FAIRYTAIL king of monster buster (青眼究極竜)
しおりを挟む

1話

はじめまして青眼究極竜です
ドラゴンに育てられた奴らがいるんだったらゴジラに育てらてもおかしくないんじゃね?
っていう浅はかな考えのもとに書いた作品です。
よろしくお願いします


かつて、この世界アースランドにおいて最強の竜が存在した。

その竜はある人類の過ちによって誕生し幾度となく人類を恐怖と絶滅の危機に陥れた。全てを薙ぎ払い、焼き尽くし破壊の限りを尽くす。あるものは「環境破壊によって神の怒りに触れた」や、またあるものは「天災」と呼んだ。

この竜を倒すために多くの魔導士、ドラゴン、アースランドの全ての生物が犠牲となった。

そう、文字通り一度フィオーレ王国は壊滅させられているのだ。

その竜を倒せる者などこの世界になど存在しない。いや、神ですらこの竜を倒す事など不可能だろう。だが、フェアリーテイルの妖精軍師は竜を倒す事は出来なかったが説得することは出来た。そして竜はある時をもって突如とその姿を消した。人々の目の前からも、記憶からも………

 

アクノロギアをも超える邪悪、そして凶悪、史上最強最悪の破壊の化身、怪獣達の王その名は………

 

怪獣王ゴジラ

 

この物語は、そのゴジラに育てられた破壊竜の滅竜魔導士?いや滅怪獣魔導士の物語である。

 

******

 

(冷んやりした空間、ここにいるのはいつからだろう?父上と一緒に島で暮らしていて眠っていたところを誘拐された。多分父上は相当怒っているだろうな………まあ、父上を止められるのはメイビスって人と俺ぐらいだからな………)

「おい、起きろ!そこの東洋人‼︎」

(東洋人?多分俺の事だ………)

黒髪の少年はすくっと立ち上がり牢屋を出る。

(また、労働か……)

「そうだ!貴様は偉大なる黒魔導士ゼレフ復活の為にこのRシステムを完成させるのだ‼︎」

「チッ‼︎父上の前ではビクビクして何も出来なくなって絶望するだけなのに……なんでこんなやつらが生きてるんだろ?(ボソッ」

少年の呟きが聴こえたのか?神官の一人が鞭を持ってこちらにやってくる。

「一々口答えをするなっ‼︎この奴隷風勢が‼︎」

少年の背中に鞭が振るわれる。

「グッ‼︎」

少年はキッと神官を静かに睨みつけた。

「チッ!コイツ威勢だけは一丁前だぜ!クックック、オラァ!」

「グッ‼︎」

神官は少年の腹部を蹴り上げる

「その辺にしておけよ。怒られるのは俺たちなんだから、大事な奴隷がいなくなったら俺たちがコイツの立場だぜ?」

「おう、悪りぃ悪りぃ」

「あっああああ……」

少年は神官の蹴りが鳩尾に入り上手く声が出せないが這いつくばりながらも手を伸ばす

「チッ!なんだ?生意気なガキだな」

神官は容赦無く少年の手を踏みつける

「うぁぁぁぁあっ‼︎」

「俺の靴が汚くなったじゃねえか‼︎」

さらに神官は怒り少年の頭を蹴り続ける。

「うっ………うぁあ………」

少年はボロボロになりその目は虚ろだ。

「手間かけさせやがって」

神官は少年の髪の毛を掴み別の牢屋へと移す。

「ほらよ!この牢屋の新たな入居者だ‼︎」

少年は投げ入れられ転がる

「グッ‼︎……」

「なんて事を……まだ子供なのに……」

牢屋にいた老人が駆け寄る。

「ほら、大丈夫か⁈君」

老人は少年を抱きかかえ上半身を起こす。

少年の身体は暗くてはっきりとは見えないが、神官に蹴られた部分に大きなアザが何個も出来ていた。

 

「(父上……俺も、やはり父上の言った通り人間が嫌いです。ですが、こんな風に心の優しい人間も居ました。以前話してくれたサエグサやアズサと言う女性のように……)」

少年は老人の腕の中で心地よさそうに目を閉じ意識を失った。

 

 

******

 

 

 

 

 

「んっ…ここは?」

少年は身体を起こし周りを見回す

「おお!目が覚めたか?」

隣から老人の声がした。老人は少年の横にずっといたようだ

「ワシの名前はロブ、フェアリーテイルの魔導士じゃよ」

老人が自己紹介する。

「フェアリーテイル?」

「ああ、魔導士ギルドじゃ、それでお主は?」

「名前は………無い……でも父上の名前だったら知ってる………」

「名前が無いとな………でもお前さんの父上殿の名は知っているのだろう?」

「うん」

「ならその父上殿の名をワシにおしえてくれんかのう?」

ロブの要求に少年はコクリと頷く

「俺の父上の名は…………

 

 

 

 

ーーーーーゴジラーーーーー」

 

少年の父親の名を聞いてロブは驚愕の顔と焦りを見せ

「おっお主……冗談は「冗談じゃない……父上は人間じゃない………」

ロブがからかうのはよせと言おうとした時の少年の否定の言葉によりロブは少年の口を塞ぐ

「いいか?お主の父の話はワシと本当に信用できるもの以外にはするな。良いな?」

ロブは知っていた。ゴジラと言う存在がどんな者かも、そして恐怖し期待もした。

「(恐らくこの子の言っている事は本当だろう。すると奴は……誰にも止められない……もし止められるとすればこの子だ……奴は自分の子供に対しては……それに今奴はこの少年の事を探している。ここに来るのも時間の問題……ここに来ればrシステムなどシャレにならんじゃろう。奴が動けば地図が変わる。そして奴はこのRシステムの目的のゼレフを瀕死の状態にまで追い込んでいる。まあ書物ではそのあと初代マスターに説得されゼレフは助かったそうじゃが………もしこの子が死ねば恐らく地図だけでは済まない……フィオーレ王国は壊滅する。じゃが、この子を正しい道へと進めさせればきっと……)」

 

「ねえ、ロブおじさん、ギルドって何?」

「おお、ギルドに興味があるのか?(やはりマカロフにこの子は預けたいの)」

「うん、父上は人間の事はあまり教えてくれなかったから」

「そうか、ギルドは家じゃよ」

「家?」

「心が落ち着く場所じゃ」

「俺……父上の頭の上が落ち着く場所…そこが家?」

ロブは少年の言葉笑いながら

「まあそうなんじゃろう?で、ゴジラは今どうしている?」

ロブの言葉に少年は腕を組み考える。しばらく腕を組みをすると、目が赤く光る

「なっ⁈」

「父上……暴れてる……俺を探してる。でも自力でなんとかして欲しいって………」

「わかるのか?」

「うん……」

その言葉にロブは恐れていたことが起きたと焦る。幸いにもゴジラがこの状況を少年自身の力で切り抜けることを望んでいるのが唯一の救いだろう

 

「じゃあ、父上殿はお前さんの事もわかるのか?」

「うん……だから、自力で頑張るって言っておいた」

「そうか………(この子がしっかりしておってよかった……ゴジラなんて此処に呼ばれたらたまったもんじゃない)」

「ねえ、なんでそんなに父上の事を皆恐がるの?」

「そりゃあ、どうしようもないからじゃよ」

「でも、父上は人間の方がどうしよう無いって言ってた」

「まあそうなんじゃが………」

「まあ、難しいことはどうでもいいや、父上みたいに向かって来たやつは皆なぎたおせばいいんだし!」

「(前言撤回じゃ!ダメじゃこの子!完全に笑顔でかなり危ない言葉を口走っとる。それにゴジラに育てられたってところがなおさらマズイ……せめて……そうじゃ!ワシが名前をつけてやれば!)そういえばお前さん名前が無いと言っておったな?」

「うん」

「もしよかったらワシがつけてやろう」

「ほんとにっ!」

「(この笑顔だけは可愛いんじゃが……)ああ、そうじゃな……レギュラスと言うのはどうじゃろうか?」

「レギュラス……レギュラス……」

少年はロブに付けてもらった名前を噛みしめるように何度も連呼した

「ほっほほ!気にいってもらえたかな?」

「うん!」

少年、いやレギュラスは笑顔で答える

 

 

 

 

これがのちに怪獣王と呼ばれる魔導士の始まりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

2話

感想ありがとうございました。

43巻のエルザはかわいそうだった………
俺はあんな事はさせたくない…
なんか一期のアニメが終わった途端に凄い内容がエグくなったと感じてしまう作者です
ではどうぞ!


 

レギュラスと言う名前をロブにつけてもらってから結構な時間が経つ。

レギュラスの瞳は普段は黒い日本人のような瞳をしているが、自身に危険や感情の激しい変化が起きると真っ赤に発光する。このように

「グァァッ!」

パシィン!とレギュラスの背中を神官が放った鞭が勢い良く直撃する

「へへへへっ!テメェはムカつくんだよ!何度も痛めつけても平気な顔してまた作業に戻りやがって!フンッ!」

 

「グァァッ!」

また力一杯鞭を振るわれ悲鳴を上げる。すると……

「ハハハッ!やっぱアイツの言った通りだ‼︎コイツ鞭出たたくと眼が赤くなりやがる!このバケモノめ!」

パシィン!とさらに鞭に入る力が強くなる

「がぁ!……っ…あああ」

「オイオイ!伸びちまったぜ。ハハハッ!」

小一時間程鞭にさらされ続けレギュラスの背中は赤いミミズ腫れだらけになり出血までしていた。こんな痛みに大人すら失神しそうな仕打ちに子供が耐え切れるはずもなくそれでも小一時間耐え続けついに気絶した。

「大人ですら耐え難いのにそんなまだ10にも満たない子供が絶えられるわけないじゃろう」

ロブが流石にと、レギュラスを助けに入る

「フンッ!ああ、このジジィこのガキにかなりご執心のようだしな。まあ警告してやるぜ。そのガキはバケモノなんだよ!」

そう言ってボロ雑巾のように倒れているレギュラスをロブに投げて寄越した。

「そのガキさっさと起こして仕事に戻れジジィ‼︎」

神官は去って行く

「この子はバケモノなんかじゃありゃせんよ……」

ロブはそう吐き、レギュラスを背負って作業に戻るのだった………

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

 

ロブがレギュラスを背負って動くたびに揺れる。その揺れでレギュラスは目を覚ます。

「うっ!………イッテッ!……」

「おお!レギュラス!目が覚めたか?」

「ロブさん………俺を背負って……ずっと作業を?」

「な〜に、お前さんなんてあそこにいる大人ども抱えるよりずっと楽じゃよ」

そう背負っているレギュラスに笑顔を向ける。

「もう、大丈夫だから、一人で歩けるから………」

「そうか?」

ロブはそう言いながらレギュラスを降ろす。普通の子なら此処はまだ背負われておけと言うのだろう、だが、ロブはあえてそれをしなかった。レギュラスは普通の子供よりも精神的に成長している。まあそんな理由よりも一人でやると言う覚悟がレギュラスの目にあったからだった。

レギュラスはロブから降りると少しふらついた足取りをしてからすくっと立ち作業を始める。

レギュラスは片手にブロックを四つずつ持ち運ぶ仕事をしていると自分と同年代ぐらいの少女を見つける。

「俺と同じくらいの奴らか……」

レギュラスは後で声を掛けようと思ったがやめた。

バケモノ

あの神官の言葉が自分に思った以上に突き刺さっていた。

(俺は普通じゃない、俺は父上の息子だ……だけど普通じゃなくていい……だって普通だったら力は手に入らないから……特別でも異端でもなんでもいい……力が欲しい……父上と並べるように……ロブさんを此処から出せるぐらいに……)

だが、レギュラスの思考に不意に出てくるあの言葉

「この子はバケモノなんかじゃありゃせんよ……」

あの言葉だけでもレギュラスは救われただろう。少なくともレギュラスの事を理解する人間がいたという事実がレギュラスをバケモノや怪獣では無く人間として踏みとどませている。

「なんじゃ?あの娘が気になるのか?」

ロブがニヤニヤと笑いながら聞いてくる。その笑顔には冷やかしなども含まれており、レギュラスはむっとする。

「別に……」

まあ、レギュラス自身この冷やかしは嬉しかった。ロブが普通の子供として自分に接してくれているから、レギュラスはゴジラと一緒だった時とは別の温もりを感じていた。

「そう怒るでない、後で話して来ればよかろう」

だが、その時

「危ない!避けろ!瓦礫が落ちて来るぞ‼︎」

上の層の連中がヘマを起こしたせいで、ブロックが落ちてくる。その落ちる先には……

「っ‼︎……間に合えっ‼︎」

レギュラスはブロックを確認すると少女の方に駆け出す。

「おっおい!戻ってこい!レギュラス‼︎」

ロブの声がするがレギュラスは無視する。

そのまま少女を抱え込み自分が下になるように転がる。

ブロックが落ちたところには少女の緋色の髪とレギュラスの黒い髪が舞った。

レギュラスにはさっきのミミズ腫れの部分を思いっきり地面につけてた事による激痛が走った。

「グッ!………大丈夫か?怪我はないか?」

レギュラスは自分の事は二の次にして少女の心配をした。

「えっ?………あっ…大丈夫……あなたは?」

レギュラスはすくっと立ち答える

「俺は問題ない……」

「問題大有りじゃ‼︎」

ロブが駆け寄ってくる。

「あんな助け方しよって‼︎」

「すまない……ロブさん…とっさに思いついたのがこれぐらいだった……」

ため息をつきながらロブは呆れる

「……まあ、助けた事はとてもいいことじゃ、まあ今日は穏便にしてやるかの……じゃが‼︎次、あんな危険方法をしたらわかっとるな?」

ロブの圧力にゴクリと唾を飲み込む二人

「まあ、よくやったよ」

その圧力もすぐに無くなりいつもの笑顔のロブへと戻るのだった。

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

レギュラスが少女を助けた日の夜

 

