FAIRY TAIL 俺のせいで原作が無茶苦茶だけど、五神竜って何ですか?俺のせいででてきたんですか? (好きなことして生きたい)
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プロローグ。
やあ!初めまして、俺の名前はギゼア•カレイドスコープ。フィオーレ王国お抱えの大魔導元帥をしている。俺がのこの世界に転生したのは今から400年以上前のことで、当時人間と共に生きる竜派閥と人間は皆殺しの竜派閥で戦争していた。俺は転生者補正なのかどうかわからんが、嫌だった戦争に結局は巻き込まれて、原作知識とチート能力を利用して必死に生きた。あの時代はマジでやばい。チートの塊みたいな竜が何万匹もいるんだもん。正直に原作のラストよりやばいじゃないかと思う。
そして、いろいろと俺がやらかしたせいで、原作が跡形も無くなってしまった。具体的に何をしたかと言うと、まずは皆んなはアイリーン・ベルセリオンを知っているだろうか?そう、エルザの母ちゃんだ。原作では滅竜魔法の副作用で竜になってしまい。夫や国民に裏切られて街を焼き払った悲しい過去がある。俺はその原作をぶち壊してしまった。
今では原作では滅んだはずのドラグノフ王国で唯一女王として、400年間人と竜の国を収めて、今ではイシュガルの大陸一の国家になっている。彼女の滅竜魔法による竜化は防げなかったが、どうにかこうにかして、400年かけて原作みたいに形だけじゃない。本当に人間に戻せることに成功した。そして嬉しい誤算で、いつでも竜に変身できるようになっていた。
そして、気になるエルザは人として産み人として育てたかったらしく、人に戻れた時にようやく産んだ。それが十数年前の話だ。今では元気に竜騎士姫なんて言われて、次期王女なんかもしている。腹の中に何百年も待ち続けてようやく出てきた。
そして、次にゼレフなんですけど、申し訳ないが、普通に死んでいる。原作では幼くして亡くなったナツの死を切っ掛けに、生と死に関する研究を始め、その過程でRシステムやエクリプスを作り出して、アンクセラム神の怒りに触れて「アンクセラムの黒魔術」の呪いにかかり、不老不死の体と周囲の生命を枯渇させる力からを身につけたのだが、この世界では、俺はナツを助けてゼレフが闇堕ちすることなく兄弟仲良く暮らして、普通に寿命で死んでしまった。
ほんっとにごめんなさい!中にはメイビスとの絡みがないじゃないか!馬鹿野郎と言う人もいると思う!でもね!目の前でナツだけどナツじゃない。子供が目の前で死にそうになってるのを見て見ぬふりって物凄く罪悪感があるんだよ!もう押しつぶされそうになるの!だから助けちゃった。ごめんね!
それでは世界の原作補正かなんか知らんが、現代には瓜二つのナツの子孫達がいる。ガジルやウェンディとか、第一世代と言われてるドラゴンスレイヤー達が、もう本当に同姓同名瓜二つの人物達がいる。今はフェアリーテイルで仲良く暮らしている。ガジルとナツは喧嘩ばかりだが…。
あと、この世界では黒魔道士ゼレフはいないから、ジェラール達が奴隷になることなく、平和に村暮らしをして、今はなぜかフェアリーテイルに入ってるよ。今ではマカロフと一緒に聖十大魔導の1人に数えられてるよ。気になるエルザとの関係は顔を知っているだけど言うレベル。
ごめんなさい!だってしょうがなくない!?アレは楽園の出来事であんな風になっただから、その楽園のイベントがなかったらこんなモンだよ!本当にごめんなさい!
そして、最後にラスボスのアクノロギアなんだが、普通に暮らしている。太古の竜との戦争で奴は暴走することなく人間派と共に戦い。今では三大英雄の1人と言われている。ちなみにこの三大英雄と言うのはかの竜対戦で人として最も活躍した3人の人間を示した二つ名みたいなものだ。1人は数多くの竜を喰らったアクノロギア。2人目は人類の切り札滅竜魔法を作り出した。アイリーン。そして、最後の1人が一応俺だ。
普通に暮らしていると言ったが具体的にアクノロギアが何をしているかと、世界太古のギルド魔陣の竜。【マギア•ドラゴン】でエレフセリアと共に隠居生活を満喫している。
まあ、こんな感じでだいぶ原作は壊れて平和に暮らしているが、ここで一つ問題がある。
「セレーネ様にかんしては本日も大変美しくありまして」
「そうか、なら我の夫とならぬか?ギゼア」
「いやいや、大変ありがたい話ですけど、月神竜様の夫など恐れ多くてとてもですができません」
「またそれか、そなたのはいつも同じことを言うな。つまらぬて我、世界を滅びしてしまうかもしれぬぞ」
「あはは、ご冗談を…」
「……」
おい〜!なんやねん!月神竜って!世界太古のギルド!?五神竜って何じゃい!?100年クエストってどう言うことやねん!原作にはなかっただろうが!?
