Re:ゼロから始める双子の妹生活 (ミユ助)
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始まりの終わりと終わりの始まり?
残酷な運命からねじ曲がった世界線


スバルくんがレムラムの妹であって欲しかったうぷ主の独断と偏見で出来た小説です。なるべくは原作に沿うように書きます


この小説はペテルギウスをスバルが倒した後のお話です。

出来ればというかアニメと小説どりらかでも良いので見てからだと

多分もっと楽しめるので何卒何卒お願いします

 

 

……………………………………………………………

 

 

『――レムって、誰のこと?』

 

 不思議そうに、困惑して、彼女はそう口にして首を傾げた。

 その仕草と言動に、彼女らしい冗談めいた素振りが欠片でも見えたのなら、スバルもその冗談に乗っかって軽口を叩き合うこともできたかもしれない。

 けれど、スバルは彼女の様子に一片の希望も見出すことができなかったし、愕然とするスバルの前でエミリアが「冗談でした~」とおどけてくれることもついぞなかった。

 

 ペトラも、他の子どもたちも誰も彼女を覚えていない。

 竜車の中にいた面々にそれだけ確認して、スバルは決死の表情で御者を急がせ、王都へとひた走っていった。

 

 ――王都に戻り、レムたちが襲われた惨状を聞き、彼女の状態を見て、そしてどうにも取り戻せないのだと知ったとき、スバルは迷わず自分の喉を短刀で突いた。

 その瞬間の感情は思い出せない。あらゆることを最善で成し遂げて、皆の期待に全力で答えた――そんな時間を失うことへ、なんの未練もなかったことは事実だ。

 

 レムを失うぐらいなら、彼女のいない未来へ進むぐらいならば、何度だってあの苦しみを味わってやろう――それだけは、覚えている。

 

 喉を突いて、血と痛みと熱と喪失感に自分が失われる感覚。

 それが晴れたとき、スバルが見たのは……

 

見知らぬ天井だった

 

(何処だ此処、知らない天井だ、ロズワールの屋敷じゃない、ましては俺の家でもない一体何処なんだ此処は)

その時スバルは異変に気づく、体が動かないのだ厳密に言えば動きが

とても鈍い指や足の感覚もおぼつかない、その理由はすぐに気づく姿が赤子なのだ、生まれてまだまもない事は自分の姿で察してしまった

(な、あぁ あああああああああ 転生したのか俺はあの世界をまだレムもまだ助けていないのになんでなんで死に戻りしないんだ?なんでなんでなんでなんで)

 

スバルが混乱していると赤子の柵の隙間から二人の少女がスバルを眺めていた、そうその姿はまるで幼い頃のレムとラムの様にスバルは感じたそんな気がしたのだ直感的に

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………

これから連載していこうと思っていますがどんなに投稿が遅くなっても必ず次は出すので気長に待ってくれると嬉しいです。ではまた次の時に会いましょう

 

 

(少しリゼロのなろう原作からコピーした部分があるので消されたら

また書き直します)

 

 

 



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リムの生誕

次のお話


赤子の柵の隙間から二人の少女がスバルを眺めていた、そうその姿はまるで幼い頃のレムとラムの様にスバルは感じたそんな気がしたのだ直感的に

 

(二人はたぶんレムとラムだ、きっとたぶん半信半疑だがなんかそんな気がしただが俺は声帯もろくに発達してない赤子だ、とりやえず静かすぎるのもアレだからとりやえず喋ってみるか)

 

「お、おお、にいるのなえ、むとあむあ?」

翻訳(そこにいるのは、レムとラムか?)

 

(クッソ期待してたがやっぱり喋るのは無理か、てかまてなんか声高くないか?いや赤子だからそう聞こえたに違いない、だって俺の息子は死に戻りしても健在なんだからきっと…)

 

スバルは薄々察していた股間に突起物が無いことにだかそれを信じたくなかったのだ、もうそこには大事な息子はいないことに。スバルはつい

赤子の姿だったことを忘れ叫んだ

 

「ウソあおんおおおぉぉぉん」

翻訳(ウソダドンドコドォォォン)

 

1分後

 

やっと落ち着いてきたスバルは今の現状を全部思い出してみる

 

