未来を掴んで…… (コクマルガラス)
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未来を掴んで……

やあ (´・ω・`)
ようこそ、バーボンハウスへ。
このコジマとニュードとスネイルリキッドと『サンダー』の混合液はサービスだから、まず飲んで汚染されて欲しい。

うん、艦これとEDF3Pにハマってしまって今まで書いていなかったんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、このSSを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「なんだこれ」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、このSSを作ったんだ。

じゃあ、注文を聞こうか。


2014/05/30 23:05本文及び後書き追記


IS学園、そこは未来のISパイロットを育成するために作られた教育機関。

それ故、常に悪意ある第三者の介入がしばしばあった。

 

いつもなら、学園戦力のみで対応できた。

しかし、今回は違った……

 

世界初の男性ISパイロットの登場。

それは、数多の組織(合法非合法問わず)にとってあまりにも魅力的で、危険な存在だった。

 

結果、件の男性パイロットの確保、もしくは殺害を試みる組織が襲いかかるのだった……

 

 

 

唐突に襲撃を仕掛けてきた未確認IS部隊。

圧倒的な数の暴力。

それはどんどん学園戦力を削っていき、残されたのは、一年生の代表候補生達と現ロシア代表の生徒会長。

そして、件の男性ISパイロットのみ。

 

「ちょっとこれは不味いかもね……」

 

生徒会長『更識楯無』が呟きながら一機のISを機能停止に追い込む。

が、多勢に無勢。

一瞬の隙を突かれ、襲撃者である、かつて学園を襲撃した無人ISの強化・発展型『ゴーレムIII』6機が彼女達を包囲しようとした、その時!

 

「ふんっ!」

「せいっ!」

 

彼女達から見て敵軍の右側から突っ込む白いIS『トーデスリッター』とグレーの機兵『漸雷重装強襲型』、オリーブドラブの機兵『ジム・ストライカー』。

左側から突っ込む大和撫子を体現した女性『大和』とグレーのIS『ペイルライダー』、白とブルーのツートンカラーの機兵『ジム・スナイパーII』。

トーデスリッターが持っていた銃と剣が一体となった大型兵器『エグゼクター』と漸雷重装強襲型が持っていた大型の両刃剣『ユナイトソード・デュアル』、ジム・ストライカーが持っていた薙刀『ツインビームスピア』がゴーレムIIIを切り裂き、大和とペイルライダーとジム・スナイパーIIの蹴りがゴーレムIIIをぶっ飛ばす。

 

「俺達が前線を引き継ぐ。お前達は今の内に修復と補給を済ませろ」

 

トーデスリッターのパイロット『一夏・アークバード』はそう告げると彼らの返答を聞くまでもなく、仲間と共に戦場へと突っ込んで行く。

 

「ちょっ、待っ……!?」

「今の貴方達は足手纏い、下がってて」

 

尚も言い寄ろうとする彼等をペイルライダーのパイロット『簪・S・アークバード』は言葉を以て押さえつけるとトーデスリッター達を追って戦場へと突っ込んでいった……。

 

 

 

Catch the Future(未来を掴んで)

 

 

 

「敵に全弾叩き込め!一体も逃すな!!」

「「言われなくても!!」」

「本当の戦争って奴を教えてやるぜ!!」

 

ヒロイックな紫色の機兵『ゼルフィカール/NE』、緑色の髪をポニーテールにした重装備の少女『夕張』、マントを羽織った右目が眼帯の少女『木曾改二』、全身に大量の武器を装備した蒼い機兵『ケンプファー』、左右非対称の黒い騎兵『ウェアウルフ・スペクター』、黒のツインテールの少女『五十鈴改二』の三機と三人は円陣を組んで敵陣のど真ん中で全方位に装備された重火器を撃ちまくる。

三機と三人の砲火によってゴーレムIIIが次々と鉄くずと汚い花火に変貌していく。

 

「ここは掃討した、次のポイントに移動する!」

「ラジャー!」

 

あらかたゴーレムIIIを駆逐した三機と三人はゼルフィカール/NEと木曾改二とウェアウルフ・スペクター、夕張とケンプファーと五十鈴改二の2チームに別れ行動開始。

 

そして。ゼルフィカール/NEのチームが孤立するゴーレムIIIの一群を発見。

ゴーレムIIIのレーザーが撃ち込まれるも彼等には当たらず、そして……

 

「落ちろ!!」

 

ゼルフィカール/NEの遠近両用兵器『試作型光波射出器・近接モード』、木曾改二の軍刀型ヒートサーベル、ウェアウルフ・スペクターが右腕に装備した射突型ブレード『インパクトエッジ』がゴーレムIIIを粗大ゴミに変えていった……。

 

 

 

一方トーデスリッター達の方はというと……

 

「俺達が壁になる、簪と大和は敵に砲弾の雨を降らせ、ジム・スナイパーIIは狙い撃て」

「「「了解」」」

 

