無双☆ヒーロー (シュオウ・麗翅)
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プロローグ&独白

多分続かない。文書めちゃくちゃ。

あと私はMt.レディ推しなんで贔屓気味ッス(´・ω・`)



世界の人口の約8割が《個性》という人智を超えた力を持っているこの時代。炎を身体から出したり、体の一部を変形させたり、怪物のような見た目の人間が居たりと種類は多種多様。

 

そして《個性》を悪用する者を《ヴィラン》と呼び、それに対して《個性》を使ってヴィラン退治や救助活動をする者を《ヒーロー》と呼ぶ。

 

架空の存在でしか無かった力が現実となり、英雄が職業になったこの時代。誰もがヒーローに憧れ、1度はヒーローを夢見る者も多い。そんな俺こと岳山星無もそんな日を夢見ていたが、診断の結果、個性はあるものの詳細所か断片的なものさえ一切分からなかったという結果だった。

 

それ故俺は《無個性》という扱いを受けた。無個性とは、その名の通り個性が無い人間。つまり、超常の力を持たない人間だ。

 

無個性というのは個性社会では異常者や障害者等という扱いをされる。特に同年代からはからかわれたり、下手をすればいじめられたりする。これも、個性が当たり前になった時代だからこその弊害だろう。

 

だが諦めきれなかった。その為に筋トレや走り込み等、身体を鍛えることを始めたのだ。それを始めたのだ理由はもうひとつあった。

 

俺には年の離れた姉がいる。先日、ヒーローとしてデビューしたばかりのMt.レディこと岳山優という姉が。

ヒーローを目指す姉の姿を追いかけて、せめて少しでも強くあろうと身体を鍛えたのだ。

 

姉の個性は《巨大化》。自身の身体を20メートル程大きくできる個性。迫力はデカく、テレビ映りもド派手で強力な個性を持っている。

 

対して俺は個性すら分からないまま成長した。姉は華々しくヒーローとしてデビューしたのに、俺は個性が何も分からないままだ。

 

弟としては嬉しかったが、一人の人間としては悔しかった。

 

『俺にも個性が発現していれば』と思わずにはいられなかった。

 

姉はそんな事は気にせず俺を認めてくれるが、それとこれとは別だった。

 

表では平静を装いつつ、内心にあるモヤモヤを払拭するためにシャワーを浴びてふて寝する。

 

 

そして、目が覚めると全く知らない世界が見えた。都会には縁がない深い緑の群れ。

壮大な光景に心を奪われていると、ヴィランのような荒っぽい異形型の個性を持つ見た目をした者が襲いかかってきた。

抵抗はした。下っ端らしき者を全滅させたものの、その後に来た隊長のようなヴィランには手も足も出なかった。

 

ヴィランは俺に剣を突き立てた。その時初めて心の底から恐怖を感じた。死にたくない!と強く叫んだ。

 

ーーー大丈夫だ。

 

その声が聞こえた瞬間、俺は抱かれていた。禍々しい大剣を持った凛々しい女性に。

 

その女性があっさりとヴィランを倒し、俺を抱いたまま歩いていく。

 

俺を助けてくれた女性はアーナスと名乗った。

 

アーナスの仲間と合流し、刹那と呼ばれたリーダーらしき青い獣人からこの世界の現状を知った。

 

この世界は奇跡の泉によって繁栄した獣人たちの国だが、先代の王が急死し、泉は枯れ果て、滅亡の危機に立たされていたという。

残された王女である環は、この世界の古い言い伝えである英雄召喚の儀を行ったが、最後の最後で力が暴走して呼んだ英雄達が散り散りになったと言う。

 

召喚された英雄が滅亡の世界を救うという、小説のような話だが、俺には土台無理な話だった。だが、少しでも役に立ちたいと思い、アーナスや他の仲間に鍛錬をつけてもらった。

 

鍛錬をしながら各地を廻り、刹那を王にするために山賊と戦い、王候補である環や志貴達と戦った。遂に決戦かと思われたその時、とんでもない情報が耳に入った。

なんと大昔に封じた強力な魔物が復活しようとしているという。我々が争っている場合ではないと環、志貴達と協力する事になった。

 

ーーー魔物の力はとてつもない程だった。刹那軍、環軍、志貴軍の全力で持ってしても傷1つつけることすら出来ずに撤退を余儀なくされた。

やがて封印の手がかりを見つけ、洗脳された仲間を解放し、真実を見つけ、ついに魔物を浄化する事に成功する。

 

泉が復活し、刹那に聞いた通りの幻想的な光景を最後に、皆と別れを告げ、選別を貰った後にそれぞれ元の世界に帰還する。

 

 

ーーー元の世界に戻って見た光景は、小さな爆発をしている地元だった。人の波を避けて近づいていくと、厳つい悪人面をしたアドミラプニ……?……スライムのような敵が少年にまとわりつく姿だ。

少年も必死に抵抗しているが、大して効果はないように見えた。

 

 

ーーーその姿に、異世界で山賊に殺されそうになった自分と重ねてしまう。

 

気がつけば、少年に向かって走っていた。大人はそんな俺を止めようとしたが、それでも止まらなかった。

 

ーーーあの日、助けてくれたアーナスのように!

 

そう強く思った瞬間、光に包まれた。何故か目線が高くなり、ずっしりと重い何かを持っていたが、気のせいだと思い走り続ける。途中、緑髪の少年がカバンを投げてスライムの攻撃を防ぎつつ注意を引いたのが見えた。

 

緑髪の少年は薄い金髪の少年からスライムを引き剥がそうとする。だが、スライムもやられっぱなしでは無い。体勢を整えた後、素早く緑髪の少年の元へ向かっていく。

 

ーーー間に合った!

 

スライムの体当たりのような攻撃を大剣を盾にして防ぐ。するとスライムはこっちを標的にしたのか、俺に向かって体当たりをしてきた。

 

こちらも負けじと抵抗するが、相手は液状。決定的なダメージは与えられない。

 

相手は液状。故に物理攻撃は両方とも効かない。ただひたすらにがむしゃらに抵抗する。その時の事は覚えていない。

 

 

そんな時だった。

 

アメリカンな、明らかに画風が違う筋肉モリモリのヒーローがスライムを天候を変える一撃で気絶させたのだ。

 

ほっと一息つくと、光に包まれ、目線が戻り、大剣が消えた。近づいてくるヒーローらしき姿を見ると……

 

姉が俺を幽霊でも見たかのような目で見ていたのだ。

 

走って抱きつかれ、どこに行っていたのかと泣かれながら説教を受けたのは余談である。

 




名前、岳山星無

性別、男

容姿、Mt.レディを一回り小さくした感じ。男の娘。

個性、無双☆スターズ

双方共に信頼度をLv5までに上げた時、その者に変身することが出来る。能力も変身先由来となる。

変身先一覧

Mt.レディ

アーナス、クリストフォロス(よるのないくに)

レグリナ、ミレニア(影牢)

かすみ、ほのか、マリーローズ、あやね、リュウ・ハヤブサ(DOA、NINJAGAIDEN)

リオ(Rio)

趙雲、呂布、王元姫、周倉(三國無双)

真田幸村、石田三成、井伊直虎(戦国無双)

ソフィー、プラフタ(ソフィーのアトリエ)

桜花、ホロウ、時継(討鬼伝)

有馬一、ダリウス(遥かなる時空の中で)

ウィリアム(仁王)

織田のぶニャが(のぶニャガの野望)

環、刹那、志貴、???、???(無双☆スターズオリジナル)


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