アルフィミィちゃんによるBeta戦記 (アルトアイゼンv)
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「第1話」転移前の日常

かなり自分の妄想によって成り立っている自己満足小説です。
ベータ対アインストが見たい(いきなりの蹂躪劇はしません)
それでよろしければお読み下さい。

(追伸)
age様新作を長らく期待しております。(アニメ以外)
特にクロニクルズの次回作からの響ファミリーとまりもと白銀との絡みを期待しております。
柚香と結婚が第一ですがエレン、雫との結婚劇、子作りルートまた低酸素状態のユーラシア大陸側への進出、近衛殿下の出番多めでシナリオを盛り上げて頂ければ助かりますが(苦笑)

いつになったらユーラシア大陸を開放できんだァァァお(*´﹃`*)


楽曲OP
美郷あき 「最後のエデン」


ラマリスは私達アインストの概念とは真逆のような全てを負に、滅ぼしてしまうような存在でキョウスケやエクセレンと出会う前の過去の私を思い出す存在でありましたの。

 

 

エクセレン・ブロウニング…ATXチームに所属し、彼女の肉体データを解析し、それを元に作られたのが「私」

アルフィミィ・ブロウニングですの。

彼女のクローンであった為容姿、声、口癖がそっくりな為始めは鋼龍戦隊とは敵対関係でしたが、長らく大きな戦いを供に過ごす内にエクセレンの幼い頃と似ていた為に義妹となりましたの。

また、私達とは別にアクセルと供に向こうの世界から渡ってきたグループがいました。

それがシャドウミラー。

その1人の女幹部に私達と同じ遺伝子を持っている方がいました。

それが平行世界のエクセレン・ブロウニングである

レモン・ブロウニング。

平行世界のエクセレンはシャトル事故で死亡してしまい、彼女を復活を願うご両親が彼女の遺体と人造人間開発プロジェクトのマテリアルを使い彼女を蘇生させますが、記憶と人格までは完全に蘇らず、別人として成り立った存在。

陽気なエクセレンのDNAを基準として三者三様の個性の差が出ましたの。

これが私、アルフィミィちゃん誕生に関する人物です。

 

 

さて、お話を戻しますが、ラマリス戦、ダークブレイン戦が終わり大きな戦いが終わり一旦の平和が訪れましたの。

ですが、次の戦いに向けて毎日訓練訓練と幼女いじめだと思いますの……あのヒゲオヤジ!

あのヒゲオヤジ教官、ラミアさんが教導隊に入ってからも視線をラミアさんに向けてゲフンゲフン(笑)

あの顔にアクセル直伝の白虎コウをぶつけてあげたいですの。

 

 

ゼンガー少佐との訓練では、斬艦刀を扱う為機体での訓練ではなんとか付いていく事が可能なのですが、如何せん身体的なところでは幼女であるからにして大刀を扱うようになるには難しく普段使う小太刀を利用して斬艦刀の見極めをしておりますの。

よくゼンガー少佐が言う「斬艦刀に断てぬものなし」あの極意を見切って戦闘後のドヤ顔を見せてやりたいのですのフフフ♪

 

次に気になったのが私の予知能力。

Tリンクシステム操者みたいには操る事が出来ませんが、ペルセインのマブイタチ、ライゴウエを放つ時に百発百中で当て最後にマブイエブリで即死パターンが確実ですの。常に相手を先読みし当てる練習を継続すれば能力向上間違いなしですわ。

 

アクセルとはツーマンセルで組んでる事も多いのですので、アクセルの技を見てる事も多いのですのよ。マブイエブリで2体の菩薩が切り刻み抑えている間に「奥義 麒麟」を打ち込んでもらい、相手が飛んだ後にマブイタチで一閃で追加し地獄へ送るパターンをアクセルに頼んでいるのですが、なかなか承認されませんの。

強力な合体技だと思うのに・・・

 

 

ハガネにある私達の部屋に行き、シャワーを浴びてすぐに倒れ込むようにベッドに倒れるアルフィミィを見たエクセレンが「今日もお疲れ様、アルフィミィちゃん♪、明日の訓練も頑張りましょ!」と励ますエクセレンがアルフィミィを包容する。

あっ「ハガネ」は私達の母艦でありマイホームになっている。

 

「疲れましたので、あまり絡まないで下さいまし」

とスヤスヤと幼女は眠る・・・・

 

 

 

それが鋼龍戦隊との一時の別れになるとは誰にも考えられなかった。

 

神と平行世界の神が巡り合わせた愛と勇気と幼女による新たな物語。

 

 




初投稿になります。

とりあえず、前置きの設定に似た内容になりましたが、
次回からはレモン、レジセイアとの夢での邂逅からのBeta世界へ転移予定となります。

感想欄にペルゼイン・リヒカイトに強化要素、追加機能等ありましたらご記入下さい。
参考にさせて頂きます。
いつまで続くか分かりませんが、よろしくお願いします。


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第2話 夢の中で

おはこんばんにちは、アルトアイゼンvでございます。
今回は夢落ちからの転移というなろう系アルフィミィちゃんに変身しようかと構想しています。

ベータを一匹倒す毎にファンタジーが如く経験値式(スパロボもね)にして機体の形態変化、ペルゼインからレジセイアに一瞬進化(孫悟空みたいにスーパーサイ○人)にするか、魔法少女的になのは、シンフォギア、fateみたいにアインスト能力をフル活用して身体的強化に全振りして機体としてのペルゼインはベータ世界へ移動せず、アルフィミィの誕生の際に魂と魂を守護するペルゼインの殻の部分を融合させる事で英霊アルフィミィちゃんを召喚させようか思案中です。



まぁ、両方の案を採用するのですが、ペルゼインはシンフォギアのペンダントを採用して機体を顕現させる、ペンダントはよくある無限BOXにして証拠隠滅等で無双を目指します(苦笑)
モチロン変更はあります。


前書きは以上になります。
あなたのハートにリボルビングステーク!!



