Rainbow Life (山三郎)
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第一期
1話 運命の出会い


ハーメルンの小説始めました!!

下手くそですが、温かい目で見てください!!

よろしくお願いします!!


俺は水野正樹(みずのまさき)。虹ヶ咲学園の2年生だ。ちなみに学科は人文学科で文系の勉強をしている。

正樹「はぁ、疲れた。さてと、今日も新入部員を探すか。」

同好会のメンバーの人数は2年生俺含めて2人、3年生は2人の計4人で活動しているが、とても少ない。さらに問題なのは後輩が1人もいないことだ。これは俺の見た目が問題だそうだ。

男子からは「あいつ、睨みつけてる感じがだから嫌なんだよな」と陰で言われ、女子からは「怖いよね。あの男子」と言われてよく避けられている。

正樹「ついこの間、1年生の入学式があって新入部員来ると思ったが来なかったな…」

そこで考えたのは1年生に直接スカウトしに行くことだったが、俺は正直、話しかけるのが苦手だ。

正樹「お昼食べてからゆっくり考えるか…」

廊下の掲示板に貼られてあった演劇部のポスターを目にした。

正樹「主演は1年生の桜坂(おうさか)しずく?…すごいな…1年生で主演やるなんて…」

(桜坂しずく…どこかで聞き覚えがあるな…)

この演劇部のやる公演のお話は海賊のお話だそうだ。

放課後になり、俺は同好会のメンバーのグループL〇NEに「先に練習しててください」と送っておいた。

 

~講堂にて~

正樹「もうすぐ始まるみたいだな…」

ステージのブザーがなり公演は始まった。

最初は演劇には全く興味を持たなかった俺が同好会の勧誘に役立つことではないかと考え、公演を見ることにした。その時、桜坂しずくの顔を初めて見た瞬間、彼女の美貌に心を奪われた。

そしてあっという間に15分間の公演は終了した。

しずく「ありがとうございました!!」

見ていた生徒たちが大きな拍手をしていた時に俺は桜坂しずくという子の演技と美貌に見惚れてしまった。

正樹(なんてすごい子なんだ…もしスクールアイドルとして出たら新しいスクールアイドルとして人気がでるかもしれない!)

しかも俺好みのタイプだった。…それはさておき

生徒たちが帰っていった時を見計らって桜坂さんに声をかけてみた。

正樹「あの…ちょっといいかな?」

しずく「はいっ?何ですか?」

正樹「君の演技とてもすごかったよ!見惚れちゃったよ…」

しずく「あ、ありがとうございます///」

正樹「そうだ!いきなりだけど君、スクールアイドル興味ないかい?」

しずく「スクールアイドル?」

正樹「そう!君もスクールアイドルになって君の演技の凄さを活かしていないか?」

俺がパソコンで作ったスクールアイドル同好会のチラシを見せた。

正樹(急過ぎて困ってないかな…)

しずく「…わかりました!やってみます!…実は私、憧れていたんです!これからよろしくお願いします!」

正樹「名乗るのがまだだったね、俺は人文学科2年の水野正樹だ。よろしく」

しずく「私は桜坂しずくです!改めてよろしくお願いします!正樹さん!!」

正樹「!?」

いきなり下の名前で呼ばれたからドキッとしてしまった…

しずく「どうかしましたか…?」

正樹「(近い…)ああ…なんでもない…大丈夫だ」

しずく「あっ!私からぜひ同好会に入れてほしい人がいるのですが…よろしいですか?」

正樹「ん?他にも紹介してくれるの!?ありがとう!!」

しずく「えっ…///」

つい勢いで手を握ってしまった。しまった…俺の学校人生は終わった…

正樹「あっ!ごめん!」

しずく「い、いえ!大丈夫ですよ///…むしろ嬉しいです…先輩みたいなかっこいい人に手を握られて…///

正樹「あぁ…そうか…(後半あたり聞こえなかったが…)それでだけどその子ってどんな子なんだ?」

しずく「その人の名前は中須(なかす)かすみさんっていう人で私と同じく1年生です」

正樹「よし、次は中須さんに会いに行こう!じゃあ、桜坂さん。案内してもらっていいかな?」

しずく「はい!あと…私の事はしずくって呼んでもいいですよ…///」

正樹「…しずく…ちゃん、行こうか!」

出会ったばかりの女子に下の名前でしかも呼び捨てで呼ぶのは抵抗があった。

しずく「むぅ…」

この時、なんでむすっとした顔したのかがわからなかったが…その顔がとても可愛かった。

 

 




次回予告
しずく「先輩と出会えて良かったです!」
正樹「そんなに嬉しいことだったのか?」
しずく「はい!もちろんです!」
正樹「しずくちゃんにそう言われるの凄く嬉しいな…」
しずく「照れてる正樹さん可愛い…」
正樹「改めて次回は!」
次回 期待の新入部員


R18版出してみようかな…19歳にはまだ早いかな?


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2話 期待の新入部員

13日に登校する予定の日にちが遅れてしまった…


俺はしずくちゃんと二人で中須さんのいる教室に向かった。

正樹「ここにいるのか?中須さんは」

しずく「はい!かすみさーん」

かすみ「あっ!しず子!…その人は?」

しずく「紹介するね!2年生の水野正樹さん。かすみさんの探してたスクールアイドル同好会に所属している人だよ。」

正樹「水野正樹だ。よろしく。」

かすみ「先輩がスクールアイドルですか~?」

しずくちゃんが言った事を疑うように俺を見た。

正樹「…なんか勘違いしてないか?俺がスクールアイドルにやってるんじゃなくて、スクールアイドルを支えるいわば、マネージャーの仕事をしている。」

と中須さんにわかりやすく説明をした。

かすみ「なるほど~、かすみんたちにマネージャーがいるってことですね~」

それに対し、俺は頷いた。

正樹「二人とも俺の作ったポスター見てくれたんだろ?後輩が一人もいなかったからもうダメだと思ったから良かったよ。」

「「先輩が作ったんですか~?」」

二人とも驚いたようだ。

正樹「そう。パソコン使って作業するのは得意からな。ポスターなら簡単に作れるさ。」

しずく「先輩は一体…」

正樹「それで本題だが、かすみちゃん」

かすみ「は、はい!」

正樹「同好会に入って俺たちと協力しないか?」

かすみ「もちろんです!正樹先輩はおろか、ファンのみんなをかすみんの虜にさせてみせますよ~!」

正樹(…俺も入ってるのかよ…まぁいいや)

これで五人目のメンバーが出来た。

正樹「さっそくで悪いけど、部室に来てくれ」

「「はい!」」

俺は新しい新入部員となった二人を連れて部室に向かうこととなった。

???「遅いですよ~正樹さん!」

正樹「あぁ、ごめんな。実は新入部員を連れて来たんだよ。」

俺を待ってくれたこの元気な女子の名前は「優木(ゆうき)せつ()」ちゃん。スクールアイドルが人一倍大好きなとても元気で明るい女の子だ。ちなみにだが、アニメが凄い好きで俺と話がよく合う。

せつ菜「…?新入部員ですか…?」

???「ついに後輩ちゃんが出来たのかな~?」

今、おっとりとした感じでいる人は「近江彼方(このえかなた)」さんだ。彼方さんは違う学校に通っている妹さんのためにスクールアイドルやバイトを頑張っている人だ。遅くまで働く時が多いので寝てしまうことがある。

???「あっ…可愛い後輩が来たよ~」

そして身長の高い人の方は「エマ・ヴェルデ」さんだ。どうやらスイスから来ていて、スイスで見ていた日本の音楽番組に出ていたスクールアイドルを偶然見て、そのスクールアイドルに憧れて日本に来て虹ヶ咲学園に入学したそうだ。日本語に関しては俺が教えている。

「「よろしくお願いします!!」」

しずく「国際交流学科1年の桜坂しずくです!」

かすみ「普通科の1年の中須かすみです!」

彼方「元気があってよろしい~」

せつ菜「仲間が増えてきましたね!」

エマ「国際交流学科…?同じだね!piacere~」

かすみ「ぴ…ピアなんとか?」

正樹「「よろしくね」って意味だよ。」

しずく(イタリア語わかる正樹さん…すごい…)

正樹「さっそくで悪いけど、五人で初めての練習やるか!」

しずく「練習ってどんなことをするのですか?」

正樹「練習は見てからのお楽しみさ!」

 

 

 




次回予告
正樹「頼もしい後輩が来てくれて嬉しいよ!」
かすみ「かすみんは「正樹先輩がかすみんの虜にする!」が目標なので~」
正樹「(なんでこんなに懐かれてんだ?)目的はともかく頑張れよー」
かすみ「ほぼ棒読みじゃないですか!!」
正樹「気を取り直して、次回は?」

次回 3話 散った才能たち


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3話 散った才能たち

今回はしずくちゃんとかすみちゃんが同好会に加入した回!!


正樹「さぁ、練習始めるぞー」

しずくとかすみはまだ練習着を持ってきていなかったのでジャージに着替えさせて参加させた。

せつ菜「今日も気合い入れていきましょう!!」

彼方「新入部員2人も来たから頑張らないとね~ㇲャァー」

正樹「寝ないでください」

静かにツッコミをした。

改めて新しいメンバー2人が加わったスクールアイドル同好会の活動が始まった。

しずく「これは…頑張らないといけないですね!」

かすみ「うぅぅ…」

しずくは演劇部で慣れているのもあったおかげか難なくついてこれていたが、かすみはというとかなり苦戦しているみたいだ。

 

そして、練習が終わり皆で帰る事となった。

かすみ「あ~、きつかったです~」

正樹「お疲れ様、頑張ったな。(まさか、女子と帰れる日が来るとは…)」

エマ「新入部員来た記念に一緒に食べに行かない?」

彼方「せつ菜ちゃんがいないのは寂しいけどね~」

正樹「せつ菜ちゃんは家の用事があるって言ってたのでしょうがないですよ。」

俺たち五人でファミレスで食べる事となった。

エマ「ボーノ~!」

正樹「いい食べっぷりですねー。」

しずく「一口の量が多いですね…」

かすみ(正樹先輩も食べてる量多い気がする…)

彼方「美味しい~!今度、遥ちゃんと行きたいな~」

 

食べ終わった俺たちは分かれて帰った。その後、俺は家に帰って皆の新しい曲を考えていた。

正樹「曲名考えておくか…曲が出来てるのはせつ菜ちゃんの「CHASE!」と彼方さんの「眠れる森に行きたいな」とエマさんの「Evergreen」で出来てないのはしずくちゃんとかすみちゃんの曲だな…」

俺はふとしずくちゃんの演劇を思い出した。そしてしずくちゃんに似合う曲が降りてきた。

正樹「…「あなたの理想のヒロイン」…いいぞこれ!」

曲を書き終わった後、眠りについた。

~翌日~

正樹「よし、皆いい感じだな(見てて安心した…トレーニング室で鍛えてくるか…)」

~せつ菜視点~

せつ菜「(正樹さん、いつも通り鍛えに行ったみたい…正樹さんいない間に私がちゃんと指導しないと!)さぁ、ラブライブまで時間はありませんよ!!」

 

~10分後~

かすみ「はぁ…はぁ…こんなの全然可愛くないですよ!!」

しずく「かすみさん…」

かすみ「こんなのスクールアイドルじゃないです!!」

かすみさんはこの練習が辛かったのか逃げてしまいました…。

彼方「…」

彼方さんがあんな悲しい顔している…

エマ「かすみちゃん!」

しずく「かすみさん!ちょっと!」

こんなつもりはなかったのに…

せつ菜「私は…」

この同好会から抜けるべき存在だ…。

~正樹視点~

明日はせつ菜ちゃんの単独ライブを学校でやる事になって、俺もトレーニングで気合い入れた。

正樹(398…399…400…?…なんか嫌な予感がする…様子を見に行くか)

 

正樹「どういう事だ…皆がいない…。」

俺は必死になってあちこち探し回った。

 

~屋上~

正樹(くそっ…結局、屋上に来てしまった…自分が情けない…)

せつ菜「正樹さん…」

正樹「せつ菜ちゃん…そこにいたんだな…他の皆は…」

せつ菜「皆さんは…私のせいで気持ちがバラバラになってしまいました…」

正樹「…どういう事だ?」

せつ菜「…私は明日のライブで最後にします…」

正樹「おい!せつ菜ちゃん…くっ…(行ってしまった…)」

彼女はいなくなってしまった。あれからせつ菜ちゃんは同好会に来なくなった。

 




次回予告
正樹「くそっ…部長である俺が見てない間に何があったんだ…俺はまたあの時と同じ過ちをおかすのか…俺は一体…どうすれば…」
???「自分を責めるな…正樹…」
正樹「お前は!?…まさか…」
???「久しぶりだな…」

次回 過去の過ち


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4話 過去の過ち

少し長い回想編が続きますが、よろしくお願いします!