レギュラスとロブのところに昼間の少女がやってくる

 

「ん?」

「あっ………あの、ありがと」

「えっ?」

レギュラスは困惑した。何せ礼を言われたのなど生まれて初めてだからだ、

ゴジラやロブに礼を言うことはあったが自分が言うことなどは無かった。それ故に困惑した。どんな対応をすればいいかなど知らなかったからだ。ロブに助けを求めると、ロブはさっさと他の所に行ってしまった

「………………」

「………………」

二人との間に気まずい空気が流れる。なんとかこの展開を切り出さなければ。そう思った矢先に切り出したのはレギュラスでは無く緋色の髪の少女だった

「わっ私、エルザ」

少し恥ずかしながらも自己紹介をする少女に驚き自分も自己紹介をしなければならないと思うレギュラス

「…………レギュラス……」

とりあえず名前を伝える

「だけど本当の名前じゃない………この名前はロブさんにつけてもらったやつ」

レギュラスはロブを指差しながら説明する

「じゃあ本当の名前は?」

「………知らない……名前なんてつけてもらったことがなかったから……」

「じゃあ本当名前はレギュラスだよ」

エルザの言葉にはっとする

「だって初めてつけてもらった名前なんでしょ?だったらそれがあなたの名前」

そういってエルザはレギュラスに微笑む

「レギュラスもこっちにきなよ」

エルザはレギュラスの手を取って連れて行く。

連れて行かれた先には自分やエルザと同年代の子供達がいた。

「そいつは?」

「ああ、この子はレギュラス、私を昼間助けてくれた人」

「ヘぇ〜姉さんを……ありがとう!俺はシュウ!」

「俺はウォーリーだ」

「ミリアーナだよ!」

「俺はジェラール、よろしくなレギュラス」

ジェラールに手を差し伸べられレギュラスは困惑した。受け入れられたことが…不思議でならなかった。

自分という存在が、

「俺が怖くないのか?」

「怖い?」

ジェラールが首を傾げる

「俺はバケモノだぞ」

「俺には頼りになる兄貴に見えるけど」

ジェラールの言葉にまたもや驚く

「そうだよ!誰かに言われたからじゃない!自分が何者かは自分自身で決められるんだよ!」

エルザが続ける

「私にはレギュラスはレギュラスにしか見えない、でもそれを決められるのはレギュラス自身」

「自分自身で決める…俺は父上の子として人間でありたい!………ありがとう、エルザやジェラールのおかげだ……」

どんなに人間に良いイメージを持っていなくとも、レギュラスの笑顔にいつわりはなかった

 

 

 

 

「なんで、この世界はこんなにも綺麗な心を持つ者が不幸になるんだ………」

エルザたちが寝た後一人誰もいない暗闇でそう吐いた。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

3話


さてと主人公の修行には他の怪獣を出そうギドラとかギドラとかギドラとか
デストロイアさんは無理ゲーなので師匠的立場で……


今回一フレーズだけキーマンの声が……



レギュラスはあれからエルザやジェラール達と仲良くなり一緒に行動することが多くなった。ジェラールからは兄貴と呼ばれショウやミリアーナからは兄ちゃんなんて呼ばれている。レギュラスはこの楽園の塔での仲間達がもう一つの家族のように思えた。そのきっかけを作ってくれたのはロブとエルザだった。

また、ロブはそんな仲間達と同じように笑い合い、助け合うレギュラスを温かく見守っていた。

 

 

 

ある日の出来事

 

いつものようにレギュラス達はブロックを上の層へと運ぶ作業をしている。

だが、レギュラスやジェラールにとってはまだ続けられたかもしれないが、エルザとミリアーナはもう限界に近かった。

ふらつく足を必死に前に出しながらブロックを上へ上へと運ぶ。

その時、エルザは足を踏み外してバランスを崩す。

「エルザっ‼︎」

足場の少ない作業場では少しのミスが命取りだ。

そのままエルザは足場から宙に浮いた。

その時エルザは死を覚悟し目をつぶっていた。だがエルザが感じたのは落下する空気を切るような感覚ではなく、手を掴まれ抱き寄せられる感覚だった。

普通の子供にそんな力は無い。あるとすれば………

「馬鹿が……そんなフラつきやがって」

「レギュ……ラス……」

「これで2度目だな………」

「そう………だね」

エルザはレギュラスから目を逸らす

「目を逸らすな、俺の目を見ろ。2度とあんな状態で作業なんてするな………」

抱きしめられる力が強くなる。それと同時に触れていた者にしかわからないが僅かながらレギュラスの肩は震えていた。

「もしつらければ休んでいいんだ………お前の分まで俺たちがやるから………頼むから無理をしないでくれ」

レギュラスは周りには隠すようようにしていたがこの時エルザにはわかってしまった。わかったというより気づいたという方が正しいだろう。

 

 

レギュラスは泣いていた

 

 

なぜこんな自分に泣いてくれるのだろう……こんなみんなの足手まといに。だって、またこの後だって私の所為でみんなが苦しむ。そんな元凶のためになんでこんなにも涙を流してくれるのだろう。

エルザはそう思って仕方がなかった。

 

 

だが、やはり

「サボるなっ‼︎貴様らっ‼︎」

神官が鞭を持ってやってくる

レギュラスはエルザを離して向こうに追いやる

「また貴様か‼︎」

神官はレギュラスに怒鳴る

「こいっ!やはり貴様は懲りていないようだな」

レギュラスは神官に広場へと連れて行かれる

「レギュラス………」

エルザは連れて行かれたレギュラスを心配そうに見つめていたのだった……

 

「ふん!これが我々に逆らった少年の末路だっ‼︎」

神官の声とともにレギュラスは広場の中心に鎖で繋がれる。

「鞭を………今回は二十かな……」

一番偉そうな神官が鞭打ちの回数を指示する。

レギュラスはその神官をキッと睨みつける

「フフン、君には皆の生贄になってもらうよ…逆らったらどうなるかっていう………ね……」

「チッ!はやくしろ……」

「生意気だね………おい!やれ」

神官の指示に別の神官が鞭を持ってやってくる

「よおう、久しぶりだなぁクソガキ」

その神官は以前レギュラスを執拗に痛めつけた神官だった

「テメェの顔なんざ見たかーねぇよ」

「ふん!ほんと生意気なっ!ガキだぜっ!」

「ぐぅぅぅ!」

レギュラスは耐えた……二十回もの何度も失神しかけた

そして心のどこかで思っていた

 

 

 

コロシテヤル

 

ミナゴロシダ

 

ゼッタイニユルサナイ

 

チマツリニアゲテヤル

 

ココヲオマエタチノイウ楽園カラ地獄ヘトカエテヤル

 

 

 

と…………そして、レギュラスの目は今までよりも真っ赤に血よりも濃い赤に染まっていた。

 

レギュラスが解放されたのは鞭打ちが終わってから数時間後だった。

牢屋にはボロボロのレギュラスが投げ入れられる

「レギュラスっ‼︎」

「おっ……おい……」

もう既に虫の息のレギュラスは胸を大きく動かして呼吸していた

「こりゃあひでぇ……」

ウォーリーはレギュラスの背中を見て思わず口に出してしまう。

「大…丈……夫だ。すぐに治る」

「えっ?それってどうゆう」

レギュラスの言葉に疑問を浮かべるエルザはレギュラスの背中を見ると…

「なっ⁈」

たちまち傷が治って行き元の背骨に刺青のような後が残った特徴的な背中に戻った。

「嘘だろ……」

「だから言ったろ?バケモノだって…」

レギュラスはボロ布を背中を隠すように羽織りその場を去った

「あっ!まって「エルザ………辞めておけ……普通じゃ無い……」

シモンがレギュラスを追おうとするエルザを止める

「なんで止めるの⁈」

「それは…アイツが…「バケモノだから⁈私にはそうやってレギュラスを仲間外れにする人の方がバケモノに見えるよ……」

シモンの腕を振り払いエルザはレギュラスの後を追う。其の後をジェラールも追った。

 

 

 

 

「やっぱり……人間ってどうしようもありませんね……父上」

 

レギュラスは隅っこの牢屋から外が見える位置から空に浮かぶ星達を見つめている

「俺は、あんなのが人間なら父上と同じように生まれたかった………本当の……父上と同じ……血が……流れて……いる家族に…成りたかった……」

そう吐くレギュラスの頬を一筋の雫が流れ落ちる。

「俺は……こんな種族に生まれた事を誇りに持てない……」

『ならこちら側にこい』

突然女性の声がするがレギュラスは幻聴だと思い無視した。

そんなレギュラスを追ってきたエルザとジェラールは声をかけようとしたが、寸前で辞めてしまい物陰に隠れてレギュラスを見ていた

「(父上?…………)」

 

「隠れていないで出てこい……」

「っ⁈」

「なんだエルザか……あともう一人は……」

「かっ隠れてなんかないよ‼︎」

あからさまな誤魔化しをするジェラールをレギュラスは笑う

「ねぇ、レギュラスのお父さんって?」

エルザが聞いてくる

「ああ、俺の父上か……まあ俺の父上がバケモノって呼ばれる原因なんだけどな…」

フフフと笑いながらレギュラスは話を続ける

「まあ、ぶっちゃけると俺の父上は人間じゃない」

「⁈」

「どっどうゆう?」

レギュラスの言葉の驚きのあまり二人とも空いた口が閉まらないでいた

「怪獣なんだ……」

「でもお父さんが怪獣でもレギュラスがバケモノって言われる理由にはならないよ」

「あるよ……俺は父上と一緒にいてだんだんと父上と同じ臓器ができたりしたんだ………ホラこれだって」

レギュラスは背中をトゲのようなアザを指す

「それにみたろ?俺の目が赤くなるとこ」

ジェラールは一回しか見てないがエルザは何度も見ている。

「それでも、それだけだよ‼︎レギュラスはレギュラスだよ‼︎」

「そうだよ!俺にとっては頼りになる兄貴に変わりないんだ‼︎それにかっこいいじゃん!他の人より特別なんだ!」

「ありがとうな……ふたりなら……今度父上に会ってみる?」

「えっ⁈いいの⁈」

「いいな‼︎兄貴の父上か〜そうだな、ここ出たら一番に見に行きたいな」

 

「俺も父上みたいにビームが吐けるようになったし…そろそろ会いたいな……(このまえ、胸と背中がつっかえて熱いな…何て思ってゲップしようとしたら熱戦が出たなんて言えないな……)」

 

「ビームって………」

「魔法……だよね………」

「魔力使うから多分魔法だけど?普通の魔法じゃないよ。分類は古代魔法ってところかな」

「まあ、ここから出られたらだけどな」

俺の言葉に場の空気が沈む

「まあ、そう気に病むな…すぐにここから出れるさ。みんなと力を合わせれば」

俺の言葉に元気よく頷く二人であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




そろそろ設定って出すべき?
だんだんとレギュラスが人に絶望していく……


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

設定

名前 レギュラス・ブラック

 

名前の由来はある核兵器から、ハリー○ッターのキャラとは関係ありません

 

性別 男

 

出身 日本

髪の毛は黒髪で目は通常時は黒だが命の危機を察知すると目が赤く発光する。

かつてアースランド最強であり最恐最悪の存在ゴジラに育てられた少年

本当の父と母はアドノア島調査隊の隊員であり評議院の調査団と鉢合わせになった時に死亡している。

 

魔法

 

ゴジラの力を魔法として扱う

放射熱線は背中の背骨の部分が光ったり背ビレが生えて光ったりして撃つ

レギュラス自身にも擬似核炉心があり魔力を使わなくても通常の放射熱線程度なら使用することができる。

 

 

↓↓↓↓↓↓↓↓ネタバレ↓↓↓↓↓↓

 

 

 

自身の身体をゴジラにするゴジラフォームという魔法を使うこともできる。これは接収(テイクオーバー)とは違いレギュラスは半分人間半分ゴジラという立ち位置にいるのでゴジラフォームになることでゴジラ寄りの身体を手に入れるというもの

ちなみに熱線を吐く時の背中に青白く光るのはゴジラフォームの前兆である

 

 

 

基本はゴジラの使っている熱線

 

 

またレギュラス自身も技を編み出している

 

一撃必殺アトミックフィンガー 某ガ○ダムファイターの技的な奴。レギュラスの作った熱線のエネルギーを右手に集中し放つ突き攻撃。手には高熱を帯びており貫通力がましている。

だが、この技の真に恐ろしいところはそんな貫通力ではなく、貫通してから右手から体内放射を部分的にし相手の体内から熱線攻撃をするというものであり*マクロスのダイダロスアタックを想像してください

まさに一撃必殺である。またこの時の体内放射をメルトダウンエンド、またはメルトダウンとレギュラスは言うちなみにメルトダウンの上位互換にはメルトダウンマキシマムバーストがある。

 

バーニングアトミックフィンガー 所謂レギュラスのバーニングゴジラ状態でのアトミックフィンガー 威力は………………察してください

 

 

 

スパイラルフュージョン熱線 レギュラスのアドリブの熱線、相手の属性や周りの物質やどくなどを吸収しそれを熱線にして10倍にして放つふざけた技。レギュラスはこれによって属性攻撃では無敵をほこっている

 

 

 

 

 

 

 

セレン・ブラック

性別 女性

イメージ的にはガンダムUCのマリーダさん一応姿的に……

 

性格はマリーダさんに重度のブラコンつかこれが呪縛をとっつけた感じ

 

レギュラスの双子の姉だが既に肉体はレギュラスに吸収されている*ファイヤーラドンみたいな感じ

 

レギュラスとセレン二人で日本では呪われた双子と呼ばれ、どちらか一方がもう一方の肉体を喰らうことにより完全になる。

その完全体はデフォルトで二人分の魔力を保有する

セレンを吸収していることによってレギュラスはウラニウム熱線を放つことができる

 

彼女自身優先度はレギュラスが一番でロブやゴジラの信用した人間以外には心を許さない。

またゴジラに拾われた時から精神が成熟しており病弱だったレギュラスに躊躇なく身体を差し出した。

また、レギュラスを辛い目に合わせた人間達を嫌う。

嫌いな人間は今のところエルザであり今でもレギュラスの記憶から抹消させたいと願ってレギュラスの怪獣化を望んでいる反面彼の精神が狂っていくのを見て苦悩する

 

 

 

 

またレギュラスとセレンが入れ替わると瞳の色が青紫になる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名もなき少女

 

エルザ似の牢獄脱出の情報などを神官に流していた張本人

レギュラス達が自由のために戦い出した当初レギュラスによって抹殺された

その正体はウルティアがジェラールと同様にカモフラージュのためレギュラスを覚醒させるために送り込んだ刺客

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

5話

やっとユニコーンを劇場で見に行けたんです‼︎
マリーダさ〜ん‼︎
つ〜かバンシィのコックピット内が汚いですよね………
リディの嘔吐まみれって………

それでは本編どうぞ




 

俺の父上をエルザとジェラールにはなして一ヶ月くらいたつだろうか?

