淫魔と戦う方法はデュエルでした (火壁)
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デュエルモンスターズ
【異種族なんかに】人間決闘者の異種族対策【絶対負けない】


淫魔をはじめとした上位種の方々は人間に対しおいたが過ぎた

それを危惧した人類は上位種の搾精や誘拐を防ぐために「決闘による勝者特権」を上位種と共に定めた

それから数年が経過しルールを整え今日もまたデュエルの結果に一喜一憂する者達がいる

そんな世界のネット掲示板で異種族と戦う人間が

人間くんを我がものにしたい(意味深)異種族が今日も集まって駄弁っているようだ


1:名無しの決闘者

 今日も今日とて淫魔とデュエルだ……

 

2:名無しの決闘者

 乙

 

3:名無しの決闘者

 スレ立て乙

 

4:名無しの決闘者

 人の子の勝利に栄光を

 

5:名無しの決闘者

 淫魔とデュエルできるだけ恵まれてるという自覚を持って?

 

6:名無しの決闘者

 あっ……

 

7:名無しの決闘者

 涙拭けよ

 

8:名無しの決闘者

 それでイッチはなんでスレ立てたん? 勝率悪いんか?

 

9:名無しの決闘者

 異種族ってスレタイだけど淫魔とデュエルしてるっぽいしなーあの身体をまじまじと見つめながらデュエルするのは確かに苦しい

 

10:名無しの決闘者

 苦しい(股間を抑えながら)

 

11:1

 いや特に勝率が悪いわけじゃ無い。実際一人には完勝してるし。前シーズンでも高い勝率でボーナス出た。

 

12:名無しの決闘者

 異種族とのデュエルで高い勝率たたき出せるってこいつすげぇ変態だぜ?

 

13:名無しの決闘者

 いうて異種族の皆さん高火力のワンキルが統計的には高いから……(震え声)

 

14:名無しの決闘者

 こっちの妨害を超える展開かますのやめてもろて

 

15:名無しの決闘者

 アルデクドライトロンで完璧ともいえる盤面出来たのにこっちのフィールドに壊獣現れて秒で爆散されたんだが

 

16:名無しの決闘者

 淫魔だけじゃなくて大抵の異種族人間より頭いいからデッキシャッフル時点で初手のカード決められるのほんとひで

 

17:名無しの決闘者

 最初期はルールも穴だらけだったからこっちの初手魔法で全部事故らされて全然勝てなかった。なおキング

 

18:名無しの決闘者

 キングのデュエルはエンターテインメントでなければならないを地でいくプレイングは惚れた

 

19:名無しの決闘者

 それがあって今のルールに落ち着いたんだからキング様様よな

 

20:名無しの決闘者

 でも誘発握られるのは関係無しにキツい

 

21:名無しの決闘者

 うらら三積みG三積み墓穴抹殺ぶち込んだ結果手札大事故起こした話する?

 

22:名無しの決闘者

 涙拭けよ

 

23:名無しの決闘者

 ふふふ……誘発は積めば積むほど強い……わけではない!

 

24:名無しの決闘者

 相手特殊召喚しまくるなら二ビルもいいぞ

 

25:名無しの決闘者

 ワイの対戦相手二ビルトークン処理しきれなくて13600ダイレクトくらってたぞ

 

26:名無しの決闘者

 草

 

27:名無しの決闘者

 草

 

28:名無しの決闘者

 てかイッチ消えたな

 

29:名無しの決闘者

 質問してみる?

 

30:名無しの決闘者

 イッチ今どんなデッキ使ってるん?

 

31:1

 見てて面白かったからレス忘れてたゾ

 

 色々使ってるから明確にコレってのは無いけど『烙印デスピア』と『魔妖』やな。後は『閃刀姫』と『真紅眼』なんかも組んでる

 

32:名無しの決闘者

 4つか。確かに多いな

 

33:名無しの決闘者

 4つだけとは限らんやろ。でも手数で押し切るのはいい判断

 

34:名無しの決闘者

 彼女らに対抗するには引き出し多いに越したことはないからねしょうがないね

 

35:名無しの決闘者

 そんな事よりおにゃのこの話を聞かせろ!はよ!

 

36:1

 しょうがないにゃあ

 

 淫魔A:完勝。シンプルに火力で攻めて来るけど構築の穴が見えてる。ミスリードかと思ったけどカウンターなかったから素。使用デッキは『サイバー・ドラゴン』。緑髪のGカップ幼馴染

 淫魔B:12勝1敗。珍しいデッキアウト狙い(成功するとは言ってない)。異種族ってデッキ基本的にひとつしか持たないから対策立てやすい。デッキは『メタポキル』。ピンク髪のFカップ。本人曰く違和感を持たれないようにするためらしい

 

37:名無しの決闘者

 エッッッッッッ!!!

 

38:名無しの決闘者

 イッチにはこんなスケベ幼馴染がいるというのにワイらときたら……

 

39:名無しの決闘者

 いうてこの場合の淫魔幼馴染ってデバフでしかないのでは……?

 

40:名無しの決闘者

 いうて両方ともワンキル性能持ってるのひで

 

41:名無しの決闘者

 まあ淫魔さんは早くヤリたいだろうし

 

42:名無しの決闘者

 スケベの為に生き、それに特化したボディもまたスケベになっているのだから当然だな

 

43:名無しの決闘者

 淫魔になら負けちゃってもいいかも

 

44:1

 >>43 悪い事は言わないやめとけ。前に負けそうになった時「ふ、ふへへ……ふへへへひゃひひひひひ!」とかいってテンションおかしくなってたから負けたらこっちの意見ガン無視で干からびでも搾り取りにくるぞ

 

45:名無しの決闘者

 えぇ……

 

46:名無しの決闘者

 まあ我慢が限界まで来たら法律関係無しに襲いそうではある

 

47:名無しの決闘者

 淫魔は 恐ろしい いきものです

 

48:名無しの決闘者

 RBN博士!

 

49:名無しの決闘者

 まあそうなったら人間世界にいられないしそこまで馬鹿でもないでしょ

 

50:名無しの決闘者

 そうだとええんやがな

 

51:名無しの決闘者

 イッチの感じ見るにイッチ負け越そうものなら死んだ方がマシな未来になるかもしれん

 

52:1

 そうなんだよ

 別に幼馴染の方は気心知れてるし事実可愛いし大学通いながら起業してかなり成功してる。それはいいんだ優良物件に間違いない

 

 ただ結婚って話でた時に「今まで我慢してた分ぐちゃぐちゃに犯すから」ってハイライトの消えた目で言われると怖すぎるだろって話よ

 

53:名無しの決闘者

 >>52 惚気かぁ?

 

54:名無しの決闘者

 気が変わった貴様は今ここで殺す

 

55:1

 まあ待ってくれ

 

 今日のデュエルは掲示板に配信で流すという形でこれから戦いに身を投じる後輩の役に立てればって思ったんだ

 

56:名無しの決闘者

 有能

 

57:名無しの決闘者

 有能……か?

 

58:名無しの決闘者

 デッキの回し方を教えるという意味では有能

 

59:名無しの決闘者

 やはりデュエルか。いつだ?私も視聴する

 

60:名無しの決闘者

 スレ民!

 

61:名無しの決闘者

 視聴院!

 

62:名無しの決闘者

 で実際いつ配信するん?

 

63:1

 この後すぐ!

(https://inmachannel...)

 

64:名無しの決闘者

 CM入りそうな導入

 

65:名無しの決闘者

 このURLからか。さんくす

 

66:名無しの決闘者

 淫魔と夜のデュエルしてー

 

 

 

【人間くんのを】淫魔決闘者の人間くん対策【じゅぽじゅぽしたい】

 

1:幼馴染淫魔

 今日こそ幼馴染くんに勝利するんじゃあああああああ!!!

 

2:名無しの淫魔

 また始まった

 

3:名無しの淫魔

 人間くんの男の子と幼馴染なだけで十分だろ後は私に任せろって

 

4:名無しの淫魔

 ただ人間くんが欲しいだけで草

 

5:名無しの淫魔

 じゃあお前は欲しくないのかよ

 

6:名無しの淫魔

 欲゛し゛い゛!!!!

 

7:名無しの淫魔

 切実で草

 

8:名無しの淫魔

 大学におどおどした感じの陰キャくんがデュエルの話になると饒舌になるのほんと可愛い月またぐまで犯す

 

9:名無しの淫魔

 それは陰キャくん死ぬて

 

10:名無しの淫魔

 てかイッチの幼馴染くん実際強いよね。必要なパーツサーチするのにピンポイントでうららうてるの強い

 

11:名無しの淫魔

 人間くんのつくったゲームなんて余裕wwwwwそう言っていた友人はテキスト外効果という効果に殺された

 

12:名無しの淫魔

 「選ぶ」

 「対象」

 「選択」

 

 一つに絞れよ

 

13:名無しの淫魔

 「場合に~できる」〇

 「場合に~する」 〇

 「時に~する」  〇

 「時に~できる」 ×

 

 わけがわからない

 

14:名無しの淫魔

 「タイミングを逃しました」

 

 マジでデュエルディスク叩き壊したくなる

 

15:名無しの淫魔

 疾風のゲイルというカードを使う場合は気を付けろ。マジでテキストから読み取れない情報出てくる

 

16:幼馴染淫魔

 特に何も考えずに使えるサイバー・ドラゴン、使おう!

 

17:名無しの淫魔

 それで一勝も出来ない雑魚がいるってマジ? リスペクトの精神捨てろ

 

18:名無しの淫魔

 何が悲しくて人間くんに勝てないデッキ握らにゃいかんのや

 

19:幼馴染淫魔

 ちゃうねん……幼馴染くん以外には勝率高いねん……幼馴染くんは小学校低学年のときからやってて造詣が深いっていうかガチなんよ

 

20:名無しの淫魔

 歴が長い=ガチとは限らないゾ

 

21:名無しの淫魔

 シンプルに知ってるカード多いからコンボ思いつくって話ちゃう? 私の対戦相手の人間くんも超ロマンコンボでディンギルス異星ナチュエク並びたてられた

 

22:名無しの淫魔

 それもうコバ〇んなんよ……

 

23:名無しの淫魔

 あの外道デュエル正直面白いからもっと出てほしい

 

24:名無しの淫魔

 それよか人間くんのデュエルでしょ

 ほんとなんでこんなルールつくったのかコレガワカラナイ

 

25:名無しの淫魔

 人間くんが私達を脅威って認識しちゃったのがいけなかった

 

26:名無しの淫魔

 どこが怖いの? ただぐちゃぐちゃに犯して気持ちい事してただけなのに

 

27:名無しの淫魔

 それが人間くんには怖いと思う事だったなんて誰が予想できようか

 

28:名無しの淫魔

 人間くん欲望に忠実なのに実際欲望に溺れると壊れるの弱弱で可愛い犯したい

 

29:名無しの淫魔

 それが駄目だと何度言えば……

 

30:名無しの淫魔

 でもデッキ組んでる人間くん見て股濡れない?

 

31:名無しの淫魔

 濡れる

 

32:名無しの淫魔

 濡れないと思ってるのか?

 

33:名無しの淫魔

 想像するだけでびちゃびちゃだが?

 

34:幼馴染淫魔

 そう、そんな幼馴染くんを我がものにせんとするために頑張ってるんだけどデッキ組むのに手伝ってくれてもう結婚じゃね?って言ったら「色恋クソボケ色情魔が」って褒めてくれたんだよ!こりゃ勝ち越すしかないよなあ!

 

35:名無しの淫魔

 褒めてない定期

 

36:名無しの淫魔

 人間くんに負けまくるとか淫魔として恥ずかしくないのかよ?

 

37:名無しの淫魔

 興奮しますねえ!

 

38:名無しの淫魔

 力関係が逆転するシチュエーション……アリやな!

 

39:名無しの淫魔

 人間くんに組み伏せられて快楽の為に消費されるような展開から摂取できる栄養は存在する

 

40:名無しの淫魔

 ドスケベ人間くんの中には必ず私達をえっちしたい気持ちが存在する

 

41:名無しの淫魔

 それに抗うなんて可愛いね♡ じゃあ異空間に隔離するからそこでいっぱいえっちしようね♡

 

42:幼馴染淫魔

 てな事でサイドラデッキで使うカードを安価するで!>>50

 

43:名無しの淫魔

 っしゃあああああ安価だあああああああああああ!!!!

 

44:名無しの淫魔

 キッツいカード出してこのクソボケ淫魔負けさせてやろうぜ

 

45:名無しの淫魔

 モリンフェン

 

46:名無しの淫魔

 カイザー・シ―ホース

 

47:名無しの淫魔

 銀河の騎士

 

48:名無しの淫魔

 メカウサ-

 

49:名無しの淫魔

 醜悪なるワームビースト

 

50:名無しの淫魔

 エキセントリックボーイ

 

51:名無しの淫魔

 ハネワタ

 

52:名無しの淫魔

 ファッ!!

 

53:名無しの淫魔

 また濃いのが来たなあ

 

54:名無しの淫魔

 濃い……の!

 

55:名無しの淫魔

 お前じゃねえ座ってろ

 

56:名無しの淫魔

 そんな濃いカードじゃなくない?

 

57:名無しの淫魔

 アニメで一回出ただけでもええやろ

 

58:名無しの淫魔

 にしてもサイドラとはお世辞にも相性いいとは言えんよな

 

59:名無しの淫魔

 機械族だとシンクロもいいのあるけどサイドラといいかと聞かれたらあれだしエキセントリックボーイで効果無効よな

 

60:幼馴染淫魔

 しかし安価は絶対……

 

 このカードで今度こそ勝利を掴んでみせるぞー!!

 

61:名無しの淫魔

 なお勝利回数的にあと3回敗北するだけで今シーズン敗退な模様

 

 




淫魔:人間くん好き好き種族。決闘法が出来るまでは異種族で結ばれた条約に基づき人間くんを囲っていたのだが、それでも人口減少は止まらず決闘法が定められてしまったため半ば自業自得ともいえる。

人間くん:おばか。草食系の塊。決闘法が定められるまで異種族はただの友好種族としか考えてなかった。決闘法が公布されてからは勝利者権限目当てでデュエルする者が後を絶たず、カードの価値が上昇した。

キング:ルール公布から間もない頃は上位種の魔法によるイカサマが横行し、それに抗ったデュエリスト。彼の働きが無ければ決闘法も上位種の性癖拡張オプションにしかならなかっただろう。



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【生配信】シーズン戦決闘配信【13勝無敗】

正直キワモノ感は否めない

作者は幼馴染物が好き


誤字指摘兄貴ありがとナス!修正しました


 どこにでもあるようなマンションの一室。そこでパソコンを閉じた青年は掲示板で宣言した配信に向けて機材を用意しだす。

 

「ノートパソコン、カメラ、デュエルディスク……コード……よし。行くか」

 

 いつもより多い荷物が肩に食い込み辟易とするが、この後起こるデュエルを活力に家を出る。向かう先は街の中心に建設されたビル『決闘塔(デュエル・タワー)』と呼ばれるそのビルは異種族と人間のデュエルの公式戦や大会で利用される人間と異種族の交流場となっている。

 

 そこで最も行われるデュエルが『シーズン制マンスリーデュエル』。人間と異種族で行われるこのデュエルは月の半数を超える勝利数を重ねたプレイヤーの願いを叶えるこのデュエルは人間は富を、異種族は対戦した人間を求めて今日もまた、デュエリストはこのビルで死闘を演じるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふふ……来たね遊くん!」

 

「せめて昼飯食った後じゃ駄目だったのか? ノイン」

 

 遊くんと呼ばれた青年は『木坂遊介(きさかゆうすけ)』。先の掲示板でデュエル配信をすると言った張本人であり、幼馴染の淫魔『ノイン・アリューエル』に対してため息を吐く。そして遊介はこれもノインの戦略だと知っている。

 

「ふふん、遊くんはお腹が空いてると考え事が雑になるもんね。遊くんとデュエルするなら朝!……は流石に悪いからお昼前!今日こそ一勝あげてみせる!」

 

「まあそう言いながら年間勝率も3割届いてないが」

 

「うぐっ……そ、そういうのは言わない約束じゃん!フィールドはもう予約取ってるからいつでもできるよ!」

 

 ノインに連れられてデュエルフィールドに連れられる。空間拡張魔法によって外装から見る見た目の倍以上の広さを持つビル内では二階フロアだけでも何十のペアがデュエルに勤しんでいる。

 

「さて、ちょっと待ってくれ。今日のデュエルに当たって頼みたい事がある」

 

「頼みたい事?」

 

「今日のデュエル、配信させてくれないか?」

 

「配信? いいよ!」

 

 あっさりと承諾される配信許可に寧ろ心配になる遊介だが、予約時間もあるためすぐに設営準備にかかる。他の利用者が映らないようにカメラ角度に気を付けてノートパソコンに繋げて配信サイトで配信をスタートする。するとすぐにコメントが流れた。

 

『おっ来た』

『やっと来たか』

『うぽつ』

『美少女!淫魔!』

 

 人間が配信主だからか人間の視聴者がすぐにコメントを残した。

 

『うひょおおおおおお人間くんきちゃあああああああああああああああああ』

『人間くんの配信助かる』

『あの淫魔邪魔じゃね?』

『¥10000

 人間くん可愛いね♡ お金に困ってない? 一枚脱いでくれたらもっと投げ銭しちゃうよ♡』

 

 異種族の変なコメントが混じっているが、特に気にせずデュエルの準備を進める。遊介のシャッフルに普段よりも力が入る。一回一回念を込めるようにカードを混ぜていく。

 

「よし、じゃあ」

 

「うん」

 

 

「「デュエル!」」

 

木坂遊介

VS

ノイン・アリューエル

 

「先攻は俺だ。俺は手札から『愚かな埋葬』を発動。デッキから『精気を吸う骨の塔(ボーンタワー)』を墓地へ送る。そして『死者蘇生』を発動。精気を吸う骨の塔を復活させる」

 

「精気を吸う……骨の塔?」

 

 フィールドに生えだした塔からはこれまで吸ってきたのだろう魂が仄かに火をともしている。このモンスターが現れコメントが

 

『あっ……』

『お前も大概ワンキルじゃねえか!』

『もう助からないぞこれ』

『人間くんの精気吸いたい』

『精気を吸うか……閃いた!』

 

 それぞれがそれぞれの反応を示していた。

 

「更に手札から『魔妖廻天』を発動。デッキから『魔妖』を手札に加える。『翼の魔妖ー波旬』を手札に加えてそのまま召喚。波旬の効果発動。召喚、特殊召喚に成功した場合、デッキから『魔妖』モンスターを召喚できる。『麗の魔妖ー妲己』を特殊召喚する。特殊召喚に成功した事で精気を吸う骨の塔の効果、アンデット族の特殊召喚に成功する度に相手のデッキから2枚を墓地へ送る」

 

「デッキから……まさかこれって!」

 

「そう……デッキ破壊だ。誘発はあるか?」

 

「あったらとっくに使ってるよ……嫌な予感がする」

 

「ご名答。レベル1の波旬にレベル2の妲己をチューニング!シンクロ召喚『轍の魔妖ー朧車』!そして骨の塔の効果で2枚を墓地に送ってもらう。チェーンして妲己の効果。『魔妖』モンスターがエクストラデッキから特殊召喚に成功した場合、このカードを墓地から復活させる。逆順処理だが、何かあるか?」

 

「ぐ……ぐうぅ……」

 

「そのまま処理実行。妲己の蘇生にも骨の塔の効果は入る。2枚墓地へ送ってもらうぞ。そしてレベル3の朧車にレベル2の妲己をチューニング!シンクロ召喚『毒の魔妖ー土蜘蛛』!骨の塔の効果で2枚墓地へ、妲己の効果で復活して更に2枚墓地へ、『翼の魔妖ー天狗』をシンクロ召喚。骨の塔の効果で2枚墓地へ送り妲己の効果で復活から2枚墓地へ送る。『麗の魔妖ー妖狐』をシンクロ召喚。骨の塔の効果で2枚墓地へ送り妲己の効果で蘇生で2枚墓地。『骸の魔妖ー餓者髑髏』をシンクロ召喚。骨で2枚墓地送りと妲己蘇生で2枚墓地。『氷の魔妖ー雪女』をリンク召喚。骨で2枚墓地妲己蘇生2枚墓地。『垂氷の魔妖ー雪女』リンク召喚。骨で2枚墓地妲己蘇生2枚墓地へ送る。『零氷の魔妖ー雪女』をリンクして骨で2枚墓地妲己蘇生2枚墓地」

 

 最早呪文ともいえる展開は周囲も目を回す事態となった。1ターンでデッキを34枚削られたノインだが、まだ彼女には余裕が見られる。

 

「これで終わり。もう展開は出来ないでしょ。今回の私のデッキは60枚!次のターン「まだ俺のメインフェイズは終了してないぜ」嘘じゃん……」

 

「墓地の垂氷の魔妖ー雪女の効果発動。墓地のこのカードを除外して墓地か除外されているアンデット族モンスター『毒の魔妖ー土蜘蛛』を復活。土蜘蛛は墓地からの特殊召喚に成功した場合、互いにデッキから3枚墓地へ送る。骨の塔も当然効果が発動するぜ」

 

「これで39枚のデッキ破壊……もう半分以下……」

 

「まだやるけど?」

 

「もういっそ殺せえ!!」

 

 この後もう一回同じ展開して16枚削り切った。

 

木坂遊介

 WIN

 

 

 

 

 

 

 

 

104:名無しの決闘者

 こんなのデュエルじゃない……

 

105:名無しの決闘者

 使い方覚えられるって言ったやつだれだよ

 

106:名無しの決闘者

 使い方(満足流)

 

107:名無しの決闘者

 ま、満足民ならエンタープラズニルで全除外するし(ドゥローレンエラッタ前)

 

108:名無しの決闘者

 てかスレ全然進んでないじゃん

 

109:名無しの決闘者

 まあ上限いかないようにしてたし

 

110:名無しの決闘者

 (魔妖ソリティアにコメントできなかったなんていえない)

 

111:名無しの決闘者

 あんな可愛い淫魔相手に容赦がなさすぎる

 

112:名無しの決闘者

 あの淫魔ちゃん淫魔の掲示板で安価とってたらしいぞ。ちな結果はエキセントリックボーイ

 

113:名無しの決闘者

 ええ……

 

114:名無しの決闘者

 安価とった意味なかったね

 

115:名無しの決闘者

 イッチはとりあえず淫魔ちゃんに責任取って絞られて。どうぞ

 

116:1

 うっせえあと2勝で勝ち越しなんだよ

 

117:名無しの決闘者

 イッチ!

 

118:名無しの決闘者

 ド外道のイッチ!

 

119:名無しの決闘者

 壁とやってろイッチ!

 

120:名無しの決闘者

 イッチに対して容赦なくて草

 

 壁とやってろイッチ!

 

121:名無しの決闘者

 イッチに味方がいなすぎる

 

 壁とやってろイッチ!

 

122:1

 辛辣ぅ!

 

 相手が後攻ワンキルするなら先攻ワンキルすればいいだろうが!!

 

123:名無しの決闘者

 ハンムラビ法典もびっくりの復讐法草

 

124:名無しの決闘者

 こいつ満足民だろ

 

125:名無しの決闘者

 イッチもうコテハン満足民にしろよ

 

126:名無しの決闘者

 絶対デッキにインフェルニティあるだろ

 

127:サティスファクションイッチ

 これでええか?

 

128:名無しの決闘者

 満足させてくれよ!

 

129:名無しの決闘者

 残りの2回もデュエル配信するよなあ?

 

130:名無しの決闘者

 俺たちの満足はこれからだ!

 

131:名無しの決闘者

 もっと淫魔ちゃん見せろ!

 

132:サティスファクションイッチ

 それは向こうに聞かないと分からん

 今回は余裕で許してくれた

 

133:名無しの決闘者

 ほならね。行けるんとちゃう?

 

134:名無しの決闘者

 しっかしデッキ60枚削り切る手札来るとかもうエンターテイナーだろ

 

135:名無しの決闘者

 エンターテイナーイッチにコテハン変えてもええんやで?

 

136:サティスファクションイッチ

 流石にコロコロ変えるのは面倒だからこれでええわ

 

 

 

 

 

 

 

 シーズン戦が終わり、昼食に二人が訪れたのはラーメン屋だった。

 

「遊くん容赦なさすぎるでしょ……私何も出来てないんだけど」

 

「あれは初手が良かったのが原因だしサイドラに後攻渡してただで済むわけないだろ。制圧するかワンキルするしかないっての」

 

 注文したラーメンをすすり、垂れ流されるノインの愚痴を聞く遊介は流すように頷く。しかし遊介の視線はラーメンではなくノイン本人に向いていた。

 

 遊介のノインとのシーズン戦は2年間で全て勝ち越し。実際もう働かなくてもいい程の賞金を手に入れている彼だが、勝利し続けるのには理由がある。

 

「あのさノイン」

 

「ん、どうしたの?」

 

「お前ってどんな人がタイプなんだ?」

 

「ん~人間くんなら誰でも!」

 

「……淫魔に変な質問したな」

 

「も~変な遊くん」

 

 ラーメンをすすりつつ朗らかに笑う。それに遊介は笑って反応するが、心中は穏やかではない。要するに誰でもいいという事なのだ。もしも急に鞍替えとなった日には……と遊介は不安に駆られていた。

 

 最も、2年も負けながらも付き合ってくれているノインが遊介にゾッコンなのは傍から見れば明らかだが。

 

(あと2回……あと2回勝つだけでいい。それでノインは……完全に俺のものにできる)

 

 遊介は瞳に闇を宿してノインを見つめる。椅子と自重に挟まり潰される下半身を見つめながら遊介は舌で乾いた唇を舐めた。

 

(ノイン……愛してる




木坂遊介:幼馴染の淫魔を持つ人間。先祖が淫魔と交わったせいで精力がえげつないため、淫魔以外とセッ!すると相手の膣が爆発する。小学生の頃からノインが好きだが自己評価が低いために『2年間ノインに勝ち続ける』を目標に掲げ最後の勝利でノインと結婚すると決めている。恋愛クソザコ人間くん。

ノイン・アリューエル:淫魔。遊介とすけべしたいが遊介から「俺に勝ち越したら好きにしていい」と言われ2年間戦っているが一切勝ち越しの目が見えないため今期を最後にきっぱり諦めようと考えている。遊介の気持ちには気づいていない。恋愛クソボケ淫魔。



どっちも恋愛クソザコな人間関係いいよね。


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【生配信】シーズン戦決闘配信【あと2勝】

こういうのは皆さんの想像に任せるのが良いんだろうけど作者は我慢できないので続きを書きます。


 木坂遊介とノイン・アリューエルのデュエルが終わり夜も更けた頃、ノインの自室は深夜にも関わらず電気が灯っていた。

 

「結局安価のカードも使う前に終わっちゃった……はあ……」

 

 遊介とのシーズン戦が始まって2年。シーズン毎に勝利を重ねる事は出来ていたが、いづれも勝ち越しには至る事が出来ていなかった。今朝のスレも『ワンキルコンボがドバーッと出してきた』とか『妨害とか……なさらないんですか?』等ネタ混じりのクソコメがどっと流れた。

 

「遊くん、私の事嫌いなのかなあ」

 

 ノインにとって、木坂遊介は人生のパートナーとなる唯一の存在と信じて疑わないものだった。幼少期から離れず共に過ごしていた彼と結ばれるのは運命なのだと確信していた彼女が高校卒業と同時に遊介に告白するのは必定だった。しかし答えは

 

「えっと……気が早すぎない? それに全てに劣ってる俺なんかより同族のいい男がいると思うんだけど。というか俺じゃあノインには釣り合わないよ」

 

 自分の耳が信じられなかった。絶対に受け入れられる告白だと信じて疑わなかったものが裏切られたのだ。自分を卑下しているが、彼女にとって彼は自分とこれまでずっと一緒にいてくれた大切な人であり、思春期に入っても自分と変わらずに接してくれた数少ない人物なのだ。それだけで彼の存在感はノインの中で大きくなっている。だというのにあろうことか自分以外の男をすすめるなんて裏切り行為に他ならない。

 

「遊くん……なんで……」

 

 

 

 

 ノインが思慮に耽っている時、遊介は次に使うデッキの構築に取り掛かっていた。

 

「次は……展開じゃなくて罠ビートでいこうか。いやでも特殊勝利も捨てがたいし」

 

 淫魔をはじめとした上位種は一度使用されたデッキをすぐに把握する。使用されたカードから他に入っているカードの予測、展開ルートから妨害の数や防ぐべきポイントまで七割まで把握される。故に勝ち続けるにはカードをより多く手に入れ、手数を増やすのが最も有効な手段である。

 

「お、このカード……これで決まりかな」

 

 遊介は自分の道を決め、未来図(ヴィジョン)を描いている。しかし、それが傍から見ればリア充のイメプにしか見えないのを彼は、彼女は知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昼過ぎに集合という約束から翌日。準備を万端に済ませた遊介に対し、ノインは瞼をしょぼつかせながら決闘塔に集まった。遊介はこの日も配信でスレの住民にデュエルの様子を見せるつもりであり、配信が始まって早々コメントが多く寄せられていた。

 

「今日は遅いな。ノイン」

 

「ごめんね。昨日はデッキ調整で夜更かししてたから眠くて……」

 

「どうする?少し休んでからやるか?」

 

「大丈夫、さあ始めよう!」

 

「「デュエル!!」」

 

木坂遊介

VS

ノイン・アリューエル

 

「先攻は俺だ。俺はモンスターをセット。カードを2枚伏せる」

 

「昨日と比べると動きが小さい……次のターンへの布石?」

 

「そんな悠長な事してたらワンキルしてくるだろお前。俺は魔法カード『太陽の書』を発動!反転召喚『メタモルポット』!」

 

 メタモルポット ☆2 地

 ATK700/DEF600

 

「メタモルポット……またデッキ破壊!?」

 

「リバース効果だ。互いに手札全てを捨て、デッキから新たに5枚引く。俺は1枚、お前は5枚全て捨ててもらう」

 

「デッキ破壊なんて聞いて素直にやってられないって!手札の『灰流うらら』を捨てて効果発動。デッキからカードを手札に加える効果を無効にする!」

 

「手札から速攻魔法『墓穴の指名者』を発動。灰流うららを対象にそいつをゲームから除外し、次のノインのターン終了時まで効果を無効にする」

 

「うっ!そんな……」

 

 ノインの妨害も空しく、互いの手札が全て壺に飲み込まれる。ノインは昨日のデッキ構成では妨害札を引けずに敗北したため、枚数を40枚に戻したが、相手にも妨害札を握られていては仕方がない。

 

「更にカードを1枚伏せて魔法カード『月の書』を発動。メタモルポットを裏守備にするぜ。そして再び太陽の書を発動。メタモルポットを反転召喚し、効果発動だ」

 

「くぅ……エフェクト・ヴェーラーも入れておけば……」

 

 ノインは構成の誤りを悔いるも、始まったデュエルは勝敗を付けなければ終わらない。メタモルポットは2人の手札を飲み込み、新たなカードを吐き出した。勿論効果エフェクトのため、処理では普通にデッキから手動でドローする。

 

「速攻魔法『皆既日食の書』を発動し、メタモルポットを裏守備にする。カードを2枚伏せてターンエンドだ」

 

「私のターン!私は手札の『サイバー・ドラゴン・ヘルツ』を捨てて『サイバー・ドラゴン・ネクステア』を特殊召喚!そしてネクステアの効果で墓地の『サイバー・ダーク・キメラ』を特殊召喚する。それにチェーンしてヘルツの効果発動。墓地へ送られた場合、デッキから『サイバー・ドラゴン』を手札に加える。手札の魔法カード『サイバー・ダーク・インフェルノ』を捨ててキメラの効果を発動!デッキから『パワーボンド』を手札に加える。このターン、私は融合召喚する際、ドラゴン族か機械族の『サイバー』モンスターしか素材に出来ないけど、このデッキにはそんなの関係無い!『エヴォリューション・レザルト・バースト』を発動!デッキから『オーバーロード・フュージョン』を手札に加え、発動!墓地の『サイバー・ドラゴン』とヘルツ、コア、サイバー・ダーク・ホーン、そしてフィールドのネクステアとキメラを除外して融合!『キメラテック・オーバー・ドラゴン』を融合召喚!!」

 

 キメラテック・オーバー・ドラゴン ☆9 闇

 ATK?/DEF?

