スケベ過ぎる変態呪術師 呪術廻戦ER0 (スピリタス3世)
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第一章 京都高専入学編
第一話 変態呪術師・源透


  side 新田新

 

 さぁ、今日から呪術高専の1年や!聞いた話やと、僕以外の同級生が1人おるらしい。どんな奴か、楽しみやな〜!

 

新田新「おはようございます!」

 

 そんなことを考えながら、教室のドアを開けると…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

源透「うひょ〜!このグラドル、めっちゃいいケツしてんな〜!名前なんて言うんだろ?」

 

 1人の男がエロ本を読んでた。

 

新「あっ、間違えました。失礼します。」

透「ちょい待ちちょい待ち‼︎お前、絶対俺のこと勘違いしてるでしょ⁉︎」

新「勘違いしてへんで。お前が変態ってことやろ?」

 

 目の前の男が変態という事実。これだけは変えられへんやろ。

 

透「俺はケツ派じゃなくて胸派だ‼︎」

新「どうでもええわ‼︎」

 

 訂正するとこちゃうやろ。やっぱりこの男は真性の変態らしい。

 

 

 

 ちなみにこの男は高専の制服を着ている。それはすなわち、コイツがもう1人の同級生っちゅうことや。変態と2人っきりとか、なんか嫌やなぁ。まぁしゃあないか‼︎

 

透「俺は京都高専1年、源透(みなもとのとおる)。好きなAV女優は深田えいみ、好きな体位は騎乗位、そして好きな部位はおっぱいだ!よろしく‼︎」

新「京都高専1年、新田新。よろしく!」

透「ちなみにどんな女がタイプなの?男でもいいぜ!」

新「ないわ、そんなん!」

 

 ということで、僕の高専生活は変態との出会いで幕を開けた。

 

 

 

 

 しばらく普通に雑談してたんやが、

 

透「暇だな。」

新「せやな。」

透「先生、いつになったら来るんだ?」

新「知らん。」

 

 担任の先生が全然()えへん。どうなっとるんや?

 

透「女とヤってるんじゃね?」

新「教育者がそれはあかんやろ。」

透「だよな。羨ましすぎるし。」

新「そういう問題ちゃうやろ‼︎」

 

 コイツはアホやなぁ。そんなことを思ってると、

 

透「ところで、一緒にスマホでAV観る?」

 

 透が話題を変えた。

 

新「観ないよ。」

透「興味ないんか?」

新「な、無いわ!///」

 

 いや、本当のこと言うと、僕も男やからあるにはあるんやが………言うの恥ずいから嘘つくわ‼︎

 

透「嘘つけ。顔に素人モノが好きって書いてるぞ。」

新「適当なこと言うな。」

透「なら魔法の鏡車?」

新「マジックミラー号をカッコよく言うなや!」

透「やっぱ興味あるじゃねーか‼︎」

新「くそっ‼︎///」

 

 ニヤけながら知った口を聞きやがって‼︎コイツめっちゃムカつくなぁ‼︎いっぺんしばいたろか…………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明「皆、大変っス‼︎」

 

 なんや⁉︎先生やなくて姉ちゃんが勢いよく入ってきたやと⁉︎

 

新「姉ちゃん、どしたの?」

明「担任の竹村先生が任務から帰って来ないっス‼︎そこで君たちにも任務に行って欲しいっス‼︎特に源君‼︎」

 

 入学早々いきなり任務⁉︎しかも先生が行方不明になるレベルの………そんなん無理やろ………

 

透「分かりました!」

 

 嘘やろ?コイツどんだけ自信満々やねん………。今からすることの怖さが分かってないんか?

 

透「その代わり、帰ったら俺とデートしましょう。

明「却下。」

透「なんでだぁぁぁぁぁぁ⁉︎」

 

 馬鹿やから分からんのかもしれんな。

 

明「というかふざけてる場合じゃないっス‼︎早く行くっス‼︎」

透「ほ〜い!」

新「分かったよ………」

 

 ということで、僕は入学早々任務へと向かった。

 

 

 

 目的地へと着くと、

 

透「あ^〜、どこかにエッチなお姉さんいねぇかなぁ〜?」

 

 透は早速ふざけだした。

 

新「なっ、何をふざけたこと言っとるんや⁉︎先生が行方不明なんやで⁉︎」

透「そりゃ呪術師やってりゃ死は身近でしょ。」

新「って言うても………」

 

 なんでコイツはこんな気楽に居られるんや?怖くないんか?

 

透「おっ!そんなこと言ってたら、呪霊が出てきたぜ!」

 

 ってホンマに⁉︎そんな軽く言うことちゃうやろ⁉︎

 

 

 

 そう思って前を見ると、

 

呪霊「どぉぉぉぉぉぉ‼︎」

 

 ホンマに居てはる‼︎しかもヤバいわ‼︎明らかに強そうやん‼︎

 

透「おお!こりゃ1級くらいだね〜!」

 

 はぁ⁉︎いきなり1級⁉︎そんなん無理やろ‼︎なんでコイツはこんなに余裕なんや⁉︎

 

透「んじゃ、新は下がってて!」

新「わ、分かった………」

 

 言うことに従いつつ、

 

新「でも怪我したら、僕の術式でなんとかするわ!一応手で触れば、怪我の状態を維持できるで!出血も止められる!」

透「ほ〜い!」

 

 いざというときに備える。術式開示もして。

 

透「そんじゃあ、いくか!」

 

 そして、透の戦いが幕を開けた…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透『普段下ネタでからかって余裕ぶってるギャルが、いざ本番になったときに恥じらい出すの最高‼︎』

 

 コイツはでっかい声で何を言っとるんや⁉︎

 

 あと、猥談言った時に衝撃波出てたし‼︎なんなんあれ⁉︎

 

呪霊「ぎゃぁぁぁぁぁ‼︎」バーン

 

 そして1級呪霊がそれを喰らって死んだ⁉︎つっよ‼︎

 

新「なんなんあれ⁉︎意味分からん‼︎」

透「おっと、新は見るの初めてだったね!それじゃあ説明しよう‼︎」

 

 とりあえず、コイツの術式を知るとするか………

 

透「俺の家、源家は狗巻家と並ぶ呪言師の家系でな………」

 

 だから言葉で攻撃してたのか………

 

透「エッチな言葉………いわゆる猥談を武器とする家系なんだぜ‼︎」

 

 頭おかしいんか?そんなん先祖代々伝えんなや!

 

透「ちなみに攻撃の猥談には、己の性欲を呪力に変換して混ぜる。」

新「混ぜる必要あるんか?」

透「雑談の猥談と区別しないと、友達と猥談してるときに相手を攻撃しちゃうでしょ?」

新「なるほど………」

 

 精神的には攻撃されとるがな。

 

透「ということで………聞いてた、そこの呪霊さん?」

呪霊「ぎぃぃぃぃ!」

 

 嘘やろ、もう一体居たんか………?全然気づかんかった………。それをさっきからコイツは気づいてた………だからこのタイミングで術式開示したんか………

 

透『女の子が前屈みになった時に見えるおっぱい‼︎』*1

呪霊「ぎぃぃぃぃ!」バーン

 

 この呪霊も、恐らく1級。コイツ、強さだけは確かやな………

 

透「よしっ、帳が上がった!」

新「そ、そうやな!」

透「それじゃあ風俗行こうぜ‼︎」

新「行けるか、アホ‼︎」

透「えっ、お前インポなの?」

新「そっちのイくちゃうわ‼︎」

 

 変態やけど。

 

 

 

 こうして、僕らの初任務はたったの5分で幕を閉じた。あと竹村先生は任務サボってパチンコに行ってただけやった。心配して損やったわ。まあ、竹村先生はそのせいで高専をクビになったけど。

 

 

 

 

 高専に帰ると、

 

透「新、見て見て‼︎あそこにめっちゃエッチな先輩いる‼︎」

 

 透は深緑髪の女の先輩と、水色髪の女の先輩を指差して興奮し始めた。

 

 そして、

 

東堂「お前らが新しい1年か。どんな女がタイプだ?」

 

 違う意味でエッチな男の先輩が話しかけてきた。

*1
攻撃の猥談時は『』のカッコを使います。




オリ主のステータスです。元ネタは源氏物語の主人公として有力視されてる、源融(みなもとのとおる)です。

・源透(みなもとのとおる)
性別  男
身長  170cm
出身  宮城・仙台
声   下野紘のイメージ
年齢  15歳(第一話時点)
誕生日 11月1日
階級  1級呪術師
術式  猥談術式など
趣味  AV鑑賞
気にしてること 自分が童貞なこと


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第二話 どんな女がタイプだ?

  side 新

 

 僕たちは、

 

東堂「お前らが新しい1年か。どんな女がタイプだ?」

 

 違う意味でエッチな男の先輩に話しかけられた。

 

透「バストが80〜110cm希望、おっぱいは柔らかめで、あと胸の先端径は1cm程度であるといいです‼︎」

東堂「素晴らしい性癖だ‼︎お前と俺は今日から親友だな!」

透「マジっすか⁉︎ありがとうございます!」

 

 どうやら透は変態同士仲良くなったようや。ほんなら俺は退散するかぁ………

 

透・東堂「「で、お前は?」」

 

 出来んかった。

 

新「すいません、用事があるんで失礼します。」

透「AV買いに行くんでしょ?俺も連れてってよ‼︎」

新「ちゃうわ‼︎」

 

 コイツの頭ん中はエロしか無いんか?

 

東堂「つまらないなぁ、お前。俺はつまらん奴が大嫌いだ‼︎」

 

 変態先輩には嫌われたし!まあええか!変態に好かれてもええことないやろ…………

 

透「違うんすよ、先輩‼︎コイツは………」

 

 いや、庇わんでええ。僕は変態の仲間になる気は……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「車の中で温泉モノを調べてました‼︎」

新「は?」

 

 なんで知っとるんや?お前が寝てる隙を見計らって調べたのに。

 

透「俺が寝てると思ったでしょ?ざ〜んねん!寝たフリして性癖を探ってました〜‼︎」

 

 コイツマジでムカつく………

 

東堂「なんだ、いい性癖を持ってるじゃないか‼︎どうやら俺とお前も親友のようだな。」

 

 変態先輩には勝手に同類扱いされるし…………もう怒ったで‼︎

 

新「よくもズケズケと人の性癖をぶちまけやがって………」

透「でもおかげで先輩と仲良くなれたじゃん!」

新「アホがぁ、一生45れない身体にしてやる‼︎」

透「な、なんて残酷なことをしてくれるんだ⁉︎」

 

 僕の術式は呪力を込めて手で触れた部位を固定する術式。基本は怪我の現状維持だけど、別の使い道だってある。ここで奴の手を固定すれば、股間に手が伸びることは無くなるやろ‼︎

 

透「それなら俺の猥談で理解(わか)らせねえとなぁ⁉︎」

新「やれるもんならやってみろや‼︎」

 

 こうして僕たちは喧嘩を始め………

 

東堂「待てお前ら。」

 

 ようとしたら、先輩に止められてもうた。

 

透・新「「何故です?」」

 

 流石に先輩として、喧嘩を止めに入ったんか?

 

東堂「この前高田ちゃんが言ってたんだ。喧嘩を止めれる人はカッコいいって!」

 

 ただのバカやった。

 

 というか高田ちゃんって誰や?コイツの彼女か?

 

透「俺高田ちゃん知ってますよ‼︎」

東堂「なんだと⁉︎お前も高田ちゃんの良さが分かるのか⁉︎」

透「はい‼︎」

 

 お前も知っとるんかい‼︎テレビとかで観たアイドルなんかな?

 

透「前おかず探してた時に見つけたんで‼︎」

 

 思ったよりも最低な理由やった。

 

東堂「高田ちゃんで致しただと………?」

透「もちろん‼︎新もあるよな?」

新「無いわ‼︎」

 

 頼むから、変態同士で仲良うやってくれ。僕に話しかけんでくれ……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東堂「高田ちゃんを性的な目で見る愚行。例え世界が許しても、この東堂葵だけは許さない‼︎」

 

 嘘やろ⁉︎なんでコイツキレとんねん⁉︎

 

透「へっ?い、いや、アイドルってそういう目で見るもんじゃ………?」

 

 透もキョトンとしてるし………

 

東堂「高田ちゃんはもっと高次の存在なんだ‼︎そんな俗的なことの話題に挙げるな‼︎」

透「マジっすか………」

 

 高田ってどうやらこの人にとっては神か何からしい。知らんけど。

 

透「まあ、俺とアンタじゃ価値基準が違うってことが分かりましたね………」

東堂「そうだな。」

透「でも、俺は如何なる理由があろうとも………高田ちゃんで45る‼︎」

 

 なんの宣言やねん。

 

東堂「致すなら殺す。」

 

 勝手に戦え。

 

 こうして僕は、変態同士の喧嘩を無視して教室へと戻った。

 

 

 

 

  side 透

 

 さて、東堂先輩だけど………さっきの1級っぽい呪霊2体分より強いな。こりゃ、大変な戦い(わいだん)になるぞ‼︎

 

東堂「オラァ‼︎」

 

 おっと、いきなり距離を詰めて殴り来たか‼︎ならば………っ‼︎

 

透『高田ちゃんの尻に物理的に敷かれたい‼︎』

 

 猥談‼︎

 

 さて、どのくらい効くか………って居ない?

 

東堂「甘いな。」

 

 くそっ、下から出てきた‼︎俺の猥談をしゃがんで避けたのか⁉︎とりあえずバックステップで避ける‼︎

 

透『高田ちゃんはへそも綺麗だ‼︎』

 

 そして猥談をぶつける‼︎

 

東堂「お前は全然分かってない‼︎」

 

 これも左へ飛んで避けるか‼︎ならば………っ‼︎

 

透『若めに見える年増の女の人が、若く見えようと振る舞う姿………』

東堂「そんなもの、すぐに避けられる‼︎」

 

 猥談を言ったかのようにみせ、敢えて避けさせたところで………

 

透『そう、まるで高田ちゃん‼︎』ドン

 

 避けた先に猥談の続きをぶちまける‼︎鈍い音と共に猥談が東堂先輩にぶつかる。

 

東堂「やるなぁ、お前………っ‼︎」

 

 ちょっとは痛そうにしてるものの、全然ピンピンしてる東堂先輩。流石だ。

 

東堂「だが………これに耐えられるか?」

 

 そして拳を握りしめ、一気に踏み込んでくる‼︎ならばこちらも猥談を…………

 

透「ぐわっ………!」ベゴッ

 

 って喰らった‼︎力強っ‼︎

 

 くそっ、この人、さっきよりスピードを上げてきたな‼︎ならばこちらは………猥談のレベルを上げるまで‼︎

 

透『サンタコスした高田ちゃんを上から観測し、高田山脈の有様をこの目に焼き付けたい‼︎』

東堂「ギアを上げてきたか………っ‼︎」

 

 攻撃の猥談では性欲を呪力に変換する。つまりより多くの性欲を猥談に込めた方が強くなる。猥談のレベルとは即ち、その猥談に対してどの程度ムラムラ出来るか、ということだ‼︎

 

 そして、俺は女の子の中でもおっぱいが一番大好き‼︎だから一番攻撃力が高いのは、おっぱいだ‼︎

 

東堂「さっきから高田ちゃんの話ばかり………もしや縛りか⁉︎」

透「正解‼︎猥談の範囲を限定する縛りです‼︎」

 

 ちなみにこれは猥談の対象だけでなく、性癖なども含まれる。範囲が狭ければ狭いほど強い。逆に、範囲外の猥談を言った瞬間、急激に威力が弱くなる。

 

 あと、縛りはこれだけじゃない。現に俺はもう一つの縛りを行なっている‼︎俺の術式は性欲を呪力に変換する………それ即ち、性欲が強ければ強いほどいい。そして、己の性欲を高める方法といえば………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透『高田ちゃんが陥没乳首を気にしているといい‼︎』ドゴォ

東堂「ぐおっ‼︎」ドゴォ

 

 オナ禁だ。45らない縛りってヤツだね!ちなみに今日で5日目だよ!

 

透「ぐほっ………!」バタン

東堂「高田………ちゃん!」バタン

 

 こうして俺と東堂先輩は相討ちになって倒れたのだった。

 

 

 

 

  side 新

 

 一応自己紹介とのことで、他の先輩と一緒に変態共が倒れとる現場に戻ってきた。ちなみに他の先輩とは既に挨拶済みや。西宮先輩だけ不在でまだやけど。

 

のりとし「何だこれは………?」

真依「ど〜せまた東堂が暴れたんでしょ?」

新「そう………ですね。」

三輪「でしょうね………アハハ……」

 

 先輩方が皆ドン引いとった。やっぱこの東堂先輩は変人として有名なんやな。

 

メカ丸「アノ1年が可哀想だナ。」

 

 おっと、それだけは訂正せなあかんわ。

 

新「いや、それは無いです。」

三輪「ど、どういう事です……?」

新「コイツも変態なんで。」

のりとし「なるほど………」

真依「つまりは2人目の東堂ね。」

新「はいっ!」

真依・のりとし・メカ丸「「「ええ………」」」

 

 これでええやろ!

 

 

 

 そんなことを思っとると、

 

透「いっけな〜い!あの深緑髪と水色髪のエッチな先輩たちに挨拶しないと‼︎」

 

 変態が目覚めた。

 

三輪・真依「「えっ………?」」

メカ丸「コロス…………」

 

 まあここは、透に現状を教えるか。

 

新「挨拶なら代わりにしといたで、透。」

透「なんて?」

新「真性の変態って。」

透「それはいけないな!俺はただの可愛らしい男の子だと訂正しない………とっ?」

三輪・真依「「…………」」

 

 ほら、周りを見てみ?君の言ってた女の先輩が思いっきり聞いとるで。

 

透「失礼しました。わたくし1年の源透と申します。女性にはとても優しい、世界一紳士な男だと自負しておりますので、何卒よろしくお願いします。

真依「キッショ。」

三輪「あははは……よ、よろしく!」

透「あぁぁぁぁぁぁあ‼︎第一印象最悪だぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 冷めた目線を送る真依先輩と、困った顔してなんとか笑おうとする三輪先輩。僕からの、ちょっとした仕返しや‼︎

 

のりとし「凄い………1年だな………」

メカ丸「東堂ヨリ酷い………ナ。」

 

 ちなみに加茂先輩とメカ丸先輩もドン引きしてはる。

 

 

 

 そんなことを思ってると…………、

 

西宮「皆、お待たせ〜‼︎」

透「へっ⁉︎///」

 

 唯一居なかった先輩がやってきはった。もしやあの人が西宮先輩か?




東堂は皆が見てること(実際最初は真依三輪から見える位置にいた)を考慮し、ブギウギを使ってません。

あと、原作だと天然チックな新田新。本作だと透がボケすぎてツッコまざるを得なくなってます。


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第三話 透と桃

  side 新

 

 西宮先輩と思われる人が遅れてやってきはった。

 

真依「ねえ桃、この1年変態だから気をつけて。」

西宮「変態…………」

 

 当然ドン引きする。そして透の顔を見て………

 

西宮「ってなるほどねぇ〜♪透君かぁ〜♪」

 

 ん?透の顔を見た瞬間笑顔になったんやが?

 

のりとし「なんだ西宮?彼を知っているのか?」

西宮「もちろん!私の幼馴染だよ!」

 

 なんと!これは意外な繋がりやな〜。

 

東堂「コイツは俺の宿敵だ。」

西宮「あっそう。それはどうでもいい。」

 

 あと、東堂先輩起きてたのか。

 

 

 

 

 

 それにしても…………

 

新「えらい静かやな〜、透?どないしたん?」

透「い、いや………///」

 

 さっきから、いつもはうっさいはずの透が全く喋らん。西宮先輩と何かあったんか?ずっと下向いてるし………

 

西宮「で、さっきから下向いてる透君♪どうしたのかな?」

透「な、なんでもない………///」

西宮「好きな女の子に迫られて、照れちゃったのかな♪」

真依・三輪・のりとし・メカ丸・新「「「「「⁉︎」」」」」

 

 嘘やろ⁉︎コイツ西宮先輩のことが好きなんか⁉︎確かに顔が赤いけど………

 

透「そそそそ、そんなわけないでしょ〜‼︎だ、だってコイツ胸無いし‼︎あ、新なら知ってるでしょ‼︎俺の性癖‼︎」

 

 もちろん知ってる!

 

新「西宮先輩みたいな人がタイプ言うとったな!」

透「嘘つくな‼︎俺が好きなのはおっぱいだ‼︎こここ、こんな無い奴となんか………っ‼︎///」

西宮「その胸無い人に迫られて顔真っ赤なのは誰かな〜?」

透「う、うるさい‼︎///」

 

 ホンマや、マジで照れてる!コイツにも可愛いとこあるんやな〜!

 

新「スケベな照れ屋さんやな〜♪」

真依「アンタ、意外と面白いわね♪」

三輪「2人の恋仲、応援しますよ!」

のりとし「私も応援しよう。」

メカ丸「頑張レ!」*1

透「うるさいですよ‼︎///」

西宮「ありがと〜♪」

透「お、お前は調子乗んな‼︎///」

 

 出会った時からからかわれっぱなしやったから、ちょっとスッキリした。あと普通に西宮先輩と幸せになって欲しいわ!

 

東堂「お前、性癖開示の時嘘ついたんか………?」

透「嘘ではありません‼︎証拠に俺の部屋の中を見せましょう‼︎」

東堂「分かった。そこでお前を判断しよう。」

透「はいっ!」

 

 若干東堂先輩だけ不満気やったが。

 

 

 こうして僕は透の新な一面を見ることが出来た。

 

 

 

 

  side 透

 

 東堂先輩をなんとか説得した後、俺は部屋で悶々としていた。

 

透「ももも、桃ちゃんは好きとかそういうんじゃね〜し‼︎///」

 

 桃ちゃんは、そ、その、小さい頃から遊んでた、お姉ちゃんみたいなもんだし‼︎なんならチビで童顔だから妹みたいなもんだし‼︎胸ないから違うし‼︎

 

 くそっ、新も俺のことからかいやがって‼︎もう怒ったかんな‼︎

 

透「よしっ、今日は巨乳で45るぞ‼︎」

 

 こうして俺はおかずを求めてネットの海へと飛び込んだ。

 

 

 

 

 

  side 西宮

 

 女子会なう‼︎

 

三輪「桃先輩‼︎源君と付き合ってるんですか⁉︎」

西宮「いや、まだだけど〜♪」

三輪「それじゃあ今は?」

西宮「両片想い、ってヤツかな〜♪」

 

 私の好きな透君が京都高専にやってきた。それだけでめっちゃテンション上がるぅ‼︎にひぃぃぃ‼︎*2

 

真依「桃、あの変態のどこがいいの?」

三輪「変態って………」

 

 まあ、特に真依ちゃんは気になるよね〜。禪院家での扱いがそういう面で酷かったし。ここは私が透君の評価を上げとくか!

 

西宮「確かに透君は変態だけど、仲間想いの熱い子だよ!」

真依「そう見えないけど………」

西宮「あとは弟みたいな感じで可愛い!」

真依「そりゃ桃には照れてるからそう感じるでしょ。」

三輪「でも後輩感はめちゃくちゃありますね!」

 

 なんか見てると、つい姉っぽくカッコつけたくなるんだよね。実際私の方が2つ歳上だし。カッコいいところもあるけど。それと………

 

西宮「あと、実はムキムキ‼︎」

 

 やっぱり筋肉だよ‼︎

 

真依・三輪「「それかぁ。」」

西宮「反応うっす。」

 

 この2人の分かってましたよ、的な顔。そんな私分かりやすいかな?まあいいや!これからも透君をからかってやろう♪

 

 

 

 

 

  side 透

 

 45り終わった。巨乳で。5日分。めっちゃスッキリした‼︎さてと、寝ますか………

 

窓「………」ドンドン

 

 誰だ、俺の部屋の窓をノックしたのは?

 

透「はいっ!女の子大好き、源透です‼︎」

西宮「ど〜も!お姉ちゃんだよ〜♪」

 

 も、桃ちゃんだった…………

 

透「お、お前はお姉ちゃんじゃないだろ‼︎///」

西宮「まあね〜。」

透「どっちかというと妹………///」

西宮「ほうほう。ではその妹相手に照れてるのは誰かな〜♪」

透「ててててて、照れてないし‼︎///」

西宮「まあ、そういうことにしといてあげる♪」

 

 色んな人が『俺は桃ちゃんが好き』って言うけど、ちちち違うからな‼︎勘違いするなよ‼︎

 

 

 

 

 翌日、教室で新と、

 

新「新担任は誰やろ?」

透「エッチなお姉さんがいいな〜♪」

新「アホか!」

 

 新担任を待ってると、

 

五条「ハロー、エブリワン‼︎」

 

 胡散臭いバカ目隠しが現れた。呪術界では有名な最強呪術師、五条悟だ。

 

透「ハロー………ってマジっすか⁉︎」

新「まさかそんな大物が………」

 

 まさかの新担任に、俺たちはめっちゃビックリしてる。

 

五条「ちなみに担任は僕じゃないよ。」

 

 違うんかい‼︎

 

五条「今日は君たちに任務の話をしに来たのさ!」

 

 2日連続仕事の話か!全く、呪術師はブラックだな‼︎

 

五条「神戸市内にある三宮駅で、『次々と人がホームに飛び込んで亡くなってる』という話があってね。その数があまりにも多いものだから、君たちに白羽の矢が立ったのさ!」

 

 場所は神戸の中心駅、三宮。つまりはお洒落な街、エッチなお姉さんがいっぱいいる街だ‼︎ふぉぉぉぉぉぉぉ‼︎楽しみだぜぇぇぇぇ‼︎

*1
作者「お前もな。」

*2
作者「上がりすぎてキャラぶっ壊れてるけど許して♪元々マッチョ相手によだれ垂らす女やし!」




西宮のテンション高くて自分でもビビってます。

次回から神戸三宮編、開幕‼︎お楽しみに‼︎


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第二章 神戸三宮編
第四話 幾千万もの低級呪霊


タイトルをちょっとだけ変えました。映画の呪術廻戦0になぞらえて、呪術廻戦ER0です。


  side 新

 

 僕らは神戸に向かうのに、電車………

 

五条「僕のが早いから、掴まって‼︎」

透・新「「ホンマに⁉︎」」

 

 やなくて五条先生に掴まって向かった。

 

 

 

 そしてまさかの1分ちょいで着いた。新幹線より速いやん‼︎

 

五条「到着‼︎ここが三宮駅だ‼︎」

 

 そしてたどり着いた三宮駅。駅の外は大量の人で賑わっとった。

 

透「うひょ〜‼︎なんか皆お洒落………って言うほどでもないな。」

 

 ちなみに人々の服は特に京都と変わらん感じ。まあ普通そうか。

 

透「そうだ新、ナンパしようぜ‼︎」

 

 コイツアホちゃうか?

 

新「透、自分マジで何しにここに来たんや、神戸によぉ?」

透「俺は………女の子と関わりたい。女の子に必要とされて、Hしていいって………自信が欲しいんだ‼︎」

新「帰れ。」

透「嫌だ‼︎」

 

 その真っ直ぐな気持ち、是非とも西宮先輩に向けて欲しいわ。

 

 

 

 そんなことを思いながら、

 

五条「それじゃあ、駅構内に入るよ!」

透・新「「はいっ!」」

 

 僕らは駅(JR)に入った。

 

 

 

 

 改札を抜けて、ホームに来ると…………

 

新「うっわ……………」

 

 そこには呪霊が大量に居った。一応立ち入り禁止処置*1を施してもらってるから、人は誰も居ないけど………

 

五条「電車の駅は自殺の名所でもあるからね。神戸という都会とあれば尚更。」

透・新「「なるほど………」」

五条「あとは、電車の中から降りてきた痴漢の呪いとか!」

 

 なるほど………

 

新「それ(コイツ)ちゃいます?」

透「違えよ‼︎」

 

 ホンマかいな?

 

透「俺は堂々と、『触らせて下さい!』って言うもん‼︎」

新「それも痴漢や!」

透「マジで⁉︎」

五条「痴漢はしちゃダメだよ〜!」*2

透「はい…………」

 

 コイツがいつか捕まったら、『絶対やると思ってました。』って言ったろ。

 

 そんなことを思ってると、

 

五条「それじゃあ帳を下ろすから、後は頑張ってね〜!」

透「は〜い!」

 

 いよいよ僕らの戦いが幕を開けた。

 

 

 

 

 さてと、この呪霊の量………恐らく1000体近くおるやろ………コイツらが乗客を線路に突き落としてたのか………

 

新「とりま僕が1・2番線やるわ!3・4番線はよろしく!」

透「ほ〜い!」

 

 半分ずつやって対応せんと!

 

 

 

 

  side 透

 

 さてと………ここは電車・駅縛りでいくか‼︎

 

透『電車の中で女の子から痴漢されたい‼︎』

呪霊×17「ギャァァァァァ‼︎」バーン

 

 これはまあ定番だよね!

 

透『満員電車の中、間違えてお姉さんのお尻に手が当たる‼︎そしてそのお姉さんから、「仕返しだよっ♪」って言われてお尻を触られたい‼︎』

呪霊×28「ぎゃぁぁぁぁ‼︎」バーン

 

 満員電車は、やはり色々と捗る‼︎

 

呪霊×187「「「おおおおお‼︎」」」

 

 後ろから気配がする‼︎ならば………っ!

 

透『電車の中で女の子に後ろからキンタマ掴まれたい‼︎』

呪霊×24「「「ぎゃぁァァァァァ‼︎」」」バーン

 

 後ろから痴漢されるシチュで‼︎

 

 

 

 しっかし、それにしても数が多いな。一体一体は4級レベルだが、これだけ多いとキリがない‼︎

 

 しかも俺は昨日45った。つまり性欲のストックがあまり無い‼︎

 

新「何体おんねん‼︎ええ加減にせえ‼︎」

 

 向かいのホーム(1・2番線)では新が大暴れしている。アイツは呪霊の足を自分の術式で固定して動けなくし、その後殴り倒している。次々と呪霊からの色んな攻撃を避け倒していく身のこなしはかなりのものだ。俺は回避全振りのだから、殴り合いではアイツに勝てないだろう。

 

透『電車の椅子になって女の子に座られたい‼︎』

呪霊×14「ぎゃぁぁぁぁぁ‼︎」バーン

透『電車の中で漏らした女の子の聖水を飲みたい‼︎』

呪霊×10「いゃぁぁぁぁぁ‼︎」バーン

 

 次々と湧く呪霊。あぁ、これが女の子だったらいいのにな………ついでにおっぱい大きめで。

 

 

 

 

 その後どのくらいだろうか………恐らく2時間近くは呪霊を倒した。でも全然減ってる感じがしない。

 

新「はぁっ………はぁっ………」

 

 新も疲れ始めている。ここは一旦アイツを休ませるか!

 

透「新、改札階に降りて休憩‼︎一旦俺がやる‼︎」

新「頼んだ……で!」

 

 新が改札階に降りる。幸い改札階には呪霊が居ない。あくまでホームに多いのだ。流石に2000体近くは多すぎるけど。

 

 さてと、新が居なくなったのなら………あれが使える‼︎

 

透「出でよ、1級呪具・エチエチメガホン‼︎」

 

 こうして俺は呪具入れの中からメガホンを取り出した。見た目は普通。だけど側面に源家の淫紋が入っている‼︎

 

透「このメガホンを通して、俺の猥談を拡散する‼︎」

呪霊×沢山「どおぉぉぉぉぉ‼︎」

 

 さぁて、コイツの力を存分に発揮してやる‼︎

 

透(メガホン)『駅員さんのピチピチスーツ‼︎』

呪霊×942「「「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」」」バーン

 

 猥談を駅の前ホーム上に拡散する。これで一気に仕留めたぜ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

呪霊×942「「「「「どぉぉぉぉ‼︎」」」」」

 

 は?倒した数と同じくらい、新しく呪霊が生まれたんだけど⁉︎

 

透(メガホン)『夜行列車で自分の部屋に女の子を連れ込みたい‼︎』

呪霊×942「「「「「どぉぉぉぉ‼︎」」」」」バーン

呪霊×942「「「「「どぉぉぉぉ‼︎」」」」」

 

 まただ。倒しても倒しても呪霊が発生する。どういうことだ?

 

メガホン「………」シナシナ

 

 エチエチメガホンが萎えて使えなくなった。こうなったらこれはしばらく使えない。ちょっとマズいな!

 

 

 

 そんなことを思ってると、

 

新「透………改札階に降りろ………っ!駅員室に………呪霊を発生させてる親玉が居る………っ‼︎」

 

 この異常事態の原因を新が知らせてくれた。なるほど、そういうことね!だから倒しても倒しても呪霊の数が減らなかったんだ‼︎

 

透「俺のエチエチメガホンを萎えさせやがって………ぶっ倒してやる‼︎」

 

 こうして俺は新と一緒に、親玉を祓いに向かった。

*1
現場検証と称して

*2
作者「お前が言うな。」



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第五話 呪霊を産み出す呪霊

  side 透

 

 俺は新と一緒に駅員室に向かうと…………

 

親玉呪霊「ようやく来たか、呪術師共よ………」

 

 そこには親玉と思われる呪霊がいた。青白い身体に黒い目。いかにも呪霊ですよって見た目の奴だ。

 

 そしてかなり強そう。特級に片足突っ込んでるくらいかな?東堂先輩よりも強そうな感じがする。

 

透「うぃ〜っす!」

新「透、ノリが軽すぎんか……?」

透「まあいいっしょ!んで、アンタが親玉だね?」

親玉呪霊「如何にも。我は駅から生まれた呪い、駅呪(えきじゅ)である。」

 

 マジか…………

 

透「名前安直過ぎない?」

 

 もっといいの無かったのかな?

 

新「何言うてんねん⁉︎」

駅呪「貴様ぁ‼︎我のセンスを侮辱するのか………っ‼︎」

新「呪いをキレさせてどうするのさ⁉︎」

透「まあいいっしょ!」

駅呪「馬鹿にしてくれおって………っ!」

 

 それより、45ってから1日も経ってない状態で対処できる敵じゃ無さそうだな。ここは協力が必要だろう。

 

透「そんじゃあ………祓うぞ、新‼︎」

新「ふっ、あまり期待せんといてくれよ‼︎」

駅呪「若造がぁ、後悔させてやるわ‼︎」

 

 こうして、俺たちと駅呪との戦いが幕を開けた。

 

 

 

 

 まずは相手の術式を見極めるか………

 

駅呪「鉄道術式 大量採用」

呪霊×30「「「どぉぉぉぉぉ‼︎」」」

 

 なるほど、アレで低級呪霊を沢山産み出してたわけだ。低級呪霊たちで盾を作り、自分は後ろへ下がる。なるほど、いい作戦だ‼︎

 

 あと鉄道は鉄道でも鉄道会社かよ。大量採用して使い潰すとか、完全にブラック企業じゃん。だからホームに飛び込んで自殺するんだよ。

 

新「ザコは僕が足止めしたる‼︎地縛呪法 金縛り!」

 

 それはともかく、新がその呪霊たちに手を触れて動けなくしている。コイツは攻撃の都合上、近距離しか無理。だから役割分担として自ら足止めを担ってくれた。それなら遠距離担当の俺がやることは………離れてる親玉に猥談だ‼︎

 

透「新、センキュー!」

新「おおきに!」

駅呪「鉄道術式 定期券」

 

 駅呪が定期券を投げて攻撃してくる。俺はそれを避けつつ、

 

透『田舎のワンマン列車で運転手と2人きり‼︎まさに動くラブホテル‼︎』

駅呪「くそっ‼︎」ドーン

 

 猥談をぶち当てる‼︎流石にこのレベルになると、一発じゃ死なないか。

 

駅呪「鉄道術式 大量採用」

呪霊×275「「「「「どぉぉぉぉ‼︎」」」」」

 

 おっと、今度は大量に増やしたな‼︎

 

メガホン「………」シナシナ

 

 エチエチメガホンはまだ萎えてる。早く復活しろ〜‼︎

 

新「そいつらも僕が相手するで!地縛呪法 金縛り!」

 

 でも新がめちゃくちゃサポートしてくれる。なら俺も頑張らねえと‼︎

 

透『「ちんちん電車」って言う女の子‼︎』

駅呪「そう簡単に……喰らうかっ‼︎」

 

 おっと、避けやがったな‼︎でも俺の猥談はこんなもんじゃねえぞ‼︎

 

透『満員電車でぎゅうぎゅうになったせいで、お姉さんのケツが俺の息子に当たりまくるシチュ‼︎』

駅呪「黙れ、この変態め‼︎鉄道術式 満員呪霊」

呪霊×123in電車「「「「ぎょぉぉぉぉぉ!」」」」

 

 電車に呪霊がギチギチに詰まってる。電車の勢いと、電車が砕けた後の大量の呪霊で潰す気か‼︎ならば!

 

透「よっと!」

 

 ギリギリで避ける………ってマズい‼︎

 

新「何体おんねん‼︎」

 

 新が電車に轢かれる‼︎

 

透「新‼︎」

新「透………なるほど、よう分かったわ!地縛呪法 金縛り‼︎」

呪霊列車「「「「「どぉぉ………」」」」」キーーー!

 

 ってすっご‼︎よく止めたな‼︎

 

透「こりゃ期待しちまうわ!」

新「期待せんといて、って言うたやん!それに、アンタの方が強いやろ!」

透「嘘つけ〜!呪力も性欲も新のが上じゃん!」

新「どっちもちゃうわ‼︎」

 

 それにしても、いい友達を持ったなぁ。コイツと色んな猥談をするためにも…………俺の猥談で早いとこケリをつけないと‼︎

 

駅呪「調子に乗りおって…………殺す‼︎」

透『ヤれるもんならヤってみなよ………』

駅呪「よし分かった………」

 

 そして駅呪がキレる。コイツまあまあ強いくせに、気は短いんだな。あと………

 

透『って電車の中で挑発してきた女の子に痴漢したい‼︎』

駅呪「くそがぁぁぁぁ‼︎」ドーン

 

 猥談の途中だよ‼︎人の話を遮ったらダ〜メ♡

 

 

 

 

 それにしても、存外しぶといなぁ………

 

透・新・駅呪「「「はぁっ………はぁっ………」」」

 

 そろそろ体力が限界かも…………

 

駅呪「愚かな呪術師共よ………呪いの体力は………無限大………故にすぐ………回復する‼︎」

 

 今回の戦いで、長期戦は人間側が不利になると分かった。ならばここから、一気にけりをつける‼︎

 

透「新‼︎」

新「透‼︎」

 

 まずは新と目を合わせる。出会ったばかりだが、既に意思疎通はお手の物だ‼︎

 

新「地縛呪法 金縛り‼︎」

駅呪「貴様はまだ雑魚よのぉ‼︎」

 

 新が固定させに行き、駅呪が回避する。今奴の頭の中は、新のことでいっぱいだろう。なんか恋する乙女みたい………じゃなくて、ここからが俺の出番だ‼︎源家で修行すること15年‼︎幾多のエロを突き詰めた先に辿り着いた、最強の境地をお見せしよう‼︎

 

透「領域展開‼︎」

駅呪「我もやってやろうぞ‼︎」

 

 くそっ、いきなり領域の押し合いになるか‼︎絶対に勝ってやる‼︎なんせ、童貞のまま死んだらごめんだからな‼︎




駅呪の強さは八十八橋に出てきた敵連中3体と同じくらいです。高専入学2日目で当たるレベルにしては、かなり高いですね。

あと新の術式名は効果から考えました。効果自体はファンブックかなんかにあった気がする……?強さは原作でメカ丸の信頼があるレベルなんで、1級の下の方くらいです。透よりは弱いです。


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第六話 天才児二人………ただし変態

  side 透

 

 恐らく特級呪霊である、駅呪との領域展開合戦‼︎

 

透・駅呪「「領域展開‼︎」」

 

 強い方が勝つ‼︎無理矢理押し切ってやる‼︎

 

透「どぉぉぉぉぉ‼︎」

駅呪「あぁぁぁぁぁぁ‼︎」

透「おらぁぁぁぁぁぁ‼︎」

駅呪「若造がぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 マズい、相手の方が強いかも‼︎辺りの景色が駅長室から電車の中に変わり始めている‼︎このままではアイツの領域にされてしまう‼︎

 

新「透、手伝えることあったら言うてや‼︎」

 

 新は周りの低級呪霊を足止めしつつ、俺にも気遣ってくれる。本当に助かる‼︎だが現状、領域の押し合いは本人同士でやるしか…………

 

 

 

 待てよ?俺は性欲を呪力に変換して戦っている。ならば………新の性欲、いわゆるエチエチパワーを借りたらいいのでは?

 

透「新、聞いてくれ‼︎」

新「なんや⁉︎」

透「俺と一緒に領域を作ってくれ‼︎」

新「領域⁉︎どうするんや⁉︎」

透「とりあえず妄想しろ‼︎」

 

 これしかあるまい‼︎

 

 

 

  side 新

 

 コイツは何を言うとるんや?疲れ過ぎてトチ狂ったんか?

 

新「アホか⁉︎そんなこと考えてる場合ちゃうやろ‼︎」

透「むしろそんなことを考えなければならないんだ‼︎」

 

 絶対ちゃうやろ。

 

新「なんでや⁉︎」

透「俺は性欲を呪力に変換する‼︎つまりお前がエッチなことを考えれば考えるほど、俺は強くなれるんだ‼︎」

 

 そういや、そんなアホな術式やったな………

 

透「頼む新‼︎お前のエロスを俺に貸してくれ‼︎」

新「しゃあないなぁ………分かったで‼︎」

 

 まあ恥ずいけど、やったるわ‼︎なんせ口に出さんくてええし‼︎

 

 さあ、妄想するんや‼︎可愛い女の子と一緒に旅館に泊まって、個室付きの温泉でイチャイチャするシチュを‼︎生まれたままの姿で絡み合いたいんや‼︎

 

 

 

 

  side 透

 

 新の妄想が直接俺の脳内に響いてくる。アイツは聞こえてないと思ってやってるけど、全部筒抜けなんだよなぁ!まあ面白いから黙ってよ♪

 

 そして新の力もあって、なんとか押し返している‼︎

 

透「新、助かるぜ‼︎」

新「おおきに!」*1

駅呪「変態共に負けてたまるかぁぁぁぁ‼︎」

透「変態を舐めるなぁぁぁぁぁぁ‼︎」

新「僕は変態ちゃうで。」

透「嘘つけぇぇぇぇぇぇ‼︎」

 

 今に見せてやる‼︎猥談が世界を救う姿を‼︎

 

 こうして領域展開の押し合いにより、辺り一面は…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 風俗の個室の中になった。

 

駅呪「なんだ、ここは⁉︎」

新「か、勝ったんやな‼︎」

透「ああ‼︎ここは俺の領域内だ‼︎」

駅呪「くそぉぉぉぉぉぉ‼︎」

 

 正真正銘、俺の領域内だ‼︎

 

透「説明しよう‼︎『領域展開 コンパニオンルーム』とは、この俺、源透の領域である‼︎」

駅呪「殺してやる…………!鉄道術式 定期券………って使えない⁉︎何故だ⁉︎」

 

 敵は攻撃しようとしたが、ダメだった。それは当然‼︎

 

透「この領域内では、呪力も腕力も如何なる武器も全て無力‼︎猥談のみがパワーになるのだ‼︎」

駅呪・新「「なにっ⁉︎」」

 

 故に一度領域内に入れてしまえば、五条先生にだって勝つ可能性がある‼︎あの人相手の場合は、領域の押し合いのところで負けるけど。

 

透「試しに………… 『可愛い女の子と旅館の風呂付き個室でイチャイチャしたい‼︎』」

駅呪「ぐわぁぁぁぁ‼︎」ドーン

新「へっ?」

 

 っとまあ、こんな感じかな‼︎鉄道縛りはやめたのにこの威力!凄いぜ‼︎

 

透「ちなみにこれはさっきのコイツの妄想だ!」

新「聞こえていたん?

 

 あっ………つい言っちまった♪

 

透「てへっ♪」

新「殺す!

透「それなら猥談を言わないとねぇ〜♪」

新「くそっ………‼︎///」

 

 まあ領域内にいる限り、猥談じゃないと殺せないから大丈夫っしょ♪

 

 

 

 さてと、駅呪を祓いますか‼︎俺の猥談で‼︎

 

透『電車のトイレの中で、バレないように、かつ目的地に着くまでという時間縛りの中でするプレイ‼︎』

駅呪「ぎゃぁぁぁぁぁ‼︎猥談で退治されるの嫌だぁぁぁぁぁぁ‼︎」ドーン

 

 こうして特級呪霊・駅呪は俺と新の猥談によって祓われたのであった。

 

 

 

 

 さてと、一件落着‼︎五条先生も居ないし、神戸で有名な福原の風俗にでも行きますか〜♪

 

新「やぁ、変態糞野郎。

 

 やべっ、コイツがキレてんの忘れてた………

 

新「領域を解いた今なら………暴力は通じるよなぁ!?

透「ひぃぃぃぃぃぃ‼︎」

 

 しかも安心して領域解いちゃった…………

 

 こうして俺はしばらくの間、新にボコボコにされた。

 

 

 

 

 

  side 五条

 

 ポートタワーで観光してたら…………三宮方面に出てた帳が消えたのを観測した。どうやら終わったようだね。

 

 そして、やはり僕の見込みは正しかったようだ。あの2人には才能がある。だから行かせた。んで、現に下の方とはいえ、特級呪霊を祓った。これはこれは………将来が楽しみだ!

 

 そして同級生同士、早く悠仁と恵と野薔薇に会わせたいなぁ‼︎交流会が楽しみだよ‼︎あと歌姫もイジれるし♪

 

 

 

 

 

  side 透

 

 新にボコられた後、俺たちは神戸観光をすることにした。

 

透「なぁ新〜、三宮から地下鉄で北に行くと、有馬温泉行けるよ!*2

新「そりゃ関西にずっと居たから知っとるわ。」

透「そりゃそっか〜。なんせ温泉でエッチしたいんだもんね♪」

新「もっぺんシバいたろか?」

透「やめて〜♪暴力は女の子からの性暴力以外反対(はんたい)〜♪」

新「そんなお前は変態(へんたい)やな。」

 

 それにしても、人多いな〜‼︎まあ京都も多いけど‼︎俺が昔居た仙台よりも都会だなぁ〜‼︎

 

 そして人が多いってことは、当然変態も多いわけだ!現にあそこの人は亀甲縛りの状態で歩いているし。あそこにも亀甲縛りの人がいるし。あそこにも………あそこにも………ってなんかおかしくね⁉︎

 

 気がつくと、辺り一面は亀甲縛りの人だらけになっていた。

 

新「なんや、何が起きとるんや⁉︎」

透「俺も分からん‼︎神戸は変態の街だったのか⁉︎」

新「ちゃうやろ‼︎現に任務前は普通やったやん‼︎」

透「だよな‼︎」

 

 お洒落な街の割に服は普通とか言ってたなぁ。亀甲縛りが普通なわけないから、今は異常だ。

 

新「まさかお前………っ!変態だからって……っ‼︎」

透「俺じゃないよ‼︎」

 

 新に疑われた。なんか癪だ。

 

新「ほんなら呪いのせいか………?」

 

 呪術師なら当然の思考。だが………

 

透「亀甲縛りの呪いなんているか?」

亀縛「居ないよ。」

 

 流石に亀甲縛りに呪われるのはなんか嫌…………って今の声は誰だ⁉︎背後から聞こえたんだが⁉︎そう思ったので後ろを振り向くと………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

亀縛「これは私の術式さ。」

 

 そこには亀甲縛りになってるおじさんがいた。

*1
作者「関西人って全然『おおきに』言わないけど、そこは無視して下さい♪」

*2
正確には途中で神戸電鉄に乗り換える必要あり




今回で駅呪戦も終わりなので、簡単に駅呪のまとめです。

・駅呪(えきじゅ)
階級  特級呪霊(下の方、壊相や血塗とほぼ同格)
声   大塚明夫のイメージ
年齢  90歳くらい(昭和初期頃誕生)
趣味  人を線路に突き落とすこと
術式  鉄道術式
領域展開 毒ガス列車(電車の内部を模した領域内に毒ガスを充満させ人を殺す、モデルは地下鉄サリン事件で、本件の後に領域展開を習得した)


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第七話 性の高みへ

あけましておめでとうございます‼︎今年もよろしくお願いします‼︎
それでは新年一話目、どうぞ‼︎


  side 新

 

 僕と新が振り向くと、そこには亀甲縛りのおっさんが居た。手元に縄を持っている。

 

透・新「「変態だぁぁぁぁぁ‼︎」」

亀縛「変態だと⁉︎どこにいるんだ⁉︎」

透・新「「お前だ‼︎」」

亀縛「あっ、私かぁ〜。」

 

 厳密には透も変態やけど………流石にこのおっさんには敵わんやろ。

 

 というか、コイツさっき自白したよな?

 

透「あの、確認なんですけど………この亀甲縛り祭りは貴方の仕業です?」

亀縛「如何にも。私の術式だ。」

透「なるほど〜!」

亀縛「ではまず、こちらから名乗ろう。」

 

 それなら、この術師を倒さなあかんのかぁ。さっき強いの祓ったばっかでキツいなぁ〜。あと自己紹介してくれるんや。えらい親切やな。

 

亀縛「私は呪詛師・亀縛怒肢夢(かめしばりどえむ)。」

透・新「「呪詛師・亀縛怒肢夢⁉︎」」

 

 名前まで変態かいな⁉︎

 

亀縛「長いから亀縛(かめしば)でいいよ。」

透「そんな豆しばみたいな………」

新「怒られるからやめとき。」

 

 略称もアホやし。

 

透「というか貴方、何が目的です⁉︎」

亀縛「世界中の人を亀甲縛りにするためさ!」

新「亀甲縛りにしてどうするんや⁉︎」

亀縛「私が興奮する。以上。」

透・新「「ええ………」」

 

 目的もアホやし。こんなん相手せんでええんちゃう?

