【緊急】掲示板形式 (アイギウス)
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1スレ

789;名無しの転生者:初見失礼します!誰か助けて下さい!

 

790:ゲイムギョウカイのゲームマスター:お、初見さんいらっしゃい

 

791:ありふれた勇者(真):どうした?なんか緊急か?

 

792:名無しの転生者:はい!聞きたいことがあるんです!誰かコレの使い方知りませんか!?画像

 

793:学園都市の配管工:おいおいこりゃ……新人君。これ君の特典?

 

794:魔法科第一高校のエボルト:なんかドライバーっぽいけど知ってんの配管工ニキ?

 

795:名無しの転生者:はい!ってかコレなんですか?

 

796:学園都市の配管工:急いでるみたいだから要点だけ言うと。それはデモンズドライバーっていう仮面ライダーの変身アイテムだ。もう1つゲノムスタンプっていうハンコみたいなのと合わせて使うんだが持ってる?

 

797:名無しの転生者:蜘蛛のヤツ持ってます!ドライバーってことはベルトだったのか……だったら変身出来るってことですね!?

 

798:学園都市の配管工:話は終わってない。デモンンズドライバーは変身する度に変身者の命を吸う文字通りの悪魔のベルトだ。軽々しく使って良いモノじゃない。

 

799:ゲイムギョウカイのゲームマスター:時期的にエグゼイドやビルドの後か……ロクなベルトつくらねぇな。

 

800:ありふれた勇者(真):ゲームマスターニキ、ブーメランって知ってる?(前科:バグヴァイサーツヴァイ等)

 

801:ゲイムギョウカイのゲームマスター:そんなことより今は新人君の状態だ。説明出来る?

 

802:魔法科第一高校のエボルト:清々しいまでのスルーだな。しかしデモンズドライバーやべぇな。

 

803::名無しの転生者:ひぇぇぇ(恐怖)えっとですね。自分、朝学校に来るけど腹を下して保健室で寝てた、起きたら武装した獣人のテロリストがカーテン越しにいた←今ココ。

 

804:魔法科第一高校のエボルト:よし新人君いつでも起きられるように心と身体の準備をしておけ、他に人は?

 

805:名無しの転生者:女子生徒が3人と一般人のメイドが1人

 

806:ありふれた勇者(真):一般人のメイド?ってか新人君獣人って言ったよね?転生先どこ?

 

807:名無しの転生者:だって本当そうなんですよ。あと転生先はちょっと科学と魔術が混在してる現代ファンタジーっぽい所です。一応学校が私立彩海学園ですね。

 

808:学園都市の配管工:よりによってストブラかよ!いや話戻そう。新人君。正直状況は絶望的だが原作通りならこのあとそのメイドさんが撃たれるが命に別状はないから手を出すな。

 

809:名無しの転生者:もしこっちに気づいたら?

 

810:学園都市の配管工:生き残るには戦うしかない。酷な言い方になってしまうが今そこでもう一回死ぬか、寿命を削って生き延びるかだ。

 

811:名無しの転生者:もう一回死ぬのは勘弁ですね。了解しました。しばらく落ちます。生きてたら報告します。

 

812:ありふれた勇者(真):幸運を祈る。

 

813:魔法科第一高校のエボルト:死にそうになったら言え。俺が行く。

 

814:ゲイムギョウカイのゲームマスター:エボルトニキ、アンタ行ったら世界滅ぶからステイ。

 

 




人物紹介。エボルトニキ
転生先:魔法科高校の劣等生
特典:仮面ライダービルドの作品の変身・武器一式とエボルトの肉体。
他の転生者の危機に世界の壁をパンドラパネルを使って越えようとするので神や他のニキ達によく止められる。


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2スレ

900:ありふれた勇者(真):新人君大丈夫かな?状況的にかなりヤバそうだったけど

 

901:魔法科高校のエボルト:やっぱ俺行くか?最近身体鈍ってるし

 

902:学園都市の配管工:だからエボルトニキはステイ!それでメリュネキの時神様来ちゃったでしょうが!

