息抜き・・・・という名のサボり (怠惰ご都合)
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息抜き・・・・という名のサボり

はい、例の如く思いつきでやらかしました。
注:登場キャラの話し方が被っているので、今回は台本形式となっておりますがご容赦下さい。


 「んぅ・・・う?」

 

 一体いつから寝ていたのだろう。

 目をが覚めると、体を起こすと、そこは見知らぬ空間だった。

 

 レイ「ここは・・・・どこだろう?」

 

 そんな事を言いながら、周囲を見渡すと何人も横になっていた。そしてその中には姉のライまでもいた。

 

 レイ「姉ちゃん・・・・・姉ちゃん!」

 

 すぐに近寄り、声をかける。

 

 ライ「・・・・・」

 

 しかし、反応はない。

 息はしているから大事ではないだろうが、それでも不安は拭えない。

 

 ハミア「う・・・・・ぅん?・・・・・・えっと、何この状況。てか誰、この人たち」

 

 そうこうしていると一人、純白の剣を携えた少年が目を覚ました。

 

 ハミア「えっ、どちら様?、首謀者様ですか?」

 

 レイ「違います違いま・・・・・」

 

 ブンブンと首を横に振り、疑いを晴らそうとする。

 

 ハミア「おやすみなさーい、せめて見なかったことにしてもらえると助かりますですハイ」

 

 バタリ、と再び寝ようとした。

 

 レイ「ちょいちょいちょいちょい待って待って、そこな若人」

 

 ハミア「誰が若人だい!?年齢そんな変わらんでしょ!?」

 

 必死に引き止めると、ガバっと起き上がった。

 てか、突っ込む所そこじゃないよね。

 

 ハミア「・・・・ホントに?」

 

 レイ「ホントに」

 

 ハミア「・・・・・マジのマジ?」

 

 レイ「マジのマジ」

 

 そのまま何度か似たようなやり取りをしていると・・・・

 

 ハミア「なーんだ、最初からそう言ってよ。それならこんな事しなくて済んだのにさぁ」

 

 レイ「・・・・最初から“違います”って言ってたよね〜」

 

 なんかまあ、解決した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ハミア「ところでレイさん、ここって何なんですかね?」

 

 レイ「それが解ってないんだよね〜。いやホントに何なのかねココ」

 

 ルミト「いやいや、本当に謎な所ですよね。辺り一面真っ白で何もないって。しかも知り合いを含む大半の人が倒れてるってのが、不安を煽ってきて」

 

 ハミア「そうなんだよ。義姉(ロッサ)さんもラナも結局起きないし、他の人達も同じくだから」

 

 レイ「姉ちゃんも変わらずだからさ〜、いつ目が覚めるやら」

 

 ルミト「同感ですよホントに。こっちのミレアもさっきからずっと起きないからもう不安で不安で」

 

 その言葉にレイはウンウンと頷く。

 

 レイ「わかるな〜。全くハミア君の言うとおりだよ〜」

 

 ハミア「レイさんこそ、ですよ」

 

 ルミト「いやぁ、照れますなぁ。そう言われるとむず痒いですよ」

 

 しかし、そこでレイとハミアは気づく。

 先程から何故か話が噛み合っていないことに。

 新たに一人が混ざっているような会話に。

 

 レイ「うん?」

 

 ハミア「はい?」

 

 そこで二人が声のする方向を同時に向くと・・・・・

 

 ルミト「あ、どもども。ルミトって言います。先程からお邪魔してますよ」

 

 温和そうな青年が一人ニコニコと居座っていた。

 

 ハミア「あ、どうも。僕ハミアって言います」

 

 レイ「レイです、宜しくね」

 

 ハミア「・・・・それでですねレイさん。ここ、異質な空間でして・・・・」

 

 レイ「待て、待つんだハミア君」

 

 ルミトと名乗った青年が名乗り終えると、ハミアはまた僕に向き直った。

 驚いたの僕だけだろうか。

 そう気になり、ハミア君に呼びかける。

 

 ハミア「あ、はい何でしょうレイさん?」

 

 レイ「横見て、横」

 

 未だに落ち着いている正面のハミアに、ルミトのいる方向を示す。

 

 ハミア「横ですか?別にルミトさんがいるだけで特には・・・・ええぇぇぇえ!?一体いつから!?アナタは誰!?そしていつから!?」

 

 レイ「やっと気づいてくれた」

 