「目覚めよ・・・・・我が下僕よ・・・・」

 

……

 

「目覚めよ・・・我が監視下から外れた世界を救う為に・・・・」

 

……

 

頭の中に深い音響で聞かされた声を感じますの。

すごく身体が、心が埋もれていく様なとても重たい感じがしてアルフィミィは夢の中で目を覚ます。

 

「はっ・・・ここは」

 

夢の世界のここは、私が同胞と決別し母たるノイ・レジセイアがホワイトスターと同化しシュテルン・レジセイアと鋼龍戦隊が最終決戦を行ったアインストの異次元空間。

空間全体がアメジスト色で石英の様な鉱石が漂う異空間。

 

私の目の前に星一つ分は余裕にあるレジセイアが私を睨みつけていた。

 

「まさか、あの戦いで生き残っていた・・・・?!」

『ふふふ…生き残っていたというが我が本体はすでにない・・・そなた達との戦いでな』

「では何故??」

『そなたも、そなたが使う下僕も我が血潮であり、我が肉体、それ故そなた達に寄生していた、そなたらの言葉でいうバックドアであるな』

『特に見事だったのはソウルゲインという機体の再生能力を利用し、身に付け人間を再生させ、分離を行った事よ、あの時に消滅寸前だった我が思念体を繋ぎ止める一助にさせてもらったわ』

「では私達の姉妹であり、人間の道具にされ、自我を保とうと進化したイェッツトに関しても知っていると?」

『モチロンだが思念体として力を持てるまで再生が間に合わず、傍観に過ぎなかった』

「そうでございましたの・・・では何故今となって私にお話を?」

『ふふふ・・・お主は我が意志によってペルゼイン・リヒカイトを遣わし死したエクセレン・ブロウニングの肉体から人形として生み出した存在』

『お主を通して今ある人間の価値を知ろうとしたのだがな、人形が自我を持ち反逆されるとは滑稽なりて話がしたかったのが1点目』

『また、今まで人間どもと協力し合ううちにさらに人間らしくなった事が2点目、そして、我らと対立するバラルの者共やクロスゲートから湧いてきた不浄なるラマリス、それを利用したダークブレインとなかなか出来ぬ戦を行ったではないか!!』

「ふふふ・・・私もあなた様から生み出されてからかなり進歩しておりますのよ」

『まぁよい、思念体としてそなたと話が出来るのも一興であるが、話が出来る時間がもう少ない・・・』

「そうですの、また現れて暴れないで下さいましね」

『・・・まだまだ力を貯めんといかんのだがな、またそなた達に滅ぼされたくはない。話は変わるが平和な世界になったこの世界からそなたには行ってもらいたい世界があるのだ!!』

「……えっ」

『我らは元々生命を監視するのが根幹にある、種全体が危険な目に晒される状態は望んでおらん!』

『しかも地球外生命体である存在だ、向こうの世界を力を以て干渉し透視したが我がアインストの様に爆発的に増殖が出来、地球を飲み込まんとしておる』

「・・・よろしくない状態ですのね」

『うむ、その為そなたに現地調査とやつらの駆除をお願いしたい』

「私を呼び出した理由は分かりましたが、私が行くメリットはございますの?」

『うむ、いくつかプレゼントを用意したぞ!

一つ目は、強くなりたいそなたなら一番に欲しいものをな、【ステータス】じゃな。

そなたを通して、お仲間であるリュウセイ・ダテやコウタと言った青年達がよく話すあーるぴーじーというゲームで知った事よ!

倒した敵を経験値として吸収、またはアインストなら取り込みじゃな、パラメーター化にしてある程度進んだらお主にさらなる強化を与えよう!!

次にこちらを見よ!』

 

私とレジセイアの前にふわふわと漂う白いモヤの物体が3つ見えた。

霞が薄くなり見えたのは人型をしていた。

それは、普段よく見るエクセレン・ブロウニングとは似て非なる者であり、私が過去にエクセレンを拉致し生み出したコピー体。

もう一体がアクセルと供にこちらの世界にきたシャドウミラー幹部のレモン・ブロウニング。

2人は既にいない筈では・・・

 

そして、最後のモヤが晴れた先には私自身?!

「どういう事ですの、これ??」

 

『それが2つ目のプレゼントよ。

そのエクセレンは過去のモノだが現在のエクセレンの操作技術をライン・ヴァイスリッターから収集学習済み、意志のON、OFFで瓜二つのエクセレンと同化しておる』

『レモン・ブロウニングについては研究用としてそなた達との戦いの後肉体と魂を異次元空間に引きずり出して閉じ込めた』

『あのシャドウミラーという組織を支えておったのはまさにコヤツであり、それを捨てるのは惜しい。

こちらも意志のONOFFが可能だ。』

『そして、このそなた自身だがこちらは別世界のそなたぞ。

なんとかフロンティアという世界でミニチュアの我が下僕と闘っておった。

その戦闘能力と下僕どもの能力付与、コピー能力を付けたぞい。

また、さらに異なる世界にいるそなたは誰かを庇い死んでしまうのじゃが、その敵対したモノがあのアルトアイゼンをアインストが取り込み、強化を重ね【ノイヴォルフ】と言われておった。

最終的にはノイヴォルフと同等の能力を得るようにそなたを調整しておるが、今のところはアインストの基礎となるモノ達。

アインストクノッヘン、アインストグリード、アインストゲミュートを使役出来る。

また、エクセレンとレモンとの融合特典としてペルゼイン・リヒカイトの左右の鬼菩薩をライン・ヴァイスリッター、ヴァイスセイヴァーとして一時期貸し与える事が可能だ。

そなたの【ステータス】が上がり次第、【ノイヴォルフ】の様に使役出来る機体を増やすようにしておる。

 

エクセレンは鋼龍戦隊、レモンはシャドウミラーの技術の裾を【レベルアップ】と供に広げていくといい。

お主の強化はそんなところだ!

後、このモノ達は向こうの世界に行く際にお主の心の中に住む形となる、いわゆる多重人格じゃな!

必ずやお主の助けになるであろう。』

『最後、向こうの世界へ行くとこの異空間に戻るのが難しくなる。

その為にペルゼイン・リヒカイトを保管する場所が必要であろう、この異空間の一部をさらに疑似空間化にしておいた。

それがそのペンダントよ!!

念じればペルゼイン・リヒカイトを呼び出しも可能であり、一定期間入れておけばアインスト能力で再生可能。

また、異世界では何かと入用であろう。

【あーるぴーじ】的に無限BOXに値する。

瞑想したければこの世界へくるとよい。

色々と物を入れてよいぞ。

長らく喋ったがこれがそなたに与える特典となる』

 

「ありがとうございます、よく使わせて頂きますわ。

ちなみにですが地球を飲み込まんとしている勢力の名は?」

 

『人間どもにはBetaと呼ばれておる』

 

「Beta??、どの様な存在かは向こうの世界で調べますわ」

 

 

『では転移を開始する、向こうの世界についたところでそなたの夢は覚めるであろう、ではな』

 

 

そして、夢の私は超電磁圧に巻き込まれたように姿を消すのであった。

 

 

 

・・・

・・・・

 

 

 

 




今回は会話パートになります。
水谷アルフィミィと若本レジセイアの声を脳内再生でお聞き下さい。
かなりチート化していますが、まだまだ序の口という事でよろしくお願いします。
次回は、平和な白銀バージョンの最初のネタ「冥夜さんとあれこれ」を龍浪版で用意しようかと構想中であります。

あなたの心と身体に念動爆砕剣!!!