 

903:魔法科高校のエボルト:いやあれは俺は悪くない。同胞を助けようとしただけだし。

 

904:ゲイムギョウカイのゲームマスター:全く反省してねぇの草

 

905:絶唱世界の白竜:エボルトニキ呼んだ?

 

906:ありふれた勇者(真):あ、メリュネキだ。久しぶり。

 

906:魔法科高校のエボルト:いやちょっと武勇伝をな

 

907:学園都市の配管工:このニキもっかい神さまに説教喰らったほうがいいんじゃ……

 

908:名無しの転生者:戻りました!生きてます!

 

909:ゲイムギョウカイのゲームマスター:新人君!?お帰り!どうだった?

 

910:名無しの転生者:状況説明をば。まずあのあと俺は気づかれなかったのか脅威と判定されなかったのか放置されまして。今は空室になった保険室にいます。それでその……配管工ニキいますか?

 

911:学園都市の配管工:いるぞ。どうした?

 

912:名無しの転生者:このあとの展開です。この後テロリスト達ってどうなりますか?

 

913:学園都市の配管工:あんまり未来を話すのは良くないんだが……新人君っていうイレギュラーもいるし今更か。ざっくり言うと、テロリスト達は今日中に全員捕まる。新人君の転生先の世界の主人公とヒロイン達が倒してお終いだ。

 

914:名無しの転生者:そうですか……

 

915:学園都市の配管工:新人君。メイドさんが撃たれたことなら君が気に病むことはない。あれは物語上仕方なかったこと。決まっていたことだ。ましてや君の当時の状況は最悪だった。だからバカなことは考えるな。

 

916:魔法科高校のエボルト:おいおいまさか、奴らにやり返す気か新人君!?変身したらどうなるか配管工ニキから聞いてたよな!?

 

917:名無しの転生者:そうですね。聞いてましたし覚えてます。でも……

 

918:絶唱世界の白竜:横から失礼するわ。初めまして、新人君。私のことはメリュネキでいいわ。

 

919:名無しの転生者:あ、はい。

 

920:絶唱世界の白竜:これは私の実体験から言わせて貰うとね。後悔だけはしないで。それがどんな結果になろうとも。これは貴方の始めるリアルなんだから。

 

921:学園都市の配管工:ネキ……

 

922:名無しの転生者:……ありがとうございます。メリュネキ。配管工ニキ。やっぱ俺、行くよ。

 

923:学園都市の配管工:1つ聞かせてくれ新人君。後悔しないんだな?

 

924:名無しの転生者:しない!絶対に!

 

925:学園都市の配管工:なら俺からは何も言うまい。他のニキ達はなんかあるか?

 

926:ありふれた勇者(真):いいや。言いたいことは配管工ニキと同じだ。ま、気をつけて行ってこい。

 

927:ゲイムギョウカイのゲームマスター:死ぬなよ。

 

928:魔法科高校のエボルト:まぁヤバくなったら言え。同胞としてケツくらい拭いてやる。

 

929:学園都市の配管工:いやだからエボルトニキは行っちゃダメだから!

 

930:魔族特区の悪魔ライダー:wwwじゃ、行ってきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意識を掲示板のスレより浮上させ。俺こと綾司ヒロミは保健室のベッドより立ち上がると懐から赤と黒の物々しい…いやコイツの本当の使い方とリスクを知ってると禍々しいが適切だな。

 

「ああ、そうだ。後悔なんてしない」

 

いや、後悔なんて散々前世でやったさ。当たり前のなんでもない日々だった、と思うけど後悔ばっかしてきた。だから生まれ変わったこの命だけは、ここでの生き様だけは後悔したくない!

