鋼鉄の艦隊~蒼海の重騎兵~(更新停止) (正海苔)
しおりを挟む

設定
設定① 艦艇・兵装・超兵器


この物語の設定です。
とりあえず5つ作る予定です


1章・艦艇編

 

1.戦略多用途戦闘航空母艦「アイアン・オブ・レギオン」()

 南極国家にて、超兵器船体の開発が完了され戦艦型超兵器船体をベースに新しく空母型超兵器船体が開発され、空母型超兵器をベースに三胴型(トリマラン)として設計変更した。

 特殊なスタイル、三胴艦という特殊な船型にして、長距離航海能力、特殊作戦能力は高く、小規模から超大規模艦隊の旗艦任務に就けるよう設備と装備は最新型や次世代試作型が調えられている。火力も単独で超大規模艦隊戦闘の交戦から切り抜けられるように超重武装化へ施せれており、汎用性が高い。特に幅800mしかも大勢輸送でき、更に簡易ではあるが軍事基地を建造する力をも有する。その場合、艦が物資を無尽蔵に供給し作戦終了までサポートを行う。

 

武装は搭載機ばかりではなく。艦中央部や艦前後左右にはあらゆる兵器群が隣接し、対空・対艦・対潜からの守りも万全だった。

 

かつて並行世界(鋼鉄世界)において、戦場伝説として語られた。極悪凶猛にして、最強兵器の上位を占める量子波動砲や、反物質砲こそ搭載していないが、艦艇自信に搭載されている兵装と特殊弾薬。そして艦載機と地上戦能力を有する陸戦兵力を合わせると非常に高い火力を発揮する。防御面にしても充実しており、主機と補機からの高出力エネルギーを流用した”超重力電磁防壁展開装置”を展開できるが、従来型の装甲版では重量増加により機動力・旋回性能低下は避けられないため。異世界にある兵器技術開発研究局が”オールナイトフィーバー(完成まで帰れません)”という荒業で開発し「レギオン」に搭載された。特殊素材"セレリウム・ファイバー"と並行世界の技術の一つ、特殊合金”キメラダイト”が使用されている。

 

 これにより艦艇とは思えないほどの機動力と旋回性を発揮し、強固な重装甲。そして、両舷に分散配置された多数のパルスジェットスラスターを駆動する。このスラスターはそれぞれ独立して操舵できるため本艦は、その巨体に似合わずいかなる方向へも自在な機動が可能。

 

 継戦能力は極めて高く。格納庫の数でも事前に大量の兵器を搭載していたのが原因ではなく。この艦艇には設計図もしくは、現物さえあれば。独自に兵器を生産しさらにアップグレードやある程度なら新規開発も可能な兵器工場が存在する。

 つまり艦艇が生き残り工場が無事なら資材と運用できる人員さえいれば延々と半永久的に兵器を生産し続け、戦う事を可能としている。

搭載されている既存の兵器も随時アップデートが繰り返され。2045年までに生産された物でも常に最新型と見劣りしない物へと変貌させ、この設備とスマートAIの補助により400m級艦艇を同時12隻を補修や修理を行うことができる。

 ただしこの艦内工廠で生産した物は、正規軍やメーカー純正とは言えないので、異なる点が存在するので、いくつかの機能を省いたり手直しする事もある。

艦容積に大幅な余裕があるため、十分な装備と膨大な物資・弾薬、さらに他の艦艇人員を休息出来るほどの充実した居住性を備えている。また艦の高度な自動化を図ることにより運用人員の縮小に移行しているので問題く。

さらに食料栽培施設から簡易的な兵器製造機構、食料生産・加工プラント、有機分解施設を備える等、無補給でも暫く十数年は継続戦闘が可能となっており、正に「移動要塞」と言わしめるに相応しい性能を持つ。また6箇所のウェルドックには、大型艦艇を係船・貨荷役設備や簡易的な修繕機能を持ち合わせる。

 

 また異世界からの技術と「レギオン」既存技術を組み合わせた結果、従来の能力をはるかに上回る高性能な艦艇に甦えり。さらに大型機体運用を前提にした艦載機運用能力を持ち。咄嗟の短期戦から長期戦を前提にしているため問題はなく、このままの姿の状態ではないかと言われる程の完成度は高い。設計開発から生産まで可能な兵器工廠や支援艦としての能力を備えた集約した戦闘艦艇の同型艦はいない。

 

たった1隻で地球型惑星を灰塵(かいじん)もしくは制圧可能である。

艦艇性能は別枠に記載済み。()

 

2・B.A.F(バトル・アーマード・フォートレス)

この物語に登場するレギオンを含むすべての超兵器、または超兵器船体を使用して建造、転移し出現した艦艇に対しての呼称であり。戦略核兵器に取って代わる。次世代型戦略級主要兵器として古代大陸が開発した兵器で、小型なものは潜水艦や航空機、特殊艦艇。水上艦艇は巡洋艦、空母、戦艦、航空戦艦などが存在し。レギオンが戦艦少女の世界へ転移する前にいた複数の鋼鉄世界では、新規開発や量産化された兵器が確認されている。

 

また極わずかだが、陸上型も確認されており。これらの規模は小型クラスで数百メートルから。巨大なものは2~20キロに及び、当然として、維持費や建造費用が天文学的であり。伝説と伝えられるムー、アトランティス、パンゲアの古代超兵器や技術を用いられ、さらにそれ等の後ろ盾を得た大国以外では、建造及び維持は不可能である。

 

なお以下の「B.A.F」は、前世界、異世界、平行世界を通じて各主要大国にて建造されているが。特に一部量産化に成功し実戦配備されているのが各戦区にて確認されており。さらに亜種タイプと言われる近江級、H45級、フロリダ級、ヘラクレス級という超巨大艦艇も、戦艦少女の世界にて確認されている。

 

2.第三次世界大戦にて出現した超兵器(一部量産型あり)

