガードがいないなら1枚ドロー。さらに呪縛カードがあるならCC1、SC1。」

 

 

くっ...結局ヒールトリガーを引かれて回復されたうえに、スキルでドローされた。

これじゃ後列にコールした方が良かったかもしれない...

 

 

「まだアタックは終わっていない。"ランタン"のブースト、"ジルコニウム"でアタック。」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「ノーガード...ダメージチェック、"猛撃の解放者"。」

 

「ふっ、ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■■□

■■■

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R右  : 魔弾の星輝兵ネオン

R左  : 両断の星輝兵ジルコニウム

R中央 : 魔爪の星輝兵ランタン

R左下 : 魔爪の星輝兵ランタン

 

□□□

V   : ばーくがる・解放者

(R右  : 小さな解放者マロン)

(R左  : 未来の解放者リュー)

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。」

 

 

櫂くん...リンクジョーカー...強い。

でも、それは櫂くんの本当の強さじゃない。

僕がこのカードを使って、櫂くんの目を覚ます!

 

 

「立ち上がれ、僕の分身!"ブラスター・ブレード・解放者"!」

 

「"ブラスター・ブレード"...」

 

「君にもらったこの僕の分身で、君を倒す!スキル発動!CB1、SB1で"ジルコニウム"を退却!さらに"未来の解放者リュー"をコール。"リュー"のブースト、"ブラスター・ブレード"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー16000(9000+7000)

 

「ふっ、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"霊薬の解放者"。ゲット、ヒールトリガー!1枚回復し、パワー+10000。」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー26000(9000+7000+10000)

 

 

 

「よし、アイチも回復した!」

 

「逆に櫂トシキに1ダメージ...また逆転なのです!」

 

 

 

「ダメージチェック、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「さすがだね櫂くん。ここでドロートリガーを引くなんて。」

 

「ふっ...リンクジョーカーの力を手にしている。当然のことだ。」

 

「っ...ターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■■□

□■■

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R右  : 魔弾の星輝兵ネオン

R中央 : 魔爪の星輝兵ランタン

R左下 : 魔爪の星輝兵ランタン

 

■■■

□■□

V   : ブラスター・ブレード・解放者

R右  : 小さな解放者マロン

R左  : 未来の解放者リュー

R中央 : 未来の解放者リュー

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。白と黒のリンク。"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「スキル発動。CB1、手札を1枚捨て、"マロン"を呪縛。」

 

「くっ...」

 

「"ランタン"は呪縛される度にパワー+5000。"インフィニットゼロ"は呪縛カード1枚につき、パワー+5000。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー28000(13000+10000+5000)

"魔爪の星輝兵ランタン"(R中央) : パワー13000(8000+5000)

"魔爪の星輝兵ランタン"(R左下) : パワー13000(8000+5000)

 

「"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"をコール。行くぞ、アイチ。まずは"ネオン"で"リュー"にアタック。」

 

"魔弾の星輝兵ネオン" : パワー8000

 

「っ、ノーガード。"リュー"は退却します。」

 

「"ランタン"のブースト、"インフィニットゼロ"でアタック!」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー41000(13000+10000+5000+13000)

 

「ノーガードです。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"星輝兵クレイビングクロー"。2枚目、"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック、"王道の解放者ファロン"。」

 

「"ランタン"のブースト、"メビウスブレス"でアタック。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー23000(10000+13000)

 

「"ふろうがる・解放者"でガード!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー24000(9000+15000)

 

「ふん、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■■□

■■■

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R右  : 魔弾の星輝兵ネオン

R左  : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R中央 : 魔爪の星輝兵ランタン

R左下 : 魔爪の星輝兵ランタン

 

□■

□■□

V   : ブラスター・ブレード・解放者

(R右  : 小さな解放者マロン)

R中央 : 未来の解放者リュー

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。僕に力を、気高き誇りの白き翼!"孤高の解放者ガンスロッド"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て1枚ドロー。さらに"ガンスロッド"のスキル発動!"リュー"にパワー5000!」

 

"未来の解放者リュー" : パワー12000(7000+5000)

 

「"五月雨の解放者ブルーノ"をコール。さらに"王道の解放者ファロン"をコール。"ブルーノ"のスキルで山札から3枚見て、"孤高の解放者ガンスロッド"をコール。残りは山札の下へ。"ブルーノ"のスキルで、"ブルーノ"とコールした"ガンスロッド"はパワー+5000!"ファロン"も自身のスキルでパワー+5000!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド"(R左) : パワー17000(12000+5000)

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー13000(8000+5000)

"王道の解放者ファロン" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「これが仲間の力!櫂くんの目を覚まさせる!」

 

「ふっ...仲間か。だが俺はその力を凌駕する。」

 

「くっ...行きます!"リュー"のブースト、"ガンスロッド"でヴァンガードにアタック!スキルでこのターンにコールしたリアガード1枚につき、パワー+1000!さらに"リュー"のスキルでSB1してパワー+3000!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド"(V) : パワー25000(12000+1000*3+10000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"孤高の解放者ガンスロッド"。2枚目、"光輪の解放者マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ファロン"にパワー+10000!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"星輝兵クレイビングクロー"。」

 

「"ブルーノ"のブースト、"ガンスロッド"でアタック!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー30000(12000+5000+13000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"。」

 

「行け、"ファロン"!"インフィニットゼロ"にアタック!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)

 

「"星輝兵ステラガレージ"でガード。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー33000(13000+20000)

 

「っ、ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■■□

■■■

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R右  : 魔弾の星輝兵ネオン

R左  : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R中央 : 魔爪の星輝兵ランタン

R左下 : 魔爪の星輝兵ランタン

 

■■■■

■■□

V   : 孤高の解放者ガンスロッド

R右  : 小さな解放者マロン

R左  : 孤高の解放者ガンスロッド

R中央 : 未来の解放者リュー

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

Rア1 : 王道の解放者ファロン

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「これでダメージ2vs4...」

 

「先導君が押していますが...相手はあの櫂トシキ。まだどうなるかわかりません。」

 

「大丈夫、アイチお兄さんならきっと勝つ!」

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"にブレイクライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「さらにスキル発動。CB1、手札を1枚捨て、"ガンスロッド"と"リュー"を呪縛!」

 

「くっ!」

 

 

今度は2枚も呪縛!?

これで一列アタックできないし、ヴァンガードはブースト無しでアタックしなきゃいけない...

 

 

「くく...それだけではない。ライドした"インフィニットゼロ"も同じスキルを発動。CB1、手札を1枚捨て、"マロン"と"ブルーノ"を呪縛!」

 

「なっ!?」

 

 

これじゃあ僕はヴァンガードとアクセルサークルでしかアタックできない...

これが呪縛、これがリンクジョーカー...

 

 

「"インフィニットゼロ"、"ランタン"はそれぞれパワー上昇。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー53000(13000+10000*2+5000*4)

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー28000(8000+5000*4)

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー28000(8000+5000*4)

 

「"ネオン"を後列に移動。"両断の星輝兵ジルコニウム"をコール。スキル発動。CB1でデッキトップを呪縛!」

 

「くっ...(ここで前列に置いたら、次のターンに櫂くんを倒すことはできない...!)右後列に置きます。」

 

「後列に置いたので、1枚引き、パワー+10000。」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー20000(10000+10000)

 

「さらに"ジルコニウム"がいて、お前に呪縛カードがあるならヴァンガードの元々のクリティカルは2になる。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー58000(13000+10000*2+5000*5)、☆2

 

「行くぞ、アイチ。"ランタン"のブースト、"インフィニットゼロ"でヴァンガードにアタック!」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー86000(13000+10000*2+5000*5+28000)、☆2

 

 

 

「パワー86000のクリティカル2だと!?」

 

「先導君!ガードするのです!」

 

「「アイチ...!」」

 

「お兄さん!」

 

 

大丈夫だよ、みんな。僕にはみんなと、ユニットとの絆がある!

 

 

「"光輪の解放者マルク"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ふっ、さっき手札に加わっていたな。」

 

「そうだよ、櫂くん。だから君がどれだけパワーやクリティカルを上げても関係ない!」

 

「くくく...それがどうした。ツインドライブ、1枚目、"星輝兵ステラガレージ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ジルコニウム"にパワー+10000。」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「2枚目、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"メビウスブレス"へ。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「っ、ダブルトリガー...」

 

「行け、"ジルコニウム"。ヴァンガードにアタックしろ!」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー38000(10000+10000+10000+8000)

 

「ノーガード、ダメージチェック。"解放者スターレイン・トランぺッター"。」

 

「"ランタン"のブースト、"メビウスブレス"でアタック!」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー48000(10000+10000+28000)、☆2

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス"、"五月雨の解放者ブルーノ"。」

 

 

これでダメージ5、追い詰められた...

でも、櫂くんの手札は4枚。次のターンの僕の攻撃を防ぎ切ることはできないはず!

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:4枚、ソウル:5枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

■■■

■■■

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R右  : 両断の星輝兵ジルコニウム

R左  : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R中央 : 魔爪の星輝兵ランタン

R右下 : 魔弾の星輝兵ネオン

R左下 : 魔爪の星輝兵ランタン

 

■■■

V   : 孤高の解放者ガンスロッド

(R右  : 小さな解放者マロン)

(R左  : 孤高の解放者ガンスロッド)

(R中央 : 未来の解放者リュー)

(R右下 : ばーくがる・解放者)

(R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ)

Rア1 : 王道の解放者ファロン

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。気高き力降り注ぎ、天地の絆となれ!"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス"にクロスブレイクライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て1枚ドロー。さらにライドされた"ガンスロッド"のスキル!"ファロン"にパワー+5000、"ゼニス"にパワー+10000!」

 

"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス" : パワー22000(12000+10000)

"王道の解放者ファロン" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「"ゼニス"のスキル!このターン、リアガードが登場していないなら、CB1で山札からグレード2以下のユニットをコールします。...立ち上がれ、僕の分身!"ブラスター・ブレード・解放者"をコール!そして、コールしたユニットのパワーを得る!」

 

"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス" : パワー31000(12000+10000+9000)

 

「さらに"ブラスター・ブレード・解放者"のスキルでパワー+10000!"ファロン"も自身のスキルでパワー+5000!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー24000(9000+5000+10000)

"王道の解放者ファロン" : パワー24000(9000+5000+5000+5000)

 

「そして"ブラスター・ブレード・解放者"のスキル!CB1、SB1で"メビウスブレス"を退却!そして、"ファロン"でアタック!」

 

「"星輝兵メテオライガー"でガード。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「次です!"ブラスター・ブレード・解放者"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「"星輝兵ステラガレージ"でガード。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー33000(13000+20000)

 

「くっ..."ガンスロッド・ゼニス"でアタック!スキル発動!CB2、手札を1枚捨てる。"ファロン"と"ブラスター・ブレード・解放者"を山札の下に置き、置いた枚数分、2枚を山札から確認。"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス"、"霊薬の解放者"をコール!」

 

"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス"(V) : パワー31000(12000+10000+9000)

 

 

「よし!これでアイチはさらに2回のアタックができる!」

 

「さすがなのです、先導君!」

 

 

「"障壁の星輝兵プロメチウム"でガード。手札を1枚捨て、完全ガードだ。」

 

 

 

「これで櫂の手札は0枚!」

 

「これは先導君の勝ちなのです!」

 

「いや、これは...」

 

 

「っ、ツインドライブ、1枚目、"解放者スターレイン・トランぺッター"。2枚目、"ふろうがる・解放者"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス"(V) : パワー41000(12000+10000+9000+10000)

"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス"(Rア1) : パワー27000(12000+5000+10000)

"霊薬の解放者" : パワー20000(5000+5000+10000)

 

「ふっ、このターン、お前は俺にトドメをさせない。」

 

「くっ...」

 

 

 

 

「ハァ?櫂のやつ、何を言って...」

 

「よく見てみろ、石田。アイチのリアガードは2枚。櫂のダメージは何枚だ?」

 

「櫂のダメージ...あっ、3枚...じゃあ、アイチの攻撃を櫂は防げないけど、負けることもないってことか!」

 

 

 

そう、僕の残りのアタックをすべてヴァンガードに通したとしても、このターンで決めることはできない。

でも櫂くんの手札は0枚。次の僕のターンにかけて、ここはダメージを与えることを優先する!

 

「"霊薬の解放者"でアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー、パワー+10000。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「っ...(ここでヴァンガードをアタックしてもインターセプトで防がれる...リアガードにアタックしても結果は同じ。だったら...)"ゼニス"でヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

「なっ!?」

 

 

っ、最後にドロートリガーを2連続で引かれるなんて...

これはまずいかもしれない。

 

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:2枚、ソウル:5枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

 

■■■

□■■

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

R右  : 両断の星輝兵ジルコニウム

R中央 : 魔爪の星輝兵ランタン

R右下 : 魔弾の星輝兵ネオン

R左下 : 魔爪の星輝兵ランタン

 

■■■■■

_■■■

V   : 絆の解放者ガンスロッド・ゼニス

R右  : 小さな解放者マロン

R左  : 孤高の解放者ガンスロッド

R中央 : 未来の解放者リュー

R右下 : ばーくがる・解放者

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

Rア1 : 絆の解放者ガンスロッド・ゼニス

Rア2 : 霊薬の解放者

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:1、裏:4)

--------------------------------------------------

 

「ここまでだ、アイチ。ファイナルターン!」

 

「っ!」

 

「スタンド&ドロー。聖も邪も粉砕せし雄叫び。光も闇も切り裂く牙。すべてがひれ伏す絶対竜!ブレイクライド!"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン"!"インフィニットゼロ"のスキル!CB1、手札を1枚捨てることで"マロン"、"リュー"を呪縛!"ランタン"はスキルでパワー上昇。"カオスブレイカー"もスキルでパワー+10000!"ジルコニウム"のスキルでクリティカルが2になる!」

 

"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン" : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆2

"魔爪の星輝兵ランタン"(R中央) : パワー18000(8000+5000*2)

"魔爪の星輝兵ランタン"(R左下) : パワー18000(8000+5000*2)

 

「"カオスブレイカー"のスキル発動。CB1、お前にイマジナリーギフトフォースを与える代わりに、リアガードを1枚呪縛する。」

 

「っ、フォースⅡをヴァンガードサークルに。」

 

「ならば"ブルーノ"を呪縛。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン"(R中央) : パワー23000(8000+5000*3)

"魔爪の星輝兵ランタン"(R左下) : パワー23000(8000+5000*3)

 

「"星輝兵クレイビングクロー"をコール。スキル発動。自身をソウルに置き、"ブルーノ"を解呪。代わりに"ガンスロッド"を呪縛。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン"(R中央) : パワー28000(8000+5000*4)

"魔爪の星輝兵ランタン"(R左下) : パワー28000(8000+5000*4)

 

「そして、"カオスブレイカー"のリミットブレイク!SB1、解呪された"ブルーノ"を退却。1枚ドローし、お前のギフトを2枚除外する。さあ、どれを除外するか選べ。」

 

「なっ!?」

 

 

ギフトを除外するなんて...まるでさっきの"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”"みたいなスキルだ。

...次のターンの攻撃を考えるなら、アクセルを維持しておきたい。

 

 

「"霊薬の解放者"のいるアクセルサークルと、フォースⅡを除外します。アクセルサークルが消えるので、"霊薬の解放者"は退却。」

 

「2枚除外したので、俺はイマジナリーギフトフォースを2つ得る。左右の前列に1枚ずつフォースⅠを置く。」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー20000(10000+10000)

 

「もう一枚、"星輝兵クレイビングクロー"をコール。同じスキルを発動し、"マロン"を解呪、"ばーくがる・解放者"を呪縛。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン"(R中央) : パワー33000(8000+5000*5)

"魔爪の星輝兵ランタン"(R左下) : パワー33000(8000+5000*5)

 

「そして、"カオスブレイカー"のスキル。SB1、解呪された"マロン"を退却して1枚ドロー。」

 

「っ...アクセルサークルを除外します。」

 

「代わりに俺はイマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン" : パワー53000(13000+10000*3+10000)、☆2

 

「"無双の星輝兵ラドン"をコール。バトルだ。"ランタン"のブースト、"カオスブレイカー"でヴァンガードにアタック。」

 

"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン" : パワー86000(13000+10000*3+10000+33000)、☆2

 

「"光輪の解放者マルク"でガード!手札を1枚捨てて完全ガード!」

 

 

諦めない...僕は最後まで諦めない!

このファイトに勝って、櫂くんをリバースから解放するんだ!

 

 

「ふっ、ツインドライブ、1枚目、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ラドン"へ。」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ジルコニウム"へ。」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「ダブルクリティカル!?」

 

「行け、"ラドン"。ヴァンガードにアタック。"ラドン"のアタックは手札から2枚以上出さない限りガードできない。」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー63000(10000+10000+10000+33000)、☆2

 

「っ、"ばーくがる・解放者"、"未来の解放者リュー"、"ふろうがる・解放者"、"霊薬の解放者"でガード!」

 

"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス" : パワー67000(12000+10000*2+15000+20000)

 

「ふっ、"ラドン"はバインド。だが、もうお前に俺の攻撃を防ぐ術はない。」

 

「くっ...」

 

 

僕の手札は"ブラスター・ブレード・解放者"...

櫂くんの残りのアタックのパワーは5000じゃ全く足りない。

 

 

「これで終わりだ。"ネオン"のブースト、"ジルコニウム"でヴァンガードにアタック!」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー38000(10000+10000+10000+8000)、☆2

 

「ノーガード...ダメージチェック、"五月雨の解放者ブルーノ"...僕の負けです...」

 

 

 

 

「そんな...先導君が負け...?」

 

「アイチ...っ...」

 

 

 

「っ...ぐっ...うあああああああああああああああああ!

 

「俺の勝ちだ...俺はアイチを超えた...ユウトを、アイチを超えたんだ!フハハハハハ!」

 

櫂...くん...

 

 

ドサッ

 

 

「ふっ...このデッキはもう必要ない。」

 

 

櫂くん...僕は諦めない...必ず君を...救ってみせる...

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

 

っ...ここは....

 

 

『先導アイチ...』

 

「っ、タクトくん...!?」

 

『安心したまえ。僕は今世界を滅ぼそうとしているタクトではない。』

 

「じゃあ...本当のタクトくん...?」

 

 

『そうだ。今、レオンの力を借りて、立凪ビルへと戻ってきたんだ。と言っても、僕は霊体のままだけどね。』

 

「レオンくんが...」

 

『今、君はЯされかけている。だが、恐るべき精神力で君は何とか耐えている状態だ。』

 

「そっか...僕もリバースしてしまうの?」

 

『このままいけば。だが、君の強い意志があればリバースを食い止めることができる。ただし、あくまで食い止めるだけ。君のPSYクオリアと、並外れたイメージ力があればこそ。...酷なことを言うが、君にまだ戦う意志はあるかい?』

 

 

戦う意志...そうだ、僕は櫂くんを救いたい。

櫂くんだけじゃない。ユウトさんやコーリンさんだって...

それに、リンクジョーカーを倒さないとクレイのみんなが、僕の大切な仲間が危ないんだ。

 

 

「戦います。僕は必ずリンクジョーカーを倒して見せる。」

 

『ふっ...やはり君は素晴らしい。君に僕の力を分け与えます。この力が君を助け、リンクジョーカーを必ず倒す。』

 

 

タクトくんの手から光が僕の元に寄ってくる。

それは一枚のカードだった。

 

 

『目覚めた時、君はその力を手に入れる。ただし君の体はボロボロ。次に負ければ君は...』

 

「大丈夫です。僕の命に代えてでも、必ず世界を救います。」

 

『ふっ...君にすべてを託します。』

 

 

タクトくん...約束する。

僕が必ずリンクジョーカーを倒し、世界を救います。

 

 

 

 

.



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第九十九話「蒼の怒り」

アイチside

 

 

「うっ...」

 

「アイチ!」

 

 

ミサキさん...じゃあここは立凪ビルの前...

僕はなんとかリバースを抑え込めたんだ。

 

 

「目が覚めたか、先導。」

 

「レオンくん...それに、そこにいるのはタクトくん...」

 

「そうだ。先導、タクトから聞いたと思うが、俺はこれからタクトと共にリンクジョーカーを倒しに行く。」

 

「っ...僕も...」

 

「ダメ!アイチ、リバースしかけてたんだよ!?」

 

 

レオンくんと一緒に行こうと立ち上がろうとしたけど、ミサキさんに止められる。

確かに僕はリバースしかけた。でも僕も行かないと...櫂くんを、コーリンさんを、ユウトさんをリバースから解放するために...!

 

 

「先導、お前は待っていろ。俺がすべてに片を付けてくる。」

 

「レオンくん...」

 

「「レオン様、ご武運を...必ず無事に帰ってきてください。」」

 

「ああ。」

 

 

レオンくんは立凪ビルへと入っていく。

僕も...僕も行かなきゃいけないのに...

 

 

.....

....

...

..

.

 

レオンside

 

 

「...どこに行けばいい。」

 

『そうだな...私が好きなのは書斎だが...』

 

 

書斎か...俺はタクトの霊体と共に書斎へと向かう。

リンクジョーカーに乗っ取られたタクトを倒すのが第一だが、俺にはやらねばならないことがある。

奴はここにいる。必ず。俺は奴を倒す。ジリアンをリバースさせたあいつを俺の手で倒す。

 

 

想いを新たにして歩いていると、書斎へと辿り着いた。

扉を開けると、そこにはリンクジョーカーと化したタクトがいた。

 

 

「おや、君が一番乗りですか。」

 

「リンクジョーカー...貴様を倒し、この世界を救う!俺とファイトだ!」

 

「くくく...はいそうですか、と言うとでも?私が直々に戦わなくとも、私には手駒があります。君にはとっておきの手駒を用意しましたよ。」

 

 

そう言って、タクトが指をさす方を見ると、そこにはユウトがいた。

やはりここにいたか。俺がリンクジョーカーでも、ユウトは手元に置いておくだろう。最後の切り札として。

 

 

「レオン...別にタクトの命令などどうでもいい。だが...俺はお前とファイトがしたい。」

 

「俺も同じ想いだ、ユウト。お前とはどうしてもファイトがしたかった。」

 

「そうか...なら問題無いな...さっそくファイトしよう。」

 

「待て。その前に聞きたいことがある。...ジリアンをリバースしたのはお前か?」

 

「...だったらどうした。」

 

 

っ...やはりお前だったのか...

違って欲しかった...ジリアンが好意を抱くお前は、お前だけはジリアンを傷付けてほしくなかった。

 

 

「お前を倒す。必ずだ!」

 

「怒りの風...面白い。」

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」「MY」

 

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"士官候補生エリック"。」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

 

「俺のターン、ドロー。"蒼波兵長ベラギオス"にライド。"エリック"のスキルで1枚ドロー。さらに"ベラギオス"のスキルで山札から5枚見て、"白波の水将フィロガトス"を手札に加え、手札を1枚捨てる。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

□■□

□□□

V   : 蒼波兵長ベラギオス

 

レオン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"メイデン・オブ・フラワーカーペット"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。さらに"フラワーカーペット"のスキルで"プラント・トークン"をコール。さらに"カローラ・ドラゴン"をコール。行け、"フラワーカーペット"。」

 

"メイデン・オブ・フラワーカーペット" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"リコリスの銃士サウル"。」

 

「ダメージチェック、"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"。」

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"プラント・トークン"でアタック。」

 

"プラント・トークン" : パワー13000(5000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"タイダル・アサルト"。」

 

 

奴のリバースユニットがわからない以上、ここでダメージを重ねたくはないが...

やはり序盤から"プラント・トークン"を駆使した攻撃はうまいな。

俺の手札で守るのも難しい。

 

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

■□□

■■□

V   : メイデン・オブ・フラワーカーペット

R左  : プラント・トークン

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : 蒼波兵長ベラギオス

 

レオン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"タイダル・アサルト"にライド。"テリフィックコイル・ドラゴン"をコール。行け、"テリフィックコイル"!"プラント・トークン"にアタック!さらにスキルでSB1し、自身をスタンド。スキルでパワー+5000!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。"プラント・トークン"は退却。」

 

「続け、"タイダル・アサルト"!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー9000

 

「"月下美人の銃士ダニエル"でガード。」

 

"メイデン・オブ・フラワーカーペット" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"テリフィックコイル"にパワー+10000。」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

 

守れらたか。だが、ヒールトリガーを引いたのは大きい。

ここは臆せず攻める!

 

 

「"テリフィックコイル"でもう一度アタックだ!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■□□

□■□

V   : メイデン・オブ・フラワーカーペット

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

■■□

□□□

V   : タイダル・アサルト

R左  : テリフィックコイル・ドラゴン

 

レオン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"パンジーの銃士シルヴィア"。スキルで"プラント・トークン"をコール。"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

 

来たか...ユウトの得意な連続コールからの"カローラ・ドラゴン"の強化。

手堅く後列にコールしてくるから、対処がし辛い。

 

 

「"リコリスの銃士サウル"をコール。スキル発動。SB1、"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て、"ウォータリング・エルフ"をコール。残りは山札の下へ。トリガーユニットをコールしたので、CB1でその効果を発動する。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"サウル"にパワー+10000。"カローラ・ドラゴン"もスキルでパワー+3000。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「(くっ...ヒールトリガーを引くとはな...)」

 

「"ウォータリング・エルフ"のブースト、"シルヴィア"でヴァンガードにアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー15000(10000+5000)

 

「っ、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"サウル"へ。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー15000(10000+5000)、☆2

"リコリスの銃士サウル" : パワー30000(10000+10000*2)

 

 

ぐっ...さらにクリティカルまで...

奴に風が吹いているというのか...!

 

 

「ダメージチェック、"スピアレイ・セイラー"、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー19000(9000+10000)

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"サウル"でリアガードにアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー44000(10000+10000*2+14000)

 

「っ...!ノーガード..."テリフィックコイル"は退却。」

 

 

 

 

「さすがです。連続攻撃しつつパワーが上昇する厄介なユニットをしっかりと排除する。やはり彼を早いうちにЯさせておいて正解でした。」

 

『くっ...だがお前の思い通りにはならない。レオンがこのファイトに勝てば、お前は戦わなくてはならないからな。』

 

「くくく...彼に勝つなど、私ですら難しいというのに...あの蒼龍の末裔が勝てるとは思えんがなぁ。」

 

 

 

「俺はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

■■□

■■□

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R左  : リコリスの銃士サウル

R中央 : ウォータリング・エルフ

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : タイダル・アサルト

 

レオン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。純白なる速風、夜空の流星となり現れよ!ライド、"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て1枚ドロー。"白波の水将フィロガトス"、"タイダル・アサルト"、"蒼波兵長ベラギオス"、"暴威のブレイブ・シューター"をコール。"ベラギオス"のスキルで山札から5枚確認。...対象のカードは無いので、そのまま戻しシャッフル。」

 

 

手札に加えられなかったのは残念だが、既に攻撃態勢は整っている。

ユウトを倒し、ジリアンを悲しませた報いを受けさせる!

 

 

「行くぞ、ユウト!"暴威のブレイブ・シューター"でヴァンガードにアタック!」

 

"暴威のブレイブ・シューター" : パワー14000(9000+5000)

 

「クイックシールドを使用。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー15000(10000+5000)

 

「"ブレイブ・シューター"のスキル。CB1、自身を山札の下に置き、山札から3枚見て、"蒼波兵長コルベット"を追加されたサークルにコール。残りは山札の下へ。"コルベット"は自身のスキルでパワー+5000。」

 

"蒼波兵長コルベット" : パワー18000(8000+5000+5000)

 

「行け、"テトラドライブ"!ヴァンガードにアタックだ!"フィロガトス"のスキルでパワー+5000!」

 

"白波の水将フィロガトス" : パワー17000(12000+5000)

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー17000(12000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"バトルシップ・インテリジェンス"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー27000(12000+5000+10000)、☆2

 

「2枚目、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワーは"タイダル"へ!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー19000(9000+10000)

 

 

 

『よし、いいぞレオン!』

 

「チッ...だがまだ彼のダメージは0枚。たかが2ダメージでは彼も動じませんよ。」

 

 

 

「ダメージチェック、"桜の銃士アウグスト"、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「よし、"ベラギオス"のブースト、"タイダル"でヴァンガードにアタック。"タイダル"のスキルでSB1しスタンド。2回目以降のアタックなのでパワー-5000。」

 

"タイダル・アサルト" : パワー22000(9000+10000-5000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「4回目のアタック!もう一度"タイダル"でヴァンガードにアタック!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー14000(9000+10000-5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"桜の銃士アウグスト"。」

 

「4回目のアタック終了時、"テトラドライブ"のリミットブレイク!手札を2枚捨て、スタンド、ドライブ-1!もう一度アタック!"フィロガトス"のスキルでパワー+5000!」

 

"白波の水将フィロガトス" : パワー22000(12000+5000*2)

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー32000(12000+5000*2+10000)、☆2

 

「"メイデン・オブ・スイートベリー"、"激辛闘士カブ・サイ・シー"でガード。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

 

最低限のガード...トリガーを引けないと見たか。

...ここで引けば奴を倒せる。

 

 

「ドライブチェック...っ、"蒼波竜プロパルション・ドラゴン"。」

 

 

ノートリガー、アタックはヒットしない。

だがこれで5回目。残り2枚のアタックで7回のアタックが可能!

ここで一気に畳みかける!

 

 

「"コルベット"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波兵長コルベット" : パワー18000(8000+5000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)

 

 

むっ...トリガーを引かれたか。

だが臆することはない。何度も立ち上がり、吹きすさぶ嵐となる!

 

 

「"コルベット"のスキル。アタックがヒットしたので、山札から3枚見て、"蒼波兵長ベラギオス"を手札に加える。残りは山札の下へ。そして7回目のアタック!"フィロガトス"でヴァンガードにアタック!」

 

"白波の水将フィロガトス" : パワー22000(12000+5000*2)

 

「"サウル"でインターセプト。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「防がれようと問題無い!"テトラドライブ"のリミットブレイク!CB1、手札を1枚捨てることでスタンド!三度アタックせよ!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー32000(12000+5000*2+10000)、☆2

 

「無駄だ。"メイデン・オブ・スイートベリー"、"激辛闘士カブ・サイ・シー"でガード。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー45000(10000+10000+15000)

 

 

くっ、これでトリガーが出ようとアタックは通らない。

ドロートリガーを引かれなければ勝っていたかもしれんが...

 

 

「ドライブチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー32000(12000+10000*2)、☆2

 

 

よし、ここでドロートリガーを引いたのは大きい。

こちらはダメージ2の上、手札の守りは十分。奴のリバースユニットが来ても守り切れるはず。

 

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

■■□

□■□

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : ウォータリング・エルフ

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

■■■■

■□□

V   : 蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン

R右  : 白波の水将フィロガトス

R左  : タイダル・アサルト

R左下 : 蒼波兵長ベラギオス

Rア1 : 蒼波兵長コルベット

 

レオン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...さすがだ、レオン。お前は俺を凌駕する力を見せてくれるかもしれない。」

 

「何...?」

 

「だが...それでも勝つのは俺だ。咲き乱れよ、我が分身!"荊百合の銃士セシリア”Я”"にライド!」

 

 

っ...これがユウトのリバースユニット...

ユウトの分身、"セシリア"がリバースした姿...まさしく今のユウトそのもの...!

 

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー23000(13000+10000)

 

「"白百合の銃士セシリア"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。行くぞ、レオン。"ルース"のブースト、"セシリア"で"タイダル"にアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー21000(13000+8000)

 

「くっ、させん!"蒼嵐水将デスピナ"でガード!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー24000(9000+15000)

 

「"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック。スキル発動。CB1、"セシリア"、"ルース"を退却。山札から5枚見て、"荊百合の銃士セシリア”Я”"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー+6000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(V) : パワー23000(13000+10000)

 

「(アタック時にコールするスキル...だが自分のリアガードを呪縛していないことから考えて、恐らくもう一つスキルがあるはず。だが何かわからない以上、ここはノーガードだな。)ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・フラワーカーペット"。2枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、リアガードの"セシリア”Я”"にパワー+10000。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー23000(13000+10000)

 

「ダメージチェック、"蒼波兵長コルベット"。」

 

 

「次だ。"カローラ・ドラゴン"のブースト、"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(R左) : パワー37000(13000+10000+14000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"白波の水将フィロガトス"。」

 

 

「"セシリア”Я”"のスキル発動!このターンに山札からコールされた"セシリア"が、グレード3以上のヴァンガードにアタックしたバトル終了時、CB1、スタンドしているリアガードを2枚呪縛!"ルース"と"ウォータリング・エルフ"だ!これにより、アタックしたユニットをスタンドするが...前列に呪縛カードがある場合、代わりにバインドして、スタンドでライドする!」

 

「何!?」

 

 

疑似的なヴァンガードのスタンドだと!?

っ、しかもコストさえあれば同じスキルがもう一度発動する...これは厄介だ。

 

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー33000(13000+10000*2)

 

 

だが、奴のリアガードは1枚。スキルで山札からコールするには、リアガードを2枚退却する必要がある。

つまりこのターン、もう一度同じスキルが発動することはない。

 

 

「"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「"翠玉の盾パスカリス"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

 

ここは守護者を使い、しっかりと守る。

そして、次のターンにもう一度7度風を吹かせ、嵐を起こす!

 

 

「ふっ、ツインドライブ、1枚目、"リコリスの銃士サウル"。2枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー43000(13000+10000*2+10000)

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■■□

□■■

V   : 荊百合の銃士セシリア"Я"

R右  : 睡蓮の銃士ルース

R中央 : ウォータリング・エルフ

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

■■■■

■□□

V   : 蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン

R右  : 白波の水将フィロガトス

R左  : タイダル・アサルト

R左下 : 蒼波兵長ベラギオス

Rア1 : 蒼波兵長コルベット

 

レオン 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「このターンで決める!ファイナルターン!」

 

 

 

『レオン...!そうだ、君なら勝てる!』

 

「くくく...果たしてそううまくいくかな?彼はただのЯファイターではありませんよ。」

 

 

 

 

「スタンド&ドロー。"フィロガトス"を後列に移動、"蒼波竜プロパルション・ドラゴン"をコール。"蒼波兵長ベラギオス"をコールし、スキル発動。山札から5枚見て、"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン"を手札に加え、そのまま捨てる。そして"テトラドライブ"のスキル!CB1し、パワー+2000!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー14000(12000+2000)

 

 

「これで準備は整った。もう一度、7度の風を吹かせる!まずは一度目!"タイダル・アサルト"でリアガードをアタック!スキルでSB1し、スタンド!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー9000

 

「ノーガード。"ルース"は退却。」

 

「二度目!"テトラドライブ"でヴァンガードにアタック!"フィロガトス"のスキルでパワー+5000!」

 

"白波の水将フィロガトス" : パワー17000(12000+5000)

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー19000(12000+2000+5000)

 

「...ノーガード。」

 

 

っ、ここでノーガード...クリティカルを引けばダメージ6..!

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"暴威のブレイブ・シューター"。2枚目...っ、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー29000(12000+2000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"激辛闘士カブ・サイ・シー"。ゲット、クリティカル。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー23000(13000+10000)

 

 

くっ...だがまだ届く!

必ずユウトを倒す!ジリアンのため、ユウト自身のために!

 

 

「"プロパルション・ドラゴン"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波竜プロパルション・ドラゴン" : パワー8000

 

「アタックは通らない。だがスキルが発動する。CB1、"フィロガトス"と位置を入れ替え、自身をスタンド。そして四度目の風だ!"コルベット"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波兵長コルベット" : パワー18000(8000+5000+5000)

 

 

「ふっ、それも届かないぞ。」

 

「ああ。だが、たとえ小さなそよ風でも、それが集えば吹き荒れる嵐となる!"テトラドライブ"のリミットブレイク!手札を2枚捨て、スタンド、ドライブ-1!もう一度アタックだ!"フィロガトス"のスキルでパワー+5000!」

 

"白波の水将フィロガトス" : パワー22000(12000+5000*2)

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー34000(12000+2000+5000*2+10000)

 

「ガード、"パンジーの銃士シルヴィア"、"ウォータリング・エルフ"。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー48000(13000+10000+5000+20000)

 

「くっ、ドライブチェック、"バトルシップ・インテリジェンス"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー44000(12000+2000+5000*210000*2)、☆2

 

「まだだ!"プロパルション"のブースト、"フィロガトス"でアタック!」

 

"白波の水将フィロガトス" : パワー30000(12000+5000*2+8000)

 

「"睡蓮の銃士ルース"でガード。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「くっ..."ベラギオス"のブースト、"タイダル"でアタック!"ベラギオス"はレストしているリアガードが4枚あるので、パワー+5000!」

 

"タイダル・アサルト" : パワー22000(9000+13000)

 

「パワーが足りんな。」

 

「だが、もう一度"テトラドライブ"のリミットブレイク!CB1、手札を1枚捨て、スタンドする!これで決める!"ベラギオス"のブースト、"テトラドライブ"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー57000(12000+2000+5000*2+10000*2+13000)、☆2

 

 

「目を覚ませ、ユウト!」

 

「...ガード。」

 

「っ...!」

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「くっ...っ、ドライブチェック、"バトルシップ・インテリジェンス"。ゲット、クリティカルトリガー...効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー67000(12000+2000+5000*2+10000*3+13000)、☆3

 

 

 

『そんな...レオンのあの猛攻を、たった1ダメージで防ぐなんて...』

 

「だから言ったのだ。久導ユウトはそこらのЯファイターとは比べ物にならないほど強いと。」

 

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:2枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

■■□

□■□

V   : 荊百合の銃士セシリア"Я"

R中央 : ウォータリング・エルフ

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

■■■■

■■■

V   : 蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン

R右  : 白波の水将フィロガトス

R左  : タイダル・アサルト

R中央 : 蒼波兵長ベラギオス

R右下 : 蒼波竜プロパルション・ドラゴン

R左下 : 蒼波兵長ベラギオス

Rア1 : 蒼波兵長コルベット

 

レオン 手札:3枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(裏:3)

--------------------------------------------------

 

「くっ...まだだ!まだ次のターンを耐え、もう一度嵐を...!」

 

「いや、これで終わりだレオン。」

 

「っ...」

 

「ファイナルターン!」

 

 

ファイナルターンだと...!?

まだだ...俺は諦めん!約束したんだ...ジリアンとシャーリーンに。

必ずこのファイトに勝つと...リンクジョーカーを討ち果たし、無事に帰ると!

 

 

「スタンド&ドロー。"リコリスの銃士サウル"をコール。スキル発動。SB1、"ウォータリング・エルフ"を退却し、山札から3枚見て、"激辛闘士カブ・サイ・シー"をコール。残りは山札の下へ。トリガーユニットをコールしたので、CB1で効果発動。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。"カローラ・ドラゴン"もスキルでパワー+3000。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「"メイデン・オブ・フラワーカーペット"をコール。スキルで"プラント・トークン"をコール。"カローラ・ドラゴン"はパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「"カローラ・ドラゴン"と"プラント・トークン"の位置を入れ替え、バトルに入る。"サウル"で"タイダル・アサルト"にアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー10000

 

「っ、ノーガード。"タイダル"は退却する。」

 

「"カローラ・ドラゴン"でヴァンガードにアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"蒼波兵長ベラギオス"。」

 

 

まだだ...次のアタックは守護者で防げる。

それに"セシリア"がコールされる確率だって低いはずだ...!

 

 

「くくく...俺がファイナルターンを宣言したんだ。お前はここで終わりだ。」

 

「っ...!」

 

「"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック!スキル発動!CB1、"サウル"と"カローラ・ドラゴン"を退却。山札から5枚見て、"荊百合の銃士セシリア”Я”"、"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(V) : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆2

 

 

っ..."セシリア”Я”"がコールされたか...!

だがまだだ...まだ終わってはいない!俺は絶対に諦めん!

諦めず困難に立ち向かい、虚無に支配された俺を倒して目を覚ましてくれた先導のように...!

 

 

「"翠玉の盾パスカリス"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・フラワーカーペット"。2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてリアガードの"セシリア”Я”"へ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(R左) : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「"プラント・トークン"のブースト、リアガードの"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(R左) : パワー28000(13000+10000+5000)、☆2

 

「っ、ガード!"虹色秘薬の医療士官"!」

 

"蒼波竜テトラドライブ・ドラゴン" : パワー32000(12000+20000)

 

「アタックは防がれたが...スキル発動!CB1、"シルヴィア"と"フラワーカーペット"を呪縛!前列に呪縛カードがあるので、バインドしてライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー43000(13000+10000*3)

 

 

くっ...まだだ...このアタックは防げない。

だが俺のダメージは4。クリティカルを引かれなければまだ負けない!

 

 

「行くぞ、レオン。"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック。スキル発動。CB1、"カブ・サイ・シー"、"プラント・トークン"を退却。山札から5枚見て、"白百合の銃士セシリア"、"メイデン・オブ・スイートベリー"をコール。"スイートベリー"のスキルで"プラント・トークン"をコールし、ヴァンガードがグレード3以上なのでSC1、パワー+5000。」

 

"メイデン・オブ・スイートベリー" : パワー13000(8000+5000)

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー43000(13000+10000*3)

 

 

くっ...ここでダメージを受け、ドロートリガーさえ引ければ...!

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"白百合の銃士セシリア"。2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「っ...馬鹿な...」

 

「効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー53000(13000+10000*3+10000)、☆2

 

 

『ハアアアアアアアアアア!』

 

『グギャアアアアアアアアアア!』

 

 

ドガーン

 

 

「ぐっ...ぐああああああああああ!」

 

 

 

「"蒼波兵長コルベット"、"スピアレイ・セイラー"...俺の勝ちだ、レオン。」

 

「ぐっ...すまない...ジリアン...シャーリーン...」

 

 

ドサッ

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

タクト(真) side

 

 

 

『馬鹿な...』

 

 

あのレオンが負けるなんて...久導ユウト、恐るべき力だ...

彼から感じるこの波長...おそらく彼女の子供なんだろう。それゆえ、人より優れたイメージ力を有している。

だからこそ、ユニットが彼に応えるかのように力を発揮する。

 

 

本当に恐るべきファイターだ...

 

 

「くくく...次はお前が戦うか、立凪タクト。」

 

『くっ...そうだ、私が戦う!ファイトだ、リンクジョーカー!』

 

「くくく...ヒャハハハハハ!お前も愚かだな。私がそう易々と戦うとでも?さあ、久導ユウト。この愚かな霊体も消し去ってしまえ。」

 

「...立凪タクト。お前は強いのか。」

 

『くっ...やるしかないのか...』

 

 

ここで力を消耗するわけにはいかないのに...!

だが彼を倒し、彼をЯから解放することができれば!

 

 

『ハッ!』

 

 

私は残された力を使い、実体化する。

レオンが気絶してしまった以上、私が霊体でも存在していられる時間は限られる。

ならば実体化するほかないだろう。

 

 

「さあ、ファイトだ。君を倒し、リンクジョーカーから解放する!」

 

「面白い。俺を楽しませてみろ。」

 

 

 

 

.



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第百話「コーリン」

タクト(真) side

 

 

「ば、馬鹿な...これほどの力を...持っているとは...」

 

 

残る力を使い、私のデッキと共に戦ったはいいが、結果は惨敗。

これほど強力な力を有しているとは...久導ユウト...恐るべきファイターだ...

 

 

「ヒャハハハハハ!これで終わりのようですねえ!」

 

「ぐっ...!」

 

 

レオンが敗れ、私も敗れてしまった...もう残るファイターはいない...

このままリンクジョーカーに地球は、クレイは滅ぼされてしまうのか...!

 

 

「くく...お前の力を取り込もうと思ったがやめだ。お前の力ももう既に残りカス。取り込む価値すらない。」

 

「くっ...私本来の力があれば、久導ユウトを解放できたというのに...」

 

 

私が持つ解呪の力...それさえ発揮できれば、リンクジョーカーの呪縛など容易く対応できるのに...!

すまない、地球のファイターたちよ...

 

 

「...?何をしようとしているのです、久導ユウト。」

 

「...」

 

「くっ...一体何を...ぐっ...ぐあああああああああ!」

 

 

久導ユウトが私の前に立ち、私に手をかざす。

その瞬間、私の力が彼に吸い取られていく感覚に陥る。

彼はいったい何を...!?

 

 

「ぐあああああああああ.....ぐっ...っ...何...を...」

 

「お前の力を頂いたまでだ。俺は最強である必要がある。...消えろ、力なき小さき存在よ。」

 

「ぐっ...すまない...スイコ...レッカ...そして...コーリン....」

 

 

.....

....

...

..

.

 

タクト(LJ) side

 

 

「...」

 

 

まさか彼がタクトを吸収するとは...これで彼の力はさらに高まった。

今は私の配下であるとはいえ、ここは少し上下関係というものを教えておくべきか。

 

 

「いや、今はいい。既に戦える者もいない。後はゆっくりと、世界がリンクジョーカーに支配されるのを待つだけだ。」

 

「まだです!」

 

「...先導アイチ。」

 

 

まさか一度、リンクジョーカーの力を得た櫂トシキに負けた彼が、ここに現れるとは思いませんでした。

それにЯもしていないようだ。タクトめ、余計な真似を。

 

 

「まだ僕がいます。僕が君を倒し、世界を救ってみせる!」

 

「くく、ヒャハハハハハ!私は君と戦うつもりはない。さあ、久導ユウト。先導アイチを倒し、今度こそ彼をЯするのです。」

 

「断る。」

 

「...何?」

 

「断ると言ったんだ。俺の戦う相手は俺自身が決める。」

 

 

この男...タクトの力を得たことで私に逆らうようになったというのか!?

くそ...なまじこいつの力が強いせいで、無理やり従わせるのにも力が必要だ。

 

 

「チッ...仕方ありません。力は劣りますが、他のЯファイターを使うとしましょう。彼以外にもたくさんいますからねえ。」

 

「くっ...」

 

 

ドガーン

 

 

先導アイチの相手として、Яファイターを呼び出そうとした瞬間、入口の方から爆発が起こった。

今度はいったい何だというのです!?

 

 

「どうやら、ここがラスボスの部屋のようですね。」

 

「レンさん!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

レンside

 

 

 

「どうやらここがラスボスの部屋のようですね。」

 

「レンさん!」

 

 

立凪ビルに乗り込み、テツ、アサカ、スイコさんと共にタクトの元へと向かっていると、スイコさんの読み通り、書斎に彼はいた。

そしてそこにはアイチ君と、気絶しているレオン君。僕が倒すべき最大のライバル、ユウトがいた。

 

 

「ユウト...約束通り、強くなって君の前に来たよ。」

 

「レン...やはりお前だけだ。俺を超えられる可能性があるファイターは。」

 

「ふっ...そうか。君もそう思っていてくれたんだ。こんな状況なのに、何だかとても嬉しいです。」

 

 

ユウトはいつだって僕の前を歩いていた。

僕の超えるべき壁として、君は常に僕の目標だった。

今こそ、君を超えるべき時が来たんだ。

 

 

「さあ、ユウト。僕と...「そこまでよ。」...君は...」

 

「コーリン...」

 

 

ユウトとファイトしようとしたとき、コーリンさんが割って入ってきた。

折角ユウトとファイトするために気持ちを高ぶらせてきたというのに...

 

 

「ユウトとファイトしたいなら、まずは私を倒してみせなさい。ユウトは私たちの最強の駒。易々と出すわけにはいかないわ。」

 

「コーリン...俺の邪魔をしないでくれ。俺はレンと...「ダメ!あなたは戦わないで...!」..コーリン...」

 

 

彼女、どうやらユウトにファイトしてほしくないみたいですね。

一体なぜなのかわかりませんが、仕方ありません。ここはまず彼女を倒しましょう。

 

 

「待ってください、レン様。コーリンは私が倒します。」

 

「アサカ。わかりました、君に任せます。」

 

「レンさん、アサカさん...待ってください、僕も...」

 

「アイチ君、君の状態はミサッキーから聞いてます。君はできる限り戦わない方が良い。」

 

「レンさん...」

 

「ここは任せてください。...それに、アサカは彼女に言いたいことがあるようです。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

「アサカ...あなたが相手をするのね。」

 

「ええ。あなた程度のファイター、レン様が出る必要はないわ。」

 

「ふっ...今の私はユウトにだって負けない。それくらいの覚悟をもって、戦いに挑んでいる!」

 

「それがどうしたの。私はユウトを救うために、絶対にあんたを倒す!」

 

 

ユウトに元に戻ってもらいたいから...また、ユウトに大好きって言いたいから。

だからこのファイトに勝って、レン様にユウトを倒してもらう!

 

 

「行くわよ、コーリン!」

 

「負けない!」

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"ぐらいむ"。」

 

「"銀の茨のお手伝い イオネラ"。」

 

 

「私のターン、ドロー。"集約の宝石騎士モルウィドゥス"にライド。"ぐらいむ"のスキルで1枚引き、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イオネラ

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"銀の茨の獣使い アナ"にライド。"イオネラ"のスキルで1枚ドロー、クイックシールドを得るわ。"アナ"でアタック!」

 

"銀の茨の獣使い アナ" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"銀の茨のお手伝い イリナ"。」

 

「ダメージチェック、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

"集約の宝石騎士モルウィドゥス" : パワー18000(8000+10000)

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨の獣使い アナ

 

アサカ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"教条の宝石騎士シビル"にライド。"モルウィドゥス"のスキルで1枚ドロー。"教条の宝石騎士シビル"、"雄剣の騎士ルーシャス"をコール。バトルよ。ヴァンガードの"シビル"でアタック。スキルで手札から"小さな賢者マロン"をソウルに置き、1枚ドロー。」

 

"教条の宝石騎士シビル"(V) : パワー10000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"幸運の運び手エポナ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーはリアガードの"シビル"へ。」

 

"教条の宝石騎士シビル"(V) : パワー10000、☆2

"教条の宝石騎士シビル"(R左) : パワー20000(10000+10000)

 

「いきなりクリティカル...さっきはドロートリガーだったし、ついてるみたいね。」

 

「これが私の覚悟。私の想い!」

 

「っ、ダメージチェック、"銀の茨の獣使い マリチカ"、"銀の茨ライジング・ドラゴン"。」

 

「"ルーシャス"のブースト、"シビル"でアタック!」

 

"教条の宝石騎士シビル"(R左) : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「それもノーガード。ダメージチェック、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000よ。」

 

"銀の茨の獣使い アナ" : パワー18000(8000+10000)

 

「まずは3ダメージ...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■□□

■■□

V   : 教条の宝石騎士シビル

R左  : 教条の宝石騎士シビル

R左下 : 雄剣の騎士ルーシャス

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨の獣使い アナ

 

アサカ 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨の獣使い マリチカ"にライド。"マリチカ"のスキル発動。CB1でSC3。SCされたのは、"銀の茨の獣使い アナ"2枚、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。"銀の茨"が2枚以上SCされたので、1枚ドロー。さらにライドされた"アナ"のスキルでCC1。」

 

 

「すごい。実質ノーコストでSCとドローを行った。」

 

「さすがアサカです。」

 

「ああ。ユウトやレンの影に隠れてはいるが、アサカも既に一流のファイター。ペイルムーン使いであいつの右に出る者はいない。」

 

「テツコーチがそこまで褒めるなんて...アサカさん、すごいわね。」

 

 

 

「"銀の茨のお手伝い イリナ"をコール。スキルで山札から2枚見て、1枚をソウル、1枚を山札の下へ。さらに"銀の茨の手品師ロミー"をコール。スキルで自身をレストしソウルへ。山札から3枚見て、"銀の茨の獣使い マリチカ"、"銀の茨の竜使い ルキエ"、"銀の茨の手品師ロミー"をソウルに置く。これでバトルよ!"イリナ"のブースト、"マリチカ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の獣使い マリチカ" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"お菓子なピエロ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"銀の茨の獣使い マリチカ" : パワー27000(9000+8000+10000)

 

「ダメージチェック、"雄剣の騎士ルーシャス"。」

 

「これでダメージ2vs2、同点ね。」

 

「ふん...ここからよ。」

 

「ふっ、それもそうね。ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□□

■■□

V   : 教条の宝石騎士シビル

R左  : 教条の宝石騎士シビル

R左下 : 雄剣の騎士ルーシャス

 

□■□

□■□

V   : 銀の茨の獣使い マリチカ

R中央 : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:9枚、ソウル:10枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。私は負けられない...私が私であるために、ユウトへの想いを忘れないために!」

 

「っ...!」

 

「その黒き翼もて、すべての光を覆いつくせ、悪意の闇!ライド、"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”"!」

 

 

これがコーリンのリバースユニット...綺麗な白だった"アシュレイ"が、リンクジョーカーの力のせいでくすんでる。

こんなのがあのコーリンのユニットだなんてね...

 

 

「イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”" : パワー13000、☆2

 

「ライドされた"シビル"のスキル。山札から3枚見て、"教条の宝石騎士シビル"を既にリアガードにいる"シビル"の上にコールする。残りは山札の下へ。さらに今上書きコールされた"シビル"のスキル。同じく山札の上から3枚見て、"結実の宝石騎士ユーニス"をコール。残りは山札の下へ。そして"ルーシャス"のスキル。自身をソウルに置き1枚ドロー、"集約の宝石騎士モルウィドゥス"を"ユーニス"の上にコールする。」

 

「(次から次へと上書きコールしてスキルを発動してくるわね...)」

 

「"ユーニス"のスキル。同列の相手リアガードを1枚選び、退却。"イリナ"を退却。そして"純真の宝石騎士アシュレイ"をコール。これでバトルよ。まずは"シビル"でヴァンガードにアタック。」

 

"教条の宝石騎士シビル" : パワー10000

 

「クイックシールドを使うわ。」

 

"銀の茨の獣使い マリチカ" : パワー14000(9000+5000)

 

「なら、"アシュレイ"でアタック。」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー13000

 

「"銀の茨の獣使い アナ"でガード。」

 

"銀の茨の獣使い マリチカ" : パワー19000(9000+10000)

 

 

「"アシュレイ"のスキル。SB2、山札から"炸裂の宝石騎士レイル"を"シビル"の上にコール。そして"シビル"のスキルで山札から3枚見て、"集約の宝石騎士モルウィドゥス"をコール。残りは山札の下へ。"モルウィドゥス"のブースト、"レイル"でアタック。スキルでドロップゾーンから"集約の宝石騎士モルウィドゥス"、"教条の宝石騎士シビル"を山札の下に置き、SC1、パワー+5000。」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー23000(10000+5000+8000)

 

「"銀の茨の獣使い セルジュ"でガード!」

 

"銀の茨の獣使い マリチカ" : パワー24000(9000+15000)

 

「守るわね...ならこれはどう!"モルウィドゥス"のブースト、"アシュレイ”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”" : パワー21000(13000+8000)、☆2

 

 

「"冥界の催眠術師"でガード。手札を1枚捨て、完全ガードよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"雄剣の騎士ルーシャス"。2枚目、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”" : パワー31000(13000+8000+10000)、☆2

 

「ふん...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:9枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■■□

■■■

V   : 哀哭の宝石騎士アシュレイ"Я"

R右  : 純真の宝石騎士アシュレイ

R左  : 炸裂の宝石騎士レイル

R中央 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

R左下 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨の獣使い マリチカ

 

アサカ 手札:4枚、ソウル:10枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨の竜使い ルキエ"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"銀の茨のお手伝い イリナ"をコール。スキルで山札の上から2枚見て、1枚をソウル、1枚を山札の下へ。"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"をコール。そして、"ルキエ"のリミットブレイク!CB2、手札を1枚捨てることで、ソウルから"銀の茨の竜使い ルキエ"、"銀の茨のお手伝い イオネラ"、"銀の茨の獣使い アナ"、"銀の茨の神竜メガロルード"をコール。前列にパワー+3000!このターン、ソウルから2枚以上コールしているので、"ルキエ"はパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー15000(12000+3000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー8000(0+3000+5000)

 

「"アナ"のスキル。自身と"イオネラ"をソウルに置き、CC1。"メガロルード"のスキル。左後列の"モルウィドゥス"をソウルに置き、パワー+15000。」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー23000(0+3000+5000+15000)

 

「そして、"銀の茨のお手伝い イリナ"をコール。スキルで山札から2枚見て、1枚をソウル、1枚を山札の下へ。バトルよ。"イリナ"のブースト、ヴァンガードの"ルキエ"でアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー33000(12000+3000+10000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"銀の茨の獣使い セルジュ"。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー43000(12000+3000+10000+8000+10000)

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー35000(12000+3000+10000+10000)

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー33000(0+3000+5000+15000+10000)

 

「2枚目、"お菓子なピエロ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"メガロルード"にパワー+10000。」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー43000(0+3000+5000+15000+10000*2)

 

 

 

「よし、ダブルトリガー!しかもヒールトリガーを引いたから、アサカさんはダメージ1枚だ。」

 

「いいわね。その調子で攻めて、アサカさん。」

 

 

 

「ダメージチェック、"小さな賢者マロン"。」

 

「リアガードの"ルキエ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー35000(12000+3000+10000+10000)

 

「"雄剣の騎士ルーシャス"、"幸運の運び手エポナ"でガード。」

 

"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「"イリナ"のブースト、"ドリアーヌ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー33000(12000+3000+10000+8000)

 

「"炸裂の宝石騎士レイル"、"世界樹の巫女エレイン"でガード。」

 

"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”" : パワー38000(13000+5000+20000)

 

「だったら、"メガロルード"でアタックよ!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー43000(0+3000+5000+15000+10000*2)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"純真の宝石騎士アシュレイ"。」

 

 

 

「これでダメージ1vs4...アサカさんが有利だけど...」

 

「不気味なくらい静かですね、コーリンさん。」

 

「ああ...リバースユニットもスキルを使っていない。油断はできない状況だぞ。」

 

 

 

「(わかってるわ、テツ。絶対に油断はしない。)ターンエンド。エンド時、"ドリアーヌ"のスキルで"ドリアーヌ"以外をすべてソウルに置き、2枚につき1枚ドロー。4枚置いたので2枚ドロー。さらに4枚以上置いた場合は、ソウルから"銀の茨"を含むグレード3を手札に加える。"銀の茨の竜使い ルキエ"を手札に加えるわ。"ドリアーヌ"は退却。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:5枚、ソウル:5枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□■□

■■■

V   : 哀哭の宝石騎士アシュレイ"Я"

R右  : 純真の宝石騎士アシュレイ

R左  : 炸裂の宝石騎士レイル

R中央 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■□□

□□□

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:14枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"結実の宝石騎士ユーニス"をコール。"モルウィドゥス"のスキルでCB1、ドロップゾーンから"教条の宝石騎士シビル"を山札の下に置き、SC1。"アシュレイ”Я”"にパワー+5000。」

 

"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「バトル。"ユーニス"のブースト、"レイル"でアタック。"レイル"のスキルでドロップゾーンから"ユーニス"、"レイル"を山札の下に置き、SC1、パワー+5000。」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー23000(10000+5000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の竜使い ルキエ"。」

 

「続きなさい、"アシュレイ"!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー13000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨ライジング・ドラゴン"。」

 

「スキル発動。SB2することで山札から"炸裂の宝石騎士レイル"を、"レイル"の上にコール。上書きされた"レイル"のスキルにより、今コールされた"レイル"はパワー+10000。そしてアタック。スキルでドロップゾーンから"シビル"、"レイル"を山札の下に置き、SC1、パワー+5000!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「それもノーガード。ダメージチェック、"銀の茨ライジング・ドラゴン"。」

 

 

ここまでトリガーは無し。でも想定内。

さあ、リバースユニットはどんなスキルを持っているか見せてもらおうかしら。

 

 

「"モルウィドゥス"のブースト、"アシュレイ”Я”"!ヴァンガードにアタック!」

 

"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”" : パワー26000(13000+5000+8000)、☆2

 

「"冥界の催眠術師"でガード。手札を1枚捨てて、完全ガードよ!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ふろうがる"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”" : パワー36000(13000+5000+8000+10000)、☆3

 

「2枚目、"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”"。このアタックは通らない。でも...あなたがそんなに知りたいなら教えてあげる。"アシュレイ”Я”"のリミットブレイク!このユニットのクリティカルと同じ枚数、リアガードを呪縛!」

 

 

ヴァンガードのクリティカルは3...つまり、3枚を呪縛するということね。

 

 

「"レイル"、"ユーニス"、"アシュレイ"を呪縛し、この能力で3枚以上呪縛した場合、さらにSB5、手札を3枚捨てることで解呪!そして、それらのサークルに山札から"宝石騎士"をコールする!"炸裂の宝石騎士レイル"、"純真の宝石騎士アシュレイ"、"結実の宝石騎士ユーニス"をコール!"レイル"は"レイル"のスキルでパワー+10000!"アシュレイ"は"アシュレイ"のスキルでCB1し、クリティカル+1!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー13000、☆2

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー20000(10000+10000)

 

 

これでもう一度、リアガードでアタックができる。

それに"レイル"と"ユーニス"ということは、合計でSC2。"アシュレイ"のスキルも発動できるようになるから、残りのアタック回数は3回。

そのうち、"アシュレイ"はクリティカル2だから絶対に守らなきゃいけない。厄介ね。

 

 

「"ユーニス"のブースト、"レイル"でアタック。スキルでドロップゾーンから"純真の宝石騎士アシュレイ"、"炸裂の宝石騎士レイル"を山札の下に置き、SC1、パワー+5000!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー33000(10000+10000+5000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の操り人形りりあん"。」

 

「"ユーニス"のスキル。ドロップゾーンから"結実の宝石騎士ユーニス"を山札の下に置き、SC1。このユニットを手札に戻す。そして"アシュレイ"でアタック!」

 

"純真の宝石騎士アシュレイ" : パワー13000、☆2

 

「"銀の茨の獣使い セルジュ"でガード!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー27000(12000+15000)

 

「まだよ!まだ終わらない!"アシュレイ"のスキルでSB2し、山札から"炸裂の宝石騎士レイル"をコール。"レイル"のスキルでパワー+10000!アタック!スキルによりドロップゾーンから"レイル"、"モルウィドゥス"を山札の下に置き、パワー+5000!」

 

"炸裂の宝石騎士レイル" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「"お菓子なピエロ"でガード!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー32000(12000+20000)

 

 

 

「すごい!あの連続アタックを防ぎ切った!」

 

「これで次のターン、"ルキエ"のスキルを使ってソウルからリアガードを揃えればアサカさんの勝ちよ!」

 

 

 

「っ...ターン、エンド...」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

□■□

■■■

V   : 哀哭の宝石騎士アシュレイ"Я"

R右  : 純真の宝石騎士アシュレイ

R左  : 炸裂の宝石騎士レイル

R中央 : 集約の宝石騎士モルウィドゥス

 

□■□□

□□□

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

 

アサカ 手札:2枚、ソウル:14枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「コーリン...どうしてあなたはそこまで必死になるの。リンクジョーカーがこの世界を支配したら、この世界は滅びる。大好きなユウトと一生会えなくなるのよ?」

 

「同じよ...」

 

「えっ?」

 

「同じなのよ...あなたたちがリンクジョーカーを倒し、この世界を救おうと...私たちが勝って、リンクジョーカーが世界を滅ぼそうとも...私から今までの思い出は、ユウトへの想いは消えてしまう...」

 

 

どういうこと...?

一体何を言っているの?

 

 

「...リンクジョーカーはタクトを乗っ取った。その時点でタクトの中のリンクジョーカーが消えると、私たちは使命から解放される。使命から解放されるということは、これまでの記憶を失い、元の生活に戻るということ。...ユウトたちと出会う前の私になるってこと。」

 

「記憶を...失う...」

 

「私は記憶を失ってユウトへの想いを失ったまま生きるより、ユウトを愛したまま死にたい。だから私は戦う!ユウトが好きだから...愛しているから...そして...アイチやミサキ、ナオキ、シンゴ...みんなとの思い出を私は失いたくない...!」

 

 

 

「コーリンさん...」

 

「...スイコさんもなんですか?」

 

「ええ。...黙っていてごめんなさい。」

 

「いえ...」

 

 

コーリンだけじゃない、スイコも記憶を失うのね。

...それでも私はこのファイトに勝つ。勝って、リンクジョーカーを倒す。

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨の竜使い ルキエ"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"銀の茨の操り人形 りりあん"をコール。スキル発動。CB1することで山札から"銀の茨ライジング・ドラゴン"をソウルに置く。そして、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"をコール。"ルキエ"のリミットブレイク!CB2、手札を1枚捨て、ソウルから"銀の茨の竜使い ルキエ"、"銀の茨の手品師ロミー"、"銀の茨のお手伝い イリナ"、"銀の茨の獣使い アナ"、"銀の茨の神竜メガロルード"をコール、前列にパワー+3000。"ルキエ"はスキルでパワー+10000。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー15000(12000+3000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー8000(0+3000+5000)

"銀の茨の操り人形りりあん" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

 

「"メガロルード"のスキル。"レイル"をソウルに置き、パワー+15000。」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー23000(0+3000+5000+15000

 

「行くわよ。"ロミー"のブースト、ヴァンガードの"ルキエ"でアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー33000(12000+3000+10000+8000)

 

「っ、"閃光の盾イゾルデ"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてリアガードの"ルキエ"へ!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー35000(12000+3000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"銀の茨の獣使い セルジュ"。ゲット、フロントトリガー!前列すべてにパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー43000(12000+3000+10000+8000+10000)

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー45000(12000+3000+10000+10000*2)、☆2

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー33000(0+3000+5000+15000+10000)

"銀の茨の操り人形りりあん" : パワー27000(9000+3000+5000+10000)

 

 

「っ...ここでダブルトリガー...」

 

「これでトドメよ!"アナ"のブースト、"ルキエ"で...「待って!」..何?」

 

「お願い...忘れたくない...私の思い出を奪わないで...!」

 

「...断るわ。」

 

「どうしてっ!あなただってわかるはずよ!ユウトへの想いが!みんなとの思い出が!すべてなくなる!そんなの嫌なのよ!」

 

 

「そうね...でも、あなたと私で違うものが一つだけあるわ。」

 

「えっ...?」

 

「信じる気持ちよ。...私はたとえ記憶や想いを失ったとしても、もう一度、いや...何度だってユウトを好きになる。何度だってユウトを愛するわ。たとえ世界の端と端にいようとも、私は必ずユウトを探し出して、ユウトに恋する。ユウトだって、私を絶対に見つけ出してくれる...そう信じてる。」

 

「っ...!」

 

 

だから、何も怖くない。

あなたたちのことだってそう...たとえ記憶を失おうとも、私はあなたたちを忘れない。

私はあなたたちともう一度巡り合って、友達になってみせる。

 

 

「だから私は迷わない。あなたを倒して、レン様の道を切り開くだけよ!」

 

「っ...私の...負け...」

 

「行け!"ルキエ"!ヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー53000(12000+3000+10000+10000*2+8000)、☆2

 

 

コーリンはガーディアンをコールしない。

そのまま"ルキエ"の攻撃が"アシュレイ”Я”"にヒットし、爆風が起こる。

 

 

「...ダメージチェック、"ふろうがる"、"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”"。」

 

 

ダメージゾーンに6枚目のカードが置かれる。

これで私の勝ち。

 

 

「っ...信じる気持ち、か...私にも、それだけ強い想いがあったなら...ユウトは私のこと...っ、うああああああああああああ!

 

「コーリン!」

 

「コーリンさん!」

 

 

ああああああああああああ!....っ...ユウト...」

 

 

リバースから解放され、倒れそうになったコーリンをユウトが抱き留めた。

 

 

「コーリン...良いファイトだった。先に休んでいろ。」

 

「ユウト...ありがとう...」

 

 

そう言って、コーリンは気を失った。

ユウト...リバースしていても、人を思いやる気持ちは消えていない。

やっぱりユウトはユウトね。...誰にでも優しい王子様。

 

 

 

「...さあ、今度こそファイトしよう、レン。」

 

「そうですね...今日、僕は君を超える。そして、君をリバースから解放する!」

 

 

レン様...ユウトをお願いします。

ユウトを倒して、元のユウトに戻してください...!

 

 

 

 

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第百一話「超えるとき」

レンside

 

 

ユウトと対峙する。今まで何度もユウトに挑んできたけど、こうして本気のユウトを相手にするのは、実は初めてかもしれない。

ユウトは本気を出していると言っているけど、どこかセーブされているような感じがしていた。

だけど、今のユウトからはそんな感じが一切しない。本当の本気と言ってもいい。

 

 

「(だからこそ、今の僕の力が君に届くか確かめたい。君を倒したいって、心の底から想いが沸き上がってくる...!)」

 

「(レン...いつも掴みどころがない、まるで違う世界にいるかのような性質に、俺は惹かれていた。お前が俺を超えようと、日々研鑽を積む姿に俺は嬉しさを感じていた。そしてお前は約束通り、並み居る強敵を押しのけ、俺の前に現れた。...そんなお前だから、俺の最後の相手に相応しい。)」

 

「ファイトだ、ユウト。決着を付けよう。」

 

「ああ。...お前を倒し、すべてを終わらせる。」

 

 

 

「なんてイメージの嵐...二人のイメージ力がぶつかり合っている...」

 

「ユウト...レン様...」

 

 

 

ファイトテーブルが現れ、僕たちはデッキを用意する。

この時のために、珍しく徹夜してデッキを作ったんですよ。

さあ、ユウト...君に見せてあげよう。僕が作り上げた最強のシャドウパラディンデッキを!

 

 

「「スタンドアップ・THE・ヴァンガード!」」

 

 

「"恐慌の撃退者フリッツ"。」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

 

「僕のターン、ドロー。"魁の撃退者クローダス"にライド。"フリッツ"のスキルで1枚ドロー、ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

□■□

□□□

V   : 魁の撃退者クローダス

 

レン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"メイデン・オブ・フラワーカーペット"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。さらに"フラワーカーペット"のスキルで"プラント・トークン"をコール。そして"カローラ・ドラゴン"をコール。」

 

「(ユウトの黄金パターンですね。)」

 

「"カローラ・ドラゴン"でヴァンガードにアタック。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー8000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"無常の撃退者マスカレード"。」

 

「"プラント・トークン"のブースト、"フラワーカーペット"でヴァンガードにアタック。」

 

"メイデン・オブ・フラワーカーペット" : パワー13000(8000+5000)

 

「それもノーガード。」

 

「ドライブチェック、"桜の銃士アウグスト"。」

 

「ダメージチェック、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"魁の撃退者クローダス" : パワー18000(8000+10000)

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□■□

■■□

V   : メイデン・オブ・フラワーカーペット

R左  : カローラ・ドラゴン

R中央 : プラント・トークン

 

□■□

□□□

V   : 魁の撃退者クローダス

 

レン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。友を救うため、立ち上がれ、僕の分身!ライド、"ブラスター・ダーク・撃退者"!スキル発動。まずは君のキーカードに退場してもらおう。CB1、手札を1枚捨て、"カローラ・ドラゴン"を退却!...君にまだリアガードがいるので、ドライブ+1は無しだ。」

 

「("カローラ・ドラゴン"を失ったが、コールしておいて正解だったな。)」

 

「(ここは攻める。)"魁の撃退者クローダス"、"督戦の撃退者ドリン"をコール。"ドリン"のスキルでCB1、SB1しパワー+10000。"クローダス"がいるので、1枚ドロー。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー20000(10000+10000)

 

「行きます。"ブラスター・ダーク"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー10000

 

「"激辛闘士カプ・サイ・シー"でガード。」

 

"メイデン・オブ・フラワーカーペット" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ドリン"にパワー+10000。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

 

アタックは通りませんでしたが、ヒールトリガーを引いたのは良い。

それにこっちのアタックをガードするのは無理でしょう。1ダメージですが、与えさせてもらいましょう。

 

 

「"クローダス"のブースト、"ドリン"でアタック!」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー38000(10000+10000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■□

□■□

V   : メイデン・オブ・フラワーカーペット

R中央 : プラント・トークン

 

■■□

■□□

V   : ブラスター・ダーク・撃退者

R左  : 督戦の撃退者ドリン

R左下 : 魁の撃退者クローダス

 

レン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"リコリスの銃士サウル"にライド。"サウル"のスキルでSB1、"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"をコール。残りは山札の下へ。トリガーユニットをコールしたので、CB1でその効果を発動。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ブロッサムレイン"のブースト、"サウル"でヴァンガードにアタック!」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

 

「(手札を消費すれば守れますが、ここは手札を温存するべきか。)ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"メイデン・オブ・スイートベリー"。」

 

「ダメージチェック、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー20000(10000+10000)

 

「ふっ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□■□

□■□

V   : リコリスの銃士サウル

R中央 : メイデン・オブ・ブロッサムレイン

 

■■□

■□□

V   : ブラスター・ダーク・撃退者

R左  : 督戦の撃退者ドリン

R左下 : 魁の撃退者クローダス

 

レン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「二人ともすごい...トリガーを引かれたら引き返す、激しいファイトだ。」

 

「ええ。レン様のユウトを超えるっていう強い想いにデッキが応えているし、そんなレン様の最大の壁であるよう本気で戦うユウトにも、デッキが応えているようね。」

 

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。燃え上がれ怒りの炎!荒れ狂う憤怒の念で目に映るすべてを焼き尽くせ!ライド、"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「"黒衣の撃退者タルトゥ"をコール。スキルでSB1し、山札から"黒鎧の撃退者リンナル"をコール。この能力でコールしたユニットはエンドフェイズに退却します。これでバトルです。まずは"タルトゥ"でヴァンガードにアタック!」

 

"黒衣の撃退者タルトゥ" : パワー10000

 

「クイックシールドを使用する。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー15000(10000+5000)

 

「次です。"クローダス"のブースト、"ドリン"でヴァンガードにアタック。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー18000(10000+8000)

 

「"睡蓮の銃士ルース"でガード。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

「ならば"リンナル"のブースト、"レイジングフォーム"でヴァンガードにアタック!」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"。2枚目、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー41000(13000+10000+8000+10000)

 

「ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

 

ここは畳みかける。少しでもダメージを与えに攻めて攻めて攻めまくる。

僕の全力をもって、ユウトをリバースから解放する!

 

 

「まずはアタックがヒットしたので、"リンナル"のスキル。山札から3枚見て、"ブラスター・ダーク・撃退者"を手札に加え、残りは山札の下へ。そして、"レイジングフォーム"のリミットブレイク!"撃退者"を3枚、"タルトゥ"、"リンナル"、"ドリン"を退却。手札から"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"にスペリオルライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「そして、"モルドレッド"でヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"黒鎧の撃退者リンナル"。2枚目、"督戦の撃退者ドリン"。」

 

「ダメージチェック、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

 

くっ、ダメージを稼ぎに行ったのに回復されるとは。

ですがドロートリガーよりはマシでしょう。

それにしてもここでトリガーを引いてくるとは、さすがユウトです。

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■□

□■□

V   : リコリスの銃士サウル

R中央 : メイデン・オブ・ブロッサムレイン

 

□■□

■□□

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R左下 : 魁の撃退者クローダス

 

レン 手札:11枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「ここまでダメージ2vs2...二人とも互角のファイトですね...」

 

「だがレンは二度のツインドライブを行っている。手札はかなり充実している。ユウトがこれを攻めるのもかなり難しいだろう。」

 

「はい...でも、ユウトさんなら簡単に覆してくる。そんな気がするんです。」

 

 

そう...ユウトはどんな状況だろうと容易く逆転してくる。

絶対に油断なんてできない相手なんです。

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。見せてやろう、レン。これが今の俺の分身だ。」

 

「っ...(やはりユウトのリバースユニットは...)」

 

「咲き乱れよ、我が分身!ライド・THE・ヴァンガード!"荊百合の銃士セシリア”Я”"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー23000(13000+10000)

 

「"カローラ・ドラゴン"、"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

 

また"カローラ・ドラゴン"が出てきましたか。

スキルのわからないリバースユニットもそうですが、あのユニットはユウトのデッキのキーカード。

どうにか退却しておきたいですが...

 

 

「"桜の銃士アウグスト"をコール。スキルで後列を1枚以上、望む枚数退却する。"プラント・トークン"、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"を退却。1枚につきパワー+5000。」

 

"桜の銃士アウグスト" : パワー20000(10000+5000*2)

 

「2枚以上退却したので、ドロップゾーンから"睡蓮の銃士ルース"を2枚、山札の下へ置き1枚ドロー。これでバトルだ。"カローラ・ドラゴン"のブースト、"アウグスト"でアタック。」

 

"桜の銃士アウグスト" : パワー31000(10000+5000*2+11000)

 

「"アビス・ヒーラー"でガード。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー33000(13000+20000)

 

 

「次だ。"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック。スキルでCB1、"アウグスト"、"カローラ・ドラゴン"を退却。山札から5枚見て、"荊百合の銃士セシリア”Я”"、"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。さらに"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(V) : パワー23000(13000+10000)

 

 

どんなスキルかわからない以上、不用意にアタックを受けるわけにはいかない。

手札も十分にある。ここはガードしておきましょう。

 

 

「"克己の撃退者ラキア"、"ダークサイド・トランぺッター"でガードです。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"カローラ・ドラゴン"。2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてリアガードの"セシリア”Я”"へ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(R右) : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「そして、リアガードの"セシリア”Я”"でアタックだ。」

 

「"厳格なる撃退者"でガード。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー28000(13000+15000)

 

「ふっ..."セシリア”Я”"のスキル発動。このターンに山札からコールした"セシリア"が、グレード3以上のヴァンガードにアタックしたバトル終了時、CB1、スタンドしているリアガード2枚..."シルヴィア"2枚を呪縛。アタックしたユニットをスタンドする...が、前列に呪縛カードがあるなら、代わりにバインドし、スタンドでライドする。」

 

 

っ...これがユウトのリバースユニットのスキル。

連続アタックしつつ、疑似的なヴァンガードのスタンドを行うということか。

 

 

「レン。お前が新たなヴァンガードにライドして連続アタックするように、俺の"セシリア"も荊百合が咲けば咲くほど立ち上がる。奇しくも同じようなファイトスタイルのようだな。」

 

「ええ。辿り着いた戦い方は同じ...やはり僕にとって、君はいつまでも越えるべき最高の目標だ。」

 

「ふっ...お前が望むのなら、俺はいつまでもお前の目標であり続けよう。だからこそ...俺はお前には負けられない。負けたくないんだ!」

 

「っ...!(それは僕も同じさ、ユウト...君は僕の目標で、僕のライバルで...大切な友達だから。君には負けたくない!)」

 

 

「行くぞ、レン!スペリオルライド、"荊百合の銃士セシリア”Я”"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「そして、"プラント・トークン"のブーストを受けてアタック!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー38000(13000+10000*2+5000)

 

「"暗黒の盾マクリール"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ふっ、ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・スイートベリー"。2枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージを1枚回復。パワー+10000。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー48000(13000+10000*2+5000+10000)

 

 

「ダメージを回復されましたか。ですが、アタックは通りません。」

 

「ああ。...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:8枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□■■

■■□

V   : 荊百合の銃士セシリア"Я"

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

R右下 : パンジーの銃士シルヴィア

 

□■□

■□□

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R左下 : 魁の撃退者クローダス

 

レン 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「ユウトさんのあの攻撃を0ダメージ...レンさん、すごい。」

 

「お互いにあれだけの猛攻を仕掛けたのに、ダメージ1vs2。まだまだファイトの行方は分からないわね...」

 

 

 

「スタンド&ドロー。大いなる野望を刀身に乗せ、道を切り開け!"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。"督戦の撃退者ドリン"をコール。スキルでCB1、SB1しパワー+10000。"クローダス"がいるので1枚ドロー。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ブラスター・ダーク・撃退者"をコール。スキルで"ドリン"にブーストを与え、CC1。さらに"モルドレッド"のスキルでイマジナリーギフトフォースⅠを獲得。右前列へ。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"をコール。行きます...まずは"ブラスター・ダーク"でヴァンガードにアタック。」

 

「"ウォータリング・エルフ"でガード。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー33000(13000+20000)

 

「防がれましたか。なら次はこっちです!ヴァンガードの"モルドレッド"でヴァンガードにアタック!スキルでCB1し、"ブラスター・ダーク"をすべてスタンドし、それらにパワー+10000!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー40000(10000+10000*2+10000)

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"(V) : パワー33000(13000+10000*2)

 

 

「それはノーガードだ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーはリアガードの"モルドレッド"へ。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"(V) : パワー33000(13000+10000*2)、☆2

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"(R左) : パワー23000(13000+10000)

 

「2枚目、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ブラスター・ダーク"にパワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー50000(10000+10000*2+10000+10000)

 

「ダメージチェック、"白百合の銃士セシリア"、"激辛闘士カプ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー23000(13000+10000)

 

 

 

「やった!ダブルトリガー!」

 

「だが、ユウトもトリガーを引いている。このまま攻めきれるか...」

 

 

 

「"クローダス"のブースト、"モルドレッド"でリアガードにアタック。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"(R左) : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「ノーガード。"シルヴィア"は退却。」

 

「"ドリン"のブースト、"ブラスター・ダーク"でアタック!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー58000(10000+10000*2+10000+10000+8000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"桜の銃士アウグスト"。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□■■

□■□

V   : 荊百合の銃士セシリア"Я"

R中央 : プラント・トークン

R右下 : パンジーの銃士シルヴィア

 

■■■

■□■

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R右  : ブラスター・ダーク・撃退者

R左  : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R右下 : 督戦の撃退者ドリン

R左下 : 魁の撃退者クローダス

 

レン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(裏:2)

--------------------------------------------------

 

「レン、お前との最後のファイト...楽しかった。」

 

「最後...?」

 

「ああ、最後だ。俺がお前に勝てば、もうリンクジョーカーを止めることはできないだろう。だから、最後...だ。」

 

「なるほど。ですが、このファイトを最後にはさせない。君はいつまでも、僕の目標であり、超えるべき最大の壁。君とはこれからもずっと、ともに高め合い、競い合う未来が待っている。」

 

「いいや...残念だがこれで終わりだ。ファイナルターン!」

 

 

っ...僕のダメージはまだ2。だというのにファイナルターンを宣言するなんて...

でも、それでも決める自身をユウトにはある...だったら全力で守るだけだ!

 

 

「スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身!"白百合の銃士セシリア"にライド!」

 

「っ、ここで元の"セシリア"か...!」

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー43000(13000+10000*3)

 

「"カローラ・ドラゴン"をコール。"シルヴィア"を前列に移動。"セシリア"のスキル発動。CB1、"プラント・トークン"を退却。山札から5枚見て、"荊百合の銃士セシリア”Я”"、"睡蓮の銃士ルース"、"カローラ・ドラゴン"をコールし、前列にパワー+10000。"カローラ・ドラゴン"もそれぞれスキルでパワーアップ。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー53000(13000+10000*3+10000)

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー23000(13000+10000)

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー14000(8000+3000*2)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー17000(8000+3000*3)

 

「"ルース"のスキル。自身を退却し、CC1。"メイデン・オブ・スイートベリー"をコール。スキルで"プラント・トークン"をコールし、SC1。」

 

"カローラ・ドラゴン"(R右下) : パワー17000(8000+3000*3)

"カローラ・ドラゴン"(R左下) : パワー20000(8000+3000*4)

 

 

「行くぞ。"セシリア"でヴァンガードにアタック。」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー53000(13000+10000*3+10000)

 

「くっ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"リコリスの銃士サウル"。2枚目、"メイデン・オブ・フラワーカーペット"。」

 

「ダメージチェック、"虚空の撃退者マスカレード"。」

 

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー43000(13000+10000+20000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"超克の撃退者ルケア"。」

 

 

 

 

「ダメージ4vs4...追いつかれた。」

 

「しかも今の"セシリア”Я”"は、このターンに山札から登場したユニット。スキルが発動するぞ。」

 

 

 

「"セシリア”Я”"のスキル発動。CB1、"シルヴィア"とその後ろの"カローラ・ドラゴン"を呪縛する。前列に呪縛カードがあるので、バインドしてスタンドでライド。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー53000(13000+10000*4)

 

「そしてアタック。スキルでCB1、"プラント・トークン"、"カローラ・ドラゴン"を退却。山札から5枚見て、"荊百合の銃士セシリア”Я”"、"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

「"黒鎧の撃退者リンナル"、"無常の撃退者マスカレード"、"厳格なる撃退者"、"アビス・ヒーラー"でガード!」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー68000(13000+10000*2+15000+20000)

 

「チッ...ツインドライブ、1枚目、"白百合の銃士セシリア"。2枚目、"桜の銃士アウグスト"。アタックは通らない。"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я" : パワー13000(13000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"。」

 

「"セシリア”Я”"のスキル発動。CB1、"シルヴィア"、"プラント・トークン"を呪縛。前列に呪縛カードがあるので、バインドしてスペリオルライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー63000(13000+10000*5)

 

「トドメだ!"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

「ガード!」

 

「っ!?」

 

「"暗黒の盾マクリール"、手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「くっ...ツインドライブ、1枚目、"リコリスの銃士サウル"。2枚目、"白百合の銃士セシリア"。」

 

「これで君のアタックは終わった。だけど、僕はまだ倒れていない!」

 

 

 

「バカな...久導ユウトのあの攻撃を防ぎ切ったというのか...(どうやらここまでのようですね。仕方ありません、ここは退却です。)」

 

 

「すごい、レンさん...(あのユウトさんと互角以上のファイトを...)」

 

「レン...(今こそ超えるのだ。出会ったあの日から、お前の前に立ちはだかってきた最大の壁を。)」

 

「ユウト...(お願いします、レン様...ユウトを元に...!)」

 

 

 

「っ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:11枚、ソウル:7枚、ダメージ:4枚(裏:4)

 

■□■

□■■

V   : 荊百合の銃士セシリア"Я"

R右  : パンジーの銃士シルヴィア

R右下 : カローラ・ドラゴン

R左下 : パンジーの銃士シルヴィア

 

■■■

■□■

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R右  : ブラスター・ダーク・撃退者

R左  : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R右下 : 督戦の撃退者ドリン

R左下 : 魁の撃退者クローダス

 

レン 手札:0枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。...ユウト、今君を超える。」

 

「くっ、まだだ。俺の手札は11枚。易々と超えられてたまるか!」

 

「いや、絶対に超える。そして君を救ってみせる!」

 

「っ...!」

 

「彼方より現れし幻獣!心を惑わし、魂諸共裂き砕け!クロスブレイクライド!"撃退者ドラグルーラー・ファントム"!」

 

「"ドラグルーラー・ファントム"...だと...!?」

 

 

そう、これが僕の切り札。ユウトと戦うために用意した最後で最強の切り札だ。

この力をもって君を倒し、君をリンクジョーカーから、リバースから解き放つ!

 

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"撃退者ドラグルーラー・ファントム" : パワー43000(13000+10000*3)

 

「この"ドラグルーラー・ファントム"には、大きく分けて三つのスキルがあります。その一つ目を見せてあげましょう。CB1、リアガードを2枚退却。"モルドレッド"、"ドリン"。これにより、相手のダメージが4枚以下なら相手に1ダメージ与えます。」

 

「何!?」

 

「これが"ドラグルーラー・ファントム"のミラージュ・ストライク。」

 

「くっ...ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

 

「そして、僕のリアガードが退却したことで"ドラグルーラー・ファントム"のスキルが発動する。SB1することでドロップゾーンから、グレード2以下の"撃退者"を1枚リアガードにコールする。この能力でコールしたユニットはターン終了時に退却する。さらにこの能力のコストで"ファントム"を含むグレード3をSBした場合、1枚ではなく2枚コールできる。"モルドレッド・ファントム"をSB。ドロップゾーンから"督戦の撃退者ドリン"、"黒鎧の撃退者リンナル"をコール。そして"ドリン"のスキルでCB1、SB1しパワー+10000。"クローダス"がいるので1枚ドロー。(...来たっ!)」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー20000(10000+10000)

 

 

「これでバトルです。まずは"クローダス"のブースト、"ドリン"でヴァンガードにアタック!」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「"リコリスの銃士サウル"、"月下美人の銃士ダニエル"でガード!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー33000(13000+5000+15000)

 

「次です。"リンナル"のブースト、"ドラグルーラー"でヴァンガードにアタック!」

 

"撃退者ドラグルーラー・ファントム" : パワー51000(13000+10000*3+8000)

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"ダークサイド・トランぺッター"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ブラスター・ダーク"へ。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー40000(10000+10000*2+10000)、☆2

 

「2枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ブラスター・ダーク"へ。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー50000(10000+10000*2+10000*2)、☆3

 

 

「先ほど言いましたね。"ドラグルーラー・ファントム"には大きく分けて三つの能力があると。そして今、最後の三つ目のスキルの発動条件が揃いました。」

 

「何?」

 

「アタックがヒットしなかったとき、CB1、手札から同名カード..."撃退者ドラグルーラー・ファントム"を捨てる。そしてリアガード3枚を退却することで、"ドラグルーラー"はスタンドし、パワー+10000!」

 

"撃退者ドラグルーラー・ファントム" : パワー53000(13000+10000*3+10000)

 

 

 

「"ドラグルーラー"がスタンドだと!?」

 

「それだけじゃない。ソウルに"撃退者"を含むグレード3以上のユニットがあるなら、さらにクリティカル+1。"ファントム"を含むグレード3以上のユニットがあるなら、ドライブ+1!"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"がソウルにあることで、どちらの条件も満たしている!」

 

"撃退者ドラグルーラー・ファントム" : パワー53000(13000+10000*3+10000)、☆2

 

「行け、"ドラグルーラー・ファントム"!ヴァンガードにアタック!」

 

「くっ...(手札のガード値を使用すれば、トリガーが出ない限り守り切れる。だがトリガーが出た場合、このガードは突破される。だったら...)"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

「ユウト...僕は君を倒す!絶対にだ!トリプルドライブ、1枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ブラスター・ダーク・撃退者"にパワー+10000!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー60000(10000+10000*2+10000*3)

 

「2枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ブラスター・ダーク・撃退者"へ!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー70000(10000+10000*2+10000*4)、☆2

 

「3枚目、"ダークサイド・トランぺッター"。ゲット、クリティカルトリガー!」

 

 

「な、なんだと!?」

 

「効果はすべて"ブラスター・ダーク"へ!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー80000(10000+10000*2+10000*5)、☆3

 

 

 

「トリプルトリガー...いや、クインテットトリガー...」

 

「絶対に勝つという強い意志が、レンにトリガーを引かせたというのか...」

 

 

 

「...」

 

「行け、我が分身!ユウトに取りつく悪しき力を切り裂き、我が友を救い出せ!」

 

『ハアアアアアアアアアア!』

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー80000(10000+10000*2+10000*5)、☆3

 

 

「...まだだ!俺は負けん!ガード、"リコリスの銃士サウル"、"桜の銃士アウグスト"、"メイデン・オブ・スイートベリー"、"メイデン・オブ・フラワーカーペット"、"月下美人の銃士ダニエル"!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー58000(13000+5000*2+10000*2+15000)

 

「"シルヴィア"でインターセプト!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー63000(13000+5000*3+10000*2+15000)

 

「そして"アウグスト"のスキル!後列の"カローラ・ドラゴン"、"シルヴィア"を退却し、シールド+10000!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー73000(13000+5000*2+10000*2+15000*2)

 

「さらにドロップゾーンから"リコリスの銃士サウル"、"白百合の銃士セシリア"を山札の下に置き、1枚ドローする!」

 

 

これでガード値が10000以上のカードを引けば、ユウトは見事ガード成功。

次のターン、恐らくユウトが僕にトドメをさすであろう。

 

 

「...運命のドローだ。」

 

「ええ。...お願いします。」

 

「ああ。...ドロー。俺が引いたカードは...."リコリスの銃士サウル"。ガード値は5000。よってガードはできない。」

 

 

『ハアアアアアアアアアア!』

 

『きゃあああああああああ!』

 

「ぐっ...ダメージチェック、"メイデン・オブ・フラワーカーペット"...俺の負けか...」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「レン...強くなったな...」

 

「ユウト...ファイトの途中、既にリバースが解けていたんだね。」

 

「ああ...だが、お前との本気のファイトが楽しくてな...だが、お前の想いが届かなければ目が覚めなかった。...だから、ありがとう、レン。」

 

「ふっ...何だか照れくさいですね...」

 

 

ドサッ

 

 

「ユウト?...ユウト!」

 

 

ファイトが終わり、他のリバースファイターとは違って虚無のオーラが体から抜けるような様子はなかったが、ユウトはリバースが解けていた。

ファイトが終わった後、平気そうな顔をしていたから大丈夫だと思ったけど、ユウトが倒れてしまった。

 

 

「ユウト!ユウト!」

 

「大...丈夫...少し、疲れた....だけだ....今は、眠らせて....くれ....」

 

「...ええ。ゆっくり休んでください。」

 

「ああ.......」

 

 

お疲れ様、ユウト...後は僕がリンクジョーカーを倒して、世界を救ってくるよ。

だから今はお休み...僕の最高のライバル。

 

 

 

.



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第百二話「再臨せし竜」

レンside

 

 

 

ユウトを倒した僕は、いつの間にか逃げたタクトを追ってさらに上階へと向かう。

アイチ君も僕と一緒に来ている。アサカたちにはユウトのことをお願いしてある。

 

 

「ここが最上階...行き止まりのようですね。」

 

「はい。」

 

 

そう思っていると、急に床が動き出し、天井が開く。

そのまま屋上に上がると、そこにはタクトがいた。

どうやらここがラストステージのようですね。

 

 

「全く...しつこい連中だ。」

 

「タクト...君を倒して、この騒動も終わりにしましょう。」

 

「くくく...残念だが私にはまだ、とっておきの駒がある。」

 

 

そういうタクトの後ろには、櫂がいた。

やはり...櫂もリバースしていたか。

 

 

「君だと思っていたよ、櫂。テツをリバースできる人物なんて、そうはいない。それにユウトまでも...だとすれば、君しかいないと思った。」

 

「ふっ...」

 

 

「櫂くん!今度こそ僕が君を...あぅっ!」

 

 

櫂に駆け寄るアイチ君を、櫂は払いのける。

どうやら櫂の目に映っているのは僕だけのようですね。

ま、それは僕もですが。ユウトを倒した今の僕にとって、これ以上の相手は櫂、君しかいない。

 

 

「ファイトだ、レン。」

 

「ええ。決着を付けましょう。」

 

「レンさん...櫂くん...」

 

「くくく...先導アイチ。私たちは離れてみましょうか。リンクジョーカーの力を使い、雀ヶ森レンをЯする櫂トシキの姿を。」

 

 

リンクジョーカー...珍しく僕が研究を重ねた相手。

ユウトを倒すためにデッキを組みましたが、リンクジョーカー相手にも戦えるようにしています。

そのまま、櫂を倒してすべてを終わらせましょう。

 

 

「「スタンドアップ・THE・ヴァンガード!」」

 

「"恐慌の撃退者フリッツ"。」

 

「"リザードソルジャー コンロー"。」

 

 

 

「かげろう!?」

 

「櫂トシキ...(なぜリンクジョーカーを手放している...いや、まあいい。彼がЯし、我が配下であることに変わりはない。)」

 

 

「...かげろうですか。僕が珍しくリンクジョーカーを研究してきたというのに。だが...君はそうでなくては。」

 

「ふっ...俺のターン、ドロー。"サーベル・ドラゴニュート"にライド。"コンロー"のスキルで1枚ドロー。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : サーベル・ドラゴニュート

 

□■□

□□□

V   : 恐慌の撃退者フリッツ

 

レン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"克己の撃退者ラキア"にライド。"フリッツ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを獲得。"ラキア"でアタックです。」

 

"克己の撃退者ラキア" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"。」

 

「ダメージチェック、"ラーヴァフロウ・ドラゴン"。」

 

「まずは1ダメージ。ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : サーベル・ドラゴニュート

 

□■□

□□□

V   : 克己の撃退者ラキア

 

レン 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"バーサーク・ドラゴン"にライド。スキル発動。CB1、SB1で相手リアガードを退却。」

 

「僕にリアガードはいない。」

 

「ああ。その後、このカードがヴァンガードサークルにいるなら1枚ドロー。"サーベル・ドラゴニュート"、"パープルジェム・カーバンクル"をコール。行け、"ドラゴニュート"。」

 

"サーベル・ドラゴニュート" : パワー8000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"黒鎧の撃退者リンナル"。」

 

「"パープルジェム"のブースト、続け!"バーサーク"!」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー15000(10000+5000)

 

「それもノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復。」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

"克己の撃退者ラキア" : パワー18000(8000+10000)

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□■□

■■□

V   : バーサーク・ドラゴン

R左  : サーベル・ドラゴニュート

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

 

□■□

□□□

V   : 克己の撃退者ラキア

 

レン 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。ライド、"超克の撃退者ルケア"。さらに"魁の撃退者クローダス"、"督戦の撃退者ドリン"、"無常の撃退者マスカレード"をコール。"ドリン"のスキルでCB1、SB1しパワー+10000。"クローダス"がいるので1枚ドロー。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー20000(10000+10000)

 

「行け、"マスカレード"。"サーベル・ドラゴニュート"にアタック。」

 

"無常の撃退者マスカレード" : パワー8000

 

「ノーガード。"サーベル・ドラゴニュート"は退却。」

 

「"ルケア"でヴァンガードにアタック。」

 

"超克の撃退者ルケア" : パワー10000

 

「"魔竜導師ラクシャ"でガード。」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー25000(10000+15000)

 

「ドライブチェック、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ドリン"にパワー+10000。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「"クローダス"のブースト、"ドリン"でヴァンガードにアタック!」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー38000(10000+10000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"パープルジェム・カーバンクル"。」

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■□

□■□

V   : バーサーク・ドラゴン

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

 

■■■

■□□

V   : 超克の撃退者ルケア

R右  : 無常の撃退者マスカレード

R左  : 督戦の撃退者ドリン

R左下 : 魁の撃退者クローダス

 

レン 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「ここまででダメージ1vs1...お互いにダメージをあまり受けていない。」

 

「くくく...それもこれまでです。ここからはグレード3...いよいよ、出てきますよ。」

 

「っ、リバースユニット...」

 

「さあ見せてやりなさい、櫂トシキ。リンクジョーカーの力、恐ろしさを。」

 

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド・THE・ヴァンガード!この世のすべてのものを焼き尽くす黙示録の炎!"ドラゴニック・オーバーロード"!」

 

『グオオオオオオオオオオオオオオオオ!』

 

 

何というイメージ...これが櫂の真の姿...!

まるで本当に"オーバーロード"の前に立っているかのような緊張感です。

 

 

「"オーバーロード"...その名こそ、This is THE 櫂トシキ。魂のユニット。」

 

「ふっ...行くぞ、レン。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ドラゴンナイト ネハーレン"をコール。"ネハーレン"のスキル。CB1を支払うことで、"クローダス"を退却。パワー+5000。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー15000(10000+5000)

 

「"ドラゴンフルアーマード・バスター"をコール。スキルでSB2し、"ドリン"を退却。その後、山札から7枚見て、"ドラゴニック・オーバーロード"を手札に加える。そしてバトルだ。"ドラゴニック・オーバーロード"で、"マスカレード"をアタック!」

 

「何!?」

 

 

リアガードをアタック!?

一体何を狙っている...いや、あえてここは受けましょう。

 

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは"ネハーレン"へ。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「2枚目、"ドラゴンフルアーマード・バスター"。」

 

「"マスカレード"は退却。」

 

「ふっ..."オーバーロード"のスキル発動。アタックがヒットした時、CC1、SC1。さらにリアガードへのアタック終了時、CB1、手札を1枚捨てることで、"オーバーロード"はスタンドする!」

 

「何っ!?」

 

「"パープルジェム"はスキルでパワー+15000。"フルアーマード"もスキルでパワー+3000。」

 

"ドラゴンフルアーマード・バスター" : パワー13000(10000+3000)

"パープルジェム・カーバンクル" : パワー20000(5000+15000)

 

「"パープルジェム"のブースト、再びアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー43000(13000+10000+20000)

 

「くっ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ。」

 

 

何!?ツインドライブを失っていない!?

 

 

「1枚目、"ドラゴニック・バーンアウト"。2枚目、"ドラゴンナイト ネハーレン"。」

 

「っ、ダメージチェック、"克己の撃退者ラキア"。」

 

「"フルアーマード"でアタック。」

 

"ドラゴンフルアーマード・バスター" : パワー13000(10000+3000)

 

「クイックシールドを使用する!」

 

"超克の撃退者ルケア" : パワー15000(10000+5000)

 

「"ネハーレン"でアタック。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

"超克の撃退者ルケア" : パワー20000(10000+10000)

 

「ふっ...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□■□

■■■

V   : ドラゴニック・オーバーロード

R右  : ドラゴンフルアーマード・バスター

R左  : ドラゴンナイト ネハーレン

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

 

□■□

□□□

V   : 超克の撃退者ルケア

 

レン 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

 

新たな"オーバーロード"...櫂も強くなっている。

だが僕はそれ以上に強くなった。ユウトが僕の目標なら、櫂は僕を高めてくれる最高のライバル。

君を倒すことで、僕はさらに強くなれる!

 

 

「行くよ、櫂。スタンド&ドロー。大いなる野望を刀身に乗せ、道を切り拓け!ライド、"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"!イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。そして"ルケア"のスキル。山札から3枚見て、"ブラスター・ダーク・撃退者"をコール。残りは山札の下へ。さらに"モルドレッド"のスキルでイマジナリーギフトフォースⅠを獲得し、右前列へ。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「"ブラスター・ダーク"のスキル。CB1、手札を1枚捨て、"フルアーマード"を退却。さらに"ラキア"のスキルで山札から"黒鎧の撃退者リンナル"をコール。手札から"虚空の撃退者マスカレード"をコールし、スキル。山札から7枚見て、"ブラスター・ダーク・撃退者"を手札に加えます。加えたのでリアガードを1枚選び退却。"リンナル"を退却させ、スキル発動。SB1、君はリアガードを1枚退却しなければならない。」

 

「"パープルジェム"を退却。」

 

「行きますよ、櫂。"ブラスター・ダーク"でヴァンガードにアタック。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「"ドラゴンモンク ゲンジョウ"でガード。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー33000(13000+20000)

 

「ならば、"モルドレッド"でヴァンガードにアタック。スキルでCB1、"ブラスター・ダーク"をすべてスタンドし、パワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー40000(10000+10000*2+10000)

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー13000

 

「"槍の化身ター"でガード。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー28000(13000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ダークサイド・トランぺッター"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ブラスター・ダーク"へ。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー50000(10000+10000*2+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワーは"マスカレード"へ。」

 

"虚空の撃退者マスカレード" : パワー20000(10000+10000)

 

「行け、"マスカレード"!ヴァンガードにアタック!スキルでパワー+3000!」

 

"虚空の撃退者マスカレード" : パワー23000(10000+10000+3000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"バーサーク・ドラゴン"。」

 

「続け、"ブラスター・ダーク"!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー50000(10000+10000*2+10000+10000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"パープルジェム・カーバンクル"、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー23000(13000+10000)

 

「これでダメージ4。こちらのダメージは2。どうです、櫂。」

 

「ふっ...勝負はここからだ、レン。」

 

「そうですね。...君はまだリバースユニットを見せていない。」

 

 

 

「そうだ...櫂くんはまだリバースユニットを出していない。かげろうのリバースユニットは三和くんが使っていたけど...」

 

「くくく...楽しみですねえ。雀ヶ森レンが櫂トシキのЯユニットに焼き尽くされる様が見れるのは。」

 

 

 

「ふっ...僕も楽しみだよ。櫂、最強となった君が見せる、最強の切り札が。」

 

「...そうだな。だが、レン。それを見た時、それがお前の最後だ。」

 

「言いますね。...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□□□

■■□

V   : ドラゴニック・オーバーロード

R左  : ドラゴンナイト ネハーレン

 

■■■

□□□

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R右  : ブラスター・ダーク・撃退者

R左  : 虚空の撃退者マスカレード

 

レン 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「(レンさん、何だか楽しそうだ...世界の命運がかかっているっていうのに。いや...だからこそ、レンさんは楽しんでいるんだ。ギリギリの状況で、互いのすべてを出し切って戦う。...僕も...)」

 

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"ドラゴニック・バーンアウト"、"サーベル・ドラゴニュート"をコール。"バーンアウト"のスキル発動。CB1、ドロップゾーンから"バーサーク・ドラゴン"を山札の下に置き、"ブラスター・ダーク"を退却。」

 

「っ...」

 

「行け、"オーバーロード"。"マスカレード"にアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー23000(13000+10000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"オーバーロード"にパワー+10000。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「2枚目、"希望の火エルモ"。」

 

「くっ、"マスカレード"は退却。」

 

「アタックがヒットしたので、CC1、SC1。そして"オーバーロード"のスキル発動!CB1、手札を1枚捨てスタンド!再びヴァンガードにアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「ガード、"ダークサイド・トランぺッター"2枚、"アビス・ヒーラー"。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー63000(13000+15000*2+20000)

 

「ふん。ツインドライブ、1枚目、"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ネハーレン"へ。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"バーンアウト"へ。」

 

"ドラゴニック・バーンアウト" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

 

 

 

「ダブルトリガー!?」

 

「くくく...楽しませてくれますね、櫂トシキ。」

 

 

 

 

「くっ、ここでダブルクリティカルとは。さすがだよ、櫂。」

 

「ふっ..."バーンアウト"でアタック。」

 

"ドラゴニック・バーンアウト" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"虚空の撃退者マスカレード"、"魁の撃退者クローダス"。」

 

「続け、"ネハーレン"。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー28000(10000+10000+8000)、☆2

 

 

 

「このアタックが通ったら、レンさんはっ!」

 

 

大丈夫だよ、アイチ君。そんなに焦らなくても。

僕はこのファイトに必ず勝ってみせる。だからそこで待っていてください。

 

 

「ガード、"アビス・ヒーラー"。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー33000(13000+20000)

 

 

「ふっ...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

■□□

■■■

V   : ドラゴニック・オーバーロード

R右  : ドラゴニック・バーンアウト

R左  : ドラゴンナイト ネハーレン

R左下 : サーベル・ドラゴニュート

 

□■□

□□□

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

 

レン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。幻想の彼方より舞い降りし、残酷なる刃!夢幻泡影!ライド、"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"!イマジナリーギフトフォースⅠを左前列へ。"黒衣の撃退者タルトゥ"をコール。スキルによりSB1し、山札から"魁の撃退者クローダス"をコール。このユニットはターン終了時に退却されます。"督戦の撃退者ドリン"をコール。スキル発動。CB1、SB1しパワー+10000。"クローダス"がいるので1枚ドロー。」

 

"督戦の撃退者ドリン" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ブラスター・ダーク・撃退者"を2枚コール。それぞれの登場に"モルドレッド"のスキルが発動。ヴァンガードサークルと左前列にイマジナリーギフトフォースⅠを置く。」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー23000(13000+10000)

"ブラスター・ダーク・撃退者"(R左) : パワー30000(10000+10000*2)

 

「さらに"ブラスター・ダーク・撃退者"のスキルにより、それぞれの後列にいる"タルトゥ"、"ドリン"にブーストを与える。"ドリン"にこのスキルを発動した場合はCC1。さらにスキル発動。CB1、手札を1枚捨て、"ネハーレン"を退却。もう片方は使わない。」

 

 

 

 

「すごい、レンさん。あっという間にリアガードを並べただけじゃない..."ブラスター・ダーク"を2枚もコールして、"モルドレッド・ファントム"のスキル発動の準備も万端だ。」

 

「くくく...さすがは雀ヶ森レン。私が最初にЯしようとしたファイターの一人なだけはあります。」

 

「えっ?」

 

「何も驚く必要はないでしょう。力を持つファイターを手駒とする。君も候補の一人だったんだよ、先導アイチ。君だけじゃない。久導ユウトに櫂トシキ。まあ、櫂トシキをЯさせた結果、久導ユウトまでも計画の初期段階でЯできたわけだが。」

 

 

 

「行きますよ、櫂。まずは右の"ブラスター・ダーク"でリアガードにアタック。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者"(R右) : パワー30000(10000+10000*2)

 

「ノーガード。"バーンアウト"は退却。」

 

「次だ。左の"ブラスター・ダーク"でヴァンガードにアタック。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ドラゴニック・オーバーロード"。」

 

「"クローダス"のブースト、"モルドレッド・ファントム"!」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「そしてスキル発動!CB1、"ブラスター・ダーク"をすべてスタンドし、パワー+10000!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者"(R右) : パワー40000(10000+10000*2+10000)

"ブラスター・ダーク・撃退者"(R左) : パワー40000(10000+10000*2+10000)

 

「ガード。"槍の化身ター"、"魔竜導師ラクシャ"。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー43000(13000+15000*2)

 

「くっ...ツインドライブ、1枚目、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、右の"ブラスター・ダーク"にパワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー50000(10000+10000*2+10000+10000)

 

「2枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて右の"ブラスター・ダーク"へ!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー60000(10000+10000*2+10000+10000*2)、☆2

 

 

 

「すごい!レンさんもダブルトリガー!」

 

「ふん...(まさか...ないとは思うが、櫂トシキが敗れる...?)」

 

 

 

「行け、"ブラスター・ダーク"!"ドリン"のブーストを受けてアタック!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者"(R右) : パワー80000(10000+10000*2+10000*3+20000)、☆2

 

「無駄だ、レン。"ワイバーンガード バリィ"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ふっ、わかっていましたよ櫂。君は頑なに完全ガードを使ってこなかった。だからここで使わせたことに意味がある。左の"ブラスター・ダーク"でアタック!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者" : パワー60000(10000+10000*2+10000+10000)

 

「ガード、"ワイバーンガード バリィ"。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「(これで櫂の手札に完全ガードは無くなったはず...次のターンがこのファイトの終焉だ。)ターンエンド。エンド時、"クローダス"のスキル発動。CB1、自身をソウルに置き、1枚ドロー。"ドリン"がいるのでCC1。」

 

 

 

「うまい!"タルトゥ"のスキルで退却するはずだった"クローダス"を、スキルを使って無駄な退却を防いだ。しかも手札補充を実質ノーコストで行ってる。」

 

「ふ...ですがこのターンで決着を付けられなかったのは痛いのでは?」

 

「えっ?」

 

「次のターン、櫂トシキのЯユニットが現れたら...雀ヶ森レンはもう防ぎきれないでしょうねえ。」

 

「っ...レンさん...」

 

 

 

「僕はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

■□□

□■□

V   : ドラゴニック・オーバーロード

R左下 : サーベル・ドラゴニュート

 

■■■

■□■

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R右  : ブラスター・ダーク・撃退者

R左  : ブラスター・ダーク・撃退者

R右下 : 督戦の撃退者ドリン

R左下 : 黒衣の撃退者タルトゥ

 

レン 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"ドラゴニック・バーンアウト"、"ドラゴンナイト ネハーレン"、"希望の火エルモ"をコール。」

 

 

 

「何...?(櫂トシキ...なぜЯユニットにライドしないのです!)」

 

 

「ふっ...じらしますね、櫂。(リバースユニットは僕にトドメをさすときに出す、そういうことですか。)」

 

「..."ネハーレン"のスキル。CB1、"ドリン"を退却。パワー+5000。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー15000(10000+5000)

 

「"エルモ"のスキル。退却し、1枚ドロー、CC1。さらに"バーンアウト"のスキル。CB1、ドロップゾーンから"ドラゴニック・オーバーロード"を山札の下に置き、左の"ブラスター・ダーク"を退却。」

 

「くっ...」

 

「"オーバーロード"、"ブラスター・ダーク"にアタック。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー23000(13000+10000)

 

「っ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ドラゴンナイト ネハーレン"。2枚目、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ネハーレン"にパワー+10000。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「アタックがヒットしたので、CC1、SC1。そしてCB1、手札を1枚捨て、スタンド。もう一度アタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー23000(13000+10000)

 

「"黒鎧の撃退者リンナル"、"ダークサイド・トランぺッター"でガード!」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ドラゴニック・バーンアウト"。2枚目、"サーベル・ドラゴニュート"。...続け、"バーンアウト"。」

 

"ドラゴニック・バーンアウト" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"督戦の撃退者ドリン"。」

 

「"ネハーレン"でアタック!」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「ガード、"厳格なる撃退者"!」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー28000(13000+15000)

 

「ふん...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

■□□

■■■

V   : ドラゴニック・オーバーロード

R右  : ドラゴンナイト ネハーレン

R左  : ドラゴニック・バーンアウト

R左下 : サーベル・ドラゴニュート

 

□■□

■□□

V   : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R左下 : 黒衣の撃退者タルトゥ

 

レン 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「ファイトが長引いている...それだけお互いに譲れないファイトってことか...」

 

「くくく...私としては、もっと長引いてほしいですねえ。そうすれば私が戦うことなく、この世界はリンクジョーカーが支配できますから。」

 

 

 

「そんなことにはならないよ。このターンで僕が決める。ファイナルターン!」

 

「ふっ...」

 

「スタンド&ドロー。ユウトを救ったこのカードで、君も救ってみせる!彼方より現れし幻獣!心を惑わし、魂諸共裂き砕け!クロスブレイクライド!"撃退者ドラグルーラー・ファントム"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"撃退者ドラグルーラー・ファントム" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「"超克の撃退者ルケア"をコール。"ドラグルーラー"のスキル発動!CB1、"ルケア"、"タルトゥ"を退却。相手ヴァンガードに1ダメージ!ミラージュ・ストライク!」

 

「くっ...ダメージチェック、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー23000(13000+10000)

 

「っ...さらなるスキル発動!SB1、ドロップゾーンから"モルドレッド・ファントム"を2枚コール。」

 

 

櫂がドロートリガーを引いたのは想定外...だが、それでも僕は負けない。

必ず櫂を倒してみせる。だから僕に力を...シャドウパラディンのみんな!

 

 

「"ドラグルーラー"でヴァンガードにアタック!」

 

"撃退者ドラグルーラー・ファントム" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「"ネハーレンでインターセプト、"ゲンジョウ"でガード。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー48000(13000+10000+5000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"撃退者ドラグルーラー・ファントム"。2枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"撃退者ドラグルーラー・ファントム" : パワー43000(13000+10000*2+10000)

 

「アタックがヒットしなかったのでスキル発動!CB1、手札から"撃退者ドラグルーラー・ファントム"を捨てることでスタンドし、パワー+10000!さらにソウルに"撃退者"がいるのでクリティカル+1!」

 

"撃退者ドラグルーラー・ファントム" : パワー53000(13000+10000*2+10000+10000)、☆2

 

「させん。ガード、"魔竜導師ラクシャ"、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー58000(13000+10000+15000+20000)

 

「っ!」

 

 

櫂のガードが最低限...ここでトリガーを引けば僕の勝ちだ!

引いてみせる。このファイトに勝ってみせるんだ!

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"無常の撃退者マスカレード"。2枚目...くっ..."克己の撃退者ラキア"。」

 

「これでアタックは通らない。(だが...俺の手札のガード値が足りん...)」

 

「左の"モルドレッド"でヴァンガードにアタック!」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"(R左) : パワー33000(13000+10000*2)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。」

 

「なっ!?」

 

「ダメージ1枚回復し、パワー+10000。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「くっ...右の"モルドレッド"でアタック!」

 

"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「"ドラゴニック・バーンアウト"でインターセプト。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー38000(13000+10000*2+5000)

 

「っ...ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

■□□

□■□

V   : ドラゴニック・オーバーロード

R左下 : サーベル・ドラゴニュート

 

■■■

□□□

V   : 撃退者ドラグルーラー・ファントム

R右  : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

R左  : 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム

 

レン 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(裏:4)

--------------------------------------------------

 

「そんな...ヒールトリガーさえ引かれなければ、レンさんが勝っていたのに...」

 

「くくく...これで終わりですね。」

 

 

 

「(レン...ユウトを倒したその実力は本物だった。だが...勝つのは俺だ。)ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。すべてを焼き尽くす煉獄の炎の中で、再び甦る!再誕!炎の最強竜!クロスブレイクライド!"ドラゴニック・オーバーロードThe Яe-birth"!」

 

『グオオオオオオオオオオオオオオオオ!』

 

 

"ドラゴニック・オーバーロード・ザ・リバース"...これが櫂のリバースユニット...

何という力の波動だ...この僕が...震えている...!?

 

 

 

「"オーバーロード"のリバースユニット!?」

 

「な、なんだと?あんなЯユニット...私は知らない...」

 

 

 

「"オーバーロード"のスキル。"ドラゴニック・オーバーロード"以外の"オーバーロード"にライドされた時、CB1することで山札から"オーバーロード"をコールする。その後、コールした"オーバーロード"のスキルを"Яe-birth"に与える。"ドラゴニック・オーバーロード"をコールし、スキルを与える。」

 

「くっ...」

 

「"ドラゴニック・バーンアウト"、"サーベル・ドラゴニュート"、"希望の火エルモ"をコール。"バーンアウト"のスキルでCB1、ドロップゾーンの"バーンアウト"を山札の下に置き、"モルドレッド"を退却。そして"Яe-birth"のリミットブレイク!CB1、リアガードをすべて呪縛!」

 

「なっ!?(自分のリアガードをすべて呪縛!?一体何を...)」

 

「この能力でリアガードに呪縛カードが5枚になったとき、スキルを一つ得る。さらにドロップゾーンからノーマルユニットをすべて山札に戻しシャッフルする。行くぞ、レン。」

 

 

来る...一体どんな攻撃を仕掛けてくる...!

 

 

「"Яe-birth"でリアガードにアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード The Яe-birth" : パワー23000(13000+10000)

 

「っ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"バーサーク・ドラゴン"。2枚目、"ラーヴァフロウ・ドラゴン"。」

 

「"モルドレッド"は退却。」

 

「アタックがヒットしたので、"オーバーロード"が与えたスキルが発動。CC1、SC1。そして、CB1、手札を1枚捨て、"Яe-birth"をスタンド。再びアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード The Яe-birth" : パワー23000(13000+10000)

 

「っ、させない!"克己の撃退者ラキア"、"アビス・ヒーラー"でガード!」

 

"撃退者ドラグルーラー・ファントム" : パワー43000(13000+10000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ドラゴニック・オーバーロード"。2枚目、"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード The Яe-birth" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

 

 

「防いだ!...でも、まだリバースのスキルを発動していない...」

 

「ふっ...さて、どんなスキルを見せてくれるんでしょうねえ。」

 

 

 

「ふっ...見せてやろう、レン。これが俺の力だ!"Яe-birth"のスキル発動!SB2、呪縛カードを2枚ドロップへ!これにより..."Яe-birth"はスタンドする!」

 

「なっ!?」

 

 

三度のスタンド!?

っ、だが僕の手札にはまだ"暗黒の盾マクリール"がある。

残念だったね、櫂。僕の守りは砕けない。

 

 

「行け、"Яe-birth"!ヴァンガードに再びアタック!再臨せし爆炎竜よ!炎の咆哮ですべての秩序を塵と化せ!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード The Яe-birth" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「"暗黒の盾マクリール"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"パープルジェム・カーバンクル"。2枚目、"ドラゴンフルアーマード・バスター"。」

 

 

 

「やった!さすがレンさんだ。櫂くんのあの連続攻撃を防ぎ切った...」

 

 

 

「櫂、これで終わりのようですね。」

 

「レン...本当に強くなったな、お前は。だが、勝つのは俺だ。"Яe-birth"のスキル発動!」

 

「えっ!?」

 

「炎が炎を食らい、業火は燃え続ける!"Яe-birth"のリミットブレイク!この能力は発動するごとにコストが1枚ずつ増えていく。SB3、呪縛カードを3枚ドロップ!"Яe-birth"はスタンドする!そしてこの能力の発動後、リアガードに呪縛カードが無いならドライブ-1。」

 

 

馬鹿な...四度のスタンド...

僕でも、あのユウトですら、そんなことできるかわからない。

それを櫂が...っ、これが君の最強の切り札か...

 

 

「トドメだ、レン。"Яe-birth"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード The Яe-birth" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「僕の手札は0枚...ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

「っ、クリティカル...さすがだ、櫂。あれだけノーマルユニットを山札に戻しておきながら、クリティカルを引くとは。」

 

「ふっ...3ダメージだ。」

 

 

櫂...最高のファイトだった。

このファイトをもっと続けていたい。終わりにしたくない。

これほどまでに強くなった君と、もっとファイトしていたい。

 

 

「ダメージチェック、"幽幻の撃退者モルドレッド・ファントム"。」

 

「あと2枚...レンさん...」

 

「2枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復。」

 

"撃退者ドラグルーラー・ファントム" : パワー23000(13000+10000)

 

 

「やった!ヒールトリガー!...あと1枚、ヒールトリガーが出れば...」

 

 

 

「...レン、俺の勝ちだ。」

 

「ええ。わかってます。」

 

 

 

「えっ?」

 

「ふっ、先導アイチ。気付いていないのですか?雀ヶ森レンのデッキにもうヒールトリガーは残っていない。」

 

「あっ!...二人はそれをわかっていて、トリガーチェックを...」

 

「私には理解できないですがね。」

 

 

 

 

「そうだろうな、リンクジョーカー。」

 

「ユウト...」

 

 

声の方に振り替えると、ユウトが屋上へと来ていた。

ユウトはまだ疲労が残っているのか、あまり調子はよくなさそうだ。

 

 

「久導ユウト...」

 

「リンクジョーカー...お前にはレンと櫂の想いが理解できない。当然だ...すべてを、心すら呪縛するお前たちに、俺たちファイターの想いなど理解できるはずがない!」

 

「ふん...心...くだらない。」

 

 

「ユウト...申し訳ありません。櫂を倒せませんでした。」

 

「レン...悔やむことはない。お前は俺の誇りだ。そして...たとえお前がリバースして俺たちの敵になったとしても、今度は俺がお前を救う。お前が俺を救ってくれたように。」

 

「ユウト...ありがとうございます。...ダメージチェック、"ブラスター・ダーク・撃退者"。僕の負けだ。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

 

櫂...もっと君と...このファイトを...ぐっ...

 

 

ドサッ

 

 

「くっ...」

 

ドサッ

 

 

レンが倒れ、櫂も片膝をつく。

それほどに互いに必死のファイトだった。

 

 

「ふっ...だがこれで残るは一度Яしかけ、ファイトすれば命の危うい先導アイチと、Яが解けたばかりで消耗している久導ユウトだけ。我々リンクジョーカーの勝ちは決まったも同然。」

 

「まだです!僕が君を倒す!」

 

「くくく...櫂トシキ、もう一度先導アイチを倒し、Яしてあげるのです。」

 

「断る。」

 

「何...?」

 

「アイチにはもう勝った。」

 

「貴様....まあいいでしょう。仕方ありません。面倒ではありますが、私自ら決着をつけてあげましょう。二人同時に相手をしてあげます。」

 

「ふっ...アイチ君。俺たちの手でリンクジョーカーを打ち倒すぞ。」

 

「はい!」

 

 

 

最後の決戦だ...リンクジョーカーを倒し、すべての決着をつける!

 

 

「「「スタンドアップ」」」

「THE」

「「「ヴァンガード!」」」

 

 

 

 

.




正直、オーバーロードは強くしすぎたと思います。
でもこれは修正しない。なぜなら後一度しか登場しないから。


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第百三話「解放」

ルールは適当です。ライブ感覚で見てください。


ユウトside

 

 

「「「スタンドアップ」」」

「THE」

「「「ヴァンガード!」」」

 

 

「"星輝兵ワールドライン・ドラゴン"。」

 

「"御使いの解放者"!」

 

「"紅の小獅子キルフ"。」

 

「えっ?」

 

「何?」

 

 

俺のファーストヴァンガードに、アイチ君だけじゃなくリンクジョーカーも驚く。

まあそうだろうな。その反応は予想できていた。

 

 

「ふん...小賢しい真似を。だが私の勝利は揺るがない。私のターン、ドロー。"星輝兵ルイン・マジシャン"にライド。"ワールドライン"のスキル発動。手札から"Я"を含むユニットを相手に公開する。私は"最凶獣神エシックス・バスター”Я”"を公開。」

 

「"エシックス・バスター”Я”"...」

 

「(奴のデッキ...リンクジョーカーだけでなく、リバースユニットまで入っているのか。)」

 

「その後、公開したカードとカード名の異なる"Я"ユニットか、私のヴァンガードよりグレードの一つ高いリンクジョーカーのユニットを手札に加えることができる。私は山札から"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"を手札に加える。さらにライドした"ルイン・マジシャン"のスキル。再び手札から"エシックス・バスター”Я”"を公開。そのカードとカード名の異なる"Я"ユニットを手札に加えるか、1枚ドローする。私は1枚ドローする。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵ルイン・マジシャン

 

□■□__□■□

□□□__□□□

V   : 紅の小獅子キルフ

V   : 御使いの解放者

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"美技の騎士ガレス"にライド。"キルフ"のスキルで1枚ドロー、クイックシールドを得る。そして、ヴァンガードにアタック!」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー8000

 

「ふっ、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"風炎の獅子ワンダーエイゼル"。」

 

「ダメージチェック、"星輝兵メテオライガー"。」

 

「これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵ルイン・マジシャン

 

□■□__□■□

□□□__□□□

V   : 美技の騎士ガレス

V   : 御使いの解放者

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。先導アイチがまだグレード1にライドしていないため、ライドはできない。"ルイン・マジシャン"でヴァンガードにアタックです。」

 

"星輝兵ルイン・マジシャン" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”"。」

 

「ダメージチェック、"フレイム・オブ・ビクトリー"。」

 

「くくく...ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵ルイン・マジシャン

 

□■□__□■□

□□□__□□□

V   : 美技の騎士ガレス

V   : 御使いの解放者

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"小さな解放者マロン"にライド。"御使い"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。そして"マロン"でアタック!」

 

"小さな解放者マロン" : パワー8000

 

「ふっ、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"解放者スターレイン・トランぺッター"。」

 

「ダメージチェック、"両断の星輝兵ジルコニウム"。」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵ルイン・マジシャン

 

□■□__□■□

□□□__□□□

V   : 美技の騎士ガレス

V   : 小さな解放者マロン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

特殊なルールなせいもあるが、お互いに静かな立ち上がりだな。

それに奴のデッキがどんなデッキかわからない以上、慎重にならざるを得ない。

 

 

「くくく...私のターン、スタンド&ドロー。"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"にライド。ソウルの"ワールドライン"のスキル。手札の"最凶獣神エシックス・バスター”Я”"を公開。山札から"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"を手札に加える。そして、"両断の星輝兵ジルコニウム"をコール。CB1、先導アイチを対象にスキル発動!山札の上から1枚を呪縛カードとして置いてもらおう。」

 

「っ、右前列へ置きます。」

 

「ふぅん..."メビウスブレス"でアタックだ!」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー10000

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ジルコニウム"にパワー+10000。」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー20000(10000+10000)

 

 

やはり手札が減らないな。俺たちがターンを消費するごとに奴もターンを得る。

ルール上、仕方ないこととはいえ攻めあぐねるだろうな。

 

 

「ダメージチェック、"未来の解放者リュー"。」

 

「アタックがヒットした。リアガードはいないので呪縛はしない...だが、お前にリアガードがいないので1枚ドロー。そして、追撃せよ!"ジルコニウム"!」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー20000(10000+10000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"ふろうがる・解放者"。」

 

「くくく...ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:12枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□□□

■■□

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R左  : 両断の星輝兵ジルコニウム

 

□■□__□■

□□□__□□□

V   : 美技の騎士ガレス

V   : 小さな解放者マロン

(R右  : 未来の解放者リュー)

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"風炎の獅子ワンダーエイゼル"にライド。"紅の獅子獣ハウエル"をコールし、"ワンダーエイゼル"のスキル発動。SB1、"ハウエル"を退却。山札から"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"にスペリオルライド!」

 

「チッ...」

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"神技の騎士ボーマン"をコール。スキルにより手札を1枚、クイックシールドを捨て、山札から"美技の騎士ガレス"をコール。"奮然の騎士ルーラッハ"をコール、手札の"レーブンヘアードエイゼル"のスキル発動。CB1、手札からスペリオルライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

「ユウトさん、すごい。しっかりと"レーブンヘアードエイゼル"までのコンボを繋げた!」

 

「くっ...やはり厄介なファイターだ...」

 

「"激情の騎士バグデマグス"をコール。これでバトルに入る。まずは"バグデマグス"でリアガードにアタック。"バグデマグス"はソウルの"エイゼル"の種類につき、パワー+5000。今は"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"のみなのでパワー+5000。アクセルサークルの効果でさらに+5000。」

 

"激情の騎士バグデマグス" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「ふん...ノーガード。"ジルコニウム"は退却。」

 

「行け、"レーブンヘアードエイゼル"!スキルによりCB1でパワー+15000、クリティカル+1!このアタックに守護者はコールできない!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー27000(12000+15000)、☆2

 

「チッ...今はその攻撃を食らうわけにはいきません。"星輝兵メテオライガー"2枚でガード!」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー40000(10000+15000*2)

 

 

ガードしてきたか。このファイトは8ダメージ受けた方が負ける。

一人で二人の相手をしている以上、慎重にもなるか。

 

「ツインドライブ、1枚目、"風炎の獅子ワンダーエイゼル"。2枚目、"エリクサー・ソムリエ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ボーマン"にパワー+10000。」

 

"神技の騎士ボーマン" : パワー19000(9000+10000)

 

 

よし、ヒールトリガーを引けたのは大きい。

俺のダメージは1だが、俺たちのダメージは共有している影響でダメージ3となっている。

奴のダメージは2だから回復ができた。

 

 

「くっ...」

 

「"ガレス"のブースト、"ボーマン"でアタック!」

 

"神技の騎士ボーマン" : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

 

トリガーを引かれたか。だが俺のアタックはもう終了している。

 

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:11枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

 

□■■□■__□■

_■□□___□□□

V   : レーブンヘアードエイゼル

R左  : 神技の騎士ボーマン

R左下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 激情の騎士バグデマグス

 

V   : 小さな解放者マロン

(R右  : 未来の解放者リュー)

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:4枚、ダメージ:0枚

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"星輝兵ルイン・マジシャン"をコールし、スキル発動。CB1、手札から"最凶獣神エシックス・バスター”Я”"を公開。山札から公開したカードと異なる"Я"ユニットを公開し、手札に加える。"魔大帝ダッドリー・エンペラー”Я”"を公開し手札に加える。」

 

「(リバースユニットを手札に集めて、一体何を狙っている...確かにリバースユニットは強力なスキルを持っているが、だからといってそれを大量にデッキに入れたところで機能しない...)」

 

「くくく...行くぞ。"ルイン・マジシャン"のブースト、"メビウスブレス"でヴァンガードにアタック。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー18000(10000+8000)

 

「呪縛させるわけにはいかない。"エリクサー・ソムリエ"でガードだ。」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー32000(12000+20000)

 

「ふん...ドライブチェック、"星輝兵ステラガレージ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー28000(10000+8000+10000)

 

「トリガーを引いたか。だがアタックは通らない。」

 

「くくく...問題ありません。"ルイン・マジシャン"のスキル。ブーストしたアタック終了時、このカードと手札の"Я"を含むカードを山札の下に置き、CC1。手札から"魔大帝ダッドリー・エンペラー”Я”"を山札の下に置く。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:12枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

 

□■■□■__□■

_■□□___□□□

V   : レーブンヘアードエイゼル

R左  : 神技の騎士ボーマン

R左下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 激情の騎士バグデマグス

 

V   : 小さな解放者マロン

(R右  : 未来の解放者リュー)

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:0枚

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。立ち上がれ、僕の分身!ライド、"ブラスター・ブレード・解放者"!(次のユウトさんのターン、少しでも攻めやすいよう、僕がタクトの手札を削る!)"五月雨の解放者ブルーノ"をコール。さらに"王道の解放者ファロン"をコールし、"ブルーノ"のスキル発動。山札から3枚見て、"未来の解放者リュー"をコール。残りは山札の下へ。」

 

 

アイチ君、大量に展開して大丈夫だろうか。

相手はリンクジョーカー、呪縛を使われると戦い辛いと思うが...

いや、アイチ君は俺が攻撃しやすいよう、手札を削ろうとしているのか。

 

 

「(ならここはアイチ君の判断に任せよう。)」

 

「"ブルーノ"はスキルでパワー+5000。"ファロン"もスキルでパワー+5000!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー14000(9000+5000)

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー13000(8000+5000)

 

「行きます!"リュー"のブースト、"ブラスター・ブレード"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー16000(9000+7000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"光輪の解放者マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ファロン"にパワー+10000!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"星輝兵ルイン・マジシャン"。」

 

「続けて、"ブルーノ"のブースト、"ファロン"でアタック!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー37000(9000+5000+10000+13000)

 

「くくく...私に手札を消費させたいようだが...君たちの思い通りには動かん!ノーガードだ。」

 

「っ...なら、ダメージチェックをお願いします。」

 

「ふっ、ダメージチェック、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。」

 

「くっ...(結局手札を1枚も削れなかった。でも、ユウトさんならあの手札があっても果敢に攻めてくれるはず...)ターンエンドです。呪縛カードは解呪。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:12枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

 

□■■□■__■■■

_■□□___■■□

V   : レーブンヘアードエイゼル

R左  : 神技の騎士ボーマン

R左下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 激情の騎士バグデマグス

 

V   : ブラスター・ブレード・解放者

R右  : 未来の解放者リュー

R左  : 王道の解放者ファロン

R中央 : 未来の解放者リュー

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:0枚

アイチ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。くくく...ライド、"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン"。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

 

出たか、"インフィニットゼロ・ドラゴン"。

確か登場時とライドされた時、CB1と手札を1枚捨てることで1枚呪縛することができる。

そして、ダメージが4枚以上なら代わりに前列と後列を1枚ずつ呪縛する能力だったな。

 

 

「(アイチ君のリアガードはほぼ埋まっている。だから前列と後列を呪縛されてしまう...俺たちの戦略が裏目に出ているな...)」

 

「"インフィニットゼロ"のスキル発動。CB1、手札を1枚捨て、"ファロン"と後列の"リュー"を呪縛。そして呪縛カード1枚につき、パワー+5000。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000+5000*2)

 

「くくく...行くぞ、先導アイチ。"インフィニットゼロ"でヴァンガードにアタック!」

 

「っ、ノーガードです。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"星輝兵ルイン・マジシャン"。2枚目、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー43000(13000+10000+5000*2+10000)、☆2

 

『グオオオオオオオオオオオオオオオオ!』

 

 

「ぐっ...うああああああああああああ!」

 

「アイチ君!」

 

 

"インフィニットゼロ"の攻撃が、アイチ君にもフィードバックされている!?

アイチ君はただでさえ、ファイトするだけでも危険だというのに...あんな攻撃を受けていたら本当に死んでしまう!

 

 

「アイチ君!大丈夫か!」

 

「ぐっ...は、はい...大丈夫...っ...ダメージチェック、"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス"、"五月雨の解放者ブルーノ"...」

 

「ヒャハハハハハ!随分とダメージを食らっていますねえ。ああ、君はファイトするだけで命が危ないんでしたねえ。くくく...」

 

「ぐっ...」

 

「ふふ、いつまで持ちますかね。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:13枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

 

□■■□■__■■

_■□□___■

V   : レーブンヘアードエイゼル

R左  : 神技の騎士ボーマン

R左下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 激情の騎士バグデマグス

 

V   : ブラスター・ブレード・解放者

R右  : 未来の解放者リュー

(R左  : 王道の解放者ファロン)

(R中央 : 未来の解放者リュー)

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:0枚

アイチ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

くっ...アイチ君のためにも、ファイトを長引かせるわけにはいかない。

俺がアイチ君の分まで戦って、リンクジョーカーを倒してみせる!

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"神技の騎士ボーマン"をコール。スキルにより手札を1枚捨て、"美技の騎士ガレス"を山札からコール。アイチ君、君のコストを使わせてもらうぞ。」

 

「はい!」

 

「CB1、パワー+10000!」

 

"美技の騎士ガレス"(R中央) : パワー18000(8000+10000)

 

「バトル!まずは"ガレス"のブースト、左の"ボーマン"でアタック!」

 

"神技の騎士ボーマン"(R左) : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"...チッ...」

 

「続けて、"ガレス"のブースト、"レーブンヘアード"でヴァンガードにアタック!スキルでCB1し、パワー+15000、クリティカル+1。このアタックに守護者をコールできない!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー45000(12000+15000+18000)、☆2

 

「そのアタックは通さん!"刻印の星輝兵プラセオジム"、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"、"星輝兵ステラガレージ"でガードだ!」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー58000(13000+10000+15000+20000)

 

「くっ、ツインドライブ、1枚目、"激情の騎士バグデマグス"。2枚目、"奮然の騎士ルーラッハ"。」

 

 

守護者を使わずにあれだけのガード値...やはり手札が多いか。

だが今ので3枚、手札を削った。奴のダメージも既に5。後3ダメージ与えれば俺たちの勝ちなんだ。

この調子で攻めていくしかない。

 

 

「"ボーマン"でアタック!」

 

"神技の騎士ボーマン"(Rア2) : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

 

くっ...トリガーを引かれた。

これじゃあ残りのアタックは通らない...

 

 

「ターンエンドだ...」

 

「(やっぱり、僕が手札を削れなかったから、ユウトさんが攻めきれなかったんだ...)」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:10枚、ソウル:3枚、ダメージ:6枚(表:5、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン

 

■■■□■__■■

_■■□___■

V   : レーブンヘアードエイゼル

R左  : 神技の騎士ボーマン

R中央 : 美技の騎士ガレス

R左下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 激情の騎士バグデマグス

Rア2 : 神技の騎士ボーマン

 

V   : ブラスター・ブレード・解放者

R右  : 未来の解放者リュー

(R左  : 王道の解放者ファロン)

(R中央 : 未来の解放者リュー)

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:4枚、ダメージ:0枚

アイチ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。くくく...ここからは各ファイターのライド状況に限らず、好きにライドできる。君たちに見せてあげよう。これが私の切り札...リンクジョーカーの誇る最終兵器!」

 

「っ...(一体何が来る...!)」

 

「くっ...(何が来ても僕たちが止めてみせる!)」

 

 

「生まれし希望に漆黒の剣刺し入れよ!ブレイクライド!"星輝兵 ”Ω” グレンディオス"!」

 

 

"星輝兵 ”Ω” グレンディオス"...!?

何だ、この禍々しい虚無の力の塊のようなユニットは...!

まるでリンクジョーカーそのもののような...

 

 

「くくく...ブレイクライドスキル。CB1、手札を1枚捨てることで、"バグデマグス"と左後列の"ガレス"を呪縛。さらに"グレンディオス"のスキル。相手のリアガードが呪縛された時、または呪縛カードが置かれた時、手札かドロップゾーンから"Я"ユニットをバインドすることで、その呪縛はこのコストでバインドされたカードがバインドゾーンに存在する限り、解呪されることはない!」

 

「なっ!?解呪されないだと!?」

 

「くくく...2枚呪縛したので2回効果が発動する。ドロップゾーンから"最凶獣神エシックス・バスター”Я”"と"銀の茨の竜女帝 ルキエ”Я”"をバインド。これで久導ユウト、貴様の"バグデマグス"と"ガレス"は永遠に呪縛され続ける。これがΩ呪縛!」

 

「Ω呪縛...何という力だ...」

 

「くくく...安心したまえ。この能力の維持には代償が必要だ。その代償とは私のダメージ。私のダメージが君たちより少ない場合、私は自分のターン終了時にバインドゾーンのカードを、ダメージ差だけドロップしなければならない。」

 

 

ダメージ差だけ...だが、今の俺たちのダメージは4。

奴のダメージは6だからその代償は支払われない。

だが、こちらがダメージを受け続ければ、クリティカルを引かれていきなり負けるかもしれないし、かといって奴にダメージを与えなければ勝てない。

 

 

「厄介な能力だ...」

 

「くくく...それだけではない。"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”"をコールし、"グレンディオス"のスキル発動!"Я"を含むユニットが登場した時、相手リアガードを呪縛する!」

 

「何!?」

 

「中央後列の"ガレス"を呪縛。そして先ほどと同じスキルが発動する。手札から"暗黒次元ロボ ”Я” ダイユーシャ"をバインドし、Ω呪縛!」

 

 

くそ...これで俺のリアガードが3枚、Ω呪縛されてしまった。

ヴァンガードと左のリアガードはブーストできず、アクセルサークルも一つ失ったようなものだ。

 

「くくく..."星輝兵ルイン・マジシャン"をコール。スキルによりCB1、手札から"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”"を公開。カード名の異なる"魔大帝ダッドリー・エンペラー”Я”"を手札に加える。そして"刻印の星輝兵プラセオジム"をコール。スキル発動。バインドゾーンの"Я"ユニット1枚につき、CC1。よってCC3。さらにこのカードをソウルに置き、手札から"魔大帝ダッドリー・エンペラー”Я”"を捨てることで1枚ドロー。」

 

「くっ...手札入れ替えまで...」

 

「おっと...良いカードを引いた。"両断の星輝兵ジルコニウム"をコール。スキル発動。CB1、貴様の山札の上を呪縛カードとして置いてもらおう。」

 

「なっ...くそ...(ここで前列に置けば、さらに攻撃力がそがれてしまう...だが、後列に置けば1枚ドローされてしまう...)いや、ここは右後列に置く。」

 

「ならば1枚引き、パワー+10000。」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー20000(10000+10000)

 

「さらに"グレンディオス"のスキル。ドロップゾーンの"魔大帝ダッドリー・エンペラー”Я”"をバインドし、Ω呪縛!そして"ジルコニウム"がいて、相手に呪縛カードある限り、ヴァンガードの元々のクリティカルは2になる。」

 

"星輝兵 ”Ω” グレンディオス" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「行くぞ、久導ユウト。貴様にも苦しみを与えてやろう。まずは"ジルコニウム"でアクセルサークルの"ボーマン"にアタック!」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー20000(10000+10000)

 

「くっ、ノーガード。"ボーマン"は退却。」

 

「次だ。"グレンディオス"でヴァンガードにアタック!」

 

"星輝兵 ”Ω” グレンディオス" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「っ、受けるわけにはいかない!"光輪の盾マルク"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”"。"Я"ユニットか...ならば"グレンディオス"のスキル発動。1ターンに一度、ドライブチェックで"Я"ユニットを引いたとき、そのカードを捨てることで1枚ドローする。"ドーントレスドミネイト"を捨て、1枚ドロー。そして2枚目、"星輝兵ルイン・マジシャン"。」

 

 

ガードが成功...アタックは通らないが...

 

 

「ふっ、"ルイン・マジシャン"のブースト、"メイルストローム”Я”"でリアガードにアタック!」

 

"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”" : パワー20000(12000+8000)

 

「っ、ノーガード。"ボーマン"は退却。」

 

「ふっ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:7枚、ソウル:5枚、ダメージ:6枚(表:5、裏:1)、バ:4

 

■□□

■■■

V   : 星輝兵 "Ω" グレンディオス

R右  : 両断の星輝兵ジルコニウム

R左  : 蒼嵐業竜メイルストローム"Я"

R左下 : 星輝兵ルイン・マジシャン

 

□□■□__■■

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V   : レーブンヘアードエイゼル

(R中央 : 美技の騎士ガレス)

(R右下 : 奮然の騎士ルーラッハ)

(R左下 : 美技の騎士ガレス)

(Rア1 : 激情の騎士バグデマグス)

 

V   : ブラスター・ブレード・解放者

R右  : 未来の解放者リュー

(R左  : 王道の解放者ファロン)

(R中央 : 未来の解放者リュー)

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:0枚

アイチ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。(ユウトさんが呪縛で苦しんでいる...ここは僕が何とかしないと!)」

 

「そうそう...君たちに先に教えておいてあげよう。"グレンディオス"の本当の恐ろしさを。」

 

「何...?」

 

「"グレンディオス"は私のターン開始時、君たちの呪縛カードが5枚以上で、バインドゾーンに13種類の"Я"ユニットが存在する場合、私の勝利となるスキルがある。」

 

 

な、なんだと...!?

特殊勝利能力だと!?

 

 

「君たちの呪縛カードは今、6枚。といっても先導アイチの呪縛カードはΩ呪縛していないが。そして、バインドされている"Я"ユニットは4種類。さて、どこまで君たちは足掻けるかな?」

 

「負けない...僕たちは必ず呪縛を打ち破り、勝利してみせる!僕に力を、気高き誇りの白き翼!ライド、"孤高の解放者ガンスロッド"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。さらに"ガンスロッド"のスキルで"リュー"と"ブルーノ"にパワー+5000。ダメージゾーンのカードが4枚以上なので、"ガンスロッド"にパワー+10000!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー22000(12000+10000)

"未来の解放者リュー" : パワー12000(7000+5000)

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー13000(8000+5000)

 

「"リュー"を後列に移動。"王道の解放者ファロン"をコール。"ブルーノ"のスキルで山札から3枚見て、"小さな解放者マロン"をコール。残りは山札の下へ。"ブルーノ"と"マロン"はスキルでパワー+5000。」

 

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー18000(8000+5000+5000)

"小さな解放者マロン" : パワー18000(8000+5000+5000)

 

「行きます!"ガンスロッド"でヴァンガードにアタック!スキルでこのターンにコールしたリアガード1枚につき、パワー+1000!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー24000(12000+10000+1000*2)

 

「甘い!"禁忌の星輝兵ルビジウム"でガード。スキル発動。SB2することでアタック対象を別のユニットに変更する。変更先は"メイルストローム”Я”"。」

 

「なっ!?」

 

 

馬鹿な...アタック対象変更のカードまであるのか!?

アタックを回避しつつ、呪縛カードとリバースユニットを溜めることで特殊勝利を狙っているのか。

 

 

「くっ、ツインドライブ、1枚目、"ふろうがる・解放者"。ゲット、フロントトリガー。前列すべてにパワー+10000。」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー34000(12000+10000+1000*2+10000)

"王道の解放者ファロン" : パワー24000(9000+5000+10000)

"小さな解放者マロン" : パワー28000(8000+5000+5000+10000)

 

「2枚目、"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス"。」

 

「アタックはヒットする。"メイルストローム”Я”"は退却。そして"ルビジウム"のさらなるスキル発動。この能力を使ったバトル終了時、アタックがヒットしたなら、相手の後列のリアガードを呪縛する。"リュー"を呪縛!」

 

「なっ!?」

 

 

相手ターンに呪縛するだと!?

何て恐ろしい効果だ...このままだとマズイ...!

 

 

「"グレンディオス"のスキル。相手のリアガードが呪縛されたので、ドロップゾーンの"蒼嵐業竜メイルストローム”Я”"をバインドし、Ω呪縛!」

 

「くっ...まだです!"ファロン"でヴァンガードにアタック!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ふっ...ガード。"禁忌の星輝兵ルビジウム"。」

 

「っ!」

 

「SB2、アタック対象を"ルイン・マジシャン"に変更。そしてそのままバトルが行われ、アタックがヒットし"ルイン・マジシャン"は退却。"ルビジウム"のスキルが発動し、"ブルーノ"を呪縛。そして"グレンディオス"のスキルで手札の"哀哭の宝石騎士アシュレイ”Я”"をバインドし、Ω呪縛。」

 

「くっ..."マロン"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+3000。」

 

"小さな解放者マロン" : パワー31000(8000+5000+5000+10000+3000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"星輝兵 ”Ω” グレンディオス" : パワー23000(13000+10000)

 

「ターン...エンドです。呪縛カードは解呪。」

 

「だが、2枚は解呪されない。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:7枚(表:6、裏:1)、バ:6

 

■□□

□■■

V   : 星輝兵 "Ω" グレンディオス

R右  : 両断の星輝兵ジルコニウム

R左下 : 星輝兵ルイン・マジシャン

 

□□■□__■■■■

_■■■___

V   : レーブンヘアードエイゼル

(R中央 : 美技の騎士ガレス)

(R右下 : 奮然の騎士ルーラッハ)

(R左下 : 美技の騎士ガレス)

(Rア1 : 激情の騎士バグデマグス)

 

V   : 孤高の解放者ガンスロッド

R右  : 王道の解放者ファロン

R左  : 王道の解放者ファロン

R中央 : 未来の解放者リュー

(R右下 : 未来の解放者リュー)

(R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ)

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:0枚

アイチ 手札:9枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"星輝兵ルイン・マジシャン"をコールしスキル。CB1、手札から"魔神侯爵アモン”Я”"を公開。山札から"終末の女王ヒミコ”Я”"を手札に加える。そしてコール。"グレンディオス"のスキルにより、右の"ファロン"を呪縛。そしてドロップゾーンから"ドーントレスドミネイト・ドラゴン”Я”"をバインドし、Ω呪縛。」

 

 

これでバインドゾーンのリバースユニットは7枚...あと6枚か。

まだまだ多いが、油断はできない。

 

 

「くくく..."両断の星輝兵ジルコニウム"をコール。上書きされた"ヒミコ"はドロップゾーンへ。そして"ジルコニウム"のスキル。CB1、山札の上を1枚、呪縛カードとして置いてもらおう。」

 

「っ...左前列に置きます。」

 

「"グレンディオス"のスキル。ドロップゾーンから"終末の女王ヒミコ”Я”"をバインドし、Ω呪縛。そして"刻印の星輝兵プラセオジム"をコール。スキルによりCC3。ソウルに置き、手札の"魔神侯爵アモン”Я”"を捨て、1枚ドロー。...くくく、これで準備は整った。」

 

「っ...(一体何を...まさか、何かバインドゾーンにリバースユニットを置く手段があるというのか!?)」

 

「ソウルの"星輝兵ワールドライン・ドラゴン"のスキル。CB3、このカードをSBし、このターンのあらゆるアタックを不能とする代わりに、私は手札と山札、ドロップゾーンから合計2枚ずつまで、"Я"ユニットをバインドしても良い。その後、バインドした枚数1枚につき、1枚ドローする。」

 

「な、なんだと...!?」

 

「そんな...これじゃあバインドゾーンにリバースユニットが13枚揃ってしまう...!」

 

「そう、その通り。世界の終焉は近付いています。スキルにより、手札から"粛清の守護天使レミエル”Я”、"氷獄の冥王コキュートス”Я”を。ドロップゾーンから"魔神侯爵アモン”Я”"を。山札から"隠密魔竜ヒャッキヴォーグ”Я”"、"隠密魔竜マガツストーム”Я”"をバインド。そして、5枚バインドしたので5枚ドロー。(残るヒールトリガーをすべて引きましたか。だがもう関係ない。)」

 

 

くっ...これで次のやつのターン開始時、"グレンディオス"のスキルにより俺たちの敗北となる...

次の俺のターンで何とかしなければ...!

 

 

 

『グオオオオオオオオオオオオオオオオ!』

 

 

「っ!?」

 

「い、一体何が...」

 

 

突然、上空からドラゴンの叫び声が聞こえてきた。

一体何が起こった!?

 

 

「おや...そろそろ終わりの時が近づいてきたようですね。見てみなさい。」

 

「っ...まさか...」

 

「あれは..."カオスブレイカー・ドラゴン"...リンクジョーカーのユニット!?」

 

 

まさか、リンクジョーカーのユニットが地球にやってきたというのか!?

マズイ...このままでは本当に世界が滅んでしまう...!

 

 

「くくく、時間はもうわずかです。さあ、最後の足掻きを見せてみるがいい。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:7枚(表:4、裏:3)、バ:13

 

■□■

■■■

V   : 星輝兵 "Ω" グレンディオス

R右  : 両断の星輝兵ジルコニウム

R左  : 両断の星輝兵ジルコニウム

R右下 : 星輝兵ルイン・マジシャン

R左下 : 星輝兵ルイン・マジシャン

 

□□■□__

_■■■___

V   : レーブンヘアードエイゼル

(R中央 : 美技の騎士ガレス)

(R右下 : 奮然の騎士ルーラッハ)

(R左下 : 美技の騎士ガレス)

(Rア1 : 激情の騎士バグデマグス)

 

V   : 孤高の解放者ガンスロッド

(R右  : 王道の解放者ファロン)

(R左  : 王道の解放者ファロン)

R中央 : 未来の解放者リュー

(R右下 : 未来の解放者リュー)

(R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ)

 

ユウト 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:0枚

アイチ 手札:9枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。」

 

 

っ、このカードは...!

 

 

「くくく...無駄な足掻きだとは思うが、アタックしてみてはどうだい?まあ、待っているのは絶望だろうけどねえ!ヒャハハハハハ!」

 

「ふっ...」

 

「っ、何がおかしい!」

 

「残念だったな、リンクジョーカー。俺は絶望しない。俺の手には今、希望がある。」

 

「何...?」

 

 

行くぞ、タクト。

今こそお前の力を解き放つとき!

 

 

『ああ、ここまで私を匿ってくれてありがとう。』

 

「っ、この声は...!」

 

 

「『長き闇の支配の中で、希望を失わぬ強き心に宿った光!呪縛を打ち砕く力に、覚醒した不屈の魂の輝きを見るがいい!』」

 

『我が分身、さらなる力を得よ!』

 

「『聖なる刃よ、忌まわしき闇の鎖を解き放て!輝く天空の戦士!』」

 

「ライド・THE・ヴァンガード!」

 

「『"救国の獅子グランドエイゼル・シザーズ"!』」

 

 

「"グランドエイゼル・シザーズ"だと!?まさか...立凪タクト!?」

 

『そうだ。リンクジョーカー、お前の野望を打ち砕くため、私は舞い戻った!』

 

「バカな...貴様は久導ユウトに吸収され、消えたはず....まさかっ!?」

 

「そうだ。俺はリバースしながらも、いつか来る逆転の機会を待っていた...タクトは解呪の力を持つ最後の切り札。俺を倒してくれればそれでよかったが、倒せなかったなら消されてしまう前に俺の中に匿っておけばいい。そう考えて、俺の中に取り込んだんだ。」

 

 

この力があれば、リンクジョーカーの力を退けることができる。

だからこそ、俺はレンとの戦いの中で、ファイトが終わる前にリバースから解けていたんだ。

 

 

「バカな...バカなバカなバカな!あんな死にぞこないの残りカスだった貴様に、なぜそれだけの力が残っている!」

 

『久導ユウトのおかげさ。彼が私に力を分け与えてくれた。彼は私の知る中でも飛び切りのイメージ力の持ち主...クレイへの干渉ができる唯一無二の存在。クレイにある私の魂にリンクし、力を回復してくれたのだ。』

 

「ぐっ...だが!貴様が復活したところでもはや手遅れ!Ω呪縛され、バインドゾーンには13枚の"Я"ユニット。お前たちが足掻いたところで何もできやしない!」

 

「それはどうかな。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして...今こそ解放の時!"グランドエイゼル・シザーズ"のリミットブレイク!ソウルにグレード3が2枚以上あるなら、CB1することでこのターン中、このユニットのドライブ+1し、相手のヴァンガードは自動能力を発動できない。そして...俺の呪縛カードをすべて解呪する!」

 

「なっ!?」

 

『これが私の力...ホーリー・ディスペル・シザーズ!』

 

 

俺の呪縛カードが解呪され、ユニットたちが戻ってくる。

"ガレス"、"ルーラッハ"、"バグデマグス"...待たせたな。

これからともに悪しき力を打ち倒す!