(えっと今の状態がショックすぎて記憶がこんがらがっている、えっと確か俺はレムがまた白鯨の時のようなもので皆んなの記憶から消えていて、レムの奪還のため暴食を倒すため自分の首を掻っ切って、気づいたらめちゃめちゃ時を遡ってって、めちゃめちゃとかきょうび聞かねぇな、じゃなくてリスポーン地点に戻るどころか過去のあの異世界に転生したのか、そうだ!死に戻りはまだ出来るのか、赤子の姿でそんなことしたら流石にやばい赤子の頃から魔女の残り香なんか出したらどうなるか分からん、とりやえず一旦まだまだ沢山ある問題を一つ一つ解決していこうとりやえず………ご飯とトイレどうしよう)

 

スバルは一番どうでも良いところに着地した

 

 

 

 

その頃周囲の様子

 

お母さん?「あっ!お父さーん今この子喋ろうとしましたよー!」

 

母親らしき人が父親を呼ぶ

 

お父さん?「それは本当か?!」

 

お母さん?「ええ今確かにレムとラムのことを読んだと思うの!」

 

レム?「お姉ちゃんお姉ちゃんリム私たちのこと呼んだの?」

 

ラム?「レムレム、多分呼んだと思うわ」

 

お母さん?「まさか私をママって呼ぶより先にレムとラムの事を認識してたなんて…まあそれはそれで嬉しいけどね」

 

お父さん?「おい!リム!お父さんって呼んでみてくれ!」

 

お母さん?「ちょっとはしゃぎすぎよあなた」

 

お父さん?「いやそう言うなって」

 

リム?「う、」

 

お父さん?「そうだお父さんだぞ」

 

リム?「ウソあおんおおぉぉぉん」

 

お母さん?「もう泣き出しちゃったじゃない!」

 

お父さん?「俺のせいなのか!?」

 

 

 

 




お父さんタイミングが悪かったですね


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はじめてのすきんしゅぷ(物理)

アンケートは今のところ女性寄りなのですぐは流石に難しいですが話数を重ねるごとに少しずつ変えていってみることにしますのでスバルくんの妹生活を応援してってあげてください


スバルが息子が消えてることに気がついてしまったことによりスバルの肉体は泣き出してしまった

 

(ど、どうしてだこんなことで泣くなんて俺らしくねぇいや、やっぱ体が赤子だからか?まあそうだよな赤子は心のちょっとした揺れで泣いたりするからな、なんて言うんだっけ感情の起伏が激しいっとか言ったかな)

 

そんな事を思っていると母親らしき人物が思春期の男子であるスバルの中々目にするものではないものが近づいてきていた

 

「お父さんが泣かしたという事は置いとおいてたぶんお腹が空いたんでしょう、はーいリムちゃーんおっぱいですよー」

 

リム?は顔どころか耳まで真っ赤にしてこれを拒否った

 

(やっぱこうなるかー予想はしてたけど!うう意識がある状態で確かな母親おっ、とはいえ思春期真っ只中の高校生通称俺!そんな恥ずかしめに耐えられるわけねぇだろうが!ど、どうにかしなければ、そうだ!台所!、台所とかに哺乳瓶とかないか?こういう時はなんやかんやで飲まなくて済むフラグが立つはずだ!)

 

だがスバルの近くに哺乳瓶は見当たらなかった

 

「あれーリムちゃんおっぱい嫌いだったかしらまあ正直今日までは心此処に在らずって感じで、急に意識がはっきりしてきて私も少しはしゃいじゃってるのよね、こういう大変なところも母親の醍醐味よねー、ラムは静かすぎて不安になっちゃうくらいで、レムもラムほどじゃないけど大人しかったからこういう大変なの始めてー、ほらリムちゃん好き嫌いせずにカプっといっちゃいなさい」

 

リム?のお母さんは楽しそうだ

そんな中当の本人ナツキスバルはと言うと

 

(くっここで俺のフラグブレイカー発動しなくていいんだよ、ちょ、やめ、やめろーやめてくれー!)

 

抵抗するも気づいた時には母親の乳房がスバルの口を塞いでいた

 

(くぅー屈辱てきだぁ、あ、でもうめぇなんだこれなんか高級ヨーグルトでも食べてる気分だ生半可な高級ケーキより美味い気がするぞ!)