超巨大高速戦艦「インテゲルタイラント」

超巨大ホバー戦艦「アルティメットストーム」

超高速巡洋戦艦「シュトルム・ウィンド」

超高速巡洋戦艦「ウィルベル・ウィンド」

超巨大高速空母「アルウス」

超巨大二段空母「ペーター・シュトラッサー」

超巨大潜水艦「ドレッドノート」

超巨大潜水艦「ノーチラス」

超巨大潜水空母「ドレッドノートⅡ」

超巨大要塞戦艦「ストレインジ・デルタ」

超巨大高速潜水艦「アームドウィング」

超巨大光学迷彩戦艦「リフレクト・ブラッタ」

超巨大光学迷彩戦艦「 シャドウ・ブラッタ」

超巨大爆撃機「アルケオプテリクス」

超巨大ティルト・ローター爆撃機「ジュラーブリク」

超巨大双胴戦艦「播磨」

超巨大双胴戦艦「駿河」

超巨大双胴航空戦艦「近江」

超巨大双胴航空戦艦「甲斐」

超巨大ドリル戦艦「荒覇吐」

超巨大ドリル戦艦「月詠」

超巨大強襲揚陸艦「デュアルクレイター」

超巨大氷山空母「ハボクック」

超巨大氷山空母「八尺瓊勾玉」

超巨大レーザー戦艦「 グロースシュトラール」

超巨大航空戦艦「 ムスペルヘイム」

超巨大戦艦「 リヴァイアサン」

超巨大戦艦「ヴォルケンクラッツァー」

超巨大戦艦「ルフトシュピーゲルング」

超高速巡洋戦艦「ワールド・ウィンド」

超巨大高速潜水艦「ドゥールム・レムレース」

超巨大潜水戦艦「シュヴェルド・ヴァール」

超巨大潜水艦「べレロフォン」

超巨大潜水艦「シュパーブ」

超巨大潜水空母「テメレーア」

超巨大潜水空母「ヴァルキリー」

超巨大潜水戦艦「ヴァンガード」

超巨大高速潜水戦艦「アウター・ヘイブン」

超巨大航空戦艦「テュランヌス」

超巨大双胴爆撃機「ランフォリンクス」

超巨大光学迷彩空中空母「バンシー」

超巨大光学迷彩空中無人機統制空母「リュナンシー」

超巨大攻撃空母「アポロノーム」

超巨大レーザー空母「プロメテウス」

超巨大地上戦艦「スレイプニブル」

超巨大三胴戦艦「出雲」

超巨大三胴戦艦「相模」

超巨大多砲塔航空戦艦「スサノオ」

超巨大円盤型爆撃機「ヴリルオーディン」

超巨大高速重巡洋艦「ヴィントシュートス」

超巨大要塞艦「ベルグランデ・デルタ」

超巨大光学迷彩戦艦「アダマーズ・ブラッタ」

超巨大双胴強襲揚陸艦「テオドリクス」

超巨大戦艦「ナハト・シュトラール」

超巨大氷山空母「ニブルヘイム」

超巨大氷山空母「アイスインゼル」

超巨大氷山空母「富嶽」

超巨大突撃ドリル戦艦「リーズィヒ・ケーゲル」

超巨大航空戦艦「 ムスペルヘイム・ツヴァイ」

超巨大航空戦艦「ヨルムンガンド」

超巨大戦艦「 リヴァイアサンⅡ」

超巨大戦艦「ヴォルケンクラッツァー・ツヴァイ」

超巨大戦艦「ルフトシュピーゲルング・ツヴァイ」

超巨大戦艦「グロース・シュタット・ツヴァイ」

超巨大究極戦艦「超ヴォルケンクラッツァー・ツヴァイ」

超巨大究極航空戦艦「ルフト・ヴァルキュリア」

超巨大究極航空戦艦「天照」

究極超兵器「フィンブルヴィンテル」

 

2章・兵装・弾薬編

 

1.68cm90口径3連装軽量型マルチリニアレールガン(-10°~+85°)

 80cm3連装軽量自動砲と同様の砲身配置をベースに、68cm90口径電磁砲身3門を換装敷き直したもの。砲身の長さは82.35mになり。発射速度は1門につき毎分60発、3門で180発の砲弾を発射できる高い発射速度を持つ。MS-SGP弾頭(誘導弾頭)を使えば射程2万5000キロに達する。主要弾薬は通常弾の他、火線電磁式エネルギー貫通弾、 仮帽付被帽付徹甲弾(APCBC弾)粘着榴弾(HESE弾)対艦榴弾(HEAS弾)成形炸薬弾(HEAT弾)・新型対空砲弾(ABM弾)・HEAS(High-Explosive Anti Ship:対艦榴弾)、対衛星特殊砲弾、榴弾、調整破片榴弾, SAPOMER(射程延長型半徹甲弾)、Vulcano(対地誘導砲弾)、DART(対空誘導砲弾)を装備。特に対地対艦攻撃に専用にキメラダイトとオリハルコンを組み合わせた。特殊フレシェット弾を使用すれば、相手は原型を咎めないほどの損害と威力を与える。また、本艦には搭載中止になっているが、ICBM搭載型の戦略核弾頭が発射可能である。

 砲塔1基ごとの弾薬定数量は装薬を使用しないため、1門ごとに特殊砲弾を含む。砲弾搭載量は特殊亜空間集積弾薬庫を用いれば1800万発の砲弾携行数を持ち、さらにTYPE27戦車同等の火器管制装置(自動照準機能)を搭載。対衛星、対ミサイル、宇宙空間の戦闘にも適応する

 最大仰角を使用して射撃を実行した場合、砲弾は成層圏にまで上昇し。その後、隕石並みの破壊力で敵部隊に目掛けて降り注ぐ。

 

2.203ミリ90口径連装速射砲(最大仰角80°)()

 モデルはロシア製AK-130と同じ連装速射砲を拡大発展させ。Mk71速射砲の砲身を転用、搭載したもので、砲塔内は完全に自動化されておりステルス砲塔を備える。砲塔内下部には5つの装填ドラム(各120発)を備え、それらのドラムには各種弾薬を装填した合計600発の即応弾を有する。発射速度120発/分/門、最大射程75.0キロ。

 

3.406ミリ85口径3連装多用途速射砲(-15°~+86°)

 モデルは実在していた8インチ(203ミリ)Mk71速射砲を拡大発展し。AGS16インチ砲(406ミリ)単装砲を3連装式に換装したもので、ステルス砲塔を備える。砲塔内は完全に自動化されており砲塔内下部には4つのドラム(各200発)を備え、それらのドラムには各種弾薬を装填し合計800発の即応弾を有する。装弾筒を254~330mm砲弾に装着し対応させる。砲弾の種類はAPCR弾(硬芯徹甲弾)、HEAS弾(対艦榴弾)、ABM弾を含む各種砲弾からなる。発射速度40発/門/分、射程は200km。

 

4.127ミリ90口径連装速射機関砲(最大仰角85°)

 モデルはOTOメララ127ミリ64口径速射砲を拡大発展させたもので、さらにロシア製AK-130と同じ連装砲型へ新たに開発。90口径砲身を搭載、砲塔内は完全に自動化されておりステルス砲塔を備える。下部には6つのドラム(各104発)を備え、それらのドラムには各種弾薬を装填し、合計624発の即応弾を有する。発射速度は1門ごとに毎分180発。最大射程は44.0キロ。

 

5.76ミリ96口径連装型ガスト式滑腔速射機関砲(最大仰角88°)

 モデルは40ミリ70口径連装機関砲とOTO76ミリSR速射砲。さらにソ連製57ミリガスト式機関砲をミックスしたものであり。使用可能弾薬は複数存在する、薬莢はすべてテレスコープ弾を使用し。対艦攻撃用のAPFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)。対空用のPFHE(近接信管付榴弾)Mk.2、非装甲目標用のHE(榴弾)などの他。対艦/対地/対空両用の3P=ABM弾(Prefragmented Programmable Proximity Fused High Explosive:時限信管付榴弾)。さらに徹甲弾、榴弾、焼夷弾の三つの機能を持ったHEIAP弾(焼夷徹甲榴弾)・DART(対空誘導砲弾)・APFSDS弾、調整破片榴弾,、SAPOMER(射程延長型半徹甲弾)、Vulcano(対地誘導砲弾)がある。即応準備弾は1門につき4800発、2門合わせて、合計9600発の即応弾を持ち。発射速度は1門ごとに毎分550発。最大射程は38.8キロ。