俺は3年前にとある事件で記憶が一部なくなってしまっていたそうだ。

俺が小学校4年生から中学校2年生までに唯一、俺を怖がらずに優しく接してくれた親友がいた。そいつの名前は「大竹龍人(おおたけりゅうと)」だ。

龍人はさっきも言ったように優しいやつでよく放課後遊んでいて、親同士も仲がいい。

 

~3年前~

龍人「なぁ、正樹。」

正樹「ん?なんだ。」

龍人「お前が会ったって言う女子の顔見せてくれよ!」

正樹「げっ、写真撮るの忘れてたわ…」

龍人「おい!忘れんなよリア充さんよー」

正樹「誰がリア充だ。…はぁ…ん?ちょうどネットニュースに顔写真載ってたぞ龍人。」

龍人「お?マジか!!見せてくれ!…めちゃくちゃ可愛いな!!」

正樹「ああ、俺らの1歳年下みたいだ」

龍人「へぇ~、こんな凄い子役の子に会えて良かったな」

正樹「あと俺、あの子(・・・)と約束したんだ。」

龍人「約束?どんな約束なんだ?」

正樹「実はな………………って約束した」

龍人「その夢叶うといいな」

正樹「なんだ?いつもの龍人じゃないな…いつもだったら「爆発すればいいのに」とか言いそうだが」

龍人「おいおい、そこまで最悪なやつじゃねーよ…人の夢をバカにするような人間じゃないからな」

正樹「応援してくれるのか?」

龍人「当然だ!」

 

だが、その1週間後…下校中いつも通り話していたら…

龍人「お前、進路どうするんだ?」

正樹「そうだなー、俺は虹ヶ咲に進学するよ。」

龍人「よし、決めた!!」

正樹「ん?何がだよ?」

龍人「俺も虹ヶ咲に進学する!」

正樹「わざわざすまねぇな、俺にあわせてもらって」

龍人「いいんだよ。俺は正樹と一緒にいるのが楽しいんだよ。それにお前はこの前会った演劇の子といつか一緒に活動したいんだろ?」

正樹「あぁ、それには龍人の協力がいる…協力してくれないか?相棒…」

龍人「当たり前だ…っ!?正樹危ないっ!!」

正樹「え?」

俺は急に龍人に突き飛ばされた。

 

僅か数秒の出来事だった…俺たちの歩いている歩道に大型トラックが突っ込んできた。

龍人はトラックに吹き飛ばされていて倒れていた。どうやら龍人は俺を庇ってくれていたようだ。

正樹「龍人!!龍人!!しっかりしろ!!」

その後、近くにいた人たちが救急車や警察を呼んで龍人は病院に運ばれたが、その数時間後に龍人は帰らぬ人となってしまった。

正樹「(俺がちゃんと見なかったせいだ…俺がちゃんと車とかを確認さえすれば…こんなことにはならなかった…)…うわぁぁぁーー!!…ガクッ」

俺は絶望感に襲われたと同時に俺も倒れた。

気がついたら病院だった。だが、なぜこうなったのかが俺にはわからなかった。

正樹「ここは…」

そこには父と母と姉がいた。どうやら事情を知っていて俺に必死に事の経緯を教えてくれたが、事故の影響で龍人と家族以外の記憶がなくなっていたみたいだ。

唯一、男子の中で話せれた大事な親友が…相棒がいなくなってしまって最悪な孤独な日々を過ごすこととなった。

 

俺はあいつの分まで頑張ると決心した。記憶がなくなって勉強が全くわからなかったが俺は必死になって勉強に励んだ。

中学の最後のテストは

国語 97点 数学 95点 社会 98点 理科 97点 英語 93点で余裕のトップを果たし、虹ヶ咲の特待生の枠に入れることが出来た。

 

~入学式~

正樹(う~ん、最近共学になったばかりか男子が1割…まじかよ…)

男子が少ないことに驚いてしまった。そしてクラスでは男子は俺含めてたったの5人だった。

正樹「まぁ、どうせまた避けられるから関係のない話だな。」

そう言った俺は誰とも話さず、すぐに家に帰った。

帰って俺はシャワーに打たれながらこう思った。

正樹(俺は…龍人がいないと人と話せれないのか…なぁ、龍人…教えてくれ…どうやったらこの孤独から解放されるんだ…)

 

~1週間後~

正樹(ここ広すぎだろ…)

1週間経っても学校の広さに驚いて慣れなかった。

???「あの…すみません…」

正樹「はい?なんでしょうか?(…あの子(・・・)、入学式のいなかったはず…でもうちの学校の制服は来ている…)」

俺は黒髪ストレートロングの右の髪を一房くくったヘアスタイルをした女の子に声をかけられた、しかも女の子に話しかけられたことがたぶん初めてで緊張している。

???「この学園にスクールアイドルってありませんか?」

スクールアイドルなんだそれ…

正樹「…な、なかっただす(・・)よ…」

やばい、緊張のあまり噛んだ。

???「ふふふっ…」

正樹「なにがおかしいんですか?」

???「あなたこと最初はちょっとだけ怖い人って思ってましたけど、私と話す時とても緊張されてて面白い人ですね…ふふっ」

正樹「笑うなんて酷すぎますよ…」

???「ごめんなさい。申し遅れました私の名前はな…じゃなかった…優木せつ菜です!1年生です!」

正樹「僕は水野正樹です。同じく1年生…って1年生!?」

せつ菜「はい。そうですが…」

正樹「あの…タメ口でも大丈夫ですか?」

せつ菜「はい!もちろんです!…あっ、目的を忘れてました!(どうしようスクールアイドルがない…)」

正樹「ないんだったら作ればいいじゃないか」

せつ菜「なるほど…ならば、いざ…直談判へ…」

正樹「待て、君を一人だけにするわけにはいかん。…(たぶん、龍人も俺と同じ考えだ)俺も入る。」

せつ菜「えっ、えーっ!!」

そう…ここから始まったんだ。彼女たちを支えていく物語が…

 




次回予告
龍人「久しぶりだな!正樹!」
正樹「え?龍人?」
龍人「ああ!せつ菜ちゃんを誘う時の話だが、俺と同じ考えでよかったぜ」
正樹「当たり前だろ?俺と龍人は大切な親友だからな!…だから…見守ってくれよ…」
龍人「おうよ!俺の分まで頑張れよ!!」
正樹「ああ!任せろ!」

次回 眠る美女とマイナスイオン

遅れましたが、リーナさん FARSTさん ふらんどるさん ティアナ000782さん 天王寺栄さん カズマXさん イコヒロさん Ym.Sさん 門矢零さんお気に入りありがとうございます!!
その他2人もお気に入りありがとうございます!!


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5話 眠る美女とマイナスイオン

せつ菜ちゃん、彼方ちゃん、エマちゃんとの出会いの話です!

長くなって申し訳ないです…

疲れて寝てしまって投稿が遅れしまった…


俺はせつ菜ちゃんが一人でスクールアイドルをやろうとしていたのでほっとくことが出来なかった。

せつ菜「えっ、いやでも…あなたには入りたかった部活や同好会があったのでは?」

正樹「確かにあったかもしれない…」

せつ菜「あったかもしれない…?」

正樹「…それがわからないんだ…ただ、親友が出来なかった分、俺がやらないと思ってさ」

せつ菜「…なんかすみません…思い出させてしまって…」

正樹「いや、いいんだよ。…目標が見つかるまで君と一緒に活動したいからね!」

 

キーン

 

正樹(くっ…頭が…)

???「私、まだ中学1年生ですが、いつか…演劇で輝きたいんです!」

???「すごい目標だね!じゃあ俺は君のファン1号だな!違う中学校だったけど、同じ高校で会えたらいつか君と一緒に活動出来たらいいね!」

 

正樹(…なんだ?…今の…)

せつ菜「…どうかしましたか?」

正樹「ん?…あ、ああ…大丈夫だ!そしたら俺は生徒会長に言っておくからあとは任せておけ!」

せつ菜「本当ですか!ありがとうございます!…不思議です…出会ったばかりなのにここまで協力してくれて…」

正樹「ほっとけれなかったんだよ…ただそれだけさ」

生徒会長から俺の説得でスクールアイドル同好会が出来た。そして特別に部室も用意してくれたみたいだ。

正樹「ここが俺たちの部室だ!」

せつ菜「さすが正樹さん!許可取るのが速かったですね!」

正樹「さてと…でも、人数が…」

せつ菜「スクールアイドル1人は無理ですよね…」

正樹「部員を募集するか!」

せつ菜「はい!そうしましょう!」

 

~1週間後 中庭~

正樹「そう簡単にはいないか…」

せつ菜「そうですね…」

???「何かお困りかな~?」

正樹「ん?誰だっ!?」

???「ここだよ~」

せつ菜「正樹さん!足下ですよ!」

正樹「えっ?なぜ下に…(枕持ってる…不思議な人だ…)」

???「ここは彼方ちゃんが寝てる場所だからね~」

正樹「あの…僕だからよかったものの、他の男子に何されるかわかりませんよ…」

???「大丈夫~、だってあなたの所は安全だったからね、彼方ちゃんにはわかるよ~」

正樹「申し遅れました、水野正樹1年生です。それで横にいるのは…」

せつ菜「優木せつ菜です!同じく1年生です!」

???「私は近江彼方~。2年生だよ~。」

正樹「先輩だったんですね。あの…先輩にいきなりこんな話をするのはおかしいと思いますが、スクールアイドルやってみませんか?」

せつ菜(えっ?正樹さん、いくらなんでも早すぎません?)

正樹(回りくどいのはダメだよ…こういうのは得意だし、任せてくれ)

彼方「スクールアイドル!?…実はね、彼方ちゃんは同好会のポスター見て気になってたんだけど、部長さんが誰かわかんなくて探してたんだけど手がかりがなかったからびっくりしたよ~」

正樹「ってことは!?」

彼方「うん。可愛い妹の遥ちゃんのために頑張りたいって思ったから入るよ。よろしくね~」

こうして、俺を含んだ三人目の部員が入った。

せつ菜「やりましたね!正樹さん!!(やっぱり、この人は凄い人…)」

正樹「ああ!」

 

~数日後 食堂にて~

???「えっと~、これどうすれば~」

食券の前で困っている年上の女の子がいた。おそらく外国人だろう。

正樹「あの…どうかしましたか?」

???「助けてほしい…」

正樹「何に困ってたんですか?」

???「あれ、食べたいけど…名前がわからなくて…機械からお金が戻ちゃったの…」

あれとは鮭丼のことだった。写真だけだったからわからなかったんだろう。

正樹「わかりました!僕が押しますよ!」

???「ありがとう!!」

正樹「えっ!?」

出会ったばかりの人に急にハグされてびっくりしてしまった。

 

~テーブル席~

???「ごめんね~、いきなりハグしちゃって~、それにしてもあなたって背高いんだね」

正樹「そうですかね?」

???「うん!そうだよ、あっ…私の名前はエマ・ヴェルデ!スイスからこの学校に来たよ」

正樹「えっ?スイス?ああ失礼しました…僕の名前は水野正樹です」

エマ「じゃあ、正樹君だね~、piacere!」

正樹「こちらこそよろしくお願いします。エマさん」

エマ「お願いがあるんだけど、まだ私日本語わからないこといっぱいあるから教えてくれないかな?」

正樹「もちろんです!エマさんもイタリア語教えてくださいね!」

エマ「嬉しい!いっぱい教えるね!!」

正樹「実は僕からもう一つお願いがあって…」

エマ「ん?正樹君のお願いだったらなんでも聞くよ!」

なんでもか…それはさすがに…

正樹「あの…スクールアイドルやってみませんか?」

エマ「えっ…」

やばい…これまた急なお願いしちゃったかな?

エマ「実は私が日本に来たのはスクールアイドルをやりたかったからだから嬉しい!!まさか正樹君が知っていたなんて!!」

正樹「えっ!?本当ですか?良かった…スクールアイドル同好会に入ってくれませんか?」

エマ「もちろん!同好会でもよろしくね!」

 

~現在~

正樹(…俺は…自分では出来ていたと思っていた…)

確かに俺は自分では出来ていたと思っていたが、彼女たちの事をちゃんと面倒見る事が出来なかった。そこで俺は俺なりのけじめを取ることにした…

正樹(「明日、せつ菜ちゃんのライブ終わったら部室に集合してください」っと)

俺はメッセージを送った。

 

~1年生のフロア しずく視点~

かすみ「ぐぬぬ…せつ菜先輩め…」

しずく「はいはい、後でちゃんと謝ろうね?」

かすみ「…しず子…」

しずく「ん?なに?」

かすみさんは真剣な表情していました。

かすみ「しず子って確か入学式の時にこの学園で会いたい先輩がいるって話していたよね?」

しずく「うん…」

かすみ「その人って…正樹先輩(・・・・)って言ってたよね…」

しずく「…そうだよ…」

そう実は私はずっと水野正樹さんに会いたかった…なぜならあの約束をしたから…でもあの人は…

かすみ「それにしては正樹さんは初対面みたいな感じで接してたけど、もしかしたら覚えていてないのかも…しず子はショックじゃないの?」

しずく「…ううん、私はあの人に改めて会えて良かったから大丈夫だよ!」

かすみ「そっか…時間だからまたね!」

いいえ、本当は…私は…

しずく(…正樹さん…覚えてませんか?…私です…中学生の時に会った…まさか、あの3年前のニュースは…そんなまさか…)




次回予告
彼方「スヤァ~」
正樹「彼方さん寝ないでください。大事な時間ですよ」
彼方「はっ!彼方ちゃんまた寝ちゃってたのか~」
正樹「まぁ、そういうところも好きですけどね」
彼方「今のセリフ録音していい?///」
正樹「ダメです!!はぁ…次回は!!」

次回 考えの先にあるもの

デビルマンさん、ストレイヤーさん、不知火涼月さん、焚未さん、鉄豊誠さん、かいと1415さん、屋根裏のゴミさん、月輝さん、お気に入りありがとうございます!!