この物語はフェアリーテイルの世界に転生していろいろと原作を壊してしまったが、主人公は100年クエスト編の存在を知る前に死んでしまいフェアリーテイルの世界に転生してしまい全く知らない様相が次々と出てきて、悪戦苦闘する物語になっている。
これはあくままで私の妄想です。皆様はもし主人公が400年前の世界で大暴れしていたらどうなっていたと思いますか?ぜひコメントなどにして聞かせてくれたら嬉しいです。
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1話。
「なんだか嬉しそうだなルーシィ?」
「えへへ、わかっちゃう?実は…ジャーン!」
彼女名前はルーシィ・ハートフィリア。彼女はハートフィリア財閥の一人娘で、ハートフィリア家は我が王国の最大の後ろ盾だ。噂では王国を凌ぐを程の財産を持ってるとか持ってないとか、とにかく王国はハートフィリア家から莫大な援助金をもらっており、子供達が異性同士なら結婚まで決まっている。とても親密な関係だ。だがしかし、お互い産んだ子が女の子だったために今は親友になっている。
そして、ルーシィと共にお茶をしている2人の女性は、ドラグノフ王国の王女エルザ・D・ベルセリオン。とこれまたフィオーレ王国の王女ヒスイ・E・フィオーレ。親密な家柄の関係であるルーシィとヒスイがお茶をしてるのはわかるが、ここに隣国の王女エルザがいるかと言うと、まあ、俺ツテだな。400年以上もアイリーンとよろしくやって、今はフィオーレ王国に使えている身だ。それはこの娘達が仲良くなるのは自然的だ。
そして、この時期になるとアイリーン達はフィオーレ王国に遊びに来る。もう少しでフィオーレ王国一のギルドを決める大魔導演舞と言う年に一度のお祭りが始まるのだから。
そして、話を戻して、ルーシィは2人に手の甲に押されたフェアリーテイルの印を見せた。それを見た2人は驚いた様子だ。
「それって、ギルドに所属している証のやつですよね?」
「そう!やっと憧れてたギルドに入れたの!」
「ほう、まえまえから入りたいと言っていたが本当に入るとはな。よく許してもらえたもんだな」
「……」(¬_¬)
「…あ、あのルーシィ?」
「お前、まさか無断で登録したのか?」
「…てへ♪」
ルーシィのそのおとぼけた顔に思わずため息を吐き出す2人。
「ルーシィ。お前はただでさえ何度もの家から抜け出して怒られてるのに、今度はギルドに登録までするなんて…」
「アハハハ!…やっぱりマズかったかな?」
「はい。間違いなく。レイラ様はお怒りになるかと」
「だよね〜」
レイラ・ハートフィリア。ルーシィの母親で、原作では黄道十二門の鍵を揃えてハートフィリア家の使命であるエクリプスの解放をX777年7月7日に行うが、グラミー不在で不足したアクエリアスの分の魔力を自身の生命力で補ったせいで、重度の魔力欠乏症に陥り29歳で死んでしまっている。
だがしかし、俺が原作をぶち壊したためそもそもそんな使命すらなくなってしまい。家族は元気に仲良く暮らしている。父親のジュードも特にやさぐれることはなく、今は娘に甘い父親になっている。
「と言うかルーシィ。まさかと思うが、魔導演舞に出場するつもりではないだろうな?」
「ふ、ふ、ふ、そのまさかよ!私ナツ達と一緒に出場するわ!」
「え、えっ〜!?だ、ダメよ!ルーシィ!あなた貴族代表として、挨拶とかいろいろあるじゃない!」
「チッチチ!私を甘く見ないで!開け!双児宮の扉!ジェミニ!」
星霊魔導士。星霊界に暮らす、88の星座を模した力を有する種族。星座モチーフそのもののような姿から完全な人型まで姿は様々で、大きく分けて12星座の力を持つ黄道十二宮と、それ以外の66の星座に属する者に分けられる。 彼らを召喚・使役するには星霊門の鍵と、それを使って呼び出した際の契約が必要で、これらを行える人間を「星霊魔導士」と呼ぶ。ルーシィはその星霊魔導士と言われる存在である。
そして、ルーシィが呼び出されたのは黄道十二宮の双児宮ジェミニだ。彼らの能力は触れた相手の容姿・性格・能力・記憶までに及ぶ完全模倣である。
「これは…」
「ル、ルーシィが2人!?」
