魔法少女まどか☆マギカ 〜偽編 眇たる救世主〜 (ブロパピコ)
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第XX話 年末回だけどそれにまつわる必要って絶対とは限らない

はい、どうも!!!ブロパピコです!!!

今年ももう終わりですね!!!

さて今回は記念回として特別に書き上げました!!!

内容はストーリーとは全く関係なく読まなくても進行上は問題ありません!!!

ネタ回ですがぶっちゃけトークも多めに書きましたのでそういう事情を知りたくない人は注意してください!!!それでは・・・どうぞ!!!


努「え?・・・なに?今回最新話じゃないの?」

 

ほ「今回は年末だからって作者が勝手にはしゃいで勝手に作った話らしいわよ」

 

努「この話の作者って頭のネジ外れてんのか?まだ大して話数ないし人気もないしUAだって500未満だろ?なのに人気SSですよ〜って雰囲気醸し出して年末年始の空気に流されて記念話なんて書いちゃってんの?」

 

ほ「まあ・・・それはやめてあげましょう?作者なりの考えがあるって言うことだと思うし」

 

ま「きっとあれだよ!あまりにも人気もUAも伸びないからこんなみんなやるような事に便乗してみればお気に入りが3、UAが20程増えると思ったからだよ!」

 

さ「オイィィィィ!!まどかぁぁぁぁ!!あまり生々しい数字書き込むなぁァァァ!!作者だって悩んでるんだから!!ジャンプと言う大きなものとのクロスオーバー作りたいっていう発想で努力してるんだから!!あまりいわないであげてぇぇ!!」

 

マ「でもタグにチートではないって書いてるのに・・・今んとこなろう系っぽい描写になってるわよ?キ○トとか司○○也みたいな感じにでもしたいの?」

 

さ「やめろォ!!仕方ないじゃん!!ルフィが出航するまでの間を序盤に書いてないじゃん?ナルトだって序盤にミナトとクシナ、悟空だってバーダックとギネについてとか描写されないじゃない!!こう言うのは後で書くからこそいいんじゃないの!?」

 

努「でもそれってジャンプで人気だから許されるのであってこの作者ただの一般人で文才もない頭ん中モリンフェンまみれのバカだから大抵認められないぞ?作者このSSを同じゲームをやってるネッ友に見せたらめっちゃ評判悪かったしなんなら実際本に関わる仕事をしてる本物にまで見られて自信かなりなくしてるんだぜ?」

 

さ「もうやめてたげてぇ!!作者このSS自己満で書いてるとか言ってるけど結構気にしてるタイプなのぉ!!ネッ友に誤字脱字報告貰ってそれ弄られると毎回軽く凹むくらい精神妙なとこで脆い人なの!!」

 

ほ「靴下肉www」

 

さ「転校生ィィィィ!!何やってんだあんたァ!!」

 

ほ「そんな事より今年の11月末辺りから投稿始まったけど・・・一体いつから書いていたのかしら・・・」

 

努「どうやら9月中旬辺りからだな・・・その前もまどマギのSSをある程度まで作ってたみたいだけど・・・ボツになったんだよな・・・」

 

ま「どんなのを考えてたの?」

 

努「えぇっと・・・主人公が魔女狩りをする一族で世界を放浪している奴らしいな・・・それで見滝原に目をつけて魔女との戦いが・・・っていう感じのを作ってたらしいぜ?」

 

マ「話を聞くと悪くない設定だと思うけど・・・なんでボツになったのかしら・・・」

 

努「理由が3つあるんだが・・・1つ目はこの作者が良く起こす肉付けが出来なくなった・・・」

 

さ「肉付けって・・・なんでさ?」

 

努「作者は設定とやりたいこと、あと始めと終り・・・途中での展開を考えてから小説を書き始めるんだ」

 

ほ「起承転結、設定、やりたいこと・・・これさえ出来てれば肉付けだけなはずだけど・・・」

 

努「実は作者・・・肉付けが苦手なんだ・・・」

 

ま「えぇ・・・それって結構マズイんじゃ・・・」

 

努「そうみたいなんだ・・・毎回いい発想は浮かぶが肉付けすると多すぎて文が途中で止まったり、矛盾を生み出したり、変にアイテムを出したりして伏線を回収し忘れたりとか発生するから作者がこうやってネットにSS載せられてるのが奇跡に近いんだよなぁ・・・」

 

マ「でも伸びてないじゃない」

 

ま「どんなに頑張っても結果が着いてこないんじゃ作者が今見てるARC-Vより酷いことになっちゃうね」

 

ほ「まってまどか・・・それARC-Vに失礼よ」

 

努「それより年末回だし・・・穴に落ちねぇよな?誰か死なねぇよな?」

 

さ「あんたら作者に現実押し付けんな!!知らないわよ!?人気も出ず作者がこのまま拗ねて打ち切りになっても!!この物語の私達が終わること無く記憶の中でフワフワした存在になっちゃうんだよ!?ってか努さんはそろそろ遊戯王から離れろ!!後書きでラスボスにソリティアされてくたばったばかりでしょうが!!」

 

ほ「まあ美樹さやかは一旦放っておいて・・・そういえばこれ年末回だったわね・・・これ文字だから今私達が何してて何処にいるかなんて伝わってないよね?」

 

ま「まあ作者はこの文字だからこそ伝わらない書き方をして読者に想像させて楽しませる事にしたんだよ!」

 

努「あぁ・・・銀魂のアニメでよくある絵1枚でBGM流してセリフ入れるあれみたいなもんか・・・確かにこれなら楽だからこれから先もずっとこれでいいんじゃね?」

 

さ「いいわけあるか!!・・・と言ってもまだ話が0話入れて5話しか上がってないから今は詳しい説明は出来ないんだよね・・・」

 

努「兎に角・・・この話が進まない特別回にやっておきたいことあるヤツいる!?いねぇよな!!この話終わるぞぉぉぉ!!」

 

さ「息抜きで東○べ見たからって影響を受けんな!!・・・と言ってもまだ原作で言うと・・・2話にも達してないからやれる事が・・・」

 

マ「そう言えば・・・」

 

努「どしたん?」

 

マ「原作だともう1人ともう1匹がいたはずなんだけど・・・今回の出番は?」

 

努「えっと・・・キュウべえは里帰り中・・・杏子は・・・まだ出番が無いから・・・待機してるな」

 

ま「なんか今回の話めちゃくちゃだね・・・」

 

ほ「仕方ないわ・・・この作者の存在がめちゃくちゃだから・・・」

 

努「もうそろそろいいんじゃね?もうそろそろ帰んねぇと今年のガ○使始まっちまうし・・・」

 

キ「残念ながら今年はガ○使はやらないみたいだよ?」

 

さ「あっ・・・帰ってきた」

 

努「・・・なん・・・だと・・・」

 

キ「おかげで今年の年末は続きを書くことに集中できるね!頑張ろう!」

 

努「知るか!っていうかげんた誰ごす?」

 

さ「え?私?」

 

24アバ「幹部のブチャラティに決まってんだろこのタコ!」

 

努「お前帰れや」

 

24アバ「ブルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥス!!!!!」

 

努「うっせぇぞ!!メローネ!!」

 

ほ「なんか収集つかなくなってきたわね・・・」

 

マ「気にしなくていいんじゃない?この状況では人生の先輩であrオレのそばに近寄るなーーーーーーーーーーーッ!!」

 

さ「ビキニなんだ!」

 

ま「私達はもうやばいと思う・・・」

 

努「何も問題はないようじゃがのォ〜っとお前ら〜そろそろ終わるぜ?」

 

さ「あっ・・・結局年末らしい事してないね・・・」

 

努「しょうがねぇだろ・・・俺たちの冒険はこれからだ!」

 

ほ「まるで打ち切りね・・・」

 

努「因みに作者曰く今書いて読まれてる物語・・・終わったとしても1/10にも満たないレベルのシリーズ物にするらしいぜ?」

 

ま「それは・・・無茶じゃない?」

 

マ「一体どこをめざしてるのかしら・・・」

 

努「こち亀より10話長く作ってやるって作者言ってたぜ?」

 

さ「無理でしょ!!どう頑張ってもあそこまでは続かないでしょ!!」

 

努「今ハーメルンで1番多い話数は・・・2283話か・・・シリーズ物で行くけど俺たちはこれより1000話多く書いてやらぁ!!」

 

さ「さっきより難易度上がってるよ!!こち亀で1960話なのに何年かかって作るつもりなの!?」

 

努「まあこういう風に閑話休題とか記念とか・・・特別にストック溜まりまくったら一週間に10話程更新すれば行けるっしょ!!」

 

さ「楽観視しすぎだぁ!!」

 

努「とりあえず!!これからも〜眇たる救世主〜をよろしくお願いするぜ!!まだまだ拙いが皆の応援が作者の力になる!!っと言うことでみんな!!どんどん読んでくれよな!」

 

ほ「誤字脱字、感想や評価なども是非お願いします。」

 

ま「作者自身ジャンプの作品まだ全部追いきれてないとこもあるからご了承ください!」

 

さ「作者はネタが好きだから今日のパッショーネ24時やブロリーMADみたいな要素も入ってるから苦手な方はご注意ください!(※確実に今言うことじゃない)」

 

マ「結末はバッドエンドじゃなくハッピーエンドに導かれるけどその過程がハッピーとは限らないかもしれないからそこも注意してね!」

 

4人「それじゃあ!また月曜日に!!」

 

ハゲラティ「アリーヴェ帰ルチ!(さよナランチャ)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杏「実は外でずっとスタンバってました・・・」




はい・・・これにてグダグダ満載の年末回終了です!!!

因みに書けなくなった理由その2は世界観、未来が見えなくなった。3はネタが知らずに被っていた・・・努君たちが説明し忘れてたんでここに書かせてもらいました!!!

さて・・・これで2021年もおしまいです!!!(おしまいだァ!!)(おしマイン・ザ・ミラー!!)来年からも気合い入れてストックも描き続けますし、皆さんに面白いと思われる作品にできるように頑張ります!!!それでは・・・最後に!!!あとがきを読んでる頃には言うべき時になってると思うのでこの挨拶にて締めさせて頂きます!!!



あけましてェ!!!おめでとうございます!!!今年もォ!!!よろしくお願いしまぁ〜す!!!


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第○○話 今後の投稿について

努「おろ?まだ水曜じゃん・・・え?挨拶しとけ?・・・わ〜ったよ・・・」

努「え〜みなさんおはこんばにちわ〜!今回は作者が読者の皆様にお聞きしたいことがあるようで緊急で書き上げたそうです・・・最後の方にアンケ載せるらしいんでご協力おねさ〜す!・・・これでいいか?」

努「それじゃあ・・・スタート!」


作「はいどうも!!!いつもケツから小宇宙(コスモ)捻り出しては苦労し続けてる男ブロパピコです〜!!!」

 

努「なんだよ作者・・・俺だけ呼び出していきなり今後の事なんて・・・どうかしたのか?」

 

作「努君・・・この前ワシ・・・どれくらい続けるって意気込み入れたっけ???」

 

努「なんだよいきなり・・・こち亀の1970話・・・そしてハーメルンに投稿されてる作品の2283話以上に続けるって言ったよな?」

 

作「そう・・・だがそれをやろうとすると・・・40年かかる事がやっと判明したんよ・・・」

 

努「今更かよ!!おせーよバカ・・・」

 

作「素人でも頑張れば実を結ぶって思ったんだもん!!!仕方ないじゃん!!!」

 

努「立場を弁えろ!!お前20代のくせに生活保護入ってた事あるバカのくせに計画性無さすぎんだよ!!」

 

作「あれは・・・リアルバイオ引き起こしてる生物兵器が悪い・・・」

 

努「ウォッチッチじゃねぇんだよ!!確かにそれで職失った人も沢山いるけど何でもそれのせいにすんじゃねぇ!!・・・それで!?今後はどうするつもりなんだよ!!」

 

作「それは投稿日を様子見でとりあえず週2にしようと思っているのだ・・・」

 

努「単純計算しても20年はかかるぞオイ・・・」

 

作「まあ・・・焦らず最後まで聞けぇ!!!とりあえず何曜日にあげるかはまたアンケート取って決めるが期限は2週間後の投稿日にする事にした!!!」

 

努「妥当なところだな・・・で?それでその後はどうするんだ?」

 

作「週2ペースでも余裕が保ててストックの方も書けて貯まるならどんどん増やしていこうと思っている・・・」

 

努「そしていずれかは毎日投稿へと・・・だが俺はストックの方が心配だぞ?」

 

作「それに関してはワシからはまだなんとも言えん・・・モチベや閃きによってムラがあるからな・・・追いつかなくなったらオフトークや日常ストーリーでも即興で書こうと思う・・・それが何回も連続で続いたり頻度が多すぎたら減らしていこうと思っているのだ・・・」

 

努「つまりタグの月曜日投稿は消すんだな?」

 

作「Of course(もちろん)!!!消させてもらうぜ・・・このタグもあと数時間の命だ・・・」

 

努「いやまだ1週間強残ってるんだが・・・」

 

作「ストックの方は風呂に入るのも忘れるくらい書き続けてるから上々だぜ!!!」

 

努「汚ぇなオイ!!!ちゃんと入れ!!!」

 

作「このまま入らないでいたらコックになれるかな???」

 

努「なれるかぁ!!バクテリアンじゃねぇんだし無理に決まってんだろ!!」

 

作「さて・・・そろそろ湯煎も溜まった頃だし疲れた体を湯船に浸かって癒されるとするか・・・」

 

努「・・・まさかナメック星編での悟空みたいにシャンプーしながら湯船にダイブしないよな?」

 

作「それはもう実家でやり飽きた・・・ジャンプって風呂のシーンって普通に入るかラッキースケベが起きるくらいしか描写無いから悟空のあのシーンは印象に残るな・・・」

 

努「それは分かるな・・・なんでだろうな・・・」

 

作「漫画の作者の都合かなにかだろ・・・ということでみなさん!!!今後の投稿について皆さんの意見をお聞きしたいのでぜひご協力お願いします!!!」

 

努「皆さんの清き一票・・・お待ちしております!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5人の魔法少女「どこかで出番あると思って部屋の前でずっとスタンばってました・・・」




はい、という訳で!!!

こちらにて投票お待ちしております!!!


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バレンタイン外伝 これが俺たちのフルコース!!

ハッピーヴァレンタイン!!!

皆さんチョコは好きですか!!!???

ワシは大好きでゲス!!!

バレンタインはちょっと前にラ○ンド○ンで大量に貰ったので実質50以上ってことさせていただきましょうかねw

さて・・・前置きはこんなとこで今回は気合い入れてバレンタイン回を書きました!!!最初に3つだけ注意書きさせていただきます!!!

1.今回はR17.99要素あります!!!
2.誰か吐きます!!!
3.今回は飯テロが凄いです!!!見る前に事前に満腹にしておくかつまめるものを用意してみてください!!!

では前書きが長くなりましたが・・・それでは・・・どうぞ!!!


あっ・・・そうそう・・・今回張り切りすぎてくっそ長いです


 

今日は2月13日・・・明日はバレンタインということでそれぞれの5人の少女たちはそれぞれ当日に向けて張り切っていた・・・その様子を覗いてみよう・・・

 

〜鹿目まどか〜

 

「ふぅ〜こんな感じかな?」

 

まどかが作っていたのは普通の生チョコを作ってありラッピングまで拘っていた・・・そこにまどかの母、絢子が来てまどかに声をかける。

 

「おっ?まどか〜随分張り切って作ったね〜」

 

「まあね〜明日バレンタインだし頑張っちゃった!」

 

「今回は結構多いね〜・・・それ男にでも渡すのか〜?」

 

絢子はニヤついてまどかをからかう・・・だがまどかは・・・

 

「えぇ!?・・・いや・・・男の子って言えばそうだけど・・・」

 

それを聞き絢子は更にニヤける。それは思春期の娘の春を肴にする母親そのものであった。

 

「へぇ〜・・・誰なの?その男って!」

 

「・・・む・・・ん・・・」

 

「ん?聞こえないな〜?教えてくれたっていいじゃん〜」

 

「もう!ママはどっか行って!恥ずかしいから!」

 

「あはは・・・はいはい・・・渡す時も恥ずかしがらずちゃんと渡すんだよ?後に後悔するのは自分なんだからね〜」

 

「分かってるよ!・・・もう・・・」

 

まどかは絢子と話し終え窓から空を眺める。

 

(明日は・・・頑張る!!)フンス!

 

ひとり空に向かって意気込んで右手を握りしめているまどかであった・・・

 

 

〜美樹さやか、佐倉杏子〜

 

「ふぅ〜・・・やっと出来たね・・・」

 

「意外と簡単だったな」

 

杏子はやりきった顔をして一息をつく。だがさやかはそんな杏子を睨んだ。

 

「アンタが途中でつまみ食いしようとしなければもっと早くできたんだけどね・・・」

 

「悪かったって!あまりにも美味そうだったからつい・・・」

 

「アタシのお小遣いでギリギリだったのにそれをついで減らすのはどうなのさ!」

 

さやかはウガッーと杏子に怒りそれを杏子は冷や汗をかきながら宥めた。

 

「それにしても努兄・・・一体何してるんだろうね?」

 

「さあ?しばらくやりたい事があるからってアタシをさやかん家に預けるなんて・・・修行って訳でも無さそうだし・・・」

 

「ケータイも通じないし・・・無茶なことやってないといいんだけど・・・」

 

さやかは段々顔つきが翳っていく・・・杏子はそれを見てとあることを思い出す。

 

「そういえばひと月前くらいか?努の奴なんか調理器具とかレシピサイト見たりして悩んでたけど・・・それとなんか関係あんのかな?」

 

「努兄が?」

 

さやかは努が料理してるとこを想像する・・・彼女とまどかは過去に努の作ったゲテモノ料理を食した過去があるため顔色がどんどん青ざめていった・・・

 

(さーちゃん・・・今日はバレンタインだ・・・今回は鯖のチョコ和えを食べてごらん?)

 

(うっ・・・青臭いし見た目もエグいって!食べられないよ!)

 

(まあまあまあ・・・)

 

(んぐっ!?・・・オロロロロロロロロロロロ!!!!????)

 

(イーヒッヒッヒッヒッヒッ!!!)

 

「・・・いや・・・無いな・・・食べたくない!!」

 

「おっ・・・おい!?さやか!?どうしたんだ!!」

 

「なんでもないよ・・・それよりこのクッキーそろそろ冷めたと思うし包もう・・・」

 

「お・・・おう・・・」

 

さやかは若干やつれた顔で焼いたクッキーを袋に包むが杏子はそんなさやかの顔を見て疑問に思った。何故なら杏子の飯を作っていたのは努であり味も絶賛だったからである・・・さやかはそう遠くない時間に努の料理の腕を知ることとなる・・・

 

〜巴マミ〜

 

「よし!これで完成ね!」

 

マミはブュッシュドノエルを作り上げ気持ちが上がっていた。傍から見たら普通の1個のケーキがあるだけだ・・・だが冷蔵庫を開けると・・・

 

「これで何とか10個目・・・努兄さんも佐倉さんもよく食べるから楽しかったけど大変だったわ・・・」

 

新しく出来たケーキを冷蔵庫に入れる。そして優しく閉め、事前に作っていた紅茶テーブルへ運びゆっくり飲む。

 

「明日が楽しみだわ・・・努兄さん・・・私が前にご飯作ってあげたように美味しそうに食べてくれるかな・・・」

 

マミは努がケーキを食べているとこを想像する。

 

(マミ・・・改めて感心したよ!君のような料理もお菓子作りもできる娘は大好きだ!)

 

(そ・・・そんな・・・みんな見てるわよ?手を離して?恥ずかしいわ・・・)

 

(フッ・・・この程度・・・まだまだだね・・・さあ、俺のデザートをいただこうかな・・・)ヌギッパサッ

 

(えっ!?///・・・それって・・・///)

 

(もちろん・・・キミさ・・・)ボロンッ

 

(ちょ!?///努兄さん!その逞しく大きいブュッシュドノエルしまってください!!///)

 

(そう言いながらも・・・キミの下から美味しそうな紅茶が漏れ出てるじゃないか・・・ケーキと紅茶はセットだ・・・共にフュージォーネしようじゃないか!)

 

(アアッ♡ダメぇ♡みんなの前で私♡ママになっちゃうぅぅぅぅぅぅ!!!!)

 

 

 

「・・・///」プシュー

 

お子さまには見せられないような妄想に浸ったマミ・・・その顔は真っ赤になっており煙りが吹き出ていた・・・

 

「か・・・かかか・・・考え・・・すぎね・・・///」

 

紅茶を持つ手はガッタガタに震えており目もザバンザバン泳ぎまくっていた。

 

「・・・もう・・・これ飲んだら寝ましょう・・・考えすぎたら体に毒よ・・・///」

 

そうして巴マミは考えるのをやめた・・・

 

 

〜暁美ほむら〜

 

「これで完成ね・・・」

 

ほむらは普通のトリュフを作り終え一息つく。

 

「・・・思い返せば私・・・男の人にチョコ渡すなんて・・・そもそも誰かにチョコ渡すのも初めてなのよね・・・どうすれば・・・」

 

そう・・・ほむらは今まで体が弱く、本来心臓病で入院し続けていたため友達すらまともにいなかったためこのイベントに参加するのも初めてなのであった・・・

 

「まどか達・・・喜んでくれるかな・・・努さんは・・・」

 

(おっ!?チョコくれんのか!ありがとな!)

 

(そんなに喜ぶとは思ってなかったわ・・・嬉しいわ)

 

(あぁぁぁぁ!!もう我慢できねぇ!!いったっきま〜す!!・・・んまァァァァい!!)

 

(もう・・・努さんったら・・・)

 

(すげぇぞ!?ガナッシュにはビターチョコとミルクチョコのブレンドでほのかに苦みを感じる甘さ!!そしてコーティングにはハイミルクチョコ!!これが更に味にマイルドさをプラスしている!!そしてパウダーはベンホーテンのカカオパウダーを使っているからまた更にコクが増している!!なんて言うのか!?ハーモニーか!?味の調和ってか!?例えるならナルト、サスケ、サクラ、カカシの第7班!承太郎と花京院とポルナレフとアヴドゥルとジョセフとイギーのDIOを倒すためのジョースター一行!星矢に紫龍、氷河に瞬、そこに一輝を加えた青銅聖闘士5人組!!男鹿に古市、東邦神姫の東条、邦枝、神崎、姫川の石矢魔高校主力メンツ!!それぞれ相性合わないと思う混じり合うことなく個で勝負すると思いきや数多いメンツがひとつに纏まってひとつの力となるような!!そんなチョコが今ここに!!存在するとは!!!!!)

 

(え・・・ええ・・・満足いただけたようね・・・それと・・・もうひとつ・・・私も一緒に・・・貰えますか?)

 

(あらら〜・・・んじゃケッコンすっか!)

 

(ええ!!)

 

「・・・///」ポー

 

こちらは健全な妄想で顔真っ赤になっていた・・・

 

「つ・・・つつつつつつつつつつ努さん・・・そうなったら・・・いや・・・でも・・・うんんんんん・・・」

 

たかがチョコひとつ渡す・・・それだけで思春期少女達の夜はくるものがあるということである・・・一方・・・このSSの主人公である友勝努は何しているか・・・次は彼にスポットを当ててみよう・・・

 

 

〜友勝努〜

 

「どっっっっせぇぇぇぇぇい!!!」バキィッ

 

ドスーン

 

「ハァ・・・ハァ・・・あとつけてる目星の食材は・・・アレとアレだけだな!!明日はいよいよバレンタインだから沢山作るぞ〜!!調理法はもう考えたし俺に落ち度なし!!まさにプワァァァフェクトだァ・・・」

 

ねっちょりボイスの若○声でパーフェクトと言っている努・・・彼は今、とある島に来ていた・・・そこではGPSも反応せず電波も届かないため5人の少女たちからの連絡には全く気づいていなかった・・・

 

「よ〜し!!ぜってぇゲットして作るぜぇ!!やってやんぜぇ!!」

 

努はそう言って深い森の中へと入っていった・・・

 

 

そして・・・バレンタイン当日・・・

 

「おはよ〜!」

 

「おっ!まどか!今日は早いね!」

 

「おはようございます、鹿目さん」

 

まどか、さやか、そしてなんとここで初登場の紫月仁美はいつものように学校へと向かっていた。

 

「今日はバレンタインだね!はい!2人ともチョコあげるよ!」

 

「おっ?サンキュー!今回は生チョコ?」

 

「えへへ・・・特に変わったとこなんもないけど頑張って作ったんだ!」

 

「美味しそうですわね。昼食後にでもいただくとしますわ」

 

「え〜!?今食べようよ〜!」

 

さやかはまどかのチョコに目を輝かせながら仁美に意見する。だが仁美は頬を赤らめ惚気け始める。

 

「そうしたいのは・・・山々なんですが・・・私もとある方にチョコを渡してからにしたいんですの・・・///」

 

「ペッ・・・リア充がよォ・・・図にのるんじゃあないよ!」

 

仁美はモジモジとしながら自分の思いを告げたがさやかは嫉妬に狂い燃え怒りのあまり道にタンカスを吐き捨てた。

 

「そ・・・それより・・・学校に・・・(ピロンピロン)ん?」

 

まどかがさやかを宥めようとしたとき、ケータイから通知音が鳴る。それはまどかのケータイとさやかのケータイからであった。

 

「誰だろう・・・努さん!?」

 

「アタシもだ!グループに送信したみたいだね・・・え〜っと?なになに?」

 

努 今日、放課後・・・腹空かして俺ん家に来ればいい事あるかも!?P.S 街や通学路などで惚気たメスやオスをシバくと運気上昇!?(笑)

 

「相変わらずなんだから・・・ね?さやかちゃ・・・ん?」

 

「ナルホド・・・ナラ・・・ヒトミィ!アンタヲシバク!!」

 

まどかは努の相変わらずぶっ飛んだ行動に苦笑していたが、さやかの方は口から煙が出てバーサク状態へと変貌していた。

 

「え?な、なんなんですの一体!?」

 

「なんでもないよ!!バカにバカが化学反応起こしちゃっただけだから!!とりあえず逃げて!!早く!!」

 

「え・・・えぇ・・・それでは後ほど校舎で」

 

そう言って仁美は校舎の中へと入っていった。

 

「さやかちゃん・・・努さんのいつもの謎発言に踊らされてるのに気づこ?」

 

「なんだって!?書いてあったこと嘘だっての!?」

 

「いや・・・普通に(笑)って書いてあったし、絶対からかってるよ・・・」ピロンピロン

 

「またグループから・・・」

 

努 P.Sの内容が真実だなどとその気になっていたさーちゃんの姿はお笑いだったぜ(馬)

 

「なんなの?その括弧付けるの、しかも(馬)って何よ、馬鹿って事?」

 

「さやかちゃん・・・気にしすぎたら負けだよ?」

 

「そうだね・・・あの人を理解できないのが当たり前だったの忘れてた・・・」

 

努のいぬ間にまどかとさやかにボロックソの評価をされていた努であった・・・

 

そして時は放課後・・・

 

 

 

「よし!みんな集まったわね!入るわよ!」

 

マミを筆頭に努の家へと一同は上がった。

 

「「「「「お邪魔しま〜す・・・!?」」」」」

 

だが一同は驚いていた・・・以前努の家に上がった時とはまるで内装が変わっていたからである。

 

「いらっしゃい!待ってたぜ!」

 

「え?え?努兄?なにこれ〜?」

 

「んぁ?なにって・・・今日はバレンタインだろ?だから飯食わせようってしてるだけだが?」

 

「・・・飯?・・・嘘でしょ?」

 

「・・・ほむらちゃん・・・時間戻して努さんに騙される前の馬鹿な私を助けてあげてくれないかな?」

 

「まどか?どうしたの一体・・・」

 

「さやかも昨日からどうしたんだよ・・・」

 

「まあまあ!そんなに俺の作った飯に対して興奮してくれるなんて!やっぱり2人とも最高だぜ!さあさあ中へご招待〜!」

 

努は素早くまどかとさやかの首根っこを掴みリビングへと引きづって行った。

 

「「い・・・命だけはお助け〜!!」」

 

「ど・・・どうしちゃったのかしら・・・2人とも・・・」

 

「さ・・・さぁ・・・」

 

「それより2人とも!努の飯だぜ!?早く行こうぜ!!」

 

この中で唯一努のちゃんとした料理を食べた事のある杏子は2人を引っ張り中へと進んで行った。

 

「「(ガタガタガタガタガタガタガタガタガタ・・・)」」

 

「中まで・・・凝ってるわね・・・」

 

「まるで高級レストランみたいだわ・・・行ったことないけど・・・」

 

「なあ努〜?まだか?」

 

まどかとさやかは震えマミとほむらは内装を見渡し杏子はこれでもかと言うくらいに飯を要求してきた。

 

「まあ落ち着けって・・・これからお前らに食ってもらうのはバレンタイン限定のチョコのフルコースだ!」

 

「「「「「・・・え?」」」」」

 

一同は努の発言の意味が分からなかった。チョコのフルコースなんてものはこの世に存在しない・・・だが努の顔は自信満々であったため余計に分からなくなった。

 

「とりあえず・・・アミューズ(お通し)だ・・・」

 

それぞれの机に5枚の茶色のサラミを乗せた皿が配られた。

 

「・・・努兄・・・なにこれ?焦げたサラミ?」

 

「待って、このサラミから香ばしい香りがする・・・この匂いは・・・チョコ?」

 

「まあ食ってみなって!」

 

「「「「「・・・」」」」」パクッ

 

5人はそれぞれ顔を見渡し、不安に思い目を瞑りサラミを1枚口に運ぶ。すると・・・

 

「「「「「お・・・おおおおお美味しい!?」」」」」

 

「へっへ〜ん!」

 

「口に運んだ瞬間から匂い以上に香るチョコの香り!そして噛んだ瞬間から湧き出るサラミの塩気と旨味!!」

 

「そしてチョコの旨さもあり塩気と甘味、それが見事に噛み合い噛めば噛むほど更に濃くなる!!」

 

「そして飲み込んだ余韻にも高級チョコのような優しい香りが口の中に残る!!」

 

「努!!こんなモンアタシ今まで食ったことねぇぞ!?どうやって作ったんだ!?」

 

「まあまあ・・・落ち着けって・・・これは【シオショコラトン】っていうちょっとビター要素が強い豚を上手く調理すると出る甘さと香りを引き立てたサラミなんだ。本来のサラミなら何かと一緒に食べさせたいんだが俺にもまだその適した食材が見つかんねぇからこれだけだが・・・それでもうめぇだろ?」

 

「美味しすぎだよ!!これじゃあパパの料理が物足りなくなるよ!!」

 

「ハハッ・・・褒め言葉として受け止めさせてもらうよ・・・だがこれはまだアミューズ・・・簡単に言うとお通しだ・・・次はオードブル(前菜)・・・前菜だ」

 

そう言うと5人は味わいながらシオショコラトンのサラミを完食した。

 

「さて・・・ちょうど食べ終わったようだな・・・次は・・・こいつだ!!」

 

そう言って努が運んできたのは5色の色に輝くテリーヌだった。

 

「う・・・美しい・・・見た目からして美味しそう・・・」

 

「5種の野菜を使ったテリーヌだ。ゆっくりと味わってくれ」

 

5人は先程の衝撃もあってどんな味かいい意味で恐ろしく震えながら口へ運ぶ。だがその瞬間!

 

「「「「「カハッ!・・・美味い・・・美味すぎるゥゥ!!」」」」」

 

「そう言って貰えて助かるぜ・・・上から【アーモンドキャベツ】、【梅玉ねぎ】、【ゴールドにんじん】、【ミリオントマト】、【ビターレタス】をふんだんに使ったテリーヌ・・・不味いわけが無いからな!特にミリオントマトは苦労したがなかなかだろ?」

 

「なんていうか?最初に来る野菜の芳醇な香り!その後に噛んだ瞬間に来るアーモンドのような食感!」

 

「そして梅の酸味のようなものが来てその後に優しい玉ねぎと人参の甘さ!」

 

「そして主役は遅れてくるかのように旨味が押し寄せてくる!まるで特撮ヒーローのクライマックス3分のように颯爽と現れて美味しいとこを持っていくような!」

 

「そしてここでまさかのほのやかな苦味が味を完璧に調和させる!これはまるで終わったあとの後日談のように蟠りもなくスッキリ終わらせられる物語のよう!」

 

「努!これおかわりだ!!」

 

杏子のその発言に一同は目をギラつかせ同じように努に皿を差し出す。

 

「まあまあ・・・落ち着けって・・・まだ全メニュー食ってないだろ?」

 

「「「「「ハッ!?」」」」」

 

「忙しないなぁ〜・・・じゃあ次は・・・スープといこうか!!」

 

努は全員にスープを入れた皿を差し出す・・・だが一同はみなこう思っていた・・・

 

(((((これ・・・ココアじゃない?)))))

 

「お前ら・・・これはココアと思ってそうだけど違うからな?とりあえず飲んでみ?」

 

努の言葉を信じ、皆一同スープを一口飲む。すると・・・

 

「「「「「甘・・・くない!?」」」」」

 

驚くのも無理はなかった・・・なぜならスープの色と香りはまんまココアそのものだったからである・・・だが味はどうだろうか?

 

「どう見たってココアにしか思えないのに・・・優しい味がする・・・これはかぼちゃ?」

 

「だけどただのかぼちゃじゃあない!市販のかぼちゃとは比べ物にならない程ホロホロに崩れる!そして噛めば噛むほど芳醇な香りを引き立てる!」

 

「ッ!?しかも噛んでいるうちにだんだん優しい甘さが出てくる・・・これは・・・チョコ!?」

 

「野菜の旨味とチョコの甘味が合わさって新たな領域へと到達している・・・!?」

 

「どうなってんだ!?努!!」

 

「これは【パンプキンカカオ】のポタージュ・・・本来こいつはカカオ豆のように固く調理するのも難しい食材だがその分旨味がぎっしり詰まっている。そしてこいつはかぼちゃ要素が強く、しかも案外くどいんだ・・・だがそれを調和する秘密はこいつの種にある!」

 

努は1粒の種を取り出しみんなに見せる。

 

「この種からはかぼちゃ要素と大変相性が良くこいつと一緒に調理する事で新たに香りをつけ更にくどいかぼちゃ要素を調和することが出来る。そしてこいつをすり潰せば隠し味としても使える。こいつを使い尽くした至高の一品だ!!」

 

「待て待て・・・お通しと前菜とスープ・・・それだけでこんな美味いモンが出てくるなんて・・・これからどうなっちまうんだよ・・・」

 

「まあまあ・・・それよりみんな飲み干したようだし・・・次はポワソン(魚料理)といこうじゃないか!!」

 

そう言って張り切った努は次なる料理を運んできた。

 

「努・・・なんだこれ?がんもどきか?それとも豆腐ハンバーグか?」

 

「違ぇよ・・・クラブケーキって奴だ。簡単に言うとカニのハンバーグみたいな感じ・・・かな?」

 

「私・・・存在は知ってたけど流石にカニはあんまし食べたことないし焼きか鍋しかないからちょっと楽しみ!」

 

「どうぞ?ただのカニじゃないから楽しんでくれ・・・」

 

そうして5人はクラブケーキを口に運ぶ・・・案の定リアクションの方はというと・・・

 

「「「「「うっっっっっっっっっまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」」」」」

 

もはやお約束と言ってもいいほどのリアクション・・・だが努の未知の食材を使った料理ならそうなるのも無理はなかった・・・

 

「ビーフ100%のハンバーグよりもジューシーでホクホクとしたカニの身がまた最っ高!」

 

「そして口に入れた瞬間とろけ始めてもう歯なんて要らない!舌で潰せるほどふわふわとした食感!」

 

「そしてほのかに香るこの香り・・・これもチョコ!?」

 

「カニの旨味とチョコの甘味が交わって正直合わないと思うけどコイツだけは・・・この料理だけは違う!!めちゃくちゃ美味しい!!」

 

「これはなんだ・・・なんなんだよ努!!」

 

「これは上質なカカオ豆のみ食べて育つ【カカ王蟹】を使ったクラブケーキだ!こいつの甲羅はカカオ豆のように硬く調理にはコツがいる食材で味はそこら辺のカニより旨味の主張が強くとある場所では高騰しているんだが手順を間違えるとチョコの甘味が全て苦味に変わるから油断出来ない食材だぜ!!」

 

「もう三ツ星レストランの料理が安っぽく感じてくるよ・・・食べたことないけど・・・」

 

「まあまあ・・・さーちゃん!まだまだいいのあるから評価は全部食ってからにしなって!!」

 

「もう色んな意味で不安になってきたわ・・・明日から私は何を食べればいいの・・・」

 

「ほむらちゃん・・・」

 

「まあとりあえずこれでも食って落ち着けって・・・次はソルベ(口直し)だ」

 

そう言って努はジェラートを運んだ。

 

「え?努兄さん?もうデザートかしら?」

 

「違ぇよ〜ん。これはソルベと言って簡単に言うと口直しってことよ!」

 

「口直し・・・またこれがとびっきりに美味しすぎてならない予感がして止まない・・・」

 

「まあまあまあまあ・・・とりあえず溶けないうちに食えって!」

 

5人はそれぞれ顔を合してジェラートを一口食べる。・・・やはり・・・

 

「「「「「やっぱり美味しいって〜!!!もぉ〜〜〜!!!」」」」」

 

「なんでキレてんだよ・・・」

 

「口直しになってないからだよ!」

 

「色は青紫でブルーベリーかなって思って食べてみたけど上品で今まで食べたチョコの風味を優しくリセットしてくれるようで最っ高なんだけど・・・」

 

「私たちの未知の料理に対する心はリセット出来そうにないわ・・・この香りも素晴らしいしソルベにはうってつけだと思うけど・・・」

 

「それでも私たちにはこのステージはまだ早すぎたわ・・・」

 

「努・・・説明頼む・・・」

 

「そろそろきょーちゃんも説明しなって・・・食レポ出来ないっ子かよ・・・やれやれ・・・」

 

努は呆れながら毎度毎度の説明フェイズに突入する。

 

「これはチョコの土から育てられた【ショコラベンダー】をふんだんに使ったジェラートだ・・・こいつから香る匂いはリラックス効果や食欲促進効果もあるためアロマにも使われることがある。この香りを嗅がせることで拒食症患者の治療としても使えるし、このようにジェラート等食べ物に使うと香りに加えて先の効果2つを加えた効果のチョコにすることも出来るんだ。これを食べる時は基本2人以上じゃないと永遠に食べ続けてしまう危険性もあるから注意しないと危ねぇぞ!!」

 

「・・・努さん・・・まさかそんな食材をソルベに使うって事は・・・」

 

「ほむちゃん!流石察しがいいな!!これから5品提供するからまだまだ果てないようにこいつを持ってきたってことよ!!」

 

「くっ・・・やはり・・・」

 

ほむらは何故か拳を握りしめて悔しがる。いや、悔しがる意味が分からんがな・・・

 

「とりあえず次はアントレ(肉料理)だ!肉はみんなを笑顔にするから楽しみだぜ!!」

 

そうして運ばれたのは・・・

 

「ローストチキン?」

 

「かかっているのはホワイトソース・・・」

 

「分かった!」

 

さやかはなにか確信したかのような顔をして努に指を指して告げる。

 

「今度はこのホワイトソースに秘密があるとアタシは睨んだ!!ならここのソースがかかってない部分から食べれば・・・」

 

そう言ってさやかは誰よりも早くソースのかかってない部分を切り分け口へ運んだ・・・

 

「ど・・・どう?さやかちゃん・・・」

 

4人がハラハラして見守る中、努は口元が微笑んでいた。

 

「ア・・・アタシの負けだァァァ!!!」

 

「「「「やっぱり?」」」」

 

「そんな単純なわけねぇだろ?」

 

さやかは努の思惑通りに動いてしまったのと自信満々に予言したことが外れた恥ずかしさで泣き崩れた。

 

「卑怯だよ!なんでただの鶏肉がこんなにコクがあって臭みもなく逆に香り豊かなのよ!!」

 

「キレんなキレんなって・・・みんなも食ってみ?さーちゃんのように鳥だけでもいいしソースと共に食うのもどっちでもいいぜ?」

 

「とりあえず私もさやかちゃんと同じように鳥だけを・・・」

 

「私もそうするわ・・・」

 

「私も・・・」

 

「アタシもだ・・・」

 

そう言って皆鳥だけを口へ運んだ。

 

「本当だ・・・これは凄いね・・・」

 

「美樹さんは普通よね?これ作る努が異常なだけよね?」

 

「そうね・・・これは努さんが悪い・・・」

 

「そ〜だ〜努〜お前が悪いんだ努〜」

 

「なんで俺が責められなきゃいけないんだよ・・・勝手に自爆特攻決めたさーちゃんが悪いんじゃねぇのかよ・・・」

 

努は理不尽に責められ若干凹んでいた・・・彼にドM趣味はないので当たり前である。

 

「それじゃあソースかかった部分も食えや・・・飛ぶぞ?」

 

「「「「「・・・それじゃあ・・・いただきます・・・」」」」」・・・バタッ

 

口に入れた瞬間・・・5人は揃ってテーブルに突っ伏した。

 

「ご感想は?」ニヤニヤ

 

「「「「「お・・・美味しいです・・・」」」」」

 

努は顔芸のようにニヤケ面を浮かべそれに対して5人は屈辱感に苛まれ拳を握りしめ感想を述べた。

 

「この鳥の感想はさっきさやかちゃんが言った通りコクと香り豊かで凄いと思った・・・」

 

「そしてこのソース・・・野菜のような風味と共に更に追い打つように甘く気がついたら永遠にこれを食べてそうな味・・・」

 

「鳥単体でも凄まじい美味しさだったのにそこにこのソースは犯罪級に美味しいに変わり果てるわ・・・」

 

「もう努兄に嫁ごうかな・・・一生こんな料理を食べれるならもう愛とか恋とかどうでも良くなるって・・・」

 

「アタシ賛成だ・・・」

 

「コラコラ〜?2人とも・・・そんな事言うとにがり12kg飲ませんぞ〜?」

 

ガタッ!

 

努の発言にさやかと杏子は正気に戻りいつもの顔つきへと戻る。

 

「・・・ったく・・・これは【チョコガモ】っていうチョコの湖に生息する鴨の子供の肉を使ったローストチキンだ。こいつは当然チョコを飲んだりその湖に生息する魚を食べているから当然肉自体に甘みが強いんだ・・・だがその代わり鴨特有の臭みがなく甘党にはもってこいの鴨なんだが調理の時塩水に浸すことで甘味が薄れその代わりコクが増していく調理法がある。そしてその失った甘味を取り戻すために使ったのがころ【ミルクアスパラ】を使ったんだ。ホワイトチョコのような甘さとアスパラより強い風味を持つんだ。これを使ったソースをかけることによって俺の料理は完成したって訳・・・」

 

「なんだかよくわかんないとこもあったけど・・・とりあえず努兄の調理が凄いってのは伝わったよ!!」

 

「・・・なあまーちゃん・・・今度コイツの頭が良くなる料理・・・作ってみようかな・・・」

 

「・・・多分無理だと思うよ?」

 

「でしょうね〜・・・」

 

努とまどかは諦めたような雰囲気に包まれ凹んでいた。

 

「ま・・・まあとりあえず次はインサラータ(サラダ)だ!こいつでも食べてくれ!!」

 

そう言って運ばれてきたのは見たのところ普通の卵サラダであった。

 

「や・・・やっと普通の一般家庭の料理らしきものが出た・・・」

 

「これなら普通に食べられそうだね!ねっ?ほむらちゃん!」

 

「そうね・・・これがソルベでいいんじゃないかしら?」

 

「・・・」

 

「あら?どうしたの?佐倉さん」

 

「甘ぇよ・・・」

 

「「「「え?」」」」

 

「お前ら今まで食ったモン思い返してみろ?」

 

まどか達はメニューを振り返ってみる・・・するとだんだん何かに気づき始めて震え始めた。

 

「「「「・・・」」」」

 

「お前ら・・・気づいたか?」

 

「「「「・・・」」」」コクッ

 

「覚悟を決めろ・・・アタシも一緒に食ってやるよ・・・独りぼっちは寂しいもんな・・・」

 

なにか壮大な雰囲気を漂わせているがこれは食事会である。・・・これは食事会である。(大事な事なので2回言いました。)

 

「・・・どうだ?」

 

「「「「「期待を裏切らない素晴らしいくらい美味しかったです!」」」」」

 

「だろぉ?」

 

5人は何度も見た光景だが机に突っ伏し感想を述べる。

 

「なんか卵が凄く滑らかでトゥルントゥルン喉を過ぎていって無限に食べられそう・・・」

 

「食べるって言うか・・・飲む感覚に近いような感じで食べちゃったよ・・・」

 

「しかもこのコーン・・・スナック菓子のようにサクサクしてて濃厚なチョコの風味とコーンの旨味が濃縮してて噛んだ瞬間破裂するかのように口ん中に広がっていくわ・・・」

 

「そして先の卵と合わせて食べると飲み込むように食べれる卵を無意識に噛んでしまうから余計に旨みが暴れ始めてしまうから堪らないのよね・・・」

 

「生野菜だったからダメだと思ったが・・・努の作ったやつなら普通に食えそうだぜ・・・」

 

「俺に依存すな・・・こいつは【ビリオンバードの卵】と【チョコーン】のサラダだ・・・ビリオンバードの卵はちょっと特殊な食材で孵化する前のものを買い取った。そのまま使うとお前らのビジュアルが変わりすぎるから色々試して体がちょっと微発光するレベルに抑えたぜ。それとチョコーンは普通の食材で生だとスナック菓子のようにサクサクになり茹でると湯せんしたチョコのように溶けるようになって焼くと焼きチョコのような感じになるから面白いからサラダにしてみたんだ・・・」

 

「ちょっと待って?・・・微発光って何!?」

 

「だからか・・・まどかちょっとだけ光ってるって思ってたんだ」

 

「え!?嘘!?」

 

「そういうさやかだって光ってんぞ?」

 

「なぬっ!?」

 

「佐倉さんだって光ってるわよ?」

 

「マジか!?」

 

「巴さんだって光ってるわ」

 

「嘘でしょ!?」

 

「ほむらちゃんだって光ってるよ?」

 

「嘘・・・」

 

「まあまあ・・・本来は髪とまつ毛が急速に成長するようになるんだから・・・そっちの方が良かった?」

 

「「「「「良くない!!!」」」」」

 

そんなくだらない会話を交わし、努は次の料理を用意した。

 

「次は【ココアチーズ】のスパークラッカーサンドだ!!」

 

「先に料理名言っちゃうんだ・・・」

 

「だってお前ら・・・そうじゃないと持たないだろ?」

 

「まあ・・・言っても同じだと思うけど・・・」

 

「そんな事より早く食えって!うめぇぞ?」

 

5人は何回目かわからないが顔を見渡しいざひと口・・・

 

「「「「「ッ!?!?」」」」」

 

「どうだ?痺れるゥ〜だろ?」

 

努は気持ち悪い腰の動きをして感想を求めた。

それに対し彼女たちは・・・

 

「びっくりしたよ!すんごい痺れたよ!」

 

「スパークラッカー・・・名前の通り痺れたわね・・・」

 

「でもなんだろう・・・炭酸の痺れよりも爽快で後味もさっぱりしてる・・・」

 

「多分だけど・・・ココアチーズが濃かったからその分スパークラッカーで調和した・・・ってところなのかな?」

 

「どうなんだ?努」

 

「流石さーちゃん!俺の料理に染まるのが早いね!昔もそうだったよね〜」

 

それはやめろ(それ以上抜かすとぶった斬るぞ)

 

「アッハイ・・・」

 

努はさやかの思い出したくない過去のトラウマの扉を開きかけるがさやかのマジトーンの制止によりやめておく。

 

「んん・・・さーちゃんも言った通りココアチーズはものすごく味が濃いんだ。単体で食べると1発で糖尿病になるレベルだが、これは調理次第で阻止できるんだ。その中で1番濃い味にも後味をスっとさせることが出来るのがこのスパークラッカーなんだ。食べる時ちょっと想像以上に痺れるがそれがだんだんクセになってくるんだよな。」

 

「本当にびっくりしたよ・・・」

 

「悪い悪いって・・・ほら、アントルメ(お菓子)も持ってきてやったから機嫌直せって・・・」

 

そう言って持ってきたのはビアグラスに入った深紅のヨーグルトであった。そこでマミは疑問に思った。

 

「・・・努兄さん・・・確かアントルメって甘いお菓子って聞いたことあるんだけど・・・これは?」

 

「【ショコラズベリー】のヨーグルトだぜ?酸味も甘味もあるからこいつにしたんだ。食ってみてくれ」

 

「そうなのね・・・では・・・」

 

マミを筆頭にそれぞれがヨーグルトを口へ運ぶ。すると・・・

 

「美味しい!!」

 

誰よりも早くマミは感想を叫んだ。

 

「何より口に入れた時は甘くて口の中で泳がせてたら時期に酸味が走ってくる・・・そしてその酸味のおかげで次のひとくちが捗る・・・これは紅茶に合いそうね!!!」

 

「お・・・おう・・・」

 

努はマミの早口での感想に若干気圧されるが我に返って他のみんなにも感想を求めるが・・・

 

「お・・・お前らはどうだ?」

 

「え・・・え〜っと・・・マミさんの言った通りなんだよね・・・」

 

「「「同じく・・・」」」

 

「そ・・・そうか・・・喜んでもらえて何よりだ・・・このショコラベンダーもチョコの土から育てられた植物で最初に来る甘味と後から来る酸味がクセになる果物だ・・・それにしてもみーちゃん・・・びっくりしたぜ・・・」

 

「アハハ・・・ついね・・・」

 

この時、マミ以外のメンバーは思った・・・

 

マミ(巴)(さん)ってこんなオタクみたいな早口になることあるんだ・・・っと

 

「さ・・・さて・・・それじゃあ次はフルーツ・・・と行く前に・・・箸を出すの忘れてたな・・・」

 

「え?箸?」

 

「箸を使うフルーツなんて聞いたことないよ?」

 

「スプーンやレンゲでもいいが箸で食って欲しいんだよな〜・・・っよし!一緒に配膳するぜ〜」

 

「えっ!?お赤飯!?」

 

「にしてはちょっと明るいわ・・・何かしら?」

 

「これは【いちご飯】だ。この【ショコライチョウ】の卵をかけてるかつけてすき焼き風にして食ってくれ。」

 

「なるほどな・・・だからお箸なのか」

 

「そゆこと・・・」

 

そう言って5人はいちご飯をかきこむ。

 

「「「「「おいひ〜!!」」」」」

 

「いちご飯っていうからいちご風味のご飯かと思ったら1粒1粒全部いちごなんだね!」

 

「しかもそれが酢飯みたいで美味しい・・・そして味を引き立てるのがこの卵」

 

「これが練乳みたいに甘くていちご飯とよく合う!!」

 

「すき焼き風にディップすることで普通のいちご飯と交互に食べられる・・・とっても幸せな気分になるわ!!」

 

「努!おかわりだ!」

 

「悪いがおかわりはなしだ・・・」

 

「えぇ〜!」

 

「文句ゆな!!って・・・ん?」

 

杏子のおかわりコールに呼応するようにみんなお茶碗を差し出そうとしていたのを見た努は一瞬固まった・・・

 

「お前らなぁ・・・」

 

「いや〜・・・その〜」

 

「知るか!!それよりプティフール(小菓子)だ・・・よっと・・・」

 

「ん?」

 

「んぇ?」

 

「え?」

 

「は?」

 

「え?」

 

努はとあるものを取り出すと皆一同、驚きの顔を隠せないでいた。

 

「は〜い今日はこれで締めくくりたいと思いま〜す」

 

「えっ!?ちょっ!?」

 

「それって・・・」

 

「確かに冷蔵庫に入れたはずなのに・・・」

 

「アタシはカバンの中に入れたはずだ!」

 

「私も・・・って言うことは・・・」

 

5人はそれぞれのとあるものが無くなってたり家に置いてあったりしたものが今努の手元にあるのを見て察し、声を揃えて叫ぶ

 

「「「「「それって私(アタシ)のチョコだよね(だよ)(よね)!?!?」」」」」

 

「ご明察☆よく分かったね!!」

 

「なんでここにあるの!?」

 

「それはこのフルコースを締めくくる至高の一品だからね☆だからちょっと英雄の1ページを使って拝借したんだよ☆」

 

「え・・・で・・・でも・・・」

 

「もしかしてみんな・・・俺の料理に気圧されたのか?」

 

「「「「「え?」」」」」

 

皆図星を突かれ冷や汗が滴り落ちる。

 

「俺の料理が成功したのは食材や調理、それだけじゃねぇんだぜ?俺はお前らに食わせたいという愛をこめてひたすらにやっただけだ・・・結果美味くなっただけだから気にすんなって!!それより俺は味見ばっかして腹一杯になっちまったんだからさ!!俺もプティフール食わせてくれよ!!」

 

努は気遣いとかではなく本心を打ち明けると5人の顔は徐々に明るみを取り戻していった。

 

「そうだね!努さんも一緒に食べよ!!ほら!私の生チョコ!とっても上手く出来たの!」

 

「アタシと杏子は一緒にチョコクッキー作ったんだ!」

 

「まあ他のみんなよりは美味くないと思うけど・・・食ってくれよな?」

 

「私はブュッシュドノエルを作ってみたの!!自信はあるわ!!」

 

「私は色んなチョコを使ってトリュフを作ってみたわ・・・結構上手くいったから食べて頂戴」

 

5人の少女と1人の男はこの後、楽しくバレンタインパーティーを過ごしました。

そう・・・バレンタインは味や見た目、そして誰からとかそんなくだらないことよりも【愛】があるかどうかで価値が決まるものなのです。この6人はどのような形かはまだどうなるかわかりませんがそこには確かな愛があるのです。

ではこれにて締めくくりましょう!!!

 

 

 

 

 

「あっ・・・そうだ・・・お前らこれ食っとけ!!」

 

「何これ?ケーキのスポンジ?」

 

「【リセットスポンジ】っていって1時間以内摂取したカロリーを0にする食いもんだ。味は無いけどお前ら明日になったらカロリー過剰摂取で死ぬから食っとけ」

 

「「「「「ッ!?そんな高いカロリーで私たちを苦しめようとするなぁ!!!!!!!」」」」」

 

 

今度こそ終わり




ふぅ〜・・・疲れた・・・張り切った結果14649文字だってさ・・・いや長くね!!!???書き下ろしで頑張ったらこうなったんだがやりすぎたか!!!???

いや・・・逆に今まで少なすぎたんだ・・・今回は色んなネタを詰め込んだりして略さないで書いた結果こうなった・・・ならこの努力を続ければいいだけだ!!!ってことでブロパピコ!!!これからも頑張ります!!!

ピンポーン

ん???誰か来た

絢子&仁美「こんにちわ〜作者さん」

どうした2人とも・・・

絢子「これから先って・・・」

仁美「私たちの出番ってありますか?」

今んとこない!!!とっととけぇれ!!!

絢子&仁美「・・・そりゃねぇだろおい・・・」


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鹿目まどか誕生祭 記念話 全てはこの出会いの為!

はい・・・なんとかできました・・・ですが本編とあまり関係がない話なのとネタを考えずに見切り発車でやった話なので手抜きがひどいですw

それでもよろしければ下へスクロールお願いします。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうもこんにちは!私鹿目まどか!見滝原中学に通う2年生!今日は10月3日・・・私の誕生日!

 

 

 

そして私が今何をしているかと言うと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努お兄ちゃんに修行をつけてもらってます・・・

 

「ハァ・・・ハァ・・・フゥゥゥ・・・ヨシ!今日の修行はここまでだ!」

 

「つ・・・疲れたぁ・・・」

 

なんで私が修行をつけてもらってるのかというと・・・それは昨日の深夜まで遡ります・・・

 

 

 

 

「うぅ〜ん・・・そろそろ寝ようかな・・・フフッ」

 

まどかはふとカレンダーを見て、10月3日にマルをつけてあるのを見て微笑んだ。

 

「明日はいよいよ誕生日だな〜・・・どんな一日になるのかな?楽しみだな〜」

 

そう呟いてまどかはベッドに横たわり、と眠りについた・・・

 

 

 

そして約二時間後・・・

 

「はぁいまどかさぁん?・・・鹿目まどかさぁん?まぁちゃん?・・・起きろぉ・・・目覚めよぉ・・・」

 

「う・・・う〜ん・・・だれぇ?」

 

まどかは呼ばれる声に起こされ、目をこすりながら返事をすると目の前に3の口をした謎の生物が目の前にいた・・・

 

「おはようございます♠」

 

「ダレェ!?」

 

「声が大きい!」ドスッ

 

「がはっ!」

 

まどかは驚きつつ大声で誰かと尋ねると謎の生物はまどかの首を手刀で素早く突いた。

 

「訳あってこんな格好をしているが・・・くらえっ!」ドッ

 

「べへっ!?・・・何で?」

 

「すまんチャンスだと思って」

 

横たわって苦しんでいるまどかに対して謎の生物はまどかの腹を蹴った・・・その理由を尋ね答えを聞くとまどかは謎の生物の正体を悟れた。

 

「今のでわかった・・・努お兄ちゃんでしょ?」

 

「そうだ・・・よく分かったな・・・これが絆だな・・・」

 

「こんな絆絶対おかしいよ・・・」

 

「とりあえずこの穴に入れ」

 

「ふぇ?」

 

着ぐるみを着た努は宙に浮いてる穴を指さし、まどかに入るように告げた。

 

「何この穴・・・なにこれ浮いてる?どこに繋がってるの?」

 

「いいからソレェ!!」ドカッ

 

「きゃぁ!?」

 

努はグズグズしているまどかを後ろから蹴とばし、穴の中へと入れた。

すると先ほどまで部屋の中にいたはずだったが周りは森へと変わり、そこに人の気配は感じられなかった・・・

 

「いてて・・・ここどこ?」

 

「着いたぞ。ここは人っ子一人現れない森の中だ」

 

「へぇ・・・って色々聞きたいんだけど・・・まずその格好何?」

 

「これか?これはさっき通った穴の防護服だ。これ無しで入るとあばら骨に亀裂が入る」

 

「ちょっと待ってってふぐぐぐぐ!!」メキボキメキィ

 

「おぉ・・・やっとダメージを負ったか・・・意外と遅かったな」

 

まどかはいきなり来た痛みに膝をつきつつ悶え始めた。

 

「いきなり深夜にこんなところ連れてきてこんな仕打ちをした張本人が何を言ってるの!?」

 

「まあまあ落ち着け・・・俺がなんの用もなくこんな真夜中にこんなところに連れてくるわきゃ無いだろ?」

 

「一体なにをするの?」

 

「修行だ・・・色んなこと沢山やるぞ~」

 

「え?いきなり?なんで?」

 

「俺がお前に送る誕プレだ・・・お前は24時間寝かさないでこの今日という日を過ごしてもらうぜ」

 

「えぇ!?ちょっと待って!!修行ならまた明日でも・・・」

 

「まぁまぁ・・・修行は明け方までにするさ・・・それから温泉に入ってそのあとはほむちゃん達とショッピングやその他諸々やること詰まってるんだから早くやるぞ?」

 

「待ったすら聞いちゃくれないよ・・・トホホ・・・」

 

こうして・・・まどかは努とのマンツーマンでの基礎修行を明け方までするはめになったとさ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして時は午前九時を回った頃・・・

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」

 

誕生日ということでみんなで楽しくショッピングに来たわけだがまどかはすでに限界を迎えていた・・・

 

「ま・・・まどか?なんだかすごく疲れてるように見えるけど・・・大丈夫?」

 

「フ・・・フヒヒ・・・辛うじてまだ生きてるよ・・・」

 

まどかは乾いた笑いでほむらに微笑みかけるがどう見ても不気味にしか見えない・・・

 

「そ・・・そう・・・無理はしなくていいからね?」

 

「大丈夫だよ・・・ほむらちゃん・・・」

 

「それにしても努兄さんってばわざわざ誕生日にこんなにもしごかなくてもいいんじゃないの?」

 

「そうだぜ!努の野郎ってばそこらへんなんもかんがえてないんじゃあねぇのか?」

 

「別に私は修行するのは歓迎するよ?けど限度を知ってほしかったよ・・・」

 

「鹿目さん・・・一体どんな修行したの?」

 

「えーっと・・・術のおさらいと組み手と最後にやったのは朝ごはんも兼ねてチクワを投げられる中うまく鉄アレイをよけてチクワだけ食べる修行をやってたんだ・・・」

 

「いやそれどこのボーナスゲーム!?まどか、あなた忍者目指してるの!?」

 

「どおりで鹿目さんの頭の所々にコブができてるのね・・・」

 

「あれは痛かった・・・痛かったよ!!!!!!!!!」

 

「まどかがキレた!?努のヤツやりすぎだぜ!!・・・それと当の本人はどうしたんだ?」

 

「なんか『俺ができる祝いはこれだけだ・・・あとはお前らで楽しんで来い』って言われたし、何より努お兄ちゃん最近忙しそうだから別れたんだ」

 

「そういえばここ最近・・・私たちの前に顔を出す機会も減ってるわね・・・また一人で何かを抱えてなければいいのだけど・・・」

 

「でもまぁ大丈夫だよ?せっかくデリカシー皆無な努お兄ちゃんが気をきかせてくれたんだし今日はいっぱい遊ぼう!!」

 

そして・・・まどか達はショッピングモールにて買い物をし・・・

 

「わぁ・・・この洋服可愛い!」

 

「ホントね・・・気に入ったの?」

 

「うん!おこずかい貯まったら買いたいな~」

 

「それじゃあみんなで買わせて?誕生日プレゼントとしてね」

 

「え!?いいよ別に!!みんな別で誕生日プレゼント用意してるんでしょ!?」

 

「そんなの気にしなくていいわ・・・ここで待ってて・・・みんな・・・まどかがこの服欲しいって言ってるの・・・みんなで買いましょ?」

 

「おっ!?いいねぇ!ナイスほむら!!みんなー!集まれぃ!!」

 

「えへへ・・・ありがとう・・・みんな・・・」

 

その後ボウリングをやって、カラオケで歌ってあっという間に時間は流れていった・・・

 

「いや作者!?手抜きにもほどがあるだろ!!」

 

うっせぇなぁ・・・もう午前6時なんだよ・・・手っ取り早く終わらせて少しでも寝たいんだよ・・・

 

「わかってるけど本音漏らすなぁ!!!アンタがしっかりしないとこの作品が更に堕落するからぁぁぁぁ!!!」

 

「杏子ちゃん?誰と話してるの?」

 

「え?い・・・いやぁ?別に?」

 

ホラホラ・・・とりあえず進めろ~

 

「クッ・・・いつかシバいたろうかこのアホ作者・・・」

 

「大丈夫?杏子ちゃん・・・これからみんな家に招いてご飯にしようって流れだけど・・・なんか用事でもできちゃった?」

 

「いや・・・大丈夫だぜ?それより行こうぜ?アタシもうハラ減っちまったよ~」

 

「「「「「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」」」」」

 

こうして・・・誕生日ケーキをみんなで食べ・・・一日が終わるまで残り約四時間・・・このままあの男は登場するのか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努「zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え・・・え~っと・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~F.I.N~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杏子「終わった~~~~~~~!!!」

 

だってネタ切れだもん・・・今回はif編だから本編と関係ないし・・・

 

杏子「だからといって読者が許すか!?待たせた結果これはねぇだろ!!」

 

気まぐれがワシのモットーじゃ・・・ついてこれる奴だけついてこい!!!

 

杏子「いいかげんにしろ!!」

 

どうもありがとうございました~

 

杏子「って終わるry・・・」




遅れちゃったけどHAPPY BIRTHDAY 鹿目まどか!!!



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本編
第0話 今日までの俺、明日からの俺


はいどうも!!!ブロパピコです!!!前までやってた小説ですか???未来がイメージできずに諦めました!!!でもまた思い浮かべばやります!!!因みにこの作品が産まれるまで16作品ほどボツになってます・・・理由は未来がイメージできずだとか己の文才やボキャブラリーが追いつけずボツってなってます!!!この作品はそんなボツだらけの作品を乗り越えやっと書けるようになった作品ですので皆さま暖かい目で読んでいただけると幸いです!!!では・・・どうぞ!!!


友情・努力・勝利・・・それは俺が大好きで止まない週刊少年ジャンプの三大原則だ・・・それを俺は凄く気に入っていて尚且つ週刊少年ジャンプが大好きだった。

 

とある深夜・・・

「あぁ〜ジャンプ最速でフラゲせずしっかり買う生活し続けるのも慣れたけど深夜コンビニ行くことだけはまだしんどいな・・・特に冬だよこの季節!!めっちゃくちゃ寒いんだけどふざけんのも大概にせいや・・・せいや・・・聖闘士星矢〜!!なんちって・・・」

 

そんな戯言をほざきつつ俺は取り壊し途中のビルを通り過ぎて最寄りのコンビニへと着く。そして・・・念願の週刊少年ジャンプを手に入れた。

 

「いよっっっっっっっしゃぁぁぁぁぁ!!!!WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!最高にハイッてやつだ!!!」

 

興奮しすぎて体は180度後ろに倒して奇声をあげる俺・・・その意識はジャンプだけにいっていたため・・・

 

 

この後の悲劇に気づくことが出来なかった・・・

 

「読もうかな・・・いやいや待て待てお待ちください!家に帰って酒と共にジャンプを楽しむ・・・ジャンプを気ままに買って読んで好きな漫画に身悶え・・・美味いもんを食い美味い酒に酔いいい作品に悶える・・・こんな楽しい生活はないぜ〜」

 

だがそれももう出来なくなる・・・

 

ギギギギ・・・ガラガラガッシャーンドドドドドドカランカラーン

 

取り壊し途中のビルから鉄骨の雨が降り俺は意識が遠のいていく・・・

 

(俺・・・死ぬのか・・・せめて・・・最後にジャンプ読みたかったなぁ・・・ジャンプは何とか無事みたいだけど・・・届かない上に意識も・・・畜生・・・カッコ悪くて・・・あの世に行けねぇぜ・・・)

 

そうして俺はこの世界での命は幕を閉じた・・・

 

 

 

そうして時が経ち・・・

 

(あれ?ここはどこだ?たしか俺はジャンプ買いに行って・・・ってそうだ!ということはここはあの世か?・・・なんか光が見えるな・・・ってわぁ!?なんか押されてる?とりあえずこの流れに乗って光へ向かって進むぞ!せっーーっの!!!)

 

俺は暗い場所から抜け出し場所を確認しようとしたが・・・

 

「オギャァオギャァ」

 

(あれ?ちゃんと喋れねぇ・・・)

 

「産まれました!元気な男の子ですよ!」

 

(え?産まれた?)

 

「頑張ったね、小春」

 

「ええ、山斗・・・」

 

(ちょっと待て・・・産まれた・・・そして男と女がいるってこたァ・・・俺!赤子になってるぅ!?)

 

そう、週刊少年ジャンプ大好きな俺はもう一度人生をやり直すこととなった・・・だがこの人生が前の人生よりハードモードになる事、自分のいた世界とは違うこと、5人の少女と築いていく物語がある事を知る由はなかった・・・

 

 

 

 

 

 

次回予告

よっ!!俺努だぜ!!この物語はあらすじと0話にある通り転生ものだぜ!他にもキャラ崩壊とか自己解釈とかオリジナル要素が強いから読む時はそれを理解の上読んでくれよな!因みにこれはチートだと思われそうだけど作者はチートより友情・努力・勝利が大好きだからどっちかと言うと奇跡という名のご都合主義大好きっていう感じなんだぜ!そういう描写は意識しては書いてないらしいからチートだと思ったらすまねぇって作者が言ってたぜ!って喋りすぎたか?ではそろそろ次回予告するか!って尺がないだって!?とりあえずパパパってやって終わるぞ!!謎の転校生暁美ほむらは見滝原のデパートにて謎の男と出会う事になる・・・その男は一体何者なのか!?次回!!「小さな変化」次回はほむら視点で物語が進むぞ!あっあとタグにもあるように原作視聴推奨しておくぜ!!!




努くん!!!長々と説明ありがとう!!!だけど次回予告はしっかりしてもらわないとね・・・とりあえず次回から本編がスタートです!!!まずは原作編行きます!!!この物語は奇跡や魔法、友情・努力・勝利、報われる事はあるけど救いはない・・・そんなハッピーエンドを目指して書いていきますので誤字脱字とかあったりしたら報告、そして評価や感想は次の話からお待ちしております!!!今回はまだプロローグですから次回、つまり来週の月曜日をお待ちください!!!それでは!!!またお会いしましょう!!!


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第1章 永遠の幕引き
第1話 小さな変化


はい、お待たせしました!!!あれ???誰も待たせてない???
知 っ て た
だってこれ所詮自己満で書いたやつですから伸びない事は千も承知ですwでもやりたいからやる、誰がために書くかと言われたら己のがために書き続ける。そういうスタンスでやってます!!!とりあえず本編そろそろ始めましょうか!!!
では!!!どうぞ!!!


 

SIDEほむら

 

「次こそは・・・絶対に倒す!」

 

病院のベッドのから起き上がり髪を解きメガネを外しソウルジェムで視力を回復して私・・・暁美ほむらはただ1人で誓った・・・

 

「まどか・・・貴女を絶対救ってみせる・・・」

 

そして私は支度をして学校へと向かった・・・

 

「おはようございます、先生」

 

「おはようございます、暁美さん」

 

私の挨拶にメガネをかけたボブヘアーの女性は挨拶を返した。

彼女は早乙女和子。私たちのクラスの担任だ。

 

「ではそろそろ時間ですし行きましょう」

 

「はい」

 

そうして私たちは教室へと向かった・・・

 

もう何回目だろう・・・こうして自己紹介や授業をするのは・・・だが構わない・・・今度こそまどかを救ってワルプルギスの夜を倒してやる!

 

 

 

 

 

 

そして放課後となり、私はショッピングモールの中にいるインキュベーターをまどかに近づけないようにせねば・・・だがそこにあったものは・・・

 

「な・・・なんで既に結界が!?」

 

本来まだ使い魔が出現しておらずしばらくしてから私か巴マミが倒す予定だったが予定以上早く現れている・・・

 

「まさか・・・既に遅かったというの!?」

 

私は必死に駆け出し、結界の中を探索する・・・するとその中には・・・

 

「なんだァ?コイツら・・・今晩の晩飯買いに来たんだけど・・・変なとこに来ちまったな・・・」

 

黒髪の男がエコバッグ片手に迷い込んでいた・・・

 

「ったく・・・子どもの遊び場まで来ちまうとは・・・ここ広すぎだっつーの・・・あっ、人いる・・・まあいっか!風の向くまま気の向くまま!適当に歩けば食品売り場に着くだろ!」

 

「あ、あなた!何をしてるの!ここがどこだか分かってるの!?」

 

男は私の方に首を向ける。その顔からは緊張感の欠けらも無いポケ〜っとした顔をしていた。

 

「何って飯買いに来たけど子どもの遊び場コーナーに来て迷ってるだけだろ?お嬢ちゃんは弟が妹でも迎えに来たんだろ?エラいねぇ・・・」

 

「そんなとこじゃないわ!危険だから今すぐ・・・」

 

そう言ってる間に使い魔の内の1匹が男に襲い掛かる・・・

 

「危ない!」

 

「フンっ・・・」

 

その瞬間男は使い魔の攻撃を・・・受けていなかった・・・

 

「確かにお嬢ちゃんの言う通り・・・穏やかな場所じゃないようだな・・・」

 

男はさっきまでいた立っていた場所にはおらず、私の近くまで来ていた。

 

「お嬢ちゃん何か知ってるみたいだけど・・・ここは任せてもいいか?」

 

男は何かを企む様な顔をして私にお願いしてきた。

 

「構わないわ・・・」

 

私は気にせず使い魔達を殲滅した・・・

 

「へぇ・・・凄いねぇ・・・」

 

男は何かを呟いたが私は気にせず男の元へ歩み寄った。

 

「終わったわ・・・」

 

そうすると周りの景色は元に戻っていった。

 

「ありがとう。さて、聞きたいことが2つある・・・答えるも答えないも自由だが・・・聞いてもらえるか?」

 

「なにかしら・・・」

 

「1つ目・・・ここどこ?」

 

真剣な顔をしていた男はさっきまでとは違う顔つきで質問をした。

 

「ここはショッピングモールの基本立ち入り禁止の場所よ・・・」

 

「嘘っ!・・・迷ったのか・・・」

 

私は呆れながらも答えたが男は意図せずここに来たようだ・・・

 

「じゃあもう1つ!今日タイムセールの風見野市のショッピングモールはここのはずだけど・・・何階にある?」

 

「・・・ここは見滝原よ・・・」

 

「マジっ!?セール逃したァ・・・オォォォォォ・・・」

 

男は膝を着き深く落ち込んだ・・・

 

「・・・用がそれだけなら私は行くわ・・・今後は気をつけた方がいいわ・・・」

 

「ああ、ありがとう・・・っとそうだ!確かっ・・・あった!ほれ!」

 

「?」

 

男は謎の小さな箱を私に投げつけた

 

「今回の礼だ・・・きっと役に立つはずだから受け取っておくれ、要らないと思ったら捨ててもらって構わないからね〜それじゃあ!」

 

「待って・・・」

 

そう言って男は立ち去ろうとするが私は呼び止めた

 

「ん?返品は受け付けないよ?」

 

「そう・・・ならもう1つ・・・私から忠告をするわ・・・そっちは出口と逆よ・・・」

 

男は更に奥に進もうとしたので私は止めておいた。

 

「・・・マジか・・・助かった・・・この短い時間で二度も俺の命を救ってくれたなんて・・・その恩は三歩歩くまでは絶対に忘れないから!バイバーイ!」

 

そう言って男は去った・・・

 

「なんだったのかしら・・・そんな事よりまどか!アイツと出会わす訳には!」

 

そう言って私も本来の目的の為に走って向かった・・・

 

 

 

この出会いがまさか私の運命という呪いをぶち壊す事になるとは思ってもいなかった・・・

 

 

 

 

「時間停止・・・見させてもらったよ・・・恩人ちゃん・・・」

 

 




・・・はい!!!以上で1話終了です!!!え???次回予告???そんなものウチにはないよ・・・なんてウソウソジョークです!!!次回予告入れる時は大体章の終わりとかに入れます!!!次章予告が大体になりますね!!!さて・・・次回の後書きにでも主人公の設定を体験版並みのクオリティで書きますかね!!!え???製品版で見たい???いいけどネタバレになるからつまんないでしょうが・・・ミステリー小説をケツから読むのと同じなので度々更新していくとします!!!体験版から製品版、製品版からDLCみたいな感じで書きますね!!!とりあえずこの男ェ・・・は主人公です!!!次回は男ェ・・・の強さの片鱗が見れる!!!・・・かも・・・あと主人公の名前は3話で出る予定なのでしばらく男ェ・・・って呼んであげてくだせぇ!!!そろそろワシはストックを書きに行きたいのでここで失礼します!!!では!!!また来週!!!


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第2話 迷い人再び

はいどうも!!!人間の限界を確かめるべく20連勤+ゴミ屋敷の掃除平均睡眠時間3時間未満だけど41連勤した事のある人を知ってさらにストックが全然まだ2話しか書けてないブロパピコでごぜ〜ま〜す!!!はい、それは置いといてお気に入り見たら1件あってビックリしました!!!家系ラーメンさんありがとうございます!!!さて・・・今回はほんへでほむらちゃんがまどか達と邂逅する所となっております!!!そこで謎の男と関わることによって運命の歯車はどう動くのか楽しみですね!!!え???そんなに???・・・それではどうぞ!!!(ヤケクソ)


「見つけた!」

 

ほむらは目的のインキュベーターを見つけ盾の中から拳銃を取りだし目標に向かって撃ち込んだ。

弾丸は見事に命中し、インキュベーターは弾け飛び肉塊へとなった・・・だがまた1匹新たにインキュベーターは湧き出る・・・ひたすらに撃ち込むが今度は躱され続けてダクトへと逃げ込まれる・・・ただひたすらに追いかけた先には・・・

 

「まどか・・・」

 

そこには私の守るべき人、鹿目まどかが居た・・・

 

「ソイツから離れて・・・」

 

「ほ・・・ほむらちゃん?ダメだよ・・・酷いことしないで!」

 

「まどか・・・」

 

そうして沈黙が続く中、煙が巻きあげられる。

 

「まどか!こっち!」

 

「さやかちゃん!」

 

さやかは消化器を吹き散らしまどかを逃がす好機を作る。ついでに出なくなった消化器を投げつける。

 

「そぉれ!」

 

ガタァン!!!

 

まどかとさやかは必死に逃げた・・・ほむらがまた追いかけてくると思い出口を探して走り回っていた・・・だがそこには・・・

 

「あれ?非常口はどこ?どこよここ!?」

 

「変だよ・・・ここ・・・どんどん道が変わっていく!」

 

「あぁもう!どうなってんのさ!」

 

「嫌だ・・・何かいる!」

 

2人は使い魔の結界の中へ閉じ込められてしまった・・・

 

 

 

その頃

 

 

 

SIDEほむら

 

 

 

「ッ!」

 

私は消化器による煙を魔力で吹き飛ばしまどか達を追いかけようとしたが・・・使い魔による結界が出てきたため追跡を止めた。

 

 

 

 

 

 

 

「おかしい・・・さっき使い魔は退治したはずなのに・・・また出てくるなんて!」

 

「という事は・・・俺の出番だな・・・お嬢さん」

 

私は声の聞こえる方へ振り向くとそこにはさっき助けた方向音痴の男がタバコに火をつけて立っていた。

 

「あなた・・・なんでここに!?」

 

「細けぇこと気にすんなよ・・・ハゲんぞ?」

 

「ハゲないわよ!失礼な人ね!とりあえず逃げて!」

 

「その必要はねぇだろ?ってか俺だって借りを返せるチャンスなんだから〜。邪魔はすんなよ〜」

 

「あなた・・・何を?」

 

「まあ見てなって・・・さっきこいつに攻撃されたんだし・・・ちょっとイラって来たんだからやらせろよ!!ね?カジキマグロ入りのフルーツヨーグルトあげるから!!」

 

「何そのチョイス!!台無しよ!!そんな事よりダメよ!そいつらには!」

 

「安心しろ・・・死にはしねぇよ・・・いくぜ・・・」

 

すると男の様子が先程とは変わって雰囲気も鋭くなった。

 

英雄の1ページ(ジャンプフォース)!!!」

 

そう叫んでいって男は使い魔へと突っ走って行った。




はい、如何だったでしょうか???何分低偏差値で文才無い上に要領も悪いので伝わりきりましたかね???まあそんなこと気にしてても仕方ない!!!自己満ヒャッハーっすよ!!!さて・・・前回後書きで言った主人公について簡単に説明しましょうかね。それでは・・・どうぞ!!!

友勝 努 (ゆうしょう つとむ)
21歳 血液型AB型 7月11日生まれ 身長179cm 体重93kg
転生前はフリーター現在は大学生。週刊少年ジャンプを幼き頃から毎週購入し愛読している青年。
突然工事現場の鉄骨に潰され死んでしまったが異世界にて赤子から記憶を引き継ぎ人生をリスタートすることになる。
タバコは15の頃から吸い始めているヘビースモーカー。
デパートの食品コーナーを一食で空にできるほどの大食漢、隣駅で待ち合わせした時パプアニューギニアにいた事がある程の方向音痴。

今書けるのはここぐらいですかね・・・設定は凝れるとこは凝ってます!!!例えば誕生日はジャンプの初版だとか方向音痴がワンピースのゾロに共通してるとか未成年喫煙はナルトの奈良シカマルだとか・・・まあ理由はそれぞれありますがそれは後のお楽しみで!!!さて、最後に質問やお気に入り、評価やしおりなどして貰えるとモチベが上がる・・・かもしれないです・・・兎にも角にもこれからも頑張りますので温かく見守ってください!!!それでは!!!また来週!!!


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第3話 友勝 努

はい、みなさん!!!気がついたら月曜なの忘れて朝になって軽く絶望してるブロパピコです!!!少し遅れました!!!申し訳ございません!!!
さて気を取り直して今回は原作だとマミとほむらがまどかを置いて睨み合いをするとことなっております。
「お〜い!!誰か一人忘れちゃいませんかってんだ!!」
ん?
「この天才美少女女子中学生さやかちゃんを忘れるなんてry・・・」
無☆視
「アハッ!!あ〜ん!!!」
さて、友勝努がいるこの物語は原作とどこまで変わっていくのか楽しみですね!!!それではどうぞ!!!


SIDE 努

 

「ふぅ〜っ・・・こんなもんか・・・」

 

「う・・・嘘でしょ・・・」

 

俺はあの力を使って変な物体を殲滅したのを彼女は信じられない目で見た。

 

(まあ普通ならこんなリアクションされるだろうなぁ・・・まああっちも時間操作なんてやったんだしどっちもどっちだと思うけどな・・・)

 

そんな事を思いつつ俺は彼女の元へ歩み寄る。

 

「怪我は無いか?ちょっと久しぶりにはしゃいじまったから加減を間違えたかもしれねぇからよォ・・・」

 

「え・・・ええ・・・大丈夫よ・・・」

 

「なんかあっちにさっきのに似た感じの物体があったけどあっちにも君みたいな子がいたと思うんだがそっちの分もやっちゃったんだけど・・・良かったのかな・・・」

 

「大丈夫よ・・・」

 

「そっか・・・うっ!」

 

俺は久しぶりに戦闘を行ったのともう1つの理由で膝を着いてしまった。

 

「!?・・・大丈夫!?」

 

「俺はなんともないよ・・・ちょっとはしゃぎすぎただけだよ・・・」

 

「ならいいけど・・・あなたは何者なの?」

 

「ただの方向音痴のお兄さんだよ・・・」

 

「・・・今はそういう事にしておくわ・・・」

 

俺のこの能力はまだよく分からないからあまり話す訳にはいかなかったので無理やり隠すことにした・・・

 

「それよりあっちに行ってあげたら?俺はしばらくここで休んでるから・・・」

 

「そうさせてもらうわ・・・」

 

そう言って彼女は気配のした方まで行った。

 

「行ったか・・・」

 

ドサッ

 

俺はしばらくして倒れ意識を失った・・・

 

 

SIDE OUT

 

SIDE ほむら

 

「魔女は逃げたわ、仕留めたいなら直ぐに追いかけなさい、今回はあなたに譲ってあげる」

 

「私が用があるのは・・・」

 

「飲み込みが悪いのね・・・見逃してあげるって言ってるの・・・お互い余計なトラブルとは無縁でいたいと思わない?」

 

(違う・・・ソイツを止めないと・・・まどかが・・・ここは引くしかないようね・・・)

 

私はその場を去ることにした・・・これからはまどかに契約させないよう止めることだけを考えなければ・・・

 

ドサッ

 

(さっきの場所から音?まさか・・・)

 

そこにはさっき使い魔を一瞬で倒した男が倒れていた。

 

「コイツは一体・・・何者なの・・・」

 

「う・・・うぅん・・・」

 

私の呟きに答えるように意識を取り戻す男。私は気になった為声をかける。

 

「気を失ってたようね・・・立てるの?」

 

「この声は・・・さっきの恩人のお嬢ちゃんか・・・数分寝れたから立てるよ・・・っと」

 

そう言いながら男はまだ覚束無い足で立ち上がった。

 

「さて・・・俺は今晩の飯の材料買って帰るけど・・・お嬢ちゃんは?」

 

「私は・・・あなたについて行くわ・・・」

 

「・・・お嬢ちゃん・・・悪い事は言わないよ?見ず知らずの男について行ったら危ないから帰りなさいな・・・」

 

「そうもいかないわ・・・あなたの正体・・・気になるし敵となるか味方となるか判断させてもらうわ・・・」

 

「いいけど途中まで荷物持ちやらせんぞ?男女平等主義だから重いって言っても持たせるぞ?」

 

「構わないわ・・・さあ、行きましょう」

 

「ったく・・・知らねぇぞ・・・そう言えばお嬢ちゃん、名前聞いてなかったな・・・俺は友勝 努」

 

「暁美ほむらよ・・・」

 

「いい名だな・・・なんて呼んで欲しい?俺の候補は暁、ザーボン、卑の意志があるけど・・・」

 

「何よそれ!?それ以外なら別になんでもいいわよ!」

 

「じゃあほむで」

 

「さっきのよりはマシね・・・あなたはなんて呼べばいい?」

 

「んっ〜・・・僕の事は親しみを込めて友勝院さんと呼んでくれ!」

 

「それじゃあ友勝さんでいいわよね・・・」

 

「あらぁ〜無視かよ・・・って先行くなよ!お〜い!!」

 

 

こうして私の転校初日にやるべき事は終わった・・・後はこのイレギュラー、友勝 努について調べて要らないなら放置という形にしましょう・・・

 




はい、ここで終わりです!!!戦闘描写???そんなモノうちにはないよ・・・なんてジョーダンですよジョーダン!!!
「ジョーダンばっかしてぇ〜」
何だこのオヤジ!!!???どっから現れた!!!???
「オラオヤジじゃねぇ!!オラ孫悟空だ!!」
破☆壊
「うぅぅぅぅぅぅぅおぉぉぉぉぉぉあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
残念ながらこの前書きと後書きには茶番がマシマシになってしまうようだな・・・


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第4話 反則

「えっと〜みなさん一週間ぶりだな・・・努だ。何故俺が前書きを担当しているかと言うと先程こんな出来事があったからだ。」

3日前・・・

努君〜!!!ワシもジャンプフォースゲットしたよォ〜!!!

「マジか!?見せてくれ!!」

いいだろう・・・きえろ・・・ぶっとばされんうちにな・・・

「・・・だけ?」

挑発を覚えたんだよォ!!!後はネタバレに・・・

ピッ!!!

おふぅん!!!



「とまあこんな感じに今後の展開をくっちゃべりそうだったから爆死させた・・・来週までは蘇るから心配しないでくれよな!!今回はマミ率いる体験組との邂逅になるぜ!!では!!本編へどうぞ!!」


SIDE 努

 

 

あの後俺は晩飯の材料を買って帰ったが量を見てほむらは顔が青ざめ引きつっていた・・・まあ俺は燃費悪いから普通よりちょっと多いと思うがそこまで驚くかと思った・・・そんな事より今日は久しぶりに大学に行くことにする・・・単位がそろそろ危なくなってきたし一応首席扱いだからダブったら理事長にどやされるからしぶしぶ支度した・・・そうして俺の一日の半分を終え帰りにファストフード・・・略してファットフード・・・え?略してないって?ハァ〜うっせぇうっせぇうっせぇわあなた達が思うよりデブ飯でい!!!バーガー一つで高カロリーなのにポテトとか追い打ちしてんやろうがい!・・・と話が逸れたな・・・とりあえず軽食を買って今日の晩飯を考える・・・としようとしたが見覚えのある少女2人と金髪ツインコロネと兎なのか猫なのかグルドなのかよく分からない生き物がいたのでバレないように少し離れた席に座りハンバーガーを食べながら聞き耳を立てることにした・・・

 

 

「それでは魔法少女体験コース第1弾張り切っていってみましょうか!準備はいい?」

 

(魔法少女?昨日のほむみたいなやつのことか・・・)

 

「準備になってるかどうかは分からないけど・・・持ってきました!」

 

そう言ってさやかはバットを取りだした

 

「何もないよりはマシかと思って」

 

(相変わらずおバカっぽいな・・・だがやるなら釘バットにしなよ・・・あれマジでヤベぇから・・・釘を舐めるな!釘を食え!)

 

「まあそういう覚悟でいてくれるのは助かるわ・・・」

 

(引いてるよ!あの子めっちゃ引いてるよ!昔からアイツってホントバカ・・・)

 

「まどかは何か持ってきた?」

 

「えぇと・・・私は・・・」

 

(いい加減引いてるのに気づけこの青首領パッチ!ってか彼女は何を持ってきたんだ・・・まさか凶器とかはないよな・・・ってないない!あの優しかったあの娘だぞ!?まともなはずだ!・・・多分・・・もしもの時のためにこれを用意しておこう・・・)

 

そう言ってまどかはノートを取りだしみんなに見せた・・・

そして努は大根を取りだした。

 

「と・・・とりあえず衣装だけでも考えておこうと思って・・・」

 

それを見てさやかとマミは笑ってしまった

 

(笑うな!命が惜しかったら笑うな!少なくとも体験コースとバットよりかはいいと思うがな!今日もあの娘は普通で嬉しい・・・いい子に育った・・・ありがとう!絢子さん!それにしてもこれを使う必要はなさそうだな・・・【魔剣ダイコンブレード】を・・・)

 

「え、えぇ〜・・・う〜ん・・・」

 

だがまどかは努の事に気づかずしょぼくれてしまう・・・

 

(ハァア・・・とりあえず・・・っ!?これは・・・昨日と同じ気配を感じる・・・)

 

3人が談笑してる中、努は誰よりも早く気配を察知し、残りのハンバーガーを口に詰めた。

 

(とりあえずほむに連絡して片付けるか・・・そろそろこの力を見極めねぇと・・・力には代償が付き物・・・だが時間制限と使えるのが限定されるだけなんてどう考えてもおかしい・・・早急に見つけねば・・・)

 

そうして俺はファストフードコーナーから出て気配のする場所へ向かった・・・だがそれを誰かが見ていたのに俺は気づかなかった・・・

 

「努さん?」

 

「ん?どったのまどか?」

 

「今努さんがいたような・・・」

 

「え!?マジ!?どこどこ?」

 

「・・・多分気のせいかな」

 

「なんだよ〜最近顔出さないから久しぶりに会えると思ったのに〜」

 

「どうしたの2人とも?」

 

「なんでもありません、昔私たちのお世話になった人がいたと思ったので」

 

「そうなの・・・とりあえずそろそろ行くわよ」

 

 

そうして彼女たちも席を立った・・・

 

 

 

 

「ここか・・・とりあえず・・・先におじゃましま〜す」

 

そうして俺は結界の中へと入った・・・その後ろにほむらの存在を感知していたが何となく無視しておいた・・・

 

「さて、暴れるか・・・英雄の1ページ(ジャンプフォース)!」

 

すると使い魔は俺に向かって襲いかかる・・・だが

 

「ほっ!!よっと!!それいっ!!」

 

華麗にかわし少し遊ばせてもらっている。

 

「スピードは大したことも無いしパワーもそこまでだな・・・動きも単調で読みやすい!!ほれほれどうしたァ!!テメェらなんて足だけで十分だ!!」

 

使い魔は更に増え俺に襲いかかる。

 

首肉(コリエ)肩肉(エポール)背肉(コートレット)

鞍下肉(セル)胸肉(ポワトリーヌ)もも肉(ジゴー)、あぁもうめんどくせぇ!!パーティーテーブルキックコース!!!」

 

俺はひたすら足技を群れて襲いかかってくる使い魔にお見舞した。

 

「フゥ〜・・・デザートはいらねぇか・・・」

 

タバコに火をつけ煙を吐き捨て周りを見渡し俺はカッコよく・・・カッコよく決めた

 

(実質カッコいいだろこのシーン・・・テレビに出てるなら録画しておきたいぜ・・・)

 

それからも俺は結界にいる使い魔をある程度減らしておいた・・・そして魔女と出会った・・・

 

「かっ・・・気持ち悪ぃ・・・ヤダおめェ・・・うわっ・・・」

 

そう言うと魔女は俺の言葉に怒り襲いかかる・・・だが俺は難なく全てを避け少し距離をとる。

 

「やっと来たか・・・専業者が・・・」

 

結界の最深部へマミ達が駆けつけてきた・・・

 

「着いたわ!・・・って誰かいる・・・誰!?」

 

「あれは・・・努さん!?」

 

「ホントだ!なんでこんなとこに努さんがいるの!?」

 

「そんな事よりコイツ、どうやって殺すのか教えてくれ〜使い魔と同じ要領でいいならやるけど」

 

「あなたもこっちに来て!危険だわ!」

 

「そうか?なんかこいつキレて俺に集中攻撃してくっからずっと避けてたんだけど・・・トロイぜ?」

 

「話はあと!早く!」

 

「うっせぇな・・・最近の女子高生は気も胸もデケェな・・・」

 

文句垂れながら俺はまどか達の元へ飛んで行った。

 

「久しぶり〜随分大きくなったな〜」

 

「努さん・・・なんでこんなとこに・・・」

 

「なんか暁美ほむらって子がアイツらみたいなのと戦ってるの見たからね・・・あんな小さい子達にやらせるのは酷だろ?」

 

「だからって普通の人間の努さんが出る必要ないよ!マミさんがやってくれるから見てなよ!」

 

「ほう・・・じゃあ・・・とっとと行ってこいや金髪ツインコロネの女子高生」

 

「私は中学三年生です!」

 

そう言い残してマミは魔女の元へと向かった

 

「・・・え?中学生!?ウッソだろ!?あの胸で中学生とか・・・反則だろ・・・この2人の胸を見ろよ・・・」

 

チョコン ストーン

 

「ねぇまどか・・・この結界出たら久しぶりにOHANASHIしたいね・・・」

 

「さやかちゃん・・・私も同意だよ・・・」

 

「ハッ・・・修羅が2人も・・・死んだな・・・(諦観)」

 

そうして駄べっていると魔女の攻撃がマミにクリーンヒットした。

 

「「マミさん!」」

 

「狼狽えるな!」

 

「「っ!?」」

 

「あの程度・・・なんてこたァない・・・それにしてもデケェな・・・マスケット銃も声も胸もデケェな・・・赤ちゃん生まれたら母乳止まらなくなるな・・・」

 

「あなたはそろそろ私の胸の事を口に出すのやめて!恥ずかしいから!」

 

「いやだってよ〜中学生がその胸を手にするのって・・・まさかなんでも願いが叶う方法で私を巨乳にしておくれって頼んだ感じなのか!?ならこの2人も!やったな2人と・・・」

 

「そろそろ黙ろうか・・・努さん・・・」

 

「私たちの胸には未来の可能性ってモンがあるのよ・・・分かったかド変態!」

 

「あ・・・あくまどかたん・・・デビルさやかたん・・・」

 

俺はこれ以上2人の体型に口を出すのはやめにした・・・てかここにいたら身の危険を感じたので・・・

 

「トドメなら俺も加わるぜ!」

 

「なっ!?いつの間に!」

 

「1発かますぜ!」

 

「そうね・・・ティロ・フィナーレ!」

 

「巳・未・申・亥・午・寅ァ!火遁・豪火球の術!」

 

魔女は俺たちのコンビ攻撃によって死んだ・・・

それにより結界は消滅し元の景色へと戻った。

 

「あなた・・・一体何者なの?」

 

「なんでもいいだろ?それよりこの黒いの消していいのか?」

 

俺は黒い球体を拾い上げ軽く握り潰そうとする。

 

「それはダメよ!」

 

「了解〜んじゃ!俺は帰ると・・・」

 

俺は球体を投げ捨てながら踵を返すと・・・

 

ガシッ

 

「いつかは還れるといいね・・・努さん・・・」

 

「ま・・・まどかさん!?文字間違えてないですか!?帰るじゃなくって還るになってますよ!?」

 

俺は帰ろうとしたところまどかに肩を掴まれ動けずにいた・・・

 

「OHANASHI・・・しようか・・・正座・・・」

 

「まどかさん・・・ここコンクリート・・・」

 

「正座」

 

「・・・はい・・・」

 

そうして俺は命散らした・・・

 

 

 

 

「いや散らしてないよ!そんな酷いことできないよ!」

 




「ねぇさやかちゃん・・・」

「なに?」

「私って背も胸も小さいし・・・栄養はどこに行ってるのかな・・・」

「ん〜・・・」

「本来成長する要素を書き換えたのだよ・・・優しさへと・・・」

「「誰あんた!!」」

「我は通りすがりのドン千と呼びたまえ」

絶対に許さねぇ!ドン・サウザンドォォ!!!

「「あっ作者が生き返った」」

「決闘!」決闘!

「しかも決闘し始めちゃったよこの作者・・・」

「ア・・・アハハ・・・それでは皆さんまた来週!」






「CiNO.1000ヌメロニアス・ヌメロニアに禁じられた聖杯使ってモリンフェンを攻撃!!」

汚ねぇぞ!そいつアニメ効果じゃねぇかよ!素で100000じゃねぇか!!400は気にしねぇけどFGDが涙目になる火力はやめろや!!インチキ効果もいい加減にしろ!!!

LP
8000→0

シリンダー引けば勝てたのに〜!!やられながらだがまた来週〜!!!


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第5話 セウト

皆さん!!!改めましてあけましておめでとうございます!!!ブロパピコです!!!

さて・・・去年の末から始めたこのSSですが・・・色々四苦八苦して書くの苦労してます!!!ʬʬʬですが載せ始めたのなら今度こそ失踪しないように頑張り続けます!!!・・・さて・・・挨拶はここら辺にして・・・

モリンフェンの素晴らしさを解説したいと思います!!!
まず初めにモリンフェンは・・・

努「あそこのバカは放っておいて・・・今回は魔法少女体験組との絡みだ・・・今回は原作とどう変わっているのか・・・それでは本編へどうぞ!!!」


SIDE 努

 

俺は2人に正座で説教されその後3人は魔法少女関連の話をしてやっと俺に対して質問をしてきた・・・

 

「・・・であなたは何者なの?」

 

当然だ。一般男性が結界の中で魔女と戦ってれば誰もがその質問をする・・・だが俺は・・・

 

「私は!」

 

俺はとある正義の味方のようなカッコいいポーズを取り

 

「人々を愛する!正義の味方!グレートジャンプマンだ!!!」

 

シーン・・・

 

(決まった!このポーズ1度人前で披露してみたかったんだよな〜)

 

「・・・ふざけないでもらえるかしら?」

 

「えぇ!?・・・そんなぁ・・・」

 

俺は拗ねて体育座りした・・・

 

「せっかく5時間かけて練習したのに・・・なんでだ?・・・あんなにかっこよく紹介したのに・・・」

 

「そんな事よりあなた・・・さっきのは?」

 

俺なりのスペシャルファイティングポーズはそんな事とゴミのように捨てられた。

 

「あぁ・・・あれは生まれ持った能力と言うべきかな・・・俺も詳しくはまだ分からないんだがな・・・」

 

「そうなの?」

 

「あぁ・・・だからメリットは何となくわかるけどデメリットが・・・っ!?」

 

俺は前回と同じように膝を着いて倒れそうになったが踏みとどまる。

 

「ちょっと!大丈夫なの!?」

 

「多分・・・気にするな・・・」

 

「いつもそうなるの?」

 

「俺にもよく分かんねぇよ・・・ただ今は振り回されてでも使いこなせなきゃ・・・いかんのだ・・・」

 

「そう・・・とりあえず立てそう?」

 

「とりあえず・・・なんとかな・・・」

 

俺はゆっくり立ち上がり心配そうに見ている2人の頭に手を置く

 

「どうしたんだよ2人とも・・・俺はピンピンしてるぜ・・・」

 

「でも・・・」

 

「でももだってもねぇよ・・・それよりまーちゃん、絢子さんは元気か?」

 

「うん・・・」

 

「そうかそうか・・・さっちゃんは京の助とはら仲良くやってるか?」

 

「うん・・・でも事故で指が・・・」

 

「知ってるよ・・・とりあえず2人とも・・・昔みたいに努お兄ちゃんって呼ばないのか?」

 

「「呼ばないよ(わよ)!」」

 

「これが反抗期・・・お兄ちゃん悲しいよ・・・ヨヨヨ・・・」

 

「3人は知り合いなの?」

 

「あ〜・・・2人は昔俺が独りだった時に支えてくれた恩人でもあり義兄でもありますね」

 

「恩人?義兄?独りって・・・」

 

「努さん・・・」

 

「まあそれはおいおい話すとして・・・」

 

「てか義兄じゃないでしょ・・・」

 

「さっちゃん・・・なんて冷たい子に育ってしまったんだ・・・そうか・・・京の助と2人用のBEDで絡みあ〜う☆(^qメ)ことによってJCの壁を乗り越えたというのか・・・もしそうだとしたら私は・・・科学者にさーちゃんの部屋ァ!?にカメラを作らせよう・・・」

 

「なわけあるか!!そもそもそんな関係じゃない!!そしてそれ盗撮じゃい!!」

 

「何だと!?愛があれば女子の部屋にカメラを設置するのは無罪では無いのか!?」

 

「「アハハハハ・・・」」

 

グゥ〜ギュルギュルギュルキィィィィィィィィィ

 

アホな会話をする中、とてつもない腹の虫が廃ビルの中でこだまする。

 

「俺・・・腹減っちまった・・・」

 

「相変わらず派手な腹音だね・・・」

 

「昔っから変わらないね・・・そういうとこも・・・」

 

「悪燃費が俺の象徴みたいなもんだしな〜・・・とりあえずここらで解散とするか?話はまた今度にしてさ」

 

「あの〜よかったら何か食べて行きます?簡単なものでよければ作りますけど・・・」

 

「ちょ!?マミさん!?」

 

「努さんにその言葉は!」

 

「え?」

 

マミは2人の慌てように戸惑う。2人の顔はまるで無知な一般市民vs究極生命体(アルティミット・シイング)、青銅聖闘士1体vs黄金聖闘士5体、山賊の長vsCP(サイファーポール)-0、これらの様な無理ゲー展開の様な状況に絶望しているようだった。だが俺は(そんなこと知るか)と遠慮という良心を噛み殺していた。

 

「いいのか?・・・なら遠慮なく〜!」

 

「終わった・・・」

 

「マミさんの明日からの生活を思うと・・・こんなのあんまりだよ・・・」

 

「何?どうしたの2人とも!?何か言ってよ!」

 

 

そうして俺たちは巴マミの家に招待され飯を食うことにした・・・俺はいつも通りの量を食おうとしたが途中でマミの顔が青ざめていくのを見て途中で出前をとって食う事にした・・・

 

 

「私の・・・明日からの生活が・・・食材が・・・生活費が・・・死ぬしかないじゃない!」

 

「悪いって・・・みんな食細いな〜」

 

「いやいや努さんが太く大きすぎるんだって・・・」

 

「そうか?まだ腹6分目だけど・・・」

 

「昔からだけど・・・相変わらずよく食べるね・・・」

 

「なんか体動かしたり頭使うとすっげぇ腹減るんだよね〜・・・おかげで1月の食費だけでリーマンの年収吹っ飛んでるな・・・」

 

「・・・色々と突っ込みたいけど・・・とりあえずあなたも関わってしまったなら話す必要があるかもしれないし説明するわね・・・」

 

「必要ない・・・ちょっと失礼・・・」

 

俺はマミの頭に手を置いて目を閉じた・・・

 

「え?何?」

 

(え〜っと?ふむふむ・・・なるほど・・・でこうして純情でっぱ刑事(デカ)・・・じゃなくて魔法少女に・・・ゴーレム吉田が・・・僕のだぞッッッ!!!・・・船降りろ・・・そういう事か・・・)

 

「よし!分かった・・・なら俺もこの力を調べたいから勝手に協力させてもらうぜ!みーちゃん!」

 

「え?今ので全部分かったの!?ってみーちゃんって?」

 

マミは先程まで俺が思考や記憶を読み取ったと思い驚いていたが・・・ここにいる彼女たちは彼がハジケリスト以上に異常以上の異状である事には今は知る由はなかった・・・

 

「マミだからみーちゃんだよ、お前の過去を見させてもらったから説明はいらないよ・・・この兎なのか猫なのかグルドなのかよく分からない生き物がキュウべえか・・・よろしくな!」

 

「やっぱり僕の事は見えてたんだね・・・グルドがなんなのかよく分からないけどよろしくね!努!」

 

そうして俺たちは少し雑談を交わした。すると日が落ちていき空が暗くなり始まるのを見てまどかとさやかを帰そうとする。

 

「さて、今日はもう解散としますか・・・2人とも!もうすぐ暗くなるから気をつけろよ!俺はみーちゃんに話があるから少し残るけど・・・」

 

「わかった!まどかは私が守るね!努大佐!」

 

「大佐じゃない努だ・・・とりあえずまた今度ゆっくり話すとするか!」

 

「うん!それじゃあマミさん!ご馳走様でした!お邪魔しました!」

 

「ええ、またいらっしゃい」

 

そうして2人は帰っていった・・・

 

「さて、みーちゃん・・・話というのは・・・」

 

そう言って俺はマミへと手を伸ばし・・・

 

「?」

 

「よく頑張ったね・・・」

 

頭へと手を置く。

 

「俺もさ・・・家族を失って孤独だった・・・お前もあの二人に救われたんだ・・・辛かったよな・・・苦しかったよな・・・寂しかったよな・・・でももう誰もお前を独りになんかしないさ・・・例え嫌がっても俺だけでも離れてやらねぇからな・・・」

 

マミは努のその言葉と頭に乗っけられた手の温もりに耐えきれず涙を流してしまう・・・

 

「本当・・・ですか?」

 

「嘘なんてつかねぇよ・・・ったく・・・後輩の前だからってカッコつけんな!俺も最初にアイツらに助けられた時は泣いたさ・・・だからお前も俺と同じように泣いたらいいさ・・・」

 

「ありがとう・・・ございます・・・ありがとう!」

 

そしてマミはとうとう崩れて俺の胸に飛び込んできて抱きしめて泣き崩れた。

 

「俺に甘えろ・・・考えが大人でも、体は大人になっても心が子どものままなんだから・・・無理に背伸びするな・・・転んじまうからな・・・」

 

そうして日が暮れるまでマミは泣き続けた・・・

 

 

 

「すいません・・・服を汚してしまって・・・」

 

「気にするな・・・お前は優しい子だ・・・」

 

泣き止んだマミの頭を優しく撫でる。

 

「さて、俺もそろそろ帰るとしますか・・・」

 

「帰っちゃうんですか?」

 

マミは子猫の如く寂しそうな顔とオーラを発生させる。

 

「ああは言っちまったけど俺はもう21の大人・・・お前は15の子ども・・・さすがに泊まったら明日から俺は牢の中だからな・・・」

 

「なら・・・あの二人みたいに義兄になってくれませんか?」

 

「はぇ?」

 

俺はアホみたいに気の抜けた声が漏れ出てしまった。

 

(なんて言ったのこの娘・・・自分が何言ってんのか分かっとんのかオノレは・・・)

 

「お願いします・・・」

 

俺は呆れながら後頭部を掻いた。

 

「今回だけだからな・・・」

 

「やった!ありがとう!兄さん!」

 

「なんか犯罪臭パネェな・・・」

 

(やれやれだぜ・・・俺は相変わらず甘いもんだ・・・昔っからいっつもそうだな・・・)

 

俺は自分自身に呆れながらも悪くないと思いながら微笑みがこぼれた。そして1度気を取り直すためにタバコを吸いにキッチンへ向かおうとするが・・・

 

「それじゃあお風呂入って歯磨いて寝ましょう!兄さん!」

 

「もちろん風呂と寝る場所は別々にするぞ・・・」

 

「あの二人もそうだったんですか?」

 

「一応一緒だったことはあるけどアイツらがまだ5歳の頃だけだ・・・お前は15歳だからアウト・・・」

 

「私がセーフだからセーフです!」

 

「どう考えてもアウトじゃボケェ!とっとと入ってこい!」

 

 

結局俺は風呂は避けたが寝床は一緒にされてしまった・・・あの身体で抱きついて寝てくるもんで素数を数えていたら朝日が登り始めて結局5分程度しか寝れなかった・・・因みに余談だが登校中にまどか達に出くわしマミと同じ匂いがするって事で放課後に説教が確定した・・・

解せぬ・・・




・・・でいうことでモリンフェンは最強!!!・・・ってあれ!!!???本編終わっとるがな!!!

