天真爛漫生徒会長に振り回されています! (藤木真沙)
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生徒会長とのご飯
日菜ちゃんの小説読んでて、書こうと思って書いてみました。
パスパレの小説は初めて書くので(Roselia以外書いたことないんで)変になってるかもしれませんが許してください。
僕のもう一つの小説です!よかったら読んでみてください!
https://syosetu.org/novel/264442/
晴天の空模様の中、僕は今日もあの生徒会長の代わりに仕事をしていた。
外を見ると、生徒たちは弁当を食べていたり友人と雑談をしていたりそれぞれの時間を過ごしていた。
「……はあ……今日も放課後まで仕事なのかな……」
もはや恒例となっている僕の放課後の残業?は昼休みから行わないと終わらないくらいには溜まっている。僕は残りの書類の量を見て、ため息を吐くのだった……
僕は中野修斗、この羽丘の高校2年生であり、羽丘の数少ない男子生徒である。ちょうど僕が高校に入学するときに共学となった羽丘は僕の家から近いこともあり選ぶのにそんなに期間は掛からなかった。しかし、1つだけ問題がある。圧倒的に僕の存在が浮いているのだ。共学になったとはいったがまだ2年しか経っていないため男子の数がまだまだ少ない。さらに進学校のため、学力も高く、生半可な学力では入れないのだ。
僕は勉強は自分でも自慢できるほどかなりできる方で中学の頃のテストでは満点を取ることも時々あった。その為羽丘にも主席で入れると思ったのだが、それは叶わなかった。何故なら……
「しゅうくん!一緒にご飯食べよ!」
彼女、氷川日菜がいるからである……
「……で?なんで来たんですか?」
「しゅうくんとご飯一緒に食べるため!」
この学校の生徒会長を務めている(仕事はほぼ僕ともう1人の生徒会のつぐみさんがやっている)日菜先輩は一度やってみればなんでもできる天才である。テストもいつも満点、スポーツもできる凄い人だ。
ちなみに日菜先輩はアイドルでもあり、ガールズバンド、Pastel palette《パステルパレット》として活動している。日菜先輩凄すぎない?
「僕は日菜さんの仕事の残り物処理してるのに本人は優雅にランチですか!?」
思わず叫んでしまった。
「ごめんねしゅうくん……やっぱり迷惑だったよね……」
「あ、いやそういうわけでは……」
日菜先輩は落ち込んだ表情をしながら、
「ほんとにごめんね……今日はもういいよ……あとはあたしがやるから……」
「……ぁあ……もう……」
まったくこの人は……僕はそう思いながら日菜先輩の手を掴んだ。
「……え?」
「別に僕は日菜先輩と一緒にいるのが嫌とは言ってないですって!少しキツく言い過ぎた所もありました。ごめんなさい……」
「しゅうくん……!」
日菜先輩は目をキラキラと輝かせながら、
「しゅうくんだいすき〜!!!」
と僕の胸に飛び込んできた。
「わわっ……いきなり抱きつかないでくださいよ〜……」
「えへへ!るんっ♪って来たから!」
日菜先輩はどうやらるんっ♪と来たらしい。ちなみに僕はるんっ♪がなんなのかいまだによくわかっていない。というかさらっと大好きと言われてしまった。そういうのはドキッとするからやめてほしい……
「とにかく離れてくださいって……ほら、一緒にお昼ご飯食べますよ?」
僕はそう言うと、事前に持ってきていた弁当を机の上に置いた。これでも料理もそこそこでき、生活スキルは結構ある方だ。たまに一家に1人欲しいと言われる事があるが……
「今日のしゅうくんのご飯はなにかな〜!」
「もう毎回僕の弁当から何かとっていくの日課になってますよね……今日は普通ですよ?」
僕が弁当の蓋を開けると同時に日菜先輩は顔を出して、
「あ〜!ポテトがある〜!ねえしゅうくん!ポテトちょうだい!」
「はいはいわかりましたよ……そんな焦らなくてもちゃんとあげますから……」
日菜先輩は超ポテト好きでこの前ファーストフード店に行った時、Lサイズのポテトを何個も食べていた。
「はい、どうぞ。」
僕が日菜先輩にポテトを差し出すと、
「しゅうくんが食べさせてよ!」
「いやいや無理ですって。」
とんでもない事を言い出した。
「え〜なんで〜!!別に恥ずかしくないよ!」
「いや恥ずかしいですから!なんで僕がそんなことしなきゃだめなんですか……」
「あたしがしてほしいからだよ!は〜や〜く〜!!!」
「はあ……わかりましたよ……」
僕は折れるしかなかった。こう甘えてしまったらもう日菜先輩が諦める事はないから。
「はい、あ〜ん……」
「はむっ!!」
日菜先輩はポテトを頬張った。とても幸せそうな顔をして、
「おいし〜!!」
と喜んでいた。
(よかったな……喜んでもらえた)
そう、このポテトはほぼ日菜先輩のために作ってきたのだ。そう言うと日菜先輩がからかってくるので言わないが。
「良かったです。喜んでもらえて何よりです。」
「うん!とっても美味しいよ!!!じゃあはい!」
日菜先輩はそう言うとハンバーグを差し出してきた。
「いや大丈夫ですよ。そんなに食べられn……」
「いいからいいから!はい!あ〜ん!」
とても可愛らしい笑顔で差し出してきたハンバーグを食べないわけにはいかず、
「……もう……知りませんからね……」
僕はそう言ってハンバーグを貰おうとした。その時……
「日菜先輩!先生が日菜先輩の事を呼んで……」
つぐみが来た。つぐみは僕と日菜先輩を何度か交互に見た後、顔を真っ赤にして、
「お、お楽しみください……///」
と言って走って去っていった。
「違う!つぐみちゃん違うから〜!!!」
その後、僕はつぐみちゃんに事情を説明して納得してもらったが、僕は約2日、日菜先輩の顔を見る事が出来なかった。
見てくださってありがとうございます。
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日菜先輩とのデート計画
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あの『お弁当あ〜ん事件』から1週間、やっと日菜先輩の顔も見れるようになってきた頃、突然日菜先輩はこんな事を言い出した。
「デートいこうよ!デート!」
「……はい?」
突然すぎません?いや、まだ遊びに行こうとかなら分かりますよ?でもそれふっ飛ばしてデートっておかしくないですか?
「いや、デートは嫌ですよ。だって僕と日菜さんは付き合ってないですからね」
「でもデートって付き合ってなくても出来るよ!」
そうなのか?こういう時はWiki○ediaで見てみよう。ふむふむ…… 日時や場所を定めて好意を持った2人が会うことか……いや好意って言ってるやん。アウトじゃないですか!でも多分日菜先輩の事だから普通に遊びたいと思ってるんだろ〜な〜
「日菜先輩がいいって言うなら、遊びに行くのはいいですよ。僕も暇なんで。」
僕は基本的にはクソニート生活みたいな事を送っている。家事や勉強は出来るがやる気が出ないと本当にやらない。休日など、一日中部屋にこもっている事もしばしばある。
「暇じゃなくて!『行きたい』って言ってよ〜!」
「分かりました!分かりましたから!行きたいです!」
珍しく日菜先輩が拗ねたため、僕は衝動的に叫んでしまった。すると、
「やった〜!!楽しみだね!」
と日菜先輩は大喜びしていた。というかアイドルなのにせっかく空いている時間を僕と遊ぶために使って良いのだろうか?