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6話 考えの先にあるもの

他のメンバーが登場少なくて申し訳ないです
ちゃんとしたところで登場させますので!


俺はせつ菜ちゃんのライブが終わった後に皆に大事な話をする日だ…そうやって家で考え事をしていたら一通の手紙が届いた。

正樹「誰からなんだ…?」

差出人はまさかの「中川菜々(なかがわなな)」からだった。「中川菜々」とはこの虹ヶ咲学園の生徒会長の名前だ。

正樹「中川会長からだと…?住所なんて教えたっけな…」

実際俺の家を知っているのは「龍人、エマさん、彼方さん、せつ菜ちゃん、しずくちゃん、かすみちゃん」の6人だ。だが、この6人は簡単に俺の住所をばらすとは思えなかった。

いつ、俺の家が使われていたと言うとまず「龍人」は実は大竹家とはお隣同士で大竹のご両親が仕事の関係で出張が多かったため泊まらせることがあったからだ。次に残りの5人は部室が定期点検で使えなかった日や、祝日で学校がやってない日に俺の家に集まってスクールアイドルの活動や勉強会などをしてよく使われていた。だから俺の家を他の虹ヶ咲の生徒に知らているはずがないと考えていたが

正樹(おそらく住所を知っている先生から教えてもらったんだな…生徒会がらみの話だから)

手紙に書かれてあるのを読むと…

 

水野正樹さん

突然ですが生徒会に所属していた議長さんが親御さんの事情により転校することになってしまい議長の席が空いてしまいました。

そこでお願いなのですが、あなたに議長になってほしいと思うのですがお願いできないでしょうか。

あなたの成績は常にトップで生徒会長である私よりも説得力のあるあなたならこの生徒会に務まってこの虹ヶ咲学園を変えるきっかけを作ってくれるのではないかと考えました。朝、生徒会室で待っています。

もちろん、無理にとは言いません。どうかよろしくお願いいたします。

中川菜々

 

正樹「とんでもない話だな…だがこれで何か会長が優木せつ菜に関してのことは把握しているはず…この謎を解くにはいい機会だ…」

 

~生徒会室~

正樹「失礼します。人文学科2年の水野正樹です。」

菜々「どうぞ…それであの手紙の件は…」

正樹「ぜひ、僕にやらせてください。」

菜々「ありがとうございます。では、改めてこれからよろしくお願いします。…水野議長」

正樹「はい。よろしくお願いいたします。中川会長。」

こうして俺は議長となった。優木せつ菜と出会った時からの謎を探るために…

そして、せつ菜ちゃんの最後のライブがある日でもあった…

 

~放課後 控室~

正樹「せつ菜…悔いは残さないようにな…」

せつ菜「はい…最初から最後までわがままで申し訳ないです…」

正樹「いやいいんだ、こうなったのは…いや、なんでもない。さぁ、出番だ。いってこい!!」

せつ菜「はい!!」

俺は明るくせつ菜を見送った。

 

~ライブ会場~

せつ菜(これが私の最後のライブ…ファン方もそうですが、大好き(・・・)な正樹さんに…この曲を届けたい!!)

正樹(準備が出来たようだな…)

俺は音楽を再生した。

 

走り出した~思いは強くするよ 悩んだら~君の手を握ろう

 

俺は改めてせつ菜ちゃんの歌唱力の凄さに気づいた。

ライブは大成功で終わった。

女子生徒「凄かった!!せつ菜ちゃんのライブ」

男子生徒「でも、看板では最後って書いてあったから残念だな…」

女子生徒「しょうがないよ。何か事情があるんだから」

男子生徒「ファンになったばかりだったのに、寂しいな」

正樹(大丈夫だ…俺がいる!)

???「私、ときめいちゃった~!!」

???「うん!すごかったね!!」

???「スクールアイドル同好会ってどこでやってるんだろう?」

正樹(どうやら希望はあるみたいだな…)

 

~部室~

しずく「あの…大事な話ってなんでしょうか?」

正樹「実は…せつ菜ちゃんが同好会を辞める事となった…」

エマ「そんな…」

かすみ「謝ろうと思ったのに…もう知らないです!!」

彼方「かすみちゃん」

彼方さんは察しがとても速く、帰ろうとするかすみを注意した。

かすみ「…ごめんなさい…」

正樹「それともう一つ…少しの間…同好会は休部する事となった…」

エマ「ごめんね…私たちが正樹君に頼りすぎたせいで…」

正樹「いえ…そんな事はないです…そこで一つ提案があって…」

しずく「提案?」

正樹「1週間の間…各々、違う所で鍛えてほしいんだ…」

かすみ「違う所でですか?」

正樹「あぁ…そこで自分に足りない所が見つかるはず…俺も違う所で少し頑張るよ。自分を見つめ直したいんだ…」

彼方「わかったよ」

かすみ「えっ?彼方先輩、いいんですか?」

彼方「うん。正樹君にはきっと考えがあるんだよ。それまで待ってるからね…」

正樹「はい…必ず帰って来ます…今日はこれで解散!!」

こうしてしばらく同好会を休んでそれぞれ自分たちに足りない所を見つける期間を与えた。もちろん俺自身もそうだ。

 

~生徒会室~

正樹「中川会長、しばらくスクールアイドル同好会は休部します。」

菜々「…わかりました。…優木さんから伝言を預かりました。」

正樹「伝言ですか?」

菜々「「私がいなくても頑張ってくださいね」だそうです」

正樹「…せつ菜ちゃんは必ず、同好会に戻す…自分のせいでこうなったから俺自身が彼女を迎えに行きます…はははっ、会長に何言ってんだか…」

菜々「…他の部活の報告もお願いします。正樹さん。」

正樹「はい。他の部活は……」

こうして俺は議長として新たな道へとスタートした。

正樹(待ってろよ…せつ菜ちゃん…お前を必ず同好会に戻す!!)

 




次回予告
菜々「議長になったあなたを期待してますよ」
正樹「ああ…会長の期待に応えられるように頑張るぜ!」
菜々「すごい気合いですね…」
正樹「そりゃそうだろ?こういう仕事が出来るなんてな」
菜々「あなたは本当にすごい人ですね…」
正樹「そうかな?さて、次回は?」

7話 隠された陰謀

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7話 隠された陰謀

前回の次回予告で7話のタイトル間違えましたすみません…


しずく(やっぱり…あの事件の事について聞きたいけど…でも、本人に聞くなんて出来ない…)

???「何か悩んでるのかしら?」

しずく「えっ?あの…」

???「ごめんなさいね、困らせて…あなたスクールアイドルでしょ?」

しずく「はい…そうですが、なぜ知ってるのですか?」

???「エマと同じ寮で知り合いだからよ…名乗るのが遅れたわね、私は朝香果林(あさかかりん)よ。」

しずく「そうだったのですね…あっ、私は桜坂しずくです!」

果林「それで何で悩んでいたのかしら?」

しずく「実は………」

果林「それ有名な事件ね。3年前の…」

しずく「でも、やっぱり彼は記憶喪失になってしまったのだと思います…」

果林「あなた…あの事件の真相を知っているかしら?」

しずく「え、真相ですか?ごめんなさい…知らないです。」

果林「話してもいいんだけど、覚悟出来てる?」

しずく「はい…覚悟は出来ています…モヤモヤした気持ちでは終わりたくないです!!」

果林「わかったわ…昔、あなたも知っている通り、水野一族は大企業で勢いが良かっただけど、そのライバル企業の西崎一族がいたの、その西崎はどうやっても水野を超えられないかと悩み続けて何をやっても水野より下だとされるのが屈辱だった。それで、西崎の御曹司の西崎康太(にしざきこうた)が考えたのはライバルだった「水野正樹」をターゲットにして狙ったの。」

しずく「正樹さんをですか…?」

果林「ええ…それで、下校中にいつも親友の大竹龍人と帰っていたのだけれど、その時を狙って西崎一族の命令で幹部にトラックを運転させてひき逃げ事件を起こすように命じたのよ。」

しずく「なんて酷いことを…」

果林「西崎の狙いだった正樹は助かったんだけど、庇った龍人が犠牲になってしまった彼は意識不明の重体でしばらくしてこの世を去ってしまったわ…それで正樹はショックで記憶を失ったそうよ…私も彼の立場だったら耐えられないわ…」

しずく「正樹さんや龍人さんになんてことを…許せないです…」

果林「怒りはわかるけど抑えて…だけど、ここからが最悪な話になるの」

しずく「最悪な話…?」

果林「実は犯人は西崎財閥の幹部ってなって逮捕されるはずだったんだけど警察の署長と繋がりがあったおかげか裏金を渡したせいでこの事件は水野財閥の幹部が事故を起こしたと捏造して日本中に広めてニュースでは「水野財閥の幹部 事故」と報道されたわ」

しずく「そんな…」

果林「そして彼の当初報道されていた記憶喪失は「嘘で演技」だと御曹司の西崎康太が言ってしまったの…そのせいで水野財閥はなくなってしまって水野一族は姿を消してしまったわ…それで彼はずっと孤独になってしまったと思うわ…でも、3年間どこにいたか気になるわ」

しずく「そんな真相があったなんて…」

果林「私も彼に会ってみたいんだけど避けられるかしら?」

しずく「そんなことはないと思いますよ。あの人は話しかけられただけでも喜ぶと思いますよ」

果林「あら?ずいぶん知ってる口ぶりね…もしかして昔、会ってて彼の事が昔から好きなのかしら?」

しずく「そ、そんな事は///」

果林「私も彼に興味があるわ…今度会わせてくれるかしら?」

しずく「はい!!もちろんです!」

 

~生徒会室~

正樹「へっくしょん!!」

副会長「大丈夫ですか?水野議長」

正樹「大丈夫です。誰かまた噂してるかもしれませんね。」

副会長「はい?…とにかく無理しないでくださいね」

菜々「確かに正樹さんは少し働き過ぎなので休んだ方がいいですよ」

正樹「大丈夫ですよ。これぐらいさせてください」

副会長「すみません。私はこれで失礼します。」

正樹「お疲れ様でした~」

菜々「お疲れ様です。」

俺は菜々会長と二人きりになった。

正樹「……」

菜々「……」

しばらくの沈黙が続いた後、菜々は言った。

菜々「同好会の話になりますが、スクールアイドル同好会は休部させていいのですか?このままだと廃部になってしまうのでは…」

正樹「確かにそうかもしれないな…だけど廃部にはさせない。」

菜々「どうしてその自信があるのですか?」

正樹「俺がせつ菜ちゃんを連れ戻して、またさらにパワーアップしたスクールアイドル同好会が出来るからだ。」

菜々「だからその優木せつ菜は…」

正樹「辞めたと言いたいんだろ?俺はまだ彼女と本心で話していない…彼女が本心で話さない限り俺は黙って引き下がることは出来ない…」

菜々(あなたって人はなぜ…なぜ諦めないんですか…優木せつ菜はもう…あなたの知っている優木せつ菜ではなくなってしまったのに…どうして…)

正樹「俺は何としてでもせつ菜ちゃんを探す。そして本音で話し合って連れ戻してみせる…必ずな…(そして俺は学園中に探してもいない都市伝説とやらを俺自身が調べてこの目で確かめてやる…)」

菜々(そんな無理に決まってます…また同好会が崩壊してしまいます…私のせいで…)

 




次回予告
菜々「この資料、明後日までおねg」
正樹「あぁ、その資料ならもう終わらせたぞ」
菜々「え!?大丈夫ですか?無理しないでくださいよ」
正樹「んー」
菜々「な、なんですかいきなりずっと見つめてきて…やめてください///」
正樹「なんか…菜々会長ってスタイルいいですよね~」
菜々「っ///…次回は///」
8話 議長モードからの面接

ルビィちゃん推しさん、ゆっくりももちさん、和弥さん、ハマジさん、LAST RAVENさん、凛音アルカードさんお気に入り登録ありがとうございます!!


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8話 議長モードの面接

今日はクリスマスでしたね。僕はいつもと変わらない日常でした…


~部室~

俺は女子二人を相手にしていた。もちろん変な意味じゃない。

正樹「えっ~と、あなたたちが新入部員ですか?」

???「同い歳なんだから敬語はやめてよ~」

正樹「生徒会の人間なので無理です」

???「侑ちゃんやめようよ、無理やりタメ口言わせるのは良くないよ」

???「そうだね、ごめんね。」

正樹「それでまずは高咲侑(たかさきゆう)さんかな?マネージャー志望なんですね。」

侑「うん!あ、間違えた…はい!!歩夢たちを支える仕事したいからです!」

正樹「歩夢さん…?もしかして横にいる方が上原歩夢(うえはらあゆむ)さんかな?」

歩夢「はい!よろしくお願いします!!」

正樹「それでおふたr」

侑「あぁ~もう我慢できないよ!!正樹君!敬語禁止!!」

正樹「はぁ…わかりましたよ。これでいいだろ?」

侑「わかればよろしい!!」

歩夢(立場が逆転した気がする…)

正樹「じゃあ、改めて歩夢ちゃんはスクールアイドル希望なんだね?」

歩夢「(初めて男の子に下の名前で呼ばれた…///)は、はいっ!実は侑ちゃんと一緒にせつ菜ちゃんのライブを見て、私も決意したの…私もスクールアイドルやろうって」

正樹(なんか、歩夢ちゃんってウサギみたいで可愛いな…仲良くなったら頭撫でても…いやいや何考えているんだ俺は!!)