努「当たり前だろ・・・お前のデュエルモンスターズのエースモンスターの話なんてみんな興味ねーよ・・・」

そんな・・・今俺ARC-V見ながら頑張ってるんだから語らしてよ・・・これだけなんだよ!!!モリンフェンが出てくるの!!!

努「沢渡に捨てられたクズカードとしてだろ!?んなもんどうだっていいんだからとっとと、とっとと、とととと後書きやれ!!」

へいへい・・・とりあえず友勝努君は一見チートっぽいですがNARUTOのうちはイタチ曰く「どんな術にも弱点という穴はある」と言うように弱点・・・用意しました!!!そして強ければ強いほど弱点ってのも大きくないと行けません!!!・・・え???知りたい???だめだめだめだめだめだめだめ・・・それは後ほど物語にて語られる・・・かもよ???

さて・・・そろそろお時間も文字稼ぎ(オイコラ)もいいとこですし・・・それでは!!!また来週!!!


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第6話 お疲れ様

オッス!!!オラブロパピコ!!!ひゃあ〜UAとうとう500突破したぞぉ〜!!!この調子でオラどんどん頑張っぞ〜!!!

さて、こんけぇはほむらとマミが真夜中の睨み合いのシーンだぜ!!!

・・・それだけだから話が進まねぇんだけんどここ抜きしたら後の展開にも困っちまうもんだから勘弁してくれよな!!!

それじゃあ!!!本編いっちょいってみっか〜!!!



あ〜野沢弁出来てたかな・・・以外と文字にするのムズい気がした・・・


SIDE 努

 

俺は説教から解放されてそっから行きつけのラーメン店で豚骨醤油ラーメンを食って風見野市からの買い物から帰る途中、夜の公園にてマミとほむらの姿を捉え、そこで俺はこっそり聞き耳を立てることにした・・・

 

「分かってるの?・・・貴女は無関係の一般人を巻き込んでる・・・」

 

「彼女たちはキュウべえに選ばれたのよ、もう無関係じゃないわ」

 

「貴女は2人を魔法少女に誘導している」

 

「それが面白くないわけ?」

 

「えぇ、迷惑よ・・・特に、鹿目まどか・・・」

 

「ふぅん・・・貴女も気づいてたのね・・・あの子の素質に・・・」

 

「彼女だけは・・・契約させる訳には行かない・・・」

 

「自分より強い相手は邪魔者って訳?いじめられっ子の発想ね・・・」

 

マミは嘲笑うかのようにほむらの発言に微笑む・・・それを聞きほむらには違う考えがあると思える顔に渋めた・・・

 

「貴女とは戦いたくないのだけれど・・・」

 

「なら二度と会う事のないよう努力して・・・話し合いだけで事が済むのはきっと今夜で最後だろうから・・・」

 

そう言い残してマミはその場から去ろうとしていた・・・

 

その時、俺は・・・

 

「ちっちぇえな・・・」

 

「「!?」」

 

「さっきから聞いてりゃお前らヒソヒソヒソヒソ本心ぶちまけずに話を進めてんじゃねぇよドカスが・・・その上まーちゃん・・・鹿目まどかをダシにして更にヒートアップですかぁ?お前らって自分の利しか考えてねぇ口だけ達者な政治家と言ってることやってること全く変わんねぇぞ!?それでも言えねぇことならお前ら今すぐここでぶっ殺してあげましょうか?そしてその後お前らの体を使って人傀儡にしてコレクションにしてやろうか!?あぁん!!」

 

いきなりの努の登場に驚きを隠せない二人・・・その上努の表情は養豚場の豚を見るような冷たい目だった・・・

 

「ほむ・・・お前なにか隠してるだろ・・・しかも言っても分かって貰えない・・・分かってもらえることを諦めてるだろ?」

 

「え?」

 

「みーちゃん居るとこでは言えねぇなら後で言え・・・みーちゃんには内緒にしてやるから・・・だがそれでくだらない事抜かしたり嘘ついたらお前に明日が来ると思うな・・・」

 

ほむらはまるで蛇に睨まれた蛙のように震え上がった・・・

 

「どうやらビンゴのようだな・・・みーちゃん!」

 

「は、はい!」

 

「詳しい話は俺が聞いとく・・・おめぇはもう帰れ・・・そろそろ宅配が着く頃だから受け取ってくれよな」

 

「宅配?」

 

「昨日の食事の礼だ・・・再送しねぇからとっとと帰る!話の内容は話せるタイミングか伝えられる内容かどうかこっちで判断して伝えるから急げ!」

 

「分かりました・・・では暁美さん・・・ごきげんよう・・・努兄さん・・・また来てね・・・」

 

「あぁ・・・気をつけて帰れな」

 

そう言ってマミはその場から立ち去った・・・

 

「さて、ほむ・・・何を隠してる・・・」

 

「別に・・・あなたには関係ないわ・・・」

 

「ふぅん・・・お前・・・つまんないウソつくね・・・」

 

「え?」

 

「お前には何となく察しがついてると思ったんだが・・・俺には色んな能力が備わっている・・・タイプも様々で起動式能力、誘発式能力、自動式能力、永久持続式能力・・・もっと沢山あるが少なくとも色んな能力がある・・・そんな俺に・・・嘘が通じると思っていたのか?」

 

「っ!」

 

「もう一度聞く・・・何を隠してる・・・」

 

「分かったわ・・・話すわ・・・私が何故鹿目まどかを契約させる訳にはいかないかを・・・」

 

 

そして・・・ほむらは自分が何者で何故本来初対面である鹿目まどかに対して必死なのか・・・このままの未来はどうなるのかを語った・・・だが肝心な事を隠していたのだった・・・

 

 

 

「なるほど・・・って言いたいとこだけど・・・」

 

「?」

 

「話の途中で嘘を見つけた・・・いや、嘘と言うより誤魔化しか・・・まだ何かあるなら全て話せ・・・俺の力で解決に導いてやるから・・・」

 

「分かったわよ・・・全て話した方がいいようね・・・」

 

 

 

観念したのかほむらは魔法少女のシステム、キュウべえの正体、その他全てを洗いざらい吐き出した。

 

 

 

「やっぱり・・・予想通り過ぎたな・・・」

 

「え?」

 

「まずおかしいんだよな・・・お前だけ時の流れが違うって思ってた・・・」

 

「分かってたの?」

 

「能力が多すぎて色々分かっちまうんだよ・・・だがそいつ自身に嘘なく話してもらうまで確信しないタイプだからな・・・それよりあのグルド・・・詐欺師に向いてやがるな・・・」

 

「グルドってなんなのよ・・・」

 

「宇宙外生命体の一体だ・・・そんな事よりアイツの話はうますぎると思ったんだ・・・本当に戦うだけで願いがなんでも叶うとしたら奇跡と思っちまう・・・だが契約というのはメリット、デメリット全てを明かすまで交わさないのが普通だ・・・だが第二次性徴期を終えたばかりの女の子はそんなん知る由もねぇ・・・卑劣な奴だな・・・」

 

「・・・理解してもらえるの?」

 

「疑う必要なんてねぇよ・・・それより対策だな・・・今言っても半信半疑で状況は悪くなるな・・・紐を解いてくしかないか・・・」

 

「やっぱりあなたはイレギュラーね・・・」

 

「・・・まあな・・・俺は血に汚れ血に飢えて血を分かつものが居ない過去に柵を持って後悔し続けるクズだからな・・・」

 

「え?」

 

「まあそれは時が来たら話すとしよう・・・今はインキュベーター対策を・・・っあ!」

 

俺はきっと悪い顔をしてほむらに提案する・・・

 

「危険を知ってもらうためには危険を知る必要がある・・・掌で踊らされてると思いきや逆に踊ってもらう事にしてやれば余裕だな・・・」

 

「何を考えてるの?」

 

「なぁに・・・お前の時間旅行を終わりにする計画だよ・・・もう二度と同じ結末にはしねぇよ・・・」

 

「え?」

 

「つまり・・・お疲れ様・・・ほむちゃん・・・」

 

俺はそう言ってほむらの頭に手を置き優しく撫でる・・・

 

「俺の恩人を助けようとずっと時をさまよっていたんだな・・・悲しい時の旅はもう終点だ・・・ありがとう・・・お疲れ様・・・」

 

「もう・・・終わりでいいの?・・・あなたに任せてもいいの?・・・」

 

「信じなくてもいいさ・・・だがまーちゃんの為にお前がそんなに苦しんでくれたことを・・・俺は必ず行動で感謝を示すだけさ・・・」

 

「ありがとう・・・ありがとう!」

 

ほむらはダムが決壊したように涙を流す。

 

「泣くなって・・・まだ始まったばかりなんだから・・・」

 

そう言って俺は宇宙(そら)に向かって宣戦布告した

 

「インキュベーターとの戦争が!」

 

そうして俺たちの真の目的を高らかに宣言した。

 

(諷・・・俺はやっと前を向けそうだよ・・・お前から貰った言葉・・・その言葉に相応しくなれそうだよ・・・)

 

 

そうしてほむらの永遠は幕を引き新たなる俺達の物語が始まろうとしていた・・・この物語が長く辛く険しい事を魔法少女も俺もまだ知る由は無かった・・・

 




努君・・・安心院なじみの下位互換って感じがするよね!!!???これってやっぱりチート!!!???

いえいえ、力の前には悲劇は付き物ですから・・・まあそれは1年後には分かるんじゃないっすかね???(無計画&無責任)

あとこの作品・・・タグにあるものがないですよね・・・そう!!!それは「ハーレム」!!!この作品シリーズはヒロインは沢山出ますが主人公の3大欲求は食欲、睡眠欲、ジャンプ欲なんでToLOVEる読んでもムラムラしない子なのです!!!だから彼にはまだ恋愛をさせないつもりです!!!・・・「まだ」・・・ね・・・

そうそう!!!感想などで疑問質問とかあったらそれを元に原作に合わせて閑話休題のオフストーリーでも書こうと思うので是非あったらお願いします!!!

あと誤字脱字があったら報告おねしゃす!!!ラノベや漫画やアニメばっか見てる一般人ですから至らぬ所ばっかだと思いますけど皆さんと共にこの物語を書くというスタンスでやりたいなって思ってるので頼む!!!オラに皆の力を分けてくれぇ!!!

それではここら辺で・・・また来週!!!


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第7話 大きな揺らぎ

あ〜・・・モンハンってモンキーハンターしか思い出がね
〜・・・えっ???もう始まっとる!!!???あぁ〜!!!どうも!!!おはこんばにちわ!!!ブロパピコです!!!

今回でやっと7話・・・まだまだ遅い・・・やっぱ投稿頻度上げるために週2投稿考えて正解だったな・・・でも来週の月曜に上げる曜日を発表しますので皆さんの一票お待ちしております!!!・・・

努「・・・真面目だな・・・」

うるさいよ!!!ストック問題とか他の作品書こうかとか色々やってておじさん疲れちゃってんのよ!!!

努「アンタ二十代だろ・・・」

ガッチャ!!!楽しいデュエルだったぜ!!!先生!!!って誰が超融合したE・HERO使いや!!!

努「言ってない・・・それより早く本編始めないと読者離れるぞ・・・」

ヤメロォ!!!・・・とりあえず今回はシャルロッテ、お菓子の魔女との戦いだ!!!やっと原作のターニングポイントの所まで話進めることが出来た・・・努がいるこの世界ではどのように物語が変わって進んでいくのか・・・では!!!どうぞ!!!


SIDE努

 

あの後・・・俺たちは別れてとりあえず帰ることにした・・・今のところ対策としては条件を全てクリアして能力の100%解放をいち早くやるだけだ・・・一応誰よりもハードな人生送ってる自信はあるから幾つかはクリアしてはいるが使えないのがあるとすれば解放条件を満たしてないという事になる・・・

 

「まさかこれを使うことになるとはな・・・」

 

俺は自宅の隠し書庫から本を幾つか取り出し中を開ける。

 

「失敗したら死ぬ・・・実にいいリスクだ・・・」

 

俺はそう言い残して姿を消した・・・

 

努SIDE OUT

 

 

努が姿を消してる間に魔女退治は行われていた・・・そして数日後・・・まどか達は上條京介の見舞いの為病院へ行っていた・・・だがそこには魔女の結界がありさやかとキュウべえが結界の中に先に入りまどかはマミを探していた・・・

 

 

「マミさん・・・何処にいるんだろう・・・とりあえずマミさん家に行ってみてそれから学校に行こう!」

 

まどかはとりあえずマミの家に行こうとした・・・だが・・・

 

「あら?鹿目さん?」

 

「まどか・・・どうかしたの?」

 

なんとマミとほむらが一緒に居たのであった・・・

 

「2人とも・・・大変なの!いま病院に魔女の結界があって、そこにさやかちゃんとキュウべえが・・・」

 

「なんですって!?急がないと・・・」

 

「こっちです!」

 

「急いでいくわよ!暁美さん!」

 

「えぇ・・・」

 

(変わっている・・・今までにないケースだわ・・・本来ならまだあの魔女とは戦う日が違う・・・そしてその魔女と戦うことで巴マミはここで死んでしまう・・・だがそれを回避してなんとかなるかもしれない・・・やっぱり努さんがいるからなのかもしれない・・・本当に何者なのかしら・・・)

 

ほむらはそう希望を抱きつつ魔女がいる病院へ2人とともに駆けていく・・・

 

「ここです!」

 

「ありがとう・・・」

 

《キュウべえ!そっちの様子はどう?》

 

《マミ!?急いで!もうグリーフシードが孵化しかかってる!間に合うかどうか分からない!》

 

《分かったわ!急ぐわ!》

 

テレパシーでマミとキュウべえはそうやりとりしてから3人は結界の中へと入っていった・・・

 

(おかしい・・・)

 

ほむらは思った。

 

(本来ならまだ孵化には時間がいるはず・・・巴マミは助かるけど美樹さやかは助からないというの?それじゃあ・・・)

 

《安心しろ・・・俺がいる・・・》

 

【!?】

 

一同はいきなりテレパシーを送ってきた声に驚く、何故ならそれは努であったからだ。

 

《とりあえずさーちゃんのとこでいいか?危険度1番高いし・・・》

 

《努?・・・努なの!?》

 

《そうだ・・・とりあえずどっちだ?ほむちゃん達かさーちゃんかどっちの元へ行けばいい・・・》

 

《美樹さんのとこでお願いします!努兄さん!》

 

《分かった・・・》

 

2人はそう伝え努は承諾し、そっからの返事は途絶えた。

 

 

SIDE 努

 

「お待たせ」

 

「努!」

 

俺はさやかの前へと瞬間移動した・・・だがその姿は・・・

 

「どうしたの!?その格好!」

 

「まだ動ける・・・肋5、6本と内臓破裂が数カ所、筋繊維もズタズタだが・・・まだ戦えるさ・・・」

 

見るからに血と傷だらけで既に満身創痍の俺はさやかに向かってほくそ笑んだ。

 

「無茶だよ!マミさんが来るから大人しく・・・」

 

「無理だ・・・もうすぐ出るぞ・・・」

 

そう言ってグリーフシードは孵化して魔女が現れる・・・

 

「ちっこいな・・・だが恐ろしい力を感じる・・・さーちゃん!大人しくそこで隠れてろ!」

 

「・・・大丈夫なの?」

 

「この程度ならあと7、8体は相手にできる・・・問題ねぇ!!!」

 

そう言って俺は魔女に向かって突っ込んだ・・・

 

「とりあえず・・・こいつだ!」

 

俺は魔女に向かって拳を握りしめ構え・・・

 

「ジャン・・・ケン!!グー!!!」

 

力いっぱいぶん殴った・・・魔女は勢いよく吹っ飛び壁に当たって倒れた・・・

 

「やった!」

 

「さーちゃん!油断するな!まだ弱ってない!それどころか恐らく効いてない!」

 

魔女は何事も無かったように立ち上がると俺に向かって飛び込んできた

 

「やはり・・・打撃は有効とは言い難い・・・なら!」

 

俺は掌を広げ指先に力を集中させる。

 

「行くぜ・・・五指爆炎弾(フィンガーフレアボムズ)!!!」

 

片手の指5本から威力が圧縮された火球を作り出し魔女を焼き尽くす・・・

 

「今度こそやったの!?」

 

「・・・」

 

俺はまだ魔女を睨み状態を見極める・・・だがそこにマミ達が着いてマミだけが飛び出して行った・・・

 

「努兄さん!・・・よくも・・・離れて!」

 

マミはリボンを巨大な大砲に変えて魔女を狙った。

 

ティロ・フィナーレ!!!」

 

「みーちゃん!迂闊に攻撃するな!」

 

そう警告したが既に遅くマミの必殺の一撃が繰り出されてしまう・・・

 

だが銃弾は見事にヒットし燃え盛った上に縛り上げられた魔女は口から大きなものを吐き出す。

 

「え?」

 

その物体はあっという間にマミに接近し、至近距離にいた。

 

俺はその時あの魔女の正体はあのちっこい形態ではなく今口から吐き出された大きな姿だということを確信し、魔女の元へと駆け出す。

 

「くっ!」

 

だが間に合いそうにはなく魔女は大きく口を開けてマミを食おうとしていた。

 

「この体で持つか・・・賭けるしかねぇ!」

 

俺は自分の体より仲間の命を考え力を一気に爆発させる。

 

界王拳!!!!!

 

俺の体は真紅に染まり、一瞬で魔女とマミの間に入る。

 

「「「「【!?】」」」」

 

さっきまで離れた場所にいた俺が一瞬で間に割り込んだことに魔女までもが驚く。

 

だぁぁぁぁぁぁぁぁぁっりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!

 

俺は天高く振り上げた拳を魔女に叩きつけた。

すると魔女は勢いよく壁にに叩きつけられスーパーボールのように弾けながら地に落ちてマミに噛み付くことは失敗した。

 

ハァ・・・ハァ・・・大丈夫・・・そうだな・・・

 

「努兄さん・・・一体どうやって・・・」

 

説明は後だ・・・ハァハァ・・・どうやらアレが本体の様だが・・・てんで効いちゃいねぇ・・・

 

俺の強烈な一撃に対して魔女は再生して再び襲いかかろうとする。

 

ほむちゃん・・・アイツの倒し方は?

 

「アイツは普通に戦ってもダメよ・・・無限に再生し続ける・・・でも中身は弱い・・・」

 

なるほど・・・って事はああすればよかったんだ!!焦ってその手があるの忘れてたぜ・・・

 

「でも今のあなたじゃ無茶だわ・・・こいつは私が片付ける!」

 

・・・ほむちゃん・・・長い間よくやった・・・交代だ・・・

 

「え?」

 

ほむらは俺の一言をなんの事だと聞き返した。

 

今まで・・・お前は・・・無茶し過ぎた・・・たった一人でよぉ・・・だから・・・今度は俺が・・・幼馴染を・・・友達を・・・恩人を・・・守ってみせる!!!

 

「つ・・・努・・・さ・・・ん・・・」

 

ほむらは声が震えており魔女の方に気を張っていたため振り返ることは無かったが恐らく泣いていたであろう・・・だが俺は真っ直ぐに魔女に迫る。乙女の涙を見るくらいならみんなが笑顔になるために・・・過去の過ちを少なからず精算(ゼロ)するために・・・

 

中身が弱いなら・・・こいつでいこっか!!!

 

俺は体中の力を集中して左手を突き出し構える。

 

これが俺の進化だ!!粉微塵にしてやる!!!!!

 




努「・・・」

どったの???努君???

努「文字色とか使って表現始めたんだな・・・」

物は試しよ!!!

努「だけど気の所為か文字の色どんどん変わってる気が・・・」

初めて使うワシに・・・過度な期待はいけない!!!いずれマスターしてみせる!!!

努「だけどぶっちゃけこのSS読む人なんて少数派だから期待するより人気高いSS読んだ方が良くね???」

それを言われちゃおしマン・イン・ザ・ミラー!!!

さて、次回はなんとかあの赤い髪のポニテちゃんが出る・・・かも・・・毎回おまけで外でスタンバってる娘から卒業出来る!!!やったね杏子ちゃん!!!出番が増えるよ!!!

ってな訳で・・・また次のお話まで!!!
アリーヴェデルチ!!!(さよならだ)


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第8話 力の代償

努「どうも・・・努です・・・今日は作者にOHANASHIしに来ました・・・」

作「・・・」

努「ストックの方どうなってる?」

作「35話で止まってます・・・」

努「いつから止まってる?」

作「・・・20日からです・・・」

努「なんで?」

作「・・・決闘者だからさ!!!( ≖ᴗ≖)ニヤッ」

努「ゴッド・ブレイズ・キャノン!!!!」

作「イワーーーーーーーーーーーク!!!」

努「さて・・・茶番は終わりだ・・・今回は結構進むぜ、杏子とのバトルまで・・・かな・・・原作だとさやかちゃんフルボッコで終わったが俺という存在でどこまで変わっているのやら・・・それじゃあ!!お楽しんでくれや!!」


SIDE 努

 

 

粉微塵にしてやる!!!!!

 

俺は溜めた力を突き出した左手に集め気を発動させた。

 

これが俺の・・・ビッグ・バン・アタックだァァァ!!!!!

 

掌に集めた小さい気は忽ち大きくなり魔女へと放たれる。

 

「ーーーーーーーーー!!!!!」

 

すると魔女は声にならない断末魔をあげ、閃光と共に散った。

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ふぅぅ・・・終わった・・・」

 

俺は魔女の気配を完璧に感じなくなったのを確認して界王拳を解いてから舞空術を解いた。

 

「「「「努(兄)さん!」」」」

 

すると俺の元にまどか達が走ってきた。

 

「お前ら・・・大丈夫・・・かっ!?」

 

だが俺は皆の安否を確認する前に身体が限界を迎えた。

 

「ぐっ・・・ゴホッゴホッ・・・ゴボハァ!!!!

 

「「「「!?」」」」

 

俺は膝から崩れ落ち、咳き込み、吐血した。

当たり前だ・・・戦う前から身体は既にもう限界だったのであったから・・・そこに界王拳を使い身体を無理に苛め続け、遂に意識を保つのも無理になっていた。

 

「努さん!」

 

「どうしたの!?」

 

「やっぱりあの身体で戦ったから・・・」

 

「どういう事なの・・・美樹さやか!」

 

「努さん・・・戦う前に既にボロボロだったの・・・本人は肋5、6本と内臓破裂が数カ所、筋繊維もズタズタって言ってた・・・もちろん私は止めたんだけどどうしても聞かなくって・・・」

 

「へ・・・へへ・・・す・・・すま・・・ねぇ・・・さー・・・ちゃんは・・・わる・・・くねぇ・・・お・・・俺の・・・失態・・・だ・・・」

 

 

「だけど努さん!貴方はなんでそんなになってまで!」

 

ほむらは涙ながらに俺にそう問いかける・・・俺はそれに笑顔で途切れ途切れに答える。

 

「こ・・・れは・・・俺の・・・為に・・・やっ・・・てんだ・・・だ・・・か・・・ら・・・」

 

 

「努さん!努さん!」

 

俺の意思を伝えようとしたが俺の意識はここで途絶えた・・・

 

SIDE OUT 努

 

 

 

ほむらは必死に努を呼ぶが意識が途絶えた様で呼び掛けが聞こえることも答えることも出来なかった。

 

「まさか!?」

 

ほむらは努の手首を取り脈を確認する・・・

 

「脈が・・・ない!」

 

「嘘・・・でしょ?」

 

「そんな・・・私があの時・・・油断さえしてなければ・・・」

 

「待って!」

 

それぞれが脈が動かない努に嘆いているとさやかは皆に呼びかけ、努の胸元に耳を置く。

 

「努さん・・・微かにだけど・・・心臓なら動いてる!やっぱり私たちに会う前から既に幾つか動脈が機能してなかったのかもしれない!」

 

「本当!?さやかちゃん!」

 

「とりあえず・・・病院に連れてかなきゃ!」

 

そうして努は結界から病院へと入院した。

 

 

 

 

そして数日後・・・まどかとさやかとマミは入院した努の見舞いの為病院へと来ていた。

 

「努さん・・・大丈夫かなぁ・・・」

 

「多分・・・まだ意識が戻ってないと思う・・・」

 

「そうね・・・相当酷い様子だったし・・・」

 

3人は酷く暗く、まるでこれから屍人に会う様子だった・・・まどかは努のいる病室へノックする・・・すると・・・

 

「どーぞー」

 

と努の声が返ってきてまどかは思わず思いっきりドアを開ける。

 

「努さん!?」

 

「よぉまーちゃん、おはようと言いたいとこだけどここ病院、静かにしねぇと俺ら怒られちまうぜ?」

 

努はベッドの上で仰向けで軽く挨拶を済ます。

 

「あっ!・・・ごめんなさい・・・」

 

「俺は気にしてねぇよ・・・ただここのナースは少し喧しいから怒られたくねぇだけだ・・・ったく・・・アイツら絶対生理かストレス溜まってんな・・・」

 

「あ・・・アハハ・・・それより努兄さん・・・もう意識が戻ったんですね・・・」

 

「怪我が酷くても俺は治りがはえぇんだよ・・・テメェらとはデキが違うんだよ。デキが!」

 

どう考えてもカッコつかない体勢で努は威張り散らかす・・・

 

「って事は〜傷も治ったの?」

 

「残念ながらまだ治ったのは筋繊維と内臓だけだ・・・骨の方はまだ完治してねぇから後3日は療養が必要かもな・・・」

 

とさやかの問いに冷静に容態を伝えるがどう考えても回復速度に異常があると3人は思って苦笑いをする。

 

(((本当に人間なの(かしら)(かな)?)))

 

「そんな事よりさーちゃんは恭坊の見舞いは行ったのか?」

 

「あ・・・うん・・・行ってきたよ・・・」

 

さやかは思いを寄せる幼なじみの見舞いに行ってきた割には暗い顔をした。

 

「そか・・・これからも頑張れよ・・・」

 

「うん・・・ありがと・・・」

 

そうして病室は静まり返った・・・すると

 

「友勝さーん、検査のお時間ですー」

 

「おっ、どうやらこんな時間になっちまったみたいだな・・・また来い、暫く休むから・・・」

 

「うん・・・お大事にね・・・努さん・・・」

 

そうして3人は病室から去っていった・・・

 

 

 

 

 

 

そして2日の時が経ち・・・さやかは恭介の為に魔法少女へとなったその夕方・・・とある展望台にてさやかを見つめる女の影があった・・・

 

「ふぅん・・・アレがこの街の新しい魔法少女ねぇ・・・」

 

そう言って彼女はクリスピーサンドをひと口齧る。タイミングを見計らってキュウべえは彼女に質問をする。

 

「本当に彼女とことを構える気かい?」

 

「だってチョロそうじゃん、瞬殺っしょ、あんな奴。」

 

そう言って彼女はキュウべえの方へ顔を向ける。だが彼女はキュウべえの質問の内容に対して文句があると思い問いかける。

 

「それとも何?文句あるっての?あんた・・・」

 

「全て君の思い通りに行くとは限らないよ?この街にはまだマミともう1人魔法少女がいるからね」

 

彼女は苦虫を噛み潰したような顔をする。

 

「アイツか・・・まだ生きていたとはな・・・で何者なの?そのもう1人の魔法少女って・・・」

 

「僕にもよく分からない」

 

その答えに対して彼女はキュウべえに対して疑問をぶつける。

 

「はぁあ?どういうことさ!ソイツだってアンタと契約して魔法少女になったんでしょ?」

 

「そうとも言えるし、違うとも言える・・・あの娘は極めつけのイレギュラーだ・・・いや・・・彼女以上のイレギュラーがもう一人いるね・・・」

 

「何者なの?」

 

「彼は魔法少女とも魔女とも違う特殊な力を持った一般男性だ」

 

「はぁあ!?どういう事だよ!」

 

「彼のおかげでマミが死ぬ事も、今いる魔法少女が死ぬ事も無かったんだよ」

 

「なんだそいつ・・・人間なのか?」

 

「さぁ・・・僕にも分からないんだよ・・・」

 

「まぁいいさ・・・退屈過ぎてもなんだしさ・・・ちったぁ面白味もないとね・・・」

 

そう言って彼女はクリスピーサンドの最後の一口を食べて去っていった・・・

 

 

 

 

 

 

一方その頃・・・病院にて努は脱出最中であった・・・

 

「やっぱ・・・まだ使いこなせねぇ・・・外傷は治りが早くても内傷がまだズタズタだ・・・全身の骨にまだヒビ、心臓が一度止まり掛けてるから血も巡りきってねぇ・・・筋繊維はまだ6、7割程度だ・・・」

 

自身の体のメディカルチェックを街の中を歩きながら解析する。日は既に沈んで夜の闇の中、努はゆっくり家へと向かって歩き続けた・・・だが可笑しな気配を感じそれを一瞬で理解した。

 

「魔女か?・・・いや・・・気配が小さい・・・使い魔か・・・みーちゃんとさーちゃんがいるっぽいけどさーちゃんは戦闘経験がない・・・サポートに行くか!」

 

そうして努は気配を感じる方向を正確に察知し瞬間移動をした。

 

 

 

「ここか・・・!?」

 

「この声・・・努さん!?」

 

「努兄さん!?体の方は?」

 

「そんな事どうでもいい!・・・何だこの状況・・・」

 

そこには魔法少女が作る結界の中で戦うさやかと赤髪で赤い衣装を纏った魔法少女2人が殺し合いをしていた・・・

 

「彼女は佐倉杏子・・・昔は私とはパートナーだったんだけど・・・彼女は使い魔を放っておいて魔女にする為に逃がそうとしていたの・・・」

 

「把握した・・・さーちゃんは正義感が強いから・・・仕方ねぇ!」

 

そう言って努はさやかと杏子の間へと瞬間移動し、2人の攻撃を止めた。

 

「やり過ぎだ・・・」

 

「「!?」」

 

「これ以上やるって言うなら俺が相手になる・・・怪我ではすまねぇから死にてぇ奴だけかかってこい・・・」

 

「努・・・さん・・・」

 

さやかは剣を落とし倒れ込むが・・・

 

「おっと・・・」

 

努がすかさず抱き抱え倒れないようにした。

 

「なんだあんたは・・・そうか・・・お前がキュウべえが言ってたイレギュラーか!」

 

「イレギュラーって・・・そんなかっこいい名前じゃねぇし・・・」

 

「邪魔すんならアンタもやっちゃうけど・・・いいんだな?」

 

「・・・テメェは命が惜しくないみてぇだな・・・」

 

「そのお荷物は外に出してやるからとっととかかってこいよ」

 

「みーちゃん!」

 

努はマミを呼ぶと同時に抱き抱えていたさやかをマミの方へと投げる。

 

「え?わっ!ちょっと!?」

 

マミは何とかさやかをキャッチし地面に寝かす。

 

「悪いな・・・コイツには教育が必要なようだ・・・」

 

「上等じゃねぇか・・・いつでも来いよ」

 

「フッ・・・」

 

「なんだ?何がおかしい!?」

 

「自分と相手の実力の差が分からないほど醜いものは無いって思っただけだ・・・」

 

「な・・・なんだと!?」

 

「ハンデだ・・・俺はテメェが10発攻撃するまで動かないでやるよ・・・」

 

「ふ・・・ふ・・・」

 

杏子はワナワナと震え上がり限界が来て努に襲いかかる。

 

「ふざけるなぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

ガギンッ!!!

 

「はい1(ウーノ)

 

「は?」

 

努は眉間に槍を刺されていたが全く動じないで数を数えていた。

 

「はい次はい次ィ〜!は〜や〜く〜は〜や〜く〜は〜や〜く〜は〜や〜く〜」

 

「クッ・・・舐めんな!!」

 

カンッ!!!

 

「ねぇ・・・」

 

「ッ!?」

 

「ちゃんとやってよぉ〜思いっきりさぁ〜!!」

 

「な・・・なんだとぉ〜!!??」

 

「努兄さん・・・あんなに煽って大丈夫かしら・・・」

 

「いや・・・マミさん・・・あの顔からして多分素で言ってるんだと思う・・・」

 

外野は努の発言に呆れていて杏子は完全に頭にきていた。だが努は・・・

 

(・・・クソ・・・ここは耐えゲーだな・・・今の俺だとどうなっか何すっかわかんねぇ・・・最悪全滅・・・なんてことも有り得る・・・堪えろ!気張れ!気張るんだなぁ〜!)

 

努は何かを恐れひたすら攻撃を受けることにしていたのであった・・・

 

「いいだろう・・・連続で8連撃・・・これで沈めてやんよ!!」

 

「は〜い来い来い来い!!倒せるといいね〜」

 

努はひたすら杏子を煽り倒し杏子は努に力を溜め距離を詰めていた。

 

「喰らえ!!」

 

ザンッシュッスパッガギンッゴッドカッドムッ!!!

 

「トドメだァ!!!」

 

ゴシャァ!!!

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

 

そして結局10発攻撃を加えた杏子だったが俺は

 

「なんだよ・・・ちょっと怪我したとこつついて終わりか?おかげで何本かまた折れたじゃねぇかよ・・・いってぇな・・・」

 

その発言の割には努はピンピンしていた・・・だが実際には少し違っていた・・・

 

(マズイ・・・これ以上は無茶できねぇ・・・まだ細胞が馴染みきれてねぇからこれ以上は・・・)

 

「くっ・・・バケモノめ・・・」

 

「バケモノ?違う・・・俺は悪魔だ!!!!!」

 

努は少しだけ虚勢をはって威嚇するが杏子はまだ戦う意思が消えないでいた。

 

「このままお前を嬲るってのもいいが退屈すぎるからな・・・出直せ・・・」

 

「ふ・・・ふざけるな!私は逃げねぇ!」

 

俺は忠告をしたが逃げない杏子を助ける方法を考えていたが・・・等々内に秘めた抑えんばかりの力が漏れ始めていた。

 

「くっ・・・マズイ・・・みんな!早く逃げてくれ!お前!・・・杏子って言ったか・・・お前も逃げてくれ・・・このままじゃ・・・ここにいる全員お陀仏だ・・・」

 

「え?」

 

「どういうことですか!?努兄さん!」

 

「早く・・・しろ・・・うぅ・・・」

 

俺は意識が途切れるのを堪えながら周りに対して警告を続けた。

 

「分かったわ!佐倉さん!貴女も行くわよ!」

 

「マミ!!・・・ふざけんじゃねぇ!コイツが苦しみだしてんだ・・・ここで始末してやんよ!」

 

「死にてぇ・・・のか・・・お前・・・逃げて・・・くれぇ・・・」

 

すると努の体から黒い霧が発せられた。その霧は俺を包み込むようにしていった。

 

「なんだ?何が起きてやがる!?」

 

 

 

「くっ・・・ハァ・・・ハァ・・・出て・・・来るなぁ・・・!!!」

 

(君の力・・・素晴らしいものだ・・・その力は・・・私にこそ相応しい・・・君には手の余るもののようだし私が貰うとしよう・・・そして今度こそ・・・)

 

 

 

 

 

「(私が天に立つ)」

 

 

 




あ〜・・・生きてる・・・スキルで根性使っておいて正解だった・・・ん???

もう終わっとるがな!!!

ええっと・・・そう言えば投稿の件だがなんと木曜日に決まりました!!!皆さんの沢山の投票!!!ありがとうございました!!!

ま「何多い風に言ってるの?入ったのたった3票のくせに・・・」

まどかさん???凹むのでやめてください・・・でもその3票にはとても感謝してるのであまり言わないでね???じゃないと作者の権限でまどかのキャラとんでもない事になるよ???

努「やってもいいと思うが・・・読者はなれるんじゃね?」

・・・臆病者は着いてこなくても良い!!!

それではまた次の投稿まで・・・さよなら!!!

ま「バイチャ〜!!」


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第9話 暴走

努「オイ・・・」

作「んぁ?」

努「タグ・・・」

作「あぁ・・・変えたぞ?月曜投稿じゃなくて月木投稿にしたからな!!!」

努「それはいいんだけどよ・・・魔法少女強化パッチと週刊少年ジャンプからジャンプになってるのは?」

作「・・・君の設定をちょっとだけサイレント変更したんだ☆」

努「は?」

作「週刊少年ジャンプが好きだけどジャンプ関連全部出来る限り詰め込みたいからね☆」

努「・・・テコ入れ失敗してコケそう・・・まあ結果どうなっても知らんけど・・・魔法少女強化パッチは?」

作「それはまだ起きる出来事じゃないから安心して!!!いずれわかるさ・・・いずれな・・・」

努「とりあえず始めるか・・・」

作「ソウダネー・・・今回は杏子とのファーストバトルが終わるとこだよ!!!」

努「オイオイオイ・・・進んでんのかそれ・・・」

作「まあまあ・・・のんびりと楽しみながら行こう いそいだって意味は ない・・・それじゃあ前書きはここまでにして・・・本編へどうぞ!!!」

作&努「お楽しみはこれからだ!!!」



努「・・・タグをジャンプにした理由がやっと分かったよ・・・」


努を覆っていた黒い霧は晴れて努の姿が露になる・・・

 

「努・・・さん?」

 

「努・・・兄さん?」

 

「なんだ?・・・何が起きてんだ?」

 

まどかとマミと杏子は霧が晴れて再び姿を現した努に戸惑っていた。

だがその姿はいつもと変わりは無かったが雰囲気が著しく変わっていた。

 

「(素晴らしい・・・手に入れたぞ・・・死神、(ホロウ)、そして過去の私をも超える体を!)」

 

そう・・・彼の意識は消えてしまい、今彼の中に居座っているのはかつて、尸魂界(ソウルソサエティ)で護廷十三隊五番隊隊長を務め、【朽木ルキア】という死神の処刑騒動の黒幕であり、かつて尸魂界(ソウルソサエティ)の護廷十三隊十二番隊隊長であり技術開発局初代局長、【浦原喜助】が開発した崩玉を手に入れるため護廷十三隊を裏切った男・・・【藍染惣右介】なのであった・・・

 

「オイテメェ!何をしやがった!」

 

「(君は・・・確かさっきまで戦っていた小娘か・・・まだやると言っていたし・・・折角いい体を手にした事だ・・・祝いとしては安っぽいがわたしが相手になろう・・・)」

 

「へっ・・・上等だ・・・お前を殺してやるよ!」

 

「(あまり強そうな言葉を吐くな、弱く見えるぞ)」

 

そして戦いが始まった。杏子は三節棍になる仕込みのある槍、対して抜け殻の努(藍染惣右介)は剣を使っての戦いである。彼の実力は護廷十三隊の隊長格の二倍の霊圧を持つ・・・云わばボスキャラの力がある・・・だが・・・

 

「(てぇや!!)」

 

「そこだァ!!!」

 

「(グハッ!)」

 

「どうしたんだ?くたばるにはまだ早いぜ!」

 

「(クッ・・・何故だ!?何故私がこんな小娘ごときに手間取る!?)」

 

一方的に押されていて攻撃を避けるので精一杯だった。

 

「あんなにほざいてたのにめっちゃよぇーじゃねぇーか!」

 

「(調子に乗るなぁ!小娘ごときがぁ!)」

 

怒りに溺れ挑発に乗った抜け殻の努(藍染惣右介)は大振りな攻撃を繰り広げるが当然躱される。

 

「案外呆気なかったな・・・トドメだ!」

 

そして槍の矛先は抜け殻の努(藍染惣右介)の胸を貫いた。

 

「努さん!」

 

「そんな・・・嫌ァ!」

 

「ちっ・・・キュウべえの野郎が極めつけのイレギュラーって言ってたのに・・・こんなもんかよ・・・」

 

そう言って杏子は槍を引き抜いた。そして努の体はゆっくりと倒れた。

 

「さて・・・アタシはそろそろ・・・」

 

「何言ってるの貴女・・・」

 

帰ろうとした杏子の背中にほむらが声をかける

 

「!?・・・そうか・・・お前がもう1人のイレギュラーか・・・それよりさっきの発言はどういう意味だ?」

 

「貴女が貫いたものをよく見なさい・・・」

 

ほむらは転がっていたもはや息を引き取った努の体を指差す・・・するとその姿はだんだん変わっていく・・・

 

「な・・・なんだぁ!?・・・こいつぁ・・・!?」

 

その完全に変わった姿を見て気絶しているさやかとほむら以外は声を揃えてその物体の名前を呼ぶ。

 

「「「キュウべえ!?」」」

 

「(驚いたかね?これが私の斬魄刀、鏡花水月能力、完全催眠だよ。)」

 

「そ・・・そんな・・・キュウべえが・・・」

 

「努兄さん・・・なんでこんなことを・・・」

 

「テメェ!いつの間にアタシらに催眠なんてかけやがった!そんなもん使う余裕どこにあった!?」

 

「(ならば君たちに問おう・・・一体いつから・・・いつから見ていたものが現実だと錯覚していた?)」

 

「・・・なん・・・だと・・・って事は・・・」

 

「(そうだ・・・私が表に出た時には既に今現れたそこの彼女以外は催眠にかかっていたのだよ・・・)」

 

「テメェ!!!!!」

 

「(儚いものだ・・・ここでお別れとは・・・)」

 

杏子はキレて藍染惣右介(最凶の死神)に向かって距離を詰めようとするが既に首元に刃の切っ先が喉元に置かれていた。杏子は彼の目に、霊圧に、力に屈し動く事が出来なかった・・・それを見たまどかは杏子によって殺されたキュウべえの死体を抱え涙を流しながら目を背け、マミはもはや体が動かず何も出来ずにいた・・・だがほむらは杏子を助けようと既に変身していて魔法によって得た武器の盾に手を伸ばす・・・が・・・

 

「(サラバだ・・・)って・・・好き勝手やってんじゃねぇ!」

 

「「「「(!?)」」」」

 

先程まで殺気で満ち溢れていた気配が一瞬消えいつもの努の雰囲気が顔を出した。

まどか、マミ、杏子そしてほむらと藍染はもう現れることが無いと思われた存在・・・友勝努の存在が再び表に出た事に戸惑っていた・・・

努の手から斬魄刀は離れてゆき、地面へ落ちて乾いた音が裏路地に響き渡る。

 

「(どういう事だ?体の自由が・・・)そろそろ返してもらおうか・・・俺の体をよぉ・・・藍染惣右介!」

 

「な・・・なに?どうなってるの?」

 

「恐らく努兄さんは闘ってるのよ・・・」

 

ほむらは友勝努という不確定要素を信じている・・・信じていたいからこそそうだと思い自分に言い聞かせながら推測を告げ始める。

 

「(君では私たちの力は重すぎる・・・その身を滅ぼす事になるが・・・)どぉでもいいんだよ!俺はこの力を操れなきゃ行けない使命があるんだ!だから・・・大人しく引っ込んでろぉぉぉぉ!!!!!!」

 

そうして努の雰囲気は完全に元に戻り膝を着く・・・

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・悪ぃな・・・怪我・・・してねぇか?杏子とやらよぉ・・・」

 

「あ・・・ああ・・・」

 

「キュウべえは・・・ああなっちまったか・・・いい機会だな・・・ほむちゃん・・・」

 

「ええ・・・みんな・・・よく見て・・・」

 

「あ〜あ・・・困るじゃないか・・・僕のストックはまだあるけど無駄に消費されるのは困るんだよ・・・」

 

そう言って出てきたのは先ほど杏子の槍にて刺し殺されていたキュウべえであった。死体はまどかが抱えていたが新たに出てきたキュウべえは死んだキュウべえをまどかの腕にタックルして落とし、何事も無かったように食らっていた。

 

「これが・・・魔法少女の・・・真実だ・・・」

 

「どういう事だ・・・お前!」

 

杏子は槍を努に向けて説明を求める・・・だが努は両手を挙げほむらを指さして言った。

 

「詳しくは・・・そこの黒髪美少女が知ってるから・・・聞いといてくれ・・・俺は少し横になる・・・疲れた・・・」

 

そう言って努は疲弊しきった体を脱力し地面へと倒れ込む。

 

そうしてほむらは先程魔法少女の真実の一部解説をする。

 

 

〜魔法少女説明中〜

 

 

 

「これが魔法少女の真実よ・・・」

 

そしてほむらは魔法少女の真実を告げ終えた・・・寝ている努と最初から何も感じていないキュウべえ以外は様々な感情で嘆いていた・・・

 

「コイツ・・・そんな目的で契約させていたのか・・・」

 

「努さんはよく考えれば分かるものだと言っていたわ・・・私も気づくまでは時間がかかったけど契約するのにメリットしか言わない奴を信用するなって・・・分かるわけないじゃない・・・」

 

「何を言ってるんだい?君たちが聞いてこなかったから答えなかっただけだよ?それに対して嘆くなんてわけがわからないよ」

 

「アンタ!それを聞かせたら契約しないってわかっててやってるでしょ!」

 

解説の最中目を覚ましたさやかも含めて魔法少女4人はキュウべえを心底軽蔑する。

 

「やれやれ・・・君たちは僕に感謝されることはあれど恨まれることはないと思うんだけどな」

 

「オイ・・・」

 

そこに今さっき起き上がった努はキュウべえの頭を鷲掴みにして告げる。

 

「確かにお前らにとって育ち盛りの女の子は絶好のカモだ・・・お前らの目的を達成するにはいいんじゃねぇの?」

 

「努さん!?何を「だがなぁ!」」

 

ほむらが努の発言に流石に不味いと思って止めようとしたが努は割り込ませず話を続ける。

 

「だがその行為で恨みを買ったってことは忘れんなよ?その報いってのはいつか自分に来るものだからな・・・魔法少女作ったこと後悔する日が来ても知らねぇからな?」

 

「一体何を後悔すると言うんだい?僕たちは宇宙の寿命を伸ばす為にやってるんだから感謝するのが普通だと思うんだけど・・・それに僕たちが魔法少女を作っていなければ今頃君たちは洞穴に住んでい・・・きゅっぷい!!!」

 

努らキュウべえが最後まで言い切る前に握りつぶし気弾で消し飛ばした。

 

「後悔させてやる・・・俺と・・・今生きとし生ける魔法少女全てがお前を滅ぼしてやるよ・・・」

 

「努・・・さん・・・」

 

「もう・・・体は大丈夫なんですか?」

 

「ああ・・・やっと使えるようになったから完治した・・・」

 

「使えるって何が?」

 

「ちょーどいーか・・・さーちゃんと杏子にもやってやるか・・・」

 

「え?何をだよ!」

 

「何をって・・・体を治すんだよ・・・ほいっ!」

 

そう言って努の右手の爪は異常な長さになった。

 

「これを・・・ぷすっと・・・」

 

「ぎゃっ!」「がぁ!」

 

努はその爪でさやかと杏子を突き刺す・・・すると先程まで戦っていた二人は先程の戦いで出来た大きな怪我から小さい傷まであっという間治っていった。

 

「やっぱ使えるようになって良かったぁ・・・五本の病爪(ファイブフォーカス)・・・」

 

「痛そう・・・」

 

「そうでも無いさ・・・これは治療だ・・・と言ってもその真逆もできる能力なんだよね・・・」

 

「真逆・・・ですか?」

 

「そう・・・これは病気を操る広域殲滅型の能力だ・・・だから高熱にも癌にも不随にもできるんだぜ」

 

「そんな物騒な能力・・・でも逆に治療にも使えるのはいい能力ですね・・・」

 

「だろぉ?ほむちゃん!ほむちゃんは理解が早くて助かる!と言いたいところだけど・・・実はまだ少し荒いんだよな・・・回復系は苦手だしな・・・まあとりあえず一度お開きと行こうぜ!!この後俺とほむちゃんは俺と使い魔殲滅デートと行こう!」

 

努はいきなり万能地雷クレイモアを発動したごとく飛んでもない地雷発言を宣言した。その発言に対して努と杏子以外は赤面しまどか、マミはほむらに問い詰める。

 

「で・・・デート!?ほむらちゃん!?///」

 

「暁美さん・・・既に努兄さんとそんな関係が!?///」

 

「ち・・・違う!!!///そもそも巴マミ!貴女のその兄さんって何なのかしら?」

 

「そ・・・それは・・・その・・・」

 

マミは流石に後輩の前で異性の男と一晩一緒に寝たこと(あの日の夜の出来事)を言い難いと思い必死に言い訳を考える・・・が・・・

 

「ああ・・・みーちゃんってば結構甘えん坊で寂しがり屋なんだぜ!だから俺が兄として支えてあげなきゃ・・・」

 

努にはマミの思いは届いておらずまたもツングースカ級のトンデモ発言をしてしまう・・・マミは金魚のように口をパクパクして赤面を超えてもはや言葉にするなら朱いという程染まっていた。

 

「もう!喋らないでください!///あの日以来人の温度ぐらいの物を抱いて寝ないとあまり寝れなくなっちゃったんですから!・・・あっ・・・//////」

 

この時マミも自分の想像以上にテンパっておりツァーリ・ボンバ級の核兵器並みの威力の発言をしてしまった・・・それに対しまどか、さやか、そしてほむらは目から光が消え絡繰り人形の様にギギギと音を立てて努の方へ顔を向ける。

 

「アノヒ?」

 

「イライ?」

 

「ネレナク?」

 

努はいきなり雰囲気が変わったまどか達を見て恐怖を感じていた・・・何故いきなりこんなことになってしまったのか理由が分からず恐ろしさのあまり・・・涙さえ流しかけていた・・・そして命の危機を感じた努はまどか達に背を向け誤魔化そうとしていた・・・

 

「・・・早速伝説の超使い魔を征伐しに出かける!魔法少女は着いてこなくても良い!」

 

「マッテ・・・」

 

メキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキ

 

努は身の危険を感じ逃げ出そうとしたが目に光が入ってないまどかに肩を掴まれる。いつもなら簡単に振り解けるはずが何故か振り解くことが出来ず肩から骨の悲鳴が鳴り続ける・・・

 

「ふぉお!?」

 

「ワタシタチニ」

 

「クワシク」

 

「セツメイシテチョウダイ」

 

もはや今のお前らなら格闘技世界チャンピオン取れると思えるプレッシャーと力を出し始めた三人に努は逃げられないと悟った・・・

 

「クックッ・・・もうダメだおしまいだぁ・・・ううっ・・・」

 

そうしてへたり込む俺に対してさやかは俺の頭を掴みあげる。

 

「何を寝言言ってるの?不貞腐れる暇があったら説明しなよ!!」

 

「だ・・・だめだ・・・貴様には分からないのか・・・」

 

「何がグレートジャンプマンよ!」

 

「くそっ・・・離せぇ!!」

 

さやかはそう言って努の頭を持ってまどか達の元へ引きずって行った。

 

「サア・・・」

 

「ツトムサァン・・・」

 

「セツメイ・・・」

 

「えっとですね・・・」

 

この修羅場の状況に飲み込めずとけ込めない少女が呟いた・・・

 

「何だこの状況・・・」

 

杏子は一人この状況に取り残されていたのであった・・・彼女に春は遠そうに思える・・・

 

 

 

グレートジャンプマン説明中

 

 

 

「・・・という訳なんです・・・頼む・・・助けて・・・くれぇ・・・」

 

努は何故か説明するだけだったはずが既にボロボロで裏路地の壁にはクレーターのような跡があった・・・流石に身の危険から命の危機へとランクアップしたため何とか膝立ちしながらも命乞いをしていた・・・

 

「なるほど・・・」

 

とほむらは納得し・・・

 

「努さんなら仕方ないね・・・」

 

とさやかは呆れながら納得し・・・

 

「本当に申し訳ないわ・・・」

 

とマミは深く反省し・・・

 

「バカヤロォォォォォッ!!!!!!」

 

とまどかは努にビンタした。

 

「ウロブチ!!!!」

 

努は吹っ飛び壁にめり込んでいた・・・路地裏二つ目のクレーターのような跡である。

そしてまどかは何かが吹っ切れて一度深呼吸をして努に途切れ途切れながらも言葉を伝えようとしていた・・・

 

「・・・とりあえず・・・私も・・・その・・・」

 

「ってこんな事してる場合じゃなかった!ほむちゃん!急いでさっきの使い魔倒しに行くから着いてきてくれ!」

 

「ハァ・・・分かったわ・・・」

 

だが・・・まどかの言葉を最後まで聞かずに努はほむらと行ってしまった・・・

 

「う・・・うぅ・・・バカぁ!!!」

 

 

 

 

 

そして努たちは使い魔を秒殺した後彼の体に起きた異変について心当たりがあったため説明していた・・・

 

「努さん・・・あれはなんだったの?」

 

「ああ・・・恐らく・・・俺の力の暴走だ・・・」

 

「暴走?」

 

「最近になって何故か能力を使うと体が重くなった・・・だがそれを避けるためにマスターしようと色々やってたら逆に暴走しやすくなったみたいだ・・・だが押さえる手は用意してある・・・」

 

「それは?」

 

努は懐から巻物を取りだしそれを広げ指の腹を噛みちぎり文字を綴っていく。

 

「空きの巻物だ・・・こいつを使って俺の力を・・・少しだけ封印する・・・今回は藍染惣右介で済んだがそれよりもやばい奴が出てきて暴走すると不味いことになる・・・」

 

「不味いことって?」

 

「最悪・・・日本いや、世界、地球・・・いや、全てを消し去ってしまう可能性がある・・・」

 

「!?」

 

ほむらは努の言葉にとんでもない恐怖を感じ顔が一気に青ざめていった・・・

 

努の言った全てを消し去るほどの力とは・・・果たしてそれは封印できるのか・・・それとも・・・




作「よし!!!35話書き終えた!!!36話書くぞ〜!!!」

努「お前って書くの遅くね?」

作「いやいや・・・寧ろバトル物のSSは読者歴1年すら経ってないのにいいと思うんだけどな〜」

努「上には上がイルーゾォ?」

作「だが下には下がいる!!!俺はその下に比べればまだマシだ!!!」

努「お前も処女作ほっぽり出してるから相当下の人間だと思うがな・・・」

作「よせよ・・・褒めんなって☆」

努「こんなバカが作者なんて・・・せめて東大出身の人に作られたかったぜ・・・」

作「さあさあ!!!頑張るぞ!!!・・・そうだ!!!1章・・・原作分まで載せ終えたら人気投票でもやろうと思うんだが・・・みんな!!!アンケートするからまたお願いします!!!」

努「やめとけやめとけ!どうせお前のSSなんてまた投票されないんだから・・・」

作「そうかなぁ?やってみなきゃわかんねぇぇぇぇぇぇ!!!」

作&努「って事で投票待ってるぜ!!!また次の話でお会いしよう!!!」


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第10話 俺を殺してくれ!? 努、力の封印と明かされる衝撃の真実

あらあら???ごきげんよう・・・ブロパピコどす・・・今回はみんな前書きには欠席みたいやな・・・ぶっちゃけ今まで前書き長かったと思うし今回は短く行こう!!!

今回の前書きはやりたいこと2つと今回のお話についてちょっと触れる感じで行こうと思う!!!

やりたいこと1つ目!!!
前も言ったが原作分終了と共に人気投票!!!
2つ目!!!
2章載せ終わったら大長編描きたい!!!

とまあ今後はやりたいって思うけどとりあえずノルマとしてUA1000は言ってることかな???いや・・・2つ目については2000としておこう!!!

とりあえずここまでにして今回はオリジナル展開だね!!!藍染惣右介とかなんやかんやあった結果どうなるか・・・それでは!!!どうぞ!!!


「宇宙・・・そのものを?」

 

「あぁ・・・」

 

努は普通ではありえないことをほむらに告げた・・・

 

「・・・どんな力なの?」

 

「どんな力と言われてもな〜・・・」

 

努は顎に手を当てどんな奴がいてどんな力を持っていたのかを思い出す・・・惑星破壊を余裕でする宇宙人や人工生命隊、もはや忍んでないレベルの戦いをする忍び達、とある実を食べたりしただけで途方もない力をみにつける海賊、未知の食べ物を食べる度に強くなる美食屋、魔王や霊、食人に特異な力をもつ決闘者カードゲーマー、究極生命体(アルティミット・シイング)に吸血鬼・・・そして鬼、インフレをこれでもかっていうほどやり過ぎた多重能力者、人をAKUMAに変えたりするものや自分の生まれ持った性を満たすために爆殺するサラリーマン、臓物を撒き散らす拳法家、やばい意味では毛を狩ったりするハゲや見せるだけで親から苦情が来そうなほどヤバいハジケリスト・・・他にも色々居るが正直彼の知る者たちはまた暴走してしまうとこの中のどれが来ても今回の様に主導権を握れなければ全て壊してしまう程のとんでもない面子だった・・・

努は改めて考えるとアイツら相当やべぇやつだったんだなぁ・・・と自然と頬が引きつっていた・・・だがほむらに一から説明すると流石に不安に不安を煽るようなことになるので割愛させてもらうことにした。

 

「・・・候補が多すぎる・・・だが俺の体の主導権を奪われた瞬間宇宙は消えると思ってもいい・・・その傾向が見えたら・・・」

 

努は苦虫を噛み潰したような顔をして残酷な願いを顔を背け頼む。

 

「俺を・・・殺してくれ・・・」

 

「っ!?」

 

流石にほむらはその発言を予想しておらず戸惑いを隠せないでいた。

 

「そんな・・・私に貴方を殺せと言うの!?」

 

「致し方あるまい・・・これはお前らを守る為の手段でもあるんだ・・・」

 

そして・・・少しの間静寂の時が流れる・・・空気を入れ替えるため努は再び口を開く。

 

「とりあえず封印だ・・・とっておきの封印術をかけることにするぜ」

 

「・・・その封印は確実なの?」

 

ほむらは少し赤目になりながら努に問う。自分を救うと言ってくれた人を殺す事の残酷さに泣きそうになっていたが堪えていたのである。

 

「あぁ、少なくとも普通にしてればこの俺が考案して作り出した独自の封印術だからな、効果もいいし俺の知る限りの封印術と比べてデメリットが軽い・・・ゆうて体がちょっと重くなるだけだから慣れれば修行みたいなもんさ」

 

・・・だがほむらは知ることは無かった・・・努はいつも着ているアンダーシャツ、靴、リストバンド、帯にはかなりの重さがあることを・・・

 

「分かったわ・・・」

 

ほむらは安堵して髪をクルクルいじるように首に下げてあるドッグタグのチェーン部分をいじり回した。

 

「すまねぇな・・・それより初めて会った時に渡したプレゼント・・・よく似合ってるぜ」

 

そう言って努はほむらの首にかかったドッグタグに目をやった。

 

「ありがとう・・・ところでこれ・・・なんて言う意味?私学力には自信なくて・・・これでも心臓病で入院してた時期が長いから繰り返した結果頭いいなんて思われてるだけだし・・・ちょっとこれは分からなかったわ・・・」

 

そこに書かれた英文についてほむらは尋ねた。

 

「Anger is always calm and passionate. Manipulating it opens the way for you to really go.・・・つまり・・・怒とは、常に穏やかであり激情にて発せられるものである。それを操りし時本当に進むべき道が開かれる。って言う意味だ・・・」

 

「そう・・・なんかいい言葉ね・・・誰かの名言なの?」

 

「い〜や?俺が考えただけだ・・・それより・・・そろそろ封印始めてもいいか?」

 

「別に構わないわよ?私が邪魔なら立ち去るけど・・・」

 

「邪魔じゃないぜ?・・・ならっ・・・よっと!」

 

そう言って努はいきなり服を脱ぎ始めた。

 

「ッ!?///なんでいきなり脱ぐのよ!?」

 

「いやだって・・・全裸になってやらなきゃいけないからな・・・どうだ?俺の肉体は・・・美しいだろ?」

 

「ッ!?///それを早く言いなさい!!!///それに知らないわよ!!!///恥ずかしくないの!!??///」

 

そう言ってほむらは手で顔を隠すが指の間からチラチラ見ていた・・・彼女はむっつりスケベな一面があったのだ・・・

 

「何を言ってるんだ?この鍛え抜かれた身体・・・恥ずべきとこがどこにある!!!」

 

「どうでもいいわ!!!///」

 

「とりあえず下半身も脱ぐぜ〜」

 

「ス・・・ストップ!!///それはまだ刺激が強すぎるわ・・・///今回はここまでにしとくわね・・・さようなら・・・///」

 

「ああ!!今度はポージングもしてやるから楽しみにしてろよ〜!!」

 

するわけないでしょ!!とほむらは努に赤面しながらも怒鳴り散らし去っていった・・・

努はほむらがいなくなったのを確認し、そして努は服を全て脱ぎ、分身を作って体に血文字を刻み、準備を整えた。

 

「よし・・・始めるか!封印術【英悪繁封(エイアパンプ)】!!!」

 

そして赤黒くなった血文字は黒に染まり臍を中心として集まっていき封印式となっていった。

 

「・・・完了・・・か・・・体の方は結構重くなったな・・・だがこれしか無かったからな・・・もしもに備えて早く封印解いてもいいように頑張んねぇとな・・・それに今はまだ出しっぱにしとくとあっという間にタイムオーバー・・・5分だけしか使えねぇのも困りもんだな・・・ちょびちょびやっても30分・・・再発動までに1時間・・・出しっぱをやるには5時間・・・悪すぎるぜ・・・燃費が・・・」

 

努は誰もいない夜の街の外れにて封印を終わらせ自分の無力さに嘆いていた。

 

「だがこれも俺の背負いし業・・・俺がもっと強ければ・・・先生・・・諷・・・疾風・・・そして・・・」

 

 

 

「ローラ・・・あんた達を助けられたかもしれない・・・だからこそ俺は忘れちゃなんねぇ・・・二度とあんな結末繰り返させない・・・背負った荷は絶対下ろさねぇ・・・守りきってやんよ・・・」

 

 

 

 

努はとあるに懺悔し、空に向かって誓いがら服を着て家に向かって歩き出す。

 

 

だが締まるわけなく・・・

 

 

 

「あれ?ここってさっきまでいた場所だよな?・・・似てるとこだな・・・また歩くか・・・」

 

 

努が家に着いた頃には日を跨いでいたのであった・・・

 

 

 

 

その次の日・・・努は暇していた・・・なぜなら今日は創立記念日で大学が休みであったからだ・・・やるべき事は全て終わらせたため、久しぶりに街を歩き回ることにした・・・だが・・・

 

「迷った・・・」

 

努はまた絶賛いつもの(迷子)中であった。努は昔からとんでもない方向音痴で隣町に行こうとしたら何故か国境超えてパプアニューギニアに行ったことがあるほどの方向音痴である。その時は途中で川があると思って泳いでいったら何故か国外まで出てしまった様でそれに気づかず上陸した時に人と会った時に言語が違うってことで理解出来た少し抜けているとこもあったのだった・・・

 

「ここ見滝原か?頼む・・・帰りが遅くなるのは勘弁してくれよ・・・おっ?」

 

努は周りを見渡すとそこにはゲーセンがあった。

 

「久しぶりに・・・遊んでいくとするか・・・」

 

努は迷子になってるという気を紛らわす為にゲーセンへと入っていった。

 

「おっ・・・コンガの廃人が新しいバージョンになってる・・・一回りした後にやろうかな・・・ん?」

 

努は見覚えのある赤髪ポニーテールの少女がダンスゲーム【Let's Dance Resolution】をやってるのをみつけ、気配を殺して後ろにつく。

 

「ほう・・・なかなか上手いな・・・だが動きに無駄があるな・・・」

 

そして結果はパーフェクトを出したが俺はその過程に納得はしなかった。

 

「まあまあだな・・・杏子・・・」

 

「!?」

 

杏子は努の声に反応して振り返る。

 

「オッス、昨日ぶりだな・・・」

 

「・・・なんの用だよ・・・ってかいつの間に?」

 

杏子はかなり警戒して俺に質問した。

 

「別に?気配消して近づくなんて余裕だからさっきやってた所から居たぞ?」

 

「ホントアンタ何もんなんだ?」

 

「ただの一般市民だよ・・・ごく普通のな・・・」

 

努は微笑んでそう答えた。

 

「それで・・・なんの用だよ?」

 

「簡単だ・・・さーちゃん・・・美樹さやかには手を出すな」

 

努は威圧するように杏子に告げた。

 

「なんでさ?そんな事してアタシにメリットがあるのか?」

 

杏子は燻げな顔をして文句を垂れた。

だが努は取っておきの手札を晒すことにした。

 

「お前はグリーフシード・・・つまり穢れを取り除く為の術が欲しいだけだろ?そんならこれを前金代わりに渡そう」

 

そう言って俺はカプセルを取りだした。

 

「なんだいこれは?」

 

「ポイポイカプセルだ・・・こん中に沢山グリーフシードが入ってる・・・」

 

「こんな小さいカプセルに?」

 

「見せてやるよ・・・とりあえず外に行くか・・・ここだとボヤ騒ぎになる・・・」

 

そう言って俺たちはゲーセンから出て人気のいない場所まで来ていた。

 

「離れてろ・・・よっと」

 

俺はカプセルをついてるスイッチを押してから投げた。するとそこは軽い爆発が起き煙が巻き上げられる。

 

「ケホッケホッ・・・なんなんだ!?・・・!?!」

 

杏子は咳き込み煙が起きた箇所を見つめ、煙が晴れるとそこには先程そこにはなかったかなり大きな箱があった。

 

「とりあえずこんだけだ・・・どうだ?足りねぇか?」

 

杏子は絶句していた。何故ならこの量を集めるには例え一つの県の魔女を全て狩っても集めきれない程であったからである。

 

「これ一体どうやって?」

 

「簡単な話だ・・・空いてるとこや対応しきれない場所まで行って戦ってれば3日もあればこの程度造作もない・・・」

 

努はほむらとマミと出会った時からこっそりプレゼント用、そして確かめたい事があったので大量のグリーフシードを分身などを使っていろんな所から回収していたのであった・・・

 

「それより・・・どうなんだ?足りるのか?足りねぇのか?」

 

「い・・・いや・・・十分だ・・・アイツに手を出さない事は約束する・・・」

 

「そうか・・・それじゃあ・・・今夜少し話があるからみーちゃん・・・マミの家に来てくれ・・・魔法少女の真実の全てを語るからよ・・・」

 

「この前話したので全部じゃねぇのか?まだなんかあんのか?」

 

「とりあえずお前らに時間を与えてからにしたんだよ・・・一気に詰め込むとさーちゃん絶対頭パンクしそうだしな・・・とりあえず来いよ?茶菓子持っていってやるから必ず来いよ!!待ってんからな!!」

 

努はそろそろ潮時だと思い魔法少女達に俺の知る限り分かること全てを語ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夜になり、努はマミ、ほむら、杏子、さやか、そしてまどかをマミの家に呼んで真実を告げることにした。

 

「みんな、悪いなもう夜なのに・・・それにみーちゃん、場所提供ありがとう」

 

「大丈夫ですよ努兄さん、それで今日はどんなご要件なんですか?」

 

「ああ・・・重要な話だ・・・お前ら魔法少女・・・そしてあのグルドみたいな奴に目をつけられてるまどかにとってもな・・・」

 

「ッ!?ちょっと努さん!それは・・・」

 

「ほむちゃん・・・言いたいことは分かるが少し黙ってろ・・・俺はコイツらに賭けてみたくなった・・・」

 

(そんな・・・ここで話したとしたら美樹さやかも・・・巴マミも・・・)

 

ほむらは焦っていた・・・だが努はほむらの手を握り安心させ、話を進めることにした。

 

「いいか?・・・お前ら魔法少女の魂ってなんだと思う?」

 

「魂?そんなの私自身の中にあるもんじゃないの?」

 

さやかは突然の質問に何言ってんだコイツみたいな顔をして当たり前の答えをする・・・だがそれこそが解釈違いとグルドが特例なく全員に全て語っていないことを確信した努は頭を掻いて答えを否定する。

 

「さーちゃん・・・それは普通の人の事だ・・・魔法少女について聞いている・・・」

 

「だから・・・変わんないんじゃないの?」

 

「違うな・・・それは・・・」

 

努はグリーフシードとほむらから借りたソウルジェムを見せて告げる。

 

「こいつらなんだよ・・・」

 

「「「「え?」」」」

 

その場にいたほむら以外の少女達は混乱した。

 

「ソウルジェムが・・・私達の魂?」

 

「そうだ・・・つまりソウルジェムが砕けたり体から離れすぎると生命活動が停止する・・・つまり死ぬんだ・・・」

 

「そ・・・そんな!?」

 

「ちょ・・・ちょっと待てよ!それが事実だとしてなんでグリーフシードまで魔法少女の魂ってことなんだ!」

 

マミは驚き今日は新たな疑問を努にぶつけた。

それに対して努は冷静にこの残酷な答えを告げることにした。

 

「グリーフシードは・・・元はソウルジェムなんだ・・・つまり魔法少女の成れの果てって訳だ・・・簡単に言えばお前ら魔法少女の魂はこの憎たらしい宝石に封印されたようなもんだ・・・」

 

遂に語った真実・・・この真実にまどか、さやか、マミ、杏子達はこの真実を受け止め、前に進むことが出来るのか!?そして・・・語るほむらの不安は止まることなく努は真剣に四人を見つめるのであった・・・果たして・・・努の狙いとは!?そして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大和君〜またミスしてるよ〜?」

 

「はい・・・すいません課長・・・」

 

「君はいつになったら仕事を完璧にこなせるのか・・・後輩たちに示しつかないよ?まあ万年平社員の君に響くかどうか分からないけど・・・」

 

「すいません・・・すいません・・・」

 

いつも会社に来ては上司にダメ出しされ、後輩からは後ろ指さされ、孤立している幸無しサラリーマン【大和 達郎(32)】の運命は如何に!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杏子ィ「いや!最後の誰だよ!!!要らないよ!!!」

 

 

中の人繋がりでツッコミいただきました!!では!!次回へ続く!!!

 




努「・・・作者よ・・・長くねぇか?」

作「頑張ったぜ・・・それより努君・・・君は露出狂かなにかで?」

努「恥ずべきとこはないからな・・・みるか?」

作「見るかぁ!!!」

杏「それよりアタシの最後のセリフ!なんだよアレ!」

作「やりたいからやった!!!悔いはない!!!」

杏「テメー表出ろ・・・殺す・・・」

作「MATTE☆お助けください!!!」

努「丁重にお断りする」

作「ゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑ!!!???」

杏「オラオラオラオラ!裁くのは!ロッソ・ファンタズマだァ!」

作「DOOR!!!???」

努「・・・作者の霊圧が消えた・・・続行不可だな・・・次の話までくたばってるがいい・・・んじゃ、また次のお話しで会おうか・・・バイバイ!!」


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第11話 努に秘策あり!?思春期浮浪者少女の家庭は馬の面で臭いは山田のオヤジ?

おはこんばにちわ!!!ブロパピコっすよ〜(陽キャ並のだる絡み)

最近ドラゴンボールZ3久しぶりにやっててスタッフロール見てたら泣けてきちゃったよ☆

たくさんの声優さんがお亡くなりになってるからね・・・ファンとして結構来たよ・・・ご冥福をお祈りします!!!

さて、暗い話はここまでにして今回は原作8話です!!!え?遅すぎるって???これがこの作品なのです!!!というわけで本編始めるね☆

眇たる救世主を見る時は未来を明るくして現実から離れて見よう!!!


 

 

それから努は簡潔に魔法少女の真実の全貌を説明した・・・だがその結果・・・

 

「そんな・・・アタシ・・・ゾンビみたいなもんじゃない・・・」

 

「魔法少女が魔女を・・・」

 

「チッ・・・そういう事かよ・・・」

 

「酷い・・・酷すぎるよ・・・」

 

結果は予想通り嘆き、苦しんでいた。

 

「・・・だがお前らはまだ助かる保証がある・・・」

 

「「「「「え?」」」」」

 

全員努の言葉に皆驚きを隠せないでいた。

 

「俺を信じて賭けるか絶望を飲み込まれ死んで堕ちていくか・・・それはお前らが決めろ・・・」

 

努はそう言い残して腰を上げてその場から立ち去っていった・・・

 

 

 

 

そして努がマミの家から帰ったその後・・・魔法少女4人とまどかは努の残した言葉について話していた・・・

 

「助かるって・・・どういう事?」

 

「暁美さんは心当たりあるの?」

 

「いえ・・・少なくとも魔法少女になったものは・・・報われぬ形で最後を迎える・・・それを変える手段なんて・・・」

 

「アタシはどっちでもいいけどな。正直アタシはもう割り切っちまってるし何よりもう吹っ切れてるからよ」

 

「・・・でも・・・努さんのあの目は・・・」

 

まどかは最後に言葉を残した時にしていた目を思い出した。

 

「私・・・努さんを信じたい!私は魔法少女じゃないけどみんなが助かる方法があるならせめて努さんの傍で役に立ちたい!」

 

「まどか・・・」

 

「鹿目さん・・・」

 

ほむらとマミは互いに顔を合わせ微笑んで頷く。

 

「私も努兄さんに乗るわ!あの人がいなければ私はあの魔女との戦いで死んでいたんだもの!借りも返したいしね!」

 

「私は彼との約束がある・・・その為に・・・私は戦うと改めるわ!」

 

「ほむらちゃん・・・マミさん!!」

 

まどかとマミとほむらは意見が一致し、手を取り合って喜んでいた・・・だが・・・

 

「無理だよ・・・私達もう死んでるみたいなもんだよ・・・死人を蘇らすなんて努さんでも無理だよ・・・」

 

一同はさやかの吐き捨てた諦観の言葉によって静まり返った。

 

「・・・とりあえず今日は解散にしましょ?これは私が言うのもなんだけどよく考えて決める事も大事だと思うしね!」

 

そしてマミの一言によって解散となり、その夜は終わった。

 

 

 

翌日・・・

 

「ふぁあああ〜・・・ダルい・・・」

 

努は夜道、一人で大学が終わり成績トップの権限を利用して研究室を賜り一段落して帰ろうとしていた・・・

 

「大学行かんでも良かったかもな・・・でも入っちまったからには最後までやり通さねぇとな・・・ナハハ・・・」

 

努は常に首から見えないように下げているロケットの中の写真を見つめそう呟く。

 

「千鶴・・・あんたからのプレゼント・・・不器用だったあんたがくれたもんだから最後まで続けてやるよ・・・」

 

そこには黒髪の長髪で頬に傷がある赤と緑のオッドアイの女性の写真があった・・・

 

「それに・・・俺の理論だと・・・俺の過去の一部は恐らく・・・繋がるんだ・・・全て解決して俺もそっちに行くから・・・待っててくれよな・・・」

 

そうして、しばらく努は足を動かす・・・だがそこに・・・

 

「これは・・・魔女か?・・・はえぇな・・・もうさーちゃんもいる・・・急がねぇと・・・

英雄の1ページ(ジャンプフォース)】!!!」

 

努は速やかに魔女のいる方へ向かった・・・

 

 

 

 

そして努は魔女の元へ瞬間移動して着く・・・だがそこには・・・

 

「そっかぁ・・・その気になれば痛みすら消せるんだ・・・アハハハハ!!アハハハハハ!!!」

 

自爆特攻と言わんばかりに魔女に突っ込み攻撃を喰らいながらも魔女をたたっ斬るさやかがいた・・・

 

「さーちゃん・・・何してんだお前・・・やめろ・・・その戦い方をやめるんだ!!」

 

「努さん?なんで?アタシって才能ないからこうでもしないとまともに魔女一匹倒せないんだよ・・・それにもうアタシは死んでるみたいなもんだし構わないでよ・・・」

 

さやかは死んだような目でそう訴えてきた。すると・・・

 

パァァァァン

 

努は憤りを感じさやかの頬を引っぱたいた。

 

「テメェ・・・才能無いなら努力しろよ・・・甘えんなよ・・・」

 

「何?説教?それなら後にして・・・今は魔女を殺サないトいケなイんだヨ?」

 

(精神が崩壊しかけてる・・・ちょっとお眠りお願いするとしますかね・・・)

 

そして努の右目には一と写りだした。

 

「六道・・・地獄道!!!!!」

 

その努の目を見たさやかは意識を失い剣を手放しその場に倒れた。

 

「杏子・・・こいつを避難させてくれ・・・奴は俺が倒す・・・」

 

「すまねぇな・・・見てらんねぇと思ったから助かった・・・」

 

そしてさやか達は結界から立ち去った・・・

 

「さて・・・魔女にも十字架(クロス)による攻撃は効くか・・・テストしてやるよ・・・能力変換(アビリティ・タッチ)!!」

 

努の右目は元に戻って左手は巨大な鉤爪に変わっていった・・・

 

「悪いが時間がねぇんだ・・・ここに来るまで迷子になりかけて瞬間移動しちまったんだからこの一撃で終わらせる!!」

 

巨大な鉤爪となった腕を構えその形は砲口の周囲に放射状に花弁のようなエネルギー体へと変形してその先端からはエネルギーが溜まっていった・・・

 

「喰らえぇ!!十字架ノ杭(クロス・バリング)!!!!!」

 

そうして・・・努の放った凄まじいエネルギー波によって魔女は消し去った・・・

 

 

 

そして結界は崩れ努はまどか達の元へ歩み寄る。

 

「終わったぜ・・・ったく・・・馬鹿野郎が・・・」

 

まどかは涙ながらに努に尋ねる。

 

「努さん・・・さやかちゃんは・・・」

 

「案ずるな・・・幻を見てるだけだ・・・しばらく夢見させておけ・・・この馬鹿にはもう少し考える時間も必要だろうよ・・・」

 

努は頭をガシガシ掻きながら答えた・・・

 

「そのバカに言っとけ!説教はまたの機会にとってやるからそれまで勝手な事したらネッチョリコースで説教だかんな!」

 

そう言い残して努はその場から立ち去る事にした。

 

「・・・ネッチョリって・・・何するつもりなの・・・努さん・・・」

 

まどかは努の発言の意味がわからずある意味恐怖していた・・・

 

 

 

 

 

「・・・いつまで着いてくるつもりだ・・・」

 

夜の闇の中、努は一人で歩いていると付けて来るものに対して声をかける。

 

「気づいてたのか・・・」

 

すると影から杏子が出てきた。

 

「杏子・・・なんだァ・・・ヘェア!?」

 

「うおっ!?なんだよいきなり!!ってそうじゃなくて・・・あの・・・その・・・あ・・・ありがとな・・・」

 

「なんの事かよくわかんねぇけど礼を言われる筋合いはねぇぞ?俺はやるべき事をやってるだけだ・・・それより・・・お前は余り気に病んでないんだな・・・」

 

「あぁ・・・アタシは開き直ってるからな・・・」

 

「・・・過去に何かあったみたいだな・・・」

 

杏子は拳を握りしめ努を見つめる。

 

「・・・少し付き合ってくれ・・・」

 

杏子は真剣な顔をして自分のことについて語ろうとしていた・・・だが努は・・・

 

「・・・悪いが最低でも1〜2個下じゃないとダメだ・・・しかもJCに手出したら俺捕まるって・・・あと俺のタイプじゃないしお前ちょっと臭うから嫌・・・」

 

「そっちじゃねぇ!!いいから話をしたいから着いてこい!ってかアタシ臭うか!?」

 

「山田のオヤジの臭いくらい臭うぜ?」

 

「誰だよそいつ!!いいから来い!!」

 

「ちょちょ待っちょ待っちょ待っちょてぇ!!ねぇ大丈夫!?これ美人局じゃないよね?努さんポリスメンのお世話になるの嫌だからね?俺こんな事でインペルダウンに入ってレベル6に行くの嫌だからね!?」

 

「しつけぇよ!何もねぇからとっとと来い!」

 

そして努たちは杏子の話を聞くために廃れた教会へと移動した。

 

「へぇ・・・ここは教会か・・・俺はクリスチャンでもクリス○村でもねぇんだけど・・・神に祈れと?」

 

「クリスチャンとあんな馬の面を一緒にすんな!・・・ここは元々アタシの家だ・・・」

 

その一言で努の顔はいつものおちゃらけた表情から一変して真剣な顔へと変わる。

 

「・・・聞いていいのか?」

 

「いいさ・・・むしろ聞いて欲しい・・・」

 

杏子は少し懐かしむような顔で過去を語った。

詳しくは原作見てね☆

そして努は・・・

 

「杏子・・・だからお前はさーちゃんに対してあそこまで・・・」

 

「別に・・・アタシのような後悔する馬鹿にはなって欲しくなかったんだけどな・・・もう手遅れだ・・・」

 

杏子は乾いた笑いをして笑顔を見せてきた。努はそれに対して頭を掻きため息が零れ落ちる。

 

「ったく・・・俺にしちゃあお前も馬鹿だ・・・」

 

「な・・・なんだと!?」

 

杏子は努の言葉に食ってかかる。

 

「てめぇが願いで後悔したから同じやつを見たくねぇとか・・・そう思うなら契約した時点で戦うよりも前に気づいて腐った因果を教えるべきだろ・・・なのに告げたの最近?ふざけんなこの住所不定の浮浪者が・・・」

 

「くっ・・・そ・・・それは・・・」

 

努の言葉に対して杏子は何も言えなかった・・・確かにそうだ・・・一番最初にこういう事になるからこうしとけとか言っとけばアイツ(さやか)はアタシのことを邪険にしなかったはずだ・・・と思うところがあったからだ・・・

 

「馬鹿がどんなに動こうが結果は最悪になりやすいんだからこういう時にはとある人種に任せとけば万々歳なんだ・・・覚えておけ・・・馬鹿」

 

「なんだよ・・・そいつ・・・どんな奴の事だ?」

 

努はニヤけるように笑って答えた。

 

「守りたいものが多すぎる強欲で貪欲なくせに所々謙虚で友情・努力・勝利が大好きな大馬鹿者だ!!!」

 

 

 

 




努「今回結構ねじ込んだな・・・ネタ・・・」

作「いぬまるに銀に鼻毛、HMボールにワンピ・・・考えたぜ・・・」

努「4つ目に至ってはMADだろうが・・・いいのか?」

作「やりたいことをやる・・・それが俺の作品だ!!!文句あっか!!!???」

努「多分・・・あるんじゃね?」

作「・・・現作文終わったらお前の出番減らすわ・・・」

努「それはやめとけ!!」

作「それはどうかな???結果をお楽しみに☆また来週!!!」

努「クソっ!外道作者が!!」


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第12話 今明かされる努の過去・・・惨劇男の感謝の涙

遅刻した!!!曜日感覚狂ったせいで1時間以内には挙げられたけど45分以内に原稿を見直して加筆したり修正したりするのは時間が足りねぇな!!!・・・まあ言い訳より謝罪ですね・・・

誠に申し訳ありませんでした!!!

さて・・・今回は原作だとさやかちゃんが駅のホームにて魔女化してしまう所です!!!努がいる世界ではこの後どうなるのか・・・それでは!!!どうぞっ!!!


「大馬鹿者・・・?」

 

杏子は拍子抜けした顔をする。

 

「そうだ・・・大馬鹿者ってな・・・見返りとか自分がどうなろうと構いやせず自分を滅ぼしてでもつい助けちまう馬鹿すぎる連中のことだ・・・」

 

「そんな奴いるのか?」

 

杏子はそんなお人好しなんているはずがない・・・そう思いながらも聞くが努は首を傾げニヤついて答える。

 

「さあ?どっかにいるんじゃねぇの?」

 

努の返答に杏子は努のことがますます分からなくなり苦笑しながら頭を掻く。

 

「なんだそれ・・・訳わかんねぇな・・・アンタ・・・」

 

「ふっ・・・あんたじゃない、友勝 努だ・・・覚えておけ」

 

「改めて・・・佐倉杏子だ・・・よろしくな」

 

杏子は努に手を差し伸べ握手を求める。それに呼応するように努は杏子の手を握り固く握手をした。

 

「ふむふむ・・・杏子・・・か・・・ならきょーちゃんでいっか!」

 

「は?」

 

杏子は努が何を言ってるか分からなかった。だが努は握手を止め手振りで説明を始める。

 

「あだ名だよ・・・親しみを込めて呼ばせてもらうね!」

 

だが杏子は今までそんなあだ名をつけて呼ばれたこともなかったため顔がみるみる赤に染まっていく。

 

「やめろぉ!///なんか恥ずい!///」

 

「アハハ・・・とりあえず俺はお前らの味方だ・・・それよりきょーちゃんって・・・家とか帰る場所とかないって事だよな?」

 

「・・・そうだけど?それがどうかしたのか?」

 

「なら提案だが・・・俺の家にしばらくの間住む気はあるか?」

 

「え?」

 

杏子は努の突然の発案に固まってしまう。

 

「お前思春期なのに住所不定はマズイだろ?だから俺が色々手続きしてやるからその間だけでも俺ん家に住め!・・・どうだ?街を気ままにさすらって好きな魔法少女をぶっ潰し、美味いもんを食い美味いグリーフシードに酔う・・・そんな生活もいいと思うが帰る場所がないのは辛いことだと思うし俺が用意してやるぜ?資金については心配すんな!こう見えても金は有り余って困ってるんだ」

 

「い・・・いいのか?アタシなんかを・・・」

 

杏子は不安に思っていた・・・今まで彼女は罰として・・・そして償いとしてこの生活を受け入れていたからそんな他人からかつて失ったものを簡単に貰ってもいいのかと・・・

 

「気にするかよ・・・お前は不器用なりにさーちゃんを助けてくれた・・・だからせめて恩を返してぇ・・・ダメか?」

 

「だ・・・ダメじゃない・・・」

 

「よし!なら今日からしばらくの間2人暮らしと行こう!・・・と行く前に・・・先にやる事あるからみーちゃんの家に行って時間潰しておいてくれるか?」

 

「・・・さやかのとこか?」

 

努はいたずらがバレた子どもの様に舌を出して答える。

 

「まあね・・・一応過去に大きな借りがあるから一部になるかどうか分からんが返しに行く・・・」

 

「分かった・・・行ってこいよ!戻ってきたら色々聞かせろよ?」

 

Of course!!(もちろん)

 

そうして努はさやかの元へと気配を辿って向かった。

 

 

 

 

 

「努さん・・・」

 

「よう・・・さーちゃん・・・」

 

深夜の駅のホームにて1人顔を伏せていたさやかは努の気配を察して声をかけてきた。

 

「アタシ・・・もうどうでもよくなっちゃった・・・何が大切で何を守ろうとしたのか・・・分かんなくなっちゃった・・・」

 

さやかの目には光が灯っておらず奥深くには闇のようなドス黒い何かが垣間見えていた。努はそんなさやかに対してタバコに火をつけて答えた。

 

「そうか・・・まあそうなるよな・・・」

 

「・・・え?」

 

さやかは思わぬ返事に顔を上げる。そして努は懐かしむように過去を語り始める。

 

「俺もさ・・・お前みたいな時期あったんだよ・・・しかも2回もさ・・・覚えてるか?見滝原公園で虚ろな目をした俺の事を・・・」

 

「うん・・・覚えてるよ・・・」

 

「言ってなかったがあん時俺の両親は強盗殺人で死んじまったんだよ・・・」

 

「・・・え?」

 

さやかは努の言ったことを飲み込めないでいた・・・

 

(強盗殺人?そう言えば確かに昔ニュースで近くにそんな事件あったかも・・・その被害者が・・・努さんの両親?そう言えば当時漢字が読めなかったけど確か友勝って言ってた気が・・・)

 

さやかは昔に見たニュースの内容を所々欠けながらも繋ぎ合わせて思い出していった・・・

 

努はまたゆっくり語り始める・・・

 

「その日は丁度親が結婚記念日でさ・・・2人きりにして好きなだけゆっくりして欲しくて俺は当時父さんの友人の家に泊まらせて貰ったんだ・・・そしてその次の日・・・家に帰った時にいち早く目に写ったのは父さんと母さんが手を握りあって血だらけになって死んでいた姿だったんだ・・・」

 

「嘘・・・そんな・・・ッ!?」

 

さやかは努の話を戸惑いながらも努の話を聞いていた。

 

「それから俺は精神的疲労から入院をしていたが何度も抜け出して家に行ったり幼い頃遊んでいた公園に行っては黄昏ていたんだ・・・だがその時、お前らに出会えたんだ・・・」

 

「あの時に・・・そんな事が・・・だからあの時・・・あんな顔を・・・目をしてたの?」

 

努はゆっくりと頷きさやかを見つめた・・・

 

 

 

 

 

 

〜過去〜

 

「おにーちゃんなにしてるの?」

 

青髪の少女はベンチに座っている男にそう尋ねる。

 

「僕は・・・なにしてんだろうね・・・」

 

「へんなの〜・・・そうだ!あっちでおにーちゃんもあそぼーよ!」

 

「ダメだよ・・・知らない人と遊ぼうとしたらダメだよ」

 

男は虚ろな目をしながら青髪の少女に優しく声をかける。すると桃色の髪をした少女が青髪の少女に向かって走ってくる。

 

「さやかちゃーん!どうしたの?」

 

「まどかちゃん!このおにーちゃんもまぜてあそんでもいいよね!」

 

「ん〜っ!」

 

桃髪の少女は男の顔をしばらく見つめなにか納得したような顔をして笑顔で答える。

 

「いいよー!あそぼあそぼ!」

 

「君たち・・・僕に構わなくてもいいよ?向こうで遊んできたら?」

 

男は優しく少女達に微笑むが少女達は駄々をこね始めた。

 

「やだやだ〜!おにいちゃんかなしそうなかおしてるんだもん!」

 

「ママがいってたもん!『ともだちがかなしんでいるならたすけてあげなさい』って!おにいちゃんはわたしたちとおはなししてるんだしもうおともだちだよ!」

 

男はその言葉を聞き涙を流した。

 

「あれ?おにーちゃんがないてる」

 

「だいじょーぶ?どこかイタイのおにーさん?」

 

「痛くないよ・・・ただ・・・嬉しんだよ・・・」

 

男は2人の少女の頭を撫でて礼を言う。

 

 

 

 

〜そして現在〜

 

 

 

「あの時・・・本当に死のうと考えていた・・・だけどお前ら2人にまだ俺は独りじゃないって教えられた気がしたからな・・・だから感謝してる・・・」

 

努が語っている内にさやかの目にはいつの間にか光が戻っていた。そして頬を赤らめポリポリと掻いて照れていた。

 

「そうだったんだ・・・アタシ昔からバカだったから考え無しにやってたんだと思うんだよね・・・アハハ・・・」

 

「フッ・・・安心しろ・・・今も変わらないよ・・・」

 

「ムッ!?それってどういう意味よ!!」

 

さやかの顔はさっき迄とは変わって照れの赤面から怒りの赤面へと変化した。

 

「アルプス山脈の純粋な水にのみ棲息する妖精みたいにバカだからもう手遅れって事だよ」

 

「なにそれ!?どんな姿してるの!?」

 

「美樹さやかの姿をしてるぞ?」

 

「いやそれアタシじゃん!アタシって妖精だったの!?」

 

「どっちかと言うとバカ病の陽性だったか?」

 

「上手くないよ!!」

 

さやかはツッコミの連続による疲労で肩で息をしてをしていた。

 

「まあ・・・ともかくさ・・・さーちゃん・・・あの時の恩・・・返させてくれ・・・」

 

そう言って俺はさやかのソウルジェムにグリーフシードを触れさせる。するとあっという間にさやかの濁りきったソウルジェムは綺麗な青色へと化した。

 

「正直、俺は誰かに支えられないと生きていけない、マッハで堕落していく男・・・マダオだからよ・・・さーちゃん達が居ないと俺も死んじまうんだよ・・・だから・・・希望を捨てないでくれ・・・」

 

努は涙ぐんでさやかに訴えた。するとさやかの目からも涙が溢れてくる。

 

「努・・・おにーちゃん・・・辛かったよ!苦しかったよ!なんで・・・私がこんな目に合わなきゃ行けないの!?」

 

「さーちゃん・・・」

 

「ヒッグ、ヒッグ・・・うわぁぁぁん!!!」

 

真夜中・・・駅のホームにてさやかは暫く泣き続けた・・・

 

 

 

そうして・・・しばらくの時が経った・・・

 

「もういいのか?」

 

「うん・・・大丈夫・・・ありがとね、努さん・・・」

 

「・・・さっきは昔みたいにおにーちゃんって呼んでくれたのに・・・戻ってらぁ・・・」

 

「あ・・・あれは!・・・その・・・忘れて欲しいというか・・・」

 

「忘れねぇよ・・・とりあえず恭ノ介の事はどうすんだよ」

 

「う・・・うん・・・」

 

さやかはまた顔を伏せて考える・・・それを見た努は溜息を零しさやかに助言を告げる。

 

「あのな?さーちゃん・・・恋愛ってのは想いを伝えるのも自由、見守るのも自由・・・1度後悔したお前なら今度は後悔しない選択肢・・・分かるはずだ・・・」

 

その言葉を聞きさやかは少しの間目を閉じて考える・・・そして目を見開き立ち上がって決意を固めた。

 

「・・・決めたよ・・・ありがとう・・・その・・・努兄・・・///」

 

さやかは最後の方に照れながらも努の事を今までとは違う・・・懐かしいがまた成長したように努兄と呼んだ。

 

「・・・そうかい・・・んじゃ、俺は帰るぞ〜さーちゃんも帰り気をつけて帰ったら言い訳考えるように!」

 

「言い訳?・・・あぁ!!!」

 

さやかは自分の行動をよく思い返す。自暴自棄になって家にも帰らず魔女狩りをした結果ソウルジェムが濁りきっていた・・・つまり家に帰っていないため両親に怒られる事が確定なのであった。そう想像するだけでさやかの顔色は髪色と同じ如く真っ青になっていった。そして帰ると予想通りに雷が落ち、次の日のさやかは窶れていたのであった・・・

 

 

 

 




努「作者・・・」

作「ん???」

努「そろそろ俺の能力の説明ここに書いとかねぇと分かりづらくね?」

作「それもそうだね・・・じゃあ今回はそれで後書き埋めようか!!!」

努「お前遅刻したからってそうやって誤魔化すのかよ・・・」

作「五月蝿い!!!俺のやり方に・・・口出ししないでもらおうか!!!」

努「へいへい・・・それじゃあ諸君・・・」

努作「また次のお話まで!!!」


英雄の1ページ(ジャンプフォース)
登場時はジャンプキャラの能力は単行本1巻分位しか使えなかったが7話にて大抵の能力は条件が無いものは使えるようになった。発動に制限があるため一時的に解除しながら闘うようにしている。制限とは発動を一時的に解除しながらだと30分間使えるが出しっぱなしにすると5分で能力が切れる。再び使えるようになるためには30分後に一時的に強制解除しながらも使えるようになる。再び出しっぱなしで戦うには5時間必要。長期戦には向かないためこれまでの闘いは全て短期戦だったのである。
PS.簡単に言うと一時的に強くなるが時間関係がゴテンクスのフュージョンの劣悪版


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第13話 ネタを詰め込みすぎると福袋みたく在庫処分と思われそう

YATTA☆YATTA☆今日は記念日でっせい!!!

なんの記念日かって???そりゃあもちろん!!!

2005年2月10日のこの日にPS2専用ソフト「ドラゴンボールZ3」が発売されたんだから今日で17周年です!!!

こうしちゃいられねぇ!!!スキルコンプと全キャラレベルマにまだしてなかったし前書き書いたら俺ァプレイしまくるぜ!!!

さて、今回は原作にはないオリジナル回!!!キャラ崩壊、パロディ、オリジナル設定マシマシチョモランマだから注意してくれ!!!苦手な人は一緒にZ3やろうね!!!

今回は張り切りすぎてめっちゃ長くなってるからそこも注意!!!

ではっ!!!どうぞっ!!!ε=ε=ε=ヾ(*。>ω<)ノ


SIDE努

 

 

さやかとの話から数日が経過した。俺との出来事がきっかけでさやかは恭介に想いを伝えるがそれは叶わなかった・・・だが逆に吹っ切れたようで、それ以来さやかはマミ、ほむら、杏子の4人組で魔女狩りをして無茶な事はしなくなった。その頃俺はというと別の事をしてどうにかとある部屋を再現か召喚できるか自宅にて試行していた。

 

「くっ・・・やっぱ想像以上に難しいな・・・違う世界の特殊空間を召喚するって中々難しいな・・・術式は合ってるはずだが・・・」

 

俺は1人、残された時間が少ないことを考慮し、この状況でも短時間で修行できる空間を何とか用意しようとしていた・・・

 

「悩むな〜・・・1回散歩するか・・・早朝だしいい空気吸えるかもな・・・」

 

俺は行き詰まったので1度気分転換と休憩と称して外に散歩することにした・・・だが・・・

 

「・・・ここどこ?」

 

俺は失念していた・・・俺は悩むといつも自分が方向音痴なのを忘れて足を動かし続けてしまう・・・結果いつも通り変なところに彷徨ってしまう・・・

 

「スマホは・・・忘れてきたな・・・帰れるか?俺・・・」

 

そうして俺は1人帰り道も分からず道端をウロウロしていると・・・

 

「あれ?努兄?」

 

聞き覚えのある声に俺は後ろを振り返る。そこにはさやかと杏子とマミとほむらがいた。

 

「おっ?今帰りか?さーちゃん達は」

 

「そうだよ〜そっちは?」

 

「散歩してて家に帰る・・・途中だ・・・」

 

「もしかして・・・また迷子?」

 

「・・・」

 

さやかのその一言に俺は何も言えず顔を背ける。何故わからんが脂汗が止まらずまるで図星を突かれたようになった・・・まぁ実際そうなんだがこの歳にもなって方向音痴で帰れずにいるとか恥ずかしい以前になんていうか・・・その・・・ヤヴァイだろ?普通帰巣本能があるはずだからどんなに迷ってても家に帰るくらいなら誰でも出来るハズだ・・・そしてしばらくの沈黙が流れた。その空気を壊すように俺は足を動かし始めさやかに告げた。

 

「・・・とりあえず俺は行かせてもらう・・・」

 

「ちょっと〜?そっちは私達が来た方向だよ〜?」

 

「・・・」

 

「・・・(ニヤニヤ)」

 

不覚だった・・・俺がこっちに行けば帰れると思っていた道はさやか達が歩いてきた道・・・つまり真逆の方向だったのであった・・・さやかの顔はまるで新しいおもちゃを見つけた子どものようにニヤついていた・・・そしてまた沈黙が流れ、それを破ったのは・・・

 

「美樹さん?・・・もしかして努兄さんって・・・」

 

「方向音痴なの?」

 

マミとほむらであった・・・畜生・・・年上の威厳の欠片もあったもんじゃねぇよ・・・まあそんなプライド(もん)は爪と一緒に切り落として瓶にでも詰め込んでおいたからいいんだが・・・なんかモヤモヤするぜ・・・さやかは2人に対して頬をポリポリと掻きながら苦笑いで答える。

 

「まあ・・・そうなんだよね・・・」

 

杏子は疑問に思い、努にある質問をする。

 

「ここら辺初めて通るのか?」

 

「いや・・・何度か通ったことある・・・気がする・・・」

 

「オイオイ・・・この街に久しぶりに帰ってきたアタシでも迷ってないのに大丈夫かよ・・・」

 

「大丈夫だ、問題ない・・・」

 

俺は何か死亡フラグのようなセリフを吐いたが気にしないでおこう・・・みんなもそう思うよな?

 

そんな事を考えているとさやかは後ろで腕を組み笑いながら俺の過去を暴露する。

 

「相変わらずすんごい方向音痴だね〜1度隣駅で待ち合わせした時何故かインドネシアにいたよね〜」

 

「「「インドネシア!?」」」

 

フッ・・・さやかめ・・・相変わらず地理を覚えてないな?勉強苦手なおバカは治ってないようだな・・・仕方ねぇな・・・いっちょ訂正してやっかぁ!

 

「違う!!パプアニューギニアだ!」

 

「努さん!?ツッコむとこそこじゃないです!」

 

ほむらは俺のツッコミどころが違うと言ってきた・・・解せぬ・・・さやかは場所を間違えたんやぞ?なら訂正せなアカンやん・・・関西弁はやめとこ・・・本場の人に見られたら不快にさせてしまうかもしれん・・・作者関東人だし・・・チキンだし・・・あと・・・

 

努君?これ以上はやめろ?黙って物語進めろよな?な?

 

やっべ・・・作中で出てもなんのメリットのない作者(バカ)召喚しちまった・・・戻らないと・・・え〜っと?・・・どう繋げ直すか・・・ヤケクソに無理矢理直すか!!セリフ入りま〜す!3、2、1、キュー!!

 

「どっちにしても国内で待ち合わせしてなんで国外にいるんだよ!!!」

 

杏子は俺の方向音痴っぷりをどういう原理か分からず怒鳴って説明を求める・・・だが・・・

 

「知らんわ!!俺も知りてぇよ!!・・・ったくよぉ・・・昔からよく迷うんだよな・・・気配とかスマホ無しで目的地に着いたこと無いから今回は詰みなんだよな・・・まあ力使えば瞬間移動出来るけど無駄使いは避けたいし今はクールタイム中だし使えねぇしな・・・」

 

「努兄の力ってよく分かんなくて凄い便利だと思ったけど・・・実はそうでも無い?」

 

「当たり前だ・・・どんな力にもデメリットや欠点はある・・・仮に無かったら俺はさしずめ転生チート最強能力者みたいな感じになるんだぞ?そんなん持っても虚しいだけだし見てて面白いと思うの最近の若者だけだぞ?やっぱり友情・努力・勝利が必須なのが現実的だろ?」

 

「なんか刺があるわね・・・努兄さん・・・」

 

この時、俺は既にまともな目をしておらずどんどん流れ込んでいくドス黒いなにかを飲み込み吐き出していった・・・

 

「そうか?どうせ向こうの世界の連中は俺たちを見てチートしねぇかな〜って待ちかねてると思うから言ってやる・・・チートなんて魂を捨てた馬鹿のやることだ!!!」

 

「ちょっと!?なんか危ない気がするからやめろォ!」

 

杏子は何かアブナイのを感じ、俺を止めようとするが・・・誰にも止められない!!今の俺は無敵だ!!