 

「キメラテック・オーバー・ドラゴンの攻撃力は融合素材1体につき800ポイントになる。素材は6体、これで攻撃力は4800!」

 

「だがキメラテック・オーバー・ドラゴンはモンスターにしか連撃出来ないぞ」

 

「その為のさっきのカード!エヴォリューション・レザルト・バーストの発動後、オーバーロード・フュージョンの効果で融合素材を6体以上使用した融合モンスターは素材の数だけ攻撃出来る!」

 

 少しややこしいがキメラテック・オーバー・ドラゴンの効果は『融合素材の数だけ相手モンスターに攻撃できる』と攻撃対象にモンスターを指定している。それに対しエヴォリューション・レザルト・バーストのモンスターに付与する効果は『素材の数だけ攻撃できる』と攻撃対象を指定していない。よって

 

「これで遊くんにダイレクトアタックできる!」

 

「だが、俺のフィールドには5枚の伏せカード。どうする? 来るか?」

 

 遊介は問いかけるが、ノインは選択を間違えない。

 

「当然!と言いたいけどその5枚の伏せカードを見逃すわけないよね!パワーボンド発動!手札のサイバー・ドラゴン2体とサイバー・ドラゴン・コアを融合!『キメラテック・ランページ・ドラゴン』を融合召喚!そして攻撃力は倍!」

 

 キメラテック・ランページ・ドラゴン ☆5 闇

 ATK2100→4200/DEF1600

 

「ランページの効果発動!素材にしたモンスターの数までフィールドの魔法・罠カードを破壊する。遊くんの伏せカードを3枚破壊!」

 

 キメラティック・ランページ・ドラゴンの首が3つに伸び、それぞれから電流を纏った光線が発射される。遊介の伏せたカードの半分が破壊される。

 

 しかし、遊介は待っていたと言わんばかりに口角を釣り上げていた。

 

「伏せていた『ジャックポット(セブン)』の効果発動!このカードが相手によって墓地へ送られた時、このカードを除外する!」

 

 カードを宣言した瞬間、遊介の背後に強欲な壺が上部に飾られたスロットマシンが現れる。

 

「ジャックポット7? そのカードって……」

 

「そう、このカードが3枚除外された時、俺はデュエルに勝利する!」

 

「それが2枚」

 

 このカードこそ遊介の狙いである。悠長にしていればデッキ破壊により敗北。速攻を狙い妨害札を除去しようとすればジャックポット7を引きかねない。遊介の勝利にリーチのかかったノインはどのように動いてもサイバー・ドラゴン特有の隙をついて高火力で叩くしかなくなった。

 

「でも、動くしかない!ランページの効果発動!デッキから機械族・光属性のモンスターを2体まで墓地へ送り、墓地へ送った数まで攻撃回数を増やす。ネクステアとコアを墓地へ送って攻撃回数は3回!バトル!」

 

伏せ(リバース)カードオープン!速攻魔法、皆既日食の書!」

 

「くっ……やっぱりあった……」

 

「攻撃力が決まっていないキメラテック・オーバー・ドラゴンの攻撃力は0に戻る。そしてエンドフェイズに相手は自身のモンスター全てを表側守備表示に変え、その数だけドローさせる。これで20枚切ったか?」

 

「残りは……これで17枚だよ」

 

 1ターンでデッキが半分まで減るのはよくあるが、今回はわけが違う。17枚とは言っているが、メタモルポッドの効果を4回使うだけでデッキアウトとなる。しかし、ノインの手札に再び転機が訪れた。

 

「ターンエンド。パワーボンドのリスク。ランページの元々の攻撃力分のダメージを受ける。そして2体を表側守備表示にして2枚ドロー……!」

 

 灰流うらら。攻撃してこない遊介にとって相性の悪いカードが手札に入った。先程無効にされたが、少なくともこのカードなら遊介を止められる。ノインは心に笑みを浮かべた。

 

 ノイン・アリューエル

 LP8000→5900

 

 しかし、それを読めない程遊介は伊達にノインとの付き合いは長くない。

 

「俺のターン。カードを3枚伏せてメタモルポッドを反転召喚。リバース効果で手札は全捨てだ」

 

「手札の灰流うららを捨てて効果発動!メタモルポッドを無効にする!」

 

「……仕方ない。ターンエンドだ」

 

「私のターン!私は魔法カード『サイバーロード・フュージョン』を発動!フィールド及び除外されているモンスターの中からサイバー・ドラゴンを含むモンスターをデッキに戻してサイバー・ドラゴンを融合素材とする融合モンスターを融合召喚する。除外されているサイバー・ドラゴン3体を融合!」

 

 それはサイバー・ドラゴンデッキのエース。サイバー流が多く浸透している理由の半分。超ロマンを体現した機龍。

 

「サイバー・エンド・ドラゴン……融合召喚!!」

 

 サイバー・エンド・ドラゴン ☆10 光

 ATK4000/DEF2800

 

「下手に破壊するとまずいけど仕方ない!魔法カード『ハーピィの羽根箒』発動!相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する!」

 

 立体映像によって現れた羽根が遊介のカードを払い飛ばす。この状況から遊介が動けなければノインは大幅に有利な状況に持ち込める。

 

 しかし、そのような状況を許す遊介ではなかった。

 

「ノイン……

 

 

 

 ゲームエンドだ」

 

「……ホントに引き運どうなってんの?」

 

 ノインの悪態など知った事ではないと言わんばかりにジャックポット7のスロットは中心のラインで7が揃う。するとジャックポット7が輝きだし、メダル口となる箇所から大量のメダルが溢れ出す。メダルはノインのフィールドを飲み込み、ノイン自身も巻き込まれた。

 

「ジャックポット成功!ジャックポット7が相手によって墓地へ送られたことでこのカードを除外、これで3枚除外された。よって俺はデュエルに勝利する!」

 

「こんなの無理ゲーだよおおおおおおおおおおおお!!!」

 

 

 

 

586:名無しの決闘者

 ええ……

 

587:名無しの決闘者

 これは引きもあるししゃーない

 

588:名無しの決闘者

 デッキ破壊嫌って短期決戦狙おうにも妨害積まれてるしそれを破壊しようものならエクストラウィンかまされるとかろくでもねえな

 

589:名無しの決闘者

 最後のカードがデッキに残ってると祈りながらバック割らんといけないとかいやーキツイっす

 

590:名無しの決闘者

 しかしこれでイッチはリーチか

 

591:名無しの決闘者

 どうしてこんなに勝ちにこだわるんや?

 

592:名無しの決闘者

 そら金やろ

 

593:名無しの決闘者

 負けたら干からびるまで搾り取られるしそら(負けたくないのは)そうよ

 

594:名無しの決闘者

 でもそれを2年も続けるってのがなぁ……何かあるやろ

 

595:名無しの決闘者

 その辺どうなんやイッチ?

 

596:サティスファクションイッチ

 まあ否定はせん

 

597:名無しの決闘者

 ファ!?

 

598:名無しの決闘者

 どんな目的やイッチ!

 

599:名無しの決闘者

 教えてくれてもええんやで?

 

600:名無しの決闘者

 もう待ちきれないよ!早く出してくれ!

 

601:サティスファクションイッチ

 ……いや、プライベートやし秘密で

 

602:名無しの決闘者

 は?

 

603:名無しの決闘者

 そこは教えてくれるもんやろ!

 

604:名無しの決闘者

 はぁーつっかえ!

 

605:名無しの決闘者

 ここまで引っ張っといてこれとか恥ずかしくないのかよ

 

606:サティスファクションイッチ

 やかましい全ては明日に掛かっとるんや

 

607:名無しの決闘者

 明日勝てばパーフェクトゲームか

 

608:名無しの決闘者

 何かするんか?

 

609:名無しの決闘者

 プロポーズか?

 

610:サティスファクションイッチ

 まあそれは明日次第やから

 

 とりあえず負けないようにデッキ調整してから寝るわ

 

611:名無しの決闘者

 乙ー

 

612:名無しの決闘者

 乙

 

613:名無しの決闘者

 明日のデュエルが最後か

 

614:名無しの決闘者

 結局デッキの使い方の参考に……なったか?

 

615:名無しの決闘者

 面白いデッキは多いけど

 

616:名無しの決闘者

 何の参考にもならん

 

617:名無しの決闘者

 駄目じゃねえか

 

 




 仕事始まってから疲労が抜けない。5日の疲労が2日で取れる訳無いだろ!


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人間くんをレアカードで釣る作戦part4

前にレアカードのために売〇する同人誌を見かけた事あるなあ

深い意味なんてありませんよ?


1:名無しの淫魔

 なぜうまくいかない

 

2:名無しの淫魔

 草

 

3:名無しの淫魔

 流石に人間くん舐めすぎ

 

4:名無しの淫魔

 でも人間くん欲望に忠実だしなあ

 

5:名無しの淫魔

 ワイらも人の事言えない定期

 

6:名無しの淫魔

 レアカードで人間どうこうよりシーズン戦勝ち越した方が早い

 

7:名無しの淫魔

 手っ取り早く人間くん欲しいやん?

 

8:名無しの淫魔

 うーんこの

 

9:名無しの淫魔

 人間くんかわいそうちんぽこかわいそう

 

10:名無しの淫魔

 今ちんぽこの話した?

 

11:名無しの淫魔

 してねえ座ってろ

 

12:名無しの淫魔

 人間くんカードで釣るって言ってるけど何チョイスするん?

 

13:名無しの淫魔

 ……20シクシズクとか?

 

14:名無しの淫魔

 まずワイが欲しいやつや(閃刀姫使い)

 

15:名無しの淫魔

 でも人間くん釣るにはパンチが弱いな

 

16:名無しの淫魔

 じゃあコクイノノリトシ?

 

17:名無しの淫魔

 ????????????

 

18:名無しの淫魔

 大会の景品……だっけ?

 

19:名無しの淫魔

 2018の優勝景品世界で本物は2枚しかない

 

20:名無しの淫魔

 誰でも欲しがるヤバイカード

 

21:名無しの淫魔

 どうやって手に入れた

 

22:名無しの淫魔

 そりゃ金よ

 

23:名無しの淫魔

 成金がよぉ

 

24:名無しの淫魔

 寧ろ引くだろ

 

25:名無しの淫魔

 もっとマイルドなのよ

 

26:名無しの淫魔

 でも昔に比べてカード単価高くなったよな

 

27:名無しの淫魔

 (デュエルで決まる世界じゃ)ま、多少はね?

 

28:名無しの淫魔

 テーマデッキ組むのに諭吉7枚飛ぶようになったのほんとひで

 

29:名無しの淫魔

 決闘法出来る前なら1000デッキとかあったけど今デッキ組むのに最低でも諭吉1枚飛ぶからなあ

 

30:名無しの淫魔

 汎用複数枚とかは普通に嬉しい

 

31:名無しの淫魔

 人間くんが欲しいカードあげたら?

 

32:名無しの淫魔

 欲しいカードわかんない

 

33:名無しの淫魔

 草

 

34:名無しの淫魔

 コミュニケーションくらいしろ

 

35:名無しの淫魔

 出来ないからこうやってカードで釣ってるんだろおおん!?

 

36:名無しの淫魔

 悲しい事よ

 

37:名無しの淫魔

 コミュ障にはデュエルすらキツい時がある

 

38:名無しの淫魔

 田舎はいいぞデュエルに飢えてる若い子で溢れてる

 

39:名無しの淫魔

 マジか引っ越すのもいいな

 

40:名無しの淫魔

 田舎のデュエルってなんかハイランダー感ある

 

41:名無しの淫魔

 分かるパックで当てたカードの寄せ集めって感じ

 

42:名無しの淫魔

 ところがどっこい

 最近の田舎は国からの助成金が多くてカードをシングルで多数買っても貯金できるくらいあるから意外と強い。後デュエル終わったら人間くんの家で育てた野菜ご馳走してくれる。寧ろこっちが目的

 

43:名無しの淫魔

 !!!?????!!??!???!?!?!?

 

44:名無しの淫魔

 は??????????

 

45:名無しの淫魔

 おいそこ変われ

 

46:名無しの淫魔

 対戦相手に料理を振舞うのはアマゾネス歓喜やろ

 

47:名無しの淫魔

 アマゾネスがこれ知ったら田舎にアマゾネスが闊歩する事になるんか……

 

48:名無しのアマゾネス

 それは良い事を聞いた

 

49:名無しの淫魔

 !!!

 

50:名無しの淫魔

 マズい!誰かあのアマゾネスを捕えろ!!

 

51:名無しの淫魔

 このままじゃ田舎の人間くんが死ぬぅ!

 

52:名無しの淫魔

 でもアマゾネスって自分達のテーマぐらいしか使わんよな?

 

53:名無しの淫魔

 そうなるとアマゾネスの弱点を人間くんに教えてあげればアマゾネスを倒せる?

 

54:名無しの淫魔

 ワンチャン人間くんに感謝されてデュエル……っは!

 

55:名無しの淫魔

 こうしちゃおれん人間世界に渡らねば!

 

56:名無しの淫魔

 人間くんワンキルしてぐちゅぐちゅえっちするんや!

 

57:名無しの淫魔

 待ってて人間くん!私がイク!

 

58:名無しの淫魔

 それはええけどこの中で渡航許可証持ってるやつどれくらいおるん?

 

59:名無しの淫魔

 ……ちょっと何言ってるか分かんない

 

60:名無しの淫魔

 人間くんは皆のものなんだよ?

 

61:名無しの淫魔

 独り占めしちゃダメなんだよ?

 

62:名無しの淫魔

 そう言いながらレするから許可制限厳しくなるんやろ

 

63:名無しの淫魔

 まさか制限のラインがデュエル試験なんて思わなんだ

 

64:名無しの淫魔

 完全ネタみたいなデッキで50連勝はキツ過ぎるって

 

65:名無しの淫魔

 レッドアイズで黒炎弾連発された時は殺したくなった

 

66:名無しの淫魔

 ギャンブルは失敗する確率があるから許されるのであって魔法で確定させていい効果ではない

 

67:名無しの淫魔

 そういえばアマゾネス止めに行った奴誰かおるんか?

 

68:名無しの淫魔

 渡航管理局ワイ

 同僚から不法入界したアマゾネスを捕まえた報告を受ける

 

69:名無しの淫魔

 ええ……

 

70:名無しの淫魔

 こうならんように入界許可証……取ろう!

 

 




禁止制限でアナコンダと勅命が逝きましたが皆さんはどのようにデッキに影響しましたか? 作者は烙印に数合わせでいれていただけなのでまだ入手していないレナトゥス入れる事にします。

人間世界入界許可証:認識阻害魔法、体格変化魔法、精神制御魔法の3つ。そして『手札誘発禁止』『攻撃力8000以上でダイレクトアタックしライフを0にする』『一度決めたデッキ内容の変更は無し』という縛りで50連勝を達成する事で発行される。

アマゾネス:人間世界では絶滅したが魔族世界、異種族世界では荒野を主に住処にしている。各民族にリーダーが存在し、リーダーとその幹部数人で許可証を取得し、人間世界で婿を手に入れる。今回のスレで現れたのは自分で婿を取りに行きたいアマゾネスが我慢できずに密入界を起こした欲求不満アマゾネスである。

人間くん(田舎民):田舎の人口減少を憂いた政府が引っ越し手当と住民助成金制度を公布したため転居者が増加。そして田舎では趣味を探せなかった者が行きついたのがデュエルと農業である。異種族とシーズン戦で戦った後、自宅に招いて料理をしていく内に料理も上達した。そして今日もデュエルが終わった後に異種族を招き、危ない橋を渡る。(失敗した場合、ここでは書けない事になる……いや書いていいかもしれない……書いていいのか?書くのもありだな)

異種族(田舎民):人間くんの守備力の低さに戦闘耐性与えて無限攻撃したい欲が抑えられない。


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【男装の麗人】インキュバスの距離感は近すぎる【ドスケベ説】

感想はちゃんと見てるし評価してくれると変な声出して笑っちゃうのでもっとください(強欲な壺)


1:名無しの決闘者

 おかげで無事性癖が捻じ曲げられた

 

2:名無しの決闘者

 どうした急に

 

3:名無しの決闘者

 男装女子いい分かる

 

4:名無しの決闘者

 あれで男も女も構わず食っちまうんやろ?ワイも食われたい

 

5:名無しの決闘者

 女子もイケるのズルすぎるあんなん勝てる訳無いわ

 

6:名無しの決闘者

 中性的な顔立ち

 ガタガタ歯の浮く台詞

 それを恥じらいも無く言える精神力

 デュエルの腕も立つ

 こっちが勘違いするような台詞を簡単に言う

 

 コミュスペック高すぎ

 

7:名無しの決闘者

 ほんまイラつく

 イラつくからその身体で責任取れ♡

 

8:名無しの決闘者

 なんであんなえっちな種族がワイらと同じ学校とか職場であんな距離感近いの?犯されたいの?

 

9:名無しの決闘者

 マジでドスケベ性能高すぎて職場で4回出した

 

10:名無しの決闘者

 職場ではじめんでもろて

 

11:名無しの決闘者

 話しておけ?

 

12:名無しの決闘者

 スマソスマソ

 それはそうとコテハンつけてもろて

 

13:幼馴染にインキュバスがいる

 これでええか?

 

14:名無しの決闘者

 幼馴染……インキュバス……だと!?

 

15:名無しの決闘者

 今回は自慢スレか?喧嘩なら買うぞオラ

 

16:名無しの決闘者

 コテハン長wwwwwwwそれはそうとイッチお前は死ぬべきだ

 

17:名無しの決闘者

 あんなドスケベボディ間近で堪能できるとか前世宇宙英雄だった?

 

18:名無しの決闘者

 インキュバス手籠めにできるとか役得過ぎるやろ何が不満なん?

 

19:幼馴染にインキュバスがいる

 いや幼馴染にいるのはええんやけどそいつ紹介してって奴が多すぎるんよ。あいつはあいつで俺以外と外出はしても2人きりってのが無いらしくてどうしたんて聞いたんやけど「君といる時間は特別だから」の一点張りで今も学校で生徒の誘い断って俺と昼飯食ってる

 

20:名無しの決闘者

 なんだぁ……てめぇ……

 

21:名無しの決闘者

 >>20……キレた……っ!

 

22:名無しの決闘者

 そんなん好き好き光線発射してるじゃん

 

23:名無しの決闘者

 はぁーセックスセックス

 

24:名無しの決闘者

 >>23 酷すぎて草

 

25:名無しの決闘者

 イッチの事好きだから告ってヤッちゃえよ

 

26:名無しの決闘者

 何が幼馴染じゃこちとら何もおらんのやぞオラア!

 

27:名無しの決闘者

 >>26 涙拭けよ

 

28:名無しの決闘者

 これはシーズン戦で勝ち越し分からせするしかないなあ?

 

29:幼馴染にインキュバスがいる

 いやワイまだ高校生やぞ

 

30:名無しの決闘者

 シーズン戦高校生は卒業しないと参加できないんだっけ?

 

31:名無しの決闘者

 かまけて勉強疎かにしたら事やしま、多少はね?

 

32:名無しの決闘者

 でもデュエルで解決論が学校でも浸透してるのほんま草

 

33:名無しの決闘者

 大学でデュエルトーナメントしたけどくっそ楽しかったゾ

 

34:名無しの決闘者

 弟の高校文化祭参加したけど淫魔の子めっちゃエロかった制服ドチャシコボディは相性が良い

 

35:名無しの決闘者

 >>34 分かる

 

36:名無しの決闘者

 シコボディにいじめられてる制服はスケベだし制服に圧縮されてるドチャシコボディから摂取できる栄養は存在する

 

37:名無しの決闘者

 ワイは天使が好きあのママみは天使からしか味わえない

 

38:名無しの決闘者

 奉仕種族もいいぞあのマシンながらドエロい乳は他にない

 

39:名無しの決闘者

 皆それぞれがそれぞれにえっちなのいいよね

 

40:名無しの決闘者

 分かる

 

41:名無しの決闘者

 結局はそれよ

 

42:幼馴染にインキュバスがいる

 俺もそんなやつにやられた一人なわけだが

 同学年の奴にあいつといるなって脅されてる

 

43:名無しの決闘者

 ふぁ?

 

44:名無しの決闘者

 雲行き怪しくなったな

 

45:名無しの決闘者

 いやじゃ……ワイはイチャラブハッピーエンドが好きなんじゃ……

 

46:幼馴染にインキュバスがいる

 まあどこにでもいる?テンプレ不良なんだが「あいつは俺の女なんだよ。お前がいると邪魔なの分かる?」って因縁付けてきた告りたいならやりゃいいのに

 

47:名無しの決闘者

 多分イッチがいるからって断られたんだゾ

 

48:名無しの決闘者

 逆恨みもええとこやな

 

49:名無しの決闘者

 多分まだ突っかかって来るぞ

 

50:名無しの決闘者

 デュエルはしたんか?

 

51:幼馴染にインキュバスがいる

 しとらんやっぱやって決着付けるべきか

 

52:名無しの決闘者

 そらそうよ

 

53:名無しの決闘者

 ワンキルしたれ

 

54:名無しの決闘者

 せっかくデュエルで白黒つけられるんや学生のデッキなんぞたかが知れとる強力するで

 

55:名無しの決闘者

 先攻ワンキルで格の違い見せたれ

 

56:幼馴染にインキュバスがいる

 皆……ありがとナス!

 

57:名無しの決闘者

 そうなればまずはデッキ調整やなどんなデッキ使っとる?

 

58:名無しの決闘者

 デッキ知らんとアドバイスのしようもないしな

 

59:幼馴染にインキュバスがいる

 ほならね

 ワイ:『ジャンド』救世竜型。連続攻撃でのワンキル気持ちええんじゃ。

 幼馴染:『銀河眼』アフターグロウ・ドラゴンで倍加してワンキル狙う型。勝ち目が毎度薄いけどなんでかトップ解決できる。

 不良:『デス・キマイラ』NO.5のアレ。全体攻撃と墓地ハイエナがキツいらしい。デュエルした事は無い。

 

60:名無しの決闘者

 デスキマイラ?

 

61:名無しの決闘者

 『NO.5 亡朧竜 デス・キマイラ・ドラゴン』

 元々の攻守は0だが、ORU一つにつき1000攻撃力があがり、全体攻撃可能。戦闘したバトルフェイズ終了時に自分の墓地のモンスターを自身のORUにするか相手の墓地のカードを相手のデッキトップに戻す効果を持つ。カオス体もある。

 

62:名無しの決闘者

 有能

 

63:名無しの決闘者

 デス・キマイラって銘打ってるって事はカオスはいないって事?

 

64:名無しの決闘者

 無いとは言い切れない。ただ普段使いしていないだけの可能性もある。

 

65:幼馴染にインキュバスがいる

 確かにデュエルの様子を見るとデス・キマイラしか見ないしカオスはいないように感じる。まあある前提でいくわ

 

66:名無しの決闘者

 せやな

 

67:名無しの決闘者

 可能性はあると考えていけ

 

68:名無しの決闘者

 ジャンドってなると展開一回でも止められるとキツいな。不良は汎用何持っとるん?

 

69:幼馴染にインキュバスがいる

 カツアゲしてるって噂だし高額カードも色々奪ってるんやろな。うららGは持ってて考えるべきやろ

 

70:名無しの決闘者

 墓穴も忘れるな

 

71:名無しの決闘者

 抹殺も入れて差し上げろ

 

72:名無しの決闘者

 デス・キマイラとか当たった事無いから対策どないすりゃええねん

 

73:名無しの決闘者

 地雷デッキは寧ろどうすりゃええか分からん分かる

 

74:名無しの決闘者

 どっちよ

 

75:名無しの決闘者

 取り敢えずはORU削るか効果で除去か

 何あったっけ?

 

76:幼馴染にインキュバスがいる

 ほぼ無い。サテライト・ウォリアーくらい

 

77:名無しの決闘者

 レベル10くらいならジャンド余裕だけどサテライト・ウォリアーに枠割けるかやな

 

78:名無しの決闘者

 あってもええやろ。ソリティアするっていうならコズミックとかのがええけど

 

79:名無しの決闘者

 でもセイヴァー型やろ? レベル1のドラゴンも欲しいわな

 

80:名無しの決闘者

 じゃあラルバウールは?

 

81:幼馴染にインキュバスがいる

 もう入れとる。スタダ2枚入れとるんやけどどうなんやろ?やっぱ重い?

 

82:名無しの決闘者

 (スタダ2枚とか)お前重いんだよ!

 

83:名無しの決闘者

 流石に2は無い

 

84:名無しの決闘者

 1枚でいいわもう1枚は新規のスタダ入れとけ

 

85:名無しの決闘者

 スピーダーはあるよな?ここ最近のジャンドあれあるとないとじゃかなり変わるぞ

 

86:幼馴染にインキュバスがいる

 流石に持ってる。めっちゃ高かったけどなんとかなった

 

87:名無しの決闘者

 メインエンジン高いの分かる

 

88:名無しの決闘者

 でも1枚でもあるなら手札誘発の心配するだけでいい。墓穴とうららを入れておけ

 

89:名無しの決闘者

 Gはむしろデッキ切れで死にそう

 

90:名無しの決闘者

 てかデス・キマイラどうやって出すんやろ

 

91:名無しの決闘者

 ランク5やし銀河戦士やろ

 

92:名無しの決闘者

 ランク4つくってRUMラウンチでもええな

 

93:幼馴染にインキュバスがいる

 幻影騎士団ゴシップシャドー効果でやってたなあと銀河戦士

 

94:名無しの決闘者

 は?

 

95:名無しの決闘者

 普通にリベリオンなりロンゴミした方がいい定期

 

96:名無しの決闘者

 アーク・リベリオンやれば火力ガン盛り出来るのに……

 

97:名無しの決闘者

 ロマンはロマンでも尖りすぎている……

 

98:名無しの決闘者

 一応ランクアップで出るからいけるけど……なあ?