 

俺たちはほぼ一緒にいるかロブさんのところにいる。

そしてとある夜……

 

 

 

「なあ、もういい加減こんな生活に飽き飽きなんだ。みんなで脱出しないか?」

ジェラールが俺たちを集めて提案する

「脱出っ⁈」

「声がでかいぞ…ショウ」

「ごめんレギュラス兄ちゃん……」

「まあ兄貴もそうショウを責めるなって」

「んで?プランはあるのか?」

シモンがジェラールと俺に聞いてくる

「あるといえばある。ないといえばない」

これが子供である俺たちの精一杯の答えだった。

レギュラスの脳裏には一瞬父をここに呼び寄せるなどと思いついたが俺以外に父が関心を持つわけないのでその案もやめた。まあそのまえにゴジラにレギュラスは自身の力で脱出すると言ったのでまあ無理だろうが…〜

「無いみゃっ⁈」

「ミリアーナ、別に無いわけじゃない……だがかなり危険な賭けなんだ」

「それでも俺はここから出たい!兄ちゃん!もうここから出よう!こんな生活嫌なんだ。このまま生活していって死んだ子だっている。大人だって!僕達がこのままいたらいつか死んじゃうよ!」

たしかにショウの言う通り、レギュラスたちは別の区画で働かされていた子たちが神官の気まぐれで殺されているのを少なくとも二回は目撃している。

また、気まぐれでなくても体力的に限界が訪れ命を落とした大人もいた。まだ幼いレギュラス達にとってその光景はまさに地獄絵図だっただろう。

 

「よし!外に出たい奴は俺たちについてこい。それ以外は黙ってここにのこれ、決して俺たちの脱出のことは言うなよ」

レギュラスは忠告し牢屋の鉄格子を少し持ち上げ外に出る。

エルザ、ジェラール、シモン、ミリアーナ、ショウ、そしてウォーリーがついてきた

「この洞窟はっ⁈」

「ああ、俺とジェラールで秘密に掘っていたんだ」

「すごいや!兄ちゃんとジェラールは!」

「ショウ‼︎あんまりでけぇこえだすんじゃあねぇ‼︎」

「ウォーリーのほうがでかい声にゃ」

「すっすまねぇミリアーナ」

ウォーリー、ショウとミリアーナ、ジェラール、シモンの順で入っていく

「ん?どうした?エルザ」

エルザが洞窟の入り口で立ち止まる

「もっもし見つかったら……どうなるか知ってる?」

「エルザ………」

エルザの肩は僅かに震えていた。

「なあ、エルザ……捕まった人がどうなるかなんて、俺たちがみてきたよりも地獄絵図なのか?それに俺たちは見つかっても捕まらなきゃいい」

「でも‼︎」

「なら、エルザが捕まらないように俺が守ればいい話だ」

その時エルザの震えは止まった

「さて、行くぞ」

ポンポンとエルザの頭を叩き洞窟に入って行く

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

ドサぁっ‼︎

「ぐっ‼︎」

塔から脱出しようとしたメンバーはあれから神官に捕まってしまった。

レギュラスは自らエルザの盾となりエルザを必死に守った。おかげでエルザには傷は何一つついていなかった。

だが、それが間違いだと気づきすぐにレギュラスは後悔した。

「さぁ〜てぇ〜、脱出なんて考えを企てたのはぁ〜どこのどいつだろうなぁ〜」

神官は俺たち一人一人の顔に近づきジロジロと舐め回すように見ていく

「ヒィィッ!」

ショウが神官の厳つい睨みに恐怖してしまう

「だぁ〜れが喋っていいって言った?」

「ごっごめんなさい‼︎」

ショウは必死に謝るが

「だからガキはウゼェんだ!あっ!そうだ、俺様は優しいからなぁ〜この中から首謀者が名乗り出れば他は助けてやるよ」

「っ‼︎」

つまり他の奴は仲間を一人売れということだ。

そしてレギュラスはジェラールが名乗り出ようとする

「なら俺「俺だ!」兄貴っ⁈」

「俺がこの脱出の立案者だ」

「おいよせ!」

必死にジェラールが止めるが

「いいや、違うな」

何⁈

神官の視線は俺の陰に隠れるエルザの方へと向いている

「この中で一番傷ついていないやつ。要するにおまえだよ」

「いいや!違う!俺だ!」

レギュラスは必死自分だと主張するが

「うるせぇ‼︎」

「ガッァァ!」

神官の裏拳によって吹き飛ばされる

「さあ、来いっ‼︎」

「ぐっぅぅ……まて……よ……エル……ザ……」

 

 

そこでガクリとレギュラスの意識がなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

遠くから声が聞こえる

 

『殺せ。殺せ。殺せ。殺せ。殺せ。殺せ』

『壊せ。壊せ。壊せ。壊せ。壊せ。壊せ』

「ん……なんだ?」

『壊せ。殺せ。壊せ。殺せ』

レギュラスが見回すとあたりは火炎地獄

『さあ、殺せ』

『壊せ。凪倒せ』

『粉砕だ』

レギュラスの周りにはよく見ると腕がある‥千切れた一本の

「うおぇぇぇぇ」

あまりの過激さにレギュラスは嘔吐する。そして自分の意思とは関係なくその腕の方へと進み

「よせっ!やめろっ!」

腕を踏み潰した。

 

グチャリ、グチャグチャグチャグチャ

腕を潰した音は実に生々しく気分が悪くなるような音だった。

「うおぇぇぇぇ……」

またもや嘔吐する

そして視線をずらすと生首や何やらが転がりそこに落ちていた手鏡に写っていたのは

 

 

 

笑っていた自分

 

 

 

「うっうっうわぁぁぁぁぉぁぁ‼︎」

 

 

 

 

悲鳴を上げながらレギュラスは飛び起きる

リアルすぎる夢だった。

レギュラスはあの後暫く眠っていたらしい。

「兄貴っ!」

「ジェラールか……俺はどれくらい眠っていた?」

「三十分くらいだよ……」

「そうか……よし、エルザの所に行くぞ」

俺の言葉にジェラールは驚く

「無理だよその体じゃ!」

「俺はエルザと約束したからな、けど守れなかった。ならせめて救ってやりたい」

「兄貴…………わかった行こう」

 

俺とジェラールは走りエルザのいる広場まで走っていった。

 

 

 

 

 

塔の最上階の拷問室でエルザは張り付けにされていた。

レギュラスとジェラールは後ろから神官を気絶させエルザを助け出すが

「おい!エルザ!しっかりしろ‼︎」

レギュラスが抱え揺さぶるが反応があまりない。レギュラスはエルザが何をされたのか容易に想像ができた。

「兄貴っ!エルザの右眼がっ!」

「なにっ⁈」

エルザの髪をどかし右眼を見ると

「っ‼︎なんだよ……これ……」

右眼からは血が流れ眼球の原型はとどめてはいなかった

「こんなに惨いことを……それでも人間がやることかよっ‼︎ジェラール!エルザを抱えてはやく戻る………ぞ………」

レギュラスは振り返ると

「ごっごめん兄貴……捕まっちゃった」

首を締め上げられているジェラール

「さて、このガキと引き換えだ。いや嬉しいよ。おまえらの行動を常に報告してくるガキがいると楽だな」

「っ⁈」

報告されていたっ⁈

あの中にスパイがいるのか?まさかな?じゃあ他のやつか?少なくとも今日の脱出は筒抜けだったわけか……

だが今はジェラールを……

「おっと!動くなよ。驚いてこいつの寿命が縮むぜ」

「くっ!」

「兄貴!はやくいって!エルザの治療が優先だよ!」

ジェラール………

「……………すまない………必ず助けに行く………必ず………」

俺はエルザを背負いそのまま塔から飛び降りロブさんの所まで全速力で駆け抜けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

6話

バンシィノルンMG化しないかな………………
つかなんでファイナルウォーズの轟天号って探してもないんだ………………俺好きだったんだあれ……………つかゴードン艦長マヂイケメン…
久しぶりポータブルのラストレイブンをやったんです

勝てない………………完全になまっとる…………イサミ ジャッシュのリニアキャノンに固められて死んだ…………それに指つるし…………だめだ、練習しないと………………


では本編どうぞ



 

俺はエルザをロブさんの所まで運びジェラールを助けに行くと告げるがロブに止められる。

しばらくするとエルザが意識を取り戻す

「エルザっ‼︎」

「レ…ギュラ……ス」

「ああ!俺だ‼︎もう大丈夫だ!」

 

止血はしたので眼帯をエルザにつけてやるが

「ジェラールは?」

エルザはジェラールを探す。それをみてレギュラスは顔を伏せ

「ジェラールは……俺の身代わりになって………」

けっしてエルザを助けに行った時に捕まったなどと言えない。そうすればエルザが無茶をすることは目に見えている。

だが、レギュラスは裏切り者の存在を忘れていた。

「本当はジェラールはね。君を助けるために身代わりになったんだよ」

その言葉を聞くまでは

 

「えっ?」

 

「っ‼︎」

レギュラスはその声の方を向くとエルザに似た赤い髪の少女が立っていた

「テメェ……」

「でね、そのレギュラスは貴方を助けるためにジェラールを見捨てたの」

その少女はニヤリと笑っていた

「本当………なの?」

「…………………」

「なんでっ⁈なんでよ‼︎なんで私のために‼︎ジェラールを見捨てたの⁈」

「それは………」

「私が変わりに答えてあげる‼︎」

エルザ似の少女はさらに告げる

「レギュラスはジェラールよりも自分とあなたを優先したのよ。それにどうせ、脱出計画を神官どもに流したのだってレギュラスでしょ?」

「まっ待て違っ「そうなのか?」

少女の言葉によって周りの視線が憎しみにも近い視線に変わる

「違う信じてくれ!俺じゃない‼︎」

「別にいいよ‼︎もう‼︎レギュラスなんて大っ嫌い‼︎」

エルザはそのままレギュラスに背を向けて向こうに行ってしまった。

それから周りの奴らもエルザについて行きレギュラスから離れて行った。

 

 

あいつだ……あの女だ……あいつがいつも邪魔をする……あいつがいるから俺は孤独なんだ

あいつさえいなければ、こんなことにはならなかった………やつを消せれば‼︎

『なら、殺せばいい』

「っ⁈」

『私を解放すれば奴を木っ端微塵にできる。心配するな。殺しても私と父はお前からは離れない。お前の理解者は私と父だけで十分だ』

「なに…を……」

『だが、まだ時ではないな……その時になれば力を使え……』

心では凶悪な事を言われているのはわかっていても今は理解者という言葉に安心を覚えた

「君は誰?」

『私はお前……そしてお前の姉だ……』

姉……そんなものがいたとは知らなかった。

「なんで俺の中にいるの?」

『フフフ、それはお前が私を取り込んだからだよ……そうか、お前は覚えていないのか……』

「覚えてるってなにを?」

『元々私とお前は双子だ……』

双子…………でもそれだけじゃ姉と名乗る人物が自分の中にいる説明にはならない

『呪われた双子…………東洋の日本と言う国ではそんな都市伝説がある。魔導師の家系で姉と弟の双子は生まれないという都市伝説が……そもそも東洋で魔導師の家系に双子はありえない……いや、存在しないんだ。双子だとしてもどちらかが生まれる前に子宮の中で一方を喰らう。だが、私達は生まれた。そしてお前は病弱だった。だが、それは仕方ない事だ。呪われた双子、それは片方が片方を喰らって完全になる。』

片方が片方を喰らう………?