 

「だいたいよぉ・・・このSSの作者だって能力に対するデメリットとか考えるのに正義の死神からパクッたり、暴走とか色々考えたのにどうせ読者から【それでもまだメリットでかくね?】とか抜かすんだろ!?一応言っとくがこの力はな・・・Ψ難学生の超能力並に制御難しいんだから持ってても使いこなせるわけじゃねぇんだよォォォォォォォォ!!!!」

 

バカ()兄!!!これ以上いけない!!!なんか分からないけどそれ以上は危ない気がするからやめてぇぇぇ!!!」

 

俺は何かに取り憑かれた様な愚痴を吐くとスッキリし、そして時間が経ち、俺はとりあえず戻っても成功するとは思ってないので確実に解決の糸を解いていくことにした・・・

 

だが、見つかることは無く俺は行きつけのカフェ、【ハーメルン】でタバコを吸いながら珈琲を飲んで術式をメモしたノートを見直していると、見滝原魔法少女軍+まどかが俺に気づき、店に入ってきた。

 

「努さ〜ん!こんにちは!」

 

「・・・綺麗な肺が濁るぞ?」

 

「何書いてんの?」

 

「聞けよオイ」

 

さやかとまどかは俺の話を無視して机の上にちりばめられてる俺のノートを手に取り読み始める。

 

「何これ?何語?」

 

「個性的だね・・・」

 

「いや・・・これ絵とかじゃないから・・・術式をメモったやつだから・・・」

 

「なぜそれを眺めてたんですか?」

 

「いや〜・・・ほむちゃんから聞かなかった?ワルプルがそろそろ来るって言う話・・・」

 

「あぁ〜・・・そういや言ってたなほむらが」

 

「そうね・・・あと1週間後にワルプルギスの夜が来る・・・今度こそ・・・アイツを・・・」

 

ほむらは拳を握りしめ固く決意をする・・・だが・・・

 

「無理だな・・・」

 

「え?」

 

ほむらは俺の答えに理解出来ずにいた。彼女からしたら当然であろう・・・何故なら今回は犠牲を出さず且つまどかに契約させずに済んだから今度こそは行けると思っているのであろう・・・だが俺は真実を告げる。

 

「今の俺達じゃ実力不足だ・・・未来視して見てみたが呆気なく魔女4体完成して俺は臓物ぶちまけてまどかはワルプル吹っ飛ばして結果最強の魔女になっちまって世界が終わる未来が見えた・・・」

 

「そんな・・・貴方でも難しいというの!?」

 

「俺はまだ弱いからな・・・単独でなら強くなれるが・・・それじゃあお前らをヒモにするような感じになるから・・・それでもいいか?」

 

 

努SIDE OUT

 

 

4人の魔法少女は考える・・・努のヒモという事を・・・

 

(努兄さんのヒモ?・・・それってこうなるのかしら・・・)

 

トップバッターはマミ・・・努のヒモとしていった結果を想像する・・・

 

「(努兄さん・・・ここは久々に私にやらせて貰えないかしら?)」

 

「(何言ってんだオメェ?オメェはいてもいなくてもあんまし変わんねぇからさっさとウチに帰ってのんびりミルクでも飲んでいやがれ!)」

 

「(大丈夫よ!さぁ!魔女!ピエロ☆ぶっとばされんうちにね)」

 

〜2分後〜

 

「(マムチャしやがって・・・砂漠と化していくこの星のど真ん中にお前の墓を立ててやるから安心して死ねぇい!)」

 

そして妄想は終わった・・・

 

(嫌よ!私弱いままは!こんな未来になんてなりたくない!!)

 

続いて〜美樹さやか〜さて彼女はどんなイメージを思い浮かぶのか・・・

 

(努兄のヒモ・・・最初はいい関係になると思うけどそのうち・・・)

 

「(さやか、お前もうソウルジェム砕け)」

 

「(え?)」

 

「(お前正義信じて戦ってきたのに大した実力もねぇじゃん?)」

 

「(で・・・でも必ず追いつくから!)」

 

「(何年後だよ・・・それにお前京介のこと吹っ切れたとか言ってるけど本当はNTRされて嬉しいんだろ?顔、ニヤけてるぞ?)」

 

「(え?・・・うそ・・・そんな・・・アタシが戦ってきた毎日の結果がNTRで興奮するためなんて・・・)」

 

パリーン

 

(・・・嫌だァァァァ!!!!アタシNTR属性なんて持ってないしそんな報われなさすぎる未来なんて受け入れられるかァァァァ!!!!)

 

そして次は杏子である・・・

 

(努のヒモ・・・案外楽かもしれねぇな・・・アリか?・・・いやっ!こうなったら・・・!)

 

「(うめぇな!これ!)」

 

「(ハハッ!もっと食え!俺が一生養ってやるから!)」

 

「(なんたこのデケェ帰るの丸焼きみたいなの・・・なんか美味そうだな・・・いただきま〜す!)」

 

「(なっ!?それは!!)」

 

「(ウッ・・・ガァァァァァ!!!!!)」

 

「(こうなったら・・・ゴメン・・・)」

 

 

「(美味しい・・・美味しいよ・・・杏子・・・ヒッグ・・・えぐ・・・)」

 

 

(アタシの最終回が暴走したアタシを努が泣きながら調理して食べるエンドとかになる!?ヒモは無しだ!!無し!!)

 

そして4番・・・暁美ほむらは・・・

 

(努さんのヒモ・・・そうなったら私は・・・)

 

 

「(努・・・さん?)」

 

「(俺は強い!誰にも負けない!俺は・・・カァァァァツ!!!負けたくないィィィィィ!!!)」

 

「(ちょっと!?目を覚まして!!努さん!)」

 

「(いいねぇ・・・この目は・・・よく闇が見えるよ・・・鬼にならねば見えぬ境地がある!!)」

 

「(私のせいだわ・・・私が戦うことをやめて努さんに頼ったばかりにこんな風になってしまったんだわ・・・)」

 

「(何言ってるんだほむら・・・そんな事より小腹がすいたな・・・ほむらァ!!お前の前のたなのオ○オとってオ○オ!!)」

 

「(・・・こうなってしまったのは私のせい・・・なら責任を取って・・・インキュベーターを潰す・・・暁美は魔法少女にて最強!!)」

 

 

(こんな未来・・・まどかには見せられないわね・・・)

 

 

そしてラストは・・・原作の主人公・・・鹿目まどか・・・

 

(今の状況でもヒモな気がするけど・・・今以上になったら・・・)

 

「(あれ?なんか届いてる・・・ディスク?再生してみよ・・・ッ!?)」

 

「(ウェーイwまどかちゃんだっけ?見てる〜?w)」

 

「(貴女の努さんは私たちと一緒に戦ってま〜す!w)」

 

「(ごめんなまどか・・・俺もうコイツらとじゃないと満足出来ない体にされちゃった・・・行くぜ!!チームサティスファクションMk.2!!)」

 

「(すごぉ〜い♡努君ってばあんなやり方で魔女を・・・そこにシビれる!憧れるゥ!)」

 

「(当たり前だ!俺の戦い方は世界一ィィィ!!やってやれんことはナイイイィィィィィ!!!)」

 

「(そんな・・・嫌だよ・・・戻ってきて!努さん!)」

 

「(そんなに俺が好きか?愛してるか?)」

 

「(え!?・・・う・・・うん///)」

 

「(だが断る)」

 

「(えっ!?)」

 

「(この友勝努の最も好きなことの一つは自分が俺を好きだとかそばにいて欲しいと思っているやつに『NO』と断ることさ!!ということでサラバだ!!)」

 

「(努さぁぁぁぁぁぁぁん!!!)」

 

・・・どいつもこいつもまともなこと想像しないね☆

 

 

SIDE努

 

 

5人は俺の言葉に対して答えれず静まる・・・だがその後沈黙を破る者がいた。

 

「嫌だよ・・・」

 

まどかであった・・・彼女は手を震えさせながらゆっくり答えた。

 

「私は・・・戦えないけど・・・でも・・・努さんだけ戦うのは・・・間違ってる・・・それにもうそばにいてくれないのは嫌だよ・・・だって!」

 

俺は震えるまどかの手を優しく包み込むように握っていた。

 

「もういい・・・お前の気持ちは分かった・・・ってかお前のこたァ端から分かってるよ・・・本当にお前は甘いな・・・だがその甘さ、嫌いじゃないぜ・・・」

 

「決めた・・・アタシもやるよ!努兄!」

 

「やらせてください!努兄さん!」

 

「私もやるぜ!努!」

 

「私は初めからそのつもりよ・・・努・・・」

 

一見全員団結して纏まったように見えるが・・・実際彼女たちが考えていたこととは・・・

 

(力が無いからあんな未来に・・・ならつけてやろうじゃない!!NTRにも負けてたまるか!!)

 

(あんな戦場でかませ犬をする狼みたいにはなりたくない!!)

 

(ぜってぇ強くなってコイツに養われる生活からも抜け出してやる!!)

 

(あんな未来はもうたくさんよ!私が・・・私が強くなって未来を変える!!)

 

と的はずれな事を考えていたのであった・・・

 

「よし!それじゃあ早速修行・・・っていきたいが時間がねぇ・・・って事で各個人でやれる事しといてくれ・・・こういう時に相応しい空間の再現か召喚できる方法探してるからよ!」

 

そうして魔法少女達はカフェから出て出来ることをする事にした・・・まどかはいつの間にか俺の横に座っていた。

 

「どうしたんだ?」

 

「うん・・・私は戦えないし何も役に立てそうにないから・・・せめて努さんがまた無茶しないように見張ってようと・・・」

 

「そうか・・・それより術式の確認と変更点考える必要あるんだけど・・・やっていいか?」

 

「大丈夫だよ!・・・それよりさっきから何の術式なんですか?」

 

「これはハイリスクハイリターンの修行特化の空間【精神と時の部屋】を再現か召喚するための術式だ」

 

「精神と時の部屋?どんなとこなの?」

 

「これだよ・・・」

 

そう言って俺は空間のイラストを見せた。2つの砂時計と小さい屋敷以外何も無い空間。だがここ程短い時間で強くなれるところはない。

 

「なんか・・・寂しい場所だね・・・」

 

「この部屋はとあるとこにしか存在しないけどあったら助かるのは分かるからな・・・どこがダメだったんだ・・・」

 

「あれ?部屋なのに扉とかないの?」

 

「いや・・・扉ならこの小さい屋敷の中にあるぜ。だがここの扉は不思議で部屋の外の気配すら完全にシャットアウトされちまうんだ・・・」

 

「へぇ〜・・・今までこの扉を作る事に頑張ってたの?」

 

「いや扉をじゃなく・・・って・・・待てよ?・・・そういう事か!!」

 

この言葉に俺はとある事に気づく・・・口寄せなどは物をそのまま送ったりするせいで中継役がほぼ存在しない・・・だが空間や部屋となると話は変わる・・・何故なら空間をそのまま呼び出すと亜空間へと繋がり空間に亀裂が生じる。それは危険な故避けていたがそれは中継役があれば防げるのであった・・・

 

「・・・サンキューまーちゃん!おかげで解決したぜ!!」

 

「え?あ〜・・・ありがと?」

 

「よし!礼にここのオススメのパフェ奢ってやるよ!オヤジ!テラトンパフェ1つくれ!」

 

「フッ・・・またか・・・そろそろウチのパフェ食いきれる奴、お前以外に欲しいものだ・・・」

 

そう言ってカフェの店長であるオヤジは裏へ行った。

 

「そんな・・・私いいのに・・・」

 

「まーちゃんは俺を助けてくれる恩人だ!役に立たないなんて1回もないしね!」

 

「そんなことないよ・・・私って鈍臭いし・・・」

 

「い〜や・・・お前はいいものを持ってる・・・」

 

俺はまどかの心に指を指した。

 

「その魂・・・綺麗な魂が1番素晴らしいものだ・・・俺も欲しかったぜ・・・その綺麗な魂が・・・俺は穢れちまったからな・・・」

 

「努さん?」

 

「お前は人の痛みにも気づいてあげれる優しい子だ・・・他のやつが俺とは考えが違っても・・・俺はお前を誇りに思う・・・お前は優しい子だ・・・」

 

俺はそう言ってまどかの頭を優しく撫でて微笑む。するとまどかの頬に涙がこぼれ落ちていく。

 

「ううん・・・努さんこそ・・・ありがとう・・・」

 

「バーカ・・・こんな時も卑下するな・・・今の俺がいるのはお前たちのおかげなんだから・・・本当にありがとう・・・」

 

暫くしてまどかは泣き止み、俺は術式を完成させていた。

 

「よし!出来た!後は家に帰って実験して成功したら皆を呼ぶ!」

 

「お疲れ・・・成功してたらいいね!」

 

「あぁ!してるさ!何よりまーちゃんがヒントをくれたんだしな!!」

 

俺はまどかに優しく撫でて微笑んでいた・・・すると・・・

 

「やあ・・・いつも時間かかってすまないね・・・テラトンパフェお待たせ・・・」

 

そう言ってカフェのオヤジはパフェを持ってきたがまどかの顔色はさっきまで涙ながらに微笑んで真っ赤だったがみるみる真っ青になっていく。

 

「どうした?もしかしてどっか飯食ってきた後か?それともダイエット中?」

 

「いや・・・そうじゃなくて・・・なにこれ?」

 

「なにって・・・パフェだよ?」

 

「いやいやいや・・・大きくない?私目が悪くなったの?」

 

「丁度いいんじゃないの?スーパーのポテチと業務スーパーのポテチのサイズぐらいの増量だと思うから・・・ヘーキヘーキ!」

 

「・・・マスターさん・・・このパフェなんですか?」

 

Tm(テラメートル)のテラと(トン)をイメージして作り上げたデカいパフェだよ、それがどうかしたかね?」

 

「デカすぎです!持ってもすんごい重いです!」

 

「一応長さ2m重さ30kgのパフェだが・・・女の子はこういうの好きだと思うが・・・」

 

「限度があります!ウチの弟約2人分位の重さのパフェなんてよく考えましたね!?」

 

「そこの坊主が全種類のパフェ10個ずつ頼むの面倒になったからひとつにしただけだ・・・」

 

「エヘヘへへへ!」

 

「原因ここにいた!まさかの努さん!」

 

「とりあえず食ってみな・・・飛ぶぞ?」

 

そうしてまどかはテラトンパフェを食し始めた・・・結果は頑張って3割食べれた・・・残りは俺が頂いた。

 

「・・・もうしばらく甘いものはいいや・・・」

 

「大丈夫か?とりあえず少し外歩くか・・・オヤジ〜会計〜いくら?」

 

「35000円だ・・・」

 

「ギィエエエ!?」

 

まどかは喫茶店で聞くような額じゃない会計に謎の声を出していた。

 

「カードで」

 

「・・・すごい・・・ブラックカードなんだ・・・」

 

「違ぇよ?漆黒カードだぞ?」

 

「漆黒カードって何!?」

 

「ブラックカードの更にワンランク上のカードだぞ?知らねぇか?」

 

「漆塗りで番号も何も書いてない・・・なんか分からないけどすっごく怖い!!」

 

「・・・はい、レシートね」

 

「ごっそさん・・・また来るよ」

 

「・・・あの〜努さん?宜しければレシート見せて貰えますか?」

 

「んぁ?いいよ?」

 

まどかは震え声で俺からレシートを受け取るとそこには・・・

 

【ブルーアイズマウンテン3000 ×10 ダージリンティー500 ×1 アールグレイ500 ×1 テラトンパフェ4000 ×1】

 

「・・・えぇ・・・」

 

「あそこの珈琲は格別だからな・・・紅茶を飲んでたマミと杏子はあのカフェのすばらしさの片鱗すら味わえず可哀想だったな・・・」

 

そして俺たちは別れて俺は瞬間移動で家に帰ってカフェでの考察が上手く行き修行場所を確保でき、友勝家から歓喜の声が聞こえた・・・一方その頃鹿目家の浴室からは1人の少女から悲鳴の声が聞こえたとさ・・・

 

 




努「作者の野郎・・・後書きにいやしねぇ・・・置き手紙があるな・・・なになに?」

ワレ トコトン トマラヌ イチニチ ヒキコモデ サギョウ

努「遊んでやがる!!ってか今回張り切りすぎだろ!!8000文字超えてんぞ!?ネタも詰め込みすぎてたし・・・全部伝わるのか?・・・っとさすがに後書きで長々とするのとアレだな・・・読者も読み疲れてると思うしここで終わらせるか・・・それじゃあまた来週!!」


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第14話 夕暮れ一触即発!?努とインキュベーター

どうも!!!ブロパピコです!!!

今回はめでたいニュースがあります!!!

なんと!!!この眇たる救世主のUAが1000突破しました!!!

これもこのSSをご愛読していただいている読者様のおかげでございます!!!

これからも頑張りますので是非!!!応援してください!!!

感想や評価などもお待ちしております!!!

支援イラストなどをされたい場合は努君のビジュアルがまだ決まってないので発表までお待ちください!!!

さて、今回は原作にないオリジナル展開となります!!!

今回努君はどんなことをするのか・・・では!!!本編へどうぞ!!!


 

「オヤジ〜ブルーアイズマウンテンおかわり〜」

 

努は待ち合わせとしてハーメルンで珈琲とタバコを嗜んでいた。なぜ今努がここにいるかと言うと話は今朝まで遡る。

 

 

「グッモーニン〜きょーちゃん〜!!朝だぞ〜!!」

 

「うっせぇ!!ったく・・・どうしたんだよ・・・努・・・」

 

努は上機嫌で杏子を起こした。杏子は眠そうに目を擦りながらウザったく感じながら尋ねる。

 

「きょーちゃん昨日早く寝ちゃってたから分かんないと思うけど・・・なんと!修行場所を確保できたぜ!!って事で今日の放課後から5日間みんな泊めて修行だ!」

 

「マジか!?ヨシっ・・・これで強くなれる!どこだ!?早く見せてくれ!」

 

杏子はさっきまでの眠気は消え修行場所を見学したいと思っていたが努は悩んでいた。

 

「う〜ん・・・」

 

「オイオイ・・・何ケチってんだよ!いいじゃねぇかちょっとくらい!」

 

(そういうことじゃないんだよな〜・・・あの部屋は相当堪えるし正直言ってあまりオススメはしたくない・・・さっきはああ言っちまったけど・・・いや・・・ここは魔法少女歴がある程度長い杏子に試してもらって・・・それで諦めるようならやめておこう!!そうしよう!!)

 

「え〜っと・・・?」

 

努は時計を見てどれくらい修行をつけられるか計算する。

 

「・・・朝飯食って5分あるかないかくらいか・・・少しは見てやれるな!!早く支度とか済ませようか!」

 

そうして杏子に軽く指導して学校に行かせてそれから努は影分身に学校行かせてオリジナルの方はというと・・・

 

「スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥハァァァァァァァァァァァァァァァァ・・・スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・ハァァァァァァァァァァァァァァァァ・・・よし!」バウッ

 

「だぁりゃぁりゃぁりゃぁりゃぁりゃぁりゃぁりゃぁりゃぁりゃぁりゃぁりゃぁりゃぁりゃぁりゃぁりゃぁりゃぁりゃぁりゃぁ!!!セイッ!!てえぇやぁ!!」シュババババババババババババ!ビッ!!ブォン!!!

 

1人、精神と時の部屋でひたすらに修行していた。

 

「ふぅ・・・精神と時の部屋があると助かるな〜・・・いや・・・正しくは似た空間だけどな・・・」

 

そう・・・ここは精神と時の部屋であって精神と時の部屋では無いのだ・・・彼の知る精神と時の部屋は制約や効果が違ったりするとこがあるためこれは上位互換とも下位互換とも言えない謎の空間とも言えるのだ・・・

 

「2日間しか居られないとか時間制限って言うデメリットが完全にない・・・それが1番助かるけど・・・負担がちょっとキツいって感じる・・・本来もこんな感じなのか?」

 

努は知ってはいたがこの空間にいるのは2度目な為、不思議な感覚に追われていた。因みに1度目は2週間でリタイアしてそれ以降ここに辿り着くことは出来なかった。

 

「まあきょーちゃんも相当キツそうだったし・・・俺も頑張らなきゃな!!・・・って現実時間だとどれくらい経ってるかな?」

 

努は計算の手間を省くため彼が開発した特殊時計に目をやる。

 

「げっ!?もうあんまし時間ねぇじゃん!!仕方ねぇ・・・ここでシャワー浴びてすぐ出ねぇと遅刻だ!!」

 

努は急いで支度を済ませ家を出る。そして待ち合わせ場所へと走っていった・・・そして冒頭へと戻る。

 

集合場所はハーメルンにしたため、努はカッコつけるように急いで待ち合わせ時間より前に来てコーヒーブレイクという訳だ。すると・・・

 

「いらっしゃいませ・・・おや?昨日の少女達ではありませんか・・・努さんはあちらでございます。」

 

「ありがとうございます。努兄!来たよ〜!!」

 

「待ったよ〜とりあえず・・・少しだけ話してから泊まり込みの準備をしてもらってから家に集合っていう流れでいいかな?」

 

だがほむらは杏子から最低限の情報を聞きつけていたため1番焦燥感に駆られていた。そのため努が話をしている最中に席を立ち、努に言葉を投げかける。

 

「話なんかしてる場合じゃないわ・・・私は準備を整えるため1度帰るわ・・・」

 

「おい・・・ほむら・・・聞いとけ・・・」

 

立ち去ろうとするほむらに対して杏子は真剣な眼差しで見詰める。それに対しほむらはそんな杏子を邪険にして睨みつける。

 

「何故?時間が無いのよ?その中で努さんを超えなきゃいけないのにのんびり話でもしてる場合なの?」

 

(ムッ?俺を?)

 

「アタシは今朝、これから行く修行場所を体験してきた・・・あれは半端な覚悟で行くもんじゃない・・・」

 

杏子の発言に思うところがあったほむらは先程までの焦りの険しい顔から疑問の険しい顔へと変わっていく。

 

「どういうこと?佐倉さん・・・」

 

「それは俺が話そう・・・細かいところはきょーちゃん覚えて無さそうだしまだ全貌を明かしてないし・・・」

 

1度席から腰を上げて帰りそうになったほむらも席に着き真剣に話を聞く事にした。努はオヤジがブルーアイズマウンテンを人数分持ってきてくれたのでそれを一口飲んでからゆっくり口を開けた。

 

「これから行く場所の名は【精神と時の部屋】そこでは時の流れが特殊だ・・・1日で1年分の修行ができる場所だ・・・」

 

「い・・・1年!?」

 

さやかは桁違いの数字を言われ思わず大声で驚くが努はそれをゆっくり窘める。

 

「さーちゃん・・・静かに聞いてくれ・・・だが精神と時の部屋はここと比べるとかなり過酷だ・・・空気はここの1/4、重力は10倍、気温は50〜-40℃まで変化する普通の修行環境とは異なる命に関わる場所だ・・・俺も幼き頃に入ったが2週間で限界だった・・・因みに杏子は歩けるようになった程度しかやってないレベル・・・これを聞いてもやるなら止めねぇが・・・どうする?」

 

4人の魔法少女は顔を合わせ声を揃えて返事をする。

 

「「「「やる!」」」」

 

(フッ・・・やはりな・・・)

 

努は当たり前のことを聞き当たり前の答えが帰ってきて愚問をした自分の愚かさに鼻で笑った。そして・・・

 

「上等だ・・・それじゃあ各自、準備が出来次第、俺ん家に集合!きょーちゃん、みんなに教えたか?」

 

「え?教えてねーけど・・・なんでアタシ?」

 

「・・・道を覚えてねぇからだ・・・」

 

「・・・了解・・・えっと〜」

 

杏子は道を教えてそれから3人は1度家に戻って努達は帰ろうとしたが・・・

 

「ッ!!・・・きょーちゃん・・・先帰ってろ・・・」

 

「どうした?」

 

「野暮用だ・・・お前が家にいてくれれば無事帰れるから先行っててくれ・・・」

 

「・・・分かった・・・」

 

杏子は努の顔を見て何かを察して先に家に戻った。そして努は最近後ろから感じ取られる気配に向けて声をかける。

 

「おいインキュベーター(グルド)・・・前から何の用だ・・・」

 

「気づいてたのかい?それとルビ振ってボクのことをグルドと呼ぶのはやめてくれないかな?なぜだか知らないけど不快な気分になるんだけど・・・」

 

すると路地裏からキュウべえ・・・いや、インキュベーターがでてきた。

 

「貴様如きの気配に気づかない訳ないだろ・・・何の用だ?出番が欲しいのか?無駄だ・・・お前はここにいる魔法少女にも俺にも読者にも嫌われてるんだ・・・作者は無関心らしいから媚び売れば何とか増やせると思うがな・・・」

 

「キミは一体何を言ってるんだい?そんな訳ないだろう?」

 

(こいつ・・・ボケもメタ発言も分からねぇやつだな・・・感情無くなるとそこまでになるのか?)

 

努とインキュベーターの間には絶対に分かることがない謎の境界線があったのである・・・努はこいつにボケても埒が明かないと知り、真面目に話すことにした。

 

「まあいっか・・・そんな事より俺に用があるんだろ?まあ何聞いても無駄だと思うがな・・・」

 

「そうかい・・・なら単刀直入に聞かせてもらうよ?」

 

「いいぜ・・・そん代わり・・・俺もお前に聞かせてもらうからな・・・」

 

「分かったよ。それじゃあまず僕からだ・・・ボクが聞きたいのはキミは何者なんだい?しばらく観察してみたけどキミの力は魔力とは違うエネルギーを感じられる・・・それは魔法少女よりも遥かに大きなものだ・・・キミはその力をどこでどうやって手に入れた?」

 

キュウべえは顔色一つ変えずに努に尋ねる。

努は困った顔で

 

「それは俺が聞きてぇな・・・生まれつきの特異だから何一つ分からんのよ・・・だがこの力は少なくともお前らがどうこうできる力じゃあない・・・くれぐれもトンチキなこと考えないように・・・宇宙が消し飛ぶかもしれないからな?」

 

努は得意げに語るがキュウべえは一切理解出来ずにいた。

 

「それは・・・どういうことだい?」

 

努は目の前のインキュベーター(詐欺師)に怒りの表情を表す。

 

「惚けんのもいい加減にしろよ?お前は魔法少女達を魔女にすることによって宇宙を延命させる為に幼い女子を犠牲にしているってことをよ・・・」

 

「凄いね・・・キミはどこでそれを知ったんだい?」

 

「さあな?俺が素直に答えると思うのか?」

 

「キミは随分とひねくれてるようだね」

 

「放っておけ!少なくとも誰かを犠牲にしてまで明日を掴み取り、挙句その犠牲になった者に対してコストとしか思ってないお前らに語る筋合いはねぇ!!」

 

「ふーん・・・」

 

インキュベーターはなにかに呆れたように努に告げ始める。

 

「キミはエントロピーって言葉を知っているかい?」

 

「それがどうした?まさか動物たちを食ってる人間も同様に食われろってか?仮にそう言われても構わねぇがお前らはそのコストとして散った命に対して敬意を払うか?」

 

「なぜだい?そんな事してもなんも意味もないじゃないか?」

 

「い〜や!あるぜ!俺たち人間は命を尊いものとしている!仮に動物たちを食って生き延びるとしても俺たちは毎回敬意を払っている!それが!!」

 

「【いただきます】だ!!!」

 

インキュベーターは軽く戸惑っていたが努は話を続ける。

 

「これは誰もがやってる挨拶だ・・・この意味は植物や動物・・・生まれることが出来なかった命に対して敬意を払ってそれを糧に生きていこうとする俺たち食らうものの最高の敬意だ!!それを払えねぇテメェらに俺たち人間の生殺与奪の権をテメェらに握らせる訳にはいかねぇ!!」

 

努の解答(こたえ)に対してインキュベーターは何も言えずにいた・・・だが努は話を続ける。

 

「まあおめェらは俺の力を使ってより多くのエネルギーを使って延命させたいと思うが・・・残念ながらこれは宇宙を消す力もある・・・よってお前らが出来るのは・・・」

 

努はインキュベーターの顔を掴み激しい激情に駆られながらも目を合わせて告げる。

 

「何もねぇんだよ」

 

「それはどういうことだい?」

 

だがインキュベーターは何も感じていないのか平然と努に問いを投げかける。

 

「俺は魔法少女と魔女の味方をする・・・よってそれらに対してちょっかい出す奴は皆殺しにする・・・つまり俺が存在する限り・・・お前らは道端に落ちている馬の糞並に要らねぇ存在になるんだよ!宇宙の延命?感情エネルギー?そんなもん無くても俺一人で永劫生き続けて宇宙なんて一つや二つ・・・存在させてやるよ・・・俺が生かせてやるよ!・・・用済みなお前らは魔法少女なんて産む必要無いんだ・・・次関わってきたら・・・絶滅させてやるからな・・・」

 

「分かったよ・・・それじゃあ見届けてあげるよ・・・君の結末を・・・」

 

「俺の質問をまだ受け付けてねぇだろ・・・聞け」

 

「なんだい?」

 

「魔法少女や魔女は二度と普通の人間には戻れねぇのか?例え奇跡や俺の力とかでも何とかなんねぇのか?」

 

キュウべえは相変わらず顔色一つ変えずに答えた。

 

「そんなものある訳ないじゃないか。僕達は君たちに奇跡を実現させたんだ。それと引き換えに魔法少女として戦う運命を受け入れておいて一方的にやめるというのはおかしいんじゃないかな?」

 

「そうかい・・・ならお前の知る奇跡に縋るのはやめるとする・・・だから・・・」

 

努はキュウべえに向かって高らかに宣言する。

 

「神の力に縋るとしよう!」

 

そう言って努は踵を返してインキュベーターに言葉を吐き捨てる。

 

「じゃあな・・・グルド・・・二度と命を粗末にするんじゃねぇぞ・・・」

 

そう言って努はゆっくり歩き去った。

 

(ったく・・・アイツもアイツで哀れな奴だな・・・だが安心しろ・・・俺が・・・俺が!ぜってぇお前を!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(○○てやる!!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて・・・きょーちゃんの力は・・・見つけた!」

 

努は誰もいない所で瞬間移動して家に着く。

 

「おまたせ〜きょーちゃん!」

 

「おっ?案外早かったな。努」

 

「まあね〜・・・さあ!分身置いておくから早速修行・・・じゃなくて空間に慣れてもらうとしようか!」

 

「なんで修業って言いかけてやめたんだよ・・・」

 

「だってまだ歩けないじゃんw」

 

「くっ・・・何も言い返せねぇ!けどぜってぇみんな来る前に慣れてみせるからな!!」

 

そうして努は影分身を一体出して杏子と先に部屋に入ることにした・・・

 

努とインキュベーター・・・夕暮れの会話の中で努はまさかの魔女をも助けると宣言した。果たしてその手段とは?そして神の力とは?・・・そして・・・

 

 

「○○けてやる!!!」

 

 

この時・・・努はなんと思い、自らの(こころ)に誓いを立てたのか・・・

 




努「この作者・・・UA1000で喜んでるけどな・・・」

ほ「前の休作してる作品3話で便器に吐き出されたタンカスの様な分で1000行ってるんだけど・・・これって何が原因かしら・・・」

ま「恐らく作者が久しぶりにSS書いたせいでブランクがあるから誰も読まないんじゃないかな?正直今でも見るに堪えないし!」

作「君たち・・・言い過ぎだよ・・・とりあえずワシはバレンタインの方も書いて疲れたから水曜まで休暇を」

努ほま「取らせるか!!!」ドゴォッ

作「タコスッ!!!」

努「こんな不甲斐ない作者だけど俺たちの活躍・・・今後とも楽しみにしてくれよな!!」

ほま「バイバーイ!!」

作「・・・まどマギ組は途中で退席するがな・・・」ボソッ

ほま「アァン!?」

作「ヒィッ!!!???」

努「もう終わるぜ?じゃあ俺ギャラ貰って帰るから・・・」


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第15話 さあ修行だ!4人の魔法少女と過酷なる5年間

さあ!!!修行回だ!!!やっぱどの作品でも修行回は心躍るよね〜!!!

あっ・・・挨拶忘れていましたね!!!wどうも!!!最近遊戯王MDで先攻インスペクトマクロヴァニティ勅命で相手を2ターン目にサレンダーさせまくっている叢雲ダイフェンデッキを使っているブロパピコです!!!

正直この布陣・・・モリンフェンの運命力上昇効果によって成功率が67%(自社調べ)あるから最高ですよね〜・・・このデッキの本気状態を倒せるデッキと戦いたいっすわ〜www

さて話を戻しましょう・・・今回はオリジナル回!!!原作で言うと8〜9の間くらいをイメージしてます!!!

今回は少し短い方だと思うのでゆっくり読んでください!!!
それでは!!!どうぞ!!!


 

 

 

 

 

「ここね・・・」

 

さやかとマミ、そしてほむらは努の家の前に辿り着く。【友情・努力・勝利の友勝 努】とつかみどころのない努の性格が現れてる表札を見てさやかは

 

「なんか・・・絶妙にダサいね・・・」

 

「美樹さん・・・それは私も同意するわ・・・努兄さんらしいけどこれは私も無いと思うわね・・・」

 

「貴女たち・・・遠慮が無いわね・・・」

 

「じゃあほむらはどうなのさ〜。これがいいセンスだと思うわけ?」

 

ほむらは後ろ髪を持ち上げて答える。

 

「巴さんの【ティロ・フィナーレ】といい勝負してると思ってるわ・・・どっちもどっちね・・・」ファッサァ

 

「え?」

 

「やっぱほむらもそう思った?でも努さんの使った技の名前はセンスいいんだけど・・・マミさんとは真逆だよね〜」

 

「み・・・美樹さん?」オロオロ

 

マミは予想外の発言に戸惑っていた・・・

 

「まあ巴さんの技名と努さんの技以外のセンスのダサさは放っておいていくわよ。時間がもったいないわ」

 

「そうだね!双方のダサさについてはまた今度話そう!」

 

「・・・なんか死にたくなってきたわ・・・」

 

ほむらとさやかは努とマミの事をボロックソに言っときながら一方的に会話を終わらせ、ほむらはインターホンを押す。

 

【あ〜う☆(^qメ)あ〜う☆(^qメ)】

 

(((どんな呼び出し音よ!)))

 

3人!心の中で同時にツッコむ!!そしてインターホンから努の声がした。

 

『はいはーい待ってたよ〜』

 

そうインターホンから努の声が聞こえ鍵があき、ゆっくりとドアが開いこうとしたその時・・・

 

【デーン♪ポコピー♪テンテンテテンテテーンテーンテーン♪デーンテケテーンデッテンテッテーンデッテーン♪】

 

「・・・」ドヤッァ

 

「「「・・・」」」ポカーン

 

謎のBGMと共にゆっくりとドアが開き、全開したとき3人の目に写ったのはターバンとマントを身につけて謎にドヤっている努が立っていた。

 

「また3匹ムシケラが修行しにきたか」

 

「ねぇ・・・これどっからツッコめばいいの?」ヒソヒソ

 

「美樹さん・・・私に振らないでちょうだい・・・」ヒソヒソ

 

「・・・頭が痛くなってきたわ・・・」

 

3人は今の努を見て同じことを考えていた。

 

(((本当にこの人に修行つけてもらって大丈夫なの?)))

 

「まあとりあえず玄関にずっといる訳にはいかねぇし・・・とりあえず上がれ!そして準備しろ!この後ヤンニョム戦隊スイハンジャーの再放送の最終話なんだよ!」

 

「何その戦隊!聞いた事ないよ!」

 

「マイナーだからね〜。1話が最終回で泣けるんだよな〜」

 

「1話で!?」

 

「なんでも発表から人気なくて視聴率1%にも満たなくて打ち切られた作品なんだ」

 

「ダメじゃん!なんでそんなの再放送してんの!?」

 

「CMが面白いからに決まってるだろ!」

 

「ならずっとCM見とけ!」

 

「・・・この茶番・・・いつまで続くのかしら・・・」

 

「私が知る訳ないでしょ・・・努さん・・・時間が無いから早く修行させて欲しいのだけれど・・・」

 

「そうだな・・・それじゃあ・・・始めようか!・・・キッ!」ウィーンカチャン

 

努はさっきまでとは雰囲気が変わり、修行を始める空気へと変わった・・・そして何故か最後にマスクをつけていた。

 

「さあ!荷物下ろして変身してレッツ修行!!時間は有限未来は無限そして俺の結婚は夢幻!!・・・早く行こうか・・・」

 

「なんで勝手に盛り上がって盛り下がってるのよ!!」

 

ほむらはツッコミを入れながらも支度を進めた。

 

「よし!・・・それじゃあこれからこの扉の中に入って5年間!耐え切ってみよう!」

 

「5年・・・長そうにみえるけどやってみるか!」

 

「そうね!私ももっと強くなってみせるわ!」

 

「ここで・・・強くなって今度こそ!」

 

「それじゃ、俺は分身だ。本体は中にいるから修行つけてもらってこい!」

 

そうして・・・3人は精神と時の部屋へと入っていった・・・

 

【精神と時の部屋】

 

「どうしたきょーちゃん?まだ15日しか経ってないよ?まだ散歩が限界なのか?」

 

「うっせー!ただでさえ重いのに苦しいし暑いわ寒いわで忙しいのに難しい事言うな!」

 

先に中に入っていた努と杏子は先に修行を開始していた。努は腕を組んで杏子が慣れぬ重力の中歩いているのを見て茶々をいれていた。

 

「やれやれ・・・んっ?来たか・・・」

 

努は部屋の扉の方を向くとそこにはさやか、ほむら、マミが入ってきた。

 

「っ!?重っ!!」

 

「立てない!?」

 

「これが・・・精神と時の部屋!?」

 

3人は早速10倍の重力に膝を着きやがて倒れてしまう。

 

「どうした?これから世話になる部屋に対してハグか?」

 

「そんな訳・・・ないでしょ!って大声出すのも苦しいっ!」

 

「さっき言ってた通り空気が薄い・・・息をするのも苦しい・・・っ!」

 

「そして・・・暑い・・・っ!」

 

「お前ら・・・今のきょーちゃん見習えよ・・・」

 

努は杏子を指差し3人は辛うじて首を動かし杏子を見る。そこには1歩1歩、歩くのに苦戦している姿があった。

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・くっ!・・・ぬぬぬぬぬぬううんんんんんんん!!・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ぬぬぬぬぬぬううんんんんんんん!!・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

 

本来なら歩行などで疲労が溜まることはほぼないが、この過酷な環境でまだ慣れないまま荒治療するかの如くガムシャラに歩く杏子の姿がそこにあった。

 

「アイツはまだ修行とはいかねぇけど散歩はできてるぞ?まあまだリハビリ受けてる患者みたいな感じだがな・・・」

 

3人はそれぞれ立ち上がろうとするが・・・体が言うことを聞かず、倒れたまま変わらずにいた。それを見て努は話を続ける。

 

「重力に慣れるっていう名目でまずは自然体に歩けるようになる・・・それがお前らの課題だ・・・」

 

そこでさやかは努に疑問を覚えて質問する。

 

「ちょっと待ってよ・・・努兄・・・なんでそんなに動けるの?」

 

努は首を傾げ、少し考えるとなにか分かったように答える。

 

「そういう事ね・・・そりゃあここで修行してた時期もあったし・・・何より300倍の重力室に籠って修行してたこともあるからな・・・たかが10倍なんて何も感じなくなるぜ?」

 

「うげぇ・・・」

 

「最早凄く遠い世界の話ね・・・」

 

「ほらほら・・・口を動かす前に手を動かす!手を動かす前には脳味噌を動かせ!」

 

そうして努と4人の魔法少女達は長い修行に身を投じることになったのである・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてあっという間に5年の歳月が過ぎた・・・

 

「お前ら〜!そろそろ外に戻るぞ〜!」

 

「もう5年経ったの?」

 

「何だかあっという間だったわね」

 

「ああ・・・でも入った時と比べると確実に強くなってるのがわかる・・・」

 

「これなら・・・ワルプルギスの夜に・・・勝てる!」

 

4人の魔法少女は変身を解いた状態で修行を終えた感想などを述べていた。それをみた努は・・・

 

「図に乗るな!!!お前らが強くなったと言ってもまだ未熟だ・・・ワルプルギスの夜が終わりという訳でも無いんだから上ばかり見てると足元を掬われるぞ!!!分かったか!!!クソ虫共!!!」

 

「「「「サーイエッサー!!!」」」」

 

努はこの5年でこいつらを鍛えたが如何せんこいつらは人間・・・成長スピードが遅いのは考慮していたがまだまだ理想とはかけ離れていた・・・だが彼は彼で収穫やもしものためのジョーカーとなる暴走した時の手札(博打札)を閃き、研究を済ませていた。

 

「それじゃあ・・・外にいるお前らに変化してる俺に礼を言えよ?違和感無く5日間過ごしてくれたんだから・・・」

 

そう言って努は扉を開けみんな外に出た。そして・・・

 

グ〜ギュルルルルルルルルル

 

「「「「「・・・」」」」」

 

修行が終わった開放感と共に腹の虫が一斉に鳴り響いたのであった。

 

「よし!それじゃあ解散と行こうか!みーちゃんとほむちゃんは飯でも食って泊まってく?」

 

「え?いいんですか?」

 

「よ〜し!お前ら2人は久しぶりにちゃんとした飯作ってやるよ。きょーちゃんも手伝ってくれ〜」

 

「私はお言葉に甘えさせてもらうわ・・・巴さんは?」

 

「私も・・・お言葉に甘えさせてもらおうかしら!」

 

そうして努はキッチンに入ろうとしたその時・・・

 

「ちょっとぉ!なんでアタシには作ってくれないのさぁ!」

 

さやかが苦情を申し立ててきた。だが努は何気なく答えた。

 

「いや・・・お前は母ちゃんにでも作ってもらえよ・・・家へ帰るんだな・・・お前にも家族がいるんだろう」

 

「そんなアメリカ空軍らしいこと言っても不公平なのは変わらないよ!それに努兄の家で勉強教えてもらうって言ったし、褒美なんて普通でないから!」

 

「ハァ・・・なら今度体重が5キロ増えるまで飯作ってやるから・・・とりあえず久しぶりに顔出してこい・・・」

 

「何その嫌がらせみたいなこと!まあとりあえず久しぶりに家に帰るとしますか・・・明日は頑張ろうね!」

 

そう言ってさやかは荷物を纏めて出ていった。

その夜は努の得意な中華料理をたらふく作ってみんなで楽しく食べた・・・みんな久しぶりのちゃんとした飯に目を輝かせ美味しそうに食べていた。因みに精神と時の部屋には粉と水しか食糧が無かったため久しぶりのしっかりとした食事に努以外は感動して沢山食べていた。一方さやかも久しぶりの家庭飯に涙を流していたようだった。

 

 

そしてみんな飯を食って風呂に入ってみんな寝静まった頃・・・

 

「・・・」スパー

 

努は月を眺めタバコを吸いながら酒を飲んでいた。

 

(明日は絶対負けられねぇ・・・敗北条件は誰か1人でも失うこと・・・あの悲劇だけはこいつらには味わって欲しくねぇしな・・・あの出来事を戒めとして・・・俺は1度握り締めたものは離さず守り通さなきゃいけねぇんだ・・・それが俺の贖罪・・・過去の罪を精算できるなんて考えたこたァねぇけど・・・それで少しでも過去に向き合えたのなら・・・少しでも前を向いて歩いていける・・・と思うしな・・・)

 

薄暗い部屋の中、月明かりがそっと優しく努を包み、酒を1口飲んでタバコを咥える努は儚げな顔で微笑んでいた・・・




努「作者・・・」

作「んぇ?」

努「気づいてないのか?お気に入り増えてんぜ?」

作「マジ!!!???ホントだ!!!ありがてぇ!!!お気に入り登録ありがとうございます!!!」

努「ったく・・・この作品・・・お前が作者だとこの先不安になってくるぜ・・・」

作「まあまあ・・・あっそうだ!!!この作品、新編も外伝にもどっちのルートにも行かない世界戦へとなってるぜ!!!」

努「え?」

作「だから廻天が上映や円盤になってもこの作品には影響しません!!!その代わりオリジナルのルートで続く世界線っていう設定です!!!」

努「・・・それを後書きで言うかよ・・・」

作「まあもっと色々言いたいことありますが・・・あまり長過ぎると読む人いなくなりそうなので・・・では!!!この辺で・・・」

作努「「また来週!!!」」


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第16話 友への思い!時を迷い込んだ少女 ほむら①

プルコギプルコギ・・・

あっ・・・始まってる!!!皆さんどうも!!!月曜日になりましたので眇たる救世主!!!最新話でごぜぇます!!!今回は原作9話の内容でそれがしばらく続く感じとなっております!!!そして9話を入れると・・・区切りが難しく少しの間、ほむらちゃんの回想となっております!!!

努君がいたおかげでどこまで心情が変わっているのか・・・そして!!!最後にはスペシャルなお知らせが・・・ある!!!・・・かもよ???

それでは!!!本編へ・・・どうぞ!!!


 

SIDEほむら

 

 

私は努の作ったご飯を食べ終えて家へと帰った・・・ソファに腰かけふと左手にある指輪を眺める・・・これは私が大切な友達(鹿目まどか)を助けたいと思って祈って(騙されて)その願い(呪い)が私に力を宿した(奪った)ものである・・・私はふと横たわって天井を見つめ右手をかざした・・・

 

「私の・・・遡行の連鎖はあの日から始まった・・・」

 

私はゆっくり瞳を閉じてこれまでの事を思い出す。

 

 

〜ほむらSIDE OUT〜

 

 

 

SIDE ほむら(昔の私)

 

 

 

1周目の転校日。

私は昔から心臓病で入院生活を送っていたため、学校にも行けず、友達もいない内気で後ろ向きなただの平凡以下の女の子だった・・・そんな私は退院と同時に見滝原中学校に転校する事になり、やっと普通の生活が送れると思っていた・・・だが勉強も運動も長い入院生活のおかげで何一つ着いていくこともままならない状態だった・・・だけどその中でも彼女は・・・彼女だけは私に優しく、普通の人と変わらない接し方をしてくれた・・・だけどそんな彼女はキュウべえと契約した魔法少女だった・・・それが分かったのは転校して初日・・・私はその時学校で陰口を言われて1人家路に着いていたところだった・・・

 

(ほむらちゃんもかっこよくなっちゃえばいいんだよ!)

 

鹿目さんの言葉を思い出して改めて今日一日を振り返る・・・学校の授業についていけず、体育では準備運動で貧血を起こしてしまった。

 

「無理だよ・・・私、何にもできない・・・人に迷惑ばっかりかけて・・・恥かいて・・・どうしてなの?・・・私・・・これからもずっとこのままなの?」

 

1人歩いていると・・・頭の中に声が聞こえてくる。

 

(だったらいっそ、死んだ方がいいよね)

 

「死んだ方がいいかな?」

 

(そう・・・死んじゃえばいいんだよ)

 

「死んで・・・しまえば・・・ハッ!?」

 

私は閉じた瞳を開ける。するとそこには先程まで歩いていた道とは異なり奇妙な風景へと変わり果てていた・・・

 

「何処なの?・・・ここ・・・」

 

すると後ろから物音が聞こえ、振り返る。そこには門のような気味悪いオブジェが出来上がっていく。

 

「な・・・なに!?なんなの!?」

 

出来上がった門の中から人型の異物が私に目掛けて襲いかかってくる。

 

「いや・・・いや!」

 

私は足に力が入らずその場に座り込んでしまい腰を抜かしてしまう。

 

「あっ・・・」

 

(私・・・もうダメなのかな?・・・ここで死んじゃうの?)

 

そう心の中で諦観していた私だったがその時、銃声と共に鏃が異物に向かって放たれ、その後門と共に拘束された。

 

「間一髪・・・って所ね」

 

「もう大丈夫だよ!ほむらちゃん!」

 

そこに立っていたのは金髪のツインドリルヘアーの人と鹿目さんだった。

 

「あ・・・貴女たちは・・・」

 

「彼女達は魔法少女、魔女を狩るもの達さ」

 

「いきなりバレちゃったね・・・クラスの皆には内緒だよ!!」

 

そう言って2人は魔女達に集中攻撃をした。すると魔女は爆発を起こし消え去っていく。

 

それを私は理解しきれずただただ凄いとしか思えなかった・・・

 

「ふう・・・終わりましたね!マミさん!」

 

「そうね・・・さて、この子に説明しなきゃね!私は巴マミ。見滝原中の三年生で魔法少女をやってるわ。」

 

「魔法少女・・・?」

 

「とりあえず場所を変えましょ?私の家で説明してもいいかしら?」

 

「はい・・・お願いします。」

 

その後、私達は巴さんの家に行き、紅茶とケーキを用意してもらって先程までの出来事について説明してもらう。

 

「鹿目さん・・・いつもあんなのと戦ってるんですか?」

 

「うーん・・・いつもって・・・そりゃあマミさんはベテランだけど・・・私なんて先週キュウべえと契約したばっかりだし・・・」

 

「でも今日の戦い方、以前よりずっと上手かったわよ!鹿目さん」

 

「ウェヒヒ」

 

巴さんの賞賛に思わず個性的な笑い声が出る鹿目さんだったが私は問いかける。

 

「平気なんですか!?怖く・・・ないんですか?」

 

「平気ってことは無いし・・・怖かったりもするけれど、魔女をやっつければそれだけ大勢の人が助かるわけだし・・・やり甲斐はあるよね!」

 

と私の疑問を笑顔で答える鹿目さん・・・それに対して私は

 

(やっぱり凄い人だ・・・鹿目さんは!)

 

そう思い思わず笑顔が綻びる。

 

「鹿目さんにはワルプルギスの夜が来る前に頑張って一人前になってもらわなきゃね・・・」

 

そうして私は巴さんと鹿目さんに着いていきこの二人を見ていれば私も変われるかもと思い信じていた・・・あの日が来るまでは・・・

 

 

 

 

ワルプルギスの夜が来た・・・その戦いの最中・・・巴さんが死んだ・・・その屍を私の前に置いて死に顔を鹿目さんと眺めた後・・・

 

「じゃあ・・・行ってくるね!」

 

「そんな・・・巴さん・・・死んじゃったのに・・・」

 

「だからだよ・・・もうワルプルギスの夜を止められるのは・・・私だけしかいないから・・・」

 

鹿目さんはそう固く決意したが私には分かった・・・

 

「無理よ!一人だけであんなのに勝てっこない!鹿目さんまで死んじゃうよ!?」

 

「それでも・・・私は魔法少女だから・・・みんなのこと・・・守らなきゃいけないから・・・」

 

だが私は嫌な予感しか感じず涙を流し必死に鹿目さんに懇願する。

 

「ねぇ・・・逃げようよ・・・だって・・・仕方ないよ!・・・誰も鹿目さんを恨んだりしないから!」

 

「ほむらちゃん・・・私ね・・・あなたと友達になれて嬉しかった・・・あなたが魔女に襲われた時間に合って・・・今でもそれが自慢なの・・・だから・・・魔法少女になって本当によかったって・・・そう思うんだ・・・」

 

そう言って彼女はこれから散ろうとしている花のように儚い笑顔を私に向けた。

 

私は何も言えず・・・涙ながらに

 

「鹿目さん・・・」

 

としか言う事が出来なかった・・・

 

「さよなら!・・・ほむらちゃん・・・元気でね!」

 

そうして鹿目さんはワルプルギスの夜相手に一人飛び出した。

 

「あぁっ!鹿目さん・・・鹿目さーーーーん!!!!」

 

 

 

そうして彼女はもう動かなくなっていた。雨に打たれその体はもう冷たくなっており瞳はもう開くこともなかった。

 

「どうして・・・死んじゃうって・・・分かってたのに・・・私なんか助けるよりも・・・あなたに・・・生きてて欲しかったのに・・・」

 

「その言葉は本当かい?暁美ほむら・・・君のその祈りのために魂を賭けられるかい?戦いの運命を受け入れてまで、叶えたい望みがあるなら・・・僕が力になってあげられるよ!」

 

私はその言葉に釣られ、泣くのをやめてキュウべえに尋ねる。

 

「あなたと契約すれば・・・どんな願いも叶えられるの?」

 

「そうとも・・・君にはその資格がありそうだ!教えてごらん・・・君はどんな祈りでソウルジェムを輝かせるのかい?」

 

「私は・・・私は、鹿目さんとの出会いをやり直したい・・・彼女に守られる私じゃなく、彼女を守る私になりたい!」

 

私はキュウべえにそう願った・・・すると身体中が痛みだし、ソウルジェムが出現し始めた。

 

「契約は成立だ・・・君の祈りはエントロピーを凌駕した。さあ、解き放ってご覧・・・その新しい力を!」

 

そうして私はソウルジェムを手にして瞳を閉じる・・・

 

これからが私の時間遡行の・・・まどかを救うための長く険しい時の旅が始まった。




努「なんだ・・・このおぞましい力は!?」

???「全て消え去れぇぇぇぇぇっ!!!」

迫り来る・・・新たな敵!!

マミ「キャア!!」

巴マミが!

さやか「わあっ!!」

美樹さやかが!!

杏子「グハッ!!」

佐倉杏子が!!!

ほむら「アァ!!」

暁美ほむらが!!!!

まどか「キャアアアアアア!!!」

鹿目まどかが!!!!!

そして・・・

努「くっ・・・そっ・・・!!」

友勝努が負ける!!!???

???「アンタらみたいな何かを持つものが・・・私に勝てると思っているの?」

現る!!最強の・・・

キュウべえ「キミは・・・なんで!?」

???「全ての・・・元凶さん♡」

魔法少女!!!!

努「お前・・・強ぇな・・・だが・・・」

覚醒の刻!!??

努「負けねぇぞぉぉぉぉぉぉっ!!!!」

今ここに決まる!!最強の生物が!!

???「何をやっても無駄よ!諦めなさい!」

努「まだ・・・俺は死んでねぇ!!命ある限り!!お前を受け止めてやる!!さぁ!!やろうぜ!!!」

努&???「だァァァァァァァァァッ!!!!!!!」

大長編 魔法少女まどか☆マギカ 〜偽編 眇たる救世主〜 『zilch』

2022年投稿予定!!!

?「お願いだ・・・彼女を・・・止めて(助けて)くれ・・・」

この闘い・・・見逃すな!!!



作「・・・はい!!!という訳で・・・なんと!!!この度大長編を書くことを勝手に決めました!!!」

努「へぇ・・・すげぇじゃん・・・22年のいつ頃なんだ?」

作「それはですね・・・実はまだ設定や起承転結きめただけだから・・・ストックの方も書きながらやるけど本編に合わせてあげたいって思ってるから22年に上がるかどうかも分からない始末なんだよね〜」

努「おいおい・・・大丈夫なのか?」

作「大長編とストックはただいま一生懸命書いてます!!!目標は今ストックで書いてる2章終わってその次の3章の終盤の前半辺りにあげたいって思ってるよ!!!」

努「でも魔法少女まどか☆マギカ編は3章でおしまいって大雑把な脚本に書いてあったぞ?次行く作品も決まってるらしいけどそこまで読者が持つか?」

作「まあそういうなって!!!始めらへんにこち亀を超える話数書くって目標もあるんだし読者もある程度覚悟は出来てるって!!!」

努「1970話を超えるなんて相当無茶な気がするがな・・・」

作「次の作品はアニメ5期、そして公式オリジナルストーリーが3章もある・・・だからまどマギである程度努君を紹介して次の作品で色々分かる様にするつもりだからついてこれる奴だけついてこいッ!!!」

努「その発言で次の作品が分かっちまいそうだな・・・」

作「ナハハ・・・ってもう1000文字超えてる!!!???ヤベッ!!!努君!!!今回はここまでにして終わらせっぞ!!!」

努「予告やったからだろ・・・それじゃあみんな!」

作努「また次のお話まで!!!バイバーイ!!!」


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第17話 友への思い!時を迷い込んだ少女 ほむら②

どもどもどぉ〜っも!!!ブロパピコです・・・

最近お気に入りが増えたり減ったり読者が増えたり減ったりまるで作者のワシみたく忙しない作品になってますね・・・w

まあそんな細かいこと気にせず本編も前に発表した大長編も書き上げますか!!!

さて・・・挨拶はこれくらいとして・・・今回も原作9話から引用したストーリーとなっております!!!今回も努君は休みです!!!

さて・・・それでは本編へ・・・どうぞ!!!


 

 

SIDE暁美ほむら(昔の私)

 

2周目の転校日。私はベッドから身を起こし周りを見渡す。そこは病院でまだ退院してなかった状態だった。今までの事が夢だと思ったが私の手にはソウルジェムが握られていた。

 

「夢じゃ・・・ない!」

 

そして私は学校へ行き、前と同じように転校の挨拶を済ませ、鹿目さんを見つけて彼女に近づいた。

 

「鹿目さん!私も魔法少女になったんだよ!これから一緒に頑張ろうね!」

 

「ふぇ?・・・えっと・・・うぅ・・・///」

 

この時・・・私は周りが見えておらずクラスメイトの前で鹿目さんの手を取り魔法少女とはっきり言ってしまっていて、鹿目さんは赤面していたのであった・・・

 

そして放課後、私は鹿目さんと巴さんと共に橋の下で私の魔法を見せるため、変身してゴルフクラブ片手にドラム缶に向かって走り込む。

 

「それでは・・・行きます!」

 

そして私は盾のバックルを回転させ時間を止める。すると降っていた雨も、私を見ていた二人も動かなくなっていた。

 

「はぁぁぁぁぁぁ!やあ!」

 

ドガァン

 

ゴルフクラブでドラム缶を叩く、

 

「えい!それ!っわわ!」

 

ゴン、ガァン

 

何度も叩く・・・何回か空振りするが時が動き始めると、ドラム缶は吹っ飛び雨粒も動き出し降り始める。

 

「ハァハァ・・・」

 

「どう思う?マミさん」

 

「う〜ん・・・時間停止ね〜・・・確かにすごいけど使い方が問題よね」

 

「ハァハァ・・・はぁ・・・」

 

確かに私は前までは入院して体力はあまり無い・・・いくら時間を止めることが出来ても決定力不足なのはかなりな痛手であった。

 

 

そして私は家で自家製の爆弾を作ることにした・・・ネットに材料があったため作るのには苦労しなかった。

 

 

その次の日、私達は委員長の魔女と戦っていた。鹿目さんが使い魔を倒して巴さんが物干し糸の様なものを引っ張って道を作って私はそこに乗って時間を止める。作られた道を走って魔女のスカートの中に向かって爆弾を飛び投げる。

 

「えい!」

 

そして時は動きだし、爆発と悲鳴と共に魔女は消え去っていく。

 

「やった?・・・やった!」

 

私が一人で喜んでいると・・・

 

「やったぁぁぁ!!!」

 

鹿目さんが私に向かって抱きつきながら喜んでいた。その瞳には嬉しさのあまり涙すら流していた。

 

「お見事ね」

 

「凄いよほむらちゃん!!!アハハ、アハハハハ!!!」

 

私はそれに釣られて微笑んでいた・・・だけど今回は・・・

 

「うぅ!あっあ゛あ゛!!くぅううう!!!」

 

「どうしたの!?ねぇ、鹿目さん!しっかりして!!」

 

「どう・・・して?」

 

ワルプルギスの夜は倒した・・・巴さんを犠牲に私と鹿目さんは倒れていたが次第に彼女の様子が一変し苦しみ始めた。彼女のソウルジェムは真っ黒に濁っていてその姿は魔女を倒した時に落とすものへと変貌していた。

 

「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」

 

そう・・・ソウルジェムはグリーフシードとなって割れて鹿目さんが魔女になって肉体は抜け殻へと変わってしまった。

 

「なに?・・・どうして?なんで・・・こんな・・・」

 

私はこんな結末を望んではいなかった・・・そして真実を今まで見ていなかった・・・私はまた時間遡行を使いもう一度やり直す。

 

 

3周目・・・私は目を覚ましカレンダーを確認してメガネを震える手でかけて呟く・・・

 

「伝えなきゃ・・・みんなキュウべえに騙されてる!!」

 

 

今回は美樹さんも魔法少女になっていた・・・だがそんな事は関係ないと思い、私はキュウべえが隠していた真実を見たままに伝える・・・だがみんなに信じて貰えずその中、美樹さんが口を開いた。

 

「あのさぁ・・・キュウべえそんな嘘ついて、一体なんの得がある訳?」

 

「それは・・・」

 

流石に私が未来から来たと言ってもそれこそ誰も信じないと思った。その為言葉が出ず気まずい空気が流れる。

 

「アタシ達に妙なこと吹き込んで仲間割れでもさせたいの?・・・まさかアンタ!本当はあの杏子とかいう奴とグルなんじゃないでしょうね?」

 

「ち・・・違うわ!」

 

「さやかちゃん・・・それこそ仲間割れだよ・・・」

 

鹿目さんが割って入ってくれたおかげで美樹さんもこれ以上咎めるのはやめてくれた。だがこの機会にという感じで美樹さんは愚痴のように吐きこぼす。

 

「ハァ・・・どっちにしろ、アタシこの子とチーム組むの反対だわ・・・まどかやマミさんは飛び道具だから平気だろうけど・・・いきなり目の前で爆発とか・・・ちょっと勘弁して欲しいんだよね・・・何度巻き込まれそうになったことか・・・」

 

「暁美さんには・・・爆弾以外の武器ってないのかしら?」

 

巴さんに言われた通り・・・私には魔力で武器を作ることが出来ない・・・だから爆発など物理で攻撃するものでしか武器がない・・・これ以上爆発だけにするのは流石に出来ないと思って私は武器を持つとある集団を思い浮かべそこから武器を拝借することにした。

 

「ちょっと・・・考えてみます・・・」

 

 

その後、私は反社会的勢力の人(ヤッくん)から銃、刀、ドス、弾を盾の中にしまい込む。そしてそれからの戦いでは何とか美樹さんを巻き込む事無く戦えた・・・だけどそれが続くことは無かった・・・

 

 

美樹さんのソウルジェムが濁りきり、魔女と化して佐倉さんを含めた私たちに向かって襲いかかる。

 

「テメェ!一体なんなんだ!さやかになにしやがった!」

 

「さやかちゃんやめて!お願い!思い出して!こんなこと、さやかちゃんだって嫌だったはずだよ!キャァ!」

 

佐倉さんは何が起きたのかわからず、鹿目さんはさやかに呼びかけていた・・・だけど魔女となった今では声が届くはずもなく・・・鹿目さんは美樹さんの攻撃に被弾し倒れてしまった。

私は鹿目さんを庇うため、時間を止めて鹿目さんの前に立ち拳銃を打ち込み・・・

 

「ごめん・・・美樹さん・・・」

 

そう諦観の謝罪と共に爆弾のスイッチを押した。すると魔女は炎の中、悲鳴と爆発と共に消えていく・・・すると結界は消えてゆき、元の居た駅のホームへと戻っていた。

 

佐倉さんは八つ当たりで手摺に拳を振り下ろしながら呟いた。

 

「さやか・・・ちくしょう・・・こんな事って・・・」

 

鹿目さんは涙を流して嘆く。

 

「ヒドイよ・・・こんなの・・・あんまりだよ!」

 

私も変えれたかもしれない事実をできなかった自分への不甲斐なさや、美樹さんを失った喪失感で悔しく思っていた。・・・だがその時、体はリボンで拘束され一つの銃声が佐倉さんの胸にあるソウルジェムを撃ち砕いていた。

 

佐倉さんは糸が切れた人形のように魔法少女の姿からいつもの姿に戻りながら倒れていく。

私は佐倉さんを撃ち殺し私を拘束する人の名前を呼ぶ。

 

「巴さん!?」

 

彼女は涙を流しながら銃口をこちらに向けていた。

 

「ソウルジェムが魔女を生むなら・・・みんな死ぬしかないじゃない!あなたも・・・私も!!」

 

「や・・・やめてくだ・・・!」

 

すると一つの弓矢が巴さんのソウルジェムを砕く。魂を砕かれた彼女は最後にマスケット銃のトリガーを引き、的外れな所を撃って倒れていく。その時私のリボンによる拘束は解けて言った。

 

「イヤだァ・・・もう嫌だよ・・・こんなの!うわああああん!!」

 

鹿目さんは仲間が殺され、殺されかけ、殺したこの現実に対して絶望し耐えきれず下を向いて泣いてしまう。私はそんな彼女に対して歩み寄り・・・

 

「大丈夫だよ・・・二人で頑張ろう!一緒にワルプルギスの夜を倒そう!」

 

「・・・うん!」

 

私達は二人だけでも生き残るためにワルプルギスの夜との戦いに向けて決意を固める・・・だが結果は・・・

 

「私達も・・・もうおしまいだね・・・」

 

雨に打たれ横たわる私と鹿目さん・・・そのソウルジェムはお互い濁り切りそうだった・・・

 

「うん・・・グリーフシードは?」

 

その質問に対して鹿目さんは首を横に振る。

 

「そう・・・ねぇ、私達このまま二人で怪物になって・・・こんな世界何もかも滅茶苦茶にしちゃおっか・・・嫌な事も・・・悲しいことも・・・全部無かったことにしちゃえるくらい・・・壊して、壊して・・・壊しまくってさ・・・それはそれで・・・いいと思わない?」

 

私は全てを諦め涙を流しながら鹿目さんに提案する。・・・だがその時、鹿目さんがグリーフシードで私のソウルジェムを笑顔で浄化していた。

 

「え!?」

 

「えへ・・・さっきのは嘘・・・一個だけ取っておいたんだ・・・」

 

「そんな・・・!・・・なんで私に!!」

 

「私には出来なくて、ほむらちゃんに出来ること・・・お願いしたいから・・・」

 

そう言って鹿目さんはゆっくりお願いをしてきた。

 

「ほむらちゃん・・・過去に戻れるんだよね?・・・こんな終わり方にならないように・・・歴史を変えられるって言ってたよね?」

 

鹿目さんはだんだん涙声になりながら私に確認をとる。私も涙声で、

 

「うん」

 

と彼女の言葉の続きを聞く。

 

「キュウべえに騙される前の・・・バカな私を・・・助けてあげてくれないかな?」

 

私はは鹿目さんの手を取り誓う。

 

「約束するわ!絶対にあなたを救ってみせる!何度繰り返すことになっても!!必ずあなたを守ってみせる!!!」

 

「良かった・・・うぅ!!あ゛ぁ゛っ゛!!」

 

鹿目さんの最後の頼みを聞き終えると彼女は苦しみだし、呻き声をあげる。

 

「もうひとつ・・・頼んでいい?」

 

「うん・・・」

 

「私・・・魔女にはなりたくない・・・嫌な事も・・・悲しいこともあったけど・・・守りたいものだって・・・たくさん・・・この世界にはあったから・・・」

 

「まどか!!」

 

「えへ・・・ほむらちゃん・・・やっと名前で呼んでくれたね・・・嬉しい・・・な・・・」

 

そう言ってまどかは私にソウルジェムを掲げる。それに対して私ができることは彼女の頼み通り魔女にはさせず彼女を死なせること・・・つまり彼女を殺す事だった・・・

 

 

 

 

誰も・・・未来を信じない・・・誰も・・・未来を受け止められない・・・だったら・・・私は・・・もう・・・誰にも頼らない・・・誰に分かってもらう必要も無い・・・もう・・・まどかには戦わせない・・・全ての魔女は・・・私一人で片付ける・・・そして今度こそ・・・ワルプルギスの夜を・・・この手で!!

 

 

繰り返す・・・私は何度でも繰り返す・・・同じ時間を何度も巡り・・・たった一つの出口を探る・・・あなたを・・・絶望の運命から救い出す道を・・・まどか・・・たった一人の・・・私の友達・・・あなたの・・・あなたの為なら・・・私は永遠の迷路に閉じ込められても・・・構わない!!!

 

 

 

 

 

4周目

 

 

 

巴マミが魔女になった。まどかも救えなかった。

 

 

 

 

 

 

5周目

 

 

 

 

 

佐倉杏子が魔女になった。またまどかを救えなかった。

 

 

 

 

 

 

 

6周目

 

 

 

 

 

 

7周目・・・8周目・・・9周目・・・10周目・・・

 

 

 

そして私は数えるのをやめてしまった・・・だが私は・・・遂にこの時の旅が終点を迎える時を知る由はなかった。




努「作者!デュエルしろよ!」

作「いいぜ???」

努作「決闘!!!」

努8000 作8000

作「俺の先攻!!!俺はサイバネティックフュージョンサポートを発動!!!ライフを半分にして・・・何もしない!!!」

努8000 作4000

努「・・・おい・・・まさか・・・」

作「さらに魔法カードEMポップアップを発動!!!2枚手札を交換して・・・3000のライフを失うぜ!!!」

努8000 作1000

努「それは・・・ダメだ・・・」

作「俺はこのターン・・・まだ召喚権を使ってない・・・」

努「やめろォォォォ!!!!」

作「来い!!!G・ゴザッキー!!!そして効果で破壊!!!」

努「・・・畜生・・・」

作「効果を発動・・・2500のダメージを・・・受ける・・・」

努8000 作0

努「対話拒否やめろやボケ!!」

作「だって後書きで長くするのアレだし・・・とりあえず次の18話ではお前出番あるんだから台本読んどけよ???」

努「そういえば杏子は2週連続で台本忘れてたよな・・・」

作「まあまあ・・・スタンバってる期間長くて空回っただけだから・・・とりあえず終わるぞ???」

努「そうだな・・・それでは!!」

努作「また来週!!!」


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第18話 友への思い!時を迷い込んだ少女 ほむら③

どもどもど〜も!!!作者のブロパピコです!!!日々執筆を止めることなく少しづつでも書いてるんですけど・・・今回、最初の方のセリフとか出てきて己の文章力改めて見て「ヤバくね???」ってなってしまいましたw

とりあえずそんな作者の鬱トークよりも本編ですよね!!!

今回は第1話、第2話の時のほむらちゃんの心情が詳しく書かれています!!!努君の初登場は主人公としてはカッコよくない登場でしたが今回・・・どうやって使い魔を撃破したかも書いておりますので戦闘描写・・・拙いと思いますがあります!!!

そんな作品ですが、心暖かく見守ってもらえると嬉しいです!!!

それでは、本編へどうぞ!!!


 

SIDEほむら(今の私)

 

私はいつものように病院のベッドで目を覚ます。いつものように髪を解き眼鏡を外して魔力で視力を回復させる。

 

(今日はまどかがキュウべえと使い魔に襲われる日・・・厄介なのは巴マミ・・・今回こそ何とかしないと・・・)

 

そう思って私は放課後、ショッピングモールでキュウべえ狩りを始めるが撃ち殺してもまた湧き上がる。その繰り返しをしてでもまどかから距離を離せば問題ないと思ったが・・・

 

「な・・・なんで既に結界が!?」

 

本来ならまだ使い魔が出現しておらずしばらくしてから私か巴マミが倒す予定だったが既に発生していた・・・

 

「まさか・・・既に遅かったというの!?」

 

私は必死に駆け出し、結界の中を探索する・・・するとその中には・・・

 

「なんだァ?コイツら・・・今晩の晩飯買いに来たんだけど・・・変なとこに来ちまったな・・・」

 

黒髪の男がエコバッグ片手に迷い込んでいた・・・

 

(何者!?本来ならここには魔法少女と縁があるものしか現れないはず・・・何か呟いてる様だけど一般人を巻き込む訳には!)

 

そう思って私は男に大声で怒り気味に声をかける。

 

「あ、あなた!何をしてるの!ここがどこだか分かってるの!?」

 

男は私の方に首を向ける。その顔からは緊張感の欠けらも無いポケ〜っとした顔をしていた。

 

「何って飯買いに来たけど子どもの遊び場コーナーに来て迷ってるだけだろ?お嬢ちゃんは弟が妹でも迎えに来たんだろ?エラいねぇ・・・」

 

(なにそれ!?こんな気味の悪い遊び場なんて存在しないわよ!どんな悪趣味してんのよ!その遊び場は!!)

 

私は心の中でそうツッコミながらも男に逃げる様に声をかけるが・・・

 

「そんなとこじゃないわ!危険だから今すぐ・・・」

 

そう言ってる間に使い魔の内の1匹が男に襲い掛かる・・・

 

「危ない!」

 

「フンっ・・・」

 

その瞬間男は使い魔の攻撃を・・・

 

 

 

 

 

受けていなかった・・・

 

 

 

 

 

 

「確かにお嬢ちゃんの言う通り・・・穏やかな場所じゃないようだな・・・」

 

男はさっきまでいた立っていた場所にはおらず、私の近くまで来ていた。

 

(いつの間に!?この人・・・何者なの?)

 

私がそう考えると男は私に問いかける。

 

「お嬢ちゃん何か知ってるみたいだけど・・・ここは任せてもいいか?」

 

男は何かを企む様な顔をして私にお願いしてきた。

 

(何か企んでる・・・とりあえずこの状況を打破してまどかを止めるのが優先ね!)

 

私はそう結論づけて返事をした。

 

「構わないわ・・・」

 

私は気にせず使い魔達を殲滅した・・・

 

 

 

 

 

「終わったわ・・・」

 

そうすると周りの景色は元に戻っていった。

 

「ありがとう。さて、聞きたいことが2つある・・・答えるも答えないも自由だが・・・聞いてもらえるか?」

 

「なにかしら・・・」

 

(この質問でコイツを見極める!)

 

そう思っていたが男は表情が変わって普段していそうな顔になって尋ねてきた。

 

「1つ目・・・ここどこ?」

 

(え?・・・どこって・・・そのまま言ってみようかしら・・・)

 

「ここはショッピングモールの基本立ち入り禁止の場所よ・・・」

 

「嘘っ!・・・迷ったのか・・・」

 

(迷子だったの!?っていうか迷子で人が多いショッピングモールの中、誰もいない立ち入り禁止の所まで入る事なんてあるの!?・・・いや・・・コイツが嘘をついている可能性もある・・・冷静に・・・コイツを見定めないと・・・)

 

「じゃあもう1つ!今日タイムセールの風見野市のショッピングモールはここのはずだけど・・・何階にある?」

 

私はその質問に対してさらに呆れてしまった・・・

 

(え?なんて言ったこの人・・・風見野市?え?なんで?なんで隣町の名前が出てくるの?まさか・・・ここが見滝原市って分かってないの!?・・・いやいや・・・とりあえず素直に答えてみよう・・・それからよ・・・)

 

「・・・ここは見滝原よ・・・」

 

「マジっ!?セール逃したァ・・・オォォォォォ・・・」

 

男は膝を着き深く落ち込んだ・・・

 

(本当に分かってなかったんだ・・・とりあえずこの人はただの方向音痴って事で私達とは関係なさそうね・・・とんだ道草を食ってしまったわ・・・急がないと!!)

 

私は踵を返してキュウべえを討伐するために向かおうとしたが・・・

 

「・・・用がそれだけなら私は行くわ・・・今後は気をつけた方がいいわ・・・」

 

「ああ、ありがとう・・・っとそうだ!確かっ・・・あった!ほれ!」

 

「?」

 

男は謎の小さな箱を私に投げつけ、私をそれを受け止めた。

 

(箱?軽い・・・何が入ってるの?)

 

「今回の礼だ・・・きっと役に立つはずだから受け取っておくれ、要らないと思ったら捨ててもらって構わないからね〜それじゃあ!」

 

「待って・・・」

 

そう言って男は立ち去ろうとするが私は呼び止めた

 

「ん?返品は受け付けないよ?」

 

(それはいいけどこの人・・・素なの!?自分が通った道とは逆方向に進もうとしたけど・・・言っておいた方がいいわね・・・)

 

「そう・・・ならもう1つ・・・私から忠告をするわ・・・そっちは出口と逆よ・・・」

 

男は更に奥に進もうとしたので私は止めておいた。

 

「・・・マジか・・・助かった・・・この短い時間で二度も俺の命を救ってくれたなんて・・・その恩は三歩歩くまでは絶対に忘れないから!バイバーイ!」

 

そう言って男は去った・・・

 

「なんだったのかしら・・・そんな事よりまどか!アイツと出会わす訳には!」

 

 

 

 

 

 

 

その後私はこの世界のまどかと出会い、美樹さやかの妨害によって逃げられ、連続で使い魔によってまた戦うことになった。・・・が、その時。

 

「という事は・・・俺の出番だな・・・お嬢さん」

 

私は声の聞こえる方へ振り向くとそこにはさっき助けた方向音痴の男がタバコに火をつけて立っていた。

 

「あなた・・・なんでここに!?」

 

「細けぇこと気にすんなよ・・・ハゲんぞ?」

 

「ハゲないわよ!とりあえず逃げて!」

 

(何この人!?すんごい失礼ね!普通女の子に向かってハゲるとか言う!?・・・ってそんな事言ってる場合じゃない!!)

 

「その必要はねぇだろ?ってか俺だって借りを返せるチャンスなんだから〜、邪魔はすんなよ〜」

 

「あなた・・・何を?」

 

「まあ見てなって・・・さっきこいつに攻撃されたんだし・・・ちょっとイラって来たんだからやらせろよ!!ね?カジキマグロ入りのフルーツヨーグルトあげるから!!」

 

「何そのチョイス!!台無しよ!!そんな事よりダメっ!そいつらには!」

 

(素質がない一般人が使い魔や魔女と戦うと口づけが・・・余計な問題を抱える訳には!!)

 

「安心しろ・・・死にはしねぇよ・・・いくぜ・・・」

 

すると男の様子が先程とは変わって雰囲気も鋭くなった。

 

英雄の1ページ(ジャンプフォース)!!!」

 

そう叫んでいって男は使い魔へと突っ走って行った。

 

「つあぁりやぁ!」

 

使い魔に飛び蹴りを入れ込む。すると使い魔は凄い勢いで吹っ飛んでいく。

 

「まだまだぁ!!どぉぉりやぁ!!」

 

吹っ飛んだ使い魔に対して空から肘を落として息の根を止める。

 

「まだいるみたいだな・・・ならアレをやってみるとしよう!!って周りに人や仲間いる時は使えねぇ!!・・・あれに変えるか・・・」

 

男は一人で盛り上がったりしてるがそれを見て私は唖然としていた。

 

(なに?・・・今の・・・なんか叫んだと思ったらいきなり消えたと思ったら使い魔が吹っ飛んでその先にあの人がいた・・・私と同じ時間停止?・・・いや・・・見る限りただただ早いだけのようね・・・)

 

「一体一体やるのには時間が持ったいねぇから・・・纏めて吹っ飛ばす!!はぁぁぁぁぁぁ!!」

 

すると男の手に謎の光が輝き出す。

 

(何をするつもりなの?あの光はなに?)

 

「天気予報と占いをしてやるよ・・・今日の天気は・・・」

 

男は手からビームみたいな物を撃った。

 

「晴れのち・・・気弾の嵐!!!」

 

ビームは空中に軌道を変え私達に降り注ぐ。

 

(不味い!!どうにかしないと!!)

 

私は焦って時間を止めようとするが・・・

 

「ですから・・・お出かけの際はバリアーをお持ちになるように・・・そして今日の占いの結果は・・・」

 

男はいつの間にか私を抱えてバリアーを張って私を守っていた。

 

ビームを降り注いだ為、煙が立ち上がるが煙が晴れるとそこには使い魔の死骸が無数に転がっていた・・・男は結果に見ずにタバコの煙を吐き出し余裕の表情で言葉を飾った。

 

「俺に攻撃をする愚か者は今日・・・死ぬでしょう・・・なんてな☆」




努「作者・・・ひとつ聞きたい・・・」

作「ん???何かな???努君」

努「最近執筆スピード落ちてるって言う噂だが・・・何してんだ?」

作「な・・・なにも・・・???普通だと思うけど・・・」

ウマダッチ!!!

努「作者・・・貴様ウマにかまけて小説を疎かにしてないよな?」

作「な・・・なわけ・・・」

努「なら貴様のスマホの稼働時間・・・メモ帳よりウマとデュエルが長いのはなぜだ?」

作「・・・逃げろ!!!」

努「あっ!テメェ!!逃げるなぁ!!SSから逃げるなぁ!!」

その後作者は反省して執筆活動をゲームより多く取りましたとさ・・・めでたしめでたし・・・

作「これからも頑張ります・・・では・・・また次のお話で!!!」


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第19話 友への思い!時を迷い込んだ少女 ほむら④

はいさいまいど!!!ブロパピコです!!!最近戦争などウイルスなどでこの先不安になってきますよね・・・今ワシ達に必要なのは力を合わせること。

決して力をぶつけることでは無い。前に進むために人々が手を繋いで全てをさらけ出して進むことなはず・・・それが分からずトップを務められるとは思えない・・・

っと暗くなりましたね・・・さて今回で回想は終了!!!ほむらちゃんはあの時どんな心情だったかこれで全て明らかになります!!!

それでは・・・本編へどうぞ!!!


 

 

 

 

 

SIDEほむら(今の私)

 

 

使い魔の死骸が転がる中、男はタバコの煙と共に一息入れた。

 

「ふぅ〜っ・・・こんなもんか・・・」

 

「う・・・嘘でしょ・・・」

 

彼が使い魔を圧倒的な力で殲滅したのを私は信じられない目で見た。

 

(何なのあの力は・・・そしてこの様子・・・相当実力があるみたいだけど・・・一体何者なの!?)

 

そんな事を思いつつ男は私の元へ歩み寄る。

 

「怪我は無いか?ちょっと久しぶりに戦闘用のものを使っちまったから加減を間違えたかもしれねぇし・・・」

 

「え・・・ええ・・・大丈夫よ・・・」

 

「なんかあっちに君に似た感じの気配があったからそっちの分もやっちゃったんだけど・・・良かったのかな・・・」

 

「大丈夫よ・・・」

 

(私に似た気配・・・巴マミの事よね・・・ならあっちも手間が省けたと思うけど・・・あの口ぶりから当たらないように打ったようね・・・)

 

「そっか・・・うっ!」

 

そう男は安堵した瞬間、膝を着いた。

 

「!?・・・大丈夫!?」

 

「俺はなんともないよ・・・ちょっとはしゃぎすぎただけだよ・・・」

 

「ならいいけど・・・あなたは何者なの?」

 

「ただの方向音痴のお兄さんだよ・・・」

 

「今はそういう事にしておくわ・・・」

 

「それよりあっちに行ってあげたら?俺はしばらくここで休んでるから・・・」

 

「そうさせてもらうわ・・・」

 

そう言って私は巴マミのいる方へ向かった。

 

 

 

 

 

 

「魔女は逃げたわ、仕留めたいなら直ぐに追いかけなさい、今回はあなたに譲ってあげる」

 

「私が用があるのは・・・」

 

「飲み込みが悪いのね・・・見逃してあげるって言ってるの・・・お互い余計なトラブルとは無縁でいたいと思わない?」

 

(違う・・・ソイツを止めないと・・・まどかが・・・ここは引くしかないようね・・・)

 

私はその場を去ることにした・・・これからはまどかに契約させないよう止めることだけを考えなければ・・・

 

ドサッ

 

(さっきの場所から音?まさか・・・)

 

そこにはさっき使い魔を一瞬で倒した男が倒れていた。

 

「コイツは一体・・・何者なの・・・」

 

「う・・・うぅん・・・」

 

私の呟きに答えるように意識を取り戻す男。私は気になった為声をかける。

 

「気を失ってたようね・・・立てるの?」

 

「この声は・・・さっきの恩人のお嬢ちゃんか・・・数分寝れたから立てるよ・・・っと」

 

そう言いながら男はまだ覚束無い足で立ち上がった。

 

「さて・・・俺は今晩の飯の材料買って帰るけど・・・お嬢ちゃんは?」

 

「私は・・・あなたについて行くわ・・・」

 

(コイツを私自身の目で見極める!・・・まどかの為の見方となるか敵となるか・・・)

 

「・・・お嬢ちゃん・・・悪い事は言わないよ?見ず知らずの男について行ったら危ないから帰りなさいな・・・」

 

「そうもいかないわ・・・あなたの正体・・・気になるから私自身の目で判断させてもらうわ・・・」

 

「いいけど途中まで荷物持ちやらせんぞ?男女平等主義だから重いって言っても持たせるぞ?」

 

「構わないわ・・・さあ、行きましょう」

 

「ったく・・・知らねぇぞ・・・そう言えばお嬢ちゃん、名前聞いてなかったな・・・俺は友勝 努」

 

「暁美ほむらよ・・・」

 

「いい名だな・・・なんて呼んで欲しい?俺の候補は暁、ザーボン、卑の意志があるけど・・・」

 

友勝努が渾名の候補をあげると思わず私はズッコケてしまう。

 

(何よその候補!なんか犯罪集団とキモくなるナルシストと何でもかんでも囮にしたり手のひら返す様な渾名しかないじゃない!!全力で拒否らないと・・・私の渾名が凄いことになる・・・)

 

「何よそれ!?それ以外なら別になんでもいいわよ!」

 

「じゃあほむで」

 

「さっきのよりはマシね・・・あなたはなんて呼べばいい?」

 

「んっ〜・・・僕の事は親しみを込めて友勝院さんと呼んでくれ!」

 

またしても私は唖然としてしまった・・・

 

(友勝院さんって何よ!?訳わかんないよ・・・もう面倒臭いから苗字でいいよね・・・)

 

「それじゃあ友勝さんでいいわよね・・・」

 

「あらぁ〜無視かよ・・・って先行くなよ!お〜い!!」

 

その後私は友勝さんの今晩の夕食の材料の買い物に付き合わされたが・・・1ヶ月の間違いじゃないかと思った。肉、野菜、魚を殆ど買占め、最終的に有り得ないほどにエコバッグを腕に吊るす事になった。

 

その後・・・

 

「よし、そろそろ手伝いはいいや・・・サンキューな!」

 

「え・・・えぇ・・・助かるわ・・・」

 

「とりあえず今日は凌ぎで飯を買えたからいいけど・・・今度から気をつけるとするか・・・」

 

「是非そうしてちょうだい・・・」

 

「さて・・・そうだ!!今日手伝ってくれたんだし明日は任せろや!!」

 

「・・・?なんの事?」

 

「明日、君と同じ気配をした女の子が一般人二人をさっき瞬殺したやつみたいなの倒すところを見学させるためだか知んないけど連れていくみたいだから・・・ほむはそれに口を出すつもりなのは分かってるから変わりに俺が一般人二人を守ってあげようかって言ってんの!!」

 

「・・・なんでそんなことが分かるの?」

 

「それはまだ教えることは出来ねぇんだよな・・・俺自身がまだ理解出来てないからな・・・それに・・・お前口下手そうだし実際そうじゃん」

 

「うっ・・・」

 

図星を突かれ、私は目を逸らしてしまった。

 

(確かに前の私ならそうじゃないと言えるのかもしれない・・・けれど今はまどかを助ける事に夢中になりすぎて少し・・・ほんの少しだけ口下手になってるのかもしれないかも・・・)

 

私は自分にそう言い聞かせてから少し考える・・・今目の前にいる男は何故だか信じれる・・・信じられる、信じてみたくなる・・・そう思って出た返事は・・・

 

「結構嫌だけど・・・お願いするわ・・・」

 

「はいはい・・・それじゃ、また会う日までな〜」

 

そうして結果はいい方へと転がっていったが根本的なところがまだ解決しないでいた・・・それはまどかを契約させないような環境を作ることだ・・・今は巴マミやインキュベーター・・・不安材料が近くにいることでいつ契約してもおかしくない状況にあったのだ・・・

 

そしてとある夜・・・私は巴マミと直談判をしてまどかの契約を阻止する事にした・・・だが結果は悪い方に繋がってしまった。

 

「なら二度と会う事のないよう努力して・・・話し合いだけで事が済むのはきっと今夜で最後だろうから・・・」

 

そう言い残してマミはその場から去ろうとしていた・・・

 

その時・・・

 

「ちっちぇえな・・・」

 

「「!?」」

 

私達は聞き覚えのある男の声に驚いた。

 

「さっきから聞いてりゃお前らヒソヒソヒソヒソ本心ぶちまけずに話を進めてんじゃねぇよドカスが・・・その上まーちゃん・・・鹿目まどかをダシにして更にヒートアップですかぁ?お前らって自分の利しか考えてねぇ口だけ達者な政治家と言ってることやってること全く変わんねぇぞ!?それでも言えねぇことならお前ら今すぐここでぶっ殺してあげましょうか?そしてその後お前らの体を使って人傀儡にしてコレクションにしてやろうか!?あぁん!!」

 

いきなり友勝努の登場に驚きを隠せない二人・・・その上彼の表情は養豚場の豚を見るような冷たい目だった・・・

 

「ほむ・・・お前なにか隠してるだろ・・・しかも言っても分かって貰えない・・・分かってもらえることを諦めてるだろ?」

 

「え?」

 

私は心臓が飛び出そうになった。

 

(なんで?なんで隠してること、分かって貰えないことも分かるの?一体・・・どこまで分かってるの?この人は!)

 

私は動揺しつつも何とか切り抜けようと顔を強ばらせた。

 

「みーちゃん居るとこでは言えねぇなら後で言え・・・みーちゃんには内緒にしてやるから・・・だがそれでくだらない事抜かしたり嘘ついたらお前に明日が来ると思うな・・・」

 

未知の恐怖というのも合わさって彼の威圧に私はまるで蛇に睨まれた蛙のように震え上がった・・・

 

「どうやらビンゴのようだな・・・みーちゃん!」

 

「は、はい!」

 

「詳しい話は俺が聞いとく・・・おめぇはもう帰れ・・・そろそろ宅配が着く頃だから受け取ってくれよな」

 

「宅配?」

 

「昨日の食事の礼だ・・・再送しねぇからとっとと帰る!話の内容は話せるタイミングか伝えられる内容かどうかこっちで判断して伝えるから急げ!」

 

「分かりました・・・では暁美さん・・・ごきげんよう・・・努兄さん・・・また来てね・・・」

 

「あぁ・・・気をつけて帰れな」

 

そう言って巴マミはその場から立ち去った・・・

 

「さて、ほむ・・・何を隠してる・・・」

 

「別に・・・あなたには関係ないわ・・・」

 

(そんな事ない・・・ワルプルギスの夜が来ればこの人も巻き込まれる・・・それに使い魔も倒せる人間なら素性を調べて協力して欲しい!!・・・でもどうしたら・・・)

 

「ふぅん・・・お前、つまんないウソつくね・・・」

 

「え?」

 

(な・・・なんで?なんでこの人はすぐ見破ってくるの!?)

 

「お前には何となく察しがついてると思ったんだが・・・俺には色んな能力が備わっている・・・タイプも様々で起動式能力、誘発式能力、自動式能力、永久持続式能力・・・もっと沢山あるが少なくとも色んな能力がある・・・そんな俺に・・・嘘が通じると思っていたのか?」

 

「っ!」

 

(・・・もう全てを話すしかないのかも・・・)

 

「もう一度聞く・・・何を隠してる・・・」

 

「分かったわ・・・話すわ・・・私が何故鹿目まどかを契約させる訳にはいかないかを・・・」

 

そうして私は所々曖昧にして理由を語った・・・だが・・・

 

 

 

 

 

「なるほど・・・って言いたいとこだけど・・・」

 

「?」

 

(え?)

 

「話の途中で嘘を見つけた・・・いや、嘘と言うより誤魔化しか・・・まだ何かあるなら全て話せ・・・俺の力で解決に導いてやるから・・・」

 

この時、私はついに観念したわ・・・この人には隠し事なんて出来ないと・・・

 

(もうダメだわ・・・この人には勝てる気がしないわ・・・)

 

「分かったわよ・・・全て話した方がいいようね・・・」

 

 

 

そして私の知る限りのこと全てを彼に語った・・・すると彼は腑に落ちたような顔を浮かべていた。そしてその顔には青筋が浮かんでいて怒りを表していた。

 

「やっぱり・・・予想通り過ぎたな・・・」

 

「え?」

 

「まずおかしいんだよな・・・お前だけ時の流れが違うって思ってた・・・」

 

「分かってたの?」

 

「能力が多すぎて色々分かっちまうんだよ・・・だがそいつ自身に嘘なく話してもらうまで確信しないタイプだからな・・・それよりあのグルド・・・詐欺師に向いてやがるな・・・」

 

「グルドってなんなのよ・・・」

 

「宇宙外生命体の一体だ・・・そんな事よりアイツの話はうますぎると思ったんだ・・・本当に戦うだけで願いがなんでも叶うとしたら奇跡と思っちまう・・・だが契約というのはメリット、デメリット全てを明かすまで交わさないのが普通だ・・・だが第二次性徴期を終えたばかりの女の子はそんなん知る由もねぇ・・・卑劣な奴だな・・・」

 

「理解してもらえるの?」

 

「疑う必要なんてねぇよ・・・それより対策だな・・・今言っても半信半疑で状況は悪くなるな・・・紐を解いてくしかないか・・・」

 

「やっぱりあなたはイレギュラーね・・・」

 

「・・・まあな・・・俺は血に汚れ血に飢えて血を分かつものが居ない過去に柵を持って後悔し続けるクズだからな・・・」

 

「え?」

 

(クズ?・・・この人は一体何を・・・)

 

私は彼が零すように発した言葉に疑問を覚えた。だが彼の顔つきが元に戻り話を戻した。

 

「まあそれは時が来たら話すとしよう・・・今はインキュベーター対策を・・・っあ!」

 

すると友勝努は悪い顔をして私に提案する・・・

 

「危険を知ってもらうためには危険を知る必要がある・・・俺たちが掌で踊らされてると思いきや逆にアイツらが踊らされてる事にしてやれば余裕だな・・・」

 

「何を考えてるの?」

 

「なぁに・・・お前の時間旅行を終わりにする計画だよ・・・もう二度と同じ結末にはしねぇよ・・・」

 

「え?」

 

 

「つまり・・・お疲れ様・・・ほむちゃん・・・」

 

私の頭に手を置き優しく撫でる・・・それは友勝努の手でとても優しく温かいぬくもりを感じた・・・

 

「俺の恩人を助けようとずっと時をさまよっていたんだな・・・悲しい時の旅はもう終点だ・・・ありがとう・・・お疲れ様・・・」

 

「もう・・・終わりでいいの?・・・あなたに任せてもいいの?・・・」

 

「信じなくてもいいさ・・・だがまーちゃんの為にお前がそんなに苦しんでくれたことを・・・俺は必ず行動で感謝を示すだけさ・・・」

 

 

「ありがとう・・・ありがとう!」

 

私はダムが決壊したように涙を流す。

 

 

 

(そう言えば私ってば素直に誰かに甘えるのってまどかにもやった事なかったわね・・・)

 

泣き止んでから私はそう考え彼を見つめていた・・・

 

(友勝・・・努・・・さん・・・不思議な人ね・・・)

 

だがその時私の胸は高鳴っていた。

 

(あれ?・・・なんなの?この感じ・・・努さんを・・・見ていたら・・・何だか胸が・・・)

 

「ん?どったの?ほむちゃん」

 

「何でもないわ・・・努・・・」

 

「そうか・・・って努?」

 

「〜〜〜!?///」

 

(何言ってんの!?私!!いきなり下の名前で呼び捨てって・・・これじゃあ・・・私が努に・・・いやいや違う!違うと思う!!)

 

私は努に特別な感情を持っていると感じ、赤面ながらに否定する・・・が・・・

 

「そっちの方が呼びやすいならそれでいいぞ?基本俺は敬語は使うのも使われるのも苦手だからな・・・」

 

彼は鈍感だった・・・

 

「・・・ならそうさせてもらうわ・・・」

 

(何よ!意識してたの私だけなの!?なんか凄く悔しい・・・)

 

そんな事がありながらもその日から私は努さんを信じてここまで来た・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

そしていよいよ明日はワルプルギスの夜との決戦・・・今までとは私もみんなもレベルアップしてる・・・これまでと同じ結末になることはありえない・・・そう・・・今度こそ・・・アイツを倒せる!!

 

「絶対に・・・負けない・・・いや・・・負ける気がしない!!」

 

 

 

だが私たちは後に知ることとなる・・・私たち魔法少女がいかに無力かを・・・

 

 

 

 

 

そして・・・私たちの特別な人(友勝努)の目を背けたくなるが無理矢理目を合わせられるような辛く重く悲しく険しく・・・私たち魔法少女より理不尽で、不条理で、不幸せで、不都合で、見苦しくて、みっともなくて、聞くだけでも吐き気を催すような彼の過去を・・・




作「ふぃ〜・・・そろそろワルプルギスか・・・」

努「やっと闘いが始まるのか・・・」

作「残念ながら・・・次の話でもまだ戦わないぞ???」

努「なんだと!?じゃあ次は何をするつもりだ!?まさかゴールデンタイムのジャンプアニメのように1話から今への振り返りか?」

作「それは実質今回までのがそうじゃね???」

努「言われてみれば・・・」

作「まあ次回までのお楽しみってことで!!!」

努「無駄に引き伸ばすな・・・龍球のアニメかな?」

作「それはどうかな???」

努「なにっ!?」

作「とりあえずそろそろここらでしめるべ!!!そんじゃ!!!みな様々!!!」

作努「また次のお話まで!!!バイバーイ!!!」


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第20話 決戦前夜!!魔法少女の想いと努 最凶の賭け!!

ブロブロブロブローノブロパピコです!!!

変な挨拶はさておき、まず精神と時の部屋に入った魔法少女達なんですが・・・年は変わっておりません!!!ただ加齢を止めて修行していたので年齢が19とか20になってることはありませんし見た目も変わっておりません!!!理由はそのうち明かされますのでそこだけは先に伝えないとって思ってこの場をお借りして書かせていただきました!!!

それでは気を取り直して・・・今回は決戦へ向けてそれぞれがどうしているかにフォーカスを当ててみました!!!

みんなどうしているのか・・・たのしみですね!!!

それではで本編どうぞ!!!


 

 

 

 

SIDEさやか

 

「ふぅ・・・食べた食べた・・・まさか普通のご飯がこんなに美味しく感じるなんてね・・・」

 

アタシは家で夕食を食べ終えベッドに寝転がった。そして精神と時の部屋で努兄から貰った今首に掛けているドッグタグに目をやる。

そこには【利】とそれに纏わる彼が作った名言掘られていた。

【It is third-rate if only one person benefits from profit.《利とは、一人だけが得をするようではそれは三流である。》

It can be said that the true benefit is to share it with yourself, the other party, and others.《自分、相手、そして他人に分け与えてこそ真の利と言える。》】・・・つまりあの時の願いは恭介一人だけを思った願いだったということだ。そんな未熟なアタシにはこの言葉の意味がよく分かる・・・しっかり自己満足でもいいから幸せと思いたいなら時には見返りも必要だって事を・・・見返りが無ければそれは相手と他人だけが利となる・・・そこにアタシは居ない・・・つまりこの状態だと努兄は利とは呼ばず被害者と加害者と呼ぶ未来が見えてくる。彼は自分に厳しく他人には必要以上に優しく厳しい人だから、幼馴染だろうが容赦なく怒ってくるに違いない・・・アタシは知ってる・・・あの人は毎日努力して幸せであろうとしているところを・・・

 

「ホント・・・あの人には勝てないな・・・努兄・・・」

 

アタシはいつか努兄に勝てるようになりたい・・・それは強さでもなく、優しさ、賢さでは無く、あの人よりも今を幸せと思えるような人生を送れるようにしたい・・・今のアタシは恋愛より努兄に負けないようにすることで目一杯だった。その為には・・・

 

「土台となってもらうよ・・・ワルプルギスの夜!!」

 

そう言って私は寝息を立てて眠りに着く。

 

 

 

SIDEマミ

 

 

「・・・よし!」

 

私は明日に備えてイメージトレーニングをやめてお風呂に入ってストレッチをして紅茶を飲みながら努から宅配で貰ったドッグタグに目を向ける。そこには【友】と彼が作った名言が掘られていた。【Friends aren't meant to get used to. 《友とは、馴れ合いをする為に作るものでは無い。》If everything is gone and you hit a big wall, you can leave your injured arm.《何もかも無くなって、大きな壁にぶち当たったら自分の傷ついた腕を預けられるかである。》】・・・確かに私はずっとひとりぼっちだった・・・仲間や友達が欲しくて鹿目さん、美樹さん、佐倉さん、暁美さんに先輩として接していたけどそれこそ馴れ合いだったのかもしれない・・・なんでかというとそれは私自身が孤独を紛らわすために彼女達を利用していたからだ。努兄さんはそれに気づいていた・・・だから私を本当の仲間と・・・友と言えるようにあの時、本人はいやいやだったかもしれないけど泊まってくれたんだと思う。それから私は魔法少女の先輩としてでは無く同じ運命に立たされた魔法少女として対等に分かり合えた・・・だからこそ私は戦える。前とは違う、守らなきゃいけない使命感で戦わされるのではなく、守りたい願望と守らなきゃいけない大切なものがあるから更に強くなれる・・・例えそれがワルプルギスの夜でも・・・

 

「生まれ変わった私を・・・たっぷり味あわせてあげるわ!」

 

そう言って私は寝床に着いた。

 

 

SIDE杏子

 

「努〜!風呂上がったぞ〜!」

 

アタシは飯を食った後、努に

 

「明日は早いし辛く険しい戦いになるんだから早く風呂入って歯磨いてとっとと寝な」

 

と言われて、すぐに風呂に入って風呂から上がって次努が入るかと思いきや置き手紙が机上に置かれていた。

 

「なんだ?・・・え〜〜っと・・・」

 

【少しだけやり残した事がある。明朝には戻る。】

 

そう描き綴られた手紙を机上に戻しアタシは溜息を着く。

 

「やれやれ・・・忙しないやつだな・・・でもそんな奴だからみんな頼っちまうんだよな・・・アタシもな・・・」

 

そう呟いて努から養子にして貰った時にもらった首にかけているドッグタグをふと握る。そこには【情】とそれに纏わるアイツが作った名言が掘られていた。【Emotion is a type of emotion that everyone has in their hearts. 《情とは、誰しもが胸に秘めている人を想う感情の一種である。》There is nothing more difficult than not hiding that heart and not hiding it for others, but since true emotions can be conveyed not only by words but also by actions, it can be conveyed unintentionally. 《その心を隠さず人の為に隠さず伝える事程難しい事は無いが、真の情とは言葉だけでなく行動でも伝えることが出来るから意図せず伝える事が出来る。》Only when it can be done will it have true feelings.《それが出来てこそ本当の情を併せ持つという事だ。》】・・・アタシはそんな人間できちゃいない・・・だけどよく思い返してみるとアタシの魔法少女として始まったのは父さんに情をかたむけたからと思うとアタシにもあるのかもしれない・・・さやかと戦う時に周りに気をかけて結界を貼ったり、さやかに対して気にかけたり、努に対して気が気でないほど気にかけたりとか・・・そう思うとアタシは情に溢れてる人間なのかもしれないと単純だと思うがそう思ってしまう・・・ホント・・・調子狂うぜ・・・アンタはアタシを変えた・・・いや、かつてのアタシに戻しちまったんだよな・・・この恩は相当でかいぜ・・・おかげでマミとも仲直り出来てさやかと友達になれた・・・

 

「いつかこの大きな借りを返してやるから・・・それまでよろしくな・・・努・・・」

 

そう言ってアタシは寝室に行ってベッドに身を投げ深く意識を落とす。

 

 

SIDEほむら

 

「・・・よし!これだけあれば・・・後はアレを・・・」

 

私は明日に備えて自分が持っている武器をしていた。今までの私だとこの量は少ない・・・と感じていたが修行によって私には武器を使う戦いより他に適した戦い方を学べた為、武器はもしもの時を考えて最小限に抑えている。・・・いよいよこの時が来た・・・今回は魔法少女が全員いる・・・まどかが契約してない・・・その上頼りになる最強の味方、努さんがいる!!・・・だけど何度も戦いっているせいか震えと嫌な予感が止まらないでいる・・・確かに今まで私はアイツにやられてきた・・・けど今までの私とは違う・・・もう誰にも負けないと思えるほどではないがワルプルギスの夜には負けない力を手にしたつもりだ・・・努さん・・・気が早いけど・・・

 

「ありがとう・・・」

 

そう呟き私は床についた。

 

 

 

SIDE努

 

俺はワルプルギスの夜に備え、俺は精神と時の部屋で封印の確認、武器や道具の確認、そして己の体の様子を確認をした。

 

「よし・・・万事OKだ・・・問題なのが奴の実力が能力でも一部しか分からないのが問題・・・一番厄介な所だな・・・不安材料しかねぇ・・・」

 

戦場で一番危険なのは敵の戦力が分からないことだ・・・強さ、数、パターンが分からないのは敗北に繋がる事が大多数だ・・・だがそうは言ってられない・・・あと半日もすれば現れるのは分かっている・・・なら何をすべきか俺が一番よく分かってる・・・戦場に赴くのは多分ベテランのマミや遡行を繰り返してるほむらより多いと思うからだ・・・しかも8割程死線だった・・・だから俺は良く言えば完璧主義者、悪く言えば臆病者でもあったが・・・今回はそうは言ってられない・・・何故ならこの戦いの敗北条件は守れるものを守れなかった時だからだ・・・勝利条件は犠牲者0でワルプルギスの夜をぶっ倒す事だ・・・いくら俺が精神と時の部屋で腕を上げても修行の質がまだ未熟・・・故に俺はまだ弱い・・・だが負けちゃいけない・・・背負うものが多すぎる上に大きすぎるが何一つ欠けちゃいけねぇ・・・やるしかねぇ・・・

 

「あっちの様子はどうかな?」

 

俺は分身と共に修行している少女の元へ向かったのである・・・

 

 

SIDE 分身努

 

「ハァ・・・ハァ・・・」

 

「どうした?もうバテたのか?」

 

「ま・・・まだ・・・やれるよ!」

 

「なら修行を続けるぞ・・・お前は杏子が最初に入った後に1度出てからずっと入ってるんだ・・・あまり無茶はするなよ・・・」

 

彼女は膝を着いてバテてたがまだやる気がある様なので修行を続ける事にした。

 

「大丈夫だよ努さん!私は私なりにやるってあの時決めたんだから・・・最後までやり通すよ!!」

 

「あの時言った俺の言葉通りにか?」

 

「うん!・・・【真っ直ぐ自分の言葉は曲げねェ!それが俺の覚悟だ!!】・・・ってね!!」

 

彼女はそう言って俺にウィンクをした。

 

「・・・ならやるぞ・・・お前の願いも決まったんだろ?お前のこれからの戦い方は俺がしっかり仕込んだんだ・・・それプラス俺の一部の戦術を加えればお前はアイツらより遥かに強くなれる・・・」

 

「・・・だけどそれができるのは・・・」

 

「あぁ・・・賭けになる・・・俺はまた暴走を自ら引き起こすがそれが出るとは限らない・・・失敗したらお前は闘いながら逃げろ・・・いいな?」

 

「うん!・・・だけどあなたなら出来ると私は信じてるよ・・・」

 

彼女のその言葉に俺は照れてしまう・・・

 

「そうかい・・・なら再開だ!」

 

そう言って彼女はその言葉に反応し立ち上がって俺の元へ走ってついていく・・・その時彼女の首にかけてあったドッグタグが優しく揺れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの想いを胸に抱き、決戦へと体を休める魔法少女達・・・果たして・・・努達はワルプルギスの夜に勝てるのか!?そして分身努が修行をつけていた少女は一体・・・誰なのか・・・そして努の言う賭けとは・・・?