 

99:名無しの決闘者

 間違いなく幻影騎士団対策した方がいい

 

100:名無しの決闘者

 不良くんさあ……

 

 

 

【幼馴染との】知恵を貸してください【恋愛成就の為に】

 

1:名無しのインキュバス

 幼馴染の彼と恋仲になりたい

 その為に皆の力を貸してください

 

2:名無しのインキュバス

 これはこれは

 

3:名無しのインキュバス

 恋する乙女がここにもいたね

 

4:名無しのインキュバス

 まずは恋心を抱いた経緯を教えてくれないかい?あとコテハンも付けておくれ

 

5:恋するインキュバス

 ごめんなさい忘れていました。

 彼との出会いは小学校四年生の頃だった。小学生は異種族というだけで差別の対象になってしまうから僕にとって小学校は苦痛でしかなかった。そんな中で手を差し伸べてくれたのが彼だったんです。インキュバスとか関係無く一緒に遊んだ。後に彼がいじめられていると知った時、僕が手を引けばいいって思ったけど彼が「俺はお前といたいからいるんだ。確かに他のやつとも遊びたい。でも一番と友達のお前を馬鹿にするようなやつこっちから願い下げだ!」って言ってくれたんです。小中学校の皆も彼とデュエルして仲良くなって僕もその輪の中に入る事ができ、彼とは高校も一緒でした。

 

6:名無しのインキュバス

 うわぁ

 

7:名無しのインキュバス

 こんな王子様のような人間くんが本当にいるんだね

 

8:名無しのインキュバス

 僕も柄にもなく顔が真っ赤だよ

 

9:名無しのインキュバス

 そんな彼と距離を詰めたいんだね?

 

10:名無しのインキュバス

 でもこれを見ると彼も君にお熱な気がするよ

 

11:恋するインキュバス

 それがそう上手くもいかないんです

 中学生の時は小学校時代からの友人がいたから説明役がいたんだけど高校入学からインキュバスの僕には人だかりができて彼は一人になってしまった。それだけじゃない、彼は元々デュエルが強かったんだけどそれを妬む者まで出てきたんです。僕も止めたんだけど彼への誹謗中傷が止まる事は無くて……でも彼は僕がいるから大丈夫って言ってくれた。あの時の彼を思えば僕に悪態の一つも吐きたいはずだったのにそれを飲み込んで心配させまいと気丈に振舞っていたんだ。

 

12:名無しのインキュバス

 それは……

 

13:名無しのインキュバス

 悔しいよね

 

14:名無しのインキュバス

 僕なら悪態吐かれた方がマシだよ

 

15:名無しのインキュバス

 これ以上傷つく君を見たくないのに

 

16:恋するインキュバス

 でも先程書いた通り彼はデュエルが上手だった。試験でデュエルが不安という子にデッキのアドバイスやおすすめのカードを教えてあげる事で彼へのイメージは変わり心象も良くなった。ある一部を除いて

 

17:名無しのインキュバス

 嫌な予感がするよ

 

18:名無しのインキュバス

 NTRが……僕たちは嫌いだ……!

 

19:恋するインキュバス

 ご明察。学校で不良と呼ばれる人間くんが彼に突っかかるようになったんです。不良くんは僕と彼が付き合ってると誤解してしまって僕に別れろって言ってきて付き合ってないと言ったらじゃあ俺の女になれって言って来るんです。不良くんには申し訳ないけど僕は幼馴染の彼がいいと何度も断ってるんです。

 

20:名無しのインキュバス

 羨ましいよ。そんなにはっきり好きと言える人間くんがいるなんて

 

21:名無しのインキュバス

 不良の彼もとんだ災難だね。恋する乙女を振り向かせるのは骨が折れるよ

 

22:名無しのインキュバス

 でもそれも効果が薄い感じだね?

 

23:恋するインキュバス

 そうさ。「あんな地味野郎より俺を選べよ」と言われた時は幻影魔法をかけてしまって

 

24:名無しのインキュバス

 上級魔法じゃないか。因みに内容は?

 

25:恋するインキュバス

 人間くんはガチムチ? というのが苦手って彼が言っていたからそれが全方位から迫って来る幻影です

 

26:名無しのインキュバス

 人間くんガチムチ嫌いだけれどなんでだろうね

 

27:名無しのインキュバス

 人間くんも好き嫌いがあるという事だよ。僕たちだってNTRは嫌いだろう?

 

28:名無しのインキュバス

 それもそうだね

 

29:名無しのインキュバス

 話は戻るけど1は幼馴染の彼と結ばれたいんだよね?その上で付きまとっている不良くんをどうにかしたい。そういう相談で大丈夫かい?

 

30:恋するインキュバス

 その通りです。何かいい方法はありませんか?

 

31:名無しのインキュバス

 それは

 

32:名無しのインキュバス

 ここでは得られないかな

 

33:名無しのインキュバス

 ここにいるのは全員恋愛弱者だからね

 

34:名無しのインキュバス

 好きな人間くんの下着を盗む方法を知るのが関の山だよ

 

35:名無しのインキュバス

 人間くんとベッドインする妄想をして慰め合うだけだよ

 

36:名無しのインキュバス

 本当に申し訳ないけどここの皆は力になれそうにないんだ。ごめんね

 

37:恋するインキュバス

 いいえ、話を聞いてくれただけで十分です。気持ちを整理できましたから。少し彼と話をしたいと思います

 

38:名無しのインキュバス

 頑張って

 

39:名無しのインキュバス

 応援しているよ

 

40:名無しのインキュバス

 なんだか僕までワクワクしてしまうね

 

41:名無しのインキュバス

 恋する物語は皆大好きだよね

 

42:名無しのインキュバス

 しかし物語にはやはり障害となる存在もあるよね

 

43:名無しのインキュバス

 今回で言うなら不良くんだね

 

44:名無しのインキュバス

 インキュバスが好きだというなら僕たちでもいいのかな……

 

45:名無しのインキュバス

 その発想はあったよ

 

46:名無しのインキュバス

 行ってみる?

 

47:名無しのインキュバス

 いい考えだね

 

48:名無しのインキュバス

 人間くんは人によるけど複数の女性を侍らせたい願いがあるから望むところだよね

 

49:名無しのインキュバス

 高校生と言っていたしインキュバスが通っている高校を探そうか

 

50:名無しのインキュバス

 皆が望む結末を迎えよう

 

 




インキュバス:幼少期は男子の身体だが、成長と共に身体が女性のものとなっていく。因みに現在のインキュバスの祖先は男性の容姿をしていたが、人間の聖職者にガン掘りされてメス堕ちし、肉体を女性のものに変容させてその聖職者と結ばれたとインキュバスの魔書に残されている。

幼馴染にインキュバスがいる:小学生の間、インキュバスの幼馴染を男だと勘違いしていて女だと判明した時に小学生だった彼の性癖は死んだ。

恋するインキュバス:小学校時代いじめられていた時に手を差し伸べてくれた彼に恋をした。インキュバスの例に漏れず女性となりながら男女問わず歯の浮く台詞で皆を勘違いさせていくが、一途に幼馴染を思い続けている。

不良くん:ロンゴミアントとダベリオン系統が手に入らなかった。


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絶望を返すのは絆か愛か

制限改訂で勅命逝きましたね。後閃刀姫の漫画が楽しみです。


「少し呼ばれているから校門で待っていてくれ。すぐに終わらせるから」

 

 紅葉も落ち切った十二月の放課後、そう告げて幼馴染の『天城勝弥(あまぎかつや)』と別れた『ルー・D・フォーチュン』は体育館倉庫に来ていた。呼び出し人は明言されていなかったが、ルーには既に予想がついている。

 

「しかしまだ懲りずに告白してくるとはね。これでもう8回目だよ?人間くんって手に入らないものに熱くなるとは言うけどまさかこんなに僕にお熱とはね」

 

 しかしむずがゆさ半分、落胆半分といった面持ちな彼女は勝弥以外へ向ける表情をつくり、倉庫の扉を開ける。そこには彼女の予想通りの人物が待ち構えていた。

 

「随分怖い顔をしてどうしたんだい?黒野くん」

 

「おいルー……てめえどういうつもりだぁ!この俺をここまでコケにしやがって!」

 

 口を開くや否やルーに詰め寄る『黒野弦司(くろのげんじ)』。しかし彼の怒気を孕んだ声音もルーには響かない。元より勝弥を貶すような人物は小学校の頃から聞き続けていた彼女にとって腸が煮えくり返るが、勝弥の事を思い耐える。しかし弦司にはそれが気に入らなかった。

 

「とぼけんじゃねえ!人前で散々俺を振りやがって!あの後仲間内で俺は笑い物だ!」

 

「異種族に振られ続けた種無しって?確かに異種族は人間に甘いし好きだよ。でも僕たちにだって好みがある。人間の君にもあるようにね」

 

「うるさい!俺に恥かかせた罪は償って貰うぞ!」

 

「ふふ、人間が力技で僕たちに勝てるとでも?」

 

 『人間は異種族には勝てない』

 

 腕力、知力、体力とほぼ全ての能力で人間を上回る異種族。インキュバスのルーもその例に漏れず、自称体力自慢の弦司相手でもタイマンで勝てる程の力を持っている。たとえ力ずくでも組み伏せられる自信があった。

 

 しかし、それを考えない程弦司も愚かでは無かったのだ。

 

「……あ、あれ?」

 

「くくくっ……効いてきたぞ」

 

 ルーの身体から突如力が抜ける。弦司の手には薬品の名前が書かれたラベルの記されている瓶が見えた。

 

「『淫魔用筋弛緩剤』か。高かったが効果は抜群だな。打ち込む方法を考えたが、俺から渡しても警戒されるのがオチ。あいつにやらせて正解だったぜ」

 

「あいつ?……そういえば……」

 

 ルーは6講時の終わりに同じクラスの女子から渡されたスポーツドリンク。体育の後でその女子がルーのファンであり、ファンの子からよく差し入れを貰っているルー自身疑うことなく飲んでいた。それに筋弛緩剤が入っているとは知らず。

 

「そういう事よ。あいつの穴も悪くなかったが、やっぱり極上と噂の淫魔の穴が手に入るならそれを選ばない手はないよなあ?」

 

「まさか……そんな事許される訳」

 

「許されるとかじゃねえ。俺がルールだ!さて、これでお前をたっぷり「そんな事だと思ったぜ」っ!」

 

「かつ……や……?」

 

「なんか嫌な予感がしてな。迎えに来た」

 

 そこにいたのはルーの幼馴染であり、弦司の目の上のたん瘤である天城勝弥であった。

 

「てめえ……どうしてここが!」

 

「どうしてってルーの行先を見かけたってヤツ捕まえて教えてもらっただけだ。しっかし淫魔用筋弛緩剤とは、普通売ってないよな?どこで手に入れた?」

 

「そ、そんな事知ってどうするんだよ」

 

「普通に考えて学校でそんなのが流行ろうものなら大問題だ。さあ教えろ」

 

「黙れ!いつもいつも俺の邪魔しやがって……」

 

「ならデュエルと行こうぜ。お前が勝てば好きにしろ。俺もルーもな」

 

「ちょ、ちょっと勝弥!?」

 

「だが、俺が勝てばお前を警察に引き渡す。危険薬物所持は犯罪だ」

 

「……いいだろう。その言葉忘れるな!」

 

「こっちの台詞だ。だがその前に」

 

「ん?なんだよ、戦う前から命乞いか?」

 

「違う、場所替えだ。ギャラリーは多い方がいいだろう?」

 

 

 

 

 

 

 学校の中庭につくられたデュエルフィールド。そこに立つ二人のデュエリストにギャラリーである生徒達は騒然としていた。

 

 方や『暴虐騎士』の異名を持つ黒野弦司。デュエルに勝った際、敗者のカードを強奪する事から『追いはぎゴブリン』とも言われ忌み嫌われている。

 方や『決闘先生』と呼ばれる天城勝弥。様々な生徒にデュエルやデッキのアドバイスをする様子から先生と呼ばれているが、インキュバスのルーと四六時中一緒に過ごしている事から『恋愛クソボケリア充先生』とも呼ばれている。

 

 校内で話題の二人が一人の学校のアイドル的存在であるインキュバスをめぐりデュエルを行うとなればたとえ放課後であろうとも人だかりができるのは致し方ない。本来止めるべき教師陣営もギャラリーとして集団に紛れている。

 

「こんなに人を集めるなんてな。そんなにお前が負ける所を皆に見てもらいたいんだな」

 

「……ここで改めて、互いに勝利した時の敗者への命令権の内容を確認する」

 

「ん?」

 

 勝弥が言い出した命令権。先程聞いていた弦司は何をいまさらといった面持ちだが、ルーにはその思惑を察した。

 

「お前が勝てば俺はルーには金輪際近寄らない。ルーの事もお前の好きにしろ」

 

「おお、そうだぞ天城!お前は負けたらルーは俺のものだ!」

 

「そしてお前が使った淫魔用筋弛緩剤の事も俺からは秘密としておく」

 

「おお……ん?」

 

 勝弥の台詞に違和感を抱く弦司。そしてその違和感に気づいたのは周囲の反応からだった。

 

「え?筋弛緩剤?」

「そんなの使ってたのか?でも誰に?」

「まさか……ルー様に使ったの?」

「おい黒野!お前筋弛緩剤を使ったのは本当か!」

 

 ギャラリーは勝弥の発言が嘘か真かを知る前に弦司ならやるという自信に弦司へ野次を飛ばす。弦司は勝弥の思惑をようやく理解し胸倉へ掴みかかる。

 

「てめえ!」

 

「おいおい落ち着けよ。まだここに証拠はない。今はなんと言われても証拠不十分で逃げられる。尤も、俺に勝ったらだけどな。そして俺が勝ったらお前は塀の中だ」

 

「……後悔させてやる」

 

 

 

「「デュエル!」」

 

黒野弦司

VS

天城勝弥

 

 

 

「俺の先攻だ!俺はカードを1枚伏せて発動!『幻影騎士団(ファントム・ナイツ)シェード・ブリガンダイン』!! こいつは自分の墓地に罠カードが存在しない場合、伏せたターンに発動できる。レベル4、攻撃力0、守備力300のモンスターとして特殊召喚だ」

 

 ギャラリーの中から「俺のカード!」と声が聞こえる。弦司がカードを強奪していたという噂はこれで嘘ではないと証明される事となった。

 

「お前……」

 

「人聞きの悪い事言うなよなあ!これはもらったんだぜ?友情の印ってな。まだまだ続くぜ、『幻影騎士団』が特殊召喚に成功した場合、『幻影騎士団ステンドグリーブ』の効果発動!こいつを特殊召喚する。『終末の騎士』を召喚し効果発動。デッキの闇属性モンスター『幻影騎士団ダスティローブ』を墓地へ送る。ダスティローブを除外して効果発動。デッキから『ファントム』魔法・罠カード『幻影霧剣(ファントム・フォッグ・ブレード)』を手札に加える。手札の『幻影騎士団サイレントブーツ』を自身の効果で特殊召喚。レベル4のシェード・ブリガンダインと終末の騎士でオーバーレイ!『レイダーズ・ナイト』をエクシーズ召喚!」

 

 大きく展開される弦司のフィールド。勝弥とルー、そして昔からデュエルに傾倒している者からすればまだ展開すると読める上、幻影騎士団は多く見るテーマ故にレイダーズ・ナイトをここで出した理由が逆に読めていない。反対に最近デュエルを始めた者は弦司のタクティクスに舌を巻いていた。

 

「まだ俺のターンは終わっていないぜ。レベル3のダスティローブとサイレントブーツをリンクマーカーにセット!『彼岸の黒天使ケルビーニ』をリンク召喚!ケルビーニの効果でデッキのレベル3モンスター『幻影騎士団ラギットグローブ』を墓地へ送りその攻撃力1000をレイダーズ・ナイトに加える」

 

レイダーズ・ナイト

ATK2000→3000

 

「攻撃力3000か……」

 

「こんなのでビビってんじゃねえ!ラギットグローブを除外して効果発動。デッキから『ファントム』魔法・罠カード、2枚目の幻影霧剣を墓地へ送る。そしてそのまま幻影霧剣を除外して効果発動。墓地の『幻影騎士団』モンスターのサイレントブーツを特殊召喚する。リンク2のケルビーニとサイレントブーツをリンクマーカーにセット!『幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ』をリンク召喚!そして効果発動!」

 

「それは止める!手札の『灰流うらら』を捨てて効果発動!デッキからカードを墓地へ送る効果を無効にする!」

 

「ちぃ!だが墓地のサイレントブーツを除外して効果発動だ!デッキの『ファントム』魔法・罠カード『幻影翼(ファントム・ウィング)』を手札に加える。カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 長いターンを終え、勝弥は思案する。弦司が構えた妨害札を、それをどうやって躱すかを。

 

(俺の手札にバックを割るカードは無い。逆に相手は返しのターンにレイダーズ・ナイトの効果でブレイクソードを呼び出してその効果で割れる。手札は1枚、俺のターンで墓地から発動できるカードは無い)

 

「信じてるぜ。俺のターン!俺は手札の『ジェット・シンクロン』と共に捨てる事で『ジャンク・コンバーター』の効果発動。デッキから『シンクロン』チューナーモンスター『ジャンク・シンクロン』を手札に加え召喚。そして効果発動」

 

「させるかよ!伏せ(リバース)カードオープン!幻影霧剣でジャンク・シンクロンの効果を無効にするぜ!」

 

「まあ初動を潰すのは常套手段だよな。でも……手札の『ボルト・ヘッジホッグ』を墓地へ送り魔法カード『ワン・フォー・ワン』を発動。手札・デッキからレベル1のモンスター『チューニング・サポーター』を特殊召喚。チューニング・サポーターはシンクロ素材とする際、レベル2として扱う。レベル2となったチューニング・サポーターにレベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!『ジャンク・スピーダー』をシンクロ召喚!そして効果発動!デッキからレベルの異なる『シンクロン』チューナーモンスターを可能な限り特殊召喚する。チェーンしてチューニング・サポーターの効果発動。シンクロ素材として墓地へ送られた場合、1枚ドローする。そしてスピーダーの効果でジェット・シンクロン、『サテライト・シンクロン』、ジャンク・シンクロン、『スターダスト・シンクロン』を特殊召喚」

 

「モンスターが一気に5体に!」

 

「スターダスト・シンクロンの効果発動。召喚・特殊召喚に成功した場合、デッキから『スターダスト・ドラゴン』が記された魔法・罠カード『光来する奇跡』を手札に加える。フィールド魔法『スターライト・ジャンクション』を発動し、効果発動。チューナーモンスターであるスターダスト・シンクロンをリリースし、レベルの異なる『シンクロン』モンスター『シンクロン・キャリアー』を特殊召喚する。レベル2のシンクロン・キャリアーにレベル3ジャンク・シンクロンをチューニング!『TG(テックジーナス) ハイパー・ライブラリアン』をシンクロ召喚!」

 

「ハイパー・ライブラリアン……」

 

 勝弥の展開を見たルーは呆れながら背筋を震わせる。

 

「勝弥……やりすぎだよ。これ下手をすれば……」

 

----ワンターンキルだよ。

 

「レベル5のジャンク・スピーダーにレベル1のジェット・シンクロンをチューニング!『スターダスト・チャージ・ウォリアー』をシンクロ召喚!スターダスト・チャージ・ウォリアーの効果とハイパー・ライブラリアンの効果で合計2枚ドロー。永続魔法『光来する奇跡』発動。発動処理としてデッキからレベル1ドラゴン族の『想い集いし竜』をデッキトップに置く。レベル6スターダスト・チャージ・ウォリアーにレベル2サテライト・シンクロンをチューニング!飛び立て『スターダスト・ドラゴン』!!」

 

 勝弥のフェイバリットカードの登場にギャラリーが騒ぎたてる。それを意に介さず処理を続ける勝弥に弦司は苦虫を噛み潰すように睨みつける。

 

「ハイパー・ライブラリアンの効果にチェーンし、光来する奇跡の効果を発動。シンクロモンスターを特殊召喚した場合、手札のチューナーモンスター『救世竜セイヴァー・ドラゴン』を特殊召喚。そしてハイパー・ライブラリアンで1枚ドロー。想い集いし竜はドローした時、このカードを相手に見せて発動。このカードを特殊召喚する。更にレベル8のドラゴン族シンクロモンスターが存在する場合、デッキからレベル1ドラゴン族モンスター『スターダスト・シャオロン』を特殊召喚。

 

 レベル8スターダスト・ドラゴンとレベル1スターダスト・シャオロンにレベル1救世竜セイヴァー・ドラゴンをチューニング!」

 

「レベル10の……シンクロモンスター!」

 

「光来せよ『セイヴァー・スター・ドラゴン』!!」

 

セイヴァー・スター・ドラゴン ☆10

ATK3800/DEF3000

 

「……確かに攻撃力3000を超えるモンスター、普通のデュエリストなら脅威だろうが伏せ(リバース)カードオープン!幻影翼をレイダーズ・ナイトを対象に発動!これでレイダーズ・ナイトは攻撃力を500アップし一度だけ戦闘・効果で破壊されない!」

 

「対策カードを発動したところ悪いがお前はこのターンで終わりだよ。ハイパー・ライブラリアンの効果と光来する奇跡の効果を発動。光来する奇跡はチューナーモンスターを特殊召喚する効果の他に、デッキから1枚ドローする効果もある。それぞれ1度しか発動できない効果だが、強力だろ?」

 

「うるせぇ!さっさとドローしろ!」

 

「そうだな。このデュエルの決着を付けるのに余計な事は言いっこ無しだよな。

 

 

 

 だからとどめは容赦無く……な?」

 

「……は?」

 

 突如空気の変わる勝弥。ドロリとへばりつくような感触が弦司を襲い、後ろを振り返る。しかし当然誰もいない。

 

「な、何が……」

 

「俺としてはお前がルーを好きになるなんざ別に問題じゃねえんだよ。あいつの気持ちは何となく察してる。それを見ないふりしてるのは俺の我儘だ。何も言えねえし、お前が俺にどうこう言うのも気にしなかった。中学の頃もよくある事だったしな」

 

「お、おい……お前何言って」

 

「だがそんな中でお前はタブーを犯した。それは

 

 

 

 

 

 

 ルーを嵌めて泣かせようとした事だ」

 

 ただのデュエル。ただのソリッドビジョン。なのに勝弥から発せられる殺気が弦司の身体をいくつも突き刺さる。嫌な汗がいくつも伝い、呼吸が浅くなる。

 

「そんなお前に元より容赦する気は無い。自分の罪を塀の中で自覚しろ。レベル10のセイヴァー・スター・ドラゴンにレベル1の想い集いし竜をチューニング!招来せよ『シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴン』!!!!」

 

シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴン ☆11

ATK4000/DEF3300

 

「勝弥!」

 

「こ、攻撃力4000だと!で、でもそれ以外はレイダーズ・ナイトを下回る。それなら「本当にそれで終わると信じているのか?」っ!」

 

「手札のモンスター『妖醒龍ラルバウール』を捨て、ジェット・シンクロンを特殊召喚。『死者蘇生』を発動し、チューニング・サポーターを蘇生。レベル1のチューニング・サポーターにレベル1ジェット・シンクロンをチューニング!『フォーミュラ・シンクロン』をシンクロ召喚!フォーミュラ・シンクロンの効果にハイパー・ライブラリアンの効果、そしてチューニング・サポーターの効果を発動。カードを合計3枚ドロー。『シンクロ・オーバーテイク』発動。エクストラデッキの『ジャンク・ウォリアー』を見せて指定されている素材のモンスターであるジャンク・シンクロンを墓地より特殊召喚。

 レベル5のハイパー・ライブラリアンにレベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!『アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン』!アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴンの効果発動。シンクロ召喚に成功した場合、墓地のレベル2以下のチューナーモンスターであるサテライト・シンクロンを蘇生。更にアクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴンをリリースして効果発動。エクストラデッキのスターダスト・ドラゴンをシンクロ召喚扱いで特殊召喚し、俺のフィールドのモンスターでシンクロ召喚を行う。レベル8スターダスト・ドラゴンにレベル2フォーミュラ・シンクロンをチューニング!」

 

 二体を墓地へ送った瞬間、フィールドに風が吹き荒れる。それは本来、空間を飛び越える程の速度に達した瞬間のみ成せるスピードの極致。

 

「アクセルシンクロ!!!!

 

 

 

 シューティング・スター・ドラゴン!!!

 

シューティング・スター・ドラゴン ☆10

ATK3300/DEF2500

 

「攻撃力……3300……だ、だがレイダーズ・ナイトは「いちいちうるせえんだよ!!」ひっ!」

 

「心配しなくてもそいつ毎吹き飛ばしてやる。墓地のボルト・ヘッジホッグは俺のフィールドにチューナーモンスターが存在すれば蘇生できる。レベル2のボルト・ヘッジホッグにレベル2のサテライト・シンクロンをチューニング!『アームズ・エイド』をシンクロ召喚。アームズ・エイドの効果でこのカードをシューティング・セイヴァー・スター・ドラゴンに装備。これで攻撃力が1000アップする」

 

「攻撃力……5000って……」

 

「それだけじゃない。シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴンは通常の攻撃に加え、墓地の『スターダスト・ドラゴン』及びその名前が記されたシンクロモンスターの数だけ攻撃できる。つまり」

 

「攻撃力5000の……5回攻撃!!」

 

「バトルだ!シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴンでラスティ・バルディッシュを攻撃!」

 

黒野弦司

LP8000→5100

 

「まだだ!アームズ・エイドを装備したモンスターが相手モンスターを破壊した時、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える。2100のバーンダメージだ!」

 

「嘘だろ!」

 

LP5100→3000

 

「とどめだ。シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴンでレイダーズ・ナイトへ連続攻撃!」

 

「嘘だ……こんなの……」

 

LP3000→1500→0

 

「嘘だあああああああああああああああああ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 デュエルが終わった後、ルーが呼んでいた警察によって弦司は危険物取扱法違反により連行されていった。事情聴取に同行した勝弥とルーが帰宅できたのは日も落ちた真夜中であった。

 

「勝弥……」

 

「正直すまないと思ってる」

 

「それは僕に?それとも黒野?」

 

 バツの悪い顔をする勝弥だがルーはそんな事知らないといったようにルーは詰め寄る。ルーは勝弥がデュエルする前にデュエルディスクの設定を弄っていた事を理解していた。

 

「ソリッドビジョンのダメージフィードバック、どれだけ高くしたの」

 

「最高レベル」

 

「馬鹿!昔もそうやって一人病院送りにしたの忘れたの?」

 

「お前が泣く羽目になるよりマシだ!」

 

「犯罪者になるところなんだよ?その自覚あるのかい?」

 

「……」

 

 ルーに責められ勝弥は何も言えなくなる。ダメージフィードバック値変更は上限が存在する。その上限を上回る数値でのデュエルは法律で禁止されており、勝弥は今回その上限ギリギリでデュエルを行っていた。

 

「君が僕に泣いてほしくないように、僕も君に危険な事をしてほしくないよ。だって僕は……」

 

「ルー……」

 

「なんてね。とにかくこれからは危ない事はしない事。君が「好きだ」……?」

 

 何と言われたのか分からないといったように目をまるくして勝弥を見つめる。そんなルーに勝弥は畳みかけるように言葉を続ける。

 

「最初は危なっかしいから俺がいないとって思っていたんだ。でも中学に上がってからお前は皆と打ち解けて、俺と離れていた時があったろ?その時こう……胸がぽっかりと空いたような気持ちになって、ルーがいると安心したんだ」

 

「やめて……やめてよ」

 

「それで今回の件ではっきりした。俺はお前と……ルーと一緒にいたいんだ。俺は「やめてって言ってるでしょ!」ルー……」

 

「言わないで……僕にこれ以上、君を必要とさせないで……君が僕のせいで傷つくのは、僕が君を傷つけるのはもう耐えられないよ……」

 

 それはルーの独白。自身の“D”に込められた“Despair”の意味。『絶望』を振りまく自分が、それに愛する者を巻き込んでしまう自分が許せなかった。

 

「だからもういいんだ。君は僕じゃない誰かと共に歩んでくれ。お願いだ」

 

「ルー

 

 

 

 

 

 俺がそれを聞いてはいと言うと思うか?」

 

「勝弥!だから僕は」

 

「迷惑なんていくらでもかけろ!それでも俺はルーとどんな未来だって生きていきたい!」

 

「んんっ!君はいつもそうやって勘違いさせるような台詞を」

 

「勘違いじゃない予想通りだ!」

 

「んんん!?」

 

 ほぼ告白のそれはルーの脳を刺激するのに十分な威力であった。彼女のどことは言わないが濡れて身に着けている制服をも濡らす。愛する人から全ての欲求を受け入れると言われ喜ばない者はいないのだ。

 

「勝弥……本当にいいの?僕、インキュバスなんだよ?元とはいえ男なんだよ」

 

「構わないさ。惚れた弱みってやつかな」

 

「もう……」

 

 ルーは呆れるようにため息を吐く。そして勝弥は息を整えルーに向き直る。

 

「ルー、長い付き合いだが改めて言わせてもらう。

 

 

 

 俺と付き合ってくれ」

 

「……………………はい!」

 

 ルーは勝弥の胸に飛び込み、彼の匂いを胸いっぱいに吸い込む。最早麻薬のように彼女に作用する彼の匂いは、彼女をトリップさせ、淫魔の欲を覚ます事となる。

 

「勝弥、付き合う事に当たって最初のお願い聞いてもらえる?」

 

「ん?」

 

「………………えっちする時はゴム無しでお願い♡」

 

「そ、それは結婚の目途が立つまで待ってほしいけどな」

 

「大丈夫!僕これでも両親の仕事を手伝ってかなり貯金があるんだ!卒業してからは大学に通いながら会社の一部を引き継ぐことが決まっているからお金の事は心配しなくていいよ!」

 

「んー本当にいいのかそれ?」

 

「そ、それともやっぱり僕とはシたくない?」

 

「お前……それはズルいって」

 

「ふふ……じゃあ」

 

「でもせめて高校を卒業してからな。それまではゴム付けて」

 

「もう、仕方ないね。それで妥協してあげる」

 

「すまん」

 

「じゃあ早速シよ!僕ずっとこの日を待っていたんだ!」

 

「はは……やっぱルーって他の人がいる時と二人きりの時でキャラ変わるな」

 

「ふふふ……

 

 

 

 

 

 こんな姿を見せるのは君だけだよ」




書いてる内になんかシリアスになってんなってなりました。なんでやろなあ。

ルー・D・フォーチュン:この後半年しない内に妊娠。ゴムに穴開けていたので実質生と変わらなかったが中々当たらない事に悩んでいた。出産後更に4人の子供を儲け、勝弥を自分と同じ寿命まで生かす為に試行錯誤を始める。

天城勝弥:実は付けていたゴムが全て穴あきなのが判明しガチ説教をしたらルーに逆レされかける。

黒野弦司:刑務所服役中インキュバスに連れ去られハーレム(白目)状態となって今日も今日とて絞られている。


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まだ人間くんと結婚してない奴おりゅ?wwwwwwww

エルフは金髪でおっぱいおっきいのが好き。


1:勝利者エルフ

 いやー辛いわ。こんな勝ててしまう自分の才能が辛い

 

2:名無しのエルフ

 釣り乙

 

3:名無しのエルフ

 n番煎じの釣りネタ面白くないよ

 

4:名無しのエルフ

 妄想楽しそうだね?ところで今期のシーズン戦戦績はどうなったの?