まさかっ⁈

『そうだよ……私の身体をお前に捧げた……あっ!勘違いするなよ別に、私から進んで捧げたんだ……それにこうして意識はあるしな。後悔はない』

「…………」

『まあ、こうして呪われた双子は常人の2倍の力をデフォルトで持つ。そして私達の親……』

「ゴジラ………」

『奴は世界最強で最恐最悪の存在……』

「ってことは⁈」

そう、

考えたくは無かった……自分と言う存在を、文字通り世界最強の息子、世界の命運を左右できるほどの力を持っていることを、その力は覚醒すれば子供でも絶大だ。

『まあ、あのジジイどもの言葉を借りるのはシャクだが、自分の存在は自分で決められることをわすれるなよ』

「うん……ありがと、姉さん。そう言えば姉さんの名前知らないんだけど」

『ああ、私か?私の名前はセレンだ……』

「ありがと、セレン姉さん」

『ばっバカ!なに言っている‼︎』

「じゃあこれからよろしくね」

『ああ、もう力は使える筈だ。親父の力がな…しばらく私は寝るぞ。最近寝不足だ……』

「えっ⁈ちょっまって‼︎…………」

そう言ってセレンはもう寝てしまった。心層世界ではセレンの寝息が響く

 

「寝んの速っ!」

セレンの睡眠の速さに驚きながらレギュラスは壁に寄りかかり座り込み考え事を始める

 

 

エルザの拒絶

裏切り者

ジェラール

全てがレギュラスに重くのしかかる

「俺は……僕は………どうすれば…………」

そう考えているうちにレギュラスの意識は深い闇の中に静かに落ちて行った。

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

激しい爆発音、恐らく魔法によるもの、レギュラスはこの生活で今までそんな音を聞いたことがなかったので驚いて起きる。

「騒がしい………それに人が少ない……」

周りを見渡すと病気にかかっていたり怪我をしていていつも横たわっている人達だけであり、他の大人や子供はいなかった。

「もう翌日なのか?」

レギュラスは空を見るがまだ空は綺麗な夜空であり星がくっきりと見える。

そして目線を牢の鉄格子に移すと

「牢が破られている……」

そしてまた爆発音がする。

今度は牢の外から、すると牢の中にロブが駆け寄って入ってくる

「なにしとるんじゃ⁈はやくきなさい‼︎」

ロブに手を引かれ広場に出る

『………この男は信用できるか……』

一瞬セレンが何か行っていたのを聞いたが、それよりも今は走ることに集中した。

多くの仲間がいるところまで来ると、エルザやショウ、そしてあの女がいて。レギュラスは目を逸らした。

「ヘぇ〜レギュラスはあんなにひどいことをみんなにしたのにノコノコとみんなの前に出てこれるんだぁ〜」

あの女がわざとらしく声をあげる

「グッ‼︎………」

レギュラスはこみ上げて来て今でも爆発しそうな怒りを抑えつけた。

(そうじゃ、その調子じゃ、怒りを抑える。それが……人類の未来……)

ロブは怒りを抑えたレギュラスの成長を見守ていた。

だが、神官たちは他の部署からも人手を借りて制圧に来る

 

 

「こいつらふざけやがって‼︎皆殺しだ‼︎歯向かう奴はみんな殺せっ‼︎」

だが、奴隷側も黙ってやられるわけはなく

「怯むなっ‼︎数はこちらが上だ‼︎武器を奪え‼︎自由のために戦え‼︎」

などと大人たちはエルザを筆頭として戦い始めた。

その中に魔法を駆使して戦うロブの姿もあった。

 

レギュラスはロブの後ろについて来た敵にカウンターをするということを繰り返していた。

チラッとエルザ達の方を見るとシモンがエルザに何かを言っているようだった。しかし、それを狙っている魔法兵にいち早く気づく。

「シモン‼︎」

レギュラスの叫びはシモン達に届くことなくシモンは魔法を顔面に受け吹き飛ばされた。

「一時撤退だ‼︎」

段々と魔法兵に圧されてきた奴隷側は少しずつ後ずさりし始める

だが、エルザは諦めることなく戦うように説得する

その時

「エルザっ‼︎」

「姉さん‼︎」

レギュラスは二人の叫びよりも速くエルザの前に立ち尋常ではない衝撃波がレギュラスとエルザを襲った。だが、

エルザとレギュラスは生きていた。

何故なら、エルザをレギュラスは庇い、その庇ったレギュラスをロブが庇ったからだ。結果としてロブは魔法の嵐のような攻撃をその身に受けてしまった。

「あっ、あああああああ」

「こんな……老いぼれでも、少しは役に……立てたよ……エルザちゃん、君はいい魔導士になるよ。レギュラス…あとは」

そうロブが言いかけた時、ロブの上半身が消滅した。

「うわぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

エルザは魔力を解放し剣を召喚して突っ込んで行った

「えっ?嘘だろ……ロブさんが…なんで?……」

レギュラスは今だに起きたことを信じられない

「いいえ、本当よ。貴方が貴方という化け物がロブさんを殺したの」

あの女が声をかけてくる

「ああ、ロブさんも不幸よね貴方になんかにであったから。どうせ化け物のくせに人間の真似事なんてするからよ。消えなさい。貴方のいる世界じゃないわ」

 

 

殺した?俺が?そんなバカな……じゃあ、何故死んだ?庇ったから。何故かばうような自体になった?

エルザを俺が庇おうとしたから。

なんで戦っている。

ジェラールを助けて自由を手に入れるため

なんでジェラールは、つかまってる?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アノオンナガ、ジョウホウヲナガシタカラ‥‥

 

 

ナラバ、コロセ

 

 

 

 

 

 

 

「あら、なにも言い返せないのかしら?」

その言葉とともに周りのきつい化け物を見るような視線を浴びせられる

「なら、みんなのためにさっさと死ん「黙れよ……………」

レギュラスは静かにだが、怒りをあらわにする。

「あら、そんな事しっ‼︎えっ⁈」

ビュンと風を切る音とともに少女の右腕が肩から斬り落とされる。

その斬り落とした犯人は手を払うと手に付着した彼女の血が周りの大人や子供の顔に飛んで付く

そしてその犯人はその手をゆっくりと口元に持って行きぺろりと一舐めする。

「あっ、あ、ああああああああ‼︎」

少女はうでがなくなったことに気づき恐怖する

「はっ速くそいつを殺してよ‼︎あの化け物を‼︎」

周りの人間に女は指示する

そう、その犯人は…今までに無いような真っ赤な真紅の目をしたレギュラスだった‥‥‥‥

正義感の溢れる大人がレギュラスに踊りかかるが

「キサマモアイツノナカマカ?ナカマナラ………排除ダ………死ネ」

今まで聞いたことの無いような冷徹かつ機械的なセリフと声とともにその大人の首はレギュラスの裏拳によって消滅した。

「こっ、来ないでよ‼︎化け物‼︎あんたがいたから‼︎「ダマレ、カトウセイブツガ…………ワタシニハムカウトハ………」

レギュラスの背中から背びれの様な物体が生えてきて青白く光り輝く

「だめっ‼︎レギュラス‼︎」

エルザが必死に制止を呼びかけるが

「オマエサエ!オマエサエ!イナケレバ‼︎」

「あんたがいたからでしょ‼︎この化け物‼︎」

少女も恐怖を奮い立たせレギュラスを化け物呼ばわりする

「しゃぁぁべぇぇるぅぅなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

背びれの青白く光り輝くエネルギーさらに倍加し赤白い色へと変色しレギュの口からはその膨大な熱に耐えきれず白い煙が発生しその圧倒的とも言えるエネルギーが口からレギュラスの叫びとともに吐き出され少女に直撃する。

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

少女の言葉にならないような悲鳴とともにあたりは熱線の熱によって溶解し始める。少女の肉片らしきものが辺りに飛び散るがレギュラスが体内から発した拡散する熱線、体内放射によって胴体は溶解し腕がレギュラスの前に落っこちる

「ううううおおおおおおおおぁぁぁぁぁ‼︎」

そのままレギュラスは熱線の威力を高めていきそのまま塔への攻撃を行った。熱線は塔を貫通しジェラールへの近道を作った。

だが、周りの人間達はレギュラスに救われたのにもかかわらず、化け物を見るような視線を送る。

《それどころか少女を殺した》という殺人鬼を見るかのような目である。

レギュラスはそのまま視線を無視し先ほど落っこちてきた腕を踏み潰し、熱線を乱射しながら道を作り塔の中枢へと向かう。

エルザもそのあとを追うように走っていく

「エルザっ!」

「ショウ達は先に船に行っていて‼︎私はジェラールを‼︎」

そんな会話が聞こえる中

『どうだ?私のウラニウムの力は?』

「うん、通常の熱線が凄い撃ちやすい‼︎ウラニウムも混ぜたのも連射できるようになりたいな」

『今はやめておけ、お前の力でもそれを使うと力加減次第でこの島は吹っ飛ぶぞ。それに今のお前の切り札だ。切り札は最後に切るものだろう?』

「そうだね」

レギュラスはそのまま第八区画まで歩いていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

「ひっヒィ!よっよせっ!やめろ‼︎俺たちが悪かった‼︎謝る!だから!」

「うるさい…喚くな……滅びの‼︎アトミックフィンガー‼︎」

レギュラスの右指にエネルギーを集中させ体内放射をする。そのままレギュラスの右手は溶岩のように赤く発光しその腕で一人の神官の左胸を突き刺す。神官の背中から出た腕にはその神官の心臓らしきものが白い煙をたてながらドクンドクンと鼓動を刻む。それをレギュラスは

「フンッ!」

グチャリと握りつぶす。

神官は心臓を潰され血液が逆流し盛大に口から血を吐いて絶命した。

「マズイ血ダ………」

そのまま神官だった物を投げ捨て他の神官のところへ一歩また一歩とゆっくりと歩み寄る

「くるな……くるなっ‼︎……たのむ!くるなぁぁぁぁ‼︎」

神官は今できる精一杯の魔力をレギュラスにぶつけるが、レギュラスは

「………………………」

無言で何事もないようにそして魔力の直撃した衝撃すら感じずに歩み寄りその神官の首を右腕で掴み持ち上げる

「よ………………よせ、………私にも家「家族?そんな物知らない。お前には必要ない」

「家族だけにはっ⁈「ムリだね。お前を殺したら、次はお前の妻、その次は娘だ」

この時のレギュラスはとてつもない世界の憎悪を表すような笑みを浮かべていた。

やがて右腕の力が強まりアトミックフィンガーの要領で力を込める

「……グフっ‼︎ゴバァゴバァゴハァ」

神官の口からは泡が出てきてレギュラスの右腕に垂れて蒸発する。

「汚い、下等生物の泡なんてつけるんじゃねえよ」

そのまま頭の前に神官を持ってきて、背びれのにエネルギーを集中させゼロ距離で放射熱線を放つ。放射熱線を放たれた神官は綺麗に首から上の部分が消えていた

「あれ?この人、なんて……人だっけ?」

などとふざけたことを言ってレギュラスはジェラールの元に向かうが、

そこで見たのは

黒い魔力でエルザを締め上げるジェラールの姿だった

 

「ジェラールっ‼︎」

「やあ!僕も兄貴みたいな力が‼︎ホラッ!」

さらにエルザを握りつぶすように力を込める

「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

「よせ!ジェラール!」

レギュラスはジェラールを止めようとするが

「なんだい、兄貴?そんなにエルザが大事?」

「えっ?」

「別にいいよ!エルザが大事ならそれで‼︎でも兄貴だってさっき僕みたいに笑ってたじゃないか‼︎神官の首を締め上げる時とか‼︎」

「見ていたのか………それに、エルザは関係ないだろ」

「違う‼︎関係なくない‼︎兄貴の優先順位はいつもエルザだ‼︎だから僕はゼレフを蘇らせて本当の自由を手に入れる‼︎」

エルザが一番、その事実がレギュラスを本当の兄のように思っていたジェラールにとっては一番辛いことでありゼレフにすがったのもそうゆう嫉妬からもあっただろう。

だが、

「でも、いいよ。そんなにエルザが好きなら兄貴はいらない……一緒にこの塔を出て行けばいいよ‼︎」

するとジェラールはエルザをレギュラスに投げつけ床を破壊した

「くっ‼︎」

レギュラスはエルザを受け止め海の中に落下していく

「姉さん‼︎」

『わかっている‼︎変われっ!』

「うん!」

セレンとコンタクトをとると目が蒼くなりエルザを抱える形で海に落下した。

 




やっと奴隷編が終わった…………
いや長かった………………


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

7話

え〜っとレギュラスが今回壊れてます。
つか狂ってる………………

ユニコーンガンダム→ブラコーンガンダム
ネオギャラクシーアイズを召喚する時にサイコフレームが赤く発光しデストロイモードになる。 「ハルトォォォォォォォォ!」
バディコンプレックス早く見たい
ちなみにレギュラスのイメージ的にCVは内山さんです。
もちろんセレンは甲斐田さん
これ安定


というのは置いといて本編どうぞ‼︎



 

俺とエルザは海に落っこちて姉さんに意識を変わってもらい。まあ今だにレギュラスは意識を失っているがセレンが変わって浜辺にいる

「んっ………んっ‼︎ここは?はっ‼︎ジェラールっ‼︎」

『起きたか……』

「レギュラス……」

『よし、私のするべき最低限の事はした……じゃあな』

レギュラスの体をしたセレンは素っ気なく後ろに振り返り海へと向かう。

「待って‼︎レギュラス‼︎」

『うるさい……お前とレギュラスを会話させたくない……』

「えっ?」

流石にレギュラス本人にそんな事を言われたら戸惑うだろう

『なんだ?レギュラスなんて大っ嫌いなんじゃなかったのか?大っ嫌いなんて言ってレギュラスがお前にしてきたこと全てを否定して』

「別にそんなんじゃ……」

『いい加減鬱陶しいんだよ。お前はレギュラスを一人にした。私がいなければ、私の弟は一人だ。お前が居たせいでレギュラスは苦しんで、悲しんで、傷ついた。お前が居たから《こちらの道》に入ることを躊躇した。全てお前が原因だ。お前と出会わなければこんなことにはならなかったんだ……』

「なにを言って……弟?」

『そうだ、私はレギュラスの姉、セレンだ。別に覚えなくていい……私もお前のことなど記憶したくないからな………………だから人間はキライだ』

「でもっ!」

『ああ、これだけは感謝しているよ。レギュラスの唯一の理解者であったロブを殺してくれて、ありがとう。彼が殺されてレギュラスが人に絶望したからこちら側に来れた。それだけは感謝しているよ』