ブロピークッキングー

材料
シューストリングポテト お好みの量
コンソメ顆粒 適量
マヨネーズ お好みの量
にんにくチューブ お好みの量
パセリ 適量
サラダ油 適量

作り方
① 油を180℃まで温める
② シューストリングポテトを食べたい分だけ揚げる
③ 箸で掴んで固くなっていたらポテトを取り出してボウルにキッチンペーパーを敷いてそこに取り出して油を落とす
④ 油が表面から落とせたらコンソメ顆粒をお好みの量ふりかけ混ぜる
⑤ しっかりと混ざったら皿に盛り付ける
⑥ 別皿にマヨネーズ、にんにくチューブ、パセリを入れて混ぜ合わせる。この時の割合は4:3:3でやるのがオススメ
⑦ 完成

コンソメポテトwithガーリックマヨネーズ

作「1kgの業務用いつも買っていつもこれ作るほど癖になるんだよな〜みんなもぜひ食ってみてくれ!!!」

努「量が全部お好みか適量しかねぇじゃねぇか・・・」

作「男飯に基本量は全て適量・・・ここテストに出ます」

努「なんのだ!?・・・それよりもう終わるか・・・」

作「だな・・・後書き何も浮かばなかったからレシピのせたからな・・・それでは皆様・・・」

作努「また次のお話まで!!!」


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第21話 スーパーセルとは復活してパワーアップを遂げた人造人間セルでは無く、簡潔に言うとめちゃんこ凄い嵐である。

おはよう・・・世界の諸君・・・今回だが展開上短くなっている・・・

バトルに突入はするがまだ本格的には戦わん・・・だから引き伸ばすのに手こずったのだがまあこれはこれでいいだろう・・・

それと10日後・・・セルゲームを開かせてもらう・・・

作「ってちょっと待てぇい!!!妄想ん中だけ出番与えたからって前書きに出るな!!!」

セル「ちっ・・・鬱陶しいザコが・・・」

作「あ〜もうめちゃくちゃだよ・・・ぐたっちまったがそろそろ始めさせてもらうぜ・・・それでは本編行ってみよ〜!!!」


 

 

 

 

 

 

 

SIDE努

 

決戦当日・・・俺と魔法少女四人達はワルプルギスの夜が現れるポイントにて待機していた。辺りは嵐の前の静けさではあったが空は曇っていて警報が出ていた。

 

「こりゃ・・・相当なもんだな・・・」

 

「そうね・・・私はアイツに何度も挑んでるからよく分かるわ・・・この感じ・・・間違いなくヤツよ・・・」

 

「その度にこんな空になるの?」

 

「ええ・・・この後・・・スーパーセルが来るの・・・」

 

(ッ!?!?)

 

俺は慌てて腰を抜かしてしまった・・・

 

「な・・・何だと!?セル!?・・・スーパーセルって事は・・・マズイ!!」

 

(今の俺じゃあ本気出して栽培マンと互角・・・いやもしかしたら負けるかもしれねぇレベル・・・そんな俺がセル・・・しかもスーパーって事は悟飯を追い込んだあの形態だ・・・ほむちゃんと約束したのに・・・クソっ!!)

 

俺はワルプルギスとの戦いの前にとんでもない奴と戦うことに恐怖を感じていた・・・

 

(このままでは・・・)

 

 

 

 

ここからは俺の未来予想だ・・・

 

「フフフフフフ・・・」

 

緑色したセミのような感じの生き物が廃墟と化した街中で佇む・・・そしてその周りには・・・

 

「カハッ・・・」

 

「うぅ・・・」

 

「クソッ・・・」

 

「そんなっ・・・」

 

倒れる魔法少女がいた・・・

 

「くっ・・・思ったより・・・セルのパワーが強かった・・・」

 

「お遊びはもうせんぞ・・・地球ごと消えてなくなれぇい!!!」

 

デデーン

 

これで、この物語はおしまい・・・

 

 

 

 

魔法少女まどか☆マギカ 〜偽編 眇たる救世主〜

 

 

 

〜fin〜

 

 

 

 

(・・・ってことになっちまう!!)

 

俺は顔面蒼白で震え脅えていた・・・だがそこに・・・

 

「何がマズイの?努兄」

 

「一応避難警報も出てるから一般人は大丈夫だと思うけど・・・」

 

さやかとマミは落ち着いた顔して俺を安心させようとしたが・・・

 

「警報!?そんなんで大丈夫なのか!?」

 

(ってか警報って何!?セルとかフリーザとかマダラとかかぐや一族とかビックマムとかサカズキとか戸愚呂兄弟とか出る度に専用の警報があんの!?逆に聞きてぇよ!!)

 

「と言ってもただの凄い嵐だろ?何をそんなに焦ってるのさ」

 

「・・・え?嵐?」

 

俺は杏子の言葉によってだんだん冷静になっていく。

 

「すんごい嵐の事をスーパーセルって言うの?」

 

「まさか・・・知らなかったの?」

 

「・・・すまん・・・勘違いしてた・・・」

 

俺はてっきり嵐では無く【ぶるあぁぁぁ】とか【笑えよ】とか言う方かと思って居たが違ったようだった・・・

 

「一体何と勘違いしてたのさ・・・アタシでも分かるぞ?」

 

「しょーがないじゃん!!こちとら色々あったからそんなもん学ぶ暇なんて・・・」

 

俺は今までにも感じたことない大きな気配を察知して言葉を途中で止める。

 

「努さん・・・」

 

「分かってる・・・来たな・・・」

 

ほむらを始め俺たちは目の前に現れたワルプルギスの夜にメンチを切っていた・・・

 

「行くぞ・・・俺たちの勝利条件は・・・」

 

俺は足に力を入れて言葉を溜めた。そして大きく飛び上がり叫ぶ。

 

「全員守り抜いてこいつを倒す!!それだけだ!!」

 

「「「「了解!!!」」」」

 

俺たちは敵を撹乱する為に周りに散って行った。

 

「さて・・・どう出るか・・・」

 

俺はビルの屋上に立って手首をふら付かせてボソッと呟いた。

 

「とりあえず・・・これで行く!!」

 

俺はワルプルギスの夜に向かって飛んでいって右拳を握り締め力を込める。

 

「いきなり飛ばすぜ・・・10連・・・」

 

俺はワルプルギスの夜と0距離まで近づき、右拳を大きく振りかぶった。

 

「釘パンチ!!!」

 

するとワルプルギスの夜は勢いよく吹っ飛ぶ・・・だが

 

「アハハハハ・・・アハハハハハハ」

 

「効いてねぇ・・・」

 

ワルプルギスの夜は何事も無かったように街に近づいていく。

 

「まだやれる・・・ほむちゃん!みーちゃん!遠距離援護を頼む!さーちゃんときょーちゃんは俺の後ろでバックアップを頼む!!」

 

「「「「了解!!」」」」

 

「まあまだ挨拶代わりだからな・・・時間がもったいない・・・これからどんどん飛ばしていくぜ!!」

 




努「作者・・・どこへ行くんだぁ?」

作「お・・・お前と一緒に・・・7周年オールスターのレベルを999にする準備だァ!!!」

努「1人用のスマホでか?」

作「うおおぉぉ、おぉっっ、自分の考えたキャラに殺されるとは・・・これもお笑い作者の定めか・・・」

努「ソシャゲもいいけどとっとととっとととととと(ヨッ○ーアイランド風)を書けぇ!!」

作「明日まで!!!明日までお待ちください!!!」

努「こんなだらしない作者ですまない・・・それでもよければこの作品を見守ってくれ・・・」

作「それでは今回はこのへんで・・・」

作努「またな!!!」


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第22話 努散る!? そして現る混沌より這い寄る過負荷(マイナス)

はいどうも!!!一昨日何故か7.8で熱出して翌日6.1まで気合いで下げて後遺症0で抑えたブロパピコです!!!

いやぁ・・・早朝出かけて昼過ぎに帰ってきてその後夜まで仮眠したら何故か頭が痛かったから体温計探して計ったら7.8あったのはビビりましたよ・・・最近ハンドソープも新しく補充して健康には気を使ってたのにやらかしましたね・・・原因おそらく部屋の換気不足だと思ってるんで定期的に換気しないとダメだね!!!

みんなも体に気をつけて平和に生活してくださいね!!!

さて・・・今回はワルプルギスとの決戦・・・原作でのラストバトルって言うことで今回含めあと5話程度続きますので暖かい目で読んでもらえれば嬉しいです!!!

それでは・・・本編へどうぞ!!!


 

 

 

 

 

SIDE努

 

「っち!!硬ぇな!!」

 

俺たちがいくら反撃しても本体はちっとも効いていなかった・・・むしろこっちが消費していた・・・

 

「お前ら!!ソウルジェムは大丈夫か!?」

 

「私は大丈夫!」

 

「アタシも!」

 

「私もまだ大丈夫よ!」

 

「アタシも大丈夫・・・って何回もしつけぇぞ!」

 

「お前らはソウルジェムを気にしながら戦わないといけねぇんだから仕方ねぇだろ!ハァ・・・とりあえず・・・ハァ・・・次行くぞ次ぃ!!!」

 

俺は自分の体にガタが来てるのを察し勝負を急いでいた。

 

「ほむちゃん!ハァ・・・上から攻めてみる!!ハァハァ・・・アレを貸してくれ!!ハァ・・・」

 

「アレ!?何を!?」

 

「とりあえず・・・借りるぜ!!」

 

俺はほむらの盾を掴みあるものを俺の異空間にしまい込む。

 

「これならどうだァ!!スタープラチナ・ザ・ワールド!!!」

 

そして時は止まり出す。

 

「俺が借りたのは・・・ロードローラーだッ!」

 

止まった時の中俺はロードローラーをワルプルギスの夜に落とした。そして・・・

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオォォォォォォォラッァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」

 

そして時は動き出す・・・

 

ワルプルギスの夜は地面に沈みロードローラーの爆発に巻き込まれてそこにはクレーターが出来ていた・・・だがそれでも・・・

 

「アハハハハハハ・・・アハハハハハハ」

 

相変わらず不気味な笑い声と共に俺たちに近づいてくる。

 

「ちっ・・・とっとと本体ぶっ叩きたいのに使い魔が邪魔だ・・・そっちは基本魔法少女組に任せてるが・・・クッ!・・・体が・・・言うことを!?」

 

時間切れ(タイムオーバー)・・・もうそろそろ俺は能力を使えなくなっちまう・・・ここまで来ても・・・やっぱり・・・アイツには・・・

 

俺はふと目を閉じた。すると今までこの見滝原で出会った人の顔が思い浮かんでくる。

 

(そうか・・・そうだよな・・・俺は・・・負けらんねぇんだ!!)

 

俺は目を開き賭けの一手をうつことにした。

 

「お前らは・・・俺が守ってみせる!!例え・・・この身が滅んでも!!」

 

俺は残り少ない力を体に巡らせ・・・一気に爆発させる!!!

 

「ハァァァァァァァァ・・・」

 

静かに溜まった力はやがて周りの瓦礫を持ち上げ少しずつ大気が震えていった。

 

「カラダもってくれよ!!界王拳三倍だァァァァ!!!」

 

俺はワルプルギスの夜に近づくが途中で使い魔が妨害してきた。

 

「おめェら!!ジャマだァァァ!!」

 

俺は迫り来る四体の使い魔を一撃で倒し本体へと向かう。

 

「つぁぁぁりやぁ!!」

 

始めに顔を蹴り、

 

「だりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ」

 

高速移動しながら体中に飛び回りながら殴り続けた。

 

「喰らえ!!三倍界王拳の!!!」

 

殴り終えた瞬間一気に中距離ぐらいまで離れ・・・

 

 

後ろに回した両手にエネルギーが集まっていきそれを・・・

 

「波ぁぁぁぁ!!!!!」

 

ワルプルギスの夜に向けて放った。

 

「アハハハハ・・・アハハハハハハハハ!!!」

 

奴も負けじと口から炎を吐き出して撃ち合いになっていた。

 

「ぐっ・・・ぬぬぬぬぬぬぅ!!!」

 

俺は押されていた・・・何故ならまだ界王拳は三倍まで耐えきれる体ではなかったからだった・・・体中から悲鳴をあげるようにミシミシと負荷がかかっている。だがこのまま撃ち合いをしても負ける事は明確だった・・・だったら俺のやれる事は・・・

 

「ま・・・け・・・る・・・かぁぁぁぁぁ!!!!カラダよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!もってくれよぉぉぉぉぉぉぉ界王拳四倍だぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

界王拳の倍率をあげて俺のかめはめ波の威力をあげてさっきまで押されていた俺は一気に優勢になって魔女は俺のかめはめ波をまともに喰らった。

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ッハァ・・・ハァ・・・どうだ・・・そろそろくたばったか?」

 

限界まで引きあげた結果界王拳は解け、英雄の1ページ(ジャンプフォース)が徐々に強制解除されていった・・・

その中・・・俺は煙幕に包まれたワルプルギスの夜を見つめ煙が晴れたそこには・・・

 

「なん・・・だと?」

 

少しだけダメージを負ったワルプルギスの夜がそこに居た・・・

 

「冗談だろ?もう俺・・・動け・・・ねぇ・・・」

 

そう言って俺は舞空術が解けビルに落ちていった。

 

「ッ!?努さん!!!」

 

ほむらが俺の元へ駆けつけようとするが俺は・・・

 

「来るなぁ!!!」

 

「ッ!?」

 

「作戦の合図は・・・まだ出してないぜ?」

 

「でも・・・!」

 

ほむらは俺の言葉に異議を申し立てようとしたがその時、ワルプルギスの夜の様子が変わっていく・・・

 

「そうかい・・・奴さん・・・ついに本気を出したか・・・」

 

ワルプルギスの夜はいつも逆様の姿で居たが下の土台を俺が半壊したせいで本気を出して起き上がってしまった。

 

「来いよ・・・絶望へと逃げた敗北者が・・・テメェに俺が殺せると思うな・・・」

 

そういった直後、ワルプルギスの夜は俺にビル丸ごとを俺に落としてきて俺はサンドイッチになった・・・

 

「そんな!?・・・努さん・・・努ー!!!!!」

 

ほむらは必死に叫んでいたがその声は俺に届くことは無かった・・・

 

 

 

〜SIDE OUT〜

 

 

 

 

 

 

〜努の精神世界〜

 

「ん・・・んん・・・」

 

努は目を覚まし辺りを見渡す・・・

 

「ここは・・・どこだ?」

 

『別にどこだっていいじゃないか・・・そんな事より君は本当にかっこいいね・・・』

 

すると後ろから学ランを着た黒髪の可愛い顔をした青年が立っていた。

 

「どこがだ・・・今もこうしてワルプルギスの夜と戦ってる魔法少女がいるのに俺はこんなとこに来ちまってる・・・戻らねぇと・・・」

 

『やれやれ・・・君は今の自分の立場がわかってないようだね・・・』

 

「そんなこと知るか・・・って今お前が出てくるってことは・・・そうか!まだなんとかなるかもしれん!!」

 

『どういうことなんだい?』

 

「俺はお前に賭けようとしてたんだよ・・・」

 

『僕なんかに期待されても困るよ』

 

「フッ・・・何言ってんだか・・・」

 

『それじゃあ・・・君の体は今日から僕のものだ・・・』

 

「へっ・・・言ってろ・・・やりはしねぇが一時的に貸してやる程度だ・・・今までのアンタのやってきた通り気に入らねぇなら螺子ふせてもいいんだぜ?」

 

『いいのかい?彼女達は君の仲間なんだろ?』

 

「そうだがお前は人を見る目があると俺は思う・・・そのお前からしても彼女達が信頼できる人間かを見定めてもらうってのもいい案だと思ってるんだが・・・」

 

『君は僕を買っているんだね・・・いいよ!その代わり・・・いずれこの借りは返してもらうよ』

 

「裸エプロンでも全開パーカーでも手ぶらジーンズでもなんでも見せたるよ・・・頼むぜ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

球磨川 禊(くまがわ みそぎ)!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SIDEほむら

 

「そ・・・そんな・・・」

 

私は信じられなかった・・・誰よりも私を理解してくれて・・・誰よりも私の事を助けてくれて・・・誰よりも優しかった努が死んでしまったことを・・・現に努はもう動かない・・・だが使い魔はそんな彼の死体に近づき死んでいるのが分からずトドメを刺そうとしていた。

 

「ダメ!・・・待って!・・・ここからじゃ・・・届かない!!」

 

そして使い魔は努の死体へ向かって攻撃をするが・・・気がつけば使い魔は全て螺子によって貫かれていた。

 

そして努は起き上がった・・・だが

 

『おやおや・・・これは一体どうしたんだろう・・・』

 

『気がつけばなんか戦いの途中みたいだし・・・』

 

『しかも戦っているのは女の子じゃないか・・・』

 

『それにあの大きな化物は一体なんなんだろう・・・あっ・・・君!』

 

『なんでこんなことになってるか分からないし僕の周りにいる化物が螺子によって貫かれて死んでるか知らないし・・・』

 

『起きた時には既に死んでたんだよ・・・だから・・・』

 

努はいつもと違う不気味な感じで淡々と述べて言って最後は大きな螺子を片手にもう片方の手を広げて言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『僕は悪くない』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




努「作者・・・最近ドカバトでオールスター終わったらしいな・・・」

作「一昨日の昼ら辺に999レベクリアしたで・・・」

努「よくそこまでやれたな・・・精神力おかしいぜ・・・」

作「大抵は動画サイトでアニメ見たり生放送みたりライブ映像見ながらやってたからたいして苦には感じなかったぜ???」

努「ゆうてお前のリア友もネッ友も大してやってねぇ・・・なのにお前はコンプ・・・お前精神状態おかしいよ・・・」

作「うっせぇぶっ殺すぞ!!!」

努「口悪いな!!」

作「なはは!!!さて・・・そろそろ終わるか!!!」

努「後書きのネタもないしな!感想とか質問とか何一つ来ないから読者はこの作品に何一つ疑問持たず理解して読んでくれてるってことだし感想述べるまでも無く良い作品って言うことだしこのままだと今後の後書きはこうして作者のプライベートでネタを作る程度しかないな!!」

作「ひ〜ん・・・それじゃあまた次のお話まで!!!」

作努「バイバ〜イ」


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第23話 狂気の過負荷!! 切り札は大嘘憑き!!

どうも・・・先程地震がありながらもこのSSを仕上げたブロパピコです・・・

皆さん!!!地震が起きたらまず身の安全を確保してください!!!その後の二次被害も考慮して動いてください!!!命!!!大事にです!!!

まあ作者のワシは時間気にしてて原稿修正にかまけて何もしてなかったんで・・・SS止められないんだけど!!!ってなるほどやってましたね・・・皆さん・・・こんな人間にならないようにしましょう!!!

さて・・・本編は何やら原作よりまずい展開になってますがこの話で魔法少女達はどうするのか!!!???そしてかつて努と約束を交わしたほむらはどうするのか!!!???それでは本編!!!

行ってみよ〜!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SIDEほむら

 

 

『僕は悪くない』

 

『だって』

 

『僕は悪くないんだから』

 

努は螺子を片手に私にそう語り掛けた。

私は雰囲気が全く違う努に問いかけた。

 

「努・・・さん・・・なの?」

 

『何言ってんの?体はその努って言う人なんだけど心は僕、球磨川禊だよ』

 

「球磨川・・・禊」

 

『そう・・・ところで君の大切な人は今は大丈夫なのかな?』

 

「あなた・・・まどかに何があったの!?」

 

『そんなの僕が知るわけないじゃないか・・・そんな事より君の大切な人はまどかって言うんだね!!覚えておくよ!!』

 

「ッ!?」

 

私は今まで感じたことが無い不気味さに戦慄が走った・・・そしてその時、巴さん達が合流してきた。

 

「努兄!大丈夫なの?」

 

「みんな!ダメ!!」

 

「え?」

 

『どうしたんだい?僕は何ともないけど・・・あっ!思い出した!君たちは魔法少女だったよね?』

 

「なぜその事を!?」

 

『僕たちはずっとこの友勝努の体に入ってたんだから大抵の事は分かるのさ、そんな事より僕に気を取られていいのかい?まだ戦いの途中でしょ?』

 

「ほむら・・・コイツ一体誰なんだ?あの努とは考えられない・・・」

 

「コイツは球磨川禊・・・そう言ってたわ」

 

「球磨川・・・禊・・・前に佐倉さんと初めて会ったとき起きたように努とは別の人格なの?」

 

「努さんの能力は自分でも詳しくは分からないって言って恐らくこの現象もデメリットだと思う・・・けど封印してもう起きることはないはずだったのに!」

 

『もういいかな・・・?そろそろ僕もちょっとだけ遊びたいんだけど』

 

そう言って球磨川はどこからともなく螺子を取り出し私達は身構える。

 

『彼は君たちを守ることにしたみたいだけど・・・僕にとっちゃどうでもいいことだし・・・ここで君たちを滅茶苦茶にしたら彼はどんな反応をしてくれるんだろうね?』ニコォ

 

((((ッ!?))))ゾッ!!!

 

球磨川は不気味な笑みを浮かべながら螺子を私たちに向けてきて、それに反応するが如く私たちは一斉に寒気を感じて後退りをした。

 

『おいおい・・・なんでそんなにビビって・・・』

 

ズバッ

 

球磨川がゆっくりと私たちに向かって歩み寄ると・・・後ろから使い魔によって気づく暇もなく真っ二つに切り裂かれていた・・・だが・・・

 

『痛いじゃないか・・・人の会話の途中に茶々を入れるなんて週刊少年ジャンプの中でも見られない外道行為じゃないか・・・』

 

一瞬瞬きをした後・・・真っ二つになっていた球磨川の体は元に戻って・・・いや、虚構(なかったこと)になっていた・・・

 

そして球磨川に更に襲いかかる使い魔・・・見たところ彼は大きな力を持っているようには見えない・・・努の身体のためにもとりあえず守らないと・・・そう思ってバックルに手をかけようとしたその瞬間・・・

 

『人の話も聞けないのかい?見たところ君たちはこの舞台のモブキャラってとこかな?それなら・・・いいぜ・・・あ、それではみなさんご唱和ください!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『It's All Fiction!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ここにいる全てのモブキャラを・・・虚構(なかったこと)にした・・・』

 

「なっ!?」

 

私は驚き、焦り、恐怖していた・・・ワルプルギスの使い魔・・・それは沢山いるがその一匹一匹がかなりの力があり普通に闘うだけでもこちらが消耗するということが繰り返した結果分かっていたため肉薄してでも闘うことにしていたのであったが・・・目の前の男は一瞬でその使い魔を全て消し去ってしまったのだった・・・

 

(努さん・・・あなたの言った通り・・・かなり危険な力を・・・私が・・・殺さないと・・・また・・・また最初っから・・・)

 

このとき・・・私の思考は努を犠牲にすることでまどかを守ることにシフトチェンジしていた・・・だが私が盾に収納口に手を入れると・・・

 

「ほむらちゃん!!待って!!」

 

本来この場からは聞こえるはずのない声が聞こえた。その声は・・・とても優しく、私の頭を冷やすには十分だった・・・

 

「え!?」

 

「この声は!?」

 

「なんでさ・・・なんでここいんだよ!?」

 

「まどか・・・どうして!?」

 

そう・・・本来避難所にいるはずの・・・私のたった1人の大切な友達(鹿目まどか)がそこに立っていた。

 

「努君からの指示で・・・ほむらちゃん!努君は一体誰!?名前は分かる!?」

 

「なんで?・・・なんで来たの!!」

 

「お願い!早く教えて!!」

 

「彼は・・・球磨川・・・球磨川禊よ・・・」

 

「ッ!!分かった・・・ありがとう・・・ほむらちゃん」

 

『おやおや・・・また他の子が・・・ん?確かあの娘は・・・』

 

球磨川はまどかの顔を見ると顔を渋めて考えていた・・・そして何かを思い出したように手を打つ。

 

『君が鹿目まどかかい?』

 

「はい・・・」

 

『努は僕が出るのを賭けていたんだよね・・・』

 

「そうです・・・あなたのその過負荷(マイナス)で私を助けて貰えますか?」

 

『・・・やれやれ・・・以前の僕ならそんな事はしなかったんだけど・・・僕も変わったもんだ・・・いいよ!それじゃあ・・・』

 

「まどか?何を・・・ダメよ・・・ソイツは努さんじゃない・・・」

 

「分かってるよ・・・ほむらちゃん・・・けどこれは努さんの作戦だから・・・大丈夫・・・球磨川さんはちょっと怖いけど優しいから・・・」

 

『そうだよ・・・僕は弱い者の味方だ・・・いくよ・・・』

 

『It's All Fiction!!!』

 

『鹿目まどか・・・君に纏わり付くその巫山戯た因果を・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

虚構(なかったこと)にした・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして球磨川は踵を返し歩き出す。

 

『さて・・・もう僕は疲れたし・・・そろそろ彼に戻ってくるように言ってくるよ』

 

「球磨川さん・・・ありがとう!」

 

『・・・やっぱり僕は惚れ症だな・・・だけど君の目には・・・君たちの目には僕はいない・・・羨ましいなちくしょう・・・』

 

「球磨川・・・」

 

『なんてことは無いよ・・・でもやっぱり闘いも恋も・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『また勝てなかった』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言って球磨川は目を閉じてあの不気味さが一気に0になる・・・

 

 

 

 

 

 

SIDE努

 

 

 

「ハァ・・・ハァ・・・サンキュー・・・球磨川先輩!!」

 

「努君!」

 

「まーちゃんか・・・上手くいったな・・・」

 

「うん・・・これで私も・・・」

 

「オイ、グルド・・・見てんだろ?」

 

「一体何をしたんだい?まどかの素質が一気に落ちた・・・どういうことだい?」

 

「教えるかよバーカ・・・先に行ってるぞ・・・」

 

「うん・・・待っててね・・・」

 

俺はワルプルギスの夜とのリベンジに向かうが・・・

 

「ちょっと努さん!どういうことなの!?彼女だけは契約させては・・・」

 

「ほむちゃん・・・もうアイツは大丈夫だ・・・」

 

「え?」

 

「アイツは様々な才能なんてない・・・だけど心ん中は様々な覚悟がある・・・もうアイツは守られるだけの人間じゃない・・・かつてお前が初めてであった時と同じように守り守られる人間になることを望んだんだ・・・友と名乗るからには意見を尊重する事も大事だ・・・信じてやれよ・・・」

 

そう言って俺はほむらの頭に手を置き優しく撫でる。

 

「さて・・・お前らは一回待機しろここまで俺の計画通りだ・・・球磨川先輩ってば使い魔全部なかったことにしたな・・・戦いは楽になるがその後が面倒だな・・・」

 

俺は指示を出した後愚痴を零した。

 

「努兄・・・」

 

「努兄さん・・・」

 

「努・・・」

 

「努さん・・・」

 

「努君・・・」

 

さっきまで死にかけていた俺に対してみんなは心配そうな顔をしていたが・・・俺は笑って言った。

 

「いってきます!!!」

 

「「「「「「いってらっしゃい!」」」」」」

 

 




作「ふぅ・・・後はここで後書きを・・・」

努「作者!お前バカだろ!?」

作「何がだ?」

努「あるめっちゃ辛い焼きそば食った結果その後買い出し行った結果7.8分出して今も喉風邪状態なのもだし今回の地震だって・・・!」

作「気にしてねぇぞ???周りは気をつけて俺は割とどうなってもいいし・・・なんならこのSS完結したらもうやり残したこともねぇしそれぐらい命かけてやってんだしさ???まあここでポックリしちまうならそういう運命だって思うさ」

努「お前・・・ネガティブなのかポジティブなのかわっかんねぇな・・・」

作「人生笑ったもん勝ちだから楽しく行きてぇだけよ???ってこんな辛気くせぇ話はもういいだろ???時間も少しオーバーしちまってるから早く上げてぇから終わんぞ???」

努「みんな・・・こいつのメンタルは変なとこで図太いから常に前を向くとこだけは真似して変な前の向き方だけは真似しないでくれよな・・・それでは・・・」

作努「バイバ〜イ!!!」


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第24話 努の隠し玉!! 少女、鹿目まどかの願い

はいどもどもど〜も!!!最近左耳がどんなに耳掃除してもゴリゴリ音が止まんなくて左耳だけ雑音が常に走りがちなブロパピコです!!!

マジで掃除しても多少取れるだけでもう毎日左耳だけ耳掃除してますね!!!よゐこのみんなは真似しないでね!!!作者の体は特殊だから!!!

っと言うことで・・・イヤーエステ行ってみようかと思ってるんですがちょっと未知なんで・・・読者の方々に行ったことある人いるなら感想などでどんな感じか教えてください!!!

・・・ってそろそろ本編行きましょうか!!!今回はまどかがこの日まで何をしていたかが明らかになります!!!

それでは本編!!!行ってみよう!!!


 

 

 

 

 

 

 

SIDE努

 

俺は一人、ワルプルギスの夜本体に向かって飛んでいた。使い魔は大嘘憑きでいなくなった分多少はやりやすくなったが奴自体弱くなった訳ではないため、時間稼ぎとして俺は戦いながらある仮説が俺の頭に浮上した・・・

 

(コイツ・・・まさかとは思うが・・・本気じゃねぇ?・・・まだ遊んでやがるのか?・・・さっきまでの攻撃も少ししか・・・もしくは全く効いてねぇかもしんねぇ・・・となると・・・)

 

俺は一同推測をやめ、拳を握って開いてまた握る。そして力を込めては脱力してまた力を込める。そしてあることが分かった。

 

「なんだかよく分からんが・・・能力は使えるみたいだな・・・多分球磨川先輩のおかげか?・・・まあ今はそれよりもヤツだ!・・・こいつで見極めてやる!!」

 

【白眼】

 

俺の瞳は白くなり、目のあたりの経絡系が隆起した。

 

「こいよ悲劇の独り舞台野郎・・・お前の三流の劇なんてすぐに起承転結見据えてくだらねぇとこは全部カットしてやるさ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜SIDE OUT〜

 

SIDEほむら

 

 

 

努さんがワルプルギスの夜に1人で時間稼ぎをしにいって私たちはインキュベーターも揃ってまどかを見つめていた。

 

「まどか・・・努さんからの指示できたって言ったわよね・・・なんて言ったの?」

 

私はまどかに改めて疑問を投げかける。

まどかは照れ笑いながら答える。

 

「えっとね・・・実は私・・・杏子ちゃんの次に修行つけてもらってたの・・・」

 

「「「「え!?」」」」

 

私たちは思わず声を揃えて驚いた。

 

(どういう事!?それじゃあまどかは生身の体であの部屋に!?)

 

「まどか・・・僕は昨日君の家に行って話をしたはず・・・おかしいよ」

 

インキュベーターは誰よりも先にまどかの発言に対して異議を唱えたが・・・まどかはゆっくりと語り出す・・・

 

「ううん・・・おかしくないよ・・・だって私は・・・」

 

 

 

 

〜SIDE OUT〜

 

 

 

 

 

 

 

〜1週間前〜

 

 

SIDE まどか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「努・・・さん・・・」

 

「んぁ?まーちゃん?」

 

私はキュウべえと話していた努さんを見つけて盗み聞きをして、終わったところで彼に声をかける。

 

「さっきの・・・キュウべえとの話・・・聞いちゃったの・・・」

 

「そうか・・・」

 

「私・・・どうすれば・・・みんなを助けるために私が契約するしか思いつかないの・・・」

 

「お前は・・・友を裏切る気か?」

 

「え?」

 

「ほむらはお前の事を思ってキュウべえと距離を離させたんだ・・・それぐらい察しろ・・・」

 

「でも・・・それがなんで裏切りになるの!?」

 

私の質問に対して努さんは拳を強く握り私を真っ直ぐ見つめて答える。

 

「それはな・・・アイツにとってお前は友であるからだ・・・アイツの願いはお前を守ること・・・そしてキュウべえの真実を知ったアイツは契約をさせないために今までやってきたんだ・・・何度も何度も時間を超えてお前を助けたい一心でやってきたアイツの想いを裏切らないでくれ・・・」

 

私は何を言っているのか分からなかった・・・なんでほむらちゃんは私のことをそんなに想ってくれるのか・・・あの子は転校生・・・それも最近知り合ったばかり・・・

 

「なんでかって顔してんな・・・そりゃそうだよな・・・」

 

「努さんは知ってるの!?なんでほむらちゃんが私なんかのためにあんなに必死になってるのか・・・!」

 

私は興奮を抑えきれずに震えながらも努さんに尋ねた・・・すると予想もできない解答(こたえ)が努さんの口から告げられる。

 

「それはな・・・あいつはお前を救うために何度もこの1ヶ月を繰り返してきたからだ・・・」

 

私は驚きのあまり呆然としていた・・・だが努さんは止まらず語り続けた・・・

 

「お前が・・・まーちゃんが最悪の結末を迎えるのも見た・・・さーちゃんも、みーちゃんも!きょーちゃんも!だがあいつは最初に助けて貰った少女・・・鹿目まどかにデカい借りがあるから・・・そして最初にできた初めての親友(とも)との約束を守るためにお前を護ってきたんだ・・・」

 

「約・・・束?」

 

「・・・かつての鹿目まどかの願いだ・・・『キュウべえに騙される前のバカな私を助けてあげてくれないかな・・・』ってな・・・」

 

「ッ!?」

 

私はゾッとした・・・確かに私なら言いそうな言葉だったと思ったからだった・・・そしてふと今までの自分を思い出す・・・周りとの劣等感に苛まれ自分の欲で魔法少女になろうとしていた愚かさを・・・

 

「そんな・・・それじゃあ私は!」

 

「喚くな!!」

 

「!!」

 

私は今にも泣きそうになりながらも努さんの話を聞き続ける。

 

「だが俺にはとっておきの作戦がある・・・だがその為にはお前の力も必要・・・そしてそれには契約をしてもらう必要があるが・・・今はまだだな・・・今だと全てが台無しになっちまうからな・・・」

 

「それじゃあさっきと言ってることが・・・それに・・・ほむらちゃんのやってきたことが・・・」

 

「まあそこは心配すんな・・・結果的に報われれば万事OKだからな・・・とりあえずまーちゃん・・・お前の力がいる・・・貸してくれるか?」

 

「え?・・・私が?」

 

「あぁ・・・だが俺のやり方はかなり手強いぞ?自分を含めてまた日常に戻りたいと思えるなら力を借りる・・・だが自己犠牲だけはやめろよ?」

 

私は瞼に溜まった涙を指で払って笑って答えた。

 

「分かった・・・頑張る!お願いします!」

 

「うん!」

 

 

 

 

 

そうして私は努さんの分身と共に修行をつけてもらった・・・もちろん生身の肉体で精神と時の部屋なんて使うには努さんからまだ早いと思ったみたいで・・・そこで私達はとある山に来ていた。

 

 

「着いたぞ〜まーちゃん」

 

「ハァ・・・ハァ・・・やっと?・・・疲れた・・・」

 

「・・・ただいま・・・千鶴・・・」

 

私達は努さんの発案で12歳から一時的に住んでいたらしい山奥にあるログハウスに来ていた。私は慣れない山道を歩いたため家に入るなりその場に腰を下ろすが努さんは感慨深く壁に手を付き何かを言っていた。

 

「・・・さて・・・これから3日だけ泊まり込みの修行だ!時間がねぇけど頑張るぞ!」

 

「は、はい!」

 

そうして私は修行をつけてもらった・・・どんなことをしたかはちょっとヒミツ!・・・そしてあっという間に3日が過ぎた・・・

 

 

 

 

 

「・・・さて・・・とりあえず教えれる事は教えた・・・あとは話した作戦が成功すれば何もかも上手くいく・・・」

 

「努お兄ちゃん・・・」

 

「なんだよ・・・呼び方元に戻っちゃってんじゃん」

 

「いいでしょ?なんて呼んでも」

 

「まあいいか・・・それより作戦をおさらいするぜ・・・」

 

私はさっきまでとは顔つきが違う努お兄ちゃんを見つめて話を聞く。

 

「まず俺の能力の中に最弱の力がある・・・それがあればお前が一瞬で魔女になる心配はなくなる・・・」

 

「でもそれを使えるかはまだ分からない・・・だからこのドッグタグの特殊な仕組みで合図を出してそれが発動し次第私が戦場まで行く・・・そして計画通りになっていたら私はキュウべえと契約する・・・そうだよね?」

 

「あぁ・・・お前の願いはもう決まってんだろ?」

 

「うん・・・ほむらちゃん達が守ってくれたこの世界・・・私も一緒に守りたい!」

 

「そうか・・・それにしてもいい願いだな・・・」

 

「そ・・・そう?」

 

「あぁ・・・お前の考えそうな感じでいいな・・・」

 

「・・・私・・・努お兄ちゃんのおかげでこの願いにしたんだよ・・・今までだと自己犠牲になっちゃうけど努お兄ちゃんの言葉で日常は自分を含めて日常・・・自分がいなくなって守ったとしても日常を壊すことになるって教えてくれたからだよ」

 

「・・・行くぞ・・・」

 

努お兄ちゃんは何も言うことなく荷物を持って山を降りようとしていた。私も後を追って山を降りた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は今に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ってことがあったんだよ。」

 

「そういう事だったのね・・・」

 

「じゃあまどかはあの部屋に入ったわけじゃなかったんだね・・・」

 

「まあね・・・3日間だけ努さんに分身変化して貰って学校とかに行ってもらったりしたし色々大変だったんだよね・・・ってこんな事してる場合じゃないね・・・キュウべえ!」

 

「・・・なんだい?まどか」

 

「契約を・・・」

 

「分かったよ・・・君の願いを何でも言ってごらん?君はどんな祈りでソウルジェムを輝かせるんだい?」

 

「私の願いは・・・」

 

 

 

 

〜SIDE OUT〜

 

 

 

 

 

 

 

努は戦いながらもまどか達に目をやり、契約しようとしている姿をワルプルギスが放つ炎を弾き飛ばしながら眺めていた。

 

「ついに来たな・・・まーちゃん・・・お前の願い・・・それは・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「みんなと今日を生きて明日も、その先も一緒に居たい。前じゃなく、後ろでもなく、隣に立って生きていたい!!!」」




努「いや〜・・・今回もすんごい展開だったな〜・・・作者ってば普段何してればこんな物語できんだ?いつもは頭おかしいアホみたいなのに・・・」

作「あ???なんか言った???(ゴリッゴリッ)」

努「別に?そう言えばこの作品も24話も続いてるんだな・・・最初はそんなに見られないで1章終わってUA100くらいしかないと思ってたのにな」

作「努君?悪いけどもう1回言ってくんない???(ゴリッゴリッ)」

努「・・・こいつぁ・・・とっととイヤーエステ行ってこい!」

作「あん?はったりソイヤナイトノッてきたぜ???何言ってんのお前???」

努「違ぇわ!!・・・って会話にならねぇから今回はここまでだな・・・次回はマジメに終わらすぞ?」

作「ん???ハンドシグナル・・・終わりか・・・それじゃあみんな!!!」

作努「バイバーイ!!!」


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第25話 破壊を楽しんでんじゃねぇぞ!! 努、怒りの激烈乱撃!!

ドドドドーモ!!!ブロパピコです!!!

今晩飯食ってゲームしてたらいつもより調子が悪くて思考や視界に違和感感じて熱計ったらぶり返してました!!!wってことで早急に仕上げて寝るつもりなのですが・・・元々が今回短い!!!・・・なんとか引き伸ばししたかったんですが今回やること少なすぎたので・・・100文字程度しか増やせませんでした!!!w

ってな訳で言い訳っぽくなりましたが・・・展開が展開なので・・・楽しんでいただければ幸いです・・・それでは!!!本編どうぞ!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SIDEまどか

 

(感じる・・・痛みと共に魂が引き抜かれソウルジェムに入っていくのを・・・)

 

私は光に包まれ魔法少女へと変わっていく。その様子をほむらちゃん、さやかちゃん、杏子ちゃん、マミさんが見ていた。

 

(努お兄ちゃんが言ってた私の能力も当たってる・・・これなら私も!!)

 

そうして光は消え、先程まで制服だったがピンクがメインのフリルのドレスへと変わっていた。

 

「これが・・・私・・・」

 

「まどか・・・」

 

ほむらちゃんは私のことを心配し不安な顔をして近づいていた。だけど・・・

 

「ほむらちゃん・・・話は後でにしよ!今は努お兄ちゃんが作ってくれたチャンスを・・・無駄にしちゃいけない!!!」

 

「ッ!?・・・」

 

そして私は今戦っている努お兄ちゃんに目を向けそれに合わせてみんなも見守る。

 

 

SIDE努

 

「やったな・・・っておわっ!?」

 

俺は光が止んだ時、まどかの方を見て優しく微笑んでいた・・・だがそこに不意を突かれてビルの残骸が飛んでくる。

 

「ちっ!・・・せい!はっ!でぇあ!!」

 

先程は不意に避けてしまったがあまり避けすぎるとこの街の再興が延びてしまうと思いビルには申し訳ないが飛ばしてきたビルを一撃で粉砕するが数が多すぎて次第に俺はビルに四方から囲まれ潰されてしまった。

 

「アハハハハハハハハハ・・・アハハハハハハハハハ!!!」

 

(野郎・・・いつの間にか逆様から反転してやがる・・・そのせいかパワーが上がってやがんな・・・野郎・・・今までは手抜いてやがったな?・・・だがそれ以上に・・・気に食わねぇ・・・何が・・・何が可笑しい!!)

 

俺は潰されながらも目障りな笑い声に対して怒りが込み上げてくる。

 

「テメェが・・・絶望しようが・・・俺は構わねぇ・・・だがな・・・」

 

握りしめた拳からは血が流れ出る。

 

「破壊を・・・破壊を!!」

 

ビルの中からワルプルギスに向かって怒鳴りつける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「破壊を!!!楽しんでんじゃねぇぞぉぉぉぉぉッ!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は怒りにより力が溢れ爆発した。

 

「だぁぁぁぁぁりゃぁぁぁぁぁぁッ!!!!」

 

俺の体から溢れる力によって先程俺を潰していたビルは原子レベルに粉々に砕けていった。そして天高く飛んで左拳を振りかぶり・・・

 

「どぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!」

 

ワルプルギスへと叩き込んだ。

 

「まだだ!!!」

 

俺は体制を整え力を急激に高めて解放・・・ではなくごく自然に溢れ出るような感じで力を高めた。

 

「界王拳!!!7倍だぁぁぁぁぁぁッ!!!」

 

音速を超えるスピードでアスファルトに叩きつけられようとしているワルプルギスより先に下に回って地に手を付き両足でワルプルギスを蹴りあげた。

 

「ちぇりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!!!!」

 

空に向かって先程より勢い良く飛んでいくワルプルギスにひたすら拳を叩きつける。

 

「まだまだ・・・もっと早く!!もっと重く!!」

 

一度拳の嵐を止め界王拳を解き、一呼吸してから構え、再び乱れ撃ちを始める。

 

「燃え上がれ!!俺の小宇宙よ!!!!【聖闘士:ペガサス流星拳】!!」

 

俺の乱撃はまるで流星群のように降り注ぎ、秒間数百発の乱打にワルプルギスは堪らず距離をとって何かを溜め始めた。

 

「あれは・・・上等だ!!!これで終わらせてやる・・・」

 

俺は舞空術を一度止め、近くにあったビルの残骸の山へと着地する。そして手を前に突き出し構えを始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「かぁ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして両手を縦につける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「めぇ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

両手を180度回転させる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手を付けたまま後ろへと構える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「めぇ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、ワルプルギスの口からは先程とは桁違いの威力をした炎を吐き出してきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それに対抗するため俺も溜めてた力を手を前に突き出して放つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「波ァァァァァァァァッ!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は蒼い気功波をワルプルギスに放った・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが・・・それでもワルプルギスの放った炎ははね返せず押され気味に打ち合いとなった・・・




努「おっす!努だ!!作者は今布団敷いて寝るようにさせることにしてるぜ!」

努「今日本はめんどくさい状況に置かれてるけどみんなは気をつけてくれよな!!作者は所々自業自得なとこあるからみんなは気を緩めないで頑張ってくれよ!!」

努「さて、ワルプルギスとの闘いも残すとこあと2話!!どんな結末を迎えるか・・・ぜひ楽しみに待っててくれよな!!」

努「さて・・・それじゃあこの辺で!!また次のお話で!バイバーイ!!」


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第26話 出るぞ!!みんなの修行の成果!!クインテット・マギカ・バースト

えーどうも皆さん・・・ブロパピコです・・・えっとですね・・・寝てました・・・そしたら日が昇ってましたね・・・ええ・・・すみませんっしたァ!!!

マジでストック書いてその後ネタサーチとしてラノベとか漫画読んでアニメ見てたら隣の住人のいびきが聞こえてきて眠くなったので仮眠とったらこの始末☆ってなわけっす・・・毎週月木0時からこの作品を楽しんでいただいている読者の皆様には大変申し訳なく思っております・・・今後もこういうことがあると思いますがこんな作者の作品を引き続き読んでいただければ幸いです。

さて、気を取り直して今回はなんか魔法少女達が新たな技を使うようですぞ!!!???しかも努君も新たな・・・っとこの先は本編で読んだ方が良さそうですね・・・それでは・・・ごゆっくり!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SIDE 努

 

「う・・・うぎぎ・・・かぁぁぁぁぁぁッ!!!!」

 

いつの間にか本気になっていたワルプルギスの炎に俺はかめはめ波で打ち合いになっていた・・・だが徐々に押され始めていたのである・・・

 

「くっ・・・そっ・・・がぁぁっ・・・!!」

 

かめはめ波は押し切られ炎に包まれていく・・・

 

「かはッ・・・」

 

パチッジジジジ

 

凄まじい炎の中に包まれ体は焼けていった・・・だが・・・

 

「・・・へッ・・・おせーよ・・・」

 

俺は焼かれながらも不敵に微笑んだ。

 

「そろそろ行くぜテメェら!!まーちゃん!!作戦は伝えといたか!?」

 

「うん!バッチリ!!いつでもいけるよ!!」

 

「よぉし・・・かあっ!!!!」

 

俺は気合で炎をかき消し、まどか達の元へ瞬間移動した。

 

「いくぜ・・・こっからが正念場だ!!とっとと勝って・・・みんなで帰るぞ!!」

 

「「「「「うん(ええ)(おう)!!!」」」」」

 

俺たちは手を重ね喝を入れワルプルギスに向かって飛び出す。

 

「まずはアタシ達から・・・いくよ杏子!アタシに合わせて!!」

 

「バーカ!お前がアタシに合わせるんだよ!!」

 

二人は一見バラバラだったが息を合わせた攻撃によってワルプルギスは怯む。

 

「さやか!アレやんぞ!」

 

「了解!受け取って!!」

 

そう言ってさやかは自分のサーベルを杏子に渡して杏子は槍の穂を落としさやかのサーベルと合体させる。

 

「「絆器 パープルツーブレッデッドソード!!」」

 

「いけぇ!杏子!!」

 

「おぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁ!!」

 

両剣を持った杏子はワルプルギスの全身に回転斬りをお見舞する。

 

「マミさん!ほむらちゃん!次は私達遠距離部隊の番だよ!!」

 

「「ええ!」」

 

まどかは弓を構え、マミはマスケット銃を構え、ほむらは・・・

 

スチャ

 

「これでいくわ・・・」

 

クナイを取り出した。

 

「暁美さん・・・それは?」

 

「努さんとの修行で身につけた私だけの武器・・・まあ、まだ努さんのように上手く扱えはしないけど実戦には使えるわ・・・」

 

「前までは現代兵器って努お兄ちゃんから聞いてたけど・・・サブマシンガンとか、ロケットランチャーとか、グレネードとかは?」

 

「アレは使うのにも手間がかかるし何より銃火器や兵器を使った闘いは本来私には適してはいなかったようだから努さんに私に適した武器や闘い方を教えてくれたのよ・・・まあ初めて見ると思うけど・・・安心してちょうだい二人とも・・・今の私のクナイは・・・オートエイムより正確で・・・」

 

そう言ってほむらはクナイを一本ワルプルギスに投げ込む・・・すると激しい衝撃に空気まで震えた。

 

「ツングースカ並に・・・威力があるから!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「いいぞ・・・その調子だ・・・どんどん追い詰めろ・・・ワルプルギスを・・・」

 

俺は奴との距離を離してとある事をするために戦況を見つつ集中していた。

 

「にしても・・・こりゃ回復する為の体力が空になっちまってんな・・・だけどこれも俺がやらなきゃいけねぇことだ・・・あと少し・・・」

 

体から軋む音が鳴り止まない。無茶して界王拳を7倍まで上げて更に体を酷使しようとしているからだ・・・

 

「悟空さんの言う通り・・・チンやタマがなくたって生きていける・・・ってこれじゃねぇや・・・今の俺の体じゃ無理だ・・・だが無理と分かっていてもやんなきゃいけねぇ時だってあるんだァ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SIDEほむら

 

「まだ耐えるの?・・・しつこい!!」

 

そう言いつつ私達は攻撃の手を緩めることなく只管に攻め続けた。するとワルプルギスの様子が変わって最終攻撃態勢へと入った。

 

「ッ!?みんな!!来る!!」

 

そう言ってみんなは私の元へ集まった。

 

「よし!作戦通りっぽいね!」

 

「ここまで苦労させやがって・・・」

 

「でもあともう少し!!」

 

「みんな!!努お兄ちゃんに言われた通りにぶっつけ本番だけどやるよ!!」

 

「今度こそ・・・やってやる!!!」

 

そして全員それぞれ己の武器をエネルギーへと変化させそれを掌に集中させる。

 

「いくよ!」

 

「覚悟しな!」

 

「キメるわ!」

 

「届いて!」

 

「仕留める!」

 

ワルプルギスは今まで以上に大きい炎を吐き出しそれに対して私達はそのエネルギーをひとつにし、撃ち放つ。

 

「「「「「魔法少女の五重奏炸裂波(クインテット・マギカ・バースト)!!!!!」」」」」

 

お互いの攻撃は鍔迫り合いになり両者互角だったが徐々に押されていく私達・・・

 

「努兄・・・」

 

「努・・・」

 

「努兄さん・・・」

 

「努お兄ちゃん・・・」

 

「努さん・・・」

 

私達はふと努の名前を口に出す。すると・・・

 

「この程度で根を上げてどうすんだ!!あとはもうねぇんだぞ!!」

 

「「「「「ッ!?」」」」」

 

空から努が降りてきて私達に叱りつける。

 

「これは元は魔法少女達の問題・・・俺は本来出しゃばる問題じゃねぇんだ!!なのになんだこのザマは!!」

 

そう言いつつ努は構える。

 

「かぁ・・・めぇ・・・はぁ・・・めぇ・・・波ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

努の援護射撃によって状況は五分へと戻った・・・だが決定力不足だった。

 

「チッ・・・さやか!怯えんな!杏子!余計なことを考えんな!マミ!狼狽えるな!まどか!パワーが足んねぇぞ!ほむら!迷うな!ワルプルギスにこのままやられてていいのか!?俺がいなきゃ・・・たかが魔女一匹もやれねぇのか!!??」

 

「そんな訳・・・」

 

「ねぇだろ・・・」

 

「別に・・・」

 

「努お兄ちゃんがいなくても・・・」

 

「今度こそ・・・負ける訳にはいかないのよ!!」

 

そう言って私達は徐々に押し返していった。

 

「よく言った!!だが今だけはお前らだけじゃ力不足だ・・・球磨川先輩のおかげで完成した俺の新たな力で手を貸してやんぜ!!・・・いくぜ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英雄の2ページ(ジャンプマキシマム)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言って努は笑っていた。

 

「さあて・・・そろそろ決着をつけようぜ!!怨念のボロ舞台ちゃんよォ!!お前の脚本はもう飽きてんだ!!」




努「作者・・・遅刻した上にストックの方で色々悩んでるっぽいな・・・」

作「マジで申し訳ない・・・そしてストックなんだがこのままバトルのまんまで行くのはいいんだが日常編も書いてこそジャンプ作品リスペクトって感じがすんだよなぁ・・・って思っててさ」

努「確かに・・・また読者にアンケ取るか?前回同様にあまり投票されんと思うが・・・」

作「それなんだよなぁ・・・読者の皆様はどう思ってるかが謎だから悩むんだが・・・でもこれは作者の自由にやっていいというサインだとも捉えられるんだよなぁ・・・まあこの作品自体作者の自己満だしな」

努「まあ一応聞くっていうのも大切だぜ?読者が嫌って言うなら外伝として日常編書けばいいしいいなら本編で日常編やればいい・・・最終的にはお前が決めることだが読者ありきの作品なんだからな?」

作「というわけで・・・月末までアンケとります!!!お手隙の際に投票お願いします!!!って言うわけで今回はここで終わり!!!次回でとりあえず原作分での闘いは一段落します!!!それでは皆さん!!!」

作努「バイバーイ!!!」


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第27話 終劇!! 先へススメ!1ページから2ページへ!!

・・・どうも・・・ブロパピコです・・・遂に来た・・・原作分もあと僅かな命だ・・・読者たち諸君!!!君たちはよく頑張ってこの話にここまで着いてこられたんだ。ありがたく思いますぞぉ!!!

まあ原作12話で纏められてんのに引き伸ばしたりして27話って・・・ちょい長いんか???これ・・・まあそんなことより!!!

本編!!!そろそろ行きましょうか!!!最後にはなんと・・・特別なお知らせがあるので途中でブラウザバックとかタスクを切らないでね!!!それでは!!!

どうぞ!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ワルプルギス・・・おめぇは最悪にして最恐だった・・・ほむちゃんも、みーちゃんも、まーちゃんも、さーちゃんも、きょーちゃんも何回挑んでも嫌にっちまう程にな・・・だがよく頑張ったがとうとう終わりのときが来たようだ・・・」

 

そう言って努は瞳を閉じた・・・

 

【界王拳】

 

そして力強く目を見開いた。

 

【写輪眼】

 

「出来た・・・」

 

今努は界王拳の状態となり、瞳の中は赤く発光し、3つの巴模様が浮かび上がっていた。

 

「これが新たな力か・・・二つまで同時併用・・・すげぇ・・・こんなの今までじゃできなかった・・・っと・・・詳しい解析は後でにするか!お前ら!俺がチャンスを作り出す!合図とともに持てる力全てをヤツにぶつけんだ!!いいな!!?」

 

「努お兄ちゃん・・・わかった!!ここは私たちに任せて!!」

 

努は軽く頷いてかめはめ波を引っ込めて大きく飛び上がった。

 

「努兄・・・どうするのか楽しみに待ってるよ!」

 

「あんまり待たせないでね・・・レディーを待たせる男の子は嫌われるわよ!」

 

「こんな役目やらせたんだ・・・派手に暴れて暴れさせろよな!」

 

さやか、マミ、杏子は努を信じて持ちこたえる・・・その中ほむらは努を見つめながら不安そうな顔で持ちこたえていた・・・

 

「努さん・・・」

 

「ほむらちゃん・・・」

 

「まどか?」

 

そこにまどかは優しく声をかけた・・・

 

「努お兄ちゃんから聞いたよ?今まで私のために頑張ってくれたんだね・・・ありがとう・・・」

 

「そんな・・・礼を言うのは私のほうよ!!あの時・・・まどかが私を救ってくれたの・・・」

 

「そんなことないと思うよ?きっとほむらちゃんを助けた私も友達を助けたいと思ったからやった事だし当たり前だよ」

 

「でも・・・結局私は何も出来なかった・・・努さんがいなければきっと今もあなたを助けるために何度もこの時間をやり直すつもりだったのよ・・・」

 

「そう・・・なら!」

 

 

 

「絶対勝って努さんにお礼言おうよ!!」

 

 

 

「え?」

 

まどかの答えにほむらは一瞬固まった。

 

「みんなはどうかな?」

 

「賛成!」

 

「もちろん!」

 

「ったりめぇだろ!」

 

まどかの問いに一同の意見は合致した。それをみてまどかは微笑み、ほむらにも問う。

 

「ふふ・・・ほむらちゃんは?どうする?」

 

「そんなの・・・決まっているわ!!」

 

「なら今やるべきことは・・・」

 

 

 

 

 

『勝って!!!みんなで一緒に帰るぞぉぉぉぉぉぉ!!!!!』

 

 

 

 

 

 

まどか達はエネルギーの打ち合いをしながら叫んだ・・・それに呼応するように空から・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「当たり前だァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

努は両手にエネルギーを貯め、勢いよくワルプルギスに向かって全力で落ちていった。

 

「お前の弱点は・・・見切った!!!ここだァァァァァ!!!!」

 

ゴォシャァァァァァァァ!!!

 

凄まじい勢いでワルプルギスの弱点部分に気弾から落ちていき、かなりのダメージを与えたが努の勢いは止まることはなかった・・・

 

「ココがいいんダルロォ!!??タァァァァァリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャ!!!!!!」

 

努は両手にエネルギー貯めては撃ち、貯めては撃ちの繰り返しで数と威力による暴力と言えるほどの攻撃でワルプルギスは瞬きの刹那、スキを見せたのだった・・・それを写輪眼を発動中の努は見逃すはずはなく、まどか達に声を張って伝える。

 

「おめぇら!!!今だ!!!」

 

 

 

 

 

「「「「「はああぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

「アハハハハハハハハハ!!!・・・アハハ・・・ハハ・・・ハ・・・ハァ・・・」

 

ワルプルギスは凄い勢いで吹っ飛ばされていき宇宙へ行ってもまだ飛ばされ続けその後、太陽へと飛ばされ蒸発して消え去った。

 

「お・・・終わったの?」

 

「やっとか・・・手間かけさせやがって・・・」

 

「でもみんな無事みたいね・・・」

 

「初陣にしてはハードすぎたよ・・・」

 

さやか、杏子、マミ、まどかはそれぞれ終わった実感が出てその場に倒れ込んだ。ほむらは・・・

 

「終わったのね・・・やっと・・・もう・・・繰り返さなくていいのよね・・・」

 

長らく続けていたワルプルギスとの決戦が終わった事に涙を流していた。

 

「みんな・・・お疲れ様・・・グリーフシードあるからみんな使ってくれ・・・」

 

そうして努みんなにグリーフシードを渡し終えるとキュウべえがやってきた。

 

「一体どういうことだい?少なくとも君たちじゃワルプルギスの夜には到底敵わない相手だったはず・・・なのにどうして・・・」

 

「テメェは・・・人間舐めすぎだ・・・不可能を不可能と受け取るのがテメェらインキュバスだとしたら・・・「努さん・・・インキュベーターです・・・」そうだった・・・インキュベーターだとしたら・・・人間は不可能を可能にする様に足掻いて成し遂げることができんだよ・・・感情を理解することを諦めた臆病者が・・・」

 

「そうなんだね・・・一応覚えておくとするよ・・・君たちは今後も結末を見届けさせてもらうことにするよ」

 

「安心しろ・・・先に結末を迎えさせてやるからよ・・・それまで無駄に魔法少女増やすのはやめろ・・・俺一人で何もかも解決してやるから出しゃばんな・・・」

 

「夢物語に付き合える程ボクたちも暇じゃないんだ・・・それじゃあまた会おうね」

 

「くたばれ・・・グルド・・・」

 

そしてキュウべえは立ち去って空気も元に戻った。

 

「さて・・・帰るか・・・」

 

「うん」

 

「ああ」

 

「そうね」

 

「帰ろう!」

 

「ええ・・・」

 

そうして努達は帰ろうとしたその時・・・

 

ボトッボトッ

 

「え?」

 

努から何かが二つ落ちた・・・

 

「どうしたの?・・・ッ!?」

 

「限界だったみたいだな・・・まさかこんなことになっちまうなんて・・・」

 

「努お兄ちゃん?どうしたの・・・ヒィッ!!」

 

「落ち着けって・・・泣くなよ。魔法少女だろ?」

 

「関係ないわ!!だって・・・努さん・・・」

 

ポチャ・・・ポチャ・・・

 

「腕が!!!」

 

落ちていたのは努の両腕であり肩の辺りからは血が滴り落ちていく・・・

 

「・・・マジで心配しなくていいぞ?・・・ふんぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ」

 

すると努の肩から何かが生え始める。

 

「ふんぐうぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

ズッ!!!

 

すると千切れた筈の両腕が生えていった。

 

「ふう・・・疲れた・・・」

 

「「「「「え・・・ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」」」」」

 

「どうした?早く帰って飯食ったり寝たりするぞ?」

 

「い・・・いやいやいやいや!!」

 

「どうなってんだよ!!」

 

「確かに千切れた腕はここにあるわよ!!」

 

「一体どうなってるの!?努お兄ちゃんの体は!!」

 

「前からおかしいとこばっかだったけど色々聞きたい事山程あるわ!!」

 

「それは俺が語るべき時が来たら話すさ・・・とりあえず・・・もう体も・・・限界みたい・・・だ・・・」

 

そうして努はゆっくり糸の切れた人形のように崩れていった。

 

「ッ!?努さん!!」

 

「ほむら!ちょっとどいて!」

 

そう言ってさやかは努の元に駆けつけ様子を見る。

 

「さやかちゃん・・・どうなの?」

 

「体はボロボロだけど脈はある・・・しばらく療養すれば元に戻ると思うよ」

 

「ったく・・・焦らせんなよ・・・」

 

「でもこれが努兄さんらしいと思わない?」

 

「そうだね・・・いっつも無茶して・・・心配させるんだから・・・」

 

こうして・・・見滝原は一人の男によって滅びの運命から免れた・・・だがこの後に起こるさらなる厄災を魔法少女達は知る由はなかった・・・

 




次回予告

よっ!!俺努だぜ!!投票なんだが結局0票だったから投票期間を2週間延長して次回から閑話休題としてもしもの世界の話をするぞ!!この本編とは違うパラレルワールドの世界だから設定が違かったり、ごっちゃになると思うけどそこは許してくれよな!!
ってことで次回!!「if編其ノ壱 孤高の反逆者」これは・・・俺のもしもの物語か!?


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if編其ノ壱 孤高の知られざる英雄伝
第零話 もうひとつの世界!? もしもの努、そして・・・


はい・・・ブロパピコです・・・今回は前書きと後書き、大幅カットさせていただきます!!!

ってことでいきなり本編行ってみよ〜!!!


「おっと・・・ここは・・・そうか・・・俺は気を失ってたのか・・・」

 

努は何も無い真っ暗な世界でひとり納得していた・・・

 

「まあ前から気失う度にここに来るし・・・慣れてるからいっか!!こまけぇこたぁいいんだよ!!とりあえず・・・新たな力・・・英雄の2ページ(ジャンプマキシマム)・・・こいつをここで考察や実験をしておくか・・・この空間なら・・・ファ〜ハッハッハッハッ〜やりたい放題だ!!!・・・とりあえず・・・何にしようっかな〜・・・決めた!!今回の能力は・・・白蘭!!そいっ!!!!」

 

こうして努は精神世界の中で夢を見るのであった・・・

 

 

その世界は・・・かつて・・・ある少女が苦悩しながらも歩んだ世界であった・・・

 

 

 

それは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジリリリリリリリンジリリリリリリリン

 

「あぁ・・・あぁ・・・うっせぇ・・・昨日飲みすぎたんだから黙れや・・・」

 

男はベッドの上でグロッキー状態で鳴り響く目覚まし時計に悪態をつく。

 

ジリリリリリリリンジリリリリリリリン

 

「起きてるからよォ・・・頭に響くその不快なベル音消し飛べ・・・」

 

ジリリリリリリリンジリリリリリリリン

 

「だぁかぁらぁ〜〜」

 

ジリリリゴシャァ!!!

 

「うるせえって言ってんだろうが!!!黙れやこのポンコツ!!!」

 

「黙るのはテメェだこのスットコドッコイ!!早く起きろォ!!!」

 

「クリスティーン!!!」

 

男の部屋に女が般若の面で入ってきて熱せられたフライパンで殴りつけられ男は吹っ飛んだ。

 

「アッツ!!ちょっと何してくれんの!?痛てぇし熱いし朝から息子を殺す気かこのババア!!」

 

「知るか!!ったく・・・昨日深夜に帰ってきて玄関に汚物撒き散らした馬鹿の事なんてな・・・そんな事よりとっとと顔冷やす序に顔洗ってこい馬鹿息子・・・じゃないとあんたのメシ抜きだよ!!」

 

「アンタがこの火傷傷作ったよね!!さすがに酷いぜ・・・」

 

「それとアタシャまだババアじゃないよ!!17歳よ!!」

 

「その発言がもうババアなんだよ!!自覚しろ47歳!!」

 

そう言いつつ男は洗面所に行き顔を洗ってトイレで用を足してリビングへと足を運んだ。そこにはキッチンで魚を焼いている母親とテーブルで新聞を読んでいる父親がいた。

 

「おはようオヤジ・・・」

 

「あぁ・・・おはよう・・・」

 

 

 

 

 

 

 

「努」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう・・・これはもしもの世界の話・・・そのもしもの世界で友勝努は魔法少女達との物語が始まるのであった・・・

 

 

次回予告

「うぃーっす・・・もしもの努さんで〜す・・・え〜っと今回は特別に次章に行く時限定の次回予告をこの二次創作の作者から頼まれたんでやっていこうと思いま〜す

・・・ったく・・・今回の話一章の0話より短いからってこんなとこで文字稼いでんじゃねぇよ・・・こんなもんこれから書く下の後書きでやれよ・・・ん?なになに?カンペになんか書いてあんな・・・余計なことは言わんでもいい?

知るかよ・・・テメェのケツはテメェで拭けや・・・まあいきなりif編に入って読者も困惑すると思うから説明しとくわ・・・

 

今回の本編と違うところを説明できる限りするとここは本編では既に他界してる俺の親が生きていてほむらの遡行は三回目の所だ・・・前回でまどかのソウルジェムが割れてグリーフシードになったのを見て魔法少女は魔女になるってのを知ったばかりのとこだな・・・この世界で俺と魔法少女達が冒険するとどうなるかって言うのが今回の物語だな・・・え〜っと・・・この物語からアンチヘイトや残酷な描写がキツくなって来ると思うから読者はそれを了承してから読んで欲しいと・・・え!?それって俺ヤバいんじゃないの!?我主人公ぞ!?ナルトだって死す言っても生きてたし銀さんだってさらば言ってても結局終わらなかったし俺も大丈夫だよな!?だってジャンプ系だし主人公が死ぬ作品なんて・・・あったわ・・・ちょ・・・ちょっと待てよ!頼むから俺を殺さないでぇ〜!!!ってもう次回のタイトル言って終われって!?冗談じゃねぇぞ!!作者が俺の命を粗末にしないって断言するまで終わらせねぇからな!!」

 

「えぇっと・・・ほむらです・・・友勝さんちょっと情緒不安定みたいなので私が代わりに次回予告引き継ぎますね・・・って言うことで次回!」

 

第壱話 歴史ひとつ変わると大人しかったあの子も焼けてケバくなってチャラくなる事もある

 

「ってほむらァ!!何勝手に終わらせてんの!?これじゃあ俺の結末が分かんねぇじゃねぇか!!」

 

「と言っても・・・作者さんがこれ以上続かせると文才ないのにどう収拾つけなきゃいけないか分かんないようなので・・・因みにここであった出来事はどうせ忘れるから知っても意味ないかと・・・」

 

「・・・マジでか・・・作者のご都合展開か・・・」

 

「所詮私たちの運命は作者によって変わりますからね・・・」

 

「なら適度に媚び売って稼ぐしかないか・・・それじゃあおめぇら!!本編はしばらく止まっちまうがこのif編を楽しんで読んでくれよな!!」

 

「更新は引き続き毎週月曜と木曜にするのでお楽しみに!!」




さあ、次回からいよいよこのもしもの物語が始まります!!!お楽しみに!!!


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第壱話 歴史ひとつ変わると大人しかったあの子も焼けてケバくなってチャラくなる事もある

あははははははははは・・・今日木曜だこれ!!!・・・忘れてて遅れました!!!すいませんでした!!!ってことで速攻で仕上げました!!!

このif編は本編と設定が変わっているとこがあるのでもしもこうだったらという世界線なので気軽に読んでもらっても構いません!!!

因みにこの編は今までのストーリーよりカオスで鬱な展開を多めにするので苦手な方は本編更新までお待ちください!!!ってな訳で・・・物語が始まります・・・どうぞ!!!


 

 

 

 

 

「ふわぁ〜あ・・・くぅう・・・寝みぃ・・・」

 

努は早朝に病院へと足を運んでいた・・・

 

(あの出来事から時折なんか変なんだよな〜どこの医者行っても体に異常はないって言われてるけどどう考えてもおかしいんだよな・・・)

 

「キャッ!」

 

努はそんなことを考えながら歩いといると少女とぶつかってしまった。

 

「おっと・・・悪い・・・考え事をしてた・・・」

 

「いえ・・・こちらこそすいません・・・」

 

(ん?・・・なんかこの娘・・・どこかで見た気が・・・)

 

「あ・・・あの〜?・・・もしかして努さん・・・ですか?」

 

「え?・・・ああっーーーー!!??もしかしてほむらか!?」

 

そう・・・ずっと昔・・・親の関係で知り合った僅かな期間の幼なじみみたいな感じで努とほむらはお互いを知り合っていたのであった・・・

 

「久しぶりだな!・・・ってここにいるってことは・・・」

 

「うん・・・でも努さんもここにいるってことは・・・」

 

「まあな・・・でもお前と違って症状も分からんし命に関わるかどうかも分からんし多分大丈夫だと思うが一応な・・・」

 

ほむらは心臓病、努は時折不思議な力を使えてその後に体に倦怠感が現れるため、その力を解析するために様々な病院で検査を繰り返していた。

今回は時間が無いためまだ行ってない見滝原病院で検査をする事にしたのであった・・・

 

「まあでも久しぶりにお前が無事でいたのは嬉しいこった!困ったことあれば昔みたいに頼ってくれよな!!」

 

「努さん・・・あの!!」

 

「ん?なんだ?」

 

「やっぱ・・・なんでもないです・・・失礼します!!」

 

「あっ!?おい!・・・行っちまった・・・まああんなに走れるなら大丈夫そうかな・・・さて!さっさと検査して大学行くか!!」

 

そうして努は診察を済ませ、大学へと行った。

そして夕刻・・・彼はワイヤレスヘッドホンを付け、寄り道をする為に街中を歩く・・・すると路地裏にて何やら物騒な刃物の音が聞こえた。

 

「なんだ?パンツ泥棒か?それともブラジャー泥棒か?・・・は?」

 

音のする方へ足を運ぶとそこには幼なじみとピンク髪の少女と頭に100%カスタードクリーム使ったようなコロネの様な髪をした少女と赤髪ポニーテールの少女がいた。そして赤髪と青髪の少女が戦っていた。

 

(何やってんの?・・・止めとくか・・・)

 

努は印を結びその場にいた全員の動きを止める。

 

「なっ!?」

 

「なんだコレ!?動けねぇ!!」

 

「美樹さん!佐倉さん!って私も!?」

 

「キャッ!?なんなのこれ!!」

 

「一体・・・なにが・・・って・・・努さん!?」

 

「影真似の術・・・成功・・・さて・・・お前らコスプレして殺し合いなんてやめろ・・・ってかそんなコスプレよりこっちのブラックマジシャンガールとかのコスプレしない!?スタイルに自信ない子はベリーマジシャンガールとかアップル、レモン、キウイマジシャンガールでもいいから!!」

 

「ちょっとあんた!いきなり出てきてその上なにその無駄に露出が高いコスプレさせようとしてんのよ!空気読んで死ね!」

 

「青髪・・・お前は・・・ハーピィ・レディのコスプレにして街中歩かせてやんよ・・・」

 

「違います!嘘です!あなたに死ねと言うのは全て嘘です!暴言はこの赤髪がテレパシーで送ってきたんです!!」

 

「ハァ!?何言ってんだお前!」

 

「その娘はどうみたって多少口は悪いけど素直になれずになるが傷つくような嘘は言わないそうに見えるから明らかに違うだろ・・・もっと考えてから発言しろや好きな男に告れず負けヒロインとして知られてそうな女・・・」

 

「なによ!!あんたに・・・恭介と・・・私の・・・グスン・・・」

 

「相手が悪すぎたねぇ・・・全国模試一位、スポーツでは幾つも賞を貰ってて?オマケに運も良いしこう見えても結構モテるから恋愛経験も上なんだよなぁ!!本当にごめんね!!」

 

努はさやかに指さして笑って謝罪をする・・・当然さやかは・・・

 

「あんた本っ当に癇に障るなぁ!・・・それより早く拘束を解いてよ・・・」

 

「・・・分かった・・・」

 

努は影を元に戻しタバコに火をつける。

 

「あっ・・・オイ!!」

 

立ち去ろうとするさやかに対して杏子は声をかける。

 

「もう・・・なんかシラケたからいいや・・・アンタと戦うのは・・・」

 

「努さん・・・」

 

「ほむら・・・今朝の様子がちょっとおかしいと思ったから多少怪しいと思ってたけど・・・こんな事しとったんか・・・」

 

「何かわかるの?」

 

「ああ・・・ヒーリン○っとプ○○ュアだろ?」

 

「違うよ!そんな子ども向けの様な事じゃないよ!?確かに見た目はプ○○ュアかもしれないけどもっと大人向けだから!!」

 

「大人向けだ?・・・じゃあ魔法少女え○な・・・か?」

 

「ちょっとぉぉぉぉぉ!!それ大人向けどころが紳士向けになってるわよ!!」

 

ほむらに下ネタをツッこませる訳にはいかず、先輩であるマミは代わりにツッコんだ。

 

「あら?なんで知ってるの?ムッツリさん?」

 

「そんな事はどうでもいい!!私たちがあんな○○で○○○されるような○○○○の○○○○○と一緒にしないでもらえるかしら!!どっちかと言うと戦い方がリアルって言う意味よ!!」

 

「「マミさん・・・」」

 

「巴さん・・・はわわ・・・」

 

まどかとさやかは先輩がとんでもない紳士向け作品を見てることにドン引きし、ほむらはそれを聞いて顔が真っ赤になっていた。

 

「・・・もしかして・・・虚○玄関連か・・・勘弁してくれよォ・・・仮○ラ○ダー○武とか翠○のガル○○テ○アとかF○○e/○○roみたいに鬱になる予感がビンビンするぜ・・・」

 

「努さん!それ以上いけない!」

 

ほむらはどこかから圧力を感じ努を必死に止めに入った。

 

「とりあえずお前ら・・・あんまりあぶねぇ事すんなよ・・・」

 

努そう言い残して立ち去ろうとした・・・だがその時・・・

 

「あ・・・あの!」

 

「んぁ?どした?ほむら・・・」

 

「つ・・・努さん・・・今のは?あなたは何者なんですか?」

 

空気が固まる・・・ほむらの質問はご最もだ・・・何せ努はほむらにこの異能の力を見せたことがなかったからだ・・・そして実際魔法少女ベテランのマミは疎かまどかとさやかも努のあんな力を見たことは無かったので真剣に聞くことにした。すると努は荘厳な顔をし答える。

 

「俺は世界一口の固い男・・・友勝努だ!!」

 

「言ってるよ・・・名前言ってるよ・・・」

 

「さっきのはちょっとした手品だよ・・・そんなことはどうでもいっか・・・とりあえず俺は帰るぞ〜この後家に帰ってよ○○と○○劇見るんだから忙しいの!努さん忙しいの!!分かった!?」

 

「なんでよ○○と・・・」

 

そうして努はその場から去った・・・

 

(これは・・・嫌な予感がするな・・・なにか大きなことを見落としてるかもしれねぇ・・・しばらくアイツらをつけるか・・・)

 

こうして・・・暁美ほむらの転校から一日が終わった・・・違う時空の為性格もガラッと変わっていたが頭のキレは変わらない努だった・・・だが、この先が地獄だということを魔法少女は疎か努すら知る由はなかった・・・




本編と違ってるところを今回からここに纏めます!!!本編とif編で書かれてるところで書き忘れてるとこや分からないとこはネタバレにならない程度に書きますので質問などお待ちしております!!!

・努の親は生きている
・英雄の1ページを会得しているが使いこなせておらずデメリットが明確に分かってない
・幼なじみはまどかとさやかではなくほむら
・本編努はイヤホン派であるがこの努はヘッドホン派である


とりあえず今パって思いついたのはこんな感じです!!!

それではまた次回!!!アディオス!!!


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第弐話 人は絶望の真実よりも希望の嘘に縋るもの

うぉぉぉぉぉぉぉぉ!?!?!?!?!?感想が初めて来っっっっっっっっっっちゃァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!

ウレシイウレシイウレシイウレシイウレシイウレシイ!!!!!

あっどうもブロパピコです・・・いや〜初めて完走貰えて恐悦至極、感謝感激雨あられ、一瞬千撃、焼肉定食、酒池酒林!!!

とりあえずこの話題は置いといて・・・今回もif編!やっていきます!!

この物語はどうなるのか・・・楽しんでってください!!!それではどうぞ!!!


 

 

 

 

 

努がほむら達と会ってからおよそ二週間が経った・・・とある駅にて今日も彼女達は魔女と戦っていた・・・

 

「今日もやりおるねぇ・・・だけど今日はそうはイカのなんとかってやつか・・・だが危なっかしいなオイ・・・そろそろ助けに出るか・・・ッ!?」

 

助太刀に行こうとした努は何かの気配を察知し行くのを止める。

 

「なんだ・・・この気配は・・・後ろッ!?」

 

そこには漆黒のマントに身を包んだ男が立っていた。髪は隠れており、目元もフードを深く被っていたためよく見えなかったが深く濁った黒い目をしていた。

 

「なんだ貴様・・・一体何の用だ?」

 

「お前が・・・の友勝努か・・・」

 

「な!?なぜ俺の名を!?それに俺の名前の前になんて言ったんだ!?応えろ!!」

 

その男は表情を出さずに瞳を閉じて後ろに振り返った。

 

「貴様ごとき・・・俺の手を降すことも無いか・・・せいぜい足掻くんだな・・・」

 

「どういう事だ!」

 

「さあな・・・この先の絶望の未来・・・楽しみにしな・・・さらばだ・・・」

 

そうして男はどこかへと消えていった。

 

「なんだったんだ今の・・・ってアイツらはどうなってる!?」

 

努は現状を把握する為戦闘を再び観戦する。

すると・・・

 

「あの青髪!?馬鹿か!?相手の実力考えて突っ込め!!」

 

努は目の前の危機的状況を見てさっきまでの事など忘れて飛び出した。

 

 

 

 

 

・・・だが遅い・・・遅かった・・・遅すぎた・・・間に合わなかった・・・

 

 

 

「そ・・・そん・・・な・・・」

 

 

 

さやかは魔女を倒した。

だがその反動でソウルジェムはグリーフシードへと変貌してしまった。

 

「これは・・・一体どういうことだ・・・?」

 

「あぁ・・・ダメなの?こうしないと信じて貰えないの?」

 

努達は目の前の状況に信じられなかったがほむらは現状に絶望していた。

 

そしてグリーフシードは孵化して魔女へと姿を変えた。

 

「これは・・・魔女!?」

 

「テメェ!!さやかに何しやがった!!」

 

「さやかちゃん!元に戻って!!こんなのさやかちゃんがやりたかったことじゃないハズだよ!!」

 

「お前ら!!これはどういう状況だ!!あれがさやかなのか!?」

 

「あなたは・・・努さん・・・なんでここに・・・」

 

「いいから説明しろ!!詳細は後で聞かせてもらうから簡潔に省いて説明しろ!!」

 

努は魔女の攻撃を避けながら説明を聞く。

 

「なるほど・・・なら・・・殺すか・・・」

 

「「「!?」」」

 

「どうした?お前らは今まであの魔女とやらと戦って人間らしさを感じたことあるのか?グリーフシードがソウルジェムになったことはあるのか?死人が蘇るとこを見たことあるのか?・・・ねぇだろ?・・・ならもう殺すしかねぇだろ・・・」

 

「努さん・・・」

 

「テメェ・・・まどかは・・・あのピンク髪のやつはさやかと親友なんだぞ!?・・・そんな簡単に殺すなん「簡単じゃねぇよ!!!」っ!?」

 

「俺だってやれることならなんでもやる・・・だが俺に出来るのは奇跡や魔法でもない・・・そんなどんな事があっても絶対ハッピーエンドに導かせる事なんて出切っこねぇんだよ・・・小娘・・・これが現実だ・・・それにほむらからちょいちょいお前らの事は聞いてたがあの青髪・・・美樹さやかは好きな男の腕を治して魔女からこの街を守るという強い意志がある凄い強い娘だったみたいだな・・・だがこいつが魔女になったらどうなると思う?その腕を治した男はおろか罪もねぇものを次から次へと殺しちまうようになっちまうだろ?・・・ならせめて・・・助けが遅れた俺と・・・近くにいたがどうにか出来なかったお前たちがしなきゃならない罪だ・・・それにこのままじゃあの娘も満足できねぇだろ?・・・せめて俺らが安らかにこいつを葬ってやろうぜ・・・」

 

努は超能力を使ってさやかを拘束する・・・そして天高く浮かばせ・・・

 

「短い間だったがほむらを・・・その友達と・・・仲間と一緒にいてくれてありがとう・・・そして・・・」

 

「さやか!」

 

「美樹さん!」

 

「努さん・・・何を・・・!」

 

「やめてぇ!友勝さん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「サヨナラだ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴォォォォォォォォンッ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

さやかだった魔女は跡形もなく消し飛んだ・・・

 

 

 

「すまない・・・」

 

「さやか・・・ちゃん・・・」

 

「なんでだ・・・なんでだよ・・・」

 

真夜中の駅のホームに悲しみは広がっていく・・・そして一発の銃声が鳴り響いた・・・

 

「なんだ!?このリボン!」

 

「巴さん!?」

 

「マミさん!?」

 

杏子が死んだ・・・そして努達は拘束されていた。

 

「魔法少女が魔女を産むなら・・・みんな死ぬしかないじゃない!あなたも・・・私も!」

 

「俺を巻き込む・・・なっ!」

 

努は拘束を解いてマミのソウルジェムを砕く。

 

「ったく・・・絶望に染まると厄介なことばっかだな・・・」

 

「なんで?・・・なんでこうなっちゃったの?もうヤダよ・・・」

 

「鹿目さん・・・」

 

「仕方ねぇんじゃねぇの?」

 

「「え?」」

 

「人生なんて後悔のオンパレードだろ?なら向き合うしかねぇんだよ。それによ・・・泣く暇あったらアイツらの分まで生きようって決心つけることの方が大事じゃねぇの?十字架背負って歩こうや」

 

「努さん・・・」

 

「友勝さん・・・」

 

「さて・・・それじゃ魔法少女について・・・詳しく聞かせてもらおうか・・・」

 

「はい・・・」

 

そうして努は魔法少女について全てを知った。

 

「そりゃあそのキュウべえってのが悪いな・・・お前らは悪くねぇ・・・」

 

「・・・でも・・・信じて貰えなかった・・・なんでなの?」

 

「そりゃあ当たり前だろうが・・・人間ってのはそういうもんだからな・・・」

 

「え?」

 

「未知を忌み嫌い、くだらないことばかりし続ける。そして絶望の真実よりも希望の嘘に縋る愚かな生き物よ・・・ほむら・・・」

 

「はい・・・?」

 

「お前は悪くない・・・だから気を落とすな・・・とりあえず・・・この先どうなるのか・・・俺にも手伝わせてくれ・・・イレギュラーいるんだからなんとかなるだろ!」

 

「確かに・・・前の時間では友勝さんが前線にいなかったんだよね?」

 

「うん・・・努さんがイレギュラーとして私たちの前に戦えるようになって出てきた事で三人が死ぬこととなった代わりに・・・ワルプルギスを倒すことができるとしたら!」

 

「まあ・・・あんまり喜びにくいがアイツらのことを忘れないのがせめてもの償い・・・」

 

「ありがとう・・・マミさん、杏子ちゃん、さやかちゃん・・・」

 

「三人で・・・前に進もう!」

 

こうして・・・努達はワルプルギスとの決戦を前に決意を固める。だがこの先に・・・待ち受ける結末とは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・努の前に現れた謎の男は・・・




・・・あれ???本編と違ってさやか、マミ、杏子が・・・死んだァァァァァァァァァイヤァァァァァァァァァァァァ

原作だと・・・まあ死んでたけどこの作品でも死ぬのか・・・(困惑)ってなってる読者もいると思いますが・・・今回のif編は躁鬱喜多方ラーメン希死観念マシマシなので本編以上に鬱で原作と同じ絶望感チョモランマ幸せな未来爆死爆死爆死ーン爆死爆死爆死ーン爆死ン爆死ン爆死ン死ーン!!!となってるので改めて耳にオセアーノンできるほど言います・・・

閲覧注意!!!

それと感想や評価貰えると喜びますがエゴサは控えてるので見るの遅れたりします!!!エゴサばっかしてると某まん丸お山に彩りピンクとやること被るんで気が向きしだい見てそれに対して返信などしますね!!!

それではここらでお別れとしましょっかね・・・それでは・・・adid○sじゃなかった・・・

アディオス!!!


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第参話 行ってらっしゃい暁美ほむら!そして行ってこい友勝努!!!

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙足がァァァァァァァァァ!!!

どうも皆さん!!!ついノリで合計約30km歩いて家ん中で動けず今現在前書きを書いてるブロパピコです!!!

参勤交代時代の人類は強かった・・・車や飛行機、電車にバス、タクシーにヘリコプター、新幹線に船に頼りきった現代人には30kmはキツかった・・・皆さんはウォーキング何キロ歩ける???

さて・・・今回はワルプルギスの夜戦・・・なんですが・・・戦闘シーン全カットとなっております!!!理由は後々分かっていきますので今後の展開をお楽しみに!!!

それでは本編行ってみよ〜!!!


 

努達は結束した・・・巴マミ、佐倉杏子、美樹さやか・・・彼女達の犠牲を無駄に、忘れない為、前に進む為に三人で力を合わせワルプルギスの夜を倒すことを最優先にして結束した・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが現実は残酷だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努達はワルプルギスの夜と戦ったのだった・・・さやか、マミ、杏子を失ったのは大きく、戦況は最悪と言ってもいいほど不利だった・・・だがその時、努は新たな力を覚醒し、何とかまどかとほむらを庇いながら辛くも退けたのであった・・・だが3人は消耗が激しく、中でも努は目から流血しており、腕は酷使されたためボロボロになって動くことすら危うい状況であった・・・

 

「ハァ・・・ハァ・・・お前ら・・・まだ・・・生きてるか?」

 

「うん・・・まだ・・・生きてる・・・」

 

「私も・・・生きてます・・・」

 

「そうか・・・グリーフシードはもうないのか?ソウルジェム穢れまくってんぞ・・・」

 

努の問にまどかは首を横に振る。

 

「ねぇ・・・鹿目さん・・・このまま何もかも壊しちゃお?こんな世界・・・もう・・・」

 

そうして努は隠し持っていたグリーフシードを不意にほむらのソウルジェムにかざした。

 

「な・・・なんで!?私よりも鹿目さんに!」

 

「ごめん・・・私から努さんにお願いしてたの・・・もしも私とほむらちゃんどっちかが死にかけてる時はほむらちゃんを助けてって・・・」

 

「そういうこった・・・」

 

「なんで・・・なんで私なの!?」

 

「簡単だろ?お前は時間を戻してやり直せる・・・だから鹿目まどかはそういう選択をとった・・・俺も不承不承ながらも同意させてもらったがな・・・」

 

「そんなことで・・・」

 

「とりあえず・・・もう時間ないぜ・・・鹿目まどか・・・最後に言い残したことがあるならほむらに言ってやれ・・・」

 

「ほむらちゃん・・・お願いがあるの・・・聞いてくれる?」

 

「うん・・・」

 

「キュウべえに騙される前の・・・馬鹿な私を助けてあげてくれないかな?」

 

「約束するわ!・・・何度繰り返すことになっても!必ずあなたを!」

 

「よかった・・・もう一つお願いしていいかな?・・・私・・・魔女にはなりたくない・・・」

 

努は雨の中血だらけになった腕でタバコを吸ってほむらの放つ銃声と共に一粒の涙を地に落とした。

 

(鹿目まどか・・・お前のおかげでほむらは強くなった・・・だが同時に・・・)

 

(脆く・・・砕けやすくなっちまった・・・)

 

努は泣いていたほむらが泣き止んだタイミングで声をかける。

 

「行くんだな・・・」

 

「はい・・・努さん・・・」

 

「話を聞く限り最初の時間軸には俺は闘ってなかった・・・もしかしたら次の時間軸じゃ俺はいねぇかもしんねぇ・・・まぁ一応だが俺は転生者だからな・・・イレギュラー極まってたんだ・・・仲間一人救えない役に立たない転生者だったがな・・・」

 

「そうだったんですね・・・やっと・・・納得しました・・・」

 

「友を助けたい時間遡行者に傍観と諦観の転生者・・・珍しい出会いだったな・・・」

 

「はい・・・これも奇妙な運命だったんでしょうかね?」

 

「さあな・・・お前がやるべき事終わって長く太く行き続けてしわくちゃのババアになった頃に閻魔さまでも神さまにでも聞いてくれや・・・さて・・・俺もついさっき出来たやりたかったことがあったからそれをやるとしますかね・・・」

 

「何を・・・するんですか?」

 

「簡単だ・・・」

 

尋ねるほむらに対して努は光を失った瞳でほむらの瞳を見つめながら無邪気な子どものような口で笑いながら言った・・・

 

「こんなことにした元凶をぶっ殺しに行ってあげるんだよ!!」

 

ほむらは血の気が引いたが恐れずゆっくりと努に尋ねた。

 

「危険・・・ですよ?」

 

「分かってるさ・・・だけどな・・・決めたんだ・・・美樹さやか達の仇を討ちたいって・・・アイツらは帰ってくることは無いが・・・それでもやるだけさ・・・アイツらはお前たちのエサじゃないって教えてやるんだ・・・だがそれで死んでも仕方ねぇ・・・今まで俺の力を磨いてこなかったのが悪いんだからな・・・」

 

「・・・気をつけてくださいね・・・」

 

「ああ・・・そっちは長旅になりそうだな・・・8、90年後に天国に来い・・・みんなと一緒に待ってるからよ・・・俺はすぐ行くことになるかもな・・・」

 

「案外一番最後に行くことになりますかもね・・・」

 

「だといいな・・・行ってらっしゃい・・・」

 

「行ってきます・・・行ってらっしゃい・・・」

 

「行って・・・くる!!!!!」

 

そう言ってほむらはその場から消えた。

 

「鹿目まどか、美樹さやか、巴マミ、佐倉杏子・・・そして暁美ほむら・・・おめェらの力!貸してもらうぜ!!俺は闘う・・・例え・・・この身が朽ち果てようとも!!!俺が・・・俺が!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アイツを・・・倒す(殺す)!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




努君・・・覚醒した・・・だと!?

一体どんな能力を得たのだ・・・それとも・・・

そして次回!!!if編其ノ壱 孤高の知られざる英雄伝 最終回!!!

次回をお楽しみに!!!


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第肆話 孤高の反逆者

あら???以外に早く書けましたね・・・どうも!!!ブロパピコです!!!ええ活動報告に書いた通りハーメルンにて書いたデータが吹っ飛んで何故かふんどしブンブン丸が出てきた時はびっくりしましたよ・・・

ニンニク食いすぎて口ん中臭くて寝るのを待って歯磨きしながら書き直したんで誤字脱字あるかもしれませんのでありましたら報告お願いします!!!

さて今回でif編は最終回です!!!

今回も今後の展開とかに関わることはカットしてますので少し物足りないと思いますが楽しんで読んでください!!!

あと今回グロい描写が含まれております!!!食事中等の読者の方は終わってから読んでください!!!

それでは本編スタート!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

努は地球を飛び出し宇宙へと来ていた。インキュベーターのアジトへ向けて一直線に飛んでいた。何故場所が分かるのかは地球にいたインキュベーターを捕まえ逆探知したからである。

 

「カハッ・・・まだ持ってくれ・・・俺の体!」

 

先程の戦いによって既にまともに動くはずもない体を無理に動かして宇宙へ来ていたため、もはや仇討ちするまで体がついてこれるか・・・となっていた。

 

「あった・・・見つけた!出てこい!インキュベーター!俺は貴様が許せねぇ!!!」

 

すると一匹のインキュベーターが努の目の前に出てきた。

 

「へ・・・へへへ・・・これで・・・みんなの仇がうてる・・・巴マミの仇・・・佐倉杏子の仇・・・美樹さやかの仇・・・鹿目まどかの仇・・・そして・・・そして!・・・暁美ほむらの恨み!!今までテメェらによって不幸になった魔法少女の仇!!!」

 

そう言って努は拳を握り、力を集中させ解放させた。

 

「君たちは実に愚かだね・・・願いを叶えてあげたというのにその恩は仇で返すんだね・・・だが君は無関係なはずなのに関わっていく・・・その好奇心には興味が湧いてくるよ・・・だけど今の君じゃ僕たちには勝てっこないのに・・・愚か以外送る言葉がないよ。」

 

「俺の・・・大切な人達を・・・日常を壊した・・・テメェらが許せねぇ・・・覚悟はいいか!?」

 

「やれやれ・・・仕方ない・・・」

 

「殺してやるぞ・・・インキュベーターァァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

努は満身創痍だったが命を懸けてインキュベーターに立ち向かった・・・だが・・・

 

「あ・・・あぐ・・・」

 

努はボロ雑巾のようにされてしまったのだった・・・右腕は千切れ、左手は骨が粉砕され、右脚は裂けて骨が見えており左脚は折りたたまれていた。その上顔も酷い状態だった・・・頭は右側が少し消し飛んでおり脳が垣間見え、右目も神経が剥き出しになってぶら下がっていた。そんな生きているのも奇跡と言える状態だが残った左目でインキュベーターを睨んでいた。

 

「もう君たちには用はないかな・・・」

 

そう言ってインキュベーターは巨大なエネルギーの塊を作り出し、努に向けて投げつけた・・・

 

「・・・まだだ・・・」

 

この時、努はある事を思い出していた。幼き頃暁美ほむらと過ごした日々、毒を吐くこともあったが愛してもらっていた家族の事、暁美ほむらの仲間であった魔法少女の末路、鹿目まどかの最後の願いを言った時の顔・・・その出来事が不思議と努に力を爆発させ、増大させていった。

 

(俺は・・・死なない!例えこの身が朽ち果てようとも!!!お前らだけは許して生かしてたまるか!!!俺の最後の力・・・食らいやがれぇぇぇ!!!!!)

 

「か・・・め・・・は・・・め・・・・・・波ァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」

 

骨が砕けて動くことは無い右腕が不思議と湧いた力によってかめはめ波を繰り出させた・・・だが・・・

 

「くっ・・・お・・・押される・・・」

 

「さよならだよ・・・人間・・・」

 

「くっ!・・・がぁ・・・ああああああああああああ!!!!!」

 

(すまねぇ・・・鹿目まどか、美樹さやか、巴マミ、佐倉杏子、そして・・・暁美ほむら・・・お前たちの怒り、辛み、憎しみ、恨みを晴らすことが出来なくって・・・畜生・・・ほむら・・・死なないでくれ・・・生きて平和を掴んでくれ・・・君が・・・希望なんだ!)

 

そして意識が少しづつ途切れていく最中に努の頭の中に不思議な光景が広がっていく・・・

 

そこには今の自分とは違う自分が先程まで戦っていたヒューマノイドインキュベーターと対峙していた。そして努の後ろに五人の魔法少女、そして見た事ない魔法少女がいた。

 

(へ・・・へへ・・・そうか・・・平行世界の俺か・・・そっちは幸せそうだな・・・)

 

努は違う世界の自分を見て優しく笑いがこぼれ落ちる。

 

「ほむらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!・・・お前は絶対にアイツらに勝てる!!だから・・・諦めず、負けないでくれ!!そして・・・俺の仇を取ってくれ!!」

 

 

こうして・・・インキュベーターの手によって友勝努はこの宇宙から姿を消した。この物語はもしもの世界・・・一つ歴史が間違っていたことによって滅びの未来があるという悲惨な物語である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうか・・・これが俺のもう一つの結末か・・・」

 

努は暗い意識の中ゆっくりと瞳を開ける。

 

「あっちの俺は甘ったれながらも正義感は強く、諦めず立ち向かえたようだが・・・それは蛮勇だな・・・俺の親が生きていたということはあの出来事が無かったという訳・・・か・・・クソったれな過去だがそんな出来事が・・・俺を・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

強くした(壊した)んだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある空間・・・そこには謎の男がおり、巻物を持ってカップに入ったコーヒーを飲みながら眺めていた・・・中身には友勝努が戦っている巻物が描かれていた。

 

「そういう事か・・・なら変えてやんなきゃな・・・絶望の未来など・・・そんなモノはどこにもある必要が無い・・・俺が・・・この俺の手で壊してやる・・・この新たな力でな・・・フハハハハハ!!!」

 

男は巻物の近くに落ちていた仮面を拾って高らかに笑っていた。

 

「さあ、このリベンス・・・叛逆し、抗う者をせいぜい楽しませてくれよ!!!害獣(インキュベーター)!!!」

 




次回予告

よっ!努だ!次回からは日常編に入るぜ!よくあるバトル漫画の日常パートみたいなもんだ!次からも楽しんでってくれよな!!ってな訳で次回 眇たる救世主 「日常編にはまだノータッチだからタイトル未定」っておい作者!?次回までに間に合うのかオイ!?俺たちどうなっちゃうの!?


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1.5章 次なる戦いまでの休息
第28話 患者には適切に面会しないと患者にされるぞ


寝落ちして上げるの遅れたブロパピコです・・・アウチ!!!

今回はネタ回です。

頭空っぽにして読んでください・・・考えるな・・・感じろ・・・

それではどうぞ!!!


 

 

 

 

 

「んひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!暇すぎるっピィィィィィィィィィィ!!!!!」

 

努は一人、病院で入院をしていたのだった・・・

 

ワルプルギスとの闘いで体はボロボロで通常の人間ならもはや元には戻らないレベルの重症をその身に受けていたのだ・・・だが努は文句を垂れながらも病院のベットに横たわっていた。

 

(このままじゃ大学は諦めることになりそうだな・・・すまねぇな・・・千鶴・・・)

 

首から下げたロケットを握ってため息をついた努だった・・・

 

「あ〜あ〜・・・アイツらは学校だし、お使いで頼んで持ってきてもらった知恵の輪も16×16の立体パズルも解き終わっちゃったし・・・携帯できる将棋盤も買ってきてもらうべきだったぜ・・・イメージトレーニングと精神統一でもするか・・・」

 

努はこうして・・・静かに激しく瞳を閉じて修行を始めた・・・

 

 

そして時は夕刻・・・まどかとほむらは努の見舞いのお土産を選んでいたのだった。

 

「え〜っと・・・これかな!ほむらちゃんは決まった?」

 

「ええ・・・まどか・・・それは?」

 

「え?これ?ウェヒヒ!努お兄ちゃんってああ見えて頭使う遊びとか論文読むんだり本を読んだりするの好きだし前回は知恵の輪とか立体パズルを渡したんだけど秒で解いちゃったから今度は病院でもお手軽に楽しめるサイズの将棋盤とディベートで有名な人の評論の本を選んだの!・・・ってほむらちゃんこそ!その大きい箱はなんなの!?」

 

「努さんって大食漢でしょ?だからフルーツの盛り合わせと缶詰めを用意したのよ」

 

「な・・・なるほどね〜・・・足りるといいね・・・お金も量も・・・」

 

「お金は大丈夫よ・・・だけど量は・・・」

 

2人は努の食事量を考えると現実逃避したくなってきたが諦めた・・・今回は見舞いのお土産の為適量にしようとしたのだった。

 

そして2人は病院に着くと先に来ていたさやか、杏子、マミが努の入院部屋の近くの椅子に腰掛けていた。

 

「あ!さやかちゃーん!お待たせ〜!!」

 

「病院でデカい声出すんじゃないよまどか!!」

 

「おめぇもなさやか!!」

 

「貴女もよ佐倉さん!!そして私も!!」

 

「なんなのよこれ・・・」

 

ほむらはまどか達のやりとりに呆れていたその時・・・

 

「テメェら声デケーんだよ!!ここは病院だ!!静かにしやがれぇ!!」

 

「いや君が1番うるさいからね?」

 

努の部屋から看護婦と医者が出てきた。

 

「オホン・・・彼のお見舞いかな?彼の容態は目も当てられなかったが何故かはわからんが超高速レベルで再生しているよ・・・退院も近い・・・だが・・・前回のように(第8話参照)また脱出しなければ全快して退院出来るが・・・どうなる事やら・・・」

 

「喧しいジジイだ・・・あん時はラズベリーパフェとリンゴパフェが俺を呼んでたから助けに行くためにお出かけしただけだぞ?」

 

「全く・・・君の言ってることは意味がわからんことが多いよ・・・だが君の開発した薬物が頼りになってるのも事実な故、あまり君に対しては見捨てたくないのだ。」

 

「あんな液体・・・俺の頭さえあれば誰でも作れらぁ・・・それより俺はこいつらと話がしてぇんだ・・・とっとと失せな・・・」

 

「うむ・・・それではまた・・・」

 

看護婦と医者は努の部屋から立ち去り、入れ替わるようにまどか達が入る。

 

「よう、元気そうだな」

 

「おかげさまでね・・・体・・・大丈夫?」

 

「階段で転んだくらいのダメージだ・・・すぐに治る・・・それよりインキュベーターの動きは?」

 

「まだ掴めてないわ・・・この街に新たな魔法少女も出てきてないってことは私たちの周りでは動いてないってことになるわね・・・」

 

「そっかぁ・・・まあ動きが掴めない以上動きようがない・・・とりあえずなんか暇つぶしできるもんでも持ってきてくれたのか?」

 

「あっ!そうそう!!努お兄ちゃんにうってつけな暇つぶしのものを持ってきたんだよ!!」

 

そう言ってまどかは小さめの将棋盤と本を取り出した。

 

「おお!?マジか!!ちょうど将棋で時間潰してぇなぁって考えてたんだよ!まーちゃんはいい子だな〜!!」

 

「う、うん・・・ありがとう///」

 

努はまどかを撫でてまどかは頬を赤く染めていた。

 

「私からはこれよ」

 

「・・・おお・・・」

 

「なに?」

 

「い・・・いや!なんでもない・・・まさかこんな量持ってくるとは・・・金大丈夫か・・・中学生・・・」

 

努はほむらの財布事情を心配していたが、さやかが我こそはという顔で努にお土産を渡した。

 

「これは・・・」

 

「アタシのオススメのクラッシックだよ!」

 

「へぇ・・・曲名は・・・魔王・・・ってオイィィィィィ!!!なんで魔王なんだよ!!マインファーテルした挙句魂盗られるわァ!!なんでだ!?さーちゃんは俺をいじめてるのか!?」

 

「いや〜・・・努兄は激しめな曲が好きかなと思って・・・つい・・・」

 

「激しすぎるわァァァ!!!この歌の結末知らないで買っただろ!?さーちゃんってホントバカ・・・ハァハァ・・・これ以上病人にツッコミさせんな・・・」

 

「努・・・おつかれ・・・」

 

「きょーちゃんか・・・ん?これは?」

 

杏子が渡したものは見慣れないもので一瞬分からなかった。

 

「アタシが作ったお守りだ・・・神父の娘のお手製だ・・・ご利益あるぜ・・・」

 

「まどかときょーちゃんだけだよ・・・まともなの・・・」

 

「ちょっと努さん?」

 

「なんでアタシとほむらがまともじゃない言い方なのさ!!」

 

「そして私は渡してすらいないのに全体評価はやめてもらっていいかしら?」

 

「あっ・・・みーちゃん・・・いたんだ?」

 

「ずっと居たわ!!!・・・とりあえず私からはこの茶葉を渡すわ」

 

「おっ!?みーちゃんときょーちゃんとまーちゃんとほむちゃんのセットで丁度よくなった感じがしてこれでめでたしだな!!」

 

「だ〜か〜ら〜!!なんでアタシがマトモじゃないみたいな言い草なのさ〜!!」

 

「病人に魂盗られる曲持ってくる女がマトモ?」

 

「・・・」

 

「まあいいや・・・そういや紅茶貰ってなんだけど久しぶりに炭酸飲みたくなったな・・・誰か売店で「アタシが行く!!」・・・」

 

こうしてさやかは目に見えない速さで病室から出ていき、売店へ向かった。ここから売店までは往復5分、買い物で2分くらいかかると思ったが・・・

 

「買ってきたよ・・・ぜぇ・・・ぜぇ・・・」

 

(いや、早くね!?さっき病室から出たばっかだよな?まだ1分ところか10秒も経ってないよな!?)