 

5:名無しのエルフ

 やめやめろ!

 

6:名無しのエルフ

 上司ムーブは精神的に来るからやめて差し上げろ

 

7:名無しのエルフ

 てか人間くんがそう簡単にヤられるわけないやろ

 

8:勝利者エルフ

 ふーんまあいいけどね。人間くんとデュエルしまくってシーズン戦も勝ち越して人間くんとどろどろえっちできる方法だけどここの皆さまには必要なかったかwwwwwww

 

9:名無しのエルフ

 うっっっっっっっっっっっっざ

 

10:名無しのエルフ

 一回死んだ方がいいよ

 

11:名無しのエルフ

 お前はっきり言って気持ち悪いから

 

12:名無しのエルフ

 こういうやつに限って他の成功経験書き込んだら切れ散らかすんでしょ知ってる

 

13:名無しのエルフ

 人間くんとまず喋れないに俺は花京院の魂をかけるぜ!

 

14:名無しのエルフ

 いつも賭けに使われる花京院かわいそう

 

15:勝利者エルフ

 ほい

 【人間くんに股がって腰ふっているエルフの画像】

 

16:名無しのエルフ

 ふーん

 

 

 

 

 いくら積んだら許してくれる?

 

17:名無しのエルフ

 いやまあ私は信じてたし?だから私は教えてもらう権利があるって言うか?

 

18:名無しのエルフ

 あれか?足なめたら許してくれるか?

 

19:名無しのエルフ

 てか人間くんエッッッッッ!!!

 

20:名無しのエルフ

 上気させた頬と荒っぽい呼吸してるだろう口の動かし方がエッッッッッッッ!!!

 

21:名無しのエルフ

 は?こんな人間くんとヤれるとかお前犯罪やぞ?

 

22:名無しのエルフ

 いいからお前がやった方法教えろ

 

23:勝利者エルフ

 お?何その態度?まず言うべき台詞があるじゃろ?ん?

 

24:名無しのエルフ

 こ、こいつ……

 

25:名無しのエルフ

 滅茶苦茶調子乗りよって……

 

26:勝利者エルフ

 まあいいけどさー別に話さなくてもいいわけだし

 

27:名無しのエルフ

 ぐ、ぐぐぐううううううううううう!!

 

28:名無しのエルフ

 こいつ一人勝ちしたからって煽りやがる

 

29:名無しのエルフ

 こいつには死んでも言いたくない

 

30:名無しのエルフ

 でも……どうやって人間くんとヤれるようになったのか聞きたいのも事実……!

 

31:勝利者エルフ

 ほれほれどうした~ん~?言わんのか~え~?

 

32:名無しのエルフ

 …………こいついつか殺す

 

33:名無しのエルフ

 うう…………よ……

 

34:勝利者エルフ

 よ?

 

35:名無しのエルフ

 

 

 

 

 

 よろしくお願いしまあああああああああああああすううううううううううううううううううううう!!!!

 

36:名無しのエルフ

 お願いしますウウウウウウウウウウ!!

 

37:名無しのエルフ

 おなしゃすうううううううううう!

 

38:名無しのエルフ

 この屈辱よ

 

 

 

 

 

 おねがいしますううううううううう!!!!!

 

39:勝利者エルフ

 はいはいはいしかしいい気味ですわ

 それじゃあやり方いくぜ

 

 まずその町で一番強い人間くんに挑発していきます

 

40:名無しのエルフ

 開幕ヤベエヤツで草

 

41:名無しのエルフ

 お前それ本気で言ってる?

 

42:名無しのエルフ

 こいつこんな屈辱与えておいて情報こんなふざけ倒したのしかないってマジ?ぶっ殺す

 

43:名無しのエルフ

 まあ待て。まずは全て聞いてみよう。殺すのはその後だ

 

44:勝利者エルフ

 死ぬのはお前らよ教えなくてもええんやぞ?

 

45:名無しのエルフ

 実際その後どうやってやったかだよ。重要なのはそこだ

 

46:名無しのエルフ

 せやせや。何がどうなってそうなったかを知らねば判断つかん

 

47:名無しのエルフ

 もったいつけるな早く話せ

 

48:勝利者エルフ

 せやなもうもったいつけるのもアレやし言うわ

 

 一番強い人間くんに挑発するのは勿論理由がある。自分が最強だと信じて疑わないから異種族の挑戦は余裕で受ける。なぜなら負けるという事が前提に無いから。足元を掬いやすいのだ。そこで必要なのは人間くんのデッキの弱点を突く事。私の場合はデッキ消費が激しかったからデッキ破壊だった。

 

49:名無しのエルフ

 デッキ破壊とはまた業の深い……

50:名無しのエルフ

 あの人間くんの配信からデッキ破壊がエルフだけじゃなく異種族全体で流行るの草も生えんのだが

 

51:名無しのエルフ

 あのデッキ破壊は手札一枚違えば出来ないから実はとんでもなく運がいい

 

52:名無しのエルフ

 やはりデュエルの精霊は人間くんに味方するんやなって

 

53:名無しのエルフ

 眉唾と思ってたけどキングのデュエル見るとなあ

 

54:勝利者エルフ

 でもデッキ破壊じゃなくても弱点はそれぞれあるからその人間くんに合わせて組んでみ

 

 

 それで勝てば天狗になってる人間くんは「もう一回だ!」って自分からデュエルを挑んでくるから後は完勝してね

 

55:名無しのエルフ

 要するに勝てと

 

56:名無しのエルフ

 もったいつけて結局それかよざけんな

 

57:名無しのエルフ

 は?つまんなそれで楽に勝てるデッキ出せよ

 

58:名無しのエルフ

 人間くん先攻制圧が多いから後攻まくれるデッキ出せ

 

59:勝利者エルフ

 しょうがないにゃあ

 

 でも正直勝つだけならモンスターと魔法メタるだけでいいんだよ。でもそれじゃ嫌なんでしょ?

 

60:名無しのエルフ

 当然

 

61:名無しのエルフ

 人間くんといいデュエルして勝ちたい

 

62:名無しのエルフ

 熱いデュエルして人間くんと握手したい

 

63:名無しのエルフ

 人間くんと夜のデュエルしたい

 

64:名無しのエルフ

 >>63 欲望駄々洩れ草

 

65:名無しのエルフ

 でも正直自分で組んだデッキで勝ちたいのも事実

 

66:勝利者エルフ

 我儘ばかり言いおって

 

 じゃあ色んなデッキに合いそうなカードあげてくからそこから考えて

 

67:名無しのエルフ

 そんなカードプール知っとるん?

 

68:名無しのエルフ

 いうて一万ならいけるしょ。ワイらどんだけ覚える事多いと思っとるんや

 

69:名無しのエルフ

 せやかて工藤

 

70:名無しのエルフ

 実際覚える事って人間世界に入界するための魔法覚えるための過程が多すぎるだけやで

 

71:名無しのエルフ

 その後もデッキ調整せなアカンとかクソすぎる

 

72:勝利者エルフ

 せやな。んなわけで紹介

 まずは機械族相手なら【システム・ダウン】。ライフコストはかかるけどフィールドと墓地リソース全部枯らせるのは強い。

 他には【神殿を守る者】でドローロックとか誘発以外でもいいカードは多いで

 

73:名無しのエルフ

 それはいいけどさあ

 

74:名無しのエルフ

 >>72 はどんなデッキで勝ったかは知りたいよな

 

75:勝利者エルフ

 いうてそんな珍しいものじゃないよ? デッキ破壊は【ウィルスドロー加速】で他はただの【罠コード】やし

 

76:名無しのエルフ

 ただメンドイだけのデッキで草

 

77:名無しのエルフ

 アクセス強いのは分かるけど他はどんな風に強いの?

 

78:名無しのエルフ

 所謂展開系デッキなんだけど必要パーツがそんなない。余った枠に汎用罠積んで妨害構えるデッキやな。【サイバネット・コンフリクト】ってカウンター罠が強い

 

79:名無しのエルフ

 発動無効にして除外はやっぱ強いよな

 

80:名無しのエルフ

 ただパワーカードで殴るだけかつまんな

 

81:名無しのエルフ

 使われるのには使われるだけの理由があるんやで

 

82:名無しのエルフ

 やっぱ強いデッキじゃないと勝率は上がらんか

 

83:名無しのエルフ

 そうだよ(便乗)

 

84:勝利者エルフ

 後火力で殴るのが好きなら【メガリス】オススメ。回してて楽しいし火力5000超える

 

85:名無しのエルフ

 脳筋

 

86:名無しのエルフ

 大抵の事は火力でなんとかなる

 

87:名無しのエルフ

 デッキ紹介になっとるやんけ

 

88:名無しのエルフ

 でもいろんなデッキに合うカードって大概手札誘発よな

 

89:名無しのエルフ

 誘発の価格上昇シーズン戦始まってから青天井だもんな

 

90:名無しのエルフ

 流石にうららの最高レアとはいえ500万こえるのは草生えない

 

91:名無しのエルフ

 しかもそれが即決なのがもう……ね……?

 

92:名無しのエルフ

 それだけシーズン戦に命かかってるからまあ、多少はね?

 

93:名無しのエルフ

 多少ってレベルじゃないんだよなあ……

 

 




 ラビュリンスが可愛い。

エルフ:異種族世界に生息する人間によく似た容姿に尖った耳を持つ種族。人間世界に行くにはその里で幹部クラスになるかオナ禁5年を達成する。寿命は1000年ある。

勝利者エルフ:人間世界に移住してからその町でフリーデュエルで人間とのデュエルを楽しんでいたが、一番強いデュエリストに欲情し、半年間デッキを研究し続けた。


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TS娘の可愛いさヴォースッゲ… part13

評価バーが赤になったので初投稿です。

性癖に正直になってなかったなって事でどうぞ


685:TS娘サイコサイコ

 何が良いってやっぱ元々の性別とのギャップよな。元の性別のままの感性で接してくるのがイイ!!

 

686:TS娘サイコサイコ

 ギャップといえば性自認が元の性別と乖離した事で暗くなるのも…ええねんな

 

687:TS娘サイコサイコ

 かわいそうなのは抜けない

 

688:TS娘サイコサイコ

 かわいそうなのはぬける

 

689:TS娘サイコサイコ

 なんだぁ…てめえ…

 

690:TS娘サイコサイコ

 >>689 、キレた!

 

691:TS娘サイコサイコ

 あのー、ここってTSについて相談って大丈夫ですか?

 

692:TS娘サイコサイコ

 新規さん!?

 

693:TS娘サイコサイコ

 新規だ!囲め囲め!

 

694:TS娘サイコサイコ

 あらいらっしゃい!(新規さんなんて)ご無沙汰じゃないすか!

 

695:TS娘サイコサイコ

 ここでも問題はないで。ところできみいくつ?かわいいね。てかLIMEやってる?

 

696:TS娘サイコサイコ

 初手ナンパは嫌われるとなんど言えば気が済むのか…

 

697:TS娘サイコサイコ

 すいません。相談なのは俺じゃなくて…

 

698:TS娘サイコサイコ

 ん?

 

699:TS娘サイコサイコ

 流れ変わったな

 

700:TS娘サイコサイコ

 他のスレもそうだけどホント幼馴染相談増えたよな

 

701:TS娘サイコサイコ

 美少女幼馴染カップル多くて嫉妬に狂いそう嫉妬やない

 

702:TS娘サイコサイコ

 でも幼馴染相談が増えたのは本当

 

703:TS娘サイコサイコ

 取り敢えず相談て事でコテハンつけてもろて

 

704:TS娘サイコサイコ

 どうせ幼馴染ゾ

 

705:TS娘サイコサイコ

 何遍幼馴染相談受ければええんですかね…

 

706:TS義兄と目を合わせられない

 こんな感じですかね

 

707:TS娘サイコサイコ

 何……だと……?

 

708:TS娘サイコサイコ

 まさかのお兄さん!

 

709:TS娘サイコサイコ

 元兄のお姉さんとはこれまたえっちですねえっちです

 

710:TS娘サイコサイコ

 大事な事なので(以下略

 

711:TS娘サイコサイコ

 TS症候群て淫魔が現れてからのものよな、天使が来た時には無かったし。

 

712:TS娘サイコサイコ

 『TS症候群』

 1972年、イギリスはロンドンのとある大学病院に来院した女性が発した一言から始まった。「こんな姿だけど、僕男なんです」彼は『ジョージ・エルメス』というその大学に通う学生であるとDNA鑑定で判明。身体が女性に変質するという性質から『Sexuai Trans Syndrome』と仮称、その後その名で世に公表される事となる。1966年に提唱された『性別転移現象』とは別物である。TS症候群の発症を望む声は多いが、原因は未だ不明。一説では淫魔と一発しけこんで発症したとされている。余談だが、TSしたジョージ・エルメスは幼馴染に相談し、その幼馴染と結婚して二児の母となり現在は七人の孫がいるという。

 

713:TS娘サイコサイコ

 博識兄貴ナイスゥ!

 

714:TS娘サイコサイコ

 ちゃんと精神疾患じゃなくてTSする病気って証明されたのが素晴らしい

 

715:TS娘サイコサイコ

 症例が少ないとはいえ蔑ろにしないのはウレシイ…ウレシイ…

 

716:TS娘サイコサイコ

 ところで義兄TS相談ニキはどういう相談がしたいんや?

 

717:TS義兄と目を合わせられない

 どうしたいか…ですか。義兄は所謂オタクで、友人と部屋とかカドショでデュエルして遊んでるようなグループなんです。僕も何度か遊んだんですけど義兄の弟だからというような雰囲気であまり馴染めなかったんです。

 

718:TS娘サイコサイコ

 義兄:オタク。よくあるデュエルグループに所属

 相談ニキ:コミュ障。義兄のグルすら馴染めず

 

 つまりこういうことか

 

719:TS義兄と目を合わせられない

 反論できないのが辛い

 

720:TS娘サイコサイコ

 義兄のスペックはよ

 

721:TS娘サイコサイコ

 TSした人みんな美女になっちゃってるから兄弟とか友人は苦労するよな(意味深)

 

722:TS娘サイコサイコ

 天然とかじゃなくてただ無自覚なのがちんちんをイラつかせる

 

723:TS娘サイコサイコ

 幼馴染がTSしたんだけど奔放な性格が俺を狂わせる…

 

724:TS娘サイコサイコ

 それでこっちが相手の聖を自覚させようものなら「そうだよな……俺もう……男じゃ……うぐ……」ってなるから愛しくなるし絶対泣かせないように守り通すって覚悟決める。

 

725:TS娘サイコサイコ

 そもそも相手だって性自認は男なんだから一線は超えちゃいかんよ。それが下手すればトラウマになる事もあるんやで

 

726:TS義兄と目を合わせられない

 義兄:女(元男)

 身長:154(元182)

 体重:57(87)

 年齢:22

 他は分からないですけど胸はデカいです

 

 僕:男

 身長:178

 体重:80

 年齢20

 いらないと思うけど僕のスペックも。鍛えてはいます。

 

727:TS娘サイコサイコ

 高身長筋肉質兄貴が自分の胸部くらいしか無くなる。私の性癖には合っていますねえ!

 

728:TS娘サイコサイコ

 TS症候群発症したらかなりの確率で身長縮むのかわいそうちんぽこかわいそう

 

729:TS娘サイコサイコ

 義理だから結婚しても問題無いよね!とでも言われたんか

 

730:TS義兄と目を合わせられない

 そういう問題じゃなくて

 

 最近グループで義兄を見る目が変わってきた感じで

 

731:TS娘サイコサイコ

 あー……ね

 

732:TS娘サイコサイコ

 あっ(察し)

 

733:TS娘サイコサイコ

 義兄がえっちすぎるのが悪い

 

734:TS娘サイコサイコ

 そもそも義理って時点でえっち

 

735:TS娘サイコサイコ

 そりゃオタサーの姫状態だし多少はね?

 

736:TS娘サイコサイコ

 グループってことは複数人いるんやねんな……フフフ

 

737:TS娘サイコサイコ

 SEX!!

 

738:TS娘サイコサイコ

 やめないか!!

 

739:TS娘サイコサイコ

 やめろぉ!(建前)ナイスゥ!!(本音)

 

740:TS娘サイコサイコ

 元義兄姉NTRですか…大したものですね。

 

741:TS娘サイコサイコ

 あーダメダメえっちすぎます!!

 

742:TS娘サイコサイコ

 NTR厨が沸いてますねクォレワ…

 

743:TS娘サイコサイコ

 でも相談ニキ的にはどうなの?

 

744:TS義兄と目を合わせられない

 僕は…もしも彼らが兄貴に何かしようとするなら兄貴を守りたい。

 

745:TS娘サイコサイコ

 よう言うた!それでこそ男や!

 

746:TS娘サイコサイコ

 守りたいもののために強くなるのは主人公の特権

 

747:TS娘サイコサイコ

 使用デッキないけど秘匿にしたいマン?

 

748:TS娘サイコサイコ

 オタク集団は太古からデュエルで挑んでくる習性があるからデッキ強化しといて損はない

 

749:TS娘サイコサイコ

 シーズン戦やってる?やってたら戦績も晒して、どうぞ。

 

750:TS義兄と目を合わせられない

 (シーズン戦はやって)ないです。

 デッキは【魔鍵】です。レベル4軸に儀式ギミック入れた感じの

 

751:TS娘サイコサイコ

 旅する中で魔王と戦う魔鍵のファンタジー感すこ。魔鍵の力使う度に心を削っていくクラヴィスくんすここここ

 

752:TS娘サイコサイコ

 バニラだし予想GUY入れとるか

 

753:TS娘サイコサイコ

 魔鍵って予想GUY3積みなの?

 

754:TS娘サイコサイコ

 0~3でどう入れてもいい。マフテアでデッキのバニラ落とせる上に儀式は高等儀式術も入るからデッキのバニラ枯渇させるのも息切れの原因になる。

 

755:TS義兄と目を合わせられない

 なので実はレベル2も入れてます

 

756:TS娘サイコサイコ

 (デッキ枚数が)お太い!

 

757:TS娘サイコサイコ

 タッパもデカけりゃデッキもデカいってかあ!!

 

758:TS娘サイコサイコ

 誘発も考えると50枚は超えるよなあ

 

759:TS娘サイコサイコ

 必要パーツ多いしレベル2はサイドでもよくね?

 

760:TS義兄と目を合わせられない

 確かに事故率は否定できないのが…やはり普通の4軸で組んだ方がいいんでしょうか

 

761:TS娘サイコサイコ

 それは自分の好みやで

 

762:TS娘サイコサイコ

 勝率ではなく自分の信じた組み方でやればデッキも答えてくれるんやで

 

763:TS娘サイコサイコ

 エクストラはどんな感じ?

 

764:TS義兄と目を合わせられない

 よくも悪くも普通…かなと。除去手段としてヴェルズビュート入れてるくらいですね

 

765:TS娘サイコサイコ

 ヴェルズビュート!?

 

766:TS娘サイコサイコ

 変わり種にしてももう少し何かあるやろ…

 

767:TS娘サイコサイコ

 アーゼウスッ!!とか?

 

768:TS娘サイコサイコ

 アーデク入れて月女神の鏃とかね

 

769:TS娘サイコサイコ

 魔鍵はエクストラ多種多様に使えるから逆に相手のエクストラメタになったりするな

 

770:TS娘サイコサイコ

 深淵に潜む者とかカステルも除去とか妨害に使えるよな

 

771:TS娘サイコサイコ

 融合は専用カードだから厳しいとはいえ、超融合でスターヴだせるな

 

772:TS娘サイコサイコ

 スターヴはどこからでも出てくるからそれは何とも言えない。逆にやられる可能性があるのも警戒しておくべき

 

773:TS娘サイコサイコ

 器用貧乏とも言えてしまうのが辛いな。妨害積むのも多くないしハリラドン出来なくなったのもそれに拍車をかけてる

 

774:TS娘サイコサイコ

 それをどうやってカバーするかよな。バニラサポート積むなり他のバニラテーマと混ぜるなりで噛み合えばとは思うけど

 

775:TS娘サイコサイコ

 手広くカバーするには全属性欲しいけど他と混ぜるとバニラ入らないよな

 

776:TS娘サイコサイコ

 属性テーマにはメタいけるかもしれないけどそれでも絶対では無いしなぁ

 

777:TS娘サイコサイコ

 そこら辺の塩梅が難しいねんな。バニラだけだったら事故るし魔法だけでも事故りかねない

 

778:TS娘サイコサイコ

 どう組むかはお前さん次第やで

 

779:TS義兄と目を合わせられない

 …そうですね。相談聞いてもらっただけありがたいです。ここからは自力でやってみます。ありがとうございました。結果が出たら簡単にでも話そうと思います。

 

780:TS娘サイコサイコ

 頑張れ。義兄の反応もオナシャス!

 

781:TS娘サイコサイコ

 乙。頑張え~

 

782:TS娘サイコサイコ

 頑張え~

 

783:TS娘サイコサイコ

 頑張え~

 

784:TS娘サイコサイコ

 でも義兄が性転換とかヤバイな

 

785:TS娘サイコサイコ

 ほんそれ。性癖ねじ切れててもおかしない

 

786:TS娘サイコサイコ

 何が酷いって最近まで一緒にデュエルしたり猥談してたかもしれない義兄がって点だよな

 

787:TS娘サイコサイコ

 いつものテンションで猥談してたら義兄のボディが無自覚に誘惑してくるって興奮するよね

 

788:TS娘サイコサイコ

 する!!!!!!!!!!!!!!

 

789:TS娘サイコサイコ

 はーせっくすせっくす

 

790:TS娘サイコサイコ

 最低のスレ草

 

791:TS娘サイコサイコ

 何気なく接してきた義兄が自分の女を自覚してちょっとずつ変わっていくの良い

 

792:TS娘サイコサイコ

 それで他の男がその女を無理矢理にでも自覚させていくのいいよね

 

793:TS娘サイコサイコ

 は?

 

794:TS娘サイコサイコ

 殺すか

 

795:TS娘サイコサイコ

 NTRはフィクションで十分だっつってんだろ殺すぞ

 

796:TS娘サイコサイコ

 ここ最近のスレはどこもNTR絶対コロスマンだから余計なことしたらつま先までイチャラブに染められるゾ。自分の性癖を守りたかったら余計な事はするなゾ

 

 




な、難産……最近ポケカ始めたから遊戯王モチベ死に始めてるのも要因かな


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TS義兄がこんなにえっちなわけがない

ブルアカをやってみました。ツバキちゃんがデッカくて可愛いかったです。


 『TS症候群』に発症した者は多くが美男美女と化している。中には二目と見れない醜男が絶世の美女になり雑誌の表紙を飾る事もある。そんなTSに一縷の希望を見出す自身の容姿に自信の無い男女はTS症候群が発症する方法を日夜探している。しかし、その思いが実ことはなく、彼らのあずかり知らぬ場所でまた一人性転換した者が現れた。

 

 「にしても、やっぱり治し方知ってる人はいないか」

 

 自室のパソコンから目を放し、半ば分かり切っていた結果に嘆息する男は『五代恋次(ごだい れんじ)』。大学に通いながら異種族とのデュエルに胸を躍らせる*1

 

 しかし鳴かず飛ばずで早3年。友人数名は作れたが、異種族の知り合いも出来ず、来年就活という考えが頭をよぎる頃、事件は起きた。

 

 「TS症候群…かぁ……」

 

 彼の義兄である『五代薫(ごだい かおる)』が数日前、とある奇病に侵された。それが先述したTS症候群である。所謂陰キャであった彼と朝に顔を合わせた時、恋次がどのような表情をしたのかは言うまでもない。医師からの診断でも治療法も特効薬も判明しておらず、両親も騒然としていた。その後もどのように接していいか分からず、ギクシャクしていたが、薫が母と話している内容を聞いて背筋が凍った。

 

 『あんたそんな身体になっちゃったけど、今ってどうなの?好きなタイプとか』

 

 『どうって…別に普通だよ。まあ…』

 

 『まあ?』

 

 『最近友達がね、押しが強いっていうかね』

 

 友達とは薫の所属する遊戯王サークルである。恋次も何度か交流があった面子であるが、オタク特有の限界集落的狭量さに耐えられなかった過去がある。贔屓目抜きにしても今の薫は美人であり、誰もが振り向くようなプロポーションであるが、根がオタクであることを知るのは恋次と家族、残るはサークルメンバーのみである。性転換してこれからの人生設計全てを滅茶苦茶になったと涙ながらに相談しに来た兄を知る恋次としては今は性自認と同じくらいに周囲の信頼が必要だと思っている。

 

 しかし、そんなことはサークルメンバーにはあずかり知らぬラッキーハプニング。最初は驚きこそすれ、自然とデュエルによって関係は元通りとなった。しかし、薫は自身の肉体を理解しておらず、それがサークルメンバーを獣へと堕とした。

 

 エロ漫画から出てきたのかと言わんばかりの豊満な肉体。それでいて腰のくびれははっきりと表れており、その下方へ目を向けると男が()()を打ち付ける為に育ったのかと見紛う程に存在感を放つ尻。そのような容姿を持ちながら自身の趣味を肯定し、共有してくれる異性に対し、彼らは何一つ抗う事ができなかった。オタサーの姫ばりのもてはやしが始まり、薫はその変わり様に困惑していたが、その居心地に言い出せずにいた。それが短い期間とはいえ今回過剰なスキンシップという名のセクハラという形になったのである。

 

 薫もそのような扱いを求めている訳ではなく、辞めるように言うがそこは村社会的クローズドサークル。多数の圧力に半ば屈した薫はこの頃表情が暗い。押しが強いなどという話ではなく、いつ手を上げられるのか恐々としているのだ。恋次が彼らとの付き合いをやめるように言うと

 

 『本当はそうするのがいいんだろうけどな、でもあいつらといないと僕には居場所がないんだよ。僕も、恋次みたいに一人でも上手くやれたらよかったな』

 

 「違う…違うんだよ兄さん。俺はただのコミュ障なだけなんだよ。それにあいつら何なんだよ。気に入らないからってアンティ仕掛けてくんなよ。全部巻き上げたけど」

 

 恋次は薫のサークルメンバーによく思われていなかった。始めは薫の弟ということで共にデュエルを楽しんでいたが、薫が女になってから『義姉と仲よくイチャイチャデュエル!ふじこふじこ』という訳のわからない言い分でサークルから除外されてしまった。元々閉鎖的なサークルで大学でも別のデュエルサークルが出来る程であったが、恋次は未だに薫があのサークルに関わっているのか理解できない。

 

 「恋ちゃん、ちょっといい?」

 

 「かあさん?どうしたのさ急に」

 

 「いやね、薫が急に出かけるって言いだして妙におめかししてたから、何か知らない?」

 