「そんなっ‼︎」

『まあ、せいぜい自分のしたことを悔いてくれ。あと、もう金輪際私の弟には関わらないでくれ』

それだけを告げるとセレンの意識を持ったレギュラスは海へと潜って行った。

エルザはみんなを導いた大好きなレギュラスをただ泣いて見送ることしかできなかった

「レギュラス……………」

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

エルザと別れてからレギュラスはベーリング海を渡り怪獣の総本山とも呼べる島。アドノア島へと来ていた。

ここが、レギュラスとセレンにとっては始まりの場所らしい。

ゴジラに育てられた場所

ここはゴジラ以外にもたくさんの怪獣達が存在する。

まあどれも人間サイズになってはいるが………

セレンはレギュラスにここで修行をさせるために戻ってきた。

『ん?親父の気配がないな………』

セレンは浜辺から森林にはいるとすぐにゴジラの気配がないことに気づく。

「痕跡が残ってるはずだけど………デストロイアに聞けば?」

『それもそうだが、私はどうもあのデストロイアは好きになれない……ゴジラを毛嫌いしてるしな。なんで私たちによくしているのかわからない』

この島で唯一ゴジラと同サイズでいられる怪獣、デストロイア

かつてはゴジラと死闘を演じた中の一人であり、今はレギュラスを育てている怪獣の一体である

『噂をすれば』

すると、デストロイアの成長期が飛んでくる。

「その形態好きだよね」

 

とりあえずデストロイアについていき本体まで到着する。

 

 

 

「ただいま…デストロイア、父上は?」

「おお!帰ったか⁈ああ!ゴジラの奴先に旅に出るとかいってさっさと出て行っちまったよ。私もそろそろ行くからな。お前達に伝える事は……そこらの怪獣のコピーを全員倒せだ」

『はぁー適当なことを……』

「あはははは………………死ねる…………」

もう全員倒せに絶望感を感じてしまう二人である。

なんせこの中には

ビオランテ、キングギドラ、モスラ、バトラ、マンダ、キングシーサー、メガギラス、オルガ、などがいるからである

特に最初の二体はキツイ

『な〜に、私のコピーも倒せたんだなんとかなるさ』

『死に物狂いでな』

「ギドラとビオランテが同時だったらやだ………………」

『ホラッ!さっさと行く!全員倒したらここを出ていくように!というか出て行け‼︎』

 

デストロイアに言われ渋々了承し外に出ると

 

「いきなりお前かよ………キングギドラ……」

レギュラスはキングギドラと相対する。

空にはすでにデストロイアが飛び立って行った。

『無責任な怪獣だ……』

「しょうがないよ…さあ、やろうか」

『荒れるぞっ‼︎』

「止められるもんなら止めてみなっ‼︎」

なんか一生懸命考えていた口上を言い、ギドラに駆け出す。

ギドラも負けじと引力ビームを放つ。

「フッ!」

月面宙返りの要領でビームをよけギドラの背後をとると両サイドの首を持ち引力ビームを真ん中の首に当てる

「ギィァァァァ‼︎」

その真ん中の首はもろく吹き飛び、レギュラスは両サイドの首を固結びする。

 

「グルがぁぁぁギァァ」

もがくたびに呼吸ができなくなっていき泡を吹くギドラ。

そのギドラをリフトで投げ飛ばし右手にエネルギーを集中させる

だが、ただやられるギドラでもなく翼を使い飛び上がり踏みつけてくる

「うおっ!」

レギュラスはエネルギーチャージを中断してしまいギドラを受け止める

『レギュラスっ‼︎』

「わかってるよ姉さん‼︎」

レギュラスはワザと重心を後ろに倒しギドラを投げ飛ばし二本の尻尾を掴みスイングする。

「逃がさないよ!」

だが投げられても尻尾をまた捕まえられそのまま引きずりおろされ地面に叩きつけられる

「ギィァァァァ‼︎」

レギュラスは翼を引きちぎり投げすてる。

そのまま上に投げる。

「今度こそっ‼︎一撃必殺っ!アトミックフィンガー‼︎」

ギドラはレギュラスの右腕に自由落下してきてそのままグサリと串刺し状態になる

「メルトダウン!マキシマムバースト‼︎」

レギュラスはギドラの体内にある右手から体内放射をし内部破壊をしていく。

するとギドラの体は真っ赤になりボコボコと血液が沸騰し体全体から血を噴き出し絶命する。

「やっと一体か……今日は寝よう……」

レギュラスはギドラの血を払い小屋に戻った。

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

あれから三ヶ月程達ビオランテ、アンギラス、ラドンなど着々と倒していき、レギュラスは必殺技も多く編み出した。

そして、今レギュラスは島に張った結界に反応した侵入者の迎撃に向かって浜辺まで来ていた。

 

「ここのはずだが………」

『レギュラス気をつけろ』

「其方がここの住民か?」

「っ‼︎」

声がした方へ向くと魔導師達と異型の生物がいた。

「そうだといったら……」

「此方達について来てもらおうか。此方の主の悲願を叶えるために其方はどうしても邪魔じゃ、ブレイン!ジャッカル!ハデス!やれ」

そうすると前には男が二人とジャッカル擬の人間が飛び出してくる

「さ〜ってアンタに恨みはなにけどわい達にさっさとやられてくれませんかね〜」

ジャッカルと呼ばれた男が踊りかかってくる

「これでぇ!右腕いただき!」

ジャッカルにレギュラスは腕を掴まれ爆発が起きる。

だが、

「っ⁈」

その光景に全員が驚愕する。煙がレギュラスを中心に収まり出て来たのは

「…………がっ…あ…ああ………」

ボロボロになり白目を向いたジャッカル

「うっうぬは一体なにをした!」

「くっ!拉致があかん死ね!小僧!天照十二式魔法陣!」

レギュラスの周りに魔法陣が展開され爆発がまた起きる。

「勝った!」

だが、煙から出て来たのは

「ぐうぁぁぉぁぁぁぉぁ!」

ハデスが青い光によって吹き飛ぶ。そのハデスの胸の鎧は砕け地肌があらわになってハデス自身のびていた。

「よくも此方の兵を‼︎」

「やめなよ……今ので大体君たちのレベルはわかったから…」

「ここは我がっ!」

獣人のような男が出てきて霧のようなものを発生させるが

「魔障粒子ね……まあ懸命だと思うけど相手が悪かったね」

するとレギュラスは魔障粒子を吸い込み吸収する

「バカがっ‼︎魔障粒子は魔導師にとってはエーテルナノを破壊し致命的なはずだ‼︎」

「そう、それが普通の魔導師ならね。さあ!君はどんな声で痛みの音色を奏でてくれるの?」

レギュラスの体の筋肉が巨大化し黒く尻尾と背ビレが生え所謂ゴジラフォームとでも言おうか、そんな形態をとり背ビレを発光させる。その色は先ほどまでの鮮やかな青白い色とは違い禍々しい魔障粒子の色をしていた

「よっよせ!やめろ!そんなものを放ったら!」

「まだ足りない!もっと聞かせてよぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

禍々しい紫色の熱線が襲撃者に向かって放たれる。

「ぐぁぁぁぁぁぁ!キョウカ様お助けを‼︎」

もがき苦しむ兵隊達

「ククククっ‼︎アハハッハハハハハ‼︎やっぱり気が変わった!姉さん!やろう‼︎みんな‼︎みんな!みーんな、皆殺しにしよう‼︎」

『レギュラス!もう落ち着け‼︎』

そのレギュラスの顔は狂っていた。狂気に満ちてセレンの言葉など届かなかった。

「そんな馬鹿な…………雑魚とはいえ此方の兵たちがこうも………あっさり…」

驚愕と恐れを抱いた表情をする仮面を被った女にレギュラスは近づく

「さ〜ってと!お前……倒すけどいいよね⁈答えは聞いてないけど‼︎アハハッハハハハハ‼︎」

急にレギュラスは加速して一気に間合いを詰める

「此方をなめっ‼︎グハァァァ‼︎」

「僕の必殺技!Part1改!一撃必殺バーニングアトミックフィンガー‼︎」

女は反撃する間も無く腹部をレギュラスに貫通させられる。

「まだまだ痛みはこれからだよ…たぁのぉしみだなぁー♪」

突き刺した腕の熱を解いてグリグリと内臓を混ぜ始め血が吹き出す。

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

「あはっ!そんなに可愛い声も出るんだね‼︎じゃあこれは?」

子宮は破壊され肝臓も膵臓も全てが一緒になり腸は飛び出していた。

「くっ!お……おの…れ…化け………………物……がぁぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

「そんな姿してる君に言われたくないな〜」

レギュラスはもう一方の手を突っ込み傷口を広げる。

赤い血が噴き出しレギュラスの顔につ

その光景はレギュラスを溺愛しているセレンでさえ目を逸らす程だった

「汚いな〜そんなんするならいらない!」

レギュラスはキョウカを投げ捨てる。

キョウカは転がりプルプルと震えながら立ち上がる

「へ〜まだいきてるんだ〜さっすが‼︎でも弱っちいな〜もーちょっと強くなったらここに来なよ!あっ!でもまた今度来る時は僕ももっと強くなってるから結局さが縮まらないね‼︎」

「くっ‼︎………………おのれ……この屈辱忘れん………」

キョウカはボロボロになり出血しながらも幹部たちを連れてこの島から出て行こうとする。

「あーあ!つまんなかった!………………………………死になよ。皆殺しっていったじゃん……」

 

背ビレが青白く輝きレギュラスの口から放射熱線が逃げていく者たちへと放たれる。砂浜に当たり激しい砂埃が起きる。砂埃が晴れるとそこに人影はなく。

「逃げちゃった……まあいいかっ♪」

『レギュラス……』

どんどん壊れていくレギュラスを見守ることしかできないセレンは自分自身に腹が立った。

 

 

 

 




これでキョウカさん達はレギュラスへのトラウマと恨みができました‼︎
まあ狂ってるレギュラスはもう出ないはず………………
あと大抵の怪獣達(デストロイアとかファイヤーラドンとか)はゴジラと戦って→和解→ゴジラが放置していたレギュラスの面倒をたまに見たり。まあセレンを吸収したレギュラスがウラニウムの力を使える理由はセレンが結構な頻度でファイヤーラドンに育てられていたからです。
ちなみに「荒れるぞ」のネタはキョウリュジャーです。
劇場版の敵キャラCVが宮野で吹いたwww
ちなみに「みんな 皆殺しにしよう‼︎」はDOD3です
電王のネタも少々
まあ実際やりすぎた………………
Q何故ゴジラの奴ENDを壊さなかった?
A 興味なかった

感想お待ちしてます‼︎


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

8話

フロンタル「奇跡はまた起きる。そして何も変わらない」
五飛「……人類は変わらなかった!倒すべき敵を倒しても地球は何も変わらなかったんだ!」

なんか友人から多々言われるのはレギュラスのイメージがハンターハンターのメルエムさんだって言われる
「2度言わすな……余が貴様のナンバーズを魂ごと狩らせてもらうぞ!だから力を貸せユニコーンっ‼︎これが千冬姉から受け継いだ力だ‼︎ハルトォォォォォォォォ‼︎」
ん?別次元の自分とコネクティブディオしたかな?

ネオギャラクシーアイズフォトンドラゴン デストロイモード

人は俺をニュータイプハンターと呼ぶ‼︎
では本編どうぞ


あれからレギュラスは島の怪獣達の長となり、アドノア島襲撃からアドノア島にはレギュラスを捕まえて実験台にしようとする評議院やバラム同盟の傘下などが度々襲撃して来た。

レギュラスは全て壊滅または撃退をして居るが連中が懲りる様子もなく月に2回は海兵部隊が島に上陸するのでやむ得ず島の怪獣を天狼島というゴジラに所縁のある場所に移すことになった。

 

 

 

「ん〜ん、天狼島って誰もいないんでしょ?」

『ああ、確かそのはずだが……』

天狼島には基本生きている人間はいない。そう生きている人間は……

「でも人の気配がするよ」

『何っ?』

レギュラスはその生きてはいない人の気配にも敏感になっていた。

これはゴジラに人の怨念や恨みの念が感じられるという一説の影響らしく一部の学者ではゴジラは怨念や負の感情の集合体だという学者もいる。

レギュラスは日に日にゴジラに近くなっていき、完全なゴジラフォームも取得していた。

「おかしいな〜まあ、気に入らない奴だったら殺すけどね‼︎」

この狂気じみた感情もゴジラ化の影響なのか、もしくはレギュラス自身が人間に絶望したのかは誰にもわからない。

レギュラスはそのまま怪獣を引き連れて森を散策する

ちなみにレギュラスは何故かアンギラスの頭の上に乗っかっている。

レギュラスに倒された怪獣はコピーではなく。ただサイズをデストロイアに封印されていただけでレギュラスに倒されたおかげで封印が解け元の姿になったということらしい。

「それにしても人間の気配が一つするけどこの気配ってさ〜ど〜っかで感じことあんだよね〜姉さん知らない?」

『………天狼島……会ったことのある…いやまさかな……あの人は既に故人だ………ありえない……いや、でも私の存在を考慮するとありえなくないな………』

「う〜ん、アンギラスとか誰か知ってる?」

とりあえず他の怪獣達にも聞いて見たが誰も思い当たる節がなく首を横に振る。

「そっか〜っで姉さん。なんかでた?」

『ああ、一人いる。この場にいておかしくない。だが、その人とお前はただならぬ関係だ……覚えてはないだろうがな。もしかしたら私以上かもしれない』

「姉さんと俺の関係を超える人?え〜だ〜れ〜?」

『フッ、それはあってからのお楽しみだ』

「え〜ケチケチケチケチ‼︎アンギラスもそう思うでしょ?」

子供のように駄々をこねるレギュラスはそれは今まで奴隷生活で押し貯めて来た甘えたいという感情からだろう。

『そんなに私に会うのを楽しみにしてくれるとは嬉しい限りです』

「誰っ?」

すぐに謎の声が聞こえた途端腕にエネルギーを集中させアトミックフィンガーを作り出す

『そこまでの集中力……さすがあの人の息子と娘ですね』

「姉さんがわかるの⁈」

『ええ、わかりますよ。何せあなたは私が半分育てたのですから、見えるのは当然です』

「半分育てた?どうゆうこと姉さん?」

『ああ、その声の言っていることは事実だよ。よく思い出せレギュラス、親父が信用した人間の名前を』

そうしてレギュラスはあのに手を当て考え始める。

「………………………………あっ‼︎」

『フッ、気づいたか』

「うん!メイビス!メイビスバァバァーミリオン!」

メイビスは青筋をたてるがレギュラスが真面目に言ったので怒れない。セレンは必死に笑を堪えている

「ん?あれ?違った?」

『え〜っとですね。素で間違われると怒りにくいんですけど……』

メイビスはセレンに振る

『いやなあ、レギュラス、この人の名前はバァバァーミリオンじゃなくてメイビス・ヴァーミリオンだ』

「ああ‼︎そうか‼︎思い出した‼︎父上を説得した人の一人‼︎ん?でも父上が暴れてたのってものすごい昔………ってことはあながちバァバァーミリオンは間違ってないかも………」

