戦姫絶唱シンフォギア〜とある男の軌跡〜 (963POR)
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メタ資料 主人公 

メタ設定ダダ漏れのネタバレっす
まじで先の事も書いてるから見るのはオススメしない。
作者のメモ書きみたいなもの。
タ  チ  サ  レ

ほか作品へ出張させる用に本編から見て未来の彼の設定も書いてます。













































忠告はしたよ?
それでも見るのね?
…わかった。
 後 悔 す る な よ 。



使用不可能(無印前時点)

・光剛剣最光

・覇王刃十字刃

・ エモーショナルドラゴンWRB

・ワンダーオールマイティWRB

・オムニフォースWRB

・グリモワールWRB

・メタルクラスタホッパープログライズキー

・オーマジオウドライバー

・オーマジオウライドウォッチ

・ゲイツマジェスティライドウォッチ

・ジオウトリニティライドウォッチ

その他光属性の物、神性の物は使用不可。

 

実は…

使用デメリットは完全に無し。

アーク様自体は居ても制御可能で善意もラーニング済み。

アークワンになるには殺意が浅い。あと一個悪意が足りない。

カイザになっても死なない。

ファイズにはなれる。

キングフォームがどうした。

ダークキバの鎧を纏える人間。

グリード化しない。

オーバーロード化しない。

デッドヒートゾーンは操作できる。

ゲーム病に罹らない。

脳が刺激に耐えられず自我を失うことも無い。

悲しみの竜は友達。

リバイスは作者が知らん。

 

好きな相手 無印前

実は小日向の事を先に好きになった。

彼女亡き今、小日向にチャンスはある。

あと小日向は実は主人公の事大好き。

 

好感度 無印前

天羽 奏→激高(大好きレベル)

←嫌(何故来るのが遅かった?)

風鳴 翼→中(好き)

←嫌(何故来るのが遅かった?)

立花 響→中(好きレベル)

←嫌(未来盗った)

?? ???→無

←無

小日向 未来→超高(大好き♡レベル)

←小(立花響と楽しそう)(俺のこと捨てたな?)(勘違い)

???・???????・??→激高(大好きレベル)

←中寄りの低(可愛いなレベル)

???・???????・??→無

←低

? ??→低(好きかも…?レベル)

←無

?? ?→低(好きかも…?レベル)

←無

????・????・???????→激高(大好きレベル)

←中寄りの低(理不尽を嘆く)

??????→中(感謝)

←無

???????→中(感謝。)

←低(元気でな…)

 

あとこいつ鈍感じゃないけど会わないから未来に好かれてることを知らないです。

あとEP0第6話で奏のことオトしました。有罪です。

クリスとは同棲させます。

翼は病院回でオトシます。

響は助けられたのが3回目だと気付いたらオチます。

主人公はキーブレード二刀流できます。なんで。

まぁダブルフォームγとかそんな感じでしょ。

あとXIII機関の黒コート好き。

グレさんとはいつか。

Another切歌みて原作切歌に長髪にするよう頼もうとする。

調のせいでロリもイケるようになる。何てことしてくれてんだこのドスケベ・ザ・ロリボディ。

切ちゃん実は誘ってる?みたいな態度してくる。チンイラが加速する。

 

キーブレード

二刀流時 シオン(リミカ)+ダブルフォーム(KH3)の技と挙動+キーブレードを弾き落とされると浮いてKH2FMのファイナルフォームの挙動へ移行

一刀流時 ロクサス(リミカ)+アルティメットフォーム(KH3)の技と挙動

平行世界のMoM化

性別変動可能に。(TSも出来るようになる)

MoM化に伴い精神年齢上昇

平行世界を旅する者

ダークディケイド(ネオディケイドライバー仕様)

スーパータトバ及びコアメダル全て体内で保存

作者特権でⅩⅢ期間の黒コートを渡します。

 

尚作者脳内チャプター

EP0原作前編

EP1〜5原作

EP2'コラボ編1

他コラボは基本チャプター間に予定。或いは進行中のチャプターの前に書き始める。

EP5'ロストライダーと幻想に住まう者達編

シェム・ハに力の一部を譲渡された393+バーニングエクスドライブ6人で消滅したオリ主を助けに。

このストーリー中のみ変身する度にバーニングエクスドライブ化する。

EPEX1平行世界旅行編

デデドン!MoMと化した隼人!

EP6ギャラルホルン編

Another装者との絡みはこの辺からですかね。

EP7LostSong編

どうしよ…

EP8明日の光編

割と主人公の影が薄くなるorガッツリ介入か?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EP4 装者と一人ずつ初夜

作者が頑張って書きますよ。

響→書ける自信あり

未来→✝余裕✝

調→他の人に似るかも。性癖に刺さりすぎたし。

切歌→✝余裕✝

翼→多分書ける

マリア→無☆理おねショタ読まないから無☆理受けはマリア。たやマ

セレナ→行ける…多分

奏→マリアと同レベル

キャロル→☆完☆璧☆

なんとかして化け物3人を助けるけど

ヴァネッサは書けないよ…

ケモミミとオレっ娘は絶対書く。

エルフナインは…わからん。ノリ。

順番的には…

未来→切歌→調→響→翼→奏→マリア→セレナ→キャロル→エルフナインの予定

 




な?後悔したろ?
まじメモ書きなの。


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EP0:戦姫絶唱シンフォギア〜復讐者と原初の烈槍〜
原作前〜無印編までの主人公設定資料


注意!

これから先無印編のネタバレを含みます!
無印編の話数が進むごとに情報追加かは決めかねてるのでネタバレはないかもしれませんが一応。


嶺川 隼人

みねかわ はやと

 

年齢 16歳 (ライブ事件時点)

 

能力

「全仮面ライダーの力を扱う程度の能力」

「??????????としての力」

 

特徴 黒髪黒目のややイケメン寄り。普段の服装は黒服に青系の上着を羽織る。

口調は優しめだが、時折平然と恐ろしいことを言う。両親を早期に亡くした弊害か。

彼女こと「早川 優香(はやかわ ゆうか)」は家が隣で、小日向未来とは幼稚園からの幼馴染。親を早くに亡くした隼人の面倒を優香がよく見ていたが、後に隼人から告白、付き合い始める。

小日向未来とは親友であり、幼稚園などでよく遊んでいたそう。

立花響のことは親友の友達として見ており、余り興味がない。

幼くして両親を失ったからか、あるいは裁判相手が無罪になったことに対する怒りからかはわからないが、自分の興味の無い相手には基本的に無関心である。

転生者としての記憶や知識は生まれた時からあったため、幼少期はどこか大人びていて浮いている。そのため早川優香と小日向未来のみが幼少期頃からの付き合いとなる。

その後は、他人の前では「普通の人」を装うようになり、知人や単なる友人と呼べる者は居るが、本人は対して興味がない様子。先生等へ「一人ではない」と見せかける為と思われる。

ライブ事件後、クラス内でバッシングを受けるが、彼自身は多くを受け流す。それによりより周りからヘイトを買っている。

小日向未来は同じクラスであるが、救出出来るほど小中学では関わっていない為、助けたいとは思っているが立花響のように手助けは出来ずじまい。

最近のノイズ頻出について、何か裏があると考え、

「ノイズを操る者がいた場合は殺害を考える」

と思っている。

 

使えないもの

・光属性の物

・神の力に近い物

・ドライブ以降の最終フォーム

・電王とジオウのてんこ盛り

・??????(開放されると二刀流と一刀流の2パターンで使えるように。)

 

巻き込まれた事件↓

 

年代不明

 

両親を交通事故で失う。その際運転手は裁判にかけられたが、近くでノイズが発生していたこともありノイズのせいにされ、無罪となる。

 

これにより人間への不信感を抱く。悪意。

 

 

ライブ事件直後

 

最愛の彼女であり、両親を失ったあとの心の拠り所としていた彼女、「優香」とデートの待ち合わせをしていた日、不運にもノイズによって彼女を失う。

 

これによりノイズへの憤怒を抱く。

 

彼女を失うことにより全てに絶望する。

 

そして「彼女を奪ったノイズを絶滅させる」という目標を得、それのみを理由として生きる=ノイズ及び操る者への殺意を抱く。

 

全ノイズ撲滅を邪魔する者は等しく排除するという、強い闘争心を持つ。

 

両親と彼女を失い、一時破滅を迎えたと思っている。

 

一度死んで転生している為、死の恐怖を知っている。

 

全てのノイズは…俺が絶滅させてやる…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Malice Larning Ability

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は、自身の標的と戦う。憎しみのままに。

 

ノイズを倒す。邪魔をする者は等しく敵とみなして。

 

瞳に、危険な赤黒い感情を宿して。

 

あと、2つ。




2022/1/16/08:00 追記


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戦姫絶唱シンフォギアの世界に転生したとある男の話。

これは、戦姫絶唱シンフォギアに転生した、ある男の話である。


「あ……」

「あぁ…あぁぁ…」

「…ッぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」

 

その日煤に塗れた戦場に、一人の男の悲痛な叫びが木霊した。

 

男は憎む。己の肉親を奪ったものを。男は憎む。己の最愛の人を奪った者達を。

 

「殺す…殺してやる…」

「母さんや父さんを殺した人間も…」

「優香を奪ったノイズも…ッ!」

「全部…全部、全部ッ!」

 

全 部 殺 し て や る ッ !