 

「じゃあ行くかぁ」

 

今回限りの付き合いになるであろうベルトにも伝えるように俺は部屋を飛び出した。

 




人物紹介

ありふれた勇者(真)
転生先:ありふれた職業で世界最強
特典:プロトセイバーのエクスカリバー
コテハン通り勇者(笑)に憑依してしまったニキ。半ば原作を知っている為苦労しながら現在ハジメ達と偶然を装って合流してグリューエン火山を攻略中


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3スレ目

ちょっと駆け足になったかもです


俺こと綾司ヒロミは公共交通機関を使おうとまず校門外に出ようとした丁度目の前に赤と黒の禍々しい色合いでフロントに蜘蛛のレリーフがあるバイクが止まった。こんなバイク知らないんだけど……と思って通り過ぎようとすると──

 

『マテ、ヒロミ』

 

俺の懐から掠れた不思議と色気のある声……ってことは!

 

俺はドライバーを取り出すと電子モニターに悪魔が笑うような顔が映る。

 

「悪魔か…」

 

『アア、ソウダ。ソノバイクハ、オレカラノプレゼントダ。ノレ』

 

……正直乗ったら寿命が減るとか考えないでもないが今は一刻を争う事態だ。俺は言われるままにバイクに跨る。

 

『ハンドルノトコロニベルトヲハメロ』

 

言われて気づく、そういやこれ丁度ベルト嵌るな。俺がベルトをセットすると、バイクからエンジン音が鳴る。

 

『バショハ オレガ アンナイシテヤル』

 

随分優しいこって……うおおおおおぉ!??

 

ちょっと思ったほどでもないのかな?と油断した瞬間にバイクは一気にフルスロットルで走り出す。やっぱコイツ悪魔だ!

俺はバイクのハンドルにしがみつくようにつかまりながら言う。

 

「おい悪魔!名前は!?」

 

流石にいつまでも悪魔じゃ失礼だもんな。

 

『ベイルダ』

 

よっしじゃあ行こうかベイル!

 

 

 

 

アイランドウエスト再開発地区にて。古城たちはカニのような形をした機械こと古代兵器ナラクヴェーラに囲まれていた。

 

「さぁどうする?第四真祖に剣巫!」

 

新しい眷獣の攻撃もナラクヴェーラ学習機能によって対策され、古城自身もガス欠が近い。

 

「クソッ……」

 

「暁古城、雪菜を連れて逃げなさい」

 

「はぁっ!?」

 

「囮くらいなら」

 

「待ってください紗矢華さん。この音」

 

ブロロロ……

 

どんどん近づいてくるエンジン音に振り向くと、赤と黒の禍々しい、ぶっちゃけると趣味が悪いバイクが目の前で古城の前で止まる。そしてそのバイクを運転していた人物に古城は目を丸くする。

 

「ヒロミ!?ばっ……なにやってんだこんな所で!?」

 

「こっちのセリフだ…っと話はあとだ古城。交代するぜ。ちょっと休んでろ」

 

バイクから降りながら言うヒロミはベルトをバイクから外して片手に持ったまま前に出る。

 

「誰かと思えばさっき学校で縮こまっていた少年か……まさか私とナラクヴェーラに勝てると思ってるのか?」

 

「勝てると思ってなきゃ出てこねぇよ。ベイル、遠慮なく俺の命使え、その代わりアイツらを完膚なきまでぶっ潰す力を貸せ。奴らの全部ぶっ壊してやる……!」

 

『イイコタエ キニイッタ イイダロウ』

 

ヒロミは獰猛に笑みを浮かべるとドライバーを腰に当てる。

 

『デモンズドライバー!』

 

「俺の命を賭けて……お前を潰す」

 

手のひらサイズの蜘蛛のレリーフが刻まれた判子ようなアイテム起動させる。

 

『スパイダー!』

 

『DEEL』

 

ドライバー上部の窪みに押しつけて認証させると、ドライバーから不吉な音楽が流れ始めるが、ヒロミは気にせず叫ぶ。

 

「変身!」

 

『DESIDEUP!』

 

ドライバー中央の電子パネルに最終認証を終わらせると、ドライバーから出た蜘蛛の糸がヒロミを包んでいく。

 

『DEEP』

 

 