 

「あっ・・・ああ・・・サンキュー・・・」

 

努に炭酸飲料を渡してさやかは椅子に腰かけついでに買ってきた雑誌を読み始めた。そして飲もうと思ったがふと製造日と賞味期限を見てみると今から約1週間後だったのだ。

 

「アレ?これ内容分からないと思ったら来週号だったわ〜」

 

(いやどういうこと!?あまりにも早すぎて時間すら超越したのか!?)

 

「い・・・いや・・・さーちゃん疲れてると思うしこれはさーちゃん飲んでいいよ?」

 

「ああ・・・いいよ・・・もう飲んだから・・・」

 

(いやこれは早い以前にムカつくんだが・・・ゴミ渡されたようなもんだろ・・・なんなんだ今日は・・・)

 

こうして時間は過ぎ・・・まどか達は帰って行った・・・

 

 

 

 

 

「ホント今日はヤベー日だったな・・・」

 




次回もネタ回です。

しばらくネタ回書いてから2章に突入させますのでごゆっくりお楽しみください!!!

それではまた次回!!!アディオス!!!


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第29話 テスト開始時寝てる先輩は気がつけば同級生

どうもブロパピコです!!!

今回も日常です!!!

のびのびとした魔法少女と努の姿を楽しんでってください!!!

それではどうぞ!!!


 

 

「今までありがとうございました。」

 

そう言って努は理事長室で退学届けを出していた。

理事長は顔は崩さなかったが驚いており努の目を真っ直ぐ見つめ尋ねた。

 

「君は我が校の主席だ・・・出席日数のことは追試などでこちらで何とか賄えるように工夫しよう・・・何とか残って貰えないのか?」

 

「残念ながら・・・私にも考えがあってこのような事をしていますので変えるつもりはありません・・・」

 

「分かった・・・だが君はなんのためにこの学校を辞めるというのかだけは聞かせてくれまいか?」

 

「思春期の女の子を騙し続けてきた負け犬に終止符を打つためです。」

 

そう言って努は理事長室を後にしようとしたが理事長は声を張って努に尋ねた。

 

「待ってくれ友勝君!?何のことだ!まるで意味がわからんぞ!」

 

だが努はその質問に答えを明かさず去っていった。

 

そして努は途中駅前の喫煙所で一服した後、とある研究を始めた。

 

〜努の家〜

 

「よし!出来た!【デュエルマシーンタイプ8】!!」

 

一見、ロボにカードを持たせて玩具作りのように見えるが一応修行であった・・・

 

「さあ・・・決闘!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「トドメだ!!ダイレクトアタック!!!」

 

ドゴォォォォォン!!!

 

DUEL MACHINE TYPE:8 LP0

 

「なかなかに強いのが出来た・・・後は本気デッキにすれば更に・・・」

 

「こんにちは〜!」

 

「お?まーちゃん?それにみんなも・・・どうしたんだ?」

 

「どうしたって努兄・・・」

 

「あなたの退院パーティー今日にするって話し合ったじゃない?」

 

「あっ・・・」

 

「まさかオメー・・・忘れてただろ?」

 

「努さんらしいけどね・・・」

 

「・・・罠カード発動!!『強制脱出装置』!!」

 

「努お兄ちゃん?」

 

「ハ・・・ハイ・・・逃げようとしてすみませんでした・・・そして忘れてました・・・ユルシテ・・・」

 

「・・・ハァ・・・いいよ・・・許すよ?」

 

「え?」

 

「歯、食いしばって?」

 

「は?」

 

BAKOOOOON!!!

 

「アオチャ!!!」

 

努はまどかのビンタにより吹っ飛んで壁にめり込んだ。

 

「前にもこんな風景見た気がするな〜」

 

「努兄さんって学習能力あるの?」

 

「一応努兄は伝最大学で主席みたいだけど・・・これは酷いね・・・」

 

「良いところと悪いところがアンバランスね・・・努さん・・・」

 

「おーちち・・・おいて〜!まーちゃん、また鍛えたな〜俺首が持ってかれると思ったぞ?」

 

「うるさいよ?もう3発ほど喰らっとく?」

 

「丁重にお断りする・・・」

 

「もう・・・こんな人があの有名な大学の主席なんて信じられないよ・・・」

 

「安心しろ!もう主席じゃないから!!」

 

「え?どういうこと?」

 

「辞めたからな!!やりたいことが沢山できたし・・・修行や調査とかありすぎて大忙しなのよ」

 

「後のこと絶対考えてないよあの人・・・絶対後悔するよ・・・」

 

「うるせぇ幼なじみ寝盗られた青髪敗北者」

 

「ハァア!?ケンカ売ってんの努兄!!」

 

「勝手に買ってろ・・・それより早くおっぱじめようぜ?きょーちゃんが餓死するしこの後修行してぇからな」

 

「餓死してたまるか!!ってか修行って?その腕に付けてる妙な機械が関係するのか?」

 

「これは頭の体操にもなるし修行にもなるからやってたところだ・・・言っとくがこれはお前らには向いてない修行だから教えるつもりないぞ?」

 

「何故ですか?」

 

「知らん。そもそも俺の能力まだ完全に把握した訳じゃないから俺がなんでも知ってると思うな。それよりさっさとしようぜ?」

 

やっと退院祝いが始まりそれぞれてんやわんやして楽しんでいた・・・だがとある3人はあることを急に思い出したようで顔がみるみる青ざめていくのであった・・・

 

「ん?どったの?」

 

「魔法少女やら努お兄ちゃんの事で盛り上がってたけどよく考えたら再来週テストあるの忘れてた・・・どうしよ・・・努お兄ちゃん・・・」

 

「ってことはお前らもか・・・ハァ・・・1時間だけこの後付き合ってやるから勉強してけ・・・みーちゃんもほむちゃんはどうする?」

 

「せっかくだから・・・私も教えてもらいましょうか。少し分かりずらいところがあったので!」

 

「私は・・・」

 

「ほむちゃん・・・アンタ繰り返してきただけだからこれからの勉強なんて分からんだろ?黙って教えられとけ?」

 

「そ・・・そうね・・・そうさせてもらうわ・・・」

 

こうして努は魔法少女達に勉強を教えていた。それぞれ分かりやすかったためか全員違和感を感じていた。

 

「どうした?お前ら」

 

「いや〜・・・その〜・・・」

 

「努さんの教え方って癖があったと思えるのだけど・・・勉強は普通に上手くて同一人物だと思えないのよ・・・どうして?」

 

「誰だろうとわかりやすい教え方を学んだだけだよ・・・心理学勉強してるうちに試しただけのクオリティだからお粗末なもんだがな」

 

「努お兄ちゃんってなんでも出来るんだなぁって改めて思った・・・」

 

「そんなでもないさ、それより後分かんねぇとこ教えろ・・・ちゃっちゃと理解して帰ってもらわねぇと修行出来ねぇんだから早くしろ・・・」

 

 

そうして緊急で始まった勉強会は終わって努は40枚のカードの束と15枚のカードの束をロボのスロットに差し込んだ。

 

「さあ・・・これで最強の修行の相方の完成だ!!いくぜ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

超魔道竜騎士 - ドラグーン・オブ・レッドアイズ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イウ アーク イル フェスイ ウレル ペフティー イル ヘクア

セトゥ ネプ ケティ ネウ アンク ネウ プア ヘヌア ネフェリ

トゥ エル ネウ クアト・・・イワーーーーーーーーーーーーーーク!!!!!!

 

TSUTOMU LP 0

 

 

 

 

 

 

 

「ダメだこりゃ・・・ケホッ」

 




はい、閲覧ありがとうございました!!!

こんな感じの日常があと3話程続きます!!!それまでバトルとかストーリーを見たい方はもうしばらくお待ちください!!!

それでは今回はここまでで!!!また次回まで!!!

アディオス!!!


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第30話 陰口はいつか絶対バレるから人をディスるならダイレクトアタックして砕けろ

ど・ど・どうも〜ブロパピコです!!!

ゲームしてたらこんな時間にあげることになってしまいました!!!申し訳ございません!!!いや〜楽しい時間って過ぎるのあっというまですね・・・

さて今回は・・・主人公の出番9割9分カットされております!!!

その代わりとあるまどか達のクラスメイト2人ととある家族が出てきます!!!30話にしてやっと登場です!!!

それでは本編行ってみよ〜!!!

どうぞ!!!


 

 

 

 

 

 

 

「「「え!?努(お兄ちゃん)(兄)の家でバーベキューだって!?」」」

 

「えぇ、今朝登校中に偶然努さんに会って誘われたのよ」

 

まどか、さやか、杏子、そしてほむらは学校にて平和な日常を送っていた。

その中、ほむらの言った一言に3人は驚いていた。

 

「そんなに驚くことかしら?」

 

「だって修行と謎の研究ばっかりしてる努お兄ちゃんだよ!?その努お兄ちゃんがまさかバーベキューするから誘うなんて・・・こんなの絶対おかしいよ!!」

 

「まどかの言う通り!精神と時の部屋でも月一程自分の修行してはご飯食べてそっからまた月一丸っきり修行するあの努兄だよ!?幻じゃないの!?幻聴じゃないの!?」

 

「しかもアイツ今新しい能力を研究して行き詰まってるんだろ!?そんな時に普通バーベキューなんかやるか!?やっぱアイツバカなんじゃねぇのか!!」

 

「努さん・・・酷い言われようね・・・」

 

努の居ないところで努をボロっカスにディスっていると突如4人に悪寒が走った。

 

「「「「ッ!?」」」」

 

「あら?皆さんお揃いでなんの話しをしていたんですの?」

 

4人は振り返るとそこには志筑仁美と上條恭介、そして誰にも見えないように宙に浮いてる目があった。

 

「「「「ッ!?」」」」

 

4人は気を失いそうになりながらも自然に振舞っていた。

 

「い・・・いや〜その〜素敵な昔馴染みの人からバーベキューの誘いを受けてみんなで話してたんだよね〜!」

 

「そ・・・そうだな!アイツの飯は美味いもんな!居ないところでも話題に出るほどだもんな!」

 

「ね!そうだよね!?ほむらちゃん!行くよね!?楽しみだよね!?」

 

「・・・私は何も言ってないわ・・・貴女達が好き勝手に努さんのことを悪く言っただけじゃない・・・」

 

「「「ほむら(ちゃん)!?」」」

 

意外!それは裏切りッ!!

 

さやかや杏子はともかくまどかまで見捨てたほむらッ!理由はもちろん、努は誰かを庇えば庇った相手ごとOHANASHIしてしまうからである!!

 

「あら・・・努さんからメッセージが届いてるわ・・・なるほど・・・」

 

「努兄ってばなんて?」

 

「見た方が早いわね・・・これよ」

 

そう言ってほむらはまどか達にスマホを見せた。そこには・・・

 

『とりあえず3人は勧誘できたようだな。みーちゃんにはこっちから声掛けてオッケー貰ってるから声掛け要らんぞ。何人でもいいからどんどん誘っていいぞ。親同伴でもいいし恋敵でもええから誘え誘えぇぇぇ!!

P.S. 鹿目まどか、美樹さやか、佐倉杏子の3名は特性ジョロキアチリソースで漬けた肉と野菜とつけダレをケツの穴が噴火するほど食わしてやるから覚えとけ〜。因みに当日バックれたらタレを身体中の穴という穴に1週間塗り続けてやるからな。』

 

「「「・・・」」」

 

「ご愁傷さまね・・・師を悪くいうものじゃないわ・・・」

 

「あの〜さっきからなんのお話をしてますの?」

 

ほむら達が話しているとこの作品では出番がなかった女がしゃしゃり出てきた。

 

「うるさいですわ。はっ倒しますわよ?」

 

おっと・・・普通にナレーション進めますか・・・じゃないと明日起きた時にワシが肉塊になってるかもしれんしな・・・

 

仁美はほむらに対して説明を求めた。そしてほむらは説明した。

 

「まあ、羨ましいですわ!まあでも私は上條さんと一緒にデートでもさせてもらいますわ」

 

「イラッ・・・」

 

「え?折角だし僕たちも行こうよ?さやかの幼なじみって僕と鹿目さん以外居ないと思ってたし話を聞いたら会ってみたくなったしね」

 

そう言って恭介は仁美に参加を促した。

 

「ん〜・・・確かに鹿目さんと美樹さんの私と上條さん以外の幼なじみと言われると興味がありますわね・・・決めましたわ!私達も参加させてもらいますわ!」

 

「決まりね・・・連絡しておくわ」

 

「暁美さん・・・ちょっといいかな?」

 

「なにかしら?上條さん」

 

「さやか達はなんであんな風になってるだい?」

 

そう言って恭介は真っ白な灰の如く放心したさやか達を指差した。

 

「さあ?自業自得だと思うわ・・・」

 

 

そして時間は過ぎ・・・まどかは家に帰った。

 

「ただいま〜」

 

「おっ!?おかえり〜」

 

「おかえり〜」

 

「おかえり、まどか」

 

「あれ?ママ?今日仕事早く終わったの?」

 

「まあね〜今日はたまたま早く上がれたからそのまま帰ってきたんだよ」

 

「そうだったんだ〜・・・あっそうそう!努さんがバーベキューしたいからママ達も来て欲しいって言ってたよ?」

 

「いいのかい?私たちが行っても」

 

「たまには大勢でご飯食べたいって言ってたし大丈夫だよ!」

 

「なら参加させてもらおうか!日程は?」

 

「えぇっと・・・次の土曜日だよ!」

 

「了解!酒とか準備しとかなきゃね!!」

 

「パパ達も来るよね?」

 

「ママが行くなら僕たちも行くよ!」

 

「ば〜べ〜きゅ〜!おにく〜!」

 

「ティヒ!なら努さんに連絡入れるね〜」

 

 

こうして・・・努が開くバーベキューのメンバーが決まって行った・・・果たして次回はどんな風になるのか・・・




いかがだったでしょうか???

今まで未登場だった志筑仁美、上條恭介、鹿目家を一気に出した感想は・・・

本編にも出そうと考えたんですが悩んだ結果ボツになった話が多すぎて登場できなかったんですよ〜

これから彼らの出番は果たしてあるのか・・・次回はあるよォん!!!

それではまた次回まで!!!


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第31話 平和とは戦争と戦争のハーフタイムに過ぎない

どうも!!最近格ゲーのオンライン大会に出て1回戦2回戦にワンラウンド取られてから逆転勝ちして3回戦と4回戦と決勝戦もそうしようと邪念が入った結果見事に3回戦もルーザーズも負けたブロパピコですw

チーム戦で大将任せられて3タテしたり周りにダメだとか相手に調子づかせてそっから本気を出して分からせに行ったのは良かったんですけど調子に乗るのはダメですね・・・この作品もゲームも調子に乗らず日々精進します!!!

今回は前回の話の前の時間で物語が進みます!!!

原作メンバー2人しか出てきませんしジョッキ缶の酒を飲みながら書いたのでテンション無駄に高いですw

さて・・・それでは本編へどうぞ!!!


 

 

前回までのあらすじ

 

テッテッテッテッテッテレレン♪ テッテッテッテッテッテレレン♪

 

努はいきなり大勢でバーベキューをしたいとほむらに伝え、色々ありながらも参加することになった魔法少女たち・・・だが参加者は彼女たちだけではなく・・・

 

「私たちも参加させてもらいますわ!」

 

「参加させてもらおうか!」

 

 

な、なんと!?志筑仁美と上條恭介、そして鹿目一家も参加することになった!

 

今まで登場しなかった・・・否、作者が出そうとしたがキャラが出すタイミングを失ってこのままじゃいつ彼らのファンに後ろから卑劣切りされるか分かったもんじゃないと思ったため急遽出番を作ったこのストーリー、果たしてどうなるのか?

 

テッテー♪

 

ピロロンテッテレテーテテテテテテテーンテティン♪

 

平和とは戦争と戦争のハーフタイムに過ぎない

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやこれ龍球Zのプロローグまんまじゃねぇか!BGMもまんまだぞ!?」

 

大丈夫大丈夫!歌詞とか何も書いてないしセーフ!

 

「グレーで攻めんなアホ!これ以上時間割いてられないから始めるぞ?」

 

いいよ〜は〜いよ〜いスタート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んあああああああ!!!魔法少女のエネルギー概念の研究がぁぁぁぁ!!一切進まねぇ!!」

 

努は新たな研究をしていた・・・それは自分のことではなく仲間である魔法少女についてだった。

 

「インキュベーターの力によって魔法少女がソウルジェムを媒体として魔力を生誕させるという理論だと思うが・・・これが一番正しい推測なのかもしれんがこれでも矛盾が生じてしまう・・・魔法少女と魔女、ソウルジェムとグリーフシード・・・それらの関係はイコールだがノットイコール・・・だがニアリーイコールでもある・・・まるでシャッフルカップで正解を当てる度に中身が入れ替わるように・・・どの道を進んでも行き止まりの迷路のように・・・正解が無い様だ・・・いや・・・何かしらヒントはあるはずだ・・・」

 

そうして努はインキュベーターのセリフ、そしてほむらの話した過去に起きたことを一字一句丁寧に思い出していた・・・

 

するとある仮説が浮かんできた。

 

「魔女は絶望を振りまく・・・劣等感、失恋、孤独、罪、焦燥・・・もしや・・・いや・・・ほむちゃんの説明を詳しくは聞いてなかったが話を聞いたのとインキュベーターの発言を分析すると・・・感情・・・フッ・・・ならとりあえず手っ取り早い方法で自然に実験と行こうか!本当の天才は日常で研究を完成させ新たな日常として溶け込ませるものだからな!」

 

そう言って努は白衣を脱ぎ捨てメガネを外した。

フラスコの中に入った液体を見つめて微笑んだ。

 

「さあ・・・只今をもって全人類は俺の被検体だ!!せいぜい手のひらで舞い踊るがいい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・だが努の姿は全裸であり、フラスコの中身は何度も蒸留させたウィスキーでありそれを一気飲みしたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「炭も買った・・・グリルも幾つか用意してあるし七輪も家にあるので足りるだろうし・・・食材は緊急で取り寄せればいいのが直ぐに届くし下処理もできる・・・完璧だ・・・これで『肉食ってみんなハッピー作戦・・・縮めてProject MEEH(ミーフ)』・・・完璧だ!・・・ん?」

 

努は作戦のための道具を補充しに買い物に出かけていると登校途中のほむらが見えた。

 

「お〜っす!ほむちゃん!これから学校か」

 

「努さん・・・おはようございます。ええ、これから学校です。努さんは何を?」

 

「俺か?俺は今度の土曜にお前らに加えて好きな面子誘ってバーベキュー開こうとしたから準備してたんだ!みんなにも声掛けてくれ・・・ってみーちゃんだけ上級生だったな・・・こっちで声掛けとくわ!んじゃ!」

 

そう言って努は早々に立ち去って帰っていった。

 

「ちょ・・・」

 

取り残されたほむらは予定を確認すべく手帳を開くとちょうどその日が空いていたことに驚いていた・・・

 

「・・・まさかこれもあの時の様に永久持続式の能力*1で分かっていたというの?・・・有り得るわね・・・」

 

微笑みながら悔しそうにするほむらは手帳を鞄に閉まって学校へと足を運んでいった・・・

 

 

 

そしてバーベキュー前日

 

「よし!肉!魚!野菜!米!パン!麺!各自調味料!全部用意完了!!それではこちらの食材たちの下ごしらえと魚を・・・」

 

「捌いていくゥ!!!」

 

BGM○○○のカフェ○○○

 

「まずはこれを・・・こうして・・・」

 

完☆成(ゴマダレ〜)

 

テッテッテッテッテッテッテッテッテッテッテレッテー

 

「酒も準備完了!・・・好きな肉を焼いて食う・・・そしてテーブルゲームもいくつか持ち込んであるし・・・抜かりは無い・・・酒飲んであいつら待つか・・・」

 

そう言って努は缶ビールに手を伸ばしプルタブを開けた。

 

プシュッ

 

「ゴキュ・・・ゴキュ・・・ゴキュ・・・ゴキュ・・・ゴキュ・・・プハァァァァァ・・・うめぇ!!!」

 

努がビールをグビグビ飲んでいると・・・

 

「あ〜!努お兄ちゃん!!もう飲んでるの〜!!?」

 

「ん?あ〜・・・来たか!」

 

まどか筆頭にそれぞれ誘った(ほぼ見滝原中学関係者)が揃って来た。

 

 

 

「さあ、これからが本番だ!楽しもうとするか!!」

*1
第6話 お疲れ様参照




・・・はい!!!今回はここまでです!!!

短いバーベキュー物語は次でラストです!!!

今回はオリジナル食材とかは出しませんのでものすごく長くなることはありません(予定では無し・・・出る可能性0ではない)

ジャンプ作品はこのようにどこにだってある日常をそれっぽく描写してるのを読んで色々参考にしながら書いていったのですがやっぱトーシロには難しいですね!!!でも諦めたりやらなかったりやめたりする理由にはならないので頑張っていきますのでお付き合いいただける読者の皆様、どうかこれからも応援お願いします!!!

それではまた次回!!!アディオス!!!


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第32話 生肉は背徳感も含めて美味しいとされる

バンバンバン今夜もばんこんわ!またいっぱい読みたいなレッツリリリリード小説!!!

どうもこの世の終わりのようなコールで挨拶させてもらいました。ブロパピコと申します。はっきり言いますけど・・・こういう系のコールと挨拶とそれをする、させる人間っている?(いら)ないです。

さてそんなサテライトに捨ててあるレベルスティーラーの話は置いといて今回でバーベキューのお話は最後です!!!

今回もネタとか色々ハジケてますんで考えるより感じる人が得をします!!!そうじゃない人も頭を空にして未来を明るくして読んでください!!!

それでは〜・・・どうぞ!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「努さん・・・せめて飲むにしても私たちが来てからにしてくださいよ・・・」

 

「いやぁ〜わりぃわりぃ!ヤバいと思ったが酒欲を抑えきれなかったんだよぉ〜!でもまだ酔ってねぇから大丈夫だぞ!」

 

「そういう問題じゃねぇだろダボが!・・・ったく・・・アタシが離れた途端生活ボロボロなんだから・・・」

 

「取り繕うのも大人のやり方ですぅ〜!立ち回りが上手い大人はオンとオフの使い分けが上手いんですぅ〜!」

 

「まあまあ・・・みんな落ち着いて?今日は楽しくバーベキューするんですよね?努兄さん?」

 

「まあな・・・とりあえずみんな不法侵入のように顔覗きだすんじゃなくってちゃんと表から入ってこい・・・じゃないとお前らだけ肉抜きバーベキューさせんぞ」

 

「「「「「はーい!」」」」」

 

そう言って魔法少女5人たちは塀の上から顔を引っ込め全員表から庭に入ってきた。

 

「うぃっす!これで全員か?それなら始めるけどいいか?」

 

「うん!大丈夫だよ努お兄ちゃん!」

 

「そうか・・・それじゃあ始めさせてもらおうか!まずは俺の事を知らない人や久しぶりの人とかいるから俺の自己紹介させてくれ!俺の名前は友勝努!歳は21で趣味は筋トレ・・・かな?みんな!今日は目一杯食って食って楽しんでくれ!それじゃあみんな!好きな飲み物持ってくれ!」

 

努がそう言うとそれぞれはプラコップに冷やしてある飲み物を入れ片手に持った。

 

「みんな持ったか〜?それじゃあ!!カンパーイ!!!」

 

『カンパーイ!!!』

 

カコンッ

 

プラカップを交わす音が鳴り響きバーベキューが始まった・・・

 

「ふぅ・・・さて・・・酒飲みながらゆっくり観察と行こうか・・・」

 

「あの〜」

 

「ん?」

 

努は声の聞こえるへ振り向くとそこには紫月仁美と上條京介が立っていた。

 

「確か・・・ひっとみんときょーのすけだっけ?」

 

「ひ・・・ひっとみん?」

 

「きょーのすけ?」

 

仁美と京介は戸惑っていたが努は気にせず会話を進める。

 

「どうしたの?俺になんか用?」

 

仁美は惚けていたが努に尋ねられたことで我を取り戻し、咳払いをして努に尋ねた。

 

「コホン・・・友勝さんは鹿目さんと美樹さんの幼なじみと耳にしたことがあったので是非お話をしてみたかったのでお声がけさせてもらいました。」

 

「あぁね・・・まあアイツらとは幼なじみと言えばそうだが短くあまり遊んだりした記憶もないけどな」

 

「まあ!そうなんですの?」

 

「確かさやかに紹介したい友達がいるって言ってたけど紹介できなかったことがあるから・・・恐らく友勝さんの事だったんですかね?」

 

「あの時は俺も色々あってこの街から離れちまったからな〜・・・きょーのすけとも知り合えたチャンスがあったんだな〜・・・まあこうして今知り合えただけで十分でしょ?」

 

「そうですわね」

 

「確かに・・・そうですね」

 

「これからもまーちゃんとさーちゃんをよろしくな?」

 

「「はい!」」

 

「よし!いい返事だ!俺との会話よりアイツらに肉たらふく食わすようにしてやってくれ!そしてお前らもカップルならもっとイチャつけ!」

 

「え・・・ええ///上條さん・・・その・・・行きましょ?」

 

「し・・・紫月さん!?・・・う・・・うん///」

 

そうして2人は手を繋いでみんなの元へと戻っていった・・・だが努はそんな二人を見て謎のスイッチを取り出し・・・

 

ポチッ

 

押した・・・すると

 

 

 

ドゴォォォォォォォォォォォォォォン!!!

 

 

 

京介と仁美が大きな爆発によって黒焦げになっていた・・・それを見て努は痰を吐き捨てて一言告げた。

 

「カァーーッペッッッ!!!・・・見せつけてんじゃねーよクソ共が」

 

「自分で煽ってたじゃん!!!」

 

「ってか京介と仁美大丈夫なの!?流石に一般人があの威力の爆発なんて受けたら・・・!」

 

「大丈夫・・・今回は補正入ってるから致命傷も笑いへと変わるから」

 

「何言ってんだアンタ!」

 

「例えば・・・そい!」

 

「ティロ!!!」

 

努は杏子とさやかに例えを見せるためにマミの首をはね飛ばした。

 

「キャアアアアアア!!マミィィィィ!!」

 

「さ・・・佐倉さん・・・シリアスじゃない時に物理法則を考えるのは意味なんてないわ・・・精神を自由に解放してハジけるのよ・・・気持ちは分かるけどもう我慢する必要なんてないじゃない!」

 

「いやこの状況でよく冷静でいられんなアンタ!!」

 

「私の好きだった・・・紅茶やティーカップを・・・守ってあげて・・・頼んだわよ・・・」

 

「それだとお前が紅茶のことしか考えてないみたいになってるから!紅茶の為にここまで頑張ってるように思えるから!!違うだろ!?」

 

プツン

 

杏子のツッコミの後に誰かがキレた・・・それは・・・

 

「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁ!!!!!」

 

タツヤだった・・・

 

「いやなんでコイツなんだ!?」

 

「まさか・・・タツヤにこんな力が・・・こんなの絶対おかしいよ!!」

 

「僕もそう思うよ・・・」

 

「無☆視」

 

「アハァ!」

 

ツッコむ杏子、驚愕するまどか、賛同する知久だったが何故か知久だけスルーされていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなでバーベキューは平和に進み・・・

 

「いや!さっきのがあって平和とは言えねぇよ!」

 

杏子さん・・・ナレーションにツッコミは要らないです。進行の妨げになりますしなんなら作者の権限で出番減らしますよ?

 

「なっ!?・・・わぁーったよ!続けろ!」

 

分かればよろしい・・・平和に時が経ち、それぞれが食倒れる中、努は微笑んでいた。

 

「どうやらみんな満足したようだな・・・これでチームサティスファクションの任務は達成したな!」

 

「なんだいそれは?」

 

「この声は・・・絢子さん・・・」

 

努がウィスキーを舐めていると後ろには鹿目詢子と早乙女和子が立っていた。

 

「あん時の暗いガキがこんな逞しい男になってるとは・・・予想外だったよ」

 

「まあ色々あったんでね・・・娘さん・・・強い娘ですね・・・」

 

「そうかい?寧ろまだ弱い子どもとしか見れないよ」

 

「親ってそんなもんですかね?」

 

「そういうもんさ」

 

「センセーから見てどうです?まどか、さやか、杏子、ほむらについて・・・担任ならではの意見をお聞きしたいんですが」

 

「そうね・・・彼女たちは恐らく私達が知らないとこで成長してると思えるから・・・強く見えるけどまだ年相応にも見えるわ・・・」

 

「そうですか・・・」

 

努はどこか納得したような顔をして2人に頭を下げた。

 

「これからもアイツらがあなた達の見えないところで頑張ることがあったとしたら黙って寄り添って見守ってあげてください・・・じゃないと・・・なんでもありません・・・」

 

努は何かを言い出しそうになったが苦虫を噛み潰したような顔をして言葉を止めた。

 

「そうかい・・・ならアンタを信じてそうしてみるよ」

 

「私は教師という立場ですからあまり問題は起こして欲しくないんですが・・・あなたの目を見れば分かります・・・あなたなら信じてもいいって・・・彼女たちが迷ったらあなたが手を差し伸べてあげてください・・・そしてあなたが迷ったらここにいるみんなが手を差し伸べます。」

 

そう言われた努は頭を上げグラスに入っていたウィスキーを一気に飲み一言感謝を伝えた。

 

「ありがとうございます。」

 

「フフっ・・・さあみんなぁ!そろそろお暇するよぉ!片付け片付け!!」

 

絢子は手を叩き全員に指示を出して片付けを始めさせた。

 

その風景を見て全員に聞こえない声で呟いた。

 

「ありがと・・・みんな・・・」




よぉ!努だ!いよいよ次から新章突入!!

今度の舞台は世界だ!!この地球にはたくさんの魔法少女がいる・・・そいつらもインキュベーターのせいで無惨な結末を迎えてしまってる・・・そうはさせるか!!俺たちが国境なんて超えてみんなを助けてみせる!!インキュベーター!!お前の計画は俺がぶっ壊す!!!

第2章 最終決戦前哨戦 〜全世界魔女殲滅編〜

英雄?俺はそんなレアじゃねぇんだよ!!


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第2章 最終決戦前哨戦 〜全世界魔女殲滅編〜
第33話 波乱の遊園地 魔法少女恋のアタック!? 前編


どうも!!!ブロパピコです!!!

やっと本編に入ります!!!長らくおまたせしました!!!

元々書いてたストックを日常編入れたことで少し改変せざるを得なくなって頭捻って頑張りました!!!

なお今回はハジケリスト成分多いです・・・頭脳派の読者は理解不能理解不能理解不能理解不能ってなるので澤井啓夫先生が書いた作品「ボボボーボ・ボーボボ」を読むことを推奨します!!!

それでは本編いってみよ〜!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「努兄!あっちのウォータースライダー面白そうだよ!一緒に行こ!」

 

「努兄さん!あっちのコーヒーカップ乗りません?二人で!」

 

「努!アタシと一緒にジェットコースターに乗るぞ!」

 

「努お兄ちゃん・・・私とメリーゴーランド乗らない?」

 

「努さん・・・観覧車乗りません?二人っきりで話したいこともありますし・・・」

 

「どうしてこうなった・・・」

 

時は遡って・・・

ワルプルギスの夜との戦いから二週間が経ちその後色んなことがあったが見滝原の復興は進み努は入院し、退院したがダメージは残っていたのだったがやっと完治したのだった。

 

 

「俺!!完全復活!!!」

 

部屋の中一人で努は意気揚々とポージングと共に宣言した。

 

「いやぁ・・・よく頑張ったな・・・俺・・・」

 

今まで見滝原での出来事を振り返ってみる。ほむらと出会いマミと出会いまどかとさやかと再会し杏子にも出会った。そしてそのみんなで様々な思いを抱えてワルプルギスの夜と戦って勝てた。

 

「何よりみんなの頑張りのおかげだな・・・次は俺が頑張る番だな・・・」

 

努は窓から空を眺めこれからやるべき事に対して決意を固める。

 

 

 

夕刻

 

 

努は部屋でタバコを吸いながら本を読んでいたらインターホンが鳴って出たら魔法少女五人組がいたので渋々家にあげた。

 

「お邪魔しま〜すって臭っ!?」

 

「なんか凄い臭いね・・・何やってんですか?努兄さん・・・」

 

「タバコ吸ったりラーメン作ったりしてるからじゃね?今換気するから我慢しろ」

 

「いやいや・・・なんでラーメンなんだ!?」

 

「競争してたんだよ・・・怪我が治るのが先かラーメン出来んのが先か・・・まあ俺の勝ちだったがな」ドドヤァ

 

「別にラーメンじゃなくってもいいよね!?努お兄ちゃんって所々ベクトルが残念だよね・・・」

 

「まーちゃん・・・それは流石に傷つくな・・・」

 

「いいえ・・・まどか・・・努さんは戦い以外ベクトルが狂ってるわ・・・」

 

「ほむちゃんはもっと酷い!!」

 

そんな感じでてんやわんやしてその後普通にお茶会をしていたがその時!魔法少女達のテレパシーでは戦争が起きていた!!ここからはテレパシーありきの会話でお楽しみください!!

 

(※努が生み出す括弧は彼の心の中です・・・彼の心はハジケリストでも理解しづらいとこがあるのでご注意を・・・)

 

 

 

 

「それにしても努お兄さんは本当に頼りになる人ね」

(私から攻めさせてもらうわ!)

 

「そうか?きょーちゃんと一緒に住んでるみーちゃんも頼りになると思うがな」

(みーちゃんの髪・・・チョココロネにそっくりだな・・・そういえば外パンじゃなくて外チョコで作ったら第三次対戦での核兵器になれるかな?)

 

「多分違う意味だよ努兄!アタシんときも世話になったし・・・恩返しを・・・」

(マミさん!いくら先輩でも努兄さんは渡しませんよ!)

 

「それを言うならアタシも世話になったんだ・・・だからよ・・・一緒に遊園地でも・・・」

(お前ら勝手に二人でやってろ!その隙にアタシが努を・・・)

 

「そう言えば私が1番お世話になったわね・・・お詫びとお礼と言ってはなんだけど・・・どこかに遊びに行かないかしら?」

(佐倉さん・・・貴女も二人に混じって三人で仲良くしてちょうだい・・・努さんの隣に相応しいのは私・・・)

 

「ほむらちゃんいいね!そう言えば努お兄ちゃんはそういうの興味あるの?」

(みんな・・・甘いね・・・努お兄ちゃんは遊園地とか興味あるかリサーチしてから喋らないと空振りで終わっちゃうのにね・・・)

 

「遊園地ねぇ・・・やれること俺の能力と全被りしてんだよなぁ・・・一人じゃ行かんな・・・」

(遊園地・・・そんなもんより修行してぇ・・・そう言えばラーメンの丼・・・あれじゃあ一杯でも一分目にならねぇな・・・もっと大きいの作るか・・・そう言えば八尺様はぽぽぽ言ってるけどあれって魔法の言葉なのかポリエチレンテレフタレートかポリエチレングリコールなのかどれなんだ?魔法の言葉なら八尺様は魔法少女だったのか!?)

 

「「「「「あぁ・・・」」」」」

(((((そう言えばこの人存在自体遊園地以上にはっちゃけてるの忘れてた・・・)))))

 

「まあでも・・・一回も行ったこともないな・・・」

(ハンバーガーをバンズ、ケチャップ、パティ、ピクルス抜きで麺硬め油多め味濃いめチャーシュー、海苔、玉子、ネギほうれん草多めで頼んだらシュラスコ出てくるのかな?・・・あっハギスが出てきた・・・)

 

「え?ないの!?」

(これはもしかして・・・)

 

「おう・・・さーちゃんとまーちゃんには分かると思うが俺の親って共働きでしかも二人ともブラック企業だったみたいだからそんな暇なかったのよな・・・」

(このハギス!中からハンバーガーが出てきた!?チャネラーチョーム!チャネラーチョーム!あっハンバーガーのようすが!?おめでとうハンバーガーはナポリタンに進化した!進化したナポリタンにはなめこの味噌汁と名付けよう!)

 

「そう言えばそうだったね・・・」

(これなら未知の楽しさを教えてあげられるチャンス!)

 

「行くなら・・・みんなとかなぁ・・・」

(いけ!なめこの味噌汁!フレアドライブだ!その後ソーラービームからのハイドロポンプからの轢き逃げアタックだ!黒塗りの高級車で不幸にも追突してやれ!)

 

「「「「「え?」」」」」

(((((え?)))))

 

「誰かハブって行くくらいならみんなで楽しく行った方が楽しいじゃん・・・どうするよ?行くならみんなの日程合わせていくぞ〜!!」

(なめこの味噌汁の中身が無くなって味噌汁に退化した!?なら同じヌメヌメのローション入れてやるぅ〜!そしていただきます!ズズズ・・・飲めるかぁ!!ところでお父さんのご趣味は?宇宙を気ままにさすらって好きな星をぶっ壊し美味いもんを食い美味い酒に酔う・・・こんな楽しい生活はないぜ・・・)

 

そして五人は納得した・・・そもそも努はこんな性格だったと改めて思って納得せざるを得なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(((((でもなんかさっきまでの会話でおかしいとこあった気が・・・)))))

 

そして努の心の中でのボケのお祭りに対しても何となく勘づいていた。

 

 

 

 

 

 

 

そして冒頭へと戻る。

 

努達は見滝原カオスランドに来ていた。それぞれのリクエストがある中、努はというと・・・

 

「俺はゴーカートに乗りてぇんだよな・・・みんなでレースして一位がご褒美として何でも願いを言って叶えさせる・・・これはどうだ?」

 

常識的に考えて妥当案だがこれは努がやりたい事を素に言っただけである。

 

「「「「「賛成!」」」」」

 

結果・・・努が言えば何でも良かった。

 

「ところで努の願いはなんだ?」

 

「三つのうちどれか二つを選ばせることを考えてるな」

 

「なんだそれ・・・」

 

「簡単な事だ・・・一つ目は夏休みにお前ら全員連れて世界旅行をプレゼント・・・」

 

「すっげぇ豪華だな・・・二つ目は?」

 

「今日の夕飯・・・お前ら代金持ち」

 

「よし!お前には絶対負けられない上にその願いだけは避ける!因みに三つ目は?」

 

「俺のお手製の料理を食う・・・」

 

「なんだそれ・・・ただのご褒美じゃんか・・・」

 

そしてみんなはマシン選びへと入った。

 

「おっ!アタシはこの赤の車にするぜ!」

 

「杏子ちゃんに似合ってる色だね!私は・・・ピンクがあったしこれにする!」

 

「さて・・・アイツらは決まったのか?」

 

「お待たせ〜二人とも〜」

 

「あ、マミさ・・・」

 

まどかはマミの乗ってきた車を見て絶句した。

 

「どうしたんだまどか・・・」

 

杏子も気になり振り返るとそこには。

 

「大砲!?」

 

キャスター付きの大砲に乗っているマミがいた。

 

「何やってんのさアンタ!!」

 

「マミさん派手ですね〜」

 

「それが巴さんらしさ・・・なのかもね・・・」

 

「その声は・・・さやかとほむらか・・・おいマミのやつ何とかしてくれ・・・って」

 

杏子はさやかとほむらの声を聞きマミに対する文句を吐こうとしたが二人が乗ってきた車は・・・

 

「痛車!?ほむらは銃火器とまどかでさやかは自分でデコってる!!っていうかデコるな!!」

 

「ほむらちゃん・・・かなり引いたよ・・・」

 

「まどか・・・気にしないで・・・ちょっとした出来心だったから・・・」

 

そう言ってほむらは自分が車を選んでるとこをイメージ映像的なものを浮かべた。

 

(ゲヘ・・・ゲヘヘヘヘ・・・まどかメインでデコってやるぜ・・・)

 

「いや言ってることとやってる事全然違うからな!!もはや変態の域だぞ!!」

 

「ほむら・・・流石にやりすぎたんじゃない?」

 

「お前は鏡って知ってるか!!自分で自分をデコるやつなんて初めて見たぞ!!」

 

「いや〜仕方なかったんだよ〜・・・可愛い・・・可愛すぎるんですよ天才激カワ魔法少女さやかちゃんは!!」

 

「そんなこと知るか!!」

 

「お前ら喧しいぞ・・・他のお客さんの事も考えろ・・・」

 

「あっ・・・努!!・・・ヴ・・・」

 

杏子は努を見てやっとまともな奴が来たと言わんばかりの瞳をするがその姿に驚く。

 

努が乗ってきた乗り物は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後編へ続く

 




・・・カオスやん・・・

本編になったけどまだ歯車は回りません・・・

ですが次の話には少しずつ動いていきますので次のお話をお楽しみに!!!

こんな風に進んでいく作品ですがこれからも暖かく見守ってください

それではまた次のお話まで・・・

アディオス!!!


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第34話 波乱の遊園地 魔法少女恋のアタック!? 後編

どうも!!!キンキンに冷えたジョッキに氷を入れて牛乳を飲む男、ブロパピコです!!!

メ○トーの4.4の牛乳は市販でどこにでも売ってる牛乳の中で一番濃くて大きくて美味しい牛乳ですよね!?ピエロがいるハンバーガーチェーン店でも小学の頃、ドリンクはミルク一択でしたね!!!w

ミルクボーイの話はともかく、今回は前回の話の続きです!!!

最後まで読むとタイトルが・・・

何があるのかはお楽しみ!!!それでは・・・どうぞ!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ・・・努・・・ヴ・・・」

 

杏子は努を見てやっとまともな奴が来たと言わんばかりの瞳をするがその姿に驚く。

 

努が乗ってきた乗り物は・・・

 

 

 

「なんでだァ〜!!!!」

 

掃除機だった・・・

 

「かっこいいデザインだろ?」

 

「おかしいだろ!そもそも車じゃねぇだろ!」

 

「おいおいきょーちゃんってばおかしくねぇか?なあみんな」

 

「杏子・・・大丈夫?」

 

「疲れてるのかしら・・・佐倉さん・・・」

 

「具合悪いの?杏子ちゃん・・・」

 

「無理はしないことね・・・佐倉さん・・・」

 

「お前ら気づかないのか!?バカなのか!?」

 

杏子はただひたすらにツッコミをしていた。

 

「さて行くとするぞ〜」

 

「「「「は〜い」」」」

 

「どうやらここ私有地みたいだからスピード結構出せるし無免許でも大丈夫みたいだけどコースが峠とか急カーブみたいだから気をつけよーな」

 

「それもはやゴーカートじゃなくてレース会場とかじゃね!?マ○カみたいなもんだからな!?」

 

「違う・・・どっちかと言うとデ○○ィカだ・・・タ○ジェ○○レースにも近い」

 

「なんでド○キー推してんの!?アレか!?マ○オ嫌いなのか!?オーバーオールの赤い帽子のヒゲオヤジよりゴリラ好きなのか!?」

 

「とりあえず行くぞ〜」

 

 

 

 

そうして努達はレースは既にスタートして中盤・・・順位は上から言うとさやか、杏子、まどか、ほむら、努、マミであった・・・

 

「ちっくしょう〜!さやかのやつ痛車の癖にめっちゃくちゃ速えな!」

 

「へへ〜ん!特製マシンさやかちゃん号に勝てるマシンなど存在しないのだ〜!!」

 

「追いつけねぇ〜!チクショー!あんな痛車に追いつけねぇのは屈辱だ〜!」

 

「ん?杏子ちゃん!ほむらちゃん!後ろから誰か来る!」

 

「んぁ?・・・あ・・・あれは・・・!?」

 

後ろから凄い勢いで追い抜いていくマシン・・・それは・・・

 

「努の掃除機だ!めっちゃくちゃ速え!!」

 

「手加減はしませんでザマスわ・・・本気で行かせてもらうでごわす!!」

 

そう言って努は掃除機のスイッチを弱から中へと上げた。

 

「さ・・・さやかと並んだ!でもその先は峠!このスピードじゃコースアウトして海にドボンだぞ!?二人ともスピードを落としてカーブに備えてくれ!!」

 

杏子の警告に対してさやかはスピードをギアとともに落としていく・・・だが努は掃除機のスイッチを中から強へと変えてスピードを上げた。

 

「努兄!?死ぬ気!?」

 

「俺が死ぬかよ!!えいしゃらぁぁぁぁぁぁ!!」

 

掃除機という小さいボディを利用しガードレールに乗っかってカーブを決める。それを見てさやかは・・・

 

「おもしれぇ!」

 

ガチャガチャガチャガチャボキッ!!!

ギュルギュルギュルギュルギュルギュルバキッ!!!

 

ギアをめちゃくちゃにいじって折ってハンドルを切りまくって折ってアクセルを踏み抜いた。

 

「限界まで行こうぜ!!!」

 

そしてさやかは・・・

 

 

ブォォォォォン・・・バキッ・・・ボシャァァァァァァァァン!!!

 

曲がりきれずガードレールを突き抜け海へと落ちていった・・・

 

「アホかアイツは・・・」

 

「さやかちゃんだしね・・・」

 

「美樹さやからしいわ・・・」

 

「アホのさやかだからな・・・」

 

こうして・・・ゴーカートは努が断トツの一位で終わりを迎えた・・・因みにマミは・・・

 

 

 

「・・・動かない・・・これじゃあ・・・ひとりぼっちじゃない・・・」

 

悲しき結末を迎えていた・・・

 

そして一位の願いとして二つを選ばせ遊園地から帰宅して全員努の家へと来ていた。

 

「とりあえず旅行と手料理な〜かしこかしこま〜」

 

「それにしても随分甘いね〜」

 

「確かに・・・私だったらもっと欲張っちゃうかも」

 

「え?マミさんはなんてお願いしようとしたんですか?」

 

「それはもちろん・・・努兄さんのミルクでももらおうか・・・て言おうと・・・」

 

「やめい!このバカ!」

 

パコォン!!!

 

「あぃた!?佐倉さん!何するのよ!」

 

「お前は何を言ってんだ!先輩キャラなんだからもっとしっかりしてくれよ!」

 

「今更私がキャラ崩壊起こしても手遅れよ!ネットではボッチ先輩、マミる人、死亡フラグ先輩とか色々言われてるみたいじゃない!だからもう原作のキャラという柵に囚われる必要なんてない!」

 

「お前ら・・・そろそろいい加減にしろ〜作者文才無いんだから・・・最初比べて地の文をSIDE方式にせず完璧ナレーション制にして三人称単数とかにしてんだから・・・今もGT見ながら頑張って書いてんだから・・・悟空死んでるけど頑張って書いてるんだから・・・そして今日仕上げるこの時は黒バス見てるんだから・・・洛山と誠凛との第4クォーター始まったんだから・・・そしてこれ以上作者の都合とか話すと収集付けるのも結構大変なんだから・・・とりあえずこの話はおしまい!それより手料理持ってきたぞ〜」

 

そう言って努は大きな皿に蓋を被せて持ってきた。

 

「すっごい!いい匂いだね!ほむらちゃん!」

 

「ええ・・・一体何かしら・・・」

 

「これはな・・・パン・・・」

 

「パンか!とりあえずみんな一緒に開けようぜ!」

 

「ちょっと・・・」

 

「もう佐倉さんったら・・・」

 

「だからこれは・・・」

 

「まあまあ!マミさん!アタシも腹ペコですから食べましょう!」

 

「待て聞けって・・・」

 

「「「「「いただきます!!」」」」」

 

「話聞かねぇなぁ!まあいいや・・・どうぞごゆっくり〜俺の特性のパン・・・」

 

そして魔法少女達は蓋を一斉に取るとそこには・・・

 

「パンデモニウムだ!!めっちゃくちゃうめぇからよく味わって食ってくれよな!!」

 

「あ・・・あの・・・ゆっくり味わってくだささい・・・///」

 

「「「「「き・・・きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」」」」」

 

魔法少女達はパンデモニウムさんを見て悲鳴を上げ気絶した。

 

「あらら?どうしたんだろ・・・」

 

「さ・・・さぁ?・・・それより食べて貰えませんか?///」

 

「ちょっと待ってろ〜すぐに起こして食わせてやるからな〜」

 

努は魔法少女達を起こしパンデモニウムさんを食べさせた・・・その顔はテレビでゲテモノを食べさせられている俳優の様だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「はぁ・・・」」」」」

 

「お前らどうしたんだよ・・・不味かったのか?パンデモニウム」

 

「「「「「不味くなかったよ(わよ)(んだよ)!!!」」」」」

 

「あれなんなの!?スナックみたいでサクサクしてる上に肉厚で脂が乗っててジューシーだったよ!?」

 

「あれは魔界のスナックみたいなやつだからね〜そういえば俺は気にせず食ってたけど昔仲間に食わそうとしたら阿鼻叫喚だったな・・・なんでだ?」

 

「努お兄ちゃん・・・」

 

そしてそんなこんなでパンデモニウムさんについての議論は終わった・・・

 

「さて・・・これからやる事・・・旅行内容について説明するか・・・」

 

「え?普通に旅行に連れてってくれるんじゃないの?」

 

さやかは努の発言に対して疑問ぶつける。

 

「いや、これからやる事は今までよりスケールが大きいことだ・・・」

 

努は紅茶を一口啜り口元をニヤリとさせ告げる。

 

「これから・・・夏休み期間は世界を回って魔女狩りだ!」

 

「え!?ちょっと努さん!?どういうこと?」

 

「お前ら・・・ここが平和だからって油断しすぎだ・・・こうしてる間にもあの野郎は魔法少女を産みだし魔女に孵化させている・・・それを放置する事は見滝原にも影響しないとは限らない・・・だから修行を兼ねてみんなでやるんだ・・・不安の種を刈るには越したことはないだろ?」

 

「私・・・努お兄ちゃんについて行く・・・」

 

「「「「まどか(鹿目さん)!?」」」」

 

「私の願いでもあるからね・・・隣にいたいって・・・その為に・・・日常を守るために私も戦う!!」

 

「よく言った!!それでこそ俺の特別授業を受けたまーちゃんだ!」

 

「努兄・・・まどかにどんな修行つけたの?」

 

「お前らにはキツい内容だったと思うぜ?短い期間だが究極のパワーアップが出来る脱落者99.999%の修行だ・・・まーちゃんの希望でやらせたけどこいつは度胸も力もお前らより上だ・・・」

 

「まどかが?」

 

「私が?」

 

「精神と時の部屋が体の強化だとすると俺の地獄の修行は体と共に心・・・そして潜在能力を引き出す修行だからな・・・だが因果を無かったことにしたから多少弱体化はされてるけどお前の眠ってる力はまだほんの一部にしか過ぎない・・・それはもちろんここにいる魔法少女全て・・・そして俺にもまだ力は眠ってる・・・いや俺は正確にはまだ解析出来てないからな・・・何とも言えん・・・」

 

「努さんのことなのに?」

 

「俺自身俺が何者か・・・そして何故こんな力を使えるのか・・・色々分からんことも多いのよ・・・だけど確かなのはこの力は俺の為にある訳じゃないってのが分かる・・・」

 

「どういう事ですか?」

 

「なんか誰かを思うと力が湧き上がる感じが凄い感じるんだ・・・俺自身のために戦うとなると界王拳も2倍で限界だと思うしな・・・」

 

「思い・・・それがあなたの強さだったのね・・・」

 

「まだ考察だがな・・・今はそういうことにしてるって訳よ・・・とりあえず遊んだりはするけど魔女狩りがメインだ・・・ワルプルギスより強い魔女もいるかもしれないから油断しないよう、自己鍛錬も怠ることなくやるように!特にさーちゃんだね」

 

「なんでアタシなのさ!?」

 

「まーちゃんは真面目、ほむちゃんは努力家、みーちゃんは責任ある・・・これらの理由だぞ?」

 

「杏子はどうなのさ!?」

 

「今きょーちゃんはみーちゃんの家に住まわせてもらってる・・・これが理由だが何かあるか?だらけきった正義がモットーのさーちゃん」

 

「だらけてる?」

 

「まーちゃんとほむちゃん、きょーちゃんから学校の態度は聞いてるぞ?成績もな」

 

「うっ・・・アンタらチクったわね〜」

 

「一応努お兄ちゃんからの指示だったから・・・」

 

「あなたの自堕落さよ・・・私たちにあたっても仕方ないわ・・・」

 

「そういうことだぜ?さやか」

 

「きょーちゃんは人の事言える立場じゃないでしょうが・・・寝るなら出るとこ出しな・・・同居人見習えこの幼児体型・・・」

 

「努兄さん・・・私が恥ずかしいからやめてください・・・」

 

「そーだよ!セクハラ発言はやめてよね!」

 

「セクハラじゃない・・・きょーちゃんは一時期預かってたから実質親、みーちゃんは一緒に寝たことあるからセーフ・・・」

 

「「「「「アウトだよ(です)!」」」」」

 

こうして夜は深けて言った・・・この先努達を待ち受ける戦いはどのような結末となるのか・・・そして努の力の正体は掴めるのか・・・

 

 

第2章 最終決戦前哨戦 〜全世界魔女殲滅編〜

 

第33話 波乱の遊園地 魔法少女恋のアタック!? 前編

 

第34話 波乱の遊園地 魔法少女恋のアタック!? 後編

 

第33話 人は緊張や緊迫から開放されるとタガが外れやすい

 

第34話 新たなる目標 ときどきパンデモニウム




さぁさぁ!!!次回からいよいよ本格的に努たちが動き始めます!!!

舞台は世界!!!そして新キャラも(出番は少ないけど)登場!!!

果たしてこの先!!!どうなるのか!?

そして・・・あるキャラも出てくるかも!?

それが誰かはお楽しみに!!!

それではまた次のお話で!!! アディオス!!!


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第35話 さあ旅立ちの時! 鍵を開ければもう到着!?

ブーロブロブロブロパッピコ!!!どうもブロパピコです!!!

頭悪い挨拶は忘れて今回から本格的に新たな物語が始まります!!!

もしもまどマギ本編が全員生存したとしてもこの展開には行かないと思うので自分でも予想がつかない物語なので読者のつもりで書いてますけど中々上手くいかず苦戦中ですw

ですがこんなSSを読んでくださる読者の為にも日々頑張って書いてますのでこれからも応援よろしくお願いします!!!

それでは本編へどうぞ!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遊園地で遊んだ日から数ヶ月が経ち、まどか達中学生は夏休みへと突入した。

 

「ついに来た・・・今日はいよいよ新たな旅立ちの日だ・・・」

 

努はベッド横に置いていたロケットを握って窓から外を眺めた。

 

「よし!!!・・・行くか!!!」

 

そうして努は朱のテーパードパンツ、紺のTシャツに黒のノースリーブジャケットを着込んでまどか達が来るのを待っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、努の家へと向かっているまどか達は・・・

 

「オジョ〜ちゃ〜ん!今から俺らと遊ばNights?」

 

「さすがタツさん!すんげぇ可愛い子ゲットォ〜!」

 

「俺、『円井 達也』略してマルタツ!へっへ〜付き合ってヨ〜ステキなオジョ〜ちゃ〜ん!」

 

「こ・・・困ります!これから私たち予定あるんです!」

 

「困ります!・・・だって〜!!」

 

「きゃわいい〜!!はっは〜!!」

 

タチの悪いナンパに捕まっていたのだった・・・

まどか達は狼狽えながらテレパシーで会話をし始めた。

 

(どうしよう・・・早く行かなきゃいけないのに・・・)

 

(う〜ん・・・無視しても着いて来そうだし・・・あっちはバイクだし・・・)

 

(困ったわね・・・どうしましょう・・・)

 

(ぶっ倒して早く行こーぜ?そっちの方が手っ取り早そうだしな!)

 

(そんな事したら騒ぎになるでしょ・・・どうしましょうかしら・・・)

 

5人はどうにか突破法を探ってるうちにまどかはふと閃いた。

 

(ん〜・・・そうだ!いい方法思いついた!)

 

((((え!?))))

 

(努お兄ちゃんからのアドバイスでいいのがあったよ・・・それは・・・)

 

((((それは?))))

 

まどかは言うのを溜めてナンパしてきた男の隙を見て真っ直ぐ努の家の方向へと走り出した。

 

「逃げる!!」

 

「「「「えぇ〜!?」」」」

 

他の4人は一瞬驚いたが急いで後に続いて走った・・・だがそうは行くかとナンパ野郎はバイクで追いかけてきた。

 

「はっは〜!待ってよ〜ん!!」

 

バイクvs女子中学生の走り・・・どっちが速く追いつかれるかは子どもでも分かる事だがまどかは余裕そうな顔をしていた。

 

「ちょっとまどか!?逃げるって言ってもあっちはバイクだよ!?何か策があってやってるの!?」

 

「大丈夫!任せて!」

 

((((ホッ・・・))))

 

まどかは自信満々な顔でみんなに告げる。それにみんなはホッとしていたが・・・

 

「運に!」

 

「「「「運にかよ!!!」」」」

 

一見無謀な策であったが・・・奇跡は起きた・・・

 

「タツ!!危ねぇ!!」

 

ゴシャァァァァァァァ!!!

 

なんと!赤信号になっても追っかけてきたリーダ格の男、丸井達弥がトラックに轢かれ即死してしまった・・・

 

「バ・・・バッキャロー・・・きゅ・・・急に飛び出してきやがって!!」

 

「タ・・・タツ・・・タツゥゥゥゥゥゥゥゥウ!!!!」

 

「・・・みんな・・・」

 

まどかは沈んだ様子でみんなに声をかけた。一同は己の軽はずみの行動でこの男が死んでしまったことを後悔していると思い一同は声をかけようとするが・・・

 

「今がチャンスだよ!急がないと努お兄ちゃんに怒られるよ!!」

 

「「「「コイツ血も涙もねぇぇぇぇ!!!」」」」

 

 

そしてやっとまどか達は努の家へと着いたのだった・・・

 

「よう!遅かったな!早速だが準備いいか?」

 

「努お兄ちゃん、準備は出来てるけどどうやって行くの?」

 

「そうだよ努兄!ここから空港に向かうっていうの?それなら待ち合わせここじゃなくても良かったんじゃない?」

 

「アホかさーちゃん・・・夏休み期間中に世界中渡るのに飛行機なんて使ったら間に合うと思うか?」

 

「た・・・確かに・・・」

 

「それにきょーちゃんは戸籍上もう死人なんだぜ?死人がどうやってパスポートとるって言うんだよ・・・」

 

「あっ・・・」

 

さやかは簡単なことに気がつかず杏子を見た。

 

「ゴ・・・ゴメンね杏子・・・」

 

「いいって別に・・・気にしてねぇよ」

 

「あと俺と飛行機に乗るともれなく墜落事故が着いてるくぞ?今まで飛行系の乗り物に乗ったら全部墜落したしな・・・」

 

「「「「「丁重にお断りします!!」」」」」

 

まどか達は冷や汗を書いて全力で首を横に振った。努は何故かジョースター家の受け継いではいけない血筋を受け継いでいるようで乗れる乗り物はバイク、車、スクーター、Dホイールのみで努自身その原因が分からずにいたのだった・・・だがそんな事は置いといて努は話を続けた。

 

「さて・・・バカの言うことは置いといてこれからお前らはこれを使って移動することになる」

 

そう言って努はポケットから鍵を取りだした。

 

「なんですかそれは?」

 

「まあお楽しみってことでみーちゃん・・・とりあえずもう出発するけどいいか?」

 

「うん!」

「もちろん!」

「ええ!」

「おう!」

「はい!」

 

そう言って努は自宅のトイレの扉に鍵を差し込んで回した。

 

「とりあえずここからでいっか・・・みんな!入れ!」

 

そう言ってドアを開けるとそこは努の家のトイレではなく・・・

 

「え?」

 

「すご・・・」

 

「まあ・・・」

 

「どうなってるんだ・・・」

 

「これは・・・」

 

綺麗な空がある風景が目に見えて、都心から離れた山と川がある大地へと変わっていた。

 

「フハハハ!・・・とりあえず入れ入れ!みんな入った後に簡単に説明するからよ!」

 

そうして努達は中へと入って行きドアの鍵を閉めた。

 

「努さん・・・これは・・・」

 

「ああ・・・まず適当に決めさせてもらったけど・・・ここはアルゼンチンだ!」

 

「すごい・・・どうやったの?」

 

「これだよ」

 

そう言って努は鍵をみんなに見せびらかした。

 

「これは扉に使うと別の扉に繋げることが出来る鍵なんだ」

 

「別の?」

 

「扉ァ?」

 

「さーきょーバカコンビにも分かりやすく言うと使うとド○○○んの擬似ど○○○ドアになる・・・って言えば分かるか?」

 

「「あ〜・・・って誰がバカコンビだ!!」」

 

「2人とも・・・」

 

「息ピッタリね・・・」

 

「ところでなんでアルゼンチンなんですか?」

 

「ん?テキトーよテキトー」

 

「なるほど・・・適当なのは分かりましたけどこれからどうするつもりですか?」

 

「やることは単純だ・・・世界にはあのワルプルギスより強いがいる・・・」

 

「「「「「え!?」」」」」

 

努の発言にまどか達は戸惑いを隠せないでいた・・・特にほむらは一番狼狽えていた。

 

「・・・これからやるのはそんな強い魔女を全て駆除する事だ・・・残念なことに魔法少女は今のお前ら並に強いやつがいねぇ訳だし・・・このままじゃ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「地球が終わる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「え?」」」」」

 

努の驚きの発言にまどか達は惚けていた。

だが努は話を続けた。

 

「インキュベーターの事を調べたらあの野郎・・・もっととんでもない魔女作ってやがったんだよ・・・しかもその数6体・・・厄災クラスの魔女が他にもいると思ったが6は多いと思ったぜ・・・しかもご丁寧に世界の各大陸事に見事に別れていやがる・・・そんなヤツらを放っておいたら地球にガタがきて俺らもお陀仏ってことになりかねん・・・めんどくせぇことになったもんだ・・・」

 

努も顔を伏せ全員下を向いて沈んでいた・・・だがまどかは不意に顔を上げて言った。

 

「なら・・・私たちで何とかするしかないね!」

 

その一言に皆はまどかを見た。そんなまどかはみんなを見つめてまるで回答を待っているようだった。

 

「そうだね・・・まどかの言う通りだね!」

 

「今の私たちでしか出来ないならやるしかないわね!」

 

「ったく・・・やるっきゃねぇな!」

 

「私も・・・今までの私とは違う!もう二度と魔女にも、インキュベーターにも負けない!」

 

努はそれを見て微笑んでいた。

 

「フッ・・・ワクワクしてきたぜ・・・こんなやべぇ窮地に立たされてるってのによ・・・それじゃあお前ら!気合い入ってきたことだし・・・」

 

努は伸びをしながらまどか達に何かを告げようとしていた・・・果たして・・・努は一体何を告げようとしているのか!?

 

 

そして・・・

 

 

「あれがヤポーニア(日本)の魔法少女か・・・大したことなさそうね・・・だがなぜ男も・・・まあとりあえず・・・お手並み拝見ってことで様子見とさせてもらおうじゃないの!」

 

高みから見下ろしているこの女は一体何者なのか・・・この先努達はどうなるのか!?




いかがだったでしょうか???舞台は南アメリカ大陸から始まります!!!・・・って言ってもワシ・・・オーストラリアしか行ったことないんです・・・ケアンズだけです・・・ですが今の世の中調べればなんとでもなると思って世界を舞台にしました!!!(超圧倒的な軽はずみの思考)

さて、次回はなんと!?とある魔法少女がワルプルギスとの戦いで見せられなかった修行の成果が見れます!!!

次回をお楽しみに!!!

それではまた次のお話で!!! アディオス!!!


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第36話 まずはお前だ!美樹さやか いざ出陣!

はいさい毎度ブロパピコです。

色々考えた結果・・・前書きいるかと思ったんですけど・・・いります???最後にアンケ取らせてもらうので投票お願いします!!!

それでは本編、フゥゥアァァウィィィンゴォォォォ!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて・・・お前ら・・・ジャンケンしろ」

 

「「「「「え(は)?」」」」」

 

5人は努のいきなりのジャンケンしろとの言葉に惚けてしまった。

だが努は気にせず話を続けた。

 

「勝者1人のみ特別な事が待ってるからあくしろよ・・・」

 

「「「「「ジャ・・・ジャーンケーン!!」」」」」

 

「・・・もうそろそろいいかな・・・」

 

努は5人の魔法少女を見つめ修行の日々を思い出していた。

 

(まどかを除く4人はあれからどうなってることやら・・・今回の旅で1人ずつ見るために・・・最初は誰になるか・・・)

 

 

時は遡る・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜精神と時の部屋〜

 

時はまどかを除く4人が部屋の中を自在に動けるようになった時である。

 

「は〜いみんなやっとスタートラインに立ったな〜」

 

「これでスタートラインなの!?この先どんなことするのよ〜!!」

 

「さーちゃん・・・安心しろ・・・死なない程度に修行してやるからよォ・・・」

 

ゴキゴキィ!ゴキィ!

 

努は悪魔のようなほほえみを零し指を鳴らす。

 

「一体何するの?少なくともここにいるだけでも相当強くなったと思うんだけど・・・」

 

「みーちゃん・・・それは甘えだ・・・これからやるのは俺が使える技を伝授する・・・その為には莫大な時間が必要だからな・・・だからこそこの場所に慣れて貰った・・・」

 

「どれだけ厳しいんだよ・・・まだ外の世界は1日も経ってないのにまだスタートライン立ったばかりって・・・」

 

「これからする修行は個別に別れてする修行だ・・・それぞれの分野でできることがあるからな・・・会得し、使いこなせるには100年あっても足んねぇよ」

 

「それほど・・・私達にも使えるの?」

 

「ほむちゃん・・・不安になると思うが狼狽えるな!ちょっと手荒になるがこの短い期間で必ず手の者にさせてやるからよ!」

 

その言葉に魔法少女達は先程までは沈んでいた空気が晴れて一筋の希望に包み込まれた

 

「さて・・・とりあえず・・・英雄の1ページ!!影分身の術!!」

 

「あっ・・・また分身・・・」

 

「やりやすいんだからいいだろ?困った時の影分身・・・とりあえず4人の分身の俺がお前らの師だ・・・タイムリミットまで各自努力を怠らないように!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして時は現在へと戻る。

 

 

 

「努兄!!アタシが勝ったよ!!」

 

「おっ?さーちゃんか〜・・・よし!!俺についてこい!!」

 

「え?何処に行くの?」

 

「おみゃあは俺とこの南アメリカ大陸のある程度強い魔女を倒しに行くんだ」

 

「えっ〜と・・・努お兄ちゃん・・・私達は?」

 

「ジャンケンの・・・敗北者(じゃけぇ!)は俺らの魔女退治が終わるまで自由行動とする!もちろんこの南アメリカ州内ならどこにでも言ってもいいし法は気にするな・・・ちょっと各国のネットワークにお邪魔させてもらってパスポート無しでも移動できるようにしておいたしな」

 

「努さん・・・今なんか昼間公園でタバコ吸ってるダンボールが住居のホームレスみたいな・・・マジで堕落したオッサン、略してマダオみたいな声が一瞬聞こえたんだけど・・・」

 

「中の人が同じだけだから気にするな!」

 

「もう・・・相変わらず・・・チート要素詰まってご都合展開過ぎない?」

 

「昔ちょっとお勉強しただけだよ〜・・・チートやご都合ならこんな今にはなってないだろうしな・・・」

 

「え?」

 

努は一瞬顔に翳りが見えたが一瞬で元に戻っていつものように接し始めた。

 

「何でもない・・・行くぞ?さーちゃん」

 

「あっ・・・うん・・・」

 

「おめぇらも・・・行ってくるぜ」

 

「「「「いってらっしゃい!!」」」」

 

こうして・・・努とさやかは魔女探索へと向かっていった・・・一方残されたまどか達は・・・

 

「それにしてもこんなに簡単に海外に行けちゃうなんて・・・凄いね〜」

 

「フフ・・・そうね、だけどいきなり海外・・・しかもアルゼンチンなんてあまり詳しくないし・・・どうしようかしら?」

 

「巴さん・・・これを・・・」

 

ほむらはマミにパンフレットと巻物を渡した。

 

「なんだ?ほむら、巻物と・・・パンフ?」

 

「努さんが私のキャリーケースの中に勝手に入れていたみたい・・・巻物は時空間式、つまり移動用でパンフはアルゼンチンだけじゃなく南アメリカ大陸にある国分全部あるわ・・・少ない時間で沢山回れるように努さんが配慮したようね・・・」

 

「でも努兄さんってば・・・乙女の荷物の中に勝手に物を入れて・・・そこは配慮してないようね・・・」

 

「努お兄ちゃんは昔っから男女平等ですから・・・女だろうが顔面グーパンする人ですからね・・・」

 

「なんか・・・努って・・・益々ヤベェやつだな・・・」

 

「そうね・・・そう言えばまどか・・・努さんの過去についてどれだけ知っているの?」

 

「そういえば私もそれ聞きそびれてたけど・・・」

 

「アタシも興味あるな〜・・・教えてくれよ〜。アタシと暮らしてた日も過去のこと一切話さなかったからな〜」

 

「それは・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、努とさやかは最初に感じた強い魔女の所に向かっていた・・・

 

「え!?努兄さん!!あれ使っていいの!?」

 

「あぁ・・・お前も修行を怠ってないようだし・・・そろそろ実戦でやってみるのも悪くなさそうだしな・・・」

 

「・・・って言うことは・・・あの刀も使っていいの!?」

 

「おう・・・そろそろ頃合いだと思うからな・・・但し少しでも腑抜けたとこ見せたらぶっ飛ばすから覚悟しとけ!!」

 

「うん!!」

 

「っと言ってる間に・・・着いたぞ・・・ここに気配を感じる・・・」

 

「そうみたい・・・アタシのソウルジェムも反応してる・・・」

 

「使い魔はコンビ、魔女はお前がメイン、俺はサポートに徹する・・・いいな!?」

 

「サーイエッサー!!」

 

そうして・・・努達は結界の中へと入っていった・・・その後ろには・・・

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ヒィ・・・あ・・・あいつら・・・めっちゃくちゃ早いじゃないの・・・片方は私と同じ魔法少女のはずなのに・・・スペックが違すぎるわよ!!それに男の方はもっと余裕そうな顔であの娘よりも早かった気が・・・ヤポーニアにはあんな化け物がウヨウヨしてるっているの?・・・とりあえず戦いっぷりを見学するついでに・・・グリーフシードを盗みとってやるわ!この魔女はワタシ1人でも苦戦を強いたからね・・・まあ弱らせてくれると思うし?いいとこ取りもしてやるわ!いつだって得をする者は臆病で賢い奴!精々頑張ることね!!」

 

そうして謎の少女も結界の中へと入っていった・・・

 

 

 

 

 

そして魔女の結界の中、努とさやかは使い魔相手に連携やスイッチを繰り返して戦っていた。

 

「魔閃光!!」

 

「つぇりゃあ!!」

 

「木葉剛力旋風!!」

 

「そりゃそりゃ!!」

 

「うぉぉぉぉぉぉ!!喰らえ!!鼻毛真拳奥義・菓子粉砕機【グルメ・スパイザー】!!!」

 

「なんか出てきたァ!!」

 

努は巨大な赤い拳の形をしたグルメスパイザー(アニオリプラゴミ)を具現化させ、それを使い魔相手に使った。

 

「いけぇ!!」

 

「よしっ!!捕まえた!!」

 

使い魔の数体はグルメスパイザー(コラボでも宣伝を欠かさないプラゴミ)で捕え、そのまま努は攻撃を行った。

 

「そのまま潰してやる!!行くぜ!!PON☆CRUSH☆CRUSH☆PAPAPAN☆」

 

ベキッパキポキパキッッ!!!

 

だが所詮グルメスパイザー(煎餅で限界なプラゴミ)は|グルメスパイザー《原作にあるポケットフードプロセッサーに負けるプラゴミ》な為、見事に壊れた。

 

「逆にグルメスパイザーがCRASHした〜!!」

 

「使えるかぁ!!こんなプラゴミ!!」ガコォーン!!!

 

「ゴミ箱に捨てたよ!!そんなら最初から使わなければよかったのに!!」

 

「使いたかったんだよォ!!せっかくネットオークションで1103兆3543億円で落としたからよォ!!」

 

「価格が国家予算レベルだぁ〜!!しかもそれであのクオリティってのは流石に原作レ○プ!!」

 

「・・・とあれまあ・・・余裕過ぎたな・・・今のさーちゃんには」

 

努は周りを見渡すとそこには使い魔は1匹たりともいなかった。

 

「まあね・・・まだあれを使わなくていいと思えるほどだしね・・・ワルプルギスの時ぐらいじゃないと使える道なくない?」

 

「井の中の蛙だな・・・世界にはもっと強え奴がうじゃうじゃいるもんだ・・・だから案外早いかもよ?使える時が・・・」

 

「そんなもんなの?」

 

「あぁ・・・それにワルプルギスの時はお前もみんなもまだ未完成だったじゃねぇか・・・修行期間で会得出来ず中途半端な状態だったんだし・・・今でさえまだ100%マスターしてるわけじゃねぇんだからサボらず修行しろ・・・」

 

「はぁ〜い」

 

努とさやかは話しながら道を歩いてると2人は魔女の気配を察知した。

 

「おっ?そろそろ親玉でい、さーちゃん・・・アレを出しな」

 

「ほいほ〜い!出番だよ・・・末代鬼徹!!」

 

さやかは剣を出す魔法陣を描くといつものサーベルではなく刀が現れた。それを腰に差し、新たに2つサーベルを出し両手で握り、末代鬼徹を

 

口に咥えた。

 

「臨戦態勢に入った様だな・・・良きかな良きかな・・・んでアレが今回の魔女か・・・」

 

その姿は醜く悲しげな雰囲気に包まれていた魔女だった。奴の名は失恋の魔女。性質は負の感情の増大。

 

「相手がどんな奴でも関係ないよ!!それじゃあ・・・行ってくる!」

 

「援護は任せろ!行ってこい!」

 

さやかは魔女に切りかかる。たちまち魔女は怯み反撃をし返すが・・・

 

「遅い!!」

 

さやかは見事に躱し、構えを取る。

 

「三刀流・・・鬼斬り!!」

 

魔女はカウンター気味に攻撃をくらって倒れそうになっていた。

 

(さーちゃん結構強くなったな〜・・・だが奴がこのまま終わるわけないか・・・)

 

「さーちゃん!!」

 

「分かってますよ!油断せず攻撃を続けますよ!」

 

すると魔女は謎の円を結界中に広げた。すると・・・

 

「くっ!!何これ!?」

 

「こりゃ・・・負の感情だな・・・さーちゃん!!深追いは禁物だ!!」

 

努の声掛けにさやかは反応しなかった・・・そして・・・

 

「フ・・・フフ・・・フフフ・・・」

 

「どうした!?気でも狂ったか!?」

 

「アーハッハッハッハ!!・・・ちがうちがう!これなら・・・以前のアタシならこの感情に支配されてた・・・だけど今は!!努兄から鍛えられたからこんなもんに負けるかァ!!」

 

さやかは気合だけで魔女を怯ました。魔女はヤケになったのか己の負のエネルギーを全て集めてさやかに攻撃しようとしていた。

 

「ハァ・・・フゥー・・・」

 

さやかは大きく呼吸をしてサーベルを2本ともしまい込んだ。そして口に咥えていた末代鬼徹を右手に持ち替えた。

 

(がん)()()・・・」

 

さやかはゆっくりと魔女との距離を詰めて行った。

 

(ぜつ)(しん)()・・・人の六根(ろっこん)に・・・」

 

「やるか・・・さーちゃん・・・アレを・・・」

 

努はさやかのすることを見通し楽しそうに腕を組んで待っていた。

 

(こう)(あく)(へい)!またおのおのに浄と染・・・!」

 

魔女のエネルギーは溜まりきりそうで、今にも発射されそうにあった・・・

 

「一世三十六煩悩・・・」

 

そして魔女はエネルギーを溜め終え、発射された。

 

「そんな負の感情でアタシの心は殺れないよ!一刀流・・・」

 

エネルギーはさやかの目の前まで迫っていた・・・だが

 

「三十六煩悩鳳(ポンドほう)!!」

 

さやかの繰り出された飛ぶ斬撃は魔女の攻撃を斬り裂きながら魔女に向かって一直線に伸びていきやがて・・・

 

キョェェェァァァァ!!!

 

魔女は斬り飛ばされ最終的には朽ちて散った・・・

 

「へへっ!!どうよ!!」

 

その時のさやかは満点の笑みを浮かべていた。




ちょんと今回からも後書きは控えてみたり・・・

誤字脱字、感想や評価をお待ちしております!!!

それでは、アディオス!!!


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第37話 開闢の三刀流 さやかの過酷なる修行の過程

どうも、ブロパピコです。
アイシールド21を見ながら投稿作業中です。
今賊学カメレオンズとの試合が始まりそうです・・・って知ってる人少なそうなんで本編行きましょか?知ってる人はぜひ感想で語ってください!・・・どうぞ!



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結界が解け魔女のグリーフシードを回収し、さやかは努に小言を言われていた。

 

「あの鬼斬り・・・まだまだ詰めが甘いぞ・・・それにまだ煩悩鳳も理想像とはまだ遠くかけ離れてる・・・その上・・・」

 

「つ・・・努兄・・・もう勘弁してよ〜!アタシだって頑張ってるし学生として勉強もしないとだしさ?」

 

「でもまーちゃんとほむちゃんからは学校で居眠りとかぶっこいてるって聞いてるが?なにか申し立ては?」

 

((フヒティヒヒヒ!))

 

さやかの頭の中にはニヒルな顔でダブルピースしているまどかとほむらが浮かんでいた。

 

「あ・・・あの二人ぃ〜!!申し訳ございません!!宿題とかなんやかんやあって少しサボっちゃいました!!」

 

「別に謝んなくってもいいぞ?その内実力不足になって・・・さやかはオレがおいてきた・・・修行はしたがハッキリいってこの闘いにはついていけない・・・って言う羽目になるけど仕方ねぇよな?」

 

努はゲスな笑みを浮かべさやかを煽る。さやかはその未来を想像していた・・・

 

(まどか〜!アタシも戦うよ!)

 

(ごめんね・・・さやかちゃん・・・さやかちゃんのためだからここにいて?)

 

(そんな!?マミさん!!)

 

(ごめんなさい美樹さん・・・鹿目さんの言う通りここで私達の無事を祈って待って・・・)

 

(嘘・・・)

 

(お前が修行サボってるからこんなに差が出来たんだぞ?自業自得だろ)

 

(杏子・・・待ってよ!)

 

(美樹さやか・・・あなたはどこまで愚かなの?)

 

(ほむらぁ〜!!・・・つ・・・努さん・・・)

 

(お前ら!今回も五人で頑張るぞ!努特戦隊!隊長友勝努!!行くぞぉ〜!!)

 

((((おぉ〜!!!))))ドカーン!!!バヒューン!!!

 

(・・・ウチに帰ってのんびりミルクでも飲みに行く準備だァ!!ファハハハハハ〜!!ハァ〜ハァハァハハハハハハ(哭)!!!)

 

妄想を終えるとさやかの顔色がみるみる青ざめていった・・・

 

「・・・嫌だァ〜!!努兄!!アタシ頑張るから置いてかないで〜!!努特戦隊に入れてよ!!」

 

「おいてめっ!・・・なんだよいきなり!・・・努特戦隊ってなんだよ!!」

 

さやかは努のズボンの裾を引っ張りながら泣きじゃくって懇願するが努にはなんの事か分からず困惑していた・・・

 

「ったく・・・修行してた時は逞しかったのに・・・」

 

努は一人、さやかと修行の日々を振り返る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は修行の時まで遡る・・・

 

2人きりで他の魔法少女が見えなくなる程離れた空間、さやかと努はそこで立っていた。

 

「さーちゃん・・・今更だがお前剣なんて使えるのか?」

 

「い〜や?魔法で出てくるから見よう見まねで使ってるだけだよ?」

 

その言葉に努は呆れていた。そして溜息を零しその後に一言告げる。

 

「それはな・・・使われてるだけだぞ?剣ってのはな?」

 

努はどこからともなく剣を取り出し振り回す。それは武とはいえず舞ともいえず鮮やかで激しく、そしてさやかとは違った気を放っていた。

 

「最低でもこうやって使わないと・・・せっかくの武器なんだしさ?」主婦が不審者に絡まれて包丁振り回すのと同じレベルの剣技だぜ?」

 

「凄い・・・」

 

「だがお前には今俺がやったやつより持っと上に行ってもらう・・・」

 

「はぇ?」

 

「俺が見る以上ここまで出来なきゃ今すぐ部屋から追い出してソウルジェムを濁さずどうやって生きるのかだけを考える一生を添い遂げな・・・ひっそりとな・・・」

 

さやかはその言葉に触発され気合を入れるため両手で頬を叩き喝を入れる。

 

「まさか・・・やってみせるよ!!」

 

「よし・・・その心意気にこれをプレゼントしてやる・・・」

 

努はどこからともなく刀を取りだしそれをさやかに投げつける。

 

「わっ!・・・これは?」

 

「妖刀・・・【末代鬼徹】だ・・・斬れ味は良すぎる方だ・・・」

 

「なんとなく分かる・・・この刀相当ヤバいってのが・・・」

 

「お前には残された時間でこの刀を最低限使えるレベル・・・そしてお前の剣を出す魔法を加えて三刀流を覚えてもらう・・・」

 

「三刀流?二刀流じゃなくって?」

 

「こうすればいいだろ・・・」

 

努は剣を口に咥え両手に剣を構える。

 

「くっ・・・口ィ!?」

 

「これを習得するには100%残された時間だけじゃ足りねぇ・・・だから部屋から出た後も鍛錬を怠るなよ・・・」

 

「は・・・はい・・・」

 

「まずは・・・お前の剣でこれを切れ」

 

努は手を上にかざすと立方体のおよそ4Mの物体が現れそれを何も無いところに投げ捨てた。

 

「何これ・・・っひゃあ〜硬ってぇ〜!」

 

さやかはそれを指でノックするような感覚で叩くと鉄よりも、鋼よりも硬いことを知り驚いていた。

 

「カッチン鋼って言う金属だ・・・これを豆腐のように真っ二つに切れ・・・但し切った後剣に刃こぼれ1つでもあればやり直しだ!!」

 

「最初っからハードル高っ!!」

 

「そして切れた後は俺との組み手だ・・・勿論俺は刃がない刀を使わせてもらうが気を抜けば斬られるから油断するなよ・・・」

 

「なんで!?刃が無い刀なら斬れないはずだよ!?なのになんで斬れるのさ!!」

 

「さあな・・・俺が伝説だからじゃないか?」

 

「伝説って?」

 

「ああ!!それじゃあ改めて修行を始めるぞ!!覚悟はいいな?俺はできてる。」

 

「ちょっと待ってよ!伝説って結局なんなのよ!!まるで意味がわからないよ!!」

 

「ゴチャゴチャ言うな!!俺を困らせたいか!!」

 

「もう・・・分かったよ!!やってやろうじゃない!!・・・行くよ!!てぇぇぇぇぇやぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

ガキンッ!!!・・・カランカラーン・・・

 

見事さやかはカッチン鋼を切れず剣は折れ刀身が地に滑り転がっていった・・・

 

「折れたァ!!??しかも無傷〜!?」

 

「意識を集中しろ!!人にも物にも呼吸がある・・・それを見極め断ち切るのだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして時は約2年経ち・・・

 

「切れたァ!!刃こぼれ無し!!努兄!!これで次の段階だよ!!」

 

ズ・・・ズゴゴ・・・

 

さやかは飛んで喜んでいたが・・・努は寝転びながらのんびり雑誌を読みながらクリームソーダを飲んでいた。

 

「んぁ?やっとか・・・ここまでで2年程かかるとは・・・やはり無理そうだな・・・」

 

「なんだと〜!?次の段階は3日もあらマスターして見せらァ!!」

 

「ハァ・・・それじゃあ次の段階・・・俺との組み手だ・・・俺に一撃でも斬撃を喰らわせたら合格・・・ただし殺す気でこい・・・じゃないとお前は俺には勝てないよ?」

 

そう言って努は刃のない刀を3つを取りだし構える。さやかも顔つきが変わり魔女と戦う雰囲気へと変わる。

 

「・・・分かった・・・分身とはいえあまり気乗りはしないけど・・・努兄がそこまで言うなら・・・いざ!!」

 

ガキィン!!!ガキィン!!!

 

「甘い!!!」ブォン

 

「ぐほぉ!!」メキメキメメタァ

 

さやかは努に隙を突かれ吹っ飛んでいった。

 

「ただ振り回すだけでなく合理的に剣を振れ!!じゃなければお前は隙だらけだぞ!!」

 

「と・・・とは言っても・・・剣道もやってないアタシに剣技は・・・」

 

「なら俺に斬られながらでも覚えやがれ!!ホラホラホラホラ!!俺はお前を殺したくてウズウズしてるんだぜ!?早く反撃し返さないと死ぬぞ!!」

 

「くっ・・・くそぉ・・・手も足も出ない・・・」

 

「フンッ!!」

 

努は大振りに剣を振るう。それをさやかは・・・

 

「ッ!?見えた!!・・・アレ?」

 

見逃さずガードの体制をとった・・・だがそこに剣は来なかった・・・

 

「何してんだよ!!こっちだ!!」

 

「ヒギィ!!」

 

真反対から来た攻撃にさやかはまた吹っ飛ぶ。

 

「お前は目に頼って追いかけてる・・・それはダメだ!見るのではない!感じるのだ!!」

 

「そんなこと言ったって・・・できっこないよ・・・」

 

プチッ

 

「このバカ!!」

 

ビビビビ

 

努の目から怪光線を出しさやかに当てる。

 

「グエェェェェェ!!!!痺れるぅぅぅぅ!!!!」

 

「甘ったれるな!!他の奴らも激しく厳しい修行をしてるんだ!!お前だけ逃げるのか!?」

 

「・・・逃げ・・・ない・・・負け・・・て・・・たまるかァァァァァ!!!!!」

 

「勢いはいいが・・・隙だらけ!!!」

 

そうして時間は限界まで来た・・・

 

「よし・・・結果は習得率54%・・・まだ実戦じゃ危ういとこだな・・・」

 

「え・・・えぇ・・・まだそんなに未熟なの?」

 

「簡単じゃねぇからな・・・とりあえず時間だから外に出るぞ・・・俺たち以外もみんな出入口付近に集まる頃だ・・・これからは残りの46%・・・これを100%に出来るよう地上の方でも頑張れや・・・」

 

「勿論!!さやか様に任せておくれよ!!」

 

そう言ってさやかは満身創痍で立つのもやっとの状態で満開の笑顔で努に宣言した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして時は現在へと戻る・・・

 

 

 

「明日まで!明日までお待ちください!!明日になれば伝説の超さやかちゃんになれるはずです!!どうか考え直しを〜!!」

 

「うっせぇ!!・・・ったく・・・ここまで仕上げたのに本人がこのザマとは・・・情けねぇ・・・」

 

「ううう・・・それより・・・」

 

さやかの顔は先程まで泣き崩れ懇願していた情けない顔から一変し真面目な顔つきへと変わる。

 

「あぁ・・・何者だ!?俺達の後をつける者は!!」

 

努は物陰に隠れている者に向かって声をかけるとそこから少女が出てきた。

 

「ワタシよ・・・」

 

そこに現れたのは朱い髪のパーマをかけたようなポニーテールの女の子だった。

努はその少女の力を読んでとあることが分かって口角が上がった。

 

「お前も魔法少女の様だな・・・」

 

「そうよ・・・ワタシの名前は・・・」

 

突如、努とさやかの前に現れた謎の魔法少女!果たして彼女は何者なのか・・・!?




誤字脱字、感想や評価お待ちしております!

前書き後書アンケの結果まだ募集してますので投票もお願いします。

アディオス!!


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第38話 ワタシの名前はルイザ・デ・メロ! 南アメリカ州のトップの魔法少女よ!!

おはこんばんにちはブロパピコです。
アイシールド21・・・やっと毒播スコーピオンズ戦に行きましたよ・・・まだ半分にもいってないから昔のゴールデンタイムのアニメの長さに感動してますw

さて本編へ行きましょっか Here We Go!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「・・・」」

 

「え?本編?」

 

「それで・・・なんでそのトップの魔法少女が俺たちの後をつけていたんだ?」

 

「いやいや待って待って!!ワタシ前回の最後で名乗ろうとしてたよね!?それなのになんで名乗ったことになってんの!?」

 

「いや・・・だって・・・」

 

「サブタイでもう名乗っちゃってるじゃん・・・だからもう紹介しなくてもいいんじゃね?」

 

「いやいやおかしくなるから!!改めてやり直させて!!」

 

「じゃあこれやるからもう失せてくれ・・・」

 

「ん?何これ」

 

努は懐からなにかを取り出してルイザに手渡した。

それは・・・

 

【麻婆豚カツ】

 

「賞味期限切れの麻婆豚カツだ・・・ぜひメンコのように使ってくれ」

 

「いやこれ食べ物だよね!?なのになんでメンコ!?ってかメンコって何!?」

 

「メンコってのは闇のゲームだ・・・負けたら奪われるぜ・・・」

 

「何を!?もしかして魂とか!?」

 

「オペルテーション共和国の土地権だ・・・」

 

努はルイザに分かりやすいようにオペルテーション共和国のイメージ映像を見せた。

 

(ハイチーハイチーオペルテーションバンザーイ!!!)

 

(モペモーモペモーブナシメジノムニエルー!!!)

 

「何処だよ!!そしてコイツらダレだよ!?ってかそんなとこの土地権なんていらないわよ!!」

 

ツッコミ続けるルイザにさやかは肩を叩いて声をかけた。

 

「まあまあ・・・アンタも落ち着いて・・・食べる?麻婆ガパオ。」

 

さやかはどこからともなく麻婆ガパオを取り出しルイザに渡した。

 

「何それ!?なんでアナタも麻婆!?アンタら麻婆信者か何かなの!?」

 

「そうだ・・・俺たちは日本の第2の首都・・・麻婆からやってきた麻婆人だ・・・馬堀辺にあるぜ・・・」

 

「麻婆だけに馬堀使ってんじゃないよ!!ってか馬堀ってどこよ!?・・・ハァハァ・・・」

 

ルイザはツッコミ疲れたのか肩で息をしていた。

 

「さーちゃん・・・こいつなんで疲れてるんだ?」

 

「もしかして生理4日目?」

 

「んなわけあるかぁ!!この前終わったばかりだァ!!ってかお前らのせいだァ!!」

 

「・・・さて・・・そろそろ茶番は終わりにして・・・何の用だ・・・」

 

先程までとは違う雰囲気に変わった努はルイザに問う。

 

「・・・ハァハァ・・・そうねぇ・・・アンタらのォ・・・そのグリーフシードを寄越しな!!」

 

「ああ、これ?欲しいの?」

 

さやかはポケットにしまったグリーフシードを取りだし見せびらかすように持つ。

 

「ワタシの縄張りで勝手に魔女を倒すのは構わない・・・だけどソイツが無いとワタシも戦えなくなっちゃうのよね・・・」

 

ルイザも目付きが変わり一触即発状態へとなっていた・・・だが努はため息をつき前髪をくしゃっと握った。

 

「やれやれだな・・・さーちゃん!・・・寄越せ・・・」

 

「え?・・・あぁ・・・うん・・・」

 

さやかは一先ず努にグリーフシードを投げ渡した。

 

「こいつがそんなに欲しいのか?」

 

「そうよ・・・その隣にいるのは魔法少女・・・アナタもわかる通り魔法少女ってのはグリーフシード無しじゃ戦えないのよ・・・アナタの正体は分からないしなんで魔女の結界にいても普通にいたのか・・・しかも戦えたのかは今はどうでもいい・・・さっさと寄越しな!!」

 

「わーったよ・・・受け取れ!!ベズィータ!!」

 

努は大きく振りかぶってグリーフシードをルイザに投げる・・・そのグリーフシードは真っ直ぐルイザに目掛け飛んでゆき・・・

 

ブスッ

 

「ちょ・・・え?」

 

ブシャァァァァァァ

 

ルイザの脳天に突き刺さった・・・

 

「イッタァァァァァァァァ!!!!!大丈夫!?これ!!貫通してない!?ワタシ死なないよね!?」

 

「努兄・・・力込めすぎたんじゃない?」

 

「悪い・・・今日燃えるゴミ出す日かどうか考えてたらつい力が入った・・・」

 

「ふざけんなテメェ!!!血が噴水のように止まんねぇんだよ!!このまま死んだらお前祟るぞ!!」ブシャァァァァァァァァ

 

「まあまあ・・・これでも塗っとけばなんとかなるって・・・」

 

ペタペタ・・・

 

「努兄・・・何を塗ってるの?」

 

「塩のペースト」

 

「イギャァァァァァァァ!!!!!染みるぅぅぅぅ!!!!」ブシャァァァァァァァァ

 

「ダメだよ努兄!!こういう時は優しさと甘さが必要なんだから砂糖のペーストにしないと!!」

 

「お前もふざけんなァァァァァァァァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!」ブシャァァァァァァァァ

 

「よし・・・文字数稼いだからそろそろ治すか・・・」

 

「努兄・・・これじゃあ露骨すぎてお気に入りも評価も数値が変動しなくなるよ?」

 

「いいんだよ!この作品の売りの1つにメタ発言と作者のカミングアウトもあるしな!感想なんてろくに貰えんし2話前にやったアンケだってまだ未投票だし前書きと後書き短くした分ここでやるんだよ!!」

 

「どうでもいいから早く何とかしろぉぉぉぉ!!!」ブシャァァァァァァァァ

 

そうして・・・努はルイザの治療にあたった・・・

 

「コホン・・・それじゃあこのグリーフシードはワタシが貰うって事でいいかしら?」

 

「もちろん!!アタシにはもう必要ないものだしね!!」

 

「え?それってどういう・・・」

 

さやかはもう片方のポケットからとあるものを出した。

 

「ジャーン!!【携帯型ソウルジェム・ロンダリング装置】!!」

 

「え?何それ・・・」

 

「これさえあればソウルジェムの穢れはあっという間に浄化できるんだよ!!しかも100回まで穢れ解放はしないグリーフシードの完全上位互換なのだよ!!」

 

「そんなものを一体どこで・・・」

 

「俺が作ったんだ!前に魔法少女の研究をした時に副産物で魔女のエネルギーの構築も少し理解できたからこういうオモチャができたってことよ!」

 

「アナタ一体何者なの・・・」

 

「ん〜・・・死にぞこない?かな?」

 

努は曇りのない、まるで社会の闇を知らない公園で遊んでいる入園前の子どものような瞳でルイザを見つめた。

 

「まあでも作んのめっちゃくちゃ苦労したんだぜ?とあるロンダリング装置を参考にグリーフシードのエネルギー反応を観測して研究して速攻で作りあげないと不味い状況だったからな〜」

 

「努兄・・・マジでお疲れ様っした・・・」

 

ルイザは呆気に取られていたが気を取り直してまた雰囲気が変わった。

 

「・・・まあいいわ・・・とりあえずアナタ達はワタシのシマを荒らした・・・それだけで理由はいいのよ・・・」

 

ルイザはさっきまでとは雰囲気が変わり空気が痺れていく・・・

 

「え?」

 

「その上ワタシにグリーフシードを突き刺して塩を塗って・・・タダで済むと思うの?」

 

「いやぁ〜わりぃわりぃ!!こんけぇだけは見逃してくれって!!頼む!!ひざまづいて命乞いするからさ!」

 

「ほぅ・・・いいわよ・・・してもらおうじゃない・・・」

 

ルイザは努の元へ近づき靴と靴下を脱ぐ。

 

「あと詫びとして足も舐めてもらおうかしら・・・」

 

「なっ!?アンタ!!調子に乗んじゃ・・・「やめろ!!さーちゃん!!」ッ!?」

 

「俺たちは争う必要は無い・・・ここで俺が無様になろうがそれで解決なら万々歳だろ?」

 

「努兄・・・」

 

「さぁ!!早くしなさ「隙ありィ!!」」ブスッメコッバキャァン!!!!

 

「へ?」

 

努はルイザにひざまづくと思いきやいきなり目潰し、鳩尾に肘打ち、延髄に蹴りを入れルイザを吹っ飛ばした。さやかは何が起きたのか分からないまま惚けていた。

 

「へへへ!!悪く思うなよ!!」

 

「つ・・・努兄・・・やりすぎじゃあ・・・」

 

「アイツは俺たちを殺すつもりだった・・・なら殺される可能性もあるって訳だ・・・アイツはそれを考えてなかったんだ・・・しかも俺は争う必要は無いと言ったが争わない必要も無いって事だろ?だから隙を見せたあいつが悪いんだ・・・所詮下級魔法少女・・・無様なもんだ・・・」

 

「あっ・・・ああ!!」

 

「ん?どうした?さーちゃん」

 

さやかは建物の上にいる影にいち早く気づき驚いていた。努もさやかの見てるものを見るとそこにはなんと・・・!?

 

「「ル・・・ルイーザ!?」」

 

「さっきのは危なかった・・・このルイザが死ぬかと思ったのよ!?そしてルイーザじゃないわよ!!」

 

「いや〜わりぃわりぃ!!ついあまりにも隙だらけだったんでつい〜。次からは気ぃつけねぇと危ねぇぞ!!」

 

「うるさい!!アナタはもう・・・アナタはもう・・・アナタはもうおしめ〜よ!!」

 

ルイザは逆上しており話が出来る状態ではなくなっていた・・・

 

「あら〜マズイな・・・」

 

「いやほんと!!魔女退治するつもりが魔法少女キレさせてど〜すんの!?アホなの!?努兄バカなの!?」

 

「いや・・・そこじゃねぇ!・・・奴のソウルジェムを見ろ・・・」

 

さやかは努に言われるままルイザのソウルジェムを見ると・・・

 

「ッ!?穢れてる!?」

 

「もう何もかも知ったことか!!アンタを殺す!!今ここで!!」

 

「あまり強そうな言葉を使うなよ・・・弱く見えるぞ?」

 

「ハァ!!」

 

ルイザは(メイス)を持って努に襲いかかる!

 

「努兄!!」

 

「貴様は引っ込んでろ!!俺一人で十分だ!!」

 

「ヤァァァァァ!!」

 

ベチィ

 

ルイザの放った一撃は見事に努の顔にクリーンヒットした。

 

「まだまだァ!!」

 

ゴッガッドムッビシビシッバキッ

 

その後も努は反撃せずただひたすらルイザの連撃を喰らい続けた。

 

「だァ〜ハッハッハッ〜!!」

 

「うるさい!!」

 

パンッ・・・ガンッ!!!

 

だが努には効いておらず軽くはたいた結果遠くまで飛ばされるルイザ・・・そして不運にもビルの角に頭をぶつけていた。

 

「驚いたぞ・・・アイツめちゃくちゃ弱えぞ・・・」

 

「何となく・・・アタシにも分かった・・・」

 

「とりあえずアイツのソウルジェムを浄化しにいくぞ・・・魔女にしたら面倒事が増える・・・」

 

こうして努達はルイザの元へと向かった。

 

「お・・・おぐぐ・・・」

 

「死んでないにしろ意識あんのか・・・こいつギャグ漫画の世界からでも来たのか?」

 

「有り得るね・・・角に思いっきし頭ぶつけたのにたんこぶと鼻血しか出してないよ・・・」

 

「あ・・・アナタ強すぎじゃない?なんでワタシの攻撃が効いてないのよ・・・」

 

「おめェが弱すぎるんだよ・・・よく魔法少女として生きてこれたな・・・どうやってきたんだよ・・・ほい、ロンダリング装置っと」

 

「それは・・・話すと長くなるわ・・・ん、ありがとう・・・」

 

ルイザは顔を伏せて語り始めた。

 

 

あれは・・・ちょうど2ヶ月前くらいかしら・・・あの時「はいストップ!!」

 

「え?何よ!?」

 

「悪いんだが・・・お時間でございますので・・・また次のお話になるからその間に俺たちが聞いてやるよ!」

 

「え?何の話よ!!」

 

「とりあえずまた次の話まで〜バイバ〜イ〜!!」

 

「ちょ・・・人の話を聞けぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

 

 

 

最終決戦前哨戦 〜全世界魔女殲滅編〜もまだまだ序盤でこの始末☆果てさて、この先どうなりますことやら・・・




誤字脱字感想評価投票、お待ちしております!!!

それではまた次のお話で アディオス!!!


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第39話 新たな目的!!戦慄の機械仕掛けの魔女!!

どうも、ブロパピコです。
今回は自己解釈、オリジナル設定が出てきます。
あくまで公式ではありませんのでくれぐれもこのSS以外でのこの設定のことを持ち出すのをご遠慮願います。
それでは本編 Here We Go!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「という訳なのよ・・・」

 

「ふぅん・・・要約すると2ヶ月前まではここにも魔法少女も沢山いて縄張りとか色々揉めてたけどなんやかんや仲が良かった友達同士だったが突如現れた超弩級の魔女・・・【機械仕掛けの魔女】によってこの南アメリカ大陸にいた魔法少女は全滅・・・だがお前はまだ幼く戦いには厳しいと見られて辛くも生き残ったってことか・・・」

 

「結構ざっくり纏めやがるわね・・・」

 

ルイザは努の解釈に対して不貞腐れていたが合ってることを態度で表した。

 

「でもグリーフシードは?アタシ達みたいにロンダリング装置がある訳でもなく分け与えてくれる魔法少女も今はいないとなると・・・どうやってきたのさ?」

 

「彼女達の貯めていたグリーフシードを使わせてもらってるわ・・・まだストックがあるけど節約して使わないと・・・だから強くなって生き残るためにも、そしてみんなの仇を打つためにも!!ワタシは強くならないといけないのよ!!」

 

「ふーん・・・」

 

努は退屈そうに鼻をほじっていた。

 

「お願い!アナタは強い!!だからワタシを強くするために鍛えて欲しいの!!」

 

ルイザは努達に頭を下げて懇願した・・・だが努の答えは・・・

 

「嫌に決まってんだろ・・・」

 

「「え?」」

 

努の答えにルイザだけでなくさやかも驚きの反応を見せた。

 

「お前が死のうが生きようが俺たちには関係ねぇ・・・こっちも急ぎの身だ・・・話聞いてやっただけでもありがたく思え・・・いくぞ、さーちゃん・・・」

 

「え?努兄!でもこの娘はっ・・・」

 

「知ったこっちゃね〜よ・・・正義の味方気取るのも大概にしろよ・・・俺たちには俺たちのやるべきことがあるだろうがよ・・・忘れたのか?」

 

「わ・・・分かったよ・・・ゴメンね・・・ルイザちゃん・・・」

 

「いいの・・・サヤカ・・・ツトムの言う通りこれはワタシの問題・・・ワタシが解決しないといけないもんね・・・ありがとう」

 

そうして・・・努達はルイザと別れ、旅路へと戻るのであった・・・

 

「努兄・・・本当にこれでよかったの?」

 

「何がだ・・・」

 

「あの娘の事だよ!アタシ達なら力に・・・」

 

「さーちゃん・・・気持ちは分かるが俺たちには新たな目的ができちまったんだ・・・」

 

「新たな目的?」

 

「ワルプルギスを倒して以来・・・見滝原に蔓延る魔女の数はどうなった?」

 

「そりゃあ・・・かなり数が減ったけど・・・」

 

「俺はその現象に違和感を感じたんだ・・・何故今まで数え切れない程いた魔女が次々消えていったのか・・・その魔女は消滅したのか・・・はてはて何処かへ行ったのか・・・調べた結果5:5だった・・・」

 

「え?」

 

さやかは伏せていた顔を上げ努の顔を見つめる。

 

「半分は消えていてもう半分は危険を察知したかのようにどっかへ逃げてった・・・すると俺の頭にとある仮説が浮かんできた・・・【魔女にも親玉的な存在がいる。そいつはその特定のエリアで魔女を生み出しては育てている。】とな・・・」

 

「それじゃあ・・・見滝原にはワルプルギスが親玉的な存在・・・だったっていうこと?」

 

「恐らく・・・一応夏休みに入る前に俺は日本中回って魔女退治やってたがどうも数が少ない・・・恐らく国ひとつ、若しくは島ひとつ、これはまだ判明してないが世界の各一大陸、ひとつに一匹・・・という可能性が高いのかもしれん・・・そしてこれらのことを考えれば自ずとこれからやるべき事が分かるはずだ・・・」

 

さやかは努の考えてることがようやく理解できその答えを述べる。

 

「機械仕掛けの魔女を倒す・・・ってことだね!」

 

「そうだ・・・そのために足でまといなやつにはご退場していただいてお前の修行相手として魔女狩りしながら探す・・・これが当分の俺らのやるべき事だ!!」

 

こうして・・・努達は南アメリカ大陸を回って機械仕掛けの魔女を探す旅が始まった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからはダイジェストでお送りいたします。

 

 

 

 

 

 

 

〜ウルグアイ〜

 

「三刀流・虎狩り!!」

 

キェァァァァァア!!!