 

 

「ぐっ...あ、ありえない...」

 

「ユウトさん、すごい...呪縛を打ち破るなんて...」

 

「ユウト...お前...」

 

 

この能力に、静観していた櫂までもが驚愕していた。

これがタクトの力...俺たちの最後の切り札だ。

 

 

「行くぞ、"激情の騎士バグデマグス"、"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"、"フレイム・オブ・ビクトリー"をコール。バトルだ!"ガレス"のブースト、"グランドエイゼル・シザーズ"でヴァンガードにアタック!」

 

"救国の獅子グランドエイゼル・シザーズ" : パワー20000(12000+8000)

 

「くっ...まだだ!次のターン、貴様のリアガードを呪縛し、先導アイチが私にダメージを与えなければ同じこと!貴様たちの死が遠のいただけだ!」

 

「っ...(そうだ、このターンでユウトさんがトドメをさせなかったら...)」

 

「ガード!"星輝兵ステラガレージ"!」

 

"星輝兵 ”Ω” グレンディオス" : パワー33000(13000+20000)

 

「トリプルドライブ、1枚目、"紅の獅子獣ハウエル"。2枚目、"光輝の獅子プラチナエイゼル"。3枚目、"フレイム・オブ・ビクトリー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ブロンドエイゼル"へ。」

 

"灼熱の獅子ブロンドエイゼル" : パワー22000(12000+10000)、☆2

 

「"ガレス"のブースト、"ブロンドエイゼル"でアタック!」

 

"灼熱の獅子ブロンドエイゼル" : パワー30000(12000+10000+8000)、☆2

 

「させん!"星輝兵ステラガレージ"でガード!」

 

"星輝兵 ”Ω” グレンディオス" : パワー33000(13000+20000)

 

「"ルーラッハ"のブースト、"フレイム・オブ・ビクトリー"でアタック!」

 

"フレイム・オブ・ビクトリー" : パワー13000(5000+8000)

 

「"ジルコニウム"でインターセプト!」

 

"星輝兵 ”Ω” グレンディオス" : パワー18000(13000+5000)

 

「"バグデマグス"でアタック!ソウルに"エイゼル"は2種類。アクセルサークルと合わせて、パワー+15000!」

 

"激情の騎士バグデマグス"(ア1) : パワー24000(9000+5000*2+5000)

 

 

「"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"!」

 

"星輝兵 ”Ω” グレンディオス" : パワー28000(13000+15000)

 

「もう1枚の"バグデマグス"でアタック!」

 

"激情の騎士バグデマグス"(Rア2) : パワー24000(9000+5000*2+5000)

 

「効かん!"星輝兵ステラガレージ"でガード!」

 

"星輝兵 ”Ω” グレンディオス" : パワー33000(13000+20000)

 

 

「そんな...ユウトさんのあの猛攻を全部防ぐなんて...」

 

「ヒャハハハハハ!これで次のターン、先導アイチが私にトドメをさせなければ私の勝ちだ!」

 

「ふっ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:7枚(表:4、裏:3)、バ:13

 

■□■

□■■

V   : 星輝兵 "Ω" グレンディオス

R右  : 両断の星輝兵ジルコニウム

R右下 : 星輝兵ルイン・マジシャン

R左下 : 星輝兵ルイン・マジシャン

 

■■■■■□__

_■■■____

V   : 救国の獅子グランドエイゼル・シザーズ

R右  : フレイム・オブ・ビクトリー

R左  : 灼熱の獅子ブロンドエイゼル

R中央 : 美技の騎士ガレス

R右下 : 奮然の騎士ルーラッハ

R左下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 激情の騎士バグデマグス

Rア2 : 激情の騎士バグデマグス

 

V   : 孤高の解放者ガンスロッド

(R右  : 王道の解放者ファロン)

(R左  : 王道の解放者ファロン)

R中央 : 未来の解放者リュー

(R右下 : 未来の解放者リュー)

(R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ)

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:5枚、ダメージ:0枚

アイチ 手札:9枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"刻印の星輝兵プラセオジム"をコール。スキルによりCC3。さらにソウルに置き、手札を1枚捨てることで1枚ドロー。くくく、やはり勝利は私のものだ!コール、"禁忌の星輝兵ルビジウム"。」

 

「そのカードは...ガードした時に対象を変えるカード...」

 

「そうだ。だがもう一つ能力がある。SB2、ドロップゾーンから2枚、ノーマルユニットを山札に戻し、相手後列を1枚呪縛する!"ガレス"を呪縛Ω呪縛はできないが、久導ユウトのターンは回ってこない。これで呪縛カードは5枚になった!」

 

「ふっ...」

 

「くっ、何がおかしい!」

 

「ユウトさん...?」

 

「俺は信じているだけさ。アイチ君が呪縛を打ち破り、お前を倒すことをな。」

 

「ぐっ...黙れ黙れ黙れ!行け!"ルビジウム"のブースト、"グレンディオス"!久導ユウトを八つ裂きにしろ!」

 

"星輝兵 ”Ω” グレンディオス" : パワー31000(13000+10000+8000)、☆2

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"禁忌の星輝兵ルビジウム"。2枚目、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!」

 

"両断の星輝兵ジルコニウム" : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"激情の騎士バグデマグス"。」

 

「ヒャハハハハハ!これで完全ガードが2枚...先導アイチのアタック可能なユニットは2枚。私の勝ちは決まった!もはやアタックしてコストを与える必要はない。ターンエンド!」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:7枚(表:7)、バ:13

 

■■■

□■■

V   : 星輝兵 "Ω" グレンディオス

R右  : 両断の星輝兵ジルコニウム

R中央 : 禁忌の星輝兵ルビジウム

R右下 : 星輝兵ルイン・マジシャン

R左下 : 星輝兵ルイン・マジシャン

 

■■■■■□__

_■■____

V   : 救国の獅子グランドエイゼル・シザーズ

R右  : フレイム・オブ・ビクトリー

R左  : 灼熱の獅子ブロンドエイゼル

(R中央 : 美技の騎士ガレス)

R右下 : 奮然の騎士ルーラッハ

R左下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 激情の騎士バグデマグス

Rア2 : 激情の騎士バグデマグス

 

V   : 孤高の解放者ガンスロッド

(R右  : 王道の解放者ファロン)

(R左  : 王道の解放者ファロン)

R中央 : 未来の解放者リュー

(R右下 : 未来の解放者リュー)

(R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ)

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:5枚、ダメージ:1枚(表:1)

アイチ 手札:9枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン...っ...」

 

「アイチ君...イメージするんだ。」

 

「イメージ...?」

 

「そうだ。この戦いに勝利し、世界を...そして何より、君が一番救いたい誰かを救うことを。」

 

「僕が一番救いたい人...櫂くん...そうだ...僕はこの戦いに勝って、世界を、櫂くんをリバースから解放する!」

 

 

アイチ君の目に光が灯った。

これでもう大丈夫だ。さあ、決着をつけよう!

 

 

「スタンド&ドロー。呪いに囚われし者たちを解放するため、今こそ降臨せよ!騎士たちの主!ライド!"解放者モナークサンクチュアリ・アルフレッド"!」

 

「"モナークサンクチュアリ・アルフレッド"!?なんだそのユニットは!?」

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして"ガンスロッド"のスキル。"マロン"、"リュー"にパワー+5000。"アルフレッド"にパワー+10000!」

 

"解放者モナークサンクチュアリ・アルフレッド" : パワー22000(12000+10000)

"未来の解放者リュー" : パワー12000(7000+5000)

"小さな解放者マロン" : パワー18000(8000+5000+5000)

 

「そして、"アルフレッド"のリミットブレイク!CB1、SB3!僕のリアガードをすべて、山札の上に置く。」

 

「ふっ...ヒャハハハハハ!残念!呪縛カードはリアガードではない!よって、その能力で呪縛カードは取り除けない!」

 

「いいえ。この能力は呪縛カードをも山札の上に置きます。」

 

「な、何!?」

 

「忌まわしきもの、邪悪なものを、聖なる魂ですべて解き放て!リベレイト・ザ・ロック!」

 

 

アイチ君の"アルフレッド"のスキルが発動し、アイチ君のリアガードと呪縛カードがすべて山札の上に置かれる。

これがタクトがアイチ君に与えた力...新たな"アルフレッド"の力。

 

 

「そして、山札から5枚見て、それぞれ別々のリアガードサークルにコールする。」

 

「ば、馬鹿な...呪縛カードが無くなっただと...!?」

 

「"ブルーノ"のスキル。カードの能力でリアガードが登場する度、自身のパワー+5000。相手のヴァンガードのグレードが3以上なのでコールしたユニットにもパワー+5000。」

 

"解放者スターレイン・トランぺッター" : パワー14000(9000+5000)

"王道の解放者ファロン" : パワー19000(9000+5000+5000)

"未来の解放者リュー" : パワー12000(7000+5000)

"小さな解放者マロン" : パワー13000(8000+5000)

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー28000(8000+5000*4)

 

 

「もう奴に俺たちを止められる術はない。行け、アイチ君!」

 

「はい!"リュー"のブースト、"アルフレッド"でヴァンガードにアタック!」

 

"解放者モナークサンクチュアリ・アルフレッド" : パワー34000(12000+10000+12000)

 

 

「くっ...くそ...すべて防ぐことは不可能...私のデッキはもう残り1枚...」

 

「ツインドライブ、1枚目、"猛撃の解放者"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"解放者モナークサンクチュアリ・アルフレッド" : パワー44000(12000+10000+12000+10000)、☆2

 

「2枚目、"猛撃の解放者"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"解放者モナークサンクチュアリ・アルフレッド" : パワー54000(12000+10000+12000+10000*2)、☆3

 

 

「バカなあああああああああああああああ!」

 

「その一撃はすべてを打ち砕く!あるべき姿へと戻せ、聖なる光よ!灯せ、希望の煌き!セイクリッド・スパークル!」

 

 

ドガーン

 

 

「ぐああああああああああああああああああああ!」

 

 

最後のダメージが、リンクジョーカーのダメージゾーンへと置かれる。

これで俺たちの勝利が決まったんだ。

 

 

 

 

 

.



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第百四話「交わる道」

忙しくてなかなか投稿できず。
休みはあるので何とか投稿していきたい所存です。


ユウトside

 

 

「バカな...この私が...敗れるなど...!?」

 

「これが俺たちの力だ。消えろ、リンクジョーカー!」

 

 

俺とアイチ君、そしてタクトの力でリンクジョーカーをついに打ち破った。

リンクジョーカーの力がタクトの体から取り除かれていくのがわかる。

 

 

「ぐっ...こんなことが...」

 

 

突如、上空の黒輪がすべてを読み込むようにリンクジョーカーのユニットを飲み込んでいく。

まるでブラックホールかの如く、現実世界へと姿を現していたリンクジョーカーのユニットが消えていく。

それはタクトに憑依していたものも例外ではない。

 

 

「ぐっ...くそ...こうなったら、貴様たちも道連れにしてやる!」

 

「「ぐっ...!」」

 

 

最後の足掻きか、リンクジョーカーの手から赤黒い何かが伸びてきて、俺とアイチ君に繋がれる。

道連れと言っていたが、まさか俺たちもクレイの地へと連れて行く気か!?

 

 

「ヒャハハハハハ!お前たち脆弱な人間が、我々の本来の力を発揮できる場所に来たらどうなるかな!」

 

「くっ...させん!」

 

パキンッ

 

「っ...ユウトさん!?」

 

 

俺はタクトの力を使って、アイチ君に繋がれている鎖を手刀で破壊する。

さすがは解呪の力を持ったタクトの力だけある。アイチ君に繋がれた鎖はいとも簡単に砕けた。

 

「(だが...さすがにもう力を使い果たしたか...俺はここまでのようだな...)」

 

 

.....

....

...

..

.

 

アイチside

 

 

タクトから伸びてきた鎖が僕とユウトさんに繋がっていた。

でも、僕に繋がっていた方はユウトさんが壊してくれた。

 

 

「何!?...だが、もはや貴様に力は残されていない!先導アイチは取り逃したが...貴様だけは私が直々に葬り去ってくれる!」

 

「っ...アイチ君...後は頼む。」

 

「ユウトさん!?

 

 

上空の黒輪にリンクジョーカーが吸い込まれていく。

それと一緒に、ユウトさんも吸い込まれていく。

 

 

「ヒャハハハハハ!」

 

「(すまない、レン...アサカ...テツ...みんな...)」

 

「ユウトさん!ユウトさああああああああああああああん!」

 

 

黒輪にすべてが吸い込まれ、消えてしまった。

そして黒輪にヒビが入り、壊れていく。

 

 

「そんな...ユウトさんが...」

 

「アイチ...」

 

「っ、櫂くん...」

 

「本当に戦いたい相手は...こんなに近くにいたんだな。」

 

「っ、櫂くん、リバースが解けていない!?」

 

 

リンクジョーカーは倒したはずなのに、どうして!?

まさか、櫂くんはリンクジョーカーが自らリバースしたファイター...

まだ完全にはリンクジョーカーの力が抜けきっていない!?

 

 

「俺とファイトしろ、アイチ。最後の戦いだ。」

 

「櫂くん...でも、ユウトさんが...」

 

「ふっ...奴はこんなことでくたばる男ではない。それよりも...時間がない。俺のこの最強のデッキで、リンクジョーカーを倒したお前と戦いたい。」

 

「っ...櫂くん...わかった。ファイトだ、櫂くん!」

 

 

このファイトに勝って、本当の決着をつける!

ユウトさんのことも気になるけど、今は無事を信じるしかない。

ユウトさんやレンさんをも倒した、最強の櫂くんを倒す。これが最後のファイトだ!

 

 

「行くぞ、アイチ。」

 

「行くよ、櫂くん!」

 

 

「「スタンドアップ」」

「THE」

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"リザードソルジャー コンロー"。」

 

「"御使いの解放者"。」

 

 

 

 

「っ...ここは......ふっ、どうやら僕は邪魔のようですね。(ユウトがいないのが気になるが...今は退却です。)」

 

 

レンさん、どうやら目が覚めたみたい。

ここは危ないし、逃げていてくれると僕もこのファイトに集中できる。

 

 

 

「俺のターン、ドロー。"ラーヴァフロウ・ドラゴン"にライド。"コンロー"のスキルで1枚ドロー。さらに"ラーヴァフロウ"のスキルで山札から5枚確認。...グレード3は無いのでそのまますべて戻してシャッフル。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ラーヴァフロウ・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : 御使いの解放者

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"小さな解放者マロン"にライド。"御使い"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。」

 

 

櫂くんの"ドラゴニック・オーバーロード"、かなり強力なスキルだった。

ここは序盤から攻めて、櫂くんに主導権は握らせない!

 

 

「"小さな解放者マロン"、"未来の解放者リュー"をコール。リアガードの"マロン"でアタック!スキルでパワー+3000!」

 

"小さな解放者マロン"(R右) : パワー11000(8000+3000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ラーヴァフロウ・ドラゴン"。」

 

「続けて、"リュー"のブースト、ヴァンガードの"マロン"でアタック!」

 

"小さな解放者マロン"(V) : パワー15000(8000+7000)

 

「それもノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"王道の解放者ファロン"。ノートリガーです。」

 

「ダメージチェック、"ドラゴニック・バーンアウト"。」

 

「よし...これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : ラーヴァフロウ・ドラゴン

 

□■■

□■□

V   : 小さな解放者マロン

R右  : 小さな解放者マロン

R中央 : 未来の解放者リュー

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"ドラゴンフルアーマード・バスター"にライド。スキル発動。SB2、"リュー"を退却。そして、山札から7枚見て、"ドラゴニック・オーバーロード"を手札に加える。」

 

「"オーバーロード"...」

 

 

櫂くんの魂のユニット...僕が櫂くんからもらった"ブラスター・ブレード"を分身としているように、あれは紛れもなく櫂くんの分身。

倒したい...最強になった櫂くんを倒して、超えたい。こんな状況だって言うのに、どうしてか楽しい。

 

 

「(これがレンさんと櫂くんの気持ちだったのかな。...最高のライバルがいて、競い合う仲間がいる。こんなに楽しいことはない。)」

 

「ふっ...コール、"希望の火エルモ"、"パープルジェム・カーバンクル"。行くぞ、アイチ。"エルモ"でリアガードの"マロン"にアタック。」

 

"希望の火エルモ" : パワー8000

 

「させません!クイックシールドを使用します!」

 

"小さな解放者マロン"(R右) : パワー13000(8000+5000)

 

「ならば、"パープルジェム"のブースト、"フルアーマード"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドラゴンフルアーマード・バスター" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ドラゴンフルアーマード・バスター" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"光輪の解放者マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"小さな解放者マロン"(V) : パワー18000(8000+10000)

 

 

「ふっ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■□

■■□

V   : ドラゴンフルアーマード・バスター

R左  : 希望の火エルモ

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

 

□■■

□□□

V   : 小さな解放者マロン

R右  : 小さな解放者マロン

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。...櫂くん、君にもらった勇気が今、僕の力になる!立ち上がれ、僕の分身!"ブラスター・ブレード・解放者"!」

 

「"ブラスター・ブレード"...俺が渡したあのカードか。」

 

「そうだよ、櫂くん。あの日から、僕はこうやって櫂くんとファイトすることを夢見て生きてきた。本当はもっと普通のファイトがしたかったけど...でも、最強となった櫂くんとファイトができて嬉しいんだ。」

 

「ふっ...やはりお前は優しいな。」

 

「櫂くん...」

 

「だからこそ、俺はそんなお前を、お前たちを傷付けた報いを受けるべきだ。」

 

 

櫂くん...何を言って...

報い?そんなの受ける必要なんてない...悪いのはリンクジョーカーで、櫂くんはその力に振り回されてしまっただけなんだ。

櫂くんは、PSYクオリアに飲み込まれた僕を救ってくれた。だから今度は僕の番なんだ。

 

 

「櫂くん、僕は君を救う。だから報いとか、そんなこと言わないでほしい。」

 

「アイチ......俺の気持ちに変わりはない。」

 

「っ...だったら、僕が君を救って止めてみせる!"五月雨の解放者ブルーノ"、"王道の解放者ファロン"をコール。"ブルーノ"のスキルで山札から3枚見て、"ばーくがる・解放者"をコールし、残りは山札の下へ。そして、"ファロン"と"ブルーノ"はスキルでパワー+5000!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー14000(9000+5000)

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー13000(8000+5000)

 

「"ブルーノ"のブースト、"ファロン"でヴァンガードにアタック!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー27000(9000+5000+13000)

 

「"ドラゴンモンク ゲンジョウ"でガード。」

 

"ドラゴンフルアーマード・バスター" : パワー30000(10000+20000)

 

 

くっ、守られた。でもまだこっちが残ってる。

 

 

「"ばーくがる・解放者"のブースト、"マロン"でアタック!"マロン"はこのターン、このカード以外のリアガードを1枚以上コールしているならパワー+3000。さらに3枚以上コールしているなら+7000!」

 

"小さな解放者マロン" : パワー26000(8000+3000+7000+8000)

 

 

このアタックがヒットしたら、"ばーくがる・解放者"のスキルが使える。

そしてこのターン、山札からコールしたユニットが2枚以上になるから、"ブラスター・ブレード"のスキルが十二分に発揮できる。

 

 

「甘いぞ、アイチ。"希望の火エルモ"、"魔竜導師ラクシャ"でガード。」

 

"ドラゴンフルアーマード・バスター" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「くっ...これも守られた...」

 

「"ブラスター・ブレード"のスキルを警戒する...当然のことだ。」

 

「っ、"マロン"はパワー+7000したのでバトル終了時にソウルに置きます。そして、"ブラスター・ブレード"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"解放者スターレイン・トランぺッター"。ノートリガーです。」

 

「ならばアタックは通らん。」

 

「っ、ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■□

■■□

V   : ドラゴンフルアーマード・バスター

R左  : 希望の火エルモ

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

 

■■□

■□■

V   : ブラスター・ブレード・解放者

R左  : 王道の解放者ファロン

R右下 : ばーくがる・解放者

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。この世のすべてのものを焼き尽くす、黙示録の炎!ライド・THE・ヴァンガード!"ドラゴニック・オーバーロード"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ドラゴンナイト ネハーレン"をコール。スキルによりCB1を支払い、"ブルーノ"を退却、パワー+5000。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー15000(10000+5000)

 

「くっ..."ブルーノ"...!」

 

「さらに"エルモ"のスキル。自身を退却し1枚ドロー、CC1。これでバトルだ。"オーバーロード"でリアガードにアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー23000(13000+10000)

 

「っ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"パープルジェム・カーバンクル"。2枚目、"サーベル・ドラゴニュート"。」

 

「"ファロン"は退却します。」

 

「ふっ、スキル発動。まずはCB1、手札を1枚捨てることで"オーバーロード"をスタンド。さらにアタックがヒットしたのでCC1、SC1。"パープルジェム"はスキルでパワー+15000。」

 

"パープルジェム・カーバンクル" : パワー20000(5000+15000)

 

 

くっ...実質手札1枚でヴァンガードがスタンドしたことになってる。

やっぱり櫂くんはすごい..."オーバーロード"を使いこなしている。

 

 

「行け、"オーバーロード"。"パープルジェム"のブーストを受けてヴァンガードにアタック。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー43000(13000+10000+20000)

 

「ノーガードです。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ネハーレン"へ。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー43000(13000+10000+20000)、☆2

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「2枚目、"ドラゴニック・オーバーロード ”The Яe-birth”"。」

 

「っ...("オーバーロード ”The Яe-birth”"...レンさんを倒した櫂くんのリバースユニット。)」

 

「2ダメージだ、アイチ。」

 

「ハッ...っ、ダメージチェック、"孤高の解放者ガンスロッド"、"猛撃の解放者"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー19000(9000+10000)

 

「"ネハーレン"、続け。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「"ふろうがる・解放者"でガードします!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー34000(9000+10000+15000)

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□■□

□■■

V   : ドラゴニック・オーバーロード

R右  : ドラゴンナイト ネハーレン

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

 

□■□

□□■

V   : ブラスター・ブレード・解放者

R右下 : ばーくがる・解放者

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。気高き力降り注ぎ、天地の絆となれ!"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして"ガンスロッド・ゼニス"のスキル。このターン、僕はまだリアガードをコールしていない。CB1、山札から"未来の解放者リュー"をスペリオルコール。そして、コールしたユニットのパワー分、パワーアップ。よって、パワー+7000!」

 

"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス" : パワー19000(12000+7000)

 

「さらに手札から"五月雨の解放者ブルーノ"、"王道の解放者ファロン"をコール。"ブルーノ"のスキル。山札から3枚見て、"王道の解放者ファロン"をコールし、残りは山札の下へ。そして"ファロン"、"ブルーノ"はスキルでパワー+5000。"ブルーノ"のスキルでコールした"ファロン"は、さらに+5000。」

 

"王道の解放者ファロン"(R右) : パワー19000(9000+5000+5000)

"王道の解放者ファロン"(R左) : パワー14000(9000+5000)

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー13000(8000+5000)

 

「(俺がどれだけリアガードを退却しようとも、アイチはあっという間にユニットを並べてくる。さすがだな、アイチ。)」

 

「行くよ、櫂くん!"ブルーノ"のブースト、"ファロン"でヴァンガードにアタック!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー27000(9000+5000+13000)

 

「"魔竜導師ラクシャ"でガード。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー28000(13000+15000)

 

 

また防がれた。何だか無理してでもガードしているように感じる。

何かダメージを増やしたくない理由がある...?

 

 

「(考えたってわからない。だったら攻めるだけ!)"ばーくがる"のブースト、"ファロン"でアタック!」

 

"王道の解放者ファロン"(R右) : パワー27000(9000+5000+5000+8000)

 

「それも守ろう。"槍の化身ター"。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー28000(13000+15000)

 

「くっ...だったら、"リュー"のブースト、"ガンスロッド・ゼニス"でヴァンガードにアタック!スキル発動!CB2、手札を1枚捨て、"ファロン"2枚、"ばーくがる・解放者"を山札の下に置きます。そして、置いた枚数分、3枚を山札から見て、"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス"、"孤高の解放者ガンスロッド"、"小さな解放者マロン"をコールします。3枚置いて、3枚コールしたのでドライブ+1、このアタックに守護者をコールできません!さらに"リュー"のスキルでSB1、パワー+3000。追加でSB1し、さらにパワー+5000!」

 

"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス"(V) : パワー34000(12000+7000+15000)

 

「さらに"ブルーノ"のスキルで山札からコールされる度、自身とコールしたユニットにパワー+5000!」

 

"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス"(R右) : パワー17000(12000+5000)

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー17000(12000+5000)

"小さな解放者マロン" : パワー18000(8000+5000+5000)

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー28000(8000+5000*4)

 

「ノーガード。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"五月雨の解放者ブルーノ"。2枚目、"小さな解放者マロン"。3枚目、"光輪の解放者マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、リアガードの"ガンスロッド・ゼニス"にパワー+10000!」

 

"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス"(R右) : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"サーベル・ドラゴニュート"。」

 

「"ガンスロッド"でリアガードにアタック!」

 

"孤高の解放者ガンスロッド" : パワー17000(12000+5000)

 

「ノーガード。"ネハーレン"は退却。」

 

「続けて、リアガードの"ガンスロッド・ゼニス"でアタック!」

 

"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス"(R右) : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「"魔竜導師ラクシャ"でガード!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー28000(13000+15000)

 

「"マロン"でアタック!スキルでパワー合計+10000!」

 

"小さな解放者マロン" : パワー28000(8000+5000+5000+3000+7000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード" : パワー23000(13000+10000)

 

「"マロン"はソウルへ。これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□■□

□■□

V   : ドラゴニック・オーバーロード

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

 

■■■□

■■□

V   : 絆の解放者ガンスロッド・ゼニス

R右  : 絆の解放者ガンスロッド・ゼニス

R左  : 孤高の解放者ガンスロッド

R中央 : 未来の解放者リュー

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(裏:3)

--------------------------------------------------

 

「アイチ...ここまでだ。」

 

「っ...!」

 

「このファイトに決着をつけ、俺はヴァンガードを捨てる。そして、お前たちの前から消える。それが罪を犯した俺の償いだ。」

 

「違う...違うよ、櫂くん!そんなの間違ってる!」

 

「もう決めたことだ。...そして、これがお前への手向けのファイト。ファイナルターン!」

 

 

櫂くん...僕たちの前から消えるなんて、そんなの間違ってる。

罪を償うというなら、僕たちと一緒にいてほしい。櫂くんは僕の目標で、ライバルで、大切な友達だから。

それを櫂くんにわかってもらわないと...!

 

 

「スタンド&ドロー。すべてを焼き尽くす煉獄の炎の中で、再び甦る!再誕!炎の最強竜!クロスブレイクライド!"ドラゴニック・オーバーロード”The Яe-birth”"!」

 

「"The Яe-birth"...」

 

「ライドされた"オーバーロード"のスキル。CB1、山札から"ドラゴニック・オーバーロード"をコール。"The Яe-birth"はそのスキルを得る。そして手札から"ドラゴニック・オーバーロード"、"パープルジェム・カーバンクル"、"サーベル・ドラゴニュート"をコール。"The Яe-birth"のリミットブレイク!CB1、リアガードをすべて呪縛!呪縛カードが5枚以上のため、スキルを獲得し、ドロップゾーンのノーマルユニットをすべて山札に戻す。行くぞ、アイチ。"孤高の解放者ガンスロッド"にアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード ”The Яe-birth”" : パワー23000(13000+10000)

 

「っ、ノーガードです。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"バーサーク・ドラゴン"。2枚目、"ドラゴンフルアーマード・バスター"。」

 

「くっ、"ガンスロッド"は退却。」

 

「アタックがヒットしたので、CC1、SC1。さらにCB1、手札を1枚捨てることでスタンドする。再びヴァンガードにアタックせよ!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード ”The Яe-birth”" : パワー23000(13000+10000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ドラゴニック・オーバーロード ”The Яe-birth”"。2枚目、"ドラゴニック・オーバーロード"。」

 

「ぐっ...ダメージチェック、"王道の解放者ファロン"。」

 

「スキル発動。SB2、呪縛カードを2枚ドロップ。"オーバーロード ”The Яe-birth”"、三度ヴァンガードにアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード ”The Яe-birth”" : パワー23000(13000+10000)

 

 

勝つんだ...このファイトに勝って、櫂くんを止めてみせる。

かけがえのない大切な友達を救うために...僕は負けるわけにはいかない!

 

 

「"光輪の解放者マルク"でガード!」

 

「っ...!」

 

「手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

「...ツインドライブ、1枚目、"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード ”The Яe-birth”" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード ”The Яe-birth”" : パワー43000(13000+10000+10000*2)、☆2

 

 

もう一度、レンさんの時はスタンドしていた。

でも、今回はソウルが足りない。だからこれ以上、"オーバーロード"はスタンドしない。

 

 

「決めるつもりだった...だが、俺の心に迷いがあったか。」

 

「櫂くん...」

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

櫂 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□■■

□■■

V   : ドラゴニック・オーバーロード "The Яe-birth"

R右  : ドラゴニック・オーバーロード

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

R右下 : サーベル・ドラゴニュート

 

□■■□

■■□

V   : 絆の解放者ガンスロッド・ゼニス

R右  : 絆の解放者ガンスロッド・ゼニス

R中央 : 未来の解放者リュー

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「櫂くん...君は罪を償うって言ったよね。」

 

「...ああ。」

 

「だったら、これからも僕たちと一緒にいてほしい。」

 

「っ...だが、俺は...」

 

「僕は!...僕は、櫂くん。君が居なくなる方が悲しい。これからも君は僕の目標で、ライバルで...大切な友達なんだ。」

 

 

櫂くんがいない世界なんて、僕には考えられないんだ。

それくらい、僕にとって櫂くんは大切な存在なんだ。

櫂くんだけじゃない...ミサキさんにカムイくん。三和さんや森川くん、井崎くん。

ユウトさんやレンさん、今まで出会ったみんなが、僕にとって大切な存在なんだ。

 

ヴァンガードが僕に与えてくれた、大切な宝物。

 

 

「だから、僕は君を倒す!スタンド&ドロー。呪いに囚われし者たちを解放するため、今こそ降臨せよ!騎士たちの主!ライド!"解放者モナークサンクチュアリ・アルフレッド"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"ブラスター・ブレード・解放者"、"五月雨の解放者ブルーノ"、"猛撃の解放者"、"霊薬の解放者"をコール。」

 

「(トリガーユニットまで...)」

 

「そして、"アルフレッド"のリミットブレイク!CB1、SB3を支払い、リアガードをすべて山札の上へ。そして、山札から5枚見て、"絆の解放者ガンスロッド・ゼニス"、"ブラスター・ブレード・解放者"、"未来の解放者リュー"、"五月雨の解放者ブルーノ"2枚をコール!"ブルーノ"2枚はそれぞれ、別のリアガードが山札から登場する度、パワー+5000。よって、パワー+20000!」

 

"五月雨の解放者ブルーノ"(R右下) : パワー28000(8000+5000*4)

"五月雨の解放者ブルーノ"(R左下) : パワー28000(8000+5000*4)

 

「そして、"モナークサンクチュアリ・アルフレッド"のスキルで、"ブラスター・ブレード・解放者"のいるサークルをヴァンガードサークルとして扱います!」

 

「何っ!?」

 

「"小さな解放者マロン"をコール。行きます!"リュー"のブースト、"アルフレッド"でヴァンガードにアタック!」

 

"解放者モナークサンクチュアリ・アルフレッド" : パワー19000(12000+7000)

 

「っ...(アイチの山札の上2枚は、さっき"アルフレッド"のスキルで戻したトリガー!)"ワイバーンガード バリィ"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

 

さすがだよ、櫂くん。僕がトリガーユニットを戻したことに気付いて、完全ガードを使ってくるとは。

でも、それでも僕は君を倒すために全力を尽くす!

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"霊薬の解放者"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ブラスター・ブレード・解放者"にパワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー19000(9000+10000)

 

「2枚目、"猛撃の解放者"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ブラスター・ブレード・解放者"へ!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー29000(9000+10000*2)、☆2

 

「そして、"ブルーノ"のブースト、"ブラスター・ブレード"が行く!スキルで手札を1枚捨て、ドライブ+1!」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー57000(9000+10000*2+28000)、☆2

 

「させん!"サーベル・ドラゴニュート"、"槍の化身ター"、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"でガード!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード ”The Яe-birth”" : パワー58000(13000+10000+15000+20000)

 

 

ここでトリガーを引けなかったら、僕は勝てない。

だから絶対にトリガーを引く。引いてみせる!

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"解放者スターレイン・トランぺッター"。2枚目...っ、"猛撃の解放者"。」

 

「っ...アイチ...!」

 

「ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ブラスター・ブレード"へ。」

 

"ブラスター・ブレード・解放者" : パワー67000(9000+10000*3+28000)、☆3

 

「戻ってきて!櫂くん!」

 

 

『ハアアアアアアアアアア!』

 

『ギャアアアアアアアアア!』

 

 

ドガーン

 

 

「ぐっ...ダメージチェック、"希望の火エルモ"、"ドラゴンナイト ネハーレン"....そして、"ドラゴニック・オーバーロード"。」

 

 

これでダメージ6...勝った...

櫂くんに勝ったんだ...

 

 

「アイチ...強くなったな。」

 

「櫂くん...」

 

「ヴァンガードファイトで失ったものは、ヴァンガードファイトでしか取り戻せない。お前は見事、俺に勝利したんだ。だから...もしお前たちが俺を許してくれるのなら...俺はお前たちと一緒にいたい。」

 

「櫂くん...!」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

 

『すまない。私にもう少し力が残っていたら、君を地球に戻すことができたんだが...』

 

「構わない。だが戻れないのも困るな。」

 

 

俺はあの後、リンクジョーカーと共にクレイへと転移されたようだ。

目が覚めると、荒廃した大地に横たわっていた。

そばにはタクトが霊体でいて、力が戻っていないらしく霊体のままのようだ。

 

 

 

 

『来い...こっちに来い...』 

 

 

 

 

「っ...タクト、今何か言ったか?」

 

『いや、何も言ってないが...どうしたんだい?』

 

「いや...(なら、今のは誰が...)」

 

 

何だったんだ、今の声は...

 

 

『来い...我が器よ...我が元に来い...』

 

 

「痛っ...頭が..っ....!」

 

『久導ユウト!?一体どうしたんだ!?』

 

 

 

『我が器よ...我と一つになるのだ...そして...世界に沈黙を...』

 

 

 

「ぐっ...ぐあああああああああああああああああああ!

 

『な、なんだ!?この禍々しいオーラは...久導ユウトから溢れ出している!?』

 

ぐあああああああああああああああああああ!レン.....テツ....アサ....カ....

 

『くっ...この手の甲のマーク...まさかっ...!』

 

 

 

 

「全く...いつ来ても恐ろしいところね。」

 

『っ、君は...』

 

 

 

この声...どうしてここに...

 

 

 

母...さん...

 

「ユウト...大丈夫よ、今楽にしてあげる。」

 

 

一体、何が起こって...

俺の体のこと、頭に響く謎の声...

そして、どうしてクレイに母さんがいるのか...

 

 

 

「さあ、ファイトよユウト。いや...ギーゼ。」

 

ぐっ...母さん...何を...

 

「大丈夫よ、ユウト。すぐに貴方を救ってあげる。それがこの人との約束だから。」

 

約束...ぐっ...(だめだ...意識が...乗っ取られ....)......『ふむ...まだ覚醒していないからか、体に馴染まないな。』」

 

「ギーゼ。すぐにその体から取り除く。」

 

「『ほう...我に挑むと言うか。いいだろう。我が力をもって、世界に沈黙を与える。』」

 

 

 

「「スタンドアップ」」

 

「THE」「Z」

 

「「ヴァンガード。」」

 

 

 

.



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第百五話「帰還、そして...」

紗希side

 

 

 

ギーゼ...まさか本当に息子に憑りついているなんてね。

"彼女"が教えてくれなかったら、こうやって救おうとすることもできなかった。

 

 

「"アルボロス・ドラゴン”新芽”"。」

 

「『"菜の花の銃士キーラ"。』」

 

 

「私のターン、ドロー。"アルボロスの直衛アイラ"にライド。"新芽"のスキルで1枚ドロー。さらに"アイラ"のスキルで手札の"アルボロス・ドラゴン”若枝”"をソウルに置き、1枚ドロー。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

□■□

□□□

V   : アルボロスの直衛アイラ

 

紗希 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「(彼女のデッキは"アルボロス"か。"銃士"ではないのか。)」

 

「『我のターン、ドロー。"睡蓮の銃士ルース"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。そして"ルース"のスキルにより"プラント・トークン"を2枚コール。"プラント・トークン"のブースト、"ルース"でヴァンガードにアタック。』」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「『ドライブチェック、"カローラ・ドラゴン"。』」

 

「っ、ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000よ。」

 

"アルボロスの直衛アイラ" : パワー18000(8000+10000)

 

「『我はこれでターンエンド。』」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

■■□

□■□

V   : 睡蓮の銃士ルース

R中央 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

□■□

□□□

V   : アルボロスの直衛アイラ

 

紗希 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"アルボロス・ドラゴン”樹”"にライド。まずは"樹"のスキルにより、次にコールする"プラント・トークン"は強化される。そしてライドされた"アイラ"のスキル。このカードが"アルボロス・ドラゴン"にライドされた時、手札を1枚ソウルに置き、"プラント・トークン"を2枚コールできる。手札から"ダンガン・マロン"をソウルに置き、"プラント・トークン"を2枚コール。1枚は強化されてコールよ。」

 

 

もっと展開していきたいけど、この手札じゃ厳しいわね。

仕方ないけどこれで行きましょうか。

 

 

「バトル!まずは"プラント・トークン"でヴァンガードにアタック!」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー10000

 

「『クイックシールドを使用。パワー+5000。』」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「なら、"プラント・トークン"のブースト、"樹"でアタック!」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー15000(10000+5000)

 

「『ノーガード。』」

 

「ドライブチェック、"アルボロス・ドラゴン”樹”"。」

 

「『ダメージチェック、"紅団扇の銃士ガストーネ"。』」

 

「これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■■□

□■□

V   : 睡蓮の銃士ルース

R中央 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

□■■

□■□

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R右  : プラント・トークン(強化)

R中央 : プラント・トークン

 

紗希 手札:7枚、ソウル:4枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「『我のターン、スタンド&ドロー。"パンジーの銃士シルヴィア"にライド。"シルヴィア"のスキルにより"プラント・トークン"をコール。そして"リコリスの銃士サウル"をコールし、スキル発動。SB1、"プラント・トークン"を退却し、山札から3枚見て、"月下美人の銃士ダニエル"をコール、残りは山札の下へ。そしてトリガーユニットをコールしたので、CB1を支払い、その効果を発動。効果はすべてヴァンガードへ。』」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「『"紅団扇の銃士ガストーネ"をコール。"プラント・トークン"のブースト、"ダニエル"でリアガードにアタック。』」

 

"月下美人の銃士ダニエル" : パワー10000(5000+5000)

 

 

インターセプトを潰しにきたってことね。

守ってもいいけど、無理する場面でもない。

 

 

「なら、ここはノーガードね。"プラント・トークン"は退却。」

 

「『"プラント・トークン"のブースト、"シルヴィア"でヴァンガードにアタック。』」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"でガード。手札を1枚捨て、完全ガードよ。」

 

「『ほう...ドライブチェック、"リコリスの銃士ヴェラ"。今のアタックは通らないが...こちらはどうだ。"ガストーネ"のブースト、"サウル"でアタック。』

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"アルボロスの陣風オリヴェル"。」

 

 

くっ...たった1ダメージなのに体への負荷が強いわね...

これが神への挑戦...と言ったところかしら。

 

 

「『我はこれでターンエンド。』」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

■■■

■■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : 月下美人の銃士ダニエル

R左  : リコリスの銃士サウル

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

□■□

□■□

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R中央 : プラント・トークン

 

紗希 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。...ギーゼ、あなたはすべてを破壊し、虚無をもたらす。そんなあんたにはわからない、生命の可能性を見せてあげる!」

 

「『愚かな...』」

 

「咲き誇れ!無限に進化する生命の可能性!"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー13000、☆2

 

「"アルボロス・コンポスト・ドラゴン"、"アルボロスの陣風オリヴェル"、"アルボロスの親衛アイリ"をコール。そして、"聖樹"のスキル発動。"プラント・トークン"を退却し、"プラント・トークン"を2枚コール。リアガードが5枚以上なのでパワー+10000!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「さらに"アルボロスの陣風オリヴェル"のスキル発動。CB1、"プラント・トークン"を2枚退却。パワー+20000、クリティカル+1。」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)、☆2

 

「さらに"アイリ"のスキル。SB1することでパワー+3000し、ブーストを得てこのユニットのグレードを-2する。」

 

"アルボロスの親衛アイリ" : パワー13000(10000+3000)

 

「これでバトルよ。"聖樹"でヴァンガードにアタック!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「『ガード、"タンポポの銃士ミルッカ"、"月下美人の銃士ダニエル"。』」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"アルボロスの直衛アイラ"。2枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワーは"アルボロス・コンポスト・ドラゴン"へ。」

 

"アルボロス・コンポスト・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「"オリヴェル"でヴァンガードにアタック!」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)、☆2

 

「『ノーガード。ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"、"白百合の銃士セシリア"。』」

 

「"アイリ"のブースト、"アルボロス・コンポスト・ドラゴン"でアタック!」

 

"アルボロス・コンポスト・ドラゴン" : パワー36000(13000+10000+13000)

 

「『ノーガード。ダメージチェック、"月下美人の銃士ダニエル"。』」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)

 

「アタックがヒットしたので、"コンポスト"のスキル。CB1、私のグレード0のユニット1枚につき、1枚ドロー。ソウルに"アルボロス"を含むユニットが3枚以上あるならCC1。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■■■

■■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : 月下美人の銃士ダニエル

R左  : リコリスの銃士サウル

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

■■■

■□□

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右  : アルボロスの陣風オリヴェル

R左  : アルボロス・コンポスト・ドラゴン

R左下 : アルボロスの親衛アイリ

 

紗希 手札:6枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「すごい...あの久導ユウト相手に互角以上に戦っている...」

 

「当然よ。私はあの子の母親。でも...今のあの子はユウトではない。ここからどう転ぶか...」

 

「『ふっ...我の力はまだ覚醒していない。我が力の一端を感じると良い。スタンド&ドロー。"リコリスの銃士ヴェラ"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。』」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー13000、☆2

 

「『"ヴェラ"のスキル。CB1、"ダニエル"と"プラント・トークン"を退却。ドロップゾーンから"月下美人の銃士ダニエル"を2枚山札の下に置き、山札から5枚見て、"パンジーの銃士シルヴィア"、"睡蓮の銃士ルース"をコールし、シャッフル。2枚コールしたのでドライブ+1。そして"ルース"のスキル発動。退却してCC1。"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。』」

 

 

厄介ね。"サウル"もいるからヴァンガードが得たトリガー効果は前列すべてが得る。

でもネオネクタールの戦い方は、私も"彼女"もよく知ってる。

 

 

「『"プラント・トークン"のブースト、"ヴェラ"でヴァンガードにアタック。』」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「"アルボロスの直衛アイラ"、"月下美人の銃士ダニエル"でガード。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「『トリプルドライブ、1枚目、"カローラ・ドラゴン"。2枚目、"リコリスの銃士ヴェラ"。3枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。"ヴェラ"のスキルで前列のリアガードもトリガー効果を得る。』」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

「『"プラント・トークン"のブースト、"シルヴィア"でヴァンガードにアタック。』」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)

 

「『"ガストーネ"のブースト、"サウル"でアタック。』」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「"アルボロスの直衛アイラ"でガード。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「『ほう...我に挑むだけはある。だが我の真の力はこんなものではない。それを味わう前に倒れぬことだ。ターンエンド。』」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■■■

■■■

V   : リコリスの銃士ヴェラ

R右  : パンジーの銃士シルヴィア

R左  : リコリスの銃士サウル

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

■■■

■□□

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右  : アルボロスの陣風オリヴェル

R左  : アルボロス・コンポスト・ドラゴン

R左下 : アルボロスの親衛アイリ

 

紗希 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。」

 

 

やはり強い。まあ、神であるギーゼと、私の自慢の息子の作り上げた最強のデッキ。

当然強いわよね。でも、息子にヴァンガードを教えたのは、母であるこの私。

そして、あの子が人よりもイメージ力が強いのは"私"のせい。

だったら、その償いとして、息子を救うのが母の務め。

 

 

「再び"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー10000、☆2

 

「"アルボロス・ドラゴン”樹”"をコール。スキルで"プラント・トークン"をコール。そして"オリヴェル"のスキルでCB1、"樹"と"プラント・トークン"を退却し、パワー+20000、クリティカル+1。」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)、☆3

 

「そして"アルボロスの防壁サネルマ"をコール。"聖樹"のスキルにより"サネルマ"を退却し、"プラント・トークン"を2枚コール。リアガードが5枚以上あるのでパワー+10000。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「さらに"サネルマ"のスキル。このカードが"アルボロス"のスキルで退却した時、SB1で手札に戻す。そして"アイリ"のスキルでSB1し、パワー+3000。ブーストを得て、グレード-2。」

 

"アルボロスの親衛アイリ" : パワー13000(10000+3000)

 

 

 

「すごい...これなら久導ユウトを倒せるのでは...!」

 

 

 

倒せる...?いや違うわ。

倒せるか、じゃない。倒すのよ。

私の最愛の息子を救うためにね。

 

 

「"プラント・トークン"のブースト、"聖樹"でヴァンガードにアタック!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「『させぬ。"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。』」

 

 

さっきドライブチェックで手札に加えたカードね。

でもこっちのアタックで使っていいのかしらね。

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"アルボロス・コンポスト・ドラゴン"。2枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。回復はできないけど、"オリヴェル"のパワー+10000!」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー40000(10000+20000+10000)、☆3

 

「このアタックは防げるかしら!"プラント・トークン"のブースト、"オリヴェル"でヴァンガードにアタック!」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー50000(10000+20000+10000+10000)、☆3

 

「『残念だが、その程度では我に傷をつけることは叶わない。"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。』」

 

 

なっ!?まだ完全ガードを持っていたとはね...

このターンでトドメをさせないとなると...もしあのデッキにあのカードが入っていたら...厄介ね。

 

 

「"アイリ"のブースト、"コンポスト"でヴァンガードにアタック!」

 

"アルボロス・コンポスト・ドラゴン" : パワー26000(13000+13000)

 

「『ドローはさせぬ。"タンポポの銃士ミルッカ"でガード。"シルヴィア"でインターセプト。』」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー28000(13000+5000+10000)

 

「くっ...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■■■

■■□

V   : リコリスの銃士ヴェラ

R左  : リコリスの銃士サウル

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

■■■

■■■

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右  : アルボロスの陣風オリヴェル

R左  : アルボロス・コンポスト・ドラゴン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : アルボロスの親衛アイリ

 

紗希 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「『貴様...ただの人間ではないな。この気配...ディフライダーか。』」

 

「っ...ディフライダーを配下にしている辺り、よくわかってるのね。」

 

「やはり..久導ユウトは君の影響を大いに受け、人より並外れたイメージ力を持ち、運命に選ばれたわけでもないのにPSYクオリアに目覚めたんだね。...久導紗希、いや...キルスティ。」

 

「...そうね。でも、私たちは合意の上で今の生活を送ってる。そのせいでユウトには苦労をかけてるみたいだけど。」

 

 

私がキルスティと出会ったのは、ユウトを身籠る前の話。

夫である重治さんと、惑星クレイについて研究をしていたある日。

ストライドフォースの計測値が高かった私が被験者となり、惑星クレイへのゲートを開く実験を行っていた際に事故が発生した。

その事故の際に私は意識の中でキルスティと出会い、地球のことを知りたいというキルスティの頼みと、クレイのことを知りたい私たちの利害が一致したことで、キルスティは私にディフライドした。

 

 

その後、私はユウトを身籠り、出産した。

ユウトが大きくなって、実験室に連れてくるようになって気付いたのだが、ユウトのイメージ力やストライドフォースの計測値が異常に高かった。

恐らく、私を通してキルスティの力が流れ込んでしまったのだと思う。

だからこそ、ユウトにはいらぬ運命を背負わせてしまったようで、私は少しだけ後悔していた。

 

 

「(でも...ユウトを必ず救う。それが私の償いであり、母としての務め。)」

 

「『面白い。我がその力を食らってくれよう。スタンド&ドロー。メインフェイズ開始時、ヴァンガードと同名のカードをコストに我が眷属がこの世に顕現する。』」

 

「っ...!」

 

 

やはりあのカードが...!

 

 

「『我が呼び声に従い、顕現せよ!ズーのゼロスドラゴン!究極超越!"死苑のゼロスドラゴン ゾーア"!』」

 

 

っ...!この威圧感...!

以前、日本で"メギド"が、アメリカのストライドフォース研究所で"ダスト"が現れた時より凄まじい力を感じる。

やはり、クレイエレメンタルが漂うこのクレイでは本来の力を発揮できるということね。

 

 

「『"ゾーア"のスキル発動。CB2を支払い、我がリアガードをすべて退却。退却したリアガード1枚につき1枚ドロー。よって、4枚ドロー。その後、手札からユニットを1枚コール。"白百合の銃士セシリア"を子コール。そして、コールしたユニットのパワーを無限大とし、スキルを二つ与える。』」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー∞

 

「なっ!?パワー∞だと!?それでは絶対にガードできないということか!?」

 

「ええ...守護者を使う以外にガードできないということよ。」

 

「だが...久導紗希のダメージはまだ3。いくらガードできないとはいえ、クリティカル1の攻撃はノーガードすればいいだけでは...」

 

「そうね...普通ならそうすればいいだけなんでしょうけど...」

 

「『与えたスキルの一つ。アタックがヒットした時、我がファイトに勝利する。』」

 

「なっ!?」

 

 

タクトが驚いている。まあ、そういう反応になるでしょうね。

私も研究で解析、解読していなかったら同じ反応をしていた。

というか、解読した時は同じ反応をしたわ。

 

「代わりにあのユニットはあらゆる効果を受けなくなる。ブーストやトリガーはもはや不要だけど、ガード制限なんかも与えることはできない。純粋に守護者を強要するだけの能力よ。」

 

「だ、だが...それでもパワー∞とは...」

 

「『それだけではない。その力を見せるため、場を整えよう。"パンジーの銃士シルヴィア"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。これでバトルだ。"セシリア"でヴァンガードにアタック。』」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー∞

 

「ふっ、当然これを使うわ。"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。手札を1枚捨て、完全ガードよ。」

 

「『ふっ...これで貴様は完全ガードを使い切った。これで終わりだ。我が与えたもう一つのスキルを発動。アタックがヒットしなかったとき、相手に1ダメージを与える。』」

 

「くっ...ダメージチェック、"アルボロスの防壁サネルマ"。」

 

「『これで終わりではない。そのバトルで守護者がコールされているなら、無限大のパワーをヴァンガードにも与える。』」

 

"死苑のゼロスドラゴン ゾーア" : パワー∞、☆2

 

「なっ!?ヴァンガードまでパワーが∞に!?」

 

 

そう...守護者でのガードを強要しながら、いざ守護者を使うとパワーが伝染する。

本当に厄介ね、このゼロスドラゴンっていうのは。

 

 

「『これでトドメだ。消えるがよい、我に挑みし愚かなものよ。"ゾーア"でヴァンガードにアタック。』」

 

"死苑のゼロスドラゴン ゾーア" : パワー∞、☆2

 

 

「マズイ...!久導紗希にもう守護者はない!これでは防げない!」

 

「『そう...これで終わりだ。』」

 

「ふっ...残念だけど、私は息子を救うって決意してるの。だから負けないわ!"胡蝶蘭の銃士キルスティ"でガード!」

 

『あら、やっと私の出番?紗希ったら、私を1枚しかデッキに入れてくれてないものね。』

 

「ごめんなさいね。私のデッキは"銃士"デッキじゃないから、あなたの効果はデメリットが大きいのよ。」

 

『残念ね。まあいいわ。ここは私に任せなさい。』

 

「ええ、お願いね。..."キルスティ"のスキル発動。私のヴァンガードがアタックされた時、CB1を支払い、そのアタックはヒットしない。」

 

「『何....!?』」

 

「5枚目の...守護者...」

 

 

そう、これが私の分身である"キルスティ"のスキル。

頼りになる私の大切なカード。ただし...当然デメリットがある。

 

 

「ただし、私のヴァンガードが"銃士"を含むカードではないなら、私は1ダメージ受ける。この時、トリガー効果は発動しない。ダメージチェック、"ウォータリング・エルフ"。」

 

 

それでも、このアタックは防げる。

そして、このドライブチェックでいくらトリガーを引いても、私にはガードできる手札がある。

 

 

「『くっ...ツインドライブ、1枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"シルヴィア"へ。』」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「『2枚目、"激辛闘士カプ・サイ・シー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"シルヴィア"へ。』」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー30000(10000+10000*2)、☆3

 

「『二度の無限大のアタックを防がれたのには驚いたが...これで終わりだ。"ルース"のブースト、"シルヴィア"でヴァンガードにアタック。』」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー38000(10000+10000*2+8000)、☆3

 

「"アルボロスの防壁サネルマ"、"ウォータリング・エルフ"でガード。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー43000(13000+10000+20000)

 

「『馬鹿な...我が力をすべて防いだだと...?』」

 

「息子を救うため、あなたを倒すわ。だから負けるわけにはいかないのよ。」

 

「『ぐっ...エンドフェイズ、"ゾーア"のスキル発動。このカードを除外し、ソウルから"リコリスの銃士ヴェラ"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。その後、ゼロスドラゴンが除外されたことで我がリアガードとソウル、ドロップゾーン、サークルのマーカーと手札のプロテクトをすべて除外する。このファイト中、我はギフトを得られない。ターンエンド。』」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

 

□□□

□■□

V   : リコリスの銃士ヴェラ

 

■■■

■■■

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右  : アルボロスの陣風オリヴェル

R左  : アルボロス・コンポスト・ドラゴン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : アルボロスの親衛アイリ

 

紗希 手札:0枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。...見せてあげるわ、ギーゼ。生命の無限の可能性!すべての始まりを司る生命の樹よ、出でて聖なる力で未来を芽吹かせよ!ストライド・THE・ヴァンガード!"アルボロス・ドラゴン”創聖樹”"!」

 

「『ぬ...ぬぅ...』」

 

「"創聖樹"のスキル発動。CB2、SB3することでこのターン、"アルボロス"が能力で得たパワーとクリティカルをすべて、このユニットも得ることができる。そして、ソウルにグレード3の"アルボロス"がいるなら、私の"アルボロス"を含むリアガードはパワー+5000。」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー15000(10000+5000)、☆2

"アルボロス・コンポスト・ドラゴン" : パワー18000(13000+5000)

"アルボロスの親衛アイリ" : パワー15000(10000+5000)

 

"アルボロス・ドラゴン”創聖樹”" : パワー30000(15000+5000*3)、☆2

 

「さらに"オリヴェル"のスキル。CB1、"プラント・トークン"を2枚退却し、パワー+20000、クリティカル+1。」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー35000(10000+5000+20000)、☆3

 

"アルボロス・ドラゴン”創聖樹”" : パワー50000(15000+5000*3+20000)、☆3

 

「"アイリ"のスキル。SB1、パワー+3000、ブーストを得て、グレード-2。」

 

"アルボロスの親衛アイリ" : パワー18000(1000+5000+3000)

 

"アルボロス・ドラゴン”創聖樹”" : パワー53000(15000+5000*3+20000+3000)、☆3

 

「行くわよ!"創聖樹"でヴァンガードにアタック!」

 

「『ぐぅ..."月下美人の銃士ダニエル"、"激辛闘士カプ・サイ・シー"2枚、"ウォータリング・エルフ"でガード。』」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー78000(13000+15000*3+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"アルボロスの親衛アイリ"。2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルは"コンポスト"、パワーは"オリヴェル"へ。」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー45000(10000+5000+20000+10000)、☆3

"アルボロス・コンポスト・ドラゴン" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「これで終わりよ!"オリヴェル"でヴァンガードにアタック!」

 

「『ぐぅ...ノーガード...ダメージチェック、"タンポポの銃士ミルッカ"、"桜の銃士アウグスト"...馬鹿な...グオオオオオオオオオオオオオオオオ!』」

 

 

ユウトの体から、虚無のオーラがはがれていく。

どうやらギーゼから解放できたようね...

 

 

「...母さん...」

 

 

ドサッ

 

 

「ふぅ...何とかうまくいったけど、これからもこの問題とは付き合っていくことになるんでしょうね...」

 

 

私はユウトの手の甲にある印を見ながらそう言う。

今回はファイトで倒したことで、ギーゼをユウトの中から追い出すことができたけど、ユウトの手の甲からギーゼの紋章は消えていなかった。

そして、紋章の4か所が赤く光っている。私が勝ったことで、さらに進行してしまったようね。

 

 

「本当に厄介だわ...」

 

 

でもこの子なら...私と重治さんの自慢の息子なら、きっとギーゼを何とかできるはず。

私はそう信じている。

 

 

「さあ、ユウトを地球に送り返すわ。やるわよ、キルスティ。」

 

『はいはい。さっさとやって、私たちも地球に帰りましょう。ま、今もイメージ体だけど。』

 

「そうね。ユウト。これからもあなたには苦労が降りかかるでしょうけど、安心しなさい。必ず私や重治さんがあなたを助けるから。...だって、あなたは私たちの大切な息子ですもの。」

 

 

「母...さん....」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

レンside

 

 

 

「それで、アイチ君が櫂を倒して、めでたしめでたしと言いたいところですが...」

 

「そうよ!ユウトはどこよ!」

 

「それが...」

 

 

アイチ君がリンクジョーカーを、そして櫂を倒したことで、一連の事件の幕は下りた。

でも、ユウトだけがこの場にいなかった。

 

アイチ君から話を聞くと、ユウトはリンクジョーカーによって連れ去られたらしい。

 

 

「そんな...ユウト...」

 

「っ...何とか助けることはできないのか。」

 

「はい...でも、あのゲートがクレイに繋がっていたとしたら、僕たちには何も...」

 

「あっ!見て、あれ!」

 

 

スイコさんが空を指さす。

そこには一つの光があった。

 

 

「あれは...まさか、ユウト!?」

 

 

光は徐々に僕たちの元へと向かってきていて、どんどん大きくなっている。

そして光は僕たちの近くへと落ち、そこからユウトが現れた。

 

 

「「「ユウト!」」」

「ユウトさん!」

 

 

僕たちはユウトへと駆け寄る。

ユウトは意識を失っていたが、どうやら眠っているだけのようだ。

良かった...これで本当にすべて解決ですね。

 

 

僕はこの時、気付いていなかった。

アイチ君の心の内や、ユウトのかすかな変化に。

そして、リンクジョーカーを巡る新たな戦いの始まりに。

 

 

.




リンクジョーカー編、完!


●人物紹介コーナー

久導 紗希
久導ユウトの母親。ユウトにヴァンガードを教えた人物であり、ユウトがTHEを付けることになった原因。生粋のヴァンガードファイターであったが、夫となる重治と出会い、研究者の道へと進んだ。実験の際の事故により、胡蝶蘭の銃士キルスティに合意の上でディフライドされている。その後にユウトを身籠っており、ユウトはディフライドの影響を強く受け、イメージ力が極めて高く、PSYクオリアに目覚めることになった。

使用クラン : ネオネクタール
切り札 : アルボロス・ドラゴン"聖樹"、アルボロス・ドラゴン"創聖樹"


久導 重治
久導ユウトの父親。ヴァンガードファイトが大好きでヴァンガードをより深く知ろうと研究者となった。その後、とある人物の論文から惑星クレイが本当にあるのではないかと思うようになり、ファイトの際に発生するエネルギーの研究に取り組むようになる。ファイトの腕はからっきしであり、よく紗希にぼろ負けしている。

使用クラン : ロイヤルパラディン
切り札 : サンクチュアリガード・ドラゴン


.


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第四章 レギオンメイト編
第百六話「消えた先導者たち」


アサカside

 

 

「ぅ...うぅん...」

 

 

あのリンクジョーカーとの激闘の日々から数日経ったある日。

私はユウトの部屋で目覚める。昨日は珍しくユウトからお泊りに誘われ、一緒にファイトをしていた。

 

結果は全戦全敗だったけど...

 

 

「っ...いつの間にか寝ちゃってたのね...」

 

 

時計を見ると、もうお昼すぎだった。

学校は休みだからいいけど、ちょっと寝すぎたかしら。

 

 

「...ユウト?」

 

 

近くを見渡すが、ユウトの姿が見当たらない。

私はすぐに起き上がり、玄関へと足を運ぶ。

 

 

「なんだ...出かけてるのね。」

 

 

靴が無かったので、出かけているみたいだ。

たぶん、なかなか起きなかった私を置いて、フーファイター本部に行ったんでしょうね。私も準備して向かおうかしら。

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「おはようございます。」

 

「ハァ...アサカ、もう昼だぞ。」

 

「うるさいわよ、テツ。昨日はユウトと遅くまでファイトしてたのよ。」

 

「ハァ...よくわからんが、お前にはやってもらいたいこともあるんだ。福原高校カードファイト部部長としての責務を果たせ。」

 

「はぁ?私が部長?」

 

 

テツったら、ボケたのかしら。

部長はユウトで、副部長がレン様。私はただの部員だっていうのに。

 

 

「アサカ、まだ寝ぼけているのか?」

 

「いやいや...私が部長って、テツこそボケたんじゃないの?」

 

「ハァ...お前というやつは...とにかく、俺もこれからレンの元へ向かう。お前もついてこい。」

 

「...」

 

 

どういうことかしら...まさか本当にボケたわけでもあるまいし。

テツはどっきりを仕掛けてくるようなタイプでもないし。

まあレン様のところに行けばユウトもいるだろうし...

 

 

 

「入るぞ、レン。」

 

「どうぞ~。」

 

「失礼します、レン様。」

 

 

テツに疑問を抱きながら歩いていると、すぐレン様の執務室へとついた。

テツがレン様に声をかけ、私たちは部屋へと入る。

でも、そこにはユウトの姿はなく、レン様が机に突っ伏しているだけだった。

 

 

「レン...まただらけていたのか。」

 

「テツ...僕はもう疲れましたよ...何だか、前より仕事が増えた気がします。」

 

「当然だろう。お前は福原高校カードファイト部の副部長で、フーファイターの運営者。俺も手伝ってはいるが、リーダーであるお前に仕事が集まるのが必然だ。」

 

「でもですね...僕には向いてない仕事も紛れてましたよ。」

 

 

そう言って、レン様はテツに一枚の紙を見せる。

そこにはフーファイターの設備に関する内容が記載されていた。

 

 

「えっ...(あれって、ユウトが担当している分野じゃ...)」

 

 

ユウトはご両親の影響でヴァンガードファイトに関する機器に詳しく、ファイトテーブルやその他機器の手配やメンテナンスを担当していた。

 

それがごっそり、レン様のところに...さっきのテツの様子といい、いったい何が起こってるの...?

 

 

「あの...レン様、テツ...一つ聞きたいことが。」

 

「ん?どうしたんですか?」

 

「えっと...久導ユウトって、誰か知ってます?」

 

「「久導ユウト...」」

 

「すみません、僕は知りません。有名なファイターなんですか?」

 

「すまん、俺も知らんな。福原高校かフーファイターに所属しているファイターか?」

 

「っ...!」

 

 

そんな...二人はユウトと中学のころからの友達で、フーファイターを設立した当初のメンバーだったのに...二人からユウトという存在が消えている!?

 

 

「っ...し、失礼します!」

 

「あっ、アサカ!」

 

 

私は居ても立ってもいられなくなり、その場から走り出した。

いったい何が起こっているの!?だって、昨日私は確かにユウトと一緒に過ごしていたわ!それにレン様、テツも夕方までは一緒だった。

 

それがこんな一瞬でいなかったことになるなんて、そんなことがあるはずない!

 

 

.....

....

...

..

.

 

櫂side

 

 

「そうか...戸倉も覚えていないか。」

 

「悪いね。...その先導アイチっていうのは、櫂にとって何なの?」

 

「...大切なメイトだ。俺にとっても、他のみんなにとってもな。」

 

 

俺は朝、不思議な夢を見た。

そしていつものようにキャピタルに顔を出したのだが、店長がアイチを覚えていなかった。それだけじゃない。アイチの妹ですら、アイチを覚えていなかった。

 

 

「(一体、何が起こっている。記憶力に長けている戸倉ですら覚えていないとなると、これは尋常ではない事態が起こっていると考えるべきだ。)」

 

 

戸倉と別れ、俺は宮地学園の中を歩く。

あてもなく歩いていると、アイチたちがカードファイト部の部室としていた部屋へと辿り着いた。

 

 

「ここも部室ではなくなっているのか...」

 

 

ここにいても仕方ないか。

何か知ってそうな奴...レンにでも聞いてみるか。

あいつはアイチと同じ境遇だった。PSYクオリアに目覚め、アイチとは何度も競い合ったあいつなら、何か知っているかもしれん。

そう思って、この場を去ろうとしたとき、光っている何かが俺の元へとやってきた。

 

 

「っ...なんだ....これは、ヴァンガードのデッキ...?」

 

 

俺はその光を手に取る。光は収まり、そこにはヴァンガードのデッキがあった。

そして、何気なく捲った一枚に俺は驚愕する。

 

 

「"ブラスター・ブレード"だと!?」

 

 

まさか、アイチの身に何かあったというのか!?

そして、"ブラスター・ブレード"はそれを知らせに俺の元に...

 

 

「やるべきことは決まったか。」

 

 

俺はデッキを手に、宮地学園を去ろうとした。

そして校門まで出てきたその時、俺にとっては見知った奴が声をかけてきた。

 

 

「おい、お前、ちょっと待てよ。」

 

「...石田。」

 

「ああ!?何で俺の名前を知ってるんだ。」

 

「どうやら、お前は俺を覚えていないみたいだな。」

 

「ハァ!?」

 

 

どうやらアイチがいないことになった影響で、石田とも知り合っていないようだ。

...アイチにはもっと愛想よくした方が親しみやすいと言われたな。

 

 

「櫂トシキだ。」

 

「櫂トシキ...」

 

「聞き覚えがあるか?」

 

「いや...だけど、お前が手に持ってるそれには興味がある。」

 

「これか。」

 

 

そう言って、俺は先ほどのデッキを取り出す。

どうやら何もかも忘れているわけではなく、心には残っているようだ。

 

 

「これが何か知りたいなら、俺についてこい。」

 

「ハァ!?...って、ちょっと待てよ!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「いらっしゃい。...って、櫂。それにあんたは...」

 

「ヒッ...女番長...」

 

「ああ!?」

 

「い、いえ...戸倉先輩...」

 

「戸倉、ファイトテーブルを借りるぞ。」

 

「あ、ああ。...っと、櫂。シンさんがあんたに見てもらいたいデッキがあるって。」

 

 

そう言って、戸倉は俺にデッキを渡してくる。

...なるかみ、か。

 

 

「ちょうどいい。このデッキを借りてもいいか?」

 

「あ、うん。」

 

「よし、石田。お前はこのデッキを使え。ルールはその説明書を読め。」

 

「お、おう...教えてくれるわけじゃないんだな...」

 

 

教える...か。親しみやすい奴はそういうのをちゃんとやるのか。

だが、俺に優しく教えるなど不可能だ。そういうのはアイチが得意だったな。

 

 

「ま、だいたい覚えたぜ。何だかわからねえが、一度読んだ気がする。」

 

「ふっ...じゃあ、始めるぞ。」

 

「お、おう。」

 

「あたしも観戦しようかな。もう他にお客もいないし。」

 

 

「「スタンドアップ」」

「THE」

「「ヴァンガード。」」

 

「"抹消者スプリングライト・ドラコキッド"。」

 

「"スターダスト・トランぺッター"。」

 

 

ふっ...ロイヤルパラディンでヴァンガードファイトするのも久しぶりだな。

つい最近だと、アイチを正気に戻すために使ったくらいだったが、昔は俺もロイヤルパラディンを使っていた。懐かしさを感じるな。

 

 

「おい、俺から行くぜ。」

 

「ああ。」

 

「おし...えっと、俺のターン、ドロー。"抹消者デモリッション・ドラゴン"にライド。....」

 

「...どうした、石田。」

 

「えっ、いや...なんか変な感じがしてよ...なんなんだこれ...」

 

 

戸惑っているな。おそらく、記憶になくとも体が覚えているんだろう。

 

 

「...っと、続けなきゃな...えっと、"スプリングライト"のスキルで1枚ドロー。先行はアタックできないから、これでターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

ナオキ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 抹消者デモリッション・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : スターダスト・トランぺッター

 

櫂 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"戦鎚の騎士オーガスタス"にライド。"トランぺッター"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。そして"オーガスタス"でヴァンガードにアタック。」

 

"戦鎚の騎士オーガスタス" : パワー8000

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"忠義の騎士ベディヴィア"。」

 

「ダメージチェック、"覇軍の抹消者ズイタン"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ナオキ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 抹消者デモリッション・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : 戦鎚の騎士オーガスタス

 

櫂 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"ドラゴニック・デスサイズ"にライド。」

 

「わかっているとは思うが、アタックできるのは何もヴァンガードだけではない。リアガードをコールし、それらでアタックやブーストもできる。」

 

「お、おう。..."覇軍の抹消者ズイタン"、"ライジング・フェニックス"をコール。これで行くぜ。まずは"デスサイズ"でヴァンガードにアタック。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー9000

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"イエロージェム・カーバンクル"。」

 

「ふっ、それはトリガーユニットだな。」

 

「トリガーユニット?」

 

「ああ。ドライブチェックやダメージチェックで出た時、ユニットのパワーを上昇したり、様々な効果を発揮する。今引いたそのカードはクリティカルトリガー。与えるダメージを1増やすことができる。」

 

「へぇ...」

 

「それから、パワー上昇と追加効果はそれぞれ別のユニットに与えることができる。今回の場合、ヴァンガードのアタックがヒットすることは確定しているから、クリティカルはヴァンガード、パワーはリアガードの何れかに与えるのがいいだろう。」

 

「おう。じゃあ、クリティカルはヴァンガード、パワーは"ズイタン"に与えるぜ。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー9000、☆2

"覇軍の抹消者ズイタン" : パワー19000(9000+10000)

 

「ダメージチェック、"戦鎚の騎士オーガスタス"、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。」

 

「ドロートリガー?」

 

「ああ。これはさっきのクリティカルとはまた違った追加効果がある。ドロートリガーが出た場合は1枚ドローできるんだ。よって、俺は1枚引き、"オーガスタス"にパワー+10000。」

 

"戦鎚の騎士オーガスタス" : パワー18000(8000+10000)

 

「なら、今度はこいつだぜ。"ズイタン"でヴァンガードにアタック!」

 

"覇軍の抹消者ズイタン" : パワー19000(9000+10000)

 

「ふっ...アタックは何もすべて受ける必要はない。こうやって、手札からガードすることもできる。俺はクイックシールドを使い、"オーガスタス"のパワー+5000。」

 

"戦鎚の騎士オーガスタス" : パワー23000(8000+10000+5000)

 

「なるほどな...じゃあ、今度は"ライジング・フェニックス"で...って、こっちはパワーが足りねえか。仕方ねえ、ターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

ナオキ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

■■■

V   : ドラゴニック・デスサイズ

R右  : ライジング・フェニックス

R左  : 覇軍の抹消者ズイタン

 

□■□

□□□

V   : 戦鎚の騎士オーガスタス

 

櫂 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「へへ、なんとなく理解してきたぜ。」

 

「ふっ...楽しそうだな。」

 

「ああ、何でこんなに面白いもん、俺はやってこなかったんだろうってな。」

 

「そうか。」

 

 

やはりヴァンガードファイトはいいな。

忘れてしまったとしても、こうやって熱い気持ちを思い出させてくれる。

 

 

「行くぞ、石田。俺のターン、スタンド&ドロー。...っ、このカードは...」

 

「櫂...?」

 

 

そうか...そういうことか。

お前が俺の前に現れた意味、少しわかった気がする。

 

 

「立ち上がれ、俺の分身!俺の魂の中にいる真の友、メイトよ!ライド・THE・ヴァンガード!"ブラスター・ブレード・探索者"!」

 

「"ブラスター・ブレード"...痛っ...なんだ、これ...」

 

 

石田が額に手をやり、項垂れる。

どうやらアイチとの記憶を思い出しているようだな。

 

 

「くっ...これは...そうだ...先導アイチ!」

 

「思い出したか!」

 

「あ、ああ...櫂...その、なんだ...久しぶり、って感じだな。」

 

「ふっ...」

 

 

やはりそうだ。

この"ブラスター・ブレード"は、失われたアイチの記憶を取り戻すための鍵。

このカードがあれば、アイチのメイトたちなら記憶を取り戻せるはずだ。

 

 

「何で俺、忘れちまってたんだ...アイチは俺にヴァンガードを教えてくれて、熱い気持ちを思い出させてくれた大切な友達だっていうのに...」

 

「だが、お前は思い出した。大切なのはこれからじゃないのか。」

 

「ああ...なあ、櫂。俺たち以外にアイチのことを覚えているやつは...」

 

「残念だがいない。アイチの妹ですら、アイチを覚えていなかった。」

 

「くそ...一体何がどうなってるんだよ...」

 

 

「ファイト、続けないの?」

 

 

俺たちが話していると、戸倉がファイトテーブルに近付いてきた。

戸倉...チームQ4として全国大会だけでなく、アジアサーキットを戦い抜き、宮地学園のカードファイト部としてもアイチと関わりがあった。

戸倉なら、きっとアイチを思い出せるはず...

 

 

「あ、ああ...もうファイトするって気分でもねえし...」

 

「そ。..."ブラスター・ブレード"...」

 

「気になるか。」

 

「えっ...いや、珍しいカードだとは思うけど...」

 

「ふっ...戸倉、ファイトしないか。」

 

「えっ?でも店番が...」

 

「まあまあ、戸倉先輩。もう客もいねえし、店番なら俺がするからさ。」

 

「そ、そう...わかった。ファイトしましょう。」

 

 

よし、石田と同じように戸倉、お前の中のアイチも取り戻してみせる。

そして必ず、アイチを探し出してみせる。

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

「ハァ...ハァ...」

 

 

一心不乱に走っていた私は、いつの間にか私やユウトの実家のある住宅街へと来ていた。

 

 

「どうして...一体何が...」

 

 

ユウトの存在が消えた...みんなあれだけユウトのことが大好きだったのに、まるで最初から存在しなかったように、跡形もなく消えてしまった。

 

何かが起こってるに違いない...だけど、どうしたらいいかわからない...

 

 

「あら?アサカちゃんじゃない。」

 

「っ...紗希おばさま...」

 

「うふふ、久しぶりね。そんなに息を切らして泣いちゃって、いったいどうしたの?」

 

「はい...実は...」

 

 

私は今の状況を紗希おばさまに話した。

紗希おばさまが私のことを知ってるってことは、紗希おばさまはユウトのことを覚えているはずだし。

 

 

「そう...アサカちゃん。実はこの前、ユウトが珍しく実家に顔を出したのよ。」

 

「えっ、ユウトが?」

 

「ええ。何だか思い詰めた顔をしていてね?どうしたのって聞いたら、私と重治さんの顔を見たかったって。何だか私たちの方が照れちゃって、あんまり深くは聞かなかったんだけど...もしかしたら、何かを決心するために会いに来たのかなって、今の話を聞いて思ったわ。」

 

「何かを決心...」

 

「...アサカちゃん。今は何のことかわからないかもしれないけど、これだけは覚えていて。」

 

「は、はい。」

 

「あの子はね、他の人とは違った運命を背負わされているの。とてもつらく、厳しい試練の運命。でもね、私はあの子なら乗り越えられるって信じてるの。だって、私たちの自慢の息子だし、それにアサカちゃんがあの子のそばにいてくれるでしょう?」

 

「っ...はい...私がユウトのそばにいて、ユウトを守ります。」

 

「うふふ...それが聞けて安心したわ。...あの子のことを探したいなら、まずは仲間を見つけるのがいいんじゃないかしら。」

 

「仲間...」

 

「レン君やテツ君は覚えていなかったかもしれないけど、他にユウトのことを覚えている人もいるかもしれないし。仲間が居たら、きっと辛く厳しい試練にも乗り越えられる。...そうでしょう?」

 

 

仲間...ユウトを覚えている同士...

そうだわ。ユウトのことを覚えているかもしれない人たちならいるじゃない。

 

 

「はい!ありがとうございます、紗希おばさま!」

 

「うふふ、いいのよ。ああ、それと...今度はお義母さんって呼んでほしいかな?」

 

「っ...ど、努力します。」

 

「ふふ、応援してるわ。ユウトにはアサカちゃんみたいな積極的な女の子がお嫁に来てほしいって思ってるから。」

 

「は、はい...(うぅ...絶対私、顔真っ赤だわ...)」

 

 

で、でも...紗希おばさま...い、いや、紗希お義母様のおかげで道は決まったわ。

そうね...まずはあの二人を訪ねるべきね。

 

 

待ってなさい、コーリン、スイコ。

 

 

 

.




レギオンメイト編、始動。
主人公は櫂、およびアサカです。


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第百七話「記憶」

何話か前回や今回みたいにファイト無しが続きそう。
レギオンメイト編、序盤はぱっぱと進めたいというのが本音。


アサカside

 

 

「ここに来るのは久しぶりね...」

 

 

私は紗希お義母様のアドバイスを受けて、ユウトを探し出すための仲間を探して、カードショップPSYへとやってきた。

 

コーリンとスイコ...ユウトに恋をしていたあの二人なら、きっと覚えているはず。

もう一人、ジリアンも覚えているかもしれないけど、ユウトがいないことになっている以上、ジリアンが福原高校に留学してきているかわからないから、まずはコーリンとスイコを訪ねることにした。

 

 

「...相変わらず客がいないのね。」

 

「あら、いらっしゃい。」

 

「スイコ...」

 

 

店の奥へと歩いていくと、スイコがショップ内を掃除していた。

福原の制服でもなく、昔出会ったときのような服装だ。

 

 

「えっと...どこかで会ったかしら。あ、でもあなた、チームAL4の鳴海アサカさんね。表彰式で会ったくらいかしら。」

 

「...(やっぱり、関わりが無いことになっているのね。)」

 

「私の名前を知っているなんて...もしかして、意外とウルトラレアのファンだったりするのかしら?」

 

「いえ...私はあなたをよく知っている。あなたは私と同じ人を好きになった、私の恋のライバルだったから。」

 

「えっ...?」

 

 

忘れてしまっているのね。

でも、スイコならユウトのことを思い出してくれるはず。

何とかユウトを思い出すきっかけが見つかるといいんだけど。

 

 

「私の恋のライバル...うふふ、おかしなことを言うのね。私はアイドルよ?アイドルに恋愛はご法度じゃないかしら。」

 

「それでも...あなたはユウトが、久導ユウトが好きだった。あなたはユウトを愛していたのよ。」

 

「久導...ユウト...痛っ...頭が痛い...」

 

 

っ、名前を聞いて何かを思い出しかけている。

やっぱりスイコなら思い出せるかもしれない。

レン様やテツは名前を聞いても反応がなかったけど、スイコはそれなりに反応している。

 

 

「スイコ、お願い!ユウトを探し出すには仲間が必要なの!あなたはユウトが大好きだった...だから、あなたなら思い出せるはずよ!」

 

「っ...久導...ユウト......ユウト....君....うぅ...」

 

 

ドサッ

 

 

「うぅ...何...何なの、この痛み...頭だけじゃない...胸を締め付けるようなこの痛み...誰...誰なの...頭の中に靄がかかっている...」

 

「スイコ...」

 

 

スイコは頭と胸を押さえて蹲る。

名前だけでこの反応...やっぱりスイコはユウトが大好きなんだ。

この調子なら思い出せるはず...

 

 

「うぅぅぅああぁぁあ!」

 

「ちょ、スーさん!?大丈夫!?」

 

 

スイコがあまりに苦しんでいたことで、奥からレッカが出てきた。

コーリンは...今はいないのかしら...

 

 

「うぅ...誰なの...私の中にいるあなたは...」

 

「ちょ、スーさん......あんたが何かしたの!?」

 

「えっ、ち、違うわ。私はただ...」

 

「帰って!今私とスーさんは大事な時なの!アイドルとして、ようやく成功してきた時なの...私たち二人の邪魔をしないで!」

 

「っ.....え、二人...?」

 

 

二人って、どういうこと...?

ウルトラレアはスイコ、コーリン、レッカの三人グループでしょ?

 

 

「あんた、ウルトラレアを知らないの!?この私、レッカと、この頼れるお姉さんであるスーさんの二人が結成している、ヴァンガードができるアイドルよ!」

 

「なっ...そんな...」

 

 

嘘でしょ...コーリンまで消えているというの...?

いったい何が起こっているの!?ユウトだけじゃない、コーリンまで...

意味がわからない...まさか、二人のほかにも消えている人がいる...?

何か共通点があるっていうの...?

 

 

「とにかく帰って!」

 

「っ...(仕方ない、ここは帰るしか...)」

 

「ま、待って...アサカさん...」

 

「っ、スイコ!?」

 

「思い出したわ...アサカさん、お久しぶりね...」

 

「ちょ、スーさん、大丈夫なの?」

 

「ええ、心配をかけたわね、レッカ...」

 

「いや...大丈夫ならいいんだけど...」

 

「ええ...ごめんなさい、レッカ。私、この人と込み入った話があるから、席を外してくれないかしら。」

 

「あ、うん...わかった。」

 

 

そう言って、レッカは店の奥へと戻っていく。

まだ私のこと疑ってそうだけど...まあ、今はスイコだ。

 

 

「レッカがごめんなさい...」

 

「いや、いいのよ。仲が良いのね。」

 

「まあ、ね...それにしても、まだ混乱しているわ。アサカさんがどうだったかわからないけど、私には今、三つの記憶があるの。」

 

「三つ?」

 

「ええ...一つはアサカさんたちと一緒に福原高校で過ごしていた、私たちがタクトによって使命を与えられたときの記憶。もう一つはそれ以前の何の変哲もないただの少女だった時の記憶。最後に、あのリンクジョーカー事件の後、普通の生活に戻った後、そして...ユウト君の記憶が無くなっていた時の記憶。」

 

 

なるほど...今のスイコはすべての記憶を持っている。

それは混乱するでしょうね...私はユウトと一緒に過ごしてきたときの記憶しかないし。

 

 

「そして、一つ目と三つ目で同じはずのところで、全く異なる状態のものがいくつかあるの。」

 

「同じはずなのに違う...?」

 

「ええ。まず、前回の全国大会を優勝したのはどのチームかしら?」

 

「それは...悔しいけど、チームQ4よ。」

 

「ええ。でも三つ目の記憶ではあなたたち...つまり、チームAL4が連覇している。決勝の相手はチームカエサル。そして、チームQ4なんてチームはなかった。」

 

「なっ!?」

 

 

チームQ4が無かったことになっているですって!?

じゃあ、私のライバルであるミサキとの激闘は無かったことになっている!?

 

 

「次にアジアサーキット...優勝はどこだったかしら?」

 

「それは、私たちチームNAL4よ。」

 

「ええ。あなたたちが全勝でアジアサーキットを制した。でも、三つ目の記憶では確かに優勝はしたものの、かなりギリギリの勝利になっているわね。決勝はチームドレッドノートで、蒼龍レオンに勝てなかったけど、残る二人に勝って優勝している。」

 

「そんな...」

 

 

決勝はチームQ4とのファイトだった。

そして私たちが全勝して、華々しく優勝したはず。

 

 

「次に...これが一番大きい違い。リンクジョーカー事件が無かったことになっている。ただただ平和に時が過ぎていっただけ。」

 

「リンクジョーカー事件が無かったことに...」

 

 

それは...良いことかもしれないけど...

でも、それがどうしてユウトやコーリンがいないことに繋がるわけ?

それにチームQ4が結成されていないってことは、チームQ4の誰かが同じように存在しないことになっている...?

 

 

「チームQ4が存在しない...チームNAL4には櫂トシキがいた。全国大会、レン君はPSYクオリアによって暴走していた...それもなくなっているわね。」

 

「...もしかして、先導アイチがいない...?」

 

「そうね...それが一番可能性があるでしょうね。」

 

 

ユウトにコーリン、それに先導アイチ...繋がりがあるようでないわね。

ユウトと先導アイチは、PSYクオリアを持つ者同士...でもそれだと、レン様や蒼龍レオンも消える対象に入ってそうだけど...

 

コーリンと先導アイチは宮地学園カードファイト部の一員...ミサキが消えていれば宮地学園カードファイト部のメンバーが消えていることになるけど、それだとユウトが消えた理由がわからない。

 

わからない...法則性はない...?

 

 

「とにかく...今はこの異なる記憶を頼りに動くしかないわね。」

 

「そうね...でも、良かったわ。スイコなら思い出してくれると思ったけど...」

 

「うふふ...愛の力ね。」

 

「ふっ...残念だけど、私はもうお義母様に公認されてるから。」

 

「なっ...!」

 

 

ふふ...懐かしいわ...

スイコやコーリン、ジリアンとはこうやって競い合ってた。

あの楽しい日々に戻りたい。だから必ず、ユウトを取り戻す。

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

???side

 

 

「・・・さん、今いいですか?」

 

「ガ・ヤー・君...どうした?」

 

「はい。実は・・・さんが仰っていた通り、・・シキが動き出したようです。」

 

「やはりな...あいつはそういう男だ。」

 

 

俺は今、月の宮と呼ばれる場所にいる。

なぜいるかは詳しくは話せないが...とあるものを守るためとだけ。

 

 

「それにしても、・・・さんはなぜカト・ナ・ツに?」

 

「いや、俺は別にカト・ナ・ツではないよ。」

 

「えっ、でも・・・さんも封印に関わっていたじゃないですか。」

 

「ああ、まあ。あれは念のためだよ。ガ・ヤー・君たちを信頼していないわけじゃないけどさ...」

 

「いや、言いたいことはわかります。僕たちは所詮、寄せ集めの集団。信用に足る人物かなんて、強くは言えないでしょうから...」

 

「まあ、それもあるんだけどね...」

 

「...?」

 

「いずれわかるよ。」

 

「はぁ...」

 

 

俺は君たちとは違う目的を持っている、なんて言えるわけないし。

彼の頼みを聞いたとき、俺はいろんな可能性を考えた。

一つの結論に至ったのだが、俺一人の力では足りない。

 

そして、それは数がいれば良いという問題でもない。

覚悟と力を持った者たちが必要なんだ。

それには時間が必要だ。だから俺は封印に力を貸している。

 

 

ガ・ヤー・君たちには申し訳ないが、君たちはあいつらの試練だ。

彼らを乗り越え、ここまで あいつらが来れた時、その時こそ俺の真の目的が達成される。

 

 

「待っているぞ...櫂...そして、寛容と覚悟を持ったファイターたち...」

 

 

俺は信じている。あいつらがこれから起こるいくつもの試練を乗り越え、俺たちの前に現れることを。

 

 

「それにしても...まだたった一日だが、やはりさみしいものだな...会いたいよ、アサカ...」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

「じゃあ、まずは先導アイチの関係を当たってみましょうか。」

 

「そうね。コーリンのことも気になるけど、どちらかというとアイチ君の方が関係者が多いから...まずはそちらを当たりましょう。」

 

「ええ。そうね...一つ目と三つ目の記憶で、櫂トシキはどちらでもチームNAL4の一員だったのよね?」

 

「そうね。...櫂トシキに関する記憶は、一つ目と三つ目で大きな違いはないわね。全国大会やVF甲子園に出ていないくらいかしら。」

 

「なるほどね...じゃあ、櫂トシキに接触するのが良いわね。」

 

 

となると...後江高校に行くのが良いのかしら。

でも、レン様が言っていたけど、櫂トシキは割と不良らしいし、学校をサボってるかもしれないわね。

 

 

「カードキャピタルに行ってみるのがいいかもしれないわね。」

 

「確かに、あそこに行けばミサキもいるはず。一石二鳥ね。」

 

「ええ。そうと決まれば、さっそくキャピタルに行きましょう。」

 

「そうね。(待ってて、ユウト。スイコみたいに仲間を増やして、必ずあなたに会いに行くわ。)」

 

 

 

 

.



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第百八話「青き炎のガイヤール」

アサカside

 

 

「ハァ...まさか入れ違いになるなんて...」

 

「そうね。彼らは後江に行ったみたいね。」

 

「でも、ミサキがいるのはわかったし、まあいいわ。明日は後江に行くことにしましょう。」

 

「ごめんなさい。明日はウルトラレアの活動があるから...」

 

「わかったわ。私の方で櫂トシキに接触してみる。」

 

「お願いね。」

 

 

私たちは櫂トシキやミサキに会うために、カードキャピタルに出向いたんだけど、ちょうど櫂トシキたちは後江高校に向かったと店長から聞いた。

 

でも、ミサキが居なくなっていないことがわかってよかったわ。

ミサキは私の生涯のライバルと言っても過言ではないんだから。

 

 

「明日は後江高校に行くとして...櫂トシキはユウトのことを覚えているかしらね...」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

櫂side

 

 

俺は石田、戸倉に続き、三和をメイトとすることができた。

そして石田が葛木の記憶を取り戻すことができ、俺たちはアイチを取り戻すために立ち上がった。

 

 

そして今日、俺はテレビに映るウルトラレアを見て違和感を感じた。

そこにはスイコとレッカはいたが、コーリンが居なかった。

何かある、俺はそう感じ、アイチから教えてもらったカードショップPSYへと足を運んでいた。

 

 

「ここが...(誰もいないのか...不用心だな。)」

 

 

店の中を歩いていると、奥に誰かがいた。

あの青みを帯びた髪...一瞬、アイチかと思ってしまった。

 

 

「君は...櫂トシキか。」

 

「俺を知っているのか。」

 

「ああ。よく知っているよ。...僕はオリビエ・ガイヤール。」

 

「オリビエ・ガイヤールだと!?」

 

 

ヨーロッパサーキットの優勝者が、なぜこんなところに。

 

 

「ここにいれば、君が来るとわかっていたよ。あの人の勘はすごいな。」

 

「なぜ俺に...」

 

「率直に言わせてもらおう。...アイチさんのことは忘れろ。」

 

「何!?」

 

 

アイチを忘れろ、だと!?

こいつ、アイチのこと、何か知っているのか!?

 

 

「アイチさんはもうお前たちの元には戻らない。」

 

「貴様、何か知っているのか!」

 

「ふっ...知っていても君に教える義理はない。どうしても忘れないというのなら、実力行使に出るまでだ。」

 

 

そう言って、ガイヤールはデッキを取り出す。

実力行使...わかりやすい奴で助かる。俺もファイトでしか語れない人間だからな。

 

 

「貴様を倒し、アイチのことを教えてもらおう!」

 

「ふっ...君に僕は倒せない。...行くぞ!永久に揺らめく、聖なる青き炎よ。すべてを焼き尽くし、燃え盛れ!ホーリープロミネンスプリズン!」

 

「な、なんだ!?」

 

 

奴が指輪を重ね合わせ、そこから青い炎が広がり、俺とガイヤールを取り囲む。

プリズン...牢獄か。ファイトする相手を逃がさないための空間というわけか。

 

 

「さあ、始めよう。」

 

「ああ。」

 

 

「「スタンドアップ」」

「THE」「Le」

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"スターダスト・トランぺッター"。」

 

「"御使いの解放者"。」

 

 

なっ!?"御使いの解放者"だと!?

ゴールドパラディン...アイチのクラン!?

 

 

「ふっ...驚いているようだね。これが僕のクランさ。」

 

「くっ...俺のターン、ドロー。"小さな賢者マロン"にライド。"トランぺッター"のスキルで1枚引き、ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ガイヤール 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 御使いの解放者

 

□■□

□□□

V   : 小さな賢者マロン

 

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"疾駆の解放者ヨセフス"にライド。"御使い"のスキルで1枚引き、クイックシールドを獲得。そして"五月雨の解放者ブルーノ"をコール。"ヨセフス"でヴァンガードにアタック。」

 

"疾駆の解放者ヨセフス" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"光輪の解放者マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ブルーノ"のパワー+10000。」

 

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"小さな賢者マロン" : パワー18000(8000+10000)

 

「"ブルーノ"、追撃しろ!」

 

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー18000(8000+10000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"探索者セイクリッド・ういんがる"。」

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ガイヤール 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

■■□

V   : 疾駆の解放者ヨセフス

R左  : 五月雨の解放者ブルーノ

 

□■□

□□□

V   : 小さな賢者マロン

 

櫂 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。立ち上がれ、俺の分身!俺の魂の中にいる真の友、メイトよ!ライド・THE・ヴァンガード!"ブラスター・ブレード・探索者"!」

 

「メイト...だと...?」

 

「行くぞ!"ブラスター・ブレード"のスキル!手札を1枚捨て、"ブルーノ"を退却。さらに"沈黙の騎士ギャラティン"をコール。"ブラスター・ブレード"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー10000

 

「ガード、"霊薬の解放者"。」

 

"疾駆の解放者ヨセフス" : パワー28000(8000+20000)

 

「ドライブチェック、"ふろうがる"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ギャラティン"へ!」

 

"沈黙の騎士ギャラティン" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「よし、行け"ギャラティン"!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"飛輪の騎士エドマンド"、"猛撃の解放者"。」

 

 

これで2ダメージ。受けた分は返すことができたか。

 

 

「これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ガイヤール 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 疾駆の解放者ヨセフス

 

■■□

□□□

V   : ブラスター・ブレード・探索者

R左  : 沈黙の騎士ギャラティン

 

櫂 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「君はなぜ、アイチさんを忘れない。」

 

「なぜ、だと?アイチは俺の大切な友、メイトだ。忘れるわけがないだろう。」

 

「メイト...君にアイチさんの友を名乗る資格などない!」

 

「っ!」

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"王道の解放者ファロン"にライド。"ヨセフス"のスキル発動。山札から1枚見て、それがユニットカードならコールできる。僕のデッキトップは"五月雨の解放者ブルーノ"。このユニットをコール。」

 

 

くっ、せっかく退却したのにまた出てきたか。

"ブルーノ"は自身だけでなく味方も強化する...できれば排除したかったが...

 

 

「"王道の解放者ファロン"をコール。"ブルーノ"のスキルにより山札から3枚見て、"恩威の騎士ベレンガリア"をコール。残りは山札の下へ。"ブルーノ"はスキルでパワー+5000。"ファロン"も自身のスキルでパワー+5000だ。」

 

"王道の解放者ファロン"(R右) : パワー14000(9000+5000)

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー13000(8000+5000)

 

「ヴァンガードの"ファロン"で、ヴァンガードにアタック!」

 

"王道の解放者ファロン"(V) : パワー9000

 

「(パワーが届いていない。ここは無理に守る必要はない。)ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"猛撃の解放者"。ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「なっ!?」

 

「効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"王道の解放者ファロン"(V) : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「くっ...ダメージチェック、"友誼の騎士ケイ"、"雄剣の騎士ルーシャス"。」

 

「アタックがヒットしたので、"ファロン"のスキル発動。山札から1枚見て、"小さな解放者マロン"をコール。"ブルーノ"はスキルでパワー+5000。」

 

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー18000(8000+5000*2)

 

 

くっ..."ブルーノ"がどんどんパワーアップしていく。

これが"ブルーノ"の厄介なところだ。ユニットがコールされる度に強化されていく。

 

 

「"マロン"のブースト、"ファロン"でヴァンガードにアタック!」

 

"王道の解放者ファロン"(R右) : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「"ふろうがる"でガード!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー25000(10000+15000)

 

「ならば、"ブルーノ"のブースト、"ベレンガリア"でアタック!」

 

"恩威の騎士ベレンガリア" : パワー27000(9000+18000)

 

「"閃光の盾イゾルデ"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ほう...随分と必死に守るじゃないか。(これでドロップゾーンが4枚...双闘か。)」

 

「既にダメージは4。守って当然の状況だ。」

 

「ふっ...さて、君の力を見せてみるがいい。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ガイヤール 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□■

■■■

V   : 王道の解放者ファロン

R右  : 王道の解放者ファロン

R左  : 恩威の騎士ベレンガリア

R右下 : 小さな解放者マロン

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

 

■■□

□□□

V   : ブラスター・ブレード・探索者

R左  : 沈黙の騎士ギャラティン

 

櫂 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド・THE・ヴァンガード!"探索者セイクリッド・ういんがる"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"探索者セイクリッド・ういんがる" : パワー23000(13000+10000)

 

「ライド時、"セイクリッド・ういんがる"のスキル発動。CB2、ドロップゾーンから4枚、カードを山札に戻し、山札から"ブラスター・ブレード・探索者"をコール。そして"ブラスター・ブレード"のスキル。手札を1枚捨て、"ファロン"を退却。"雄剣の騎士ルーシャス"をコール。バトルだ。"ギャラティン"でヴァンガードにアタック!」

 

"沈黙の騎士ギャラティン" : パワー10000

 

「クイックシールドを使用する。」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー14000(9000+5000)

 

「ならば"セイクリッド・ういんがる"でヴァンガードにアタック!スキル発動。SB2を支払うことで、このユニットと"ブラスター・ブレード・探索者"にパワー+10000!」

 

"探索者セイクリッド・ういんがる" : パワー33000(13000+10000+10000)

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー20000(10000+10000)

 

「"光輪の解放者マルク"でガード。手札を1枚捨て、完全ガードだ。」

 

「くっ、ツインドライブ、1枚目、"探索者シングセイバー・ドラゴン"。2枚目、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ブラスター・ブレード"にパワー+10000。」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「"ルーシャス"のブースト、"ブラスター・ブレード"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー38000(10000+10000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"王道の解放者ファロン"。」

 

「"セイクリッド・ういんがる"のスキル発動。自身か、"ブラスター・ブレード・探索者"のアタックがヴァンガードにヒットした時、CB1を支払うことで1枚引き、手札からグレード3の"探索者"にレストでライドできる。」

 

「ほう...」

 

「開け、光輪の門!舞い降りよ、白銀の翼!スペリオルライド・THE・ヴァンガード!"探索者シングセイバー・ドラゴン"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「そして"ルーシャス"のスキル。自身をソウルに置き、1枚ドロー。手札から"戦鎚の騎士オーガスタス"をコール。」

 

 

これでソウルが3枚。さらに"シングセイバー"にライドできた。

準備は整った。次のターンが勝負だ。

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ガイヤール 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■□■

■■□

V   : 王道の解放者ファロン

R左  : 恩威の騎士ベレンガリア

R右下 : 小さな解放者マロン

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

 

■■■

□■□

V   : 探索者シングセイバー・ドラゴン

R右  : ブラスター・ブレード・探索者

R左  : 沈黙の騎士ギャラティン

R中央 : 戦鎚の騎士オーガスタス

 

櫂 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"憤怒の騎士アグラヴェイル"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"王道の解放者ファロン"をコール。"ブルーノ"のスキルにより、山札から3枚見て、"疾駆の解放者ヨセフス"をコール。そして"ブルーノ"のスキルにより、"ブルーノ"と"ヨセフス"はパワー+5000。"ファロン"も自身のスキルでパワー+5000。」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー14000(9000+5000)

"疾駆の解放者ヨセフス" : パワー13000(8000+5000)

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー13000(8000+5000)

 

「"ヨセフス"のスキル。SB1でCC1。まあ裏のダメージは無いが。さらにSB1支払うことで1枚ドロー。"小さな解放者マロン"をコール。これで行くぞ。まずは"マロン"でヴァンガードにアタック。このターン、僕は"マロン"以外は2枚コールしている。よって、パワー+3000。」

 

"小さな解放者マロン"(Rア1) : パワー16000(8000+3000+5000)

 

「(パワーが低い...ここはインターセプトで守るか。)"ブラスター・ブレード"でインターセプト。」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー18000(13000+5000)

 

「"マロン"のブースト、"ファロン"でヴァンガードにアタック。」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「"ギャラティン"でインターセプト。」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「守るか...ならば"ブルーノ"のブースト、"ベレンガリア"でアタック!」

 

"恩威の騎士ベレンガリア" : パワー22000(9000+13000)

 

「"ふろうがる"でガード!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「へえ...意外とやるみたいだな。だが、これはどうだい!"アグラヴェイル"でヴァンガードにアタック!スキル発動!CB1、リアガードをすべてソウルに置き、このターンにコールしたリアガードの枚数...つまり3枚、山札から確認。"恩威の騎士ベレンガリア"、"疾駆の解放者ヨセフス"、"五月雨の解放者ブルーノ"をコール。」

 

 

くっ、まだ攻撃が続くか...しかも"ブルーノ"がコールされてしまうとは...

 

 

「"ブルーノ"のスキル。山札から3枚見て、"飛輪の騎士エドマンド"をコール。残りは山札の下へ。そして"ブルーノ"のスキルが3回発動する。自身はその分だけパワー+5000。そして効果でコールされた他のユニットたちはパワー+5000。」

 

"飛輪の騎士エドマンド" : パワー17000(12000+5000)

"恩威の騎士ベレンガリア" : パワー14000(9000+5000)

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー23000(8000+5000*3)

"疾駆の解放者ヨセフス" : パワー18000(8000+5000+5000)

 

「"ヨセフス"のスキルによりSB1でCC1。さらにSB1することで1枚ドロー。」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー12000

 

「くっ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"光輪の解放者マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ベレンガリア"にパワー+10000。」

 

"恩威の騎士ベレンガリア" : パワー19000(9000+10000)

 

「2枚目、"恩威の騎士ベレンガリア"。」

 

「ダメージチェック、"幸運の運び手エポナ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「チッ...トリガーを引いたか。命拾いしたようだな。」

 

 

くっ...今トリガーを引かなければ、このターンで負けていた。

オリビエ・ガイヤール...さすがはヨーロッパサーキットの優勝者だ。

これほどまでに強い相手...まるでユウトとファイトしているときのような感覚だ。

 

 

「("ヨセフス"のアタックは通らない...ならば。)"エドマンド"でアタック。スキルで"ヨセフス"をソウルに置き、パワー+10000。」

 

"飛輪の騎士エドマンド" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「"世界樹の巫女エレイン"でガード!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー43000(13000+10000+20000)

 

「アタック終了時、"エドマンド"は手札に戻る。"ブルーノ"のブースト、"ベレンガリア"でヴァンガードにアタック。」

 

"恩威の騎士ベレンガリア" : パワー37000(9000+5000+23000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「ふん...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ガイヤール 手札:9枚、ソウル:6枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■□□

■■□

V   : 憤怒の騎士アグラヴェイル

R左  : 恩威の騎士ベレンガリア

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

 

□■□

□■□

V   : 探索者シングセイバー・ドラゴン

R中央 : 戦鎚の騎士オーガスタス

 

櫂 手札:2枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

何とか耐えることができた。

このターンで奴を倒す。

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"友誼の騎士ケイ"をコール。スキル発動。CB1、山札から"忠義の騎士ベディヴィア"をコール。さらに手札から"ブラスター・ブレード・探索者"をコール。スキルにより手札を1枚捨て、"ベレンガリア"を退却。そして、"シングセイバー"の元々のクリティカルが2になる!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)、☆2

 

「行くぞ、ガイヤール!まずは"ブラスター・ブレード"でアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー10000

 

「アタックは通らない。だがスキルにより山札の下に置き、1枚ドロー。"オーガスタス"のブースト、"シングセイバー"でヴァンガードにアタック!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー41000(13000+10000*2+8000)、☆2

 

「無駄だ。"光輪の解放者マルク"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「くっ...ツインドライブ、1枚目、"沈黙の騎士ギャラティン"。2枚目、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ベディヴィア"にパワー+10000。」

 

"忠義の騎士ベディヴィア" : パワー20000(10000+10000)

 

「"オーガスタス"のスキル発動。このユニットをスタンドする。さらに"シングセイバー"のスキル!このターン、ライドしていないならSB3し、ドロップゾーンから4枚、山札へ!山札から"探索者シングセイバー・ドラゴン"にスペリオルライド!」

 

「来たか...そして。」

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー43000(13000+10000*2)

 

「そして、CB1を支払い、山札から"ブラスター・ブレード・探索者"をコールする。絆の光に従い、再び俺の元に集え、レギオンメイト!」

 

「これが君の双闘か...」

 

「メイトと俺の絆は永遠に断ち切れることはない。これがソウルメイトレギオン!そして、ソウルメイトレギオンはフォースマーカー1枚につき、パワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー40000(10000+10000*3)

 

「そしてスキルにより、手札を1枚捨て、前列を1枚退却。前列にリアガードがいないので退却は無いが、"シングセイバー"の元々のクリティカルを2にする。」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー43000(13000+10000*3)、☆2

 

「"オーガスタス"のブースト、もう一度"シングセイバー"でヴァンガードにアタック!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー51000(13000+10000*3+8000)、☆2

 

 

これが決まれば、ダメージ5!

ガイヤールは既に守護者を使った...この勝負、もらった!

 

 

「ふっ...だから無駄だと言っているだろう。"恩威の騎士ベレンガリア"、"健剛の騎士ブレニアス"2枚、"ふろうがる・解放者"、"猛撃の解放者"でガード。」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー67000(12000+5000+10000*2+15000*2)

 

「さらに"飛輪の騎士エドマンド"でガード。スキルにより、シールド+10000。」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー77000(12000+5000+10000*3+15000*2)

 

 

くっ、これではダブルトリガーでも勝てん...

だがこれで奴の手札は1枚。何のカードがわからないが、ガードできる手札ではないだろう。ここでクリティカルを引き、俺が勝つ。

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"探索者セイクリッド・ういんがる"。2枚目、"友誼の騎士ケイ"...くっ、ノートリガー...」

 

「ふっ、ガード成功。そして、このターンに君が僕に勝つのは不可能になったわけだ。」

 

「くっ...」

 

「残りはすべてノーガード。どうする?」

 

「っ...アタックする。"ケイ"のブースト、"ベディヴィア"でアタック。互いにスキルでパワー+3000。」

 

"忠義の騎士ベディヴィア" : パワー34000(10000+10000+3000+11000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"飛輪の騎士エドマンド"。」

 

「"ブラスター・ブレード"でアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー40000(10000+10000*3)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"光輪の解放者マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"憤怒の騎士アグラヴェイル" : パワー22000(12000+10000)

 

「くっ...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ガイヤール 手札:2枚、ソウル:6枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

■□□

□■□

V   : 憤怒の騎士アグラヴェイル

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

 

■■■

■■□

V   : 探索者シングセイバー・ドラゴン

R右  : ブラスター・ブレード・探索者

R左  : 忠義の騎士ベディヴィア

R中央 : 戦鎚の騎士オーガスタス

R左下 : 友誼の騎士ケイ

 

櫂 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「これで終わりだ。僕のターン、スタンド&ドロー。君には特別に見せてあげよう。立ち上がれ、僕の分身!」

 

「っ...!」

 

「"青き炎の解放者パーシヴァル"にライド!」

 

 

これは...奴にアイチの影を感じるだと...!?

このイメージは...!

 

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして"パーシヴァル"のスキル発動。CB1、手札を1枚捨て、イマジナリーギフトアクセルⅡを得て1枚ドロー。その後、山札かドロップから"誓いの解放者アグロヴァル"をコールする。そして"パーシヴァル"がいる限り、アクセルサークルのリアガードはパワー+5000。」

 

"誓いの解放者アグロヴァル" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「さらに"ブルーノ"のスキルにより、"ブルーノ"と"アグロヴァル"のパワー+5000。」

 

"誓いの解放者アグロヴァル" : パワー24000(9000+5000+5000+5000)

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー13000(8000+5000)

 

「そしてさらに"ブルーノ"のスキル発動。山札から3枚見て、"疾駆の解放者ヨセフス"をコール。残りは山札の下へ。そしてスキルによりパワー+5000。」

 

"五月雨の解放者ブルーノ" : パワー18000(8000+5000*2)

"疾駆の解放者ヨセフス" : パワー23000(8000+5000+5000+5000)

 

「最後に"小さな解放者マロン"、"猛撃の解放者"、"ふろうがる・解放者"をコール。これで君にトドメをさしてあげよう。"疾駆の解放者ヨセフス"でヴァンガードにアタック!」

 

"疾駆の解放者ヨセフス" : パワー23000(8000+5000+5000+5000)

 

「くっ、"幸運の運び手エポナ"でガード!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「"ブルーノ"のブースト、"ふろうがる・解放者"でヴァンガードにアタック!」

 

"ふろうがる・解放者" : パワー23000(5000+18000)

 

「"友誼の騎士ケイ"でガード、"ベディヴィア"でインターセプト!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー28000(13000+5000+10000)

 

「"アグロヴァル"でヴァンガードにアタック!スキルにより"ふろうがる・解放者"をソウルに置き、パワー+10000!」

 

"誓いの解放者アグロヴァル" : パワー34000(9000+5000+5000+5000+10000)

 

「くっ、ノーガード...ダメージチェック、"ふろうがる"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

 

よし、ここでトリガーを引けたのは大きい。

まだ耐えられる可能性がある!

 

 

「ふっ...残念だが君は僕には勝てない。"アグロヴァル"はスキルを発動したので手札に戻る。"猛撃の解放者"のブースト、"パーシヴァル"でヴァンガードにアタック!」

 

"青き炎の解放者パーシヴァル" : パワー17000(12000+5000)

 

「っ、"ブラスター・ブレード"でインターセプト!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー28000(13000+10000+5000)

 

 

これでトリガーが2枚出なければ守り切れる。

残る"マロン"はスキルにより、パワーが+10000するが、それでもパワー23000。

俺の手札は"世界樹の巫女エレイン"と"探索者セイクリッド・ういんがる"。

次のターン、"セイクリッド・ういんがる"にライドすれば俺の勝ちだ。

 

 

「ふっ...ツインドライブ、1枚目、"猛撃の解放者"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"青き炎の解放者パーシヴァル" : パワー27000(12000+5000+10000)、☆2

 

「2枚目、"霊薬の解放者"。」

 

「なっ!?」

 

「ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"青き炎の解放者パーシヴァル" : パワー37000(12000+5000+10000*2)、☆2

 

「これで終わりだ。振りかざせ剣を、まつろわぬ敵を打ち砕け!」

 

『ハアアアアアアアア!』

 

ドガーン

 

「ぐああああああああああ!」

 

 

この強さ...オリビエ・ガイヤール...!

俺の負け....か....!

 

 

「くっ...」

 

「ふっ...これで終わりではないぞ、櫂トシキ。」

 

「何...?」

 

「今こそ味わうがいい、敗北の味を!この牢獄の聖なる炎を!爆ぜろ、ジャッジメント!」

 

 

な、なんだ!?

俺のダメージと奴のダメージから黒い靄が牢獄の中央に集まっている...?

っ、靄が青い炎になって....

 

 

「っ、ぐああああああああああ!」

 

 

ぐっ...この炎...熱い...!

これが奴の炎か...!

 

 

「ふっ、これで君も思い知っただろう。悪いことは言わない。アイチさんのことはもう忘れるんだ。」

 

「くっ...ふざけるな!俺はアイチを忘れたりなどしない!」

 

「ふん...君たちが何度立ち上がろうと、僕たちがすべて焼き尽くす。」

 

「っ...」

 

「その身に刻まれた恐怖、よく考えることだな。」

 

 

そう言って、ガイヤールは去っていく。

奴は"僕たち"と言ったな...っ、石田たちが危ない...!

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

???side

 

 

「ガイヤール...まさか俺に黙って櫂のところに行くとはな。」

 

「それに・ーヴもいない...全く、あの二人ったら...勝手なんだから。」

 

「これもセ・の企みの一つか...まあ、櫂たちの試練にもなるからいいが...」

 

「そのセ・も、それからラテ・もいないわね。」

 

 

ハァ...あいつら勝手に動きすぎだ。

ここが普通の人間には来れない場所とはいえ、この場所を守っている人間が全員いなくなるのはダメだろう...

 

 

「とりあえず、俺も行くよ。あいつらに少し説教してくる。」

 

「ふふ、じゃあここは私が守っておくわ。」

 

「ああ。...モ・スには気を付けて。」

 

「ええ。」

 

 

さて、俺も行くとするか。

全く...ガイヤールたちをさっさと回収するとして、俺も適当にファイトしてくるかね。

 

 

 

.



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第百九話「鋼のネーヴ」

ナオキside

 

 

「へえ、そんな奴が...」

 

「だから、ミサキ先輩も気を付けてほしくてよ。」

 

「うん、教えてくれてありがとう。」

 

 

俺は授業も終わって、モレスのことをミサキ先輩と帰りながら話していた。

アイチのことを知ってそうだったし、何か情報を吐かせたかったんだけどな。

 

 

「あれ...店長代理...」

 

「と...なんだあの大男。」

 

「珍しい...店長代理があんなに懐くなんて。」

 

 

俺たちの視線の先には、猫の大群と、その猫に群がられている一人の男。

てか、店長代理って放し飼いなのか。

 

 

「ふっ、来たか。待っていたぞ。...お前たち、ここは危ないから下がっていろ。」

 

「待っていた...?」

 

「まさか、お前もモレスの仲間か!」

 

「ほう、お前がモレスを倒した石田ナオキか。面白い。俺はフィリップ・ネーヴ。カトルナイツの一人だ。」

 

「フィリップ・ネーヴだって!?」

 

 

フィリップ・ネーヴ...?

何か小茂井の読んでた雑誌に書いてあった気が...それにミサキ先輩も驚いているってことは、結構有名なファイターってことか?

 

 

「へっ、てめえらの方から出向いてくるとは助かるぜ。ファイトだ!俺が勝ったら、アイチのことで知っていること、全部話してもらうぜ!」

 

「ふっ、威勢の良い奴だ。気に入った。いいだろう、ファイトだ。」

 

「石田!こいつが何者か知って言ってるの!?」

 

「いや、知らねえけど、それでもやるしかないぜ。それにこいつを倒せば、アイチに近付けるんだ。男ならやるしかねえだろ!」

 

「石田...」

 

「面白い。お前の実力がどれほどのものか、俺に見せてみろ。」

 

 

そう言って、あいつは懐から二つの鉄球を出す。

何だ?何しようっていうんだ?

 

 

「鉄は鋼へと鍛えられ、鋼は戦の中、剣となる。誘おう、我がフィールドへ!スティールウォールプリズン!」

 

「な、なんだ!?」

 

 

奴が二つの鉄球を投げ捨てると、そこから鉄の柱が広がっていき、瞬く間に俺たちを囲った。プリズン...牢獄ってわけか。

 

 

「さあ、始めようではないか。」

 

「へっ、この程度で俺がビビると思ったら大間違いだぜ!」

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

 

「"鋼闘機ブラックボーイ"。」

 

「"抹消者スプリングライト・ドラコキッド"!」

 

 

「俺の先行だ、ドロー。"次元ロボ ダイプロップ"にライド。"ブラックボーイ"のスキルで1枚ドロー。さらに"ダイプロップ"のスキルにより、手札から"超次元ロボ ダイザウラス"を山札の下に置き、1枚ドロー。このスキルでグレード3を山札の下に置いたため、さらに1枚ドロー。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ネーヴ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ダイプロップ

 

□■□

□□□

V   : 抹消者スプリングライト・ドラコキッド

 

ナオキ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"抹消者デモリッション・ドラゴン"にライド。"スプリングライト"のスキルで1枚ドロー、クイックシールドを獲得!行け、"デモリッション"!ヴァンガードにアタック!」

 

"抹消者デモリッション・ドラゴン" : パワー8000

 

「させん。"次元ロボ ダイレーサー"でガードする!」

 

"次元ロボ ダイプロップ" : パワー23000(8000+15000)

 

「チッ...ドライブチェック、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"抹消者デモリッション・ドラゴン" : パワー18000(8000+10000)、☆

 

「ふっ、トリガーを引いたようだがアタックは通らん。」

 

「くっ...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ネーヴ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ダイプロップ

 

□■□

□□□

V   : 抹消者デモリッション・ドラゴン

 

ナオキ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

だが、これであいつのダメージは0。

CBを使うことはできない。ほとんどのクランはCBを使うことでいろんなスキルを発動するからな。

 

 

「ふっ、俺のターン、ドロー。"次元ロボ カイザード"にライド。そして"次元ロボ ダイドラゴン"、"次元ロボ ダイブレイブ"をコール。石田ナオキ、お前は俺がCBを使えないと戦えないと思っているようだが...甘いぞ!」

 

「っ!」

 

「"ダイドラゴン"のスキル。SB1することでヴァンガードのパワー+5000!」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー15000(10000+5000)

 

「(くそ、SBか!)」

 

「行くぞ、石田ナオキ。まずは"ダイドラゴン"でヴァンガードにアタック!」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー10000

 

「クイックシールドを使うぜ!」

 

"抹消者デモリッション・ドラゴン" : パワー13000(8000+5000)

 

「っ、石田!そっちじゃない!」

 

「えっ?」

 

「ふっ、小娘の方は多少はヴァンガードファイトができるようだが...お前は初心者も同然のようだな。"ダイブレイブ"のブースト、"カイザード"でアタック!」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー23000(10000+5000+8000)

 

「くっ、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"次元ロボ ダイレーサー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー33000(10000+5000+8000+10000)、☆2

 

「っ、ダメージチェック、"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン"、"ライジング・フェニックス"。」

 

「ヴァンガードのアタックがヒットしたことで、"ダイブレイブ"のスキル発動。このユニットをソウルに置くことで、1枚ドロー。」

 

「くっ...」

 

 

ミサキ先輩が言ってたのはこのことか...!

確かに手札が増えるのは厄介だぜ...

 

 

「俺はこれでターンエンド。さあ石田ナオキ。俺を楽しませてみろ。」

 

--------------------------------------------------

ネーヴ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

 

□□□

■■□

V   : 次元ロボ カイザード

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

 

□■□

□□□

V   : 抹消者デモリッション・ドラゴン

 

ナオキ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「くそ、俺のターン、スタンド&ドロー。"雷鞭の抹消者スハイル"にライド。"スハイル"のスキルで手札を1枚捨て、"ダイドラゴン"をバインド!そして1枚ドローする。さらに相手リアガードがバインドされたことで、ドロップゾーンの"ライジング・フェニックス"のスキル!」

 

「うまい!"スハイル"のコストで"ライジング・フェニックス"を捨てつつ、スキルにつなげた!」

 

「ほう、少しはやるようだ。」

 

「へっ、俺だっていつまでも初心者じゃねえんだ。"ライジング・フェニックス"のスキルでドロップゾーンからコールし、パワー+3000!」

 

"ライジング・フェニックス" : パワー11000(8000+3000)

 

「さらに"抹消者デモリッション・ドラゴン"をコール。"デモリッション"のブースト、"スハイル"でヴァンガードにアタック!」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"ドラゴニック・デスサイズ"。」

 

「ダメージチェック、"次元ロボ ダイプロップ"。」

 

「ブーストしたアタックがヒットしたことで、"デモリッション"のスキルも発動するぜ!1枚引き、ドロップゾーンの"次元ロボ ダイレーサー"をバインド。リアガードにいるのでこいつはソウルに置くぜ。そして"ライジング・フェニックス"でアタック!」

 

"ライジング・フェニックス" : パワー11000(8000+3000)

 

「ふっ、ノーガード。ダメージチェック、"超次元ロボ ダイザウラス"。」

 

 

おし、これでダメージ2vs2。追いついたぜ。

それにスキルをうまく使えたから、手札もいい感じに溜まってる。

ここからだぜ。

 

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ネーヴ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)、バ:2

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ カイザード

 

□■■

□□□

V   : 雷鞭の抹消者スハイル

R右  : ライジング・フェニックス

 

ナオキ 手札:8枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「面白い...腕はまだまだ未熟だが、それ故ファイトを重ねることで成長も重ねている。アイチ殿もお前のことを高く評価していた。あの人たちもな。」

 

「アイチが...てか、あの人たちって誰だよ。」

 

「それは言えん。だが、俺も負けるわけにはいかんのでな。ここからは本気でお前を叩き潰してくれよう。」

 

 

っ、この威圧感...マジで本気で来るみたいだな。

ていうか、今まで本気じゃなかったのかよ!それであの強さ...

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。これが俺の切り札だ。"鋼闘機シンバスター"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー23000(13000+10000)

 

「"シンバスター"は登場時、ともに戦う仲間を呼ぶ。シークメイト!」

 

「っ!」

 

「並び立て、"鋼闘機ウルバスター"!双闘!」

 

 

二体のロボットが並び立つ。

くそ、かっこいいじゃねえか。

 

 

「"ウル"のスキル。SB1、"ライジング・フェニックス"を退却し、パワー+10000。」

 

"鋼闘機ウルバスター" : パワー20000(10000+10000)

 

「さらにライドされた"カイザード"のスキル。手札を1枚捨て、イマジナリーギフトフォースⅠを獲得し、ヴァンガードサークルへ。」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「そして、"次元ロボ ダイドラゴン"、"次元ロボ ダイスクーパー"、"次元ロボ ダイジャッカー"をコール。"ダイスクーパー"のスキルで"シンバスター"のパワー+5000!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー38000(13000+10000*2+5000)

 

「ヴァンガードにパワーを集中している...石田、気を付けて!」

 

「わかってるぜ、ミサキ先輩。」

 

「ふっ、俺の攻撃の重さを受け止められるか?"ダイドラゴン"はヴァンガードのパワーが35000以上なので、パワー+10000。」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「さらに"シンバスター"のスキル発動。CB1することでパワー+10000し、このユニットのアタックに手札からグレード1以上をガードに出せない!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー48000(13000+10000*2+5000+10000)

 

「な、なんだと!?」

 

 

このパワーじゃ、守護者を使うしかねえ...

幸いガード値が高いグレード0は使えるし、守護者もグレード0...何とかなるか...

 

 

「行くぞ。"ダイジャッカー"のブースト、"ウル"でヴァンガードにアタック!」

 

"鋼闘機ウルバスター" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"デザートガンナー ガイパン"。」

 

「ブーストしたアタック終了時、"ダイジャッカー"のスキル発動。このユニットを退却することで、ヴァンガードにクリティカル+1!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー48000(13000+10000*2+5000+10000)、☆2

 

 

くっ、マジでヴァンガードに一点集中って感じだな...

守護者が手札に無かったらやばかったかもしれねえ。

 

 

「"ダイスクーパー"のブースト、"シンバスター"でヴァンガードにアタック!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー56000(13000+10000*2+5000+10000+8000)、☆2

 

「"ワイバーンガード ガルド"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードだぜ!」

 

「ほう...ツインドライブ、1枚目、"鋼闘機シンバスター"。2枚目、"ジャスティス・コバルト"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ダイドラゴン"へ。」

 

"次元ロボ ダイドラゴン" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「くっ、させねえ!"雷鞭の抹消者スハイル"、"覇軍の抹消者ズイタン"、"イエロージェム・カーバンクル"でガード!」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー34000(9000+5000*2+15000)

 

「ほう、防いだか。だがお前の手札はたった3枚。次のターン、お前を葬り去ってくれよう。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ネーヴ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)、バ:2

 

□■□

■■■

V   : 鋼闘機シンバスター

R右  : 鋼闘機ウルバスター

R左  : 次元ロボ ダイドラゴン

R中央 : 次元ロボ ダイスクーパー

 

□■□

□□□

V   : 雷鞭の抹消者スハイル

 

ナオキ 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「くそ、てめえだって手札4枚じゃねえか。俺のターン、スタンド&ドロー。ぶちかませ、俺の分身!ライド、"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"!イマジナリーギフトアクセルⅠ!」

 

「ほう、アクセルⅠか。攻撃力を上げてきたということは、このターンで決めるつもりか。」

 

「へっ、攻撃こそが最大の防御って言うだろ。」

 

「面白い...かかってくるがいい!」

 

「"雷鞭の抹消者スハイル"をコールしてスキル発動!手札を1枚捨て、"ウルバスター"をバインド、1枚ドロー。さらにドロップゾーンの"ライジング・フェニックス"のスキル発動。リアガードにコールし、パワー+3000!」

 

"ライジング・フェニックス" : パワー11000(8000+3000)

 

「さらに"スハイル"はアクセルサークルにいるなら、常にパワー+5000!」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「そして、相手の山札以外からカードがバインドされたことで、"ボーイングソード"のスキル発動!相手は山札から同名カードを1枚までバインドし、俺はユニット1枚にパワー+5000する。バインドしなかったら、+5000じゃなくて+10000になるぜ!」

 

「ふっ、"ウル"を山札からバインドする。」

 

「なら、俺は"スハイル"にパワー+5000。」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー29000(9000+5000+10000+5000)

 

「さらに"ドラゴニック・デスサイズ"をコール。SB2することで"ダイドラゴン"をバインド!パワー+3000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー12000(9000+3000)

 

「さらに"ボーイングソード"のスキル!"ダイドラゴン"をデッキからバインドしてもらおうか。」

 

「ふっ、"ダイドラゴン"をバインドする。」

 

「おし、"デスサイズ"にパワー+5000だぜ。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

 

このターンで決める勢いで行かないと勝てねえ。

残りのこいつもコールして、攻めまくる!

 

 

「"毒心のジン"をコール。行くぜ!"ライジング・フェニックス"のブースト、"ボーイングソード"でヴァンガードにアタック!」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン" : パワー23000(12000+11000)

 

「"ダイヤモンド・エース"でガード。手札を1枚捨て、完全ガードだ。」

 

「くっ...!まだだ!ツインドライブ、1枚目、"抹消者デモリッション・ドラゴン"。2枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"スハイル"へ!」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー39000(9000+5000+10000+5000+10000)、☆2

 

「(クリティカルを引いたか。だが残るアタックをすべて俺が受けてもダメージは5止まり。惜しい男だ、石田ナオキ。)」

 

「くっ..."毒心のジン"のブースト、"デスサイズ"でアタック!スキルでさらにパワー+5000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー27000(9000+3000+5000+5000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"次元ロボ ダイスクーパー"。」

 

「"スハイル"でヴァンガードにアタック!」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー39000(9000+5000+10000+5000+10000)、☆2

 

「それもノーガードだ。ダメージチェック、"超次元ロボ ダイザウラス"、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー23000(13000+10000)

 

 

くそ...ダメージ5まで追い詰めたっていうのに...

だが、俺のダメージもまだ3。あいつのリアガードはバインドしたし、次のターンを守り切れば勝てる!

 

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ネーヴ 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)、バ:6

 

□■□

□■□

V   : 鋼闘機シンバスター

R中央 : 次元ロボ ダイスクーパー

 

■■□■

■■□

V   : 抹消者ボーイングソード・ドラゴン

R左  : ドラゴニック・デスサイズ

R中央 : ライジング・フェニックス

R左下 : 毒心のジン

Rア1 : 雷鞭の抹消者スハイル

 

ナオキ 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「石田ナオキ、実に惜しい男だ。お前がさらに経験を積んだ状態であれば、俺に勝てるほどの潜在能力を持っている。だが...今は遠く、足元にも及ばん。」

 

「くっ...追い詰められてるのはお前だぜ!」

 

「ふっ、いいだろう。俺の力を見せてやろう。スタンド&ドロー。"鋼闘機シンバスター"に再びライド!イマジナリーギフトフォースⅠを左前列へ。そして"シンバスター"のスキルにより、"鋼闘機ウルバスター"をコール。そして"ウル"のスキルにより、SB1で"スハイル"を退却し、パワー+10000。」

 

"鋼闘機ウルバスター" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「そして"超次元ロボ ダイザウラス"、"次元ロボ ダイジャッカー"をコール。"シンバスター"のスキル発動!CB1、パワー+10000。グレード1以上を手札からコールできない。」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー43000(13000+10000*2+10000)

 

 

くそ...まだだ...まだ負けてねえ!

こいつに勝って、アイチのことを聞きだすんだ!

 

 

「"ダイジャッカー"のブースト、"ダイザウラス"でヴァンガードにアタック。」

 

"超次元ロボ ダイザウラス" : パワー21000(13000+8000)

 

「"抹消者デモリッション・ドラゴン"でガード!」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「"ダイザウラス"のスキル。このユニットをソウルに置き、ヴァンガードのパワー+10000、ドライブ+1。」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー53000(13000+10000*2+10000+10000)

 

「さらに"ダイジャッカー"のスキルにより、このユニットを退却してヴァンガードのクリティカル+1。」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー63000(13000+10000*2+10000+10000)、☆2

 

 

くそ、パワー63000のクリティカル2だと!?

このアタックが絶対に防げねえ...だけど、トリガーさえ引かれなければまだ負けねえ!

 

 

「"ダイスクーパー"のブースト、"シンバスター"でヴァンガードにアタック!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー71000(13000+10000*2+10000+10000+8000)、☆2

 

「くっ、ノーガード...」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"次元ロボ ダイスクーパー"。2枚目、"次元ロボ ダイブレイブ"。...石田ナオキ、お前がノーマルユニットをバインドしてくれたおかげで、俺はこのカードを引くことができた。」

 

「っ...」

 

「"ジャスティス・コバルト"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ウル"へ。」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー71000(13000+10000*2+10000+10000+8000)、☆3

"鋼闘機ウルバスター" : パワー40000(10000+10000+10000+10000)

 

「くっ...ダメージチェック、"デザートガンナー ガイパン"、"抹消者デモリッション・ドラゴン"、"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン"...」

 

 

くそ...俺の負けだ...

すまねえ、アイチ...

 

 

「ふっ、お前の力はまだ未熟だが、その心意気は気にいった。だが、アイチ殿のため、お前には裁きを受けてもらう。」

 

「っ...!」

 

「我が獄にて裁かれる者、人の力と思いの強さ。今こそ来たれり審判の時!ジャッジメント!」

 

「くっ...」

 

 

鉄の柱が俺を取り囲む。

いったい何が始まるんだ...!?

 

 

「っ、ぐっ...ぐああああああああああ!」

 

 

鉄の柱から電流が流れる...何なんだよ、これ...!

 

 

「ぐっ...」

 

「ふっ、この痛み、恐怖をその身に刻むことだ。そして、アイチ殿のことは忘れることだ。」

 

「くっ...忘れねえ...俺はもう、アイチのことを絶対に忘れねえ!」

 

「っ、今度はあたしが!」

 

「待て、戸倉...!」

 

 

ミサキ先輩が戦おうとしたが、櫂が突然現れてミサキ先輩を止めた。

そんな櫂もボロボロになっていた。まさか櫂もカトルナイツに負けたのか...

 

 

「櫂トシキか。その姿、どうやらガイヤールに負けてジャッジメントを食らったようだな。」

 

「フィリップ・ネーヴ...お前たちが俺たちの前に現れたのは間違いだったな...」

 

「ほう?」

 

「お前たちを追いかけることで、俺たちはアイチに辿り着ける...お前たちの存在が、アイチへと辿り着ける道となる!」

 

「ふっ...面白い。お前たちが足掻く様を楽しみに見させてもらおう。」

 

 

そう言って、ネーヴは去っていった。

俺も櫂も満身創痍でそのまま意識を失っちまった...

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

三和side

 

 

 

数時間前....

 

 

 

「ハァ...アイチがいないことになって、カードファイト部に森川と井崎が入部してないことになって...かなりさみしいことになってんな...」

 

 

 

俺は体育館で暇をつぶしていた。

櫂はいつの間にかどっかに行っちまった。

石田とねーちゃんはキャピタルにいるだろうけど。

 

 

バタンッ

 

 

「...誰だ。」

 

「...ホワイト、とでも名乗っておこうかな。」

 

「ホワイト...?」

 

 

何だこの男...仮面なんかつけて変な奴だな。

だが、どことなく誰かに似ているような...

 

 

「三和タイシ。アイチ君のことは忘れろ。」

 

「何?」

 

「これは警告だ。...もし断るというなら、容赦はしない。」

 

「へっ、面白れぇ。容赦しないって、いったい何だってんだ?」

 

「もちろん、これだ。」

 

 

そう言って、ホワイトとやらはデッキを取り出す。

わかりやすい話で助かるぜ。

 

 

「いいぜ。お前を倒して、アイチのことを話してもらおうか。」

 

 

こいつを倒してアイチのことを吐かせて、櫂たちと一緒にアイチを取り戻す!

だが...何なんだ、このホワイトってやつ...この尋常じゃない威圧感...只者じゃねえことは確かだ...

 

 

.....

....

...

..

.

 

レンside

 

 

「どうやら、始まったようですね...」

 

「ああ。だが、本当に良かったのか?」

 

「それを今言いますか、テツ。」

 

「いや、それはそうなんだが...」

 

 

僕はとある男と、ある計画を実行している。

テツはその計画を知る人物の一人。

 

 

「アサカには悪いことをしました。だけど、アサカもこの計画を通して、本当の強さを手に入れるチャンスなんです。」

 

「まあ、な...」

 

「僕たちだけじゃない...みんなが強くならなければならない。それが彼の計画を成功に導くために必要なこと。ならば僕は喜んで悪役になりましょう。」

 

「ふっ...俺も付き合う。」

 

「ありがとう、テツ。」

 

 

そうだ...この計画を成功させるには君が強くなる必要がある。

そして、君がアイチ君の元に辿り着かなければならない。

 

 

「(期待しているよ、櫂.....ね、ユウト...)」

 

 

.



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第百十話「黒輪再び」

三和side

 

 

「さて、始めようか。」

 

「ああ。お前を倒して、アイチのことを洗いざらい吐いてもらおうか。」

 

「ふっ...お前の覚悟を試させてもらおう。聖なる光さすとき、そこに暗き影も生まれる。光と影は表裏一体。我がフィールドに招待しよう。ホワイトリリーブロッサムプリズン!」

 

「っ!?」

 

 

奴の仮面が光ると、辺り一面に白百合が咲き始めた。

そして、それはどんどん広がっていき、俺と奴を囲い込むようにフィールドを形成した。

 

 

「これがプリズン。カトルナイツと俺に与えられた力だ。」

 

「プリズン...カトルナイツってのはなんなんだ。」

 

「カトルナイツは聖域の守護者たちのこと。アイチ君を守るためのナイト、と言ったところだ。」

 

「アイチを守る...だと?」

 

「話はこれで終わりだ。始めよう。」

 

「...ああ、これ以上はお前を倒してから聞くとするぜ。」

 

 

「「スタンドアップ」」

「THE」

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"リザードランナー アンドゥー"!」

 

「"電離の傑士グルブリッジ"。」

 

 

「なっ!?」

 

 

リンクジョーカーだと!?

リンクジョーカーはあの戦いでアイチが倒したはずなのに、いったいどうして!?

 

 

「ふっ...お前のターンからだ。」

 

「っ、そのデッキについても教えてもらわねえとな。俺のターン、ドロー。"封竜カルゼ"にライド。"アンドゥー"のスキルで1枚ドロー。さらに"カルゼ"のスキルを発動。SB1、手札を1枚捨てることでリアガードを1枚退却...ま、いねえからそこはいいや。その後、お前は手札からグレード2のユニットをコールしていい。しないなら俺は2枚ドローする。」

 

「コールはしない。」

 

「なら2枚ドローさせてもらうぜ。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ホワイト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 電離の傑士グルブリッジ

 

□■□

□□□

V   : 封竜カルゼ

 

三和 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"星輝兵クレイビングクロー"にライド。"グルブリッジ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを獲得。そしてそのままヴァンガードにアタックだ。」

 

"星輝兵クレイビングクロー" : パワー8000

 

「(あいつは確かヒット時のサーチ能力を持っていたな...守りたいが...)ノーガードだぜ。」

 

「ドライブチェック、"魔弾の星輝兵ネオン"。」

 

「ダメージチェック、"ドラゴンナイト ヒーシャット"。」

 

「アタックがヒットしたので、"クレイビングクロー"のスキル発動。山札から5枚見て、"伴星の星輝兵フォトン"を手札に加え、シャッフル。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ホワイト 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵クレイビングクロー

 

□■□

□□□

V   : 封竜カルゼ

 

三和 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"バーサーク・ドラゴン"にライド。スキル発動。CB1、SB1で相手リアガードを1枚退却....ま、今回もいないから関係ないが...このユニットがヴァンガードサークルにいるので、1枚ドロー。」

 

「(ソウルをやけに使用する構築だな。何かあるのか。)」

 

「(呪縛されると厄介だ...ここはヴァンガードだけで攻める。)"バーサーク"でヴァンガードにアタック!」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー10000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。よし、ヒールトリガーだぜ。ダメージ1枚回復して、パワー+10000!」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"魔爪の星輝兵ランタン"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ホワイト 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵クレイビングクロー

 

□■□

□□□

V   : バーサーク・ドラゴン

 

三和 手札:9枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。お前がリアガードをコールしなくとも、俺には戦う手段などいくらでもある。"伴星の星輝兵フォトン"にライド。」

 

「(俺の知らないリンクジョーカーのユニットだな...)」

 

「"フォトン"がヴァンガードサークルに登場した時、CB1、SB1を支払うことで相手リアガードを呪縛する。だが、この能力で呪縛できなかった場合、このユニットのパワー+5000し、ドライブ+1。」

 

「なっ!?」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー15000(10000+5000)

 

「手札から"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"をコール。バトルだ。"フォトン"でヴァンガードにアタック。」

 

「っ、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"でガード!」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー30000(10000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"電離の星輝兵ハフリウム"。2枚目、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"メビウスブレス"へ。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

 

くっ、トリガー、しかもクリティカルかよ...!

ドライブが増えるやつはたいてい、ドライブチェックでトリガー引くんだよな...!

 

 

「行け、"メビウスブレス"。ヴァンガードにアタック。」

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"槍の化身ター"、"希望の火エルモ"。」

 

「これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ホワイト 手札:10枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□□□

■■□

V   : 伴星の星輝兵フォトン

R左  : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : バーサーク・ドラゴン

 

三和 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ここはこいつで一気に攻めさせてもらうぜ。"ドーントレスドライブ・ドラゴン"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー13000、☆2

 

「"希望の火エルモ"、"バーサーク・ドラゴン"をコール。"バーサーク"のスキルでCB1、SB1で"メビウスブレス"を退却。さらに"エルモ"のスキル発動。自身を退却し、1枚ドロー、CC1。」

 

 

リアガードを展開するのは怖いが、さっきみたいに展開しなくても厄介なスキルを発動されるっていうなら、臆せず攻めるまでだぜ。

 

 

「"ドラゴンナイト ネハーレン"、"ラーヴァフロウ・ドラゴン"をコール。そして"ラーヴァフロウ"のスキルにより山札から5枚確認。"ドーントレスドライブ・ドラゴン"を手札に加え、そのままドロップする。これでバトルだ!"ドーントレス"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー13000、☆2

 

「"魔弾の星輝兵ネオン"、"星輝兵メテオライガー"でガードする。」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

 

くっ、しっかり守ってきたか。

あれだけ手札がありゃ仕方ねえが、ここで一気に削らせてもらうぜ!

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)、☆3

 

「2枚目、"ドラゴンナイト ネハーレン"。アタックはヒットしなかったが、スキル発動!手札を3枚捨て、スタンドする!もう一度アタックだ!」

 

「"星輝兵メテオライガー"、"星輝兵ステラガレージ"でガード。」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー45000(10000+15000+20000)

 

「くっ...ツインドライブ、1枚目、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"バーサーク"にパワー+10000!」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"バーサーク"へ!」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー30000(10000+10000*2)、☆2

 

 

よし、ダブルトリガー!

このまま一気に攻めてやる!

 

 

「まずは"ネハーレン"でアタックだ!」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー10000

 

「クイックシールドを使用する。パワー+5000。」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー15000(10000+5000)

 

「ならこれはどうだ!"ラーヴァフロウ"のブースト、"バーサーク"でアタック!"バーサーク"は俺の方がリアガードが多いので、パワー+3000!"ラーヴァフロウ"も俺の方がリアガードが多いのでパワー+5000!」

 

"バーサーク・ドラゴン" : パワー46000(10000+10000*2+3000+13000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"獄門の星輝兵パラジウム"、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。」

 

「よし、これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ホワイト 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : 伴星の星輝兵フォトン

 

■■■

■□□

V   : ドーントレスドライブ・ドラゴン

R右  : ドラゴンナイト ネハーレン

R左  : バーサーク・ドラゴン

R左下 : ラーヴァフロウ・ドラゴン

 

三和 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

よし、あいつの手札を半分削ったうえに、ダメージ3まで持っていった。

次のターン、この切り札にライドすればあいつを倒せる!

 

 

「ふっ、さすがは櫂と幼いころからファイトしていただけある。」

 

「あ?(俺のことを知っているのか...?)」

 

「だが、その程度の力では足りん。」

 

「へっ、勝ってるのは俺だぜ?そんなこと言われても説得力がねえぜ。」

 

「ああ、そうだな。だから見せてやろう。格の違いというやつを。スタンド&ドロー。」

 

 

っ、なんだ...雰囲気が変わった?

さっきまでも確かに威圧感は感じてたけど、今はそれとは比べ物にならないほどの...この感じ、まさかPSYクオリアか!?

 

 

「暗黒の宇宙より現れし絶望の光。今ここに顕現し、すべての希望を無に帰せ!ライド、"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン"!」

 

「っ!」

 

 

辺り一面が宇宙空間に変わる。

これはリンクジョーカーとの戦いで見たイメージ!

 

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「登場時、相手のヴァンガードのグレードが3以上ならドロップゾーンからノーマルユニットとトリガーユニットをそれぞれ2枚ずつ、山札に戻し、山札から"伴星の星輝兵フォトン"をコールする。そして、"フォトン"がコールされたことで"ガーネットスター"のさらなるスキルが発動する。"ネハーレン"と"ラーヴァフロウ"を呪縛!」

 

「なっ!?」

 

 

一気に2枚も呪縛だと!?

それにコストが無い!?

 

 

「まだ終わらない。"フォトン"のスキル発動。このユニットが存在する状態で相手リアガードが呪縛された時、その呪縛カード1枚をΩ呪縛する。」

 

「Ω呪縛!?」

 

「安心しろ、1枚だけだ。このスキルはターン1回の制限を持っている。"ネハーレン"はΩ呪縛された。次のターン終了時に呪縛が解けることはない。」

 

「くっ...(だがこれで前列1枚が潰された...)」

 

「"電離の星輝兵ハフリウム"、"星輝兵クレイビングクロー"をコール。これでバトルだ。"フォトン"で"バーサーク"にアタックする。」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー10000

 

「っ、ノーガード。"バーサーク"は退却する。」

 

「続けて、"ガーネットスター"でヴァンガードにアタック。スキル発動。アタック時、リアガードに"伴星の星輝兵フォトン"がいるなら、元々のクリティカルが2になる。」

 

"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「くっ、ノーガードだ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"魔爪の星輝兵ランタン"。2枚目、"星輝兵ステラガレージ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ハフリウム"にパワー+10000。」

 

"電離の星輝兵ハフリウム" : パワー23000(13000+10000)

 

「ぐっ...ダメージチェック、"希望の火エルモ"、"ドーントレスドライブ・ドラゴン"。」

 

「"クレイビングクロー"のブースト、"ハフリウム"でヴァンガードにアタック。」

 

"電離の星輝兵ハフリウム" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「させねえ!"ドラゴンモンク ゲンジョウ"でガード!」

 

"ドーントレスドライブ・ドラゴン" : パワー33000(13000+20000)

 

「ふっ、これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ホワイト 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□■

■■■

V   : 星輝兵ガーネットスター・ドラゴン

R右  : 電離の星輝兵ハフリウム

R左  : 伴星の星輝兵フォトン

R右下 : 星輝兵クレイビングクロー

 

□■

□□

V   : ドーントレスドライブ・ドラゴン

(R右  : ドラゴンナイト ネハーレン)

(R左下 : ラーヴァフロウ・ドラゴン)

 

三和 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「強え...だが、俺は負けられねえんだ。櫂が俺を頼ってくれた...俺をメイトだと言ってくれたんだ!友達として、俺があいつを助けてやらなきゃいけねえんだ!」

 

「ふっ...良い覚悟だ。その覚悟、俺にぶつけてくるがいい。」

 

「言われなくてもやってやる!スタンド&ドロー。光あれ!秘めたる熱き魂を力に!ライド、"煉獄竜ペインレーザー・ドラゴン"!イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ!」

 

「("煉獄竜ペインレーザー・ドラゴン"...三和のやつ、こんなカードを持っていたのか。)」

 

 

さっきのターン、奴は守護者を使わずにクリティカル2のヴァンガードのアタックを守った。

そしてドライブチェックでも守護者を引いていない。俺の新しい切り札で勝負を決めてやる!

 

 

「まずは"ドーントレス"のスキル!ライドされた時、ヴァンガードに自身のスキルを与える。そして"ペインレーザー"のスキル発動!登場時、ドロップゾーンから4枚を山札に戻し、山札から"煉獄竜メナスレーザー・ドラゴン"をコール!シークメイト!」

 

「(双闘か...だが、それでは足りない...)」

 

「まずは"メナスレーザー"のスキル!CB1でこのユニットと同列のリアガードを1枚退却する!"フォトン"を退却!その後、このユニットと同じ列に他のリアガードが存在しないなら、このユニットのパワー+5000し、1枚ドロー。」

 

"煉獄竜メナスレーザー・ドラゴン" : パワー15000(10000+5000)、☆2

 

「さらに"ペインレーザー"のスキル発動!"メナスレーザー"が登場した時、CB1、手札を1枚捨てることでリアガードを1列選択。俺は右の列を選択する。その列のリアガードを、俺も相手もすべて退却する!その際、呪縛カードも、マーカーもすべて焼き払う!」

 

「っ..."ハフリウム"、"クレイビングクロー"を退却する。」

 

「俺は呪縛されていた"ネハーレン"を退却する。そして、この能力で退却したユニット3枚につき、イマジナリーギフトフォースを得る。退却したユニットは3枚。よって、イマジナリーギフトフォースを一つ獲得。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。"ペインレーザー"にはまだスキルがある!お前のユニットが退却する度、前列のユニットにパワー+3000!このターン、3枚退却しているから"ペインレーザー"と"メナスレーザー"はパワー+9000!」

 

"煉獄竜ペインレーザー・ドラゴン" : パワー22000(13000+3000*3)、☆2

"煉獄竜メナスレーザー・ドラゴン" : パワー24000(10000+5000+3000*3)、☆2

 

「"ドラゴンナイト ネハーレン"、"希望の火エルモ"、"ドラゴンナイト ヒーシャット"をコール。これでバトルだ!"ペインレーザー"でヴァンガードにアタック!」

 

「"星輝兵ステラガレージ"でガード。」

 

"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン" : パワー33000(13000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ラーヴァフロウ・ドラゴン"。2枚目、"煉獄竜メナスレーザー・ドラゴン"。トリガーは出なかったが、"ドーントレス"が与えたスキル発動!ドライブチェックでノーマルユニットが2枚以上出たなら、リアガード1枚にパワー+10000。"メナスレーザー"にパワー+10000!」

 

"煉獄竜メナスレーザー・ドラゴン" : パワー34000(10000+5000+3000*3+10000)、☆2

 

「そしてアタック終了時、手札が4枚以上なのでスキルが発動できる!手札を3枚捨て、スタンド!"エルモ"のブースト、"ペインレーザー"でもう一度アタック!"エルモ"はスキルでパワー+3000!」

 

"煉獄竜ペインレーザー・ドラゴン" : パワー33000(13000+3000*3+11000)、☆2

 

「ノーガード。」

 

 

よし、やっぱりガードできねえんだ。

このままトドメをさしてやる!こいつに勝ったら、アイチのことが何かわかるんだ!

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"封竜カルゼ"。2枚目、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは"ネハーレン"へ!」

 

"煉獄竜ペインレーザー・ドラゴン" : パワー33000(13000+3000*3+11000)、☆3

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「ふっ...ダメージチェック、"魔爪の星輝兵ランタン"、"伴星の星輝兵フォトン"、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

 

くっ、トリガーを引かれたか。

だが奴の手札は5枚...俺の残りのアタックが防げるはずがねえ!

 

 

「"ヒーシャット"のブースト、"ネハーレン"でアタック!」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー28000(10000+10000+8000)、☆2

 

「"魔弾の星輝兵ネオン"でガード。」

 

"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「トドメだ!"メナスレーザー"でヴァンガードにアタック!」

 

"煉獄竜メナスレーザー・ドラゴン" : パワー34000(10000+5000+3000*3+10000)、☆2

 

「甘いぞ。"障壁の星輝兵プロメチウム"でガード。手札を1枚捨て、完全ガードだ。」

 

「っ...くそ、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ホワイト 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵ガーネットスター・ドラゴン

 

■■■

■■■

V   : 煉獄竜ペインレーザー・ドラゴン

R右  : ドラゴンナイト ネハーレン

R左  : 煉獄竜メナスレーザー・ドラゴン

R中央 : 希望の火エルモ

R右下 : ドラゴンナイト ヒーシャット

R左下 : ラーヴァフロウ・ドラゴン

 

三和 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

くそ...トドメをさせなかった。

だが、奴の手札はたった2枚で、リアガードは0。

俺の手札も3枚しかねえが、"ワイバーンガード バリィ"がある。

どんなに攻撃力とクリティカルを上げても防いでみせる。

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"電離の星輝兵ハフリウム"。イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。そして登場時、ドロップゾーンからノーマルユニットとトリガーユニットを2枚ずつ山札に戻すことで、山札かバインドゾーンから"無双の星輝兵ラドン"をコールする。さらに手札から"魔爪の星輝兵ランタン"をコール。そして..."ハフリウム"のスキル発動。」

 

「っ...」

 

「CB1、SB1を支払うことで、相手リアガードを1枚呪縛する。"メナスレーザー"を呪縛。"ランタン"はスキルでパワー+5000。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー13000(8000+5000)

 

「(それだけ...?)」

 

「ふっ、甘いな。このスキルは俺がコストを支払える限り続く。」

 

「っ!?」

 

 

あいつの表のダメージは残り4枚、ソウルは2枚...つまり、あと2枚呪縛できるってことか!?

じゃあ、前列と中央後列を呪縛されてしまったらマズイ...!

 

 

「スキル発動。CB1、SB1で"エルモ"を呪縛。"ランタン"のパワー+5000。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー18000(8000+5000*2)

 

「CB1、SB1で"ヒーシャット"を呪縛。」

 

「えっ?」

 

「"ランタン"はパワー+5000。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー23000(8000+5000*3)

 

 

何で"ヒーシャット"を...もうソウルが無いから呪縛はできない。

プレイングミスか?

 

 

「"星輝兵クレイビングクロー"をコール。」

 

「っ...そのカードは...」

 

「スキル発動。このユニットをソウルに置き、"ヒーシャット"を解呪。その後、"ネハーレン"を呪縛する。そして"ランタン"はパワー+5000。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー28000(8000+5000*4)

 

 

くっ...これで前列二つと中央後列が呪縛された...

しかも、重要なのはそこじゃねえ...

 

 

「わかっているようだな。これでソウルが1枚...CB1、SB1でもう一度"ヒーシャット"を呪縛。"ランタン"はパワー+5000。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー33000(8000+5000*5)

 

「そしてバトルフェイズ開始時、ドロップゾーンの"ネオン"のスキル発動。CB1、このユニットを呪縛カードと同じ列にコールできる。左後列にコール。さらにドロップゾーンの"ラドン"のスキル。SB1で"星輝兵"と同じ列にコールできる。ソウルが無いならSBのコストは不要になる。このユニットを左前列にコール。」

 

「くっ...(一気にリアガードが...)」

 

「"ハフリウム"でヴァンガードにアタック。」

 

"電離の星輝兵ハフリウム" : パワー23000(13000+10000)

 

「(防ぎ切るにはどこか守る必要がある...ヴァンガードのアタックはドライブチェックがあるから受けるのはまずい...だが、守護者を使わなければここは守れない...でも守護者を使うと残るアタックは"ラドン"のスキルで防げない...だったら...)ノーガードだ。」

 

「ふっ、いいだろう。ツインドライブ、1枚目、"伴星の星輝兵フォトン"。2枚目、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、左の"ラドン"にパワー+10000。」

 

"無双の星輝兵ラドン"(R左) : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"煉獄竜メナスレーザー・ドラゴン"。」

 

 

よし、これで残る片方のアタックを防げば終わりだ。

次のターン、何とか1ダメージ与えて、俺が勝つ...!

 

 

「ふっ...残念だが俺の勝ちだ。」

 

「何!?(こいつ、なにを言って...)」

 

「左の"ラドン"でアタック!スキルにより、手札からガードする場合、2枚以上同時にコールする必要がある。」

 

"無双の星輝兵ラドン"(R左) : パワー20000(10000+10000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"封竜カルゼ"。」

 

「"ラドン"はバインドされる。だがこの瞬間、"ハフリウム"のスキル発動。"ラドン"がバインドされた時、その"ラドン"を再びコールする。」

 

「なっ!?」

 

 

もう一度"ラドン"をコールだと!?

それじゃあ、あと2回アタックできる上に、どっちも"ラドン"だからガード制限がかかるってことかよ!?

 

 

「だから言っただろう、俺の勝ちだと。"ネオン"のブースト、"ラドン"でアタック。スキルにより手札からガードする場合、2枚以上同時にコールする必要がある。」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー18000(10000+8000)

 

「っ、"封竜カルゼ"、"魔竜導師ラクシャ"でガード!」

 

"煉獄竜ペインレーザー・ドラゴン" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「"ラドン"はバインドされる。だがこれで終わりだ。"ランタン"のブースト、"ラドン"でヴァンガードにアタック。同じスキルが発動する。」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー53000(10000+10000+33000)

 

「くっ...ノーガード...」

 

 

ドガーン

 

 

「ぐっ...ダメージチェック、"煉獄竜ペインレーザー・ドラゴン"...俺の負けだ...」

 

 

 

くそ...すまねえ、櫂...

折角アイチに繋がる手がかりを見つけたって言うのに...

 

 

「敗者には裁きを。命の重みを味わうがいい。ジャッジメント!」

 

「っ!?」

 

 

俺と奴のダメージから、黒い靄みたいなのが中央に集まっていく。

ジャッジメント!?裁き!?何が...

 

 

「っ、ぐああああああああああ!」

 

 

な、なんだ!?

黒い靄から花びらの雨が...!?

 

 

「ぐああああああああああ!」

 

 

ドサッ

 

 

「っ...これが...ジャッジメント....か....」

 

「三和タイシ。これ以上傷付くのが怖いなら、アイチ君のことは忘れることだ。」

 

「へっ...ご忠告...ありがとよ...」

 

「...」

 

「だけどよ...俺は諦めねえぜ...櫂が俺を頼ってくれたんだ...友達を見捨てるなんてありえねえだろ...それに...アイチは俺にとっても大事な友達だからよ...」

 

「ならばまだ立ち上がるか。」

 

「当たり前だろ...必ずお前にもう一度、挑んでやる...待ってやが...れ....っ....」

 

 

ちくしょう....意識が....

こんな痛み、どうってことないはずなのによ...すまねえ、櫂...

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ホワイトside

 

 

「気を失ったか。だがお前の覚悟は確認できた。三和、お前なら俺たちのところに辿り着けるかもな。」

 

 

それにしても、俺がリンクジョーカーを使うことになるとはな。

もう相手をリバースするような力はないが、やはりまだ慣れないな。

 

 

『マイヴァンガード、望む結果は得られた?』

 

「ああ。しばらくはお前を使えないよ。すまないな、"セシリア"。」

 

『ノープロブレム。私も貴方の計画の成功を祈っている。』

 

「ああ。」

 

 

 

さて、どうやら三和のところには来ていなかったし、一旦帰るか。

全く...世話の焼けるやつらだ、カトルナイツ。

 

 

 

.



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第百十一話「再出発」

櫂side

 

 

「そんなことが...」

 

「フィリップ・ネーヴにオリビエ・ガイヤール...どっちも有名なファイターだね...」

 

「俺が相手した奴はホワイトって名乗ってたな...聞いたことはないが使ってるクランがリンクジョーカーだ。」

 

 

俺たちは今、キャピタルに集まっていた。

俺や石田、三和はアイチのことを知っているようだった奴らに襲われ、怪我を負ってしまった。戸倉は石田と一緒にいて無事、葛木も特には襲撃は受けていないようだ。

 

アイチを探すようなら、恐らくまた奴らが現れるだろう。

これ以上、こいつらを危険な目に合わせるわけにはいかない。

 

 

「これからは俺一人でアイチを探す。」

 

「ハァ!?」

 

「何言ってんの、櫂!?」

 

「お前たちでは足手まといだ。俺一人でアイチを探し出してみせる。」

 

「ふざけんな!」

 

「葛木...」

 

「ふざけんな、櫂!何が足手まといだ!お前だってそのガイヤールってやつにやられたんだろ!それに俺たちは仲間、メイトじゃねえのかよ!」

 

 

メイト...そうだ、こいつらはアイチの元に集まった仲間。

アイチを見つけ出すために集った俺のメイト。

だからこそ、これ以上こいつらに危険な目に合わせるわけにはいかない。

 

 

「俺は嬉しかったんだ...あの櫂が、俺たちを頼ってくれたことが...ずっと一人で戦い続けていたお前が、仲間を頼ってくれたのが嬉しかったんだ!」

 

「なあ、櫂...今更俺たちを置いていくとか、そりゃねえんじゃねえか?」

 

「そうだよ...あたしたちだって、アイチに会いたい。そのためだったら、あいつらと戦うのも怖くないよ。」

 

「たりめーだぜ。負けっぱなしは趣味じゃねえしな。」

 

 

葛木...三和...戸倉...石田...

だが、俺は...

