ミル○ボーイ風アスカ&シンジ (しゅとるむ)
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シンジの好きな女の子

アスカ&シンジ「どうもーどうも、アスカ&シンジですー」

アスカ&シンジ「お願いしますー。ありがとうございますー」

アスカ&シンジ「あー、ありがとうございますー。ねっ、今ロンギヌスの槍をいただきましたけどもね」

アスカ&シンジ「ありがとうございますー」

アスカ「こんなん、なんぼあっても良いですからね」

シンジ「一番良いですからね」

アスカ「ねー、有り難いですよ。ほんとにね」

シンジ「入れておきましょう」

 

アスカ「ゆーとりますけどもね」

シンジ「いきなりですけどね。僕ね、好きな女の子がいるみたいなんやけど」

アスカ「あっ、そーなんや」

シンジ「その名前をちょっと忘れたらしくてね」

アスカ「好きな女の子の名前忘れてもうて、どうなってんねそれ」

シンジ「で……まあ色々考えるんやけどな、全然分からへんねんな」

アスカ「分からへんの? いや、ほなアタシがね。あんたの好きな女の子、ちょっと一緒に考えてあげるから。どんな特徴ゆうてたかってのを教えてみてよ」

 

シンジ「あのー、時々甘い雰囲気になるけど、全体的にカリカリしてて。で、前に一度キスした事あるって思うねんな」

アスカ「おー、惣流・アスカ・ラングレーやないかい。その特徴はもう完全に惣流・アスカ・ラングレーやがな」

シンジ「惣流・アスカ・ラングレーなぁ」

アスカ「すぐ分かったやん。こんなんもー」

シンジ「でもこれちょっと分からへんのやな」

アスカ「何が分からへんのよー」

シンジ「いや僕も惣流・アスカ・ラングレーと思うてんけどな」

アスカ「いや、そうやろ?」

 

シンジ「僕が思うには……裸族だって思うねんな」

アスカ「あー、ほな惣流・アスカ・ラングレーと違うかぁ。惣流・アスカ・ラングレーが裸族な訳ないもんね」

シンジ「そやねん」

アスカ「惣流・アスカ・ラングレーはね。私服のセンスがものすごく悪いけど、裸族ではないのよあれ」

シンジ「そやねんな」

アスカ「な? 常夏だからタンクトップで薄着多いけどもね。裸族扱いは失礼よあれ」

シンジ「そやねんそやねん」

アスカ「惣流・アスカ・ラングレーってそういうもんやから。ほな惣流・アスカ・ラングレーちゃうがなこれ」

シンジ「そやねん」

 

アスカ「あれ……ほな、もう一度詳しく教えてくれる?」

シンジ「なんであんなに下駄箱にラブレターが入ってるのか、分からんらしいねん」

アスカ「惣流・アスカ・ラングレーやないかい! 下駄箱から零れ落ちたラブレターを足でギリギリ踏みつけるぐらいむちゃくちゃ恋文に飽き飽きしてるんやから、あれ。でもアタシはね、あれはシンジからのラブレターだと違う反応してしまうと睨んでんのよ。アタシの気持ちは誤魔化されへんよ。自分騙せたら大したもんや」

シンジ「まあねー」

アスカ「ほんであれよー見たらね、上履きにAsukaってアルファベットで書いてあるねん。日本の文字がまだ書けないのがまた可愛いのよ。惣流・アスカ・ラングレーや、そんなもんは」

 

シンジ「分からへんねんでも」

アスカ「何が分からへんの、これで」

シンジ「僕も惣流・アスカ・ラングレーと思うてんけどな」

アスカ「そうやろ」

シンジ「僕が思うには……片目眼帯姿で出てきても全然可愛いって思うねんな」

アスカ「ほな惣流・アスカ・ラングレーちゃうやないかい。惣流が眼帯で出てきたら、コスプレかと思うもんね。惣流・アスカ・ラングレーの視力はねー、両眼とも2.0。ついでに健康には自信あるんやで、きっと安産タイプや。ポコポコ産むで、シンジの子をぎょうさん」

シンジ「そやねんそやねん」

アスカ「な? 惣流・アスカ・ラングレーはたとえ片目になっても眼帯やなくて包帯や。量産型のロンギヌスの槍で貫かれた痕からね、あれ」

シンジ「そやねんそやねん」

アスカ「ちょっとシンジの嗜好観察して、わざわざ綾波レイに寄せてるんやから、あれ」

シンジ「そやねんな」

 

