フリージアの調べ (雑煮)
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はじまり

別のサイトに上げてたものを加筆修正してこちらに流してみた。
根流しすっぺ。
(タイトルと内容に関係は)ないです。


今日もまた殴られて蹴られる。

 

物心ついた頃にはもうすでに家庭内暴力の嵐だった。

母は庇ってくれていたが庇う度に酷い青アザを作っていたので、小学1年になる頃には見ていられずに自ら進んで糞親父の拳を受けるようにしていた。

 

 

「あん?なんだその目は?そんな目で俺を見るんじゃねぇクソガキが!!」

 

 

アンタに似たんだよなぁと思いつつ、口には決して出さずに黙って殴られていた。

あと何年殴られれば良いのだろう、そろそろ我慢の限界かもしれんと考えていた頃。

 

 

「いい聞いて…アイツは下手打って組の連中に殺されたわ。

もうすぐここにも奴等が来るだろうからあなただけでも逃げて」

 

 

呆気なくアイツは死んだ。いや、そんな事よりも逃げろだって?

 

 

「母さんは…?」

 

「私はここで時間を稼ぐからあなただけでも逃げてちょうだい」

 

「でもどこに…」

 

「ここ…ここに逃げ込みなさい。話は通してあるからすぐ匿ってくれるわ。」

 

 

母がそう言いながら渡してくれた紙には、ある施設の地図が書かれていた。

 

 

「お金と通帳も渡すから、ね?

…あなたは昔から賢い子だわ。あなた1人でも絶対辿り着ける。」

 

 

母の顔は酷く優しくて尚更離れ難かった。

 

 

「母さんも一緒に…」

 

「…私も一緒に行きたかったわ。でもそれじゃあすぐ奴等に追い付かれちゃうの。

大丈夫よ。私も上手いこと逃げ出すから。ね?お願い…

 

………1人でここに向かいなさい。」

 

「…分かったよ母さん」

 

 

俺は悟った。もう二度と母には会えないだろうと。

 

 

 

 

 

 

"今日未明○○県○○市にて、△△アパートが全焼する火災が発生しました。警察によりますと焼け跡から身元不明の1人の遺体が発見され、事故と事件の両面で捜査を……"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________________________________________________

 

 

 

「りゅーうーやーくーん!あーそーぼー」

 

「隆也くんあそぼあそぼ」

 

「ねむい…」

 

「あ゙ーぞーぼ!!!!!」

 

「あそんであそんで!!!!!!」

 

「うるせぇ!!!!!!!」

 

 

俺が施設に入って1年が経つ。

自分で言うのも何だが、愛想が無いはずなのに何故かちびっ子連中に懐かれる。

あっ、俺もちびっ子か。

 

 

「あらぁ〜隆也くんは相変わらず大人気ね〜」

 

 

俺もうやだ。疲れる。働きたくない。

 

 

「働きたくない」

 

「え…り、隆也くん?」

 

「何でもないです」

 

 

俺もとい、山田隆也は施設に入ってから度々変な思考に支配される時がある。

言葉の意味が分からんし、何より気色が悪いので何とかして欲しいところ。

 

 

「りゅうやくんあそんでよ」

 

「やきゅうしよやきゅう!」

 

 

やきうかぁしょうがねぇなぁ。

 

 

「人数は揃ってんのか?」

 

「んーとね…ぼくたちいれて…5にん?」

 

 

ん?それ野球出来なくねぇか?

 

 

「そんな人数じゃ野球出来ねぇぞ…しょうがねぇ俺がボール打ってやるから取れよ」

 

「え〜そんなのつまんないじゃん」

 

「馬鹿言え立派な練習だよ、練習!」

 

 

母さんが居ない中、この先どうなるか心配していた。

が、この孤児院思いの外快適で結構気に入っている。

 

ただここ、オーナーがヤクザっぽいんだよなぁ…

明らかに組長っぽい渋メンがサンタの格好して来た時には笑っちまったけど怖いなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日はみんなに新しいお友達を紹介します!」

 

 

へぇ〜新しい奴来るんだ。それは良いんだけど大丈夫?

ここすげぇペースで入居者増えてるんだけど大丈夫?

孤児ってそんなホイホイ増えるもんなん?

 

 

「桐生…一馬です。」

 

 

"カズマです…"

 

何故だか知らんがこいつがゴツイ顔でポケサーやらホストやってシャンパンわっしょいしてるビジョンが見えた。

 

はて…ポケサー?ホスト?シャンパン?なにそれ?

それにしても……

 

 

「うっすい顔だな。」

 

「隆也くん!?」

 

「えっ!うすい????」

 

 

いかん…つい謎の思考に支配されて変な事を。

 

 

「いえ、何でもないです。」

 

「?????????」

 

 

いやホントすまんて。桐生くんもそんなクッソ困惑した顔しなくていいから流して。

 

 

「え、ええと…一馬くん、この子は隆也くん。

同い年で優しい子だからすぐに仲良くなれると思うわ。」

 

「うす、山田隆也です。よろしく桐生くん。」

 

「う、うん。よろしく山田くん。」

 

 

やったね!同い年のお友達が出来たよ!!

何故か謎の思考は焦りまくってるけど何でだ?

 

 

「てか将来はヤーさんになる的な?」

 

「え?」

 

「り、隆也くん!!!!」

 

 

この思考にも困ったものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日は新しいお友達を紹介します!」

 

 

今年新しいお友達多いなおい。経営大丈夫か?

いや、ヤクザオーナーだからOKか。

 

 

「にしても新しいお友達増え過ぎだろ。新しいお友達のバーゲンセールか?」

 

「隆也…」

 

 

あーまた口から勝手に…

 

 

「バーゲンセールってなんだ?」

 

「一馬のそういう所好きだぞ。」

 

「え?えへへ」

 

「まだ顔うっすいから可愛いなおい。」

 

 

ゴリラ顔でえへへ言われたら引くけど。

 

ん?一馬、ゴリラ顔になるの?いやだなぁ…

 

 

「またうすいって…」

 

「一馬静かにしろよ、新しいお友達来るぞ?」

 

「ちょっとイラッときたぜ。」

 

「新しいお友達の錦山彰くんと錦山優子ちゃんです!

さっ、2人とも挨拶して。」

 

「錦山彰…です。」

 

「妹の優子です…。」

 

 

△ 山 中 置 き 去 り の 極 み

 

何だこの強烈な既視感!?

会ったことないのに知ってるぞこの顔!?

妹さん若くして死ぬぞ?え?

そのお兄ちゃんも若くして死ぬやん?え?

 

 

「ミレニアムタワー爆発してyeahしそう。」

 

「え?隆也なんだって?」

 

 

俺も自分に聞きたい。

なんだよ自動翻訳って…挨拶が出来ても建設なんて出来るわけないだろ…?誰だよあの派手な服装のオッサン…

 

情報が一気に押し寄せて来てて猛烈に頭が痛い。

 

 

「…ところでこの孤児院のオーナー誰だっけ?」

 

「誰って、風間の親っさんだろ?急にどうしたんだよ。」

 

 

あっ、これ龍が如くやんけ。

 

あーなるほどね、そりゃ前世の俺(謎の思考)も焦りまくる訳だわ。

だって一馬と一緒に居たら死ぬ確率跳ね上がるもん。

歩く死亡フラグだもん。

身内&舎弟絶対殺されるマンだもん。

いやもう無理無理の無理。

 

 

「一馬わりぃ、俺ちょっと富士の樹海行ってくるわ。」

 

「ちょっと隆也くん!どこに行くの!?」

 

「ちょ、まっ、隆也!?」

 

 

俺ぁ死にたくねぇぞ全く、やってられっか!