三機が同時に返答。

トーデスリッター、漸雷重装強襲型、ジム・ストライカーの一人と二機がペイルライダーと大和とジム・スナイパーIIの壁になる様に展開し、重火器をを前面に一斉射撃。

後方では大和が46cm三連装砲2基、15.5cm三連装砲2基による弾着観測射撃を行い、ジム・スナイパーIIがバイザーを下ろして狙撃を行い、ペイルライダーがVLSによる援護射撃を行う。

 

刹那、背後から彼等を狙い撃つ攻撃。

それを紙一重で躱すトーデスリッター達。

 

現れたのは、黒いIS……『黒騎士』と呼称される『亡国機業』所属のISだった。

 

「今日こそ始末してくれる、織斑一夏ぁ!!」

「俺は織斑じゃねぇ!!」

 

互いに叫ぶ両者。

 

「やらせませんよ!!」

「一夏は……殺らせない!!」

「狙い撃つ!!」

 

黒騎士へ攻撃を開始するペイルライダー、大和、ジム・スナイパーII。

一方トーデスリッター、漸雷重装強襲型、ジム・ストライカーは増援として現れたゴーレムIIIの相手を強いられた。

 

「チッ、邪魔だぁ!!」

 

エグゼクターでゴーレムIIIをぶった斬るトーデスリッター。

支援しようにもゴーレムIIIがワラワラと現れ、中々ペイルライダー達に近づけない。

その間にも黒騎士は彼女達に猛攻を仕掛けようとして……

 

「ここは任せろ!!」

 

まとわりつくゴーレムIIIを薙ぎ払ったゼルフィカール/NE、ウェアウルフ・スペクター、木曾改二のチームが自らの火器を撃ちまくりながらペイルライダー達と黒騎士の間に割り込む。

狩りを邪魔された事にキレたのか、それとも新たな敵にイラついたのか……

 

「邪魔するなぁ!!」

「下がれ!!」

 

激昂と共に黒騎士が強烈な体当たりを木曾改二にかまそうとするも、咄嗟にゼルフィカール/NEとウェアウルフ・スペクターが木曾改二を突き飛ばし、そのまま体当たりを受け止める。

 

「ぬぅ……」

「グッ!?」

 

ゼルフィカール/NEの左腕に装備されたアンカーシールドとウェアウルフ・スペクターの右肩に装備されたシールドが僅かに軋み声を上げる。

 

「このパワー、どうやら唯のISじゃないようだな……」

「木曾、魚雷発射用意しとけ!!」

「このまま押しつぶしてやる!!」

 

黒騎士がスラスターの出力を上げようとした、その時……

 

「戦場で動きを止めたのが命取りだ!!」

 

漸雷重装強襲型、ジム・ストライカーの二機が自らの得物を構えて押し合い中の黒騎士に突撃。

この突撃を黒騎士は急上昇して回避するが……

 

「読み通りの位置に来たな」

 

トーデスリッターが袈裟斬りの要領でエグゼクターを黒騎士目掛け振り下ろす。

 

「チッ!?」

「踏み込みが足りなかったか……」

 

咄嗟に瞬間加速(イグニッション・ブースト)で回避する黒騎士。

と、そこへ……

 

「ぐぁっ!?」

 

ケンプファー、夕張、五十鈴改二の二人と一機が回避行動中の黒騎士を強襲。

ケンプファーが持つショットガンが、夕張の15.5cm三連装砲が、五十鈴改二の三式爆雷が次々と黒騎士に叩き込まれていく。

あまりのダメージに動きが止まる黒騎士。

そして、その隙を逃すという愚行を、彼女達はしなかった。

 

「敵機捕捉、全主砲薙ぎ払え!」

「そこっ……!」

「…………」

 

大和の主砲たる46cm三連装砲が、ペイルライダーの肩部リニアキャノンが、ジム・スナイパーIIのロングレンジ・ビームライフルが火を噴き、黒騎士のアンロックユニットを、腕部装甲を次々と破壊していく。

 

「この……っ、雑魚共がぁ!!」

 

怒りと共に急上昇、そしてビットを展開し、逆襲しようと大和達を見つめる黒騎士。

だが……

 

「我々の存在を忘れてるな、貴様」

「本当の火力ってヤツを、教えてやるよ」

幽霊(スペクター)からは、逃げられんよ」

 

頭に血が上って気付かなかったのか、全ての兵装を文字通り展開したゼルフィカール/NEと木曾改二、ウェアウルフ・スペクターが黒騎士の背後を取っていた。

そして……

 

「ぶちかませ!!」

 

次々と撃ち込まれる銃弾や魚雷、エネルギー弾。

その苛烈な攻撃を受けた黒騎士は……

 

「馬鹿な……こんな所で……」

 

あっさりと爆散四散するのだった……

 

「これで、チェックメイト……ムッ!?」

 