 

~~~~

 

「Gatrandis babel ziggurat edenal…」

「ッ!?この歌は…ッ!」

「Emustolronzen fine el baral zizzl」

「奏!歌っては駄目ェ!」

「Gatrandis babel ziggurat edenal」

そこまで歌ってあたしは、

 

目の前に降ってきた「何か」の風圧で吹き飛ばされた。

 

「ぐっ!?」

「奏!?」

「一体…何だってんだ…?」

そうして、砂煙の中現れたのは

 

「間に合った…みたいだね」

 

「あんたは…一体?」

「俺?俺は…」

「通りすがりの正義の味方…かな?」

そう言って奴は斧?を取り出した。

「Axe Rise!」

「行くぜ?ノイズ共…やられる覚悟はできたな?」

そう言った瞬間、何故かノイズ達がそいつを恐れた…気がした。

 

次の瞬間、自称正義の味方は黄色い残光を残しながらバッサバッサとノイズを倒していく。

「あんた!」

「ッなんだ?」

「そこで倒れてる子、早く避難させてやってくれ!」

そこまで言われてあたしは思い出した。

(そうだ、早くこの娘を助けないと…!)

 

「翼!あたしは怪我人を連れて下がる!翼はそいつと協力してくれ!」

「ええッ!?ちょ、奏!?…行ってるし…もう」

黄色青い装甲を纏った彼と背中合わせになる。

「あなた…一体何者?」

「それは、こいつ等を倒してからでいいんじゃないかな?」

「…そうね!」

そう言ってノイズ達を片付けていく。

 

~~~~

 

「ふう、これで終わり、かな?」

そこで、さっきの青髪の女の子に話しかけられる。

「それで、貴方は何者?」

「俺?」

「ええ。ああそれと、さっきは…奏を助けてくれてありがとう。」

「いやぁ気にしなくていいよ。ライダーは助け合いだからさ。」

「そうか…ところで、ライダー…というのはなんだ?」

「俺は仮面ライダー…仮面ライダーゼロワンだ。」

「仮面ライダー…ゼロワン…?」

「今教えられるのはそれだけ。それじゃ!」

「あっ、ちょっと待っ…」

そう言って彼は行ってしまった。

「彼は…一体…」

 

~~~~

 

「っと、顔は見せてないし、良いかな?」

そう言って俺は変身を解除する。

「しっかし、なんで俺はこんな力を…?」

わからない。

俺は、生まれてこの方只の一般人だと思っていた。

偶々当たったツヴァイウィングのライブで、当たった時は嬉しかったものの、こうなる事は予想していなかった。というか無理だろこんなこと起こるなんて誰が予想できるし

まぁ、兎に角…今は帰るか…

そんなことを考えながら帰路に着く。

 

帰ったあとに、あんな事になるなんてことも知らずに。




短く分けようと思ってるんだけどそしたら一期の時点でアホみたいな話数になりそうだと思う作者です。
携帯で書くと文字の打ち間違いがヤバそう
あと別枠というかなんと言いますか、砂糖話も書いてます。
恐らくそっちはこっちより更に不定期になると思いますが何卒…


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決 意 。=)

作者的に
「内容大丈夫かな〜」
「なんか変じゃないかな〜」
とか思いつつ2話を書く、どうも作者963です。
前回、不穏な終わり方をしましたが果たして今回は…?

ついでに:私の名前を以前見たことがある人がいるかもしれません。(APEXやマイクラ)もし見かけても「あ、この人あの人じゃん」程度でお願いします。特にエペはチャット打ってる暇あったら試合に集中しようね。あと直してほしいところがあれば感想でどうぞ言ってもらって。
作者は精神的苦痛に耐性があるのでどんどん言ってもらってw
だからといっていっぱい殴るなどは言いますが。


そう、それは突然に。しかして必然的に。

ライブを生き残った、「嶺川 隼人(みねかわ はやと)」、「立花 響(たちばな ひびき)」に降りかかる厄災。

 

「なんで…なんであんたなんかが生き残ったのよ!」

 

彼女はどうやら、好きだった異性であるサッカー部のエースがライブで死に、立花が生き残って不満らしい。

 

「そんな…なn「人殺し!」ッ!?」

「そうよ…あのライブで、人が死んでるのよ!人に押しつぶされて!あんたもそうなんでしょ!?」

「そんな、そんな訳無「言い訳なんて聞きたくない!」い…」

「どっか行け!人殺し!この教室から出て行け!」

 

そんな声に、周りの野次が殺到する。

 

「そうだ!出て行け!人殺し!」

「そうだ!そうだ!」

 

そんな中、彼女(響)は…

 

(そんな…どうして…こんな目に…)

(そうだ…私が生き残っちゃったからだ…)

 

そう思った彼女は、一人で教室を出ていく。

 

一人廊下を歩いていると、後ろから自分を呼ぶ声が聞こえる。

 

「響ッ!」

「…未来、どうしたの?」

 

もしかして心配させちゃったかな、あたし…

 

「響、響は大丈夫だった?」

「大丈夫だったって、何があったの?」

「私のクラスでね?あのライブで生き残った人が居たんだけど…」

「その人が、悪口言われたり、出て行けって言われたりしてたから…響はなかったかなって…」

 

そんな。そっちでもあったなんて…

でも、私は未来を心配させたくない。

 

「へいき…へいきへっちゃらだよ」

 

そう言った彼女の顔は、悲しい笑顔だった。

 

~~~~

一方その頃、隼人はというと、

 

(うるせぇな…)

 

 

案外涼しそうである。

それも当然だ。彼には…

 

プニッ「おっ、連絡か。」

 

「そっち大丈夫?ライブ行ったんでしょ?酷いこと言われてない?」

「大丈夫。気にしてないし。優香がいればいいしね〜」

 