 

 

〜エクアドル〜

 

「三刀流・百八煩悩鳳!!」

 

キュルルルルルルルルルルルル!!!

 

〜ガイアナ〜

 

「三刀流・烏魔狩り!!」

 

ゴォアアアアアアアアアアアア!!!

 

〜コロンビア〜

 

「三刀流・竜巻き!!」

 

オゴォォォォォォォォォォ!!!

 

 

〜スリナム〜

 

「火遁・豪火球の術!!今だ!!さーちゃん突っ込め!!」

 

「三刀流・焼き鬼斬り!!」

 

ヒッデッブゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!

 

〜チリ〜

 

「一刀流・居合・獅子歌歌!!」

 

ゴパァ!!!

 

 

〜パラグアイ〜

 

「三刀流・牛鬼・勇詰!!」

 

オァァァァァァァァァァ!!!

 

〜フォークランド諸島〜

 

「三刀流・艶美魔夜不眠鬼斬り!!」

 

ノォォォォォォォァァァァァァァァァ!!!

 

 

〜ギアナ〜

 

「二刀流・魔熊!!」

 

ホォホォホォォォォォォ!!!

 

〜ベネズエラ〜

 

「三刀流・牛針!!」

 

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!

 

〜ペルー〜

 

「さーちゃん!これまで沢山技使ったが原点に帰ってやってみろ!!それでできてこそ一人前だ!!」

 

「分かったよ・・・三刀流・鬼斬り!!」

 

テェェェェシィィィィィィィ!!!

 

 

〜ボリビア〜

 

「三刀流・虎狩り!!」

 

アハァァァァァァァァァァ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまででダイジェストはおしまいです!!!早い!!!ソードマスターヤマトの作者ならここで40話くらいかけてそう・・・(小並感)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてとある国をひとつ除いて全て回った努とさやかであった・・・さやかは地に寝転び息を切らしていた。

 

「ハァハァ・・・ハァハァ・・・ハァ・・・」

 

「お疲れ・・・さーちゃん・・・」

 

「お疲れ・・・いや〜疲れた・・・」

 

努は汗をひとつもかかずにさやかを見下ろしていた。ダイジェストでは努は火遁・豪火球の術しかしていないように見えたが実は使い魔を全て倒したりさやかに迫る危機を察する前に全て対応していた・・・つまるとこさやかは質、努は量相手に戦っていた・・・

 

「まあまだあれから46時間しか経ってねぇしその間各国の1番脅威となる魔女を連続で狩ってたもんな・・・」

 

「でも出てこなかったね・・・機械仕掛けの魔女・・・」

 

「ああ・・・恐らくこの南アメリカ州で唯一行ってない国・・・ブラジルにいる可能性が高い・・・」

 

「ねぇ努兄・・・最初からあの娘に出身聞けば解決できたんじゃない?ブラジルだって直ぐに特定できたと思うし・・・」

 

さやかの答えに努は呆れ果てていた。

 

「ハァ・・・さーちゃん・・・」

 

「え?何?」

 

「ワルプルギスは常に見滝原にいましたか?イエスかノーで答えて?」

 

さやかも自分の発言に対して気づき始め顔が赤に染っていった。

 

「・・・ノーです・・・」

 

「ヤツらは国を越えれることを考えれば自ずとこの考えにたどり着くはずだが・・・しっかりしろよ・・・」

 

「すいません・・・」

 

「さて・・・そろそろさーちゃんにはあの奥義を使う事を許可しよう・・・」

 

「本当に!?やったぁ!!」

 

さっきまで恥じらって顔が赤かったが努の言葉で元の顔色へともどって目がキラキラしていた。

 

「但し、俺はサポートには回らん・・・俺も前に出る・・・」

 

「全然オッケーだよ!!よ〜し!!この調子で頑張るぞ〜!!」

 

「ヤレヤレ・・・これからだな・・・」

 

(全ての魔法少女を葬る程の魔女か・・・俺も鍛えた成果を見せる時が来たようだな・・・)

 

こうして・・・努達はブラジルの国境を跨いだ・・・この先に待つ運命はいかに・・・




誤字脱字、感想評価、アンケの投票お待ちしてます。

それではまた次のお話で アディオス!!!


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第40話 決戦の地【サントリーニ島】!! 努とさやかの最高のコンビネーション!!

ウィッス
アイシールド21・・・今シュークリームカップに入りましたけど・・・これってアニオリでしたっけ???有識者の方!!!至急情報を募集しております!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努とさやかはやっと・・・目的のブラジルへと着いたのであった。

 

「さて・・・あとはここらへん一帯を調べて異常気象なんか起きそうなとこを調べるぞ」

 

「ワルプルギスみたいな魔女は隠れる必要が無いからね・・・現れるとしたらまた見滝原みたいにとんでもない被害が考えられそうだね・・・」

 

「ああ・・・油断は出来ねぇ・・・今回はワルプルギスと違って強さも行動パターンも分からねぇ・・・下手したら奴より苦戦するかもな・・・」

 

「ウソ〜!?・・・まどか達呼ぶ?」

 

「必要ない!!お前はその鍛えた自身の力を信じれんのか?そんなヤワな鍛え方をさせた覚えはないぞ!!」

 

努は狼狽えるさやかに喝を入れさやかの顔にはもう焦りは消え、覚悟が決まった。

 

「分かってるよ・・・でももしもの事を・・・」

 

「臆病者はついてこなくてもよい!!」

 

そう言って努は一人、街中を歩いていく・・・

 

さやかは努の後ろ姿を見て頭を搔く。

 

「なぁ〜もぉ〜!!分かった!分かりましたよ!!・・・しょうが無いな〜・・・」

 

そうしてさやかも後に続く形で探索へと移った・・・

 

そして・・・

 

「ッ!?・・・さーちゃん・・・」

 

「分かったの?」

 

「あぁ・・・あっちの方角からやけにでけぇ力を感じる・・・」

 

「ワルプルギスとどっちがデカい?」

 

「恐らく・・・ヤツの方がちょっと・・・強えかもしれねぇ・・・」

 

「なら!この天才美少女魔法少女のさやかちゃんも本気でいかないとダメかもね!!」

 

「ガキの遠足じゃねぇんだ・・・とっとととと行くぞ!!!」

 

努はさやかのナルシスト発言をスルーして先に力を感じた方へと足を進める。

 

「気持ち先走ってんね〜・・・とが多いよ努兄・・・」

 

こうして、努達は大きな力を感じた場所へ移動していく・・・そこは島で至って何も無く平和な場所であった・・・

 

 

 

 

【サントリーニ島】

 

 

 

 

「あれ?何も無いよ?努兄・・・」

 

「・・・いや・・・今はまだみたいだ・・・」

 

「今は・・・って事は・・・」

 

「明日の夕方辺りか・・・ここに奴が来る・・・」

 

「どうやら感じたのって現在の力じゃなくって未来のこの場所に訪れる力ってことだったんだね・・・って相当な力じゃない!?力の余波がこんなに範囲がデカいの!!」

 

「そのようだ・・・カード使えるとこでとりあえず寝泊まりするぞ・・・今日まで寝ずに戦ってきたからな・・・」

 

「ホント!?やっと寝れるよ・・・何日ぶりだろうな〜」

 

「お前には飯を食わせたが俺は食ってねぇから腹ごなしもするぞ・・・流石に俺も限界が近いようだ・・・」

 

「よし!それじゃあ行こう!!」

 

努達は宿に泊まり、食事をして疲れを癒した。

 

 

 

〜翌日〜

 

 

 

努達は早朝にホテルを出て浜辺へと出向いた。

 

「そろそろかな・・・」

 

「風も強くなって空も曇ってきたね・・・」

 

「さて・・・今回は前みたいに手こずらないで片をつけてぇところだな・・・」

 

「あれからアタシ達修行続けてたから大丈夫だよ!!」

 

「俺もあん時はフルパワーだった・・・だがあのザマだったかんな・・・油断は出来ねぇ!!」

 

そして一筋の雷と共に突風が吹き荒れる。

 

「来たね・・・」

 

「ああ・・・ハナっから飛ばすぜ!!」

 

努とさやかは姿を現した機械仕掛けの魔女に向かって飛んでいく。

 

「特攻は任せる!」

 

「おうさ!三刀流・鬼斬り!!!」

 

努はさやかの後ろに回り、さやかは真っ直ぐ向かって魔女に斬り掛かる・・・だが・・・

 

ガギィィィィィィン!!!

 

「え?」

 

魔女の体には傷一つ無く空に佇んでいた・・・

 

「ッ!?さーちゃんよけろぉぉ!!」

 

「え?ッキャア!!!!」

 

さやかは魔女の飛ばしてきた鉄クズ(スクラップ)によって勢いよく飛ばされる。

 

「チッ・・・フッ!!!」

 

ゴォォォォォン!!!

 

「う・・・嘘だろ!?」

 

努の苦し紛れに放った突きはただ大きな音が響くだけで魔女には効いていなかった・・・

 

「ヤベッ!!おぉぉぉあああああああ!!!!グホォォォ!!!!アア・・・」

 

努は下から迫り来る鉄クズ(スクラップ)に打ち上げられ魔女に叩き落とされ地へ叩きつけられた・・・

 

「う・・・うう〜ん・・・つ・・・努兄・・・大丈夫?」

 

「心配・・・すんな・・・やるな・・・こいつ・・・少しは効いたぜ・・・プッ!」

 

さやかは足にきていて少し震えていた・・・そして努は強がりながらも口の中が切れて溜まっていた血を吐き出して魔女を睨みつける・・・

 

「さて・・・相手の実力の一部が分かったな・・・さーちゃん・・・震えは止まるか?」

 

「ぐぬぬ・・・フンッ!!・・・ヨユーよ!!」

 

さやかは震える足を剣の柄で強く叩いて自身に喝を入れて答えた。

 

「よし・・・能力変換(アビリティタッチ)!」

 

努は腰を深く落とし瞳を閉じる・・・そして瞳はゆっくりと開き始める・・・

 

「お前の三刀流とのコンビネーションで強いのかますぞ!!」

 

「うん!」

 

さやかは刀を再び口に咥えて剣を構える。

 

「鉄クズがまた来るよ!しかも雨のように大量に!」

 

「任せろ!・・・ゴムゴムの・・・」

 

努は大きく息を吸い込むと体がどんどん膨らんでいく・・・

 

「風船!!・・・お返しだ!!」

 

鉄クズ(スクラップ)の雨は努の腹へと吸い込まれていきそして弾き返した。全弾魔女にヒットするものの少し動きが止まっただけであったがそれを努は見逃さなかった・・・

 

「今だ!!!」

 

「うん!!!」

 

努は頭を後ろに上を見るように下げて両腕を肩の位置に構えさやかは脱力し目を閉じて刀を独特に構える・・・そして・・・魔女は歯車や鉄クズの塊の腕を振りかぶって努達に目掛けて振るう・・・タイミングを見計らって2人は魔女を睨みつけた。

 

「ゴムゴムの!!」

 

「三百煩悩!!」

 

「「攻城砲(キャノン)!!!!!」」

 

ズドォン!!!

 

2人のコンビネーション攻撃は魔女の腕を粉砕し魔女の体までぶち当て初めてダメージを与えた・・・

 

「よし!」

 

「バカ!バカ!バカァ!!まだ油断すんじゃねぇ!!ヤツはまだ生きてるぞ!!!」

 

一瞬魔女の動きは止まったがまたすぐに動き始め新たに形成した手と予めあった手で努とさやかを握りしめた。

 

「うわぁ!!」

 

「や・・・ヤベェ・・・」

 

「う・・・うぐぐ・・・く・・・苦しい・・・」

 

「チッ・・・クソッ・・・タレ・・・が・・・」

 

さやかは強く握り締められ呼吸が出来なくなり今にも意識が落ちてしまいそうにあった・・・

 

「さ・・・さー・・・ちゃ・・・ん・・・」

 

何とか機械仕掛けの魔女にダメージを与えたものの僅かな気のゆるみによって絶体絶命の窮地に立たされた努とさやか・・・このまま為す術なく二人はやられてしまうのだろうか・・・どうする!?努!!お前はまだ諦めてない!!その瞳はまだ死んじゃいない!!何か秘策や力はあるのか!?

 




誤字脱字感想評価アンケ投票オナシャス!!!

アディオス!!!


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第41話 死にきれねぇ!出るか努だけの技 【H・TEMPESTA】!!

アイシールド21・・・そろそろ最終話近づきましたけど・・・クリスマスボウル行かなくね???アニメって打ち切りなん???原作まだ読めてへんからそこだけでもネタバレでもええから教えて!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さ・・・さー・・・ちゃ・・・ん・・・」

 

努は締め付けられながらもさやかの方を見ていた・・・さやかは顔色がみるみる変わっていき今にも意識が落ちそうになっていた・・・

 

(クッ・・・ソッ・・・この状況・・・非常にマジィ・・・何とかしねぇと・・・ッ!?)

 

努は魔女の顔を見つめるととある事に気づく。

 

(こいつ・・・珍しく目がある!?)

 

そう・・・魔女には顔や目がないタイプが大半占めていてその中でも視覚がある魔女は少数派なのであった・・・

 

(相変わらずこの魔女にも表情は無さそうだが・・・目が見えるなら・・・イタチのラス2っ屁だ!!)

 

英雄の1ページ(ジャンプフォース)・・・【幻術・写輪眼!!!】」

 

努はゆっくり瞳を閉じ開く、すると目が黒い2つ巴の斑点がある赤い瞳へと変わっていった。

 

!?!?

 

「よし!今だ!」

 

努が魔女を見つめると魔女は一瞬怯み固まったのを見てその隙を見逃さず手を振りほどきさやかを手から引っ張り出した。

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァァァァァァァァ・・・フゥゥゥゥゥゥゥ・・・大丈夫か?さーちゃん・・・」

 

「ケホッケホッ!・・・なんとか・・・」

 

「フンッ・・・俺が鍛えて流石にヤワなわけないか・・・よし・・・さーちゃん・・・」

 

「んぇ?」

 

努はさやかの無事に安堵してさやかに考えた策を伝えようとした・・・それにさやかはマヌケな返事をして反応した。

 

()()()を使え・・・英雄の2ページ(ジャンプマキシマム)を使った【奥義】なら確実に奴にダメージを与えることが出来るはずだ・・・」

 

「・・・分かった・・・でもダメージを与えるだけならまだ倒せないよ?」

 

「・・・正直まだ未完成の技だから使いたくなかったんだが・・・土壇場の窮地に立たされた奴は否が応でもやんなきゃいけねぇみてぇようだ・・・」ギリリ・・・

 

努は拳を握りしめ、機械仕掛けの魔女を見つめた。

 

「なにをするつもり?また無茶な事考えてるんじゃないよね!?」

 

さやかは努がまた無茶なことをして後の事を心配に思い事前に声かけるがそれに対し努は首を横に振りさやかの目を見つめた。

 

「今は余計なことは考えんな・・・やれることをやれずに奴をこのまま倒せないなんて・・・」

 

努は目を閉じてとあるたった一人に残された魔法少女の言ったことを思い出す・・・

 

(「ワタシはなんとしても機械仕掛けの魔女を倒さなきゃいけないの!!・・・ワタシの世話になった人や友だちの・・・仇をうたなきゃいけないの!!」)

 

「フッ・・・そうだな・・・」

 

(ルイザ・・・君はとても強い娘だ・・・君に敬意を払うぜ・・・だから・・・俺は・・・奴を倒せなきゃ・・・)

 

「死んでも死にきれねぇ!!!!!」

 

努は構えを取り力を溜め始めた。

 

「ハァァァァァァァァ!!!!」

 

ひとまずある程度溜め終えるとさやかに始まりの合図と共に声をかける。

 

「頼むぜ!さーちゃん!!」

 

「任せて!!さっきまでの仕返しをたっぷりさせてもらおうじゃないの!!!」

 

さやかは三刀流の構えを取り、手に持つ二本の剣を回転させる。

 

「努兄から許しを得た・・・だけど努兄には悪いけどアタシだけで決めさせてもらうよ!!」

 

魔女はさやかにゆっくりと近づきどんどん速度を上げ最終的にとてつもない速さで近づいて来た。

 

「三刀流・・・奥義!!!!」

 

さやかの剣の回転は更に早くなり魔女に飛びかかる。

 

「【三・千・世・界!!!!!】」

 

さやかの斬撃に対し魔女は動かなくなった・・・そしてさやかも着地しお互いが暫く動かずただひたすらに静寂の時が流れる。するとさやかの身体がふらついた。

 

「グッ・・・!?」

 

魔女はさやかがふらつき膝を地に着くのと同時に振り返りさやかに迫る・・・がその時・・・

 

!?!?

 

さやかの放った【三・千・世・界】のダメージが今になって急激にやってきた魔女は体から沢山のボルトやナット、スチームなどが崩れ落ちていく・・・

 

「ダメだったか・・・あとは任せるね・・・努兄・・・」

 

「あぁ・・・任せろ・・・」

 

倒れゆくさやかを支えゆっくり地に寝かす努・・・その彼の頭からは蒼き炎が出ていた。

 

「この技は単体ならまだ未完成だ・・・だが俺には・・・俺しか出来ねぇやり方でこの技を進化させることが出来る!!」

 

努はおおきく振りがぶって・・・

 

「この蒼の炎は雨属性!!特性は分解!!」

 

飛び上がり・・・

 

「柔の炎充填完了!剛の炎充填完了!そこにこいつを合わせ新たな技とせん!」

 

努は英雄の2ページでもう1つの能力を解放する・・・それは・・・

 

「風の流法・神砂嵐!!」

 

努の剛の炎を放つ方の腕は関節ごと凄まじい勢いで回転を始めやがてそれは嵐へと変わっていった。

 

「これがイタチの最後っ屁だァ!!

喰らえぇぇぇ!!合技!!

【X-BURNER】+【風の流法・神砂嵐】

=【H(ヘル)TEMPESTA(テンペスタ)】!!!!!!」

 

努の新技・・・それは攻撃というにはあまりにも強大すぎるものであった・・・激しく、恐ろしく、凄まじいほどの破壊力であった・・・

 

!!・・・!!!・・・!!!!!!

 

機械仕掛けの魔女の体は物体を分解する炎の嵐によってみるみる消え去っていった・・・そして・・・気配は完全に消え・・・先程まで災害が起こっていたとは思えないほど眩しい空へと変わった・・・

 

「へ・・・へへへ・・・やった・・・俺たち・・・俺たちのパワーが勝ったァァァァ!!!!!」

 

努達の連携にて機械仕掛けの魔女は倒せた・・・だが空高く舞い上がって攻撃した努はゆっくりと落ちていくのであった・・・果たして・・・彼に残った力はあるのか!?このままだと転落して、最悪の場合、死ぬリスクもあるぞ!どうする!?このまま彼らの旅は終わってしまうのか!?それとも・・・




誤字脱字、感想評価アンケ投票お待ちしております

あと残念なことにストック残り2話になってます・・・何とか仕事の間や終わった後にストック描き続けますが間に合わなさそうな時はちょっとした振り返り回にします!!!

アディオス!!!


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第42話 さらば南アメリカ大陸の孤高の勇敢なる魔法少女 ルイザ・デ・メロ! 努達の新たな冒険の幕開け!!

ハイボール、赤ワインデキャンタ、レモンサワー、黒ウーロンハイをほぼイッキして帰り道歩きながら帰ってるブロパピコです!!!ʬʬʬ

新しい職場の社員の研修は教えてくれないと教えた通りにやらなきゃ俺が叱られるからちゃんとやれの性質を併せ持つ♠

ってことで飲まなきゃやってらんないんでもしかしたら誤字脱字酷い可能性あるんであれば感想などで教えてくだせぇ!!!

それではどうぞ!!!


 

 

 

 

 

 

魔女は跡形もなく消し飛び、気配も何もかも消え努は喜んでいた・・・だが・・・

 

「努兄!」

 

大きく飛び上がっていたため真っ逆さまに落ちていく努・・・さやかは動けず努は意識を飛ばしていた・・・このまま落ちれば即死・・・さやかはどうにもならないと思い目を瞑る・・・だがいつまでも落下した音が聞こえず恐る恐る目を開けるとそこには・・・

 

「ル・・・ルイザ!?」

 

「全く・・・あの機械仕掛けの魔女を倒してくれたのは褒めてあげたいけど・・・その後のことも考えなよ・・・」

 

ルイザはため息を零しながら努を抱え悪態をついていた・・・

 

「な・・・なんだと〜!?」

 

「まあまあ・・・さーちゃん・・・落ち着けって・・・俺はこれも計算のうちにやったんだからよ」

 

努は意識をとりもどしさやかを宥めた。

 

「どうやらそのようね・・・なんか操られたようでムカつくけど借りもあるから仕方なく助けてやったんだからね!」

 

「ハイハイ・・・ツンデレ乙・・・」

 

「何よツンデレって!!」

 

「可愛いって意味だよ」

 

「えっ!?///」

 

ルイザは初めて異性に自分を可愛いなどと言われて顔を赤らめたが・・・

 

「M字ハゲの王子みたいにね」

 

この男・・・ムードやフラグは必ず捻じ消し去るのであった・・・

 

「なっ!?・・・誰よそれ!!しかもワタシハゲてないわよ!!フッサフサよ!!」

 

「さあ?誰だろうな・・・」

 

「ったく・・・ッ!?」

 

ルイザは努を降ろそうとしたとき、彼の右腕を見て戦慄した。

 

「ア・・・アンタ!!その腕!!」

 

「んぁ?・・・あぁ・・・やっぱこうなったか・・・」

 

努の右腕はズタズタで血が抜けきって既に腐り果てていた。だがこれを努は予想していたのである・・・

 

(あの流法(モード)は柱の男の使う技・・・それをただの人間が使うと負担も激しいな・・・まさか痛覚ごとイカレちまってこうなってるのにも気づかないとは予想外だったがな・・・)

 

目も当てられないほど酷い状態の腕を見たルイザは吐き気を催していたがなんとかこらえていた・・・そこにさやかがゆっくり努の元へと辿り着く。

 

「つ・・・努兄・・・そ・・・その腕は・・・」

 

さやかは後悔していた。自分の無力さを・・・

 

(アタシがもっと強ければ・・・努兄の腕は・・・京介の時も・・・なんなの!?なんでまた腕なの!?ふざけんじゃないわよ!!)

 

さやかは俯き、拳を握りしめていた。あまりの悔しさに拳からは血が出ていた・・・だが努は・・・

 

「なぁ?さーちゃん・・・サーベル・・・出してくんねぇ?」

 

「え?」

 

さやかは突然の努の発言に驚いていた。

 

「出せねぇのか?」

 

「い・・・いや・・・出せるけど・・・」

 

そう言ってさやかはサーベルを1本取りだして努に渡す。

 

「アンタ・・・なにするつもり?」

 

「んぁ?決まってんだろ?」

 

努はサーベルを逆手に持ちながら微笑む。

 

「こうすんだよ!!」

 

努は動かなくなった右腕を慣性を利用し前に出して・・・

 

スパッ

 

切り落としたのだった・・・

 

「「なっ!?」」

 

ボトッ

 

「いやぁ〜これで良し!」

 

「ツトム!アンタなにやってんの!?」

 

「まだ魔法ならなんとか治せたかもしれないのに!!」

 

 

 

「必要ない!!」

 

 

 

「「ッ!?」」

 

努は慌てる2人に喝を入れて静まらせた。そして目を閉じて力をため始める。

 

「さて・・・ちょっとグロいかもしれんから見たくなければ向こうむいてろ?・・・フンッ!!!」

 

グニュ・・・

 

「ハァァァァァァァァァァァ・・・ずあっ!!!!」

 

グニュグニュグニュグニュ・・・ズッ!!!

 

「!?」

 

「あぁ・・・それね・・・ホント便利だよねぇ〜」

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァァァ・・・」

 

努の右腕の断面は力を入れることにより不規則に蠢き始め、そしてその先から腕が生えてきた。それを見たさやかは何度か見たため普通にしていたがルイザは唖然として口を開けていた。

 

「ハァハァ・・・ハァァァ・・・フゥ・・・」

 

「な・・・な・・・何よソレ!?」

 

「分かんねぇか?ハァハァ・・・再生させたんだよ・・・ハァハァ・・・」

 

「にしてもまた息上がってるけど・・・それってそんなに疲れるの?」

 

「あぁ・・・戦闘中には極力避けたい程パワーダウンしちまうからな・・・さて・・・」

 

努はゆっくり振り返り瞳を閉じて集中し始めた・・・

 

(あっちの方か・・・やたら強え魔女の気配を感じる・・・ある程度近いな・・・)

 

努は瞳を開けさやかに告げる。

 

「つぎの目的地が決まったぜ!さぁ、さーちゃん!みんなの元へ戻るぜ?」

 

「え?もう!?あたしだけこの国とか他の国・・・この州を堪能できてないんだけど・・・」

 

「知らん・・・そんなことは俺の管轄外だ・・・後に続けさーちゃん!」

 

「そんなぁ〜!不公平だ〜!!」

 

「ちょちょちょちょ待ちなさいよ!!」

 

やいのやいのさやかが文句を垂れてるとき、その会話に割り込んできたのはルイザだった・・・

 

「なんだよ?」

 

「もう・・・行っちゃうの?・・・せめてアンタに色々教えてもらいたいんだけど・・・戦い方とか・・・その力とか!」

 

「・・・必要ねぇよ・・・お前は十分強い・・・」

 

「え?」

 

「いくら力があっても・・・戦い方が上手くても・・・それだけじゃ人は強くなれねぇ・・・本当に大切なのは・・・」

 

そう言って努はルイザの胸を指差しして答える。

 

「勇気だ・・・」

 

「勇気・・・」

 

「ノミっているよなぁ?ちっぽけな虫けらのノミだ・・・あの虫は俺たち巨大で頭のいい人間にところ構わず攻撃して戦いに挑んでくる・・・巨大な敵に立ち向かうノミ・・・これを勇気と呼べるかと言うと違う・・・ノミ共のは勇気とは呼べねぇ・・・それじゃあルイザよ・・・勇気とは一体なんなのか?勇気とは怖さを知ることだ!恐怖を我が物とすることだ!人間賛歌は勇気の賛歌!!人間の素晴らしさとは勇気の素晴らしさ!!いくら強くたってただ力があるだけじゃ意味なし!!お前はあの機械仕掛けの魔女に恐怖しながらも早かれ遅かれだがここに駆けつけた!!だからお前はいずれ強くなれる!!」

 

「ッ!?・・・で・・・でも・・・いずれかじゃ・・・遅い・・・今すぐ強くなりたいのよ!!」

 

「・・・ならお前に問おう・・・お前は何のために戦うんだ・・・」

 

「わ・・・ワタシは・・・」

 

「これは俺の推測だが・・・お前は守りたいんじゃねぇのか?・・・かつて仲間と過ごしたこの街を、国を、世界を、地球を!」

 

「ッ!?」

 

「・・・どうやら当たりの様だな・・・ならいいことを教えてやる・・・守りたいモノがあると力が不思議と湧いてくるもんだぜ?・・・だがそれだけじゃあ足りないんだ・・・」

 

「え?」

 

「守りたいモノ・・・そして守らなきゃいけないモノが・・・己の限界を極め続けて戦う力を与えてくれるんだぜ?」

 

「どういうこと?守りたいモノと守らなきゃいけないモノってどう違うの?」

 

「さあな・・・自分で考えるこった・・・だがこれだけは覚えておけ・・・お前がそれに気づけたとき・・・お前はもっともっと強くなれる・・・今は分からずともじっくり焦らず真実を掴んでくれ・・・」

 

努の言葉にルイザは納得して自分が思うままに努に告げる。

 

「・・・分かったわ・・・次に会う時はアンタといい闘いができるようにするわ!!首を洗って待ってなさい!!」

 

「あぁ・・・俺ももっともっとウデ上げて待ってるからな・・・またな・・・」

 

そうして努とさやかは努の瞬間移動で姿を消した・・・

 

「ツトム・ユウショウ・・・アンタの言ったこと・・・絶対に忘れないわ・・・」

 

 

 

 

 

 

努とさやかは待機という名分で観光をしている4人の元に瞬間移動し合流した。

 

「オッス!お待たせ!」

 

「あっ!努お兄ちゃん!」

 

「待たせたね!4人とも!!」

 

「美樹さん!無事だったのね!」

 

「はい!もちろん!!」

 

「3日もかかったけど倒せたのか?」

 

「ああ・・・ちょっと危なかったがな・・・」

 

「このまま2人で討伐に向かうの?」

 

「そうに決まってる・・・これはお前らにとってもいい機会だし逆に増援に来てもらったらその場で失格扱いだからな・・・心しておけよ!!」

 

「「「「「はい!!!」」」」」

 

「さて・・・移動する前に次のパートナーを決めるとするか・・・」

 

こうして・・・短かった南アメリカ大陸での戦いは終わった・・・だが世界は広い・・・魔女はまだ沢山いるが果たして・・・努達はこの過酷な戦いの連鎖に勝てるのか!?それとも・・・




どうせここで言ったって誤字脱字も感想も述べないんでしょ???ブロちゃん知ってるんだからね!!!(酔い)

まああればよろしく!!!

アディオス!!!


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第43話 次の舞台へ!巴マミと共に北アメリカ大陸を制せ!!

アイシールド見終わって今日スーパーヒーロー二回目見てきました。

ネタバレはしませんが見てから語彙力が終わってしまうほどいい作品だったので皆さんもできれば劇場に足を運んで少なくとも二回は見といたほうがいいと思います。

それではほんへ どぞ


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よしよし・・・さぁて・・・さーちゃん除いたお前ら・・・ジャンケンだ・・・」

 

「え?なんでアタシハブられてんの?」

 

さやかは次の討伐パートナーから除外されてるのを不満そうに告げた。

 

「ん?だってさーちゃん戦った後だし疲れてるだろ?それに・・・普通に旅行もしたくないのか?」

 

「ん〜・・・まあ他のみんなの活躍とっちゃうのもなんだし、お言葉に甘えてパスさせてもらうね!」

 

「安心しろ・・・お前にゃ千年はええから・・・それじゃあおめェら!レッツじゃんけん!!」

 

「「「「は、はい!じゃ〜んけ〜ん・・・」」」」

 

「さて・・・次は誰になるやら・・・」

 

そう言って努はタバコに火をつけてまた精神と時の部屋での思い出を振り返る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜精神と時の部屋〜

 

「とりあえずお前ら、個人レッスンに移る前にこの紙を持て」

 

そう言って努は1枚の小さい紙切れを4人に渡した。

 

「なぁにこれ?努兄?」

 

さやかは渡された紙をピラピラと振り持ちながら努に聞いた。

 

「これはお前らの適性を調べるための特殊な素材でできた紙・・・名付けるとしたら・・・【英雄への切れ端(ヒロイック・チェッカー)】と名付けるか・・・」

 

英雄への切れ端(ヒロイック・チェッカー)・・・一体どんな代物なのかしら?」

 

「簡単だぜ?お前らがこの紙に魔力を送り込む。それだけだ」

 

「それで?送ったらどうなるの?」

 

「紙自体はどうにもならん・・・ただ俺が力の本質が見れるだけだ・・・」

 

「力の本質って・・・既にアタシらの力は知ってんだろ?」

 

努は杏子に人差し指を振り否定した。

 

「チッチッチ・・・お前らの魔力についてはまだ解析はしていないがそれも(パース)の一種だと思うんだ・・・」

 

「パース?ってなんですか?」

 

マミはそう尋ねると、努は詳しく解説した。

 

(パース)ってのは俺の使う力のことだ。誰しも何かしらの力が眠ってるんだ。それは色んな力がある・・・お前らは魔力によってその力を覚醒させたってことだ。」

 

それぞれよく分かってなさそうだったが一番理解してなさそうだったので努に尋ねた。

 

「つまり・・・どういうことだってばよ・・・」

 

「簡単にこれからやることを説明すると・・・お前らの魔力を媒体として俺が使う能力の適性をみる・・・ドゥー ユゥー アンダスタンンンドゥ!?」

 

「「「「え?・・・えぇぇぇぇぇぇぇ!!!???」」」」

 

ほむら達は驚いていた・・・なぜなら努の使う力は特別なものと思っていたからであった・・・

 

「どしたん?意外か?」

 

「「「「当たり前でしょ!!」」」」

 

「ハァ・・・驚くのはいいけど時間は限られてるからな?後で説明してやるからさっさとしろ!!」

 

「「「「は・・・はい!!!」」」」

 

そう返事をしてほむら達は英雄紙に魔力を送り込んだ・・・すると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は現在へ戻る・・・

 

 

「努兄さん!私に決まったわ!」

 

「んぉ?みーちゃんか?」

 

「負けちゃった・・・」

 

「クソっ!!なんでジャンケン負けちまうんだ!あそこでパーさえ出せてれば!!」

 

「佐倉さん・・・戦場でたらればなんて言ってる時点で見苦しいわよ・・・努さんから散々言われたじゃない・・・」

 

ほむらは杏子を宥めるがそれでも杏子は不満げだった・・・

 

「でもよぉ・・・」

 

「落ち着けきょーちゃん。運もまた実力のうちだ・・・次がある戦いなんだからクールに行こうぜ」

 

「そーそー!お楽しみは取っとくものだしね!」

 

「おっ!さーちゃん!いいこと言うね!というわけできょーちゃん。また次回にかけて運を磨いておくんだな!それじゃあ・・・みんな!移動開始だ!!」

 

「「「「「おっー!!」」」」」

 

こうして・・・努達は裏路地へ入って目につかないとこで鍵を使って新たな目的地へと行くのだった・・・

 

 

 

〜北アメリカ大陸 バミューダ諸島〜

 

ガチャッ

 

「到着っと・・・」

 

「相変わらず他国に移動したとは思えないよね〜」

 

「さやかちゃん・・・もう慣れる方が早いと思うな・・・」

 

「そうよ・・・努さんに常識は通用しないって考えた方が得策ね・・・」

 

「おめぇらなぁ・・・まっ!それはおいてみーちゃん!これから色んなとこ回るけどいいか!?」

 

「えぇ!私とあろうものがドキドキしてきたわ!」

 

「意気込むのはいいけど調子に乗らん事だ!お前はいつも詰めが甘い!!」

 

「はい!」

 

「・・・ってことで俺らは行ってくるぜ!お前らの荷物の中にまた時空間式の巻物とこの北アメリカ大陸の国々のパンフ入れといたからこっちが終わり次第そっちに迎えに来るから短い期間だが楽しんでこい!!んじゃ!行ってくる!!」

 

「「「「行ってらっしゃい!」」」」

 

「行ってくるわ!!」

 

そうして・・・努とマミは北アメリカ大陸での魔女狩りを始めたのであった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてまた・・・努達の後ろに忍び寄る影があった・・・

 

「魔力を感じて来た見たけど・・・やっぱりウィッチガール♡隙を見て始末しちゃう?」

 

「待て・・・アイツの実力を見てみるぞ・・・」

 

「ンなぁるほどね!強ければ利用しようってワケね!」

 

「そ!ウィッチガールなんてそんな関係じゃん?オレ達だってそんな関係で手ェ組んでるだしな!」

 

「さっすが〜!アタマもキレるウィッチガールなんてアンタだけだよ!!」

 

「・・・」

 

「って・・・アンタはどうしたのさ!」

 

「あの男・・・」

 

「あぁ・・・ウィッチガールの隣にいた男だな・・・まあ大した問題じゃない・・・処理は簡単だぞ?」

 

「結構できるぞ・・・恐らくな・・・」

 

「ふ〜ん・・・まあアンタのその人を見る目はだいたいハズレるからどうだっていいさね!」

 

努達を見つめていたこの3人の影は一体・・・何者なのか!?そして・・・努とマミはこの先・・・どのような戦いを繰り広げるのか!?

 




誤字脱字等あれば報告お願いします。

そして次はコブラver.アニメ見ると決めました。

アディオス


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第44話 これが私の新たな力!秘技【ティロ・スプルザータ】!!

スーパーヒーローは色々解釈するとすごく納得する作品です。

何回も見てくだせぇ

それではどうぞ!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努とマミは手当り次第に結界を見つけてはそれ相応の強さを持つところ以外はスルーして、やっと納得出来る強さを持った魔女の結界へと辿り着いた。

 

「っと・・・まずはこいつから始めっか!」

 

「ええ!精一杯サポートするわ!」

 

マミの発言に努は呆れ顔で怒鳴る。

 

「何寝ぼけたこと言ってんだ!おめぇがメインだ!そしてあの戦い方・・・見てやるからやってみろ!!」

 

「ヒ・・・ヒィィィィ!!!っていいんですか?出番・・・無くなっちゃいますよ?」

 

マミは自信ありげに努に自惚れていた為か、青筋が浮き上がりマミに怒鳴る。

 

「だ〜か〜ら〜・・・調子に乗んなって言ってんだろ乳デカ金髪ドリルボッチ!!お前は調子に乗ると死に直結する攻撃喰らいがちだから一生慎重活つ冷静でいいんだよ!!ハートは熱く、頭は冷静!!はい復唱!!」

 

「は、はい!!ハートは熱く、頭は冷静!!!」

 

「よし・・・それじゃ・・・行くぞ!!」

 

「はい!!」

 

こうして・・・努達は魔女の結界へと入っていった・・・

 

少し進んだ後・・・努達は使い魔に襲撃を受けた。

 

「おっと・・・手荒い歓迎だな・・・気を緩めず引き締めてかかるぞ!!」

 

「はい!!!」

 

まず使い魔の1匹がマミに襲いかかる!

 

「残念!!こっちよ!!」

 

マミは華麗に回避し、魔女をマスケット銃で撃ち貫く。

 

「ふつくしい・・・ん?」

 

マミの動きに見蕩れていた努にも使い魔が3匹襲いかかる!

 

「がはっ・・・」

 

努は使い魔の攻撃を受けた・・・ように見えたが姿はいつの間にか別の使い魔へと変わっていた。

 

「変わり身の術成功・・・からの・・・お届け物で〜す!!!」

 

近くにいた使い魔を掌底で殴り飛ばし凄まじい勢いで複数の使い魔を殲滅した・・・

 

加速するパス(イグナイトパス)・・・バトルver.・・・威力は如何かな?」

 

怒り狂った使い魔は努達に一気に襲いかかるが・・・

 

「はっはー!!貧弱貧弱ゥ!!お前ら有象無象が束になってかかってこようが・・・無駄無駄無駄ァ!!」

 

「油断はしない・・・全力であなた達を殲滅させてもらうわ・・・」

 

そしてあっという間に努達は使い魔を殲滅させた・・・

 

「こんなもんか・・・所詮使い魔・・・無様なもんだ・・・」

 

「・・・」

 

「どうした?みーちゃん?」

 

「いや・・・前より楽に勝てた感じがして・・・強くなったって感じが湧いてきた感じがして・・・」

 

「まあ今まで俺相手だったしてめぇら全員負けてたし魔法少女同士の組手なんかを禁止にしてたから当たり前だな・・・実力も合わせてたしそりゃあそうなるわな・・・」

 

「でもまだまだ強くなれるってことよね?・・・ならいつか努兄さんを超えれる日も来るわよね?」

 

「できるもんならな・・・容易に超えれるほど俺という名の壁は薄く低くないぞ?」

 

マミは少し努の前に小走りして手を後ろに組み腰を曲げて努を上目遣いで見つめた。

 

「望むところよ!!先ずはここの魔女を倒して第一歩とさせて貰うわ!!」

 

その表情からはまるで

 

「油断さえしなければご自由にどうぞ・・・またか・・・」

 

努は後ろに隠れている3つの影を気付かぬフリをして先に進みながら心の中でため息を漏らした・・・

 

「努兄さん・・・」

 

「ああ・・・それよりそろそろだ・・・集中しろ・・・」

 

「はい!」

 

そして努達は魔女のいる部屋まで辿り着いた。

そこに居た魔女は孤独の魔女・・・特性は引力操作である。

 

「居たな・・・」

 

「ええ・・・とりあえず私一人でやらせて貰えないかしら?」

 

「油断・慢心は?」

 

「そんなの無いわ・・・全力で叩かせて貰うわ!!」

 

そう言ってマミは一人、魔女に向かって駆けていった・・・

 

魔女は反応が遅れて反撃体勢をとるが・・・

 

「遅いわ!!」

 

マミのリボンによるカウンターで魔女の周りにばらまいていたリボンからマスケット銃に使われている弾丸を放出した。

 

「これが私の新しい戦い方・・・その名も【法皇の奇跡(ハイエロファント・マギア)】!!」

 

魔女は攻撃に怯み、取り急いで反撃としてマミを引き寄せようとしたが・・・マミは魔女から距離を置き、手を左右逆に合わせ、広げると黄色の魔弾を繰り出した。

 

「そしてこれが・・・私の!!【ティロ・スプルザータ】!!」ドドドドドドッ!!!

 

キェェェァァァァァァ!!!

 

マミの放った新技・・・ティロ・スプルザータは全弾魔女の体を貫き、魔女は奇声を上げて散っていった・・・

 

「フフッ・・・上々ね!!」

 

マミは敵を倒した余裕を見せるように紅茶を出して一杯啜った。

 

 

・・・だが魔女はまだかすかに息の根が止まっておらず姿を小さくしてなお、イタチの最後っ屁の如くマミに襲いかかるが・・・

 

「チッ・・・英雄の1ページ(ジャンプフォース)・・・八門遁甲・・・第一生開門・・・解!!」

 

「え!?」

 

努は魔女とマミの間に一瞬で割り込み・・・

 

「ハァァ!!」ドカッ!!!

 

魔女を蹴りあげた・・・

 

「まだまだァ!ハァ!ハァ!ハァ!ハァァァァァ!!!」ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!!!

 

さらに追い討ちで空中で蹴り上げ続け・・・

 

「喰らえ!【表蓮華】!!!!」

 

道着に仕込んでいた包帯を魔女の体に巻き付け、魔女を抱えて凄まじい勢いで地に叩きつけた。

 

「ったく・・・敵を倒す時は最後まで油断すんな!!お前は強くなったがまだその境地まで辿り着いてない!!気を抜くのは俺を倒せるようになってからにしろ!!」

 

努はそう言ってマミに喝を入れた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその頃・・・残されたまどか達は・・・

 

〜ロサンゼルス〜

 

「そういやさやかは知ってんのか?努のこと」

 

「まどかと同じだよ・・・過去に少しの間だけ会ったことあるくらいで何があったのかなんて分かんなかった・・・ただあの会った日・・・両親が殺されたって言ってたことくらいだよ・・・」

 

「「「え!?」」」

 

未だに分からぬ努の過去・・・それが分かるのは果たしていつになるのか・・・!?

そして努とマミは魔女狩りの行方は・・・!?

そして・・・努達の後ろに潜む影は・・・!?




誤字脱字、感想や評価オナシャス!

オナシャス、アディオス

(なんだコイツ〜!)


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第45話 姿を現した3人の影!努vs魔法少女!!

職場から廃棄されるアロマを7個頂いたブロパピコです
うちUBだからリラクゼーション方法が寝るしかなかったんで家にいるときはずっとつけてこれからもこのSS頑張ります

それではどぞどぞ


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔女との戦いが終わり結界は崩れ、周りの景色は元に戻っていく・・・そして努達も表に戻ってきたがそこには笑顔で青筋を浮かべている努と正座で冷や汗を滝のように流して表面上笑顔で怯えているマミがいた。

 

「さて・・・お説教の時間だぜ?マドモアゼル・・・」

 

「つ・・・努兄さん・・・弁明を聞いてちょうだい?」

 

「そんな事知るか!!お前はその中途半端な強さのせいで相手の息の根があるのを確認せず慢心して油断しがちなのを何度言ったら分かるんだ!!!そしてあの【ティロ・スプルザータ】!!あれもなんだ!!あんな相手も仕留められない威力じゃねぇか!!!修行サボってたのか!?」

 

「い・・・いや・・・その・・・一応優等生やってるから勉強にも時間を割きたいし・・・その〜・・・」

 

「勉強なんて覚えるだけだろ!!寝る前の30分もあれば十分だろうがい!!」

 

「申し訳ございません・・・」

 

「ったくよォ・・・それより・・・」

 

努は後ろに振り返って大声で威圧する。

 

「誰だよ、さっきからコソコソコソコソ俺たちの後をつけてるのは!俺らのファンか!?ならファンサービスとして地獄を見てもらおうか!!」

 

「んなわけねーだろ・・・頭ン中にチューリップでも咲き乱れてンのか?」

 

そう言って3人の少女は努達の前に面を出した。

 

「いやぁ〜驚いたぜ。あの魔女初見で行ったら手こずって退却したやつなのに・・・それとオレらがつけてるのも気づいてたようだし・・・」

 

「ったりめーだろ・・・お前ら魔力の消し方も知らずに俺たちをつけてただろ?気配バシバシ感じてるからな・・・それと・・・」

 

努は指を1本立てて彼女たちに告げる。

 

「お前たちが魔力を消せようが消せまいが関係なく後をつけるやつを察知できる人間がこっちにいるからな・・・関係ねぇってこった・・・足裏を見てみな」

 

そう言うとマミは3人の足裏に仕込んでいたリボンを見えるように透過を解除した。

 

「なっ・・・テメェ!いつの間に!?」

 

「びッくりだ〜!私も気づかなかッたよ〜?」

 

「説明してやれ・・・みーちゃん・・・」

 

「ええ・・・さっきの魔女の結界の中で私のリボンを撒き散らしておいたのよ?私の【ピュエラマリーホーリーサンクチュアリ】という結界・・・というところかしら・・・」

 

「なるほど・・・そのクソッダセェ名前の結界に踏み入れちまったからそのリボンの切れ端が引っ付いたままになってたってことかよ・・・」

 

「まあ否定はしねぇけどな・・・「え!?」余裕じゃねぇか?お前らを煮るのも焼くのもこっちの思いのままっての理解してんのか?」

 

マミのネーミングセンスの無さをまさか努に否定され軽く凹んでいたが三人は余裕の表情で・・・

 

「残念ながら・・・」

 

パリッィパリッィパリッィ!!!

 

「こっちには力自慢のウィッチガールがいるんだ・・・こんなん屁でもねぇんだよ!」

 

そう言って問答無用に3人は変身して努達に襲いかかる・・・

 

「なっ!?」

 

「ちっ・・・クソッタレ・・・クソッタレェェェェェェェ!!!!・・・って言うと思ったか?」

 

「「「「え?」」」」

 

努達は絶体絶命・・・と思いきや悪魔のような笑みで罠が発動する。

 

「くっ!」

 

「わぁ!」

 

「ぬぅん!」

 

3人の魔法少女は光に包まれ攻撃が反射された。

 

「ケケケ・・・罠カード 【ディメンション・ウォール】その攻撃はまんまお前らにダメージを与える罠だぜ・・・ケケケケケケ!ケケケケケケケケ!!!」

 

「つ・・・努兄さん・・・いつの間に?」

 

「出来る策士は罠を何重にも貼るもんだ!さっきのお前のリボンの結界はハナっからダミートラップだったんだよ!敵を騙すのは味方からって言うしな!お前の結界に俺の罠を追加しただけだ!まあざっくばらんにばら蒔いたからまさか【ディメンション・ウォール】だとは思わなかったがまさかの当たりを引きやがったぜコイツら!ケケケケケケケケ!!!!」

 

(悪魔かしら・・・この人・・・)

 

マミは心中でそう思っていたが3人は再び立ち上がった・・・

 

「ほう・・・俺らを見くびって加減してたのか?」

 

「ったりめーだろ・・・まずはお前らの力を調べようと小手先を調べてたんだからな・・・おかげでお前らの先の戦い、そして今の罠・・・よってお前らは遠距離や搦め手が得意だとオレは判断した・・・ならお前の出番だ!!クソ脳筋野郎!!」

 

リーダー格の紺色のボブカットの魔法少女はそう言って栗色のポニーテールの魔法少女を突っ込ませた・・・だが

 

「ケッ・・・お前らはあの表蓮華が見えなかったようだな!・・・なら俺の勝ちだ!!」

 

ドムッ!!!

 

努は見事にカウンターを入れ栗色のポニーテールの魔法少女は顔面で拳を受けた・・・しかし・・・

 

「なっ・・・!?」

 

「・・・」グググッ

 

努の拳を受けながらも首を真っ直ぐに向けたのだった・・・

努は1度距離をとって問う。

 

「やるな・・・名は?」

 

「・・・エイミー・・・エイミー・ガストレア」

 

「エイミーか・・・友勝努だ・・・近距離肉弾戦が得意そうだな・・・いっちょ踊るか?」

 

「その気は無い・・・私はただ目の前に立ふさがる妨害を全て蹴散らすだけだ・・・」

 

「そうか・・・ならもう終わりだな・・・」

 

努はそう言って後ろに振り返った。

 

「チャンスだ!このままそのクソカスをその自慢の魔法のガントレットで10マイル程ぶっ飛ばしちまえ!!」

 

「・・・」グググッ!!!

 

エイミーは拳を握りしめ左ストレートの体勢に入るが・・・

 

「【キラークイーン】は既に君の背中に触れている・・・」カチッ

 

ボゴォォォォン!!!

 

「!?」

 

突如・・・エイミーの背中が爆発した・・・エイミーは何が起こったのかよく分からずそのまま気絶した。

 

「キラークイーン・第一の爆弾・・・触れたものを爆弾に変えるスタンド能力・・・」

 

「なっ・・・!?い・・・いつの・・・間に・・・私の・・・背を・・・」

 

「手加減したとはいえまだ意識を保っているのか・・・いいだろう・・・君は波紋使いでもスタンド使いでもないようだから姿は見えないけど俺の後ろに今スタンド・・・簡単に言うとパワーを持った(ヴィジョン)がいる・・・そいつがお前の背に触ったんだ・・・そいつは霊みたく姿形は波紋使いかスタンド使いじゃないと見ることは出来ず触れたことさえ気づかないものだ・・・君の敗因は目に頼りすぎたことだ・・・」

 

「フッ・・・参った・・・参ったよ・・・」

 

ドサッ・・・

 

そう言い残してエイミーは倒れた。

 

「チッ・・・役立たずのカスが!」

 

「次はどいつだ?お前か?それともお前か?2人で来るか?」

 

「努兄さん!」

 

「んぁ?どうしたよ?」

 

「ちょうど2対2・・・一緒に戦わない?」

 

「・・・必要ない・・・コイツらは俺が直々に力の差ってもんをご教授してやる必要がありそうだからな・・・」

 

「そう・・・あまりやり過ぎないでくださいね?」

 

「安心しろ・・・三下の扱いは慣れているからよォ・・・」

 

努によって出る幕がなくなったマミはどこからともなくティーカップを取り出し紅茶を一口啜った。

 

「へぇ〜面白いじゃんキミ・・・」

 

「オレたちを三下扱いとは・・・舐められたもんだ・・・」

 

「そ〜そ〜!ボクたちはそこで寝転んでるパワーおばかとは違って甘くないよ?」

 

「近距離担当がこんなやつならお前らの実力もお察しモンだろ?」

 

「ヤロウ・・・ブチ殺す!!」

 

「やっほ〜♪血祭り血祭り〜!!」

 

そう言って2人は努に襲いかかるが努は余裕をかますようにタバコに火をつけ吸い始めた・・・

 

「フゥー・・・何言うのも自由だが出来もしないことを口走るのはより三下っぽさが増すぜ?」

 

努はそう忠告をしたその直後・・・紺色のボブカットの魔法少女が地から鎖を生やし、努を捕らえた。

 

「今だ!クソ能天気ィ!!」

 

「あいあいさ〜!!ほらほらほらほら〜ん!!」

 

すぐさま捕らえた努を茶髪のおさげの魔法少女がジャグリングに使うような小さい玉を努に投げる。

 

「豪雨のような8連打ぁ〜♪喰らっちゃえ〜☆」

 

「なるほどな・・・魔法少女としては一流なのかもしれんが・・・」

 

努は一瞬で鎖から抜け出し、2人の前に迫ると一瞬で後ろに回り込み肘打ちで反撃し、2人は怯んだ。

 

「戦場で生きるには五流・・・かな?」

 

「なんだと!?」

 

「いつの間に後ろに?さっきまで前にいたのに・・・っていうかヴィーちんのチェーンに捕まってたじゃない・・・」

 

「お前ヴィーちんって言うのか・・・日本でもちんって着く名前はは珍しいぜ?・・・例えばおちん・・・」

 

「んなわけあるか!!オレはヴィクトリア・ケリー!・・・この能天気以外はヴィッキーって呼んでる・・・」

 

「んでんで!!ボクはカトリーナ・バッカ!!死ぬまでの間だけだけどよろしく〜♪♪」

 

「そっか・・・ならこれからこの友勝努とこの先ずっとよろしくしてやんよ!ありがたく思え!!」

 

努はそう言って2人に飛びかかった・・・

 

「甘ぇな!同じ手は喰わなぇよ!!」

 

そう言ってヴィッキーは全方位にチェーンを張り詰めるが・・・

 

「残念!お前はあと!!」

 

努の標的はカトリーナだった。

 

「え!?ボク!?」

 

英雄の1ページ(ジャンプフォース)・・・【秘技・零距離ヒャド)!」

 

「え!?わっ!?」ガチーン

 

努は一瞬のうちにカトリーナを氷漬けにした。

 

「残った二人の仲で攻撃力が高いのがコイツと見た・・・だから先に削らせてもらったぜ・・・」

 

「ちっ・・・油断しやがったなこのクソ能天気!」

 

「あとはお前だけだな・・・見たところお前は頭脳タイプでパワースピード共に平均レベルってとこだな・・・なら心理戦といこうか!宣言してやる!俺はお前をぶん投げて沈めてやるよ!!」

 

「へっ・・・ナメてやがんなこのクソヤリチン野郎が・・・ならこっちも宣言してやんよ!お前は鎖で首以外引きちぎ・・・」

 

ブォン!!!

 

「なっ!?」

 

ヴィッキーが台詞の途中・・・努は急接近してヴィッキーの足元へ組み始めた。

 

「テメェ!まだオレが喋ってる途中だろうが!!」

 

「ケケケ・・・関係ぇねぇんだよ!!勝負はハナっからもう始まってんだよ!!喰らえ!!キン肉・・・バスター!!!!!」

 

努はそう言って高く飛んでキン肉バスターを決めた・・・

 

「ガフッ・・・」

 

「俺に戦いを挑んだ・・・その時点でお前らは負け確定だったんだよ!」

 

さて・・・3人の魔法少女・・・エイミー、ヴィッキー、カトリーナを倒したはいいが彼女たちから情報を聞き出すことは出来るのか!?

そしてこの先、どんな敵が待ち受けているのか!?




誤字脱字その他なんやかんやオナシャス
ストゼロキメてこれからも頑張ります!

アディオス!


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第46話 アクセラレーション!自由の街、ラスベガスに向かえ!!

スペースコブラでやっとクリボー出てきましたけど・・・声めっちゃいいですよね!?
全話見終わったらそれぞれどんな声優か、ほかに出てた作品をチェックします!!!

てなわけでほんへ


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴィッキー達との戦闘から2日経った・・・努達は今次の目的地、アメリカのラスベガスへと向かっていた。

 

「努兄さん・・・あれで良かったの?」ウィィィィィン

 

「何がだ・・・」ウィィィィィン

 

「ほら・・・ヴィッキーさん達のこと・・・」ウィィィィィン

 

「あぁ・・・んなこと気にしてるだけ無駄なこった・・・」ウィィィィィン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は努がヴィクトリア達を倒した少し後へと遡る・・・

 

 

 

 

 

努は三人を亀甲縛りにしてどこから出したのかわからない玉座に腰かけて情報を聞きこんでいた。

 

「さて・・・お前らの目的なんざどうでもいい。それよりここらあたりにバカデケくてクソ強え魔女の噂や情報なんて持ってるか?」

 

「さあな・・・オレらがそんな魔女見つけてたらもっと手駒増やして高みの見物決め込んで処理させるがな・・・」

 

とヴィクトリアは後腐れもなく吐き捨てた。

 

「んなこたよりテメェら・・・相当な力だな?オレのチームに入んねぇか?オレらはこのデッケエ北アメリカ大陸を制圧した・・・だが魔法少女も魔女も知らねぇカス共はオレらを認めねぇ・・・力がいるんだ・・・じゃねぇとオレはともかくアイツらが腐っちまっていずれ魔女になっちまう・・・いい提案だろ?」

 

ヴィクトリアはいい案を持ち出したが・・・

 

「悪いが興味がない・・・俺はやるべきことが他にあるんだ・・・他所当たれ・・・」

 

そう告げて努はタバコに火をつけ、ゆっくりと去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「でも・・・彼女たちの言葉は・・・!」ウィィィィィン

 

「甘ェぞ?お前魔法少女兼戦場で戦う戦士だろ?屍や後ろを見てると死に近い・・・だから前を向け・・・半端なヤツなら置いてけぼりにされるが骨のあるヤツなら強さ関係なく俺たちの横に立って戦うだろ・・・それにアイツらの願いはいずれ届くから今やるべきことじゃねぇんだわ・・・」ウィィィィィン

 

「?・・・何のことかはわからないけど努兄さんがそういうならたまには信じてみようかしら・・・それともうひとつ・・・いいかしら?」ウィィィィィン

 

「なんだ?」ウィィィィィン

 

「これ・・・何?バイクじゃないわよね?一体何?」ウィィィィィン

 

そう・・・努達が乗っているのは・・・

 

「Dホイールだが?」ウィィィィィン

 

「どっから出したのよ!!今冷静に考えたら持ってきてなかったわよね!?」ウィィィィィン

 

「安心しろ・・・パーツは拾った。」ウィィィィィン

 

「キューバで何かやってると思いきやこんなの作ってたの!?メカニックにも程があるわよ!!」ウィィィィィン

 

「メカニックじゃない・・・メ蟹ックだ・・・」

 

「どう違うのよ!!」

 

「喋るな・・・魔女のお出ましだ・・・」

 

努達がDホイールでラスベガスへ向かっていると現れたのは滑車の魔女であった。

 

「っ!?・・・努兄さん!降りて戦うわよ!!」

 

「その必要は無い・・・フィールド魔法!【Neo スピードワールド】セット!!!」

 

努はDホイールについてるスイッチを押す・・・すると

 

『デュエルモード、オートパイロット、スタンバイ』

 

機械音声が流れ、景色も雰囲気が変わった。

 

「ライディングデュエル、アクセラレーション!!デュエル!!」

 

TSUTOMU LP4000 SC0

 

WITCH LP4000 SC0

 

「どうするつもりなの!?」

 

「このままやつと戦う・・・っと!?」

 

魔女はデュエル開始の合図と共に攻撃を繰り出してきた。

 

「クッ・・・!?」

 

TSUTOMU LP3500 SC1 HAND5

 

WITCH LP4000 SC1

 

「軽い効果ダメージってところか・・・」

 

「いきなりダメージ受けてるじゃない!!ここはやっぱり私も・・・「手を出すな!!」!?」

 

「この戦いは俺とヤツとのデュエルで決着をつける・・・手だし無用!!」

 

努がそう言うと魔女は使い魔を一体出して手を止めた。

 

「なるほど・・・なら・・・俺のターン!!ドロー!!」

 

TSUTOMU LP3500 SC2 HAND6

 

WITCH LP4000 SC2

 

努の手札は6枚、その中で現状ベストなカードは・・・

 

「俺は・・・【スピード・ウォリアー】を召喚!」

 

「ヌウゥン!トォア!!!」

 

「【スピード・ウォリアー】は・・・召喚したターンのバトルフェイズのみ攻撃力が倍となる!バトルだ!スピード・ウォリアー!【ソニック・エッジ】!!」

【スピード・ウォリアー ATK900→1800】

 

「フゥゥゥゥン!!トォア!!!」

 

TSUTOMU LP3500 SC2 HAND5

 

WITCH LP3700 SC2

 

「更にカードを2枚セットして、ターンエンドだ!」

 

【スピード・ウォリアー ATK1800→900】

 

TSUTOMU LP3500 SC3 HAND3

 

WITCH LP3700 SC3

 

魔女は今度は使い魔を2体出して努に攻撃する。

 

「来るわよ!」

 

「罠発動!くず鉄のかかし!相手の攻撃を1度だけ無効にし、その後このカードを再びセットする!」

 

「凄いわ!もう一度くず鉄のかかしを・・・!」

 

「ダメだ・・・セットした罠はこのターンが終わらないと発動は出来ない・・・」

 

「そんな!?・・・」

 

「グゥゥゥ・・・ドァァァ!!!」

 

「スピード・ウォリアー!・・・クッ・・・」

 

TSUTOMU LP2600 SC3 HAND3

 

WITCH LP3700 SC3

 

更に魔女は努に追い打ちをかける。

 

「ぐわあああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

TSUTOMU LP100 SC1 HAND1

 

WITCH LP7400 SC3

 

更に使い魔2体が消失し、手札からカードが2枚墓地に送られ、魔女の傷がみるみる回復していった・・・

 

「クッ・・・」

 

「努兄さん!もう無茶よ!!」

 

「まだライフは残ってる・・・俺は諦めない!!」

 

そう言って努はデッキの1番上をドローする前に指を添えた。

 

(頼む・・・デッキよ!俺の想いに答えてくれ!!)

 

「俺の・・・タァァァァン!!!!」

 

TSUTOMU LP100 SC2 HAND2

 

WITCH LP3700 SC4

 

そう言ってドローしたカードは・・・

 

「Sp エンジェルバトンを発動!このカードSCが2以上の時に発動できる。俺はデッキからカードを2枚ドローして1枚手札を捨てる!」

 

効果を説明すると努は手札にあるとある魔法カードを見つめた。

 

(あと2枚・・・あと2枚で俺の勝利のコンボが決まる・・・確率は絶望的だがこうしてエンジェルバトンを引けた・・・頼む!俺のデッキよ!!!)

 

そう心で祈って努はカードを2枚ドローする。

 

引いたカードは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ジャンク・コンバーター】と【ボルトヘッジホッグ】だった・・・

 

努は口元でニヤッとほくそ笑んだ。

 

「来たか・・・」

 

ここから!努の逆転劇(ソリティア)が始まる!

 

「俺はエンジェルバトンの効果でボルトヘッジホッグを墓地に送り、更に【Sp スピード・サルベージ】を発動!これは俺のSCの数と同じレベルを持つモンスターを墓地から手札に加える!俺はさっきのターンお前によって墓地に送られた【バックアップ・シンクロン】を手札に加え、【ジャンク・コンバーター】の効果を発動する!手札からチューナーモンスターを捨ててデッキより【ジャンク・シンクロン】を手札に加え、召喚!そして効果発動!墓地より【ジャンク・コンバーター】を守備表示で特殊召喚!そして墓地の【ボルトヘッジホッグ】は、自分フィールド上にチューナーモンスターがいる時、特殊召喚出来る!来い!【ボルトヘッジホッグ】!更に俺は【ジャンク・シンクロン】と【ジャンク・コンバーター】でチューニング!集いし欲しいが・・・ここに新たな力を呼び起こす!光差す道となれ!シンクロ召喚!出でよ!【ジャンク・ウォリアー】!」

 

Synchro 3+2=5

「オォォォォ!!トォア!!!」

 

【ジャンク・ウォリアー ATK2300 DEF1300】

 

「そして・・・【ジャンク・ウォリアー】の効果発動!このカードが召喚された時、自分フィールド上にいるレベル2以下のモンスターの攻撃力分このモンスターの攻撃力が上がる!」

 

「努兄さんのフィールドには【ジャンク・ウォリアー】と【ボルトヘッジホッグ】だけ・・・これならダメージを与えられる!」

 

「まだだ!この瞬間!罠発動!【ミニチュア・リベンジ!】!このカードは・・・俺のフィールドに、相手モンスターで最も攻撃力が低いモンスターより高いモンスターが存在しない場合、そのモンスターの攻撃力分以下となるように自分の墓地からレベル2以下のモンスターを可能な限り特殊召喚でき、更にそのモンスター達は召喚された数×100ポイント攻撃力アップする!来い!【スピード・ウォリアー】!【ロードランナー】!【ジャンク・コンバーター】!そして【バックアップ・シンクロン】!」

 

900+400+400+300=1900

 

「これで1900・・・それで効果でそれぞれ400アップだから・・・」

 

「【ジャンク・ウォリアー】の攻撃力は」

 

2300+4300=ATK6600

 

「大ダメージを与えられるわ!・・・でもまだ倒せない・・・あんなに回復してるなんて・・・インチキ効果も大概にしてちょうだい!」

 

「まだだ!!俺は【バックアップ・シンクロン】の効果を発動する!このカードは自分フィールドのシンクロモンスター一体を対象として自分フィールド上のレベル2以下のモンスターを全てゲームから除外してそのモンスターの攻撃力分、対象としたモンスターの攻撃力を上げる!」

 

「ハァァァァァ!!!セイヤッ!!!」

 

「これで【ジャンク・ウォリアー】の攻撃力は・・・」

 

6600+4300=ATK10700

 

「バトルだ!行け!【ジャンク・ウォリアー】!【スクラップ・フィストォォォォォォォォォォォォォ】!!!!!」

 

TSUTOMU LP100 SC2

 

WITCH LP0 SC0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TSUTOMU WIN!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ・・・」

 

「お疲れ様!努兄さん!・・・でもなんでこんな戦い方を?」

 

「さあな・・・教えてやるもんか・・・読者は作者がやりたかったからやったとでも思ってればいいさ・・・」

 

「誰に言ってるの?」

 

「さあな・・・教えてやるもんか・・・それより戦ってて気づいてないと思うがそろそろ目的地・・・ラスベガスだ・・・」

 

「ついに着いたわね・・・」

 

「あぁ・・・ここにヴィッキー達が言ってた予感が・・・もしかしてもしかするかもな・・・」

 

滑車の魔女との戦いは終わった・・・だがまだラスベガスへ着いたばかり・・・!努達に待ち受けているのは・・・!?




誤字脱字、etc,シクヨロ!!!
デュエリストにのみわかりやすい話ですいません!!!


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第47話 ラスベガスでの歓迎!2人vs20000人

どうも、50年貯金成功しても老後2000万円問題がクリアできないと悟ったブロパピコです。
近々こっちのほうでは選挙もありますし目を逸らしてはいけない問題・・・山積みです。w
明日起きれば口座に1000万ほど振り込まれることを祈り・・・(以下略)





ほんへ


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努たちは無事ラスベガスに着いた・・・そして人気のないところでDホイールを停める。

 

「ここ辺りでいっか・・・」

 

そして努はDホイールを物陰に置いて・・・

 

「カッキョーイーン!!!」ゴシャァァァァ!!!

 

Dホイールを手刀で謎の奇声を発し叩き壊した・・・

 

「何やってんの!?努兄さん〜!!!」

 

「え?何って・・・Dホイールぶっ壊したんだが?」

 

「なんで!?これ壊してよかったの!?」

 

「要らん!だってウチに愛機があるからな!」

 

「この子とは遊びだったってこと!?」

 

「これが大人ってやつさ・・・」スパー

 

「わけがわからないわよ・・・」

 

「伝説上の生き物だからな!」

 

「ふ〜ん・・・伝説って?」

 

「あぁ!それってハネクリボー?」

 

「まるで意味が分からないわよ!」

 

そんなこんなな会話を続けている努とマミ、街中を歩いていると幾つか気配を感じていた・・・

 

「努兄さん・・・ああ・・・どうやら俺たちは・・・」

 

そう言いながら2人は戦闘態勢を取り、身構えた。

 

「まんまと騙されたようだな!!」

 

努に3人、マミに5人の魔法少女が襲いかかる!・・・だが努はその場から消え、マミは地を力強く蹴りバックステップで回避した。

 

「なっ!?」

 

「消えた!?」

 

「どこ!?」

 

「ちっ!逃げるなぁ!!」

 

「不意打ちを避けやがった!?」

 

「もしかしてバレてたの!?」

 

それぞれの魔法少女が慌てふためいていた最中・・・努が壁に立っていた・・・

 

「一気に喋んなや・・・0%だがこのSSがアニメ化とかした時声優さん大変だからよォ・・・まあ事前には知らんかったがお前らの気配と殺気で察しただけだ・・・それと・・・」

 

努は親切に地に指をさし、ニヤついていた。

 

「そこ・・・危険地帯だぜ?」

 

それを聞いて何かに気づいた魔法少女はその場から離れようとしたが一足遅かった・・・

 

「残念!【ティロ・スプルザータ】!!!」

 

「ぐあっ!」

 

「きゃあ!」

 

「くっ!」

 

マミは事前に貼っていたリボンから【ティロ・スプルザータ】を放ち、魔法少女達は喰らい倒れた。

 

「やるなァ・・・クソチンにクソビッチ共・・・」

 

「やっぱテメェかよ・・・ヴィッキー!」

 

建物の上に佇むヴィクトリアが努達を見下ろしてチェーンを軽く持ち回していた。

 

「ハハハハハ!!テメェらまんまとオレのウソに騙されてやんの!ハナっからテメェらをぶっ殺すためのウソに決まってんだろうがこのビチグソ共が!!!」

 

「醜いわね・・・」

 

「あぁ・・・とりあえずぶん殴るか」

 

「ハッ!とりあえずオレの配下2万人集めたんだ!テメェら2人に何が出来んだよ!!!」

 

「2万?そりゃちょっとおかしいな・・・」

 

そう言って努はゆっくりと歩き出した。

 

「お前ら俺らが相手する魔法少女は・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドッ!!!!

 

ドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見たところ200ぐらいじゃねぇのか?」

 

努は謎の力で大量の魔法少女の意識を奪った。

 

「なっ!?何しやがったテメェ!!!」

 

「さあな、教えてやるもんか」

 

「ケチだなー・・・まあでもそれでも200くらいでもそっちの人数は変わんないじゃ〜ん♪」

 

「質がなけりゃ量あっても無駄なんだよな〜無駄無駄・・・」

 

「・・・!!」

 

エイミーはいきなり、努に殴りかかったが止められた。

努は拳を引っ張って顔を寄せながらエイミーに言い放つ・・・

 

「どうした?もっと本気でやって欲しいな・・・」

 

「くっ・・・!」

 

「ほらほらどうした?それとも本気でやってこのザマだったか?なら失礼なことを言ったな・・・あやまるよ・・・」

 

エイミーは拳をひき、手首をプラプラと動かしながら努に尋ねた。

 

「お前・・・どこの流派だ?」

 

「どこでもないさ、多種多様な戦い方を取り入れた自己流の戦いだ・・・出来なきゃ死ぬ環境だったもんでな・・・」

 

「なるほど・・・お前も戦場を歩みし者だったか・・・なら油断も手加減も要らないな!」

 

「俺にそんなもん要らねぇよ・・・お前の全力を見せてみな!!」

 

ドカッ!!バキッ!!ドドドドドド!!

 

努とエイミーは激しい肉弾戦が始まり、マミはそれを見守っていたがヴィッキーとカトリーナは横槍を入れるタイミングを見計らっていた・・・

 

「よっと!!」

 

「今だ!!!ブチ縛る!!」

 

「そして投げちゃうよ☆」

 

ヴィッキーとカトリーナは努がエイミーの攻撃を避けた時の隙を突いて攻撃を仕掛けた・・・だが・・・

 

「どこ見てんだよ・・・俺はここだぜ?」

 

「なんだと!?」

 

「ウソ!?」

 

努は一瞬で2人の後ろに回り込んでいた。だが攻撃を避けたはずの努の姿はまだエイミーの近くにいた。

 

「なんだそりゃ!何をしやがった!!」

 

「残像拳・・・って技だ・・・そんなことより俺たちの戦いに横槍を入れるなら覚悟しとけ?」ジャラジャラ、ポーンポーン

 

そう言って努はチェーンを軽く振り回しジャグリングに使う玉を軽く投げていた。

 

「なっ!!それはオレらの武器!!!」

 

「ありゃぁ〜・・・いつの間にとったの?本業はドロボー?」

 

「残念ながら物を盗むよりスタイルと性格共に兼ね備えた可愛い女の子の心を盗むタイプのドロボーだぜ?まあ盗んでもすぐ手放して勝手に放浪するから大して意味なんてないがな」

 

「ちっ!・・・キザなこと言ってんじゃねぇぞこの粗チンが!!」

 

「酷いこと言うね〜。俺の股間のサイコガンは百戦錬磨とは行かないがなかなか立派なもんだと思ってたんだがな〜」

 

「聞いてねぇよ!潰す!!」

 

そう言ってヴィッキーは努にチェーンを伸ばすが・・・

 

「ぬんっ!!」

 

まさかのエイミーがチェーンを叩き落とした。

 

「なっ!?テメェ何やってんだ!!そいつ千回殺すからどけこのクソ脳筋!!!」

 

「・・・邪魔をするな・・・」

 

「あ?」

 

「私はコイツに1対1で勝ちたいんだ・・・だから邪魔するな!」

 

「ナニ言ってやがんだこのクソ脳筋!!テメェなんかがあのクソチンに勝てるわけねぇだろうが!!」

 

「分かってる・・・だがこれは私のプライドだ・・・私が使うスタイルとあいつの我流・・・今度こそ私の身につけたボクシングスタイルのみであいつを勝つ!そして倒す!!」

 

「へぇ・・・ボクシング・・・か・・・あまりに久しいファイトスタイルだったから忘れてたよ・・・」

 

そう言って努はどこからともなくヘッドギアとグローブを出した。

 

「使うか?」

 

「No Thank you・・・私は魔法少女になるためにボクサーとしての魂は既に死んでいる・・・」

 

「というと?」

 

「私はパンチドランカーだった・・・それをキュウべえに治してもらい戦ったがある日思ったんだ・・・『今こうしてリングに上がってるのは果たして私自身なのか』・・・と・・・」

 

そう言ってエイミーは構えをとった。

 

「それ以降私は引退して魔女を倒す魔法少女として生きていくことにした・・・故に私はボクサーとしてではなく魔法少女として・・・そして今までの人生をボクシングにそそいだという証のために、己に後悔はないと証明するためにお前と戦う!!」

 

「矛盾してるな〜」

 

「なんだそれは?」

 

「簡単に言うとな・・・」

 

そう言うと努はエイミーにインファイトスタイルで突っ込む。

 

「お前の!」ドカッ!

 

「言ってることが!」バキッ!

 

「色々と全部!」ドムッ!

 

「破綻してんだよ!!」ズドンッ!!

 

「くっ・・・」

 

努は高速で右ジャブ、左ボディフック、右ショートアッパーカット、左コークスクリューブローでエイミーをぶっ飛ばした。

 

「お前・・・ボクシングもできるのか!?」

 

「言ったろ?多種多様を取り入れてるって・・・お前の土俵で戦ってやるから来いよ・・・お前の歩んだ戦場がどれだけ生温いか教えてやるからよ・・・!」

 

「くっ・・・ハァァ!!」

 

「よっと!フッ!!!」

 

エイミーの放った右フックを努はダッキングで躱し、努は右足を強く踏み込んだ。

 

「【英雄の1ページ(ジャンプフォース)】・・・【ゴールデンメガスマァァァァァァァッッッッッッシュ】!!!!」

 

「グッ・・・ぼおぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」メメタァ

 

努の放った雷が迸る・・・言うなれば雷光の一撃によってエイミーは派手に吹っ飛んでいった。

 

「もったいねぇな・・・お前のパンチは世界をとれる逸材だがこの世界だと蠅一匹殺すのもやっとだぜ?気が変わったらまた世界タイトルにでも出な!応援してるからよ!」

 

「フッ・・・お前にそう言われるとは・・・光栄だ・・・魔女との戦いが終わったあとのことを考えてたし・・・一応前向きに考えておくと・・・す・・・る・・・よ・・・」

 

そう言い残してエイミーは気絶した。

 

「ちっ!・・・勝たなきゃ意味ねぇってのにあのクソ脳筋・・・沈みやがったな!!」

 

「さて・・・このままお前らと戦うのもありだが・・・招かざる客のお出ましの様だな・・・」

 

努はヴィッキーの方とは真逆の方向に振り返りそこから現れた超弩級魔女を見つめていた。

 

「な・・・なんだアイツ!?」

 

「デ・・・デカすぎない!?」

 

「努兄さん!!」

 

「あぁ・・・コイツらはほっといて倒すぞ!!」

 

この魔女の名は自由の魔女。特性は???

 

そう言って努はマミと共に魔女に向かって飛んで行った。果たして・・・この魔女との戦い・・・努とマミは勝てるのか!?そしてヴぃ、カトリーナ、エイミーはどうするのか!?どうなるのか・・・!?




誤字脱字、etc.よろしくお願いします。

最後に最近梅雨明けしてないですが暑いので熱中症には気を付けてください!

アディオス!


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第48話 努に隠していた新技!【ティロ・ホーリー・ゾーン】炸裂!!

最強ジャンプと言えば?ジャイロゼッター?ガイストクラッシャー?確かにその二つは名作で人気です・・・ですが私はあえてマジンボーンと言いますね!
マジンボーン知らない人が多くて見れるサイトもアマだけですから仕方ないとはいえもったいないの極みですよ・・・てなわけでみんな!マジンボーンをみてね!!!!



どぞ


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努は魔女を観察して少し余裕のある笑みでマミに話していた・・・

 

「いやぁ・・・なんつーか・・・相変わらずこの手の魔女ってデケーなー」

 

「美樹さんとこの前戦った魔女もこんなに大きかったの?」

 

「まあな・・・まだ魔女の大きさの研究は進んでないから今後の課題でもあるんだが・・・もしかして巨乳ならみんな巨大になるんか?」

 

努はマミの胸をわざとらしく震えながら凝視した・・・それに対しマミはあきれながら努に告げた。

 

「そんなわけないでしょ・・・全くもう・・・」

 

「だな・・・お喋りはここまでのようだ・・・来るぞ!!」

 

自由の魔女は努とマミに向かって襲いかかる!

だが努とマミは冷静に二手に分かれた。

 

「そうきたか!みーちゃん!」

 

「ええ!とりあえず様子見程度に行きましょう!」

 

「だな!ついでにヤツの出鼻を挫くとするか!!」

 

「【ティロ・スプルザータ】!!」

 

英雄の1ページ(ジャンプフォース)!!【霊丸・グォレンダァ】!!!」

 

マミの【ティロ・スプルザータ】、努の【霊丸】は自由の魔女に全弾ヒットした・・・だが・・・

 

「ダメだ・・・てんで効いちゃいねぇ・・・」

 

「どうするの!?努兄さん!」

 

「・・・ハァ・・・」ポリポリ・・・スッ

 

努は自由の魔女相手にどうするか独特な手結びで考える・・・

 

「努兄さん?」

 

「少しだァってろ・・・よし・・・とりあえず20通りの策を思いついた・・・みーちゃん・・・援護を頼む!」

 

そう言って努は自由の魔女に一人突っ込んでいった。

 

「了解!任せて!!・・・っと!」

 

マミは早速努に迫っていた使い魔を次々撃破していく。

 

「Shall we dance? Mrs.Freedom WITCH!!」

 

努は右拳を握りしめ、

 

「【魔王の咆哮(ゼブルブラスト)】!!」

 

雷が走る拳で自由の魔女を撃ち貫くが・・・

 

「効果・・・ねぇのかよ!!・・・なら!!コイツでどうだ!!」

 

努は高速で印を結ぶ・・・

 

丑・申・卯・子・亥・酉・丑・午・酉・子・寅・戌・寅・巳・丑・未・巳・亥・未・子・壬・申・酉・辰・酉・丑・午・未・寅・巳・子・申・卯・亥・辰・未・子・丑・申・酉・壬・子・亥・酉

 

(よし!・・・喰らえ!!)

 

「【水遁・水龍弾の術】!!!」

 

水でできた龍は自由の魔女に襲いかかるが・・・まるでダメージを負っちゃいなかった・・・

 

「これもダメなのかよ!!・・・ちょっと待てよ?・・・なら広範囲攻撃なら捕えられるか!?・・・ちょっとみーちゃんのところに一旦戻るか・・・」

 

自分の中で仮説がたち、努はマミの元へすぐに飛んでいった。

 

「みーちゃん!恐らくヤツの姿は幻影ってことが有り得るかもしれねぇ!ってことで広範囲攻撃をやってみるから合図したらそこにいる狼狽えてる魔法少女にも退却の合図を送れ!!」

 

「何をするつもり!?」

 

「ちょっと街を巻き込むことになるが・・・爆発波を起こしてまとめて吹っ飛ばす!!」

 

努の策は周りも・・・そして自分にも危険が及ぶ策だったがこれに対してマミは納得がいかず少し考えた。

 

「それは・・・得策とは言えないわ・・・この街や人々を巻き込むのは極力避けたいし・・・そうだわ!あれなら!!」

 

「ほう・・・なら他に手があるというわけだな?」

 

「えぇ・・・修行を少し怠ってたところもあるのは私が開発した新技の方にも手を回してたからなの・・・それなら広範囲かつ街を巻き込むことはないわ!!」

 

「・・・分かった・・・持てる手札を全て使って奴を倒すぞ!!」

 

「任せて!!」

 

そう言ってマミはリボンを周りにばら撒き散らした。それを見た努はあることを思いつく。

 

「・・・まさかあの技をノーヒントで似たような技に仕上げたのか?だとしたらやはりお前は最強の魔法少女だ・・・」

 

「何か言った?努兄さん?」

 

「何も?行け!!姿を誤魔化して隠れてるクソ陰キャ魔女を見つけるついでにぶっ殺せ!!!」

 

「相変わらずの口の悪さね・・・でも了解!!!」

 

そう言ってマミはリボンに意識を集中させる・・・

 

プツン!!!

 

ズドドドドドドドドドドンッッッッ!!!!!!

 

「そこね!【ティロ・スプルザータ】!!」

 

リボンが切れたとこから魔弾が放たれダメ押しに【ティロ・スプルザータ】を放つマミ・・・魔女は思わぬ攻撃に姿を現し怯んだ。

 

「これが私のオリジナル技!!【ティロ・ホーリー・ゾーン】!!」

 

「・・・別にオリジナルじゃねぇんだけどな・・・【半径20mエメラルドスプラッシュ】のオマージュ技なんだがな・・・まあ自分でそのステップに行った事は褒めてやるか・・・さあ!!姿さえ分かれば後は一撃で沈めてやる!!ハァァァァァァァ!!」

 

努は新たな技を繰り出す構えをとる・・・果たして・・・どのような技なのか!?それが果たして最終打となり得るのか!?・・・そして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~努達から少し離れた場所~

 

「ナンだよあれ・・・あのパワー、スピード、そして技のキレ・・・あんなんオレたちには見せなかった・・・そのアイツですら苦戦してんのかよ・・・」

 

「ヴィーちん何してんの〜?早く逃げちゃおうよ♪あんなモンスター達のバトルなんてボク達が付き合う必要ないんだしさ☆」

 

「あァ・・・そうか・・・ならとっとと逃げろ・・・」

 

「あれ?ヴィーちん逃げないの?死んじゃうぞ〜♪」

 

「オレと同じ魔法少女とそうですらないヤツが戦ってんだ・・・オレもやれる限り戦うさ・・・」

 

「どしたの急に?ヴィーちんそんなキャラじゃないじゃん☆」

 

「オレだってよく分かんねぇよ・・・ただここんとこがムカムカして堪んねぇんだよ!いいから行け!!」

 

「はいはぁ〜い♡まだ死にたくないカトリーナちゃんはキュートに去るね〜♪」

 

そう言ってカトリーナは逃げ出した・・・果たして・・・ヴィクトリアはどうするのか!?どうなるのか!?残ったことが幸と出るか不幸と出るか!?




現在54話執筆中・・・まだ2章は終わりません・・・先が長い!!!




アディオス!!!!!!!


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第49話 本当の仲間 ヴィクトリアとエイミー

話題にしてなかったんですがBLEACHの千年血戦篇が10月に始まりますね。
しばらくやらなかったアニメが帰ってきたら駄作になってたなんて話も聞きますけどPV見た限り大丈夫な気がしますが・・・問題は自分の教育をサブカルに押し付けてる育児放棄、育児怠慢、ネグレクトなPT・・・おっと・・・まあ規制にうるさい人たちですね・・・原作そのまま流血とかやってくれるように祈りましょう・・・戦闘の勢いが落ちる規制とか展開変えられたらおこですねw

どうぞ


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「【英雄の1ページ(ジャンプフォース)】!!来い!!【ドラゴンボーン】!!」

 

努は手をかざすとそこから赤の火が描かれていたカードがでてきた。

 

「着装!【ドラゴンボーン・ライトアーム】!!」

 

努の右腕にはドラゴンの顔がモチーフのような鎧を纏った。

 

「お遊びは抜きだ!!みーちゃん!!離れろ!!」

 

努の掛け声にマミは距離をとって努は自由の魔女に一気に近づいた。

 

「喰らえ!!【炎龍拳】!!!」

 

自由の魔女はまともに攻撃を喰らい吹っ飛んだ・・・

 

「やったの!?」

 

「・・・まだのようだな・・・」

 

努の攻撃をまともに受けたが魔女は多少のダメージを負っただけで決定打とはならなかった・・・

 

「威力が足りねぇ・・・仮に【英雄の2ページ(ジャンプマキシマム)】で複合技にするとしても【H・TEMPESTA】じゃあ今の俺の体力的にも打てねぇし多分アイツの硬さにゃ負ける・・・ローコストハイパワーでやれとか無理ゲー過ぎじゃね?帰ってテレビでも見てた方が良かったかもな」

 

「努兄さん・・・そんな冗談言えるなんてまだ余裕があるようね・・・」

 

努が軽口を叩けるうちはまだ手があると思ったマミは努に顔を向けた。

 

「へへ・・・一応策はあるんだけどあと一人欲しい・・・そして土壇場だがやれるかどうか分かんねぇし賭けはしたくねぇんだが・・・どうしたもんか・・・」

 

努は必死に頭を回転させてる最中・・・一人の魔法少女が努の前に現れた。

 

「ならオレを使うのはどうだ?」

 

「ヴィッキー・・・まだ逃げてねぇのかよ・・・」

 

そう・・・現れたのはヴィクトリアであった!

 

「オレも逃げようとしたんだがこの足が・・・オレ自身がそれを許してくれねぇようだからよォ・・・最後まで足掻いてやることにしたんだよ・・・テメェはオレより頭がキレるようだからオレという名のザコ一人加えた新しい策でも考えやがれ!オレとこのクソダサネーミング乳袋と使い魔をぶっ倒してやるからよ!!」

 

ヴィクトリアは相変わらず口が悪く触れてはならないマミの技名について突っ込んでしまいマミの逆鱗に触れてしまった・・・

マミは笑顔のまま青筋を立てて努に尋ねた。

 

「・・・努兄さん・・・この性悪口悪頭悪三拍子撃ち抜いてもいいかしら?」

 

「終わって体力残ってるならいいぜ・・・てめぇらはヴィッキーの言う通り使い魔を倒して勝率を上げる貢献をしろ!俺は準備をしておく!!お前らの力も必要だから力残しておけよ!!!」

 

「了解!!」

 

「わァったよ!!」

 

そう言ってマミとヴィッキーは使い魔を倒すため散り散りとなった。

 

「やれやれだぜ・・・さて・・・もういっちょやるか!!【英雄の2ページ(ジャンプマキシマム)】!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はっ!そこっ!【ティロ・フィナーレ】!【ティロ・スプルザータ】!!」

 

マミは順調に使い魔を倒していった・・・だが一方、ヴィクトリアの方は・・・

 

「うわっ!アブねっ!!ンやろォ!!!」

 

苦戦しつつも冷静に一体ずつ使い魔を絞め殺していった。

 

「大丈夫?息、上がってるわよ?」

 

「ハァハァ・・・どォってことねぇ!!それよりまだアイツの方は時間かかりそうだからもっと倒すぞ!!!」

 

「言われなくても!!!」

 

そうして順調に使い魔を倒していく二人、だがそれを黙ってみる自由の魔女ではなかった・・・

 

「なっ!?」

 

「マジかよ!!」

 

自由の魔女は2人をまとめて攻撃をしようとしたが・・・

 

「【龍爪脚】

 

努の割り込み攻撃によって間一髪で二人は助かった。

 

「待たせたな!こっちは準備が出来たぜ!!」

 

「ハァハァ・・・やっとかよ・・・女を待たせる男は嫌われるみたいだぜ?ハァハァ・・・」

 

「お前が買って出たくせに好き勝手言ってんじゃねぇ・・・それよりヴィッキー、お前1回休め・・・息も絶え絶えの状態じゃ成功率が下がる!」

 

「ハァハァ・・・ま・・・まだまだ・・・ハァハァ・・・やれる!!」

 

そう言ってヴィッキーはなりふり構わず使い魔の群れに突っ込んだ。

 

「ウォォォォォアアアアアアアア!!!」

 

「ヴィッキー!!何やってんだお前!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・だが忘れてはいけない・・・魔法少女とは奇跡と引き換えに絶望へのカウントダウンが常に隣り合わせということを・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努の目に瞬きの間だったが映し出されたのはなんとヴィクトリアのソウルジェムが穢りきる一歩寸前の状態だったのである!!!

 

「くっ!不味い!!みーちゃん!!ロンダリング装置を!!」

 

努はマミに指示をしたが・・・

 

「がァァァァ!!!」

 

「ヴィッキィィィィィ!!!!」

 

ヴィクトリアは使い魔の連続攻撃を喰らいゆっくりと落ちていった。

 

「間に合って!!」

 

マミはリボンを伸ばしヴィッキーを何とかキャッチし、ロンダリング装置でソウルジェムをなんとか浄化できた。

 

「無理しやがって・・・」

 

努はボロボロで意識を落としているヴィクトリアを見つめボソッとつぶやくとその後ろから声がする・・・

 

「コイツは・・・そういう奴だ・・・プライドが高いからな・・・」

 

「お前は・・・エイミー・・・目が覚めたか・・・」

 

そこには努との戦いでまだダメージが抜けきってないのか少しふらついているエイミーが立っていた。

 

「これだけ騒げば誰でも目が覚める・・・それよりコイツと共に戦ってるということは共同戦線って言うやつか?」

 

「察しがいいな・・・まあそんなとこだ・・・とりあえずその気絶した猪野郎を叩き起せ!エイミーという立派な時間稼ぎ役が出来た!俺自身初の試みだ!降臨(ディセント)をやる!!」

 

「ディセント?・・・ってなんなの?努兄さん・・・」

 

「詳しいやり方はやりながら教える!オラいつまで寝てんだ!もう遅刻どころの時間じゃねぇぞ!!」ガスッ!!

 

そう言って努はヴィッキーの頭をサッカーボールのように蹴りあげた。

 

「痛ってぇ!!テメェ何しやがんだこのスカタン!!」

 

「テメェんとこのボクサーが時間稼ぎをする!俺らは降臨(ディセント)の準備だ!」

 

「んだよディセントって・・・何がどうなってるかとか何言ってるかも分かんねぇのに次から次へと話しを勝手に進めんじゃねぇ!!」

 

「ごちゃごちゃ言うな!俺を困らせたいか!!」

 

「るっせぇ!!耳元で叫んでんじゃねぇ!!・・・とりあえずクソ脳筋!」

 

ヴィクトリアはエイミーを呼ぶとエイミーは振り返ってヴィクトリアはこれまでにないほど真剣な瞳でエイミーを見つめる。

 

「・・・頼んだぜ」

 

「あぁ・・・任せてくれ・・・相棒!!」

 

努はヴィクトリアを持って先程努がいた場所まで戻った。

 

「相棒なんて・・・言い過ぎたかもしれないな・・・だが・・・」

 

ヒュヒュヒュッ!!!

 

エイミーは迫る使い魔を一瞬でコンビネーション攻撃で倒す。

 

「これが本当の仲間ってものなんだな・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、ここらで降臨(ディセント)について簡単に説明すっぞ!一回しか説明しねぇから死ぬ気で頭ン中に叩き込め!」

 

「それで努兄さん、そのディセントって?」

 

「お前たちに細けぇとこまで説明する必要も時間もねぇ!とりあえず俺を中心に縦列になって並んで力目一杯引き出せ!」

 

「それで何が起こるの?」

 

「やってからの楽しみだ!とっとけ!それにエイミーだって無限に耐えれるわけじゃねぇ・・・急ぐぞ!これまでにねぇ前例だ・・・だが理論上できると俺は踏んでんだ!とにもかくにも今はこれしかねぇんだ!!やるぞォ!!!!」

 

「了解!」

 

「わァったよ!」

 

果たして・・・努の言うとは一体何なのか?

それがこの状況を打開する鍵となりえるのか!?急げ努!マミ!ヴィクトリア!




現在55話まで原稿は完成して今56話を書いてますが・・・詰まりかけてますw
最新話投稿されてなかったときは解説上げるんでその時はいろいろ察してくださいw



アディオス!!!


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第50話 火の魔人降臨! 新技【龍牙紅玉拳】炸裂!!

えーっと・・・スーパーヒーローの違法アップロードが3000件超えた件についてワシから一言・・・

映画館で金払ってみろ
何回も行きたくないなら円盤か配信始まってから何回も見ろ

どうぞ


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

「ハァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

「タアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

 

努、マミ、ヴィクトリアは列になって気合を入れる・・・だがまだ何も変わらない・・・

 

「まだだ!!持てる力全て引き出すんだ!!!後はもうねぇんだぞ!!!」

 

「くっ・・・まだなの!?」

 

「もっとかよ!!・・・ちくしょうがァァァァァァ!!!!」

 

「まだだ・・・達成理論値95%・・・96%・・・97%・・・98%・・・99%・・・今だぁ!!【英雄の2ページ(ジャンプマキシマム)】!!!」

 

努が英雄の2ページ(ジャンプマキシマム)を発動すると同時に後ろから魔女並みに大きな赤い謎の生物がでてきた。

 

「頼む!力を貸してくれ!!『火の魔人』!!かあァァァァァ!!!」

 

なんと・・・努の力はいきなり増幅し爆発していった・・・

 

「な・・・なンだコイツ!!」

 

「努兄さんが呼びたかったのって・・・これ?」

 

「よっ・・・しゃぁぁぁ!!!・・・さて・・・行くとするか・・・」

 

「つ・・・努兄さん!・・・熱っ!!??」

 

マミは努の傍に歩み寄ろうとしたが彼から放たれる熱に驚きたじろいだ。

 

「安心しろ・・・この【技】で終わらせる・・・なにしろこれがダメならもう終わりだ・・・行ってくる!!」

 

「行ってらっしゃい!!」

 

「託したぜ!!」

 

努は今までにない速さで自由の魔女に向かって飛んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが一方・・・努達が魔人を降臨させてる頃・・・

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・クッ・・・キリがない!!」

 

エイミーは一人、使い魔の攻撃を何度もさばいていた・・・その前に努との戦闘によってダメージを負っているためか動きがいつもより鈍くなっていた・・・

 

「このままじゃ袋のネズミだな・・・せめて全開状態なら・・・」

 

その時、背後から気配を消していた使い魔がエイミーに襲いかかる!

 

「!?・・・しまっ・・・「させないよ〜☆」っ!?」

 

エイミーを助けたのはなんと逃げていたはずのカトリーナだった!!

 

「カトリーナ!?お前のことだから逃げたと・・・」

 

「最初はそう思ったよ〜♪でもさ・・・どこに逃げてもあんなモンスターが生きてる限りいずれ墓地行きは確定じゃん?ならせめて隣で戦った仲間と戦って死にたいじゃん?だから戻ってきちゃったんだ☆」

 

「お前ってやつは・・・やはり口調と行動が一致しないやつだな・・・」

 

「え〜?そう?」

 

「あぁ・・・初めて会った時も・・・そんな感じだったな・・・」

 

「そうだっけ?それより今はそれどこじゃないみたい♪」

 

「のようだな・・・行くぞ!!遅れるなよ!!」

 

「オーケーオーケー☆」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして時は現在へと戻る。

 

「この魔人の力に・・・あの【技】のアイデアを使えば・・・っと!着いたな・・・」

 

努はエイミー達が使い魔と戦ってる場所まで着いた。

 

「お待たせ・・・っておめェもいたんか!?」

 

「やっほー♪さっきぶり〜・・・って何その腕!?」

 

「コイツも私の仲間だ・・・いて変ではないだろ?」

 

「まあそれもそのようだな・・・とりあえず時間稼ぎご苦労・・・お前たちは離れて見てな・・・」

 

「ま・・・待て!まだ使い魔もいる!一体何をするかわからんが一人じゃ無茶だ!!」

 

「無茶なんかじゃねぇよ・・・」

 

「ハナっから勝てねぇ戦いならちょこざい策なんざたてねぇよ・・・勝てる戦いだからこそ頭ねじ切ってその方法を思いついて実行したんだ・・・だから生きて帰ってくるさ・・・」

 

「分かった・・・お前からボクシングの技術を学びたいと思ったからな・・・帰ってこい・・・」

 

「誰かが待ってる限り俺はまだ死ねねぇから安心しな!」

 

そう言って努はまっすぐ魔女に向かって飛んだ。

 

「行くぜ・・・」

 

努は先程の威力とは桁違いの【炎龍拳】を自由の魔女に喰らわす・・・

 

「まだだ!」

 

努は拳を突き出したまま再び自由の魔女に向かって突っ込む。

 

「オラ!オラ!オラァ!!」

 

何度も、何度も何度も何度も何度も穿っては動きを急転させやがて自由の魔女の周りは紅い球体へと変わっていく・・・

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラァァァァァァ!!!!!」キィーン!!!

 

やがて球体は色んなとこへ動きまるで意志を持ってるように暴れまわった。

 

「これが!龍神翔吾がドラゴンボーンを使ってでの必殺、【炎龍拳】とヤムチャが使う【繰気弾】の様に自由に動く気弾のアイデアを使った新技!!【龍牙紅玉拳】だ!!!!」

 

球は動きを急激に止まった。

 

「これでしめぇだ!なぜ球が沢山動いたのかはこの締めの為だ!!砕けろォォォ!!!!」

 

バコォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!!!!

 

 

球は勢いよく地へと落ち、辺りは大爆発を起こし自由の魔女は完全に消え去った・・・

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・終わったぁぁ・・・」

 

努はゆっくりとクレーターの中から顔を出しマミ達が見ているビルの屋上へと親指を立ててガッツポーズをとった・・・

 

「やったのね・・・お疲れ様・・・」

 

努の新技・・・【龍牙紅玉拳】で自由の魔女は倒せた・・・だがこの戦いで努の体力は全て使い切ってしまった・・・世界は広い・・・この先の旅はまだ残っているがここで終わってしまうのか!?




これから仕事が夜になるのでストック・・・より頑張らないとアカン・・・
これからも読んでもらってる読者のためにも頑張ります!!!

アディオス


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第51話 さらば北アメリカ大陸!残された9粒の仙豆と次の旅路へ!!

遊戯王作者である高橋和樹先生のご冥福をお祈りします。
遊戯王は幼い頃から触ってましたからいい思い出が沢山あります。
こんな拙い作品ですが高橋先生の遊戯王の要素もこれからも入れて頑張らせていただきます。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努はフラフラとしながら残り少ない力を振り絞ってマミたちのもとへ飛んでいった・・・

 

「ただいま・・・」

 

「努兄さん・・・大丈夫?」

 

マミはもはやわかりきったようなようなことを言うと努はくたびれた顔をして苦笑いしながらマミに言った。

 

「流石にはしゃぎすぎた・・・もうこうやって喋るのが精一杯・・・って感じだ・・・」

 

「そんな・・・それじゃあ体力が回復するまでとなると・・・夏休み中だと間に合わない!?ギリギリ・・・いや一ヶ月はかかるかしら・・・」

 

「・・・ちっ・・・緊急事態だ・・・こいつを使うことにする・・・」

 

そう言って努は懐から巾着を取りだしその中にある豆を一粒食べる。

 

「つ・・・努兄さん?何を食べたの?」

 

「ん・・・」コリィ・・・ポリポリ・・・モグモグ・・・ゴクン・・・

 

飲み込んだ瞬間、先程まであった傷は全て塞がり体力も全て回復した。

 

「治った!!やっぱ仙豆はいいものだ!!」

 

「凄い・・・仙豆っていうのね・・・一体それは・・・」

 

「あぁ・・・かなり特殊な豆でな・・・使うのを避けてたんだがそうは言ってられないみたいだから食った・・・残り9粒かよ・・・次のができるまで持つか不安だがやるっきゃねぇみたいだな・・・」

 

「おい・・・」

 

努とマミが会話してるとそこにヴィクトリア達が入ってきた。

 

「お前らまだ居たのか?」

 

「あぁ・・・一つ頼みたいことがあるからな」

 

「ほぉ?・・・ことによっては聞いてやらんこともないが・・・言ってみろ」

 

するとヴィクトリアは努に頭を下げた。

 

「頼む!オレを鍛えてくれ!!こン中じゃ一番弱えのはオレなんだ!!アンタ強えよ!!あんな魔女倒せるなんてオレには無理だった!だけどアンタはオレらとは違う生身の人間!どうやってそんなに強くなったか教えてくれ!そしてそれをオレにもやって鍛えてくれよ!!」

 

その場に静寂が流れた・・・だがしばらくして努は口を開けた。

 

「確かにお前を鍛えたらすごい戦力になりそうだな・・・頭脳と力・・・双方に優れたいい魔法少女になれるかもな・・・」

 

「な・・・なら!!」

 

「だが断る」

 

「・・・は?」

 

ヴィクトリアは理解するのが辛かった・・・こんな自分でも足でまといからおサラバできると心の片隅にでも思ってしまったからだ・・・

 

「確かに一番弱ぇのはお前だな・・・だがお前には俺に匹敵するほどのものをいくつも持ってる・・・聡明なお前なら気づかねぇわきゃねぇだろ?」

 

「・・・は!」

 

そう言ってヴィクトリアは後ろを振り返る。

 

そこにはどんな時も傍にいた建前では協力関係を結んでるだけだが心の奥底では信頼なんてものでは言いきれないほどの仲間がいた。

 

「やっと気づいたのかよ・・・お前の方がよっぽど能天気じゃねぇのか?」

 

努がそう言うとヴィクトリアはフッと微笑み、

 

「そうだな・・・オレも視野が狭まってたようだな・・・」

 

「バーカ・・・とりあえず俺たちはもう行くぜ?仲間も待たせちまってるしな!」

 

「ああ!また遊びに来いよ!」

 

「俺たちこそな!日本の見滝原で待ってるぞ!!」

 

努そう言い残し、マミの肩を掴んで瞬間移動した。

 

「行ってしまったな・・・」

 

「そうだね〜♪でもさ、今度会ったら次こそはリベンジと行こ〜よ☆」

 

「ああ・・・オレもクソ脳筋みたくバトルマニアにでもなっちまったのか・・・ワクワクしてきたぜ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜メキシコ〜

 

 

「待たせたな!」

 

「あっ!努お兄ちゃん!!」

 

まどかはいの一番に努に対し反応し駆け寄った。

 

「アタシの時より早かったね」

 

「まあな・・・みーちゃんは遠距離広範囲の技を持ってるからある程度早く終わったぜ」

 

「ふふ・・・早くみんなにも見せたいわ!」

 

マミは気分良く自分の技に自信を持って戦いを終えた実感を感じていた・・・

 

「皆がそれぞれ別で戦っても世界に主な大陸は6つある・・・だから否が応でも見せる時が来るさ・・・それより残りの非戦闘員共ォ!!またジャンケンのお時間だ!!さっさと決めちまいな!!YaーHaー!!!」ズドドドドドド

 

努はいつの間にかマシンガンをほむらの盾から抜き出し空に向かって連射した。

 

「ちょ・・・努さん!!それ私の!!」

 

「フッ・・・後生大事にこんなモンまだ持ってやがったんだな・・・」

 

「そう言えば暁美さんの新しい武器って・・・ワルプルギスの夜との戦いでお披露目したナイフだったかしら?」

 

マミは思い出したように尋ねるがほむらは髪をかき分けて首を横に振った・・・

 

「違うわ・・・アレは小手先の手品みたいなものよ・・・」

 

「アレってナイフのおかげじゃなかったんだな」

 

「例え優れた武器を持とうが使用者が大したことなければあんなオモチャ・・・果物ナイフとたいした差はないわ・・・まああの時はまだ私も本気で扱うことが出来なかったから色々と未完だったけど今ではもっと凄いことができるわ」

 

「流石ほむらちゃん!私はまだちょっと不安かな・・・」

 

「安心しろ!ここにいるヤツ全員、俺に鍛えられる前以上に成長してもはやザコはいねぇ!!精神を自由にして解放してぶちかませ!!」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

「・・・ところで次は誰だ?」

 

「「「あっ・・・!・・・ジャ・・・ジャーンケーン!!」」」

 

「仕方ねぇヤツらだ・・・」

 

北アメリカ大陸での戦いは終わった・・・次の舞台はどこなのか!?そして次に戦う魔法少女は誰なのか!?ほむらか!?杏子か!?それともまどかか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば努兄さん、なんでヴィッキーの願いを最初前向きに話を進めておいて却下したの?」

 

「当たり前だ・・・俺の好きなものの一つには相手の求めてることと真逆のことをすること!つまり希望を持たせて絶望へと叩き落し!さらに違う希望へと導く拷問テクだァ!!」

 

(やっぱりこの人・・・ドSね・・・)

 

to be continued




4って数字にはろくな事がないと感じてます・・・このまま無事に令和4年が終わって欲しい


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第52話 アタシの出番だ! 杏子ついに戦線へ!!