 

6.57ミリ4連装型ガスト式近接対空砲(最大仰角90°)()

 外見モデルはロシア製複合型CIWSコルティクの発展型である。CADS-N-2(パラシ)をベースに、米国製の射撃指揮レーダーと対水上光学指揮装置を搭載(対水上攻撃可能)、対空ミサイル運用機能、30ミリガトリング砲撤去し、砲台大型化をした代わりに新型ガスト式57ミリ機関砲を2門ずつ搭載した。予備即応弾薬携行数は約2.5倍に跳ね上げた。口径は98口径、この57ミリ即応弾薬数は片側1門につき6000発、これが8門合わせて合計48000発の弾薬搭載量を持ち合わせる。

 使用可能弾薬は5種、対艦攻撃用のAPFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)、対空用のPFHE(近接信管付榴弾)Mk.2、非装甲目標用のHE(榴弾)などの他、対艦/対地/対空両用の3P=ABM弾(Prefragmented Programmable Proximity Fused High Explosive:時限信管付榴弾)、さらに徹甲弾、榴弾、焼夷弾の三つの機能を持ったHEIAP弾(焼夷徹甲榴弾)がある。

 銃身は2本×2基。発射速度は1門ごとに毎分1500発、

有効射程22.5km、最大射程28.5km。なお、派生型が複数あり(下記を含む)Sea RAM 84連装型は57ミリ4連装砲(上記)を撤去した代わりに、RAM21連装発射機を左右に2基ずつ搭載し、下部弾薬庫から全自動での再装填が可能である。

 

7.40ミリ4連装型ガトリング砲(最大仰角90°)()

 モデルはロシア製複合型CIWSコルティクの発展型である。CADS-N-2(パラシ)をベースに、米国製の射撃指揮レーダーと対水上光学指揮装置を搭載(対水上攻撃可能)、対空ミサイル運用機能を撤去した代わりに40ミリ砲弾の予備即応弾薬携行数は約2.5倍に跳ね上げ、さらに40ミリガトリング砲を4門搭載。この40ミリ即応弾薬数は1門につき10000発、これが4門合わせて合計4万発の弾薬搭載量を持ち合わせる(AK-630M1-2改も同様)。使用ガトリング砲は、西側製70口径7銃身ガトリング砲(ADMG-12)口径拡大版、発射速度は1門ごとに毎分6000発、有効射程7.8km、最大射程13.2km。

 

8. 460ミリ連装型ガスト式機関砲

外見モデルは80口径56cm砲4連装砲、ガスト式機関砲版であり。56cm砲をベースに、米国製の射撃指揮レーダーと対物光学指揮装置を搭載(対水上・対地・対空攻撃可能)。口径は90口径、この460ミリ即応弾薬数は1門につき3000発、これが2門合わせて合計6000発の弾薬搭載量を持ち合わせる。

 使用可能弾薬は5種、対艦攻撃用のAPFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)、対空用のPFHE(近接信管付榴弾)Mk.2、非装甲目標用のHE(榴弾)などの他、対艦/対地/対空両用の3P=ABM弾(Prefragmented Programmable Proximity Fused High Explosive:時限信管付榴弾)、さらに徹甲弾、榴弾、焼夷弾の三つの機能を持ったHEIAP弾(焼夷徹甲榴弾)や特殊砲弾がある。

主砲塔の射角と死角を補う為の他に、さらに対艦、防空近接兵器として左右両舷の舷側を中心に配置されている。

 銃身は2門。発射速度は1門ごとに毎分1200発、単発射撃から短連射、バースト射撃が可能である。

有効射程64.5km、最大射程76.6km。

 

9.NASAMS-3(AIM-120C-7)

地上発射型に転用したAIM-120C-7(アムラーム空対空ミサイル)こと、NASAMSの総合的な能力を再度(・・)改修した。NASAMS2をさらに艦艇搭載型へ再転用し、これをスタンダードSM-6とESSMの中間を補完する目的で搭載される。

中距離艦対空ミサイル(マッハ4.0 射程100.0キロ)として運用。()

 

10.ABM多用途砲弾

 この弾薬は680ミリ・406ミリ・460ミリ・各種速射砲弾・57ミリ・40ミリ・30ミリ用に使用されている対地・対空・対艦用の砲弾で、標的補足と同時に新型VT信管を使用し起爆位置を自由自在にコントロール出来る。これにより内部に収められていた多数の重金属球体が高密度で目標前方に投射される(1千数百発から84万発の弾頭を発射出来る。早い話、巨大なクレイモア地雷そのものを示し、殺傷範囲は最大1000m)。

 

11.特殊砲弾各種一覧表(一覧表示内容は68cm砲弾である)

 

・08式A型対地砲弾 155ミリ榴弾124発装填

・08式A2型対地砲弾 対人・対装甲フレシェット弾48万発装填

・08式A3型対地・対艦砲弾 203ミリHEAIP弾72発装填

・08式B型多目的弾 203ミリ07式2型対空弾72発装填

・08式C型対艦・対地砲弾 305ミリHEAT弾32発装填

・96式改2型対艦砲弾 弾頭をHEAT弾に改造

・N3弾頭(ポリ窒素爆薬)   68cm砲

・カートリッジ式陽電粒子弾  68cm砲

・APCBC弾 68cm砲弾/各種速射砲弾

・MS-SGP弾 68cm砲弾/各種速射砲弾

・DART弾 406ミリ/203ミリ/127ミリ/76ミリ用対空誘導砲弾

・新型反物質弾頭 68cm砲へ転用(有効半径5キロ)

・07式対空弾(サーモバリック弾頭) 68cm/33cm砲弾専用に改造(直径1000mの即席火球22~42発が出来上がる)

・ABM弾頭対空砲弾 68cm砲弾/33cm砲弾/各種速射砲弾/460ミリ・57ミリ・35ミリ・30ミリ機関砲弾

 

12.東側のミサイル、火砲系統の外見はそのままだが、中身は全て西側や日本製に換装済み。これらの実弾系統には全て、新型近接信管(新型VT信管)・新型炸薬(装薬も従来の半分)・新型対空弾(新型ABM弾)・砲弾一体化焼尽式薬莢(新型炸薬の恩恵)を搭載。

 

13.対艦/対地ミサイル・対空/対潜ミサイルVLS

それぞれVLS1基セルごとに各種誘導弾64発を即応弾薬として装填。VLS下部弾薬庫からの再装填が可能である(ESSMとNASAMS-3の2つのみ128発装填可能)。

 

14.各種弾薬・魚雷装填・ミサイルはすべて特殊亜空間集積弾薬庫から補充される。

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

設定② 航空機・陸戦車両・搭載艇

3章・航空機編

 