 

 

 

 

 

 

 

 

数年後

 

「へ?なんだって?もっかい言って?」

 

「いやだから俺と桐生は中学卒業したら極道なるからお前もならねぇかって。」

 

「あ?あんだって?」

 

「いやだーかーらー!」

 

「錦…何言っても無駄だと思うぜ。ギャグモードになってる。」

 

「おい桐生、なんだよそのモード…。」

 

 

僕、隆也くん中学生。

今、極道にならねぇかって迫られてて笑えるの。

 

 

ふざけんな!!!!

こちとら高校進学する気満々だわ、たわけが!

一応お友達?な奴をヤベェ道に勧誘すんな!部活じゃねぇんだぞ!

ドタマかち割って東京湾に沈めんぞコ゛ラ゛ァ゛!!!!!

 

 

 

「あのさぁ…俺もう高校進学の手続きしちゃってんだよね。」

 

「う…でもお前がいりゃ百人力だし。」

 

 

なんの百人力だよ。桐生いりゃ十分やんけ。

やめやめろ、その道真っ黒"敗北s……

 

お願いだから俺を誘わないで♥

 

 

「それに俺、ヤクザ嫌いだしさ。

親っさんと柏木さんは別だけど。」

 

「…錦、無理強いは良くないぜ。行こう。」

 

「錦、桐生…ごめんな。」

 

「いや俺の方こそしつこく聞いて悪い…。」

 

 

嫌だからね!

いくら何でもヤーさんになるのだけは嫌だかんね!!

死にたくないし痛いの嫌だわ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「隆也は将来、何になるか決めているのかい?」

 

「いや特に…普通に進学して普通に就職ですかね。」

 

「ふむ、そうか。」

 

 

この親父、実に嬉しそうである。

ここ(ヒマワリ)にはあんまり居ないだろうしね、普通に進学して就職だなんて。

 

 

「一馬と彰の事は」

 

「もちろん知ってますよ。ヤクザになるんですよね?」

 

「あぁ…」

 

「…ちなみにどこの組に?」

 

「堂島組という所だ。それがどうかしたかい?」

 

 

どうかしたかい?じゃねぇわい!

 

 

「え?親っさんのとこじゃないんです?」

 

「私の所に入れたら甘くしてしまうだろうからね。

堂島組に入れて少しでも厳しく…」

 

「どうせなら風間組に入れてあげましょうよ。

アイツら親っさんに憧れてこんな修羅の道進もうとしてるんですよ?。

なのに別の組に入れちゃうだなんて可哀想じゃないですか。」

 

「いやしかしだね…あの世界において甘くしてしまうのは些か問題が」

 

「大丈夫でしょう、あの2人賢いですし。

親っさんが心配するような事には絶対なりませんよ。」

 

 

実際堂島組に放置されても仁義の心は失わなかったし。

というか、あの小物パンチパーマが渡世の親になるとかそれ何て罰ゲーム?

 

 

「むう…だが…」

 

「親っさんの漢気と態度があの2人を引き込んだようなもんなんですから責任取りましょうよ。」

 

「…そうだな、分かった。私の組に入れよう。」

 

 

俺が言うのもなんだが、親っさん甘々過ぎない?本当にそれでいいの?そこはもっと粘ろうよ?心配になってきちゃったよ?

 

まぁ2人が幸せになるんならええかぁ。

もう二度と会えねぇかもしれないが、俺は俺で地方で働いて幸せになるから頑張れよ!!

某神室町には絶っっっっっ対近付かないからな!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に数年後

 

「君、明日から神室町支店勤務ね。」

 

「え?」

 

「頼んだよ。」

 

 

ポンッと俺の肩を叩き上司はその場を去っていった。

山田隆也、19歳。

入社1年にしてこの急な転勤。

前世の仕事力を全力投球してしまった結果がこれである。

 

 

「OhhhhhhhhhhhhhNoooooooooooooo」

 

 

社内に響き渡る悲鳴はしばらく話のネタになったとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「神室町天下一通り…」

 

 

みんな大好き神室町。

右手にはお馴染みの風堂会館と左手にはお馴染みのセレナがあるよ!

セレナに向かえ(予定調和)

 

向かわねぇよ。

 

 

「……いやまぁ会社に出勤するだけだし街で遊ばねぇしアイツらも仕事してるだろうし」

 

 

通りの向こうに黒いゴリラと紅いロン毛が見えるが気のせいか。

 

 

「俺もうね、逃げる」

 

 

しかし ゴリラに 回り込まれた!

 

 

「げっ」

 

「おいおい逃げようとしなくてもいいだろ隆也」

 

「やっぱり隆也じゃねぇか!3年ぶりか?」

 

 

え、やだ怖い。彰くんはそうでもないけど一馬くんめちゃ怖い。

中学までのカワイイ顔はどこいったの?

なにあのゴリラ?マジでゴリラじゃん?服の色も相まって完全に

 

 

「ゴリラじゃねぇか!」

 

 

錦の腹筋が崩壊した。桐生がすげぇ怖い顔してる。

 

 

「え?ちょっと待って?命だけは取らないで?頼むから」

 

「取らねぇよ!全く相変わらずだなぁ隆也は」

 

 

錦さっきからゲラゲラ爆笑しててうるさい。転がしたい。

 

 

「あのさぁ、1つ聞いていい?」

 

「ん?なんだ?」

 

「なんでたった3年で顔面ヤクザゴリラになるわけ?

あのうっすい顔どこ行った?」

 

 

錦こわれる 笑い方がガハハハですげぇオヤジ臭い。

 

 

「顔面ヤクザゴリラ…」

 

「いやごめん殺すのだけはよして」

 

「だからやらねぇって。

…ったく、隆也お前なんで神室町にいるんだ?確か地方に就職したはずだよな?」

 

「あーそれね、早速転勤でね、こんなところに飛ばされた。」

 

「ガハハハハ…ハハ……はぁ、いやお前それ出世じゃねぇか?

地方の田舎から神室町だなんてよ。」

 

「いやここ治安悪すぎて今すぐにでも仕事辞めたいわ。」

 

「え?そんなに?」

 

「現に真昼間からすげぇ怖いヤクザ2人組に絡まれてるし。」

 

「………。」

 

「………。」

 

「………。」

 

「いや、その…悪かった。」

 

 

場の空気が悪くなってしまった。

俺は悪くねぇ。

 

 

「冗談よ…冗談。

友人だから良いけどさ、正直最初はビビったわ。」

 

「くくく 桐生に追いかけられたら誰だってビビるっての」

 

「おい錦」

 

「怒んなって桐生。で?隆也はこんな昼間から何してんだ?」

 

「引越し早く終わったから下見しようかと思ってね。

しなけりゃ良かった。」

 

 

いやホントしなけりゃ良かった。

ガチでこえぇし周りの視線も刺さりまくってて嫌だ。

 

 

「おっもうこっちに引越したのか!どこ住みだ?教えろよ。」

 

「錦なら教えたるよ。」

 

「え?俺は?」

 

「怖いからやだ。」

 

「………。」

 

「………。」

 

 

いやそんな捨てられた犬のようなしょんぼり顔されたら…

 

 

「…教えるよ。」

 

「本当か隆也!」

 

 

顔は可愛くなくなったけど可愛い。

何言ってんのか分かんねぇと思うが俺もよく分からん。

処遇ギャップ萌えというやつだろうか?