 ハミア「あ、どうも。ついさっき目が覚めて、さっき名乗ったばかりのルミトです。そんでもって、ついさっき目覚めたばかりだよ」

 

 驚くハミアに対して、特に困った様子もないルミトは再び自己紹介をした。

 つか、2回聞かれて2回答えるとか、どういう光景だよコレ。 

 レイ「・・・・・マジか〜」

 

 これ、どうやって収拾すんの。ひょっとして(レイ)がやんないといけないの?・・・・・アタマイタイ。タスケテネェチャン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 レイ「えっとつまり、『話し声に目が覚めて、起きたところに、偶然、僕とハミア君がいたから、そのまま混ざった』と、こういう事?」

 

 事情聞いたレイは、内容をまとめて本人に確認した。

 

 ルミト「えぇ、そうですそうです」

 

 ハミア「なーんだ、そうだったんですかぁ!あー安心した」

 

 なんだかんだで落ち着き始めたそんな時だった。

 

 那澄「くぅぁあーーふぁ・・・あ?」

 

 何とも言えないあくびと共にまた一人、目を覚ましたのだ。

 

 今度こそ、マトモな人であります様に・・・・・レイは、ただそう願って、目を向けた。

 

 那澄「ここ、何処ですかぁ?見知らぬ場所にぃ見知らぬ人ぉ、周りには倒れてる人たちにぃ、起きてる男が1・2・3人」

 

 割とマジな寝起きの為か、どこかぼーっとした喋り方の見知らぬ制服の女の子。

 

 レイ「えっと、大丈夫?」

 

 那澄「はーい、大丈夫ですよ」

 

 レイ「良かった。僕はレイ、この中で一番先に目覚めたんだけど、今は情報が足りてなくてね。手伝ってくれると嬉しい」

 

 良かった、これで今度こそ安心して自己紹介まで出来そう。もう一人で悩まなくて済む・・・・・・・・そう思って立ち上がった瞬間だった。

 

 那澄「おやす〜みなさ〜い」

 

 ・・・・寝てしまった。

 待て、待って、いや待って下さい。

 予想に反して自分勝手というか何と言うか。

 

 レイ「ちょっと、起きて!?君がいないと、ただでさえ数少ないマトモ要員が足りないの!せめて話を・・・・」

 

 那澄「那澄って名前なんで〜、それじゃ〜また」

 

 何故、この状況で寝れる?

 僕か!?僕がおかしいのか!?もう何が正しいのかさっぱりわからないんだが!?

 

 謎の男「ふーはっはっはっはぁのはぁ!」

 

 突如として、変な笑い声が響き渡る。

 

 レイ「今度は何なのさっ!?」

 

 流石に困惑し、焦りが出てきた。

 しかし、それでも笑い声は止まらない。

 

 謎の男「ふーへっへっへのへぇ!」

 

 ・・・ホントに変な笑い方だな。チラリと声の出どころを確認すると・・・・・・

 

 黒いローブに茶色のサングラス、そしてジーパンという文字通り“変なヤツ”がいた。

 ハミアとルミトを見ると、あの二人でさえも困惑を隠せない様子だった。

 ここから導き出される答えはただ1つのみ。

 つまり。

 

 レイ「お前かぁああ!犯人はああぁあ!」

 

 謎の男「そうとも!他の誰でもなく、私!この私こそが黒幕な・の・だぁあああ!」

 

 レイ「うるさーーーーい!?やい、お前、お前マジでマ・ジ・で・巫山戯んなよぉお!?」

 

 謎の男「まだ話の途中であろう!?人の話は最後まで・・・・うがぁ!?」

 

 悠々と立ち続ける男は突然、悲鳴を上げる。

 理由は明白。

 レイの飛び蹴り。

 ・・・・・・・・・我慢の限界だった。

 

 

 




『このキャラとこのキャラとで会わせたらこんな事言うのではないか?こんなふうにやってくれるのではないだろうか?』
今回は自分の中のそんな気持ちを形にしてみました。
いつもの如く、思いつきで書いたため内容は普段よりも雑です。
注:キャラの性格や言動が元々とは異なっております。


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息抜き・・・・という名のサボり:その2

お久しぶりの投稿ですと作者です。
 投稿の息抜きにとして始めたこの短編、実は私自身が乗り気だったりします。
 ・・・・えっ、そんなに威張れる程、投稿してないだろうって?にもかかわらず、その堂々とした態度はなんだって?
 ・・・・・・・さぁ、なんなんでしょうねぇ(すっとぼけ)