 

「急に飲むようになったわね、いいわよーどんどんのみなさーい!」

お母さんが羨ましくなったのかお父さんも参加してくる

 

「おいママ!俺にも抱かせろー!」

 

「はいはいリムが食べ終わったあとにねー」

 

そしてスバルが乳房から口を離した

 

(ぷはぁあーうまかったぁーレムの料理くらい美味かったなーってそういえばレムが姉なら毎日レムの料理食えるんじゃねぇか!いやまだレムはそんな年齢じゃねぇか俺がいえた義理じゃねえけど)

 

などと考えているとふと頭の上に何かがあるような違和感を感じた

 

(ん?なんだ頭になんかあるようなー)スリスリ

 

どうやら気づいたようだ

 

(ん、ああーあれか角かぁなるほどそりゃそうか鬼族だもんなー今の俺ん?てことはもしかして俺魔法の才能とかあるんじゃ!もしそうなら最初から二人を守れるんじゃないか?よしそう考えたらやる気出てきたー!とりやえずやることが決まったぁ!とりやえず歩けるようになるまでは此処の生活を堪能しつつ今後のことを考える期間とする!そして今の俺ならもしかしたら前の俺じゃ出来なかった事が出来るようになるかもしれねぇ!)

 

そう思い奮闘しようとしているスバルだが第一の関門がもう目の前に差し掛かっていることに気がついていなかった

 




今はすごくノリにのっていて早いですがまた休日が開ければ遅くなっていたと思うので、気長に待っていてください
多分本当に遅いですから、よろしくお願いします


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そろそろ歩みを進めよう(進むとは言ってない)

高校生で思春期のスバルは赤ちゃん生活をスタートした


初日はなんとか乗り越えたスバルは新たな進展チャンスに直面していた、遡る事1時間前

 

(今俺は鬼っ子姉妹に遊ばれていた)

 

柵の上最初に話しかけたのはラムだった

 

「見えてるのかしら」

 

聞かれたからスバルは答えようとして頷いた

 

「そう、触ってもいいかしら」

 

別に問題ないと思ったから了承するため頷いた

 

「わっ、もちもちしてるのね」

 

(うおっなんか恥ずかしいなおい)

 

「レム、貴方も触ってみなさい」

 

(やっぱり他人の空似って訳じゃなかったみたいだな確かにあの二人だ)

 

「うん、お姉ちゃん、良い?リム」

 

(ここで首を横に振ることは流石に無理だなまあいいか恥ずかしいくらいどぉってことねぇ)

 

こうして割と簡単にラムとレム二人との第一接触を成功したスバル今のところそれといった進展もハプニングも精々スバルが17歳以来のお漏らしをしたくらいだったので割愛、それから多少時間が経ち1年後…

 

丁度誰もいないところで

 

「おれの名はなつきすばる!無知蒙昧にしててんか不滅の無一もん!」

 

(よっしゃぁー!遂にしっかりと声が出るようになったぜ!…とは言え結局やることがあるわけじゃないし、とりやえず某RPGみたいに村を捜索してみるか…まあ歩くのもまだ少しふらつくけど、とりやえずは村人から情報収集が鉄則だよな!)

 

そしてスバルが外に出ようとした、が

 

(おっときた第一の関門巨大ドア、よく謎解きゲームであるやつだなこれはとりやえず椅子から登ってジャンプこれしかないだろ、というわけでナツキスバル盛大にジャーンプ!)

 

結果、失敗

 

(次は成功させて、や、る…)

 

スバルは目の前が真っ暗になった0円を失い籠の中に連れてかれた

 

 

次の日…

 

(前回は安直だった次は誰かがドアを開けた瞬間にこっそり出てやる)

 

そして母がドアを開けた隙に家を飛び出した

が、しかし目の前にラムが現れた(ポケ○ンの出現BGMが流れた)

 

「どうしたのリム?」

 

スバルはどうする…【逃げる】【誤る】○

 

「す、すみませんでしたぁ!」

 

スバルは全身全霊の土下座をした!ラムは混乱している!

 

「え、え、なに、え?どういう事?!」

 

スバルはその場から動かない!背後の母は混乱をし、わけが分からず自分を攻撃した!母は倒れた、ラムの混乱が解けた

 

「お、お母さぁぁん!」

 

家族会議開始!

まず父が話を切り出した

 

「と、とりやえず何があったか教えてくれ、ラム」

 

ラムは見たことをそのままに話した

内容としてはドアを開けたらリムが立っていて変な体勢になってそれにお母さんが混乱して倒れちゃってそこでお父さんが来た何を言っているかわからないかもしれないけれどラムも何があったかが分からない

暴走とか寄行とかそんなチャチなもんじゃないもっと恐ろしい何かの片鱗を味わった、とそう語っていた(スバル脳内変換)

 

「なるほど、とりやえずリム本当に喋れるんだな」

 

「はい」

(怖!すごい圧だ角生えてるし)

 

ラムが質問をした

 

「リム、まずなんだったのあの体勢」

 