こいつ、彼女持ちなのである。

だが、忘れないでほしい。

彼は、両親を信号無視の車に殺されている。どうやらノイズが近くに居たらしいのだが、それだけで無罪と判決された。

だから、仕方ないのだ。

彼が、彼女を拠り所としてしまうのは。

生きる、理由にしてしまうのは。

だが、残酷な運命は、二人を引き裂く。

 

~~~~

 

そこには、煤が舞う、瓦礫だらけの惨状が広がっていた。

彼は、彼女との待ち合わせ場所に来ただけなのに何があったのかと驚くが、直ぐに察する。

 

「ノイズ…ッ!」

 

急いで彼女に連絡を取る。だが、いくら待っても返事は来ない。

 

「まさか…ッ!」

「クソッ!」

 

彼は探す。どこかに彼女が居るのではないか?怪我をして動けないのではないか?と。

だが、そこで、一番見たくなかったものを見つけてしまう。

「隼人、ごめ」

そう書かれた、スマホを。

その近くにある、人一人分はあるだろう、炭の塊を。

 

「あ、あぁ…」

 

理解した。理解したくないことを理解してしまった。

 

「あぁぁ…あぁァァァ…ッ」

 

彼女は、死んだのだ。

 

「アァァァァァア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!」

 

煤の舞う荒れ地に、彼の悲痛な叫びが木霊する。

その時、彼の中で

 

黒い何かが目覚めた。=)

 

バット!」

 

ノイズへの激しい怒りが、彼を塗りつぶす。

 

「Confirmed!」

Eeny,Meeny,Miny,Moe!Eeny,Meeny,Miny,Moe!

VS(バーサス)アップ!

Madness!Hopeless!Darkness!バット!ッハハァ!

仮面ライダーエビル!Yeaah hahaa!

 

「…ノイズは、俺が全て殺す。」

 

黒い戦士が、目覚める。

青緑の瞳に、緋色の怒りを宿して…




携帯だと特殊加工入れづらいったらありゃしねぇわと。
963「面白くなって来たところ悪いんだが…」
隼人「なんだよ」
963「このあとあの二人と会うんだけど平気?」
隼人「ア゛?ざけんなよ…もう変身解くのかよ…」
963「悪いね♪」
隼人(いつかぜってーぶっ飛ばす…)

次回をお楽しみに〜チャオ〜♪


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少女二人との邂逅〜太陽と陽だまり〜

さてさてあの二人との邂逅ですね〜…どうなるんですかね?
あとここで敢えて先に告知させて頂きます。
リア友こと「壱ノ瀬 葉月」さんとコラボが決定しました!
わーいわーいどんどんぱふぱふ。
と言ってもこちらの都合上、こちらが2期が終わったあとの幕感になる予定なんですがね!一体いつになることやら…


夜道を歩く。

あの後俺は徒歩で帰っていた。…当然だ。俺の家は割と近いところだったから。

だが、家へ帰る事は無い。

何故なら帰る必要が無いからだ。

…それは何故か。生きる理由を失い。家族を失い。俺には何も残っていない。あるのはこの…復讐のための力だけだ。

 

「…!」

 

「…ん?」

 

声が聞こえた。助けを求める、少女の声。

 

「……行ってみる…か…。」

 

声に導かれるように、声のする方へと歩いていく。

 

「嫌!離して下さい!」

「響!このっ…離して!」

「悪いな…そこの金髪がライブ生存者なばっかりになぁ…」

「離して!どうしてこんなことを…!」

「あぁ?ライブ生存者ならよく分かってるだろぉ?」

 

「なぁ、人殺しさんよぉ?」

「ッ!」

「人殺しは粛清しなくちゃなぁ?」

 

…ライブ生存者への迫害。そして、粛清と言う名の暴行。

どうでもよかった。だが、まさに粛清を受けようとしている少女を助けようと必死にもがいている知り合いを。古くからの知人を。放っては置けなかった。

 

「待てよ、おい。」

「あぁ?何だぁテメェ?今邪魔すんなよぉ!」

「ピーコラピーコラ煩いねぇアホが。そんなにライブ生存者が憎いか?あ?」

「ンだとこの餓鬼…ッ!舐めてると痛い目見るぞ!それともあれか?お前も生存者かァ?」

「フッだったらどうするよ?」

 

煽るように薄ら笑いでそう告げる。

 

「チッテメェから粛清してやるよォ!」

 

そう言いながら、こちらへ襲いかかってくる。

遅い。大振りのストレートを横に受け流し、そのまま地面へ投げ飛ばす。そして上からのしかかり、腕を折る。

 

ゴキッ!

「ぐあァァァ!?」

 

コイツも簡単に腕を折られるとは思っていなかったようだ。ついでに玉を完全に潰しておく。

 

ガッ!

「ア°ッ!?」

 

立ち上がり、両掌を払いつつ、未来を拘束している男に近づきながら、こう告げる。

 

…次は…お前か?

「ヒッ…ヒィ!?待ってくれ、俺はただ…」

 

「まぁ話は聞かないけどな?」

ゴッ!

 

腹へ一発。

 

「ゴォッ」

 

足を払い倒す。

 

ガッ!

「ガァ!」

 

…また玉を潰す。今度は思い切り蹴り飛ばして。

 

ガンッ!

「ア°ガッ°!」

 

…こんなもんか。呆気ないな。

そう思いながら、立ち去ろうとする。すると…

ガシッ!と、震えながらもしっかりとこちらの服の裾を掴む、

 

小日向 未来(しんゆう)の姿が。

 

「あの…えっと…隼人…だよね?その、助けてくれてありがとう。」

「…おう。」

 

俺は、ぎこちなく返す。何故なら、もう会わないと思っていたからだ。

 

「あのっ!」

 

もう一つ声がする。恐らく金髪の方だろう。

 

「さっきは危ないとこを助けてもらってありがとう!」

「…礼はいい。俺はもう帰るからな。」

「そんな!助けてもらったのに礼をしないなんて失礼じゃないですか!」

「響…この人は…」

「要らない。」

 

そう言って少しだけ振り返る。

 

「俺は、礼なんて求めてない。ただの…通りすがりだ。」

「でm「それに、」…」

「礼を言われるくらいなら、貸し1つだ。」

「…えっ?」

 

~~~~

 

驚いた。この人、怖い顔してるしお礼絶対受け取らないつもりかと思ってたもん。

 

「今度…もし会って、困りごとがあったら手助けしてもらうぞ。」

「…はいっ!」

 

その言葉に、私は久しぶりの、心からの笑顔で答えた。

 

「〜♪」

「響、あんなことがあったのに嬉しそうだね?」

「ウェッ!?そ、そうかな…?」

「そうだよ?だって、さっきからずっと顔、ニヤけてるよ?」

「えぇっ!?」

 

えぇっ!?そ、そんなわかりやすくニヤけてる!?

うぅ〜恥ずかしいよぉ〜…でもなんでかわかんないんだけどさっきの人が助けてくれたとき、怖い人たちをやっつけてたときを見てた時、心が、キュンッ!ってしたし…これ?なんだろう?でも、あの人の事考えてると、ニヤけちゃうんだよね〜

 

「えへへ〜」

「もう、響ったら。響までライバルになんて…」

「未来、何か言った?」

「ううん、何も言ってないよ。それより、早く帰ろう?響。」

「うん…そうだね…」

 

あぁ、帰らなきゃなぁ、お家。

 

このときの私は知らなかった。あの人とまた会う日が、2年後にあるなんて。

それも、最悪な形で…

 

~~~~

 

「チッ…こんなはずじゃ無かったのに…」

 

でも、未来は助けれたし、いいかとも思う。

小日向 未来(こひなた みく)は、俺が幼稚園の頃からの付き合いで、所謂幼馴染だ。だが、小学校に上がってからは、あいつは立花響という友達とよく過ごすようになった。それに反比例して、俺とは余り関わらなくなった。

…そんなやつでさえ、俺はまだ助けようとしてしまうのか。

 

見殺しにすれば良かったのに。

 

「ッ!?」

 

…なんだ…今のは?

まるで、俺じゃ無いような…でも、あの感じ…

懐か…しい?何故?あんな…無慈悲な考えが?

わからない。

深く考えるのは止めよう。だって、

 

どうせ、ノイズ狩り以外しなくなるんだから。

 




主人公何気に中卒で独り立ちする気ですね…
頭大丈夫か?と思いますがライダーの力がある以上、稼ぎようはいくらでもあるんですね。
今回は後書き短めです。
それでは、チャオ〜


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一方その頃、双翼は…

改めて言わせてもらいますと、主人公の持つ能力は、
「全仮面ライダーの力を扱う程度の能力」
です。
感のいい方へ。主人公の過去編はXV後を予定しています。(作者の腕前が上がってから書こうと思っています。)
何故主人公が転生前の記憶が無いのか?
何故主人公が転生した事は理解しているのか?
何故戦姫絶唱シンフォギアの世界というのは理解しているのか?
謎は後に取って置きましょう。
それでは、どうぞ。


彼が闇に目覚めた時…

 

「司令!大変です!」

「どうした?」

 

友里あおいが慌てて言う。

 

「現在の奏者の戦闘地点から離れた、ノイズ発生地点と思われる場所より、強力なエネルギー反応が!」

「何!?監視カメラはどうした!?」

「それが、全て破壊されていて現場の状況がわかりません!」

「グッ…奏者にノイズを倒し次第そこへ向かうように伝えろ!」

「はい!奏さん、翼さん、聞こえますか?」

 

司令室は慌ただしくなる。

 

「一体、なんだと言うんだ…」

 

~~~~

 

「はい、了解しました。此方ももうすぐ終わるところです。」

「こいつ倒したらすぐに向かう!」

 

奏はそう言って目の前のノイズを撃破する。

双翼は全てのノイズを倒したことを確認し、エネルギー反応があった現場へと向かう。しかし…

 

「何も…居ない?」

「旦那、どうなってんだ?」

 

彼、風鳴弦十郎は、

 

「ふむ、逃げられたか…何か証拠かなにかあるかもしれん少し見てみて欲しい。」

「あぁ…そうか…ってかそういうのはあたしたちの仕事じゃ…」

「奏!これ…」

「翼?これは…」

 

「お疲れ様だ。二人共。何か収穫はあったか?」

「そのことですが、叔父様。これを…」

「む?これは…」

 

それは、可愛らしいシロクマのストラップだった。

 

「これが、人一人分の炭の横に…」

「そうか…」

「でもよ旦那、これスマホに付けるやつだぜ?これ単体で落ちてるってことはおかしくねぇか?」

「ふむ。そうなると、誰かがスマホを…」

「持ち去った…でもどうして…」

「あ!例のエネルギー反応を出してた奴が人なら、そいつが持ち去ったんじゃないか?」

 

「でも何の為に持ち去るのよ奏?」

「そりゃ自分に繋がる証拠があったからだろ翼。」

「そうね…」

 

「…悩んでいてもしょうが無い。此方は我々が調べておこう。二人は、ゆっくり休んでくれ。」

「「わかりました(ったぜ)、叔父様(旦那)。」」

 