1.Su-72SM2

 平行世界のSuシリーズ最新型であるSu-42と現実世界に存在するSuシリーズ最新型に存在するSu-57の外見を併せ持つ機体。ただしSu-57に搭載されている電子機器やエンジン、内装を全て西側系列に換装させた魔改造機体に進化した艦上戦闘攻撃機。 

機体はSu-57よりひと回りほど機体が大型化し、両翼のウェポンラックが1ヶ所増えている。特にカナード翼の他に4枚パドル式上下左右独立4次元推力偏向ノズルとステルス翼・双尾翼を装備している為か、圧倒的な運動性能に加え最高速、加速性能、旋回性能の全てが最高水準であり、普通に旋回するだけで急角度の方向転換が可能。 単座/複座型、極小数だが試作型3座型が「レギオン」に配備されている。愛称は"オルガ"。

 全長 22.5m 、全幅 18.6m、航続距離5800km、戦闘行動半径2200km。

 

2.Su-54MFN/G

 Su-34をベースにし、新たに4座型を開発した機体。主にオプション装備という"()()()()()"装着すれば、対潜哨戒機・電子戦機・警戒管制機・攻撃機をこなせる機体になった。機外搭載箇所15箇所、ペイロード9.500kg(9.5トン)、ASM-3E 空対艦ミサイル8発携行可能。

 

3.RB-44

 ロシアの大手軍需企業が開発した「T-4」を四座型戦略偵察爆撃機で、生産コストと運用方法に問題があり開発が打ち切られた。

だが、戦略電子偵察爆撃機を欲していた。PMC側が開発元へ実用評価試験機体という"()()()"で設計図と残存していた現物を調達。予備可動機と補修部品を合わせた240機がレギオンや「ポセイドン」に配備、運用されている。偵察機器はRQ-4と同じタイプを装備、胴体下部の爆弾倉は最大20000ポンドレーザー誘導爆弾を8発搭載可能。第902戦略偵察爆撃航空旅団に配備される。

全長 48.0m 、全幅 25.5m、最大速度 マッハ3.5

航続距離24500km(機内搭載燃料)

戦闘行動半径10000km。

上昇実用高度24000m

機外搭載箇所10箇所

ペイロード24.500kg(24.5トン)

ASM-3E/Kh-45 空対艦ミサイル8発携行可能。

 

4.P-1AWACS

 日本海軍が保有する”P-1哨戒機”を空中警戒管制機仕様に改修されたタイプ、先代「八咫烏」から使用されレギオンでも仕様出来るように魔改造された機体。GPS/通信衛星がなくとも量子通信システムを活かしての無人機運用・データリンクや艦艇運用時の遠隔操縦、通信管制のアシストが可能。機体整備・補修部品の一元化を図るため、この他3種類の派生型機体(洋上哨戒機・空中警戒管制機・電子情報戦機)が存在する。

 

5. Su-66A(単座)/Su-66B(複座)

 Su-72SM2が配備される前に運用していた。艦上戦闘機Su-42NGをベースにさらなる改修を施した発展型。垂直尾翼を双翼、胴体下面中央と両主翼付け根にウェポンベイを設置し、ステルス性と超音速巡航能力を向上しながらも、高機動大型化に成功。機体性能を落とさず高機動高性能化を果たしたSu-42NGの成果を踏まえ、当初のコンセプトからは離れて機体を大型化した。またエンジン性能の向上により機動力と航続距離、ペイロードが20%向上した。全長 22.5m 、全幅 18.6m、航続距離5800km、戦闘行動半径2450km。

 

6.EP-1C(艦上型電子情報戦機)

 上記のP-1AWACSと同様に、電子戦機版P-1を艦載機仕様した魔改造機体。

 

7.RQ-5S

 RQ-4を艦上機使用の機体として新たに開発された艦上型戦域無人偵察機、特徴は全体的に性能面が15%性能向上、新型電子機器の入替、新型フライ・バイ・ワイヤ技術の導入による操縦性能向上、半機体内蔵式増加燃料タンクを4箇所搭載が可能になり追加航続距離が12000Km向上した。

 

8.MQ-11B

 上記と同様に艦上機使用の機体。無人戦闘攻撃機"アベンジャーC"をベースに新規開発した艦上型無人戦闘攻撃機、特徴は”RQー4S”と同一だが機体性能向上により余力が出来た為。兵装搭載箇所が2ヶ所増設、貨物ペイロードが35%向上した。

 

9.V-150(4発重輸送機)

 別名"スカイ・スーブル"。An-225輸送機と同型機体にして、胴体部分を4周り巨大化しSTOVL型に改めた戦略重輸送機。貨物ベイから2つのランプが展開され迅速な物資の積み下ろしができる。動力は、主に両翼と後部に4基ずつ搭載されている。乗員6名、貨物搭載量500t、輸送人員600名、機外吊り下げ搭載なら150tまで吊り上げ可能。M20A7戦車6両もしくは歩兵戦闘車12両搭載可能。

 

10.AC-45(全天候型重艦上攻撃機)

 A-10とSu-42を掛け合わせた機体で縦列複座、デルタ双尾翼、機体後部には並列化で搭載されたジェットエンジン2基をさらに2基追加した。計4基のジェットエンジンを装備する全天候型重艦上攻撃機。

武装は、30ミリリボルバーカノン砲4門装備、機外搭載箇所22箇所、ペイロード18.500kg(18.5トン)。さらにオプション装備で搭載箇所が減る代わりにガンポッド型40ミリ又は57ミリ機関砲2~4基を携行可能。

 

11.D-88K 降下艇88型戦術輸送機(元ネタはHaloシリーズより)

 D-77 H-TCIの後継機、戦術降下艇輸送機D-77 H-TCIをベースに開発したSTOVL機体で、動力は、主に両翼と後部に2基ずつ搭載されている。これによって、低空飛行がより楽に行えるようになったという。

なお、この4基の動力は大気圏内・宇宙空間の両方で使用可能になっている。

乗員3名、輸送人員44名、ペイロード(機外牽引):70t(40t)、機内スペースには装甲車両”グルカ”3両もしくは新型歩兵戦闘車2両を搭載可能なスペースを有する。機首には限定的旋回射撃が可能なガスト式30ミリ機関砲リボルバーカノン"スーパーマウザー"2基とハードポイント4基備えサイドドアにはGAU-19/Aを装備、現存するあらゆる東西の兵装が搭載可能。さらに人員収容部後部には、兵員が自衛できるようGAU-19/Aを追加で設置できるようになっている。

主に人員・物資輸送・強襲作戦・ヘリボーン作戦としてオスプレイと同様に運用。機体整備・補修部品の一元化を図るため、この他5種類の派生型機体が存在する。

 

12.SNF-102D

 NFH-90をベースに開発された多用途ヘリ。メインローターを二重反転ローターに換装、ステルス機体を意識し。MH-60Mと同等の電子装備と外部搭載システム(ESSSシステム)を装着した多目的任務に適応した機体になった。主に人員・物資輸送・強襲・ヘリボーン作戦として運用。乗員2名、輸送人員24名、ハードポイント4基、ペイロード(機外牽引):8t(5.5t)。