「日菜先輩?せっかくの仕事がない時間を僕なんかと遊ぶ時間に使ってしまって良いんですか?」
僕がそう言うと、日菜先輩は少し驚いた顔をして、すぐに、
「なんで
日菜先輩はそう叫んだ!意外だった。自分の事をそこまで考えてくれているとは思っていなかった。
「す、すいません......」
日菜先輩にそう言われ、少し落ち込んだ日菜先輩を元気つけようと無理矢理話題を変える事にした。
「いつ行くんですか?休日なのはわかりますけど……」
「土曜日だよ!楽しみだねしゅうくん!」
日菜先輩はそう言うと、僕に飛びついてきた。
「くっつかないでくださいよ日菜先輩!離れて!」
僕は日菜先輩とチャンバラみたいな事をしながら、土曜日はどうなるものかとため息を吐いた。
土曜日、僕は駅前の猫のオブジェ前で待っていた。この猫のオブジェはなんか幸運が舞い降りてくるからと結構若者に人気らしい。僕は興味がないけど。ちなみにデート(仮)という事で一応僕も服装は結構考えてきた。一応だが。
「お待たせ〜!」
日菜先輩が来た。僕が早く来すぎたため、集合時間ぴったりに来た。珍しい事もあるものだ。
「……わあ……」
初めて日菜先輩の私服姿を見たのだが、余りの可愛さに驚いた。
日菜先輩は白のワンピースと、いつもの日菜先輩の雰囲気を変えるような魅力的な服装だった。
「日菜先輩ってなんの服でも似合いそうですね……」
「えへへ……ありがと!しゅうくんも似合ってるよ!」
「日菜先輩にそう言ってもらえると嬉しいです。」
日菜先輩は僕の手を取ると、
「いこっ!しゅうくん!」
と、走り始めた。
「ちょっ!……どこに行くんですか!?日菜先輩!?」
「ついてからのお楽しみだよ〜!!!」
そうして、僕と日菜先輩のデート(仮)が始まった。
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緑風少年さん星9評価ありがとうございます!
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デートってドキドキしますね
今回はデート回です!何気に初めてデート回書くので難しかったです……
何か問題があったら教えてください!
そういえばFire bird (full)のエキスパフルコンしました。
p.s UAが1000人突破しました!ありがとうございます!
日菜先輩に連れられて、僕は服屋の前にいた。
「……なんで服屋なんです?」
「しゅうくんの服!私が決めたらるんっ♪ってするかなって思ったから!」
「ああ……なるほど〜……」
多分僕は日菜先輩の着せ替え人形にされるんだろう。まあ日菜先輩のする事だから、何かするのだと思ったのだが、意外とデートらしい事をしていて驚いた。せっかくのデート?なんだ。楽しもう。僕はそう思った。
「しゅうくん!次はこれ着てみてよ!」
「まだあるんですか〜!?」
前言撤回。日菜先輩は全く飽きずに僕に服を渡してくる。いや、いいんですよ?日頃あんまり服装を気にしない僕からしたらいろんな服を着るの楽しいんですよ?でも!1時間もやらされたらそりゃちょっと疲れてもきますって!
「まだまだあるよ〜!」
「日菜先輩……そろそろ終わりません?……ちょうど昼食の時間ですし」
「あ!ほんとだ!じゃあご飯食べに行こっか!」
日菜先輩はそう言うと、持っている服を片付けに行った。
「おまたせ〜!」
少しすると、日菜先輩が戻ってきた。
「いえいえ、全然待ってないですよ。じゃあ食べにいきましょうか?どこ行きます?」
「いつものところ行こうよ!」
「本当に好きですね……じゃあ行きましょうか。」
僕がそう言うと同時に、日菜先輩はこちらに手を出してきた。
「……?なんですか?」
「も〜!しゅうくんは鈍いよ〜!手!繋ご〜よ!」
「え!?いやそれはまずいんじゃないですかね……」
日菜先輩は芸能人として活動している。今は変装をしているためあまり周りに気づかれてはいないが、あまり派手な事をしたら、バレてしまう可能性もある。
「ダメ……かな///」
珍しく日菜先輩が頬を少し赤らめて聞いてきた。
あ、無理だ。これを見せられてダメと言える人はいないだろ。
「……全く……ちゃんと握っててくださいよ?」
僕はそう言うと、日菜先輩の手をとって握った。日菜先輩の手は、とても小さくて、柔らかかった。
日菜先輩を連れてやってきたのはいつものファストフード店だった。
日菜先輩はいつも紗夜さんとここでポテトを食べているのを見る時がある。まあ僕も食べてる時はあるが。
「あ、先輩たち今日もバイトしてますね。」
僕がレジを見ると、レジには丸山彩先輩と松原花音先輩がいた。
丸山彩先輩は日菜先輩と同じPastel paletteのボーカルでとても努力家だ。ただ僕が話しかける時大体エゴサしてる事が多いが。
松原花音先輩はハローハッピーワールドというバンドでドラムをしている。ただ極度の方向音痴で街で会ったときには大体道に迷っている時だ。
「ほんとだ!!お〜い!彩ちゃん!花音ちゃん!」
日菜先輩も2人がいるのに気づき、話しかけた。
「あ、日菜ちゃん!お出かけ?」
「うん!しゅうくんと一緒にでかけてるんだ!」
「あはは……しゅうくんお疲れ様……」
「ありがとうございます……花音先輩は僕の渇いた心のオアシスですよ……」
実際日菜先輩とでかけると、楽しいのだがいろんな所に引っ張られるから疲れるのだ。まあ楽しければ全て解決なんだが。
「ひ、日菜ちゃん!話すのもいいけど注文してよ〜!!」
「じゃあ〜ポテトのL2つ!しゅうくんも食べるよね!?」
「じゃあ僕も1つお願いします」
「はい!ポテトLサイズ3つお願いします!」
彩先輩が笑顔でそう言うのを聞くと、僕と日菜先輩はいつも座っている席へと座った。
「でね!その時に彩ちゃんがね!面白かったんだよ〜!!」
「そうなんですか?彩先輩もおっちょこちょいな所ありますね」
僕と日菜先輩はたわいもない話をしながらポテトを食べていた。まあ大体彩先輩の失敗談とかだから面白い事しかないんだが。さっき彩先輩の方を見たら顔を真っ赤にして奥の方に下がっていってたけど……大丈夫かな?そんな事を思っていると
「ねえねえ!しゅうくんのポテトも食べさせて!」
「僕のですか?別に良いですけど……日菜先輩が食べてるのと変わらないですよ?」
日菜先輩とは一緒の味のものを買ったのだが何故か食べさせてほしいと言ってきたのだ。
「はいどうぞ」
僕がそうポテトを差し出すと、日菜先輩は少し顔を膨らませながら、
「違うよ!食べさせてよ〜!」
「ええっ!?僕が食べさせるんですか!?」
「そうだよ!早く早く!」
どうしよう……すごい恥ずかしい事を頼まれた……ただ日菜先輩は折れない事は分かっているから仕方なく僕が折れる事にした
「じゃあ……は、はい、あ〜ん……」
僕が日菜先輩の口元にポテチを持っていくと、日菜先輩はそれを「はむっ!」っと可愛らしい効果音がつきそうな勢いで食べた。
「ど、どうですか?」
「うん!すごい美味しいよ!るんっ♪って来た!」
どうやら日菜先輩は僕に食べさせてもらい満足したようだ。
「しゅうくん!もう一本だけ頂戴!」
「まずは自分のポテトを食べてください!」
前言撤回。まだ満足していなかったようだ。
「よし!そろそろ食べ終わったし今日1番行きたい所に行こっか!」
「そんな所あったんですか?まあ良いですよ日菜先輩の行きたい所に行きましょうか。ちなみにどこですか?」
「ん〜……秘密!」
「なんですかそれ……早く行きますよ」
「ついた!ここだよ〜!」
「ここは……アクセサリーショップですか……」
日菜先輩と来たのはアクセサリーショップだった。店があると聞いたことはあったがアクセサリーには興味がなかったため行ったことは無かった。
「なにかるんっ♪ってするもの無いかな〜?」
「アクセサリーにもそのるんっがあるんですね……まあゆっくり探してください。」
「うん!るんっ♪ってするもの探すよ〜!」
日菜先輩はそう言うと探し始めた。