そして二人の奏者は移動する。

 

~~~~

 

一方その頃、スマホはと言うと…?

 

「優香…」

 

彼が持っていた。

 

「…お揃いのストラップだったのに…落としてきちまったな…」

 

少女二人を助けた後、家に帰った彼は彼女のスマホとケースを見てそう呟いた。

 

「まぁ…もう、いいか。」

「あの日…ライブの日助けたあいつら…」

「何故優香やその他を助けなかった…?」

「まぁお前らが人を助けないとしても…俺にはもう、関係ない。」

 

そう呟き、彼は眠りにつく。

全てのノイズを、滅ぼさんが為に。

 

「…Malice Learning Ability…」

 

そんな音が、何処からが聞こえてくる。



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双翼と闇 〜邂逅〜

さっさと本編入りてぇ!な作者です。
また暇なので書いたまでです。
エペのランクマWorld's Edgeじゃけんやる気出ねぇ…でもPayday2やらPSO2NGSやらプリコネやらなんやら忙しいッ!
あとシンフォギア新イベいいっすね〜^^アンドロイド切歌の新衣装可愛い!しかも配布なのにまぁまぁ強い!素敵!Another調のヴァーチャルギアも強強で完凸したいけど課金だけはしたくない…ってな感じで…
???「あたし達の出番は」
???「まだなのデスか?」
作者「スイマセンマダナンデス当分先ナンデス」
???「「早くしてね?(欲しいデスよ?)」」
作者「ガンバリマス…」


それは、ある日の事。

 

「…あの強い反応があって以来、強い反応は度々ノイズ発生地点にて観測されているが…」

 

「監視カメラはノイズが走っているか壊されていて映像記録は無し…到着した装者の話ではノイズが倒されている場合が殆ど…ですが生存者は確認できず…本当に何者なんでしょうか…司令、見当は?」

 

「あるわけ無いだろう…だが、現在確認できる証拠ではあの日現場に残されたスマホのストラップのみ、である以上スマホ本体を持ち去った者としか言いようがないな。」

 

そこで、警報が鳴り響く。

 

「あおい君!」

 

「〜地点にて、ノイズの反応を観測!これは…かなり多いですよ!」

 

そこに司令室へ二人の装者が到着する。

 

「旦那!ノイズか!」

 

「あぁ。場所は〜地点だ。すぐ向かえるな?」

 

「はい。出撃準備はできています、叔父様。」

 

「よし!今回はまだ例の反応は無い。直ちに現場へ向かい、速やかに行動だ!」

 

「「了解!」」

 

そうして彼は、二人を見送った。

 

「二人には以前、例の反応を出している者がいればコンタクトを取るように指示はしたが…今回は来るだろうか?」

 

~~~~

 

「…ノイズか。」

 

そう呟き俺は公園のベンチから立ち上がる。

愛用のマシンビルダーをその場で起動し、ノイズの発生地点へと向かう。

腰に、ツーサイドライバーを装着して。

 

発生地点へ到着した俺は、左手にバットバイスタンプを持ち起動する。

 

「変身」

 

〈仮面ライダーエビルゥ!ィヤーッハッハッハァ!〉

 

一瞬だけ目が赤黒く染まるが、すぐに水色へと戻る。

 

「行くぞ…ノイズ共。」

 

そうして俺は、ノイズと戦い始める。

 

~~~~

 

現場に着いたあたし達は、ひどい光景を目にする。

 

「何てこと…」

 

「クソッ翼!早くノイズを」

 

そう言いかけたあたしは、ソレを目にする。

 

ノイズの攻撃を避け、後ろにいた人に攻撃が当たったところでノイズを攻撃する、黒い戦士を。

 

「ッテメェ!何してやがる!」

 

あたしは怒りで頭が一杯になり、そいつに近寄る。

(クソッ…あと一歩、早ければ…ッ!)

そのせいで後ろからの静止に、気付けなかった。

 

「奏!避けて!」

 

「何?うおっ!」

 

ガキィンッ!と振り下ろしてきた剣(?)を咄嗟でアームドギアでガードする。

 

「クッ…何なんだよ、お前!人を、見殺しにして…ッ!」

 

「はぁ?見殺し?フッ…笑わせるな。合理的にかつ迅速にノイズを狩れる方法を取ったまでのこと。」

 

「んだと…ふざけんな!だからって人を見殺しにしていいわけないだろうが!」

 

そう言ってアタシはそいつを押し返す。

 

「おっと…少しはやるみたいだな?赤毛。」

「まぁいい。俺からお前らに伝えることもあったしな。」

 

「…なんだ?」

 

「何、簡単なことさ。」

「俺は、ノイズを狩る者。故に、人命は無視させてもらう。」

「人助けをしたいならもっと早く来るんだな?」

 

「ふざけんな…」

 

アタシはその言葉を聞いて更に苛ついた。

ノイズを狩る者だと?人の命はどうでもいいだと?

…ふざけるな。

 

「ふざけるな!お前が人の命を気にしてればどれだけ生き残れた人が居ると思ってる!」

 

そう言い放ち、斬りかかる。

だが、その一言がいけなかった。

 

「どれだけ?…」

「…前に」

「救えなかったお前に、そんな事を言う資格は無いだろうが!」

 

そいつに斬りかかるアタシの攻撃は剣でいなされ、鳩尾を蹴り飛ばされる。

 

「奏!…貴様!」

 

翼が斬りかかるが、ソイツは攻撃を全て受け流し、逆にこちらが攻撃を貰う。

 

「ガハッ…!」

 

「翼…!」

 

倒れるアタシ達にソイツは言った。

 

「俺に他人の命の事を考えろだと?ふざけるな!」

「お前等が遅いからだろうが!」

「俺だって、お前等がチンタラしていなければノイズ狩りなぞしていない!」

「あの日…お前等がもっと早く来ていれば!あいつは助かったかもしれないのに!」

 

ソイツは怒りに満ちた声で叫ぶ。

 

「もういい…お前等に期待するだけ馬鹿だったようだな…」

「所詮、このザマだ…」

「俺の邪魔をするなよ…するなら…お前等も敵だ。」

 

ソイツは怒りに声を震わせたままそう言い放ち、立ち去る。

 

「一つだけ教えておいてやる…」

「俺は…復讐者(アヴェンジャー)

「エビル…それが俺の名前だ。」

 

そう、言い残して。




1話約2000文字がキリが良くなるなぁと…
ここで実を言うとですね、ワタクシ作者 963PORですが、


シンフォギアアニメ未視聴でございます!

見たいとは思っているのですがDVDは未所持(きりしらユニゾンの為だけにXV4だっけ…のDVDは持ってる)で有料系のアマゾンプライムなどではわたくし自身バイトの類をしておらず収入が皆無で、尚且スマホアプリのイベント周回しつつPCゲームをしているため忙しく、またこれから大学や専門高校の受験勉強などがある為非常に個人的理由で見る暇がありません。すいません。

Q.ではなぜ知識があるのか?

A.ひとえに二次創作と原作アプリをプレイ済みだからですね。
二次創作は読み漁ったし原作はLost Song編最終章までちゃんと見た人間なのでストーリーを理解はしています。
ただアニメを見たわけではないので少し口調に違和感があるかもしれませんがそこはご勘弁を…
(しないフォギアのつべに上がってるやつとか公式切り抜きは視聴済み)

ちなみに作者の推しは
小日向 未来(ほんへ)
立花 響(ほんへ、Another共に)
暁 切歌(ほんへ、Another共に)
雪音 クリス(ほんへ)
月読 調(ほんへ)
キャロル(ほんへ、平行世界共に)
です。
…え?ロリコン?何を今更www
スイマセン!チョウシノリマシタ!スイマセン!
393「…」ゴゴゴゴゴ…
アッアッアッアッ…
その…ですね。
393「うん?」(^^ )ゴゴゴゴ…
一番好きなのは、未来だよ?(耳元囁きイケボ)
393「」ボフッ…プシュ~
ウワァァァァ!?未来さんが顔真っ赤にして鼻血出しながら倒れた〜!?
(原因 砂糖多めの方の主人公と作者ボイスは同じものとする。そのうえで若干惚れている隼人(中身作者)にASMRで好きって言われたらそりゃぁ…ねぇ?)
そんなわけでこれからも作者をよろしくおねがいします。

P.S.作者に情事は書けないので誰がシンフォギアのイチャラブ物の同人誌か二次創作小説もっと増やして…


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心の傷と、理解。〜槍振るう彼女の心傷〜

ひろしです。(違う)
寒いです。寝るとき本当に寒くて仕方ないです。
それと、宿題が終わりません(冬季休暇課題)。
死にそうです。(二重)
ひろしです。(だから違ry)
誰か温めて。(希望 神様。切ちゃんがリアル嫁に欲しいです。)
寝る前に唐突に思いついたから書いてることが多いです。
それと、原作前なのも理由の一つですが、あまり戦闘のない日は飛ばします。日常は…挟みます?…原作前ですけど…アンケだな…
それでは、どうぞ。


それは、ある河川敷での出来事。

 

~~~~

 

アタシは旦那に

「少しは休め。奴に言われた事が痛い事とはいえ、最近休まなさすぎだ。少し外の空気を吸ってくると良い。」

と言われた。勿論反論したが、

「これは翼にも賛同している。」

 

「奏…あの時の事が心にキたのか、最近ずっと訓練ばかりで余り…休憩を取らないんです。それに…少し…ピリピリしていて、私も…あんな事を言われてしまった以上、気にするなとは言えなくて…」

 