 

13. MH-146M

 AH/MH-6M リトルバードの代替機として、MH-139Aを能力向上を極限まで進化した改修型。このタイプでは完全に相互運用性が付与され、限界までの改良を施された、6ローター式、エンジンや操縦性能、航続距離の性能向上、また僅かであるが東側の武装も搭載可能にしてある。SNF-102Dと同じ運用方法で使われる。

 

14.D-88AEW

D-88戦術中型輸送機をベースにした機体を、空中警戒機として運用。

 

15.D-88M/R

 上記と同じ機体で対水上・対潜哨戒機として運用。また60数機ほど医療任務型に特化した機体を少数保有。

 

16.D-88M/S

 上記と同じ機体で戦闘救難機・物資輸送や多目的仕様の機体として運用。

 

17.Ka-65D

機体はMi-28”ハボック”、Ka-52S”スーパーアリゲーター”、AH-64E"ガーディアン"をベースに次世代型戦闘攻撃ヘリとして企業傘下の兵器開発研究部が制作した機体である。機体構造はテイルローターを持たない「ノーター」方式の機体でローターで、メインローターはKa52と同じ二重反転プロペラで、メインローターは1枚ずつ増加、尾翼は双尾翼、エンジンを最新型に換装。更にAH-64Eと同等のF C S(火器管制装置)と兵装搭載量が強化された全天候・夜間戦闘対応型。ベースとなったMi-28ハボックをひと回り大きくしたサイズをもつ。大型のスタブウィングにハードポイントを計6基装備。最大速度472km/h、実用航続距離1800km、戦闘行動半径700Km、武装は”ヘルファイア”対戦車ミサイルを最大24発携行し、火力の高い30ミリリボルバーカノン砲”スーパーマウザー”に換装。あらゆる東西の兵器(ロケット弾・空対地ミサイル・爆弾)を搭載する。

 

18.B-3C

通称”アーサー”と呼ばれるB-1戦略爆撃機の究極発展型。サイズはB-1Bをひと周り大きくした状態だが、この機体も超巨大艦艇に離着艦出来るように開発された爆撃機。機内(ロータリーランチャー7発×4基)及び機外(6発)へ最大34発のKh-22/Kh-32/Kh-45 長距離対艦ミサイルを搭載することが可能である。また24000ポンドレーザー誘導爆弾を胴体中央部1発搭載可能。第901戦略爆撃航空旅団に配備されている。

最大速度:マッハ2.3

航続距離15000km、戦闘行動半径4000km、

最大積載搭載量72,000kg(72t)。

 

19. AD-8J

通称”デストロイヤーⅢ”と呼ばれる。A-1Jの究極発展型。サイズはA-1をふた周り大きくした状態だが、本機の最大の特徴は、3400馬力ターボプロップエンジンを搭載し、単発の二重反転プロペラ攻撃機としては類を見ない大きなペイロード(兵器搭載量)にある。

最大搭載力は5,260kgにも達し、これは同じコンセプトで開発された流星(800kg)の7倍近く、4発の大型爆撃機B-29(9,070kg)の半分にあたり、同じ4発の18試製陸攻「連山」(4,000kg)にさえ迫るほどである。各種兵器を懸架するハードポイント(パイロン)は、左右の主翼下にそれぞれ8ヶ所、胴体下に3ヶ所の計19ヶ所も設けられており、現代のジェット戦闘機でも、これに匹敵する機体はAC-45しかいない。レシプロ機体では珍しく機上迎撃レーダーポッド (AN/APS-8) を装備する。本機は主に、近接対地航空支援の他、拠点を制圧する強襲輸送部隊の護衛のほか、近接航空支援、撃墜されたパイロットの捜索及び救出支援任務に従事。

第756・757戦術航空旅団へ集中配備されている。

最大速度:705km

航続距離:3000km

武装:25mm機関砲4門(携行弾数各250発)()

爆弾・ロケット弾・ガンポッド:最大積載搭載量5,260kg

 

20. An-25D、An-25Sh

通称"オールド・スプーキー"と呼ばれるAn-22の究極発展型。この機体も超巨大艦艇に離着艦出来るようにされた輸送機である。以前のタイプでは、乗員室や人員輸送区画は気密室となっていた。一方、An-22と同様の円筒形をした貨物室は与圧化されていなかったが、An-25Dはすべて与圧化されている。機体構造を強化し、18,000馬力のターボプロップエンジンを搭載、離陸重量300t、非軍事物資130tを運輸する。派生型は戦術輸送機、対地専用攻撃機がある。「レギオン」には輸送機型An-25Dと対地専用攻撃機型のAn-25Shが搭載されている。

特に対地専用攻撃機に改造されたモデルは、元となった機体が輸送機なので大量の弾薬を搭載でき、長時間に渡っての対地制圧射撃が可能になっている。

制空権を獲得できるだけの航空兵力を有する民間軍事企業「ポセイドン」が保有しており、敵の地上部隊やその支援部隊に対して強力かつ精密な攻撃をおこなう。電子装備や火器管制システムはAC-130Jと同等の装備をしてある。対地攻撃型は第908戦術航空旅団に、輸送機型は第1105航空兵站輸送旅団へ集中配備されている。

 

最高速度:820km/h

最大航続距離:13,950km

通常積載時航続距離:6,225km

20.5t積載時最大航続距離:11,000km

作戦行動距離:5,250km

離陸滑走距離:1,460m(ロケットモーター使用時1,200m)

着陸滑走距離:800-1,040m

乗員:8名(対地専用攻撃機は22名)

積載物:最大60–130t、通常60tの積載物

対地専用攻撃型 武装

GAU-19/A 12.7mmガトリング砲×4門

GAU-8 30mmガトリング砲×4門

57mm機関砲×2門

155mm榴弾砲×2門

スタンドオフ攻撃能力(翼面部分に6ヶ所搭載)

 

21.Tu-22M5

通称”バックファイアⅤ”と呼ばれるTu-22M3爆撃の発展型。この機体も「レギオン」でも離着艦出来るように新造された爆撃機。最大4発の長距離対艦ミサイルKh-22/Kh-32を搭載することが可能である。戦闘行動半径4600km、ペイロード32.000Kg(32.0トン)、第903・第904戦術爆撃航空旅団に配備されている。

 

22.Tu-3C 

 通称”天嶽(てんがく)”と呼ばれるターボプロップ式戦略爆撃機、幻の戦略爆撃機「富嶽(ふがく)」の究極発展型である。サイズは「富嶽」をひと周り大きくした状態だが、機内(ロータリーランチャー12発×4基)及び機外(16発)へ最大64発のKh-32/Kh-35/Kh-45もしくはASM-4長距離対艦ミサイルを搭載することが可能である。また61Cm砲身改造型48000ポンド(約21トン)レーザー誘導爆弾を胴体中央部3発搭載可能。

 プロペラ機だが、レシプロエンジンではなくジェットエンジンでプロペラを駆動する、いわゆるターボプロップ機である。主翼の翼弦長の25%の位置において、付け根方向の内翼部で37度、翼端方向の外翼部で35度の、ターボプロップ機としては珍しい後退翼を持っており。