侑「歩夢ちゃんはアカペラで歌を歌えるの!すごく歌上手いよ!!」

正樹「え?ほんとか?ちょっとごめん、その歌うたってくれないか?」

歩夢「え~///恥ずかしいけど…///」

正樹「いい曲名つけてあげるからお願い!」

侑「ほんとに!?」

正樹「なんでお前が言うんだよ…まぁ、とりあえずそういうことだから、いいかな?」

歩夢「う、うん///」

 

正樹「(いい歌声だ…)この曲名…「Dream with You」ってのはどうだ?」

侑「いいね!いいよね?歩夢」

歩夢「うん!さすが正樹君!!」

正樹「決定だな。これで後は俺がこの続きの歌詞書いて、父さんの友人に頼んで作曲させてもらうよ」

「「やったー!!」」

二人はとても喜んでくれたみたいだ。だが、あの事を話さなくてはならない…

正樹「二人とも…気分下げるようで悪いけど、今は活動出来ないんだ…」

侑「それ…中川会長も言ってた…」

正樹「ん?会長に会ったのか?」

侑「うん。それで私たちの探してた優木せつ菜ちゃんはこの同好会にもういないって…」

正樹「大丈夫。今は同好会の活動は停止してるけど俺に考えがあるからさ、それでせつ菜ちゃんをこの同好会に戻してみせるさ」

歩夢「考え…?でも、せつ菜ちゃんはどこにいるかわからないんだよ?」

正樹「あぁ、わからないこそ。議長である俺が調べるのさ」

歩夢「大丈夫?無理はしないでね?」

正樹「(出会ったばかりなのに優しすぎる…)ああ!ありがとな!」

侑「私も正直さ、あのまませつ菜ちゃんが終わるのはもったいない気がするからさ」

正樹「そうだな…これは秘密だからな…誰にも言うなよ…」

俺は三人でこの約束した後、少し時間が経ち、部室と離れた場所に歩夢ちゃんに呼ばれた。

 

正樹「話ってなんだ?」

歩夢「あのね、正樹君…こんな事で呼び出してごめんね?」

正樹「あぁ、大丈夫だよ。(な、なんだ…まさか…告白か…いや、ないない!)」

歩夢「あの…その…私…男の子と話したの初めてなんだ。それで、お友達としてなんか男の子に渾名で呼ぶの憧れててさ、正樹君の事ともっとお話しがしたいから二人きりになった時に渾名で呼びたいんだけど何がいいかな?」

正樹「(びっくりした~、告白かと思った…一瞬だけだけどね!)そうだな…正樹でも充分嬉しいけど歩夢がそう言うなら…家族で呼ばれる渾名で「まーくん(・・・・)」はどうだ?自分で言うのは恥ずかしいが…」

歩夢「まーくん…いいね!…よろしくね!まーくん!!」

正樹「!?…あ、あぁ…よろしく歩夢ちゃん(いやいや、なんだ今の笑顔は可愛すぎる…)」

こうして歩夢ちゃんとも友達になった。もちろん侑ちゃんともね。

正樹「さて、生徒会室に戻んないといけないな…またね!」

歩夢「うん!またね!」

侑「…話は終わったのかな~ニヤニヤ」

歩夢「侑ちゃん!!もうっ、帰るよ」

侑「待ってよ~、歩夢~」

 

~部室前~

かすみ「おのれ、生徒会長め~、こうなったら正樹先輩に助けて貰うしかありませんね!」

 




次回予告
正樹「歩夢ちゃんって結構積極的なんだな…てか、最近の女の子がそうなのかな…」
歩夢「まーくんがかっこいいからかな…なんて言わせないでよ///」
正樹「過去の俺には考えられない状況だなこれは…」
歩夢「これで私の呼び方は「まーくん」か「正樹君」だからね!これからもよろしくね!」
正樹「(唐突の歩夢ちゃんスマイル…)おう!よろしく!さて、次回は?」
9話 復活した小悪魔

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9話 復活した小悪魔

皆さん、明けましておめでとうございます!!これからもよろしくお願いします!!



正樹「さてと…今日の朝の生徒会の仕事は…プルルルル

珍しくかすみちゃんから連絡きたみたいだ。

正樹「ん?どうした?」

かすみ「正樹先輩~助けてください~」

正樹「え?やっぱり同好会に戻りたかったか?」

かすみ「そうですよ~活動しましょうよ~」

正樹「ごめんな、まだその時(・・・)ではないんだ。」

かすみ「こうなったら、同好会のプレートを自分で取り返すしかないみたいですね!ガチャ」

正樹「おい!もう心の声が…ってもう切れてれるな」

 

~生徒会室~

菜々「…水野議長、学園で漫画持ってこないでください」

正樹「この漫画面白いよ。男の熱い友情を描いた漫画だよ。」

菜々「…全く、あなたって人は自分勝手な人なんですから」

ガチャ

果林「失礼するわ」

正樹(あの人は…3年の朝香果林さん…確か、ライフデザイン学科…)

果林(ん?あの男の人…でも、今はちょっと調べなくちゃいけないことがあるから…)

菜々「3年ライフデザイン学科の朝香果林さんですね。」

果林「さすが、会長さんは生徒全員把握してるのね。」

菜々「生徒会長として当然です。あちらにいる水野議長は短期間で把握してます。」

果林「へぇ~、凄いわね。よろしくね。水野議長さん」

正樹「…ど、どうも…よろしくお願いします」

果林「なんで、そっぽ向いてるのかしら?」

菜々「…?…私にもわかりません…」

果林「まぁ、いいわ。話が逸れてしまったわね、会長さんに聞きたいことがあるわ」

菜々「なんでしょうか?」

果林「どうして優木せつ菜はスクールアイドル同好会から抜けたの?」

正樹(!?あの人もせつ菜ちゃんが抜けた理由を?)

菜々「…優木せつ菜さんは自分のせいで同好会の活動を停止させたと責任を感じていて辞めていきました。」

果林「…そう、わかったわ。」

果林さんは深く聞くことはなく、諦めて帰っていった。

正樹(あの人…最後俺に目くばせしたな…)

 

果林「あの人が水野正樹ね…いつか二人きりでお話ししたいわ」

 

静かになった生徒会室で突然、ある鳴き声が聞こえた

にゃ~

「「え?」」

正樹「会長さん、どうやら猫が侵入したみたいですよ」

菜々「ちょっと!冷静になってないで捕まえてください!!」

そう言った中川会長は猫を追っていった。

かすみ「ふっふっふっ、ついに手に入れました!」

かすみはスクールアイドル同好会のプレートを手に入れた。

某有名なゲームはさておき…

正樹「何を手に入れたんだ?」

かすみ「ひぃ!!」

 

かすみ「なんで正樹先輩がいるんですか…グスン

正樹「悪かったから泣くな…まだ知られてなかったのか?実は俺、生徒会の議長になったんだよ」

菜々「私が生徒会長として推薦しました…そして、それであなたが猫を…ゴゴゴゴゴ

かすみ「逃げるも勝ち(・・・・・・)です!!」

正樹「それを言うなら「逃げるが勝ち(・・・・・・)」だな」

かすみは上手い事逃れられたそうだが、同好会の部室の前で見つかって…あとは想像にお任せします。

その後、かすみちゃんに「慰めてください!!」と言われたので仕方なく食堂で学食食べながら会議したところしずくちゃんと久しぶりに交流した。

しずく「正樹さん!お久しぶりです!!」

正樹「元気そうでよかったよ。しずくちゃん」

しずく「むぅ…まだ「ちゃん(・・・)」つけてるんですか…」

正樹「しょうがないだろ、女の子に呼び捨てで呼ぶのは結構難易度高いんだぞ」

かすみ「ちょっと!イチャつかないでください!!」

「「イチャついてない(よ)!!」」

正樹「んで、見つかって会長さんに怒られたんだろ?」

かすみ「そもそも見つかったのは正樹先輩のせいですよ!!」

正樹「お前が無断でプレートを取ろうとするからだろ…あ、しずく。学食奢るぞ」

しずく「ありがとうございます」

かすみ「どうにかして取り返さないと!!」

パンをやけ食いするかすみ

しずく「はいはい、正樹さんの言う事ちゃんと聞こうね」

正樹「……(頭撫でられるのいいな…って何考えてんだ俺は、俺は女の子に触れてはいけない)」

しずく「…正樹さん?…なるほど、わかりました…少しこうしてもらっていいですか?」

正樹「あぁ、こうか?」

しずく「いつも私たちのために頑張ってくれてありがとうございます」

俺の心の中で考えていたことがどうやらしずくにはお見通しで俺の頭を撫でてくれた。だが、俺は癒されて少しだけ気持ちが楽になった気がする…

正樹「…ありがとな」

しずく「どういたしまして…今度は自分の口から素直に言ってくださいね?」

正樹「なんのことだ…」

しずく「ふふふっ、なんでもありませんよ♪」

かすみ(それならかすみんだって…)

かすみちゃんは自分のカバンの中を物色した後にこう言った。

かすみ「はい、先輩!口開けてください!!」

正樹「は?なんでだよ…わかったよ…ムグッ

俺はかすみちゃんに無理やりコッペパンを俺の口に押し込まれた。

正樹「…美味かった…さてと、ちょっと用事があるから行ってくるわ…またな!」

かすみ「あ、正樹先輩!…同好会の相談にのってもらいたかったのに…」

しずく(私も奢ってもらったお礼のことまだ言ってないのに…)

かすみ「それにしても、正樹先輩って生徒会の仕事以外何してるんだろう…ちゃんと同好会のこと考えてくれたのかな?」

しずく「うーん…でも大丈夫。…先輩ならなんとかしてくれるって信じてるから…」

かすみ「うん…」

しずく「じゃあ、私演劇部行ってくるから正樹さんによろしくね」

かすみ(かすみんもなんとかしないと…)

 

正樹「さて…次は…」




次回予告
果林「は~い、朝香果林よ」
正樹「なんだこれ」
果林「そこのお兄さん?」
正樹(げっ…狙われた…)
果林「今回は私が言わせてもらうわ」
正樹「顎クイしながら言わないでください」
果林「そっぽ向いてはいるけど動じないみたいね、あなたが初めてだわ」
正樹(俺が一人目になっちまったよ…)
果林「なんで無言なのかしら?さぁ、次回は?」

10話 新しい自分のスタイル

ストレリチアさん、お気に入り登録ありがとうございます!!


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10話 新しい自分のスタイル

最近、忙しくなってしまって投稿するのが遅れてしまった…


正樹(しかし…じいちゃんはあの時、何が言いたかっただろう…)

 

~回想~

正樹の祖父「正樹…お前はまだ悩んでるみたいだな」

正樹「やっぱり、じいちゃんは先にわかったちゃうよな」

正樹の祖父「悩んでるお前にこれを聞いてほしい」

正樹「ん?なんだ?」

正樹の祖父「龍になった人は散っても正しく育った樹木は龍に守られ、虹へと導かれて10個の眩しい光に照らされ共に歩み、その成長した樹木は新たに来た3つの闇を光に変える頼もしい存在となり、太陽の樹木と呼ばれる。」

正樹「龍になった人…虹…10個の光?どういうことなんだよ、じいちゃん」

正樹の祖父「勘のいいお前さんなら、近いうちにわかるさ…とにかく頑張れよ」

 

正樹「考えても全くわからん…とりあえず、侑ちゃんと歩夢ちゃんに会いに行くか…おっ、ちょうどいいt…ん?」

かすみ「さぁ、お願いします!歩夢先輩!!」

歩夢「あ、歩夢だぴょん!!」

正樹「……」

侑「あっ、正樹くん」

歩夢「あ…あわわわ…///」

正樹「あまりにも可愛かったからロック画面にしてみた」

俺は迅速な行動であゆぴょんをスマホのロック画面にして三人に見せた。

侑「かわいいー!!」

かすみ「悔しいぐらい可愛いです…」

歩夢「もうっ!勝手に撮らないでー!」

正樹「んで、今は何やってたんだ?」

かすみ「かすみんたちの自己紹介の動画を撮ってたのですけど中々上手くいかなくて…」

正樹「なるほどね…かすみちゃんは慣れてるから大丈夫だとして、歩夢ちゃんは入ったばかりだからしょうがないよ。もう少し時間置いてから撮っておいた方がいいんじゃないか?」

侑「そうだね!そうしてみよう!」

歩夢「う、うん頑張ってみるよ」

侑(正樹くん、さっきの画像残ってる?)

正樹(ああ、残ってるよ。送るか?)

侑(めっちゃ欲しい!!送って!!)

正樹(わかった。俺はさっき撮った動画欲しいな)

侑(歩夢の画像と動画の交換決定だね!!)