 

亀縛「ということで、君たちも亀甲縛られなさい‼︎」

 

 それは嫌や‼︎

 

新「透………キツいけどしばくで!」

透「そのつもりだ‼︎」

 

 こうして僕らは変態になるのを避けるべく、戦った………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

亀縛「呪縄殺法(じゅじょうさっぽう) 亀甲縛り」

透・新「「なっ⁉︎」」ギュー

 

 んだが、もう縛られてる⁉︎しかも透も⁉︎

 

亀縛「思ったより呆気なかったようだね。」

 

 特級呪霊との連戦で疲れてたかもやけど………にしても全然見えんかった。つーかさっきも僕らに気づかれず背後に現れた。僕ならともかく、透まで気づかんことあるか?このおっさん………強すぎひん?

 

亀縛「安心したまえ。」

 

 は?どこに安心できる要素があるんや?

 

亀縛「亀甲縛り以外の影響は無いさ。」

透・新「「安心できるかぁ‼︎」」

 

 亀甲縛りの影響が強すぎるわ!

 

亀縛「さてと、私はこれから亀縛シティー神戸を堪能してくるか〜♪」

 

 しまった、このままでは街中の人が亀甲縛りになる‼︎なんとかせんと‼︎

 

透「待て‼︎」

亀縛「どうしたんだい、少年?」

 

 透もおんなじこと思ったようや!

 

透「亀甲縛った女の子だけ、俺んとこに呼んでくれません?」

 

 前言撤回。ただの変態や。

 

亀縛「面倒なので自分で呼ぶんだね。」

透「そんなぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 ホントコイツはアホやなぁ。

 

亀縛「さてと、私は失礼………」

 

 ってまた変態が去ってしまう‼︎なんとかせんと‼︎

 

亀縛「出来そうにないねぇ。」

五条「そうだねぇ〜!」

 

 って五条先生、いつの間に⁉︎

 

 

 

 そう思って声のした方、阪急の駅の屋上を見ると、

 

五条「まさか僕に気付くとは、君凄いねぇ〜♪」

 

 五条先生が立ってた。確かこのビル30階くらいあるデカいビルやで⁉︎よう気付けたなぁ⁉︎あと先生もよう登れたなぁ⁉︎

 

 五条先生はビルの屋上から地面に降りてきて、亀縛さんと話を始めた。

 

五条「ハロー!呪術師の、五条悟だよ〜♪」

亀縛「五条さん、貴方まで僕の邪魔をするのかい?」

五条「まあ。ホントは面白いから邪魔したくないんだけどね〜。」

 

 面白くないわ、アホ‼︎コイツも変態かいな‼︎

 

五条「その亀甲縛り、ずっと取れないんでしょ?それなら実害あるよね?」

 

 確かにそうやったな………。変態面以外の悪影響を気にしてへんかった………

 

亀縛「あっ…………!」

五条「えっ?君も気づいて無かった感じ?」

亀縛「…………そうだね。エッチなことしか考えて無かった………」

 

 なんでお前が気づかないねん⁉︎エロ以外も考えろや‼︎

 

五条「それじゃあ、退治しないとねぇ〜。」

亀縛「それじゃあ私は、五条さんに抗ってみせよう!」

 

 ということで、変態同士の戦いが幕を開けた。

 

 

 

 

  side 透

 

 五条先生と亀縛さんの戦い………ヤバすぎる‼︎

 

五条「オラオラぁ‼︎」

 

 五条先生の連続普通のパンチ?を………

 

亀縛「んほぉぉぉぉぉ♡気持ちいいのぉぉぉぉ‼︎///」

 

 亀縛さんが受け止めながら、縄を振り回して反撃している。この人名前通りドMだったんだ………

 

五条「君、意外と耐久力あるねぇ‼︎ここで術式を使いたいんだが………」

亀縛「一般人に被害が出るじゃないのぉぉぉ♡///」

五条「その通り‼︎」

 

 五条先生の術式、どんだけ範囲デカいんだ。すげえな‼︎

 

五条「だからこうしてパンチで頑張ってるのさ!」

亀縛「呪縄殺法 亀甲縛りぃぃぃぃ♡///」

五条「前半の名前からして………他の使い道あるでしょ、この術式。」

 

 確かに。

 

亀縛「使えるけどぉ、亀甲縛り以外興味ないのぉぉぉぉ♡///」

 

 変態じゃねえか‼︎もっと違うことに使えや‼︎

 

新「透、おめでとう!仲間やで!」

透「いや、俺ドMじゃねえし………」

新「そうやなくて、変態仲間ってこと。」

透「それも違う‼︎俺はただ女の子とHしたいだけだ‼︎」

新「それが変態言うとるんやろ‼︎」

 

 俺は変態じゃない!今現在友達と街中で亀甲縛りされながら猥談してるけど、変態じゃない………はず。

 

五条「君マジで変態なのにしぶといねぇ!」

亀縛「んほぉぉぉぉ♡///」

 

 SMプレイを見ながら猥談してるけど、変態じゃない………はず………

 

 

 

 そうこうしているうちに20分が経ち、

 

警察1・2・3「「「居たぞ、SMの変態共だ‼︎」」」

五条「おっと!逃げるよ、君たち‼︎」

透・新「「あっ、はい!」」

亀縛「またねぇぇぇ♡///」

警察1・2・3「「「逃げるな‼︎」」」

 

 警察に見つかったため、俺たちは五条先生にお持ち帰りされた。もちろんホテルじゃなくて高専に、ね♪

 

 

 

 

  side 五条

 

 僕としたことが、油断したな………

 

五条「右手に一巻きの縄………」

 

 まさかあの変態から一撃喰らうとは………。確かに攻撃する時は、無下限呪術を解いている。そうしないと当たらないから。

 

 でも解いてるのは相手に当たる瞬間だけ。恐らく0.01秒にも満たない。このドMは僅かにその隙をついて、僕にカウンターを喰らわせてきた。しかも20分も耐えるとは…………とんでもなく強いな。だから、今後の動向に気をつけないと………

 

 

 

 

  side 透

 

 それにしても、あの変態は強かったな………。いくら特級との連戦、更には昨日45ったとはいえ、1秒で亀甲縛られちまった。

 

透「くそぉ…………もっとエロくなりてぇ………」

新「どんな悔し涙やねん………」

透「でも思うだろ、新?エロくなりたいって………」

新「強くなりない………な。アンタと違って、僕はエロくなっても強くならんわ………」

透「そうか…………」

 

 正直俺は自分の強さにある程度自信があった。でも本物と戦って、もっと強くなりたいと思った。そして強くなって………エロくなって………桃ちゃんを………守り………たい………な………

 

 

 

 

  side 歌姫

 

 五条(バカ)が教え子2人を眠らせた挙句、亀甲縛りにして帰ってきやがった。

 

五条「ただいま〜♪」

歌姫「おいバカ‼︎変態‼︎」

五条「うわっ、歌姫じゃん!お・ひ・さ〜♪」

歌姫「お・ひ・さ、じゃねえよ‼︎生徒とナニしてたんだぁ⁉︎」

五条「普通に任務だよ?この子らは疲れて寝てるだけ。」

歌姫「じゃはその縛りは⁉︎」

五条「これは僕じゃないよ。変態呪詛師のせいさ!」

歌姫「変態って…………」

 

 全く、大切に扱って欲しいもんだね‼︎

 

 ちなみに私は明日からこの子らの担任になった。2年と兼業で。よろしくね、君たち‼︎




亀縛のプロフィールです。

・亀縛怒肢夢(かめしばりどえむ)
階級  特級呪詛師(ミゲルとほぼ同格か若干上?)
声   福山潤のイメージ
年齢  27歳(ナナミン・灰原・直哉と同い年)
趣味  亀甲縛り
術式  呪縄殺法(普通の縄を振り回して戦う)


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第三章 遊郭編
第八話 男子・女子風呂の定理


新章突入、遊郭編です!


  side 新

 

 神戸での任務の翌日、新しい担任の先生がやって来はった。

 

歌姫「え〜っと、私が1年兼2年担任の庵歌姫よ。よろしく〜。」

 

 可愛らしいく、ちょっとやさぐれとるタイプの先生。服装は巫女服。あと顔の傷痛そうやな。何があったんやろ?

 

透「私は紳士の源透と申します。素敵な歌姫お嬢様、これからよろしくお願いします。

 

 あとコイツは相変わらずやなぁ。西宮先輩にもそれやれや。

 

歌姫「えっ、何お前?五条(バカ)が移ったの?」

透「それはつまり、強くなったと言うことですね‼︎」

歌姫「頭が弱くなってんだよ‼︎」

透「でしたら先生、この頭の悪い私に色々と教えて下さい。保健体育とか。

 

 それにしても、まともな人が増えてよかった。

 

歌姫「おい新田。コイツの介護よろしく。」

新「丁重にお断りさせていただきます。」

透「俺も男からは介護されたくないなぁ〜。」

 

 これ以上一人でこの変態を相手するんは大変やし。

 

 

 

  side 歌姫

 

 ちっ、源透(コイツ)はまともじゃないんかい‼︎まあ苗字からして、あの源家だもんなぁ〜。

 

 

 

 

  side 新

 

 しばらく僕らは歌姫先生の授業を受けた後、

 

歌姫「それじゃあ、1週間後の任務についての話だ。」

 

 今度は任務の話になった。今回は一週間あるだけマシやな。

 

透「今回はどこ行くんです?」

 

 さて、場所はどこや………?

 

歌姫「源なら分かると思うけど、大阪の飛田新地よ。」

透「⁉︎」

 

 飛田新地?どこやそこ?聞いたことないわ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「風俗街じゃないですかぁぁぁ‼︎やったぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 ホンマに⁉︎

 

歌姫「未成年を行かせるのはどうなの、って話があったんだけど………この業界人足りなくてねぇ。」

新「せやな。」

歌姫「それに、アンタらまあまあ強いから白羽の矢が立ったのよ。」

 

 それで行ってええもんなんか………?まあ人足りひんなら仕方ないのか………

 

透「ありがとうございます‼︎ありがとうございます‼︎これで童貞卒業だぜぇぇぇぇぇ‼︎」

歌姫「ちなみに店で遊ぶのはナシね。」

透「嘘でしょ⁉︎」

 

 そりゃそうやろ。

 

透「ならば潜入捜査ですか⁉︎歌姫先生、真依先輩、霞先輩と一緒に‼︎」

歌姫「新田、このバカ黙らせて。」

新「わかりました。」

透「ちょっと待て、新ぁぁぁぁぁ‼︎」

新「地縛呪法 金縛り」

 

 こうして僕は自分の術式で透の口を固定した。

 

歌姫「それじゃあ任務について。源は知ってるだろうから新田に説明するよ。」

新「はい。」

 

 そして、任務の話になった。

 

歌姫「飛田新地は大正時代からある遊郭、いわゆる風俗街だ。色んな理由の人たちが働きに来てるが………残念ながら大半は貧困だ。売られた女とかも少ないくない。また街中には当然、病気などもある。今はマシになったが、昔は酷かったらしい。」

 

 へぇ、そうなんや。こりゃキツい環境やな。

 

歌姫「そういったことから産まれた大量の負の感情が100年間かけて集まり、街中に呪いが跋扈するようになった。これから行くとこはそういうとこよ。」

 

 うわぁ、想像しただけで大変やなぁ。神戸三宮駅をめっちゃ広くした感じやん。

 

透「そういえば………」

 

 あっ、術式の効果終わってもうたわ。

 

透「歌姫先生はやけに遊郭に詳しいですねぇ!もしかして好きなんですか⁉︎」

歌姫「アホか!仕事よ仕事。」

透「昔そこで働いてたんですか⁉︎」

歌姫「そうじゃないって言ってるでしょ〜が‼︎」

 

 こうなったら、僕が歌姫先生をフォローせんとなぁ。

 

新「セクハラすんなら西宮先輩だけにしとき。」

透「はぁっ⁉︎い、いや、桃ちゃんは違うっつーか………その……///」

新「そりゃあ違うやろなぁ♪」

歌姫「なぁに、アンタ西宮好きなんだ〜♪」

透「ち、違いますよぉ‼︎俺はおっぱいフェチなんです‼︎だから違うんです‼︎違うんです‼︎///」

 

 顔真っ赤にしよって………ホンマに好きなんやなぁ!

 

 

 

 

 そんなことを思ってると、

 

歌姫「話変わるけど、今回の任務はアンタらだけじゃないよ。」

 

 歌姫先生が話題を変えた。もう1人、誰やろうなぁ?

 

歌姫「加茂と一緒に行ってもらう。」

 

 加茂先輩かぁ。真面目やから助かるわぁ。

 

透「加茂先輩ってムッツリなんですか⁉︎」

歌姫「違えよ‼︎」

 

 主に変態の制御に。

 

歌姫「後は規模次第で、メカ丸に応援を頼むかも。」

透「メカ丸先輩かぁ。確かにいつも霞先輩を視姦()てるしなぁ。」

歌姫「お前はエロから離れろ‼︎」

 

 あと、メカ丸先輩って皆さも日常かのように接してるけど、あの人ロボットやろ?なんで誰もツッコまんねん。

 

歌姫「ということで、一週間後、頼んだよ。」

透「は〜い♪」

新「分かりました。」

歌姫「それじゃあ今日は解散!」

 

 ということで、任務の話で今日の授業は終わった。

 

 

 

 

 放課後、僕はのんびり学校の風呂に入ってた。

 

透「なぁ新、知ってるか?」

 

 透と一緒に。

 

新「透が西宮先輩好きなこと?」

透「ちちちちち、違うし‼︎///」

新「じゃあ何や?」

透「男子・女子風呂の定理を。

 

 このアホは何を言うとるんや?

 

新「知らんがな。」

透「この定理は、男子風呂と女子風呂の位置関係を示したものである。」

 

 しょうもない定理やな。

 

新「隣同士とかやろ?」

透「なんと………お前、天才か⁉︎」

新「こんなん誰でも分かるやろ。」

透「違った、変態だったな。」

新「風呂に沈めるで?

 

 天才と変態ってなんで妙に語呂似てんねん。なんか嫌やわ。

 

新「んで、その定理がどうしたん?」

透「男子風呂と女子風呂は隣り合ってる。」

新「せやな。」

透「つまり、壁に耳を当てれば………女子風呂内の音を聞くことができる‼︎」

新「アホか‼︎」

 

 どういう生き方してたら、そういうことが思いつくんや⁉︎

 

透「でも聞こえるだろう?」

新「壁によるやろ!それに、せめて会話って言え‼︎音が聞こえるってキショい言い方すんな‼︎」

透「いや、おっぱいが水面を進んでいく音とか、揺れる音とかも聞けるじゃん?」

新「もう捕まれ‼︎」

 

 なんでこんな奴を西宮先輩は好きなんや?理解しかねる。

 

透「ということで、レッツ・リスニング‼︎」

 

 そしてこの変態は左の壁に耳をくっつけ……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「東堂先輩が高田ちゃんで発狂してる声が聞こえてきた…………」

 

 後悔した。

 

新「聞く壁を間違えたんやな。」

透「あぁ………。つ〜か東堂先輩、風呂の隣の部屋なんかよ………」

新「それは便利やな。」

透「そういう問題じゃない‼︎」

 

 ちなみにこの日は西宮先輩、禪院先輩、三輪先輩は全員任務に行ってはり、この時間に風呂には居なかった。透は骨折り損やな。

 

 そうしてこの日は特に何事もなく終わった。



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第九話 少年よ女を抱け

  side 新

 

 いよいよ今日が任務の日。

 

透「先生‼︎僕たち、私たちは!今日、童貞を………卒業します‼︎」

歌姫「退学させんぞ。」

 

 いつものように透がアホやった後、僕らは飛田新地へとやってきた。

 

透「うひょ〜‼︎ここが俺たちの卒業式会場かぁ〜!」

新「嬢は危険やから避難させといたで。」

透「嘘でしょぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」

 

 そこは昔ながらの和風の街並みで、辺り一面にエッチな店があった。調べたんやが、普段の営業時には女の子が店の入り口に座って呼びかけるらしい。本物を見て決めるって、なんか凄いなぁ〜。

 

のりとし「飛田新地料理組合………?」

透「表向きには料亭なんすよ。」

新「風俗って一応禁止ですからね。」

のりとし「なるほど。それなら………」

 

 あと、今日は加茂先輩も一緒や。この人真面目やから、助かるわぁ………っていきなり店に向かって行ったで?

 

のりとし「すみません、卵焼き定食一つ。」

 

 何言うてんねん⁉︎

 

透・新「「アホか‼︎」」

のりとし「確かに。ここが蕎麦屋だったら売ってないな。」

透「そういう問題じゃないでしょう⁉︎」

新「表向きにはそうしてるだけで、実際は女の子を楽しむ店なんです!」

のりとし「カニバリズムの店か………?」

透「物理的に食うな‼︎」

のりとし「では料亭というのは………?」

新「法律を守るためです‼︎」

透「お菓子がちょっと出る程度です‼︎」

のりとし「それはダメだな。今から電話して是正を………」

透・新「「するな‼︎」」

 

 この人真面目やけどアホなんか⁉︎

 

透「と・に・か・く、ここはHな店の街‼︎以上‼︎」

のりとし「そんなところに私たちが行っていいものなのか?」

透「それは………まあ任務だからよしっ、てことなんでしょう。」

新「人も足りてないですし。」

のりとし「そういうことか。では入ろう。」

透・新「「はいっ!」」

 

 ということで、僕らは街の中を散策することになった。

 

 

 

 

  side 透

 

 街の中は広いので、一旦3つに分かれて祓うことになった。

 

透「さてと、ちゃっちゃと祓いますか〜。」

??「お前が今日初めての客か。」

 

 ってなんだこの図太い声⁉︎知らない男じゃん‼︎飛田新地の店側に男は居ないはずじゃ…………?声のした方を向くと…………

 

??「俺は呪詛師・風俗に来店した男たちをホモ乱交させるおじさん。」

透「呪詛師・風俗に来店した男たちをホモ乱交させるおじさん⁉︎」

 

 そこには変態が居た。

 

ホモ乱交「俺の術式は、強制的に男同士で盛り始める効果を持つ。」

透「それをして何になるんです⁉︎」

ホモ乱交「女の子と盛りたくて来た男が、気がついたら男と盛ってて慌てる姿を見たくてね。」

透「めっちゃしょ〜もねぇな。」

 

 呪詛師ってこんなんばっかなのか?

 

ホモ乱交「だが、ここにはお前しか居ない。他の男はどこだ?」

透「自分は入らないんです?」

ホモ乱交「俺は普通に女がタイプだ。」

透「ふざけんじゃねぇ‼︎」

 

 よかった、3人別々に行動してて。流石に新と加茂先輩で童貞卒業するのは嫌だし。あとおじさん、今日立ち入り禁止だから客来ないよ。残念だったね。

 

ホモ乱交「ということで、しばし待つとするか。」

透「普通に退治するわ‼︎」

ホモ乱交「なんだと⁉︎」

透『奴隷として売られて来た女の子に初めての優しさを与え、その後にイチャラブSEXをしたい‼︎』

ホモ乱交「ぐわぁぁぁぁ‼︎」バタン

 

 ということで、俺は変態呪詛師を猥談で気絶させた後、再び店の中の捜索を始めた。

 

 

 

 店の中では、

 

女呪霊1「あらぁぁぁ、いい娘ねぇぇ!」

女呪霊2「こっちおいでぇぇぇぇぇ!」

 

 風俗らしく、女性から発生したと思われる呪いが沢山いた。

 

透『いいおっぱいしてますねぇ〜♪俺に触らせて下さい♪』

女呪霊1×2「「いいよぉぉぉぉ‼︎」」バーン

 

 今回は会話する感じで祓っていく‼︎風俗縛りってことで‼︎

 

 それとお嬢さんたち、天国で楽しく暮らしてらっしゃい♪

 

女呪霊3「あの………」

透『お嬢さん指名、60分で‼︎』

女呪霊3「ありがとう………」バーン

 

 色々あったんだろう。幸せそうな顔して成仏してるのを見ると、俺も幸せだぜ‼︎

 

女呪霊4・5「「お兄さぁぁぁぁぁぁん‼︎」」

 

 そしてこの感覚………っ!この俺がこんなに女の子にモテるなんて‼︎最高過ぎるぅぅぅぅぅぅ‼︎ここで童貞、卒業しちゃおっかなぁぁぁぁぁ‼︎

 

のりとし「赤血操術 苅祓」

女呪霊4・5「「あぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」バーン

 

 加茂先輩に邪魔された。自分の血を操り手裏剣として飛ばす。赤血操術か!

 

透「加茂先輩、もしかしてタイプじゃなかったんですか?」

のりとし「タイプ?」

透「あっ、分かんないならいいっす。」

 

 この人恋愛とか興味無いタイプなのか。それとも単なる天然ボケなのか?

 

のりとし「そういえば、君は源家の嫡男だったね。」

透「あっ、まあ、一応…………」

のりとし「君と私は似ている。」

透「そうですか?」

 

 どこが似てるんだろう?

 

のりとり「御三家は昔五大家だった。御三家といえば私の加茂家と五条家・禪院家だが、そこに昔は源家と(たいら)家が居た。」

透「そういやそうですね。」

 

 俺の源家は一応、呪術界の大物一族だった。今は違うけど。

 

のりとし「そこの嫡男同士………というわけだ。」

透「あっ、そういうことですか。」

 

 その繋がりね。

 

のりとし「ところで、君たち源家と平家は何故追放されたのだ?」

透「変態で関わりたくないから、です。」

のりとし「そうなのか………」

透「そうです。」

 

 なんかキモいからって、平家もろともクビにされたよ♪

 

 

 そんなことを思ってると、

 

女呪霊×300「「「「「お兄さぁぁぁぁん!」」」」」

 

 気がついたら女呪霊に囲まれてた。ダベり過ぎちゃった♪

 

 

 

 

  side 新

 

 なんか今回の呪霊たち、ちょっぴり可愛い………ってちゃうわ!ちゃんと任務せんと‼︎

 

女呪霊6「ねぇ、そこの君………」

 

 さてと、倒さないと…………

 

女呪霊6「うわぁぁぁぁぁ!」バーン

 

 って倒れた?誰かが祓ったのか?透はここから遠いはず。加茂先輩とも距離がある。それじゃあ一体…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「……………」

 

 そこには下半身丸出しで、股間がギンギンになった人が居た。




今回出てきた風俗に来店した男たちをホモ乱交させるおじさんのプロフィールです。

・風俗に来店した男たちをホモ乱交させるおじさん(ふうぞくにらいてんしたおとこたちをほもらんこうさせるおじさん)
階級  3級呪詛師(三輪ちゃんと同じくらい)
声   楠大典のイメージ
年齢  42歳
趣味  風俗巡り
術式  催眠呪術


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第十話 チン陰流

  side 新

 

 なんか下半身丸出しでギンギンのヤバい奴が居てはる⁉︎

 

??(CV.伊藤彩沙的な)「またつまらぬ者で………イってしまった………」

 

 賢者タイムか………って声高っ⁉︎女声⁉︎確かに胸もあるし、身体のラインが女やけど…………えっ、どういうこと?

 

??「や〜ん、乙女の下半身を見るなんて♪君、エッチやな〜♪」

新「へっ、あっ、すいません‼︎ホンマすんません‼︎」

 

 女⁉︎男⁉︎ホンマにどっちなん⁉︎

 

 ってか下半身丸出しの時点で、ろくでもない変態やろ⁉︎なんで僕がこんな奴に謝らなあかんねん‼︎

 

??「あっ、謝らんでええで〜♪これっ、ウチの術式でな〜!勃起したちんちんで戦うねん!」

新「ええ………」

 

 なんやそれ。最低すぎひん?

 

??「ほらっ、見ててみ〜!」

 

 と、とりあえず見てみるか?

 

??「チン陰流・抜刀!」

女呪霊7「ぎゃぁぁぁぁぁ!」バーン

??「またつまらぬ者で………イってしまった………。あっ、このセリフはこの術式の縛りやで〜♪」

 

 勃起したちんちんで呪霊を斬りつけた。というかチン陰流って!三輪先輩のシン陰流のパクリやん‼︎あと最後のセリフ!言う必要無いやろ‼︎なんでそんなん縛りにしたん⁉︎

 

??「どや⁉︎」

新「変態やん。」

??「も〜、人がせっかく祓ってやったのにぃ〜♪」

 

 あと、顔が女顔過ぎる!しかも童顔でめっちゃタイプ‼︎僕の性癖が歪む‼︎一応男なんやろ………?

 

??「うちは変態やない!平乳盛(たいらのちちもり)や!生やしてるけど女やで‼︎」

 

 はぁぁぁぁ⁉︎ふたなりぃぃぃ⁉︎

 

新「なんや⁉︎えっ、あっ、えぇぇぇぇ⁉︎」

乳盛「このちんちんは術式で生やしてるだけや!ホンマは生えてないで!」

新「ほんならズボン履けや‼︎僕男や‼︎///」

 

 女なんかい‼︎とりあえず目を逸らす。

 

乳盛「興奮してて履くの忘れてもうた♪」

新「アホ‼︎///」

 

 なんや、この痴女⁉︎

 

乳盛「で、君の名は?」

新「ほ、僕は新田新。15歳*1で京都高専1年や……///」

乳盛「おっ!それならウチと同い年や〜♪よろしく〜!」

 

 しかも同い年なんか⁉︎

 

新「同い年………まさか東京高専………?」

乳盛「いや、呪術高専には通ってへんで。」

新「そうなんや………」

 

 野良の女子高生にこんな奴が居てはるとは………世界は広いんやなぁ。

 

新「アンタ、何しに来たん………?」

乳盛「お父さんを探しててな。ウチの一家エッチ大好きやから、ここに居ると思ったんや!」

新「ええ………」

 

 なんか透の家みたいやな。もしやチン陰流も先祖代々伝えたんか………?

 

乳盛「とりあえず、これも何かの縁やし………しばらく一緒に祓おうや、新君!」

 

 まあ、目的は同じやし………しばらく一緒に居るか………

 

新「分かった。ほんならよろしく〜。」

乳盛「わぁ〜、嬉しいなぁ〜♪」

 

 ということで、一時的に仲間が増えた。

 

 

 

 

  side 透

 

 すっげえ数の呪霊が集まって来たなぁ〜‼︎およそ300体!まあ、神戸の時に比べりゃマシかぁ〜!

 

のりとし「背中は源に任せる。」

透「分かりました!」

 

 この数をいちいちやるのは面倒だ。ならば、今こそアレの出番‼︎

 

透(メガホン)『マットプレイもやりたいので、120分でお願いします‼︎』

呪霊×200「「「「かしこまりぃぃぃぃ‼︎」」」」バーン

 

 源家の呪具、エチエチメガホンだ‼︎今回は7日間使ってないからな!かなりの回数使えるだろ‼︎

 

のりとし「す、凄いな………」

透「ありがとうございます!」

のりとし「すまないが、店の外も頼めるか?」

透「分かりました!」

 

 ということで、店の外に出て暴れるぜぇぇぇ‼︎

 

透(メガホン)『お気に入りの娘を予約するのもいいけど、フリー(予約なし)で言ってタイプの娘が来るか運試しするのもいい‼︎』

女呪霊×400「「「「「タイプって言って欲しいぃぃぃぃ!」」」」」バーン

透(メガホン)『新じゃないけど、コンパニオン(風俗嬢)と一緒にお風呂入ると、段々と気持ちが昂ってくる‼︎』

女呪霊×400「「「「「わたしもぉぉぉぉ‼︎」」」」」バーン

 

 今日のエチエチメガホンは調子いいぜ‼︎

 

新「聞いてたで。後で殺してええか?

透「やめてぇぇぇ‼︎」

 

 あと新来てたのか………。忘れてることを祈ろう‼︎

 

乳盛「チン陰流・簡易領域(トイレ)………からの抜刀‼︎」

女呪霊「ふたなりぃぃぃぃぃ⁉︎」バーン

 

 チン陰流⁉︎この術式は………っ⁉︎

 

透「平家の人間⁉︎」

乳盛「せやで!それよりアンタのその猥談………もしや源家の人か⁉︎」

透「もちろん!」

新「なんで通じんねん。」

 

 まさかここで平家の人と出会うとは‼︎

 

新「もしやチン陰流も先祖代々伝えとるんか?」

乳盛「せやで!まあ女の術師はウチが初やけど。」

透「女⁉︎チンコ無くても生やせばいいのか‼︎」

乳盛「うん!」

 

 しかも女。平家の人間ということは変態。これは気が合いそうだなぁぁぁぁぁ‼︎

 

 

 あと、おっぱいソムリエである俺は気づいたことがある。

 

透「そういえば君………盛ってるな。」

乳盛「おお!よう分かったなぁ♪」

新「なんで分かんねん。」

 

 奴は盛ってる。やはり当たったようだ。

 

乳盛「ウチの名前は平乳盛やからなぁ〜♪名は体を表す、って言うやろ?」

新「そんな律儀にやらんでもええやろ………」

 

 そしてこの奥に隠された意味も分かる。

 

透「恐らく盛ったのは1cm………盛る前のバストが79cmであることから、バスト80cmって言いたいがための盛りだな?」

乳盛「………っ!なんで分かんねん⁉︎///」

 

 だろうな。俺の目は誤魔化せないぜ‼︎

 

乳盛「ほんならアンタはチン長盛っとるやろ‼︎10cmって言っときながら、ホンマは9cmちゃうか⁉︎///」

透「なっ⁉︎」

 

 くそっ、なんでコイツも分かるんだ⁉︎

 

乳盛「図星やな〜♪ウチはちんちんソムリエやから分かるんや!」

 

 なるほど………っ!

 

透「流石は平家の人間………というべきか‼︎」

乳盛「いや、ウチの性癖や!」

新・透「「マジか。」」

 

 そういうことかよ!

 

 

 

 それにしても、いい変態仲間を手に入れたもんだ!これからは2人で、新をからかってやろう‼︎

 

新「加茂先輩、奴ら猥談してて任務に集中してないっす。」

のりとし「源、任務に集中しろ。」

透「はいっ、すいません。」

のりとし「君は下を履け。」

乳盛「はいっ、すいません。」

 

 そんなことを思ってたら、加茂先輩に怒られた。

 

 

 

 

  side 乳盛

 

 まさか源家の人間に会えるとはなぁ〜。昔は源平合戦って言って、猥談とちんちんのどっちが強いか競うイベントもやっとったのに〜。最近では何も無かったから、会えて嬉しいわ〜。

 

 あ、あと、新君………なんかちょっとドキドキする………。一目惚れかいな?///

*1
4月頭に誕生日は来てないだろう、とのことで原作の16歳から変更。多分夏生まれなんでしょう。




平乳盛のプロフィールです。

・平乳盛(たいらのちちもり)
性別  女
身長  158cm
出身  兵庫・神戸
声   伊藤彩沙のイメージ
年齢  15歳(第十話時点)
誕生日 8月6日
階級  準1級呪術師
術式  チン陰流
趣味  AV鑑賞
気になる人 新田新


あと、御三家ならぬ五大家は次の通りです。
・五条家(無下限呪術)
・加茂家(赤血操術)
・禪院家(十種影法術、投射呪法)
・源家(猥談呪言)
・平家(チン陰流)


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第十一話 猥談のプロ

  side 透

 

 加茂先輩に怒られた後、俺たちは呪霊の討伐を続けた。

 

 そして………

 

花魁呪霊×4「「「「私たちはこの街を統べる花魁。」」」」

 

 ボスっぽいのが現れた。ご丁寧に1人1体分居るらしい。

 

のりとし「各自分担して戦う。私は一番右、その隣が源、その隣が新田で、」

 

 とりあえず、祓いますか!

 

のりとし「一番左はそこの股間丸出し女で。」

 

 いやコイツ何言ってんだ⁉︎

 

新「もう少し言い方あるやろ⁉︎」

乳盛「ホンマやで⁉︎ウチはこれでもJKやのに!」

のりとし「これ以外に何かあったか……?」

透「先輩、セクハラはダメですよ!」

新「アンタが言うな。」

 

 この先輩、やっぱどっかズレてるよなぁ。すげえクソ真面目に言ってんだもん。

 

のりとし「とにかく、頼んだぞ。Be careful*1.」

透・新・乳盛「「「なんで英語⁉︎」」」

のりとし「TOEICの勉強がてら。」

透・新・乳盛・呪霊「「「「なるほど……」」」」

 

 ということで、なんかズレてる加茂先輩の指示の元、俺たちは花魁呪霊と戦いを始めた。

 

 

 

 さて、俺の相手は………?

 

花魁呪霊「私は貴方を殺してあげるわ。」

 

 エチエチお姉さん系‼︎真依先輩的な雰囲気だ‼︎おっぱいでけえし‼︎

 

透「その前に一発どうでしょう⁉︎」

花魁呪霊「花魁と行為するには、幾多の段階を踏まねばならぬもの。まずは多額の金を持ってこい‼︎」

透「それは無理………」

花魁呪霊「ならば死ね‼︎」

 

 そういや花魁って会うのすら大変な存在だった………。今の風俗嬢の感覚でいくとダメだな………。まあ、俺に出来ることは祓うことだけど。

 

 さてと、どうやって祓おうか。恐らく残った呪霊はこの4体。それじゃあここで領域展開しても………

 

花魁呪霊「どうした、人間よ‼︎」

透「おっと危ない!」

 

 それはダメだ‼︎通常源家以外の人間の猥談には攻撃力が無い。性欲を呪力に変換出来ないからだ。

 

 しかし領域展開となると話は別。性欲が自動で呪力に変換されてしまう。それは普通の呪霊相手ならなんてことない。何故なら普通の呪霊に性欲は無いから。だが花魁は違う。向こうは性を生業にした人から生まれた呪い。つまりは猥談のプロだ‼︎だから領域展開して猥談勝負に持ちかけた場合、こちらが死にかねない‼︎

 

花魁呪霊「遊郭術式 騎乗位」

 

 ヤバいっ、騎乗位だ‼︎興奮する………じゃなくて、猥談で迎撃だ‼︎

 

透『大人しそうだと思ってたコンパニオンに激しく動かれるの好きぃぃぃ‼︎』

花魁呪霊「なんとっ、源家の猥談呪言か‼︎」

透「正解‼︎性欲を呪力に変換し、それを猥談に乗せて戦います‼︎」

 

 俺のタネはバレてる。まあ源平共にエロで名前を売ってた呪術師だからね。しょうがないか!こうなったら術式開示して底上げしよう‼︎

 

 そして、領域展開がダメとならば…………。アレか………。いや、アレは使うのに最低2週間のオナ禁が必要。そして現在は1週間だから無理。となると……………

 

透「出でよ、エチエチメガホン‼︎」

 

 エチエチメガホンだ‼︎これは猥談の拡散にも使えるし、

 

透(メガホン)『コンパニオンが服を脱ぐ瞬間が、ベールが剥がれる感じで最高‼︎』

花魁呪霊「そうなのぉぉぉぉぉ⁉︎」バーン

エチエチメガホン「………」シナシナ

 

 猥談の強化にも使える‼︎

 

 こうして俺は花魁呪霊を祓い、

 

のりとし「全員終わったか?」

透・新・乳盛「「「はいっ!」」」

のりとし「それでは……Go home.*2

 

 任務を完了し、飛田新地から帰還した。やったぜ‼︎これでオナ禁終了、45れるぜ‼︎

 

 

 

 

  side メカ丸

 

 ずっとスタンバッてたのニ………出番ナかっタ。1年2人強過ぎだロ。あと謎ノ痴女に出番取ラレタ。

 

 

 

 

  side 新

 

 任務の翌日、僕らは授業のために教室で待機していた。

 

透「新、まさかあそこまでボコボコにすることないじゃ〜ん!」

新「僕の知らんところで僕の性癖ばらすからや‼︎」

透「じゃあ新が居るところでばらしていい?」

新「あかんわ‼︎」

透「え〜っ‼︎」

 

 こんなんやから御三家に追放されるんや。僕でもするし。

 

 

 

 そんなことを思ってると、

 

歌姫「任務、お疲れ。」

 

 歌姫先生が入って来た。

 

透・新「「ありがとうございます!」」

透「褒美にデートして下さい‼︎」

歌姫「今日は新しい転校生を紹介する。」

新「転校生?」

透「シカトしないでぇぇぇぇ‼︎」

 

 転校生?この時期にか。どんな子が来るんやろなぁ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乳盛「ど〜も〜♪平乳盛で〜す♪」

 

 まさかの乳盛やった。

 

透・新「「マジで⁉︎」」

歌姫「加茂の紹介で、今年16歳になる平家の人間が居ると聞いてな。ちょうど高校にも通ってなかったし、せっかくだから通わせることにした。」

乳盛「よろしくね〜♪」

透・新「「よろしく〜。」」

 

 まあ高専に居れば、自然と任務も増える。その点、当初の目的やった父親の捜索も楽になるやろ。

 

新「お父さん、見つかるといいな。僕も手伝うわ!」

乳盛「うん………お〜きに。///」

 

 僕は姉の小言がうるさいくらいしか、家族に文句ないからなぁ〜。ホンマ幸せモンやわ!

 

 

 

  side 透

 

 待って。なんか新と乳盛ちゃんいい感じじゃない?君ら出会って2日とかだよね?何これ?俺だけ孤立する感じ?そんなの嫌ぁぁぁぁぁ‼︎

 

 だからこうするか‼︎

 

透「お前ら、3Pしよう‼︎そうすれば許す‼︎」

新「は?何のことや?頭のネジ無くしたんか?」

乳盛「ええで♪」

新「乳盛、コイツの言うこと聞かんでええで。」

歌姫「教え子が変態ばかり………竹村の奴クビにしなきゃ良かった………」

 

 こうして俺は密かに3P計画を練るのであった…………

 

 

 

 

  side 真依

 

 はぁっ………憂鬱…………

 

真依「直哉からの手紙、週末帰って来いって………」

 

 アイツ暇だから、私の身体で遊ぶつもりだわ。ホント最悪………

 

西宮「真依ちゃん、家からの手紙でしょ。」

真依「ま、まぁ………」

西宮「手紙、読んでいい?」

真依「いいけど………」

西宮「ふむふむ。なるほどね〜。」

 

 相談したところで、家のことはどうこう出来ないし…………

 

西宮「私に考えがある‼︎」

 

 ん?桃は何をやろうとしてるの?

 

真依「どうしたの?」

西宮「禪院家のクソどもに痛い目を見せてやるのさ‼︎」

 

 それは私もやりたい。でも私は落ちこぼれだから、そんなのをやる力も無い。

 

真依「無理でしょ………」

 

 桃だって私よりは強いけど、家の人らには敵う実力じゃない。

 

西宮「それがね………かくかくしかじか………」

 

 なるほど………それなら、ワンチャンあるかもしれない‼︎

*1
お気をつけて

*2
帰るぞ




今回の花魁呪霊はだいたい2級くらいです。

そして、次回から新章突入。禪院家潜入編です‼︎原作の禪院家壊滅編がコミカルになります。お楽しみに‼︎


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第四章 禪院家潜入編
第十二話 真依の実家にご挨拶


  side 透

 

 飛田新地での任務を終え、しばらく経ったある日、

 

真依「ねえ1年、ちょっと来て欲しいとこがあるんだけど。」

 

 深緑髪のドスケベボディこと真依先輩に誘われた。ふぅぅぅぅぅ‼︎

 

 

 

  side 新

 

 真依先輩からの話。なんやろうな?

 

透「ラブホですか⁉︎」

真依「そこは桃と行ってきて♪」

透「いや、ちょっと、それは………///」

西宮「私の部屋なら無料で済むよ!」

透「いや、そういうんじゃないって……///」もじもじ

乳盛「なぁなぁ新君、これってそういうことなん?」

新「そういうことやで!」

乳盛「やっぱり♪」

透「どういうことだよ⁉︎」

新・乳盛「「さぁ〜?」」

 

 照れ屋透。頼むからずっとこのままで居て欲しい。

 

真依「それでね、皆には私や桃と一緒に私の実家に来て欲しいの。」

新・乳盛「「挨拶………?」」

 

 なんで挨拶なん?なんで僕らが実家に………?

 

透「結婚の挨拶ですか⁉︎」

 

 確かに、そんなでもおかしくない。なんか御三家って性格悪いらしいから、親が勝手に結婚相手決めてとかしかねんし。

 

透「この俺と⁉︎」

 

 でもアンタだけはちゃうやろ。

 

真依「それは西宮家でしょ〜♪」

西宮「大歓迎だよ〜♪」

透「そそそそ、そういう意味で言ってないから‼︎///」

 

 あと学習せぇ。

 

 

 とりあえず、行く目的を聞かんと。

 

西宮「皆はあんまり知らないと思うけど、真依の実家、禪院家はクソなの。」

新「随分ストレートな言い方っすね。」

西宮「だってクソだもん。」

 

 やっぱそうなんや。

 

乳盛「喘淫(ぜんいん)家?」

透「淫らに喘ぐ家………っ!」

乳盛「ウチ、めっちゃ興奮してきましたぁ!」

透「俺も‼︎」

 

 コイツらは相変わらず変態やなぁ。

 

真依「流石は変態三人衆ね。」

新「一緒にせんといて下さいよ‼︎」

 

 コイツらと変態で一括りにされるのはめっちゃ嫌や。

 

 

 

 それで、目的は?

 

西宮「とにかく、君たちには禪院家の連中にちょっとだけお仕置きして欲しいの。」

真依「軽くからかうだけでいいわ。」

 

 からかうって………御三家の一角で僕ら子供が無礼働いていいんか?

 

透「なるほど、わかりました!」

乳盛「OKですぅ〜♪」

新「僕は………その………」

西宮「大丈夫‼︎いざとなったら私が責任取るから!」

 

 言い出しっぺの西宮先輩が言うなら………

 

透「桃ちゃん⁉︎そんな危険をしなくても‼︎」

西宮「大丈夫だって〜♪単なる子供の悪戯みたいなもんだし!」

透「でも………」

西宮「ちょろっと猥談するだけ!大丈夫大丈夫!」

透「そこまで言うなら………」

 

 あと、西宮先輩となると透の態度が変わるんやな。ホンマに好きなのが分かる。

 

真依「皆、ありがとう。助かるわ。あとで何か奢る!」

1年「「「ありがとうございます。」」」

西宮「ということで、禪院家おちょくり大作戦、スタート!」

真依・1年「「「「オー‼︎」」」」

 

 ということで、僕らは禪院家へと向かった。

 

 

 

 

 そして、禪院家に到着した。

 

乳盛「うわ〜、めっちゃ広いなぁ!」

透「金の臭いを感じる‼︎」

 

 確かにそうやが………

 

新「アンタらも元五大家やから金持ってるんちゃう?」

 

 源平は違うんか?

 

乳盛「ウチの家は普通の一軒家やで〜。」

透「俺ん家も!」

西宮「私の家のがお金あったくらいだし。」

真依「源平が揃って追放されたのって300年くらい前だからね。」

乳盛「五大家にいた頃の面影は跡形もないわ〜。」

新「そうなんや………」

 

 確かにそんな前に追放されとるなら、今は何も無さそうやな。

 

 

 

 そんなことを思っとると、

 

直哉「よぉ真依ちゃん。ええ女連れて来たなぁ〜w」

 

 絵に描いたようなクズが現れた。金髪の悪いニヤけ面で、如何にも強姦してそうな男や。

 

真依「桃と乳盛には………手ぇ出さないで………っ!」

直哉「そんな怖いことみたいに言うなや〜♪」

 

 真依先輩もいつもの上からの感じが無くなり、明らかに怯えとる。

 

透「お褒めいただき、ありがとうございまちゅ♡透ちゃんでちゅ♡」

 

 透はいつも通りやな。なんでお前が女やねん。

 

直哉「何やコイツ?男2人は帰れ‼︎」

透「だってよ、新と桃ちゃん!」

西宮「あっ、透君は女の子なんだ♪それじゃあ私と一緒にお風呂入れるね♪」

透「い、いや、そういうつもりで言ったんじゃ………///」

直哉「ほぉ〜、なるほどなぁ〜w」

 

 そして何かを知ってニヤけるクズ。

 

直哉「ほんなら、まずはこの金髪の子からいただくかぁ‼︎」

透「殺すぞ。

 

 そういうことか‼︎人前でNTR宣言とは………ホンマカスやな‼︎

 

透『メスガキ理解(わか)らせ。』ドーン

直哉「猥談で衝撃⁉︎お前源家の人間か⁉︎」

新「地縛呪法 金縛り」

直哉「男のくせに触ろうとすんな‼︎」

乳盛「チン陰流 抜刀」

直哉「お前平家の男なん⁉︎俺の性癖歪ませんなや‼︎」

乳盛「ウチは女。術式で生やしてるだけやで。」

直哉「きっしょ。」

 

 1年3人で一斉に攻撃する。でも全部避けられてもうた。このカス、強いな…………

 

西宮「まあまあ、外で立ち話もなんですし、中に皆で入りましょう!*1

直哉「ほんなら女だけ中な。」

西宮「直毘人さんに連絡しましょうか?」

直哉「あのジジイは任務中や‼︎故に今は、この禪院直哉が当主代理人やで♪」

西宮「そうですか〜。ならそれでいきましょう!」

 

 キレながら笑う西宮先輩。でも心に余裕がある。透が前照れながら言っとったけど、この人メンタル強いらしい。姉みたいで頼りになるって。確かにそう思うわ。

 

直哉「それじゃあ、今日はパーっと楽しむかぁ!」

真依「ちっ………!」

西宮「2人とも、またね〜♪」

透「う、うん………///」

新「はいっ!」

 

 ということで、僕らは女性陣………

 

乳盛「あの………もしかして左曲がりの14cmです?」

直哉「はぁ?なんで知ってんねん⁉︎」

乳盛「ウチ、ちんちんソムリエなんで♪」

直哉「きっしょ。この痴女も追放や‼︎」

乳盛「えぇ〜♪ウチはエッチ大好きなのにぃ〜!」

 

 の先輩方と別れ、1年生で行動することになった。作戦通りや‼︎

 

 

 

 

 

  side 透

 

 桃ちゃん、大丈夫かな…………。でも心配してもどうしようもない。あの人頑固なところあるし。とりあえず、俺はやるべきことをやるだけだ!