(まあ当然の質問だよな、どうするかどうやって誤魔化そう、いっそ素直にとある国の謝罪方法とでも言ってみるか?いや1歳からみんなが知らないことなんで知ってる?て話になるし、いっそ俺独自の謝罪方法とでも言ってみるか)

 

「これは俺考案の謝罪方法で、ドゲザと言いまして」

 

すると突然母が立ち上がった

 

「こらリム女の子が俺とか言ってはいけませんどこで覚えたの!」

 

(そっちかぁぁ!そういや忘れてた俺今女の子だったんだ、まあとりやえず話が逸れたから言及はされなそうでよかった)

すると母が続けてこう言った

 

「一人称は自分の名前で喋りなさい!」

 

「お母さんあんたかラムとレムの一人称がこうなった理由」

 

ついつっこんでしまった

 

「リム…これはお仕置きが必要ね」

 

(あ、なんか地雷踏んじゃったらしい)

 

ラムとレムも呆れた顔をしている嫌な予感しかしないが俺は逃げることができなかった

その後スバルはこっぴどく叱られ女の子らしい口調になるよう強制されたそう(ついでに一人称も)

 




お久しぶりです、ミユ助です
今回は時間がかかり申し訳ございません
自分学生の為勉強で時間がありませんでした
これからもゆっくり投稿していくのでよろしくお願いします


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就寝時間

前回の続き…

母さんに説教をを受けた後スバルは籠に戻ろうとしたところ

 

ラムに引き留められた

 

「リムリム、せっかくだし一緒に寝ない?」

 

スバルの思考が一度停止する

 

(…いや、いやいやいやダメだろ姉様、俺見た目は幼女でも中身思春期の男子だぞ、たしかに俺はエミリアたんに膝枕されたりしたけど今は姿形が違うからさらに罪悪感が半端ないって、めっちゃ純粋な目で見てるくるじゃん、こんなん断れねぇよ普通、どうするナツキスバルどうする、まあやっぱ悪い気するしやっぱ常識的に考えても、うん、ここできっぱり断っておいた方がいいよな)

 

「ごめんラムお姉ちゃん、リムは一人で寝…」

 

(ラムそんな顔するなよ、よし、俺も男だ《今は女だが》仕方ない、気の強いラムにこんな顔させたままは嫌だしな)

 

「わかったよ、一緒に寝よラムお姉ちゃん」

 

「やった!じゃあ一緒に寝ましょ」

 

(めちゃ嬉しそうな顔してるな、よかった)

 

そしてスバルは双子の部屋に招かれた

 

(うおっ女子の部屋だ入ったの幼稚園以来じゃないか?やっぱ緊張するな、どうするかせめて少し離れて寝れたらいいんだが)

 

だがそうは問屋が卸さない

 

「お姉ちゃんお姉ちゃん、リムを挟んで寝ない?」

 

レムがテンション高めの上皿ったら声で聞いたそれに対してラムも

 

「いいわねそうしようかしら、じゃあこっちに来てリム」

 

ラムに手を引かれ二人に挟まれてしまったスバル

 

(あああ、こうなる気がしてたんだよなぁ、やべぇめっちゃいい匂いする、クンカクンカなんか花みたいな匂いがするな〜って和んでる場合じゃねぇ捕まっちまったこれじゃあ脱出も無理だ、しかもそんなにベットは広くない、ああダメだ女子二人に挟まれて寝るなんてできるわけねぇだろ、さて俺は明日ほぼ100%寝不足になるだろうな)

 

次の日〜

(めっちゃ快眠だったわ、そういや俺まだ1歳くらいだったなそりゃ寝れるわ、とりやえずこれからはもう自由行動が出来る可能性が高まったわけだからある意味進展したのかもしれない、まあ一人で、とは行かないだろうけど)

 

そんな中一緒に起きた眠そうなレム

 

「おはよーリム、早起きさんなんだねまだ日が昇ったばっかだよ」

 

そして隣にはまだ起きる気配のない熟睡しているラムがいた

 

(ラムは元々ズボラだったのか)

 

「むにゅースーレム〜リム〜」

 

(可愛いな、何があったらあんな口が悪くなるんだ?まあいいか、ラムが起きるまで待つとするか、少し聞きたいことがあるからな)

 

そしてラムが起きた後ご飯を食べにレムと向かった

 