 「急に…おめかし……!」

 

 恋次の脳裏にはもう、母の声は聞こえていなかった。普段使いの鞄にデッキとスマホを入れ、デュエルディスクを腕に付けた彼は家を飛び出し、愛用のバイクに跨り走らせる。目的地に着くよりも早く、目当ての人影を見つけた。兄の薫だ。

 

 「おい兄貴!!」

 

 「っ!れ、恋次…」

 

 会いたくない。そういう相手を見たかのような反応を示す。気丈に振舞おうとしているのに目の前の相手に縋りたいという気持ちがないまぜになって(かのじょ)の表情がぐちゃぐちゃになっている。

 

 「何しに来たの。恋次には関係「あるに決まってんだろ!弟だぞ!!」…義理の、だけどね」

 

 あくまでも突き放さんとする姿勢を崩さないように冷静に努める。しかし、自分の言った台詞が自分に突き刺さり、少し涙目になる薫を見て恋次は薫が変わっていない事に安堵する。

 

 「義理だからなんだよ。それでも俺はあんたの弟だ。家族がヤバい事やらされそうになってんのに黙ってられっか!」

 

 「……じゃあどうすればいいのさ。

 

 大学であそこ以外に居場所がない。異種族の人達ともデュエルできない。そんな僕が皆といるにはあんな要求でも応えなきゃいけないんだよ。それにね、皆僕の身体を見てるとき凄い興奮してくれるんだよ。ズボンがテント張ってるの丸わかりなんだ。それに気づかずに鼻息荒くしてあれしろこれしろ、そう言ってその後トイレに駆け込んだ時は思わず笑っちゃったよ。まあぶっかけられるよりはマシだけど、恋次を忘れるならそれも「やめろ!!!」…ほら、こういう人間なんだよ僕は。だからもう関わらないでよ。これ以上恋次が嫌な顔するなら、もう僕に関わらないのがベストなんだ」

 

 それは誰に対しての告白なのか、もしくは義弟への懺悔なのか。自分はもう穢れていると言えば彼が諦めると考えている(かのじょ)には自分を貶す事が一番の方法だと信じたのだ。

 

 しかし、そんな事で引き下がる恋次ではない。

 

 「なら、居場所があればいいのか?」

 

 「え?ちょっ」

 

 恋次はヘルメットを投げ捨て、薫の腕をとる。男と女の力量差を知っている薫はそれでも恋次の手を離そうとするが、そんな薫の口を恋次の口が塞いだ。

 

 所謂マウストゥーマウスである。

 

 「っ……!?」

 

 自分の事を男と分かっている、自分が他の男から穢されている、それらを用いて義弟を拒絶する3テンポから唐突に口づけされてしまった事に脳がパニックを起こしていた。

 

 「ちょ…恋次…⁈」

 

 「兄貴は居場所がないのが怖いのか?だからあいつらの所にいるのか?」

 

 「……そうだよ。居場所がこれ以上作れなかったからあそこに逃げたんだ。それの何が悪いの?逃げたっていいじゃん。今まで苦しんで来たんだから楽な方に進んでもいいじゃん!」

 

 もはや駄々をこねているだけだが、恋次にも薫の気持ちは理解出来ている。母と現在の父が再婚した時、本当の父との思い出が消えてしまうのではと薫を忌避していたが、薫の頑張りで恋次も父親と和解出来ている。

 

 ならば、今度は自分が薫を助けたいと思うのは自然だった。少なくとも彼にとっては。

 

 「だったら、俺が兄貴の居場所になれば解決か?」

 

 「…………え?」

 

 「だから

 

 

 

 

 

 俺が兄貴とずっと一緒にいるって言ってんだよ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 世界が静止するという表現が存在するが、今の彼らにとって世界の静止など些末事だろう。今恋次の脳は言った台詞がリフレインしており、薫に至っては言われた台詞に現実味を持てずに呆けている。家族としての意味だろうか、もしくは()()()()()()なのだろうか。それを確かめる為にも口を開かなければならない。

 

 しかし、それを阻む者が現れた*2

 

「薫氏、何をやっているでありますか?」

 

「「っ!」」

 

 二人が声のした方向へ顔を向けると、そこには互いに見知った連中がいた。容姿としては中の下といった4人の青年は、さも自分達がNTRれたかのような表情をしている。

 

「薫氏、恋次氏との関係は解消するとの話ではなかったのですか?それを条件に我らと結婚するのではなかったのですか?」

 

「そ、それは「結婚とかふざけたこと抜かしてんじゃねえぞクソ共」れ、恋次!」

 

「あんたらが今までと変わらない関係でいたら俺だって何も言わなかった。でも兄貴が女になって変貌したあんたらをこれ以上許すわけにはいかねえ」

 

「な、何を言うかと思えば!そう言うなら我々が勝った際は金輪際何も言わせんですぞ!」

 

「それで構わねえ。いくぜ」

 

 

「「デュエル!!」」

 

五代恋次

VS

加藤哲夫

 

「先攻は貰う。俺のターン!俺は手札から魔法カード『予想GUY』を発動。デッキからレベル4以下の通常モンスターを特殊召喚する」

 

「特に無いですぞ」

 

「なら『魔鍵銃士-クラヴィス』を特殊召喚だ。そしてフィールド魔法『魔鍵施解』を発動。発動処理の効果でデッキから『魔鍵』モンスターを手札に加える」

 

「それも無いですぞ」

 

「なら『魔鍵銃-バトスバスター』を手札に加える。魔法カード『魔鍵マフテア』を発動。手札、フィールドのモンスターを素材に融合、または儀式モンスターを呼び出す。更に、俺のフィールドに通常モンスターが存在する場合、デッキから通常モンスター1体を墓地に送る事で素材に出来る」

 

「よく回りますな」

 

 何もない代わりに皮肉を言うが、恋次は構わず続ける。

 

「デッキの通常モンスター『サファイアドラゴン』を墓地へ送り、儀式召喚!魔鍵銃-バトスバスター!」

 

 魔鍵銃-バトスバスター ☆4

 機械族 儀式 闇

 ATK2000/DEF2200

 

「バトスバスターの効果でデッキから『魔鍵』カードを手札に加える。『大魔鍵-マフテアル』を手札に加えてマフテアルの効果。自分フィールドに『魔鍵』モンスターが存在する場合、手札のこのカードを相手に見せる事でこのターン、俺は『魔鍵』モンスターの召喚権を増やす」

 

「成程、因みに」

 

「なんだよ」

 

「マフテアルを召喚し、効果を使えば

 

 

 

 

 いったい何度目の特殊召喚なのでしょうな」

 

「!」

 

 相手が召喚回数を訪ねる理由など一つしかない。召喚・特殊召喚を五回以上した瞬間、恋次のモンスターは全滅する。次のターン、それを見逃さない相手では無い事が分かっている以上、ここで止まるのも手だが

 

「四回目だな。更に召喚していけば()()()も出てくるだろうが、俺はやるしかない。大魔鍵-マフテアルを召喚し、効果発動!サファイアドラゴンを特殊召喚する。そして魔鍵銃士-クラヴィスに大魔鍵-マフテアルをチューニング!シンクロ召喚『魔鍵変鬼-トランスフルミネ』!!」

 

 魔鍵変鬼-トランスフルミネ ☆8

 雷族 シンクロ 炎

 ATK2800/DEF2800

 

「トランスフルミネの効果発動!デッキから『魔鍵』魔法・罠カードを1枚、俺のフィールドにセットする。『魔鍵錠-(アンロック)』をセット!『魔鍵施解』の3つ目の効果!デッキから『魔鍵マフテア』を手札に加え、手札1枚をデッキの一番下に戻す。戻すのは…これだ。魔鍵マフテア発動!デッキの通常モンスタークラヴィスと手札の『ガガギゴ』を融合!『魔鍵召獣-アンシャラボラス』を融合召喚!!」

 

 魔鍵召獣-アンシャラボラス ☆4

 獣族 融合 闇

 ATK2200/DEF2000

 

「アンシャラボラスの効果!融合召喚に成功した場合、墓地の魔鍵マフテアを手札に戻し、三度発動!デッキの通常モンスター『しゃりの軍貫』とアンシャラボラスで融合!『魔鍵召竜-アンドラビムス』を融合召喚!!」

 

 魔鍵召竜-アンドラビムス ☆8

 ドラゴン族 融合 風

 ATK2800/DEF2000

 

「レベル4魔鍵銃-バトスバスターとサファイアドラゴンでオーバーレイ!エクシーズ召喚『深淵に潜む者』!!」

 

 深淵に潜む者 ★4

 海竜族 エクシーズ 水

 ATK1700/DEF1400

 

「これでターンエンド。エンドフェイズに入るが、何かあるか?」

 

「いいえ何も、しかし壮観ですな」

 

「二ビル警戒させてその言い草は皮肉か?そっちのターンだ」

 

「では、我のターンですぞ!我は『相剣師-莫邪』を召喚。効果を発動。『龍相剣現』を見せてトークンを特殊召喚ですぞ」

 

「トークン特殊召喚時にトランスフルミネの効果発動。墓地のモンスターと同じ属性を持つ相手モンスターが召喚・特殊召喚に成功した場合、そいつを破壊する」

 

「莫邪を破壊しなかったのは突っ立っているこのモンスターをトランスフルミネでバトルするためであるか」

 

「更にアンドラビムスの効果だ。俺の墓地に存在するモンスターと同じ属性を持つ相手モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、デッキから1枚ドローする」

 

「しかし、これで妨害はあと1、2枚。しかもこのタイミングで引いたカードが誘発の確率…12%!龍相剣現を発動!」

 

「魔鍵錠-解を発動。無効にして破壊する。その後、そっちのフィールドのモンスターは全て闇属性として扱う」

 

「仕方なし。これを通すには必要な犠牲なり。魔法カード『サンダーボルト』を発動!!」

 

「なっ!?」

 

「これでそちらのモンスターは全滅!折角の盤面も水泡に帰しましたな」

 

「っ……だが、深淵に潜む者の効果はフリーチェーン。発動してこのターン、あんたは墓地のカード効果を発動できないぜ」

 

無問題(モーマンタイ)!我は手札の『天威龍-ヴィシュダ』を捨て、『相剣軍師-龍淵』と相剣トークン

を特殊召喚ですぞ!」

 

「龍淵の召喚にチェーンして『増殖するG』の効果発動!こいつを捨ててこのターン、特殊召喚する度、俺は1枚ドローだ」

 

「ふむり…何事も無く行くと考えていたが、成程。通しましょう。1枚お引きなさい」

 

「……ドロー」

 

「相剣軍師-龍淵に相剣トークンをチューニング!『フルール・ド・バロネス』をシンクロ召喚!!」

 

 フルール・ド・バロネス ☆10

 戦士族 シンクロ 風

 ATK3000/DEF2400

 

「来やがるか」

 

「バトルですぞ!莫邪からダイレクトアタック!」

 

「くう!」

 

五代恋次

LP8000→6300

 

「続いてバロネスでダイレクトアタックですぞ!!」

 

「がああっ!!」

 

LP6300→3300

 

「これにてターンエンド。龍淵の効果が使えなかったのが残念ですな」

 

(『アークネメシス・プロートス』。正直サンダーボルトを先にした方が得でしたかな?)

 

「…クソ、いいようにやられたな」

 

 最大限に敷いた布陣をあっさりと突破された。更にライフを大きく削られ、手札は不明。バロネスも考えれば二妨害を前提に動かなければならないが、恋次の手札にそれを解決する術は無い。何よりバロネスを突破する術もないのだ。

 

「かなり、マズいか」

 

「左様。潔くサレンダーされるがいい。姉上は我等で大切に愛でるが故」

 

 哲夫はもう勝ったつもりでいる。しかし

 

「はあ?何言ってるんだよ」

 

「はて?」

 

「まだ俺は負けてねえ。勝手にサレンダー勧めるな」

 

 まだ彼の意志は砕けていない。それは大切な兄を助ける為、姉となろうとも揺るがない自分の家族を失わない為。今ここで、折れる訳にはいかなかった。

 

「俺のターン!『妨げられた壊獣の眠り』発動。互いのフィールドを全破壊だ!」

 

「しかし、バロネスはそれを無効にする効果を有する!通しませんぞ?」

 

 ほぼ全ての効果を無効にし、破壊するバロネスの効果。逆転の手がひとつ潰えたが、まだ手札は二枚ある。

 

「魔法カード『月女神の鏃(アルテミット・スレイ)』!エクストラデッキの『虹光の宣告者(アーク・デクレアラー)』を墓地へ送りバロネスをデッキに戻す!」

 

「ぬう…小癪な」

 

「その喋り方うっとおしいぜ。虹光の宣告者の効果だ。デッキから儀式モンスター『魔鍵砲-ガレスヴェート』を手札に加える。墓地のレベル8モンスター、アンドラビムスを除外し、『八雷天神(ヤクサイカヅチノカミ)』を特殊召喚。その後、融合モンスターを除外したことで1枚ドローする。魔法カード『テラフォーミング』発動。魔鍵施解を手札に加えて発動してマフテアルを手札に加える。マフテアルを召喚して効果発動。墓地のガガギゴを蘇生。ガガギゴにマフテアルをチューニング!再び来い、トランスフルミネ!」

 

 恋次は諦める事無くカードを回す。それに応えるように魔王たちもその力を十全に発揮する。

 

「トランスフルミネの効果発動。デッキから『繋がれし魔鍵』をセットする。バトル!八雷天神で莫邪を攻撃!」

 

加藤哲夫

LP8000→7700

 

「トランスフルミネでダイレクトアタック!」

 

LP7700→4900

 

「これでターンエンド」

 

「いやはや。魔鍵でここまで捲られるとは思わなんだと言っておきましょうか。しかし、所詮はファンデッキ。完全制圧を見せて差し上げよう!我のターン!我は墓地のヴィシュダ、龍淵、莫邪を除外し、『アークネメシス・プロートス』を特殊召喚!」

 

 アークネメシス・プロートス ☆11

 幻竜族 効果

 ATK2500/DEF3000

 

「アークネメシス・プロートスの効果発動。フィールドのモンスターの属性を宣言し、その属性を持つモンスターをすべて破壊。次のターン終了時まで、互いにその属性を持つモンスターを特殊召喚できないですぞ。宣言するのは当然炎属性!」

 

 アークネメシス・プロートスから溢れる奔流がトランスフルミネに襲い掛かる。そして、まだ哲夫の展開は終わっていない。

 

「『相剣師-泰阿』召喚。そして墓地の龍相剣現を除外し、泰阿の効果を発動。相剣トークンを特殊召喚しますぞ。泰阿に相剣トークンをチューニング!『相剣大師-赤霄』シンクロ召喚!!」

 

 相剣大師-赤霄 ☆8

 幻竜族 シンクロ 効果

 ATK2800/DEF1000

 

「赤霄の効果発動。デッキから『相剣』カードである『相剣暗転』を手札に加えてバトルフェイズ!プロートスで八雷天神に攻撃!」

 

LP3300→2800

 

「ジャストキルですぞ。赤霄で「伏せ(リバース)カードオープン!」行きたかったですな」

 

「繋がれし魔鍵!墓地の通常モンスターまたは『魔鍵』モンスターを手札に加えて融合、または儀式召喚する。墓地の通常モンスター、サファイアドラゴンを手札に加えて手札のガレスヴェートとサファイアドラゴンで融合!再び来い、アンドラビムス!」

 

「なれば赤霄とアンドラビムスで相打ち!」

 

 赤霄の剣とアンドラビムスの炎が互いを消滅させる。再び恋次のフィールドはがら空きとなった。

 

「1枚伏せてターンエンド。恋次氏、次のターンでなんとかせねば我のターンで敗北は確定。いかがです?ここいらでサレンダーしても咎める者はおりませぬ。手札ゼロ、フィールドには魔鍵施解1枚だけ。そのような状況で逆転する術は、皆無。仮にマフテアルを召喚したとしても赤霄の効果により後続を呼び出すのは不可能。魔鍵施解を張り変えようとも暗転で除去すれば効果は使えない。それとも、ここから逆転するおつもりで?」

 

「口調完全にDOMANじゃねえか。それに、このデッキは必ず環境をぶっ潰すって覚悟を持って組んでる。環境落ちしたデッキに負けるわけにもいかねえんだよ。俺のターン!魔法カード『貪欲な壺』を発動。墓地のモンスター、マフテアル2体、八雷天神、アンドラビムス、ガレスヴェートをデッキに戻して2枚ドローする。魔鍵施解を張り替え発動。デッキからマフテアルを手札に加える。マフテアルを召喚し効果発動!」

 

「シンクロ召喚なぞさせる訳があるまいて。伏せ(リバース)カードオープン。相剣暗転により、プロートスと魔鍵施解、マフテアルを破壊しますぞ。更にチェーンにより赤霄の効果で泰阿を除外してマフテアルの効果を無効。逆順処理でマフテアルを無効にした後、破壊いたす」

 

「っ…」

 

「申し訳ありませんねぇ…しかし、これで「赤霄をリリース!」は?」

 

「『海亀壊獣ガメシエル』を特殊召喚!」

 

 海亀壊獣ガメシエル ☆8

 水属 効果 水

 ATK2200/DEF3000

 

「成程。しかし、次に引くカードでそちらの敗北は決定する。それはご存じで?」

 

「……ろよ」

 

「はて?」

 

「やってみろよ。できるんならな」

 

 敗北が決定的な場面でも、恋次は絶望に染まっていなかった。寧ろ、この状況を楽しんですらいる。ここで笑みさえ浮かべる恋次に哲夫は一歩退く。

 

「ならば、このガメシエルで引導を渡してあげましょう!我のターン!…ふむ、悪運はいいようですね」

 

「!」

 

「しかし、ガメシエルのバトルはできますぞ!ガメシエルでダイレクトアタック!!」

 

LP2800→600

 

「がああッ!!」

 

「これにてターンエンド。そして教えておきましょう。このカードは『灰流うらら』。デッキを用いる効果のほとんどを封殺するこのカードがある限り、あなたのデッキの半分は封じたと言っていいでしょう」

 

 サーチやドロー効果を封じられた今、恋次のデッキで封じられたカードは『テラフォーミング』、魔鍵施解、予想GUY、貪欲な壺、魔鍵マフテアもデッキから素材を使用できるため、妨害できる。尤も、この状況で引けば敗北確定だが、

 

「これでもまだ諦めないのですか?そこまでして姉上を守っても、結婚なぞできませぬぞ?できたとして、貴方は元男を愛することができるのですか?」

 

「恋次……」

 

 哲夫の煽りは普通の家庭には深く突き刺さるものであった。この世界でも近親婚は法律で禁止されており、従姉弟でもそのケースはほぼないと言っていい。義理なら探せばあるかもしれないが、そのような関係になるのは相当稀だろう。それが元男ならば尚のこと。

 

「……」

 

「よくお考えなさい。ここで退き、姉上の幸せを「これ以上ふざけたこと言うならその口縫い合わすぞ」ほう?」

 

「兄貴は俺を救ってくれた。なら今度は、俺が兄貴を助ける番だ。自分の居場所が無いって言うなら、俺が居場所になるってな!」

 

 恋次の思いは揺るがない。その思いがデュエルの結果を徐々に引き寄せていた事に、気づいている者は誰もいない。

 

「俺のターン!大魔鍵-マフテアルを召喚!」

 

「っ!よくもまあここまで引けるものですな」

 

「マフテアルの効果!墓地の通常モンスター、クラヴィスを特殊召喚!魔鍵銃士-クラヴィスに大魔鍵-マフテアルをチューニング!三度来い、トランスフルミネ!!」

 

 そう、デュエリストが諦めない限り、モンスターたちも戦い続ける。その闘志を打ち砕くのは、更に激しい闘志のみだろう。

 

「トランスフルミネの効果でデッキから魔鍵錠-解をセット。セットする効果はうららじゃ止まらねえ!バトルだ!トランスフルミネでガメシエルを攻撃!」

 

LP4900→4300

 

「ンンンンンンンン!!中々にマズいですかな?」

 

「完全になりきってんな。これでターンエンド!」

 

「いやはや、まだデッキには見捨てられていないということですかな?我のターン。ふむ…相剣師-泰阿を召喚」

 

「通さねえ。トランスフルミネの効果で破壊だ」

 

「これはマズいですねえ!ターンエンド」

 

「俺のターン。魔鍵銃士-クラヴィスを召喚。バトルだ!クラヴィスでダイレクトアタック!」

 

LP4300→1500

 

「ンンンンンンン!!こ、このような事が…!」

 

「トランスフルミネ…ダイレクトアタックだ!!!」

 

LP1500→0

 

「こ、これが…汝の……グオオオオオオオオ!!!」

 

 トランスフルミネの一撃は哲夫を打ち砕き、

 

 

 

 

 

 

 

 恋次は次の勝負に出ることになった。

 

 

 

 ---------------------

 

 

 帰路につき、恋次の自室で二人は向き合っている。一人は神妙な面持ちで、もう一人は俯き、表情は見えない。

 

「兄貴…」

 

「……」

 

 恋次は薫の表情を確認しようとするが、長くなった前髪が邪魔になり確認できない。今どのような表情をしているのか、恋次には確かめようがなかった。

 

「俺は、自分の選択が間違っていたとは思わない。あのサークルにはいられなくなったけど、兄貴がそんなに身体を安売りする必要ないよ。俺も頑張るからさ。デュエルが強ければなんとか生活できるご時世だ。俺が勝ち続ければ「んふっ」?」

 

「くふふ…あーはっはっは!」

 

 突然笑い始めた薫に恋次は呆然とする。いったい何が面白かったのか、今はシリアスなシーンではないのか。

 

「ご、ごめんね。恋次には大事な場面だもんね」

 

「な、何が面白いんだ?」

 

「うん、でもその前にネタ晴らしするね」

 

 薫は手を叩く。恋次の部屋の扉が開き、先ほどのサークルメンバーが入ってきた。

 

「え、な、なんで……」

 

「実はね、さっきのは皆に頼んでやってもらったんだ。恋次の思いが聞きたくてね」

 

「俺の……思い……?」

 

 恋次の動悸が激しくなる。イメージしうる最悪が呼び起され、息が荒くなる。

 

「うん、恋次が来てくれなかったらそのまま皆に輪姦(まわ)されるつもりだったけど、恋次が来てくれたからその必要もなくなったんだ。実は結構ギリギリだったんだよ?」

 

 薫は朗らかに笑うが、恋次はまだ気が気でない。ここで『今から義弟くんには私の汚される様を見てもらいまーす』となっては心が粉微塵になる上に人間不信どころか自殺直行までいける。

 

「でも、恋次は来てくれた。そして、加藤君を打倒して僕と…一緒にいてくれるって言ってくれた。……なんで息荒くなってるの?」

 

「だ、だって……ここで実は完落ち済みでした宣言なんてされたら俺…ここにいる人間皆殺しにしちまうよ」

 

「怖いな!?大丈夫だよ。昼間に言ったセリフも全部嘘だから。だって…

 

 

 

 

 

 

 

 恋次が貰ってくれるんだもんね?」

 

「え、ちょっと……」

 

「では我々はこれで」

 

「恋次氏、誤解させてすまなんだ。薫氏のこと、幸せにしてあげるんですぞ」

 

「恋次氏、先のデュエルは中々楽しかったですぞ。まさか本気の相剣でやって勝てないとは驚きましたぞ」

 

 続々と薫のサークルメンバーが退出していく。本当に何がしたかったのか疑問だが、恋次は今それどころではない。

 

「恋次、もう我慢しなくていいんだよね?もう、僕を愛してくれるんだよね?」

 

「え?え?え?え?ちょっと待ってどういう状況これもうわかんない」

 

「恋次

 

 

 

 

 

 

 ず~~~~~~~~~~っと一緒にいようね♡

*1
勿論アレな意味である

*2
お約束の展開




キャラクター紹介

五代恋次
 TSした義兄に見事に捕食(意味深)されたスレ主。今となっては毎日おっぱい枕に埋もれてヘコヘコしてる。TS性癖は薫に刷り込まれた。

五代薫
 TSしたことをいいことに義弟にイロイロ性癖を刷り込んだ張本人。TSした時点で今回の作戦を思いつく。現在は恋次のあらゆる場所をしゃぶりつくして(意味深)楽しんでいる。実はTSした理由は大学内にいる淫魔。女顔の薫が「TSしたら絶対えっちじゃん!」という理由でTSウィルスを摂取させる。その後義弟と付き合う事になった知らせを聞いて脳が破壊される。

母親
 薫の気持ちをずっと昔から知っていた良心()。家族でそんな関係はいいのか逡巡したが、薫に「愛があればそんなの関係ない!」と言われあっさり落ちる(少女漫画好き)

デュエルサークルメンバー
 実は薫にデュエルでフルボッコにされて言う事を聞かせられていた。皆古のオタク気質なためか、しゃべり方が鎌倉時代。


今回長くね?


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お前らの精霊って何おる?

異種族・遊戯王・異世界ときたらこれやらないかんハズなのにずっと頭に無かった……俺は馬鹿だ……!


1:名無しの決闘者

 ちなワイはBMGやで。どや、羨ましいやろ?ん?

 

2:名無しの決闘者

 釣りか?

 

3:名無しの決闘者

 釣り乙。フィクションはフィクションだってはっきりわかんだね

 

4:名無しの決闘者

 異種族からも精霊はピクシー程度の体躯と知性しかないって発表あったやろ

 

5:名無しの決闘者

 仮にBMGおったとして今やドスケベな異種族の女の子おるしな。

 

6:名無しの決闘者

 そんな子達とできてますか?

 

7:名無しの決闘者

 やめろ

 

8:名無しの決闘者

 殺すぞ

 

9:名無しの決闘者

 話逸らす準備してたのに何やってくれとんの?

 

10:名無しの決闘者

 異種族の子とヤレるんならこんなとこでスレ見てねえんだよなあ

 

11:名無しの決闘者

 ヤラせろ

 

12:名無しの決闘者

 スポンサーになってエッチ…しよう!

 

13:名無しの決闘者

 できましたか……?

 

14:名無しの決闘者

 よしこの話はやめにしよう

 

15:名無しの決闘者

 てかイッチはどこ?……ここ?

 

16:名無しの決闘者

 コテハン付けて反応よろ

 

17:BMGマスター

 これでええか?少しBMGと話して精霊がどんなのか聞いてたんや

 

18:名無しの決闘者

 あーはいはいヨカッタネー

 

19:名無しの決闘者

 妄想垂れ流して楽しいか?

 

20:名無しの決闘者

 悔しかったらBMGの写真撮ってうpしろこのやろー

 

21:名無しの決闘者

 あのまろびでるdkpiを拝ませろくんにゃろー

 

22:BMGマスター

 これでええか?

 

 【BMGと高身長イケメンのツーショット】

 

23:名無しの決闘者

 うーん……

 

24:名無しの決闘者

 これだと

 

25:名無しの決闘者

 まだコスプレ感

 

26:名無しの決闘者

 てかこれイッチ?

 

27:名無しの決闘者

 イッチの方が気になる

 

28:名無しの決闘者

 いい身体してるね。どこのジム行ってるの?

 

29:名無しの決闘者

 筋トレメニューは何?プロテインはどこの飲んでる?

 

30:名無しの決闘者

 控えめに言ってこんなイッチなら掘られてもいい

 

31:名無しの決闘者

 精霊できたとか言ってる奴やで?

 

32:名無しの決闘者

 >>31 やっぱなしで

 

33:BMGマスター

 わー背筋ぞくってなるから下手な台詞取り下げられてホッとしたけどなんか解せない

 

34:名無しの決闘者

 >>33 草

 

35:名無しの決闘者

 草

 

36:名無しの決闘者

 でもコスプレにしてもこのガールたんエロいな

 

37:名無しの決闘者

 ガールたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!

 

38:名無しの決闘者

 み〇わうるせえ

 

39:名無しの決闘者

 ただ奇声出してるだけだしシンプルにキモイ

 

40:名無しの決闘者

 デュエルもしろ

 

41:名無しの決闘者

 で、このガールが精霊っていう根拠はあるんか?

 

42:名無しの決闘者

 何かしら無いと説得力も無いで

 

43:名無しの決闘者

 儀式したんか?

 

44:名無しの決闘者

 生贄やったんか!

 

45:名無しの決闘者

 俺とお前で超融合?

 

46:名無しの決闘者

 アクセルシンクロオオオオオオオオオオオオ!!!!

 

47:名無しの決闘者

 俺と私でオーバーレイ!

 

48:名無しの決闘者

 今こそひとつにいいいいいいいいいいいいい!!!!

 

49:名無しの決闘者

 途中から全部同じことしか言ってなくて草

 

50:名無しの決闘者

 結局全てセックスでは?

 

51:名無しの決闘者

 セックスってなーに?(純粋な目)

 

52:名無しの決闘者

 性別のことやで(英和辞典調べ)

 

53:名無しの決闘者

 てかイッチ早くなんか書かんとすぐスレが埋まるで

 

54:名無しの決闘者

 せやせや、今このスレはワイらが雑談スレにしとるからな!

