戦闘妖精・雪風大好き転生娘、メイヴ雪風と飛ぶ (namako:BERSERKER)
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第一話 プロローグ
俺は神様転生を経て、女性になって生まれた。
俺の今世は宋 明華。(ソンミンホア)
戦闘妖精・雪風で登場するFFR41-MRメイヴ雪風が大好きである俺はメイヴ雪風を転生特典として頼んだ。
2017年16歳時、中国から日本へ避難船に乗っていると、ザイと呼称する正体不明の侵略者に襲われて救命艇に向かっている。
其処へザイを倒しに来た赤い戦闘機がザイをミサイルで倒す事に成功した。
だが倒したは良いが、倒した場所が悪かった。
避難船の近くだったからだ。
ザイの破片は飛び散り、その一つが船に乗っていた私に降り掛かった。
そしてザイの破片は私の両手に突き刺さり、ザイのコアは胸に埋め込まれた。
赤い戦闘機が海に不時着し、主人公はその戦闘機のパイロットの救出に向かっている。
その赤い戦闘機の回収にきた人に急遽保護され、自衛隊の病院へ搬送された。
そして緊急手術となり、一命を取り留めた。
私、明華(ミンホア)の胸部に埋まったザイの破片は取り出す事が難しい場所に埋まっていて摘出困難な為、そのままにするしかなかった。
止血して回復を待つ事に成った。
私の胸部におさまったザイの破片はコアで在り、コアから神経が伸びて、私と一つに成り、私の体内に一つ、臓器が増えた。
ザイのコアと私の脳が神経で繋がり、私の人格とザイの人格が共存している。
ザイと人類の対話が私一個人とザイ一個体の間のみで成立する初めての事例になった。
私は回復後、ザイのコアを持つ為、アニマに相当するザイに対抗する為に造られた戦闘機、ドーターの操縦が出来るのかの協力をお願いされ、それを了承、実験が行われた。
結果はアニマ同様、操縦出来る事が判明した。
だが身体は生身の人間、10Gまでしか耐えられない事は明白。
アニマと人の新たな操縦方法の開発が進められる事に成った。
そして、私の住む場所の話に成り、鳴谷慧の住む慧の祖父母の家に住み、其処から自衛官の護衛付きの送迎で自衛隊小松基地の航空自衛隊特別技術研究室へ通う事に成った。
昼食時になり、小松基地の自衛隊食堂に案内されると其処には、自衛官が一人のアニマであろう少女を対象に悪口を堂々と言い放ち、少女を庇う慧が居た。
少女は走り出し食堂を飛び出していった。
私は日本をザイの一部を持って守る後輩として言わせて貰おう。
「ザイの部品で造られたからザイだと言うならなら私もザイね。私の身体にもザイが撃墜された時に飛び散った破片の幾つかが未だに私の手や胸の奥に残っているわ。さぁ貴方達、さっきの子の様に罵りなさいよ!」
周りの自衛官達は何も言わない。
「アニマに酷く当たって遣り返される又は、見放される事を考えた事は無いのかしら?人は人の力だけで少ない被害でザイを退ける事が出来るのかしら?神戸出身だけど私の親の故郷である上海を含む中国は大半がザイによって破壊されたわ。どうなの?貴方達」
誰一人口を開ける者は居なかった。
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