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第3話 理想と現実

おはこんばんにちわ〜アルトアイゼンvでございます。

本小説はTHE DAY AFTERの物語を軸にアルフィミィちゃんが戦時に介入す(殴っ)
……
といきたいところですが、始めの内はこの世界の現状を知ってもらい、戦術機の運転にいきたいところですね。
まさに戦場がヤバいところに出るウルトラ兄弟ならぬアインスト兄弟ですね。

まずはクノッケンの剣山で奴らの足を止め、グリードのエレガントアルムの蔦の高速ビンタを行って寄り付かせず、ハイストレーネのアウトレンジ攻撃を行えば要撃級、突撃級は余裕で止めれそうな感じ。
織田信長の武田騎馬軍団を壊滅させた鉄砲三段撃ちを一瞬で思案しました(笑)

っと話を戻しますが、今回は龍浪小隊の面々がいよいよご登場です。
どう盛り上げてくれるのか乞うご期待!!
ちなみにですが、転移に現われたアルフィミィが誤魔化す為に使った言葉は何でしょう?

1.魔剣使い 2.魔法少女 3.魔法使い 4.魔法戦士

答えは本編にて!
※物語上ネタバレを含みます。
ネタバレOKな方のみよろしくお願いします。

THE DAY AFTER1.2.3の物語を順に追っていきます。
マブラブ全体の作品的には最新であり、オルタネイティブよりかは知名度は少ないですがシナリオが長いので、知らない方は是非購入して下さい。
以上。
あなたのハートにブーストナックル!!!
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重要語句群
龍浪 響中尉 千堂 柚香 エレン エイス 美桜乃 雫少尉 鈴原有希(死去) 松風 諒一中尉 楠本 軍曹
神宮寺 まりも少佐 シアトル駐留戦術機甲大隊
本土防衛軍 米軍 大海崩 日本国土喪失 タコマ租借地
最上級大型巡洋艦「三隈」 帝国本土防衛司令部
戦術機2機連携 衛士 僚機 大隊付小隊 大隊長補佐
取れる手は全て取れ。それを如何にして示すかを常に考えろ。
日本帝国欧州派遣部隊 軌道降下兵オービットダイバーズ
日本帝国軍タコマ基地 米国陸軍フォートルイス基地
塩害 反応弾 ウォードッグ 不知火 フランスカナダ連合
帝国を護る忠犬にして猟犬、そして願わくば、敵の喉笛を喰いちぎる猛犬たれ!
租借地の警戒任務 市街地パトロール 軍警 警邏任務
前線哨戒任務 治安悪化 配給所 食料生産行き詰まり
威圧仲裁 食料問題 生産任務 農作業 工場


……Beta大戦……

西暦1973年に始まったBetaの地球進行は留まる事を知らず、人類は敗走に次ぐ敗走を余儀なくされていた。

 

人類の起死回生の一手として、地球上のハイブへのG弾の集中運用による反抗作戦「バビロン作戦」を行い、Beta殲滅を狙った。

 

その結果、G弾の集中運用による大規模重力偏差によって地球は死の世界へ変わり果てた。

 

多くの大陸が水没し、水没が逃れた土地もかつての海底から吹く塩の風によって緑の育たない死の大地と化した。

 

2004年6月、地表を一掃したはずのBetaが現れた。

過酷な自然環境に残された僅かな移住可能域を守る為にBetaと戦っていく。

(語り:神宮寺まりも 紹介文抜粋)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2005年10月 シアトル 帝国軍宿舎

 

【龍浪 響主点】

(Zzzz)

 

龍浪響は日本帝国欧州派遣部隊の生き残りだ…。

味方と思われた他国の部隊から米軍の仲間、果ては自分達の基地と呼べる戦艦を敵に落とされ太平洋の塩害地帯を横断する事になった過酷な環境、常に敵に狙われ続けた落ち武者狩りによる小隊員の死去による部隊の崩壊並びに精神衰弱・・・横断後病院送りからのBeta戦。

神宮寺まりも少佐により部隊の再編に伴い、先程のBeta戦における功績が評価され大隊長補佐兼大隊付小隊『ウォードッグ』を任官されたが、帰還からの強制出撃、1人の小隊長から大隊付補佐と昇格する等短い期間の中で大変な日を過ごしていた。

もちろん、政治・軍事・生産・教育等幅広い分野を統括しているのは軍であり、自分の役職が上がる一方で一端の軍人衛士でも関わりが増えていく。

大隊付補佐により雑務をこなさないといけない為長期遠征による前線哨戒任務からはメリットとして外されたが、上司も部下も全員が女性とセクハラ、パワハラをすれば一発告げ口される状態であるが人間関係は良好で信頼が出来る。

 

【前線哨戒任務】カナダフランス連合国と米国との国境地帯を一週間にわたり、食料節約の為睡眠麻酔による半冬眠状態(意識はあるが夢を見ている)で前線を哨戒する。

機体の中で身体を動かす事が出来ない。

 

……

………

…………

響は小隊長として訓練作成の報告書等を終え、床に入り日々の疲れですぐに寝入ってしまった。

(Zzzz)

 

明方、何か眩い光が部屋を満たす。

光とともに現れた何かは軽い風を纏いながらふんわりと響のベッドの中にいた、しかも睡眠している響を抱き枕代わりにして寝ていた・・・

 

【千堂 柚香主点】

『…はっ』

そろそろ中尉を起こしにいこうとしたら、龍浪中尉のお部屋から眩い光が見えました。

その為、何があったのかと玄関に置いた、いつもの扉壊し用の斧を持って中尉の部屋に駆け付けました。

その時です。中尉の部屋から

《えぇぇぇェェー!!!》と

大声が聞こえました。悠長にしている状態じゃないわ、今駆けつけますわ。

 

【龍浪 響主点】

《えぇぇぇェェー!!!》

《つい声をあげちまったヨ!!!、誰だよ、っていうかどうやって侵入した?!》

ふと、布団が重たいなぁ〜と感じたので、布団をめくると誰かがいた。もう一度布団を戻す。そして、もう一度布団をめくるとやはりいたァァァ!!!

どういう事だ、何故というクエッションが頭の中を巡る。

 

その時、

 

『龍浪中尉、千堂です。開けてもらえますか?』

 

《ま、待てぇぇ!今すぐ開ける、開けるからな、扉を壊すんじゃねぇぞ!!》

 

急いで身支度を整え、千堂を出迎える。

 

『中尉、何か部屋の方で光りませんでした?

後、何故驚かれたような大声を話されていたのでしょうか??』

 

ベッドの中にいる誰かを柚香に話すわけにはいかない!!