プロペラ機の世界最速(最高速948km/h)を誇る。6枚・タンデムの2重反転プロペラを、比較的遅い回転数(約1500rpm程度)で回転させている。先端速度を低くすることで、効率の低下を低減し高速での飛行を実現しており、このプロペラが独特の低音を発する。また、ターボプロップ機の研究はその後も続いているものの、これを越える、ないし同程度に成功した例が以後にない、航空史上稀有な成功例となっている。空中給油なしで22,000kmの航続距離を持つ。核攻撃、通常の戦略爆撃、巡航ミサイルプラットホーム、などの任務をこなすため、地形追随レーダーや、赤外線監視装置、ドップラー・レーダー、ECMシステムなど、充実した電子機器を搭載。細長い胴体に後退角の付いた長大な主翼を持ち、その全長は約64メートル、翼幅は80メートルに達する。与圧された乗員区画は前部と後部にあり、前部は操縦席および航法/無線/爆撃手が、後部は機銃手が配置された。また、後部乗員区画にはベッドとトイレが備えられている。前部区画と後部区画の間は連絡用通路で結ばれていた。

 

防御兵装も充実しており、機体各所に連装12基、計24門のコルトMk12 20mm機関砲を装備していた。防御兵装のうち、機体上/下面に装備されたものは使用時以外は機体内部に引き込む隠匿式となっており、使用時には機体外板をスライドドア式に開き、銃塔を展開して外部に露出させて用いる。機関砲は全て乗員区画の外にあり、乗組員区画内の射撃管制装置により遠隔操作される完全無人式であった。陸上基地のみ配備され、派生型には指揮空中警戒管制機(AWACS)、情報収集電子戦機、空中給油機がある。

 

最高速度:948km/h

航続距離:22000km

戦闘行動半径:12000km

最大運用高度:18,000 m

全長:64.00 m

全幅:80.00 m

全高:8.80 m

発動機:18000馬力二重反転ターボプロップエンジン 6発

固定武装:コルトMk12 20mm機関砲連装型 12基

最大積載搭載量:48,000kg(48t)。

       80cmロケット推進魚雷 14本

 

22.US-5C「メドゥーサ」

 深海軍の通商破壊活動による。輸送船損害及び損耗を防ぐために「レギオン」技術部が、超兵器技術を元に開発した、超巨大水陸両用戦略輸送機。

内部の大半が与圧化した貨物スペースで占められており、大気圏内を飛行する機体としては史上最大級の輸送機である。

後部にメインハッチ、両主翼下にサイドハッチ(開口部の大きさはメインのそれを上回る)、機首艦橋基部下にサブフライトシステム (SFS) 用の小型ハッチと貨物車両用の格納庫を有する。

新型ジェット/スクラムジェットエンジンの組み合わせにより、航続距離にほとんど制限はない。ただし機体サイズの問題から陸上基地への離着陸は不可能であり、航続距離は無制限だが、整備時か貨物積載には、5000M以上の滑走路を有する飛行場か、離着水能力を有する飛行艇であることから、港湾施設へアクセス可能な条件を達していれば問題ない。

対空防御用に対空機関砲や対空ミサイルを装備している。

全長 387m

全幅 724m

全高 98m

最大積載量 10,800トン。

 

4章・戦闘車両

 

1.M20A7 MBT(制式名称)TYPE-20A7+(通称)

PMC兵器開発研究部が開発した第6世代型の戦闘車両。

現存するメルカバMk4をベースに車体を1.85m延長した第6世代型の戦車で、さらに新型電子機器・火器管制装置が搭載された戦闘車両。さらに派生型として戦車回収車、装甲工作車、架橋戦車、57ミリ砲2連装搭載型重対空自走砲がある。また全ての戦闘車両にはC4Iシステムの上位進化版C7Iシステムが搭載しており。射撃管制装置と射撃サイト、弾道コンピューター、CRTディスプレイをリンク化。さらに、マウザー30mm機関砲を砲塔右側に、後装式81ミリ迫撃砲を左側にそれぞれ独立して装備。

 

性能

重量 65トン(モジュール装甲搭載時72t)

乗員 4名

全長 11.0m

機関 パワーパック型12気筒ターボチャージャー(2000馬力)

速度 75キロ

武装(必要に応じて交換又は、増設可能)

130ミリ60口径滑腔砲×1

12.7ミリ AN/M3×2(遠隔操作可能)

マウザー30mm 機関砲 ×1(遠隔操作可能)

MG338(8.58ミリ)機銃×1(戦車同軸機銃)

81ミリ後装式迫撃砲×1 (遠隔操作可能)

アクティブ防護システム(トロフィーシステム)

C7Iシステム

 

2.M28A5 MBT(制式名称)TYPE-28A5+(通称)

 

PMCが独自開発した第7世代型の戦闘車両。同企業私設軍配備のM20A7をベースに車体をさらに1.6m延長。メルカバと同じ機関部を前側へ移設しさらに、艦艇向けに開発完了した。単装砲型203ミリ58口径レールガンを陸上戦闘車両へ転用させ装備した重戦車。射撃管制装置と射撃サイト、弾道コンピューター、CRTディスプレイをリンク化。

さらに、マウザー30mm機関砲を砲塔左右1丁ずつ独立して装備。

 

特徴は、機動用に4つのキャタピラーを装着しており。この4つのキャタピラは、それぞれ独立したサスペンション・システムで制御されている。これによって戦場の障害物を乗り越えたり、回避することができる。

 

派生型として戦車回収車、装甲工作車、架橋戦車、203ミリカノン砲搭載型自走砲、240ミリ重迫撃自走砲、280ミリカノン砲搭載型重自走砲、400ミリ重ロケット砲、各種弾薬輸送車両、重牽引輸送車がある。戦車型は実地評価試験用の先行量産型として1個軍プラス予備車両、予備部品と共にある独立混成第442軍集団に先行配備されている。

 

性能

重量 68トン(モジュール装甲搭載時76t)

乗員 4名

全長 12.6m

機関 パワーパック型18気筒ターボチャージャー(2000馬力)

速度 75キロ

武装(必要に応じて交換又は、増設可能)

単装砲型203ミリ58口径レールガン×1

12.7ミリ AN/M3×2(遠隔操作可能)

マウザー30mm 機関砲 ×2(砲塔左右遠隔操作可能)

MG338(.338ノーママグナム弾)機銃×1(戦車同軸機銃)

アクティブ防護システム(トロフィーシステム)

C7Iシステム

 

3.BMP-T17

多目的装甲戦闘車として設計開発された重装輪装甲車車両。同じウォータージェット推進によりBMPシリーズのような水上航行も可能である。機械化及び自動車化部隊・水陸両用部隊・空中機動部隊の近接火力支援、戦車を援護しながら市街戦における死角から歩兵による対戦車攻撃に対応する能力をもつ。