ジェミニの完全模倣によって現れた2人のルーシィに驚きを隠せなかった。
「ふふ、驚いたようね!ついこの前契約してくれたジェミニよ!これなら絶対にバレないわ!」
「何がバレないだ。この不良娘が」
「ゲッ!?ギゼア爺!?」
「誰が爺だ。俺はまだ422歳だ」
「いや、誰も超えられない異次元的に爺さんだから」
突然と現れた大魔導元帥ギゼア。ちょうど仕事から戻ってきたようだ。
「ワシらレベルの者達からすればどちらが偽物か一目瞭然だ。だがしかし、これまた見事な模倣だ。俺じゃなきゃ見分けつかないね」
そう言ってギゼアはモミモミとルーシィのおっぱいを揉んだ。
「ぎゃぁーー!!何するのよ!このジジイ!!」
「ぶぺら!?い、いや、偽物なら揉んでも良いかなって」
「良くないわよ!それに私が本物よ!」
「何やて!?こ、これが精霊の力、この俺が見分けられないとは!どれもう少し触らせてくれ、どこか感触とか違うかもしれん」
「近寄るな!エロジジイ!」
「ギゼア殿お戯れはその辺でその辺で、出ないと切りますよ」
「辞めて!僕まだ童貞なの!使わないままは嫌〜!」
エルザに剣を突きつけられて、涙目のギゼア。これがかの魔術師の頂点に君臨する大魔導元帥と言われてるのだから、恥ずかしい者だ。
「そんなに言うならアイリーン様と結婚なさっては?」
「嫌だ!誰があんなババアと!俺は若くってピチピチのギャルが良いんだ!」
「ピチピチのギャルって、歳を考えなさい歳を、ねぇ、エルザ」
「…えっ?あ、ああ。そうだな」
「そんな!エルザちゃんまで酷い!昔はあんなに師匠と言って、将来はお嫁さんになるって言ってくれたのに」
「いつまで昔の話をしてるんですか!?」
「俺にとってはついこの前のような出来事だったの!」
そして、何よ何よと言い合っていたら、そこにまた新たな訪問者が現れた。
「ギゼア。いつまでも良い大人が子供みたいなことをするな。エルザもこのバカに乗せられるではない」
「お母様」
「げっ!アイリーン」
「久しぶりに会った友人に向かって、ゲッとは失礼な奴だな。あと誰がババアなんだ?」
「あ、聞いてたの?」
次の瞬間にギゼアは気を失っていた。アイリーンによってもう顔面が減り込むくらいにアイアンクロウを食らわされていた。
「お帰りなさいませ。お母様。それで水神竜様はどうでした?」
「相変わらずだ。娘に溺愛しておられる。彼女がいる限りは大丈夫だろう」
水神竜メルクフォビアは五神竜の一体で、エルミナという港町に住み、人々から水神として奉られている。彼とは今は同盟として手を組んでいる。年に何回か、アイリーンかギゼアが様子見のご挨拶と言う名のご機嫌取りに行く。かつて世界を救った大英雄が、今は五神竜が機嫌を損ねて世界を滅ばされないようにご機嫌を取りに行くしまつで、ずいぶんと衰退したもんだ。
「それて、セレーネ様方はどうだったんだ?」
「相変わらず何考えてるのかわかんねえが、とりあえず同盟は継続してもらえた」
本当に何を考えているのかわからない人物、いや竜だ。メルクフォビアは人間の娘カラミールを溺愛してるため人間を襲うことはなくなって今は同盟しているが、月神竜セレーネはマジで何を考えているのかわからない。接触も同盟の提案も彼女からが先だった。いったい何が目的で俺達に接触してきたがわからないが、取り敢えず今すぐには襲われることはないだろう。多分…。
「まあ、これで大きな仕事は終えたことだし。これで心置きなく始められる。竜王祭の前哨戦。竜に挑む勇者を決める魔導演舞。今年こそ竜王祭を勝たせてもらうからなアイリーン」
「あぁ、楽しみにして待っておる」
竜王祭。それは竜の女王であるアイリーンに挑むと言う。ただそれだけのお祭りで、この魔導演舞はそのアイリーンに挑む魔導士を決めるお祭りだ。これまで一度も勝ったことないが、今年は多分原作のナツ(同姓同名の瓜二つの)がいるから、ワンチャン勝てるかもしれない。原作ではエルザが戦って勝ったが、そのエルザはアイリーン側なのが不安だが、何とかなるだろう。絶対に勝たなければならない。なぜなら、アクノロギア達とどっちが勝つか賭けをして、大穴を狙って人間側にかけること数年。良い加減に勝って欲しい。出ないと俺の金がなくなってしまう。
6代目の神龍って何?