アスカ「眼帯なら惣流・アスカ・ラングレーちゃうがな。ほな、もうちょっとなんか思うてなかった?」

シンジ「子どもの頃、お母さんが亡くなった事でトラウマが生まれたらしいねん」

アスカ「惣流・アスカ・ラングレーやないかい。母との死別のトラウマが、惣流・アスカ・ラングレーの人格形成の中心やから。あと父親も浮気者のろくでなしで、両親揃ってトラウマ原因でしたよ。惣流・アスカ・ラングレーよ、そんなもん」

 

シンジ「分からへんねんだから」

アスカ「なんで分からへんの、これで」

シンジ「僕も惣流・アスカ・ラングレーと思うてんけどな」

アスカ「そうやろ」

シンジ「僕が思うには……僕の手作りのお弁当へのこだわりが強くて自分でも指に絆創膏貼りながら、手料理作ってみたって思うねん」

アスカ「ほな、惣流・アスカ・ラングレーちゃうやないかい。惣流・アスカ・ラングレーに自作手料理のメニューなんかあらへんのよ」

シンジ「せやねん」

アスカ「惣流・アスカ・ラングレーはね。楽して腹を満たしたい、あわよくばシンジに作らせたいという煩悩の塊やねん」

シンジ「せやねんせやねん」

アスカ「殊勝にシンジにもお返しに作ってやろうなんてあれ、欠片もあらへん」

シンジ「せやねんせやねん」

 

アスカ「惣流・アスカ・ラングレーちゃうがな、ほな。ほなもうちょっとなんか思うてなかったか?」

シンジ「裸で騎乗位みたいな……えっちなイメージがあったらしいで」

アスカ「惣流・アスカ・ラングレーやないかい! あれ放送コード、スレスレぐらい……実際は入っとんやから……な? シンジが腰をもう少し動かそうもんなら、アタシも動くし喘ぐよ、ほんま。惣流・アスカ・ラングレーや、絶対」

 

シンジ「分からへんねん、でも」

アスカ「なんで分からへんのこれで」

シンジ「僕も惣流・アスカ・ラングレーと思うてんけどな」

アスカ「そうやて」

シンジ「僕が思うには……ジャンルでいうたらクローン人間やっていうねん」

アスカ「ほな惣流・アスカ・ラングレーちゃうやないかい。クローン人間がジャンルと言えるのか全く分からんけど、クローン人間だけではないねん、あれ……な? 惣流・アスカ・ラングレーの生まれいづる悩み、すべて実の親絡みやがな」

 

シンジ「そやねんそやねん」

アスカ「ほな惣流・アスカ・ラングレーちゃうやないかい。ほな、もうちょっとなんかゆうてなかった?」

シンジ「十三歳なのにもう大学を卒業してるらしいねん」

アスカ「惣流・アスカ・ラングレーやないかい!惣流・アスカ・ラングレーは、アニメなのにまるで漫画みたいな高学歴スーパーエリートさんなのよ。ね?頭に浮かんでくるのは、腕組んで親から捨てられた劣等感をひっくり返した優越感で学歴自慢してるドヤ顔だけやねん」

シンジ「そやねんそやねん」

アスカ「学歴自慢してるけど日本語が読めないからテストは赤点、そのギャップ萌えがアピールポイントなのよ……惣流・アスカ・ラングレーに決まり!そんなん」

 

シンジ「でも分かれへんねん」

アスカ「分からへんことない。あんたの好きな女の子は惣流・アスカ・ラングレー、もぉ」

シンジ「でも僕が思うには、惣流・アスカ・ラングレーではないって思うねん……」

アスカ「ほな惣流・アスカ・ラングレーちゃうやないかい。あんたが惣流・アスカ・ラングレーではないと言うんやから、惣流・アスカ・ラングレーちゃうがな」

シンジ「そやねん」

アスカ「先ゆえよ。アタシが実親周りのトラウマ解説してる時、どう思っててんお前……」

シンジ「申し訳ないよ、だから」

アスカ「ホンマに分からへんがなこれ、どうなってんねんもう」

シンジ「んで……オトンが言うにはな」

アスカ「オトン?碇ゲンドウ?」

シンジ「真希波・マリ・イラストリアスちゃうか?って言うねん」

アスカ「いや絶対ちゃうやろ。もうええわー」

アスカ&シンジ「ありがとうございましたー」

 



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