正樹(契約成立だ)

俺たちはグータッチをした。

かすみ「あの二人…わからないですけど、意気投合してませんか?」

歩夢「確かにそうだね…何の話してたんだろう?」

 

~学校のとある場所~

???「家のことどうだった?」

???「やっぱりだめだった、ウチ飲食店だしね」

???「うちのマンションもペット禁止だから…」

「「はぁー…」」

 

~歩夢サイド~

歩夢「新人スクールアイドルの歩夢だぴょん♪臆病だからさみしいと泣いちゃう~…温かくm…」

果林「……」

歩夢(どうしよう…練習姿見られちゃった…)

果林「ふふふっ」

歩夢「あの…これは…」

果林「スクールアイドルの練習?」

歩夢「……」

ひたすら頷くことしかできなかった…

果林「でも、それはあなたの言葉?もっと伝える相手のことを意識したほうがいいわよ」

アドバイスくれた先輩はそう言った後、去っていった…私は改めて考えないといけなかった…

歩夢(もっと伝える相手を…意識…)

 

~夕方~

俺、侑ちゃん、歩夢ちゃん、かすみちゃんはまた集まることとなった。

正樹「また集まるのかよ…」

かすみ「いいじゃないですか!かすみんだって早くスクールアイドルの活動したいんです!」

正樹「そんなに慌てなくてもいいんじゃないか?」

かすみ「もうっ!正樹先輩の意地悪!ケチ!男前!」

歩夢(最後の悪口じゃないよね…?)

侑(むしろ、褒めてる気がするね…)

正樹「…俺って意地悪でケチなのか…ズーン

((もの凄い落ち込んじゃった…))

かすみ「後輩に言われてかなり落ち込むってどういうことですか…ごめんなさい、かすみんが悪かったです…」

正樹「んで、歩夢ちゃんはまだ気持ち的に整ってないんじゃないか?」

歩夢「大丈夫!もう決まったから見ててね!」

侑「おっ?楽しみ!!」

かすみ「それでは撮りますよ」

歩夢「虹ヶ咲学園、普通科2年上原歩夢です!自分の好きなことやりたいことを表現したくてスクールアイドル同好会に入りました!!」

かすみ「……」

歩夢「まだまだ出来ない事はいっぱいあるけど一歩一歩頑張る私を見守ってくれたら嬉しいです!よろしくね♪」

正樹「いいんじゃないか?どうだ、かすみちゃん?」

かすみ「合格です!!」

侑「さっきさ、かすみちゃんはさ、私と歩夢と三人で話した時に方向性が違ったらまた同好会が上手くいかないって言ってたよね?でもね、自分なりの一番をそれぞれ叶えるやり方って…きっとあると思うんだよね。探してみようよ!それに、その方がきっと楽しくない?」

正樹「侑ちゃんの言う通りだ…もちろんみんなで一緒にやるのもいいけど、みんな一人一人それぞれ強い個性がある…その個性をいかしていけばきっと道は開けるって思うぞ…まぁ、同好会の活動を止めた俺が言っても説得力があるかどうかわからないが」

かすみ「…ありがとうございます…先輩方が言ったようにかすみん、頑張ってみます!!」

 

♪中須かすみ Poppin’Up!

 

正樹「お前…いつの間に新しい曲を…」

かすみ「かすみんだって、やればできる子なんです!!」

侑「可愛い曲だったね!!」

歩夢「…正樹くんは何を書いているの?」

正樹「ん?さっきの曲名を書いたんだよ」

かすみ「えっ…まだかすみん、曲名決めてないですよ…」

侑「さすが、正樹くんだね!それで曲名は?」

正樹「曲名は…Poppin’Up!だ!!」




次回予告
かすみ「かすみんだって作詞も出来ますよ~」
正樹「これには本当に驚かされたよ…」
かすみ「えへへへ、もっと褒めてもいいんですよ」
正樹「いや、やめておくよ」
かすみ「やめないでくださいよ!!」
正樹「さぁ、次回は?」

次回 生徒会長と議長

水甲さん、他にお気に入り登録してくれた方々、ありがとうございます!!


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11話 生徒会長と議長

最近、曜日感覚がずれてる…


正樹「中川会長、少しお時間頂いてよろしいですか?」

菜々「なんですか、急に改まって…要件はなんですか?」

正樹「単刀直入に言います……もう隠す必要がないんじゃないか?…優木せつ菜(・・・・・)

菜々「!?…急に何を言うんですか…私は優木せつ菜などでは…」

正樹「無いと言いたいんだろ?隠すの辛いだろ…俺はこう見えて同好会の部長だ…相談役でもある…だから訳を話してくれないか?」

菜々「あなたは本当に何でもわかってしまいますね…実は、あなたが席を外した時に正樹さんの代わりとしてかすみさんたちに指導をしていました…ですが、私が厳しく指導してしまい、かすみさんたちとの間に亀裂を入れてしまいました…」

正樹「それで同好会から抜けたんだな」

菜々「はい。私のせいでこうなった結果を招いてしまったので責任を取って同好会を辞めました…」

正樹「そうか…でもこれは最後まで見てやれなかった俺の責任だ…その俺から頼みたいことがある…もちろん無理にとは言わない…少し耳を貸してくれ…」

菜々「は、はい…」

正樹「………ということなんだけど」

菜々「…わかりました…考えるお時間が長くなると思いますが…」

正樹「いや、それでいいんだ。じゃあ、仕事行ってくるわ」

菜々「はい…」

 

菜々「私はどうしたら…」

コンコン

菜々「はい」

果林「失礼するわ…」

菜々「あなたたちは…」

朝香果林さんが近江彼方さん、エマ・ヴェルデさん、桜坂しずくさんを連れて私のもとに来ました…一体、どういうことかと考えていたら…

果林「この前、借りてもらった生徒名簿返すわ…いないはずの優木せつ菜とやりとり出来るかしらね?」

菜々「…」

果林「教えてくれる?優木せつ菜さん(・・・・・・・)?」

菜々「…よくわかりましたね…どうしてわかったのですか?」

果林「よくよく考えたら、いないはずの人とやりとり出来るなんておかしいでしょ?それを知っているのは会長さんだけだったから、それであなたと思ったのよ」

菜々「学園内で正体をわかったのはこれで二人目ですね…」

果林「二人目?」

しずく「他に誰かわかった人がいたってことですか?」

菜々「一人目の人はあなた方が知っている方です」

彼方「知っている人?」

菜々「その人の名前は…議長の水野正樹さんです」

「「「!?」」」

果林「あら、彼が一枚上だったみたいだわね」

しずく「正樹さんが…」

エマ「私たちが同好会休んでいる間…色々調べていたのかな…?」

しずく(先輩は本当に…自分のことよりも…人のことを第一に考える人だから…)

彼方「せつ菜ちゃん…同好会に戻ってきてくれないの?…正樹くんも待っているよ?」

菜々「私は…同好会に戻る気はありません…」

エマ「でも、正樹くんが先にせつ菜ちゃんのこと気づいたんでしょ?戻ってきてって言われたはずだよ?」

菜々「…ええ、もちろん言われました…ですが、お断りしました」

エマ「そんな…」

菜々「これから職員室に行かないといけない用事があるので、私はこれで…」

しずく「あっ、せつ菜さん!」

彼方「行っちゃった…」

果林「それ以上追わない方がいいんじゃないかしら?」

エマ「どうして?」

果林「彼女は彼女なりの考えがあるから言ってると思うから、彼女自身も傷つくからそれ以上はやめた方がいいわ」

「「「…」」」

 

~せつ菜サイド~

私は授業と生徒会の仕事を終えて家に帰った後も正樹さんの言っていたことを考えていました。

私の衣装を引き出しから出して無意識に見つめました…

せつ菜「私は…私がなりたい自分はこんなのじゃなかった…」

正樹さんの期待を裏切ってしまったことやかすみさんたちに厳しく当たってしまったに自分を責めるしか出来ませんでした…

せつ菜の母「菜々~入るわよ?」

せつ菜「はい」

せつ菜の母「ちゃんと勉強しているわね」

私はお父さんとお母さんにスクールアイドルをやっていたことは一切話していません…なぜなら…

スクールアイドルは禁止にされていたからです…

 

~正樹サイド~

朝に急遽、生徒会室に呼ばれてとあることで中川会長と会議することとなった。

正樹「んで、困っていることってなんだ?」

菜々「それが…この前、生徒会室に猫が来ましたよね?」

正樹「あぁ、確かに来てたな…」

菜々「その猫がどうやらこの学園内に住み着いてるみたいできっと誰かが飼っているに違いないようなので私自ら捕まえることにしました」

正樹「俺も協力するよ。動物を手なずけるのは得意だからな」

菜々「期待してますよ」

 

~校庭~

菜々「待ちなさ~い!!」

猫「ニャー

正樹「会長…手荒な真似はやめてくださいよ」

菜々「なぜ、とめるのですか?猫が逃げてしまいますよ?」

正樹「まぁ、見ててください…ほら、こっちにおいで…」

猫「ニャー」

菜々「こっちに来た…?」

正樹「ほらね?…よしよしいい子だ…」

猫を手なずけていると二人の女子がやって来た。

???「凄いね、君!その子を手なずけるなんて!」

???「うん…確かに凄い…」

菜々「あなた方は…」

正樹「2年の宮下愛(みやしたあい)さんと1年の天王寺璃奈(てんのうじりな)さんだね?」

愛「おー!そうだよー!よく知ってるね!」

正樹「こう見えて、この学園の議長やってるからね…それにしても俺に話しかけてくるなんて俺の事怖くないのか?」

愛「えっ?全然怖くないよ?」

璃奈「猫に懐かれてるから優しい人ってわかっていた」

菜々「…しかし、誰ですか?猫にここを住み着かせた人は…」

愛「あっ、それ愛さんとりなりーで」

菜々「ここで動物の放し飼いは校則違反ですよ」

璃奈「でも、この子には家がなくて…」

正樹「それなら生徒会で理事長に猫を保護してあげるように言っておこうか?」

璃奈「えっ…いいの?」

菜々「そんな…勝手に決めてしまって…」

正樹「大丈夫だ、事情話せば理事長もわかってくれるさ…」

愛「ありがとう!君…名前は?」

正樹「水野正樹だ。よろしく」

璃奈「正樹さん、よろしく」

愛「まっきー、よろしく!!」

正樹「まっきーっておい…」

これは大変なやつに出会ったみたいだな…

 




次回予告
愛「愛さん、参上!!…なんてね、あはははっ」
正樹「すごい元気だな…」
愛「ほら、まっきーもなんか言ってみて?」
正樹「えっ…そうだな…正樹が真っ先に向かった」
愛「あはははっ、さすがまっきー」
正樹「どうやらこのままだと笑って喋れないみたいだから俺が言うしかないな…次回は?」

12話 どこへと向かう?

ミリョウさん、やまりょさん、お気に入り登録ありがとうございます!!


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12話 どこへと向かう?

お待たせしました!!アニメみたいにすごいかどうかはわかりませんけど頑張って作りました!!


正樹「ん?ピアノの音が聞こえる…音楽室か?」

気になったので音楽室に向かい着いたら侑ちゃんがピアノを弾いていた。

侑「…!?びっくりした…正樹くんか…先生が来たと思ってびっくりしたよ…」

正樹「老け顔なの気にしてるからやめてくれよ…」

侑「あははっ、ごめん」

正樹「それにしても、侑ちゃんってピアノやってたっけ?」

侑「ううん。昨日からだよ」

正樹「初めてなのに凄いな…」

侑「そんなことないよ」

正樹「さっき、弾いてた曲ってCHASE!…だよな?」

侑「嬉しい!わかってくれたんだね!家で練習してよかったよ…」

正樹「家で練習しててすごいよ!(俺も何か挑戦しないとダメだな…)ピアノ練習頑張れよ!」

侑「うん!ありがとう!!」

俺は侑ちゃんにそう言ったあと、俺は音楽室をあとにした。

 

菜々「2年普通科の高咲侑さん、音楽室の使用許可はもらったのですか?」

侑「あっ…取るの忘れてた…」

菜々「無断で音楽室利用するのは禁止ですよ」

侑「あはは…ごめんなさい…」

菜々「さっき弾いてた曲は…」

侑「そう!優木せつ菜ちゃんの曲なの!!」

菜々(ち、近い…)

侑「あの時のライブでのことが忘れられなくてときめいちゃったの!虹ヶ咲学園の公式の動画見ながら家でピアノので練習したんだよ…でも…なんで辞めちゃったのかな…せつ菜ちゃん…」

菜々「なんでそんなことを言うのですか?」

侑「えっ?」

菜々「彼女はあのままスクールアイドルを続けていれば誰かを傷つけて、再起不能になっていました…それとグループをまとめようとすればするほど衝突が増えて、その原因が自分自身だった。そんな彼女がスクールアイドルになろうとしたのが間違いだったと言い辞めました」

侑「そんなの…もったいないよ…」

 

俺たちは昼の時間で会議することとなった。

かすみ「えっ!?あの意地悪生徒会長ってせつ菜先輩だったんですかー!!」

正樹「あぁ、そうだよ。(…ってか、またあのお姉さんいるし…)」

果林「…?なんでこっちを見ているのかしら?」

正樹「いや…なんでもないです」

かすみ「ってか、なんで部外者の姉さんがいるんですか!!」

果林「面白いこと言う子ね…」

かすみ「コッペパンあげるから許してくださ~い」

コッペパンで許されるものかと思ったが、果林さんは無言でコッペパンを受け取ってくれた。

エマ「せつ菜ちゃんは本当にスクールアイドル辞めるみたい…」

果林「それが何か問題あるのかしら?」

しずく「えっ?…やっぱりせつ菜さんがいないと…」

果林「部員が5人以上いて、もう生徒会にも認められてるんでしょ?だったらせつ菜なしでも今すぐにスクールアイドル同好会を始めることは出来るんじゃないかしら?…そうでしょ、部長さん?」