 謎の男「うぁー、痛い痛い。いくらイライラしてるっつっても蹴るこたぁないだろう。第一、君がマトモとかそんな話は今までで一度もなかったでしょ・・・・・・ふげっ!?」

 

 レイ「まず、説明しろってんだこの状況を!この場の誰一人として理解できてねーんだよ。そんでもって謝れ!」

 

 そしてまた一つ、謎の男の傷が文字通りの意味で増えた。

 

 謎の男「本当にこの状況を理解できないと!?」

 

 レイ「当たり前だろ!自分以外が目覚める度に俺の精神を削ってくんだぞ!?」

 

 謎の男「暇の解消にもってこいであろう!?感謝されこそすれ恨まれるのは筋違いというものじゃあな・い・の・か・ね!」

 

 レイ「仮にそうだとしても、今やることじゃねぇっての!?」

 

 謎の男「珍しく、慌てているではないか。いつもはハミアやルミトみたいに温和に過ごしてる筈なのに」

 

 レイ「誰のせいでこうなったと!・・・・今なんて?」

 

 その一言に、レイはピタッと、動きを止めた。

 

 「いつもはマトモ役をライに任せてのほほんとしているのに、今回は余裕がないんだな、と。そう言ったんだ」

 

 何故、こいつがそれを知っている?

 こいつとは今、この瞬間が初対面の筈だ。

 

 レイ「なんで知ってる?」

 

 謎の男「・・・知りたいかね?」

 

 レイ「質問に質問で返すな」

 

 「聞けば公開するぞ?“聞かない方が良かったのに”と絶望する事になるぞ?それでもいいのか?」

 

 レイ「・・・・さっさとしろ」

 

 ハミア「ちょっと、ホントにいいんですかレイさん!?いくらなんでもせっかちでは!?」

 

 ルミト「・・・同感だね。どうせ聞くにしたって、せめて皆が目覚めるまで待つべきだよ」

 

 那澄「私は別にどっちでもいいかな・・・・どうせ寝るし」

 

 ハミア君が驚きながら止めてくる。

 ルミトも待つように勧めてくる。

 その気持ちはわかる。

 我ながら急ぎ過ぎていると思う。

 普段の自分なら同じことを言っただろう。

 それでも、コイツがずっとここにいるとも限らない。

 ひょっとしたら姉ちゃんたちが目覚める前にいなくなるかもしれない。

 そうなったら、それこそ“あの時問い詰めれば良かったのに”と後悔するだろう。

 だったら今しかない。

 ・・・・・・・あと最後の、寝るって言ったかこのタイミングで!?そんなにどうでもいいレベルなのか!?いくらなんでも自分の心に忠実過ぎだろ!?

 

 レイ「姉ちゃんたちが目覚めるのを待ったとして、その時までコイツが逃げない保証はない。だったら、今聞き出した方がいい。だから・・・・・・答えろ」

 

 謎の男「その覚悟があるのなら・・・・・いいだろう」

 

 男は尚も不敵に笑い続ける。

 それは己の発言に自信ががあるからか。

 それとも逃げられないと諦めたからか。

 

 謎の男「私がお前たちを生み出した“作者”だから、だ」

 

 レイ「・・・・・・は?」

 

 謎の男「付け加えるなら、レイ()は5年前に真っ先に思いついたキャラ。そして一年経つごとにキャラを生み出し、連載作品を増やしているのさ!で、あるならば君たちの事を知っているというのも当然の事だ」

 

 レイ「・・・・・・」

 

 ハミア「・・・・」

 

 ルミト「・・・」

 

 那澄「・・・・・ぐぅ」

 

 作者「む、何をそんなに悩む。そこまで複雑な内容ではないはずだが。そんでもって“コイツ可哀想”とか視線で訴えてくるな。そんなにズレた事を言ったつもりはないぞ」

 

 レイ「・・・何故、僕が目覚めているのに姉ちゃんはまだ寝たままなんだ?僕以外にハミア君とルミト、那澄が順番に目覚めているの理由は?」

 

 作者「むむ、今度は質問が増えたな。まぁいい、その貪欲な姿勢、嫌いではない」

 

 レイ「・・・答えろって」

 

 那澄「・・・・・・すぴー」

 

 作者「それは、だな」

 

 さっきと比べて、急にコイツの態度が変わった。

 つか、さっきから那澄が寝てるんだが・・・・え!?ホントに寝てるの!?なんでこの場面で有言実行してるんだよ!?