 

 

ガチムチ成人ゴリラに萌えを感じるとか俺もう駄目かもしれん。

 

 

「さて昼食ってないしどっか店探すかな。」

 

「だったら牛丼食いに行こうぜ!色々話してぇしよ!」

 

「え?奢ってくれるって?」

 

「言ってねぇよ!大体お前の方が金持ってんだろ…」

 

 

新卒だしそんな持ってるわけねぇだろ!いい加減にしろ!

 

 

「先にお金貰える立場になってんのに奢りもなしかよぉ、シケてんなぁ」

 

「俺らは下っ端だぜ?未だに安いアパートでカップラーメン暮らしだ。」

 

「俺はそこそこ良い所に住んでるけどな。」

 

「へぇだよね、そんな気はしてた。

つかそれ錦なら余裕で奢れるって事だよなぁ?

奢ってくれよパイセン?」

 

「俺の分も頼むぜ錦。」

 

「んなっ!?お前ら何勝手に!!」

 

 

その後20歳になって、なんやかんや神室町で仕事して、なんやかんやセレナに連行されて、なんやかんやヤクザ(友人)と飲みに行くようになった。

 

んまぁ別に悪くはないね、うん。

錦の話は酒の肴として丁度良いし、桐生は微妙だけど…

 

半年くらいは平和に過ごせてたが、そうもいかないのがこのトンチキ喧嘩ワールド。当然問題が発生する訳で。

 

 

「どういう意味だっけこの数字の羅列は…

至急この番号にかけろ、だっけ?

早くガラケー出てくんないかなぁ…

 

麗奈さん悪いけど電話借りられる?」

 

「ええ、いいわよ。錦山くんから?」

 

「うん、そう。絶対厄介事だぜ?嫌だなぁ。」

 

 

セレナのママである麗奈さんに愚痴りつつ受話器を取る。

 

 

「あら?そんな事言いつつすぐ電話するなんて…

やっぱり仲が良いわね、あなた達は。」

 

「一応親友だしねぇ。

俺一般人だから、あんましそちらさんの厄介事に巻き込んで欲しくないんだけど。」

 

 

向こうが親友と思ってくれてるかは置いといて…

俺は、延々と文句を垂れ流しながら指定された番号を押す。

時期的にあの件だろうなぁ。

 

 

「もしもし、俺だ。」

 

『隆也か、ちと厄介な事になった。今大丈夫か?』

 

「厄介事なんてお前らにゃ日常茶飯事じゃねぇか。

今、丁度セレナで飲んでた所だ。どこに向かえばいい?」

 

『ああ、だったらそのまま風堂会館に来てくれ。』

 

「あ?一般人が入っちゃっていいのか?」

 

『それに関しては大丈夫だ、遠慮無く来てくれ。

…頼むお前の知恵を貸してくれ。俺達じゃ良い考えが思い浮かばねぇんだ。』

 

 

いや何それは…(困惑)

俺の知恵って言われても。

どうせ親っさんが根回ししてるんだし、余計なことしない方が良いのではなかろうか。

 

 

「はぁ、良く分かんねぇけど風堂会館に行きゃいいんだな?」

 

『ああ!待ってるぜ。』

 

 

…このまま首を突っ込んで良いものか。最悪死ぬ案件やぞこれ。

取り敢えず風堂会館に行ってみるか。

 

 

「山田くん、今日の分は私の奢りにしとくわ。」

 

「え?いいのか麗奈さん」

 

「いつも贔屓にしてくれてるもの。さ、早く行ってあげて」

 

「助かる。今度またゆっくり飲みに来るから」

 

 

セレナと風堂会館は目と鼻の先なのだが、セレナ出てすぐヤクザに囲まれた。

出待ちを止めろ(半ギレ)

 

 

「テメェが桐生とつるんでるって奴か?」

 

 

あの代紋は久瀬の所だったっけ?非常に面倒臭いぞ…

と、取り敢えず冷静に…

 

ナメられないようガン付けて返さなきゃ(使命感)

 

 

「んまぁそっすけど何か?」

 

「親父がお呼びだ 大人しく来るってんなら何もしないぜ?」

 

 

は?あのクソ怖顔面凶器どこでもエンコセットさんが?なんで?

 

 

「なんであんたらの組長さんが?」

 

「オメェを組に連れてけば桐生の野郎も大人しく堂島組事務所に来るって寸法よ。」

 

 

あ?それ教えちゃっていいわけ?

馬鹿なの?阿呆なの?死ぬの?エンコして♥

それ知っちゃったら尚更行く気失せるんやが。

 

 

「俺を桐生釣る餌にしたいって事か。どうすっかなぁ 」

 

「あ?テメェに選択肢なんてあるわけねぇだろ?」

 

「抵抗すればそれなりに痛めつけちまうぜ?」

 

 

え?俺カタギですぜ?カタギに手を出すのはアカンやろ。

どこでもエンコセット案件不可避やぞ。

 

にしても、これもうやり合うしかないよね?

うん!面倒くせぇボコっちゃおう!

 

 

「しょうがないなぁ…

大人しく付いてくわけないだろ!あほんだら!!!」

 

「ぐぼぉあ!!」

 

 

俺は近くに置いてあった看板を持ってぶん回した。

1人はぶっ飛ばしたが、もう1人は避けられてしまった。

 

 

「て、テメェふざけやがって!!!」

 

 

避けた男がナイフ片手に襲いかかって来た。

幸い、看板持って攻撃してきたカタギに動揺しまくっていたらしく、男の一撃を簡単に避けることが出来た。

 

勢い余った男が体勢を崩した隙に看板でぶん殴り転倒させ、そのまま看板を思い切り叩き付けフィニッシュ。

一般人だって極み技モドキは使えるんやで(ヤケクソ)

 

どっからどう見ても死ぬムーヴだが、この街の人間はやたら頑丈なので何も問題はなかった。

 

 

 

「つ、つえぇ…バケモンかよ…」

 

「テメェどこの組のもんだ……」

 

「ただのカタギです。」

 

 

ほら、他のカタギ主人公だって看板くらい平気で叩き付けてるしカタギよカタギ。カタギだってば。逸般人もちゃうで。

 

この騒ぎを聞きつけたのか、柏木さんと錦と桐生が来た。

 

 

「こいつら久瀬拳王会か」

 

「あっ柏木さんどうも。先週の冷麺の会ぶりですね。」

 

「相変わらず緊張感ねぇなお前…」

 

「いやぁそれほどでも」

 

「褒めてねぇよ」

 

 

柏木さんとテンプレお遊び楽しいです。

顔は鬼そのものだけど、一々ツッコミ入れてくれる柏木さん好きやで。

それはそれとして、週7冷麺はキメ過ぎだと思うの。

 

 

「にしてもお前…派手にやったなぁ」

 

「錦、錦。桐生よりかはマシだよ。」

 

 

全てを破壊するMAP兵器に比べたら遥かにマシ。

俺、看板壊しただけやし。

 

 

「……そうだな。」

 

「んなこたぁねぇだろ、普通だ。」

 

「ホテル街んとこのチャリ毎回全部壊ししてる癖になにを」

 

「あ、あれは偶々だ!」

 

 

たまたまねぇ、ふーん。天災かな?(すっとぼけ)

ゴリラをジト目で見てやると目をそらしやがった。

 

 

「で、セレナ出てすぐ襲われたし明らかに張られてたと思うんだけど何があったん?」

 

「ここで話すのはマズい、事務所に行こう。」

 

「…ホントに事務所行っちゃうんすね柏木さん。」

 

「安心しろって隆也!