「さて……何か僕も探してみるかな……」
僕は基本おしゃれはそんなに考えないのだが、流石にアクセサリーの1つくらい興味がある。
「なんか良いものは……お、こういうのとかいいかもな……」
そうやって自分に合いそうなアクセサリーを探していると、
「ねえねえ!しゅうくん!ちょっとこっち来て!」
と日菜先輩に呼ばれた。
「なんですか?何かいいものでもありました?」
「うん!これどうかな!?」
日菜先輩はそう言うと星のマークの入ったブレスレットを手に取った。
「綺麗ですね……日菜先輩に似合いそうですよ。」
「やっぱり!?えへへ……ねえしゅうくん!」
「……?なんですか?」
「これお揃いでつけない?」
「僕とですか?いいですよ。」
「ほんと!?やった!!」
「日菜先輩とお揃いのものってなんか新鮮ですね。」
「うん!しゅうくんとお揃いか〜……嬉しいな……」
「……?どうしました日菜先輩?」
「なんでもないよ!?早く買いに行こ!!」
そう言うと日菜先輩は僕の手を取ってレジへと向かった。
「これくらい自分が出しますよ?」
「だめだよ!これは2人で買うの!!」
「いいですって!じゃあ次に僕が何か欲しいものあったら買ってくださいよ。それで良いですよ?」
「もう……わかったよ……ありがと!!」
「はいはい……」
僕がそう言うとブレスレット2つの代金を払った。商品名は『εトゥカーナェのブレスレット』だった。何かの名前だとは思ったが僕には分からなかったので深く考えないようにした。
「じゃあどうぞ。」
「……つけて!」
「え?」
「ブレスレットつけてよ〜!お願い〜!」
「……付け方わかんないんですけど?」
「大丈夫だよ!しゅうくんならできるから!」
「……失敗しても知りませんよ?」
僕はそう言うと日菜先輩からブレスレットを受け取り付け始めた。少しだけ戸惑いながらもなんとか付けることが出来た。
「これで大丈夫ですか?」
「うん!ありがとう!しゅうくんにもつけてあげるよ!」
「僕は良いですよ?自分で頑張ってつけますから……」
「いいから!ほら貸して!」
日菜先輩はそう言うと強引に僕からブレスレットを取りスムーズに僕の腕につけた。
「……付けるの上手ですね……」
「まあね〜!お姉ちゃんの借りて練習とかしてたし!」
「そうなんですね……まあこれでお揃いですね。」
「うん!また出かける時これつけて来て!」
「また出かけるのは確定なんですね……わかりましたよ」
「やった!帰りも手繋いで帰ろ?」
「……紗夜先輩には黙っていてくださいよ?」
「うん!」
そう言うと僕は日菜先輩の手をとった。夕焼けの空に2つのブレスレットが輝いた。
見てくださってありがとうございます。
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殺戮天使の僕さん星9評価ありがとうございます
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アイドルの練習に突撃する修斗くん
受験前なんでスマホ全部禁止しているのですが、ガルパしたすぎてやばくなってますw
あと、Twitterでリプの数だけ貯金するみたいな企画したら37万とかいう数字来たんで泣きたくなってます(自業自得)
そして1ヶ月ぶりの投稿です!遅れてすいません!
今回も出来るだけ多く書いたつもりなので楽しんでいってください!ではどうぞ〜
日菜先輩とのデートから2週間が経過した。あの日以来、僕と日菜先輩は以前よりさらに仲が良くなっていた。そんなある日……
「ねえねえしゅうくん!今日時間ある?」
日菜先輩が僕に話しかけてきた。どこかソワソワしているような、そんな表情で。
「ありますよ?どうしました?またどこかに遊びにでも行くんですか?」
「うんうん違うよ!今日ね!パスパレのみんなと練習があるんだ!だからしゅうくんも来てよ!」
どうやらパスパレの練習について来て欲しいようだ。僕なんかが行っていいのかと思い、
「え?僕がですか?流石にパスパレの方との練習に僕が行く訳にはいかないですよ。それに僕が行っていいんですか?」
「えぇぇ〜……一緒に練習しようよ〜!楽しいよ!」
「確かに楽しいかもしれないですけど……普通の一般人の僕がアイドルのいる所になんか入れませんって。やめときましょ?」
「え〜!やだよ〜!」
断ろうとしたのだが、日菜先輩がいじけてしまった。僕は思わず、
「分かりました!じゃあ丸山先輩が良いって言ったら付いてきますから!そんないじけないでくださいよ……」
「ほんと!?じゃあ彩ちゃんに聞いてくるね!」
「え、まだ仕事残ってまs……」
日菜先輩はそう言うと、あっという間にいなくなった。
「……言うべき事間違ったかな?あ、白鷺先輩にすればよかった……」
自分が言った事を後悔しつつ、日菜先輩の残した仕事を代わりにやるのだった。
「彩ちゃんいいって〜!!!」
数分後、猛ダッシュで走ってきた日菜先輩は笑顔でそう言った。
「……はあ。わかりましたよ。でも僕本当に何も出来ませんからね?」
「大丈夫だよ!あたしがいるもん!」
やっぱり許可を取る人を間違えた……そう思いながらも楽しみにしている自分を軽く笑いながら残りの仕事を終わらせた。
放課後、学校が終わった僕は日菜先輩達が練習しているスタジオへとやって来た。初めて来るためとても迷った。
「……不審者に思われないよね?」
出来るだけ明るい感じの服を着てきたつもりなのだが、全くセンスのない僕が自分で考えた服装だ。もしかしたら変な所もあるかも知れない。そう考えながらスタジオの入り口に入ると、
「……おぉ……広いなぁ……」
中はとても広く、開放感のある感じだ。そんな感じでキョロキョロと辺りを見回していると、
「すいません。こちらの関係者の方ですか?」
誰かに声をかけられた。スタッフと思わしき男性の人だった。どうやら周りを見回していた僕を不思議に思ったらしい。まあ当たり前だとは思う。自分の視界の中に広い空間を見回している人がいたら確かに声をかけたくはなる筈だ。
「あ、はい。パスパレの日菜せn……じゃなくて、氷川日菜さんに呼ばれたんですが……」
「氷川さんに?失礼ですが、お名前は?」
「あ、中野修斗と言います。」
「中野様ですね、確認して参りますので少々お待ちください。」
「あ、はい。」
そう言うと男性は走って奥の方へ行った。多分本当の事なのか確認しに行ったんだと思う。改めて周りを見てもとても広いロビーでびっくりする。そんな事を思っていると、
「中野様!」
僕を呼ぶ声が聞こえた。さっきの男性のようだ。
「確認が取れましたのでご案内させて頂きます。案内はPastel*Palettesのスタジオで大丈夫ですね?」
「あ、そうです。ありがとうございます。」
「いえいえ、こちらこそ来ていただきありがとうございます。では、参りましょうか。」
そう言うと、僕は男の人に案内されてスタジオへと向かった。
「こちらがPastel*Palettesの練習スタジオです。」
エレベーターに乗って少し歩くとPastel*Palettesの練習スタジオに着いた。
「案内ありがとうございます。助かりました。」
「いえいえ、何かあればご連絡下さい。」
そう言うと男性は歩いて戻っていった。声をかけて貰えなかったらもしかしたらずっとあそこにいたかもしれないため、非常に助かった。
「さて、行くか……」
何度かPastel*Palettesの方々とは日菜先輩経由で会ったことはあるが、やはりアイドルと会うというのは緊張するものだ。少しドキドキしながら、
「すいません、修斗です。」
と軽くノックをした。すると、
「しゅうく〜ん!!!」
という声とともにドアが勢いよく開いた。
『ドーン!!!』
僕は思いっきりドアに顔をぶつけた。
「いったー……もう少しゆっくりドアを開けてください日菜先輩……僕の顔変形しちゃいますよ?」
「あはは〜ごめんごめん!」
今の出来事のおかげで緊張は全て解けた。ある意味ありがたかった。