わ~い!今日休みだったからずっと寝てた・・・

遊びたかった!!!(血涙)(←執筆しろよ)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よっしゃあ!!アタシの勝ちぃ!!」

 

「そんな・・・」

 

「あそこでチョキを出したのが間違いだったわ・・・やるわね・・・佐倉杏子!!」

 

ジャンケンの結果にそれぞれが謎の盛り上がりを見せていたまどか達・・・それを見ていたさやかとマミは呆気に取られていた。

 

「ジャンケンってこんなに盛り上がるものだっけ?」

 

「まあ・・・やっと修行の成果を出せると思うとそれぞれ本気になる気持ちは分かるけど・・・雰囲気が独特すぎるわよ・・・」

 

それを遠目で見ながらタバコを吸ってる努は呆れていた。

 

「やれやれだぜ・・・」

 

タバコの煙を吐き出して努は精神と時の部屋での出来事をまた思い返していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時はまた戻って精神と時の部屋での修行中・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アレ?ホントになんにもならない・・・」

 

「おかしいわね・・・送れたような気がしたけど・・・」

 

それぞれは英雄への切れ端(ヒロイック・チェッカー)に魔力を注いだが手ごたえすら感じなかったが努は何かを感じ取ったような顔でほくそ笑む。

 

「いや・・・俺には分かった・・・よし!」

 

「どうすんだ?」

 

「お前らに選択させてやんよ!」

 

努は独特なポージングをきめながらほむら達に大声で語り始めた。

 

「選択?なんの?」

 

「これからする修行の内容についてだ・・・」

 

「Aコース!寝て起きたら一日で最強になってるコース。Bコースは血の滲むような過酷な修行・・・命の保証はナシの命懸けの危険なコースだ・・・さあ・・・どちらを選ぶ?」

 

それぞれは顔を見合わせることなく同時に答えた。

 

「「「「Bコース!!」」」」

 

「・・・いい目だ・・・それじゃあそれぞれマンツーマンで別々に修行するぞ!!後にコース変更は出来ないから覚悟しておくように!!」

 

「「「「おう!!!」」」」

 

こうして・・・ほむら達四人の修行が始まっていった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜現在〜

 

「オラオラ〜決まったんなら次行くぞ〜」

 

「次はどこなんだ?広いとこがいいな〜」

 

「オーストラリア大陸だ・・・」

 

「え?」ズコッ

 

努の決めた行先に杏子はズッコケた。

 

「オーストラリア大陸って・・・アソコオーストラリアしかないんじゃねぇのか!?イヤだぞアタシ!!」

 

「「「「は?」」」」

 

「「え?」」

 

ここで別れてしまった・・・そう・・・知の差!!

確かにオーストラリア大陸はオーストラリアが目立っているように見えるが実際は面積約759万4700平方km、そして16か国も所属している国があったのである!!

 

そんなこと!授業を真面目に受けている者と不真面目に受けている者、そして最近まで学校に行けなかった者とでは差は開くのは同然!!

 

そしていの一番、口を開けたのは・・・

 

「さやかちゃん・・・杏子ちゃん・・・それはないよ・・・」

 

まどか!まさかのまどかであった!!

 

「「うっ!」」グサッ

 

刺さる!純粋な彼女から放たれる言葉はまるで熟練の大工が木材に釘を打つように深く!そして鋭く刺さった!!そして続いてほむらも!!

 

「あなた達・・・何処まで愚かなの?」

 

「「グァッ!」」グサッ

 

「ま・・・まあ・・・うーん・・・カバーしようにもそういうレベルじゃないわね・・・」

 

「「カハッ!」」グサッ

 

既に!杏子とさやかのメンタルのライフは0!!もうこれ以上精神攻撃すると立ち直れなくなる!!だがトドメにかけるように!この男!!友勝努はあきれながら毒を吐き捨てる!!!

 

「恥を知れ恥を・・・」

 

「「タコス!!」」ドカッ

 

ほむら、マミ、努の追い打ちでもはや二人の精神のLPは0どころかマイナスになっていた。

 

「まあお知恵ないやつの戯言は放っておいて・・・とりあえず行くぞ?やれやれ・・・義務教育で留年とかしそうだな・・・聞いたことないぜ・・・」

 

「なぁ・・・さやか・・・」

 

「・・・なに?・・・」

 

「今度勉強会しようぜ・・・誰か頭の良い奴と一緒に扱いてもらおうぜ・・・」

 

「うん・・・アタシも考えてた・・・」

 

二人はそんな会話を今にも消えそうな声でしつつ、皆人気のないとこへ行き鍵を使ってオーストラリア大陸へと向かった・・・

 

努達に待ち受けているのは蛇か!?それとも鬼か!?それとも・・・




関係ないけど最近ジョジョアニメ見始めて漫画は某クソゲー実況者の影響でドラベース読もうとしてます


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第53話 相性バッチリ!杏子が贈る永遠に醒めぬ世界!!

充電器壊れたのかお(´・ωメ`)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜パプアニューギニア〜

 

「はい到着〜」

 

人気のないところへ出た努達、日本から出たことの無いまどか達の反応は相変わらず新鮮だった。

 

「ここはどこ?努お兄ちゃん」

 

「パプアニューギニアだ。どうせオーストラリアに行くと思うしハナっから忠告しておくか・・・今まではまわる国が多かったからたまたまみんな離れてたけど恐らく・・・ウルルのエアーズロック、ケアンズのどっちかに超弩級の魔女が来るかもしんねぇ・・・もし強い力を感じたら離れろ・・・一応99%ないと思うが救援を求めることがあると思う・・・その時は準備も何も出来てないと思うが戦うことになるからそれだけは頭ン中ぶち込んでおけ!」

 

「「「「はい!」」」」

 

待機組のまどか達は声を揃えて返事をすると努の表情が暗くなり始めた・・・

 

「・・・まあ俺も快調だしまだ試したい技がいくつかあるから大丈夫だとは思うが・・・1%・・・1%で俺が負けると思っておけ・・・」

 

「珍しいな・・・努からそんな弱気な言葉が出るなんて・・・」

 

「勝率に100%なんてねぇからな・・・なんらかの事故が起きて俺が負けるなんてこともあるかもしれねぇと言ったまでだ・・・きょーちゃん・・・お前も覚悟はしておけ・・・」

 

「へっ!上等じゃん!!アタシの新しい戦い方でオーストラリア大陸だけじゃなく余波で世界中の魔女倒しちまうかもな?」

 

「俺でも無理なこと口走んな・・・ビックマウスポニテ」

 

「うるせぇ。クソったれな師匠さんよ」

 

努と杏子は拳を軽く合わせ同時に振り返り・・・

 

「「んじゃ・・・ちょっくら行ってくるわ(ぜ)」」

 

同時に言ってそのまま凄まじい速さで駆けていった。

 

「なんか・・・カッコよかったね・・・」

 

「うん・・・頼れる相棒感ハンパなかったね・・・」

 

「さすが、一時期同じ屋根の下で暮らしてた仲ね・・・」

 

「・・・ズルい・・・」

 

こうして・・・努と杏子の元同居人コンビは街を駆け、手当り次第に強い魔女の結界を探していた。

 

「う〜ん・・・アイツも弱いコイツもザコっぽい・・・地元のヤツら何やってんだ・・・うじゃうじゃいやがんぞ・・・」

 

「前のアタシなら大歓迎だったけど・・・今じゃ物足りないからパスだな」

 

「おっ?言うようになったなお前も」

 

「まあね〜・・・多分一緒に修行した中だとアタシが一番強くなった自信あるぜ!」

 

「マジか?お前最初のトレーニングの前に自分の固有魔法を使えるようにしたいって言って結局二年半も時間使ったからお前が一番強くなれなかったと思ったんだがな・・・」

 

「まあアタシの魔法とあの英雄への切れ端(ヒロイック・チェッカー)?で見たアタシの適正・・・まさかのまさかだったじゃん!だからアタシの魔法と上乗せしたら・・・って思ったのさ!」

 

「まるで擬似英雄の2ページ(フェイク・ジャンプマキシマム)だな・・・」

 

「あ?何か言ったか?」

 

「いいや・・・それよりいい感じのがいたぞ?」

 

「おっ!?マジか!!ならさっさと始めようぜ!!」

 

「前向きなのはいいが油断だけはすんなよ?あの乳デカ金髪ドリルボッチのようにな・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜インドネシア〜

 

「ハックション!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜パプアニューギニア〜

 

「ん?・・・あぁ・・・マミのことな!アイツは普通に強えんだけどすぐ油断するからところどころ見てられないんだよな!でも大丈夫さ!アタシはマミより甘くはないぜ!!息の根止めて確認してから一息つくさ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜インドネシア〜

 

「ハックション!ハックション!!ハックション!!!」

 

努達がマミの油断するくせについて語る度、インドネシアで旅行を楽しみつつ待機しているマミはくしゃみを連発していた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜パプアニューギニア〜

 

「さて・・・見せてやろうぜ!新生佐倉杏子を!!」

 

「任せな!!目にもの見せてやるぜ!!!」

 

「・・・」チラッ

 

努は後ろに目を少しだけ向けて杏子と共に結界に入っていった・・・

 

「うひひひ・・・今日も魔女退治オツカレサマ〜!だけど最後に笑うのはこのミーね!旅行者の財布かっぱらって遠征に来た甲斐があったよ!!この街には魔法少女もいるけど魔女が圧倒的に多い!!ここは漁夫の利シャルロッテ様のがグリーフシードをいただいちゃうよ〜!」

 

謎の少女が不敵に笑っていた・・・だがこの少女・・・後に泣きを見る目に合うことを・・・彼女はまだ知らなかった・・・

 

 

 

〜???の魔女の結界〜

 

「相変わらず魔女の結界の中は気味が悪ぃな・・・」

 

「いい加減慣れろよな・・・アタシなんてすぐに慣れたぞ?」

 

努は相変わらず顔がひきつっており心底魔女の結界を毛嫌いしていた・・・それに対して杏子は呆れる様子でいた・・・

 

「いやぁ・・・科学を嗜んでる人間だからオカルトには弱ぇんだよ・・・物理で殴れない相手とか嫌だぞ?英雄の1ページ(ジャンプフォース)とか2ページ(マキシマム)とか使うのダルいぞ?」

 

「いや何たかがカルト相手に本気で戦おうとしてるんだよ!!普通に逃げたりしろよ!!」

 

「悪いな・・・背中の傷は戦士の恥だ・・・」

 

「ならたかが非科学的な存在にいちいちビビってんじゃねぇ!!」

 

「ビビってはない・・・あと俺の能力についてだが・・・一応修行によって多少は時間制限とか使用制限は良くなったが下手したらまた暴走の危険性がある・・・」

 

「あぁ・・・アレな・・・でも不思議だよな〜」

 

杏子は表情を暗くしたかと思えば一気に明るくなって努に声をかけた。

 

「なんがだ?」

 

「アタシとお前の出会いって暴走状態のお前と戦っただろ?そしてアタシがお前の持つ能力の適性を調べたら・・・」

 

杏子の話が終わる前に努達は使い魔に囲まれていた。

 

「あらら・・・相変わらずこの子達空気読めないね〜」

 

「とりあえず・・・招いてねぇ客には早めにご退場と行こうじゃん?」

 

「そうだな!早くここにいる本命のお姫さまにでも会いたいぜ!あの娘の火照る体を抱き締めてダンスでも踊りたいね〜」

 

「ヒュー!・・・粋なこと言うじゃん!」

 

「とりあえず・・・ここらをお掃除と行こうぜ!!」

 

「いいねぇ!どっちが多くやれるか競うのはどうだ?」

 

「へへっ!残念ながらケリはもうついてるぜ?」

 

努は使い魔が一番群れてる箇所に指を指した。

そこにはいつの間にか仕掛けた努の大型の気弾があった。

 

「あっ!テメェ卑怯だぞ!!」

 

「勝負は始まる前にケリをつけるもんだ!!ソラァ!!」

 

努は腕を勢いよく振り下ろすと気弾はバラバラに、そして正確に使い魔の体を貫いた。

努は全員の息の根が止まったのを(パース)で感じタバコに火をつけて煙を吐き出した。

 

「・・・で?俺の勝ちだが?」

 

「アンタ・・・それでも大人か?」

 

「大人はね・・・ズルいんだよ?」

 

そして努は歩きながらタバコを吸って奥へと進んで行った・・・

 

「あっ!テメェまた勝手に!!・・・少しはアタシにも戦わせろ!!」

 

「心配すんな・・・魔女とはサシでやらせてやるからよ・・・こんなザコに試すのは勿体ないだろ?」

 

「・・・一理あるな・・・まあアンタも知らないアタシの新しい戦い方はメインディッシュだからな。前菜でいきなり出すのもおかしいな」

 

「そうだ・・・とりあえずもうそろそろみたいだからその槍・・・あの姿に変えとけ」

 

「ああ・・・『砕けろ・・・』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「【鏡花水月】」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杏子は始解をすると三節棍の槍の穂先が伸び剣と槍が合わさったものへとなった・・・言うなれば槍剣、又は剣槍と言うべき全く異なる武器へと姿を変えたのだった・・・

 

「ホンっト不思議だよな〜あん時アタシはコイツの暴走で死ぬかもしれなかったのにまさかアタシがこの力を使える適性があるとか・・・どんな縁だよ・・・」

 

「俺に言うな・・・この(パース)の適性は基本ランダムだ・・・自身の(パース)と相性が悪い適性者もいるからそれよりマシだろ?」

 

「確かにな〜・・・槍使いのアタシが銃の適性あるとかじゃなくって良かったぜ・・・」

 

「拳とか蹴りとかも向いてないしな・・・とりあえずさーちゃんもみーちゃんもほむちゃんもまーちゃんも案外適性と性質が似てたりしてたからな・・・中でもお前が一番自分との相性が良いのを引き当てたな・・・」

 

「へぇ・・・みんなはどんな能力なんだ?」

 

「それは見てからのお楽しみだ・・・それよりとっとと戦ってこい・・・」

 

「あいよ〜!行ってくる〜!」

 

そうして努達は魔女と出会った・・・

相手は誓の魔女・・・性質は祈り

 

「さて・・・お手並み拝見とするか!」

 

杏子は初っ端から様子見をするように相手の出方を見定める。

 

誓の魔女は何かを祈り始めその後ろには禍々しき翼を纏った何かがいた。

 

「へぇ・・・魔女にも崇拝するものがあったんだ・・・だけどそんな願うだけじゃ何も変わんないよ!叶えるのは自身の手でするものさ!!かつてアタシがそうしたようにな!!」

 

魔女の後ろに控えていたモノは天から雷を降らせ、杏子はそれを紙一重で全て回避する。

 

「もらったァ!!」

 

「!?きょーちゃん危ねぇ!」

 

これまで祈るだけで何もしなかった魔女は急激に動き出し杏子を捕まえた。

 

「し・・・しまった!?」

 

「くっ・・・!」

 

努は身動きをとる前に雷の雨に降り注がれもはや顔もわからぬ程、黒焦げとなってしまった・・・

 

「・・・フッ・・・かかりやがったな・・・」

 

努は一瞬反応が遅れていたが写輪眼になって全てを理解してほくそ笑んだ。

 

突如黒焦げとなった杏子の姿が使い魔の姿へと変わり、灰になって消えていった・・・

 

「残念だったな・・・何かに祈るヤツは大体盲目になりがちなんだぜ?アタシの父さんもそうだったようにな・・・」

 

魔女は怒り狂って杏子に襲いかかるが・・・

 

「遅い!」

 

杏子は槍剣一振りすると・・・魔女は細かく切り刻まれ朽ち果てた・・・

 

「こんなモンか・・・アタシの敵じゃねぇな・・・」

 

そう言って杏子は努がタバコを咥えるように菓子を取り出し咥えてため息をついた・・・

 

杏子が身につけたのはなんと!?【鏡花水月】であった・・・!そしてその後の斬撃もとてつもない進化を遂げていることが分かった・・・!佐倉杏子という魔法少女はもはや最強・・・へとなったのか!?




杏子の能力強すぎだろ!


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第54話 卑劣なる横取り魔法少女! シャルロット・リー!!

職場でGとネズミを頻繁に見かけるせいでもはや同僚に思えてきた・・・


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杏子は倒した魔女が落としたグリーフシードを拾い上げ遊ぶように軽く上に投げていた。

 

「さぁて・・・トドメさしたしグリーフシードも回収したけど・・・今となってはこいつは要らないな・・・努〜」

 

「ハァ・・・人使い荒いな・・・【英雄の1ページ(ジャンプフォース) ザ・バンド】!!」

 

杏子は努にグリーフシードの処分をさせるためぶん投げたが・・・

 

「あらよっと!!」

 

そこにインターセプトするようにグリーフシードを横取りする影が現れた。

 

「コイツはいただくよ〜ん」

 

「やれやれだぜ・・・今度は誰なんだ・・・」

 

「誰だっていーじゃん?どうせミーには追いつけないんだし!!」

 

そう言うと謎の少女は一目散に逃げ出した。

 

「おいおい・・・どこ向かってんだ?」

 

「どこって・・・逃げ道に決まってんじゃーん!」

 

「いやだから・・・そっちは逃げ道じゃなくてどっちかと言うと・・・」

 

「あべしっ!」メッッッコォォォォ!!

 

「止まり道・・・行き止まりだぞ?」

 

努は写輪眼になっていたため本当の逃げ道がどこか分かっていたが少女には違う道が見えていたため壁にモロに激突してしまった。

 

「ホンット・・・油断しねぇな・・・きょーちゃんは・・・」

 

「あったりまえだろ?アタシらをコソコソ付け回ってるんだからどこかでなにかしてくると思って魔女を倒したからって解除なんかしてないさ。アンタより先にヤツに気づいてた自信はあるぜ」

 

「ほう・・・いつからだ?」

 

「魔女の結界に入る前だ・・・アンタは?」

 

「もちろん・・・この街で探索に入ってからだが?ん?なんて?確か俺より先に勘づいたって聞こえたが?」

 

「くそっ!やられた!!こんな屈辱は生まれて初めてだぜ!!!」

 

「おぉふ・・・」パラパラ・・・ズダンッッッッッ!

 

杏子は地団駄を踏んで悔しがっていたがやっと壁にめり込んでいたシャルロットが剥がれ落ちた。

 

「くっ・・・ミーとしたことが・・・」

 

「ファ〜ハハハ〜。無様だな!泥棒野郎!」

 

「努・・・その笑い方すっげぇムカつくぞ・・・」

 

「ワザとだ・・・それよりおめェこれが欲しいならハナっからそう言えよ・・・逆にこんなことしたら殺意沸いて興奮しちゃうじゃないか♡」ズキューーーーーン

 

努はどういう原理か分からないが股間を光らして興奮していた。

 

「かぁ気持ちわりぃ・・・ヤダおめェ・・・うわ・・・」

 

「おいきょーちゃん!取り消せよ・・・今の言葉!!」

 

「取り消せ?断じて取り消すつもりは無い・・・だってそうだろ?いきなり股間光らせて興奮すんなんて変態の極みだろ?アイツらはお前のこと慕ってるようだがアタシから見たらただのところどころ締まらないだらしない先生ってところさね」

 

「誰がだら先だァァァァァァ!!!!」

 

「おめェの事だよこのタコォォォォォ!!!!」

 

「ユーら・・・ミーのこと忘れてない?隙だらけだよ!」

 

謎の魔法少女は努達に遠距離攻撃を仕掛けるが・・・

 

「おめェには一から教育が必要なようだなぁ・・・」ドカッ!

 

「やれるもんならやってみな!アタシはアイツらのように甘くはないぜ!!」キィィン!

 

「なっ!?」

 

努達は見もせずに攻撃を叩き落とした。

 

「テメェの【鏡花水月】も・・・他の奴らのだってまだ拙いもんだぜ?しかも俺にはお前の攻撃は通用しない・・・なぜなら弱点は俺自身だからな!!」

 

「アンタ相手に小手先のことなんてやっても無駄なのは知ってんだ!だから実力でねじ伏せてやんよ!!」

 

「出来ねぇ事は口にするもんじゃねぇぞファザコン!早くパパに会いたいなら送ってやるよ!地獄に!」

 

「殺す!!!」

 

「・・・ミーが空気・・・この隙に逃げ出すとしようかな〜・・・」

 

謎の魔法少女はこっそり逃げ出そうとするが・・・

 

「ワッツ!?」

 

杏子は取り囲むように赤い結界を出して身動きを封じた。

 

「悪いけど逃がしゃしないよ」

 

「あらら・・・先手打たれちゃった・・・俺がやろうかと思ったのに」

 

「アンタはやりすぎるといけないからアタシがやらせてもらったよ」

 

「安心しろよ・・・格下の扱いは慣れてんだよ。お前ら修行させたの誰だと思ってんだ」

 

「それでも手加減してもアンタの力は異常なんだよ!自覚しろ!!」

 

「・・・まあそれは置いといて・・・あまり魔力を使いすぎるなよ?お前らの新しい力は・・・」

 

「分かってるって・・・一応ロンダリング装置にも制約と制限があるってこととこの力についても分かってやってんだ・・・」

 

「ならいいが・・・それよりお前だなお前!どんな死に方が嫌だ?それをやられたくないならさっさと話して二度と邪魔しないって誓え・・・さもなくば殺す」ポヒュッ・・・ビビビビビビビビ

 

努は指先から気弾を出し脅しながら尋ねた。

 

「わ・・・わかった!話す!話すから・・・」

 

そう言うと努は気弾を結界に撃ち込み解き放った。

 

「よし・・・逃げようなんて考えてもいいけどやったらその綺麗な四肢を撃ち抜いて動けなくなったあと服を剥いでホームレスのたまり場にぶん投げるからそれを心得て話せ」

 

「努・・・アンタ悪魔よりひでぇぞ・・・」

 

そうして・・・謎の魔法少女・・・シャルロット・リーは自分の名前、生業、固有魔法など語れること全てを語った・・・

 

「なるほどな・・・ちなみにあとひとつ聞きてぇ・・・」

 

「なんだい?ミーに答えられることならなんでも聞いていいよ!」

 

「・・・」

 

努はシャルロットのことを頼りなさそうに感じ、ため息がこぼれそうになるが必死にこらえて質問を続けた・・・

 

「ここらでどデカい魔女の目撃情報とかって知らないか?」

 

「?・・・そんなの見たことも聞いたこともないよ!強いのかい?」

 

「まあ今まで何体か戦ったが今のお前じゃあ3秒ももたないだろうな・・・」

 

「ワーオ・・・とっても信じられないけど・・・まあミーが見たら教えに行くよ!」

 

「あぁ・・・とりあえず俺達は周りの国々の手応えのある魔女を倒しに行くから最後にオーストラリアに行くつもりだ・・・多分今すぐ帰ればかち合う可能性があるから今日はここらで泊まるがいい・・・金はやるから・・・」

 

そう言って努は日本円で約8万円程の金をシャルロットに手渡した。

 

「いいのかい?こんなに?」

 

「飯や宿・・・ついでに帰国代も考えたらこれくらいで足りると考えたが・・・足りなかったか?」

 

「じゃあもう少しだけ・・・やっぱいいです・・・」

 

シャルロットは努にたかろうとしたが努の後ろにいる杏子が槍を構えると、命の危険を感じてたかるのをやめた。

 

「そっか・・・なら元気でな!行くぞ!きょーちゃん!!」

 

「おう!」

 

そうして努達は次の目的地・・・インドネシアへと向かった・・・果たしてこの二人に待ち受ける運命はいかに!?そして話題にちらっとあがったロンダリング装置にはどんな秘密があるのか!?

そして・・・

 

「ぬっ・・・!」

 

「どうしたんだ?努」

 

「なんでもない・・・旅を急ぐぞ・・・」

 

いつもと様子が違う努・・・この先・・・どうなるのか!?




ジョジョSCいよいよエジプトに上陸して今ボインゴとホルホースのところまで行きました・・・


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第55話 出現地を外した!?努よ、メルボルンへ急げ!!!

ドカバトLR親ギャリとLR合ザマ当たったけどピックアップザマスが当たらん・・・欲しいぜ・・・


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜オーストラリア ケアンズ〜

 

「ふぅ・・・着いたな・・・」

 

努達は様々な魔女と戦いながら、やっと目的地のケアンズへと着いた手

 

「やっとここまで来たな・・・ここに来るまでもう十体以上魔女を倒したけど・・・これからもっと強え魔女と戦うことになるんだよな〜?」

 

杏子は手を後ろに組みながら菓子を貪って努に聞いた。

努は事前に(パース)によって敵の出現地を察知していたのでこの場所へきた・・・

 

「あぁ・・・ここ辺りに強い力を感じる・・・魔力の感じだから魔女とみて間違いなさそうだ・・・」

 

だが・・・努の顔は優れていなかった・・・拭えない一抹の不安・・・

 

「さっきからどうしたんだよ・・・なんかあったか?」

 

「・・・いや・・・どうもオーストラリアに上陸してからどうも嫌な予感がしてならないんだ・・・思い過ごしであって欲しいんだがな・・・」

 

そして時間は経ち、努のスマホに着信が入った。

 

オレノソバニチカヨルナー!!!オレノソバニチカヨルナー!!!オレノソバニチカヨルナー!!!

 

「うぉぉ!?」

 

「ん?着信か?誰だ?」

 

「びっくりしたな〜・・・なんだよその着信音・・・」

 

「俺の趣味だ・・・ってまーちゃんから?」

 

スマホに写し出されていた名前はなんとまどかであった・・・努は嫌な予感を感じつつ電話に出る。

 

「どうした?」

 

『努お兄ちゃん!!今どこ!?』

 

まどかは焦っているようで努の居場所を尋ねた。

 

「ケアンズだ・・・ここに魔女の力を感じて待機してたところだが・・・」

 

『ケアンズにも!?けど今メルボルンにいるんだけど魔女がいるよ!!』

 

「なんだと!?」

 

努は急ぎで頭をフル回転させ始めた・・・

 

(どうなってやがんだ!?・・・そうだ!力を感じるより少し未来を見るんだ!これで正確な居場所が分かる!!)

 

努は少し先の未来を見通す能力を使うため・・・集中し始めた。

 

(help!Please help me!(助けて!助けて!))

 

(holy shit! We are over!!(なんてことだ!俺たちは終わりだ!!))

 

(|please・・・please help us・・・my god・・・《おお神よ・・・私たちをお助けください・・・おお神よ・・・》)

 

魔女の厄災によって騒ぎ苦しむ人々が見えた・・・それを見た努は今できる最善の手をまどかに伝える。

 

「ちっ・・・まーちゃん!お前とほむちゃんは避難誘導!!さーちゃんとみーちゃんはそれぞれ離れて時間稼ぎをしろ!!いいな!!??」

 

『わかった!!待ってるから少しの間は任せて!!』

 

努は電話を切り、杏子の肩を強引に抱き寄せ額に指をあてて集中し始めた・・・

 

「分かったのか!?」

 

「ああ・・・メルボルンだ!!もう既に現れてるようだ!!まーちゃん達が時間を稼いでる!!急いで行くぞ!!」

 

(させてたまるか・・・二度と失敗は許される身ではねぇんだよ!!)

 

努は焦りきっているが冷静に瞬間移動をしてメルボルンへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜メルボルン〜

 

「着いた!まーちゃん!!」

 

「努お兄ちゃん!!指示通り私とほむらちゃんは避難誘導、さやかちゃんとマミさんは私たちと離れてそれぞれ別で時間稼ぎしてます!!」

 

「上出来だ!!まだ行ってないとこあるか!?そこへ全員連れていく!!」

 

「う〜んと・・・エアーズロックにまだ行ってないや!」

 

一見、この会話自体、戦場でするものじゃないと思える内容だった・・・どこか緊張感に欠けるようだったがこの時、努の心は早くみんなを避難させてフルパワーで戦える環境を築くことで一杯だったのだ・・・

 

「ちょうど今は夜だ・・・夜明けの太陽はさぞ感動するから行ってこい!」

 

努は一瞬で八回も瞬間移動し、まどか達と逃げ遅れた者を戦線離脱させた。

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・クッ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・さあ・・・やろうか!・・・ハァ・・・ハァ・・・」

 

「おい!大丈夫なのかよ!努!!」

 

「ハァ・・・今のでフル活動時間が・・・ハァ・・・2分マイナスだ・・・ハァ・・・」

 

「頼むぜ・・・アタシのとっておきは残念ながら見た目こそハデだけどまだ威力が足りねぇんだ・・・アンタの新しい力はすげぇパワーあるんだからフィニッシュだけでもやってくれよ!!」

 

「ハァ・・・任せろ・・・ハァ・・・ハァ・・・さーちゃんにもみーちゃんにもまだ見せてない新技を見せてやるからよ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・フゥー」

 

「さあ・・・始めようか!!アタシのエサとなってもらおうか!!」

 

「さあ・・・よからぬ事を始めようじゃねぇか!踊れェ!!地獄の一丁目だぁ!!!満足させてくれよォ!!!!ヒャ〜ハッハッハッハッァー!!!!!踊れェ!!!死のダンスをよォ!!!!!ヒャ〜ハッハッハッハッハッハッハッァーー!!!!!!!」

 

戦う前から疲弊しきっている努・・・果たして・・・このまま勝機はあるのか!?そして今回の超弩級魔女は一体、どのような性質でどのような戦いになるのか!?




髪切りたいよ・・・


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第56話 タイムアップ!英雄ここに散る・・・

最近食費に悩むことが消えました!

そして投稿時間ミスったんで今日は早めに上げちゃいましたw


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

超弩級魔女は突如姿を現した。

隠身の魔女・・・性質は闇討ち。

 

「時間がねぇんだ・・・一気に終わらせる!!!【英雄の1ページ(ジャンプフォース)】!」

 

「あっ!おい!」

 

努は杏子を置き去りにして突進した。

そして、少しだけ視界がぼやけてしまった・・・

努は自身に腹が立ちした口をしつつ、冷静に自己分析をした。

 

(能力フル活用時間約5分経過・・・残り約2分と言ったところか・・・ちまちまとやるより出たとこ勝負で行くぜ!!)

 

「さらに飛ばす!【英雄の2ページ(ジャンプマキシマム)・白眼】!!!」

 

努は空中で止まり、構えを取る。

 

「【柔拳法・八卦六十四掌】」

 

努と魔女の周りには八卦の模様が映し出され努は貫手の要領で二本指で魔女を突く。

 

「八卦二掌!四掌!八掌!十六掌!!三十二掌!!」

 

魔女は怯んでどんどん下がっていった・・・

 

「八卦・・・六十四掌!!!」

 

キーン!!!!!

 

努の攻撃に魔女は勢いよく吹っ飛ぶが・・・

 

「ハァ・・・ハァ・・・クソ・・・アタマにくるぜ・・・ケロッとしてやがる・・・今ので残り約1分切っちまった・・・どうする・・・考えろ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

 

「バカッ!焦りすぎだ!!どうしちまったんだよ!!」

 

「ハァ・・・ハァ・・・悪ぃ・・・戦う前から能力使用時間が約2分しか残ってなかったんだ・・・だから焦っちまったぜ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

 

杏子は努の能力使用時間を知って驚愕した・・・

 

「おいおい!ウソだろ!?・・・こうなったらまだ使うわけには行かねぇと思ったけどアレを・・・」

 

「どっちにしろ詠唱が長ぇから無理だ・・・次の一撃で終わらせる・・・分の悪い賭けだがやるっきゃねぇみたいだしな・・・ケロッとしてるが多少のダメージはあるはずだからこれで終わらせられるかもしれねぇ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

 

「・・・分かった・・・だけど技の準備はしておくぜ?もしもの事を考えてだ・・・いいな?」

 

「構わねぇ・・・ハァーー・・・フゥーーー・・・よし!!!」

 

努は息を整え・・・

 

「【英雄の2ページ(ジャンプマキシマム)・太陽の波紋】!コォォォォォォォォ!」

 

努の周りには電磁波のようなものが走り、彼の呼吸は特別なものへと変わる!

 

「さらにこいつを!【霜天に坐せ・・・氷輪丸】!!!」

 

努は本来斬魄刀という刀を持たなければできない始解を刀を使用せずどういう理屈か不明だが氷輪丸が得意とする氷を繰り出した。

 

「喰らえ新技!!【白銀の波紋疾走(プラチナムオーバードライブ)】!!!」ドドドドドドドドドドド!!!

 

「おっ!?いいぞ!そのまま倒しちまえー!!」

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」ドドドドドドドドドドド!!!

 

努のラッシュは止まらずただひたすらサンドバッグへと化す隠身の魔女・・・だが突如!魔女の様子が一変した!!

 

「なっ!?」

 

先程まで殴っていた魔女は一瞬で姿を消した!

 

「どこに行きやがった!?出てこい!卑怯者ーー!!!」

 

努と杏子はあたりを探すが隠身の魔女はどこにも見当たらなかった・・・

 

「逃げた?・・・いや・・・逃げる道理がねぇ・・・まだどこかにいるはずなんだ・・・」

 

突如、杏子は努の後ろから空気の乱れを察知し・・・大声で努に叫んだ。

 

「努!アブねぇ!!」

 

努の死角!すなわち後ろに急に再び姿を現した隠身の魔女!その口から努の放つ氷すら簡単に溶けるほどの煉獄なる炎が吐き出された!

 

「な・・・なにィィィィィィィィィ!?おわァァァ!!!」

 

「つ・・・と・・・む・・・?・・・努ゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」

 

炎をまともに受けた努!地に叩きつけられそうになったが何とか体制を取りなおし着地する・・・だが・・・

 

「・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ダメだ・・・制限時間が切れちまった・・・詰みだな・・・」

 

な・・・なんと!?努の英雄の1ページ(ジャンプフォース)英雄の2ページ(ジャンプマキシマム)がタイムアップしてしまった!努にはもう手がないのか!?ここで終わってしまうのか!?だがその瞳はまだ希望を捨ててない!諦めてなんかいない!!なんとかしてくれ!!我らの努よ!!!




ドカバトのリンク上げには28-2がおススメです。(オートで3戦、約2分)


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第57話 一撃の体力を取り戻せ!杏子、決死の5分間!!

8月です。季節がこの作品に追いつきましたね。

こんなご時世ですが夏を満喫してください!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努の【英雄の1ページ(ジャンプフォース)】、【英雄の2ページ(ジャンプマキシマム)】の発動が出来なくなり・・・これからどうすればいいと杏子は焦りながら努の胸ぐらを掴んで問いただした。

 

「ウソだろおい・・・どうすんだよ!!まどか達を呼ぶにもアイツらに渡したアレだってお前の能力の一部なんだろ!?今のすっからかんのお前じゃあ迎えに行くのも来てもらうのも出来ねぇじゃねぇかよ!!」

 

「ハ・・・ハハ・・・まいったなぁ・・・流石にこの事態を予想出来なかった俺の詰めの甘さが出ちまったよ・・・この状況・・・かなりマズイ・・・」

 

「そりゃ見りゃ分かんだよ!!もうどうしようもねぇからお前に言ってんだろうが!!!」

 

「だが・・・まだ手は残ってるけどきょーちゃん一人じゃちとキツイかもしれねぇから無理だ・・・」

 

杏子は努の案を聞く前にとある物を思い出し、怒鳴るように尋ねた。

 

「・・・そうだ!仙豆とやらがあったじゃねぇか!!アレを食え!!」

 

「それがな・・・仙豆じゃ(パース)は回復できねぇんだ・・・俺が1人で修行してた時・・・家に戻った時に食ったのは単純に体力が無くなっちまったからだ・・・元々(パース)はこの周りの国々の魔女と戦ってるうちにあと一戦程度分しか残ってなかったんだ・・・」

 

「そんな・・・いや待て・・・お前はハナっからこんなふうに途中でバテるって計算しない男じゃねぇ・・・さっき言ってた策ってやつを話せ!」

 

「・・・正直今じゃ無理な策だ・・・話しても・・・」

 

努はもったいぶるように答えを渋り、それに対して杏子はプッツンしたかのように怒鳴りつける。

 

「いいから言え!!敵は長く待っちゃくれねぇんだからよ!!今はまだ最後に放った技のダメージが抜け切ってないから動きたくても動けねぇんだから今がチャンスなんだ!!やれることをやって・・・それぐらいやらねぇならハナっから戦わなかったぜアタシは!!」

 

「落ち着け・・・言ってることさっぱりになってるぞ・・・まぁ言うか・・・一度しか言わんぞ・・・」

 

努はとっておきの策を杏子に告げた・・・

そしてみるみる杏子の顔が青ざめていった・・・

 

「おまっ!・・・それ正気か!?」

 

「元々俺の体は特殊なんだ。だからこんなときが来たらいつもバディにやってもらってたんだが・・・今回は成功率1%未満だがやってもらうしかねぇよォだな・・・」

 

「・・・分かったよ・・・ならとっとと始めちまえ!!」

 

「ああ・・・死ぬなよ・・・きょーちゃん・・・」

 

「フッ・・・余計なお世話だ・・・よし!行くか!!【砕けろ・鏡花水月】!」

 

杏子は一人、隠身の魔女に向かっていった・・・

 

「よし・・・えーっと・・・どこにやったっけ・・・これじゃないこれでもないこれも違う・・・あったぁ!!【ポイポイスペース】!!」

 

努が取り出したのは一見ポイポイカプセルのようなものだった。

 

「よいしょっ!」

 

BOKAAAAAAAAAN!!

 

そこに現れたのは扉だった。

 

「じゃっ!(パース)回復までもってくれよ!」

 

そうして努は扉の中へ消えていった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ!クソ!使い魔の数が多すぎる!魔女もコソコソ隠れ回ってどこから攻撃が来るのかわかりゃしねぇ!!」

 

努が消えた今・・・杏子はジリジリと追い詰められていった!それは正しく!祭りにある金魚すくいでよく見られる追い込み戦法と一致していた!

 

「クソったれ・・・アタシには幻と完全催眠しかねぇ・・・違うベクトルの搦め手なんかに弱えのに・・・相性最悪だぜ・・・」

 

「ならミーの出番だね!」

 

突如!空から現れたのはなんと!シャルロットであった!

 

「たァァァァァ!!」

 

「なんだと!?魔女の位置を正確にとらえた!?」

 

「ミーは色んなとこの魔女を狩ってるからね!魔女の居場所はニオイで分かる!ここがクセェ!ゲロ以下のニオイがプンプンするぜぇ!」ブォン!

 

シャルロットは手斧を力強く投げると刃は魔女の体を見事当たった。

 

「すげぇ・・・アタシも相当狩ってきたがここまでの察知ができるヤツは見たこたねぇ・・・」

 

「まだまだだよ!この斧の柄には特殊なワイヤーを付けている!これを引っ張ると・・・」

 

グシャゴシャメシャ!!

 

「なっ・・・なんだぁ!?」

 

「中国って国にはカンフーって技がある・・・そして武器にはヌンチャクってのがあるって聞いたぜ・・・話を聞いた限りとミーの魔法の武器、アックスを組み合わせた武器!名付けるとしたら【シャルロット・スペシャル】!」

 

「【シャルロット・スペシャル】か・・・」

 

シャルロットは自信満々に武器の名前を言ったが杏子は苦笑いでコイツ・・・マミのネーミングセンスとあんまし変わんねぇなと心中呆れていた。

 

だが状況は好転した!ジリ貧だった杏子にまさかの味方!シャルロット・リー!!このまま時間を稼げるか!?またはこの二人が魔女を倒してしまうのか!?

 




今回は改めてアンケを取ります。

お題は現状の投稿頻度についてです。

とりあえず8月末まで今までと変わらず月曜日と木曜日に投稿しますが、アンケの結果次第で今後は増やしたり減らしたりすることにしてみます。

ご協力お願いします。


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第58話 待たせたな! 見せろミラクル全開パワー!!

給料振り込まれて初の休日だから地元のダチと飲んでたら家の目と鼻の先で爆睡して職質受けました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「のわぁっ!」

 

Damn it(クソが)!!」

 

あれからもう10分も経過していた・・・依然努は戻ってこず二人は翻弄され挙句打ちのめされかけていた・・・

 

「クソっ・・・まだか・・・早く来てくれ!!努!!!」

 

「あの時の男はまだ来ないのかい?女の子を待たすにも限度があるよ!!」

 

二人は既に限界を・・・いや・・・それ以上に魔力も尽きかけていた・・・

 

だが無情にも・・・魔女はまた姿を潜めて攻撃態勢へと入る・・・

 

「くっ・・・今度はどこからだ!?」

 

Calm down(落ち着け)!・・・上からだ!!」

 

シャルロットの探知によって魔女は上から来るとわかって身構える二人・・・だがいつまで経っても攻撃がこずにいた・・・そして不意に下から魔女が攻撃を繰り出し、それに対して二人はモロに攻撃を受けてしまった・・・

 

「なっ!?オイ!どうなってやがる!!」

 

「おかしい・・・確かに上からニオイがした・・・まさかコイツ!裏をかくこともできるのかい!?」

 

「そんな・・・やべぇな・・・」

 

「また来るよ!!今度は右からするよ!!」

 

「クソ・・・考える時間すらくれねぇのかよ!!」

 

瞬間!彼女たちの左から魔女が突風を繰り出した!当然!彼女たちは左を警戒しているため、真逆の攻撃に対して全くの無防備!だが杏子は努による修行のおかげか一瞬!僅かに一瞬だが魔女の攻撃に対して見ることができた!

 

「ま・・・また逆だァ!」

 

「そんな!・・・どうなってるんだいったい!!」

 

「ダメだ!反撃も回避も間に合わない!」

 

「もうダメなのか・・・shhhhhhhhhhhhhhit(クソッタレーーー)!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガオンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして杏子たちは魔女の攻撃に対して残り数センチのところ!突如軌道を変えて空の彼方へと飛んでいった!

 

「・・・今のは・・・まさか・・・!?」

 

「【英雄の1ページ ザ・ハンド】・・・間に合ってよかったぜ・・・」

 

「つ・・・努ゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!」

 

「やかましい!!!・・・ったく・・・ちょっと閃いて倍近く時間かかっちまったが体力の回復とこれまでの戦いと修行の成果をお前で試してやる・・・覚悟はいいな?俺はできてる・・・」

 

努は隠身の魔女に一瞬で近づき、蹴りあげる

 

「【英雄の2ページ(ジャンプマキシマム)英雄の2ページ・10倍界王拳】!」

 

努は蹴りあがり続けている隠身の魔女に一瞬で追いつくが努はまだまだ止まることはない・・・

 

「まだ無茶するぜ・・・【英雄の2ページ(ジャンプマキシマム)星の白金(スタープラチナ)】!」

 

努の後ろには人型で肩パットに渦が書いてある謎の霊みたいなものを出した。

 

「な・・・なんだァ!?アイツはァ!?」

 

「え?どうしたんだい?」

 

「は?アレが見えねぇのか?」

 

(パース)をコントロール出来るもののみ、星の白金(スタープラチナ)は見ることができるため、シャルロットは何も見えないままで狼狽えていた・・・

努は激情に任せつつも冷静に魔女に語り始めた・・・

 

「オイコラ魔女・・・テメェはかつて魔法少女として人々の安寧を保っていたはずだ・・・だが今の有様はなんだ・・・アァン!?結果お前は沢山の人を傷つけ厄災をもたらす魔女になっちまった・・・今のお前は一般人には見えない姿・・・故に法律では裁けぬ存在・・・だから・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺が裁く!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

努の後ろにいる霊みたいな存在は魔女にパンチの雨をおみまいした。

それと同時に努は同じくラッシュを叩き込んでいる。

 

「すげぇ・・・あの魔女が一方的に・・・それに努と後ろのヤツが一緒に殴ってるから威力は単純に倍!!」

 

「ほらほらどうしたァ!!お前のツケはまだ精算しきれてねぇぞ!!!おねんねするにはまだまだ早いぜ!!?」

 

隠身の魔女は怒りを表すように努に反撃しようとするが・・・

 

「【流星指刺(スターフィンガー)】!!!」ドギャン

 

ボコォ!!スカァ!!

 

努の後ろにいる霊は指を二本伸ばし、隠身の魔女の頭へと突き刺さる!

 

「オイオイ・・・そうお怒りになるなって・・・まだオメーの罪の分はまだ殴り足りねぇんだからよ・・・きょーちゃんの分も・・・あのシャルロットの分もな・・・」

 

瞬間!隠身の魔女は恐怖した!自分が誰を相手に戦ってしまったことを!!

自分より強い魔法少女はおろか人間なんていないと思い込んでいた彼女は!

正しく!その存在しないはずの人間に怯えて苦し紛れに飛びかかるしかもう策はないと考え!

残る力全てを振り絞り努に襲いかかるが!

 

「やれやれだぜ・・・こうも追い詰められてるやつを見ると・・・哀れでみっともなく見えるぜ・・・哀れすぎて・・・これ以上何にも言えねぇぜ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オラァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ドグォンッッッガァァァァァァン!!!!!

 

努のラッシュはようやく終わり隠身の魔女は空の彼方へと吹っ飛んでいった・・・

すると努は界王拳を解き、星の白金(スタープラチナ)を引っ込めてタバコを取りだし火をつけて一言吐き捨てる。

 

「次からケンカ売る相手はよく見定めてからやりな・・・」

 

見事・・・努達は隠身の魔女を倒した・・・これで残る大陸はあと3つ!

ところどころピンチに陥っているがこのまま順風満帆に旅を終えることができるのか!?

 

to be continued




ワシの帰巣本能は残念なのが分かってよかった・・・二度と記憶飛ぶまで飲めねぇよ・・・


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第59話 おいバカやめろ! 恐怖のゲテモノ料理コーナー

天津飯が餃子依存のパッシブバフで草生えてしまった


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっと・・・終わったな・・・」

 

「フゥー・・・悪ぃな・・・手間かけちまったぜ・・・」

 

「へへっ・・・ったくよぉ・・・ホントだぜ・・・」

 

「終わった・・・のかい?ミー達・・・勝ったのかい?」

 

「あぁ・・・」

 

努の言葉にシャルロットは安堵すると・・・

 

グゥゥゥゥゥゥ

 

大きな腹の虫がそこに響いた・・・鳴った主は・・・

 

「Wow・・・緊張とけたらhungryになっちゃったようだね」

 

「確かに・・・アタシもハラへったぜ・・・」

 

二人の意見は合致し、努は呆れながらも提案を述べる。

 

「なら飯にすっか?一応事前に調べたところによると自炊できるホテルがあるようだからそこでなんか作ってやるよ」

 

「え!?マジか!?」

 

思わず大声で興奮してしまった杏子は前のめりで努に尋ねた。

 

「まあ俺も疲れてるから簡単なのしか作らんがな・・・」

 

「十分十分!!楽しみにしてなアンタ!コイツの飯は絶品なんだ!!」

 

really(マジで)!?ならすごく楽しみだよ!」

 

「フッフッフッフッ・・・」

 

杏子とシャルロットは楽しみでいたが努は下卑た笑いとともにワクワクしていたのを彼女たちは知るよしはなかった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜マンションホテル〜

 

「どういうことだおい・・・なんだコレ・・・」

 

信じられない(unbelievable)・・・これが人間の食べ物だって言うのかい?まるでドックフードだね・・・」

 

杏子たちの目の前にはこの世のものとは思えないほどのゲテモノ料理があった・・・それを努は何驚いてんだこいつらみたいな顔をしてそれぞれメニューを紹介する。

 

「どうした?『宇治銀時丼』と『土方スペシャル』だぞ?おかずには『ゲソのピーナッツバター和え』と『煮干しのいちごジャム和え』だが・・・不満か?」

 

宇治銀時丼・・・これは丼にご飯を敷きつめその上に大量の粒餡を乗せたグロテスクなもの・・・

そして土方スペシャル・・・これは宇治銀時丼と同様に丼にご飯を敷きつめその上にマヨネーズを1本丸ごと搾ったものであり、これもグロテスク・・・

そしてゲソのピーナッツバター和え・・・これは炭で炙ったゲソをピーナッツバターで和え物にした・・・言えることは不味い・・・ただそれだけである・・・

そして煮干しのいちごジャム和え・・・これは煮干しにいちごジャムを和えただけのシンプルなゲテモノ・・・もちろん不味い・・・

 

「おめェ食いもんを粗末にすんじゃねぇ!ぶっ殺すぞ!?」

 

「なに勘違いしてるんだ・・・」

 

「ヒョ?」

 

「まだコイツらは食いもんだぜ!」

 

「なァに言ってるんだ!もうコイツらは食いもんじゃなくって生ゴミ超えて犬のエサレベルの物体じゃねぇか!」

 

「なら手本を見せてやる!こうやって食うんだよ!!」

 

そう言って努はもはやマヨネーズしかない方の丼を手に取ると一気にかきこんだ。

 

ズゾゾゾゾゾゾゾ!!!

 

「はぁぁぁ!?」

 

Are you serious(マジかよ)!? どうかしてるわ・・・もしかしてこれがcool Japanってやつなのかい?」

 

「どこがだよ!!むしろfool Japanじゃねェか!!」

 

「こいつァウメェ!!だがおかずはまずい!!この組み合わせはいつでもマズイな!!おめェらも食ってみろ!!笑えるほどマズイぞ!!」

 

「だから言ったじゃねぇか!・・・ってそっちの丼の方は美味いのかよ!!」

 

「まあ・・・食べてみるよ・・・ウッ・・・」

 

シャルロットは食べようとスプーンを持って一口すくい、顔の前に持っていくと、嘔吐いてトイレへと駆け出していった。

 

「どうしたんだ?食ってる時にトイレなんて・・・なんて下品な女だ・・・」

 

「下品なのはお前の作った料理だダァホ!!ドブに溺れて死ね!!!」

 

「そして今回のメインディッシュは・・・」

 

「ま・・・まさか・・・?」

 

「杏子、心配することは無い。貴様はこれから美味いメインディッシュを食することが出来るのだから」

 

「お・・・おう・・・こんな犬のエサは置いといてメインディッシュは美味しく平らげて・・・」

 

努は再び下卑た笑いを浮かべ大きい皿に蓋を乗せた物を持ってきた。

 

「かぁんちがいするな・・・」

 

「こ・・・これは!?」

 

そう・・・佐倉杏子は忘れない・・・初めて食べたそれを・・・味は素晴らしいものだったが見た目がとんでもないグロテスクなそれを・・・

 

「パンデモニウムでございます・・・さあ!口を大きく開けろぉ!!」

 

「ヒッ!・・・ヤ・・・ヤメ・・・ダ・・・ダメだ・・・ダメだそんなことぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

努の食卓に・・・二人の魔法少女は散った・・・その名は・・・佐倉杏子とシャルロット・リー・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「いや散ってねぇから!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜エアーズロック〜

 

「オッス!」

 

「あっ!努兄さん!みて!エアーズロックサンライズよ!!」

 

「おぉ・・・ふつくしい・・・」

 

「うぇ?今なんて?」

 

「なんでもない・・・」

 

「それより杏子・・・なんでそんなぐったりしてんの?」

 

「マヨネーズアンコゲソニボシマヨネーズアンコゲソニボシマヨネーズアンコゲソニボシマヨネーズアンコゲソニボシマヨネーズアンコゲソニボシマヨネーズアンコゲソニボシマヨネーズアンコゲソニボシマヨネーズアンコゲソニボシマヨネーズアンコゲソニボシマヨネーズアンコゲソニボシマヨネーズアンコゲソニボシマヨネーズアンコゲソニボシマヨネーズアンコゲソニボシマヨネーズアンコゲソニボシマヨネーズアンコゲソニボシ」

 

「さあ?それよりまーちゃんとほむちゃん・・・次はどっちにする?」

 

「ほむらちゃん・・・お願い・・・私に行かせて!」

 

「まどか?」

 

な・・・なんと!?行くと告げたのはまどかであった!果たして彼女の意志とは!?そしてほむらはどうするのか!?

 

 




今作者はワンパンマン1期を見直してます


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第60話 いざ初陣! 『魔法少女』鹿目まどか!!

仕事で同じ時間帯の人が3人陽性出ました・・・作者は・・・


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お願い・・・ほむらちゃん・・・私・・・やってみたいの!!」

 

まどかの発言にほむらは戸惑いを隠せないでいた・・・ほむらはもちろん、努以外まどかの真の実力はおろか基本的なパワーもわからずにいたからであった・・・

 

「まどか?なんで今さらそんなに戦うことを望んでるの?今のあなたの実力は分からないけど戦えるの?」

 

「私はみんなみたいな修行はできなかった・・・そして戦う度にみんなボロボロで努お兄ちゃんなんてみんなよりボロボロになってあーやっておちゃらけてるけど無茶してるってのもわかる・・・」

 

「・・・ったく・・・余計なお世話だっつーのによォ・・・変なところ勘が鋭いやつだな・・・相も変わらず・・・」

 

「まどか・・・」

 

ほむらは心配になりながらも努に目をやるとお好きにどうぞと言わんばかりの顔をし、ほむらはため息をついてまどかに告げた。

 

「いいわ・・・決意を固めたあなたほど頑固なものは無いからね・・・」

 

「ホント!?わぁーい!!ありがとうほむらちゃん!!」

 

そう言いながらまどかはほむらに抱きついた。

 

「ちょ・・・!?まどか!?やめて!!恥ずかしいから!!」

 

「おっ!?青春してるなお前ら!!青春フルパワー!!!!」

 

「黙って!!見てないで早く連れてってよ!!!」

 

「まあまあ・・・そう焦ってもしょうがねぇだろ?とりあえず少し一服させろや・・・」

 

「相変わらずマイペースな人ね・・・」

 

そう言われつつも努はタバコに火をつけた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜山荘〜

 

時はワルプルギスと戦う前にそれぞれが精神と時の部屋で修行してる最中、分身の努とまどかは山荘で真面目な話をしていた・・・

 

「まーちゃん・・・お前は因果によって魔力を増大し続けてる・・・だが俺が引き出すのはその力ではなくお前に眠る潜在能力だ」

 

「潜在能力?私なんかにそんなのあるの?今は魔法少女ですらないのに・・・」

 

「人は誰しも何かしらの力が秘めているものだ・・・その力の大小や開放される条件は異なるがな・・・まあ実感はわかねぇと思うが・・・とりあえずお前が魔法少女になるのは認めよう・・・それが一番みんなためになるからな・・・」

 

「みんなの・・・うん!・・・でも願い事は・・・」

 

一度は前向きに考え、まどかの表情は明るくなるが、一瞬で暗くなってしまった。

それに対し努は、頭をガシガシ掻きながらため息をついた。

 

「・・・どうせお前のことだ・・・他人のために使うんだろ?んでもって知らず知らず自分を殺しちまうような残酷な願いにしちまいそうだな・・・」

 

「うん・・・なんの取り柄もない私にはこれくらいしか・・・」

 

まどかの答えに努はさらに深いため息をついた。

 

「はぁ・・・お前そんなこと思ってんのか?」

 

「ふぇ?」

 

「そんなふうに考えてんのはおめェだけだ・・・周りにいるやつはおめェに助けられてるんだぜ?お前に取り柄はあるさ・・・自分の長所ほど見落としやすいものは無いから仕方がねぇとしか言えねぇがな・・・」

 

「私なんかに・・・長所なんて・・・」

 

まどかはさらに暗くなり努の中で何かが切れ、まどかに対して怒鳴りつける。

 

「なら言ってやる!お前の長所は思う心!つまり優しさだ!」

 

「え?」

 

「ひとりぼっちだったマミを思い、自暴自棄になりそうだったさやかを思い、孤立してた杏子を思い、お前を助けようと何もかも空回りして周りを遠ざけていたほむらすら思ってた!それは並大抵の人間にはできねぇ事なんだ!だからお前のその優しさ、人を思う心に敬意を表するぜ!!」

 

「努お兄ちゃん・・・ありがとう・・・でもね・・・1人忘れてるよ?」

 

「んぁ?」

 

「努お兄ちゃんも・・・大切な人だから・・・ずっと一緒だよ?」

 

「あいあい・・・わかったから泣くな!それより願いだ!願い!!」

 

「う・・・うん・・・でもどうしよう・・・」

 

「・・・お前はどうしたい?」

 

「ふぇ?」

 

努は唐突にまどかに尋ねる。その目はまるで何かを見守るように暖かく・・・そして真っ直ぐ、自分自身にある意見をさらけ出させるような瞳だった。

 

「お前はどういった意図をもってここまで来たのか考えろ・・・そうすれば自ずと答えは出てくるはずだ・・・」

 

「どういった・・・」

 

「何がしたいか、どうするのかを自分の中で考えろ・・・一番初めに出てきた考えこそお前の最もやりたいと思えること・・・つまり答えだ・・・」

 

「何がしたいか・・・そんなの・・・」

 

まどかは最初っから決まっているような顔つきで答える。

 

「みんなを・・・みんなを守りたい!!!魔法少女や魔女関わらず・・・救える命は全て救いたい!!!」

 

「そうか・・・ならお前の願い・・・決まったな・・・」

 

「え?」

 

「お前がみんなを守るなら力がいる・・・戦場じゃ強えやつが正義だ・・・弱えやつが何吠えたって誰も耳を貸しやしねぇ・・・なら強くなれ!みんなを守れるほどに!」

 

「うん・・・!私なんだってやる!!」

 

「そうか・・・なら願いは修行中にでも改めて考えるんだな・・・考えればどういう願いにするのがベストか考えられるしな・・・生憎、たっぷり時間はあるんだからな」

 

「うん!」

 

まどかは自分の願いを考えつつも、努に向かって翳りがない笑顔を向け、後に続いていった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜現在〜

 

「努お兄ちゃん〜!まだ〜?」

 

「ちょ待てよ!喫煙者を急かすなっての・・・っと・・・」

 

努はタバコを吸い終えまどかたちの元へゆっくり歩みよった・・・

 

「ところで次はどこ行くの?」

 

「アフリカ大陸だ・・・色んな地域があるが今までと変わらず全部回るぞ」

 

「は〜い!」

 

元気よく返事をするまどかはまるで子どもがクリスマスプレゼントを待つように、ベイブルースがホームランボールを自分の方に飛ばしてくれるのを期待するような、無邪気な顔で楽しみにしているようだった・・・

それを見た努はまどかの将来が少し不安になるのであった・・・

 

「ったく・・・戦闘狂にでもなっちまったのか?」

 

「違うよ〜!初めて魔法少女としてここに立てるのが・・・みんなと一緒に並べるのが嬉しいんだよ!」

 

この時努は・・・「俺もまさかまーちゃんと一緒に戦える日が来るとは思えなかったぜ。嬉しいさ・・・」・・・と言いそうになったが自分のキャラじゃないと思い、引っ込めたのであった・・・

 

「フンッ・・・じゃあ行くぞ?」

 

こうして、努たちは路地裏へと入っていき、鍵を使ってアフリカ大陸、ジンバブエへと向かったのである・・・この先、どのような魔女が待ち受けてるのか!?そしてまどかの実力は!?




in say!!!

でしたのでこれからも変わらず月木に投稿しますね


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第61話 私の新たな力! 鹿目まどか覚醒!!

昨日高校の同級生と通話したんですが・・・

みんなそれぞれ平和だった・・・

俺の周りが普通じゃなかったんだ!!!(イマサラタウンにさよならバイバイ 俺はこいつと旅に出る On the road 誰も旅の途チュウ)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ジンバブエ〜

 

「ノックしてもしもお〜〜〜し・・・よし着いたぜ、ここがジンバブエだ」

 

ジンバブエ・・・そこは人口約1486万人で壮大な風景と多様な野生生物で知られる、アフリカ南部に位置する陸地に囲まれた国である。野生生物の多くは、国立公園や保護区、サファリ区域に生息している。ザンベジ川には、108 m の高さから幅の狭いバトカ峡谷にすさまじい音をたてて流れ落ちる大瀑布、ヴィクトリアの滝があり、この川では、ホワイト ウォーター ラフティングやバンジー ジャンプを体験することができる。その下流には、カバやサイ、野鳥が生息する、マトゥサドナ国立公園とマナプールズ国立公園等がある国であるが・・・この作品では特に関係なし!!

 

「ここで戦うんだね・・・」

 

「初陣だけだがな・・・予定だと色んなとこまわるから覚悟だけしとけ」

 

「うん!」

 

「まどか・・・」

 

ほむらは何か言いたげそうに・・・そして心配した気な顔をしてまどかに声をかけるが・・・

 

「大丈夫だよ、ほむらちゃん・・・私だって努お兄ちゃんに鍛えてもらったんだから!」

 

「・・・でもアタシ達みたいに長い時間をかけて修行できたわけじゃないじゃん?」

 

「いくら努兄さんがいるとしても鹿目さんがメインっていうのは・・・」

 

「流石に無理があるんじゃねーのか?」

 

「お前ら・・・あまりまどかを舐めない方がいい・・・」

 

「「「「え?」」」」

 

「ヤツは因果によって強くなってしまった・・・だがそれ抜きにしてももっと膨大な力が眠ってるんだ・・・潜在能力は俺より上だ・・・だからヤツこそ最強だと俺は思ってる・・・」

 

「本当なの!?あのまどかが・・・!?」

 

「あのおとなしいまどかが!?」

 

「これまで出番がなかった鹿目さんが!?」

 

「原作でも戦闘描写が少なすぎて一人だけなろう系してるまどかがか!?」

 

「うわ〜・・・みんな言うね〜・・・流石の私でも今のはイラって来ちゃったかも・・・」

 

「落ち着け・・・だが現状・・・俺抜きだとほむちゃん・・・最強はお前だ・・・何かあればお前ら全員呼ぶからいつでも臨戦態勢とっとけよ?」

 

「「「え?」」」

 

さやか、杏子、マミは同時にほむらの方を見るが構わず会話を続けた。

 

「えぇ・・・その時が来ないことを祈ってるわ・・・」

 

「んじゃ・・・行ってくる!!」

 

「行ってきます!!」

 

「気をつけてね〜!努兄!まどか!」

 

「無理しないでね!努兄さん!鹿目さん!」

 

「死ぬなよ!努!まどか!」

 

「何かあったらすぐ呼んでちょうだい。まどか。努さん」

 

努とまどかはこうしてほむら達と別れた・・・

 

「いや〜でも驚いたよ・・・」

 

「私たちも相当実力が身についたと思ったけど・・・」

 

「まさか潜在能力ではまどかが・・・そして今の実力ではほむらが・・・」

 

3人は生唾を飲み込み、ほむらを見つめた。

 

「さて・・・私たちはどこに行きましょうか?惚けてないで一緒に考えましょ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして少しの時が経ち、努達は・・・

 

「さて・・・早速だが手頃な魔女が見つかったぜ?」

 

「一応他の魔法少女が別の魔女と戦ってるみたい・・・やるなら今だね!」

 

「そーさせてもらうか・・・」

 

(さてどうしたものか・・・一応コイツの潜在能力解放を少しだけしかできなかったが・・・果たして戦えるのか?3日かかっても僅かしか引き出せねぇとか・・・だがいくら力があろうと実戦経験がないから不安だ・・・様子見してダメなら引っ込めるか・・・だが・・・)

 

努はそんなことを考えつつ魔女の結界へと入っていった・・・そして最初から使い魔による襲撃を受けていた・・・

 

「かぁっ!キメェ!!魔女の結界ってなんでこんなにキメェんだよ!!吐くぞ!!ゴルァ!!!」オロロロロロロロ

 

「努お兄ちゃん!もう吐いてるから!吐きながら喋んないで!」

 

「喰らえ新技!【吐き戻し散弾(ゲロマミレスプラッシュ)】!」

 

「すっごい汚い技!っていうかそれ技なの!?」

 

「おぇっ・・・なんかダルくなってきた・・・気持ち悪っ・・・」

 

「馬鹿なことやってないで行くよ?」

 

「あ〜ん!まーちゃんが冷たい〜!」

 

まどかは努がただ馬鹿をやっていた訳では無いと知っていた・・・努がゲロを吐きながらも目に見えない空気砲のようなものを飛ばして使い魔をある程度倒していたのを知っていたのであった・・・まどかは自分の出番がまわってこず半分いじけながらも奥へ進んでいった・・・

 

「着いたみたいだね・・・」

 

「あぁ・・・のようだな・・・」

 

魔女の部屋へと着いた努とまどか・・・

魔女の名は幸福の魔女 性質は吸収

まどかはソウルジェムを取り出し変身した。

 

「俺が見るのは二度目だな・・・ワルプル以来だぜ」

 

「ウェヒヒ・・・何回でも見せてあげるよ!」

 

まどかは努にそう言いながら敵に単身突っ込んでいった。

 

「おいおい・・・まあ勇ましいのはいいが敵の出方をだな・・・」

 

「ハァ!」

 

まどかは突っ込みながら弓矢を一度で三発放った。

 

ドォンクドォンクドォンク!!!

 

だが全て飲み込まれてしまった・・・それに少しだけ魔女の力が上昇するのが力を見て努は理解した。

 

「なるほど・・・見たところ吸収タイプのようだな・・・しかも吸収した分パワーが上昇するタイプだ・・・」

 

「となると吸収だから限度がある・・・それ以上のやつで攻撃すれば倒せるかもね・・・」

 

「できるか?」

 

「できなきゃこうして前に出て戦わないよ!」

 

「さすがァ!やってみろ」ピキキ

 

「ブッ!・・・ちょっとぉー!何その顔!!」

 

「兄を人間爆弾として蘇生させられた時にする顔だが?」ピキキ

 

「何そのシチュエーション!?とりあえず行くよ!?」

 

「おう!アシストは任せとけ!」ピキキ

 

まどかと努は散り散りになって突っ込んでいき、まどかはまた弓矢を放った。

 

「お願い!」

 

「任せな!!【火遁・豪火球の術】!!」

 

努は矢に向かって火を吹き、やがて燃え滾っていた。

 

「今だ!!!」

 

「【風遁・突破】!!!」

 

まどかは風を口から吹き出し燃え盛る矢は更に燃え上がり速度をあげさせた。

 

「お願い!!!」

 

「いっけぇぇぇぇ!!!!」

 

ドゥォン!!!!!!ゴァァァァァァァン!!!!!!!!!

 

矢は見事、魔女の体を貫いて大爆発を引き起こした。

 

「やったな・・・」

 

「うん・・・うん!!!」

 

(それにしても・・・あれは突破じゃねぇ・・・大突破レベルの忍術だった・・・もしかしたら・・・あの技を・・・最強レベルの風遁をこの旅の途中で教えられるかもしれねぇ・・・)

 

まどかが身につけたのはなんと、忍術!それも数少ない珍しい風遁だった!!そして努はなにやらとっておきの術をまどかに教えようと考えている・・・果たして・・・その術とはいかに!?




ちなみに周りは恋バナ一色でした・・・作者はそういう予定は一切ございませんのでご安心をw


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第62話 割れ割れ! 水風船とゴムボールと風船

仕事休みだったからゲーミングPC見に行ったけどよくわからぬ!!!

有識者解説求ム!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔女を倒して結界からでた二人・・・だがその様子はどこか立て込んでいるようだった・・・

 

「・・・ねぇ・・・努お兄ちゃん・・・ナニコレ?」

 

「何って・・・水風船以外に何に見えるってんだ?」

 

努は結界に出て間もなくまどかに水風船を投げ渡した。

 

「なんでいきなり水風船?」

 

「まーちゃん・・・これから見せる術を覚えてもらうぜ。それまで戦闘には参加するな」

 

「うぇ!?いきなりなんなの?闘うなって・・・」

 

「いいから・・・【英雄の1ページ(ジャンプフォース)】」

 

努は手に(パース)を集中させ、やがてそこには蒼色の小さい玉が出てきた。

 

「【螺旋丸】!」バォメェコォ!!!!!!!!!

 

努は木に玉をゆっくり押し当てていくと、木は徐々に抉り削られていった。

 

「すっ・・・すごい・・・」

 

「これは俺が思う風遁使い最強の術だ・・・まあこれはまだ序盤だがな・・・」

 

「こんなすごい技を・・・私が?」

 

「覚えるんだよ・・・まずはこの水風船を・・・」

 

努は掌にある水風船を見やすいように差し出した。

すると水風船が激しくうごめいき・・・

 

ググググッ・・・パァァン!!

 

造作もなく割った・・・

 

「え!?どうやったの?なんか水風船がデコボコしてたけど・・・」

 

「会得法第一、回転力・・・中の水を目一杯回転させ割った・・・さあ、やってみろ!」

 

「う・・・うん・・・うぅぅぅぅぅぅぅんんんんんんん!!!」

 

まどかは言われた通り水風船を握り、ありったけの力を使って中の水を目一杯回転させるが・・・

 

ジュク・・・ジュク・・・ジュク・・・ポヨン

 

中の水が少し動く程度で割れなかった・・・

 

「難しいよ〜」

 

「難しいのは当然だ。これを三日でマスターしてもらうぞ」

 

「明日まで!?・・・ちなみに努お兄ちゃんはどれくらいでマスターしたの?」

 

そう聞かれた努は三つ指を立てた。

 

「三時間!?努お兄ちゃんって相変わらず凄いね・・・」

 

「いや・・・三年だ・・・」

 

「さ・・・さ・・・ささささ・・・三年!?」

 

「そんな技を私が三日で・・・」

 

「お前ならできるさ・・・」

 

「ふぇ?」

 

まどかは伏せた顔をあげて努を見る・・・彼の目は彼女を信じ切っている目だった・・・

 

「お前は筋がいい・・・成長スピードは俺以上だ・・・だから短い期間だろうが関係ねぇ・・・時間がねぇんだ・・・さっさとやりやがれ!」

 

「は、はい!」

 

「さて・・・【英雄の1ページ(ジャンプフォース)・影分身の術】!」ボフン!

 

努は一体の影分身を作り出した。

 

「近くにホテルがある・・・修行はここでするとして食事と睡眠はそこでやっとけ・・・もちろんその二つ以外は全て修行にあてやがれ!!」

 

「ヒィ・・・ヒィィィィィィ!!??前のよりずっとキツいよ!!」

 

「前の方より楽だと思うがな・・・んじゃ、三日後に迎えに行くからそれまで俺の分身と修行頑張りたまえ!!」

 

「ゑゑゑゑゑゑ!?お待ちください!明日まで!明日までお待ちください!!」

 

「嫌☆」バヒュュュュン

 

努は一目散に魔女を倒すために飛んで行ってしまった・・・

 

「なんて自分勝手な分からずやなの・・・」

 

「何言ってんだお前・・・早く修行を初めっぞ!」

 

「あっ・・・分身の努お兄ちゃん・・・いたんだ・・・」

 

「ずっと居たァ!!・・・って馬鹿なことやってる時間はねぇぞ?お前には一刻も早く螺旋丸をマスターしなきゃなんねぇんだからな!!」

 

「はい!よろしくお願いします!!」

 

こうして・・・まどかは修行に入った・・・

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃・・・努は・・・

 

「やれやれだ・・・」

 

別の国の魔女の結界を出て一服していた・・・

 

「それにしても・・・底が知れんな・・・」

 

努は山荘にてまどかと過ごした日々を思い出した・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は遡って努とまどかが山荘にいた頃・・・

 

努はまどかを様々な角度から観察していた・・・

 

「ふ〜ん・・・ほおほお・・・」

 

「な・・・なに?努お兄ちゃん・・・目がいやらしいよ?」

 

「い〜や?改めてお前の力を計測してたんだが・・・お前すっげぇな・・・もしかしたら俺より強えかもな・・・」

 

「え!?ホントなの!?」

 

「あぁ・・・だが残念なことにそれは潜在能力・・・つまるとこ眠ってる力ってことだ」

 

「そんな力が私に・・・でもなんで残念なの?」

 

まどかはよくわかってなかったため努に説明を求めた。

努は少し考えてまどかに簡単に説明をし始めた。

 

「潜在能力は基本的に己の力だけで引き出すのは不可能なんだ・・・出せる奴もいるがそれは少数派・・・お前は引き出せない部類だ・・・」

 

「そんな・・・それじゃあ意味ないよ!」

 

「でも俺なら極わずかだが引き出すことが出来る・・・やってみるか?」

 

「お願い・・・私・・・いつまでも見てるだけの足でまといのままは嫌だ!!」

 

「分かった・・・覚悟しとけ?」

 

「ゴクリ・・・」

 

「お前だけにしかないその力で!みんなを守れるほど強くなれ!!」

 

努は腕を二本まどかに向けるとその周囲を回るように踊りだした・・・

 

「あ・・・あの〜・・・努お兄ちゃん?・・・なにしてるの?」

 

「喋るな!!儀式の妨げになる!!ジッとしてろ!!」

 

「は・・・はい!・・・」

 

「この儀式の準備に五時間!パワーアップに二十時間!!だがお前のパワーは大きいからもっとかかるから覚悟しとけ!!!」

 

「ヒ・・・ヒィィ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜現在〜

 

「・・・ったく・・・約七十時間かけさせてもまだ四割近くしか力が解放されてないとか・・・アイツってば最強の混血サイヤ人、『孫悟飯』かよ・・・舐めプまでされたらやばいと思うがそりゃ無いよな?・・・無いよな?」

 

 

 

 

 

 

努はこの時・・・盛大なフラグを立ててしまった事に気付く由もなかった・・・果たして・・・まどかは無事、【螺旋丸】を完成させることが出来るのか?そして・・・どのような超弩級魔女と戦うことになるのか・・・

 




スマホも買い換えたいし、今のPCスペック低いからもう一台欲しいし、できれば洗濯機も静音で乾燥できる奴にしたいし、牛タンをマンガ肉の要領で食いたいし、課金したい・・・どう考えても金が足りねぇんよな・・・


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第63話 決戦の地カイロ 傷の魔女現る!!

ドカバトにセルマックス来ちゃあぁああああああああああああああぁぁぁ!!!!!

もちろん倒しましたよ♪


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ・・・もうあれから三日経とうとしてるな・・・約束の時まで残り五分か・・・早いことには越したことはないし・・・行くか・・・」

 

努は順調に魔女を倒していた。努とまどかが離れてから約三日が経とうとしていた・・・努はタバコを異空間へと消し去り瞬間移動でまどかのもとへと向かった・・・

 

〜ジンバブエ〜

 

「オッスしてもしもお〜〜〜〜〜〜し・・・ってヴォイ!?」

 

努は驚愕した・・・なぜなら人気のない平地がまるで戦闘の後のような景色へと変わっていたのであったから・・・

 

「分身の俺が消えた様子はねぇ・・・もし消えてるとすれば俺自身に記憶が入るハズだ・・・にしても・・・魔女でも現れたのか?それとも他の魔法少女バトったのか?・・・まさかアイツが!?まーちゃん!!!!」

 

努は様々な推測をし最悪のパターンに辿り着き、全力でまどかを探し回った・・・するとそこにはクタクタになって倒れているまどかと分身の努が転がっていた・・・

 

「努・・・お兄・・・ちゃん?」

 

「どうした!?大丈夫か!?なんかあったのかこの惨状は!?」

 

「え・・・えへへ・・・なんとか・・・マスター・・・したよ・・・らせ・・・んが・・・」ガクッ

 

「まーちゃん!?」

 

まどかは微笑みながら気を失い、努は駆け出してこの現状を説明してもらおうとするが努の分身が身を起こした。

 

「心配・・・すんな・・・俺・・・」

 

「分身・・・どうしてこうなった?」

 

「コイツってヤツは・・・俺の思った以上に強くなってやがるぞ・・・」

 

努はまどかの成長を予め想定していた・・・だが分身の口ぶりからするとそれ以上の成果を遂げていることが分かり、自分でもありえないと思える結論にたどり着いた。

 

「・・・まさか!?」

 

「説明してる時間はねぇだろ?分身を解くから早く行ってこい・・・仙豆も食わしてやれ・・・力は回復しねぇが魔力は回復するはずだからよ・・・」

 

「言われなくとも・・・」

 

ボフンッ!

 

分身は術を解き、その間にあったことの記憶は全て、オリジナルの努の元へとインプットされていった・・・

 

「・・・マジかよ・・・まーちゃん・・・お前の潜在能力はどこまで・・・」

 

努は冷や汗が止まらず乾いた笑いが思わず出てしまった・・・

 

「・・・って感心してる場合じゃない・・・急いでまーちゃんに仙豆を食わせねば・・・まーちゃん仙豆だ・・・食え・・・」

 

努はまどかの口に仙豆を入れるが・・・

 

「ちっ・・・気を失ってやがる・・・押し込むか・・・」

 

努は強引にまどかの口に仙豆を押し込んだ・・・すると・・・

 

「う・・・う〜ん・・・あれ?努お兄ちゃん?」

 

「起きろ!寝坊助!!」

 

「なんで私・・・眠ってたんだっけ・・・あっ!思い出した!!私やっと【螺旋丸】をマスターしたんだよ!!」

 

「知ってる・・・修行の時の記憶は見た・・・まさかアレも覚えたのかよ・・・」

 

「え!?ウソ!?ナイショにしておきたかったのに〜!!」

 

「ガタガタ抜かすな!!!さっさと行くぞ!!!超弩級魔女の居場所が分かったんだ!!!モタモタしてると置いていくぞ!!!」

 

「は・・・はいぃぃぃぃ!!!」

 

努はまどかの肩を掴んで瞬間移動をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜エジプト カイロ〜

 

「着いた!」

 

「・・・まさかこことはな・・・」

 

「努お兄ちゃん?」

 

「いや・・・なんでもない」

 

(jojo・・・空条承太郎がDIOと戦った地・・・エジプトのカイロとはな・・・だが俺がいるここは時代も宇宙も違う・・・そして・・・)

 

「大丈夫?努お兄ちゃん・・・力使いすぎて疲れちゃったの?」

 

「いや・・・大丈夫だ・・・それより・・・そろそろお出ましのようだぜ・・・」

 

努は空を指差すとまるで亀裂が入るように突然落雷が落ちていった・・・

 

「ウソ・・・雲ひとつない晴天なのに・・・雷が落ちてきた?」

 

「ヤロウめ・・・一見兆候も無しのように現れやがったな・・・」

 

すると・・・落雷が落ちてきた所から魔女が現れた・・・だがその姿は傷だらけで、まるで弱っているようで簡単に倒せるようだった・・・

 

「す・・・すごい傷・・・なんか・・・」

 

「簡単に勝てそう・・・なんて考えるなよ・・・」

 

「ふぇ?」

 

まどかは図星を突かれて戸惑っていた・・・だが努の顔には一筋の冷や汗が流れていた。

 

「み・・・見た目で判断するなといういい見本だ・・・い・・・今までの魔女が可愛く思えてきたぜ・・・」

 

「努・・・お兄ちゃん・・・」

 

「なんだァ?アイツは・・・見てるだけで嫌な予感が止まらねぇ・・・まるで小さいビニール袋を持ったと思ったら中に鉄でも入ってるように見た目詐欺・・・俺みたいに(パース)で相手の力を読み取れなきゃ実際に戦ってみて確かめなけりゃ分からないようだ・・・コイツは・・・どうやら俺たちが戦わなきゃならねぇようだ・・・コイツを相手にするとなると・・・他の魔法少女じゃ勝てねぇ・・・例えるなら風が強い日に外で小便をするとズボンにかかるように・・・コーラを飲むとゲップするように・・・ノイズキャンセリング機能がついたイヤホンをつけて音楽を聴きながら歩きスマホをしたら人や物にぶつかるように・・・当然の結末になる・・・コイツから感じるこの摩訶不思議な力はなんだ・・・なんなんだ・・・」

 

努は魔女の何かに恐れながらもその何かとはなんなのだと考えていると・・・

 

「努お兄ちゃん!魔女が私たちに気づいたみたい!!」

 

「くっ・・・」

 

魔女は口元をニヤつかせたと思いきや・・・努達の元へ急接近してくる。

魔女の名は傷の魔女・・・その能力とは!?

 

「殺られる前に・・・殺る!!【英雄の1ページ(ジャンプフォース)・火拳】!!」

 

努は攻撃を仕掛け、見事に魔女に当てた・・・だが・・・

 

「グボッア・・・」ビチャビチャァァア!!

 

「努お兄ちゃん!!」

 

 

な・・・なんと!?ダメージを負ったのは努だった!?この魔女は一体何をしたのか!?

 




倒せないユーザーへ

親ギャリか7周年推奨!!!なければ回避で運ゲーで勝てます!!!

ワシも運ゲーでしたからw


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第64話 傷と傷の戦い! 努&まどかvs傷の魔女

最近最新話書くのさぼり気味になってしまった・・・まあでも頑張ればまだ追いつけん!!!
ということでソシャゲを楽しみつつこれからも頑張ります!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「グボッア・・・」ビチャビチャァァア!!

 

「努お兄ちゃん!!」

 

努の放った【火拳】は魔女には当たってダメージを与えたのだが・・・同じように努にもダメージを受けてしまっていた。

 

「くっ・・・なんだァ?今のは・・・ダメージがこっちにも・・・」

 

「カウンターをとったようにも見えなかった・・・それにこの傷・・・ヤケドしてるように見えるよ・・・」

 

「なん・・・だと!?」

 

努は自分の受けた傷を見ると、そこにはなんと先程自分が放った【火拳】の傷跡そのものだった・・・

 

(ヤツめ・・・不慮の事故(エンカウンター)みたいなことが出来るのか?・・・いや・・・アイツもダメージを負っているとこを見ると恋人(ラヴァーズ)みたく・・・俺の中に寄生してるのか?・・・いや・・・俺の中にもまーちゃんの中にも何も入ったような様子は無い・・・ってことはオイ・・・まさか・・・コイツ!!)

 

「まーちゃん!離れろ!!」

 

「え?」

 

努は何かに気づいたようだが遅かった・・・魔女はまどかに向かって・・・

 

ザクッ

 

「あぐぅ!」

 

自分の腕を鎌にして左腕を切り裂く・・・するとまどかの右腕が裂けてしまった・・・

 

「な・・・なにぃぃぃぃぃぃ!!??」

 

努は予想していた事と少し違ったことに焦った・・・なぜなら彼はとある犯罪組織・・・暁にいた湯隠れの里の抜け忍・・・飛段と同じ【呪術・死司憑血】と同じ原理だと思ったからだ・・・だが切り裂けたのは左腕ではなく反対の右腕・・・努はますます危ない予感を察知してまどかの左肩を抱き寄せ遠くへ飛んでいった・・・

 

「大丈夫か!?まーちゃん!」

 

「う・・・うん・・・でも腕が・・・」

 

努はまどかの右腕を見ると・・・肉が裂け、骨も複雑に肉の中で刺さって血が止まらずにいた・・・

 

「動かねぇようだな・・・ちょっと痛ぇと思うけど我慢しろよ?」

 

「えっ?ちょ・・・なに・・・!?」

 

「【英雄の1ページ(ジャンプフォース)・ゴールドエクスペリエンス】!」

 

「え!?なにそれ!?なにするの!?ちょっと待っ・・・イッッッッッタァァァァァイ!!!!????」

 

「ガレキをお前の腕として生命を宿し、治したんだ・・・動くだろ?」

 

努は無理矢理まどかの傷を治したが、その過程にものすごい激痛があったためまどかは涙目になりながら軽く右腕を動かした。

 

「動くけど!!何をするのか事前に言ってよ!!すっごく痛かったんだよ!?」

 

「知ってる・・・だがそんなこと言ってられないだろ?」

 

「うぅん・・・この戦いが終わったら豪勢なご飯奢ってよね?」

 

「みんなにもな・・・とりあえずやつの性質を見極めるぞ!今んとこわかってるのはヤツにダメージを与えるとこちらにもダメージを受ける!そしてそのダメージはヤツと反対の箇所に受けることだ!」

 

「そんな・・・打つ手はあるの?」

 

「あぁ!あるぜ!!・・・だが賭けになる・・・イチかバチかやってみる価値はあるがな・・・」

 

「一体どんな?」

 

まどかは努にものすごい形相で尋ねると努は下卑た笑いを浮かべ始めた。

 

「なぁに・・・俺は優しいからな・・・こっちのダメージもテメェ自身のダメージもプレゼントしてやるのさ」ニニタァ

 

「うわぁ・・・」

 

「さて・・・あっちもそろそろお出ましのようだ・・・【英雄の1ページ(ジャンプフォース)不慮の事故(エンカウンター)】!!」

 

努は構えを解いてゆっくりと腕を組み始めた。

 

「ちょ・・・ちょっと!?努お兄ちゃん!何やってるの!?ッ!?早く逃げるか避けるかして!!なんかすごく怒ってるように迫ってきてるよ!!なんで動かないの!?」

 

魔女は激高したように努に殴り掛かるその刹那・・・まどかに向けて不敵に笑ってみせた・・・

 

「安心しろ・・・不慮の事故だから・・・」ニコォッ

 

そういった瞬間・・・努は思いっきり殴り飛ばされてしまった・・・

 

「つ・・・努お兄ちゃんンンンンン!!!」

 

「ん?呼んだ?」

 

「ふぇ?努お兄ちゃん?大丈夫なの?」

 

「なんともねぇよ・・・ちょっと飛ばされたが一瞬で戻ってきたからよ・・・それより心配すべきはあっちだぜ?」

 

「ゑ?」

 

なんと・・・努はピンピンしていた・・・そして指さす方・・・魔女の様子がおかしかった・・・

 

「なっ・・・なにあれ!?」

 

不慮の事故(エンカウンター)・・・俺のダメージをアイツに押し付けたってところよ・・・俺の考察が正しいと証明するためにな!」

 

そう・・・傷の魔女はダメージを受けていた・・・

 

「なんで?魔女に攻撃したらこっちにダメージが帰ってくるんじゃなかったの?それもどういうわけかわからないけど反対の部分にダメージがいくんじゃないの?」

 

「ああ・・・だから俺が受けるはずだったダメージを強制的にアイツに与えたってわけだ・・・そして跳ね返したおかげでヤツの性質の謎が解けたぜ」

 

「ホント!?どうすればいいの!?」

 

「フッフッフッフッ・・・フゥゥゥッッフッフッフッフッ!!フワァァハッハッハッハッッァ!!!」

 

傷の魔女の性質を見抜いたという努・・・果たして・・・それが正しいのか?それとも間違ってるのか・・・笑ってる場合じゃないぞ!努よ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふーっふっふwあーはぁーはぁーはーっwうあぁーはぁーはぁーはぁーはぁーはっwふぁっはっはっはっはぁーっwひぁっはっはっはっww」

 

「本当にいつまで笑ってんの!!??」

 

「あ~う☆(^qメ)」




そういやワンピ一話からアニメで見始めましたw


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第65話 まどかのワガママ!たった一つの想い

赤域フリクウ討伐完了!そして今日はガチャ日和!!みんなもドッカンバトルやりましょう!!!(唐突な宣伝)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで何がわかったの!?」

 

「まあ、そう慌てなさんな・・・来てるぜ?」

 

「え?・・・わぁっ!?」

 

まどかは慌てて傷の魔女の攻撃を回避するが、努はわずか数センチ・・・後ろに下がって避けた・・・

 

「口で説明するのは無理そうだな・・・久しぶりにアレをやるか・・・」

 

「え!?どういうこと!?何をするの!?」

 

努は目を閉じ集中し始めた・・・そして・・・

 

『あ〜!あ〜!テステス・・・口で説明すると妨害されると思うからテレパスで伝えるぜ』

 

『あっ・・・久しぶりだから忘れてた・・・』

 

『お前はこの説明を聞いて理解するまで全力で避けろ・・・いいか?ヤツは自分が喰らったダメージを俺たちに反射してる訳では無い・・・ヤツのダメージを狙った有機物にも与える性質なんだ・・・つまり共倒れ・・・ってとこか・・・』

 

『うん?それってどう違うの?』

 

『つまりアイツにダメージを与えてもこちらが対象とした俺たちが避ければこちらは無傷ってことだ・・・だからあん時に自傷したのが左腕だったがお前は動いてたからか狙いがずれた・・・そこが混乱させたポイントなんだが改めて不慮の事故(エンカウンター)で受けてみたことによってすべてが分かったんだ・・・つまり簡単に言うとカウンターに近い現象だ』

 

『じゃあ攻撃した瞬間に回避すればいいの?』

 

『それもありだがまだあるぜ・・・ヤツが攻撃してから約0.39秒後・・・ヤツの共倒れの性質が俺にきた・・・そして俺の不慮の事故のダメージは跳ね返せなかった・・・これによってヤツの弱点はカウンター・・・そして攻撃後に約0.39秒のタイムラグによってこちらに帰ってくる・・・そして恐らくダメージに限度があると考えられる・・・これらのことを考えたらまーちゃん・・・お前の新技の出番があると思えるぜ』

 

『わかった・・・でも当てるまでの陽動が欲しいからアレも使わないとね!!』

 

『ああ・・・俺も大技を用意しておくからな・・・頼むぜ!!』

 

努とまどかはお互いのテレパスを切ってそれぞれ準備を整え始めた。

 

「いくよ・・・【影分身の術】!!」ボフボフボフボフボフボフボフボフンッ

 

なんと・・・!?まどかは八人の影分身を作り出した・・・そして一瞬で散り散りになって本体の傍に一体だけ残して傷の魔女と戦い始めた。

 

「改めて見てもすげぇ・・・影分身は結構高等な術なのに・・・見様見真似で覚えるなんて・・・天才だな・・・やっぱり・・・まどか・・・」

 

「てぇぇい!」

 

「やぁ!!」

 

二体が矢を放って命中する・・・だが傷の魔女は性質であるカウンターを発動するが・・・

 

「「当たらないよ!」」

 

影分身は同時に難なく回避して更に矢をお見舞した。

 

「いいぞォ!・・・だがヤツにダメージを与えても致命傷じゃあない!やはりアレをぶちかましてやんねぇとダメなようだな!!まーちゃん!!」

 

「なに?」

 

「アレをやれ」

 

努は親指で首を掻っ切るモーションをした後、そのまま親指で地を指した。

 

「分かった!オリジナルから1番近い分身の私!アレをやるから来て!!」

 

「分かった!」

 

オリジナルのまどかは手を出し、力を集中させ始めた・・・すると蒼い球が現れ始めた。

 

「今!」

 

「分かってる!!」

 

合図を送ると分身のまどかは球体を何やら触れずにガシガシ擦るように両手を使ってかざし始めた。

 

すると・・・

 

キィィィィィィン!!

 

なんと!?綺麗な蒼の球体が甲高い音を鳴らしてまどかの右手に出来上がった!

 

「飛ばして!!」

 

「うん!とぉぉぉぉぉ!!えーーーーい!!!!」

 

分身のまどかはオリジナルのまどかをジャイアントスイングのように左手を持って投げ飛ばした!

 

まどかはあっという間に傷の魔女の元へ辿り着いた。

 

「届いて!!【螺旋丸】!!!!」

 

まどかの螺旋丸が傷の魔女に当たると、激しい乱回転のよう、吹っ飛んでいった・・・

 

「よし!!あまりの威力にヤツはカウンターを使えねぇ!!ぶっ飛んじまえぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

「いっけえぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

ドグオォォォォォォォォォォン!!!

 

やがて建築物へと衝突し、傷の魔女は動かなくなった・・・

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・や・・・やったの?」

 

「チッ・・・残念ながら・・・」

 

傷の魔女はフラフラとしながらゆっくり浮き上がっていく・・・

 

「まだ終わっちゃいねぇか・・・さて・・・どうするか・・・」

 

努は現状、何ができるかを考えた・・・

 

(まーちゃんは【螺旋丸】でもうバテてる・・・影分身を保ててねぇ・・・消えちまってやがる・・・そしてあの魔女公・・・相当手負いだが今のでキレた・・・俺も大技をかましてやりてぇが・・・一撃で決めれねぇと負ける・・・今仕掛けたらさっきのダメージを使って共倒れを発動される・・・さて・・・どうしよ・・・)

 

「つ・・・努・・・お兄ちゃん・・・ハァ・・・ハァ・・・」

 

「どうした?お前はもう休んでろ」

 

「ま・・・まだ・・・私・・・やれる!」

 

「何をバカなこと言ってるんだ!余計な事考えるんじゃあない!!」

 

「でも!・・・ハァ・・・ハァ・・・ここで・・・私も戦えなかったら・・・ハァ・・・ハァ・・・せっかくあの時・・・私の潜在能力を引き出してくれた・・・努お兄ちゃんとの時間が・・・無駄と思える・・・の・・・ハァ・・・ハァ・・・だから・・・今ここで・・・戦えなかったら・・・死んでも後悔する!!!!」

 

「ッ!?!?・・・チッ!わかったよォ!!ただし、死んでも知らねぇからな!!!」

 

「うん!!!!」

 

まどかのフルパワーで放った螺旋丸でも倒しきれなかった傷の魔女・・・もはや戦える体では無いまどかであったが、な・・・なんと!?立ち上がった!!果たしてこの戦いの行く末は!?




つまりおまえたちはここでおしまいということだ


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第66話 信じて賭けろ!! 禁術・風遁・螺旋手裏剣!!!

ドカバト・・・ガチャも極限もレジェンズの二の舞みたくなってません?


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(・・・とは言ったものの・・・手負いのまーちゃん・・・特大の攻撃を備えた傷の魔女・・・あと一発しか大技を使えない俺・・・ケッ!・・・限られた状況で敵を早急に始末しろとか・・・まるで詰めデュエルだな・・・とりあえず・・・できることはなんでもやっか・・・)

 

努はため息をつきつつもまどかの方へ振り向き尋ねる。

 

「まーちゃん・・・螺旋丸は作れるか?」

 

「ハァ・・・ハァ・・・影分身か螺旋丸・・・どっちかしか使えないから無理かも・・・」

 

影分身か螺旋丸・・・どちらしか発動不可の場合、まどかは何もできない未熟者であった・・・だが努はその答えを聞き安心してほほえんだ・・・

 

「い〜や・・・十分だ・・・螺旋丸を作れ・・・分身は俺が出す」

 

「ハァ・・・ハァ・・・どういうこと?」

 

「いいから・・・お前にいずれ到達する新たな境地を体験させてやるからよ・・・」

 

「?」

 

まどかは何もわからないでいたが努は一瞬で企てた策をどんどん進めていった・・・

 

「【英雄の1ページ(ジャンプフォース)・影分身の術】!!」ボンボンボンボンボンボンボンボンボンボン

 

「十体も・・・なにするの?」

 

「喋るな・・・体力の無駄だ・・・分身よ!二体俺!二体まーちゃん!もう三体は俺たちと同じ動き!最後の三体は引き寄せ役!!総員配置につけ!!!」

 

「「「「「「「「「「おう!!!」」」」」」」」」」

 

「つ・・・努お兄ちゃん・・・そろそろ何をするか話しても・・・」

 

「まーちゃん・・・キサマは潜在能力を含めたら俺以上の実力だ・・・だが惜しいことにキサマはまだその潜在能力を100%解放できない・・・だから俺がそのきっかけを作ることにした・・・」

 

「な・・・なんの事?」

 

「いいか?お前は英雄への切れ端(ヒロイック・チェッカー)を真っ二つに切ったヤツだ・・・そんなお前だからできることだ・・・」

 

「え?あの紙のこと?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜時は遡って儀式終了後〜

 

「ふぅ・・・とりあえずここまでだ・・・疲れたわい・・・」

 

「ひ・・・ヒィ・・・私も・・・寝ずに食べずに七十時間・・・ジッとしてるだけでも疲れるもんなんだね・・・」

 

そう言ったまどかの目にはもの凄いクマができていた・・・

 

「さて・・・まーちゃん、これを持ってくれ」

 

「何これ・・・紙?」

 

英雄への切れ端(ヒロイック・チェッカー)・・・まあ特殊な紙だ・・・それを持って力を入れてみな?だが体に力入れるなよ?内側から滾るエネルギーを爆発させるように入れるんだ・・・OK?」

 

「え?・・・う・・・うん・・・えい!」

 

まどかは脱力をして紙に目一杯力を送り込むと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビリィィィィィィ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え!?え!?なに!?今の音!?」

 

「ウソだろオイ・・・」

 

なんと!?英雄への切れ端は真っ二つに切り裂かれていた!!

 

「私・・・ただ力を入れただけなのに・・・破れちゃった・・・いや・・・切れちゃったの間違い?」

 

「フ・・・フフフ・・・アッーハッハッハッハッハッハッァ!!!」

 

「つ・・・努お兄ちゃん!?」

 

「いやぁ・・・素晴らしい・・・お前は本当に俺を楽しませてくれる・・・まーちゃん・・・お前が魔法少女になったらこれを試してみろ・・・」

 

そう言って努は術の印をまどかに教え始めた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜現在〜

 

「あの後【風遁・突破】を教えてくれたあの日のこと?」

 

「あぁ、他のみんなは英雄への切れ端になんの変化も無しだったが・・・お前だけ変化を起こしたんだ・・・つまりお前だけが特別な力があるってことさ」

 

「そんな・・・私なんかに?」

 

まどかは自分がやったことの凄さを理解できずにいたが、努は話をつづけた・・・

 

「お前だからさ・・・だからお前はいずれこの技を自分で辿り着き・・・そして使いこなせると信じて・・・少しだけ体験させてやるんだ・・・」

 

「努お兄ちゃん・・・」

 

「さあ!螺旋丸を作るんだ!ありったけの力を込めてな!!」

 

「うん!!」

 

努とまどかは螺旋丸を練り始めた・・・そして片方の分身は形態を保つための役割を始め・・・

 

「これは・・・風?」

 

「さすがァ・・・さあ!まだ練るぜ!!パワーが足んねぇぞ!!!」

 

「は、はい!!」

 

もう片方の分身は性質を加えるために手をかざしていた。

 

「このまま・・・このまま・・・よし!出来た!【風遁・螺旋手裏剣】だ!!」

 

「こっちも出来たよ!・・・すごい・・・それでこれを投げればいいの?」

 

「・・・残念ながら今の段階では当てるのみなんだ・・・」

 

「それじゃあダメじゃん!魔女の性質で返り討ちだよ!!」

 

「わざわざ俺が十体も影分身を出した意味がわからんのか?確実に当てるためだっつーの・・・」

 

「あ・・・」

 

「さて・・・俺らの力も僅かだ・・・この一撃に賭けるぞ!!」

 

「はい!!」

 

「よし・・・行くぞ!野郎ども!!」

 

『応!!!』

 

努とまどかと螺旋手裏剣を持った分身は他の分身と攻め込み、傷の魔女は困惑していた・・・

 

「ほれほれほれほれ!!どこ狙ってんだ!!俺はここだぜ!!」

 

「いーや!こっちだね!!」

 

「やめとけやめとけ!お前の性質は付き合いが悪いんだ!」

 

「なんか今会社の同僚みたいな人がいたよ!?」

 

「アイツは究極生命体(アルティミット・シイング)同僚だ・・・とある殺人鬼の紹介をすることで誕生した同僚だ・・・」

 

「ありえないよ!こんなの絶対おかしいよ!!」

 

努がまた適当なことを述べていると・・・

 

「お〜い!ウソです!!全てウソです!!!この天才イケメン・・・」

 

「努お兄ちゃん?なんか今喋った?」

 

「何も?」

 

「アハッ☆」

 

空気(トラなんとか)みたいなやつの存在はゴミのように捨てられた・・・

 

「さて・・・モタモタしてっとコイツが消えちまう・・・行くぜ!!」

 

「うん!!!」

 

まどかと努は分身に投げ飛ばしてもらい、傷の魔女の目と鼻の先まで距離を詰めた・・・

 

「「当たれぇぇぇぇぇぇ!!!!」」

 

だが・・・傷の魔女は先程受けたダメージを使って共倒れの性質を使った・・・

 

「グハッ!!」

 

「キャア!!」

 

(こ・・・コイツ・・・やはりダメージを保存して攻撃できたのか・・・いつまでも共倒れを使わなかったからなんとなくだが予想はしてた・・・けどな・・・)

 

「その選択・・・ハズレだぜ・・・」ボフン

 

「フフッ・・・」ボフン

 

攻撃されたのは努の分身とまどかに変化していた努の分身だった・・・

 

「本物は・・・俺だァァァァァ!!!」キィィィィィィン

 

傷の魔女はすぐさま反撃に出て努を攻撃するが・・・

 

「バーカ・・・俺も分身だぞ?」ボフン

 

またもや分身は消え去り、砂埃の中から努とまどかが顔を出した。

 

「届いて!!」キィィィィィィン

 

「チェックメイトだ!!」キィィィィィィン

 

「「【風遁・螺旋双手裏剣】!!!」」

 

ズオォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!

 

「キャッ!!」

 

「うぉぉぉあぁぁぁ!!!」

 

努とまどかは勢いよくぶっ飛び、傷の魔女は【風遁・螺旋双手裏剣】をまともに喰らい、性質である共倒れを使おうにもなにもできず、ただひたすら動けずにやられるのみだった・・・

 

「す・・・すごい・・・小さい針のようになって細胞一つ一つ壊してる・・・まるで毒みたい・・・」

 

「へ・・・へへ・・・こいつは威力もすげぇが体力も使用者もタダじゃすまねぇ技だ・・・まーちゃん・・・腕・・・動かせねぇだろ?」

 

「う・・・うん・・・ピクリとも動かせないよ・・・」

 

「まあ・・・それは後で俺がまた治すからいいとして・・・」

 

努の治すという発言にまどかは耳を疑い、顔を青ざめて努に尋ねる。

 

「・・・まさかまたあの能力でまた腕を治すつもり?イヤだよ!?すっごく痛かったんだからね!?」

 

「そんな事より・・・見てみろ・・・あの成れの果てを・・・」

 

「人の話を聞いてるの〜?・・・も〜・・・!?」

 

まどかが見たのはまるでボロ雑巾のように変わり果てた魔女であった・・・【風遁・螺旋双手裏剣】によって体の細胞は全滅し、まだ微かに生きている状態だった・・・

 

「まだ生きていたのか・・・まあいい・・・お前も待ってろ・・・直ぐに迎えに行くからよ・・・【英雄の1ページ(ジャンプフォース)・雷切】・・・」バチバチバチィ

 

努は左手に雷を纏い、傷の魔女の胴体を貫き、殺した・・・

 

「ふぅ・・・終わったな・・・」

 

「うん・・・」

 

「あと二つの大陸で世界一周ってなわけだな・・・」

 

「うん・・・」

 

「そんじゃ・・・お前の腕を治すぜ」

 

「うん・・・うん?」

 

努は流れでまどかに了承されるために誘導した。

まどかも先の発言を思い出してまた顔を青ざめ始めた。

 

「【英雄の1ページ(ジャンプフォース)・ゴールドエクスペリエンス】」

 

「ちょ!?ちょちょちょちょまっちょまっちょまちょまっちょまっちょまっちょってぇ!?」

 

「無リーです。」

 

「ハァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」

 

アフリカ大陸の地で・・・一人の魔法少女が散った・・・その名は・・・鹿目まどか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「死んでないよ!!!!」




まあやるがな!!!


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第67話 最弱!?落ちこぼれの魔法少女 暁美ほむら!!