 大口径機関砲および重機関銃による制圧射撃の他、自動擲弾発射機やサーモバリック弾頭を用いた近接制圧によって敵歩兵を掃討し、堅固な建造物や掩蔽陣地に立て篭もる敵に対しては対戦車ミサイルによる長距離からの正確な攻撃を可能としている。派生型は3タイプのカゴテリーに分けられる。

 

①BMP-T17

基本型。装甲兵員輸送車、歩兵戦闘車、装甲偵察車、戦車駆逐車などに使用される。

② BMP-T17 SP(System Platform)

基本型よりも車体後部の兵員区画の天井を高くして車内容積を稼いだ型。大隊/連隊用の指揮通信統制車両や大型の装甲救急車、工作車両、機動砲車両、電子戦車両型、自走対空砲型、120ミリ自走迫撃砲型などに使用される。

③ BMP-T17 MC(Module Carrier)

車体からエンジンや操縦士区画、後部兵員区画を分離するとともに、各種のモジュラーや兵装、そのほかの補給物資などを運搬する補給車、旅団/師団用通信機能を搭載した指揮通信車がある。

 

  

車両性能(モデルはエイタン装甲車)

重量 32トン

乗員 4名+8名

全長 10.8m

機関 パワーパック型12気筒ターボチャージャー(1800馬力)

速度 95キロ(水上時30キロ)

武装

連装型35ミリ~40ミリ機関砲(砲塔中央部オーバーヘッド式)

AN/M2(12.7ミリ)×2(機関砲収納上部)

対戦車ミサイル4連装発射機×2(砲塔側面左右)

アクティブ防護システム(トロフィーシステム)

C7Iシステム

 

4.BMP-T22

BMP-T17装輪装甲車と中共通プラットフォームによる早軌式車両。同じウォータージェット推進によりBMPシリーズのような水上航行も可能である。また、モジュール装甲は脅威に応じて装甲を変更することができる。

 歩兵戦闘車(IFV)型T-22、水陸両用強襲車(AAV)型T-23、空挺戦闘車T-24(下記記載)等。豊富な種類のバリエーションが確認されており、IFV型は乗員のほかに8名、水陸両用型は24名の兵員を輸送できる。これら以外のバリエーションに、水陸両用強襲車・水陸両用戦車・155ミリ水陸両用自走榴弾砲・装甲回収車型・野戦救急車型・自走対空砲型・水陸両用自走迫撃砲型・装甲偵察車型・指揮通信車型・戦闘工兵車、補給車、装甲回収車、電子戦車両型がある。

 

車両性能(歩兵戦闘車型)

重量 28~40トン

乗員 3名+8名(水陸両用型24名)

全長 9.8m

機関 パワーパック型18気筒ターボチャージャー(2400馬力)

速度 80キロ(水上時24ノット)

武装

30ミリ~40ミリ機関砲×1(歩兵戦闘・水陸両用強襲車)

57ミリ連装機関砲×1(自走対空砲)

120ミリ滑腔砲×1(水陸両用戦車)

120ミリ連装迫撃砲×1(水陸両用自走迫撃砲)

155ミリ榴弾砲×1(水陸両用自走榴弾砲)

AN/M2(12.7ミリ)×2(機関砲収納上部・車長用ハッチ・指揮通信車)

対戦車ミサイル4連装発射機×2(砲塔側面左右)

MG338機関銃×1(砲塔同軸機関銃・指揮通信車)

アクティブ防護システム(トロフィーシステム)

C7Iシステム

 

5. BMD-24

BMP-T17重歩兵戦闘車と中共通プラットフォームによる早軌式装甲戦闘車両で、空中機動軍向けに車両全体の改修が施された。この型の車両は空中投下を前提に再設計されている。これら以外にも空挺装甲兵員輸送車、空挺自走対戦車砲がある。

 

車両性能(空挺戦闘車型)

重量 16トン

乗員 3名+6名(空挺装甲兵員輸送車12名)

全長 7.5m

機関 パワーパック型12気筒ターボチャージャー(2000馬力)

速度 80キロ

武装

57ミリ機関砲×1(空挺戦闘車)

30ミリ機関砲×1(空挺戦闘車、空挺自走対戦車砲)

105ミリ滑腔速射砲×1(空挺自走対戦車砲)

AN/M2(12.7ミリ)×2~4(機関砲収納上部・空挺装甲兵員輸送車・前銃座)

対戦車ミサイル4連装発射機×2(砲塔側面左右)

アクティブ防護システム(トロフィーシステム)

C7Iシステム

 

5章・搭載艦艇

 

1.TSL-B2型統合高速輸送艦

過去に日本で建造されたTSL-A型船をベースに、ウェーブ・ピアサー船型の大型双胴船で、船体はアルミニウム製である。正面からはトリマラン(三胴船)のようにも見えるが、中央船体は水面に接しておらず、浮力を分担していない。ディーゼル機関を使用、ウォータージェットで推進する。

「オリオン・カンパニー」は、このTSL-A設計図を日本から購入。TSL-Aの標準設計の船体をベースに独自改良、大型化、浮揚能力を取り外し、輸送任務に必要なヘリコプター甲板、車両甲板、小型舟艇およびUAVの発着艦能力、通信機能などの設備を追加している。追加設備には、モジュール設計が採用されており、短期間で改装を終え各種任務へ投入できるよう考慮されている。推進装置はTSL-Aの2倍にあたる超高出力ディーゼル機関6基を使用、ウォータージェット4基で推進する。海上での速度は60ノット、近い時速約111kmの航行を可能としており、アルミ合金製の代わりに特殊チタン合金を施した船舶。独特な船体形状と運用費用、そして超巨大である「レギオン」の船体は喫水に問題があり入港不可能な為、乗員移送や車両・物資輸送用に30隻建造。内「レギオン」へ12隻配備される。残りの艦艇18隻は、特殊亜空間集積倉庫に保管されている。

 

艦艇性能

全長 198.0m

幅 36.0m

深さ 12.6m

喫水 8.6m

トン数 16500トン

船速 60ノット(貨物積載時50ノット)

旅客定員 1800名(輸送時7000名)

貨物積載量 15000トン+20フィートコンテナ160個

搭載車両 (車両甲板3層)

①普通自動車480台

②普通自動車240台、トラック120台

③タトラ813 8輪トラック148両

④戦車68両、装輪装甲車78両

備考

両舷及び後部甲板にro-ro-ランプを左右装備

前部甲板に40トンクレーンを2基装備

武装コンテナを用いた対空・対艦戦闘が可能



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

設定③ 電子装備・補助兵装・その他

6章・艦艇補助装置・航空設備

 

1.AMDR-S/X(SPY-8) Mod32

PMC企業が開発した第8世代型多機能レーダー、別世界で搭載されているレーダーを換装しデータ収集を兼ねて先代「八咫烏」に配備され。不具合を改良し完成されたシステムが「レギオン」搭載している。各国海軍艦艇やPMC海軍が配備する多機能レーダーよりもはるかに性能を上回り発揮する。

 