話したら自分にどんな噂が立つのか不安でならなかったし、立場上ヤバい。

 

《いやぁ〜起きたら蜘蛛が近くにいてね、驚いたが退治したので大丈夫だよ、うん》

 

『本当ですか、中尉?

何か誤魔化していませんか?』

 

《誤魔化してなどいないよ、大丈夫大丈夫》

 

訝しげにしながらも少々納得した姿勢をみせる柚香だったが、扉の後ろから騒ぎに駆け付けた残りの小隊メンバーであるエレン エイス少尉と美桜乃 雫少尉が顔を覗かせていた。

 

『ま〜た、お二人は夫婦漫才をしているわね、シズク』

『そうだね、エレンちゃん、今日はどうしたんだろうね?』

 

響がヤバっと感じた束の間、

ベッドの布団が盛り上がる瞬間を女性3人は見た。

そして、

 

「ふぁぁぁ…エクセレン、おはようでございますの」

小猫なような声で眠たい目をこすりながら背伸びをする姿はまさに小猫のような可愛らしい幼女がそこにいた。

 

『『『誰???』』』




申し訳ありません、もう何話かを挟みまして戦闘パートに入ります。

転移後の解答は次回にてお願いします。

それでは!!

あなたのハートにドリルブーストナックル!!!


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第4話 急転

皆さん、こんばんみ〜アルトアイゼンvでございます。
ちょ~久しぶりに書きました。

第3話を改変して響達と出会わず、すぐにBetaと回戦する話を浮かんだのですが、なかなか作れず時が過ぎてしまいした。

4話は12月頃に書いていた流れになります。
基本的には出会わないケースから開始していきたいので仮としておきます。



「えっ……ここはどこですの?!」

 

転移からの見知らぬ場所、見知らぬ人達に困惑するアルフィミィを余所に冷やかしが得意なエレンが響に問い正す。

 

『ヒビキ〜心身ともに一緒にいてるユズカという存在がいながらシズクよりも幼くて小さい子を連れ込むなんて失望だわ~』

 

『ちげーよ!布団の中がもぞもぞするのと急な重さを感じたので目を覚ましてみたら、布団の中にいたんだよ!!』

 

エレンの問いに響が即座に反応するが、柚香が近づいてきて……

 

『中尉!!!失望しました!!!』

一撃ビンタを喰らわして吹っ飛ばした。

………

……

その際に雫がアルフィミィの近くに近づいてきて、

『あなたは中尉に連れられてきたの?

そしてもう一度聞くけどお名前はなあに??』

 

一幕の光景を見ながら頭の整理が出来たアルフィミィは答える。

 

「私の名前はアルフィミィ・ブロウニングと申しますの

。自称魔法使いの生き残りですわね」

 

『アルフィミィちゃんだね。魔法使いって?本当??』

 

「とある神様から御命令をされまして、この世界を救え!!!と言われ転移したのがそこの中尉さんのベッドの中でしたの。

中尉は何も悪くはありませんわ」

「ですが、知らない人のベッドの中に転移させられたこの怒りはどこに向ければ………次回会った際には貸し一としておきますの」と口を濁す。

 

『神様かぁ〜会うなんてすごいんだね、アルフィミィちゃん、私も会ってみたいなぁ〜』

 

「フフフ…お止めになった方があなたの身の為ですの

あの神はどちらかといえば破壊の神様ですので」

 

『ふーん』

 

雫がちんぷんかんぷんでよく分からない状態の最中、

背後から話を聞いていたエレンが魔法使いについて興味を示す。

 

『魔法イコール西洋よ!!こんな世の中で魔法が使える人がいるなんて信じられない!!!おとぎ話の存在だわ』

 

「じゃあ手品見せましょうか…?」

そうすると関心になった響達全員がアルフィミィの近くに集まった。

アルフィミィはベッドから部屋の中央に行き、両手をかざすように見せてから、ある事を考えた。

それは夢の中のレジセイアから与えられたアインストシリーズの根幹となる3匹の技を使役してみようと思った。

 

「クノッケン!!」

左手をかざした指先の爪が長く、鋭利になっていく。

「ソード!!」

右手には光を纏いながら鋼鉄で無骨な剣を持っていた。

そして、

「ブーメラン!!」

左手の爪が巨大化しようとしたので、慌てて止めさせて低速で室内を円周しながら爪まで自動で戻ってきた。

 

初めての実践で試した事がなかった為、少し緊張したがクノッケン本来の能力を使う事が出来た。

 

突然の事に驚きながらも、

『アルフィミィちゃん、すごいすごい』

とはしゃぐ雫。

『うわっ、これ思ったよりも硬いわ~戦術機でも危ないかも…』

と分析するエレン。

『こんな子供にこんな技があるなんて正直信じられません』と呆然とする柚香。

『これは報告する必要があるなぁ・・・』

っと頭を抱える響。

 

皆の驚きを余所に

心の中で「止めですの」と意識すると、

一瞬の光とともに元の姿に戻ってきた。

「ふふふ、それじゃあ、ここについて教えて下さいな」

 

『いいぜ、俺達の故郷となったタコマ租借地を案内するよ』

 

 

 




また、第3話から書き直しますが、時間が掛かるかもです。
よろしくお願いします。


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第3話「改」

長らくお待たせしました。
以前書かせて頂きました4話のあとがきにより3話を丸ごと変えて作成しました。

特殊技能はOGから
枠は少ない為、V以降の仕様で増やせるようにしています。
盛りに盛って最強角のキャラになっています。
BETA戦対アルフィミィが出来そうな能力なので一時期は第3勢力的な配置になります。

ご意見お待ちしております。


BETAの隊列に向かってぇぇ、マブイタチ!!!!


米国陸軍フォートルイス基地・・・

オペレーター「艦隊より入電。タコマ方面の塩原にて正体不明の物体が出現!!」

司令官「なんだとっ・・BETAではないのか?」

オペレーター「・・・巨大な蔦と小さい蔦が広範囲に出現したと・・」

司令官「バカなっ、この塩原で植物だとありえん!!」

冷や汗を流す司令官。

司令官「塩原で突如現れた新たな植物か・・・これが我々の吉となるか凶となるか・・・衛星データリンクを逐次報告せよ!!」

 

・・・・

・・・

・・

 

超電磁圧の靄を纏いながら白い平野に立つ巨大な蔦。

特に目を見張るのは蔦の先頭部分。

まるでチューリップのように丸く膨らんでおり、

何か大きな物を守るような構造となっていた。

また、中央の巨大蔦の周辺には大小の蔦があり、塩原の何もなかった

ような世界から亜熱帯のような草木ではないが蔦の世界が瞬時に

現れたのだ。

驚くのも無理もない。

 