ドカバトの夏の大型イベントキャラ・・・今んとこコンプしました!!!
そしてやっとブロリー倒せました!!!
次はナマズ・・・


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努とまどかは辛くも・・・傷の魔女を倒した・・・だが二人の腕は【禁術・風遁・螺旋手裏剣】による反動によりボロボロになってしまった・・・だが努の【英雄の1ページ(ジャンプフォース)・ゴールド・エクスペリエンス】によって二人の腕は治った・・・だが旅はまだまだ続く・・・果たして・・・次に待ち構えている魔女とはいったい・・・!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜モロッコ〜

 

「オッス!たでえま!!」

 

「努さん・・・それと・・・」

 

「ア・・・アア・・・ア・・・」

 

「一体何があったの・・・」

 

「さあ?治療してやったらこうなった」

 

「あっ!努兄!!まどか!!」

 

さやかは気づいた瞬間二人に向かって飛びかかってくるが努は華麗に避けてまどかだけが抱きつかれてしまった。まどかは傷の治療はされたがまだ痛みは残っている・・・なんなら治療によってダメージが増しているためか抱きつかれた衝撃によって・・・

 

「ぎにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

叫んだ・・・

 

「うわっ!?」

 

「キャア!?」

 

「うおっ!?」

 

「っ!?」

 

「やかましい!!うっとうしいぞこのアマ!!!」

 

「努お兄ちゃんのせいだよ!!っ!?・・・叫んだらまた痛みが・・・」

 

「ハァ・・・ならコレでくっつけた方が良かったか?」

 

「それは・・・ホッチキス!?もう努お兄ちゃんの治療はコリゴリだ〜!!!」

 

「次回をお楽しみに☆」

 

to be continued・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウソだろオイ!?まだ始まって565文字しか書いてないぞ!?」

 

「マジで!?」

 

そして努たちはまどかがまだ治療したところが痛むと言い、ほむらの提案で一日だけモロッコにて休息をとることにした・・・

 

「ふぅ・・・ここまで四つの大陸で魔女を倒したのか・・・でももうそろそろだ・・・俺もだいぶ強くなってきた・・・ったく・・・だがインキュベーターのヤロウ・・・相当強えと思うからまだまだだな・・・まだ解放できてない形態や技が多すぎる・・・今の俺じゃあの人達の1%にも満たないな・・・チクショウ・・・」

 

コンコン

 

一人、部屋で色々考えて口に漏らしていた努の部屋に、誰かがノックをした。

 

「入れ」

 

ガチャ

 

「ほむちゃんか・・・どうした?」

 

「次は私の番だから・・・どこに行くのかだけ聞こうとして来たのだけれど・・・」

 

努は言おうか迷っていたが、黙ろうが喋ろうがこれに至っては何も変わらないと判断し、口を開いた。

 

「・・・南極だ・・・」

 

「南極?なんで南極なのかしら?あそこにも魔女がいるの?」

 

「ああ・・・ヤバいニオイがプンプンしてるんだ・・・南の方から感じてるんで南極ってことだな・・・オーストラリア大陸の時も南から感じてたんだがな・・・お前と行くと決めてたからな」

 

「え?」

 

「お前の新しい力・・・試すにはもってこいの相手かもしれねぇ・・・ってことだ」

 

「そう・・・楽しみだわ・・・」

 

そういったほむらはどこか嬉しそうやら楽しみやら・・・そんな顔をしていた。

努もどこか柔らかな顔をしていたがすぐにいつも通りの顔に戻って時計を見た。

 

「ってなわけだ・・・とりあえず時間も時間だ・・・早く自室に戻って寝ろ・・・」

 

「・・・」

 

ほむらはさっきまでとは違った雰囲気で少し不安そうな顔になっていた・・・

 

「どうした・・・まだ何かあるのか?」

 

「いえ・・・私の力が本当に通用するかが・・・」

 

「するさ・・・」

 

「え?」

 

ほむらの一抹の不安に対し、努は即答した。

 

「お前は誰よりも厳しく、過酷な修行を乗り越えた・・・だからこそ勝てるさ・・・おめェには諦めるなんて似合わねぇよ・・・」

 

「そうね・・・諦めねェド根性・・・だったわよね・・・大切なことは・・・」

 

「あぁ・・・」

 

「ありがとう・・・それじゃあ私は寝るわね。おやすみ・・・努さん」

 

「おう、寝とけ寝とけ!フトンがふっとんじまっても寝とけよ!」

 

ほむらは努のボケをスルーして扉を閉めて自分の部屋へと向かって行った。

 

「諦めねェ・・・ド根性・・・ねぇ・・・ほんっと・・・よくアイツらと同じレベル・・・いや、それ以上まで強くなったよ・・・お前は・・・」

 

努は机の上にあった灰皿を引き寄せタバコに火をつけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜精神と時の部屋でほむらとの修行開始前〜

 

「よし、ここまで来ればいっか・・・」

 

「本当に・・・みんなが見えなくなったわ・・・広いのね・・・ここ・・・」

 

「地球とおんなじくらいの広さ・・・らしいぜ」

 

「らしいって・・・肝心なとこ適当ね・・・」

 

「まあそんなことはどうでもいい・・・ほむら・・・お前の魔力・・・英雄への切れ端(ヒロイック・チェッカー)で見たんだが、ハッキリ言わせて貰おう・・・お前・・・もう戦うのはやめろ・・・」

 

「・・・え?」

 

ほむらは言っていることがわからなかった・・・今までたった一人の親友のために戦ってきた・・・それに伴い自身も成長しているのがなんとなくだが分かっていた・・・だがそれでもほむらは四人の中で一番魔力が低かった・・・現実は非情である。

ほむらは惚けていたが努は話を進める。

 

「お前はあの中で一番魔力が低い・・・圧倒的にな・・・」

 

「そんな・・・そんなはずは・・・」

 

「ならお前の武器はなんだ?さやかのように剣を生み出すのか?マミのようにリボンを自在に操り、マスケット銃にできるのか?杏子のように三節棍の槍を出せるのか?」

 

「私の武器・・・」

 

「そう・・・お前は現代兵器・・・それしか使えないんだ・・・」

 

「確かに・・・今まで何度繰り返しても私は自作の武器かヤクザか軍から武器を調達するしか無かった・・・私ができるのはせいぜい収納と時間の停止と叛逆・・・」

 

ほむらは自分の弱さを呪った・・・そのせいで永遠にも近くたった一人の大切な友だち・・・鹿目まどかを救えずにいたのだから・・・

そんなほむらに対して努は一つ、疑問をぶつけた。

 

「だが一つ、疑問が浮かばないのか?《どうして何の変哲もない現代兵器で魔女が倒せるのか》・・・ってな」

 

それを言われたほむらは目からウロコだった・・・今までなぜ疑問に思わなかったのかを少し考えてみたが・・・それすら気づかないほど必死だったと結論付けた。

 

「言われてみれば・・・でも私たち魔法少女にも通用するから・・・だと思うわ・・・」

 

「残念ながら不正解だ・・・今まではその収納してる盾に秘密があったんだ・・・」

 

「盾に?どういうこと?」

 

ほむらは自分の盾を見つめて首を傾げた。

努はほむらの魔道具・・・盾を指差して話を進める。

 

「その盾の中に入れる物は多少なりとも魔力が込められる・・・俺はそう推測してる・・・まだ100%そうだと決まったわけじゃない・・・だが奇妙だろ?たかが現代兵器で倒せるならとち狂ったヤツが錯乱状態で銃を乱射して、たまたま当たったとしたら魔女にダメージが行くはずだ・・・だがな・・・」

 

努の推測を聞いてるうちに、努の考えがなんとなくだが読め始め、遂に努と同じ解答へと辿り着いた。

 

「まさか・・・」

 

「想像通りだ・・・色々調べたが銃弾は全てすり抜けてる・・・当たるはずがないんだ・・・」

 

「ということは・・・」

 

「そう、お前の盾にはそんな仕掛けもあったってことさ・・・だが肝心なお前の魔力がミソッカスだから正直大したことじゃねぇんだけどな・・・それよりお前はこの先、足でまといになるぜ」

 

努の言葉にほむらは顔を伏せたが、揺らぐことの無い真っ直ぐな瞳で努を見つめ尋ねる。

 

「・・・それで?」

 

「ん?」

 

「あなたのことだから何かあるんでしょ?その代償として私は何を払えばいいの?」

 

努は自分のことが見透かされたようで軽く笑った。

 

「さっすが・・・勘が鋭いんだから・・・」

 

「こうしてワルプルギスの夜と戦うために色々やってくれるのだから・・・自然とアナタの考えそうなことは予想がつくわ・・・時々できないことやらかしてくれるけどね・・・」

 

「へへ・・・まぁいっか・・・【覚悟】があるならそれでいい・・・まあ笑えよ・・・お前は不幸中の幸いなんだからなぁ・・・一見、魔力が低かったり適性が今までと違うバトルスタイルを用いなきゃならんとなるが・・・今からお前に教えるのは俺が最も得意とする能力なんだからなぁ・・・」

 

「それは・・・一体なんなの?」

 

「教えてやろう・・・それは・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜現在〜

 

「ったく・・・ほむら・・・お前は最弱・・・落ちこぼれだ・・・だがな・・・落ちこぼれだって必死で努力すりゃエリートを超えることがあるかもな・・・見せてくれ・・・お前の本当の力を・・・!!」

 

努は微笑みをこぼしながらタバコの火を消し、栓を波紋で飛ばしてコーラを飲んだ。

 

ほむらの不安・・・努の期待・・・そして最弱の落ちこぼれの肩書きを貰ったほむらは、果たしてどのような成長を遂げたのか!?

そして南極ではどのような闘いが繰り広げられるのか!?




生まれ年に自分の知ってるアーティストのヒット曲あると嬉しいよね・・・


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第68話 いざ出発!新生暁美ほむら!!

遅刻しました・・・昨日は仕事休みでしたが別件で時間に追われてできずにいてこんな時間になってしまいました。

申し訳ございません。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次への目的地へ向かう努たちは、まどかのダメージやほむらの提案で一日だけモロッコにて休息をとっていた・・・それぞれが旅の疲れを癒しているとき、ほむらは努が休んでいる部屋へと入り、目的地を聞き・・・そして心から消えぬ不安を漏らしていた・・・だが努は修行での日々を思い出させ、ほむらを励ました・・・一抹の不安を取り除けたほむらは戦いに備えてゆっくり休むのであった・・・この先待ち受けている戦いとは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「魔法少女の諸君、おはよう・・・今日は書いてる今が猛暑なんで作者が暑い暑いってうるさいから南極へ行く・・・」

 

「いきなりメタ発言はやめなさい・・・それとなんでぶるるあって言い出しそうな声してんのよ・・・」

 

「いや、なんとなくだが?」

 

「それより努お兄ちゃん・・・なんで南極なの?まさかそんなメタい理由だけじゃないよね?」

 

「当たり前だろ・・・魔女が南極にもいるからだ・・・極寒の地だからお前らが着いてくるかは任せるが・・・宿題やってんだろうな?」

 

「「「うっ!」」」

 

努の言葉にまどか、さやか、杏子は目を逸らした。

 

「みーちゃん・・・悪いがお守役・・・頼めるか?場所はお前ん家でいいか?」

 

努は額に青筋を浮かべながら笑みを浮かべてマミに尋ねた。マミは半分恐怖に顔が引きつっていた・・・

 

「え・・・えぇ・・・双方問題ないです・・・」

 

「あぁ・・・すまねぇな・・・埋め合わせはまた今度するからよォ・・・オイクソバカ共ォ・・・テメェら学生なんだぜ?夏休み遊んでばっかいるんじゃねぇよ・・・観光中だろうが喫茶店とかホテルとかで宿題くらいやれェ!!!」

 

努の圧にたじろぎながらも三人はゆっくり答える。

 

「い・・・いや〜・・・その〜」

 

「なんつっていいかわかんねぇけど・・・」

 

「私たち・・・事前にマミさんの家でやってた宿題置いてきちゃったの・・・アハハ・・・」

 

三人の言い分に努は何も言えなかった・・・いう言葉が見つからなかったのだ・・・

 

「・・・やれやれだぜ・・・お前らには・・・もう・・・かける言葉が見当たらねぇ・・・【英雄の1ページ(ジャンプフォース)星の白金(スタープラチナ)】!」

 

「「「ヒィ!?」」」

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!」

 

「「「ゴメェェェェン!!!」」」

 

「ちょ!?ちょっと!?努兄さん!?」

 

「やかましい!バカは殴らねぇとわからねぇんだからよぉ!!日本まで吹っ飛べ!!オラァ!!」

 

「「「ずびばぜんでした!!!」」」

 

「ひどいことするわ・・・ってどっかに飛んでったわよ!?」

 

「安心しろ・・・お前の家にぶっ飛んで行ったからよ・・・これ少ないが修理費を渡しとくぜ」

 

努はマミに懐から封筒を二枚ほど渡した。

 

「ちょ・・・ちょっと!?重いけど!?結構入ってるでしょ!?こんなにはいらないわ!!って今なんて言ったの!?修理費!?私の家どうなってるの!?」

 

「さて・・・俺らは行くぞ?ほむちゃん」

 

「え・・・えぇ・・・」

 

「アハッ☆待って!まだ話は・・・」

 

「バイバーイ☆」

 

努はほむらの肩を掴んでマミの話を聞かずに瞬間移動で行ってしまった。

 

「なんて自分勝手なわからず屋なの・・・努兄さん!あなたを暴行罪と器物損壊罪で訴えます!理由はもちろんおわかりですね?あなたが三人に躾として制裁し、その挙句ぶっ飛ばしたところが私の家だからです!覚悟の準備をしておいてください!近いうちに訴えます!裁判も起こします!裁判所にも問答無用で来てもらいます!慰謝料の準備も・・・ってこれはさっき貰ったけどあなたは私の心を裏切った!貴方は犯罪者です!刑務所にぶち込まれるのを楽しみにしておいて下さい!いいわね!?」

 

マミはいなくなった努に裏技掲載サイトでブチギレている少年のように叫んだ後、おとなしく我が家へとワープした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜南極〜

 

「着いた・・・ってサビ〜な!?」

 

「え・・・えぇ・・・事前に防寒着を着てきても寒いわね・・・ってなんでそんな格好のまま来たのよ!?」

 

「だって目一杯動くからな・・・それより手厚い歓迎のようだぞ?」

 

「え!?もう!?まだ着いて一分も経ってないのに!?」

 

「やれやれ・・・だがマジだぜ・・・行くぞ!」

 

「えぇ!望むところよ!」

 

努とほむらは魔女の結界へと入っていった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜魔女の結界〜

 

「アニメとかマンガでよォ・・・強いキャラ談義ってのがあるよなぁ?このマンガのコイツが強いとかアイツの方が強いって言うけどよォ・・・それはいいんだ・・・俺だってそういうヤツの意見を聞くのも楽しいからよォ・・・けどよォ・・・なんで!!最終的にギャグキャラが最強って言い始めんだ!!ベクトルが違うだろうが!!ボクサーで誰が強いか語ってる時にプロレスラーの名前あげる並にお門違いなんだよォ!!」ガスガスガスガスガスガス!!!

 

「ちょっと!?何いきなり暴れてんのよ!!」

 

「悪いな・・・なんか魔女の結界は気持ち悪くなるんだ・・・だからこうして怒りで沈められるか試してたんだ」

 

「なるほど・・・確かに昔の私でも試したことないかも・・・昔からあまり怒ったことないからね・・・」

 

「だが・・・オロロロロロロロロロロ!!!」ビチャァ

 

「結局吐くの!?」

 

「オエッ・・・結局ダメだったか・・・それよりお出迎えのサービスが来たようだな・・・」

 

「あら・・・随分手厚い歓迎ね・・・」

 

「だが・・・ほむちゃん!」

 

「えぇ・・・時よ止まれィ!!」

 

ドゥゥフワァァァンカッコッコ・・・

 

「あっ・・・努さん・・・そうだ・・・努さんはまだ1秒も時間を止められないんだった・・・けど・・・」

 

「つぉぉぉりゃぁぁぁ!!!」

 

「チェックメイトよ!!」

 

「そして時は動きだす・・・」

 

「まだまだァ!!」

 

「ちょっ!?もう倒してる倒してる!!」

 

「おろ?ホントだ・・・わりぃわりぃ!つい興奮してやりすぎちまったよ」

 

「本当にもう・・・」

 

「さあ・・・それよりそろそろ本番だぜ?覚悟はいいか?」

 

「「俺達(私達)は出来てる!」」

 

魔女の結界の奥へと進む二人・・・果たしてそこで待受ける魔女とは一体・・・!?




次の話は予定通りに投稿予定です。


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第69話 ベストマッチ!踊れ!必殺【アクセルダンス】!!

銀魂THE FINAL見ました・・・なんて言うか・・・最後まで銀魂だったなと言える作品でしたね・・・そして銀八先生で空知英秋先生ェ・・・色々ぶっちゃけすぎですw


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努とほむらは新たに魔女がいる南極大陸へと上陸した・・・そこで話したかつてのほむらの弱さ・・・それを克服し、こうしてほむらは努の隣で戦える・・・その強さの片鱗すらまだ分からぬままだが、使い魔を倒した後でも表情に余裕があった・・・果たして・・・ほむらの手に入れた新たな力とは!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お出ましのようだな・・・」

 

「そうみたいね・・・」

 

現れたのは叛逆の魔女性質は力の貯蔵

 

「ほぇぇ・・・相変わらず気味の悪いヤロウだなぁ・・・気持ち悪いったらありゃしねぇぞ」

 

「言ってる場合じゃないでしょ?とりあえずここは私がやるから手出しは無用よ」

 

「それもいいが・・・ある程度様子見したらコンビネーション攻撃やるぞ」

 

「アレをやるつもりなの?」

 

ほむらは努の方を見ると腰に手を当て軽くウィンクして答えた。

 

「あぁ・・・お前の実力は見るだけじゃなく合わせてみたいんだ・・・ダメか?」

 

努は同意を求めるが・・・それはもはや愚問だったようにほむらは微笑みながら提案を返した。

 

「いいわ・・・断る理由がないもの・・・それじゃあ行くわよ!ハアァ!!」

 

ほむらは力を溜め、一気に解放させると、周りに白いオーラがほむらを包み込んだ。

 

「ほう・・・ずいぶん気が上がってるな・・・俺の想像以上の成長速度だな・・・」

 

「相当努力したわ・・・でもまだ努さんの実力には足元にも及ばないわ・・・」

 

ほむらの成長は凄まじいものだった・・・前までとは魔力の質が明らかに違うのが誰にでもわかるくらいである。

 

「それだけありゃ十分だ・・・行け!!1分でお前の実力を見極めさせてもらおう!!」

 

「そんなに時間はいらないわ・・・ハァァ!!」

 

ほむらは大きく飛び上がって魔女の顔を踏み蹴った。

そして直ぐに後ろへ回って数発拳を叩きつけるとさらに足払いをして肘で浮かせて両足で蹴りあげ・・・

 

「喰らいなさい!」

 

両手を組んで思いっきり叩きつけた。

 

「準備運動にはちょうど良かったわ・・・」

 

「にしてははしゃぎすぎてんじゃねーのか?まあ・・・遊びはしまいだ・・・俺についてこいよ?」

 

「ええ!」

 

努とほむらは横に並び、スっとほむらは努の後ろに隠れると・・・

 

ダッ!

 

二人は全く同じスピードで魔女へ向かって走り出した。

 

シュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパンシュパン

 

攻撃しては交代し、さらに攻撃しては交代しの繰り返しで魔女は苦しんでいた。その隙をほむらは見逃さず急降下して足払いをする。

 

ギュンッ!

 

魔女は体勢を立て直しながら後ろへと飛んで逃げようとする・・・が努達は地へ大きい気弾を放ち、煙幕で魔女の視界を奪った。

煙の中魔女は身を縮こめると後ろから努達が突撃して魔女は壁に叩きつけられ、地へと落ちた。

 

ポヒューンビンビンビンビンビンビン

ポヒューンビンビンビンビンビンビン

 

二人は地に寝ている魔女に向かって気弾を構え・・・

 

ポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォンポォンポォンポポォン

 

【アクセルダンス】

 

気弾の雨は約5分程止むことはなかった・・・

魔女の死体はもちろん、そこに魔女がいたという形跡すら残さず、魔女は朽ちて死んでいった・・・

 

努は汗を拭いタバコに火をつけほむらへと歩み寄った。

 

「案外ついてこれたじゃん」

 

「当然よ・・・いつまでもお荷物でなんかいられないもの」

 

「安心しろ・・・まだ俺には及ばねぇからお荷物だぜ・・・」

 

「そのうち超えてみせるわよ・・・」

 

「フッ・・・」

 

「フフッ・・・」

 

戦い終えた二人はまるでワクワクしているような雰囲気だった・・・

 

ほむらはなんと、努の最も得意な気のコントロールを覚えていた!この二人のコンビネーションは完璧・・・もはや敵はいないのか!?

 




そして今ワンピースはアラバスタが終わってアニオリ入りました・・・まだ100ちょいしか進んでねぇよ・・・900以上あるとか多すぎや・・・(褒め言葉)


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第70話 いきなり超決戦! 突如現る深淵の魔女!!

ワンピース見すぎて遅刻しました!!

空島編面白すぎだろ!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努は、ほむらを連れて南極大陸へと向かい、そこにて叛逆の魔女との激闘が繰り広げられた・・・新たな力・・・【気のコントロール】を完璧にマスターし、努の想像以上の成長を遂げていたほむらは【合技・アクセルダンス】のコンビネーション攻撃についてこれるほどに強くなっていた・・・二人の顔には余裕の表情が見える・・・だが油断するな二人とも!!この先何が起きるかわからんぞ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努とほむらが南極に着いて魔女をひたすら倒して2日が経過した・・・2人はひたすら色んなところを周っていた・・・

 

「ふぅ・・・暑いな・・・」

 

「ええ・・・結構動いたからね・・・」

 

「だがこんなところでもお構い無しに魔女がいるぜ・・・ったく・・・人が少ないのに魔女はたんといやがる・・・まさかあのキュベ公・・・こんなところにも送ってやがったのか・・・」

 

努はボソッと愚痴をこぼすとその中に気になる言葉があり、ほむらは足を止めて努に問いただした。

 

「・・・今・・・なんて言ったの?」

 

「え?いや・・・こんなところにもお構い無しに・・・」

 

「そっちじゃない!送るとか言ったわよね!?」

 

「こんなところにも・・・ってそういやまだ説明してなかったな・・・ヤツの本当の目的とかこれまでやってきたお前らの知らないことが・・・」

 

努は咥えていたタバコを消し去り真剣な顔をして説明し始めた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真実を聞いたほむらの顔は絶望、恐怖、戦慄、悲愴・・・様々な感情が渦巻いており信じたくもなかった・・・と言わんばかりな顔をしていた・・・

 

「まさか・・・そんな・・・」

 

「残念ながら真実だ・・・俺が独自に調査した結果だからな・・・」

 

「なら・・・どうしてそれを早く言わなかったの!?」

 

「・・・」

 

「答えてよ!!」

 

「ハァ・・・ちょっと待て・・・奴さん・・・なんてタイミングで送り出しやがってんだ・・・」

 

「!?・・・これは・・・ワルプルギス級の・・・いや・・・それ以上の魔女!!」

 

「ほむちゃん・・・気を解放しろ・・・」

 

「チッ・・・後でちゃんと話しなさいよね!!」

 

「生きてたらな・・・来るぞ!!」

 

突如空に現れたのは超弩級魔女・・・名は深淵の魔女・・・

 

「感じる・・・やつの周りに大きな闇を・・・これは・・・憎悪か?いや・・・別のもミックスしてやがるな・・・」

 

Aaa・・・憎i・・・許sAnAi・・・

 

「「なっ!?」」

 

魔女はいきなり喋り、努達に襲いかかるが難なく避けた。

だが二人は不意打ちに驚いたのではなかった・・・

 

「コイツ・・・喋れるのか!?ほむちゃん!」

 

「いいえ・・・今まで喋れる魔女はいなかった・・・あのワルプルギスですら呻き声みたいな鳴き声は発してたけど・・・まどか達が魔女になった時にもこんなことはなかったわ!!」

 

「なるほど・・・となればコイツを材料に研究すれば謎が多い魔女について研究が捗るって訳だな・・・」

 

「まあな・・・これからやる技はお前にもできる・・・だが今のお前がやると待つものは・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「死だ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・」ゴクリ

 

ほむらは生唾を飲み、冷や汗を流して努の覚悟の重みを感じていた。

 

「俺は使うと命を削るや死ぬ技を何個も会得してる・・・だがある時にしか使うことは無い・・・」

 

「ある時?それは?」

 

「それは・・・自分以外の誰かが涙を流した時、自分のアイデンティティを貫き守り通す時、そして・・・」

 

「そして?」

 

「巨大なる【悪】と戦う時だ!行くぜ!」コトッ

 

努は小さい小瓶を懐から取り出し、それを置いた。

 

「【英雄の1ページ(ジャンプフォース)・魔封波】!!」

 

ギュオォォォォォォォォォォォォ!!!

 

「な・・・なにをするつもり!?」

 

「この小瓶にヤツを封じこめる!かあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

愚kA・・・ナ・・・

 

魔女は魔封波をなんともせず弾き、努に突進した。

 

「な!?おうわぁぁ!!」

 

「努さん!!」

 

努は空中で回りながら着地し、体制を立て直した。

 

「ハァ・・・ハァ・・・大丈夫だ!当たる直前後ろに飛んだからダメージは軽い!・・・だがバカな・・・魔封波をいなしただと?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

な・・・なんと!?努は命を削る技・・・【魔封波】を使ったことにより体力も力も大幅に減少してしまった!!このままジリジリ追い詰められ・・・負けてしまうのか!?この状況で打開策はまだあるのか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァ・・・ハァ・・・フフッ・・・」




それにしてもワイパーが咥えてる空島のタバコ・・・吸ってみたいですね・・・w


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第71話 見せてくれ! 努が託した新奥義!!

ワンピース(現デービーバックファイト)とドカバト(今更LR悟空作り)で忙しくて投稿びなの忘れてました・・・そろそろストックの方も危ういので頑張りますね!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努は南極にてインキュベーターの真の目的やまだ知らなかった衝撃の事実をほむらに告げた。

当然認めたくなかったが努の調査によって得た情報のため、噓偽りはありえない・・・真実を何故黙っていたのか説明を求める二人の前に、新たな魔女、深淵の魔女が突如、空から現れた・・・

その魔女は拙いが言葉を発した・・・努は新たな情報を得るために深淵の魔女を生け捕りにすべく、命を削る技【魔風波】を使うが、弾き返され反撃を受けてしまった・・・

息を切らし(パース)を大きく消耗してしまい、希望への活路は閉ざされたかのように見えるが・・・努はなにやら不敵な笑みを浮かべていた・・・どうするのだ!?努よ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうするの?策はまだあるのでしょ?」

 

ほむらは努に全て賭けていた・・・ここでこの人が終わるわけがないと全力で信じているのだった・・・その期待に応えるかのように、努は微笑む。

 

「当然だ・・・だがこれはお前の力次第だ・・・」

 

「私の?」

 

「お前・・・気功波は打てるよな?」

 

「打てるけど・・・努さんのと比べれば威力は全然よ?」

 

「十分だ・・・いいか?修行中に俺がみせた技あるだろ・・・アレをやってみろ!」

 

アレ・・・そういわれたほむらの顔は引きつっており、全力で首を横に振った。

 

「アレですって!?無理よ!!気功波は出せてもあのレベルの気弾系の技なんて打てないわ!論外よ!!」

 

ほむらは全力で断るが、それに対し努は笑みをこぼしながらタバコを咥え火をつけて一服し始めた。

 

「スゥゥゥ・・・フゥゥゥゥ・・・それがどうした?無理と分かっていてもやらなきゃなんねぇときだってあるんだぜ!俺たちに不可能なんてない!!」

 

それは根拠のない戯言だった・・・だがそれが彼に力を無限に引き出すのである・・・ほむらはそれを知っている・・・ワルプルギスの時だって、それ以前にシャルロッテ・・・お菓子の魔女のときだって諦めなかったからこそ・・・切り開けたのである・・・ほむらはその言葉に鼓舞されて、盾をしまい、努を真っすぐ見つめる。

 

「・・・分かったわ・・・やれるだけやってみるわ!」

 

「いいか?俺が囮となってやつの注意を引きつける・・・お前はその隙に魔力を全て気に変換してその力を爆発させろ・・・闘いの中では賭けも重要だ・・・今まで慎重に正解を選んだお前には酷かもしれんがやるしかねぇんだ!いつまでも俺がいなきゃ守れねぇ暁美ほむらと決別しろ!!」

 

「ッ!?努さん・・・あなた・・・」

 

ほむらはその言葉を受け止め、努を引き留めようとするがそれを止め、ゆっくり魔力を集中させ始めた・・・

 

「さあ行くぞ!ハァァァァァァアアアアアアアア!!!!」ボシュュ!!!!

 

「死なないでね・・・」

 

「余計なお世話だ・・・フッ!!!!」

 

努は大きく飛び出して深淵の魔女に向かっていった・・・

 

「私も・・・ハァァ!!」ボシュュ!!!

 

ほむらも気を解放し、手を後ろにして掌に気を集中させ力を貯め始めた。

 

「ハァァァァァァ・・・!!」

 

だがこのとき、努が言った言葉の真の意味を・・・ほむらは知る由もなかった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほれほれどうした!!お前の実力はこんなもんか!?」

 

深淵の魔女は努を捕まえようとするが全て避け、ちょくちょく反撃をしていた。

 

「くっ・・・カスった!ヤロウ・・・隙が全くねぇ・・・この作戦はミスか?・・・っておわッ!?」

 

努は最初は紙一重に避け続けていたが段々余裕がなくなり始め、今では大幅に避けている・・・

 

「ちくしょうめ・・・ってそうだ!あの手があった!!ほむちゃん!!一旦時を止めろ!!二秒ほどでいい!!」

 

「え!?」

 

「早くしろ!間に合わなくなっても知らんぞ!!」

 

「わ・・・わかったから急かさないで!止まれィ!時よ!!」

 

ドゥゥフワァァァンカッコッコ・・・

 

ほむらは盾を取り出し、時計のバックルを回し、時を止めた。

 

「努さん・・・あなたは一体何をするつもりなの・・・」

 

ほむらはただじっと努が何かするのを力を溜めつつ待っていたが何も起きることは無かった。

 

「くっ・・・時間を止めるのは限界ね・・・そして時は・・・」

 

「いまだ!【英雄の2ページ(ジャンプマキシマム)世界(ザ・ワールド)&多重残像拳】!!」ブゥゥゥゥゥン

 

「!?」

 

努は咄嗟の判断で多重残像拳を使い、時は再び動き出す・・・

 

「努さん!?ただでさえ体力を大幅に消費してる今、影分身なんて無茶よ!」

 

「「「「「「「「チッチッチッ・・・これは影分身じゃあない!【多重残像拳】だ!さあ魔女さんよォ!こんなかに本物の努様は一人だ!七分の一だ!当ててみな!このクサレド陰キャ魔女ちゃんよォ!!」」」」」」」

 

く・・・Da・・・らん

 

深淵の魔女は構わず努を攻撃するが・・・

 

「「「「「「残念!ハズレだよん〜!六分の一の確率で当たるんだぜ?早くカモンカモーン!!」」」」」」

 

深淵の魔女は付き合うのも馬鹿馬鹿しくなったようで一斉に残像拳を薙ぎ払った。

 

「ここで一つ、謝らなきゃならねぇようだな・・・本体の俺は・・・」

 

全ての残像が消えたがどこからともなく努の声が辺りに響いた。すると・・・

 

「ハナっから・・・天高く舞い上がってたんだよ!!喰らえ!!【英雄の1ページ(ジャンプフォース)粗砕(コンカッセ)!!!】」

 

努の回転踵落としは見事深淵の魔女にクリティカルヒットした・・・だが・・・まるで効いておらず、すぐさま攻撃をけしかける・・・

 

鬱・・・陶・・・sHi・・・イィィィィ!!!

 

「のわァァァァァァ!!!っでも!タダでやられてたまるかよ!!喰らえ!!」

 

努はいつの間にか拾っていた氷の大地の一部を投げつけ深淵の魔女はそれに怯んだ。

 

「いまだ!やれぇぇぇ!!!」

 

「行くわ!か・・・め・・・は・・・め・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「波ァァァァァァァ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いいぞ!だがまだヤツは生きてる!!力を!爆発させろ!!」

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああ!!!!」

 

ほむらは全力のかめはめ波で深淵の魔女は包み込まれた・・・だがダメージを負っただけで死には至らなかった・・・

 

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・ダ・・・ダメだった・・・倒せない・・・」

 

「バッキャロー・・・諦めんじゃねぇ・・・ヤツをこのまま生かしておくわけにはいかねぇ・・・負けるわけにはいかねぇんだよ!!パワーをくれ・・・ヤツを倒せるパワーをくれ!パワーを!!くれぇぇぇぇ!!!」

 

「つ・・・努さん・・・分かったわ・・・私の渡せる分は渡すわ・・・」

 

ほむらの全力のかめはめ波では倒せない・・・努!こうなったらお前しかいない!!深淵の魔女を倒すんだ!!!

 




寿司とドーナツが食べてぇな・・・


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第72話 五人集結!ユーラシア大陸攻略の前夜の異変!?

今日悪夢を見たんですど・・・なんで夢の中だとどんな出来事も違和感なく受け入れられるのかが謎ですw



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努はイチかバチかの賭けでほむらのかめはめ波に望みを託し、命懸けの時間稼ぎを引き受けた。だが残された(パース)は少なく、ダメかと思ったその瞬間、世界(ザ・ワールド)で別の場所へと移動し、多重残像拳で深淵の魔女を錯乱させた・・・

そして時は満ち、ほむらは全力のかめはめ波を深淵の魔女に放ったが・・・まだ生きており、魔力が尽きかけているほむら・・・(パース)がほぼカラっけつの努・・・もはや打つ手なしと思えるが努の瞳には光が消えていない・・・

頼む!努よ!今なんとかできるのはお前しかいない!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほむらからエネルギーを直に受け取り、努は想像以上の(パース)がチャージできたのを驚いた。

 

「うわぁっっぬっぅっっ!!」

 

「これで・・・渡せる分全てよ・・・努さん・・・勝って・・・」

 

ほむらはそう言い残して倒れ、意識を手放した・・・

 

「ああ・・・」

 

フ・・・ハハ・・・ハハ・・・ザコの・・・Powerを・・・吸収したと・・・て・・・この私を・・・超えることは・・・できぬぅ!!

 

「そうかな?やってみなきゃわかんねぇ!!!!!」

 

努と深淵の魔女のパワーにより氷の大地は割れ、形を変えていった・・・氷塊の一つが砕け、海に沈むと同時に互いに動き距離を詰めた。

 

hAaaaaa!!

 

「うりゃぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

てエェeeぇi!heeャあ!

 

「つぁぁりゃぁぁぁぁ!!!」

 

深淵の魔女がその巨大な拳を努に上から振り下ろし、努は比べると矮小な拳を下から突き上げる。拳を振るったタイミングはほぼ同時・・・だが先に届いたのは体が遥かに大きい深淵の魔女の拳だった・・・

 

hUィィィィ!!!

 

「ぎぃぃぃぃ!!!!」

 

努は僅かに体を逸らし拳が頬をかすめた。

そして努の拳は深淵の魔女の腹部にめり込んだ。

 

ハァグァhuあ!?

 

その刹那・・・彼女は人間だった頃の記憶を思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キュウべえ・・・私ね・・・この魔法でたくさんの人を助けるんだ!」

 

「そんな・・・魔女が魔法少女の成れの果てなんて・・・でも私はめげない!必死に足掻いてやる!キュウべえ!!」

 

「結局・・・ダメだったよ・・・キュウべえ・・・なんで?なんで私たち人間をこんなにひどいことするの?なんで・・・なんでよ!!??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ア・・・aの時・・・か・・・Ra・・・私の・・・時は・・・止まっtTeいた・・・koれで・・・ヤっと・・・終われる・・・)

 

深淵の魔女は自分の最後を待ちわびてやっとその時が来たのを心のどこかで喜んでいた・・・だが・・・

 

「俺は絶対!!お前らを救ってやらァァァァァ!!!」

 

めり込んだ拳を拗じるように押し込み深淵の魔女は内部から爆発を引き起こした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【レジェンドスマッシュ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アアアアアアアアアアアアAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

「俺たちのパワーが勝った・・・俺たちのパワーが勝ったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

努の勝利の雄叫びと共に氷塊は崩れ始め、ほむらは残りの力を振り絞って、舞空術を使って努を拾って努は瞬間移動をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜見滝原 マミの家〜

 

その頃・・・まどか達はマミの家にて夏休みの宿題を消化していた・・・

 

「ハァ・・・宿題終わらないね・・・」

 

「だりーな・・・」

 

「そうだね〜・・・」

 

「ほら三人とも?手が止まってるわよ?」

 

「そんなこと言ったって〜・・・中々多いんですよ?」

 

「んだんだ・・・代わりに全部やってくれよォ〜マミィ〜」

 

「さすがにそれは・・・杏子ちゃん・・・」

 

「佐倉さん?おしおきが必要かしら?」

 

「ヒィ!?悪いけど急ぎの用事を思い出したんで・・・ってぐえっ!?」

 

危機を感じて逃げ出そうとしていた杏子の上から努達が瞬間移動してきて、杏子は下敷きとなった。

 

「努お兄ちゃん!?ほむらちゃんも!?」

 

「ビックリしたァ!なんで急に二人とも現れたの?」

 

「落ち着いて美樹さん・・・瞬間移動よ・・・終わったのね?」

 

「ヘヘッ・・・イエーイ!!ハハッ!!」

 

「やれやれだわ・・・」

 

「どうでもいいけど二人とも!!降りろォ!!重いっつーの!!」

 

「おっ?どうしたきょーちゃん!?床のアルバイトでも始めたのか!?」

 

「違ぇよ!いいからどけぇ!!」

 

「やれやれだぜ・・・ってかお前らまだ宿題終わってねぇのか?」

 

「「「ギクッゥ!?」」」

 

「・・・なあみーちゃん・・・こいつら一回ブッ殺していいか?」

 

「ダメよ・・・この娘たちだって一生懸命やったもの・・・一生懸命ね・・・」

 

「ハァァァ・・・一日待つほむちゃんはもう八割終わってるらしいからとっととやれぇい!!」

 

「「「レンジャー!!」」」

 

努は呆れた様子でその場を立ち去ろうとした・・・その瞬間・・・

 

「ったく・・・っとと!!」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「あー・・・ヤベッ・・・力を使いすぎたか・・・」

 

「努さん!」

 

「あーうるせえうるせぇ・・・デカい声あげなくても聞こえてるしおめぇら揃いも揃って心配そうな顔すんなよ・・・とりあえず俺は帰るぜ・・・また明日迎えに来る・・・」

 

ガチャ・・・バタンッ

 

「努さん・・・」

 

「ほむらちゃん・・・努お兄ちゃんってばどんな無茶をしたの?」

 

ほむらは深淵の魔女との戦いでの経緯を説明した・・・するとまどかはやれやれと言わんばかりの顔をした。

 

「まったく・・・努お兄ちゃんってばいっつも無茶するんだから・・・」

 

まどかと同行した時に起きた努の負傷

右腕の細胞が大半壊滅、心臓を含む内蔵と骨の火傷

 

「そーそー!努兄っていっつも無茶するよね!」

 

さやかと同行した時に起きた努の負傷

両腕の骨が粉砕骨折、全身複雑骨折、内臓損傷

 

「見ててヒヤヒヤするわよね・・・」

 

マミと同行した時に起きた努の負傷

両脚靭帯断裂、あばら骨が各種臓器に刺さり内出血

 

「ちったァ自分の身を心配しろってんだ!」

 

杏子と同行した時に起きた努の負傷

全身火傷、力欠乏症

 

「全くもって同意よ・・・」

 

ほむらと同行した時に起きた努の負傷

16箇所骨折、筋繊維10箇所断裂

 

「これ以上無茶しなきゃいいけどね・・・」

 

まどか達は不安を残しつつ、宿題を進めていった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、努は・・・

 

「ガハッ!ゲホッゲホッ!」ビチャァ

 

努は咳き込み、抑えていた手には血がべっとりとついていた・・・

 

「マジィな・・・しかも・・・封印が解け始めてる・・・再び【英悪繁封】をかけようともアレではもうもたねぇ・・・考えても仕方ねぇ・・・寝るか・・・」

 

ベッドへと横たわり努はゆっくりと睡眠に入る・・・がその時!

 

『おめぇなぁ・・・いつまで強情貼ってんだ?』

 

(なっ!?お前・・・なぜ夢の中に!)

 

『なんだっていいだろ?それよりオラ達を封じ込めたっておめぇは強くなれねぇ・・・おめぇにはオラ達の力がいるはずだ』

 

(いらん!俺がこの力のせいでどれだけの人が苦しんだと思ってる!!死んだ仲間だっているのに!!)

 

『だがおめぇだって気づいてんだろ?今のままじゃおめぇはいずれ死ぬ・・・その力の成長に体が追いつけずにな・・・』

 

(分かってんだよンな事ァ・・・)

 

『だとしたらオレ達の力・・・そろそろ認めて使ってもいいんだってばよ・・・お前は十分に傷ついた・・・そしてその事を今でも忘れてねぇ・・・』

 

(許せるものか!俺の罪は永遠に償えないものだ!!俺はアンタらとは違う!どこまで行っても安っぽく、弱く、失うことに臆病な眇たる存在だ!!)

 

『ならそのままでもいいんじゃねぇか?』

 

(は?)

 

『俺だって何度か仲間とバラバラになっちまったしケンカだってした・・・けど俺は変わらないでいた・・・だから俺は・・・』

 

『オレは・・・』

 

『オラは・・・』

 

『火影

『海賊王 になれたんだ』

『平和を守れるサイヤ人

 

(・・・言いたいことは分かった・・・だが俺はこの罪から逃れられない・・・忘れてはならない過酷な罪だ・・・故に・・・力を貸してもらうぜ・・・本物の英雄(ジャンプヒーロー)!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュンチュン・・・キーーーー!!!

 

「ん?もう朝か・・・ぐっ!?」

 

努は体を起こそうとするが思うようには動けなかった・・・

 

「体が重い・・・は?封印の痕がない!!・・・そして何だこの眠気は!?まるで一分間しか寝てないような物足りなさだ!体の疲れとかそんなチャチなもんじゃあない!クソッ・・・!こんなナリでこれから戦わねぇといけねぇとかマジィだろ・・・」

 

な・・・なんと!?ユーラシア大陸での戦いの前、努の体に異常が発覚した!!一体何があったというのだ!!そしてどうなってしまうのか!!




神龍がいたら金と時間が欲しいって願う人が大抵なのかな・・・


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第73話 目覚めよ!情熱のマーガリンと月帝独裁国

皆さん・・・大変です・・・ストック切れましたw
いったいどうして・・・まあいいか・・・ワンピみながらドカバトしよ・・・







あっ、これかぁ!!(アホ)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとか・・・深淵の魔女を倒した努とほむら・・・その頃まどか達は夏休みの宿題を苦戦しつつも消化していた・・・瞬間移動で合流した努達は状況を察し一度出直そうとしたその時・・・膝から崩れ落ちてしまった努・・・本人は力を使いすぎと言っていたがその真実は・・・

その後努は家へ戻り、すぐに睡眠をとると夢の中に現れた三つの影・・・そして起き、腹にある封印の痕がなく、疲れが取れずにいた・・・これ以上ない絶体絶命の状況・・・果たして努は戦えるのか!!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァ・・・ハァ・・・」

 

ゆっくりと廊下を歩き、極限状態の努は少しずつ玄関へと向かっていた・・・

 

「くっ・・・みーちゃんの家に迎えに行かんといかんが・・・体が重い・・・今日の英雄の1ページはもって十回が限度か・・・俺の体力とかもつかな〜?まいったな・・・」

 

努は息を切らしつつもなんとかタクシーを捕まえてマミの家へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~一方、マミの家では~

 

「んん・・・もう朝ね・・・ほらみんな起きて!努兄さんがそろそろ迎えに来るわよ!!」

 

いち早く起きたマミは、みんなを揺らし、優しく起こすが反応がなかった・・・そこにインターホンが鳴り響いた。

 

ピンポーン

 

「あら・・・ウワサをすれば・・・はーい?」

 

マミはインターホンの通話ボタンを押して返事をすると・・・

 

『『『『『グルタミン酸〜グルタミン酸はいかがですか〜?無味無臭のグルタミン酸はいかがですか〜?』』』』』

 

『ゴフッ・・・』

 

そこには筋骨隆々の褐色肌でまつ毛が長く、目が少女漫画に出てくるような可愛さをして、頭に【安全第一】と書かれたハチマキを巻いて肩に【危険上等】と書かれたタスキをかけている男五人組が努を磔にしてセールスみたいなことを言い始めたのだった・・・

 

「キャァァァァァァァ!!??」

 

マミは驚き後ろに後ずさった・・・その声に一名・・・うるさく感じ目を覚ました・・・

 

「んん・・・なんだよマミ・・・うっせぇな・・・」

 

「さ・・・佐倉さん・・・イ・・・インターホンが!努兄さんが!」

 

「ん?努がどうしたんだ?・・・ん?」

 

杏子はマミの言った通りインターホンの映像を見るとそこには・・・

 

『つと郎さん・・・アナタとはもうやっていけないわ・・・』

 

「「なんかはじまってるー!?」」

 

なんかドラマが始まっていた・・・

 

『なにを言うんだつと美!俺だって頑張ってるじゃないか!』

 

『だって・・・アナタいつか大物ミュージシャンになるって言ってずっと置いてあるあれ・・・マーガリンじゃない!普通ギターとかなのに・・・バターですらないマーガリンじゃない!』

 

『んだとゴラァ!?』

 

『ジャマなのよ!ご先祖さまとかなんだかよく分からないけどもうアレ100年前のヤツだから腐ってるを通り越してもう異形化してるじゃない!クサいし近所の人からも苦情来てるから早く捨ててよ!』

 

『バカヤロウ!お前がこうして飯食えてるのはアレのおかげじゃねぇか!アレを捨てちまったりゃ・・・ら、俺たち終わりだぜ!?』

 

「噛んだ・・・」

 

「噛んだわね・・・」

 

マミと杏子はなにがなんだか・・・どうツッコんだらいいのか戸惑っていたが冷静につと郎が噛んだのをツッコんだ・・・

 

『もうやってられないわ・・・故郷に帰らせてもらいます!』

 

『お、おい!帰るって・・・お前の故郷って・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『月帝独裁国・ムーンライトジャスティスセイバーライトニングボルテックスギガントアックスゴムゴムノモトネタナメックセイジンジャネ・イヤモットテアシガノビルキャラアルダロニワカオツ・ウソツクノヤメテモラッテイイデスカ共和国だろ?』

 

「「いやなげーよ!!」」

 

『そうよ・・・私は月帝独裁国・ムーンライトジャスティスセイバーライトニングボルテックスギガントアックスゴムゴムノモトネタナメックセイジンジャネ・イヤモットテアシガノビルキャラアルダロニワカオツ・ウソツクノヤメテモラッテイイデスカ共和国に帰るわ!!』

 

「まだ続くのかよ!ってか独裁国なのか共和国なのかどっちなんだよ!!」

 

「待って佐倉さん!映像が変わるわ!恐らく月帝独裁国・ムーンライトジャスティスホーリーセイバーライトニングボルテックスギガントアックスゴムゴムノモトネタナメックセイジンジャネ・イヤモットテアシガノビルキャラアルダロニワカオツ・ウソツクノヤメテモラッテイイデス共和国だと思うわ!」

 

「なんで覚えてるんだよ!」

 

『違います・・・ここは月帝独裁国・ムーンライトジャスティスセイバーライトニングボルテックスギガントアックスゴムゴムノモトネタナメックセイジンジャネ・イヤモットテアシガノビルキャラアルダロニワカオツ・ウソツクノヤメテモラッテイイデスカ共和国・・・月帝独裁国・ムーンライトジャスティスホーリーセイバーライトニングボルテックスギガントアックスゴムゴムノモトネタナメックセイジンジャネ・イヤモットテアシガノビルキャラアルダロニワカオツ・ウソツクノヤメテモラッテイイデス共和国ではありません・・・』

 

「なんで会話できんだよ!てかマンションのインターホンのカメラで何やってるんだお前は!人工衛星のカメラみたく地球を写すな!月に変わるな!」

 

『待てぃ!あそこに帰るには乗り物が必要だろ!どこの家庭にもあるマクシムじゃ到底厳しいぞ!』

 

つと郎は駐車場に止めてある空に浮いている船を指さした。

 

「いやおかしいだろ!なんで船が浮いてんだ!なんで船が飛んでんだよ!!」

 

『確かに・・・あれなら限りない大地(フェアリーヴァース)限りない大地までは行けるでしょう・・・』

 

つと美のイメージ映像がふわふわと見え始めたがそれはどっからどう見ても月であった・・・

 

「いやそれ月じゃん!充分着くだろ!」

 

『でも月帝独裁国・ムーンライトジャスティスセイバーライトニングボルテックスギガントアックスゴムゴムノモトネタナメックセイジンジャネ・イヤモットテアシガノビルキャラアルダロニワカオツ・ウソツクノヤメテモラッテイイデスカ共和国にはあの伝説の狂戦士・・・【イフリタ・ル・イモータル】がいるのよ!!?マクシムごときじゃトイレットペーパーの如く儚く惨めに破り捨てられるわ・・・』

 

「いい加減にしろ!いつまでそのよくわかんねぇ国の名前連呼するんだよ!こんなんじゃ読者読み飽きるぞ!!」

 

「イフリタルイモータル・・・いいわね・・・ティロ・イフリタル・・・フフフ・・・」

 

「マミィィィィィィ!!早まるなぁァァァァァ!!!」

 

『だから早まるな!ぜってぇ俺がもっと売れてお前を幸せにするから!!』

 

『もういいの・・・迎えが来たの・・・』

 

『迎え・・・まさか!?』

 

「何かイヤな予感がするぜ・・・」

 

杏子の悪い予感が的中した・・・そこに現れたのは杖をついて歩くのも一苦労しそうな老人と・・・ロボットだった・・・

 

『森下茂七十太とJP-T09か!?』

 

「世界観統一しろぉぉぉぉぉぉ!!なんでヨボヨボのジジイとめちゃくちゃド精密なロボがタッグ組んでるんだよ!相性考えてタッグ組めよ!!」

 

『ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!』

 

『待たせたな!姫君よ!!』

 

「いや逆ゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!なんでジジイが正気じゃないんだよ!なんでロボットが流暢に喋れるんだよ!!なんでジジイの右腕がないんだよ!!なんでロボットの胸にミタキ電機のロゴがあるんだよ!!」

 

『ちくしょう!毎度毎度思うんだがなんで月に機械があるんだよ!教えはどうなってるんだ教えは!つと美が故郷に帰ることになったのは月人が機械に甘えたせいだろうが!妻持って帰るのかよ!クソったれ!』

 

『きちんと働いてもらいたかった・・・』

 

『つと美の・・・』

 

「やめろォォォォォォ!!アカウント消されるゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!しかもそれアタシたちのアニメのopだろーがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「佐倉さん!メタ発言良くないわ!!」

 

『『そうだそうだ〜!』』

 

「じゃかぁしい!!ってかそろそろこの茶番終わらせろ!!」

 

『こうして・・・つと郎とつと美の離婚劇は続いていく・・・』

 

『俺たちの戦いはこれからだぜ!!』

 

~E.N.D~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「打ち切られたぁぁぁぁぁぁ!!?終わらせろって言ったけど雑ー!!!」

 

「ランニングバックアンドスクリューオメガお邪魔します!!」ガシャァァァァァン!!!

 

「「ギャァァァァァァァ!!!」」

 

「オッス!待たせたな!」

 

「「・・・」」ワナワナワナワナ

 

マミと杏子は拳を握り、怒りをこらえようとするが耐えきることができず、無言で努に近づき始めた・・・

 

「あり?」

 

ドカッ!バキッ!!パコーン!パコーン!パコーン!

 

「普通に入れや!」

 

「殴るわよ!?」

 

「歯ァ折るぞ!?」

 

「ふ・・・ふぁい・・・ず・・・ずびばぜん・・・」

 

「んん・・・なぁにぃ?」

 

「ふぁぁあ〜・・・うるさいなぁ・・・」

 

「ん・・・もう朝なのね・・・あら?努さん、おはよう」

 

「おふぁふぉ・・・だすげでぐれ」

 

「一体何をやらかしたの・・・」

 

努と魔法少女5人は揃った・・・今こそ・・・ユーラシア大陸に潜む魔女を狩り尽くすときだ!!

 

「おい努よォ・・・まだ殴りたりねぇぞゴラァ!!」

 

「佐倉さん・・・今回ばかりは同意よ!」

 

「ごべんなざい・・・たふぅけてぇ・・・」

 

果たしてどうなることやら・・・

 




まあなんとか間に合わせます


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第74話 いよいよ出発だ! 久方ぶりの【ピュエラマリー・ホーリー・クインテット】!!

間に合った・・・今日が休みだったからフルで書き上げれた・・・あっぶね・・・


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

睡眠をとって疲れを癒したはずの努・・・だが疲れは微塵もとれず、なんとかマミの家へと着いた努・・・準備は整った・・・いざ!ユーラシア大陸を駆けろ!!努たちよ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努は顔の腫れもひいたようで、軽く伸びをしてまどか達に声をかけた。

 

「よ〜し!おめぇらの宿題も終わったようだし・・・野郎ども!行くとするか!!」

 

「「「「「おぉ〜!!」」」」」

 

五人はどこか待ちかねていたといわんばかりの顔をして気合が十分入っていた。

 

「今回でやっとお前らの能力を披露できるからか楽しみそうだな」

 

「もっちろんだよ!努兄!」

 

「ずっとナイショにしてきたからね!」

 

「早く戦いたくてウズウズしてきたぜ!」

 

「こんなに楽しみなのは初めてだわ!」

 

「みんなと一緒に戦えるのは久しぶりっていうのもあるかもね・・・」

 

「意気込むのは自由にしてくれていいが覚悟しとけよ・・・」

 

「「「「「?」」」」」

 

努は意味深な発言を残し、ゆっくりと扉を開けた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜アゼルバイジャン〜

 

「着いたぜ。スタートはここ、アゼルバイジャンからだ・・・」

 

「あれ?近場からじゃないの?妥当に韓国とかだと思ったよ」

 

さやかは純粋に疑問を感じそれを発するが、努は冷静になだめるようにタバコに火をつけつつ話し始めた・・・

 

「まぁまぁ・・・物事には順序ってもんがあるだろ?なにしろお前らは腕を上げてから連携どころか能力も把握できてねぇんだからまずは一番弱い反応だったここの魔女から戦ってもらうことにしたんだ・・・」

 

「なるほど・・・でも能力を打ち明けるのを禁じたのは努さんじゃなかったかしら?」

 

「確かに・・・ほむらちゃんの言う通り努お兄ちゃんに言われたからナイショにしてたから努お兄ちゃんはともかく私たちで連携は厳しいと思うよ?」

 

「努~?なにか考えがあるなら聞かせてくれよ」

 

努はタバコの煙を吐き出して一息ついてからゆっくり語り始める・・・

 

「なぁに・・・簡単なことさ・・・お前ら・・・他の能力を知ったらまずは連携とか効率を考えて自身の力をフルで発揮するのを後回しに考えるだろ?」

 

「「「「「確かに・・・」」」」」

 

五人は納得して頷いた。

努は経験や、過去にあったシチュエーションなどで様々な考察を入れてからこのやり方へと決めたのだったから・・・

 

「つまり最初にやることは俺がお前らのテッペンを知ること・・・そしてそれをどう生かすか・・・それが俺のアイデアってことさ・・・」

 

それぞれは理解して納得し始めていた・・・一人を除いて・・・

 

「生かすかって・・・どういうこと?」

 

案の定・・・さやかだけが理解できず義もを感じたままになっていた・・・これに対し努達はため息をこぼしてしまった・・・

 

「ハァ・・・アホ察しろ・・・」

 

「ホンット・・・さやかってバカだな・・・」

 

「さやかちゃん・・・」

 

「美樹さやか・・・あなたはどこまで愚かなの?」

 

「アッルエェェェ!?もしかしてアタシだけ!?」

 

マミは魔法少女の中では年長ってこともあり、わかりやすいようにさやかに説明する・・・

 

「つまり努兄さんが私たちを指揮するってことよね?」

 

「ご名答・・・まあ慣れてきたら勝手にやってもらってもいいがな」

 

「でも努よぁ・・・正直必要ないと思うけどさぁ・・・どうなの?」

 

「ふむ・・・確かにそう言った意見も出てくると思った・・・だがそれに対する回答が『じゃあお前らだけで戦ってみろ』としか言えないが・・・どうする?」

 

まどか達は顔を合わせ、まどか、さやか、杏子の三人はすぐに決断を下す・・・

 

「私は・・・やってもいいなら私たちだけでもやってみたい!」

 

「アタシもまどかに賛成!!」

 

「アタシもだ!!」

 

それに対しほむらとマミは深く何かを考えていた・・・

 

「「・・・」」

 

「どうしたの?二人とも・・・」

 

「きっとお腹でも減ってるんじゃない?」

 

「能天気なオメーと一緒にすんな!!」

 

「・・・とりあえず私たちでやってみましょ?」

 

「そうね・・・努さんの意思がこれでわかると思うし・・・」

 

「・・・そうか・・・ほむちゃん・・・ちょっといいか?」

 

「なにかしら?」

 

努はほむらを呼び出し、少し離れたところでほむらと何かを話し、何かを渡した。

ほむらは了承し、二人はまどか達の元へと戻った・・・

 

「おまたせ・・・それじゃあ行きましょうか」

 

「アレ?努兄は来ないの?」

 

「やりたいことがあるからとりあえず別行動をとるみたい・・・」

 

「やりたいことって?」

 

「さぁ・・・詳しいことは教えてくれなかったからわからない・・・けど関係ないわ・・・もともとは魔法少女の問題だわ・・・私たちで戦えないと意味がないわ・・・」

 

「そうね・・・暁美さんの言う通りだわ・・・それじゃあ久しぶりに・・・【ピュエラマリー・ホーリー・クインテット】の出番よ!!」

 

努は別行動をとりまどか達は戦いへと身を投じる・・・果たしてどのような魔女と出くわすのか!!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「相変わらずマミのヤロー・・・変なネーミングセンスが暴走してらぁ・・・」

 

「仕方ないわ・・・それが彼女だもの・・・」




作業用BGMって大事やな・・・皆さんは作業中は何聞いてます?


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第75話 不協和音!? 連携失敗の重大な理由

大変お待たせしました!!

お詫びに今日は特別にもう一話書きました!!

そちらも楽しんで読んでってください!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新たな魔女を探してアゼルバイジャンへと着いた努達・・・当初の計画では努が連携をとれるように指示を出すという最も安全な策を提案したがまどか達は自身の力のみで戦うことを決意する・・・努はそれに賛同してほむらを呼び出し何かを話した・・・そして戻ったほむらは努が別行動をとることを伝える。さぁ魔法少女たちよ!!今こそ旅立とう!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努と別れた後、まどか達は固まって魔女探索を行っていた・・・始めてから数十分後、マミのソウルジェムが激しく発光した。

 

「見つけたわ!魔女の反応よ!」

 

「いよいよか〜・・・ワクワクしてきたよ!!」

 

「あぁ!アタシもだぜ!」

 

「少しは緊張感を持ちなさい・・・それぞれ成長した力を知らないから連携は厳しいはずよ・・・」

 

「大丈夫だよほむらちゃん!私たちならきっとなんとかなるって!」

 

「そうよ!暁美さん!私たちなら大丈夫よ!」

 

「・・・そうかしら・・・」

 

ほむらは努から去り際に受けていた言葉を思い出す・・・

 

(努さんが言ってたあの言葉・・・どうしても気になるわ・・・)

 

『お前らは自身の力で破滅する・・・あまり過信すんじゃねーぞ・・・』

 

(どういう意味なのかしら・・・少なくとも前よりみんなパワーアップしてるはず・・・何も問題はないはず・・・)

 

「あれ?ほむらちゃん?どうしたの?」

 

「いえ・・・なんでもないわ・・・行きましょ」

 

こうして、まどか達は魔女が潜む結界へと入っていった・・・その後ろに影を潜めている者に気づかずに・・・

 

「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わぁ・・・」

 

「えぇ・・・」

 

「これは・・・?」

 

「嘘だろ・・・」

 

「どういうこと・・・?」

 

まどか達は結界に入って早々に驚いていた・・・何故なら魔女の結界は今まで気味が悪いホラーチックな雰囲気にまみれていたがこの結界はなんと・・・

 

「「「「「こんなポップな結界あるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」」」」

 

右を見ればファンシーなクマのぬいぐるみがいくつかあり、左を見ればパステルカラーのカーテンにフリルのついた洋服がいくつかあった・・・

ベテランのマミや杏子、ほむらでさえもこの風景に理解が追い付かずにいると・・・

 

「ッ!?みんな!上から何か来るわ!!」

 

「「「「ッ!?」」」」

 

それぞれ臨戦態勢へと入り、上から迫る何者かを目を凝らしてみると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翼が生えたネコのぬいぐるみだった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぇ?」

 

「はぇ?」

 

「え?」

 

「はぁ?」

 

「えぇ・・・」

 

五人はあっけにとられ、一瞬の隙を晒してしまった。

するとネコが羽ばたき翼をいくつか飛ばしてきた。

 

「わぁ!?」

 

「危なっ!?」

 

「ハヤオー」ジブリッ

 

「おわっと!?」

 

「クッ!?」

 

マミ以外は辛うじて躱したが、マミは額に翼がモロに刺さってしまった・・・

 

「「マミさん!!」」

 

「マミ!!」

 

「よくも・・・!」

 

ほむらは反撃に転じようとし、一瞬視界から外したネコを再び見ようとするがそこには何もなかった・・・

 

「みんな・・・あのネコが消えたわ・・・」

 

「「「「え!!?」」」」

 

さっきまで上にいたネコは姿をくらまし、そこには結界の中だというのに雲一つない晴天の空だった・・・

 

「どこにいったの!?」

 

「あの一瞬でどこに消えたんだあのネコ・・・」

 

「さすがにおいたが過ぎたわね・・・あのネコが使い魔だろうが魔女だろうが関係ないわ・・・」

 

「オイオイ・・・ネコちゃんにやられたのがそんなにショックだったのか?」

 

「・・・ネコちゃん?」

 

「ッ!?///」

 

杏子がふと漏らした【ネコちゃん】発言に一同は顔をニヤつかせた・・・注意してほしいがこれは戦闘中である・・・

 

「な・・・なんだお前ら!戦闘中だぞ!!アタシのことよりさっきのヤツに警戒しろぉ!!」

 

「みんな・・・杏子をイジりたいのはわかるけど今はこの場を乗り切らないと笑えないわよ・・・」

 

それぞれは気を取り直し、警戒しながら先へ進んでいった・・・

 

「見つけたよ!みんなあそこ!!」

 

さやかが魔女らしきものを見つけ、走って近づいた・・・

 

「やっと見つけたね・・・」

 

「結構広かったからね・・・」

 

「探知も妨害されてたから苦労したわ・・・」

 

「クッソー・・・こんなところで恥かいちまったじゃねぇか・・・」

 

「まぁ・・・それは一旦置いといて・・・この魔女・・・」

 

魔女らしきものはゆっくりこちらを向くとその姿は・・・

 

「「「「「な!!?・・・なにこのバケモノ!!!???」」」」」

 

醜く、だれからも愛されないほどグロテスクな姿をした魔女以上に恐怖を感じさせる生命体だった・・・

この魔女の名前は愛玩の魔女・・・性質は収集・・・

 

「と・・・とりあえずみんな!久しぶりの連携よ!気を引き締めていくわよ!!!」

 

「「「「了解!!」」」」

 

それぞれが散り、各地ポジションについて、一斉に動き始める・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが・・・

 

「はっ!いけない!!美樹さん!!右によけて!!」

 

「え?わぁああ!?」

 

「ちょっとさやか!!こっちに来んな!!当たっちまうだろ!!」

 

「うぇえ!?うわああ!!」

 

「がっ!」

 

「あれ?ほむらちゃん?どこ?」

 

「しまった・・・いつもとやることが違うから連携に綻びが・・・ッハ!?」

 

『お前らは自身の力で破滅する・・・あまり過信すんじゃねーぞ・・・』

 

(まさか・・・それぞれが成長したせいでやりたいこととやってほしいことが嚙み合わなかった!?それじゃあこのままだと・・・自身の力が原因で敗ける!?)

 

 

 

 

 

 

連携での攻撃は失敗に終わった・・・このままだと負けてしまうぞ!どうする!?ほむらよ!!

 

 

 

 

 

 

「こうなったら・・・アレを使うしかないわ・・・!」

 




これ書いてるとき午前4時30分・・・正直つらいですw


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第76話 ほむらの切り札!努から受け取った奇跡!

いやぁ・・・最近筆が遅くなってますわァ・・・投稿頻度落とすか迷ってますw


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努と別行動をとり魔女退治へと向かったまどか達・・・だがその先に待ち受けていたのは今までとは違うファンシーな結界だった・・・そしてそこに待ち受けていた魔女はファンシーとは裏腹なほどグロテスクな魔女であった・・・

彼女たちは応戦するも連携がかみ合わずお互いに足を引っ張ってしまう始末であった・・・その時・・・ほむらは努と話していた時に受け取っていたものを使う時と判断していた・・・

 

「こうなったらアレを使うしかないわね・・・」

 

一体何を受け取ったのか・・・そしてそれがこの状況を打開することに繋がるのか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アレ?アレってなんだ?」

 

「努から渡された物があるのよ」

 

ほむらは努から渡されていたものを盾の中から取り出した。

 

「それって・・・あの時話してた時に渡されたやつ?」

 

「いったい何を受け取ったの?」

 

「これよ・・・」

 

ほむらは渡されたものを皆に見せるとそれは・・・

 

「これは・・・貝?」

 

「色々触ってみたけど・・・ここ・・・押せるみたい・・・」

 

「押すとどうなるの?ほむらちゃん」

 

「分からない・・・けど試してみるわ・・・」カチッ

 

ほむらは試しがてらに貝のスイッチを押すと・・・努の声が貝から発せられた。

 

『やっほ〜みんな〜これは音貝(トーンダイアル)って言ってただの録音できる貝だぜ?こんなん押しちまう程ピンチって事は俺がいないと何も出来ないんだなお前ら』

 

「「「「「・・・」」」」」ピキッ

 

五人は驚いていたが一瞬で努への怒りで青筋を浮かべていた・・・だがまだ努の話は続く・・・

 

『まあ仕方ねぇよな・・・だってお前ら強くなりすぎたんだからな・・・とりあえず俺は訳あって今はそっちに行けねぇ・・・だから簡単にお前らの息を合わせれるように指示を下す。鍵はさーちゃん・・・おめぇだ』

 

「「「「え!?」」」」

 

「ア・・・アタシ!?」

 

さやか以外は驚き一斉にさやかの方へ振り向き、当の本人は驚き戸惑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『遠距離担当はまーちゃん、みーちゃんで中距離担当はほむちゃん、きょーちゃんで攻めろ。言わずもがなさーちゃんは超至近距離だ・・・まずは・・・』

 

一同は音貝(トーンダイアル)で録音していた努の指示を受け、それぞれの役目を果たす為に動き始めた。

 

『まずは遠距離組・・・お前らは魔女の動きを制限しろ。なぁに・・・当てる必要なんかないさ・・・逃げ道を一箇所残して留まらせろ』

 

「鹿目さん!いくわよ!」

 

「はい!」

 

『みーちゃんはアノクソ長でクソダセェ名前のあの技を使え』

 

「ちょっと何よその言い方!」

 

「静かにしてちょうだい・・・まだ話の途中よ・・・」

 

「ごめんなさい・・・」

 

『みーちゃんの事だからキレてるから少し間をあけたんだがそろそろいっか・・・次にまーちゃんはみーちゃんのサポートだ・・・風の性質は攻撃はおろか防御も援護にも長けている・・・賢いお前なら俺の言いたいこと分かるよな?』

 

「援護・・・風で・・・そういうこと!うん!分かったよ!」

 

 

 

「まずは・・・ハッ!」

 

マミはリボンを複数広げ、愛玩の魔女を囲い始める。

 

「まだよ!それそれそれそれ!!」

 

さらにリボンを増やし、愛玩の魔女は完璧にリボンで囲まれた。

 

「見惚れちゃダメよ!これが私の【ティロ・ホーリー・ゾーン】よ!!」

 

マミはリボンで結界を作り出し、その中で動いた愛玩の魔女は切れたリボンから無数の弾丸が発射されると愛玩の魔女は紙一重で躱した。

 

「なるほど・・・そういう技なんだね・・・なら・・・」パッパッパッパッパッパッ!!!

 

まどかは即座に判断し、印を結んだ。

 

「【風遁・大嵐】!!」

 

魔女の周りは凄まじい風が吹き、少し動いたところでリボンが切れまた弾丸が発射された。

弾丸は風の影響で追い風となり速度を増していた。

 

「「よし!」」

 

『次は中距離組だ・・・お前らは逃げ道をさらに絞るんだ。たった一箇所の逃げ道を更に狭め、逃げ道を直線にさせるんだ。やることは単純だ・・・きょーちゃん、お前はヤツに完全催眠をかけて上手く誘導しろ。そしてほむちゃんはヤツが完全催眠にかかるまできょーちゃんのサポートだ』

 

「初の連携・・・足を引っ張んなよ!」

 

「それはこちらも同じよ!」

 

杏子は槍を構え、ほむらは拳をほぐしゆったりと構えた。

 

「【砕けろ、鏡花水月】」

 

「ハァァァァァァァァァ!!」

 

二人はそれぞれ力を解放し、愛玩の魔女に向かって飛んでいった・・・

 

「頼むぜほむら!」

 

「任せて・・・ハァァァァァ・・・だだだだだだだだだだだだだだぁ!!!」

 

ほむらは無数の気弾を放ち、愛玩の魔女を引き付けた。

 

「かかったな・・・幻想の中で寝ぼけてな!!」

 

杏子は愛玩の魔女に完全催眠をかけ、杏子の意のままに動く木偶へと成り果てた・・・

 

『最後にさーちゃん・・・ヤツを一撃で仕留めろ・・・居合だ・・・今のお前らならどんな魔女だろうと性質を使わせる暇なんてあるものか・・・』

 

「さぁてと・・・いきますか!!」

 

さやかは末代鬼徹とサーベルを腰に差し、気合を入れた。

 

「荒廃の世の自我(エゴ)・・・切り裂けり・・・【二刀流"居合"・・・"羅生門"】!!!!」

 

さやかの居合によって愛玩の魔女は真っ二つに切れ、倒した。

 

「ふぅ・・・やった・・・」

 

 

 

努の指示通りになんとか愛玩の魔女を倒せたまどか達・・・だがこの先はまだどうなるかはわからない・・・果たして・・・彼女たちの命運は!?




とりあえず次の話はなんとか0時までに仕上げたいっすね・・・


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第77話 努リタイア!? 大いなる力のリスクと弱点

ふう・・・なんとか77話まで行ってるな・・・果たしてこの作品を純粋に面白いっていう人はいるのか気になってくるなオイ・・・


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まどか達は連携が嚙み合わず、愛玩の魔女に苦戦する中、努がほむらに渡していた音貝(トーンダイアル)によって努の指示を受け、辛くも愛玩の魔女を倒す・・・このまま順調にまどか達は旅を続けられるのか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何とか倒せたわ・・・」

 

「努兄さんがいないだけでもこれだけ苦労するって考えると・・・あの人の強さハンパなものじゃないわよね・・・」

 

「でもなんで・・・あんなことを・・・」

 

「まどか・・・」

 

「んにゃろー・・・なんであんな事をあんな貝で言い残していきやがったんだよ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は愛玩の魔女との戦闘中へと遡る・・・

 

ほむらが努から渡された音貝(トーンダイアル)で戦闘のアドバイスを聞いてる時、最後に告げられた衝撃の言葉・・・

 

『という訳だ・・・あと俺・・・しばらくお前らとは合流できそうにない』

 

「ふぇ?」

 

「うぇ?」

 

「え?」

 

「はぁ?」

 

「え?」

 

「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」」」」」

 

『別件で用ができちまった・・・悪いが長くなりそうだからしばらくはお前らだけで乗り切れ・・・以上!』

 

「「「「「・・・」」」」」

 

五人は静寂に包まれた・・・いつも頼っていた努が急に共に戦えなくなったからだ・・・

 

「ど・・・どどどどどどどどどうしよう!?」

 

「どうしようって言ったって・・・まどかおおおおおおおおお落ち着いて!」

 

「と・・・ととととととりあえとりあえととりあえずここここここ紅茶でも飲んで落ち着きましょ?」ダバー

 

「お前が落ち着けマミ!めっちゃこぼしてるぞ!!」

 

「はぁ・・・あなた達はどこまで愚かなの?」

 

「「「「え?」」」」

 

ほむらの一言にまどか達はあっけにとられた。

だがほむらの言葉は止まらなかった。

 

「努さんは傍にいないのは私たちを信じてるからよ・・・この先努さんがいないことや戦えないことはきっとあるはずよ・・・あの人がいなければ何も出来ないなんてことは論外よ」

 

「「「「うっ・・・確かに・・・」」」」

 

ほむらはやれやれと言わんばかりに頭を横に振って、顔を上げて愛玩の魔女を見た。

 

「それに今は戦闘中よ?こんなとこで負けたらいよいよもって努さん抜きじゃなにもできないなかよしクラブ認定されてしまうわ・・・」

 

それぞれはほむらの言葉を聞き、もしこの場に努がいたらと考えると奮起する。

 

「そりゃ心外だねぇ・・・」

 

「私たちだってやるときはやれるのよ!」

 

「ああ!やってやろうぜ!!努の野郎に目にもの見せたらぁ!!」

 

「それにしても意外だったよ・・・ほむらちゃん・・・」

 

「なにが?」

 

まどかの言葉にほむらは首を傾げ聞く・・・

 

「ほむらちゃんって努お兄ちゃんありきで物事を考えてることが結構あったからこんな事態になったら慌てると思ったから・・・ティヒヒ・・・」

 

ほむらはため息をつきつつ何か納得したような顔をし、答える。

 

「私は努さんを信頼してこそはいるけど依存はしてないわ・・・そろそろおしゃべりはここまで・・・いきましょ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして時は現在へと戻る・・・

 

「私は納得してるわ・・・」

 

「あぁ?ほむらテメェ・・・急に努がいなくなったのを良しとするのか!?」

 

ほむらの答えに杏子は頭に血が上り胸ぐらをつかむがほむらは冷静に手を払いのける。

 

「ええ・・・原因はいくつか考えられるもの・・・まぁ努さんのためにもヘタに私の推測だろうと述べるわけにはいかないけどね・・・」

 

「ほむらちゃん?」

 

「・・・」

 

ほむらはまどかに名前を呼ばれ催促されるが黙っている・・・だが恐る恐るマミはほむらに尋ねる・・・

 

「何かを知っているの?暁美さん・・・」

 

「みんなは疑問に思ったことはない?」

 

「え?なにをさ?」

 

「私たち魔法少女は戦いには魔力を使用しなければならなくてその魔力を使いすぎると魔女化するというリスクがある・・・けど彼は?彼の戦いには(パース)を用いて英雄の1ページ(ジャンプフォース)英雄の2ページ(ジャンプマキシマム)を主軸に戦うけどそのデメリットは?」

 

ほむらの抱える疑問に一同は静かに考えるがまどかはゆっくりと口を開く・・・

 

「それは・・・タイムリミットがあることなんじゃないの?」

 

「いえ・・・彼は私との修行のとき言ってたわ・・・」

 

ほむらは精神と時の部屋での修行中に言われた言葉を思いだしていた・・・

 

『いいかほむちゃん・・・どんな技や術にも弱点という穴はある・・・そして力ある技や術にはリスクは伴う・・・例外を探す方が難しいほどにな・・・』

 

「どんな技や術にも・・・」

 

「弱点という穴はある・・・」

 

「力ある技や術には・・・」

 

「リスクは伴う・・・か・・・」

 

「それを考えると努さんのあの能力・・・とんでもないリスクがあるんじゃないかと考えられるわ・・・それも私たちの前に姿を現すことをできないほど・・・」

 

まどかは思い出したかのように今朝の出来事で気づいていたことを話し始める・・・

 

「そういえばアゼルバイジャンに行く前・・・努お兄ちゃん・・・なんか少し変だった・・・」

 

「まどかも感じた?なんかどこか気張っているような・・・とにかく無茶してる感じがあったよね?」

 

「オイ・・・まさか努の野郎・・・」

 

「何か胸騒ぎがするわ・・・努兄さんが気になるわ・・・」

 

「私もよ・・・でも考えてみんな・・・いま私たちがやるべきことは努さんのことを心配することではないわ・・・努さんが動けない今・・・本来私たち魔法少女がやるべき魔女退治を成し遂げることよ・・・」

 

「そうだね・・・ほむらの言う通り!私たちだけで魔女退治!やろう!!」

 

「そうね・・・努兄さんは今まで頑張ってくれたもの!今度こそ私たちが頑張る番ね!!」

 

「へへっ・・・ワクワクしてきたぜ!ハデに暴れてやるぜ!!」

 

「努お兄ちゃんの分も・・・私も頑張る!どこかで見守っててね・・・」

 

こうして・・・魔法少女たちは一丸となってユーラシア大陸を駆けてゆく・・・様々な国で魔女と戦い、なんとか連携を成立させ、コンビネーションは完全に復活した・・・このまま敵はなく、無事に戦い終える・・・はずだった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~中国~

 

「・・・」

 

「・・・ゲホ!・・・」

 

「ア・・・アアア・・・」

 

「つ・・・努・・・おにい・・・ちゃん・・・」

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

 

~to be continued~




UAは5500突破してるしお気に入りは22にもなってるから人気とはいかないけど読んでくれてる人いるからそれだけでうれしいな・・・これからもお付き合いお願いします!!!


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第78話 最後の戦い!?最終決戦勃発 !!

ワンピ・・・とうとう魚人島が終わった・・・次はfilmZのアニオリ入ってそっからバイオハザ・・・じゃなくってパンクハザード!!そして終わったらドレス老婆・・・長いなぁ・・・


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アゼルバイジャンにて努としばらく別行動をとることになってしまったまどか達・・・だがそんな状況にも冷静に今すべきことを皆に告げるほむら・・・その彼女がふと思った努の能力についての重大なデメリット・・・それについて皆同じ考えにたどり着き不安になるがほむらは今すべきことを成し遂げるため、それぞれを鼓舞し、ともに各国順調に魔女退治を進めていくのだった・・・そして時は前回の結末から少し遡る・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜中国〜

 

一同は、アラブ、シンガポール、タイ、トルコ、パキスタン、レバノン、インド・・・それぞれユーラシア大陸にある国々を回り、いよいよ最後の舞台となる中国へと着いた。

 

「なんとかここまで着いたわね・・・」

 

「そうだね・・・マミさん、回ってない国はここで最後ですよね?」

 

「ええ・・・ここで最後よ・・・」

 

マミは地図を確認してまだペケ印をつけてないことを目視してさやかに伝えた。

それを聞いたさやかはぐっと背伸びをして一息入れる。

 

「たっは〜・・・疲れたよ〜」

 

「オイオイ・・・さやか何言ってんだよ・・・まだ戦いは終わってねぇんだぞ?」

 

「そうね・・・それよりみんな。努兄さんにあれ以来連絡とかはないの?」

 

マミは努の情報が誰かに伝わっているかどうか確認するが・・・

 

「無いわ」

 

「無いです」

 

「同じく」

 

「アタシもだ」

 

努の行方も安否も確認できず一週間が経過していたのだった・・・

 

「まったく・・・努兄さんってば何をしてるのかしら・・・あれからもう一週間も経つっていうのに・・・」

 

「まあまあマミさん・・・落ち着いてくださいよォ・・・」

 

「あの人は基本自由人なんでこっちが受け入れないとついてけないから・・・」

 

幼き頃努と出会っていた二人組は半ば諦めるようにマミをなだめた。

 

「酷い言われようね・・・」

 

「でもアイツ何してんだろうな・・・」

 

五人は努のことを思っていたのもつかの間・・・それぞれのソウルジェムに強い反応をキャッチした。

 

「ッ!?これは!!」

 

「今までにもない過剰な光ッ・・・!」

 

「ワルプルギスが暗く見えるほど眩しくて見えない光ッ・・・!!」

 

「こりゃ相当厄介かもな・・・」

 

「だね・・・ッ!?見て!あそこっ!!」

 

さやかが指さす方を見るとそこには・・・

 

「え?」

 

「え?」

 

「はぁ?」

 

「なんなの・・・?」

 

「ち・・・ちちちちち・・・小さぁぁぁぁぁ!!!」

 

今までの魔女と比べて小さく・・・まるで小学生低学年並の大きさの魔女が浮いていた・・・

だが結界に潜んでいない魔女は桁外れに強い証拠でもある・・・一同は警戒態勢をとりつつ驚いていたが魔女はまどか達に気づき、目を合わせ・・・

 

『騒がしいな・・・人間・・・』

 

「なっ!?喋った!?」

 

魔女が喋った・・・それは以前ほむらと努が戦った深淵の魔女と同じであったが一つだけ確実に違うところがある・・・それは深淵の魔女は片言で一部声が聞き取れなかったがいま、まどか達と出会った魔女は片言ではなく、流暢に、スラスラと聞き取りやすい透き通った声というところだった・・・

魔女はなにか考えており、目を斜め上に傾けていた・・・

 

『いや・・・私が見えるってことは魔法少女か・・・せっかくの誕生祝いだ・・・相手をしてやろう・・・』

 

「く・・・来る!!」

 

魔女は一瞬でまどか達の元へ着き、軽く笑みを見せる・・・そしてまどか達に攻撃をする・・・

 

「あぁ!」ドガッ!

 

「グッ!」ドゴッ!

 

「キャア!」ドムッ!

 

「ガァッ!」バキッ!

 

「あぁ!!」ドスッ!

 

一瞬で攻撃を喰らったまどか達は軽く吹っ飛ばされそれぞれ受け身をとって体制を急いで取り直した。

まどか達は攻撃を喰らったことをしばらく理解できなかったがそれぞれ攻撃を受けた場所を触って確認することでやっとあの魔女にやられたと理解した・・・

当の魔女は少し不安げに拳を握っては開いていた・・・

 

『おや?力が強すぎたか・・・すまない・・・まだこの力は慣れてないんでね・・・今度は軽ぅぅぅぅぅぅぅぅくやってあげるよ・・・』

 

魔女はまどか達に嗤いつつ手招きをして誘った・・・

 

「クソッ!」

 

「舐めるんじゃないわよ!!」

 

「美樹さん!佐倉さん!ダメっ!!」

 

さやかと杏子は魔女の挑発に乗って突っ込んでいくが・・・魔女は余裕な態度で待ち構えていた・・・

 

『ザコめが・・・』

 

「どぉ!」ズガッ!

 

「がぁっ!」ドゴォッ!

 

さやかは顔を蹴られ、杏子は蹴りの戻りに降ろした足で踏み潰された・・・

 

「さやかちゃん!」

 

「佐倉さん!」

 

マミは危機を感じ急いでリボンを伸ばしさやかと杏子を回収した。

 

「大丈夫!?二人とも!!」

 

「ゲホッゲホッ!・・・ハァ・・・ハァ・・・なんてことねぇって・・・」

 

「ハァ・・・ハァ・・・ちくしょう!」

 

「コイツ・・・相当強いッ!」

 

『どうした?魔法少女よ・・・もう終わりか?もう少し私を楽しませてよ』

 

「ちょ・・・調子にのりやがって・・・」

 

さやかは一方的に攻撃にされ、さらにコケにされて再び頭に血が上るがほむらはこのままだと状況が悪化すると判断しさやかの腕を引っ張り止めに入った・・・

 

「少しは落ち着きなさい!美樹さやか!」

 

「うっ・・・」

 

「あなたもよ!佐倉杏子!」

 

「ちっ!」

 

「少なくともあの魔女はワルプルギスより厄介よ・・・知能も人間と同じくらいで実力も何倍もあるようにみえる・・・どう対抗すれば・・・」

 

ほむらは現状何をすることが正解か頭を悩ませるが魔女は嘲笑してほむらに冷酷に語りかけた・・・

 

『無駄だよ・・・あなた達がどう足掻こうと・・・私の前に跪いて命を詫びることしかできない・・・』

 

「なかなか面白いこと言うじゃない・・・あなた・・・名前は?」

 

『名前か・・・ふむ・・・なんと言おうか・・・考えたこともなかった・・・私はかつて名前はあったはずだが思い出せない・・・まあいい・・・今日から私の名は・・・』

 

魔女はこの世のものとは思えないほどの邪悪な顔で高らかに宣言する・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『最凶の魔女・・・とでも呼んでもらおうか!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最凶の魔女・・・それがヤツの名前・・・今のところ立ち向かう策はないのか!?どうするほむら!!負けてはならぬぞ!!!




あっ・・・そういえばドラゴンボールブレイカーズ発売しましたけどまだやってないです・・・仕事が休みの日にでもやってみようと思いますね~


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第79話 魔女の中の特異! 美樹さやか死す!?

最近本当に読まれすぎてて何かあったのか・・・もしくは何か良くないことが起きる前兆なのかとビクビクしてますw



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アゼルバイジャンにて努としばらく別行動をとることになってしまったまどか達・・・様々な国を回ってとうとう最後の国・・・中国にたどり着いたまどか達は今までの魔女とはすべてが違う最凶の魔女と戦うが・・・その圧倒的な力に苦戦を強いられていた・・・

冷静に戦況を見定めるほむらには果たして・・・打開策はあるのか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まどかとマミは魔女の名を聞き、生唾を飲み込みその名を口にする。

 

「最凶の・・・」

 

「魔女・・・」

 

最凶の魔女は二人の顔色を窺っていい響きと感じ優越に浸っていた・・・

 

『そうだ・・・最凶の魔女・・・今はそう名乗っておくとするか・・・』

 

だがさやかと杏子はなぜかよだれを垂らし魔女の名前を口にし始める・・・

 

「西京の・・・」ジュルリ

 

「魔女・・・」ジュルリ

 

「「なんてそそられる名前なんだ!!」」ダラダラダラダラ

 

最凶の魔女は何か勘違いされてると思い、二人を呆れながら冷たい目で睨んでいた・・・

 

『おいそこのお前ら・・・なにか失礼なこと考えてない?』

 

「もう・・・二人とも・・・緊張感もって戦いなさい!」

 

『ま・・・まあおばかさん達は放っておいて・・・それより私にまだ戦いを挑む気?ムダだよ・・・すぐに死ぬよ・・・』

 

「ふふっ・・・無駄かどうか・・・試してみなさい・・・ハァ!!」

 

ほむらは気を解放し、最凶の魔女と激突し、互いに手を組んで力比べをし、空気が震えた。

 

「ハァァァァァァァァァァァァァ!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

『フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッヌァ!!』ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

最凶の魔女は突然後ろへと距離を取り互いに睨み合った。

 

『なかなかやるねぇ・・・』

 

「・・・まあね・・・鍛え方が違うのよ・・・あなたは魔女・・・もう既に高みへ行けない存在・・・そんなあなたに私たち・・・進化し続ける魔法少女に勝てると思う?」

 

ほむらは今までの経験からわかったことを淡々と述べるがそれを聞いた最凶の魔女は最初はあっけにとられたがすぐに顔を伏せゆっくり笑いがこみあげていった・・・

 

『フフフフフフ・・・アーハッハッハッハッハッハッハッハッ!ヒャァーハッハッハッハッハッハッハッ!!』

 

「な・・・何!?」

 

「不気味だね・・・ほむらちゃん・・・」

 

「いったい何を笑ってるの?気でも狂ったの?」

 

ほむらは余裕そうに最凶の魔女に笑っていた理由を尋ねるが最凶の魔女はほむら達を見下すような冷たい瞳で同情しながら答える・・・

 

『いやぁ・・・これだからあなた達魔法少女は欠陥品なのよ・・・』

 

「んだとぉ!?」

 

杏子はその言葉に対し、熱くなるが、ほむらに止められ黙った。

 

『いいでしょう・・・見せてあげるよ・・・私の性質を!』

 

最凶の魔女の答えを聞いたほむらはここまで聞いた答えを聞いたことに対してバカバカしく思え、鼻で笑った。

 

「性質?笑わせないで?あなた達魔女には性質といってもそれは戦闘や人々にもたらす厄災としての呪い・・・それで私たちの一手先にいけると思わないで」

 

『この性質を使うのは気が引けるんだ・・・なにせ上手く手加減ができないからね』

 

「ウ・・・ウソ!?」

 

「落ち着いてまどか・・・どうせハッタリよ・・・たいしたことないわ・・・」

 

『今に見せてあげるよ・・・本当の地獄を!!かぁっ!!』

 

最凶の魔女は周りに纏っていた衣を粉々にふき飛ばした。

 

「なに?それがあなたの性質?ただ脱衣したようにしかみえないけど・・・」

 

『まあ焦るな・・・すぐに見せてやる・・・かぁっぁぁ!!』ドゥォン!ググググググググ・・・ドゥォン!

 

最凶の魔女は力を高めると姿がどんどん変わっていった・・・

 

『アアアアアアアアアアアアアアア!!!!!』ドゥォン!ドゥォン!ドゥォン!

 

「あ・・・ああ・・・」

 

「そ・・・そんな!」

 

「こ・・・こんなことが!」

 

「クッ・・・バケモノめ!」

 

「あ・・・あうあ・・・」

 

『グ・・・ギギギ・・・ガァッ!!ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・フフッ・・・気をつけてね?こうなったらボクでもさっきのようにはいかないよ?』

 

最凶の魔女の姿は先程までの小学生低学年並の大きさから、約2mくらいの大きさへと変化した・・・それに伴い魔力も大幅に上昇した。

 

「く・・・くるよ!」

 

さやかは本能で危険を悟り、一同はその場から離れる・・・

 

『遅い!』

 

「かぁ・・・あ・・・」

 

・・・だが最凶の魔女は一瞬でさやかの間合いへと詰め、手刀で胴体を貫いた・・・

 

『ボクの攻撃を本能でキャッチしたのは流石だよ・・・でも無駄だったようだね・・・貧弱すぎるよ・・・』

 

「あ・・・ああ・・・」

 

「嘘・・・そんな・・・」

 

「次元が違いすぎる・・・」

 

「さやかぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

な・・・なんと!?最凶の魔女の姿を変え、変身した!?そして変身した最凶の魔女は、さやかを一撃で倒してしまうほどのパワーとスピードへと強化されていた!この状況・・・ヤバいぞ!どうする魔法少女達!そして努よ!今お前はどこで何をしてる!!




ワンピース×トリコ×ドラゴンボールコラボまた改めて見ましたけど・・・作画と特急呪物・・・やばすぎません?w


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第80話 驚愕の強さ!最凶の魔女の恐るべき進化!!

寝る前に今日が月曜だったのを思い出し緊急で仕上げましたw

捨てちゃいかんでしょ・・・曜日感覚だけは~


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アゼルバイジャンにて努としばらく別行動をとることになってしまったまどか達・・・様々な国を回ってとうとう最後の国・・・中国にたどり着いたまどか達は今までの魔女とはすべてが違う最凶の魔女と戦う・・・だが、圧倒的な力を見せつける最凶の魔女は姿を変え、異常なパワーアップを遂げ、一瞬でさやかを重症へと追い詰めてしまう・・・一瞬の出来事でそれぞれがそれを確認することすら遅れてしまうほどの窮地・・・果たして、抗う術はあるのか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ・・・ああ・・・あ・・・」

 

『フッ・・・もう死ぬかな・・・えい・・・』ズッ

 

最凶の魔女は貫いた腕を引き、さやかはそのまま地へと落ちていった・・・

 

「くそぉ・・・くそぉぉぉぉぉぉ!!」ギュンッ

 

「待って!落ち着いて!佐倉さん!」ガッ

 

怒りで無謀で無策にも飛びかかろうとした杏子をマミは必死に取り押さえる。

だが杏子の怒りは止むことはなかった。

 

「これが落ち着いていられるかってんだ!!」

 

怒れる杏子にまどかはゆっくりと杏子のもとへと近づく・・・

 

「大丈夫だよ・・・杏子ちゃん・・・さやかちゃんは治癒能力がある・・・今怒りで立ち向かってもやられちゃうだけだよ・・・」

 

「くっ・・・」

 

杏子は渋々飛びかかるのを止めたが納得はしてなかった・・・だがその時、さやかはなんとか息を吹き返し、喋れる程度までの治癒を行った。

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・クッ!・・・いったぁ・・・」

 

「さやか!オメー無事か!?」

 

「なんとかね・・・瞬時に急所は外したから大事には至らないけど・・・結構強いよ・・・アイツ・・・前の状態でも相当できるけど今の状態だとかなり苦戦するかも・・・」

 

さやかの言葉に最凶の魔女は聞き耳を立てており、ゆっくりと近づき口を開く・・・

 

『おや?その口振りではボクを倒せるように聞こえるけど・・・ファファファ・・・相手の実力すら測れない君たちには失望したよ・・・』

 

その時・・・まどか達は同じことを同時に考えていた・・・

 

(((((コイツ笑い方独特!!)))))

 

『なにか失礼なこと考えてないかい?まあいい・・・最凶の魔女、性質は進化・・・そのボクがこれから恐怖の殺戮ショーを見せてあげる・・・有難く思え・・・』

 

「また来るよ!」

 

「ほむらちゃん!」

 

「落ち着いて!私たちがついてこれないスピードじゃない!気を緩めないで集中して!」

 

『まずは貴様からだ!』

 

「ッ!?」

 

最凶の魔女は一瞬でほむらへと距離を詰め、一瞬遅れてほむらも応戦し始めた。

 

「ほむらちゃん!」

 

「暁美さん!」

 

「ほむら!?」

 

「ほむら!」

 

「クッ!」

 

ほむらは最凶の魔女と取っ組み合いになり、不意を突くようにそのまま顎に蹴りを入れた。

 

『・・・』

 

だが最凶の魔女は微動だにせずそのままほむらを持ち上げ蹴飛ばし、ほむらはビルへと叩きつけられた・・・

 

「あぁ!!」

 

「ッ!!」

 

まどかは衝動に駆られ真っ直ぐに最凶の魔女に突っ込んでいったがマミはそれを見てリボンを伸ばした。

 

「鹿目さん!ダメよ!」

 

「ッ!?でもマミさん!」

 

マミはまどかの体にリボンを巻き付け無理矢理止めるがまどかはそれに反発する・・・だがマミは表情を険しくした。

 

「ダメよ!」

 

「ッ・・・ごめん!ほむらちゃん!」

 

マミはリボンを解き、まどかは大きく飛び上がって後退した。

それに続くようにそれぞれ徐々に後退し始めるが・・・

 

『遅いッ!一匹たりとも逃がさん!!』

 

「杏子ちゃん!」

 

「チッ!アタシかよ!」

 

杏子は最凶の魔女の攻撃を紙一重で躱し、流れるようにカウンターをとるが躱された。

 

『ほう、躱しただけではなく反撃するか・・・面白い・・・』

 

「へへっ・・・アンタ相当パワーアップしてるけど・・・油断しすぎだぜ?動きが見切れるぞ」

 

『おや・・・そうだったか・・・つい油断しすぎてたようだった・・・ならちょっと思いっきり・・・』ギュン!

 

「ッ!?かはっ!」ドムッ!

 

杏子はボディーブローを喰らい、あまりの威力に背骨にヒビが入り、吐血する。

 

『おや?どうした?ちょっと思いっきりやりすぎたかな?内臓破裂と背骨にヒビが入っちゃったかな?』

 

「き・・・きかねぇな・・・」

 

「まずい!みんな!佐倉さんに加勢するわよ!」

 

『おやおや・・・いまさら立ち向かってくるとは・・・でも遅い・・・ッ!?』

 

ダメージが重く、動けない杏子は為す術もなく最凶の魔女の手刀が襲い、首に当たる瞬間、斬撃が最凶の魔女に飛びこんできて最凶の魔女は焦り急いで回避するが頬先を僅かにかすり、杏子は間一髪で助かった。

 

「ありゃりゃ・・・避けられちゃったか・・・あっさり首でも落とせると思ったのに・・・」

 

最凶の魔女はゆっくり頬をなぞり、流れる血を見る・・・すると様子がだんだん変わっていった・・・

 

『よくも・・・よくも!人間の分際で!このボクに傷を!!』

 

「サンキューさやか・・・でもアレ・・・まじぃんじゃねぇか?」

 

「やっぱり?なんか顔真っ赤にして・・・怒ってるのかな?」

 

『もうお遊びはせんぞ!貴様らは骨を全部砕いた後、肉を抉ってそこらへんの魔女のエサにしてやる!!』

 

「それはこっちのセリフよ・・・」ペッ

 

「ほむらちゃん!」

 

ビルに叩きつけられたはずのほむらは口に溜まった血を吐き捨てて現れた。

 

「アンタ大丈夫なの!?さっきモロに攻撃喰らって思いっきりビルに叩きつけられたんじゃ・・・」

 

「多少は効いたわ・・・でもぶっ飛ぶ瞬間私が流れるように自分から飛び込んだから派手に見えただけよ・・・」

 

「そうか・・・よかったぁ・・・」

 

「みんな!安心するのは早いわ!来るわよ!!」

 

マミの言う通り、最凶の魔女は力を溜め、いまにも襲い掛かってきそうな雰囲気を醸し出していた・・・だがそれを見たほむらはクスッと笑っていた・・・

 

「どうしたんだほむら・・・打ちどころでも悪かったのか?」

 

「いえ・・・さっきの取っ組み合いでヤツのパワーと硬さを知ってやっと策が練れたからついね・・・」

 

「策?」

 

ほむらは後ろを振り返り二人に頼む・・・

 

「佐倉杏子、まどか・・・あなたたちの力を貸してほしい・・・」

 

「ふぇ?わ・・・わたし!?」

 

「アタシもかよ!!」

 

半端な攻撃で最凶の魔女の怒りを買ってしまったまどか達・・・だがその時・・・ほむらはこの状況の打開策を閃く・・・果たして・・・それで最凶の魔女を倒すことができるのか!?




どうでもいいですけど今月の始めに密林でヘッドホン買ったのにまだ届かない・・・なんやねん・・・来月までかかるとか・・・聞いとらんわ・・・


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第81話 反撃開始!ほむらの策とまどかと杏子の猛絶なる攻撃!

今日一日ニート決め込んでましたw
おかげで今日はまだ一言もしゃべってませんw(何の報告だ・・・)



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アゼルバイジャンにて努としばらく別行動をとることになってしまったまどか達・・・様々な国を回ってとうとう最後の国・・・中国にたどり着いたまどか達は今までの魔女とはすべてが違う最凶の魔女と戦う・・・だが、圧倒的な力を見せつける最凶の魔女は姿を変え、異常なパワーアップを遂げる・・・その圧倒的な力にさやか、ほむら、そして杏子はかなりのダメージを負って絶体絶命かと思いきや・・・ほむらはこの状況を打開する策を練り終える・・・その策にはまどか、そして杏子がキーとなりえる・・・果たして・・・それはどのような策なのか!?そしてその策で最凶の魔女を倒すことはできるのか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んで?」

 

「ほむらちゃん!私たちは何をすればいいの?」

 

まどかと杏子はほむらの策を黙って聞き入れることを決め、ほむらはそれを見て安堵した。

 

「なに・・・簡単なことよ・・・」

 

ほむらはゆっくりこれからしてほしいことを丁寧に説明するが・・・痺れを切らした最凶の魔女はほむら達に飛びかかる・・・

 

『なァに虫ケラごときがいつまでくっちゃべってるんだよ!今は戦闘中だぞ!!』

 

「くっ!」

 

「危なかった・・・ほむらちゃん・・・本当にそれでいけるの?」

 

「恐らく・・・今はこれに賭けるしかないわ・・・頼むわよ!二人とも!!」

 

「「うん(おう)!任せて(ろ)!!」」

 

作戦通りまどかと杏子は準備へと入るため最凶の魔女もすぐには来れない距離へと移動し始めた・・・

その場に残ったほむら、さやか、マミはそれを見届け再び臨戦態勢に入る・・・

 

「さて・・・私たち三人は時間稼ぎに徹底するわ・・・絶対にジャマはさせてはダメよ!!」

 

「「了解!!」」

 

『長ったらしい作戦会議は終わった?じゃあ死ね!!』

 

最凶の魔女はさやかに飛びかかるが、さやかは【末代鬼徹】を口に咥え、サーベル二本を握り迎撃態勢へと入っていた。

 

「死ぬか!【三刀流・刀狼流し】!!」

 

『がぁ!?いつの間に!?小癪な!!・・・ッ!?』

 

最凶の魔女はさやかを追いかけようとするがうまく動けず足元を見た・・・

 

「あら?どうしたのかしら?動けない?気をとられて私のリボンがあなたの足を縛っているのに気づかなかったかしら?」

 

『この格下どもがぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

「うるさい!!【ティロ・スプルザータ】!!」ズドドドドドドッ!!

 

『ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!』

 

「よし!いいぞ!マミさん!そのまま決めちゃって!!」

 

『ジャマだぁぁぁぁぁ!!』

 

「ゲッ!?全部弾きやがった・・・」

 

『調子に乗るなよ・・・人間如きがぁぁぁ!!』

 

「その人間を見くびりすぎよ・・・最凶の魔女!!」

 

『クッ・・・どこだ!?・・・そこかぁ・・・』ニチャァ

 

ほむらは少し離れたビルの上に立ち、右腕を上げ気を高める・・・

 

「【気円斬】!!!!」ブォォォン

 

『ハァン・・・くだらない技だね・・・勝ちたかったらこうするんだよ!!』

 

最凶の魔女は体を激しく回転させ円盤状のエネルギーを三つほむらに飛ばすと、【気円斬】とぶつかりお互いの技は四方に飛び散った。

 

「ハァ・・・ハァ・・・フフッ・・・」

 

『どうした?とっておきがこうも呆気なく敗れ気でも狂ったのか?』

 

「いいえ・・・あなたの・・・」

 

最凶の魔女はふと後ろを振り返るとそこにはまどかがいてその右手には【螺旋丸】があった。

 

『なっ!?』

 

「「負け(だ)よ!!」」

 

『負けてたまるか!!何かわからんが喰らえ!!』

 

最凶の魔女は何か直感的に危機を感じまどかの右腕を貫手で穿とうとするが・・・

 

(狙い通り!!)

 

まどかは体を逸らし、最凶の魔女の懐に入って肘に【螺旋丸】を当て、貫手は最凶の魔女の左胸を穿った。

 

「杏子ちゃん!!」

 

「わかってる!【滲み出す混濁の紋章、不遜なる狂気の器、湧き上がり・否定し・痺れ・瞬き・眠りを妨げる爬行(はこう)する鉄の王女  絶えず自壊する泥の人形  結合せよ  反発せよ  地に満ち己の無力を知れ】!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「【破道の九十・黒棺】!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギシッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「す・・・すごい・・・」

 

「こ・・・こんな威力が・・・」

 

「あ・・・あの佐倉さんが・・・こんな技を・・・」

 

「話には聞いていたけど・・・想像以上ね・・・」

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ックハァ~・・・決まったな・・・」

 

「そうね・・・ありがとう・・・みんな・・・」

 

ほむらはボロボロになった皆を見て心から出てきた言葉を告げる。

それに対し皆は笑いながらそれぞれ言葉を返す・・・

 

「こっちこそ・・・ありがとう!・・・ハァ・・・ハァ・・・」

 

「それにしても暁美さん・・・よくあの作戦を思いついたわね・・・」

 

「それに二人のあんな大技見たことないのに・・・アンタ本当にすごいね・・・」

 

「努さんと別れる前にいろいろ聞いてたからよ・・・それに・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

時は少し前・・・

 

(ほむちゃん・・・お前に頭脳担当を任せる・・・だってあいつら見かけによらず脳筋しかいないじゃん?だから一人でも頭使えるやつが欲しいんだ・・・そんなかでもほむちゃんが適任かなって思っただけだぞ・・・お前も大概脳筋だけどな・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

「努お兄ちゃん・・・」

 

「反論したいけどぐうの音も出ないっ・・・!」

 

「確かに今まではたいして頭使わなくてもそこそこ戦えたから何も思わなかったけど・・・こう思うと頭脳担当が欲しいと思えるわね・・・」

 

「アタシは特になんとも思わねぇけどな・・・勘で戦えばなんとかなるしな・・・」

 

「まぁとりあえず・・・終わったことだしゆっくり休みましょ・・・みんなボロボロだしね・・・」

 

『なにが終わったって?』

 

「「「「「!!?」」」」」

 

五人は【黒棺】を見るとそこから声が発せられているのが分かった・・・

 

『よくもボクにここまでダメージを与えてくれたな・・・』ピシッ!

 

「あ・・・あぁ・・・」

 

『オマエら・・・骨も残らず粉々にしてくれる!』ピシッ!ピシッ!

 

「そ・・・そんなぁ!」

 

「うそでしょ・・・?あれで生きていられるなんて・・・」

 

『覚悟しろぉ!!!』ガッシャァァァァァァァン!!!

 

「チッ!ふざけんじゃねぇぞオイ・・・」

 

「く・・・来る!!」

 

な・・・なんと!?最凶の魔女は生きていた!!激しい攻撃を受け、最凶の魔女は怒りのボルテージは極限までに振り切ってる・・・力を出し尽くしたまどか達に勝ち目はあるのか!?




次の投稿のストックないんで書いてます~


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