 

 手始めに、そのまま帰るのではなく…………

 

透「禪院家で遊ぶぜぇぇぇぇぇ‼︎」

乳盛「ふぅぅぅぅぅぅぅ‼︎」

新「鬼ごっこでええか?」

透・乳盛「「賛成‼︎」」

 

 屋敷内で発狂しながら遊びまくる‼︎

 

 

 

 そうすれば…………

 

躯倶留隊「「「「ガキども、遊んでんじゃねえ‼︎」」」」

 

 人がやってくる‼︎奴らは禪院家の非呪術師戦闘部隊、その名も躯倶留隊。真依先輩が言ってた通り、数は多いから、騒ぎを起こすにはうってつけだ‼︎

 

 そしてこのタイミングで…………

 

透「じゃじゃ〜ん‼︎特級呪具 猥談ステッキ‼︎」

乳盛「おお〜‼︎源家に伝わる最強の呪具やん!」

新「これ最強なんか…………」

 

 我が家の最強兵器が登場です‼︎

 

信朗(びっくらぽん)「何をする気だ、ガキども⁉︎」

 

 もちろんやることは決まっている‼︎

 

透「では禪院家に…………猥談の光あれ‼︎」

 

 こうして俺は猥談ステッキから光を出し、躯倶留隊にぶち当てた。

*1
西宮、歌姫にはタメ語だけど直哉には敬語にしました。親しい人じゃないとタメ語にはしないかな、と思ったんで。



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第十三話 ゼンイン・バトル・ロ猥ヤる

  side 直哉

 

 しっかし、真依ちゃんもエロい娘連れて来たなぁ〜。1人は可愛いのに変態やったから返したけど。

 

直哉「とりあえず、まずは君からや!」

西宮「何をするんです?」

真依「…………っ!」

直哉「それはもちろん…………」

信朗「大変だ‼︎」ガラッ

 

 おい、びっくらぽん。急に入って来んなや‼︎いいムードだったのに‼︎

 

信朗「全裸の女に何か一つ着せるとしたら、眼鏡派⁉︎靴下派⁉︎」

直哉「下がれ。」

 

 このアホはいきなり何言うとんねん。

 

信朗「違うんだ‼︎俺はただ、裸体を彩る唯一の宝石について話したくて………裸眼鏡か、裸ソックスか………軽率には選べない‼︎」

直哉「下がれ‼︎寝ろ‼︎」

 

 今それを選ぶ必要あるか⁉︎というかコイツも混ざる気なん⁉︎

 

真依「裸眼鏡を介して何か伝えたいんじゃない?」

直哉「裸眼鏡を介すなや‼︎」

 

 真依ちゃんもアホになったんか⁉︎

 

躯倶留隊「「「「「大変だ〜‼︎」」」」」

 

 躯倶留隊が大騒ぎしてる⁉︎何が起きてるんや⁉︎とりあえずコイツらは後にして、騒ぎを抑えるか‼︎

 

 

 

 

 そうして俺が部屋から出ると…………

 

透・乳盛「「くっくっくっ!」」

新「うっす…………」

 

 ニタニタと笑うガキどもが居た。

 

直哉「何しとんねん、お前ら‼︎」

 

 とりあえず、コイツらをシバいたる‼︎

 

透(ステッキ)「………」ピカー

 

 って謎の光⁉︎あれは一体なんや⁉︎くそっ、うっかり浴びてもうた‼︎

 

直哉「甚爾君、犯してくれ‼︎」

 

 待て⁉︎今俺、『お前ら、何をした⁉︎』って言ったよなぁ⁉︎さっきのは幻聴か⁉︎

 

真依「受けのホモだったんだ。」

西宮・真依「「きっしょ。」」

 

 幻聴じゃないぃぃぃ⁉︎なんで俺の性癖が漏れてんねん⁉︎

 

乳盛「ふっふっふっ!」

透「貴方も既に我らが術中。」

 

 コイツらのせいか‼︎くそっ、ぶち殺したる‼︎

 

透・乳盛「「我々(ウチら)は呪詛師・猥談クソガキコンビ。」」

直哉「呪詛師・猥談クソガキコンビ⁉︎」

乳盛「ウチらの術式*1にかかった人は猥談しか話せなくなるんや!」

 

 くっそ最低な術式やな‼︎

 

透「性癖をぶちまけて慌てる人を見るのが好きでねぇ〜。」

 

 めっちゃしょうもない動機やし‼︎

 

直哉「くそっ、俺は甚爾君にめちゃくちゃにめちゃくちゃにされたいんや‼︎」

 

 あぁ、言ったこと全てが猥談に変換される‼︎しかも性癖がバレる‼︎

 

直哉「お前らは男なら誰でもいいと思ってんのか⁉︎」

透「そんな術式で俺に勝てると思ってんのか、だって。」

乳盛・新「「なるほど!」」

 

 しかもコイツ猥談語が通じんのかよ⁉︎ざけんなや‼︎

 

透「それじゃあ桃ちゃん、真依先輩、行きましょう!」

西宮・真依「「オッケー!」」

乳盛「それじゃあウチらは猥談世紀末一族喘淫家を堪能してくるで〜♪」

新「ほな‼︎」

直哉「待てぇぇぇぇぇ‼︎」

 

 とりあえず追うで‼︎このままじゃアカンし‼︎

 

 

 

 

 そして俺が向かった先では…………

 

躯倶留隊1「真依の制服*2ってパツパツでいいよな‼︎」

躯倶留隊2「あぁ分かる、おっぱい最高‼︎」

 

 既に地獄絵図となっとった。

 

 

 

 とりあえずここは、

 

蘭太「…………」

 

 まともそうな奴に助けを求める‼︎

 

直哉「蘭太君、甚爾君ってクッソエロない⁉︎」

 

 くそっ、全部猥談に変換される‼︎意思疎通もままならん‼︎

 

蘭太「ちんちん、ちんちちんちん‼︎」

 

 お前もかよぉぉぉぉぉぉ⁉︎つーか『ちんちん』しか猥談語彙ね〜のか⁉︎男子小学生か‼︎

 

真希真依母「男はデカくてなんぼね。」

扇「貧乳を気にしている娘はエロい。」

長寿郎「腰骨のラインが重要。」

 

 くそっ、ジジババどもまで猥談をぶちまけとる‼︎まさに大惨事‼︎

 

甚壱「可愛い子に………ムダ毛が生えてると興奮する………///」

 

 テメェは自分のムダ毛を気にしろぉ‼︎

 

直毘人「帰ってきたぞい‼︎ワシは○○○じゃが特に○○○じゃ‼︎」

 

 伏せ字になる程の猥談。さすが当主………って感心しとる場合か‼︎はよあのクソガキコンビをシバかんと‼︎

 

 

 

 でもどうすりゃええねん。喋ろうとすると猥談になるから、意思疎通が図れない………ん?もしや、こっちならイケるか‼︎

 

 こうして俺は紙に文字を書いて、意思疎通を図ることにした。

 

直哉(筆談)「甚爾君の胸に顔を埋めたい。」

 

 ダメやった。筆談も猥談になるんか⁉︎無茶苦茶過ぎるやろ⁉︎

 

 くそっ、どうすればええんや………?この状況を打破するには………

 

 

 

 

 こうして俺は考えた結果…………

 

直哉「おいクソガキ‼︎甚爾君のちんちんはゴツいんやで‼︎」

透「変態だぁぁぁぁ⁉︎」

 

 普通に倒すことにした。

 

 

 

 

  side 透

 

 くそっ、クズがこの呪具の弱点『普通に倒す』に気づきやがった‼︎しかも俺がトイレに行ってて、単独行動している最中に!タイミング悪っ‼︎

 

直哉「誰が変態や⁉︎俺はただお前に甚爾君の胸板の良さを伝えに来たんやで‼︎」

 

 殺しに来やがったな‼︎ならばこっちも猥談するまで‼︎

 

透『ロリに逆レイプされたい‼︎』

直哉「女は犯してこそ‼︎犯されるのはザコや‼︎」

 

 くそっ、難なくかわされた‼︎コイツ速いな‼︎

 

透『真依先輩にエッチなことでからかわれたい‼︎』

直哉「真依ちゃんは犯してナンボ‼︎」

 

 今度は後ろか‼︎動きについていけない‼︎

 

透「ぐわぁぁぁぁ‼︎」

 

 普通に蹴り飛ばされてしまった‼︎

 

直哉「俺の性癖はな、屈強な甚爾君に犯されたいっつーもんや。意外とMなんやで‼︎」

透「性癖の開示………本気ですね‼︎」

 

 ついでに術式も分かった。1/24秒で動きを作ってトレースする。アニメみたいなやつか‼︎それだけ速く動く相手なら…………

 

透(メガホン)『おっきいおっぱいもいいけど、頑張って寄せてあげているおっぱいも最高‼︎』

直哉「くそっ………!」

 

 俺もギアを一気に上げる‼︎大好きなおっぱいと、それを拡散するエチエチメガホンだ‼︎

 

直哉「甚爾君のおっぱい‼︎」

透(メガホン)『真依先輩のおっぱい‼︎」

直哉「アッチ側で勃つんは、俺や‼︎」

透(メガホン)『パイスラで勃つのは、俺だ‼︎』

直哉「最高速度で即イったる‼︎」

透(メガホン)『真依先輩、霞先輩、乳盛ちゃんにパイズリされたら、俺の方が早漏(はや)い‼︎』

 

 高速で動く変態クズと、それになんとか対応して猥談する俺。ここまではなんとか五分五分だが………この先はキツイかもしれない。なんせ俺は決め手に欠ける。領域展開は相手も猥談してるから、猥談同士の舌戦になって勝てるか微妙。アレはオナ禁5日目だから、15日足らなくて使えない。

 

直哉「ぶち殺したる………おっ、やっと猥談以外も喋れるようになった‼︎」

透(メガホン)『歌姫先生に個人指導されたい‼︎」

直哉「痛っぁ……くそっ、ドブカスがぁ‼︎」

 

 猥談ステッキの効果も切れた‼︎さて、どうする……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

亀縛「久しぶりだねぇ、直哉君………と、三宮駅の少年。」

 

 嘘………だろ?亀甲縛りの人が………何故ここに?それと、この人と知り合いなのか………?

 

透・直哉「「亀縛⁉︎」」

亀縛「2人仲良く、亀甲縛りにしてあげる♪」

 

 マズい、このままだと亀甲縛りにされてしまう‼︎なんとしても、コイツの魔の手から逃れないと‼︎

*1
正確には特級呪具・猥談ステッキの効果

*2
真希は家に帰ってないだろうから、コイツらは真希の制服を知らない。



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第十四話 対亀甲縛り共同戦線

  side 透

 

 なんでこんな時に亀縛が⁉︎最悪で災厄だ‼︎くそっ、こうなったら………

 

透「亀縛さん、直哉さんが遊びたいって言ってましたよ⁉︎」

亀縛「それは嬉しいねぇ!」

直哉「はぁっ、そんなこと言うとらんわ⁉︎」

亀縛「直哉君は相変わらず素直じゃないねぇ。」

 

 直哉さんに押し付ける‼︎なんか知り合いっぽいし、これでいいだろ‼︎

 

亀縛「逃げるなら亀甲縛りになってからね。」

 

 はっ?もう後ろに回られた…………?速すぎる………直哉さんの比じゃない‼︎

 

直哉「簡単に逃げられる相手ちゃうわ!コイツはこんなんでも甚爾君や悟君と同じ、アッチ側の人間やで‼︎」

透「五条先生もホモなんです⁉︎」

直哉「そうやない‼︎強い奴っちゅーうことや‼︎」

透「それは知ってます。僕も一回やられたので。」

 

 やっぱり五条先生にカウンターぶち込める人間は只者じゃない。

 

亀縛「褒めてくれてありがとう、直哉君。昔よく遊びに来た甲斐があったね。」

直哉「テメェのは不法侵入やろ‼︎」

亀縛「そんなこと言って………散々高専でも遊んだじゃないか。」

直哉「テメェらが勝手に俺を連れ出したんやろうが‼︎俺高専生ちゃうのに‼︎」

 

 テメェ()?ヤバいやつがもう何人か居るのか………

 

直哉「おいガキ‼︎」

透「源透です!」

 

 そひて直哉さんに声をかけられる。

 

直哉「じゃあ透、一旦休戦や‼︎この変態から一緒に逃げるで‼︎」

透「分かりました!」

 

 ここは大人しく、同盟を組むしかなさそうだ‼︎

 

亀縛「私から逃げられるかな?」

透「そんなの………」

透・直哉「「やってみなきゃ分からない‼︎」」

 

 ということで、俺と直哉さんは一緒に逃亡を始めた。

 

 

 まずやることは、相手を混乱させること!すなわち………

 

透「くらえ、猥談波‼︎」

 

 相手を猥談だけにする‼︎

 

亀縛「無駄だね。元より煩悩丸出しの私には効かないさ。」

 

 そうだ、コイツ変態だった‼︎乳盛ちゃんも効果なしやったから、気づくべきでした!

 

直哉「なにしとんねん⁉︎」

透「効くと思いました‼︎」

直哉「アホかぁ‼︎」

亀縛「甘いね!」

 

 近づいてくるか………

 

直哉「俺がやったる‼︎投射呪法‼︎」

亀縛「どういう動きを作ってくるかな?」

 

 ならば直哉さんが引きつけてる間………

 

透(メガホン)『巨乳の女の子が亀甲縛りでさらにおっぱいでっかく見えるの好き‼︎』

 

 俺が猥談をぶち当てる‼︎

 

亀縛「君もようやく分かったようだね、亀甲縛りの魅力を。」

 

 普通に避けられた‼︎

 

エチエチメガホン「………」シナシナ

 

 メガホンも萎えた‼︎ヤバいヤバい‼︎領域展開だと、猥談で勝てそうにない‼︎どうする⁉︎

 

直哉「テメェの相手は俺や‼︎投射呪法」

亀縛「いい度胸だね!呪縄殺法 亀甲縛り」

透『男子風呂で耳を当てて聞く、女子風呂の中でおっぱいが水面を動く音‼︎』

亀縛「メガホンがないと厳しいのでは?」

透「それは………どうかな⁉︎」

 

 危なっ!あと一歩のところで亀甲縛りになってた‼︎見栄を張ってるけど、正直キツイ‼︎

 

直哉「今度こそ死ねぇ、ド変態‼︎」

亀縛「それは無理だね。亀甲縛りがこの世から無くならない限り、私は生き続けるよ。」

直哉「テメェはヴァンパイヤか⁉︎」

透『乳の谷間にかく汗‼︎』

亀縛「汗、いいね!私も亀甲縛りの縄に汗が染み込むのは興奮するよ。」

 

 このままじゃジリ貧。ならば、やってみるしかない。

 

亀縛「それでは、亀甲縛りた〜いむ‼︎」

 

 俺と直哉さんに向かって縄が飛んできた‼︎この隙に………っ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一か八か、0.2秒の領域展開‼︎

 

透「領域展開 コンパニオンルーム‼︎」

直哉・亀縛「「なにっ⁉︎」」

透『おっぱい。』どぉぉぉぉん‼︎

亀縛「おおっ、今の痛みは興奮したよ♡」

 

 相手の縄攻撃を領域の効果*1で無効にしつつ、瞬時に猥談をぶち当て、相手の猥談が飛んでくる前に領域を閉じる。なんとか成功したようだ………

 

透「はぁっ………はぁっ………」

直哉「くそっ、コッチ側の人間に負けてられっか‼︎投射呪法‼︎」

亀縛「直哉君も強くなったねぇ。」

直哉「オラァ‼︎」

 

 直哉さんの今の打撃。なんかよく分かんないけど、黒と赤の光が打撃と共に生じた。

 

亀縛「んほぉ♡黒閃気持ちぃぃ♡」

直哉「ホンマ強いなぁ‼︎黒閃喰らってピンピンすなや‼︎」

 

 そうか、黒閃か。確か打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突する奴だっけ。俺みたいな呪言師は言葉に呪力を込めるから、黒閃に縁が無いんだよね。

 

 それならば、他の強化方法は無いのか………?修行してた時代には聞かなかったが。本にももちろん載ってた記憶は無い。何か、あるのか?猥談の核心を突く何か………が…………

 

亀縛「君たち、強くなったねぇ。ご褒美に、亀甲縛りにしてあげる♪」

直哉「ざけんなや‼︎逃げられへんわ、ドブカスがぁ‼︎」

透「猥談の………核心………」

 

 こうして俺と直哉さんは抵抗するも虚しく、亀甲縛りになったのだった。

 

 

 

 

  side 乳盛

 

 透君、中々帰って()おへんなぁ。

 

真依「何してんの、アイツ?」

新「トイレ長いっすね。」

乳盛「45っとるんちゃいます?」

西宮「いや、それは無いかな。」

新・乳盛「「マジっすか⁉︎」」

 

 信じられへん話や!

 

西宮「透君は術式の都合上ちゃんと射精管理しなきゃいけないから、無闇矢鱈には出来ないんだよ。」

新・乳盛「「ホンマもんの射精管理か………」」

真依「桃が大真面目にその単語言うと思わなかった。」

 

 透君って意外と真面目なんやね。

 

 

 

 そんなことを思っとると………

 

扇「真依の馬鹿がやらかしやがった………。これではまた、私が当主になれなくなってしまう。娘の分際で親の足を引っ張りおって………」

 

 真依ちゃん先輩のお父さんと思われる人が、剣を持ちながらやって来はった。こちらには気づいておらず、独り言を垂らす。それが最悪やが。

 

真依「…………」

西宮「ジジイのあれ、いつも言ってるの?」

真依「………面と向かってもよく言われる。」

西宮「分かった。私がぶっ飛ばしてくる。」

真依「無理。あの人1級よ………」

西宮「強かろうが関係ないよ。」

 

 桃ちゃん先輩が立ち向かおうとしてはる。でもここで無茶しはったら、透君が悲しむやろう。せやから………

 

乳盛「ウチが行ってきますわ。」

新「はぁ⁉︎」

西宮「大丈夫なの?」

乳盛「はい。同じ剣術使いとして、正してきます‼︎」

 

 ウチの出番や‼︎

 

新「僕も行く‼︎」

乳盛「新君は待ってて。ウチがあかんかった時、なんとかしてくれたらええから♪」

新「でも………」

乳盛「ほな、行ってきます!」

 

 こうしてウチは真依ちゃん先輩のお父さんのところへ行き………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乳盛「アンタの腐ったちんちん、ウチが正したる‼︎」

扇「なんだ、この痴女は⁉︎」

 

 スカートとパンツを脱いで勝負を挑んだ。

*1
猥談以外無効



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第十五話 炎の剣vs男の剣

  side 乳盛

 

 この人の腐ったちんちん、ウチが正したる‼︎

 

扇「痴女は出てけ!」

乳盛「分かりました。」

扇「素直だな。」

乳盛「でも、アンタの腐ったちんちん直してからや!」

扇「何も分かってないじゃないか⁉︎」

 

 性根が腐っとる人は男根も腐っとる。これが平家に伝わる教訓や。父親が自分の娘を役立たずと公言するなんて、あってはならん‼︎

 

扇「貴様のような呪詛師は私が殺す。居合 落花(らっか)の情。」

 

 炎の剣か……ほんならウチは、

 

乳盛「チン陰流 抜刀!」

 

 男の剣や‼︎

 

扇「生えた⁉︎」

乳盛「チン陰流 居合・夕月」

 

 まずは一気に距離を詰め、居合で斬りかかる!

 

扇「夕月はこうやるんだ‼︎」

 

 相手も居合か………って強いやん‼︎

 

乳盛「うっ………!」

扇「どうやら口だけのようだな。」

 

 いや、まだや‼︎ウチのちんちんはこんなもんちゃう‼︎

 

乳盛「チン陰流 落下(らっか)の珍」

 

 上に飛び上がり、ちんちんを地面に叩き落とす。

 

扇「これで………どうだ⁉︎」

 

 じいさんはウチのちんちんを手で押さえたか‼︎

 

乳盛「チン剣白刃取り⁉︎」

扇「しまった、これ陰茎か⁉︎汚っ⁉︎」

 

 じいさんが慌てて手を離す。その隙に………

 

乳盛「チン陰流 強度上昇」

 

 新君とのエッチなことを考え、勃起のレベルを上げる‼︎そして長くなったちんちんでじいさんを突く‼︎

 

扇「ぐふぁ………っ!この痴女め………っ!」

 

 そして見事じいさんに命中‼︎ギア上げてくで‼︎

 

乳盛「ここから先は、フル勃起(ぜんりょく)でいくで‼︎」

扇「いいだろう‼︎全力で相手してやる‼︎術式解放 焦眉之赳」

 

 じいさんも全力を出してくる。心なしか炎もデカくなった気ぃするわ!

 

扇「火炎一閃!」

 

 じいさんが横薙ぎの一閃を放つ。それれによって火炎がこっちまで飛んできた‼︎

 

乳盛「あっつ!ちんちん燃えるわ!」

扇「そのまま燃えて無くなれ‼︎」

乳盛「そういうわけにはいかん‼︎」

 

 ここは一気に踏み込んで………

 

乳盛「チン陰流 魔羅(まら)一閃!」

 

 ちんちんでビンタするように、横薙ぎを喰らわせる!

 

扇「弱いわ‼︎」

 

 どうやら相手は避けたみたい。ほんなら、

 

乳盛「チン陰流 居合・夕月」

 

 正面から突っ込む‼︎

 

扇「領域展開………」

 

 なにっ、領域展開やと⁉︎このじいさん使えるんか⁉︎ほんなら、

 

乳盛「チン陰流 簡易領域(トイレ)‼︎」

 

 簡易トイレの中に身を隠す‼︎

 

扇「は出来ない。」

 

 出来ないんかい‼︎

 

扇「ので、気炎万象。」

 

 しまった、上から下に降ろす攻撃か‼︎ウチが簡易トイレの中に籠るのを見越して‼︎

 

乳盛「いやぁぁぁん‼︎」

 

 ミスや‼︎攻撃喰らってもうた………。あとパッドずれた*1………

 

扇「ふむ……貴様は貧乳を気にしてる系女子………」

乳盛「うっさいわ‼︎///」

 

 70代だとなんかちっちゃいイメージあんのが悪いねん‼︎79は全然小さくないで⁉︎小さくないからな‼︎

 

扇「気が変わった。私の子を産め。」

 

 へっ?どういうことや?

 

乳盛「えっと…………」

扇「私は優秀な子を残したい。そのために母となれ。あと貧乳を気にしている娘が性癖だ。」

 

 性癖は別になんも言わへん。ウチも変態やし。でも…………

 

乳盛「既に真依ちゃん先輩がおるやん‼︎」

扇「アレは出来損ないの雑魚、人生の汚点だ。」

 

 真依ちゃん先輩は悪く言わんといて欲しい‼︎

 

乳盛「どうしてそないなこと言いはるんです⁉︎自分の娘でしょう⁉︎」

扇「娘だからこそ、だ。子が親の足を引っ張るなんて、あってはならない。」

乳盛「なんやそれ、アホか‼︎子は親の道具ちゃうで‼︎」

扇「子は親を引き立てるための物だろう?何度でも言うぞ。私が当主になれなかったのは、娘が出来損ないだからだ。」

 

 なんでそないなこと思えるん⁉︎ウチのお父さんが行方不明になっとるからこそ、この人に余計に腹が立つ‼︎

 

新「乳盛、大丈夫かいな……」

 

 ついでに、新君に下半身視姦()られて魔羅が勃つ‼︎

 

 

 

 

  side 扇

 

 あのギンギンに勃起した陰茎………。女だから最初は違和感があったが………。いよいよ頭の中に思い出させてきおったわ………。身体が覚えている。忘れるよう努めた、あの恐怖………

 

珍盛(まらもり)見つけたぞ……………」

 

 2m近い大柄の、下半身丸出し陰茎ギン勃ちの男に見つかった恐怖………っ‼︎

 

扇「いいだろう‼︎今一度この手で、骨の髄まで焼き尽くしてくれる‼︎来い、痴女‼︎」

 

 

 

 

  side 乳盛

 

 怒りで呪力を上げ、視姦()られて性欲を上げ、それを呪力に変換する。昂るこの気持ち、ぶつけるなら今だ‼︎

 

乳盛「チン陰流 奥義・白樺(しらかば)の精‼︎」

扇「なっ⁉︎」

 

 ちんちんから強烈な勢いでビームを放ち、それをあのじいさんにぶつける。平家に伝わりし、最強の技や‼︎

 

扇「うっ………」

 

 こうしてじいさんは気絶し、

 

乳盛'sちん「………」シナシナ

 

 ウチのちんちんは萎えて消えた。

 

乳盛「またつまらぬ者で………イってしまった………///」ハァ、ハァ

 

 こうしてウチの戦いは幕を閉じ、真依先輩の鬱憤を晴らせてスッキリした。あと違う意味でもスッキリした。

 

 

 

 

  side 新

 

 いや、何してんねん⁉︎奥義最低過ぎるやろ‼︎真依先輩の鬱憤を晴らしたのは良かったけど、他のことでもスッキリしとるやん‼︎

 

新「おつ………かれ?」

乳盛「うぅん、ありがとうなぁ、新君///」ハァ、ハァ

 

 なんかこっちまで変な気起きそうやわ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

亀縛「お疲れ様!はいっ、ご褒美の亀甲縛り♪」

 

 はぁ?コイツいつの間に⁉︎

 

乳盛「うわぁぁん、縛られてもうたぁぁぁ♪」

新「僕も………」

亀縛「これで2人ともペアルックだね。」

乳盛「せやな♪」

新「亀甲縛りのペアルックは嫌や‼︎」

 

 変態カップルだと思われるやん‼︎

 

真依「えっ、ちょっ、何、アンタら?」

西宮「お幸せに…………」

 

 うわぁぁぁぁ、先輩たちにも見られたぁぁぁぁぁ‼︎真依先輩は困惑してるし、西宮先輩はドン引きしてはるぅぅぅ‼︎

 

乳盛「はいっ♪」

新「ドン引きやめて下さいよぉぉぉぉ‼︎///」

 

 恥ずい、むっちゃ恥ずいわぁぁぁぁ‼︎

 

西宮「あとその人誰?」

亀縛「失礼、私は呪詛師・亀縛怒肢夢。皆さんを亀甲縛りにきたのさ。」

西宮「変態じゃん‼︎」

真依「自分も亀甲縛りするのね………」

亀縛「ということで、呪縄殺法 亀甲縛り。」

西宮・真依「「へっ?」」

 

 先輩方もあっという間に亀甲縛りになった。ちょっとエロ………いや、なんでもないわ。

 

亀縛「ついでにあの爺さんも………これでよしっ!全員亀甲縛りになったね。いい眺めだ‼︎」

西宮・真依「「何コイツ…………?」」

亀縛「満足したので私は帰るよ。またね〜。」

西宮・真依「「なんだったんだ………?」」

 

 ということで、全員が亀甲縛りになった。あと亀縛さんは、この後五条先生に見つかってボコボコにされたらしい。

 

透「へっ⁉︎///」

 

 そういや、コイツやっと戻ってきた。

 

新「随分長トイレやんけ。」

透「直哉さんや亀縛さんと戦ってたもんで。」

 

 そういうことかい。確かにコイツも亀甲縛りになっとる。

 

乳盛「んで、今ドキッとしてたな〜♪」

透「そりゃそうでしょ!亀甲縛りとおっぱいの組み合わせはまさに最高‼︎乳盛ちゃんと真依先輩、ありがとうございます‼︎」

真依「アンタの目線、最初桃だったわよ。」

透「う、嘘は………」

西宮「思いっきり目が合ったもんね〜♪」

透「は、はい………///」

西宮「やっぱり透君は可愛い〜♪」

透「ちょ、調子乗るな‼︎///」

 

 あっ、認めた。ちょっとは学習したんやな。

 

 

 

 

  side 直毘人

 

 酒を飲みながら亀甲縛りにされるのもまた一興………っ!いやぁ〜、いい騒ぎじゃった‼︎楽しかったぞい‼︎

 

 

 

 

  side 新

 

 僕らが禪院家での馬鹿騒ぎを終えて、高専に戻ると………

 

歌姫「で、何か言うことは?

 

 そこには、カンカンにぶちギレた歌姫先生が待っていた。

 

バカ5人「「「「「………特に。」」」」」

歌姫「お前ら一週間謹慎。」

1年・真依「「「「えぇぇぇぇ⁉︎」」」」

西宮「あっ、これ私の指示だよ!」

歌姫「じゃあ西宮は二週間謹慎。他の人は一週間。」

バカ5人「「「「「えぇぇぇぇ⁉︎」」」」」

 

 一緒に騒ぎに乗ったせいで、謹慎になってもうた‼︎変態やないのに‼︎もう、最悪やわぁぁぁぁ‼︎

*1
乳盛はバスト79cmを1cm盛って80cmにしている




次回からいよいよ東京姉妹校交流編です!お楽しみに!


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第五章 東京姉妹校交流会編
第十六話 東京のお姉さん、って文字面がエロいよね


年末年始に貯めたストックが無くなりかけてるんで、そろそろ毎日投稿じゃなくなると思います。


  side 新

 

 謹慎明け、僕らは皆で集まってダラダラダベってた。

 

真依「あれっ、東堂は?」

のりとし「高田ちゃん、とやらのラジオを聴いてるから来ない。」

真依「なるほどね。」

 

 東堂先輩以外。

 

メカ丸「そういや………」

 

 ここで、メカ丸先輩が話題を変えた。

 

メカ丸「お前ラ真依の家デ大暴れシタらしいナ。」

透・乳盛「「はいっ!」」

 

 ホンマにな。

 

透「家中猥談と亀甲縛りの嵐でした‼︎」

メカ丸「ハ?」

三輪「はいっ⁉︎///」

のりとし「亀甲縛りとは何だ?」

新「知らなくて大丈夫です。」

 

 多分世界で一番要らん知識やと思う。

 

 

 

 そんなことを思ってると、

 

明「お疲れ様っス‼︎」

歌姫「皆にお知らせがあるよ。」

 

 歌姫先生と姉ちゃんがやってきた。

 

透「エッチなコンパニオンを呼ぶんですか⁉︎」

歌姫「テメェは帰れ。」

 

 なんでそうなるねん?

 

 ところで、なんの知らせやろう?

 

歌姫「例年やってる東京姉妹校交流会のお知らせを配りに来たのよ。これ読んどいて。」

明「毎年京都校と東京校で、交流会をやってるっス‼︎それの日程とかを話しに来たっス‼︎」

生徒「「「「「なるほど〜。」」」」」

 

 へぇ〜、東京の呪術高専と交流会をやるんや〜!

 

透「何すか、それ?」

メカ丸「毎年やってるヤツだナ。」

西宮「東京の呪術高専とゲーム形式で対抗戦をするんだよ。」

乳盛「それは楽しみやな〜♪」

新「せやな!」

 

 ゲーム形式?どんな感じなんやろ?

 

歌姫「盛り上がってるところ悪いけど、出番あるの2・3年だけだから。」

1年「「「えっ⁉︎」」」

 

 僕らは出番無いんかい‼︎

 

三輪「まあついでに東京観光も出来るんで、いいんじゃないですか?」

1年「「「それはいいっすね!」」」

 

 まあ、暇な時間で遊べるか‼︎

 

新「スカイツリーに浅草………っ!」

透「吉原遊郭に川崎の風俗街………っ!」

乳盛「エッチなお店がぎょーさん*1あるんやろなぁ〜♪」

歌姫「エロから離れろ、1年共。」

新「一緒にせんといて下さいよ!」

 

 変態2人のせいで、どんどん印象が悪くなるわ〜。

 

歌姫「まあ1年も同行はするからな。準備しとけよ〜。」

1年「「「は〜い!」」」

 

 まあ、東京は楽しみやな!

 

明「あと新………」

 

 ん?姉ちゃんが僕に何の用や?

 

明「部屋ちゃんと直しとけや。*2

 

 あと、相変わらず姉ちゃんの小言はうっさいなぁ。

 

新「面倒いわ。誰も入れんからどうでもええやん。」

明「面倒い、じゃない‼︎」

新「はいはい分かった、直すから早よ帰り。」

明「源君、チェックお願いっス!」

透「分かりました‼︎」

 

 透はAVあげりゃ黙ってくれるやろ。

 

歌姫「じゃあ皆、おやすみ。」

明「お休みっス‼︎」

 

 ということで、大人組は帰った。

 

新「はぁ〜、姉ちゃんの小言面倒いわ〜。」

乳盛「新君、家族は大事にせなあかんで!」

新「せやなぁ。」

 

 乳盛は父親行方不明やからなぁ。家族はやっぱ大切やな。

 

透「俺からも言っておくよ。ついでにAV2つあれば黙っててあげる!」

新「後半が本音やろ。」

透「失礼な‼︎ちゃんと前半が本音さ!」

 

 コイツはAV欲しいんやろなぁ。

 

 

 

 そんなことを思ってると、

 

のりとし「そういや、東京校には真依の姉がいるじゃないか。」

 

 真依先輩のお姉さんの話になった。

 

新「へぇ〜、居てはるんっスね〜。」

真依「まあ………、一応………」

乳盛「あんまり仲良うない感じですか?」

真依「そうね。大嫌いよ。」

 

 真依先輩も姉と仲悪いんか。僕と一緒やな〜。

 

透「東京に真依先輩のお姉さんが居るだと⁉︎」

 

 コイツは何大声出してんねん。

 

新「うっさいわ。そこまで驚かんでもええやろ。」

透「だって東京にいる真依先輩のお姉さんだぞ⁉︎」

新「それがどうしたんや?」

透「だってまず、東京ってだけでもエロくね⁉︎大都会だよ⁉︎絶対経験豊富だよ⁉︎」

 

 東京だけで勝手に想像すんな。

 

新「知らんがな。」

透「それに真依先輩のって………そこもエロい‼︎」

真依「アンタホント馬鹿ね。」

 

 真依先輩と身体が似てる、っちゅーことか。

 

透「更にはお姉さん‼︎これはもう即ち、エッチのトリプル役満に他ならない‼︎」

 

 一回コイツの頭ん中見てみたいわ。脳内メーカー全部Hやろ。

 

透「今から行くぞ、新‼︎東京に性を求めて‼︎」

新「勝手に行けや、アホ‼︎」

透「それなら今から行ってくる‼︎」

のりとし「終電はもう終わってるぞ。」

西宮「加茂君、そこじゃないでしょ。」

 

 頼むから巻き込まんといてほしい。

 

三輪「お姉ちゃんって、弟から嫌われるものなんだね………。私弟2人もいるからなぁ………」

メカ丸「三輪ハ違うと思ウ。」

真依・西宮「「その通り!」」

三輪「み、皆さん………ありがとうございます……っ!」

 

 あと僕も三輪先輩みたいな姉ちゃんがよかったわ。

 

透「霞先輩、俺を3人目の弟にしませんか⁉︎」

三輪「へっ⁉︎」

メカ丸「シカトしていいゾ。後デ片付けトク。」

三輪「あは、あはははは………」

透「メカ丸先輩、そんなこと言わないで下さいよぉ‼︎」

 

 透みたいな弟は要らんな。

 

 

 

 それにしても、来週末東京かぁ〜。東京校(アッチ)の1年生にはどんな奴らが居るんやろ?楽しみやな〜‼︎

*1
たくさん

*2
片付けとけよ



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第十七話 時速300kmでの致し

ミゲルとメカ丸の口調区別するの難しくないですか?書いてて何回もメカ丸がミゲルになるんですけど。


  side 新

 

 いよいよ交流会当日、僕らは新幹線で東京へと向かっていた。ちなみに新幹線は3列シートを学年ごとに座っている。

 

透「2人とも聞いてくれ。」

新・乳盛「「何?」」

 

 ん?透は何の用やろう?

 

透「真依先輩のエッチなお姉さん像を考えたんだ。」

新「俺寝るわ。」

 

 しょうもないことやった。

 

透「まず候補1なんだけど………」

 

 いくつかあるんか。

 

透「おっとりとしたお嬢様系。大きいおっぱいで優しく抱きしめてくれる。バストは90cm。」

乳盛「おぉ〜!お姉さんって感じがして、けっこうエッチやな〜。」

透「候補2。真依先輩とそっくり系。見た目からして区別がつかないくらいエッチ。バストは87cm。」

乳盛「真依ちゃん先輩が2人おる感じやな♪」

透「候補3。きゃぴきゃぴハイテンション系。いつもぴょんぴょん飛び跳ねてる。バストは93cm。」

乳盛「可愛い感じやな〜♪」

 

 なんか絶妙にキショい。あと胸だけ指定あるのなんなん?

 

透「候補4。金髪と黒髪の半分こ。いつもは『○○っス‼︎』みたいな体育会系の敬語を使うが、キレると関西弁に戻る。バストは83cm。」

乳盛「どっかで見たことあるなぁ〜。」

新「僕の姉やないかい‼︎」

 

 勝手に人の姉で妄想すんなや!あと人の姉のバストサイズを言うな‼︎

 

透「な〜んだ、起きてんじゃん!」

新「そうすぐに寝れるかぁ‼︎」

乳盛「寝ている時にちんちん触ろうと思ったのにぃ〜!」

新「い、いや、触んなや‼︎///」

透「ちょっと嬉しがってね?」

新「やかましい‼︎」

歌姫「それはお前らだよ。」

1年「「「すいません!」」」

 

 ということで、僕らはしばらく静かにすることにした。

 

 

 

 

  side 透

 

 新と乳盛ちゃんが本格的に寝始めたので、暇になった俺はトイレに行くことにした。その目的とは…………

 

 超高速0721である‼︎新幹線の中にいれば、超高速で移動していることになる‼︎それは即ち、超高速で発射してるということ‼︎ど〜せ交流会で出番が無いんだもん、ちょっとくらい致してもいいよね♪

 

 さてと、トイレのドアを開けますか…………

 

??「貴様、呪術高専生か⁉︎」

 

 そんなことを思ってたら、めちゃくちゃ強そうな声のおじさんに話しかけられた。顔は普通のおじさんだ。

 

透「あっ、はい。そうですけど………」

??「くそっ、バレてしまったのなら仕方ない………っ‼︎」

 

 このおじさん、何かやろうとしたのか⁉︎ならば呪術師として、止めないと‼︎

 

??「我輩は呪詛師・インポおじさん。」

透「呪詛師・インポおじさん⁉︎」

 

 またまた変なのが来たぁぁぁぁ⁉︎

 

インポ「我輩の術式を喰らった者は勃たなくなる。」

透「何のためにそんなことを⁉︎」

インポ「イケメンばかり女を食うのが癪でな。勃たせなくして行為出来ないようにしたいんだ。」

透「地味に嫌過ぎます!」

 

 これじゃあ、俺が卒業できなくなっちゃうじゃん‼︎

 

インポ「安心しろ。」

透「えっ?」

 

 どこが安心出来るんだ⁉︎

 

インポ「貴様に術式をかけるつもりはない。」

透「誰がブサイクだ⁉︎」

 

 全然安心出来ねえじゃねえか‼︎

 

インポ「それでは、我輩にイケメンを紹介してくれ。」

 

 なんかムカついたので、

 

透『新幹線の中で高速0721‼︎』

インポ「なぁぁぁぁあ⁉︎」バタン

透「車掌さん、コイツ痴漢です。気絶させときました。」

車掌「ありがとうございます。」

 

 とりあえず祓っといた。

 

 

 

 

 トイレで致してから席に戻ると、

 

乳盛「zzzzzz」

新「…………///」ジー

 

 新が乳盛ちゃんの乳盛ちゃんを視姦()ていた。

 

透「痴漢通報してあげようか?」

新「と、透⁉︎えっ、えっとな………///」

 

 コイツやっぱむっちゃムッツリだよな。否定するせいで、余計にそう思われるのがホント面白い‼︎

 

透「あれぇ〜、変態じゃないんじゃなかったの〜?」

新「ホンマに………言わんといてくれ………///」

透「ならば今から俺の猥談に付き合え‼︎」

新「分かっ………たよ……///」

 

 丁度いいタイミングだし、おもちゃにしてやろう‼︎

 

 

 

 

  side 新

 

 最悪やぁぁぁぁぁ⁉︎なんでコイツこんなにトイレ早いねん⁉︎まだ3分やぞ⁉︎*1

 

透「それでは猥談を始めよう。

新「うっす………」

 

 微妙にカッコつけんな。

 

透「我々は遥か昔から、エッチな女の子について調べてきた………」

新「調べてたのお前だけやろ。」

透「長年にわたる考察の結果、我々は遂にエッチの心理に辿り着いたのさ‼︎」

新「何煩悩にまみれた仏陀みたいなこと言ってんねん。」

透「それはつまり………我々自身がエッチな女の子になることさ‼︎」

新「自分、鏡見ながら致す気なん⁉︎」

透「いいことに気がついたね。その通りさ!」

新「その通りちゃうわ!」

 

 目をキラキラさせながら言うことちゃうやろ‼︎

 

透「例えば新の場合、温泉で働くエッチな女将さんになればいい!」

 

 なれるか、アホ‼︎こうなったらからかい返してやるわ!

 

新「ほんなら透は魔法少女やな‼︎」

透「それいいかも‼︎魔法少女・セクシャル透♪今日も女の子を助けるゾ〜♪」

新「男は助けないんかい⁉︎」

透「もちろん‼︎俺は不平等に人を助ける‼︎呪術師は正義(せいぎ)の味方じゃなくて、性戯(せいぎ)の味方だからね〜。」

新「魔法少女ちゃうんか………」

 

 そんないやらしい魔法少女は絶対人気出ぇへんわ。あと魔法少女でそれ言いたかったわけちゃう!

 

新「ちなみに、魔法少女の同業者なら知っとるで。」

透「えっ、誰⁉︎」

新「西宮先輩。」

透「あ、あの人は魔法少女じゃないから‼︎///」

新「でもほうき乗ってるやん。」

透「お前の魔法少女像、安直過ぎない?」

 

 透にツッコまれるの、なんか癪や。

 

透「ちなみに30歳まで童貞のまま性転換すれば、俺たちも魔法少女になれるよ‼︎」

新「なるか‼︎」

 

 不名誉過ぎるやろ、それ‼︎

 

 

 

 そんなことを思ってると、

 

アナウンス「まもなく、東京、東京です。」

 

 いよいよ東京に着いた‼︎遂にやってきた大都会、色々楽しみやな‼︎

 

乳盛「なぁなぁ、新君♪」

 

 乳盛も起きたようや……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乳盛「ウチの胸、見るだけやなく、触っても良かったんやで♪」

新「へっ………?///」

 

 起きて………たん?

 

乳盛「もしかしてバレて無いと思ったん?や〜な〜♪」

新「いや、その、えっと………すいません………///」

透「バレたんだ♪ウケる〜♪」

新「うっさいわ‼︎///」

 

 楽しい旅行が恥ずかしい旅行になってもうた…………

 

 

 

 

  side 五条

 

 さぁさぁ、京都の1年と悠仁たちが会合する時がやってきた‼︎楽しみだね〜♪

*1
透は3分でインポおじさんを倒して致した。




今回出てきた、インポおじさんのプロフィールです。

・インポおじさん(インポおじさん)
階級  2級呪詛師(西宮ちゃんと同じくらい)
声   井上和彦のイメージ
年齢  46歳
趣味  風俗巡り
術式  催眠呪術


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第十八話 想像以上に妖艶な女性たち

  side 透

 

 俺たちはいよいよ、東京校の人らと対面することになったぜ!

 

透「いや〜、楽しみぃぃぃ‼︎東京に住む真依先輩のエッチなお姉さん、東京に住む真依先輩のエッチなお姉さん、東京に住む真依先輩のエッチなお姉さん………」

新「お経みたいに唱えんなや。」

乳盛「ヤリチンシティーボーイ、ヤリチンシティーボーイ、ヤリチンシティーボーイ………」

新「アンタもや!」

 

 そして、待ち合わせ場所に着くと、そこには…………

 

真希「おっ、やっときたか。」

 

 東京に住む真依先輩のエッチなお姉さんらしき人と………

 

野薔薇「あぁ、もう‼︎なんで東京開催なんだよ‼︎」

 

 未知なるエッチな女の子が居た。

 

透「うわぁぁぁぁぉ‼︎あの2人の女の子、エッチ過ぎる‼︎」

新「普通パンダの方にツッコむべきやろ………」

乳盛「えっ⁉︎新君、あのパンダちゃんにちんちん突っ込みたいん⁉︎」

パンダ「なにっ⁉︎」

新「なんでツッコむでそれが出てくんねん⁉︎」

野薔薇「えっ、京都校って変態しか居ないの………?」

真依「風評被害やめてくんない?半分はまともよ。」

伏黒「残り半分は変態じゃないですか………」

のりとし「変態ばかりですまない。」

狗巻「おかか………」

 

 まずは真依先輩のお姉さん………と思われる方‼︎眼鏡に柄悪い感じ………なるほど、そうきたか‼︎手に持つムチといい、SMバーに居そうな嬢感がハンパない‼︎あんなお姉さんが居たら、俺は確実にドMになる‼︎

 

 次に茶髪のボブの子。イケメン風だけどクソエッチなおっぱい‼︎しかも強気系女子‼︎こういう女の子って、自分が可愛がられるのに慣れてないから、いざ本番になったときに大人しくなるギャップがある‼︎そのギャップが無くても可愛い‼︎

 

 おぉぉぉぉぉぉぉ‼︎東京校やべぇぇぇぇぇぇぇぇ‼︎さっき45ったのに、もうギンギンだぁぁぁぁぁぁ‼︎

 

透「ちょっと我慢出来ないんで、トイレで45って来ます‼︎」

東京校「「「「「えぇ…………」」」」」

新「初対面の人の前で何言うとんねん‼︎」

透「新も連れションする?」

新「せんわ‼︎」

乳盛「ええな、連れション!ウチも混ぜて♪」

新「混ぜんしトイレにも行かん‼︎」

 

 ということで、俺はトイレに…………

 

西宮「ごめんね、皆。この子ちょっと変態なの。」

東京校「「「「「ちょっと?」」」」」

 

 行こうとしたら、何故か桃ちゃんに引き止められた。手を触られてドキドキする…………

 

透「あの………手………離して………///」

西宮「あっ、ごめんね〜♪トイレ行ってきていいよ〜♪」

 

 離してくれた………出来ればもうちょっと握りたかった………って何を考えてるんだ、俺は⁉︎

 

パンダ「へぇ〜、そういうことか〜!」

野薔薇「本命の女の子にはデレデレなんだね〜♪」

真希「なんだ、可愛い奴だな!」

狗巻「しゃけ♪」

透「勘違い………しないで下さい………///」

伏黒「まるで別人だな。」

 

 変な勘違いされたし‼︎いや、勘違いじゃないけど、恥ずかしい…………

 

 

 

 

  side 西宮

 

 透君の可愛さアピール作戦、成功♪

 

 

 

 

  side 透

 

 恥ずかしがりながら、トイレには行かずその場で待ってると、

 

五条「はい皆〜、僕からのお土産だよ〜。」

 

 五条先生が何やら箱のようなものを台車に乗せてやってきた。

 

透・新「「お久しぶりです!」」

五条「おお、久しぶり〜!神戸で亀甲縛りになった時以来だね〜。」

透・新「「はい!」」

伏黒「先生も変態だったんですか………」

野薔薇「サイテー。」

五条「違う違う!僕は亀甲縛りになってないよ〜。」

 

 今の茶髪の子(野薔薇)の刺すような目線、めちゃくちゃ興奮する!

 

五条「それじゃあお土産で〜す‼︎じゃじゃ〜ん‼︎」

 

 それより、箱の中身は何だろう?

 

五条「故人の、虎杖悠仁君で〜す‼︎」

虎杖「はいっ、おっぱっぴ〜‼︎」

 

 おっぱいピー、じゃなくて、コイツは…………っ⁉︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「悠仁じゃん!久しぶり〜♪」

 

 中学以来の旧友じゃね〜か‼︎

 

虎杖「あれっ、源じゃん!久しぶり〜!」

透「最近どう?尻モノAV観てる?」

 

 タッパとケツのデカい女が性癖の虎杖悠仁君!中学2年の時に学校が統廃合して、一緒になったんだよね〜*1。さてと、性癖が変わってないか確認を…………

 

虎杖「いや、最近ちょっと死んでてさ〜。」

 

 コイツは何を言ってるんだ?

 

伏黒「事情を説明しろ、虎杖。」

野薔薇「マジ意味分かんないんだけど………ぐすっ。」

虎杖「あっ、えっと…………」

 

 恐らく同級生であろう2人がすごい顔してる。多分ホントに死んだ扱いだったんだろうな。悠仁の人柄の良さなら、

 

 あと茶髪の子の涙めっちゃ可愛い。強気な子のギャップ萌えかな?まあ俺は、笑顔の方が断然好きだけど。

 

虎杖「五条先生、面白くなるって………」

五条「ごめ〜ん、悠仁!」

虎杖「嘘でしょぉぉぉぉ‼︎」

 

 あと五条先生、意外と適当だな。もしや普段はこんな感じなのかな?*2

 

 

 

  side 三輪

 

 生五条悟♪生五条悟♪ふぅぅぅぅぅ‼︎

 

 

 

  side メカ丸

 

 三輪、楽しそうだナ。いいことダ!

 

 

 

 

  side 透

 

 俺はその後、悠仁から事情*3を聞いた。コイツすっげえ大変な目に遭ってたんだな。

 

透「お疲れ、悠仁!」

虎杖「ありがとう、源!」

 

 そして旧友との再会とならば………っ‼︎

 

透「よしっ、今夜は猥談だ‼︎」

 

 これしかないだろう‼︎

 

虎杖「源は相変わらずだね〜。」

透「まあね〜♪あと、丁度紹介したい変態友達が居るのさ!」

虎杖「変態友達⁉︎」

透「まずあそこにいるのが平乳盛ちゃん!」

虎杖「女の子だよね⁉︎」

乳盛「ども〜♪ちんちん大好き乳盛やで〜♪ほなよろしくな〜♪」

虎杖「ホントに変態だ………よろしく!」

透「次にあそこにいるのが新田新!」

新「僕は変態ちゃうわ‼︎うちの透が迷惑をかけてすんません!」

虎杖「いやいや!こちらこそよろしくね〜!」

 

 ということで、こっちの変態友達を紹介し終えた。

 

虎杖「それじゃあこっち……は変態じゃないけど紹介するよ。」

透「オッケー!」

 

 次は東京校の番か!

 

伏黒・野薔薇「「変態と喋りたくない。」」

乳盛「まあまあ〜、そう固いこと言わずに〜♪お洒落の話もしようや〜♪」

野薔薇「えっ、マジ⁉︎しようしよう!アタシ釘崎野薔薇‼︎平、よろしく〜♪」

乳盛「よろしくね〜♪」

 

 あそこはザ・女子会って感じ!乳盛ちゃんも変態だから忘れがちだけど、年頃の女の子だからね!盛り上がること間違いなし!あとあの茶髪の子は野薔薇ちゃんって言うんだ!覚えたゾ〜♪

 

伏黒「お前は大変そうだな。」

新「せやで。同級生2人が変態しか居らへん。」

伏黒「伏黒恵。色々とよろしく。」

新「よろしく!」

 

 この2人はムッツリっぽそう。前東京行ってた東堂先輩がつまらん、って言ってた人かな?俺にはとんでもない性癖を隠してるように見える。

 

 

 

 それよりも、今夜の猥談パジャマパーティー、楽しみだな〜‼︎

 

歌姫「京都校の皆、夕飯食ったらミーティングな。交流会はその後にしろ。」

透「は〜い‼︎」

 

 ちょっとミーティング入っちゃったけど、大丈夫でしょう‼︎

*1
透も仙台出身です!第一話の後書きにある通り!

*2
作者「その通りです。」

*3
原作と全部同じ




ストックもう無いです。ごめんなさい!


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第十九話 虎杖悠仁を処刑せよ

最初だけちょっとシリアスかも。


  side 透

 

 東京校の1年生と猥談パーティー‼︎楽しみだな〜♪さてと、まずはこのミーティングを済ませないと…………

 

学長*1「宿儺の器、虎杖悠仁は殺せ。」

 

 えっ?今なんて?

 

透「す、すみません!よく聞き取れなかったのですが………」

学長「虎杖悠仁を殺せ。アレは人ではない。」

 

 嘘でしょ?