その中央の巨大蔦の中にアルフィミィはいた。

だだし、ベルゼイン・リヒカイトに乗っていた状態だったが・・・そこで彼女が目を覚ます。

「・・・ここはベルゼインの中なのですのね!!あ~親切にも変なところに寝たままで出現しなくてよかったですの・・・

では改めてステータスオープンっと」

 

アルフィミィ・ブロウニング

レベル:70

精神コマンド(OGシリーズより)

感応・鉄壁・激励・再動・熱血・愛・期待

特殊技能

予知・SP回復・援護攻撃L3・底力L9・ヒットアンドアウェイ・連続行動

以下ゼンガーやアクセル、エクセレン等々からの特訓により追加(本来はない)

アタッカー・インファイト・ガンファイト・カウンター・見切り・ガード・指揮

レインの魂を吸収し同化により天才

エクセレン(偽)の魂を吸収し同化により援護防御L3

以下シュテルン・レジセイアによりアインスト特殊技能付与

・精神支配

特殊技能を持った人間でも感知出来ないアインストの特殊な波動により生物・起動兵器を乗っ取り制御下に置く事が可能。支配力が強くなるとアインスト化する。

・生命体の創出

対象物のコピー体を作成可能。レベルによって完成度が良くなり、アインスト能力を付与可能になる。

・アインストマスター

クノッケン・グリード・ゲミュートを呼び出し可能。

レベルが上昇する程使用出来るアインストが増え、吸収した対象物のコピー体も加えられる。

また、生身の戦闘時に仮初の部分として使用可能。※下位3種のみ

クノッケン=剣やブーメラン、グリード=鞭、ビーム(かめ〇め波的な)

ゲミュート=鎧・盾・アイアンメイデン等

例:アインストアイゼン・ヴァイスリッター・レジセイア等

BETA 突撃級・要塞級・戦車級等

・アインスト疑似空間

「あ~るぴーじ」敵に無限BOX。

ペンダントだがアルフィミィの意思により身体の中に収納可能。

・意思ONOFF

エクセレン・レモンの人格を呼び出す。

・吸収

ポ〇モン的な弱った相手や下位の物・壊れた物に対して吸収可能。

これでBETA戦で壊れた戦術機をホイホイとアインスト化し新品に出来るぞ!!

・鬼菩薩変化

ライン・ヴァイスリッター・ヴァイスセイヴァーに一時変化可能。

レベルが上がるほど使役出来る機体が増え、意思ONOFFと合わせると

3機小隊になる事が可能。

 

数字能力はややこしくなりますので省略。

機体運用:空A陸A海A宇A

 

・・・・「ながっですの」

 

 

ではお姉妹方をお呼び出しますか~

「ハローアルフィミィちゃん」「・・・っ、私は死んだはずでは・・・」

「ここでは初めましてですの、詳細を話しますわ」

・・・・

・・・

・・

「なるほどね~常にONでカバーしてあげちゃうわよ~♪」

「・・・死んだ身なのだから従うわ。ただ、うるさいエクセレンと同じなのは癪だけれどね、シャドウミラーの幹部だった私の力存分にお使いなさい」

「ありがとうございますの。お姉様方、これからよろしくですの。

後、3人で連携が出来たら合体技に挑戦したいですの。

特にキョースケとエクセレンのランページゴーストみたいな技が理想ですの」

「わかったわ。それはこれからの動きで合わしていきましょ」

「りょーかい。私とキョースケのラブハートをあなたたちに教えてあげる!」

「では一旦お姉様方には眠って頂いて周囲の確認をしますわ」

 

アルフィミィはエクセレンとレモンとの会話を終え、

周囲に何があるのか確認するようにした。

「これは派手な出現ですわね。超大型グリードの中にいたなんて、

一旦上に出て地表に出ますの」

とアルフィミィは目を瞑って蔦よ。開け!と念じた。

すると、

巨大な中央空間の上を蓋してあった部分が開けてゆき、空が現れた。

「では行きますの」

上空から見たこの世界、この場所は一目見たアルフィミィは

寂しいところ、真っ白ですのと心の中で思った・・・

その時、地表に何か大勢が土埃を舞って移動しているのを見た。

「あれですの??シュテルン・レジセイアが言っていた物なのか確かめる必要がありますわね」

一旦、高度から地表に降りてベルゼインを移動させる。

 

・・・・

・・・

・・

 

BETAにとって最悪の敵になるのか、人類の希望の星になるのか・・・・

もうすぐ勝負のゴングが始まる!!!

 

 

 

 




感想お待ちしております。

リアルが忙しいですので、更新が不定期になりますが。
更新の間隔を早めたいと思います。

よろしくお願いします。


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第4話「アルフィミィ、戦闘を開始する」

続けて2話投稿になります。

デイアフター01開始になります。
序盤で死んでしまう響小隊の鈴原と隊長の死亡フラグを無くそうと
思っています。

ご感想お待ちしております。



黄泉路は一瞬だけど世界が異なればヤマトの波〇砲のようだね(笑)


 

米国陸軍フォートルイス基地

オペレーター「衛星データリンクにより正体不明の巨大蔦の先端が開き、謎の人型らしき兵器の存在を確認!!また、戦闘区域の方へ進んでいます」

指揮官「なんだとっ!?そのような事が」

オペレーター「映像によりますと全体が赤く鬼の鎧武者に見えます」

指揮官「前線の戦術機甲大隊に報告を回せ!!!」

「敵か味方か分からんアンノウンがそちらの戦場に向かっていると警戒されたし」

オペレーター「了解、戦術機甲大隊並びに小隊各機へ、謎のアンノウンがそちらに向かっていると衛星データリンクで分かった。警戒すべし、繰り返す・・・・」

 

・・・・

・・・

・・

 

 

塩原を猛進するBETA群の後方の丘でそれを見ていたアルフィミィ。

「うぅぅぅ・・気持ち悪い存在ですわね。

まだこれならアインストの方が断然耐えられますの」

「気持ち悪さではラマリスも酷かったですが、あれは後始末が楽だったのは幸いで、

これはグロいし臭いですわね・・・」

 

BETAと対峙する戦術機大隊の戦いで銃火器は発見出来たが、アルフィミィのいた世界ではビームやそれ以上の兵器が山ほどあった。

それに比べてこの世界の銃撃戦と近接戦は弱く、ビームも空に長く飛べる機体もいないと感じた為、極力は奥の手を出さずにいきたいと感じたアルフィミィ。

また、BETA群は一方通行に直進するのは効果的だが後方に転身するのは難しい。

その為、後ろからかき乱してやろうと行動する。

 