正樹「……」

果林「ノーコメントってことかしら?まぁ、いいわ」

侑「でも、私はやっぱりせつ菜ちゃんのあのライブ見てすごいと思ったのにこれで終わらせたくないよ…」

歩夢「うん…私もせつ菜ちゃんを見てスクールアイドルに挑戦してみようかなって思ってたから…」

メンバーはやはり、せつ菜ちゃんがスクールアイドルを辞めるのには反対だった。

かすみ「かすみんもせつ菜先輩がいないと出来ませんよ…」

彼方「成長したね~かすみちゃん~」

かすみ「ちょっと…やめてくださいよ~」

正樹「みんな…黙っていたけど…俺が考えた計画があるんだけどいいか?」

 

~回想~

正樹「でもこれは最後まで見てやれなかった俺の責任だ…その俺から頼みたいことがある…もちろん無理にとは言わない…少し耳を貸してくれ…」

菜々「は、はい…」

正樹「実は君の事がすごい好きになってファンになった人がいるんだ…そこでなんだが、放課後、会ってほしいんだ…たぶん、その人と会ったら考えが変わると思うぞ…だからその人と会ってくれないか?」

菜々「…わかりました…考えるお時間が長くなると思いますが…」

 

~菜々サイド~

菜々「その人は一体、どんな人なんでしょうか…」

私は正樹さんの言われた通りその時まで仕事して待っていました…

歩夢「普通科2年、中川菜々さんと優木せつ菜さん、至急屋上まで来てください」

菜々(来ましたか…)

 

~正樹サイド~

正樹「まったく、誰が放送委員に賄賂(コッペパン)を出せって言ったんだよ…」

歩夢「あはは…」

かすみ「これがかすみん流です!!」

正樹「もう…君たちも賄賂で動いちゃダメだよ?いつか変なやつに騙されるぞ?」

放送委員2年「すみません…でも、コッペパン美味しいですよ?」

正樹「なんだそりゃ…」

放送委員1年(水野議長って怖い顔してるけど優しいんだ…)

歩夢「ありがとね?放送させてくれて」

放送委員1年 「はい!」

 

~屋上~

菜々「…あなたは…高咲侑さん…」

侑「こんにちは、せつ菜ちゃん」

菜々「エマさんから聞いたんですね」

侑「そうなんだけど、音楽室で話した時にそうじゃないかって」

菜々「…それでどういうつもりですか?」

侑「…ごめんなさい!!」

菜々「なんですか…いきなり…」

侑「なんでスクールアイドルを辞めたの?って聞いて無神経過ぎたから」

菜々「…気にしていないですよ。正体を隠した私が悪いですから…話が終わったら…」

侑「待って!…スクールアイドルとしてせつ菜ちゃんに同好会に戻ってほしいんだ」

菜々「もうわかっているんでしょう!?私がいたらラブライブ!に出られないんですよ!」

侑「だったらラブライブ!に出なくてもいい!」

菜々「!?」

侑「私はせつ菜ちゃんが幸せになれないのが嫌なだけ。せつ菜ちゃんの歌が聞ければそれでいいんだよ。スクールアイドルがいてファンがいてそれでいいんじゃない?」

菜々「ふっ…わかっているんですか?あなたは自分が思っている以上にすごいことを言ったんですからねっ!!」

 

せつ菜「どうなっても知りませんよ?…これは始まりの歌です!!」

 

♪優木せつ菜 DIVE!

 

せつ菜「優木せつ菜の完全復活です!!」

外で見ていた生徒たちはせつ菜ちゃんの曲に魅了されて拍手が起きた。

せつ菜「そこにいるのはわかっていますよ…正樹さん…そしてみなさん…」

正樹「やっぱ、バレたか…」

せつ菜「…正樹さん…」

正樹「お、おい…」

俺は急に抱きしめられた。多分、今まで申し訳なかった心がずっとあっただからだろうか。

侑「せつ菜ちゃん…正樹くん…最高だよ!!」

侑ちゃんも抱きついてきたため押し倒されてしまった。

かすみ「先輩方だけずるいです!!かすみんも…」

歩夢「わ、私も…///」

正樹「おいおい…」

かすみちゃんと歩夢ちゃん…そして、しずくちゃんも彼方さんもエマさんも抱きついてきた。

正樹「優勝したんじゃあるまいし、やめ…(でも、せつ菜ちゃんも無事同好会に戻って来たし、今回は…まぁ、いいか)」

 




次回予告

せつ菜「どうですか!?私の新曲は?」
正樹「すごいよかったぞ!!」
せつ菜「ありがとうございます!!」
正樹「お前の笑顔がまた見れて嬉しいよ…」
せつ菜「えへへ///」
正樹「さて、次回は?」

13話 苦手から好きに

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13話 苦手から好きに

最近、感染者多くなってきてますね…感染しないようにみなさんも気をつけてくださいね?


愛「だからさ~、ねぇ、無視しないでよ~まっきー」

正樹「ぐいぐいくるな…」

俺ははっきり言ってギャルは苦手だ。

正樹「…それで、昨日のせつ菜ちゃんのライブを見ていたんだな?」

愛「そうそう!それで、見ていたみんなの顔も見てたけど、みんな笑顔になってて愛さんももあんなこと出来るようになりたいって思ったんだよね!!」

正樹「そうなのか…(意外と周りとか見てるんだな…)」

愛「それで愛さんとりなりーで同好会に入ろうかなって思って来たんだよね?」

璃奈「うん…ライブ凄かった」

正樹(侑ちゃん、歩夢ちゃん…助けてくれ…ギャル苦手なんだよ…)

歩夢(この間言ってたけど、本当に苦手なんだね…)

侑(大丈夫だよ!悪い人じゃないよ!)

璃奈「あの…正樹さん…愛さんと一緒にスクールアイドルをやりたい…」

そんな顔して言われたらさすがに無視や断ることが出来ない。

正樹「…わかった。とりあえず、部室に入ろうか。他のメンバーも紹介したいからさ」

愛「やったー!…それで、スクールアイドル同好会って何をするの?」

侑「それを今探そうとしてるんだよね。ちょうどそのことで話し合いしてたけど参加する?」

歩夢「確かに愛ちゃんと璃奈ちゃんの意見聞くのもいいかも!」

正樹「じゃあ、さっそく…」

部室に入ると…

かすみ「それでですね、部長である正樹先輩についてですが…」

せつ菜「ちょっと!ホワイトボードを裏返さないでくださいよ!!」

正樹「これは…どういう事なのかな…中須かすみさん…ゴゴゴゴゴ

かすみ「こここ、これは…そそそ、その…」

エマ「正樹くん、怖がらせちゃダメだよ?」

正樹「…そうですね」

歩夢(見事な変わりよう…)

他のメンバーに新入部員となった愛ちゃんと璃奈ちゃんを紹介して改めて同好会の活動についてをせつ菜ちゃんと一緒に進行して話し合いをした。

せつ菜「…では、改めて今後、スクールアイドル同好会はどういう活動をしていくかなんですが何か案がある人はいませんか?」

侑「はいっ!やっぱり、スクールアイドルって言ったらライブだよね!」

正樹「愛ちゃんはどう思うんだ?」

愛「うーん、愛さん的にはとにかく楽しいのがいいかな!!」

正樹「ざっくりしてるな…まぁ、とりあえずライブはまだ人が集まるかどうかはわからないがいつかは8人がたくさんいる人の中で歌うのが最終目標だな」

せつ菜「そうですね!」

かすみ「いつかライブをすることを決めて、それまで特訓しましょう!!」

彼方「特訓のことで少し提案があるんだけど、グループごとに分かれてやりたい練習をすればいいんじゃないかな~って思うんだけどどうかな~?」

しずく「確かにいいですね!それぞれ自分のペースで練習出来ますね!正樹さん、そうですか?」

正樹「それはいい案だな。じゃあさっそくそれぞれグループ分けて練習してくれ。みんなの練習してるところ見て回るから初めて参加する愛ちゃんと璃奈ちゃんはわからないことあったら遠慮なく言ってくれ」

愛「ありがとう!全部のグループ練習に参加してこようかな?」

正樹「体力あるな…無理はすんなよー」

璃奈「私…全然運動できないけど大丈夫かな?」

正樹「大丈夫だ。ゆっくり自分のペースで練習していいからさ。俺が璃奈ちゃんの練習に付き合うから頑張ろうな」

璃奈「うん…頑張る」

 

正樹「さて、練習始めるか…ってまた来たんですか?」

果林「また…ってエマに頼まれて来たのよ」

エマ「果林ちゃんは運動出来るから私と一緒にアドバイスしようかなって思って呼んできて正樹くんに言うの忘れてて…ごめんね?」

正樹「いえ、大丈夫ですよ!むしろ果林さんがいると心強いです!」

果林「あら、嬉しいことを言ってくれるのね」

正樹「前にもこの間の事も色々助かったので…じゃあ、気を取り直してまずは柔軟から!」

璃奈ちゃんはエマさんに手伝ってもらい、彼方さんは果林さんに手伝ってもらっていたが…なかなか出来ないようだ。だが、愛ちゃんは…

正樹「お前、柔軟出来るのか?」

愛「うん。見てて…ほら!」

正樹「凄いな…さすが虹ヶ咲学園のヒーローだな」

愛「あははっ、まっきーに褒められたら嬉しいなー…そういえば果林は同好会に入ってないの?」

果林「えぇ、入ってないわ」

正樹「一度言ってみたんだが断られてさ…」

彼方「てっきり果林ちゃんも同好会に入ると思ってたよ」

果林「私はエマが悲しむ顔が見たくなかっただけ…ほら、次の練習あるんでしょ?行ってきなさい」

正樹(もしかして…自分には合わないって思っているのか…?)

 

愛「アタシはいいと思うだけどなー。まっきーはどう思うの?」

正樹「まぁ、本人は入らないと言ってるからいいんじゃないか?次はかすみちゃんのスクールアイドル概論やるぞ」

璃奈「スクールアイドル概論?」

正樹「ああ。かすみが二人のためにやってくれるそうだ」

 

しずく「あっ!正樹さん。もう始まるみたいですよ」

正樹「しずくちゃんも受けに来てたのか」

しずく「はい!かすみさんに「しず子も座って受けてよ!」って言われたので…」

かすみ「は~い。授業始まりますよ~。こら!正樹先輩も早く座る!!」

正樹(なんで俺も生徒扱いなんだよ…)

 




次回予告
正樹「どうだ?同好会のみんなは?」
璃奈「みんなも優しくてよかった」
正樹「それはよかったよ。練習きついかもしれないけど頑張ろうね」
璃奈「うん。特に柔軟出来るように頑張る」
正樹「さぁ、次回は?」

14話 新たな発見

シモーナさん、まるぱな♪さん、茶ノ宮奏音さん、朝風将軍さん、お気に入り登録ありがとうございます!!


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14話 新たな発見

Twitterの投稿で見た人は知ってるかと思いますが、僕はダイエットを始めました!!(どうでもいい情報)
標準体重になるまで頑張りたいです!!


かすみ「これより講義始めます!!」

正樹「先生、ホワイトボードに書いてある概論が害論になってますよ?」

かすみ「///…こ、これはわざとです!!」

正樹「わざと間違えないでくださいよ。かすみ先生」

かすみ「…では改めて!講義を始めます!!」

愛「その眼鏡面白そう!!」

しずく「その眼鏡どうしたの?」

かすみ「せつ菜先輩のを借りました!!…無断で…」

しずく「絶対怒られるよ?」

後でせつ菜に言ってやろうと思ったが、かわいそうだから止めておいた。

かすみ「話の腰を折らない!!桜坂くん!!スクールアイドルには何が必要か答えなさい!」

しずく「えーっと…自分の気持ちを表現すること?」

かすみ「正解!」

しずく「正解なんだ…」

かすみ「次は天王寺くん!」

璃奈「ファンの人たちと気持ちを伝えること」

かすみ「正解!!」

正樹(おぉ…さすが!)

しずく(正樹くん、何に感動してるの?)

正樹(いや、何に…って正樹くん!?)

しずく(講義を受けている私たちは同級生という設定で…変でしたか?)

正樹(なるほどね…全然大丈夫だよ!)