いろいろと書き直さないといけないだけど…。_:(´ཀ`」 ∠):
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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第二話。この世界のエルザ。
「それじゃあ、よろしくねジェミニ」
「うん。ルーシィーも気をつけてね」
まだ朝日が登らない黄昏の頃にルーシィーは屋敷を抜け出していた。今日は大魔導演舞の日で、ルーシィーはフェアリーテイルの一員として参加するのだ。年に一度のお祭り、ずっと見てることしか出来なかったが、今年は大好きなギルドの一員として参加することができた。ルーシィーは不安もあるが、期待と楽しみの気持ちがまさって、希望を胸いっぱいに駆け出して、フェアリーテイルギルドに向かった。そして、ルーシィーはギルドの扉を開けた。
「みんな!おはよ…って!?どうしたの!?」
ギルドに入ったら、驚愕することにギルド内が荒らされて、皆んなが倒れていた。物物が壊れて何やら争った形跡があった。
「お、おう。ルーシィー…」
「ナツ!どうしたの!?コレはどう言うことなの!?」
この少年はナツ・ドラゴニル。ルーシィーが憧れのフェアリーテイルに入るきっかけを作ってくれた少年だ。滅竜魔法の使い手で、かなりの実力者だ。いつもルーシィーと共にクエストなどに行ってくれるのだが、そんなナツが倒れていることに驚いたルーシィーはナツの元に駆けつけて頭を抱える。
「こ、これは…うっ!おぇえええ!」
「ぎゃあ〜!ゲロ汚い!それに酒臭い!?」
「あい〜…」
「ハッピー!?コレって…」
この青い猫はハッピーでナツの相棒である。
「あい〜、お察しの通りで、昨日のお祭りの前日で盛り上がって飲みすぎて乱闘が始まって、行き着いた先がコレ」
「…呆れて物も言えないわ」
「あい〜、あとマスターから伝言だよ」
「伝言?」
「うん。ルーシィー。実はね…
「これより第135回、大魔導演舞を開催する!」
そして、とうとう大魔導演舞が開催されてた。しかし、何やらザワザワと会場が騒がしかった。
「うっ、う〜、ど、どうしてこんなことに〜」
「え、え〜、去年の優勝チームフェアリーテイルから優勝旗の返還を行いたいのですが…。あの、マスターマカロフは?」
「しょ、諸事情でいません」
「…1人のようですが…他のチームの方は?」
「皆諸事情でいません」
「…このボロボロの旗は?」
「優勝旗です。すみません!すみません!本当にすみません!」
そこには公衆の面前でボロボロの優勝旗を持ったルーシィーが1人ひたすら謝り続けてる。何ともシュールな絵面を見ていた。
(も〜!皆んなのバカ〜!私1人でこんなことさせて!恥ずかしいじゃないの!何が伝言よ!?ワシらは酔い潰れて動けないから代わりに開会式出てくれって!こんなの公開処刑じゃないの!)