BETA群に対して少し離れた場所で

「いきますの、その並び頂きますの」

すると、ベルゼインの2つの鬼面が回転し、突如浮かび大きくなった「鬼菩薩」を召喚した。

すると、鬼菩薩の口から巨大な砲撃を行った。黄泉路である。

前方に直進していたBETA群の闘士級から突撃級に至る群の構成における大部分を

後方から迫ってきた極大な光の渦に呑まれ消滅した。

「う~ん、あのトリケラトプスのような堅そうな物体は生き残りそうだと思ったのですががっかりですの。

では次いきますの」

ベルゼインを飛翔させ、両腕を構えると鬼面の全ての部分が光を出し始め放出した。

それは広範囲に降り注ぎ、黄泉路で生き残ったBETAに対して追い打ちをかける。

上空で焼け野原となった地表を見て残存兵力がいない事を確認したアルフィミィは笑みを浮かべる。

「う~ん、やっぱり物足りない相手ですわね、残った死骸を遣いのアインストに向かわせて吸収しましょうか~、そしてアインスト軍団を強くしますの」

コックピットの中で手を上げて「アシスタントたち、吸収ですの」と念じた。

 

すると、死骸となったBETAの近くに地面から突如現れたクノッケン、グリード、ゲミュートたちが現れ、死骸と共に地面の下へ去っていく。

 

「では残りのBETA、倒していきますの」

 

 

後方を壊滅したアルフィミィは戦術機大隊が戦闘する前線に向かって進んでいくのであった・・・・

 

 

 




にわかで進めさせていただきます。
問題点、指摘があれば修正させて頂きますので、よろしくお願いします。


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第5話「反応弾の連鎖爆発」

おはこんばんちわ、アルトアイゼンVでございます。

初の三人称視点ですね。
上手く書けているか不安ですが長くなりました。

何かご感想を頂けましたら幸いです。


 

 

米国陸軍フォートルイス基地

オペレーター「・・・謎のアンノウンが放った巨大光線により後方BETA群壊滅!!!」

「その後、アンノウンが空中から光線を無数に発射し残存BETA群消滅を確認」

指揮官「なんだとっ!?」

「それでは我々の知らない攻撃方法で奴らを葬ったというのか、ありえん・・」

アンノウンが放った一撃の攻撃で敵を壊滅出来た事は、本来我々がBETAと戦う立場としては嬉しい誤算であるが、もしアンノウンが敵に回ってしまったらと考えると恐怖でしかない・・・

「その後のアンノウンはどこへ?」

オペレーター「はっ、後方BETA群の壊滅により前方の敵戦力へ向かっています」

指揮官「いかん、前線にいる第一戦術機甲大隊並びに我が軍、また両海軍に通達しろ」

オペレーター「しかし、本来反応弾による第一迎撃が終わった直後、海軍による敵後続群を攻撃予定でしたが、どうなさいますか?」

指揮官「その事も含めて海軍に通達!戦術機の消耗を少しでも減らす為に敵の厚い部分に徹底してミサイルを発射、各大隊長に知らせよ」

オペレーター「了解」

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

龍浪響視点

 

作戦開始待機中に嫌な悪夢を見たが、作戦開始により遥か前方の方で反応弾の連鎖爆発を始めて見た。

対電磁パルス防御、停滞緩解剤注射後、戦術機のシステムチェックオールグリーン。

再起動待機中だ。

その後、第一戦術機甲大隊長より戦術機を起動、第二迎撃の作戦開始と・・・思われたが。

「何だあれは・・・・・」

それは先程の反応弾の連鎖爆発を見た時も圧倒されたが、より後方シアトル沿岸部並びに海底から出てきた後続群周辺から中衛群にまたがって巨大な光線が放たれたところが見えたからだ。

当然周囲にいる待機中の衛士全員が何事かと無線で話し合っているのを聞こえたがそれもまた初めて見る光景だった為一時呆然とした。

しかし、隊長として僚機の安全確認の為、

「千堂、鈴原少尉大丈夫か?」

千「はい、中尉。あんなもの初めて見ました。

しかし、作戦の内容にあのような攻撃は書かれていませんでしたが、知っていましたか?」

鈴「うぅぅ、だっだ大丈夫です」

「いや、あのような戦略兵器は見た事も聞いた事もない。

おっと第一戦術機甲大隊長から入電だ。一旦通信切るぞ」

千・鈴「了解です」

 

どの道、BETAと戦う事になるんだ、今度も生き抜いてやる!!!

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

神宮寺まりも視点

米軍フォートルイス基地から入電、帝国本土防衛司令部によってもたらされた情報は卒倒しそうな情報だった。

我々がアメリカから借りているタコマ租借地にそれ程遠くない塩原に巨大な蔦と大小ある蔦の王国が一瞬で現われたというのだ。

大小といっても人間が触れるような軽いものではない。

BETA的に言えば要塞級と突撃級ぐらいの差はあるという事が分かった。

まるで白亜紀の恐竜がいた時の植物のようだなと内心を思ったまりもだが我々が知っている蔦とは比べ物にならないものをタコマ租借地の近くにあるのが現状だ。

さらに情報を聞いていると、巨大な蔦から正体不明のアンノウンが現れ、こちらの戦場へ向かっている事、そして最新の情報から先程の光線も奴の仕業だと分かった。

ただ、味方ではなさそうなのが有力視されている。

では、各大隊の隊長に内容を話さないとな。

「各戦術機隊長並びに衛士全員へ通達。

先程の光線らしき物は我々が放った物ではない!

繰り返す先程の光線は我々が放った物ではない」

「また、司令部より得た内容だが驚愕の内容だ。

我々が住んでいるタコマ租借地の遠くない場所へ正体不明の物質が出現し、そこから戦術機のような人型起動兵器がこちらの戦場へ向かっている。

そして、先程の光線はそのアンノウンが放った事が分かった」

‥‥当然の事だが無線間で衛士による阿鼻叫喚の声が聞こえた。

「詳細を説明する。

奴が放った二度による光線により後続群、中衛群はほぼ壊滅的な打撃を受けているとの事だ。

そして、そのまま前線の我々戦術機部隊との近いところまで近づいている事も分かった。

その為、間違ってもアンノウンと交戦はするな、戦術機では戦いにもならん可能性がある。

最後に本来の作戦である第二迎撃はイレギュラーがあったが予定通り開始される。

繰り返す、第二迎撃は予定通り開始する。

おまけだが、シアトル沿岸部の後続群に対処する予定だった海軍は健在で球もほとんど使用されていない。その為、前線の敵の厚い部分に局所射撃が行われる模様だ。

その際は気を付けて回避するように、以上だ」

 

ふぅ・・・一息をついたまりも。

BETA群を丸ごと消滅させる力を持つアンノウンに対してどう対処に悩む。

人型起動兵器という観点から人間らしき者がいる事は事実、何とか対話が出来れば・・・・

 