 

 作者「・・・ぅ、うぬ」

 

 途端に気まずそうな雰囲気を出すなコイツ。

 さっきまで騒いでたのが嘘みたいだ。

 

 那澄「あ、わかっちゃった」

 

 レイ「ホントに!?良かった起きててくれた!」

 

 作者「・・・・!?」(びくっ!?)

 

 那澄がそう口にすると同時にコイツがびくりと反応する。

 なんだ、そんなにマズイ内容だというのか。

 

 作者「ま、待て那澄!?言うでない!決して言ってはならぬのじゃぞ!?」

 

 ビビり過ぎて口調変わって来たなコイツ。

 さっきの比じゃないぞ。

 

 作者「止めよ!?口にしていいことなんて・・・もがっ!?」

 

 レイ「コイツは放っておいていいから」

 

 作者「もんふぁ(そんな)もふふぁひふぁひゃんめも(いくらなんでも)!?」

  

 よく喋るなコイツ。

 さっきまでのキャラどこいったよ。

 取り敢えずこれ以上騒がないように口を塞いでおく。

 

 那澄「作者って文書とか絵を書く人の事ですよね。で、生み出したって事はこの空間にいるのはこの人が今まで考えてきた“キャラクター”って事です。さっき、5年前に初めて作品出して、一年ごとに作品増やしてるって言ってましたよね。って事は、目覚めた人たちには共通点があるんです」

 

 ハミア「・・・ぁ、僕もわかったかも」

 

 ルミト「同じく。いや、でもそれは流石に安直すぎじゃあ」

 

 他の二人も予想はついたようだ。

 だが、様子からして嬉しくはなさそう。

 自分だけが理解できていない状況に内心慌てながらも、レイは必死に冷静を装って那澄の話を聞く。

 

 那澄「つまり、投稿した作品ごとにオリジナルキャラクター(主人公)を目覚めさせてる・・・・・そういうことですよね、作者さん?」

 

 作者「・・・・・・・ウス」

 

 レイ「・・・・・なんていうかその、イタイ奴だな」

 

 作者「・・・・うぐぅ」

 

 その一言がとどめとなったのか、作者はバタリと倒れてブルブルと震えることとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ライ「・・・・・つまり、コイツが原因で私達はこんな真っ白な空間にいる、と」

 

 レイ「そうなの!良かった姉ちゃん、目覚めてくれて!これでマトモ要員が増えた!」

 

 あれから暫くして、姉ちゃんが目覚めた。

 他にもハミア君の家族である妹のラナちゃんと姉のロッサさん、ルミトの幼馴染みのミレア、那澄の叔母(?)の紗奈さんが目覚めていた。

 しかし、目覚めて早々に知らない空間で知らない人に状況を説明されても理解できないだろう。

 そこで各自知り合い同士で説明する、という事になったのだ。

 

 ライ「コイツが作者・・・・ねぇ。俄には、というか全然信じらんないけど」

 

 作者「あ、どもども。やったね、レイ君。マトモ要員が増えたよ!」

 

 レイ「うっさい、喋るな。あと同じ考えに至るな。恥ずかしい」

 

 作者「・・・・そんなー・・・・ぐぇ」

 

 ライ「なんていうか、賑やかな奴ね。そんでもって何で会話成立してんのよ」

 

 ハミア「レイさーん、こっち終わりましたー!」

 

 ルミト「こっちも終わったぞー」

 

 那澄「・・・・・ぐぅ〜」

 

 レイ「わかった〜。じゃ行こう、姉ちゃん」

 

 ライ「・・・・はいはい」

 

 呆れてる姉の側で作者を文字通り縄で縛っているときだった。

 3人から説明が終わったとの連絡を受けた。

 説明が終わった後は自己紹介するという流れになっているからそのために一度集まる事になる。

 ・・・・・最後の一人、まだ寝てんの!?えっこれ、説明大丈夫!?