お前どっからどう見ても極道モンにしか見えねぇからな!」

 

 

は?誰が極道モンじゃい!

どっからどう見ても一般ピーにしか見えねぇだろ!

某ゴリラホストみてぇな事言いやがって!!

 

錦に腹パンをかましておく。あっ錦転がった。

 

 

「ぐぉぉぉぉぉ」

 

「に、錦」

 

「全く…遊んでねぇで行くぞ。」

 

「うす」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流石二次の組事務所、お高いお菓子が出るわ出るわ。

なんか知らんけどムカつく。

 

 

「隆也ズルズル 錦山から聞いてると思うがズルズル 桐生が面倒な事にズルズル 巻き込まれたズルズルズルズルズズゥ」

 

 

なんでこの人冷麺食いながら話してるの?

シリアスなのかシリアルなのかハッキリしてくれ。

 

 

「柏木さん柏木さん、食べ終わってからでいいすよ。ズルズルズルズルうるさいですし」

 

「お前よく柏木さん相手にハッキリ言えんな…」

 

 

腹を擦りながら錦が言う。

 

 

「柏木さん怖いより冷麺うるさいの方が勝ったわ。」

 

「あっそう…」

 

 

15分後、冷麺を食べ終わった柏木さんが改めて話をした。

 

 

「ふぅ…すまんな隆也。

お前を呼んだ訳だが、桐生が面倒な事に巻き込まれてな。」

 

「それいつもの事では?あっスンマセンユルシテ…

それで具体的にはどんな?」

 

「…お前、ニュース見てねぇのか?」

 

「すんません、ずっとセレナで飲んでたんで」

 

 

そうか…と言った柏木さんは「カラの一坪」で起きた殺人事件について教えてくれた。

予想はしていたけどやっぱりね。

 

 

「桐生、お前昔っから面倒事に巻き込まれてたけど今回の神がかってねぇか?不運過ぎてある意味凄くない?」

 

「お前は俺が殺したと思ってないのか?」

 

「絶対に無いでしょ。

お前意外とへたれだし殺しなんて無理無理。」

 

 

少し笑いながらヒラヒラと手を振ってやる。

 

極み技で何人か葬ってそうな顔してるけど、シラフでマジな殺人は絶対無理でしょ。

誓って殺しはやってません!(チャカ乱射)

 

 

「へ、へたれじゃねぇ…」

 

「分かった分かった。

それで俺にどうして欲しいんです?

一般人の俺が出来る事なんて高が知れてますよ?」

 

「…桐生は組を破門される事で問題を解決しようとしてるんだが」

 

 

あの桐生だし破門ルート考えちゃうよねぇ。

このまま放置すれば親っさんの狙い通り、破門されて立華不動産に拾われると。

 

あれぇ?でもこれだと立華さんが……アカンなこのルート。

抗争に巻き込まれるのはすこぶる嫌なんだが、どうにか出来ないものか。

 

 

………こうなりゃヤケや。漢なら度胸。もうどうにでもな~れ。

 

 

「……根本的な解決にはならないですよねそれ。

ハメた奴を徹底的に叩きのめさないと更に厄介な事になっちゃいますよ。」

 

「だ、そうだ桐生」

 

「でも!俺、親っさんや組の連中に迷惑はかけたくねぇ!」

 

「多分桐生をハメた奴らの本当の狙いは親っさんだ。」

 

「え?」

 

 

頑張れ俺。知恵を絞れ俺。適当に話を盛るんや俺。

何とか桐生を言い包m…説得して破門から目を逸らさせねぇと。

 

 

「いいか、親っさんの影響力は一般人の俺でも分かるくらいにはデケェ。

これは俺の想像なんだが、下っ端のお前ハメて芋づる式に親っさんの地位を落とそうとしたんだろうさ。

自慢の子分が厄介な事件起こしておいて、テメェは責任取らねぇのかって感じでよ。

 

それにお前が破門出来たとしても、なんやかんや文句付けて親っさん陥れるに違いないぜ?」

 

 

実際そうだったから破門止めよ?ね?良い子だから!

 

 

 

「なるほどな…クソ!誰だよ桐生ハメたって奴は!」

 

「隆也は知っているのか?」

 

「そこまで俺が知ってるわけないだろ…

柏木さん、心当たりはあります?」

 

 

お話の顛末まで詳しく知ってるけど言えるわけがない。

 

 

「そうだな…堂島組若頭補佐の3人が怪しいか。」

 

「若頭補佐?誰です?」

 

 

エンコセット、うまチョコミルク、渋澤の話を聞いた。

全員顔怖いから極力会いたくねぇな…

 

"エ゛ン゛コ゛詰゛め゛と゛け゛や゛…"

"ジタバタすんじゃねぇや!"

"(無言のタクちゃん射殺)"

 

無理無理無理無理。即刻漏らす自信あるわ。

 

 

「…俺その人たちの事全く知らないんですけど、ヤバいんです?」

 

「どいつもこいつも曲者揃いだ、目的を成すのに手段は選ばねぇだろうな。」

 

「かなりデカイ組の補佐連中ですもんねぇ…」

 

「何か良い手はねぇか?俺たちじゃ万策尽きててな。」

 

 

だからって一般人に頼むか普通。

 

 

ここで余計なことをしなければ、俺が知っている話の通りに終わるだろう。

俺も介入しなければ、ほぼ平和に過ごして終われるはず。

 

だがこのルートだと立華さんが死ぬ可能性が高い。ならば…

 

 

「だったら逆転のチャンスが来るまでうちで働いてみます?」

 

 

俺にタゲ集中すりゃええのよ!(ヤケクソ)

天才か俺?

大丈夫大丈夫。

俺に持病とか透析受けてるとかそういうデバフ一切無いんで大丈夫大丈夫。

喧嘩は好きなときに出来てしかも(桐生が)勝つ!

 

 

 

「「え?」」

 

「それは…どういう事だ?」

 

 

困惑した顔で俺を見てくる強面3人衆。

ごめんねぇこんな案しか思いつかなかったの。許 し て

 

 

「破門しないにしても、そのまんまうろちょろ外回って犯人探しするのもマズいでしょう?

だったら、変装して俺の部下になってこっそり情報収集しちゃうのが得策かと思いまして。」

 

 

お前の計画ガバガバ過ぎね?。

俺バカじゃねぇの?エンコ詰めろ。

 

ちょっと煩いよ冷静な俺!

どうせ立華不動産に居ても早い段階で襲われてたし、俺の所で情報収集して襲われてもええやん。(ヤケっぱち)

そも情報収集なんて要らんし。

全部まとめて向こうから勝手に来るからねぇ!!!

 

 

「だが、それだとお前に迷惑が…」

 

「なんか神室町に転勤した時点でこうなるのも目に見えてたっていうか。」

 

 

桐生の顔が暗くなる。

何でヤーさんやってるのか分かんないレベルで優しいもんね君。

 

 

「危ない目には合いたくないって昔から思ってたけど一応俺、お前の親友やってるしこれくらい軽い軽い。」

 

 

ハハッ!俺の命も軽い軽い!