指示を終えたまりもに対してアメリカ陸軍から無線が入り、

先程の指示に似た対応を両軍で取る事で一致。

危うき事虎の尾を踏むが如しなれど虎穴に入らずんば虎子を得ずといった

虎の慣用句にあるように危険が付きまとうが正体不明のアンノウンと戦うか協力出来るか、協力出来ればまさに虎に翼であるが・・・

気持ちを切り替えて戦線に移動しながら各隊長へ指示を行う。

その時目を閉じて、

「夕呼・・・こんな対処どうすればいいの・・・、あなたなら分かるかな」

ともういない親友を思い浮かべた。

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

アルフィミィ視点

ペルセインをまるでスケートをするように高速移動に伴って

愛刀である鬼蓮華を構えながらBETAとすれ違う時に一刀両断していく。

「わたくしの黄泉路を発射する前に行った爆発は見ものでしたの。

あのような武器があるならさっさと見せてほしいですわね」

と愚痴りながらBETAをまた一体と倒していく。

「ふふふ・・・・見せてもらおうか。この世界の人型兵器の実力というものをなの」

一瞬とある仮面またはトロンべさんの言い癖をまねてしまいましたわとドヤ顔な

アルフィミィちゃんでした。

 

 

 

 

 




まりもちゃんのところの説明が長くなりました。

次回の更新はデイアフター01の序章のBETA戦を終了させて、
アルフィミィちゃんをタコマ租借地まで観光に、いや潜入するまで
いきたいと思っています。

ご拝読ありがとうございました。


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第6話「邂逅」

長らくお待たせ致しました、アルトアイゼンVでございます。

超久々の投稿になります。

台本形式というのか分かりませんが、原作に手を加える形となりますので、多くの部分を原作から取り入れています。

何かご意見がございましたら、ご感想欄によろしくお願いします。


あなたのハートに


 

龍浪響視点

 

まりも「先程も伝えた通りだが、アンノウンが放った光線により敵後続群、中衛群はほぼ壊滅している状況だ。

だから前線のみを叩けばいい。我々が戦う前から奴らは消耗している。」

「また、当初予定していた作戦に比べれば格段に楽になったが、予定通り各小隊は最終迎撃地点を再度確認後、全機、以降は各小隊の指示に従え」

「最後に、いい知らせがあるぞ。光線級の存在は確認されていない。」

 

って事は予定していた通りだが、前線以下の残存の敵の中に光線級が紛れている可能性はほぼゼロというわけか、鈴原少尉を悪く言うつもりもないが、ヒヨッ子を抱えた状態で高度制限戦闘をやるのは状況が悪くなる。

・・・しかし、アンノウンの存在がBETA以上にヤバい奴だってのは分かる。

敵になるか分からないからこそアンノウンであり、この戦闘にとってイレギュラーな存在だ。

しかし、散々俺たちを苦しめてきた存在を群単位で倒してくれるなんて神様仏様な気分だぜ!!

 

まりも「大隊総員傾注!!」

「シアトルは我らに残された最後の安住の地である」

「否、我ら帝国のみならず、人類の存亡はこの一戦にかかっている!」

「しかし、BETAのみならずタコマ租借地の近くにアンノウンの蔦の王国が出現した」

「BETAのみならずアンノウンにも警戒する必要があるがゆえに、あらゆる手段を以ってBETAを殲滅し、必ず帰還せよ!!」

 

「うぉぉぉぉっ!やってやるぜっ!千堂、鈴原いくぞ!」

千・鈴「了解!!」

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

「取れる手は全て取れ。任務もヒヨッ子の面倒も全てクリアしてみせろ!」

っか大隊長より激励なんてやってやろうじゃん!!

 

 

 

アルフィミィ視点

 

 

敵後方へ取り付きながら、ベルゼインの2つの鬼面が回転しながら浮かび上がり大きくなった「鬼菩薩」がマブイエグリの要領で左右から刀を振り落としBETAをミンチにしていく。

同族意識か密集態勢が崩れたところからこちらが危険な存在だと認識した戦車級・突撃級・要撃級のいくらかがこちらに向かってきているが鬼菩薩を展開している大刀から逃れられず撃破していく。

戦車級が鬼菩薩へ取り付こうとしているが、鬼菩薩も危ない時は空間に溶け込んで緊急回避し、アルフィミィの機転により肩のパーツに戻り、要所要所で敵1列をマブイタチで地面まとめて切り裂いていく。

「脳みそがない脳筋の連中かと思いましたが、意外とお仲間想いですわね。

今はこちらにダメージはありませんが、あのデカブツ(突撃級)の突撃やサソリっぽい奴の腕に当たってしまうとこちらのペースが崩れますの」

「ベルゼインはどうしても光撃と刀しかありませんから、少々使いづらいところがありますわよね」

っと愛機に対して愚痴を言いながら、シュテルン・レジセイアから頂いたチート能力であるお姉様方を呼び出そうと考えたが、この世界の人類と接触していない中で手の内を見せていいのかと思い諦めたが、もう一つの能力の使役能力であるアインストクノッケン・グリード・ゲミュートの技を使おうかと考えた。

「うふふ、グリードの技を使い、足止めしますの」

とアルフィミィが目を瞑り「お願いしますの」と言うと相対するBETA群の足元から生えた蔦上の物が地面から絡まり、BETA同士で前のめりとなったり、突撃級は後ろから突き刺さる形で傷つけ合う状態となった。

「クノッケンの剣山をお見舞いですの」

グリードが生やした蔦の上から骨の剣山が生え出てBETAの皮膚から内臓を突き破り案山子状態となった。

「これでフィニッシュで消化しますの」

それはゲミュートの「へラオスフォルデルング」を利用した攻撃だ。

ゲミュートは鎧騎士のようなモンスターだが、この技が特に奇怪である。

始めは他の技と同様腕を強化し殴るのだが敵を自分の近くに引き込み、空洞となった鎧を後ろの背骨に当たる部分で敵の大きさを調節し胸部と下半身を開けて収納してあった鎧牙で敵を圧壊させるという強力な技だ。

「あれっもっといっぱい出るかと思っていたのに、運用が悪いですわね・・・」

召喚出来たのはゲミュート一体のみで技を行使した途端消えてしまう。

・・・チート能力を得たばっかで技的には一体分しか出せないが将来的にはツヴァイザーゲインの「残影玄武弾」を参考に殴り込みたいと後々レモンと意気投合する。

 

ゲミュートの技を使用しながらは効率が悪いと分かり、案山子状態のBETAにとどめを刺して回りながら基本的には鬼菩薩でミンチにしてBETAの集団を壊滅させる。

 

「取り込んだBETAちゃんは後でいい子いい子で迎え入れてあげますわ、アインストでね」

 