 

透「学長〜、冗談言うならもっと面白くして下さいよ〜!例えばエッチな話とか!」

乳盛「学長の猥談、ウチも聞きたい!」

学長「源に平、これは冗談ではない。れっきとした上からの意向なのだ。*2

 

 マジかよ…………。なんで友達を殺さなきゃならねえんだ………

 

透「ゆ、悠仁は良いヤツっすよ‼︎」

学長「宿儺が出てこなければな。」

透「でも、アイツならきっと抑えようと思うはずです!」

学長「抑えられなかったらどうするんだ?民間人を殺したら?」

透「えっと…………」

 

 どうしよう………。悠仁を殺さないで、宿儺を出さない方法………。呪術師とはいえエロばっか考えてたから、こういう普通の呪術師的なことがよく分からん‼︎

 

透「ふ、封印の札を悠仁の身体に貼るとか………?」

学長「そんなんで抑えられるとでも?」

のりとし「諦めろ、源。呪術師ならこういうこともよくある。」

 

 待てよ、呪いの札…………そうだ‼︎

 

透「学長、提案があります‼︎」

学長「なんだ?」

透「宿儺を出てこないようにすればいいんですよね………?」

学長「まあそうだが、それは厳しいだろう………」

透「常にエッチな写真を携帯させましょう‼︎」

 

 これしかない‼︎

 

学長・のりとし・メカ丸「「「は?」」」

新「何言ってんねん⁉︎」

歌姫「もっかい謹慎になりたい?」

透「常にエッチなことを考えてれば、宿儺に意識を取られることなんてありません‼︎」

 

 名付けて妄想大作戦‼︎

 

東堂「つまり、エッチなものを見てる時に意識を取られてたまるか、というある種の独占欲か!」

歌姫「つまりじゃないが。」

乳盛「宿儺ちゃんにエッチな写真壊されたら嫌やもんなぁ〜!」

新「そういうもんちゃうやろ。」

のりとし「宿儺をちゃん付けするな。」

真依「ツッコミおかしくない?」

東堂「如何なる戦争においても、終戦後には講和会談があった。恐らく猥談で仲良くなったのだろう。」

西宮「歴史の偉人に謝れ。」

 

 自分が45ってる時に、急に他者に意識を奪われるなんて嫌だ‼︎急にエッチを途絶えさせるなんて、あってはならない‼︎

 

透「そうと決まれば話は早い‼︎」

学長・歌姫「「決まってないが。」」

透「ということで、平和のために猥談してきます‼︎」

新「行ってら………」

乳盛「新君も行くんやで?」

新「ちょっ、巻き込まんといてくれ!」

透「京都校1年、出陣〜‼︎」

乳盛「おー♪」

新「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

東堂「若者よ、せいぜい猥談を楽しむがよい。」

歌姫「お前いくつだよ。」

 

 ということで、猥談に向かいます‼︎レッツラゴー‼︎

 

 

 

 

  side 学長

 

 源平両家が呪術界から追放されたのも分かる。奴らは変態………そしてそれ以前に………呪術師として善人すぎる。他の御三家とも合わないわけだ。

 

 

 

 

  side 透

 

 

 俺たちが着いた先では、丁度作戦会議が終わったようだった。

 

透「へ〜い、悠仁‼︎」

虎杖「おっ、透じゃん!交流会では手加減しないよ!」

透「いや、俺出番無いし。」

伏黒「俺たちは数合わせで、基本は2・3年だ。」

乳盛「ウチら2・3年で足りるしね〜。」

虎杖「マジか⁉︎」

透「ということで………」

 

 正直腕試しもちょっとしたい。でもやっぱり………

 

透「それじゃあ皆さん、性癖をご提示下さい‼︎」

 

 猥談だ‼︎

 

伏黒・野薔薇「「嫌。」」

透「え〜、ノリ悪いな〜!」

新「悪いのはアンタの頭や‼︎」

透「うるさい!」

伏黒「お前東堂と同じだな。」

透「あの人は猥談の師匠なもんで!高田ちゃんに対する方向性の違いでモメるけど。」

伏黒「もっと違うことでモメろよ。」

 

 恵と野薔薇ちゃんは恥ずかしいのかな?ならまず俺が手本を見せよう‼︎

 

透「まずは俺から‼︎好きなAV女優は深田えいみ、好きな体位は騎乗位、そして好きな部位はおっぱいだ!特にデカいけどデカ過ぎず、でもちょっとデカめが好き‼︎」

虎杖「透は変わってないね〜。」

野薔薇「昔からこんななの………」

 

 昔っからだね!父ちゃんも母ちゃんも変態だから、遺伝といえよう‼︎

 

透「それじゃあ次、新‼︎」

新「話すか、アホ‼︎」

透「それじゃあ他己紹介!コイツは温泉モノが好きだよ‼︎あと最近時間停止モノもよく見てる‼︎」

新「は?」

伏黒「お前も変態だったのか………」

透「スマホの検索履歴、見えたもんで♪」

新「死ね、ドアホ‼︎」ドゴォ

透「痛っ‼︎」

虎杖「新田、ご愁傷様………」

 

 めっちゃ殴られた。解せぬ。

 

透「つ、次は乳盛ちゃん‼︎」

乳盛「ほ〜い!ウチは昼間言った通りちんちん大好きや!特にズボン越しに勃ってるのを見るのが好きでな〜、興奮してウチの乳首も勃ってくんねん!」

 

 ちなみに最近は新の股間を凝視していることが多い。

 

野薔薇「男いる前で猥談出来る女初めて見た………」

乳盛「案外おるで〜♪ほらっ、野薔薇ちゃんも恥ずかしがらずに〜♪」

野薔薇「残念ながら、そういうのあんま興味ないわ。」

乳盛「ほんならこれからやな〜♪」

透「初体験してから目覚めるタイプかな?」

野薔薇「アンタそのうちセクハラで捕まるわよ。」

透「刑務所の変態たちと猥談したい‼︎」

野薔薇「どうしようもないわね。」

伏黒「とっとと捕まれ。」

 

 性犯罪者は俺以上の変態ばかりだろう‼︎それは楽しみ………なんだけど、俺が捕まったら桃ちゃん悲しむだろうな………恥ずかしいから言わないけど。

 

新「西宮先輩悲しむからやめとき♪」

透「う、うるさい‼︎///」

 

 せっかく言わなかったのに‼︎新のバカ‼︎

 

透「つ、次は悠仁の猥談‼︎」

虎杖「タッパとケツのデカい女の子………ジェニファー・ローレンス的な!」

伏黒・野薔薇「「東堂と同じだ。」」

透・新・乳盛「「「東堂先輩と同じや!」」」

 

 それなんだよね。絶対悠仁と東堂先輩は気が合うと思う。

 

虎杖「マジで………って誰?」

透「京都校のゴツい先輩!」

虎杖「なるほど…………」

 

 だから早く会って欲しい!

 

 さて、ラストだ‼︎

 

透「それじゃあ最後は恵‼︎」

伏黒「パス。」

透「そこをなんとか‼︎」

伏黒「無理。」

透「一生のお願い‼︎」

伏黒「嫌だ。」

 

 くそっ、恵は頑固だな‼︎どうすれば猥談してくれるか………

 

伏黒「お前がさっきの金髪の女の人に告白するなら喋る。」

透「いや、ちょっと、それは…………///」

伏黒「じゃあ喋らん。」

野薔薇「アタシもそれ使えばよかった〜‼︎」

 

 くそっ!しかも弱点を知られた‼︎桃ちゃんの話題出されると恥ずかしいから、やめてほしいんだよ‼︎全く……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西宮「透君、居た!」

透「へっ⁉︎///」

西宮「ちょっとこっち来て。」

 

 し、しかも本人登場⁉︎恥ずかしいよぅ…………

 

伏黒「ほら、彼女が迎えにきたぞ。」

新・乳盛・虎杖「「「行ってら〜♪」」」

野薔薇「彼女と猥談すればいいんじゃない?」

透「う、うるさい‼︎桃ちゃんは彼女じゃないから‼︎///」

西宮「まだ、が抜けてるよ♪」

透「うるさいぃぃぃぃぃ‼︎///」

 

 ということで、俺は桃ちゃんの元へ向かった…………

*1
名前複雑でめんどいのでこれで

*2
原作はどうだか分かんないけど、本作では一応こうしときます。




オリキャラたちの呪術センスや運動神経はこちら(新は原作キャラなので芥見先生に任せます。)

・源透
等級    1級
呪術センス 10
運動神経  8(回避全振り)
学力    3(保健体育だけ10)

・平乳盛
等級    準1級
呪術センス 8(ちんこ生やす以外は並)
運動神経  7
学力    10(実は京大レベル)

・亀縛怒肢夢
等級    特級(未登録・高専時代は1級)
呪術センス 10
運動神経  10
学力    9

・風俗に来た男たちをホモ乱交させるおじさん
等級    3級
呪術センス 7
運動神経  2
学力    7

・インポおじさん
等級    3級
呪術センス 7
運動神経  2
学力    5


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第二十話 変態よ、乱入せよ

  side 透

 

 桃ちゃん、恥ずかしいタイミングで呼ばないでほしい………

 

西宮「彼女に呼ばれて照れてるのかな?」

透「う、うるさい‼︎だ、第一桃ちゃんは彼女じゃないでしょ……///」

西宮「そうだね〜♪まあ可愛い私に呼ばれたら、誰だって照れちゃうか♪」

透「あぁ、もう‼︎」

 

 桃ちゃんと話してるとなんか調子狂う‼︎とっとと本題に移ろう‼︎

 

透「そ、それで………何の用?」

西宮「伝えたいことがあってね。」

 

 伝えたいこと?何だろう…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西宮「虎杖君の処刑計画は変わってないの。」

透「は?」

 

 どういう………ことだ?

 

透「でも俺たちがいた時は………っ!」

西宮「君らが居なくなってから命令が改めて出たの。」

透「そんな………っ!」

 

 なんであの先輩方があの悠仁と殺し合わなきゃいけないんだ………。どっちも好きな人たちなだけに、心苦しい………

 

西宮「絶望するのはまだ早いよ。私に考えがあるの。」

透「考え………?」

 

 まだ終わったわけじゃないんだ………

 

西宮「その後女子会を開いたんだ。それで、真依ちゃんと霞ちゃんは明日体調不良になる予定なんだって。」

 

 体調不良になる予定………つまりは仮病を使うのか。

 

西宮「で、その場合、ピンチヒッターとして、開始の超直前に1年から2人が必要になると思う。」

透「ふむふむ………」

西宮「その2人に、虎杖君の殺害計画を伝える暇はない。」

 

 なるほど。事情を知らない(中止になった)ことにしている2人に変更して、悠仁の暗殺計画を阻止するのか。そうなると、場を混乱させやすい2人を出した方がいいな………

 

透「それじゃあピンチヒッターは俺と乳盛ちゃんで。」

西宮「分かった。それじゃあ、明日よろしくね!」

透「うん。」

 

 それにしても、上の目を背いてでも、悠仁を助ける手立てを考えてくれるなんて………。桃ちゃんは悠仁のこと知らないのに………

 

透「ねえ桃ちゃん、なんでここまでしてくれるの………?」

西宮「そりゃ、透君の友達だからだよ!」

 

 俺ってだけで、ここまでしてくれるなんて…………ホントこの人には昔から世話になりっぱなしで、頭が上がらない………

 

透「ありがとう………桃ちゃん……///」

西宮「これも彼氏のためよ!」

透「かっ、彼氏じゃないから!///」

 

 いつか恩返しをしたい………そのためにも、もっとエロく、強くなりたい…………

 

 

 

 

 桃ちゃんと別れた後、俺は虎杖たちのところへ戻った。

 

透「かくかくしかじか!」

乳盛「分かったでぇ〜♪」

伏黒「マジか………」

野薔薇「ふざけたことしてくれるじゃない‼︎」

虎杖「いや、でも、元々俺死刑予定だし………」

 

 そうだ、本来の目的をまだ達成してなかった。

 

透「とりあえず虎杖、これあげる!」

虎杖「これは………?」

 

 こうして俺は、『美尻コレクション 〜今すぐ顔を埋めたくなるケツデカ女の子集〜 ポケットサイズ』を虎杖に渡した。

 

伏黒・野薔薇「「なんで?」」

透「宿儺に乗っ取られそうになった時、お前のエロスで追い出すんだ!」

虎杖「ど、どういうこと?」

透「これがあったら、ずっと見ていたくなるだろ?」

虎杖「………否定はしない。」

透「そう!大切なのはその気持ちさ‼︎」

虎杖「なるほど………よく分かんないけど分かった!」

伏黒・野薔薇・新「「「分かるな!」」」

虎杖「ありがとう、源!」

透「どういたしまして!」

 

 これでまずは宿儺封印の手立ては完了‼︎あとは明日を無事終えるだけだ‼︎

 

 

 

 

  side 歌姫

 

 いよいよ交流会当日。なのに…………

 

西宮「真依ちゃんと霞ちゃんは体調不良で急遽欠場ね。」

 

 あの2人、何してんのぉぉぉぉぉぉ⁉︎

 

歌姫「お、おう………お大事に………」

西宮「代わりに源平の2人が出るから。」

歌姫「アイツらね。はいはい。」

 

 代わりの人員が変態って、大丈夫か?

 

西宮「それじゃあ、よろしく〜!」

歌姫「は〜い………」

 

 なんか不安だ………やらかさないでしょうね?

 

夜蛾(アナウンス)「それでは、本年度の東京・京都姉妹校交流会を始める‼︎ガッテム‼︎」

 

 こうして、東京校との交流戦は幕を開けた。

 

 

 

 

  side 新

 

 三輪先輩&真依先輩と新宿を散策しとるで。

 

真依「新田、道分かる?」

新「期待せんといて下さいよ………」

三輪「新宿駅、難しいですよね………」

 

 駅の中で迷子になっとるけど。

 

 

 

  side 透

 

 間違えた…………。乳盛ちゃんは出すとして、残り1人を俺じゃなくて新にすべきだった。

 

 だって真依先輩と霞先輩と東京デートだよ⁉︎あのエッチなおっぱいお姉さんの2人と‼︎ずるすぎない⁉︎前世でどれだけの徳を積んだら、そんなドスケベなシチュエーションが出来るわけ⁉︎AVでも無いよ、そんなシチュエーション‼︎

 

乳盛「ウチも行きたかったな………………」

西宮「ごめん………」

透「あとでデートの時間作るから許して!」

乳盛「で、デートって、そんな………///」

 

 しかも乳盛ちゃんにまで嫉妬されてるんだよ⁉︎こりゃ帰ってきた途端襲われるでしょ‼︎絶対‼︎

 

のりとし「そういえば、東堂は?」

メカ丸「どっか行っタ。」

 

 ちなみに男の先輩3人衆は事情を知らない。加茂先輩は家の立場もあり、処刑賛成派。メカ丸先輩はよく分からんけど賛成派。東堂先輩はミーティングをブチ切れて抜けたらしい。

 

のりとし「それでは、作戦通りに行くぞ。」

他4人「「「「オー‼︎」」」」

 

 こうして、交流会は幕を開けた………のだが……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西宮「箒の上に乗って透君とデート、久しぶりだね〜♪」

透「デートじゃないでしょ……///」

 

 フォーメーションが最悪だ。今俺は桃ちゃんと一緒に箒に乗って、空を飛んでいる。

 

西宮「ほら、ちゃんと私に掴まらないと落ちちゃうよ?」

透「わ、分かってるよ‼︎///」

 

 しかも落ちないよう、後ろから桃ちゃんに抱きつかなきゃいけない。て、照れる……………

 

 

 

 ただ、一応これも作戦。この交流会は東京高専の裏庭で行われ、その中にいる2級呪霊を祓うことで勝ち、もしくは3・4級の大量にいる低級呪霊をより多く祓うことで勝ちとなる。*1そして6vs6のチーム戦。ならばすべきことは…………

 

透「ではこの学園に、猥談の光あれ‼︎」

 

 敵チームメイト同士の意思疎通の妨害だ‼︎

 

 こうして俺は、『特級呪具・猥談ステッキ』を使った。

*1
ルールが曖昧ですいません。




交流会のルールあんま覚えてなくてすいません。原作でもルールそっちのけで、虎杖殺したり花御乱入したりしたもんで。記憶に残らなかったんです。


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第二十一話 性癖交流会

  side 伏黒

 

 虎杖暗殺計画………ふざけたもんだな。幸い、京都側からも上手く動いてくれることが分かった。あの変態も、役に立つんだな。

 

 さてと、俺たちは虎杖を守りつつ、2級呪霊を探さなければならない。今はスタート地点なので、全員固まっており、

 

パンダ「お前ら、」

 

 パンダ先輩の合図で動き出す…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンダ「階段の下からふと見えるスカートの中はいい‼︎」

 

 え?今なんて言った?

 

真希「バカかお前?」

パンダ「いや、違うんだ!俺はただパンツを………」

 

 何も違わねえだろ。

 

真希「男に優しくされると、なんか照れるんだ………あぁぁぁぁ⁉︎///」

 

 真希先輩もどうしたんだ⁉︎

 

虎杖「何、なんです⁉︎そんなにケツのデカい女が好きなんですか⁉︎」

パンダ・真希「「違う‼︎」」

 

 虎杖も何言ってるんだ⁉︎日本語が成り立ってないぞ⁉︎

 

狗巻「ちんちん!おっぱい!まんまん!///」

虎杖「狗巻先輩⁉︎」

パンダ・真希「「棘ぇぇぇぇぇ⁉︎」」

 

 狗巻先輩は男子小学生みたいになってるし‼︎

 

 

 

 

  side 狗巻

 

 おにぎりのおかずじゃなくて、夜のおかずを喋ってしまう…………

 

 

 

 

  side 伏黒

 

 なんだ、この異常事態は?学校中下ネタワンダーランドじゃねえか⁉︎

 

野薔薇「なになに、誰を抱きたいかって話⁉︎」

虎杖・伏黒「「釘崎⁉︎」」

野薔薇「い、いや、これは違くて………///」

 

 コイツもダメか…………

 

パンダ「違うなら?」

野薔薇「イケメンの……胸元はだけた鎖骨の上に、キスマークををををを⁉︎///」

パンダ「なるほど‼︎」

虎杖・伏黒・真希「「「いじめんな‼︎」」」

狗巻「おっぱい………」

 

 なんとなく分かった。喋ろうとすると、全部自動で下ネタに変換される。しかも自分の性癖に。もしやさっき見た謎の光のせいか?一体誰がこんなことを…………

 

 まあいい。ここは上手くかわすか。筆談ならば、意思疎通もできるし、性癖もぶちまけなくて済む。ここはLINEで連絡だ。

 

伏黒(LINE)「俺は義理の姉に………リードされたい派です。」

 

 は?

 

他5人「「「「「伏黒⁉︎」」」」」

伏黒「あぁぁぁぁぁぁぁ‼︎///」

 

 ふざけんな‼︎筆談もダメかよ‼︎というかずっと隠してた性癖がバレた‼︎最悪だ‼︎この場に津美紀が居ないのが、まだマシなくらいだ‼︎

 

 それにしても、こんなことをしたのは誰だ⁉︎会ったら叩きのめしてやる‼︎早よ出てこいや‼︎

 

透「おぉ〜、実に見事な猥談ですねぇ〜♪」

西宮「ハロー♪」

 

 本当に出てきた。絶対にコイツだ。今彼女と箒に2人乗りしてるコイツのせいだ。

 

東京校「「「「「「お前か‼︎」」」」」」

透「如何(いか)にも!」

 

 空高くを飛んでいて、攻撃が届きにくいところにいるのが尚更ムカつく‼︎

 

透「俺は呪詛師・猥談少年‼︎」

東京校「「「「「「猥談少年⁉︎」」」」」」

透「これは我が家に伝わる『特級呪具・猥談ステッキ』の効果でして。対象者を猥談以外喋れなく出来るんですよ!」

 

 特級に相応しいおぞましさだな………。なんでそんなことを⁉︎

 

伏黒「テメェ、津美紀のおっぱい‼︎」

透「おぉ〜、やっぱり恵は変態だったね!」

 

 くそっ‼︎『テメェ、何が狙いだ⁉︎』って言いたかったのに‼︎

 

透「ちなみに狙いは、意思疎通を取れなくすること!」

 

 しかも通じんのかよ‼︎ズル過ぎるだろ‼︎

 

透「それじゃあ俺は猥談をBGMに、目的の2級呪霊を倒すことにするよ!」

 

 くそっ、あの変態に逃げられてしまう‼︎ここは(ぬえ)で彼女諸共ぶっ倒してやる‼︎

 

鵺「ピー‼︎」

 

 お前も猥談かよ‼︎まあいい、奴を倒せ‼︎

 

透『放課後誰も居ない教室でセックス‼︎』

鵺「ピー‼︎」バーン

 

 くそっ、源ってあの源か‼︎猥談呪言使いの‼︎とりあえず鵺を戻さないと……………

 

 さて、どうすればいい?あのクソバカ変態野郎に一泡吹かせるには…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野薔薇「源‼︎ヤるんだな⁉︎今、ここで‼︎」

透「はいっ⁉︎///」

 

 そうか、アイツを彼女のことでからかえばいいんだ‼︎

 

伏黒「お前も俺と同じ、姉のような存在にリードされたい派か⁉︎」

透「ちちち、違うわ‼︎どどど、どっちかっていうと、桃ちゃんは妹………///」

パンダ「さてはお前、西宮のパンツを見ようとしてるな⁉︎」

透「ち、違いますって‼︎///」

虎杖「彼女さんと仲良くシてね!」

透「一文字おかしいから、悠仁‼︎///」

真希「ちゃんとゴムはつけろよ‼︎」

野薔薇「避妊しねえとクズ男になるわよ‼︎」

狗巻「おっぱい‼︎おっぱい‼︎」

透「うるさぁぁぁぁぁぁぁい‼︎///」

西宮「シたいならそう言えばいいのに〜♪」

透「違う、違うから‼︎///」

 

 顔真っ赤にしてそっぽ向く源。からかい作戦、成功だ‼︎

 

透「あなた方は、今から酷い目に遭いますからねぇぇぇぇ‼︎///」

 

 現在進行形で遭ってるんだが。これ以上の地獄なんてあるのか……………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東堂「タッパとケツのデカい女がタイプです‼︎タッパとケツのデカい女がタイプです‼︎タッパとケツのデカい女がタイプです‼︎タッパとケツのデカい女がタイプです‼︎」

 

 確かに酷い目に遭った。壊れたラジカセのように性癖を連呼する東堂がやってきた。

 

パンダ「お前も猥談しにきたのか⁉︎」

東堂「タッパとケツのデカい女がタイプです‼︎」

虎杖「俺と同じか………?」

東堂「タッパとケツのデカい女がタイプです‼︎」

虎杖「分かったから!」

 

 コイツも猥談光(わいだんこう)浴びたんだな。とりあえず、この変態は虎杖に任せて、呪霊を探しに行くか………

 

 

 

 

 

  side 透

 

 最悪だよ…………。猥談ステッキで逆にからかわれたのは初めてだ………

 

西宮「このままホテル行っちゃう?」

透「行かないから‼︎///」

西宮「照れても気持ちはごまかせないよ♪」

透「う、うるさい‼︎///」

 

 とりあえず、目的の呪霊を見つけて早く降りたい。このままだとまた誰かにからかわれるから。

 

 そんなことを思ってると、

 

2級呪霊「どぉぉぉぉぉ!」

 

 お目当ての呪霊を発見した‼︎やった‼︎

 

透「それじゃあ桃ちゃん、ここで下ろして!」

西宮「は〜い!」

 

 こうして俺は呪霊の元へ下りた。

 

 

 

  side パンダ

 

 猥談光を浴びたのはパンダモードだけ。ならばモードを変えれば、普通の言葉が喋れるようになるのか?とりあえずゴリラモードで試してみるか。

 

ゴリラ(パンダ)「バックこそが至高‼︎」

 

 喋る性癖が変わっただけだった。意味無し‼︎

 

 

 

 

  side 透

 

 俺は2級呪霊のところに降り立つと、

 

低級呪霊×4「「「「おおおお!」」」」

 

 そこに低級呪霊も集まってきた。ちょうどいいや、一人一人に猥談を当てる練習をするか!今回は学校縛りで!

 

透『スクール水着でハッキリする、ムチムチのボディライン‼︎』

低級呪霊「ぎゃぁぁぁぁぁ!」バーン

透『掃除の時間、雑巾掛けの時に見える胸チラ‼︎』

低級呪霊「ぎゃぁぁぁぁぁ!」バーン

透『女の子が座った後の椅子に座る‼︎自分の椅子だとなおよし‼︎』

低級呪霊「ぎゃぁぁぁぁぁ!」バーン

透『体育の時間に、おっぱい揺らして走る女の子‼︎』

低級呪霊「ぎゃぁぁぁぁぁ!」バーン

 

 よしっ、命中率もヨシ‼︎猥談もヨシ‼︎

 

2級呪霊「おぉぉぉぉぉぉ。」

 

 あとはあの2級呪霊を倒すだけだ……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狗巻「おっぱい(しゃけ)‼︎」

 

 しまった、東京校の先輩だ‼︎追いつかれたか‼︎




次回は呪言師同士のコラボです!


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第二十二話 呪言師×呪言師

  side 五条

 

 なんかめっちゃ面白いことになってんじゃん‼︎

 

五条「ぷはははは‼︎やっぱり猥談はいいねぇ〜‼︎」

歌姫「うるせえ‼︎私は歳上の高年収で優しくて浮気もしなくてエッチも頻繁にしてくれるイケメンの男と結婚したいんだよ‼︎」

五条「歌姫は婚活で売れ残ったおばさんみたいだね〜♪」

夜蛾「妻の体臭はどんな香水よりもいい‼︎」

五条「絶妙にキモいね、学長!」

京都学長「………ロックな女。」

五条「歳考えろよ、歳〜♪」

冥冥「金持ってる男。」

五条「冥冥は相変わらずだね〜。」

家入「手術と称してショタの身体をいじりたい。」

五条「硝子、捕まらないでね。」

 

 ちなみに僕は全ての言葉にムラムラすることによって、普通に話せるようになったのさ!それまでは今まで観たAVのタイトルを羅列してたからね〜。己の性欲をコントロール出来てこそ、最強の呪術師だ‼︎

 

 

 

 

  side 透

 

 せっかく標的の元に降り立ったのに、東京校の人に追いつかれたか‼︎

 

透「思ったより早かったっすね!」

狗巻「ちんちん(こんぶ)!」

 

 あと、この人はさっきから何を言ってるんだ?猥談ステッキの効果で、猥談語は全部普通の言葉として、使用者の俺にも伝わるはず。現に他の人は伝わった。でもこの人はおにぎりの具ばかりだ。

 

透「えっと、なんて?」

狗巻「ちんちん(こんぶ)!」

 

 分かんねぇ〜‼︎でも肯定の意味っぽい気はする。

 

透「まあいいでしょう!それよりも俺はやることがあるので、失礼します‼︎」

狗巻「まんまん(おかか)‼︎」

 

 待て………か?ダメだ、分からん‼︎でもまあ、悪い人ではなさそう。

 

狗巻「おっぱいちんちん、まんまん(しゃけいくら、明太子)〜w」

 

 前言撤回。なんかニヤけてるし!きっと桃ちゃんとどうなの、って聞きたいんだろうなぁ⁉︎

 

透「お、俺とあの人は違いますから‼︎///」

狗巻「おっぱい(しゃけ)〜♪」

 

 くそっ、この人意外とお調子者だな‼︎ベロベロべ〜、じゃないよ‼︎言葉でなくともジェスチャーで分かったわ‼︎

 

透「もういいです!俺は呪霊を祓いに行きます‼︎///」

 

 とりあえずこの人から離れて、標的の2級呪霊を追おうとしたが、

 

狗巻「ちくび(すじこ)〜♪」

 

 ついてこられた。これは厄介‼︎俺が先に呪霊を祓わなければ………

 

 いや、待てよ?この人って噂の狗巻先輩じゃね?男の先輩で、かつパンダじゃない。となるとあの呪言師の狗巻家のはず。そして今は猥談しか出来ないから、攻撃力0なんじゃね?だからあの呪い、祓えないんじゃね?じゃあ俺の勝ち確じゃん‼︎

 

透「先輩、残念でしたね!貴方は今、攻撃出来ない‼︎」

狗巻「おかか!」

 

 おいぃぃぃぃぃぃ⁉︎最悪のタイミングで効果切れるんじゃないよぉぉぉぉ‼︎

 

透「あの獲物は俺だぁぁぁぁぁ‼︎」

狗巻「しゃけぇぇぇぇ‼︎」

2級呪霊「ぬっ⁉︎」

 

 よしっ、こうなったら俺が祓うぜ‼︎ちょっと近づいて、それから猥談だ‼︎

 

花御「…………」グサッ

2級呪霊「うっ………」パンッ!

 

 あれ?なんか標的死んだんだけど?というか何、あのデカい呪い?絶対2級じゃないよね?特級だった駅呪より強そうなんだけど?

 

狗巻「おかか………っ⁉︎」

 

 帳が下りてる⁉︎一体誰が⁉︎何が起きてるんだ………⁉︎

 

花御「…………」

 

 とりあえず、コイツはヤバい。昨日45ったのが裏目に出た。2週間くらいオナ禁してたならともかく、今の状態じゃ勝てない‼︎大人しく増援を呼ぶか…………

 

花御「=*:==・%々×○♪*1(あら、お2人ですか?)」

 

 なんだこれ?言葉では何言ってるか分かんねえのに、何故か意味が分かる…………

 

狗巻「しゃけいくら、明太子。」

 

 こっちは何言ってるか全然分かんねえ。とりあえずノっとくか。

 

透「しりちくび、おちんちん。」

花御・狗巻「「?」」

 

 何言ってんのコイツ、みたいな目で見ないで。俺も分かんないんだもん!

 

 さて、コイツをどうするべきか…………

 

花御「×°×¥♪○5:=+〜[[,|(私は自然の呪霊。私はこの星を守りたい。)」

 

 なんか、胡散臭い自然愛好家みたいなことを言い始めたぞ?

 

花御「×°○:[〒|°%<9〜[[,|(優しい人間がいるのも知ってます。ですが多くの人間は、自然にとってよろしくありません。)」

 

 もしや最近流行りの、SDGsの呪いかな?

 

花御「<°×¥々・☆5(ですので、死して賢者となりなさい。)」

 

 賢者タイム………じゃなくて死ねと⁉︎これはヤバい‼︎

 

透「狗巻先輩‼︎」

狗巻「しゃけ‼︎」

 

 ここは狗巻先輩と協力して、祓う………とまではいかなくても、五条先生が来るまでの足止めをしないと‼︎

 

透『体育倉庫に閉じ込められて、やることもなくヤる‼︎』

 

 まずは俺の猥談呪言!

 

花御「*2なんですか、その攻撃は?」

透「猥談です!」

花御「はい?」

 

 避けられた!しかも木が根を張りながら、俺たちに迫って攻撃してきた‼︎

 

狗巻「止まれ‼︎」

 

 それを狗巻先輩が止める。流石呪言の本家、効果が強い。

 

狗巻「ごほっ………」

 

 ただ、その分反動もあるのか。ダメージがない俺の猥談に比べて、かなりキツ過ぎる‼︎

 

透「大丈夫ですか⁉︎」

狗巻「しゃけ…………」

 

 ここは協力しないと‼︎

 

花御「さあ、土に(かえ)りなさい。」

 

 自然呪霊の植物攻撃。俺たちに向かって植物が伸びてくる‼︎当たると死ぬ‼︎だから避ける‼︎

 

透「とりあえず協力しましょう!」

狗巻「しゃけ‼︎」

 

 そして、出来るか分からないけどやってみる‼︎呪力を上手く操作し、完成させろ‼︎2人の呪言師が(つづ)る…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透『おっぱい、』

狗巻「潰れろ‼︎」

 

 1つの文章‼︎

 

花御「なにっ⁉︎」グシャ

 

 敵も無事喰らったようで、おっぱいみたいな部分が一気に潰れた!

 

 よかった、狗巻先輩にも伝わったみたい!1つの文章を前後半分けて2人の呪言師が担当する。分担することで、狗巻先輩と俺両方の負担を減らす!出来るか分からなかったし、伝わるかも分からなかったけど、賭けに出て正解だった‼︎

 

透「まだまだ行きましょう!」

狗巻「すじこ!」

 

 呪術最盛期の平安時代には、和歌も流行っていた。その中で、上の句と下の句、いわゆる前半と後半を別の人が言う遊びもあった。俺たちが今からやるのは、猥談の和歌………いわゆる猥談歌だ‼︎

*1
花御の言葉、原作のやつだと再現むずいので、適当にこんな感じにします。

*2
やっぱめんどくさいので、こっから普通のセリフにします。



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第二十三話 花御の身体ってエロくないっすか?

  side 透

 

 さあ、猥談歌の始まりだ‼︎

 

透『プリケツ、』

狗巻「割れろ!」

花御「んんんんんんん!」メキメキ

透『乳首、』

狗巻「埋もれろ!」

花御「んんんんんん!」ゴリゴリ

透『ちんちん、』

狗巻「生えろ‼︎」

花御「約3m………邪魔で前が見えません!」

 

 なんかいつもより身体が軽い!これも2人で分担したおかげか!性欲→呪力だから、使うムラムラが減っている‼︎

 

 ただ……………

 

透「ごほっ…………」

 

 喉が痛い‼︎この人いつもこの倍の痛みに耐えてるの⁉︎すごくない⁉︎

 

狗巻「こんぶ?」

透「大丈夫………です!」

 

 よかった、俺狗巻家じゃなくて………

 

花御「このちんちんとやら………邪魔です!」

 

 あと呪霊にチンコ生えてんのウケる〜w

 

 

 

 

  side 狗巻

 

 なんだろう、この45った感じは………もしやこれが猥談の代償?いつもこの倍か………。お前も大変なんだな………

 

 

 

 

  side 透

 

 何はともあれ、もう少し時間稼ぎだ‼︎そうすれば、増援が来る‼︎

 

透「やりましょう………っ!」

狗巻「しゃけ!」

花御「どこまで………持ちますか?」

 

 敵の攻撃がくるが、それごとぶっ飛ばしてやる!

 

透『潮吹いて、』

狗巻「ぶっ飛べ‼︎」

花御「らぁめぇぇぇぇ‼︎」ブシャァァァ

 

 よしっ、潮吹いた反動で遠くに飛んでった‼︎これでちょっとは時間が稼げる‼︎

 

透・狗巻「「ごほっ………ごほっ………」」

 

 ただ喉が限界…………

 

透「がはっ………」

 

 そろそろ増援が欲しいな………

 

西宮「透君、狗巻君!この子らと交代‼︎」

 

 やった、来てくれた‼︎桃ちゃんが運搬してくれたのか………

 

伏黒「お疲れ様です。」

真希「後は任せろ‼︎」

乳盛「ウチもいるで!」

 

 ひとまずは、この3人に任せよう‼︎

 

透「頼みっ………ましたよ……っ!」

狗巻「しゃけ………っ!」

 

 ということで、俺と狗巻先輩は桃ちゃんによって搬送された。

 

 

 

 

  side 乳盛

 

 あの呪霊…………

 

乳盛「うわぁ〜、ごっついちんちんやな〜♪」

伏黒・真希「「ツッコミそこかよ。」」

 

 凄い‼︎

 

花御「生やされました………」

伏黒・真希「「は?」」

乳盛「生やされたん⁉︎」

 

 生い立ちまで凄い‼︎

 

乳盛「それええな‼︎」

伏黒・真希「「良くねえよ。」」

乳盛「ウチは自分で生やしたから大変やったで!」

伏黒・真希「「えっ…………?」」

乳盛「でも人を傷つける呪霊なら祓わんと‼︎」

 

 そんなのは呪術師として、やっつけなあかんからな!

 

乳盛「チン陰流 抜刀‼︎」

伏黒・真希「「えっ?」」

 

 こうしてウチはスカートとパンツを脱いで下半身を露出し、ちんちんを生やして勝負に挑んだ。

 

 

 

 

  side 伏黒

 

 いや待て、なんだコイツ?チンコで戦うの?女なのに?頭おかしくない?

 

 というかなんであの呪霊は生やされたの?まさか源と狗巻先輩が生やしたの?あの2人は何してんの?

 

乳盛「真依ちゃん先輩のお姉さん………」

真希「真希でいい………」

乳盛「じゃあ真希ちゃん先輩!ちんちん生やします?」

真希「生やさんわ‼︎」

乳盛「恵君、もう一本どう?」

伏黒「お菓子みたいな感じで勧めるな。」

 

 あの呪霊の何言ってんのか分からないのに意味が伝わる言語より、変態どもの言動の方が驚きだよ。

 

花御「やはり人間は自然に悪………滅ぼすべきでしょう。」

 

 そりゃそうなるよ。こんな頭のおかしい連中の相手してたら。

 

乳盛「アンタのちんちんとウチのちんちん、どっちが強いか勝負しようや!」

伏黒・真希「「そういう勝負じゃない‼︎」」

花御「受けて立つところです。」

伏黒・真希「「乗るな、呪霊‼︎」」

 

 目の前で女子高生と女の呪霊がチンコを生やして戦う。俺は夢でも見てるのか?それもインフルエンザの時に見るような…………

 

乳盛「チン陰流 落下の珍‼︎」

花御「木の根っこに、埋もれなさい‼︎」

 

 とりあえず、俺も戦わねえと。

 

伏黒「十種影法術 玉犬・黒。」

 

 鵺は源のせいで消耗してるから、まずは玉犬で。チンコ女が上から攻撃してくるなら…………

 

伏黒「玉犬、相手の攻撃を避けろ‼︎」

 

 下からの根っこ攻撃を避けつつ、呪霊に当てる‼︎

 

真希「私はコレで相手してやるよ。」

 

 真希先輩は特級呪具・游雲。女子2人は直接攻撃か。

 

乳盛「真希ちゃん先輩!それ二刀流みたいでカッコいいですなぁ〜!」

真希「いや、これあんま好きじゃねえんだよ。」

乳盛「マジっすか⁉︎ほんならウチも二刀流にしますわ!特級呪具・人工ちんちん‼︎」

 

 こうしてチンコ女こと平はディルドを取り出し、右手に持った。

 

真希「何がほんならだよ。」

伏黒「もう何もツッコミません。」

乳盛「恵君、それ童貞のまま死ぬで。」

伏黒「そういうことじゃない‼︎」

 

 ツッコむ=チンコを突っ込む、って考えやめろや‼︎

 

花御「早く、死して賢者となりなさい‼︎」

 

 ほら、呪霊もキレたじゃん‼︎なんか植物の種飛ばしてきたし‼︎

 

乳盛「うひょ〜、超大量の子種マシンガン‼︎孕ませる気マンマンやん‼︎」

 

 コイツはふざけてるけど、目は焦ってる。それもそのはず、数が多………いっ‼︎

 

伏黒・真希・乳盛「「「うっ………!」」」

玉犬「くぅ…………」

 

 くそっ、喰らっちまった‼︎しかもなんか吸われる‼︎とりあえず玉犬を引っ込めて、攻撃を…………

 

伏黒・乳盛「「ぐわぁぁぁぁ‼︎」」

 

 くそっ、なんだこれ⁉︎めちゃくちゃ痛ぇ‼︎

 

花御「あなた方に打ち込んだ芽は呪力が大好物。術を使う程、肉体の奥深くへ根を伸ばす。」

 

 そういうことか………っ!術師の天敵じゃねえか………っ!

 

乳盛「なんかそれ………ちんちんみたいやな………っ!」

 

 そういうことじゃねえだろ。

 

真希「残念だな!生憎私は人より呪力が少なくてな!他の2人よりは動ける‼︎」

花御「なるほど、そういう人もいるのですね。」

 

 とりあえず、今は真希先輩が頼りだ。この人のフィジカルでしばらく耐えて…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乳盛「恵君、エッチなことを考えるんや‼︎」

 

 は?

 

恵「お前、何言って…………」

乳盛「ウチら源平の人間は性欲を呪力に変換して戦う………っ!それを源氏は猥談に、平家はちんちんに乗せるんや‼︎」

 

 だから何だよ…………

 

乳盛「つまりその逆も出来るんや………っ!呪力を性欲に変換する………っ!エッチな妄想を触媒として………っ!」

 

 なるほど、この芽の栄養源を奪ってやるんだな。そしてエロいことを考えれば考えるほど、上手く変換できるというわけか………っ!

 

伏黒「なるほど………ならやってやるよ‼︎」

乳盛「その意気や………っ!」

 

 考えるんだ………津美紀に叱られつつ、ちょっとリードされる感じで、優しくしてもらって……………あっ、なんか身体が楽になった気がする…………

 

花御「芽が…………死んだ?」

 

 こうして俺たちは呪霊の術式を無効化した。

 

乳盛「残念やったなぁ!今のウチらはエッチ100%‼︎アンタの攻撃は効かへんで‼︎」

真希「隙ありぃぃぃ‼︎」

花御「なっ⁉︎これは思ったより………効きますね!」

 

 真希先輩の游雲が呪霊に炸裂。逆にこれ食らってピンピンしてるとは、コイツ強いな……………

 

乳盛「ちなみに妄想は丸聞こえやで♪津美紀ちゃんって子が好きなんや〜♪」

 

 は?

 

乳盛「その恋、実るとええな‼︎」

伏黒「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎///」

 

 こうして、また俺の性癖が知れ渡ったのだった……………




ちなみに呪力を性欲に全部変換したところで、フィジカルギフテッドにはなりません。


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第二十四話 猥談の核心

  side 乳盛

 

 呪霊の術式は無効にした。でも………

 

花御「芽を恐れては、術式も発動できませんね。」

伏黒・乳盛「「くっ………!」」

 

 それを恐れるがあまり、なかなか手出しが出来ひん‼︎これ以上真希ちゃん先輩を酷使させるわけにはいかんのに………っ!

 

真希「安心しろ、2人とも‼︎」

乳盛「でも………っ!」

 

 ウチも頑張らんと………っ!

 

真希「役者交代だ‼︎」

 

 役者交代⁉︎疑問に思うウチらの元に現れたのは、

 

東堂「ブラザー、イケるな‼︎」

虎杖「ああ!」

 

 性癖が同じの2人やった!

 

乳盛「お願いします!」

伏黒「頼む…………」

 

 こうして、ウチと恵君と真希ちゃん先輩は一時撤退した。

 

 

 

 

  side 透

 

 俺は歌姫先生たちがいた待機場所に戻っていた。

 

新「とりあえず、家入先生の診察入るまでは僕から離れんといて!」

三輪「お大事に………」

透「了解………っ!」

狗巻「しゃけ。」

 

 ちなみに東京観光組も戻ってきている。

 

真依「ちなみに、今どんな感じなの?」

西宮「透君が当たったあの未登録の特級以外に、呪詛師が何人か来ているみたい。先生たちと加茂君、パンダ君、茶髪の子(野薔薇)で対応してる。ただ………」

透「ただ…………?」

 

 何か悪いことでもあるのかな………?

 

西宮「透君たちが居た帳の中、あの帳は五条先生だけ入れない仕組みになっている。」

 

 マジか…………

 

透「五条先生は参加できないってことか………」

 

 正直あの人1人いれば、状況がガラリと変わる。あの人が使えない今………1級である俺は、下手したら最高戦力かもしれない………となると………

 

透「俺が………もっと頑張らないと………」

新「無理せんといてや。喉痛いんやろ?」

透「大丈夫、これ以上喉は悪化しないよ。」

狗巻「しゃけ。」

 

 考えるんだ、方法を…………

 

 

 

 

 一応我が家には、最強と言われる極の番がある。ただあまりにも性欲を消耗するため、最低でも2週間のオナ禁をしなければ使えない。仮に使えたとして、当たるかもわからないのにテクノブレイクで死ぬリスクがある。

 

 それならば、他の方法を考えなければいけない。不意打ちか何かで領域展開に持ち込んだとして、あの頑丈さ…………恐らく今のオナ禁日数では、猥談を100分続けないと無理だろう。そんなに長く領域展開は出来ない。もって20分だ…………

 

 だったらどうする………?一つ一つの猥談を高密度にするのか………。猥談の攻撃力は性欲に比例するから………よりムラムラする猥談を言わなければいけない。自分の性癖ドストライクに近い猥談を…………

 

 でもドストライクの性癖とはなんだ?おっぱい程度の性癖ではあまりに広すぎる。もっと考えないと。何がいい?何が一番感じる?何に対して、一番ムラムラするのか………?部位のおっぱいは確定として、他に何が…………

 

新「大丈夫かいな、透?」

透「ありがとう、新。」

 

 コイツの場合ドストライクの性癖は、旅館の個室付き温泉で全裸の乳盛ちゃんにバックで挿れることだと思う。つまり性癖を絞る要素として、部位だけでなく、場所や対位、人も関係してくるか………

 

 場所はどこがいい?答えは…………自分の部屋だ。自分の部屋で女の子とエッチするのが一番興奮する。

 

 次は対位。これは騎乗位だ。何故ならおっぱいという素晴らしき山脈を目の前で堪能することが出来るから。上下運動とともに揺れるおっぱいが、俺の股間を昂らせる‼︎

 

 さてと、最後に人…………これは本当に難しい。乳盛ちゃん、真依先輩、霞先輩………野薔薇ちゃんに真希先輩、更には歌姫先生まで。魅力的なおっぱいが多すぎる。この中で1人を選ぶのか⁉︎そんなことが出来るのか、俺に⁉︎そんなの、難しすぎる‼︎

 

透「くそぉ、真にエッチとはどういう状態なんだ………っ⁉︎」

新「大丈夫ちゃうな。」

西宮「大丈夫。透君は元から変態だから。」

新「それ諦めてええんっすか?」

 

 考えろ、考えろ、考えろ‼︎一番ムラムラするのは何だ⁉︎

 

 

 

 考えること20分。俺なりの答えは得られた。後は実行するだけ。

 

透「桃ちゃん、連れてって。あの呪霊のところに。」

西宮「透君、大丈夫なの?もっと休んでたら?」

透「いや、大丈夫。イける‼︎」

西宮「透君がそこまで言うなら…………」

 

 こうして、俺は桃ちゃんにさっきの呪霊がいるところまで運んでもらった。

 

 

 

 そして辿り着いた先で、

 

東堂・虎杖「「黒閃‼︎」」

花御「なっ…………⁉︎」

 

 性癖が同じ2人が戦っていた。ここに今から俺は乱入する。

 

透「領域展開 コンパニオンルーム‼︎」

花御・東堂・虎杖「「「い、いつの間に⁉︎」」」

 

 ただし、不意打ちで。領域を展開し、呪霊だけを巻き込む。正直不意打ちはそんなに好きじゃないけど、大切な人を守るためなら仕方なし‼︎

 

花御「やりましたね。ですが私も領域を持ってます。この程度、今からでも上書きできますよ。」

透「無駄ですね。この領域内では猥談×性欲のみが攻撃手段。それ以外は全て無効化されます。」

花御「なにっ⁉︎」

透「呪霊の貴女に性欲は無い。つまり貴女は、何も攻撃出来ないのです。」

 

 そして言うんだ‼︎猥談の核心、ドストライクの性癖を‼︎短期間でケリをつけるために…………っ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透『自分の部屋で、桃ちゃんに騎乗位されながら、ほんの少しだけ揺れるおっぱいを眺めていたい。』ビューン

 

 攻撃の猥談を発した時に出る衝撃波に、白い色がつく。

 

花御「うぎゃぁぁぁぁぁ‼︎」バーン

 

 そして、それを喰らった呪霊が祓われる。とてつもない威力。ようやく分かった。これが猥談の核心、白閃(はくせん)か‼︎

 

 ただ、45った後の疲労感がある。恐らく何発も使えば、テクノブレイクするだろう。

 

 

 

 

 白閃…………両親もこれについては教えてくれなかった。いいや、教えられなかったのかもしれない。恐らく、誰にも教えないという縛りだろう。エロの真理について考え、たどり着いた者だけに与えられる境地。そういえばよく言ってたなぁ………

 

透父「透、いいかい?」

透「なぁに、お父さん?」

透父「大切なのは、常に自分にとって何が一番エッチなのかを考え続けることだぞ。」

透「はいっ!俺ずっとエッチなことを考え続けるよ!」

透母「偉いねえ、そしてエロいねぇ透は♪私たちの自慢の息子だわ!」

透「ありがとう、お母さん!」

 

 あれはこういうことだったんだ。ありがとう、お父さん、お母さん‼︎俺、更にエッチになれたよ………っ‼︎たどり着いたよ………っ‼︎感情が昂るあまり、涙が止まらなかった。




まさかの花御討伐成功‼︎やったね♪

ちなみに透と花御が同時に領域展開をしたら、現時点では花御が勝ちます。また、白閃も避けられると無駄に疲れるだけなので、効果必中になる領域展開と組み合わせるのが一番有効です。透は呪術とエロに関しては天才なので、その辺すぐに思いつきました。

最後に、長かった東京姉妹校交流編も次回で終了です。お楽しみに!