 

55:名無しの決闘者

 自慢する内容じゃない

 

56:BMGマスター

 証拠か……カードから出てきた瞬間を動画に収めとるんやが

 

 【ヒスコレから出てきたガールに狂喜乱舞してたらカードが光って次の瞬間金髪巨乳のガールコスした美少女がイッチに馬乗りになっている動画】

 

57:名無しの決闘者

 ヌッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!

 

58:名無しの決闘者

 モロ見える上半球と脇がヌッッッッッッッ!!!

 

59:名無しの決闘者

 はーセックスセックス

 

60:名無しの決闘者

 最低のレスじゃん

 

61:名無しの決闘者

 すいません、これなんてAVですか?買います

 

62:名無しの決闘者

 【俺の彼女は俺の好きなキャラのコスプレしてえっちしてくれる】というAVです。FONDAで買えますよ

 

63:名無しの決闘者

 息を吐くように嘘ついてるの草

 

64:名無しの決闘者

 ちょっと探しちゃったじゃねえか

 

65:名無しの決闘者

 スレ民純粋で可愛いね♡

 

66:名無しの決闘者

 純粋な奴はそもそもスレなんて覗かないしFONDAも調べない

 

67:名無しの決闘者

 解析班おるかー?

 

68:名無しの決闘者

 これが合成じゃなかったら本物と言い切れる。〇か×か

 

69:名無しの決闘者

 淫魔なら出来そう

 

70:名無しの決闘者

 異種族がいると分かった昨今、これもやろうと思えばできるからな

 

71:名無しの決闘者

 でも細部までよく作り込まれとるな。コスとか狙って作ってるハズなのに全然違和感がない。

 

72:名無しの決闘者

 分かる。コスって布の質感が安いとしょっぱく感じるけどこれスカートとかマントの部分も自然に表現できてる

 

73:名無しの決闘者

 控えめに言ってエロすぎ。こんなの即射爆了じゃん

 

74:名無しの決闘者

 イッチ出たか?

 

75:BMGマスター

 突然の事過ぎて思考ぶっ飛んでた。取り敢えず5万出した

 

76:名無しの決闘者

 草

 

77:名無しの決闘者

 草。でも分かる

 

78:名無しの決闘者

 5万じゃ足りねえだろ。あと10万乗せろ

 

79:名無しの決闘者

 これ絶対入ってるよね?

 

80:名無しの決闘者

 イッチ脱いでる?

 

81:BMGマスター

 履いてるに決まってるだろが何だと思っとるんじゃ

 

82:名無しの決闘者

 女の子に騎乗位させてる時点で変態のレッテルは受け入れるべきそうすべき

 

83:名無しの決闘者

 だって……このアングルじゃイッチが履いてるかなんて確認できないから……!

 

84:名無しの決闘者

 これが釣りだったとしたらただの美男美女カップルのイチャつきを見せられただけだし釣りじゃなくてもガールとエロいことできるってわけだからやはりイッチはここで殺す

 

85:名無しの決闘者

 おっぱい揉みしだいてる動画うpして、どうぞ

 

86:名無しの決闘者

 スカートの中ってどうなっとるんや!こっちは気になって夜八時間しか寝れないねんで!

 

87:名無しの決闘者

 ガッツリ寝てて草

 

88:名無しの決闘者

 メジャーなのはハイレグタイプだが、奇をてらってパンツもあり

 

89:名無しの決闘者

 古代エジプト発祥なんだからノーパンゾ

 

90:名無しの決闘者

 正直興奮する

 

91:名無しの決闘者

 それでイッチはどうやって精霊出したん?

 

92:名無しの決闘者

 ガール以外精霊はおらんのか?

 

93:名無しの決闘者

 MAINやってる?

 

94:名無しの決闘者

 ち く わ 大 明 神

 

95:名無しの決闘者

 なんだ今の

 

96:BMGマスター

 >>91 特に何もしてない。本人曰くカードは精霊界とこの世界を繋ぐゲートでそれが飛び切り強い力を発していたのがこのカードだっただけ。でもその力を引き出すにはデュエリスト当人の能力に依存してるから必然的に強いデュエリストの下に精霊は集まるのだそう。

 >>92 ガール以外にはおらん。世間に精霊が認知されてない原因はデュエリストのレベルもそうだけどそもそもゲートの役割を持つカードの力が弱いのも要因らしい。精霊界でも成功例は多くないらしくてこっちに来れた事すごく喜んでた。理由を聞くと「マスターの事昔から見ていたんですよ。マスターの世界にずっと行きたくて行く方法を探していたんです。そこにマスターが私のカードを手に入れて、しかもそれがゲートとして優良素材なんてこれはもう運命ですね!」って。可愛いかよ

 

97:名無しの決闘者

 羨ましね

 

98:名無しの決闘者

 昔から思ってくれてる女の子(精霊)いるとか羨ましくて禿げそう

 

99:名無しの決闘者

 他にこっちの世界に来てる精霊っていないのかゾ?

 

100:BMGマスター

 それを探す為のスレ立てだったんだけど無駄足っぽい。何か手がかりが欲しかったけどそう上手くはいかんか

 

101:名無しの決闘者

 まあ多くないって情報があるしな

 

102:名無しの決闘者

 そうぽんぽこ出てたら認知するわな

 

103:名無しの決闘者

 ガールは他になんて言っとるんや?

 

104:名無しの決闘者

 そもそもそのガールはどのガールなんや?古代エジプトの方?それともドーマ編みたいな精霊界で発生した方?

 

105:名無しの決闘者

 エロけりゃどっちでもよくないか?

 

106:名無しの決闘者

 精霊界:日本ガール

 古代エジプト:褐色ガール

 

 どっちでもいいわけねえだろうが!!

 

107:名無しの決闘者

 マナすこ。キサラもすここここ

 

108:名無しの決闘者

 師匠はおらんのか……

 

109:名無しの決闘者

 今回は来れなかったんやなあって

 

110:名無しの決闘者

 精霊があらわれるならワイはハイネちゃんに来て欲しい!

 

111:名無しの決闘者

 は?アポロウーサやろ

 

112:名無しの決闘者

 セクレタリーたんに秘書やってほすい

 

113:名無しの決闘者

 ケモ要素多すぎ妖精伝姫シラユキの体吸いたい

 

114:名無しの決闘者

 ドラゴンメイドに色々お世話してほしい。ハスキーは絶対良い匂いする

 

115:名無しの決闘者

 ラビュリンスと城の罠についてあーでもないこーでもないって夜通し話したい

 

116:名無しの決闘者

 ここまで霊使いおらんと気づくワイ。ウィンちゃんよしよししたくないんか?

 

117:名無しの決闘者

 は?アルエクの現代イチャラブデートを壁になって見守りたいんだが?

 

118:名無しの決闘者

 アウラムはイブと幸せになれ。なんならお兄ちゃんとも仲直りして皆で焼き肉しろ

 

119:名無しの決闘者

 ウィンダ……

 

120:名無しの決闘者

 ジェネクスコントローラー……

 

121:名無しの決闘者

 召喚する側の水遣いちゃんをこっちに召喚するの正直言って興奮する

 

122:名無しの決闘者

 アトラの蠱惑魔のメスガキ感すきわからせたい

 

123:名無しの決闘者

 はーワイも自分の精霊がほしいわー!!

 

124:BMGマスター

 楽しそうにスレ消化してるところ申し訳ないが

 

 

 

 

 

 

 別に俺だけの精霊ってわけじゃないぞ

 

125:名無しの決闘者

 ……は?

 

126:名無しの決闘者

 俺だけの……って?

 

127:名無しの決闘者

 まさか

 

128:名無しの決闘者

 疑似NTR!?

 

129:名無しの決闘者

 いやや!ワイは自分だけの精霊がほしい!

 

130:BMGマスター

 なんかガールがいうには

 

 精霊はほぼ無限といえるくらいの寿命があってそれと比較すると人間の寿命ってそれこそ刹那の時間なわけ。それでマスターが死んだ後どうなるかっていうと精霊界に帰るんだけど、その後にまたこっちに来たら元のマスターと魂が近しい存在を探すんやて。

 

131:名無しの決闘者

 えっそれは……

 

132:名無しの決闘者

 精霊からしたら辛すぎんか……

 

133:名無しの決闘者

 魂が近しいってGXみたいな前世の魂が転生みたいな?

 

134:BMGマスター

 >>133 その感覚であってる。それに精霊界からこっちに来れる確率もかなり低いし

 

135:名無しの決闘者

 そっか……自分が精霊にとって辛い存在になりえる事もあるんやな

 

136:名無しの決闘者

 ガールも前のマスターの事引きずっとるんやろか…

 

137:BMGマスター

 本人自体やはりというか引きずってる。前のマスターの事も聞いた。

 

138:名無しの決闘者

 やはりな…

 

139:BMGマスター

 まあ前世の俺がそのマスターだったらしいから会えて嬉しいって言ってたし、精霊たちは元のマスターの魂が判別できるんだと

 

140:名無しの決闘者

 有能

 

141:名無しの決闘者

 精霊有能かよ

 

142:名無しの決闘者

 前世のマスター求めて人間世界に来るとか独占欲高そう

 

143:名無しの決闘者

 ヤンデレ女子いい……よくない?

 

144:名無しの決闘者

 わかる

 

145:名無しの決闘者

 わかる

 

146:名無しの決闘者

 友人が言ってたけどヤンデレとかメンヘラは二次元で済ませろって言ってたゾ。なんでも交友関係にもちょっかいかけてきてその子以外の関係壊滅させるレベルもいるから触らぬ神に祟りなしゾ

 

147:名無しの決闘者

 こっわ

 

148:名無しの決闘者

 でもヤンデレはそういうとこある

 

149:名無しの決闘者

 普段からボッチなワイに死角なし

 

150:名無しの決闘者

 人間関係が元から死んでるやつはまあヤンデレでも大丈夫よな

 

151:名無しの決闘者

 まあガールもそうとは限らないし…

 

152:BMGマスター

 前のマスターの事聞いたら「前のマスター、童貞さんだったんですよ。それで出てきた私にいっぱい…マスターも、そう言う事は…したいですか?」って湿った声で聞かれた。勃った。

 

153:名無しの決闘者

 草

 

154:名無しの決闘者

 草。てか前マスター自分の精霊に何欲情してんだよお!

 

155:名無しの決闘者

 勃ってるの草なんだ。

 

156:名無しの決闘者

 勃つのは仕方ない。俺だってそんな誘い方勃つ

 

157:名無しの決闘者

 すまんワイも

 

158:名無しの決闘者

 ワイも

 

159:名無しの決闘者

 当たり前だよなあ?

 

160:名無しの決闘者

 ワイも自分の精霊にそんなこと言われてえなあ!!

 

161:名無しの決闘者

 うーん、要は扉として強いカードを探して呼び出す。そしてデュエリスト本人も強くないといけない……ってコト!?

 

162:名無しの決闘者

 扉ってただ強力なカードなわけじゃなくて完全に運要素なんか。ワイのカードの中にないかな

 

163:BMGマスター

 運と言っても完全運要素なわけではないんよ。例えば思い入れの強いカードなら使い続けていれば触媒としてカードが強くなっていくし、

 

164:名無しの決闘者

カ ー ド が 強 く な る

 

165:名無しの決闘者

 カードゲームアニメか?

 

166:名無しの決闘者

 まあ最近はモロにそんな雰囲気が出てるけど(異種族とデュエルしてる人見ながら)

 

167:名無しの決闘者

 イッチがこれだしそのうちこの世界精霊界と繋がりそう…繋がりそうじゃない?

 

168:名無しの決闘者

 てことはつまり…デュエルやればやるほどカードがゲートとして成立していくわけか

 

169:名無しの決闘者

 ワイ、これからしばらく埼玉決闘塔でデュエル相手募集するわ。グレーのパーカーにGパンで座ってるからよろ。

 

170:名無しの決闘者

 おけ行くわ

 

171:名無しの決闘者

 ならワイは大阪いるから暇なやつよろ。合言葉は「精霊はいる」で

 

172:名無しの決闘者

 ワイは青森で待ってるで。

 

173:名無しの決闘者

 イッチの釣りがなんか大事になってきた感

 

174:名無しの決闘者

 面白いことになってきました

 

175:名無しの決闘者

 この中で精霊が出てくるやつどれだけおるんやろなあ

 

176:名無しの決闘者

 おん?

 

177:名無しの決闘者

 ん?

 

178:名無しの決闘者

 どした

 

179:名無しの決闘者

 なんか出てきた

 

 【現代に似つかわしくない服装をした銀髪の女性っていうかトリックスター・ホーリーエンジェルの画像】

 

180:名無しの決闘者

 ファ!?

 

 




異種族掲示板物なのに異種族全然出てこないのホンマ


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最近にんげんくん強くない?

頭のネジが外れたにんげんくんがいても淫魔はとどまることを知らない。我らは既に(たが)が外れているのだ。ただ不幸なのは、にんげんくんの外れ方が異常だっただけなのだ ――――――とある異種族の戦士の手記より抜粋


1:名無しの淫魔

 最近にんげんくんどうなってんの?私の隣のデュエル場でやってたにんげんくん暗黒未界域ぶん回して後攻ワンキルかましてるんだけど。え、これが普通だっけ?

 

2:名無しの淫魔

 にんげんくんエアプ乙。その程度なら私のところのにんげんくんも余裕だから

 

3:名無しの淫魔

 ワンキルなんて華の無い。こっちのにんげんくんはしっかり展開してこっちをつぶしにかかる

 

4:名無しの淫魔

 ハノイの崇高なる力にひれ伏すがいい!(ひれ伏した淫魔)

 

5:名無しの淫魔

 自分がせっかく作った完成盤面をラヴァ・ゴーレムから始まってぐちゃぐちゃにされるのはにんげんくんを弱者と見くびっている自分を逆に分からされる感覚がして気持ちいい

 

6:名無しの淫魔

 一つ一つフィールドを剝がされるのは服を一枚一枚脱がされるような背徳感がある

 

7:名無しの淫魔

 え、するときは裸じゃないんか?

 

8:名無しの淫魔

 最近は着てることであえて見せないスタイルも開発されとるんやで

 

9:名無しの淫魔

 開発されてる(にんげんくんでは常識レベル)

 

10:名無しの淫魔

 レベル高いなあ…

 

11:名無しの淫魔

 種族間の弊害

 

12:名無しの淫魔

 裸でいることの方がにんげんくんでは異常なんだよなあ(人間世界在住)

 

13:名無しの淫魔

 は?

 

14:名無しの淫魔

 は?

 

15:名無しの淫魔

 絶許案件

 

16:名無しの淫魔

 >>13 >>14 >>15 ただ必要条項満たしただけだが?小中時代に友人作らなくて人間世界に全掛けしてるだけだが?

 

17:名無しの淫魔

 お、おう…

 

18:名無しの淫魔

 なんだ…その……強く生きろよ……

 

19:名無しの淫魔

 ……うん、ありがとう

 

20:名無しの淫魔

 や さ し い せ か い

 

21:名無しの淫魔

 や さ い せ い か つ

 

22:名無しの淫魔

 ここまでテンプレ

 

23:名無しの淫魔

 ここから天ぷら

 

24:名無しの淫魔

 飲み物飲むときいいよね

 

25:名無しの淫魔

 それはタンブラー

 

26:名無しの淫魔

 タイの魚醬

 

27:名無しの淫魔

 それはナンプラー

 

28:名無しの淫魔

 ダイパの旅パではお世話になった

 

29:名無しの淫魔

 それはレントラー

 

30:名無しの淫魔

 レベル5ドラゴン族シンクロ

 

31:名無しの淫魔

 それはサンサーラ

 

32:名無しの淫魔

 ラヴァルバル・ドラゴンかもしれないだろ!

 

33:名無しの淫魔

 それはない

 

34:名無しの淫魔

 あいつドラゴン族なの?

 

35:名無しの淫魔

 ラヴァルって炎族だけだとばかり思ってた

 

36:名無しの淫魔

 マイナーカードが…舐めてると潰すぞ…

 

37:名無しの淫魔

 これはラヴァル使いに対するヘイトスピーチ

 

38:名無しの淫魔

 ラヴァルの中にも禁止級に強いカードはあるんですよ!!

 

39:名無しの淫魔

 禁止級に強い(実際禁止)

 

40:名無しの淫魔

 チェインTUEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!

 

41:名無しの淫魔

 店長…

 

42:名無しの淫魔

 あんたはもう休め店長

 

43:名無しの淫魔

 実際あのゲームやってる人まわりにいる?

 

44:名無しの淫魔

 おらん

 

45:名無しの淫魔

 デュエルでええやん

 

46:名無しの淫魔

 世界的に流行してるカードゲームやぞ?敗北者なぞ意に介してどうすんねん

 

47:名無しの淫魔

 はあ…はあ…敗北者?

 

48:名無しの淫魔

 やめやめろ!

 

49:名無しの淫魔

 カードショップで成功しただけにあれはなあ…

 

50:名無しの淫魔

 でも見返してみると確かににんげんくん強くなってる?

 

51:名無しの淫魔

 我々が弱くなってる説

 

52:名無しの淫魔

 ないない

 

53:名無しの淫魔

 身体スペックでは間違いなくにんげんくんクソザコだから

 

54:名無しの淫魔

 デュエルは?

 

55:名無しの淫魔

 フェアにやるには丁度いいハンデだ(震え声)

 

56:名無しの淫魔

 ま、まあ私はまだカード集めきってないだけだし

 

57:名無しの淫魔

 今の環境カードならどれだけ安くても樋口飛ぶってマジ?

 

58:名無しの淫魔

 ただのカードゲームとして楽しむならぼったくりもいいとこだけど今はこれで大金稼げるから吊り上げ青天井よな

 

59:名無しの淫魔

 ノーマルカード1枚が5000円飛ぶとかポケカか?

 

60:名無しの淫魔

 アレもアレで酷かったらしい

 

61:名無しの淫魔

 アレはまだ私らの世界とこの世界とは繋がってなかったけど、それでも訳分かんない

 

62:名無しの淫魔

 まあ今の方がまだ健全やし

 

63:名無しの淫魔

 楽しんでいるだけなのが不健全と?

 

64:名無しの淫魔

 純粋な気持ちで私たちとデュエルできるんか?

 

65:名無しの淫魔

 これはわりといる

 

66:名無しの淫魔

 いる。ソースはワイ

 

67:名無しの淫魔

 ホンマか?

 

68:名無しの淫魔

 妄想吐き出しスレじゃないねんで

 

69:名無しの淫魔

 ホンマホンマ

 

 ワイの地元港町なんやけど、その町にある決闘塔ってそんなに外から来たって人おらんねんな。そんな中で珍しい男の子がおるから目つけてたんやけど異種族とデュエルしててもキラキラした目でカード回しとるんや。アレは濡れるマジで

 

70:名無しの淫魔

 純粋なデュエルボーイ…ふぅん(濡れたパンツ履き替えながら)

 

71:名無しの淫魔

 そんなスケベボーイが今の時代におるんか!

 

72:名無しの淫魔

 わかった。とりあえずその住所教えて?大丈夫何もしないから

 

73:名無しの淫魔

 >>70 >>71 >>72 いや裏の顔が目に見えてるぅ!!安心せいちゃんとその子ゲットしてスレでいちゃらぶえっち配信したるからwwwwwww

 

74:名無しの淫魔

 あ、ふーん……

 

75:名無しの淫魔

 これは……ダメみたいですね(諦め)

 

76:名無しの淫魔

 こう言って成果をあげて帰ってきた者を私は見たことがない。明日には孕んで帰ってくる

 

77:名無しの淫魔

 >>76 それはある意味成功しているのでは?ボブは訝しんだ

 

78:名無しの淫魔

 ボテ腹孕ませエヘ顔ダブルピース写真が唐突に上がる。うーん素晴らしいスレだ

 

79:名無しの淫魔

 素晴らしい…か?

 

80:名無しの淫魔

 素晴らしいやろ

 

81:名無しの淫魔

 ワイらにとっては理想の姿やぞ

 

82:名無しの淫魔

 そういえば最近にんげんくんの間で流行ってる噂知っとるか?

 

83:名無しの淫魔

 ん?

 

84:名無しの淫魔

 まずにんげんくんと話せない

 

85:名無しの淫魔

 お、おう……

 

86:名無しの淫魔

 それは……ごめん……

 

87:名無しの淫魔

 大丈夫、皆悪くないから……

 

88:名無しの淫魔

 うん、話戻すで

 

 最近流行ってる噂ってのがデュエルモンスターズの精霊とかいう話や

 

89:名無しの淫魔

 精霊?

 

90:名無しの淫魔

 ピクシーとか?

 

91:名無しの淫魔

 あれは詳細に言えば妖精やろ。精霊って事はそれの上位互換と言っていい

 

92:名無しの淫魔

 その精霊やな。何があったかって言うとにんげんくんのスレでデュエルモンスターズの精霊が現れたって話や

 

93:名無しの淫魔

 精霊wwwwwwwがwwwwwwwwwwwww

 

94:名無しの淫魔

 精霊は机上の空論って決着ついたのご存じでない?

 

95:名無しの淫魔

 いやね、それで済めばよかったんやけど

 

 

 ワイのにんげんくんにも精霊が憑いちゃってるのよ

 

 【気弱そうな少年とその隣に座るクリバビロン】

 

96:名無しの淫魔

 かっわ

 

97:名無しの淫魔

 これ合成やろ?

 

98:名無しの淫魔

 おいワイは騙されんぞ。裏切り者めなんでにんげんくんいるんだよ

 

99:名無しの淫魔

 ……えへ♪

 

100:名無しの淫魔

 ゆ”る”さ”ん”!!!!

 

 




実体化したらかわいいモンスターはバニーラ。


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オカルトと吊り橋効果

アンケートの中にリミットレギュレーションの期限がギリギリなのあったので初投稿です。


 とある山村に巨大な湖が存在する。一つの観光名所として有名なその湖は、実はとある『いわく』がある。

 

 それは、『人食いの湖』と呼ばれる怪異である。

 

 江戸時代から語られてきたこの怪異は、満月の深夜、湖の中心に聳える岩石の上に目を見張る程の美女が現れるのだそうな。しかし、その美女に見とれる事なかれ。その美女は人とは思えない動きで人へ近づき、その豊満な身体は溶けて獲物の肉体に纏わりつき、その肉を、骨を溶かしていくという。

 

 異種族が世間に現れてから数世紀、その正体は異種族の一種である『スライム』という種族である事が判明。更に、スライムの発生する湖の水は、実は全てスライムの一部だったのだ。江戸時代、水の貴重な村ではその湖の水を重宝し、行方不明者が現れた時には「水神さまに見初められた」と寧ろ自分の事のように喜んだ。

 

 湖が封鎖されて幾年。湖の怪異はオカルトとなり、ネット上のオカルト掲示板で話題になる。その怪異を知り、それが地元の伝承であると知った少年が、今封鎖中の看板を越え、件の湖に来ている。

 

「ここが……話の湖……」

 

 山の中だというのに大きく開けた湖は、月明かりに照らされて水面が美しく煌めいている。そして、オカルト掲示板に書かれていた伝承通り、『それ』はいた。

 

「ほお……ここにまだ人間が来るとは……なんとも分からぬものだな」

 

恐ろしい存在は、それに反するように美しいという。それを体現するかのように、その身体は人が思う美を余す事なく盛り込み、透けた身体を月明かりが照らしている。外灯も何もない山奥であるにも関わらず、彼女の周囲だけは昼間のように明るかった。

 

「ここは人間共が立ち入りを禁じている。その中で入ってくるとは…養分にでもなりにきたか?」

 

 岩石から降り、少年のいる岸まで悠然と近づいてくる。少年はその身の美しさと、溢れ出る狂気に思考がまとまらなくなっていた。この怪物は自分を餌としか見ていない。何も言わず、何もせずにいればまず間違いなく無感情のままに溶かされ、少年の存在はこの世から消えてしまうだろう。

 

 だからこそ、少年の行動はある意味正鵠を射ていた。

 

「……なんのつもりだ?」

 

「……僕を食べるなら、デュエルに勝ってからにしてください」

 

 江戸時代から続く怪異に突然何を言い出すのかと、この場面を見た者は困惑するだろう。しかし、実はこのスライム、オカルト目当てで訪れた人間の落としたデッキとデュエルディスクを所持している。カードの正体を気になりだした彼女は、町へ降りてカードの正体をしり、デュエルのルールを知ったのだ。

 

「ほう、このカードで私が勝てば、貴様を食ってもいいと?」

 

「その代わり、僕が買ったらこのまま帰らせてください。僕は食われに来たんじゃなくてただオカルトが気になっただけなんです」

 

「そのような者は数多くきたが、デュエルを挑んできた者は貴様が初めてだ。貴様が如何様に抗うのか、試させてもらおう」

 

「「デュエル!!」」

 

ワリウネクルワッカ

VS

木山風斗

 

「先攻は私。私はカードを3枚伏せ、モンスターを1体場に伏せる。番を終了する」

 

「ぼ、僕のターン。先ずは『ふわんだりぃず×ろびーな』を召喚」

 

 嘗て、多くの人間を喰らい、神とまで信仰された異種族の前に姿を現したのは、小さく愛らしい小鳥であった。ピィピィと鳴く姿は見る人によっては黄色い声援を送る事だろう。

 

「ほう?そのような小鳥で何をするというのか?そのような雑魚では餌にもならんぞ?」

 

「ろびーなは召喚に成功した場合、デッキからレベル4以下の鳥獣族モンスターを手札に加えます。これで『ふわんだりぃず×いぐるん』を手札に。その後、ろびーなの効果で通常召喚します。召喚するのはいぐるん。いぐるんの効果でデッキからレベル8の鳥獣族モンスター『ふわんだりぃず×えんぺん』を手札に加えます」

 

「そして召喚か。しかし、アドバンス召喚はモンスターのリリースを必要とする。ならばそのモンスターを取り除かせてもらおう。伏せ(リバース)カードオープン、『バージェストマ・ディノミスクス』を発動。フィールドの表側表示のカード1枚を対象。手札を1枚捨てて、それを除外する。いぐるんを除外」

 

 水の神は太古の水生生物にも縁があるのか、バージェス期の生物がモチーフとなったモンスターがカードから現れる。触手を蠢かせ、獲物を捕らえ引きずり込んでいった。

 

「召喚するのは正しい。しかし、打つタイミングは正しくなかったようです。いぐるんの効果は継続。召喚するのは『ふわんだりぃず×すとりー』です。そしてすとりーの効果発動。互いの墓地に存在するカードを1枚、ゲームから除外しますあなたの墓地にあるゾンビキャリアを対象に選択」

 

 ふわんだりぃずはその程度では止まらない。その愛らしい姿からは想像もつかない程、その効果は他の追随を許さない。

 

「そして除外されているいぐるんの効果を発動。自分が鳥獣族モンスターの召喚に成功した場合、自身を手札に加えます。チェーンは?」

 

「チェーン?ああ、発動するものか。無いぞ」

 

「…なら処理です。いぐるんを手札に戻して、ゾンビキャリアを除外。召喚するのは、ろびーなとすとりーをリリース。ふわんだりぃず×えんぺんを召喚!」

 

 ふわんだりぃず×えんぺん 風 ☆10

 ATK2700/DEF1000

 

「えんぺんの効果。デッキから『ふわんだりぃず』魔法・罠カードである『ふわんだりぃずと夢の町』を手札に加えます。そして鳥獣族モンスターを召喚できる。再びふわんだりぃず×いぐるんを召喚です。フィールド魔法『ふわんだりぃずと謎の地図』を発動します。効果で手札の『ふわんだりぃず』モンスターである『ふわんだりぃず×とっかん』を見せて召喚し、デッキから名前の異なる『ふわんだりぃず』カードである夢の町を墓地へ送ります」

 

「おいおい、まだ続くのか?これでは朝になってしまうぞ?」

 

「もう少しです。とっかんの効果発動。自身の除外されている『ふわんだりぃず』を手札に戻して鳥獣族モンスターを召喚します。すとりーを対象。更にろびーなの効果も発動して除外されているこのカードを手札に加えます。とっかんの効果でいぐるんととっかんをリリース。『烈風帝ライザー』をアドバンス召喚!」

 

 烈風帝ライザー 風 ☆8

 ATK2800/DEF1000

 

「烈風帝ライザーの効果でフィールドのカード1枚と自分か相手の墓地のカード1枚を対象に発動。それらをデッキの1番上に置きます。僕から見て右のカードとディノミスクスを選択します。それと風属性モンスターを素材に召喚したので追加効果の発動。もう1枚の伏せカードも手札に戻します」

 

「発動できるカードは…『バージェストマ・ハルキゲニア』発動。ライザーの攻撃力を半分にし、更に墓地のディノミスクスの効果も発動。自身を守備表示で特殊召喚する」

 

「バトルです。えんぺんでセットモンスターを攻撃」

 

「モンスターは『メタモルポッド』。効果で互いに手札を全て捨てて、デッキからそれぞれ5枚カードを引く」

 

「烈風帝ライザーでディノミスクスを攻撃!」

 

 彼女の場は更地となったが、まだライフは無傷。余裕の表情は健在だった。

 

「カードを2枚伏せて、永続魔法『ふわんだりぃずと未知の風』を発動。ターンエンドです」

 