茶化さないとやってらんないわ!

 

 

「隆也…」

 

 

友情シーンで場の雰囲気が和やかに…

多分ここムービー流れてんなハハッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それはそれとして全部終わったら高級フレンチフルコースくらい奢ってくれよな一馬くん」

 

「隆也…」

 

「相変わらず容赦無ぇよなお前…」

 

 

…なんかこのまま良い雰囲気でムービー終わったら、死亡フラグが建つような気がしたんや。堪忍したってや桐生チャン。



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神室の長い一日

桐生を言い包め、何とか破門をやめさせた俺は、桐生の新しい服を調達するべく服屋に来ていた。

 

今の黒スーツにシンプルな白シャツも悪くない所か一発合格レベルなんだが、如何せん顔が厳つ過ぎてカタギに一ミリも見えない。

それに加えて、服装も既に敵方に割れてるとの事なので、新しい服を買わざるを得なかった。

まぁ服買うだけだし、さっさと選ばせて仕事するか。

 

 

 

だが、ただ服を買いに来ただけと油断していた山田隆也は思わぬ苦戦を強いられる事となる。

 

 

 

 

 

「桐生桐生、お前さ、俺のこと馬鹿にしてる?」

 

 

隆也キレる。いやこんなんキレへんとやってられんわ。

 

 

「ん?何がだ?」

 

 

これマジま?マジで言ってるわけ?え?天然にも程があんぞ。

眉間にシワが寄るのを感じつつ問題を指摘する。

 

 

「俺、カタギの服選べって言ったよな?

なんでヤーさんの服選んでるん?わざとか?」

 

 

さっきから錦がゲラゲラ笑ってて滅茶苦茶うるさい。

 

 

"カタギの服選ぶんなら、お前がアドバイスした方がいいだろ?

気をつけろよ?アイツ、ファッションセンスが壊滅的だからな。"

 

 

言ってることは分かるんだけど、ちょっとは手伝ってくれてもええやん?

服のセンスなら俺より錦の方があるやん?

 

 

俺に指摘を入れられ、若干不機嫌になったファッションゴリラが述べる。

 

 

「どっからどう見てもカタギの服だろ?」

 

 

どこの世界に金の柄シャツと白の柄スーツを着込んだカタギが存在するんだよ。馬鹿にしてんのか。

これはカタギについて1から教えた方が良いパターンかな?

 

 

「……まず1回殴ってもいいか?」

 

「なんでだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………。」

 

「…………。」

 

「……………。」

 

「……………。」

 

「…テメェにファッションセンスが無いのはよぉく分かった。」

 

「ぐっ…一体何がいけないんだ…」

 

 

服を探し始めてからもう2時間が経過していた。

やり直しを命じる度に服のチョイスが悪化していってて面白い(白目)

 

さてはこの桐生の中身…

天然桐生ちゃん大好きプレイヤーが操作してるな?

申し訳ないけどこいつの天然に一々付き合う当事者としては割と腹立つのでNG。

 

見てる分には滅茶苦茶面白いんだろうな…

錦山くん笑いすぎて壊れちゃってるもん。

 

 

「何がいけないってそりゃ…主にお前の存在?」

 

 

「ぐぬぬ…」

 

 

なぁにがぐぬぬじゃい!俺が言いてぇわ!

 

 

「まあまあ、あんまし言ってやんなよ。」

 

「ずっと笑いこけてて何も手助けしてくれなかった癖に何を」

 

「だってよ 桐生の奴があんまりにも見当違いな服を選びまくるからついへっへへへ

いや悪かったって!マジモンのカタギにしちゃあ怖ぇんだから睨むなよ」

 

「あ゙?喧嘩売ってんのか?」

 

「マジで怖ぇから凄むなって! ったく本当にカタギかよ…」

 

 

1回ボコして路地裏に転がすかこの錦鯉。

 

周りから良くカタギじゃねぇだの、どっからどう見てもヤクザだの言われるけどおかしいと思うの。

 

どう見てもちょっとガタイが良いだけの立派なカタギだルルォ!?!?

 

 

「結局最初の白スーツが一番マシだったな。」

 

「だろぉ?なのに何回も何回も着替えさせてケチ付けやがって」

 

 

隆也、キレた。

 

 

「オメェが俺のアドバイス、ガン無視して真逆の服選ぶからだルルォ!?!??!?なんなんその無駄な反骨精神!!!

そんなに柄シャツが好きならオメェの血で斑模様に染め上げてやろうかオラァン!!!」

 

 

すっかり頭に血が上った俺は、桐生の胸元を掴んで揺さぶりまくった。

 

 

何でコイツは頑なに柄シャツチョイスから離れないんだ!

しかもベースが紫とか真緑とかやたら派手なヤベー奴!

オマケに毎回、柄スーツと色合いが喧嘩してて目が痛ぇ!!

柄シャツなのに落ち着いた服装になってる錦山を見習え錦山を!!!

 

 

「お、おい隆也!止めてやれって!桐生青くなってんぞ!」

 

「………すまん桐生」

 

「…いや、俺の方こそ悪かった」

 

「さっきの白スーツでいこっか…

眼鏡も渡すからそれもかけて…ね?」

 

「あぁ…」

 

 

 

もうやだ神室町から逃げたい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで、俺の職場は偶然か必然か不動産屋なのだが、当然立華不動産とは違って極々普通の不動産屋だ。

アパート、マンションの部屋の貸付が主ね。普通でしょ?

 

極稀に家賃払わなかったり、契約切れてんのに出て行ってくれない輩を何とか()するのも自分たちでやっている。

この街では茶飯事なので普通やで。

 

まぁ"自分たち"とは言っても神室町支店の従業員は俺しか居ないけど。

これは……ブラックじゃな?

 

神室町が余りにも危険だからワンマンでやって♥だってさ。

ブラック通り越して暗黒じゃな?

 

 

 

「ヤクザに頼まねぇのか?」

 

「よっぽどの事が無い限りヤクザは使わねぇよ。

上から極力使うなって釘刺されてる。

普通は関係持ちたくないだろうしねぇ。」

 

 

風間組くらいなら使ってええやんと思っちゃってる辺り、俺も相当毒されてると思う。

 

いやでも風間組なら良いじゃん…良くない?

 

 

「ん?もしかして俺がここに居るのも…」

 

「あんまり良くないね、バレたら俺クビになるかも。」

 

「やはり俺はここに居ない方が」

 

「警察にも追われてるみたいだし、ここに居とけって。

まぁ会社にはバレないように上手くやり繰りするから心配すんな。」

 

 

別にクビになっても良いんだけどね。

明らかに無理あるのにワンマンやらせる黒い会社だし。

 

 

「…悪いな 俺のせいで」

 

「気にすんなって!ゴリラの顔なんて見分けつかねぇだろうし、しばらくは大丈夫大丈夫。」

 

「ゴリラ…」

 

 

どうせなら楽しく過ごそうぜきりうちゃん。

情報収集しなくてもその内、向こうから色々転がり込んで来るだろうし。…多分。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…全くと言っていいほど殴り込みがねぇな。」

 

「だから俺の会社は真っ当だからんなもん滅多にねぇって言ったろ?」

 

 

社内体制はドブだけど、業務内容は真っ当?なので…

 

 

「俺…要るか?」

 

「正直要らんけど社会勉強だと思って働けよ?