「あはは、ルーシィーはなんだか大変そうですね」
「あぁ、さすがフェアリーテイルと言ったところだな。毎年何かしらやらかしているな」
ルーシィーの1人謝罪ショーに友人のエルザとヒスイは苦笑いをうかべる。とりあえず一応優勝旗は返却された。間違いなく作り直しだがな。
「これより大魔導元帥の訓示があるので、心して聞くように!」
そして、魔導士の一応頂点に君臨している。俺のありがたい言葉を述べて大会が開催される。俺はお立ち台に立つ。そして、言葉を述べる。
「…え〜、今日この日を無事に迎えられた事を感謝し…【ヒュー、ドゴォオオオオオ!!】
「…えっ」
「…っ」
「元帥…元帥殿!!!!」
お立ち台舞台が突然と爆発した。そして、俺は爆発に飲み込まれて、誰かの叫び声が会場に鳴り響く。それはあまりにも突然の出来事で、会場はパニックに落ち合った。
「な、何と!?そんな事が!それで、元帥殿は…」
「見ての通りピンピンしてるわ。あの人があんなチャチな爆発で死ぬわけないじゃない」
いや、死にましたよ。マジで、別世界の体をインストールして体を上書きしたけどね。ある意味で死んだ。あの爆破の事件で大会は中止となって、急遽かくギルドを集めて緊急会議を行った。そこには酔い潰れていたマカロフもちゃんと来た。一通りの事件を青い天馬のマスターボブが説明をしてくれた。
「しかし、いったい何者があの爆弾を仕掛けたんじゃ?」
「それはわからない。なので君達ギルドにはこの爆弾を仕掛けた犯人を探してもらいたい」
「その必要はありません」
会議中に横から中断させるように誰かが割って入ってきた。入ってきたのはエルザだった。エルザの手には複数の男が捕らえられていた。
「コイツらが今回の実行犯です」
「おお、さすが帝国最強候補の竜の巫女だ」
なんと、すでにエルザが犯人を捕まえていたようだ。それは遡る事数時間前だ。
突然と師匠様がお立ち台が爆破されて、会場が大騒ぎになってしまった。
「元帥殿!!」
「落ち着け団長殿。あ奴があれぐらいでくたばるわけなかろう」
母に団長と呼ばれたこの男はフィオーレ王国のクロッカス駐屯部隊「桜花聖騎士団」団長。 アルカディオス。今日は我々の護衛として勤務している。そんな、護衛対象である師匠様が爆破されたのだから慌てるのはしたたかない話だ。まあ、母の言う通り師匠様があれぐらいでは死なない。
しかし、問題は何者が何のためにあんな物を仕掛けたのが問題だ。この数百年に師匠様に歯向かう者、それどころか歯向かう気すら起こそうとするものはいないと聞く。師匠様はフィオーレ王国お付きの魔道士だ。国そのものを敵に回すし、それに我々も敵に回すに等しいことだ。何より。師匠様に敵う者などいるはずもない。なそれなのに師匠様に危害を加えたその者は、よほどの恐れ知らずのバカか、それなりの何かがあると言う事だ。とても想像できないがはたして、その者がこの数百年続いてる平和を脅かす者なのか。
「エルザ。私は念のためにここに残り王達を守る。貴女はこの事件の犯人を捕まえなさい。何やら不穏な魔力を感じるわ」
「はい。了解しました」
「お待ちを!貴女も護衛対象です!勝手に動かれると困ります!」
「団長殿案ずるではない。我が娘は、我々を抜いて世界最強候補の魔導士であるぞ、どんな者が相手だろうとやられるわけがなかろう」
「しかし…」
「行かしてやれ」
「元帥殿!ご無事で!」
騎士団長と揉めていると師匠様がやって来て、団長を宥める。
「爆破をまともに喰らったんだぞ、無事なわけがないだろ。それよりお前はすぐに住民の避難を優先しろ。ここは俺とアイリーンがいるから大丈夫だ。とりあえず何が来ても負けることはないだろう」
「わかりました」
師匠様は信頼が厚いようで、あんなにも渋っていた騎士団長だったが、師匠様が言うと二つ返事で住民の避難に向かった。
「さて、エルザお前が負けることはないだろうが、一応気をつけろよ」
「はい。師匠様の顔に泥を塗らないようにがんばります」
「俺の顔はどうでもいいだよ。とにかくちゃんと無事に帰ってこいよ」
「はい。わかりました」
そして、私は母が感じたと言う不穏な魔力の元に向かった。そして、そこには複数の魔導士達が待ち構えていた。
「逃げも隠れもしないとわな。その意気込みだけは褒めてやろう。私はドラグノフ王国。王女エルザ・D・ベルセリオン。貴殿らに名乗る気があるなら名を聞くが?」
「……」
「…沈黙か、ならこれ以上語ることはないだろう。換装、雷落命竜の鎧。シュガール」
そして、私から膨大な魔力が溢れ出す。この魔力は母親譲りの魔力で、この魔力がなければコイツらを呼ぶことさえできないだろう。
「くっ!それが、かの三大英雄の2人が手がけた邪竜シリーズの武具の一つか」
「やっと口を開いたか、あぁ、あの竜との戦争で時代で、最も最恐と恐れられていた邪竜達で作られた武具の一つだ」
最恐の竜達の素材で、最強の師匠が作り。あらゆるエンチャント効果を母がふんだんにつけた。神話レベルと言われる三大英雄の2人が雄一協力して作り出した究極の武具だ。この武具を超える物は存在しない。
「貴様ら程度の者達に出すには過ぎた代物だが、たまに出してやらないと拗ねるのでな。5分ぐらいは待ってくれよ」
「ぬかせ!我らとて何も勝算もなしに挑んだわけではないわ!目に物見せてやる!かかれ!」