「もう……日菜ちゃん?中野君が痛がってるでしょ?ちゃんと謝らないとダメよ?」
すると、横から白鷺先輩が出てきた。白鷺先輩はどこか呆れているような表情だった。
「は〜い……ごめんねしゅうくん?」
「別に怒ってはないですよ。もういつものことなんで慣れました。
日菜先輩がちゃんと謝るのは珍しい気がする。いつも笑って誤魔化したりしているからだ。それくらい日菜先輩も白鷺先輩が怖いという事なのだろうか。
「あ、来たんだ修斗くん!」
「よく来てくれました!ゆっくりして行ってくださいね!フヘヘ……」
「こんにちはです!シュウトさん!ゆっくりして行ってください!ブシドー!」
「改めて、いらっしゃい中野君。ゆっくりしていってちょうだいね?」
「あ、はい皆さんすいません忙しい中……これ差し入れです。」
「うわ〜!これって今話題のマカロンだよね!?修斗くんが買ってきてくれたの!?」
「あの列に僕が並ぶのは恥ずかしかったですがね……なんとか買えましたよ。」
僕は一応招かれている身であるからきちんと差し入れも持ってきた。相手が女子である事も考えて今人気のマカロンを買ってきた。どうやら食べると味が変わるとかいう不思議なマカロンらしい。買いに行こうと思うのはいいが、問題はとても長い行列だった。しかも並んでいるのは全て女性、男性も並んでいたが、女性の付き添いという形が全てで男1人は僕だけだった。
「ありがとう中野君。大したおもてなしも出来ないけどゆっくりして行ってちょうだいね?」
「いえいえ、大人気アイドルの練習風景見られるだけでレアですから……僕なんかに構わずに練習してください白鷺先輩」
「そう……なら早速練習させて貰うわね。あと、その白鷺先輩という呼び方やめてちょうだいね?」
「嫌です。自分より年上の人には先輩をつけるのが常識ですから。」
「私は早く名前で読んで欲しいと思っているのよ?まあ強制はしないわ。」
「では
「……強情ね……まあいいわよ。」
そう言うと白鷺先輩はみんなに声をかけて練習を再開した。何度か練習には来たことがあったのだが毎回来るたびに技術がレベルアップしているため驚いている。
(日菜先輩も楽しそうだな……)
無意識のうちに日菜先輩の事を考えてしまい、自分に苦笑しながら練習を見守っていた。
「じゃあ今日の練習がこれで終わりにしよっか!」
「「「「おつかれ様でした!!」」」」
僕が来てから1時間くらいが経ったとき、丸山先輩が最後の挨拶を終わらせた。どうやら練習が終了したらしい。
「お疲れ様です皆さん。凄かったですよ。」
「まだまだだよ〜!私たちPastel*Palettesはもっともっと成長するから!」
「そうですね、僕が毎回練習を見させてもらうたびに皆さんの演奏レベルが上がってるのが分かりますよ。もっと成長するのが楽しみです。」
「でしょー!よーし!もっと頑張るぞ〜!」
丸山先輩がそう意気込んでいると、
「ねえねえしゅうくん!」
「どうしました?日菜先輩?」
「今日の私の演奏どうだった〜?」
と日菜先輩がそう聞いてきた。
「とてもかっこよかったですよ。やっぱり日菜先輩にはギターが似合ってると思いましたね。」
「そっか……やったー!!しゅうくんに褒められた〜!」
僕がそう言うと、日菜先輩は笑顔でそう言った。僕に褒められるのが嬉しいようだ。別に僕なんかでよければ全然褒めるのだが
「やった!大好きなしゅうくんに褒められた……!」
なにやら日菜先輩が小声で何か言ったようだが僕には聞き取れなかった。
「じゃあバイバーイ!!!」
帰り道、僕と日菜先輩は帰りの方向が一緒のため、一緒に帰る事にした。
「ねえねえ!今日どうだった?楽しかった?」
「もちろん。いつもと違うカッコいい日菜先輩を見る事も出来ましたからね。大満足ですよ。」
実際日菜先輩はいつもは天真爛漫ではちゃめちゃな感じだが、練習などはとてもカッコいいのだ。
「そっか……よかったよ!!しゅうくんも楽しめて!」
日菜先輩はそう言うと夜だというのにとても明るくて優しい笑顔になった。それを見た僕は不覚にも少しドキッとしてしまった。
「そ、そうですね……」
「……?どうしたの?」
「なんでもないです……!」
不思議そうにこっちを覗いてくる日菜先輩の顔がいつもよりも数倍可愛く感じたのは僕の気のせいだと信じたい。
見てくださってありがとうございます。
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春はるさん星8評価、D・MAKERさん星10評価ありがとうございます!
D・MAKERさんは毎回コメントまで書いてくれてます!ありがとうございます!
そして沢山のお気に入り登録ありがとうございます!
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修斗くん日菜ちゃんのお見舞いに行く
マジで色々文字の形とか変えれてびっくりしましたw
そして前話投稿して2日後に投稿……マジで不定期なのは許してくださいw
今回も甘々にしてみました!前話投稿した後にむちゃくちゃコメント来てて驚きました!コメントありがとうございます!お陰で今モチベが最高にありますw
いつもと変わらない日常。でもたまにイレギュラーも発生する。
「あれ?今日はまだ日菜先輩来てないのか?」
いつもは僕が生徒会室へいくと必ず日菜先輩がいる。珍しい事もあると僕は思いながらいつも通りの仕事を始めた。
「……遅いな……」
30分が経った。まだ日菜先輩が来ていないのは本当に珍しい。
「もしかしたら今日学校に来ていないのか?」
そう思った僕は、日菜先輩のクラスへと行くことにした。
「ここか……日菜先輩いるかな?」
僕は日菜先輩のクラスへやってきた。軽く見回した感じ日菜先輩は見つからない。
「どうやって聞こうかな……」
周りにはあまり関わりのない人ばかりで誰に声をかけたらいいのかわからない。僕が迷っていると、
「あれ?修斗さんじゃないですか!」
最近聞いた声が後ろから聞こえてきて振り返ると、大和先輩がいた。
「あ、大和先輩じゃないですか。ちょうどよかったです。日菜先輩いますか?」
「あ〜。今日は日菜さんは休みですよ。」
「え?そうなんですか?」
「はい、自分が聞くには風邪をひいてしまったって聞きましたよ?」
「そうですか……」
どうやら今日は日菜先輩は風邪を引いて学校を休んでいるらしい。学校に来ていないのだから生徒会室にも来れないのは当然だった。
「ありがとうございます。助かりました大和先輩。」
「いえいえ!自分が役に立ててよかったです!」
僕は大和先輩にお礼を言うと生徒会室へと戻った。
「はあ……今日は日菜先輩来てなかったのか……」
いつもは近くにいると少しうっとうしいと思っているものの、いざ本人がいなくなると、とても寂しくなった。
(……やっぱり心配だな……)
いつもあんなに元気な日菜先輩が風邪なんて珍しい。僕は心配になってしまった。
「……放課後お見舞いに行こうかな……」
僕はそう言うと、生徒会の仕事を再開した。しかし思うように仕事は出来ず、結局何も出来ずに昼休みの時間は過ぎていった。
放課後、スーパーでスポーツドリンクとゼリーを何個か買って僕は日菜先輩の家へ向かった。前に一度日菜先輩の家へ行った事があるため、道に迷ったりはしなかった。ちなみに日菜先輩はマンションに住んでいる。
「日菜先輩大丈夫かな……」
日菜先輩の事を心配しながら、僕は日菜先輩の住む部屋の前に来た。
『ピンポーン』
よくあるインターホンがなって少し待つと、
「はい、氷川です。どなたですか?」
紗夜先輩の声が聞こえてきた。
「あ、修斗です。日菜先輩のお見舞いに来たんですけど……」
「ああ、中野さんでしたか……待っていてください。」
紗夜先輩はそう言うと、走っていく音がした。数分待つと、ドアが開いて
「日菜は今準備しているからリビングで待っていてください。」