一応そこそこ良い給料貰ってるんだし。」

 

 

桐生には秘密だが、給料は会社から出ない(知らないので当然)ので、俺のポケットマネーから出している。

 

一応支店長(ワンマン)だから…そこそこ大きい額出てるのよ…

テレクラ、キャバクラで遊ぶ柄でも無いし、殆ど横に流す感じで渡している。俺の代わりにお前が遊べ…(懇願)

 

 

「だが、しかし…」

 

 

納得がいかないのか、むむっと唸ってしまった。

そうだね、挨拶回りでミスりまくってたもんね。自信無くすよね。

街中でのチンピラとの殴り合いくらいでしかイキイキしてなかったもんね。

 

初めて間近で喧嘩してる姿みたけど、化け物みたいな動きしてて笑った。

当たり前のようにバイク振り回してて本当おもしれー奴(戦慄)

 

 

「なぁ?ヤクザだって社会常識やら作法やらを覚えるのは必須だろ?

覚えておいて損はないだろうし、ついでに金も貰えちゃうからいいだろ?」

 

「何となく………味気なくてな。」

 

 

…深刻な喧嘩不足ですね、分かります。

喧嘩の点で言えば立華不動産に居たほうが圧倒的に良かったんだろうなぁ…

可哀想だけど、今は街のおやつ(チンピラ)で我慢してほしい所。

 

 

「その内、面白いことが起こるさ。

さて、次のお客さん対応まで時間あるし、暇潰しがてらマナー研修やっとく?」

 

 

よっぽど"マナー研修"が嫌なのか苦虫を噛み潰したような顔になる桐生。

 

 

「本当にやるのか…」

 

 

ちょっと前、顧客への名刺渡しで"風間組の桐生だ。"とぬかした罰にパワーボムをキメてから露骨に嫌そうな反応を示すようになってしまった。

 

練習ならまだしも本番でボケるな。

 

 

「本番ノーミスだったら飴ちゃんあげるから。

ね?練習あるのみだよ?やろうよ?」

 

「グッ…ミスっても何もしねぇか…?」

 

「練習だから何もしないぞ。本番やらかしたらアレだけど。」

 

 

何でちょっと引いてるのさ。別に痛くないやろ。

 

 

「プロレス技は痛ぇから止めろ。」

 

「分かった。」

 

 

関節技ならOKって事ね?理解。

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさか尽く俺の教えた事の反対の事をするとは思わんかったわ。桐生お前、自分の組の先輩方に失礼な事してないよね?」

 

 

いやしかし、この世界の桐生一馬…驚くほど天然でアホだ。

もう1度言うが、アホだ。

他所の世界の桐生一馬(?)には申し訳ねぇけどこれは擁護出来ねぇ。

 

ゲーム風に言うとわざと正解外して、ハズレパターンを見に行ってる天然甘々IQ5の桐生ちゃんだ。

決してクールでカッコイイ桐生さんではない。

もっと言うと後々嬉々としてメスキングをやりに行く脳内お花畑の桐生ちゃん。

 

これ放置したら、ゆるキャラ(名前忘れた)に入ってDT宣言(全国ネット配信)しそうだな…

澤村か狭山辺りに拾わせねぇと(使命感)

 

 

「頭では分かってるんだが、身体が勝手にな…」

 

 

眉間にすげぇ皺寄せてむむむむ唸る桐生ちゃん。

 

身体が勝手に動くってなにそれこわ…ホラーやん。

それはそれとして、本番しくったら床地獄の刑だが。

 

 

 

 

この人、反撃してもいいのに律儀に技受ける辺り、凄い良い子やなとは思う。

 

まぁ遠慮無しにやっちゃうけど。

練習相手として丁度良いし、技かけまくってもピンピンしてるし。

わりゃバケモンかいな…?(千石)

 

 

 

 

 

 

 

 

「お疲れ、うん、まぁ、ワルクナカッタトオモウヨ。」

 

 

この日最後の顧客対応、途中まではミス無く対応出来ていたのに、最後の最後に盛大なやらかしが発生した為、仕方なく床地獄の刑が執行された。

 

コイツ極道じゃなくて芸人やった方が良いのでは?

 

 

「そうだ桐生、事務所のバック使ってないからそっちで寝泊まりしたらどうだ?あのボロ部屋よりかは良いだろ?」

 

 

どうせボロ屋燃やされると思うし、事務所のバックをアジトにしてもええやんと思っての発言。

従業員俺しか居ねぇから誰も困らんし、ええやんええやん。

 

ボロ屋で良いと渋る桐生を引き摺りつつ、事務所へと向かう俺。

異様な光景に通行人から二度見三度見されたが、ジロジロ見るんじゃあない。見せもんじゃないぞコラ。

 

やっとの思いで辿り着いた事務所の入り口には、ある人物が待っていた。

 

 

「あなた方が桐生さんと山田さんですね?」

 

 

流石立華さん、1日経ってないのにもうここがバレたのか。

 

 

「貴方は?」

 

「失礼、私は立華不動産社長の立華と申します。」

 

「あっどうも」

 

 

丁寧に名刺を渡されたので、すかさず俺も名刺を渡す。

名刺交換は大事、古事記にもそう記されている。

 

 

「桐生、ついでだお前もやってみろよ。」

 

「あぁ」

 

 

名刺用意 ◎

両手渡し ◎

名刺向き ◎

 

おっ、ええやん。出来てるやん。かしこい。

 

 

「風間組の桐…ヌオッ!?」

 

 

△ブレーンバスターの極み

 

パワーボムもそうだが、屋内や路上でプロセス技をしてはいけない。(戒め)

技をかける側も怪我しちゃうから絶対にしてはいけない。(戒め)

 

俺含め、この世界の人間は途轍もなく頑丈だからある程度は無問題だが。(一部の殺傷武器を除く)

 

 

「いてっ!おい隆也、痛ぇじゃねぇか!」

 

「どうせ大して痛くもない癖に大袈裟に反応すんな!俺の方が痛ぇわ!!

んなことよりお前、途中までしっかり出来てたのに何で自己紹介でミスるんだよ。」

 

「あ。」

 

「あ、じゃねぇ。」

 

 

間の抜けた声を出すゴリラの頭を手刀でぶっ叩く。

 

 

「痛ぇって!」

 

「ふふっ、ふふふ…」

 

 

立華さんそっちのけでコントをしてしまった。

気を取り直して話を進める。

 

 

「すみません立華さん、変なとこ見せちゃいましたね…」

 

「いえいえ、久々ですよこんなに笑ったのは。」

 

 

立華さんって結構朗らかに笑えるんだな…普通に可愛いと思う。変な意味では無くてだな。俺はノンケだ。多分。

 

 

「ところで俺たちに何か用です?」

 

「えぇ、実は…」

 

 

原作で立華さんがやろうとしていた事を概ね話してくれた。

 

親っさぁん?

柏木さんには事前に話しておいても良かったんじゃないのぉ?