そして、謎のテロリスト達は一斉にエルザに襲いかかり。テロリスト達は魔術を放ちエルザは難なくそれを弾く、その瞬間にテロリスト達の中でも接近戦が得意な奴らが接近戦に持ち込む。一人一人がとんでもない使い手だが、エルザには敵わない。
「ほう、なかなかやるではないか」
「くっ、化け物め」
ベテランのテロリスト達も数人がかりでやっとで、すぐに押されそうになるが、後衛が魔術でエルザの死角から魔術を放って、何とかサポートする。この鍛えられて数年にわたるベテランの兵士達が、たった1人の小娘にしてやられそうになるが、それほどエルザが強いのだ。2組の一進一退の激しい攻防が繰り広げられる中で、ようやく動いて、その瞬間にエルザは剣をテロリスト達に突き刺された…
…などと思っているのであろうな」
エルザは突き刺されてなどいなかった。それは、テロリスト達が見ている夢物語にすぎなかった。エルザが雷落命竜の鎧の鎧を着た瞬間にはテロリスト達に雷が落とされて倒されていた。
雷落命竜の鎧の元なった。落命の雷命龍シュガール。かの竜との戦争の時に邪竜と恐れられていた一体で、彼の雷撃は音を置き去りにする一撃で、その音が鳴り響く前には相手はすでに命を落としている。そのため落命の雷命龍と言われて恐れられていた。エルザの鎧も同様に音を置き去りにする雷を放てる。装備の際に盛れてる雷の魔力がテロリストに被弾して倒されてしまった。鎧を着ただけでコレだ。エルザが本気で戦えばそれは天災にかわる。
なお、この初手の雷を喰らって立ってられた者は、三大英雄を抜いて今のところフェアリーテイルのラクサスしかいない。もしかしたら相性が悪い蛇姫の鱗のジュラ・ネェキス。通称岩鉄のジュラ。なら耐えられるかもしれないが、立場上エルザは女王のため人と戦うことは滅多にない。もしかしたら他にも耐えれる者がいるかもしれないが、今のところラクサスだけだ。そして、現時代で若手魔導士最強候補の1人。それがこの世界のエルザ・D・ベルセリオン。龍の巫女と言う異名を持つ。
「さて、流石に多いな。1人では持ち運べないな」
その後に憲兵が駆けつけて、テロリスト達を連行して話は会議に戻る。
と言うわけで、お待たせしました。最後まで読んでくださりありがとうございます。ちょっとねエルザの異名なんですが、ティターニア。【妖精女王】みたいなカッコいい名前が思いつかなかってとりあえずかりとして竜騎士と書いてありますが、このままだとFFなので、思いついたら直します。もし、何かいい名前があったらコメントに書いてくださると嬉しいです。母なら竜の娘にピッタリな名前を募集します。良かったら書いてくださると嬉しいです。
それでは、まただいぶ遅い投稿になると思いますが、気長に待ってくださると嬉しいです。バイバイ。( ^ω^ )/
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第3話。エクスプロージョンをこえる究極の爆破魔法。
「コイツらが今回の実行犯です」
「おお、さすが帝国最強候補の女竜騎士だ」
と言うわけで、前回エルザが今回のテロの主犯格を捕まえて来ておわった。今数人のテロリストがエルザの手によって連行されて突き出された。そして、ギゼアはテロリストの前に立った。
「さて、貴様らは何者だ?他に仲間はいるのか?」
「これこは、これは、我ら主たるギゼア卿どの」
「…はぁ?俺が主人?」
テロによって大魔導演舞が中断されて、騒ぎの元凶をエルザが捕まえて来て、尋問を始めようとしたが、訳のわからんことを言う。ギゼアことを主人をだとか言ってきた。
「まさかギゼア卿。我らを裏切りに…」
「そんなわけないだろ!もしそうだとしても、何で自分で自分を爆発させるような指示を出すか!?」
「お前究極のマゾだもんな」
「だから違うて!アイリーンは変なこと言うな!お前の冗談は皆んながマジになるから!おい。変なこと言うとぶっ飛ばすぞ!お前らは何者だ?」
「我らは【英雄の破片】(ヒーローデイブリー)あなた様の半身です」
次の瞬間にテロリスト達の血飛沫が宙にまった。何者かに斬られたようだ。
「フーリ様…な、なぜ…」
「何者だ小僧?」
「やあやあ、初めまして我らが主たるギゼア・カレイドスコープ様。私はギルド英雄の破片。幹部のフーリ・アリゲイルです」
「聞いたことないギルドだな。それに小僧その手に持っているのは俺のじゃないか?」
「えぇ、ギゼア様がお作りになられた。カルンウェナンの短剣です。便利ですよね〜。潜入する時によく使わせてもらってます」
カルンウェナンの短剣。ギゼアが竜大戦の時に元の世界の神話を元に作り出した魔道具で、あの大戦で数えきれないほどの数を作ったが、数えきれないほど竜達に破壊された。不味いな。まだ回収しきれてない物もあったか、中には神話の神獣やら神やら化物を模倣したやばいのもある。
とにかく悪用されると不味すぎる。カルンウェナンの短剣はアーサー王が持っていたと言う短剣で、所有者を影の中に隠す能力がある。奴は影中に隠れながら侵入して来たようだ。これは厄介な事に影の中に入ると気配遮断されて、ギゼア達でもその気配を察知することは不可能だ。
こんな厄介な物を作ったのは誰だ!って、俺が…。そう言えば、原作ではゼリフが厄介な物を作って現代に迷惑をかけていたが、ゼリフに変わって、まさか俺が作った魔道具が厄介事の元凶になるとは…傍迷惑な奴だな!俺って!