 

 

「...ファイトだ、櫂!」

 

「何...?」

 

「俺様の覚悟、お前に見せてやる!」

 

「へへ、そりゃいいな。カムイが勝てばこれまで通り、俺たち全員でアイチを探し出す。櫂、お前が勝てばお前一人で行けばいい。」

 

「三和...わかった。葛木、ファイトだ。」

 

 

もう俺は決めた。このファイトに勝利し、こいつらを置いていく。

そうすれば、こいつらが危険な目に合わなくて済む。

 

 

「行くぜ、櫂。」

 

「ああ。」

 

「「スタンドアップ」」

「THE」

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"バトルライザー"!」

 

「"スターダスト・トランぺッター"。」

 

 

「俺のターン、ドロー。"ライザーカスタム"に俺様ライド!"バトルライザー"のスキルで1枚ドロー。さらに"ライザーカスタム"のスキルで手札を1枚ソウルに置くことで、先行でもアタックできる!」

 

「何...!?」

 

「ただし、ドライブ-1だ。行け、"ライザーカスタム"!」

 

"ライザーカスタム" : パワー8000

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"沈黙の騎士ギャラティン"。」

 

「よし、これでターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ライザーカスタム

 

□■□

□□□

V   : スターダスト・トランぺッター

 

櫂 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"小さな賢者マロン"にライド。"トランぺッター"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。そして"友誼の騎士ケイ"をコール。葛木、お前が与えたコストを使わせてもらおう。」

 

「へっ、さすが櫂だな...」

 

「"ケイ"のスキル。CB1で山札から"忠義の騎士ベディヴィア"をコール。そして"マロン"でヴァンガードにアタック!」

 

"小さな賢者マロン" : パワー8000

 

「"シャイニング・レディ"でガード!」

 

"ライザーカスタム" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"幸運の運び手エポナ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ベディヴィア"へ。」

 

"忠義の騎士ベディヴィア" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「"ケイ"のブースト、"ベディヴィア"でヴァンガードにアタック!それぞれスキルでパワー+3000!」

 

"忠義の騎士ベディヴィア" : パワー34000(10000+10000+3000+11000)、☆2

 

「くっ、さすがにノーガードだぜ。ダメージチェック、"キャノン・ボール"、"アルティメットライザー・DF"。」

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : ライザーカスタム

 

□■■

□□■

V   : 小さな賢者マロン

R右  : 忠義の騎士ベディヴィア

R右下 : 友誼の騎士ケイ

 

櫂 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"ハイパワードライザーカスタム"に俺様ライド!スキルでソウルから"バトルライザー"をスペリオルコール。さらに"ラプトリアライザー"をコール。スキル発動!CB1、"バトルライザー"をソウルへ。この能力でソウルに置いたユニットのグレード+1の"ライザー"を、山札からコールできる!俺は"ライザーカスタム"をコール!」

 

「(スキルを駆使して望むユニットを展開してきたか。さすがにやるな、葛木...)」

 

「さらに"ハイパワードライザーカスタム"、"トランスライザー"をコール。"ハイパワード"のスキルでソウルから"バトルライザー"をコール。行くぜ!"ライザーカスタム"のブースト、"ラプトリアライザー"でリアガードにアタック!」

 

"ラプトリアライザー" : パワー16000(8000+8000)

 

「(リアガードを狙ってきたか...)ノーガード。"ベディヴィア"は退却。」

 

「"トランスライザー"のブースト、"ハイパワードライザーカスタム"でヴァンガードにアタック!"トランスライザー"のスキルにより、SB2でCC1し、パワー+3000!」

 

"ハイパワードライザーカスタム"(V) : パワー20000(9000+11000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"アルティメットライザー・MF"。(うっ...手札がグレード3だけになっちまった...)」

 

「ダメージチェック、"小さな賢者マロン"。」

 

「"バトルライザー"のブースト、"ハイパワードライザーカスタム"でアタック!]

 

"ハイパワードライザーカスタム"(R右) : パワー15000(9000+6000)

 

「させん、"幸運の運び手エポナ"でガード。」

 

"小さな賢者マロン" : パワー23000(8000+15000)

 

「へっ、これでターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:2枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■■■

■■■

V   : ハイパワードライザーカスタム

R右  : ハイパワードライザーカスタム

R左  : ラプトリアライザー

R中央 : トランスライザー

R右下 : バトルライザー

R左下 : ライザーカスタム

 

□■□

□□■

V   : 小さな賢者マロン

R右下 : 友誼の騎士ケイ

 

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。..."沈黙の騎士ギャラティン"にライド。」

 

「"ギャラティン"..."ブラスター・ブレード"にライドしなかったな。」

 

「...」

 

「お前が迷っているってことなんじゃねえのか。"ブラスター・ブレード"は櫂、お前を助けるために現れた...その"ブラスター・ブレード"までもがお前の想いに応えない...つまりはそういうことなんじゃねえのか!」

 

 

確かに...俺にはまだ迷いがあるのかもしれん。

だが、それでもお前たちにこれ以上危険な目に合ってほしくはない。

俺のわがままに付き合わせる必要はないんだ。

 

 

「..."友誼の騎士ケイ"をコール。スキル発動。CB1、山札から"忠義の騎士ベディヴィア"をコール。"雄剣の騎士ルーシャス"をコール。右の"ケイ"は前列へ移動。」

 

「櫂...もっと俺たちを頼れよ!俺たちは仲間、メイトだろ!」

 

「っ..."ケイ"で"ラプトリアライザー"をアタック。」

 

"友誼の騎士ケイ"(R右) : パワー8000

 

「ノーガード。"ラプトリアライザー"は退却。」

 

「"ルーシャス"のブースト、"ギャラティン"でヴァンガードにアタック!」

 

"沈黙の騎士ギャラティン" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"探索者セイクリッド・ういんがる"。」

 

「ダメージチェック、"パーフェクトライザー"。」

 

「"ケイ"のブースト、"ベディヴィア"でヴァンガードにアタック!スキルでそれぞれパワー+3000!」

 

"忠義の騎士ベディヴィア" : パワー24000(10000+3000+11000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ハイパワードライザーカスタム"(V) : パワー19000(9000+10000)

 

「...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:3枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■■■

□■■

V   : ハイパワードライザーカスタム

R右  : ハイパワードライザーカスタム

R中央 : トランスライザー

R右下 : バトルライザー

R左下 : ライザーカスタム

 

■■■

■■□

V   : 沈黙の騎士ギャラティン

R右  : 友誼の騎士ケイ

R左  : 忠義の騎士ベディヴィア

R中央 : 雄剣の騎士ルーシャス

R左下 : 友誼の騎士ケイ

 

櫂 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(裏:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。見せてやる、櫂!俺の覚悟を!"パーフェクトライザー"に最強俺様ライド!イマジナリーギフトアクセルⅠを獲得!"ラプトリアライザー"をコールし、スキル発動!CB1、"ライザーカスタム"をソウルに置き、山札から"アルティメットライザー・DF"をコール!バトルだ!"ラプトリアライザー"で"ケイ"にアタック!」

 

"ラプトリアライザー" : パワー18000(8000+10000)

 

「ノーガード。"ケイ"は退却。」

 

「"バトルライザー"のブースト、"ハイパワードライザーカスタム"でヴァンガードにアタック!」

 

"ハイパワードライザーカスタム" : パワー15000(9000+6000)

 

「"戦鎚の騎士オーガスタス"でガード。」

 

"沈黙の騎士ギャラティン" : パワー20000(10000+10000)

 

「なら、"アルティメットライザー・DF"でヴァンガードにアタック!"アルティメットライザー・DF"は俺の前列のリアガードがすべてレストしているなら、相手のヴァンガードのグレード1につき、パワー+3000!」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー15000(9000+3000*2)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"雄剣の騎士ルーシャス"。」

 

「バトル終了時、"アルティメットライザー・DF"をソウルに置き、ヴァンガードのパワー+5000!」

 

"パーフェクトライザー" : パワー17000(12000+5000)

 

「"トランスライザー"のブースト、"パーフェクトライザー"でヴァンガードにアタック!スキル発動!CB2、"ハイパワードライザーカスタム"と"ラプトリアライザー"をスタンド!さらに"トランスライザー"のスキルでSB2し、CC1、パワー+3000!」

 

"パーフェクトライザー" : パワー28000(12000+5000+11000)

 

「っ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"アーニスト・セコンド"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ハイパワードライザーカスタム"にパワー+10000!」

 

"ハイパワードライザーカスタム" : パワー19000(9000+10000)

 

「2枚目、"シャイニング・レディ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ラプトリアライザー"へ!」

 

"パーフェクトライザー" : パワー28000(12000+5000+11000)、☆2

"ラプトリアライザー" : パワー28000(8000+10000+10000)

 

 

「出た!ダブルトリガー!」

 

「行け、カムイ!」

 

「櫂の野郎をぶっ飛ばせ!」

 

 

「ぐっ...ダメージチェック、"ふろうがる"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"沈黙の騎士ギャラティン" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"沈黙の騎士ギャラティン"。」

 

「アタックがヒットしたことで、"パーフェクトライザー"のスキル発動。CC1、"ハイパワードライザーカスタム"のパワー+5000!」

 

"ハイパワードライザーカスタム" : パワー24000(9000+10000+5000)

 

 

 

「ダメージ5...!」

 

「それにカムイの攻撃はまだ残っている!」

 

 

 

「"ラプトリアライザー"でヴァンガードにアタック!」

 

"ラプトリアライザー" : パワー28000(8000+10000+10000)

 

「ガード、"ふろうがる"!」

 

"沈黙の騎士ギャラティン" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「"ハイパワードライザーカスタム"でアタック!」

 

"ハイパワードライザーカスタム" : パワー24000(9000+10000+5000)

 

「っ、クイックシールド。パワー+5000。」

 

"沈黙の騎士ギャラティン" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「へっ、このターンじゃ決められなかったか。ターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□■■

□■■■

V   : パーフェクトライザー

R右  : ハイパワードライザーカスタム

R中央 : トランスライザー

R右下 : バトルライザー

Rア1 : ラプトリアライザー

 

■■□

■■□

V   : 沈黙の騎士ギャラティン

R左  : 忠義の騎士ベディヴィア

R中央 : 雄剣の騎士ルーシャス

R左下 : 友誼の騎士ケイ

 

櫂 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「葛木...いや、カムイ...強くなったな。」

 

「へっ、当たり前だろ。俺様はな、アイチお兄さんに会うためにさらに強くなるつもりだぜ。」

 

「ふっ...だが、俺はお前たちが危険な目に合う必要はないと思っている。この戦いは俺が始めた戦い...お前たちが俺のわがままに付き合う必要はない。」

 

「わがまま...ふざけんな!櫂、お前一つ勘違いしてるぜ。」

 

「勘違い...?」

 

「ああ。お前は、お前がアイチお兄さんに会いたいから俺たちが力を貸しているんだと思っているのかもしれないが、それは違う。俺自身がアイチお兄さんに会いたいから、お前に力を貸しているんだ!」

 

「そうだぜ、櫂。」

 

「ああ。俺たちはアイチに会いたい。」

 

「決して、櫂のわがままに付き合っているわけじゃないよ。」

 

「お前たち...っ...だが、これ以上お前たちを危険な目に合わせるわけにはいかないんだ!スタンド&ドロー!ライド・THE・ヴァンガード!"探索者セイクリッド・ういんがる"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"探索者セイクリッド・ういんがる" : パワー23000(13000+10000)

 

「登場時、CB2、ドロップゾーンから4枚を山札に戻し、"ブラスター・ブレード・探索者"をスペリオルコール!並び立て、双闘!」

 

「来たか、"ブラスター・ブレード"...」

 

「"ブラスター・ブレード"のスキル発動!手札を1枚捨てることで、"ハイパワードライザーカスタム"を退却!そして相手ヴァンガードのグレード以下の、"探索者"を含むヴァンガードの元々のクリティカルが2になる!」

 

"探索者セイクリッド・ういんがる" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「さらに"ルーシャス"のスキル。ソウルに置き1枚ドロー、手札から"戦鎚の騎士オーガスタス"をコール。バトルだ!"オーガスタス"のブースト、"セイクリッド・ういんがる"でヴァンガードにアタック!スキルによりSB2し、このユニットと"ブラスター・ブレード"のパワー+10000!」

 

"探索者セイクリッド・ういんがる" : パワー41000(13000+10000+10000+8000)、☆2

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー20000(10000+10000)

 

「"アーニスト・セコンド"2枚でガード!」

 

"パーフェクトライザー" : パワー52000(12000+20000*2)

 

「っ...ツインドライブ、1枚目、"探索者シングセイバー・ドラゴン"。2枚目、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ブラスター・ブレード"にパワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

 

アタックはヒットしないが、ヒールトリガーが引けたな。

それにカムイの手札は2枚。一枚は"シャイニング・レディ"か。

このターンで決められないのなら、リアガードを削る。

 

 

「"ケイ"のブースト、"ベディヴィア"でリアガードにアタック!スキルでそれぞれパワー+3000!」

 

"忠義の騎士ベディヴィア" : パワー24000(10000+3000+11000)

 

「くっ、ノーガード..."ラプトリアライザー"は退却する。」

 

「続け、"ブラスター・ブレード"!ヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「くっ、守れねえ。ノーガードだ。ダメージチェック、"ハイパワードライザーカスタム"。」

 

「アタックがヒットしたことで、"セイクリッド・ういんがる"のスキルが発動する。CB1で1枚ドローし、手札から"探索者シングセイバー・ドラゴン"にレストでライドする。ゲット、イマジナリーギフトフォースⅠ。ヴァンガードサークルへ。」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

カムイ 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□■■

□■□□

V   : パーフェクトライザー

R中央 : トランスライザー

R右下 : バトルライザー

 

■■■

■■□

V   : 探索者シングセイバー・ドラゴン

R右  : ブラスター・ブレード・探索者

R左  : 忠義の騎士ベディヴィア

R中央 : 戦鎚の騎士オーガスタス

R左下 : 友誼の騎士ケイ

 

櫂 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(裏:4)

--------------------------------------------------

 

これで互いにダメージ4。だがカムイのリアガードはほぼ壊滅。

手札も2枚で、その内1枚はトリガーユニット。

俺の手札には守護者がある以上、攻め手に欠けるカムイが俺に勝つ方法は無い。

次のターン、"シングセイバー"のスキルを使って、俺が勝つ。

 

「(そして、俺一人で戦い、アイチを取り戻してみせる)」

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。櫂、俺は言ったよな。アイチお兄さんに会うために、俺は強くなる。これが俺の新たな力だ!"アルティメットライザー・MF"に最強俺様ライド!」

 

「"アルティメットライザー・MF"だと!?」

 

「イマジナリーギフトアクセルⅠを獲得。"ラプトリアライザー"をコールし、スキル発動。CB1、自身をソウルに置き、グレード+1...よって、グレード2の"アルティメットライザー・DF"をスペリオルコール!行くぜ、"アルティメットライザー・DF"!ヴァンガードにアタック!スタンドしている前列のリアガードがいないので、スキルにより相手のヴァンガードのグレード1につき、パワー+3000!」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー18000(9000+3000*3)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"忠義の騎士ベディヴィア"。」

 

「バトル終了時、"アルティメットライザー・MF"のスキル発動!CB2、"アルティメットライザー・MF"をレスト!」

 

 

「ヴァンガードをレストした!?」

 

「カムイのやつ、いったい何を...」

 

「石田、ねーちゃん。こいつのスキルはここからだぜ。」

 

 

 

「ああ、三和の言う通り!これにより、"アルティメットライザー・MF"と"アルティメットライザー・DF"はスタンドする!」

 

 

くっ...もう一度、"アルティメットライザー・DF"もアタックできるということか。

それに"アルティメットライザー・MF"もそのままスタンドした。

 

 

「櫂!ヴァンガードだけじゃ戦えない...リアガードも大事だってこと、わかるだろ!お前はアイチお兄さんを見つけ出すため、俺たちを導くヴァンガード。俺たちはそんなお前を支えるリアガードだ!」

 

「カムイ...」

 

「行け、"アルティメットライザー・DF"!"バトルライザー"のブーストを受けて、ヴァンガードにアタック!」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー24000(9000+3000*3+6000)

 

「"ふろうがる"でガード!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「バトル終了時、"アルティメットライザー・DF"のスキル。このユニットをソウルに置き、"アルティメットライザー・MF"のパワー+5000、表のダメージが無いのでCC1!」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー17000(12000+5000)

 

「"トランスライザー"のブースト、"アルティメットライザー・MF"でヴァンガードにアタック!スキルによりSB2でCC1、パワー+3000!」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー28000(12000+5000+11000)

 

「無駄だ!"閃光の盾イゾルデ"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ジェットライザー"。2枚目、"アルティメットライザー・MF"。」

 

 

よし、これですべての攻撃を防ぎ切った...っ、なんだと!?

なぜ、アルティメットライザー・DF"がヴァンガードになっている!?

 

 

「"アルティメットライザー・MF"のスキル。バトル終了時、前列のリアガードがいないなら、CB1を支払うことでソウルからグレード2の"ライザー"にスタンドでライドできる。」

 

「なっ!?」

 

「そして、"アルティメットライザー・DF"は前列にスタンドしているリアガードがいないなら、相手ヴァンガードのグレード1につきパワー+3000!」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー18000(9000+3000*3)

 

「まだだ!"ベディヴィア"、"ブラスター・ブレード"でインターセプト!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー23000(13000+5000*2)

 

「櫂...俺が勝つ...勝って、お前と一緒にアイチお兄さんに会いに行く!ドライブチェック、"シャイニング・レディ"!ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「カムイ...!」

 

「効果はすべてヴァンガード!」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー28000(9000+3000*3+10000)、☆2

 

 

カムイ...ここまでの覚悟をもって...

 

 

「ダメージチェック、"探索者シングセイバー・ドラゴン"。」

 

 

「ダメージ6...カムイの勝ちだ...」

 

「おっしゃあああ!やったな、カムイ!」

 

「あの櫂を相手に初勝利...ほんと、よくやったよカムイ。」

 

 

 

「櫂...これでわかっただろ。俺たちはお前と一緒に戦う。カトルナイツだって怖くねえ!」

 

「そうだぜ、櫂。俺たちはお前のメイトで、アイチだって俺たちのメイトだ。」

 

「おう。だからお前のわがままに付き合うんじゃねえ。」

 

「あたしたちがアイチに会いたいから、あんたに協力するんだよ。」

 

「お前たち...」

 

 

俺が間違っていたのか...

こいつらは最初から、戦う意志を持っていた。

置いていく必要なんかなかったんだ。

 

 

「カムイ...石田、三和、戸倉...頼む、俺に力を貸してくれ!」

 

「おう!」

 

「任せとけ、櫂。」

 

「俺様の力があれば百人力だぜ。」

 

「あたしたちでアイチを取り戻そう。」

 

 

 

「へえ、そんなことになっていたのね。」

 

 

俺たちが思いを一つにしたとき、店の扉が開いて誰かが現れた。

 

 

「その声...鳴海アサカ!?」

 

「久しぶりね、ミサキ。」

 

「私もいるわよ。」

 

 

そこには鳴海アサカと、立凪スイコがいた。

二人がなぜここに...まさか、カトルナイツだなんていわないだろうな。

 

 

「私たちがここに来たのは、あなたたちに会うため。...私たちも消えたある人物を探しているの。」

 

「消えた...っ、まさかユウトまで消えたというのか!」

 

「ふふ、やっぱり覚えているのね、櫂トシキ。...そう、ユウトが消えてしまった。私はユウトを取り戻すために戦う。」

 

「まさか、ユウトまでが...」

 

 

「櫂トシキ。私たちも先導アイチの捜索には手を貸すわ。だから...あなたたちもユウトのことで何か情報を得たら、私たちに教えてほしい。」

 

「ああ、わかった。」

 

「ありがとう...それだけ言いに来たの。じゃあね。」

 

 

そう言って、二人は去っていった。

まさか、アイチだけでなくユウトまで...

だが、一つ分かったことがある。

 

 

「レンに会いに行く。」

 

「雀ヶ森レンに?」

 

「ああ。奴はやはり何か知ってる。必ず奴から情報を聞き出す。」

 

 

待っていろ、アイチ。

俺は必ず、お前の元に辿り着いてみせる。

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ホワイトside

 

 

「あれは...」

 

 

俺は道を歩いていると、二人の少女を見つける。

 

 

 

「やっぱり櫂トシキは覚えていたわね。」

 

「ええ。でもこれからどうするの?」

 

「そうね...とりあえず、ジリアンに会いに行きましょう。あの子ならきっとユウトのことを覚えているはず。」

 

「そうね...蒼龍の民の島、結構遠いししっかり準備をしていきましょう。」

 

 

あの二人...仲良くないのかと思っていたけど、二人で行動しているのか。

何だか嬉しいな...会いたい...会って話しかけたい。

だがダメだ。今のままではダメなんだ。

 

彼らを受け入れる寛容な心と、強い力が必要なんだ。

 

 

「(じゃあな、アサカ。顔が見れて良かった。存外元気そうだし...本当に良かったよ...)」

 

 

 

 

「(何だか、近くにユウトがいた気がしたけど...気のせいか...会いたいわ...ユウト...会えないのがこんなにつらいなんて、離れて初めて気付いたわね...)」

 

 

 

 

 

.



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第百十二話「幻惑のラティ」

ミサキside

 

 

あたしとカムイは、チームカエサルの光定に会いに空港へと来ていた。

そこでラティ、セラと名乗るファイターと出会った。

 

光定はアイチのことやあたしたちのことを覚えていなかった。

何か情報を得られたらって思ったんだけど...

 

 

「ふふ、ねえみさきん。」

 

「なっ、みさきん!?」

 

「うん。私、お姉ちゃんのこと気に入ったの。だからみさきんって呼ぶね!」

 

「あんた...」

 

「ふふ...だからね、みさきんには絶望を与えてあげる。」

 

「っ!?」

 

 

そう言って、ラティは手に持っている変な球体を差し出してきた。

やっぱり、ラティもガイヤールはネーヴの仲間...!

 

 

「みせてあげる、私のファイトフィールド。おいで、妖精たち。フェアリーマスカレードプリズン!」

 

 

ネーヴの時と同じように、あたしとラティを囲うように茨が広がっていく。

これがラティのプリズン...

 

 

「さ、始めようよ、みさきん。」

 

「あんたを倒して、アイチのことを聞きだす。」

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

 

「"フルバウ"。」

 

「"インシピアント・ロングテイル"。」

 

 

シャドウパラディン...雀ヶ森レンと同じクラン。

でも、光定とのファイトを見る限り、雀ヶ森レンとはだいぶ違うみたいね。

 

 

「私のターン、ドロー。"秘薬の魔女アリアンロッド"にライド。"フルバウ"のスキルで1枚ドロー。さらに"髑髏の魔女ネヴァン"をコールして、スキル発動。レストすることで山札から"髑髏の魔女ネヴァン"をコールするよ。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ラティ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

■■□

□■□

V   : 秘薬の魔女アリアンロッド

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■□

□□□

V   : インシピアント・ロングテイル

 

ミサキ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"オレンジの魔女バレンシア"にライド。"ロングテイル"のスキルで1枚引き、クイックシールドを獲得。」

 

「あっ、みさきんも"魔女"を使うの~?」

 

「えっ、いや...っ、デッキの内容をファイト相手に教えるわけないでしょ。」

 

「あはは、それもそっか。」

 

「ハァ..."林檎の魔女シードル"をコール。"シードル"のブースト、"バレンシア"でヴァンガードにアタック!」

 

"オレンジの魔女バレンシア" : パワー16000(8000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"戦巫女ククリヒメ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"オレンジの魔女バレンシア" : パワー26000(8000+8000+10000)、☆2

 

「ダメージチェック、"兇変の魔女エマー"、"黒翼のソードブレイカー"。」

 

 

最初のターンでクリティカルは幸先がいいわね。

でも相手はカトルナイツ...あの櫂をも倒すほどの実力者...油断はできない。

 

 

「バトル終了時、"シードル"のスキル発動。SC1して手札に戻すか、SC2できる。あsたしはSC2を選ぶ。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ラティ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■■□

□■□

V   : 秘薬の魔女アリアンロッド

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■□

□■□

V   : オレンジの魔女バレンシア

R中央 : 林檎の魔女シードル

 

ミサキ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"現の魔女ファム"にライド。"兇変の魔女エマー"をコール。そして"ネヴァン"のスキルによりレストし、"黒翼のソードブレイカー"をコールするよ。そして"ソードブレイカー"のスキルでCB1、1枚ドロー。さらに"エマー"はスキルでパワー+5000。」

 

"兇変の魔女エマー" : パワー15000(10000+5000)

 

「そして"ファム"のスキル。SB1、相手のドロップゾーンから2枚、グレード0をグレード1の上にコールする。」

 

「だけど、あたしのドロップゾーンにはグレード0は無い。」

 

「そ。だから1枚もコールしない...よって、ドライブ+1!」

 

 

くっ...グレード0にグレードダウンするだけじゃなく、それができないならドライブもプラスするなんて...

 

 

「行くよ、みさきん。"ネヴァン"のブースト、"ファム"でヴァンガードにアタック!」

 

"現の魔女ファム" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"冷血の魔女ルーバ"。2枚目、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"エマー"にパワー+10000!」

 

"兇変の魔女エマー" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「っ、ダメージチェック、"叡智の神器アンジェリカ"。」

 

「"ソードブレイカー"のブースト、"エマー"でヴァンガードにアタック!」

 

"兇変の魔女エマー" : パワー30000(10000+5000+10000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"奉納の神器ヴァール"。」

 

「うふふ、ターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

ラティ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■■■

□■■

V   : 現の魔女ファム

R右  : 兇変の魔女エマー

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : 黒翼のソードブレイカー

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■□

□■□

V   : オレンジの魔女バレンシア

R中央 : 林檎の魔女シードル

 

ミサキ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"運命の神器ノルン"にライド。"祓魔の神器スルーズ"、"奉納の神器ヴァール"をコール。"スルーズ"はスキルでソウルから神装ゲージを置くわ。」

 

「神装ゲージ..."神器"デッキだったか~...せっかく同じ"魔女"デッキだと思ったのに、残念。」

 

「...続けるよ。"ノルン"のスキル発動。CB1、1枚ドロー。そして"ヴァール"にソウルから神装ゲージを1枚置く。ゲージを置いたのでSC2。これでバトルよ!"シードル"のブースト、"ノルン"でヴァンガードにアタック!」

 

"運命の神器ノルン" : パワー18000(10000+8000)

 

「う~ん...それはノーガード。」

 

「ドライブチェック、"星夜の強弓ウリクセス"。」

 

「ダメージチェック、"ダークボンド・トランぺッター"。」

 

「"シードル"のスキルでSC2。そして"ヴァール"のブースト、"スルーズ"でヴァンガードにアタック!"ヴァール"のスキルで"ヴァール"に神装ゲージを置く。」

 

"祓魔の神器スルーズ" : パワー18000(10000+8000)

 

「"ダークサイド・トランぺッター"でガード。」

 

"現の魔女ファム" : パワー25000(10000+15000)

 

「バトル終了時、"スルーズ"のスキル。このユニットの神装ゲージを1枚以上すべて他のリアガードに移し、このユニットをソウルに置く。私は"ヴァール"にゲージを映し、"スルーズ"をソウルへ。これにより1枚ドローする。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ラティ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■■■

□■■

V   : 現の魔女ファム

R右  : 兇変の魔女エマー

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : 黒翼のソードブレイカー

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■□

□■■

V   : 運命の神器ノルン

R中央 : 林檎の魔女シードル

R右下 : 奉納の神器ヴァール

 

ミサキ 手札:8枚、ソウル:6枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「やるね~みさきん。私もちょっと本気でやろうかな。」

 

「今までは本気じゃなかったって言いたいわけ?」

 

「ふふ、当然だよ。でも...ここからは本当に本気!私のターン、スタンド&ドロー。ときめく魔法はチャームのパワー!素敵な幻ご覧あれ!ライド、"幻惑の魔女フィアナ"!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー13000、☆2

 

 

来た...あのユニットがラティの切り札。

あたしのグレード0の数だけパワーアップしてくる。

それにそれだけじゃない...

 

 

「まずは"ネヴァン"のスキル発動!レストして山札から"黒翼のソードブレイカー"をコール。そして"ソードブレイカー"のスキルでCB1、1枚ドロー。"エマー"はスキルでパワー+5000。」

 

"兇変の魔女エマー" : パワー15000(10000+5000)

 

「そしてお待ちかね!"フィアナ"のスキル発動!CB1、レストしている"ネヴァン"と"ソードブレイカー"を退却し、山札から"現の魔女ファム"をコール!そしてこのターン中、この"ファム"のいるサークルはヴァンガードサークルとして扱う!」

 

「くっ...」

 

「そして"ファム"のスキル発動!SB1、相手のドロップゾーンから2枚、グレード1以上のリアガードサークルにコールする。でも、みさきんのドロップにカードは無いからコールできない。よって、1枚もコールされなかったのでドライブ+1!」

 

 

っ...これでツインドライブが2回...

しかもリアガードを展開するのに手札を使っていないから、全然手札が減っていない...!

 

 

「行くよ、みさきん。"ファム"でヴァンガードにアタック!」

 

"現の魔女ファム" : パワー10000

 

「"戦巫女ククリヒメ"でガード!」

 

"運命の神器ノルン" : パワー25000(10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"デンジャーランジ・ドラゴン"。2枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"フィアナ"へ!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー23000(13000+10000)、☆3

 

「"ネヴァン"のブースト、"フィアナ"でヴァンガードにアタック!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー28000(13000+10000+5000)、☆3

 

 

くっ...クリティカル3の攻撃はさすがに受けられない...!

ここは絶対に守る!

 

 

「"挺身の女神クシナダ"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードよ!」

 

 

あたしはクイックシールドをコストに守護者を使用する。

これでこのアタックは絶対に通らない。

 

 

「やるね、みさきん。ツインドライブ、1枚目、"冷血の魔女ルーバ"。2枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"エマー"にパワー+10000!」

 

"兇変の魔女エマー" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「"ソードブレイカー"のブースト、"エマー"でヴァンガードにアタック!」

 

"兇変の魔女エマー" : パワー30000(10000+5000+10000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"星夜の強弓ウリクセス"。」

 

「うん、これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ラティ 手札:12枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

□■■

■■■

V   : 幻惑の魔女フィアナ

R右  : 兇変の魔女エマー

R左  : 現の魔女ファム

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : 黒翼のソードブレイカー

 

□■□

□■■

V   : 運命の神器ノルン

R中央 : 林檎の魔女シードル

R右下 : 奉納の神器ヴァール

 

ミサキ 手札:5枚、ソウル:6枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

っ...ラティの手札は12枚...しかも前のターンにドロートリガーを引いている。

守りは万全ってわけね。でも、このターンでできる限り削ってみせる。

 

 

「ふふ、みさきん怖い顔してるね。私の手札をどう削ろうか考えているってところかな?」

 

「っ、だったら何。」

 

「無駄な努力だと思うけどな~。それにさっきの攻撃でみさきんがガードしてくれたから、ドロップにグレード0が増えちゃったね。」

 

「っ...」

 

 

確かに、あたしのドロップにグレード0が2枚置かれてしまった。

だけど、ラティのダメージに表のカードは無い。

あたしがダメージを与えなければ、次のターン、ラティは"フィアナ"のスキルで"ファム"をコールできないし、"ファム"がヴァンガードサークル扱いにならなければグレード0に入れ替えられない。

 

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。」

 

 

このターン、リアガードを狙う。

その上で、手札を削れるようにしてみる。

 

 

「その身に宿りし天上の力をもって、知力、勇気、正義を探し出し未来に繋ぐ。"叡智の神器アンジェリカ"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"叡智の神器アンジェリカ" : パワー13000、☆2

 

「"アンジェリカ"がいる限り、神装ゲージを持つあたしのリアガードはパワー+5000し、相手のカードの効果で選ばれない。」

 

"奉納の神器ヴァール" : パワー13000(8000+5000)

 

「"祓魔の神器スルーズ"をコール。スキルによりソウルから神装ゲージを"スルーズ"に置く。」

 

"祓魔の神器スルーズ" : パワー15000(10000+5000)

 

「そして"星夜の強弓ウリクセス"、"白筆の魔女アーティク"をコール。"アーティク"のスキルで山札から2枚見て、1枚をソウル、1枚を山札の上へ。バトル!"シードル"のブースト、"アンジェリカ"でヴァンガードにアタック!スキルにより、"アーティク"と"ヴァール"に神装ゲージを置く!」

 

"白筆の魔女アーティク" : パワー13000(8000+5000)

 

「さらに"アーティク"のスキルで"アンジェリカ"と"アーティク"のパワー+5000!」

 

"白筆の魔女アーティク" : パワー18000(8000+5000*2)

 

"叡智の神器アンジェリカ" : パワー26000(13000+5000+8000)、☆2

 

「させないよ~。"暗黒の盾マクリール"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"戦巫女ククリヒメ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"スルーズ"へ!」

 

"祓魔の神器スルーズ" : パワー25000(10000+5000+10000)、☆2

 

「2枚目、"大鍋の魔女ローリエ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"スルーズ"のパワー+10000!」

 

"祓魔の神器スルーズ" : パワー35000(10000+5000+10000*2)、☆2

 

 

よし、ダブルトリガー。1枚はわかっていたけど。

でも、ここはリアガードを狙う方が良い場面。

 

 

「"シードル"のスキル。SC1し手札に戻す。そして"アーティク"のブースト、"ウリクセス"で"ファム"をアタック!」

 

"星夜の強弓ウリクセス" : パワー28000(10000+18000)

 

「へえ、ここでリアガードを狙ってくるか~。ま、仕方ないか。ノーガード。"ファム"は退却。」

 

「("ウリクセス"のスキルを使えないのは痛いかもしれない...でもラティの攻撃力を削ぐにはリアガードを狙う方がいい。)"ヴァール"のブースト、"スルーズ"で"エマー"をアタック!」

 

"祓魔の神器スルーズ" : パワー48000(10000+5000+10000*2+13000)、☆2

 

「そっちは通さない!"冷血の魔女ルーバ"、"厳格なる撃退者"2枚でガード!」

 

"兇変の魔女エマー" : パワー50000(10000+10000+15000*2)

 

「"スルーズ"のスキル。神装ゲージを"ヴァール"へすべて移し、このユニットをソウルに置いて1枚ドロー。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ラティ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

□■■

□■■

V   : 幻惑の魔女フィアナ

R右  : 兇変の魔女エマー

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : 黒翼のソードブレイカー

 

■■□

■□■

V   : 叡智の神器アンジェリカ

R左  : 星夜の強弓ウリクセス

R右下 : 奉納の神器ヴァール

R左下 : 白筆の魔女アーティク

 

ミサキ 手札:6枚、ソウル:7枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

1ダメージも与えられなかったけど、手札は5枚も削った。

それにラティに表のダメージは無いから、次のターンは"フィアナ"のツインドライブだけ。手札が多く増えることはないはず。

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"幻惑の魔女フィアナ"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。」

 

"兇変の魔女エマー" : パワー10000、☆2

 

「やるね、みさきん。これはちょっと攻めづらいな~。...仕方ない、"ネヴァン"のスキル発動。レストし、山札から"髑髏の魔女ネヴァン"をコール。一応、前列に出しておこうかな。そして、"エマー"がスキルでパワー+5000。」

 

"兇変の魔女エマー" : パワー15000(10000+5000)、☆2

 

「バトル!"フィアナ"でヴァンガードにアタック!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー13000、☆2

 

「ガード、"戦巫女ククリヒメ"。」

 

"叡智の神器アンジェリカ" : パワー28000(13000+15000)

 

「強気なガードだね~。私がトリガーを2枚引かないと思ってないなんて。」

 

「さっさとドライブチェックしな。」

 

「ふふ、は~い。...ツインドライブ、1枚目、"ダークサイド・トランぺッター"。ゲット、クリティカルトリガー。う~ん...ま、効果はすべて"エマー"へ。」

 

"兇変の魔女エマー" : パワー25000(10000+5000+10000)、☆3

 

「2枚目、"ダークサイド・トランぺッター"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルは"エマー"、パワーは"ネヴァン"へ!」

 

"兇変の魔女エマー" : パワー25000(10000+5000+10000)、☆4

"髑髏の魔女ネヴァン"(R左) : パワー15000(5000+10000)

 

「"ソードブレイカー"のブースト、"エマー"でヴァンガードにアタック!」

 

"兇変の魔女エマー" : パワー30000(10000+5000+10000+5000)、☆4

 

「っ、クリティカル4...!そんなの受けるわけないわ!"大鍋の魔女ローリエ"でガード!」

 

"叡智の神器アンジェリカ" : パワー33000(13000+20000)

 

「あらら、守られちゃった。パワーは"エマー"に与えるべきだったかな。"ネヴァン"でリアガードにアタック!」

 

"髑髏の魔女ネヴァン"(R左) : パワー15000(5000+10000)

 

「"林檎の魔女シードル"でガード。」

 

"星夜の強弓ウリクセス" : パワー20000(10000+10000)

 

「やるね~、みさきん。まさか全部守られるなんて。」

 

「あたしは負けない。ラティ、あんたに勝ってアイチのことを聞きだす。」

 

「ふ~ん...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ラティ 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

□■■

■■■

V   : 幻惑の魔女フィアナ

R右  : 兇変の魔女エマー

R左  : 髑髏の魔女ネヴァン

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : 黒翼のソードブレイカー

 

■■□

■□■

V   : 叡智の神器アンジェリカ

R左  : 星夜の強弓ウリクセス

R右下 : 奉納の神器ヴァール

R左下 : 白筆の魔女アーティク

 

ミサキ 手札:3枚、ソウル:7枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「ねえ、みさきん。何でそんなにアイチ君にこだわるの?」

 

「何でって...アイチは友達、メイトだから...」

 

「友達...メイト...何それ。」

 

「えっ?ラティ、あんたにも友達がいるでしょ...?」

 

「友達...そんなのいないよ。そんなものはすべて幻、ミラージュなんだよ。」

 

 

ラティ...あなたは友達がいなかった。

だからあたしたちの想いがわからないのね...

 

 

「幻なんかじゃない...それをあたしが見せてあげる!あたしのターン、スタンド&ドロー。神の力を宿らせし戦士!その高貴な力の前に、ひれ伏さぬ者は無い!ライド、"宇宙の神器 CEO ユグドラシル"!イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ!」

 

"星夜の強弓ウリクセス" : パワー10000、☆2

 

「そして"ユグドラシル"がいる限り、神装ゲージを持つリアガードはすべてブースト得て、相手のカードの影響を受けない。"叡智の神器アンジェリカ"をコール。そして"ユグドラシル"のスキル。CB1、山札から"運命の神器ノルン"をコールし、"ノルン"と"アンジェリカ"に神装ゲージを置く。さらに"ノルン"のスキル。CB1、1枚ドロー。"ウリクセス"に神装ゲージを置き、神装ゲージを置いたのでSC2。さらに"ヴァール"のスキルで神装ゲージを1枚捨て、SC3。」

 

 

これで準備は整った。このターンでラティを倒す。

そしてアイチのことを聞きだし、アイチを取り戻す!

 

 

「"ノルン"のブースト、"ユグドラシル"でヴァンガードにアタック!"アーティク"のスキルで"アーティク"と"ユグドラシル"のパワー+5000!」

 

"白筆の魔女アーティク" : パワー13000(8000+5000)

 

"宇宙の神器 CEO ユグドラシル" : パワー28000(13000+5000+10000)、☆2

 

「させないよ。"暗黒の盾マクリール"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"宇宙の神器 CEO ユグドラシル"。2枚目、"サイバー・タイガー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"宇宙の神器 CEO ユグドラシル" : パワー38000(13000+5000+10000+10000)、☆3

 

「今のアタックはヒットしなかった...でも、"ユグドラシル"の攻撃はまだ終わっていない!"ノルン"のスキル発動!このユニットの神装ゲージを1枚捨て、手札を1枚捨てることで、ブーストした"ユグドラシル"をスタンドし、パワー+10000、ドライブ-1!」

 

"宇宙の神器 CEO ユグドラシル" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆3

 

「ええっ!?スタンドしちゃうの!?」

 

「このターンで決めてみせる!"ユグドラシル"でもう一度アタック!」

 

"宇宙の神器 CEO ユグドラシル" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆3

 

「...ふふ、ごめんね、みさきん。」

 

「っ!?」

 

「"ダークサイド・トランぺッター"、"アビス・ヒーラー"でガード!さらに"エマー"でインターセプト!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー53000(13000+5000+15000+20000)

 

「残念だけど、これでアタックは通らないね。」

 

「くっ...まだよ!ドライブチェック、"戦巫女ククリヒメ"!ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ウリクセス"へ!」

 

"星夜の強弓ウリクセス" : パワー20000(10000+10000)、☆3

 

「"ヴァール"のブースト、"アンジェリカ"でアタック!」

 

"叡智の神器アンジェリカ" : パワー21000(13000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"デンジャーランジ・ドラゴン"。」

 

 

次のアタックが通れば勝てる!

"ウリクセス"と"アーティク"のパワーの合計は33000。

そう簡単に防げる攻撃力じゃない...!

 

 

「ふふ...」

 

「っ...いくよ!"アーティク"のブースト、"ウリクセス"でヴァンガードにアタック!」

 

"星夜の強弓ウリクセス" : パワー33000(10000+10000+13000)、☆3

 

「う~ん...残念だけど、みさきんに勝ち目はないよ。"冷血の魔女ルーバ"、"ダークサイド・トランぺッター"でガード!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「っ...そんな...」

 

「ごめんね、みさきん。ドーナツを買ってくれたから、みさきんのことは気に入っているけど...私はアイチ君のために負けるわけにはいかないの。」

 

「くっ..."ウリクセス"のスキルでこのユニットをソウルに置き、1枚ドロー。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ラティ 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

□■■

■■□

V   : 幻惑の魔女フィアナ

R左  : 髑髏の魔女ネヴァン

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : 黒翼のソードブレイカー

 

□■■

■■■

V   : 宇宙の神器 CEO ユグドラシル

R右  : 叡智の神器アンジェリカ

R中央 : 運命の神器ノルン

R右下 : 奉納の神器ヴァール

R左下 : 白筆の魔女アーティク

 

ミサキ 手札:6枚、ソウル:11枚、ダメージ:2枚(裏:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"幻惑の魔女フィアナ"にもう一度ライド!イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ。」

 

"髑髏の魔女ネヴァン"(R左) : パワー5000、☆2

 

「さらに"デンジャーランジ・ドラゴン"、"秘薬の魔女アリアンロッド"をコール。"アリアンロッド"のスキルでSB1、このユニットをレストすることで"デンジャーランジ"にパワー+10000!」

 

"デンジャーランジ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「そして"フィアナ"のスキル。CB1、左の"ネヴァン"と"アリアンロッド"を退却。山札から"現の魔女ファム"をコールし、"ファム"のいるサークルをヴァンガードサークルとする。そして"ファム"のスキル。SB1、ドロップゾーンの"戦巫女ククリヒメ"、"大鍋の魔女ローリエ"を対象にする。さあ、みさきん。この2枚をグレード1以上のユニットの上にコールして?」

 

「くっ...(この能力はコールさせるだけ...神装ゲージを持っていても影響を受けない効果は関係ない...)"アンジェリカ"と"ヴァール"の上にコールするわ。」

 

「うん!じゃあ、"アンジェリカ"、"ヴァール"、グレード0になっちゃえ!ぱんにゃらら~!」

 

「っ...」

 

「そして"フィアナ"のスキル。グレード0の数だけヴァンガードのパワーが上昇する!"フィアナ"と"ファム"のパワー+10000!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー23000(13000+5000*2)、☆2

"現の魔女ファム" : パワー20000(10000+5000*2)、☆2

 

「"冷血の魔女ルーバ"をコール。これでバトル!"ネヴァン"のブースト、"フィアナ"でヴァンガードにアタック!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー28000(13000+5000*2+5000)、☆2

 

「させない!"戦巫女ククリヒメ"、"サイバー・タイガー"でガード!」

 

"宇宙の神器 CEO ユグドラシル" : パワー43000(13000+15000*2)

 

「ふふ、ツインドライブ、1枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"デンジャーランジ"へ。」

 

"デンジャーランジ・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆3

 

「2枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ファム"にパワー+10000!」

 

"現の魔女ファム" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「くっ...」

 

「"ルーバ"のブースト、"ファム"でヴァンガードにアタック!」

 

"現の魔女ファム" : パワー38000(10000+10000+10000+8000)、☆2

 

「"林檎の魔女シードル"でガード!スキルにより手札を1枚ソウルに置き、ソウル3枚につきシールド+5000。あたしのソウルは今ソウルに置いたことで12枚になった。よって、シールド+20000!」

 

"宇宙の神器 CEO ユグドラシル" : パワー38000(13000+25000)

 

「さらに"戦巫女ククリヒメ"でガード!」

 

"宇宙の神器 CEO ユグドラシル" : パワー53000(13000+25000+15000)

 

 

これで残るアタックは防げなくなった。

でも、このドライブチェックでクリティカルを引かれなければまだ負けない!

 

 

「ドライブチェック、"デンジャーランジ・ドラゴン"。」

 

「よし...」

 

「ふふ...残念だけどみさきん、これで私の勝ちだよ。」

 

「えっ!?」

 

「"ソードブレイカー"のブースト、"デンジャーランジ"でヴァンガードにアタック!スキル発動!私にフォースマーカーが3つ以上あるなら、グレード3をSBすることでパワー+10000、クリティカル+1、このアタックに守護者をコールできない!」

 

"デンジャーランジ・ドラゴン" : パワー48000(13000+10000+10000+10000+5000)、☆4

 

「なっ!?」

 

「みさきん、ガードできないよね。さ、ダメージチェックして?」

 

「くっ...ダメージチェック、"オレンジの魔女バレンシア"、"サイバー・タイガー"、"奉納の神器ヴァール"、"挺身の女神クシナダ"...っ...あたしの負け...」

 

「残念だけど、みさきんには絶望を与えるよ。現と幻の間にあって、裁かれるのは人の信念。さあ、審判を下しちゃうよ!ジャッジメント!」

 

 

あたしの周りを茨が囲む...そして...

 

 

「きゃあああああああああああ!」

 

 

これがジャッジメント...!

この痛みを櫂や石田、三和が....!

 

 

「ぐっ...」

 

ドサッ

 

「みさきん、これでアイチ君のことを諦めてくれる?」

 

「っ...諦めない...あたしは絶対に...アイチを取り戻す...!」

 

「ふふ...そっか。みさきんが私たちの前にまた現れるの、楽しみにしてるよ。」

 

「くっ...」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

カムイside

 

 

 

「出てきたらどうです?」

 

「へっ...ばれてたか。」

 

 

俺様は今、ラティと行動していたセラを追っかけていた。

こっそりつけてたつもりだが、バレてたみたいだな。

 

 

「ふっ...どうやら私からアイチ様のことを聞きだしたいようですね。」

 

「やっぱり、お前もカトルナイツか。」

 

「ええ。私はラウル・セラ。カトルナイツの一員です。」

 

「だったら話は早え。俺とファイトしろ!俺が勝ったら、アイチお兄さんのことを全部話してもらうぜ!」

 

「いいでしょう。ただし、貴方が私に勝てたら、ですがね。」

 

 

待っててくれ、アイチお兄さん。

このファイトに勝って、必ずお兄さんの元に辿り着く!

 

 

.



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第百十三話「凍てつく氷のセラ」

カムイside

 

 

「では始めましょうか。貴様の魂ごと凍らせてやろう!誘わん、いざ。ミレニアムブリザードプリズン!」

 

「な、なんだ!?」

 

 

氷が俺たちを囲んでいく!?

これが櫂たちが言っていた、プリズンってやつか...!

 

 

「くく...このファイトに敗北し、貴方は絶望を味わうことになる。」

 

「へっ、あいにく俺様はお前に負ける予定はないんだよ!」

 

「ふっ...その熱い心、私が凍てつかせましょう。」

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"バトルライザー"!」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

 

ネオネクタール...それも"銃士"デッキ!

嫌でもあいつのことを思い出すぜ...だが、何度も戦ってるから戦いやすい相手だ。

 

 

「俺様が先行をもらうぜ。」

 

「どうぞ。」

 

「ドロー。"ライザーカスタム"に俺様ライド。"バトルライザー"のスキルで1枚ドロー。」

 

 

"ライザーカスタム"のスキルを使えば、先行でアタックができる。

だけど"銃士"デッキ相手に手札を減らすのはダメだな...

 

 

「俺様はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

□■□

□□□

V   : ライザーカスタム

 

カムイ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「おや、これで終わりですか。貴方はもっと押せ押せでくると思いましたが。」

 

「へっ、ネオネクタール、特に"銃士"デッキはよく知ってるんだよ。そのデッキで俺様に勝てると思うなよ。」

 

「くく、それは久導ユウトのことを言っているのですか?」

 

「っ、あいつを知ってるのか!」

 

「ええ、もちろん。彼は私たちと行動を共にしていますからね。」

 

「な、なんだと!?」

 

 

久導ユウトがカトルナイツ...!?

あのめちゃくちゃ強え奴が敵なのかよ...

 

 

「ふっ、彼はカトルナイツではありません。」

 

「えっ?」

 

「ですが...貴方がたの仲間ではないでしょうね。」

 

「どういうことだ!」

 

「我々カトルナイツはアイチ様を守る者。彼はそれを見守ることしかできないただの傍観者ということです。」

 

「お前...なんかあの人のこと馬鹿にしてねえか?」

 

「くく...当然でしょう。彼は日本ではそれなりに有名のようですが...私には遠く及びませんからね。」

 

「てめえ...仲間を何だと思ってるんだ!」

 

「ふっ...別にどうとも思っていません。さて、話はここまでにしましょうか。」

 

「この...!絶対にお前を倒してやる!」

 

「くく、私のターン、ドロー。"紅団扇の銃士ガストーネ"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを獲得。さらに"カローラ・ドラゴン"をコール。"ガストーネ"でヴァンガードにアタック!」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ダンガン・マロン"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"カローラ・ドラゴン"へ。」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー8000、☆2

"カローラ・ドラゴン" : パワー18000(8000+10000)

 

「くっ...ダメージチェック、"ライザーカスタム"、"トランスライザー"。」

 

「"カローラ・ドラゴン"、続け!」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー18000(8000+10000)

 

「(ここで3ダメージはさすがにやべぇ...)"シャイニング・レディ"でガード!」

 

"ライザーカスタム" : パワー23000(8000+15000)

 

「守りましたか。私はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

■■□

V   : 紅団扇の銃士ガストーネ

R左  : カローラ・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : ライザーカスタム

 

カムイ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"ハイパワードライザーカスタム"に俺様ライド!スキルでソウルから"バトルライザー"を同列にコール。さらに"ラプトリアライザー"をコールしてスキル発動!CB1、"バトルライザー"をソウルに置き、山札からグレード+1の"ジェットライザー"をコール。」

 

 

ここは攻めて"カローラ・ドラゴン"を何とかする。

ネオネクタール使い最強と戦った経験があってよかったぜ。

 

 

「"ハイパワードライザーカスタム"、"ライザーカスタム"をコール。"ハイパワードライザーカスタム"のスキルで、ソウルから"バトルライザー"を同列にコール。さらに俺様のリアガードがコールされる度、"ジェットライザー"はパワー+3000!」

 

"ジェットライザー" : パワー16000(7000+3000*3)

 

「ほう...なかなかやりますね。」

 

「へっ、こんなもんじゃねえぜ!バトル!"ライザーカスタム"のブースト、"ラプトリアライザー"で"カローラ・ドラゴン"にアタック!」

 

"ラプトリアライザー" : パワー16000(8000+8000)

 

「ノーガード。"カローラ・ドラゴン"は退却。」

 

「随分とあっさり通すんだな。」

 

「ふっ...どうやら貴方はこのカードがキーカードだと思っている様子。私にしてみればこんなカードは別に大したカードではありません。必死に守る必要などないのですよ。」

 

 

なるほどな...だが、あのカードが強力なカードであることはよくわかってる。

俺様は自分の経験を信じて戦うまでだ。

 

 

「"バトルライザー"のブースト、"ハイパワードライザーカスタム"でヴァンガードにアタック!」

 

"ハイパワードライザーカスタム"(R左) : パワー15000(9000+6000)

 

「ふむ...ノーガード。ダメージチェック、"紅団扇の銃士ガストーネ"。」

 

「アタックがヒットしたことで、"ハイパワードライザーカスタム"のスキル発動!CB1、"バトルライザー"をソウルに置き、"ラプトリアライザー"をスタンドする。さらに"ライザーカスタム"は同じ縦列のリアガードがスタンドした時、スタンドできる!そして、"ジェットライザー"のブースト、"ハイパワードライザーカスタム"でヴァンガードにアタック!」

 

"ハイパワードライザーカスタム"(V) : パワー25000(9000+16000)

 

「それもノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"アーニスト・セコンド"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復して、"ラプトリアライザー"にパワー+10000!」

 

"ラプトリアライザー" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「"ライザーカスタム"のブースト、"ラプトリアライザー"でアタック!」

 

"ラプトリアライザー" : パワー26000(8000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー18000(8000+10000)

 

「よし、これでターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

□■□

V   : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

■■■

□■■

V   : ハイパワードライザーカスタム

R右  : ラプトリアライザー

R左  : ハイパワードライザーカスタム

R中央 : ジェットライザー

R右下 : ライザーカスタム

 

カムイ 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"パンジーの銃士シルヴィア"にライド。スキルにより"プラント・トークン"をコールする。さらに"牡丹の銃士トゥーレ"をコール。スキルによりCB1、"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て、"パンジーの銃士シルヴィア"、"紅団扇の銃士ガストーネ"をコール、残りは山札の下へ。"ガストーネ"はスキルでパワー+10000。」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー18000(8000+10000)

 

「そして"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。これで行きます。まずは"トゥーレ"でリアガードの"ハイパワードライザーカスタム"をアタック。」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー10000

 

「ノーガード。"ハイパワードライザーカスタム"を退却。」

 

「次に、"プラント・トークン"のブースト、"シルヴィア"でヴァンガードにアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア"(V) : パワー15000(10000+5000)

 

「っ、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"カローラ・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック、"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ハイパワードライザーカスタム"にパワー+10000。」

 

"ハイパワードライザーカスタム" : パワー19000(9000+10000)

 

「それではまだ足りませんよ。"ガストーネ"のブースト、"シルヴィア"でヴァンガードにアタック!」

 

"パンジーの銃士シルヴィア"(R右) : パワー28000(10000+18000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"パーフェクトライザー"。」

 

「くく、これでダメージは3vs3。ひとまず追いつかせてもらいましたよ。」

 

「へっ...次のターンでさらに突き放してやるぜ。」

 

「ほう...まだそこまで闘志を燃やすますか。では見せてもらいましょう。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□■■

■■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : パンジーの銃士シルヴィア

R左  : 牡丹の銃士トゥーレ

R中央 : プラント・トークン

R右下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

□■■

□■■

V   : ハイパワードライザーカスタム

R右  : ラプトリアライザー

R中央 : ジェットライザー

R右下 : ライザーカスタム

 

カムイ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。漆黒の宇宙を貫く閃光!"アルティメットライザー・MF"に俺様ライド!イマジナリーギフトアクセルⅠを獲得!さらに"ラプトリアライザー"のスキルでCB1、"ライザーカスタム"をソウルに置き、山札からグレード+1の"アルティメットライザー・DF"をコール。"ジェットライザー"はスキルでパワー+3000。」

 

"ジェットライザー" : パワー10000(7000+3000)

 

「"ラプトリアライザー"は後列へ移動。」

 

 

ここは攻めていきたいところだけど、手札のカードをコールすると"アルティメットライザー"のスキルが使えなくなる。ここは我慢して、これで攻めるか。

 

 

「"アルティメットライザー・DF"でヴァンガードにアタック!前列にスタンドしているリアガードがいないので、"アルティメットライザー・DF"は相手のヴァンガードのグレード1につき、パワー+3000!」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー25000(9000+3000*2+10000)

 

「通しません。"ダンガン・マロン"でガード。"シルヴィア"でインターセプト。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー30000(10000+5000+15000)

 

「バトル終了時、"アルティメットライザー・DF"をソウルに置くことでヴァンガードにパワー+5000。」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー17000(12000+5000)

 

「"ジェットライザー"のブースト、"アルティメットライザー・MF"でヴァンガードにアタック!」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「それも防ぎましょう。"カローラ・ドラゴン"、"月下美人の銃士ダニエル"でガード。クイックシールドを使用。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー40000(10000+5000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"アルティメットライザー・DF"。2枚目、"シャイニング・レディ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー37000(12000+5000+10000+10000)、☆2

 

「ふふ、クリティカルを引いても届きませんよ。」

 

「へっ、まだ終わってねえぜ!"アルティメットライザー・MF"のスキル発動!CB1、ソウルからグレード2、"アルティメットライザー・DF"にスタンドでライド!」

 

「ほう...これでもう一度アタックできるというわけですか。」

 

「そういうことだぜ!"アルティメットライザー・DF"はスタンドしている前列のリアガードがいないので、相手のヴァンガードのグレード1につき、パワー+3000!」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー15000(9000+3000*2)

 

「さすがにノーガードですね。」

 

「ドライブチェック、"アーニスト・セコンド"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復して、パワー+10000。」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー25000(9000+3000*2+10000)

 

「ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「これでターンエンド。エンド時、ソウルから"アルティメットライザー・MF"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅠを獲得。」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□■■

■■□

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R左  : 牡丹の銃士トゥーレ

R中央 : プラント・トークン

R右下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

□□■□□

_□■■

V   : アルティメットライザー・MF

R中央 : ジェットライザー

R右下 : ラプトリアライザー

 

カムイ 手札:7枚、ソウル:5枚、ダメージ:2枚(裏:2)

--------------------------------------------------

 

「少しはやるようですが...私には遠く及びません。」

 

「へっ...俺の方が押しているっていうのに、何余裕ぶってるんだか。」

 

「くく...余裕だから余裕ぶっているんですよ。私のターン、スタンド&ドロー。"リコリスの銃士ヴェラ"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー13000、☆2

 

「"リコリスの銃士サウル"をコール。"サウル"のスキル。SB1、"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て、"ダンガン・マロン"をコール。残りは山札の下へ。そしてトリガーユニットをコールしたのでCB1でその効果を発動。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー23000(13000+10000)、☆3

 

「さらに"ヴェラ"のスキルにより、"サウル"がいるので前列のリアガードは"ヴェラ"が得たトリガー効果を得る。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)、☆2

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「そして"ヴェラ"のスキル。CB1、"ダンガン・マロン"、"ガストーネ"を退却。ドロップゾーンから"ダンガン・マロン"、"月下美人の銃士ダニエル"を山札の下に置き、山札から5枚見て、"パンジーの銃士シルヴィア"、"リコリスの銃士サウル"をコール、残りは戻してシャッフル。」

 

「(くっ...また"サウル"がコールされた...)」

 

「"銃士"を2枚コールしたので、ドライブ+1。さらに"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。"サウル"のスキルでSB1、"シルヴィア"を退却。山札から3枚見て、"月下美人の銃士ダニエル"をコール。残りは山札の下へ。トリガーをコールしたのでCB1でトリガー効果を発動。効果はすべて"ヴェラ"へ。そして前列のリアガードにも適用される。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー33000(13000+10000*2)、☆4

"リコリスの銃士サウル"(R右) : パワー30000(10000+10000*2)、☆3

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー30000(10000+10000*2)、☆3

 

 

くそ...これがネオネクタールの"銃士"デッキの強さ...

久導ユウトとファイトしてわかってはいたけど、やっぱり強え...!

 

 

「さあ、このアタックを耐えてみなさい!"プラント・トークン"のブースト、"ヴェラ"でヴァンガードにアタック!」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー38000(13000+10000*2+5000)、☆4

 

「"アーニスト・セコンド"3枚でガードだ!」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー72000(12000+20000*3)

 

「ほう...しっかりとガードできる手札を持っていたようですが...足りませんよ!トリプルドライブ、1枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー48000(13000+10000*3+5000)、☆4

"リコリスの銃士サウル"(R右) : パワー40000(10000+10000*3)、☆3

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー40000(10000+10000*3)、☆3

 

「2枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー58000(13000+10000*4+5000)、☆4

"リコリスの銃士サウル"(R右) : パワー50000(10000+10000*4)、☆3

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー50000(10000+10000*4)、☆3

 

「3枚目、"リコリスの銃士サウル"。」

 

「くっ...!(ガード値が足りねえ...!)」

 

「"サウル"でヴァンガードにアタック!」

 

"リコリスの銃士サウル"(R右) : パワー50000(10000+10000*4)、☆3

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"ブーメラン・スロワー"、"アルティメットライザー・MF"、"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー22000(12000+10000)

 

「たった10000の上昇で防ぎ切れるか!"ダニエル"のブースト、"トゥーレ"でヴァンガードにアタック!」

 

"牡丹の銃士トゥーレ" : パワー55000(10000+10000*4+5000)、☆3

 

「"トランスライザー"、"ライザーカスタム"、"シャイニング・レディ"でガード!」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー57000(12000+10000+10000*2+15000)

 

「何っ!?」

 

「よしっ!防ぎ切ったぜ!」

 

「ば、馬鹿な...私のこの攻撃を防ぎ切るとは...」

 

「言っただろ!俺は久導ユウトとファイトしたから、ネオネクタールのデッキのことはよくわかってんだよ!」

 

「くっ...ターンエンド...」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

■■■

■■■

V   : リコリスの銃士ヴェラ

R右  : リコリスの銃士サウル

R左  : 牡丹の銃士トゥーレ

R中央 : プラント・トークン

R右下 : リコリスの銃士サウル

R左下 : 月下美人の銃士ダニエル

 

□□■□□

_□■■

V   : アルティメットライザー・MF

R中央 : ジェットライザー

R右下 : ラプトリアライザー

 

カムイ 手札:2枚、ソウル:5枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「このターンで決める...!俺のターン、スタンド&ドロー。"アルティメットライザー・DF"を2枚、"トランスライザー"をコール。"ジェットライザー"はスキルでパワー+3000!」

 

"ジェットライザー" : パワー16000(7000+3000*3)

 

「さらに"ラプトリアライザー"のスキル発動!CB1、自身をソウルへ置き、山札からグレード+1の"アルティメットライザー・DF"をコール!"ジェットライザー"はさらにパワー+3000!」

 

"ジェットライザー" : パワー19000(7000+3000*4)

 

「行くぜ!アクセルサークルの"アルティメットライザー・DF"でヴァンガードにアタック!」

 

"アルティメットライザー・DF"(Rア1) : パワー19000(9000+10000)

 

「くっ、"タンポポの銃士ミルッカ"でガード。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー23000(13000+10000)

 

「"アルティメットライザー・MF"のスキル!CB2、"アルティメットライザー・MF"をレストすることで、"アルティメットライザー・MF"と"アルティメットライザー・DF"をスタンドする!もう一度アタック!」

 

"アルティメットライザー・DF"(Rア1) : パワー19000(9000+10000)

 

「"サウル"と"トゥーレ"でインターセプト!」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー23000(13000+5000*2)

 

「バトル終了時、ソウルに置きヴァンガードのパワー+5000。表のダメージが無いのでCC1。」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー17000(12000+5000)

 

「"トランスライザー"のブースト、"アルティメットライザー・DF"でヴァンガードにアタック!スキルでSB2し、CC1。さらにパワー+3000!」

 

"アルティメットライザー・DF"(R左) : パワー20000(9000+11000)

 

「くっ...ノーガード。ダメージチェック、"ダンガン・マロン"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー23000(13000+10000)

 

「(トリガーを引かれたか...だったら...)バトル終了時、ソウルに置き、ヴァンガードのパワー+5000。」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー22000(12000+5000*2)

 

「最後の"アルティメットライザー・DF"でヴァンガードにアタック!スタンドしているリアガードがいないので、相手のヴァンガードのグレード1につき、パワー+3000!」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー28000(9000+3000*3+10000)

 

「ノーガード...ダメージチェック、"タンポポの銃士ミルッカ"...ぐぅ...!」

 

「"アルティメットライザー・MF"のスキル発動!CB2、"アルティメットライザー・MF"をレストし、"アルティメットライザー・MF"と"アルティメットライザー・DF"をスタンド!」

 

「何!?ターン1回のスキルではないのか!?」

 

「そうだぜ!俺のコストが続く限り、俺はお前をアタックする!"アルティメットライザー・DF"でヴァンガードにアタック!」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー28000(9000+3000*3+10000)

 

「くっ..."月下美人の銃士ダニエル"でガード!」

 

"リコリスの銃士ダニエル" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「バトル終了時、ソウルに置きヴァンガードのパワー+5000。表のダメージが無いのでCC1!」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー27000(12000+5000*3)

 

「そして、"アルティメットライザー・MF"でヴァンガードにアタック!ブーストは付けないぜ!」

 

「ならば"ウォータリング・エルフ"でガード!」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー43000(13000+10000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ハイパワードライザーカスタム"。2枚目、"アーニスト・セコンド"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ジェットライザー"にパワー+10000!」

 

"ジェットライザー" : パワー29000(7000+3000*4+10000)

 

「そして、"アルティメットライザー・MF"のスキル発動!CB1、ソウルから"アルティメットライザー・DF"にスペリオルライド!」

 

「くっ...!」

 

「これでトドメだ!"ジェットライザー"のブースト、"アルティメットライザー・DF"でヴァンガードにアタック!」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー47000(9000+3000*3+29000)

 

 

このパワー、手札4枚で守れるはずがねえ!

俺の勝ちだ!

 

 

「バカな...!?....なんて、言うと思いましたか?」

 

「何っ!?」

 

「ガード、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「くっ...」

 

「これでアタックは通りません。さあ、ドライブチェックをどうぞ?」

 

「くそ...!ドライブチェック、"パーフェクトライザー"...っ、ターンエンド。"アルティメットライザー・MF"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅠを獲得。」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

 

■■■

□■□

V   : リコリスの銃士ヴェラ

R中央 : プラント・トークン

R右下 : リコリスの銃士サウル

R左下 : 月下美人の銃士ダニエル

 

□□■□□

_■■□

V   : アルティメットライザー・MF

R中央 : ジェットライザー

R左下 : トランスライザー

 

カムイ 手札:3枚、ソウル:7枚、ダメージ:4枚(裏:4)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"サウル"を前列へ移動。"睡蓮の銃士ルース"、"リコリスの銃士サウル"をコール。"サウル"のスキルでSB1、"ダニエル"を退却。山札から3枚見て、"月下美人の銃士ダニエル"をコールし、残りは山札の下へ。そしてCB1でそのトリガー効果を発動。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー23000(13000+10000)、☆3

 

「"サウル"がいるので、"ヴェラ"のスキルにより前列のリアガードもヴァンガードが得たトリガー効果を得る!」

 

"リコリスの銃士サウル"(R右) : パワー20000(10000+10000)、☆2

"リコリスの銃士サウル"(R左) : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「さらに"ヴェラ"のスキル!CB1、"ダニエル"と"プラント・トークン"を退却。ドロップゾーンの"ダニエル"と"ダンガン・マロン"を山札の下に置き、山札から5枚見て、"タンポポの銃士ミルッカ"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。残りは戻し、シャッフル。"銃士"を2枚コールしたため、ドライブ+1!」

 

「くそ...!(この手札じゃ守り切れねえ...!)」

 

「くくく...貴方にもうヒールトリガーは無い。これで終わりだ!"ミルッカ"のブースト、"ヴェラ"でヴァンガードにアタック!」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー31000(13000+10000+8000)、☆3

 

「くっ...俺は最後まで諦めねえ!"ハイパワードライザーカスタム"、"アーニスト・セコンド"でガード!」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー37000(12000+5000+20000)

 

「ふん...無駄なことを。トリプルドライブ、1枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー41000(13000+10000*2+8000)、☆4

"リコリスの銃士サウル"(R右) : パワー30000(10000+10000*2)、☆3

"リコリスの銃士サウル"(R左) : パワー30000(10000+10000*2)、☆3

 

「2枚目、"ダンガン・マロン"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガード!」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー51000(13000+10000*3+8000)、☆5

"リコリスの銃士サウル"(R右) : パワー40000(10000+10000*3)、☆4

"リコリスの銃士サウル"(R左) : パワー40000(10000+10000*3)、☆4

 

「3枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000!」

 

"リコリスの銃士ヴェラ" : パワー61000(13000+10000*4+8000)、☆5

"リコリスの銃士サウル"(R右) : パワー50000(10000+10000*4)、☆4

"リコリスの銃士サウル"(R左) : パワー50000(10000+10000*4)、☆4

 

「ちくしょう...ダメージチェック..."パーフェクトライザー"、"アルティメットライザー・MF"...」

 

 

負けちまった...すまねえ、櫂、みんな...

アイチお兄さん...!

 

 

「さて...敗者には恐怖と絶望を。吹きすさべ、極寒のブリザード!ジャッジメント!」

 

「っ...ぐああああああああああ!」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカsie

 

 

「ここが蒼龍の民の島...本当に何もないのね。」

 

「こらこら、それはあまりにも失礼よ?」

 

「そうね...でも、本当に何もないじゃない。」

 

 

私とスイコは蒼龍の民の島へと来ていた。

目的はジリアンに会うこと。彼女はユウトを好きになった子だし、きっとユウトのことを覚えている。いや、覚えていなかったとしても、スイコと同じように思い出せるはず。

 

 

「ようこそ、蒼龍の民の島へ。」

 

「蒼龍レオン...」

 

「久しいな、鳴海アサカ、立凪スイコ。」

 

「ええ。」

 

「お前たちがここに来た理由はわかっている。ジリアンなら祈りの石碑のところだろうな。」

 

 

祈りの石碑...?

石にお祈りでもしているのかしら。

 

 

「ふっ...祈りの石碑はこの奥だ。案内しよう。」

 

 

そう言って、蒼龍レオンは歩いていく。

ひとまずついていきましょう。

 

 

待っていなさい、ジリアン。

あなたを仲間にして、必ずユウトの元に辿り着いてみせるわ。

 

 

 

.




蒼龍の民の島に祈りの石碑なんてありません。
(それっぽい場所としてテキトーに作りました。)


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第百十四話「ジリアンの想い」

アサカside

 

 

「ここだ。」

 

 

蒼龍レオンについていくと、島の中の遺跡のような場所へとついた。

ここが祈りの石碑...遺跡のような、洞窟のような...本当に不思議なところ。

奥には大きな石があって、たぶんあれが石碑なんだろう。

そこにはジリアンが一人で祈るように跪いていた。

 

 

「ジリアン、今日も祈っていたのか。」

 

「はい、レオン様...あたしには祈ることしかできませんから...」

 

「そうか...だが思い詰めるのもやめるべきだ。奴はそんなこと望んではいないはずだからな。」

 

「はい...ところで、アサカとスイコはなぜここに?」

 

「お前に会いに来たそうだ。」

 

「あたしに?...もしかして、ユウトのことかしら。」

 

 

っ...やっぱりジリアンは覚えている。

この様子だと、蒼龍レオンも覚えているようね。

レン様とテツは覚えていなかったのに...蒼龍の民は特殊なのかしら。

 

 

「話が早くて助かるわ。私はユウトを探している。何か知らないかしら。」

 

「知っているわ。...でも、あんたに話すことは何もない。」

 

「なっ!?」

 

「どうして、って顔ね。そんなのユウトが望んでいないからよ。ユウトは自ら望んで消えたの。それを探すなんて...ユウトは望んでいない。」

 

「っ...それでも私はユウトを探す!知っていることがあるなら教えてもらうわ!」

 

「ふん...知りたければ力ずくで聞き出してみることね!」

 

 

そう言って、ジリアンはデッキを取り出す。

なるほどね...ファイトに勝てば教えてくれるってことね。

 

 

「望むところだわ。ファイトよ、ジリアン!」

 

「あんたがあたしに勝てたことが無いこと、思い出させてあげる!」

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"ブローバブル・ドラコキッド"。」

 

「"銀の茨のお手伝い イオネラ"。」

 

 

「あたしのターン、ドロー。"蒼波兵長ベラギオス"にライド。"ブローバブル"のスキルで1枚ドロー。さらに"ベラギオス"のスキルで山札から5枚見て、"コバルトウェーブ・ドラゴン"を手札に加え、1枚捨てる。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 蒼波兵長ベラギオス

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イオネラ

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"銀の茨の獣使い アナ"にライド。"イオネラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。"アナ"でヴァンガードにアタックよ!」

 

"銀の茨の獣使い アナ" : パワー8000

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"銀の茨ライジング・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック、"テリフィックコイル・ドラゴン"。」

 

「これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 蒼波兵長ベラギオス

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨の獣使い アナ

 

アサカ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"ティアーナイト ヴァレリア"にライド。さらに"テリフィックコイル・ドラゴン"、"ティアーナイト テオ"、"発光信号のペンギン兵"をコール。"ペンギン兵"のスキル発動。レストし、"テリフィックコイル"のパワー+5000。」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトルよ!"テリフィックコイル"でヴァンガードにアタック!スキル発動!SB1で自身をスタンドする!さらにスタンドしたことでパワー+5000!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「くっ...ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の操り人形 りりあん"。」

 

「次、"テオ"でアタック!」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー8000

 

「クイックシールドを使用する!」

 

"銀の茨の獣使い アナ" : パワー13000(8000+5000)

 

「なら、もう一度"テリフィックコイル"でヴァンガードにアタック!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"。」

 

「"ヴァレリア"、ヴァンガードにアタック!」

 

"ティアーナイト ヴァレリア" : パワー9000

 

 

っ、このアタックがヒットしたら1枚引かれる。

それにこれ以上ダメージを受けるのはマズイ...!

 

 

「"銀の茨バーキング・ドラゴン"でガード!」

 

"銀の茨の獣使い アナ" : パワー23000(8000+15000)

 

「ふん...ドライブチェック、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ティアーナイト ヴァレリア" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「っ...クリティカル...」

 

「命拾いしたわね。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■□□

■■■

V   : ティアーナイト ヴァレリア

R右  : ティアーナイト テオ

R左  : テリフィックコイル・ドラゴン

R左下 : 発光信号のペンギン兵

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨の獣使い アナ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨の獣使い マリチカ"にライド。"マリチカ"のスキルでCB1でSC3。」

 

 

ソウルに入ったのは"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"、"銀の茨バーキング・ドラゴン"、"銀の茨の手品師 ロミー"。"銀の茨"が2枚以上入ったわね。

 

 

「"銀の茨"が2枚以上SCされたので1枚ドロー。さらにライドされた"アナ"のスキルでCC1。」

 

 

 

 

「さすがアサカさん。"銀の茨"を使いこなしているわね。」

 

「だが、ジリアンはさらにその上を行く。今のジリアンは俺でさえ苦戦するほどの実力を誇っているからな。」

 

 

 

 

「"銀の茨の獣使い マリチカ"、"銀の茨の獣使い アナ"、"銀の茨のお手伝い イリナ"をコール。"イリナ"のスキルで山札から2枚見て、1枚をソウル、1枚を山札の下に置く。"アナ"で"テオ"にアタックよ!」

 

"銀の茨の獣使い アナ" : パワー8000

 

「ノーガード。"テオ"は退却するわ。」

 

「続けて、ヴァンガードの"マリチカ"でアタック!」

 

"銀の茨の獣使い マリチカ"(V) : パワー9000

 

「"スーパーソニック・セイラー"でガードよ。」

 

"ティアーナイト ヴァレリア" : パワー24000(9000+15000)

 

「ドライブチェック、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、リアガードの"マリチカ"にパワー+10000!」

 

"銀の茨の獣使い マリチカ"(R右) : パワー19000(9000+10000)

 

「"イリナ"のブースト、"マリチカ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の獣使い マリチカ"(R右) : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「それはノーガードよ。ダメージチェック、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー...だけど、ダメージはあんたの方が多いから回復できない。」

 

"ティアーナイト ヴァレリア" : パワー19000(9000+10000)

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□□

■■□

V   : ティアーナイト ヴァレリア

R左  : テリフィックコイル・ドラゴン

R左下 : 発光信号のペンギン兵

 

■■■

□□■

V   : 銀の茨の獣使い マリチカ

R右  : 銀の茨の獣使い マリチカ

R左  : 銀の茨の獣使い アナ

R右下 : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:6枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。...ねえ、アサカ。何でユウトを探すの?」

 

「えっ?」

 

「さっきも言ったけど、ユウトは自ら望んでいなくなったの。そして、あなたには何も言わなかった。その理由がわかる?」

 

「...わからないわ。」

 

「そうよね...何も知らないあなたからすれば、ただいきなり消えただけだものね。ユウトはね、先導アイチのために消えたのよ。」

 

「先導アイチのため...?」

 

「先導アイチは、リンクジョーカーの種子を埋め込まれた。その種子は先導アイチを着々と蝕み、リンクジョーカーの尖兵とする。」

 

 

っ、リンクジョーカーの...だから先導アイチはみんなの前から消えたのね。

でも、だとしたら何でユウトが一緒に...

 

 

「種子の厄介なところは、種子を宿したファイターに勝てば、その勝った人間に憑りつき、負ければその人間はリバースし、結局尖兵となる。」

 

「っ...終わらない連鎖ということね。」

 

「そういうことよ。だから先導アイチは自らを封印することにした。人々の記憶から自分を消し去り、月の宮と呼ばれる場所で眠っている。...ユウトはそんな先導アイチを守るために一緒に消えたのよ。」

 

 

そんな...ユウトがそんなことをするために消えていただなんて...

でも、リンクジョーカーの脅威をユウトはよく知っている。

リンクジョーカーの力をその身で味わい、さらにはリバースしていたユウトなら...

 

いや、誰よりも優しいユウトなら、先導アイチの状況を知ればそれを助けるために動く...ユウトはそういう人だから...

 

 

「それでもあんたは、ユウトに会いたいっていうの?ユウトは先導アイチのためにその身を犠牲にしている...そんなユウトに、あんたのわがままで会いたいって...そう言うの!?」

 

「っ...それは...」

 

「あんたをユウトの元に行かせるわけにはいかない...絶対に!」

 

「っ...!」

 

「これがあたしの新しい切り札!"コバルトウェーブ・ドラゴン"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!」

 

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン"...これがジリアンの新しい切り札...

何て気迫なの...それだけ、ジリアンは私にユウトの元へ行ってほしくないと...

 

 

「"白波の水将フィロガトス"、"コーラル・アサルト"をコール!"ペンギン兵"のスキルで自身をレストし、"テリフィックコイル"にパワー+5000!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトルよ!"テリフィックコイル"でヴァンガードにアタック!スキルでSB1してスタンド!そして、効果でスタンドしたことでパワー+5000!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「さらに"コバルトウェーブ"のスキル!リアガードがアタックする度に、このユニットのパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー17000(12000+5000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の竜使い ルキエ"。」

 

「もう一度、"テリフィックコイル"でアタック!"コバルトウェーブ"はパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー22000(12000+5000*2)

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"お菓子なピエロ"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復し、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"銀の茨の獣使い マリチカ"(V) : パワー19000(9000+10000)

 

「ヒールトリガーを引いた...でもあたしの攻撃は止められない!"フィロガトス"でリアガードの"マリチカ"にアタック!"コバルトウェーブ"はパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー27000(12000+5000*3)

 

"白波の水将フィロガトス" : パワー12000

 

「ノーガード..."マリチカ"は退却。」

 

「行くわよ!"コバルトウェーブ"でヴァンガードにアタック!スキル発動!CB1を支払うことで、このユニットのパワーが指定のパワー以上ならスキルが発動する!25000以上ならクリティカル+1、30000以上ならあたしのリアガードの前列と後列をすべて入れ替えられる、35000以上ならあたしの前列のリアガードすべてにパワー+10000!今の"コバルトウェーブ"はパワー27000。よって、クリティカル+1の効果が適用される!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー27000(12000+5000*3)、☆2

 

「さらに"フィロガトス"のスキル!ヴァンガードがアタックした時、自身とヴァンガードにパワー+5000!」

 

"白波の水将フィロガトス" : パワー17000(12000+5000)

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー32000(12000+5000*3+5000)、☆2

 

「くっ、させない!"冥界の催眠術師"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「そんな防御は打ち砕く!ツインドライブ、1枚目、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"コーラル・アサルト"にパワー+10000!」

 

"コーラル・アサルト" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「2枚目、"蒼嵐水将デスピナ"。ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「なっ!?」

 

 

またクリティカルトリガーを引いたですって!?

これじゃあ守り切れない...!

 

 

「効果はすべて"コーラル・アサルト"へ!」

 

"コーラル・アサルト" : パワー34000(9000+5000+10000*2)、☆2

 

「行きなさい、"コーラル・アサルト"!ヴァンガードにアタック!スキルでパワー+15000!」

 

"コーラル・アサルト" : パワー49000(9000+5000+10000*2+15000)、☆2

 

「くっ...ノーガード...ダメージチェック、"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"銀の茨の獣使い マリチカ" : パワー29000(9000+10000*2)

 

「ターン終了時、"コーラル・アサルト"のスキル。ソウルに置き、1枚ドロー。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■□□

■■■□

V   : コバルトウェーブ・ドラゴン

R右  : 白波の水将フィロガトス

R左  : テリフィックコイル・ドラゴン

R左下 : 発光信号のペンギン兵

 

■■□

□□■

V   : 銀の茨の獣使い マリチカ

R左  : 銀の茨の獣使い アナ

R右下 : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:6枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

 

強い...これがジリアンの想い...

 

 

「さあ、あんたのターンよ。まあダメージは2vs5。勝負は決まったようなものだけどね。」

 

「っ...私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨の竜使い ルキエ"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"アナ"を後列に移動。"銀の茨の操り人形 りりあん"をコール。スキルでCB1、山札から"銀の茨の神竜メガロルード"をソウルに置くわ。」

 

「(グレード4をソウルに...あのカード、あたしのリアガードを削ってくるから厄介なのよね...)」

 

「"ルキエ"のスキル発動!CB2、手札を1枚捨て、ソウルから"銀の茨の神竜メガロルード"、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"、"銀の茨の獣使い アナ"をコール。そして前列にパワー+3000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー15000(12000+3000)

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー15000(12000+3000)

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー12000(9000+3000)

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー8000(0+3000+5000)

 

「さらに"メガロルード"のスキル発動!"テリフィックコイル"をソウルに置き、パワー+15000!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー23000(0+3000+5000+15000)

 

「くっ...」

 

「さらに"アナ"のスキル。"アナ"と"イリナ"をソウルに置き、CC1。そしてこのターン、ソウルから2枚以上コールしているので、"ルキエ"はパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー25000(12000+3000+10000)

 

「そして"銀の茨のお手伝い イリナ"をコール。スキルで山札から2枚見て、1枚をソウル、1枚を山札の下へ。これでバトルよ。"ルキエ"でヴァンガードにアタック!」

 

「...ノーガードよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ドリアーヌ"にパワー+10000!」

 

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー25000(12000+3000+10000)

 

「2枚目、"お菓子なピエロ"。ゲット、ヒールトリガー!1枚回復し、"りりあん"にパワー+10000!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー22000(9000+3000+10000)

 

「くっ...往生際が悪いわね...ダメージチェック、"ティアーナイト テオ"。」

 

「私は...ユウトに会いたい...だから戦う!"メガロルード"でアタック!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー23000(0+3000+5000+15000)

 

「"蒼嵐水将デスピナ"でガード!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー27000(12000+15000)

 

「"イリナ"のブースト、"ドリアーヌ"でアタック!」

 

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー33000(12000+3000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"コバルトウェーブ・ドラゴン"。」

 

「"アナ"のブースト、"りりあん"でアタック!ソウルに"銀の茨"が四種類以上あるので、さらにパワー+10000!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー40000(9000+3000+10000+10000+8000)

 

「それもノーガード。ダメージチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「ターン終了時、"ドリアーヌ"のスキル。このユニット以外をソウルに置き、2枚につき1枚ドロー。4枚置いたので2枚ドローするわ。さらに4枚以上置いているならソウルからグレード3の"銀の茨"を手札に加える。"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"を手札に加え、リアガードの"ドリアーヌ"は退却。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

■□□

□■■□

V   : コバルトウェーブ・ドラゴン

R右  : 白波の水将フィロガトス

R左下 : 発光信号のペンギン兵

 

□■□□

□□□

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

 

アサカ 手札:9枚、ソウル:11枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「これで追い詰めたわ。」

 

「ふん...何を言っているのかしら。今のターンで決められなかった時点で、あんたの負けは決まったのよ!」

 

「っ...!」

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー!"コバルトウェーブ・ドラゴン"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!そして"テリフィックコイル・ドラゴン"、"ティアーナイト ヴァレリア"、"コーラル・アサルト"、"発光信号のペンギン兵"をコール!」

 

 

大量に展開してきた...このターンで決める気なんだわ...!

でも、私だって負けられない...勝って、ユウトの元に辿り着く!

 

 

「"ペンギン兵"2枚のスキルを発動!レストし、それぞれ"コバルトウェーブ"、"テリフィックコイル"にパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー17000(12000+5000)

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「バトルよ!"テリフィックコイル"でヴァンガードにアタック!スキルでSB1しスタンド、そしてさらにスキルでパワー+5000!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「"コバルトウェーブ"もスキルでパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー22000(12000+5000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の手品師ロミー"。」

 

「もう一度、"テリフィックコイル"でアタック!"コバルトウェーブ"のパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー27000(12000+5000+5000*2)

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「"銀の茨ブリージング・ドラゴン"でガード!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー22000(12000+10000)

 

「3回目のアタック!"フィロガトス"でアタック!"コバルトウェーブ"のパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー32000(12000+5000+5000*3)

 

"白波の水将フィロガトス" : パワー12000

 

「"銀の茨ライジング・ドラゴン"でガード!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー17000(12000+5000)

 

「くっ、"ヴァレリア"でアタック!4回目以降のアタックなのでパワー+10000!"コバルトウェーブ"もパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー37000(12000+5000+5000*4)

 

"ティアーナイト ヴァレリア" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「"銀の茨の獣使い セルジュ"でガード!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー27000(12000+15000)

 

「っ、だったらこれはどう!?"コバルトウェーブ"でヴァンガードにアタック!スキル発動!CB1!今のパワーは37000!よってすべてのスキルが適用可能!前列と後列を入れ替える以外は発動する!よって、自身はクリティカル+1、前列のリアガードはパワー+10000!さらに"フィロガトス"のスキルでパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー42000(12000+5000+5000*4+5000)、☆2

"白波の水将フィロガトス" : パワー27000(12000+5000+10000)

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)

"コーラル・アサルト" : パワー24000(9000+5000+10000)

"ティアーナイト ヴァレリア" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「"冥界の催眠術師"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「くっ...あるとはわかっていたけど...いや、まだよ!ツインドライブ、1枚目、"蒼波兵長ベラギオス"。2枚目、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー!1枚回復し、"コーラル・アサルト"にパワー+10000!」

 

"コーラル・アサルト" : パワー34000(9000+5000+10000+10000)

 

「これで終わりよ!"コーラル・アサルト"でアタック!スキルでパワー+15000!」

 

"コーラル・アサルト" : パワー49000(9000+5000+10000+10000+15000)

 

「"お菓子なピエロ"2枚でガード!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー52000(12000+20000*2)

 

「なっ!?....っ...ターンエンド。"コーラル・アサルト"はスキルでソウルに入り、1枚ドロー。」

 

--------------------------------------------------

ジリアン 手札:6枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

_■■□

■■■■□

V   : コバルトウェーブ・ドラゴン

R右  : 白波の水将フィロガトス

R左  : テリフィックコイル・ドラゴン

R中央 : 発光信号のペンギン兵

R左下 : 発光信号のペンギン兵

Rア2 : ティアーナイト ヴァレリア

 

□■□□

□□□

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

 

アサカ 手札:2枚、ソウル:11枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「どうして...」

 

「当然よ...私は負けられない。このファイトに勝って、私はユウトの元に辿り着く!」

 

「っ...ダメよ!あんたをユウトの元には行かせない!あたしはユウトと約束したのよ!」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ジリアンside

 

 

「えっ...」

 

「だから...俺はアイチ君を救うために、アイチ君の封印の手助けをする。たぶん...アサカは俺を探しに来ると思う。でも、封印には危険を伴う。そんな場所にアサカを近付けさせたくないんだ。」

 

「...わかった。あたしがアサカを止める。だからユウトは安心して、先導アイチのところに行って?」

 

「ジリアンさん...ありがとう。」

 

「ううん、いいの...あなたの力になれるなら、あたしはなんだってするわ。」

 

 

だって...あたしはユウトが好きだから...

ユウトのためならなんだってできる。それくらい大好きだから。

 

それに.......

 

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

 

「あたしは負けられない!絶対にこのターンを守り切って、次のターンでトドメをさす!」

 

「私が勝つ...勝って、道を切り拓く!スタンド&ドロー!再び"ルキエ"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして"ルキエ"のリミットブレイク!」

 

 

限界を超え、私はこのファイトに勝ってみせる!

私はユウトに会いたい...!だって、ユウトがいない世界なんて私には考えられないから...!

 

 

「CB2、手札を1枚捨て、ソウルから"銀の茨の竜使い ルキエ"、"銀の茨の獣使い マリチカ"、"銀の茨のお手伝い イリナ"、"銀の茨の獣使い アナ"、"銀の茨の神竜メガロルード"、"銀の茨の操り人形 りりあん"をコール!前列にパワー+3000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー15000(12000+3000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R右) : パワー15000(12000+3000)

"銀の茨の獣使い マリチカ" : パワー12000(9000+3000)

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー8000(0+3000+5000)

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「さらに"ルキエ"はこのターン、ソウルから2枚以上コールされているのでパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R右) : パワー25000(12000+3000+10000)

 

「そして"メガロルード"のスキル。"ヴァレリア"をソウルに置き、パワー+15000!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー23000(0+3000+5000+15000)

 

「そして、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"をコール!これでバトルよ!"イリナ"のブースト、ヴァンガードの"ルキエ"でアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー33000(12000+3000+10000+8000)

 

「くっ、"翠玉の盾パスカリス"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"銀の茨の操り人形 りりあん"。2枚目、"銀の茨のお手伝い イリナ"。」

 

「(よし...トリガーは無い...)」

 

「続けて、"アナ"のブースト、"マリチカ"でアタック!」

 

"銀の茨の獣使い マリチカ" : パワー20000(9000+3000+8000)

 

「"虹色秘薬の医療士官"でガード。」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー32000(12000+20000)

 

「"メガロルード"でアタック!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー23000(0+3000+5000+15000)

 

「"虹色秘薬の医療士官"!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー32000(12000+20000)

 

「まだまだ!"りりあん"でアタック!スキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー27000(9000+3000+5000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"発光信号のペンギン兵"。」

 

「"ブリージング・ドラゴン"のブースト、"ルキエ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R右) : パワー33000(12000+3000+10000+8000)

 

「あんたのアタックはこれで終わり...そしてこのアタックは絶対に通さない!"翠玉の盾パスカリス"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

 

 

 

「これでアサカさんのアタックは終わり...」

 

「そして、ジリアンのターン、また連続アタックが決まれば今度こそジリアンの勝ちになるだろう。...だが...(鳴海アサカから風を感じる。...そうか、あのユニット...)」

 

 

 

 

「さあ、ターン終了を宣言しなさい。あたしがトドメをさしてあげる!」

 

「私のアタックフェイズはまだ終了していないわ。」

 

「っ...でももう全部のリアガードがレストしているわ!」

 

「ええ。でも..."銀の茨ブリージング・ドラゴン"のスキル発動!」

 

「っ...!」

 

「ブーストしたバトル終了時、私のソウルに四種類以上、"銀の茨"があるならCB1を支払うことで、ブーストしたユニットをソウルに置き、ソウルから"銀の茨"を1枚コールできる。」

 

「なっ!?」

 

「私はブーストした"ルキエ"をソウルに置き、ソウルから再び"ルキエ"をコールする!そして、"ルキエ"はこのターン、ソウルから2枚以上コールされているのでパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R右) : パワー22000(12000+10000)

 

 

これで"ルキエ"のパワーは22000。

ジリアンの手札は0枚で、インターセプトできるユニットは1枚。よって、ガード値は5000。"コバルトウェーブ"のパワーは12000だから、ガードできない!

 

 

「私の勝ちよ!"ルキエ"でヴァンガードにアタック!」

 

「っ...まだ...まだよ...まだ負けてない!ヒールトリガーさえ引けば...!」

 

 

ジリアンが山札をめくる。

そこには"コバルトウェーブ・ドラゴン"があった。

 

 

「っ...あたしの負け...」

 

 

 

 

『ううん、いいの...あなたの力になれるなら、あたしはなんだってするわ。だって、あたしはユウトのことが好きだから...ユウトのためならなんだってできる。それに...あたしもアサカのことが好き。だから、アサカを危険な目に合わせたくない気持ちもわかるから....』

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「あたしの負け...」

 

「約束通り、ユウトの居場所を教えてもらおうかしら。」

 

「...そうね...今のあなたなら、もしかしたら...」

 

「じゃあ、教えてくれるのね?」

 

「ええ...でも、一つだけ聞かせて。あなたはどうしてユウトに会いたいの?」

 

 

ユウトに会いたい理由...?

そんなの、一つしかないわ。

 

 

「ユウトが好きだからよ。ユウトを愛しているから...ユウトのいない世界なんてありえない。それくらい愛しているからよ。」

 

「...ふっ...アハハ....!」

 

「な、何がおかしいの!?」

 

 

急に笑い出して...失礼な人ね!

 

 

「ふふ...ごめんごめん......あ~あ、初めからあたしに勝ち目なんてなかったみたい。あたしの負け...何もかも、ね。」

 

「...?」

 

「アサカ、ユウトのことをお願いね。」

 

「...わかったわ。」

 

「うん。...じゃあ、ユウトのところに案内するわ。でも、ちゃんとした準備をしてから行くべきだわ。だから一度、準備を整えてから落ち合いましょう。場所は後で連絡する。」

 

「ええ、わかったわ。...ありがとう、ジリアン。」

 

「い~え、どういたしまして。(アサカ...あんたならきっと、ユウトのことを助けられる気がするわ。あたしには背負えなかった。でもあんたなら...)」

 

 

 

ジリアンの協力を得られた。これでユウトに会える...!

待っていて、ユウト。必ず貴方のところに辿り着くわ。

 

 

 

.



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第百十五話「レンの試練」

櫂side

 

 

俺たちは今、フーファイター本部ビルへと来ていた。

以前来た時、レンはアイチのことを覚えていないと言った。

だが...奴は何か知っている。今日こそ聞き出してみせる。

 

 

「櫂...また来たんですか。今日は珍しいメンバーですね。」

 

「レン。アイチのことを教えてもらおう。」

 

「櫂、またそれですか。」

 

「とぼけるな!お前はアイチのことを覚えているんだろう!」

 

「...」

 

「レン!」

 

「...櫂、君にとってアイチ君はなんなんです?」

 

「何...?」

 

 

アイチが俺にとって、何かだと?

そんなもの決まっている。

 

 

「友達...メイトだ。俺にとってなくてはならない...大切な存在だ!」

 

「...メイトですか。櫂、変わりましたね。」

 

「何...?」

 

「櫂、ファイトしましょう。君の覚悟を見せてください。」

 

「...いいだろう。ファイトだ、レン!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

レンside

 

 

「カトルナイツ...?」

 

「はい...お願いします、レンさん。僕に力を貸してください。」

 

「...嫌です。アイチ君、他にも道があるはず...その方法を...」

 

「そんなものありません!...僕には時間がないんです...失礼します。」

 

 

アイチ君...まさかあの戦いで、リンクジョーカーの種子を埋め込まれていたとは。

だけど、アイチ君を封印するだなんて僕にはできない。

でもリンクジョーカーを放っておくこともできない。

 

 

「レン、俺に任せてくれないか。」

 

「ユウト...?」

 

「俺に考えがある。だが...それには時間が必要だ。俺とお前には既にその力があると思う...だが、それだけではダメだ。」

 

「君の考え...?」

 

「ああ。それは...」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

ユウトの話を聞いたとき、さすがに驚いた。

でも、それならアイチ君は封印される必要はない。

それにこれ以上、世界を巻き込む戦いは起こらない。

 

 

「さあ、始めましょうか。」

 

「ああ。」

 

 

僕たちは屋上へと出ていた。

そして、僕と櫂は向かい合う。

こうやって君とファイトするのは何回目だろうか。

 

最初はこのビルで、PSYクオリアに囚われた僕を救うために立ち向かってきた君とファイトした。結果は僕の勝ち。

 

次は立凪ビル。リバースした君を倒すために僕が戦いを挑み、敗北した。

これまでの結果は五分五分。この戦いで僕たちの戦いに決着がつく。

 

 

「行くぞ、レン!」

 

「ふっ...君を倒す。」

 

 

「「スタンドアップ・THE・ヴァンガード!」」

 

「"スターダスト・トランぺッター"。」

 

「"恐慌の撃退者フリッツ"。」

 

 

「ロイヤルパラディンですか。」

 

「これが今の俺のデッキだ。行くぞ、レン。俺のターン、ドロー。"小さな賢者マロン"にライド。"スターダスト・トランぺッター"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 恐慌の撃退者フリッツ

 

□■□

□□□

V   : 小さな賢者マロン

 

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"克己の撃退者ラキア"にライド。"フリッツ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。そして"黒鎧の撃退者リンナル"をコールしてバトルです。"リンナル"のブースト、"ラキア"でヴァンガードにアタック。」

 

"克己の撃退者ラキア" : パワー16000(8000+8000)

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"黒鎧の撃退者リンナル"。」

 

「ダメージチェック、"忠義の騎士ベディヴィア"。」

 

「アタックがヒットしたことで、"リンナル"のスキルが発動する。山札から3枚見て、"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”"を手札に加え、残りは山札の下へ。これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□■□

□■□

V   : 克己の撃退者ラキア

R中央 : 黒鎧の撃退者リンナル

 

□■□

□□□

V   : 小さな賢者マロン

 

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。立ち上がれ、俺の分身!俺の魂の中にいる真の友、メイトよ!ライド・THE・ヴァンガード!"ブラスター・ブレード・探索者"!」

 

「"ブラスター・ブレード"ですか...」

 

 

やはり、"ブラスター・ブレード"が櫂に力を貸しているのか。

ここまではユウトの思惑通りだ。だが...櫂がその思惑通りに力をつけてきたかどうか。試させてもらうよ、櫂。

 

 

「"沈黙の騎士ギャラティン"、"戦鎚の騎士オーガスタス"をコール。"オーガスタス"のブースト、"ブラスター・ブレード"でヴァンガードにアタック!"オーガスタス"のスキルが発動する!"ブラスター・ブレード"を含むユニットをブーストした時、CB1、手札を1枚捨てることでそのユニットにパワー+5000、ドライブ+1!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー23000(10000+5000+8000)

 

「ふっ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ギャラティン"にパワー+10000。」

 

"沈黙の騎士ギャラティン" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"幸運の運び手エポナ"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは"ギャラティン"へ!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー23000(10000+5000+8000)、☆2

"沈黙の騎士ギャラティン" : パワー30000(10000+10000*2)

 

 

 

「出た!櫂のダブルトリガー!」

 

「これで一気に2ダメージ...行け、櫂!その調子でレンの野郎をぶっ飛ばせ!」

 

 

 

「ふっ...さすがだね、櫂。ダメージチェック、"黒鎧の撃退者リンナル"、"詭計の撃退者マナ"。」

 

「これが俺の、アイチを取り戻したいという想いの強さだ!"ギャラティン"でアタック!」

 

"沈黙の騎士ギャラティン" : パワー30000(10000+100000*2)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"克己の撃退者ラキア" : パワー18000(8000+10000)

 

 

想いの強さ...か。

それでは足りない...足りないんだよ、櫂。

 

 

「俺はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□■□

□■□

V   : 克己の撃退者ラキア

R中央 : 黒鎧の撃退者リンナル

 

□■■

□■□

V   : ブラスター・ブレード・探索者

R右  : 沈黙の騎士ギャラティン

R中央 : 戦鎚の騎士オーガスタス

 

櫂 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"超克の撃退者ルケア"にライド。さらに"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”"、"超克の撃退者ルケア"、"克己の撃退者ラキア"をコール。"ルケア"はその同列に、グレード1の"撃退者"がいるならパワー+5000。」

 

"超克の撃退者ルケア"(R左) : パワー15000(10000+5000)

 

「さらに"ブラスター・ダーク"のスキル。CB1、"ギャラティン"を退却。さらに僕のリアガードが君より多いなら、ヴァンガードの"撃退者"を含むユニットのクリティカル+1。」

 

"超克の撃退者ルケア"(V) : パワー10000、☆2

 

「行くぞ、櫂!"ブラスター・ダーク"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”" : パワー10000

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"戦鎚の騎士オーガスタス"。」

 

 

"ブラスター・ブレード"と"ブラスター・ダーク"がイメージの中で斬り合う。

懐かしい。僕がアイチ君と戦うときによく見る光景だ。

 

 

「続けて、"リンナル"のブースト、ヴァンガードの"ルケア"でアタック!」

 

"超克の撃退者ルケア"(V) : パワー18000(10000+8000)、☆2

 

「それは通さない!"世界樹の巫女エレイン"でガード!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー30000(10000+20000)

 

「ドライブチェック、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、リアガードの"ルケア"にパワー+10000。」

 

"超克の撃退者ルケア"(R左) : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「このアタックは防げまい!"ラキア"のブースト、"ルケア"でヴァンガードにアタック!」

 

"超克の撃退者ルケア"(R左) : パワー33000(10000+5000+10000+8000)

 

「くっ...ノーガード。ダメージチェック、"雄剣の騎士ルーシャス"。」

 

「これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■■□

■■■

V   : 超克の撃退者ルケア

R右  : ブラスター・ダーク・撃退者"Abyss"

R左  : 超克の撃退者ルケア

R中央 : 黒鎧の撃退者リンナル

R左下 : 克己の撃退者ラキア

 

□■□

□■□

V   : ブラスター・ブレード・探索者

R中央 : 戦鎚の騎士オーガスタス

 

櫂 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「レンのやつ、あっという間にダメージ3にしやがった。」

 

「やっぱりあいつ強え...」

 

 

 

 

「(レン...やはり強い。だが俺も負けるわけにはいかない。)俺のターン、スタンド&ドロー。開け、光輪の門!舞い降りよ、白銀の翼!ライド・THE・ヴァンガード!"探索者シングセイバー・ドラゴン"!」

 

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン"...これが今の櫂の切り札。

その姿、まるで"ファントム・ブラスター・ドラゴン"のようだ。

とてもよく似ている。

 

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらに登場時、CB1を支払うことで山札から"ブラスター・ブレード・探索者"をコールできる。シーク・THE・メイト!そしてコールされたユニットに、フォースマーカー1枚につき、パワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー20000(10000+10000)

 

「そして、"ブラスター・ブレード"のスキルにより手札を1枚捨てることで、"ルケア"を退却する。」

 

「"ルケア"を退却。」

 

「"友誼の騎士ケイ"をコール。スキルでCB1を支払い、山札から"忠義の騎士ベディヴィア"をコールする。これでバトルだ!まずは"ブラスター・ブレード"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー20000(10000+10000)

 

「"黒鎧の撃退者リンナル"でガード。さらに"ブラスター・ダーク"でインターセプト。」

 

"超克の撃退者ルケア" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「ならば、"オーガスタス"のブースト、"シングセイバー"でヴァンガードにアタック!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「それも守ろうか。"暗黒の盾マクリール"でガード。手札を1枚...クイックシールドをコストに完全ガード。」

 

「くっ...ツインドライブ、1枚目、"探索者セイクリッド・ういんがる"。2枚目、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ベディヴィア"にパワー+10000!」

 

"忠義の騎士ベディヴィア" : パワー20000(10000+10000)

 

「これならどうだ!"ケイ"のブースト、"ベディヴィア"でヴァンガードにアタック!スキルで互いにパワー+3000!」

 

"忠義の騎士ベディヴィア" : パワー34000(10000+10000+3000+11000)

 

「"厳格なる撃退者"2枚でガード。」

 

"超克の撃退者ルケア" : パワー40000(10000+15000*2)

 

 

 

「マジかよ...レンのやつ、櫂の猛攻を全部防ぎやがった...」

 

「あれだけパワーを高めたってのに、1ダメージも与えられねえのかよ。」

 

 

櫂...その程度ではダメだ。

やはり、まだ君にアイチ君の元に向かう資格はない。

 

 

「くっ、ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■■□

□■□

V   : 超克の撃退者ルケア

R中央 : 黒鎧の撃退者リンナル

R左下 : 克己の撃退者ラキア

 

■■■

□■■

V   : 探索者シングセイバー・ドラゴン

R右  : 忠義の騎士ベディヴィア

R左  : ブラスター・ブレード・探索者

R中央 : 戦鎚の騎士オーガスタス

R右下 : 友誼の騎士ケイ

 

櫂 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(裏:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。櫂、見せてあげるよ。僕の切り札を。」

 

「っ...!」

 

「混沌なる静寂に叫びし絶望。幻すら見れぬ闇より、暗き闇の力を我に!ライド、"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”"。ゲット、イマジナリーギフトフォースⅡ。ヴァンガードサークルへ。」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー13000、☆2

 

「そして、ライドされた"ルケア"のスキル。山札から3枚見て、"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”"を手札に加え、残りを山札の下に置く。さらにソウルの"ラキア"のスキル。山札から"黒鎧の撃退者リンナル"をレストでコール。」

 

 

櫂、今の君をアイチ君の元に...そして、ユウトの元に行かせるわけにはいかない。

君には覚悟があるのは認める。だが、力が足りない...!

 

 

「"ラキア"のスキル発動。SB2、ドロップゾーンから"超克の撃退者ルケア"をコール。"ルケア"は自身のスキルでパワー+5000。」

 

"超克の撃退者ルケア" : パワー15000(10000+5000)

 

「さらに手札から"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”"をコール。スキルでCB1を支払い、"ブラスター・ブレード"を退却!そしてヴァンガードにクリティカル+1!」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー13000、☆3

 

「クリティカル3だと!?」

 

 

行くぞ、櫂...手加減は無しだ。

僕の本気をもって、君を絶望の闇へと叩き落してやろう。

 

 

「まずは"ブラスター・ダーク"でヴァンガードにアタック!"ファントム・ブラスター"のスキル。"ブラスター・ダーク"がヴァンガードにアタックした時、"ブラスター・ダーク"のパワーをフォースマーカー1つにつき、+5000!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”" : パワー15000(10000+5000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"戦鎚の騎士オーガスタス"。」

 

「次だ。"ラキア"のブースト、"ルケア"でヴァンガードにアタック!」

 

"超克の撃退者ルケア" : パワー23000(10000+5000+8000)

 

「させん!"幸運の運び手エポナ"でガードだ!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「ならば"リンナル"のブースト、"ファントム・ブラスター"でヴァンガードにアタック!」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー21000(13000+8000)、☆3

 

 

このアタックが通れば僕の勝ちだが...そううまくはいかないか。

 

 

「その攻撃を通すわけにはいかない。"閃光の盾イゾルデ"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"哀慕の騎士ブランウェン"。2枚目、"ダークサイド・トランぺッター"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ブラスター・ダーク"へ。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”" : パワー25000(10000+5000+10000)、☆2

 

 

 

「櫂が防ぎきった...のか?」

 

「いや、まだだぜ石田。」

 

 

 

「その通り。我が切り札の力はこんなものではない。"ファントム・ブラスター"のスキル発動!バトル終了時、CB1、リアガードを3枚退却。"リンナル"2枚、"ルケア"!これにより、"ファントム・ブラスター"自身と、"ブラスター・ダーク"を1枚選びスタンドする!」

 

「何!?"ブラスター・ダーク"までもがスタンドするだと!?」

 

「ただしその代償にドライブ-1。だが問題はない。"リンナル"のスキル。SB1を支払うことで、君はリアガードを1枚退却しなければならない。」

 

「くっ..."ケイ"を退却する。」

 

「行け、"ファントム・ブラスター"!ヴァンガードにアタック!」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー13000、☆3

 

「"幸運の運び手エポナ"でガード!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー28000(13000+15000)

 

「まだ抗いますか。ですがここまでです。ドライブチェック、"ダークサイド・トランぺッター"。」

 

「なん...だと...」

 

「ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ブラスター・ダーク"へ。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”" : パワー35000(10000+5000+10000*2)、☆3

 

「さあ、これで終わりです。"ブラスター・ダーク"でアタック。"ファントム・ブラスター"のスキルでパワー+5000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”" : パワー40000(10000+5000*2+10000*2)、☆3

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

櫂side

 

 

 

「さあ、これで終わりです。"ブラスター・ダーク"でアタック。"ファントム・ブラスター"のスキルでパワー+5000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”" : パワー40000(10000+5000*2+10000*2)、☆3

 

 

俺の手札は"世界樹の巫女エレイン"。ガード値は20000。

"ベディヴィア"のインターセプトを合わせても、パワーは38000。

このアタックを防ぐ術はない...

 

 

「(俺の負け...だと言うのか...)」

 

 

また、アイチに繋がる手がかりを前に敗北するというのか...

俺はアイチに会うことはできないのか...!

 

 

『諦めるのか?』

 

「っ!?」

 

『諦めて、アイチを忘れるのか?それがお前の答えか?』

 

 

ユウト...違う...俺は諦めたくない...!

俺はアイチに会いたい...アイチに会って、アイチを取り戻したいんだ!

 

 

『だったらまだ諦めるな。イメージしろ。イメージはお前の力になる...だろ?』

 

「(ユウト...ああ、そうだな。)」

 

 

「櫂、諦めたかい?」

 

「ふっ...ダメージチェック、"探索者セイクリッド・ういんがる"、"忠義の騎士ベディヴィア"...そして...」

 

「っ!」

 

「"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1枚回復だ。」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

 

「バカな...っ、だが君の手札はたった1枚。リアガードもほぼ壊滅。それでどうやって戦うというんだい?」

 

 

そうだな...レンの言う通りだ。

だが、俺は諦めない。イメージしろ。勝利のイメージを!

 

 

「くっ...あくまで諦めないというわけか。だったら、君のその覚悟を見せてもらおう。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

■□□

□■■

V   : 撃退者ファントム・ブラスター"Abyss"

R右  : ブラスター・ダーク・撃退者"Abyss"

R左下 : 克己の撃退者ラキア

 

□■■

□■□

V   : 探索者シングセイバー・ドラゴン

R右  : 忠義の騎士ベディヴィア

R中央 : 戦鎚の騎士オーガスタス

 

櫂 手札:1枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「行くぞ、レン。ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。"雄剣の騎士ルーシャス"をコール。"ルーシャス"のブースト、"ベディヴィア"でヴァンガードにアタック!」

 

"忠義の騎士ベディヴィア" : パワー18000(10000+8000)

 

「"哀慕の騎士ブランウェン"でガード。」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー23000(13000+10000)

 

「"オーガスタス"のブースト、"シングセイバー"でヴァンガードにアタック!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"小さな賢者マロン"。2枚目、"ふろうがる"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは"オーガスタス"へ!」

 

"戦鎚の騎士オーガスタス" : パワー18000(8000+10000)

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー41000(13000+10000+18000)、☆2

 

「っ、ダメージチェック、"哀慕の騎士ブランウェン"、"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"。」

 

「バトル終了時、"シングセイバー"のスキル発動!SB3、ドロップゾーンから"幸運の運び手エポナ"2枚、"世界樹の巫女エレイン"、"閃光の盾イゾルデ"を山札に戻し、山札から"探索者シングセイバー・ドラゴン"にスペリオルライド!ゲット、イマジナリーギフトフォースⅠ。ヴァンガードサークルへ。」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「さらに"シングセイバー"のスキル発動。CB1、山札から"ブラスター・ブレード・探索者"をコールし、フォースマーカー1つにつきパワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー30000(10000+10000*2)

 

 

これで終わりではない。

俺はさらに限界を突き破る!

 

 

「"ブラスター・ブレード"のスキル!手札を1枚捨て、"ブラスター・ダーク"を退却!そしてヴァンガードの元々のクリティカルが2になる!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)、☆2

 

「さらに"オーガスタス"はスキルでスタンド。"ルーシャス"のスキルも発動し、"ルーシャス"をソウルに置いて1枚ドロー、手札から"小さな賢者マロン"をコール。」

 

「櫂...これが君の全力か...」

 

「ああ...そして、これが俺のアイチへの想い...!行くぞ、レン!"オーガスタス"のブースト、"シングセイバー"でヴァンガードにアタック!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー51000(13000+10000*2+18000)、☆2

 

「"黒衣の撃退者タルトゥ"、"ダークサイド・トランぺッター"3枚でガード!」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー63000(13000+5000+15000*3)

 

 

 

「手札を1枚残して、全力のガード!」

 

「トリガーが2枚出なきゃ通らねえ...だが、櫂にはまだアタックが1回残っているぜ!」

 

 

 

「(だが、ただのアタックではヒールトリガーを引かれる可能性もある。レンは余裕の態度...ヒールトリガーを引く自信があるということか。)」

 

「(来い、櫂。たとえ君がトリガーを引いたとしても...僕もヒールトリガーを引いてみせよう。)」

 

「...行くぞ、レン!ツインドライブ、1枚目、"探索者シングセイバー・ドラゴン"。2枚目..."幸運の運び手エポナ"。ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「っ...櫂....!」

 

「効果はすべて"ブラスター・ブレード"へ!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー40000(10000+10000*2+10000)、☆2

 

「行け、"ブラスター・ブレード"!レンにトドメをさせ!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー48000(10000+10000*2+10000+8000)、☆2

 

「ふっ...ノーガード。ダメージチェック、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。」

 

 

 

「レンのやつ、ヒールトリガーを引きやがった!?」

 

「まさか、逆転負けが...」

 

 

 

「...僕の負けだ、櫂。」

 

「レン...」

 

「"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”"。」

 

 

ダメージ6...勝てたのか...

っ、これでアイチのことがわかる...!

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ホワイトside

 

 

「来るか...櫂...」

 

「・・・さん?」

 

「ああ、すまないガイヤール君。」

 

 

 

レンを倒し、アイチ君の元に来るか。

だが...今のお前では足りない。

覚悟はあるようだが、それだけではダメだ。

 

寛容と覚悟を持ち、"あれ"を受け入れる力を持たなければならない。

 

 

 

「直々に俺が相手をするか...」

 

 

アサカの方も動きがあったようだし、コーリンさんにお願いするか。

まだ足りないんだよ、みんな。もっと力をつけてくれ。

 

 

 

 

 

リンクジョーカーを受け入れるために。

 

 

 

 

.



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第百十六話「呪縛」

アサカside

 

 

「ここよ。」

 

 

私たちは今、寂れた町の隅にある遺跡のような場所へと来ていた。

ジリアンの案内で来たんだけど、本当にこんな場所にユウトはいるのかしら。

 

 

「改めて聞くけど...覚悟はいいかしら。」

 

「ええ。そんなもの、とっくに決まっているわ。」

 

「私もよ。アサカさんやジリアンさんと一緒に、ユウト君を取り戻す。」

 

 

 

 

「それは無理だわ。」

 

 

 

 

「っ、その声は...」

 

 

遺跡みたいな場所の床が光り、突然そこから人が二人現れた。

それは私たちのよく知る人物、コーリンだった。

もう一人は誰かしら...

 

 

「あなたたちをユウトの元には行かせない。ガイヤール、お願い。」

 

「ええ、わかっていますコーリンさん。」

 

「ガイヤール...っ、オリビエ・ガイヤール!?ヨーロッパサーキットの優勝者...」

 

 

何ですって!?

何でそんな実力者がコーリンと...

 

 

「これでわかったでしょ?覚悟が必要なのよ。」

 

「っ、そういうことね...」

 

「君たちに恨みはないが...あの人からコーリンさんのことを頼まれている。そして、コーリンさんが望むなら僕は彼女に力を貸す。行くぞ!ホーリープロミネンスプリズン!」

 

 

ガイヤールが拳を合わせ離すと、そこから青い炎が広がり私たちを囲む。

どうやら私たちを逃がさないように閉じ込めたようね。

 

 

「さあ、誰が相手をするのかしら。」

 

「っ、コーリン...私が相手を...」

 

「待って、スイコ。」

 

「アサカさん...?」

 

「私が相手をするわ。」

 

 

コーリン...あなたともユウトを賭けて何度か戦ったわね。

いずれも私が勝っていたと思うけど、今回も勝たせてもらうわ。

そして、ユウトの元に行く!

 

 

「いいわ、アサカ。まずはあなたを叩きのめしてあげる。」

 

「ふん...私に勝てたことが無いこと、思い出させてあげる。」

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"銀の茨のお手伝い イオネラ"。」

 

「"電離の傑士グルブリッジ"。」

 

 

リンクジョーカー!?

どうしてコーリンがリンクジョーカーを!?

 

 

「どうやらあなたにも聞かなきゃいけないことがあるみたいね。」

 

「話すことは何もない。」

 

「っ、無理やりにでも吐かせてあげる!私のターン、ドロー。"銀の茨のお手伝い イリナ"にライド。"イオネラ"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 電離の傑士グルブリッジ

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"星輝兵クレイビングクロー"にライド。"グルブリッジ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。"魔爪の星輝兵ランタン"をコール。"クレイビングクロー"でヴァンガードにアタックよ!」

 

"星輝兵クレイビングクロー" : パワー8000

 

「"銀の茨の獣使い セルジュ"でガード。」

 

"銀の茨のお手伝い イリナ" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ランタン"へ。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー18000(8000+10000)

 

 

くっ、いきなりクリティカルとはね...

私のデッキは呪縛に強い方だとは思うけど、油断はできない...

 

 

「行きなさい、"ランタン"!」

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"銀の茨の獣使い セルジュ"。」

 

 

っ、フロントトリガー...勿体ないわね。

 

 

「私はこれでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

■■□

V   : 星輝兵クレイビングクロー

R左  : 魔爪の星輝兵ランタン

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"銀の茨の操り人形 りりあん"にライド。まずは"イリナ"のスキル。山札から3枚見て、"銀の茨"を含むカードを望む枚数ソウルに置き、残りを山札の下に置く。私が引いたカードは"銀の茨のお手伝い イリナ"、"銀の茨の操り人形 りりあん"、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"。すべてソウルに置くわ。」

 

「(さすがに"銀の茨"で固めているわね。)」

 

「2枚以上ソウルに置いたので1枚ドロー。次に"りりあん"のスキル。CB1、山札から"銀の茨の神竜メガロルード"をソウルに置くわ。」

 

 

"イリナ"のスキルで"ルキエ"を引くこともできた。

ソウルには"メガロルード"も入れることができたし、準備はオーケー。

だけど相手はリンクジョーカー...長期戦は不利になる。

 

 

「ここは臆さず攻める!"銀の茨ライジング・ドラゴン"を2枚コール。バトルよ!右の"ライジング・ドラゴン"でリアガードにアタック!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(R右) : パワー9000

 

「クイックシールドを使用。パワー+5000。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー13000(8000+5000)

 

「やっぱり守るのね。なら"りりあん"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは左の"ライジング・ドラゴン"へ!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー9000、☆2

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(R左) : パワー19000(9000+10000)

 

「ダメージチェック、"電離の星輝兵ハフリウム"、"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"。」

 

「ここは追撃!"ライジング・ドラゴン"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(R左) : パワー19000(9000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"魔弾の星輝兵ネオン"。」

 

「よし、これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

■■□

V   : 星輝兵クレイビングクロー

R左  : 魔爪の星輝兵ランタン

 

■■■

□□□

V   : 銀の茨の操り人形 りりあん

R右  : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R左  : 銀の茨ライジング・ドラゴン

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:6枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「さすがアサカさん。1ターンで3ダメージも与えたわ!」

 

「でも次のターン、呪縛が来る...」

 

「っ、そうだったわね...」

 

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー。アサカ、あなたはあの戦いで何も学ばなかったの?」

 

「っ、どういうことかしら。」

 

「リンクジョーカー相手にリアガードを展開してくるなんて...思い知らせてあげる。リンクジョーカーの、呪縛の力を!"伴星の星輝兵フォトン"にライド!CB1、SB1、右の"ライジング・ドラゴン"を呪縛!」

 

 

コーリンが指をさす。その瞬間、私の"ライジング・ドラゴン"が黒輪に包まれる。

呪縛...やはり恐ろしい能力ね...

 

 

「"ランタン"はスキルでパワー+5000。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー13000(8000+5000)

 

「"ランタン"を後列に移動。さらに"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"、"獄門の星輝兵パラジウム"をコール。バトル!"パラジウム"のブースト、"フォトン"で...リアガードにアタック!」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー18000(10000+8000)

 

「っ!?」

 

 

ヴァンガードでリアガードをアタック!?

っ、まさか...

 

 

「くっ、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"星輝兵ステラガレージ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"メビウスブレス"にパワー+10000。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ライジング・ドラゴン"は退却。」

 

「ふっ、私はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■■□

■■□

V   : 伴星の星輝兵フォトン

R左  : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R中央 : 獄門の星輝兵パラジウム

R左下 : 魔爪の星輝兵ランタン

 

□■

□□□

V   : 銀の茨の操り人形 りりあん

(R右  : 銀の茨ライジング・ドラゴン)

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:6枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

 

くっ、やっぱり...

 

 

「コーリン...まだリアガードが残っているのに、何でアタックしなかったのかしら。」

 

「そうね...一体何を狙っているのかしら。」

 

 

 

「っ...私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨の竜使い ルキエ"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

 

くっ...ダメージに表のカードが2枚無いから、"ルキエ"のスキルが使えない...!

コーリン、それを狙ってリアガードを攻撃してきたのね...!

 

 

「そうか...アサカさんの切り札、"ルキエ"は確かに強力なカードだけど、そのコストは重い。」

 

「CB2、手札を1枚捨てる...それが使えなければ何の効果も発揮できないただのユニットに過ぎないってことね。」

 

 

 

「っ、"銀の茨のお手伝い イリナ"をコール。スキルで山札の上から2枚見て、1枚をソウル、1枚を山札の下へ。"イリナ"のブースト、"ルキエ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー20000(12000+8000)

 

「"星輝兵メテオライガー"、"星輝兵ステラガレージ"でガード。」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー45000(10000+15000+20000)

 

「くっ...ツインドライブ、1枚目、"銀の茨の獣使い アナ"。2枚目、"銀の茨の獣使い マリチカ"。」

 

「アタックはヒットしないわ。」

 

「ターンエンド..."ライジング・ドラゴン"の呪縛は解ける。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■■□

■■□

V   : 伴星の星輝兵フォトン

R左  : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R中央 : 獄門の星輝兵パラジウム

R左下 : 魔爪の星輝兵ランタン

 

□■■□

□■□

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

R右  : 銀の茨ライジング・ドラゴン

R中央 : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:8枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらに登場時、ドロップゾーンからノーマルユニットとトリガーユニットを2枚ずつ山札に戻し、山札から"伴星の星輝兵フォトン"をコールする。さらに"フォトン"がコールされたことでスキルが発動する。"ライジング・ドラゴン"と"イリナ"を呪縛!」

 

「なっ!?」

 

 

一気に2枚も呪縛ですって!?

しかもユニットをコールするだけで、ほぼノーコスト...何て能力なの...!

 

 

「まだこんなものじゃないわ。"フォトン"のスキル。このユニットがリアガードにいる状態で相手リアガードを呪縛した時、その内の1枚をΩ呪縛する!私は"ライジング・ドラゴン"をΩ呪縛!」

 

「っ、Ω呪縛...!?」

 

「そう、これで次のあなたのターン終了時、"ライジング・ドラゴン"は解呪されない。永遠に呪縛され続ける。」

 

「くっ...」

 

 

前列を呪縛されている...つまり攻撃できる回数を減らされたってこと...

アクセルクランとはいえ、やはり呪縛されるとキツイわね....

 

 

「"ランタン"はスキルでパワー+5000。2枚呪縛しているので合計+10000!」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー18000(8000+5000*2)

 

「"魔弾の星輝兵ネオン"をコール。行くわよ、アサカ!"パラジウム"のブースト、"ガーネットスター"でヴァンガードにアタック!スキルにより、"フォトン"がいるので元々のクリティカルが2になる!」

 

"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン" : パワー31000(13000+10000+8000)、☆2

 

「なっ!?っ、させない!"冥界の催眠術師"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードよ!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"星輝兵クレイビングクロー"。2枚目、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"フォトン"にパワー+10000。」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー20000(10000+10000)

 

 

くっ...なんて衝撃...まるで攻撃が実体化しているような...

これがコーリンの操るリンクジョーカー...!

 

 

「"ネオン"のブースト、"フォトン"でヴァンガードにアタック!」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨のお手伝い イリナ"。」

 

「"ランタン"のブースト、"メビウスブレス"でアタック!」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー28000(10000+18000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の手品師ロミー"。」

 

「私はこれでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■■■

■■■

V   : 星輝兵ガーネットスター・ドラゴン

R右  : 伴星の星輝兵フォトン

R左  : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R中央 : 獄門の星輝兵パラジウム

R右下 : 魔弾の星輝兵ネオン

R左下 : 魔爪の星輝兵ランタン

 

□■

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

(R右  : 銀の茨ライジング・ドラゴン)

(R中央 : 銀の茨のお手伝い イリナ)

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:8枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨の竜使い ルキエ"に再びライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て1枚ドロー。そして"ルキエ"のスキルを発動!CB2、手札を1枚捨て、ソウルから"銀の茨の竜使い ルキエ"を2枚、"銀の茨の神竜メガロルード"をコール!そして前列のパワー+3000!"ルキエ"は自身のスキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(Rア1) : パワー30000(12000+3000+10000+5000)

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー8000(0+3000+5000)

 

「"メガロルード"のスキル。"ランタン"をソウルに置いてもらうわ。そして、パワー+15000。」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー23000(0+3000+5000+15000)

 

「そして手札から"銀の茨ブリージング・ドラゴン"をコール。」

 

 

ソウルの"銀の茨"はちょうど四種類。

結構ギリギリだけど、条件は満たしている。

このターン、連続攻撃で勝利を掴む!

 

 

「バトル!ヴァンガードの"ルキエ"で、ヴァンガードにアタックよ!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー25000(12000+3000+10000)

 

「"障壁の星輝兵プロメチウム"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて左の"ルキエ"へ!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー35000(12000+3000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて左の"ルキエ"に!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー45000(12000+3000+10000+10000*2)、☆3

 

 

 

「出た!ダブルトリガー!」

 

「コーリンの手札は3枚...このターンでトドメをさしなさい!アサカ!」

 

 

 

「決める..."ブリージング・ドラゴン"のブースト、左の"ルキエ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー53000(12000+3000+10000+10000*2+8000)、☆3

 

「"星輝兵クレイビングクロー"、"星輝兵メテオライガー"、"星輝兵ステラガレージ"でガード。」

 

"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン" : パワー58000(13000+10000+15000+20000)

 

 

っ、防がれた...!?

で、でも、まだ私のアタックは終わっていない!

残るアタックは防げないはず!

 

 

「"ブリージング・ドラゴン"のスキル!CB1、ブーストした"ルキエ"をソウルに置き、ソウルから再び"ルキエ"をコール!"ルキエ"は自身のスキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー22000(12000+10000)

 

「もう一度アタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン"。」

 

「続きなさい、"メガロルード"!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー23000(0+3000+5000+15000)

 

「それもノーガード。ダメージチェック、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

 

くっ...トリガー、しかもドロートリガーを引かれた。

でも、まだパワーは届いている!

 

 

「アクセルサークルの"ルキエ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(Rア1) : パワー30000(12000+3000+10000+5000)

 

「無駄よ。"フォトン"、"メビウスブレス"でインターセプト。」

 

"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000+5000*2)

 

「っ、そんな...」

 

「アサカ...あなたの力はそんなものなのね。その程度の力でユウトの元に行こうだなんて...ふざけているのかしら。」

 

「っ、ふざけてなんていないわ!私はユウトに会いたい...離れ離れになんてなりたくないのよ!」

 

「その程度の想いでユウトに近付こうとしないで!ユウトは世界を救うために動いている...ユウトの邪魔をしないで!」

 

「っ...ターンエンド。"イリナ"は解呪する。」

 

--------------------------------------------------

コーリン 手札:1枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□■■

□■□

V   : 星輝兵ガーネットスター・ドラゴン

R中央 : 獄門の星輝兵パラジウム

R右下 : 魔弾の星輝兵ネオン

 

■■■

_■■□

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

(R右  : 銀の茨ライジング・ドラゴン)

R左  : 銀の茨の竜使い ルキエ

R中央 : 銀の茨のお手伝い イリナ

R左下 : 銀の茨ブリージング・ドラゴン

Rア1 : 銀の茨の竜使い ルキエ

Rア2 : 銀の茨の神竜メガロルード

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:6枚、ダメージ:3枚(裏:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。このターンで終わりにしてあげるわ。"電離の星輝兵ハフリウム"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。そして登場時、ドロップゾーンからノーマルユニットとトリガーユニットを2枚ずつ山札に戻し、"無双の星輝兵ラドン"をスペリオルコール。さらに"魔爪の星輝兵ランタン"をコール。そして"ハフリウム"のスキル。CB1、SB1で"ルキエ"を呪縛。」

 

「くっ...!」

 

「これにより、"ランタン"のパワー+5000。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー13000(8000+5000)

 

「このスキルはコストが続く限り発動できる。CB1、SB1、"ルキエ"を呪縛。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー18000(8000+5000*2)

 

「CB1、SB1、"メガロルード"を呪縛。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー23000(8000+5000*3)

 

「CB1、SB1、"イリナ"を呪縛。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー28000(8000+5000*4)

 

 

な、何なの、これ...

こんなことが...私のリアガードが...ほぼすべて呪縛されるなんて...

 

 

「さあ、終わりにしましょう。"パラジウム"のブースト、"ハフリウム"でヴァンガードにアタック!」

 

"電離の星輝兵ハフリウム" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「"銀の茨バーキング・ドラゴン"2枚でガード!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー42000(12000+15000*2)

 

「ツインドライブ、1枚目、"電離の星輝兵ハフリウム"。2枚目、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ラドン"へ。」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

 

くっ、またトリガーを...しかもクリティカル...!

でも負けない...私は負けない...!

 

 

「残念だけどこれで終わり。"ランタン"でヴァンガードにアタック。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー28000(8000+5000*4)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の獣使いマリチカ"。」

 

「行きなさい、"ラドン"!"ネオン"のブーストを受けて、ヴァンガードにアタック!」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー38000(10000+10000+10000+8000)、☆2

 

「スキルにより、このユニットのアタックは手札からガードする場合、2枚以上同時にコールする必要があるわ!」

 

「っ、"銀の茨の獣使い マリチカ"、"銀の茨の獣使い アナ"、"銀の茨バーキング・ドラゴン"でガード!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー42000(12000+5000+10000+15000)

 

 

 

「防ぎ切った!」

 

「いいわよ、アサカ!」

 

 

 

「ふっ、これで終わりではないわ。"ラドン"はスキルが発動したバトル終了時、バインドされる。そして、"ラドン"がバインドされたことで"ハフリウム"のスキルが発動する。バインドゾーンから"ラドン"をスペリオルコール!」

 

「なっ!?」

 

「終わりよ。"ラドン"でヴァンガードにアタック!スキルにより、手札からガードする場合、2枚以上でガードする必要がある。でも、あなたの手札は0。インターセプトできるユニットもいない。」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー20000(10000+10000)

 

「くっ...ダメージチェック、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"...」

 

 

私の負け...っ...強い...!

 

 

「さあ、裁きの時。ヴァンガードが受けたダメージをその身で味わいなさい!ジャッジメント!」

 

「っ...きゃあああああああああああ!」

 

 

コーリンが指さした瞬間、ダメージゾーンから赤黒いオーラが集まっていき、そのオーラが私に降り注ぐ。

これが櫂トシキたちが言っていたジャッジメント...!

 

 

「ああああああああああ!...っ...うぅ...」

 

 

ドサッ

 

 

「アサカさん!」

 

「アサカ!」

 

 

「アサカ...その痛みを覚えておきなさい。そして、二度とユウトの元に行くと思わないことね。」

 

 

コーリン...どうしても私をユウトの元に行かせたくないみたいね...

でも、私は絶対にあきらめない...どんな痛みを与えられたとしても、絶対にユウトの元に辿り着いてみせる...!

 

 

「その目、諦めないようね。でもここはもう使えなくする。あなたたちはユウトの元に辿り着けない。」

 

「っ...それでも...諦めない...必ず、ユウトの元に...辿り着いて...みせる...」

 

 

意識が薄れていく...コー...リン....

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

櫂side

 

 

 

「ここがレンの言っていた場所か。」

 

「なんもねえな。」

 

 

俺たちはレンの教えてくれた場所へと来ていた。

ここからアイチのいる場所へと行けるらしいが...

妙な模様があるだけで、何もないが。

 

 

 

カッ

 

 

「っ!?」

 

 

模様が光った!?

いったい何が起こっている...!

 

 

 

「櫂トシキ...ここまで来るとはね。」

 

 

光が収まると、そこには一人の男がいた。

仮面をつけているが、あれは...

 

 

「ユウト!?」

 

「...俺はホワイト。聖域を守る者の一人だ。」

 

「いや、お前はユウトだろ!?」

 

「...ホワイトだ。」

 

「っ、まさか記憶を失っているとでも言うのか...」

 

 

まさかユウトが現れるとは...

だが、どうにも様子がおかしい。

 

 

「櫂トシキ。お前を聖域に向かわせるに足る人物か、見定める。」

 

「つまり、力を示せということか、ユウト。」

 

「...そういうことだ。」

 

「いいだろう。俺の力、お前に示してやる!」

 

 

 

「「スタンドアップ・THE・ヴァンガード!」」

 

 

 

.



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第百十七話「闇を従える者」

櫂side

 

 

 

「「スタンドアップ・THE・ヴァンガード!」」

 

「"スターダスト・トランぺッター"。」

 

「"電離の傑士グルブリッジ"。」

 

 

「何!?」

 

 

なぜユウトがリンクジョーカーを!?

まさか、ユウトがリンクジョーカーの尖兵となっているのか!?

 

 

「そうだ...あいつ、リンクジョーカーを使いやがるんだ!気を付けろ、櫂!」

 

「三和...くっ、ユウト!なぜリンクジョーカーを使っている!」

 

「答える義理は無い。お前の先行だ、櫂。」

 

「っ、ならば力ずくで答えさせるまで!俺のターン、ドロー!"小さな賢者マロン"にライド。"トランぺッター"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ホワイト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 電離の傑士グルブリッジ

 

□■□

□□□

V   : 小さな賢者マロン

 

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"魔弾の星輝兵ネオン"にライド。"グルブリッジ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを獲得。さらに"魔爪の星輝兵ランタン"をコール。」

 

「(っ、本当にリンクジョーカーを使用している...一体どうなっているんだ...)」

 

「行け"ネオン"。ヴァンガードにアタック。」

 

"魔弾の星輝兵ネオン" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"星輝兵ステラガレージ"。ゲット、ヒールトリガー。回復するダメージは無いが..."ランタン"にパワー+10000。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー18000(8000+10000)

 

「くっ、ダメージチェック、"探索者セイクリッド・ういんがる"。」

 

「"ランタン"でアタック!」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー18000(8000+10000)

 

「それもノーガードだ。ダメージチェック、"忠義の騎士ベディヴィア"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ホワイト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

■■□

V   : 魔弾の星輝兵ネオン

R左  : 魔爪の星輝兵ランタン

 

□■□

□□□

V   : 小さな賢者マロン

 

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。ユウト...お前がリンクジョーカーに囚われてしまったというなら、このカードでお前を闇から救い出す!」

 

「...」

 

「立ち上がれ、俺の分身!俺の魂の中にいる真の友、メイトよ!ライド・THE・ヴァンガード!"ブラスター・ブレード・探索者"!」

 

「"ブラスター・ブレード"...そんな借り物の力ではダメだな。」

 

「借り物ではない!これが今の俺の力だ!スキル発動!手札を1枚捨て、"ランタン"を退却!さらに"沈黙の騎士ギャラティン"、"戦槌の騎士オーガスタス"、"雄剣の騎士ルーシャス"をコール。」

 

 

たとえリンクジョーカーの、呪縛の力が強力なものであろうとも、俺は臆せず戦う!

そしてアイチの元に辿り着いてみせる!

 

 

「"オーガスタス"のブースト、"ブラスター・ブレード"でヴァンガードにアタック!"オーガスタス"のスキル発動!CB1、手札を1枚捨てることでブーストした"ブラスター・ブレード"のパワー+5000、ドライブ+1!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー23000(10000+5000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"忠義の騎士ベディヴィア"。2枚目、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ギャラティン"にパワー+10000!」

 

"沈黙の騎士ギャラティン" : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"。」

 

「"ルーシャス"のブースト、"ギャラティン"でヴァンガードにアタック!」

 

"沈黙の騎士ギャラティン" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"魔弾の星輝兵ネオン" : パワー18000(8000+10000)

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ホワイト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 魔弾の星輝兵ネオン

 

□■■

□■■

V   : ブラスター・ブレード・探索者

R右  : 沈黙の騎士ギャラティン

R中央 : 戦鎚の騎士オーガスタス

R右下 : 雄剣の騎士ルーシャス

 

櫂 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン"にライド。スキル発動。CB1、グレード1以下のユニットを呪縛する。"オーガスタス"を呪縛。」

 

「くっ...!」

 

「"伴星の星輝兵フォトン"、"星輝兵クレイビングクロー"をコール。"クレイビングクロー"のスキル発動。このユニットをソウルに置き、"オーガスタス"を解呪。代わりに"ギャラティン"を呪縛。」

 

 

くそ...これで前列が呪縛されてしまった...!

アタック回数が減ってしまう...

 

 

「まだスキルは続く。"フォトン"のスキル発動。相手リアガードが呪縛された時、その呪縛は次のターン終了時、解呪されなくなる。Ω呪縛!」

 

「何!?」

 

「バトル。"メビウスブレス"でヴァンガードにアタック。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー10000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"フォトン"へ。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー10000、☆2

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー20000(10000+10000)

 

「くっ、ダメージチェック、"探索者シングセイバー・ドラゴン"、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー20000(10000+10000)

 

「"フォトン"、追撃せよ。」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー20000(10000+10000)

 

「"忠義の騎士ベディヴィア"でガード!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「防いだか。ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ホワイト 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□□□

■■□

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

R左  : 伴星の星輝兵フォトン

 

□■

□■■

V   : ブラスター・ブレード・探索者

(R右  : 沈黙の騎士ギャラティン)

R中央 : 戦鎚の騎士オーガスタス

R右下 : 雄剣の騎士ルーシャス

 

櫂 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。開け、光輪の門!舞い降りよ、白銀の翼!ライド・THE・ヴァンガード!"探索者シングセイバー・ドラゴン"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらに"ルーシャス"のスキル。グレード3が登場した時、このユニットをソウルに置き、1枚ドロー。その後、手札から1枚をコールする。"小さな賢者マロン"をコール。さらに"シングセイバー"のスキル発動。CB1、山札からメイトを呼び出す!」

 

「メイト...」

 

「忘却の絶望の中に伸びる一筋の光。暗闇の中でメイトと俺を繋ぐ勇気という名の光!シーク・THE・メイト!"ブラスター・ブレード・探索者"!」

 

 

俺と共に戦ってくれ、"ブラスター・ブレード"!

そして、ユウトを支配するリンクジョーカーを倒し、ユウトを救ってみせる!

 

 

「ふっ...馬鹿の一つ覚えだな。"ブラスター・ブレード"...確かに良いユニットだ。だが、俺の前では無意味。お前自身の力でなければ俺には勝てん!」

 

「それはどうかな。この能力で登場した"ブラスター・ブレード"は、フォースマーカーの数だけパワーが上がる。」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー20000(10000+10000)

 

「さらに"マロン"のスキル発動!このユニットと同じ縦列に俺のユニットが登場した時、CB1を支払うことで1枚ドロー、パワー+3000!」

 

"小さな賢者マロン" : パワー11000(8000+3000)

 

「そして"ブラスター・ブレード"のスキル!手札を1枚捨て、"フォトン"を退却!行くぞ、ユウト!"オーガスタス"のブースト、"シングセイバー"でヴァンガードにアタック!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ふろうがる"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは"ブラスター・ブレード"へ!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー31000(13000+10000+8000)、☆2

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「2枚目、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ブラスター・ブレード"にパワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー40000(10000+10000+10000*2)

 

 

「おし!櫂がダブルトリガー!」

 

「これで奴のダメージは4...」

 

「追い詰めてるよ!」

 

「確かに久導ユウトは強え...だけど、今の櫂なら勝てる!」

 

 

 

「(随分と絆を紡いているようだな...)ダメージチェック、"無双の星輝兵ラドン"、"電離の星輝兵ハフリウム"。」

 

「"マロン"のブースト、"ブラスター・ブレード"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー51000(10000+10000+10000*2+11000)

 

「ふっ、ノーガード。ダメージチェック、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"星輝兵メビウスブレス・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

 

よし、これでダメージ5まで追い詰めた。

ユウトに勝ったのは、俺がリンクジョーカーを使ったあの時だけ...

だが、今度こそ本当の勝利を手にする...!

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ホワイト 手札:8枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : 星輝兵メビウスブレス・ドラゴン

 

■■

■■□

V   : 探索者シングセイバー・ドラゴン

(R右  : 沈黙の騎士ギャラティン)

R左  : ブラスター・ブレード・探索者

R中央 : 戦鎚の騎士オーガスタス

R左下 : 小さな賢者マロン

 

櫂 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

 

"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン"...さっきの"フォトン"といい、俺の知らないリンクジョーカーのユニットだ。

まさか、リンクジョーカーがまた地球に攻め入ろうとしているというのか。

今度はユウトに憑りつき、前の戦いでリンクジョーカーを倒したアイチを消し去り、誰にもわからないように...!

 

 

「"伴星の星輝兵フォトン"をコール。これにより"ガーネットスター"のスキルが発動する。前列と後列を1枚ずつ呪縛する。」

 

「なんだと!?」

 

「"ブラスター・ブレード"、"オーガスタス"を呪縛。これでお前の攻撃はヴァンガードのみとなった。」

 

「くっ...!」

 

「さらに"フォトン"のスキル。"ブラスター・ブレード"をΩ呪縛。そして"星輝兵クレイビングクロー"をコール。バトルだ!"ガーネットスター"でヴァンガードにアタック!スキル発動!"フォトン"が存在することで、元々のクリティカルは2になる!」

 

"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「通さん!"閃光の盾イゾルデ"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"星輝兵クレイビングクロー"。2枚目、"電離の星輝兵ハフリウム"。トリガーは無い。..."クレイビングクロー"のブースト、"フォトン"でアタック!」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"友誼の騎士ケイ"。」

 

「アタックがヒットしたことで、"クレイビングクロー"のスキル発動。山札から5枚見て、"魔爪の星輝兵ランタン"を手札に加え、残りは戻してシャッフル。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ホワイト 手札:9枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

■□□

■■□

V   : 星輝兵ガーネットスター・ドラゴン

R左  : 伴星の星輝兵フォトン

R左下 : 星輝兵クレイビングクロー

 

 

V   : 探索者シングセイバー・ドラゴン

(R右  : 沈黙の騎士ギャラティン)

(R左  : ブラスター・ブレード・探索者)

(R中央 : 戦鎚の騎士オーガスタス)

R左下 : 小さな賢者マロン

 

櫂 手札:3枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「ユウト、目を覚ませ!リンクジョーカーに囚われてはダメだ!」

 

「...ハァ...櫂、俺はホワイトだと言っているだろ。」

 

「違う!お前はユウトだ!俺の大切なメイトの一人...久導ユウトだ!」

 

「...仕方ない。」

 

 

そう言って、ユウトは付けていた仮面を外す。

そこには俺たちの見慣れたユウトの顔があった。

 

 

「やはり、ユウトだ。」

 

「ああ、そうだよ。確かに俺は久導ユウトだ。だが、今はホワイトと名乗っている。」

 

「っ...まさか、リンクジョーカーに乗っ取られているのか!?」

 

「ふっ...櫂、お前の目は節穴か?それとも、イメージすることを忘れたか。」

 

「何!?」

 

 

いったい何を言っているんだ...

イメージだと...?

 

 

「櫂。俺の操るリンクジョーカーをよく見てみろ。」

 

「お前の操るリンクジョーカー...?」

 

「お前やタクトが操るリンクジョーカーと、俺の操るリンクジョーカー...その違いをイメージしてみろ。」

 

「俺たちが使っていたリンクジョーカーとの違い...」

 

 

そう言われても、いったい何が...いや、なんだこれは...

なぜ、ユウトのリンクジョーカーからは邪悪な力を感じない...!

 

 

「ふっ...どうやら気付いてきたようだな。」

 

「っ、だがリンクジョーカーは世界を滅ぼすクラン!それを野放しにはできん!」

 

「いいや、それでは戦いは終わらない。その戦いの連鎖を、誰かが断ち切らなければならない。そのために、アイチ君は自らお前たちの前から姿を消したんだ。」

 

「なんだと...!?」

 

「さあ、ファイトを続けろ、櫂。だが、そんな借り物の力で俺は倒せないがな。」

 

「っ、俺のターン、スタンド&ドロー!」

 

 

くっ...前列2枚が呪縛されている以上、俺に残された行動は一つ...

だが、それでもユウトのダメージは5。このターンでユウトにトドメをさす!

 

 

「バトルだ!"シングセイバー"でヴァンガードにアタック!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「ガード。"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"、"星輝兵ステラガレージ"。」

 

"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン" : パワー48000(13000+15000+20000)

 

「くっ、ツインドライブ、1枚目、"小さな賢者マロン"。2枚目、"忠義の騎士ベディヴィア"。」

 

「櫂、その程度か?」

 

「まだだ!"シングセイバー"のスキル発動!このターン、俺がライドしていないならこのスキルが発動できる!SB3を支払い、ドロップゾーンからカードを4枚、山札に戻す。俺は"ふろうがる"、"幸運の運び手エポナ"、"閃光の盾イゾルデ"2枚を山札に戻し、山札から"探索者シングセイバー・ドラゴン"にスペリオルライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「さらに"シングセイバー"のスキル発動!CB1、山札からメイトを呼び出す!俺の元に来い、"ブラスター・ブレード"!」

 

"ブラスター・ブレード・探索者" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「ふっ、せっかく"ブラスター・ブレード"も呼んだようだが、後列にしかコールできない。意味がないな。」

 

「意味ならある!"ブラスター・ブレード"のスキル発動!手札を1枚捨て、"フォトン"を退却!さらに"シングセイバー"の元々のクリティカルを2にする!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000+2)、☆2

 

「ほう...」

 

 

これでユウトはヒールトリガーを2枚引かなければ、俺の攻撃には耐えられない!

奴はどんな状況からでも逆転してくる最強のファイター...念には念を入れる!

 

 

「バトルだ!"シングセイバー"でもう一度ヴァンガードにアタック!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

 

 

「このアタックが通れば、櫂の勝ちだ!」

 

「パワー33000!しかもツインドライブもある!」

 

「簡単に防げるアタックじゃねえ!」

 

「行け、櫂!」

 

 

 

「ふっ...甘いよ、櫂。クイックシールドを使用。パワー+5000。さらに"星輝兵メテオライガー"、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"でガード。」

 

"星輝兵ガーネットスター・ドラゴン" : パワー48000(13000+5000+15000*2)

 

「くっ...!」

 

「本当に俺に勝つなんて思っているなら、引いてみせなよ。ダブルトリガーを。」

 

「っ...いや、引く!絶対に引いて、お前を倒して見せる!そしてアイチの元に辿り着いてみせる!」

 

 

そうだ...俺は諦めない...!

俺を信じてついてきてくれたあいつらのために...俺自身のためにも!

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"ふろうがる"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆3

 

「2枚目...」

 

「...終わったな。」

 

「くっ..."探索者セイクリッド・ういんがる"...」

 

「アタックは通らない。そして、お前に残された行動はもう、ターンエンドのみだ。」

 

「っ、ターンエンド..."ギャラティン"と"オーガスタス"は解呪する。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

■□□

□■□

V   : 星輝兵ガーネットスター・ドラゴン

R左下 : 星輝兵クレイビングクロー

 

 

■■

■■■

V   : 探索者シングセイバー・ドラゴン

R右  : 沈黙の騎士ギャラティン

(R左  : ブラスター・ブレード・探索者)

R中央 : 戦鎚の騎士オーガスタス

R右下 : ブラスター・ブレード・探索者

R左下 : 小さな賢者マロン

 

櫂 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「(まだだ...俺の手札はまだ7枚もある。それにユウトのリアガードはほぼ壊滅状態...このターンを凌げば、また勝機がやってくる...!)」

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。櫂、お前に勝機などやってこない。」

 

「っ...!」

 

 

まさか、このターンで決めるつもりか!?

だが、俺の手札にはガード値が高いカードもある。

それにまだダメージは3...!なんとしても耐えてみせる!

 

 

「"電離の星輝兵ハフリウム"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。さらに登場時、ドロップゾーンからノーマルユニットとトリガーユニットを2枚ずつ山札に戻し、山札かバインドゾーンから"無双の星輝兵ラドン"をコールできる。山札よりコール。」

 

「"無双の星輝兵ラドン"...(ガード制限をしてくるユニットだったな...)」

 

「"魔爪の星輝兵ランタン"を2枚コール。そして"クレイビングクロー"のスキル発動。このユニットをソウルに置き、"ブラスター・ブレード"を解呪。そして代わりに"ギャラティン"を呪縛。そして、相手リアガードが呪縛されたことで、"ランタン"はパワー+5000。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン"(R左) : パワー13000(8000+5000)

"魔爪の星輝兵ランタン"(R右下) : パワー13000(8000+5000)

 

「左の"ランタン"を後列に移動。"星輝兵クレイビングクロー"をコール。同じスキルをもう一度発動。ソウルに置き、"ギャラティン"を解呪。そして前列の"ブラスター・ブレード"を呪縛。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン"(R右下) : パワー18000(8000+5000*2)

"魔爪の星輝兵ランタン"(R左下) : パワー18000(8000+5000*2)

 

「"無双の星輝兵ラドン"をコール。そして、"ハフリウム"のスキル発動。CB1、SB1を支払い、"ギャラティン"を呪縛。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン"(R右下) : パワー23000(8000+5000*3)

"魔爪の星輝兵ランタン"(R左下) : パワー23000(8000+5000*3)

 

「このスキルは俺がコストを支払える限り、際限なく発動できる。」

 

「なんだと!?」

 

「CB3、SB3。"オーガスタス"、"マロン"、"ブラスター・ブレード"を呪縛!」

 

"魔爪の星輝兵ランタン"(R右下) : パワー38000(8000+5000*6)

"魔爪の星輝兵ランタン"(R左下) : パワー38000(8000+5000*6)

 

 

 

パワー38000だと!?

しかもその前列には"無双の星輝兵ラドン"...完全ガードを使いにくくするアタッカー...

幸い俺の手札に完全ガードは無いから関係ないが...何というプレイング...これがリンクジョーカーを使うユウトだというのか...!

 

 

「行くぞ、櫂。まずはヴァンガードの"ハフリウム"が行く。"シングセイバー"にアタックせよ!」

 

"電離の星輝兵ハフリウム" : パワー23000(13000+10000)

 

 

 

一番低いこのアタックは防ぐ!

トリガー次第では残りのアタック、どちらかは防げなくなるかもしれないが...

ユウトは必ずトリガーを引いてくる。このアタックを受けるわけにはいかない!

 

 

「"幸運の運び手エポナ"、"世界樹の巫女エレイン"でガード!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー48000(13000+15000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて右の"ラドン"へ。」

 

"無双の星輝兵ラドン"(R右) : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて左の"ラドン"へ。」

 

"無双の星輝兵ラドン"(R左) : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

 

くっ...やはりダブルトリガーか...!

しかもダブルクリティカル...っ...!

 

 

「行くぞ、櫂。まずは右の"ラドン"でヴァンガードにアタック。スキルで手札からガードする場合、同時に2枚以上コールしなければならない。」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「(ブーストを付けなかった...?だがこのアタックは受けられない!)"忠義の騎士ベディヴィア"、"ふろうがる"でガード!」

 

"探索者シングセイバー・ドラゴン" : パワー33000(13000+5000+15000)

 

「バトル終了時、"ラドン"はバインドされる。だがこの瞬間、"ハフリウム"のスキルが発動する。"ラドン"がバインドされた時、バインドゾーンから"ラドン"をスペリオルコールする。」

 

「何!?」

 

「これにより、俺は後2回の攻撃が可能だ。"ランタン"のブースト、右の"ラドン"でもう一度アタック!スキルで手札からガードする場合、2枚以上同時にコールしなければならない!」

 

"無双の星輝兵ラドン"(R右) : パワー58000(10000+10000+38000)

 

 

「くっ...」

 

 

俺の手札は"小さな賢者マロン"、"世界樹の巫女エレイン"、"探索者セイクリッド・ういんがる"。

ガード値が足りない...!

 

 

「ノーガード...ダメージチェック、"友誼の騎士ケイ"。」

 

「バトル終了時、"ラドン"はバインドされる。そして、"ランタン"のブースト、"ラドン"でヴァンガードにアタック!」

 

"無双の星輝兵ラドン" : パワー58000(10000+10000+38000)、☆2

 

「くっ...」

 

「どうやら、ガード値が足りないようだな。」

 

「くそ...!」

 

 

ドガーン

 

 

"ラドン"の攻撃が、"シングセイバー"に直撃する。

そして、俺のダメージゾーンに"戦鎚の騎士オーガスタス"、"沈黙の騎士ギャラティン"が置かれる。

 

 

 

「これで俺の勝ちだ。」

 

「くそ...」

 

「...櫂、今のお前ではダメだ。アイチ君の元に向かわせるわけにはいかない。」

 

「っ、それでも俺は...俺はアイチの元に行きたい!アイチに会いたいんだ!」

 

「ハァ...残念だがここまでだ。そして、そのカードはアイチ君のもの。返してもらおう。」

 

「何!?」

 

 

ユウトが手をかざすと、俺の元から"ブラスター・ブレード"がすべてユウトの元に集まっていく。

 

 

「"ブラスター・ブレード"!」

 

「櫂...お前がアイチ君に会いたいというなら、お前自身の力で立ち向かって来い。」

 

「俺自身の...力...」

 

 

「話はここまでだ。じゃあな。」

 

 

そう言って、ユウトはまた消えていった。

恐らくアイチのいるところに帰ったのだろう。

追いかけようとしたが、模様が消えていったのを見るに、もう追いかけることはできないのだろ。

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「ユウトさん!」

 

「ん、ガイヤール君。そっちは終わったのかい?」

 

「はい。コーリンさんが勝って終わりです。」

 

「そうか...」

 

「それにしても、雀ヶ森レンも蒼龍レオンも、中立と言っておきながら櫂トシキたちに力を貸すとは...僕が一言言ってきましょうか!?」

 

「ふっ、別にいいじゃないか。放っておけばいい。どうせ彼らはここには来られないよ。」

 

「それはそうですが...」

 

 

ガイヤール君は真面目な子だな。ま、そういうところは好感を持てる。

ネーヴも豪快だが優しい人だし、ラティもちょっと不思議な子だけど良い子だ。

 

だが...

 

 

「(セラ、奴の野望を止めつつ、櫂たちの成長を促す...キツイがやり遂げなければならない。そうしなければ、アイチ君は封印されたままになってしまうからな。)」

 

 

 

櫂、早く成長してもう一度俺たちの元に来い。

その時こそ、俺の計画が成就する。

 

 

 

 

.



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第百十八話「いつか見た夢」

櫂side

 

 

 

「アイチ...ユウト...」

 

 

俺たちは今、蒼龍の民の島に来ていた。

石田たちはレオンとシャーリーンに特訓に付き合ってもらっている。

 

俺はというと、"ブラスター・ブレード"を失い、どうすれば良いのか悩んでいる。

 

 

『お前自身の力で来い。出なければ意味がない。』

 

「っ...どういうことなんだ、ユウト...」

 

 

俺自身の力...だが、"ブラスター・ブレード"だって俺の力だ。

アイチへと繋がる、唯一の力だったはずだ...!

 

 

「櫂。」

 

「っ、三和か...」

 

「ほら。」

 

「っ...」

 

 

三和は俺に何かを投げ渡してくる。

これは...デッキケース...?