親っさんのすぐ隠し事する所、正直どうかと思うようん。

 

 

「風間の親っさんが…」

 

「なるほど、それじゃあ俺と同じような事やろうとしてたわけですか?」

 

「その通りです。ですが…先を越されてしまったみたいですがね。」

 

 

そりゃまあ俺、滅茶苦茶ズルしてるし。

 

 

「失礼ですが、情報を得る能力に関してはこちらの方が長けています。それにこのままでは一般人である貴方に危害が及ぶ可能性が十分あります。」

 

 

そうね、こんなズルが無けりゃ立華不動産一択だわ。

…というかこの人、ナチュラルに俺を一般人扱いしてくれてて地味に嬉しい。

 

 

「桐生どうする?誘ったのは俺だけど、正直立華さんのとこ居た方が俺んとこに居るより動きやすくなると思うよ?」

 

「え?…そうだな。」

 

 

頭を捻るゴリ…桐生。

でもまあ、桐生の事だからきっと…

 

 

「悪いが俺は隆也に付いて行くことにする。」

 

 

だよね。

安心して一馬くん、立華さん悪い人じゃないから。

むしろ凄い良い人だから。

 

 

「そうですか…」

 

 

うーん…このまま別れちゃうのもなぁ。

立華さん純粋に妹さん助けたいだけだしなぁ。

それに俺のこと一般人扱いしてくれたし…

 

 

「こうしませんか立華さん。

桐生はこちらで預かりますので情報を頂けませんか?

もちろんタダでとは言いません。

貴方の本当にやりたい事に全力で協力致しますから。」

 

 

情報要らんけど、妹救助の対価にしてくれや。

立華さんへの好感度が上がりすぎてついつい要らんことを…

 

初見でカタギ扱いしてくれる人は貴重なんやで!

 

 

「…何の事ですか?」

 

 

目の色変えて睨んでくるけど桐生よりかは怖くないから平気…

うそ、滅茶苦茶怖い。

 

内心ガクブルなのを隠し、ニコニコ笑って乗り切ろうとした。

お願い俺が折れる前に折れて♥

 

 

「…負けました。貴方の事を少し甘く見ていたみたいです。

全く…風間さんのような恐ろしい方ですね。」

 

「親っさんのようなだなんてアハハ。冗談が上手いですね。」

 

 

親っさんみたいとかヤダそれ。

俺、全く腹黒くないし腹芸も出来ないぞ。

 

俺に出来る事と言ったら、口から出任せ言うくらいだ。

 

 

「立華さんだって、風間の親っさんに頼まれたからってだけで桐生を保護しようとした訳じゃないんでしょう?

何かしらのメリットがあるから保護しようとした…違います?」

 

「貴方に隠し事は出来ないようですね…

分かりました。その条件飲みましょう。」

 

「OK、それじゃあ必要な時になったら遠慮なく呼んでください。 こいつがちゃちゃっと解決しますので。」

 

 

笑いながら桐生を指差す。

本当にコイツさえ居れば大体何とかなっちゃうからね。

 

 

「ったく、しょうがねぇなぁ。」

 

「ありがとうございます。

我々の方も有益な情報を得次第、貴方方に流しますので。

それではまた。」

 

 

立華さんは側に待たせておいた車に乗って去っていった。

 

早めに折れてくれて助かった。あと少しでボロが出るところだった。

ガタイが無駄に良いだけで、メンタルは常人並かそれ以下だからね。

 

立華さんを助けたいが為にプチ協力関係を築いたけど、情報を渡す程度のものならアイツらも立華さんをしつこく付け狙わないだろう。

……狙わないよね?

 

 

 

 

 

 

あれから桐生とお仕事してたら、何故か久瀬やらミナミの帝王(桃太郎)やらが襲ってきて、なんやかんや応戦してたらいつの間にか久瀬がエンコ詰めてたけど割とどうでもいいので割愛する。

 

しれっとどこでもエンコセットが強制発動されてて、あぁこれが運命力なんやなって思ったんや。(小学生並感想)

 

狙い通り、俺もターゲティングされてたっぽいけど深くまで考えちゃうと怖くなるので考えない事にする。

こういうのはノリと勢いが大事ってヒマワリの院長が言ってた気がする。

 

 

「やっぱヤクザって嫌いだわ。」

 

 

何が嫌ってしつこい上にゴキブリ並にあちこちからゾロゾロ出てくる所。服装も7〜8割茶色か黒だし完全にゴキブリ。

 

 

「クソ!もう嗅ぎつけてくるとはな。」

 

 

立華さんとこ居てもそんなにもたなかったもんねぇ。 

彼奴らにバレてなくて安全に隠れられそうな所は…

アカン、こんなあっさり襲われるとは思ってなかったからすぐに思い付かん。

 

 

「桐生桐生あのさ!」

 

「なんだ隆也!」

 

「裏通ってセレナ行くぞセレナ!」

 

 

隆也、おバカ。

 

頭ん中パニクりまくってて約束の地しか出てこねぇ!

セレナへ迎え(予定調和)

 

半ばヤケクソである。

 

 

「あ、あぁ!分かった!」

 

 

バレないよう下水道を通っていたら、何故かバイクに乗ったエンコセットが喧嘩を売ってきたので二人でボコっておいた。

 

もう時系列滅茶苦茶になってるはずなのに、何で下水道にスタンバってるねんアンタ…

ついさっき小指飛ばしたばかりやんけアンタ…

必ず5回闘えと申すか。

 

流石のエンコセットの兄貴も2対1は分が悪かったらしく割とあっさり勝てた。

卑怯とは言うまいな…急いでる時に襲ってくる兄貴が悪い。

 

最近桐生と一緒に喧嘩してるせいか、そこそこ強くなってる気がするよ俺。あんまり嬉しくない。

 

 

「久瀬しつこ過ぎるだろ!なんであんな所にいるんだよ!」

 

「全くだ!大丈夫か隆也!」

 

「あぁ、何とかな!ここを上がればセレナの近くに出るはずだ。行くぜ!」

 

 

下水道で大乱闘ヤクザブラザーズしたせいで、せっかくの一張羅が台無しになって最悪である。絶対くさい(確信)

 

 

「あら…?桐生さんに山田さん!?どうしたの?ボロボロじゃない!」

 

 

ごめんね麗奈さん、俺ら今絶対くさいやろ。

 

 

「こいつと真っ当にお仕事してたら思いっきり襲われたわ。

ちょっと疲れたから休んでいい?」

 

「え、えぇもちろんいいわよ!桐生さんも何か飲む?」

 

「あぁ頼む。」

 

 

このままだと麗奈さんに迷惑かけちゃうから、早めに出ていきたいなと水を飲みながら考えていると店の電話が鳴った。

 

 

「はいセレナです。え?山田さんに?」

 

「麗奈さん、誰から…?」

 

「…立華不動産の尾田さんですって、知ってる人?」

 

 

立華不動産の尾田ってあの尾田?

直接会ったことはないけど何の用だ?

 

 

「隆也、立華不動産といえばこの間の?」

 

「あぁこんな時に電話してくるんだ、きっと何かあんだろ。

麗奈さん、変わるぜ。」

 

 

まぁ尾田ちゃんの罠だったとしても何とかなるやろ(ヤケクソ)

 

 

「もしもし俺だ、山田だ。」

 

『立華不動産の尾田だ。

ったく逐一監視してなかったら見失ってた所だぜ。』

 

 

あ〜やっぱり監視してたか。

 

 

「監視云々は今は流すから用件だけ言ってくれ。

んなこと伝える為に電話してきたんじゃないんだろ?」

 

『怒んなって、俺たちだってやりたくてやってた訳じゃないんだからな。

…………社長の妹の件だ。』

 

 

なんだよその異様な間は。

マコトちゃん案件だから渋ってんのか?