 

 作者「フッフッフッ、ふぁいひょうぶらはら(大丈夫だから)ふぁんふぃんひふぁまへらはほほよ(安心したまえ若人よ)・・・・・・・・うぐぅ!」

 

 レイ「ふん」

 

 ライ「・・・・意外とタフねコイツ」

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 女性陣

 

 ライ「それにしても不思議よね。機攻殻剣(ソード・デバイス)装甲機竜(ドラグライド)だっけ?信じられないわね」

 

 ラナ「それはこっちの台詞ですよ」

 

 ロッサ「超能力とか、実現するのね」

 

 ミレア「伐刀者(ブレイザー)固有霊装(デバイス)だっけ?変わったこともあるのね」

 

 紗奈「モンスターって何なの?やっぱりスライムとか?魔法って誰でも使えたりするの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 役職:主人公ズ

 

 レイ「・・・・嘘だろ、さっそく打ち解けてる。ついさっき自己紹介したばっかだよねあの人たち」

 

 ハミア「ホントに何なんでしょうね、あの順応力」

 

 ルミト「・・・・あの光景見てるとさぁ、“逆らっちゃいけない”って本能的に感じるよな」

 那澄「まったくよ、恐らくあれが“女子”っていう生き物なのねぇ。いやぁコワイコワイ」

 

 楽しげに話す彼女たちを遠目に見て驚愕する役職:主人公たち。

 

 レイ「那澄も“女子”じゃないの!?何その『自分無関係ですから』みたいな!?君本来あっち側じゃないの!?」

 

 那澄「って事はハミアさんもソレで装甲機竜(ドラグライド)とかいうの呼び出せるんですか?」

 

 ハミア「ううん、僕のは神装機竜っていって普通のとはちょっと違うんだ。まぁ大まかに言うなら一緒だし、もし良かったらあとで見てみる?」

 

 那澄「ぜひ!」

 

 レイ「・・・・・」

 

 ルミト「・・・ドンマイ」

 

 落ち込むレイの肩をポンと叩いて励ますレイ。

 そんな彼を放って自分の好奇心に忠実な那澄(末っ子)

 今回、一番の苦労人は長男(レイ)なのかもしれない。

 

 作者「やったぜ」

 

 レイ「・・・・・」

 

 作者「いだだだだっ!?」

 

 満足顔で笑う作者が気に食わないのか、無言で縄をキツくするレイ。

 

 ルミト「・・・・ねぇ、アンタなんでそんなに本心さらけ出せるの?どうせレイに縛られるってわかってんのに」

 

 そんな光景に呆れて思わず口を開いてしまったルミト。

 

 作者「そいつぁアレだよ。悩ませるのが楽しい、イダダダダダァ!?ごめんウソウソ。だからこれ以上キツくしないで!?」

 

 ルミト「・・・・・で、本音は?」

 

 作者「自分の考えたキャラと会話すんのメッチャ楽しい!」

 

 ルミト「・・・あ〜、わかったぞレイ。この人アレだよ、“寂しくて周りに構って欲しいです”って奴だ」

 

 レイ「・・・・今すぐ放り投げたい」

 

 ルミト「それやってもいいけど、今度は女性陣の方に厄介になるぞ」

 

 作者「えっ!」

 

 ルミト「そんなんなったら、自分制御できないと思うけどいいの?」

 

 作者「ひぇ!?」

 

 レイ「ちなみにコイツをここに放置するっていうのは・・・・・」

 

 ルミト「無理だろ。どうせ自分の思った通りの展開にして、なんだかんだ好き放題動き回るから。その方が今より遥かに疲れると思う」

 

 レイ「流石にそんなこと不合理な事なんて・・・」

 

 作者「えへっ!」

 

 レイ「やるよな絶対、だって作者だし。というか“役職:主人公”ってなんだよ。もうちょい考えろっての。これじゃ僕らが主人公って名乗ってるだけのイタイ集団みたいじゃんか。つまりそれって作者(コイツ)と同レベルって事になるじゃないか」

 

 ルミト「ソレは流石に勘弁して欲しいな。仕方ないね、どうせなら今から設定変えてもらおうよ。作者だから本来できないはずの何かを起こさせるとか、できるでしょ」

 

 作者「あ、ゴメン。それ無理だから」

 

 ルミト「残念だ、じゃあ次の方法を・・・・・へ?」

 

 オイ待て今なんて言った作者(コイツ)

 さっきまで冷静だったルミトですら停止してるんだが。

 

 作者「だってこの空間、作ったはいいけど、作者権限とか一切効果無いし」

 

 ルミト「・・・・つまり」

 

 作者「出る方法知らない。ワタシワルクナイ」

 

 コイツ、一体どんだけ困らせてくれれば気が済む。

 さっきとは別方向でアタマイタイ。

 

 作者「フハハハハァ!さっきまで散々“イタイ奴”とか言ってくれた礼だ。有り難く思え!もっと困るがよいぃ!まぁやったのは私ではないがなぁ!」

 

 レイ「勝手に思考を読むな!」

 