と言われた。別に少し様子を見に来ただけだからそんなに準備とかしなくても大丈夫なのに……と思いながら待つことにした。数分後……
「しゅうくん!来てくれたんだ!!ありがと!」
いつもと変わらない日菜先輩、否
「……日菜先輩?無理にいつもの調子ででいると体調悪化させますよ?無茶しずに安静にしててください……」
僕はそう言うと、紗夜先輩の方を向いて、
「これ買ってきました。なるべく食べられそうなもの買ってきたので……日菜先輩が食べられそうになったら食べさせてあげてください。」
買ってきた物を渡した。
「ありがとうございます中野さん。今お金を……」
「別にいいですよ……これは僕の勝手にした事ですから。」
「しかし……」
「いいですって。」
代金を返そうとする紗夜先輩に対して大丈夫だと言うと、
「日菜先輩、何か出来る事ありますか?」
と聞いた。
「え?どうして?」
「いつも日菜先輩にはお世話になっていますから。何か出来る事があればやってあげたいと思ったんですよ。」
「しゅうくん……」
日菜先輩は少し考えた後に少し顔を赤らめながら、
「じ、じゃあ、ゼリー食べさせて欲しいかな〜……なんて。」
「僕がですか?それくらいなら別に構わないですよ?」
日菜先輩はいつもは元気とはいえ今は病人だ。確かに自分から食べる気力は湧かないかもしれない。
「じゃあ食べさせますよ?はい、あーん。」
「えぇぇ!ほんとにするんだ……恥ずかしいよ……」
「……?食べれないですか?じゃあもう少し経ってから紗夜先輩に……」
「だ、大丈夫!たべれるから!」
「そ、そうですか……?」
いきなり大声を出して少し驚いた。大きな声を出せるくらいの力は残っているようだ。
「じゃあ改めて、はい、あーん。」
「あ、あーん……」
僕が日菜先輩に向かってゼリーの乗ったスプーンを持ってくと、日菜先輩は口を小さく開けて食べた。
「どうですか?」
「ん……美味しいよー!」
「そうですか、よかったです。」
実際日菜先輩の体調を心配していたため、日菜先輩があまり大事ではなくて安心している。
ゼリーを食べさせ終わった。今は日菜先輩と話している。
「そろそろ帰りましょうか。遅くなっちゃいますし。」
「え〜!やだよ〜!!」
「日菜!中野さんに迷惑かけてはダメでしょう?」
「でも〜……」
どうやら日菜先輩はまだ一緒にいたいようだ。しょうがないなあ……
「じゃあ今から日菜先輩がちゃんと寝てくれたら一緒にいてあげますよ。」
「……ほんと?」
「本当ですよ。一緒にいてあげます。」
「……わかった!」
僕たちはそう言うと日菜先輩の部屋へと向かった。
「でねでね!その時にイヴちゃんが凄かったんだよ!」
「そうなんですね。流石イヴ先輩ですね。」
日菜先輩の部屋に向かって日菜先輩がベッドに入ったはいいものの、それから僕と日菜先輩はずっと喋っていた。
「というか日菜先輩早く寝ましょうよ。一応病人ですし。」
「えへへ……ごめんね!しゅうくんと話せたのが嬉しくて……」
「そうですか……僕がいてよかったですね。」
僕がそう言うと、日菜先輩が、
「ねえしゅうくん……手繋いで?」
「え?手を?どうしてです?」
「寒いから……あとしゅうくんに手を繋いで欲しいからだよ?……ダメ?」
「……今回だけですよ。」
僕はそう言うと、日菜先輩の手を握った。日菜先輩の手はとても冷たかった。
「すごい手が冷たいですよ?ちゃんと温まってないじゃないですか……」
「ごめんなさーい……」
「……温まるまで僕が握っていますよ。」
「うん……ありがとしゅうくん……」
日菜先輩はそう言うと寝てしまった。僕は数分間日菜先輩の寝顔を見ていた。
「ん〜しゅうく〜ん……」
「夢にまで僕はいるんですね……」
僕はストーカーか何かと思いながら見ていると、
「しゅうく〜ん……大好き……」
「……っ!」
いきなり言われた言葉に僕は驚いた。日頃から日菜先輩には好きとは言われているが、今言われたのはすごく心臓に悪い。
「……僕だって日菜先輩の事が好きですよ……大好きです……」
僕だって日菜先輩の事が大好きだ。でも言う事は出来ない。もし言って失敗したら今の関係が崩れてしまうから。それが嫌だから。
(結局昔から何も変わってないんだな……)
僕はそっと日菜先輩の手から自分の手を解くと、
「ゆっくり休んでくださいね?」
と言い残して日菜先輩の部屋を後にした。
後日、日菜先輩から、
「なんで帰ったの〜!!」
とずっといるという約束を守らなかった事に日菜先輩が怒るのだがそれはまた別の話……
見てくださってありがとうございます。
感想書いてくれるとモチベ爆上がりです!
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ルコルンさん、てぃあまんまさん星9評価ありがとうございます!
非公開の方ですが、星7評価ありがとうございます!
そして沢山のお気に入り登録ありがとうございます!
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夏祭りの約束をする修斗くんそして……
そして今回は結構短めです。そして後書きまで読んでくださいお願いします!
あと、先に言っておきます。皆様を裏切ってすいません。
今日もまた1日が終わろうとしている。夕暮れの空にまた沈んでいく太陽。その中、とある学校の一室で2人の学生が仕事をやっていた。
「ねえねえ!今度夏祭りだね!」
「そういえばそうでしたね。また毎年のように何か問題が起こるんでしょうけど……」
毎年この季節には夏祭りがあるのだが、去年は上級生の誰かが問題を起こして全校集会を開いた。逆に夏祭りで何をすれば問題になるのか不思議に思うのだが……
「一緒に夏祭りいきたいんですか?」
「うん!そうだよ!……どうしてわかったの?」
「なんとなくそんな雰囲気だったんで……それに日菜先輩凄い夏祭りのポスター見てたんで……」
「さすがしゅうくん!私の事なんでも知ってるね!」
「……一応1年半一緒にいますからね。少しは日菜先輩の考えてる事わかりますって。」
「そっかー!じゃあ、一緒に夏祭り行ってくれる?」
「日菜先輩が行きたいって言ってますし、全然大丈夫ですよ。それにどっちにしても当日は出かける予定でしたし。」
「え、そうなの〜?ならそっち優先の方がいいんじゃない?」
「いや大丈夫ですよ。友達と行く予定だっただけなんで。先輩に誘われたって言って断れるんで。」
本当は僕の友達と一緒に夏祭りに行く予定だった。一応僕にも友達はいる……友達はちゃんといる。
「そっか!なら絶対一緒に夏祭り行こうね!約束だよ!」
「分かってますよ……約束です。」
僕はそう言うと日菜先輩と指切りをした。
「ただいま……」
放課後、特に何も予定が無かった僕は家へと帰って来た。
「今日も疲れたな……」
僕はそう言うと着ていた服を脱ぎ捨ててソファへと転がった。
「……祭りか……」
『祭り』僕にとってそれは何も思い出が無い記憶の隅の方にある1つの塊でしか無い。
「……昔とは違う……今の僕には大事な人がいる。やりたい事が出来ている。それだけでいいから……」
僕は昔の思い出を
「……いいな日菜先輩は……家族がいて……」
僕にはもう誰もいない。優しかった母親も、厳しかったが何かを達成した時には必ず褒めてくれた父親も、僕が勉強で分からない所を必ず教えてくれた兄も、
『全員居なくなった』
「ご飯食べなきゃ……」
僕はそう言うとキッチンに向かって顔を上げた。
「昔母さんが作った大根の煮物美味しかったよな……」
昔よく母親が作ってくれた大根の味をふと思い出して僕は笑った。
「何昔を思い出してるんだよ……もう昔の事は捨て去ったんだろ?」
僕はそう呟くとキッチンから包丁を取り出し……
「……っ!」
包丁を指に当て軽く引いた。指から感じる切った時の独特の痛み、僕は目を覚ました。
「はあ……なあ修斗?一体お前は……
どうなりたいんだ?」
どうでしたか?純粋甘々ラブコメだと思ったそこのあなた!残念でした!シリアス展開入りのラブコメでした!
