転生ヒキニートがゆく!! (秋山大祭り)
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処女作です。

第1話 異世界転生


 「うぐ・・・」

頭が痛い

吐き気もする

 

最悪な気分で目覚めた俺はふらつきながらもスマホを取ろうとする。これが無ければ生けてはいけない。

 

「クソっどこいった!」

 

手を伸ばして初めて気がついたが、ここが自分のクソボロアパートでないことに気づいた。

 

「あれ?」

 

周りを見渡すとあきらかにファンタジー風の景色

濃い緑の草原

頬を撫でる爽やかな風

小高い丘とサラサラと流れる小川

現代日本では無くなりつつある光景だ。カレンダーの写真にはもってこいの場所であろう。

 

「もしかしてこれが異世界転生ってやつか!!!」

 

頭痛を忘れて小躍りを踊ってしまった。

どっちにしろ、クソみたいな人生とはおさらば。

これからは自分の生きたいように生きれる。

 

「とりあえずあの村に行くか〜俺様の彼女候補もいるかもしれねーし。」

 

俺はスキップしながら村に向かってダッシュした。

 

 

 

 

 

 

 

 

〘おい!!!ヨシ!遅えぞもたもたすんな!〙

 

ボゴォッ!! ガスッ!!

 

「ヒィィッ! ごめんなさぃ ごめんなさい!」

 

仕事の覚えが悪かったので本日26回目のゲンコとキックをもらうことにになった。

パワハラだのモラハラだの暴力上司なんてレベルじゃない

 

ヘマすればすぐに鉄拳制裁がここ❝ナストガルド❞では常識なのだ。

 

(グッソ〜あんなデブ、俺様が本気を出せばワンパンでぶっ殺せるのに…)

 

ここに来て早3日、ここで雑用をやらされていた。

尤も一日中グウタラ寝るかネットで嫌いな芸能人の悪口を書くぐらいしかやった事の無い自分のような社会不適合者ができる事など何も無く、今ではパワハラ上司こと親方の動くサンドバッグと化していた。

 

〘おい! それが終わったら家の前の草むしりしとけ。

モタモタしてっと、また右ストレート食らわすかんな。〙

 

「へへへ…すぐに終わらせやす…」

(チクショウ いつか殺してやる)

 

正直にいって考えが甘かったとしかいいようがない

飯はマズい 寝床はノミとシラミだらけ

おまけにこの重労働

現代日本で社畜でもやっていたほうがマシだ。

 

(おまけに、かわいい女のコなんて一人もいねえじゃねーか〕正直に言って早く日本に帰りたい。

 

「やっと 終わった…」

 

今日もありえないほどの重労働を終えて

間借りしているボロ小屋に帰ってきたが

体のふしぶしが痛む。筋肉痛だ。

 

いい加減、限界が近い事は誰がどう見たって明らかだ

そろそろ逃げなければクソ親方に殺されていまう。

 

「いっその事死のうかな」

 

すでに人生に疲れていた俺はそう思った

転生する前も後も俺の人生はボロボロだった、いまさら

自殺したとこで未練などないのだから遅いか早いかの違

だろう。

 

「よし 善は急げだ。」

 

そう言って俺はロープを取りだして天井の梁にかけるうまく

結べた事を確認してから首にロープをかける

少し緊張する 首にささくれだったロープが食い込んだ所で

俺はロープをゆるめた

 

「まっ まぁ死ぬのはいつでもできるよな…」

 

俺がそう言った直後だった

 

突然、目の前が光に包まれた

 

「なっなんだ!?ウワアーーーーーー!!」

 

 

 

 




酔って書くもんじゃないですね。


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