 

 

「...っ、かげろう...!」

 

「俺も色々考えたんだけどよ...櫂自身って言ったら、やっぱりかげろうじゃねえのか?ユウトが言ってたのは、"ブラスター・ブレード"に導かれるままに戦うんじゃなくて、お前自身がどうしたいかを聞きたかったんじゃねえのかなって...」

 

 

導かれるまま戦うのではなく、俺自身がどうしたいか...か。

そんなもの、問われるまでもなく決まっている。

 

 

「三和、付き合え。」

 

「へへ、そういうと思ってたぜ。手加減無しだぜ。」

 

「当たり前だ。...ありがとう、三和。」

 

「っ!...お前が素直に感謝するなんてな。」

 

「ふっ...」

 

 

待っていろ、アイチ、ユウト。

俺自身の答えをもって、お前たちの元に辿り着いてみせる!

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

『あなたにユウトは相応しくない。』

 

『アサカ...もう俺のことは忘れてくれ。』

 

『さよなら...アサカ...』

 

 

嫌...嫌よ...

 

 

「ユウト...!」

 

 

「アサカさん!?」

 

「アサカ!目が覚めたのね!」

 

「っ...ここは...」

 

「フーファイタービルのあなたの部屋よ。気を失ってしまったから、私たちが運んできたの。」

 

 

そう...コーリンのジャッジメントを受けて、気を失ってしまったのね。

そういえば、体中が痛いわ...っ...それに、あんな夢を見るなんて精神的にも疲れているのかしらね...

 

 

「スイコ、ジリアン...ごめんなさい、少し一人になりたいわ...」

 

「...そう、わかったわ。行きましょう、スイコ。」

 

「えっ、でも...」

 

「いいから。...アサカ、一つだけ覚えていて。あたしはあんたがユウトのことを諦めないなら、絶対にあんたの味方だから。」

 

「あっ、ジリアンさん...っ、アサカさん。私も待っているから。あなたが必ず、もう一度立ち上がるのを。」

 

 

二人が去っていく。

ありがとう、スイコ、ジリアン。

私だってわかっているわ。でも、これからどうしたらいいのかわからない。

 

 

『私の力を使いなさい。』

 

 

「っ!?」

 

 

な、何...!?

私の中から声が...!?

 

 

私はデッキを取り出す。

そこには見たこともないカードがあった。

 

 

「"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”"...これって、リバースユニット...!?」

 

『そうよ...私は新たに生まれ変わったルキエ。あなたのもう一つの姿。』

 

「私の...!?」

 

『リンクジョーカーとの戦いの中で生まれたあなたの負の感情が、あなたの中にもう一つのあなたを生み出した。それが私。だから私はあなた自身でもある。』

 

「っ、違う...!私は闇には囚われない!」

 

『闇?ふふ、違うわ。私は闇じゃない。もう一人のあなた。久導ユウトを独占したい、久導ユウトを誰にも奪われたくない...そんなあなたの負の感情が私を生んだのよ。』

 

「違う...違う...!」

 

『受け入れなさい。あなたの中にそういう感情があったのよ。久導ユウトのためならほかの誰かが傷付いても構わない。そんな非情な感情があなたにあるのよ。』

 

 

 

違う...私は誰かを傷付けるようなことはしたくない!

だって、そんなことをしてもユウトは喜ばない...ユウトは私を愛してくれない!

 

 

『ふふ...だったら私を使ってみるといいわ。私を使えばあなたにもわかる。あなた の本性がね...ふふふふ...アハハハハハハハ!』

 

「っ...私は...」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「おや、意識が戻ったんですね。良かったです。」

 

「レン様...」

 

「アサカ、あまり無茶はしないでください。君が傷付くと僕も心配です。それに...」

 

「それに、ユウトも心配するから、ですか?」

 

「っ...な、何のことですか。誰です、ユウトって。」

 

「やっぱり...レン様は覚えているんですね。レン様が覚えていないはずない...だって、ユウトは私だけじゃない...レン様にとっても大切な人だから。」

 

「っ...ハァ...やっぱり僕は嘘をつくのが苦手です。」

 

 

やっぱり...レン様は最初から全部知っていたんだ。

知っていて、私には何も教えてくれなかった。

どうして私だけ何も知らないの...どうして私は仲間外れ...

 

 

「...アサカ?」

 

「レン様...私とファイトしてください。」

 

「...いいでしょう。」

 

 

私はユウトに会いたい...ユウトがいない人生なんて考えられない。

だから、私は"あなた"を使うわ。"あなた"の言った通りだったわ。

私、結構非情な人間みたいね...ユウトのためならなんだってする...!

 

『そう...それで良いのよ。あなたは私。私はあなた。久導ユウトを取り戻すために、私の力を存分に振るいなさい。たとえそれで、周りの人間を傷付けたとしてもね。』

 

 

 

 

「アサカとはなかなかファイトする機会がありませんでしたね。」

 

「そうですね。私もレン様も、ファイトするのはいつもユウトだった。」

 

「お互い、ユウトに鍛えられた者同士というわけですか。楽しいファイトができそうです。」

 

「...楽しめるかどうかは、わかりませんけどね。」

 

「...?」

 

「さあ、始めましょう。」

 

「ええ。」

 

 

「「スタンドアップ」」

「THE」

「「ヴァンガード!」」

 

「"銀の茨のお手伝い イオネラ"。」

 

「"恐慌の撃退者フリッツ"。」

 

 

「私のターン、ドロー。"銀の茨のお手伝い イリナ"にライド。"イオネラ"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 恐慌の撃退者フリッツ

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"克己の撃退者ラキア"にライド。"フリッツ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。そして、そのままアタック!」

 

"克己の撃退者ラキア" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”"。」

 

「ダメージチェック、"銀の茨の歌姫セルビア"。」

 

「("セルビア"...少しデッキが変わっている?)ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 克己の撃退者ラキア

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"銀の茨の獣使い マリチカ"にライド。"マリチカ"のスキル。CB1でSC3。"銀の茨バーキング・ドラゴン"、"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"銀の茨の竜使い ルキエ"。"銀の茨"が2枚以上SCされたので1枚ドロー。」

 

「(さすがに"銀の茨"で固めてますね。さて、どんなショーを見せてくれるのか。)」

 

「ライドされた"イリナ"のスキル。山札から3枚見て、"銀の茨の神竜メガロルード"、"銀の茨の獣使い アナ"をソウルに置き、残りは山札の下へ。2枚以上置いたので1枚ドロー。さらに今引いた"銀の茨のお手伝い イリナ"をコール。スキルにより山札から2枚確認...っ...!」

 

 

引いた..."銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”"...!

もうこれは運命なのね。レン様には申し訳ないけど...このカードを使ってレン様を倒し、ユウトのことを聞きだす!

 

 

「1枚をソウルに置き、残りは山札の下へ。」

 

「(雰囲気が変わった...一体何をソウルに置いたのでしょうか。)」

 

「"銀の茨の操り人形 りりあん"をコール。これでバトル!まずは"マリチカ"でヴァンガードにアタックよ!」

 

"銀の茨の獣使い マリチカ" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"銀の茨の操り人形 りりあん"。」

 

「ダメージチェック、"超克の撃退者ルケア"。」

 

「次よ!"イリナ"のブースト、"りりあん"でヴァンガードにアタック!ソウルの"銀の茨"は四種類ある...よって、パワー+10000!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 克己の撃退者ラキア

 

□■■

□□■

V   : 銀の茨の獣使い マリチカ

R右  : 銀の茨の操り人形 りりあん

R右下 : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:8枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。立ち上がれ、僕の分身。ライド、"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”"。スキル発動。CB1、"りりあん"を退却。そして相手のヴァンガードのグレード以下のヴァンガードのクリティカル+1。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”" : パワー10000、☆2

 

「さらに"超克の撃退者ルケア"、"黒鎧の撃退者リンナル"をコール。"ルケア"は同じ列にグレード1の"撃退者"がいるので、パワー+5000。」

 

"超克の撃退者ルケア" : パワー15000(10000+5000)

 

「行きますよ、アサカ。"ブラスター・ダーク"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”" : パワー10000、☆2

 

「ふっ、ノーガード。」

 

「へえ、これをノーガードですか。何か狙いがあるようですが...それをも打ち砕いてあげましょう。ドライブチェック、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ルケア"にパワー+10000。」

 

"超克の撃退者ルケア" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「ダメージチェック、"お菓子なピエロ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"銀の茨の獣使い マリチカ" : パワー19000(9000+10000)

 

「2枚目、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。」

 

「何!?」

 

「1枚引き、パワー+10000。」

 

"銀の茨の獣使い マリチカ" : パワー29000(9000+10000*2)

 

「ほら、どうしたんですか?私を打ち砕いてみせてくださいよ、レン様。」

 

「...アサカ、いったいどうしたんです。様子がおかしいですよ。」

 

 

おかしい...?おかしいのはレン様たちの方よ。

私だってチームAL4の仲間なのに、私だけ仲間外れにして...

どうして私には何も言ってくれないの。私が弱いから...?

 

 

「さあ、ファイトを続けてください、レン様。」

 

「..."リンナル"のブースト、"ルケア"でヴァンガードにアタック。」

 

"超克の撃退者ルケア" : パワー33000(10000+5000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"。」

 

「アタックがヒットしたことで、"リンナル"のスキルが発動。山札から3枚見て、"克己の撃退者ラキア"を手札に加え、残りは山札の下へ。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■□□

■■□

V   : ブラスター・ダーク・撃退者"Abyss"

R左  : 超克の撃退者ルケア

R左下 : 黒鎧の撃退者リンナル

 

□■□

□□■

V   : 銀の茨の獣使い マリチカ

R右下 : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:8枚、ソウル:8枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。茨の鞭が鳴り響く時、竜でさえも跪く...舞台に躍り出なさい、我が分身!"銀の茨の竜使い ルキエ"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

「出ましたね、アサカの切り札。」

 

「ふふ、これだけじゃないわ。でも、主役の登場にはそれなりに舞台を盛り上げておかなくてはね。」

 

「...?」

 

「まずは"銀の茨の手品師ロミー"をコール。スキル発動。レストし、ソウルへ置く。山札から3枚見て、"銀の茨のお手伝い イリナ"、"銀の茨の獣使い アナ"、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"をソウルへ。」

 

 

まずまずね。でも最初はこんなものかしら。

初めてでうまくいくなんて、稀有な例だわ。

 

 

「"ルキエ"のスキル発動!CB2、手札を1枚捨て、ソウルから"銀の茨の竜使い ルキエ"、"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"銀の茨の獣使い アナ"、"銀の茨のお手伝い イオネラ"、"銀の茨の神竜メガロルード"をコール!前列にパワー+3000!"ルキエ"、"ライジング・ドラゴン"は自身のスキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R右) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー22000(9000+3000+10000)

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー8000(0+3000+5000)

 

「"メガロルード"のスキル。"リンナル"をソウルに置き、パワー+15000!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー23000(0+3000+5000+15000)

 

「さらに"アナ"のスキル。"アナ"自身と"イリナ"をソウルに置き、CC1。そして手札から"銀の茨の操り人形 りりあん"、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"をコール。」

 

「(グレード2とグレード3を後列にコールした...?一体何を狙って...)」

 

「"りりあん"のスキル。CB1、山札から"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"をソウルに置く。そしてソウルのこのカードのスキルを発動する!」

 

「っ、それは...!」

 

「"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”"のスキル発動!CB1、グレードの異なるユニットを3枚呪縛!"イオネラ"、"ドリアーヌ"、"りりあん"!これにより、ソウルからこのユニットにライドする!」

 

『アハハハハハハハ!さあ、私の力を存分に振るいなさい!』

 

 

そうよ...この力でレン様を倒し、ユウトのもとへ!

それが私の望み...!

 

 

「茨の鞭を振るう時、すべての竜は恐れひれ伏す!女王の名の元に!舞台に終焉をもたらせ!私のもう一つの姿!クロスライド!"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”"!」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「っ、なぜアサカがЯユニットを...!?コーリンさん!?」

 

「なっ...私もわからないわ...!一体どうして...!?」

 

 

どうしてだ...俺はアサカに平和に過ごしていてほしいから...

アサカを守りたいから、アサカの前から姿を消したというのに。

どうしてこうも裏目に出てしまうんだ...!

 

「っ...とにかく、俺が言ってくる。コーリンさんはアイチ君のことを頼む。もしかしたら、アイチ君にも何か影響が出ているかもしれない。」

 

「わ、わかったわ!」

 

 

待っていろ、アサカ。

俺はアサカが危険な目に合わなければそれでいいんだ。

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

レンside

 

 

まさか、アサカがЯユニットを使うとは。

リバースしているわけではなさそうですが...一体どうなっているのやら。

 

 

『レン。聞こえているか。』

 

「その声は...ユウト。」

 

 

突然、僕の端末に通信が入ってくる。

ユウトからのようだが、この状況を見ていたのかな。

 

 

『俺もそちらに向かっている。すまないが、アサカを倒してЯユニットから切り離してくれないか。』

 

「ふっ、わかりました。君が来るまでに解決しておきましょう。」

 

『すまない...アサカを頼む。』

 

プツッ

 

 

通信が途絶える。さて、どうしましょうか。

ユウトからの頼み、絶対に失敗はできません。

 

 

「ふふ...イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"銀の茨ライジング・ドラゴン"をコール。自身のスキルにより、パワー+10000。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(Rア2) : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「バトルよ!"ルキエ”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”" : パワー12000

 

「"アビス・ヒーラー"でガード。さらにクイックシールドを使用して、パワー+5000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”" : パワー35000(10000+5000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"メガロルード"にパワー+10000!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー33000(0+3000+5000+15000+10000)

 

「2枚目、"お菓子なピエロ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、リアガードの"ルキエ"にパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー35000(12000+3000+10000+10000)

 

「左の"ライジング・ドラゴン"でアタック!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン"(R左) : パワー22000(9000+3000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”" : パワー20000(10000+10000)

 

「それだけじゃ足りないわ!"ライジング・ドラゴン"でアタック!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「"ルケア"でインターセプト。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「だったら、"メガロルード"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー33000(0+3000+5000+15000+10000)

 

「"厳格なる撃退者"でガード。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「防ぐのね。ならこれはどうかしら!"ルキエ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー35000(12000+3000+10000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"。」

 

「ふん...これでターンエンドよ。エンド時、まず呪縛カードが解呪される。そして"ドリアーヌ"のスキル発動。このユニット以外をすべてソウルに置き、置かれた枚数2枚につき、1枚ドロー。6枚置いたので3枚ドロー。さらに4枚以上ソウルに置いたので、ソウルからグレード3の"銀の茨"を手札に加える。"銀の茨の竜使い ルキエ"を手札に加えるわ。"ドリアーヌ"は退却。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

□■□

V   : ブラスター・ダーク・撃退者"Abyss"

 

□□■□□

_□□□

V   : 銀の茨の竜女帝ルキエ"Я"

 

アサカ 手札:12枚、ソウル:16枚、ダメージ:2枚(裏:2)

--------------------------------------------------

 

手札12枚ですか...厄介ですね。

あの手札を削り切ったとしても、ソウルがあれだけあればリアガードの展開には困らないでしょう。強くなりましたね、アサカ。

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。」

 

 

ですが、ユウトと約束しました。

アサカを頼まれた以上、僕は君を倒す。

 

 

「"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー23000(13000+10000)

 

「ソウルの"ラキア"のスキル。グレード2からグレード3にライドした時、山札からグレード1の"撃退者"をコールできる。"克己の撃退者ラキア"をコール。さらに"ラキア"のスキル。SB2、ドロップゾーンから今SBした"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”"をコール。そして"ブラスター・ダーク"のスキル。CB1、前列を退却する。」

 

「残念だけど、私のリアガードはいない。」

 

「ええ。ですがその後のスキル。相手のヴァンガードのグレード以下のヴァンガードのクリティカル+1。」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「"黒衣の撃退者タルトゥ"をコール。スキルでSB1、山札から"黒鎧の撃退者リンナル"をコール。このユニットはターン終了時、退却する。これでバトルだ。"ブラスター・ダーク"でヴァンガードにアタック。"ファントム・ブラスター"のスキルでパワー+5000。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の竜使い ルキエ"。」

 

「"リンナル"のブースト、"タルトゥ"でヴァンガードにアタック!」

 

"黒衣の撃退者タルトゥ" : パワー18000(10000+8000)

 

「それもノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の手品師ロミー"。」

 

「アタックがヒットしたことで"リンナル"のスキル発動。山札から3枚見て、"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”"を手札に加え、残りは山札の下へ。」

 

 

なかなかガードしませんね。

"ルキエ"のスキルを使うため、あえてガードをしていないというわけですか。

 

 

「"ファントム・ブラスター"でヴァンガードにアタック!」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「"冥界の催眠術師"でガード。手札を1枚捨て、完全ガードよ。」

 

「ふっ、さすがに守りますか。ツインドライブ、1枚目、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、ヴァンガードにパワー+10000。」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー43000(13000+10000+10000*2)、☆3

 

「いくらトリガーを引いても、このアタックは通らないわ。」

 

「ですが、アタック終了時に"ファントム・ブラスター"のスキルが発動する。CB1、リアガードを3枚退却。"タルトゥ"、"リンナル"、"ラキア"を退却。これによりこのユニットと"ブラスター・ダーク"をスタンドし、ドライブ-1。」

 

 

ここからどれだけ手札を削れるか。

それが次のターンの命運を分ける。

 

 

「"ファントム・ブラスター"でもう一度アタック!」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー43000(13000+10000+10000*2)、☆3

 

「"銀の茨の獣使い アナ"、"お菓子なピエロ"2枚でガード!」

 

"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”" : パワー62000(12000+10000+20000*2)

 

「ドライブチェック、"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"。」

 

 

これでアサカの手札は7枚。

もう少し削りたいところですが、このアタックは防ぎますかね。

 

 

「"ブラスター・ダーク"、ヴァンガードにアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”" : パワー20000(10000+5000*2)

 

「"銀の茨バーキング・ドラゴン"でガード。」

 

"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”" : パワー27000(12000+15000)

 

「守りましたか。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:10枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

□□□

■■□

V   : 撃退者ファントム・ブラスター"Abyss"

R左  : ブラスター・ダーク・撃退者"Abyss"

 

□□■□□

_□□□

V   : 銀の茨の竜女帝ルキエ"Я"

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:16枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「ふふ...これで終わりにしてあげます、レン様。そして、私はユウトの元へ行く。ユウトを私だけのものにするために!」

 

『アハハハハハハハ!そうよ!そうやって負の感情を増幅するのよ!そうすれば、私はもっと強くなれる!』

 

「っ...(どうやらあれが原因のようですね。僕にも見えるくらいに実体化している。)」

 

「私のターン、スタンド&ドロー!"銀の茨の竜使い ルキエ"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!そして手札から"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"銀の茨の操り人形 りりあん"をコール!"ルキエ"のスキル発動!CB2、手札を1枚捨て、ソウルから"銀の茨の獣使いマリチカ"、"銀の茨の竜使い ルキエ"、"銀の茨の獣使い アナ"、"銀の茨のお手伝い イリナ"、"銀の茨のお手伝い イオネラ"、"銀の茨の神竜メガロルード"をコール!前列にパワー+3000、"ルキエ"と"ライジング・ドラゴン"は自身のスキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の獣使い マリチカ" : パワー12000(9000+3000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー17000(9000+3000+5000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー27000(9000+3000+5000+10000)

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー8000(0+3000+5000)

 

「さらに"メガロルード"のスキル!"ブラスター・ダーク"をソウルに置き、パワー+15000!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー23000(0+3000+5000+15000)

 

「さらに"アナ"のスキルで"アナ"自身と"イオネラ"をソウルに置き、CC1。"マリチカ"のスキルでソウルから"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"をコール!」

 

「(さすがだ、アサカ。ソウルを操り、ユニットを従える。ペイルムーンをこれほど使いこなすファイターは、彼女以外にはいないだろう。)」

 

「"銀の茨の獣使い セルジュ"をコール。そしてソウルの"ルキエ”Я”"のスキル!CB1、"セルジュ"、"イリナ"、"ドリアーヌ"を呪縛!ソウルから"ルキエ”Я”"にスペリオルライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!そして"ルキエ”Я”"にはもう一つスキルがある。相手のヴァンガードのグレードが3以上なら、私の前列のユニットは呪縛カード1枚につき、パワー+3000!」

 

「何!?」

 

"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”" : パワー21000(12000+3000*3)

"銀の茨の獣使い マリチカ" : パワー21000(9000+3000+3000*3)

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー34000(12000+3000+10000+3000*3)

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー26000(9000+3000+5000+3000*3)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー36000(9000+3000+5000+10000+3000*3)

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー32000(0+3000+5000+15000+3000*3)

 

 

「行くわよ、レン様。まずは"マリチカ"でアタック!」

 

 

どうする...攻撃は6回。後からコールするようなスキルはない。

僕のダメージは3。受けられる攻撃は2回。この手札、ガード値なら....

 

 

「"克己の撃退者ラキア"でガード。」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー23000(13000+10000)

 

「なら、"ルキエ”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”" : パワー21000(12000+3000*3)

 

「"アビス・ヒーラー"でガード。」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー33000(13000+20000)

 

「ふん...そんなガード、吹き飛ばしてあげる!ツインドライブ、1枚目、"銀の茨の手品師ロミー"。2枚目、"銀の茨の竜使い ルキエ"。くっ...ノートリガー...」

 

「どうしました。その程度ですか。」

 

「っ、うるさい!"メガロルード"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー32000(0+3000+5000+15000+3000*3)

 

「"黒衣の撃退者タルトゥ"、"厳格なる撃退者"でガード。」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー33000(13000+5000+15000)

 

「くっ、"ライジング・ドラゴン"!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー36000(9000+3000+5000+10000+3000*3)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"哀慕の騎士ブランウェン"。」

 

「"ルキエ"でアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー34000(12000+3000+10000+3000*3)

 

「それもノーガードです。ダメージチェック、"黒衣の撃退者タルトゥ"。」

 

「これでトドメよ!"りりあん"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー36000(9000+3000+5000+3000*3+10000)

 

「"暗黒の盾マクリール"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「なっ!?」

 

「これで終わりですか、アサカ。それでは僕は倒せないし、ユウトの元には行けません。」

 

「くっ...エンド時、まず解呪。(ここで"ドリアーヌ"のスキルを使えば手札が増える。でも、そうするとデッキがもう少ないからデッキアウトで負ける可能性もある..)ここはこのままターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

レン 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

□□□

□■□

V   : 撃退者ファントム・ブラスター"Abyss"

 

□■■■■■■

__■■■

V   : 銀の茨の竜女帝ルキエ"Я"

R右  : 銀の茨の獣使い マリチカ

R左  : 銀の茨の竜使い ルキエ

R中央 : 銀の茨の獣使い セルジュ

R右下 : 銀の茨の獣使い ドリアーヌ

R左下 : 銀の茨のお手伝い イリナ

Rア1 : 銀の茨の操り人形 りりあん

Rア2 : 銀の茨ライジング・ドラゴン

Rア3 : 銀の茨の神竜メガロルード

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:12枚、ダメージ:4枚(裏:4)

--------------------------------------------------

 

「(大丈夫...私の手札はガード値の高いカードばかり。それに完全ガードまである。負けるはずがない。)」

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「っ、ここで"レイジングフォーム"!?」

 

「登場時、ダメージが4枚以上ならCB1で山札よりグレード2以下の"撃退者"をコールできる。"黒鎧の撃退者リンナル"をコール。さらに手札から"黒衣の撃退者タルトゥ"をコール。スキルでSB1、山札から"克己の撃退者ラキア"をコール。そしてコールされた"ラキア"のスキル。SB2、ドロップゾーンから"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”"をコール。さらにスキルでCB1で"マリチカ"を退却。ヴァンガードのクリティカル+1!」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)、☆2

 

「"厳格なる撃退者"をコール。さあ、これで準備は整いました。」

 

「っ...(この気迫...まるでユウトのような...!)」

 

「"リンナル"のブースト、"タルトゥ"でヴァンガードにアタック。」

 

"黒衣の撃退者タルトゥ" : パワー18000(10000+8000)

 

「"銀の茨の手品師ロミー"でガード。」

 

"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”" : パワー22000(12000+10000)

 

「"ラキア"のブースト、"ブラスター・ダーク"でアタック。」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”" : パワー18000(10000+8000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨のお手伝い イリナ"。」

 

「"レイジングフォーム"でヴァンガードにアタック!」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000*2)、☆2

 

「させない!"銀の茨の獣使い セルジュ"、"お菓子なピエロ"でガード!」

 

"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”" : パワー47000(12000+15000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"詭計の撃退者マナ"。2枚目、"超克の撃退者ルケア"。」

 

「アタックは通らない!」

 

「ですが、"レイジングフォーム"のスキル。リアガードを3枚退却。"タルトゥ"、"リンナル"、"ラキア"を退却。手札から"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン"にスペリオルライド。イマジナリーギフトフォースⅠを左前列へ。さらに"レイジングフォーム"のスキルでCB1、山札から"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”"をコール。そしてアタック!」

 

"ブラスター・ダーク・撃退者”Abyss”" : パワー20000

 

「っ、"りりあん"、"ライジング・ドラゴン"でインターセプト!」

 

"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”" : パワー22000(12000+5000*2)

 

「"厳格なる撃退者"のブースト、"レイジングフォーム"でヴァンガードにアタック!」

 

"撃退者レイジングフォーム・ドラゴン" : パワー38000(13000+10000*2+5000)

 

「ふふ、残念だけど私にはこれがある!"冥界の催眠術師"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"詭計の撃退者マナ"。2枚目、"哀慕の騎士ブランウェン"。」

 

「ふふ...アハハハハハハハ!これで私の勝ちは決まった!」

 

 

ふむ...どうやら完全にあれに飲み込まれてしまったようですね。

これは早くケリをつけて、アサカを救う必要がありそうです。

 

 

「僕の攻撃はまだ終わりません。"レイジングフォーム"のスキル発動!」

 

「っ、まだ手札にグレード3があると言うの!?」

 

「"ブラスター・ダーク"2枚、"厳格なる撃退者"を退却。手札から"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー43000(13000+10000*3)

 

「行け、"ファントム・ブラスター"!ヴァンガードにアタック!」

 

「くっ...ガード値が足りない...ノーガード...」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ダークサイド・トランぺッター"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー53000(13000+10000*3+10000)、☆2

 

「2枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"撃退者ファントム・ブラスター”Abyss”" : パワー63000(13000+10000*3+10000*2)、☆3

 

「なっ...そんな...」

 

 

これで終わりだ。今、元に戻してあげます。

ユウトと約束しましたから。それに、アサカは僕にとっても大切な仲間だ。

 

 

『くくく...アハハハハハハハ!さすがね、雀ヶ森レン...でも、私は消えない!アサカの中に久導ユウトを想う気持ちがある限り!』

 

「ふっ...それでも、アサカは君を乗り越えていく。アサカはそんなに弱い子じゃないからね。」

 

『くっ...私は...ただ...アサカを...』

 

「...終わりだ。」

 

 

「っ...ダメージチェック、"銀の茨の獣使い マリチカ"...」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

 

「っ...」

 

「アサカ...大丈夫か。」

 

「えっ...ユウト...これは幻覚かしら...」

 

「ふっ...アサカ。俺は君に幸せに生きてほしいんだ。君に危険な真似をしてほしくない。だから俺のことは忘れて、レンたちと共に生きていくんだ。」

 

「...嫌よ...ユウトがいない世界なんて...私はいらない...ユウトがいなかったら、今の私はいないの...ユウトが大好きなの...」

 

「っ...ごめん...それでも俺は、君に危険な目に合ってほしくないんだ...さようなら、アサカ。」

 

 

 

待って...お願い...

ユウトを失いたくない...ユウトの隣にいたいのよ...!

 

 

「レン、アサカを頼む。」

 

「...ほかに道はないのですか。」

 

「ない。...櫂が俺の前に現れ、俺を超える。それまではな...」

 

「...わかりました。ですが...アサカの気持ちもわかってあげてください。」

 

「っ...そうだね...でも、俺はアイチ君を犠牲にする未来なんて御免だからさ。レンだって、そう思って俺に協力してくれているんだろう。」

 

「はい...」

 

 

ユウト...先導アイチのために...

それでも私は...あなたを.....

 

 

 

『私ね、大きくなったらユウトのお嫁さんになる!』

 

『えっ、アサカちゃんが僕の...?』

 

『うん!ユウトが私を救ってくれたから...だからね、今度は私の番!ずーっとユウトのそばで、ユウトのことを守ってあげる!』

 

『...ふふ、ありがとう、アサカちゃん。僕もアサカちゃんのこと大好きだよ。』

 

 

 

懐かしい夢...そうだ...私がユウトを助けるんだ...

だって、約束したじゃない。私を救ってくれたユウト。今度は私がユウトを助ける番だって...だから...待っていて、ユウト...必ず迎えに行くから...

 

 

.



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第百十九話「それぞれの決意」

ファイト無し。


櫂side

 

 

「くそ~...また負けた。」

 

「ふっ...これで50戦50勝だな。」

 

「櫂、お前やっぱり鬼だぜ...」

 

 

三和のおかげで、ようやく自分の答えが掴めた気がする。

ユウトは言っていた。リンクジョーカーを滅ぼすのではダメだと。

リンクジョーカーは滅ぼすことができないと。

 

だが、こうも言っていた。戦いの連鎖を断ち切る必要があると。

だからこそ、アイチは俺たちの前から姿を消したのだと。

 

 

だが、俺はこうも思う。

封印するのではなく、受け入れることはできないかと。

リンクジョーカーを惑星クレイに受け入れることで、共存することはできないかと。

 

確かに奴らは惑星クレイを、地球を侵略してきた敵だ。

だが、クレイにも地球にも様々な奴がいる。

良い奴もいれば悪い奴もいる。いがみ合っていたやつらが手を取りあう未来だってある。リンクジョーカーを拒否するのではなく、受け入れることで戦いの連鎖を断ち切ることができるのではないかと。

 

 

「ユウトもそう言いたかったんだろうな...」

 

「あん?」

 

「いや、何でもない。さあ、三和。まだまだ付き合ってもらうぞ。」

 

「おいおい...少しは休ませてくれ~...」

 

 

待っていろ、アイチ、ユウト。

俺は俺の答えをもって、お前たちのところへ行く。

その時こそ、俺の考えが正しいかがわかるはずだ。

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

「ルキエ...あなたは私だと言ったわね。」

 

『ふふ、そうよ。あなたは私。私はあなた。』

 

「だったら、あなたの力を貸しなさい。」

 

『...へえ、どういうことかしら。』

 

「ずっと...私の中にユウトに対する独占欲とか、ユウトが他の女と話していると嫉妬したり、嫌な感情が渦巻いていた。でも、それはダメだって思ってたの。」

 

 

ユウトはそういう子は嫌いだと思ったから。

ユウトの負担になりたくなかったから。

そして私自身、そんな自分が好きになれなかったから。

 

 

「でも、それも私なんだって思ったの。あなたの力に飲み込まれて、レン様と戦っているときに思った。これも私自身なんだって。」

 

『...』

 

「私は私を否定したくない。だから、あなたのことも受け入れる。だからお願い...ユウトの元に行くために、あなたの力を貸してちょうだい。」

 

 

これが私の答え。私の気持ち。

ユウトに愛されたい、嫌われたくないと思う自分。

ユウトを愛したい、独占したいと思う自分。

全部が私。だから私は"私"を受け入れる。

 

 

『ふふ...アハハハハハハハ!』

 

「な、何よ...」

 

『最初から言っているじゃない。私はあなた。あなたは私。私の力を使うのに許可なんていらないわ。自分自身の力をどう使おうと、自分の勝手よ。』

 

「ルキエ...」

 

『馬鹿じゃないの。難しく考える必要なんてないのよ。あなたはあなたの思った通りにすればいい。自分の意志は自分で決めるものよ。』

 

「ふっ...ありがとう、ルキエ...」

 

『...バーカ....その代わり、必ずユウトをものにしなさい。他の誰かに取られちゃダメよ。』

 

「ふふ...当然よ。だって、ユウトと約束したもの。ずーっと一緒にいるって。」

 

 

だから待っていて、ユウト。

必ずあなたの元に行く。あなたを取り戻してみせる。

その時、あなたの答えを聞かせて...あの日、待つと言った私の告白の答えを。

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「アイチ君...」

 

「幸い、アイチには何の影響もなかったわ。」

 

「そうか...ありがとう、コーリンさん。」

 

 

アサカがЯユニットを使ったときは焦ったが...

アイチ君の方に何も影響がなくてよかった。

何より、アサカに何もなくてよかった。

 

 

「それにしても、櫂トシキたちはここに辿り着くかしら。」

 

「来るよ。」

 

「っ、随分と即答なのね。」

 

「当然だよ。あいつはそういうやつだ。絶対に諦めない。必ず俺たちの元に辿り着くよ。」

 

 

俺は櫂を信じている。

同じチームフーファイターだったころから、あいつは誰よりも諦めの悪い奴だったのを知っている。誰よりも友達想いだってことも知っている。

だから、あいつの中にアイチ君への、友達への想いが燃え続けている限り、あいつは絶対に諦める男ではない。

 

 

だからこそ、俺は櫂を選んだんだ。

リンクジョーカーを受け入れるために、世界を、アイチ君を救うために。

 

 

「さあ、コーリンさん。そろそろ最後の仕事になりそうだ。気を引き締めていこう。」

 

「ええ。必ず彼の野望を打ち砕き、私たちの計画を成就させましょう。」

 

「ああ。」

 

 

待っていてくれ、アイチ君。

君を封印したままにはさせない。必ず君を救いだす。

ま、それは俺ではなく、櫂の役目だけどね。

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

セラside

 

 

 

「くくく...先導アイチ...もうすぐです。あなたは目覚め、私はリンクジョーカーの力を手にする...」

 

「セラ様、次の私の役目は...」

 

「ああ。櫂トシキたちをここに導くよう、わざと入り口に入る様を見せつけなさい。」

 

「はっ。」

 

 

くくく...私の崇高な目的など、ガイヤールたち他のカトルナイツは気付いていない。久導ユウトや立凪コーリンも気付いていない。何と愚かな者たちだ。

 

まさか味方に、リンクジョーカーの力を狙う者がいるとは思わないだろうな。

わざわざ櫂トシキたちの元に出向かなくとも、彼らがここに来られるわけがないというのに...わざわざ出向くことで先導アイチを隠す存在がいることを知らしめた。

 

さらには我々の強さを見せつけることで、櫂トシキたちの成長を促した。

後は櫂トシキたちをこの場所に導き、私がわざと敗北すればいい。

 

もう一つ封印が解ければ、後は私の力で封印を力尽くで解けばリンクジョーカーの力は私のものとなる。

 

 

「くくく...我ながら完璧な計画だ。くくく...フハハハハハ!」

 

 

さあ、この場所へ早く来い、櫂トシキ!

そうすれば世界は私のものとなる...リンクジョーカーの力で私は世界の王となるのだ!フハハハハハハハハハハ!

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

 

「それで、あたしたちに話って?」

 

「アサカさん、何だかすっきりした顔ね。」

 

「ええ...二人にお願いがあって...」

 

「改まって、どうしたの?」

 

 

何だか言いにくいわね...でも、この二人にはちゃんと言っておきたい。

二人とは何度も言い争ったけど、それでも私にとっては大切な...その、友達...だから。

 

 

「えっと...その...ね...」

 

「ああ、もう!じれったいわね!一体何を言いたいの!」

 

「っ...そ、その..........お願い!ユウトを取り戻すために、私に力を貸してください!」

 

「「....」」

 

 

私は二人に向かって頭を下げる。

二人は黙ったままだ。

 

 

「...やっぱりダメかしら...」

 

「...ハァ...そんなこと...」

 

「なっ!?そんなことって...」

 

「そんなことよ。ねえ、スイコ。」

 

「ふふ、そうね。」

 

「なっ...スイコまで...」

 

 

そんなことって何よ!

私はこれでもいっぱい悩んで出した答えだっていうのに!

 

 

「あのね、アサカ。あたしたち言ったじゃない。あんたがユウトを諦めない限り、あたしたちはあんたの味方だって。」

 

「そうよ、アサカさん。私はこれからもあなたの味方のつもりよ。だからそんなかしこまって頼む必要なんてないの。」

 

「あっ...」

 

「あんたがあたしたちのこと、どう思ってるか知らないけど...あたしはあんたのこと、その...と、友達...だと思ってるわ。」

 

「ふふ...私もよ。アサカさんにジリアンさん。ユウト君を好きになった者同士、何だかいつも一緒にいたから...私もあなたたちのこと、友達と思ってるわ。」

 

 

ジリアン...スイコ...

二人とも、ありがとう...!

 

 

「私も...二人のことは友達だと思ってる...だから、もう一度言うわ。私に力を貸して!」

 

「「もちろん!」」

 

 

ありがとう、ジリアン、スイコ。

面と向かって言うのは恥ずかしいから言えないけど、あなたたちのこと大好きよ。

一緒にユウトの元に行きましょう。そして、ユウトを取り戻しましょう。

 

 

 

 

.



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第百二十話「猛る雷」

櫂side

 

 

 

「ここが...」

 

「ああ。ここにモレスの野郎が入っていったんだよ。」

 

「別に普通の地下道って感じだけど...」

 

 

俺たちは今、石田がセラの従者だというモレスを見かけた場所へと来ていた。

それが本当であれば、アイチの元に辿り着けるかもしれない。

 

 

「あっ、いたぜ!」

 

「しっ...尾行しましょう。」

 

「ああ。行くぞ、みんな。」

 

 

どうやら石田がモレスを発見したようだ。

あの男がモレスか...石田以外は見たことがない。ここは石田に任せよう。

 

 

モレスを追いかけると、前に見たような模様が描かれている部屋に辿り着いた。

そして、床を動かして消えるモレスを見る。

どうやら正解のようだ。ここからアイチの元に行ける。

 

 

「どうする。このまますぐ突入するか?」

 

「ちょっと待って。アサカたちに連絡を...」

 

 

「私たちならここにいるわ。」

 

「アサカ!?」

 

 

振り返ると、後ろには鳴海アサカたち3人がいた。

どうやらこのまま突入できそうだな。

 

 

「行こう。アイチを取り戻しに!」

 

「ユウトのために!」

 

「「「おう!」」」

「「「ええ!」」」

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「っ...ここにアイチが...」

 

 

ワープとはこんな感じなのか。

一瞬で別の場所に移動するのは、何だか変な気分だ。

 

 

「な...馬鹿な...!なぜおまえたちがここに!」

 

「ラウル・セラ!それにモレス!」

 

「へっ、てめえを見つけて追いかけたらここに来れたぜ。」

 

「...」

 

「ヒィィ!」

 

 

どうやら計算外だったようだな。

だがここにアイチがいるのは確かなようだ。

こいつらを倒し、アイチを取り戻す!

 

 

「...まあいいでしょう。どうせ君たちがアイチ様のところに辿り着けるわけがありません。」

 

「なんだと!」

 

「くく...だって、君たちは全員ここで私に倒されるのですから。」

 

「ふっ...随分な自信だが、俺たちは強くなった。お前たちを倒し、アイチを取り戻す!」

 

「では、試してみますか。」

 

 

そう言って、セラはデッキを取り出す。

そうだ。俺たちは強くなった。アイチを取り戻すために、カトルナイツを全員倒してみせる!

 

 

「櫂、俺にやらせてくれ。」

 

「石田...」

 

「ほう...櫂トシキではなく、あなたが私を倒すと。」

 

「ああ。俺だってアイチのメイトだ。その気持ちは誰にだって負けてねえ。」

 

 

石田...そうだな。お前はアイチに導かれたヴァンガードファイター。

アイチを想う気持ちは、俺と同じだ。

 

 

「やれ、石田。セラを倒し、アイチを取り戻すぞ。」

 

「櫂...おう!」

 

「...では、さっそく始めましょう。誘おう、ミレニアムブリザードプリズン!」

 

 

セラが氷のプリズンを展開する。

俺たちは何度も負けてきた。カトルナイツに何度も挑み、その度に負けてきた。

だが今度は違う。今度こそカトルナイツを倒してみせる。

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

石田side

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"抹消者スプリングライト・ドラコキッド"!」

 

「"キャプテン・ナイトキッド"。」

 

 

グランブルーか。俺はあんまり戦ったことのねえクランだな。

確かドロップゾーンからコールするのを得意とするんだったな。

 

 

「デッキが変わってやがる...」

 

「そうなのか、カムイ。」

 

「ああ...あいつ、久導ユウトと同じネオネクタールの"銃士"デッキだったのに...」

 

 

「くくく...あれは私が一族の戦いで手に入れたデッキ。本来の私はこのグランブルーデッキを使うのですよ。」

 

「へっ、どんなクランを使おうが関係ねえ。俺がお前を倒す!俺のターン、ドロー。"抹消者デモリッション・ドラゴン"にライド!"スプリングライト"のスキルで1枚引き、ターンエンド!」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : キャプテン・ナイトキッド

 

□■□

□□□

V   : 抹消者デモリッション・ドラゴン

 

ナオキ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"伊達男ロマリオ"にライド。"ナイトキッド"のスキルで1枚ドロー、クイックシールドを得る。"ロマリオ"でヴァンガードにアタック。」

 

"伊達男ロマリオ" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"サムライスピリット"。」

 

「ダメージチェック、"ライジング・フェニックス"。」

 

「ふむ...これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 伊達男ロマリオ

 

□■□

□□□

V   : 抹消者デモリッション・ドラゴン

 

ナオキ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"ドラゴニック・デスサイズ"にライド!さらに"抹消者デモリッション・ドラゴン"をコール!」

 

「ふっ...相変わらず押せ押せなファイト。どこが強くなっているというのです?」

 

「へっ、これからだぜ。"デモリッション"でヴァンガードにアタック!」

 

"抹消者デモリッション・ドラゴン" : パワー8000

 

「そのアタックは通しません。クイックシールドを使用。パワー+5000。」

 

"伊達男ロマリオ" : パワー13000(8000+5000)

 

「だったら、"デスサイズ"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー9000

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"毒心のジン"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードに!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

 

おし!クリティカルトリガー!

これで2ダメージだぜ!

 

 

「ふっ...ダメージチェック、"剣豪ナイトストーム"、"突風のジン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"伊達男ロマリオ" : パワー18000(8000+10000)

 

「おし、これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 伊達男ロマリオ

 

□■■

□□□

V   : ドラゴニック・デスサイズ

R右  : 抹消者デモリッション・ドラゴン

 

ナオキ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"グリード・シェイド"にライド。"ロマリオ"のスキル発動。CB1、手札から1枚をソウルへ。山札から3枚ドロップし、ドロップから1枚を手札に加える。"グリード・シェイド"を手札に加えます。」

 

 

他にドロップに置かれたカードは、"荒海のバンシー"、"伊達男ロマリオ"か。

グランブルーにとって、ドロップゾーンは第二の手札って言うみたいだからな。

 

「さらに"グリード・シェイド"のスキル。手札を1枚捨て、山札から2枚ドロップ。ドロップゾーンから"荒海のバンシー"を手札に。さらに手札から"グリード・シェイド"をコール。同じスキルをもう一度発動。手札を1枚、今加えた"荒海のバンシー"を捨て、山札から2枚ドロップ。...ふむ、これなら今捨てた"荒海のバンシー"を手札に加えます。」

 

 

これでドロップゾーンは6枚。何がドロップしたかも見ておいた方が良いよな。

アイチを取り戻すために、何が何でも勝たなくちゃいけねえんだ。

 

 

「ヴァンガードの"グリード・シェイド"で、ヴァンガードにアタック!」

 

"グリード・シェイド"(V) : パワー9000

 

「"イエロージェム・カーバンクル"でガード!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー24000(9000+15000)

 

「ドライブチェック、"ナイトスピリット"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてリアガードの"グリード・シェイド"へ。」

 

"グリード・シェイド"(R左) : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

 

くっ...ここでクリティカルかよ。

さすがに次は守れねえ...

 

 

「くく..."サムライスピリット"のブースト、"グリード・シェイド"でヴァンガードにアタック。」

 

"グリード・シェイド"(R左) : パワー27000(9000+10000+8000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン"、"遮断の抹消者ヌスク"。」

 

「これでダメージ3。早くも逆転ですね。」

 

「くそ...!」

 

「ふふ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■□□

■■□

V   : グリード・シェイド

R左  : グリード・シェイド

R左下 : サムライスピリット

 

□■■

□□□

V   : ドラゴニック・デスサイズ

R右  : 抹消者デモリッション・ドラゴン

 

ナオキ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!」

 

 

 

 

「石田...何だか消極的になってる...?」

 

「確かにな...なんかいつもの勢いを感じねえ。」

 

「ふっ...石田なら大丈夫だ。」

 

「櫂...?」

 

「あいつはアイチに導かれ、ヴァンガードの世界に足を踏み入れた。アイチを取り戻すという気持ちは、人一倍強い。」

 

「そうね。彼は強いわ。戦った私がそれを一番よく知っている。」

 

 

 

 

「"ドラゴニック・デスサイズ"をコール!スキル発動!SB2、"グリード・シェイド"をバインドし、パワー+3000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「さらに"ボーイングソード"のスキルが発動するぜ!山札以外からバインドされた時、お前は山札からバインドされたカードと同名のカードを1枚までバインドしなくちゃならねえ。」

 

「("グリード・シェイド"は残り1枚...このあとに使う可能性もあるユニットではあるが...)私は山札から"グリード・シェイド"をバインドします。」

 

「バインドしたならユニット1枚にパワー+5000!俺は"デモリッション"にパワー+5000!」

 

"抹消者デモリッション・ドラゴン" : パワー13000(8000+5000)

 

「行くぜ!"ボーイングソード"でヴァンガードにアタック!」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン" : パワー12000

 

「"荒海のバンシー"でガードします。」

 

"グリード・シェイド" : パワー24000(9000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"抹消者デモリッション・ドラゴン"。2枚目、"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"。」

 

 

トリガーは出なかったか...だけど、そんなもの関係ねえ!

俺の攻撃で、あいつをぶっ倒す!

 

 

「"デモリッション"でヴァンガードにアタック!」

 

"抹消者デモリッション・ドラゴン" : パワー13000(8000+5000)

 

「"キャプテン・ナイトミスト"でガード。」

 

"グリード・シェイド" : パワー14000(9000+5000)

 

「だったら、"デスサイズ"でヴァンガードにアタック!同じ縦列の前列に相手リアガードがいないので、パワー+5000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー22000(9000+3000+5000+5000)

 

「ふっ、"ナイトスピリット"でガード!」

 

"グリード・シェイド" : パワー24000(9000+15000)

 

「なっ!?」

 

「くく...貴方の攻撃などこの程度。私には傷一つ付けられないのです!」

 

「くっ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)、バ:2

 

■□□

□■□

V   : グリード・シェイド

R左下 : サムライスピリット

 

□■■■

□□□

V   : 抹消者ボーイングソード・ドラゴン

R右  : 抹消者デモリッション・ドラゴン

Rア1 : ドラゴニック・デスサイズ

 

ナオキ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。海底に沈む無数の墓標から甦りし者どもを操るがいい。気高くも呪われし、暗黒の貴族よ!ライド、"海賊貴公子ピノ・ノワール"!イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得!」

 

「これがあいつの切り札...」

 

「"ピノ・ノワール"がいる限り、私の前列のユニットはドロップゾーンのトリガーユニット3枚につき、パワー+5000!私のドロップゾーンに、トリガーユニットは4枚!」

 

"海賊貴公子ピノ・ノワール" : パワー17000(12000+5000)

 

「"剣豪ナイトストーム"をコール!スキルにより、山札から2枚ドロップしてパワー+5000!」

 

"剣豪ナイトストーム" : パワー22000(12000+5000+5000)

 

 

っ、"お化けのりっく"、トリガーがドロップゾーンに...!

これでトリガーユニットは5枚か!

 

 

「さらに"海賊麗人ピノ・ブラン"をコール。この瞬間、"ピノ・ノワール"のスキル!"ピノ・ブラン"が登場した時、SB1を支払うことで山札から2枚ドロップ!その中に含まれるトリガー効果をすべて発動する!」

 

「なんだと!?」

 

「2枚ドロップ...ドロップしたのは"海賊麗人ピノ・ブラン"、"ナイトスピリット"。よって、クリティカルトリガーの効果が1回発動する!効果はすべてヴァンガードへ!さらにこれによりドロップのトリガーユニットは6枚になった!さらに+5000!」

 

"海賊貴公子ピノ・ノワール" : パワー32000(12000+5000*2+10000)、☆2

"海賊麗人ピノ・ブラン" : パワー19000(9000+5000*2)

"剣豪ナイトストーム" : パワー27000(12000+5000+5000*2)

 

「くく..."ピノ・ノワール"でヴァンガードにアタック!」

 

「このアタックを通すわけにはいかねえ!"イエロージェム・カーバンクル"、"毒心のジン"でガード!」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン" : パワー42000(12000+15000*2)

 

「ツインドライブ、1枚目、"サムライスピリット"。2枚目、"お化けのりっく"。ゲット、ヒールトリガー。回復はできませんが、"ピノ・ブラン"にパワー+10000。」

 

"海賊麗人ピノ・ブラン" : パワー29000(9000+5000*2+10000)

 

「やれ、"ピノ・ブラン"。」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"抹消者デモリッション・ドラゴン"。」

 

「続け、"ナイトストーム"!」

 

"剣豪ナイトストーム" : パワー35000(12000+5000+5000*2+8000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"雷鞭の抹消者スハイル"。」

 

「くく...これでダメージ5。もう諦めたらどうです?」

 

「っ、俺はまだ負けちゃいねえ!」

 

「ハァ...まあいいでしょう。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)、バ:2

 

■□□

■■■

V   : 海賊貴公子ピノ・ノワール

R右  : 海賊麗人ピノ・ブラン

R左  : 剣豪ナイトストーム

R左下 : サムライスピリット

 

□■■■

□□□

V   : 抹消者ボーイングソード・ドラゴン

R右  : 抹消者デモリッション・ドラゴン

Rア1 : ドラゴニック・デスサイズ

 

ナオキ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「これで石田のダメージは5...対するセラのダメージは2。」

 

「追い詰められてやがるな...」

 

「大丈夫だ。石田は諦めていない。あいつは必ず勝つ。」

 

「櫂...」

 

 

 

「へっ、そうだぜ。俺が勝つ!俺のターン、スタンド&ドロー!」

 

 

俺の手札には"こいつ"がある。

だけどセラの手札にはプロテクトがある。

今じゃねえ...勝負は次のターン!

 

 

「"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て1枚ドロー!さらにライドされた"ボーイングソード"のスキル!ソウルからコールし、俺のダメージ2枚につき、相手のドロップから1枚バインドするぜ!」

 

「何!?ドロップからだと!?」

 

「へっ、グランブルーにとってドロップゾーンは第二の手札。これは痛いだろ!」

 

「くっ...!」

 

 

ここでノーマルユニットをバインドしたら、さらにスキルが発動してパワーが上がる。だけどここはトリガーユニットをバインドして、少しでも次のターンのやつのパワーアップを防ぐ!

 

 

「"突風のジン"、"お化けのりっく"をバインド!」

 

「チッ...!」

 

「"デモリッション"を後列に移動!"雷鞭の抹消者スハイル"、"覇軍の抹消者ズイタン"をコール!"スハイル"のスキル発動!手札を1枚捨て、"ピノ・ブラン"をバインドして1枚引くぜ!」

 

「くそ..."ピノ・ブラン"はアタックされないユニット...それをバインドで対処するとは...!」

 

「まだだぜ!"ボーイングソード"のスキル!山札以外からバインドされた時、相手はそれと同名のユニットを山札からバインドしなくちゃならねえ!」

 

「くっ...!私は山札から"ピノ・ブラン"をバインド...!」

 

「バインドしたならユニット1枚にパワー+5000!"スハイル"を選ぶぜ!さらに"スハイル"は自身のスキルで、アクセルサークルにいる時、パワー+5000!」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー24000(9000+5000+5000+5000)

 

「行くぜ!リアガードの"ボーイングソード"でリアガードにアタック!」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"(R左) : パワー12000

 

「ふん...ノーガード。"ナイトストーム"は退却。」

 

「次はこいつだ!ヴァンガードの"ボーイングソード"でアタック!」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"(V) : パワー12000

 

「"サムライスピリット"、"ナイトスピリット"でガード!」

 

"海賊貴公子ピノ・ノワール" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「くっ...ツインドライブ、1枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"スハイル"へ!」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー34000(9000+5000+5000+5000+10000)、☆2

 

「2枚目、"蟲毒の抹消者セイオウボ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"スハイル"にパワー+10000!」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー44000(9000+5000+5000+5000+10000*2)、☆2

 

「くっ...ダブルトリガーとは...」

 

「"デモリッション"のブースト、"ズイタン"でアタック!」

 

"覇軍の抹消者ズイタン" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"キャプテン・ナイトミスト"。」

 

「"スハイル"でアタック!」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー44000(9000+5000+5000+5000+10000*2)、☆2

 

 

このアタックが通れば俺の勝ちだ!

だが、奴の手札にはプロテクトがある...

 

 

「ふぅ...残念ですが、その攻撃は通りません。プロテクトでガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「くっ...やっぱりな...だがこれはどうだ!"デスサイズ"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"突風のジン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"海賊貴公子ピノ・ノワール" : パワー22000(12000+10000)

 

「くっ!」

 

「くく...無駄な足掻きでしたねえ。」

 

「っ...だがこれでお前の手札はたった2枚!次のターン、俺が守り切って勝ってやる!」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:2枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)、バ:6

 

■□□

□■□

V   : 海賊貴公子ピノ・ノワール

R左下 : サムライスピリット

 

■■■■■

_□□■

V   : 抹消者ボーイングソード・ドラゴン

R右  : 覇軍の抹消者ズイタン

R左  : 抹消者ボーイングソード・ドラゴン

R右下 : 抹消者デモリッション・ドラゴン

Rア1 : ドラゴニック・デスサイズ

Rア2 : 雷鞭の抹消者スハイル

 

ナオキ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「くく...手札が2枚?くくく...フハハハハハ!」

 

「っ、何がおかしいんだ!」

 

「貴方が言ったことですよ。グランブルーにとって、ドロップゾーンは第二の手札。私の手札が何枚だろうが関係ない!」

 

「っ...!」

 

「私のターン、スタンド&ドロー。ドロップゾーンの"粉骨の呪術師ネグロボーン"のスキル発動。手札を1枚捨て、このユニットを山札の下へ。ドロップゾーンからグレード1をコールできるが、ドロップゾーンの枚数が10枚以上なら好きなグレードをコールできる。"キャプテン・ナイトミスト"をコール!さらに"ナイトミスト"のスキルでCB1、ドロップゾーンから"キャプテン・ナイトミスト"をコール!さらに同じスキルでCB1、ドロップゾーンから"スケルトンの狙撃兵"をコール!」

 

 

な、なんだよこれ...!

どんどんリアガードが埋まっていきやがる!

 

 

「ドロップゾーンの"サムライスピリット"のスキル!SB1、"スケルトンの狙撃兵"を退却!ドロップゾーンからこのユニットをコールし、パワー+4000!」

 

"サムライスピリット"(R中央) : パワー12000(8000+4000)

 

「さらに"スケルトンの狙撃兵"が退却した時、山札から2枚をドロップできる。...おやおや、どちらもトリガーユニットですか。これでドロップゾーンのトリガーユニットは8枚。よって前列のパワー+10000!」

 

"海賊貴公子ピノ・ノワール" : パワー22000(12000+5000*2)

"キャプテン・ナイトミスト"(R右) : パワー19000(9000+5000*2)

"キャプテン・ナイトミスト"(R左) : パワー19000(9000+5000*2)

 

「さあ、これで終わりです!まずは右の"ナイトミスト"でアタック!」

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"。」

 

「"サムライスピリット"のブースト、"ピノ・ノワール"でヴァンガードにアタック!そしてドロップゾーンの"ピノ・ブラン"のスキル!CB1、リアガードを1枚退却。アタック済みの"ナイトミスト"を退却。1枚引き、このユニットをコールする!」

 

「っ、"ピノ・ブラン"...!」

 

「そう!これにより"ピノ・ノワール"のスキルが発動する!SB1、山札から2枚をドロップ!それらのトリガー効果を発動する!ドロップしたのは"突風のジン"、"海賊貴公子ピノ・ノワール"!よってドロートリガーの効果が発動!1枚引き、"ピノ・ブラン"にパワー+10000!さらにこれでトリガーユニットは9枚だ!」

 

"海賊貴公子ピノ・ノワール" : パワー39000(12000+5000*3+12000)

"海賊麗人ピノ・ブラン" : パワー34000(9000+5000*3+10000)

"キャプテン・ナイトミスト" : パワー24000(9000+5000*3)

 

 

 

「もうダメージは5枚...!」

 

「石田っ!」

 

 

 

「へっ、まだ終わらせねえ!"ワイバーンガード ガルド"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「なっ!?...くっ、ツインドライブ、1枚目、"スケルトンの狙撃兵"。2枚目、"伊達男ロマリオ"...っ..."ピノ・ブラン"!続け!」

 

"海賊麗人ピノ・ブラン" : パワー34000(9000+5000*3+10000)

 

「"蟲毒の抹消者セイオウボ"でガード!"デスサイズ"でインターセプト!」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン" : パワー37000(12000+5000+20000)

 

「くっ..."サムライスピリット"のブースト、"ナイトミスト"でアタック!」

 

"キャプテン・ナイトミスト" : パワー32000(9000+5000*3+8000)

 

「"イエロージェム・カーバンクル"、"毒心のジン"でガード!」

 

"抹消者ボーイングソード・ドラゴン" : パワー42000(12000+15000*2)

 

「ば、馬鹿な!?私の攻撃が防がれるだと!?」

 

「おし!これで終わりか?」

 

「くっ...た、ターンエンド...」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(裏:4)、バ:6

 

■■□

■■■

V   : 海賊貴公子ピノ・ノワール

R右  : 海賊麗人ピノ・ブラン

R左  : キャプテン・ナイトミスト

R中央 : サムライスピリット

R左下 : サムライスピリット

 

■■■■□

_□□■

V   : 抹消者ボーイングソード・ドラゴン

R右  : 覇軍の抹消者ズイタン

R左  : 抹消者ボーイングソード・ドラゴン

R右下 : 抹消者デモリッション・ドラゴン

Rア2 : 雷鞭の抹消者スハイル

 

ナオキ 手札:1枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー!...アイチ...俺はお前を絶対に取り戻す!」

 

 

熱い気持ちを思い出させてくれた、アイチのために!

アイチを思い出させてくれた櫂のために!

アイチのために集まった、メイトのために!

 

 

「俺のハートが燃えている...メイトを取り戻せと叫んでいる!見ろ、必殺の!無敵の!奇跡の!ブレイクライド!"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン"!」

 

「なっ!?ここで"ガントレッドバスター"だと!?」

 

「へっ、ようやくその冷静な顔が崩れたな!」

 

「くっ...!」

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て1枚ドロー。ライドされた"ボーイングソード"のスキル!ソウルからコールし、ダメージ2枚につき1枚、ドロップからバインドする!"荒海のバンシー"、"お化けのりっく"をバインド!さらに"ガントレッドバスター"のスキル!CB1、手札を1枚捨て、相手の前列をすべてバインドし、その後列を前列に移動する!さらに"ズイタン"のスキルで、相手リアガードがバインドされる度にこのユニットと"ガントレッドバスター"のパワー+5000!」

 

"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン" : パワー22000(12000+5000*2)

"覇軍の抹消者ズイタン" : パワー19000(9000+5000*2)

 

「さらにドロップゾーンの"ライジング・フェニックス"3枚のスキル発動!このユニットをコールし、パワー+3000!」

 

"ライジング・フェニックス"(R中央) : パワー11000(8000+3000)

"ライジング・フェニックス"(R左下) : パワー11000(8000+3000)

"ライジング・フェニックス"(Rア3) : パワー16000(8000+3000+5000)

 

「そしてもう一度、"ガントレッドバスター"のスキル発動!CB1、手札を1枚捨て、相手前列をすべてバインド!これでお前の前列は全部空いた!」

 

「くっ...くそ...!」

 

「"ズイタン"のスキルでパワー+5000!さらに"ガントレッドバスター"は、相手の空いている前列の数だけパワー+5000、クリティカル+1だ!」

 

"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン" : パワー37000(12000+5000*3+5000*2)、☆3

"覇軍の抹消者ズイタン" : パワー24000(9000+5000*3)

 

 

「ば、馬鹿な...こんなことが...!」

 

「行くぜ...覚悟しろ!"ライジング・フェニックス"のブースト、"ガントレッドバスター"でヴァンガードにアタック!」

 

"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン" : パワー48000(12000+5000*3+5000*2+11000)、☆3

 

「くっ、させるか!"伊達男ロマリオ"、"スケルトンの狙撃兵"、"粉骨の呪術師ネグロボーン"、"お化けのりっく"でガード!」

 

"海賊貴公子ピノ・ノワール" : パワー62000(12000+10000*3+20000)

 

「このアタックは通さん!このアタックさえ防げれば、私の勝ちは揺るがない!」

 

「だったらそれをぶち破って、俺は前に進む!ツインドライブ、1枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン" : パワー58000(12000+5000*3+5000*2+11000+10000)、☆4

 

「2枚目、"毒心のジン"!ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「なっ、馬鹿な!?」

 

「効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン" : パワー68000(12000+5000*3+5000*2+11000+10000*2)、☆5

 

 

 

 

「パワー68000、クリティカル5...」

 

「これが石田の想い...それに答えたデッキの力...」

 

 

 

「食らえ!俺の一撃!」

 

「くっ...くそぉぉぉ!」

 

 

セラのダメージゾーンにダメージが置かれる。

もうヒールトリガーが出ても回復しきれるダメージじゃねえ。

俺の勝ちだ!

 

 

.....

....

...

..

.

 

櫂side

 

 

 

「石田の勝ちだ。」

 

「やったぜ!」

 

 

 

「くっ...ば、馬鹿な...この私が敗れるだと...!」

 

「へっ、俺たちを甘くみたな。...そういえば、勝ったやつはなんかやるんだったよな。なんだっけ、トリートメントだっけか...」

 

「っ...!」

 

「ああ、そうだ。...喰らえ、ジャッジメント!」

 

 

石田とセラのダメージからオーラが集まる。

それは吹雪となり、セラへと襲い掛かった。

 

 

「くっ、ぐあああああああああああああああああ!う、うああああああああああああああああああああ!」

 

「うわ、やべえなこれ...」

 

「ああああああああああああああああ!」

 

 

ドサッ

 

 

吹雪は止んで、セラはその場に倒れる。

どうやらジャッジメントを食らったのは初めてのようだな。

意識を失ったようだ。

 

 

「ひ、ヒィィ!」

 

「あっ!あいつ、主を置いて逃げやがった。」

 

「ま、放っておこうぜ。俺たちの目標はあくまでアイチ。それを邪魔する奴を倒すだけだ。」

 

 

 

これで残るカトルナイツは3人。

そしてユウト、コーリン...たとえ奴らが道を遮ろうと、俺たちはもう止まらない!

 

 

「...フッ....」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「な、何が起こった!?」

 

「これは...セラの封印が解かれた!?」

 

「一体何が起こってるの~!?」

 

 

どうやら始まったようだ。

櫂たち、それにアサカたちも来たのか。

恐らくわざとセラは負けたんだろうが...それでもようやくだ。

 

 

「落ち着け、三人とも。」

 

「ユウトさん...」

 

「だが、ユウト殿。封印が解かれた以上、落ち着いているわけには...」

 

「そうだよ~...」

 

「安心しろ。まだ封印は三つある。君たちが負けなければ封印が解かれることはない。...そして、セラの封印を解いたのは恐らく、櫂たちだ。」

 

「櫂トシキ...!」

 

「ならばやることは一つ。君たちの手で彼らを撃退する。ただそれだけだ。」

 

 

俺がそう言うと、三人の顔が引き締まる。

どうやら落ち着いてくれたようだ。

 

 

「さあ、そうと決まれば行動だ。」

 

「はい、ユウトさん!」

 

「ああ、わかったぞユウト殿。」

 

「うん!私たちでアイチ君を守り抜こうね、ユウト君!」

 

 

そう言って、三人は動き出した。

ここまでは計画通り。後は負けて物語から外れたセラがどう動くかだ。

 

 

 

.



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第百二十一話「蒼き龍の咆哮」

櫂side

 

 

「それにしても、ずっと同じ景色だから進んでるのかわかんねえな...」

 

「ああ...気が滅入る光景だ。」

 

 

俺たちはセラを倒し、この一本道を進んでいた。

だがどれだけ進んでも景色は変わらず、本当に進んでいるのかわからなくなっていた。随分と広い場所だが、いったいここはどこなんだ。

 

 

「ここは月の宮...その名の通り、月に築かれた神殿よ。」

 

「ジリアン...そういえば、お前は今の状況に少し詳しいんだな。」

 

「ええ。と言っても、ここがどういう場所かってことしか知らないけどね。」

 

 

そんな話をしながら歩いていると、ついに行き止まりとなってしまった。

まさか、一本道だったというのに行き止まりになるとはな...

 

来た道を引き返すかと考えていたその瞬間、俺たちのいた床が光りだした。

 

 

「な、なんだ!?」

 

「っ、これは転送機能...!どこかに飛ばされる!」

 

「なんだと!?」

 

 

シュン

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「っ...ここは...」

 

 

さっきとは全く違う場所に飛ばされたようだ。

一本道とは違って、ここは開けた場所のようだ。

 

 

「っ、みんな無事か!」

 

「お、おう...俺様は無事だぜ...」

 

「ああ...俺もだぜ。」

 

「ええ...私も無事よ...」

 

「...くっ...どうやらここには俺たちしかいないようだ。」

 

 

分断されたということか。

ここには俺と石田、カムイ、スイコだけか。

 

 

「分断されたのね...」

 

「ふっ、そういうことだ。」

 

「っ、ガイヤール!」

 

 

広場のような場所の奥から、ガイヤールが現れた。

どうやら一人のようだな。つまり、俺たちを分断し、各個撃破するつもりか。

 

 

「まさか君たちがここに来るとはな...だが、何人たりともアイチさんの元には行かせん!」

 

「そうはいかない!俺たちはお前たちを倒し、アイチに会いに行く!」

 

「いいだろう。もう一度、君を倒してやる!勝負だ、櫂トシキ!」

 

「望むところだ!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

「っ...いきなりワープだなんて、ご挨拶ね...」

 

「あたしたちは二人みたいね...」

 

「ええ...」

 

 

どうやら私とミサキは二人で同じ場所に飛ばされたみたいね。

さっきまでの一本道とは違って、随分と開けた場所ね。

 

 

「あ~、みさきんだ。やっぱり私たち、縁があるみたいだね。」

 

「っ、ラティ...」

 

「あれがカトルナイツの一人...」

 

「ん~?あなたは...あっ、ユウト君の元カノさん!」

 

「なっ!?」

 

 

も、元カノですって!?今カノよ!!!!

...って、そうじゃなくて...

 

 

「あなたがカトルナイツ...だったらあなたを倒せば良いってことね。」

 

「ふ~ん...私に勝つつもりなんだ。いいよ、勝負してあげる。」

 

「ま、待ってアサカ。ここはあたしが...」

 

「ミサキ。私はさっさとユウトの元に行きたいの。私が全力で叩き潰すから、あんたは黙ってなさい。」

 

「で、でも...」

 

「...そんなに彼女とファイトしたいの?」

 

 

ミサキは何だか、彼女のことを気にかけているみたい。

何かあるんでしょうけど、私も早くユウトの元に行きたい。

 

 

「...アサカに任せる。でも、ラティのことを救ってあげてほしい。あの子は友達ってものがわからないって...あたしはあの子に友達の大切さを教えてあげたいの。」

 

「いいわ。友達の大切さ...私にもよくわかるから。」

 

「アサカ...!」

 

「決まった?」

 

「ええ。私があなたを倒してあげる。ファイトよ!」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

三和side

 

 

「っ...まさかワープさせられるとはな...」

 

「ええ...ここはあたしたちだけみたいね。」

 

 

どうやらここは俺とジリアンちゃんだけみたいだな。

櫂は無事だろうか...ま、あいつなら大丈夫か。

 

 

「俺の元に来たのはお前たちか。」

 

「っ...あんた、確かフィリップ・ネーヴ。」

 

「いかにも。さっそくだがファイトだ。お前たちを叩きのめし、ここから追い出そう。」

 

 

ここには俺とジリアンちゃんしかいない。

ジリアンちゃんも強いが、さすがに俺が行かなきゃかっこ悪いよな。

 

 

「いいぜ。俺が相手を...」

 

「そのファイト、待ってもらおうか。」

 

「っ...誰だ!」

 

 

俺が名乗りでようとしたとき、俺たちの後ろから声が聞こえてきた。

この声って...

 

 

「レオン様!?」

 

「レオン、何でここに!?」

 

「ふっ...我らが計画が始動した。だから俺はここにいる。」

 

「け、計画...?」

 

 

いったい何のことだ...?

我らって言ってたけど、レオンは誰かと何か企んでいたのか?

 

 

「蒼龍レオンか。蒼龍の民は中立を選んだのではなかったのか?」

 

「ふっ...もとより我々は第三勢力。お前のよく知る人物によって集められ、ある計画のために中立を装っていたにすぎない。」

 

「ほう...面白い。では、まずは貴様が俺の相手をするということか。」

 

「その通り。風の導きに従い、貴様を倒す。」

 

 

な、何だかよくわからねえが...カトルナイツとレオンのファイトか。

すげえファイトになるってことはわかるぜ....

 

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

三か所でファイトが始まろうとしていた。

俺は月の宮の隠れ部屋でその様子を見ていた。

 

 

「さて...櫂たちは強さを示してくれるかな。」

 

「大丈夫ですよ。櫂たちは強くなった。僕が保証します。」

 

「そうだな。あいつらは強くなった。今のあいつらなら、もう一度お前の元に現れるはずだ。」

 

「レン...テツ...」

 

 

二人はレオン君と一緒に、俺の計画に参加してくれている仲間だ。

さっき合流して、二人にはセラの監視をしてもらっている。

 

 

「僕は信じています。メイトの絆を得た櫂なら、きっとここまで来ますよ。」

 

「...ああ、そうだな。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

レオンside

 

 

「誘おう、スティールウォールプリズン!」

 

 

ネーヴの持つ鉄球から鉄の柱が広がり、俺たちを囲む。

月の宮でのジャッジメントは特殊で、相手の記憶を奪うことができる。

我々は負けるわけにはいかない。

 

 

「「スタンドアップ」」

「MY」

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"鋼闘機ブラックボーイ"!」

 

「"士官候補生エリック"。」

 

「俺が先行をもらおう。ドロー。"次元ロボ ダイスクーパー"にライド。"ブラックボーイ"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ネーヴ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ダイスクーパー

 

□■□

□□□

V   : 士官候補生エリック

 

レオン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"ティアーナイト テオ"にライド。"エリック"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。"テオ"、アタックせよ!」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ティアーナイト テオ"。」

 

「ダメージチェック、"次元ロボ ダイブレイブ"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ネーヴ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ダイスクーパー

 

□■□

□□□

V   : ティアーナイト テオ

 

レオン 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"次元ロボ カイザード"にライド。"ダイスクーパー"のスキル。ライドされた時、山札から7枚見て"鋼闘機シンバスター"を手札に加える。さらに"次元ロボ ダイブレイブ"を2枚コール!」

 

 

ふむ...厄介な布陣だな。

ヴァンガードのアタックがヒットすれば2枚ドローされる。

だがパワー10000、ブースト8000で合計パワー18000。

俺のヴァンガードのパワーは8000だから、守るのは難しい。

 

 

「行くぞ。"ダイブレイブ"でヴァンガードにアタック!」

 

"次元ロボ ダイブレイブ"(R左) : パワー8000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"蒼波兵長ベラギオス"。」

 

「"ダイブレイブ"のブースト、"カイザード"でヴァンガードにアタック!」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー18000(10000+8000)

 

 

 

「このアタックが通れば、ネーヴは2枚ドローできる....!」

 

「レオン様...!」

 

 

 

「ふっ、そう容易くは守れまい。どうする、蒼龍レオン。」

 

「..."翠玉の盾パスカリス"でガード。手札を1枚、クイックシールドをコストに完全ガード。」

 

「ほう、そう来たか。よかろう、ドライブチェック、"次元ロボ カイザード"。」

 

「アタックは通らない。これで終わりか?」

 

「ああ。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ネーヴ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■□

■■□

V   : 次元ロボ カイザード

R左  : 次元ロボ ダイブレイブ

R中央 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

□■□

□□□

V   : ティアーナイト テオ

 

レオン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"蒼嵐水将スターレス"にライド。"テリフィックコイル・ドラゴン"、"ティアーナイト テオ"をコール。」

 

 

 

「"蒼嵐水将スターレス"...あたし、あんなユニット見たことない...」

 

「へえ、ジリアンちゃんも知らないアクアフォースのユニット...レオンのやつ、結構本気ってわけか。」

 

 

 

「行くぞ。"テリフィックコイル"でリアガードにアタック。スキルによりSB1で自身をスタンド。さらに能力でスタンドした時、パワー+5000!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガードだ。"ダイブレイブ"は退却。」

 

「"テオ"のブースト、もう一度"テリフィックコイル"でヴァンガードにアタック。」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「させん。"ジャスティス・コバルト"でガード!」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー25000(10000+15000)

 

「ならば"スターレス"でヴァンガードにアタック!スキル発動!このターン、三度目のアタック。CB1、パワー+3000!さらにこのユニットがリアガードにいるなら自身をスタンドし、ヴァンガードにいるなら前列のリアガードを1枚選びスタンドできる。"テリフィックコイル"をスタンド!」

 

"蒼嵐水将スターレス" : パワー12000(9000+3000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"発光信号のペンギン兵"。」

 

「ダメージチェック、"次元ロボ ダイスクーパー"。」

 

「そして、"テリフィックコイル"でもう一度ヴァンガードにアタック!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「それもノーガード。ダメージチェック、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"次元ロボ カイザード" : パワー20000(10000+10000)

 

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ネーヴ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□■□

□■□

V   : 次元ロボ カイザード

R中央 : 次元ロボ ダイブレイブ

 

■■□

■□□

V   : 蒼嵐水将スターレス

R左  : テリフィックコイル・ドラゴン

R左下 : ティアーナイト テオ

 

レオン 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「ここまではお互いにトリガーも出ず、静かな立ち上がりだな...」

 

「ええ。でもレオン様はアクアフォース得意の連続攻撃で3ダメージ与えている。レオン様が押しているわ。」

 

「だが、ここからはグレード3...どう転ぶかわからねえぜ。」

 

 

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ライド、"鋼闘機シンバスター"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらに"カイザード"のスキル!ライドされた時、手札を1枚捨てることでイマジナリーギフトフォースを獲得。フォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー33000(13000+10000*2)

 

 

スキルを駆使して、一気にフォースを獲得したか。

それにそれだけではない...

 

 

「"シンバスター"のスキル。登場時、山札から"鋼闘機ウルバスター"をコールする。そして、"ウルバスター"のスキルも発動する。SB1、"テリフィックコイル"を退却し、パワー+10000!」

 

"鋼闘機ウルバスター" : パワー20000(10000+10000)

 

「"次元ロボ ダイプロップ"、"超次元ロボ ダイザウラス"をコール。そして"シンバスター"のスキル発動!CB1、パワー+10000、このユニットのアタックにグレード1以上はコールできない!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー43000(13000+10000*2+10000)

 

「行くぞ!まずは"ダイザウラス"でヴァンガードにアタック!」

 

"超次元ロボ ダイザウラス" : パワー13000

 

「"蒼嵐水将デスピナ"でガード。」

 

"蒼嵐水将スターレス" : パワー24000(9000+15000)

 

「バトル終了時、"ダイザウラス"のスキル発動。ヴァンガードのパワーが35000以上なら、CB1、自身をソウルに置くことでヴァンガードのパワー+10000、ドライブ+1!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー53000(13000+10000*2+10000+10000)

 

「"ダイブレイブ"のブースト、"シンバスター"でヴァンガードにアタック!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー61000(13000+10000*2+10000+10000+8000)

 

 

っ、さすがに守れないな。

トリプルドライブ、さらに"ダイブレイブ"のスキルで1枚ドロー...

だが、仕方ないな。

 

 

「ノーガードだ。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"次元ロボ ゴーレスキュー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ウルバスター"にパワー+10000!」

 

"鋼闘機ウルバスター" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「2枚目、"鋼闘機シンバスター"。3枚目、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ウルバスター"にパワー+10000!」

 

"鋼闘機ウルバスター" : パワー40000(10000+10000+10000*2)

 

「くっ、ダメージチェック、"コーラル・アサルト"。」

 

「アタックがヒットしたことで、"ダイブレイブ"のスキルが発動する。ソウルに置き、1枚ドロー。そして、"ダイプロップ"のブースト、"ウルバスター"でヴァンガードにアタック!」

 

"鋼闘機ウルバスター" : パワー48000(10000+10000+10000*2+8000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"スーパーソニック・セイラー"。」

 

 

 

「っ、無駄なトリガー...」

 

「レオン様...!」

 

 

大丈夫だ、ジリアン。そんなに心配そうな顔をするな。

俺はユウトとの約束を果たすため、ここにいる。

いかなる困難が待ち受けていようとも、友との約束を果たすために俺は負けん!

 

 

「ふっ...良い目だ。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ネーヴ 手札:8枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■□□

■■□

V   : 鋼闘機シンバスター

R左  : 鋼闘機ウルバスター

R左下 : 次元ロボ ダイプロップ

 

□■□

■□□

V   : 蒼嵐水将スターレス

R左下 : ティアーナイト テオ

 

レオン 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。猛き風よ、爆風となりて、蒼き竜を覚醒させよ!ライド、"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

「"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン"...これほどの力、なかなか相まみえる機会はない...面白いぞ、蒼龍レオン...いや、レオン殿!」

 

「ふっ、"テリフィックコイル・ドラゴン"、"白波の水将フィロガトス"、"発光信号のペンギン兵"、"コーラル・アサルト"をコール。そして"テトラバースト"のスキル発動!ドロップゾーンから4枚を山札に戻し、山札から"蒼嵐水将スターレス"をコールする!」

 

「っ、双闘か!」

 

「渦巻く風よ!逆巻く波よ!激しき嵐を呼び、逆鱗に触れし者に蒼き裁きを下せ!シーク・マイ・メイト!"蒼嵐水将スターレス"、双闘!この能力でコールした時、コールしたユニットはターン終了時まで、後列からアタックが可能となる!さらに相手のヴァンガードがグレード3以上なら、我がリアガードにパワー+3000!」

 

"白波の水将フィロガトス" : パワー15000(12000+3000)

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー12000(9000+3000)

"蒼嵐水将スターレス" : パワー12000(9000+3000)

"発光信号のペンギン兵" : パワー11000(8000+3000)

"ティアーナイト テオ" : パワー11000(8000+3000)

"コーラル・アサルト" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

 

「くっ、これがレオン殿の切り札...!」

 

「行くぞ!"テリフィックコイル"でヴァンガードにアタック!スキルでSB1、自身をスタンドする。さらに効果でスタンドしたため、パワー+5000!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「さらに"テトラバースト"のスキル。リアガードがアタックする度、このユニットのパワー+5000!」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン" : パワー17000(12000+5000)

 

「くっ、"ウルバスター"でインターセプト!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー18000(13000+5000)

 

「ならば"テオ"のブースト、"テリフィックコイル"でもう一度アタック!"テトラバースト"はスキルでパワー+5000!」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン" : パワー22000(12000+5000*2)

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー28000(9000+3000+5000+11000)

 

「(このアタックが通れば、"テオ"のスキルでユニット1枚にパワー+8000...)"次元ロボ ゴーレスキュー"でガードする!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー33000(13000+20000)

 

「三度目の攻撃!"スターレス"でヴァンガードにアタック!スキルでCB1、パワー+3000!リアガードにいるので、自身をスタンドする!"テトラバースト"はさらにパワーアップ!」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン" : パワー27000(12000+5000*3)

"蒼嵐水将スターレス" : パワー15000(9000+3000+3000)

 

「ここはノーガードだ。ダメージチェック、"次元ロボ ゴーレスキュー"。ゲット、ヒールトリガー。回復はできんが、パワー+10000!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー23000(13000+10000)

 

 

ここでトリガーか。リアガードのアタックが届かなくなるが、仕方ない。

"テトラバースト"の力を使うために、アタックだけする。

 

 

「"スターレス"でもう一度アタック!"テトラバースト"はさらにパワーアップ!」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン" : パワー32000(12000+5000*4)

"蒼嵐水将スターレス" : パワー12000(9000+3000)

 

「パワーが足りないため、アタックはヒットしない。"ペンギン兵"のブースト、"フィロガトス"でヴァンガードにアタック!"テトラバースト"のパワー+5000!」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン" : パワー37000(12000+5000*5)

"白波の水将フィロガトス" : パワー26000(12000+3000+11000)

 

「"次元ロボ ダイドラゴン"でガード!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー28000(13000+10000+5000)

 

「"コーラル・アサルト"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+15000!"テトラバースト"もパワー+5000!」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン" : パワー42000(12000+5000*6)

"コーラル・アサルト" : パワー32000(9000+3000+5000+15000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"超次元ロボ ダイザウラス"。」

 

「そして、これが最後の嵐だ!"テトラバースト"でヴァンガードにアタック!まずは"フィロガトス"のスキルでパワー+5000!」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン" : パワー47000(12000+5000*6+5000)

"白波の水将フィロガトス" : パワー20000(12000+3000+5000)

 

「そして、"テトラバースト"のスキル!CB1、SB1、前列のリアガードを2枚退却!"テリフィックコイル"、"フィロガトス"を退却する。これにより、このユニットのパワーが特定の値を超えていれば、そのスキルがすべて発動する!」

 

 

 

 

「これは...あたしの"コバルトウェーブ"みたい...!」

 

「"テトラバースト"のパワーは47000!」

 

「面白い。一体どんなスキルが発動する。」

 

「パワー30000以上なら、クリティカル+1。」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン" : パワー47000(12000+5000*6+5000)、☆2

 

「パワー40000以上なら、このユニットのアタックに守護者はコールできない!」

 

「何っ!?」

 

「パワー50000以上なら、ドライブ+1だ。だが50000には届いていない。」

 

「くっ、"次元ロボ ダイレーサー"、"ジャスティス・コバルト"、"次元ロボ ゴーレスキュー"でガード!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー73000(13000+10000+15000*2+20000)

 

 

 

「パワー47000vs73000!」

 

「これでトリガーが2枚出ても通らない...」

 

 

「ふっ、ツインドライブ、1枚目、"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン"。2枚目、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン" : パワー57000(12000+5000*6+5000+10000)、☆2

 

「ターンエンド。"コーラル・アサルト"のスキルでこのユニットをソウルに置き、1枚ドロー。」

 

--------------------------------------------------

ネーヴ 手札:3枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■□□

□■□

V   : 鋼闘機シンバスター

R左下 : 次元ロボ ダイプロップ

 

□■□□

■■■

V   : 蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン

R中央 : 蒼嵐水将スターレス

R右下 : 発光信号のペンギン兵

R左下 : ティアーナイト テオ

 

レオン 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(裏:3)

--------------------------------------------------

 

「凄まじい嵐だった...だが、この俺は倒せん!スタンド&ドロー。再び"鋼闘機シンバスター"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー43000(13000+10000*3)

 

「登場時、山札から"鋼闘機ウルバスターを呼ぶ。そして、"ウルバスター"のスキル。SB1、"スターレス"を退却し、パワー+10000!」

 

"鋼闘機ウルバスター" : パワー20000(10000+10000)

 

「"超次元ロボ ダイザウラス"、"次元ロボ ダイジャッカー"をコール。"ダイプロップ"のスキル。SB1、ヴァンガードサークルのフォースマーカー1つにつき、ヴァンガードのパワー+5000!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー58000(13000+10000*3+5000*3)

 

「"シンバスター"のスキル。CB1、パワー+10000、このユニットのアタックにグレード1以上はコールできない!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー68000(13000+10000*3+5000*3+10000)

 

 

凄い...ヴァンガードのパワーをここまで高めるとは。

だが、俺も負けるわけにはいかない。ここを耐え、必ず勝利の風を吹かせる。

 

 

「行くぞ、レオン殿!"ダイジャッカー"のブースト、"ダイザウラス"でアタック!」

 

"超次元ロボ ダイザウラス" : パワー21000(13000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"テリフィックコイル・ドラゴン"。」

 

「"ダイジャッカー"のスキル。このユニットを退却し、ヴァンガードのクリティカル+1!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー68000(13000+10000*3+5000*3+10000)、☆2

 

「さらに"ダイザウラス"のスキル!CB1、ソウルに置き、ヴァンガードのパワー+10000、ドライブ+1!ヴァンガードにアタックせよ!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー78000(13000+10000*3+5000*3+10000+10000)、☆2

 

「させん!"翠玉の盾パスカリス"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ならばトリプルドライブ!1枚目、"次元ロボ ダイスクーパー"。2枚目、"次元ロボ ダイレーサー"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ウルバスター"へ!」

 

"鋼闘機ウルバスター" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「3枚目、"次元ロボ ゴーレスキュー"。ゲット、ヒールトリガー!1枚回復し、"ウルバスター"にパワー+10000!」

 

"鋼闘機ウルバスター" : パワー40000(10000+10000+10000*2)、☆2

 

 

くっ...これで残るアタックはパワー48000...

俺の手札は"テトラバースト"、"蒼嵐水将デスピナ"、"虹色秘薬の医療士官"。

ガード値が5000足りない...!

 

 

「トドメだ!"ダイプロップ"のブースト、"ウルバスター"でヴァンガードにアタック!」

 

"鋼闘機ウルバスター" : パワー48000(10000+10000+10000*2+8000)、☆2

 

「っ、ノーガード...」

 

 

 

 

「レオン様!」

 

「レオン!」

 

 

 

「くっ、まだだ!ダメージチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン" : パワー22000(12000+10000)

 

「2枚目...."虹色秘薬の医療士官"....!」

 

「なっ!?馬鹿な!?」

 

 

来てくれたか...どうやら風は俺に吹いたようだ。

 

 

「ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン" : パワー32000(12000+10000*2)

 

「くっ...ターンエンドだ...」

 

--------------------------------------------------

ネーヴ 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■□□

■■□

V   : 鋼闘機シンバスター

R左  : 鋼闘機ウルバスター

R左下 : 次元ロボ ダイプロップ

 

□■□□

■□■

V   : 蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン

R右下 : 発光信号のペンギン兵

R左下 : ティアーナイト テオ

 

レオン 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

このチャンス、逃すわけにはいかない。

このターンで決められなければ、もう俺に風は吹かない!

 

 

「ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

「スタンド&ドロー。"テトラバースト"よ、我が想い、覚悟を風に乗せ、再び戦場に浮上せよ!ライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"白波の水将フィロガトス"、"テリフィックコイル・ドラゴン"、"蒼嵐水将デスピナ"、"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン"をコール。 そして"テトラバースト"のスキル!ドロップゾーンから4枚を山札に戻し、山札から"蒼嵐水将スターレス"をコール!リアガードにパワー+3000!」

 

"白波の水将フィロガトス" : パワー15000(12000+3000)

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー12000(9000+3000)

"蒼嵐水将スターレス" : パワー12000(9000+3000)

"発光信号のペンギン兵" : パワー11000(8000+3000)

"ティアーナイト テオ" : パワー11000(8000+3000)

"蒼嵐水将デスピナ" : パワー13000(5000+5000+3000)

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン"(Rア2) : パワー20000(12000+3000+5000)

 

「バトル!"テリフィックコイル"でヴァンガードにアタック!SB1、スタンドし、パワー+5000!」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン"(V) : パワー17000(12000+5000)

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「くっ、"ウルバスター"でインターセプト!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー18000(13000+5000)

 

「"テオ"のブースト、"テリフィックコイル"でアタック!」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン"(V) : パワー22000(12000+5000*2)

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー28000(9000+3000+5000+11000)

 

「"ゴーレスキュー"でガード!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー33000(13000+20000)

 

「"スターレス"でヴァンガードにアタック!CB1、パワー+3000、リアガードにいるので自身をスタンド!」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン"(V) : パワー27000(12000+5000*3)

"蒼嵐水将スターレス" : パワー15000(9000+3000+3000)

 

「くっ、防ぎ切れん...!ノーガード、ダメージチェック、"次元ロボ ダイスクーパー"...!」

 

「スターレス"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン"(V) : パワー32000(12000+5000*4)

"蒼嵐水将スターレス" : パワー12000(9000+3000)

 

「パワーが足りないため、アタックはヒットしない。だがこれでいい。"デスピナ"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン"(V) : パワー37000(12000+5000*5)

"蒼嵐水将デスピナ" : パワー13000(5000+5000+3000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー23000(13000+10000)

 

「まだまだ行くぞ!リアガードの"テトラバースト"でアタック!」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン"(V) : パワー42000(12000+5000*6)

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン"(Rア2) : パワー20000(12000+3000+5000)

 

「アタックはヒットしない。"ペンギン兵"のブースト、"フィロガトス"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン" : パワー47000(12000+5000*7)

"白波の水将フィロガトス" : パワー26000(12000+3000+11000)

 

「"次元ロボ カイザード"でガード!」

 

"鋼闘機シンバスター" : パワー28000(13000+10000+5000)

 

「これで終わりだ!俺の覚悟の風を受け取るがいい!"テトラバースト"でヴァンガードにアタック!"フィロガトス"のスキルでパワー+5000!」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン"(V) : パワー52000(12000+5000*7+5000)

"白波の水将フィロガトス" : パワー20000(12000+3000+5000)

 

「さらに"テトラバースト"のスキル!CB1、SB1、"テトラバースト"、"デスピナ"を退却!パワー30000以上なのでクリティカル+1、40000以上なので守護者のコールを封じる!そして50000以上なのでドライブ+1!」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン" : パワー52000(12000+5000*7+5000)、☆2

 

 

 

「くっ...(俺の手札は"次元ロボ ダイスクーパー"、"次元ロボ ダイレーサー"、そして"ダイヤモンド・エース"...俺の負けか...)ノーガード。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"ティアーナイト テオ"。2枚目、"白波の水将フィロガトス"。3枚目、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"蒼嵐波竜テトラバースト・ドラゴン" : パワー62000(12000+5000*7+5000+10000)、☆3

 

 

ドガーン

 

 

「ふっ...俺の負けだ。」

 

 

ダメージゾーンに最後の1枚、"鋼闘機シンバスター"が置かれる。

これで俺の勝ちが決まった。

 

 

「レオン殿、見事だった。...我が牢獄は敗者に裁きを与える。我を裁け、ジャッジメント!」

 

 

俺のダメージと、ネーヴのダメージからオーラが集まり、それは鉄の柱となりネーヴを囲む。そして、そこから電流が流れる。

 

 

「っ.........!」

 

 

ネーヴは黙ってそれを受け、やがて電流は収まり、プリズンは解けた。

 

 

 

「フィリップ・ネーヴ...敵ながら見事だった。」

 

「.....」

 

 

「立ったまま気絶してやがる...」

 

 

これで残る封印は二つ...いや、"三つ"か。

櫂トシキ、手助けはしてやった。後はお前たち次第だ。

 

 

 

 

.



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第百二十二話「竜を従える女皇」

アサカside

 

 

 

「じゃあ始めよっか!おいで、私の妖精たち!フェアリーマスカレードプリズン!」

 

「妖精って言う割には、茨なのね。物騒な牢獄だわ。」

 

 

さあ、この子を倒すために私の全力をぶつけるわ。

わかってるわね、"ルキエ"。

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"銀の茨のお手伝い イオネラ"。」

 

「"フルバウ"。」

 

 

シャドウパラディン...レン様と同じクランなのね。

それならよく知っている。戦いやすいわね。

 

 

「気を付けて、アサカ。ラティのシャドウパラディンは雀ヶ森レンのデッキとはまるで違う...!」

 

「アドバイス無用よ、ミサキ。私は私のファイトをするだけ。行くわよ!私のターン、ドロー。"銀の茨のお手伝い イリナ"にライド。"イオネラ"のスキルで1枚引き、ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ラティ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : フルバウ

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"冷血の魔女ルーバ"にライド。"フルバウ"のスキルで1枚ドローして、クイックシールドを獲得。さらに"髑髏の魔女ネヴァン"をコール。」

 

 

"魔女"デッキ...

ジェネシスでは有名だけど、シャドウパラディンはどうなのかしら。

あまり見たことが無いわね。

 

 

「"ネヴァン"のスキル。レストし、山札から"髑髏の魔女ネヴァン"をコールするよ。そして、"ネヴァン"のブースト、"ルーバ"でヴァンガードにアタック!」

 

"冷血の魔女ルーバ" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"幻惑の魔女フィアナ"。ノートリガーだよ。」

 

「ダメージチェック、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"。こちらもノートリガーよ。」

 

「うん、じゃあターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ラティ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

■■□

□■□

V   : 冷血の魔女ルーバ

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■□

□□□

V   : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"銀の茨の操り人形 りりあん"にライド。まずは"りりあん"のスキルを発動するわ。CB1、山札から"銀の茨の神竜メガロルード"をソウルに置く。さらにライドされた"イリナ"のスキル。山札から3枚見て、"銀の茨の獣使い セルジュ"、"銀の茨の操り人形 りりあん"、"銀の茨の歌姫セルビア"をソウルに置く。2枚以上置いたので、1枚ドロー。」

 

 

よし、"銀の茨の竜使い ルキエ"を引いた。

さらにソウルを溜める...!

 

 

「"銀の茨のお手伝い イリナ"をコール。スキルで山札から2枚見て...っ...」

 

「ん~?どうしたの?」

 

「...私は、"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”"をソウルに置き、残りは山札の下へ。」

 

 

「なっ!?リバースユニット!?」

 

「ど、どうしてリンクジョーカーの力が...!?」

 

 

ミサキもさすがに驚いているようね。

それにラティも。Яユニットは想定外かしらね。

これが私の覚悟...たとえリンクジョーカーの力だったとしても、この姿も私自身。

それを受け入れることで、私は新たな力を手に入れた。

 

 

「行くわよ!"りりあん"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー9000

 

「っ、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"お菓子なピエロ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"イリナ"にパワー+10000!」

 

"銀の茨のお手伝い イリナ" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"髑髏の魔女ネヴァン"。」

 

「続きなさい、"イリナ"!」

 

"銀の茨のお手伝い イリナ" : パワー18000(8000+10000)

 

「それもノーガード。ダメージチェック、"デンジャーランジ・ドラゴン"。」

 

 

"デンジャーランジ・ドラゴン"...あのユニットは...

 

 

「...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ラティ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■■□

□■□

V   : 冷血の魔女ルーバ

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■■

□□□

V   : 銀の茨の操り人形 りりあん

R右  : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:7枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"現の魔女ファム"にライド。"ダークボンド・トランぺッター"をコール。スキルでCB1、山札から"黒翼のソードブレイカー"をレストでコール。"ダークボンド"はスキルでパワー+3000するよ。」

 

"ダークボンド・トランぺッター" : パワー12000(9000+3000)

 

「さらに"ソードブレイカー"のスキルでCB1、1枚ドロー。さらに"ネヴァン"のスキルでレストして、山札から"髑髏の魔女ネヴァン"をコール。"ダークボンド"はさらにパワー+3000!」

 

"ダークボンド・トランぺッター" : パワー15000(9000+3000*2)

 

 

さすが"ネヴァン"ね...意図も容易くリアガードを埋めるなんて。

昔のレン様のデッキでも良く活躍していたわ。

 

 

「さらに"ファム"のスキル!SB1、相手のリアガードをグレード0にしちゃう!...でも残念!ドロップゾーンにグレード0はいないね。だったらドライブ+1だよ!」

 

「くっ...ツインドライブ...」

 

「行くよ!"ネヴァン"のブースト、"ファム"でヴァンガードにアタック!」

 

"現の魔女ファム" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"デンジャーランジ・ドラゴン"。2枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ネヴァン"にパワー+10000!」

 

"髑髏の魔女ネヴァン"(R右) : パワー15000(5000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の手品師ロミー"。」

 

「"ネヴァン"でヴァンガードにアタック!」

 

"髑髏の魔女ネヴァン" : パワー15000(5000+10000)

 

「それもノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の操り人形 りりあん"。」

 

「"ダークボンド"もアタックしちゃえ~!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"銀の茨の獣使い マリチカ"。」

 

 

 

「アサカ...!」

 

 

そんな心配そうな声を出さなくても大丈夫よ、ミサキ。

今ガードしなかったのはわざとだから。

私の切り札、"ルキエ"は強力なユニットだけど、その分コストが重たい。

こうやって安全な時にコストを稼いでおかないとね。

 

 

「私はこれでターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

ラティ 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

■■■

■■■

V   : 現の魔女ファム

R右  : 髑髏の魔女ネヴァン

R左  : ダークボンド・トランぺッター

R中央 : 髑髏の魔女ネヴァン

R右下 : 黒翼のソードブレイカー

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□■■

□□□

V   : 銀の茨の操り人形 りりあん

R右  : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:7枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨の竜使い ルキエ"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅠを獲得。」

 

 

今までの戦い、フォースクラン相手にパワーが足りずに攻めきれていない部分があった。だけど、手札は十分に増やせる。だったらアクセルⅠにしてパワーを底上げする!

 

 

「"イリナ"を後列に移動。"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"、"銀の茨の手品師ロミー"をコール。"ロミー"のスキル。レストし、ソウルへ置くことで山札から3枚見て、"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"、"銀の茨の竜使い ルキエ"をソウルへ置くわ。」

 

 

「すごい...一気にソウルが溜まっていっている...」

 

 

驚くのはまだ早いわ、ミサキ。

私の力はこんなものじゃない...!

 

 

「"ルキエ"のスキル。CB2、手札を1枚捨てることで、ソウルから"銀の茨の竜使い ルキエ"、"銀の茨の歌姫セルビア"、"銀の茨のお手伝い イオネラ"、"銀の茨の神竜メガロルード"をコールする。そして、前列にパワー+3000!"ルキエ"はスキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー15000(12000+3000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー13000(0+3000+10000)

 

「さらに"メガロルード"のスキル。中央後列の"ネヴァン"をソウルに置いてもらうわ。これにより、パワー+15000!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー28000(0+3000+10000+15000)

 

「さらにソウルの"ルキエ”Я”"のスキル...!」

 

『うふふ...私の力、思う存分に振るいなさい!』

 

「グレードの異なるリアガードを3枚呪縛!"セルジュ"、"イリナ"、"セルビア"!これにより、このユニットがソウルでこのスキルを発動したのなら、ソウルからライドする!ライド、"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”"!イマジナリーギフトアクセルⅠ!」

 

 

 

「ま、まさか...本当にアサカがリバースユニットを...」

 

 

「ほんと、みさきんの言う通りだよ。まさかЯユニットを使ってくるなんて...まさか、アイチ君の封印が...?」

 

 

「"銀の茨の操り人形 りりあん"をコール。行くわよ。"ルキエ”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”" : パワー12000

 

「通さないよ!クイックシールドでパワー+5000、"アビス・ヒーラー"でガード!」

 

"現の魔女ファム" : パワー35000(10000+5000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"銀の茨の獣使い アナ"。2枚目、"お菓子なピエロ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"りりあん"にパワー+10000。」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー29000(9000+10000+10000)

 

「..."ドリアーヌ"、"ダークボンド"にアタックよ!」

 

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー15000(12000+3000)

 

「へえ、ここでリアガードを狙ってくるんだ。」

 

「当然でしょ。シャドウパラディンは自分のリアガードをコストに大きな力を発揮するクラン。そのリアガードを削ることが、あなたの手札を削ることに繋がる。ダメージを余分に与えて、コストに使われるのも困るしね。」

 

「よく考えてるんだね。...ノーガード。"ダークボンド"は退却。」

 

「続けて、"ルキエ"で"ネヴァン"にアタック。」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー25000(12000+3000+10000)

 

「それもノーガード。"ネヴァン"は退却するよ。」

 

「"メガロルード"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー28000(0+3000+10000+15000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。効果は全部ヴァンガード!」

 

"現の魔女ファム" : パワー20000(10000+10000)

 

「"りりあん"でヴァンガードにアタック!ソウルに"銀の茨"が四種類以上あるので、パワー+10000!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー39000(9000+10000+10000+10000)

 

「くっ...ノーガード。ダメージチェック、"査察の魔女ディアドリー"。」

 

「よし...これでまた逆転ね。エンドフェイズ、まず呪縛カードが解呪される。そして"ドリアーヌ"のスキルを発動。このユニット以外の自分リアガードをすべてソウルへ置き、2枚につき1枚ドロー。6枚置いたので3枚ドローするわ。」

 

「3枚も!?」

 

「そして、4枚以上置いたのでソウルから"銀の茨の竜使い ルキエ"を手札に加え、"ドリアーヌ"は退却。これで終わりよ。」

 

--------------------------------------------------

ラティ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■□■

□■□

V   : 現の魔女ファム

R右下 : 黒翼のソードブレイカー

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□□■□□

_□□□

V   : 銀の茨の竜女帝ルキエ"Я"

 

アサカ 手札:9枚、ソウル:13枚、ダメージ:2枚(裏:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。ときめく魔法はチャームのパワー!素敵な幻ご覧あれ!ライド、"幻惑の魔女フィアナ"!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー13000、☆2

 

 

『気を付けなさい、アサカ。あの女、なかなかやるわよ。』

 

「(知ってるの、ルキエ。)」

 

『かなり長く生きているダークエルフ...魔法に長けていて、その力は竜を滅すると言われているわ。』

 

「(なるほどね...一体どんな能力を持っているのかしらね。)」

 

 

「"黒翼のソードブレイカー"をコール。スキルでCB1、1枚ドロー。手札からコールしたのでパワー+5000。」

 

"黒翼のソードブレイカー"(R中央) : パワー10000(5000+5000)

 

「"秘薬の魔女アリアンロッド"をコール。スキルでSB1、このユニットをレストすることで"フィアナ"にパワー+10000!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「そして、"フィアナ"のスキル。CB1、"アリアンロッド"と右後列の"ソードブレイカー"を退却し、山札から"現の魔女ファム"をコール。そのサークルはヴァンガードサークルとして扱う!」

 

 

ヴァンガードサークルとして...つまり、さっきと同じスキルを今使われると、私のドロップゾーンにグレード0はいないから、またツインドライブになる。

合計4回もドライブチェックするってわけね。

 

 

「"デンジャーランジ・ドラゴン"をコール。そして"ファム"のスキル!SB1、相手のドロップゾーンからリアガードのいるサークルにグレード0をコールする。でも、1枚もコールしなかったらドライブ+1!」

 

「っ...!」

 

「私の攻撃、防ぎ切れるかな?"ネヴァン"のブースト、"ファム"でヴァンガードにアタック!」

 

"現の魔女ファム" : パワー15000(10000+5000)

 

「...ノーガード。」

 

 

ヴァンガードはフォースⅡでクリティカルが2になっている。

次のターンにコストを支払うためにダメージを受けておく必要がある。

1枚だけじゃ足りない。ここでダメージを受けておく。

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルは"ファム"、パワーは"フィアナ"へ!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

"現の魔女ファム" : パワー15000(10000+5000)、☆2

 

「2枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー!1枚回復し、"フィアナ"にパワー+10000!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー43000(13000+10000+10000*2)、☆2

 

 

「くっ...ダブルトリガー...」

 

「さ、2ダメージだよ。」

 

「っ、ダメージチェック、"銀の茨の竜使い ルキエ"、"お菓子なピエロ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”" : パワー22000(12000+10000)

 

 

 

「すごい...お互いにヒールトリガーを....」

 

 

 

「う~ん..."ソードブレイカー"のブースト、"フィアナ"でヴァンガードにアタック!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー53000(13000+10000+10000*2+10000)、☆2

 

「通さない。"冥界の催眠術師"でガード。手札を1枚捨て、完全ガードよ。」

 

「へぇ、ちゃんとガードできるカードを持っていたんだね。」

 

「当然よ。これだけ手札があれば簡単に防げるわ。」

 

「それもそっか。...ツインドライブ、1枚目、"冷血の魔女ルーバ"。2枚目、"査察の魔女ディアドリー"。ノートリガーか~...じゃあ、"デンジャーランジ"のアタックは通らないね...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ラティ 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

■■□

■■■

V   : 幻惑の魔女フィアナ

R右  : デンジャーランジ・ドラゴン

R左  : 現の魔女ファム

R中央 : 黒翼のソードブレイカー

R左下 : 髑髏の魔女ネヴァン

 

□□■□□

_□□□

V   : 銀の茨の竜女帝ルキエ"Я"

 

アサカ 手札:7枚、ソウル:13枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨の竜使い ルキエ"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅠを獲得。」

 

 

コストも少ないし、ここは"ルキエ"のスキルだけ使うことになるわね。

でもソウルも十分あるし、問題ない。

 

 

「"ルキエ"のスキル!CB2、手札を1枚捨てることでソウルから"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"、"銀の茨の竜使い ルキエ"、"銀の茨のお手伝い イリナ"2枚、"銀の茨の神竜メガロルード"、"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"銀の茨の操り人形 りりあん"をコール!そして前列にパワー+3000。"ルキエ"、"ライジング・ドラゴン"は自身のスキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ(V) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー15000(12000+3000)

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー13000(0+3000+10000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー32000(9000+3000+10000+10000)

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー22000(9000+3000+10000)

 

「"メガロルード"のスキル!"ネヴァン"をソウルに置き、パワー+15000!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー28000(0+3000+10000+15000)

 

「"銀の茨の獣使い アナ"をコール。」

 

 

このパワー、攻撃回数ならこのターンで決められる...!

ここで決めて、ユウトの元に行く。それにスイコやジリアンたちのことも心配。

 

 

「行くわよ!"アナ"のブースト、"ルキエ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(V) : パワー33000(12000+3000+10000+8000)

 

「"ダークサイド・トランぺッター"、"アビス・ヒーラー"でガード!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー48000(13000+15000+20000)

 

「っ、トリガー2枚で届く...ツインドライブ、1枚目、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"...くっ!」

 

「ざんね~ん。これでアタックはヒットしないね!」

 

「っ、2枚目、"銀の茨の獣使い アナ"。"イリナ"のブースト、"ドリアーヌ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の獣使い ドリアーヌ" : パワー23000(12000+3000+8000)

 

「"ダークサイド・トランぺッター"でガードだよ!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー28000(13000+15000)

 

 

これも防がれた...でも、残るアタック回数は4回。

ラティのダメージは2だから、全部ヒットすれば勝てる...!

 

 

「"メガロルード"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー28000(0+3000+10000+15000)

 

「"厳格なる撃退者"でガード、"ファム"でインターセプト!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー33000(13000+5000+15000)

 

「くっ...なら、"ライジング・ドラゴン"でリアガードにアタック!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー32000(9000+3000+10000+10000)

 

「う~ん、それはノーガード。"デンジャーランジ"は退却。」

 

「"りりあん"でアタック!スキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー32000(9000+3000+10000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ダークボンド・トランぺッター"。」

 

「"イリナ"のブースト、"ルキエ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ"(R左) : パワー33000(12000+3000+10000+8000)

 

「それもノーガード。ダメージチェック、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー、パワー+10000!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー23000(13000+10000)

 

 

ダメージ4どまり...でも、あのカードが来たら勝てる...!

だから次のターン、絶対に防ぎ切る。

 

 

「エンドフェイズ、"ドリアーヌ"のスキル。このユニット以外をすべてソウルに置き、2枚につき1枚ドロー。7枚置いたので3枚ドロー。さらに4枚以上置いているので、ソウルから"銀の茨の竜使い ルキエ"を手札に加え、"ドリアーヌ"は退却。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ラティ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

□■□

□■□

V   : 幻惑の魔女フィアナ

R中央 : 黒翼のソードブレイカー

 

□□■□□□

_□□□

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

 

アサカ 手札:11枚、ソウル:13枚、ダメージ:3枚(裏:3)

--------------------------------------------------

 

「ねえ、どうしてあーちゃんはユウト君にこだわるの?」

 

「あ、あーちゃん......どうしてって、そんなの好きだからよ。」

 

「好き...?でも、それがユウト君にとっては迷惑だとしたら?」

 

「っ...そんなこと...」

 

「そんなことあるよ。ユウト君はクレイのために、アイチ君を助けてる。それを邪魔するっていうなら、私は絶対に許さない。」

 

 

この子...随分と強い信念を持っているのね。

惑星クレイのため...か。

 

 

「逆に聞くわ。あなたはどうしてそんなにクレイを大事にしているの?」

 

「それは...世界を転々としていた私にとって、パパとパパのドーナツ以外に初めてできた大事なものだから...」

 

「それと同じよ。私にとって、ユウトは何より大切なもの。あなたにとって、あなたのお父さんやドーナツ、クレイが大事なように、私にとってもユウトが大事なものなのよ。」

 

「っ...で、でも...アイチ君の封印が解けちゃダメなんだよ...それを守るユウト君も...クレイを守るために、何かを犠牲にしなくちゃいけないんだよ!」

 

 

ラティ...そんなの間違ってるわ。

誰かを犠牲にした未来なんて、そんなの間違ってる。

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"幻惑の魔女フィアナ"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。さらに"査察の魔女ディアドリー"をコール。スキルでSB1、手札を1枚捨て、相手のユニットがいるリアガードに、ドロップゾーンからグレード0を2枚コールする。だけど、あーちゃんにはリアガードはいない。」

 

「つまり、"ファム"と同じように別のスキルが発動するわけね。」

 

「そういうこと。"ディアドリー"はそのスキルで相手がグレード0を2枚コールしなかった場合、私はフォースを獲得できる。フォースⅡを左前列に。」

 

"査察の魔女ディアドリー" : パワー10000、☆2

 

「さらに"デンジャーランジ・ドラゴン"、"秘薬の魔女アリアンロッド"をコール!"アリアンロッド"のスキルでSB1、レストし、"デンジャーランジ"にパワー+10000!」

 

"デンジャーランジ・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「"フィアナ"のスキル!CB1、"ディアドリー"と"アリアンロッド"を退却。山札から"現の魔女ファム"をコール。"ファム"のスキルも発動!SB1、グレード0はコールできないからドライブ+1!」

 

 

くっ...すべてのユニットがクリティカル2...

しかも、ツインドライブが2回...!それにあのユニットも...!

 

 

「バトル!"ソードブレイカー"のブースト、"フィアナ"でヴァンガードにアタック!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「"冥界の催眠術師"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ダークサイド・トランぺッター"。ゲット、クリティカルトリガー。効果は全部"デンジャーランジ"へ。」

 

"デンジャーランジ・ドラゴン" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆3

 

「2枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー!効果は全部"デンジャー"へ!」

 

"デンジャーランジ・ドラゴン" : パワー43000(13000+10000+10000*2)、☆4

 

「なっ!?」

 

「ふふっ...これで終わりかな~?」

 

「っ、まだ決まってない!私はユウトの元に行く!だから絶対に負けない...!」

 

「だったら、このアタックを防いでみなよ!"ファム"でヴァンガードにアタック!」

 

"現の魔女ファム" : パワー10000、☆2

 

 

このアタック、トリガーが出なければヒットしない...

それに私は1ダメージは受けておきたい。

 

でも、クリティカルが出たら負ける...

今、見えている範囲でクリティカルは6枚出てる。

ラティのデッキ構築はわからないけど、見えてる限りだとオーソドックスなクリティカル8、ドロー4、ヒール4の構成...であれば残るクリティカルは2枚。

 

 

「....ノーガードよ。」

 

「アサカ!?」

 

「大丈夫よ、ミサキ。さあラティ、ドライブチェックしなさい。」

 

「...強気だね。ここで私がクリティカルを引いたら、私の勝ちなのに。」

 

「当然よ。私は負けない。...それに、あなたはクリティカルを引かないわ。」

 

「へぇ...じゃあ試してみようか!ツインドライブ、1枚目、"幻惑の魔女フィアナ"。2枚目..."アビス・ヒーラー"。」

 

 

ヒールトリガー...やっぱりトリガーは引いてきた。

でも、クリティカルじゃない。

 

 

「....パワーは"ファム"へ。」

 

"現の魔女ファム" : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"銀の茨のお手伝い イリナ"。」

 

「...どうしてクリティカルを引かないって思ったの?」

 

「どうしてかしらね...何となく、そんな気がしたのよ。」

 

「何それ...ふふ、まるでユウト君みたいなこと言うんだね。」

 

「えっ?」

 

 

ユウトみたい...?

いったいどういうこと?

 

 

「ユウト君とファイトするとね、いっつもユウト君の言う通りの展開になるの。不思議に思って聞いてみたんだけど、そしたらね...」

 

 

『俺には聞こえるんだよ。ユニットたちの声がね。...なんて、冗談だよ。イメージすることが大事なんだよ。』

 

 

「って言うんだよ。面白いよね、ユウト君。」

 

 

それって....PSYクオリアのこと...?

まさか、私にもPSYクオリアが...?

 

 

「...ごめん、ファイト中断しちゃって。でも、これでトドメだよ。"デンジャーランジ"でヴァンガードにアタック。スキルでグレード3をSBし、パワー+10000、クリティカル+1。このアタックに守護者はコールできない!」

 

"デンジャーランジ・ドラゴン" : パワー53000(13000+10000+10000*2+10000)、☆5

 

「ラティ...残念だけど、守護者が無くても防げるわ!"銀の茨バーキング・ドラゴン"2枚、"お菓子なピエロ"でガード!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー62000(12000+15000*2+20000)

 

「くっ...ターンエンド...」

 

--------------------------------------------------

ラティ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

□■□

■■■

V   : 幻惑の魔女フィアナ

R右  : デンジャーランジ・ドラゴン

R左  : 現の魔女ファム

R中央 : 黒翼のソードブレイカー

 

□□■□□□

_□□□

V   : 銀の茨の竜使い ルキエ

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:13枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「ラティ...今のターン、どうして"ファム"のドライブチェックで出たトリガー効果を、"ファム"に与えたの?」

 

「ど、どうしてって..."ファム"のアタックをヒットさせるためだよ。」

 

「それは違う...わざわざ"ファム"のアタックをヒットさせるようにしなくても、"デンジャー"は"フィアナ"のドライブチェックでクリティカルが4になってた。さらに自身のスキルでクリティカル5になる。どう考えたって、"ファム"にパワーを与えるのは間違ってるわ。そんなことがわからないあなたではないでしょ。」

 

「っ...それは...」

 

 

ラティは迷ってる。先導アイチを、ユウトをこのままにしても良いのかと。

封印することが正しいことなのか、迷っているんだわ。

そして、どちらかといえば封印したくないと思ってる。

 

 

惑星クレイを救った先導アイチのために動くという意志と、先導アイチを封印したくないという意志。それが戦っているのね。

 

 

「ラティ...このターンではっきりさせてあげる。あなたが本当にしたいことを。」

 

「私の本当にしたいこと...」

 

「スタンド&ドロー。」

 

 

っ、来た...私の新たな切り札。

 

 

「喜びと苦しみを心の糧として、銀の茨は舞台に上る!"銀の茨の竜女皇ヴィーナス・ルキエ"にライド!」

 

「"ヴィーナス・ルキエ"...!?何そのユニット...私、知らない...」

 

「この"ヴィーナス・ルキエ"は、リバースの力を抑え込んで、その力を手に入れた"ルキエ"の新たな姿。この力であなたを倒す!」

 

「っ...」

 

「イマジナリーギフトアクセルⅠを獲得。そして"ヴィーナス・ルキエ"のスキル!CB1、手札を1枚捨て、ソウルから望む枚数、前列にコールする!現れなさい、我がしもべたち!"銀の茨の竜使い ルキエ"、"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”"、"銀の茨の神竜メガロルード"、"銀の茨ライジング・ドラゴン"、"銀の茨の操り人形 りりあん"、"銀の茨の歌姫セルビア"!そして、私の前列すべてにユニットがいるなら、前列のユニットのパワー+5000!さらに"ルキエ"、"ライジング・ドラゴン"はスキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜女皇ヴィーナス・ルキエ" : パワー17000(12000+5000)

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー27000(12000+5000+10000)

"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”" : パワー17000(12000+5000)

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー15000(0+5000+10000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー34000(9000+5000+10000+10000)

"銀の茨の歌姫セルビア" : パワー24000(9000+5000+10000)

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「"メガロルード"のスキル。"ファム"をソウルに置き、パワー+15000。」

 

"銀の茨の神竜メガロルード" : パワー30000(0+5000+10000+15000)

 

「さらに"セルビア"のスキル。登場時、CB1でソウルから"銀の茨"を2枚コールできる。"銀の茨のお手伝い イオネラ"、"銀の茨のお手伝い イリナ"をコール。最後に手札から"銀の茨の獣使い アナ"をコール!」

 

 

さあ、これでショーはフィナーレよ!

ユウトの元に行くために、最高のフィナーレを!

 

 

「"アナ"のブースト、"ヴィーナス・ルキエ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜女皇ヴィーナス・ルキエ" : パワー25000(12000+5000+8000)

 

「させない!私だって負けられない!"ダークサイド・トランぺッター"、"厳格なる撃退者"でガード!」

 

"幻惑の魔女フィアナ" : パワー43000(13000+15000*2)

 

「ツインドライブ、1枚目、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"銀の茨の竜女皇ヴィーナス・ルキエ" : パワー35000(12000+5000+8000+10000)、☆2

 

「2枚目、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー。」

 

「そんな!?」

 

「効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"銀の茨の竜女皇ヴィーナス・ルキエ" : パワー45000(12000+5000+8000+10000*2)、☆3

 

 

これが私の覚悟、私の想い!

ユウトのために、私の味方をしてついてきてくれた友達のために!

私はもう絶対に負けない!

 

 

「っ...ダメージチェック、"冷血の魔女ルーバ"、"現の魔女ファム"、"幻惑の魔女フィアナ"...私の負け...これが友達を想う力...」

 

「ラティ...」

 

「...敗者には裁きが与えられる...ジャッジメント...」

 

 

ラティが呟くように、自身にジャッジメントを下す。

そんな時、ミサキがラティに駆け寄った。

 

 

「み、みさきん!?」

 

「ラティ...あたしがあなたを守る...だから、あたしと友達になろう。」

 

「だ、ダメ...早く離れないとみさきんも...!」

 

「大丈夫。あたしはラティを一人にしない。喜びも、苦しみも、全部一緒に分かち合っていこう?」

 

「みさきん...」

 

 

茨は二人を囲む。

そして、二人にジャッジメントが下される...

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

???side

 

 

「くくく...少々計算外でしたが、残る封印は一つのようですね...」

 

 

まさかカトルナイツがこうも容易く敗北するとは。

ですが私の労力が減るだけなので問題ありませんね。

 

 

「ガイヤール...君が櫂トシキに負けるのがベスト。だが、ガイヤールが勝ったとしても既に封印は一つ。私の力で封印をこじ開けることもできる。くくく...ヒャハハハハハハハ!」

 

 

もうすぐだ...もうすぐリンクジョーカーの力が私のものに...!

あの力があれば、私は世界を手にできる...!

 

 

待っていろ、先導アイチ...!

もう間もなく、封印は解き放たれる!

 

 

 

.



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第百二十三話「煉獄の炎」

櫂side

 

 

「櫂トシキ...君だけは絶対に僕が倒す!ホーリープロミネンスプリズン!」

 

 

あの時と同じように、青い炎が俺たちを囲う。

だが、あの時と違うものがある。それは俺のこのデッキだ。

 

 

「ガイヤール...お前を倒し、アイチに会いに行く!」

 

「お前だけは絶対に倒す!アイチさんは渡さない!」

 

「「スタンドアップ」」

「THE」「Le」

「「ヴァンガード!」」

 

「"御使いの解放者"!」

 

「"リザードソルジャー コンロー"!」

 

 

「かげろう...」

 

「そうだ。これが俺の本来のクラン...俺の本気を見せてやる!」

 

「ふん...クランが変わったところで、僕には勝てない!僕のターン、ドロー。"疾駆の解放者ヨセフス"にライド。"御使い"のスキルで1枚引く。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ガイヤール 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 疾駆の解放者ヨセフス

 

□■□

□□□

V   : リザードソルジャー コンロー

 

櫂 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"封竜カルゼ"にライド。"コンロー"のスキルで1枚ドローし、クイックシールドを得る。さらに"カルゼ"のスキル発動。SB1、手札を1枚捨てる。俺はクイックシールドを捨てる。これによりお前のリアガードを1枚退却し、お前は手札からグレード2を1枚までコールできる。しなかったら、俺は2枚引く。」

 

「(2枚ドローか。僕の手札にグレード2は1枚...これをコールすれば防げるが、次のターンにライドできなくなるかもしれない。)僕はコールしない。」

 

「ならば2枚ドローする。そして"カルゼ"でヴァンガードにアタック!」

 

"封竜カルゼ" : パワー8000

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"ドラゴンフルアーマード・バスター"。」

 

「ダメージチェック、"小さな解放者マロン"。」

 

「これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ガイヤール 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 疾駆の解放者ヨセフス

 

□■□

□□□

V   : 封竜カルゼ

 

櫂 手札:9枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"王道の解放者ファロン"にライド!"ヨセフス"のスキル。山札の上から1枚を確認し、それがユニットカードならリアガードにコールする。現れよ、"王道の解放者ファロン"!そして、"ファロン"はこのターン中、山札からコールされたユニットがいるならパワー+5000!」

 

"王道の解放者ファロン"(R左) : パワー14000(9000+5000)

 

「"五月雨の解放者ブルーノ"、"健剛の騎士ブレニアス"をコール。バトルだ!"ブレニアス"のブースト、"ファロン"でヴァンガードにアタック!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「(このアタックがヒットすれば、"ファロン"のスキルで山札からリアガードがコールされる。"ブルーノ"のスキルでパワー+5000するだけでなく、それが"解放者"を含むユニットならさらにリアガードが増える...)ここは守る!"槍の化身ター"でガード!」

 

"封竜カルゼ" : パワー23000(8000+15000)

 

「ほう...ならばこれはどうだ!"ブルーノ"のブースト、"ファロン"でアタック!」

 

"王道の解放者ファロン"(V) : パワー17000(9000+8000)

 

「くっ、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"希望の解放者エポナ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"王道の解放者ファロン"(V) : パワー27000(9000+8000+10000)、☆2

 

「っ、ダメージチェック、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"封竜カルゼ" : パワー18000(8000+10000)

 

「2枚目、"ドラゴンフルアーマード・バスター"。」

 

「アタックがヒットしたことで、"ファロン"のスキル発動。山札から1枚見て、それがユニットカードならコールできる。"健剛の騎士ブレニアス"をコール。」

 

 

グレード1、アタッカーでも"解放者"でもなかったか。

ガードできる手札はあるが、序盤は手札を温存しておきたい。

 

 

「ふん...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ガイヤール 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■■■

■■□

V   : 王道の解放者ファロン

R左  : 王道の解放者ファロン

R中央 : 五月雨の解放者ブルーノ

R右下 : 健剛の騎士ブレニアス

R左下 : 健剛の騎士ブレニアス

 

□■□

□□□

V   : 封竜カルゼ

 

櫂 手札:9枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"ドラゴニック・ネオフレイム"にライド。"ドラゴンフルアーマード・バスター"、"希望の火エルモ"をコール。」

 

「ふっ...さっきソウルを使ったから、"ドラゴンフルアーマード・バスター"のスキルを使えないな。」

 

「もとより使うつもりはなかった。..."フルアーマード・バスター"でリアガードにアタック!」

 

"ドラゴンフルアーマード・バスター" : パワー10000

 

「"希望の解放者エポナ"でガード!」

 

"王道の解放者ファロン"(R左) : パワー24000(9000+15000)

 

「ならば"エルモ"のブースト、"ネオフレイム"でヴァンガードにアタック。"エルモ"はスキルでパワー+3000!」

 

"ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー21000(1000+11000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"リザードソルジャー ラオピア"。」

 

「ダメージチェック、"五月雨の解放者ブルーノ"。」

 

 

ガイヤールの攻撃を受けるために手札を温存するようにしているが、そのせいで攻めきれていないか...だが、勝負はグレード3になってからだ。

俺はガイヤールを倒し、アイチに会いに行くんだ...!

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ガイヤール 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■■■

■■□

V   : 王道の解放者ファロン

R左  : 王道の解放者ファロン

R中央 : 五月雨の解放者ブルーノ

R右下 : 健剛の騎士ブレニアス

R左下 : 健剛の騎士ブレニアス

 

□■■

□■□

V   : ドラゴニック・ネオフレイム

R右  : ドラゴンフルアーマード・バスター

R中央 : 希望の火エルモ

 

櫂 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「その程度の攻撃で僕に勝つつもりか。やはりクランを変えても何も変わってなどいない...君に僕を倒すことは不可能だ!」

 

「それはどうかな。俺はお前を倒し、アイチの元に行く。アイチを取り戻す!」

 

「ふざけるな!アイチさんが封印されているのは、お前のせいだと言うのに...!」

 

「何っ!?」

 

 

 

「アイチが封印されてるのは、櫂のせい...?」

 

「一体どういうことだよ。」

 

「...リンクジョーカー。」

 

 

「「「っ!」」」

 

 

スイコの言葉に、すべての話がつながった。

なぜアイチが封印されているのか、なぜユウトがリンクジョーカーを使っているのか...すべてはガイヤールの言う通り、俺のせいというわけか。

 

 

「そうだ...アイチさんには今、リンクジョーカーの種子が宿っている。僕たちはそれをシードと呼んでいる。」

 

「シード...」

 

「シードが宿ったファイターがファイトに勝利した時、その力は増していく。逆に、シードを宿したファイターがファイトに敗北した時、そのシードは勝利したファイターに宿る。」

 

「何...!?」

 

「そうだ。終わりのない戦いが始まり、そしていつしかリンクジョーカーは本来の力を取り戻す。だからこそ、アイチさんは封印される道を選んだんだ。...すべてはリンクジョーカーを世界に蔓延された君のせいだ!」

 

「っ...それは....」

 

「だからこそ、僕は絶対に君を許さない!僕は君を倒す!スタンド&ドロー!燃え上がれ、僕の分身!聖なる青き炎の力で、邪悪なる敵を浄化せよ!"青き炎の解放者パーシヴァル"にライド!」

 

 

来たか、ガイヤールの分身...!

...ガイヤールが言っていた通り、俺がリンクジョーカーの力で世界を混乱に陥れた。だが、それでも俺はアイチに会いたい。

そして、もしも俺のせいで封印されているというのなら、俺はアイチの代わりに自分が封印される道を選ぶ。

 

 

「イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、まずは"ブレニアス"のスキル。このユニットをソウルに置き、1枚ドローし、手札を1枚コールする。僕は"五月雨の解放者ブルーノ"をコールする。そして"パーシヴァル"のスキル。CB1、手札を1枚捨て、イマジナリーギフトアクセルⅡを得て1枚ドロー。その後、山札から"誓いの解放者アグロヴァル"をコール!」

 

「山札からユニットが登場した...ということは!」

 

「そうだ!"ブルーノ"のスキル!"ブルーノ"はパワー+5000!」

 

"五月雨の解放者ブルーノ"(R中央) : パワー13000(8000+5000)

"五月雨の解放者ブルーノ"(R左下) : パワー13000(8000+5000)

 

「さらに"ブルーノ"のスキル。"解放者"のリアガードが登場した時、山札から3枚見て、"恩威の騎士ベレンガリア"をコール。残りは山札の下へ。そして、同じスキルがもう一枚の"ブルーノ"によって発動される。山札から3枚見て、"希望の解放者エポナ"をコール。残りは山札の下へ。そして、山札からリアガードが登場したことで、"ブルーノ"はさらにパワーが上昇する!」

 

"五月雨の解放者ブルーノ"(R中央) : パワー23000(8000+5000*3)

"五月雨の解放者ブルーノ"(R左下) : パワー23000(8000+5000*3)

 

「"ベレンガリア"のスキル。SB1しCC1。さらに"パーシヴァル"のスキルにより、アクセルサークルにいるリアガードはパワー+5000!」

 

"恩威の騎士ベレンガリア" : パワー19000(9000+5000+5000)

"誓いの解放者アグロヴァル" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

 

 

「手札を全く使わずにリアガードを埋めやがった...」

 

「しかも、先行でギフトを2つも得ていやがる...こいつ、強え...」

 

「さすがはヨーロッパサーキットの優勝者ね。」

 

 

 

「行くぞ、櫂トシキ!僕の炎の熱を思い出させてやる!"ブレニアス"のブースト、"エポナ"でリアガードにアタック!」

 

"希望の解放者エポナ" : パワー13000(5000+8000)

 

「ノーガード。"ドラゴンフルアーマード・バスター"は退却。」

 

「"ブルーノ"のブースト、"パーシヴァル"でヴァンガードにアタック!」

 

"青き炎の解放者パーシヴァル" : パワー35000(12000+23000)

 

「っ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"青き炎の解放者パーシヴァル"。2枚目、"希望の解放者エポナ"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは"アグロヴァル"へ!」

 

"青き炎の解放者パーシヴァル" : パワー35000(12000+23000)、☆2

"誓いの解放者アグロヴァル" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)

 

「ぐっ...ダメージチェック、"封竜カルゼ"、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー。パワー+10000。」

 

"ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー20000(10000+10000)

 

「その程度では僕の炎は止められない!"ブルーノ"のブースト、"ファロン"でアタック!"ファロン"もスキルでパワーが上がっている!」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー37000(9000+5000+23000)

 

「"ドラゴンモンク ゲンジョウ"でガード!」

 

"ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー40000(10000+10000+20000)

 

「("ベレンガリア"はパワーが足りない...)ならば"アグロヴァル"でヴァンガードにアタック!スキルで"エポナ"をソウルに置き、パワー+10000!」

 

"誓いの解放者アグロヴァル" : パワー39000(9000+5000+5000+10000+10000)

 

「"魔竜導師ラクシャ"、"パープルジェム・カーバンクル"でガード!」

 

"ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー45000(10000+10000+10000+15000)

 

「ふん...何とか守ったか。"アグロヴァル"はスキルを発動したため手札に戻る。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ガイヤール 手札:8枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

_■■■

□■■□■

V   : 青き炎の解放者パーシヴァル

R左  : 王道の解放者ファロン

R中央 : 五月雨の解放者ブルーノ

R右下 : 健剛の騎士ブレニアス

R左下 : 五月雨の解放者ブルーノ

Rア1 : 恩威の騎士ベレンガリア

 

□■□

□■□

V   : ドラゴニック・ネオフレイム

R中央 : 希望の火エルモ

 

櫂 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

ガイヤール、やはり強い...

リンクジョーカーの力を手にしたとき、世界中の強いファイターと戦ってきた。

だが、これほどまでに強いファイターは、ユウト以外では初めてだ。

だからこそ、こんな戦いではなく純粋なファイトをしたかった。

 

 

「スタンド&ドロー。渦巻く炎で破滅を導け!ライド、"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー23000(13000+10000)

 

 

「す、すげえ...あれが櫂のユニット...」

 

「さすがだぜ、櫂...味方の俺までブルっちまってる...」

 

「(破滅って...どっちが悪役なのよ...ふふ...)」

 

 

 

「"リザードソルジャー ラオピア"、"封竜カルゼ"をコール。スキル発動。SB1、手札を1枚捨て、中央の"ブルーノ"を退却。さらにお前は手札からグレード2をコールできるが、どうする。」

 

「..."アグロヴァル"をコール。」

 

「ならばスキルはこれで終わりだ。だが、"ラオピア"のスキル発動。パワー+5000。」

 

"リザードソルジャー ラオピア" : パワー13000(8000+5000)

 

「さらに"ボーテックス"のスキル!相手のヴァンガードがグレード3以上なら、このユニットがヴァンガードにいる時、一度だけこのスキルを発動できる。ドロップゾーンから4枚を山札に戻し、"煉獄竜ワールウインド・ドラゴン"をコールし、そのサークルをヴァンガードサークルとして扱う!」

 

「なんだと!?」

 

「煉獄の炎で、すべての罪を焼き尽くせ!シーク・THE・メイト!」

 

 

アイチを取り戻すため、俺は何度だって立ち上がる。

俺自身の答えをもって、ユウトの元へ行く!

 

 

「その雄叫びは道なき道を切り拓き、その炎はこの世のすべてを焼き尽くす!並び立て、煉獄の竜たちよ!双闘!」

 

「な、何て熱量だ...これが櫂トシキの炎...!」

 

「"ボーテックス"のさらなるスキル発動!CB2、手札からヴァンガードと同名のカードを1枚捨てる。俺のヴァンガードは今、"ボーテックス"と"ワールウインド"の2枚。よって、このコストは"ワールウインド"でも支払える!」

 

「くっ!」

 

「手札から"ワールウィンド"を捨て、スキル発動!相手のユニットを2枚退却し、相手に1ダメージ!」

 

「なんだと!?」

 

「渦巻く煉獄の炎で、荒ぶる魂を焼き払え!ワン!」

 

 

"ブルーノ"を退却!

 

 

「ツー!」

 

 

"アグロヴァル"を退却!

 

 

「くっ...!」

 

「そして...トリニティ・クリムゾンフレイム!」

 

「ぐっ...ぐああああああああああああ!」

 

 

ガイヤールのダメージにカードが置かれる。

置かれたカードは"光輪の解放者マルク"。

 

 

「くっ、ゲット、ドロートリガー!」

 

「無駄だ。」

 

「何!?」

 

「このスキルで相手にダメージを与える際、トリガー効果は無効となり、その効果は俺がコストを支払うことで得ることができる!」

 

「なっ...熱っ...!」

 

「俺はCB1、SB1、手札を1枚捨てることでそのトリガー効果を発動する!1枚引き、パワー+10000!」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

 

 

 

「す、すげえ...」

 

「櫂の野郎...また一段と強くなりやがって...!」

 

「これが櫂トシキ...ユウト君が認めるファイター...」

 

 

 

「"ラオピア"はスキルにより、パワーが上昇する。」

 

"リザードソルジャー ラオピア" : パワー23000(8000+5000*3)

 

「さらに先ほどコストで捨てられた"ワールウィンド"のスキル。このユニットをソウルに置き、CC1、SC1。さらに"エルモ"のスキル。このユニットを退却し、1枚ドロー、CC1。バトルだ!"ボーテックス"でヴァンガードにアタック!」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「くっ、"希望の解放者エポナ"、"霊薬の解放者"でガード!」

 

"青き炎の解放者パーシヴァル" : パワー47000(12000+15000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ワールウィンド"にパワー+10000。」

 

"煉獄竜ワールウィンド・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"希望の火エルモ"。」

 

「くっ...このアタックは通らない...!」

 

「だが俺にはまだアタックが残っている!"ラオピア"のブースト、"ワールウィンド"でアタック!」

 

"煉獄竜ワールウィンド・ドラゴン" : パワー43000(10000+10000+23000)

 

「っ、ノーガード。」

 

「"ワールウィンド"のいるサークルはヴァンガードサークルとなっている。よって、ドライブチェックを行う。ドライブチェック、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ワールウィンド"へ!」

 

"煉獄竜ワールウィンド・ドラゴン" : パワー53000(10000+10000*2+23000)、☆2

 

「ぐっ....ダメージチェック、"恩威の騎士ベレンガリア"、"疾駆の解放者ヨセフス"...」

 

 

 

「よし!ガイヤールのダメージが5枚!」

 

「これで追い詰めたぜ!」

 

「後1ダメージ...頑張って、櫂トシキ。」

 

 

 

「俺はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ガイヤール 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

_□□■

□■■□■

V   : 青き炎の解放者パーシヴァル

R左  : 王道の解放者ファロン

R右下 : 健剛の騎士ブレニアス

Rア1 : 恩威の騎士ベレンガリア

 

■■□

■□■

V   : 煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート

R左  : 煉獄竜ワールウィンド・ドラゴン

R右下 : 封竜カルゼ

R左下 : リザードソルジャー ラオピア

 

櫂 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「櫂トシキ...驚いたよ。トリニティ・クリムゾンフレイム...まさか僕のトリガーを無効にして自分で発動するなんて...」

 

「...」

 

「だが、このファイトに勝つのは僕だ!見せてやろう、僕の本当の切り札を!」

 

「本当の切り札だと!?」

 

「スタンド&ドロー!祝福されし光の竜よ!青き炎で鎖を解き放て!ライド、"青き炎の解放者プロミネンスコア"!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て1枚ドロー!」

 

 

これがガイヤールの真の切り札...まるで、"パーシヴァル"がドラゴンになったようなユニットだ。なんて神々しい...!

 

 

「"ブレニアス"のスキル。ソウルに置き1枚ドロー、手札から"パーシヴァル"をコールする。さらにリアガードが登場した時、"プロミネンスコア"のスキルが発動する。自身と登場したユニットにパワー+3000!」

 

"青き炎の解放者プロミネンスコア" : パワー15000(12000+3000)

"青き炎の解放者パーシヴァル" : パワー15000(12000+3000)

 

 

 

「それだけか...?」

 

「これがガイヤールの真の切り札って...」

 

「いえ...これは結構厄介よ。よく見て。あのスキル、ターン1回の制約が無い。」

 

「っ、つまりリアガードがコールされる度にパワーが上がるってことか!」

 

「しかも、ゴールドパラディンはリアガードをコールすることに長けたクラン。おそらく、地道にパワーを上げて、防ぐことのできない攻撃を繰り出すつもりよ。」

 

「ま、マジかよ...」

 

「櫂!」

 

 

 

 

「ふっ、大丈夫だ。お前たちはそこで見ていろ。」

 

「ふん...減らず口を。お前の仲間にも見せてやろう。お前が敗北し、僕のジャッジメントを食らうさまを!"パーシヴァル"のスキル!CB1、手札を1枚捨てることでイマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。その後、山札から"誓いの解放者アグロヴァル"をコールする。そして"プロミネンスコア"のスキルが発動する。このユニットと"アグロヴァル"にパワー+3000。さらに登場したのが"アグロヴァル"なら、このユニットの元々のクリティカルは2になる!」

 

"青き炎の解放者プロミネンスコア" : パワー18000(12000+3000*2)、☆2

"誓いの解放者アグロヴァル" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「さらに山札からリアガードが登場したことで、"ファロン"はパワー+5000。」

 

"王道の解放者ファロン" : パワー14000(9000+5000)

 

「そして"プロミネンスコア"のスキル!CB1、"ベレンガリア"を退却。山札から4枚見て、ユニットカードを2枚までコールし、残りは山札の下に置く。だが、ソウルに"パーシヴァル"がいるなら、2枚ではなく4枚コールできる!よって、すべてをコール!"青き炎の解放者プロミネンスコア"、"恩威の騎士ベレンガリア"、"小さな解放者マロン"、" 光輪の解放者マルク"!それぞれスキルでパワー+3000!」

 

"青き炎の解放者プロミネンスコア"(V) : パワー30000(12000+3000*6)、☆2

"小さな解放者マロン" : パワー11000(8000+3000)

"光輪の解放者マルク" : パワー8000(5000+3000)

"恩威の騎士ベレンガリア" : パワー17000(9000+3000+5000)

"青き炎の解放者プロミネンスコア"(Rア3) : パワー20000(12000+3000+5000)

 

「さらに手札から"ファロン"、"マロン"をコール!」

 

"青き炎の解放者プロミネンスコア"(V) : パワー36000(12000+3000*8)、☆2

"小さな解放者マロン"(R中央) : パワー11000(8000+3000)

"王道の解放者ファロン"(Rア4) : パワー22000(9000+3000+5000+5000)

 

「これで終わりだ、櫂トシキ!"マルク"のブースト、"ファロン"でヴァンガードにアタック!」

 

"王道の解放者ファロン"(R左) : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「"希望の火エルモ"でガード!」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー23000(13000+10000)

 

「"アグロヴァル"でヴァンガードにアタック!スキルで"マルク"をソウルに置き、パワー+10000!」

 

"誓いの解放者アグロヴァル" : パワー27000(9000+3000+5000+10000)

 

「"魔竜導師ラクシャ"でガード!」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー28000(13000+15000)

 

「"アグロヴァル"は手札に戻る。続けて、"ベレンガリア"でアタック!」

 

"恩威の騎士ベレンガリア" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「"ワールウィンド"でインターセプト!」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー18000(13000+5000)

 

「"ファロン"でアタック!」

 

"王道の解放者ファロン"(Rア4) : パワー22000(9000+3000+5000+5000)

 

「"槍の化身ター"でガード!」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー28000(13000+15000)

 

「リアガードの"プロミネンスコア"でアタック!」

 

"青き炎の解放者プロミネンスコア"(Rア3) : パワー20000(12000+3000+5000)

 

「っ、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"でガード!」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー33000(13000+20000)

 

 

っ、これで手札は残り1枚...

しかもその最後の手札はグレード3...ガード値が無くなったか...

 

 

「その表情、どうやらここまでのようだな!"マロン"のブースト、"パーシヴァル"でヴァンガードにアタック!」

 

"青き炎の解放者パーシヴァル" : パワー26000(12000+3000+11000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"パープルジェム・カーバンクル"。」

 

「これでトドメだ!"マロン"のブースト、"プロミネンスコア"でヴァンガードにアタック!」

 

"青き炎の解放者プロミネンスコア"(V) : パワー47000(12000+3000*8+11000)、☆2

 

「...」

 

 

 

「「櫂、まさか...!」」

「(ここまでなの...?)」

 

 

 

「ふっ、諦めたか!」

 

「...ノーガード。」

 

「いいだろう。僕の炎ですべてを焼き尽くす!ツインドライブ、1枚目、"青き炎の解放者パーシヴァル"。2枚目、"霊薬の解放者"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000!」

 

"青き炎の解放者プロミネンスコア"(V) : パワー57000(12000+3000*8+11000+10000)、☆2

 

 

 

ドガーン

 

 

 

「ダメージチェック、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー23000(13000+10000)

 

「2枚目、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。」

 

「なっ!?」

 

「ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「バカな...僕の攻撃を耐えただと...!?」

 

「言ったはずだ。俺は負けん。俺はお前を倒し、アイチに会いに行く!」

 

「くっ...だが、君の手札はたった2枚。リアガードもアタッカーはおらず、攻撃力も低い。それで僕にどうやって勝つつもりだ。」

 

「勝つ...何としても勝ってみせる!」

 

「っ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ガイヤール 手札:7枚、ソウル:7枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

__□■■

■□■■■■■

V   : 青き炎の解放者プロミネンスコア

R右  : 青き炎の解放者パーシヴァル

R左  : 王道の解放者ファロン

R中央 : 小さな解放者マロン

R右下 : 小さな解放者マロン

Rア1 : 恩威の騎士ベレンガリア

Rア3 : 青き炎の解放者プロミネンスコア

Rア4 : 王道の解放者ファロン

 

□■□

■□■

V   : 煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート

R右下 : 封竜カルゼ

R左下 : リザードソルジャー ラオピア

 

櫂 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。ふっ、来てくれたか。"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「"ボーテックス"のスキル。ドロップゾーンから4枚を山札に戻し、山札から"煉獄竜ワールウィンド・ドラゴン"をコールする。そして、そのターン中、そのサークルはヴァンガードサークルとなる!そしてスキル発動!CB2、手札からヴァンガードと同名のカードを捨てる。俺は"ワールウィンド"を捨てる。そして、リアガードを2枚退却し、相手に1ダメージ!」

 

「くっ...またか!」

 

「行くぞ!ワン!」

 

"王道の解放者ファロン"を退却!

 

「ツー!」

 

"王道の解放者ファロン"を退却!

 

「トリニティ・クリムゾンフレイム!」

 

「ぐっ...ダメージチェック、"光輪の解放者マルク"...っ...!」

 

「ふっ...トリガーが出たな。ならばCB1、SB1、手札を1枚捨てることでそのトリガー効果を俺が発動する。1枚引き、パワー+10000!」

 

"煉獄竜ワールウィンド・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「そして"ラオピア"はパワー+5000。」

 

"リザードソルジャー ラオピア" : パワー18000(8000+5000*2)

 

「さらに"ワールウィンド"のスキル。ソウルに置き、CC1、SC1。」

 

「くっ...(だが手札にはガード値がある...まだ戦える!)」

 

「煉獄の炎は、すべてを焼き尽くすまで消えることはない..."ボーテックス"のスキル発動!」

 

「何!?」

 

「このスキルは、自身のヴァンガードサークルの数だけ発動できる。ただし、コストで支払う手札はそれぞれ別名カードでなければならない。CB2、手札からヴァンガードと同名の"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート"を捨て、スキル発動!"ベレンガリア"、"パーシヴァル"を退却!そして1ダメージ...と言いたいところだが、お前のダメージは5枚。ダメージは与えられない。」

 

「ふっ...」

 

「だが代わりに、お前の手札からトリガーユニットを1枚捨てさせる!」

 

「くっ..."猛撃の解放者"を捨てる...!」

 

「"ラオピア"のスキル。パワー+5000!」

 

"リザードソルジャー ラオピア" : パワー28000(8000+5000*4)

 

「バトル!"ボーテックス"でヴァンガードにアタック!」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー33000(13000+10000*2)

 

 

「っ...(僕の手札のガード値なら、トリガーが2枚出なければ守れる。そして、手札の完全ガードで残るアタックを防げば...っ...)」

 

「...」

 

「(この気迫...こいつ、トリガーを引く...絶対に...!っ、僕が恐怖しているだと...!?)」

 

 

 

 

「ガイヤールが迷ってやがる...」

 

「ああ...俺様もあの櫂と対面したら、さすがに怖くなるぜ...」

 

「それだけ、彼の覚悟が現れているのね。」

 

 

「っ..."猛撃の解放者"、"霊薬の解放者"でガード!」

 

"青き炎の解放者プロミネンスコア"(V) : パワー47000(12000+15000+20000)

 

「櫂トシキ!僕の手札には完全ガードがある。僕を倒したいというなら、トリガーを2枚引いてみせろ!」

 

「ふっ...いいだろう。ツインドライブ、1枚目、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆2

 

「2枚目、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー!」

 

「っ...!」

 

「1枚回復し、パワー+10000!」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー53000(13000+10000*2+10000*2)、☆2

 

 

 

「引いた...!」

 

「ダブルトリガー!ガードをぶち破った!」

 

 

 

「くっ...これが君の炎か...ダメージチェック、"誓いの解放者アグロヴァル"...」

 

 

「これで俺の勝ちだ。食らうがいい!ジャッジメント!」

 

 

「っ...ぐああああああああああああ!」

 

 

ガイヤールが青い、いや、赤い炎に焼かれる。

俺の炎が、ガイヤールの炎を上回ったんだ...!

 

 

「ぐっ...僕の負....け....」

 

 

ドサッ

 

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

???side

 

 

 

「っ!」

 

 

時は来た....!

ついに先導アイチの封印が解けるとき!

 

 

待っていなさい、先導アイチ。

そして、リンクジョーカー...!

 

 

 

「フハハハハハハハハハハ!」

 

 

 

 

 

.



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第百二十四話「野望打ち砕く」

櫂side

 

 

「ガイヤールは意識を失ったか...」

 

「だけど、これでカトルナイツは二人倒したぜ。」

 

「後二人...もしかしたら、残る二人も他のやつらが倒してるかもしれないぜ?」

 

「そうね....っ、何あれ!」

 

 

スイコの指さす方を見ると、急に氷の壁が俺たちを囲んだ。

これはセラの...!

 

 

「ごきげんよう、皆さん。」

 

「お前、セラ!」

 

「くくく...まさか皆さんがカトルナイツを全員倒すとは思いませんでした。」

 

 

全員倒した...つまり、他のやつらも勝ったのか。

バラバラになって心配していたが、無事のようだな。

 

 

「ですがそのおかげで、私の労力が減りました。」

 

「セラ!何をしようとしている!」

 

「くくく...私の狙いは最初から先導アイチ...いや、その中にあるリンクジョーカーの種子、シードです。」

 

「何っ!?」

 

「全く...ガイヤールたちは愚かでしたねえ...先導アイチの封印を解くため、私はあなたたちの元に姿を現し、先導アイチを隠す者がいることを知らしめた。さらにその強さを見せることで、君たちの成長を促し、君たちは見事カトルナイツを打ち破った。すべて私の計画通り。」

 

 

まさか、すべてはセラの企みだったというのか...!

このままではリンクジョーカーの力が奴に...!

 

 

「っ...待ってよ、セラ...」

 

「...ラティ。」

 

「セラもアイチ君のためにカトルナイツになったんじゃないの...リンクジョーカーの脅威から世界を守るために...!」

 

「ふっ...ふふ...くく...ヒャハハハハハハハ!そんなわけないじゃないですか。私はリンクジョーカーの進攻があったとき、その力に魅了されました。ですがリンクジョーカーは倒され、世界は救われてしまった...また退屈な日々に戻りましたが...そんなある日、私の前に現れたのです。リンクジョーカーのシードを宿した先導アイチが。」

 

「アイチが...」

 

「そして彼は私をカトルナイツに招き入れた。くくく...哀れな男だ。まさか自分の中にあるシードを狙う男を味方に引き入れてしまうとは。...そして、私がリンクジョーカーのシードを手に入れるために、モレスを使って君たちに接触したのです。さすがの私でも、カトルナイツ全員を相手にするのは少々骨が折れますからね。」

 

「セラ...許せない...アイチ君の想いを踏みにじるなんて...!」

 

「くくく...別にあなたの許しなど必要ありません。さて、ラティ...あなたならここがどこかお分かりですね?」

 

 

 

そう話すセラの後ろには、激しくスパークしている結界のようなものが映っていた。

その奥には玉座のような何かが立っている。

 

 

「っ...それは...アイチ君の封印の間...!」

 

「なんだと!?」

 

「そう...あの玉座に先導アイチは眠っている。そして、この結界はカトルナイツによって施されたもの。そのカトルナイツが全員敗れたことで、結界は壊れようとしている。」

 

「っ...やめて!セラ!」

 

「くくく...このように簡単に壊せるんですよ!ミレニアムブリザード!」

 

 

そう言って、セラはカトルナイツの証から吹雪を発生させる。

結界は見る見る凍っていく....だが、一向に壊れる様子はない。

 

 

「な、何!?なぜ壊れない!封印は既に解かれているはず...!」

 

「その結界にはまだ、もう一人封印を施した者がいる。」

 

「っ...その声は...!」

 

「ユウト!」

 

 

セラの後ろから、ユウトが現れた。

さらにその後ろには、コーリンもいるようだ。

 

 

「久導ユウト...!一体どういうことだ!」

 

「ラウル・セラ。お前の思惑には気付いていた。だからこそ、俺は最悪の事態に備えてカトルナイツの封印に、もう一段階の封印をかけた。」

 

「っ...つまり、貴様が最後の封印の鍵だと言うことか!」

 

「そういうことだ。」

 

「バカな!貴様ごときの力が破れぬ私ではない!貴様のような雑魚が、私の邪魔をすると言うのか!」

 

「ふっ...たった今証明されただろう。お前の力では、俺を超えることはできない。」

 

「くっ...!」

 

 

ユウト...!まさか、すべてわかっていたということか!

それでいて、ユウトは俺たちに成長を促し、俺たちがアイチを救いに来ると信じていたということか。

 

 

「櫂。そちらには俺の大切な仲間が向かっている。ここは俺に任せて、安心して救助を待っていろ。」

 

「ユウト......ああ、任せるぞ!アイチを守ってくれ!」

 

「ふっ...任された。」

 

 

「くっ...ふざけるな!貴様ごとき、私がファイトで下して、封印を解いてやる!」

 

「いいだろう。格の違いを見せてやろう。」

 

 

ユウト...頼んだぞ...!

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

「さあ、始めようか。ホワイトリリーブロッサムプリズン!」

 

「これは...!」

 

 

辺り一面に花が咲き、それは牢獄となる。

セラの悪しき野望を打ち砕くため、俺は本気を出す。

 

 

「「スタンドアップ」」

「THE」

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"キャプテン・ナイトキッド"!」

 

「"菜の花の銃士キーラ"。」

 

 

「私の邪魔をしたこと、後悔させてやろう。私のターン、ドロー。"サムライスピリット"にライド。"ナイトキッド"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : サムライスピリット

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"睡蓮の銃士ルース"にライド。"キーラ"のスキルで1枚ドロー、クイックシールドを得る。さらに"ルース"のスキルで"プラント・トークン"を2枚コール。」

 

「ふん..."銃士"デッキですか。私も持っています。そんなデッキで私に勝てると思わないことですね。」

 

「..."紅団扇の銃士ガストーネ"をコール。バトルだ。"プラント・トークン"のブースト、"ルース"でヴァンガードにアタック。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「ふん、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、右の"プラント・トークン"にパワー+10000。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー15000(5000+10000)

 

「ダメージチェック、"サムライスピリット"。」

 

「"ガストーネ"のブースト、"プラント・トークン"でヴァンガードにアタック。」

 

"プラント・トークン"(R右) : パワー23000(5000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"粉骨の呪術師ネグロボーン"。」

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : サムライスピリット

 

□■■

□■■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R右  : プラント・トークン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"グリード・シェイド"にライド。スキル発動。手札から"粉骨の呪術師ネグロボーン"を捨てます。そして、山札から2枚ドロップ。」

 

 

ドロップしたカードは"剣豪ナイトストーム"、"突風のジン"か。

恐らく"ナイトストーム"を手札に加えるか。

 

 

「私は"剣豪ナイトストーム"を手札に加えます。さらに"キャプテン・ナイトミスト"をコール。スキルでCB1、ドロップゾーンから"突風のジン"をコール。行きますよ。"ジン"で"プラント・トークン"にアタック!」

 

"突風のジン" : パワー5000

 

「ノーガード。"プラント・トークン"は退却する。」

 

「続けて、"グリード・シェイド"でヴァンガードにアタック!」

 

"グリード・シェイド" : パワー9000

 

「それもノーガード。」

 

「ドライブチェック、"荒海のバンシー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ナイトミスト"へ!」

 

"グリード・シェイド" : パワー9000、☆2

"キャプテン・ナイトミスト" : パワー19000(9000+10000)

 

「ダメージチェック、"紅団扇の銃士ガストーネ"、"桜の銃士アウグスト"。」

 

「くくく...私のアタックはまだ残っているぞ!"ナイトミスト"でアタック!」

 

"キャプテン・ナイトミスト" : パワー19000(9000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"タンポポの銃士ミルッカ"。」

 

「ヒャハハハハハハハ!怖くてガードもできないか!そんなことでは簡単に私が勝ってしまうなあ!」

 

「...」

 

「ふん...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□□□

■■■

V   : グリード・シェイド

R右  : 突風のジン

R左  : キャプテン・ナイトミスト

 

□■□

□■■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R中央 : プラント・トークン

R右下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"パンジーの銃士シルヴィア"にライド。スキルで"プラント・トークン"をコール。さらに"カローラ・ドラゴン"、"リコリスの銃士サウル"をコール。"サウル"のスキル。SB1、右の"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て、"ダンガン・マロン"をコール。残りは山札の下へ。そして、トリガーユニットをコールしたため、CB1でその効果を発動。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「くっ...クリティカルですか...面倒ですねぇ...」

 

「"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「"ガストーネ"のブースト、"ダンガン・マロン"で"ナイトミスト"にアタック。」

 

"ダンガン・マロン" : パワー13000(5000+8000)

 

「ほう...リアガードを狙ってきましたか。ですが、グランブルーにとってドロップゾーンは第二の手札。退却させられたところで何も痛くはありません。」

 

「....ガードするのか、しないのか、どっちだ。」

 

「ふん...ノーガード。"ナイトミスト"は退却。」

 

「"プラント・トークン"のブースト、"シルヴィア"でヴァンガードにアタック。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー25000(10000+10000+5000)、☆2

 

「残念ですが、そのアタックは通しません!"荒海のバンシー"、"ナイトスピリット"でガード!」

 

"グリード・シェイド" : パワー39000(9000+15000*2)

 

「ドライブチェック、"桜の銃士アウグスト"。」

 

 

 

 

 

「ユウトのやつ、大丈夫か...?」

 

「どういうことだよ、櫂。」

 

「いつもの調子じゃない...ユウトはもっと楽しそうにファイトする奴だ。だが、今のやつからは楽しさなんて何も感じられない。」

 

 

 

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"サウル"でリアガードをアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー21000(10000+11000)

 

「しつこくリアガードを狙いますね...まあいいでしょう。ノーガード。"突風のジン"は退却。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : グリード・シェイド

 

■■■

■■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : ダンガン・マロン

R左  : リコリスの銃士サウル

R中央 : プラント・トークン

R右下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"海賊貴公子ピノ・ノワール"にライド。イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。さらにドロップゾーンにトリガーユニットは3枚。よって、パワー+5000!」

 

"海賊貴公子ピノ・ノワール" : パワー17000(12000+5000)

 

「あなたが"突風のジン"をアタックしてくれたおかげです。くくく...とんだプレイングミスでしたねえ。」

 

「...」

 

「ふん...愛想のない人だ。私は"剣豪ナイトストーム"をコール。スキルで山札から2枚をドロップし、パワー+5000。さらに"ピノ・ノワール"のスキルで+5000!」

 

"剣豪ナイトストーム" : パワー22000(12000+5000+5000)

 

「くくく..."ピノ・ブラン"が落ちましたか。ならば"スケルトンの狙撃兵"をコール。このユニットもパワー+5000!」

 

"スケルトンの狙撃兵" : パワー13000(8000+5000)

 

「バトルだ!"狙撃兵"でヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"紅団扇の銃士ガストーネ"。」

 

「"ピノ・ノワール"でアタック!この瞬間、ドロップゾーンの"ピノ・ブラン"のスキルが発動!CB1、"スケルトンの狙撃兵"を退却!1枚ドローし、ドロップゾーンからこのユニットをコールする!さらに"狙撃兵"のスキル!退却した時、山札から2枚をドロップ!」

 

 

"剣豪ナイトストーム"、"荒海のバンシー"...