 しかし、侮りに侮っていた人間の子供が用いているデッキの回転は彼女に初めて焦りを生み出す。しかし、彼女はまだ終わっているとは考えていなかった。

 

「私のターン。私はカードを3枚伏せ、ターンエンド」

 

「エンドフェイズに入る前に伏せ(リバース)カード、ふわんだりぃずと夢の町を発動。レベル4以下の鳥獣族モンスターを1体を召喚できます。ふわんだりぃず×ろびーなを召喚し、効果発動。チェーンして除外されているいぐるんととっかんの効果も発動。2体を手札に戻して、ろびーなの効果でデッキからすとりーを手札に加えていぐるんを召喚」

 

「こ、このタイミングでまだやるの!?」

 

 最早素が出てきているが、風斗の握っているデッキはこんなものではない。

 

「いぐるんの効果を発動して、『霞の谷(ミスト・バレー)の巨神鳥』を手札に加えます。そして召喚するんですが、ふわんだりぃずと未知の風の効果で相手フィールドのカード1枚と自身のモンスターを1体を墓地に送って、えんぺんをアドバンス召喚。効果で夢の町を手札に加えて『烈風の結界像』を召喚します」

 

「そ、そのモンスターにも増やす効果があるの?」

 

「いいえ、このターンはもうしません」

 

「ほっ……ターンエンド」

 

 彼女の顔に疲労の表情が見えてきたが、風斗はこの時点で勝ちを確信した。

 

「僕のターンです。『ハーピィの羽根箒』を発動。相手の魔法・罠を全て破壊します」

 

「ならそこに伏せ(リバース)カード発動。『死霊ゾーマ』を特殊…っ?」

 

「烈風の結界像がある限り、互いに風属性以外のモンスターを特殊召喚できません。伝え忘れてました」

 

「なああああああああああああああああああああああ!!!!???」

 

「他はありますか?」

 

「……『バージェストマ・ハルキゲニア』を発動。ライザーの攻撃力を半分に」

 

 烈風帝ライザー

 ATK2800→1400

 

「バトルです。全モンスターででダイレクトアタック!!」

 

「そ、そんなあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

ワリウネクルワッカ

LP8000→7000→5600→2900→200→0

 

 

 

 

 

「ううう……うえええええええええええええん!!!」

 

 最初の神々しい雰囲気はどこへやら。騒々しい泣き声をあげ、地面にへたり風斗へポカポカと力なく拳を押し付ける。

 

「なんなのよそのデッキはああああああ!私なんてこれが初めてのデュエルなのに……初めてはカッコよく勝って昔みたいに人間を恐れさせてやろうとしたのに…したのに……!」

 

 涙を浮かべながら風斗へ睨みつける。最初の頃なら恐怖で怯み上がっていただろうが、今となっては可愛げがあるくらいとなった。

 

「いや、あれがこのデッキの動き方だし…」

 

「デッキの特徴聞いてるんじゃない!そんなの友達いなくなるでしょ!」

 

「グハッ!!」

 

 吐血(ただの咳)しながらうずくまる。どうやら図星だったようだ。

 

「ふんっ!自業自得よ。もう食べる気も失せたからさっさと帰りなさい」

 

 シッシッと手で帰宅を促す。風斗はグギギ…と歯噛みしながら歩きだした。

 

「……あいつ、また来るかな」

 

 風斗の消えた道を眺めながら、彼女は呟いた。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 母親にこっぴどく叱られた翌日、いつも通り小学校へ一番に到着しデッキを広げている風斗に近づいてくる一つの影があった。

 

「おい木山聞いたか?今日転校生が来るんだってよ」

 

「転校生?こんな田舎にか?」

 

 風斗自身思っている事だが、彼の地元は限界集落程ではないが、それなりに過疎化の進んでいるド田舎である。この小学校も、低学年と高学年で分けられているが、それでも他学年が一緒になっている程には子供の数が少ない。

 

「それでよぉ、転校生って女なんだってよ!もしかしたらさぁ、転校生と田舎でお近づきの関係に…なんてななんてな!」

 

「ネット小説の読みすぎじゃねえの?そんな展開ねえよ」

 

 友人の妄想に呆れながらデッキの調整を進める。しかしいつの間にか時間となっていたようで、チャイムが鳴り先生が教室に入ってきた。

 

「ほらーカード広げてるやつは早くしまえー。今日のホームルームですが、今日は転校生がいます」

 

「先生ー!転校生は女子って聞きましたー!」

 

「耳が早いな。その通りだ。ほーら入ってきなさーい」

 

 教室の扉を開く音が響く、風斗も気になってはいたためにそちらへ向くが

 

「……っな!」

 

「転校生の『ワリウネクルワッカ』だ。彼女は異種族でありながら日本の文化を学びたいと両親に無理を言って留学したそうだ」

 

「ワリウネクルワッカです。でも、長いのでワッカとでも呼んでください」

 

「じゃあ、君の席は木山の隣だ。あの空いてる席」

 

 彼女は悠然と風斗の隣の席へ座る。他の生徒が好奇の目を向ける中、風斗にあったのは疑問だった。

 

「な、なんで…」

 

「私、思ったことがあるの」

 

 ゆっくりと彼女は語りだす。風斗の頭をよぎったのは昨夜の復讐。一緒にいる事で捕食するタイミングをうかがうのではないかと背中を冷や汗が伝う。しかし、それはすぐに杞憂へ変わる。

 

「あんたに勝って負けを清算するには、あんたの近くにいればいいとね」

 

「……は?」

 

「だ・か・ら!これからあんたにバンバンデュエルを挑んで、いつか勝ってやるから!

 

 

 

 

 

 

 

 それまで負けんなよ!風斗!」

 

 




吊り橋効果って橋が揺れた時の恐怖からくる動悸を恋と勘違いするやつって聞いた事あります。え?何が言いたいのかって?負けた時の悔しさが憧れになったってええやろって事。そして憧れがいつか恋心になったってええやろ!

スライム女子がキャラブレなのは許して…許して……

性癖開拓アンケートやってます。今回のもここからやりました。アンケートしてくれたニキありがとナス!他のニキもできる限りやるのでお待ちになって…
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=290661&uid=195719


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人の皮を被った…

ストレスはためすぎるとよくない(戒め)


 異種族にも性癖がある。

 

 誰にでもある人に言うには恥ずかしい性癖、そのワードだけで年齢制限がかかる性癖、人によってはその性癖を認めないものまで存在する。

 

 この物語は、その中でも人間になりきって人間の女を相手にしている男を見て興奮する悪魔の話。彼女は今日も人間になる変化の魔法を自分にかけて決闘塔を訪れる。

 

 

 

 

 

 

「なんで酷い事するのーーーーーーー!!!」

 

 

 

 尤も、それがいつまでも続けられるとは限らないが。

 

 

 

 

 

 

 

 その淫魔は普段より自分を人間に変化させ、人間の男とさり気なくかかわる事で他悪魔とマウント合戦で戦い続け、男とガチ恋距離で視姦する事で興奮する中々にヤベェ奴である。デュエルの腕も実際は上位に位置する程だが、人間が一喜一憂する様子を見たいがために少し前にメインギミックを禁止にされた『勇者』デッキを使用して勝った負けたを繰り返している。

 

 そんな彼女も自分だけを見てくれる人間を探す事にした。掲示板で突っ込まれた『お前それ自分がモテないの隠してるから変化してるだけじゃね?』なんてのは関係ない。ないったらない。

 

 兎に角彼女はデュエルの相手を探した。普段接している相手もいいが、如何せん子宮に来ない。直球で子宮に来る相手をとにかく探した。そして来たのだ。

 

 長い前髪で片目を隠し、決闘塔のフードコートの片隅で自分のデッキを調整している気弱そうな青少年。恐らく大学生程度だが、彼女との身長差では小学生とも言えてしまう程に低い。その庇護欲を掻き立てる姿は、彼女の子宮に雷を落とした。

 

 この子だ!この子が私の運命なのだ!!絶対に手に入れる。他の者に渡してなるものか!!しかしまずは仲良くなる事が重要。仲良くしてもらう(意味深)のは後でも問題ない。彼女はまず話ができるように喋った。オドオドしながら答える彼にムラムラしっぱなしだったが、なんとか堪えてデュエルにまで漕ぎつけた。

 

「それじゃあよろしくお願いしますね。私、そこまで強くないのでお手柔らかに」

 

「よ、よろしくお願いします…」

 

 嘘である。この女、掲示板で煽ってきた者が偶然近所に住んでいたため、自分のメインデッキである『イシズティアラシャドール』でフルボッコにしている。

 

「それでは」

 

 

「「デュエル!!」」

 

 志島誓悟

   VS

 レイラ・カトレア

 

 LP8000

 

「先攻は僕ですね。僕は『白銀の城の召使い(ラビュリンス・サーバンツ) アリアンナ』を召喚します。召喚成功時、デッキから『ラビュリンス』カードを手札に加えます…何かありますか?」

 

「いいえ、特にありません」

 

「じゃあ…デッキから『白銀の迷宮城(ラビュリンス・ラビリンス)』を手札に加え発動。カードを2枚伏せてエンドフェイズ。手札の『ワナビ―!』を捨てて効果発動。相手の使用していない魔法・罠ゾーンの数までデッキの上からカードをめくり、その中にある罠カードをセットします。1、2、3、4、5…『魔封じの芳香』をセット。ターンエンドです」

 

 相手の展開に合わせて妨害する罠ビートデッキ。その中でも協力な『ラビュリンス』は通常罠を使用する事で相手ターンでも安定した戦いを可能とする。全盛期より大きく力を削がれた『勇者』デッキでは難しいが

 

「私のターン。私はまず、手札の『聖殿の水遣い』を除外して効果を発動します。デッキから『アラメシアの儀』を手札に加えますが」

 

伏せ(リバース)カードオープン、魔封じの芳香。これでセットした次の自分のターンまで魔法を発動できません。アラメシアの儀は次までお預けですね」

 

「そう簡単にいかせませんよ。速攻魔法『サイクロン』で魔封じの芳香を破壊します」

 

 室内に現れた竜巻が、妖しく香る封魔の芳香を吹き飛ばす。レイラはこれからが本番と言わんばかりにカードを手に取る。

 

「アラメシアの儀を発動!『勇者トークン』を特殊召喚し、自分フィールドに『運命の旅路』が存在しなければ、自分のデッキから表側表示でセットします」

 

「特にチェーンはないです」

 

 フィールドに魔法陣が展開される。中心に光の柱が差し、天上から神の転生に選ばれた勇者が降臨する。その勇者の足元から一本の道筋が伸びている。

 

「運命の旅路はデッキから『勇者トークン』が記されたモンスターを手札に加え、手札を1枚捨てます。デッキから『遺跡の魔鉱戦士』を手札に加えて1枚捨てます。遺跡の魔鉱戦士は自分フィールドに勇者トークンが存在すれば特殊召喚できます。特殊召喚し、運命の旅路の効果発動。モンスターの召喚・特殊召喚された場合、デッキから『勇者トークン』が記された装備魔法を自分フィールドの勇者トークンに装備できます」

 

伏せ(リバース)カードオープン。『ウェルカム・ラビュリンス』でデッキから『ラビュリンス』を特殊召喚します。更に白銀の迷宮城の効果でフィールドのカードを破壊します」

 

「えっ…ああ発動するのはありません」

 

 発動できるタイミングは他にもあった。なのになぜ今になって発動したのか、その答えはすぐに出る事になる。

 

「『白銀の城のラビュリンス』を特殊召喚。そして勇者トークンを破壊。これで運命の旅路は対象を失い、装備カードも装備できない。そしてアリアンナとラビュリンスの効果を発動。ラビュリンスの効果でカードを破壊し、アリアンナの効果で1枚ドローして手札から悪魔族モンスターを特殊召喚するか、魔法・罠カードをセットできます。何かありますか?」

 

「な、何も無いです」

 

「では効果処理です。手札破壊、僕から見て一番右のカードを破壊。カードを引いて、1枚伏せます」

 

 想定できたとはいえ、勇者トークンは容易く破壊されエース級モンスターまで召喚される。遺跡の魔鉱戦士は勇者トークンが存在しなければ攻撃できないため、今のままではラビュリンスに破壊されるのを待つしかない。

 

「手札からフィールド魔法『シュトロームベルクの金の城』を発動。効果でデッキからこのカードの名前が記されたモンスターを特殊召喚します。『怪鳥グライフ』を特殊召喚し、グライフの効果発動。相手の魔法・罠カードを破壊します。白銀の迷宮城を破壊です」

 

伏せ(リバース)カードオープン。『無限抱影』でグライフの効果を無効にします。そしてこのカードと同じ縦列の魔法・罠カードの効果はこのターン無効になります」

 

 怪鳥の強翼から力が奪われる。その力はレイラの目前で泡となって消える。レイラの表情が少しずつ強張ってきた。

 

「更に白銀の迷宮城の効果発動。『ウェルカム・ラビュリンス』以外の通常罠が発動した場合、手札・墓地の悪魔族モンスターを特殊召喚できます。『悪魔嬢リリス』を特殊召喚」

 

「…レベル4の遺跡の魔鉱戦士と怪鳥グライフでオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!『No.70 デッドリー・シン』!!」

 

 No.70 デッドリー・シン ★4

 ATK2400/DEF1200

 

「デッドリー・シンの効果でオーバーレイユニットを一つ取り除いて、相手のモンスター1体を次の相手スタンバイフェイズまで除外します。対象は勿論白銀の城のラビュリンス!」

 

 巨大な蜘蛛の糸が白銀の姫を絡め捕る。そのまま釣り上げるように引き、突如空いた異空間の穴へ放り投げた。

 

「バトルです。デッドリー・シンでアリアンナを攻撃!」

 

「悪魔嬢リリスの効果発動。自分の悪魔族であるアリアンナをリリースして、デッキから3枚の通常罠を選択。相手はその中からランダムに1枚選んで僕はそれをセットします。選ぶのは『ビッグ・ウェルカム・ラビュリンス』3枚!」

 

「全部同じじゃないですか…真ん中で」

 

「これはセットし、残りはデッキへ。これで攻撃対象はリリスだけです。攻撃しますか?」

 

「勿論」

 

 誓悟

 LP8000→7600

 

「デッドリー・シンの効果、このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合、攻撃力を300アップさせて、ランクを3上げます。カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 誓悟の妨害をものともせず、ライフを削りながらフィールドを空にする。次の誓悟のターンにラビュリンスは戻ってくるが、レイラには秘策があった。

 

「僕のターン。スタンバイフェイズにラビュリンスは除外から戻ってきます。メインフェイズ、『強欲で金満な壺』を発動します。EXデッキから6枚を裏側で除外し、2枚ドローします。何かありますか?」

 

「そうですねえ…『灰流うらら』を捨てて無効にします」

 

 二面相の壺に和装の少女が乗っかっている。少女が壺の中身を漁り、カードを2枚拾うと、そのまま誓悟に舌を突き出してポンッと消えてしまった。

 

「ならラビュリンスの効果発動。墓地の通常罠カードである無限抱影をセット。これは自分フィールドに悪魔族モンスターが存在しなければ発動できない。伏せ(リバース)カードオープン!ビッグ・ウェルカム・ラビュリンス!これで手札・デッキ・墓地から『ラビュリンス』を特殊召喚します」

 

伏せ(リバース)カード『センサー万別』を発動です。このカードが存在する限り、お互いに同じ種族のモンスターは1体しか存在できません。これでビッグ・ウェルカム・ラビュリンスは不発「更に伏せ(リバース)カードオープン!」嘘!?」

 

「『強制脱出装置』!これでラビュリンスを対象に手札に戻します。貴女の手札は0、伏せカードも存在しない。墓地にもフリーチェーンのカードは存在しない。このまま処理をして構いませんか?」

 

「え、は、はい…」

 

 誓悟の表情が変化する。初対面でほとんど無表情な彼の変化を見逃さないレイラもかなりおかしいが、確かに彼の表情が変わった。目は見開き、噤んでいた口は口角を上げ、早口になっている。

 

「ラビュリンスは手札に戻り、センサー万別が発動。ビッグ・ウェルカム・ラビュリンスでデッキから迷宮城の白銀姫(レディ・オブ・ザ・ラビュリンス)を特殊召喚!!」

 

 迷宮城の白銀姫 ☆8

 ATK3000/DEF2900

 

「迷宮城の白銀姫を手札に戻しますが、白銀の迷宮城は『ウェルカム・ラビュリンス』罠に『フィールドのカード1枚を破壊する』効果を与えます。これでセンサー万別を破壊。そして処理後、『ウェルカム・ラビュリンス』以外の通常罠を発動した場合、手札・墓地から悪魔族モンスターを特殊召喚できます。チェーンして墓地のウェルカム・ラビュリンスの効果。通常罠の効果でモンスターがフィールドから離れた場合、墓地のこのカードを自分フィールドにセットできます。ウェルカム・ラビュリンスをセットし、白銀の城のラビュリンスを特殊召喚します。

 

 更に迷宮城の白銀姫は自分が通常罠を発動したターンの自分・相手ターンに自身を特殊召喚できます」

 

 センサー万別は破壊されると踏んでいながらも、ビッグ・ウェルカム・ラビュリンスを不発に終わらせられると思っていたために、レイラは奥歯を噛み締める。更にデッドリー・シンの攻撃力を上回るモンスターが2体現れ、状況は一気に悪くなった。

 

「バトル!ラビュリンスでデッドリー・シンを攻撃!」

 

 レイラ

 LP8000→7800

 

「続いてレディでダイレクトアタック!」

 

 LP7800→4800

 

「これでターンエンド」

 

 ライフ差は大きく引き離される。人間の男を楽しませるために組んだデッキだが、今はその男に追い詰められている。普段のただ男の気を引くデュエルとは違う、足元が崩れるイメージが脳裏に流れる。

 

「……陰湿」

 

「よく言われます。だから皆とデュエルしなかったんです。皆このデッキを気に入らないって言うから」

 

 誓悟は自嘲気味に零す。自分の好きなデッキを強いから、弱いからと批判されるのはどのようなデュエリストでも心を痛める。勝ちたい、楽しいデュエルがしたい、それには相手の妨害が面倒くさいというのは尤もではあるが、それを非難するのはお門違いであるとレイラは考えている。

 

「あなた…苦労してるのね」

 

「素が出てますよ?」

 

「いいのよ。結婚相手探しに来てるんだから素の自分を許容してもらわなきゃ。相手の意志ガン無視で搾り取るなんて時代錯誤も甚だしいわ。それに、ちょっとイラついちゃってるの。分かるでしょ?」

 

 レイラの言葉に誓悟は舌を出しておどける。いたずらっ子の様子に苛立ち(意味深)を覚えるが、そこはデュエル。意識を切り替えていく。

 

「じゃあ見せてあげようかしらね。私のターン!スタンバイフェイズにシュトロームベルクの金の城のコストで10枚除外。メインフェイズ!運命の旅路の効果を発動。デッキから聖殿の水遣いを手札に加えて手札を1枚墓地へ送る。墓地へ送られたのは『ティアラメンツ・メイルゥ』!このカードは墓地へ送られた場合、手札・フィールド・墓地のモンスターを素材に融合召喚を行う。メイルゥと『沼地の魔神王』で融合召喚!!『ティアラメンツ・ルルカロス』!!!」

 

 ティアラメンツ・ルルカロス ☆8

 ATK3000/DEF2500

 

「聖殿の水遣いを除外して効果発動。勇者トークンを特殊召喚「伏せ(リバース)カードオープン!」ここで!?」

 

「無限抱影!ルルカロスの効果を無効にしてこの縦列の魔法・罠の効果、運命の旅路の効果を無効にします。チェーンして迷宮城の白銀姫の効果発動。デッキから発動したカードとは同名以外の通常罠をセットします。チェーン…ないですよね?」

 

「あんたって…無いわよ!」

 

「セットするのは強制脱出装置。そして処理後に白銀の迷宮城の効果で手札・墓地から悪魔族モンスターである『深淵の結界像』を特殊召喚します」

 

「はあ!?」

 

 本来、ルルカロスの効果で無効にできる結界像の特殊召喚は無限抱影によって無効にされているため通ってしまう。勇者トークンの特殊召喚には成功しているため攻撃の手は足りているが、それよりはやく誓悟が動く。

 

「ウェルカム・ラビュリンスを発動。デッキから『ラビュリンス』モンスター、二体目の迷宮城の白銀姫を特殊召喚し、白銀の迷宮城の追加効果でルルカロスを破壊します。ルルカロスには蘇生効果がありますけど、結界像の効果で水属性のルルカロスは復活できない。何かありますか?」

 

「ぐううう……うぐぐぐうう~~~~~!!」

 

 何もない。できる訳がない。丁寧に今はデメリット効果以外起動できないシュトロームベルクの金の城は残されており、白銀の城のラビュリンスの効果で勇者トークンも破壊される。墓地も枯れ、詰んでいる状態なのだ。

 

 元は自分が人間相手に調子に乗った結果、本気を出すのが遅すぎた。所詮人間と侮った結果がこれなら掲示板の悪魔達に笑われても言い返せない。気付けば両目に涙を溜めていた。

 

「あ……あの……」

 

「ふええ~~~~!!!なんで酷い事するのーーーーーーー!!!」

 

 自身にかけていた変化も解け、本来の姿を見せた彼女は、衆目も気にせず大泣きの声を響かせる。獲物と思っていた人間に逆に狩られる尊厳破壊は上位種と謳われる彼女に幼児退行を選ばせた。

 

「悪魔だってここまで周到にしないわよ!人のやる事なす事いちいちすっ転ばせて、最初の妨害受け入れたのは何!嫌味!?そこまできたらもう煽りよ!?ほらそこの姫様が私に煽ってる声が聞こえるーーーー!!」

 

 被害妄想のような叫びをあげながら床を叩く。駄々っ子と化したレイラを誓悟はどうしたものかとオロオロしだすが、彼はとりあえず

 

「ターン進めてもらっていいですか?」

 

「鬼か!!!!」

 

 デュエルを優先した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 結果は覆る事なく、誓悟の勝利で終わった。何もできずにターンを明け渡したレイラにラビュリンスの総攻撃がライフを削り切った。仰向けですすり泣いているレイラをフードコートに運んで話を聞いてあげていた。

 

「それでね…ネットの奴等がね…私の事ね…モテないから変化してるだけって……だってえーーーー!!」

 

 最早幼児の如く誓悟にあやされているレイラ。彼女とデュエルした人間が見たら彼女の変わり様に愕然とするだろう。しかし、そのような事は知らぬと誓悟は彼女の背中をさすっていた。

 

「そうでしたか、それは大変でしたね。それで僕にデュエルを挑んで…こうなってしまったと」

 

「あんたのせいよ!ここ結構通ってるのに、私これじゃあいつもの男達ドン引きよ!どうしてくれんの!!」

 

 丸っきり八つ当たりだが、誓悟はそれを追及する事なくあやし続け、決闘塔閉館まで続いた。

 

 

 

「その……なんかごめんね。残りほとんど私に充ててもらっちゃって」

 

「いいんですよ。僕がやりたくてやった事ですし」

 

 それって私の事が好き……ってコト!?と勘違いしそうな台詞に股を潤々させるが、彼のデュエルの屈辱と悪魔としての最後の意地で耐える。それが、その意地が彼女にとって最後の砦だった。こんなネバネバ執着罠ビ男に子宮を明け渡してはならぬと決意した。レイラには男心が分からぬ。レイラは変態である。人に化け、男を視姦して生きて来た。けれども、運命の相手に対しては人一倍敏感であった。そしてそれは誓悟の言葉によって決壊する。

 

「それに……僕もレイラさんといられて役得っていうか……こんなに魅力的な方と一緒にいられるって、男としてこんなにうれしい事はありませんから」

 

 ------ムラァ

 

 そう聞こえたのはレイラか、誓悟か、はたまた両者か。確かにその音は響き、レイラに福音を、誓悟に警鐘を告げた。

 

「あの…レイラさ「誓悟くん!!」は、はい!!?」

 

「私、結婚相手探してるって言ったわよね」

 

「そ、そうですね……」

 

「だ、だから……その……」

 

 レイラは続きを紡がない。その先を言った後に今日の関係が今日限りとなってしまう事を恐れているからである。だからか、落ち着きを取り戻した誓悟がその先を続けた。

 

「レイラさん、お願いがあるんですが」

 

「え……な、何……?」

 

「僕、デュエルする相手がいないんです。陰湿だから」

 

「そ、そうね。自分で言うのもどうかと思うけど」

 

「ですね。だから」

 

 

 

 ------僕とこれからもデュエルしてくれますか?

 

 

 

 この後滅茶苦茶セックスした。




志島誓悟
使用デッキ:ラビュリンス
デッキ構築の結論として『極限まで相手のやりたい事をさせなければ勝ち』と定め、妨害や無効するカードを主軸としてそれにあったデッキとしてラビュリンスを選んだ。結果は当然の如く煙たがられるが、レイラとのデュエルで見事ゴールイン。子供達にデュエルを教える時に相手に何もさせなければ勝ちと教えようとするが、レイラに「やめて」と真顔で言われ後攻ワンキルソリティアを教える。

レイラ・カトレア
使用デッキ:勇者、イシズティアラシャドール
掲示板で人間くんとデュエルできている事でマウントを取っていたが中らずと雖も遠からずの反論に顔を真っ赤にしてレスバを白熱させる。後日相手を探して誓悟を発見し、デュエル。結果は惨敗となり一時幼児退行を起こす。その結果としてゴールインして掲示板で特大マウントをとれるようになったが、後に彼女は赤ちゃんプレイに目覚めてしまう。変化の魔法でリアル赤ちゃんとなって誓悟にあやしてもらうプレイをしているために誓悟の羞恥心はボドボドダ!!因みにフルボッコにした悪魔は土下座してレイラにどうやって誓悟と結婚したのか聞き出そうとするが、その時には盛大に煽り誓悟に止められている。


 普段おとなしい子が何かする時に少し笑いながら追い詰めていくシチュ好きです。赤ちゃんプレイはそこまでって感じ。


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デュエルマスターズ
【新シーズンに】決闘省、決闘方法にデュエルマスターズを導入【嵐が来るぜぇ…!!】


なんか最近デュエマのデッキ組んでるので初投稿です。


 『ただいま速報が入りました。7年間続いてきた決闘法に新たな道です』

 

 昼下がりのニュース番組。そこに入ってきた速報は、決闘者たちに困惑と闘争心を立ち昇らせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決闘省、決闘ジャンルにデュエルマスターズを追加する

 

 

1:名無しの決闘者

 盛り上がってまいりました

 

2:名無しの決闘者

 デュエマしようぜ!

 

3:名無しの決闘者

 立て乙。

 

4:名無しの決闘者

 乙。デュエマってどんなルールだっけ?

 

5:名無しの決闘者

 最初は手札5枚、遊戯王のライフ代わりにシールドを5枚山札(デッキ)から伏せる。5枚のシールド全部割って直接攻撃したら勝ち。

 

6:名無しの決闘者

 ほえーてことはライフ計算にデッキ以外に必要なものはないん?

 

7:名無しの決闘者

 無いで。強いて言えばエクストラデッキみたいなあるけど使わなくてもいいデッキの方が圧倒的に多い。

 

8:名無しの決闘者

 やりやすいな。元は小学生向けのコミックだっけ?

 

9:名無しの決闘者

 せやで。小学生の頃読んだけど終盤にかけて中々エグイシーン出てきてトラウマになった。れく太がミュータント化はマズいって…しかも勝舞の目の前

 

10:名無しの決闘者

 ええ……

 

11:名無しの決闘者

 原作者はショタの尊厳破壊がお好き。

 

12:名無しの決闘者

 でもデュエマか~デッキどころかカードすらない。

 

13:名無しの決闘者

 そこは安心せえ。開催に際してワンコインデッキと強カードピックアップしたパックが大量に発表されてる。一度に5種は多すぎィ!!

 

14:名無しの決闘者

 それはエグイ。何考えてんの?

 

15:名無しの決闘者

 これデッキタイプいくつか纏めて入れてるとかならいいんだけど文明(デュエルモンスターズの属性的なやつ)で分けられてたらほんまクソ。流石にないだろうけど。

 

16:名無しの決闘者

 それぞれ入ってるパックの代表カード公開されてたぞ。ドラゴン系どれもカッコいいな。バルガってのがいいわ。

 

17:名無しの決闘者

 バルガかー。攻撃した時にトップめくってドラゴンだと出せる効果だから上振れると強い。

 

18:名無しの決闘者

 大量に並べて突撃か。ロマンやな。

 

19:名無しの決闘者

 デッキドラゴンで固めないとキツイな。魔法とか罠ってないの?

 

20:名無しの決闘者

 呪文ってなってる。そんでクリーチャーと呪文を使うコストがマナや。カードを逆向きにしておくと1マナ分やで。そのマナをためて、クリーチャーなんかのコストを消費して戦っていくんや。

 

21:名無しの決闘者

 デュエルモンスターズより回しにくそう。

 

22:名無しの決闘者

 実際遅い。ワンキルなんてない。

 

23:名無しの決闘者

 マジか!