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第二十五話 野球拳の最中、靴下と手袋を脱いで余裕ぶってた女の子が次に脱いだらもう下着‼︎それが分かって焦燥し始める顔‼︎

  side 虎杖

 

 目の前にあった源の領域が解かれ、中から透だけが出てきた。

 

虎杖「嘘でしょ、源⁉︎まさかアイツを祓ったの⁉︎」

透「すごい、すごいよ‼︎」

東堂「お前、中々やるなぁ。流石は猥談の同胞だ。」

透「ありがとう………ございます………っ!」

 

 同じ一年、しかも中学2年と3年を一緒に過ごした親友。ソイツが領域展開を既に習得していて、あろうことか恐らく特級呪霊まで祓ってしまった。本当に凄いな‼︎

 

西宮「透君、お疲れ‼︎」

透「も、桃ちゃん……っ!///」

西宮「なぁに照れてるの♪ほら、早く乗って!」

透「うん………///」

 

 俺も見習わないと‼︎ただし変態面以外。

 

 こうして交流会1日目は幕を閉じた。

 

 

 

 

  side 新

 

 呪詛師や呪霊たちの来襲から一夜明け、交流会2日目となった。昨日の戦果は、透が未登録の特級を討伐、学長と五条先生が呪詛師ハンガーラックを捕獲、そして歌姫先生が呪詛師陰毛おじさんを捕獲やった。

 

透「なんっすか、この変態?」

歌姫「呪詛師・陰毛おじさんだって。」

陰毛「如何にも‼︎」

新「自分、何しに来たんや?」

陰毛「髪の毛と陰毛を入れ替えに来たのさ‼︎」

透「チン毛と髪の毛が入れ替わって、慌てる人間を見たいのか⁉︎」

陰毛「よく分かったね‼︎」

 

 ちなみにコイツだけ特級の集団と無関係らしい。野良の変態っちゅーことか。いずれにせよ、しょーもない奴には変わらへん。

 

陰毛「ちなみに俺だけを捕獲しても無駄さ‼︎」

透・新・歌姫「「「は?」」」

 

 もしや仲間がおるんか?

 

陰毛「俺には仲間が居る‼︎」

 

 やっぱそうなんか。

 

陰毛「リア充共を狩る仲間がな‼︎」

 

 しかもしょーもな。

 

新「そんなんやから彼女が出来ひんのちゃう?」

陰毛「うるさい‼︎」

歌姫「仲間の存在をバラすって………アンタアホね。」

陰毛「これは縛りさ。俺たちの計画の、なぁ‼︎」

 

 計画⁉︎コイツら何を企んどるんや⁉︎

 

陰毛「宣戦布告だ‼︎」

透・新・歌姫「「「はぁ⁉︎」」」

 

 宣戦布告やと⁉︎計画を開示して、呪力を上げる気なんか⁉︎

 

陰毛「来たる12月24日、日没と同時に、我々は百鬼夜行を行う‼︎」

 

 百鬼夜行………確か去年もあったような………

 

インポ「手始めに、東京・新宿に1000体、京都に1000体の童貞を放つ‼︎」

 

 放ってどうすんねん?あと、陰毛おじさんの仲間がノコノコと現れたんやが。

 

透「インポおじさん……っ!」

 

 名前もアホやな。

 

ホモ乱交「ソイツらには、彼氏持ちの女たちを襲わせる。」

 

 NTR(ねとる)んかい‼︎

 

透「風俗に来店した男たちをホモ乱交させるおじさん⁉︎」

 

 名前長っ⁉︎

 

インポ・ホモ乱交「「地獄絵図を描きたくなければ、彼女と別れて止めに来い。」」

 

 別に別れんでもええやろ!

 

陰毛「思う存分、」

陰毛・インポ・ホモ乱交「「「呪い合おうじゃないか‼︎」」」

 

 非リア同士で呪い合ってどうすんねん⁉︎

 

透「凄まじい呪力………っ!これが特級過呪怨霊、中年童貞の全容か‼︎」

 

 褒めんなや!せいぜい2級くらいやろ!

 

歌姫「とりあえず、呪詛師は確保。」

新「承知です。」

中年童貞×3「「「うわぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」

 

 ということで、非モテおっさん共は確保された。

 

 

 

 

 その数時間後、僕は校庭から、東京の山を一人で眺めていた。

 

新「東京とは思えん程、田舎やな〜。」

 

 それにしても、こんだけの騒ぎが起きたんなら、交流会は中止やろなぁ。結局目的の呪霊も祓えなかったし。真依先輩と三輪先輩との遊びも新宿駅で迷っただけで終わったし。ああ、もっと何かしたかったなぁ。そう思いながら皆の方を見ると…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「ぐわぁぁぁぁ、負けたぁぁぁぁ‼︎」ボロン

乳盛「やった、勝ったでぇ♪」

 

 透が乳盛の前で下半身丸出しになっていた。

 

乳盛「それにしても、ホンマに9cmなんやな〜!」

透「うるさい‼︎四捨五入すれば10だ‼︎」

新「アンタら、何しとんねん⁉︎」

 

 男が女の前でチンコ出すとか、あかんやろ‼︎いくらその女がよく男の前でチンコ出すとはいえ‼︎

 

透「どうしたの、新?何かおかしい?」

乳盛「普通の光景やもんな〜。」

 

 コイツらの普通ってなんなん?

 

伏黒・野薔薇「「うわっ………何してんだよ‼︎」」

 

 幸いなことに、ツッコミ要員が増えた。ありがたい。

 

透「何って、見て分からない?」

野薔薇「分からないわよ!」

新「外でヤるつもりなん⁉︎」

乳盛「や〜ん、新君のエッチ〜♪」

新「アンタの方がエッチやろ‼︎」

 

 でもこのボケ2人に勝てる気せえへん。

 

伏黒「お前ら服脱いでどうするんだ⁉︎」

新「そんなに脱ぎたいんか⁉︎」

透「別に、脱ぎたくて脱いだわけじゃないよ。」

 

 そこは安心………できるかぁ‼︎

 

野薔薇「じゃあ何なのよ⁉︎」

乳盛「ウチらはな〜、どっちがジュース買いに行くかジャンケンで決めとってん。」

新「ジャンケンなら脱ぐ必要無いやろ‼︎」

透「野球拳なんだから脱ぐ必要あるでしょ。」

伏黒「お前らは野球拳以外のジャンケンを知らないのか‼︎」

乳盛「源平ではジャンケンは全て野球拳やで。」

野薔薇「ええ…………」

 

 ホンマにアホな一族やなぁ。

 

虎杖「あっ、また源が野球拳やってる。」

透「悠仁も混ざる?」

虎杖「女の子が居る前ではちょっと………」

 

 逆に乳盛いなかったらやるんかい!

 

 

 

 そんなことを思ってると、

 

歌姫「よしお前ら、野球すっぞ‼︎」

 

 歌姫先生がやってきた。

 

透・乳盛「「野球拳⁉︎」」

歌姫「野球な。」

乳盛「拳が足りてないっすよ、歌ちゃん先生!」

歌姫「平、殴って欲しいのか?」

透「先生、暴力反対・変態‼︎」

歌姫「下を履け、変態。」

 

 野球拳しろ、なんて言いはる教師がおったら最悪やな。すぐ捕まるやろ。

 

 

 

 その後は、京都校vs東京校で野球をやった*1。結果東京校の勝利。なんか負けたんが悔しいわ〜。

 

歌姫「ちなみに明日は自由。好きに観光しろ。」

 

 ほんでもって、明日は自由行動。僕は三輪先輩たちと新宿旅行の続きかな〜?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乳盛「あっ、新君!ウチと2人で横浜行かへん?///」

 

 そんなことを思っとったら、乳盛に話しかけられた。まさかのデート⁉︎

 

新「ええで‼︎行こう行こう‼︎」

乳盛「やったぁ〜!///」

 

 ここは、男を見せなあかんなぁ‼︎

*1
僕野球全然分かんないので飛ばします。ごめんね♪




次回から新章突入‼︎新田新と平乳盛のデート編です‼︎

今回出てきた陰毛おじさんのプロフィールです。

・陰毛おじさん(いんもうおじさん)
階級  3級呪詛師(三輪ちゃんと同じくらい)
声   杉田智和のイメージ
年齢  45歳
趣味  キャバクラ
術式  不義遊戯(毛限定)


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第六章 横浜デート編
第二十六話 電車でGo!


  side 新

 

 交流会の翌日、

 

透「2人とも、忘れ物してるよ!」

新「何や?」

透「はいっ、コンドーム‼︎」

新「要るかぁ‼︎」

乳盛「新君、ナマでする気なん?エッチやな〜♪」

新「ちゃうわ‼︎///」

透「ホントに?」

新「ホンマや!する気ない‼︎」

乳盛「ほな行ってくるで〜!」

透「イってらっしゃ〜い!」

 

 変態に見送られ、横浜への旅が始まった。

 

乳盛「横浜、楽しみやな!///」

新「せやな!」

 

 そういう乳盛は、いつもとは違った雰囲気を出していた。お洒落な白のワンピースに、可愛らしいピンクのバック。肩まである綺麗な銀色の髪の毛に、ぱっちりした目。そしてこっちまで移るくらいの、紅潮した顔。

 

新「今日は一段と可愛ええな!似合っとるで!」

乳盛「ありが……とう……///」

 

 普段の痴態で忘れがちやが、この子めっちゃ可愛ええわ。きっと旦那になれる人は幸せなんやろな〜!

 

乳盛「新君も……カッコええで!///」

新「ありがとう!」

 

 そして褒められた。嬉しい!

 

乳盛「ウチのちんちんもギン勃ちや!」

乗客「「「「「えっ⁉︎」」」」」

新「誤解されるようなこと、言わんといて。」

 

 でも痴態はやめてほしい。

 

 

 

 そんなことを思ってると、

 

??「ごきげんよう。」

 

 見知らぬ女性に挨拶された。背が高めの大人で、茶髪のウェーブにおっとりとした顔をしてはる。ザ・お嬢様みたいな感じや。

 

乳盛「新君、この人誰なん?」

新「知らん。」

??「わたくしも知りませんわ。」

乳盛「そうなんや〜♪」

 

 この人、一体僕らに何の用やろうか?あと乳盛、なんかホッとしてたなぁ。

 

??「わたくしは竹村波知美(たけむらぱちみ)と申します。」

乳盛「ウチは平乳盛や!」

新「僕は新田新。」

 

 なんか変わった名前やなぁ………

 

竹村「早速ですが、新君。」

新「なんっすか?」

 

 そして僕に用なんか。一体何やろ……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

竹村「オチンコ玉にパチンコ玉をぶつけますわよ。」

 

 は?

 

新「えっと、すいません………なんて言いはりました?」

竹村「オチンコ玉にパチンコ玉をぶつけますわよ。」

 

 嘘やろ………。このお嬢様、とんでもない奴やんけ‼︎

 

乳盛「アンタ、正気なん⁉︎」

竹村「ええ。わたくし、オチンコを攻撃されて悶絶する殿方が性癖でして///」ハァ、ハァ

新「そんなんで興奮すな‼︎」

 

 しかも変態って!

 

乳盛「新君はウチが守ったる!チン陰流 抜刀‼︎」

竹村「あらっ、貴女もついてらっしゃるんですね。それではパチンコ玉を当たりあそばせ。」

 

 マズい!乳盛まで痛い目に遭う‼︎それは許されへん‼︎

 

新「乳盛は僕が守る‼︎地縛呪法 金縛り‼︎」

竹村「あら、あなた方()呪術師なのですね。」

 

 も?嘘やろ?コイツも呪術師なん?というか竹村って苗字………

 

新「まさかアンタ、京都高専の………」

竹村「正解ですわ。元1年担任をしておりました。」

乳盛「えっ⁉︎歌ちゃん先生の前任やったん⁉︎」

 

 マジかい‼︎任務中にパチンコ行ってクビになった奴やん‼︎

 

新「僕や透と会う前に、入学式初日で辞めた奴や。」

竹村「その通りですわ。それにしても、わたくしの元生徒がこんなに立派に成長なさって………教師として嬉しいですわ!」

新「何もしてへんやろ‼︎」

 

 後で透に報告したろ。それより…………

 

竹村「それはそれとして………悶絶して下され!」

新・乳盛「「お断り‼︎」」

 

 まずは乳盛を守らんとな………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新・乳盛「「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」

 

 嘘やろ⁉︎いつの間にか当たってる⁉︎めっちゃ痛い‼︎

 

竹村「素晴らしい顔ですわ。先生嬉しいです///」ハァ、ハァ

 

 テメェが先生名乗んなや‼︎

 

竹村「それではわたくしは、他の殿方の悶絶顔を見に行きますわ〜‼︎お〜ほほほほほ‼︎」

 

 ということで、変態パチンカスお嬢様は行ってしまった……………

 

新「すまん…………乳盛…………」

乳盛「ウチこそ………ごめんなぁ…………」

 

 全く反応出来ひんかった。悔しい………。それと、下手したらアイツ、亀縛くらい強いんちゃうか?

 

 

 

 キンタマの痛みが引いた頃、

 

アナウンス「横浜、横浜です。」

 

 僕らは横浜に着いた。

 

新「一旦あの変態のことは忘れて、横浜楽しもうや!」

乳盛「せやな‼︎」

 

 横浜………それはお洒落な街‼︎超巨大なランドマークタワーに、超でかい横浜中華街!更には歴史を感じる赤レンガ倉庫など、観光スポットで盛りだくさんだ‼︎

 

新「ほな、まずどこから行く?」

乳盛「ちんちんみたいにそびえ立つランドマークタワー!」

新「風評被害やめぇい!」

 

 その中でも、最初はランドマークタワーや!京都で言う京都タワーみたいな、でっかい横浜のシンボルやな!

 

 それにしても、緊張するなぁ。変態とはいえ、こんな可愛い乳盛と2人で展望台に行くなんて。緊張しすぎて、トイレ行きたくなってもうた。

 

新「僕ちょっとトイレ行ってくる!」

乳盛「ウチも行ってくるわ!」

 

 なので、僕らはランドマークタワーに着いてすぐに、トイレに入った。

 

乳盛「あっ、2人で1つのトイレ入る?」

新「入らんわ!」

 

 もちろん僕が男子トイレで、乳盛が女子トイレに。

 

 

 

 中に入って、僕は小便をしていた。

 

新「ふぅ〜。」

隣のおっさん「ふぅ〜。」

 

 緊張が緩むように、チンコから小便が流れ出してくる…………

 

女「あがっ…………うぅ………」

 

 そして個室から、女性の泣き声が………なんで聞こえるねん⁉︎

 

新・隣のおっさん「「…………」」

 

 更に、隣のおっさんと目が合い気まずくなる。そりゃ気になるよな。

 

女「リョー君が、居るのに………っ!」

 

 しかも女の人、彼氏持ちなんや………ってこの発言⁉︎もしや強姦か⁉︎

 

??「実に………良かった…………」

 

 ホンマや!渋い男の声がする‼︎そんな最低な男はシバかなあかん‼︎乳盛が酷い目に遭う前に‼︎

 

ドア「ガチャ。」

 

 個室のドアが開き、中から男が出てきた……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「ふぅ〜。」

 

 2m近い大柄の、下半身丸出しチンコギン勃ちを。

 

新・隣のおっさん「「ぎゃぁぁぁぁぁぁ‼︎」」

 

 ヤバい、アレはヤバいって‼︎

 

隣のおっさん「任せたぞ、少年!」

 

 しかも、隣のおっさん逃げやがった‼︎マズいで…………でも呪術師として、コイツは見過ごせん‼︎

 

新「アンタ、何してはったんや?」

??「NTR(ねとり)だよ。君も知ってるだろう?」

 

 声をかけて分かった。コイツはクズや。

 

??「俺は呪詛師・NTR伯爵。」

新「呪詛師・NTR伯爵⁉︎」

 

 しかも変態や‼︎なんやねん、NTR伯爵って‼︎

 

NTR伯爵「三度の飯よりNTRが好きな、至って普通のおじさんさ。」

新「普通ちゃう……っ!さっきの方も無理矢理やろ‼︎」

NTR伯爵「同意の有無なぞどうでもいい。NTRさえ出来ればいいのだ。」

 

 呪詛師に相応しい禍々しさ。

 

女「気を………つけて!」

 

 この人の復讐の為に、そして隣の女子トイレに居る乳盛の為に、コイツを倒す‼︎

 

新「クズめ………いっぺんシバいたる‼︎」

NTR伯爵「臨むところだが………、一つ聞きたい。」

新「なんや?」

 

 NTR好きとか聞くんか?そんなもん、嫌いに決まってる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NTR伯爵「君のちんこは、何cmだ?」

 

 は?

 

NTR伯爵「ちなみに俺は、20cmだ。」

 

 は?




竹村元先生のプロフィールです。ちなみに今回の章ボスじゃないので、再登場はもう少し後になります。

・竹村波知美(たけむらぱちみ)
階級  特級呪詛師(未登録、夏油と同格)
声   大久保瑠美のイメージ
年齢  27歳(ナナミン・灰原・直哉・亀縛と同い年)
趣味  金玉攻撃
術式  構築術式(パチンコ玉を作り、パチンコに乗せて打つ。)


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第二十七話 ランドマークタワーのトイレにて

  side 新

 

 なんか知らんおっさんからチンコの長さ聞かれたんやが。

 

新「なんで答えなアカンねん。」

NTR伯爵「男の強さはちんこのデカさで決まる。デカさこそ正義だ。」

新「絶対ちゃうやろ。」

 

 透は小っさいけど強いし。

 

新「それに、強姦魔に正義を説かれたくないわ。」

NTR伯爵「そうか。ならば朽ち果てるがよい‼︎その小さいのと共に‼︎」

 

 朽ち果てる時に離れてたら、逆に怖いな。

 

 さて、このNTR強姦魔をとっ捕まえんと…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NTR伯爵「チン陰流 抜刀‼︎」

 

 嘘やろ⁉︎この技は⁉︎

 

新「アンタ、平家の人間か⁉︎」

NTR伯爵「昔はな。」

 

 昔()?今は違うってことか⁉︎

 

NTR伯爵「隙あり‼︎落下の珍‼︎」

 

 しまった、上からチンコが落ちてくる‼︎

 

新「地縛呪法 金縛り」

 

 触りたくないけど、僕の術式で触って固定せんと‼︎

 

NTR伯爵「チン剣白刃取り……ではないな。」スッ

 

 バックステップで避けたか‼︎僕の術式を初見で見抜いたんか?

 

新「地縛呪法………」

NTR伯爵「チン陰流 魔羅一閃」

 

 しまった!呪力を込めた手の反対側からの攻撃‼︎手が間に合わへん‼︎

 

新「ぐわぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 痛い‼︎チンコにビンタされるのがこんなに痛いとは…………

 

NTR伯爵「どうした?まだ半勃ちですらないぞ?」

新「うっさいわ‼︎」

 

 小手調べをそう言うなや!

 

NTR伯爵「ちなみにフル勃起はランドマークタワーくらいのサイズだ。」

新「ランドマークタワーに謝れ。」

NTR伯爵「信じないのなら死ぬがよい‼︎」

 

 ホンマなんやねん、コイツ‼︎僕の術式で半勃ち固定したるわ!

 

新「地縛呪法 金縛り!」

NTR伯爵「俺のちんこを触っていいのは、女の子だけだ‼︎」

 

 僕だって触りたくないわ。

 

NTR伯爵「チン陰流 居合・夕月」

 

 せやから他を狙う‼︎

 

新「ここや!」

NTR伯爵「なっ⁉︎右足を固定したか………」

 

 まずは右足‼︎やっぱ僕の術式見抜かれとるんやな。

 

新「せやで。僕の術式は呪力を込めた手で触れた部分の状態を維持する。怪我の延命とかに使うことが多いけどな、戦いも出来るんやで。今みたいに足と地面を同時に触れば、固定もできる‼︎」

NTR伯爵「やはり当たってたか。」

 

 せやったら、術式開示して呪力上げたるわ!

 

NTR伯爵「だが、右足を固定したくらいで、俺に勝てると思うなよ‼︎」

新「ああ‼︎」

 

 せやから、他の部位を狙う‼︎

 

新「地縛呪法 金縛り‼︎」

NTR伯爵「チン陰流 ソード・アット・オチンチン‼︎」

 

 くそっ!縦横無尽にチンコを振り回しやがる‼︎

 

新「地縛呪法 金縛り‼︎」

 

 ここは相打ち覚悟の固定‼︎嫌やけど、チンコを触りにいく‼︎

 

NTR伯爵「ぬぅ‼︎勃起の強度が上がらない‼︎」

 

 そして成功‼︎

 

新「痛っ………」

 

 むっちゃ痛いけど……………

 

NTR伯爵「やるな。」

新「ど〜も。」

NTR伯爵「もはや侮らぬ。ここから先は………」

 

 なんや?今までのは小手調べやったんか…………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NTR伯爵「三刀で相手致そう。」

 

 なんやと………⁉︎ディルド(特級呪具・人工ちんちん)を2本両手に持ったってことは………チンコ3本で戦うんか⁉︎

 

NTR伯爵「チン陰流 落下の珍」

 

 くそっ!3本のチンコが落ちてくる‼︎

 

新「ぐわぁぁぁ‼︎」

 

 避けきれへん!

 

NTR伯爵「チン陰流 居合・夕月」

新「あぁぁぁぁぁあ‼︎」

 

 くそぉ!さっきまで1本のチンコに手こずってたのに‼︎3本はキツすぎひん⁉︎

 

新「地縛呪法 金縛り」

 

 やが、負けじと抵抗したる!

 

NTR伯爵「足の呪いは………解けたようだな。」

 

 くそっ、こっから両足復活か!せやけど………

 

新「オラァ‼︎」

NTR伯爵「なぬっ⁉︎」

 

 代わりに右手を固定したる‼︎これでチンコは2本に減った‼︎

 

NTR伯爵「チン陰流 魔羅一閃」

新「くそっ………!」

 

 でもキツいわ!

 

新「流石は元五大家、平家の人間やわぁ!」

NTR伯爵「平家か………懐かしいな。」

 

 このおっさん………さっきも昔って言うてたあたり、今は平家の人間ちゃうんやろなぁ。というか昔………?もしや、乳盛の父………?いや、アイツは優しいお父さん言うとった。こんなNTR魔なわけないやろ。

 

 あと奴は標準語や。乳盛は関西弁やから、違う気ぃする。

 

NTR伯爵「俺の捨てた名は平珍盛(たいらのまらもり)。今となっては、どうでもいいがな。」

 

 珍盛………そういうことか………っ!

 

新「名前が珍盛やから、さっきから自分のチンコ盛ってたんやな‼︎」

珍盛「う、うるさい‼︎お、俺は20cmだ‼︎決して19cmとかではない‼︎///」

  

 図星やろなぁ。

 

新「19も充分デカイやろ!なんで盛るねん!」

珍盛「にっ、20台になるとデカイ感増すだろ‼︎///」

 

 コイツアホやなぁ。あと照れんな。何が嬉しくておじさんの照れ顔見なあかんねん。

 

新「地縛呪法 金縛り」

珍盛「ひ、卑怯だ‼︎」

 

 まあ、照れてる隙にチンコ(本体)固定出来たんでよしとするか。

 

珍盛「俺をEDにするなんて!///」

新「一時的やからええやろ!」

 

 言い方‼︎全くもう、なんか調子狂うわ!

 

珍盛「チン陰流 竜巻旋風珍‼︎///」

 

 そして、キレてグルグル回んな‼︎

 

新「危なっ‼︎」

珍盛「死ねぇぇぇぇぇ‼︎」

 

 まあ、このまま冷静さを欠かせるんはアリやな。

 

新「19cmやったから耐えられた。20cmやったら耐えられんかったかもしれへん。」

珍盛「俺のちんこを、侮辱するなぁぁぁぁぁ‼︎///」

 

 そして、このまま気絶させて、乳盛を守るんや………

 

乳盛「新君、大丈夫⁉︎」

 

 って乳盛の声がした⁉︎今からこっち来るんか!ほんなら来ないように言わんと!

 

新「乳盛、大丈夫や!せやから来るんやないで!」

乳盛「そうは言って………もっ⁉︎」

 

 なんや、もしや来てもうたんか……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乳盛「お父さん…………」

珍盛「久しぶりだな、乳盛。」

 

 嘘………やろ?コイツが乳盛の父やったんか………



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第二十八話 性癖の目覚め

  side 乳盛

 

 新君と、お父さんが………何しとるん?

 

乳盛「えっと………」

新「乳盛、これはな、その…………」

珍盛「安心しろ。今はお前の父親ではない。ただのNTR伯爵だ。」

乳盛「そ、そんな…………っ!」

 

 お父さんが………NTRに目覚めた?嘘やろ…………そんな…………あり得へん…………

 

 

 

 お父さん、小さい頃はあんなに優しかったのに………

 

乳盛「お父さん、みてみて〜!ウチちんちん生やせるようになったんや!」

珍盛「生やす?何故だ?」

胸盛(乳盛母)「この子ったら、呪術師として頑張るあなたを見て、隣で戦いたいって。」

珍盛「我が家では、女子はちんこが無いから戦う必要がないのに………。そこまでして、俺のために………っ!」

乳盛「ウチ、お父さんとお母さんが大好きや!せやから、一緒に戦えるようになりたい!」

珍盛「ありがとう……っ!」

胸盛「ホントいい子やわ〜。あなたの影響やろうねぇ!」

珍盛「いや、君の影響だよ///」

胸盛「そんなぁ〜!///」

 

 そして、誰よりもお母さんを愛しとったんや。この年になってもお互いの言動に照れるくらい、仲良かったんよ。

 

乳盛「お父さん、通学路にこんなん落ちてた!」

珍盛「NTR本だと⁉︎大至急燃やせ‼︎」

胸盛「乳盛、エロ本でもこれだけはあかん。」

乳盛「なんで?」

胸盛「好きな男の子が他の人に()られるからよ。」

乳盛「それは嫌やわ!ウチこの本燃やす!」

珍盛「いい心がけだ‼︎」

 

 そして、誰よりもNTRを嫌ってたんや。純愛至上主義で、この世のNTR男・女はまとめて乱交しろとまで言ってたくらい。

 

 

 

 そんな幸せな我が家やったんに、ある日突然おかしゅうなった。

 

胸盛「汚された………あの男、許せへん………っ!」

 

 お母さんが泣きながら帰ってきた。

 

乳盛「どしたん、お母さん?」

珍盛「何があったんだ!聞かせてくれ!」

胸盛「道を歩いてたらな………ある男に言い寄られてな………そのまま無理矢理犯されてもうた………」

 

 どうやら、ある男に無理矢理NTRれたらしい。

 

乳盛「お母さん………っ!」

珍盛「………っ!」

 

 あまりの悲劇に、ウチは涙が止まらんかった。お父さんに至っては言葉が出なかった。怒りと悲しみに溢れてるのやろ。そのNTR男に対して。

 

 

 

 しかし、その日を最後に、お父さんには会えんくなった。突然の失踪………

 

胸盛「あの人、どうしたんやろ…………」

乳盛「お父さんが居なくなるなんて嫌や!」

胸盛「ウチもや…………」

 

 あまりの辛い現実に、ウチとお母さんはただただ泣くしかなかった。お父さんは死んだんやろか…………NTR男に逆ギレされて………

 

 でもそないなはずはない!お父さんは強いんや!きっとどこかで生きている!そう思いたかった…………

 

乳盛「決めた!ウチお父さんを探しに行く!」

 

 せやから、お父さんを探すことにした。

 

胸盛「アンタ一人は心配や。ウチも一緒に探すで。」

乳盛「ホンマに⁉︎ありがとう!」

 

 お母さんと一緒に。

 

 

 

 その日以降、ウチとお母さんはずっとお父さんを探した。きっとNTR男に酷い目に遭わされているのやろ。そう思っとったのに…………

 

珍盛「安心しろ。今はお前の父親ではない。ただのNTR伯爵だ。」

乳盛「そ、そんな…………っ!」

 

 まさかお父さんが、NTR男になっとるなんて…………

 

 

 

 

  side 新

 

 今は父親ちゃう?勝手に辞めたんか、コイツ?乳盛のあんな悲しそうな顔、初めて見たわ…………

 

新「自分、何しとんねん?」

珍盛「NTRだ。」

新「娘捨ててまですることか?」

珍盛「NTRに目覚めた以上、あの家は捨てるしかなかったんだ。」

乳盛「そんな………っ!お父さんがNTRなんて………」

 

 意味分からん…………

 

 

 

 

  side 乳盛

 

 お父さんがNTRに目覚めた?そんな話、あるはずない………っ!

 

珍盛「乳盛、まだ俺と暮らしたいと言うのか?」

 

 そんなの決まっとる!

 

乳盛「もちろん!ウチはお父さんと一緒がええ!お母さんだって待っとるよ!」

 

 はよ戻って来て欲しい!せやからずっと探しとったんや‼︎

 

珍盛「では素晴らしい提案をしよう。」

 

 提案?一体何をするんや………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

珍盛「お前もNTR魔にならないか?」

 

 は?お父さん、何を言うとるんや…………?

 

乳盛「ならへん!そんな悪魔にはならへん!」

 

 そんなん嫌に決まっとるやろ!

 

珍盛「NTR魔になれば、色んな男とヤれる。もっとエロくなれる。強くなれる。」

乳盛「嫌や‼︎人を不幸にしとうない‼︎」

珍盛「その練り上げられた思い、純愛好きだな?」

乳盛「当たり前やろ‼︎」

珍盛「やはり………お前にはNTRの才能がある。純愛を好む者ほど、NTRに堕ちるのは容易い。」

 

 そんなことないやろ………

 

珍盛「俺もそうだった。現に母さんがNTRれた時、俺は初めて、NTRに興奮を覚えたんだ。」

 

 そんな…………っ!

 

乳盛「そんなこと………思っとったんか………。信じたくない………信じたくない‼︎」

珍盛「そして、お前は俺の遺伝子を引いている。お前もいずれ目覚めるだろう、NTRに。」

 

 絶対に目覚めとうない‼︎

 

乳盛「嫌や‼︎ウチは如何なる理由があろうとも、NTRはせん‼︎」

珍盛「そうか。」

 

 お父さんも…………納得してくれたんか?これで帰ってきはるんか…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

珍盛「チン陰流 奥義・白樺の精」

 

 そんな…………っ!

 

珍盛「NTR魔にならないなら、殺す。」

 

 お父さん…………っ!

 

新「危ない、乳盛‼︎」

乳盛「あっ………!」

 

 新君に抱きつかれる形で庇われる。なんとか新君もギリギリ避けられたみたい。

 

乳盛「ごめん…………」

新「気にすることないわ。それより…………」

珍盛「なんだ?」

新「自分、東京湾で頭冷やした方がええんちゃう?こんな可愛い娘捨てて性癖に走るなんて。」

珍盛「ふんっ、いい意気込みだな。」

 

 それにしても、新君がお父さんにキレとる。ウチのこと可愛い言われて、ちょっぴり照れくさい…………

 

新「折角の奥義も台無しやなぁ。」

珍盛「確かに、避けられたな。」

新「ほんなら、いっぺんここで眠れい‼︎」

 

 そして、あの強いお父さんの奥義を避けることが出来た。これならウチらも、お父さんの頭を覚ますことが出来るかな………?

 

珍盛「奥義を奥義と思っているようじゃ、俺には勝てない。」

 

 は?何を言うとるんや………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

珍盛「チン陰流 射精(とびえち)(がま)‼︎」

 

 なんや⁉︎奥義・白樺の精で発射される精子が形を変えた⁉︎薄い刃のような斬撃………っ!速度も上がっとる‼︎反応出来ひん‼︎

 

新・乳盛「「ぐわぁぁぁぁぁぁあ‼︎」」

 

 お父さんの精子の刃がウチらに直撃する。薄い刃の形をしとるから、余計痛い……っ‼︎




平珍盛、胸盛のプロフィールです。

・平珍盛(たいらのまらもり)
性別  男
身長  203cm
出身  東京・世田谷
声   子安武人のイメージ
年齢  48歳(第二十八話時点)
誕生日 2月17日
階級  特級呪詛師(下の方、壊相や駅呪と同じくらい)
術式  チン陰流
趣味  昔:胸盛との夜 今:NTR


・平胸盛(たいらのむねもり)
性別  女
身長  155cm
出身  兵庫・神戸
声   佐藤聡美のイメージ
年齢  46歳(第二十八話時点)
誕生日 10月22日
階級  非呪術師
趣味  珍盛との夜 


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第二十九話 純愛

  side 新

 

 乳盛の驚いた顔………アイツも知らん技っちゅーことか‼︎

 

新「娘傷つけるとかアホか‼︎」

珍盛「アホは君だよ。NTRを経験したこともないくせに否定する………それは食わず嫌いだ。」

新「そんなん食わんくてええわ!それに、NTRもクソも、彼女出来たことねえし!」

珍盛「出来たことなくとも、想いを寄せていた子が他の男とデキてたとかあるだろう?」

新「それは………っ!」

 

 正直ある。僕はビビリでアプローチすらせんかったから、当然の結果やけども。

 

珍盛「その時のことを思い出してみろ。興奮してきたか?」

新「せんわ、この19cm‼︎」

珍盛「黙れ‼︎俺は20cmだ‼︎」

乳盛「お父さん…………」

珍盛「娘に戻りたくば、NTRに目覚めろ。」

 

 せやから変わったる‼︎もう乳盛を不幸になんかさせへんわ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新「乳盛、僕に任せろ‼︎一生NTRれる経験なんて味わせん‼︎」

乳盛「新………君?///」

 

 やべっ、NTR猥談のせいで変な風に言っちまった………

 

珍盛「そう来るか、女たらしめ‼︎」

新「しっ、失礼やな‼︎純愛やで‼︎///」

乳盛「新君………///」

珍盛「ならばこちらはNTRだ‼︎」

 

 なんか恥ずいから誤魔化そ‼︎

 

珍盛「チン陰流 跳梁珍扈(ちょうりょうちんこ)

 

 3本のチンコを振り回し、そのうち本体から精子の刃を大量に放つ攻撃。それを掻い潜り、

 

新「地縛呪法 金縛り」

 

 再びEDにしにいく‼︎

 

乳盛「ウチも手伝うわ!チン陰流 抜刀‼︎」

珍盛「どちらの手伝いかな?」

乳盛「もちろん新君や!お父さんの目、覚まさせたる‼︎」

 

 乳盛も手伝ってくれる。だからこそ、ここで守りきらんと‼︎

 

新「地縛呪法 金縛り」

 

 一気に距離を詰める‼︎

 

珍盛「チン陰流 魔羅一閃・精」

 

 横薙ぎの一閃をしゃがんで避ける!

 

乳盛「チン陰流 居合・夕月」

珍盛「チン陰流 居合・夕月」

 

 その間に乳盛が居合対決をする。意識が乳盛に向いたところで………

 

新「地縛呪法 金縛り」

 

 まずは両足を固定‼︎

 

珍盛「動かなくとも、イってみせる‼︎」

 

 そして僕は気づいた、チン陰流の弱点を‼︎それは足元及び背中‼︎チンコは前にしか飛ばない‼︎ほんなら背中、ましてやお尻の裏側辺りは死角や‼︎

 

珍盛「すかしっ()。」スゥー

新「くっさ‼︎」

 

 最悪や!呪力入りの屁こくな‼︎キッツ………っ!

 

珍盛「チン陰流 射精鎌!」

乳盛「チン陰流 落下の珍!」

 

 というかこのおっさん、何発射精()しとんねん⁉︎テクノブレイクせんのか⁉︎

 

乳盛「お父さん………絶倫やな‼︎」

珍盛「教えてやろう。俺は射精した瞬間、反転術式を用いて精子の回復に努めている。これで常に射精し続けることができるのだ。」

乳盛「そんな………っ!」

 

 反転術式も使えたんか………強いな………

 

 でも、絶倫に負けてたまるか‼︎乳盛を守るために、やってやる‼︎空間を作るんだ………呪力で‼︎透がやってるみたいに‼︎

 

新「領域………」

珍盛「チン陰流 簡易領域(トイレ)

 

 そうや、チン陰流は簡易領域持ちや‼︎トイレの中に籠られたら、せっかくの領域も効かへん‼︎

 

珍盛「からの………居合・夕月!」

乳盛「チン陰流 落下の珍!」

 

 トイレごとぶち壊さんと…………せや!

 

新「乳盛、射て‼︎」

乳盛「えっ?でも…………」

新「射つんや!アンタの精を‼︎トイレごとぶち壊せ!」

乳盛「新君が………」

新「それはなんとかする!早う!」

乳盛「わ、分かった………っ!」

 

 乳盛の奥義にぶち壊させたる‼︎

 

珍盛「トイレに籠っても………居合は撃てる‼︎」

乳盛「チン陰流 奥義・白樺の精‼︎」

珍盛「もちろん精子も‼︎奥義・白樺の精‼︎」

 

 それ、簡易領域に籠りながら撃てんのか‼︎ずるいわ‼︎そして射精vs射精‼︎威力が強い方が勝つ‼︎

 

乳盛「ぬっ………‼︎」

珍盛「俺の射精のが強いわ‼︎」

 

 マズい、乳盛が押されとる‼︎僕も違う形で加勢せんと‼︎

 

 

 

 

  side 乳盛

 

 新君のために………そして、お父さんの目を覚まさせるために………やるんや、ウチ‼︎一本で無理、射精は人工でも無理。

 

乳盛「ぬぁぁぁぁぁあ‼︎」

珍盛「無駄なこと。絶倫の俺の前には、勝てるはずなかろう。」

 

 そして、持久戦も無理。ほんなら…………っ!

 

乳盛「チン陰流 抜刀・二重(ダブル)‼︎」

 

 火力を上げたる‼︎イメージするんや‼︎2本目のちんちんを‼︎

 

新・珍盛「「もう………、一本?」」

 

 そして放て‼︎己のエロスを‼︎

 

乳盛「チン陰流 白樺の精・二重(ダブル)‼︎」

 

 

 

 

  side 新

 

 乳盛のチンコが2本に増えた‼︎まさか既存の1本の上にもう1本生やすなんて‼︎

 

珍盛「ぐぬっ…………トイレが……っ!」

 

 そしておっさんが押されとる‼︎簡易領域(トイレ)がぶち壊れる‼︎そして巻き込まれる直前に……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新「領域展開 地縛雁字枷(じばくがんじがせ)‼︎」

 

 僕の領域を作るんや‼︎乳盛は巻き込まんように!

 

珍盛「しまった…………‼︎」

 

 こうして、乳盛の父は僕の領域の中に入り、乳盛の精は止まった。

 

新「僕の術式は呪力を込めた手で触れた部分を固定する。それだけや。」

 

 僕は他2人と違って、これしか術式が無い。

 

新「そしてこの領域内では、全空間が僕の術式の対象範囲。」

 

 ちなみに、この領域に必殺効果は無い。難しくて入れられへんし、必要もない。

 

新「せやから、僕以外の全ての人・物は固定され、動くことが出来ひん。」

 

 つまり、領域を張り続ける限り、無限に攻撃し放題や。

 

 ちなみにこれは、

 

透「新の術式って、ワンチャン時間停止モノに使えるよね〜!」

 

 透のアイディアや。アイツのど下ネタを採用するんは嫌やったけど、使えそうやから仕方なく使った。

 

新「別に殺す気はないで。乳盛が悲しむし。せやから………」

珍盛「……………」

新「キンタマ蹴るくらいで、勘弁したる‼︎」

 

 こうして、僕は乳盛父のキンタマを蹴り上げ、領域を閉じ、射精を避けた。

 

 

 

 

  side 珍盛

 

 完敗だ。ここまで純愛に負けるとは………。俺のNTRも、もうダメだな。

 

 平家の掟には、NTRに目覚めし者は一族を追放される、というのがある。胸盛や乳盛には教えてなかったが。

 

 そして教える前に、

 

珍盛「見つけたぞ……………」

扇「ひぃぃい‼︎こ、この私に何をするつもりだ⁉︎」

珍盛「俺の妻をNTRっておいて、よくそんなことが言えるな。」

扇「あの人は胸を盛っていた。私の性癖に刺さったんだ‼︎そ、それに、御三家時期当主の私に歯向かうとは………っ!」

珍盛「安心しろ。元から呪詛師になるつもりだ。だから縛りとして、平家の人間にこのことは伝えるな。」

 

 胸盛をNTRった元凶をボコボコにし、俺は出て行った。別れを告げることもせず。

 

 

 

 それなのに…………

 

乳盛「お父さん………っ!」

珍盛「乳盛………俺の負けだ………すまなかった……」

 

 乳盛は、まだこんな俺のことを父親だと思ってくれるんだな。ただのNTRに興奮した、糞野郎なのに。こんなにいい子に育ったのは、やはり胸盛の影響、そして…………

 

新「ほんなら、警察行きやな。」

珍盛「ああ。」

 

 惚れた男の影響だな。この人の影響で、人類初のちんこ2本生やしにまで到達したんだな…………

 

女「あの…………」

珍盛「すまなかった…………」

女「ええ……………」

乳盛「ウチが彼氏さんのとこまで同行します!」

女「ありがとう………」

 

 本当に、乳盛は立派な娘だ…………




第十五話で扇が珍盛に追い詰められてたのは、このためです。

次回で横浜編は終わります!お楽しみに!


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第三十話 雨降って珍固まる

だいぶ先の話なんですけど、死滅回遊編ならぬ死滅回春編がR-18に引っかかる恐れがあります!ですので、引っかからないよう、ギリギリのラインを頑張ります!


  side 新

 

 僕らは乳盛のお父さんを警察に引き渡した。これでなんとか解決や………

 

乳盛「新君………プロポーズありがと///」

 

 せや、言ってもうたぁぁぁぁ‼︎今更恥ずいから忘れて、なんて言えへん‼︎

 

新「どうも………///」

乳盛「ウチも………ええで///」

 

 しかもOK貰えたぁぁぁぁぁぁ‼︎

 

新「よろしく…………な///」

乳盛「うん………///」

 

 なんか気まずいぃぃぃぃぃ‼︎友達なら気楽に過ごせたんに、恋人って意識すると、なんか照れる………

 

乳盛「とりあえず………新婚旅行しょっか………///」

新「せやな………///」

 

 こうして、僕らの横浜新婚旅行が始まった。

 

 

 

 

  side 透

 

 京都への帰りの新幹線………

 

新・乳盛「「結婚したで……////」」

 

 俺は、衝撃の事実を耳にした。

 

透「は?」

新・乳盛「「結婚したで………///」」

 

 どうやら、聞き間違いじゃないらしい。なんかいい感じの2人だったけど、色々飛びすぎてない⁉︎俺が知らないだけ?

 

透「い、いつから付き合ってたの……?」

新・乳盛「「さっき………///」」

 

 さっき?

 

透「友達から全部すっ飛ばして夫婦になったの?」

新・乳盛「「せやで…………///」」

 

 なるほど…………

 

透「いやいやいやいや、飛びすぎでしょ!」

 

 全然理解出来ないよ!

 

新・乳盛「「でも、この気持ちは抑えられへん………///」」

透「なになになに、2人してなんかの呪いにかかった⁉︎」

新・乳盛「「ちゃうで……///」」

 

 ボケ気味の乳盛ちゃんはともかく、ツッコミ体質な新まで色ボケしてるんだけど⁉︎

 

新「僕から言い出したんや………///」

透「お前かよぉぉぉぉ⁉︎」

 

 こっちが原因なの⁉︎

 

 そんなことを思ってると、

 

乳盛「実はかくかくしかじかでな…………」

 

 乳盛がこうなった経緯(vs乳盛父とか)を話してくれた。なるほどね………

 

透「いや、性癖の変遷ぐらいしか分かんないんだけど⁉︎」

 

 乳盛ちゃんのお父さんの性癖が純愛→NTRになったとこだけ理解出来たわ!

 

新「逆になんでそれだけ分かったんや?」

透「それはな…………」

 

 その理由を、俺は2人に話すことにした…………

 

 

 

 

 2010年12月15日、クリスマスを間近に控えた小学2年生の俺は………

 

透「うわぁぁぁぁん‼︎すっごくエッチなゆめを見たのに、ぜんぶわすれたぁぁぁぁ‼︎*1

 

 最悪の目覚めを迎えていた。

 

透「エッチなおしり………エッチなおしり………」

 

 もう一度見るために、妄想しながら二度目を試みたが、

 

力士×100「どすこい‼︎どすこい‼︎どすこい‼︎どすこい‼︎」

透「うわぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 結果は最悪だった。

 

全子(透の母)「あらっ、どうしたの、透?」

透「お母さん、いやなゆめを見ちゃった………」

全子「それは可哀想………っ!私が慰めてあげる?二つの意味で♪」

透「いや、いい…………」

(さが)(透の父)「俺が慰めてほしいな。」

全子「あなたっ、いいわよ♪」

 

 そして、お父さんとお母さんが盛り始めた。

 

 

 

 その後、僕は家族全員で朝ごはんを食べていた。

 

透「お父さん、お母さん!クリスマスプレゼントはエッチな本がいい!」

全子「あら、いい子ね〜。」

 

 そこで、俺は欲しいものを言った。

 

性「透は本派か。」

透「どういうこと?」

性「エッチな物には色々あってな。ゲームや映像、更には店もあるんだ。」

透「なにそれっ、すっごい‼︎」

 

 この頃、俺はエロゲーやAV・風俗を知らず、エロ本だけが全てだと思ってた。

 

全子「透が欲しがりそうなやつ、いっぱいあるわね!」

性「よしっ、今日は帰ってきたらエログッズ選定会だ‼︎」

透「やったぁぁぁぁぁ!」

 

 また、この頃はお尻が性癖だった。

 

透「クリスマスプレゼントは、このエッチなおしりのAVがいい!」

性「なるほど、いいセンスだな。」

全子「サンタさんもきっと届けてくれるわね♪」

 

 そのため、エログッズ選定会後、俺はクリスマスプレゼントにお尻のAVを頼んだ。

 

 

 

 そして、クリスマス当日。

 

透「プレゼントは………やったあ‼︎おしりのAVだぁ!」

性・全子「「おめでとう、透!」」

 

 俺は念願のプレゼントを貰えた。

 

透「よしっ、友だちにじまんしてくる!」

全子「気をつけてね〜!」

性「警察に見つからないように、な!」

 

 そして、この日は土曜日。朝から友達の家に遊びに、家を飛び出した。

 

透「わ〜い!わ〜い!」

西宮「とおるくん、おはよう!クリスマスプレゼントはなんだった?」

透「ひ・み・つ〜♪ももちゃんみたいなお子ちゃまには早いからね〜♪」

西宮「とおるくんくりわたしのほうがお姉ちゃんなんだけど‼︎」

透「ち・が・い・ま・す〜‼︎」

 

 桃ちゃんを軽くあしらい、そのまま友達の家へと向かった。

 

透「ラ〜ストクリスマス、おしりまっか♪おしりぷりぷり♪ちょうエロい〜♪」

 

 AV片手に、呑気に替え歌を歌ってた俺。だがここで、悪魔のような出来事が起こる。

 

透「あっ………!」つるっ

 

 ガチガチに凍った路面で滑り、

 

透「あたっ………!」ベゴッ

 

 橋の手すりに手をぶつけ………

 

透「いったぁぁぁぁ…………あっ。」ポシャン

 

 AVを川に落としてしまった。

 

透「あぁ………あぁぁ‼︎あぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 どんぶらこ、どんぶらこと流れる、桃みたいなお尻のAV。あまりの悲しさに、しばらく泣き続けることしか出来なかった。

 

 

 

 落ち込みながら家に帰ると、俺はこのことをお父さんとお母さんに話した。

 

全子「怪我がなくてよかったわ…………っ!」

性「無事で何よりだ。」

 

 お父さんとお母さんは、まず俺の無事を喜んでくれた。それは嬉しかった。でも、

 

透「でも、サンタさんからのAVが………っ!」

 

 AVを落としたことだけはとても悲しかった。

 

性「気にするな。エロとの別れは誰だってある。」

透「どういうこと?」

 

 エロとの別れ?この時の俺には意味が分からなかった。

 

全子「エッチな物を手離さなきゃいけないことよ。お母さんはお気に入りの男優さんが引退した時は、ショックで一日中引きこもってたわ。」

性「お父さんもお気に入りの動画が削除されてた時は、一週間寝込んださ。」

全子「あのね透、この世のエッチは山ほどあるのよ!」

性「出会いと別れは紙一重。むしろこれを機に、新たな性癖へと目覚めないか?」

 

 出会いと別れ………性癖との別れは、新たな性癖との出会いっちゅーわけか‼︎

 

 これに気づいた俺は、途端に嬉しくなり、

 

透「ありがとう、お父さん!お母さん‼︎」

全子「いえいえ〜♪」

性「透が嬉しそうで、何よりだ!」

 

 この日から、俺の性癖がおっぱいへと変わった。

 

 

 

 

  side 新

 

 いや、何の話しをしとんねん。

 

乳盛「うわぁぁぁぁん‼︎ええ話やな〜!」

透「そう言ってくれて、ありがとう!」

 

 泣くほどのことか?

 

西宮「透君、まさか過去のこと話したの⁉︎」

透「うん、自分の意思で話したけど………」

西宮「と、透君の意思なら…………」

 

 驚くほどのことか?