またまた時間かかりました、今後もゆっくり投稿していくのでよろしくお願いします


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ラムの力

レムとラムに挟まれながら寝た次の日


リム…俺は朝ごはんを食べて終えた

そんな中もう歩行も会話も出来ることに気づかれたのでお母さん達に連れられてとある場所に行くことになった。

そのとある場所に行くのにラムとレムは着替えて巫女のような格好をしていた、ちなみに俺はまだ背丈に合う服がなかったからという理由で着なくて済んだ、正直後々俺も着ることになりそうと思ってしまったが気づかなかったことにした

 

ついに初の外出になるわけで割とテンション高めに家から出たわけなんだが、出て早々堅物そうなお爺さんと父の会話から物騒な事が聞こえてきた、遠いところで聞いていたので要点しか聞こえなかったがたしか、『双子は忌子』だの『あのような力がなければ…殺していた』だの本当に物騒な事ばかり聞こえて来る、そんな中そのお爺さんが俺の方に近づいてきた

 

「お主はあの双子の妹なのかね?」

 

急に降ってくんな、と思ったがまあいいや

 

「は…はい」

 

「お主中々早熟らしいな、全くあの家系は色々特殊な子が生まれるな」

 

そんなことよりさっきの物騒な事について聞いとかなきゃいけない

 

「それよりさっきのお姉ちゃん達を殺していたとか言うのはどう言う事ですか?」

 

その質問に対してお爺さんは不思議そうに返してきた

 

「なんだお主聞いておらんのか全くあいつは…、それについては…皆でいく途中に話ながら教えてやろう」

 

爺さんの話によると鬼族にとって双子は忌子つまり災を呼ぶとされていて処断するつとりがラムが強大な力でレムと己を守ったから、らしい

そういえば昔の強くて有能なラムもなんでも出来ていた頃ではないレムも知らないんだな俺、立場も違うせいでどうやっても前二人のこととは少し違うとはいえ知れるのは良いことと思ってたんだが、辛かった思い出とかも知っていかなきゃいけない、考え方を改めなきゃな

そんなことを考えてるうちにその場所にたどり着いた

 

そこは滝の流れる崖下で俺たちと爺さんと一緒についてきていた人達数名でここに来ている

そこで爺さんがラムに魔法を打てと指示した

それでラムが滝の底から水を滝の一番上より高い位置まで押上げ村に向けて蒔いた

 

その時周りの人たちが『まさに神童じゃ』、『角一つでこの力、もしこれで二本の角を持っていたら』などと言っていた、この言葉がスバルの怒りに触れた、まるで「レムと一緒に生まれていなければ」、そう聞こえてならなかったから

 

「おいそこのお前!そんな心無いこと言うんじゃねぇ!まるで、まるでレムが生まれてこなければよかったみたいなこといいやがって、ふざけんなよ!お前にレムの何がわかるってんだよ!」

 

突如のリムの雰囲気の変化に周りの人たちが、族長さえも少し後ずらさせた、お母さん達に無理やり抑えられリムはすこし落ち着きを取り戻し皆の役目を一旦終え家に帰っていった




今回はこれで終わりです中途半端に終わってしまいましたがまた話は次回にではまた気長にお待ちください


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三姉妹

前回の続きです!あと感想で改行で読みやすくしたほうが良いという意見をいただいたのでやってみました、まだ始めたてなのでこういう感想はとてもありがたいです。改めて本編どうぞ!


ラムから見てリムの先程の言動はとても違和感が強かった

初めてリムが喋っている姿を見たのは家の戸を開けた時、すごく変なことをしてたけどこれから楽しくなりそうって何故かそんな予感がした、家族会議をしたとき口調が男の人のような口調が原因でお母さんに怒られてしまったリムはラム達みたいな口調になっていてあれ以降あんな口調で会話をするリムを見れていない、ラムは別にああ言う口調も不思議とリムらしくて良いと思った

 

 

リム暴走からひと段落つきその日の夜現在スバルの現状は……二度目の説教部屋(母の部屋)での反省回であった

 

(やっちまったー!でも後悔はしてねぇ、あんな事言い出すあいつらが悪いんだ、それよりも問題は村人達の前でキレちまった事だ、村人から色々情報を引き出そうと思ってたのにこれじゃろくに話も聞けねぇ、どうしたもんか、しかもまた元の口調に戻っちまった、此処に連れてこられたって事はまた説教か?)