かすみ「そこ!イチャイチャしない!!…最後に宮下くん!!」

愛「あははっ、わかんないや」

かすみ「ピンポンピンポーン!それも正解です!」

正樹「確かにわからないってのもあるな…」

しずく「なんで?」

かすみ「あれぇ~?しず子わからなかったんですか~?」

しずく「むぅ…」

正樹(これホーム画面にしようかな…我ながらナイスタイミングで撮れたぜ)

ロック画面はあゆぴょん、ホーム画面はしずくちゃんのぷく顔となった。

かすみ「これははっきりとした答えはないんです!ファンの人が喜んでもらえることならどれも正解です!!」

愛「へぇ~、奥が深いんだね!!」

かすみ「ん~、合格!!」

 

さて、次は歌唱特訓。最初は歩夢が歌うみたいだ。侑ちゃんが採点機能をつけて歌うこととなった。

歩夢「侑ちゃん、勝手に採点機能つけないでよ~」

侑「ごめんごめん、でもみんなどんな感じか気になるからさ、もちろん正樹くんも参加!」

正樹「はぁ?俺もかよ!!」

せつ菜「確かに正樹さんの歌唱力気になります!!」

璃奈「うん…気になる」

愛「まっきーが歌ってる姿があまり想像できないけど…」

正樹「断る。歌わない」

「「「「「え~っ」」」」」

歩夢「お願い…私、90点取れるように頑張るから…」

正樹「……わかった。ただし、侑ちゃんも参加だからな」

侑「え~っ!?私も~?」

順番は歩夢ちゃん、せつ菜ちゃん、璃奈ちゃん、愛ちゃん、侑ちゃん、俺の順番で歌うこととなった。

結果は歩夢ちゃん91点、せつ菜ちゃん96点、璃奈ちゃん90点、愛ちゃん92点、侑ちゃん95点となって最後は俺の番となったが…

正樹「これ…かなりプレッシャーだな…」

仕方ない、あの曲歌うか…

 

♪ どうして 君が泣くの まだ僕も泣いていないのに

 

そして点数は…

99点

せつ菜「さすが部長です!!」

歩夢「感動したよ…」

正樹「ふぅ…よかった…なんとか一番点数高くて」

そして便乗するように他のみんなもアニソンを選曲し始めた。

璃奈「せつ菜さんの歌ってた曲…今期に始まったアニメのエンディング曲だよね?」

せつ菜「見てるんですか!?このシリーズを!前のシリーズの第29話見ました!?自分を犠牲にしてマグマに飛び込こもうとしたジャッカルをコスモスが抱きしめるところを!」

璃奈「うん、凄く良かった」

侑「せつ菜ちゃん、アニメ好きなんだね」

せつ菜「えっ、あ、はい…」

正樹「実は最初、二人で同好会やってた時に俺がスマホでゲームやってて、その時に…」

 

~回想シーン~

せつ菜「あ、あの!」

正樹「ん?」

せつ菜「正樹さんもこのアニメ好きなんですか!?」

正樹「ん?あぁ、そうだよ。(やべー、キモイオタクって思われちゃったかな…女の子しか出てこない作品だし…)」

せつ菜「実は私も好きなんですよ!!」

正樹「えっ!?マジで!?一緒にこのゲームやろうよ!!」

 

正樹「…ってなって意気投合したんだよね」

歩夢「へぇ~、いい共通点が出来て良かったね!」

正樹「ああ!でも…」

侑「でも?」

せつ菜「私、家庭のルールでアニメ観たり、漫画読むのは禁止って親から言われているんです…」

璃奈「そんなに厳しい家庭なの?」

せつ菜「私が生徒会長になって優秀な生徒になるために一切、そういうのは禁止だと言われているんです…それでこっそり正樹さんから漫画を借りていただいたり、テレビアニメを観たいときは私のスマホからだと履歴とかでバレてしまうので正樹さんのスマホでアニメ見逃し配信動画サイトで観たりしていました…」

愛「生徒会長…?」

侑「実はせつ菜ちゃんはこの学園の生徒会長なんだよ?」

愛「そうなんだ!せっつーが中川会長だったんだね!どおりで似てるなーって思ってたからさ」

せつ菜「実はスクールアイドルをやっているのも隠していて…こういう形になりました…」

璃奈「本当に厳しい親なんだね」

せつ菜「でも、大丈夫です!いつかお父さんやお母さんにも応援してもらえるようなスクールアイドルを目指してみせます!!」

愛「凄い気合いだねー、さっきせっつーが話したアニメチェックしてみるね!!」

せつ菜「本当ですか!?見終わったら教えてくださいね!一緒に語り合いたいですし」

正樹(良かったな…せつ菜ちゃん…語り合える仲間が出来て…)

 

キーン

 

???「実は…私の考えた設定についてこれなくて、こういう風に語り合うことも出来なかったんです…」

正樹「俺だってそうさ、流行りについてこれなくて誰とも語り合えなかったさ…実は結構俺らよりも少し前の世代の曲が好きだったりとかいろいろあったよ…」

???「でも、私の考えたシナリオをアドリブでついてこれたじゃないですか、あれは本当に嬉しかったです!」

正樹「俺はストーリー考えるとか結構好きだからな!今度、ストーリー作るよ?」

???「本当ですか!?ありがとうございます!楽しみにしてますね!!」

 

正樹「久々に頭が…何なんだ…?一体…」

 




次回予告

歩夢「せつ菜ちゃんとまーくんはアニメが好きって共通点があったんだね!…いいな~」
正樹「…俺との共通点を見つけたいのか?」
歩夢「うん…」
正樹「じゃあ、今度二人きりで色々話そうな?」
歩夢「やった~!」
正樹「さて次回は?」

15話 サイコーのステージ


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15話 サイコーのステージ

バイト以外で全く外出してないせいかゲームか動画見てるしかしてなくてすごい暇に感じる…


愛「これ美味しいでしょ?」

正樹「ずいぶんと渋いもん食ってるな…」

侑「初めて食べたけど美味しいね!!」

練習終わりに俺と侑ちゃんと歩夢ちゃん、愛ちゃん、璃奈ちゃんの5人で愛ちゃんが家から持ってきた糠漬けを食べることとなった。

 

正樹「ふぅ~、美味かった」

愛「おばあちゃんの糠漬けをこんなに気に入ってくれるとは思わなかったよ~」

歩夢「正樹くんって結構食べるんだね…」

正樹「そうかな?」

璃奈「うん…確かにもう8割ぐらい正樹さんが食べてたよ」

正樹「…食いすぎたな…じゃあ、そろそろみんな集めるか」

 

正樹「さて、今後のスケジュールは次回も練習なんだけど、愛ちゃんは運動部の助っ人があるから遅れて参加することになるから」

愛「みんなごめんね~」

侑「忙しいのにこちらこそごめんね」

愛「いいの!いいの!アタシ、一番この同好会が楽しくてサイコーだからさ!!」

正樹「んで、しずくちゃんは演劇部との掛け持ちだからこのあと演劇があるんだよな?」

しずく「はい!言い忘れていたのですが、正樹さんも演劇の手伝いでセリフ言うのをやってほしいんです」

正樹「えっ?俺が?」

歩夢「正樹くんはなんでも出来そうだから演劇とか上手そうだね」

正樹「なんでもではないぞ?まぁ、俺でよければ…」

しずく「ありがとうございます!!(久しぶりだな~正樹さんと練習するの何年振りなんだろう…すごく楽しみ!!)」

彼方「いつか、正樹くんとしずくちゃんの演劇見たいね~」

エマ「確かにいいかも!今度、やろうよ!!」

正樹「いやいや、やめてくださいよ…」

璃奈「しずくちゃんと正樹さんの演劇ってどんなストーリーなんだろう…」

侑「やっぱり、ラブストーリーじゃない?」

しずく「えっ…///そんな私は正樹さんと…///」

歩夢「そういえば、かすみちゃんとせつ菜ちゃんは?」

正樹「二人きりで話し合いしてると思うよ…おそらく…あのことについての話し合いだな」

侑「あのことって何?」

正樹「それはな……」

 

かすみ「せつ菜先輩…それって本気ですか…?」

せつ菜「はい…部員一人一人がソロアイドルとしてステージに立つのがいいかと…」

かすみ「でも、それって簡単には決められないですよね…」

せつ菜「以前、私のせいでみなさんに迷惑をかけてしまったっていうのもあるので…」

かすみ「……」

 

正樹「ってことなんだ。みんなはどう思う?」

侑「私はソロでやってもいいかなって思うよ」

歩夢「侑ちゃん!?」

正樹「実は俺もそう思ってたんだ」

侑「でも、もちろんソロとして出るのもいいけどたまにみんなで出るっていうのもいいかもね」

正樹「なるほどな…二人にはそう話しておく」

しずく「あっ、正樹さん…私そろそろ時間が…」

正樹「本当だ、みんなごめん!俺らそろそろ行くよ」

 

~演劇部の部室~

正樹「んで、どんな役をやればいいのかな?」

しずく「えっとですね…サッカー部でエースストライカーとして活躍する主人公とそれを支えるマネージャーのお話です!!…こちらがこの台本です!!」

正樹「…なるほどな」

しずく「もう台本見なくてよろしいのですか?」

正樹「もう覚えたから大丈夫」

しずく「わかりました!じゃあ、始めますよ」

マネージャー(しずく)「待って!!今日の試合はたまたま調子が悪かっただけなんでしょ?誰にだって調子の悪い時だってある…私も手伝うからさ?練習しよう?…そして監督にも考え直してもらおうよ!!」

主人公(正樹)「…俺はチームを支えるエースストライカーだ…なのに今回は前半だけじゃなくて後半にもシュートを外してチームのみんなに迷惑をかけた…日本中で旅をして最強チームを作るのに…俺は…」

マネージャー「…覚えてる?私たちサッカー部は最初の練習試合で強豪校に前半にすごい点数決められちゃったけど、あなたは後半から試合に参加してくれてかっこいいシュートを何回も決めて強豪校に勝つことが出来たんだよ?…あの時にあなたがチームに入ってそこから全国大会や世界大会で優勝できるんだって思った」

主人公「…言いたいことはそれだけか?」

マネージャー「負けたままで…悔しくないの!?…私たちのサッカーはこれから始めるんだよ!?」

主人公「俺は…」

マネージャー「だからさ、また一からやり直して頑張ろうよ」

主人公「…こんなエースストライカー…いや、こんな選手はチームに必要ないだろ。俺はチームから抜ける」

マネージャー「どうして!?誰にだって失敗はあるよ!だから…」

主人公「何度も言わせるな。俺はチームを抜ける」

マネージャー「!?」

主人公「悪いがこれ以上は付き合えない…監督の言うとおりだ。今の俺はお前たちの足手まといになるだけだ」

マネージャー「そんなの…あなたらしくないよ!!」

主人公「…何とでも言え」

マネージャー「!」

主人公「とにかく俺はここまでだ…世話になったな…」

マネージャー「…いつか…」

主人公「?」

マネージャー「いつか…絶対に帰ってきてね!!…待っているから!!」

主人公「……」

 

しずく「さすがですね…」

正樹「そんなことないよ…かすみからメッセージが来てる」

メッセージ

「明日のランニング、朝の9時にレインボー公園に集合ですよー!」

正樹「じゃあ、また明日!!またね、しずくちゃん!!」

しずく「はい!(久々に一緒に出来て嬉しかった…///)」

 

~翌日~

正樹「さて、一番乗り…ってエマさん?」

エマ「あっ!正樹くん、おはよ~!」

正樹「おはようございます!エマさん早かったですね!」

エマ「実は一番乗りは私じゃないよ?」

正樹「えっ?」

エマ「愛ちゃんの方が早くて…そろそろ始まるみたいだね…」

正樹「始まる?何がですか?」

エマ「あそこ、見て」

正樹「あれは…愛ちゃんか?」

愛「みんな~!今日は愛さんのライブに来てくれてありがと~!!」

正樹(えっ?ライブ?…人だかりがすごいな…)

愛「それでは聴いてください!!サイコーハート!!」

 

♪ 宮下愛 サイコーハート

 

愛「誰かを楽しませることが好き、私が楽しむことが好き!そんな楽しいを、みんなと分かちあえるスクールアイドル…それができたら私は未知なるミチに駆け出していける…未知だけに!」

 




次回予告
愛「こんなにスクールアイドルって楽しいことだったんだね!!」
正樹「愛ちゃんのおかげでライブに見に来ていた人たちが笑顔になってたな」
愛「そうだね!愛さんはみんなも楽しめるようなライブを出来るように頑張るぞー!!」
正樹「気合入ってるな!俺も気合入れるか…さぁ!次回は?」

16話 心の中の自分
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16話 心の中の自分

出すのを遅れてしまったので2週分投稿します!


璃奈(思いを伝えることって難しい…一言でも言うのにもハードルがある)

 

愛「まっきー!ジョイポリス行こうよ!!」

正樹「それって璃奈ちゃんに誘われたんじゃなかったっけ?」

璃奈「実は割引券使う機会がなかったからすごく余って困ってたから」

正樹「活動ばかりで疲れたからな…行くか」

 

~東京ジョイポリス~

正樹「ってなわけで二人も連れてきたぞ」

侑「正樹くんに誘われたからね~」

歩夢「すごく面白そうだね!」

愛「いいね!二人も誘ってくれてありがとね!」

正樹「特に二人は俺と協力して頑張ってたからそのお礼をしようと思ってただけさ」

璃奈「まず最初はこのゲーム」

侑「ZERO LATENCY VR?」

璃奈「VRをつけてアトラクションをするゲームだよ」

正樹「さて、さっそくやるか」

歩夢(なんかまーくんが銃を持つと強いスパイみたいでかっこいい…)

正樹「ん?どうした?」

歩夢「な、なんでもないよ!!そろそろやろっか!」

ゲームが始まり、ここの常連であった璃奈ちゃんは難なく敵を倒していた。

侑「璃奈ちゃん、すごいね!私なんかテンパっちゃってダメージ受けちゃったよ~」

璃奈「大丈夫。私が助けるから」

侑「頼りになるね!」

愛「……」

正樹(おいおい、ゲームに集中しすぎて何も喋ってないじゃないか)

歩夢「ちょっと!正樹くん助けてー!」

正樹「任せろ!…男にはな…負けると分かっててもいかなきゃなんない時があるんだよ」

歩夢「えっ?」

璃奈(そのセリフ…確か)

シリーズ化が続いているアニメの狙撃手のキャラを真似してみた。歩夢ちゃんの前でかっこつけすぎたかな?