 

透「というわけで、性癖が変わるのはよくあること!」

 

 そんなこの世の真理を教える、みたいなテンションで言われても………

 

透「ちなみに平家の掟だと、NTRは追放らしいからね。」

新・乳盛「「そうなん⁉︎」」

 

 マジか。それは知らんかったわ…………

 

透「あれっ、乳盛ちゃんも知らなかった?」

乳盛「うん…………」

透「それじゃあ、いいこと知れたね‼︎」

乳盛「うん……っ‼︎」

 

 お義父さんも、大変やったんだな…………

 

透「それと、結婚するなら2人は家族だね!」

乳盛「せ、せやな……!///」

新「ああ…………///」

 

 そして、乳盛が新たな家族に………

 

透「家族は大切にね‼︎」

乳盛「うん‼︎」

新「やな!」

 

 この僕が、幸せにするんや‼︎

 

 あと、透もたまにはええこと言うんやな〜。

 

透「あとたまにでいいから、エッチするとき混ぜてね〜。」

新「嫌や‼︎」

乳盛「桃ちゃん先輩入れて、4pならええで♪」

透「いや、それは……///」

西宮「いいよ♪」

透「よくない‼︎///」

 

 余計な一言で台無しにするけど。

 

 こうして、僕は友達と関東へ行き、妻と帰ってきた。

 

 

 

 

 

  side 三輪

 

 新田君と乳盛ちゃん、おめでとう‼︎私も幸せになっちゃうよ〜‼︎

 

 そして、京都に到着‼︎帰ってきたよ〜‼︎

 

三輪「メカ丸〜、着きましたよ!」

メカ丸「zzzz」

三輪「メカ丸〜‼︎」

 

 メカ丸君は起きません‼︎

 

真依「霞が運んだら♪」

三輪「ひ、1人じゃキツイですよ〜!///」

真依「ファイト〜!」

 

 あっ、真依に先行かれた…………

 

三輪「メカ丸、運びますよ!」

メカ丸「zzzzz」

 

 こうして、私はメカ丸を背負って寮へと帰った。

*1
小学生なので、ひらがな多めです。




乳盛のシリアスな過去を出したので、透の尻Assな過去も出しました。

そして、次回から新章開始‼︎いよいよメカ三輪の2人が透と本格的に絡みます!お楽しみに‼︎


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第七章 メカ丸救出編
第三十一話 45ってるんじゃね?


  side 透

 

 いよいよ10月‼︎10月といえば…………そう、オナ禁月間である‼︎何故なら俺の誕生日が11/1だから‼︎歳を取った瞬間に、最高の絶頂を迎えたいからさ‼︎そのために、1ヶ月分貯めるんだ‼︎

 

 そんな俺は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三輪「あの、透に相談があるんですけど…………」

 

 最大のピンチを迎えていた。

 

透「はいっ、なんでしょう?」

 

 常識人の面してドスケベボディな霞先輩と2人きり。どうしても頭が悶々としてしまう。

 

三輪「最近、メカ丸がよく寝ることが多くて………」

透「メカ丸先輩と寝る⁉︎」

 

 ヤバい‼︎裸になって喘ぐ霞先輩………っ!光景を想像しただけで………っ‼︎

 

三輪「が、がです‼︎///」

 

 違うんかい‼︎

 

透「失礼しました。それで、メカ丸先輩が寝てるってどういうことです?」

 

 とりあえず、本題に入ろう。

 

三輪「ほんと、夕方だろうが昼間だろうが寝てることが多いんです。だいたい30分くらいで起きるんですけど。」

透「夜寝不足とか………ですかね?」

 

 夜寝てない人にありがちなパターンだね。

 

三輪「夜にすることでもあるのでしょうか?」

 

 なるほど、全て分かった。

 

透「それ絶対45ってますよ‼︎」

三輪「へっ⁉︎///」

 

 絶対あの先輩のことだ。霞先輩のこと盗撮して45ってるに違いない‼︎

 

透「とりあえず、夜張り込んでみましょう‼︎」

三輪「い、いや、それを見ちゃうのは悪いですし………///」

 

 そしてこの反応……………

 

透「大丈夫です!むしろ見たいんじゃないですか⁉︎」

 

 この人、メカ丸先輩に気がある上に、意外とムッツリか⁉︎

 

三輪「そそそ、そんなことはないですよ〜!///」

 

 あっ、目を逸らした。絶対そうだ♪

 

三輪「と、とにかく、他の要因を考えましょう‼︎///」

 

 まあ、違う可能性もあるけどね。

 

透「中の人が夜だけ出てきて、部屋で活動してるとか?」

三輪「それなんですけど、交流会の時にパンダに壊されたんですよ。」

 

 なんかすっげえパワーワード。でも確かに交流会のことを考えるとそうか。

 

透「ピッチングマシーンとして、新しいのが出てきましたね。」

三輪「そうです!ということは………中の人は別のところにいる可能性が高いです‼︎」

 

 となるとそうなるのか………。そしてやはり…………

 

透「やっぱり、別のところで45ってるんじゃないですか?」

 

 これしかない‼︎

 

三輪「それは………っ‼︎ま、まあ、メカ丸も年頃の男の子だし、仕方がないっていうかぁ〜………///」

透「やっぱり見に行きましょうよ!」

三輪「いや、その………///」

 

 ついでにメカ丸先輩もからかえるし…………

 

三輪「逆に聞きますけど、一人でシてる時に桃先輩に見られたいんですか?///」

透「いや、その………それは………///」

 

 からかわれた………

 

三輪「た、ただ、中の人とも一回お話ししてみたいですし!会いに行くのはアリですね‼︎///」

 

 超興味津々のくせに。

 

透「よしっ、そうと決まれば話は早い‼︎」

三輪「行きましょう‼︎」

 

 ということで、俺と霞先輩のデートが……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三輪「交通手段は桃先輩にお願いしました!」

西宮「ども〜♪」

透「えっ…………///」

 

 始まらなかった。

 

透「いや、俺と霞先輩だけで大丈夫なんで……///」

西宮「空から行った方が早いでしょ♪」

三輪「照れてないで行きますよ、透!」

西宮「そのと〜り♪」

透「照れてないし………///」

 

 と、とりあえず向かおう…………

 

西宮「それで、メカ丸の中の人はどの辺に居るの?」

透・三輪「「あっ…………」」

西宮「えっ、まさか何もないところから探す感じ?」

透・三輪「「えっと………」」

西宮「何も考えてなかったんだね。」

透・三輪「「すみません…………」」

透「途中途中休ませるんで………許してください………」

西宮「えっと、そんなに謝らなくていいよ!」

 

 どうしよう………。とりあえずこれにするか………

 

透「とっ、特級呪具・色眼鏡‼︎」

三輪「なんですか、それ⁉︎///」

 

 こうして、俺は眼鏡をかけた。

 

透「これをかけて見ると、全ての人の性欲が数字で表されるんですよ‼︎」

西宮「戦闘力53万です、的な?」

透「そう、それそれ‼︎それでメカ丸先輩と同じくらいの数字を当たる‼︎」

三輪・西宮「「なるほど…………」」

 

 これで当てに行く‼︎結構見える範囲が広いから、空から見れば効果抜群さ‼︎

 

透「ということで、メカ丸先輩を探しに行きましょう‼︎」

西宮・三輪「「オー‼︎」」

透「桃ちゃん、お願いします………///」

西宮「はいよ!」

 

 さてと、45ってるメカ丸先輩を見に行きますか!

 

 

 

 

  side メカ丸

 

 俺は夏油&真人と取引をしていた。コイツらに協力し、情報を提供する。その対価として、真人の無為転変で身体を治す。

 

夏油「彼には渋谷でも働いて欲しかったけど、仕方ないね。」

メカ丸「京都校の人間には手を出さない。先に縛りを破ったのは貴様らだろう?」

真人「やったのは花御だも〜ん!しかも京都校の後輩に祓われたんだし、チャラじゃな〜い?」

メカ丸「呪霊と議論する気はない。さっさと治せ、下衆‼︎」

 

 他者間との縛りは、どんな罰が降りかかるか分からない。故に、コイツらもおいそれと治す前には殺せないだろう。

 

真人「ったくもう、めんどくさいな〜。感謝してよね、下衆以下。無為転変。」

 

 こうして、生まれた時から五体不満足だった俺の身体は、瞬く間に治った。

 

真人「可愛くないな〜。もっとはしゃげよ。」

メカ丸「それは、事が済んだ後だろう。」

 

 死んだら皆に会えないからな。

 

真人「それもそうだね。じゃあ………始めようか‼︎」

 

 こうして、俺と真人の戦いが始まった。




ちなみに、最初は三輪ちゃんをスケベな主人公キャラにするつもりでした。


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第三十二話 帳をブチ破れ‼︎

Q.アナタにとって、源透とは?

新「アホな友達。でもむっちゃ頼れる。ほんで………」
乳盛「話してて楽しいわ!趣味が合うからな!せやから………」
三輪「人懐っこい後輩で、弟みたいです!でも………」
真依・メカ丸「「バカ(だナ)。そして………」」
加茂「学生一の実力者。特級相当と言えよう。しかし………」
西宮「まず子供っぽいところが可愛いの!無邪気で人懐っこいのに、好きな女の子には分かりやすいくらい照れちゃう!だけどね、カッコいい一面もあってね!私のことをいつも守ってくれるの!どんな相手だろうと!そしてそれを可能にする筋肉!避けることメインに鍛えたらしいけど、すごいよね!それからね、あの子は………」
東堂「言うまでもなく…………」
京都校全員「「「「「変態。」」」」」


  side 透

 

 特級呪具・色眼鏡は、人間の性欲を数字にして見ることが出来る!ちなみに平均は100‼︎俺はたまにこの眼鏡をかけて、おしゃれのフリして人の性欲を見ていた。

 

三輪「メカ丸は見つかりそうですか?」

透「まだ………ですねぇ。」

 

 もちろん、京都校全員の性欲は把握済みだ。

 

 まず新、コイツは152。俺全然エロに興味ねぇから〜、とかいいつつ人並み以上の性欲を持つ変態。否定しても無駄なんだよ♪

 

 次に乳盛。流石は平家の人間、性欲は217だ。源平は他の人間と比べて、倍近い性欲を持つ。変態の一族は伊達じゃない。

 

 次は3年生。まず加茂先輩だが………まさかの3。3って何?幼稚園児の平均が10だよ。まさか生まれた時から変わってないの?

 

 ついで東堂先輩。この人は流石の148、めっちゃ高い………はずなのだが、まさかの新の方が強い。それだけアイツがムッツリってことだ。

 

 そして桃ちゃん………

 

西宮「そういえば、それたまにかけてたよね?」

透「き、気のせいじゃないかな……///」

西宮「私がどのくらいエッチか気になってたんだ〜♪」

透「ち、違うって………///」

 

 は正直恥ずかしくて、眼鏡越しに見た事がない…………

 

 最後に2年生。まずは真依先輩。この人は41。禪院家のせいだから、かわいそう。

 

 次に今回のターゲット、メカ丸先輩‼︎実はまさかの37と、真依先輩より低い。最初機械越しで分かりにくいのかと思ってたら、どうやらそうでもないらしい。最近は見てないから、やっと性に目覚めたのかな?

 

 そしてトリは霞先輩‼︎この人は…………

 

三輪「ん?あれって帳ですかね?」

西宮「ホントだ。なんか上がってる。」

 

 ん?あの帳の中には…………性欲37と175の人間がいる‼︎これが変わってなければ、メカ丸先輩と誰かだ‼︎

 

透「多分メカ丸先輩かも‼︎数字が一緒です‼︎」

三輪「良かった〜!」

透「安心しないでください!もう一人あの帳の中に居ます‼︎更に、呪霊は性欲が無いから数字として出てきません‼︎」

西宮「それって交戦中じゃん!」

透「うん‼︎だから助けに行きましょう‼︎」

三輪「はいっ!」

西宮「私の可愛い後輩イジメる奴は、誰彼構わずぶち殺してやる。

 

 早く助けないと‼︎

 

 

 

 

  side 真人

 

 コイツは確かに強かった。長年の天与呪縛で貯めた呪力に、見て学んだ簡易領域の連発。一時的とはいえ、特級相当の火力を出し、俺対策もしてきた。流石だけど………まだまだ甘えんだよ‼︎

 

真人「んひぃぃぃぃぃぃ‼︎」

メカ丸「嘘だろ………お前っ‼︎」

 

 いくらハロウィンの10日程前だからといって、呪力を制限すると思ったか‼︎残念‼︎そのくらいの時間がありゃ、余裕で回復出来んだよ‼︎さぁ、死ね‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透『パンツスーツはお尻のラインがくっりきするから最高‼︎』

 

 なんだと⁉︎空に居る奴の猥談を聞いた途端、衝撃が‼︎帳をブチ破って入ってきたのか⁉︎

 

真人「ぐわぁぁぁ‼︎」

 

 しかも俺だけに正確に当てやがった‼︎

 

三輪「メカ丸、大丈夫ですか⁉︎」

西宮「うおっ、随分デカい本体だね。」

メカ丸「嘘だろ………っ⁉︎源、西宮…………そして、三輪っ!」

 

 メカ丸の言ってた京都校の連中か⁉︎しかし何故ここが分かった⁉︎

 

透「やっぱりメカ丸先輩だ‼︎性欲37で合ってましたね!」

真人・メカ丸「「は?」」

 

 それだけで………?頭おかしいのか………?

 

真人・メカ丸「「なんで来た?」」

透「最近夕方なのに寝てる、って霞先輩が言ってたもんで!

三輪「ごめん、メカ丸!」

メカ丸「いいよ……///」

透「45ってるかと思って見にきちゃいました!」

真人・メカ丸「「は?」」

 

 俺は人間の呪いだぞ?こんな理解出来ない人間、初めてだ………

 

透「そして貴方………最初性欲175の人間かと思いましたが………どうやら呪霊みたいですね。」

真人「まあ、そうだけど…………」

 

 今隠れてる夏油のことまで分かるのか⁉︎

 

真人「なんなんだよ………お前……っ⁉︎」

透「俺ですか?俺は変態です。」

真人「は?」

 

 全く意味が分かんないんだけど…………

 

メカ丸「源、気をつけろ!ソイツに触れられるな‼︎」

透「マジっすか⁉︎」

 

 そしてアイツめ、余計なことを教えやがって…………

 

透「痴漢した相手をイかせる術式なんですか⁉︎」

真人・メカ丸「「違えよ‼︎」」

 

 なんでそういう発想になるんだよ⁉︎

 

真人「俺の術式は無為転変‼︎相手の魂に触れ、それを変えることで、間接的に形を変えてるのさ‼︎」

透「相手のタマタマに触れ………なんですって⁉︎」

 

 どこを聞き間違えてるんだ⁉︎

 

透「それってつまり………TS、いわゆる性転換出来るってことじゃないですか‼︎」

 

 何故そうなる⁉︎あと何故言い直す⁉︎

 

夏油「TSか、いいね。私も人間ならば、性別の反復横跳びは積極的にすべきだと思うよ。」

 

 お前はなんで出てきた⁉︎

 

透「分かりますか、TS‼︎」

夏油「そうだね!」

透「よしっ、これで俺はエッチなお姉さんになれるぞぉぉぉぉぉ‼︎」

 

 話していて分かった。コイツは本当にバカな人間だ。エロのことしか考えられないらしい。こんな奴はとっとと捨ててしまおう‼︎俺の残った呪力で‼︎

 

真人「それじゃあ遠慮なく………無為転変‼︎」

透「エッチが感じられない…………」

 

 くそっ、避けるな‼︎

 

透『Yシャツのボタンとボタンの間から見えるおっぱい‼︎』

真人「ぐわぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 そしてコイツ…………めちゃくちゃ強い‼︎普通にさっきの与よりヤベェじゃないか‼︎マズいぞ、与相手に呪力使い過ぎちまった‼︎




今回は三輪ちゃんがスーツスタイルなので、オフィス系猥談縛りです。


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第三十三話 真人の天敵・呪言師

Q.源透にとって、京都校の皆とは?

透「新はやっぱ相棒かな!エッチなことはもちろん、そうじゃない時も‼︎」
透「メカ丸先輩は意外にも厨二病!話してみると結構面白いよ!」
透「加茂先輩は真面目かつ天然!戦闘慣れしてて、いいアドバイスくれるよ!」
透「東堂先輩は言うまでもなく変態‼︎猥談の同胞‼︎」
透「乳盛ちゃんは猥談の同胞!エロ一族の仲間さ!あと顔がめっちゃ可愛いし、なによりおっぱいが程よくエッチ。しかも大きさをちょっと気にしている!もちろん身体全体が程よくムチッとしていて抱き心地が良さそう‼︎新よ、たまにでいいから3pに呼んで!」
透「真依先輩は魅惑のドスケベボディ‼︎スラッとした身体に、バルンバルンのおっぱい!ぷりんぷりんのお尻に、程よくムッチムチの身体‼︎そして性格は小悪魔系‼︎まさしく、エッチエチなお姉さんだぁ‼︎俺にイタズラしてくれねえかなぁ⁉︎」
透「霞先輩は隠れドスケベボディ………じゃない、普通にドスケベボディ‼︎パンツスーツのエッチなお尻が俺を尻派に戻そうとする!ボタンとボタンの間から見える下着やおっぱいも最高‼︎そしてメカ丸先輩とのエッチに陰ながら興味津々‼︎純粋わんぱく系ムッツリ、ヤバくない⁉︎」
透「桃ちゃんは………えっと………省略………///」


  side 真人

 

 ヤバい、コイツ強い‼︎

 

透『女の同僚と2人きりで残業‼︎夜のお仕事スタート‼︎』

真人「どぅわぁぁぁぁ‼︎」

 

 与に会う前ならともかく、俺にはほとんど呪力が残ってない‼︎

 

 しかも…………

 

透『ワイシャツ姿で仰向けになれば、おっぱいのデカさが良く分かる!』

真人「くっそ…………っ!」

 

 コイツ呪言師だ‼︎言葉ってのは自動的に魂に入ってくる‼︎つまり全攻撃が俺にダメージを与える…………いわば天敵‼︎

 

夏油「真人の魂に響く猥談か………」

真人「言い方‼︎」

 

 このまま真っ当に戦っても勝ち目はない。なら……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真人「ていうかさ〜、なんで(ソイツ)のこと助けるわけ?俺たちに情報売ってた裏切り者だよ?」

 

 標的を変える‼︎

 

 

 

 

  side メカ丸

 

 ついに、バレたか……………

 

西宮「透君、あんな奴の言うことに従わないで!」

透「もちろん!」

 

 俺の裏切り行動。しかも京都校の皆に。

 

三輪「メカ丸がそんなことするはずありません!」

 

 大好きな君に。

 

 

 

 ここは…………言うべきだろう。そうでないと誠実じゃない。友達の友達を殺すよう仕向けたんだ、俺は。自分のために。冷静に考えて、こんなのが隣に居ていいはずない…………

 

メカ丸「ああ。俺はコイツらに協力し、虎杖悠仁と五条悟の情報を売ってた。」

透・西宮・三輪「「「えっ⁉︎」」」

 

 だから白状しよう。元の姿で会う目的は達成した。だからとっとと罪を受け入れて、潔く死のう。

 

真人「味方を助けにきたと思ったでしょ?ざ〜んねん、敵同士でした!」

透「何のために………っ!」

真人「そりゃ、俺たちの目的を達成するためさ‼︎」

西宮「じゃあなんで殺し合ってるのよ⁉︎」

夏油「方向性の違いで解散するバンドマンがいるだろう?私たちも似たようなものさ。」

三輪「じゃあ、なんでメカ丸は協力してたんですか?」

 

 俺の目的…………か。まあ言っても、信じてはくれないだろう。

 

メカ丸「真人……っていうそこの人型呪霊に、俺の身体を治してもらうため。元々俺は五体不満足で、皮膚も弱いという天与呪縛で呪力を得ていた。」

三輪「そんな…………」

メカ丸「弱いから間違えた。弱いから間違いを貫き通せなかった。」

透・三輪・西宮「「「…………」」」

 

 会う目的は達成した。全員じゃないけど。だから皆を帰して、終いにしよう‼︎

 

メカ丸「お前らが戦う意味は無い。命をかける必要もない。だから早く帰れ。そしてこんな奴のことは忘れろ。」

真人「裁きたければ裁くのもアリじゃない?かつての仲間を殺すの、いいよねぇぇぇぇ‼︎」

 

 そうだ、それもアリ………いや、ナシだ。それをさせるのは、あまりに辛すぎるだろう。

 

メカ丸「お前らの手は汚れさせない。俺だけでケリを………」

三輪「嫌だ‼︎」

真人・メカ丸「「は?」」

 

 み…………わ…………?

 

三輪「私もっとメカ丸と一緒に居たいんです‼︎もっと色んなことをしたいんです‼︎だから居なくならないで欲しいです‼︎うわぁぁぁぁぁん‼︎」

 

 な、なんで…………俺にそんなことを…………思えるんだ………?なんで俺のために………泣いてくれるんだ?

 

真人「おいおい、こんな茶番が見たかったわけじゃないんだけど⁉︎お前が言ってた『京都校の人間に手を出すな。』ってこういうこと⁉︎」

透「京都校の人間に手を出されたから、喧嘩してたってことっすか?」

メカ丸「まあ…………」

真人「でも敵は敵じゃん‼︎今更仲良くなっても意味ね〜よ‼︎」

西宮「うっせえカス。人の後輩の弱みにつけ込んでんじゃねえよ。大人しく死んどけ。

真人「祓うの間違いだろ、呪術師‼︎」

 

 皆まで…………本当に京都校の人たちは………いい人たちだ………っ!

 

夏油「術師同士が助け合う光景。こういうのが好きな人居たなぁ。」

真人「俺たちもやるぞ、夏油‼︎」

 

 だからコイツらは、ここで潰す‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏油「いや、ここは引こう。また会おうね〜♪」

真人「チッ!まあ俺は呪力すっからかんだし、しゃーねーか。」

 

 嘘だろ………逃げるのか…………?

 

透『胸元緩めのブラウスを着た女の子が名刺交換した時に見えるおっぱい‼︎』

西宮「付喪操術 鎌異断‼︎」

 

 なんとか仕留めないと‼︎

 

メカ丸・三輪「「シン陰流 簡易領域‼︎」」

 

 ま、まさかの三輪とタイミングが合っちゃった………でも倒す!2人の力で‼︎

 

 

 

 

  side 真人

 

 危ねえ…………なんとか逃げられた…………

 

真人「なんなの〜、アイツら!特に猥談野郎‼︎」

夏油「彼のあの強さ………恐らく与への態度からして、京都校の後輩であることは間違いないだろう。」

真人「それが………っ⁉︎」

 

 そうか、そういうことか‼︎

 

真人「花御を祓ったのは、アイツ………っ‼︎」

夏油「恐らくそうだろうねぇ。」

 

 与は花御を祓った相手について、何一つ口を割らなかった。そこから京都校の人間がやったのだと推定。更に、俺たちが知ってるメンバーにそれが出来そうな奴が居ない。ということは1年生、いわゆる後輩の誰かだと推定していた。

 

 そしてさっき見せたあの強さ………ここから奴が犯人だと突き止めた。虎杖以外にも、殺し甲斐のある奴が沸くとはなぁ‼︎

 

真人「俺が絶対殺してやる………っ!」

夏油「それはやめた方がいい。」

真人「なんで⁉︎」

夏油「分かってるだろう?彼は呪言師。君との相性は最悪だ。」

真人「でも………っ!」

 

 そんなことは知ってるんだよ。でも、呪いの本性は抑えられない‼︎

 

夏油「彼にとっておきの相手を用意したのさ。私はそれに任せることにするよ。」

 

 とっておきの相手?そんな奴居るのか…………

 

真人「分かった、任せるよ………」

夏油「頼むよ。」

 

 とかいいつつ、絶対殺してやるからな‼︎

 

 

 

 

  side メカ丸

 

 奴らには逃げられたみたいだ…………

 

西宮「とりあえず、学校帰ったら事情聴取ね。」

メカ丸「分かった…………」

透「メカ丸先輩の中の人さん、イケメンっすね〜。」

メカ丸「与幸吉(むたこうきち)だ。適当に呼んでくれ。」

透「じゃあ性欲37‼︎」

メカ丸「それはダメ。」

透「え〜、ワガママ‼︎」

 

 ひとまずは、京都校の人たちを守れてよかった…………

 

三輪「メカ丸改め、幸吉!良かったね♪」

メカ丸「ありがとう…………」

 

 大好きな人を、守れて良かった…………

 

西宮「それじゃあ学校に帰って…………」

 

 これで、他の人にもようやく会える…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透・西宮「「罰ゲームタイムだ‼︎」」

メカ丸「へっ?」

 

 こうして俺は、

 

京都校全員「「「「「…………」」」」」じーっ、

 

 京都校全員の前で、

 

透「それでは裏切ってたメカ丸先輩改め、与先輩に〜‼︎」

京都校全員「「「「「猥談の光あれ‼︎」」」」」

 

 例の光を浴びた。




渋谷事変との兼ね合いもあり、戦いはめちゃくちゃあっさり終わりました。その分渋谷事変では多めになります。

本章は次回で終わりです!お楽しみに!


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第三十四話 前半:搾取  後半:金玉・玉袋

短かったので2つの話を一つにまとめてます。

元々独立した章の予定だった亀縛・竹村・直哉過去編(金玉・玉袋編)ですが、内容が思いつかなかったので0.5話分にしました。


ーーー前半:搾取ーーー

 

  side 透

 

 与先輩には、罰ゲームとして猥談ステッキを使ってます!

 

メカ丸「…………」

 

 流石に効果は知ってるか!ならば、喋らせる‼︎

 

透「猥談ステッキ・モード2‼︎」

 

 このモードは、かけた相手に強制的に猥談させる。口が勝手に開いて、猥談してしまうのだ‼︎

 

メカ丸「みっ………!///」

 

 こんな感じに!

 

メカ丸「三輪のスーツ………身体のラインが出るから好きです…………///」

 

 ほら、あっという間に性癖ぶちまけたね!

 

 

 

 

 

  side メカ丸

 

 最悪だ…………皆の前、しかも三輪のいる前でこんなことを言ってしまうとは…………

 

加茂「たとえばどの辺が好きなんだ?」

メカ丸「パンツスーツのお尻とか………///」

乳盛「おっぱいはどう思います⁉︎」

メカ丸「好きです…………///」

東堂「ネクタイを緩めた時に見える鎖骨は?」

メカ丸「好きです…………///」

真依「霞とどんなことしたいのぉ〜?」

メカ丸「こんな俺に望む資格なんてないけれど………デートして欲しい………///」

新「どんなデートしたいんっすか?」

メカ丸「遊園地………行ったりとか………///」

西宮「で、その先は?」

メカ丸「部屋に戻って………イチャイチャしたい……///」

透「イチャイチャの具体的内容を、触りたい部位、ヤりたい対位、受け攻めの希望、望むシチュエーション、与先輩の性感帯等を交えて、80,000字以上で喋ってください。」

メカ丸「えっと………///」

三輪「……………」

 

 三輪が喋んない…………。これっ、絶対嫌われたなぁ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三輪「幸吉、ちょっと私についてきてくれませんか?」

京都校全員「「「「「へっ?」」」」」

三輪「いいから早く!」

 

 こうして俺は、三輪に誘拐された…………

 

 

 

 

  side 透

 

 翌朝…………

 

メカ丸(げっそり)「おはよう…………」

 

 げっそりした与先輩と、

 

三輪(ツヤツヤ)「おはようございます‼︎」

 

 めちゃくちゃ元気な三輪先輩に会った。

 

透「おはようございます!」

 

 これ…………、一線越えたな。しかも与先輩、朝まで三輪先輩に搾り取られてる…………。羨ましい‼︎

 

 言い忘れてたけど、三輪先輩の性欲は………なんと483‼︎源平の倍近い性欲を、あのあどけない顔に隠していた。ちょっと興味あるどころじゃなかった。色眼鏡はやっぱり素晴らしい‼︎こうして、普通そうな子の中にいる性欲お化けを見抜けるのだから‼︎

 

 

 

  side 新

 

 明らかに事後の三輪先輩と与先輩をよそに、僕ら1年は喋っとった。

 

乳盛「あれ、絶対ヤったな。」

透「そうだね。」

乳盛「女子会でちょっと興味あるんは分かっとったけど、まさかあそこまでとはな〜。」

透「京都校の水色サキュバス。俺も搾り取られてぇぇぇぇ‼︎」

 

 コイツは相変わらず下半身に素直やな。

 

新「アンタは西宮先輩やろ。」

透「いや、その…………///」

乳盛「はよ認めたらええのに♪」

 

 西宮先輩には素直やないくせに。

 

透「ところで、昨日2人はナニしてたの?」

 

 あと、漢字をカタカナにすな。

 

新「ちょっとした神戸観光や。」

乳盛「須磨海岸っちゅーのがあってな!エッチな水着着た人がぎょーさんおんねん!」

新「この時期(10月)やから砂浜で遊んだだけやけど。」

透「お〜、いい旅行だね!」

 

 あれっ、意外にあっさりな反応。エロを知り尽くしたコイツにとって、水着くらいは普通なんかいな。

 

乳盛「そういや、源氏って海沿いに住むって聞くけど本当なん?エッチな水着を見るために!」

透「そうだね。」

 

 なるほど、見慣れとったわけか。

 

透「俺たちの一族は下半身に脳みそついてるからさ、家もなるべくそういうところ探すんだよね〜。エッチスポットっていうの?」

乳盛「分かる〜‼︎ウチら平家もラブホ街の近くとか、温泉地で露天風呂が外から見えるとことかに住むことが多いわ!」

 

 どっちも似た者同士やな。

 

 

 

  side 透

 

 やっぱり源氏と平家は似てるね〜♪

 

透「やっぱり!さすが俺たち下半身一族!」

乳盛「イェイ!」

透「新も乳盛ちゃんと結婚したんだから、俺たちの仲間だよ?」

新「なんかそれは嫌やな…………」

 

 そこは結婚したんだから認めろよ!

 

乳盛「えぇ〜‼︎新君のが攻めること多いのに〜‼︎」

透・新「「⁉︎」」

 

 えっ、ちょっと待って⁉︎嘘………でしょ⁉︎

 

新「べ、別の話をしようや!///」

 

 コイツら、とっくに一線越えてたの⁉︎

 

乳盛「そうやって誤魔化して〜♪」

新「それよりも〜、明石海峡大橋ってでっかいな〜!///」

乳盛「新君のもでっかいで♪」

 

 しかも新が攻め⁉︎

 

透「新………おめでとう。」

新「な、何のことや〜?///」

透「お前は立派な変態だ‼︎」

新「うっ、うっさいわ‼︎///」

 

 いや、分からなくはないよ!だって告ったのは新だし、デートも割と新からのが多いし………でもコイツ、ムッツリタイプだと思ってた‼︎それが一転、結構手を出すタイプだったのか‼︎

 

乳盛「新君って、結構狼さんなんやで!」

新「だから言うなぁ………///」

透「ひぇ〜、女になったら近づかんとこ!」

新「お前は手ぇ出さんわ。あと女になるな。」

透「そんなきっぱり言われるとショック………」

 

 まあ出すとか言われたら逆に困るけどね。乳盛ちゃん悲しませたら、俺がお前のチンコ切るからな‼︎

 

 さてと、いよいよ誕生日まであと2週間‼︎オナ禁後半戦、頑張るぞ〜‼︎

 

 

 

 

ーーー後半:金玉・玉袋ーーー

 

  side 歌姫

 

 メカ丸が裏切り者だと知った時は、ショックだった。でも戻ってきてくれてよかった。アイツには然るべき罰をちゃんと与えた上で、これから皆と元通りに過ごさせよう。

 

 それに、あの時の教え子連中に比べたら遥かマシだ。そう…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

亀縛(亀甲縛りおじさん)「久しぶりですねぇ、歌姫先生。」

竹村(チンコにパチンコお嬢様)「初代教え子になれたこと、光栄ですわ♡」

直哉(ドブカス)「もうちょい可愛い服着たら、嫁にするんやけどなぁ〜。」

 

 コイツらに比べたら。

 

歌姫「なんでアンタらと飲み会しなきゃなんねえんだよ。」

 

 ちなみに私は今コイツらと飲み会をしている。

 

亀縛「先生とお酒を飲むこと。これは大人になった証じゃありませんか!」

歌姫「だったら呪詛師と偽名をやめろ、吉原‼︎」

亀縛「それは無理ですね。私の性癖も知らずに怒肢須(どえす)と名付けるような家の名など………」

歌姫「生まれたばっかの子の性癖なんか知るわけねえだろ‼︎」

 

 ちなみに五条は偽名のせいで気づかなかったらしい。

 

竹村「わたくしもパチンコが好きではないのに、波知美と名付けられましたわ………」

歌姫「じゃあパチ屋行ってるのはなんなんだよ⁉︎」

竹村「構築術式でパチンコ玉を作るより、他人の出玉を盗んだ方が楽ですのよ。お金も稼げますし。」

歌姫「お前やっぱクビにして正解だわ。」

 

 コイツがあわや源平と新田の担任をしてたと思うと………

 

直哉「ったく、コイツら変態共には散々迷惑をかけられましたわ。そもそも俺高専生ちゃうのに、無理矢理引き摺り出したり………」

亀縛「そんなこと言いながら、楽しがってたじゃないか。亀甲縛りを!」

竹村「パチンコ玉をオチンコ玉にぶつけられて悶絶する顔、とても良かったですわ♪」

直哉「ホンマ酷いわ。人の心とか無いんか?」

歌姫「お前もな。」

 

 コイツもコイツでクズだしなぁ。唯一真っ当に術師をやっているけど。

 

 

 

 ちなみに私1人じゃバカ共の相手はできないので、

 

七海「庵さん、なんで私も呼んだのです?」

歌姫「お前もコイツらと同級生だからな。」

七海「本音は?」

歌姫「常識人がもう1人欲しかった。」

七海「そうですか。」

 

 七海を呼んでいる。灰原が亡くなったせいで、同級生が変態三人衆になった彼には同情が止まらない。

 

亀縛「今日こそ七海君の性癖を知りたいねえ。」

七海「嫌です。」

直哉「歌姫貰ったらどうなん?」

七海「私に結婚の意思はありません。」

竹村「パチンコ玉、またぶつけたいですわ♪」

七海「やめて下さい。」

 

 同情が止まらない。

 

亀縛「そういや、昔は色々ありましたねぇ。」

直哉「髙羽っちゅー、つまんねえ芸人のライブを見に行かされたり………」

竹村「仙台でドゥルヴ・ラクダワラとかいうパンツを被ったおじいさんを倒したり………」

七海「誰かさんと夏油先輩の仲を応援したり………」

竹村「なっ⁉︎そ、その話は禁止ですわよ‼︎///」

直哉「おぉ〜、まだ好きなんか〜?」

亀縛「今も昔も、やはり性癖は変わらないようだね。」

 

 こうして私はバカ共の昔話をつまみに、酒をバカほど飲んだ。

 

 

 

 

  side 夏油

 

 本当は死滅回游前に、術式を与える予定だったけど…………

 

夏油「君には使命がある。この猥談少年を倒しなさい。」

??「はいっ!」

 

 予定変更。この人には渋谷でも働いてもらおう‼︎




27歳組はこんな感じです。歌姫は4つ上?でギリギリ担任出来そう。

・亀縛怒肢夢(吉原怒肢須)
・竹村波知美
・禪院直哉
・七海建人
・灰原雄(故人)


さて、次回から渋谷事変です!お楽しみに!


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第八章 渋谷事変
第三十五話 ハロウィンのドスケベコスプレイヤー


サブタイはアレですが、渋谷事変は割とシリアス多いです。なるべく下ネタは入れるので許して♪

その代わり、死滅回春はギャグ祭りです。


  side 透

 

 10月31日、誕生日前日かつオナ禁最終日‼︎俺たちはエッチなお姉さんの街、渋谷*1に向かってます‼︎

 

与「すまない。このメンバーにしか頼めない任務なんだ………」

 

 任務で………

 

透「俺たち変態に何の用です?」

東堂「ようやく性癖の話をするのか?」

新「いや、任務の話やろ………」

与「お前らは変態だから選んだんじゃない。強くて生き残れる確率が高いからだ。」

 

 なるほど、そういう理由か〜。俺も新も東堂先輩も全員1級だし。

 

与「ちなみに、他の人たちは全員別の任務につくよう細工してある。平や西宮とかが危険な目に遭うことはない。」

透・新「「ありがとうございます……」」

 

 良かった、桃ちゃんは参加しなくて……………

 

与「ということで、今回は一際危険な任務だ。よろしく頼む。」

東堂「ああ。」

透・新「「はいっ!」」

 

 さて………話、聞こか?

 

与「さてと………、まず今回の舞台は渋谷、ハロウィンの街だ。」

 

 渋谷のハロウィン………だと⁉︎

 

透「それってエッチなコスプレイヤーがいっぱいいるところですか⁉︎」

新・与「「アホか‼︎」」

 

 ヤバい、ちょっと楽しくなってきたぞぉぉぉ‼︎

 

与「だが、大量の人がいる。それを人質として利用し、五条を封印しようと考えてる奴らがいる。」

 

 なんてことだ‼︎

 

透「エッチなコスプレイヤーを人質に取るなんて………っ!絶対やましいことする気だ‼︎」

新「それはアンタやろ。」

透「俺は…………否定できないっ‼︎」

新「そこは否定しろや。」

 

 それをしていいのは、俺だけだ!

 

与「源がこの間会った黒い袈裟を着た男、それにこの間の交流会で出現した自然呪霊………アイツらだ。」

 

 犯人そいつらかよ。

 

東堂「なるほど……つまりあの呪霊くらい強い奴と戦うのか。」

透・新「「マジっすか⁉︎」」

与「その通りだ。話が早くて助かる。」

 

 しかもあのおっぱいさん(花御)とかTSさん(真人)とかクラスが相手⁉︎それって特級も特級じゃん‼︎

 

与「ただ、この4人だけじゃない。東京校は全員いるし、大人の呪術師も何人か参加している。」

 

 それは安心だ。流石にあの強い連中を4人で相手するのは大変だからね!与先輩も天与呪縛分の呪力使っちゃって厳しそうだし。

 

与「お前ら3人は、それぞれどこかのチームに加える。俺は東京の学長と一緒に全体指揮だ。」

 

 チームか………そうだ!

 

透「与先輩!俺のチームは真希先輩&野薔薇ちゃん&冥冥さんにして下さい!」

 

 名付けて、エッチなお姉さんチーム!

 

与「却下。」

透「え〜‼︎」

 

 ダメだったようだ…………

 

与「というか、お前らのチームは既に決まっている。」

透「マジっすか…………」

 

 そうして、俺が配属されたチームは……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンダ「おっ、西宮透君じゃないか♪」

狗巻「しゃけ〜♪」

 

 エッチなお兄さんチームだった。

 

透「西宮じゃないです‼︎源です‼︎///」

パンダ「それじゃあ源桃か!」

狗巻「しゃけ!」

透「それも違う〜!///」

 

 ちなみに今は渋谷なう。この先輩たちと一緒に行動している。他の京都校のメンバーとは別行動だ。

 

パンダ「そういや、京都校はお前だけか?」

透「いや、他に1級3人です。」

パンダ「1級が4人もいんのか。強すぎだろ。」

透「そっちだって、去年特級居ましたよね?」

パンダ「ああ、憂太か。アイツは今アフリカで修行してるぞ。」

透「それすごいっすね!」

狗巻「しゃけ。」

 

 噂には聞く乙骨先輩。

 

透「確か、呪霊が性癖の人でしたっけ?」

狗巻「おかか。」

パンダ「愛する女を呪いにしただけだ。呪いが性癖なわけじゃない。」

透「マジっすか〜。」

 

 どうやら、変態仲間ではないみたいだ。

 

 さてと、そろそろ動きますか〜。この帳の中に入ればいいのかな?

 

透「よしっ、それじゃあエッチなお姉さんを探しに………」

パンダ「待て。」

透「えっ?」

 

 あれ?動かないの?

 

パンダ「悟が単独平定するように、上から命じられている。」

狗巻「こんぶ。」

透「マジっすか………」

 

 五条先生だけ?それっていくらあの人でもキツくない?

 

パンダ「高度な結界術………」

ミニメカ丸「進メ。」

透・パンダ・狗巻「「「えっ?」」」

 

 って何⁉︎ちっちゃいメカ丸先輩が飛んできたんだけど⁉︎

 

透「それなんっすか⁉︎」

ミニメカ丸「俺の呪力の残りカスで飛ばしていル。」

透「なるほど………」

 

 それ凄えな!流石霞先輩に絞られただけある‼︎

 

ミニメカ丸「このまま五条悟にだけ任せるのは奴らの思うツボ。奴らの狙いは五条の封印。」

パンダ「なにっ⁉︎」

狗巻「なっとう⁉︎」

ミニメカ丸「ヤバい敵は避けるよう案内すル。だから進め。」

 

 俺たち京都組は既に聞いた話‼︎こうなりゃ話は早い‼︎

 

透「よしっ、それじゃあ行きましょう‼︎帳の中へ‼︎」

パンダ「おう‼︎」

狗巻「しゃけ!」

 

 ということで、俺たちは戦地に足を踏み入れた。

 

 

 

 

 入るや否や…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

君がエッチなことを考えると流れ星を降らせるおじさん「どうもこんばんは。私は呪詛師・君がエッチなことを考えると流れ星を降らせるおじさんです。」

 

 やばい敵に遭遇した。

 

透・パンダ「「呪詛師・君がエッチなことを考えると流れ星を降らせるおじさん⁉︎」」

エッチ流れ星「半径10m圏内が私の支配下に入りました。これより人々がエッチなことを考えるたび、夜空に星が降り注ぎます。」

透・パンダ「「なんてことのために、星を犠牲にしてるんだ⁉︎」」

 

 この呪力量………恐らくは1級‼︎ちょっと気をつけないとヤバ………あれ?

 

パンダ「気をつけろ‼︎エッチなことを考えるな‼︎」

狗巻「しゃけ!」

 

 俺、戦えなくね?

 

透「すみません!俺、エッチなことを考えないと戦えません‼︎」

パンダ「そういやそうだったな。」

 

 今俺がすべきことは………あのおじさんからの離脱‼︎

 

透「とりあえず、俺は離れます!」

パンダ「わかった!無事でいろよ!」

透「はいっ!」

 

 いきなり1人はマズイ…………だから、しばらく帳の外へ出て様子を見るか………?

 

男1「うわっ、なんだあれ!」

女1「隕石が………」

パンダ「お前ら、エッチなことを考えるな‼︎」

 

 いや、この中に閉じ込められている一般人を助けることが優先だ。俺はあのおじさんと戦えないから………別方向からの敵を警戒すべき‼︎

 

 まずは、どこから敵が来るか………って分かんな‼︎どうなってるの⁉︎仙台→京都住みの俺は、渋谷は都会すぎる‼︎地下鉄って、3路線以上存在するの⁉︎

 

麗美「あの、すみません………私を助けて下さい‼︎」

 

 そしてマズイ‼︎エッチなお姉さんに………遭遇してしまった………っ‼︎

*1
諸説あります



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第三十六話 童貞の卒業式

  side 透

 

 マズい、エッチなお姉さんだ‼︎

 

麗美「あの………すいません。私を助けてくれますか……?」

透「いいですよ!いいですよ!」

 

 あぁ、ダメだ‼︎オナ禁31日目にはキツい‼︎ついおっぱいを見てしまう‼︎それになんだ、この中華風のコスプレ、エッチ過ぎる‼︎

 

パンダ「透、また隕石だ‼︎エッチなことを考えてるだろ!」

透「すいません、すいません‼︎すぐに逃げます‼︎」

流れ星おじさん「なるほど、スケベなのはあの子か。」

パンダ「通すか‼︎」

狗巻「動くな‼︎」

 

 だったら逃げるしかない‼︎流れ星おじさんの効果の範囲外まで!

 

透「とりあえず、安全なところに避難しましょう‼︎」

麗美「わ、分かった………」

 

 場所は………?都会はごちゃごちゃしててよく分からん‼︎とりあえず地下に逃げるか‼︎

 

透「中、中に行きましょう!」

麗美「う、うん!」

 

 エッチなお姉さんはそう言うと、安心したような表情を見せた。あぁ、この人だって怖かったんだなぁ。良かった!呪術師として、人を助けられて………

 

 

 

 渋谷駅の多分地下3階にて、俺はエッチなお姉さんをコインロッカーの部屋に連れてきた。

 

ミニメカ丸「流れ星おじさんの範囲外に出タ。」

透「分かりました!」

麗美「えっと………」

透「貴方はここでしばらく休んでて下さい!外は俺が見張ってます!」

麗美「ありがとう………っ!」

 

 ただ、駅構内は全く人が居ない。ここはあのお姉さんに聞かれないように、与先輩と連絡を取るか………

 

透「与先輩、これは………?」

ミニメカ丸「五条悟の人質として、大勢が地下5階に閉じ込められてル。他の階の人間もそちらに収容されタ。」

透「なるほど…………」

 

 どおりで人が居ないわけだ。

 

透「とりあえず、流れ星おじさんが倒されるまで、ここで待機でいいですか?」

ミニメカ丸「そうだナ。」

透「分かりました。」

 

 しばらくは、ここで待つことにするか…………

 

 

 

 そんなことを思ってると………

 

麗美「あの………助けてくれたお礼に、何かさせてくれない?」

 

 エッチなお姉さんからとんでもないお誘いが来た‼︎

 

透「いいい、いや、大丈夫です‼︎」

麗美「そんなこと言わずに♪ほらっ、こっち来て………♪」

 

 ヤバい、ヤバい‼︎これ絶対ヤる流れだ‼︎AVで観た‼︎俺、ついに卒業しちゃうのか⁉︎このエッチなお姉さんで‼︎めっちゃデッカいおっぱいのお姉さんで‼︎

 

透「わ、分かりました‼︎」

麗美「ふふっ、いい子………♪」

 

 ふぅぅぅぅぅぅ‼︎透、イっきまぁぁぁぁぁす‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透『Trick or Treat!犯してイタズラするぞ♪』

麗美「なっ⁉︎私の攻撃が………っ‼︎」

 

 ってそうは上手くいかないよね〜。エッチなお姉さんの髪の毛がさそりみたいに変形して攻撃してきたので、猥談で跳ね返した。やっぱりこのお姉さんからは、純粋なエッチな気持ちを感じなかった。色仕掛けなのは、分かってたさ!

 

透「なんのつもりです?」

麗美「せっかく私が気持ちよく眠らせてあげようと思ったのに〜っ!」

透「それならエッチして下さいよ!」

麗美「嫌ね、アンタみたいな童貞の相手は。」

透「どどどどどど、童貞じゃないです‼︎」

麗美「いや、童貞でしょ。どう見ても。」

 

 くそっ、童貞がバレたの悔しい‼︎

 

麗美「アンタを色仕掛けで殺せってね。そういう命令なのよ!」

透「なるほど………っ!」

ミニメカ丸「こいつ新入りダ。だから俺も知らなかっタ。すまなイ………」

透「全然大丈夫っすよ!」

 

 とりあえず、このお姉さんと戦わないと‼︎

 

 

 

 

  side 夏油(虎杖母(加茂憲倫(羂索)))

 

 本来死滅回游で術式を与える予定だった麗美に、予め術式を与えた。狙いはもちろん猥談使い。あの様子からみるに、彼は童貞。つまりは麗美の色仕掛けで簡単に堕ちるだろう。あと、与は彼女のことを知らない。何故なら最近入れたから。

 

 これで変態対策も完璧だ。君がエッチなことを考えると流れ星を降らせるおじさん、とかいう訳わかんないのが乱入してきたが、まあなんとかなるだろう。

 

 

 

 

  side 透

 

 このエッチなお姉さん、エロい………っ!

 

麗美「大人しく死んでくれたら、卒業させてあげるわよ。」

透「嫌です!死んだらイけないので!」

麗美「()けるじゃない!」

透「そっちは嫌だ‼︎」

 

 ただ、今のところはあんまり手応えがない。さそりみたいな髪の毛で攻撃してくるだけだ。そんなに速くもなく、威力も高くない。

 

麗美「ったく、ワガママな子ね。」

透『吸血鬼のコスプレしたお姉さんに、精気を吸われたい‼︎』

麗美「くっ………変態のくせに強いのなんなの⁉︎」

透「変態だから強いんっすよ!」

 

 何か奥の手でもあるのか………?

 

透『テレサってめちゃくちゃエロいよね‼︎』

麗美「あぁっ………痛い、痛いよぉ………」

 

 反撃してるだけなのに、ものすごい罪悪感………

 

麗美「守ってぇ‼︎私の狼さぁぁぁぁぁぁん‼︎」

 

 俺、SMプレイは好きじゃないんだよな…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麗美騎士(れみないと)×20「「「「「麗美ちゃんは、俺が守る‼︎」」」」」

 

 は?ちょっと待った………?地面から20人くらい、男が生えてきたんだが…………

 

麗美「ねえ皆、その童貞がいじめるの!助けてぇ‼︎」

麗美騎士×20「「「「「了解‼︎」」」」」

 

 しかもあのお姉さんの味方⁉︎これはめんどくさいぞ‼︎




今回はハロウィン縛りです。お化け関係多め。

あと、麗美に術式を追加してます。サソリだけだと寂しいので、麗美っぽいやつを加えました。


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第三十七話 そうよ私は、さそり座の女

  side 透

 

 なんか男が20人くらい、地面から生えてきたんだが⁉︎

 

麗美騎士1「お前が麗美ちゃんを脅かす童貞か?」

 

 とりあえず、何か言わないと!

 

透「発言を訂正させて下さい‼︎」

麗美騎士×20「「「「「なんだ?」」」」」

透「俺は童貞ではありません‼︎」

麗美騎士1「嘘だな。殺せ。」

麗美騎士×20「「「「「はっ!」」」」」

麗美「頑張って〜♪」

 

 くそっ、判断が早過ぎんだろ‼︎そんなに俺、童貞っぽいか⁉︎

 

麗美騎士1「シン陰流 抜刀‼︎」

透『トイレの花子さんとトイレでプレイ‼︎』

麗美騎士2「シン陰流 居合・夕月」

麗美騎士3「シン陰流 居合・朝月」

透『雪女が隠れ巨乳だと興奮する!』

 

 そして男たちとのバトル!一体一体がエッチなお姉さんより強い!そして数が多い‼︎

 

麗美騎士4「シン陰流 簡易領域」

 

 簡易領域まで飛ばしてくるか!コイツはオート迎撃!ならば避ける‼︎

 

麗美騎士5「シン陰流 突撃隣のお姉さん」

 

 シン陰流にそんな攻撃あったっけ?なんか突進してきたし、とりあえず猥談で迎撃するか………

 

透『パンプキンおっぱい!』

麗美騎士5「ぐわぁぁぁぁ!」

麗美騎士6「チン陰流 抜刀」

 

 嘘だろ?お前だけチンコなの?