『すまない。メイビス、コイツは今まで人の醜い部分を多く見てきてしまっているからな。少々歪んでる』

『少々歪んでるどころじゃないですよ‼︎なんですか‼︎バァバァーミリオンって‼︎ってゆうかレギュラス‼︎貴方私が見えてるんですよね‼︎そうですよね‼︎わかってて行ってますよね‼︎』

メイビスは自分の容姿をアピールしながら抗議する

『お落ち着け‼︎メイビス』

「なんのことかな〜」

『レギュラスもメイビスを仰ぐな‼︎』

「はぁ〜わかったよ。姉さん。んで、俺たちに何かあるんですか?」

『やっと本題か……』

『そうですね。レギュラス、今まで人の醜い部分を見てどうでしたか?』

「えっ?どうゆうこと?」

『大変申し訳ないのですが、今の今まで貴方の行動は全て見させていただきました』

『どうゆうことだ?』

セレンもそこは知らなかったようで聞いてくる

『もちろんこれは貴方のお父上の頼みでもありますが、貴方が楽園の塔と呼ばれるところでの奴隷生活からアドノア島での生活。貴方はとても強くなりました。それは全盛期のゼレフに匹敵する程に、ですが貴方は人の醜い部分を見てその力をどの様に使うのですか?』

「ちょっと待て……」

レギュラスは急に重い声を出す

『どうしたレギュラっ‼︎』

セレンはレギュラスの異変に気づく。

セレンが見たレギュラスからは禍々しい魔力が溢れ出ていた。

『その禍々しいまでの魔力……さすがあの人の子ですね………』

「貴方はずっと見ていたんですか?ずっと………ロブさんが死ぬところも‼︎貴方は見ていてなにもしなかったんですか‼︎」

『レギュラス‼︎』

セレンはレギュラスを落ち着かせようとする

「ああ、わかってるよ‼︎姉さん!これが八つ当たりだってことも‼︎あの人が霊体でなにもできなかったってことも‼︎でも‼︎それじゃあ、俺を救ったロブさんは⁈ロブさんの犠牲は想定されてたってことだろ‼︎」

『確かに、ロブの件は私も辛かったです。ですが、ロブは貴方に未来を託した。未来を作るのは私たちの様な古い人間ではなく子供達です。だからロブは命がけであなた方を守った。結果的にはこうなってしまいましたが……彼に後悔の念はありませんでした』

「だからって……こんなの………悲しすぎる………俺は……そんな救われるべき人間ではないのに………」

『レギュラス………』

『ですが、こうしてやっとあなた方と話ができます。あなた方を待って何年たちましたか忘れてしまいました』

「俺たちを待っていた?」

『どういうことだ?』

『あなた方はドラゴン以外の人外に育てられた子供達。しかもそれが私の旧友の神をも超えるゴジラ………まあ彼が人間の子供を育てるなんてあの時は予想なんてできませんでした』

「まあ……言われてみれば……」

『………………』

レギュラスとセレンに浮かぶのは島で暴れ狂う暴君

『レギュラス、あなたはその神をも超える力を何のために使うんですか?』

突然尋ねられた力の意味、それにレギュラスは

「別にどんな風に使おう何て考えたこともないし思わない。俺はただ守るべきものを守る。俺の守りたいものを弄び、俺の守りたいものを狙う奴らを片っ端から捻り潰していくだけだ……徹底的に2度と俺たちの前に現れないように…………俺は姉さんや他の怪獣達と仲良く過ごせればいい。俺は怪獣だからな……」

『レギュラス……』

レギュラスはセレンが震えているのを見て何か悲しませる様なことを言ったかと首を傾げる。

『怪獣として………ですか………あなたは人間として生きていくつもりはないのですか?』

『メイビス、何を‼︎』

「別にいいよ。俺はあんな汚い種族だなんてごめんだな。反吐が出る」

『ロブもエルザ・スカーレットも人間ですよ』

「っ‼︎別に彼女は俺の事は忘れているさ。それに俺は罪人だ。ロブさんには悪いけど俺はそこまで良く出来ていないんだ……もう彼女の前に姿を現せることはない……いや、あるな、次会う時は彼女が俺を殺しに来る時だな。怪獣としての討伐クエストとして。なあメイビスさん、彼女、魔道士ギルドに入ったんだろ?」

『そこまで知って………ですが、あなたは人間の醜い部分しかみていませんよ。もっと綺麗な部分だってあります』

「えっ?」

『あなたはまだ本の一部をみただけです』

メイビスがレギュラスの両手を掴む

「熱?熱くない。暖かい熱…殺意が感じられない…………殺意とは違った感情……これは?」

『これが人の熱…可能性です。あなたは今までこんなものを感じたことはなかったでしょう?セレン……あなたも』

『ああ、確かに暖かな光だ……だが、全ての人間がこの暖かな光を持っているとは限らない』

『ええ、ですからあなた方がこの暖かな光を人々に見せてください。一度人に絶望したあなた方なら』

「この、暖かな人の可能性を……」

『だが、それでも変わらない人間だっている。いや、多くの人間が変わらないだろう』

『なら、あなた方がそれでもと言い続けてください。あなた方が諦めたらそこで終わりなんです。絶望からこの光に触れて希望を取り戻したあなた方がこの光を見せるんです』

そこでレギュラスの脳裏に蘇るのはロブ達と過ごした時間、怪獣や姉とのひと時だった。

「俺は………どうすれば………」

『受け入れる、か………………』

「でも姉さん………」

『ああ、私は確かに人の光をメイビスに魅せられた。そして私の光はお前、レギュラスだ。私はお前がいる世界ならなんだって構わない。たとえ必要とされなくても抗い存在し続けるよ』

その言葉はレギュラスの胸の奥に確かに届いた。

「ありがとう……姉さん………」

『ゴジラはあなたがどんな選択をしてもあなた方の選択を尊重するでしょう。あなた方が彼の子ならね』

「ありがとう…メイビス……………父上……俺はもう一度信じてみようと思います。世界の裏方でも構わない。どんな形でも、人に希望を持ち続けて行こうと思います』

レギュラスの目は真紅から通常の色に戻った。その時何処かでゴジラの優しい背中を押す様な声がどこらなくレギュラスとセレンには聞こえた

 

 

 

 

 

 

 

 




今回は少し強引すぎたか………まあ主人公が闇堕ちしなかったからいいよね‼︎
ちなみにメイビスは本気です。
レギュラス「俺と‼︎」
セレン『私で‼︎』
「『オーバーレイ!』」
ちなみに怨念の設定はモスラキングギドラの時のゴジラの奴です
ではまた次回

感想お待ちしてます‼︎


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

9話

今回から原作に入りますよ。
鉄の森から終盤ですが………

エピオンよ私に勝利を見せてくれ‼︎




すまないメラグ、レロレロレロレロレロをやってしまう非力な私を許してくれ


私、エルザ・スカーレットは今、鉄の森がもつララバイという魔法を阻止するべくクローバーの町の定例会会場に向かっていた。

私達は助けたカゲに隙をつかれ笛を取られてしまった

「くそっ‼︎カゲの野郎‼︎」

「助けてあげたのに‼︎」

「くっ‼︎あそこで止めていられれば‼︎」

全員が愚痴をこぼしながら定例会会場まで走っていくと笛を持ったカゲとその前にいるマスターの二人が向き合っていた。

「マスターっ‼︎」

「じっちゃん!そいつから離れろ‼︎」

「だめよ。今いいところなんだから黙って見てなさい♥︎」

私とナツがマスターマカロフに警告しようとしたが青い天馬のマスターに止められる。

だが、

「どうした?はやく吹かないのか?」

マスターマカロフと向き合ったカゲは震えながら笛に口をつける

「いけない‼︎」

「黙ってなって、本当におもしれぇのはここからだからよ」

だが、カゲはその口を笛から遠ざける

「何も変わらんよ。弱い人間は弱いままじゃ、しかし弱さが全て悪ではない。もともと人間なんてか弱い生き物じゃよ。一人じゃあ不安だからギルドがある。仲間がいる!」

マスターマカロフの言葉はあの時の私にも告げている様な言葉だった。

「強く生きるために寄り添いあって生きていく。不器用なものは人より多くぶつかり、遠回りするかもしれん。しかし明日を信じて一歩踏み出せばおのずと力は湧いてくる。強く生きようと笑っていける。そんな笛に頼らなくてもな」

マスターの言葉はその場にいた全員の心に染み込んだ。そしてカゲの震えは止まり笛を地面につき土下座をした。

「参りました‼︎」

私には感動的なお言葉だった。とても心に、いや魂に刻み込めるほどに、

「マスター‼︎」

「じーさん‼︎」

「じっちゃん!」

「うおっ!お前ら三人がなぜここに⁈」

全員がマスターをたたえていくなか

『どいつも………こいつも…根性のねぇ魔道士どもだ………もう我慢できん!ワシ自ら貴様らの魂を喰ってやろう』

「はっハッピー!ああの笛‼︎喋った⁈」

「ルーシィ!煙が形になって………………怪物になったー‼︎」

 

 

「なっ⁈」

なんだ…………アレは………

私は巨大な黒い岩と木のの巨人を見上げる

「怪物ー‼︎」

 

「なっなんなんだ…俺はしらない。何もやってない…………」

私はカゲを見ると本人も知らないのは本当のことの様でかなり焦っていた。

「こりゃあゼレフ書の悪魔だ」

『腹が減ってたまらん。貴様らの魂を喰わせてもらうぞ』

「何ー‼︎魂ってうめえのかっ‼︎」

「知るか‼︎」

「一体これは………笛がこんな化け物に………………」

「あの怪物そのものがララバイ…つまり生きた魔法、それがゼレフの魔法さ」

「生きた魔法………」

 

『さあ〜ってどの魂から頂くとするか………………』

コイツ、本気で私達やマスター達の魂を…………

『よし決めたぞ』

私達が覚悟をきめ戦う準備をした時

『まとめて全員っぐぁぁぁ⁈」

「なっ⁈」

「嘘⁈」

「なんだあれ⁈」

「つかあれって………………」

 

「「エビーーーーーーー⁈」

 

そう、あの怪物にでかいそれも大きなエビが飛んで来てそのハサミが怪物に刺さったのだ。

 

全員が今の出来事に驚きすぎて固まっている

 

 

 

「はぁ〜どこまで飛んでくんだよ」

エビが飛んで来た方から一人?の恐竜擬きが、でてくる。黒いボディに尻尾に背ビレ。

だが、私にはあの背ビレに見覚えがあった。だが、確証がない。

するとその恐竜擬きの竜人が駆け出しエビと笛の怪物の上に乗っかり殴り始める

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァァァァァァァ!」

どこぞの幽波紋使いもびっくりな殴りでエビを沈める。

エビの鎧はボロボロになり砕け散っていてエビ本体は完全に伸びていた。

その衝撃を受けた怪物もかなりのダメージを受けていたようだった。

「あれ?もう伸びたのか………あっ!姉さん………ゴメン…俺………………エビ苦手なんだよね〜」

あの竜人はエビが苦手っ?そんなことを考えていると竜人はエビと怪物から距離を取る。

すると、背ビレが青白く輝き出す。

この時正気を取り戻した一人のマスターがこう吐いた

「嘘だろ………………アレはもう何年も姿を見せてねえはず⁈それなのにあんな人間サイズであの野郎の技を見るとは………………なんてことだ…………奴は生きている。」

あのギルドマスターの一人がここまで恐れている奴とは一体なんなのか。私はなんとなく想像ができた。いや、思い出したと言うべきか………………

私の罪…………………私は騙され結果的に彼を傷つけた。私がどんなに思っても、絶対に距離など縮むわけがない…………彼を傷つけたのは他でもない私だ…………

そしてその竜人の口からは今までに無いような魔力量、それも戦略兵器ほどの熱線がエビと怪物に放たれる。

2体の巨大な怪物達は一体の竜人によってあえなく撃破された。

「はぁ〜わかったよ変わるよ」

何やら竜人は誰かと喋っているようだった。

私はその竜人の正体を確かめるべく竜人の姿に目を凝らす。

だが、

「なんだ⁈」

「おいおい、ありゃあ評議院の魔道部隊だぞ。俺らはそんなのを呼ぶようなことしたわけじゃねえぞ」

「いや、奴らの目的は我々では無い。奴だ」

もしあの竜人が評議院に捕まれば………………そして評議院が捕まえる理由をマスター達に聞く

「…………マスター……ゴジラ……ですか………………」

「っ⁈エルザちゃんなんでその名を…………」

「悪い事は言わないわ、エルザちゃん、あの事は忘れなさい」

「そうじゃ、エルザ、そしてその名を口にするでない。フェアリーテイルの魔導士以外にとってはトラウマでしかないがの…………」

「それでも、なんでエルザちゃんがあの名を…………」

「ですが、なぜ評議院がその………………アレを狙うんです?」

「そりゃあ実験して兵器転用だろうよ」

この時私に衝撃が走った。

彼が実験に………兵器転用?ならば彼は………レギュラスは……人として見られていないのか………………

そんな事を言っている間に評議院の魔道部隊が竜人を取り囲む

「さて、貴様には評議院に来てもらおうか…………」

そう兵隊の一人が手を伸ばした時私は駆け出していた。

「エルザちゃん‼︎」

「よせっ!」

私はレギュラス?と魔道部隊との間にレギュラス?を守るように立ちはだかる

「お前が誰だって構わない‼︎だが、今度は私が守る番だ‼︎」

「よせっ!エルザ!離れろ‼︎」

グレイの警告が聞こえるが今の私には関係ない

「フン!唯の正規ギルドが評議院に楯突くとは!いいぞ!その女は処刑しろ!そこのリザードマンは捕らえろ‼︎」

「グルルルルルル」

私の後ろにいる竜人が呻く

「くっ‼︎」

魔道部隊が駆け出してくる

「グルルルルルルっ!ガァァァァァァァァァ!」

竜人も雄叫びを上げ駆け出す

「よせっ!評議院に楯突けば‼︎」

エルザは必死に制止するが竜人は聞く耳を持たない

「うおおおぉ!」

勇ましく槍を持った兵が一人飛びかかってくるが

ブン!