 

と、そんなことを考えながら正座しているスバルの前にいた母さんが口を開いた

 

「リム…はぁ今回は説教はしないでおくわね、リムはレムの為に怒ってくれたのよね、ありがとう」

 

スバルの予想に反して母が口にしたのは感謝の言葉だった

 

「え?」

 

予想外の感謝をされつい間の抜けた声を出すスバル

 

「私たちは出来なかったことを貴女がやってくれたんだもの、だから貴女の口調の件に関しては容認してあげるわ」

 

願っても無いことだった今までわざわざ女口調で会話をするのは中々に辛いところがあった、それを容認してくれると言うのだから、ついテンションが上がりつい「まじで!」と答えてしまう

 

「ええ本当よ、その男の子みたいな口調が貴女の素みたいだしね」

 

「でも何で?前はすごく怒ってたってのに」

 

ついそのままの口調で聞き返すスバル、それを見て母さんは少し口角を上げて

 

「お母さんね、リムにあの口調でいなさいって叱った後、後悔してたのよ、数日貴女と過ごして何か違うなって感じてて、でさっきの貴女の素を見て理由がわかったの、貴女のあの姿こそが本当の貴女なんだってね」

 

「だからこれからはそのままの貴女でいてほしいわ」

 

スバルが今まで見たどんな顔より嬉しそうな笑顔で微笑む母さん

素の自分を認めてくれたと感じ、スバルも少し嬉しそうな顔になる

 

「いやありがとう母さん、実は俺中々きつかったんだよなあの口調」

 

「でも一人称は『リム』のままでいてほしいな」

 

(まあそれくらいはいいか、なんせ少なくとも一人称以外は素で良いってんだからそれだけでも全然儲け物だ)

 

「ああわかったよ母さん」

 

こんな具合で素の口調が許されたスバルは上機嫌で母さんの部屋を飛び出した、するとドアの先にレムとラムがいる事に気づいた、どうやらさっきの話に聞き耳を立てていたらしい

俺が部屋から出てきた事に気づいたラムが俺に声をかけてきた

 

「やっぱり最初にあった時の喋り方が素だったのねリム」

 

まるで何となく察していたような口ぶりで俺に話すラム、それに対してレムはというと少し驚いた顔でラムの後ろでもじもじしている

 

「ああレム姉、ラム姉リムの口調戻したんだけどよ、これからも仲良くしてくれねぇか」

 

と照れ臭そうに言うスバル、その童顔に似合わない男口調で二人に話しかける

 

「ええもちろんよ、あとねリム、お母さんも言ってたけどレムの為に怒ってくれてありがとね」

 

「えっとねリム、レムの為に怒ってくれてありがとう」

 

「じゃあリムちょっとついてきて」

 

二人が嬉しそうにスバルにお礼を言うとラムはスバルの手を取って家の外へと駆けていく

 

「え、ちょっとどこにいくんだよラム姉」

 

急な事で混乱するスバルはラムにどこに行くかを聞いた

 

「待っててもうすぐ着くから」

 

ラムはそう言って村の端にある丘までレムとリムを連れて来た。

そこでは綺麗な花が一面に咲き空は星が輝いている

するとラムとレムが丘で寝転がり出した、ラムがリムも、と手を引くのでスバルも草花の中で寝転がる

レムが話を切り出す

 

「此処はね、お姉ちゃんとレムのお気に入りの場所なんだ!」

 

嬉しそうにリムに話す、確かに此処の景色は絶景だ特に星は綺麗だった雲ひとつなく快晴の夜星々が輝いている

 

「ああ確かにいいとこだな」

 

「でしょ此処でいつも二人で遊んでたのよ、お気に入りのの場所だったからリムにも見て欲しくて」

 

ラムもリムに楽しそうに話す

そこでラムはリムに真剣な顔に戻りさっきの話の続きを始めた

 

「リム、もう一度言うけどありがとねレムの為に怒ってくれて、ラムはあの時何も言い返せなかった、怒れなかった、だからリムが怒ってくれてラムもハッとしたわ、あんな事言われてレムが傷つかないはずないのにね」

 

「レム正直ああ言う事言われて少し辛かったんだ、だからリムが怒ってくれて凄く嬉しかった」

 

『だから、ありがとうリム!』

 

そういって二人はリムに抱きついた

暴走してしまったけれどそのおかげで二人は笑顔になれた、だからリムもすごく嬉しくなった、この日から三人はとても仲良くなったこれまで以上に、それから数日後村一の仲良し三姉妹と呼ばれるようになるのはまた別の話

 

 




読んでいただきありがとうございます。これからも定期的に出していくので今後もよろしくお願いします!