マジで純愛ラブコメと思って読んでくださっていた方々すいません!実は当初からこのような展開で書くと決めていましたw
本当に読者の方々には誤ります!すいませんでした!修斗くんのプロフィール書いてなかったのでここに書いておきます。
名前→中野修斗
10月10日生まれ 16歳
趣味
・バンド(主にパスパレ)のライブ鑑賞
・料理
羽丘の生徒会役員。この物語の主人公。日菜ちゃんとは1年後輩の関係
日菜ちゃんの行動に対して少し愚痴を言いながらもついて行っている。日菜ちゃんの事が異性として好き。
実はギター経験者。本人は全く出来ないと言っているがプロ顔負けのテクニックで一時期話題を呼んだ。
今は過去のトラウマを避けるため全くギターには触れていない。
現在は1人暮らし。家族がいたが数年前に亡くなっている。
基本的には修斗くんの過去が暗いものとなっているだけで日菜ちゃん及び原作キャラには何も変化などは加えていません!なのでこれからはイチャイチャ+シリアス展開を楽しんで頂ければと思っています!
基本的に比率的にはイチャイチャ7:シリアス3くらいで考えてます!それでは改めて……
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闇医者さん、志無さん星9評価ありがとうございます!
一般学生Cさん星7評価ありがとうございます!
沢山のお気に入り登録ありがとうございます!
総合評価200突破!感謝です!
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夏祭りを楽しむ修斗くん
基本モチベ無いと僕書けないのであるうちに沢山書いてますw
今回は夏祭り後編です。
そういえばバンドリ日菜ちゃんバナーですよね。可愛すぎて昇天しかけましたw
夏祭り当日、会場には大勢の人がいた。すぐに周りがわからなくなってしまいそうな位だった。
「さて……日菜先輩との待ち合わせ場所はここか……」
僕はと言うと、日菜先輩と一緒に夏祭りを回るために来ていた。もちろん今の服装は和装だ。
「まだ時間まで30分もあるのか……」
どうやら早く来すぎていたみたいだった。朝から今日の事を考えていたためしょうがないと言えばしょうがないが。
「まあいいか……待ってる時間もデートみたいな……いやデートじゃないぞ?何を言ってるんだ僕は……頭を冷やせ中野修斗。」
緊張しすぎて頭の中がパンクしたらしい。日頃絶対に口に出さない事を言ってしまった。そんな事を思っていると、
「あれ?修斗君?」
「丸山先輩?」
丸山先輩と会った。この前話した時に仕事だと言っていたのだが……
「仕事じゃなかったんですか?もしかして逃げてきました?」
「そ、そんな事しないよ!今日のお仕事がたまたま延期になったから夏祭りに来れたんだ!」
「あ、そうだったんですね。」
どうやら仕事から逃げてきた訳ではないようだ。まあ丸山先輩が仕事をほったらかして遊ぶなど思わないが。
「修斗君も遊びに来たんでしょ?一緒にお祭り回らない?」
「あー……すいません……今日は日菜先輩と2人で回るって約束なんで。」
「え?日菜ちゃんと?」
「はいそうですよ?どうしました?」
「う、ううん!なんでも無いよ!」
(だから日菜ちゃんだけ誘っても断られたんだ……)
丸山先輩はどうやら何かを考えているようだ。まあ僕には関係ない事だと思うが。すると、
「しゅうく〜ん!」
日菜先輩の声が聞こえた。
「あ、日菜先輩来ましたね。すいませんそれじゃ。」
「うん!日菜ちゃんとお祭り楽しんでね!」
僕は笑顔で手を振ると日菜先輩の方へ歩いた。
「日菜先輩、おまたせしまし…た?」
「あ、しゅうくん!なんで疑問系なの?」
「あ、いや……日菜先輩の格好が凄くて……」
僕は言葉を失ってしまった。黄緑の美しい和服。それは日菜先輩の雰囲気を強調させるような素晴らしい服装だった。
「やっぱり似合って無かったかな〜……」
「違います!日菜先輩にその服装が似合いすぎてて……ずるいですよ……」
「えへへ……ありがと!しゅうくんもいつもよりずっとかっこいいよ!」
「……っ!そ、そうですか……」
日菜先輩にいきなりそう言われて僕は思わず顔を逸らしてしまう。好きな人にそう言われると照れてしまうのはしょうがない事だ。
「あれれ〜しゅうくん?照れてるの〜?可愛いね〜!」
「う、うるさいです!!僕だって照れることくらいありますよ!」
「あはは!るんっ♪って来たよ!」
「もう……早く行きますよ?」
僕はそう言うと日菜先輩に向かって手を差し出した。
「……?しゅうくん?」
「流石にこの中で2人迷子になるとめんどくさいですからね。手を繋いでおいた方がいいかと思いまして。」
嘘だ。確かに迷子になるとめんどくさいとは思った。でも本当は日菜先輩と手を繋ぎたかった。好きな人と一緒に祭りを回れるなど夢のようだから。
「……うん!」
日菜先輩はそう言うと僕の手を優しく握った。そして……
「一緒に楽しもうね!!」
そう笑顔で言った。それを見て僕は
(やっぱり僕は日菜先輩が好きだ……)
日菜先輩に対しての恋心を再認識した。楽しい夏祭りが、今から始まる。
「ねえねえしゅうくん!一緒にとうもろこし食べよ!」
「分かりましたから走らないでくださいって!」
日菜先輩と一緒に夏祭りを回るのは楽しかった。日菜先輩と一緒に色んなものを食べたり、射的で日菜先輩がぬいぐるみをゲットしてたり。射的って景品が取れないようにしてるんじゃないの?やっぱり天才は違うな……と思っていると、
「ねえねえしゅうくん!この後の花火も見るよね?」
と聞いてきた。
「もちろんですよ。」
本音を言うと日菜先輩と一緒に花火を見る方がメインだったりする。
「じゃあ!すっごく綺麗に見れる所あるから行こ!」
「そんな所見つけたんですか?まあ行きましょうか。」
僕はそう言うと日菜先輩と一緒に歩き始めた。
「ここだよ!」
「ここなんですか?そんなに変わんないと思いますけど?……」
僕と日菜先輩は2人で花火がよく見えるらしい場所へと来た。一見普通のように見えるのだが……
「あ、始まるよ!」
日菜先輩がそう言った瞬間、夜空一面に色とりどりの花火が咲いた。
「うわぁ……綺麗ですね。」
「うん!凄い綺麗だね。」
よくあるラブコメではここで『君の方が綺麗だよ』と言うのかもしれないが、僕にはそんな事を言える度胸は無い。その代わり小さな声で、
「大好きですよ日菜先輩……」
「……?何か言った〜?」
「いや、何も言ってないですよ。日菜先輩……来年も一緒に花火見ましょうね。」
「……うん!約束だよ?……」
「……はい。」
僕はそう言うと日菜先輩の手を優しく握った。一瞬日菜先輩は驚いた顔をしたが、すぐに手を握ってくれた。日菜先輩の手は温かく、優しい感じがした。
僕の
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基本評価頂いたら名前出して紹介してます。
次回ちょっとシリアス入ります
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修斗の過去
僕は友希那と花音推しです。(誰得情報?)