 

 

「"さらに"ピノ・ノワール"のスキル!SB1、山札から2枚をドロップ!そして、ドロップしたトリガーの効果をすべて発動する!ドロップしたのは"海賊麗人ピノ・ブラン"、"突風のジン"!よって、1枚ドローし、パワー+10000!」

 

"海賊貴公子ピノ・ノワール" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「ふん...ツインドライブ、1枚目、"グリード・シェイド"。2枚目、"お化けのりっく"。ゲット、ヒールトリガー。回復はできませんが..."ナイトストーム"にパワー+10000!」

 

"剣豪ナイトストーム" : パワー32000(12000+5000+5000+10000)

 

 

「くくく...残る手札でどれだけ防げるかな!"ピノ・ブラン"でヴァンガードにアタック!」

 

"海賊麗人ピノ・ブラン" : パワー14000(9000+5000)

 

「"サウル"でインターセプト。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー15000(10000+5000)

 

「ふん...これはどうだ!"ナイトストーム"!」

 

"剣豪ナイトストーム" : パワー32000(12000+5000+5000+10000)

 

「ふっ...ノーガード。ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「くく...ヒャハハハハハハハ!これでダメージは2vs5!もう勝負はついたと言ってもいいでしょう!格の違いを見せてくれるのではなかったのですか?くくく...!」

 

「ふっ...ああ、見せてやるさ。」

 

「チッ...なら見せてみろ!ターンエンド!」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

□□□

■■■

V   : 海賊貴公子ピノ・ノワール

R右  : 海賊麗人ピノ・ブラン

R左  : 剣豪ナイトストーム

 

□■■

■■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : ダンガン・マロン

R中央 : プラント・トークン

R右下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「ユウトのやつ...わざとダメージを受けているな。」

 

「櫂、どういうことだよ。」

 

「おそらく、何かを狙っている。でなければユウトほどのファイターがあんなに簡単に追い込まれるはずがない。」

 

「それはそうかもしれねえけど、手札が悪いだけかもしれないぜ?」

 

「いや...この感じは恐らく...」

 

 

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。....光と闇は表裏一体。いずれの自分も本当の自分。自分のすべてを受け入れ、そして前に進む。それこそが俺のヴァンガード!咲き狂え、我が分身!"荊百合の銃士セシリア”Я”"!」

 

「"セシリア”Я”"だと!?」

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー23000(13000+10000)

 

「"リコリスの銃士サウル"をコール。SB1、"ダンガン・マロン"を退却。山札から3枚見て、"睡蓮の銃士ルース"をコール。残りは山札の下へ。さらに"ルース"のスキル。自身を退却し、CC1。バトルだ!"カローラ・ドラゴン"のブースト、"サウル"でヴァンガードにアタック!」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー18000(10000+8000)

 

「くっ、ここでダメージを受けておく...ノーガード。ダメージチェック、"グリード・シェイド"...っ...」

 

「続けて、"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック。スキルでCB1、"サウル"と"カローラ・ドラゴン"を退却。山札から5枚見て、"荊百合の銃士セシリア”Я”"、"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。残りは戻し、シャッフル。」

 

「くっ...!」

 

「"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(V) : パワー23000(13000+10000)

 

「(このパワーなら防げる!"荒海のバンシー"、"お化けのりっく"でガード!」

 

"海賊貴公子ピノ・ノワール" : パワー47000(12000+15000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてリアガードの"セシリア”Я”"へ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(R左) : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「2枚目、"ダンガン・マロン"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてリアガードの"セシリア”Я”"へ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(R左) : パワー33000(13000+10000*2)、☆3

 

「くっ...!ダブルクリティカルだと...!?」

 

「行け、"セシリア”Я”"。ヴァンガードにアタック。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(R左) : パワー38000(13000+10000*2+5000)、☆3

 

「させん!"ナイトスピリット"でガード!さらに"ピノ・ブラン"でインターセプト!このユニットはドロップゾーンのトリガーユニット3枚につき、シールド+5000!私のドロップゾーンには7枚のトリガーがある!よって、シールド+10000!」

 

"海賊貴公子ピノ・ノワール" : パワー42000(12000+15000*2)

 

 

「防いだか。だが俺の攻撃はまだ終わらない。"セシリア”Я”"のスキル。CB1、"シルヴィア"と"ガストーネ"を呪縛。"セシリア”Я”"をスタンドさせる...が、前列に呪縛カードがあるなら、代わりにバインドして、スタンドでライドする。」

 

「くそ...!」

 

「ライド、"荊百合の銃士セシリア”Я”"。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「そして、再びヴァンガードにアタック。スキルでCB1、"プラント・トークン"2枚を退却。山札から5枚見て、"荊百合の銃士セシリア”Я”"、"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。さらに"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。」

 

「なっ!?また!?」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(V) : パワー33000(13000+10000*2)

 

「っ...の、ノーガード...!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"カローラ・ドラゴン"。2枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、リアガードの"セシリア”Я”"にパワー+10000。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(R左) : パワー23000(13000+10000)

 

「ぐっ...ダメージチェック、"剣豪ナイトストーム"...!」

 

「"セシリア”Я”"、ヴァンガードにアタック。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(R左) : パワー23000(13000+10000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"サムライスピリット"...」

 

「"セシリア”Я”"のスキル。CB1、"シルヴィア"と"プラント・トークン"を呪縛。前列に呪縛カードがあるので、バインドしてライドする。なお、"プラント・トークン"は呪縛された瞬間、退却する。ゲット、イマジナリーギフトフォースⅠ。ヴァンガードサークルへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー43000(13000+10000*3)

 

「"セシリア”Я”"、三度アタック!」

 

「ふ、ふざけるな!絶対に通してたまるか!プロテクトでガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"白百合の銃士セシリア"。2枚目、"リコリスの銃士サウル"。」

 

「くっ...ハァ...ハァ...ば、馬鹿な..1ターンに三度もヴァンガードでアタックするだと...!?」

 

「よく防いだな。俺はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

□□□

■■□

V   : 海賊貴公子ピノ・ノワール

R左  : 剣豪ナイトストーム

 

□■■

■□■

V   : 荊百合の銃士セシリア"Я"

R右  : パンジーの銃士シルヴィア

R右下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

R左下 : パンジーの銃士シルヴィア

 

ユウト 手札:10枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「わ、私のターン、スタンド&ドロー...(あ、ありえない...私が苦戦しているだと...?久導ユウトなど、所詮極東の猿だと思っていたのに...いや、違う!私は絶対に負けん!私は世界の王になるのだ!)」

 

 

 

「セラのやつ、かなり焦ってやがるな。」

 

「だろうな。前にファイトした時、あいつは久導ユウトを馬鹿にしたようなこと言ってたし。」

 

「だが、ユウトの実力は世界でもトップクラスだ。それは一緒にチームを組んでいた...いや、友である俺がよく知っている。」

 

「うふふ...そうよ。ユウト君が負けるはずないわ。」

 

 

 

 

「っ...ライド、"海賊貴公子ピノ・ノワール"。イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。さらに"キャプテン・ナイトミスト"をコール。CB1、ドロップゾーンから"スケルトンの狙撃兵"をコール。さらにドロップゾーンの"サムライスピリット"のスキル。SB1、"狙撃兵"を退却してコール!パワー+4000!」

 

"サムライスピリット" : パワー12000(8000+4000)

 

「"狙撃兵"のスキル。山札から2枚をドロップ!さらにドロップゾーンの"粉骨の呪術師ネグロボーン"のスキル!手札を1枚捨て、このユニットを山札の下へ。そして、ドロップゾーンから"剣豪ナイトストーム"をコール!さらに"ナイトストーム"のスキルで山札から2枚捨て、パワー+5000!」

 

"剣豪ナイトストーム"(R左下) : パワー17000(12000+5000)

 

 

さっきから山札を捨てているが、全然トリガーが落ちないな。

"ピノ・ノワール"のスキルでの強化を狙っているんだろうが。

 

 

「くそ...!なぜトリガーが落ちない!」

 

「ふん...デッキが応えてくれていないのさ。」

 

「なんだと...!?」

 

「お前はそのデッキを、クランを、ユニットをただの道具としか見ていない。それではデッキは応えてくれはしない。それがお前の弱さだ。」

 

「ふざけるな!私は負けん!世界の王となるこの私が負けるはずないのだ!"ナイトストーム"の前後列を入れ替える!私のドロップゾーンのトリガーユニットは9枚!よって、前列のユニットはパワー+15000!」

 

"海賊貴公子ピノ・ノワール" : パワー27000(12000+5000*3)

"キャプテン・ナイトミスト" : パワー24000(9000+5000*3)

"剣豪ナイトストーム"(R左) : パワー32000(12000+5000+5000*3)

 

「このターンでトドメをさしてやる!"ナイトミスト"でヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"タンポポの銃士ミルッカ"。」

 

「これでダメージ5...終わらせてやる!"サムライスピリット"のブースト、"ピノ・ノワール"でヴァンガードにアタック!"ピノ・ブラン"のスキル!CB1、"ナイトミスト"を退却し、ドロップゾーンからコール!さらに"ピノ・ノワール"のスキル!SB1、山札から2枚捨て、そのトリガー効果を発動する...っ...なんだと!?」

 

 

奴が今ドロップしたのは、"伊達男ロマリオ"、"サムライスピリット"。

どちらもトリガーユニットではない。よって、トリガー効果は発動しない。

 

 

「バカな...!」

 

"海賊貴公子ピノ・ノワール" : パワー39000(12000+5000*3+12000)

 

「"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「くっ...だが、これだけドロップすればドライブチェックで引ける...!ツインドライブ、1枚目、"剣豪ナイトストーム"。2枚目、"伊達男ロマリオ"...っ...馬鹿な...!」

 

「それがお前のデッキの、ユニットたちの答えだ。お前はユニットのことを道具だと思っている。だから、ユニットたちはお前に力を貸さないんだよ。」

 

「ぐ、ぐぅ...まだだ!"ピノ・ブラン"でヴァンガードにアタック!」

 

"海賊麗人ピノ・ブラン" : パワー24000(9000+5000*3)

 

「"ダンガン・マロン"でガード。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー28000(13000+15000)

 

「ぐっ..."ナイトストーム"!」

 

"剣豪ナイトストーム"(R左) : パワー32000(12000+5000+5000*3)

 

「"ウォータリング・エルフ"でガード!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー33000(13000+20000)

 

 

「そ、そんな...」

 

「どうした。それで終わりか。」

 

「ぐっ...た、ターンエンド...」

 

--------------------------------------------------

セラ 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:1、裏:4)

 

■■□

■■■

V   : 海賊貴公子ピノ・ノワール

R右  : 海賊麗人ピノ・ブラン

R左  : 剣豪ナイトストーム

R中央 : サムライスピリット

R左下 : 剣豪ナイトストーム

 

□■■

■□■

V   : 荊百合の銃士セシリア"Я"

R右  : パンジーの銃士シルヴィア

R右下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

R左下 : パンジーの銃士シルヴィア

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「これで終わりにしよう、セラ。ファイナルターン!」

 

「っ...ふざけるな!私は負けない!貴様ごときに!」

 

「スタンド&ドロー。咲き誇れ、我が分身!ライド・THE・ヴァンガード!"白百合の銃士セシリア"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー53000(13000+10000*4)

 

「"リコリスの銃士サウル"をコール。SB1、前列の"シルヴィア"を退却。山札から3枚見て、"ダンガン・マロン"をコール。残りは山札の下へ。そして、CB1でトリガー効果を発動!すべてヴァンガードへ!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー63000(13000+10000*4+10000)、☆2

 

「"桜の銃士アウグスト"をコール。スキルにより"シルヴィア"、"サウル"を退却し、1枚につきパワー+5000。」

 

"桜の銃士アウグスト" : パワー20000(10000+5000*2)

 

「さらに2枚以上退却したので、ドロップゾーンの"荊百合の銃士セシリア”Я”"、"パンジーの銃士シルヴィア"を山札の下に置き、1枚ドロー。"睡蓮の銃士ルース"をコールし、"セシリア"のスキル発動!CB1、"ダンガン・マロン"を退却。山札から5枚見て、"荊百合の銃士セシリア”Я”"、"リコリスの銃士サウル"をコール。ソウルにグレード3があるので、前列のパワー+10000!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー73000(13000+10000*4+10000+10000)、☆2

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー23000(13000+10000)

"桜の銃士アウグスト" : パワー30000(10000+5000*2+10000)

 

「なん...だと...!?」

 

「"ルース"のスキル。自身を退却し、CC1。"カローラ・ドラゴン"をコール。...行くぞ。」

 

「(な、なぜだ...なぜこんな小僧に...!)」

 

「"カローラ・ドラゴン"のブースト、"セシリア"でヴァンガードにアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー81000(13000+10000*4+10000+10000+8000)、☆2

 

「ぷ、プロテクトでガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"カローラ・ドラゴン"。2枚目、"白百合の銃士セシリア"。」

 

 

 

「これでセラの手札は1枚!」

 

「しかもユウトには"セシリア”Я”"がいる。コストも残っているから、確実にもう一度ライドしてアタックできる。」

 

 

「っ...うぅん...僕は...」

 

「っ、ガイヤール...起きたのか。」

 

「...ぅ...っ、櫂トシキ...!痛っ...」

 

「落ち着いて。あれを見なさい。本当の敵はセラなのよ。」

 

「セラが!?...ゆ、ユウトさん...」

 

 

 

 

「"ガストーネ"のブースト、"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー31000(13000+10000+8000)

 

「まだだ!"ピノ・ブラン"でインターセプト!このユニットはドロップのトリガー3枚につきシールド+5000!よって、シールド+15000!」

 

"海賊貴公子ピノ・ノワール" : パワー32000(12000+20000)

 

「"セシリア”Я”"のスキル。CB1、"アウグスト"、"サウル"を呪縛。前列に呪縛カードがあるので、バインドしてライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー63000(13000+10000*5)

 

「ぱ、パワー63000だと...!?」

 

「これで終わりだ。"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

「の、ノーガード...」

 

「ツインドライブ、1枚目、"白百合の銃士セシリア"。2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー73000(13000+10000*5+10000)、☆2

 

「ば、馬鹿なああああああああああああああ!」

 

 

ドガーン

 

 

セラのダメージゾーンに6枚目のダメージ、"海賊貴公子ピノ・ノワール"が置かれる。これで勝敗は決した。俺の勝ちだ。

 

 

 

「あ、ありえない...この私が...貴様ごときにぃ....!」

 

「これが現実だ。お前は俺にすべての計画を見抜かれ、さらにファイトで敗北した。すべてにおいて俺に負けたんだよ。」

 

「違う...私は負けてなどいない...私は世界の王になるのだ!リンクジョーカーの力を手にして!」

 

「....それは無理だ。リンクジョーカーからは世界を侵略する力は消え去る。」

 

「な、何ぃ!?」

 

「これ以上は、お前の知る必要のないことだ。....裏切りは罪。その罪、その身をもって償うがいい!ジャッジメント!」

 

 

「ひっ....ぐ、ぐああああああああああああ!」

 

 

無数の花びらがセラを取り囲み、セラを切り刻む。

そして、セラの持つカトルナイツの証をも砕いた。

 

 

「わ、私の力が...!」

 

「それだけではない。この場所でジャッジメントを食らったその意味、お前にもわかるだろう。」

 

 

セラの体が透けていく。この場所でジャッジメントを受ける場合、記憶を消すことが できる。そして、その人物を強制的に地球に帰すことができる。

 

 

「や、やめろ...!私はリンクジョーカーの力を手にするのだ...!」

 

「消えろ、この場所からな。」

 

「い、嫌だあああああああああああああ!」

 

 

シュン

 

 

セラはこの場から消えた。これで俺たちの計画を邪魔するものはいなくなった。

後は、櫂次第だ。

 

 

 

「櫂。俺はここで待っている。覚悟が決まったのなら、全員で俺の元に来い。」

 

「ユウト...ああ。待っていろ。俺自身の答えをもって、お前に挑みに行く!」

 

 

 

ああ、待っているぞ、櫂。

もうすぐ、すべてが終わるんだ。

 

 

 

.



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第百二十五話「最後の封印」

櫂side

 

 

 

ユウトが待っている。

俺自身の答えを聞くために、アイチの封印を守るために。

 

 

パキパキ...バキィン...!

 

 

「櫂、お待たせ。」

 

「無事のようだな。」

 

「レン、テツ...」

 

 

セラの氷が砕かれ、レンとテツが現れた。

やはりお前たちは全部知っていたんだな。

アイチやユウトが絡んでいる時点で、レンが知らないわけがない。

 

 

「櫂トシキ...お前はアイチさんの封印を解くということが、どういうことかわかっているのか...!」

 

「ガイヤール...」

 

「アイチさんの封印を解けば、またリンクジョーカーの侵略が始まる...もう二度と、僕は孤児院のみんなにあんな思いはしてほしくない...!」

 

「...安心しろ、ガイヤール。俺には新たな道が見えている。その答えが正しいかどうか、今から確かめに行く。」

 

「何...?」

 

「お前も来い。いや、お前だけじゃない。俺たちも、カトルナイツも、全員が揃っていなければダメだ。全員で行くぞ。」

 

 

そう...俺たち全員でなければダメだ。

リンクジョーカーを受け入れる...そんな覚悟と力を持つ者でなければな。

 

 

「....っ...僕はお前を許したわけではない。」

 

「ああ...許す必要はない。俺はそれだけのことをしたのだからな。」

 

「...話はまとまったようですね。では行きましょう。僕が案内します。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

レオンside

 

 

「さあ行くぞ、ジリアン、三和タイシ。最後の封印の元へ。」

 

「はい、レオン様。」

 

「おう...てか、こいつはどうするんだ?」

 

「そうだな...起きろ、フィリップ・ネーヴ。」

 

 

俺はネーヴの頬を叩く。

何度か叩くと、ネーヴは意識を取り戻した。

 

 

「っ...レオン殿...」

 

「フィリップ・ネーヴ。最後の封印の元へ行くぞ。そこで、我らの未来が決まる。」

 

「我々の未来...?」

 

「来たらわかる。」

 

 

そう言って、俺は歩き出す。

ジリアンはすぐについてきた。

 

 

「一体何が...俺が気絶している間に何があったというのだ...」

 

「俺もいまいち理解できてねえが...ま、行けばわかるさ。」

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

「さて...これからどうすればいいのかしら...」

 

「そうね...とりあえずあたしたちも、アイチの元に行きましょう。」

 

「アイチ君のところ...」

 

「ラティ、まだ迷ってるの?」

 

 

ラティは俯いている。やはり先導アイチの封印を解くのは嫌なのだろうか。

でも、ラティも先導アイチの封印には否定的だし....

 

 

「ううん...もう大丈夫。ただ、本当に大丈夫なのかなって気持ちもあるの...」

 

「ラティ...大丈夫よ。あたしが一緒にいる。だから一緒に行きましょう?」

 

「みさきん...うん...!」

 

 

話はまとまったようね。

それにしても、ミサキはカードショップの店員だけあって、子供の扱いには慣れているわね。

 

 

「私が案内する!こっちだよ、みさきん、あーちゃん!」

 

「ええ。...行きましょうか、アサカ。」

 

「そうね。...あーちゃんはやめてほしいのだけど...」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

櫂side

 

 

俺たちは道を歩く。ようやく大きな広場が見えてきた。

そこには激しくスパークしている結界と、その前に立つユウトがいた。

 

 

「来たか...櫂。」

 

「ユウト...」

 

 

こうしてユウトと向かい合うのも何度目か。

お前は時に俺を助けてくれて、時にはこうして俺の前に立ちはだかる。

俺の最大の目標であり、最大のライバルだと思っている。

 

今日、俺はユウトに示さなければならない。

俺自身の答えを。俺の想いを。俺の強さを。

 

リンクジョーカーという借り物の力でもなく、本当の俺自身の力でユウトを倒す。

そうしてこそ、本当にユウトを超えたことになるんだ。

 

 

「「櫂!」」

「「ユウト!」」

 

 

「三和!戸倉!」

 

「アサカ...ジリアンさん...」

 

 

別々の場所に送られていたみんなも、全員無事で戻ってきた。

そして、それぞれが相手をしたであろうカトルナイツも一緒だ。

これで全員が揃った。

 

 

「さっそく始めようか、櫂。」

 

「そうだな、ユウト...俺はこのかげろうで、俺自身の答えをお前に見せる!」

 

「ふっ...いいだろう。見せてみろ、櫂。お前自身の力を!」

 

 

「「スタンドアップ・THE・ヴァンガード!」」

 

「"リザードソルジャー コンロー"!」

 

「"菜の花の銃士キーラ"!」

 

 

ネオネクタール...ユウトも本気というわけだな。

今度こそ、俺はお前を超えてみせる。そして、アイチを取り戻す!

 

 

「俺のターン、ドロー。"封竜カルゼ"にライド。"コンロー"のスキルで1枚ドロー。さらに"カルゼ"のスキル。SB1、手札を1枚捨てることで相手リアガードを退却。その後、相手は手札からグレード2をコールできる。コールしなければ、俺は2枚ドローする。」

 

「...コールしない。」

 

「ならば2枚ドロー。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

□■□

□□□

V   : 封竜カルゼ

 

櫂 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"睡蓮の銃士ルース"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。さらに"ルース"のスキルで"プラント・トークン"を2枚コール。」

 

「(ユウトの十八番のパターンだな...)」

 

「バトルだ。"プラント・トークン"のブースト、"ルース"でヴァンガードにアタック。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"リコリスの銃士サウル"。」

 

「ダメージチェック、"リザードソルジャー ラオピア"。」

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

■■□

□■□

V   : 睡蓮の銃士ルース

R中央 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

□■□

□□□

V   : 封竜カルゼ

 

櫂 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"ドラゴンフルアーマード・バスター"にライド。" 希望の火エルモ"をコール。」

 

 

手札にアタッカーがいないな...だが、あまり攻めてもユウトの連続攻撃を食らってしまう。ここは手札温存もあるし、これだけにするか。

 

 

「"エルモ"のブースト、"ドラゴンフルアーマード・バスター"でヴァンガードにアタック。"エルモ"はスキルでパワー+3000。」

 

"ドラゴンフルアーマード・バスター" : パワー21000(10000+11000)

 

「...ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"煉獄竜ワールウインド・ドラゴン"。」

 

「ダメージチェック、"桜の銃士アウグスト"。」

 

「これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■■□

□■□

V   : 睡蓮の銃士ルース

R中央 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

□■□

□■□

V   : ドラゴンフルアーマード・バスター

R中央 : 希望の火エルモ

 

櫂 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「お互いにトリガーを引かない、静かな立ち上がりだな...」

 

「櫂もいつもより慎重ね。それだけ、久導ユウトは強敵ということね...」

 

「当然よ。ユウトが負けるなんて、想像できないもの。」

 

「いや...それじゃ困るんだけどよ...」

 

 

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"リコリスの銃士サウル"にライド。スキルでSB1、左後列の"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て、"ウォータリング・エルフ"をコール。残りは山札の下へ。」

 

「(来たか、トリガーユニット...ヒールトリガーか。)」

 

「トリガーユニットをコールしたので、CB1でその効果を発動。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

「"紅団扇の銃士ガストーネ"をコール。バトルだ。"ウォータリング・エルフ"のブースト、"ガストーネ"でヴァンガードにアタック。」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート"。」

 

「"プラント・トークン"のブースト、"サウル"でヴァンガードにアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「"パープルジェム・カーバンクル"、"希望の火エルモ"、"魔竜導師ラクシャ"でガードする!」

 

"ドラゴンフルアーマード・バスター" : パワー45000(10000+10000*2+15000)

 

 

 

「櫂のやつ、どうしてパワーが高くてドライブチェックのある"サウル"のアタックを防ごうとしてんだ...?守るなら"ガストーネ"の方が楽だろうに...」

 

「たぶん、"ボーテックス"のスキルを使うためにドロップゾーンにカードを落としているんだと思うけど...」

 

「ちょっと強引かもね。櫂らしくない。」

 

 

 

「...ドライブチェック、"カローラ・ドラゴン"。ノートリガーだ。」

 

「アタックは通らない。」

 

「ああ。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

■■□

■■□

V   : リコリスの銃士サウル

R左  : 紅団扇の銃士ガストーネ

R中央 : プラント・トークン

R左下 : ウォータリング・エルフ

 

□■□

□■□

V   : ドラゴンフルアーマード・バスター

R中央 : 希望の火エルモ

 

櫂 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。渦巻く炎で破滅を導け!ライド、"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ボーテックス"のスキル。ドロップゾーンから4枚戻し、山札から"煉獄竜ワールウインド・ドラゴン"をコール。このターン中、この"ワールウインド"もヴァンガードサークルとして扱う!」

 

「すごいな、櫂。こんなスキル、なかなかお目にかかれない。」

 

「驚くのはまだ早い!"ボーテックス"のさらなるスキル!CB2、手札からヴァンガードと同名のカードを捨てる。俺のヴァンガードは"ボーテックス"と"ワールウインド"の2枚...よって、俺はこの"ワールウインド"でもコストを支払える!これにより、相手のリアガードを2枚退却し、相手のダメージが4枚以下なら1ダメージ!」

 

「っ...本当にすごいな、櫂...!」

 

「行くぞ、ユウト!渦巻く煉獄の炎で、荒ぶる魂を焼き払え!ワン!」

 

"プラント・トークン"を退却!

 

「ツー!」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ"を退却!

 

「そして、トリニティ・クリムゾンフレイム!」

 

「くっ...ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。」

 

「無駄だ。この能力でのダメージチェック中、トリガー効果は無効になる。」

 

「っ...!」

 

 

もう少しコストがあれば、俺がトリガー効果を奪えたのだがな。

お互いに攻めなかった結果、コストが足りん。

 

 

「捨てられた"ワールウインド"のスキル。このユニットをソウルに置き、CC1、SC1。さらに"エルモ"のスキルで1枚引き、CC1。...っ!」

 

 

来てくれたか、"ボーテックス"!

これでもう一度、能力が発動できる...!

 

 

「ユウト...お前に俺の覚悟を見せる!"ボーテックス"のスキル発動!この能力は、俺のヴァンガードサークルの数だけ発動できる!ただし、コストで捨てる手札はそれぞれ別名でなければならない。俺はCB2、手札から"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート"を捨て、もう一度スキルを発動する!」

 

「っ...まさか二度のトリニティ・クリムゾンフレイムとは...!」

 

「"ウォータリング・エルフ"を退却、ヴァンガードに1ダメージ!」

 

「っ、ダメージチェック、"月下美人の銃士ダニエル"。クリティカルトリガーだが...」

 

「当然無効だ!」

 

「くっ...!」

 

 

よし、これでユウトのトリガーを2度も無駄にできた。

これは大きい。ユウトほどのファイター相手だと、トリガー一つで大きくファイト展開が変わる。それを二つも無駄にできたのは大きい。

 

 

「行くぞ、ユウト!まずは"ワールウインド"でヴァンガードにアタック!」

 

"煉獄竜ワールウインド・ドラゴン" : パワー10000

 

「"ダンガン・マロン"でガードだ!」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー25000(10000+15000)

 

 

さすがに守ってきたか。

だが俺にはドライブチェックがある。

ここで一気に攻められたら、そのままの勢いを保てるはずだ...!

引いてみせる...トリガーを!

 

 

「ドライブチェック、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ボーテックス"にパワー+10000!」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「っ...!」

 

「"ボーテックス"でヴァンガードにアタック!」

 

「くっ...ノーガードだ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"封竜カルゼ"。2枚目、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ボーテックス"へ!」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー43000(13000+10000+10000*2)、☆2

 

 

「っ...ぐっ....ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

 

ユウトもトリガーを引いたか。

しかもドロートリガー...さすがに一筋縄ではいかないか。

だが、これでダメージは4。手札に"ボーテックス"も"ワールウインド"もないが、もし引くことができれば次のターンで勝てるかもしれない...!

 

 

「俺はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□□□

□■□

V   : リコリスの銃士サウル

 

■■□

□□□

V   : 煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート

R左  : 煉獄竜ワールウインド・ドラゴン

 

櫂 手札:7枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(裏:2)

--------------------------------------------------

 

「すげえ...あの久導ユウト相手に押してやがる...」

 

「櫂のやつ、行けるんじゃねえか!?」

 

「ま、まさかユウトさんが...」

 

「ユウト殿...」

 

 

 

「ふっ...櫂。やはりお前にはかげろうが似合う。」

 

「ユウト...」

 

「かげろうを使うお前とファイトしていると、お前の想いがよく伝わってくるよ。アイチ君への想い、友達への想い、ヴァンガードへの想い。俺が感じたかったのはこれだ。」

 

「ユウト、俺はお前に言われて考えた。その答えがあっているか、俺は確かめに来た。」

 

「その答えとは...?」

 

「...リンクジョーカーを受け入れることだ。」

 

 

 

「「「「っ!?」」」」

 

「か、櫂...お前、何を言って...」

 

 

 

俺の言葉に、ユウト以外の全員が驚く。

いや、正確にはレンとテツ、レオンは驚いてはいない。

 

 

「リンクジョーカーはシードをファイターに宿し、永遠に滅びることはない。戦いは終わらず、いつしかリンクジョーカーに支配されてしまう。だからこそ、アイチは封印される道を選んだ。」

 

「...」

 

「だが、かつてロイヤルパラディンとシャドウパラディンの戦いを受け入れたように...虚無に力を貸したアクアフォースを受け入れたように...リンクジョーカーすらも受け入れることで、戦いを終わらせることができるのではないか...俺はそう考えた。」

 

「....すごいな、櫂。」

 

 

ユウトが俺の答えを否定しなかった。

やはり、ユウトもそう考えていたからこそ、俺たちに試練を与えたのか。

そして、ユウトは既にリンクジョーカーを受け入れている。だからこそ、ユウトの使うリンクジョーカーからは邪悪な気配を感じなかったんだ。

 

 

「俺はアイチ君がレンの元に来て、リンクジョーカーのシードのことを話した時から、ずっと考えていた。戦いが終わらないから封印する...だが、それでは悪しき者が封印を解いたとき、結局また戦いが起きてしまう...それに、俺はアイチ君をずっと封印するなんてしたくなかった。そして、考え抜いた結果...今櫂が言ったようなことを思いついた。」

 

「やはり...お前とファイトした時、お前のファイトから感じたことは正しかったようだな。」

 

「ああ...まさか、あれだけでちゃんと理解してくれるとは驚いた。...リンクジョーカーを受け入れるには、俺一人ではダメだ。レンも理解を示してくれたが、それでも足りない。だからこそ、俺はアイチ君のそばで封印を守りながら、櫂たちが強くなり、リンクジョーカーを受け入れる覚悟と、寛容な心を手に入れるのを待つつもりだった。だが、セラの野望も相まって、想像以上に事が進みすぎた。」

 

「想定以上に、俺たちがここに来るのが早かった。」

 

「そういうことだ。だから俺はお前たちの前に姿を現し、リンクジョーカーをあえて使ってみせた。そうすることで、櫂...お前に俺の真意を伝えたかった。もちろん、カトルナイツ側には秘密でな。」

 

 

ユウト...ずっと、お前はアイチのために、俺たちのために、ヴァンガードの未来のために戦っていたんだな。

セラの野望を監視しつつ、俺たちがリンクジョーカーを受け入れるに足る力を手に入れるよう行動していた。

 

 

「後は櫂、お前が俺を倒してアイチ君の封印を解くだけだ。だが...俺は負けるつもりはない。本気でお前を倒しに行く。だから...本気の俺を超えてみろ!」

 

「っ...望むところだ!」

 

 

元より、俺はお前を超えるつもりだ。

俺の目標であり、最強のライバル...真の意味でお前に勝つことで、俺は自信をもってアイチを取り戻すことができる...!

 

 

「行くぞ、櫂!」

 

「来い、ユウト!」

 

 

 

 

 

「羨ましい...」

 

「レン様...?」

 

「僕もユウトや櫂と、あんなファイトがしたい。僕にとって、ユウトと櫂は最高のライバルだから...」

 

「レン様...私もです。私も、あんな風に本気のユウトとファイトしてみたい。」

 

「ふふ...アサカも言うようになりましたね。」

 

「ええ...この戦いのおかげです。」

 

 

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。咲き誇れ、もう一つの俺の姿!"荊百合の銃士セシリア”Я”"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー23000(13000+10000)

 

「"カローラ・ドラゴン"、"タンポポの銃士ミルッカ"をコール。"ミルッカ"のスキルでSB1を支払い、"プラント・トークン"をコール。"カローラ・ドラゴン"と"ミルッカ"はスキルでパワー+3000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー11000(8000+3000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「"リコリスの銃士サウル"をコール。SB1、"プラント・トークン"を退却し、山札から3枚見て、"ダンガン・マロン"をコール。残りは山札の下へ。そしてCB1でそのトリガー効果を発動する。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「さらに"月下美人の銃士ダニエル"をコール。"ミルッカ"はスキルでパワー+3000。」

 

"タンポポの銃士ミルッカ" : パワー14000(8000+3000*2)

 

「バトルだ。"カローラ・ドラゴン"のブースト、"サウル"でヴァンガードにアタック。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー24000(10000+14000)

 

「"魔竜導師ラクシャ"でガード!」

 

"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート" : パワー28000(13000+15000)

 

「ならば"ダンガン・マロン"のブースト、"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー38000(13000+10000+10000+5000)、☆2

 

「スキル発動。CB1、"サウル"と"カローラ・ドラゴン"を退却。山札から5枚見て、"荊百合の銃士セシリア”Я”"、"タンポポの銃士ミルッカ"をコール!」

 

「っ、"ワイバーンガード バリィ"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ふっ...ツインドライブ、1枚目、"荊百合の銃士セシリア”Я”"。2枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、リアガードの"セシリア”Я"にパワー+10000!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(R左) : パワー23000(13000+10000)

 

「っ...!」

 

「"ミルッカ"のブースト、"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(R左) : パワー34000(13000+10000+11000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ドラゴニック・ネオフレイム"。」

 

「"セシリア”Я”"のスキル。CB1、"ダニエル"と"ミルッカ"を呪縛し、前列に呪縛カードがあるので、スタンドでライドする!ゲット、イマジナリーギフトフォースⅠ。ヴァンガードサークルへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「"セシリア”Я”"!ヴァンガードにアタック!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「スキル発動!CB1、"ダンガン・マロン"、"ミルッカ"を退却。山札から5枚見て、"白百合の銃士セシリア"、"カローラ・ドラゴン"をコール!」

 

 

 

 

「なっ!?また"セシリア"をコールだと!?」

 

「よく見ろ、石田。ユウトのダメージに表のカードはねえ。アタックは残ってるが、ライドされることはねえ。」

 

「あっ、そうか...だけど、このアタックは守っとかないとやべえんじゃねえのか!?」

 

「そうね...久導ユウトがトリガーを引く可能性もある。櫂の手札がどうかわからないけど、クリティカルなんて引かれたら負けるかも...」

 

 

 

 

「"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー+3000。」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

「さあ、櫂。ガードするか、しないか?」

 

「...ノーガード。」

 

 

 

 

「「櫂!!」」

 

 

 

大丈夫だ。俺は必ず勝つ。

ユウトは確かにユニットに愛されているのか、よくトリガーを引く。

だが、俺も負けられん。トリガーを引かれても、俺も引き返す...!

 

「...ツインドライブ、1枚目、"白百合の銃士セシリア"。2枚目、"荊百合の銃士セシリア”Я”"。ノートリガーだ。」

 

「よし...ダメージチェック、"リザードソルジャー ラオピア"。」

 

「(櫂の気迫に負けたか...だが、まだ勝負は決していない。)"カローラ・ドラゴン"のブースト、"セシリア"でリアガードにアタック!」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー24000(13000+11000)

 

「ノーガード。"ワールウインド"は退却する。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

■□■

■■■

V   : 荊百合の銃士セシリア"Я"

R右  : 月下美人の銃士ダニエル

R左  : 白百合の銃士セシリア

R右下 : タンポポの銃士ミルッカ

R左下 : カローラ・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : 煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート

 

櫂 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...っ、このカードは...」

 

「(櫂...何を引いた...?)」

 

「ユウト...俺の真の姿を見せてやる!煉獄の灼熱に焼かれ、幾度も甦る帝国の竜王よ!炎の中で奮い立て、俺の分身!ライド・THE・ヴァンガード!"ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート"!」

 

「"ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート"...櫂の分身..."オーバーロード"!」

 

「イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。そして、"ザ・グレート"のスキル。登場時、ドロップゾーンから"ドラゴニック・ネオフレイム"をコールする!」

 

「っ...最初のターン、"カルゼ"のスキルで捨てていたカードか...」

 

「"希望の火エルモ"、"ドラゴンフルアーマード・バスター"をコール。"ドラゴンフルアーマード・バスター"のスキルでSB2、"セシリア"を退却!山札から7枚見て、"ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート"を手札に加える。さらに"エルモ"のスキル。退却し、1枚引いてCC1。」

 

 

よし、良いカードを引いた。

このカードでさらに攻める。

 

 

「"パープルジェム・カーバンクル"、"封竜カルゼ"をコール。"カルゼ"のスキルでSB1、手札を1枚捨て、"カローラ・ドラゴン"を退却。お前はグレード2を手札からコールできる。」

 

「っ...(俺の手札にグレード2はない...)コールはしない。」

 

「ならば2枚ドロー。これで行く。まずは"ネオフレイム"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー20000(10000+10000)

 

「(ブーストを付けなかった...?)ノーガード。ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"。」

 

「行くぞ、ユウト。"ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート"でヴァンガードにアタック!この瞬間、"ネオフレイム"のスキルが発動。そのバトル中、"ザ・グレート"のパワー+5000。さらにCB2を支払うことでクリティカル+1!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー28000(13000+10000+5000)、☆2

 

「っ、通さん!"ウォータリング・エルフ"、"ダンガン・マロン"でガード!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー48000(13000+15000+20000)

 

「さらにクイックシールドを使い、パワー+5000!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー53000(13000+15000+20000+5000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー38000(13000+10000+5000+10000)、☆3

 

 

 

 

「何でヴァンガードに...トリガーを2枚引いてもアタックは通らないから、"ドラゴンフルアーマード・バスター"に与えるべきじゃ...」

 

「いや...あのユニットは"オーバーロード"。ってことは恐らく...」

 

 

 

 

「2枚目、"ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート"。このアタックは通らない。だが..."ザ・グレート"のスキル発動!CB1、手札を2枚捨てることで、このユニットと"ネオフレイム"1枚をスタンドし、ドライブ-1!」

 

「っ...やはりな...」

 

「これが俺の覚悟、俺の力だ!"パープルジェム"はスキルでパワー+15000!」

 

"パープルジェム・カーバンクル" : パワー20000(5000+15000)

 

「"パープルジェム"のブースト、"ザ・グレート"でヴァンガードにアタック!"ネオフレイム"のスキルでパワー+5000!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー58000(13000+10000+10000+5000+20000)、☆2

 

 

「(俺の手札には守護者がある。だが、残りはグレード3でガード値は無い。つまり、一度しかガードできない。このアタックはクリティカル2で、"ドラゴンフルアーマード・バスター"はパワーが届いていない。ならば...)"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

「っ...持っていたか...!」

 

「さあ櫂!俺を倒すというなら、トリガーを引いてみせろ!」

 

 

ユウト...ああ、引くさ。

俺はお前を倒して、アイチを取り戻す...!

 

 

「ドライブチェック..........."魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「っ...(櫂...俺の負けだ...)」

 

「効果はすべて"ネオフレイム"へ!」

 

"ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「"カルゼ"のブースト、"ネオフレイム"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー38000(10000+10000+10000+8000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"パンジーの銃士シルヴィア"、"白百合の銃士セシリア"...」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「勝った....」

 

「櫂が...」

 

「久導ユウトに...!」

 

「「「よっしゃああああ!」」」

 

 

 

「っ...ハァ...ハァ....」

 

 

思わず片膝をついてしまう。

少しでもトリガーを引かれていれば、俺が負けていた。

最後のアタック、ユウトのドライブチェックでもっとガード値があるカードを引かれていたら、恐らく防がれていた。

 

 

やはりユウトは強い...だが、今回は俺の勝ちだ。

ようやく、真の意味で俺はユウトに勝つことができたんだ...!

 

 

「っ...ぐっ...」

 

「ユウト!?」

 

「っ...だ、大丈夫だ...」

 

 

ユウトが右手を抑えながら、蹲る。

一瞬、ユウトの手の甲に見たことのない模様が浮かんでいた気がしたが...

 

 

「櫂...これですべての封印が解かれた...後は...お前次第だ...」

 

「ユウト...」

 

「後は頼む...お前の...お前たちの覚悟をもって、アイチ君を救ってやってくれ...」

 

「....ああ。俺に任せておけ。」

 

「っ...頼もしい返事...だ...」

 

 

 

「ユウト!」

 

 

ユウトがその場に倒れこむ。

その瞬間、鳴海アサカが駆け寄り、抱き留めた。

 

 

「アサカ...すまなかった...」

 

「何で謝るのよ...ユウトは先導アイチのためにいなくなったんでしょ?ユウトはそういう人だもん...誰にだって優しくて、困ってる人は放っておけない。そんなユウトだから、私は大好きなのよ。だから...謝る必要なんてないわ...」

 

「アサカ...」

 

「でもね...これからはもっと私を頼ってほしいわ...だって、約束したじゃない...私を救ってくれたユウトを、今度は私が守って...」

 

「...懐かしい....そうだね...ありがとう....」

 

 

そのまま、ユウトは気を失ってしまった。

ずっと...俺たちの知らないところでアイチを守ってくれていたんだ。

緊張の糸が切れたんだろう...今はゆっくり休んでくれ、ユウト。

 

そして、後のことは俺に任せろ。

アイチ...ようやく、俺はお前の元に来た。

 

 

 

ピシッ...ピシピシ...パキンッ...!

 

 

 

結界が壊れていく。

ユウトが一人で保っていたようだが、ユウトを俺が倒し、ユウトが意識を失ったことで完全に壊れたようだ。

 

 

 

「っ...この寒気は...」

 

「櫂くん...全部聞いていたよ......」

 

「アイチ...!」

 

「リンクジョーカーを受け入れる...?そんなの無理だ。それを僕が教えてあげるよ。」

 

 

アイチがデッキを取り出す。

そして、1枚のカードを俺に見せてきた。

 

 

「っ、そのカードは...!」

 

「"星輝兵ブラスター・ジョーカー"...君を導いた"ブラスター・ブレード"はもういない。リンクジョーカーに染まった。その力で、君を倒す。」

 

「アイチ...俺とファイトだ。俺の覚悟をお前にも示す!」

 

「いいよ、櫂くん。すべてが無意味だということを、その身をもって教えてあげるよ。」

 

 

 

これが最後の戦いだ...ユウトの意志を、みんなの想いを抱いて俺はアイチと戦う。

必ずこのファイトに勝ち、俺たちの未来をつかみ取る!

 

 

 

.



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第百二十六話「戦いの果てに」

櫂side

 

 

「アイチ...とうとうここまで来た。」

 

 

「櫂!」

 

「お前たち...」

 

 

後ろを振り向くと、石田、戸倉、三和、カムイがいた。

その後ろにはレン、テツ、鳴海と、気は失っているがユウト。

そして、レオン、ジリアン、カトルナイツがいる。

 

 

「俺たちの想い、お前に託すぜ!」

 

「アイチを救ってあげて!」

 

「櫂、お前ならきっと何とかできる!」

 

「俺様の分まで、アイチお兄さんに想いをぶつけてくれ!」

 

 

「ああ...俺に任せておけ!」

 

 

みんなの想いが一つになったのを感じる。

今の俺たちなら、きっと....!

 

 

「っ...俺のデッキが...」

 

 

俺のデッキが光っている。

いったい何が...デッキを取り出し、カードを見る。

これは...光が収まると、俺の分身が新たな姿となっていた。

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート"..."オーバーロード"、お前も俺に力を貸してくれるのか。

 

 

必ず、アイチを救ってみせる...!

 

 

「行くよ、櫂くん。」

 

「ああ。お前を倒し、リンクジョーカーをクレイに受け入れる。」

 

 

「「スタンドアップ」」

「THE」

「「ヴァンガード!」」

 

「"リザードソルジャー コンロー"!」

 

「"電離の傑士グルブリッジ"。」

 

 

っ、やはりリンクジョーカーか...

アイチが見せた"星輝兵ブラスター・ジョーカー"...アイチの分身、"ブラスター・ブレード"がリバースした姿...恐ろしい力を持っているに違いない。

 

だが、恐れるだけでは戦えない。

臆せず攻めていく...!

 

 

「俺のターン、ドロー。"リザードソルジャー ラオピア"にライド。"コンロー"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 電離の傑士グルブリッジ

 

□■□

□□□

V   : リザードソルジャー ラオピア

 

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"魔爪の星輝兵ランタン"にライド。"グルブリッジ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。"ランタン"でアタック。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"魔弾の星輝兵ネオン"。」

 

「ダメージチェック、"魔竜導師ラクシャ"。」

 

「ターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 魔爪の星輝兵ランタン

 

□■□

□□□

V   : リザードソルジャー ラオピア

 

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"煉獄竜ワールウインド・ドラゴン"にライド。さらに"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム"、"パープルジェム・カーバンクル"をコール。」

 

「"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム"...それが、今進化したユニットなんだね。」

 

「ああ。今はまだ、その力を発揮する時ではない。だが、俺は新たに手にしたこの力でアイチ、お前を倒す!」

 

「やってみるといい。僕は負けられないんだ!」

 

「...バトル。"ネオフレイム"でヴァンガードにアタック!」

 

"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー10000

 

「クイックシールドを使う。パワー+5000。」

 

"魔爪の星輝兵ランタン" : パワー13000(8000+5000)

 

「ならば、"パープルジェム"のブースト、"ワールウインド"でヴァンガードにアタック!」

 

"煉獄竜ワールウインド・ドラゴン" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート"。」

 

「ダメージチェック、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。」

 

「これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 魔爪の星輝兵ランタン

 

□■■

□■□

V   : 煉獄竜ワールウインド・ドラゴン

R右  : 煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

 

櫂 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。ライド、"伴星の星輝兵フォトン"。スキル発動。CB1、SB1、"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム"を呪縛。」

 

「っ...」

 

「これでそのカードが力を発揮することはなくなった。さらに僕は"魔弾の星輝兵ネオン"、"星輝兵ブレイブファング"をコール。」

 

 

っ...!あのユニット...まるで"ういんがる"だ...!

まさか、アイチのユニットがリバースしているというのか...!?

 

 

「行くよ。まずは"ネオン"でヴァンガードにアタック。」

 

"魔弾の星輝兵ネオン" : パワー8000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"希望の火エルモ"。」

 

「"ブレイブファング"のブースト、"フォトン"でヴァンガードにアタック。」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー15000(10000+5000)

 

「それもノーガードだ。」

 

「ならドライブチェック、"沈黙の星輝兵ディラトン"。」

 

 

っ、あれは"沈黙の騎士ギャラティン"...やはり...

 

 

「ダメージチェック、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"煉獄竜ワールウインド・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「ブーストしたバトル終了時、"ブレイブファング"のスキルが発動する。このユニットをソウルに置き、1枚ドロー、CC1。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

■■□

V   : 伴星の星輝兵フォトン

R左  : 魔弾の星輝兵ネオン

 

□■

□■□

V   : 煉獄竜ワールウインド・ドラゴン

(R右  : 煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム)

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

 

櫂 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。煉獄の灼熱に焼かれ、幾度も甦る帝国の竜王よ!炎の中で奮い立て、俺の分身!ライド・THE・ヴァンガード!"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ドラゴンフルアーマード・バスター"をコール。スキルでSB2、"ネオン"を退却。さらに山札から7枚確認。"オーバーロード"は無いので、そのまま戻してシャッフルする。さらに"封竜カルゼ"をコール。スキルでSB1、手札を1枚捨て、相手リアガードを退却。その後、お前はグレード2を手札からコールできる。」

 

「...コールはしない。」

 

「ならば2枚ドローする。そして、"オーバーロード・ザ・グレート"のスキル発動!このユニットは一度だけ、ドロップゾーンから4枚を山札に戻すことで、山札から"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム"をコールできる。シーク・THE・メイト!」

 

「メイト...」

 

「上書きされた"ドラゴンフルアーマード・バスター"は退却。」

 

 

右列は前列が呪縛されてしまっている...だが、"オーバーロード"と"ネオフレイム"の力があれば問題ない。

俺の想い、覚悟...お前に示す!行くぞ、アイチ...!

 

 

「バトル!まずは"ネオフレイム"でヴァンガードにアタック!」

 

"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー10000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー20000(10000+10000)

 

「"オーバーロード"でヴァンガードにアタック!この瞬間、"ネオフレイム"のスキルが発動する。"オーバーロード"の元々のクリティカルが2になる!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「っ、さすがに通さない!"星輝兵メテオライガー"でガード!」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"希望の火エルモ"。2枚目、"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ネオフレイム"へ。」

 

"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「そして、バトル終了時、CB2、手札を1枚捨てることで"オーバーロード"のスキルが発動する!このユニットと"ネオフレイム"をスタンドし、相手のヴァンガードがグレード2以下なのでドライブ-1。"パープルジェム"はスキルでパワー+15000。」

 

"パープルジェム・カーバンクル" : パワー20000(5000+15000)

 

「さらに"ネオフレイム"のスキル。このユニットがヴァンガードのスキルでスタンドした時、パワー+5000、1枚引き、CC1。」

 

"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

 

 

「すげえ...一列呪縛されているっていうのに、これで四度のアタックが可能だ...」

 

「しかも"オーバーロード"は"ネオフレイム"のスキルでクリティカルが2になるし、さっきのトリガー効果で"ネオフレイム"もクリティカル2。」

 

「アイチのダメージはまだ2だけど、このアタックが通れば...」

 

 

 

「行くぞ、アイチ!"パープルジェム"のブースト、"オーバーロード"でヴァンガードにアタック!"ネオフレイム"のスキルで元々のクリティカルが2になる!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー43000(13000+10000+20000)、☆2

 

「くっ...ノーガード...!」

 

「ドライブチェック、"封竜カルゼ"。ノートリガー。だが、2ダメージ受けてもらうぞ。」

 

「っ、ダメージチェック、"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン"、"無双の星輝兵ラドン"。」

 

「そして、"カルゼ"のブースト、"ネオフレイム"でヴァンガードにアタック!」

 

"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー33000(10000+10000+5000+8000)、☆2

 

「させない!"伴星の星輝兵フォトン"、"魔爪の星輝兵ランタン"でガード!」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー35000(10000+10000+5000+10000)

 

 

防がれたか。さすがに簡単に倒せるほどのファイターではない。

アイチ、お前は本当に強くなった。だからこそ、俺は全力でお前に挑む。

決して油断などしない。押しているとも思わない。

 

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□□□

□■□

V   : 伴星の星輝兵フォトン

 

■■■

■■□

V   : 煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート

R右  : 煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム

R左  : 煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

R左下 : 封竜カルゼ

 

櫂 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「さすが櫂くん...君は強い。だからこそ、僕は君にここに来てほしくなかった。」

 

「なぜだ、アイチ。俺たちはメイト...友達だ。なぜ俺に何も話してくれなかった。」

 

「っ...僕は...君に傷付いてほしくなかった。君に幸せに生きてほしかった。僕がいなければ、リンクジョーカーがいなければ、櫂くんは...」

 

「それは違う!俺にとって、アイチ...お前は太陽だ!暗がりにいた俺を明るく照らしてくれた...俺に手を差し伸べてくれた。俺にとって、お前はかけがえのない大切な存在なんだ...!」

 

「櫂くん......ダメだ...それでも、僕はその手を取れない。僕がすべてを背負い、責任をもってリンクジョーカーを封印する!」

 

「アイチ...!」

 

 

それではダメなんだ...リンクジョーカーを受け入れることで、すべて解決できるはずなんだ。

だが、その方法を確立できない以上、アイチは納得しないだろう。

このファイトの中で、それを見つけるしかない。

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。正義に燃えた騎士の心さえもが凍り付く、絶対零度の世界。絶望と闇と、死の支配する世界を束ねる無情の魂!立ち上がれ、僕の分身!ライド、"星輝兵ブラスター・ジョーカー"!」

 

「っ..."ブラスター・ジョーカー"...!」

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"星輝兵ブラスター・ジョーカー" : パワー23000(13000+10000)

 

「そして、シークメイト!このユニットがヴァンガードサークルにいる時、一度だけ発動できる。ドロップゾーンから4枚を山札に戻し、山札から"伴星の星輝兵フォトン"をコールする。さらに"極微の星輝兵マヨロン"、"魔弾の星輝兵ネオン"をコール。」

 

 

あれは..."小さな賢者マロン"...

アイチを支えたユニットたちが、リバースしている...

 

「"マヨロン"のスキル発動。このユニットと"ネオン"をレストし、手札を1枚捨てることでヴァンガードのパワー+15000!さらに相手のヴァンガードがグレード3以上ならドライブ+1!」

 

"星輝兵ブラスター・ジョーカー" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「見せてあげるよ、櫂くん。メイトとの絆なんて、リンクジョーカーの力の前では無力だということを!」

 

「っ...!」

 

「"ブラスター・ジョーカー"のスキル!CB2、SB1、リアガードを2枚呪縛!"マヨロン"、"ネオン"!これにより、相手リアガードをすべて呪縛する!」

 

「何っ!?」

 

「"ネオフレイム"2枚、"パープルジェム"、"カルゼ"を呪縛!そして、この能力で呪縛したカード1枚につき、前列の"星輝兵"のパワー+5000!」

 

"星輝兵ブラスター・ジョーカー" : パワー58000(13000+10000+15000+5000*4)

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー30000(10000+5000*4)

 

「さらにこの能力で4枚以上呪縛し、相手のダメージが4枚以下の場合、相手の前列の呪縛カードを1枚、裏向きのままダメージゾーンに置く。」

 

「なん...だと...!?」

 

「左前列の呪縛カードをダメージゾーンに置いてもらうよ。これがアブソリュート・ロック。さらに"フォトン"のスキルで右前列の呪縛カードは、次の櫂くんのエンドフェイズ、解呪されない。最後に"沈黙の星輝兵ディラトン"をコール。登場時、相手に呪縛カードが2枚以上あるので、山札からヴァンガードと同名のカードを手札に加えることができる。さらに"ディラトン"はCB1を支払うことで、山札からグレード1以下のユニットを1枚コールできる。"星輝兵ブレイブファング"をコール。」

 

 

くっ...これがアイチの使うリンクジョーカーデッキの力...!

リアガードをすべて呪縛され、しかもパワーを底上げし、ドライブまで増やしている。

強い...!

 

 

「行くよ、櫂くん!"ブレイブファング"のブースト、"ブラスター・ジョーカー"でアタック!そしてスキル発動!リアガードに"フォトン"がいるなら、手札から"星輝兵ブラスター・ジョーカー"をソウルに置くことで、相手のヴァンガードのパワーとクリティカルを0にし、能力をすべて無効化する!この能力はそのユニットがいる限り、永遠に続く。アブソリュート・ブレイク!」

 

「なんだと!?」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー0(13000*0)、☆0

 

"星輝兵ブラスター・ジョーカー" : パワー63000(13000+10000+15000+5000*4+5000)

 

「くっ...ここを守るしかない..!"ワイバーンガード バリィ"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「トリプルドライブ!1枚目、"障壁の星輝兵プロメチウム"。ゲット、ドロートリガー!1枚引き、"ディラトン"にパワー+10000!」

 

"沈黙の星輝兵ディラトン" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"星輝兵ステラガレージ"。ゲット、ヒールトリガー!1枚回復し、"ディラトン"にパワー+10000!」

 

"沈黙の星輝兵ディラトン" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「3枚目、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。ゲット、クリティカルトリガー!」

 

 

なっ!?トリプルトリガーだと...!?

何という引きだ、アイチ...!

 

 

「効果はすべて"フォトン"へ!」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー40000(10000+5000*4+10000)、☆2

 

「ブーストしたバトル終了時、"ブレイブファング"のスキル。ソウルに置き、1枚ドロー、CC1。そして、"ディラトン"でヴァンガードにアタック!」

 

"沈黙の星輝兵ディラトン" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「"ドラゴンモンク ゲンジョウ"でガード!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー33000(13000+20000)

 

「なら、"フォトン"でヴァンガードにアタック!"ブラスター・ジョーカー"のスキル。"フォトン"がアタックした時、このユニットがレストしているなら、このユニットのパワーを"フォトン"に加えることができる!よって、パワー+58000!」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー98000(10000+5000*4+10000+58000)、☆2

 

 

ぱ、パワー98000...!?

手札に守護者はある...だが....

 

 

「ノーガード。」

 

「ならば食らうといい。アブソリュート・ツインソード!」

 

 

"ブラスター・ジョーカー"と、"フォトン"の攻撃が"オーバーロード"にヒットする。

その瞬間、俺は"ブラスター・ジョーカー"から何かを感じた。

 

 

「っ...な、なんだ今のは...っ、ダメージチェック、"槍の化身ター"、"封竜カルゼ"。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■□■

■■■

V   : 星輝兵ブラスター・ジョーカー

R右  : 沈黙の星輝兵ディラトン

R左  : 伴星の星輝兵フォトン

R右下 : 魔弾の星輝兵ネオン

R左下 : 極微の星輝兵マヨロン

 

□■

■■

V   : 煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート

(R右  : 煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム)

(R中央 : パープルジェム・カーバンクル)

(R左下 : 封竜カルゼ)

 

櫂 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。煉獄の灼熱に焼かれ、幾度も幾度も甦る帝国の竜王よ!」

 

「っ、また...」

 

「炎の中で奮い立て、俺の分身!ライド・THE・ヴァンガード!"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「シーク・THE・メイト!ドロップゾーンから4枚を戻し、"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム"をコール!」

 

 

 

 

「櫂がもう一度双闘した!」

 

「だけど、前列のリアガードが1枚と、後列も呪縛されてる...」

 

「アイチのダメージは3...このターンで攻めきれるか...」

 

 

 

「行くぞ、アイチ!"ネオフレイム"で"フォトン"にアタック!」

 

"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー10000

 

「"ディラトン"でインターセプト。」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー15000(10000+5000)

 

「"オーバーロード"でヴァンガードにアタック!"ネオフレイム"のスキルにより、元々のクリティカルは2になる!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー33000(13000+10000*2)、☆2

 

「"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"、"星輝兵ステラガレージ"でガード!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"リザードソルジャー ラオピア"。2枚目、"ワイバーンガード バリィ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ネオフレイム"にパワー+10000。」

 

"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー20000(10000+10000)

 

「3枚目、"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート"。」

 

「アタックはヒットしない。」

 

「だが、"オーバーロード"のスキルが発動する。CB2、手札を1枚捨てることで、このユニットと"ネオフレイム"をスタンドし、相手のヴァンガードのグレードが3以上なのでドライブ-1の代わりにパワー+10000!さらに"ネオフレイム"はスキルでパワー+5000し、1枚引き、CC1。」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー43000(13000+10000*2+10000)

"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「もう一度、"オーバーロード"でヴァンガードにアタック!"ネオフレイム"のスキルでクリティカルは2になる!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆2

 

「残念だけど、櫂くん...このアタックは通らない。"障壁の星輝兵プロメチウム"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「っ...だが俺は諦めない!ツインドライブ、1枚目、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ネオフレイム"へ!」

 

"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー35000(10000+10000*2+5000)、☆2

 

 

クリティカルトリガー...!

あと1枚、クリティカルトリガーを引くことができれば、残り手札1枚のアイチに防ぐ術はない!

 

 

 

「引け...櫂!」

 

「お願い、神様...櫂にクリティカルを...!」

 

「頼む....!」

 

 

 

「2枚目...っ!」

 

「っ...まさか...」

 

「"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ネオフレイム"へ!」

 

"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー45000(10000+10000*3+5000)、☆3

 

「ば、馬鹿な....櫂くん....!」

 

「行くぞ、アイチ!"ネオフレイム"でヴァンガードにアタック!」

 

 

 

 

「アイチの手札はもう1枚...!」

 

「インターセプトがあるけど、全然足りてない!」

 

「決まった....のか...」

 

 

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"魔爪の星輝兵ランタン"、"沈黙の星輝兵ディラトン"...そして...」

 

「なっ!?」

 

「"星輝兵ステラガレージ"。ゲット、ヒールトリガー。」

 

 

何だと!?この土壇場で、6点ヒールだと...!?

 

 

「ダメージ1枚回復し、パワー+10000。」

 

"星輝兵ブラスター・ジョーカー" : パワー23000(13000+10000)

 

「くっ...た、ターンエンド...」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:1枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

■□■

■■□

V   : 星輝兵ブラスター・ジョーカー

R左  : 伴星の星輝兵フォトン

R右下 : 魔弾の星輝兵ネオン

R左下 : 極微の星輝兵マヨロン

 

■■

■■□

V   : 煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート

(R右  : 煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム)

R左  : 煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム

R中央 : パープルジェム・カーバンクル

R左下 : 封竜カルゼ

 

櫂 手札:10枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「嘘だろ...櫂が勝ったと思ったのに...」

 

「櫂...いや、まだだ!アイチの手札はたった1枚...櫂の手札は10枚もあるんだ!」

 

「そうだぜ!櫂なら絶対にお兄さんに勝つ!」

 

「そうね...あたしたちは信じるだけ。」

 

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン"をコール。相手に呪縛カードがあるので、パワー+10000。」

 

"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン" : パワー23000(13000+10000)

 

「"マヨロン"のスキル。このユニットと"ネオン"をレストし、手札を1枚捨てることで、ヴァンガードのパワー+15000し、ドライブ+1。」

 

"星輝兵ブラスター・ジョーカー" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「そして、"ブラスター・ジョーカー"のスキル。CB2、SB1、"マヨロン"と"ネオン"を呪縛。相手リアガードをすべて呪縛!"ネオフレイム"、"パープルジェム"、"カルゼ"!3枚呪縛したので、前列の"星輝兵"にパワー+15000!」

 

"星輝兵ブラスター・ジョーカー" : パワー53000(13000+10000+15000+5000*3)

"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン" : パワー38000(13000+10000+5000*3)

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー25000(10000+5000*3)

 

「これで終わりだよ、櫂くん!"ブラスター・ジョーカー"でヴァンガードにアタック!」

 

「"リザードソルジャー ラオピア"、"封竜カルゼ"、"魔竜導師ラクシャ"、"槍の化身ター"2枚でガード!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー78000(13000+10000*2+15000*3)

 

「っ...これでトリガー3枚引かないと突破できない...それでも...!トリプルドライブ、1枚目、"星輝兵メテオライガー"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"フォトン"へ!」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー35000(10000+5000*3+10000)、☆2

 

「2枚目、"星輝兵ヴァイス・ゾルダート"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"フォトン"へ!」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー45000(10000+5000*3+10000*2)、☆3

 

「3枚目、"星輝兵ステラガレージ"!ゲット、ヒールトリガー!1枚回復し、"フォトン"にパワー+10000!」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー55000(10000+5000*3+10000*3)、☆3

 

 

 

 

「す、すげえ....アイチのやつ、またトリプルトリガーかよ...!」

 

「しかも、トリガー効果を全部"フォトン"に集めた。」

 

「"ブラスター・ジョーカー"のスキルで、"ブラスター・ジョーカー"のパワー分、パワーが上がる。」

 

「マジかよ...」

 

 

 

さすがだな、アイチ。だが、今のはプレイングミスだったな。

アイチらしくないミスだ。だが、ここが好機...ここを防ぎ、必ず勝利を掴む...!

 

 

「"カオスブレイカー"でヴァンガードにアタック!」

 

"星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン" : パワー38000(13000+10000+5000*3)

 

「"煉獄竜ワールウインド・ドラゴン"、"希望の火エルモ"、"魔竜導師ラクシャ"でガード!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー43000(13000+5000+10000+15000)

 

「これで終わりだよ、櫂くん!"フォトン"でヴァンガードにアタック!"ブラスター・ジョーカー"のスキルで、"ブラスター・ジョーカー"のパワー分、パワーが増加する!」

 

"伴星の星輝兵フォトン" : パワー108000(10000+5000*3+10000*3+53000)

 

 

 

 

「ぱ、パワー10万8千...」

 

「櫂の手札は2枚...こんなの防ぎようが...」

 

 

 

 

「これがリンクジョーカーの力だよ、櫂くん!」

 

「....ガード。」

 

「っ...!?」

 

「"ワイバーンガード バリィ"。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「そ、そんな...!?」

 

 

俺は手札にあった2枚の"バリィ"を使い、攻撃を受け止める。

そして、再び"ブラスター・ジョーカー"から何かを感じた...っ、そうか...!そういうことだったのか!

 

 

「くっ...た、ターンエンド...」

 

--------------------------------------------------

アイチ 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■□■

■■■

V   : 星輝兵ブラスター・ジョーカー

R右  : 星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン

R左  : 伴星の星輝兵フォトン

R右下 : 魔弾の星輝兵ネオン

R左下 : 極微の星輝兵マヨロン

 

■■

V   : 煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート

(R右  : 煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム)

(R左  : 煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム)

(R中央 : パープルジェム・カーバンクル)

(R左下 : 封竜カルゼ)

 

櫂 手札:0枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「アイチ...俺は見つけたぞ。リンクジョーカーを受け入れる方法をな。」

 

「っ...そんなものはない!ないんだよ、櫂くん...!」

 

「いいや、ある。それはお前の手の中にな。」

 

「僕の手の中...!?」

 

 

 

 

 

「そうだ、櫂....」

 

 

 

「っ、ユウト!」

 

 

俺がアイチに語り掛けていると、後ろから声がした。

ユウト、目が覚めたんだな。

 

 

「櫂...おそらく、もう気付いているんだろう...」

 

「ああ。....アイチ、リンクジョーカーのシードは消し去ることはできない。だが、それを砕き、リンクジョーカーを受け入れる覚悟のある者がその欠片を受け入れる。そうすることで、リンクジョーカーを受け入れることができる...俺はそう思う。」

 

「っ...でも、どうやって...!」

 

「"ブラスター・ブレード"だ。」

 

「っ..."ブラスター・ブレード"...!?」

 

「そうだ。"ブラスター・ブレード"ならできる。俺たちの分身なら、な。」

 

「っ...でも...」

 

 

"ブラスター・ブレード"は最初からわかっていたんだ。

だから、俺の元に現れ、俺をアイチの元に導いてくれたんだ。

そして、リバースした今もなお、その剣を通して俺に伝えようとしている。

自分ならシードをどうにかできるのだと。

 

 

「アイチ、お前に見せてやろう。俺の覚悟を!スタンド&ドロー。煉獄の灼熱に焼かれ、幾度も幾度も甦る帝国の竜王よ!炎の中で奮い立て、俺の分身!ライド・THE・ヴァンガード!"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー43000(13000+10000*3)

 

「そして、シーク・THE・メイト!ドロップゾーンから4枚を戻し、"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム"をコール!」

 

 

 

 

「前列が呪縛されているから、後列に...」

 

「くそっ!攻めて一列でも空いていれば...!」

 

「いや...櫂なら、この状況をきっと超えていく。」

 

「ユウト...」

 

 

 

 

「行くぞ、アイチ。"オーバーロード"でヴァンガードにアタック!"ネオフレイム"のスキルでクリティカルが2になる!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー43000(13000+10000*3)、☆2

 

「くっ..."星輝兵ヴァイス・ゾルダート"、"星輝兵メテオライガー"、"星輝兵ステラガレージ"でガード!」

 

"星輝兵ブラスター・ジョーカー" : パワー63000(13000+15000*2+20000)

 

「さらに"フォトン"でインターセプト!」

 

"星輝兵ブラスター・ジョーカー" : パワー68000(13000+15000*2+20000+5000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ドラゴンフルアーマード・バスター"。2枚目、"リザードソルジャー ラオピア"。アタックは通らない。だが、"オーバーロード"のスキル発動!CB2、手札を1枚捨てることでスタンドし、相手のグレードが3以上なのでパワー+10000!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー53000(13000+10000*3+10000)

 

「もう一度、ヴァンガードにアタック!"ネオフレイム"のスキルでクリティカルが2になる!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー53000(13000+10000*3+10000)、☆2

 

 

 

 

「アイチの手札は0!」

 

「インターセプトもない!」

 

「今度こそ決まった...!」

 

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"封竜カルゼ"。2枚目、"リザードソルジャー ラオピア"。」

 

 

ドガーン

 

 

 

「っ...ダメージチェック、"伴星の星輝兵フォトン"、"星輝兵ステラガレージ"...!ゲット、ヒールトリガー!1枚回復し、パワー+10000!」

 

"星輝兵ブラスター・ジョーカー" : パワー23000(13000+10000)

 

 

 

 

「な、なんだと!?」

 

「嘘だろ...!?」

 

「また6点ヒール...」

 

 

 

 

 

「これで僕の勝ちだ、櫂くん...!」

 

「....さすがだ、アイチ。だが....俺は絶対に諦めない。何度でも、何度でも立ち上がり、メイトのために戦う!」

 

「っ...櫂くん...」

 

「"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート"の最後のスキル...アタックがヒットした時、"オーバーロード"を含むグレード3を2枚SBすることでスタンドし、ドライブ-2。」

 

「....僕の負けだ。」

 

「"オーバーロード"でヴァンガードにアタック。」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー53000(13000+10000*3+10000)、☆2

 

 

ドガーン

 

 

「ダメージチェック、"星輝兵ブラスター・ジョーカー"...」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

 

「っ...ぐっ...」

 

 

 

ファイトの勝敗が決した。

その瞬間、アイチからリンクジョーカーのオーラが溢れ出し、シードが俺たちの目の前に現れた。

 

 

「櫂...くん....!ぐああああああああああああ!」

 

「っ..."ブラスター・ブレード"....!!!!!」

 

 

『フッ...ハァアアアアアアアアアアアアアアアア!』 

 

 

俺の呼び声に"ブラスター・ブレード"が反応し、出現する。

そして、俺が、アイチが、みんなが"ブラスター・ブレード"にライドし、シードを砕いていく。

 

 

そして、砕かれて小さな欠片となったシードは、この場にいる俺たち全員に一つずつ取り込まれていく。

 

 

 

「っ...これで、終わったの...?」

 

『マイヴァンガード、先導アイチ。私はシードに一つの属性を与えた。それはシードを宿したファイターが、同じく寛容と覚悟を持ったファイターと戦った時、シードは分割され、そのファイターにも宿る。そうして何度も分割されていったシードはすべてのファイターに宿り、いつしか侵略する力を失うだろう。そして、その時こそ、リンクジョーカーがクレイに受け入れられるのだ。』

 

「そっか...でも、これでもう...」

 

「ああ。世界の脅威は失われた。終わったんだ、アイチ。」

 

「っ...そっか....ありがとう、"ブラスター・ブレード"。ありがとう、櫂くん...」

 

 

 

ようやく、すべてが終わったんだ。

長いようで、短い戦いだった。それでもこの戦いで、俺は多くのことを学んだ。

そして、大切な友を救うことができたんだ...!

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

???side

 

 

 

『コンドハワレワレノデバンダ。』

 

「ああ。」

 

『ククク...ヲワリニハサセン...ワカッテイルナ、イブキ。』

 

「ああ。俺の望みは....ヴァンガードの抹殺だ....!」

 

『ククク...マッテイロ、メサイア...』

 

「『すべてデリートしてやる...!』」

 

 

 

.



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終章 先導者編
第百二十七話「束の間の平和」


最終章開幕。ようやく伊吹もようやく本格登場してきます。


ユウトside

 

 

リンクジョーカーを巡る戦いは幕を閉じた。

あれからアイチ君も戻ってきて、あの件に関わった者にだけ記憶が残された。

そして、なぜかはわからないけどコーリンさんたちも記憶を残したままとなった。

タクトがクレイから戻ってきたことが関係しているのだろうか。

 

 

「お待たせ、ユウト!」

 

「いや、俺もついさっき来たところだよ、アサカ。」

 

 

俺はというと、あれから埋め合わせをするようにアサカとデートしたりしていた。

まあ、アサカにはいろいろと苦労を掛けたようだし、俺もアサカと一緒にいるのは楽しいからいいんだけどね。

 

 

「そういえば、ユウトのところには届いたかしら。」

 

「ん?何のこと?」

 

「タクトの招待状よ。何か、大会を開くって...」

 

「ああ、あれか...」

 

 

最近、世界各地で異変が起きている。

それはヴァンガードのカードが黒く塗りつぶされるという現象が発生していること。

それは急に起き始めていて、クランごとにその現象は発生している。

今現在、その現象に見舞われているのはオラクルシンクタンク、エンジェルフェザー、ぬばたま、たちかぜ、むらくも、なるかみ、ダークイレギュラーズ、ペイルムーン、グランブルー、バミューダ△、メガコロニー。

おおよそ、半数のクランが原因不明の現象に見舞われており、混乱を極めていた。

 

 

「一応届いてたよ。メサイアスクランブル...各クランで最も優れたファイターを選んだって書いてたけど、恐れ多いな。」

 

「うふふ、そんなことないわよ。ユウトが最強よ。」

 

「はは...そんなことないけど...」

 

 

本来なら、アサカもペイルムーンの代表として呼ばれるほどの実力を持っているだろうけど、ペイルムーンは問題の現象が起こっているクラン。残念だけど、アサカには招待状は来なかったみたいだ。

 

 

「ユウトだけじゃなくて、レン様にも届いているのよね。」

 

「ああ。他の出場者も俺たちの知り合いみたいで、ほとんど身内の大会みたいな感じだよ。」

 

 

ロイヤルパラディンはアイチ君。シャドウパラディンはレン。

ゴールドパラディンはガイヤール君。ジェネシスはミサキさん。

かげろうは櫂。ノヴァグラップラーはカムイ君。ディメンジョンポリスは光定さん。

スパイクブラザーズはキョウ。アクアフォースはレオン君。

グレートネイチャーはクリス君。そして、ネオネクタールは俺。

 

 

タクトが大会を開いているということは、恐らく何かがあるんだろう。

今回も惑星クレイに危機が迫っているんだろうか。

 

 

ゴゴゴゴゴゴ

 

 

「っ...また地震ね...最近多いわね。」

 

「ああ。....(おそらく、"あれ"が原因なんだろうな...)」

 

 

俺の目線の先には、赤い月のようなものがある。

まだ昼間だというのに、それは大きな存在感を放っている。

 

 

「(アイチ君に櫂、レンも見えると言っていた。だが、テツやアサカには見えていない...おそらく、メサイアスクランブルに招待された人間には見えているんだろうな...)」

 

 

折角手に入れたこの平和...また壊されてしまうんだろうか。

だけど、アサカだけはこの手で守る。何があっても、アサカだけは。

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

その夜....

 

 

レンside

 

 

 

「これで終わりだ。デリートエンド。」

 

「っ...ば、馬鹿な...」

 

 

この強さ...一体...!?

僕がグレード3にライドする前に負けるなんて...!

 

 

「弱い...これが、久導ユウトの最大のライバルだと?あいつも落ちたもんだな。」

 

「っ、ユウトを侮辱するな!」

 

「ふん、下らねえな。...だが、これでお前はヴァンガードという呪いから解放された。」

 

「な、何...!?」

 

 

ヴァンガードが呪い...?一体何を言っているんだ...

っ、これは...!?

 

 

「僕のシャドウパラディンが...消えた...!?」

 

「貴様!レンのカードに何をした!?」

 

「ふっ...そいつのクランは俺がデリートした。俺がヴァンガードから解放してやったんだよ。」

 

「っ...君が、ここ最近の事件の犯人...!」

 

「ああ。俺がヴァンガードから解放してやってんだよ。ヴァンガードなんていう、呪いからな。」

 

 

こいつ...ヴァンガードを憎んでいるのか...

どうしてそこまでヴァンガードを...それに、ユウトのことを知っているような...

 

 

「貴様、伊吹と言ったな。何者だ!」

 

「ふっ...別に何者でもねえ。俺は伊吹コウジ。すべてのクランをデリートし、ヴァンガードを抹殺する者だ。」

 

 

ヴァンガードを抹殺する者...

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

 

「そ、そんなことが...」

 

「ええ...恐ろしいファイターでした。」

 

 

僕たちはあの後、合流したユウトとアサカを連れて、カードキャピタルへと来ていた。ここ最近の事件の犯人が判明し、そして僕のデッキが失われたことを話した。

 

その話に、ユウトと櫂、三和タイシが驚いた表情をしていた。

やはり、ユウトは彼のことを知っているんだね。

 

 

「レン...本当に、そいつは伊吹コウジと名乗ったのか。」

 

「はい。伊吹コウジ、ヴァンガードを抹殺する者と。」

 

「っ...そう...か......伊吹が....」

 

 

ユウトはひどく顔色を悪くしていた。

ユウトにとって、彼はそんなに大切な人だったのだろうか。

 

 

「ユウト、お前...伊吹を知っているのか?」

 

「櫂...知ってるも何も、伊吹は俺の小さいころの友達で、俺があいつにヴァンガードを教えたんだよ。」

 

「なんだと!?」

 

「マジかよ...じゃあ、俺たちもしかして同じ小学校だったのか?」

 

「三和...もしかして、櫂と三和も伊吹を知ってるのか?」

 

「ああ...伊吹は、俺と三和にヴァンガードを教えてくれた先導者だ。」

 

 

...つまり、彼、伊吹コウジにとって、ユウトは先導者。

櫂、三和にとって、伊吹コウジは先導者というわけか。

それって、間接的にユウトが櫂たちの先導者ということに...

 

 

「あの頃、母にヴァンガードを教えてもらってから、俺は誰か同年代の友達とファイトしたいと思っていた。でも、親の仕事の都合で転校を繰り返していた俺にとって、友達なんて呼べる人はほとんどいなかった。だから、一人でデッキを弄っていた時、伊吹が俺に声をかけてくれたんだよ。」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

数年前

 

 

ユウトside

 

 

 

「(う~ん...ドロートリガーを多めに入れてもいいかもしれないなぁ...だけど、そうすると防御はよくなるけど、攻め手に欠けるなぁ...)」

 

「ね、ねえ...久導君、だよね?」

 

「...そうだけど、君は?」

 

「え、えっと...僕、伊吹コウジって言うんだ。お、同じクラスなんだよ。」

 

 

伊吹コウジ...ああ、斜め前の席の子か。

同じクラスって言っても、僕はどうせすぐ転校するし、関わることもないからな。

 

 

「それで、何か用?」

 

「あ、う、うん...その、久導君が今見てるそれ、何なの?」

 

「これ?...ヴァンガードだけど。」

 

「ばんがーど?」

 

「そ。...やってみる?」

 

「い、いいの!?」

 

「まあ...ちょうど暇してたし。」

 

「ありがとう!すごく気になってたんだ!」

 

「そ、そっか...」

 

 

何だか急に元気になったな。そんなに気になってたのか。

何だかそれは嬉しい...かも...

 

 

「じゃあ、このデッキをあげるよ。」

 

「えっ、いいの?」

 

「うん。僕はもう一つデッキ持ってるから。」

 

「あ、ありがとう。大切にするよ、久導君!」

 

「...ユウトでいいよ。」

 

「っ!...うん、ユウト君!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

現在

 

 

「それから、俺は伊吹にヴァンガードを教えてファイトした。だけど、まだ幼く、あふれるイメージを制御できなかった。結果、俺のイメージは実体化し、伊吹に怪我を負わせてしまった。その後すぐ、俺は転校してしまって、ちゃんと伊吹に謝ることができないままだったんだ。」

 

「そんなことが...」

 

「だけど、櫂と三和にヴァンガードを教えている辺り、俺が怪我させてしまった後もヴァンガードを続けててくれたんだな...」

 

 

そんな伊吹が、どうしてこんなことを...

伊吹は優しい奴だった。転校ばかりで友達ができず、孤独だった俺に声をかけてくれたのは伊吹だけだった。そんな伊吹がどうして...

 

 

「大丈夫?ユウト...」

 

「あ、ああ...ごめん、少し外の空気を吸ってくるよ。」

 

「あ、うん...」

 

 

 

俺は一人、キャピタルから出て外を歩きだす。

外はもう真っ暗だったが、赤い月のようなものは空に大きく映っていた。

あの不吉な月も、伊吹の仕業だと言うのか...?

やはり、俺が傷付けてしまったのが原因なのか...?

 

 

 

「....っ、誰だ!」

 

 

しばらく歩いていると、誰かが路地裏から現れた。

どうやら俺を待ち伏せしていたようだな。

 

 

「久しぶりだな、久導ユウト...」

 

「っ...伊吹...」

 

「会いたかったぜ。...お前をデリートするためにな。」

 

 

っ...今度は俺を狙ってきたか...!

レンに続き、俺を倒して、今度はネオネクタールを消すつもりか...!

 

 

 

「伊吹!どうしてこんなことをするんだ!お前はもっと優しい子だっただろう!?」

 

「ふん...俺は変わったんだよ。お前がいなくなった後、俺はヴァンガードのせいで...」

 

「ヴァンガードのせい...?」

 

「...だから、俺はヴァンガードを抹殺する。ヴァンガードという呪いを、この世から抹殺する...!」

 

「伊吹...っ.......ファイトだ、伊吹!ファイトにはその人間性がすべて表れる。今のお前を見せてみろ!」

 

「いいだろう。もとより、お前を倒し、お前をヴァンガードという呪いから解放するつもりだったからな。」

 

 

『マイヴァンガード、気を付けて...!この男、何かおかしい!』

 

「(セシリア...ああ、わかった!)」

 

 

「「スタンドアップ・THE・ヴァンガード!」」

 

 

 

 

.



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第百二十八話「根絶者」

ユウトside

 

 

「"享受する根絶者 ヰゴール"。」

 

「"菜の花の銃士キーラ"....っ、なんだそのユニットは...!?」

 

「"根絶者"...俺が手に入れた、ヴァンガードを抹殺する力を持つデッキだ。」

 

「っ...!」

 

「俺のターン、ドロー。"速攻する根絶者ガタリヲ"にライド。"ヰゴール"のスキルで1枚ドロー。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 速攻する根絶者ガタリヲ

 

□■□

□□□

V   : 菜の花の銃士キーラ

 

ユウト 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"睡蓮の銃士ルース"にライド。"キーラ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。さらに"ルース"のスキルで"プラント・トークン"を2枚コール。」

 

「ふん...相変わらず、ネオネクタールデッキを使っているようだな。」

 

「当然だ。このクランが俺の魂のクラン。俺の力を存分に発揮できるデッキだからな。」

 

「くくく...だが、それも今日までだ。」

 

 

っ...俺を倒して、ネオネクタールのカードを黒く塗りつぶす気か...

だが、そんなことはさせない!俺が伊吹を倒し、元の優しい伊吹に戻す!

 

 

「"プラント・トークン"のブースト、"ルース"でヴァンガードにアタック!」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"リコリスの銃士サウル"。」

 

「ダメージチェック、"進撃する根絶者メヰズ"。」

 

「これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 速攻する根絶者ガタリヲ

 

□■□

□■■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"慢心する根絶者ギヲ"にライド。"慢心する根絶者ギヲ"、"悪運の根絶者ドロヲン"、"招き入れる根絶者ファルヲン"をコール!」

 

「(攻めてきたか...!)」

 

 

レンがグレード3にライドする前に負けたと言っていた。

恐らくは速攻デッキ...しかもレンほどのファイターが対応できないほどの...

 

 

「"ファルヲン"でアタック!」

 

"招き入れる根絶者ファルヲン" : パワー8000

 

「クイックシールドを使用!」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー13000(8000+5000)

 

「ヴァンガードの"ギヲ"でアタック!」

 

"慢心する根絶者ギヲ"(V) : パワー10000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"進撃する根絶者メヰズ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーはリアガードの"ギヲ"へ。」

 

"慢心する根絶者ギヲ"(V) : パワー10000、☆2

"慢心する根絶者ギヲ"(R左) : パワー20000(10000+10000)

 

「くっ...ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"、"ダンガン・マロン"。ゲット、クリティカルトリガー。パワー+10000。」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー18000(8000+10000)

 

「"ドロヲン"のブースト、"ギヲ"でヴァンガードにアタック!」

 

"慢心する根絶者ギヲ"(R左) : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「("根絶者"がどんなデッキかわからない以上、このターンでダメージを重ねたくはない...)"月下美人の銃士ダニエル"でガード!」

 

"睡蓮の銃士ルース" : パワー33000(8000+10000+15000)

 

「ふん...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■□□

■■■

V   : 慢心する根絶者ギヲ

R右  : 招き入れる根絶者ファルヲン

R左  : 慢心する根絶者ギヲ

R左下 : 悪運の根絶者ドロヲン

 

□■□

□■■

V   : 睡蓮の銃士ルース

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"パンジーの銃士シルヴィア"にライド。スキルで"プラント・トークン"をコール。さらに"リコリスの銃士サウル"をコール。スキル発動。SB1、今コールした"プラント・トークン"を退却し、山札から3枚見て、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"をコール。残りは山札の下へ。」

 

「チッ...トリガーか。」

 

「ああ。CB1でそのトリガー効果を発動する。1枚引き、"シルヴィア"にパワー+10000。」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー20000(10000+10000)

 

「そして、"プラント・トークン"のブースト、"シルヴィア"でヴァンガードにアタック!」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"サウル"にパワー+10000。」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"拒絶する根絶者ヱビル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"慢心する根絶者ギヲ"(V) : パワー20000(10000+10000)

 

「っ...なら、"プラント・トークン"のブースト、"サウル"でリアガードの"ギヲ"をアタック!」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「"責苛む根絶者ゴヲト"でガード。」

 

"慢心する根絶者ギヲ"(R左) : パワー30000(10000+20000)

 

「くっ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□□

■■■

V   : 慢心する根絶者ギヲ

R右  : 招き入れる根絶者ファルヲン

R左  : 慢心する根絶者ギヲ

R左下 : 悪運の根絶者ドロヲン

 

□■■

■■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : リコリスの銃士サウル

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : メイデン・オブ・ブロッサムレイン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

ヒールトリガーを引いて、1ダメージだけだが逆転している。

手札も俺の方が多いし、優勢なのは俺の方なのに...何なんだこれ...

まるで勝っている感じがしない...!

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。穢れし愚者の魂を消去せよ!ライド・THE・ヴァンガード!"威圧する根絶者ヲクシズ"!」

 

「っ...!?」

 

 

な、なんだあれは...!?

伊吹の後ろに..."ヲクシズ"...!?

 

 

『ククク...ワレガミヱテヰルノカ。』

 

「っ...!」

 

 

やばい...あれは今までのとはまるで次元が違う...!

ま、まさか...あれのせいで伊吹は...!

 

 

「伊吹!そのカードを使っちゃだめだ!そのカードは...!」

 

「ふっ...俺が怖いか。俺に負けるのが...!」

 

「っ、違う!そのカードは何かがおかしい!」

 

『ククク...ムダダ。コノヲトコニハモウ、コトバハトドカン。』

 

「っ...」

 

 

このファイトに勝って、あれを何とかするしかない...!

伊吹を救うには....このファイトに勝つしかない...!

 

 

「"ヲクシズ"のスキル発動。CB2、リアガードの"根絶者"を1枚退却。"ファルヲン"を退却。これにより...貴様のヴァンガードをデリートする!」

 

「で、デリート...!?」

 

 

『くっ....うっ...きゃあああああああ!』

 

「なっ!?"シルヴィア"!?」

 

 

"シルヴィア"が消えた...!?

いったい何なんだこれは!?

 

 

「デリートされたヴァンガードは、パワーが0となり、テキストが失われる。デリートは次のお前のターン終了時まで続く。」

 

「っ...(つまり、呪縛のヴァンガード版といったところか...)」

 

「さらに相手ヴァンガードがデリートされたことで、"ドロヲン"のスキル。このユニットをソウルに置くことで、"サウル"を裏でバインド。さらに表のダメージが無いのでCC1。」

 

「くっ..."サウル"...」

 

「ドロップゾーンの"ファルヲン"のスキル。相手ヴァンガードがデリートされた時、このユニットをコールできる。そして、手札から"欺く根絶者ギヴン"、"層累の根絶者ジャルヱル"をコール。これでバトルだ。"ファルヲン"のブースト、"ギヲ"でヴァンガードにアタック!」

 

"慢心する根絶者ギヲ" : パワー18000(10000+8000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"パンジーの銃士シルヴィア"。」

 

「"ヲクシズ"、ヴァンガードにアタック!アタック時、スキル発動!相手ヴァンガードがデリートされていて、俺の方がリアガードが多いなら、そのターン中、このユニットのパワー+10000、クリティカル+1!」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「くっ、ノーガード...」

 

「ツインドライブ、1枚目、"迅速な根絶者ギアリ"。2枚目、"蹂躙する根絶者ヲルグ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ギヴン"へ。」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー23000(13000+10000)、☆3

"欺く根絶者ギヴン" : パワー19000(9000+10000)

 

「っ!ぐああああああああああああ!」

 

 

こ、この痛み...!ダメージが実体化している...!?

これもあの"ヲクシズ"とかいうユニットのせいなのか....!?

 

 

「ぐっ...ダメージチェック、"紅団扇の銃士ガストーネ"、"カローラ・ドラゴン"、"タンポポの銃士ミルッカ"...」

 

「"ジャルヱル"のブースト、"ギヴン"でヴァンガードにアタック!」

 

"欺く根絶者ギヴン" : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「"タンポポの銃士ミルッカ"、"ウォータリング・エルフ"でガード!」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー30000(0+10000+20000)

 

 

な、何とか防げたか...だが、既にダメージ5...

これ以上はキツイ...

 

 

「くくく..."ギヴン"のスキル。アタック終了時、相手ヴァンガードがデリートされているなら、手札とリアガードから合計6枚をドロップすることで、ヴァンガードをスタンドし、ドライブ-1。」

 

「何っ!?」

 

「"ギヴン"、"ファルヲン"、"ギヲ"、"ジャルヱル"をドロップ。"ジャルエル"はスキルにより、3枚分となる。よって、これで6枚をドロップしたことになる。」

 

「っ...」

 

「やれ、"ヲクシズ"。ヴァンガードにアタック!」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー23000(13000+10000)、☆3

 

「っ!"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ふっ...ドライブチェック、"層累の根絶者ジャルヱル"。アタックはヒットしない。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:5枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : 威圧する根絶者ヲクシズ

 

□■□

■■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

R右下 : プラント・トークン

R左下 : メイデン・オブ・ブロッサムレイン

 

ユウト 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:5)、バ:1

--------------------------------------------------

 

強い...これが今の伊吹の実力...!

それにあのユニットの力もある...次のターンは無いと思え...!

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。」

 

「この瞬間、"ヲクシズ"のスキルが発動する。」

 

「何っ!?」

 

 

俺のライドフェイズに発動するスキルだと!?

 

 

「お前のヴァンガードがデリートされているなら、お前はライドする場合、手札を1枚捨てなければならない。」

 

「くっ...手札を1枚捨て、"荊百合の銃士セシリア”Я”"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ヲクシズ"のスキル。相手がデリートされた状態からライドした時、1枚引き、CC1。」

 

「っ...」

 

 

手札が削られて、まともにコールできるユニットがいない...

だが、ここは"セシリア"を信じてアタックするしかない...!

 

 

「"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック!スキルでCB1、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"、右後列の"プラント・トークン"を退却。山札から5枚見て、"荊百合の銃士セシリア”Я”"、"パンジーの銃士シルヴィア"をコール!」

 

 

よし!最高の引きだ!このまま攻めて、何とか伊吹を倒す...!

 

 

「"シルヴィア"のスキル。"プラント・トークン"をコール!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(V) : パワー23000(13000+10000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"荊百合の銃士セシリア”Я”"。2枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、リアガードの"セシリア”Я”"にパワー+10000。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(R右) : パワー23000(13000+10000)

 

「ダメージチェック、"招き入れる根絶者ファルヲン"。」

 

「続けて、リアガードの"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”"(R右) : パワー23000(13000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"慢心する根絶者ギヲ"。」

 

「"セシリア”Я”"のスキル!CB1、"シルヴィア"と"プラント・トークン"を呪縛。前列に呪縛カードがあるので、バインドし、スタンドでライドする!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「"プラント・トークン"のブースト、"セシリア”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー38000(13000+10000*2+5000)

 

「"拒絶する根絶者ヱビル"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「っ...ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー48000(13000+10000*2+5000+10000)

 

「2枚目、"ダンガン・マロン"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"荊百合の銃士セシリア”Я”" : パワー58000(13000+10000*2+5000+10000*2)、☆2

 

「っ...た、ターンエンド...」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□□□

□■□

V   : 威圧する根絶者ヲクシズ

 

■■□

□■□

V   : 荊百合の銃士セシリア"Я"

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

 

ユウト 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)、バ:1

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"欺く根絶者ギヴン"、"層累の根絶者ジャルヱル"2枚、"蹂躙する根絶者ヲルグ"、"迅速な根絶者ギアリ"をコール。"ギアリ"はスキルでパワー+4000。」

 

"迅速な根絶者ギアリ" : パワー14000(10000+4000)

 

「"ヲクシズ"のスキル。CB2、"ヲルグ"を退却。相手ヴァンガードをデリート!」

 

「っ...!」

 

「さらにドロップゾーンの"ファルヲン"のスキル。このユニットをコール。」

 

『ククク...ソウダ。モットチカラヲカヰホウシロ。スベテヲデリートシロ!』

 

「....!」

 

 

っ...伊吹から邪悪なオーラが...これ以上、"ヲクシズ"の力を使い続ければ、伊吹は元に戻れない...!

 

 

「伊吹!頼む!そのカードを使うのはもうやめてくれ...!」

 

「黙れ!俺はこの力で、すべてをデリートする...ヴァンガードという呪いを抹殺する...!」

 

「っ...どうして...どうしてそんなにヴァンガードを憎んでいるんだ...」

 

 

やっぱり、俺が傷付けてしまったことが原因なのか...!

 

 

「なぜだと...?貴様が...貴様が俺にヴァンガードを教えなければ...俺はあんな思いをしなくて済んだんだ...ヴァンガードという呪いが...!」

 

 

『ちょっと強いからってバカにすんなよ!』

 

『手加減とか、調子乗ってんのかよ。』

 

『お前とファイトしてもつまんねえんだよ!』

 

 

「お前との出会いが無ければ!俺はあんな思いをしなくて済んだんだ!」

 

「っ...」

 

 

『ば、化け物...!』

 

『ひっ...!ゆ、許してください...!』

 

 

「すべてデリートしてやる...!行け、"ヲクシズ"!ヴァンガードにアタック!スキル発動!パワー+10000、クリティカル+1!」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

 

「........ノーガード....」

 

「ツインドライブ、1枚目、"蹂躙する根絶者ヲルグ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガード!」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆3

 

「2枚目、"進撃する根絶者メヰズ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー43000(13000+10000+10000*2)、☆4

 

 

「....ダメージチェック、"紅団扇の銃士ガストーネ"、"白百合の銃士セシリア"...」

 

 

手が痛み、手札がテーブルに落ちる。

これで、俺の負けか....

 

 

「くくく...これでお前はデリート....っ!貴様、その手札っ!?」

 

「....伊吹...お前が俺を恨んでいるなら...いくらでも俺に復讐してくれてもいい...だけど....頼む....もう、こんなことはやめてくれ...」

 

「貴様、わざと負けたのか!?」

 

 

ああ....声が聞こえなくなってきた。

セシリアの声が聞こえない...これがデリート...俺のカードも、徐々に黒くなっている。

 

 

「っ...だが、これで貴様はヴァンガードとのつながりが消えた。ヴァンガードという呪いから解放されたんだ。」

 

「.........」

 

「...じゃあな、ユウト。もうお前と会うことはない。」

 

 

伊吹は何か言って、去っていく。

 

 

ザーザーと雨が降り始めた。

だけど、寒さも冷たさも感じない。

何も感じない、何も聞こえない...

何だ、これ......ああ、これか....

 

 

俺は自分の右手を見る。

そこには真っ赤に光る謎の紋章が浮かび上がっていた。

 

 

 

「おめでとうございます。」

 

「....」

 

「ああ、聞こえてないようですね。」

 

 

気配を感じた方に目線を向けると、そこには金髪の男が立っていた。

あいつ、前に会ったな...俺のファンとか言っていたが...

 

 

「ようやく、あなたを守る邪魔なユニットも消え、あなたはギーゼ様の器として覚醒した。さあ、始めましょうか。」

 

「...」

 

「今ここに、ギーゼ様は復活するのです!あなたという依り代にね...!」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

「ユウト~!どこに行ったの~!」

 

 

ユウトがなかなか戻ってこないから、キャピタル周辺を探しているんだけど、なかなか見つからない。もしかしたら、もうキャピタルに戻ったのかな。

 

 

「一度戻ろうかしら......あれは...」

 

 

ファイトテーブルが見える。

なぜかわからないけど、なんとなくそこが気になった。

 

 

「...っ、このカード...!」

 

 

そこには、ネオネクタールのカードが何枚か散らばっていた。

デッキ枚数にしては少ないけど...これはもしかして、ユウトのデッキ...!?

しかも、黒く塗りつぶされているってことは、まさか...!

 

 

「ゆ、ユウト...そんな...」

 

 

ユウト、どこに行ったの...!

早く探さないと...!

 

 

 

 

.



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第百二十九話「開幕!メサイアスクランブル!」

アイチside

 

 

あれから僕たちは、メサイアスクランブルが開催される場所へと来ていた。

 

アサカさんから、ユウトさんがいなくなったと聞いた。

どこを探しても見つからなくて、僕たちも心配している。

 

 

『さあ、メサイアスクランブルを開催しましょう。』

 

 

「...9人しかいない...他の出場者は...?」

 

「ユウトとレンはわかるが、他の5人は...」

 

 

 

「俺が消去した。」

 

 

「「「っ!?」」」」

 

 

僕たちは声のした方を向く。

そこには僕の夢で出会った男の人がいた。

 

 

「俺も混ぜてもらおうか。」

 

 

そう言って、彼はメサイアスクランブルの招待状を7枚床に散らばせた。

あれって...まさか、ユウトさんも彼が...!?

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

『さあ、白熱のAブロックを制したのはこの四人!櫂トシキ、葛木カムイ、戸倉ミサキ、蒼龍レオン!』

 

『続いてBブロック!...ですが、残念なことにこの1試合のみ。先導アイチvs伊吹コウジ!』

 

 

 

「...伊吹さん。あなたがユウトさんを...」

 

「ふん...それがどうした。」

 

「っ...!」

 

「...その目...気に食わん...」

 

 

ユウトさんを、いや、それだけじゃない。

レンさんやアサカさんから聞いた話が本当なら、伊吹さんがヴァンガードのカードが黒く塗りつぶされる事件の犯人...!

そんなことをするなんて、僕は絶対に許さない!

 

 

『さあ、ファイト開始!』

 

 

 

「「スタンドアップ」」

「THE」

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"享受する根絶者ヰゴール"。」

 

「"スターダスト・トランぺッター"!」

 

 

 

「な、なんだあのユニット...!」

 

「気持ち悪い...」

 

「見たことねえユニットだぜ...」

 

 

 

 

確かに、見たことないユニットだ...

"根絶者"...あのレンさんやユウトさんを倒したほどの実力、油断できない。

 

 

「俺のターン、ドロー。"速攻する根絶者ガタリヲ"にライド。"ヰゴール"のスキルで1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 速攻する根絶者ガタリヲ

 

□■□

□□□

V   : スターダスト・トランぺッター

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"ういんがる・ぶれいぶ"にライド。"トランぺッター"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。さらに"ブラスター・ダガー"をコール。」

 

 

僕の新しいロイヤルパラディンデッキ。"ブラスター・ブレード"と、それを支える仲間たちの最高のデッキで、伊吹さんを倒す...!

 

 

「"ブラスター・ダガー"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ダガー" : パワー8000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"欺く根絶者ギヴン"。」

 

「"ういんがる・ぶれいぶ"でヴァンガードにアタック!」

 

"ういんがる・ぶれいぶ" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ブラスター・ジャベリン"。」

 

「ダメージチェック、"進撃する根絶者メヰズ"。」

 

「アタックがヒットしたので、"ういんがる・ぶれいぶ"のスキル発動。山札から7枚見て、"ブラスター・レイピア"を手札に加え、ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 速攻する根絶者ガタリヲ

 

□■■

□□□

V   : ういんがる・ぶれいぶ

R右  : ブラスター・ダガー

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

まずは2ダメージ...この調子で行けば...っ...!

 

 

「俺のターン、ドロー。"慢心する根絶者ギヲ"にライド。そしてコール、"慢心する根絶者ギヲ"、"速攻する根絶者ガタリヲ"、"悪運の根絶者ドロヲン"。アタック。」

 

"速攻する根絶者ガタリヲ" : パワー12000(8000+4000)

 

「くっ、クイックシールドを使用します!」

 

"ういんがる・ぶれいぶ" : パワー13000(8000+5000)

 

「"ギヲ"。」

 

"慢心する根絶者ギヲ"(V) : パワー10000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"蹂躙する根絶者ヲルグ"。ゲット、クリティカル。」

 

"慢心する根絶者ギヲ"(V) : パワー10000、☆2

"慢心する根絶者ギヲ"(R左) : パワー20000(10000+10000)

 

「ぐっ...!」

 

 

な、なんだこれ...本当に痛みを感じる...!?

 

 

「っ...ダメージチェック、"ブラスター・レイピア"、"プラック・エンチャンター"。」

 

「"ドロヲン"のブースト、"ギヲ"でアタック。」

 

"慢心する根絶者ギヲ"(R左) : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"幸運の運び手エポナ"。」

 

 

くっ...この痛み...ユニットが受けているダメージを、僕も受けている...!?

さっき櫂くんたちもファイトの後、異常に疲れていた。多分これも同じ...!

 

 

「ふん...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□□

■■■

V   : 慢心する根絶者ギヲ

R右  : 速攻する根絶者ガタリヲ

R左  : 慢心する根絶者ギヲ

R左下 : 悪運の根絶者ドロヲン

 

□■■

□□□

V   : ういんがる・ぶれいぶ

R右  : ブラスター・ダガー

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。立ち上がれ、僕の分身!"ブラスター・ブレード"!」

 

「"ブラスター・ブレード"...っ...その目...!」

 

「"ブラスター・ダガー"を後列に移動。"ブラスター・レイピア"、"ブラスター・ジャベリン"、"ブラスター・アロー"をコール。"アロー"のスキルで、手札を1枚捨てて、"アークセイバー・ドラゴン"を手札に加えます。」

 

 

これで僕の仲間たちが揃った。

ロイヤルパラディンの精鋭の中でも、特殊兵装であるブラスター兵装を扱えるユニットたち。光の騎士の力で、"根絶者"を倒す!

 

 

「"ブラスター・レイピア"でヴァンガードにアタック!スキルで山札から1枚見て、これは山札の下に置きます。」

 

"ブラスター・レイピア" : パワー10000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"悪運の根絶者ドロヲン"。」

 

「"ジャベリン"のブースト、"ブラスター・ブレード"でヴァンガードにアタック!"ブラスター・ブレード"はリアガードが4枚以上なので、クリティカル+1!"ジャベリン"はブーストした時、ヴァンガードが"ブラスター"か"アークセイバー"ならパワー+2000!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「"蹂躙する根絶者ヲルグ"でガード。"ギヲ"でインターセプト。」

 

"慢心する根絶者ギヲ" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「ドライブチェック、"ふろうがる"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ブラスター・アロー"へ!」

 

"ブラスター・アロー" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「"ダガー"のブースト、"アロー"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・アロー" : パワー28000(10000+10000+8000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"迅速な根絶者ギアリ"、"拒絶する根絶者ヱビル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"慢心する根絶者ギヲ" : パワー20000(10000+10000)

 

 

よし、これで5ダメージ。

もう少しで伊吹さんを倒せる。

 

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

■□□

□■■

V   : 慢心する根絶者ギヲ

R右  : 速攻する根絶者ガタリヲ

R左下 : 悪運の根絶者ドロヲン

 

■■■

□■■

V   : ブラスター・ブレード

R右  : ブラスター・アロー

R左  : ブラスター・レイピア

R中央 : ブラスター・ジャベリン

R右下 : ブラスター・ダガー

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。穢れし愚者の魂を消去せよ。ライド・THE・ヴァンガード!"威圧する根絶者ヲクシズ"!」

 

 

 

 

「な、何だあれ...!」

 

「怖い...」

 

「なんて禍々しいユニットなんだ...」

 

 

 

 

「"ヲクシズ"のスキル。CB2、"ドロヲン"を退却することで、相手ヴァンガードをデリートする!」

 

「デリート!?」

 

 

『ぐ、ぐおおおおおおお!』

 

「"ブラスター・ブレード"...!」

 

「デリートされたヴァンガードはパワーが0になり、テキストを失う。」

 

 

パワーが0になって、テキストを失う!?

つまり、効果がすべて失われているということか...!

 

 

「"慢心する根絶者ギヲ"、"層累の根絶者ジャルヱル"をコール。"ガタリヲ"でヴァンガードにアタック!」

 

"速攻する根絶者ガタリヲ" : パワー8000

 

「くっ...!(パワーが0になっているから、グレード1のパワーでも届くんだ...!)"ふろうがる"でガード!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー15000(0+15000)

 

「ならば"ヲクシズ"でヴァンガードにアタック。」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー13000

 

「"世界樹の巫女エレイン"でガード!さらに"ブラスター・アロー"でインターセプト!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー25000(0+5000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"拒絶する根絶者ヱビル"。ゲット、ドロートリガー。。1枚引き、"ギヲ"にパワー+10000。」

 

"慢心する根絶者ギヲ" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"進撃する根絶者メヰズ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ギヲ"へ。」

 

"慢心する根絶者ギヲ" : パワー30000(10000+10000*2)、☆2

 

「"ジャルヱル"のブースト、"ギヲ"でヴァンガードにアタック。」

 

"慢心する根絶者ギヲ" : パワー38000(10000+10000*2+8000)、☆2

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"プラック・エンチャンター"、"幸運の運び手エポナ"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

■□□

■■■

V   : 威圧する根絶者ヲクシズ

R右  : 速攻する根絶者ガタリヲ

R左  : 慢心する根絶者ギヲ

R左下 : 層累の根絶者ジャルヱル

 

■■□

□■■

V   : ブラスター・ブレード

R左  : ブラスター・レイピア

R中央 : ブラスター・ジャベリン

R右下 : ブラスター・ダガー

 

アイチ 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

『さあ、これで互いにダメージは5!勝負は次の先導選手のターンにかかっています!』

 

『そ、おーですね!ここで先導選手が決めきれなければ、伊吹選手が有利になります!』

 

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。」

 

「この瞬間、"ヲクシズ"のスキルが発動。貴様のヴァンガードがデリートされているなら、貴様は手札を1枚捨てなければライドできない。」

 

「くっ..."ブラスター・ダガー"を捨てます。だけどこれで、僕のヴァンガードとドロップゾーンに"ブラスター"を含むカードが合計3種類以上!このユニットは、手札とヴァンガードサークルでグレード-1!ライド、"アークセイバー・ドラゴン"!」

 

 

 

『"アークセイバー・ドラゴン"!すごいぞ、先導選手!グレード2から、グレード4にライドしたああああ!』

 

『さすがですねえ。』

 

 

「イマジナリーギフトフォースⅠを右前列へ。さらに"アークセイバー"のスキル発動。CB3、SB3を支払うことで山札、ドロップ、ソウル、ダメージゾーンから"ブラスター"を含むユニットを、合計3枚以下になるようにそれぞれ1枚まで探し、コールできる!僕はダメージゾーンから"ブラスター・レイピア"、山札から"ブラスター・ジャベリン"。そして、ドロップゾーンより舞い戻れ、僕の分身!"ブラスター・ブレード"!」

 

「チッ....その目...気に食わん...!」

 

「上書きされた"レイピア"は退却。行きます!"ジャベリン"のブースト、"レイピア"でヴァンガードにアタック!スキルにより山札の上を1枚確認...(よし、クリティカルトリガー。)これはこのまま上に戻します。さらに"ジャベリン"はスキルでパワー+2000!」

 

"ブラスター・レイピア" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ギヲ"でインターセプト。」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー23000(13000+10000)

 

「なら、"ジャベリン"のブースト、"アークセイバー"でヴァンガードにアタック!同じスキルで、"ジャベリン"はパワー+2000!」

 

"アークセイバー・ドラゴン" : パワー24000(14000+10000)

 

「ガード。"進撃する根絶者メヰズ"、"責苛む根絶者ゴヲト"。」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー48000(13000+15000+20000)

 

 

くっ...パワー48000、トリガーを2枚引いても届かない。

だけど、伊吹さんの手札は残り3枚。"ブラスター・ブレード"のアタックで決める!

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"幸運の運び手エポナ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"ブラスター・ブレード"へ!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"ふろうがる"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ブラスター・ブレード"へ!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー40000(10000+10000+10000*2)、☆3

 

 

 

 

「ダブルクリティカル!」

 

「いいぞ、行けアイチ!」

 

「決めちゃってくださいなのです!」

 

 

 

 

「これでトドメだ!"ダガー"のブースト、"ブラスター・ブレード"でアタック!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー48000(10000+10000+10000*2+8000)、☆3

 

「この程度か、つまらん。」

 

「っ!?」

 

「"拒絶する根絶者ヱビル"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「か、完全ガード...っ、ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:1枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

■□□

□■■

V   : 威圧する根絶者ヲクシズ

R右  : 速攻する根絶者ガタリヲ

R左下 : 層累の根絶者ジャルヱル

 

■■■

■■■

V   : アークセイバー・ドラゴン

R右  : ブラスター・ブレード

R左  : ブラスター・レイピア

R中央 : ブラスター・ジャベリン

R右下 : ブラスター・ダガー

R左下 : ブラスター・ジャベリン

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"招き入れる根絶者ファルヲン"をコールし、"ヲクシズ"のスキル発動。CB2、"ファルヲン"を退却することで相手ヴァンガードをデリート!」

 

「くっ...」

 

「"ファルヲン"のスキル。相手ヴァンガードがデリートされた時、ドロップゾーンからコール。"ガタリヲ"を後列に、"ジャルヱル"を前列に移動。"欺く根絶者ギヴン"をコール。"ジャルヱル"でヴァンガードにアタック。スキルでパワー+2000。」

 

"層累の根絶者ジャルヱル" : パワー10000(8000+2000)

 

「"ふろうがる"でガード!」

 

"アークセイバー・ドラゴン" : パワー15000(0+15000)

 

「"ファルヲン"のブースト、"ヲクシズ"でヴァンガードにアタック。」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー21000(13000+8000)

 

「させない!"ふろうがる"、"エポナ"でガード!"レイピア"でインターセプト!」

 

"アークセイバー・ドラゴン" : パワー35000(0+5000+15000*2)

 

「ツインドライブ、1枚目、"進撃する根絶者メヰズ"。ゲット、クリティカル。効果はすべてヴァンガード。」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー31000(13000+8000+10000)、☆2

 

「2枚目、"蹂躙する根絶者ヲルグ"。ゲット、クリティカル。」

 

「なっ!?」

 

「効果はすべてヴァンガード。」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー41000(13000+8000+10000*2)、☆3

 

 

「くっ...ぐああああああああああああ!」

 

「消えて終わりだ。デリートエンド。」

 

 

イメージの中で、"ヲクシズ"の腕が僕を貫こうとしていた。

僕は思わず目を瞑るけど、いつまで経っても痛みはやってこない。

 

 

 

『ぐっ...っ...』

 

「"ブラスター・ブレード"!?」

 

 

恐る恐る目を開けると、そこには僕を庇って貫かれている"ブラスター・ブレード"がいた。そして、貫通した"ヲクシズ"の手には、"ブラスター・ブレード"の魂か何かの玉があった。

 

 

『マイヴァンガード、先導アイチ...クレイを、地球を...救ってくれ....!』

 

「"ブラスター・ブレード"....!」

 

 

「ふん...消えろ。」

 

 

パキンッ

 

 

『ぐああああああああああああ!』

 

「"ブラスター・ブレード"..!っ...ぐああああああああああああ!」」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

櫂side

 

 

『しょ、勝者、伊吹コウジ!』

 

 

「アイチっ!」

 

 

アイチが伊吹に敗れ、その場に倒れてしまった。

ファイト中も、まるで自分がダメージを受けているような様子だった。

 

 

「ふん..."ブラスター・ブレード"が庇ったか。」

 

 

 

「っ、お兄さんの"ブラスター・ブレード"が...!」

 

「黒く塗りつぶされた...!?」

 

 

 

「っ...伊吹、なぜこんなことをする...」

 

「こんなこと...だと?ヴァンガードは人を不幸にする。ヴァンガードは俺から幸福を奪った悪魔のゲームだ。だから俺はヴァンガードを抹殺する。ただそれだけだ。」

 

「っ...伊吹、俺はお前を絶対に許さん!」

 

 

レンだけじゃない...ユウトやアイチまで傷付けるとは...!

俺の大切な友を傷付けるというなら、俺にヴァンガードを教えてくれた先導者であるお前であろうと、絶対に許すわけにはいかない...!

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

 

「利用されるのは趣味じゃない。全部話してもらおうか。」

 

 

 

その夜、俺はカムイと一緒にタクトの元へと来ていた。

タクトが開いたこの大会、最初から胡散臭いとは思っていた。

だが、伊吹の使うあの"根絶者"の異常な力。それに俺やアイチに見えているあの赤い月のようなもの。何かない方がおかしい。

 

 

「そうですね...すべてを語りましょう。」

 

 

 

そう言って、タクトが語ったのは惑星クレイの危機。

そして、遊星ブラントと呼ばれる星を食らう星が迫っていること。

地球と惑星クレイは運命力で繋がっている。惑星クレイの滅亡の危機、それはつまり地球の危機と同じ...!

 

 

 

「だいたいは理解した。...それと、ユウトは無事なのか。」

 

「わかりません。彼は特別な力を持つ者。さらに僕の力を一時、その身に宿していました。なんとなく、彼のいる場所は把握できていましたが、今はそれができない。おそらく、何者かによって繋がりを遮断されているか...最悪、彼はもう...」

 

「っ、ふざけるな!あいつは簡単に死ぬようなやつじゃない!」

 

「...すみません、失言でした。私の方でも彼の行方は探っています。ですから君たちはどうか、メサイアを覚醒させ、目前に迫る脅威へと立ち向かうことに集中してもらいたい。」

 

 

そうだ...ユウトのことも心配だが、今は地球の危機だ。

ユウトを探しだしたとして、地球が、クレイが滅んでは意味がない。

 

 

「ユウトのことを頼む...」

 

 

俺はそう言って、カムイと一緒に部屋を出て行った。

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

コーリンside

 

 

「よかったの?ユウトのこと、話さなくて...」

 

「...今はそれどころではない。確かに、彼の問題も重要な問題だ。だけど、今はクレイと地球を救うことが先決だ。...君も彼のことは心配だろう。すまない。」

 

「いえ...」

 

 

本当は、ユウトが今どういう状況か、タクトも私たちも知っている。

だからこそ、私もスイコも、すぐにユウトを救い出そうとした。

 

 

「それにしても、邪神教団とはいったい...その邪神教団とユウトにどういう関係が...?」

 

「ええ...邪神教団とは、その名の通り邪神を崇める教団です。そして、その邪神の名は、破壊の竜神ギーゼ。」

 

「破壊の竜神ギーゼ...」

 

「その邪神は、かつてクレイのあらゆるものの元になったとされています。それはなぜか...かの邪神は虚無そのものだからです。」

 

「虚無...ヴォイド...それって...!」

 

「ええ。リンクジョーカーも虚無の戦力の一つ、私はそう聞いています。...話を戻しますが、邪神教団はその破壊の竜神ギーゼを崇める教団。ですが、ギーゼはメサイアと同様、眠りについています。彼らはそのギーゼを目覚めさせるために、様々な活動を行っている。」

 

「その活動とは...?」

 

「惑星クレイにいるギーゼの使徒ともいうべきユニットを、地球のファイターに強制的にライドさせる...つまり、我々が行っている行為とは逆、ユニットが人間にライドし、意識を乗っ取るということを行っているのです。」

 

 

ユニットが人間に...!?

そんなことができるなんて...いや、でもタクトもそれと同じようなものか...

 

 

「そして、ギーゼ復活のため、彼らは人間の依り代を探していた...その依り代は、ギーゼの力に耐えうる存在で、なおかつ膨大なイメージ力を持っていなければならない。...ここまで言えば、もうわかりますね?」

 

「っ...ユウトを、依り代に...」

 

「そうです。彼は選ばれてしまった。誰よりも強く、誰よりもユニットと強く繋がっていた。だからこそ、彼はギーゼの依り代に選ばれてしまったのです。」

 

「そんな...ユウト...」

 

「奴らが行動に出た...それはつまり、久導ユウトがギーゼの依り代として覚醒してしまったということ。簡単には救い出せないでしょう。だから今はブラントをどうにかする。そして、そのまま今集まっている歴戦のファイターたちとともに、久導ユウトを救い出すのです。」

 

 

 

ユウト...お願い、無事でいて....!

私だけじゃない、スイコやアサカ、ジリアンだってあなたを心配している。

他のみんなだってあなたのことを心配している。

 

必ず助け出すから、どうか無事で...!

 

 

.



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第百三十話「覚醒せよメサイア」

Gユニットがいないので、いきなりデッキ外からカード追加ができないのでこの形にしました。


アイチside

 

 

「"ブラスター・ブレード"を取り戻すことができるんですか!?」

 

 

僕は今、スイコさんから今起きていることのすべてを聞いた。

そして、"ブラスター・ブレード"を取り戻す方法があるとも教えてもらった。

 

 

「ええ。...タクトが待っているわ。行きましょう。」

 

「...はい!」

 

 

"ブラスター・ブレード"...君が僕を、ロイヤルパラディンを守ってくれたから、僕はまだ戦える。だから待っていて。必ず君を助けるよ。

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「待っていましたよ、アイチ君。」

 

「タクトくん。」

 

「"ブラスター・ブレード"は今、死の淵にいます。ですがここはクレイと強く繋がる地。君がファイトし、"ブラスター・ブレード"に呼びかけることで、"ブラスター・ブレード"は復活する。」

 

 

僕がファイトを...だったら、さっそくファイトをして、"ブラスター・ブレード"を復活させる。

 

 

「そして、ファイトの相手は僕です。」

 

「タクトくんが!?」

 

「へっ、それなら楽勝じゃねえか!」

 

「ああ。アイチ、とっととタクトを倒して、"ブラスター・ブレード"を復活させようぜ!」

 

 

一緒に来ていた三和くん、ナオキくんがそう言うけど、僕にはわかる。

タクトくんは強い。それもユウトさんと同じくらい強い。

 

 

「ふふ、アイチ君はわかっているようですね。」

 

「...それでも、僕はタクトくん、君を倒して"ブラスター・ブレード"を取り戻す!」

 

「いいでしょう。さあ、ファイトだ!」

 

 

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

「"紅の小獅子キルフ"。」

 

「"スターダスト・トランぺッター"!」

 

 

「では始めましょう。僕のターン、ドロー。"双聖獣ホワイトライオン"にライド。"キルフ"のスキルで1枚引き、ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 双聖獣ホワイトライオン

 

□■□

□□□

V   : スターダスト・トランぺッター

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"ういんがる・ぶれいぶ"にライド。"トランぺッター"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。」

 

 

手札にはグレード1が数枚ある。

ここは攻めるべきか...いや、慎重に行こう。

 

 

「"ういんがる・ぶれいぶ"でヴァンガードにアタックします!」

 

"ういんがる・ぶれいぶ" : パワー8000

 

「ふむ...ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"幸運の運び手エポナ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"ういんがる・ぶれいぶ" : パワー18000(8000+10000)、☆2

 

「っ、ダメージチェック、"奮然の騎士ルーラッハ"、"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"。」

 

「アタックがヒットしたので、"ういんがる・ぶれいぶ"のスキル。山札から7枚見て、"ブラスター・ジャベリン"を手札に加え、ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 双聖獣ホワイトライオン

 

□■□

□□□

V   : ういんがる・ぶれいぶ

 

アイチ 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"神技の騎士ボーマン"にライド。スキル発動。手札を1枚捨て、山札から"美技の騎士ガレス"をコール。さらに"ガレス"のスキルを発動し、CB1を支払いパワー+10000。」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー18000(8000+10000)

 

「さらに手札の"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"のスキル。"紅の小獅子キルフ"をSBし、手札からスペリオルライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。ドライブ-1です。」

 

 

くっ、こっちはまだグレード1なのに、もうグレード3にライドするなんて...

 

 

「おや、良いカードを引きました。」

 

「っ、まさか...!」

 

「ふふ、君はよく知っているでしょうね。"レーブンヘアードエイゼル"のスキル。CB1を支払い、手札からスペリオルライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、"激情の騎士バグデマグス"をコール。このユニットはソウルの"エイゼル"1種類につき、パワー+5000。」

 

"激情の騎士バグデマグス" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「行きますよ、アイチ君。"レーブンヘアードエイゼル"でヴァンガードにアタック!」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー12000

 

「くっ、"ブラスター・ジャベリン"、"幸運の運び手エポナ"でガード!」

 

"ういんがる・ぶれいぶ" : パワー33000(8000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"神技の騎士ボーマン"。2枚目、"奮然の騎士ルーラッハ"。」

 

 

よし、トリガーは無い。

残るアタックを防ぐつもりはない。だからここでクリティカルを引かれていたら厄介だった。

 

 

「ふっ、"ガレス"でアタック!」

 

"美技の騎士ガレス" : パワー18000(8000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"プラック・エンチャンター"。」

 

「"バグデマグス"、続け!」

 

"激情の騎士バグデマグス" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"沈黙の騎士ギャラティン"。」

 

「2ターン目にしては上々....これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

_□□□

□■■□■

V   : レーブンヘアードエイゼル

R左  : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 激情の騎士バグデマグス

 

□■□

□□□

V   : ういんがる・ぶれいぶ

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"ブラスター・レイピア"にライド。」

 

 

 

「やっぱり、"ブラスター・ブレード"じゃないと違和感あるな...」

 

「だけど、アイチはきっとこの戦いで"ブラスター・ブレード"を取り戻すさ。」

 

 

 

「"ブラスター・ダガー"、"ブラスター・ジャベリン"、"ブラスター・アロー"をコール。"アロー"のスキルで手札を1枚、クイックシールドを捨て、山札から"アークセイバー・ドラゴン"を手札に 加えます。」

 

「ブラスター兵装のユニットたちか。"ブラスター・ブレード"を取り戻すにはうってつけのユニットたちだね。」

 

「行きます!"ダガー"で"ガレス"をアタック!」

 

"ブラスター・ダガー" : パワー8000

 

「ノーガード。"ガレス"は退却。」

 

「"ジャベリン"のブースト、"レイピア"でヴァンガードにアタック!"ジャベリン"はスキルでパワー+2000!」

 

"ブラスター・レイピア" : パワー20000(10000+10000)

 

「それもノーガードだ。」

 

 

やっぱり、ダメージを稼ぎたいだろうからノーガード...

でも、攻める気持ちを失くしては勝てない!

 

 

「ドライブチェック、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"アロー"にパワー+10000!」

 

"ブラスター・アロー" : パワー20000(10000+10000)

 

「ダメージチェック、"光輪の盾マルク"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"レーブンヘアードエイゼル" : パワー22000(12000+10000)

 

 

くっ...トリガーを引かれた。

これで残るアタックはヴァンガードにヒットしない。

だったら、リアガードを狙う...!

 

 

「"ダガー"のスキル。ヴァンガードのアタックがヒットしたので、このユニットを手札に戻します。さらに"アロー"で"バグデマグス"をアタック!」

 

"ブラスター・アロー" : パワー20000(10000+10000)

 

「それは通さない。"だんてがる"でガード!」

 

"激情の騎士バグデマグス" : パワー24000(9000+15000)

 

 

さすがに通さないか...だけど、ガードを使わせることができた。

決して無駄なアタックじゃない。

 

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

_□□□

□□■□■

V   : レーブンヘアードエイゼル

Rア1 : 激情の騎士バグデマグス

 

□■■

□■□

V   : ブラスター・レイピア

R右  : ブラスター・アロー

R中央 : ブラスター・ジャベリン

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「さすがアイチ君。君は僕が知る中でも1位2位を争うレベルの強者だ。だからこそ、僕も本気で相手しよう!」

 

「っ...!」

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。"救国の獅子グランドエイゼル・シザーズ"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!」

 

 

あのユニットは、リンクジョーカーとの戦いでユウトさんが使ったカード...!

 

 

「"神技の騎士ボーマン"をコール。スキルで手札を1枚捨て、"美技の騎士ガレス"を山札からコール。さらに"双聖獣ホワイトライオン"をコール。そして、"グランドエイゼル"のスキル発動!手札から"光輝の獅子プラチナエイゼル"をソウルに置き、"グランドエイゼル"以外のソウルの"エイゼル"の能力をすべて得る!」

 

「くっ...(タクトくんのソウルには、"ブロンドエイゼル"、"レーブンヘアードエイゼル"、"プラチナエイゼル"の3枚...CBは1枚しか使えないから、"レーブンヘアードエイゼル"と"プラチナエイゼル"のスキルはどちらかしか使えない...)」

 

「ふっ...僕はこの能力で得た"プラチナエイゼル"の能力を発動する。CB1、僕のドライブチェックは効果が変わる。さらにソウルにグレード3が2枚以上あるため、2回目以降のドライブチェックも効果が変わる。」

 

 

っ、そっちで来た...僕はさっきのドライブチェックで守護者を引いてる。

だから"レーブンヘアードエイゼル"の方で来ると思っていたけど...

 

 

「行くよ、アイチ君。"ホワイトライオン"のブースト、"グランドエイゼル"でヴァンガードにアタック!」

 

"救国の獅子グランドエイゼル・シザーズ" : パワー20000(12000+8000)

 

「(このアタックがヒットしたら、また手札に"エイゼル"が加わるかもしれない...)"閃光の盾イゾルデ"でガードします!手札を1枚捨てて、完全ガード!」

 

 

 

「アイチのやつ、"プラック・エンチャンター"といい、今捨てた"エクスカルペイト・ザ・ブラスター"といい、"ブラスター・ブレード"ありきのカードを入れたままなんだな...」

 

「"ブラスター・ブレード"を"沈黙の騎士ギャラティン"に入れ替えただけ...そんな状態で、タクトに勝てるのかよ...!」

 

 

 

「ふっ、ツインドライブ!山札から2枚見て、"奮然の騎士ルーラッハ"をトリガーゾーン、"神技の騎士ボーマン"をリアガードにコール。"神技の騎士ボーマン"は能力で登場した時、パワー+3000だ。」

 

"神技の騎士ボーマン"(R左) : パワー12000(9000+3000)

 

「2枚目。山札から2枚見て、"だんてがる"をトリガーゾーン、"風炎の獅子ワンダーエイゼル"をリアガードにコール。ゲット、フロントトリガー。前列にパワー+10000!」

 

"救国の獅子グランドエイゼル・シザーズ" : パワー30000(12000+8000+10000)

"神技の騎士ボーマン"(R左) : パワー22000(9000+3000+10000)

"激情の騎士バグデマグス" : パワー39000(9000+5000+5000*3+10000)

"神技の騎士ボーマン"(Rア2) : パワー24000(9000+5000+10000)

"風炎の獅子ワンダーエイゼル" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「"ワンダーエイゼル"でアタック!」

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"幸運の運び手エポナ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"ブラスター・レイピア" : パワー20000(10000+10000)

 

「ならばアクセルサークルの"ボーマン"でヴァンガードにアタック!」

 

"神技の騎士ボーマン"(Rア2) : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「"ブラスター・ダガー"でガード!」

 

"ブラスター・レイピア" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「"ガレス"のブースト、"ボーマン"でヴァンガードにアタック!」

 

"神技の騎士ボーマン"(R左) : パワー30000(9000+3000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ブラスター・アロー"。」

 

「どうやら防ぐ気はなさそうですね。"バグデマグス"でアタック!ソウルにグレード3が2枚以上あるため、縦列すべてにアタックする!」

 

"激情の騎士バグデマグス" : パワー39000(9000+5000+5000*3+10000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"ういんがる・ぶれいぶ"。そして、"ブラスター・ジャベリン"は退却。」

 

「これで追い詰めました。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:5枚、ソウル:5枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

_■■□

■■■□■■

V   : 救国の獅子グランドエイゼル・シザーズ

R左  : 神技の騎士ボーマン

R中央 : 双聖獣ホワイトライオン

R左下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 激情の騎士バグデマグス

Rア2 : 神技の騎士ボーマン

Rア3 : 風炎の獅子ワンダーエイゼル

 

□■■

□□□

V   : ブラスター・レイピア

R右  : ブラスター・アロー

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。僕のヴァンガードサークルとドロップゾーンに"ブラスター"を含むカードは3種類以上。よって、このカードは手札とヴァンガードサークルでグレード-1。ライド、"アークセイバー・ドラゴン"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"アークセイバー・ドラゴン" : パワー24000(14000+10000)

 

「そしてスキル発動!CB3、SB3を支払い、ダメージゾーンから"ブラスター・アロー"、ドロップゾーンから"ブラスター・ダガー"、山札から"ブラスター・ジャベリン"をコール!」

 

「ほう...これで実質、1枚ヒールしたというわけですか。」

 

「これで行きます!右の"ブラスター・アロー"で"バグデマグス"をアタック!」

 

"ブラスター・アロー"(R右) : パワー10000

 

「それを通すとでも!?"ワンダーエイゼル"でインターセプト!」

 

"激情の騎士バグデマグス" : パワー14000(9000+5000)

 

「だったら、"ジャベリン"のブースト、"アークセイバー"でヴァンガードにアタック!"ジャベリン"はスキルでパワー+2000!」

 

"アークセイバー・ドラゴン" : パワー34000(14000+10000+10000)

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"沈黙の騎士ギャラティン"。2枚目、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、左の"アロー"にパワー+10000!」

 

"ブラスター・アロー"(R左) : パワー20000(10000+10000)

 

「っ、ここでヒールトリガーですか...ダメージチェック、"双聖獣ホワイトライオン"。」

 

 

ここで残るアタックがヴァンガードにヒットしたら、タクトくんはダメージ5。

追い詰めることができるんだけど、コストを与えてしまうことになる。

ここでヴァンガード以外にアタックがヒットしたら、アタッカーを減らすだけじゃなく、コストを与えることが無くなるから、"グランドエイゼル"のスキルをフルで活用できない。

 

 

「(狙うならリアガード...!)"ダガー"のブースト、"アロー"で"バグデマグス"をアタック!」

 

"ブラスター・アロー"(R左) : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「無駄だ!"エリクサー・ソムリエ"でガード!」

 

"激情の騎士バグデマグス" : パワー29000(9000+20000)

 

「っ...ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:4枚、ソウル:5枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

 

_■■□

■■■□■□

V   : 救国の獅子グランドエイゼル・シザーズ

R左  : 神技の騎士ボーマン

R中央 : 双聖獣ホワイトライオン

R左下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 激情の騎士バグデマグス

Rア2 : 神技の騎士ボーマン

 

■■■

■■□

V   : アークセイバー・ドラゴン

R右  : ブラスター・アロー

R左  : ブラスター・アロー

R中央 : ブラスター・ジャベリン

R左下 : ブラスター・ダガー

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。("エイゼル"は引けなかったか。)」

 

「(手札に"エイゼル"があれば、"プラチナエイゼル"のスキルでも"レーブンヘアードエイゼル"のスキルでも、守るのが厳しい...)」

 

「..."グランドエイゼル"のスキル。CB1でドライブ+1。」

 

 

っ、そっちを使ったってことは、手札に"エイゼル"は無かったんだ。

でも、トリプルドライブになったことで、結局トリガーを引く確率は上がっている。

油断したら、すぐに負けてしまう...!

 

 

「行くぞ、アイチ君!君の覚悟を見せてみたまえ!"ホワイトライオン"のブースト、"グランドエイゼル"でヴァンガードにアタック!」

 

"救国の獅子グランドエイゼル・シザーズ" : パワー20000(12000+8000)

 

「"プラック・エンチャンター"、"世界樹の巫女エレイン"でガード!」

 

"アークセイバー・ドラゴン" : パワー44000(14000+10000+20000)

 

 

「トリガー三枚でヒットか、面白い。トリプルドライブ、1枚目、"フレイム・オブ・ビクトリー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"救国の獅子グランドエイゼル・シザーズ" : パワー30000(12000+8000+10000)、☆2

 

「2枚目、"フレイム・オブ・ビクトリー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"救国の獅子グランドエイゼル・シザーズ" : パワー40000(12000+8000+10000*2)、☆2

 

「っ...!」

 

「そして3枚目...っ、残念。"灼熱の獅子ブロンドエイゼル"。パワーが届かない。」

 

 

良かった...今のアタックがヒットしていたら、絶対に負けていた。

僕は負けるわけにはいかない。必ず"ブラスター・ブレード"を助け出して、伊吹さんを止めるんだ。

 

 

「"ボーマン"でアタック。」

 

"神技の騎士ボーマン"(Rア2) : パワー14000(9000+5000)

 

「"ブラスター・アロー"でインターセプト!」

 

"アークセイバー・ドラゴン" : パワー19000(14000+5000)

 

「なら、"ガレス"のブースト、"ボーマン"でアタック。」

 

"神技の騎士ボーマン"(R左) : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ブラスター・レイピア"。」

 

「"バグデマグス"でアタック。」

 

"激情の騎士バグデマグス" : パワー29000(9000+5000+5000*3)

 

「それもノーガードです。ダメージチェック、"ういんがる・ぶれいぶ"。」

 

「これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

タクト 手札:8枚、ソウル:5枚、ダメージ:4枚(裏:4)

 

_■■□

■■■□■□

V   : 救国の獅子グランドエイゼル・シザーズ

R左  : 神技の騎士ボーマン

R中央 : 双聖獣ホワイトライオン

R左下 : 美技の騎士ガレス

Rア1 : 激情の騎士バグデマグス

Rア2 : 神技の騎士ボーマン

 

■■□

■■□

V   : アークセイバー・ドラゴン

R左  : ブラスター・アロー

R中央 : ブラスター・ジャベリン

R左下 : ブラスター・ダガー

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「くっ...」

 

 

強い...想像以上の強さだ。

"ブラスター・ブレード"のいない僕に、勝ち目なんて....

 

 

 

『諦めるのですか、先導アイチ。』

 

「っ...!?(だ、誰...!?)」

 

『私はメサイア。ずっと、あなたに語り掛けていました。ようやく私の声が聞こえましたね。』

 

「(メサイア...それって...)」

 

『先導アイチ。あなたは様々な経験を通して、リンクジョーカーを受け入れるという寛容な心を手に入れました。』

 

「(それは...ユウトさんや櫂くんがいたから...僕を導いてくれた人たちがいたからで...)」

 

『その久導ユウトに危機が迫っています。』

 

「(えっ!?)」

 

 

ユウトさんに危機が...!?

やっぱり、行方不明になったのには何か理由がある...!

 

 

『彼は今、邪悪な者たちによってその身を利用されようとしています。私はそれを止めたい。ですが、まずはクレイを脅かすブラントの脅威を取り除かなければなりません。』

 

「(そうだ...僕は"ブラスター・ブレード"を取り戻し、伊吹さんを倒すんだ。)」

 

『そのための力を、私があなたに与えましょう。あなたならきっと大丈夫。さあ、私の力を使い、世界を救うのです。』

 

 

その瞬間、僕たちがファイトしていた場所の奥から何かが飛んでくる。

それは虹色に光っていて、まるでPSYクオリアの時に感じる波動を纏っているようだ。

 

 

「な、何が起こって...」

 

「....メサイア....僕に力を。」

 

「っ...!これは...メサイアが覚醒した...!?」

 

 

もう一度、伊吹さんと戦う。

そして、伊吹さんを倒し、伊吹さんを救い、世界を救う...!

 

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

櫂side

 

 

「っ...伊吹...」

 

「櫂、残るはお前だけだ。お前を倒せば俺がメサイアの正当な所有者となり、ヴァンガードを抹殺することができる...!」

 

「なぜだ、伊吹!なぜおまえはそこまでヴァンガードを憎む...!お前は俺たちにヴァンガードを教えてくれた...そんなお前がなぜ...!?」

 

 

伊吹は優しくて、ヴァンガードファイトが強くて、俺と三和に新しい世界を見せてくれた、かけがえのない大切な友達だった。

それは俺の中で、今も変わらない大切な思い出だ。

 

 

「ヴァンガードは俺から幸福を奪った...ヴァンガードが無ければ、俺はこんな思いをすることなどなかったのだ...!」

 

「っ...ヴァンガードが無ければ、俺たちが友達となることはなかった...俺はヴァンガードがあって、お前と友達になれたことを嬉しく思っている!お前は違うか!」

 

「黙れぇ!俺はヴァンガードを抹殺する!ヴァンガードという悪魔のゲームを消し去り、俺は幸福を取り戻すんだ...!」

 

「っ...伊吹...」

 

 

やるしかないのか...俺が伊吹を倒し、すべてを終わらせるしか...!

 

 

「くくく...俺がヴァンガードを教えた櫂を倒し、ヴァンガードを終わらせる。面白い巡り合わせだと思わないか、櫂...!」

 

「っ...!」

 

 

 

 

「そんなことはさせない!」

 

 

 

「っ、アイチ...!」

 

「先導アイチ...!なぜここに...!」

 

 

俺と伊吹が声のした方を見ると、アイチが立っていた。

後ろにはボロボロになったタクトと、ウルトラレア、三和と石田がいた。

 

 

「何の用だ、先導アイチ!お前はデリートしたはずだ。」

 

「..."ブラスター・ブレード"は生きています、ここに!」

 

 

そう言って、アイチは黒く塗りつぶされた"ブラスター・ブレード"を取り出す。

だが、それは徐々に光を取り戻し、カードは元通りとなっていく。

 

 

「ば、馬鹿な...デリートから復活しただと...!?」

 

「伊吹さん...僕はメサイアを覚醒させた。だからこんなことしても無駄です!」

 

「何ぃ...!?」

 

「伊吹さん...いや、"根絶者"!伊吹さんから離れろ!」

 

「っ、アイチ...!まさか伊吹は...!」

 

「そうだよ、櫂くん!伊吹さんは"根絶者"に憑りつかれている!だから、伊吹さんを救い出さなきゃいけないんだ!」

 

 

っ...伊吹は変わったんじゃない..."根絶者"によって、歪められているだけだ。

確かに、伊吹には俺たちと離れ離れになった後、何かあったのかもしれない。

ヴァンガードを捨ててしまうほどの何かが...だが、それを利用し、クレイを、地球を滅ぼさんとする"根絶者"...俺は絶対に許さん...!

 

 

「くそ....その目...気に食わないんだよ!先導アイチ、櫂トシキ...面倒だ、二人まとめて相手してやる!」

 

「いいだろう、伊吹!お前を倒し、お前を救ってみせる!」

 

「勝負だ、伊吹さん!」

 

 

 

「「「スタンドアップ」」」

「「THE」」

「「「ヴァンガード!」」」

 

 

 

.



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第百三十一話「救世の剣」

なかなか投稿できず申し訳ない。理由は色々あるが、エタりはしないので気長に待ってください。


アイチside

 

 

「"享受する根絶者ヰゴール"!」

 

「"スターダスト・トランぺッター"!」

 

「"リザードソルジャー コンロー"!」

 

 

「俺のターン、ドロー。"速攻する根絶者ガタリヲ"にライド。"ヰゴール"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 速攻する根絶者ガタリヲ

 

□■□__□■□

□□□__□□□

V   : スターダスト・トランぺッター

V   : リザードソルジャー コンロー

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

櫂 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕から行きます。ドロー。"ういんがる・ぶれいぶ"にライド。"トランぺッター"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。さらに"プラック・エンチャンター"をコール。"エンチャンター"のブースト、"ういんがる"でヴァンガードにアタック!」

 

"ういんがる・ぶれいぶ" : パワー15000(8000+7000)

 

「ふん、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"エクスカルペイト・ザ・ブラスター"。」

 

「ダメージチェック、"欺く根絶者ギヴン"。」

 

 

まずは1ダメージ...このファイト、9ダメージ受けた方が負けになる。

僕と櫂くんはダメージだけ共有する。コストを支払う時は気を付けないと。

 

 

「アタックがヒットしたので、"ういんがる"のスキル。山札から7枚見て、"ブラスター・ジャベリン"を手札に加えます。これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 速攻する根絶者ガタリヲ

 

□■□__□■□

□□□__□■□

V   : ういんがる・ぶれいぶ

R中央 : プラック・エンチャンター

V   : リザードソルジャー コンロー

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

櫂 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"速攻する根絶者ガタリヲ"、"招き入れる根絶者ファルヲン"をコール!行け、"ファルヲン"!ヴァンガードにアタック!」

 

"招き入れる根絶者ファルヲン" : パワー8000

 

「っ、クイックシールドを使います!」

 

"ういんがる・ぶれいぶ" : パワー13000(8000+5000)

 

「"ガタリヲ"、ヴァンガードにアタック!」

 

"速攻する根絶者ガタリヲ"(V) : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"進撃する根絶者メヰズ"!ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーはリアガードの"ガタリヲ"へ!」

 

"速攻する根絶者ガタリヲ"(V) : パワー8000、☆2

"速攻する根絶者ガタリヲ"(R右) : パワー18000(8000+10000)

 

「っ、ダメージチェック、"ういんがる・ぶれいぶ"、"ブラスター・レイピア"。」

 

「追撃せよ、"ガタリヲ"!スキルでパワー+4000!」

 

"速攻する根絶者ガタリヲ"(R右) : パワー22000(8000+10000+4000)

 

「くっ...ノーガード...ダメージチェック、"ういんがる・ぶれいぶ"...」

 

「ふん...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

■■■

V   : 速攻する根絶者ガタリヲ

R右  : 速攻する根絶者ガタリヲ

R左  : 招き入れる根絶者ファルヲン

 

□■□__□■□

□□□__□■□

V   : ういんがる・ぶれいぶ

R中央 : プラック・エンチャンター

V   : リザードソルジャー コンロー

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

櫂 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「ごめん、櫂くん...いきなり3ダメージも...」

 

「気にするな、アイチ。俺が巻き返す!」

 

 

さすが櫂くん...!

やっぱり凄く頼りになる!

 

 

「俺のターン、ドロー。"リザードソルジャー ラオピア"にライド。"コンロー"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。さらに"希望の火エルモ"を2枚コール!まずは"エルモ"で"ガタリヲ"にアタック!」

 

"希望の火エルモ"(R右) : パワー8000

 

「チッ...ノーガード。"ガタリヲ"は退却。」

 

「続けて、"エルモ"のブースト、"ラオピア"でヴァンガードにアタック!"エルモ"はスキルでパワー+3000!」

 

"リザードソルジャー ラオピア" : パワー19000(8000+11000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー。アイチのダメージ、"ブラスター・レイピア"を回復。そして、パワー+10000。」

 

"リザードソルジャー ラオピア" : パワー29000(8000+11000+10000)

 

 

「櫂くん...!」

 

「言っただろう、アイチ。俺が巻き返すと。」

 

「うん!」

 

「チッ...ダメージチェック、"拒絶する根絶者ヱビル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"速攻する根絶者ガタリヲ" : パワー18000(8000+10000)

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

■■□

V   : 速攻する根絶者ガタリヲ

R左  : 招き入れる根絶者ファルヲン

 

□■■__□■□

□■□__□■□

V   : ういんがる・ぶれいぶ

R中央 : プラック・エンチャンター

V   : リザードソルジャー ラオピア

R右  : 希望の火エルモ

R中央 : 希望の火エルモ

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"慢心する根絶者ギヲ"にライド!"慢心する根絶者ギヲ"、"悪運の根絶者ドロヲン"をコール!"ファルヲン"でヴァンガードにアタック!」

 

"招き入れる根絶者ファルヲン" : パワー8000

 

「クイックシールドを使用。」

 

"リザードソルジャー ラオピア" : パワー13000(8000+5000)

 

「"ギヲ"でヴァンガードにアタック!」

 

"慢心する根絶者ギヲ"(V) : パワー10000

 

「"ドラゴンモンク ゲンジョウ"でガード!」

 

"リザードソルジャー ラオピア" : パワー28000(8000+20000)

 

「ドライブチェック、"速攻する根絶者ガタリヲ"。」

 

 

よし、櫂くんはしっかりガードしてる。

手札は消耗しちゃってるけど、僕たちは二人で相手している分、手札を消費してもあまり厳しい状況にはならない。

それよりも気を付けるべきはダメージ。櫂くんはそれをわかっているんだ。

 

 

「チッ...ならば"ドロヲン"のブースト、"ギヲ"でヴァンガードにアタック!」

 

"慢心する根絶者ギヲ"(R右) : パワー18000(10000+8000)

 

「さすがにノーガードだ。ダメージチェック、"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□■

■■■

V   : 慢心する根絶者ギヲ

R右  : 慢心する根絶者ギヲ

R左  : 招き入れる根絶者ファルヲン

R右下 : 悪運の根絶者ドロヲン

 

□■■__□■□

□■□__□■□

V   : ういんがる・ぶれいぶ

R中央 : プラック・エンチャンター

V   : リザードソルジャー ラオピア

R右  : 希望の火エルモ

R中央 : 希望の火エルモ

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

櫂 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。」

 

 

っ、来てくれたんだね...復活した君の力で、伊吹さんを、根絶者を倒す!

 

 

「立ち上がれ、僕の分身!」

 

「っ...!」

 

「ライド、"ブラスター・ブレード"!スキル発動!CB1、SB1で"ギヲ"を退却!」

 

「くっ...!」

 

「"プラック・エンチャンター"のスキル。"ブラスター・ブレード"が登場した時、SC1できる。さらに"ブラスター・ダガー"、"ブラスター・アロー"をコール。"ブラスター・アロー"のスキル。手札を1枚捨て、山札から"アークセイバー・ドラゴン"を手札に加えます。」

 

 

これで僕のドロップゾーンの"ブラスター"は、"ブラスター・レイピア"、エクスカルペイト・ザ・ブラスター"の2枚。ヴァンガードの"ブラスター・ブレード"と合わせて3枚。次のターン、"アークセイバー"にライドできる。準備は整った。

 

 

「"プラック・エンチャンター"のブースト、"ブラスター・ブレード"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー17000(10000+7000)

 

「"責苛む根絶者ゴヲト"でガード!」

 

"慢心する根絶者ギヲ" : パワー30000(10000+20000)

 

「ドライブチェック、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"アロー"にパワー+10000!」

 

"ブラスター・アロー" : パワー20000(10000+10000)

 

 

「チッ...またヒールトリガーだと...!?」

 

「"ダガー"のブースト、"アロー"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・アロー" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"威圧する根絶者ヲクシズ"。」

 

「よし...これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□■

■■□

V   : 慢心する根絶者ギヲ

R左  : 招き入れる根絶者ファルヲン

R右下 : 悪運の根絶者ドロヲン

 

□■■__□■■

□■□__□■■

V   : ブラスター・ブレード

R右  : ブラスター・アロー

R中央 : プラック・エンチャンター

R右下 : ブラスター・ダガー

V   : リザードソルジャー ラオピア

R右  : 希望の火エルモ

R中央 : 希望の火エルモ

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

櫂 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

この調子で行けば、きっと勝てる。

櫂くんと一緒に戦っているんだ...負けるイメージが浮かんでこない...!

 

 

「チッ...俺のターン、スタンド&ドロー。"ファルヲン"を後列に移動。そして"呼応する根絶者アルバ"、"速攻する根絶者ガタリヲ"をコール!"ギヲ"でヴァンガードにアタックだ!」

 

"慢心する根絶者ギヲ" : パワー10000

 

「"ふろうがる"でガード!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー25000(10000+15000)

 

「くそ...!ドライブチェック、"進撃する根絶者メヰズ"!ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ガタリヲ"へ!」

 

"速攻する根絶者ガタリヲ" : パワー18000(8000+10000)、☆2

 

 

くっ...またクリティカルを...!

僕の手札にそこまでガードができるほどの余裕はない。

ダメージを増やさないためにも、クリティカルの上昇した"ガタリヲ"のアタックは防ぐ。

 

 

「"ドロヲン"のブースト、"アルバ"でヴァンガードにアタック!」

 

"呼応する根絶者アルバ" : パワー18000(10000+8000)

 

「ノーガードです。ダメージチェック、"ブラスター・レイピア"。」

 

「これも喰らえ!"ファルヲン"のブースト、"ガタリヲ"でアタック!」

 

"速攻する根絶者ガタリヲ" : パワー26000(8000+10000+8000)、☆2

 

「くっ..."世界樹の巫女エレイン"でガード!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー30000(10000+20000)

 

「チッ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■□■

■■■

V   : 慢心する根絶者ギヲ

R右  : 呼応する根絶者アルバ

R左  : 速攻する根絶者ガタリヲ

R右下 : 悪運の根絶者ドロヲン

R左下 : 招き入れる根絶者ファルヲン

 

□■■__□■■

□■□__□■■

V   : ブラスター・ブレード

R右  : ブラスター・アロー

R中央 : プラック・エンチャンター

R右下 : ブラスター・ダガー

V   : リザードソルジャー ラオピア

R右  : 希望の火エルモ

R中央 : 希望の火エルモ

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

櫂 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"ドラゴンフルアーマード・バスター"にライド。スキル発動。SB2、"アルバ"を退却する。その後、山札から7枚を見る...が、対象のカードは無い。そのまま戻してシャッフルする。」

 

 

"オーバーロード"は引けなかったか...

でも、"オーバーロード"は櫂くんの分身。きっともう手札にあるはず。

それになくても、次のターンに引くはず。

 

 

「右の"エルモ"を後列に移動し、"煉獄竜ワールウインド・ドラゴン"をコール。」

 

 

伊吹さんがグレード3にライドするまでの最後のターン...

グレード3にライドしたら、パワーが単純に高いし、ツインドライブで手札も増える。攻めるならここがチャンス...櫂くん...!

 

「...」

 

 

櫂くんは僕の視線に気付き、意図に気付いたのか頷いてくれた。

さすが櫂くん....!

 

 

「行くぞ、伊吹!"エルモ"のブースト、"ドラゴンフルアーマード・バスター"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+3000!」

 

"ドラゴンフルアーマード・バスター" : パワー21000(10000+11000)

 

「通すか!"進撃する根絶者メヰズ"2枚でガード!」

 

"慢心する根絶者ギヲ" : パワー40000(10000+15000*2)

 

 

守ってきた...!?

手札やリアガードを消費してまで守ってくるなんて...

 

 

「ドライブチェック、"希望の火エルモ"。ノートリガーだ。」

 

「くくく...アタックは通らない。残念だったな、櫂!」

 

「っ、まだだ!"エルモ"のブースト、"ワールウインド"でリアガードをアタック!"エルモ"はスキルでパワー+3000!」

 

"煉獄竜ワールウインド・ドラゴン" : パワー21000(10000+11000)

 

「リアガードだと!?...チッ...ノーガード。"ガタリヲ"は退却。」

 

「これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■□■

□■□

V   : 慢心する根絶者ギヲ

R右下 : 悪運の根絶者ドロヲン

R左下 : 招き入れる根絶者ファルヲン

 

□■■__□■■

□■■__□■■

V   : ブラスター・ブレード

R右  : ブラスター・アロー

R中央 : プラック・エンチャンター

R右下 : ブラスター・ダガー

V   : ドラゴンフルアーマード・バスター

R右  : 煉獄竜ワールウインド・ドラゴン

R中央 : 希望の火エルモ

R右下 : 希望の火エルモ

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

櫂 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「ここまではダメージ4vs3...勝負は互角と言ったところかしら...」

 

「だけど、2vs1で互角ってことは、ちょっと厳しいんじゃないの...?」

 

「ええ...でも、私たちには二人を信じることしかできない。」

 

 

 

 

「先導アイチ、櫂...貴様らを消去し、俺はすべてを消し去る!ヴァンガードの無い世界を作るために...!」

 

「そんなことしちゃだめだよ、伊吹さん!クレイが無くなれば、運命力で繋がっているこの地球もなくなってしまう!」

 

「ヴァンガードの存在する地球が消えるなら良い!俺はヴァンガードを消し去る!俺から幸福の日々を奪ったヴァンガードを、この手で抹殺するのだ!」

 

「伊吹...」

 

 

ダメだ...伊吹さんは完全に根絶者に操られている。

伊吹さんは恐らく、ユウトさんにヴァンガードを教えてもらった幸福を、櫂くんや三和さんと友達になれた幸福を消し去られているんだ。

やっぱり、根絶者を倒して、伊吹さんを解放するしかない...!

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー!ライド・THE・ヴァンガード!"威圧する根絶者ヲクシズ"!」

 

『ククク...』

 

 

っ、あれが伊吹さんを操っている根絶者...!

僕には"ヲクシズ"が伊吹さんに纏わりついているのが良く見える。

櫂くんも見えているのか、驚いた表情をしている。

 

 

「"ヲクシズ"のスキル!CB2、"ファルヲン"を退却。"ドラゴンフルアーマード・バスター"をデリート!」

 

「っ...!」

 

「櫂くん...!」

 

「大丈夫だ、アイチ!」

 

「"ファルヲン"のスキル発動!相手ヴァンガードがデリートされた時、ドロップゾーンからコールできる!さらに手札から"呼応する根絶者エルロ"をコール!ドロップゾーンの"アルバ"のスキル!"エルロ"が登場した時、SB1を支払うことでドロップゾーンからコール!バトルだ!"ヲクシズ"、ヴァンガードにアタック!スキルでパワー+10000、クリティカル+1!」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「くっ、ノーガード...」

 

「ツインドライブ、1枚目、"迅速な根絶者ギアリ"。2枚目、"責苛む根絶者ゴヲト"。ゲット、ヒールトリガー!回復はできないが、"エルロ"にパワー+10000!」

 

"呼応する根絶者エルロ" : パワー20000(10000+10000)

 

「ぐっ...ダメージチェック、"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート"、"封竜カルゼ"...っ...!」

 

「くくく..."ドロヲン"のブースト、"アルバ"でヴァンガードにアタック!"エルロ"がいるので、スキルでパワー+4000!」

 

"呼応する根絶者アルバ" : パワー22000(10000+4000+8000)

 

「(対のユニットがいることでパワーが上がった...!何が来るかわからないが、ガード値を考えるとここで守るしかない。)"希望の火エルモ"、"魔竜導師ラクシャ"でガード!」

 

"ドラゴンフルアーマード・バスター" : パワー25000(0+10000+15000)

 

「ならば"ファルヲン"のブースト、"エルロ"でアタック!」

 

"呼応する根絶者エルロ" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"リザードソルジャー ラオピア"。」

 

「くくく...アタックがヒットしたので、CB1を支払うことで"ワールウインド"を裏でバインド!」

 

「何っ!?」

 

「くくく...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

■□■

■■■

V   : 威圧する根絶者ヲクシズ

R右  : 呼応する根絶者アルバ

R左  : 呼応する根絶者エルロ

R右下 : 悪運の根絶者ドロヲン

R左下 : 招き入れる根絶者ファルヲン

 

□■□__□■■

□■■__□■■

V   : ブラスター・ブレード

R右  : ブラスター・アロー

R中央 : プラック・エンチャンター

R右下 : ブラスター・ダガー

V   : ドラゴンフルアーマード・バスター

R中央 : 希望の火エルモ

R右下 : 希望の火エルモ

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

櫂 手札:2枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:4)、バ:1

--------------------------------------------------

 

「すまない、アイチ...ここまで追い詰められた...」

 

「ううん、大丈夫。今度は僕が何とか持ち直す!」

 

 

櫂くんが僕と一緒に戦ってくれている。

これほど嬉しいことはないし、すごく心強い。

だからこそ、僕は櫂くんの気持ちに精一杯応える!