「と、翼は言っていたぞ。」

と言われた以上、何も反論できず、仕方なくアタシは少し散歩をしていた。

しばらく歩いて、川が見えてきた所でソイツを見つけた。

河川敷の坂に座り込み、川をジッと眺めているソイツを。

あたしはなぜだかソイツが気になり、ソイツの隣に座り込んだ。

 

「隣、良いか?」

「…ああ。」

 

ソイツは奇妙な奴だった。灰色の、フード付きのパーカーを着て、下はジーパン。髪は黒髪で、川を見つめるその横顔は…

何故か、とても寂しそうに見えた。

 

「何も…聞かないんだな。」

 

ソイツはそう言った。

 

「アタシも…色々あってな。」

「…そうか。」

 

アタシとソイツの間には、余り会話は無かった。けれど、この時間は何故か…そう、心地良かった。

 

「あたしは…」

「アタシは、間違ってたのかな。」

「…」

 

ソイツは、何も答えない。

 

「アタシはさ、家族を…ノイズに奪われてな。」

「その恨みだけで生きてきた。」

「けど、最近それは少し変わった。」

「あるやつと会って、仲良くなって、一緒に活動して。」

「そして、ソイツの前で死にかけて。」

「そこを何だかよく分かんない奴に救われて。」

「それで、少しは変わったんだ。」

「でも…」

「アタシは…変われたのかな?」ポロポロ

 

アタシは、気付けば泣き出していた。

 

「その後、アタシは別の奴に会った。」グスッ

「そいつはあたしに言ったんだ。」

―お前等がもっと早ければ、俺はこんな事していない!―

「アタシは頑張った」ポロポロ

「でも…変われてないのかな、アタシは。」ポロポロ

 

一度溢れてしまえば、止まらない。

それでも、ソイツは黙って聞いてくれた。

ソイツは、

 

「俺には、あんたの事はわからない。」

「でも…たとえ初対面でも、一つだけ言えることはある。」

 

―変われたかどうか決めるのはお前じゃない。お前の周りだ。―

 

その言葉で、アタシはハッとした。

思わず顔を上げる。

そこには…

 

優しい笑顔をした、少年の顔があった。

 

それを見た時、アタシの胸がドキッとした。

何故かはわからない。

でも、それが嫌だとは思わなかった。

 

「よい…しょっと…」

 

そいつが去ろうとして、咄嗟に名前を聞く。

 

「あ…オイ!」

「…?」

「あんた…名前は?」

「俺は…嶺川隼人。只の学生だよ。」

「そうか…」

「アタシは…「天羽 奏、だろ?」!?なんで…」

 

ソイツは、フッ…と笑って

 

「その髪と声じゃ、バレバレだよ」

 

と言って、立ち去っていった。

 

~~~~

 

そうして、後になって気付く。

 

(あの時間…普通は学校だよな?)

 

そう…彼は確かに[学生]だと言った。

けれど、あの時間、昼頃に近くに自転車などの移動手段なくあの河川敷に学生が居るのはおかしい。

それこそ、不登校などの者でなければ不可能だ。

それに…

 

「アイツ…アタシはそこまで言って無いけど…」

 

彼は、まるでアタシに一緒に居てくれる人が多く居るような口振りだった。

それを知っているのは、それこそ装者として戦っているのを知っていないと不可能だ。だが、彼はこうも言っていた。

「初対面って…言ってたが…」

素顔で初対面なぞ、そうは居ない。

それこそ、復讐者…[エビル]でない限り。

「まさか…な。」

アタシは、そう言って軽く頭を振り、

「さ、今日はどんな翼弄り(いじわる)をしようかな〜♪」

 

今日がまた、過ぎてゆく。

 

誰も、彼の傷に気が付かず。

 

彼の闇に、気付く事なく。

 




今回は戦闘無し。
戦闘描写ちょっちムズいのよね…
悩み所さんですわ〜…
今回の視点は奏視点です。口調でわかりますが。
流石に描写が足りなさそうだし疑問点が出るので、
次は主人公視点を書きます。


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心の傷と、理解。〜力振るう復讐者の内心〜

月曜日で冬休み最終日…嫌だなぁ…

今回の話は前回の主人公視点です。

今回はあまり書くこと無さそうw
それではどうぞ、本編へ。


俺はその日、たまたま歩いて少ししたところにある河川敷から川を眺めていた。

 

(…俺は…何故…あんな事を…)

 

思い出される、数日前の出来事。

 

―お前等がもっと早ければ!こんな事はしていない!―

 

(あいつ等には…酷いことを言ってしまったな…)

 

(でも…俺はあいつ等とは共には行けない…)

(俺はあくまでノイズを狩るだけ…)

(人助けは…あいつ等の仕事だ。)

(それに…)

 

あいつらは 彼女を マモレナカッタジャナイカ

 

ッ!?…たまに思考にノイズが走る…

これは一体…

 

そんな時、ふと足音が近づいて来ていることに気が付き、警戒する。

 

「隣、良いか?」

「…ああ。」

 

今更何の用だ。どうしてお前がここに現れる。

…今の拠点はリディアン近くだったな。こいつが現れてもおかしくは無い…か。

時々、ここがシンフォギアの世界だということを忘れる。

そしてまた、ふと気が付く。

―なぜ、戦姫絶唱シンフォギアの世界ということは解るのに[原作の展開を覚えていない?]―

と。

そんな思考の海に浸かっていると、隣に座った装者 天羽奏が静かだと思考が逸れる。

 

「…何も聞かないんだな。」

 

そう聞いてみた。

ただなんとなく。

 

「アタシも…色々あってな…」

「…そうか」

 

ここまで覇気のない天羽奏は初めて見る。

 

「アタシは…」

「アタシは、間違ってたのかな?」

「…」

 

…は?

 

「アタシはさ、家族を…ノイズに奪われてな。」

 

「その恨みだけで生きてきた。」

 

「けど、最近それは少し変わった。」

 

「あるやつと会って、仲良くなって、一緒に活動して。」

 

「そして、ソイツの前で死にかけて。」

 

「そこを何だかよく分かんない奴に救われて。」

 

「それで、少しは変わったんだ。」

 

「でも…」

 

「アタシは…変われたのかな?」ポロポロ

 

「…」

 

えぇ…(困惑)

いや、急にそんな自分語りされても…

 

「その後、アタシは別の奴に会った。」グスッ

「そいつはあたしに言ったんだ。」

 

―お前等がもっと早ければ、俺はこんな事していない!―

 

「アタシは頑張った」ポロポロ

「でも…変われてないのかな、アタシは。」ポロポロ

 

驚いた。

天羽奏がここまで精神的ダメージを負うとは。

 

そして、なぜかは知らないが、口が勝手に動く。

 

「俺には、あんたの事はわからない。」

「でも…たとえ初対面でも、一つだけ言えることはある。」

 

―変われたかどうか決めるのはお前じゃない。お前の周りだ。―

 

俺もなぜこんな励ましをしたのかはわからない。

だが、コイツ…天羽奏に何かしらを感じたのはたしかだった。

 

今更ながら、少し恥ずかしくなって立ち上がる。

 

「よい…しょっと…」

 

仕方ない。ここは大人しく立ち去るとするか。

すると、

 

「あ…オイ!」

 

と呼び止められる。

 

「…?」

「あんた…名前は?」

 

そうか。素顔の俺とは初対面だったな。

 

「俺は…嶺川隼人。只の学生だよ。」

「そうか…」

 

「アタシは…「天羽 奏、だろ?」!?なんで…」

 

なんでって…いや、サングラスしたってさぁ…

 

「その髪と声じゃ、バレバレだよ」

 

そう言って、その場を立ち去る。

 

~~~~

 

そしてアジトに戻り、ふと考えるのは…

 

「そういや俺…最近学校行ってねぇな…」

 

行く必要性を感じなくなり、行かなくなってから暫く経つ。

 

「学生ってのは少し違ったかな?」

 

そんな、下らない事を考えつつ…俺の視界の端に、

 

白い顔の付いた、赤いラインの入ったプログライズキーが映る。

 

「…」

 

案外これを使えるようになる日は近そうだ。




はいということで…
流石だな。若干の手抜きだよ。
昨日あんまり寝れてなくてさ…眠いのよ。
キャラの視点が違うから考えてることも違うけど…
言ってることは同じなんだよなぁ…w

あと作者は普通です。(ホモじゃ)無いです。
え?SAN値?
0固定ですがなにか?
…え?それで平気かって?
記憶から普通の時の俺を完全再現してるから平気だよ。
心がグチャグチャだけど仮面付けて「普通に」してるから平気だよ?
何を言ってるんですかねぇあなた達はハッハッハ
オ レ ハ フ ツ ウ ダ ヨ ?
装者全員「ガタガタガタガタガタガタガタガタ」マナーモード
装者全員は1d6/1d10のSANチェック!