地響き。

大地が揺れ、轟音と共にIS学園の沖合からナニカが浮上する。

 

「あれは……」

「デビルガンダム……だと」

「戦艦レ級のエリートに空母ヲ級のフラグシップも……」

 

異形の化物、その頭部にはウサ耳を着けた女性が立っていた。

そして……

 

「復活したと言うのか……一体どうやって?」

 

先程爆散四散したはずの黒騎士がデビルガンダムの傍に悠々と浮いていた。

他にも学園祭を襲撃したIS『アラクネ』にUNKNOWN(ゴールデン・ドーン)もデビルガンダムの傍にいた。

 

「上等だ……第二ラウンドの開始だ!」

 

その言葉と共にトーデスリッター達が、補給と修復を終わらせた学園勢力が突撃するのだった。




という訳でIS×艦これ×ガンダム×フレームアームズです
うん、まさかここまで艦これにハマるとは思わなかったんだ
最近はボダブレとステクロにも復帰し始め、更にEDF3Pにもハマる始末

因みに本作は某wikiで制作宣言した作品です


原作一夏は恐らく某神にも悪魔にも凡人にもなれる人並に人間関係に恵まれていないと思うのは気のせいだろうか
今作の設定にはそんな思いが含まれています



一夏・アークバード
とある事件の際空間転移に巻き込まれて異世界に飛ばされた織斑一夏本人。
異世界で彷徨っていた所を『師匠』に拾われ、数年に渡る教導を受けた。
その過程で姉である千冬の犯した『罪』を知り、激怒。
織斑の性を捨て、今に至る。
現在は民間軍事会社『アークバード』のCEO兼提督を勤めている。
原作との違いは、凄まじいまでの戦闘能力と知略を有すること、鈍感・難聴ではない事、自らの発言や約束を必ず実行するといった点である。
因みにだが、師匠に鍛えがいがありそうという理由で目を付けられてしまった一等空尉の女性に対して『貴女の様な姉が欲しかった』と、師匠と意気投合しちゃったとある人物が鍛えた四番の人に対して『貴方の様な兄が欲しかった』と言っちゃった事がある。

専用ISは『トーデスリッター』、拡張性に富んだオールラウンドに対応できるIS。
主武装は銃撃機構付きの大剣『エグゼクター』、その他にも多数の武器を持つ。
イメージはゼルフィカール+三八式一型 榴雷

余談だが、簪とは相思相愛の関係にある。
そして、ケッコンカッコカリした艦娘多数。


簪・S・アークバード
一夏の恋人兼副官。
一夏との出会いは、第二回モンド・グロッソの一年後、とある理由から実家の蔵に籠もっていた所を局所的な転移に巻き込まれ、宇宙海賊が保有する宇宙船の格納庫に転移。
その後、宇宙海賊討伐の任務を遂行していた一夏が件の宇宙船を部下と共に襲撃。
宇宙海賊を討伐した一夏が船内探索をしていた所を彼が発見し保護されたのが始まり。
そして、紆余曲折の末に一夏と結ばれる事となった。
原作以上に積極的な性格になっており、かつて転移する前に見せていた卑屈な面は見られない。

専用ISは『ペイルライダー』、中距離から遠距離の戦闘向けのISになっている。
イメージはアーマーグライフェン+三八式一型 榴雷

ミドルネームのSは更識の事。


師匠
一夏を拾い、鍛えた女性。
一言で言うならチート、化物。
一夏曰く『月100回は殺されかけた』との事、それ位苛烈な教導だった模様。
後に簪もこの教導を受け、『生きてるって、すばらしい』と思えるようになったとの事。
とは言え、一夏も簪も彼女の事を嫌っている訳ではなく、寧ろ感謝する位。
多数の部下からも信頼されている、良識ある人物。
とある次元を管理する組織の調査部隊とエンカウントした際には、意見の相違から交戦状態になるも、これをたった一人で、尚且つ殺さずに数分で殲滅。
更に、件の組織の本部に上官やライバルを引き連れて殴り込みを仕掛け、挙句の果てに組織改善までこなす、とんでもない人物。
因みにだが、鍛えがいのありそうな人を見つけると鍛えたくなる性質らしい。
そして拒まれるほど燃えるタイプとの事。
狙われた方にとっては傍迷惑な話だが。
某一等空尉曰く『教導受けたら人間ではなくなりそう』、その幼馴染の執務官曰く『人外になりたくない』との事。


漸雷重装強襲型
民間軍事会社『アークバード』所属の憲兵。
漸雷強襲装備型の両肩と背部ユニットをウェアウルフ・スペクターの物に換装し、脚部と腰部にブースター増設したモデル。


戦艦・大和
秘書艦であり、一夏が最初にケッコンカッコカリした艦娘。


軽巡洋艦・夕張
技術顧問のマッドな艦娘。


重雷装巡洋艦・木曾改二
軽巡洋艦・五十鈴改二
共に一夏がよく登用する艦娘


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