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今生の魔法属性

1日ずれてしまいましたすみません、ですが頑張って続けるんで今後もよろしくお願いします


二人と仲良くなった次の日の朝、最近は習慣となった家族とのご飯、今日の朝ご飯はラム作のふかし芋である、リムがちゃんと食べれるか心配なラムは

 

「リムお姉ちゃんがあーんしてあげる、口を開けて?」

 

とリムに話しかける

 

「いやいいって自分で食べれるからさ」

 

とそれをスバルはサラッと返す、ただラムはどうしても食べさせようとし無理矢理ラムの口に突っ込もうとする

 

「いいからラムに食べさせられなさい!」

 

ラムがそう言うとほかほかのふかし芋がスバルの口にクリーンヒットし

結果

 

「ほっはふふっふ、んんゆもぐもぐもぐ、ん!ラム姉無理矢理入れんのはやめてくれよ」

(でも久しぶりのラムのふかし芋だな、前も一度喰らったっけ)

 

そんなことを考えているがリムは現在ふかし芋が案の定熱すぎて椅子ごとぶっ倒れた状態でラムと話しているわけで、そんな中ラムが上から見下ろすように

 

「どう美味しいでしょラムのふかし芋は」

 

とドヤ顔でリムに言う、スバルはというと

 

「いや死ぬかと思ったわ!美味かったけど!」

 

と前にもやったような返しをする、まあそんな調子でふかし芋という名の朝食を終え、部屋に三人で戻ってきた、するとふと、スバルがとあることを思い出す

 

(そういや死に戻りっつうかなんつうか、この姿になってから俺の魔法的なやつはどうなったんだ、前はあまり使い所が少なかった陰魔法が使えてたけど今生?はなんか変化とかあんのか?もしかして!俺の新たな魔法の才能が既に目覚めてるのでは?!よし思い立ったら吉日、早速ラムとレムに聞いてみよう!)

 

とテンションやや高めにラムに聞いてみたが、

 

「ごめんなさいリム、ラムたちは今からお勉強をしにいかなきゃ行けないからお母さん達と待っていてちょうだい、なるべく早く家につけるようにするから」

 

と断られてしまう

 

(さーて早速したいことが出来なくなっちまったぞ、仕方ないここは家にある本とかを読み荒らしてみますかっと)

 

と、気持ちを切り替えて探し物に専念するスバル、しかしあまり目星になるようなものは見つからず、結局ラム達が帰ってくるまで良い結果は見つからなかった

 

「ただいま、帰ったわよリム、確か自分の魔法について一緒に調べてほしいだったかしら、私たちもこの後は予定もないし一緒にやりましょう」

 

と優しい声でリムに話しかけるラム時を同じくしてレムも

 

「うん!レムもリムの魔法見てみたいな」

 

と楽しそうに話しかける、帰ってきたラム達を見てスバルは目を輝かせながら「早く行こうぜ!」とすぐに前の滝のところまでラムとレムを連れて来た、理由は単純に前見たアレを見るに恐らく此処が魔法の訓練などに適していると判断したからだ、というかそこしか知らないからというのがほとんどだが

 

「よし、着いたな、ラム…姉、レム姉、説明お願いしまーす」

 

一瞬二人は考えてリムがどうすればいいかわかってない事に気がついた

 

「ああなるほどね、わかったわ説明するわね、まず魔法を出すためのゲート、これが甘いと魔法が一気に出ちゃうからまずそれを制御出来るかどうかで最初にやることが変わってくるわ」

 

と、ラムがゲートについて説明を始めた

 

(あーそういえば初めて使った時一気に出しすぎて何とかの実的なのをエミリアたんに食べさせてもらったっけ)

 

するとレムが笑みを浮かべながら

 

「今回はぼっこの実を帰ってくる途中に買ってきたから、一旦そこは安心して良いよ」

 

(マジか、まあ前の前例があるからありがたいけど、レムさん用意周到すぎません?)

 

などと考えているとそのままラムが続けて話す

 

「まあゲートについては私たちの妹なのだからそこまで問題視してないわ、じゃあそろそろ本題、魔法属性の確認ね、魔法属性は火、水、風、土の四つの魔法属性があるわ、あと陰と陽っていう属性があるわ、リムはどの属性かしらね、じゃあ早速調べてみましょうか」

 

そう言ってラムはリムの額に手置く

 

(さあ、今回こそいい感じの魔法属性でありますように!)