     『DROP』

 

 

             『DANGER』

 

 

『KAMENRIDER DEMONS』

 

 

蜘蛛の巣が晴れて姿を現したのは赤と黒の装甲に身を包み、蜘蛛の足ように尖った意匠が所々にある戦士だった。

 

「……ヒロミ…?」

 

「っーーーー!」

 

変身したヒロミは全周囲がみえている故に古城の声に振り向くことはなく。

 

そして複眼が母機のナラクヴェーラを捉えると、人間離れし、魔族の獣人にすら凌駕するスピードで駆けた。

 

「早いっ!?」

 

ヒロミ──デモンズの速度に驚愕するもガルドシュは冷静だった。

子機のナラクヴェーラ等をヒロミの前の立ちはだかるように配置する。

 

「気をつけろヒロミ!ソイツらに一度やった攻撃は効かない!」

 

「解説どうも」

 

前方のナラクヴェーラたちの炎の矢を事もなげにかわしながら答えながら思案しているとベルトの中のベイルが言う。

 

『ナラ ヒロミ ベルト ノ ヨコ ノ スタンプ ヲ ツカエ』

 

言われてベルトの横には他のスタンプがベルト部分に複数あるのにヒロミは驚くが丁度いいと、ドライバーの両サイド。デモンズノックを押し込み、スタンプを変身時と同じ手順で認証させる。

 

『Add』

 

「バッタ!」

 

『Dominate up!Get!』

 

『バッタGenomics!』

 

すると、デモンズの足に変化が訪れる。下半身は腰の辺りまで肥大化、伸縮を起こしそれは瞬時に完了し、次の瞬間にはデモンズの足はバッタのように曲がった形状となっていた。

 

「ふぅぅぅぅ………はぁ!」

 

別のナラクヴェーラの攻撃をすんでの所で文字通りバッタのように跳躍したデモンズは空高く宙を舞うと、矢継ぎ早にスタンプを認証させる。

 

『MORE』

 

『スコーピオン!』

 

『Dominate up!Get!』

 

『Demon's Requiem!』

 

デモンズは身体を更に変化させる。腰の下の部分に鋭利な先端を持ちサソリの尻尾を思わせるものへと。他から見たらまるで悪魔のように見えなくもない姿で“母機”へとキックの姿勢のまま超速で落ちていく。

 

「なにぃ!?」

 

冷静さを欠いてると思っていた敵が確かな戦略を持って牙を剥いてきた。

回避は間に合わない。ガルドシュの乗る母機は斥力場の結界を前面に展開!デモンズのキックを防ぐ構えを取る。

 

「ぶっこわれろ!」

 

デモンズの叫びとキックが斥力場の結界とぶつかるのは同時だった。

両者の力はデモンズも優勢。だがあと一押しが足りない。こうして拮抗してる間にも子機たちが母機を守ろうと集結している。

 

「くっ………どうした!?ベイル!ガラクタに負けるくらいのモンかお前の力は!?」

 

『フン アナドルナヨ』

 

不満そうな答えと共にヒロミ身体にさらに力が漲るのと、苦痛が襲う。

そして自分の中で大事な何かが削られる感覚に一瞬背筋が寒くなりかけるが、今はその思考を振り払って叫ぶ。

 

「ぐっ!?……だがこれでイケる!」

 

力が完全にデモンズの優勢となり、ついにデモンズのキックが斥力場を貫通。母機のガルドシュの搭乗席ごとキックとスコーピオンの針─デモンライドルスティンガを突き刺し、装甲ごとガルドシュを後方の地面へとぶち抜いた。

 

「ぐふっ!?」

 

血まみれの獣人化した大男を足と尻尾で踏みつけながらキックの勢いそのままに地面に叩きつけるデモンズ。全身装甲でわからないが、内部のヒロミの表情は憤怒に染まっていた。

 

母機が後ろで爆炎が上がるなか、血まみれの獣人を踏みつけにして睥睨するさまが正に悪魔に相応しかった。



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