 

 

「ん?立華さんの妹さんがどうした?」

 

『社長が昔から探してたんだが、ついさっき情報が入ってな。 大阪の蒼天堀に居るらしいから保護してほしいだそうだ。』

 

 

マコトちゃんのおおよその位置と保護してる真島の兄さんとゴッドハンドについての情報を貰う。

情報収集に注力出来てたお陰か、かなり早い段階で救助のゴーサイン出たな。

 

 

「蒼天堀か…ちと遠いな」

 

『丁度いいんじゃないか?こんなガッツリ追われてたらやり難いだろ?ちょっと隠れとけって』

 

「あ〜確かに、ほとぼり覚めるまであっちにいるのもありだな」

 

 

誰か店に入ってきて焦ったけど錦だった。

ビックリするからやめろ転がすぞ。

 

 

『そうそう車は俺が…』

 

「いや必要ねぇわ、俺ら専用のアッシーくん来たし。」

 

『アッシーくん…?』

 

 

我らがアッシーこと、錦山くんがな。

 

 

「ちゃっちゃと妹さん保護すっから、アンタらはちゃんと安全な場所で隠れてろよ?」

 

『それはもちろん』

 

「特に立華さんは捕まってあっさり死にそうな顔してるからマジで気を付けろよ?」

 

『あ、あのなぁ…うちの社長はそんなにヤワじゃ。』

 

「絶対に外出すなよ?出したらテメェのケツ穴拡張してやるから覚悟しとけやこの野郎。」

 

『あっはい気を付けます…』

 

 

マジであっさり逝っちゃうから外出すな。

 

ちなみにケツ穴拡張は……何も言うまい。

 

 

「んで用件はそれだけか?ここを嗅ぎつけられる前にさっさと蒼天堀行っておきたい所なんだが。」

 

『あ、あぁそれだけだ』

 

「了解了解、立華さんの事よろしく頼んだぜ。」

 

 

立華LOVEな尾田ちゃんの事だから、こんだけ言っとけば多分大丈夫だろう。タブンネ。

 

 

「麗奈さんサンキュー。よう錦、どうした?」

 

「どうしたって、お前らが追われてるって聞いてここに来てねぇか確認しにきたんだよ。」

 

 

俺も含めてだが、何故人は真っ先にこの店の事を思い浮かべるのか。帰巣本能(?)ですかねはい。

 

 

「で、案の定いたって訳か。」

 

「そういう事だ。にしてもお前らひでぇ臭いだぞ…」

 

「あぁ下水道を通ってきたからな」

 

 

桐生ちゃん何でちょっと誇らしげなの?

もしかして楽しかったのか?

 

 

「はぁ?何でんなとこ…」

 

「馬鹿正直に地上走り回るよりかは安全だと思ったからだよ。」

 

「んまぁ…確かに…そうだな…」

 

 

錦にドン引かれてちょっと傷付いた。

如く7のマンホール下並みに綺麗だと良かったんだけどな!ハッハッ!

 

もぅゃだ闇落ちしてミレニアムタワー爆破しょ…

 

 

「んな目で見んな、周り包囲されてんのに一々倒すだなんて面倒臭ぇことしたかねぇよ。」

 

「え?そんなに面倒か?」

 

 

本編で包囲網正面突破するゴリラにゃ、面倒臭く感じねぇだろうなぁ。

 

 

「ゴリラのお前はともかく、俺は普通に死ねるぞ?」

 

「いや、お前普通に強ぇじゃねぇか。大丈夫だろ。」

 

「少なくとも俺よりかは強いんじゃないか?」

 

 

は?んな訳ねぇだろ、俺なんて錦0.3人分のパワーしかないわ。

 

 

「一般人の俺に何を期待してるんだおどれらは…

んなことより立華さんから緊急の依頼だ。今から蒼天堀に行くぞ。」

 

「立華さんから?」

 

「蒼天堀ってあの蒼天堀か?急だな。」

 

「詳しい内容は移動しながら話すからさっさと行くぞ。

錦、お前確か車持ってたよな?」

 

「ま、まさか俺に運転しろと!?」

 

 

Exactly(その通りでございます)

 

 

「お前以外に誰がおんねん!

こんな状況だ。今神室町にいても碌なことになんねぇよ。

お前だって俺たちと親しい奴なんだ。一緒に行動した方が安全だろ?」

 

 

一人でいる方が危険だと思うしね。ミナミの帝王辺りがちょっかい出してきそうだし。

 

タクシー?高いから無しだ無し!(貧乏性)

 

 

「あぁクソ!分かったよ!用意してくるから待ってろ!」

 

 

なんやかんや言いつつすぐ動いてくれる錦山くんすき。

 

 

「隆也」

 

「なんだ桐生?」

 

「すまない俺の」

 

「ちょい待ちストップ」

 

 

桐生ちゃん、謝るの癖になってるぜ。

 

 

「こんだけ追われてんだ。きっと俺の会社は燃やされてんじゃねぇかな。明日明後日になったら、ビビった本社からクビの通達が来たりして。」

 

「…ッ」

 

「だからって責任感じたり謝る必要はないからな?」

 

「…え?」

 

 

当たり前じゃん、だってこれ。

 

 

「俺がやりたくてやってる訳だし。」

 

「隆也…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んまぁマジで燃やされたら、気兼ねなく堂島のクソ野郎をボッコボコにできるし問題無しよ。」

 

「隆也…お前な…」

 

 

またシリアスムービー産死亡フラグが建つ気配がしたので、無理矢理ギャグ方向に持って行かせてもらった。

 

一応これも俺のやりたいことだし多少はね。

一般人だってヤーさんに復讐するときはするんだよ(ヤケクソ)

 

 

 

 

 

 

 

________________________

 

・山田 隆也(やまだ りゅうや) 180cm 77kg

ゴリラの喧嘩に加勢していたらそこそこ強くなってしまった一般人。見た目は極道、頭脳は一般人。

痛いのは嫌だけどやるときはやる。

 

ユウヤ判定「ダウト、どっからどう見ても極道者」

 

ノリと勢いで猛進して崩壊していく原作を見て、内心ドキドキしている人。

すこぶる怖いけどナニコレ超楽しい(アドレナリンドバドバ)

 

自身が神室町の不動産に関わってるせいか、マネーアイランド案件に足を突っ込んでいるもとい足を突っ込まざるを得ない。

ジャリンジャリン(巻き舌)稼いだ。

だが、根っからの貧乏性で豪遊出来ない、タクシー使えない、チャンネーと遊べない、ヤクザ(2名)と遊ぶしかない。

 

桐生ちゃん錦ちゃん大好き。

 

 

・錦

△置き去りの極みを回避できそう。

貴重なツッコミ役。

桐生と隆也にちょくちょく振り回されるけど楽しいからOKか(諦観)

 

 

酒の席で酔っ払った隆也に"爆ぜないでもろて""いつか爆ぜちゃう"等言われてる可哀想な人。

俺って爆ぜるの?(困惑)

 

桐生、隆也大好き。

 

 

・桐生

中に原作プレイヤー入ってそうなレベルで頭ゆるゆるな桐生ちゃん。

ほぼボケしかできない。偶にかしこくなる。

ブルセラを止めろ、皿を笑う、ポケサー通過済み(隆也込み)

 

 

親友2人とわちゃわちゃあそべてとてもたのしい(小学生並感想)

 

錦、ポケサーファイター、隆也大好き。

 

 

・冷麺

冷麺(冷麺)



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