 ルミト「100パーアンタのやらかしだよ!ホントにどうしてくれるよこの状況!?」

 

 簀巻きにされてるのに何故こうも堂々としていられる。

 自信あるのかアレなのか、それはこの際どうでもいい。

 とにかく関わりたくない。

 こうなったら仕方ない、もうこれしかない。ゴメン姉ちゃん、一旦というか暫くパス。

 

 レイ「・・・仕方ないね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 レイ「というわけで姉ちゃん、コレよろしくお願いね」

 

 作者「よろしくお願いされました。どもっす」

 

 ということで、なんかよくわからない間に簀巻きにされたソレをお願いされた。

 えぇ、どうしろと?

 

 ライ「こっちに任せて大丈夫?迷惑かけない?」

 

 レイ「・・・・・・迷惑しかかけない」

 

 弟が少し見ない間に窶れて見えるのはきっと気の所為ではないだろう。

 この自称作者が原因で間違いない。

 大体いい加減なことを言う不真面目な弟だが、一度請け負った役割は最後までやり遂げるのを今まで何度も見てきた。

 その弟がギブアップ宣言をするというのだから・・・・きっとそういうことだろう。

 

 ルミト「とにかくえっと、どうしようもないアレなんでいっそのこと雑に扱って下さい。じゃあ」

 

 なんか一緒に来たルミト君も窶れてるように見えてきた。

 

 ライ「・・・あぁうん」

 

 作者「おいおいつれないこと言うなっての。もうちょっとお喋りしようよ・・・・・いたっ!?」

 

 ライ「そういうこと、ね」

 

 作者「あれ、どうかしたのライ?ちょっと穏やかじゃないね、せっかくの可愛いお顔が台無しダゾッ!・・・・・ってイダダダダダッ!し、締まってる締まってる!待って待って、今ミシッて聞こえた!アダダダダダッ!?」

 

 ライ「・・・・・・・これ以上苦しい思いしたくなかったら少し黙ってなさい」

 

 作者「うーん、普段のとは違ってクールで、そっちもいいよね。こう、新鮮っていうの?なんなら普段からそれでも・・・・・ぁ」

 

 背後でメキッと何かが折れた気がするけど、まぁ大丈夫だろう・・・・知らんけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




本来のキャラたちとは性格が少s・・・・・ゴホン、大幅に変わってますが、本編とは一切関係ないのでゼンゼンキニシテマセントモ。
 次回は気が向いたら投稿しますということで、それではまた


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息抜き・・・・という名のサボり:その3

急な思いつきはいつも通り、お久しぶりです作者です。前回の続きで書いたつもりですが久しぶり過ぎて書き方を忘れつつありますが、全ては深夜テンションのせいということでここは一つ。




 木原「なぁ、これどういう状況なんだと思う?」

 

 目を覚まし時、そこは全く見覚えのない空間だった。遠目には全く見知らぬ者たちと、ちょっと・・・いやかなり見覚えのあるのが二人。そして服装に統一性がなく、拘束されたままの男が一人。状況を整理しようと首を動かしたら、なんか自分と似たような境遇の男が二人。

 白衣を着た男が寝たままの体勢で、隣で同じように横になっている二人に話しかける。

 

 ネレク「・・・・・」

 

 「無視しないで欲しいなぁ。ほらほら、答えてくれないと狸寝入りしてること、あそこの子たちに教えちゃうよ?ほ〜らほら〜起きないの〜?」

 

 ネレク「・・・・いい正確してるよなアンタ。なんとなく他人な気がしないのが腹立つなぁ。そこのあんたもそう思うだろう?答えてくれよ。返事がないと俺だけ引っかかった間抜けじゃないか」

 

 春澄「迷惑は遠慮して生きていくのが信条なんだけど」

 

 ネレク「そんでもって、他人には迷惑を押し付けるってんだろう?安心しなよ俺も同じ事考えてるから」

 

 春澄「はいはい、可哀想だから俺も引っかかってあげるよ。感謝してよね」

 

 ネレク「ひょっとして、ここで放置されてる俺たちって、似たような性格してんのか?だとしたら心外なんだが」

 

 春澄「・・・・・・・まずそれ以前に君と一緒くたにされること自体、不愉快なんだけど。だから自分だけが被害者みたいに振る舞うの止めてもらっていいかな?」

 

 ネレク「お前も結構、言うじゃないか」

 