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。ライド、"アークセイバー・ドラゴン"。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"アークセイバー・ドラゴン" : パワー24000(14000+10000)

 

「"アークセイバー・ドラゴン"のスキル発動!櫂くんのダメージ、使わせてもらうよ!」

 

「ああ、行けアイチ!」

 

「CB3、SB3を支払うことで、山札、ドロップ、ソウル、ダメージから3枚まで、それぞれ1枚ずつ"ブラスター"をコールできる。山札から"ブラスター・ジャベリン"、ドロップから"ブラスター・ブレード"、ダメージから"ブラスター・レイピア"をコール!"アロー"は上書きされたため、退却します。」

 

「ふん...どんなにコールしても所詮は烏合の衆...俺の力に消去される運命だ!」

 

「そんなことありません!ロイヤルパラディンの仲間は、僕の想いに応えてくれる。"ダガー"のブースト、"レイピア"でヴァンガードにアタック!スキルで山札の上から1枚を確認...これはそのまま上に戻します。」

 

"ブラスター・レイピア" : パワー18000(10000+8000)

 

「ふん、ノーガード。ダメージチェック、"拒絶する根絶者ヱビル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー23000(13000+10000)

 

 

ここでドロートリガー...なんて引きだ...

でも、ここで挫けていては勝てない!何度だって立ち上がるんだ!

 

 

「"プラック・エンチャンター"のブースト、"アークセイバー"でヴァンガードにアタック!」

 

"アークセイバー・ドラゴン" : パワー31000(14000+10000+7000)

 

「"責苛む根絶者ゴヲト"でガード!」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー43000(13000+10000+20000)

 

「さらに"エルロ"、"アルバ"でインターセプト!」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー53000(13000+10000+20000+5000*2)

 

「ツインドライブ、1枚目、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ブラスター・ブレード"にパワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"世界樹の巫女エレイン"。」

 

「何...!?ダブルヒールトリガーだと!?」

 

「ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ブラスター・ブレード"にパワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「"ジャベリン"のブースト、"ブラスター・ブレード"でヴァンガードにアタック!"ジャベリン"はスキルでパワー+2000!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー40000(10000+10000*2+10000)

 

「くっ..."ブラスター・ブレード"....忌々しい...!その攻撃だけは絶対に通さん!"拒絶する根絶者ヱビル"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

 

最後は防がれたけど、ダブルヒールのおかげでダメージは3vs4。

何とか逆転することができた。この調子で行けば、きっと勝てる...!

 

 

「ターンエンドです!」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

 

■□■

□■□

V   : 威圧する根絶者ヲクシズ

R右下 : 悪運の根絶者ドロヲン

R左下 : 招き入れる根絶者ファルヲン

 

□■□__■■■

□■■__■■■

V   : アークセイバー・ドラゴン

R右  : ブラスター・レイピア

R左  : ブラスター・ブレード

R中央 : プラック・エンチャンター

R右下 : ブラスター・ダガー

R左下 : ブラスター・ジャベリン

V   : ドラゴンフルアーマード・バスター

R中央 : 希望の火エルモ

R右下 : 希望の火エルモ

 

アイチ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

櫂 手札:2枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)、バ:1

--------------------------------------------------

 

「くっ...ここまでやるとは...だが、貴様たちを消去し、ヴァンガードを消去する...それが俺の願い...!」

 

「違う...!伊吹さんは根絶者に操られているだけです!目を覚ましてください!」

 

「黙れ!俺はヴァンガードをデリートする!俺のターン、スタンド&ドロー!"呼応する根絶者アルバ"をコール!"アルバ"が登場した時、ドロップの"エルロ"のスキル!CB1でドロップからコールする!」

 

 

また、対となるユニットをコールすることでリアガードにコールした。

でも、僕のヴァンガードのパワーは14000。デリートするコストが無いから、このパワーは保持されたままだ。守りやすい。

 

 

「"層累の根絶者ジャルヱル"をコール!すべて消えろぉぉ!"ジャルヱル"のブースト、"ヲクシズ"でヴァンガードにアタック!」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー21000(13000+8000)

 

「"ブラスター・ジャベリン"、"世界樹の巫女エレイン"でガードします!」

 

"アークセイバー・ドラゴン" : パワー44000(14000+10000+20000)

 

「くっ...!まだだ!ツインドライブ、1枚目、"責苛む根絶者ゴヲト"。ゲット、ヒールトリガー!1枚回復し、"エルロ"にパワー+10000!」

 

"呼応する根絶者エルロ" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"責苛む根絶者ゴヲト"。ゲット、ヒールトリガー!」

 

「「なっ!?」」

 

 

今度は伊吹さんがダブルヒール!?

あれだけ苦労して、僕と櫂くんがダメージを与えたのに、またダメージが逆転してしまった...!

 

 

「1枚回復し、"アルバ"にパワー+10000!」

 

"呼応する根絶者アルバ" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ファルヲン"のブースト、"エルロ"でヴァンガードにアタック!」

 

"呼応する根絶者エルロ" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

 

これ以上、ダメージ差を開かせるのはマズイ...!

 

 

「"ふろうがる"でガード!」

 

"アークセイバー・ドラゴン" : パワー29000(14000+15000)

 

「ならばこれでどうだ!"ドロヲン"のブースト、"アルバ"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+4000!」

 

"呼応する根絶者アルバ" : パワー32000(10000+10000+4000+8000)

 

「くっ、ノーガード...ダメージチェック、"幸運の運び手エポナ"...」

 

「ふん...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(裏:2)

 

■■■

■■■

V   : 威圧する根絶者ヲクシズ

R右  : 呼応する根絶者アルバ

R左  : 呼応する根絶者エルロ

R中央 : 層累の根絶者ジャルヱル

R右下 : 悪運の根絶者ドロヲン

R左下 : 招き入れる根絶者ファルヲン

 

□■□__■■■

□■■__■■■

V   : アークセイバー・ドラゴン

R右  : ブラスター・レイピア

R左  : ブラスター・ブレード

R中央 : プラック・エンチャンター

R右下 : ブラスター・ダガー

R左下 : ブラスター・ジャベリン

V   : ドラゴンフルアーマード・バスター

R中央 : 希望の火エルモ

R右下 : 希望の火エルモ

 

アイチ 手札:3枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)

櫂 手札:2枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)、バ:1

--------------------------------------------------

 

「アイチ、俺に任せろ。」

 

「櫂くん...」

 

「次のお前のターンに繋げる、必ず。俺のターン、スタンド&ドロー。見せてやろう、伊吹!これが俺の本当の姿だ!ライド・THE・ヴァンガード!"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート"!」

 

 

来た....!櫂くんの切り札、櫂くんの分身...!

この力なら、きっと...!

 

 

「それがお前の今の分身か、櫂...!」

 

「ああ。この力でお前を倒す!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらに"封竜カルゼ"をコール。スキルでSB1、手札を1枚捨てることで"アルバ"を退却!そして、お前はグレード2をコールできるが、お前の手札にグレード2が無いことはわかっている。」

 

「っ...」

 

「よって、俺は2枚ドローする。さらに"エルモ"2枚のスキル発動。退却し、1枚ドロー、CC1。そして"オーバーロード"のスキル。ドロップから4枚を戻し、"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム"をコール!双闘!」

 

 

よし、これで"オーバーロード"は真の力を発揮できる!

伊吹さんの手札はたった3枚。もしかしたらこのターンで決められるかもしれない!

 

 

「"煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート"をコール!行くぞ、伊吹!"ネオフレイム"でリアガードをアタック!」

 

"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー10000

 

「チッ...ノーガード。"エルロ"は退却。」

 

「"オーバーロード"でヴァンガードにアタック!"ネオフレイム"のスキルで元々のクリティカルが2になる!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「ふん...ノーガード。」

 

 

伊吹さんのダメージはまだ2ダメージ。

クリティカルが2になっていたとしても、まだガードする必要はないんだ。

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"ドラゴンフルアーマード・バスター"。2枚目、"希望の火エルモ"。」

 

「ダメージチェック、"悪運の根絶者ドロヲン"、"拒絶する根絶者ヱビル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー23000(13000+10000)

 

「"オーバーロード"のスキル!CB2、手札を1枚捨て、"オーバーロード"と"ネオフレイム"をスタンド!相手ヴァンガードのグレードが3以上なので、パワー+10000!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「さらに"ネオフレイム"のスキルも発動する!パワー+5000、1枚引き、CC1!」

 

"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー15000(10000+5000)

 

「"オーバーロード"でヴァンガードにアタック!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

 

「くくく..."メヰズ"と"ゴヲト"でガード!」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー58000(13000+10000+15000+20000)

 

 

っ、これでトリガーを2枚引いても通らない...!

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"希望の火エルモ"。2枚目、"リザードソルジャー ラオピア"...くっ...!」

 

 

そんな...あの櫂くんが4枚もトリガーチェックして、トリガーを1枚も引けないなんて...!

 

 

「"カルゼ"のブースト、"ネオフレイム"でヴァンガードにアタック!」

 

"煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム" : パワー23000(10000+5000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"悪運の根絶者ドロヲン"。」

 

「くっ...残るアタックは通らない...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

■■■

□■□

V   : 威圧する根絶者ヲクシズ

R中央 : 層累の根絶者ジャルヱル

R右下 : 悪運の根絶者ドロヲン

R左下 : 招き入れる根絶者ファルヲン

 

■■■__■■■

■□□__■■■

V   : アークセイバー・ドラゴン

R右  : ブラスター・レイピア

R左  : ブラスター・ブレード

R中央 : プラック・エンチャンター

R右下 : ブラスター・ダガー

R左下 : ブラスター・ジャベリン

V   : 煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート

R右  : 煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート

R左  : 煉獄竜ドラゴニック・ネオフレイム

R左下 : 封竜カルゼ

 

アイチ 手札:3枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)

櫂 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)、バ:1

--------------------------------------------------

 

 

ゴゴゴゴゴゴ!

 

 

「っ...!」

 

 

地面が割れていく...!

それにブラントがあんなに大きく!

 

 

「くくく...滅びの時は近い。ようやくだ...ようやく消え去る。ヴァンガードという呪いが、悪魔のゲームが...!」

 

「伊吹さん...!」

 

「俺のターン、スタンド&ドロー!櫂、お前の分身も消し去ってやる!」

 

「っ...!」

 

「"ヲクシズ"のスキル!CB2、"ファルヲン"を退却!ヴァンガードをデリートする!」

 

 

くっ...なんて波動だ...!

僕に影響はないはずなのに、僕の方にまで...!

ブラントが近付いて、根絶者の力が強くなっているんだ!

 

 

「絆なんてものは俺が断ち切ってやる!"ドロヲン"のスキル!ソウルに置き、"ネオフレイム"を裏でバインド!」

 

「くっ、"ネオフレイム"...!」

 

「さらに"ファルヲン"はスキルで復活!"欺く根絶者ギヴン"、"層累の根絶者ジャルヱル"をコール!これで終わりだ、櫂!"ジャルヱル"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+2000!」

 

"層累の根絶者ジャルヱル"(R右) : パワー10000(8000+2000)

 

「"魔竜導師ラクシャ"でガード!」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー15000(0+15000)

 

「ならば"ジャルヱル"のブースト、"ヲクシズ"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+10000、クリティカル+1!」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー31000(13000+10000+8000)、☆2

 

「くっ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"進撃する根絶者メヰズ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー41000(13000+10000+8000+10000)、☆3

 

「2枚目、"蹂躙する根絶者ヲルグ"。ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「「なっ!?」」

 

「効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー51000(13000+10000+8000+10000*2)、☆4

 

 

「ぐっ、ぐああああああああああああ!」

 

「櫂くん....!」

 

 

"ヲクシズ"の攻撃に、櫂くんが膝をついてしまった。

そして、僕たちのダメージゾーンに4枚のカードが置かれる。

トリガーは出ていない....!

 

 

 

「残り1ダメージ...これで貴様らをデリートしてやる!"ファルヲン"のブースト、"ギヴン"でヴァンガードにアタック!」

 

"欺く根絶者ギヴン" : パワー17000(9000+8000)

 

「くっ...."ラオピア"、"エルモ"でガード....」

 

"煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート" : パワー20000(0+10000*2)

 

 

櫂くんが力を振り絞り、すべての攻撃を防ぎ切った。

だけど、"ギヴン"のスキルが残っている...!

 

 

「"ギヴン"のスキル発動!"ジャルヱル"2枚をそれぞれ3枚分のコストとし退却!ヴァンガードをスタンドし、ドライブ-1!これで本当に終わりだ、櫂!"ヲクシズ"でヴァンガードにアタック!」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー43000(13000+10000+10000*2)、☆4

 

 

このアタックが通ったら、僕たちは負けてしまう...櫂くん....!

 

 

「...ふっ、アイチ...後は任せた。"ワイバーンガード バリィ"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「何っ!?」

 

 

ドサッ

 

 

「櫂くん...!」

 

 

櫂くんはガードをした後、もう一度膝をついてしまう。

もう立つこともできないくらい、ダメージを食らっているんだ...!

 

 

「くっ...ドライブチェック、"蹂躙する根絶者ヲルグ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー53000(13000+10000+10000*3)、☆5

 

 

またクリティカルを....だけど、このアタックは通らない。

そして、伊吹さんにもうアタックできるユニットはいない!

 

 

「くそ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

伊吹 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:1、裏:4)

 

■□□

■■□

V   : 威圧する根絶者ヲクシズ

R左  : 欺く根絶者ギヴン

R左下 : 招き入れる根絶者ファルヲン

 

□■■__■■■

■□□__■■■

V   : アークセイバー・ドラゴン

R右  : ブラスター・レイピア

R左  : ブラスター・ブレード

R中央 : プラック・エンチャンター

R右下 : ブラスター・ダガー

R左下 : ブラスター・ジャベリン

V   : 煉獄皇竜ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート

R右  : 煉獄竜ボーテックス・ドラゴニュート

R左下 : 封竜カルゼ

 

アイチ 手札:3枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)

櫂 手札:2枚、ソウル:0枚、ダメージ:7枚(表:6、裏:1)、バ:2

--------------------------------------------------

 

「防いだようだが、貴様らの命は風前の灯火!お前たちがどれだけ足掻こうが、もう滅びはすぐそこだ!」

 

「させない...」

 

「何...?」

 

「櫂くんが僕に後を託してくれた。だから僕は伊吹さん、あなたを救う!」

 

「俺を、救うだと...!?ふざけるな!だったらさっさとサレンダーしろ!ヴァンガードを消去すること、それが俺の望み!俺を救うことになるのだ!」

 

「違う!伊吹さんはヴァンガードを憎んでいるんじゃない!愛している!だからこそ、あなたはヴァンガードを捨てきれなかった!」

 

「ぐっ...そ、それは....」

 

「ヴァンガードは伊吹さん...あなたとユウトさん、それに櫂くんや三和さんを出会わせてくれた。伊吹さんに光を与えてくれた。だからこそ、伊吹さんはヴァンガードを愛しているんだ!」

 

 

伊吹さんにとって、ヴァンガードはユウトさんたちとのつながり。

僕にはよくわかる。いじめられていた僕に"ブラスター・ブレード"をくれた櫂くんがいたように、伊吹さんにはユウトさんがいた。

 

僕に櫂くんという先導者がいたように、伊吹さんにはユウトさんという先導者がいた。先導者がいたから、僕たち立ち上がることができた。

 

 

「黙れえええええええええ!俺はすべてを消去する!ヴァンガードを、惑星クレイを、この地球を!」

 

「そんなことはさせない!僕が、ヴァンガードを、クレイを、地球を守る!」

 

 

僕に力を貸して!"メサイア"!

 

 

『さあ、ともに戦いましょう。クレイを、地球を守るために。私が授けた力で戦うのです...先導アイチ、"ブラスター・ブレード"。』

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー!混沌の闇を迷う蒼き魂に、大いなる真理の光を!そして、永久の調和を!立ち上がれ、僕の分身!ライド、"メサイアニック・ロード・ブラスター"!」

 

「"メサイアニック・ロード・ブラスター"...だと...!?」

 

 

 

 

「あれが....アイチ君の覚醒させた"メサイア"...アイチ君だけの、クレイを、地球を守る救世の剣...」

 

「すげえ...なんか、心を洗われるっていうか...」

 

「ああ...何だか、心地よい光だぜ...」

 

 

 

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"メサイアニック・ロード・ブラスター" : パワー33000(13000+10000*2)

 

「ふ、ふん...."メサイア"を覚醒させていたのは本当のようだが、たかがパワー33000で俺に勝てると思うなよ!」

 

「...このユニットの真の力は、仲間によって引き出されます。」

 

「何...?」

 

「僕は手札から"ブラスター・アロー"を中央後列にコール。上書きされた"プラック・エンチャンター"は退却します。」

 

「ふっ...フハハハハハ!グレード2を後列にコール?貴様は初心者か!わざわざブーストを持たず、能力でブーストを得ることもないユニットを後列にコールし、パワーを減らすなど...」

 

「いいえ。これで僕の場に、"ブラスター"を含むユニットは6種類!よって、"メサイアニック・ロード・ブラスター"は仲間の想いを受け継ぎ、真の力を発揮する!」

 

"メサイアニック・ロード・ブラスター" : パワー79000(13000+10000*2+10000*3+8000*2)、☆6

 

「なっ、なんだと!?パワー79000、クリティカル6だと!?一体何が....!?」

 

「"メサイアニック・ロード・ブラスター"は僕のターン中、僕の場に"ブラスター"を含むユニットが6種類なら、リアガードのユニットの元々のパワーとクリティカルを得ます!」

 

「な、なんだと....」

 

「これで終わりだ、根絶者!お前の穢れた野望を打ち砕く!"メサイアニック・ロード・ブラスター"でヴァンガードにアタック!」

 

"メサイアニック・ロード・ブラスター" : パワー79000(13000+10000*2+10000*3+8000+2)、☆6

 

「させるかああああああああああ!"メヰズ"、"ゴヲト"、"ヲルグ"2枚でガード!"ギヴン"でインターセプト!」

 

"威圧する根絶者ヲクシズ" : パワー83000(13000+5000+15000*3+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"騎士王アルフレッド"。2枚目、"幸運の運び手エポナ"。ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「っ...!」

 

「効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"メサイアニック・ロード・ブラスター" : パワー89000(13000+10000*2+10000*3+8000*2+10000)、☆7

 

 

"メサイアニック・ロード・ブラスター"が放つ光が、根絶者を、伊吹さんをも飲み込んでいく。そして、伊吹さんに憑りつく根絶者を滅していく。

 

 

 

『伊吹....僕に話しかけてくれてありがとう。』

 

『ううん!僕も勇気を出して声をかけて良かった。ヴァンガード、こんなに楽しいんだね!今度は本気でファイトしてよ!』

 

『...うん。もう一回ファイトだ!』

 

 

「ユウト...」

 

 

『くそ~!もう一回ファイトだ、伊吹!』

 

『今度は俺ともやろうぜ、伊吹!』

 

『うん!櫂くん、三和くん、ありがとう!』

 

 

「櫂...三和...」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

メサイアの光が僕たちを包み込み、気付くとあれだけ荒れていたこの場所も元通りとなり、空からブラントが消え、青い空がどこまでも広がっていた。

 

 

「"ヲクシズ"...俺から記憶を消したな...ユウトや櫂、三和との幸福な時間を...!」

 

『フン...ワレヲドウスル。』

 

「デリートする。」

 

 

そう言って、伊吹さんは"ヲクシズ"のカードを谷底へと放り出した。

"ヲクシズ"のカードはひらひらと舞い、その内見えなくなった。

 

 

「すまなかった、先導アイチ、櫂。」

 

「いえ...」

 

「...伊吹。今度は正々堂々、1対1のファイトをしよう。」

 

「櫂.......ああ。もう一度...」

 

 

そう言う伊吹さんの目には、涙が溜まっていた。

ずっと一人だったんだ。僕と同じで。

 

でも、もう一度出会えた。

伊吹さんのヴァンガードは、これからまた始まる。

 

 

「...伊吹さん、このカードをあなたに。」

 

「これは...メサイアのカード....」

 

「あなたに持っていてほしいんです。だから...」

 

「...ああ。」

 

 

伊吹さんがメサイアのカードを受け取る。

すると、メサイアのカードは"メサイアニック・ロード・ブラスター"から姿を変える。

 

 

「ええ!?な、何でグレード0に!?」

 

「ふっ...グレード0、悪くない。俺の新たなヴァンガードが、ここから始まるんだからな...」

 

「伊吹...」

 

「グレード0、"ネオンメサイア"か。....じゃあな、お前たち。俺は俺にできることを探す。...それと、ユウトに会ったら伝えておいてくれ。いずれもう一度お前に会いに行く。その時はちゃんとファイトしよう...とな。」

 

「伊吹さん...はい、必ず伝えます。」

 

 

 

こうして、僕たちのクレイと地球の命運をかけた戦いは幕を閉じた。

すべては元通りになった。でも、一つだけ変わってしまったことがある。

 

 

 

ユウトさんが戻らない。

ユウトさんだけが、いつまで経っても消えてしまったまま、僕たちはいつもの日常へと戻っていったんだ。

 

 

 

 

.



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第百三十二話「終わりの始まり」

カムイside

 

 

 

メサイアスクランブルからしばらく経ったある日。

あれから俺の知り合いはみんな、久導ユウトが消えたことに色々思うことがあったのか元気がなくなっていた。

 

俺も正直、あの人には世話になったし、ちょっと心配になってる。

そして、今日は気分を変えるために久しぶりに男前に行こうとしてる。

 

 

「カムイさん、今日は男前に行くんですか?」

 

「俺たちも一緒に行くっす。」

 

「レイジ、エイジ...おう。」

 

 

そうして歩いていると、何だか違和感を感じた。

休日の昼間だって言うのに、俺たち以外に道に人がいない。

 

 

「何だか、人が全然いないような...」

 

「それは俺様がお前たちを俺の空間に誘い込んだからだ。」

 

「っ、誰だ!」

 

「くくく...俺様はブラドブラック。葛木カムイ。お前にはギーゼ復活のための礎となってもらおうか!」

 

「何が何だかわからねえが、ファイトなら望むところだぜ!」

 

 

「「スタンドアップ」」

「Z」

「「ヴァンガード!」」

 

 

.....

....

...

..

.

 

ミサキside

 

 

「ハァ...」

 

 

あのメサイアスクランブルから、アイチや櫂の元気がない。

うちのショップのトップとも言える二人に元気がないせいか、何だかショップ全体が暗いような気がする。

 

かくいうあたしも、アサカやコーリンたちから久導ユウトのことを聞いているから、正直元気が出ない。あたしは別に久導ユウトと仲が良いわけではないけど、友達が恋をしている人がいなくなれば、多少は気にする。

 

 

「ミサキ、またため息。」

 

「あっ、ごめん、シンさん...」

 

「いえ...私も気になっていますから...ユウト君、無事だといいんですけどね。」

 

 

ウィーン

 

 

「あ、いらっしゃい。」

 

 

シンさんと話していると、今日は一人も来ていなかったうちの店にお客さんが来た。

始めて見る子で、結構小さい子ね。一人で来たのかしら。

 

 

「そなたが戸倉ミサキか。」

 

「えっ?」

 

「童はグレドーラ。ギーゼの使徒のひとり。」

 

「ギーゼの使徒...?」

 

 

何なのこの子...何かの芝居でもしているのかしら...

でも、何でこの子、あたしの名前を知っているの。

 

 

「久導ユウトのことを知りたいか?」

 

「っ、あいつのこと、何か知ってるの!?」

 

「ふっ、食いついたようじゃな。知っている。何もかもな。」

 

「だったら、教えてもらおうかしら。あたしの友達が、あいつのことを探しているの。」

 

「ならば童とファイトすることじゃ。....ここではちと狭い。別の場所に移動して、ファイトじゃ。」

 

「っ、シンさん、あたしちょっと行ってくる!」

 

「あっ、ちょっと!ミサキ!」

 

 

アサカやコーリンのために、この子からあいつのことを聞きだす。

いつまでも二人には暗い顔をしてほしくない!

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

シンside

 

 

「ミサキ...無事だといいんですが...」

 

「まず無事では済まないでしょうね。」

 

「っ、誰です!?」

 

 

ミサキが飛び出していき、私も追いかけようと考えていたところ、誰もいなかったはずの店内から声が聞こえてきた。この声、どこかで聞いたことが...

 

 

「っ、タツヤ...!?」

 

「この体の本来の持ち主のことを知っているようですね。」

 

「た、タツヤ...一体何を言って...」

 

「私の名はマルクトメレク。惑星クレイからよりこの体に憑依...ディフライドしている存在です。」

 

「ディフライド...!?」

 

 

いったい何を言って...タツヤはあれから、信頼できる研究者に出会い、その人の元でクレイについて研究していると手紙をくれた。幸せに暮らしていると言っていたのに...

 

 

「あなたはギーゼ復活のための礎に選ばれました。世界を救うために、私はギーゼを復活させ、世界を破壊する。」

 

「何を言っている!タツヤの体を使って、そんなことはさせない!」

 

「では、私を止めてみることです。...それができるのであれば、ね。」

 

「いいでしょう...つい最近、私も新しくデッキを作るくらいにはファイトに復帰してきています。あなたに私の本気を見せ、タツヤを取り戻してみせる!」

 

 

 

「「スタンドアップ」」

「Z」

「「ヴァンガード!」」

 

 

.....

....

...

..

.

 

ナオキside

 

 

「ったく...アイチも番長もコーリンもだらしねえぜ。」

 

 

最近、久導ユウトがいなくなったとかで、アイチたちの元気がねえ。

シンゴはあんまり変わってなかったけど、久導ユウトが行方不明って聞いてヴァンガード界にとって大きな損失だって騒いでた。

 

 

最近はそのせいもあって、ヴァンガード部の空気も重い。

特にコーリンは授業中も重い空気を出しているせいか、クラスのやつまで居心地悪そうにしてやがる。普段は話しかけてこない俺にまで、アイチやコーリンを心配して話を聞きに来る奴もいるくらいだ。

 

 

「チッ...何だかもやもやするぜ...あいつがすげえ奴で、良い奴なのは知ってるけどよ...」

 

 

ドンッ

 

 

「っ、す、すまねえ...よく見てなかった...」

 

 

そんなこと考えながら歩いていたら、誰かとぶつかっちまった。

相手を見ると、モデルでもやってるのかってくらい長身で美人の女だった。

やべえな...変に怪我でもさせてたら。

 

 

「構わない。私がここに突っ立っていただけだからね。」

 

「な、ならいいけどよ...」

 

「それに、私は君に用があるんだよ。石田ナオキ君。」

 

「っ、何で俺の名前を...」

 

「私はヌラ・ヒョウガ。ギーゼの使徒のひとり。」

 

 

こいつ、何者だ...!?

まさか、またリンクジョーカーとかデリーターみたいなやつらが攻めてきたってことか!?

 

 

「君はギーゼ復活のための礎となる。さあ、私とファイトしましょう。」

 

「っ、望むところだぜ。ヴァンガードファイターたるもの、ファイトを挑まれたなら全力で相手するもんだぜ!」

 

「ふふふ...面白い男だ。楽しいファイトにしよう。私の百鬼夜行に相応しい相手であることを祈っているよ。」

 

 

「「スタンドアップ」」

「Z」

「「ヴァンガード!」」

 

 

.....

....

...

..

.

 

ジリアンside

 

 

 

「ジリアン、元気出しなよ~...」

 

「ごめん、シャーリーン...」

 

 

あたしは最近、蒼龍の民の島にある石碑の前で、ユウトの無事をずっと祈ってる。

ユウトが見つからず、ずっと行方不明のまま...好きな人が行方不明になって、日に日に何もする気になれなくなっていた。

 

 

「彼の行方はレオン様も探ってくれてるし、きっと見つかるよ~...」

 

「...でも、そう言ってもう何日も経ってる...もし、もしユウトが今も助けを求めていたら!?あたしは...そんなの耐えられない...救いを求めるユウトを助けられないなんて...そんなの嫌...」

 

 

ユウトのことは、アサカに任せたけど...それでも好きなことに変わりない。

それに、あたしでもこんな状態なのだから、アサカはきっと...

大切な友達のことを想うと、さらに辛くなってくる。

 

 

「ふん...そんなに久導ユウトが心配か。」

 

「っ、誰!?」

 

 

今この島には、あたしとシャーリーンしかいないはず...!

レオン様じゃない....誰なの!?

 

 

「俺はヴァレオス。アクアフォースの元帥にして、ギーゼ様の使徒のひとり。」

 

「アクアフォースの元帥ですって...?」

 

「なんなのあの人...ジリアン、あの人おかしいよ。」

 

「くくく...久導ユウトはギーゼ様の器となった。もう、貴様たちの知る久導ユウトはいなくなった。」

 

「なんですって!?」

 

 

ユウトがいない...?

そんなことありえない...!ユウトがギーゼとかいうやつの器になった?

そんなの、信じるもんですか!

 

 

「くくく...だが、ギーゼ様の復活も完全ではない。貴様はギーゼ様復活のための礎となる。さあ、俺とファイトしろ。」

 

「っ...意味わかんない...けど、ユウトのことを知っているって言うなら、あんたを倒して洗いざらい吐いてもらうわ!」

 

「ジリアン...頑張れ!」

 

 

「「スタンドアップ」」

「Z」

「「ヴァンガード!」」

 

 

.....

....

...

..

.

 

テツside

 

 

「ふぅ...」

 

 

俺は今、フーファイター本部の屋上で一息ついていた。

ユウトが行方不明となり、レンやアサカは使い物にならないくらい落ち込んでいる。

アサカはわかるが、レンまであそこまで落ち込むとは思っていなかった。

 

 

「いや...俺もそうか...」

 

 

俺も、普段はしないようなミスを連発し、部下から心配されてしまった。

結局、少し休憩してくると言って、部下に仕事を押し付けてしまった。

 

 

「高校を卒業し、少しは大人になったものと思っていたが...友が一人いなくなっただけでこの調子ではな...」

 

 

だが、俺にとってもユウトは大切な存在。レン、櫂と並ぶ俺の数少ない真の友。

部下に対して示しがつかないと気丈にふるまっていたつもりだったが、無理をしていたようだな...

 

 

「こんなところにいたんですね、新城テツ...」

 

「っ、誰だ!」

 

 

屋上にはロックをかけていたはず...俺とレン、ユウトくらいしか入れないはずだ。

だというのに、いったい誰が侵入してきた...!

 

 

「私はガスティール。ギーゼ様の忠実なるしもべ。」

 

「何を言っている...!」

 

「ふふふ...今日はとても素晴らしい日となるでしょう。我々の悲願...ギーゼ様の復活する日となるのです。...久導ユウトを器としてね!」

 

「何っ!?」

 

 

ユウトを器とする...!?こいつ、いったい何を言っている!

ユウトについて、何か知っているのか!?

 

 

「くくく...戸惑いを感じますねえ。では少しだけ教えてあげましょう。我々は長年、ギーゼ様を復活させるために活動してきました。そして、私はクレイから観測しました。大きなイメージ力、そして、クレイと繋がることができるほどの力を持つ存在が、地球に生まれ落ちたのを。」

 

「クレイと繋がる..だと...?」

 

「そう、久導ユウトが生まれたのです。私はすぐに行動に移りました。クレイの同士を集め、地球へと向かう準備を整えた。ですが、久導ユウトは生まれたばかりの赤子。さすがにギーゼ様の器とするには幼すぎた。だから待ったのです。彼が成長し、ギーゼ様の器たる人物に成長するのをね。」

 

「つまり、お前はずっとユウトを監視していた、そういうことか!」

 

「そうです。私は彼の成長を見守り、そして今、時が満ちたのです。だからこそ、私は使徒を全員、地球へと呼び込んだ。我ら使徒がゼロスドラゴンを解放し、その力によってギーゼ様は完全に復活する。さあ、新城テツ。あなたはギーゼ様復活のための礎に選ばれた幸運のお方だ。私とファイトし、その身で味わうのです!絶望を!」

 

「なめられたものだな。俺がそんなに弱いとでも!?お前を倒し、ユウトを取り戻させてもらおう!」

 

 

「「スタンドアップ」」

「Z」

「「ヴァンガード!」」

 

 

.....

....

...

..

.

 

紗希side

 

 

「ふぅ...」

 

 

私は今、日本に新しくできた研究所の休憩スペースで、コーヒーを飲み一息ついていた。向かいには気落ちしたアサカちゃん、少し離れた場所に重治さんがいる。

 

 

「それで、アサカちゃんはどうしてここに?」

 

「えっと...ユウトは見つかったかなって...」

 

「そっか...悪いけどまだ見つかっていないわ。」

 

「そうですか...」

 

 

ユウトが行方不明になってから、アサカちゃんはかなりやつれていた。

どうにかして元気づけたいところだけど、それはユウトの役目ね。

でも、ユウトは恐らくギーゼに...何としても救い出さなければならない。

親として、愛する息子を見捨てるわけにはいかないもの。

 

 

 

ドガーン

 

 

「っ、何事!?」

 

 

突如、爆発音が響いた。

研究所の防犯システムが稼働し、館内には緊急アナウンスが鳴り響いている。

 

 

『局長、副局長。ストライドフォース実験室の近くが爆破されたようです。監視カメラから、侵入者は1名であることを確認。ロープを被っていてよく見えませんが、背丈から若い男性のようです。』

 

「...わかったわ。あなたたちは避難して。私と重治さんで対処します。」

 

『承知しました。局員の避難を優先します。』

 

 

来るとは思っていた。

だけど、まさかあの子が来るとはね...てっきり、ギーゼの使徒が乗り込んでくると思っていたけど。

 

 

「アサカちゃん。あなたにお願いがあるの。」

 

「は、はい...」

 

「局内の私の部屋に、私が研究していた6枚のカードがあるの。その6枚のカードをもって、ここから脱出してちょうだい。」

 

「お、お義母様は...?」

 

「私にはやらなくちゃならないことがある。母親として、息子を救うってね。」

 

「そ、それって....」

 

「じゃあ、頼んだわよ、アサカちゃん。...行きましょう、重治さん!」

 

「ああ!」

 

 

待っていて、ユウト。

あなたは必ず私が救ってみせるわ。

 

 

 

 

 

.



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第百三十三話「黒装傑神ブラドブラック」

カムイside

 

 

「"バトルライザー"!」

 

「"次元ロボ ゴーユーシャ"!」

 

 

ディメンジョンポリスか...ブラドブラックとか言ってたけど、確かそんな名前のユニットがいたよな...

 

 

「考えてても仕方ねえ。俺様から行くぜ!ドロー。"ラプトリアライザー"にライド。"バトルライザー"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ゴーユーシャ

 

□■□

□■□

V   : ラプトリアライザー

R中央 : バトルライザー

 

カムイ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"次元ロボ ダイプロップ"にライド。"ゴーユーシャ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。さらに"ダイプロップ"のスキルで手札のグレード3、"銀河超獣ズィール"を山札の下に置き、1枚引くぜ。そして、このコストでグレード3を置いているので、さらに1枚ドロー。」

 

 

手札を入れ替えてきた...それにしても"ズィール"デッキか。

元々フォースクランとアクセルクランでパワーに差があるっていうのに、そこからさらに下げられるのはキツイぜ。

 

 

「バトルだ。"ダイプロップ"でヴァンガードにアタック!」

 

"次元ロボ ダイプロップ" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ジャスティス・コバルト"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"次元ロボ ダイプロップ" : パワー18000(8000+10000)

 

「くっ、ダメージチェック、"ライザーカスタム"、"ジェットライザー"。」

 

「ふん、ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:9枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ダイプロップ

 

□■□

□■□

V   : ラプトリアライザー

R中央 : バトルライザー

 

カムイ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

いきなりクリティカルかよ、ついてねえぜ...

だけど、ここからは俺の番だ。俺様の連続アタックで一気に追い詰めてやるぜ。

 

 

「俺のターン、ドロー。"ハイパワードライザーカスタム"にライド。さらに"ラプトリアライザー"をコールして、スキル発動!CB1、"バトルライザー"をソウルに置き、ソウルに置いたユニットのグレード+1の"ライザー"をコールできる。俺様はグレード1、"ジェットライザー"をコール!」

 

「("ジェットライザー"か。ユニットをコールするだけでパワーが上がる厄介なユニットだな。)」

 

「"ハイパワードライザーカスタム"、"アルティメットライザー・DF"をコール!"ハイパワードライザーカスタム"のスキルで、ソウルから"バトルライザー"をコールするぜ。そして、リアガードが登場する度、"ジェットライザー"はパワー+3000!」

 

"ジェットライザー" : パワー16000(7000+3000*3)

 

「行くぜ!"バトルライザー"のブースト、"ハイパワードライザーカスタム"でヴァンガードにアタック!」

 

"ハイパワードライザーカスタム"(R左) : パワー15000(9000+6000)

 

「"ジャスティス・コバルト"でガードするぜ。」

 

"次元ロボ ダイプロップ" : パワー23000(8000+15000)

 

 

守ってきたか。だったらこっちはどうだ!

 

 

「"ジェットライザー"のブースト、"ハイパワードライザーカスタム"でヴァンガードにアタック!」

 

"ハイパワードライザーカスタム"(V) : パワー25000(9000+16000)

 

「チッ...ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"アルティメットライザー・DF"にパワー+10000!」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー19000(9000+10000)

 

「ダメージチェック、"星を喰う者ズィール"。」

 

「アタックがヒットしたので、"ハイパワードライザーカスタム"のスキル。CB1、"バトルライザー"をソウルに置き、リアガードの"ハイパワードライザーカスタム"をスタンドさせる!もう一度アタック!」

 

"ハイパワードライザーカスタム"(R左) : パワー9000

 

「クイックシールドを使用!」

 

"次元ロボ ダイプロップ" : パワー13000(8000+5000)

 

「だったら、"ラプトリアライザー"のブースト、"アルティメットライザー・DF"でヴァンガードにアタック!"アルティメットライザー・DF"は、スタンドしている前列のユニットがいないなら、相手のヴァンガードのグレード1につき、パワー+3000!」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー30000(9000+10000+3000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"次元ロボ ダイレーサー"。」

 

「バトル終了時、"アルティメットライザー・DF"のスキル。ソウルに置き、ヴァンガードにパワー+5000。ま、これはもう関係ねえ。俺のダメージに表のカードが無いなら、CC1。これでターンエンドだぜ。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ダイプロップ

 

■■□

□■■

V   : ハイパワードライザーカスタム

R左  : ハイパワードライザーカスタム

R中央 : ジェットライザー

R右下 : ラプトリアライザー

 

カムイ 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"エンドレス・フロート"にライド。"星を喰う者ズィール"をコール。」

 

 

何だか、あんまり攻めてこないな。

見た目といい、ファイトを仕掛けてきた感じといい、もっと攻めてくる感じだと思ったけど。

 

 

「行くぜ。"エンドレス・フロート"でヴァンガードにアタック!」

 

"エンドレス・フロート" : パワー10000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"コマンダーローレル"。」

 

「ダメージチェック、"ライザーカスタム"。」

 

「..."ズィール"でリアガードをアタック!」

 

"星を喰う者ズィール" : パワー10000

 

 

リアガードを狙ってきたか。

手札にはあんまりアタッカーはいないけど、無理して守る必要もねえ。

 

 

「ここはノーガードだぜ。"ハイパワードライザーカスタム"は退却。」

 

「ふん。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

■■□

V   : エンドレス・フロート

R左  : 星を喰う者ズィール

 

□■□

□■■

V   : ハイパワードライザーカスタム

R中央 : ジェットライザー

R右下 : ラプトリアライザー

 

カムイ 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。漆黒の宇宙を貫く閃光!"アルティメットライザー・MF"に俺様ライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!」

 

「ほう...(良いライド口上だぜ。俺様も負けてられねえ。)」

 

「"ハイパワードライザーカスタム"をコールし、スキルでソウルからバトルライザー"をコール。"ジェットライザー"はパワーが上がるぜ。」

 

"ジェットライザー" : パワー13000(7000+3000*2)

 

「さらに"ラプトリアライザー"のスキル。CB1、"バトルライザー"をソウルに置き、gグレード1、"トランスライザー"をコール。"ジェットライザー"はパワー+3000!」

 

"ジェットライザー" : パワー16000(7000+3000*3)

 

 

どんどん攻める!このターンで決めるくらいの勢いで行く!

それが俺のファイトだ!

 

 

「"パーフェクトライザー"を2枚コール!」

 

"ジェットライザー" : パワー22000(7000+3000*5)

 

「行くぜ!"トランスライザー"のブースト、"ハイパワードライザーカスタム"でヴァンガードにアタック!"トランスライザー"のスキルでSB2し、CC1、パワー+3000!」

 

"ハイパワードライザーカスタム" : パワー20000(9000+11000)

 

「チッ..."次元ロボ ダイレーサー"でガード!」

 

"エンドレス・フロート" : パワー25000(10000+15000)

 

「"パーフェクトライザー"でリアガードにアタック!」

 

"パーフェクトライザー"(Rア1) : パワー17000(12000+5000)

 

「ふん...ノーガードだ。"ズィール"は退却。」

 

「"ラプトリアライザー"のブースト、"パーフェクトライザー"でヴァンガードにアタック!」

 

"パーフェクトライザー"(R右) : パワー20000(12000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"宇宙勇機グランザイル"。」

 

 

トリガーを引かれなかった。だったら、次のアタックに備えてここはブーストをつけねえ!一気に行くぜ!

 

 

「"アルティメットライザー・MF"でヴァンガードにアタック!」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー12000

 

「それもノーガードだ。」

 

「へっ、余裕そうな態度しやがって。これで決まっても知らねえぜ!」

 

 

 

「そうだそうだ!決めちゃえ、カムイさん!」

 

「SDSDっす!」

 

 

 

「おう、レイジ、エイジ!ツインドライブ、1枚目、"トランスライザー"。2枚目、"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ジェットライザー"にパワー+10000!」

 

"ジェットライザー" : パワー32000(7000+3000*5+10000)

 

「ダメージチェック、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"エンドレス・フロート" : パワー20000(10000+10000)

 

「その程度じゃ俺様は止められねえ!"アルティメットライザー・MF"のスキル!CB1、ソウルから"アルティメットライザー・DF"にスタンドでライド!そして"アルティメットライザー・DF"はスキルで、相手のヴァンガードのグレード1につきパワー+3000!」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー15000(9000+3000*2)

 

「"ジェットライザー"のブースト、"アルティメットライザー・DF"でヴァンガードにアタック!」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー47000(9000+3000*2+32000)

 

「甘いぜ!"ダイヤモンド・エース"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードだぜ!」

 

「ドライブチェック、"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー57000(9000+3000*2+32000+10000)

 

 

完全ガードか...ま、仕方ねえ。 

攻めた結果だし、ドロートリガーを2回も引いて手札も補充できた。

あいつがどんな手で攻めてきても問題ないぜ。

 

 

「エンドフェイズ、"アルティメットライザー・MF"のスキルでソウルから"アルティメットライザー・MF"にレストでライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドローし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□□□

□■□

V   : エンドレス・フロート

 

□■■■■

_■■■

V   : アルティメットライザー・MF

R右  : パーフェクトライザー

R左  : ハイパワードライザーカスタム

R中央 : ジェットライザー

R右下 : ラプトリアライザー

R左下 : トランスライザー

Rア1 : パーフェクトライザー

 

カムイ 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。さあ、こっからが本番だぜ、小僧!」

 

「っ、な、なんだあれ...!」

 

 

あいつが俺に手の甲を見せてくると、奴の手の甲に何かの紋章が浮かび上がる。

灰色で見づらいけど、あれってディメンジョンポリスのクランマーク...?

 

 

「良いことを教えてやるよ。俺たちギーゼの使徒は全員、ディフライダーって言うんだ。」

 

「ディフライダー...?」

 

「ディフライダーはクレイのユニットが、地球の人間に憑依することを言うんだぜ。」

 

「な、なんだと!?」

 

「つまり、俺様は人間ではない。この体を乗っ取った、正真正銘、本物のブラドブラック様なんだよ。」

 

 

ま、マジかよ...俺たちヴァンガードファイターは、クレイに霊体として降り立って、ユニットにライドする。それを逆に、ユニットが人間にライドしてるってことかよ。

 

 

「そして、俺たちはギーゼ復活のための依り代を探していた。それが誰か、ガキのお前でもわかるだろ。」

 

「っ...ま、まさか...」

 

「そうだ、久導ユウトってことだ!」

 

 

だ、だからあの人は行方不明になったのか...!

こいつらが、あの人を攫ったってことか!

 

 

「久導ユウトをどこにやった!返せ!」

 

「くくく...返せと言われて返す馬鹿がどこにいる!あいつはギーゼの器として、ギーゼの依り代となるんだよ!」

 

「ふ、ふざけんな!あいつは...あの人は...俺の憧れだ!最強ファイターのあの人を超えるために、あの人にはいなくなられちゃ困るんだよ!」

 

「くくく...だったら、俺たちを倒して止めてみろ。真なる正義は暗黒にて輝く!暗き闇より現れよ、我が真の姿よ!"黒装傑神ブラドブラック"に俺様ライド!」

 

 

 

「俺様ライド!?俺様ライドはカムイさんの俺様ライドだぞ!」

 

「ORKORっす!」

 

 

「くくく...イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらに"エンドレス・フロート"のスキル!ライドされた時、ヴァンガードにパワー+10000し、さらに手札を1枚捨てることでコールする!」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「"滅びの瞳ズィール"をコール。スキルで山札から7枚見て、"銀河超獣ズィール"を手札に加えるぜ。そして、こいつをコール!」

 

 

っ、せっかく手札に加えたグレード3をコールしやがった。

つまり、手札には既にグレード3がいる...!

 

 

「"ズィール"のスキル。手札から登場した時、山札から1枚見て、コールする。"次元ロボ ダイプロップ"をコール。そして、"ブラドブラック"のスキル!CB1、前列にパワー+10000!」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー43000(13000+10000+10000+10000)

"銀河超獣ズィール" : パワー23000(13000+10000)

"エンドレス・フロート" : パワー20000(10000+10000)

 

「バトルだ!"ズィール"のブースト、"エンドレス・フロート"でヴァンガードにアタック!このターン、グレード3のユニットが登場しているので、スキルでパワー+5000!」

 

"エンドレス・フロート" : パワー33000(10000+10000+5000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ブーメラン・スロアー"。」

 

「バトル終了時、退却して1枚ドロー。続けて、"ブラドブラック"でヴァンガードにアタック!」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー43000(13000+10000+10000+10000)

 

「効かねえぜ!"ツイン・ブレーダー"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ふん...ツインドライブ、1枚目、"ダイヤモンド・エース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ズィール"にパワー+10000!」

 

"銀河超獣ズィール" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「2枚目、"コマンダーローレル"。アタックはヒットしなかったがスキル発動。山札から7枚見て、"銀河超獣ズィール"を手札に加える。さらに手札から2枚捨て、手札から"銀河超獣ズィール"にライドし、パワー+10000、ドライブ-1!」

 

"銀河超獣ズィール"(V) : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「さらにイマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"銀河超獣ズィール"(V) : パワー43000(13000+10000*2+10000)

 

「それだけじゃねえ!手札から登場したことでスキル発動。山札から1枚見て、"エンドレス・フロート"をコール!さらにこのユニットがヴァンガードサークルにいるので、相手のマーカー1枚につき、相手ヴァンガードのパワー-5000!」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー2000(12000-5000*2)

 

「くっ...!」

 

「"エンドレス・フロート"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"エンドレス・フロート" : パワー15000(10000+5000)

 

「"シャイニング・レディ"でガード!」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー17000(12000-5000*2+15000)

 

 

くそ、本当ならシールド5000で足りるアタックなのに...!

 

 

「"エンドレス・フロート"のスキル。退却し、1枚ドロー。ヴァンガードの"ズィール"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀河超獣ズィール"(V) : パワー43000(13000+10000*2+10000)

 

「くっ、"ツイン・ブレーダー"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ふん...ドライブチェック、"次元ロボ ゴーレスキュー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、リアガードの"ズィール"にパワー+10000。」

 

"銀河超獣ズィール"(R右) : パワー43000(13000+10000+10000*2)

 

「"ダイプロップ"のブースト、"ズィール"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀河超獣ズィール" : パワー51000(13000+10000+10000*2+8000)

 

「ぐっ...ノーガード。ダメージチェック、"ハイパワードライザーカスタム"。」

 

 

くそ...一気に5ダメージまで追い詰められた...!

しかもあっちはヒールトリガーを引きやがった...

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■□■

□■■

V   : 銀河超獣ズィール

R右  : 銀河超獣ズィール

R右下 : 次元ロボ ダイプロップ

R左下 : 滅びの瞳ズィール

 

□■■■■

_■■■

V   : アルティメットライザー・MF

R右  : パーフェクトライザー

R左  : ハイパワードライザーカスタム

R中央 : ジェットライザー

R右下 : ラプトリアライザー

R左下 : トランスライザー

Rア1 : パーフェクトライザー

 

カムイ 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

あいつのダメージは3か....だけど、俺様のデッキならいける。

3ダメージ与えて、俺様が勝つ...!

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー!"ラプトリアライザー"のスキル。CB1、"トランスライザー"をソウルに置き、グレード2、"アルティメットライザー・DF"をコール!"ジェットライザー"はパワー+3000!」

 

"ジェットライザー" : パワー10000(7000+3000)

 

「"トランスライザー"をコールし、"ジェットライザー"はさらにパワー+3000!」

 

"ジェットライザー" : パワー13000(7000+3000*2)

 

「行くぜ!"パーフェクトライザー"でヴァンガードにアタック!」

 

"パーフェクトライザー"(Rア1) : パワー17000(12000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ジャスティス・コバルト"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"銀河超獣ズィール"(V) : パワー23000(13000+10000)

 

 

くっ...いきなりトリガーかよ...

これでリアガードのアタックは全部通らねえ...だけど、"アルティメットライザー・DF"はスタンドしている前列のリアガードがいなければパワーが上がる。

それに"アルティメットライザー・MF"のスキルを使うには、前列にスタンドしているユニットがいるとダメだ。

 

 

「だったら、"ラプトリアライザー"のブースト、"パーフェクトライザー"でリアガードにアタック!」

 

"パーフェクトライザー"(R右) : パワー20000(12000+8000)

 

「ふん...ノーガード。"ズィール"は退却。」

 

「"トランスライザー"のブースト、"ハイパワードライザーカスタム"でヴァンガードにアタック!スキルでSB2し、CC1、パワー+3000!」

 

"ハイパワードライザーカスタム" : パワー20000(9000+11000)

 

「その程度のパワーでは、俺に傷一つ付けられん!」

 

「だが、これで準備は整ったぜ!」

 

「ほう...」

 

「"アルティメットライザー・DF"でヴァンガードにアタック!スタンドしている前列がいないので、相手ヴァンガードのグレード1につき、パワー+3000!」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー23000(9000+3000*3+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"次元ロボ ダイジャッカー"。」

 

 

おし!これでダメージ5!

あと1ダメージで俺の勝ちだぜ!

 

 

「"アルティメットライザー・MF"のスキル!CB2、このユニットをレストすることで、このユニットと"アルティメットライザー・DF"をスタンド!もう一度、"アルティメットライザー・DF"でヴァンガードにアタック!」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー23000(9000+3000*3+5000)

 

「通さん。"宇宙勇機グランザイル"でガード。」

 

"銀河超獣ズィール" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「っ..."アルティメットライザー・DF"のスキル。ソウルに置き、"アルティメットライザー・MF"のパワー+5000!」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー17000(12000+5000)

 

「そして、ブーストを付けず、ヴァンガードにアタック!」

 

 

ここでブーストを付けたら、次のアタックは簡単に守られちまう。

だけど、このアタックに敢えてブーストを付けないことでトリガー1枚貫通になる。

ツインドライブでトリガー1枚貫通か、シングルドライブでトリガー1枚貫通か。

当然ツインドライブの方が確率は高いから、守るのにも手札を使うはず!

 

 

「ふっ..."ジャスティス・コバルト"でガード。」

 

"銀河超獣ズィール" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「くっ...」

 

 

これでツインドライブでトリガーを2枚引いても、アタックは通らねえ...

結局、手札1枚を使わせただけかよ...!

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"アルティメットライザー・MF"。2枚目、"ツイン・ブレーダー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ジェットライザー"にパワー+10000!」

 

"ジェットライザー" : パワー23000(7000+3000*2+10000)

 

「これで終わりか?」

 

「っ、まだだ!"アルティメットライザー・MF"のスキル!CB1、ソウルから"アルティメットライザー・DF"にライド!"ジェットライザー"のブーストを付け、ヴァンガードにアタック!自身のスキルでパワー+9000!」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー41000(9000+3000*3+23000)

 

「"ダイヤモンド・エース"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「く、くそ...ドライブチェック、"アーニスト・セコンド"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"アルティメットライザー・DF" : パワー51000(9000+3000*3+23000+10000)

 

 

 

「カムイさんの怒涛の攻撃が...」

 

「全部防がれた...」

 

 

 

 

「っ..."アルティメットライザー・MF"のスキルでソウルから"アルティメットライザー・MF"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

■□■

□■□

V   : 銀河超獣ズィール

R右下 : 次元ロボ ダイプロップ

R左下 : 滅びの瞳ズィール

 

□■■■■□

_■■■

V   : アルティメットライザー・MF

R右  : パーフェクトライザー

R左  : ハイパワードライザーカスタム

R中央 : ジェットライザー

R右下 : ラプトリアライザー

R左下 : トランスライザー

Rア1 : パーフェクトライザー

 

カムイ 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(裏:4)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...ふっ、どうやらここまでみたいだぜ。」

 

「何っ!?」

 

「俺様は再び、俺様自身にライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー43000(13000+10000*3)

 

「そしてメインフェイズ開始時...ヴァンガードと同名のカードをコストに、あるカードのスキルを発動する。」

 

「っ...!?(な、なんだ!?)」

 

 

あいつが手札から"ブラドブラック"をドロップゾーンに置いた瞬間、ドロップゾーンから邪悪なオーラが溢れ出した。この感じ、前にどこかで...っ!

 

 

「レオンの時の...!虚無の力か!」

 

「そう、ギーゼの力は虚無の力。すべてを無に帰す最強の破壊の力!俺様の未来を食らい、この世に顕現せよ!スターゲートのゼロスドラゴン!」

 

 

瞬間、辺りが真っ暗になる。

いや、確かに陽は出てるんだけど、俺たちは巨大な影に覆われていた。

 

 

「究極超越!"星葬のゼロスドラゴン スターク"!」

 

 

な、なんだよこれ...!

こんなバカでけえドラゴンがいるって言うのかよ...!

 

 

「"スターク"のスキル。登場時、CB2を支払うことでスキルを三つ得て、ドライブ-1。得たスキルの内、二つは永続スキル。一つ目は、この能力が有効である限り、俺は"スターク"でしかアタックできない代わりに、"スターク"は他の俺様のユニットのパワーを得ることができる!」

 

"星葬のゼロスドラゴン スターク" : パワー71000(25000+10000*3+8000*2)

 

「二つ目は、このユニットがドライブチェックで得られるパワー増加は、2枚目以降は無効化される、という能力だ。」

 

「ど、どういうことだ....?」

 

「今は気にする必要はない。....さらに"コマンダーローレル"、"次元ロボ ゴーレスキュー"をコール。まずは"ダイプロップ"のスキルを発動。SB1することでヴァンガードのパワーを、ヴァンガードサークルのフォースマーカー1枚につき、+5000。ユニットが増えたことでもパワーが上昇する。」

 

"星装のゼロスドラゴン スターク" : パワー99000(25000+10000*3+8000*3+5000+5000*3)

 

「そして、"コマンダーローレル"のスキル発動。CB1、リアガードを4枚レスト。これにより、ユニット1枚のパワーを2倍にし、クリティカル+1。俺は当然、"スターク"を選ぶ!」

 

"星装のゼロスドラゴン スターク" : パワー198000(99000*2)、☆2

 

 

「ぱ、パワー198000...!?」

 

 

 

「あ、ありえない...桁違いすぎる...」

 

「AKっす....」

 

「で、でも、カムイさんの手札には"ツイン・ブレーダー"がある!どれだけパワーを上昇させても、所詮1回のアタック...」

 

「HS...防いで勝利っす!」

 

 

 

 

「くくく...だったら試してみるか?」

 

「っ...」

 

「小僧、俺様の攻撃を受け止めてみせろ!"スターク"でヴァンガードにアタック!」

 

"星葬のゼロスドラゴン スターク" : パワー198000(99000*2)、☆2

 

「"ツイン・ブレーダー"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

「ドライブチェック、"次元ロボ ダイジャッカー"。」

 

 

"スターク"の攻撃が行われるが、"ツイン・ブレーダー"によってそれは防がれた。

な、なんだ...?別に普通に防げたけど...

 

 

「くくく..."スターク"の得たもう一つの能力を発動。アタック終了時、そのアタックがヒットしておらず、このユニットのパワーが10000より高いなら、手札を1枚捨て、パワーを半分にすることでスタンドする。」

 

「な、なんだと!?」

 

"星葬のゼロスドラゴン スターク" : パワー99000、☆2

 

「もう一度、"スターク"でヴァンガードにアタック!」

 

「くっ..."ツイン・ブレーダー"でガード。手札を1枚捨て、完全ガードだ。」

 

「ドライブチェック、"次元ロボ ゴーレスキュー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"星葬のゼロスドラゴン スターク" : パワー109000(99000+10000)、☆2

 

「アタックは通らない。だが...スキル発動。手札を1枚捨て、パワーを半分にすることでスタンドする。おっと...百以下は切り捨てられるぜ。」

 

"星葬のゼロスドラゴン スターク" : パワー54000、☆2

 

 

た、ターン1回の能力じゃねえのか...

パワーが10000より高いってことは、次は27000、その次は13000、さらにその次でようやく6000...何回アタックする気だよ...!

 

 

「行くぞ、小僧。"スターク"でアタック!」

 

"星葬のゼロスドラゴン スターク" : パワー54000、☆2

 

「"キャノン・ボール"、"アーニスト・セコンド"2枚でガード!」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー67000(12000+15000+20000*2)

 

「ドライブチェック、"宇宙勇機グランザイル"。アタックはヒットしない。"スターク"のスキル。手札を1枚捨て、パワーを半分にすることでスタンド。」

 

"星葬のゼロスドラゴン スターク" : パワー27000、☆2

 

「再びアタック!」

 

 

くそ...アタックがヒットしたら止まるけど、"スターク"のクリティカルは2で、俺のダメージは4...ヒットしたら負ける...!

 

 

「"ラプトリアライザー"、"キャノン・ボール"でガード!」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「ドライブチェック、"エンドレス・フロート"。スキル発動。手札を1枚捨て、パワーを半分にしてスタンド。」

 

"星葬のゼロスドラゴン スターク" : パワー13000、☆2

 

「アタック。」

 

「く、くそ..."ハイパワードライザーカスタム"でインターセプト!」

 

"アルティメットライザー・MF" : パワー17000(12000+5000)

 

「ドライブチェック、"滅びの瞳ズィール"。アタックは通らない。スキル発動。手札を1枚捨て、パワーを半分にすることでスタンド。」

 

"星葬のゼロスドラゴン スターク" : パワー6000、☆2

 

「これで最後だ。アタック。」

 

 

これでパワー6000...トリガーを引かれなかったら通らない!

もう手札もインターセプトもないから、トリガーを引かないことを祈るしかねえ...

 

 

「くくく...ドライブチェック、"ジャスティス・コバルト"。ゲット、クリティカルトリガー。」

 

「っ...!」

 

「効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"星葬のゼロスドラゴン スターク" : パワー16000(6000+10000)、☆3

 

 

「終わりだ、小僧。ギーゼ復活のために、最強の力の前にひれ伏せ!」

 

 

空から、真っ白な光が降り注いだ。

俺の"アルティメットライザー・MF"や、他のユニットたちはそれに包まれていく。

 

 

「っ...ぐ、ぐああああああああああああ!」

 

 

な、なんだよこの痛み...!

まるでユニットへのダメージが実体化してるような...!

 

 

「ああああああああああああああああああああああああ!」

 

 

光が収まると、そこには無残にも大破したライザーシリーズがあった。

そして、現実では俺のダメージゾーンに6枚のダメージが置かれていた。

 

 

 

「ぐっ...す...すまねえ....ユウト....さん...」

 

 

ドサッ

 

 

 

「「カムイさん!!!!」」

 

 

 

「ミッションコンプリート。」

 

 

ちくしょう...ギーゼの使徒...強ええ....

アイチお兄さん...櫂....みんな....気を付け...ろ....

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

紗希side

 

 

「ユウト!」

 

「....」

 

 

侵入者の元に辿り着くと、そこにはやはり私の愛する息子がいた。

でも、既にギーゼの器となってしまったのか、虚ろな目をしている。

 

 

「っ...こんなことって...」

 

「気を確かに、紗希さん。」

 

「重治さん...」

 

「私たちの大切な宝物は、私たちが救おう。」

 

「...そうね。それが親である私たちの役目。」

 

「ああ。...人間に憑依、ディフライドしたユニットを追い出すには、ファイトに勝てば良い。...紗希さん、頼めるかい?」

 

「ええ。私がファイトに勝って、ユウトを救う。...っ、な、何っ!?」

 

 

私たちが意気込んでいると、ユウトの足元が灰色に光る。

あれはスターゲートのクランのマーク...?

っ、まさかゼロスドラゴンが完全に覚醒させ、ギーゼに力を与えているというの...!?ここ以外のところに使徒が現れて、誰かとファイトしている!

 

 

「早く決着をつけないとまずそうね。ファイトよ、ユウト...いや、ギーゼ!」

 

 

 

 

.



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第百三十四話「百害女王ダークフェイス・グレドーラ」

ミサキside

 

 

 

「ここで良いじゃろ。」

 

「...あたしが勝ったら、久導ユウトのことを教えてもらうわよ。」

 

「よかろう。じゃが...童に勝てると思わぬことじゃな。」

 

 

っ...まだ小さな子供だって言うのに、何だかまるで大人の女性を相手にしているような威圧感がある...この子、いったい何者...?

 

 

「...ファイトの前に童が何者か語ってやろう。」

 

「っ...(顔に出てたかしら。)」

 

「童はこの体の本来の持ち主ではない。惑星クレイよりこの体にディフライドしている...正真正銘、惑星クレイのユニットじゃ。」

 

「なっ!?」

 

 

惑星クレイのユニットが、人間に憑依しているって言うの!?

そんなことがあるなんて...

 

 

「そして...ギーゼとは破壊の竜神。メサイアと対となる神格。」

 

「メサイアの!?」

 

「そう。そして、ギーゼは地球に降り立つため、一人の男にディフライドした。...そう、久導ユウトに。」

 

「っ...嘘でしょ...」

 

「童はあの男が気に入っておる。ギーゼによって世界が破壊された後、童はあの男を食らってやるのじゃ。」

 

「っ...そんなことさせない!世界は破壊させないし、久導ユウトは返してもらうわ!」

 

 

じゃないと、アサカやコーリンたちが暗いままだから。それにアイチたちも。

友達のために、必ずこの子を倒してみせる!

 

 

「ファイトよ、グレドーラ!あんたを倒して、あたしは久導ユウトを救ってみせる!」

 

「ふっ...よかろう。ファイトじゃ。」

 

 

「「スタンドアップ」」

「Z」

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"年少怪人ワーレクタス"。」

 

「"インシピアント・ロングテイル"。」

 

 

「童のターン、ドロー。"クリヤード・ブリーズ"にライド。"ワーレクタス"のスキルで1枚ドロー。さらに"クリヤード"のスキルにより、手札を1枚捨て、1枚ドロー。これでターンエンドじゃ。」

 

--------------------------------------------------

グレドーラ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : クリヤード・ブリーズ

 

□■□

□□□

V   : インシピアント・ロングテイル

 

ミサキ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、ドロー。"奉納の神器ヴァール"にライド。"ロングテイル"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。さらに"白筆の魔女アーティク"をコールして、スキル発動。山札から2枚見て、1枚をソウル、1枚を山札の上へ。」

 

 

よし、あたしが山札の上に置いたのは"戦巫女ククリヒメ"。

これで大ダメージを与えられるわ。メガコロニーはプロテクトクラン。

防御を整えられる前に、なんとしてもダメージを稼ぐ。

 

 

「バトルよ!"ヴァール"でヴァンガードにアタック!」

 

"奉納の神器ヴァール" : パワー8000

 

「"ジュエル・フラッシャー"でガード。」

 

"クリヤード・ブリーズ" : パワー23000(8000+15000)

 

「っ...ドライブチェック、"戦巫女ククリヒメ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"アーティク"へ。」

 

"白筆の魔女アーティク" : パワー18000(8000+10000)、☆2

 

 

防がれた...でも、2ダメージは与える!

このファイト、アサカたちのためにも負けられない!

 

 

「"アーティク"でアタックよ!」

 

「ふっ、ノーガード。ダメージチェック、"俗悪怪人スタンピングレッド"、"鹵獲怪人スティッキーボーラス"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

グレドーラ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : クリヤード・ブリーズ

 

□■■

□□□

V   : 奉納の神器ヴァール

R右  : 白筆の魔女アーティク

 

ミサキ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「童のターン、ドロー。"俗悪怪人スタンピングレッド"にライドじゃ。そしてスキルを発動。CB1を支払うことで、暗黒繭マーカーの置かれていないリアガードに、暗黒繭マーカーを置くことができる。"アーティク"に置かせてもらおう!」

 

「っ、な、何これ...!?」

 

 

あたしの"アーティク"が繭に包まれた...!?

いったい何なの!?

 

 

「暗黒繭マーカーが置かれたユニットは、元々の能力を失い、パワーが元々のパワー分減り、さらにブーストとインターセプトができない。」

 

「なっ!?」

 

"白筆の魔女アーティク" : パワー0(8000-8000)

 

「さらに暗黒繭マーカーが置かれたユニットが退却した時、童は山札からそのユニットと同じグレードのカードを手札に加えられる。」

 

「くっ...」

 

 

パワーが下がり、さらには能力を失い、ブーストもインターセプトもできない。

だから邪魔になるから退却しても、相手の手札が増える...厄介な能力ね...

 

「"俗悪怪人スタンピングレッド"は、暗黒繭マーカーが置かれたユニットがいるならパワー+6000。」

 

"俗悪怪人スタンピングレッド" : パワー15000(9000+6000)

 

「"旋律怪人ネルニムファ"、"怪人紳士ハイクラスモス"をコール。"ネルニムファ"も暗黒繭マーカーが置かれているユニットがいれば、パワー+6000じゃ。」

 

"旋律怪人ネルニムファ" : パワー15000(9000+6000)

 

「行け、"スタンピングレッド"。ヴァンガードをアタックせよ。」

 

"俗悪怪人スタンピングレッド" : パワー15000(9000+6000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"シャープネル・スコルピオ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ネルニムファ"へ。」

 

"俗悪怪人スタンピングレッド" : パワー15000(9000+6000)、☆2

"旋律怪人ネルニムファ" : パワー25000(9000+6000+10000)

 

「くっ、ダメージチェック、"叡智の神器アンジェリカ"、"星夜の強弓ウリクセス"。」

 

「"ハイクラスモス"のブースト、"ネルニムファ"でリアガードをアタック。」

 

"旋律怪人ネルニムファ" : パワー33000(9000+6000+10000+8000)

 

「っ、ノーガード。"アーティク"は退却。」

 

「これにより、暗黒繭マーカーの能力発動。退却したのはグレード1なので、童は"クリヤード・ブリーズ"を手札に加える。これでターンエンドじゃ。」

 

--------------------------------------------------

グレドーラ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■□□

■■□

V   : 俗悪怪人スタンピングレッド

R左  : 旋律怪人ネルニムファ

R左下 : 怪人紳士ハイクラスモス

 

□■□

□□□

V   : 奉納の神器ヴァール

 

ミサキ 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

こいつ、強い...!

リアガードを並べても、暗黒繭マーカーでパワーと能力を奪われ、さらにはユニットのパワーを上昇される。どう戦えば...

 

「(っ、挫けてちゃだめ!あたしが勝って、久導ユウトのことを吐かせるんだ。友達のために、負けていられない!)あたしのターン、スタンド&ドロー。"祓魔の神器スルーズ"にライド。さらに"星夜の強弓ウリクセス"、"林檎の魔女シードル"をコール。」

 

「ほう...これは...」

 

「バトルよ!"スルーズ"でヴァンガードにアタック!」

 

"祓魔の神器スルーズ" : パワー10000

 

「"シャープネル・スコルピオ"でガード。」

 

"俗悪怪人スタンピングレッド" : パワー24000(9000+15000)

 

「ドライブチェック、"オレンジの魔女バレンシア"。続けて、"シードル"のブースト、"ウリクセス"でヴァンガードにアタック!」

 

"星夜の強弓ウリクセス" : パワー18000(10000+8000)

 

「それはノーガードじゃ。ダメージチェック、"パラライズ・マドンナ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"俗悪怪人スタンピングレッド" : パワー19000(9000+10000)

 

「バトル終了時、"ウリクセス"のスキル発動。ソウルに置き、1枚引いてSC1。さらに"シードル"のスキル。SC1し、このユニットを手札に戻す。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

グレドーラ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■□□

■■□

V   : 俗悪怪人スタンピングレッド

R左  : 旋律怪人ネルニムファ

R左下 : 怪人紳士ハイクラスモス

 

□■□

□□□

V   : 祓魔の神器スルーズ

 

ミサキ 手札:8枚、ソウル:6枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「童の暗黒繭に対抗するために、リアガードを残さなかったか。」

 

「ええ。暗黒繭マーカーはあくまでユニットに置くマーカー。リアガードがいないんじゃ、置けないわ。」

 

「ふふ...なかなかやるようじゃ。じゃが、それがいつまで続けられるかな。童のターン、スタンド&ドロー。我が子には祝福を、そなたらには拭えぬ呪いを。童の前に触れ伏すが良い!ライド、"百害女王ダークフェイス・グレドーラ"!イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。」

 

 

これが...彼女の本当の姿...!

犯罪組織メガコロニーを統べる女王の姿...!

 

 

「"鹵獲怪人スティッキーボーラス"をコール。スキルによりCB1を支払うことで、山札から6枚確認し、"百害女王ダークフェイス・グレドーラ"、"威圧怪人ダークフェイス"を手札に加える。」

 

「一気に2枚も手札に!?」

 

「ふむ...そなたにリアガードがいないから特にすることもないな。童自身でヴァンガードにアタック。」

 

"百害女王ダークフェイス・グレドーラ" : パワー12000

 

「"戦巫女ククリヒメ"でガード!」

 

"祓魔の神器スルーズ" : パワー25000(10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"鹵獲怪人スティッキーボーラス"。2枚目、"ジュエル・フラッシャー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"スティッキーボーラス"へ。」

 

"鹵獲怪人スティッキーボーラス" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「"ハイクラスモス"のブースト、"ネルニムファ"でヴァンガードにアタック。」

 

"旋律怪人ネルニムファ" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"奉納の神器ヴァール"。」

 

「"スティッキーボーラス"、続くのじゃ。」

 

"鹵獲怪人スティッキーボーラス" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「それは通さない!"林檎の魔女シードル"でガード!」

 

"祓魔の神器スルーズ" : パワー20000(10000+10000)

 

「ふむ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

グレドーラ 手札:9枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

 

■□□

■■■

V   : 百害女王ダークフェイス・グレドーラ

R右  ; 鹵獲怪人スティッキーボーラス

R左  : 旋律怪人ネルニムファ

R左下 : 怪人紳士ハイクラスモス

 

□■□

□□□

V   : 祓魔の神器スルーズ

 

ミサキ 手札:6枚、ソウル:6枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"宇宙の神器 CEO ユグドラシル"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"宇宙の神器 CEO ユグドラシル" : パワー13000、☆2

 

「手札から"叡智の神器アンジェリカ"を2枚、"オレンジの魔女バレンシア"、"林檎の魔女シードル"をコール。"ユグドラシル"のスキル。CB1、山札から"運命の神器ノルン"をコール。さらに"ノルン"、左の"アンジェリカ"に神装ゲージを置く。そして"ノルン"のスキル。CB1、1枚引き、"ノルン"に神装ゲージを置くわ。神装ゲージを置いたのでSC2。」

 

 

これで準備は整った。何とか手札を減らして、次のターンでトドメをさす。

暗黒繭マーカーを回避しつつ戦わなければいけないから、慎重に行かないと...

 

 

「"シードル"のブースト、"アンジェリカ"でヴァンガードにアタック!」

 

"叡智の神器アンジェリカ"(R左) : パワー21000(13000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"旋律怪人ネルニムファ"。」

 

「バトル終了時、"シードル"のスキル。SC1し、このユニットを手札に戻す。続けて、"ノルン"のブースト、"ユグドラシル"でヴァンガードにアタック!"ノルン"は神装ゲージを持っているので、ブーストを得ているわ!」

 

"宇宙の神器 CEO ユグドラシル" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「それは通さぬ。プロテクトでガード。手札を1枚捨て、完全ガードじゃ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"オレンジの魔女バレンシア"。2枚目、"サイバー・タイガー"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルは右の"アンジェリカ"、パワーはヴァンガードへ!」

 

"宇宙の神器 CEO ユグドラシル" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

"叡智の神器アンジェリカ"(R右) : パワー13000、☆2

 

「じゃが、アタックは通らぬ。」

 

「っ、まだよ。"ノルン"のスキル発動。神装ゲージを1枚破棄し、手札を1枚捨てる。あたしはクイックシールドを捨てるわ。これにより、ブーストした"神器"をスタンドし、パワー+10000、ドライブ-1。」

 

"宇宙の神器 CEO ユグドラシル" : パワー33000(13000+10000+10000)、☆2

 

「もう一度、"ユグドラシル"でヴァンガードにアタック!」

 

「"ジュエル・フラッシャー"、"綿雪怪人スノートリック"でガードじゃ。」

 

"百害女王ダークフェイス・グレドーラ" : パワー47000(12000+15000+20000)

 

「っ...ドライブチェック、"白筆の魔女アーティク"。」

 

 

アタックは通らない...でも、残る"アンジェリカ"もクリティカル2。

彼女のダメージは4だから、そのアタックが通ればあたしの勝ちよ!

 

 

「"バレンシア"のブースト、"アンジェリカ"でヴァンガードにアタック!」

 

"叡智の神器アンジェリカ"(R右) : パワー21000(13000+8000)、☆2

 

「残念じゃが..."ジュエル・フラッシャー"でガード。」

 

"百害女王ダークフェイス・グレドーラ" : パワー27000(12000+15000)

 

「くっ...!」

 

 

このターンでは決められなかった...でも、手札をかなり削ることができた。

彼女の手札2枚はグレード3。ガード値が無いカード。次のターン、必ずトドメをさす。

 

 

「"バレンシア"のスキル。このユニットと、同列のユニットをソウルに置き、1枚ドロー。あたしはこれでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

グレドーラ 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

■□□

■■■

V   : 百害女王ダークフェイス・グレドーラ

R右  ; 鹵獲怪人スティッキーボーラス

R左  : 旋律怪人ネルニムファ

R左下 : 怪人紳士ハイクラスモス

 

■■□

□■□

V   : 宇宙の神器 CEO ユグドラシル

R左  : 叡智の神器アンジェリカ

R中央 : 運命の神器ノルン

 

ミサキ 手札:7枚、ソウル:9枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「童のターン、スタンド&ドロー。」

 

「一応言っておくけど、"ユグドラシル"のスキルで神装ゲージを持つユニットは相手のカードの効果を受けない。暗黒繭はカードじゃないから防げないけど、そもそも暗黒繭マーカーを置く効果であたしのユニットは選べないわよ。」

 

「ふむ...そなたのデッキと童のデッキ、少々相性が悪いようじゃな。じゃが...今から見せるのはそんなものを超越する究極の力。」

 

「っ...!?」

 

 

な、何この感じ...嫌な空気が纏わりつくような....

気持ち悪くて、とてつもない不快感を感じる...

 

 

「童はメインフェイズ開始時、ヴァンガードと同名のカードをコストにスキルを発動する。我が未来を食らい顕現せよ、ズーのゼロスドラゴン!究極超越!"死苑のゼロスドラゴン ゾーア"!」

 

 

な、何なの...このユニットは...!?

いや、そもそもユニットと言えるの...?

こんな巨大なドラゴン...初めて見た...

 

 

「"ゾーア"のスキル発動。CB2、童のリアガードをすべて退却し、その分だけドローする。その後、手札からユニットを1枚コールし、スキルを二つ与える。我が子よ、童からの祝福を受けるが良い。"威圧怪人ダークフェイス"をコール。パワーが無限大となる。」

 

"威圧怪人ダークフェイス" : パワー∞

 

「なっ!?ぱ、パワー∞ですって!?」

 

「それだけではない。この"ダークフェイス"のアタックがヒットした時、童はファイトに勝利する。」

 

「っ!?」

 

 

パワー∞だから、絶対にアタックがヒットする...

あたしの手札には"挺身の女神クシナダ"があるから、守ることができるけど...

 

 

「"新星怪人リトルドルカス"をコール。スキルで山札から5枚見て、"威圧怪人ダークフェイス"を手札に加え、そのまま捨てる。さらに手札から"威圧怪人ダークフェイス"をコール。これで準備は整った。"ダークフェイス"でヴァンガードにアタック!」

 

"威圧怪人ダークフェイス"(R左) : パワー∞

 

「っ、このアタックが通ったら負け...通すわけにはいかないわ!"挺身の女神クシナダ"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「守護者をもっておったか。じゃが、これによりさらにスキルが発動する。アタックがヒットしなかったので、相手に1ダメージ!」

 

「くっ、ダメージチェック、"白筆の魔女アーティク"。」

 

「さらにこのバトルで守護者がコールされているなら、童のヴァンガードのパワーを∞にする。」

 

「なっ!?」

 

"死苑のゼロスドラゴン ゾーア" : パワー∞

 

 

ヴァンガードまでパワー∞に...!?

これじゃあ守れない...!

 

 

「これで終わりじゃ。"ゾーア"でヴァンガードにアタック。」

 

「っ...の、ノーガード...」

 

「ツインドライブ、1枚目、"百害女王ダークフェイス・グレドーラ"。2枚目、"シャープネル・スコルピオ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ダークフェイス"へ。」

 

"死苑のゼロスドラゴン ゾーア" : パワー∞、☆2

"威圧怪人ダークフェイス"(R右) : パワー22000(12000+10000)

 

「そ、そんな...きゃあああああああああああああああ!」

 

 

"ゾーア"の攻撃で、あたしのダメージに2枚カードが置かれる。

どちらもヒールトリガーではない...これであたしのダメージは6枚...

 

 

「っ...あたしの...負け...」

 

 

ドサッ

 

 

「ふむ...これで"ゾーア"は完全に覚醒した。そなたにもう用はない。」

 

 

そう言って、彼女は去っていく。

あたしがもっと強ければ...ごめん、アサカ、コーリン...

ごめん、アイチ、みんな...

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

「お義母さんが言っていたのは、このカードかしら..」

 

 

私はお義母さんの研究室へと入り、机に置いてあった6枚のカードを見た。

どれも見たことないカードばかりで、しかもクランじゃなくて国家が書かれている。

 

 

「何これ...こんなカード、見たことない。それにとてつもない力を感じる...」

 

 

ゴゴゴゴゴゴ

 

 

「っ...早く脱出しないと...」

 

 

そうして、私は6枚のカードを懐にしまって、研究所を脱出した。

 

 

 

.



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第百三十五話「特装天機マルクトメレク」

シンside

 

 

「"真砂の忍鬼ゴーエモン"!」

 

「"救装天機レーシュ"。」

 

 

デッキは変わらず、エンジェルフェザーデッキか。

マルクトメレクと言っていた、ということは恐らく切り札はマルクトメレク自身。

タツヤのデッキなら良く知っている!

 

 

「私のターン、ドロー。"関門の忍鬼アタカ"にライド。"ゴーエモン"のスキルで1枚ドロー。さらに"アタカ"のスキルで山札から5枚確認...対象のカードは無いので、そのまま戻してシャッフル。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

マルクトメレク 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 救装天機レーシュ

 

□■□

□□□

V   : 関門の忍鬼アタカ

 

シン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"救装天機ラメド"にライド。"レーシュ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。そのまま"ラメド"でヴァンガードにアタック。」

 

"救装天機ラメド" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"セレイテッドソー・エンジェル"。」

 

「ダメージチェック、"関門の忍鬼アタカ"。」

 

 

今のドライブチェックで出たカード...以前のタツヤのデッキにはなかったカードだ。基本的には変わってないと思うけど、油断はできない。

 

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

マルクトメレク 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 救装天機ラメド

 

□■□

□□□

V   : 関門の忍鬼アタカ

 

シン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"忍竜ジュオンチャンター"にライド。"魔爪の忍鬼ヨイトギ"をコールして、スキル発動。CB1、SB1を支払うことで、山札かドロップゾーンから"魔爪の忍鬼ヨイトギ"をコールできる。私は山札からコール!」

 

「"ヨイトギ"はヴァンガードサークルにいることで、同名カードをパワーアップする能力を持っている。なのにライドしないとは...」

 

「関係ありません。私は私のファイトをするだけだ。"忍竜ジュオンチャンター"

、"無尽の忍鬼トキツネ"をコール。リアガードの"ジュオンチャンター"のスキル発動。ドロップゾーンからノーマルユニットを山札の下に置き、"トキツネ"を選択。このユニットは"トキツネ"の名と、ブーストを得ます。さらに"トキツネ"は、他のサークルの"トキツネ"1枚につき、パワー+5000。」

 

"無尽の忍鬼トキツネ"(R中央) : パワー10000(5000+5000)

 

「バトルだ!左の"ヨイトギ"でヴァンガードにアタック!」

 

"魔爪の忍鬼ヨイトギ"(R左) : パワー9000

 

「クイックシールドを使用。パワー+5000。」

 

"救装天機ラメド" : パワー13000(8000+5000)

 

「"トキツネ"のブースト、"ジュオンチャンター"でヴァンガードにアタック!」

 

"忍竜ジュオンチャンター" : パワー19000(9000+10000)

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"看破の忍鬼ヤスイエ"。」

 

「ダメージチェック、"オースカルテイト・エンジェル"。」

 

「"トキツネ"となった"ジュオンチャンター"のブースト、"ヨイトギ"でヴァンガードにアタック!」

 

"魔爪の忍鬼ヨイトギ"(R右) : パワー18000(9000+9000)

 

「なるほど..."ヨイトギ"はヴァンガードサークルに置かずとも、パワーラインは整っているから問題無いと言うことですね。面白い。少しはできるようだ。」

 

「私をあまり甘く見ない方がいい。私はその体の持ち主の師匠だ。師匠が弟子に負けるわけにはいかない。」

 

「ふっ...ですが、既にこの体は私のもの。残念ですがあなたは私には勝てない。"ピンキー・デンチュリスト"でガード。」

 

"救装天機ラメド" : パワー23000(8000+15000)

 

 

くそ...1ダメージしか与えられなかったか...

だけど、このファイトは負けられない。勝って、タツヤを取り戻すんだ。

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

マルクトメレク 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 救装天機ラメド

 

■■■

□■■

V   : 忍竜ジュオンチャンター

R右  : 魔爪の忍鬼ヨイトギ

R左  : 魔爪の忍鬼ヨイトギ

R中央 : 無尽の忍鬼トキツネ

R右下 : 忍竜ジュオンチャンター

 

シン 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"救装天機ザイン"にライド。さらに"ザイン"をコール。リアガードの"ザイン"でアタック。スキル発動。右の"ヨイトギ"をダメージゾーンへ。あなたは1枚回復してください。」

 

「っ、裏のダメージを回復。」

 

「これにより、このターン、あなたのダメージゾーンに新しいカードが置かれているので、"ザイン"たちはパワー+10000。」

 

"救装天機ザイン"(V) : パワー19000(9000+10000)

"救装天機ザイン"(R右) : パワー19000(9000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"藤花の忍鬼タケヒメ"。」

 

「スキルを使用した"ザイン"はバトル終了時、退却します。...ヴァンガードの"ザイン"も続きなさい。」

 

"救装天機ザイン" : パワー19000(9000+10000)

 

「くっ、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"クリティカルヒット・エンジェル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"救装天機ザイン" : パワー29000(9000+10000+10000)、☆2

 

「っ、ダメージチェック、"忍獣キャットローグ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"忍竜ジュオンチャンター"(V) : パワー19000(9000+10000)

 

「2枚目、"俄然の忍鬼アリオウ"。」

 

 

つ、強い...一気に4ダメージまで追い込まれた。

こっちはまだ1ダメージしか与えていないっていうのに。

 

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

マルクトメレク 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 救装天機ザイン

 

■■□

□■■

V   : 忍竜ジュオンチャンター

R左  : 魔爪の忍鬼ヨイトギ

R中央 : 無尽の忍鬼トキツネ

R右下 : 忍竜ジュオンチャンター

 

シン 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"看破の忍鬼ヤスイエ"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。さらに"俄然の忍鬼アリオウ"をコールし、"ヤスイエ"のスキル発動。CB1、SB1を支払い、"アリオウ"と"トキツネ"を選択。それらと同名のカードを1枚ずつコールする。 」

 

「ほう...手札を使わず、ここまで盤面を埋めるとは...」

 

「それだけじゃない!"アリオウ"は同名の他のユニットがいるなら、パワー+10000。"トキツネ"は他の"トキツネ"1枚につき、パワー+5000!」

 

"俄然の忍鬼アリオウ"(R右) : パワー19000(9000+10000)

"俄然の忍鬼アリオウ"(Rア1) : パワー24000(9000+10000+5000)

"無尽の忍鬼トキツネ"(R中央) : パワー10000(5000+5000)

"無尽の忍鬼トキツネ"(R左下) : パワー10000(5000+5000)

 

「さらに"ジュオンチャンター"のスキル。ドロップゾーンから"ジュオンチャンター"を山札の下に置き、"トキツネ"を選択。その名とブーストを得る!そして"トキツネ"が増えたことで、さらにパワーアップ!」

 

"無尽の忍鬼トキツネ"(R中央) : パワー15000(5000+5000*2)

"無尽の忍鬼トキツネ"(R左下) : パワー15000(5000+5000*2)

 

「ほう...なかなかやりますね。これだけのパワー、さすがに守るのも苦労しそうだ。」

 

「私はこのファイトに必ず勝つ...勝って、タツヤを取り戻すと決めたんです!」

 

 

もう二度と、大切な人たちを失いたくないから。

あの時のように、伸ばした手をすり抜けて、大切な人が消えるのは嫌だから。

 

 

「バトル!"ヤスイエ"でヴァンガードにアタック!」

 

"看破の忍鬼ヤスイエ" : パワー12000

 

「(ブーストをつけなかった...何かありますね。)"クリティカルヒット・エンジェル"でガードします。」

 

"救装天機ザイン" : パワー24000(9000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"忍妖ユキヒメ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ヨイトギ"にパワー+10000。」

 

"魔爪の忍鬼ヨイトギ" : パワー19000(9000+10000)

 

「2枚目、"魔爪の忍鬼ヨイトギ"。このアタックはヒットしない...だけど、"ヤスイエ"のスキル発動!手札を2枚捨てることで、ドロップゾーンから"伏魔忍鬼ヤスイエ・テンマ"にライドし、ドライブ-1!」

 

「ですが、あなたのドロップゾーンに"ヤスイエ・テンマ"はいませんよ?」

 

「ええ。ですが、手札から"ヤスイエ・テンマ"と"ヨイトギ"をドロップ。これでドロップゾーンに"ヤスイエ・テンマ"がある。ドロップゾーンから"伏魔忍鬼ヤスイエ・テンマ"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!」

 

 

よし、これで捨てた手札も補充できる。

それに私のアタックはまだまだ残っている。うまくいけばこのターンで勝てる!

 

 

「"トキツネ"のブースト、"ヤスイエ・テンマ"でヴァンガードにアタック!」

 

"伏魔忍鬼ヤスイエ・テンマ" : パワー27000(12000+15000)

 

「(私の手札にガードできるカードはほとんどない...)っ、ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"看破の忍鬼ヤスイエ"。」

 

「ダメージチェック、"セレイテッドソー・エンジェル"。」

 

「"トキツネ"となった"ジュオンチャンター"のブースト、"アリオウ"でヴァンガードにアタック!」

 

"俄然の忍鬼アリオウ"(R右) : パワー28000(9000+10000+9000)

 

「くっ...ノーガード。ダメージチェック、"オースカルテイト・エンジェル"。」

 

 

よし、残るアタックは2回だからこのターンでトドメはさせない。

でもこの調子なら5ダメージまで追い込めるはず!

 

 

「"アリオウ"でヴァンガードにアタック!」

 

"俄然の忍鬼アリオウ" : パワー24000(9000+10000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"救装天機ザイン"。」

 

「"トキツネ"のブースト、"ヨイトギ"でヴァンガードにアタック!」

 

"魔爪の忍鬼ヨイトギ" : パワー34000(9000+10000+15000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"サニースマイル・エンジェル"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"救装天機ザイン" : パワー19000(9000+10000)

 

 

ヒールトリガー...でも、これでダメージ4。

私の手札には"看破の忍鬼ヤスイエ"があるから、次のターンも"ヤスイエ"のスキルでヴァンガードの2回攻撃が可能。それに手札には"忍獣リーブスミラージュ"2枚と、"忍妖キリフブキ"がある。防御も万全...次のターンで勝つ!

 

 

「ターンエンド!」

 

--------------------------------------------------

マルクトメレク 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

□□□

□■□

V   : 救装天機ザイン

 

□■■■■

_■■■

V   : 伏魔忍鬼ヤスイエ・テンマ

R右  : 俄然の忍鬼アリオウ

R左  : 魔爪の忍鬼ヨイトギ

R中央 : 無尽の忍鬼トキツネ

R右下 : 忍竜ジュオンチャンター

R左下 : 無尽の忍鬼トキツネ

Rア1 : 俄然の忍鬼アリオウ

 

シン 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「かなりやりますね。私がここまで苦戦するとは。」

 

「当然です。タツヤを救うために、私は必ずあなたに勝つ!」

 

「ふっ...あなたのような人は嫌いではありません。...ですが、世界を救うためにはギーゼを復活させ、今の腐った世の中を破壊する必要があるのです。」

 

「そんなことはありません!世界には素敵なことが溢れている...確かに、争いなどが絶えない世の中ですが、それでも人は生きている!そんな世界を破壊するなんて、私が絶対にさせない!」

 

「...破壊しなければならない。そうしなければ、世界は救われない!」

 

「っ...!」

 

 

な、なんだこの威圧感は...マルクトメレク、いったいなぜそこまで....

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"特装天機マルクトメレク"にライド!イマジナリーギフトプロテクトⅡを左前列へ。そして"マルクトメレク"のスキル!CB2、相手のヴァンガードのグレードが3なので1枚回復!さらに"ホーリーロード・エンジェル"をコールし、スキル発動。山札から7枚見て、"特装天機マルクトメレク"を手札に加え、シャッフル。その後、手札から"神装天機シン・マルクトメレク"を山札の上に置く!」

 

 

"シン・マルクトメレク"...!?

何だあのユニットは...前のタツヤのデッキにはなかったカードだ。

 

 

「"マルクトメレク"のスキル!SB1を支払い、ドロップゾーンから"救装天機ザイン"、"救装天機ラメド"、"オースカルテイト・エンジェル"をコール!前列にパワー+5000!」

 

"特装天機マルクトメレク" : パワー17000(12000+5000)

"ホーリーロード・エンジェル" : パワー14000(9000+5000)

"救装天機ザイン" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「そして私に1ダメージ。ダメージチェック、"神装天機シン・マルクトメレク"。そして、ダメージチェックで"シン・マルクトメレク"が出た時、ヴァンガードが"特装天機マルクトメレク"なら、手札を1枚捨てることでスタンドでライドする!」

 

「なっ!?」

 

 

これで本来、ダメージとして置かれるはずだったカードが無くなり、実質ダメージというデメリット無しで"マルクトメレク"の能力を発動したということ...

 

 

「イマジナリーギフトプロテクトⅡを右前列へ。」

 

"ホーリーロード・エンジェル" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

 

しかもギフトを得たことで、パワーとシールド値を増やした。

攻撃と防御を兼ね備えた、厄介この上ない能力だ...

 

 

「さらに私のサークルにプロテクトマーカーが2枚以上あるなら、前列のユニットにパワー+10000。」

 

"神装天機シン・マルクトメレク" : パワー22000(12000+10000)

"ホーリーロード・エンジェル" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)

"救装天機ザイン" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)

 

 

「バトルです。"シン・マルクトメレク"でヴァンガードにアタック。」

 

「っ、"忍妖キリフブキ"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードです!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"サニースマイル・エンジェル"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ホーリーロード・エンジェル"にパワー+10000。」

 

"ホーリーロード・エンジェル" : パワー39000(9000+5000+5000+10000+10000)

 

「2枚目、"恋の守護者ノキエル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ザイン"にパワー+10000。」

 

"救装天機ザイン" : パワー39000(9000+5000+5000+10000+10000)

 

 

くっ...せっかく追い詰めたのに、ダメージが2まで回復してしまった...!

しかもスキルとトリガーでパワーがかなり上がっている。

このままでは私が逆に追い込まれる...!

 

 

「"オースカルテイト・エンジェル"のブースト、"ホーリーロード・エンジェル"でヴァンガードにアタック。」

 

"ホーリーロード・エンジェル" : パワー47000(9000+5000+5000+10000+10000+8000)

 

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"伏魔忍鬼ヤスイエ・テンマ"。」

 

「新しいカードがダメージゾーンに置かれているので、"ザイン"はパワー+10000。」

 

"救装天機ザイン" : パワー49000(9000+5000+5000+10000+10000+10000)

 

「"ラメド"のブースト、"ザイン"でヴァンガードにアタック。"ザイン"のスキル発動。アクセルサークルの"アリオウ"をダメージゾーンに置き、あなたはダメージを1枚回復する。」

 

「っ、そのまま"アリオウ"を回復。」

 

"救装天機ザイン" : パワー57000(9000+5000+5000+10000+10000+10000+8000)

 

「の、ノーガード。ダメージチェック、"藤花の忍鬼タケヒメ"。」

 

「バトル終了時、"ザイン"はスキルを使っているので退却...と言いたいところですが、"シン・マルクトメレク"のスキルにより、プロテクトマーカーがあるサークルにいる私のユニットは互いのカードの効果で退却しません。」

 

「っ...」

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

マルクトメレク 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■□■

■■■

V   : 神装天機シン・マルクトメレク

R右  : ホーリーロード・エンジェル

R左  : 救装天機ザイン

R右下 : オースカルテイト・エンジェル

R左下 : 救装天機ラメド

 

□■■■□

_■■■

V   : 伏魔忍鬼ヤスイエ・テンマ

R右  : 俄然の忍鬼アリオウ

R左  : 魔爪の忍鬼ヨイトギ

R中央 : 無尽の忍鬼トキツネ

R右下 : 忍竜ジュオンチャンター

R左下 : 無尽の忍鬼トキツネ

 

シン 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「もう諦めたらどうです?あなたのダメージは5。対する私のダメージは2。いくらあなたが攻撃を仕掛けてきたところで、あなたに勝ち目はありませんよ。」

 

「っ...そんなことはない!イメージする限り、勝利の女神は応えてくれる!イメージは限界を超える!」

 

 

そうだ...イメージするんだ。あの頃はもっと、ユニットの声が聞こえていたじゃないか。ヴァンガードファイトから長らく離れていたせいで、その感覚を忘れていた。

 

 

『そうだ。私たちの声を聴き、勝利へ導くのだ。』

 

「っ...(今の声は..."ヤスイエ"...)」

 

 

聞こえたよ、君の声が。そうだ。諦めてはいけない。

ユニットを信じ、デッキを信じ、勝利を信じる!イメージし続ける限り、いくらでも勝利は呼び込める!

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー!"看破の忍鬼ヤスイエ"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!さらに"ヤスイエ"のスキルでCB1、SB1を支払い、"アリオウ"と"トキツネ"を選択。山札かドロップゾーンからそれらと同名のカードを1枚ずつコールできる!"アリオウ"と"トキツネ"は自身のスキルでそれぞれパワーアップ!」

 

"俄然の忍鬼アリオウ"(R右) : パワー19000(9000+10000)

"俄然の忍鬼アリオウ"(Rア1) : パワー24000(9000+5000+10000)

"無尽の忍鬼トキツネ"(R中央) : パワー15000(5000+5000*2)

"無尽の忍鬼トキツネ"(R左下) : パワー15000(5000+5000*2)

"無尽の忍鬼トキツネ"(Rア2) : パワー20000(5000+5000*2+5000)

 

「さらに"伏魔忍鬼ヤスイエ・テンマ"をコール。"ジュオンチャンター"のスキルでドロップゾーンから"アリオウ"を山札の下に置き、"トキツネ"を選択。その名とブーストを得る!"トキツネ"が増えたことでさらにパワーアップ!」

 

"無尽の忍鬼トキツネ"(R中央) : パワー20000(5000+5000*3)

"無尽の忍鬼トキツネ"(R左下) : パワー20000(5000+5000*3)

"無尽の忍鬼トキツネ"(Rア2) : パワー25000(5000+5000*3+5000)

 

「行くぞ、"マルクトメレク"!"ヤスイエ・テンマ"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+10000!」

 

"伏魔忍鬼ヤスイエ・テンマ" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"セレイテッドソー・エンジェル"。」

 

「バトル終了時、"ヤスイエ・テンマ"のスキル。このユニットを退却し、"ザイン"を山札の下に置く!」

 

「な、何っ!?」

 

 

よし、これでインターセプトは一つ潰した。

それに厄介な"ザイン"を処理できたのは大きい...!

 

 

「"ヤスイエ"でヴァンガードにアタック!」

 

"看破の忍鬼ヤスイエ" : パワー12000

 

「っ、させない!"ホーリーロード・エンジェル"でインターセプト!プロテクトマーカーの能力により、シールド+10000!」

 

"神装天機シン・マルクトメレク" : パワー27000(12000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"忍竜ジュオンチャンター"。2枚目、"関門の忍鬼アタカ"。っ、"ヤスイエ"のスキル発動。そのままこの2枚を捨て、ドロップゾーンから"伏魔忍鬼ヤスイエ・テンマ"にライドし、ドライブ-1!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!」

 

 

トリガーは出なかったが、まだ私の攻撃は残っている。

それに"ヤスイエ・テンマ"にもまだドライブチェックが残っている。

マルクトメレクの手札は6枚、その内1枚はグレード3。

守護者は持っているけど、このまま攻めればきっと勝てる...!

 

 

「"トキツネ"のブースト、"ヤスイエ・テンマ"でヴァンガードにアタック!」

 

"伏魔忍鬼ヤスイエ・テンマ" : パワー32000(12000+20000)

 

「それもノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"藤花の忍鬼タケヒメ"...っ!」

 

「ふっ...ダメージチェック、"クリティカルヒット・エンジェル"。ゲット、クリティカルトリガー。パワー+10000。」

 

"神装天機シン・マルクトメレク" : パワー22000(12000+10000)

 

 

くっ、トリガーを引かれた...だけどこれでダメージ4!

 

 

「"アリオウ"でヴァンガードにアタック!」

 

"俄然の忍鬼アリオウ"(Rア1) : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"パーシステンス・エンジェル"。」

 

「"トキツネ"でヴァンガードにアタック!」

 

"無尽の忍鬼トキツネ"(Rア2) : パワー25000(5000+5000*3+5000)

 

「"セレイテッドソー・エンジェル"でガード。」

 

"神装天機シン・マルクトメレク" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

「っ...ならばこれでどうです!"トキツネ"のブースト、"ヨイトギ"でヴァンガードにアタック!」

 

"魔爪の忍鬼ヨイトギ" : パワー29000(9000+20000)

 

 

「無駄です。"サニースマイル・エンジェル"でガード。」

 

"神装天機シン・マルクトメレク" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

「くっ...!」

 

 

届かなかった....っ、いや、まだです!

私の手札には守護者が2枚あるし、ガードできるカードだってそれなりにある。

次のターンこそ、必ずトドメをさしてみせる!

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

マルクトメレク 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

■□■

□■□

V   : 神装天機シン・マルクトメレク

R右下 : オースカルテイト・エンジェル

R左下 : 救装天機ラメド

 

□■■■■■□

__■■■

V   : 伏魔忍鬼ヤスイエ・テンマ

R右  : 俄然の忍鬼アリオウ

R左  : 魔爪の忍鬼ヨイトギ

R中央 : 無尽の忍鬼トキツネ

R右下 : 忍竜ジュオンチャンター

R左下 : 無尽の忍鬼トキツネ

Rア1 : 俄然の忍鬼アリオウ

Rア2 : 無尽の忍鬼トキツネ

 

シン 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「残念ですが、次のターンはもう来ませんよ。」

 

「何っ!?」

 

「見せてあげましょう。あなたに本当の力というものをね。」

 

 

な、なんだ...纏っている雰囲気が変わった...?

 

 

 

「私のターン、スタンド&ドロー。ヴァンガードと同名のカードをコストに、我が未来を食らい顕現せよ!ユナイテッドサンクチュアリのゼロスドラゴン!究極超越!"極天のゼロスドラゴン ウルティマ"!」

 

「な...なんですか....これは...!」

 

 

"ヤスイエ"が蟻のように小さく見えるほどの巨大なドラゴン...

神々しい見た目と反して、邪悪なオーラが滲み出ている!

 

 

「スキル発動。CB2を支払い、一つのスキルを得た後、一つのスキルが発動する。山札から私のダメージと同じ枚数確認し、望む枚数コールする。5枚確認し、"アンプテイション・エンジェル"、"救装天機ザイン"、"救装天機ラメド"をコールし、残りはドロップする。その後、コールした枚数分、私は表のダメージを回復し、その分だけダメージチェックを行う。3枚回復し、3ダメージ。」

 

 

デッキからのコールに、メインフェイズ中のダメージチェック...まるでユナイテッドサンクチュアリのクランの特性をすべて持っているような、そんな能力だ...

 

 

「ダメージチェック、"セレイテッドソー・エンジェル"、"パーシステンス・エンジェル"、"クリティカルヒット・エンジェル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"極天のゼロスドラゴン ウルティマ" : パワー35000(25000+10000)、☆2

 

「そして、先ほど得た一つの能力が発動する。私がトリガー効果を発動する度、私はダメージを1枚回復し、1ダメージ受けることができる。ただし、この能力でトリガーが出た場合は、この能力を発動できない。1枚回復し、ダメージチェック、"ピンキー・デンチュリスト"。ゲット、クリティカルトリガー。」

 

「っ、また...」

 

「この能力で得たトリガー効果は、前列のユニット全てに与えられる。」

 

「何っ!?」

 

"極天のゼロスドラゴン ウルティマ" : パワー45000(25000+10000*2)、☆3

"救装天機ザイン" : パワー24000(9000+5000+10000)、☆2

"アンプテイション・エンジェル" : パワー39000(9000+5000+15000+10000)、☆2

 

「さあ、終わりにしましょう。"ラメド"のブースト、"ウルティマ"でヴァンガードにアタック。"ラメド"のスキル。CB1を支払うことで、このアタックに守護者はコールできない。」

 

「なっ...そんな...」

 

"極天のゼロスドラゴン ウルティマ" : パワー53000(25000+10000*2+8000)、☆3

 

「っ、"忍獣キャットローグ"、"関門の忍鬼アタカ"、"闇夜の忍鬼クローグ"、"忍妖ユキヒメ"でガード!"ヨイトギ"でインターセプト!」

 

"伏魔忍鬼ヤスイエ・テンマ" : パワー67000(12000+5000*2+10000+15000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"救装天機ラメド"。2枚目、"恋の守護者ノキエル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ウルティマ"にパワー+10000。」

 

"極天のゼロスドラゴン ウルティマ" : パワー63000(25000+10000*3+8000)、☆3

 

 

ヴァンガードにパワーを与えた!?

つまり、トリガーを引いたときの能力でもう一枚トリガーを引くつもりか...!?

 

 

「スキル発動。1枚回復し、1ダメージ。ダメージチェック、"ピンキー・デンチュリスト"。ゲット、クリティカルトリガー。」

 

「っ...!」

 

「前列すべてに効果が適用される。パワー+10000、クリティカル+1。」

 

"極天のゼロスドラゴン ウルティマ" : パワー73000(25000+10000*4+8000)、☆4

"救装天機ザイン" : パワー34000(9000+5000+10000*2)、☆3

"アンプテイション・エンジェル" : パワー49000(9000+5000+15000+10000*2)、☆3

 

 

ドガーン

 

 

「ぐああああああああああああ!」

 

 

"ウルティマ"の持つ巨大な剣が、私のユニットを一振りで粉砕し、私自身をも吹き飛ばす。激しい衝撃に思わず私は膝をつき、一瞬だけ意識が吹き飛んでしまった。

 

これほどのイメージ、私も初めて感じました...

ダメージゾーンには"看破の忍鬼ヤスイエ"が置かれ、これでダメージ6...私の負け...

 

 

「ぐっ...」

 

「ほう...ゼロスドラゴンのアタック受けても、意識を保っているとは。」

 

「っ...タツヤ...」

 

「ですが、ファイトは私の勝ち。そして"ウルティマ"は完全に覚醒し、ギーゼ復活また一歩、近づきました。」

 

 

ゼロスドラゴン...何という力だ...ミサキが危ない...!

それに、タツヤ...何とか救いたかったのに...私の力が足りないばかりに...!

 

 

「さて、ここにもう用はありません.....っ、涙...?」

 

「っ...タツヤ...なのか...」

 

「..この体の持ち主が泣いているようですね。ですが無意味なことです。この体は既に私のもの。世界の破壊まで、心の奥底に眠っていなさい。」

 

 

タツヤ...すまない...お前を救ってやることができなかった...

不甲斐ない師匠を許してくれ...

 

 

 

.



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第百三十六話「忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ」

ナオキside

 

 

「"忍獣キャットデビル"。」

 

「"抹消者スプリングライト・ドラコキッド"!」

 

 

むらくも、アクセルクランか。

俺の"ガントレッドバスター"には相性が良いぜ。

 

 

「私のターン、ドロー。"口寄せの忍鬼ジライヤ"にライド。"キャットデビル"のスキルで1枚ドロー。さらに"ジライヤ"のスキルで1枚引き、1枚を山札の下へ。これでターンエンドだよ。」

 

--------------------------------------------------

ヌラ・ヒョウガ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 口寄せの忍鬼ジライヤ

 

□■□

□□□

V   : 抹消者スプリングライト・ドラコキッド

 

ナオキ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"抹消者デモリッション・ドラゴン"にライド。"スプリングライト"のスキルで1枚ドローして、クイックシールドを得るぜ。さらに"遮断の抹消者ヌスク"をコール。スキルで山札から5枚見て、"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"を手札に加え、クイックシールドを捨てる。」

 

 

よし、手札は悪くねえ。相手のクランもアクセルクランで相性が良い。

攻めて攻めて攻めまくってやるぜ。

 

 

「"デモリッション"でヴァンガードにアタック!」

 

"抹消者デモリッション・ドラゴン" : パワー8000

 

「ノーガードだよ。」

 

「ドライブチェック、"雷鞭の抹消者スハイル"。」

 

「ダメージチェック、"忍妖ガシャドクロ"。」

 

「アタックがヒットしたことで、"デモリッション"のスキル発動。1枚引き、相手のドロップから1枚をバインド...だけど、お前のドロップは何もねえな。」

 

 

ま、これは仕方ねえ。1枚引けただけでもラッキーだぜ。

 

 

「"ヌスク"でヴァンガードにアタック!」

 

"遮断の抹消者ヌスク" : パワー8000

 

「それもノーガード。ダメージチェック、"忍妖エバーウイング"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"口寄せの忍鬼ジライヤ" : パワー18000(8000+10000)

 

「チッ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ヌラ・ヒョウガ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 口寄せの忍鬼ジライヤ

 

□■■

□□□

V   : 抹消者デモリッション・ドラゴン

R右  : 遮断の抹消者ヌスク

 

ナオキ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"忍妖ガシャドクロ"にライド。」

 

 

さて、どう攻めてくる...むらくもはシンゴも使っていたデッキ。

何度もファイトしたことあるから、結構知ってるぜ。

 

 

「...そのままバトル。"ガシャドクロ"でヴァンガードにアタック。」

 

"忍妖ガシャドクロ" : パワー9000

 

「(攻めてこなかった...?)ノーガードだぜ。」

 

「ドライブチェック、"忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ"。ノートリガーだよ。」

 

「ダメージチェック、"覇軍の抹消者ズイタン"。」

 

「うん、これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ヌラ・ヒョウガ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 忍妖ガシャドクロ

 

□■■

□□□

V   : 抹消者デモリッション・ドラゴン

R右  : 遮断の抹消者ヌスク

 

ナオキ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

こっちのバインドを警戒してきたってことか...?

だけど、攻めてこなくても好都合だぜ。俺は手札を温存しつつ、攻めていけるんだからな。

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"雷鞭の抹消者スハイル"にライド。"ヌスク"を後列に移動し、"覇軍の抹消者ズイタン"をコール!」

 

「ふむ...攻めてきたね。」

 

「行くぜ!"スハイル"でヴァンガードにアタック!」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー9000

 

「させないよ。"忍妖ユキヒメ"でガード。」

 

"忍妖ガシャドクロ" : パワー29000(9000+20000)

 

「チッ...ドライブチェック、"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"。」

 

 

防がれちまったか。まあ、あいつのダメージは2。

これ以上は防ぎたいっていうことか。

 

 

「だったらこれはどうだ!"ヌスク"のブースト、"ズイタン"でヴァンガードにアタック!」

 

"覇軍の抹消者ズイタン" : パワー17000(9000+8000)

 

「ノーガードだよ。ダメージチェック、"忍獣リーブスミラージュ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"忍妖ガシャドクロ" : パワー19000(9000+10000)

 

 

チッ...またドロートリガーかよ。あいつの手札、全然減らねえ。

だけど、これでダメージ3。次のターン、"ガントレッドバスター"にライドしてスキルを使えば、最低でもクリティカル3にはなる。一気に決めることだってできるぜ。

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ヌラ・ヒョウガ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

□■□

V   : 忍妖ガシャドクロ

 

□■■

□□■

V   : 雷鞭の抹消者スハイル

R右  : 覇軍の抹消者ズイタン

R右下 : 遮断の抹消者ヌスク

 

ナオキ 手札:8枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。見せてあげましょう。私の率いる百鬼夜行、その恐ろしさを。ライド、"忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ"。イマジナリーギフトアクセルⅡを獲得し、1枚ドロー。」

 

 

な、なんだ...急に寒気がしてきやがった...

まだそんなに遅い時間でもねえのに、辺りも暗くなって...

 

 

「ふふ、戸惑っているね。でも戦いはこれからだよ。"忍妖ガシャドクロ"、"忍妖フライトシックル"、"忍妖ダンガンニュードー"、"忍獣メタモルフォックス"をコール。"メタモルフォックス"のスキルで、このユニットの名前を"忍妖ダンガンニュードー"に変更。さらに"ダンガンニュードー"は同名の他ユニットがいる場合、ブーストとスキルを得る。」

 

「な、なんだよこれ...」

 

 

あいつのイメージなのか、暗闇に明かりが灯されたと思ったら、あいつのユニットが現れて...何でこんな怖い登場の仕方なんだよ...!

 

 

「"ヌラ・ヒョウガ"のスキル。CB1、山札から5枚見て、"忍妖フライトシックル"をコール。これで行きますよ。まずは右の"フライトシックル"でヴァンガードにアタック。スキルによるパワー+5000。」

 

"忍妖フライトシックル"(R右) : パワー14000(9000+5000)

 

「"ライジング・フェニックス"でガード!」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー19000(9000+10000)

 

「ふむ..."フライトシックル"はスキルを使ったので山札の下へ。"ダンガンニュードー"のブースト、"ガシャドクロ"でヴァンガードにアタック。」

 

"忍妖ガシャドクロ" : パワー21000(9000+12000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー。パワー+10000!」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー19000(9000+10000)

 

「なら、"フライトシックル"でリアガードをアタック。スキルでパワー+5000するよ。」

 

"忍妖フライトシックル" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「チッ...ノーガードだぜ。"ズイタン"は退却。」

 

「"フライトシックル"は山札の下へ。こっちはカードの能力で登場してるから、1枚引かせてもらうよ。そして、"ダンガンニュードー"となった"メタモルフォックス"のブースト、"ヌラ・ヒョウガ"でヴァンガードにアタック。」

 

"忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ" : パワー20000(12000+8000)

 

「ノーガードだぜ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"忍妖レディ・シルエッタ"。この瞬間、"ヌラ・ヒョウガ"のスキルが発動する。"忍妖"を含むノーマルユニットがドライブチェックで出た時、そのカードをコールする。それ以外はドロップする。」

 

「っ、"忍妖レディ・シルエッタ"は"忍妖"を含むノーマルユニット...」

 

「そう。よって、このカードはコールする。そして2枚目、"忍妖エバーウイング"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"レディ・シルエッタ"にパワー+10000。」

 

"忍妖レディ・シルエッタ" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「そして"ヌラ・ヒョウガ"のスキル。"忍妖エバーウイング"は"忍妖"を含むけど、ノーマルユニットではない。よってこれはドロップ。」

 

 

この能力、強制発動なのか。ってことは、あいつの手札はドライブチェックで増えねえ。こっちに有利になるってことじゃねえか。

 

 

「ふふ..."レディ・シルエッタ"でヴァンガードにアタック。」

 

"忍妖レディ・シルエッタ" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「通さねえ!"ライジング・フェニックス"でガード!」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー29000(9000+10000+10000)

 

「守るんだね。ならアタックがヒットしなかったことで、"レディ・シルエッタ"のスキル発動。山札の下に置き、"ヌスク"も山札の下に置いてもらおう。」

 

「くっ...(俺のリアガードもデッキに戻しやがった。)」

 

「私はこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ヌラ・ヒョウガ 手札:7枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■■□

■■□□

V   : 忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ

R左  : 忍妖ガシャドクロ

R中央 : 忍獣メタモルフォックス

R左下 : 忍妖ダンガンニュードー

 

□■□

□□□

V   : 雷鞭の抹消者スハイル

 

ナオキ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。一気に決めるぜ!ぶちかませ、俺の分身!"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー!」

 

「"ガントレッドバスター"ですか。厄介なユニットを持っている。」

 

「へっ、"ガントレッドバスター"は空いてるてめえの前列一つにつき、パワー+5000、クリティカル+1だぜ!」

 

"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン" : パワー22000(12000+5000*2)、☆3

 

「それだけじゃねえ!CB1、手札を1枚捨てることで前列すべてをバインドし、後列をその前列に移動させる!」

 

「っ、"ガシャドクロ"はバインド、"ダンガンニュードー"を前列へ。」

 

「"雷鞭の抹消者スハイル"をコール!スキルで手札を1枚捨てることで、"ダンガンニュードー"をバインドし、1枚ドロー!追加されたサークルにいるので、"スハイル"は常にパワー+5000。さらにてめえの前列がさらに空いたことで、"ガントレッドバスター"のパワーとクリティカルもさらに上がるぜ!」

 

"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン" : パワー27000(12000+5000*3)、☆4

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「"抹消者デモリッション・ドラゴン"をコール。行くぜ!俺の一撃を受けてみやがれ!"デモリッション"のブースト、"ガントレッドバスター"!」

 

"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン" : パワー35000(12000+5000*3+8000)、☆4

 

「面白いね。だけど、そんな攻撃を通すと思うかい?"忍獣リーブスミラージュ"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

 

っ、完全ガード...さすがに持ってやがったか。

このターンで決めるのはさすがにキツイかもしれねえが、どんどん攻めてやる。

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"。2枚目、"イエロージェム・カーバンクル"。ゲット、クリティカルトリガー!効果は全部"スハイル"に!」

 

"雷鞭の抹消者スハイル" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)、☆2

 

「行け!"スハイル"!あいつに渾身の一撃をぶちかませ!」

 

「っ、これはすごいね。ノーガード。ダメージチェック、"口寄せの忍鬼ジライヤ"、"忍妖レディ・シルエッタ"。」

 

 

おし!これでダメージ5!守護者も使わせたし、残り手札も5枚。

次のターンでもう一度"ガントレッドバスター"で攻撃すりゃ、俺の勝ちだ!

 

 

「ターンエンド!」

 

--------------------------------------------------

ヌラ・ヒョウガ 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)、バ:2

 

□■□

□■□□

V   : 忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ

R中央 : 忍獣メタモルフォックス

 

□■□■

□■□

V   : 抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン

R中央 : 抹消者デモリッション・ドラゴン

Rア1 : 雷鞭の抹消者スハイル

 

ナオキ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。君に見せてあげるよ。百鬼夜行の真の恐ろしさをね。"忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ"に再びライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

 

アクセルサークルを増やしやがった。

"ガントレッドバスター"相手にそれは良くないんじゃねえのか?

 

 

「"忍妖レディ・シルエッタ"をコール。スキルでCB1、手札から"忍妖フライトシックル"を公開。山札から公開したカードと同名のカードをコールする。」

 

「(さっきドローしてたやつか。スキルでコールされたらドローできるんだったな。)」

 

「さらに"忍妖ユキヒメ"をコールし、"ヌラ・ヒョウガ"のスキル。CB1を支払い、山札から5枚見て、"忍妖ダンガンニュードー"をコール。その後、相手のヴァンガードのグレードが3以上なら、私の"忍妖"を含むリアガード2種類につき、ドライブ+1。私のリアガードに"忍妖"は4種類。よって、ドライブ+2。」

 

「なんだと!?」

 

 

ドライブチェックを4回もするっていうのかよ。

っ、いや、でもヴァンガードのスキルで手札は増えねえ。

俺のダメージはまだ2だし、それほど脅威でもねえ。

 

 

「ふふ、"忍妖フライトシックル"、"忍獣メタモルフォックス"をコール。"メタモルフォックス"はそのスキルで"ダンガンニュードー"へと名を変えた。これにより、"ダンガンニュードー"はスキルを獲得する。準備は整ったよ。さあ、戦を始めようか。"レディ・シルエッタ"でヴァンガードにアタック。」

 

"忍妖レディ・シルエッタ" : パワー14000(9000+5000)

 

「"スハイル"でインターセプト!」

 

"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン" : パワー17000(12000+5000)

 

「へえ、守るんだ。なら"レディ・シルエッタ"のスキル。山札の下に置き、"デモリッション・ドラゴン"を山札の下に置いてもらおう。さらに"フライトシックル"でヴァンガードにアタック。スキルでパワー+5000。」

 

"忍妖フライトシックル" : パワー19000(9000+5000+5000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"抹消者ボーイングソード・ドラゴン"。」

 

「"フライトシックル"は山札の下へ。このユニットはカードの能力で登場しているため、1枚ドロー。"ユキヒメ"のブースト、"ダンガンニュードー"でヴァンガードにアタック。」

 

"忍妖ダンガンニュードー" : パワー17000(12000+5000)

 

「"イエロージェム・カーバンクル"でガード!」

 

"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン" : パワー27000(12000+15000)

 

「"ダンガンニュードー"となっている"メタモルフォックス"のブースト、"フライトシックル"でヴァンガードにアタック。スキルでパワー+5000。」

 

"忍妖フライトシックル" : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「"毒心のジン"でガード!」

 

"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン" : パワー27000(12000+15000)

 

「"フライトシックル"は山札の下へ。さあ、私自身が行こうか。"メタモルフォックス"のブースト、"ヌラ・ヒョウガ"でヴァンガードにアタック。」

 

"忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ" : パワー20000(12000+8000)

 

 

このアタック、変にクリティカルを引かれて負けるのも嫌だな。

俺の手札は減っちまうが、しっかり守ることに越したことはねえ。

 

 

「"ワイバーンガード ガルド"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ふっ、ではクアドラプルドライブ、1枚目、"忍妖フライトシックル"。"ヌラ・ヒョウガ"のスキルでコール。2枚目、"忍獣ムーンエッジ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"フライトシックル"へ。"忍獣ムーンエッジ"はドロップ。」

 

"忍妖フライトシックル" : パワー24000(9000+5000+10000)、☆2

 

「3枚目、"忍妖ダンガンニュードー"。スキルでコール。4枚目、"忍妖エバーウイング"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"フライトシックル"にパワー+10000。"エバーウイング"はドロップ。」

 

"忍妖フライトシックル" : パワー34000(9000+5000+10000*2)、☆2

 

「"ダンガンニュードー"でヴァンガードにアタック。」

 

"忍妖ダンガンニュードー" : パワー17000(12000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ドラゴニック・デスサイズ"。」

 

「"忍妖フライトシックル"でアタック。スキルでパワー+5000。」

 

"忍妖フライトシックル" : パワー39000(9000+5000+10000*2+5000)、☆2

 

 

くっ...この攻撃を受けたら負ける。

手札は残しておきたかったのに...!

 

 

「"ワイバーンガード ガルド"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「ほう...守り切りましたか。"フライトシックル"は山札の下へ。カードの能力で登場しているので1枚ドロー。さらに"ダンガンニュードー"のスキル。ソウルに置き、1枚ドロー。もう一枚も同じスキルを発動し、ソウルに置いて1枚ドロー。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ヌラ・ヒョウガ 手札:6枚、ソウル:6枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)、バ:2

 

_■■■

□□■□□

V   : 忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ

R中央 : 忍獣メタモルフォックス

R右下 : 忍妖ユキヒメ

R左下 : 忍獣メタモルフォックス

 

□■□□

□□□

V   : 抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン

 

ナオキ 手札:0枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。てめえの前列は全部空いてる。よって、"ガントレッドバスター"はパワー+20000、クリティカル+4だぜ。」

 

"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン" : パワー32000(12000+5000*4)、☆5

 

「さらに"ドラゴニック・デスサイズ"をコール。スキルでSB2、相手の前列を1枚バインドして、パワー+3000。」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「この攻撃を防げるか!"ガントレッドバスター"でヴァンガードにアタック!」

 

"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン" : パワー32000(12000+5000*4)、☆5

 

「ふっ...残念だけど簡単に防げるよ。"忍獣リーブスミラージュ"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「っ、完全ガード...くっ、ツインドライブ、1枚目、"覇軍の抹消者ズイタン"。2枚目、"蟲毒の抹消者セイオウボ"。ゲット、ヒールトリガー。回復はできねえが、"デスサイズ"にパワー+10000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー27000(9000+3000+5000+10000)

 

「これでトドメだ!"デスサイズ"でアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"ドラゴニック・デスサイズ" : パワー32000(9000+3000+5000+10000+5000)

 

「悪いけど、"関門の忍鬼アタカ"、"忍獣ムーンエッジ"でガード。」

 

"忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「っ...!」

 

 

防がれた...やべえ、俺の手札は2枚。また"ヌラ・ヒョウガ"のスキルで連続攻撃されちまったら、防ぎ切れねえ...!

 

 

「くっ...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ヌラ・ヒョウガ 手札:2枚、ソウル:6枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)、バ:2

 

_■■■

□□■□□

V   : 忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ

R中央 : 忍獣メタモルフォックス

R右下 : 忍妖ユキヒメ

R左下 : 忍獣メタモルフォックス

 

□■□■

□□□

V   : 抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン

Rア1 : ドラゴニック・デスサイズ

 

ナオキ 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。さて、私の力でトドメをさしても良いんだけどね。今回はそうはいかない。ギーゼの力を解放するために、君に見せてあげよう。ギーゼの力を!」

 

「っ...!」

 

「ヴァンガードと同名のカードをコストに、我が未来を食らい顕現せよ!ドラゴンエンパイアのゼロスドラゴン!究極超越!"獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ"!」

 

 

な、なんだこれ...熱い...それにめちゃくちゃでけえ...!

見たことねえユニットだぜ...

 

 

「"ドラクマ"のスキル。CB2、相手ユニットをすべて退却し、バインドする。ヴァンガードもね!」

 

「何ッ!?」

 

 

ヴァンガードも退却だと!?

っ、"ガントレッドバスター"が...!

 

 

「その後、相手は手札を3枚選び、2枚捨て、1枚をライドする。ただし、手札が3枚未満ならすべて捨て、ソウルからライドしなければならない。それもできないようなら君の敗北だ。」

 

「なんだと...!?」

 

 

俺の手札は2枚だから、この手札は捨てられる...

そして、俺のソウルにはグレード0、"抹消者スプリングライト・ドラコキッド"だけ。

 

 

「さらに場のマーカーもすべて除外する。これは私にも効果が及ぶ。まあ、このターン、私は"ドラクマ"でしかアタックできない制限があるから関係ないけどね。」

 

「くっ...!」

 

 

ユニットだけじゃなく、ギフトまで全部消えちまった...

それに俺の手札は0枚...もう何もできねえ...

 

 

「終わりだよ、石田ナオキ君。"ドラクマ"でヴァンガードにアタック。」

 

"獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ" : パワー25000

 

「の、ノーガード...」

 

「ツインドライブ、1枚目、"口寄せの忍鬼ジライヤ"。」

 

「(大丈夫...クリティカルさえ引かれなければまだ負けねえ...!)」

 

「2枚目、"忍獣ムーンエッジ"。ゲット、クリティカルトリガー。」

 

「っ!」

 

「効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ" : パワー35000(25000+10000)、☆2

 

 

「っ、ぐああああああああああああ!」

 

 

"ドラクマ"から吐き出される灼熱の炎が俺を包み込む。

何て衝撃、何て熱さだよ...!意識が...ぶっ飛びやがる...!

 

 

俺のダメージゾーンに"遮断の抹消者ヌスク"、"抹消者ガントレッドバスター・ドラゴン"が置かれる。これで6ダメージ...俺の負けだ...

 

 

「ぐっ...」

 

 

ドサッ

 

 

ちくしょう...めちゃくちゃ強え...

ちくしょう...ちくしょう...アイチ...みんな....

 

 

 

「任務完了だ。楽しかったよ、石田ナオキ。私はこんな戦いがしたかったのだからね。」

 

 

「待ち....やが....れ......」

 

「へえ、まだ意識があるんだ。」

 

「久導....ユウト....のこと....教えろ....!」

 

「...すぐにわかるよ。君が心配しなくてもね。」

 

 

そう言って、あいつは去っていく。

ちくしょう...結局何もできなかった....すまねえ、アイチ、みんな...!

 

 

 

 

.



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第百三十七話「蒼波元帥ヴァレオス」

ジリアンside

 

 

「"ブローバブル・ドラコキッド"!」

 

「"蒼波新兵コスティ"。」

 

 

っ、本当にアクアフォースを...どうしてあたしたち以外にアクアフォースを使っている人がいるのかわからないけど、今はこのファイトに勝つことだけ考える。

このファイトに勝って、ユウトのこと、アクアフォースのことを吐かせる!

 

 

「あたしのターン、ドロー。"ティアーナイト テオ"にライド。"ブローバブル"のスキルで1枚引き、ターンエンドよ。」

 

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ヴァレオス 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

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V   : 蒼波新兵コスティ

 

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V   : ティアーナイト テオ

 

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

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「俺のターン、ドロー。"蒼波兵長コルベット"にライド。"コスティ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。さらに"コルベット"をコール。ヴァンガードが"蒼波"なのでパワー+5000!」

 

"蒼波兵長コルベット"(R左) : パワー13000(8000+5000)

 

「行け、"コルベット"!ヴァンガードにアタックせよ!」

 

"蒼波兵長コルベット"(V) : パワー8000

 

「っ、ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"バトルシップ・インテリジェンス"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーはリアガードの"コルベット"へ!」

 

"蒼波兵長コルベット"(V) : パワー8000、☆2

"蒼波兵長コルベット"(R左) : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「きゃあっ!...っ、ダメージチェック、"インフルエント・ダガー"、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー18000(8000+10000)

 

「アタックがヒットしたので"コルベット"のスキル。山札から3枚見て、"蒼波水将ガレアス"を手札に加える。残りは山札の下へ。リアガードの"コルベット"でアタック!」

 

"蒼波兵長コルベット" : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「くっ、"インフルエント・ダガー"でガード!」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー28000(8000+10000+10000)

 

「ふん、防いだか。ターンエンドだ。」

 

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ヴァレオス 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

■■□

V   : 蒼波兵長コルベット

R左  : 蒼波兵長コルベット

 

□■□

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V   : ティアーナイト テオ

 

ジリアン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

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何て荒々しい攻撃...それに何だかダメージが実際にあたしにフィードバックしているような感じがする。あまり長期戦にはしたくない...

 

 

「あたしのターン、ドロー。"コーラル・アサルト"にライド。さらに"テリフィックコイル・ドラゴン"、"ティアーナイト テオ"、"蒼波兵長ベラギオス"をコール!"ベラギオス"のスキルで山札から5枚見て、"白波の水将フィロガトス"を手札に加え、そのまま捨てるわ。」

 

「ほう、貴様も攻めてきたか。いいだろう。全力をもって迎え撃とう!」

 

「っ、その余裕な態度を崩してあげるわ!"テリフィックコイル"でヴァンガードにアタック!スキルでSB1を支払い、スタンド!さらにスキルでパワー+5000!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"終末の切り札レヴォン"。」

 

「"ベラギオス"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波兵長ベラギオス" : パワー8000

 

「クイックシールドを使用。パワー+5000。」

 

"蒼波兵長コルベット"(V) : パワー13000(8000+5000)

 

「"コーラル・アサルト"でヴァンガードにアタックよ!」

 

"コーラル・アサルト" : パワー9000

 

「ふん、"バトルシップ・インテリジェンス"でガード。」

 

"蒼波兵長コルベット"(V) : パワー23000(8000+15000)

 

「っ、ドライブチェック、"蒼嵐水将デスピナ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果は全部"テリフィックコイル"へ与えるわ!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー24000(9000+5000+10000)、☆2

 

「"テオ"のブースト、"テリフィックコイル"でアタック!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー32000(9000+5000+10000+8000)、☆2

 

「む...ノーガード。ダメージチェック、"蒼波兵長コルベット"、"蒼波水将ガリオット"。」

 

 

 

「やった~!これで3ダメージ!ジリアン、さすがっ!」

 

 

「この程度、余裕よ。ターンエンド。」

 

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ヴァレオス 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

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■■□

V   : 蒼波兵長コルベット

R左  : 蒼波兵長コルベット

 

■■■

□□■

V   : コーラル・アサルト

R右  : テリフィックコイル・ドラゴン

R左  : 蒼波兵長ベラギオス

R右下 : ティアーナイト テオ

 

ジリアン 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

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「少しはやるようだ。だが、その程度ではこの俺には到底届かんな。」

 

「ふん...負けてるのはあんたよ。説得力が無いわね。」

 

「ふっ...いいだろう。ならば俺の力を見せてやろう。俺のターン、スタンド&ドロー。"蒼波水将ガリオット"にライド。"コルベット"を後列に下げ、"蒼波水将ガレアス"、"蒼波水将フォイヴォス"、"蒼波盾将ヨルゴス"、"発光信号のペンギン兵"をコール。」

 

 

っ、一気に攻めてきた。

このターンのアタック、さっきとはまた違った圧力を感じるわね。

 

 

「行くぞ、小娘。"ガレアス"でヴァンガードにアタック。」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー9000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ティアーナイト ヴァレリア"。」

 

「"ヨルゴス"のブースト、"ガリオット"でヴァンガードにアタック!スキル発動。CB1を支払い、"ガレアス"をスタンドする!」

 

"蒼波水将ガリオット" : パワー16000(9000+7000)

 

「くっ...それもノーガードよ。」

 

「くくく...ドライブチェック、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"フォイヴォス"にパワー+10000。」

 

"蒼波水将フォイヴォス" : パワー19000(9000+10000)

 

「っ、ダメージチェック、"コバルトウェーブ・ドラゴン"。」

 

 

つ、強い...この人、口だけじゃない。

本当に強い。レオン様と同じくらいアクアフォースを使いこなしている...!

 

 

「"ペンギン兵"のブースト、"フォイヴォス"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波水将フォイヴォス" : パワー27000(9000+10000+8000)

 

「"蒼嵐水将デスピナ"2枚でガード!」

 

"コーラル・アサルト" : パワー39000(9000+15000*2)

 

「ならば"コルベット"のブースト、"ガレアス"でヴァンガードにアタック!"コルベット"は自身のスキルでパワー+5000!"ガレアス"も同じくスキルでパワー+5000!」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー27000(9000+5000+13000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"コーラル・アサルト" : パワー19000(9000+10000)

 

「ブーストしたアタックがヒットしたので、"コルベット"のスキル発動。山札から3枚見て、"蒼波竜プロパルション・ドラゴン"を手札に加える。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ヴァレオス 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■■■

■■■

V   : 蒼波水将ガリオット

R右  : 蒼波水将フォイヴォス

R左  : 蒼波水将ガレアス

R中央 : 蒼波盾将ヨルゴス

R右下 : 発光信号のペンギン兵

R左下 : 蒼波兵長コルベット

 

■■■

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V   : コーラル・アサルト

R右  : テリフィックコイル・ドラゴン

R左  : 蒼波兵長ベラギオス

R右下 : ティアーナイト テオ

 

ジリアン 手札:2枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

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「あたしのターン、スタンド&ドロー。"コバルトウェーブ・ドラゴン"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"ベラギオス"を後列に移動し、"コーラル・アサルト"、"ティアーナイト ヴァレリア"をコール。」

 

 

相手が一気に攻めてきてくれたから、あたしも攻めに行ける。

手札が少ない今がチャンス。絶対に勝って、ユウトのことを聞きだす!

 

 

「"テリフィックコイル"でヴァンガードにアタック!スキルでSB1を支払いスタンド、さらにパワー+5000!」

 

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「"コバルトウェーブ"もスキルでパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー17000(12000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"蒼波竜プロパルション・ドラゴン"。」

 

「もう一度、"テリフィックコイル"で今度は"ガレアス"にアタック!"コバルトウェーブ"はさらにパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー22000(12000+5000*2)

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。"ガレアス"は退却。」

 

「"コーラル・アサルト"で"フォイヴォス"にアタック!"コバルトウェーブ"はパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー27000(12000+5000*3)

"コーラル・アサルト" : パワー14000(9000+5000)

 

「ノーガード。"フォイヴォス"は退却。」

 

「"ヴァレリア"でヴァンガードにアタック!"4回目以降のアタックなのでパワー+10000!"コバルトウェーブ"もスキルでパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー32000(12000+5000*4)

"ティアーナイト ヴァレリア" : パワー19000(9000+10000)

 

「"蒼嵐水将デスピナ"でガード。」

 

"蒼波水将ガリオット" : パワー24000(9000+15000)

 

「だったらこれはどうかしら!"コバルトウェーブ"でヴァンガードにアタック!スキル発動!CB1、このユニットのパワーによってスキルが発動する。パワーは32000!よって、クリティカル+1、前列と後列を入れ替える!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー32000(12000+5000*4)、☆2

 

「させん!"翠玉の盾パスカリス"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

 

くっ...守護者か...でも、残り手札は1枚!

このターンで一気に追い詰める...!

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"蒼嵐水将デスピナ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果は全部"テオ"へ!」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー18000(8000+10000)、☆2

 

「2枚目、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー!1枚回復し、"ベラギオス"にパワー+10000!」

 

"蒼波兵長ベラギオス" : パワー18000(8000+10000)

 

「何...?」

 

「決める...!"テオ"でヴァンガードにアタック!」

 

"ティアーナイト テオ" : パワー18000(8000+10000)、☆2

 

「その攻撃は通さん!"虹色秘薬の医療士官"でガード!」

 

"蒼波水将ガリオット" : パワー29000(9000+20000)

 

 

 

「あ~ん...防がれちゃった...でも!」

 

 

 

「これで手札は0枚!残る攻撃は防げないわね!」

 

「チッ...!」

 

「"ベラギオス"でアタックよ!スキルでパワー+5000!」

 

"蒼波兵長ベラギオス" : パワー23000(8000+10000+5000)

 

「ぐおっ...!くっ...ダメージチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"蒼波水将ガリオット" : パワー19000(9000+10000)

 

 

っ、ここでドロートリガー。でも手札もリアガードも削って、ダメージも4。

結構追い詰めたんじゃないかしら?

 

 

「エンドフェイズ、このターン4回以上アタックしているので"コーラル・アサルト"のスキル。ソウルに置き、1枚ドロー。これでターンエンドよ。」

 

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ヴァレオス 手札:1枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■■■

□■□

V   : 蒼波水将ガリオット

R中央 : 蒼波盾将ヨルゴス

R右下 : 発光信号のペンギン兵

R左下 : 蒼波兵長コルベット

 

■■■□

■□■

V   : コバルトウェーブ・ドラゴン

R右  : ティアーナイト テオ

R左  : 蒼波兵長ベラギオス

R右下 : テリフィックコイル・ドラゴン

R左下 : ティアーナイト ヴァレリア

 

ジリアン 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

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「なかなかやるな、小娘。俺がここまで追い詰められたのは久しぶりだ。」

 

「ふん...あんたなんかに褒められてもうれしくないわ。そんなにあたしのことを褒めたいなら、ユウトのことを教えなさい!」

 

「くくく...奴は既にこの世にはいない。奴はギーゼ様の器となったのだ。ギーゼ様が滅びぬ限り、奴は元に戻ることはない。」

 

「なんですって...!?」

 

 

ユウトが元に戻ることはない...!?

じゃあ、もう一生ユウトには会えないっていうこと!?

そんなの嫌...あたしだけじゃない、アサカやスイコたちだって、そんなの耐えられるはずがないじゃない...!

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"蒼波元帥ヴァレオス"にライド。"蒼波水将ガレアス"をコール。"コルベット"は前列に移動。さらに"ペンギン兵"のスキル発動。レストし、"ガレアス"にパワー+5000。」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー14000(9000+5000)

 

「さらに"ヴァレオス"のスキル発動。CB1、SB1を支払うことで、相手ヴァンガードのパワーを-5000し、相手ヴァンガードのグレードが3以上なら、そのユニットのパワーはこの効果とガーディアンのシールドでしか増減しなくなる。」

 

「なっ!?」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー7000(12000-5000)

 

 

 

「つ、つまり、パワーが固定されちゃったってこと~!?」

 

 

っ...しかもトリガーの上昇も反映できなくなるから、連続攻撃をガードして防ぐしかなくなった。ただでさえアクアフォースは連続攻撃を得意とするクラン。

今の手札枚数じゃ、守り切れないかも...

 

 

「(っ、いや、弱気になっちゃダメ...!このファイトに勝って、ユウトを取り戻すのよ!)」

 

「くくく...行くぞ。"ガレアス"でヴァンガードにアタック。」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー14000(9000+5000)

 

「"ティアーナイト テオ"でガード!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー17000(12000-5000+10000)

 

「"コルベット"でヴァンガードにアタック。」

 

"蒼波兵長コルベット" : パワー13000(8000+5000)

 

「"蒼嵐水将デスピナ"でガード!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー22000(12000-5000+15000)

 

「ふん..."ヴァレオス"のスキル。ユニットがアタックしたバトル終了時、2枚のユニットの位置を入れ替える。"コルベット"と"ヨルゴス"の位置を入れ替える。そして、"ヨルゴス"でヴァンガードにアタック。」

 

"蒼波盾将ヨルゴス" : パワー7000

 

「くっ、させない!"虹色秘薬の医療士官"でガード!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー27000(12000-5000+20000)

 

 

これで残るアタックはヴァンガードだけ。

あたしの手札はもう"コバルトウェーブ"だけだから守れない。

ダブルクリティカルさえなければ、あたしは負けない...!

 

 

「ふん..."ヴァレオス"でヴァンガードにアタック。"ガレアス"のスキルでCB1を支払い、"ガレアス"をスタンドする。」

 

「なっ!?」

 

「ふっ...どうする。守れるか?」

 

「くっ...の、ノーガード。」

 

 

まさかリアガードがスタンドするなんて...でも、クリティカルを引かれなければまだ大丈夫...あたしに勝機はある...!

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ガレアス"にパワー+10000。」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「2枚目..."翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ガレアス"にパワー+10000。」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー34000(9000+5000+10000*2)

 

「(っ...よかった...)ダメージチェック、"蒼波兵長ベラギオス"。」

 

「...."ガレアス"、"テオ"をアタックせよ。」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー39000(9000+5000+10000*2+5000)

 

「っ、ここでリアガードを...ノーガード。"テオ"は退却。」

 

「これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ヴァレオス 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

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■■■

V   : 蒼波元帥ヴァレオス

R右  : 蒼波水将ガレアス

R左  : 蒼波盾将ヨルゴス

R中央 : 蒼波兵長コルベット

R右下 : 発光信号のペンギン兵

 

■■□□

■□■

V   : コバルトウェーブ・ドラゴン

R左  : 蒼波兵長ベラギオス

R右下 : テリフィックコイル・ドラゴン

R左下 : ティアーナイト ヴァレリア

 

ジリアン 手札:1枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

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さっきのターンの仕返しとばかりに、手札もリアガードも削られたわね。

でも、あいつの手札は3枚で、その内の2枚は何のカードかわかってる。

残る手札は何かわからないけど、恐らく守護者のコストにするはず。

 

 

勝負はこのターン...あたしが勝つ...!

 

 

「あたしのターン、スタンド&ドロー。"コバルトウェーブ・ドラゴン"にライド!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

 

もう、手札を全部使い切って、このターンで勝利を掴む!

 

 

「"ティアーナイト ヴァレリア"、"翠玉の盾パスカリス"をコール!さらに"テリフィックコイル"を前列に移動。これで行くわよ!まずは"テリフィックコイル"でヴァンガードにアタック!スキルでSB1を支払いスタンド、パワー+5000!"コバルトウェーブ"もスキルでパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー17000(12000+5000)

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「チッ..."ヨルゴス"のスキル。ヴァンガードがアタックされた時、レストしている自分のリアガードが4枚以上なら、このユニットをガーディアンサークルに移動できる。"ヨルゴス"でガードだ。」

 

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー22000(12000+10000)

 

「なら、"パスカリス"で"ガレアス"にアタック!"コバルトウェーブ"はスキルでパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー22000(12000+5000*2)

"翠玉の盾パスカリス" : パワー10000(5000+5000)

 

「くっ...ノーガード。"ガレアス"は退却。」

 

「"テリフィックコイル"でヴァンガードにアタック!"コバルトウェーブ"はパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー27000(12000+5000*3)

"テリフィックコイル・ドラゴン" : パワー14000(9000+5000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"蒼波水将フォイヴォス"。」

 

「"ヴァレリア"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+10000!"コバルトウェーブ"もパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー32000(12000+5000*4)

"ティアーナイト ヴァレリア"(Rア2) : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「させん!"虹色秘薬の医療士官"でガード!」

 

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー32000(12000+20000)

 

「だったら、"蒼波兵長ベラギオス"でヴァンガードにアタック!これでレストしているリアガードは4枚!よって、パワー+5000!"コバルトウェーブ"もパワー+5000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー37000(12000+5000*5)

"蒼波兵長ベラギオス" : パワー13000(8000+5000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー22000(12000+10000)

 

 

っ、またドロートリガー...でも、これでパワーは37000まで上がった!

すべてのスキルが発動できる。このアタックは守護者を使われちゃうかもしれないけど、あたしの全力をぶつける!

 

 

「"コバルトウェーブ"でヴァンガードにアタック!スキル発動!CB1、現在のパワーによってスキルが発動!今のパワーは37000なので、すべて発動するわ!クリティカル+1、前列と後列を入れ替え、前列にパワー+10000!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー37000(12000+5000*5)、☆2

"ティアーナイト ヴァレリア"(R左) : パワー19000(9000+10000)

 

「ふん..."翠玉の盾パスカリス"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

 

やっぱり...でも、これで残る手札は1枚。今の"ヴァレオス"のパワーは22000。

"ヴァレリア"はスキルでパワー+10000するから、パワー29000。グレード1が1枚でもあれば防がれる。ここでトリガーを2枚引けば確実にアタックは通る。

でも、1枚でもシールド20000無ければ防げないから、ヒールトリガーしかない。

 

 

「(1枚でもトリガーを引ければ勝てる...!)ツインドライブ、1枚目、"テリフィックコイル・ドラゴン"。2枚目、"スーパーソニック・セイラー"。ゲット、クリティカルトリガー!効果は全部"ヴァレリア"へ!」

 

"ティアーナイト ヴァレリア"(R左) : パワー29000(9000+10000+10000)、☆2

 

 

やった...!これでスキルでさらにパワー+10000して、パワーは39000!

このアタックであたしの勝ち...!

 

 

「"ヴァレリア"、アタックしなさい!スキルでパワー+10000よ!」

 

"ティアーナイト ヴァレリア" : パワー39000(9000+10000+10000+10000)、☆2

 

「(勝った...!)」

 

「ふん...ガード。」

 

「っ!?」

 

「"虹色秘薬の医療士官"。」

 

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

 

そ、そんな...まさか、ヒールトリガーを引いていたというの...!?

今のガード、ヒールトリガーを引かれていなければ勝ってた...さっきのダメージ、ドロートリガーを引かれなければ勝っていたのに...!

 

 

「た、ターンエンド...」

 

「ジリアン...」

 

 

--------------------------------------------------

ヴァレオス 手札:0枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

□■■

□■□

V   : 蒼波元帥ヴァレオス

R中央 : 蒼波兵長コルベット

R右下 : 発光信号のペンギン兵

 

■■■□■

_■□■

V   : コバルトウェーブ・ドラゴン

R左  : ティアーナイト ヴァレリア

R右下 : テリフィックコイル・ドラゴン

R左下 : 蒼波兵長ベラギオス

Rア1 : 翠玉の盾パスカリス

Rア2 : ティアーナイト ヴァレリア

 

ジリアン 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

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「俺のターン、スタンド&ドロー。くくく...これで終わりだ。ヴァンガードと同じカードをコスト、我が未来を食らい顕現せよ!メガラニカのゼロスドラゴン!究極超越!"絶海のゼロスドラゴン メギド"!」

 

「な、何!?」

 

「なんなの、あのユニット~!」

 

 

あいつがコストを支払い、見たことないユニットにライドした瞬間、あいつの後ろの海から巨大なドラゴンが姿を現した。なんて禍々しい...怖い...

 

 

「スキル発動。CB2、手札とドロップゾーンから望む枚数コールし、パワー+10000。さらにスキルを得る。ドロップゾーンより"蒼波元帥ヴァレオス"、"蒼波水将ガレアス"、"蒼波水将フォイヴォス"、"蒼波水将ガリオット"、"蒼波兵長コルベット"をコール!」

 

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー22000(12000+10000)

"蒼波水将ガレアス" : パワー19000(9000+10000)

"蒼波兵長コルベット" : パワー18000(8000+10000)

"蒼波水将フォイヴォス" : パワー19000(9000+10000)

"蒼波水将ガリオット" : パワー19000(9000+10000)

 

 

「くっ...」

 

「行け、"ガレアス"。」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー19000(9000+10000)

 

 

あたしの手札はたった2枚...ブースト要因じゃなくてアタッカーをコールしたってことは、多分後列のユニットもアタックしてくる。つまり全部を防ぐのは不可能。

ここでダメージを受けて、トリガーを、できればドロートリガーを引くしかない...!

 

 

「ノーガード。ダメージチェック、"発光信号のペンギン兵"...くっ...」

 

「ふん..."メギド"のスキル。ユニットがアタックしたバトル終了時、リアガードの位置を入れ替える。"ガレアス"と"ガリオット"を入れ替える。」

 

「(っ、やっぱり...)」

 

「"ガリオット"、ヴァンガードにアタック。」

 

"蒼波水将ガリオット" : パワー19000(9000+10000)

 

「っ、"ヴァレリア"2枚でインターセプト!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー22000(12000+5000*2)

 

「ふん...無駄な足掻きを。"ガリオット"と"フォイヴォス"の位置を入れ替える。"フォイヴォス"でアタック。」

 

"蒼波水将フォイヴォス" : パワー19000(9000+10000)

 

「っ、"スーパーソニック・セイラー"でガード!」

 

"コバルトウェーブ・ドラゴン" : パワー27000(12000+15000)

 

「なぜ足掻くのかわからんな。お前の負けは決まっている。」

 

「まだよ...まだ終わっていない!あたしがヒールトリガーを引けば、まだ負けない!あたしは絶対に負けない!あんたを倒して、ユウトを取り戻すのよ...!」

 

「ふん...では、その希望を絶望に変えてやろう。"フォイヴォス"と"ガレアス"を入れ替える。そして、"メギド"でヴァンガードにアタック!"メギド"はこのターンにリアガードがアタックした回数1回につき、パワー+3000。俺は3度のアタックを行っている。よって、パワー+9000!」

 

"絶海のゼロスドラゴン メギド" : パワー42000(25000+3000*3+8000)

 

「っ...ノーガード...」

 

「ツインドライブ、1枚目、"蒼嵐水将デスピナ"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ヴァレオス"へ。」

 

"絶海のゼロスドラゴン メギド" : パワー42000(25000+3000*3+8000)、☆2

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

「2枚目、"バトルシップ・インテリジェンス"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ヴァレオス"へ。」

 

"絶海のゼロスドラゴン メギド" : パワー42000(25000+3000*3+8000)、☆3

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー42000(12000+10000+10000*2)

 

 

「そ、そんな...」

 

「ダブルクリティカル...」

 

「これで終わりだ。ギーゼ様の力、その身に受けるがいい!」

 

「っ、きゃああああああああああああああああああ!」

 

「ジリアン!!!!!」

 

 

な、何よこれ...!?イメージが現実のものに...!?

こんな強烈な嵐、意識が....!

 

 

 

あたしのダメージゾーンに最後のダメージが置かれる。

"コバルトウェーブ・ドラゴン"...ヒールトリガーではない。あたしの負けだ...

 

 

「ぐっ...うぅ...」

 

 

ドサッ

 

 

「ジリアン!」

 

「ごめ...シャーリーン....あんたは....逃げ....な....さ....」

 

 

あまりの痛みに、あたしは気を失った。

最後に見た光景は、シャーリーンがあたしを抱きかかえながら涙を流している光景。

シャーリーン...あんたは逃げなさい...

そして、ごめんなさいユウト...あたし、勝てなかった...ごめんね....

 

 

 

.



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第百三十八話「邪神司教ガスティール」

テツside

 

 

「"ヴァーミリオン・ゲートキーパー"!」

 

「"ヴェアフレーダー・オルドナンツ"。」

 

「む...貴様もダークイレギュラーズか。」

 

「ええ。私は魔王の一人ですからね。」

 

「ふん...相手にとって不足なし。俺から行くぞ。ドロー。"アモンの眷属フウ・ジンリン"にライド。"ゲートキーパー"のスキルで1枚ドロー。さらに"フウ・ジンリン"のスキル発動。手札を1枚ソウルに置き、1枚ドロー。その後、相手は手札を1枚ソウルに置かなければならず、その後に1枚引いても良い。」

 

「ソウルに置き、1枚ドローしますよ。」

 

 

ダークイレギュラーズ相手に、ソウルを溜めさせるのはマズイとは思うが...

"アモン"は相手のソウルも参照する。案外、相性は良いかもしれんな。

 

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ガスティール 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ヴェアフレーダー・オルドナンツ

 

□■□

□□□

V   : アモンの眷属フウ・ジンリン

 

テツ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"イエロー・ボルト"にライド。"オルドナンツ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。さらに"風の開拓者"をコール。」

 

 

"風の開拓者"か。トリガーが出た時、そのカードをソウルに置いてSC2できるカード。どうやらソウルを多く溜めたいようだな。

 

 

「"風の開拓者"のブースト、"イエロー・ボルト"でヴァンガードにアタック。」

 

"イエロー・ボルト" : パワー15000(8000+7000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"イエロー・ボルト"。残念、トリガーではありません。」

 

「ダメージチェック、"ディメンジョン・クリーパー"。」

 

「ふふ、これでターンエンドです。

 

--------------------------------------------------

ガスティール 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

 

□■□

□■□

V   : イエロー・ボルト

R中央 : 風の開拓者

 

□■□

□□□

V   : アモンの眷属フウ・ジンリン

 

テツ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"デモンテッド・エクセキューショナー"にライド。スキル発動。CB1を支払い、SC3。」

 

 

ソウルに入ったのは"魔界侯爵アモン"、"悪夢の国のダークナイト"、"ノーライフキング デスアンカー"。トリガーユニットが入ったな。

 

 

「トリガーユニットが入ったため、1枚ドロー。さらに"アモンの眷属ロン・ジンリン"をコール。スキルでSC1。貴様は手札かリアガードから1枚までソウルに置いていい。置かなかったら、俺はさらにSC1。」

 

「では置かせてもらいましょう。手札から1枚、ソウルに置きます。」

 

「ならばSCは無しだ。このままいくぞ。"デモンテッド"でヴァンガードにアタック!」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー9000

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"ドリーン・ザ・スラスター"。」

 

「ダメージチェック、"独眼のサキュバス"。ゲット、クリティカルトリガー。パワー+10000。」

 

"イエロー・ボルト" : パワー18000(8000+10000)

 

「む...トリガーを引かれたか。ならばこれでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ガスティール 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□■□

□■□

V   : イエロー・ボルト

R中央 : 風の開拓者

 

□■■

□□□

V   : デモンテッド・エクセキューショナー

R右  : アモンの眷属ロン・ジンリン

 

テツ 手札:7枚、ソウル:7枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"デモンテッド・エクセキューショナー"にライド。まずは"イエロー・ボルト"のスキルでSC2。ソウルに入ったのは"ポイゾニック・アブダクター"、"ブリッツ・リッター"。トリガーユニットが入ったので1枚引きます。さらに"デモンテッド"のスキル。CB1を支払い、SC3。」

 

 

ソウルに入ったのは"イエロー・ボルト"、"アイアンハート・アサシン"、"カースド・ドクター"。トリガーユニットがまた入ったか。

 

 

「トリガーユニットが入ったため、1枚ドロー。」

 

「だが、これで貴様のソウルは9枚。6枚以上になったので、"ロン・ジンリン"はスキルでパワーとシールドが+10000!」

 

"アモンの眷属ロン・ジンリン" : パワー19000(9000+10000)

 

「問題ありませんね。"ファンタズマ・エグゼキューター"をコールし、スキル発動。このユニットを退却し、"ロン・ジンリン"を退却。さらにSC2。」

 

「くっ...!」

 

「残念でしたね。せっかくパワーとシールドが上昇していたというのに。..."イエロー・ボルト"をコール。バトルです。"イエロー・ボルト"でヴァンガードにアタック。スキルでSC1し、パワー+5000。」

 

"イエロー・ボルト" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"プリズナー・ビースト"。」

 

「"風の開拓者"のブースト、"デモンテッド"でヴァンガードにアタック。"デモンテッド"はスキルでパワー+5000。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー21000(9000+5000+7000)

 

「くっ...ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"独眼のサキュバス"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー31000(9000+5000+7000+10000)、☆2

 

「ぐっ...!ダメージチェック、"アモンの眷属フウ・ジンリン"、"カースド・ドクター"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー19000(9000+10000)

 

「ふふ、私はこれでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ガスティール 手札:7枚、ソウル:12枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□■□

■■□

V   : デモンテッド・エクセキューショナー

R左  : イエロー・ボルト

R中央 : 風の開拓者

 

□■□

□□□

V   : デモンテッド・エクセキューショナー

 

テツ 手札:7枚、ソウル:7枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

 

こいつ、強い。これほどまで強いファイター、ユウトやレン、櫂以外になかなか見たことが無い。だが、負けるわけにはいかん。人には負けられない戦いというものがある。俺にとって、それが今なのだ。

 

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。地獄の門より這い出て、悪しき力を振るえ!ライド、"魔界侯爵アモン"!イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得。"アモン"は自分のソウル6枚につき、パワー+10000。俺のソウルは8枚。よって、パワー+10000だ。」

 

"魔界侯爵アモン" : パワー22000(12000+10000)

 

「さらに相手のソウル6枚につき、クリティカル+1。貴様のソウルは12枚。よって、クリティカル+2だ!」

 

"魔界侯爵アモン" : パワー22000(12000+10000)、☆3

 

「ほう...クリティカル3ですか。なかなか厳しい状況ですねえ。」

 

「余裕な態度をしているのに、よく言うな。"ドリーン・ザ・スラスター"、"グウィン・ザ・リッパー"をコール。"グウィン"のスキルでSC1。さらに"ドリーン"はスキルでパワー+5000。」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー11000(6000+5000)

 

「さらにもう一枚、"グウィン・ザ・リッパー"をコール。スキルでSC1。これでソウルは10枚になった。追加でCB1を支払うことで、"風の開拓者"を退却。そして、"ドリーン"はスキルでパワー+5000。」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー16000(6000+5000*2)

 

 

奴はソウルをかなり溜めている。"アモン"のスキルでソウルを溜めて良いものか...いや、ここは臆せず攻めるべきか。"アモン"のスキルを使わずとも、奴のデッキ構築ならソウルは溜まる。であれば、逆にスキルを使わないと不利になる。

 

 

「"アモン"のスキル発動。リアガード、手札、ドロップからそれぞれ1枚ずつソウルに置く。リアガードから"グウィン"、手札から"ディメンジョン・クリーパー"、ドロップから"ディメンジョン・クリーパー"をソウルへ。これにより、貴様は手札、リアガード、ドロップからそれぞれ2枚ずつソウルに置く。」

 

「くっ...手札から2枚、リアガードから1枚、ドロップから2枚をソウルへ置く。手札からの1枚はクイックシールド。これは置いた瞬間、消滅する。」

 

「6枚置けなかったなら、"アモン"はドライブ+1。さらに俺のソウルにカードが置かれたため、1枚につきパワー+5000。"アモン"もソウルが増えたことでさらにパワーが上昇する!」

 

"魔界侯爵アモン" : パワー32000(12000+10000*2)、☆3

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー31000(6000+5000*5)

 

「行くぞ!"アモン"でヴァンガードにアタック!奴を魔界の炎で浄化せよ!煉獄浄化!」

 

「ふふ、通すわけにはいきませんね。"カースド・ドクター"、"独眼のサキュバス"でガード。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー59000(9000+20000+30000)

 

「トリプルドライブ、1枚目、"ドリーン・ザ・スラスター"。2枚目、"悪夢の国のダークナイト"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"グウィン"へ!」

 

"グウィン・ザ・リッパー" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「3枚目、"カースド・ドクター"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"グウィン"にパワー+10000!」

 

"グウィン・ザ・リッパー" : パワー29000(9000+10000*2)、☆2

 

「"ドリーン"のブースト、"グウィン"でヴァンガードにアタック!」

 

"グウィン・ザ・リッパー" : パワー60000(9000+10000*2+31000)、☆2

 

「さすがにノーガードですねえ。ダメージチェック、"デモンテッド・エクセキューショナー"、"ヴァリアンツ・キラーテイル"。」

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ガスティール 手札:3枚、ソウル:16枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : デモンテッド・エクセキューショナー

 

□■■

□□■

V   : 魔界侯爵アモン

R右  : グウィン・ザ・リッパー

R右下 : ドリーン・ザ・スラスター

 

テツ 手札:7枚、ソウル:13枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。ライド、"邪神司教ガスティール"。さらに"エンブレム・マスター"、"デモンテッド・エクセキューショナー"をコール。"デモンテッド"のスキルでCB1を支払い、SC3。」

 

 

ソウルに入ったのは、"アイアンハート・アサシン"、"ポイゾニック・アブダクター"、"ブリッツ・リッター"。またしてもトリガーユニットが入ったか。

 

 

「トリガーユニットが入ったので1枚ドロー。そしてバトルフェイズに入ったとき、"ガスティール"のスキルが発動します。ソウル5枚につき、4つのスキルの内、一つを発動できる。そして、私のソウルは20枚。よって、すべてのスキルが発動する!」

 

「っ...!」

 

 

やはり、俺のカードの能力でソウルを溜めさせすぎたか。

いったい、どんなスキルを発動するんだ...?