ギゼアは大きな罪悪感を抱きながらこの事件を一刻も早く終止符させるために、謎の男を捕まえようとして、ミニエーテル砲を瞬時に作り発射した。しかしそう簡単に終わる事もなく、フーリと呼ばれた男はギゼアのエーテル砲を影に収納したと思ったら、その影からエーテル砲が帰ってきた。エーテル砲はギゼアに直撃するが、魔力障壁で防ぐ。
「影魔法と使えば、そんな使い方もできるのか、我ながら厄介な物を作ってしまったな」
「はい。実に素晴らしいです。どうですか?本当に我らの主になっていただけませんか?」
「ふん。そんなのはお断りだぜ。こちとら四百年間平和主義を貫いてるんだ」
「それは残念です。でもいつか心変わりするような事がありましたらいつでも言ってくださいね」
「おい待て、それは…」
「はい。キルケの魔法書です。ささやかな挨拶がわりです。これ何かわかります?」
そう言ってフーリは微笑んで書を開くと、そこから瓶を取り出し煽るようにユラユラ揺らして聞いて来た。
「まさかキルケの魔法の薬汁か?」
「正解です。実はこの薬〜、襲撃する前にそいつらに呑んでもらってます」
フーリがそれを言った瞬間にキルケの魔法書から魔法陣が構築された。そして、さっきまで虫の息だったテロリスト達が、バキボキ骨を鳴らし骨格を変えて、人ならざる者にどんどんと姿を変えていく。
キルケの魔法書。ギリシア神話の魔女を題材に作った魔道具で、キルケを召喚す他に、キルケの力を使う事ができる。神話でキルケは人間を動物に変える魔薬作る事ができる。有名なので『スキュラ』ギリシア神話の海の怪女で、もとの彼女はあどけない美少女で,海の神グラウコスが彼女に恋をしたが,彼女は彼の愛を受入れなかった。ために彼はキルケに,スキュラの心が自分に向くようにしてほしいと頼んだが,グラウコスを憎からず思っていたキルケは魔法の薬汁を使って,スキュラを3つの犬の首をもつ恐ろしい姿に変えたといわれる。
このキルケの魔法書はその神話を元に俺が作った魔道具である。そして、それを事前に飲んでいたコイツらは巨大な化物に姿を変える。テロリスト達は混ざり合いタコが団子になって、そこから至る所に人のような巨体がはみ出ている。一言で言えば気持ち悪い。
「それじゃあ、僕はこの辺でばいび〜」
「あ!てめ!待ちやがれ!クソ!気色悪い起き見上げを置いていきやがって!」
「元帥殿!早くお逃げください!」
「いや、俺が撒いた種だ。何とかしよう」
フーリと言う奴は陰の中に入って逃げてしまった。こうなると奴を追跡するのは不可能だ。そして、訳のわからん怪物をぶつけられるギゼア。今日は記念日はずがとんだ厄日になってしまった。そして、ギゼアは指を鳴らす。すると次の瞬間にお城から荒廃した荒地に変化した。正確に言うと、この荒れた終わった世界。一つの平行世界にギゼアと化物を移動させたのだ。
「どうだこの世界は?この生物の1つも生まれない終わってる世界だ。ここは、俺の魔道具の実験場でもあるんだ。ここでいくつもの魔道具の実験を繰り返した土地だ。まあ、戦争が終わってから来た事なかったがな」
淡々と昔話を語りしみじみと思い出に浸るギゼアだが、相手は化物ただ1人?いや一塊。話が通じつつガウガウとそれぞれが唸り声を上げる。
「なあ、お前は超新星爆発、もしくはスーパーノヴァと言う言葉を知っているか?大質量を持つ星がその進化の最終段階に迎える断末魔で,宇宙で最も激しい爆発現象のひとつと言われている。本来なら太陽の8倍の大きさがないとダメらしいが、ここは異世界で地球には魔力がある。この星の魔力に満ちている地球に太陽8倍分の魔力を注ぎ込むとどうなると思う?この小さな星が耐えられる訳なく爆発を起こす。超新星魔力爆発の出来上がりだ」