 

透「平家の人間か………」

麗美騎士6「いや、見て学んだだけだ。」

 

 見て学んだ?男のチンコをずっと?

 

透「変態ですね………」

麗美騎士6「貴様には言われたくない‼︎」

透『狼女は性欲も狼‼︎』

麗美騎士6「ぎゃぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 この人、もしかしてどっちもイケるのかな………?

 

 

 

 

 にしても、数が多いな…………

 

麗美騎士7・8・9・10・11「「「シン陰流 大和一閃」」」

透『子泣きお姉さんをおぶったときに当たるおっぱい‼︎』

麗美騎士7・8・9・10・11「「「ぎゃぁぁぁぁ‼︎」」」

 

 それに…………

 

麗美騎士1〜11「「「「シン陰流 大和一閃」」」」

 

 耐久力が凄まじい‼︎何度攻撃をぶち当てても蘇る‼︎地面から生えてきたことといい、コイツら人間じゃねえのか⁉︎

 

 気になったので、俺は…………

 

透「特級呪具 色眼鏡‼︎」

 

 相手の性欲を測ることにした。すると、男たちの上には数字が出ず、

 

麗美→187

 

 エッチなお姉さんがエッチなことが分かった。

 

透「なんと、凄まじい性欲‼︎お姉さん、貴女平均の倍くらいありますよ‼︎」

麗美「う、うるさい、このド変態‼︎///」

透「さあ、早くこんな式神はしまって、俺と一緒にエッチしましょう‼︎」

麗美「狼さんたちが人間じゃないと見抜いた…………?」

 

 数字が出ない、ってことは非生物であるということ。つまりこの男たちは、あのお姉さんが召喚した何か、だ。

 

 だから、この状況を脱出する術はひとつ‼︎

 

透『ドラキュラのコスプレをした、八重歯の女の子に噛まれたい!』

麗美「私狙い⁉︎」

 

 エッチなお姉さん本人を狙う‼︎それか倒れてる隙に、一気に畳みかける‼︎

 

麗美騎士×20「「「「「死んでも食い止めまぁぁぁぁす‼︎」」」」」

 

 くそっ、男たちに食い止められた………。だがまだまだ‼︎

 

 

 

 

  side パンダ

 

 流星群が止んだ。皆がエッチなことを考えるのをやめたのだろう。

 

君がエッチなことを考えると流れ星を降らせるおじさん「あれっ、おかしいな?星が流れない………」

パンダ「当たり前だろ。隕石墜落が怖くてエッチどころじゃないからな。」

狗巻「しゃけ。」

流れ星おじさん「私としたことが………」

 

 そしに、一つ気づいたことがある。

 

パンダ「他の人がやめても自分だけがエッチを考え続ければ、流れ星は降らせられる。それをしないということは………出来ないのか?」

 

 他の人がやめても、本人が妄想し続ければ関係ない………はずなのだが…………

 

流れ星おじさん「その通り。これは縛りさ。」

 

 やっぱりか‼︎

 

流れ星おじさん「私がいくらエッチなことを考えようとも、夜空を彩ることは出来ないのだよ………」

パンダ「悲しそうに言うな。」

 

 お前のせいで、隕石防ぐの大変なんだからな。

 

流れ星おじさん「ハロウィンの渋谷はエッチなことを考える人たちで溢れてる、と思ったから来たのに………変な呪詛師のせいで台無しだ。」

 

 ん?コイツもしや、夏油一派じゃない?

 

パンダ「メカ丸、コイツ知らない?」

ミニメカ丸「知らン。新規メンバーでもなさそうダ。」

 

 なるほど、野良の変態か。

 

流れ星おじさん「世の中に再び性の光が(とも)るまで、私はおいとまするよ。」

パンダ「ええ…………」

狗巻「おかか…………」

 

 しかも普通に帰りやがった。なんだったんだ、コイツは………

 

 

 

 

  side 偽夏油(虎杖母(加茂憲倫(羂索(メロンパン))))

 

 よかった、野良の変態が帰ってくれた…………。エッチなことを考えると隕石が落ちてくるとか、計画が台無しになるにもほどがあふよ………

 

 それにしても、麗美が思ったより苦戦してるな。変態猥談使いは童貞じゃなかったんか?彼女の色仕掛けなら、簡単に落ちると思ったのに………。こうなったら、私が色仕掛けしようか?男と女の両方で得た経験、生かしてやろうか?

 

 いや、まだだ。ここは麗美を信じるべきだろう。彼女は性格面で、呪術師に向いているからね。

 

 

 

 

  side 透

 

 くそっ、思ったよりしぶといな…………。自分は何もしてないのが、余計に体力を温存させている…………

 

透「男たちにばっかりやらせてないで、たまには出てきて勝負しましょう!」

麗美「嫌。狼さんたちが守ってくれるもん、私が頑張る必要ないよね。」

麗美騎士×20「「「「「その通りです、麗美ちゃん‼︎」」」」」

 

 この程度の煽りじゃ、出てこないのも当然か…………

 

透「さっすがモテモテお姉さん‼︎エッチなだけある‼︎」

麗美「そりゃ私は可愛いからね〜♪狼さんたちが守ってくれるのも当然よ!」

 

 ちょっと調子に乗ったな。この人ナルシストなのか……

 

透「なるほど………」

麗美「もしかして私のことクズだと思った?」

透「いや、そんなに。」

麗美「だよね〜♪自分のこと可愛いって言うタイプの女の子、結構いるもんね〜♪君の周りにもいるでしょ?」

 

 居る………ことには居る。桃ちゃんだ。だけど、この人とは全然タイプが違う。

 

麗美「図星かな♪」

透「違いますよ〜!」

麗美「いや、図星だね。一瞬目が泳いだもん。」

麗美騎士×20「「「「「その通りでございます‼︎」」」」」

 

 半分図星だけど、半分違うからな〜。なんて答えよ…………

 

麗美「しかもその子のこと好きだったりして♪」

透「ちちちち、違いますよ‼︎何を言うんですか⁉︎///」

麗美「わかりやすっ!」

麗美騎士×20「「「「「その通りでございます‼︎」」」」」

 

 違うっつーの‼︎あと男たち、謎の同調をするな‼︎ったくもう、気が狂うなぁ……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麗美「でも、その子もわりと男で遊んでそう♪アンタなんて、ただの財布よ!」

 

 そして、それだけは違えなぁ⁉︎何を言ってんだよ、コイツ‼︎桃ちゃんがそんな性悪なわけねえだろ‼︎

 

透「乗ってやるよ、その煽り。むしろ乗らなきゃ失礼だ。桃ちゃんによぉ‼︎」

 

 知らんくせに勝手言いやがって‼︎ぶっ飛ばしてやる‼︎




流れ星おじさんは帰りました。なんだったんだ、アイツ………

あと透は西宮のことになるとすぐにキレます。禪院家でもそうでしたね。


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第三十八話 桃ちゃんをナメるな‼︎

  side 透

 

 この女、桃ちゃんのことを好き勝手言いやがって………ぶっ飛ばしてやる‼︎

 

麗美「きゃはははは、桃ちゃんだって!あ〜面白い!」

透「特級呪具 猥談ステッキ‼︎」

麗美「何よその杖、魔法使いにでもなったつもり?」

透「ではあなたたちに、猥談の光あれ‼︎」

麗美・麗美騎士×20「「「「「なにっ⁉︎」」」」」

 

 まずは猥談ステッキで、

 

麗美騎士1「麗美ちゃんの生足が良すぎる。」

麗美騎士2「はぁ?麗美ちゃんは胸だろ?」

麗美騎士3「分かってないな、お尻だよ。」

麗美騎士×19「「「「「なんだと⁉︎」」」」」

 

 相手の意思疎通をぶち壊す‼︎

 

麗美「皆、やっぱり言葉で守ってくれる、って言ってくれる人とシたいよね⁉︎///」

麗美騎士×20「「「「「分かるマン‼︎」」」」」

麗美「たとえばレジィ様とか、夏油様とかぁぁぁ⁉︎口が………勝手に………っ!///」

麗美騎士×20「「「「「誰だ、その男?殺しに行くぞ‼︎」」」」」

麗美「ちょっとぉぉぉぉぉ‼︎行かないでぇぇぇぇ‼︎私を守ってぇぇぇぇぇ‼︎」

 

 自律式の式神。それがかえって仇となったか、あるいは自律式という縛りなのか…………。相手陣営は、壊滅だ‼︎

 

 そして最後に………

 

透(白閃)『魔女のコスプレをした桃ちゃんと箒の上でイチャイチャしたい……///』

 

 白閃入りの猥談でぶちのめす‼︎

 

麗美「ぎゃぁぁぁぁぁ‼︎」バタン

 

 効果は抜群だ。エッチなお姉さんは猥談の衝撃で壁に打ちつけられ、そのまま気絶した。

 

麗美騎士×20「「「「「……………」」」」」

 

 男たちもそのまま地面へと消えた。どうやら術式を使えるほど、呪力は残ってないようだ。これにて決着‼︎

 

ミニメカ丸「お前、やっぱ西宮のこと好きなんだナ!」

透「ちちち、違いますから‼︎///」

ミニメカ丸「でも、いつもより猥談の威力が高かったゾ。」

透「ききき、気のせいですぅぅぅ‼︎///」

 

 与先輩、そこまで分かったのか…………。まあ、白閃は人に教えられない縛りがあるから、誤魔化し続けるけど…………

 

 

 

 

  side 菜々子

 

 誰なの、夏油様の身体を弄んでるのは…………絶対に許せない‼︎この作戦に乗じて、味方になったフリをし、隙を見て叩いてやる!

 

菜々子「夏油様乗っ取ってるアイツ、マジゲロむかつく。」

美々子「分かる。」

 

 菜々子も同じ意見みたい。やっぱそうだよな。私たちはあの人に助けられた。だからこそ、本物のあの人にしか、恩を抱かない。

 

菜々子「なんとかしてぇわ。マジ。」

美々子「それ。」

竹村「話を聞かせなさい。」

美々子・菜々子「「⁉︎」」

 

 うわっ⁉︎誰このおばさん⁉︎というかいつの間に⁉︎

 

美々子「な、何の用⁉︎」

菜々子「用ねぇならぶっ飛ばす‼︎」

竹村「わたくしは夏油先輩のオキンタマに用がありましってよ。」

 

 しかも変態‼︎

 

菜々子「きっしょ‼︎」

美々子「変態は帰って下さい。」

竹村「わたくしは変態ではありません。ただ夏油先輩がオキンタマを攻撃されて悶えるのが好きなだけですわ。」

菜々子・美々子「「変態じゃん‼︎」」

 

 しかも害があるタイプ。というかだいぶ前に、夏油様が言ってたような…………

 

夏油(本物)「そういえば、あのパチンカス女は来ないよな?」

菜々子「誰です、それ?」

夏油(本物)「会うたびに私の股間にパチンコ玉をぶつけてくる変態さ。呪術師とはいえ、尊敬するに値しない。」

 

 それが、コイツか‼︎

 

菜々子「美々子、殺るわよ!」

美々子「もちろん‼︎」

 

 ならば、ぶっ飛ばしてやる‼︎

 

竹村「あらっ、それはよろしくありませんわ‼︎」バチン!

菜々子・美々子「「ぐぇぇぇぇ………」」

 

 い、いつの間に腹にパチンコ玉が…………。この女、強すぎ…………

 

竹村「わたくしはあなた方と同じ、本物の夏油先輩派です。ですから、ここは協力して、本物を取り返しましょう。」

 

 なんだよ、この変態………っ!

 

菜々子「テメェ…………っ!」

竹村「それとも、次は眉間にしますか?」

 

 でも、強え…………。現状どうしようもねえ………。ここは一旦、協力するか…………

 

菜々子「分かったよ………っ!」

美々子「うん………っ!」

竹村「それでいいですこと♪」

 

 でも隙を見て、ぶん殴ってやるからな‼︎

 

 

 

 

  side 偽夏油

 

 は?変態が………また増えた?勘弁してくれ。こっちは流れ星おじさんと猥談使いでお腹いっぱいなんだから…………

 

 

 

 

  side 透

 

 さてと、このエッチなお姉さん、どうしよう………

 

透「寝てる時に無理矢理エッチするのもなぁ〜。」

ミニメカ丸「お前はエッチから離れロ。」

透「無理です‼︎」

ミニメカ丸「はっきりと言うナ。」

 

 ここは普通に話聞こか。

 

透「とりあえず、このエッチなお姉さんから事情聴取をしましょう。敵の狙いが見えてくるかもです。」

ミニメカ丸「だナ。」

透「それじゃあ、お持ち帰りぃぃぃぃ‼︎」

ミニメカ丸「言い方が悪いナ。」

 

 そしてあわよくば…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漏瑚「貴様だな、花御を祓った変態は。」

 

 えっ…………?この呪い、いつ現れたんだ?というかコイツ、めちゃくちゃ強そうじゃない?俺、かなりヤバくね?




前哨戦のvs麗美はちゃちゃっと終了‼︎

そしてここからが本番‼︎漏瑚と純粋なサシ勝負です‼︎強者同士の対決、お楽しみに!


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第三十九話 強者

  side 透

 

 目の前にいる火山頭の呪い………いつ現れたんだ?

 

漏瑚「貴様だな、花御を祓った変態は。」

 

 とりあえず否定しとくか………

 

透「違います。」

漏瑚「嘘だ。貴様の呪力………非常に変わっている。卑猥な感情と混ざっているんだろ?」

透「違います、俺は変態ではありません‼︎」

漏瑚「否定するのはそっちか‼︎この変態め‼︎」

 

 この呪いは、おそらく変態を知らない。おっぱい程度の性癖で変態を名乗るなど、真の変態に失礼だ。

 

透「俺程度でそう思えるなら、貴方の人生幸せですね‼︎」

漏瑚「あぁ、そうだな‼︎」

 

 それにしてもコイツ………マジで強そう。花御って確かこの前のおっぱい自然呪霊だけど…………恐らくそれより強い。この間会った人型の呪霊よりも。こりゃ、大変な戦い(わいだん)になるぞ………

 

漏瑚「小僧………貴様のような変態にはとっとと消えてもらおう‼︎」

透「そうですね。貴方は今から祓われますから、視界からは消えるでしょう‼︎」

漏瑚「舐めやがって‼︎灰すら残さんぞ‼︎」

透「パイズラ?」

漏瑚「小僧‼︎」

 

 いきなり上から火山が出現‼︎大量のマグマを俺に降らせてきたか‼︎しかも早い‼︎

 

透「あっぶね‼︎」

 

 なんとか避けたけど………威力ヤバいな、これ。

 

透『透明人間になって、女子更衣室に入りたい‼︎』

漏瑚「猥談なぞ燃やしてやる‼︎火砕流‼︎」

 

 猥談に真正面からマグマぶち当てて、打ち消しやがった‼︎どうなってんだ、コイツの攻撃力‼︎俺はオナ禁1ヶ月だぞ⁉︎

 

透「出でよ、特級呪具・エチエチメガホン‼︎」

漏瑚「威力を上げるのか!」

透「その通り‼︎産地直送の猥談を大音量でお届けします‼︎」

 

 ひとまずは火力、もといエッチ力をエチエチメガホンでアップ‼︎オナ禁1ヶ月だから、使える時間もいつもより長い‼︎これで潰す‼︎

 

漏瑚「ならば儂は火礫蟲‼︎」

 

 こっちは産地直送の蟲か‼︎羽のついた呪霊が6匹ほど‼︎ここは一気にふっ飛ばす‼︎

 

透(メガホン)『口裂け女にフェラしてもらいたい‼︎』

火礫蟲×6「………」バーン

 

 よしっ、命中‼︎

 

火礫蟲×6「ぎぃぃぃぃぃぃぃ‼︎」

 

 ってうるさっ‼︎耳がおかしくなるわ‼︎死に際に鳴くな………

 

火礫蟲×6「………」バーン‼︎

 

 くそっ、大爆発だ‼︎前が火で見えねえ‼︎早く猥談で打ち消さないと‼︎

 

透(メガホン)『コスプレイヤーとエッチな百鬼夜行‼︎』

透「あっつ‼︎」

 

 身体が焼けるような熱さ‼︎最悪だ‼︎猥談でも全部打ち消せなかった‼︎

 

透「ぬぉぉぉぉぉ‼︎」

漏瑚「火を………消した?」

 

 幸いこの炎も全て呪力で出来ていた。だから無理矢理エッチなことを考えて性欲を増幅し、それを呪力に変換して消火した。

 

透「知って………ますか?エッチなことを考えると………火は消えるんです…………」

漏瑚「頭おかしいのか、この変態‼︎」

透「失礼な!純粋にエッチが好きなだけです‼︎」

漏瑚「それは純粋とは言わない‼︎」

 

 だけど炎のダメージは喰らっている。このままではマズいな………

 

 そして、

 

ミニメカ丸(焼損)「……………」

 

 与先輩との連絡手段がいつの間にか断たれていた。どっかのタイミングで攻撃を受けたのか、ミニメカ丸は無惨にも焼け焦げている。つまり俺は孤立…………

 

漏瑚「癪に触る小僧だな………。とっとと燃やしてやる‼︎」

透「燃やされるならエッチなお姉さんがいいです‼︎」

漏瑚「知るか‼︎」

 

 たった一人で、この呪いを祓わなければならない‼︎

 

 

 

 

  side 与(メカ丸)

 

 くそっ、源との連絡手段が断たれた‼︎マズい‼︎アイツは今漏瑚と交戦中‼︎流石の奴でも………漏瑚相手に1人は厳しい‼︎

 

 そして更なる懸念が………サソリ女(麗美)の復活。事情聴取のために生かしたことが仇となった‼︎未だに気絶してるのが幸いだが………いつ目覚めるか分からない‼︎だからなんとしても、奴だけは捕獲して連れてこないと‼︎

 

 さて、奴の捕獲方法は…………俺は他のミニメカ丸で情報伝達しなきゃいけないから、本部を動けない。近くに居るのは………パンダと狗巻か。ここはこの2人に任せよう。アイツらのそばに飛ばしたミニメカ丸を通して、伝えるか。

 

与「パンダ、狗巻、聞いてくれ。」

パンダ「どうした、与?」

狗巻「すじこ?」

与「近くに地下鉄渋谷駅の入り口がある。そこから地下3階まで降りて、1人の女呪詛師を捕獲してほしい。」

パンダ「特徴は?」

与「サソリ頭………になるのは術式を使った後だから………黒髪の乳出し女。さっき源のそばにいた奴。」

パンダ「アイツがそうだったのか………分かった、すぐ行く。」

狗巻「しゃけ‼︎」

 

 もちろん近くで源が漏瑚と戦っている。ここは加勢させるべきか………

 

 いや、それはダメだ。漏瑚があまりにも強すぎる。この2人とて弱くはないが、奴相手じゃかえって源1人の方がいいだろう。

 

与「それと、源が戦ってる特級呪霊に気づかれないようにしてくれ。」

狗巻「こんぶ?」

パンダ「どういうことだ?透を見捨てるのか?」

与「違う。相手が悪い。最低1級はないと、戦いの土俵にすら上がれない。」

パンダ「それじゃあ透はどうする?」

 

 奴を相手にするには………最低1級を呼ばないと………

 

 最悪なことに、俺たちが到着する前に五条悟が封印された。特級はもう居ない。そして1級だが………七海が瀕死、禪院直毘人は死亡………。となると、冥冥か京都校の残り2人を呼ぶことになるが………

 

与「東堂と新田を向かわせる。」

パンダ「そうか………なら分かった!」

狗巻「しゃけ!」

 

 こうするしかなちだろう。冥冥は夏油と交戦中。故に手の空いた2人に任せるしかない。この2人とも連絡を取るか………

 

与「2人とも聞いてくれ。」

東堂「どうした?」

新「なんかあったんっすか?」

与「源が現在特級呪霊と1人で交戦してる。相手が悪く、最低こちらも1級じゃないと厳しい。2人とも今から言う場所に向かってくれ。」

東堂「同胞であり宿敵(ライバル)のピンチ………分かった、すぐ行こう‼︎高田ちゃんが収録に駆けつけるが如く速く‼︎」

新「分かったっす!でもあんまり、期待せんといて下さいよ!」

 

 本当は源を含め、漏瑚には当たらせたくなかったが………向こうから来たのならどうしようもない。頼む、生き残ってくれ‼︎




五条悟封印を伝えるタイミングを逃しました。すいません。京都校の連中が渋谷に着いたのが、原作だと陀艮戦くらいのタイミングです(五条封印やオガミ婆より後)。パンダと狗巻が一緒にいるのは原作からの変更です。



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第四十話 渋谷で23時

  side 透

 

 この呪いを一人で祓わなきゃいけない………やってやるよ‼︎

 

透(メガホン)『井戸の妖怪お姉さんに引き摺り込まれて犯されたい‼︎』

漏瑚「きゃぃぃぃぃぃ‼︎(千葉繁さんのやられ声)」

 

 メガホン有りならだいぶ効く‼︎威力は抜群‼︎

 

漏瑚「くそっ、火礫蟲‼︎」

 

 また羽のついた蟲‼︎同じ手は喰らわないよ‼︎

 

透「よっと‼︎」

 

 突進してきた蟲を左に飛んで避ける‼︎

 

漏瑚「ふっ、バカめ。火砕流。」

 

 くそっ、避けた先に火山を出しやがった‼︎目の前からマグマが突っ込んでくる‼︎右には蟲、前にはマグマ‼︎ならば左…………

 

漏瑚「一つしか出せないと思ったか?」

 

 にも火山がある‼︎

 

透「やっば‼︎」

 

 しかもその先もずっと火山が並んでる‼︎マジかよ⁉︎どこも逃げられないじゃん‼︎これは打ち消すしかないか‼︎恥ずかしいからやりたくないけど‼︎

 

透(メガホン)『Trick or Treat って言ってきた桃ちゃんにお菓子をあげて悪戯されたい……///』

 

 俺の白閃で…………

 

漏瑚「バカな………っ⁉︎儂の攻撃が全部打ち消されただと⁉︎」

透「これが………俺のエッチ力です………はぁっ……」

漏瑚「ふざけるな‼︎猥談如きにやられるのは癪だ‼︎」

透「貴方とは………ヤりたくありませんよ………」

漏瑚「うるさい‼︎」

 

 なんとかコイツの攻撃は相殺した。でも本体にまで届かなかった…………。おまけにこっちは45った後の倦怠感まである………。快感は無いのに………

 

漏瑚「くそっ…………!こうなったら…………」

 

 相手はどう考えてもまだまだ手がありそう。対してこっちは領域展開と………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漏瑚「あの2人を先に殺すか。」

パンダ「気付かれてる⁉︎」

狗巻「しゃけ⁉︎」

 

 パンダ先輩と狗巻先輩だと⁉︎マズい…………

 

透「さっきの………聞いてました?///」

パンダ「バレたなら仕方ない。全部聞いてたぞ♪」

狗巻「しゃけ♪」

透「あぁぁぁぁぁぁぁ‼︎///」

 

 桃ちゃんへの猥談を聞かれたぁぁぁぁぁぁ‼︎恥ずかしすぎる‼︎またからかわれるじゃん‼︎しかもずっと恥ずかしくて否定してたのに、内心すっごい気になってるのがバレたし‼︎

 

透「お前のせいだ‼︎お前が攻撃するから‼︎///」

漏瑚「儂に八つ当たりするな、桃ちゃん。」

透「うるせぇぇぇぇぇぇ‼︎///」

 

 絶対に祓ってやる、このクソ火山‼︎

 

透「狗巻先輩‼︎」

狗巻「しゃけ‼︎」

漏瑚「ふんっ。その小僧に何が出来る?」

 

 2人の呪言で‼︎

 

透(メガホン)・狗巻「「イけ‼︎」」

漏瑚「あっ、あぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 こうして俺たちは、火山頭を絶頂させた。

 

 

 

 

  side 漏瑚

 

 なんだ、この快感と倦怠感は…………?そして、倦怠感の方がキツい。あとやましいことをした気分になっている。謎の罪悪感。なんだこれは?分からん、分からんぞ?儂はまさか、変態になったのか?

 

 

 

 

  side パンダ

 

 サソリ女の捕獲のために降りてきたものの………気付かれたか。棘と透がイかせて時間稼ぎしてるが、すぐに復活するだろう。となると…………

 

パンダ「透、すぐに援軍が来る!東堂と新だ。そこまで耐えてくれ!」

透「わっ、わかりました!」

パンダ「俺たちはサソリ女を捕獲する!」

透「えっ、あのエッチなお姉さんを持ち帰るんですか⁉︎」

パンダ「ああ‼︎」

狗巻「しゃけ。」

 

 俺たちは俺たちで、出来ることをやる‼︎

 

漏瑚「邪魔だ、変態‼︎」

透「2人のとこには行かせない‼︎」

透(メガホン)『ろくろ首のお姉さんがイった時首張るの好き‼︎』

漏瑚「ならば儂も打ち消す‼︎火砕流‼︎」

 

 透が火山呪霊を足止めしてくれてる。その隙にサソリ女を捕獲するんだ‼︎

 

 

 

 そしてメカ丸が言ってたコインロッカーに着くと、

 

麗美「うっ、う〜ん…………」

 

 そこには気絶から目覚めたサソリ女が居たので…………

 

狗巻「眠れ。」

麗美「zzzzzzzz」

 

 再び気絶させておいた。そして持ち帰った。

 

 

 

 

  side 透

 

 パンダ先輩と狗巻先輩を守る‼︎

 

透(メガホン)『サラマンダー(火トカゲの妖怪)のお姉さんで女体盛り焼肉‼︎』

漏瑚「溶岩旋回流‼︎」

 

 マグマがまた左から出現した‼︎これも前に飛んで避けて…………

 

漏瑚「馬鹿め。」

 

 って直前で90°曲がった⁉︎嘘だろ‼︎どんな軌道してんだよ⁉︎

 

透「あっつぅぅぅぅぅぅ‼︎」

 

 最悪‼︎喰らったわ‼︎身体が焼けるように熱い‼︎

 

漏瑚「さて、あの2人のところに………」

透(メガホン)『座敷(わらし)の女の子に襲われたい‼︎』

漏瑚「くそっ、まだ死なんか‼︎」

 

 いつものように、エッチなこと考えて消火する。ただこのせいで、性欲がどんどん消費される。時刻は10/31、23:00。あと1時間で歳とったよ0721出来るのに、その分が残らないかもしれない‼︎

 

 

 

 そんなことを思ってると、

 

ミニメカ丸「源、感謝すル。」

 

 新しいミニメカ丸がやってきた。

 

ミニメカ丸「おかげで、無事サソリ女を捕獲できタ。」

 

 エッチなお姉さんを持ち帰れたということは…………

 

透「それじゃあ、あの2人は無事なんですね。」

ミニメカ丸「あア。」

 

 パンダ先輩と狗巻先輩が無事本部に帰れたってことだ‼︎

 

漏瑚「くそっ、逃げられたか…………」

透(メガホン)『デュラハンが顔だけでやってきて、トイレしてる時に急にフェラして欲しい‼︎』

漏瑚「このっ、変態め‼︎」

 

 ならばあとは簡単‼︎新と東堂先輩が来るまで、ひたすら耐える‼︎俺の方がやられてるとはいえ、相手も少しずつ削れてきた‼︎いける、いけるぞぉぉぉぉ‼︎

 

 

 

 

  side 与(メカ丸(三輪ちゃんに搾り取られた男))

 

 ひとまず漏瑚は京都校の3人で相手するとして、真人はどうしよう…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東堂「メカ丸、すまん。」

新「人型の呪いに遭遇したっス‼︎」

真人「アイツの機械………ムカつくなぁ‼︎」

 

 嘘だろ⁉︎東堂と新田が真人に遭遇だと………?これはマズい‼︎

 

 あの2人の真人への相性がちょっと微妙なのはまだいい。源が漏瑚を1人で戦い続けなきゃいけないのがヤバい。流石にアイツでも死ぬ‼︎パンダと狗巻を送り返すか?それとも他を送る?どうする、どうする?

 

 とりあえず、源に現状を伝えないと。

 

与「すまん源、聞いてくれ。」

透「なんですか?」

与「東堂と新田が人型の呪いに遭遇した。」

 

 考えろ、最善の策を。むしろ考えねばならない。それが安全地帯で呑気にあぐらをかいている、自分のすべきことだろ‼︎

 

 

 

  side 透

 

 マジか…………。あの2人来れないんか。それじゃあ…………

 

透「分かりました!それなら一人で祓います‼︎」

ミニメカ丸「嘘………だロ?」

 

 俺が頑張るしかないか‼︎

 

漏瑚「一人で………?貴様一人で何が出来る?」

透「そりゃあ………ナニが出来ますよ‼︎」

漏瑚「いちいち猥談を挟むなぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 それに、駅構内を利用した面白い作戦が今思いついたから‼︎



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第四十一話 良い子の皆さん、猥談の時間です

  side 透

 

 たった今、いい作戦が思いついた!そのために、まずは………

 

透(メガホン)『すっげえ理性的なサキュバスが本能に抗おうとするの好き‼︎』

漏瑚「火礫蟲‼︎」

透(メガホン)『何度でも言うぞ。すっげえ理性的なサキュバスが本能に抗おうとするの好き‼︎』

火礫蟲「ぎゃぁぁぁぁぁあ‼︎」ドーン

 

 相手に攻撃‼︎

 

 そして、蟲の爆発で視界が悪くなったところで…………

 

漏瑚「あれっ、どこ行った?」

 

 一旦逃げる‼︎どうやら相手は俺を見失ったみたい。ひとまずここまでは作戦成功だ‼︎

 

 

 

 

 走ること5分、俺はある場所へとやってきた。そしてそこで………

 

透「特級呪具 猥談コンドーム‼︎」

 

 コンドームを装着した。これで準備は万端‼︎さぁ、楽しい時間の始まりだ‼︎

 

 

 

 

  side 新

 

 人型の呪霊………与先輩が言うてはった厄介な奴や‼︎気ぃつけんと…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透(アナウンス)「さあさあやって来ました!オールナイトセックスの時間です‼︎パーソナリティーは私、源透‼︎今夜は地下鉄渋谷駅からお送りします‼︎」

 

 は?あのアホ何やっとんねん?駅のアナウンスを悪用すんなや。

 

真人「何、あれ?」

新「知らん。」

東堂「宿敵(ライバル)がついにラジオを始めたか………」

 

 何コイツ感動しとんねん。

 

東堂「高田ちゃんを見習って。」

 

 絶対ちゃうやろ。

 

透(アナウンス)「それじゃあ最初は、お便り紹介のコーナーにいきましょう‼︎」

 

 つーか、あの強い呪霊はどうした?まさか倒したんか?この間の自然呪霊よりヤバいんやろ?流石にアイツでもアカン気ぃするけど………

 

透(アナウンス)「最初のお便りは………京都府在住、ちんちんソムリエさんから頂きました‼︎」

 

 最初は乳盛か………って絶対アイツ送ってへんやろ‼︎

 

真人「なぁ、アイツバカなの?」

新「せやで。」

東堂「今更だな。」

 

 呪霊も困惑しとる。そりゃそうや。緊張感溢れる戦場で、あんなボケたことをするんやから。

 

乳盛(透声真似アナウンス)『ウチな〜、ちんちん大好きやねんけど、最近彼氏が出来てん♪』

 

 乳盛の声真似すな‼︎似てへんしキモいわ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真人「ぐわぁ………っ!」

 

 なんか呪霊がダメージ受けとる。

 

新「なんや、どうしたん?」

真人「アイツの猥談が………っ!」

東堂「俺らはなんともないが………」

真人「嘘だろ………っ⁉︎」

 

 まさかアナウンス越しの猥談⁉︎しかも狙いがきっちり定まっとる‼︎アイツやるやん‼︎

 

乳盛(透声真似アナウンス)『そんでな〜、その彼氏のちんちんがむっちゃごっつくてな〜!しかも毎晩襲ってくんねん♪ホンマ困っちゃうわ〜♪』

透(アナウンス)「だそうです。」

 

 でも変なこと言うな。毎晩僕が襲っとるわけちゃうわ‼︎

 

真人「がっ………!」

 

 いちいちダメージ受けんな。お前が乳盛好きでNTRれたみたいやんけ。

 

透(アナウンス)『とてもいやらしい彼氏さんですね。』

 

 あと透、ホンマシバくで。

 

透(アナウンス)『あと、時々でいいので、3pに私を誘って下さい‼︎』

真人「くそっ、どっから流れてんだ⁉︎」

 

 ただ、何故か呪霊にはダメージが通っとる。奴が猥談で苦しんどる隙にシバくべきやな。

 

新「地縛呪法 金縛り‼︎」

東堂「俺もいるぞ‼︎」

真人「お前ら、邪魔すんなぁぁぁぁ‼︎」

透(アナウンス)『続いてのお便りです。京都府在住の、厨二病でも恋がしたいさんからいただきました。毎晩毎晩彼女に搾られて大変なのですが、どうしたらいいでしょうか?』

真人「うるせぇぇぇぇぇ‼︎」

ミニメカ丸「アイツ殺ス。」

 

 そしてはよ透をシバき………助けに行かなあかんな‼︎

 

 

 

 

  side 偽夏油(虎杖母(加茂憲倫(羂索(メロンパン(TSおじさん)))))

 

 なんだ、このアナウンス⁉︎呪霊だけでなく、私にまでダメージが通る‼︎しかも高専陣営と一般人には効かない。何をしたんだ、変態男⁉︎

 

 

 

 

  side 透

 

 俺は今猥談ラジオをやってます‼︎駅構内に張り巡らされたスピーカーを通じて、全敵陣営に猥談をぶつける作戦さ‼︎

 

 ただし、そのままだと味方までダメージを受けてしまう。そこでこの『特級呪具 猥談コンドーム』‼︎これを装着することにより、攻撃力を減らす代わりに、自分が選んだ人間・呪霊全てを猥談の攻撃対象から外せるのさ‼︎これで味方には攻撃せず、敵だけを叩いてるよ‼︎

 

 小中学校の頃夢だった、お昼休みの放送でエッチな音を放送で流すこと。それが渋谷駅で叶いました‼︎やったね‼︎

 

透(アナウンス)「続いてのお便りです!これまた京都府在住の、高田ちゃんから頂きました!」

 

 あと、この作戦のサブ効果に、体力の回復がある。火山頭から逃げてしばらくここで待ってれば、攻撃しつつ休むことが出来るのさ‼︎流石に相手の方が強いからね。ちょっとは回復しとかないとキツいわ。このまましばらく放送しつつ、休憩かな〜。

 

漏瑚「みっ、見つけたぞ…………猥談小僧………」

 

 な〜んて、そう上手くはいかないか…………。放送室の場所分かってりゃ、すぐ来れるもんね……………

 

透「わ〜お!見つかっちゃったので、今日のラジオは急遽これにて終了‼︎またね〜♪」

漏瑚「この儂をこけにしやがって…………殺してやる‼︎」

 

 幸い、相手も今の猥談ラジオでかなり消耗したみたい。そろそろ畳みかけにくるか?

 

漏瑚「領域展開 蓋棺鉄囲山 ‼︎」

 

 来たか‼︎ならば俺も、

 

透「領域展開 コンパニオンルーム‼︎」

 

 領域展開で勝負だ‼︎ここで押し切って、俺の領域にぶち込んでやる‼︎貴方は呪霊‼︎性欲が無いから、領域内でどうしようもないでしょ⁉︎

 

 そして、俺と火山頭の領域対決は………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漏瑚「どうやら儂の勝ちだな。」

 

 火山頭に軍配が上がった。辺りは火山内部の風景となり、温度もそれに伴って急上昇した。灼熱地獄だ。

 

透「はぁっ………はぁっ…………」

 

 暑い………身体が焼き切れそうだ…………

 

漏瑚「さぁ、ここで朽ち果てるがよい。」

 

 岩石も大量に飛んでくる。領域内のため必中、だから一つも避けられない。これが…………死か…………。呪術師やってりゃ死は身近。お父さんがよく言ってたなぁ…………。まさか、もう来るとはなぁ………

 

 あぁ、皆にはもう会えないのかぁ………。悠仁を始め色々喋った東京校の人たち、高田ちゃんで盛り上がった東堂先輩、色々教えてくれた加茂先輩、からかいがエッチだった真依先輩、可愛い恋バナしてくれた与先輩、明るくエッチだった霞先輩、猥談で語り合った乳盛ちゃん、ムッツリな相棒、新…………もっと喋りたかったなぁ…………

 

 そして、桃ちゃん。今頃簡単な任務を終えて、あったかい布団で寝てるんだろうなぁ。お気に入りのマッチョが出てる映画とか、見てるのかなぁ。それとも、明日休日だから、どこ出かけようか迷ってるのかなぁ。

 

 やっぱり、一番頭の中に浮かんでくるのは桃ちゃんだなぁ………。皆には内緒だけど。あと、すっ、好きとかそういうのじゃないし………っ!こんなに気になり始めたのって、いつからだっけ………?そうだ、あの時からだ…………




次回、いよいよ透が西宮を好きになった理由が明らかに‼︎


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第四十二話 お姉ちゃん

本作は原作通り、2018年を現代として書いてます。

あと、この話だけ残酷な描写があります。お気をつけ下さい。


  side 透

 

 桃ちゃんとは家が隣で、小さい頃はよくからかってた。

 

透「わ〜、ももちゃんやっぱちっちゃくてかわいい〜♪」

西宮「ありがとう、とおるくん!///」

透「おれの妹だ〜♪」

西宮「むぅ〜、わたしのほうがお姉ちゃんなんだけど‼︎おこるよ‼︎」

透「おこってもこわくないも〜ん♪」

 

 ぷんぷん怒る桃ちゃんを、まるで自分の妹のように可愛がってた。

 

全子(透ママ)「こら、透!」

透「なぁに、お母さん?」

全子「桃ちゃんと仲良くエッチしなきゃダメでしょ!」

西宮「えっ?」

透「え〜、ももちゃんはエッチじゃないのに〜!」

性(透パパ)「それはお前の妄想が足りてない証拠だ。」

透「せいへきのちがい、というやつです‼︎」

性「透………言うようになったな。そしてエロくなったな。」

 

 お父さんとお母さんはよく桃ちゃんに欲情しろって言ってたけど、この時は無理だった。お尻もおっぱいも、桃ちゃんには無かったからだ。今も無いけど。それよりも、俺はビーチに来るエッチなお姉さんたちを眺めるのが好きだった。家が海から近いこともあり、マジで最高だった。

 

 

 

 この頃の俺は、何もかもが幸せだった。俺のことを第一に考えてくれるお父さんとお母さん。仲のいい友達や幼馴染。両親と猥談を語り合い、友達と遊びを語り合って、元気にすくすくと過ごしていた。

 

 

 

 小学2年生のとき、

 

透「ももちゃん!明日からとうきょうだね!」

西宮「うん、たのしみ‼︎」

透「お兄ちゃんがついてるから、安心だね!」

西宮「とおるくんは弟でしょ‼︎おこるよぉ‼︎」

透「おこってもかわいいからこわくな〜い♪」

西宮「もぉ〜‼︎」

 

 俺の家と桃ちゃんの家で東京に行くことになった。土日で東京旅行、めちゃくちゃ楽しみだった。前の日の金曜日はとにかく浮かれていて、掃除中に桃ちゃんと屋上で大はしゃぎしていた。春の昼下がりの屋上は、少し肌寒く、でもちょっとだけ暖かかった。そして…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、2011年3月11日14時46分に、東日本大震災が起きた。

 

透「じ、じしん⁉︎」

西宮「すごいゆれ‼︎」

 

 大地が割れるような揺れ。今まで能天気に生きてた俺が、初めて恐怖を覚えた。

 

透「ももちゃん、だいじょうぶ⁉︎」

西宮「う、うんっ!」

 

 桃ちゃんはとりあえず無事………だが友達は?お父さんは?お母さんは?不安が募る中………

 

透「そうだ、みんな………っ‼︎」

西宮「どうしたの⁉︎」

透「つくえがたくさんたおれてる………ドアのガラスもわれてる………おくじょうから出られない……」

 

 屋上から下の階へと行く階段は、屋上入り口の隣にたくさん置いてあった机と椅子*1によって塞がれてた。また、屋上への入り口のドアのガラスは破れ、破片が散っていたため、下の階に降りるのは厳しくなった。

 

透「どうしよう…………」

 

 途方に暮れて絶望していた俺に対し、

 

西宮「わたしにまかせて‼︎」

透「でも、どうやって………」

西宮「よべばいいんだよ!」

 

 桃ちゃんはすぐに助けを呼んでくれた。

 

西宮「先生、とじこめられちゃった〜!たすけて〜‼︎」

 

 屋上から地面にいる先生に向かって叫ぶ桃ちゃん。

 

先生「西宮、そこにいるのはお前だけか⁉︎」

西宮「2年生のみなとものとおる君もいるよ‼︎」

先生「なるほど、わかった!今すぐ行く‼︎」

 

 おかげで、俺たちは助かる。そう思った時だった。

 

西宮「まって、とおるくん!何か来る‼︎」

透「えっ⁉︎」

 

 桃ちゃんが何かを発見した。気になって、彼女が指さした方向を見ると…………

 

透「う、うみが………」

西宮「つなみ‼︎」

 

 轟々と押し寄せる津波が、3階建ての校舎の屋上からハッキリと見えた。

 

西宮「先生、みんな‼︎つなみくる‼︎おくじょうに来て‼︎」

先生「な、なんだと⁉︎」

 

 というか、海辺に住んでるお父さんとお母さんは大丈夫なのか。2人とも今日は任務が無い。まさか津波に飲まれてたり…………。最悪なことが頭をぐるぐる駆け巡る中………

 

西宮「とおるくん、ほうきにのって‼︎」

透「えっ………?」

西宮「いいから早く‼︎」

 

 桃ちゃんに箒に乗るよう急かされた。何が何だか分からずに箒に乗り、桃ちゃんに捕まって空へと上がった。なんで桃ちゃんは空を飛んだのか…………

 

 答えはすぐに分かった。足元にあった校舎は丸ごと津波に飲み込まれ、俺たちがさっきまで立っていた屋上ですら、助からなかったのだ。俺は桃ちゃんに命を救われたのだ。

 

透「ももちゃん…………ありがとう………」

西宮「うん………」

 

 そして、学校の友達や先生が目の前で津波に連れ去られた。仲良かった皆と、一瞬でお別れしてしまった。

 

 大好きなお父さんとお母さんも、海辺の家にいたから助かってないだろう。2人は呪術師。任務で死ぬならまだ分かる。覚悟も出来てた。ずっとそう言われてたし。でもこれは任務?呪霊が起こしたの?そんなわけない。呪術師であろうとなかろうと、関係なかったじゃん。

 

透「うわぁぁぁぁ、うわぁぁぁ‼︎」

西宮「とおるくん…………」

 

 何か悪いことをした?なんで皆がこんな目に遭わなきゃいけない?なんで………なんで………。深い悲しみと、やり場のない怒りが込み上げて、ただ空の上で泣くしか出来なかった………

 

西宮「このへんはだめ………パパ………ママ………おばあちゃん………おじいちゃん………皆………」

 

 桃ちゃんも、目の前の災害の辛さに泣いていた。喪ったのは桃ちゃんも同じ。

 

西宮「なら……まちの方に行こう。そこならくらせる‼︎」

透「まち⁉︎けっこうとおいよ………?だいじょうぶ………?*2

西宮「だいじょうぶ!わたしはお姉ちゃんだから‼︎」

透「ももちゃん………」

 

 はずなのに、桃ちゃんはずっと頑張ってくれた。街まで俺を乗せて飛んでくれたり、着いた避難所で………

 

西宮「とおるくん、ここ使っていいって!」

透「うん………」

西宮「とおるくん、つかれてるでしょ?だから休んでて!」

透「で、でも…………」

西宮「あっ、ふとんならもってくるから!」

 

 俺より疲れてるはずなのに、俺より働いてくれたり………

 

透「お父さん………お母さん………」

西宮「だいじょうぶ!わたしがついてるよ!とおるくんは一人じゃないから!」

透「ももちゃん………」

 

 両親を喪って落ち込んでた俺を励ましたりしてくれた。

 

透「ももちゃんだって、つらいのに………むりしないで………」

西宮「だいじょうぶ!わたしも悲しいけど、とおるくんがいてくれるから!一人じゃないから!」

透「でも…………」

西宮「それに、わたしはお姉ちゃんなのです!」

透「おれ………いじわるしたのに………」

西宮「それをみのがすのも、お姉ちゃんのしめいよ!どうだ、まいったか‼︎」エッヘン!

 

 ドヤ顔をしながら笑ってくれた。ずっとからかってた人は、あまりにも眩しくて、あまりにも頼りになる人だった。この人のおかげで、俺はここまで生きてこれた。

 

 

 

 

 俺はもうすぐ死ぬ。けれども、桃ちゃんはこれから先がある。沢山青春して、いい人を旦那さんに迎えて、子供や孫に囲まれて、幸せな人生を送るべき人なんだ。そのためにも………

 

漏瑚「小僧よ………死んで呪いの世界の糧となれ。」

 

 この呪霊だけは、絶対に祓ってやる‼︎

*1
学校は要らない机をここに置いていた

*2
仙台市の海岸から駅前まで約20km。




第三十話で西宮は、透が震災で被災した話をしたと勘違いしてました。だからあの反応です。ちなみに透と西宮の両親は津波で本当に亡くなっています。

次回、漏瑚戦決着‼︎お楽しみに‼︎


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第四十三話 最後の力

  side 透

 

 死ぬ前に、この呪いを祓ってから死ぬ‼︎桃ちゃんのために‼︎

 

透「コスプレイヤーの………」

漏瑚「無理せんでよい。貴様はもうすぐ死ぬんだ。この岩石群に押し潰されるか、領域に焼き焦がされるかして。」

 

 俺は正直、領域展開同士の勝負で勝ち目はないと思っていた。だからあえて余力を残し、負けにいった。敵が油断するとしたら、自分の領域に入れた後。俺が勝てるのは、そこを突くしかない‼︎この技はどのみち煮るなり焼くなりして死ぬんだ‼︎ならば死因は、テクノブレイクの方がいいだろう‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「猥談呪言 極ノ番 えろまき」

 

 白くて巨大な渦巻きを天に掲げ、火山頭へと飛ばす。この技はテクノブレイクするリスクが高いため、最低2週間のオナ禁が必要な技だ。その分、威力も桁違い。

 

漏瑚「なっ、なんだ、それは⁉︎」

透「俺が今所持している4,461の性癖を一つにまとめて貴方にぶつけます。」

漏瑚「きっ、貴様⁉︎どこにそんな呪力が………っ⁉︎」

透「貴方はこの高密度の猥談に耐えられますか?」

 

 天国の両親から引き継いだ、我が家の必殺技だ。

 

 

 

 

  side 漏瑚

 

 なんだ?何を喰らった?

 

えろまき『胸チラパンチラ腋チラヘソチラ下乳上乳腰パン…………』

 

 何も見えん………何も分からん………。 いや、違う………っ!

 

えろまき『ドMドM乳首のちら見せ、パイずり女の挿入待つピストン待つ絶頂待つ、食う寝る所はヤるところ手ブラ講師のちんちんぶらぶらソーセージ、パイパイパイパイパイパイ…………』

 

 何もかも分かる‼︎全て感じる‼︎いつまでも猥談が完結しない‼︎故に………ナニも出来ない…………

 

 

 

 

 

  side 透

 

 えろまきの力により………火山頭は消滅した。そして、俺の意識も………消滅………し………た…………

 

 

 

 

 

  side 西宮

 

 私たちは今新幹線で東京に向かっている。

 

三輪「幸吉、なんで私たちを呼ばなかったんです⁉︎」

ミニメカ丸「別任務があったからダ。」

真依「そう仕向けたの、アンタでしょ?」

ミニメカ丸「……………」

のりとし「何も言わないんだな。」

乳盛「ウチらだって頑張れますよぉ‼︎」

歌姫「教師を置いてくとは、私も舐められたもんね。」

ミニメカ丸「すまなイ………。とにかく、今の東京は特急呪霊が跋扈する地獄ダ。安全の為にも、お前らは京都に帰ってほしイ。」

 

 私が危険なのはどうでもいい。

 

西宮「ごめん、それは無理。彼氏が危ないのに、行かない彼女がいるわけないでしょ。」

 

 あの子が危険なのは見過ごせない。きっと真面目なことだから、私たちを守ろうと必死に戦ってるのだろう。

 

ミニメカ丸「源の相手は………特級の中でも上澄みダ。」

 

 それは予想以上だった。透君、そんなに大変な相手と当たってるのか………。文句一つ言わずに戦ってるんだろうなぁ。辛いんだろうなぁ。

 

西宮「尚更行かないわけにはいかない‼︎」

ミニメカ丸「………すまん、お前が来てどうにかなる相手じゃなイ………」

西宮「そんなの、どうにかするんだよ!」

 

 だから、私が助けてあげないと‼︎

 

 

 

 

 東京に着くなり、私はまず与君のところに駆けつけた。

 

西宮「与君、透君はどこ⁉︎」

与「………ミニメカ丸からの信号がずっと途絶えてる。」

西宮「最後に見たのは⁉︎」

与「地下3階の放送室。」

西宮「分かった‼︎行ってくる‼︎」

与「待て!相手が悪すぎる…………」

 

 止めようとした与君の声を無視して、私は一目散に透君のところへ向かった。

 

 

 

 

  side TSしまくってるおじさんおばさん(羂索)

 

 漏瑚が………負けた?あの変態男に………?