 

24:名無しの決闘者

 これは良環境間違いない。

 

25:名無しの決闘者

 まあ次は3ターンキルがクソとか言い出すんやけどな(当社比)

 

26:名無しの決闘者

 結局どこも一緒じゃねえか!!

 

27:名無しの決闘者

 やはり速攻。速攻は全てを解決する。

 

28:名無しの決闘者

 他はいいのあったか?

 

29:名無しの決闘者

 続けてドラゴンで申し訳ないがボルメテウスの系譜はマジでカッコいい。一度見てほしい。芸術すら感じるぞ。

 

30:名無しの決闘者

 アーマードドラゴンというドラゴンが武装して戦うのがデュエルモンスターズと違う世界観がいい。他の文明のクリーチャーもイラストがいい。

 

31:名無しの決闘者

 ワイ的には闇の奴が気になっとるな。『アビスロイヤル』やったか。

 

32:名無しの決闘者

 最近のテーマやな。墓地コントロールというか、小型(パワーでかい)で物量したり、混ぜ物したらハンデスしたりと拡張性は高いな。

 

33:名無しの決闘者

 女の子クリーチャーはおらんのか?

 

34:名無しの決闘者

 基本メカクレ系しかおらん。多分クリエーターの趣味

 

35:名無しの決闘者

 カチュアすこ。アイラすここここ。

 

36:名無しの決闘者

 アイラのおっぱいデッッッッッッッッ!!!

 

37:名無しの決闘者

 お尻エッッッッッッッ!!!!

 

38:名無しの決闘者

 うっ……ふう……

 

39:名無しの決闘者

 スレで抜くな

 

40:名無しの決闘者

 でも正直アイラはえっち。あの尻は捻じ込まれても仕方ない。

 

41:名無しの決闘者

 でもアイラ夫おるで

 

42:名無しの決闘者

 は?

 

43:名無しの決闘者

 つまり人妻……ってコト!?

 

44:名無しの決闘者

 ふーん、えっちじゃん

 

45:名無しの決闘者

 えっち前リョーマ草

 

46:名無しの決闘者

 その夫は設定で死んでる?死んでるならNTRじゃないからセフセフ

 

47:名無しの決闘者

 バッチリ生きてるで。なんならストーリーの主人公や。

 

48:名無しの決闘者

 イケメン主人公とメカクレヒロインの冒険譚とかこれもう入り込む余地ないじゃん。

 

49:名無しの決闘者

 ちょいまってや。夫婦って事は……子供もおるっちゅう事か!!

 

50:名無しの決闘者

 !

 

51:名無しの決闘者

 !?

 

52:名無しの決闘者

 こんなの子供向けカードゲームでやっていいの?

 

53:名無しの決闘者

 はーセックスセックス

 

54:名無しの決闘者

 最低のレス草なんだ

 

55:名無しの決闘者

 こんなえちえちヒロインとの冒険の中で手出さないとかイケメンかよイケメンだったわ。

 

56:名無しの決闘者

 デュエルモンスターズと同じくカードストーリーあるのええな。

 

57:名無しの決闘者

 禁止カードの一覧見たけど何が強いのかまだ分からん。

 

58:名無しの決闘者

 基本的にデュエルモンスターズと同じ無限ループ嫌いだからそれ対策とか3ターンキル対応。ヘブンズフォースとかベイBジャックはやばかった。

 

59:名無しの決闘者

 でも暗黒期はやっぱボルバルザーク

 

60:名無しの決闘者

 海外進出失敗した要因

 

61:名無しの決闘者

 やっぱ出すだけ追加ターンは世紀末やて

 

62:名無しの決闘者

 デュエルモンスターズだって2体リリース必要なのに……

 

63:名無しの決闘者

 連ドラとかいう1体からひっくり返せない状況を作り出すの罪深い

 

64:名無しの決闘者

 ハンデスのペースこれはイカンでしょ……

 

65:名無しの決闘者

 デッキによれば全ハンデスでも動けることをお前に教える。

 

66:名無しの決闘者

 マナとデッキ以外全消滅ってなんだよ

 

67:名無しの決闘者

 マナとデッキ以外全消滅だゾ(オールデリート)

 

68:名無しの決闘者

 よくわからんが最速でキルするには3ターンでシールドを5枚割ってとどめさせばええんやな

 

69:名無しの決闘者

 あってるけどカードゲームとしては賛否別れる。

 

70:名無しの決闘者

 カードゲームはコミュニケーションツールなんだよ!!

 

71:名無しの決闘者

 にしても異種族とのデュエルか、選択肢が増えて楽しそうやな

 

72:名無しの決闘者

 でもそれは向こうもワイらをいただく手段が増えたわけでもあり…

 

73:名無しの決闘者

 対策やっぱほしいな

 

74:名無しの決闘者

 簡単や勝たさなきゃええんや

 

75:名無しの決闘者

 それができたら苦労しないんよなあ

 

76:名無しの決闘者

 ロックしていけばええんや。ミクセルとかテスタ・ロッサとか相手の展開妨害する小型は数多いで。

 

77:名無しの決闘者

 それ以外なら相手の妨害を潰すのもありやな。ボルメテウスは破壊したシールドをそのまま墓地に送るからトリガーも使えないんや。

 

78:名無しの決闘者

 トリガー?

 

79:名無しの決闘者

 シールドトリガーやな。シールド破壊されたときにそれがあるとノーコストで発動できるカードやで。

 

80:名無しの決闘者

 ほえーつおい…それだけで組めば最強やん。

 

81:名無しの決闘者

 でもそれだと決め手に欠ける…あれ、意外といけるか?

 

82:名無しの決闘者

 非トリガーのパワカにねじ切られて終わりゾ

 

83:名無しの決闘者

 それこそボルメテウスのおもちゃなんだよなあ……

 

84:名無しの決闘者

 まあシーズン戦の内容もデュエルモンスターズとデュエルマスターズどっち選んでもいいし後になって変更してもいい。これはいいルール。

 

85:名無しの決闘者

 デュエマで負けが込んできたらデュエルモンスターズで戦えばいい。異種族の人たちなんでかワイらの提案全部聞いてくれるし。

 

86:名無しの決闘者

 提案(我儘)

 

87:名無しの決闘者

 んーやっ!!

 

88:名無しの決闘者

 スレ民がルナ化してもキモいだけやで。

 

89:名無しの決闘者

 やだやだー!デュエマじゃなくてデュエルモンスターズがいいのー!!

 

90:名無しの決闘者

 無限ループやだやだー!

 

91:名無しの決闘者

 3ターンキルやだやだー!!

 

92:名無しの決闘者

 ガチロック戦法やだやだー!!

 

93:名無しの決闘者

 キッズ湧きだしたな

 

94:名無しの決闘者

 キッズというよりトラウマ抱えて幼児退行してるんじゃねえかな

 

95:名無しの決闘者

 おーよちよち

 

 それじゃあテスタロッサとエヴォルピア出してバルキリールピア立ててミラダンテⅫ革命チェンジしてジャミングチャフしとくからね。

 

96:名無しの決闘者

 ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!

 

97:名無しの決闘者

 何がつらいん?

 

98:名無しの決闘者

 テスタロッサ

 相手ターンに召喚以外でクリーチャー出すと代わりに墓地送り

 エヴォルピア

 出たとき1枚引いて5以下進化

 バルキリールピア

 出たとき山札からドラゴンサーチ

 ミラダンテⅫ

 革命チェンジっていう他のクリーチャー攻撃の時そいつ手札に戻してこいつ出すってやつ。攻撃計算はこいつ採用。ファイナル革命っていうターン1効果でコスト7以下召喚不可。出たとき手札からコスト5以下の呪文打てる。

 ジャミングチャフ

 次の自分のターンまで相手は呪文使えない。

 

 相手のできないこと

 呪文発動

 コスト7以下のクリーチャー召喚

 踏み倒し

 

 相手のできること

 コスト8以上のクリーチャー召喚

 

 てことやで

 

99:名無しの決闘者

 ええ……

 

100:名無しの決闘者

 地獄で草

 

101:名無しの決闘者

 ここでやんな

 

102:名無しの決闘者

 これコスト軽減は入るんか?

 

103:名無しの決闘者

 コスト軽減は入らない。せやから10とかを軽減できるなら削って2とかで出すもできなくはないで。

 

104:名無しの決闘者

 それ以前にそのための場が整っているんか?

 

105:名無しの決闘者

 大体4~5ターンでいけるで

 

106:名無しの決闘者

 絞首台が目の前に見える

 

107:名無しの決闘者

 わざわざ1ターン渡すのクソすぎる。デッキに手置くわ。

 

108:名無しの決闘者

 1ターンほぼ全ロックは引退勢続出するからやめてさしあげろ

 

109:名無しの決闘者

 やっぱりビートダウンが一番やな!(ディルガベジータ)

 

110:名無しの決闘者

 せやな!(バルガライゾウ)

 

111:名無しの決闘者

 お、そうだな(ザガーン)

 

112:名無しの決闘者

 ボルベルグ系譜のカード増えろ…増えろ……

 

113:名無しの決闘者

 ワイは光のクリーチャー好き。アルカディアスとか機械チックなのカッコいい。

 

114:名無しの決闘者

 自然がこれまで話題にない。メカクレ美女が多い文明はこれやろ!

 

115:名無しの決闘者

 まだマシやろ。水のかわいい枠アリスとアマテラス(禁止)くらいしかおらんぞ

 

116:名無しの決闘者

 ハンターとエイリアンだとどっち好き?

 

117:名無しの決闘者

 ハンター。やっぱプリンちゃんすこ

 

118:名無しの決闘者

 エイリアン。クイーンの異形感すけべ

 

119:名無しの決闘者

 ハンター。なんやかんやでドラゴンカッコいいやろ

 

120:名無しの決闘者

 もっとスケベカード増えて…増えて……

 

 




作者はまだデュエマのカードプール弱々くんなので似たり寄ったりだったりアニメで見たような展開になるかもしれないです。


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デュエマ(意味深)、スタート!

いつもよりはやいんじゃね?って思ってたら3週間過ぎてた。

アドレナリンパックは金トレ出たけどイザナギテラスですた……






パーフェクト・ギャラクシーのテキストを勘違いしていたのでデュエルの一部を修正しています。(12/22)


 昨日放送されたニュースは、世界中の人々を困惑と熱狂の渦に巻き込んだ。

 

 『デュエルマスターズ』

 

 通称『デュエマ』は、デュエルモンスターズと同じ日本発祥のカードゲーム。激しく熱かりしその戦いは、日本で20年もの間、子供たちを中心に、多くの人々を巻き込んだ。海外進出は芳しくない結果に終わったが、デュエルモンスターズのような理不尽ゲームを受け入れている以上、デュエマも市民権を獲得するのは時間の問題だろう。

 

 さて、その中で最も痛手を食らったのが、実は異種族である。今まで手を付けていなかったカードゲームに人間くんが流れてしまえば、折角あと少しで人間くんとお楽しみ(意味深)できると高を括っていた者は突然「これからはデュエマな!」と言われてしまえば、まずはルールを覚えていく必要がある。それに時間をとられ、デッキ構築に時間を割き、試しに回してみようなどとできるはずもない。デッキは構築済みデッキを改造する程度でもいいかもしれないが、それすら相性の良いカードを見つけるのに多大な時間を要する。つまり、このシーズン戦は異種族に―――デュエマを興味ないと言っていた人間くん含める―――多大な不利を強いることとなる。

 

「おおお……本当にデュエマしてるー!」

 

 そして、ここにデュエマを楽しんでいる男が、異種族との闘いに身を投じる。彼の名は『加瀬龍二』。デュエルマスターズが異種族に受け入れられないかなーと思っていたらシーズン戦に導入されて小躍りしている一人である。そんな彼がまず始めたのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 相手探しだった。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

「ぜんっぜん相手がいねえ……」

 

 彼はうなだれながらイートインスペースでフライドポテトに手を付ける。うなだれている理由は言わずもがな、デュエマをする相手がいないのだ。

 

 現在、異種族のためにルール教室が開かれている。シーズン戦でデュエルマスターズを選択する人間が増えたため、デュエルモンスターズだけでは選択肢が狭まる事を危惧しての事だが、それが災いして今異種族の参加者が減少している。

 

「これじゃあいつも通り一人回し…ん?」

 

 意気消沈していると、ふと視線に気が付く。右に顔を向けると、そこには銀色の髪色をした異種族であった。はちきれんばかりのモノを惜しげもなく主張させ、身を包む衣装も龍の鱗を想起させる装飾が施されている。柔らかい表情は世の男性を狂わせるのが容易に想像出来るような完璧さを兼ね備えている。

 

「あ、あの……何かありましたか?」

 

「え、ええと……

 

 

 

 

 でゅ、デュエマ、教えてください!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 話を聞くと、彼女は今日開催されるティーチングイベントに参加する予定だったのだが、抽選に外れ、他の仲間が人間くんとキャイキャイカードをしばいているのを血涙を流してみていた。自分も本当はあの場所にいたんだ。抽選なんて悪い文化じゃないか。あ、今人間くんと手触れ合ってる。ズルい!と地団太を踏む。自分もルールを覚えるとともに、あわよくば人間くんと仲良くなりたい!(何ならそっちがメイン)とデュエマが出来そうな人間くんを探していたら彼を見つけた。という事であった。

 

「なんか俺ってダシにされてる?」

 

「す、すいません!ご迷惑…ですよね…?」

 

「そんな事ないっすよ!むしろどんと来いです!いやーデュエマやるぜって意気込んで来たのはいいけど、全然人が捕まらなくって帰ろうかなって思ってたんで、丁度いいですよ!」

 

 デュエマが出来るのが余程嬉しいのか、破顔一笑と言うように笑いかける。

 

「コッ…あ、ありがとうございます。デッキはあるのでる、ルールから…」

 

 勿論、と快諾しながら彼はカードを広げる。なお、イートインでのカードプレイは禁止なのでこの後店員に注意を受けてしまうが、龍二には些事であり、彼女にしても人間くんと関われているため無問題(モーマンタイ)であった。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 ティーチングが終わり、基本的なルールを理解した彼女。現在は頭を悩ませながらデッキを構築している。

 

「このカードを入れるなら…やっぱりこれとこれ、でもこれだと少し重いよなぁ」

 

 彼女はカードとにらめっこしながら頭を悩ませる。龍二はデッキ構成を見ないため、そして彼女がかがんでいるせいでテーブルに潰れている胸に視線を向かせないために斜め向かいに座り、自分のデッキを調整していた。

 

「しっかし、まさかデュエマが導入されるなんてなー。異種族の人たちはてんやわんやって聞いたんですけど、これ見ると本当なんだなって納得しますよ」

 

「デュエルモンスターズと同じようにプレイ出来ればよかったんですけど、色々効果なんかが違って分からなくなっちゃうんですよね」

 

「あーなんかわかる。カードゲーム色々やってるとルールごっちゃになるのとかあるあるですよね」

 

「それ分かります!…っと、出来た!!」

 

 そのような会話を挟みつつ、彼女のデッキが完成した。早速といったようにフードコートに隣接した簡易フィールドへ向かう。

 

「食事をした後にデュエルが出来るなんて、やっぱりここはいいですよね」

 

「デュエルに命かけすぎじゃね?って奴が多いですからね人間。ほっとけば飯抜くのなんて当たり前ですし」

 

「ねえそれ大丈夫?人間くんって栄養が必要なんですよね?なんでそう簡単に命を削ろうとするんですか?」

 

「漫画じゃ気軽にかけてるしこれくらい誤差誤差。それじゃあ」

 

「「デュエマスタート!!」」

 

加瀬龍二

VS

女性異種族

 

 

 この決闘塔で初めてのデュエマが始まった。まずは互いに2ターンの間、マナをチャージして終わる。そして龍二の3ターン目。

 

「俺のターン。マナチャージ、3マナを消費して呪文『決闘者(デュエリスト)・チャージャー』!山札の上から3枚を表にして、その中の《ボルシャック》を全て手札に加える。《ボルシャック・栄光・ルピア》《ボルシャック・ドラゴン》《ネオ・ボルシャック・ドラゴン》。全て回収、チャージャーは発動後マナに送られる。ターン終了」

 

「私のターン。マナをチャージ、3マナを消費して『レディゴ・カリゾミダーマ』を召喚。ターン終了です」

 

「俺のターン。マナチャージ、呪文決闘者チャージャー。山札を確認して…『ボルシャック・クリスド』『ボルシャック・ドギラゴン』『ボルシャック・決闘・ドラゴン』全て回収、チャージャーだからマナに。ボルシャック・栄光・ルピア召喚。効果で山札の一番上をタップしてマナに、それがドラゴンならもう1枚マナに置ける。ネオ・ボルシャック・ドラゴンだからもう1枚置かせてもらうぜ。ターン終了だ」

 

 ボルシャックの展開でマナを8枚まで貯める龍二。その中で、彼女のターンが始まる。

 

「私のターンです。マナをチャージ、カリゾミダーマの能力で光マナ2枚をタップして『アストマープル-T3(テックスリー)』を召喚。能力でコスト3以下のクリーチャーかタマシードをバトルゾーンに出します。『ハイパーソニック・ゴールデンタイヤ』をバトルゾーンに。光2マナをタップしてアストマープル-T3を再び召喚。能力で『運搬の守護者 アル・ハコブ』をバトルゾーンに出し、アル・ハコブの能力発動。ゴールデンタイヤをタップして1枚ドロー。ターン終了です」

 

 彼女も負けじと場にクリーチャーを展開する。次の手によれば彼女の攻勢に傾くだろう。

 

「俺のターン。マナをチャージして、8マナを消費。呪文『ボルシャック英雄譚(サーガ)』発動!山札の上から6枚チェック。その中の《ボルシャック》を全て呼び出す!ボルシャック・栄光・ルピアが2体。『ボルシャック・NEX』、『メンデルスゾーン』、ネオ・ボルシャック・ドラゴン、そして……『ボルシャック・クロス・NEX』!メンデルスゾーン以外の5体をバトルゾーンに!!」

 

 龍二のメインギミックが発動する。そして、現れたドラゴン達はさらなる仲間を呼び起こす。

 

「ボルシャック・NEXの能力。山札から《ルピア》をバトルゾーンに出す。『アニー・ルピア』を出すぜ。栄光・ルピアの能力でトップをマナに置き、それがドラゴンならもう1枚追加。ボルシャック・ドラゴンだからもう1枚。栄光・ルピアはもう1体いるからマナに、ボルシャック・決闘・ドラゴンだからもう1枚。そしてG(グラビティ)・ゼロで《龍騎旋竜ボルシャック・バルガ》を0マナで召喚!」

 

「グラビティ・ゼロ?」

 

「一定の条件をクリアすれば、コストを支払わずに使用できる能力っすよ。そしてアニー・ルピアの能力で全てのドラゴンはスピードアタッカー。召喚酔いせず攻撃できる!ボルシャック・バルガでシールドを3枚破壊!この時、ボルシャック・バルガの能力とアニー・ルピアの能力が発動。ボルシャック・バルガをアンタップし、山札から1枚ドロー。その後手札からドラゴンを呼び出す。ボルシャック・クリスドを出します。そして3枚!」

 

 ボルシャック・バルガが灼炎のブレスで彼女の盾が破壊される。他のドラゴンも攻撃のタイミングを今か今かと待ち構えている。しかし、事はそう簡単にはいかない。

 

「シールドトリガー、2枚!」

 

「何!?」

 

「まずは『ヘブンズ・ゲート』!手札から進化ではない光『ブロッカー』を2体呼び出します。『天海の精霊シリウス』そして『シェケダン・ドメチアーレ』!」

 

 彼女の後ろに光輪が現れ、そこから2体のクリーチャーが現れる。下半身が無機質な構造となっている機械天使と、メカメカしい装飾を施された車がエンジンを吹かして勢いよく飛び出した。

 

「シェケダン・ドメチアーレの登場時能力。自分の場に存在する光クリーチャーかタマシードの数だけドローします。合計は7枚、7枚ドローします」

 

「そしてもう1枚のトリガー。まさか…」

 

「ふふふ…『閃光呪文「スパーク」』!相手のクリーチャー全てをタップします!」

 

 彼女の目の前に突如、球形の物体が現れる。下部に空いた穴が龍二の方向を向き、エネルギーが充填される。そして

 

「ファイア!!」

 

 彼女の合図と共に電撃が放たれた。その電撃は龍二の全てのクリーチャーに激突し、次々と膝をつく。

 

「閃光呪文「スパーク」は相手クリーチャー全てをタップする。これで攻撃はストップですね」

 

「クッソもう少しだったのに……ターン終了」

 

 龍二は項垂れながらターンを渡す。彼女はその宣言を聞くとニヤリと口角を上げた。

 

「私のターンですね。マナチャージ、シェケダン・ドメチアーレの能力で2マナ軽減、2体目のシェケダン・ドメチアーレを召喚。ドロー効果は使いません。合計4マナ軽減。『ジャマリ―ジョ‐S8(ショックエイト)』を召喚。そしてもう1体『ルベル・ゴルギーニ』を召喚!」

 

 彼女も合計で9体のクリーチャー、タマシードを含めて10枚ものカードを展開する。光特有のガードの硬さを展開しつつ、T(トリプル)・ブレイカーや小型を集めてキルまでの数を稼ぐ。

 

「バトルです!シリウスでトリプルブレイク!」

 

「シールドチェック!……トリガー無し」

 

「シェケダン・ドメチアーレでトリプルブレイク!シールド化の効果は使いません」

 

「シールドチェック!1枚ヒット!『スーパー・スパーク』!!」

 

「ええ!そのデッキ光入ってるんですか!?」

 

「ボルシャック・NEXがツインパクトなもんで。クリーチャー全てをタップしてもらいましょうか!」

 

 龍二も負けじと反撃の呪文を唱える。一時はどうなるかとおい展開であったが、急場は凌いだ。

 

「ぐぬぬ…でもジャマリ―ジョのシビルカウント3でタップした時に山札の上から1枚シールド化します。そしてルベル・ゴルギーニはターンの終わりにすべてのクリーチャー、タマシードをアンタップします。そしてカリゾミダーマはシビルカウント5で私の場にいる全てのクリーチャーに『ブロッカー』を与えて、更にパワーを4000プラスします。つまり、アル・ハコブさえも4500!ルベル・ゴルギーニに至ってはパワー20500!!どういう了見なんですかこれは!」

 

「デカいなあ。実は厳しい状況だけど、勝てない道理は無い!俺のターン!マナチャージ、そしてボルシャック・NEXを、ボルシャック・ドギラゴンに進化!!」

 

 ボルシャック・NEXの上に、新たなカードを重ねる。進化を果たしたドラゴンは炎を纏い、その炎は蒼く変わり中からドラゴンが、否、『ドギラゴン』が姿を現す!

 

「ボルシャック・ドギラゴンの登場時、相手クリーチャー1体を選んでバトルを行う。カリゾミダーマとバトル!」

 

 ドギラゴンが新幹線並みの速度に悠々と追いつく。抵抗を示す攻撃を何度となく行うが、その努力も空しく、叩きつけられ、破壊される。

 

「しかし、ルベル・ゴルギーニの能力がここで発動です。自分のクリーチャーかタマシードが破壊された時、相手のクリーチャー1体をシールド化する!ボルシャック・バルガを選択!」

 

 仲間の仇と言わんばかりにルベル・ゴルギーニがボルシャック・バルガに突っ込み、カードに封印する。尤も、破壊したのはドギラゴンのため、ボルシャック・バルガはとんだとばっちりである。

 

「まだ俺のマナは残ってる。そしてこれが俺のエンジン!現れろ!『轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー』!!!」

 

 デュエルモンスターズの立体映像(ソリッド・ビジョン)の流用で作られたデュエルマスターズフィールド。それがただの映像だと理解していても、このドラゴンから放たれる熱気が自分を焼き尽くさんとしていると錯覚してしまう。

 

【グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!】

 

「ボルシャック・カイザーでシールドをブレイク!」

 

「ジャマリ―ジョでブロック!シビルカウント3でタップした時山札の上から1枚シールド化します。ボルシャック・カイザーのパワーは5000。これd…っ!」

 

 彼女は状況の変化に息を吞む。パワーでいえば取るに足らないはずだったボルシャック・カイザーが雄たけびを上げて迫り、

 

「ジャマリ―ジョが…押し負けている!」

 

「ボルシャック・カイザーのシビルカウント3。自身のパワーを50000上昇させてスピードアタッカーになる。ぶん殴れ!!」

 

 翼の炎を噴き上げて、敵を屠り次の獲物ににらみを利かせる。

 

「ボルシャック・カイザーのシビルカウント5。こいつが攻撃する時、こいつをアンタップする。再びシールドブレイク!」

 

「っ!シリウスでブロック!」

 

「だが、それじゃあ止まらない!アンタップして攻撃!」

 

「シールドチェック…トリガー無し」

 

「もう一回!」

 

「シールドチェック…これも無し」

 

「3枚目!」

 

「シールドチェック…シールドトリガー!『監獄呪文「ピカビム」』!ボルシャック・カイザーをシールドへ!」

 

「なっ!」

 

 あと一歩という所でボルシャック・カイザーは二十面体の結晶に囚われ、シールド化されてしまう。歯噛みする龍二を余所に、彼女は安堵の表情を浮かべる。

 

「だが、攻撃できるクリーチャーはまだ残ってる!ボルシャック・クリスドで攻撃!能力で1枚ドローし、コスト5以下のクリーチャーを呼び出す。再び来い、ボルシャック・カイザー!!」

 

「な!折角シールドに送ったのに…」

 

「ただし、この能力で呼び出したボルシャック・カイザーは、スピードアタッカーで攻撃しないといけないし、攻撃した後には破壊されるデメリット付き。そう上手くはいかないという事ですよ。クリスドの攻撃!」

 

「これは…シェケダン・ドメチアーレでブロック!」

 

 真っ直ぐ突撃するクリスドの隙を突くように、轟轟とエンジンを吹かせながら激突する。しかし、その車体には傷一つなく、反対にクリスドは装備している火器が暴発し、その身体を巻き込んで炎上した。

 

「ボルシャック・カイザーで攻撃!」

 

「シールドチェック…トリガー無し」

 

「ボルシャック・カイザーは自壊。そしてその能力が発動!このカードが破壊された時、カードを1枚ドローし、手札から《ボルシャック》と名の付く非進化のドラゴンを呼び出す。ボルシャック・決闘・ドラゴン!!」

 

「こんなタイミングで……」

 

「ボルシャック・決闘・ドラゴンの能力発動。ルベル・ゴルギーニをマナに!そして俺のマナ以下のコストを持つ《ボルシャック》を呼び出す。今のマナは2体目のボルシャック・決闘・ドラゴンを出して能力発動。シェケダン・ドメチアーレをマナに送り、3体目のボルシャック・決闘・ドラゴン!能力でアストマープル-T3をマナに送り、ネオ・ボルシャック・ドラゴン!」

 

 バトルステップに入ろうとも、龍二の勢いは止まる事を知らない。そして彼女もブロッカーは消滅し、残りはシールドトリガーに賭けるだけ。

 

「ボルシャック・決闘・ドラゴンで最後のシールドをブレイク!」

 

「シールド……チェック!!……ッ!シールドトリガーヘブンズ・ゲート!手札のブロッカーであるレディゴ・カリゾミダーマと『天海の精霊シリウス』をバトルゾーンに!……でもここまでですね」

 

 現在彼女のクリーチャーは5体。カリゾミダーマのシビルカウント5で全体にブロッカーを与えても、2体倒されればその時点で能力は消滅する。対して龍二のクリーチャーは10体。最早逆転不可である。

 

「……いいデュエルでした」

 

「はい、ネオ・ボルシャック・ドラゴンでとどめ!!!」

 

 この決闘塔初めてのデュエマ。勝利を飾ったのは、人間であった。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

「あー負っけたーー!!!」

 

 あの後何度かデュエルし、小腹がすいたと龍二が発したところから再びフードコートを訪れ、それぞれデッキの欠点やプレイングについて話し合っている。しかし、話題の中心はやはり先ほどまでのデュエルだろおう。

 

「でも初めてであんなにデッキ回せるなんてすごいっすよ。2、3日したら追い越されちゃうんじゃねえかなこれ」

 

「本当!?でも流石に龍二君も簡単に勝たせてくれないでしょ?そうなるとやっぱりメタを入れていかなきゃだめだよねー」

 

「そりゃ手加減なんてしたくないし、しても楽しくないでしょう?」

 

 龍二の言葉に彼女も頷く事で同意する。デュエルにおいて重要なのは互いに本気で戦う事。メタを踏み越え、パワーをいなし、勝ちをもぎ取るレースだからこそ皆が熱狂するのだ。

 

「そういえば、俺ってばまだ名前聞き忘れてました。教えてもらってもいいですか?」

 

「あ、す、すいません!私の名前は」

 

 

 

 

 ------ネバ―といいます。




やっぱデュエマのバトルは火と光でしょ(偏見)

さーて彼女は誰だー?(手元にあったやつ出しただけ)

色々性癖の扉が開いていないので読者ニキの性癖で作者の扉を開けてくれー!

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=290661&uid=195719


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