 

「えーっと、リムの魔法属性は…」

 

(ドキドキ、ドキドキ)

 

「陰」

 

陰の言葉が聞こえて瞬間スバルは前に倒れ込み手を地面につけて叫んだ

 

「また陰かよー!」

 

ラムは続けて

 

「と、陽、薄いけど土ね」

 

スバルは思わず

 

「え?」

 

とすっとんきょうな声を出してラムの方に振り向いて、恥ずかしくなり顔を真っ赤に染めた

 

 

 

 



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実験

早とちりはいけない


今度の魔法属性も陰だけと勘違いしてしまったリムは自分の早とちりから顔を真っ赤にしたまま起き上がれずにいた

 

(早かったー!すぐに反応しちまう癖が出ちまった、どうしようラムすげぇ俺のこと見てるー、初めて魔法に触れたリムが『また』陰魔法かよ、なんか言ったらそりゃ違和感を感じるよな、落ち着けナツキスバル、落ち着け俺まだすぐに軌道修正すればどうにかなるはずだ)

 

などとスバルが考えていると、ラムが不思議そうな声で

 

「また?」

 

と声を出した、スバルはどうにかしてすぐに立て直そうと試みるが

 

「ああ、いや、あの…」

 

(無理だぁー!恥ずかしすぎて上手く声が出ねぇ)

 

テンパり始めたリムを見てレムが

 

(ここはお姉ちゃんとしてリムをフォローしてあげないと!)

 

「リムだ、大丈夫!魔法の使い方はレム達が教えてあげるから!」

 

と、レムはリムがテンパっている理由が魔法の使い方が解らないからなのではと思ってくれたらしいので、リムは変に怪しまれたりしなくてほっとした

 

「あ、ああ、ありがとうレム姉」

 

レムがせっかく都合の良い解釈をしてくれたのでスバルは、それに乗っておくことにした

 

しかしラムは、先程のリムは『また』という意味深な事を言ってしまった事でテンパっていることがなんとなくわかっていたが、

 

(まあ、リムがよくわからない言動をするのは最初の頃から変わらないしいつものことね)

 

と、考え触れないであげる事にした

 

そんなわけで魔法の細かい使い方の説明を聞き、早速使ったことのない陽の魔法を試しに使ってみる事にした、ラムが言うに

 

「陽魔法は主に身体能力を向上させる魔法などが主ね、自身だけでなく他人や、物にも使えるけどまずは自分に使ってみなさい」

 

ということらしい

 

(なるほどやっぱり陰魔法の対の魔法属性だからバフ特化の魔法だったか、まあとどのつまり以前より使い勝手が良くなったわけだし良かった、良かった)

 

「よし、じゃあ早速使ってみますか!、ラム姉身体強化魔法の名前は何て言うんだ?」

 

「『アクラ』って言うらしいわ」

 

「じゃあ行くぜぇ、『アクラ』!」

 

そう、リムが唱えると全身が淡く光る

 

「おおー力が漲ってきたぁー!」

 

と、陰魔法の時と違って、ちゃんと使えているからか、かなりテンションが高くなっている、するとラムが

 

「早速そこの木でも蹴ってみたら?」

 

とラムの隣にある大きな木を指差して言った、リムもその提案を飲み

 

「よーし、んじゃ早速〜うおぉりゃぁぁ!」

 

と、全力で蹴ってみる、すると目の前にあった木には大きな穴が空いていた

 

「よっしゃぁめっちゃ上手く行ったぜ!」

 

と、喜んでいると、レムが

 

「危ない!」

 

と、焦った声を上げる、どういうことかは前を見てすぐ解った、先程穴を開けた大木がスバル目掛けて倒れて来ていた

 

(やばい、後のこと考えてなかった!)

 

危ないと感じスバルは咄嗟に目を閉じてしまった、しかし

 

「『フーラ!』」

 

と言う声と共にバキバキッと何かが弾け飛ぶ音が聞こえた、目を開けてみると倒れて来ていた大木は原型を留めていなかった、するとラムが駆け寄って来てくれて

 

「大丈夫!?怪我は無い?」

 

と、優しく心配してくれた

 

「ああ大丈夫だ、ありがとう、ラム姉」

 

「よかった、とりやえず今日は遅いし、練習はまた今度にしましょう」

 

「そうだね、もうこんなに真っ暗だよ」

 

と、ラムとレムは心底安心したような顔をしていて、まだ続けたい何て言えそうになかったのでリムも

 

「ああ、そうだな」

 

そう言って三人で手を繋ぎ家へと帰って行った




すみません、先月は投稿する余裕が無く投稿できませんでした、ですがまだまだ続けるつもりなので、また時々投稿できない月があるかもしれませんが今後も読んでくれると嬉しいです、では今回はこれで読んでいただきありがとうございました。


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