一つの風を切る音とともに尻尾が振られその兵隊は後ろの木に激突する。

「グァガァァァァァオ!」

竜人は咆哮し背ビレが青白く輝く

「よせと言っているだろう!」

竜人の口をエルザは必死に閉じようとするが竜人の左腕にどけられる

「くっ‼︎」

竜人の口から熱線が放たれるがその一瞬でエルザは竜人の口を上方に向けた。

「グァガァァァァァオ!」

竜人はエルザを睨みつける

「エルザ!そいつから離れろ!」

ナツが腕に炎を纏いながら殴りかかってくる。が、

「へっ?」

竜人に直撃するが全く微動だにせずにそのまま立っていた。

竜人はがっしりとナツの頭を掴みブンブンと振り回しマカロフがいる場所へと投げ捨てた。

「あやつ、知能があるのか?」

マカロフナツをこちら側に投げたことにそれなりに知能があると感じた。

「グルルルルルル」

竜人は再び魔道部隊を睨みつける。

「ヒィ‼︎」

魔道部隊はその睨みにひるむ

「グルルルルルル………………アトミックフィンガー………………」

「えっ?」

エルザは竜人が吐いた技名を聞き逃さなかった。あの時塔から脱出する時に見せたレギュラスの技。ゴジラの子供はセレンもいたので複数いると考えたエルザだが、今のでそこの竜人がレギュラスであると確信した。

「もうやめてくれ…………エルザだ。エルザ・スカーレットだ。……レギュラス………………いや、セレン……約束を破ってしまったな。本当は私の顔など見たくなかっただろう?すまない………………」

エルザは竜人に謝罪し始め周りはなんだ?と疑問を持ち始める

「だが………これ以上はもうやめてくれ。この通りだ‼︎頼む‼︎」

『………………ほう、エルザ・スカーレットか………………よくもまぁ私の前に顔を出せたものだ……』

「喋った‼︎」

周りが急に竜人が喋ったことに驚く

『…そうだな。チャンスをやろうレギュラスを表に出してやる』

「本当かっ⁈」

『ああ…本当に不本意だがな、本当はレギュラスにお前とは合わせたくないんだがな、まあレギュラスに免じてチャンスをやる。まあそのチャンスをどう使うかはお前次第だ。さて………そこの評議院の犬どもは邪魔だなぁ。どうする?今邪魔をして私に殺されるか。これを邪魔せずに隠れてコソコソしてその後に私に殺されるか。それとも殺されるか。そして逃げている所を殺されるか?』

「結局殺される⁈」

ルーシィ………………あまりツッコミを入れて刺激しないでくれ………………とエルザは深く思う

『そうだな………お前達が武装をここに置いてさっさと退散するなら見逃してやる』

セレンの要求を呑まない者は居なかった一目散に武装を捨て兵隊達は逃げて行った。

『さて……準備は整ったな。では………………起きろレギュラス………ああ、そうだ。お客さんだ。お前がびっくりするな。ああ、…………そうだ。では変わるぞ。あとフォームも解くからな』

するとゴジラフォームから人間態に戻り首にくっきりとフェアリーテイルの紋章が浮かぶ。

「なっ⁈フェアリーテイルの魔道士⁈」

この事実に外野は驚愕し

マカロフの口からは白いマカロフのような物が出て来てそれをグレイとナツ、ルーシィ、ハッピーが必死に中に入れようと努力していた

 

レギュラスはたちまち目は青紫から黒くなり人間の容姿になる

「久しぶりだね。エルザ……」

その声はセレンがここ数年聞いた中でも一二を争うほど柔らかく優しい声だった。

「本当に…………レギュラスなの?………」

エルザの目には涙が浮かぶ

「えっとうん。そう………だけど……エルザ…目から汗が出てるよ」

「………………」

「………………」

「………………」

途端に場の空気が固まる。

女心を分からせようと奮闘してきたメイビスもここまで天然では手のつけようがなかった。

『この分からず屋っ‼︎』

流石に嫌いな相手でも同じ女同士セレンはエルザに同情したようで心層世界でハリセンの音が鳴り響く

「えっと………………俺なんかマズった?」

さらに何故セレンにハリセンで叩かれたかも理解していないレギュラスであった。

だが、そんなどんなに人間に絶望していてもゴジラに近くなっても変わらないレギュラスだということがわかってエルザは嬉しかった。

「うおっ!って⁈エルザ何してんのさ⁈」

急にエルザに抱きつかれ受け止めるレギュラスは驚く

「ねぇナツ〜グレイ〜エルザがこうするのって初めて見たよ」

ハッピーがエルザの行動に驚き

後の二人は

「よし、これでエルザの弱みを握れたな‼︎」

「これをミラちゃんやカナに売ってしばらくはエルザの脅威から解放される‼︎」

などと良からぬ事を考えていた。

「でも、ロマンチックよね〜」

などと一人は憧れの視線を送っていたが。

「レギュラス………………あの時はすまなかった………」

「いいよ。エルザ、本意じゃないってわかってたし。知ってるでしょ?俺人の感情には敏感だからさ…まあちょっとは傷ついたかな」

「それを言うな………ありがとう………」

「どういたしまして……姉さんには俺から少しは言っておくよ」

「すまない。あともう少しこうさせてくれ………」

エルザはレギュラスに抱きつきレギュラスはそんなエルザを優しくだか止めていた。

 

 

 

 

「ん〜オッホン!お取り込み中の所済まないが、君の置かれている状況はわかっとるな?そして何故君のような存在がギルドの紋章をつけている?」

「はい………………ギルドの紋章は…まあ呪いって言うかなんと言うか、あのロリッ子ババアにつけられました。」

「ロリッ子ババア?」

「誰じゃ?そのロリッ子ババアというのは」

「姉さん………………あの人なんて名前だっけ?」

『………………自分で考えてくれ……私は今思考回路がオーバーヒートしている………またメイビスをロリッ子ババア呼ばわりは流石に怒られるぞ………………』

「ああ!そうそうメイビス!メイビスババァーミリオン‼︎」

またもやメイビスの名前を間違える。周りのギルドマスターやマカロフでさえも吹き出している。

「あり?ちがった?」

『メイビス・ヴァーミリオンだ‼︎」

「あっ!ヴァーミリオンね………………」

「素だったの⁈」

ルーシィがツッコむ

「だが、初代フェアリーテイルマスターメイビスはもう故人、存在して居ない。そんな嘘どう信じ「いや、あながち嘘じゃなさそうじゃ。わしもフェアリーテイルマスター就任のとき天狼島で見たことがあるんじゃよ。初代を………」

「ってことは………ですがそれが本当だとしても今の論点は違います!彼の処遇についてです!彼を評議院に突き出すか?どうか?」

「なんじゃと?それはフェアリーテイルへの宣戦布告と捉えてよろしいですかな?」

「え?」

「良いか⁉︎わしのギルド!フェアリーテイルのメンバーは出自はどうあれ紋章をつけている奴はどんな形であろうとメンバーであり家族じゃその家族を売ろうなんて野郎はウチのギルドにはいやせんよ!つまりレギュラスはワシの家族じゃ!そして初代直々に認めたフェアリーテイルメンバーじゃ‼︎他のギルドではギルドメンバーを家族を売るやつがいるのですかな?」

この言葉に誰もが口ごもり

レギュラスはマスターマカロフの言葉を聞いてこの人なら何処まででも着いていけると確信し、そしてその言葉にセレンとレギュラスは安心を覚えた。

そしてこの言葉が決めてとなりレギュラスの処遇は正式にフェアリーテイル所属となった。

レギュラスはメイビスがこんな事を予知していたんじゃないかとやることは残念なくせに結構デキるあの策士に今だに恐怖するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




マカロフはイケメンそして巻き添えを食らったゼレフ書の悪魔

レギュラスはエビとマグロがキライなのだ‼︎あの人にならって

悪いな…俺はエビが苦手なんだ


やっぱマグロ食ってるような奴はダメだな、だからシャルルにふられるんだよ
→ハッピー「えっ⁈」


感想お待ちしてます‼︎


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

10話

う〜んミラのヒロイン希望が多いですね………別にエルザじゃなくてもいいか

ヒロイン複数は意外とめんどい……まあなんとかなるか、
まあ作者が勝手にエルザ可哀想って同情して最強オリ主をそばに置いておけばいいじゃん!て考えが事の発端ですしね。



魔法評議会会場ERA

 

 

 

「今回、闇ギルドよ鉄の森が解散したことは問題ではない‼︎」

 

一人の老人の怒鳴り声が会場に響く

「まあ闇ギルドが一つ潰れた所でまだ闇ギルドは数人の小ギルドも含めれば何千何百とある。今すぐにでも掃討作戦を行うべきだと思いますがな」

「ですがどうやって?」

「また今回の様にゼレフの魔法が盗まれたらたまらん」

「ですが、なぜゼレフの魔法がこうも簡単に盗まれた?」

「これは管理問題も追及が必要かの?」

こう老人が円卓座り話す中一人の青年がいる。

今まで黙っていたその青年が口を開く

「それにしても、今まで煙たがっていた、フェアリーテイルに今回ばかりは助けられたな」

「ええ、たった4、5人で壊滅させたのでしょう?」

隣の女性も口を開く

その言葉に老人達一同は苦虫を噛んだ様な表情をする

「まあ、認めたくないのもわかるが。今の議題はそんな事ではない」

「ジークレイン、どういうことだ?」

老人の一人がその青い髪の青年に聞く

「皆さんも噂で聞いているのではありませんか?ここ数年しかもこの一、二年である一定の場所で放射線量が異常増大していると東方の日本の防衛庁から警告があったことを」

「なっ⁈」

「奴が………動いているのか………」

老人達の頬には大量の汗が出始める

「そしてこの青年」

ジークレインは三枚の写真を出す

「これは先日、鉄の森壊滅時に評議院極秘魔導部隊が撮影した物だ」

「こっこれは⁈」

写真に写っていたのはレギュラス

「ええ、あなた方が血眼になって探している少年……通称Gチャイルドと呼ばれている青年ですよ。私もなぜこの青年をあなた方が血眼になっておっているのかお聞かせ願いたいな」

すると一人の老人が口を開く

「この物は、我々の実験対象だよ。これを捉えて解剖し来るべき戦いに備える」

「貴方は彼を物と言いましたが彼に人権という物はないのですか?」

ジークレインの言葉を誰もが笑い飛ばす

「これに人権?馬鹿馬鹿しい‼︎これは人の皮を被った化け物だよ‼︎コイツは危険な存在だ‼︎」

「なら、彼はフェアリーテイルに所属しましたが?本来この評議会の議題はこれなんじゃなかったのですか?それに定例会会場破損のフェアリーテイルの処遇も出さなければ」

「ぐっ!まあ今回ゼレフの魔法が広がらなかったのはフェアリーテイルと彼のおかげだ。もし広がっていれば我々の首がいくつ飛んでも足りない……まあ彼に人権を用意してフェアリーテイルには労いの言葉でもかけるんだな」

そう言ってジークレインは席を立ち後ろにいた女性とともに部屋から出て行ってしまった。

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

フェアリーテイルギルド前、今日は特別人集りができていた。

といっても鉄の森討伐のクエストの前に約束していたエルザとナツの決闘に興味を持った人達とギルドメンバーがほとんどだ。

なぜかレギュラスの歓迎よりも先にそっちの方に行ってしまいレギュラスは端っこでポツンと眺めているだけの状態になってしまっていた。まあ隣にはマスターがいるが

「マスター止めなくていいの?」

「なに、やらせておけ。毎回の事だからな」

「まあ、怪我しなけりゃいいけど………」

「そうじゃレギュラス、お主はどちらに賭ける?」

勝てば今度初仕事の終わりに何か奢ってやると言われ

「まあ、エルザに頑張って欲しいかな」

「おお‼︎エルザ‼︎レギュラスが頑張れだとよ!」

マカロフの言葉を聞いたエルザは髪と変わらないくらい顔を真っ赤にする。

それを見た周りは

「おお‼︎エルザのあんな顔初めてだ‼︎」

「レギュラス………対エルザ用最終兵器……」

などと盛り上がりエルザを冷やかす。

『なっなんだ?コイツらは?』

セレンもこのテンションに着いていけず、戸惑う始末出会った。本来ならエルザは冷やかした人物達を睨みつけ黙らせるのだが………

「☆¥$€2%#°○*♪#☁︎♨︎♤」

どうやら思考回路がオーバーヒートしまともな対応ができなかった。対決が中々始まらないので痺れを切らしたレギュラスは

「えっえ〜っと、さっさと始めない?俺お腹空いたんだけど………」

などと決闘に興味をなくし始めていた。というか、もうなくなりかけている。

それを見た周りは黙り込みマスターに審判を早くしろと急かす様な目線を送る

「ん?おっおお!よし!では始めるぞい‼︎」

「あん時はまだガキだったんだ‼︎俺はエルザを倒してそこの新人とも戦う‼︎」

レギュラスはとりあえず、出された肉を食べながらナツの宣言に俺?と指を指して首を傾げる。

「それにしても、あの二人は懲りないわよね?」

レギュラスの隣に銀髪の女性が座る

「懲りない?」

「あっ、私はミラ、ミラジェーン・ストラウス、よろしくね。レギュラス君」

「エルザと同い年なら君ずけしなくてもいい。俺も同い年だ。それで?懲りないってどういうことだ?」

「じゃあレギュラスって呼ばせてもらうわね。懲りないっていうのは〜ああやって事あるごとに決闘する所かな。昔っから決闘という名のケンカをしていたから、それにナツはまず最初にケンカなの。ケンカしていっぱいぶつかってそれで仲良くなる」