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双翼と闇 〜衝突〜

寒い寒い…
いい加減原作入りたいよう…でも原作直前まで何してるかの描写書きたいよう…
頭の中で1期と5期直後のストーリー出来上がってるよう…
原作前早く終わらせたいよう…
寒いよう…(作者は末端冷え性)
寝ても足先が冷えてるときがあるよう…毛布被って足先は折り返して上下毛布で挟んでるのに…
マジつらたん。

ってことで本編です。
あと作者に(淫夢要素は)無いです。あたりまえだよなぁ?


槍の装者との邂逅から数日…

あれから彼は装者と幾度か垣間見えるが、難なく退ける。

 

そして、その日は突然やって来る。

 

~~~~~

 

ビキッ!「ッ!」ドサッ

 

…天羽奏が膝をついた…

 

「どうした?まだ戦ってもいないぞ?」

 

この時、天羽奏は焦っていた。

 

(クソッ…もう限界か…ッ!」

「ほう…限界か?」

「へっ…口に出てたみたいだな…」

 

天羽奏が元の姿に戻る。

 

「時限式の限界…か…」

 

俺は膝をついて悔しがる彼女に近づき、胸倉を掴む。

 

「グッ…なんのつもりだ…」

「…貴様にこれは要らんだろう。」

 

そう言って、首元のペンダントを掴む。

 

「ッ返せっ!」

 

そう言って暴れようとするので、引っ張るのと同時に突き放す。

 

ブチィッ!という音と共にペンダントは奏の首から離れる。

 

「…これは、俺が直接預かっておく。」

 

そう言って、俺はそこを立ち去る…

 

「待て…」

「待ちやがれ…クソ野郎!」

 

…後ろが騒がしいが、全て無視する。

そして、去り際にこう言っておく。

 

「これは、お前らの弱さが招いたことだ。…諦めるんだな。」

 

そして、彼の去った戦場に、1つの叫びが木霊する。

 

「クソッ…」

「…畜生ォォォォ!」

 

そして、二課によって回収される。

 

~~~~~

 

「…すまねぇ、旦那。」

「気にするな…と言いたいところではあるが、ギアを盗られたのは痛手だな。」

「全ては…私の弱さが招いたことです。私が…奏の足を引っ張らなければ…」

 

そんな。翼は頑張ってるじゃないか。

「悪いのは…アタシだ。」

 

「だが…これで明確な理由はできた。」

「…何?」

 

旦那が真面目な顔でアタシに言う。

「奏君…君を装者から外す。」

 

…何?

 

「どういう…ことだよ…それ」

「どういうことですか…叔父様!」

「簡単な事だ…奏。君の体はとっくに限界なんだ。」

 

…言葉が出なかった。

 

「本当…ですか、叔父様。」

「…あのライブの時点で限界に近かった…絶唱していれば、死んでいた程に。」

「ゼロワン…彼がいたから助かっただけで、居なければ、奏は死んでいた。」

「今回、図らずも君からギアペンダントを離せただけでも良しとしている。」

「彼は[俺が直接預かる]と言った。信用するなら悪用したりはしないだらう。」

「彼に人命を助ける意思は無いが、彼は自らはノイズを狩るのみと答えた。信用できる証拠もある。」

 

「奏。君は…もう、休むべきだ。」

 

その一言が、アタシの中の何かを弾けさせた。

 

「ッ!」ダダダッ

 

アタシは逃げ出した。

戦えない。

守れない。

その事実を認めたく無くて。

 

…気が付けばアタシはあの河川敷に居た。

どれだけ泣いただろうか。膝は涙で酷く濡れている。

(…戻ろう。)

そう思ったとき。

 

コッコッコッ…とコンクリートを歩く音がする。

(…違う!)

違う。これは…この足音は…

 

「…ほう。こんな所で遭遇するとはな…天羽 奏。」

「…お前…!」

 

なぜ…ここにお前がいる!

 

復讐者(エビル)

 

~~~~

 

「なぜって…ただの気まぐれだ。」

「巫山戯るな…あんたのせいで!」

「アンタのせい?」

 

はっ…呆れた。

「自分のせいだろうが。」

 

「無理して使うからこうなる。」

「どちらにしろ、貴様はそのうち限界だっただろうな。」

「何…?!」

「簡単な話。お前の変身が解けた時に見たが、薬を使っているんだろう?」

「注射痕は残りやすい。だから普段の衣装でも首元を隠す。…違うか?」

「…ッ!」

 

…図星か。

 

「所詮、貴様が弱かったのが悪い。」

「…それと、それで隠れているつもりか?貴様。」

 

影からフッとスーツ姿のイケメンが現れる。

「…この状態の僕を見つけるとは…」

「ハッ…生憎俺は感知力が高くてね。その程度なら見破れる。」

「それで?どうする?」

「…あなたを拘束させていただきます!」

そう言って、忍者のような者は姿が掻き消える。

 

「…無駄だ。」

 

「影」に向かってきたクナイを全て弾く。

 

「クッ…今のを全て弾きますか…」

「言ったはずだ…こちらに手出しをしなければこちらから手出しをしないと…わかってやっているのか?」

「それを破った代償がこれだ。」

 

そう言って俺は、闇の回廊へのゲートを開く。

言いたいことは伝えたし。

 

「…精々足掻くんだな。」

 

そう言い残して、ゲートをくぐる。

 

~~~~ 

 

それから、一年という時が流れ…

 

「今日は♪翼さんの♪CD発売日〜♪」ルンルン

 

高校2年生になった黄色の髪の彼女は、ルンルン気分で新曲のCDを買いに店へ向かう。

それが、大きな運命(さだめ)へ巻き込まれるとも知らずに…




書きたいところは書き終えた!
まだ足りないとかもっと書くべきだと思ったらコメントで言ってくれ!要望次第で書く!アイデアをくれ!
チカレタ…

次回!原作編、始動(予定)。

P.S.この主人公、まだLVは20じゃないです。(目安 LV15)


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EP1:戦姫絶唱シンフォギア
桜舞い散る木の下で


久々に手をつけましたね…
久々すぎて前書きに書くことがわからないわよ
ってことで本編へ。


桜が舞い散る季節は…春だ。

この時期になると、進級した学生や、新入生達が多い。

彼女もそうだろう。

 

「よいしょ…よいしょ…ッ!猫ちゃ〜ん…もう大丈夫だよ〜?」

 

制服を着ている木の上の猫を助けようとしている彼女は…

 

「ニャ~」

「えぇっと…」

 

「どうやって降りよう…」

(…アイツ、馬鹿なのか?)

 

…どうやら彼女も降りられなくなったようだ。

 

「…ハァ…」(仕方ねぇな…)

 

そうやって後頭部をガシガシとする彼は木に近寄っていく。すると…

 

ミシッ…ミシミシミシッ…バキッ…!と音がして顔を上げる。

 

「うわ、うわわわわ、わ〜!?」

…猫を抱え落下する彼女が視界に映る。

 

〜〜〜〜

 

ギュッ…と瞑った目を開ける。来るはずだった衝撃はなく、戸惑っていると…

 

「チッ…気が付いたなら自分で立てるな?」

 

眼前に迫った彼の顔を見て驚くと同時に赤面する。

 

「えっ、あっはいっ!」

 

彼に下ろされて初めて、彼女は自分が「お姫様抱っこ」されていたことに気がつく。

 

(お姫様抱っことか…初めてされた…///)

と、彼女が考えていると、手元で「ニャ~!」という声を上げて、猫が腕から抜けて何処かへ走り去っていく…その元気な姿から、怪我はないことが確認できて彼女はホッとする。

 

「…猫か?」

「はい…木の上から降りられなくなったみたいで…助けたくなりまして。えへへ」

「それでお前が降りられなきゃ意味ないだろ…」

とツッコまれ思わず「うっ…」と変な声が出る。

 

「お前…その格好なら学生か?…そろそろ朝のショートとか始まる時間帯だと思うが…」

「ふえ?…あっ!そうだった!」

(ヤバい〜遅刻する〜!)