 

 

「まず一つ目。私の前列のユニット全てのクリティカル+1。」

 

"邪神司教ガスティール" : パワー12000、☆2

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー9000、☆2

"エンブレム・マスター" : パワー9000、☆2

 

「二つ目。相手のヴァンガードのパワーを1になるまで増減する。」

 

"魔界侯爵アモン" : パワー1(12000-11999)

 

「三つ目。このターン中、あなたの自動能力は発動しません。」

 

 

つまり、完全ガードを封じられたということか。

クリティカルが上昇して、さらにこちらのパワーが1になっている状況で、完全ガードまで封じられるのはマズイな。

 

 

「そして四つ目。あなたは自分の手札を1枚、裏でダメージゾーンに置く。」

 

「何ッ!?...くっ、プロテクトを置く。この瞬間、プロテクトは消滅する。」

 

「うまく回避しましたね。ですがそれも長くは続きませんよ。さあ、バトルです!"ガスティール"でヴァンガードにアタック!」

 

"邪神司教ガスティール" : パワー12000、☆2

 

「ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"独眼のサキュバス"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"デモンテッド"へ。」

 

"邪神司教ガスティール" : パワー12000、☆3

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「2枚目、"カースド・ドクター"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復して、"エンブレム・マスター"にパワー+10000。」

 

"エンブレム・マスター" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「くっ...ダメージチェック、"魔界侯爵アモン"、"ディメンジョン・クリーパー"、"デモンテッド・エクセキューショナー"。」

 

 

いかん...先に5ダメージまで追い詰められてしまった。

しかもトリガーを引けなかったから、ガード要求値が高い...!

 

 

「"デモンテッド"、ヴァンガードにアタック。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「っ、"カースド・ドクター"でガード!」

 

"魔界侯爵アモン" : パワー20001(12000-11999+20000)

 

「ならば"エンブレム・マスター"でヴァンガードにアタック。」

 

"エンブレム・マスター" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「"悪夢の国のダークナイト"、"ブリッツ・リッター"でガード!」

 

"魔界侯爵アモン" : パワー30001(12000-11999+15000*2)

 

「耐えましたか。ですがあなたの敗北までもう少し。これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ガスティール 手札:4枚、ソウル:20枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

□□□

■■■

V   : 邪神司教ガスティール

R右  : デモンテッド・エクセキューショナー

R左  : エンブレム・マスター

 

□■■

□□■

V   : 魔界侯爵アモン

R右  : グウィン・ザ・リッパー

R右下 : ドリーン・ザ・スラスター

 

テツ 手札:3枚、ソウル:13枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。」

 

 

奴の手札、4枚と枚数は少ないが先ほどのドライブチェックで加わったカードのシールド値は20000と30000。ここで俺が"アモン"のスキルを使い、奴の手札、リアガードをソウルに置かせた場合、奴のソウルは26枚になり、"アモン"はクリティカルが4、上昇する。だが俺のソウルは16枚。"アモン"のパワーは20000上がって32000。

奴が20000と30000のシールドを残した場合、2枚貫通で守られる。

そして、俺はアタッカーもおらず、さらには4ダメージ与えなければならない。

 

 

そう考えると、このまま"アモン"で戦うのは得策ではないな。

俺の手札には"ノーライフキング デスアンカー"がある。こいつにライドすればプロテクトを得られるし、スキルでSCしてソウルは15枚。パワーが30000上昇する上、アタック後には"アモン"に再びライドし、パワーとクリティカルが上昇した状態でアタックできる。

 

 

 

「ここは攻める!"ノーライフキング デスアンカー"にライド!イマジナリーギフトプロテクトⅠを獲得!さらにスキルでSC1し、ソウル1枚につきパワー+2000!俺のソウルは15枚。よって、パワー+30000!さらに"ドリーン"はスキルでパワー+5000!」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー42000(12000+2000*15)

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー11000(6000+5000)

 

「"ドリーン・ザ・スラスター"、"グウィン・ザ・リッパー"をコール。"グウィン"のスキルでSC1し、さらにCB1を支払い"デモンテッド"を退却!"ドリーン"2枚はスキルでパワー+5000!」

 

"ドリーン・ザ・スラスター"(R中央) : パワー11000(6000+5000)

"ドリーン・ザ・スラスター"(R右下) : パワー16000(6000+5000*2)

 

 

ここは攻める...!このターンで決めなければ、恐らく俺は負ける。

ここで奴を倒し、俺がユウトを救ってみせる!俺もユウトの友だ!

 

 

「ソウルの"ディメンジョン・クリーパー"のスキル!CB1、このカードを山札の下に置くことでSC3。さらに"ドリーン"はスキルでパワーが上昇する!」

 

"ドリーン・ザ・スラスター"(R中央) : パワー26000(6000+5000*4)

"ドリーン・ザ・スラスター"(R右下) : パワー31000(6000+5000*5)

 

「ソウルにはもう一枚、"ディメンジョン・クリーパー"がある。同じスキルを発動し、CB1、山札の下に置いてSC3。"ドリーン"がさらにパワーアップ!」

 

"ドリーン・ザ・スラスター"(R中央) : パワー41000(6000+5000*7)

"ドリーン・ザ・スラスター"(R右下) : パワー46000(6000+5000*8)

 

 

「っ、これは...厄介ですねえ..」

 

「これが俺の覚悟だ。友を救うため、俺は貴様を倒す!バトルだ!左の"グウィン"でリアガードをアタック!」

 

"グウィン・ザ・リッパー"(R左) : パワー9000

 

「ノーガード。"エンブレム・マスター"は退却します。」

 

「"ドリーン"のブースト、"グウィン"でヴァンガードにアタック!」

 

"グウィン・ザ・リッパー"(R右) : パワー55000(9000+46000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ヴェアルクス・ゲフライター"。ゲット、クリティカルトリガー。パワー+10000。」

 

"邪神司教ガスティール" : パワー22000(12000+10000)

 

 

ここでトリガーを引くか...!?

だが、臆することはない。俺の全力をもって、奴を倒すだけだ。

 

 

「"デスアンカー"でヴァンガードにアタック!」

 

"ノーライフキング デスアンカー" : パワー42000(12000+2000*15)

 

「ふっ...ノーガードです。」

 

「(やはりノーガードか...)ツインドライブ、1枚目、"アモンの眷属ロン・ジンリン"。2枚目、"プリズナー・ビースト"。くっ...ノートリガー...」

 

「ダメージチェック、"ポイゾニック・アブダクター"。」

 

「だが、俺の攻撃はまだ終わらない!"デスアンカー"のスキル!CB1、リアガードを3枚、手札を1枚ソウルへ。これにより、ソウルから"魔界侯爵アモン"にライドする!イマジナリーギフトプロテクトⅠ!そしてクリティカル+1!」

 

"魔界侯爵アモン" : パワー12000、☆2

 

「さらに"ドリーン"はスキルでパワーアップ!」

 

"ドリーン・ザ・スラスター" : パワー61000(6000+5000*11)

 

「それだけではない。"アモン"は俺のソウル6枚につき、パワー+10000。お前のソウル6枚につき、クリティカル+1する。俺のソウルは24枚。よって、パワー+40000。そしてお前のソウルは20枚。よって、クリティカル+3!」

 

"魔界侯爵アモン" : パワー52000(12000+10000*4)、☆5

 

 

「ぱ、パワー52000の、クリティカル5だと...!?」

 

 

そして、ここに超パワーアップした"ドリーン"のブーストが追加される。

これが俺のヴァンガード、俺の力だ...!

 

 

「食らうがいい!"ドリーン"のブースト、"アモン"でヴァンガードにアタック!煉獄浄化!」

 

"魔界侯爵アモン" : パワー113000(12000+10000*4+61000)、☆5

 

 

「っ、"ブリッツ・リッター"、"カースド・ドクター"、"独眼のサキュバス"2枚でガード!」

 

"邪神司教ガスティール" : パワー117000(12000+10000+15000+20000+30000*2)

 

 

パワー113000vs117000。トリガーが1枚でも出れば、クリティカル5のアタックが通り、奴は5ダメージ受けることになる。今奴のダメージは4で、既にヒールトリガーは何枚か出ている。よって、このアタックが通れば勝ち...!

 

 

「行くぞ、ツインドライブ!1枚目、"アモンの眷属ロン・ジンリン"。」

 

 

1枚目はトリガーではない...だが、もう一枚チェックできる。

次に賭ける...俺の想いに応えてくれ、俺のデッキよ...!

 

 

「2枚目........っ...."デモンテッド・エクセキューショナー"...ノートリガーだ...」

 

「ふふ...残念でしたねえ。これで終わりですか?」

 

「くっ...ターンエンドだ...」

 

--------------------------------------------------

ガスティール 手札:0枚、ソウル:20枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : 邪神司教ガスティール

 

□■□

□■□

V   : 魔界侯爵アモン

R中央 : ドリーン・ザ・スラスター

 

テツ 手札:6枚、ソウル:24枚、ダメージ:5枚(表:1、裏:4)

--------------------------------------------------

 

まだだ...奴の手札は0枚。"ガスティール"のスキルが発動しても、プロテクトをダメージに置けば6ダメージにはならないし、"ガスティール"の攻撃を防げるだけのガード値はある。よほどのカードを引かれない限り、負けはない...!

 

 

「くく...ふふ....くくく....まさか、あなたがここまでのファイターだったとは思いませんでした。ですが、このファイトはここまでです。」

 

「何...?」

 

「私のターン、スタンド&ドロー。そして、あなたに絶望を。ヴァンガードと同名のカードをコストに、我が未来を食らい顕現せよ!ダークゾーンのゼロスドラゴン!究極超越!"終焉のゼロスドラゴン ダスト"...!」

 

「な、なんだこのユニットは...!」

 

 

何と禍々しい....俺の使うダークイレギュラーズのユニットたちも凶悪なユニットが多いが、このドラゴンはそんなもの比じゃないくらい恐ろしい...!

 

 

「くっ...この俺が震えているだと...」

 

「ふふ...恥ずべきことではありません。ギーゼ様のお力の一端を味わうのです。震え、怯えは正しい感情です。」

 

「くっ...!」

 

「"ダスト"のスキル。CB2を支払うことで、スキルが複数発動します。まず、あなたの場にあるカードすべての能力を私は得て、逆にあなたはすべての能力を永遠に失う。」

 

 

何だと...!?相手の能力を奪い、さらには永遠に封じるだと!?

 

 

「これにより、あなたの"アモン"より得た能力により、私のソウル6枚につき、"ダスト"はパワー+10000。私のソウルは21枚。よって、パワー+30000。さらに相手のソウル6枚につき、クリティカル+1。あなたのソウルは24枚。よって、クリティカル+4。」

 

"終焉のゼロスドラゴン ダスト" : パワー55000(25000+10000*3)、☆5

 

「さらにこのターン、あなたはカードの能力を発動できず、トリガー効果は発動しません。」

 

「ば、馬鹿な...つまり、このアタックを防がなければならないが、完全ガードは使えないということか...!」

 

「そうなりますねえ。まあ、あなたにそれだけのガード値があるとは思えませんがね。」

 

「ぐっ...」

 

「さあ、これで終わりです。"ダスト"でヴァンガードにアタック!」

 

"終焉のゼロスドラゴン ダスト" : パワー55000(25000+10000*3)、☆5

 

「くっ...」

 

 

俺の手札6枚の内、2枚はプロテクト。これは奴のスキルによって使い物にならない。

そして残る4枚は"悪夢の国のダークナイト"、"プリズナー・ビースト"、"デモンテッド・エクセキューショナー"、"アモンの眷属ロン・ジンリン"。

ガード値の合計は35000...."アモン"のパワーと合わせても47000。ガード値が足りない...

 

 

「ノー...ガード...」

 

「くくく...勝負は決まりました。ツインドライブ、1枚目、"ヴァリアンツ・キラーテイル"。2枚目、"イエロー・ボルト"。トリガーは出ませんでしたが、もう不要でしょう。」

 

「っ...ダメージチェック、"カースド・ドクター"...」

 

「残念!トリガーは無効化されています。これでダメージ6。私の勝ちですね。」

 

 

くそ...すまん、ユウト...お前を救ってやりたかったのに...!

すまん、レン、櫂、アサカ、みんな...ユウトを救えなかった...!

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

紗希side

 

 

「っ...!」

 

「すべての国家の紋章が...」

 

 

ユウトの足元で、すべての国家の紋章が光った。

つまり、ゼロスドラゴンがすべて完全に覚醒し、ギーゼが復活するってこと...!

 

 

「『時は来た。我はこの世に顕現する。さあ、我の完全復活への生贄は貴様たちだ。』」

 

「っ...ギーゼ...あんただけは私が倒す!あんたを倒して、ユウトを...息子を救ってみせる!」

 

「紗希さん、頼んだよ!」

 

「『我に挑むか。クレイで戦った時とは違う。我は力を取り戻している。...我が元に集え、6枚のゼロスドラゴンよ。』」

 

 

ギーゼがそう言うと、6枚のゼロスドラゴン"のカードが四方八方から飛んできた。

それぞれ強力なオーラを滲み出しており、覚醒していることが伺える。

 

 

「『さあ、破壊を始める。我が前に散るが良い。』」

 

「舐めないでほしいわね。私が勝って、ユウトを取り戻す!」

 

 

 

「スタンドアップ、ヴァンガード!」

「『スタンドアップ・Z・ヴァンガード。』」

 

 

.



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第百三十九話「破壊の竜神」

紗希side

 

 

 

「"アルボロス・ドラゴン”新芽”"!」

 

「『"ネオンギーゼ"。』」

 

 

"ネオンギーゼ"...ギーゼのグレード0の状態ってこと...?

まだ覚醒していない今がチャンスってことかしら。

 

 

「私のターン、ドロー。"アルボロスの直衛アイラ"にライド。"新芽"のスキルで1枚ドロー。さらに"アイラ"のスキル発動。手札を1枚ソウルに置き、1枚ドローする。"アルボロス・コンポスト・ドラゴン"をソウルに置き、1枚引くわ。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ネオンギーゼ

 

□■□

□□□

V   : アルボロスの直衛アイラ

 

紗希 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「『我のターン、ドロー。"紅団扇の銃士ガストーネ"にライド。』」

 

「っ...!(ファーストヴァンガードは"ネオンギーゼ"だけど、デッキはネオネクタール...!?)」

 

 

「『"ネオンギーゼ"のスキル。ライドされた時、このユニットを表でバインドする。そして、"ネオンギーゼ"がバインドゾーンに表で存在する限り、我のトリガー効果の内、パワー上昇の効果は山札か手札、ドロップからゼロスドラゴンをバインドしても良い、という能力に変わる。』」

 

 

っ、やっぱりゼロスドラゴンがすべてデッキに入っているのね。

ギーゼの力については、ゼロスドラゴンを研究していた時からいくつかわかっていた。ゼロスドラゴンはギーゼの力そのもの。ギーゼはその力を使って、本来の力を解放することができる。

 

 

「『"カローラ・ドラゴン"をコール。バトル。"ガストーネ"でヴァンガードにアタック。』」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー8000

 

「ノーガードよ。」

 

「『ドライブチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚ドロー。さらに"ネオンギーゼ"のスキルにより、手札から"星葬のゼロスドラゴン スターク"をバインドする。手札からバインドしたので1枚ドロー。』」

 

「ぐっ....ダメージチェック、"アルボロスの親衛アイリ"。」

 

 

痛っ...ダメージが現実にフィードバックしているわね....

今はまだグレード1だけど、これがグレード3、グレード4になるといつまで耐えられるか...

 

 

「『"カローラ・ドラゴン"でヴァンガードにアタック。』」

 

"カローラ・ドラゴン" : パワー8000

 

「ノーガード。っ...ダメージチェック、"アルボロスの直衛アイラ"。」

 

「『我はこれでターンエンド。』」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚、バ:2

 

□□□

■■□

V   : 紅団扇の銃士ガストーネ

R左  : カローラ・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : アルボロスの直衛アイラ

 

紗希 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン...っ、ドロー。"アルボロス・ドラゴン”樹”"にライド。"樹"のスキルにより、次のコールする"プラント・トークン"は強化される。そして"アイラ"のスキル。"アルボロス"にライドされた時、手札を1枚ソウルに置くことで、"プラント・トークン"を2枚コールできる。"アルボロスの親衛アイリ"をソウルに置き、"プラント・トークン"を2枚コール。1枚は強化された状態よ。」

 

「『相も変わらず、"アルボロス"か。』」

 

「当然よ。これが私のデッキ。ユウトにヴァンガードを教えたこのデッキで、ユウトを取り戻してみせる。"アルボロス・ドラゴン”若枝”"をコール。バトル!"プラント・トークン"のブースト、"樹"でヴァンガードにアタック!」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー15000(10000+5000)

 

「『ノーガード。』」

 

「ドライブチェック、"アルボロスの陣風オリヴェル"。」

 

「『ダメージチェック、"パンジーの銃士シルヴィア"。』」

 

「続けて、"若枝"のブースト、"プラント・トークン"でヴァンガードにアタック!」

 

"プラント・トークン"(R左) : パワー18000(10000+8000)

 

「『ノーガード。ダメージチェック、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。"ネオンギーゼ"のスキルにより、山札から"獄炎のゼロスドラゴン だドラクマ"をバインド。』」

 

 

っ、これで2枚目...すべてのゼロスドラゴンが揃う前に、なんとしても決着を付けなければならない...

 

 

「"若枝"のスキル。山札から4枚見て、"アルボロスの親衛アイリ"を手札に加え、残りは山札の下へ。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)、バ:3

 

□□□

■■□

V   : 紅団扇の銃士ガストーネ

R左  : カローラ・ドラゴン

 

■■□

■■□

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R左  : プラント・トークン(強化)

R中央 : プラント・トークン

R左下 : アルボロス・ドラゴン"若枝"

 

紗希 手札:6枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「『我のターン、スタンド&ドロー。"リコリスの銃士サウル"にライド。"サウル"のスキル発動。SB1、"カローラ・ドラゴン"を退却。山札から3枚見て、"ダンシング・サンフラワー"をコール。』」

 

「っ、またトリガー...!」

 

「『追加でCB1を支払い、トリガー効果を発動。1枚ドロー。さらに"ネオンギーゼ"のスキルで手札から"極天のゼロスドラゴン ウルティマ"をバインド。手札からバインドしたので1枚ドロー。』」

 

 

これで3枚、もう半分のゼロスドラゴンがバインドされた。

あと3枚バインドされたら、マズイ...

 

 

「『"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。スキルで"プラント・トークン"をコール。バトル。"ダンシング・サンフラワー"のブースト、"サウル"でヴァンガードにアタック。』」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー15000(10000+5000)

 

「"プラント・トークン"でインターセプト!」

 

"アルボロス・ドラゴン”樹”" : パワー20000(10000+10000)

 

 

"ネオンギーゼ"のスキルで、トリガーが出てもパワーが上昇することはない。

だから最低限のガード値で問題ない。

 

 

「『ドライブチェック、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ネオンギーゼ"のスキルで山札から"絶海のゼロスドラゴン メギド"をバインド。』」

 

「っ...(これで4枚...マズイ...早く決着を付けなくちゃ....!)」

 

「紗希さん...頑張ってくれ!ユウトを取り戻そう!」

 

「重治さん...」

 

 

そうよ...ユウトを取り戻す。

私たちの大切な息子を取り戻すために、私は負けられない!

 

 

「『ふん..."プラント・トークン"のブースト、"シルヴィア"でヴァンガードにアタック。』」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"アルボロス・コンポスト・ドラゴン"。」

 

「『我はこれでターンエンド。』」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)、バ:5

 

■■□

■■□

V   : リコリスの銃士サウル

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : ダンシング・サンフラワー

R左下 : プラント・トークン

 

□■□

■■□

V   : アルボロス・ドラゴン"樹"

R中央 : プラント・トークン

R左下 : アルボロス・ドラゴン"若枝"

 

紗希 手札:6枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:3)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。咲き誇れ!無限に進化する生命の可能性!"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー13000、☆2

 

「"アルボロスの陣風オリヴェル"、"アルボロスの親衛アイリ"をコール。そして"聖樹"のスキルで"プラント・トークン"を退却し、"プラント・トークン"を2枚コール。"聖樹"のスキルで強化された状態でコールされる。そして、リアガードが5枚あるのでパワー+10000!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「さらに"オリヴェル"のスキル。CB1、"若枝"と中央後列の"プラント・トークン"を退却。パワー+20000、クリティカル+1!」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)、☆2

 

「行くわよ!まずは"アイリ"でリアガードをアタック!」

 

"アルボロスの親衛アイリ" : パワー10000

 

「『ノーガード。"シルヴィア"は退却する。』」

 

「続けて、"聖樹"でヴァンガードにアタックよ!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「『ノーガード。』」

 

「ツインドライブ、1枚目、"アルボロスの親衛アイリ"。2枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"オリヴェル"にパワー+10000!」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー40000(10000+20000+10000)、☆2

 

「『ぐっ...ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"、"カローラ・ドラゴン"。』」

 

 

よし、トリガーはでなかったわね。

残る"オリヴェル"のアタックは、そう簡単にガードできるパワーじゃない。

ヒットしてもヒットしなくても、次のターンに繋がる一手になる。

 

 

「"プラント・トークン"のブースト、"オリヴェル"でヴァンガードにアタック!」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー50000(10000+20000+10000+10000)、☆2

 

「『させん。"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。』」

 

「...ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:3)、バ:5

 

■■□

□■□

V   : リコリスの銃士サウル

R中央 : ダンシング・サンフラワー

R左下 : プラント・トークン

 

■■■

□□■

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右  : アルボロスの陣風オリヴェル

R左  : アルボロスの親衛アイリ

R右下 : プラント・トークン(強化)

 

紗希 手札:6枚、ソウル:5枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「ここまでは互角...だけど...」

 

「ええ...既にゼロスドラゴンが4枚もバインドされてる。残る2枚もバインドされるとマズイわね...」

 

「紗希さん...僕には見ていることしかできない。それでも僕も一緒に戦う。だから二人で息子を取り戻そう!」

 

「ええ!」

 

 

 

「『ふん...ようやくこの体にも馴染んできた。この体は素晴らしい。まだ実体化できていないにも関わらず、力がみなぎってくる。』」

 

「っ...あんたの好きにはさせない!その体は私たちの息子、ユウトのもの!返してもらうわ!」

 

「『否。既にこの体は我のもの。さあ、我が力を味わわせてやろう。我のターン、スタンド&ドロー。"白百合の銃士セシリア"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。』」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー13000、☆2

 

 

っ、"セシリア"...息子のフェイバリットカード。

息子に似ているせいで、何だかやりにくいわね...

 

 

「『"リコリスの銃士サウル"をコール。スキルによりSB1を支払い、"ダンシング・サンフラワー"を退却。山札から3枚見て、"リコリスの銃士サウル"をコール。残りは山札の下へ。』」

 

「っ、また...いや、ソウルが無い。」

 

「『ふん...ならば"セシリア"のスキル。CB1、今コールした"サウル"を退却。山札から5枚見て、"パンジーの銃士シルヴィア"、"紅団扇の銃士ガストーネ"をコール。"シルヴィア"のスキルで"プラント・トークン"をコール。さらに"ガストーネ"はスキルでパワー+10000。』」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー18000(8000+10000)

 

「『行くぞ。まずは"プラント・トークン"のブースト、"サウル"で"オリヴェル"にアタック。』」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー15000(10000+5000)

 

「("オリヴェル"は優秀なアタック要因...ここで退却させるわけにはいかないわね。)"ダンガン・マロン"でガードよ。」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー25000(10000+15000)

 

「『ならば"プラント・トークン"のブースト、"セシリア"でヴァンガードにアタック。』」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー18000(13000+5000)、☆2

 

「"月下美人の銃士ダニエル"でガードよ。」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”" : パワー28000(13000+15000)

 

 

トリガーでパワーは上昇しない。だからこれで守れる。

でも、トリガーは出ないでほしいわね...

 

 

「『ツインドライブ、1枚目、"紅団扇の銃士ガストーネ"。2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。』」

 

「っ...!」

 

「『"シルヴィア"のクリティカル+1。さらに"ネオンギーゼ"のスキルで山札から"終焉のゼロスドラゴン ダスト"をバインド。』」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー10000、☆2

 

 

これで5枚目...残るは1枚...マズイ、次のターンで決着を付けないと...!

 

 

「『"ガストーネ"のブースト、"シルヴィア"でヴァンガードにアタック。』」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー28000(10000+18000)、☆2

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"アルボロス・コンポスト・ドラゴン"、"アルボロス・ドラゴン”樹”"。...きゃあああああ!」

 

「紗希さん!」

 

 

"シルヴィア"の攻撃がヒットした時、今まで以上に痛みを感じた。

マズイ...ギーゼの覚醒がすぐそこまで迫っている...!

 

 

「『我はこれでターンエンドだ。』」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)、バ:6

 

■■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : パンジーの銃士シルヴィア

R左  : リコリスの銃士サウル

R中央 : プラント・トークン

R右下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

R左下 : プラント・トークン

 

■■■

□□■

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右  : アルボロスの陣風オリヴェル

R左  : アルボロスの親衛アイリ

R右下 : プラント・トークン(強化)

 

紗希 手札:4枚、ソウル:5枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「っ...私のターン、スタンド&ドロー!"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ!」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー10000、☆2

 

「"アイリ"を後列に移動。"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"をコール。そしてヴァンガードの"聖樹"のスキルで、"プラント・トークン"を退却し、"プラント・トークン"を2枚コール!リアガードが5枚あるので、パワー+10000!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"(V) : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「そして、同じスキルをリアガードの"聖樹"も発動。中央後列の"プラント・トークン"を退却し、"プラント・トークン"を1枚コール。リアガードが5枚あるので、パワー+10000!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"(R左) : パワー23000(13000+10000)

 

「最後に、"オリヴェル"のスキルを発動!CB1、"アイリ"と中央後列の"プラント・トークン"を退却し、パワー+20000、クリティカル+1!」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー30000(10000+20000)、☆3

 

 

このターンで決まれば、ギーゼは復活しない...ユウトを取り戻せる!

絶対にこのターンで決めてみせる!

 

 

「バトルよ!ヴァンガードの"聖樹"でヴァンガードにアタック!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"(V) : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「『"ダンガン・マロン"、"ウォータリング・エルフ"でガード。』」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー48000(13000+15000+20000)

 

「っ...ツインドライブ、1枚目、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"オリヴェル"にパワー+10000!」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー40000(10000+20000+10000)、☆3

 

「2枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはリアガードの"聖樹"、パワーは"オリヴェル"へ!」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー50000(10000+20000+10000*2)、☆3

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"(R左) : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「決める!"プラント・トークン"のブースト、"オリヴェル"でヴァンガードにアタック!」

 

"アルボロスの陣風オリヴェル" : パワー60000(10000+20000+10000*2+10000)、☆3

 

「『"ダンガン・マロン"、"月下美人の銃士ダニエル"2枚でガード。さらに"サウル"のインターセプト。』」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー63000(13000+5000+15000*3)

 

「っ!」

 

 

防がれた...これでこのターン、私が勝利する可能性はなくなった。

ここはリアガードを狙って、トリガーを出させないことに尽力する...?

いや、でもそれだと次のターンも勝てないかもしれない。

リアガードを削っても、"セシリア"のスキルでまた手札を使わずに盤面を埋められる。そして、結局次のターンもトドメをさせなかったら...

 

 

「(ここはダメージを優先する...!)"聖樹"でヴァンガードにアタックよ!」

 

"アルボロス・ドラゴン”聖樹”"(R左) : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「『ノーガード。ダメージチェック、1枚目、"睡蓮の銃士ルース"。』」

 

 

よし、トリガーじゃない。そうよ、そう簡単にトリガーを何度も引かれたら困るもの。あと1枚...お願い、トリガーは来ないで...!

 

 

「『2枚目、"ダンシング・サンフラワー"。』」

 

「っ、そんな!?」

 

「トリガー...出てしまったというのか...」

 

 

「『ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ネオンギーゼ"のスキルで山札から"死苑のゼロスドラゴン ゾーア"をバインド。』」

 

「これで、ゼロスドラゴンが6枚...」

 

「『ふん...リアガードをアタックしていれば、トリガーが出ることはなかったものを...その程度で我に挑んできたことを恥じるが良い。』」

 

「っ...た、ターンエンド...」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:2枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)、バ:7

 

■■■

□■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

R右下 : 紅団扇の銃士ガストーネ

R左下 : プラント・トークン

 

■■■

□□■

V   : アルボロス・ドラゴン"聖樹"

R右  : アルボロスの陣風オリヴェル

R左  : アルボロスの親衛アイリ

R右下 : プラント・トークン(強化)

 

紗希 手札:6枚、ソウル:6枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「『我のターン、スタンド&ドロー。...ようやくだ。ようやく我はこの世に甦る。さあ世界よ、沈黙せよ。我は"ネオンギーゼ"のスキルを発動。我のライドフェイズ開始時、このカードがバインドゾーンにあり、さらに我のバインドゾーンに6種類のゼロスドラゴンがあるとき、手札からグレード3のヴァンガードと同名のカードをコストとし、我のリアガード、ソウルと、サークルのマーカー、手札のプロテクトをすべて除外し、このカードを裏返し、"破壊の竜神ギーゼ"としてスタンド状態でライドする!』」

 

 

ギーゼがライドした瞬間、世界は一気に暗闇へと落とされた。

空は紫色の混沌とした色となり、雷鳴が鳴り響く。

大地は揺れ、まるでギーゼ復活を祝うように鼓動する。

海は割れ、激しく波打っていた。

 

 

「『さあ、この地に顕現せよ!我が真なる肉体よ!究極超越!"破壊の竜神ギーゼ"!』」

 

 

そして、私たちの戦うこの場所には、ギーゼ本来の姿が現れていた。

日本の中心である東京のとある場所にある、このストライドフォース研究所日本支部。そこに、世界を破壊する究極の神が顕現した。

 

 

「っ...これが...ギーゼ...」

 

「な、何て力の波動なんだ...本当に実体があるというのか...!?」

 

「っ...そういうこと...ギーゼや使徒たちがここを狙う可能性は考えていた。でも、なぜここを狙ったのか...それは、ここにストライドフォースが大量にあるからだったのね...!」

 

 

ストライドフォースを使って、この地球に現れるため...それが彼らの狙い...!

 

 

「『そういうことだ。我はこの地に顕現した。ひれ伏すが良い、脆弱な人間たちよ。』」

 

「そうはいかないわ!私があんたを倒してみせる!」

 

「『無駄な足掻きだ。復活した我にはもう誰も敵わぬ。我のスキル発動。バインドゾーンのゼロスドラゴンをすべてソウルへ。そして、我は我自身でしかアタックできない代わりに、ソウルのゼロスドラゴンすべてのパワーとクリティカルを得る。』」

 

「っ...ゼロスドラゴンのパワーは25000。よって、合計150000アップする...」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー180000(30000+25000*6)、☆7

 

 

パワー180000に、クリティカル7....なんて恐ろしいパワーなの...

でも、ギーゼ自身でしかアタックできない。守護者があれば防げる。

 

 

「『当然、それだけではない。我は1ターンに1度、コストを支払うことでスキルを発動することができる。我はソウルから"終焉のゼロスドラゴン ダスト"を裏でリアガードサークルへ置く。』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー155000(30000+25000*5)、☆6

 

「『置いたカードによって、異なるスキルが発動する。"ダスト"を置いた場合、貴様はこのターン、ガーディアンゾーンで発動する能力がすべて無効化される。』」

 

「なっ!?」

 

 

それじゃあ、守護者は使えない...!?

純粋なシールド値で守り切るしかない...!?

 

 

「『そして、我はこのスキルを発動する場合、トリガー効果を得られない。つまり、貴様が我の攻撃を防ぐには、シールド145000が必要ということだ。』」

 

「14...5000....」

 

「そ、そんなの無理だ...」

 

「『これで終わりだ。我でアタック。』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー155000(30000+25000*5)、☆6

 

「の、ノーガード...」

 

 

空から、ギーゼの放つ光が降り注ぐ。

ストライドフォース研究所はその光によって、破壊されていく。

 

 

「きゃあああああああああああああ!」

 

「紗希さん!っ、ぐああああああああああああ!」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

光の嵐が収まったころ、既に研究所は崩壊し、瓦礫の山となっていた。

私のダメージゾーンには6枚のカードが置かれており、私の敗北を表していた。

 

 

「っ...ギーゼ....!」

 

 

体が動かない...起き上がることができない...

顔だけ動かすと、近くには重治さんが倒れており、ひどい出血状態なのがわかる。

私自身も体中が痛み、徐々に感覚が失われてきている。

 

 

『紗希!しっかり!』

 

「っ...キルスティ...ごめん....もう....ダメかも....」

 

『何言っているの、紗希!あなたは息子を救うんじゃなかったの!?』

 

「そう...ね.......ごめんね....ユウト....」

 

 

 

「くくく....さすがはギーゼ様。素晴らしいお力です。」

 

「『ガスティール...お前の尽力あってこそだ。よくやった。』」

 

「ふふ、ありがたきお言葉。さて、では最後の仕上げと参りましょうか。」

 

 

 

「ユウ...ト.....ごめ...ん....ね....ダメな.....母さん....で....」

 

 

ごめんね...あんたを救ってあげられなくて....

でも、きっと大丈夫...あんたの友達が、きっとあんたを救ってくれる...

だから....きっと....大丈...............

 

 

 

『紗希!しっかりしなさい!紗希!...っ、紗希....』

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

レンside

 

 

 

「つまり、ユウトはそのギーゼとやらに憑依されてしまっていると...」

 

「はい。」

 

「タクト!なぜそれを黙っていた!」

 

「そうだよ、タクトくん!ユウトさんの身に危険が...」

 

 

 

僕は今、タクトの呼びかけに応えて立凪邸へと来ていた。

アイチ君と櫂も呼ばれたみたいで、一緒に話を聞いていた。

どうやらユウトは、ギーゼという邪神に乗っ取られているらしい。

 

メサイアスクランブルがあったときからそれはわかっていたみたいだけど、根絶者のことがあって黙っていたらしい。

 

 

「それで...ユウトは救えるのですか?」

 

「わかりません...ディフライダーは通常、ファイトに敗北することで徐々に地球で活動できなくなっていく。神であるギーゼが同じ理屈かどうかは、私にはわかりません。最悪、久導ユウトを犠牲に...」

 

「ふざけるな!」

 

「レン...」

 

「レンさん...」

 

 

ユウトを犠牲に...?

そんなこと、絶対にあってはならない!

彼は僕のライバルで、憧れで、大切な友達なんだ...だから、絶対にユウトを救い出す!

 

 

「僕がユウトを救う...必ずだ!」

 

 

ゴゴゴゴゴゴ

 

 

「っ、なんだ!?」

 

 

突如、大きな揺れが僕たちを襲った。

みんなで外に出ると、まだお昼くらいだと言うのにあたり一面が暗くなっている。

空は紫色に染まり、ところどころでは雷鳴が鳴り響いていた。

 

 

「これはいったい...」

 

「まさか、ギーゼが復活したというのか...」

 

 

 

「レン様~!」

 

「っ、アサカ!?」

 

 

僕を呼ぶ声の方を向くと、アサカが走ってきていた。

アサカは今日、ユウトのご両親に会いに行っていたはず...

 

 

「ハァ...ハァ...レン様...実は...」

 

 

アサカから、ストライドフォース研究所が襲われたという話を聞いた。

そして、ユウトの母から6枚のカードをもって逃げるように言われ、ここに逃げてきたという。

 

 

「6枚のカード...それを見せてもらえますか?」

 

「えっ?は、はい...」

 

 

タクトの言葉に、アサカはその6枚のカードを見せる。

どれも見たことのないカードだ。

 

 

「"至純の原初竜アグノス"、"炎雷の原初竜ギルガル"、"天涯の原初竜オリゴレーム"、"幽闇の原初竜フォルミード"、"降誕の原初竜メガローマ"、"溟海の原初竜バランエレナ"...っ、そういうことですか...」

 

「タクト、どういうことなんだ?」

 

「僕たちにも教えてください。」

 

 

「はい...ですが、その前にギーゼと戦う覚悟のある者たちを集めてください。説明はその場で行います。」

 

 

「ギーゼと戦う覚悟...わかりました。行きましょう、アサカ。」

 

「は、はい、レン様!」

 

 

ギーゼ...一体どんな敵かはわかりませんが、ユウトを取り戻すために僕は戦う。

待っていて、ユウト...君は僕の隣にずっといてくれた。PSYクオリアに囚われた僕を救うために、いろいろしてくれたのも知っている。

 

だから、今度は僕の番だ。必ず君を救ってみせる。

 

 

 

 

.



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第百四十話「突入!レリクス!」

レンside

 

 

タクトと話をした翌日。僕はアサカと一緒に立凪邸へと来ていた。

本当はテツも一緒に連れて行きたかったけど、テツは使徒の襲撃を受けたらしく入院してしまった。

 

 

「(テツ、君の仇は必ず討つ。そして、ユウトを必ず救い出す。)」

 

「(ユウト...まさかそんなことになっているなんて...それにお義母様たちは無事かしら...)」

 

 

「レンさん!」

 

「アイチ君。それに櫂。」

 

「やはり、お前は来たか。」

 

「当然です。」

 

 

どうやらアイチ君と櫂は二人だけのようだ。

話を聞くと、みさっきーやカムイ少年は使徒の襲撃により、入院することになったそうだ。他にも石田ナオキや、キャピタルの店長も襲撃にあったそうだ。

 

 

「待っていましたよ、皆さん。」

 

「久しぶりだな、お前たち。」

 

「レオンくん!」

 

 

立凪邸に入ると、タクトが出迎えてくれた。

そして、一緒にレオン君とコーリンさんが待っていた。

スイコさんとレッカさん、ジリアンさんとシャーリーンさんはいないようですね。

 

 

「集まったのはこれだけですか...まあ仕方ありませんね。」

 

「レオンくん。ジリアンさんたちはどうしたの?」

 

「ああ...ジリアンたちは俺が島を離れている間に使徒の襲撃にあってな...今は日本の病院に入院している。」

 

 

なるほど...彼女たちも襲撃に。

どうやらユウトの知り合いを襲撃したようですが、何か目的でもあったのでしょうか。昨日帰ってからニュースで見ましたが、ユウトの両親も襲撃に会い、ストライドフォース研究所は壊滅、さらにはその上空に謎の建造物が浮かんでいる状態らしい。

 

そして、ユウトの両親は病院に搬送されたが、残念ながら...

 

 

「皆さんに、今起こっていることをすべて話しましょう。今、ギーゼの使徒を名乗る者たちが地球にやってきています。彼らは我々がクレイのユニットにライドするように、地球の人間にライド...ディフライドしているのです。そして、彼らの目的はただ一つ...破壊の竜神ギーゼの復活。」

 

「破壊の竜神ギーゼ...」

 

「ギーゼはメサイアの対となる神。メサイアが創造と調和を司るなら、ギーゼは破壊と混沌を司る神。そんな神を復活させ、世界を破壊し、混沌に陥れることが使徒の目的なのです。」

 

「世界を破壊....そんなこと、させるわけにはいかない。」

 

「ええ。そして、ギーゼを地球に顕現させるために、彼らは器を用意する必要があった。器はギーゼの依り代として十分な力を持った者でなくてはならない。そして、それに選ばれたのが...」

 

「ユウト、ということですか。」

 

「そういうことです。...そして、久導ユウトが消えたあの日、彼はギーゼの器として覚醒してしまった。結果、今彼はギーゼとして、世界を破壊しようとしているのです。ストライドフォース研究所が破壊されたニュースは、皆さんも見ましたね?」

 

「はい...ニュースだと死亡者は研究所の局長と副局長の久導重治さん、久導紗希さんの二人だって出てましたね...」

 

「っ...(お義母様....お義父様...)」

 

「彼らは久導ユウトの両親です。」

 

「「なっ!?」」

 

「やはりか。珍しい苗字で、そうではないかと思っていた。」

 

「彼らはギーゼと戦いましたが、敗北してしまいました。ストライドフォース研究所にはクレイと繋がるために必要な力と言われるストライドフォースが非常に多くあった。そこを狙われ、ギーゼが地球に現れたのです。」

 

「っ...それってつまり、ユウトさん自身がご両親を...」

 

 

アイチ君の言葉に、皆が黙ってしまう。

ユウトは意識が無い状態で、自分自身で両親を...なんて惨い...

 

 

「...そして、使徒たちは残るストライドフォースを利用して、レリクスと呼ばれる使徒たちの拠点を地球に呼び出した。現在、研究所があった場所の上空にある建造物はそれです。そして、使徒とギーゼはそこにいます。」

 

「つまり...ユウトを救うには、そのレリクスとやらに乗り込む必要がある、ということか。」

 

「そういうことです。幸い、我々の技術を使えばレリクスに乗り込むのは容易い。既に準備も整えています。ですが...わかっていると思いますが、この戦いは最悪、命を落とす危険もあるということです。貴方たちに、その覚悟はありますか?」

 

 

その言葉にまた、みんなが黙る。

ですが、僕の答えはもう決まっている。

 

 

「当然だ。僕はユウトを救う。自分の命なんて、惜しくはない。」

 

「私もです!ユウトがいない世界なんて...私には何の意味もない。ユウトを救うためなら、私は命を投げ出す覚悟がある!」

 

「僕もです!ユウトさんは、僕を救ってくれました。シードを受け入れる...櫂くんと一緒にその答えを導き出してくれたのは、ユウトさんだから...今度は僕の番なんです!」

 

「俺も覚悟はできている。もとより、そのために今日はここに来ている。ユウトは俺の友で、ライバルだ。あいつを失うなど、ありえない。」

 

「俺も行く。ユウトは俺にとっても友だ。それに、ジリアンとシャーリーンを傷付けた使徒とやらを、俺は許せん!」

 

「私も行きます。私も、ユウトのことを大切に思っているし、友達のミサキやナオキを傷付けられて、黙っていられない..!」

 

 

 

「...全員、覚悟はできているようですね。では、君たちをレリクスに送り込みます。ついてきてください。」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

 

「これは?」

 

 

タクトについていくと、立凪邸の地下へとついた。

そこには月の宮へ行くための文様と同じようなものが、地面に描かれていた。

 

 

「レリクスへのワープ装置です。と言っても、座標を指定しているだけなので、レリクス内部のどこにワープするかはわかりません。どんな危険が待っているか....」

 

「問題ありません。元から、僕たちはその覚悟で来ているんですから。」

 

「...そうでしたね。では、準備を始めましょう。まず、君たちにこのカードを渡します。」

 

「これは...」

 

 

そう言われ、渡されたカードを見ると、昨日アサカが持っていたカードだった。

僕に渡されたのは、"幽闇の原初竜フォルミード"。ダークゾーンのカードだけど...

 

 

「それをデッキに入れろ、というわけではないです。先ほどはレリクスのどこにワープするかわからないと言いましたね。ですが、内部構造はある程度把握しているのです。レリクスは入口から6つの道に分かれ、その奥にはレリクスを稼働させる6つの 祭壇がある。祭壇にはゼロスドラゴンの力がそそがれていて、その負の力によってレリクスは稼働している。ですが、逆に正の力をそこに注げば、レリクスは稼働を停止するだけでなく、破壊できるのではないかと考えました。その原初竜のカードには、正の力が宿っている...そのカードを使い、祭壇を破壊してください。それが君たちのやることの一つ。」

 

 

「祭壇の破壊...」

 

「おそらく、祭壇にはそれぞれ使徒が守りについているでしょう。なので、一人1枚の原初竜を持っていてほしいのです。そして、使徒を倒し、祭壇を破壊したら...その先の道を進み、ギーゼの玉座と思われる場所に向かう。そこに、久導ユウトはいるはずです。」

 

「わかりました。...では、そろそろ行きましょうか。」

 

「はい。...君たちが無事、久導ユウトを取り戻し、帰ってくることを願っていますよ。」

 

 

そう言って、タクトはワープ装置を起動する。

辺りが光りに包まれ、僕たちはワープした。

 

 

「ご武運を.......っ、君は...」

 

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「っ....ここがレリクス...」

 

 

まぶしくて目を閉じていたが、目を開けると別の場所へとワープしていた。

ここがレリクス...敵の本拠地のようですね。

 

 

「どうやら、ちゃんと入口にとんだようだな。」

 

「そうみたいね。道が6つに分かれている。」

 

 

どうやら、タクトの言っていた通り、6つの道に分かれているようだ。

僕たちがいるのは大きな広場。そして、6つの分かれ道。

道の入り口の上には、クレイの国家のマークが書かれている。

 

 

「(テツはダークイレギュラーズ使いにやられたと言っていたな...)僕はこの道を行くよ。僕が持っている原初竜も、ダークゾーンの原初竜だからね。」

 

「そうだな。自分が持つ原初竜の国家の道を行く方が良いだろう。俺はスターゲートの道に行く。」

 

「櫂くん...じゃあ、僕はユナイテッドサンクチュアリだね。」

 

「私はズーね。...レン様、お気をつけて。コーリンも、みんなも。」

 

「私はドラゴンエンパイアね。...アサカ、あんたも気を付けなさい。」

 

「俺はメガラニカか。(ジリアン、シャーリーン...必ず仇を討つ。待っていろ。)」

 

 

 

そうして、僕たちはそれぞれの道へと進んでいった。

まずはテツをあんな目に合わせた使徒を倒す。そして、ユウトを救う。

待っていろ、ガスティール....テツを傷付けたこと、後悔させてやる!

 

 

 

.



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第百四十一話「怒れるレン」

レンside

 

 

 

「ここは...」

 

 

分かれ道を進んでいると、開けた部屋へと出てきた。

部屋の奥にはさらに進めそうな道があり、部屋の隅には紫色の炎が灯っている祭壇がある。どうやら、あれがタクトの言っていた祭壇のようですね。

 

 

「ようこそ、雀ヶ森レン。」

 

「っ...君が、ガスティール。」

 

「おや、私のことを知っているのですか。そうです、私がガスティールと申します。」

 

「そうか...君が...」

 

 

こいつがテツを傷付け、ユウトを攫った張本人...

こいつだけは絶対に許せない。僕が引導を渡す、そう決めていた。

 

 

「くくく...どうやら随分と嫌われてしまったようですね。」

 

「当然だ。君はテツを傷付け、ユウトを攫った。君だけは僕の手で倒す、そう決めていた。」

 

「いいでしょう。私も使徒のリーダーとして、ギーゼ様復活を祝わねばならないと思っていました。貴方を見せしめとして、地球の人間どもに思い知らせてやりましょう!ギーゼ様のお力を!」

 

「さっさと始めましょう。」

 

 

「「スタンドアップ」」

「THE」「Z」

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"フルバウ"!」

 

「"ヴェアフレーダー・オルドナンツ"。」

 

 

「僕のターン、ドロー。"ブラスター・ダガー"にライド。"フルバウ"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ガスティール 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ヴェアフレーダー・オルドナンツ

 

□■□

□□□

V   : ブラスター・ダガー

 

レン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"アイアンハート・アサシン"にライド。"オルドナンツ"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。そして、そのまま"アイアンハート"でヴァンガードにアタック。」

 

"アイアンハート・アサシン" : パワー8000

 

「"デスフェザー・イーグル"でガード。」

 

"ブラスター・ダガー" : パワー23000(8000+15000)

 

「ほう、ガードしますか。...ドライブチェック、"エンブレム・マスター"。ふむ、これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ガスティール 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : アイアンハート・アサシン

 

□■□

□□□

V   : ブラスター・ダガー

 

レン 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。すべてを闇に包み込め、我が分身!"ブラスター・ダーク"にライド!君のリアガードがいないので、"ブラスター・ダーク"のスキル。手札を1枚捨て、ドライブ+1。」

 

「面倒ですねえ...」

 

「"ブラスター・アックス"をコール。バトル。"ブラスター・ダーク"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー10000

 

「いいでしょう、ノーガードです。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"デスフェザー・イーグル"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"アックス"へ。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー10000、☆2

"ブラスター・アックス" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"哀慕の騎士ブランウェン"。」

 

「っ、ダメージチェック、"デモンテッド・エクセキューショナー"、"イエロー・ボルト"。」

 

「"アックス"、続け!」

 

"ブラスター・アックス" : パワー20000(10000+10000)

 

「"ヴェアルクス・ゲフライター"でガード。」

 

"アイアンハート・アサシン" : パワー23000(8000+15000)

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ガスティール 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : アイアンハート・アサシン

 

□■■

□□□

V   : ブラスター・ダーク

R右  : ブラスター・アックス

 

レン 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"エンブレム・マスター"にライド。まずは"アイアンハート"のスキル発動。このユニットをリアガードにコールします。さらに"エンブレム・マスター"のスキルにより、CB1を支払い"アイアンハート・アサシン"を選択。山札、ドロップから同名カードをソウルへ。」

 

 

一気にソウルを...ダークイレギュラーズらしいファイトですね。

テツが言うには、ソウル5枚につき1つのスキルが発動するらしい。

現在のソウルは4枚ですが、ダークイレギュラーズならすぐに溜まるでしょうね。

 

 

「"ヴァリアンツ・キラーテイル"、"エンブレム・マスター"をコール。"エンブレム・マスター"のスキルでCB1、"ヴァリアンツ・キラーテイル"を選択。山札、ドロップから同名カードをソウルへ。」

 

「(これで7枚...)」

 

「さらに"ファンタズマ・エグゼキューター"をコール。スキル発動。自身を退却し、"ブラスター・アックス"を退却。さらにSC2。まだまだ行きますよ。"ヴァリアンツ・キラーテイル"のスキル。レストし、ドロップから"ファンタズマ・エグゼキューター"をソウルへ。さらにソウルに"ヴァリアンツ・キラーテイル"が3枚あるなら、スタンドしてCC1。」

 

「(これでソウルは10枚。これだけ簡単に溜まるとは...厄介だ。)」

 

「"デモンテッド・エクセキューショナー"をコール。スキルでCB1し、SC3。ソウルに入ったのは"イエロー・ボルト"、"ファンタズマ・エグゼキューター"、"ブリッツ・リッター"。トリガーが入ったので1枚ドロー。そして、"エンブレム・マスター"はスキルでパワー+5000、シールド+5000。」

 

"エンブレム・マスター"(R左) : パワー14000(9000+5000)

 

「さあ、行きますよ。"アイアンハート"のブースト、"エンブレム・マスター"でヴァンガードにアタック。"アイアンハート"のスキルでSC1し、ソウルに"アイアンハート"が3枚あるのでCC1。」

 

"エンブレム・マスター"(R左) : パワー22000(9000+5000+8000)

 

「"厳格なる撃退者"でガード。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー25000(10000+15000)

 

「ならば、"ヴァリアンツ・キラーテイル"のブースト、"エンブレム・マスター"でヴァンガードにアタック。」

 

"エンブレム・マスター"(V) : パワー15000(9000+6000)

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"カースド・ドクター"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"デモンテッド"にパワー+10000。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー19000(9000+10000)

 

「ダメージチェック、"ブラスター・ジャベリン"。」

 

「"デモンテッド"、ヴァンガードにアタック。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー19000(9000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ブラスター・ダガー"。」

 

「くくく...これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ガスティール 手札:5枚、ソウル:14枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■■□

■■■

V   : エンブレム・マスター

R右  : デモンテッド・エクセキューショナー

R左  : エンブレム・マスター

R中央 : ヴァリアンツ・キラーテイル

R左下 : アイアンハート・アサシン

 

□■□

□□□

V   : ブラスター・ダーク

 

レン 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。...立ち上がれ、僕の分身。僕の友を救うため、覚悟の剣を振りかざせ!ライド・THE・ヴァンガード!"ブラスター・ダーク”

Diablo”"!」

 

「グレード3の"ブラスター・ダーク"!?そんなカード、見たことが無い...!」

 

「これが僕の新たな力。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"ブラスター・ダーク”Diablo”" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらにスキル発動。CB1、"エンブレム・マスターを退却。そして、"ブラスター・ダーク”Diablo”"でヴァンガードにアタック!」

 

「ふむ...ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ブラスター・アックス"。2枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク”Diablo”" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「ダメージチェック、"エンブレム・マスター"。」

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ガスティール 手札:5枚、ソウル:14枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

■■□

□■■

V   : エンブレム・マスター

R右  : デモンテッド・エクセキューショナー

R中央 : ヴァリアンツ・キラーテイル

R左下 : アイアンハート・アサシン

 

□■□

□□□

V   : ブラスター・ダーク"Diablo"

 

レン 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「(全く動いてこなかったですねえ...一体何を考えているのやら。まあ、悠長に動いていては、私に容易くやられるだけですがね。)私のターン、スタンド&ドロー。"邪神司教ガスティール"にライド。」

 

「(あれが、"ガスティール"本来の姿...まるで道化師のような姿ですね。)」

 

「"ファンタズマ・エグゼキューター"をコール。スキル発動。退却し、相手リアガードを退却。まあいませんが...本命はこっちです。その後、SC2。そして、"デモンテッド・エクセキューショナー"をコールし、スキル発動。CB1を支払うことでSC3。」

 

 

入ったカードは、"ブリッツ・リッター"、"イエロー・ボルト"、"エンブレム・マスター"か...またトリガーが入ったようですね。

 

 

「トリガーが入ったので1枚ドロー。そしてバトルフェイズ開始時、"ガスティール"のスキル発動。CB1を支払い、私のソウル5枚につき、一つの能力が発動する。そして、私のソウルは20枚!すべての能力が発動!私の前列のユニットはクリティカル +1!」

 

"邪神司教ガスティール" : パワー12000、☆2

"デモンテッド・エクセキューショナー"(R右) : パワー9000、☆2

"デモンテッド・エクセキューショナー"(R左) : パワー9000、☆2

 

「相手ヴァンガードのパワーを1になるまで増減!」

 

"ブラスター・ダーク”Diablo”" : パワー1(13000-12999)

 

「相手はこのターン、自動能力を発動できない!そして、手札を1枚、裏でダメージゾーンに置いてもらいましょう。」

 

「っ...」

 

 

僕は手札を1枚、ダメージゾーンに置く。

これが"ガスティール"の能力...テツが苦戦したのも納得ですね。

テツのデッキでは相性が悪い。

 

 

「バトル!"ヴァリアンツ・キラーテイル"のブースト、"ガスティール"でヴァンガードにアタック!」

 

"邪神司教ガスティール" : パワー18000(12000+6000)、☆2

 

「ノーガード。」

 

「ほう、ノーガードですか。いいでしょう。ツインドライブ、1枚目、"風の開拓者"。2枚目、"カースド・ドクター"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、右の"デモンテッド"にパワー+10000。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー"(R右) : パワー19000(9000+10000)

 

「っ、ダメージチェック、"ブラスター・ダーク"、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク”Diablo”" : パワー10001(13000-12999+10000)

 

「くくく...どこまで耐えられますか!右の"デモンテッド"でアタック!」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー"(R右) : パワー19000(9000+10000)

 

「"哀慕の騎士ブランウェン"でガード。」

 

"ブラスター・ダーク”Diablo”" : パワー20001(13000-12999+10000+10000)

 

「"アイアンハート"のブースト、"デモンテッド"でヴァンガードにアタック!」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー"(R左) : パワー17000(9000+8000)

 

「"厳格なる撃退者"でガード。」

 

"ブラスター・ダーク”Diablo”" : パワー25001(13000-12999+10000+15000)

 

「ほう...なかなかやるようですね。」

 

「当然です。僕は絶対に君を倒す。そして、ユウトを取り戻す。」

 

「くくく...(ですが、私の手札には"邪神司教ガスティール"がある。次のターン、ゼロスドラゴンでトドメをさしてあげましょう。)...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ガスティール 手札:6枚、ソウル:20枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■■□

■■■

V   : 邪神司教ガスティール

R右  : デモンテッド・エクセキューショナー

R左  : デモンテッド・エクセキューショナー

R中央 : ヴァリアンツ・キラーテイル

R左下 : アイアンハート・アサシン

 

□■□

□□□

V   : ブラスター・ダーク"Diablo"

 

レン 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。ライドフェイズ開始時、"ブラスター・ダーク”Diablo”"のスキル。グレード3以上になるように手札を1枚以上捨てることで、山札からグレード4にライドし、エンドフェイズにソウルからグレード3にライドする。ただし、ドロップゾーンに"ブラスター"が3種類以上ある場合、コストは不要となる。」

 

「何...?」

 

「僕のドロップには、"ブラスター・レイピア"、"ブラスター・アックス"、"ブラスター・ダガー"がある。よって、コストを支払わずにスキルを発動!運命を切り拓け、暗黒竜の咆哮!ストライド・THE・ヴァンガード!"暗黒竜ファントム・ブラスター”Diablo”"!」

 

「っ...これは...何というパワーだ。」

 

「行きますよ...君には罰を与える。僕の友を傷付けた罰をね。"ブラスター・ダーク”Diablo”"をコール。スキル発動。CB1、左の"デモンテッド"を退却。」

 

「くっ...リアガードでも使える能力だったようですね。」

 

「さらに"ブラスター・アックス"、"ブラスター・ジャベリン"をコール。バトルだ。"ブラスター・ダーク"でリアガードをアタック。」

 

"ブラスター・ダーク”Diablo”" : パワー13000

 

「チッ...クイックシールドを使用。パワー+5000。」

 

"デモンテッド・エクセキューショナー" : パワー14000(9000+5000)

 

「"ジャベリン"のブースト、"アックス"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・アックス" : パワー18000(10000+8000)

 

「"風の開拓者"でガード!」

 

"邪神司教ガスティール" : パワー22000(12000+10000)

 

「ならば、この攻撃を受けてみるがいい!"ファントム・ブラスター"でヴァンガードにアタック!スキル発動!CB1、リアガードを2枚退却。"ブラスター・ダーク"と"ブラスター・ジャベリン"を退却。これにより、相手リアガードを2枚退却し、パワー+10000、クリティカル+1!さらに相手のヴァンガードがグレード3以上なら、相手は守護者を手札からコールできない!"デモンテッド"、"ヴァリアンツ・キラーテイル"を退却!」

 

「くっ...!」

 

"暗黒竜ファントム・ブラスター”Diablo”" : パワー35000(15000+10000+10000)、☆2

 

「っ、ノーガードです。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000!」

 

"暗黒竜ファントム・ブラスター”Diablo”" : パワー45000(15000+10000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"デスフェザー・イーグル"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"暗黒竜ファントム・ブラスター”Diablo”" : パワー55000(15000+10000+10000+10000*2)、☆3

 

「ぐっ...ぐああああああああああああ!」

 

 

僕の渾身の一撃が、ガスティールに大ダメージを与えた。

先ほどから痛みを感じていたが、やはりこのファイトはダメージが現実のものとなっている。僕の一撃に、思わずガスティールものけぞっている。

 

 

「ぐっ...だ、ダメージチェック..."ヴェアルクス・ゲフライター"、"ポイゾニック・アブダクター"、"デモンテッド・エクセキューショナー"...」

 

「これでエンドです。そして、エンドフェイズにスキルにより、ソウルから"ブラスター・ダーク”Diablo”"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。これでエンド。」

 

--------------------------------------------------

ガスティール 手札:4枚、ソウル:20枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

■□□

□■□

V   : 邪神司教ガスティール

R左下 : アイアンハート・アサシン

 

■■□

□□□

V   : ブラスター・ダーク"Diablo"

R左  : ブラスター・アックス

 

レン 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。くくく...さあ、これで終わりにしましょう。貴方もギーゼ様のお力の前にひれ伏すのです!」

 

 

来る...この空気の淀み...ゼロスドラゴンとやらが来る...!

 

 

「ヴァンガードと同名のカードをコストに、我が未来を食らい顕現せよ!究極超越!"終焉のゼロスドラゴン ダスト"!」

 

「っ...これがゼロスドラゴン...」

 

「くくく..."ダスト"のスキル発動!CB2を支払い、あなたの場のユニットの能力を無効化し、ヴァンガードの能力を奪う!さらにこのターン、あなたはカードの能力を発動できず、トリガー効果も無効化される!」

 

「っ、能力の無効化に、トリガー効果無効!?」

 

「"邪神司教ガスティール"をコール。バトルだ!"ダスト"でヴァンガードにアタック!」

 

"終焉のゼロスドラゴン ダスト" : パワー25000

 

「"デスフェザー・イーグル"、"アビス・ヒーラー"でガード!」

 

"ブラスター・ダーク”Diablo”" : パワー48000(13000+15000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ブリッツ・リッター"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ガスティール"へ!」

 

"邪神司教ガスティール" : パワー22000(12000+10000)、☆2

 

「2枚目、"独眼のサキュバス"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ガスティール"へ!」

 

"邪神司教ガスティール" : パワー32000(12000+10000*2)、☆3

 

 

「くくく...さあ、覚悟はできましたか?」

 

「...」

 

「くくく...恐怖で言葉も発せないようですねえ。ですが恐れることはありません。すべてはギーゼ様のお導き。すべてを虚無へ!"アイアンハート"のブースト、"ガスティール"でヴァンガードにアタック!」

 

"邪神司教ガスティール" : パワー40000(12000+10000*2+8000)、☆3

 

「これで終わり「ガード。」...何っ!?」

 

「"デスフェザー・イーグル"、"アビス・ヒーラー"。」

 

"ブラスター・ダーク”Diablo”" : パワー48000(13000+15000+20000)

 

「ば、馬鹿な...ギーゼ様のお力をもってして、倒せないだと...!?」

 

「この程度ですか。これではお話しになりませんね。」

 

「ぐっ...ち、調子に乗るな!貴様の手札は0枚!さらには能力を失った状態...そんな状態でいったい何ができると言うのだ!」

 

「....」

 

「ふん...エンドフェイズ、"ダスト"はゲームから除外される。そして、ソウルから"邪神司教ガスティール"にライド。さらに除外された"ダスト"のスキルで、リアガードとソウル、ドロップゾーンのカードと、サークルのマーカー、手札のプロテクトも除外される。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ガスティール 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

□□□

□■□

V   : 邪神司教ガスティール

R左下 : アイアンハート・アサシン

 

■■□

□□□

V   : ブラスター・ダーク"Diablo"

R左  : ブラスター・アックス

 

レン 手札:0枚、ソウル:4枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「(私の手札のガード値は非常に高い。たとえ私のソウルが0枚になったとしても、まだ負けはしない...!)」

 

「ファイナルターン!」

 

「っ...!」

 

 

このターンで決める。テツを傷付けた報いを、ユウトを取り戻すための力を!

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。...闇より出でし、運命を拓く剣をここに。ストライド・THE・ヴァンガード。」

 

「っ、ここでグレード4を引いたと言うのか!?」

 

「"暗黒竜スペクトラル・ブラスター”Diablo”"。これが僕の本当の切り札。僕の最強のユニット。"スペクトラル・ブラスター"のスキル発動!SB2、リアガードを1枚退却。これによりスキルを獲得する。さらにソウルに"Diablo"を含むユニットがいるなら、相手の手札をランダムに1枚捨てさせ、相手はそのターン中、そのユニットと同名のカードをガーディアンとして使えない!」

 

「何っ!?くっ...!」

 

 

ガスティールの手札が1枚、ドロップされる。

ドロップされたのは、"独眼のサキュバス"。よって、このターン中、"独眼のサキュバス"はもう使えない!

 

 

「さらにソウルにグレード4があるなら、山札から"ブラスター"を含むグレード1以下のユニットを2枚までコールできる。"ブラスター・ダガー"、"ブラスター・ジャベリン"をコール!バトル!"ダガー"のブースト、"ジャベリン"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ジャベリン" : パワー16000(8000+8000)

 

「くっ..."ブリッツ・リッター"でガード!」

 

"邪神司教ガスティール" : パワー27000(12000+15000)

 

「"スペクトラル・ブラスター"、ヴァンガードにアタック!」

 

"暗黒竜スペクトラル・ブラスター”Diablo”" : パワー35000(15000+10000*2)

 

「私は負けない!"カースド・ドクター"2枚でガード!」

 

"邪神司教ガスティール" : パワー52000(12000+20000*2)

 

「ツインドライブ、1枚目、"哀慕の騎士ブランウェン"。2枚目、"暗黒竜ファントム・ブラスター”Diablo”"。」

 

「くくく...残念でしたね。これであなたのアタックは終わりだ!」

 

「いいえ...僕のアタックはまだ終わってはいない。"スペクトラル・ブラスター"のスキル発動!手札を2枚捨て、リアガードを2枚退却!このユニットをスタンドし、ドライブ-1!」

 

「くっ...!(私の手札は"独眼のサキュバス"...ガードには使えない...!)」

 

「これで終わらせる!"スペクトラル・ブラスター"でヴァンガードにアタック!」

 

"暗黒竜スペクトラル・ブラスター”Diablo”" : パワー35000(15000+10000*2)

 

「ぐっ...の、ノーガード...」

 

「ドライブチェック、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"暗黒竜スペクトラル・ブラスター”Diablo”" : パワー45000(15000+10000*2+10000)、☆2

 

「ば、馬鹿なあああああああああああ!」

 

 

"スペクトラル・ブラスター"の一撃が、"ガスティール"を貫く。

僕の渾身の一撃で、ガスティールのダメージゾーンに6枚目のカードが置かれた。

これで僕の勝ちだ。テツ...仇は討ったよ。

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

 

「ぐっ...ば、馬鹿な...この私が負けるとは...」

 

「これが僕たち人間の力だ。絆の力だ。人間を見下し、世界を破壊しようとするお前には、絶対にわからないものだ。」

 

「ふっ...ふふ...くくく......ですが、世界は破壊される...私がいなくとも、ギーゼ様は既に復活している!くくく....フハハハハハ!」

 

「っ...」

 

「世界よ、沈黙せよ....!」

 

 

ドサッ

 

 

 

ガスティールは両手を天に掲げ、そのまま背中から倒れこんだ。

ちらっと見えたが、手の甲からダークイレギュラーズのクランマークが消えていたから、恐らくディフライドとやらは解けているだろう。

 

 

 

「っ...思ったより消耗が激しいですね...少し休みますか...」

 

 

ゴゴゴゴゴゴ

 

 

「っ...使徒が一人倒されたことで、レリクスも力を失いつつあるようですね...さて、僕ももう一仕事やりましょうか。」

 

 

僕はポケットから"幽闇の原初竜フォルミード"を取り出し、祭壇の前に向ける。

すると、カードが光りだし、祭壇の紫色の炎へと向かっていく。

そして、紫色の炎は消え去った。

 

 

ゴゴゴゴゴゴ

 

 

「っ...危ないですね....これ、全部の祭壇を封じたら落ちないですよね...?」

 

 

ま、そういう心配は後でしましょうか。

僕にはまだやることが残っている。テツの仇は討った。

今度はユウトだ。待っていて、ユウト。君を救ってみせる。

 

 

 

 

 

.



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第百四十二話「あなたとの未来」

アサカside

 

 

 

分かれ道を進んでいくと、開けた場所へと出てきた。

ここがタクトの言っていた祭壇ってやつかしら。緑色の炎が灯っているわね。

 

 

「よく来たな、童の守る祭壇へ。」

 

「っ、あなたがここを守る使徒ね。」

 

「いかにも。童はグレドーラ。」

 

 

こんな小さい子まで使徒になっているなんて。

ディフライドって恐ろしいわね...というかこの子、前に日本でもニュースになっていた行方不明の女の子じゃない...!

 

 

「でも、あなたを倒さないとユウトを救えない...私とファイトしなさい!」

 

「ふむ...良いじゃろう。暇を持て余していたところじゃ。」

 

 

そう言って、彼女はデッキを用意する。

私も自分のデッキを出し、ファイトテーブルに着く。

ユウトを救うために、私が作った最高のデッキ...このデッキで必ずこの子を倒して、ユウトを救ってみせる!

 

 

「「スタンドアップ」」

「Z」

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"銀の茨のお手伝い イオネラ"!」

 

「"年少怪人ワーレクタス"。」

 

 

「私のターン、ドロー。"銀の茨の獣使い アナ"にライド。"イオネラ"のスキルで1枚ドロー。さらに"銀の茨のお手伝い イリナ"をコール。スキルで山札から2枚確認。...幸先が良いわね。"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”"をソウルに置き、残りは山札の下へ。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

グレドーラ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 年少怪人ワーレクタス

 

□■□

□□■

V   : 銀の茨の獣使い アナ

R右下 : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「童のターン、ドロー。"クリヤード・ブリーズ"にライド。"ワーレクタス"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。さらに"クリヤード・ブリーズ"のスキルで手札を1枚捨て、1枚引く。童は"威圧怪人ダークフェイス"を捨て、1枚ドローする。そして、このスキルでグレード3を捨てたのでさらなるスキルが発動する。"イリナ"に暗黒繭マーカーを置く!」

 

「な、何これ!?」

 

 

"イリナ"が繭に包まれた...!?

っ、パワーが0に...!

 

 

「暗黒繭マーカーが置かれたユニットのパワーは、元々のパワー分ダウンする。さらにインターセプトとブーストができず、元々の能力も失う。」

 

「なっ!?」

 

「さらに暗黒繭マーカーが置かれたユニットが退却した時、そのユニットのグレードと同じグレードのカードを童は山札から加えられる。」

 

「っ...厄介な能力ね...」

 

「行くのじゃ、"クリヤード・ブリーズ"。ヴァンガードにアタック。」

 

"クリヤード・ブリーズ" : パワー8000

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"ジュエル・フラッシャー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"クリヤード・ブリーズ" : パワー18000(8000+10000)、☆2

 

「っ、ダメージチェック、"銀の茨の操り人形 りりあん"、"銀の茨の神竜メガロルード"。」

 

 

くっ...いきなりクリティカルだなんて...

暗黒繭マーカーも厄介だけど、ゼロスドラゴンっていう強力なカードもある。

できればダメージは最小限にとどめておきたいんだけど...

 

 

「童はこれでターンエンドじゃ。」

 

--------------------------------------------------

グレドーラ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : クリヤード・ブリーズ

 

□■□

□□■

V   : 銀の茨の獣使い アナ

R右下 : 銀の茨のお手伝い イリナ

 

アサカ 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"銀の茨の操り人形 りりあん"にライド。スキルでCB1を支払い、山札から"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"をソウルへ。さらに"アナ"のスキルでCC1。そして、"イリナ"を前列に移動。」

 

「何...?」

 

「そして、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"をコール。」

 

「...ほう、そう来たか。そなたのソウル、既に"銀の茨"は4種類。」

 

「そういうことよ。バトル!"ブリージング・ドラゴン"のブースト、"イリナ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨のお手伝い イリナ" : パワー8000(8000-8000+8000)

 

「童はクイックシールドを使用する。パワー+5000じゃ。」

 

"クリヤード・ブリーズ" : パワー13000(8000+5000)

 

「バトル終了時、"ブリージング・ドラゴン"のスキル発動。CB1、ブーストした"イリナ"をソウルへ。そして、ソウルから再び"イリナ"をコール!これで暗黒繭マーカーだけが取り除かれた状態になったわ!」

 

 

そして、退却したわけじゃないから暗黒繭マーカーの効果は発動しない。

確かに強力なスキルだけど、私のデッキとはずいぶんと相性が悪いようね。

 

 

「ふむ...なかなかやるようじゃ。」

 

「行くわよ!"りりあん"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー9000

 

「"ジュエル・フラッシャー"でガードじゃ。」

 

"クリヤード・ブリーズ" : パワー23000(8000+15000)

 

 

結構守ってくるわね...まあアクセルクランとプロテクトクラン。

どちらかと言うとアクセルクランの方が有利と言われている。連続攻撃を受ける前は守っておこうって算段かしらね。

 

 

「ドライブチェック、"冥界の催眠術師"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"イリナ"にパワー+10000!」

 

"銀の茨のお手伝い イリナ" : パワー18000(8000+10000)

 

「"イリナ"でヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック、"クリヤード・ブリーズ"。」

 

 

3回アタックして、たったの1ダメージ...ま、仕方ないわね。

手札は削っているし、まだ序盤。焦ることはないわ。

 

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

グレドーラ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : クリヤード・ブリーズ

 

□■■

□□■

V   : 銀の茨の操り人形 りりあん

R右  : 銀の茨のお手伝い イリナ

R右下 : 銀の茨ブリージング・ドラゴン

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:4枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「童のターン、スタンド&ドロー。そなたの戦略には驚かされたが...それがいつまで続くかのぉ。童は"俗悪怪人スタンピングレッド"にライド。スキル発動。CB1を支払い、"ブリージング・ドラゴン"に暗黒繭マーカーを置く。」

 

「っ...(これでさっきと同じ手段で回避はできない...)」

 

「"スタンピングレッド"は相手リアガードに暗黒繭マーカーが置かれているユニットがいるなら、パワー+6000。」

 

"俗悪怪人スタンピングレッド" : パワー15000(9000+6000)

 

「さらに"新星怪人リトルドルカス"をコール。スキルにより山札から5枚見て、"百害女王ダークフェイス・グレドーラ"を手札に加え、そのまま捨てる。"リトルドルカス"はそなたのリアガードにスタンドしているユニットがいないなら、パワー+5000。」

 

"新星怪人リトルドルカス" : パワー13000(8000+5000)

 

「バトルじゃ。"リトルドルカス"で"イリナ"にアタック。」

 

「っ、リアガードを...ノーガード。"イリナ"は退却。」

 

 

ここでガードして、ヴァンガードまでリアガードを狙ってくるのは厄介。

"ルキエ"のスキルを使うためにも、ここは1ダメージ受けておきたい。

 

 

「"スタンピングレッド"でヴァンガードにアタックじゃ。」

 

"俗悪怪人スタンピングレッド" : パワー15000(9000+6000)

 

「ノーガードよ。」

 

「ドライブチェック、"シャープネル・スコルピオ"。ゲット、クリティカルトリガー。」

 

「なっ!?」

 

「効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"俗悪怪人スタンピングレッド" : パワー25000(9000+6000+10000)、☆2

 

「ぐっ...ダメージチェック、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"、"銀の茨のお手伝い イリナ"...!」

 

 

2ターン連続でクリティカルトリガーを引かれるなんて...一気にダメージ4...

このままずるずると行けば、確実に負ける...!なんとしても次のターン、打開しないと...!

 

 

「ふっ...童はこれでターンエンドじゃ。」

 

--------------------------------------------------

グレドーラ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

□□□

■■□

V   : 俗悪怪人スタンピングレッド

R左  : 新星怪人リトルドルカス

 

□■□

□□■

V   : 銀の茨の操り人形 りりあん

R右下 : 銀の茨ブリージング・ドラゴン

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨の竜使い ルキエ"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。"銀の茨の竜女皇ヴィーナス・ルキエ"、"銀の茨ライジング・ドラゴン"をコール。そして、"ルキエ"のスキル発動!CB2、手札を1枚捨てることでソウルから望む枚数、"銀の茨"をコールできる!」

 

「さて、何が出てくるかのう...ま、そなたのソウルはたった5枚。大したユニットは出ないじゃろうがな。」

 

「っ...」

 

 

今回、SCが全然できてない。

確かにソウルからコールしたいユニットが全然ソウルに入ってないけど...

それでも戦える。私は負けない...!

 

 

「ソウルから"銀の茨の獣使い アナ"、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"、"銀の茨の操り人形 りりあん"をコールし、前列にパワー+3000!"ルキエ"と"ライジング・ドラゴン"はスキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の竜女皇 ヴィーナス・ルキエ" : パワー15000(12000+3000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー22000(9000+10000+3000)

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「"アナ"のスキル。このユニットと、"ブリージング・ドラゴン"をソウルに置いてCC1。」

 

「っ、また暗黒繭マーカーが置かれているユニットを...」

 

「さらに"銀の茨の獣使い マリチカ"、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"をコール。そして、ソウルの"ルキエ”Я”"のスキル。CB1、"ドリアーヌ"、"マリチカ"、"ブリージング・ドラゴン"の後列3枚を呪縛。ソウルからこのユニットにライドする!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

 

引いたのは"りりあん"か...手札は残しておきたいけど、"ドリアーヌ"のスキルを発動することを考えたら、もう一枚コールしておきたいわね。

 

 

「"銀の茨の操り人形 りりあん"をコール。これでバトルよ!まずは"ルキエ”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”" : パワー12000

 

「"シャープネル・スコルピオ"でガードじゃ。」

 

"俗悪怪人スタンピングレッド" : パワー24000(9000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"銀の茨の手品師ロミー"。2枚目、"お菓子なピエロ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"りりあん"にパワー+10000!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア1) : パワー27000(9000+3000+5000+10000)

 

「"ヴィーナス・ルキエ"でリアガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜女皇ヴィーナス・ルキエ" : パワー15000(12000+3000)

 

「ノーガード。"リトルドルカス"は退却じゃ。」

 

「"ライジング・ドラゴン"、ヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー22000(9000+3000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"怪人紳士ハイクラスモス"。」

 

「"りりあん"でアタック!スキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア2) : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"鹵獲怪人スティッキーボーラス"。」

 

「もう一枚の"りりあん"でアタックよ!スキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア1) : パワー37000(9000+3000+5000+10000+10000)

 

「それもノーガードじゃ。ダメージチェック、"パラライズ・マドンナ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"俗悪怪人スタンピングレッド" : パワー19000(9000+10000)

 

 

よし、これでダメージ3vs4...何とか持ち直したわ。

この調子なら次のターンで勝てるかも...いや、油断はダメ。

ユウトを取り戻すために、私は負けられないんだから。

 

 

「エンドフェイズ、まずは呪縛を解呪。そして"ドリアーヌ"のスキル発動。"ドリアーヌ"以外をソウルに置き、2枚につき1枚ドロー。6枚ソウルに置いたので3枚ドロー。さらに4枚以上ソウルに置いたので、ソウルから"銀の茨の竜使い ルキエ"を手札に加え、"ドリアーヌ"は退却。これでターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

グレドーラ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : 俗悪怪人スタンピングレッド

 

□□■□□

_□□□

V   : 銀の茨の竜女帝ルキエ"Я"

 

アサカ 手札:8枚、ソウル:9枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「童のターン、スタンド&ドロー。"百害女王ダークフェイス・グレドーラ"にライドじゃ。イマジナリーギフトプロテクトⅡを左前列へ。」

 

 

プロテクトⅡ...プロテクトⅠよりは防御力が劣るけど、常にパワー+5000されるのが地味に厄介なのよね。

 

 

「そなた...どうやら久導ユウトとは親しいようじゃな。どういう関係じゃ?」

 

「か、関係って.....そ、それはその...」

 

「ふむ...言いづらい関係か。」

 

「い、いや別に...私とユウトはその、愛し合っているというか...」

 

「ほう...ならばそなたは久導ユウトを食らいたいと思っておるのか。」

 

「なっ!?」

 

 

く、食らいたい...ですって!?

何て破廉恥なこと言うのよ!さ、さすがに私もそこまでは考えてないわ!

ゆ、ゆくゆくはそういうこともしたいとは思うけど...

 

 

「そうか。童は奴を食らいたいと思っておる。」

 

「なっ!?」

 

「奴はうまそうじゃ...頭から食ろうてやりたいと思っておる。くくく...」

 

 

あ、そっちの意味か.....って、それもダメよ!

ユウトを食らうなんて、絶対にさせない!

 

 

「そんなこと、私が絶対にさせないわ!」

 

「そなたはなぜそこまで奴にこだわる。奴以外にも強い男はいる。そなたの近くにも一人おるではないか。雀ヶ森レン...だったか?」

 

「こだわる....私がレン様ではなく、ユウトにこだわる理由...そんなの決まってるわ。」

 

「ほう...なぜじゃ?」

 

「愛よ。」

 

 

私はユウトに救われて、ユウトと一緒に過ごしてきて、たくさんの経験をした。

楽しいことばかりじゃなかったけど、そのどれもが私を大きく成長させてくれた。

ユウトと過ごす日々は、私にとってかけがえのないもの...この先の未来も、ユウトの隣を歩んでいきたい、そう思っている。

 

 

「ユウトがいたから、今の私がいる。ユウトがいるから、これからも私は歩んで行ける。だからこそ、私はユウトを取り戻すと決めたのよ!」

 

「愛...童も童の子らを愛しておる。故に世界を破壊し、我らだけが反映する未来を創る。そなたには消えてもらおう。"俗悪怪人スタンピングレッド"、"旋律怪人ネルニムファ"、"新星怪人リトルドルカス"、"怪人紳士ハイクラスモス"をコール。"リトルドルカス"のスキルで山札から5枚見て、"威圧怪人ダークフェイス"を手札に加え、そのまま捨てる。さらに"スタンピングレッド"のスキルでCB1を支払い、暗黒繭マーカーの置かれていない相手リアガードに暗黒繭マーカーを置くが...選べなかった場合は1枚ドローする。そなたにリアガードはいない。よって、選べなかったので1枚ドロー。」

 

「っ...(リアガードがいなくてよかったと思ったけど、こうやって置けなかった場合もスキルが発動するパターンもあるのね...)」

 

「"ハイクラスモス"のスキル。このユニットをレストし、ドロップゾーンから"威圧怪人ダークフェイス"を山札の下に置く。CC1し、相手リアガードを1枚選びスタンド封じ。そなたにリアガードはいないから関係ないがな。」

 

「つくづく、私とは相性最悪みたいね。」

 

「ふん...バトルじゃ。"リトルドルカス"のブースト、"スタンピングレッド"でヴァンガードにアタック。"リトルドルカス"はスキルでパワー+5000じゃ。」

 

"俗悪怪人スタンピングレッド" : パワー22000(9000+13000)

 

「"銀の茨の獣使い セルジュ"でガード!」

 

"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”" : パワー27000(12000+15000)

 

「ならば童自身でヴァンガードにアタック。スキル発動。"スタンピングレッド"を退却し、山札から"威圧怪人ダークフェイス"をコール。それぞれにパワー+10000。」

 

"百害女王ダークフェイス・グレドーラ" : パワー22000(12000+10000)

"威圧怪人ダークフェイス" : パワー22000(12000+10000)

 

 

今の手札なら守るのは簡単...でも、ここはノーガードね。

一番手札を使って守らなきゃいけないのはヴァンガードのアタック。

だったらここであえてノーガードで、手札を温存する。

大丈夫よ。そう簡単にダブルクリティカルなんて出ないわ。

 

 

「ふん...ツインドライブ、1枚目、"ジュエル・フラッシャー"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"ネルニムファ"へ。」

 

"百害女王ダークフェイス・グレドーラ" : パワー22000(12000+10000)、☆2

"旋律怪人ネルニムファ" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「2枚目、"パラライズ・マドンナ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ダークフェイス"にパワー+10000。」

 

"威圧怪人ダークフェイス" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

 

っ、危なかった...まさか1枚目からクリティカルが出るなんて...心臓に悪いわね。

 

 

「ダメージチェック、"銀の茨の手品師ロミー"、"銀の茨の獣使い ドリアーヌ"。」

 

「まだまだ行くぞ。"ネルニムファ"でヴァンガードにアタック!」

 

"旋律怪人ネルニムファ" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「"お菓子なピエロ"でガード!」

 

"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”" : パワー32000(12000+20000)

 

「ならば"ダークフェイス"でヴァンガードにアタックじゃ!」

 

"威圧怪人ダークフェイス" : パワー32000(12000+10000+10000)

 

「"銀の茨の操り人形 りりあん"、"お菓子なピエロ"でガードよ!」

 

"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”" : パワー37000(12000+5000+20000)

 

「む...仕留めそこなったか。じゃが...(童の手札には"グレドーラ"がある。次のターンで終わりじゃ。)...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

グレドーラ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

■□■

■■■

V   : 百害女王ダークフェイス・グレドーラ

R右  : 威圧怪人ダークフェイス

R左  : 旋律怪人ネルニムファ

R右下 : 新星怪人リトルドルカス

R左下 : 怪人紳士ハイクラスモス

 

□□■□□

_□□□

V   : 銀の茨の竜女帝ルキエ"Я"

 

アサカ 手札:4枚、ソウル:9枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"銀の茨の竜使い ルキエ"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、そのままスキル発動!CB2、手札を1枚捨てることでソウルから"銀の茨の竜女皇ヴィーナス・ルキエ"、"銀の茨の獣使い マリチカ"、"銀の茨の獣使い アナ"、"銀の茨ブリージング・ドラゴン"、"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”"、"銀の茨の操り人形 りりあん"2枚、"銀の茨ライジング・ドラゴン"をコール!前列にパワー+3000、"ルキエ"と"ライジング・ドラゴン"は自身のスキルでパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜使い ルキエ" : パワー25000(12000+3000+10000)

"銀の茨の竜女皇ヴィーナス・ルキエ" : パワー15000(12000+3000)

"銀の茨の獣使い マリチカ" : パワー12000(9000+3000)

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア1) : パワー17000(9000+3000+5000)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー27000(9000+3000+5000+10000)

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア3) : パワー17000(9000+3000+5000)

 

「"アナ"のスキル発動!"アナ"自身と"ルキエ”Я”"をソウルに置き、CC1。さらに手札から"銀の茨の歌姫セルビア"をコールし、スキル発動。CB1を支払い、ソウルから"銀の茨のお手伝い イオネラ"をコール。そして、ソウルの"ルキエ”Я”"のスキル発動!CB1、"イオネラ"、"ブリージング・ドラゴン"、"セルビア"を呪縛!ソウルからこのユニットにライドする!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。」

 

 

...残念、アタッカーは引けなかったわね。

でも今いる子たちでも十分すぎるほど戦える。

 

 

「"ルキエ”Я”"のスキル。呪縛カードの数だけ、前列にパワー+3000。よって、前列にパワー+9000よ!」

 

"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”" : パワー21000(12000+3000*3)

"銀の茨の竜女皇ヴィーナス・ルキエ" : パワー24000(12000+3000+3000*3)

"銀の茨の獣使い マリチカ" : パワー21000(9000+3000+3000*3)

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア1) : パワー26000(9000+3000+5000+3000*3)

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー36000(9000+3000+5000+10000+3000*3)

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア3) : パワー26000(9000+3000+5000+3000*3)

 

 

「行くわよ!覚悟しなさい!"ルキエ”Я”"でヴァンガードにアタック!」

 

「"綿雪怪人スノートリック"でガード。」

 

"百害女王ダークフェイス・グレドーラ" : パワー32000(12000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"銀の茨の竜使い ルキエ"。2枚目、"お菓子なピエロ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ヴィーナス・ルキエ"にパワー+10000!」

 

"銀の茨の竜女皇ヴィーナス・ルキエ" : パワー34000(12000+3000+3000*3+10000)

 

「"マリチカ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の獣使い マリチカ" : パワー21000(9000+3000+3000*3)

 

「"怪人紳士ハイクラスモス"でガード。」

 

"百害女王ダークフェイス・グレドーラ" : パワー22000(12000+10000)

 

 

っ...意外と防御力が高いわね...でもこっちのアタックはあと4回。

パワーもスキルでかなり高くなっている。そう簡単には守れるはずがない。

 

 

「"ライジング・ドラゴン"でヴァンガードにアタックよ!」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー36000(9000+3000+5000+10000+3000*3)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"シャープネル・スコルピオ"。ゲット、クリティカルトリガー。ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"百害女王ダークフェイス・グレドーラ" : パワー22000(12000+10000)

 

「くくく...ここでトリガーとは、ついておる。」

 

「っ..."りりあん"でアタック!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん"(R1ア1) : パワー26000(9000+3000+5000+3000*3)

 

 

ソウルが足りなくて、パワーが上昇しない。

あっちがパワー高い分、守られるリスクが高いかも....

でも、それでもヴァンガードを狙うしかない。何としても6ダメージ目を与える!

 

 

「"ジュエル・フラッシャー"でガード。」

 

"百害女王ダークフェイス・グレドーラ" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「だったら、もう一枚の"りりあん"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん" : パワー26000(9000+3000+5000+3000*3)

 

「無駄じゃ。"ネルニムファ"でインターセプト。プロテクトⅡの効果でシールド+10000。」

 

"百害女王ダークフェイス・グレドーラ" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「っ..."ヴィーナス・ルキエ"でヴァンガードにアタックよ!」

 

"銀の茨の竜女皇ヴィーナス・ルキエ" : パワー34000(12000+3000+3000*3+10000)

 

「くくく..."パラライズ・マドンナ"でガード。手札を1枚捨て、完全ガードじゃ。」

 

「くっ...!」

 

 

あれだけアタックしたのに、たった1ダメージですって...!?

確かにトリガーはひかれたけど、何だかショックだわ...

 

 

「ターンエンドよ。」

 

--------------------------------------------------

グレドーラ 手札:1枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

■□■

□■■

V   : 百害女王ダークフェイス・グレドーラ

R右  : 威圧怪人ダークフェイス

R右下 : 新星怪人リトルドルカス

R左下 : 怪人紳士ハイクラスモス

 

□■■■■■■

__■■■

V   : 銀の茨の竜女帝ルキエ"Я"

R右  : 銀の茨の竜女皇ヴィーナス・ルキエ

R左  : 銀の茨の獣使い マリチカ

R中央 : 銀の茨のお手伝い イオネラ

R右下 : 銀の茨ブリージング・ドラゴン

R左下 : 銀の茨の歌姫セルビア

Rア1 : 銀の茨の操り人形 りりあん

Rア2 : 銀の茨ライジング・ドラゴン

Rア3 : 銀の茨の操り人形 りりあん

 

アサカ 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:4枚(裏:4)

--------------------------------------------------

 

「童のターン、スタンド&ドロー。...ここまでよく戦ったと褒めて遣わす。じゃが...そなたはここまでじゃ。」

 

「なんですって...?」

 

「そなたにも見せてやろう。我がゼロスドラゴンの力を!ヴァンガードと同名のカードをコストに、我が未来を食らい顕現せよ!ズーのゼロスドラゴン!究極超越!"死苑のゼロスドラゴン ゾーア"!」

 

 

っ...なんてパワーなの...!

ライドするだけでこの圧力...尋常じゃない...!

 

 

「"ゾーア"のスキル。CB2を支払い、童のリアガードをすべて退却。退却したユニット1枚につき、1枚ドロー。よって、3枚ドローじゃ。その後、手札からユニットを1枚 コールし、そのユニットのパワーを∞とし、二つの能力を与える。ただし、このターン中、そのユニットはこの能力以外の他のユニットの能力に影響されなくなる。」

 

「パワーを∞に!?」

 

「"威圧怪人ダークフェイス"をコールし、パワーを∞に。」

 

"威圧怪人ダークフェイス" : パワー∞

 

「そして"ダークフェイス"は二つのスキルを得る。一つは、このユニットのアタックがヒットした時、童の勝利となるスキル。そして、もう一つはこのユニットのアタックがヒットしなかったとき、相手に1ダメージを与え、さらに守護者がコールされているならヴァンガードのパワーを∞にする能力じゃ。」

 

「なんですって...!?」

 

 

パワーが∞だから、守護者以外ではガードできない。

でも、ガードしたら1ダメージ与えられるうえ、ヴァンガードまでパワーが∞に...

これがゼロスドラゴンの力...なんて力なの...

 

 

「それだけではない。"ダークフェイス"のスキル。CB1を支払うことで、暗黒繭マーカーの置かれていないユニットに、暗黒繭マーカーを置く。"ライジング・ドラゴン"に置く。」

 

"銀の茨ライジング・ドラゴン" : パワー0(9000-9000)

 

「くっ...!」

 

「さらに"鹵獲怪人スティッキーボーラス"をコール。スキルでCB1を支払い、山札から6枚確認。それぞれ別名の"ダークフェイス"を2枚まで手札に加える。童は"百害女王ダークフェイス・グレドーラ"、"威圧怪人ダークフェイス"を手札に加える。さらに"クリヤード・ブリーズ"をコール。スキルで"グレドーラ"を捨て、1枚ドロー。グレード3を捨てたので、"りりあん"に暗黒繭マーカーを置く。」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア1) : パワー0(9000-9000)

 

 

っ...どんどん暗黒繭マーカーが置かれていく...

これじゃ次のターン、まともに戦えない...!

 

 

「"怪人紳士ハイクラスモス"をコール。スキル発動。レストし、ドロップから"グレドーラ"を山札の下に置く。CC1し、"マリチカ"を選択。このターン、そのユニットはインターセプトできない。そして最後に"威圧怪人ダークフェイス"をコールし、スキル発動。CB1、"りりあん"に暗黒繭マーカーを置く。」

 

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア3) : パワー0(9000-9000)

 

 

これで、すべてのインターセプトを封じられた。

このターン、手札のみで守らなきゃいけなくなったわね。

 

 

「行くぞ。パワー∞となった我が子、"ダークフェイス"でヴァンガードにアタック。」

 

"威圧怪人ダークフェイス"(R右) : パワー∞

 

 

このアタックがヒットしたら、その時点でファイトに敗北する。

この攻撃は絶対に通しちゃダメなんだ...!

 

 

「"冥界の催眠術師"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「アタックがヒットしなかった。よって、スキル発動。相手に1ダメージ。」

 

「っ...ダメージチェック、"銀の茨の獣使い アナ"。」

 

「そして、守護者がコールされているのでさらにスキルが発動する。"ゾーア"のパワーを∞に!行くのじゃ、"ゾーア"!童に戦いを挑んだ愚かな者に裁きの鉄槌を下すのだ!」

 

"死苑のゼロスドラゴン" : パワー∞

 

 

 

『アサカ....俺はアサカと一緒に居られて嬉しい。これからも一緒にいてほしい。』

 

『ええ。約束よ....ずっと一緒にいましょう...』

 

 

 

「(ふふ...この状況で思い出すなんて、走馬灯みたいね。でも...)私は負けない!"冥界の催眠術師"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードよ!」

 

 

私は負けないわ!ユウトを救う、その時まで!

それが私の覚悟なのだから!

 

 

「っ、もう一枚持っていたか...じゃが、童にはツインドライブがある!ツインドライブ、1枚目、"綿雪怪人スノートリック"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"スティッキーボーラス"にパワー+10000!」

 

"鹵獲怪人スティッキーボーラス" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「2枚目、"シャープネル・スコルピオ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"スティッキーボーラス"へ!」

 

"鹵獲怪人スティッキーボーラス" : パワー34000(9000+5000+10000*2)、☆2

 

 

「これで終わりじゃ!消え去るが良い!"クリヤード・ブリーズ"のブースト、"スティッキーボーラス"でヴァンガードにアタック!スキル発動!SB1を支払い、相手の暗黒繭マーカーが置かれているユニットの数だけ、パワー+6000!暗黒繭マーカーが置かれているユニットは3枚。よって、パワー+18000!」

 

"鹵獲怪人スティッキーボーラス" : パワー60000(9000+5000+10000*2+8000+6000*3)、☆2

 

「パワーが20000以上なので1枚ドロー。さあ、これで終わりじゃ!」

 

「...ガード。」

 

「な、何じゃと...!?」

 

 

私がガードに出したカード、それは....

 

 

「"冥界の催眠術師"。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「3枚目の...完全ガード...じゃと...!?」

 

「これでアタックは通らない。そして、あなたにもうアタックできるユニットはいない。さあ、ターンエンドしなさい!」

 

「くっ...エンド時、"ゾーア"は除外され、ソウルから"グレドーラ"にライド。そして"ゾーア"が除外されたことで童のリアガード、ソウル、ドロップゾーンのすべてカードと、サークルのマーカー、手札のプロテクトを除外し、以後、童がギフトを得ることはない。これでターンエンドじゃ。」

 

--------------------------------------------------

グレドーラ 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(裏:4)

 

□□□

□■□

V   : 百害女王ダークフェイス・グレドーラ

 

□■■■■■■

__■■■

V   : 銀の茨の竜女帝ルキエ"Я"

R右  : 銀の茨の竜女皇ヴィーナス・ルキエ

R左  : 銀の茨の獣使い マリチカ

R中央 : 銀の茨のお手伝い イオネラ

R右下 : 銀の茨ブリージング・ドラゴン

R左下 : 銀の茨の歌姫セルビア

Rア1 : 銀の茨の操り人形 りりあん

Rア2 : 銀の茨ライジング・ドラゴン

Rア3 : 銀の茨の操り人形 りりあん

 

アサカ 手札:0枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:1、裏:4)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。...来てくれたのね。」

 

「っ...(なんじゃ...何を引いた...)」

 

「さあ、ここからは私の独壇場よ!舞台で踊り、すべての客を魅了しなさい!あらゆる竜を従え、神でさえも跪く妖艶の竜使い!ライド・THE・ヴァンガード!"銀の茨の神竜使い ミスティック・ルキエ"!」

 

 

これが私の新たな切り札。私の未来、私の可能性!

ユウトに守られてばかりじゃない...ユウトと共に歩むための力!

 

 

「バトルよ!"ブリージング・ドラゴン"のブースト、"ヴィーナス・ルキエ"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀の茨の竜女皇ヴィーナス・ルキエ" : パワー20000(12000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"新星怪人リトルドルカス"。」

 

「続けて、"ミスティック・ルキエ"でヴァンガードにアタック!スキル発動!アタック時、私のリアガードを望む枚数ソウルに置いて良い。私はすべてのリアガードをソウルへ。その後、1枚以上ソウルに置いているならソウルから2枚までコールできる。私は"銀の茨の操り人形 りりあん"2枚をコール。そして5枚以上ソウルに置いているならスキルを得る。そして"マリチカ"のスキル。ソウルから"」

 

"銀の茨の神竜使い ミスティック・ルキエ" : パワー15000

 

 

「("このアタックはパワー15000。残りのアタックはどちらもパワー24000になる。童の手札にはそれらを守るのに十分なガード値がある...これなら耐えられる!)"シャープネル・スコルピオ"でガードじゃ!」

 

"百害女王ダークフェイス・グレドーラ" : パワー27000(12000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"銀の茨ライジング・ドラゴン"。2枚目、"銀の茨の竜使い ルキエ"。」

 

「ふん、残念じゃったな。せっかくのグレード4も、リアガード無しではこの程度じゃ。」

 

「残念だけど、これでは終わらないわ。"ミスティック・ルキエ"が得たスキル発動!CB1、SB5、手札を2枚捨てることで、"ミスティック・ルキエ"をバインドし、バインドゾーンから"ルキエ"を含むユニットにスタンドでライドする!再び舞台に現れなさい!"ミスティック・ルキエ"!」

 

「な、何じゃと...!?」

 

「そして、"ミスティック・ルキエ"は"ルキエ"を含むカードの能力でヴァンガードサークルかリアガードサークルに登場した時、ソウルのグレード3の"ルキエ"の種類によってスキルが発動する。1種類以上ならパワー+5000。2種類以上ならドライブ+1。3種類以上ならこのターン中、私の前列の"銀の茨"のパワー+5000!私のソウルは"銀の茨の竜使い ルキエ"、"銀の茨の竜女帝ルキエ”Я”"、"銀の茨の竜女皇ヴィーナス・ルキエ"の3種類がある!よって、すべてが発動する!」

 

"銀の茨の神竜使い ミスティック・ルキエ" : パワー25000(15000+5000+5000)

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア1) : パワー24000(9000+5000+5000+5000)

"銀の茨の操り人形 りりあん"(Rア2) : パワー24000(9000+5000+5000+5000)

 

「これで終わりよ!もう一度"ミスティック・ルキエ"でヴァンガードにアタック!」

 

「くっ...(すべてのアタックを防ぐ手段はない...どこかでダメージを受けなければならない...ヴァンガードは一番受けたくないが、一番手札を使わなければならぬ...それではダメじゃ...ここは...)ノーガード。」

 

 

ここで終わらせる。こんな戦いを終わらせて、ユウトを取り戻して...

そして、私から想いを伝えよう。待っているって言ったけど、もう待つのは嫌。

ずっと待って、その間にユウトがいなくなっちゃったら後悔するから。

 

 

大好きって、伝えよう。

 

 

 

「トリプルドライブ、1枚目、"銀の茨の歌姫セルビア"。2枚目、"銀の茨の獣使い アナ"。3枚目、"銀の茨バーキング・ドラゴン"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"銀の茨の神竜使い ミスティック・ルキエ" : パワー35000(15000+5000+5000+10000)、☆2

 

「ぐっ....っ...だ、ダメージチェック、"シャープネル・スコルピオ"...わ、童の負け....」

 

「っ...か、勝った...」

 

 

何とか勝てた...これが使徒の強さ...

でも、私のユウトを想う気持ちが、私に力を与えてくれた。

ユウトとの未来を掴み取ることができた。

 

 

「ふ、ふふ...残念じゃ...一足先にクレイに戻っておるぞ、ガスティール...ヴァレオス...ふふ...フハハハハハ......アハハハハハハ!」

 

 

ドサッ

 

 

 

グレドーラは高らかな笑い声を発していたが、急にふらっとその場に倒れこんだ。

もしかして、ディフライドっていうのが解けたのかしら。

 

 

「っ...まだやることがあったわね...」

 

 

私はポケットから"降誕の原初竜メガローマ"を取り出す。

祭壇の方にカードを向けると、カードから光が出てきて緑色の炎へと向かっていく。

そして、祭壇の緑色の炎に当たると、緑色の炎は消え去った。

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴ

 

 

「おっと...本当に祭壇が動力源なのね...全部停止させて大丈夫なのかしら....」

 

 

みんな、無事に使徒を倒せているかしら...

いや、みんなならきっと大丈夫よね。それより、ユウトを取り戻せるか不安だけど...絶対に取り戻してみせる。

 

 

待っていて、ユウト...

 

 

 

 

.



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第百四十三話「メサイアの先導者」

コーリンside

 

 

「ここが祭壇...」

 

 

私が選んだ道はドラゴンエンパイアの道。少し黄色が混じった赤色の炎が灯った祭壇がある。あれに"原初竜"のカードを使えば、レリクスを止めることができるのね。

 

 

「ようこそ、我が祭壇へ。」

 

「っ...あなたがここを守る使徒ってわけ。」

 

「そういうことだよ。私の名はヌラ・ヒョウガ。ドラゴンエンパイアのむらくもの部隊、百鬼夜行を率いる長だ。」

 

「あ...あなた、もしかして響京子!?行方不明になったモデルの!?」

 

「...ああ、この体の持ち主のことか。そういえばこの体の本来の持ち主は、もでる、とやらをやっていたようだね。」

 

 

ま、まさかあのモデルの響京子が相手なんて...彼女はヴァンガード好きで有名な日本のトップモデルだった。でも最近、いきなり姿を消したことで事件に巻き込まれたのだと捜査されていた。...使徒になっていたとはね。

 

「ここに来たということは、私とファイトしに来たということかな?」

 

「っ...そうよ。あなたを倒して、ユウトを救う!」

 

「いいでしょう。私はただ戦えればいい。強いファイターと戦えればそれでいいんだ。」

 

 

 

 

「だったら、俺とファイトしてもらおうか。」

 

 

 

 

「っ、誰....って、あなたは...」

 

「よう。テキトーに道を選んだら、ここに辿り着いた。」

 

「伊吹コウジ...」

 

 

どうして、伊吹コウジがここに...?

アイチからメサイアのカードを受け取って、旅に出たんじゃ...

 

 

「君は確か、伊吹コウジ...メサイアに選ばれた先導者。」

 

「別に選ばれてなんかないが....確かに俺は声に従って、ここに来た。」

 

「声...?」

 

「ああ。俺を呼ぶ声が"2つ"、聞こえた。一つはこのメサイアの声。」

 

 

そう言って、伊吹は"ネオンメサイア"のカードを見せる。

メサイアの声を聴いただなんて、本当にメサイアの先導者みたいね。

 

 

「もう一つは....ユウトの声だ。」

 

「ユウトの!?」

 

「ああ。あれは確かにユウトの声だった。救いを求めているような、必死に何かに抗っているような声......俺は自らの罪を償うために、自分に何ができるのか探すために旅に出ようと思っていた。だが...」

 

 

伊吹がデッキを取り出し、私を押しのけてファイトテーブルに着く。

その目にはもう、ヌラ・ヒョウガしか映っていない。

 

 

「友を救う。自らの過ちで友が窮地に陥ったのならば、俺は全力で友を救う。それがまず最初に、俺がなすべき償いだ。」

 

「ふっ...ふふ...くくく...いいよ。まさかメサイアの先導者とファイトできるとは!さあ!今すぐファイトを始めよう!血沸き肉躍るファイトを!」

 

 

 

「「スタンドアップ」」

「THE」「Z」

「「ヴァンガード!」」

 

 

 

「"忍獣キャットデビル"!」

 

「"ネオンメサイア"。」

 

 

「私から行くよ。ドロー。"口寄せの忍鬼ジライヤ"にライド。"キャットデビル"のスキルで1枚ドロー。さらに"ジライヤ"のスキルで1枚引き、手札を1枚山札の下へ。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ヌラ・ヒョウガ 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 口寄せの忍鬼ジライヤ

 

□■□

□□□

V   : ネオンメサイア

 

伊吹 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"白色矮星のレディバトラー"にライド。"ネオンメサイア"のスキルで1枚引き、クイックシールドを獲得。さらに"白色矮星のレディバトラー"のスキルで山札から5枚確認。...グレード3は無い。そのままシャッフル。」

 

 

伊吹のクラン....リンクジョーカーなのね。

私たちはリンクジョーカーを受け入れた。そして、メサイアは根絶者もクレイに受け入れた。彼らはリンクジョーカーというクランとして、クレイに受け入れられたということなのね。

 

 

「バトルだ。"白色矮星のレディバトラー"でヴァンガードにアタック。」

 

"白色矮星のレディバトラー" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"質量転移のレディフェンサー"。」

 

「ダメージチェック、"忍妖エバーウイング"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"口寄せの忍鬼ジライヤ" : パワー18000(8000+10000)

 

「これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ヌラ・ヒョウガ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 口寄せの忍鬼ジライヤ

 

□■□

□□□

V   : 白色矮星のレディバトラー

 

伊吹 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"忍妖レディ・シルエッタ"にライド。"レディ・シルエッタ"のスキル発動。CB1、手札の"関門の忍鬼アタカ"を公開。山札から公開したユニットと同名のユニットをコールする。"アタカ"をコール。さらに"忍妖ガシャドクロ"、"関門の忍鬼アタカ"をコール。"アタカ"のスキルで山札から5枚見て、"忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ"を手札に加え、手札を1枚捨てる。」

 

 

 

ヌラ・ヒョウガは攻めてきたわね。

アクセルクランとフォースクランだし、パワーに差が無い今、攻めておきたいのかしら。

 

 

「バトルだよ。"レディ・シルエッタ"でヴァンガードにアタック。」

 

"忍妖レディ・シルエッタ" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"忍妖フライトシックル"。」

 

「ダメージチェック、"デスティニー・ディーラー"。」

 

「続けて、"アタカ"でアタック。"アタカ"は私に何れかの同名ユニットが2枚以上いるから、パワー+5000。」

 

"関門の忍鬼アタカ"(R右) : パワー13000(8000+5000)

 

「"屈曲の豪打ヴァンマーネン"でガード。」

 

"白色矮星のレディバトラー" : パワー18000(8000+10000)

 

「なら、"アタカ"のブースト、"ガシャドクロ"でヴァンガードにアタック。こっちの

"アタカ"もパワー+5000。」

 

"忍妖ガシャドクロ" : パワー22000(9000+13000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"アステロイド・ウルフ"。」

 

「残念、無駄なトリガーだ。私はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ヌラ・ヒョウガ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

■□□

■■■

V   : 忍妖レディ・シルエッタ

R右  : 関門の忍鬼アタカ

R左  : 忍妖ガシャドクロ

R左下 : 関門の忍鬼アタカ

 

□■□

□□□

V   : 白色矮星のレディバトラー

 

伊吹 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"轟脚のブラストモンク"にライド。"質量転移のレディフェンサー"、"白色矮星のレディバトラー"をコール。"レディバトラー"のスキルで山札から5枚見て、"閉塞の爪ガストリィネイル"を手札に加え、クイックシールドを捨てる。」

 

 

"閉塞の爪ガストリィネイル"...あれも見たことないユニットね。

伊吹が使うリンクジョーカーのユニット、どれも見たことないユニットばかりだわ。

 

 

「バトル。"ブラストモンク"でヴァンガードにアタック。スキル発動。CB1を支払い、"ガシャドクロ"を裏でバインド。グレード2以上をバインドしたのでSC1。」

 

 

ソウルに入ったのはさっきのカードと同じ、"ガストリィネイル"。

新しいリンクジョーカーは、呪縛じゃなくてバインドで戦うのかしら。

 

 

"轟脚のブラストモンク" : パワー10000

 

「"忍獣ムーンエッジ"でガードだよ。」

 

"忍妖レディ・シルエッタ" : パワー24000(9000+15000)

 

「ドライブチェック、"怪腕のバーストモンク"。ノートリガーだ。」

 

「なかなかトリガーを引かないね。ま、それだと後が怖いけどね。」

 

「..."白色矮星のレディバトラー"でリアガードをアタック。"レディバトラー"は俺のターン中、いずれかのサークルかバインドゾーンに裏のカードがあるなら、パワー+5000。」

 

"白色矮星のレディバトラー" : パワー13000(8000+5000)

 

「ノーガード。"アタカ"は退却。」

 

「最後だ。"レディフェンサー"でヴァンガードにアタック。」

 

"質量転移のレディフェンサー" : パワー10000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"忍獣リーブスミラージュ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"忍妖レディ・シルエッタ" : パワー19000(9000+10000)

 

 

またドロートリガー...伊吹はダメージチェックで無駄なクリティカルしか引いてないのに、あっちはドロートリガーを二度も...この差は大きいわよ...

 

 

「ふん...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ヌラ・ヒョウガ 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)、バ:1

 

■□□

□■□

V   : 忍妖レディ・シルエッタ

R左下 : 関門の忍鬼アタカ

 

■■■

□□□

V   : 轟脚のブラストモンク

R右  : 白色矮星のレディバトラー

R左  : 質量転移のレディフェンサー

 

伊吹 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして...百鬼夜行の力を見せてあげよう!"忍妖ダンガンニュードー"を3枚、"忍妖レディ・シルエッタ"をコール!"レディ・シルエッタ"のスキル発動。CB1、手札から"忍妖フライトシックル"を公開。山札から同名カードをコール。さらに"ダンガンニュードー"は同名カードがあるので、ブーストとスキルを得ている。」

 

 

"ヌラ・ヒョウガ"の周りをおどろおどろしいユニットたちが囲む。

何かユニットの登場の仕方まで怖いんだけど...

 

 

「バトル。アクセルサークルの"ダンガンニュードー"でヴァンガードにアタック。」

 

"忍妖ダンガンニュードー"(Rア1) : パワー17000(12000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"綻びた世界のレディヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、ヴァンガードのパワー+10000。」

 

"轟脚のブラストモンク" : パワー20000(10000+10000)

 

「っ...まさかヒールトリガーを引かれるとは。だけど問題無い。"アタカ"のブースト、"レディ・シルエッタ"でヴァンガードにアタック。"アタカ"はパワー+5000。」

 

"忍妖レディ・シルエッタ" : パワー22000(9000+13000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"カルデロン・ウイング"。」

 

「"ダンガンニュードー"のブースト、"フライトシックル"でヴァンガードにアタック。スキルでパワー+5000。」

 

"忍妖フライトシックル" : パワー26000(9000+5000+12000)

 

「"震脚のパルスモンク"でガード。」

 

"轟脚のブラストモンク" : パワー35000(10000+10000+15000)

 

「"フライトシックル"はスキルを発動したので山札の下へ。カードの能力で登場しているので1枚ドロー。 そして、"ダンガンニュードー"のブースト、"ヌラ・ヒョウガ"でアタック。」

 

"忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ" : パワー24000(12000+12000)

 

「"怪腕のバーストモンク"、"綻びた世界のレディヒーラー"でガード。」

 

"轟脚のブラストモンク" : パワー45000(10000+10000+5000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"忍妖フライトシックル"。ここで"ヌラ・ヒョウガ"のスキル発動。"忍妖"を含むノーマルユニットはコールし、それ以外はドロップする。よって、"フライトシックル"をコール。」

 

「ふん...それじゃあ手札は増えないな。」

 

「くくく...関係ないよ。2枚目、"忍獣ムーンエッジ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"フライトシックル"へ。」

 

"忍妖フライトシックル" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「さらに"ヌラ・ヒョウガ"のスキル。このカードは"忍妖"のノーマルユニットじゃないからドロップ。そして"フライトシックル"でヴァンガードにアタック。スキルでパワー+5000!」

 

"忍妖フライトシックル" : パワー24000(9000+10000+5000)、☆2

 

 

このアタックを受けたら、ダメージ5になっちゃう。

でも、伊吹のリアガードにはインターセプトできるユニットがいる。

このアタックは通らない!

 

 

「...ノーガード。」

 

「えっ!?」

 

「ダメージチェック、"デスティニー・ディーラー"、"真空に咲く花コスモリース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"轟脚のブラストモンク" : パワー30000(10000+10000*2)

 

 

どうして...インターセプトすれば守れるのに....

ゼロスドラゴンっていう強力なユニットがまだ相手には残っているのに、わざわざ窮地に立つ意味が...

 

 

「"フライトシックル"は山札の下へ。カードの能力で登場しているので1枚ドロー。そしてエンドフェイズ、"ダンガンニュードー"のスキル発動。ソウルに置き、1枚ドロー。2枚目の"ダンガンニュードー"も同じスキルを発動して1枚ドロー。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ヌラ・ヒョウガ 手札:7枚、ソウル:5枚、ダメージ:2枚(裏:2)、バ:1

 

■□■

■■□

V   : 忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ

R左  : 忍妖レディ・シルエッタ

R右下 : 忍妖ダンガンニュードー

R左下 : 関門の忍鬼アタカ

 

■■■

□□□

V   : 轟脚のブラストモンク

R右  : 白色矮星のレディバトラー

R左  : 質量転移のレディフェンサー

 

伊吹 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「どうやらメサイアの先導者と言っても、大した実力は無いようだね。残念だよ。」

 

「ふっ...気が早いな、お前。俺はまだグレード3にライドしていない。」

 

「へえ...随分と自信があるみたいだね。じゃあ見せてもらおうか、君の真の力を。」

 

「いいだろう。スタンド&ドロー。混沌を切り裂き、白き翼で描け未来!ライド、"ハーモニクス・メサイア"!」

 

 

"ハーモニクス・メサイア"...!?

伊吹に渡ったのは、"ネオンメサイア"、グレード0だったはず!

それにファーストヴァンガードで使っていたし...まさか、グレード3のメサイアまであるなんて....すごい....!

 

 

「イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ。」

 

"ハーモニクス・メサイア" : パワー13000、☆2

 

「"レディバトラー"を後列に移動し、"質量転移のレディフェンサー"をコール。行くぞ、ギーゼの使徒!左の"レディフェンサー"でヴァンガードにアタック!スキル発動!ヴァンガードが"メサイア"ならパワー+5000!」

 

"質量転移のレディフェンサー"(R左) : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"関門の忍鬼アタカ"。」

 

「このバトル終了時、"レディフェンサー"は呪縛される。」

 

「えっ!?」

 

 

自分のリアガードを呪縛した...!?

なぜそんなことを...強力なスキルを発動する代償に、自分のリアガードを呪縛するЯユニットみたいなものかしら...

 

 

「続けて、右の"レディフェンサー"でヴァンガードにアタック。こっちもパワー+5000。」

 

"質量転移のレディフェンサー"(R右) : パワー15000

 

「そう何度も通さないよ。"レディ・シルエッタ"でインターセプト。」

 

"忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ" : パワー17000(12000+5000)

 

「"レディフェンサー"は呪縛。"ハーモニクス・メサイア"でヴァンガードにアタック。スキルで山札から"デスティニー・ディーラー"を呪縛カードとして、左後列に置く。」

 

"ハーモニクス・メサイア" : パワー13000、☆2

 

「残念だけど、"忍獣リーブスミラージュ"でガード。手札を1枚捨て、完全ガードだよ。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"轟脚のブラストモンク"。2枚目、"ハーモニクス・メサイア"。」

 

 

これで伊吹のアタックは終わり...なのかしら。

 

 

「"ハーモニクス・メサイア"のスキル発動。アタック終了時、ソウルにグレード3があるなら発動できる。」

 

「グレード3....っ、あの時...」

 

「そうだ。SCした時にソウルに入ったのはグレード3。よって、スキルが発動できる。CB1、手札を1枚捨てることで呪縛カードを望む枚数、解呪する!俺は3枚の呪縛カードをすべて解呪!そして、解呪した枚数分ドローし、前列のリアガード2枚にパワー+15000!」

 

"質量転移のレディフェンサー"(R右) : パワー25000(10000+15000)

"質量転移のレディフェンサー"(R左) : パワー25000(10000+15000)

 

「"デスティニー・ディーラー"のブースト、左の"レディフェンサー"でヴァンガードにアタック。スキルでパワー+5000!」

 

"質量転移のレディフェンサー"(R左) : パワー38000(10000+15000+5000+8000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ"。」

 

「"レディフェンサー"は呪縛。白色矮星のレディバトラー"のブースト、右の"レディフェンサー"でヴァンガードにアタック。"レディバトラー"と"レディフェンサー"はそれぞれスキルでパワー+5000!」

 

"質量転移のレディフェンサー"(R右) : パワー43000(10000+15000+5000+13000)

 

「ぐっ...ノーガード。ダメージチェック、"忍獣メタモルフォックス"。」

 

「"レディフェンサー"は呪縛。...これでターンエンド。呪縛カードは解呪される。」

 

--------------------------------------------------

ヌラ・ヒョウガ 手札:5枚、ソウル:5枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)、バ:1

 

■□■

□■□

V   : 忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ

R右下 : 忍妖ダンガンニュードー

R左下 : 関門の忍鬼アタカ

 

■■■

■□■

V   : ハーモニクス・メサイア

R右  : 質量転移のレディフェンサー

R左  : 質量転移のレディフェンサー

R右下 : 白色矮星のレディバトラー

R左下 : デスティニー・ディーラー

 

伊吹 手札:7枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

--------------------------------------------------

 

凄い...一気に追いついた。

これが伊吹コウジの、メサイアの力...!

 

 

「くっ...思ったよりやるね。」

 

「ふっ...お前は案外弱いな。」

 

「っ...言ってくれるね。だけど、君はこのターンで敗北する!私の最強の力によってね!」

 

 

「(最強の力...っ、まさかゼロスドラゴン!?)伊吹!気を付けて!ギーゼの使徒は...」

 

「口出しは無用だ!」

 

「っ...!」

 

「ファイト中のアドバイスはマナー違反だぜ。俺は俺の力でこいつを倒す。必ずな。」

 

 

「伊吹...」

 

「くくく...アドバイスなど無意味だけどね。私のターン、スタンド&ドロー。ヴァンガードと同名のカードをコストに、我が未来を食らい顕現せよ!ドラゴンエンパイアのゼロスドラゴン!究極超越!"獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ"!」

 

 

っ...なんて熱量、何て熱さなの...!

これがドラゴンエンパイアのゼロスドラゴン...!

 

 

「君はさっき、罪を償うと言っていたね。なら私がその罪を焼き払ってあげるよ。地獄の業火でね!スキル発動!CB2を支払うことで、相手のユニットをすべて退却し、バインドする!ヴァンガードも退却だ!」

 

「っ、ヴァンガードも!?」

 

「その後、相手は手札を3枚選び、2枚捨て、1枚をライドしなければならない。さあ、選びたまえ!」

 

「...この2枚を捨て、"ハーモニクス・メサイア"にライド。イマジナリーギフトフォースⅡを右前列へ。」

 

 

良かった、グレード3があって...これでグレード1とか0になっていたら、たとえこのターンを防ぎ切ったとしても勝ち目がほとんどなくなってしまう。

 

 

「くくく...最後に、互いのマーカーをすべて除外し、このターン、私は"ドラクマ"でしかアタックできなくなる。」

 

「なっ!?せっかく得たフォースが...」

 

「くくく...さあ、終わりだ伊吹コウジ!"ドラクマ"でヴァンガードにアタック!」

 

"獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ" : パワー25000

 

「...地獄の業火...?そんなものじゃ生ぬるいな。俺の犯した罪はもっと重い。だからこそ、俺は友を救う。それが俺の贖罪!"真空に咲く花コスモリース"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「なっ!?完全ガードだと!?馬鹿な...一体いつ...」

 

「さっき大量にドローしただろ。残念だったな。」

 

「ぐっ...つ、ツインドライブ....1枚目、"忍妖ガシャドクロ"。2枚目、"忍獣ムーンエッジ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ" : パワー35000(25000+10000)、☆2

 

「くっ...た、ターンエンド...エンド時、"ドラクマ"は除外し、ソウルから"ヌラ・ヒョウガ"にライド。アクセルⅡを得て1枚ドロー。そして、"ドラクマ"が除外された時、私のリアガード、ソウル、ドロップとマーカー、手札のプロテクトは除外される...」

 

--------------------------------------------------

ヌラ・ヒョウガ 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:1、裏:4)、バ:1

 

□□□

□■□

V   : 忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ

 

□■□

□□□

V   : ハーモニクス・メサイア

 

伊吹 手札:2枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)、バ:5

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"閉塞の爪ガストリィネイル"、"デスティニー・ディーラー"をコール。"デスティニー・ディーラー"のスキルでSB1を支払い、山札の上を呪縛カードとして置く。...ふっ...俺はこいつを左前列に置く。」

 

「(笑った...何を引いた...)」

 

「行くぞ。"ガストリィネイル"でヴァンガードにアタック。スキルでSB1を支払い、手札から"震脚のパルスモンク"を呪縛カードとして右後列に置き、1枚ドロー。さらに"ガストリィネイル"は呪縛カード1枚につき、パワー+5000。」

 

"閉塞の爪ガストリィネイル" : パワー23000(13000+5000*2)

 

「"忍獣ムーンエッジ"でガード!」

 

"忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ" : パワー27000(12000+15000)

 

「"ハーモニクス・メサイア"でヴァンガードにアタック!スキルで山札から"質量転移のレディフェンサー"を呪縛カードとして右前列へ。"ガストリィネイル"は退却。」

 

"ハーモニクス・メサイア" : パワー13000

 

「"忍獣メタモルフォックス"、"忍妖ガシャドクロ"でガード!」

 

"忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ" : パワー27000(12000+5000+10000)

 

 

トリガー2枚で通る...!このファイト中、伊吹はあんまりトリガーを引いてない。

もしかしたら、2枚引く可能性だって十分ある...!

 

 

「ツインドライブ、1枚目、"震脚のパルスモンク"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"ハーモニクス・メサイア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「っ...!」

 

「引いた!あと1枚...!」

 

「2枚目......."カルデロン・ウイング"。」

 

 

っ、トリガーじゃない...このアタックは通らない...!

 

 

「くくく...残念だったね。それにヴァンガードにトリガー効果を与えた。私の手札には残るアタックを防げるだけのガード値がある!」

 

「俺は別に2枚貫通を狙って、トリガー効果をヴァンガードに与えたわけじゃない。」

 

「くくく...強がりを。」

 

「..."ハーモニクス・メサイア"のスキル発動。CB1、手札を1枚捨て、3枚の呪縛カードを解呪し、その枚数分ドロー。前列のリアガード2枚にパワー+15000。」

 

"質量転移のレディフェンサー" : パワー25000(10000+15000)

"怪腕のバーストモンク" : パワー25000(10000+15000)

 

「("レディフェンサー"はブーストとスキル込でパワー35000。"バーストモンク"はパワー33000。私の手札には"忍獣リーブスミラージュ"があるし、ガード値の合計は40000。勝った...!)」

 

「"怪腕のバーストモンク"のスキル。このユニットが解呪された時、CB1を支払い、山札の上から1枚を公開して手札に加える。....俺の山札の上の1枚は、"ハーモニクス・メサイア"。この能力でグレード3が公開されたなら、手札を2枚捨てることでヴァンガードをスタンドする!」

 

「な、なんだと!?」

 

「"メサイア"が....スタンドした...」

 

「これで終わりだ。"ハーモニクス・メサイア"でヴァンガードにアタック!」

 

"ハーモニクス・メサイア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「(だ、ダメだ...すべてのアタックを防ぐ手段が無い...!)の、ノーガード...」

 

「ツインドライブ、1枚目、"ハーモニクス・メサイア"。2枚目、"アステロイド・ウルフ"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"ハーモニクス・メサイア" : パワー33000(13000+10000*2)、☆3

 

「っ、ば、馬鹿なっ!?ぐああああああああああああ!」

 

 

"メサイア"の光が、"ヌラ・ヒョウガ"を包み込む。

そして、彼のダメージゾーンに6枚目のダメージが置かれる。

ダメージに置かれたのは、"忍妖頭領ヌラ・ヒョウガ"。これで伊吹の勝ちだ。

 

 

 

「っ...ま、まさかこの私が敗れるとは...き、君...改めて名前を聞いておこう。」

 

「...伊吹コウジ。ただのヴァンガードファイターだ。」

 

「ふっ...伊吹コウジ....最後に君のような強者と戦えて...良かった...さらばだ!」

 

 

ドサッ

 

 

ヌラ・ヒョウガ...いや、響京子がその場に倒れる。

どうやらディフライドは解けたようだ。

 

 

「...ふぅ.....おい、後は任せたぞ。俺は先に進む。」

 

「え、ええ....」

 

 

そう言って、伊吹は奥の道へと歩いて行った。

結局、彼が何でここにいるかわからなかったわね。

スイコが色々、裏で動いてたみたいだし...スイコに連れてこられたのかしらね。

 

 

「...っと、私も役目を果たさないと。」

 

 

私はポケットから"炎雷の原初竜ギルガル"を取り出し、祭壇へと向ける。

すると光が飛び出し、祭壇の炎をかき消した。

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴ

 

 

 

「よし....私も早くユウトの元へ行かなきゃ。」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

タクトside

 

 

 

「まさか、スイコが彼を連れてくるとは思いませんでしたよ。」

 

「ええ。ギーゼと戦うことのできるファイターを探していた時、たまたま見つけたのです。事情を話したら、すぐ手を貸してくれました。」

 

 

 

たまたま見つかるとは...何とも運が良かったというか...

それにしても、何だかスイコの機嫌が悪い。一体どうしたというのか。

 

 

「(...あの男、絶対に許さないわ。何が、『お前、セーラー服は無理があるだろ。』よ。くっ...忌々しい...!)」

 

「(す、スイコの機嫌がさらに悪くなった...一体どうしたというんだ...)」

 

 

 

.



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第百四十四話「煌く勇気の剣」

アイチside

 

 

「ここが祭壇...」

 

 

長い道を歩いていると、大きな広場に出てきた。

どうやらここがタクトくんの言っていた祭壇みたいだ。

 

 

「来ましたか。」

 

「っ...君がギーゼの使徒...」

 

「ええ。私はマルクトメレク。ギーゼの使徒のひとりです。」

 

「貴方を倒して、ユウトさんを救います!」

 

「私は世界を救うために、ギーゼに従っている。私の邪魔をするというなら、あなたも葬りましょう。」

 

 

「「スタンドアップ」」

「Z」

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"救装天機レーシュ"。」

 

「"スターダスト・トランぺッター"!」

 

 

このファイトに勝って、ユウトさんの元へ行く!

ユウトさんはいつも僕やみんなを支えてくれた...今度は僕の番だ!

 

 

「私から行きます。ドロー。"パーシステンス・エンジェル"にライド。"レーシュ"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

マルクトメレク 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : パーシステンス・エンジェル

 

□■□

□□□

V   : スターダスト・トランぺッター

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。"ういんがる・ぶれいぶ"にライド。"トランぺッター"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得ます。そして、"ういんがる・ぶれいぶ"でヴァンガードにアタック!」

 

"ういんがる・ぶれいぶ" : パワー8000

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"プラック・エンチャンター"。」

 

「ダメージチェック、"救装天機ザイン"。」

 

「アタックがヒットしたので、"ういんがる・ぶれいぶ"のスキル発動。山札から7枚見ます。...対象のカードは無いので、そのまま戻してシャッフル。ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

マルクトメレク 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : パーシステンス・エンジェル

 

□■□

□□□

V   : ういんがる・ぶれいぶ

 

アイチ 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「私のターン、ドロー。"救装天機ザイン"にライド。"救装天機ラメド"をコール。"ラメド"でヴァンガードにアタック。」

 

"救装天機ラメド" : パワー8000

 

「クイックシールドを使用します!パワー+5000!」

 

"ういんがる・ぶれいぶ" : パワー13000(8000+5000)

 

「ならば"ザイン"でヴァンガードにアタック。」

 

"救装天機ザイン" : パワー9000

 

「ノーガードです。」

 

「ドライブチェック、"クリティカルヒット・エンジェル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"救装天機ザイン" : パワー19000(9000+10000)、☆2

 

「くっ...ダメージチェック、"真理の騎士ゴードン"、"ふろうがる"。」

 

「上々ですね。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

マルクトメレク 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

■■□

V   : 救装天機ザイン

R左  : 救装天機ラメド

 

□■□

□□□

V   : ういんがる・ぶれいぶ

 

アイチ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。立ち上がれ、僕の分身!ライド、"ブラスター・ブレード"!スキル発動!CB1、SB1で相手の前列を退却!」

 

「"ラメド"は退却。」

 

「"真理の騎士ゴードン"、"ういんがる・ぶれいぶ"、"戦鎚の騎士オーガスタス"、"プラック・エンチャンター"をコール!これでリアガードは4枚になったので、"ブラスター・ブレード"はクリティカル+1!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー10000、☆2

 

「さらに"ゴードン"は"ブラスター・ブレード"がいるので、パワー+5000!」

 

"真理の騎士ゴードン" : パワー15000(10000+5000)

 

「"ういんがる・ぶれいぶ"でヴァンガードにアタック!」

 

"ういんがる・ぶれいぶ" : パワー8000

 

「ノーガード。ダメージチェック、"救装天機ラメド"。」

 

「アタックがヒットしたので、スキル発動。山札から7枚見て、"ブラスター・ブレード"を手札に加えます。さらに"オーガスタス"のブースト、"ブラスター・ブレード"でヴァンガードにアタック!"オーガスタス"のスキルでCB1、手札を1枚捨てることで"ブラスター・ブレード"のパワー+5000、ドライブ+1!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー23000(10000+5000+8000)、☆2

 

「さすがにそれは通せませんね。"オースカルテイト・エンジェル"、"クリティカルヒット・エンジェル"でガード!」

 

"救装天機ザイン" : パワー34000(9000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"忠義の騎士ベディヴィア"。2枚目、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ゴードン"にパワー+10000!」

 

"真理の騎士ゴードン" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「"プラック・エンチャンター"のブースト、"ゴードン"でヴァンガードにアタック!」

 

"真理の騎士ゴードン" : パワー32000(10000+5000+10000+7000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ピンキー・デンチュリスト"。」

 

 

よし、これでダメージは1vs3。この調子で行けば勝てる!

このファイトに勝って、ユウトさんを救う。そして、カムイくんやミサキさん、店長の仇を討つ!

 

 

「ターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

マルクトメレク 手札:4枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

□□□

□■□

V   : 救装天機ザイン

R左  : 救装天機ラメド

 

■■■

■■□

V   : ブラスター・ブレード

R右  : ういんがる・ぶれいぶ

R左  : 真理の騎士ゴードン

R中央 : 戦鎚の騎士オーガスタス

R左下 : プラック・エンチャンター

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「なかなかやりますね。さすがは日本トップクラスのファイター。」

 

「ぼ、僕が日本トップクラス...?」

 

「ええ。貴方は我々の中でもS級の警戒をすべきファイター。他にも雀ヶ森レン、櫂トシキ...日本のファイターのレベルは高くて驚きます。」

 

 

僕がレンさんや櫂くんと同じ...何だか嬉しいけど、敵に褒められるなんて思わなかったなぁ...

 

 

「ですが、我々も負けられません。世界を破壊し、世界を救うために。」

 

「世界を破壊し、世界を救う...?」

 

「私のターン、スタンド&ドロー。"特装天機マルクトメレク"にライド。イマジナリーギフトプロテクトⅡを右前列へ。さらに"マルクトメレク"のスキル。CB2を支払い、相手のヴァンガードがグレード2なら相手に1ダメージ。」

 

「っ、ダメージチェック、"プラック・エンチャンター"。」

 

「"ホーリーロード・エンジェル"をコール。スキルで山札から7枚見て、"神装天機シン・マルクトメレク"を手札に加え、そのままこのカードを山札の上に置きます。」

 

 

加えたカードを山札の上に置いた...?

あれじゃ、ドライブチェックでトリガーを引かないことが確定しちゃうけど...

 

 

「"救装天機ザイン"をコール。そして"マルクトメレク"のスキル発動。SB1、ドロップゾーンから"オースカルテイト・エンジェル"、"救装天機ラメド"、"パーシステンス・エンジェル"をコール。そして、私に1ダメージ。」

 

「自分自身にダメージを!?」

 

「ダメージチェック、当然"神装天機シン・マルクトメレク"。その後、前列3枚にパワー+5000。」

 

"特装天機マルクトメレク" : パワー17000(12000+5000)

"救装天機ザイン" : パワー29000(9000+5000+10000+5000)

"ホーリーロード・エンジェル" : パワー14000(9000+5000)

 

「そして"シン・マルクトメレク"のスキル発動。ダメージチェックで出た時、ヴァンガードが"特装天機マルクトメレク"なら、手札を1枚捨てることでこのユニットにスタンドでライドする。」

 

「なっ!?」

 

 

それじゃあ、ダメージを受けるというデメリットを帳消しに...!?

リアガードを展開し、ダメージを帳消しにして、しかもライドしてギフトを得るなんて...なんてコンボなんだ...

 

 

「イマジナリーギフトプロテクトⅡを左前列へ。さらに"シン・マルクトメレク"はプロテクトマーカーが2つ以上あるなら、前列のパワー+10000。」

 

"神装天機シン・マルクトメレク" : パワー22000(12000+10000)

"救装天機ザイン" : パワー39000(9000+5000+10000+5000+10000)

"ホーリーロード・エンジェル" : パワー29000(9000+5000+5000+10000)

 

「バトルです。"オースカルテイト・エンジェル"のブースト、"シン・マルクトメレク"でヴァンガードにアタック。」

 

"神装天機シン・マルクトメレク" : パワー30000(12000+10000+8000)

 

「"幸運の運び手エポナ"、"世界樹の巫女エレイン"でガード!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー45000(10000+15000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"サニースマイル・エンジェル"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ホーリーロード・エンジェル"にパワー+10000。」

 

"ホーリーロード・エンジェル" : パワー39000(9000+5000+5000+10000+10000)

 

「2枚目、"恋の守護者ノキエル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ザイン"にパワー+10000。」

 

"救装天機ザイン" : パワー49000(9000+5000+10000+5000+10000+10000)

 

 

「続けて、"パーシステンス・エンジェル"のブースト、"ホーリーロード・エンジェル"でヴァンガードにアタック。」

 

"ホーリーロード・エンジェル" : パワー47000(9000+5000+5000+10000+10000+8000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"忠義の騎士ベディヴィア"。」

 

「"ラメド"のブースト、"ザイン"でヴァンガードにアタック。スキル発動。"ゴードン"をダメージゾーンに置き、1枚回復してもらおう。」

 

「1枚回復します。」

 

"救装天機ザイン" : パワー62000(9000+5000+10000+5000+10000+10000+13000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー20000(10000+10000)

 

 

「これでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

マルクトメレク 手札:4枚、ソウル:3枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■■■

■■■

V   : 神装天機シン・マルクトメレク

R右  : 救装天機ザイン

R左  : ホーリーロード・エンジェル

R中央 : オースカルテイト・エンジェル

R右下 : 救装天機ラメド

R左下 : パーシステンス・エンジェル

 

□■■

■■□

V   : ブラスター・ブレード

R右  : ういんがる・ぶれいぶ

R中央 : 戦鎚の騎士オーガスタス

R左下 : プラック・エンチャンター

 

アイチ 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

強い...でも、僕は負けない。ユウトさんだったら、きっと諦めないから。

それに僕には新しい力がある。道を切り拓くための、新しい僕の分身。

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。新たな力を得て、再び立ち上がれ!僕の分身!"ブラスター・ブレード・エクシード"にライド!」

 

「"ブラスター・ブレード・エクシード"!?なんですか、それは!?そんなユニット...見たことが無い!?」

 

「これが"ブラスター・ブレード"の新たな姿。この力で、僕は貴方を倒す!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"ブラスター・ブレード・エクシード" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ういんがる・ぶれいぶ"を後列に移動し、"真理の騎士ゴードン"をコール。そして、バトルフェイズ開始時に"エクシード"のスキル発動。CB1、手札からグレード3以上になるように手札を1枚以上捨てる。僕は"ブラスター・ブレード・エクシード"を捨てます。そして、山札からグレード4のユニットにライドする!」

 

「グレード4...!?」

 

「神聖なる竜よ!出でて騎士たちに勇気と力を与えよ!ライド、"神聖竜レリジャス・ソウルセイバー"!」

 

「な、なんだこのユニットは...!?」

 

「"レリジャス・ソウルセイバー"のスキル!登場時、CB1、SB1を支払うことでリアガード3枚にパワー+5000!"ゴードン"、"ういんがる・ぶれいぶ"、"オーガスタス"にパワー+5000!さらにこの効果で3枚選んだ場合、ヴァンガードのクリティカル+1!」

 

"神聖竜レリジャス・ソウルセイバー" : パワー25000(15000+10000)、☆2

"真理の騎士ゴードン" : パワー15000(10000+5000)

"戦鎚の騎士オーガスタス" : パワー13000(8000+5000)

"ういんがる・ぶれいぶ" : パワー13000(8000+5000)

 

「さらに"エクシード"のもう一つのスキル発動!"セイバー"を含むグレード4にライドされた時、そのユニットに"ブラスター・ブレード・エクシード"の名前とパワーを与える!よって、"レリジャス・ソウルセイバー"は"ブラスター・ブレード・エクシード"としても扱い、パワー+13000!」

 

"神聖竜レリジャス・ソウルセイバー" : パワー38000(15000+10000+13000)、☆2

 

「バトルです!"オーガスタス"のブースト、"レリジャス・ソウルセイバー"でヴァンガードにアタック!"オーガスタス"のスキル発動!今、"レリジャス・ソウルセイバー"は"ブラスター・ブレード・エクシード"の名も持っている!よって、"オーガスタス"のスキルが発動できる!CB1、手札を1枚捨てることでパワー+5000、ドライブ+1!」

 

"神聖竜レリジャス・ソウルセイバー" : パワー51000(15000+10000+13000+5000+8000)、☆2

 

「くっ...(私のダメージはまだ2...ですが、クリティカル2でトリプルドライブ。ここは守っておきましょう。)"恋の守護者ノキエル"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

 

さすがに守ってきた。でもこれで手札を減らすことができた。

それに守護者を使わせることも。次のターンが勝負...!

 

 

「トリプルドライブ、1枚目、"ブラスター・ブレード・エクシード"。2枚目、"閃光の盾イゾルデ"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ゴードン"にパワー+10000!」

 

"真理の騎士ゴードン" : パワー25000(10000+5000+10000)

 

「3枚目、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ゴードン"にパワー+10000!」

 

"真理の騎士ゴードン" : パワー35000(10000+5000+10000*2)

 

「"ういんがる・ぶれいぶ"のブースト、"ゴードン"でヴァンガードにアタック!」

 

"真理の騎士ゴードン" : パワー48000(10000+5000+10000*2+13000)

 

「っ、さすがにノーガードです。ダメージチェック、"セレイテッドソー・エンジェル"。」

 

 

これでダメージ3vs3。追いついた。

でも、相手はまだゼロスドラゴンを使っていない。

カムイくんやミサキさん、それに店長までその力の前に敗れた。

いったいどんなスキルを持っているんだ...

 

 

「"ういんがる・ぶれいぶ"のスキルで山札から7枚見て...対象のカードはありません。そのまま戻してシャッフル。これでターンエンドです。そして、エンドフェイズ、"レリジャス・ソウルセイバー"は山札の下に置き、ソウルから"ブラスター・ブレード"を含むユニットにライドする。"エクシード"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

--------------------------------------------------

マルクトメレク 手札:2枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

 

■■■

■■■

V   : 神装天機シン・マルクトメレク

R右  : 救装天機ザイン

R左  : ホーリーロード・エンジェル

R中央 : オースカルテイト・エンジェル

R右下 : 救装天機ラメド

R左下 : パーシステンス・エンジェル

 

□■■

■■■

V   : ブラスター・ブレード・エクシード

R右  : 真理の騎士ゴードン

R中央 : 戦鎚の騎士オーガスタス

R右下 : ういんがる・ぶれいぶ

R左下 : プラック・エンチャンター

 

アイチ 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:1、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「私のターン、スタンド&ドロー。...貴方とのファイト、あまり長引かせたくはありません。このターンで決着を付けましょう。」

 

「っ...僕はそれを防ぎ切ってみせる!」

 

「無駄だ....!私は世界を救う!そのために世界を破壊し、新たな理想郷を作る!」

 

 

世界を破壊して、新たな理想郷を作る...?

この人は何を言って...

 

 

「...私は昔、この地球に現れたことがある。そして、その力のせいでいろんな人を不幸にした。この体の持ち主も...だからこそ、私は罪を償うために世界を再構成する!誰も不幸にならない世界を作る!」

 

「...それは違います。」

 

「何っ!?」

 

「貴方の願いは、素敵なものだと思います。誰もが幸せになれたら...きっと素晴らしい世界だと思います。でも、そのために世界を破壊するのは間違っている!そうして破壊されることで、今を生きる人たちは不幸になるんですよ!」

 

「っ...それは...」

 

「未来が変われば、それでいいんですか!そんなの...本当の幸せではない!」

 

「っ...黙れ....黙れ!私は世界を救う!そのために、非情になると決めたんだ!」

 

 

っ....そんなの間違ってる...

僕がこの人を倒して、止めるしかない...!

 

 

「ヴァンガードと同名のカードをコストに、我が未来を食らい顕現せよ!ユナイテッドサンクチュアリのゼロスドラゴン!究極超越!"極天のゼロスドラゴン ウルティマ"!」

 

 

こ、これがゼロスドラゴン...なんて威圧感なんだ...

それに神々しいのに、禍々しさも感じる...怖いと思ってしまった。

 

 

「"ウルティマ"のスキル発動!CB2、一つスキルを得た後、スキルが発動する。山札から私のダメージと同じ枚数確認し、望む枚数コールする。3枚確認し、"アンプテイション・エンジェル"を2枚コール。残りはドロップ。上書きされた"ザイン"、"ホーリーロード・エンジェル"も退却。そして、コールした枚数分、表のダメージを回復した後、ダメージを受ける。私のダメージに表のカードは無いので回復はしないが、2ダメージを受ける。」

 

「っ、自分からダメージを...!?」

 

「ダメージチェック、"サニースマイル・エンジェル"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ウルティマ"にパワー+10000。」

 

"極天のゼロスドラゴン ウルティマ" : パワー35000(25000+10000)

 

「ここでスキルが発動する。トリガーを引いたとき、ダメージを1枚回復して1ダメージ。ダメージチェック、"ピンキー・デンチュリスト"。ゲット、クリティカルトリガー。この能力で得たトリガー効果は、前列すべてに適用される。」

 

"極天のゼロスドラゴン ウルティマ" : パワー45000(25000+10000*2)、☆2

"アンプテイション・エンジェル"(R右) : パワー39000(9000+5000+15000+10000)、☆2

"アンプテイション・エンジェル"(R左) : パワー39000(9000+5000+15000+10000)、☆2

 

 

「なっ!?」

 

「そして、先ほどの続きだ。ダメージチェック、"セレイテッドソー・エンジェル"。」

 

 

あ、危なかった...またトリガーを引かれていたら...

これがゼロスドラゴン...みんなを倒した力....!

 

 

「バトルだ!"オースカルテイト・エンジェル"のブースト、"ウルティマ"でヴァンガードにアタック!」

 

"極天のゼロスドラゴン ウルティマ" : パワー53000(25000+10000*2+8000)、☆2

 

「させません!"閃光の盾イゾルデ"でガード。手札を1枚捨てて、完全ガードです!」

 

「ツインドライブ、1枚目、"特装天機マルクトメレク"。2枚目、"ホーリーロード・エンジェル"...くっ...ノートリガー。」

 

 

よし、トリガーを引かれなかった。

これなら守り切れる...!

 

 

「"パーシステンス・エンジェル"のブースト、"アンプテイション・エンジェル"でヴァンガードにアタック!」

 

"アンプテイション・エンジェル"(R左) : パワー47000(9000+5000+15000+10000+8000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"プラック・エンチャンター"、"戦鎚の騎士オーガスタス"。」

 

「これでトドメ!"ラメド"のブースト、"アンプテイション・エンジェル"でヴァンガードにアタック!"ラメド"のスキルでCB1を支払い、このバトルで君は守護者をコールできない!」

 

"アンプテイション・エンジェル"(R右) : パワー52000(9000+5000+15000+10000+13000)、☆2

 

「"世界樹の巫女エレイン"2枚でガード!」

 

"ブラスター・ブレード・エクシード" : パワー53000(13000+20000*2)

 

「ぐっ..."ラメド"はスキルで退却...そしてエンドフェイズ、"ウルティマ"は除外され、ソウルから"特装天機マルクトメレク"にライド。そして、リアガードとソウル、ドロップ、マーカー、手札のプロテクトをすべて除外する。」

 

「(これがゼロスドラゴンの代償...なんて重い...)」

 

「だが、"マルクトメレク"のスキル発動!CB2、相手のヴァンガードがグレード3以上なので、私のダメージを1枚回復。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

マルクトメレク 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(裏:3)

 

□□□

□■□

V   : 特装天機マルクトメレク

 

□■■

■■■

V   : ブラスター・ブレード・エクシード

R右  : 真理の騎士ゴードン

R中央 : 戦鎚の騎士オーガスタス

R右下 : ういんがる・ぶれいぶ

R左下 : プラック・エンチャンター

 

アイチ 手札:1枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。...マルクトメレクさん。貴方が世界を救うと言うように、僕にも救いたい人がいる。だから僕は、あなたを倒す!」

 

「っ...やれるものならやってみなさい!私は負けない!」

 

「...CB1、手札から"エクシード"を捨てて、"ブラスター・ブレード・エクシード"のスキル発動!」

 

 

僕と一緒に戦って!僕の大切な仲間たち!

 

『イエス、マイヴァンガード。』

 

「王の剣は悪しきを屠り、騎士の剣は光をもたらす!降臨せよ、騎士たちの主!"聖騎士王アルフレッド・ホーリーセイバー"!」

 

「"アルフレッド・ホーリーセイバー"...だと...!?」

 

「"アルフレッド"のスキル。登場時、CB1を支払うことでソウルから"ブラスター・ブレード"をコールし、そのターン中、そのユニットのいるサークルはヴァンガードサークルとなる!さらに僕のダメージが5以上なら、コールしたユニットにツインドライブを与える!」

 

「くっ...ヴァンガードが...騎士王と光の剣士が並び立っただと...!?」

 

「そして、"エクシード"のスキルも発動!ヴァンガードのパワー+13000し、"ブラスター・ブレード・エクシード"の名を与える!」

 

"聖騎士王アルフレッド・ホーリーセイバー" : パワー48000(15000+10000*2+13000)

 

「これで終わりだ!"アルフレッド"でヴァンガードにアタック!ブーストした"オーガスタス"のスキルでCB1、手札を1枚捨てることでパワー+5000、ドライブ+1!」

 

"聖騎士王アルフレッド・ホーリーセイバー" : パワー61000(15000+10000*2+13000+5000+8000)

 

「ぐっ...(私の手札では守れない...!)の、ノーガード...」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"友誼の騎士ケイ"。2枚目、"忠義の騎士ベディヴィア"。3枚目、"ふろうがる"。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルはヴァンガード、パワーは"ブラスター・ブレード"へ!」

 

"聖騎士王アルフレッド・ホーリーセイバー" : パワー61000(15000+10000*2+13000+5000+8000)、☆2

"ブラスター・ブレード" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「っ、ダメージチェック、"パーシステンス・エンジェル"、"神装天機シン・マルクトメレク"...!"シン・マルクトメレク"のスキル!手札を1枚捨て、このユニットにライド!...イマジナリーギフトは得られないが、これでダメージは4...!」

 

「..."プラック・エンチャンター"のブースト、"ブラスター・ブレード"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー27000(10000+10000+7000)、☆2

 

「"セレイテッドソー・エンジェル"、"サニースマイル・エンジェル"でガード!」

 

"神装天機シン・マルクトメレク" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

「これでトリガーを2枚引かないとアタックは通らない!クリティカルでも引かない限り君に勝ち目はない!」

 

 

「........ツインドライブ、1枚目、"世界樹の巫女エレイン"。ゲット、ヒールトリガー。」

 

「くくく...残念。ヒールトリガーでは与えられるダメージは増えない!」

 

「僕は1枚回復し、"ブラスター・ブレード"にパワー+10000!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー37000(10000+10000+7000+10000)、☆2

 

「何っ!?...くくく、賭けに出ましたね。ですがダブルトリガーなど確率の低い賭けに出るなど...」

 

「僕はトリガーを引きます。」

 

「何...?」

 

「僕と共に戦ってくれるロイヤルパラディンのみんなが、僕にトリガーを引かせてくれる。ユウトさんを救う力を、勇気をくれる....2枚目、"幸運の運び手エポナ"。ゲット、クリティカルトリガー。」

 

 

ありがとう、みんな。君たちが僕と一緒に戦ってくれるから、僕は強大な敵と戦う勇気を、大切な人を救う力を得られた。

 

 

「効果はすべて"ブラスター・ブレード"へ!」

 

"ブラスター・ブレード" : パワー47000(10000+10000+7000+10000*2)、☆3

 

「これで終わりです!」

 

「ば、馬鹿なっ...私の...負け....!」

 

 

ドガーン

 

 

"ブラスター・ブレード"の放った衝撃波が、ガーディアンを吹き飛ばし、"マルクトメレク"へダメージを与える。そして、マルクトメレクのダメージゾーンに"クリティカルヒット・エンジェル"、"特装天機マルクトメレク"が置かれ、ダメージが6枚になった。

 

 

 

「ぐっ...私が負けるとは...っ...私はただ........世界を....」

 

ドサッ

 

 

「マルクトメレク....」

 

 

彼の世界を救いたいという想いは本物だった。

だけど、そのやり方を間違えてしまっただけなんだ。

 

世界を幸せに....その気持ちはとてもよくわかる。

もっと違う形で出会えていたら...

 

 

「....僕もやるべきことをやらないと。」

 

 

僕は"至純の原初竜アグノス"を取り出し、祭壇へと向ける。

すると、カードから光が飛び出し、祭壇の炎へと当たり、炎はかき消された。

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴ

 

 

 

「っ...祭壇が動力源って言っていたから、炎が消えたことでレリクスも...急いでユウトさんを救わないと...!」

 

 

待っていてください、ユウトさん。

僕たちが必ずユウトさんを救います...!

 

 

 

 

.