 自分の目の前で二人の男がそれぞれ口喧嘩しているが、生憎と全く同じ体勢で横になっているため、緊迫感が皆無である。正直なところ、放置して自分だけ知り合いのところへ向かおうと思ったが、それでこの二人の罵り合いに決着がつくはずもない。自分がいる状態でコレなのだ。二人だけにしたら悪化するに決まっている。

 

 木原「お〜い」

 

 ネレク「だいだい説得力ないんだよ、お前の体勢」

 

 春澄「うーわ、君にだけは言われたくないね、その言葉。鏡でも見てきたらどうだい?多少は格好良くなるかもよ?」

 

 木原「・・・ちょっと〜」

 

 ネレク「はっ、それがあれば、とっくにやってるっての。そんなこともわかんないのか?残念なやつだな」

 

 春澄「君こそ皮肉が通じないなんて可哀想に。知ってるに決まってるだろう?それともアレかな、勉強教えて欲しいのかな?」

 

 木原「・・・・・・ねぇってば〜」

 

 ネレク「俺が?お前に勉強教えてもらう?・・・・冗談も大概にしろよ、下手すぎて笑う気すら起きねえっての。あとそこの白衣着た奴、さっきから五月蝿い」

 

 春澄「それに対して君は、さっきから似たような言葉しか使ってないね、ひょっとして、脳内の辞書に空白か虫喰いでもあるのかな?ねぇ白衣着た君、少し黙っててもらえるかな?今はそれどころじゃないんだ。もう少し空気読んでくれる?」

 

 木原「・・・・・・・・・・」

 

 もう止めよう、この二人に話しかけるのは。ひょっとしたらこの状況について何か知ってるんじゃないかと思って声をかけたのにこの対応。おまけに止めようとするこっちにまで飛び火しかけている。

 諦めよう、そう思ってさっきの方向を見てみると・・・・・例のちぐはぐな男が飛んできた。

 

 木原「あ、なんか飛んできた」

 

 ネレク「・・・・・・・は?いきなり何言い出してんだ?」

 

 春澄「冷たくあしらわれてるからって、適当なこと言って気を引こうとしてんじゃないのか?」

 

 いや、本当に飛んできてんだけど。しかも、良い感じにこの二人目掛けて飛んできてる気がするんだけど。・・・・うん、別にいいや。この二人にぶつかってくれるなら、なんかもう、いっそのこと盛大にやらかしてくれると非常に喜ばしい。

 

 ネレク「ようやく静かになったことだし、再開してやるよ」

 

 春澄「何か勘違いしてるみたいだから、一つ教えてやるよ。お前と遊ぶんじゃない。お前の遊びに付き合ってやるよ」

 

 段々と男が近づいてくる。二人に気づかれないように、こっそり離れる。自分だけ巻き込まれないように、二人だけが被害を被るように。そしてソレは、まるで最初からこの二人を狙っていたかのように綺麗な放物線を描きながら・・・・・・・今もなお、互いに罵り合う二人の頭上に落下した。

 

 ネレク「ぶっ!?」

 

 春澄「がっ!?」

 

 謎の男「・・・・・・・うベっ!?」

 

 なんとも言えない悲鳴を上げて、二人は床に倒れる。そして飛んできた・・・・・・もとい飛ばされてきた男もまた、変な声を上げて倒れた。

 

 木原「・・・・・・・・」

 

 男三人が倒れるというなんとも不思議な現象を目にした俺だけど、不思議と心配はしていない。寧ろ、清々したくらいだ。

 

 木原「・・・・・・やったね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「すいませーん、こっちに何か変なのが飛んできませんでしたかー・・・・うわ」

 

 「もう、姉ちゃんってば勢いつけ過ぎだっての。もうちょっと手加減しないとすぐに壊れちゃうでしょ!すいません、うちの姉が・・・・・・げっ!?」

 

 倒れた三人を見下ろしていると、何処か聞いたことのある声を耳にする。にしても酷いな、人の顔を見るなりいきなり嫌そうな声を上げるなんて。まったく、どこの誰だか知らないけど失礼じゃないか。俺の知ってる二人だったら、そんなことしないのに。だってそういうふうに教えておいたからね。初対面の相手にはまず、警戒させないようにって。だからこの二人もそれぐらいはしてほしかったなあ・・・・・・・うん?