正樹「ふぅ…これで全員倒せたな」

歩夢(かっこいい…///…あっという間に倒しちゃった…)

 

侑「いや~楽しかったね!!」

愛「うん!つい楽しすぎて集中しちゃったよ~あははっ」

1年生A「あれっ?あれ、璃奈ちゃんだよね?」

1年生B「ほんとだ!璃奈ちゃ~ん!!」

璃奈「あっ、三人とも来てたんだ」

1年生C「あっ!歩夢先輩と愛先輩もいるよ!すごーい!!」

愛「りなりー、この人たちは?」

璃奈「私の同じクラスメイトの人たちだよ」

愛「へぇ~、アタシたちのこと知ってるんだ」

1年生A「あの自己紹介動画見ましたよ!!」

歩夢「えっ?自己紹介?」

1年生A「はい!「あゆぴょんだぴょん」って言っててすごく可愛かったです!!」

歩夢「あはは…ありがとう!!(侑ちゃんとまーくん…///…勝手に動画あげないでよ…///)」

侑「えへへ…」

正樹「…(ぷく顔しながらこっち見ないでくれよ歩夢ちゃん)」

1年生C「愛さんのもとても良かったです!!」

愛「ありがと~」

1年生B「璃奈ちゃんの自己紹介動画も見ましたよ!あのキャラ面白くてすごく良かったです!あれって水野議長が編集して作ったんですか?」

正樹「確かに動画をあげたのは俺だが、編集とキャラを作ったりしたのは璃奈ちゃんだよ」

1年生B「えっ!そうなんですか!?すごいね璃奈ちゃん!!」

璃奈「ありがとう…(こんなに褒められるの嬉しい…)」

侑「そういえば、みんなは何しにきたの?さっきのアトラクションをやりに来たの?」

1年生A「そうなんですよ!そういう皆さんはライブ会場の下見に来たんですか?それなら是非、ライブやってほしいです!!」

正樹「みんなどうする?」

璃奈「…私、やってみたい」

正樹「おっ、璃奈ちゃんライブしたいのか?それじゃあ、璃奈ちゃんで決定していいかな?」

侑「うん!ここなら璃奈ちゃんが一番似合ってると思う!!」

1年生C「璃奈ちゃんライブやるの!?楽しみにしてますね!!」

 

正樹「じゃあ、予約取れた5日後でいいか?」

璃奈「うん。それでお願い」

侑「私も気合入れてサポートしようかな~」

愛「愛さんも協力する!!」

歩夢「この事は皆に伝えないとね」

正樹「そうだな。(さて、家帰ったらもうひと頑張りするか)」

 

璃奈(ライブしたいって言ったけど…できるかな…?…皆の気持ちに応えないと…でも、私は…)

 




次回予告
侑「それにしても、正樹くんゲームすごい上手いね!」
正樹「親友とよくゲーセンとかでゲームやってたからなー…まぁ、いつも龍人にテストの点数僅差で負けてるからゲームでは全勝した」
侑「でも、今テストの学年順位で毎回1位取ってるからすごいじゃん!」
正樹「アイツには負けたくないからな」
侑「男の子って勉強やゲームで競い合うのが好きなのかな…?さて、次回は?」

次回 私と相手をツナゲル

左沢チトセさん、お気に入り登録ありがとうございます!!


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17話 私と相手とツナゲル

初めての2週投稿!!


侑「今回は璃奈ちゃんのソロライブについてなんだけど、璃奈ちゃんは映像を作れるからあとはパフォーマンスについてはみんなで協力して練習していこう!!」

正樹「まずは柔軟の運動から始めます。エマさん、今回も璃奈ちゃんのサポートお願いしていいですか?」

エマ「もちろん!任せて!!」

 

~柔軟運動~

璃奈「おぉ~」

エマ「息を吸って吐いてから柔軟やると効果的だよ?」

璃奈「すぅ…はぁー」

エマ「うんうん!前より出来てきてるね!」

正樹「じゃあ、次は発声練習いくぞ璃奈ちゃん」

璃奈「うん。頑張る」

 

~発声練習~

正樹「…ってな訳で発声練習の担当はしずくちゃんだ。」

しずく「はい!璃奈さん、頑張ろうね?」

璃奈「うん」

正樹「彼方さんとかすみちゃんもいるから安心してくれ」

璃奈「ありがとう。とても心強い」

かすみ「もっと褒めていいんだよ~りな子~」

正樹「調子に乗るな」

かなり手加減した1%のデコピン

かすみ「いたっ、ひどいですよ~」

正樹「全く…彼方さんもおきてくd」

彼方「彼方ちゃんはずっと起きてるよ~」

正樹「…やる気満々ですね」

彼方「今珍しいって思ったでしょ?生意気な後輩くんめ~」

正樹「ちょっ、やめてください」

しずく「そろそろ発声練習始めますよー」

「「「は~い」」」

しずく「私の後についてきてくださいね?あめんぼ あかいな あいうえお」

「「「あめんぼ あかいな あいうえお」」」

正樹「よし、いい感じだ」

 

~ライブ用映像の確認~

正樹「ん?璃奈ちゃんからメッセージ来たぞ」

愛「どんな感じか見せて~」

 

「ライブ用の映像、試しに作ってみたから見に来てほしい」

正樹「さっそく行くか」

愛「アタシもついてくるよ!」

 

侑「へぇ~璃奈ちゃんの家ってタワーマンションなんだ~」

正樹「っておい!お前らもついてきたのかよ!!」

侑「えへへっ、どうしても気になってさ」

歩夢「お願い?私たちも見ていい?」

正樹「ここまできて断れないよ」

愛「じゃあ、インターホンならす?」

正樹「いや、待て」

ピッ

愛「なに…?今の音」

歩夢「今何したの?」

正樹「璃奈ちゃんから送られてきたやつでセキュリティを解除したのさ」

侑「へぇ~すごいね!送られたっていうのはわかったけどよく使い方わかったね。詳しいの?」

正樹「…それは…璃奈ちゃんに詳細を教えてもらったからさ(…家にこういう機械がたくさんあるなんて自慢だと思われて言えない…)」

少し嘘ついてしまった。

 

璃奈「いらっしゃい。上がっていいよ」

愛「広い部屋だね~」

歩夢「機械とかいっぱいある…」

正樹「それで映像はどんな感じで出来た?」

璃奈「こんな感じ」

 

侑「面白い映像だね!これでたくさん人集まるよ!」

正樹「まさに天使、天才、天王寺だな」

璃奈「えっ…(天使…天才…)」

愛「りなりー?どうかしたの?」

璃奈「ううん、なんでもない…私、高校生になってこんなに変われるとは思わなかった。みんなに感謝してる」

歩夢「そう言われると照れるね…///」

 

~翌日 璃奈サイド~

璃奈(同級生ライブチケット渡せれなかった…相手と繋がるのって本当に難しい…それに…私は…無表情で感情を表に出せれない…)

 

~放課後 正樹サイド~

おかしい…璃奈ちゃんが練習に来ない。

正樹「あれ?璃奈ちゃんは?」

せつ菜「連絡しても繋がらないですね…朝、見かけたのですが…何かあったのでしょうか?」

せつ菜ちゃんが何度か連絡したが繋がらなかったみたいだ。

果林「決めるのは璃奈ちゃんよ。今日はもう解散にしない?」

エマ「果林ちゃん…もしかして拗ねてる?」

果林「私は別に…」

せつ菜「どうしましょう…」

愛「ちょっと行ってくる!」

侑「私もじっとしてられない!」

愛ちゃん、侑ちゃんと続き他のメンバーも走っていって…俺と果林さんは…

正樹「果林さんは行かないのか?」

果林「私は…行かないわ…」

正樹「璃奈ちゃんのライブに興味あるんですよね?…行きますよ。お姉さん」

果林「ちょっ、ちょっと!…全く…強引ね///」

俺は果林さんと手を繋ぎながら走って皆の後を追いかけた。

果林(…正樹なら…応援してくれるかしら…?私がスクールアイドルをやる(・・・・・・・・・・・)のを)




次回予告
果林「全く、強引に手を引っ張らないでほしいわ」
正樹「それは本当にすみません」
果林「冗談よ。ついからかいたくなっただけよ」
正樹「勘弁してください…次回は?」

次回 ライブのコード


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番外編
1話


番外編作ってみました!!よかったら見ていってください!!


天の声「水野正樹をもっと知りたい!!

クイズ水野正樹の100のこと」

侑「いきなり始まっちゃったよ…」

せつ菜「生徒会の持ち込み企画で

私と正樹さんには今日まで秘密だったみたいです」

璃奈「これ…某番組で見たことあるコーナー…」

天の声「それでは参ります!」

かすみ「あわわ…始まりましたよ!」

天の声「正樹の趣味は?」

しずく「これ自信あります!!」

せつ菜「私もです!!」

 

 

天の声「解答オープン!!」

10人とも「ゲーム

侑「これはもうみんな知ってるよね!」

天の声「それでは正解の発表です」

エマ「あっ!正樹くんが映ったよ!」

 

 

~別の部屋~

生徒会役員「正樹さんの趣味は?」

正樹「趣味?まぁ、ゲームかな」

 

 

A.ゲーム 全員正解

歩夢「全員で正解したね!」

愛「正解すると気持ちいいね!」

果林「でも、まだ99問残ってるわ」

彼方「長かったら答え書いてる時に寝ちゃいそう~」

天の声「正樹の星座は?」

侑「えーっ!?星座?」

しずく「これもわかります!!」

果林「これはもう勘でいくしかないわ」

 

 

天の声「解答オープン!!」

侑は「うお座」 歩夢とかすみは「乙女座」 

愛「天秤座」 せつ菜「さそり座

彼方「おひつじ座」 エマ「しし座」 果林「お牛座」 しずく「双子座」 璃奈「いて座

歩夢「あっ、かすみちゃんと答え一緒だ」

かすみ「本当ですね!しず子が書いたのはそうこ(・・・)座?」

しずく「違うよ!双子(ふたご)座だよ!」

果林「相当、自信あるみたいね」

しずく「はいっ!誕生日で考えたので!」

璃奈「愛さん、天秤座の「秤」を書けるのすごい…」

愛「あははっ、まぁね~」

天の声「それでは正解の発表です!」

 

 

~別の部屋~

生徒会役員「正樹さんの星座は?」

正樹「双子座」

 

 

A.双子座 しずく正解

エマ「しずくちゃんすごいね!」

しずく「えへへ///」

 

 

天の声「好きな鍋の種類は?」

かすみ「鍋の種類ってどういうことですか?」

彼方「鍋で食べる料理のことじゃないかな?」

侑「う~ワカラナイヨ~!!」

 

 

天の声「解答オープン!」

侑、歩夢、彼方、璃奈「水炊き」 せつ菜「すき焼き」 愛「キムチ鍋

しずく、エマ「寄せ鍋」 果林「もつ鍋

かすみ「おでん

せつ菜「答え割れましたね」

歩夢「正樹くんはシンプルなのが好きそうな感じがするから水炊きだと思うけど…」

愛「でも、まっきーって結構食べるからせっつーの

書いたすき焼きもあるかも!」

天の声「正解の発表です!」

 

 

~別の部屋~

生徒会役員「正樹さんの好きな鍋の種類は?」

正樹「ん~、二つあるんだけど一番はしゃぶしゃぶ」

 

 

A.しゃぶしゃぶ 全員不正解

侑「うわ~、しゃぶしゃぶか~」

歩夢「もう一つってなんだろう?」

せつ菜「聞いてみますか?」

愛「確かに気になるね!」

 

 

~別の部屋~

生徒会役員「二つで迷っていたみたいですが

もう一つは何が好きですか?」

正樹「すき焼き。母さんが作ってくれたんだけど、

最近は父さんが「しゃぶしゃぶも美味いぞ」

って言って家族で食べたしゃぶしゃぶが美味しかったからすごく迷いました。」

 

 

侑「すき焼き作ってくれるお母さんか…」

果林「いつか食べてみたいわね」

かすみ「いつかみんなで鍋パーティーしましょうよ!」

せつ菜「いいですね!料理担当は私がやります!!」

エマ「すごい自信だね…!」

果林(なんか嫌な予感がするのは気のせいかしら?)

 

 

天の声「初恋したのはいつ?」

しずく「正樹さんの初恋…気になりますね…」

かすみ「青春ならこの時ですよ!」

 

 

天の声「解答オープン!!」

侑、歩夢、彼方「幼稚園の時」 せつ菜「中学1年生」 愛、エマ「小学校の時

かすみ「(高校2年生)」 しずく「中学生の時」 璃奈「中2」 果林「小学校高学年

彼方「また答え分かれたね~」

かすみ(かすみんのが当たっていますように…)

天の声「正解の発表です」

 

 

~別の部屋~

生徒会役員「正樹さんが初恋したのはいつですか?」

正樹「俺は覚えていないけど…なんかこの間、母さんが「まーくんは中学校2年生の時に恋してる顔になっていたわ」なんて言ってたから中2かな?…母さんの言ってることはよくわからんけど」

 

 

A.中2(中学校二年生) しずく、璃奈正解 

※しずくはおまけの正解

歩夢「中学校2年生の時だったんだね」

しずく「……」

かすみ「しず子…?正解したのに喜ばないの?」

しずく「えっ?あ、正解しちゃったことに驚いただけだから大丈夫だよ!」

 

 

かすみ(ボーっとしててしず子らしくないな…)

 




どうでしょうか?いい評価いただけるといいな…

一葉@・オンラインさん、特撮大好きマンさん、snowRoselia推しさん、お気に入り登録ありがとうございます!!


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