 

メロンパン「厄介なことになったね………」

裏梅「あの火山頭は宿儺様の指8〜9本分だった。それを超えたということは………」

メロンパン「かなり危険な相手だ。」

 

 これはもっと警戒しなければいけないな。

 

メロンパン「ただ、漏瑚戦でかなり消耗したと思われる。そこを叩いてくれ。」

裏梅「はいよ。」

メロンパン「報酬は両面宿儺の全裸写真。」

裏梅「喜んでやらせていただきます‼︎」

 

 あとこの男女、ちょろくて助かる。変態だけど、これはいい変態だね。*1

 

 

 

 

  side 西宮

 

 私は渋谷駅を走り回り、ようやく放送室へと辿り着いた。この駅、梅田より難しい。

 

 そして………

 

透「…………」

西宮「透君‼︎」

 

 そこで倒れている透君を発見した。全く動く気配がない。もしかして死んでる…………?

 

西宮「大丈夫⁉︎私だよ‼︎桃ちゃんだよ‼︎」

透「……………」

 

 息はあるみたい。だから生きてはいる。でも、返事が無い。身体の傷もひどい。火傷で肌が赤くなっている。早く連れて帰らないと、助からない‼︎

 

西宮「透君、私が家入さんのとこまで運ぶからね。だから安心して寝てて!」

透「…………」

 

 こうして私は、返事の無い透君をおぶって箒にまたがった。

 

 

 

 そして、箒で飛びながら放送室を出ると、

 

裏梅「危ない。持ち帰えられるところだった。」

 

 白いおかっぱの、性別がよく分かんない奴が現れた。

 

西宮「何?貴方も透君を狙ってるの?」

裏梅「もちろん。ソイツは宿儺様にとって危険な存在だからね。」

 

 ただ、明らかに敵だと分かった。両面宿儺を崇めているということは、恐らくその手下だろう。

 

西宮「悪いけど、この子は私の彼氏なの。他の人にはあげないから。」

裏梅「減らず口もどこまで持つかな⁉︎」

 

 とにかく、私は透君を家入さんの元まで届ける。失敗は、絶対許されない‼︎

*1
ちなみにメロンパンの性欲はメカ丸救出編でも出てた通り、175です。平均が100なので、かなり強い変態です。




漏瑚戦、ついに決着‼︎ようやく極ノ番・えろまきを出せました‼︎元ネタはもちろんうずまきです。

そして次回と次次回は西宮が透を回収する話になります。長かった渋谷事変もあも2話です。お楽しみに!


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第四十四話 源透お持ち帰り大作戦!

  side 西宮

 

 なんか知らん男女が来たけど関係ない‼︎

 

西宮「付喪操術 鎌異断‼︎」

 

 とりあえず、箒から風の斬撃を一発攻撃打って様子を見る‼︎

 

裏梅「ふんっ。」

 

 軽く手を振っただけで打ち消されるのかよ。マジショック。そして、これで分かった。相手は超格上。恐らく特級。ならば逃げることをメインに考える‼︎

 

西宮「付喪操術 鎌異断‼︎」

 

 とりあえず、もう一発攻撃する‼︎

 

裏梅「さっきので分かんなかった?アンタじゃ私*1に勝てないよ。」

 

 狙いはもちろんお前じゃない‼︎

 

裏梅「瓦礫………っ⁉︎」

 

 天井‼︎ぶち壊して瓦礫の山を作り、それを落として時間を稼ぐ‼︎

 

裏梅「くそっ!氷凝呪法 霜凪‼︎」

 

 敵はその瓦礫を、口から吹いた氷の息で一気に凍らせた。なるほど、氷の術式か…………

 

裏梅「逃げても無駄だ‼︎」

 

 しかも速い‼︎私は透君をおぶってるから、どうしても遅くなっちゃう。ならばここは一旦…………

 

西宮「はぁっ………はぁっ………」

裏梅「トイレか。行き止まりだがいいのか?」

西宮「いいんだ……よっ‼︎」

 

 トイレに逃げる‼︎ここまでは完璧。

 

 

 

 そして…………

 

西宮「付喪操術 鎌異断‼︎」

裏梅「トイレを壊す気⁉︎水浸しになるじゃん‼︎」

西宮「破壊衝動に駆られてね‼︎」

 

 トイレの中で斬撃を放つ‼︎

 

裏梅「ならば見本を見せてあげるよ、破壊の見本を‼︎氷凝呪法 霜凪‼︎」

 

 そして相手の攻撃を利用して…………

 

裏梅「しまった、地面が凍った‼︎滑るぅぅぅぅ‼︎」つるっ、どてん

 

 転ばせる!

 

裏梅「痛っぁぁぁぁ‼︎」

西宮「特級クラスでも滑って転ぶんだねw」

裏梅「うるさぁぁぁぁい‼︎空飛ぶのずるいぞ‼︎///」

 

 相手は無様に転んでくれたので、

 

西宮「付喪操術 鎌異断‼︎」

裏梅「くそっ、こんなしょうもない攻撃で………っ‼︎」

 

 こっちの攻撃が当てやすかった。対して食らってないのが悔しいけど。

 

 そして、この攻撃により…………

 

裏梅「しまった、天井が…………っ⁉︎」

 

 私はトイレの天井を崩落させ、瓦礫を滑って転んでる相手にぶつける。

 

裏梅「くそっ、どこ行った⁉︎」

 

 そして、その隙に上の階に逃げる。これで地下3階から地下2階へと来れた。

 

 

 

 

 地下2階には、例の変態がいた。

 

亀縛「こんばんは、お嬢さん。亀甲縛りは如何ですか?」

西宮「ごめん、今急いでるから後にして‼︎」

 

 こんな時に亀甲縛りになってる場合じゃない。

 

裏梅「ふざけやがって、クソアマぁぁぁぁ‼︎」

 

 しかも、敵が瓦礫をぶち破ってきた。嘘でしょ?アレで軽症なの?なんなんだよ、コイツ…………

 

 とにかく、今は透君を家入さんのところに連れてくために、最善を尽くさないと‼︎

 

西宮「後で亀甲縛りするから‼︎そういう縛りで‼︎」

亀縛「分かったよ。ではまた後で。」

裏梅「させるかぁ‼︎氷凝呪法 直瀑‼︎」

亀縛「氷の亀甲縛り…………そそるねぇ‼︎」

裏梅「は?私の攻撃を………全部縄一本で壊した………?」

 

 幸い、変態は敵と戦ってくれるみたいだ。

 

亀縛「さぁ、君も私と一緒に亀甲縛られよう‼︎」

裏梅「引っ込め、三下‼︎私はそのクソアマに用があるんだ‼︎」

亀縛「そう怒らないで。縄足りてないんじゃない?」

裏梅「それはカルシウム‼︎」

 

 自分の性癖のためだけど。

 

 こうして、私は地下2階を後にし、地下1階まで来ることが出来た。

 

 

 

 

  side 裏梅

 

 嘘だろ………?この私が、完敗…………?しかもあっという間に?まだ出会って1分も経ってないぞ?

 

亀縛「どうだい?亀甲縛りのペアルックは?」

裏梅「嫌だ‼︎」

 

 コイツなんなんだよ⁉︎間違いなく漏瑚や羂策より強い‼︎私が会った中だと、宿儺様と五条の次くらいだ。くそっ、コイツもなんとかしないと‼︎

 

 

 

 

 

  side 西宮

 

 地下1階までなんとか来た。さあ、地上はあと少しだ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平珍門(たいらのまらかど)「やあ。」

 

 なんだこの男?というかいつの間に現れた?さっきまで人の気配は全くしなかったぞ?

 

西宮「何?今急いでるんだけど。」

珍門「おちんちんに興味はあるかい?」

 

 しかも変態。最悪だ。

 

西宮「ごめん、今おぶってる子のにしか興味ない。」

珍門「そうかい。それならそれでいい。」

 

 とか思ってたら、あっさり諦めてくれた。なんだ、コイツ?

 

珍門「やはり再び受肉して正解だったよ‼︎この時代は変態が沢山いるぅぅぅぅぅ‼︎」

 

 再び受肉………?この時代………?もしや過去の呪術師か………?

 

珍門「丁度いい、君にお知らせしよう!」

西宮「私急いでるからまたね…………」

珍門「近々変態たちが奏でる、大規模宴会を開催する‼︎その名も『死滅回春(しめつかいしゅん)』‼︎股を濡らして楽しみにしてるといい‼︎」

西宮「はいはい、またね。」

 

 なんか透君が好きそうなイベントっぽそう。まあいいや、とにかく先を急ごう。

 

 

 

 

 こうして私は、なんとか地上に出ることが出来た。

 

 そしてそこには、

 

君がエッチなことを考えると流れ星を降らせるおじさん「私の1日1エッチ手帳、どこで落としたっけ………?アレに毎日、1日であったエッチなことを1つ書き留めてたのに。」

 

 別の変態がいたので、無視して家入さんの元へ向かった。

 

 

 

 

 そしてなんとか、

 

西宮「家入さん、透君を助けて‼︎意識不明の重体なの‼︎」

 

 私は透君をおぶって、家入さんの元に辿り着けた。

 

家入「分かった、すぐに助ける。」

西宮「ありがとう‼︎」

 

 お願い、透君‼︎再び目を覚まして‼︎

*1
一人称分かんないんで、とりあえずこれで。




死滅回春編の開催者となるのは、謎の人物・平珍門です。彼は一体何者なのか、それは今後のお楽しみに!

そして、次回で長かった渋谷事変も終了です‼︎こっちもお楽しみに‼︎


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第四十五話 変わらぬ愛

  side 透

 

 暗い………何も見えない………

 

透「ここは…………どこ?」

 

 来たことない………

 

 

 そういや、俺死んだんだった………。さっきの火山頭戦で。それなら、ここは天国?それとも地獄?

 

 地獄なら、もっと漫画やアニメで見たような………マグマの釜とか針の山とか、恐ろしいものがあるはず………。だけど何もない。逆に天国は、エッチなお姉さんとか、可愛い女の子とかがいるはず。

 

 そして………

 

透「お父さん、お母さん…………どこ?」

 

 死んだなら、2人に会えるはず。なのに、どこにも居ない。それどころか、人っ子1人見えて来ず、永遠と真っ暗闇が続いている。

 

透「皆………どこ?新、乳盛ちゃん、与先輩、霞先輩、真依先輩、加茂先輩、東堂先輩…………」

 

 もう誰にも会えないのかな?ここでずっと1人なのかな?永遠に45ることしか出来ないのかな……………?

 

 呪術師に悔いなき死はない。よく言われてることが、実際に死んでやっと分かった。でも、任務で死ぬことはよくあること。お父さんとお母さんはそうじゃなかったけど。これが分かっていたのなら、もっと生きてるうちにあれこれやっとけばよかったなぁ。エッチなお姉さんとエッチしたり、可愛い女の子とエッチしたり、綺麗な女の子とエッチしたり…………

 

 そして、

 

透「桃ちゃん…………」

 

 せっかくなら、生きてるうちに言えばよかった。ずっと面倒を見てくれてありがとう、と。これからはずっと幸せに生きて欲しい、と。もっと色々おしゃべりしとけばよかった、と。照れくさくて素直になれなかった、と。でも、それも叶わない。死んでから気づくなんて、やっぱ遅いよなぁ。俺はこの先ずっと、暗闇の中に居なきゃいけないんだ………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西宮「透君‼︎」

 

 そんなことを思ってたら、桃ちゃんの泣き顔が目の前に現れた。それと同時に、周りの闇は晴れ、白い仮設病院のような景色に変わっていた。

 

透「桃…………ちゃん?」

西宮「やったぁ、目を覚ましたぁ‼︎」

透「えっと…………」

 

 俺は生き返ったのか………?

 

西宮「透君ね、ずっと気絶してたの‼︎でもね、家入先生が反転術式で治してくれたんだ!それでもね、怪我が悪くて生き返るか分かんなかったけど、なんとかね、生き返ったんだよ‼︎」

 

 どうやらそうみたい。

 

家入「この子が気絶したアンタをここまで連れて来たおかげよ。それに、さっきまでずっと声かけてたし。」

西宮「あっ…………うん///」

 

 桃ちゃんが………桃ちゃんがまたも助けれくれた。今の渋谷駅は超危険なのに。そもそも簡単な任務を終えて、今頃家で寝ていたはずなのに。本当に、この人は…………

 

透「うわぁぁぁぁぁん‼︎」

家入「ちょっと、ギャン泣きじゃない⁉︎」

透「桃ちゃん、ありがとうぅぅぅ‼︎ありがとうぅぅぅぅ‼︎」

西宮「よしよし♪」

 

 気がついたら、俺は泣き叫んでいた。

 

透「大好きだよぉぉ‼︎うわぁぁぁぁぁん‼︎」

西宮「あっ、やっと素直になったね♪///」

 

 そして、つい叫んでしまった。自分の本音を。

 

透「あっ………うん///」

 

 あと、叫んでから気づいた。めっちゃ照れくさい。

 

西宮「私も好き。だから付き合って///」

透「うん………///」

 

 でも、もう撤回しない。生きてるうちに言えることの大切さが分かったから。これを逃すと、いつ言えなくなるか分かんないから。本当に、本当に………この人と幼馴染でよかった。

 

 

 

 

  side 家入

 

 なんか甘酸っぱい気配を感じたから、そっと退散したわ。

 

 

 

 

  side 透

 

 渋谷事変後、東京は壊滅状態となった。五条先生は封印、東京の学長は死刑。他の人も沢山負傷した。狗巻先輩は両腕、東堂先輩は片腕を無くした。野薔薇ちゃんは意識不明の重体で、真希先輩は全身大火傷である。

 

西宮「透君!」

 

 散々たる状況だったが、桃ちゃんだけは軽い怪我で済んだ。いや、軽い怪我も嫌なんだけど、あの状況ではマシなほうだ。それももう、家入さんの術式で治してある。家入さん、マジでありがとうございます‼︎

 

 

 

 そして、

 

西宮「特級術式認定、おめでとう‼︎」

透「ありがとう……///」

 

 俺は遂に特級になった。1人で宿儺の指8・9本くらいある火山頭を祓った功績が認められたらしい。

 

新「特級の変態やん。」

透「お前も変わらないっしょ!」

新「僕はまだ1級や!」

乳盛「ウチもなりたいわ!特級の変態!」

西宮「後半だけは合ってると思うよ!」

三輪「特級呪術師、おめでとうございます‼︎」

透「ありがとうございます!」

東堂「俺は術師としてもう働けない。代わりに頼む。」

与「俺もだ。」

透「もちろん!日本のエッチを守りますよぉぉぉ‼︎」

のりとし「守るものが違うと思うが。」

学長「そうだな。」

透「違いません!人類は皆変態です‼︎」

歌姫「お前に教えることねえから、担任辞めていい?」

透「ダメです!もっとエッチなことを教えて下さい‼︎」

 

 怪我の大小の差はあれど、こうして京都校は誰一人欠けずに集まれている。これを守るためにも、もっと頑張らないと‼︎二度も桃ちゃんに助けられた命で‼︎

 

 

 

 さてと、次なる任務は………

 

真依「またあの家に戻るのか………嫌だわ………」

透「任せて下さい‼︎真依先輩の家をとびっきりの風俗に変えてみせます‼︎」

 

 禪院家に行って、武器をゲットだ‼︎




これにて長かった渋谷事変は終了です!やっと素直になれました‼︎

そして、次回から禪院家Part2‼︎お楽しみに‼︎


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第九章 禪院家壊滅編
第四十六話 おちんちん倶楽部・喘淫家


  side 直哉

 

 朝目が覚めたら…………家が風俗になっていた。

 

躯倶留隊1「何が起きてる⁉︎」

躯倶留隊2「いつの間に改装したんだ⁉︎」

躯倶留隊3「というか、女の子は誰を雇うんだ⁉︎」

 

 どうやら、家のドッキリではないらしい。元々そんなことする家ちゃうから分かってんけど。

 

躯倶留隊1「くそっ、ドブカスめ!なんてことしてくれたんだ‼︎」

躯倶留隊2「流石直哉だな………」

躯倶留隊3「おいおい、いくら直哉とはいえ、呼び捨てに蔑称って大丈夫か?」

躯倶留隊1「敬語ってのは敬うべき相手に使うもんだろ。」

躯倶留隊2「アレを敬う方が難しい。」

躯倶留隊3「確かに。」

 

 あとコイツらがナメてたことがよう分かった。聞こえてへんと思っとるやろ?俺ここにいんねん。あとでシバいたろ。

 

 さて、どないしよっか…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乳盛『わぁ〜、ええちんちんしてはりますなぁ〜♪』

 

 この声は………っ⁉︎妖怪ちんちん女‼︎なんでおんねん⁉︎

 

躯倶留隊1・2・3「「「ぐわぁぁぁ‼︎」」」ガッシャーン‼︎

 

 しかもなんかものすごい音せんかった⁉︎襖がぶち破れて、壺がカチ割れたかのような………。もしやちんちん女がアイツらをシバいてくれたんか⁉︎とりま、駆けつけんと‼︎アイツらの間抜け顔を見るために‼︎

 

 

 

 こうして、俺はちんちん女のところに駆けつけた。

 

乳盛『あっ、左曲がり14cmさんや‼︎ええ膨らみですなぁ!』

 

 なんや、この違和感………?ただ侮辱されてるだけやのに、変な感じが止まらん…………

 

直哉「ぐぁぁぁぁ‼︎」

 

 奴の猥談を聞いた途端、衝撃………っ⁉︎しかもかなりの威力⁉︎痛っぁ‼︎おかしい‼︎この女、チンコで戦うはずやろ⁉︎なんで猥談で戦ってんねん⁉︎あのクソガキが乗り移っとんのか⁉︎それとも…………

 

 やっと分かった。違和感の正体。それは奴が()()()()()()()()()()()ことや。元々奴はチンコで戦っとった。それ故に、常に下半身を露出していた。でも今はしてへん。平家から源氏に移ったんか?それとも別の何かか?よう分からんが、コイツからはあんまり強い気配を感じひん。とっととシバいて、あの猥談クソガキを引き摺り出したろ‼︎

 

直哉「投射呪法!」

 

 奴の乳を殴り、そのまま廊下の奥まで吹っ飛ばす構図をイメージ。そしてそれを、追っかけたる‼︎

 

乳盛「う〜ん、効かへんなぁ!」

直哉「は?」

 

 殴ったのに吹っ飛ばへん?何が起きとるん?まさか俺の術式が、無効化されたんか…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「ふっふっふっ。貴方も既に俺の術中‼︎」

 

 この声は⁉︎

 

直哉「猥談のクソガキ‼︎」

透「お久しぶりですねぇ、直哉さん!」

 

 変態少年や‼︎間違いない。コイツの仕業や。

 

直哉「自分、何したんや⁉︎」

透「これは俺の領域です‼︎」

乳盛「今禪院家の敷地内には、透君の領域が張り巡らされとるんやで!」

直哉「なんやと………?」

 

 領域展開?禪院家全部を………?確かにコイツは会得しとったが、大阪城くらいあるこの家全土を覆えるほどやなかったはず…………。コイツ、いつの間にそんな強さに………っ?

 

 というか、肝心の効果はなんや⁉︎

 

透「俺の領域内では、武器も腕力も全て無力‼︎」

乳盛「猥談のみがパワーになるんや‼︎」

直哉「なんやそれ⁉︎」

 

 エロいこと言わんと、コイツらシバけんのか⁉︎

 

透『お堅い子がいざ脱ぐと、過激な下着つけてるの最高ぉぉぉぉぉ‼︎』

直哉「ぐわぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 最悪や‼︎領域内じゃ猥談も必中‼︎避けることすら出来ひん‼︎

 

乳盛「透君の領域は、誰にも破られへん!」

透「ということで、俺はおちんちん倶楽部・喘淫家を、堪能してくるよ〜♪」

 

 しかもアイツ逃げやがった‼︎ふざけんな‼︎

 

乳盛『水着はピチピチのがちんちんくっきりするから好きや!』

直哉「ぐわぁぁぁぁあ‼︎」ドガガァン‼︎

 

 1人でこのちんちん女を相手せなあかんのか‼︎エロいこと言いながら‼︎しかも前と違って、他の言葉を普通に喋れる。せやから、その中で猥談を選んだというある種の恥ずかしさがあんねん。

 

直哉『甚爾君の……おっぱい……おっぱい………///』

乳盛「随分と可愛い猥談やな〜♪」

 

 くっそ、めっちゃムカつく‼︎こんな奴いつもならすぐ倒せるのに‼︎

 

乳盛『メンズTバック、エロいから流行って欲しい‼︎』

 

 雑魚チンコ女に猥談で退治されるとか、絶対嫌やぁぁぁぁぁぁ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

甚壱『女の子がチラッと伸びをしたときに見える脇の………剃り残し‼︎』バーン

乳盛「ウチの猥談が打ち消された⁉︎」

 

 甚壱君に………助けられた…………?この俺が…………

 

甚壱「大丈夫か、直哉?」

直哉「全然大丈夫ちゃうわ………」

甚壱「お前もか。今朝から猥談少年の領域のせいで、家中が大混乱だ。躯倶留隊どころか丙もまともに戦えてない。」

 

 せやろなぁ。

 

甚壱「早く俺の猥談でケリをつけねぇと。」

 

 凄い歴戦の戦士感。やってることはただの変態なんやけど。お前はムダ毛フェチの前に、まず自分のムダ毛を気にしろっちゅーの。

 

乳盛「中々の猥談の使い手、こりゃ勝負が楽しみですわ〜♪」

甚壱「望むところだ。」

 

 勝手に戦え………というわけにもいかん。このちんちん女を倒さな、猥談クソガキには辿り着けへん‼︎

 

直哉「俺も加勢するわ‼︎」

 

 ここは2人で、ケリつけたる‼︎

 

 

 

 

  side 躯倶留隊1

 

 流石だ、甚壱さん………。自分の性癖をぶちまけるのはめちゃくちゃ恥ずかしいはずなのに、それを承知で家の為に戦う。カッコ良すぎるよ。この人の良さを分かるのは、俺しかいない‼︎

 

 

 

 

  side 躯倶留隊2

 

 流石だ、甚壱さん………。自分の性癖をぶちまけるのはめちゃくちゃ恥ずかしいはずなのに、それを承知で家の為に戦う。カッコ良すぎるよ。この人の良さを分かるのは、俺しかいない‼︎

 

 

 

 

  side 躯倶留隊3

 

 流石だ、甚壱さん(以下略)




ということで、喘淫家………じゃなくて禪院家編が再び始まりました‼︎皆さんも仮に朝起きたら家が風俗になってたら、猥談で敵を倒して下さいね‼︎


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第四十七話 史上最強のムダ毛フェチ・禪院甚壱

  side 直哉

 

 ここはムダ毛男と一緒に、ちんちん女を倒すんや‼︎

 

甚壱『冬場油断したすね毛がチラリズム‼︎』

直哉『おっぱい、おっぱいぱい‼︎』

乳盛『包茎のちんちんを気にして、ネットで治す方法を調べてる子‼︎』

甚壱『指毛の剃り残しに気づいて、無理矢理袖を引っ張って隠してる子‼︎』

直哉『おっぱい、おっぱいぱい‼︎』

乳盛『ちんちんがデカすぎて、勃起した時にパンツからはみ出る人‼︎』

甚壱『必殺………水着のふちからわずかに見える、アンダーヘアー‼︎

 

 とんでもない威力‼︎やったか⁉︎

 

直哉「ぐわぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 俺が巻き込まれただけやった……………

 

甚壱「お前ら、直哉を連れて逃げろ‼︎足手まといだ‼︎」

 

 くっそ………なんでコイツにこんなこと言われなあかんねん‼︎

 

躯倶留隊1「でもっ、甚壱さんが…………っ!」

甚壱「ナメるな。猥談の貯蔵は充分だ。ここは任せとけ。」

躯倶留隊1・2・3「「「甚壱さん……っ!」」」

 

 よっぽど常にそういうことを考えてるんやな。

 

甚壱「直哉、信じてるぞ。」

 

 ん?急にどしたん?

 

甚壱「お前には、この結界を破壊するくらいの猥談力があるってな。」

直哉「嫌な信頼すんな‼︎」

 

 なんで俺が変態やねん‼︎女を無理矢理犯すのが好きなだけや‼︎あと、甚爾君に………いや、なんでもない。

 

甚壱「ほら、早く行け‼︎」

直哉「チッ………!分かったよ。」

 

 ったくもう‼︎こうして俺は甚壱君の元を去った。

 

躯倶留隊1・2・3「「「俺たち用あるんで‼︎さらば‼︎」」」

 

 ちなみに別れた後、俺は躯倶留隊の連中に速攻で見捨てられた。ブチ殺すぞ、ドブカスがぁ‼︎

 

 

 

 

 途方に暮れながら、風俗と化した自宅の中を歩いていると、

 

透「おや〜?追い詰められてますねぇ、直哉さんよぉ‼︎」

 

 猥談のクソガキ………

 

乳盛「せっかくのお祭り騒ぎ、楽しまなきゃ損やで♪」

 

 と妖怪ちんちん女が居る⁉︎甚壱君と戦ってたはずじゃ…………?

 

直哉「テメェ………甚壱君はどないした⁉︎」

乳盛「ウチがムダ毛見したら、感謝して自分の部屋に戻ったで!」

直哉「あのアホ何してんねん⁉︎」

 

 おかず見つけて満足すなや‼︎せやからいつまで経っても童貞なんや‼︎

 

 くそっ、俺がなんとかせなあかんのか………?

 

直哉『おっぱい………甚爾君に………ちょっと怒鳴られつつ……胸を……乱暴に………///』

透『野球拳の最中、手袋と靴下を脱いで余裕ぶってた女の子が次に脱いだらもう下着‼︎とわかって焦燥し始める、顔ぉぉぉぉ‼︎』

直哉「ぐわぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 この変態どもを…………。くそっ、身体が痛い…………っ!

 

透「諦めて下さい!貴方と俺とじゃ、性癖に賭ける覚悟が違いますよ‼︎」

乳盛「桃ちゃん先輩のこと言わんでこの強さ、流石やなぁ〜♪」

透「いや、それはなんというか………///」

 

 あと、急に好きな子の名前出されて照れんな‼︎これやから童貞は‼︎くそっ、こんな変態童貞野郎に負けるなんて…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「縄によって強調される胸の…………美しくも官能的なライン‼︎」

 

 こ、この声は………っ⁉︎

 

直哉「変態ドM野郎‼︎」

亀縛「お久しぶりだねぇ、直哉君。亀甲縛りにならないかい?」

 

 この非常事態に、最も頼れる男が来た‼︎強いしエロいし、完璧や‼︎亀甲縛りを勧めてくること以外は。

 

直哉「嫌や‼︎」

乳盛「どちら様ですぅ〜?」

透「亀甲縛りのおじさん。めちゃくちゃ強いよ!」

亀縛「褒めてくれてありがとう、源君。そちらのお嬢さんは?」

乳盛「平乳盛、ちんちんソムリエやで!よろしくお願いしますぅ〜♪」

亀縛「なるほど、平家の方か。これまたいい猥談が出来そうだ。」

 

 そして、変態が集結した。これはチャンスや。俺がこっそり抜けるための…………

 

亀縛「どこに行くんだね、直哉君?」

 

 ってそれは無理かぁ。コイツ強いから、すぐ分かるもんなぁ。

 

直哉「行かへんわ。アンタの勘違いやろ。」

亀縛「そうか。ならば勃ち上がるんだ。一緒に猥談で戦おう。」

直哉「は?」

 

 なんで変態とタッグを組んで変態と戦わなあかんねん。俺まで変態に思われてまうやろ‼︎

 

亀縛「否定するだと………?君はそれでも変態か?」

直哉「変態ちゃうわ‼︎」

亀縛「まだ、が抜けてるよ。」

直哉「抜けてない‼︎」

 

 どうしてどいつもこいつも、俺を変態にしたがるんや?そんなにやらしく見えるか?

 

直哉「というか、あの変態パチンコ女は⁉︎猥談したいなら、アイツを呼べばええやろ‼︎」

亀縛「彼女は本物の夏油さんを取り戻す旅に出たよ。」

直哉「何してんねん‼︎」

 

 全く、俺の周りはアホしかおらんな。

 

亀縛「さてと、猥談を始め…………?」

 

 ん?コイツはなんで止まったんや…………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

亀縛「彼らが………居ない?」

直哉「は?」

 

 振り返ると、さっきまで居た場所に、猥談のクソガキと妖怪ちんちん女は居なかった。コイツら、いつの間に消えたんや?というか、怒肢夢君に気づかれずに逃げるなんて………あの猥談クソガキ、もしかしてバカほど強くなっとる?

 

 

 

 

  side 透

 

 あっぶねぇ………なんとか逃げられた………。亀縛さんが来た時は焦ったけど、これで無事に作戦成功だ‼︎俺と乳盛ちゃんはこっそり逃げた後、桃ちゃんの箒に乗って、皆のところに帰還した。

 

西宮「お疲れ!」

透「ありがとう………///」

乳盛「ど〜もですぅ〜♪むっちゃスッキリしましたぁ〜♪」

 

 ちなみに作戦は単純。猥談騒ぎに乗じて、禪院家の倉庫から武器を奪取すること。京都校全員でやったよ!

 

透「にしても、楽しかったっすね〜♪猥談祭り‼︎」

東堂「そうだな‼︎」

真希「どこがだ⁉︎こちとら実の父親と猥談したんだぞ‼︎」

真依「アンタの前で性癖をぶちまける私の気持ちにもなってよ。」

真希「それは私も同じだよ。」

 

 真希真依先輩のお父さんが居たらしいけど、なんとか突破したらしい。

 

 そして、この作戦の目的は………死滅回游への対処。この間のTSおじさんおばさんが大規模なバトルロワイヤルを開催するんだって。しかも半強制。最悪だよ………

 

三輪「それにしても死滅回游って………なんかおっかない名前ですねぇ………」

新「間違いなく、碌なイベントじゃないやろ。」

のりとし「全く、殺し合いなどして何になるんだか………」

与「それな。」

 

 俺としては、皆が酷い目に遭わないことを祈るのみ………

 

コガネ「皆サン、コンニチワ‼︎」

 

 ん?なんかコガネムシみたいな式神が飛んできたぞ?何をする気だ…………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コガネ「今カラ、死滅回春(しめつかいしゅん)ニツイテ話シマス‼︎」

 

 死滅回()?死滅回()じゃなく?一体何が始まるんだ…………?




禪院家壊滅編はあっという間に終了しました‼︎

そして次回から、いよいよ死滅回春編です‼︎お楽しみに‼︎


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第十章 死滅回春編
第四十八話 チュートリアル


R18に引っかからないよう、頑張って書きます!


  side 透

 

 死滅回春?一体何が始まるんだ?

 

コガネ「ルールハコレヲ読メ‼︎」

 

 コガネはどこに隠してたか分かんない紙を引っ張り出して、俺たちに渡した。どれどれ、何が書いてあるのかな…………?

 

説明文「一、変態(プレイヤー)は十九日以内に任意の結界(コロニー)にて、死滅回春への参加を宣言しなければならない。」

 

 変態が対象のイベントか………………

 

透「俺は違うな………」

東堂「俺も違うな。」

乳盛「ウチも入らんやろなぁ………」

新「アンタらのことや‼︎」

 

 どうやら、参加しなければいけないらしい。俺はちょっとエッチなだけなのに‼︎

 

西宮「ちなみに結界(コロニー)というのはどこにあるの?」

コガネ「京都ト大阪ダ。別イベント、死滅回游カラ管理者(ゲームマスター)ガパクッタ。」

西宮「なるほど………」

 

 別イベントの乗っ取りかよ‼︎まあいいや、面白いし。

 

 さてさて、次のルールは?

 

説明文「二、前項に違反した変態(プレイヤー)からは童貞を剥奪する。」

 

 なにそれ、罰則にならなくね?

 

透「エッチなお姉さんが童貞奪ってくれるなら、参加しない奴増えません?」

東堂「そう考えるには早過ぎる。」

 

 なんで?

 

東堂「剥奪してくれるのがエッチなお姉さんとは、誰も言ってないだろう?」

透「たっ、確かに………っ!」

 

 そうか、エッチなお姉さんじゃない可能性もあるのか。一応聞いといた方がいいかも!

 

透「ちなみに、剥奪してくるのは誰?」

 

 でも、エッチなお姉さんだと思うけどね…………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コガネ「蜚蠊(ゴキブリ)呪霊、黒沐死ダ*1。」

 

 嘘だろ⁉︎

 

透「嫌ぁぁぁぁぁぁ‼︎初めてをゴキブリに奪われるなんてぇぇぇぇぇ‼︎死んでも避けたい‼︎」

東堂「やはり聞いて正解だったか。」

 

 色んな意味で汚されちゃうよ‼︎もうお婿に行けなくなるってば‼︎

 

コガネ「チナミニ、女ハ処女ヲ黒沐死ニ剥奪サレル。」

真希「最悪だな。」

西宮「祓った方が早そう。」

コガネ「黒沐死ハ特級ダ。」

真希・真依・西宮「「「嘘でしょ………」」」

 

 女の子にも容赦がないらしい。これが本当の男女平等か…………

 

 さてと、まだまだルールがあるぞ〜。

 

説明文「三、非変態(プレイヤー)結界(コロニー)に侵入した時点で変態(プレイヤー)となり、死滅回春への参加を宣誓したものと見做す。」

 

 なるほどな…………

 

透「中に入れた時点で変態か…………」

新「どんな言い方してんねん‼︎」

透「俺も早く中に挿れたいな〜。もちろん何を入れるかは言わないよ♪」

新「自分、むっちゃキショいで。」

透「うるさい‼︎」

 

 それにしても、上手い作戦だね。ゴキブリに犯されるのが嫌な人は、例え自分が非変態だと思ってても、変態になることを選んでしまう。そうして変態を増やしていくのか………

 

 

 

 ところで、死滅回春に参加したら何をするんだろう?

 

説明文「四、変態(プレイヤー)は他変態(プレイヤー)を絶頂させることで(ポイント)を得る。」

 

 嘘だろ⁉︎

 

透「乱交パーティーじゃん‼︎」

乳盛「せやな‼︎」

コガネ「分カリヤスク言ウト、ソノ通リダ。」

透・乳盛「「おおおおおおお‼︎」」

 

 これを企画した奴は天才過ぎるだろ‼︎絶対自分も参加してくるっしょ‼︎さぁ、何点を得られるのかな⁉︎

 

説明文「五、(ポイント)とは管理者(ゲームマスター)によって変態(プレイヤー)の生命の源に懸けられた価値を指し、原則童貞5点、非童貞1点とする。」

 

 なるほどね…………

 

透「俺は1点しかないのか………」

新「見栄張んな。」

透「うるさい‼︎非童貞だからって調子に乗りやがって‼︎」

新「別に調子乗ってへんわ。」

 

 コイツの俺変態じゃないですよ、でも非童貞ですよアピール、めっちゃムカつく‼︎乳盛ちゃんの乳盛ちゃんにベロベロなくせに‼︎

 

説明文「六、変態(プレイヤー)は自身に懸けられた(ポイント)を除いた100(ポイント)を消費することで、管理者(ゲームマスター)と性交渉し、死滅回春に総則(ルール)を一つ追加できる。」

 

 あとルール追加の難易度高っ‼︎まず最低処女20人、非処女なら100人ヤらないとダメなのかよ‼︎超絶な乱交じゃねえか‼︎

 

説明文「七、管理者(ゲームマスター)は身体を永続的にいやらしく触る場合を除き、前項による総則(ルール)追加を認めなければならない。」

 

 除く場合が特殊過ぎる‼︎だいたい該当するじゃん‼︎

 

 さてさて、次が最後のルールみたいだぞ…………

 

説明文「八、参加又は(ポイント)取得後、十九日間以内に(ポイント)の変動が見られない場合………」

 

 参加してから19日以内に童貞を卒業出来なかったら…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明文「その変態(プレイヤー)からは童貞を剥奪する。蜚蠊(ゴキブリ)呪霊、黒沐死によって。」

 

 ゴキブリに犯される‼︎

 

透・三輪「「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」

真依「気色悪いわね………」

乳盛「流石にゴキブリのちんちんでは勃たへん‼︎」

新「勃ったら困るわ。」

のりとし「………全然分からない。」

西宮「加茂君はどうかそのままでいて。」

 

 死滅回春、なんて恐ろしいイベントなんだ‼︎誰かとヤらないと、ゴキブリにヤられる‼︎

 

コガネ「ホナ、頑張レ〜♪」

 

 まさに、人生を懸けた乱交パーティーだ‼︎

*1
平珍門がメロンパンからパクった。




ということで、いよいよ死滅回春編がスタートです‼︎ストーリーは死滅回游をパクりつつ、基本オリジナルで進めていきます!よろしくお願いします!


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第四十九話 中年童貞

  side 透

 

 死滅回春スタート‼︎

 

透「あぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 なのに、状況は最悪だ‼︎

 

 

 

 

 説明しよう‼︎俺はルール説明を受けたあの日、

 

歌姫「あ、いたいた。源!」

透「どうしました?俺とシたいんっすか?」

歌姫「違えよ‼︎任務の話だよ。」

透「な〜んだ。」

歌姫「申し訳ないけど、アンタには、今から3週間(21日間)、鳥取に一人で行ってもらおうと思ってね。」

透・西宮「「えっ?」」

歌姫「上の意向なんだよ。ごめんな。」

 

 そのまま鳥取まで一人で行くことになった。だから、死滅回春に備えて童貞の卒業ができなかった。桃ちゃんともしかしたら………って思ったのに…………

 

 

 

 鳥取での任務を終えた後、俺は死滅回春の3日目から途中参加した。事前に京都コロニーでの参加を宣言していたため、ひとまずのゴキブリは回避した。また、

 

西宮(LINE)「透君、会えるか分からないから、とりあえず卒業すること。ゴキブリに犯されずに、生きてまた会おう!」

 

 桃ちゃんが自分相手じゃなくていいと言ってくれた。だからとりあえず、ゴキブリ回避の難易度は下がっている。だが、依然として厳しい状況。

 

 しかも、電波が繋がらない。与えられるのは、コガネが表示するマッチングアプリのようなものだけ。そこで会う約束が出来るらしいが………いかんせん参加人数が多すぎる。確か100万人くらいいるらしい。だから桃ちゃんと会うのは、本当に偶然を装うしかない。

 

 

 

 そして、極めつけは…………

 

ホモ乱交・陰毛・インポ「「「やあ。」」」

透「風俗に来店した男たちをホモ乱交させるおじさんと、陰毛おじさんと、インポおじさん⁉︎」

 

 最初に遭遇したのが変態おじさん3人衆だったのだ。丹波方向から帰ってきたため、嵐山でコロニー内に入り、いきなり遭遇した。渋谷事変のゴタゴタに紛れて、脱獄したらしい。ちなみに京都コロニーは京都市全域が範囲である。

 

ホモ乱交「この街はもはや風俗みたいなもの‼︎男同士で盛らせてやるぜ‼︎」

 

 コイツはまだいい。尻穴を掘られるのは嫌っちゃ嫌だけど、ゴキブリよりは人間の男で卒業する方がましだ。

 

陰毛「そんなお前らの陰毛と髪の毛を入れ替えておいた。頭チン毛の奴には、誰だって近づきたくないだろう?」

 

 コイツはまあまあ最悪。術式を喰らうと、頭がチン毛なせいで臭いしキモくなる。更には陰毛が髪の毛。チン毛に比べて髪の毛の量が多すぎて、ズボンから毛がはみ出まくるのだ。そのせいで、術式を喰らった男を見た女の子が次々に避けていく。

 

インポ「今はイケメンブサイクにこだわってる暇はねえ‼︎俺以外をインポにして、ヤれるのを俺だけにしてやる‼︎」

 

 そして、コイツはマジで最悪。この乱交パーティーで勃たなくするのは害悪以外の何者でもない。コイツのせいで、既にコロニー内が阿鼻叫喚だ。

 

透「………そんなんだから童貞なんじゃないですか?」

童貞おじさん×3「「「うるさい‼︎シバくぞ‼︎」」」

透「とりあえず、俺は先を急ぎますね!」

童貞おじさん×3「「「待て‼︎」」」

 

 まず、コイツらの術式を喰らわないようにしないと‼︎

 

 

 

 

 

 

  side 日車

 

 今日は京都出張。はるばる日本の古都に降り立った俺は、信じられないものを見た。

 

日車(例の顔)*1「…………っ!」

 

 そこら中で人が盛り合ってるのだ。ぱっと見でも1000人くらいいるだろう。渋谷の時も大変なことになったが、今回はそれ以上である。迷惑行為防止条例は?青少年健全育成条例は?この国は、一体どうなってしまったんだ?

 

透「すいません!」

 

 そんなことを考えてると、若い少年に話しかけられた。恐らく高校生くらいの子供だろう。

 

日車「どうしたんだ?」

透「逃げた方がいいですよ!」

 

 どうやら、この卑猥な異常事態に巻き込まれるらしい。俺も卑猥なことをしてしまうのか?

 

日車「逃げないとどうなる?」

透「早くしないと、髪の毛がチン毛になって、EDになった挙句、貴方とHすることになりそうです‼︎」

 

 まずい………何も分からない…………。この少年の性癖なのか?

 

日車「えっと…………」

透「あっ、来た!」

童貞×3「「「見つけたぞ‼︎」」」

 

 そうしているうちに、彼はおじさん3人衆に追いつかれた。もしかしてこの3人に襲われるのか?男と男の強姦は初めてみるが、それ以前に、弁護士として止めないと‼︎

 

日車「待て。」

ホモ乱交「誰……………?」

 

 まあ、普通は名乗らないとな。

 

日車「弁護士の…………」

陰毛「この変態の街、関西にわざわざキャリーケースで新幹線に乗って来たんだ。」

インポ「相当な変態に違いない‼︎」

日車「人の話を聞け‼︎」

 

 なんだ、この変態たちは⁉︎セクシャル・ハラスメントの塊ではないか‼︎人を勝手に変態よばわりするなんて!

 

日車「俺は弁護士です。貴方たち、青少年健全育成条例を知っていますか?」

童貞×4「「「「知りません!」」」」」

 

 おじさん3人衆は絶対知ってるだろ。あと少年、君は答えなくていいんだよ。とりあえず教えるか。

 

日車「未成年と成人との間の性的行為は法律で禁じられているのです。」

ホモ乱交「法律⁉︎そんなの知ったこっちゃない!」

 

 なんだ、この暴君どもは⁉︎ここまで開き直ってる犯罪者はあまり居ないぞ‼︎警察も何やってる⁉︎早く取り締まれ‼︎

 

陰毛「コイツを邪魔しなきゃ、俺がゴキブリに犯されるんだよ‼︎」

 

 何を言ってるんだ?一つ一つの単語はよく聞く日本語なのに、並べて文章にした途端違和感しかない。

 

インポ「というか、お前もゴキブリに犯されるんだぞ‼︎」

 

 これも。一体この街で、何が起きてるんだ…………?

*1
原作で虎杖が大量殺人を認めた時のアレ




日車を出張させて出しました。


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第五十話 三人の領域

ちょっと時間が飽きました!ごめんなさい!


  side 日車

 

 ゴキブリに犯される?それを避ける為に盛り合う?意味が分からない…………

 

ホモ乱交「くそっ、こうなったら…………」

中年童貞×3「「「領域展開‼︎」」」

 

 しまった!混乱してたら先に領域展開されてしまう‼︎早く自分の領域を出さないと……………

 

日車「領域展開‼︎」

 

 早く、ジャッジマンを呼ばないと‼︎

 

 

 

 

 こうして、辺りは裁判所の風景になった。よく見る、そしてとても嫌な仕事場だ。

 

透「はえ〜、裁判所なんて、初めて入りました!」

 

 この少年は無邪気にはしゃいでいる。恐らく、呪術を知らないのだろう。かく言う私も、つい最近知ったのだが。

 

 さてと、ジャッジマンに始めてもらうか…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エッチマン「日車寛見はエロに興味ないと公言してるにもかかわらず、2017年7月16日東京都新宿区の風俗店『おっぱい倶楽部』に客として入店した疑いがある。」

 

 は?なんで俺が問い詰められてる?なんでそれを知っている?というかアイツらの頭の上に浮かんでいる、ジャッジマンのパチモンはなんなんだ?

 

ホモ乱交「エッチマンは領域内の者の性事情全てを知っている。」

陰毛「だが心配するな。その情報は俺たちに共有されない。」

インポ「半ケツになるのはあくまで俺たち5人の主張を元に決められる。」

 

 コイツらの言ってることが分からない。エッチマンって何だ?半ケツになってどうする?

 

中年童貞×3「「「この証拠を除いてな。」」」

 

 証拠?

 

ホモ乱交「これはエッチマンから提出された本件の証拠。」

陰毛「これは必ずしも、お前の性癖を確定するものではない。内容を君に教える気はない。」

インポ「その上で、これからお前は言い分を述べ疑いを晴らし、エッチマンから『勝利』を勝ち取らねばならない。」

 

 あの証拠の中身はなんだ?性癖を確定するものでないなら、なんとかなる余地はある。とりあえず、疑いを晴らさないと…………。このままだと、俺が変態だと思われるし……………

 

日車「俺は風俗店『おっぱい倶楽部』に入店したが、急な便意でやむを得ずトイレを借りただけだ。」

 

 これでいいだろう。

 

ホモ乱交「そうか。では………」

中年童貞×3「「「俺たちの番だ‼︎」」」

 

 さて、証拠は………………?

 

陰毛「この写真は、本件当日『おっぱい倶楽部』内部の写真だ。」

インポ「女の子と一緒に部屋に入っているように見えるが?」

 

 これは挽回不可能だ‼︎

 

日車「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

ホモ乱交「入店を認めた今、この写真を見る限りトイレ云々は信じるに値しない。やはりお前は、エロに興味ないと公言しておきながら、遊技目的で入店したとみられる。」

 

 くそっ、どうすればいいんだ…………?

 

透「お疲れ様です!後で一緒に風俗行きましょう!」

日車「くそぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」

透「さて、俺の番ですね!」

中年童貞×3「「「ああ。」」」

 

 この少年が、なんとか出来るのか……………?

 

 

 

 

  side 透

 

 なんとなく分かった。この裁判の勝ち方を‼︎さぁ、なんでもこい‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エッチマン「源透は2018年11月1日、渋谷にて西宮桃で45った疑いがある。」

透「ああ、俺は45った。これは嘘でも否定でもない。

日車・中年童貞×3(例の顔)「「「「…………っ!」」」」

 

 

 

 

  side 日車

 

 何故この少年は堂々と性癖をひけらかせる⁉︎恥ずかしくないのか⁉︎そして他3人も何故驚いている⁉︎

 

エッチマン「変態(セクシー)‼︎祝福(コングラッチュレイション)‼︎」

 

 なんでコイツは喜んでいる⁉︎なんでそんなに笑う⁉︎

 

エッチマン「風俗に来店した男達をホモ乱交させるおじさん、インポおじさん、陰毛おじさんに性刑(エッチペナルティ)‼︎」

中年童貞×3「「「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」

 

 うわっ、パチモンジャッジマンが召喚した本人達を襲い始めた。気色悪い光景だな…………

 

透「これについての勝利条件、それは………たとえどれだけ恥ずかしくても、自分を変態だと認めることです。そんな気がしました。」

日車「嘘だろ…………」

 

 なんで分かったんだよ…………。もしかして、お前も変態なのか………?勘弁してくれ…………

 

透「じゃあ、俺はお目当ての女の子がいるので、これで!」

日車「あ、ああ………」

透「体調もチンコもお元気で‼︎」

 

 こうして、俺は少年と別れを告げ、

 

コガネ「風俗に来店した男達をホモ乱交させるおじさん、インポおじさん、陰毛おじさんがそれぞれ5ptを獲得しました。」

 

 意味不明なアナウンスを無視し、京都市内の風俗へと向かった。

 

 

 

 

 

  side 平珍門(たいらのまらかど)

 

 大阪結界(コロニー)の展開は早く、京都結界(コロニー)のそれを遥かに凌駕し、苛烈を極めた。

 

 ミギマガリ・ハクマラヌシ。所持得点91点。2度目の就職、女性用風俗『男根ハウス』にて、単独での売り上げNo.1を成し遂げた変態。自立型の二つのバイブ。そのバイブの操作を、自らの得意とする。

 

 孕屋涼(はらみやりょう)。所持得点77点。変態(プレイヤー)一の性力出力を誇る大砲。

 

 烏鷺享子(うろたかこ)。所持得点70点。元藤氏直属暗殺部隊日月星進隊隊長。『空』を操る術式で局部を隠す、露出狂の痴女。

 

 新田新&平乳盛。所持得点54点。2人で1人分の変態(プレイヤー)。現役高校生ながら、凄まじい技術(テクニック)を持つ。

 

 同盟はなく、拮抗した実力と錯雑した相性による、三竦みの四つ巴。だが、その一角が………堕ちる。

 

ミギマガリ「んぁぁぁぁぁいぐぅぅぅぅぅぅ‼︎」

 

 ミギマガリ・ハクマラヌシが超過絶頂(テクノブレイク)により気絶。それを起こしたのは……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 小田山田太郎次郎(おだやまだたろうじろう)。たった1日で所持得点100点に到達。しかも手だけで稼いできた。

 

珍門「ふぅ…………」

小田山田「ルール変更だ。呪霊を増やせ。じゃないと勃たん。」

 

 呪霊にしか興奮しない、現代の変態。

 

珍門「わかった………!」

 

 これにより、京都・大阪両結界(コロニー)に、それぞれ1000体の呪いが投下された。



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