今回はシリアスのみ
イチャイチャはないです。
僕の父親はバンドでギターをやっていた。バンド名はSelene 。vocalのレイ、ベースのアス、ギターの一シュマ、ドラムのブラスト、キーボードのトワ。一時期は圧倒的な演奏力や音の響きで、多くの人が魅了された。そんな父親と母親の間に生まれたのが僕だった。自分の育ってきた環境のおかげで僕も小さいときから楽器に触れて育ってきた。時にはドラム、時にはベース。バンドと色々な楽器に触れた。その中でも僕はギターはずっと弾いていた。
「ねえねえ!このぎたーってとってもすごいね!」
「そうだろ?ギターは父さんが2番目に大好きなものだからな!」
「あれ?いちばんは?」
「勿論ママと修斗だぞ!」
「ふたりいるよ?」
「細かい事は気にするな!!あっはっは!!」
とにかく最高な時間だった。父さんがギターを弾いているのを隣で見るのが好きだった。そのうち、自分もギターを始めたいと思い始めた。
「お父さん!どうかな!?」
「……完璧だぞ!!父さんよりも上達が早いなんてな……もっと父さんも練習しないとな!」
「なら次はこれ弾こうよ!ツインギターで!」
「まかせろ!いくぞ!」
とにかく毎日が楽しかった。小さい頃から父さんのギターを弾く姿に憧れていた。だから父さんとギターを弾いていた時は自分が何でも出来る神のような存在に思った。そのうち、父さんのバンドメンバーと一緒に曲を弾かせて貰う事があった。
「……どうだった!?」
「……すげーじゃん!!まだまだ荒削りだけどお前の父ちゃんと雰囲気が似てる。ボーカルの俺も遠慮なしでどんどん歌えていけたしさ。大人たちの演奏について来れるなんてその年では結構むずいんだぞ?」
「だってもう10才だからね!そのうち父さんよりも凄いギタリストになりたいんだ!」
「お、言われてんぞ?Seleneのギタリストさん?」
「まだ修斗には負けないからな!!もっともっと練習して修斗が追いつけない位まで上手くなってやるぞ!」
「僕も沢山練習するよ!そしていつか一緒にギター弾こ!」
いつのまにか毎日学校に行って、帰ってきたらギターを弾く。母さんに毎日怒られるまでギターを弾いて父親に追いつこうとした。それで毎日の時間が過ぎていく。
「修斗?友達とかと遊ばないの?」
「僕はギターを弾いてた方が楽しいから大丈夫!」
友達と言えるような人は作れなかった。でも後悔はしなかった。ギターが好きだったから。父さんと一緒にギターを弾く方が楽しかったから。
でもある日、
全てが崩壊した。
「お父さん!?お父さん起きてよ!!!」
父さんのライブが終わった後、一緒に家へと帰っていた時に父さんはいわゆるアンチに銃で撃たれた。目の前に広がる血の海。だんだんと体の熱が無くなっていく父さん。あの時の僕は何をすればいいのかもわからなかった。
「ぐっ……し、しゅう……と……」
「お父さん!しゃべっちゃダメだよ!もっと怪我がひどくなっちゃう!」
「ぎ、ギターだけは続けてくれ……お前は……俺を超える……ギタリストになれる……」
「お父さん……そんな事言わないでよ!!お父さん……?お父さん!」
そして父さんは亡くなった。そこからは負の連鎖だった。
「お母さん……?……お母さん!!」
その1か月後に母さんも自殺した。後追い自殺と言うやつだ。そして兄も交通事故で亡くなった。
「……修斗。お前は本当に辛い事を経験してしまったな……これからはじいちゃんとばあさんが必ず守ってやるからな。」
「……うん。」
僕は祖父の家へと預けられた。それから祖父が言うにはまるで抜け殻のようだったらしい。
僕は何も出来なかった。目の前で父と母を亡くし、兄も交通事故で亡くした。
それから僕は狂ったように勉強を始めた。ギターを弾くのを諦めた僕には何も残っていなかったから。これからも何もない
僕の前に
最初の印象は最悪だった。あんなに狂ったように勉強をしたため僕は1位。僕は嬉しかった。自分の努力が報われたような気がしたから。しかし日菜先輩は受験の事を、
「あんなの教科書読めば簡単だよ〜!」
努力している人に向かって侮辱とも言える発言をした。許せなかった。僕が努力してきたものを、時間を無に返されるような感じがしたから。
僕が生徒会に入ると決めた時、日菜先輩も生徒会長をやると知った時は生徒会の立候補をやめようと真面目に考えたくらいだ。それくらい当時は日菜先輩を恨んでいた。でもその考えはすぐに消された。
「しゅうくん!次これやってね〜!」
生徒会に入ったばかりの時、日菜先輩は次々と僕に仕事を任せてきた。僕は仕事をやらない日菜先輩に対して苛つきを覚えながら仕事をしていた。でも日菜先輩は全て仕事を終わらせた時、僕を思いっきり抱きしめた。
「しゅうくんおつかれ〜!!」
人の温かさに触れられたような気がした。父と母と兄を亡くし、人の温もりを忘れていた僕を救ってくれた気がしたのだ。懐かしい感じを思い出し少し泣いてしまったのを今でも覚えている。
それからというもの、僕と日菜先輩はプライベートでも一緒に過ごす事が多くなった。日菜先輩はアイドルでもあるためなかなか一緒にいる機会は少ない。テレビの中で活躍している有名人と一緒にいるだけでも幸せな事なのかも知れない。日菜先輩の笑顔が好きだ。日菜先輩の仕草が好きだ。日菜先輩の全てが好きだ。僕が初めて恋をした女性。もう大切な人は失いたくない。だから、
僕は全力で大切な人を守る。それが今の僕の願いなのだから
見てくださってありがとうございます。
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フォレスターSJ5さん星8評価ありがとうございます!
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日菜先輩と修斗くんのプールデート
前話の『修斗の過去』の中で設定に矛盾が生じていました!本当にすいません!現在は修正済みなのでご安心ください
また日菜ちゃんの一人称はいままで「私」となっていましたが結構多くの方々から「あたし」ではないかとの指摘がありました。なので一人称の方を「あたし」に変更させて頂きます!8話以前の一人称の変更を完了しておりますので把握お願いします!
そしてもう一つ!今まで小説を書いてきて他の小説家の方々と何が違うのかを考えてみた結果、多くの方のラブコメは時系列が完璧なのですが、僕は絶望的なまでにばらばらだという事に今更気付きました!そのため今後は時系列の方も意識して書いていこうと思っています!また夏祭りの小説を投稿したのですが、少々設定を強引に変えているところがあります。具体的には修斗くんの世界は夏祭りが夏休みの最初の方にあると行った感じです。普通は夏祭りは夏休みの終盤にある事が多いのですが僕のは投稿した順番の問題でこのような設定になりました!こちらの方も把握お願いします!
長文を読んで下さった方々ありがとうございます!
それでは本編どうぞ!