 

 「何してるの、君たち」

 

 失礼な挨拶で近づいてきたのは、まさかの知り合いだった。接した期間が短いのはわかっていたが、それでも可能な限りの常識は教えていた筈だ。にも関わらず、この二人のさっきの言動からはそれは感じられなかった。気づかない間にどこかで失敗したかな。

 

 ライ「・・・・なんでアンタまでいるのよ」

 

 レイ「ホントだよね~、いくらコイツが関わってるといっても何も全員集める必要ないのに。気まずいっての」

 

 レイは、先程飛ばされて、その結果として今は無様に倒れてる男を見て呟く。

 

 「この服装に統一性がない男ってなんなの?さっぱり状況が飲み込めないんだけど」

 

 ライ「大人なんだから、それぐらい察しなさいよ情けない」

 

 「いや無茶言うなよ!?大人なら誰でも勘がいいと思わないでよっ!?」

 

 ライ「面倒くさ。・・・・・・じゃあレイ、私は先に行くから説明よろしくね。安心して、コイツ引っ張ってくから。ほら起きな、回収に来てあげたわよ」

 

 謎の男「・・・・・う?あ・・・・やぁ木原、初めまして私は君たちの・・・・」

 

 目を覚ました男は一瞬だけ声の主の方を向き、そして知らないふりをした。何か思うところがあるのだろう。その反応に不思議と共感してしまう。

 

 ライ「無視するなんていい度胸じゃない。さっさと反応しないと吊るすわよ」

 

 謎の男「嫌だー!?もう吊るされるのは嫌だー!だってそんなのもうアレじゃん!○○される上に○○されて○○になるに決まってるじゃないかっ!?嫌だー、あんなのはゴメンだー!?」

 

 木原「・・・どういうこと?」

 

 レイ「ここから安全に出たいと思ってるなら、知らない方がいいと思うよ。正直、僕も触れたくないから」

 

 木原「いやだって、○○だよ・・・・・あれ、そういえばなんでさっきから言語化出来ないの?」

 

 レイ「・・・・・不思議な力が働いてるんだよ、きっと」

 

 レイはどこか遠いところを見ながらそう答えた。これはアレだろうか、知ってはいけないというヤツなのか。

 

 レイ「じゃあ、今から説明するね。あまりにもくだらない内容だから、本心を言えば口にもしたくないんだよね。だからあまり突っ込まないでくれると助かるよ」

 

 もう放っておけということだろうか。発せられるその声には、力があまり感じられない。

 

 木原「・・・・どうぞ」

 

 レイ「端的に言って、今この空間にいるのは、これまでにあの男が生み出したキャラクターなんだって。だからあの男は一応は作者って事になるらしい。ここまではオッケー?ていうか了承してくれないと僕が困るから、オッケーってことで進めるね」

 

 木原「・・・・・」

 

 相手に有無を言わせないこの態度。間違いない、自分がよく知るレイだ。普段から嘘をつくのが下手な彼に、こんなどうしょうもない程くだらない話をでっち上げるなんて出来るはずがない。

 

 「で、今は目覚めた人たちと一緒に、ここを出るにはどうやったらいいのか案を出し合ってるところ。・・・・まぁ一部の人たちはお互いの世界に興味を持って、それどころかあの男を○○するのに勢いづいてるところ。なんか普段のストレス発散なんだって」

 

 木原「理解はしたけど、それってそこの倒れてる二人も起こして混ざれってこと?」

 

 レイ「人手があるに越したことはないからね。ましてや普段から悪巧みしてる人がいればなおさら助かるよ、この状況なら」

 

 そこでふと思った。自分たちが集められた理由も、自分とそこで倒れている二人だけが隔離されていることも。だけど、何故このタイミングなんだろう。

 

 木原「ちなみになんでこのタイミングなの?言っちゃなんだけど、結構話進んでるんでしょう?ペース的にちゃんと終われるのかな?」

 

 レイ「予想以上にメタい質問だね。答えたらなんか雰囲気ぶち壊しちゃう気がするから、ノーコメントね」

 

 「それはまたどうして?」

 

 レイ「・・・・・・・マトモ要因が少ないからだよ。知ってる?」突っ込みが不在なのって結構シンドいんだよ?」

 

 その回答も相当メタい気がするがそれは答えては行けない気がする。ここはスルーが一番だろう。今なお気絶中の二人を見下ろしていると、そう思うことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 




ということで無理やりハロウィン企画として強行しました。勢いで書いた都合上、今回もキャラ崩壊が半端ないことになってしまいましたが反省はしてません。(後悔はしてるかもですが)
そんな感じでまた次回に続きます(文脈おかしいのはいつも通りです)
 それでは。








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