次の戦闘エリアを探しながらちょうど危なそうな戦術機を発見するアルフィミィ。

「最初の出会いはいい演出から入らないと仲良くなれませんからね、助けてあげますの」

っと大きく宙を一回転して飛び上がり、「ゲシュ〇ンストキッッッッック!!!!!!ですの」

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

龍浪響視点

 

・・・ヤバい、鈴原少尉が動転してる。

パニック発作を起こした衛士には興奮剤を投与して一定時間観察するのだが、こちとらひたすら撃って撃って撃ちまくりいざという時にドレイク2(千堂)に自動制御キーの移譲をしたが、精一杯で捌き切れないぞ。

仕方がない、自分たちの後方は足の遅い部隊がいない為、隣のカロネード中隊と合流しよう。

「ドレイク1よりGL、ドレイク3にシグナル14発生、処置済みですが過剰鎮静の恐れあり、カロネード隊への合流連携許可を願います!」

まりも「GLよりドレイク1、合流を許可する。

砲兵大隊との調整はこちらで行う、貴様は先行して移動を開始しろ」

「ドレイク1了解、移動を開始します!」

「カロネード1、大隊長より許可が出たぜ、一緒に盛り上げようぜ!!」

カ1「はん、カロネード1了解・・・早いとこ頼むぜ、さっきから後手に回らされて飲み込まれそうだ!」

「りょうかっ!?・・・・そちらに例のアンノウンが急速接近」

カ1「なっ何?」

 

・・・

・・

 

それは一瞬の出来事であった。

太陽の光が遮る瞬間、大空の先から何かが一回転し爪先をまるで矢の如く敵を射殺す勢いで飛んでくるではないか!!

狙いは目の前の要撃級だ。

空からやってきた奴が奴へ着弾の如く当たる瞬間が今でも思い出す。

要撃級の首から胴体を貫きながら少しクレーターが出来たと感じる程の圧を感じた。

 

ヤバい、大隊長より連絡があったアンノウンだ。

状況も一瞬の事で分からないし、ひとまず僚機の安全とカロネード隊へ連絡だ。

「千堂、鈴原少尉機体は正常か!?・・・動けるか?」

千堂「ドレイク2、こちら異常なしです、継続出来ます、ドレイク3応答しなさい」

鈴原「どれっ・・ドレイク3!!異常なしです、いけます」

「よし、とりあえず、アンノウンが来てBETA共が何故か膠着しやがった」

「今のうちに後方へ下がるぞ!!ドレイク2、ドレイク3を援護しながら下がれ!!!」

千堂「了解、ドレイク3付いて来て」

鈴原「了解です」

 

よし、やっべー奴が来てこちらが助かったぜ、カロネード隊もちょうど例のアンノウンを目視出来るし、奴のヤバさが分かったはずってまだ囲まれてやがるっ!!

 

「カロネード1、応答せよ、カロネード1応答せよ」

「こちらドレイク1、一旦戦線を下げるが逃げるぞ」

カ1「・・・ひゅぅ~危ないところだった、120㎜砲がジャムって死ぬところだったぜ、こちらカロネード隊、後方ポイントGに落ち合おう」

 

「了解、帰ったら飯おごれよな。

ドレイク全機カロネード隊を砲撃支援しつつ、俺らも行くぞ!!!」

千・鈴「了解」

 

あの赤い奴が足止めしてくれている間に逃げさせてもらうぜ。

遠ざかりながら赤い奴の姿を追う、まさしく歴史の教科書に載っていた鎧武者みたいな奴だ。

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

私は元々アインストとして常にベルゼインと一緒でした。

その為、ハガネやヒリュウ艦隊との皆様とは大きな戦いを経て協力し合う仲になりましたが、なかなか機体の載せ替えが許されず、ゲシュペンスト系列機にある特殊コマンドが少々気になっていました。

アルトアイゼン・リーゼのリボルビング・バンカーのような格闘技である「ジェットファントム(マグナム)」や同じブロウニングであり、別の世界からやってきたハーケン・ブロウニングの愛機であるゲシュペンスト・ハーケンの存在。

髭もじゃダンディ教官(カイ)は何かあったらゲシュペンストMK-2改型の利便性の良さ等の多く語り訓練に付き合ってくれていました、アシェンさんにしごかれていましたが(笑)

 

そういった思い出があったので、最高の見せ場は「ゲシュペ〇スト・キック」だと感じたのです。

 

通常の足だと不安だと思い、クノッケンの骨を応用し、大幅強化。

落下スピードをマシマシに、突撃してやがりましたよ。

結果は、要撃級の頭、胴体を貫き少しクレーターが出来る程の威力でしたってへぺろ。

 

「第一印象として良かったと思いますの、これで危なそうな2機は離脱出来ましたか」

 

後方BETAと正面から向き合い、先程と同様の戦法でグリードの蔦とクノッケンの剣山を足元から生やし足止めとどめを刺す。

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

龍浪響視点

カロネード隊と合流後、あの赤い奴を観察した。

俺たちと近い位置にいたのにも関わらず無視してBETAと向き合いあがった!!

しかも、奴がどんな事をするかと思いきやBETA共の足元から蔦上の物と骨っぽい鋭い物が生えていき、BETAを捕らえ殺していく。

「信じられねぇ・・・倒し方だ!?」

 

戦い方としては安全な方法だもんな、あんな方法があるのなら人類にも取り入れたいぜ(苦笑)

もしかしたら、俺たちよりもBETAの方が危険だと感じているのか、俺たちが苦労していた戦線が30分ぐらいで片付きやがった。

 

しかし、鈴原とカロネード1が無事で良かったぜ、久しぶりの戦場だからといって自分の部隊の新人が犠牲になるのはきつい・・・

 

あのアンノウンは俺たちが住んでいるタコマ租借地から近いところから現れたと聞いた。

人型兵器に近い装いなら人間なのか、それとも宇宙人なのか分からないが、軍上層部は何とかあのアンノウンとは敵対しないように行動してくれと願うしかない。

 

まりも「GLより各機へ、アンノウンより近い部隊の移動の許可はしていなかったが、許しておこう。それより、アンノウンより逸れたところにいるBETAを殲滅する、各機行動しろ」

 

「了解」

 

 

・・・こうしてインパクトのある出会い方をした龍浪響小隊達、

アンノウンが味方になるのか、敵となるのか、次回に迫る!!!!

 

 

 




超久々の投稿でしたが、いかがでしたか?

ちなみにカロネード1は生き残りましたが、後方支援または別枠の隊としてカロネードから離れます。

ですので、カロネード隊は消滅し、原作通りになります。

序盤の戦闘が終わりましたら、軍上層部の話、民間の話、龍浪小隊の話を取り入れ、アルフィミィによるタコマ租借地の潜入の話をしたいと考えています。

更新は不定期ですが、よろしくお願いします。


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