あ、関係ないですが今月30日誕生日です。よかったらおめでとうくださると嬉しすぎて発狂するかもしれませんw
「しゅうく〜ん!」
「どうしましたか?また仕事押し付けないでくださいよ?」
「違うよ〜!」
夏祭りが終わってから少し経ち時期は夏休み前半。この町の夏祭りは夏前半にあるため夏休み中盤以降は暇になるのだ。今日は僕と日菜先輩は学校に来て生徒会の仕事を少し終わらせに来たのだ。
「これ終わったら今日の仕事終わり〜?」
「そうですね。あとちょっとで終わるんで頑張ってくださいよ?」
「は〜い!」
僕がそう言うと日菜先輩は作業に集中していく。日菜先輩は1度始めるとしっかりと仕事は終わらせてくれるから嬉しい。これで途中で投げ捨てられたら僕も発狂してしまうかもしれない。
「ねえねえしゅうく〜ん?」
「なんですか?というかさっきから名前呼んでばかりですけど……」
「しゅうくんってプール行った事ある?」
「プールですか?人混みはあんまり好きじゃないんで行った事無いかもしれませんね。」
人混みをそんなに好まない僕はそんなに頻繁に外出はしない。外出する人が増える夏などはさらに家に篭りっぱなしになるのだ。
「そっか〜……じゃあさ!一緒にプール行こ!!」
「……え?」
「……どうしたの?」
「いや……え?プールですか?一緒にですか?」
「そうだよ?」
思わず日菜先輩に聞き返してしまった。なぜなら自分の好きな人と一緒にプールに行く。これがどれだけ幸せな事なんだ……
「べ、別にいいですけど……メンバーとか他に誰がいるんです?」
「……?2人だよ?」
「あ、そうなんですね。ちなみに誰なんです?その2人は?」
「しゅうくん何言ってるの?あたしとしゅうくんだよ?」
「……え?2人でいくって事です……?」
「うん!」
「…………」
今回ばかりは日菜先輩の笑顔が見えなくなるくらい驚いた。
1週間後、僕と日菜先輩は2人で近くのレジャープールへと来ていた。僕は先週に日菜先輩からプールに行くと誘われた後にすぐ水着を買いに行った。まあ男子なのでそんなに悩む事は無かったが。
「……日菜先輩どんな水着なんだろな……」
初めて好きな人とプールに行くとだけあって僕も多少日菜先輩の水着姿には興味があった。いや嘘だ。無茶苦茶興味がある。そのためここにくるまでの間に日菜先輩と歩いている隣で日菜先輩の水着姿を妄想していたのは秘密だ。……意外と僕は変態かもしれない。
「……マジでどうしようかな……」
好きな人の水着姿を見たら僕は気絶してしまうかもしれない。それくらい僕は緊張している。すると後ろから、
「しゅうく〜ん!お待たせ〜!」
と日菜先輩の声が聞こえてきた。僕は決心して後ろを向いた。
「えへへ……どうかな?あたしに似合ってるかな?」
「……日菜先輩……」
日菜先輩は水色の水着に白色の水玉がついたとても可愛い水着を着ていた。とても似合っていると思った僕は思わず日菜先輩をじっくりと見つめてしまった。
「しゅうくん……そんなに見ないでよ……恥ずかしいよ……?」
「あ、すいません……!その……凄い似合ってると、思います…よ?」
「そっか……しゅうくんに似合ってるって言われて嬉しいよ!」
日菜先輩はそう言うと僕の手をとって、
「早く泳ごーよ!」
と言った。
「いいですけどちょっと待ってください。」
僕はそう言うと羽織っていたラッシュガードを日菜先輩に着せた。
「……しゅうくん?」
「いいから着てください……その……あんまり周りの人に…見られたくないんですよ……日菜先輩の水着を……」
「……!そ、そっか……!」
そう、日菜先輩がここに来てから周りの人が日菜先輩の事をじろじろと見ているのだ。日菜先輩は特に何も思ってないようだが僕はそれが気になり日菜先輩にラッシュガードを着せた。
「さ、いきましょっか。日菜先輩?」
「う、うん!ねえしゅうくん!手、繋ご!」
「……転ばないように手を繋ぐだけですからね。」
僕はそう言うと日菜先輩の手を握った。
「それじゃ!しゅっぱーつ!」
そう言うと僕と日菜先輩はプールサイドを走り始めた。
「しゅうくんはやく〜!」
「待ってくださいよ!日菜先輩……!僕そんなに早く泳げないですから!」
絶賛今は日菜先輩と泳いでいる途中だ。日菜先輩の泳ぐペースが早すぎてついていけていないのが現実だが。というか、あまり外に出る事がないから泳ぐ事自体があまり得意ではないのだ。
「はあはあ……やっと追いつきましたよ……少しは僕のペースも考えてくださいよ……」
「だってしゅうくんのペースだとすっごく遅いんだもん!」
「そうですけど!……というかもう12時ですか……何か食べましょうか?」
「うん!お腹すいたよ〜!」
日菜先輩と泳いでいたらもう12時になってしまった。やはり楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものだ。
「何か食べたいものあります?というか多分焼きそばくらいしかない気もしますけど……」
さっきちょっと売っているものが見えたがかき氷と焼きそばしかぱっと見売っていなかった。
「ん〜……焼きそば!」
「分かりました。買ってきますからちょっと待っててください。」
僕はそう言うと焼きそばを買いに行くことにした。
「お待たせしました日菜先輩。焼きそば買ってきましt……」
「ねえいいじゃん〜!きみ可愛いんだしさ〜!」
「……あたし君に興味無いもん……」
僕が焼きそばを買って戻ってくると日菜先輩は誰かと話していたようだ。どうやらナンパされているらしい。日菜先輩はその表情からめんどくさそうな感じだ。僕もこの後に支障が出ると面倒だと思ったため、とっととナンパを追い払う事にした。
「ねえ君も暇でしょ〜?俺と遊んだ方が絶対たのs……」
「あの、彼女に何か用でもあるんですか?」
「ああ?お前には関係ねぇだろ!引っ込んでろ!」
「関係ありますよ?そこにいる人、僕の彼女なんで。」
「……え!?///』
「はあ?お前みたいな陰キャがこの子の彼女な訳ねぇだろ!」
「っ……!しゅうくんの事馬鹿にしないでよ!」
「んだよ!このクソガキがっ……!ぶっ殺してやる!」
「そこまでにしておいた方がいいんじゃないですか?」
「何を言って……」
僕がある方向に指を指すと、プールの監視員がこちらを向いていた。どうやら何か騒ぎが起きないか見張っている途中に僕たちをみつけらしい。
「……クソが……」
男はバツが悪そうな顔をすると僕達の前から去っていった。
「大丈夫でしたか?日菜先輩?」
「う、うん……大丈夫だったけど……」
「……?どうしました?」
「……『僕の彼女』って……」
「あっ……!す、すいません!?日菜先輩を守ろうと思ってたらつい……」
特に意識していなかったが、どうやら僕は凄い事を言ってしまったらしい。
「だ、大丈夫だよ!しゅうくんに言われるのはいいし……///」
「……?とにかくすいませんでした……あ、これ買ってきましたよ。」
僕はそう言うと日菜先輩に買ってきた焼きそばを渡した。日菜先輩は笑顔で
「ありがと〜!しゅうくん!」
と言って焼きそばを受け取った。僕と日菜先輩は「「いただきます!」」と言うと一緒に食べ始めた。
「ねえねえしゅうくん!今日は楽しんでる?」
「当たり前じゃないですか。日菜先輩といるといつも楽しいですよ。」
「そっか!よかった〜!」
その後は無言でお互い食べていた。しかしその無言の時間は気まずさではなく心地よさを思わせるものだった。
「そろそろ帰りましょうか……周りも暗くなってきましたしね……」
「そうだね〜……今日はすっごく楽しかったよ!るんっ♪てした!」
「あはは……よかったですね。」
周りが暗くなりはじめた頃、僕と日菜先輩は帰る準備を始めた。日菜先輩の水着可愛かったな……また一緒に遊びたい……
「じゃあ帰ろっか!」
「そうですね……暗いんで手、繋ぎます?」
「繋いでくれる……?」
「……当たり前ですから……」
僕はそう言うと日菜先輩の手を握った。日菜先輩は笑顔で握り返してくれた。
「家着いたよ〜!」
「今日は誘ってくれてありがとうございます。楽しかったですよ。」
「うん!あたしもしゅうくんと一緒に遊べて凄く楽しかった!……ねえしゅうくん!目、閉じて!」
「え?どうしてです?」
「いいから!」
日菜先輩はそう言うと僕に目を閉じる事を要求してくる。僕は戸惑いながらも目を閉じた。すると、
「チュッ」
「……え?」
頬に柔らかい感触を感じた。僕は慌てて日菜先輩の方を向くと、日菜先輩は
「じ、じゃあね!お、おやすみなさい!!」
と凄いスピードで家の中へと入っていった。僕はしばらくその場で固まってしまい、しばらくした後、
「……僕、日菜先輩にキスされた?」
と呟いた。
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