そきてギゼアが手のひらをかざすと球体の魔力の塊ができた。
「まあ、無限にある平行世界から魔力をかき集められる。俺だから出来る芸当ではあるがな。さて、ただ単に超新星魔力爆発と言うのも味気ないな。スターバースト?マナバースト?う〜ん…。まあ、技名はそのうち考えよう」
そして、次の瞬間にギゼアは手のひらにあった魔力を地面に落とした。そして、地面に魔力の結晶が飲み込まれた瞬間に眩い光が2人を包み込んだ。超新星爆発が2人を飲み込んだ。死んだ星がなくなりまた新たな星が生まれる。
「あ〜、何と素晴らしい力だ。ギゼアよ。欲しい我は貴様が欲しい」
「セレーネ様よろしいでしょうか?」
「何だ?ゲオルグよ。我は今忙しい後にせよ」
「…承知いたしました」
ギルドディアボロス。ギルティナ大陸1のギルドで、元はマスターゲオルグが納めるギルドだったが、突然と月神竜セレーネが突如やって来て、ギルドを代わりに収めたと言うか、ほぼ無理やり乗っ取ったと言うのが正しい。ゲオルグは言われたように素直に出ていった。
ゲオルグはギルティナ大陸1のギルドマスターを貼っていただけあって、その実力はフィオーレの聖十大魔道の序列一位のゴットセレナより強いと言われている。そんな彼が項を垂らして、素直に言うこと聞いているかと言うと、やはり月神竜セレーネはそれほど強いと言う訳だ。
「ゲマスターオルグ」
「スザク。やめろ俺はもうマスターじゃない」
「しかし!」
「いいから、言うことを聞け」
「わかりました。疑問。それでマスターセレーネ様は?」
「今は取り込み中だ。久しぶりにギゼアの旦那が数百年ぶりに力をふるっているようで、それを見るのに夢中だ」
「興奮。ギゼア様の!?それは拙者も見たいでござる」
「やめとおけ、あんなの見たって真似できねえよ。何にも参考にならん。今度来た時に遊んでもらえ」
「了承。わかり申した。それではゲオルグ殿に稽古をつけてもらいたい」
「…はぁ〜、わかった。ついてこい」
「観客。了承した!」
そして、ゲオルグはスザクに稽古をつけるために、この場を離れていった。数年前までは気ままに好き勝手生きていたゲオルグだが、セレーネの登場で生活が180度くらい変わって、今となってはガキども稽古をつけるのが日課になった。最初の頃は不貞腐れて文句も言ってたが、環境も変われば人も変わる。今は生活もそう悪くないと感じているゲオルグであった。
「ふふ、魔法には上位互換と下位互換があるが、お主の力は我の上位互換だ。まさか神とまで謳われた神竜の力を上回る人間が現れるとはな。これから先そんな人間は生まれないだろう…。いや、奴とワシの子だったらどうじゃ?」
ただ1人ギゼアを見つめて高笑いをしているセレーネ。その高笑いに訳もわからず寒気を感じるギゼア。これから先に英雄の破片の他に五神龍の陰謀に巻き込まれて、更なる苦難が訪れることをまだギゼアは知らない。
最後まで読んでくださりありがとうございます。いや〜、100年クエストも中盤くらいあったのでしょうか?セレーネが瀕死の状態でドキドキです。個人的には結構好きなので死んで欲しくないですが、イグニアが言う計画はいったい何だろう?俺の予想は竜達の復活ですかね?まあ、楽しまに待ってましょう。あ、しばらくはほぼオリジナルストーリーでやっていきます。気長に待ってくださると幸いです。それではありがとうございました。
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