 

急いで格好を整え、荷物を持ち、走り出す。

「っそうだ!あの!」

「ん?どうした。早く行かないのか?」

「お名前、聞かせてもらってもいいですか!」

「別に、気にするもんじゃねぇよ。この近くならそのうちまた会える。そんときでいいだろ。早く行ったらどうだ?」

「…はい!ありがとうございました!」

 

…そう言って、私は学校…「私立リディアン…なんだっけ…まぁいいか。リディアンって高校へ急いだ。…なんでこんな説明する話し方で考えてるんだろう私。

 

〜〜〜〜

 

そうして、金髪の女の子「立花響」が走り去っていくのを見届ける。

 

「そのうち会うさ。…嫌でもな。」

 

一方こちらは彼女と話していたときの少し鋭いが何処か穏やかさのある表情から一変、ほぼ無表情の光の無い目でそう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさか、あいつがリディアンとはな…これも偶然か?」

「…いや、必然か。ライブの時の事を覚えているなら、ツヴァイウィングの居るリディアンへ来ようとする…なんらおかしくはない。」

(そしてあいつがいるなら当然…「あっち」も居る…か。)

 

「コイツは面倒な事になりそうだな。」




ちょっと他の二次創作みてなんとなく思い出したから書けた。
…これで過去編1話含めてアニメだと1話分無いって…マジですか?
この二次創作の話数どうなるんだろう…(震え声)
…気長にお待ち下さい(白目)


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覚醒の鼓動と出会い

気力がやってきた!
そして久々に書いたでござるよ。
それもこれも全部ホロライブが可愛いのがいけない。(箱推し)
刮目せよ!これが…ブランクの開いた者の書いたものだ。
文章拙くなった気がする。


「いや〜危なかった〜!」

 

「危なかったじゃないよもう…」

「アハハ…」

そう言ってわたしは誤魔化す。

 

わたしの心配をしてくれたこの子は小日向未来!わたしの親友なんだ〜♪…って、誰に向かって説明してるんだろうわたし。

 

さっき私を助けてくれたお兄さんの忠告のおかげでギリギリ遅刻は免れたものの、授業はやっぱり全然わかんないや。

そんなことを考えていると、

キーンコーンカーンコーン〜♪

 

「響?ボーッとしてどうしたの?もう昼休みだよ。」

 

「えぇっ!?もうそんな時間!?」

(はやく食堂行かなきゃ!ご飯がわたしを待っている!)

「未来!はやく食堂行こ!」

「もう、調子いいんだから…」

 

そうして食堂へ着き、食事をしていると…

 

ヒソヒソ…ヒソヒソ…

「ねぇ見て!風鳴翼よ」

「ホントだ!」

 

「…!」

風鳴翼。かつてわたしを救ってくれた人の一人…のはずだ。

わたしがリディアンに入った理由でもある。

全ては、あの日の事を聞くために。

 

足音を聞いてすぐさま立ち上がり話をしようと近寄る為、後ろを振り向くが。

「…。」ジーッ

「…あ…え…っと」

居た。真後ろに。無言で。

 

真後ろに居たものだから、頭の中が真っ白になって言う事に詰まっていると

 

チョンチョン

「…え?」

 

顔の口元を指さしている。

「ご飯粒、ついているわよ。」フフッ

 

「え?…あっ//」

 

それだけ言って、立ち去ってしまった。

 

(はわわわ…絶対変な子だと思われちゃったよ~…)

「もう、響ったら。ご飯粒付けたまま喋ろうとして、変な子と思われたかもよ?」

「やめてよ未来~わたしも同じこと思ったから~」トホホ

 

結局その後も落ち込んだままだったが、

「響、今日って翼さんのCDの発売日じゃない?急がないと間に合わないかもよ?」

「うわ!?ホントだ!ゴメン未来!先行くね!」

 

そう言って走り出す。

 

「まずいまずい間に合わなくなる~!」

そうして走っている最中(さなか)、ふと違和感を感じて周りを見渡す。

 

…人がいない。そして周囲に舞う炭…

 

(…ッノイズ!)

 

「イヤァァァァ!」

悲鳴が聞こえる。そこからは早かった。

 

「やだ…死にたくない…ママ…」

 

目の前でノイズに殺されそうな子を見つける。

「危ないッ!」

 

ズザァッ…とスライディングで女の子を助け出す。

 

「逃げるよ!」

そう言って、わたしは立ち上がった女の子の手を握って走り出す。

助かるかもわからないのに。

 

 

そうして走るうちに、川に出てしまう。

「そんな…」

「おねえちゃん…」

「…ッ!大丈夫。おねえちゃんに任せて!」

 

そう言って、女の子を背負って川を泳ぐ。

少し時間は掛かったが、渡ることはできた。

「まだ動ける?」

「うん」

 

(動けるとは言ってるけど、流石に体力がそろそろキツい…)

そう考えた後、近くの建物の麓へ駆け寄り、身を隠そうとした。

だが…

 

「!おねえちゃん!」

 

そう言って指さした方にはノイズが。

慌てて振り返るも、そこにもノイズ。

 

「おねえちゃん…わたし…ここで…」

 

(ッ!そんなの駄目…生きるのを…)

「生きるのを諦めないで!」

 

そう叫ぶと同時に、胸の傷跡が仄かに熱を帯びた気がした。同時に、頭の中に、一つの歌が浮かび上がる…

 

 

Balwisyall nescell gungnir tron(喪失までのカウントダウン)

 

口にすると、全身に痛みが走る。

「ウッ…!?グ…グァァッッ!?」

 

痛みが収まる頃には、姿が変わっていた。

「何…これ…」

「おねえちゃん凄い!かっこいい!」

「そ、そう?えへへへ…」

 

なんてやっていたが、ふと気が付けばすぐそばにノイズ。

「!危ないっ!」

そう言ってわたしは、女の子を守るためにノイズへと拳を振るった。

 

 

「あれ…わたし…生きてる?」

(なんだかよくわかんないけど…これなら!)

 

そう思い近くのノイズへ臨戦態勢を取るが…

視界の端に黒いものが映る。それは、ノイズから発生したとは思えない黒い物の塊が飛んでいた。

よく見てみるとそれは、

「コウモリ…?」

 

コウモリ(?)の群れはあろうことかノイズを吹き飛ばし、どこかへ飛び去る。

そしてわたしの目の前にどこからともなく現れたのは。

 

「チッ…惚けるな。死にたいのか?」

 

黒い鎧を身に纏い、水色のアンダースーツに身を包んだ者。

 

復讐者(アヴェンジャー)…噂じゃなかったんだ…」

 

女の子が呟いた。

 

「アヴェンジャー?」

 

彼はわたしを助けたのか…?そう思っていると、彼はナイフ(?)のような武器でノイズと戦い始める。

わたしは慌ててノイズから女の子を庇いつつ守っていた。

 

するとどうだろう、遠くからバイクの音が聞こえる。

 

(バイク…?)

そう思いながらノイズに応戦していると、突然目の前のノイズの頭上をバイクが飛び越える。

 

それと同時に聞こえたのは、歌。

 

Imyuteus amenohabakiri tron(羽撃きは鋭く、風切る如く)

 

その歌と共にバイクから躍り出た姿を見て、驚く。

 

「翼さん!?」

 

(やっぱり…あの日のことは夢じゃなかった!)

 