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第百四十五話「交差する炎」

櫂side

 

 

「ここか。」

 

 

分かれ道を進むと、広場へと辿り着いた。

ここがタクトの言っていた祭壇とやらか。おあつらえ向きに妙な燭台があって、灰色の炎が灯っている。

 

 

「ようこそ、俺様の祭壇へ。」

 

「...貴様がこの祭壇を守る使徒か。」

 

「いかにも。俺様はブラドブラック。ギーゼの使徒のひとりさ。」

 

 

ブラドブラック...何だか軽そうなやつだ。

この男...確か何かのテレビ番組で見たことのある男だな。

確か...日本の元プロファイターで、今はファイター育成機関に所属している男だったな。

 

 

「ふっ...まあ、お前が誰であろうとどうでもいいか。」

 

「あん...?」

 

「ファイトだ。貴様を倒し、ユウトの元へ行く。」

 

「くくく...いいだろう!俺様の力、見せてやる!」

 

 

そう言って、互いにファイトテーブルに着く。

待っていろ、ユウト。すぐに片を付けて、お前の元へ行く。

 

 

「「スタンドアップ」」

「THE」「Z」

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"リザードソルジャー コンロー"。」

 

「"次元ロボ ゴーユーシャ"!」

 

 

ディメンションポリスか。

高いパワーでアタックしてくるのは厄介だな。

だが、俺は光定やネーヴといった名だたるディメンションポリス使いを知っている。

こんな奴に負ける俺ではない。

 

 

「俺のターン、ドロー。"ヒートショット・ドラゴン"にライド。"コンロー"のスキルで1枚ドロー。さらに"ヒートショット"のスキルで手札から"ドラゴニック・オーバーロード"を捨て、1枚ドロー。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 次元ロボ ゴーユーシャ

 

□■□

□□□

V   : ヒートショット・ドラゴン

 

櫂 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"滅びの瞳ズィール"にライド。"ゴーユーシャ"のスキルで1枚ドローし、クイックシールドを得るぜ。さらに"ズィール"のスキル。山札から7枚見て、"星を喰う者ズィール"を手札に加えるぜ。」

 

「(連携ライドのグレード2が手札に加わったか。)」

 

「さらに"宇宙勇機グランザイル"をコール。スキルで山札から5枚見て、"銀河超獣ズィール"を手札に加え、手札から1枚...クイックシールドを捨てるぜ。」

 

「(グレード3も...順調に手札を揃えられているな。)」

 

「行くぜ!"ズィール"でヴァンガードにアタック!」

 

"滅びの瞳ズィール" : パワー8000

 

「"魔竜導師ラクシャ"でガード。」

 

"ヒートショット・ドラゴン" : パワー23000(8000+15000)

 

「守っても無駄だぜ!ドライブチェック、"次元ロボ ダイレーサー"!ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"グランザイル"へ!」

 

"宇宙勇機グランザイル" : パワー18000(8000+10000)、☆2

 

 

クリティカルを引かれたか。

守ってもいいが、次のターンのコストを考えるとアタックを受けるべきか。

 

 

「行け、"グランザイル"!ヴァンガードにアタック!」

 

"宇宙勇機グランザイル" : パワー18000(8000+10000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ドラゴニック・ガイアース"、"ドラゴンナイト ネハーレン"。」

 

「くくく...これでまずは2ダメージ。着々とお前を死に追いやってやるぜ。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

■■□

V   : 滅びの瞳ズィール

R左  : 宇宙勇機グランザイル

 

□■□

□□□

V   : ヒートショット・ドラゴン

 

櫂 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"ドラゴンナイト ネハーレン"にライド。さらに"トリッドキャノン・ドラゴン"、"ドラゴニック・ガイアース"をコール。"トリッドキャノン"のスキル発動。CB1、ドロップゾーンからノーマルユニットを山札の下に置く。"ドラゴニック・オーバーロード"を山札の下へ。これにより、グレード2以下のリアガードを1枚選び、退却する。"グランザイル"を退却。」

 

「チッ...!」

 

「さらに俺の手札が4枚以下なので、1枚ドロー。"トリッドキャノン"でヴァンガードにアタック。」

 

"トリッドキャノン・ドラゴン" : パワー10000

 

「チッ...ノーガード。ダメージチェック、"滅びの瞳ズィール"。」

 

「続けて、"ガイアース"のブースト、"ネハーレン"でヴァンガードにアタック。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー18000(10000+8000)

 

「それもノーガードだ!」

 

「ならばドライブチェック。..."レッドジェム・カーバンクル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー28000(10000+8000+10000)

 

「ダメージチェック、"コマンダーローレル"。」

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:8枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)

 

□□□

□■□

V   : 滅びの瞳ズィール

 

□■■

□■□

V   : ドラゴンナイト ネハーレン

R右  : トリッドキャノン・ドラゴン

R中央 : ドラゴニック・ガイアース

 

櫂 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"エンドレス・フロート"にライド!さらに"滅びの瞳ズィール"をコール。スキルで山札から7枚見て...チッ...対象のカードはねえ。」

 

 

さすがに手札に加えすぎたようだな。

だがそれは逆に、十分すぎるほど手札に必要なカードが溜まっているということか。

 

 

「"星を喰う者ズィール"、"エンドレス・フロート"をコール。"星を喰う者"のスキル発動!CB1、"滅びの瞳"と"エンドレス・フロート"をレストし、相手ヴァンガードのパワーを-5000!さらにソウルに"滅びの瞳ズィール"があるので、1枚ドロー。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー5000(10000-5000)

 

「くっ...」

 

 

ヴァンガードの"ネハーレン"のパワーが下がると同時に、俺にも倦怠感が...

この空間でファイトしていると、本当にヴァンガードとして戦っている間隔に陥るな。

 

 

「行け、"エンドレス・フロート"!ヴァンガードにアタックだ!」

 

"エンドレス・フロート"(V) : パワー10000

 

「ノーガードだ。」

 

「ドライブチェック、"次元ロボ ダイプロップ"。」

 

「ダメージチェック、"希望の火エルモ"。」

 

「続けて、"ズィール"でヴァンガードにアタックだ!」

 

"星を喰う者ズィール" : パワー10000

 

「"ヒートショット・ドラゴン"でガードする。」

 

"ドラゴンナイト ネハーレン" : パワー15000(10000-5000+10000)

 

「チッ...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

 

■□□

■■■

V   : エンドレス・フロート

R右  : エンドレス・フロート

R左  : 星を喰う者ズィール

R左下 : 滅びの瞳ズィール

 

□■■

□■□

V   : ドラゴンナイト ネハーレン

R右  : トリッドキャノン・ドラゴン

R中央 : ドラゴニック・ガイアース

 

櫂 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:3枚(表:2、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。運命は今、ここに交差する!原初の暴竜、終焉の炎!"ドラゴニック・オーバーロード”TheX”"!」

 

「"ドラゴニック・オーバーロード”TheX”"だと!?」

 

「イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”TheX”" : パワー13000、☆2

 

「"イグニロード・ドラゴン"、"希望の火エルモ"をコール。"イグニロード"のスキルで山札から7枚見て、"TheX"を手札に加える。さらに"トリッドキャノン"のスキルでCB1、ドロップから"ヒートショット"を山札の下に置き、"滅びの瞳ズィール"を退却。俺の手札が4枚以下のため、1枚ドロー。さらに"エルモ"のスキルで自身を退却し、1枚ドロー、CC1。」

 

 

ここは一気に攻める。"TheX"の力で、奴のすべてを灰塵と化す。

 

 

「"TheX"のスキル発動!SB1を支払い、山札から"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド"をソウルへ。これにより"TheX"は、"ジ・エンド"の名前と能力をすべて得た。行くぞ!まずは"トリッドキャノン"で"ズィール"にアタック!」

 

"トリッドキャノン・ドラゴン" : パワー10000

 

「チッ...(守ってる余裕はねえ...)ノーガード。"ズィール"は退却だ。」

 

「次だ。"TheX"でヴァンガードにアタック。そして、ヴァンガードがアタックした時、"イグニロード"のスキルが発動する。俺の手札が4枚以下なら、このターン中、パワー+5000!」

 

「...ふっ、フハハハハハ!何を言ってやがる。お前の手札はさっきドローしたから、6枚もあるじゃねえか。」

 

「ああ、普通ならそうだ。...だが、"TheX"のスキルにより、俺のカードの能力で手札を数える場合、何枚だろうと0枚として数えることができる!」

 

「な、なんだと!?」

 

「よって、"イグニロード"のスキルは有効!パワー+5000!」

 

"イグニロード・ドラゴン" : パワー15000(10000+5000)

 

「"TheX"でヴァンガードにアタックだ!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”TheX”" : パワー13000、☆2

 

「くっ、"次元ロボ ダイレーサー"でガードだ!」

 

"エンドレス・フロート"(V) : パワー25000(10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワーはヴァンガードへ。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”TheX”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「2枚目、"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー。」

 

「なっ!?」

 

「効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”TheX”" : パワー33000(13000+10000*2)、☆3

 

 

黙示録の炎は、防ぐことなどできない!

俺の覚悟という名の炎、その身で味わうがいい!

 

 

「エターナル・アポカリプス!」

 

「ぐああああああああああああ!」

 

 

"オーバーロード"の放つ炎が、奴を焼き尽くす。

奴のダメージゾーンに一気に3枚のカードが置かれる。

置かれたカードは"次元ロボ ダイジャッカー"、"宇宙勇機グランザイル"、"ダイヤモンド・エース"。

 

 

「ぐっ...げ、ゲット、ドロートリガー...1枚引き、パワー+10000...!」

 

"エンドレス・フロート"(V) : パワー20000(10000+10000)

 

「黙示録の炎は、決して尽きることはない。何度でも立ち上がり、すべての敵を灰塵と化す!"ジ・エンド"から得たスキルを発動!ソウルに"オーバーロード"があるなら、手札を3枚捨てることでスタンドし、パワー+10000、ドライブ-1!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”TheX”" : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆3

 

 

俺は手札から"ドラゴニック・オーバーロード”TheX”"、"レッドジェム・カーバンクル"、"槍の化身ター"を捨てる。そして、"オーバーロード"は再び立ち上がる。

 

 

「もう一度、"TheX"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”TheX”" : パワー43000(13000+10000*2+10000)、☆3

 

「"イグニロード"はさらにパワー+5000!」

 

"イグニロード・ドラゴン" : パワー20000(10000+5000*2)

 

「く、くそ...!"次元ロボ ダイレーサー"、"ジャスティス・コバルト"でガード!"エンドレス・フロート"でインターセプト!」

 

"エンドレス・フロート" : パワー55000(10000+10000+5000+15000*2)

 

 

パワー43000 vs 55000。ドライブチェックは1回だからアタックは通らないな。

さすがに守ってきたか。だが、その程度の守りでは黙示録の炎は止まらない!

 

 

「ドライブチェック、"魔竜導師ラクシャ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”TheX”" : パワー53000(13000+10000*3+10000)、☆4

 

「ば、馬鹿な!?3枚連続でトリガーだと!?...っ、だがアタックは通らねえ!」

 

「ああ。だが、"ジ・エンド"から得たスキルがもう一度発動する!俺の手札が4枚以下なら、CB1、SB1でスタンドし、ドライブ-1!俺の手札は6枚だが、"TheX"のスキルで0枚として数える。よって、CB1、SB1を支払ってスタンドし、ドライブ-1!"ドラゴニック・ガイアース"のブースト、三度"TheX"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”TheX”" : パワー61000(13000+10000*3+10000+8000)、☆4

 

「"イグニロード"はパワー+5000!」

 

"イグニロード・ドラゴン" : パワー25000(10000+5000*3)

 

「させるか!"ダイヤモンド・エース"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

 

さすがに守ったか。完全ガードを持っていたとは。

だが、残るこのアタックは防げるか?

 

 

「"イグニロード"でヴァンガードにアタック!」

 

"イグニロード・ドラゴン" : パワー25000(10000+5000*3)

 

「くっ..."次元ロボ ダイプロップ"でガード...!」

 

"エンドレス・フロート" : パワー30000(10000+10000+10000)

 

「防ぎ切られたか。...ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

□□□

□■□

V   : エンドレス・フロート

 

■■■

□■□

V   : ドラゴニック・オーバーロード"TheX"

R右  : トリッドキャノン・ドラゴン

R左  : イグニロード・ドラゴン

R中央 : ドラゴニック・ガイアース

 

櫂 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「ぐっ...(こ、こいつ、強ええ...ただでさえ、久導ユウトに負けてディフライドが解除されかけてるってのに、さっきの一撃で一瞬、ディフライドが解けかけやがった...)」

 

「ふっ、どうした。」

 

「くっ...な、何でもねえ...!俺のターン、スタンド&ドロー。真なる正義は暗黒にて輝く!"黒装傑神ブラドブラック"にライド!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー23000(13000+10000)

 

「さらにライドされた"エンドレス・フロート"のスキル!ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「さらに手札を1枚捨て、ソウルからこいつをコール!そして手札から"銀河超獣ズィール"をコールし、スキル発動!山札から1枚見て、"滅びの瞳ズィール"をコール!そして、コールされた"滅びの瞳ズィール"のスキルにより、山札から7枚見て、"銀河超獣ズィール"を手札に加えるぜ。」

 

 

あれだけ手札を削って、リアガードも全滅していたというのに...

なかなかやるな、ギーゼの使徒とやらは。

 

 

「そして、"ブラドブラック"のスキル!CB1を支払い、前列にパワー+10000!」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー43000(13000+10000+10000+10000)

"銀河超獣ズィール" : パワー23000(13000+10000)

"エンドレス・フロート" : パワー20000(10000+10000)

 

「行くぜ!"ブラドブラック"でヴァンガードにアタック!」

 

「"ワイバーンガード バリィ"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「へっ、ツインドライブ。1枚目、"次元ロボ ダイレーサー"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべて"エンドレス・フロート"へ!」

 

"エンドレス・フロート" : パワー30000(10000+10000+10000)、☆2

 

「2枚目、"次元ロボ ゴーレスキュー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"エンドレス・フロート"にパワー+10000!」

 

"エンドレス・フロート" : パワー40000(10000+10000+10000*2)、☆2

 

「アタックは通らねえ。だが、スキル発動!山札から7枚見て、"黒装傑神ブラドブラック"を手札に加える。さらに手札を2枚、"ダイレーサー"と"ゴーレスキュー"を捨て、手札から"銀河超獣ズィール"にライドし、パワー+10000、ドライブ-1!」

 

"銀河超獣ズィール"(V) : パワー33000(13000+10000+10000)

 

「さらにイマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"銀河超獣ズィール"(V) : パワー43000(13000+10000*2+10000)

 

「そして、手札から登場した時、山札から1枚見て、"次元ロボ ダイプロップ"をコール。さらにこのユニットがヴァンガードサークルにいるなら、相手のサークルのマーカーの数だけ、相手ヴァンガードのパワー-5000!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”TheX”" : パワー8000(13000-5000)

 

「"ダイプロップ"のブースト、"ズィール"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀河超獣ズィール"(V) : パワー51000(13000+10000*2+10000+8000)

 

「"ワイバーンガード バリィ"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「チッ...また守護者かよ。ドライブチェック、"次元ロボ ゴーレスキュー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復して、"エンドレス・フロート"にパワー+10000!」

 

"エンドレス・フロート" : パワー50000(10000+10000+10000*3)、☆2

 

「リアガードの"ズィール"でヴァンガードにアタック!」

 

"銀河超獣ズィール"(R右) : パワー23000(13000+10000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ドラゴニック・オーバーロード"。」

 

「"ズィール"のブースト、"エンドレス・フロート"でヴァンガードにアタック!さらにスキルでパワー+5000!」

 

"エンドレス・フロート" : パワー63000(10000+10000+10000*3+8000+5000)、☆2

 

「ノーガード。ダメージチェック、"トリッドキャノン・ドラゴン"、"ドラゴンモンク ゲンジョウ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”TheX”" : パワー23000(13000+10000)

 

 

「チッ...回復されちまったが...ま、これで俺様のダメージは3。てめえは4。勝負あったかもな。」

 

「随分と強気だな。」

 

「当然だぜ。俺様には勝利のイメージができているからな。..."エンドレス・フロート"のスキルの続きで、自身を退却して1枚ドロー。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:3枚、ソウル:3枚、ダメージ:3枚(表:3)

 

■■□

□■■

V   : 銀河超獣ズィール

R右  : 銀河超獣ズィール

R中央 : 次元ロボ ダイプロップ

R左下 : 滅びの瞳ズィール

 

■■■

□■□

V   : ドラゴニック・オーバーロード"TheX"

R右  : トリッドキャノン・ドラゴン

R左  : イグニロード・ドラゴン

R中央 : ドラゴニック・ガイアース

 

櫂 手札:2枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「ふっ...ならばその勝利のイメージとやらを焼き尽くしてやろう。俺のターン、スタンド&ドロー。"TheX"のスキル。SB1、山札から"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド"をソウルに置き、その名と能力のすべてを得る。」

 

「チッ...またか...!」

 

「さらに"トリッドキャノン"のスキル。CB1、ドロップから"エルモ"を山札の下に置き、"ダイプロップ"を退却。手札が4枚以下なので1枚ドロー。バトルだ!"ガイアース"のブースト、"TheX"でヴァンガードにアタック!"ガイアース"のスキルでCB1、自身をソウルに置いて、そのバトル中、クリティカル+1!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”TheX”" : パワー13000、☆3

 

「"イグニロード"はスキルでパワー+5000。」

 

"イグニロード・ドラゴン" : パワー15000(10000+5000)

 

「させるかよ!"ジャスティス・コバルト"でガード!」

 

"銀河超獣ズィール"(V) : パワー28000(13000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"イグニロード・ドラゴン"。2枚目、"ドラゴニック・ガイアース"。」

 

 

ノートリガーか。さっきのドライブチェックが良すぎたせいで、反動が来ているな。

 

 

「"ジ・エンド"から得たスキルを発動。CB1、SB1でスタンドし、ドライブ-1。そしてもう一度アタック!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”TheX”" : パワー13000、☆2

 

「"イグニロード"はパワー+5000。」

 

"イグニロード・ドラゴン" : パワー20000(10000+5000*2)

 

「"次元ロボ ゴーレスキュー"でガード!」

 

"銀河超獣ズィール"(V) : パワー33000(13000+20000)

 

「ドライブチェック、"ヒートショット・ドラゴン"。」

 

 

これも通らない。だが、奴の手札は1枚。そしてそれは"黒装傑神ブラドブラック"。

グレード3のカードにガード値は無い。これで奴はもう俺の攻撃を防ぐことはできない!

 

 

「"TheX"のスキル発動!手札を3枚捨てることで、スタンドしてパワー+10000、ドライブ-1!だが、"TheX"のスキルにより、ドライブは1以下にならない!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”TheX”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「ぐっ...(俺様の手札は1枚...しかもガード値がねえ...!)」

 

「行け、"TheX"!ヴァンガードにアタック!さらに"イグニロード"はパワー+5000!」

 

"イグニロード・ドラゴン" : パワー25000(10000+5000*3)

 

「く、くそっ!ノーガードだ!」

 

「ドライブチェック、"レッドジェム・カーバンクル"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"トリッドキャノン"にパワー+10000!」

 

"トリッドキャノン・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「っ!」

 

 

このカードは...そうか、お前も奴を倒すのに力を貸してくれるか。

だが、このターンで決着がつけばお前の出番は無いな。

 

 

「ぐっ...ダメージチェック、"次元ロボ ゴーレスキュー"!や、やったぜ!ゲット、ヒールトリガー...っ!」

 

「だが、お前のダメージはまだ3。それが4枚目のダメージだが、俺の方がダメージは多い。よって、回復はできない!」

 

「ぐ、くそ...ヴァンガードにパワー+10000!」

 

"銀河超獣ズィール"(V) : パワー23000(13000+10000)

 

「2枚目、"エンドレス・フロート"...!」

 

「"トリッドキャノン"でリアガードをアタック!」

 

"トリッドキャノン・ドラゴン" : パワー20000(10000+10000)

 

「チッ...ノーガード..."ズィール"は退却。」

 

「これで終わりだ!"イグニロード"でヴァンガードにアタック!」

 

"イグニロード・ドラゴン" : パワー25000(10000+5000*3)

 

「の、ノーガード...ち、ちくしょおおおおおおおおお!」

 

 

ドガーン

 

 

"イグニロード"の炎が"ズィール"を包み込む。

これで終わったか....

 

 

 

「....っ、"次元ロボ ゴーレスキュー"...」

 

「へっ...ゲット、ヒールトリガー!ダメージ1枚回復し、パワー+10000!」

 

"銀河超獣ズィール" : パワー33000(13000+10000*2)

 

 

今度は回復されたか。だが、出てしまったものは仕方ない。

次のターン、"お前"で勝つ。それだけだ。

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:1枚、ソウル:3枚、ダメージ:5枚(表:5)

 

■□□

□■□

V   : 銀河超獣ズィール

R左下 : 滅びの瞳ズィール

 

■■■

□□□

V   : ドラゴニック・オーバーロード"TheX"

R右  : トリッドキャノン・ドラゴン

R左  : イグニロード・ドラゴン

 

櫂 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「俺様のターン、スタンド&ドロー!...くくく、どうやら神は俺様に味方したらしい。」

 

「何...?」

 

「ライド、"黒装傑神ブラドブラック"!イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ!」

 

"黒装傑神ブラドブラック" : パワー43000(13000+10000*3)

 

「そして、ヴァンガードと同名のカードをコストに...我が未来を食らい顕現せよ!スターゲートのゼロスドラゴン!」

 

「っ...!("ブラドブラック"を引き当てたということか...!)」

 

「究極超越!"星葬のゼロスドラゴン スターク"!」

 

 

これが...ゼロスドラゴン...イメージでもわかる。

これほど恐ろしいドラゴンは初めてだ。

 

 

「"スターク"のスキル!CB2を支払い、三つのスキルを得て、ドライブ-1!一つは"スターク"でしかアタックできない代わりに、"スターク"はそれ以外のユニットのパワーを得る!」

 

"星葬のゼロスドラゴン スターク" : パワー63000(25000+10000*3+8000)

 

「二つ目は、このユニットがドライブチェックで得られるパワー増加は2枚目以降、無効化されるという能力だ!」

 

「何...?(いったいどういうことだ...?まさか、あの超パワーでスタンドするということか?)」

 

「そして、三つ目はアタック終了時、そのアタックがヒットしておらず、このユニットのパワーが10000より高いなら、手札を1枚捨て、パワーを半分にすることでスタンドする能力だ!」

 

「っ...!(手札はドライブチェックを行うから永遠に支払うことができる。つまりパワーがあればあるほど、何度も守らなければならなくなるということか。)」

 

「これで終わりだ!"スターク"でヴァンガードにアタック!」

 

"星葬のゼロスドラゴン スターク" : パワー63000(25000+10000*3+8000)

 

 

「....ノーガード。」

 

「へっ!俺様がクリティカルトリガーを引かないことに賭けたか!だが俺様は最強!それを見せてやるぜ!ドライブチェック、"ダイヤモンド・エース"...!」

 

「ふっ...クリティカルではないな。」

 

「ぐっ...げ、ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!」

 

"星葬のゼロスドラゴン スターク" : パワー73000(25000+10000*3+8000+10000)

 

「ダメージチェック、"ドラゴニック・オーバーロード”TheX”"。」

 

「っ...」

 

「どうした。それで終わりか。」

 

「ぐ、くそ...た、ターンエンド...エンド時、"スターク"のスキルにより、"スターク"は除外。その後、"ブラドブラック"にライドする。そして、ソウルとリアガード、ドロップ、サークルのマーカー、手札のプロテクトをすべて除外。」

 

--------------------------------------------------

ブラド 手札:2枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

□□□

□■□

V   : 黒装傑神ブラドブラック

 

■■■

□□□

V   : ドラゴニック・オーバーロード"TheX"

R右  : トリッドキャノン・ドラゴン

R左  : イグニロード・ドラゴン

 

櫂 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。今、黙示録の炎が甦る。猛き炎ですべての敵を焼き尽くし、未来をその手に掴め!ストライド・THE・ヴァンガード!"覇天皇竜ドラゴニック・オーバーロード”The Ace”"!」

 

「ど、"ドラゴニック・オーバーロード"..."The Ace"....」

 

 

これが俺の本当の姿。俺の未来。すべてを焼き尽くす帝国の暴竜!

この力で奴を倒し、ユウトを救う!それが俺の望み!

 

 

「"The Ace"のスキル!登場時、4つの能力の内、一つを発動する。この時、ソウルの"オーバーロード"の数だけこのスキルが発動する。同じスキルは選べない。俺のソウルに"オーバーロード"は3枚。よって、3つのスキルが発動できる。」

 

「3つもだと!?」

 

「一つ目。俺のリアガードをすべて退却し、このターン、俺はリアガードをコールできない代わりに、ヴァンガードのパワーとクリティカルは2倍になる!」

 

"ドラゴニック・オーバーロード”The Ace”" : パワー30000(15000*2)、☆4

 

「二つ目。このユニットのドライブ数は、常にソウルの"オーバーロード"の枚数と同じになる!よって、ドライブは3!」

 

「ぐっ...(だ、だが、俺の手札には"ダイヤモンド・エース"がある。いくらパワーとクリティカル、ドライブを増やしたところで意味はねえ!)」

 

「そして三つ目。このユニットのアタック終了時、CB1、SB1、手札を3枚捨てることでこのユニットをスタンドし、ドライブ-1のスキルを得る。」

 

「な、なんだと!?」

 

「黙示録の炎が尽きることはない。お前を倒すまで燃え盛る!行くぞ!"The Ace"でヴァンガードにアタック!」

 

"覇天皇竜ドラゴニック・オーバーロード”The Ace”" : パワー30000(15000*2)、☆4

 

 

「ち、ちくしょう...ガードしても、スタンドしてきやがる...の、ノーガード...」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"覇天皇竜ドラゴニック・オーバーロード”The Ace”" : パワー40000(15000*2+10000)、☆5

 

「2枚目、"槍の化身ター"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"覇天皇竜ドラゴニック・オーバーロード”The Ace”" : パワー50000(15000*2+10000*2)、☆6

 

「3枚目、"ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド"。」

 

 

ふっ...すべてのクリティカルを引き切ったか。

だが、これで6ダメージ。それに奴には既にヒールトリガーは無い。

これでThe ENDだ。

 

 

「ちくしょう....ちくしょおおおおおおおおお!」

 

 

ドガーン

 

 

奴のダメージゾーンに6枚目のカード、"黒装傑神ブラドブラック"が置かれる。

今度こそ決着はついた。俺の勝ちだ。

 

 

 

「ちくしょう....俺様が....負けるなんて....ありえねええええええええ!」

 

 

ドサッ

 

 

 

奴は絶叫しながらその場に倒れた。

どうやらディフライドとやらも解除されたようだな。

俺も役目を果たすか。

 

 

俺はポケットから"天涯の原初竜オリゴレーム"を取り出し、祭壇に向ける。

するとカードから光が飛び出し、祭壇の灰色の炎をかき消す。

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴ

 

 

 

「っ.......収まったか。」

 

 

かなり揺れたな。この建物、崩れるかもしれん。

急いでユウトの元に向かわなければ。

 

 

 

.



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第百四十六話「蒼龍の誇り」

レオンside

 

 

「ここか。」

 

 

分かれ道を行き、俺は広場へと辿り着いた。

部屋の中央にはタクトの言っていた祭壇とやらがあり、そこでは真っ青な炎が燃えていた。

 

 

「来たか、蒼龍レオン。」

 

「...貴様が、ヴァレオスか。」

 

「いかにも。」

 

 

こいつが...こいつがジリアンとシャーリーンを、そしてユウトを...

こいつだけは俺が倒さねばならんと思っていた。

 

 

「ファイトだ、ヴァレオス。貴様を倒し、ジリアンとシャーリーンの仇を討つ。そして、我が友、ユウトを救う!」

 

「ふっ...お前ごときが俺に敵うとでも?無駄な足掻きはやめておけ。」

 

「敵うか敵わないかではない。俺はお前を倒す。それが俺の答えだ。」

 

「面白い。いいだろう、ファイトしてやろう。」

 

 

そう言って、ヴァレオスはデッキをファイトテーブルにセットする。

俺もファイトテーブルにデッキをセットする。

ジリアン、シャーリーン...我ら蒼龍の民の力を見せてやるぞ!

 

 

「「スタンドアップ」」

「MY」「Z」

「「ヴァンガード!」」

 

 

「"蒼波新兵コスティ"。」

 

「"士官候補生エリック"!」

 

 

っ、ジリアンたちに聞いていたが、本当にアクアフォース使いなのか。

いったいなぜ俺たち蒼龍の民以外の人間がアクアフォースを持っている...!

 

 

「俺のターン、ドロー。"蒼波竜プロパルション・ドラゴン"にライド。"コスティ"のスキルで1枚ドローし、ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ヴァレオス 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : 蒼波竜プロパルション・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : 士官候補生エリック

 

レオン 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「(考えている暇はないな。)俺のターン、ドロー。"バブルボール・コーパラル"にライド。"エリック"のスキルで1枚引き、クイックシールドを得る。そして"バブルボール"でヴァンガードにアタック!」

 

"バブルボール・コーパラル" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"装弾のブレイブ・シューター"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"バブルボール・コーパラル" : パワー18000(8000+10000)

 

「ダメージチェック、"発光信号のペンギン兵"。」

 

「"バブルボール"のアタックがヒットしたので、スキル発動。山札から7枚見て、"蒼嵐竜メイルストローム"を手札に加える。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ヴァレオス 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

□□□

□■□

V   : 蒼波竜プロパルション・ドラゴン

 

□■□

□□□

V   : バブルボール・コーパラル

 

レオン 手札:10枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

いきなりドロートリガーを引けるとは幸先がいいな。

相手はアクアフォース。どんな戦い方をするのかは俺が一番知っている。

たとえゼロスドラゴンなどという強大な力を持っていたとしても、俺は負けん。

 

 

「俺のターン、ドロー。"蒼波水将ガリオット"にライド。そして、"蒼波水将ガレアス"、"蒼波水将フォイヴォス"、"蒼波兵長コルベット"、"蒼波盾将ヨルゴス"をコール!」

 

「(やはりグレード2から攻めてきたか。)」

 

「"コルベット"はヴァンガードが"蒼波"のため、パワー+5000。」

 

"蒼波兵長コルベット" : パワー13000(8000+5000)

 

「行くぞ、小僧。"ガレアス"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー9000

 

「クイックシールドを使う。パワー+5000!」

 

"バブルボール・コーパラル" : パワー13000(8000+5000)

 

「ならば"ガリオット"でヴァンガードにアタック!スキルでCB1を支払い、"ガレアス"をスタンド!」

 

"蒼波水将ガリオット" : パワー9000

 

「"蒼嵐水将デスピナ"でガード!」

 

"バブルボール・コーパラル" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ガレアス"にパワー+10000!」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー19000(9000+10000)

 

「続けて、"ヨルゴス"のブースト、"フォイヴォス"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波水将フォイヴォス" : パワー16000(9000+7000)

 

「"バブルボール・コーパラル"でガード!」

 

"バブルボール・コーパラル" : パワー18000(8000+10000)

 

「チッ...ならばこれならどうだ!"コルベット"のブースト、"ガレアス"でヴァンガードにアタック!レストしているリアガードが4枚以上なので、"ガレアス"はパワー+5000!」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー37000(9000+10000+5000+13000)

 

「さすがにノーガードだ。ダメージチェック、"発光信号のペンギン兵"。」

 

「ふん...アタックがヒットした。"コルベット"のスキル発動。山札から3枚見て、"蒼波竜プロパルション・ドラゴン"を手札に加え、残りは山札の下へ。これでターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ヴァレオス 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

■□■

■■■

V   : 蒼波水将ガリオット

R右  : 蒼波水将ガレアス

R左  : 蒼波水将フォイヴォス

R右下 : 蒼波兵長コルベット

R左下 : 蒼波盾将ヨルゴス

 

□■□

□□□

V   : バブルボール・コーパラル

 

レオン 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「(ジリアンたちから聞いたゼロスドラゴンの能力。かなり恐ろしい能力だった...序盤はダメージをなるべく抑えるか、手札を蓄える。)俺のターン、スタンド&ドロー。"ドリフティング・フローフェンサー"にライド。スキルで山札から7枚見て、"蒼嵐竜メイルストローム"を手札に加える。」

 

「また"メイルストローム"か。随分とそのカードが好きなようだな。」

 

「ふっ..."メイルストローム"は俺の象徴とも言うべきカード。"メイルストローム"で貴様を倒す。」

 

「面白い。お前が相手にしているのが誰か、すぐに思い出させてやろう。」

 

「...俺はこのままバトルに入る。"フローフェンサー"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドリフティング・フローフェンサー" : パワー9000

 

「ノーガード。」

 

「ドライブチェック、"翠緑の宝杖エルピダ"。」

 

「ダメージチェック、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。」

 

"蒼波水将ガリオット" : パワー19000(9000+10000)

 

 

くっ...ヒールトリガー...実質、このターンはノーダメージか。

だが仕方あるまい。次のターンで一気にダメージを与える。

 

 

「ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ヴァレオス 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

 

■□■

■■■

V   : 蒼波水将ガリオット

R右  : 蒼波水将ガレアス

R左  : 蒼波水将フォイヴォス

R右下 : 蒼波兵長コルベット

R左下 : 蒼波盾将ヨルゴス

 

□■□

□□□

V   : ドリフティング・フローフェンサー

 

レオン 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。お前にも見せてやろう。アクアフォースの頂点に立つ最強の男を!」

 

「っ...!」

 

「ライド、"蒼波元帥ヴァレオス"!」

 

 

これが、アクアフォース初代元帥...!

この男の正体...!

 

 

「なぜ貴様がアクアフォースを使っている...なぜ、貴様が誇り高きアクアフォースを使いながら、ギーゼに従う!」

 

「ふっ...どうやら何も知らないようだな。」

 

「何...?」

 

「俺はかつて、アクアフォースを率いてギーゼ様と戦った。だが...その圧倒的な力の前に俺は敗北した。その時に悟ったのだ...圧倒的な力こそ正義。ギーゼ様に従い、世界が破壊されるのを受けいれることが正しいのだと!だから俺はギーゼ様の軍門に下ったのだ!」

 

 

っ...こいつは、ギーゼに敗北したことでギーゼの力の前に屈したのか。

かつて俺が、虚無の誘惑に屈してアクアフォースを復活させたように。

 

 

「お前も思い知ることになる。俺の力を...そして、ギーゼ様の力をな!」

 

「...風が吹いていないな。」

 

「何...?」

 

「貴様には風が吹いていない。故に、俺は負けん。」

 

「意味のわからんことを。俺は"蒼波竜プロパルション・ドラゴン"をコール。そして"コルベット"と"ガレアス"の位置を入れ替える。」

 

 

グレード1を前列に出し、グレード2を後列に移動した?

...おそらく、何かのスキルで位置を入れ替えるつもりだろう。

"コルベット"はヴァンガードが"蒼波"で、パワーが上昇しているから、アタックも通るパワーとなっているからな。

 

 

「さらに"ヴァレオス"のスキル発動!CB1、SB1を支払い、相手ヴァンガードのパワーを-5000!」

 

"ドリフティング・フローフェンサー" : パワー4000(9000-5000)

 

「くっ...」

 

「行くぞ!まずは"コルベット"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波兵長コルベット" : パワー13000(8000+5000)

 

「"発光信号のペンギン兵"でガード!」

 

"ドリフティング・フローフェンサー" : パワー14000(9000-5000+10000)

 

「"ヴァレオス"のスキル。アタック終了時、ユニットの位置を入れ替える。"コルベット"と"ガレアス"の位置を入れ替える。そして、"ヨルゴス"のブースト、"フォイヴォス"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波水将フォイヴォス" : パワー16000(9000+7000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!」

 

"ドリフティング・フローフェンサー" : パワー14000(9000-5000+10000)

 

 

よし、ここでドロートリガーを引けたのは大きい。

パワーが下がっている状況でトリガーを引けたから、ガードしやすくなった。

 

 

「ふん....だがこのアタックを防げるか?"プロパルション・ドラゴン"のブースト、"ヴァレオス"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー20000(12000+8000)

 

「っ、ノーガード。」

 

「ツインドライブ、1枚目、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ガレアス"にパワー+10000!」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「2枚目、"蒼波盾将ヨルゴス"。」

 

「っ、ダメージチェック、"バブルボール・コーパラル"。」

 

「行け、"ガレアス"!ヴァンガードにアタックせよ!」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「くっ、ノーガード。ダメージチェック、"ラジエート・アサルト"。」

 

 

ま、マズイ...ダメージ4まで追い詰められた...

手札はあるが、グレード3が多くてガードできなかった...

 

 

「ふん...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ヴァレオス 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(裏:1)

 

■■■

■■■

V   : 蒼波元帥ヴァレオス

R右  : 蒼波水将ガレアス

R左  : 蒼波水将フォイヴォス

R中央 : 蒼波竜プロパルション・ドラゴン

R右下 : 蒼波兵長コルベット

R左下 : 蒼波盾将ヨルゴス

 

□■□

□□□

V   : ドリフティング・フローフェンサー

 

レオン 手札:9枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:4)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...見よ!あらゆる悪徳を洗い流す激しき潮の流れを!そして、吹きすさぶ嵐の前にひれ伏すがいい!その名は正義!ライド!"蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム"!」

 

「な、何っ!?"ロードリィ・メイルストローム"だと!?俺の知らない"メイルストローム"の姿など...!」

 

「これが新たな"メイルストローム"の姿。貴様を倒すために手に入れた新たな力だ!イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。そして、"ブレスストリーム・ドラゴン"、"翠緑の宝杖エルピダ"、"発光信号のペンギン兵"、"ドリフティング・フローフェンサー"をコール。"フローフェンサー"のスキルで山札から7枚見て、"蒼嵐旋竜ディザスター・メイルストローム"を手札に加える。」

 

「っ、グレード4の"メイルストローム"だと!?」

 

「そして、"ブレスストリーム"のスキル。CB1、手札から"蒼嵐竜メイルストローム"を捨て、ヴァンガードの"ロードリィ"のパワー+10000、ドライブ+1!」

 

"蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム" : パワー22000(12000+10000)

 

「行くぞ!まずは"ペンギン兵"のブースト、"ブレスストリーム"で"ガレアス"にアタック!」

 

"ブレスストリーム・ドラゴン" : パワー16000(8000+8000)

 

「"蒼波盾将ヨルゴス"でガード。」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー19000(9000+10000)

 

「続けて、"ロードリィ・メイルストローム"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム" : パワー22000(12000+10000)

 

「ノーガードだ。」

 

「トリプルドライブ、1枚目、"ラジエート・アサルト"。2枚目、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"エルピダ"にパワー+10000!」

 

"翠緑の宝杖エルピダ" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「3枚目、"蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム"。」

 

「っ、ダメージチェック、"蒼波水将ガレアス"。」

 

「3度目の攻撃!"ドリフティング・フローフェンサー"で"ガレアス"にアタック!」

 

"ドリフティング・フローフェンサー" : パワー14000(9000+5000)

 

「させん!"スーパーソニック・セイラー"でガード!」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー24000(9000+15000)

 

「4度目の攻撃!"エルピダ"でヴァンガードにアタック!スキル発動!CB1を支払うことで、このアタックはヒットしなくてもヒットした時の能力が発動できる!」

 

"翠緑の宝杖エルピダ" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「...ノーガード。ダメージチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000。」

 

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー22000(12000+10000)

 

「よし。アタックがヒットしたので、"ロードリィ・メイルストローム"のスキル発動。CB1を支払い、リアガードを1枚スタンドする。"ドリフティング・フローフェンサー"をスタンド。さらに"ロードリィ・メイルストローム"のもう一つのスキル発動!手札からグレード3以上になるように手札を捨てる。俺は"蒼嵐竜メイルストローム"を捨てることでスキルを発動する。手札からグレード4の"メイルストローム"を1枚公開し、そのカードがヴァンガード、リアガード、ソウルに存在しなければスタンドでそのカードにライドし、ドライブ-1!」

 

「なんだと!?」

 

「俺は"蒼嵐旋竜ディザスター・メイルストローム"を公開。このカードはヴァンガード、リアガード、ソウルに無いので、スタンドでライドする。重なり合う螺旋が、世界のすべてを水底に還す!吹きすさべ嵐よ!"蒼嵐旋竜ディザスター・メイルストローム"!」

 

 

嵐が吹きすさび、"メイルストローム"を包み込む。

そして姿を現したのは、新たな姿の"メイルストローム"。

この力でヴァレオスを倒し、ジリアンとシャーリーンの仇を討つ!

 

 

「行け、"ディザスター・メイルストローム"!ヴァンガードにアタック!そしてスキル発動!CB1、手札から"メイルストローム"を含むカードをソウルに置く。俺は"蒼嵐竜メイルストローム"をソウルに置き、スキルを発動する!山札から"メイルストローム"を含むカードを手札に加え、さらにソウルの"メイルストローム"を含むカードの数+1だけ、相手リアガードを退却する!俺は山札から"蒼嵐師竜アドミラル・メイルストローム"を手札に加える。そして、俺のソウルに"メイルストローム"は2枚!よって、3枚退却する!"ガレアス"、"フォイヴォス"、"ヨルゴス"を退却!」

 

"蒼嵐旋竜ディザスター・メイルストローム" : パワー15000

 

「ぐっ...!"虹色秘薬の医療士官"でガード!」

 

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー42000(12000+10000+20000)

 

「ドライブチェック、"装弾のブレイブ・シューター"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ドリフティング・フローフェンサー"にパワー+10000!」

 

"ドリフティング・フローフェンサー" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「"フローフェンサー"、ヴァンガードにアタック!スキルでパワー+15000!」

 

"ドリフティング・フローフェンサー" : パワー39000(9000+5000+10000+15000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"終末の切り札レヴォン"。」

 

「エンドフェイズ、"ロードリィ・メイルストローム"のスキルでソウルから"ロードリィ・メイルストローム"にライドする。この時、イマジナリーギフトは得られない。ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ヴァレオス 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

 

□■■

□■□

V   : 蒼波元帥ヴァレオス

R中央 : 蒼波竜プロパルション・ドラゴン

R右下 : 蒼波兵長コルベット

 

■■■■

■□□

V   : 蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム

R右  : 翠緑の宝杖エルピダ

R左  : ブレスストリーム・ドラゴン

R左下 : 発光信号のペンギン兵

Rア1 : ドリフティング・フローフェンサー

 

レオン 手札:9枚、ソウル:5枚、ダメージ:3枚(裏:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...チッ、来ないか。」

 

「.....(おそらく、ゼロスドラゴンを呼び出すコストが引けなかったんだろう。)」

 

「"終末の切り札レヴォン"、"蒼波水将ガレアス"、"発光信号のペンギン兵"をコール。そして"ヴァレオス"のスキルでCB1、SB1を支払い、貴様のヴァンガードのパワーを-5000!さらにこのターン、貴様のヴァンガードのパワーはこの効果とガーディアンのシールドでしか増減しなくなった!」

 

「何っ!?」

 

"蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム" : パワー7000(12000-5000)

 

 

つまり、トリガーを引いてもヴァンガードのパワーは上昇しない。

ガードに必要なシールド値がずっと変わらないということか。

 

 

「行くぞ!"レヴォン"でヴァンガードにアタック!」

 

"終末の切り札レヴォン" : パワー12000

 

 

「"エルピダ"でインターセプト!"エルピダ"はヴァンガードが"メイルストローム"なのでシールドも+5000している!」

 

"蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム" : パワー17000(12000-5000+10000)

 

「バトル終了時、"ヴァレオス"のスキル。"レヴォン"と"プロパルション・ドラゴン"の位置を入れ替える。そして、"プロパルション・ドラゴン"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波竜プロパルション・ドラゴン" : パワー8000

 

「"ブレスストリーム"でインターセプト!」

 

"蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム" : パワー12000

 

「"プロパルション"のスキル。CB1を支払い、"ペンギン兵"と位置を入れ替える。そして、"プロパルション"はスタンドする。"プロパルション"のブースト、"ペンギン兵"でヴァンガードにアタック!」

 

"発光信号のペンギン兵" : パワー16000(8000+8000)

 

「っ、"エルピダ"でガード!」

 

"蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム" : パワー17000(12000-5000+10000)

 

「ならば俺自身が行く。"ヴァレオス"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー12000

 

「"装弾のブレイブ・シューター"2枚、"虹色秘薬の医療士官"でガード!」

 

"蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム" : パワー37000(12000-5000+5000*2+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"終末の切り札レヴォン"。2枚目、"蒼波水将ガレアス"。チッ...」

 

「アタックは通らん。」

 

「ならばこれはどうだ。"コルベット"のブースト、"ガレアス"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー27000(9000+5000+13000)

 

「ノーガード。ダメージチェック、"ラジエート・アサルト"。」

 

「アタックがヒットしたので、"コルベット"のスキル。山札から3枚見て...くくく..."蒼波元帥ヴァレオス"を手札に加え、残りは山札の下へ。」

 

「っ!」

 

 

ヴァンガードと同名のカード...ジリアンたちの話ではヴァンガードと同名のカードをコストに、ゼロスドラゴンは呼び出される。つまり、次のターンにゼロスドラゴンが現れる...!

 

 

「くくく...ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ヴァレオス 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:4枚(表:2、裏:2)

 

■■■

■■■

V   : 蒼波元帥ヴァレオス

R右  : 蒼波水将ガレアス

R左  : 発光信号のペンギン兵

R中央 : 終末の切り札レヴォン

R右下 : 蒼波兵長コルベット

R左下 : 蒼波竜プロパルション・ドラゴン

 

□■□■

■□□

V   : 蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム

R左下 : 発光信号のペンギン兵

Rア1 : ドリフティング・フローフェンサー

 

レオン 手札:5枚、ソウル:5枚、ダメージ:4枚(表:1、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。」

 

 

次のターン、確実にゼロスドラゴンが出てくるのであれば、このターンで決めれば問題ない。このターンで必ず決着をつけてみせる!

 

 

「"蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム"にライド。イマジナリーギフトアクセルⅡを得て、1枚ドロー。さらに"ドリフティング・フローフェンサー"をコール。スキルで山札から7枚見て、"蒼嵐旋竜ディザスター・メイルストローム"を手札に加える。」

 

「("ディザスター・メイルストローム"は既にソウルにある。あれにライドすることはない。)」

 

「"ラジエート・アサルト"をコール。スキルでSB1を支払い、このユニットがアタックかブーストしたバトルは、アタックがヒットしていなくてもヒットした時の能力が発動できる。さらにドロップから"蒼嵐竜メイルストローム"を山札の下に置き、1枚ドロー。そして、"ペンギン兵"を前列に移動。バトルだ。"ペンギン兵"で"ペンギン兵"にアタック!」

 

"発光信号のペンギン兵" : パワー8000

 

「ふん...ノーガード。"ペンギン兵"は退却。」

 

「"ロードリィ・メイルストローム"、ヴァンガードにアタックだ!」

 

"蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム" : パワー12000

 

「"虹色秘薬の医療士官"でガード。さらに"ガレアス"でインターセプト。」

 

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー37000(12000+5000+20000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ブレスストリーム・ドラゴン"。2枚目、"虹色秘薬の医療士官"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ラジエート"にパワー+10000!」

 

"ラジエート・アサルト" : パワー18000(8000+10000)

 

「"フローフェンサー"でヴァンガードにアタック!」

 

"ドリフティング・フローフェンサー"(Rア1) : パワー14000(9000+5000)

 

「チッ...ノーガード。ダメージチェック、"翠玉の盾パスカリス"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!」

 

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー22000(12000+10000)

 

 

くっ、ここでドロートリガーか...奴に風が吹いているということか。

だが、ここで怯んでは勝てない。俺が信じる限り、風は俺に吹き続ける!

 

 

「"ラジエート"でヴァンガードにアタック!」

 

"ラジエート・アサルト" : パワー18000(8000+10000)

 

「パワーが足りないため、アタックは通らない。だが、スキルによりヒットしたスキルが発動できる!俺は"ロードリィ・メイルストローム"のスキル発動。手札から"ディザスター・メイルストローム"をコストにして捨て、"蒼嵐師竜アドミラル・メイルストローム"を公開。スタンドでライドし、ドライブ-1。」

 

「また新しい"メイルストローム"か...!」

 

「静かる航海を守るため、我らは嵐の海を行く!風は我らにあり!ライド、"蒼嵐師竜アドミラル・メイルストローム"!そして、ヴァンガードにアタック!」

 

"蒼嵐師竜アドミラル・メイルストローム" : パワー15000

 

「そんな攻撃は効かん!"スーパーソニック・セイラー"でガード!」

 

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー37000(12000+10000+15000)

 

「ドライブチェック、"装弾のブレイブ・シューター"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"フローフェンサー"にパワー+10000!」

 

"ドリフティング・フローフェンサー"(Rア2) : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「そして、バトル終了時に"アドミラル"のスキルが発動。CB1、手札から"メイルストローム"を含むカードを公開。俺は"アドミラル"を公開する。アタックがヒットしている場合は、ソウルの"メイルストローム"の種類だけ相手リアガードを退却し、退却したユニット1枚につき、前列のリアガードのパワーを+5000する。アタックがヒットしていない場合は、公開したユニットのグレード1につき、リアガード1枚のパワー+3000!"ドリフティング・フローフェンサー"にパワー+12000!」

 

"ドリフティング・フローフェンサー"(Rア2) : パワー36000(9000+5000+10000+3000*4)

 

「さらに公開したカードが"アドミラル・メイルストローム"なら、そのカードを捨てることでソウルの"メイルストローム"の種類につき、1枚ドローできる。俺のソウルに"メイルストローム"は3種類。よって、3枚ドローする。」

 

「くっ...3枚も引くだと...!?」

 

「そして、"フローフェンサー"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+15000!」

 

"ドリフティング・フローフェンサー"(Rア2) : パワー51000(9000+5000+10000+3000*4+15000)

 

「"翠玉の盾パスカリス"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「っ...エンド時、"ロードリィ・メイルストローム"のスキルでソウルから"ロードリィ・メイルストローム"にライドし、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ヴァレオス 手札:3枚、ソウル:1枚、ダメージ:5枚(表:3、裏:2)

 

■■■

□■□

V   : 蒼波元帥ヴァレオス

R中央 : 終末の切り札レヴォン

R右下 : 蒼波兵長コルベット

R左下 : 蒼波竜プロパルション・ドラゴン

 

■■■■■

_□□□

V   : 蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム

R右  : ラジエート・アサルト

R左  : 発光信号のペンギン兵

Rア1 : ドリフティング・フローフェンサー

Rア2 : ドリフティング・フローフェンサー

 

レオン 手札:9枚、ソウル:6枚、ダメージ:3枚(裏:3)

--------------------------------------------------

 

「(決められなかった...っ、ゼロスドラゴンが来る...!)」

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。...ここまでよく戦ったと褒めてやろう。だが、俺の力の前にはお前の力など無力に等しい。ギーゼ様に力を授かったこの俺が、貴様ごときに負けるはずがないのだ!」

 

「っ...!」

 

「ギーゼ様こそ我が正義!さあ、すべてを終わらせよう!ヴァンガードと同名のカードをコストに、我が未来を食らい顕現せよ!メガラニカのゼロスドラゴン!究極超越!"絶海のゼロスドラゴン メギド"!」

 

 

 

っ...これが、ゼロスドラゴン..."絶海のゼロスドラゴン メギド"...!

このカードが、ジリアンを、シャーリーンを...何という迫力だ...!

 

 

「スキル発動。CB2、手札、ドロップから望む枚数コールし、パワー+10000!俺は"蒼波水将ガリオット"、"蒼波水将ガレアス"、"蒼波元帥ヴァレオス"、"蒼波水将フォイヴォス"、"蒼波竜プロパルション・ドラゴン"をドロップからコールし、パワー+10000!」

 

"蒼波水将ガリオット" : パワー19000(9000+10000)

"蒼波水将ガレアス" : パワー19000(9000+10000)

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー22000(12000+10000)

"蒼波水将フォイヴォス" : パワー19000(9000+10000)

"蒼波竜プロパルション・ドラゴン" : パワー18000(8000+10000)

 

「くくく...この波状攻撃を耐えられるか!行け、"ガリオット"!ヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波水将ガリオット" : パワー19000(9000+10000)

 

「っ、ノーガード。ダメージチェック、"翠緑の宝杖エルピダ"。」

 

「"メギド"のスキル。"ガリオット"と"プロパルション"の位置を入れ替える。そして、"プロパルション"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波竜プロパルション・ドラゴン" : パワー18000(8000+10000)

 

「くっ、それもノーガードだ。ダメージチェック、"ブレスストリーム・ドラゴン"。」

 

「"プロパルション"のスキル。CB1、"フォイヴォス"と位置を入れ替え、後列にいるのでスタンドする。そして"メギド"のスキルが発動し、"フォイヴォス"と"プロパルション"の位置を入れ替える。もう一度、"プロパルション"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波竜プロパルション・ドラゴン" : パワー18000(8000+10000)

 

「"蒼嵐水将デスピナ"でガード!」

 

"蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム" : パワー27000(12000+15000)

 

「ようやく守ったか。だが、それがいつまで続くかな。"メギド"のスキルで"プロパルション"と"フォイヴォス"の位置を入れ替える。そして、"フォイヴォス"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波水将フォイヴォス" : パワー19000(9000+10000)

 

「"装弾のブレイブ・シューター"でガード。"フローフェンサー"でインターセプト!」

 

"蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム" : パワー22000(12000+5000*2)

 

「"メギド"のスキル。"フォイヴォス"と"ヴァレオス"の位置を入れ替える。そして、"ヴァレオス"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー22000(12000+10000)

 

「"蒼嵐水将デスピナ"でガード!」

 

"蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム" : パワー27000(12000+15000)

 

「くっ...いい加減に落ちろ!"メギド"のスキルで"ヴァレオス"と"フォイヴォス"の位置を入れ替える。そして、"ガレアス"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼波水将ガレアス" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「"虹色秘薬の医療士官"でガード!」

 

"蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム" : パワー32000(12000+20000)

 

「くっ.."メギド"のスキルで"ガレアス"と"ガリオット"の位置を入れ替える。そして、"メギド"でヴァンガードにアタック!スキルにより、このターンにリアガードがアタックした回数だけパワー+3000!俺は6回アタックしている。よって、パワー+18000!」

 

"絶海のゼロスドラゴン メギド" : パワー43000(25000+3000*6)

 

「"翠玉の盾パスカリス"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「な、なんだと!?」

 

「さあ、ドライブチェックをするんだ。」

 

「くっ...つ、ツインドライブ、1枚目、"終末の切り札レヴォン"。2枚目、"バトルシップ・インテリジェンス"...!」

 

 

これで奴のアタックはすべて終わり。だが、俺はすべてを耐えきった。

ジリアンとシャーリーンが、ゼロスドラゴンの能力を俺に教えてくれたおかげだ。

だからこそ、俺はドロートリガー多めの構築にして、対策することができた。

仲間の力が、俺に力を与えてくれた。

 

 

「く、くそ...エンド時、"メギド"はゲームから除外。"ヴァレオス"にライドする。そして"メギド"のスキルでリアガード、ソウル、ドロップはすべて除外される。た、ターンエンドだ...」

 

--------------------------------------------------

ヴァレオス 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(裏:5)

 

□□□

□■□

V   : 蒼波元帥ヴァレオス

 

□■■■■

_□□□

V   : 蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム

R右  : ラジエート・アサルト

R左  : 発光信号のペンギン兵

Rア1 : ドリフティング・フローフェンサー

 

レオン 手札:3枚、ソウル:6枚、ダメージ:5枚(表:2、裏:3)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"ラジエート・アサルト"をコールしてスキル発動。SB1を支払い、このユニットのアタックかブーストしたバトルは、アタックがヒットしていなくてもヒットした時のスキルが発動する。さらにドロップから"アドミラル・メイルストローム"を山札の下に置き、1枚ドロー。さらに右の"ラジエート"を後列に移動し、"ロードリィ・メイルストローム"をコール。」

 

 

このターンで決める。ジリアンとシャーリーンの仇を討つ!

そして、アクアフォースを悪行に使うこいつに正義の鉄槌を下す!

俺の誇り、蒼龍の民の力をこれ以上、悪用させるわけにはいかない!

 

 

「バトルだ!"ペンギン兵"でヴァンガードにアタック!」

 

"発光信号のペンギン兵" : パワー8000

 

「効かん!」

 

「続けて、"ラジエート"のブースト、"ロードリィ・メイルストローム"でヴァンガードにアタック!」

 

"蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム"(R右) : パワー20000(12000+8000)

 

「"バトルシップ・インテリジェンス"でガード!」

 

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー27000(12000+15000)

 

「ならばヴァンガードの"ロードリィ・メイルストローム"でアタック!」

 

"蒼嵐覇竜ロードリィ・メイルストローム" : パワー12000

 

「くっ..."バトルシップ・インテリジェンス"でガード!」

 

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー27000(12000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"装弾のブレイブ・シューター"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"フローフェンサー"にパワー+10000!」

 

"ドリフティング・フローフェンサー" : パワー24000(9000+5000+10000)

 

「2枚目、"蒼嵐水将デスピナ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"フローフェンサー"へ!」

 

"ドリフティング・フローフェンサー" : パワー34000(9000+5000+10000*2)、☆2

 

「くっ...!」

 

「"ラジエート"でヴァンガードにアタック!」

 

"ラジエート・アサルト"(Rア2) : パワー13000(8000+5000)

 

「"蒼波水将ガレアス"でガード!」

 

"蒼波元帥ヴァレオス" : パワー17000(12000+5000)

 

「アタックは通らなかったが、スキルによりヒットした時の能力が発動できる!"ロードリィ・メイルストローム"のスキルにより、手札から"ロードリィ・メイルストローム"を捨て、"蒼嵐砕竜エンガルフ・メイルストローム"を公開。」

 

「っ、まだ新たな"メイルストローム"がいるだと...!?」

 

「この姿こそ、蒼嵐の極致!我が誇りを胸に、蒼嵐の竜は悪を打ち砕く正義の力を手に入れる!"蒼嵐砕竜エンガルフ・メイルストローム"にライド!」

 

「"エンガルフ・メイルストローム"...!」

 

「これで終わりだ!"エンガルフ・メイルストローム"でヴァンガードにアタック!スキル発動!CB1、手札から"エンガルフ・メイルストローム"を捨てることで、パワー+5000、クリティカル+1!」

 

"蒼嵐砕竜エンガルフ・メイルストローム" : パワー20000(15000+5000)、☆2

 

「さらにアタックした時、それがこのターン4回目以降のアタックなら、CB1、SB1、手札を3枚捨てることで、このアタックに対して、貴様は俺のソウルの"メイルストローム"の種類以下のグレードのカードを、ガーディアンサークルにコールできない!俺のソウルの"メイルストローム"は4種類!よって、グレード4以下のガーディアンはコールできない!」

 

「な、なんだと!?」

 

 

ヴァンガードは一部を除き、グレード4までしかない。

そして、ガード値があるカードは基本、グレード2まで。

オーダーカードが無い限り、これで奴はガードすることはできない。

 

 

「ぐっ...の、ノーガード....!」

 

「ドライブチェック、"蒼嵐砕竜エンガルフ・メイルストローム"。」

 

 

ノートリガー。だが、"エンガルフ"のクリティカルは2。

奴を倒すのには十分すぎるほどのパワーだ。

 

 

「お、俺が負けるだと....ありえん....ありえん!うおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 

 

ドガーン

 

 

"メイルストローム"の放った弾丸が、"ヴァレオス"を襲う。

そして、ヴァレオスのダメージゾーンに"蒼波元帥ヴァレオス"が置かれ、これで6ダメージとなり、俺の勝ちが決まった。

 

 

 

「ば、馬鹿な...この俺が、ギーゼ様の加護を受けた俺が負けるだと...!」

 

「貴様は...ギーゼに敗れ、己の信念を曲げた。己を貫けない者に風は吹かない。」

 

「ぐっ...ふっ...フハハハハハ!俺が敗れようとも、ギーゼ様は既に復活した!お前たちに待ち受けるのは、破壊のみ!フハハハハハ!先に地獄で待っているぞ、蒼龍レオン!ヒャハハハハハハハハ......!」

 

 

ドサッ

 

 

「....狂気に満ちた風だ。俺も...ああなる未来もあったと考えると、先導には感謝するほかないな。」

 

 

虚無を利用してアクアフォースを復活させた俺が言えることではないかもしれないが...今はただ、正義のためになすべきことをするのみ。

 

 

俺は"溟海の原初竜バランエレナ"を取り出し、祭壇へと向ける。

するとカードから光が放たれ、祭壇の青色の炎をかき消した。

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴ

 

 

 

「行くか。」

 

 

待っていろ、ユウト。

ジリアンとシャーリーンの仇を討った今、残る目標はお前の救出のみ。

お前の無事を、ジリアンが祈っているからな。

 

 

 

.



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第百四十七話「託された希望」

伊吹side

 

 

ゴゴゴゴゴゴ

 

 

「っ...随分と建物が暴れてやがるな。」

 

「そうね...私が祭壇を停止させたら揺れが起きたし、他のみんなもファイトに勝って祭壇を停止させているのかも。」

 

 

なるほどな...だとしたら、この建物ももうすぐ機能停止するわけか。

早くユウトを救い出す必要があるな。

 

 

「『来たか、メサイアの先導者よ。』」

 

「っ...ユウト...!」

 

「『ついにメサイアを滅ぼし、クレイを、地球を滅ぼすことができる。』」

 

「破壊の竜神ギーゼ...俺は貴様を許さん!ユウトを使って、世界を滅ぼすなど...そんなことは絶対にさせん!俺とファイトしろ、ギーゼ!」

 

「『よかろう。貴様を倒し、メサイアを倒す。』」

 

 

ギーゼがそう言うと、突如としてレリクスの壁が開いた。

眼前には街並みが見えていたが、突如としてそれは謎の物体に遮られた。

 

 

「『我とのファイトはその身を削る戦いとなる。逃げ出すなら今の内だ。』」

 

「逃げるわけねえだろ!俺がお前を倒して、ユウトを救う!」

 

「『ふっ...無駄なことを。』」

 

 

突如、ユウトの体が光りだし、外にある謎の物体に吸い込まれていった。

すると、謎の物体は動き出し、レリクスと少し距離を取った。

 

 

「あれは...」

 

「何か知っているのか、立凪。」

 

「ええ...あれはたぶんギーゼよ。タクトが見せてくれた本に書かれていた。」

 

「あれがギーゼ...」

 

 

竜神って言うから、ドラゴンをイメージしていたが...あんまりドラゴンっぽくねえな。そして、ユウトはギーゼの胸のところに取り込まれていた。

 

 

「『さあ、始めようか。世界の命運をかけたファイトを。』」

 

「世界の命運だとか、俺にはどうでもいい。俺は俺が犯した過ちを、罪を償うために...友を救うためにお前を倒す!」

 

 

「『スタンドアップ・Z・ヴァンガード。』」

「スタンドアップ・THE・ヴァンガード!」

 

 

.....

....

...

..

.

 

???side

 

 

『御覧ください!昨日、突如として現れた謎の物体の近くに、巨大なロボットのようなものが出現しました!あれはいったい何なのでしょうか!まるでヴァンガードのユニットのような...政府は東京都民に避難勧告を発令しています。皆さん、冷静に行動するようお願い致します。』

 

 

 

「ふっ...ユニットのような、か。あれは紛れもなくユニット...それを示すかのように、ストライドフォースの計測値も大幅に膨れ上がっている。」

 

 

まさか、"君"の言っていたことが本当だったとはね。

彼が、私が探し求めていた地球とクレイを繋ぐ者だったとは。

 

 

『ああ。昔、我々が聞いた声はまた違う声だったが...奴もまた、クレイと強く繋がるピースメーカー。我々の計画を成就させるための最後のピースだ。』

 

「素晴らしい...だが、今はまだ時ではない。今はただ、メサイア側の勝利を願っておこうか。」

 

『そうだな...リューズ。』

 

 

.....

....

...

..

.

 

伊吹side

 

 

「"ネオンメサイア"!」

 

「『"ネオンギーゼ"。』」

 

 

"ネオンギーゼ"だと...!?

つまり、俺の"ネオンメサイア"と対になるカードってわけか。

 

 

「俺から行く。俺のターン、ドロー。"デスティニー・ディーラー"にライド。"ネオンメサイア"のスキルで1枚ドロー。さらに"デスティニー・ディーラー"のスキルで山札の上を1枚確認し、それを呪縛カードとして置く。俺は右後列に置き、これでターンエンド。そして、呪縛カードは解呪される。」

 

「『カードは、"屈曲の豪打ヴァンマーネン"か。』」

 

「ああ。こいつは解呪された時、1枚ドローできるスキルを持つ。よって、1枚ドローだ。」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ネオンギーゼ

 

□■□

□□■

V   : デスティニー・ディーラー

R右下 : 屈曲の豪打ヴァンマーネン

 

伊吹 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「『我のターン、ドロー。"紅団扇の銃士ガストーネ"にライド。"ネオンギーゼ"のスキル。ライドされた時、このユニットを表でバインドする。そして、"ネオンギーゼ"がバインドゾーンにある限り、我のトリガー効果の内、パワー上昇の効果は山札か手札、ドロップからゼロスドラゴンをバインドする、という能力に変わる。』」

 

「(ゼロスドラゴンを...?一体何をするつもりだ。)」

 

「『バトル。"ガストーネ"でヴァンガードにアタック。』」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー8000

 

「ノーガード。」

 

「『ドライブチェック、"白百合の銃士セシリア"。』」

 

「ダメージチェック、"閉塞の爪 ガストリィネイル"。」

 

 

"セシリア"...ユウトの分身。デッキはどうやら、"ネオンギーゼ"とゼロスドラゴン以外はユウトのデッキみたいだな。だとしたらある程度は俺も知っている。

あいつは強いが、手の内がわかっているならきっと勝てる。

 

 

「『我はこれでターンエンド。』」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚、バ:1

 

□□□

□■□

V   : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

□■□

□□■

V   : デスティニー・ディーラー

R右下 : 屈曲の豪打ヴァンマーネン

 

伊吹 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、ドロー。"怪腕のバーストモンク"にライド。"轟脚のブラストモンク"をコール。」

 

 

トリガーを引くたびに、ゼロスドラゴンがバインドされていく。

ゼロスドラゴンは全部で6枚。それらがバインドされた時、いったい何が起こるのか...だが、揃えられる前に俺が勝ってしまえば問題ない。

 

 

「"バーストモンク"でヴァンガードにアタック!」

 

"怪腕のバーストモンク" : パワー10000

 

「『"月下美人の銃士ダニエル"でガードする。』」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー23000(8000+15000)

 

「ドライブチェック、"アステロイド・ウルフ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ブラストモンク"へ!」

 

"轟脚のブラストモンク" : パワー20000(10000+10000)、☆2

 

「"ヴァンマーネン"のブースト、"ブラストモンク"でヴァンガードにアタック!」

 

"轟脚のブラストモンク" : パワー28000(10000+10000+8000)、☆2

 

「『ノーガード。ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ネオンギーゼ"のスキルで山札から"星葬のゼロスドラゴン スターク"をバインド。』」

 

「っ...1枚目か。俺はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)、バ:2

 

□□□

□■□

V   : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

□■■

□□■

V   : 怪腕のバーストモンク

R右  : 轟脚のブラストモンク

R右下 : 屈曲の豪打ヴァンマーネン

 

伊吹 手札:7枚、ソウル:2枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「『我のターン、スタンド&ドロー。"パンジーの銃士シルヴィア"にライド。スキルで"プラント・トークン"をコール。』」

 

 

グレード2も同じか。やはり、"ネオンギーゼ"とゼロスドラゴン以外はユウトのデッキのようだな。変更されたカードで、いったい何を狙ってくるか...

 

 

「『"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。スキルで"プラント・トークン"をコール。そしてバトルだ。"プラント・トークン"のブースト、"シルヴィア"でヴァンガードにアタック。』」

 

"パンジーの銃士シルヴィア"(V) : パワー15000(10000+5000)

 

「ノーガードだ。」

 

「『ドライブチェック、"ダンシング・サンフラワー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、山札から"極天のゼロスドラゴン ウルティマ"をバインド。』」

 

「(これで2枚目...今のところはバインドするだけだが。)ダメージチェック、"震脚のパルスモンク"。ゲット、クリティカルトリガー。パワー+10000!」

 

"怪腕のバーストモンク" : パワー20000(10000+10000)

 

「『ならば"プラント・トークン"のブースト、"シルヴィア"でリアガードをアタック。』」

 

"パンジーの銃士シルヴィア"(R左) : パワー15000(10000+5000)

 

「"アステロイド・ウルフ"でガード!」

 

"轟脚のブラストモンク" : パワー25000(10000+15000)

 

「『我はこれでターンエンド。』」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:7枚、ソウル:1枚、ダメージ:2枚(表:2)、バ:3

 

■■□

■■□

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

□■■

□□■

V   : 怪腕のバーストモンク

R右  : 轟脚のブラストモンク

R右下 : 屈曲の豪打ヴァンマーネン

 

伊吹 手札:6枚、ソウル:2枚、ダメージ:2枚(表:2)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。行くぞ、ギーゼ!これが俺の、メサイアの力だ!」

 

「『来るか、メサイア。』」

 

「混沌を切り裂き、白き翼で描け未来!ライド、"ハーモニクス・メサイア"!イマジナリーギフトフォースⅡをヴァンガードサークルへ!」

 

"ハーモニクス・メサイア" : パワー13000、☆2

 

「"白色矮星のレディバトラー"をコール。スキルで山札から5枚見て、"閉塞の爪 ガストリィネイル"を手札に加え、そのまま捨てる。さらに"質量転移のレディフェンサー"をコール。」

 

 

今はまだ、ソウルにグレード3は無い。だから"ハーモニクス・メサイア"の真価は発揮できない。だが、"轟脚のブラストモンク"のスキルを使えばSCができ、もしかしたらグレード3が入るかもしれない。

 

 

「...ここは攻める。"ヴァンマーネン"のブースト、"ブラストモンク"でヴァンガードにアタック!」

 

"轟脚のブラストモンク" : パワー18000(10000+8000)

 

「スキル発動。CB1、"シルヴィア"を裏でバインド!グレード2以上を選んだので、SC1。」

 

 

ソウルに入ったのは、"カルデロン・ウイング"。グレード1か。

残念だが、このターンは"ハーモニクス・メサイア"の真価は発揮されない。

 

 

「『"ダンガン・マロン"でガード。』」

 

"パンジーの銃士シルヴィア" : パワー25000(10000+15000)

 

「ならば"レディバトラー"のブースト、"ハーモニクス・メサイア"でヴァンガードにアタック!スキルで山札から"ヴァンマーネン"を呪縛カードとして、左後列に置く。さらに"レディバトラー"は何れかのサークルかバインドゾーンに、裏のカードがあるならパワー+5000!」

 

"ハーモニクス・メサイア" : パワー26000(13000+13000)、☆2

 

「『"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。』」

 

「チッ...ツインドライブ、1枚目、"怪腕のバーストモンク"。2枚目、"綻びた世界のレディヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"レディフェンサー"にパワー+10000!」

 

"質量転移のレディフェンサー" : パワー20000(10000+10000)

 

「"レディフェンサー"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"質量転移のレディフェンサー" : パワー25000(10000+10000+5000)

 

「『ノーガード。ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"。』」

 

 

よし、これでダメージ1vs3。うまくグレード3がソウルに入ることはなかったが、ダメージは差がついている。それにゼロスドラゴンはまだ2枚。この調子ならそろえる前に決着を付けられるかもしれん。

 

 

「バトル終了時、"レディフェンサー"は呪縛。俺はこれでターンエンド。エンド時、呪縛カードは解呪される。そして、解呪された"ヴァンマーネン"のスキルで1枚ドロー。」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:4枚、ソウル:1枚、ダメージ:3枚(表:3)、バ:4

 

■■□

□■□

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : プラント・トークン

R左下 : プラント・トークン

 

■■■

■■■

V   : ハーモニクス・メサイア

R右  : 轟脚のブラストモンク

R左  : 質量転移のレディフェンサー

R中央 : 白色矮星のレディバトラー

R右下 : 屈曲の豪打ヴァンマーネン

R左下 : 屈曲の豪打ヴァンマーネン

 

伊吹 手札:7枚、ソウル:4枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「『我のターン、スタンド&ドロー。"白百合の銃士セシリア"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。』」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

 

「『"リコリスの銃士サウル"をコール。スキルでSB1、中央後列の"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て、"月下美人の銃士ダニエル"をコールし、残りは山札の下へ。トリガーユニットをコールしたので、CB1を支払い効果発動。ヴァンガードにクリティカル+1し、山札から"絶海のゼロスドラゴン メギド"をバインド。』」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「『"セシリア"のスキル。CB1、"プラント・トークン"を退却し、山札から5枚見て、"リコリスの銃士サウル"、"睡蓮の銃士ルース"をコール。そして、"サウル"のスキル発動。』」

 

 

くっ、またそいつか。これでアタックやダメージを受けずとも、トリガーを発動してゼロスドラゴンを揃えようって魂胆か。

 

 

「『SB1、"ダニエル"を退却。山札から3枚見て、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"をコールし、残りは山札の下へ。CB1でトリガー効果を発動。1枚引き、山札から"終焉のゼロスドラゴン ダスト"をバインド。』」

 

 

 

 

「これで4枚...伊吹、大丈夫なの?」

 

「これは...伊吹!」

 

「えっ、伊吹さん!?」

 

 

 

立凪が心配そうな顔をしている。問題無いと言おうとしたら、後ろから櫂と先導アイチの声が聞こえた。どうやら二人も使徒を倒して、ここまで辿り着いたようだな。

 

 

「俺は問題無い。こいつは俺が倒して、ユウトを救い出してやるよ。」

 

「『笑止。我に敵う者などいないことをその身に教え、刻んでやろう。"ルース"のスキルで自身を退却し、CC1。バトル。"サウル"で"レディフェンサー"にアタック。』」

 

"リコリスの銃士サウル"(R左) : パワー10000

 

「"ブラストモンク"でインターセプト。」

 

"質量転移のレディフェンサー" : パワー15000(10000+5000)

 

「『"ブロッサムレイン"のブースト、"セシリア"でヴァンガードにアタック。』」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー28000(13000+10000+5000)、☆2

 

「(クリティカル2か...俺のダメージはまだ1だから受けてもいいが、ここでダブルクリティカルを引かれると後味が悪すぎる。)ここは守らせてもらおう。"震脚のパルスモンク"2枚でガード!」

 

"ハーモニクス・メサイア" : パワー43000(13000+15000*2)

 

「『ツインドライブ、1枚目、"リコリスの銃士サウル"。2枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、山札から"獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ"をバインド。』」

 

 

これで5枚...マズイな。最悪、次の俺のターンのアタックで揃ってしまう。

今ヒールトリガーを引かれたから、ギーゼのダメージは2。

次のターンでトドメという流れは少し難しいかもしれん。

 

 

「『"サウル"で"レディフェンサー"をアタック。』」

 

"リコリスの銃士サウル"(R右) : パワー10000

 

「"怪腕のバーストモンク"でガード!」

 

"質量転移のレディフェンサー" : パワー15000(10000+5000)

 

「『ふん...ターンエンド。』」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)、バ:7

 

□■□

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : リコリスの銃士サウル

R左  : リコリスの銃士サウル

R中央 : メイデン・オブ・ブロッサムレイン

 

■■□

■■■

V   : ハーモニクス・メサイア

R左  : 質量転移のレディフェンサー

R中央 : 白色矮星のレディバトラー

R右下 : 屈曲の豪打ヴァンマーネン

R左下 : 屈曲の豪打ヴァンマーネン

 

伊吹 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:1枚(表:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"ハーモニクス・メサイア"にライド!イマジナリーギフトフォースⅡを左前列へ!」

 

"質量転移のレディフェンサー" : パワー10000、☆2

 

 

 

 

「ここが...っ、あれは伊吹コウジ...!」

 

「レオンくん!」

 

「レオン、お前も無事に勝ったか。」

 

 

 

どうやら蒼龍レオンもファイトに勝利し、ここまで来たようだな。

残りは雀ヶ森レンと鳴海アサカか。だが、ゼロスドラゴンがこの場にあるということは、既にファイトの決着はついているだろうな。

 

 

「バトルだ!"レディフェンサー"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"質量転移のレディフェンサー" : パワー15000(10000+5000)、☆2

 

「『"サウル"でインターセプト。』」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー18000(13000+5000)

 

「バトル終了時、"レディフェンサー"は呪縛。"白色矮星のレディバトラー"のブースト、"ハーモニクス・メサイア"でヴァンガードにアタック!スキルで山札から"轟脚のブラストモンク"を右前列に呪縛カードとして置く!」

 

"ハーモニクス・メサイア" : パワー26000(13000+13000)、☆2

 

「『"睡蓮の銃士ルース"、"ダンガン・マロン"でガード。』」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー38000(13000+10000+15000)

 

「ツインドライブ、1枚目、"ハーモニクス・メサイア"。2枚目、"真空に咲く花コスモリース"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、左後列の"ヴァンマーネン"にパワー+10000!」

 

"屈曲の豪打ヴァンマーネン"(R左下) : パワー18000(8000+10000)

 

「"ハーモニクス・メサイア"のスキル発動!CB1、手札を1枚捨てる。俺は"轟脚のブラストモンク"を捨てる。これにより望む枚数、呪縛カードを解呪し、解呪したカード1枚につき1枚ドロー。さらに前列2枚にパワー+15000!」

 

"轟脚のブラストモンク" : パワー25000(10000+15000)

"質量転移のレディフェンサー" : パワー25000(10000+15000)、☆2

 

「"ヴァンマーネン"のブースト、"ブラストモンク"でヴァンガードにアタック!」

 

"轟脚のブラストモンク" : パワー33000(10000+15000+8000)

 

「『"ウォータリング・エルフ"でガード。"サウル"でインターセプト。』」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー38000(13000+5000+20000)

 

「ならば"ヴァンマーネン"のブースト、"レディフェンサー"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"質量転移のレディフェンサー" : パワー38000(10000+15000+5000+8000)、☆2

 

「『ノーガード。ダメージチェック、"カローラ・ドラゴン"、"ダンシング・サンフラワー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、山札から最後のゼロスドラゴン、"死苑のゼロスドラゴン ゾーア"をバインド。』」

 

「っ...これで全部揃ったってわけか。」

 

 

ここからいったいどうなる...何が起こるかわからねえが、俺のダメージはまだ1。

手札も十分にあるし、いきなり敗北することはねえだろう。

 

 

「ターンエンドだ。」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:4枚、ソウル:0枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)、バ:8

 

□■□

□■□

V   : 白百合の銃士セシリア

R中央 : メイデン・オブ・ブロッサムレイン

 

■■■

■■■

V   : ハーモニクス・メサイア

R右  : 轟脚のブラストモンク

R左  : 質量転移のレディフェンサー

R中央 : 白色矮星のレディバトラー

R右下 : 屈曲の豪打ヴァンマーネン

R左下 : 屈曲の豪打ヴァンマーネン

 

伊吹 手札:8枚、ソウル:5枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「『くくく...さあ、破壊を始めよう。我のターン、スタンド&ドロー。ライドフェイズ開始時、"ネオンギーゼ"のスキル発動。ライドフェイズ開始時、このカードがバインドゾーンにあり、ゼロスドラゴンが6種類バインドされているなら、手札からヴァンガードと同名のカードをコストに、リアガード、ソウル、サークルのマーあk-、手札のプロテクトをすべて除外し、このカードを裏返して、"破壊の竜神ギーゼ"としてスタンド状態でライドする!』」

 

 

ギーゼがライドした瞬間、空が禍々しい空気に覆われた。

雷が鳴り響き、大地が鼓動しているのがわかる。

これが神の降臨ってか...禍々しい波動がビンビンに伝わってきやがる。

 

 

「これは...」

 

「っ、レン様!ご無事だったんですね。」

 

「レンさん、アサカさん!」

 

 

 

どうやら、全員がこの場に出揃ったみたいだな。

このファイトも終盤。ギーゼは降臨しちまったが、俺もメサイアの力を使ってギーゼを倒す!

 

 

「『我のスキル発動。バインドゾーンからゼロスドラゴンをすべてソウルへ。そして我は我自身でしかアタックできない代わりに、ソウルのゼロスドラゴンすべてのパワーとクリティカルを得る。よって、パワー+150000。クリティカル+6。』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー180000(30000+25000*6)、☆7

 

「なんだと!?」

 

 

 

「あ、ありえない...」

 

「パワーだけでなく、クリティカルまで上昇するとは...」

 

「これがギーゼの力...っ、伊吹...!」

 

 

 

「『我の前にひれ伏す準備はできたか?』」

 

「ハッ...馬鹿言うんじゃねえ。俺はお前を倒して、ユウトを取り戻す!お前にひれ伏している暇はねえ!」

 

「『ふっ...愚かな。ならば我の力を思い知らせてやろう。我は我のスキルを発動する。1ターンに1度、ソウルからゼロスドラゴンを裏でリアガードに置くことで、置いたゼロスドラゴンによってスキルが発動する。我は"獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ"を左後列に置く。これにより、相手のヴァンガードとリアガードをすべて退却し、相手は手札からグレード3以下のユニットを1枚選び、スタンドでライドしなければならない。』」

 

「ぐっ...!」

 

 

ギーゼから放たれる灼熱の炎によって、俺のユニットはすべて消し去られた。

このスキル、"ドラクマ"のスキルをほとんどそのまま使ってやがる。

しかもコストは無しも同然...この調子だと、他のゼロスドラゴンも同じような能力を使ってくると考えた方が良さそうだな。

 

 

「俺は手札から"ハーモニクス・メサイア"にライドする。イマジナリーギフトフォースを右前列へ。」

 

 

「『さあ、この攻撃を受けてみよ。我は我でアタックする。』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー155000(30000+25000*5)、☆6

 

「"真空に咲く花コスモリース"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

 

 

 

「よし!いくらパワーとクリティカルを上げようと、守護者を使えばそんなの無力に等しい!」

 

「さすがは伊吹だ。...だが、ギーゼはさっきのターンで守護者を手札に加えたことはわかっていたはず...なのになぜ...」

 

 

 

「『ツインドライブ、1枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー165000(30000+25000*5+10000)、☆6

 

「『2枚目、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー175000(30000+25000*5+10000*2)、☆6

 

「なっ!?ダブルヒールだと!?」

 

 

ここに来て、ダメージを回復されるとは...マズイな。

ギーゼのパワーは30000。そう簡単にダメージを与えられるパワーじゃねえ...

 

 

「『我はこれでターンエンド。』」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:6枚、ソウル:6枚、ダメージ:2枚(表:2)、バ:1

 

×□□

□■□

V   : 破壊の竜神ギーゼ

(R左下 : 獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ)

 

□■□

□□□

V   : ハーモニクス・メサイア

 

伊吹 手札:5枚、ソウル:5枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「俺のターン、スタンド&ドロー。"デスティニー・ディーラー"をコール。スキル発動。SB1を支払い、山札から1枚を呪縛カードとして置く。」

 

 

置かれたカードは"白色矮星のレディバトラー"。悪くない。

相手のパワーは30000。何とかパワーを上げてアタックをヒットさせるしかない。

 

 

「"閉塞の爪 ガストリィネイル"、"質量転移のレディフェンサー"、"カルデロン・ウイング"をコール。そして"カルデロン・ウイング"のスキル発動。SB1を支払い、このユニットを呪縛することでCC1。バトル!"レディフェンサー"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"質量転移のレディフェンサー" : パワー15000(10000+5000)、☆2

 

「『ふっ...その程度の力では我に傷をつけることはできん。』」

 

「そんなことは百も承知だぜ。バトル終了時、"レディフェンサー"を呪縛。そして、"ガストリィネイル"は呪縛カードの数だけパワー+5000!」

 

"閉塞の爪 ガストリィネイル" : パワー28000(13000+5000*3)、☆2

 

「"デスティニー・ディーラー"のブースト、"ガストリィネイル"でヴァンガードにアタック!」

 

"閉塞の爪 ガストリィネイル" : パワー36000(13000+5000*3+8000)、☆2

 

「『ほう...だが、無駄だ。"パンジーの銃士シルヴィア"、"桜の銃士アウグスト"でガード。』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー40000(30000+5000*2)

 

 

くっ...さすがにパワーが高すぎやがる。

だが諦めるわけにはいかねえ...俺がユウトを救ってみせる!

 

 

「"ハーモニクス・メサイア"でヴァンガードにアタック!スキルで山札から"閉塞の爪 ガストリィネイル"を右前列に呪縛カードとして置く!元々いた"ガストリィネイル"は退却する!」

 

"ハーモニクス・メサイア" : パワー13000、☆2

 

「『ふっ...ノーガード。』」

 

「余裕ぶりやがって...その態度、崩してやるぜ!ツインドライブ、1枚目、"アステロイド・ウルフ"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"ハーモニクス・メサイア" : パワー23000(13000+10000)、☆3

 

「2枚目、"綻びた世界のレディヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー!回復はできないが、ヴァンガードにパワー+10000!」

 

「『何っ!?』」

 

「いっけええええ!」

 

 

ドガーン

 

 

「『ぐああああああああああああ!』」

 

 

メサイアの一撃がギーゼにダメージを与える。

メサイアの攻撃となれば、さすがのギーゼも大ダメージのようだな。

ギーゼのダメージゾーンに、"紅団扇の銃士ガストーネ"、"リコリスの銃士サウル"、"桜の銃士アウグスト"が置かれる。

 

 

「これでダメージ5!どうだ、ギーゼ!」

 

「『ぐっ...』...うぅ....い....ぶ....き....?」

 

「っ、ユウト!?」

 

 

ギーゼから、ユウトの声が聞こえてきた。

まさか、今の一撃で目を覚ましたのか!?

 

 

「お...れ....ぐっ............『....無駄だ。この体は既に我の物。貴様が何をしようとその事実は変わらない。』」

 

「くっ...!だが、もうダメージ5!俺は貴様を倒す!"ハーモニクス・メサイア"のスキル発動!CB1、手札を1枚捨てる!そして、"ガストリィネイル"、"レディフェンサー"、"レディバトラー"を解呪!3枚解呪したので3枚ドロー。さらに前列のリアガードにパワー+15000!」

 

"閉塞の爪 ガストリィネイル" : パワー33000(13000+5000+15000)、☆2

"質量転移のレディフェンサー" : パワー25000(10000+15000)、☆2

 

 

 

 

「すごい!残るリアガードのアタックも全部ギーゼのパワーに届いている!」

 

「このアタックが通れば、伊吹が勝つ。」

 

「(だけど、ギーゼの手札には2枚のヒールトリガー...残念だがこのターンでは...)」

 

 

「"レディバトラー"のブースト、"レディフェンサー"でヴァンガードにアタック!スキルでパワー+5000!」

 

"質量転移のレディフェンサー" : パワー43000(10000+15000+5000+13000)、☆2

 

「『無駄だ!"ウォータリング・エルフ"でガード!』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー50000(30000+20000)

 

「"レディフェンサー"は呪縛!そして、"ガストリィネイル"でヴァンガードにアタック!」

 

"閉塞の爪 ガストリィネイル" : パワー38000(13000+5000*2+15000)、☆2

 

「『"ウォータリング・エルフ"でガード!』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー50000(30000+20000)

 

「っ...だが、これで貴様の手札のガード値は削った。次のターン、必ず貴様を倒す!ターンエンド!」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:2枚、ソウル:6枚、ダメージ:5枚(表:5)、バ:1

 

×□□

□■□

V   : 破壊の竜神ギーゼ

(R左下 : 獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ)

 

■■■

■■■

V   : ハーモニクス・メサイア

R右  : 閉塞の爪 ガストリィネイル

R左  : 質量転移のレディフェンサー

R中央 : カルデロン・ウイング

R右下 : デスティニー・ディーラー

R左下 : 白色矮星のレディバトラー

 

伊吹 手札:6枚、ソウル:3枚、ダメージ:1枚(裏:1)

--------------------------------------------------

 

「(大丈夫だ...俺の手札にはさっき、"ハーモニクス・メサイア"のスキルで守護者が手札に加わった。奴がどれだけパワーとクリティカルが高かろうと、守護者を使えば問題なく防げる!)」

 

「『我のターン、スタンド&ドロー。貴様は手札の守護者を使えば、我の攻撃を防げる、次のターンで自分が勝つ...そう思っているな。』」

 

「なっ...っ、なぜ俺の手札に守護者があると...」

 

「『我は神だ。その程度、簡単にわかる。そして、それを封じるのは容易い。我がスキルで"終焉のゼロスドラゴン ダスト"を裏で置いた場合、貴様はガーディアンサークルで発動する能力を発動できないくなる。代わりに、我はトリガー効果を受けられなくなるがな。』」

 

「なんだと!?」

 

 

つまり、さっきのターンでその能力を使っていれば、クリティカル6の攻撃を受けて、俺が負けていた可能性もあったのか...

 

 

「なぜ、さっきのターンでその能力を使わなかった!」

 

「『くくく...その問いに答えるのも簡単だ。貴様たちに絶望を与えるためだ。』」

 

「何...?」

 

「『我に勝てるかもしれない...そんな希望を持ったお前たちを容易く葬る。そうすることで、希望は破壊され、絶望という虚無が訪れる。』」

 

「こいつ...!俺は負けない!俺が貴様を倒し、ユウトを必ず救ってみせる!」

 

「『くくく...それは無理だ。それを今からわからせてやろう。我はスキルを発動。ソウルから"星葬のゼロスドラゴン ダスト"を右後列に裏で置く。これにより、我はツインドライブを失い、2つのスキルを得る。1つはアタック時に手札を1枚捨てなければアタックできないという能力。もう一つはアタック終了時、アタックがヒットしていなければこのユニットをスタンドし、手札を1枚捨てるという能力。』」

 

「なっ!?」

 

 

ギーゼがスタンドする能力だと!?

あのパワーとクリティカルで連続攻撃するとか、ふざけてんのか!?

 

 

「『このスタンドする能力は、我のリアガードの裏のゼロスドラゴンの枚数だけ発動できる。よって、最大2回スタンドするということだ。』」

 

「くっ...」

 

 

俺の手札に守護者は1枚...ギーゼのパワーは130000。

一度は防げても、そう何度も防げるパワーじゃねえ...

 

 

「『さあ、終わりにしよう。我は手札を1枚捨て、メサイアにアタックする。』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー130000(30000+25000*4)、☆5

 

「っ、"真空に咲く花コスモリース"でガード!手札を1枚捨て、完全ガードだ!」

 

「『ほう...無駄だとわかっていてもまだ戦うか。』」

 

「無駄じゃねえ!何度も攻撃すれば、その分だけお前は手札を減らす!たとえ全部を防げなくても、俺は諦めない!お前の手札を消耗させ、次のターンで必ず勝つ!」

 

「『ふっ...無駄な足掻きだ。ドライブチェック、"紅団扇の銃士ガストーネ"。』」

 

「ぐっ....!」

 

 

ギーゼの攻撃を、"コスモリース"が受け止める。

その衝撃だけで俺は吹き飛ばされそうになる。

 

 

「『スキル発動。手札を1枚捨て、我はスタンドする。そして、手札を1枚捨ててもう一度アタックする!』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー130000(30000+25000*4)、☆5

 

 

「(ちくしょう...俺の手札は"アステロイド・ウルフ"2枚と"レディヒーラー"2枚...合計ガード値は70000。全然足りてねえ...)ノーガード...」

 

 

 

「伊吹...!」

「伊吹さん!」

 

 

 

「まだだ...俺がヒールトリガーを引けば問題ない!」

 

「『ふっ...ならば引いてもらおうか....2枚のヒールトリガーをな。』」

 

「なっ....クリティカルトリガー...だと...!?」

 

 

ギーゼが引いたカードは"月下美人の銃士ダニエル"。

ここでクリティカルトリガーを引くだと...

 

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー140000(30000+25000*4+10000)、☆6

 

 

「ぐっ...だ、ダメージチェック、"質量転移のレディフェンサー"、"屈曲の豪打ヴァンマーネン"、"怪腕のバーストモンク"、"デスティニー・ディーラー"...!」

 

 

 

「これで伊吹のダメージは5枚...」

 

「残り2ダメージ...」

 

「い、伊吹のヒールトリガーは後何枚あるの!?」

 

「2枚よ。そして、デッキ枚数は10枚。連続でヒールトリガーを引く確率は...限りなく低い...」

 

 

 

「『諦めよ、メサイアの先導者よ。貴様が我に勝つ可能性はもう無い。』」

 

「ふざけるな!俺は絶対に諦めない!俺の最初の友達を...俺にヴァンガードの楽しさを教えてくれた...俺の大切な友達のためにも...誇り高きヴァンガードファイターのためにも!俺は絶対に負けられないんだ!」

 

 

たとえ確率が低かろうと、そんなのは言い訳に過ぎない!

俺は絶対にヒールトリガーを引いてみせる!ユウトを救うと誓ったんだ!

 

 

「ダメージチェック!..."綻びた世界のレディヒーラー"!ゲット、ヒールトリガー!1枚回復し、パワー+10000!」

 

"ハーモニクス・メサイア" : パワー23000(13000+10000)

 

 

 

「引いた!まず1枚目!」

 

「あと1枚....伊吹さん...!」

 

 

 

「『.......ふっ...』」

 

「ラストチェック....っ....!......."ハーモニクス・メサイア"....くっ...!」

 

 

 

くそっ....くそおおおおおおおおおおおおお!

 

 

「『終わりだ。メサイアよ、沈黙せよ。』」

 

 

ギーゼから無数の光線が放たれ、それはメサイアへと直撃する。

イメージが現実にもフィードバックし、メサイアが受けた痛みが俺にも...

 

 

 

「ぐああああああああああああ!」

 

 

ドガーン

 

 

「伊吹!」

「伊吹さん!」

 

 

俺はファイトテーブルから吹き飛ばされ、壁へと激突する。

その痛みに意識が薄れていく...

 

 

「ぐっ...ガハッ....」

 

「伊吹!」

 

「っ...櫂....すま...ない....ギーゼを...倒せなかった....!」

 

「もういい!しゃべるな!」

 

「すぐに手当を!アサカ!」

 

「は、はい!」

 

 

「俺は....ユウトを....友を救いたかった....」

 

「ああ、わかっている!」

 

「俺のせいだったんだ......だから....俺は....」

 

「君の想い...無駄にはしません。」

 

「雀ヶ森.......」

 

「僕がギーゼを倒す。君に代わって、必ず。だから、今は休んでください。きっと、ユウトを取り戻してみせます。」

 

「...ふっ......」

 

 

雀ヶ森の、レンの強い意志の宿った目を見て、俺は安心する。

こいつなら...ユウトを....

 

 

「頼む...レン....ユウトを....救ってくれ....」

 

「これは...メサイアのカード...」

 

 

俺はメサイアのカードをレンに渡す。

レンがカードを受け取ると、突如として櫂たちのポケットが光りだした。

 

 

「これは...原初竜のカードがメサイアに呼応している...?」

 

「あっ....」

 

 

原初竜のカードが、レンの元に集まり、メサイアのカードと融合する。

そこには1枚のカードが....

 

 

「それが...お前のメサイアか......ガハッ...」

 

「......ありがとう、みんな。そして、おやすみ、伊吹。」

 

 

 

ああ....後は頼んだぜ...レン....

そして、俺は意識を失った。だが、俺は絶望などしていない。

ギーゼは俺の希望を破壊できなかった。俺にはまだ希望が残っている。

レンや櫂、先導たち、ユウトの友という先導者たちという希望がな...

 

 

.....

....

...

..

.

 

レンside

 

 

「『メサイアの先導者は葬ったが、メサイア自身は生きながらえたか。』」

 

「破壊の竜神ギーゼ....今度は僕が相手だ。君を倒して、ユウトを救う!」

 

「『雀ヶ森レン...良いだろう。貴様を葬り、今度こそ世界に沈黙を与えよう。』」

 

 

「スタンドアップ・THE・ヴァンガード!」

「『スタンドアップ・Z・ヴァンガード。』」

 

 

 

 

.



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第百四十八話「光」

レンside

 

 

「"フルバウ"!」

 

「『"ネオンギーゼ"。』」

 

 

僕とギーゼの最終決戦が始まった。

外を見ると既に夜に暗くなり始めていて、朝に突入したのにもうかなり時間が経っているようだ。

 

 

「僕から行こう。ドロー。"ブラスター・ダガー"にライド。"フルバウ"のスキルで1枚引き、ターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:5枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚

 

□□□

□■□

V   : ネオンギーゼ

 

□■□

□□□

V   : ブラスター・ダガー

 

レン 手札:6枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「『我のターン、ドロー。"紅団扇の銃士ガストーネ"にライド。"ネオンギーゼ"はスキルでバインドされ、このカードがバインドゾーンにある限り、我のトリガー効果の内、パワー上昇の効果をゼロスドラゴンをバインドする能力に変更する。』」

 

「(途中からしか見ていなかったけど、名前からしてあのカードが"破壊の竜神ギーゼ"になる...そして、ゼロスドラゴンをバインドしているということは、ゼロスドラゴンがすべて揃ったら、"破壊の竜神ギーゼ"となるというところか。)」

 

 

それにしても、ユウトのデッキを使ってこんなことをするなんて...

とてもじゃないが、僕はギーゼを許せそうにないね。

 

 

「『バトルだ。"ガストーネ"でヴァンガードにアタック。』」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー8000

 

「"厳格なる撃退者"でガード。」

 

"ブラスター・ダガー" : パワー23000(8000+150000)

 

「『ドライブチェック、"桜の銃士アウグスト"。』」

 

「トリガーは無し。そしてパワーも届いていないから、僕にダメージは無い。」

 

「『ふん...我はこれでターンエンドだ。』」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:0枚、バ:1

 

□□□

□■□

V   : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

□■□

□□□

V   : ブラスター・ダガー

 

レン 手札:5枚、ソウル:1枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、ドロー。すべてを闇に包み込め、我が分身。"ブラスター・ダーク"にライド。そして、"ブラスター・ダーク"のスキルで手札を1枚捨て、ドライブ+1!」

 

「『我がリアガードを展開しなかったことで、退却に必要なコストがいらなかったから先ほどは守ったということか。』」

 

「ま、それもあるけどね。..."ブラスター・アックス"、"哀慕の騎士ブランウェン"をコール。"ブランウェン"のスキルで山札から5枚見て...グレード3は無い。そのまま戻してシャッフル。」

 

 

残念。ま、グレード3は4枚しか入ってないし、もう1枚は手札にあるから問題無い。

それよりも次のターンもギーゼからダメージを受けるのは避けたい。

何とか手札に防御札を揃えたいところだけど...来るかな。

 

 

「バトル!"ブラスター・ダーク"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー10000

 

「『ふん...ノーガードだ。』」

 

「ツインドライブ、1枚目、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ブラスター・アックス"にパワー+10000。」

 

"ブラスター・アックス" : パワー20000(10000+10000)

 

「2枚目、"ブラスター・ジャベリン"。」

 

「『ダメージチェック、"紅団扇の銃士ガストーネ"。』」

 

 

よし、ギーゼはトリガーを引いていない。

ゼロスドラゴンが揃わなければ、デッキに不要なカードが入っているユウトのデッキと変わりない。ユウトのデッキは僕が一番よく知っている。ユウト自身の魂が宿った最強のデッキだけど、ユウト自身が使わないのであればその真価は発揮されない。

 

 

そんな魂の抜けたデッキに、僕が負けるはずがない!

 

 

「"ブランウェン"のブースト、"ブラスター・アックス"でヴァンガードにアタック!」

 

"ブラスター・アックス" : パワー28000(10000+10000+8000)

 

「『ノーガード。ダメージチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ネオンギーゼ"のスキルで手札から"絶海のゼロスドラゴン メギド"をバインド。手札からバインドしたため、1枚ドロー。』」

 

「さすがに引かれましたか。僕はこれでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:7枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:2)、バ:2

 

□□□

□■□

V   : 紅団扇の銃士ガストーネ

 

□■■

□□■

V   : ブラスター・ダーク

R右  : ブラスター・アックス

R右下 : 哀慕の騎士ブランウェン

 

レン 手札:5枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「『我のターン、スタンド&ドロー。"パンジーの銃士シルヴィア"にライド。スキルで"プラント・トークン"を中央後列にコール。』」

 

「(攻めてくるか...)」

 

「『"リコリスの銃士サウル"をコール。スキルでSB1、"プラント・トークン"を退却。山札から3枚見て、"ウォータリング・エルフ"をコール。残りは山札の下へ。そして、CB1を支払い、トリガー効果を発動。1枚回復し、山札から"獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ"をバインドする。』」

 

 

やはり、"サウル"のスキルを駆使してトリガー効果を発動させてきたか。

普通に使っても、"サウル"のスキルは非常に強力な能力。やはりユウトのデッキは厄介ですね。

 

 

「『我はさらに"パンジーの銃士シルヴィア"をコール。スキルで左後列に"プラント・トークン"をコールする。そしてバトルだ。"サウル"でリアガードにアタック。』」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー10000

 

「ノーガード。"アックス"は退却。」

 

「『"ウォータリング・エルフ"のブースト、"シルヴィア"でヴァンガードにアタック。』」

 

"パンジーの銃士シルヴィア"(V) : パワー15000(10000+5000)

 

「..."ブラスター・ジャベリン"でガード。」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー20000(10000+10000)

 

 

 

「レンさん、どうして最低限のガードを...」

 

「アイチ、今は最低限のガードで十分なんだ。」

 

「えっ?...あ、そっか。"ネオンギーゼ"のスキルで、パワー上昇はゼロスドラゴンをバインドする能力になってるから...」

 

「そういうことよ。レン様はそれがわかっているから、最低限のガード値で守ってるの。」

 

「だが、随分とダメージを受けることを嫌がっているな。わざわざ守るところでも ないと思うが...」

 

「おそらく、ギーゼが来てもダメージを受けられるようにしているのよ。ギーゼのスキルは強力...パワーとクリティカルが上昇する以上、簡単に負けてしまう危険性がある。だから簡単に守れる今の内にガードして、ダメージを受けないようにしている。」

 

「なるほど...」

 

 

 

 

「『ふっ...安直な考え方だ。』」

 

「それでも、このアタックがヒットしないことは確定している。」

 

「『よかろう。ドライブチェック、"リコリスの銃士サウル"。』」

 

 

よし、トリガーじゃない。ゼロスドラゴンはまだ2枚。

ヒールトリガーで回復されてしまったけど、この調子で守りつつダメージを稼ぐ。

 

 

「『"プラント・トークン"のブースト、"シルヴィア"でヴァンガードにアタック。』」

 

"パンジーの銃士シルヴィア"(R左) : パワー15000(10000+5000)

 

「"ブラスター・ダガー"でガード!」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー20000(10000+10000)

 

「『ふっ...いつまで続くかな。我はこれでターンエンド。』」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:1枚(表:1)、バ:3

 

■■□

■■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : リコリスの銃士サウル

R左  : パンジーの銃士シルヴィア

R中央 : ウォータリング・エルフ

R左下 : プラント・トークン

 

□■□

□□■

V   : ブラスター・ダーク

R右下 : 哀慕の騎士ブランウェン

 

レン 手札:3枚、ソウル:2枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「確かに...いくらパワーが上昇しないから最低限のガードで良いと言っても、手札は無限にあるわけじゃない...」

 

「レンの手札が尽きて、ダメージを受け始めるのが先か、ギーゼが降臨してスキルを使うのが先か...」

 

 

 

たとえ無謀なやり方だとしても、僕はこの戦い方でギーゼを倒す。

そして、ユウトを救ってみせる。それが僕の決意だ。

 

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。立ち上がれ、僕の分身!友を救うため、覚悟の剣を振りかざせ!ライド、"ブラスター・ダーク”Diablo”"!」

 

 

 

「"ブラスター・ダーク”Diablo”"!?」

 

「すごい...あれがレンさんの分身...!」

 

「さすがレン様ね!」

 

 

 

 

「イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。」

 

"ブラスター・ダーク”Diablo”" : パワー23000(13000+10000)

 

「"ブラスター・アックス"をコール。これでバトルだ!"ブラスター・ダーク"でヴァンガードにアタック!」

 

「『ノーガード。』」

 

「ツインドライブ、1枚目、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー!1枚引き、"ブラスター・アックス"にパワー+10000!」

 

"ブラスター・アックス" : パワー20000(10000+10000)

 

「『またドロートリガーか。なかなか引きが良いようだな。』」

 

「ふっ...2枚目、"デスフェザー・イーグル"。ゲット、クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーは"アックス"へ。」

 

"ブラスター・ダーク”Diablo”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

"ブラスター・アックス" : パワー30000(10000+10000*2)

 

「『な、何っ!?ぐっ...ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"、"カローラ・ドラゴン"。』」

 

「(トリガーは無い...ならばここはリアガードをアタックして、トリガーを避けつつ攻撃力を削ぐ。)"ブランウェン"のブースト、"アックス"でリアガードの"シルヴィア"をアタック!」

 

"ブラスター・アックス" : パワー38000(10000+10000*2+8000)

 

「『リアガードを....ノーガード。"シルヴィア"は退却。』」

 

「よし...僕はこれでターンエンドです。」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:6枚、ソウル:0枚、ダメージ:3枚(表:3)、バ:3

 

■■□

□■■

V   : パンジーの銃士シルヴィア

R右  : リコリスの銃士サウル

R中央 : ウォータリング・エルフ

R左下 : プラント・トークン

 

□■■

□□■

V   : ブラスター・ダーク"Diablo"

R右  : ブラスター・アックス

R右下 : 哀慕の騎士ブランウェン

 

レン 手札:5枚、ソウル:3枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「『我のターン、スタンド&ドロー。ライド、"白百合の銃士セシリア"。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。』」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー23000(13000+10000)

 

「『"リコリスの銃士サウル"をコールし、スキル発動。SB1、右の"サウル"を退却し、山札から3枚見て、"ウォータリング・エルフ"をコールし、残りは山札の下へ。』」

 

「くっ、また...」

 

「『そして、CB1を支払いトリガー効果を発動。1枚回復し、山札から"終焉のゼロスドラゴン ダスト"をバインド。さらに"セシリア"のスキル発動。CB1、中央後列の"ウォータリング・エルフ"を退却し、山札から5枚見て、"カローラ・ドラゴン"、"紅団扇の銃士ガストーネ"をコール。"カローラ・ドラゴン"はスキルでパワー+3000。"ガストーネ"もスキルでパワー+10000。』」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー18000(8000+10000)

"カローラ・ドラゴン" : パワー11000(8000+3000)

 

 

 

「パワーが上昇していく...これじゃあレンさんの手札で守り切れるかどうか...」

 

「さすがにこれ以上はノーダメージファイトは厳しいか...」

 

「レン様...」

 

 

 

「『バトルだ。まずは"プラント・トークン"のブースト、"サウル"でリアガードをアタック。』」

 

"リコリスの銃士サウル" : パワー15000(10000+5000)

 

「っ、ノーガード。"ブラスター・アックス"は退却。」

 

 

執拗にリアガードを狙ってくるな...やはり、僕の手札が減るからリアガードを削って、次のターンの攻撃力を削いでいるといことか。

 

 

「『"カローラ・ドラゴン"のブースト、"セシリア"でヴァンガードにアタック。』」

 

"白百合の銃士セシリア" : パワー34000(13000+10000+11000)

 

「通さない!"暗黒の盾マクリール"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!」

 

「『ほう...守護者をここで使ってしまうのか。』」

 

「ええ。ギーゼの能力で既にわかっているのは、先ほどのファイトで使われた2つと、お前が説明した1つ。"ドラクマ"をコストにしたときの能力も厳しい能力だが、"スターク"と"ダスト"をコストにした能力はいずれも守護者を無意味とする能力。ここでダメージを受けたくないなら、当然使用するさ。」

 

「『くくく...少しは考えているようだな。だが、いくらノーダメージを続けても意味はない。ツインドライブ、1枚目、"白百合の銃士セシリア"。2枚目、"ダンシング・サンフラワー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、山札から"星葬のゼロスドラゴン スターク"をバインド。』」

 

「(これで4枚...!)」

 

「『"ウォータリング・エルフ"のブースト、"ガストーネ"でヴァンガードにアタック。』」

 

"紅団扇の銃士ガストーネ" : パワー23000(8000+10000+5000)

 

「"デスフェザー・イーグル"でガード!」

 

"ブラスター・ダーク”Diablo”" : パワー28000(13000+15000)

 

 

 

「防いだ!」

 

「レン、本当にここまでノーダメージを続けるとは...」

 

「雀ヶ森レン...凄まじい集中力だ。」

 

 

 

「『ほう...メサイアの先導者でもない貴様が、なかなかどうして...だが、次のターンもそれが続けられるかは見物だな。ターンエンド。』」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:2枚(表:1、裏:1)、バ:5

 

■■■

■■■

V   : 白百合の銃士セシリア

R右  : 紅団扇の銃士ガストーネ

R左  : リコリスの銃士サウル

R中央 : カローラ・ドラゴン

R右下 : ウォータリング・エルフ

R左下 : プラント・トークン

 

□■□

□□■

V   : ブラスター・ダーク"Diablo"

R右下 : 哀慕の騎士ブランウェン

 

レン 手札:2枚、ソウル:3枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。ライドフェイズ開始時、"ブラスター・ダーク”Dialblo”"のスキル発動。グレード3以上になるように手札を1枚以上捨てることで、山札からグレード4にライドし、エンドフェイズにソウルからグレード3にライドする。ただし、僕のドロップに"ブラスター"が3種類以上あるなら、コストは不要となる。僕のドロップには"ブラスター・ダガー"、"ブラスター・ジャベリン"、"ブラスター・アックス"、"ブラスター・レイピア"がある。」

 

「『ほう...』」

 

「運命を切り拓け、暗黒竜の咆哮!ストライド・THE・ヴァンガード!"暗黒竜ファントム・ブラスター”Diablo”"!」

 

 

 

「これがレンさんの切り札...」

 

「グレード4の"ファントム・ブラスター"か。」

 

 

 

 

「"ブラスター・ダーク"、"ブラスター・アックス"をコール。バトルだ!"ブラスター・ダーク"で"サウル"にアタック!」

 

"ブラスター・ダーク" : パワー10000

 

「『ノーガード。"サウル"は退却。』」

 

「"ブランウェン"のブースト、"アックス"で"ガストーネ"にアタック!」

 

"ブラスター・アックス" : パワー18000(10000+8000)

 

「『...ノーガード。"ガストーネ"は退却。』」

 

「そして、"ファントム・ブラスター"でヴァンガードにアタック!スキル発動!CB1、リアガードを2枚退却。"ブラスター・ダーク"と"ブランウェン"を退却。これにより、"カローラ・ドラゴン"と"ウォータリング・エルフ"を退却し、パワー+10000、クリティカル+1!さらに相手ヴァンガードがグレード3以上なら、相手は守護者をコールできない!」

 

"暗黒竜ファントム・ブラスター”Diablo”" : パワー35000(15000+10000+10000)、☆2

 

「『ぐっ...!』」

 

 

 

「すごい!一気にリアガードを削った!」

 

「しかもパワーとクリティカルを上昇させ、守護者を封じるとは。」

 

「これでギーゼは、このアタックを防ぐのに手札を消費せざるを得ない。」

 

「そして、次のターンに攻撃力を確保するには手札を消費する必要がある。」

 

「さすがレン様ね。」

 

 

 

「『...ふっ...くくく...ノーガード!』」

 

「へえ...もしかしたらこの攻撃で決着がつくかもしれないのに、随分と余裕だね。」

 

「『決着...?それはありえん。そして、貴様はこのアタックで自らの首を絞めることになる。』」

 

「そこまで言うなら、試してみようか!ツインドライブ、1枚目、"デスフェザー・イーグル"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"暗黒竜ファントム・ブラスター”Diablo”" : パワー45000(15000+10000+10000+10000)、☆3

 

「2枚目、"暗黒の盾マクリール".....!1枚引き、パワー+10000。」

 

"暗黒竜ファントム・ブラスター”Diablo”" : パワー55000(15000+10000+10000+10000*2)、☆3

 

「『くくく...ダメージチェック、"睡蓮の銃士ルース"、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。山札から"極天のゼロスドラゴン ウルティマ"をバインド。そして...3枚目、"月下美人の銃士ダニエル"。ゲット、クリティカルトリガー。』」

 

「なっ!?」

 

「『山札から最後のゼロスドラゴン、"死苑のゼロスドラゴン ゾーア"をバインドする。...だから言ったであろう。この攻撃で、貴様自身が首を絞めることになると。』」

 

「ぐっ....え、エンドフェイズ、"ブラスター・ダーク"のスキルによりソウルから"ブラスター・ダーク”Diablo”"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。これでターンエンド...」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:8枚、ソウル:0枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)、バ:7

 

■□□

□■□

V   : 白百合の銃士セシリア

R左下 : プラント・トークン

 

□■■

□□□

V   : ブラスター・ダーク"Diablo"

R右  : ブラスター・アックス

 

レン 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:0枚

--------------------------------------------------

 

「『我のターン、スタンド&ドロー。ライドフェイズ開始時、"ネオンギーゼ"のスキル発動。このカードがバインドゾーンにあり、ゼロスドラゴンが6種類バインドされているなら、手札からヴァンガードと同名のカードをコストに、リアガード、ソウル、サークルのマーカー、手札のプロテクトをすべて除外し、このカードを裏返し、"破壊の竜神ギーゼ"としてスタンドでライドする!』」

 

「くっ...!」

 

 

ついに現れてしまいましたか...これがギーゼの圧力...こんなものを相手に戦っていたわけですか、伊吹は。

 

 

「『そして、我の登場時、バインドゾーンからゼロスドラゴンをすべてソウルへ置き、我はそれらのパワーとクリティカルを得る。』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー180000(30000+25000*6)、☆7

 

「『くくく...貴様の思惑通り、この一撃で終わらせてやろう。我はスキルを発動し、ソウルから"終焉のゼロスドラゴン ダスト"を左後列へ裏で置く。これにより、このターン、貴様はガーディアンサークルで発動する能力を発動できない。代わりに、我はトリガー効果を得られないがな。』」

 

「くっ...(僕の手札の4枚の内、2枚は守護者。それを封じられた...!)」

 

 

 

「これじゃあ、レンさんはまともにガードなんてできない...!」

 

「レン様!」

 

 

 

「『さあ、この一撃で貴様にも沈黙を与えよう。滅びるがいい。我でヴァンガードにアタック。』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー155000(30000+25000*5)、☆6

 

「...ノーガード。」

 

「『くくく!死を悟り、諦めたか。ツインドライブ、1枚目、"カローラ・ドラゴン"。2枚目、"ダンガン・マロン"。ゲット、クリティカルトリガー。だが、トリガー効果は得られない。だが今のままで十分!6ダメージを受けて、滅びるがいい!』」

 

 

ギーゼから放たれた光線が、"ブラスター・ダーク"を、僕を包み込む。

その衝撃で体中が悲鳴を上げているのがわかる。"ブラスター・ダーク"が受けている痛みが、僕にもフィードバックしているんだ。

 

 

「ぐっ....っ....うぐっ....!」

 

 

 

「レン様!」

「レンさん!」

「レン!」

 

 

 

「僕は....諦めない.....!ユウトを救うと、自分に、みんなに誓ったんだ!」

 

「『無駄な足掻きだ。貴様はこれから6回ダメージチェックを行う。つまりその時点で敗北は決定している。助かる道はただ一つ。我が5ダメージである以上、貴様が最後の6ダメージ目でヒールトリガーを引くしかないのだ。』」

 

「引いてみせるさ。僕は...僕たちは絶対に諦めない!」

 

 

僕に力を貸してくれ、シャドウパラディンのみんな!

 

 

『イエス、マイヴァンガード。』

『僕たちの力、君のために!』

『我が力、お前に託そう。』

 

 

っ、声が聞こえる....シャドウパラディンのユニットたちの声が。

これは...PSYクオリア...!?

 

 

『行くぞ、マイヴァンガード。』

 

「"ブラスター・ダーク"...」

 

『我らは常にお前と共にある。お前が望む限り、我らの絆は揺るがない。』

 

「...ふふ、君から絆という言葉が聞けるなんてね。」

 

『...お前のおかげだ。さあ、行くぞ。』

 

「うん...行こうか。」

 

 

僕たちは負けない。僕たちがギーゼを倒して、ユウトを救う。

それが僕の望みだよ、"ブラスター・ダーク"。

 

 

「ダメージチェック、"ブラスター・アックス"、"ブラスター・レイピア"、"ブラスター・ダガー"、"ブラスター・ジャベリン"、"ブラスター・ダーク"。」

 

 

 

「これで5ダメージ...残り1枚...」

 

「ここでヒールトリガーじゃなかったら、レンさんの負け...」

 

「いや、レンは引く。レンはそういう男だ。」

 

「そうね。レン様ならきっと...(お願い、神様...レン様にヒールトリガーを...そして、ユウトを救って...!)」

 

 

「ファイナルチェック........"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。」

 

「『な、何っ!?』」

 

「ダメージ1枚回復し、パワー+10000。」

 

"ブラスター・ダーク”Diablo”" : パワー23000(13000+10000)

 

 

 

「やった!ヒールトリガー!」

 

「さすがレン様!」

 

 

 

「『ぐっ...ば、馬鹿な...奇跡を起こしたというのか!』」

 

「奇跡なんかじゃないよ。これは僕とシャドウパラディンのユニットたちの絆だ。」

 

 

そう言って、僕はギーゼの右手の甲を見せる。

そこにはシャドウパラディンのクランマークが光り輝いていた。

 

 

「『そ、それは...くっ、まさか貴様がその力を手に入れるとは...!』」

 

「今、僕はシャドウパラディンの先導者となった。この力でギーゼ...貴様を倒す!」

 

「『くっ、こざかしい...我の前ではすべてが無力。我の前に沈黙するのみ!我はこれでターンエンド!』」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:10枚、ソウル:6枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

×□□

□■□

V   : 破壊の竜神ギーゼ

(R左下 : 終焉のゼロスドラゴン ダスト)

 

□■■

□□□

V   : ブラスター・ダーク"Diablo"

R右  : ブラスター・アックス

 

レン 手札:4枚、ソウル:4枚、ダメージ:5枚(表:5)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。ライドフェイズ開始時、"ブラスター・ダーク"のスキル。山札から"暗黒竜スペクトラル・ブラスター”Diablo”"にライド!そして、 "スペクトラル・ブラスター"のスキルでSB2、"アックス"を退却し、スキルを獲得。さらにソウルに"Diablo"を含むユニットがあるなら、相手の手札をランダムに1枚捨てさせ、このターン中、相手はそのカードと同じカードをガーディアンとして使えなくなる。」

 

「『ぐっ...!』」

 

 

ドロップしたのは"月下美人の銃士ダニエル"。これであのカードと同名のカードはガーディアンとして使えない。

 

 

「さらにグレード4がソウルにあるなら、山札から"ブラスター"を含むグレード1以下を2枚までコールできる。"ブラスター・ダガー"、"ブラスター・ジャベリン"をコール。そして、"ジャベリン"のスキル発動。登場時、他にグレード1以下のリアガードがいるならCB1を支払うことで1枚引き、パワー+3000!」

 

"ブラスター・ジャベリン" : パワー11000(8000+3000)

 

「さらに手札から"ブラスター・ジャベリン"をコール。同じスキルでCB1を支払い、1枚引いてパワー+3000!」

 

"ブラスター・ジャベリン"(R中央) : パワー11000(8000+3000)

 

「そして、"哀慕の騎士ブランウェン"をコール。スキルで山札から5枚確認。グレード3は無いので、そのまま山札に戻してシャッフル。」

 

「『(グレード3は無し...手札に既にある可能性が高いなら、次のターンで使うのはやはり"スターク"を使い、トドメか。)』」

 

「バトルだ。"ジャベリン"のブースト、"スペクトラル・ブラスター"でヴァンガードにアタック!」

 

"暗黒竜スペクトラル・ブラスター”Diablo”" : パワー46000(15000+10000*2+11000)

 

「『無駄だ!"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!』」

 

「っ...ツインドライブ、1枚目、"アビス・ヒーラー"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、"ブランウェン"にパワー+10000。」

 

"哀慕の騎士ブランウェン" : パワー23000(8000+5000+10000)

 

「2枚目、"デスフェザー・イーグル"。ゲット、クリティカルトリガー。効果はすべてヴァンガードへ。」

 

"暗黒竜スペクトラル・ブラスター”Diablo”" : パワー56000(15000+10000*2+11000+10000)、☆2

 

「そして、バトル終了時、"スペクトラル・ブラスター"のスキル発動。手札を2枚捨て、リアガードを2枚退却。中央後列の"ジャベリン"と、"ダガー"を退却。これにより、"スペクトラル・ブラスター"をスタンドし、ドライブ-1!」

 

「『くっ...スタンドだと...!?』」

 

「もう一度アタックだ、"スペクトラル・ブラスター"!」

 

"暗黒竜スペクトラル・ブラスター”Diablo”" : パワー45000(15000+10000*2+10000)、☆2

 

「『させるか!"パンジーの銃士シルヴィア"、"睡蓮の銃士ルース"、"ダンガン・マロン"でガード!』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー60000(30000+5000+10000+15000)

 

 

 

「パワー45000vs60000...」

 

「トリガーを引いても、このアタックは通らないわね。」

 

「だが、10枚あったギーゼの手札はこれで4枚まで削られている。風は雀ヶ森に吹いている。」

 

 

「ドライブチェック、"暗黒の盾マクリール"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、"ブランウェン"にパワー+10000。」

 

"哀慕の騎士ブランウェン" : パワー33000(8000+5000+10000*2)

 

「この攻撃を防げるか!"ジャベリン"のブースト、"ブランウェン"でヴァンガードにアタック!」

 

"哀慕の騎士ブランウェン" : パワー44000(8000+5000+10000*2+11000)

 

「『くっ、"桜の銃士アウグスト"、"カローラ・ドラゴン"でガード!』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー45000(30000+5000+10000)

 

 

くっ...倒せなかったか。だけど、手札を2枚まで削った。

そして、僕にはまだ"あのカード"が残っている。勝機はある。

 

 

「エンドフェイズ、ソウルから"ブラスター・ダーク”Diablo”"にライド。イマジナリーギフトフォースⅠをヴァンガードサークルへ。これでターンエンド。」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:2枚、ソウル:6枚、ダメージ:5枚(表:4、裏:1)

 

×□□

□■□

V   : 破壊の竜神ギーゼ

(R左下 : 終焉のゼロスドラゴン ダスト)

 

■■□

■□□

V   : ブラスター・ダーク"Diablo"

R左  : 哀慕の騎士ブランウェン

R左下 : ブラスター・ジャベリン

 

レン 手札:7枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「『ここまでよく頑張ったと褒めてやろう。だが、貴様もここまでだ。』」

 

「随分と余裕だね...この状況で、君にまだ勝ち目があるとでも?」

 

「『当然だ。貴様は忘れたか。伊吹コウジを葬った我のスキルを。』」

 

「...」

 

「『それを思い出させてやろう。我のターン、スタンド&ドロー。我はスキルでソウルから"星葬のゼロスドラゴン スターク"を右後列に裏で置く。これにより我はツインドライブを失い、2つのスキルを得る。1つは我がアタックする際、手札を1枚捨てなければアタックできない能力。もう一つはアタック終了時、アタックがヒットしていなければスタンドし、手札を1枚捨てるという能力。そして、二つ目の能力は我の裏のゼロスドラゴンの数だけ発動できる。』」

 

 

これで、僕が防ぐたびにスタンドすることになる。

それも2回スタンドするから、合計3回のアタックが可能ということか。

 

 

「『これで終わりだ!手札を1枚捨て、我でヴァンガードにアタック!』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー130000(30000+25000*4)、☆5

 

「"暗黒の盾マクリール"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「『守っても無駄だ!ドライブチェック、"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー140000(30000+25000*4+10000)、☆5

 

 

ドガーン

 

 

ギーゼの放つ光線の衝撃が、僕たちを襲う。

だけど"マクリール"のおかげで、僕と"ブラスター・ダーク"に傷はない。

 

 

「『スキル発動!スタンドし、手札を1枚捨てる!そして、もう一度アタック!』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー140000(30000+25000*4+10000)、☆5

 

「"暗黒の盾マクリール"でガード。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

「『ぐっ...無駄な足掻きを...ドライブチェック、"ダンシング・サンフラワー"。ゲット、ドロートリガー。1枚引き、パワー+10000!』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー150000(30000+25000*4+10000*2)、☆5

 

「『そして、スキル発動。スタンドし、手札を1枚捨てる。手札を1枚捨て、最後の攻撃だ!』」

 

 

「......ガード。」

 

「『何っ!?そ、そのカードは...!』」

 

「"暗黒の盾マクリール"。手札を1枚捨て、完全ガード。」

 

 

僕は最後の守護者を使い、ガードする。

ユウトだったらそれに気付いて、何か対策をしていた。

これがギーゼとユウトの違い...だから僕は負けない。

 

 

「『ぐっ...ど、ドライブチェック、"ウォータリング・エルフ"。ゲット、ヒールトリガー。1枚回復し、パワー+10000。』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー160000(30000+25000*4+10000*3)

 

「『くっ...我の攻撃を2度も防ぐだと...!?』」

 

「僕は負けない。僕はお前を倒し、ユウトを救うんだ!」

 

「『ぐっ...ターンエンド。』」

 

--------------------------------------------------

ギーゼ 手札:5枚、ソウル:5枚、ダメージ:4枚(表:4)

 

×□×

□■□

V   : 破壊の竜神ギーゼ

(R右下 : 星葬のゼロスドラゴン スターク)

(R左下 : 終焉のゼロスドラゴン ダスト)

 

■■□

■□□

V   : ブラスター・ダーク"Diablo"

R左  : 哀慕の騎士ブランウェン

R左下 : ブラスター・ジャベリン

 

レン 手札:1枚、ソウル:4枚、ダメージ:4枚(表:3、裏:1)

--------------------------------------------------

 

「僕のターン、スタンド&ドロー。ライドフェイズ開始時、"ブラスター・ダーク”Diablo”"のスキル発動。山札から"暗黒竜スペクトラル・ブラスター”Diablo”"にライド!」

 

 

これで終わりにする。待っていて、ユウト。

僕がギーゼを倒して、君を救ってみせるから。

 

 

「"スペクトラル・ブラスター"のスキル発動。SB2、"ジャベリン"を退却することでスキルを獲得。ソウルに"Diablo"があるので、相手の手札を1枚ランダムに捨てさせ、その同名カードはこのターン、ガーディアンとして使えなくなる!」

 

「『くっ...!』」

 

 

捨てられたのは"睡蓮の銃士ルース"。

これで"ルース"はこのターン、ガーディアンとして使えない。

 

 

「さらに"ブラスター・ダーク”Diablo”"、"アビス・ヒーラー"をコール。バトルだ!"スペクトラル・ブラスター"でヴァンガードにアタック!」

 

"暗黒竜スペクトラル・ブラスター”Diablo”" : パワー45000(15000+10000*3)

 

「『"ウォータリング・エルフ"2枚でガード!』」

 

"破壊の竜神ギーゼ" : パワー70000(30000+20000*2)

 

「ツインドライブ、1枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべて"ブラスター・ダーク"へ!」

 

"ブラスター・ダーク”Diablo”" : パワー23000(13000+10000)、☆2

 

「2枚目、"厳格なる撃退者"。ゲット、クリティカルトリガー!効果はすべてヴァンガードへ!」

 

"暗黒竜スペクトラル・ブラスター”Diablo”" : パワー55000(15000+10000*3+10000)、☆2

 

 

「そしてスキル発動!手札を2枚捨て、"ジャベリン"、"ブランウェン"を退却!スタンドして、ドライブ-1!」

 

 

 

 

「レンのやつ、なぜヴァンガードに効果をすべて...」

 

「どういうこと?櫂くん。」

 

「アイチ...いや、今のトリガー効果、パワーはリアガードに与えなければ、リアガードのパワーがギーゼに届かない。」

 

「あっ、そっか...」

 

「雀ヶ森がそれくらいのことに気付かないわけがない。いったい何を考えている、雀ヶ森。」

 

「貴方たち、黙って見せなさい。」

 

「アサカさん...」

 

「レン様は勝つわ。だって、レン様はユウトのライバルですもの。ユウトの体を乗っ取った偽物になんて、負けるわけないわ。」

 

 

 

 

 

「"スペクトラル・ブラスター"、再びヴァンガードにアタックせよ!」

 

"暗黒竜スペクトラル・ブラスター”Diablo”" : パワー55000(15000+10000*3+10000)、☆2

 

「『くくく...貴様は我のトリガーを覚えていないようだな。そんな攻撃、我には届かん!"メイデン・オブ・ブロッサムレイン"でガード!手札を1枚捨て、完全ガード!』」

 

 

 

「守護者...!」

 

「これじゃあトリガーを引かないと、レンさんの攻撃はもう通らない...」

 

「雀ヶ森のデッキにトリガーはあと何枚ある。」

 

「1枚よ....残り枚数9枚の内、1枚のトリガーを引かなければ勝てない。」

 

「レン様...」

 

 

 

「『とんだプレイングミスだったな。貴様がトリガーを引く確率は限りなく低い。そして、貴様の手札はドライブチェックで増える1枚のみ。次のターン、貴様の敗北は決まったも同然。』」

 

 

 

 

 

「ふっ...お前ら、馬鹿言ってんじゃねえよ。」

 

「伊吹さん!」

 

「伊吹、目が覚めたのか!」

 

「ああ。....レン!決めてやれ!お前のメサイアでな!」

 

 

「伊吹....ええ、これで終わりにします。」

 

「『何を馬鹿なことを。貴様はここで敗れ、世界は沈黙するのだ!』」

 

 

 

ギーゼ...君にはわからないだろう。破壊することしか知らない神に、仲間との絆を、想いを、希望を託された者の覚悟など。それを今から見せてあげよう。

 

 

「ファイナルチェック。....ゲット、オーバートリガー。」

 

「『な、なんだこの光は!?』」

 

「"決意の精霊王オルバリア"。これが僕のメサイア。僕の決意、僕の覚悟だ。」

 

 

"オルバリア"が放つ光が、"ブラスター・ダーク"に降り注ぎ、力を与える。

 

 

"ブラスター・ダーク”Diablo”" : パワー2億23000(13000+10000+1億*2)、☆2

 

 

「『な、なんだこれは!?パワーが二億も上昇しただと!?』」

 

「これが"オルバリア"の、オーバートリガーの能力。オーバートリガーはトリガーチェックで出た時、このカードを除外し、1枚引いてパワー+1億。さらにドライブチェックで出た場合は、追加で+1億できる。」

 

「『ば、馬鹿な...こんなことが....』」

 

「これで終わりだ、ギーゼ!」

 

 

"ブラスター・ダーク"の剣が、虹色に光り輝く。

その剣に、"オルバリア"の、メサイアの力が宿る。

 

 

"ブラスター・ダーク”Diablo”" : パワー2億23000(13000+10000+1億*2)、☆2

 

「『ぐっ、くっ...の、ノーガード...ぐああああああああああああ!』」

 

 

ドガーン

 

 

"ブラスター・ダーク"の剣が、ギーゼを切り裂く。

するとギーゼの胴体、ユウトが中に入れられていた部分に亀裂が入った。

 

 

「『ぐっ....馬鹿な...神たる我が...負ける....だと...!?』」

 

「これで終わりだ、ギーゼ!戻ってこい、ユウト!」

 

 

『馬鹿な...馬鹿な...!』

 

「............ああ、聞こえていたよ....レン....」

 

「ユウト!」

 

 

ギーゼの胴体の部分が光の球体となり、レリクスへと向かってくる。

そして光は僕たちの前でとどまり、そこからユウトが出てきた。

 

 

「ありがとう....レン....みんな....」

 

「「「「「ユウト(さん)!」」」」」

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴ....ドガーン....!

 

 

 

「っ、なんだ!?」

 

「まさか、祭壇を破壊して、ギーゼも倒したから、レリクスが破壊されようとしているのか!?」

 

 

 

『くくく...たとえ我が敗北しようとも、関係ない...世界は沈黙する...貴様たちも道連れだ...』

 

 

ゴゴゴゴゴゴ

ゴゴゴゴゴゴ

 

 

「マズイ、崩れるぞ!」

 

「みんな!こっちよ!」

 

「スイコ!?」

 

「入口にワープ装置を作ってあるわ!急いで脱出するのよ!」

 

 

スイコさんの言葉に、みんなが脱出を始める。

だけど、ユウトだけはその場から離れずに立っている。

 

 

 

「ユウト!?早く脱出しなくては...」

 

「すまない、レン...俺にはまだやることがある。先に行ってくれ。」

 

「で、ですが...」

 

「大丈夫。必ず...必ず戻る。お前たちが救ってくれたこの命、無駄にはしないさ。」

 

 

「ユウト....っ...わかりました。必ず戻ってきてください。」

 

「ユウト...!」

 

 

「アサカ。心配してくれてありがとう。約束する。必ず戻るって。だから...」

 

「絶対よ!絶対に戻ってきて!」

 

「ああ。...約束する。」

 

「っ...!」

 

 

アサカがみんなと同じ方へ走り出す。

ユウト、君は優しい人だ。だからきっと...君のやることも何となくわかるよ。

だから、きっと無事で戻ってきてください。そして、世界の命運とか何も関係のない、僕らの最高のファイトをしよう。

 

 

最後に一度だけ振り返る。ユウトの背中が見える。

決意に満ちた、優しさのこもった背中を見届け、僕もみんなと脱出するために走り出した。僕のデッキから出ていく光を横目に見ながら。

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

 

『なぜ、残っている。死ぬつもりか?』

 

「ギーゼ...お前は悲しい存在だな。」

 

『何...?』

 

「お前は破壊しか知らない。虚無がすべてだと思っている。だけど、それは違う...世界には素敵なものがたくさんある。破壊するだけじゃダメだ。」

 

『意味がわからない。それを我に伝えて、何になる。そんなことを伝えるために、この場に残り、死を選ぶか。』

 

「ギーゼ。俺はお前に世界を見せたい。....俺と共に来い。俺がお前に世界を見せてやる。世界にはお前が知らない、たくさんの景色がある。お前も世界を知るんだ。」

 

『世界を...我を、許すというのか。』

 

「ああ。お前は世界を破壊しようとした。そして、俺の体を乗っ取り、俺の両親を....それは許せない。だけど、憎しみからは憎しみしか生まれない。俺は....お前を許すことで、悲しみを乗り越える。」

 

『それがあなたの決意なのですね。』

 

「っ...メサイア...」

 

 

後ろから光り輝くカードが飛んできた。

声からして、メサイアだろう。

 

 

『ギーゼ。私たちは対となる神格。片方が滅びれば、もう片方も滅びる。なれば、私たちは共に歩むべきではないでしょうか。』

 

『メサイア.........久導ユウト。貴様は我を受け入れると?』

 

「.......ああ。俺はお前を受け入れる。」

 

『私も貴方を受け入れましょう。ともに、世界を知りましょう、ギーゼ。』

 

『.......良かろう。久導ユウト.......すまなかった。』

 

 

ギーゼがそう言うと、地球に実体化していたギーゼ本体は光り輝き、小さな球体となって俺の中へと入ってきた。

 

 

『久導ユウト、感謝します。私も貴方と共に行きましょう。今はまだ、あなたの中にギーゼの因子が残っているから虚無に耐えられる力を持っています。ですが、その内それもなくなり、あなたは虚無に飲み込まれてしまう。それがギーゼの意志でなくても。』

 

「そうか...それをメサイア、君が抑えてくれるということか。」

 

『ええ。メサイアの先導者はあくまで伊吹コウジです。ですが、あなたもまた、選ばれた先導者。貴方の中で、私もギーゼと共に世界の行く末を見届けましょう。』

 

 

そう言い、メサイアも光の球体となって俺の中へと入っていく。

二つの神格が俺の中に入ったことで、俺の体にも変化が表れている。

どうやら、随分と人間離れした存在になってしまったようだな。

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

 

『御覧ください!謎のロボットが突如として消え、建造物も爆発を続けています!』 

 

 

「ユウト...大丈夫かしら...」

 

 

私たちはレリクスから帰還して、立凪邸の外に出ていた。

ギーゼの使徒になっていた人たちも、スイコたちが連れ出してくれたおかげで、無事にこの場にいる。気は失っているけど。

 

 

 

ドガーン

 

 

「っ、レリクスが...!」

 

 

ついに、レリクスは大きな爆発と共に砕け散った。

だけど、まだユウトが中に...!

 

 

「ユウト....!」

 

「そんな....」

 

「っ、あれを見てください!」

 

 

レン様がそう言って、空を指さす。

そこには光の球体があり、それはどんどんと私たちの元へと向かってきていた。

そして、ついには球体は私たちの目の前へと降り立ち、そこから私たちが心待ちにしていた人が出てきた。

 

 

「........ただいま、みんな。」

 

「ユウト....!」

 

 

良かった...本当に良かった....

おかえりなさい、ユウト...本当に...無事でよかった...!

 

 

「「「「「「おかえり、ユウト(さん)!」」」」」

 

 

 

 

.



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第百四十九話「戦いを終えて」

次回が最終回です。今回が最終回ではないです。


ユウトside

 

 

 

あの激動の日々から1年の月日が流れ、俺たちはもう高校を卒業するまでになっていた。あの戦いで多くのものを失くしたが、逆に得るものもあった。

 

 

あの戦いで犠牲になったのは、俺の両親だけでなくそのほかにもいる。

俺の知る限りでは、ギーゼの使徒となっていたグレドーラ、いや、ゲイリ・クートという少女だが、使徒となる際に両親を亡くしたらしい。

今は立凪財閥で保護してもらい、日本で暮らしている。俺とアサカもよく会いに行っているが、俺たちにも懐いてくれていて、楽しく暮らしているらしく安心した。

 

 

それ以外の使徒についても、みんなそれぞれの道へと戻っている。

 

ガスティールこと日比野アルテは、姉である日比野エスカに保護され、現在は休学中だった高校へ再び通っているとのこと。アイチ君と同年代だったってことには驚いた。

 

ヴァレオスこと海津ルウガは、自身の最大のライバルを失い、意気消沈していたところ、ギーゼの使徒として使われていたらしい。現在は新たな目標ができたらしく、新たに結成されたヴァンガード普及協会に所属しているようだ。

 

マルクトメレクこと橘タツヤは、旧友であったシンさんとの再会した後、再び海外を拠点としているストライドフォース研究所へと戻っていった。俺とも少し話をしたが、俺の両親を尊敬していること、二人の意志を継いで必ず研究をより良いものにしてみせると言ってくれた。俺もタツヤさんのことを応援するとしよう。

 

ヌラ・ヒョウガこと響京子は、再び芸能界へと戻っていった。現在は自身の経験をもとにした舞台を作っていて、何だか芸能人というのはたくましいものだと思った。

 

ブラドブラックこと黒木ゲンは、ファイター育成機関を脱退し、現在はヴァンガード普及協会に所属しているようだ。といっても、普及協会でもティーチングを主な仕事としているようで、子供相手に楽しそうにファイトしていた。

 

 

これが使徒となっていた人たちの現在。

そして、今年卒業となる俺やレン、アサカ、櫂はというと...

 

レンは日本のプロリーグに進むと俺には語ってくれた。

海外のリーグからも誘いがあったらしいが、やはり日本を離れたくないというのと、日本にいなければ戦えないであろうファイターと戦いたいと言っていた。

レンがそう言うほどのファイターか...俺も気になるが、レンは教えてくれなかった。一体誰なんだろうか。

 

 

アサカは、まだ将来は決めていないと言っていた。ただ、やりたいことはあるけど一人では決められないとも言っていたな。

 

 

櫂もまだ決めていないらしい。数日前に俺のところに来て、ファイトを申し込まれた。強い奴とファイトすることで、整理を付けたいと言っていたから、いろんなファイターとファイトしているんだろう。そして、あいつは恐らく海外のプロリーグへ進むだろう...俺はそう思っている。

 

 

そして、俺はというと....

 

 

 

「つまり、前向きに検討してくれるということかな?」

 

「そうですね...ただ、私はただのファイターです。普及協会に所属したところで、何か役に立つとは思えませんが...」

 

「いや、君という存在はとても貴重な財産だよ。私は君を高く評価している。以前からね。だから、君が片手間でも普及協会の仕事を手伝ってくれるなら、私は全力で君を口説くだろう。」

 

「明神さん...」

 

「リューズで良いよ。もっと気楽に構えたまえ。それに君の知り合いもいるんだ。ルウガ君もそうだが、神崎君、大山君も私に協力してくれる。どうだろう、一緒にヴァンガードをもっと世界に広めないか?」

 

「....わかりました。ただ、私はまだ迷っています。」

 

「プロリーグの誘いだね?」

 

「ええ....」

 

「当然だ。君ほどのファイターが誘いを受けないわけがないからね。私としては、普及協会に籍を置きつつ、プロとしても活躍するのが良いと思うが...どうだろうか。」

 

「それでいいんですか?」

 

「もちろんだとも。私は君が普及協会に所属してくれるなら、どんな待遇でも提供しよう。私は君のファンだからね。ハハハ。」

 

「........わかりました。とりあえず、プロになるかはともかく、普及協会の話は前向きに考えさせてもらいます。」

 

「おお!それは良かった。では、より良い返事を期待しているよ。」

 

 

そう言って、リューズさんは去っていった。

それにしても、プロリーグか....確かに、俺はヴァンガードファイターだ。

強いファイターと戦うのはわくわくするし、日本のプロリーグに進めばレンが、海外のプロリーグに進めばガイヤール君やネーヴさんたちもいる。これからも最高のファイトが待っているとは思う。

 

 

だけど、俺の本当にやりたいこと....それは.....

 

 

『迷っていますね、ユウト。』

 

『全く、貴様は案外優柔不断なのだな。』

 

「メサイア...ギーゼ...」

 

 

俺の中で二人が俺に語り掛ける。あれ以来、二つの神格は俺の中にずっといる。

特に俺がメサイアやギーゼの力を使えるわけでもなく、メサイアのカードは伊吹が持っているが。

 

 

「俺は....正直迷ってるよ。自分の道を進む。それだけなら簡単さ。でも...」

 

『鳴海アサカのことですね?』

 

「ああ...俺は....アサカと一緒にいたい。アサカを幸せにする、それが俺の望みだ。だから....プロリーグに進めば、きっとアサカと一緒にいる時間は少なくなる。海外へ行けばそれはより長い時間になるだろう....だから、迷ってる。」

 

『ふん...ならばあたって砕けろ。』

 

「えっ...?」

 

『いつまでもうじうじと....貴様は鳴海アサカが好きなんだろう。だったらとっとと想いを伝えろ。それができないなら、貴様はプロに行っても成功はせん。』

 

『ふっ...ギーゼ、あなた変わりましたね。』

 

『ふん...愛とは時に人を強くもするし、弱くもする。だからこそ面白い。』

 

『そうですね。ふふ...ユウト。ギーゼの言う通りです。いつまでも彼女を待たせるのは酷ですよ。貴方の想いを伝えてあげなさい。』

 

「メサイア....ギーゼ....」

 

 

そう、だよな....アサカはずっと待っていてくれている。

だったら、俺の正直な想いを今こそ伝えるべきだ。

たとえ嫌われても、フラれても構わない。ずっと待っていてくれたアサカに、俺の想いを伝えよう。そして、俺の未来を決めよう。

 

 

『決心したようですね。では、私たちは一時的に貴方から離れましょうか。』

 

『うむ...こういうのは一人で行くものだ。』

 

「はは...お前たち、何だか人間的になったな。」

 

『あなたの影響です。』

『貴様の影響だ。』

 

「はは...じゃあ、行ってくるよ。」

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

アサカside

 

 

「こんなものかしらね。」

 

「そうね...手伝ってくれてありがとう、アサカ。」

 

「手伝うのは当然よ。今日は私たちの卒業を祝うファイト大会なんですから。」

 

 

私は今、カードキャピタルで大会の準備をしていた。

石田ナオキの発案で、キャピタルでファイト大会をすることになっている。

今は私とミサキ、コーリンとスイコ、店長の5人で準備をしている。

主催の石田ナオキは、卒業式に向けて在校生代表となっている先導アイチの練習に付き合っているらしい。卒業式はもうすぐなのに大丈夫なのかしら。

 

 

「それにしても、ミサキはこの店を継ぐために大学に行くとして...アサカ、あんたはどうするの?」

 

「え、何が?」

 

「何がって...卒業後の進路よ。まさかまだ決めてないの?入試は終わってるし、就職するの?」

 

「それは....えっと...まだ、決めてない...」

 

「「ええ!?」」

 

 

私の言葉に、スイコとコーリンが驚く。

まあ、それは仕方ないか。こんな時期になってまだ進路が決まってないなんてありえないですものね。

 

 

「どうして決めてないの!?」

 

「それは....私のやりたいことが、私一人で決められることじゃないから...」

 

「何よそれ。何がやりたいの?」

 

「..こ.....」

 

「ん?」

 

「け...こ....」

 

「何?」

 

「だ、だから...結婚!」

 

「「「.........」」」

 

 

私の言葉に、三人が黙ってしまう。

三人の反応はそれぞれで、ミサキは冷めたような目で見ていて、コーリンは怒ったような顔、スイコはにやにやしていた。

 

 

「あんた....もしかして、まだ久導ユウトと付き合ってないわけ?」

 

「アサカ...そんなことないわよね?私に言ったじゃない。ユウトに告白するって。クリスマスに。それはどうしたのかしら?」

 

「あらあら...付き合ってもいないのに、結婚だなんて...うふふ...」

 

「う、うるさいわね!だって、仕方ないじゃない!ユウトはいつも忙しそうで、クリスマスだって二人で過ごしてたけど、ユウトが疲れてたから....告白するのはやめようって...」

 

 

「ハァ....あのね、アサカ。私はユウトのことが好き。だけど、あんたがユウトのことを一番愛していて、ユウトのことを理解していると思ってる。だからあんたにユウト託したのよ。」

 

「そうね....なのにこのまま進展がないなら、私がユウト君をもらっちゃおうかしら。」

 

「だ、ダメよ!ゆ、ユウトは私のものなんだから!」

 

 

ウィーン

 

 

私が叫んだ瞬間、店の扉が開いた。

そこにはユウトが息を切らしながら立っていた。

 

 

 

「ゆ、ユウト!?」

 

「.......アサカ。大事な話がある。少し、時間をもらえないかな。」

 

「は、はい....大丈夫です....。」

 

 

ユウトの真剣な表情に、なぜだか敬語になってしまう。

あんなに真剣な顔をしたユウトは初めてみたかもしれないわね...。

 

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

ユウトside

 

 

 

俺はアサカを連れて、人のあまりいない公園へと来ていた。

ここは結構高い土地にあって、街並みが良く見える人気の公園なんだけど、夕方くらいになると人がほとんどいなくなる。想いを伝えるには良い場所だと思った。

 

 

「....」

 

「....」

 

 

いつもならアサカが俺に引っ付いて、いろいろ話をするんだけど、今日はお互いに少し距離があって、終始無言になっている。

 

緊張する....今まで大きな大会とかに出てきたけど、これほど緊張しているのは初めてかもしれない。それでも、俺はこの想いをアサカに伝える。逃げるわけにはいかない。

 

 

「あ、あのさ...アサカ...」

 

「は、はい...」

 

「アサカは、ずっと俺を支えてくれたよね...いつもありがとう。アサカがいてくれたから、俺は今こうしてここに立っていられる。俺はそう思ってるし、いつも感謝してるんだ。」

 

「....」

 

「.....俺、さ....ヴァンガード普及協会ってところにスカウトされてて、理念とかそういうのも俺に合っているから、スカウトを受けようと思ってる。」

 

「うん....」

 

「でも....プロにもなりたいんだ。」

 

「うん....」

 

「そして....アサカ、君を幸せにもしたい。」

 

「.......えっ?」

 

「俺は欲張りな人間だ。自分の欲しいものは全部手に入れたい。ヴァンガードファイターとして、頂点に立ちたいという願望もあるし、大切な...大好きな人とずっと一緒にいたいって願望もある。」

 

「.....!」

 

「アサカ。これからも俺のそばにいてくれないか?ずっと俺と一緒にいてほしい。俺は君を愛している。だから.....俺と結婚してください。」

 

 

そう言って、俺は指輪を出す。

本当は去年のクリスマスに買ってあったんだけど、ずっと渡せなかった。

想いを伝えるのが怖くて...ずっと逃げていたから。

 

 

「......」

 

「......(ダメ...か....)」

 

 

さすがに、いきなり結婚はダメだったか...

ずっと待たせていたから...もう俺への想いは無いか...

 

 

「......嬉しい...」

 

「えっ?」

 

「私も...ずっと迷ってたの。ユウトを愛しているけど、ユウトの負担になりたくなかった....だけど、ユウトが同じ気持ちでいてくれたのがすごく嬉しい...」

 

「アサカ...」

 

「ユウト...その申し込み、お受けします。私、ユウトを幸せにするわ。だから、ユウトも私を幸せにしてくれる?」

 

「ああ。必ず、君を幸せにすると誓うよ。」

 

「ええ...ありがとう、ユウト。愛しているわ。」

 

 

二人の影が重なる。

これからも一緒に歩んでいこう、アサカ。

俺の大切な、大好きな人。

 

 

 

 

.



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最終話「未来」

ユウトside

 

 

 

あれから数年が経った。俺はヴァンガード普及協会の一員として、世界の人々にヴァンガードのすばらしさを伝える役目を担っている。それと同時に、日本のプロリーグに所属していて、現在はレンと共に日本のプロリーグを支える二大ファイターとまで呼ばれるほどとなっていた。

 

 

そんな俺が今どこにいるかと言うと、とある孤児院へと来ていた。

これもヴァンガード普及協会の支援事業の一つなんだが、身寄りのない子供たちを保護しつつ、その子供たちにヴァンガードという娯楽を与えることで、心の拠り所を作ってあげようという、会長のリューズさんの計画だ。

 

 

「本日はありがとうございます。」

 

「いえ、こちらこそ。」

 

「まさかプロファイターの久導さんが来てくれるとは...それに、そちらは奥様の...」

 

「はい。妻のアサカです。」

 

「初めまして。ユウトの妻の、久導アサカです。私も夫と一緒に見学させていただきます。」

 

 

俺とアサカは、高校を卒業してすぐに結婚した。

反対されると思ったけど、お義父さんとお義母さんはそれはもう盛大に祝福してくれたし、レンたちからもかなり祝われた。

まあ、その話はいずれするとしようか。

 

 

「子供たちの様子はどうですか?」

 

「ええ。普及協会の方々のおかげで、笑顔が絶えないですよ。ただ...」

 

「ただ?」

 

「二人ほど、あまり院に馴染んでいない子たちがいて...その二人は仲が良いんですけどね?」

 

「なるほど....あの子たちですか?」

 

 

俺の視線の先には、赤色で特徴的なぐるぐる髪をした子と、男でも女でも通用するような緑色の長髪の子がいた。二人は一緒にいるようだが、特に何か話しているわけでもなく、本当にただただ一緒にいるといった様子だ。

 

 

「クロノ君とミヅキ君と言うんですけど、クロノ君は両親を亡くしてしまってこの院にいるんです。叔母がいるんですけど、まだ若くて収入面の問題で引き取れなくて。ミクルちゃんって言うんですけど...今は頑張って会社を興しているみたいです。」

 

「へえ....」

 

「ミヅキ君はなんというか...」

 

「ん?何か言い辛いことなんですか?」

 

「いえ...あの子、近くの河川敷で倒れていたんです。私が見つけて保護したんですけど、どうやら記憶喪失みたいで....保護される以前のことは全く覚えていないみたいで。クロノ君とは何かが通じ合ったのか、仲が良いみたいなので少し安心しているんですけどね。」

 

「....ミヅキ....か....」

 

「どうしたの?ユウト。」

 

「ああ。何だか....あの子のことが気になってね。」

 

『あの子からは、何か特別な力を感じますね。』

 

『我も感じる。もう一人の方からもな。』

 

「(メサイアとギーゼもか。あの二人、何かあるのか....)」

 

「ねえ、ユウト。私はユウトがもしあの子を引き取りたいって言うなら、協力するわよ。」

 

「っ、いいのかい?」

 

 

俺が何かを感じ取ったことを察してくれたのか、アサカはあの子を引き取るという話を出してくれた。どうやら顔に出ていたようだ。

 

 

「ユウトはあの子に何かを感じたんでしょう?だったら、私はユウトを信じて協力するだけよ。」

 

「アサカ...すまない。院長。俺、ミヅキ君を引き取りたいです。」

 

「ほ、本当ですか?」

 

「はい。俺とアサカが責任をもって、あの子を育てます。だから、あの子を俺たちに引き取らせてもらえませんか?」

 

「え、ええ。私は構いませんが...ミヅキ君が決めることですから、一度話をしてみてはいかがでしょう。」

 

「それもそうですね。俺、話してきます。」

 

「あ、私も行くわ。」

 

 

そうして、俺とアサカはクロノ君とミヅキ君の元へと向かう。

二人は俺たちが近づいてくるのを見て、少し警戒したような表情になる。

 

 

「やあ、こんにちは。」

「こんにちは。」

 

「「.....」」

 

「えっと、俺は久導ユウト。」

 

「私は久導アサカよ。」

 

「........ミヅキ。」

 

「クロノ.....です。」

 

 

まだだいぶ警戒してるな...まあ、仕方ないか。

どんな経験をしたか知らないが、幼い時に両親を失くしたり、過去の記憶を失っていたり...不安や恐怖が大きいんだろうな。

 

 

「単刀直入に言うけど、俺、ミヅキ君を引き取りたいと思っているんだ。」

 

「....えっ?」

 

「意味がわからないかもしれないけど、俺は君から何かを感じ取った。それが何なのかはわからないけど、なんとなく君を引き取るべきだって、そう感じるんだ。」

 

「私たちは子育てとかしたことないし、苦労を掛けることもあるかもしれない。でも、愛情をもってあなたを育てると誓うわ。」

 

「だから、俺たちと一緒に来ないか?」

 

「.....クロノは?」

 

「えっ?」

 

「俺はクロノを置いていきたくない。クロノは俺が気を許せるたった一人の親友だから....」

 

「ミヅキ...俺はいいよ....この人たちも困っちゃうんだろ...?」

 

「でも...」

 

 

この子たちは、同じ境遇で通じ合うものがあるんだろうな。

俺たちにはわからない何かが。俺が両親を亡くしたのはつい最近。もう色々と分別のつく年齢だったから、何とか持ち直すことができたけど...

 

 

「わかった。クロノ君も引き取るよ。それで、俺たちと一緒に来てくれるんだろう?」

 

「えっ、でも...」

 

「いいんだよ、クロノ君。遠慮することはない。君にも何かを感じたんだ。ただ、君を引き取ろうと頑張っている人がいると聞いたから、君のことはその人に任せようと思ってさ。」

 

「ミクルさん......あ、あの...俺、やっぱり院に残ります。」

 

「....いいのかい?」

 

「はい。.....ミヅキと離れるのはさみしいけど、俺のことを迎えに来てくれる人がいるから...だから、俺はそれを待ちます。」

 

「クロノ....」

 

「ミヅキ、ありがとうな。でも、たまには遊びに来いよ。」

 

「.....ああ。」

 

 

「....じゃあ、ミヅキ君は俺たちと一緒に来るってことでいいかな?」

 

「は、はい....よろしくお願いします。」

 

「うん。じゃあよろしく、ミヅキ。今日から君は俺たちの息子だ。」

 

「よろしくね、ミヅキ。」

 

 

 

こうして、俺とアサカはミヅキを引き取った。

この時、俺がミヅキに感じたものの正体がわかるのは、そう遠くない未来だということを、俺はまだ知らない。

 

 

 

.....

....

...

..

.

 

No Side

 

 

 

世界のカードゲーム人口は数億人を超え、我々の生活の一部として当たり前のものになっていた。その中でも、特に人気を集めているのはヴァンガード。

 

子供から大人まで、幅広く熱中するそのカードゲームで、世界の命運をかけて戦った者たちがいることを、人々は知らない。

 

 

そして、今ここに最強のヴァンガードファイターを決する戦いが始まろうとしていた。日本だけでなく、世界中のファイターが注目するこの戦いは、後世に語り継がれるほどの頂上決戦となった。

 

 

『さあ!今ここに最強のファイターが決まろうとしています!VWCS、ヴァンガードワールドチャンピオンシップ決勝戦!数多の強敵を討ち果たし、決勝に進んだのはなんといずれも日本のプロリーグからの参戦!』

 

『準決勝、数々の死闘を繰り広げた因縁のライバルである、ユーロリーグの覇者、櫂トシキを見事倒した日本リーグの新星!雀ヶ森レン選手!』

 

 

『レーン!レーン!レーン!』

 

 

『対するは初戦からフィリップ・ネーヴ、オリビエ・ガイヤール、ラティ・カーティ、蒼龍レオンといった強敵を倒してきた最強のファイターの呼び声も高い日本リーグチャンピオン!久導ユウト選手!』

 

 

『ユウト!ユウト!ユウト!』

 

 

『どちらが勝ってもおかしくない、いや、どちらにも勝ってほしい!そんな一戦が今、始まろうとしています!』

 

 

 

「ユウト...まさかキミとこんな大舞台で戦うことになるなんてね。」

 

「ああ。だが俺は日本リーグの決勝でファイトした時から、いや...もっと前からこんな時が来るんじゃないかって思ってたよ。」

 

「ふっ..君となら最高のファイトができる。櫂を倒した今、残すは君だけだ。日本リーグでは遅れをとったが...今回は僕が勝つ!」

 

「それはどうかな...俺はいつまでもお前の壁であり続けるさ。だから今回も俺が勝つ!」

 

 

「「スタンドアップ・THE・ヴァンガード!」」

 

 

 

 

.




ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
これにて「ヴァンガードif もう一人の先導者」は完結です。
色々展開などに悩んだりしましたが、ここまで書くことができて良かったです。
コメントなども励みになりました。今後ともよろしくお願いいたします。

また、本作品の正式な続編である「ヴァンガードif Crescent」を今後、継続して投稿していく予定です。本作の世界線から地続きとなる世界で、新たな主人公である「ミヅキ」がユウトと同じように物語を紡いでいきます。

本作でいくつか入れてある伏線なども回収して、最高の形で完結できるよう頑張ります。

以上、今後ともよろしくお願いいたします。

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