「じゃあそこのルーシィやミラジェーンとも殴りあったのか?」

『女に手を上げるとは……男の恥だな』

「ミラでいいわよ。ん?今別の声がしなかった?」

ミラの疑問にレギュラスはミラの方を向いてセレンと入れ替わる

「目の色が………」

『ああ、私が表に出れば目の色が変わるからな……ああそうだ、改めてよろしくレギュラスの姉のセレンだ。ミラジェーン』

「セレンさんもミラでいいですよ」

『なら、私もセレンで構わない』

とミラとセレンが仲良くなりつつなる所で

「おいコラー‼︎そこー!ちゃんと見てるのかー!」

とナツが頭から火を吹いて怒っていた。

『すまないな……見てない』

「結構ストレートなのね……」

セレンのストレートさに若干引き気味のミラだった。

そんな事でセレンがレギュラスに変わったところでマスターが二人の間に入り審判の宣言をした時

「そこまで‼︎全員その場を動くな……私は評議院の使者である」

「評議院だとっ⁈」

「鉄の森テロ事件において器物損壊罪そのた11件の容疑で………エルザ・スカーレット並びにレギュラス・ブラックを逮捕する」

「えっ?」

「あ?」

「なんだとぉぉぉぉぉぉ‼︎」

この逮捕宣言に驚いたのは本人よりもナツだった。

『おい、お前………何様だ?』

「っ⁈」

カエルの使者が振り返るとそこには青紫の目を怪しく光らせるレギュラス、いやセレンがいた。

「えっ、あっその………」

ガシィッ!

「えっと…………その………痛いです」

ギシギシギシギシ

「いや、ものすごく痛いです。つかハナシテクダサイ。イタイノデ、オネガイシマス」

ギリギリとまんりきの様に頭を掴まれ握りつぶされそうになる評議院の使者。周りに助けを求めるが、セレンが放つ異様なオーラに誰も助けに行けることができず

『おい、カエルごときが私に何様だって聞いてるんだが?』

「エット………ソレハ、偏見デス。ハイ、トイウカ人種差別反対………………『そうかもっと力を込めて欲しいか?そういうプレイがお望みか?この変態が』すいません調子に乗りました。ごめんなさい。許してください」

ドサリと投げ捨てられる使者、それを見ていたマカロフの口からはまたもや白い煙の様なマカロフが出てきていた。

「えっと………エルザ・スカーレットさんとレギュラス・ブラック様。どうか評議院にお越しになってくれたら嬉しいな〜と思いまして………」

『ふん!最初からそう言えばいいのだ』

さっきまでの威勢はどこへ行ったのやら、周りの人間は「レギュラスって結構俺様系?」とかなんとか言っていた

 

「ではお手を拝借」

とカエルがレギュラスの腕に手錠をしようとしたとき

『何しようとしてんだぁ?ああぁ⁈』

「もっ申し訳ございません‼︎」

『フン!行くぞ!召使い………その一』

「召使いっ?それは私めでございましょうか?」

『他に誰がいる?それとも嫌なのか?』

「滅相もございません‼︎ありがたき幸せ」

完全にカエルはセレンの手玉に取られスタスタと図々しく馬車に乗り込むのだった。

 

 

 

 

 




ミラにするか、エルザにするか…逆に変えるとタグも変えなければ………どうしよ…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

11話

お久しぶりです。
テスト期間が終わり轟天号をGETして今かなりテンションが高いです。
情報提供ありがとうございました‼︎
実際3千円ぐらいで手にはいりましたよ



評議院フィオーレ支部

 

 

そこにエルザとレギュラスは連れて来られていた。

長い廊下を歩く中、柱の後ろに人影が見える。

『っ⁈お前はっ‼︎』

その人影を見た途端セレンと変わったレギュラスは手錠を破壊し飛び出す。

『ジェラァァァルゥゥゥっ‼︎』

レギュラスの手は真っ赤に燃え上がり突きを放つ

「まっまて!セレン!そいつは‼︎」

エルザの制止も間に合わずその人影にレギュラスの突きが直撃する。

「じっジークレイン様っ!」

先のカエルが血相を変える

『ジークレイン?違うな……こいつはジェラール、ジェラール・フィルナンデスだろう?』

「ふっ、違うな………レギュラス・ブラック、いやセレン・ブラックと言うべきか?」

『お前何故っ⁈』

その時、セレンが放った突きを貫通していた人影にノイズが走る

『何っ⁈』

「残念だが俺は思念体だよ。本体はERAにある。ちなみに俺はジークレイン、ジェラールとは違う。あの向こうのジジイども思念体さ、こんな事一つに出向いていたらきりがないからな」

「そうか、この茶番は貴様かっ⁈」

「心外だな。俺はお前達を弁護した側だぞ。強いて言うなら本当の狙いは………」

ジークレインはレギュラスを指差す

「君だよ。ブラック姉弟。向こう側にいるジジイどもは君達の髪の毛一本でも寄ってたかって欲しがるだろうな」

『変態野郎が………殺す………』

「まあまあ落ち着けって。まあそんなのは冗談にして。このラクリマに君達の魔力を込めろってさ。ちなみに君に拒否権はない……もし断れば………今ここでそこにいるエルザの首を刎ねる」

完全に評議院が化けの皮を脱ぎ、真っ向から脅しをしてくる。

『ほう、だからどうした?なら私はそこのエルザ・スカーレットの頭と体が離れて独立する前に…………ここで核爆発を起こしてやろう。そうだな………ここから爆発を起こせばフィオーレは愚か貴様らのいるERAにも高濃度放射線が降り注ぐんじゃないか?さて、私は別に構わんぞ?何せゴジラの娘だからな……』

「馬鹿!セレン‼︎赤の他人まで巻き込むのかっ⁈」

『外野は黙っていろ。どっちみち私達の魔力を渡した時点でこのアースランド全土の民達は評議院の人質だ。どうせ兵器転用にでも使うんだろう?愚かな評議院は…………』

「おい!さっきから聞いていれば‼︎ジークレイン様に失礼だぞ‼︎」

『黙れカエル、なんなら今すぐにお前の生涯に終止符をうってやる』

「もっ申し訳ございませんでした……………」

『さあ、どうする?』

セレンにはレギュラスが残っていれば構わない。それは人の暖かさに触れても同じ。理不尽にはとことん理不尽でやり返す。

そしてジークレインはセレンの言葉に苦い顔をする。

「くっ……………評議院が愚かだと?」

『そうだな。愚かで馬鹿で人間としてはゴミ以下クズ、このアースランドで最も劣った生物だろうな。いやちがうな蛆虫以下だろう。よくよく考えてみればいい。元々何故お前達は私達の魔力を必要とするのか?』

「それは、ゼレフの手下であるゴジラを『ふざけるな!誰がそんなことをいった?お義父さんがゼレフの手下?あんな下等生物にお義父さんが屈するなんてないだろう?しかしお義父さんが誕生した理由はもっと他にある…………………それを理解していないのなら過ちも繰り返すわけだ』

一瞬怒りを見せ評議院をあざ笑う

「だがゴジラを倒すために『必要ない………そんな物必要ない』くっ………どうやらゴジラよりも君達のほうが危険度の優先順位が高そうだな………さてと、ではエルザまたな………」

「っまて‼︎」

レギュラス達の危険度を改めたジークレインの思念体は消えた

『チッ!………すまない……もう体を返すぞ』

セレンもレギュラスに主導権を返す

「さて、行こうか?」

唖然とした二人をおいてレギュラスは扉に向かって歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これより魔導裁判を開廷する。今裁判は特例によりレギュラス・ブラック並びにエルザ・スカーレットの両2名の裁判を同時に行う」

 

裁判の開廷の合図がかかる。

 

レギュラスとエルザは証言台に並び裁判長を見上げる。

「ん?」

突然レギュラスが首を傾げ急に濃い殺気のオーラが放たれる。

その禍々しいまでの殺気は法廷全てを包み込み。ありとあらゆるものに恐怖感を与える

「おい!レギュラス・ブラック‼︎殺気を抑えろっ‼︎」

裁判官がレギュラスに命令するもギロリとその裁判官はレギュラスに睨みつけられ泡を吹いて失神してしまった

「なっ!おい、レギュラス一体どうしたって言うんだ?」

エルザは裁判官が気絶したことに驚きながらも小声でレギュラスに殺気の理由を聞くが、レギュラスは黙ったまま一人の議員を睨む。その人を目の力だけで呪い殺すような視線に睨まれた議員の周りは後ずさる。その中ヤジマだけは何かあるとレギュラスではなくその睨まれた議員を見ていた。

「レギュラス君、殺気を抑えてくれないかな?先に進めないんだが」

そこで口を開いたのはジークレインだった。

レギュラスはジークレインを一目みると何事もなかったように殺気を引っ込めた。

「続けろ…………」

「議長……大丈夫ですか?さて、裁判長続けてください」

ジークレインに進めろと言われる裁判長だが少々怯え気味な声で裁判を進める。

エルザの罪状が告げられる中突然後ろの壁が吹き飛ぶ

「なっ⁈」

「……………」

「俺が鎧の魔導士だぁぁぁ‼︎捕まえられるもんなら捕まえてみやがれぇぇぇ‼︎」

自分がエルザだと名乗り出てくるナツが破壊された壁からやって来た。

「やりすぎだよ………」

さっきまで殺気を放っていたレギュラスもこのナツの行動で気が抜けていた。

「…………はぁ………3人とも牢へ……疲れた……」

裁判長はナツの行動に呆れ法廷から出ていってしまった。

「なんというか…………」

「これがナツ・ドラグニルという男だ」

エルザの言葉にレギュラスは納得するしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全く…お前があんな気を起こさなければ今日中には帰れたのだ。レギュラスは知らないがな」

「まあ、俺もエルザとは別件だけど用が済み次第帰れたんだけど………」

「えっ?」

「だからさ、これは儀式だったんだよ」

「儀式?意味わかんね〜」

「まあ、秩序を守る評議院の姿勢を見せるためのな。有罪だが罰はない。本当に形式だけだったのだ……なのにお前は…」

「すまねぇ………」

「まあ、嬉しかったぞ」

エルザの笑顔がレギュラスにチラッと見えた。

「普通に笑えるようになったんだね…………」

レギュラスは一人楽園の塔で過ごしたあまり笑わなく思いつめた表情をよくしていたエルザを思い出し自身の心層世界へと潜り込んだ。

 

『それにしても、アイツ………』

「うん……あの議長の席に座っていた奴だね」

『確かにあの時の臭いはアドノア島で嗅いだ事のある臭いだ』

「その他にもあの闇ギルドの連中の臭いと同じ臭いも感じた………」

『まさかとは思うが、議長が闇ギルドの一員の可能性があるっていうことか………そうなると評議院は誰も信じられないな………』

「いや、一人だけ信じてもいい人間がいた。左側に座っていたコック帽をかぶっていた老人。あの時周りは俺を見ていたがアイツだけあの議長を睨みつけていた。」

『相当なキレものか、おそらくは奴らのグルかどっちかだな……』

「どちらにせよ、俺たちの敵なら排除するだけだ」

 

この時レギュラス達の評議院への警戒はさらに高まるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ!シャバの空気はうめぇっ!」

大きく欠伸するナツを横目でみるレギュラスとエルザ、三人は評議院から解放されギルドへの帰路を辿っていた。

「………なあ、エルザ」

「なんだ?」

「あのコック帽をかぶった老人は知り合いか?」

「ああ、ヤジマさんの事か、あの人は昔からフェアリーテイルの弁護をしてくれている」

「そっか………」

「ヤジマさんがどうかしたのか?」

「いや、何でもない」

 

『これで、奴が闇ギルドと繋がる線は薄れたな。まあ、少しは信用出来るだろう』

「そうだね………」

 

暫く歩き市場に入ると

「あっ!レギュラス!エルザ!それにナツも‼︎」

「ミラ⁈」

バスケットに色々と買いだめをしているミラと出くわした。

「ミラは何をしているんだ?」

「ああ、ゴタゴタが続いてレギュラスの歓迎会やってないじゃない?その歓迎会の準備の食材と、あとは普通の時に使う調味料の調達かな」

もうすでにパンなどかなりバスケットの中には詰まっていた。

「ミラ、持とう……」

「えっ?いいのに、レギュラス本人の歓迎会なのに準備までレギュラスに手伝わせる訳には行かないわよ」

「いや、マスターも言っていた。ギルドメンバーは家族同然だって、だから俺がミラを助けるのにダメなことがあるのか?」

そこまで言われてしまうと逆にミラは困ってしまい、エルザに助けを求めるが首を振られ仕方なく

「じゃあこのバスケットとこのお肉を持ってね。あと、バスケットの中には卵が入っているから割らないでね」

「あ、ああ……意外と重いな………」

それからレギュラスはエルザ達を先に帰らせてミラの買い物に付き合ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ミラとの絡みが…………


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 ~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。