躍り出た風鳴翼によって、立花響はライブの事件で奏に助けられた事、ツヴァイウィングがノイズと戦っていたことを確信した。

 

~~~~~

 

突如現れた復讐者、バイクで現れた風鳴翼によって、立花響はまたもや命を救われた。

 

「はふぅ…」

 

近場の瓦礫を椅子代わりに落ち着くと、光とともに纏っていたものが戻り、制服姿になった。

 

辺りには規制線が貼られ、黒服の人たちが慌ただしく動いている。

 

「おかあさ〜ん!」

 

あちらでは、女の子は母親と再会したようだ。

 

「温かい物、どうぞ。」

「あ、温かい物どうも。」

 

突然手渡されるお茶に戸惑うが、一口飲んで落ち着く。

 

「コクッ…ハァ…ありがとうございます。えとあなたは…」

「私は友里あおい。宜しくね?」

「あっはい…」

 

(そうだ!翼さんに聞かないと!)

昼聞きそびれたことを聞こうと立って後ろを振り向くと、

 

「貴方、昼の子ね?」

 

「ウヒャァッ!?「ビクッ!」翼さん!?真後ろに無言で立たないでくださいよ!」

「す…すまない。だが、どうしても聞きたいことがあったのでな。」

(聞きたいこと?…って、多分コレのことだよね…)

 

と思いつつ翼の体を見るが、まだ変身を解いていなかった。

(…?)

と考えていると、また後ろの方から、

「また今回も随分遅かったな、剣の装者?」

 

その声が聞こえると同時に、辺りの空気が一変する。

少しだけほんわかしたものから、一触触発のピリっとした空気へ。

 

「あ…あの、翼さん、あの人って…」

「彼に不用意に近づいては駄目。」

「へっ?」

「ハッ…随分と嫌われたものだな?えぇ?」

「そろそろ奏のシンフォギア、返して貰おうか…?」

「…断ると言ったら?」

「力ずくで奪い返すのみ!」

 

そう言って構える両者だが、

 

「ちょちょちょっと待ってください!」

 

響のその一言で共にそちらを向く。

「翼さんとそっちの人に何があったか知りませんけど…」

「さっき、助けてくれてありがとうございます!」

 

そう言い、復讐者へ立花響は頭を下げた。

 

「「…は?」」

 

「貴方…何を言っているの?コイツが助ける訳が…「クククッ…」!?」

「クハハハハ!コイツは傑作だ!まさかただ邪魔者を払っただけで助けられたと勘違いするとはな!」

「そっ…それでもノイズと戦って「勘違いするな。」…?」

「俺はノイズに復讐してるだけだ。人が死のうとどうでもいい。」

「なっ…」

「だが…てめぇだけは例外だ。」

「…え?」

 

「てめぇだけは他のやつには殺させねぇ。」

「俺がいつか殺してやる。覚悟しておくんだな。」

 

そう言って、彼は立ち去る。

「ッ!待て!」

 

翼さんが慌てて追いかけるが、角を曲がる所で立ち止まる。逃してしまったようだ。

 

「…あなたには、一度こちらへついてきてもらいます。色々事情説明などがあるので。」ガチャリ

「…へ?」

 

手には手錠、横にはいつの間にかスーツを着た人が。

「な…なんでぇぇぇ!?」

 

彼女の叫びが暗くなった空に空しく響いた…




長くなったし少し駆け足気味かも!
明け方(3時〜5時)に書いてるからしゃあねぇ!
そしてホロラバの二次創作書きたいけど書いてもいいかな!


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連れられた先と先輩

流れを思い出したのと中間テストで暇になった(専門入学認定貰いました。)ので初投稿です。



Side響

 

私の名前は立花響!

好きなものはごはん&ごはん!…って、今は自己紹介してるときじゃないよね。

 

あの後、手錠を掛けられて車に乗せられたんだけど…

「ここ…私達の学校?」

連れてこられたのはリディアン!?「何で…?」と思いながら連れられたのは、私達が入れない職員棟。

そして見慣れないエレベーターに乗せられたんですが…

 

「ここまで来たら手錠は必要ないでしょうから、外しておきますね。危ないですし。」

 

あ、外してくれた。

「ありがとうございます…危ない?」

「手すりにしっかり捕まってなさい…動くわよ!」

 

え?手すり?…って!\⁠ガコンッ/

 

「うわぁぁぁぁぁ!?」

 

こんなのって聞いてないよ〜!

 

 () () () () () () () () () () () () () ()

side隼人

 

「……さて、こいつはどうするかな…」チャラ

 

あの赤毛のギアペンダント…どう使うか…

「そもそも俺に使えるかって話だが…」

「私立リディアン音楽女学院…探ってみるのもアリ…か。」

 

そう呟いて、彼は歩き出す。

見慣れない黒いコートを羽織りながら。

 

「そういやこのコート…どうやって手に入れたんだったか…」

「…忘れたってことは気にすることでも無い、か。」

 

 () () () () () () () () () () () () () ()

Side響

 

「さて、そろそろ到着ですよ。」

 

ふへ〜…急にエレベーターは動くし凄い早いし…なんかもうクタクタだよぉ…

 

そんなことを思っているとエレベーターは止まり目の前の扉が開く。すると…

 

\⁠ッパーン!/

 

「「「ようこそ!特異災害対策機動部二課へ〜!」」」

 

「…え?」

「…ハァ」

「…あはは…」

 

「突然連れてきてしまってすまない。しかし機密の関係上、君を拘束せざるを得なかった。」

「改めていらっしゃい♪“立花響”ちゃん?」

「ウェッ!?何で私の名前を!?」

「ウフフ♪政府の機関よ?そのぐらい調べるのは訳ないわ♪」

…その手には、私の鞄が見えて…って!

 

「あ〜っ!私の鞄!さては生徒手帳見ましたね!」

「あら、バレちゃったわ♪」

「は〜ビックリした〜…っていうか、ここはどういう場所なんですか?」

 

「ンンッ!ここからは俺が説明しよう。」

「俺たち特異災害対策機動部二課、通称“二課”はノイズが現れた際、その場所へ装者を行かせてノイズを撃退させることを目的としている。」

「装者っていうのは、さっき貴方がなった“シンフォギア”っていうのを纏って戦う娘の事を言うのよ♪」

「シンフォギアは、古代の遺物[聖遺物]の欠片を使って作られた、対ノイズ用の装備って所ね。」

「参考としては、そこの翼ちゃんが付けてる、赤いペンダントが待機状態のシンフォギアよ♪」

「…こんなところか。なにか質問はあるか?」

 

「うーん…」

「言ってること、全然わかりません!」

 

「アハハ…」

「っていうかそうだ!私そのペンダント持ってないんですけど!何でシンフォギアを纏えたんですか!」

「そうねぇ…それを知るためにも…」

 

「裸になって頂戴♪」

「うぇぇぇ!?」

 

How hours later…

 

「ふぅ…」

「成る程成る程…そういうことだったのね」

 

「それで!何で私がその…しんふぉぎあ?っていうのを纏えたんですか?」

「えぇ…っと…」

「あら、私としたことが、自己紹介を忘れてたわ!」

「改めて、私はできる女と評判の櫻井了子よ♪」

「俺は風鳴弦十郎。ここの責任者だ。」

「私は立花響!好きなものはごはん&ごはん!です!」

 

「自己紹介ありがとうね♪」

「それじゃあ、響ちゃんがどうしてシンフォギアをペンダント無しで纏えたのか、説明するわね。」

「さっきも言ったけど、シンフォギアは、聖遺物の欠片を特定の波長を備えた歌声で活性化させて、プロテクターとして再構成したものなの。」

「そしてその聖遺物の欠片はペンダントに入っているんだけれど…」

「あの…それなんですけど、私、一つだけ心当たりがあるんです。」

「あら、そうなの?」

「はい。」

 

「えっと…翼さん、奏さん。」

「む…?」

「どうした…って、もしかして…」

「二年前は、ありがとうございました!」

 

そう言って、彼女は頭を下げる。

 

「二年前…?」

「やっぱり…あの時の娘だったのか!」

「はい!あのときは奏さんが庇ってくれなかったら、どうなってたか…」

「良いってそんなこと!生きるのを諦めないでくれたんだしよ。」

「…ありがとうございます!えぇっと…それで、心当たりなんですけど…」

「…っそうか!あのとき、アタシの槍の破片が…!」

「えぇっと…多分そう…だと思うんですけど…違いましたかね?」

 

「…いえ。合っているわ。」

「刺さった破片を取り除くために手術したんでしょうけど…細かすぎる破片が心臓の近過ぎるところまで刺さっていて、残った破片が響ちゃんにシンフォギアを纏わせたみたいね。」

「こんな偶然があるなんて…私も驚きだわ。」

 

「二年前…そうか。あのライブのことか…」

 

 

「立花。」

「はい?」

「すまなかった。」

 

「…うぇぇっ!?何で翼さんが頭を下げるんですか!?」

「あのとき、私の力が及ばない故に、奏に庇わせて、あまつさえ怪我をさせてしまった。」

「そんな…別に翼さんが謝ることじゃ…」

「それでもだ。立花が許せても、私が私を許せない。」

「翼さん…」

「翼。いいじゃないか。結果的には、こうして元気にしてる。それに、弱いならこれから努力すればいい。ずっとそうだったろ?」

「奏…でも…」

 

「とにかく!私は二人に感謝してますから!」

 

「…ありがとう。」

「ありがとな。」

 

「いい話のところで悪いんだが、これからの話をしてもいいか?」

「あっ、はい!」

「これから立花くんには、選択をしてもらう。」

「選択…ですか?」

「あぁ。ここでのことや翼達のことを周囲に黙って、元の日常に戻るか、俺達と一緒に、ノイズから人々を助けるか。」

「できれば俺としては、一般人の君を巻き込みたくは無いが…どうする。」

「どうするって…」

 

(そんなの…)

(そんなの、決まってる。)

 

「やります。」

「私、シンフォギアで、誰かを助けたいです!」

 

「…いい返事だ。改めて、俺達二課は君を歓迎しよう。よろしく頼むぞ!」

「はい!」

 

そうして、彼女は装者として歩む道を選択するのだった。

 

 

因みに…

 

「響…?こんな遅くまでどこに行ってたのかな…?」

「えっあっ未来!?えぇ〜っと…その〜…」

「響が向かったあとにノイズは出るし、響が走っていった方向にノイズは出たって聞くし…」

「連絡したのに、返事は来ないし、電話には出ないし…」

「え…えぇっと…ごめん!未来!」

「…はぁ。また人助け?…怪我してないならいいけど、これからはあんまり遅くならないでね?」

「…ありがとう未来!…えぇっと…ぜんしょします…だっけ?アハハハ…」

「もう…響ったら…」

(こっちの気も知らないで…バカ。)

 

このあとも説教を食らっていた響であった。




正直な話をさせてもらいます。

…主人公がが関わって原作と相違点が発生した所などだけにしても良いですかね?
正直なところ、そうしないと話が全然進まないし、筆は進まないしで私的にも読者的にも良くないのかなとと思ったので。
と言っても、原作の細かい描写を削る…ぐらいですが。私が覚えて無い原作部分とも言う。(オイ作者ァ!)
アンケート形式にします。期間は10/16〜10/25の23時59分を締め切りとしたいと考えています。
それまでは砂糖物とホロラバを更新…できたらなぁ(オイ)と。

あと軽い裏話ですが、ここの翼はまだ原作より少し丸いです。
奏が生きているから、というのもあるんでしょうね。

OW2(オーバーウォッチ2)が楽しいので失踪します。Ciao♪


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