2.AN/FPS-118 OTH-J2(極長距離捜索レーダー) Mod30 

 AN/FPS-118 OTH-Jをベースにした、基地配備型OTHレーダーの艦艇版。電離層反射波を利用するタイプの超水平線レーダー・システム。送信機と受信機が別々に設置されたバイスタティック・レーダー・システムで。探知距離は、水平線目標なら哨戒機や弾道ミサイル、大型爆撃機の目標に対しては6500km、戦闘機、航空母艦、戦艦クラスの目標に対しては5220km、巡洋艦、輸送艦クラスなら2420km、ステルス機(レーダー断面積0.001平方メートル)に対しては665kmである。

 

3.NAAWS Mod33(タレス対空戦闘システム)

 上記と同様に、欧州企業が開発した新型対空システムで米国のイージス・システムに類似した装備をしているもので、しばしばミニ・イージスとも呼ばれている。

 

4.新型重力電磁防壁

 戦時中に開発されたシステムと言われているが、実際は超古代兵器技術の恩恵とも言われていた。これは敵味方の艦艇すべてに搭載し、組織設立後にはさらなる改良を行ない完成した防壁システム。これは主機と補機から供給されている出力を一部、艦艇全体的を覆うように防壁を展開する。

 利点は、あらゆる実弾・光学兵器からの攻撃が防壁システムによって阻まれ物理的なダメージを回避できるが、欠点は必要な出力電圧が膨大な量であり、使用可能な艦艇が限られ。また、防壁システムダメージの蓄積量が100%を超えると防壁システムが崩壊し、再度使用する場合は最低数時間を有する。

 

5.アクティブ・ステルスシステム

 従来の傾斜装甲にステルス塗料ではなく、最新型のステルス傾斜装甲板を新たに開発。これによりレーダー反応98.5%カットするが。余りに開発費用がかさみ続けた結果、レギオンのみに搭載された。

 

6. 新型給弾装填装置MkⅧ

 68cmマルチレールガン後部の旋回砲架砲塔内部には、左右それぞれ8発の即応準備弾を格納する回転式弾倉が設けられており。レギオンに搭載されている給弾装置MkⅧはこの装置のことである。

 

7.慣性無効化装置

 宇宙空間において、無重力等を緩和させるために搭載された装置。

 

8.SMC(統合戦闘管制指揮所)

  レギオン独自に設置した部署で、CDC&CIC(戦闘指揮所)、CATCC(空母航空管制所)、LFOC(揚陸部隊作戦所)を3つ統合し発展させた管制所であり。管制官や運用指揮官の席にはタッチパネル式ディスプレイを装備し、室内には多数の大型空間ディスプレイと小型空間ディスプレイが存在する。

 

9.熱光学迷彩システム

 南極大陸国家にある、兵器開発研究局が開発した新型熱光学迷彩装置。赤外線カメラによる捕捉は不可能だが、射撃後の砲身排熱や艦載機の排熱で捕捉されやすい欠点がある。

 

10.SSDS Mk.22(艦艇自衛システム)

 ベースはSSDS Mk.2から段階的な改良と進化、さらにより多くのサブシステムをとりこむことで、より包括的な次世代統合戦闘システムとして開発されることとなっており、各センサー・武器システムは艦と統合されて、システム艦として構築されている。

また最新型と言われているMk.22は現在、レギオンに搭載されている。

 

11.対ノイズキラー

 元々は、高緯度地域に発生する太陽黒点(ソーラーマックス)やミノフスキー粒子から放たれる磁気嵐を相殺するために開発された装備。対超兵器捜索に使用されている。

 

12.広域電磁パルスシステム

 有効半径は50キロと短いが、現代艦艇が装備する電装・レーダーシステムやミサイルの電子回路を瞬時に破壊・再起不能にさせることが可能。

だが、旧式装備を保有する第一次大戦期の戦艦少女や旧式深海軍艦艇には効果薄いが、冷戦時代を装備する戦艦少女や深海軍には、文字通り致命的である。再充電・再使用にするのに90秒の時間がいる欠点をもつ(ワイルドスピード アイスブレイクより抜粋)。

 

13.新型リニアカタパルト

 技術研究本部が開発した宇宙空間用リニアカタパルトで、25秒に1機の感覚で艦載機の発艦が可能。また緊急時には、空間全体に電磁界を発生させる形での「4Dリニアカタパルト」としての運用が可能で、非常に高い加速で艦載機を最大15秒に1機の感覚で連続で射出することが出来るようになっている。ただし膨大な電力を必要としているので、これを使用する場合。重力電磁防壁展開システムを解除する必要があるため、非常時以外では使われない。

 

14.新世代型先進着艦拘束システム

 ジェラルドR.フォード級空母に搭載されているシステムで、鋼鉄世界では現代より技術が発達しているため。このシステムより数世代先のシステムが開発され、レギオンに搭載されている。

 

15.対物・対光学特殊合金装甲鋼板

甲板&舷側構成 パネル式複合装甲+特殊合金装甲鋼板(キメラダイト)

 このパネル式複合装甲ならび特殊合金装甲板は兵器開発・技術研究局が開発した多層式複合装甲版で、パネル式複合装甲の構造は、2枚の55ミリ特殊合金装甲鋼鈑の間に40ミリ複合装甲1枚を挟み込んだものを1層(150ミリ)とするが。構造上、パネル式な為に単体または複数でも使用が可能で、これを5層重ね合わせて更に特殊鋼鈑同士の間に複合装甲を施す(実質上9層)。これにより重厚な防御力を誇り、1ランク上の砲弾にも耐えられるようになった。特に艦橋構造物周辺(800ミリ)にはこれを3層追加して(実質上5層)装甲を施している。但し第2艦橋から上部は500ミリ(実質750ミリ相当)の装甲しかない(通常艦艇では装備不可能)。

次に特殊合金装甲鋼板は、鉄の1500倍の強度と1/100の軽量を持ち。そして地下や海底基地の建設に最適な特殊素材"セレリウム・ファイバー"をベースにチタン合金と特殊鉱物(キメラダイト)を組み合わせた特殊装甲鋼板で、これらの装甲を組み合わせた結果。現代兵器では引けを取らないし、高い機動力と旋回性を有する。

 なお、艦尾側にある。ウェルドック用のハッチは、上下共に独立型ハッチ2枚でステルスと被弾傾斜を意識した設計。80cm装甲(800ミリ相当)を持ちこれを艦橋構造物と同様に、2層(実質3層)重ね合わせている。

当然、舷側装甲も120cm装甲に複合装甲を2層を施す(実質3層=450ミリ加算)

16. ブイ・ウェップ・モジュールシステム方式

その実態は、実在のスタンダード・フレックスの要領で、武装のみならず、艦橋や機関までも含めた船体の主要部位がモジュール化され、自由自在に配置を変更する事が可能となっており、船体各部を組み替える事によって、多種多様な状況に対応できるという仕様。いわば『鋼鉄の咆哮』シリーズで使われてきた設計システム「HLG」に簡易的な換装機能を付与した物であると言える。

 

17.特殊亜空間集積保管倉庫・弾薬庫

 過去の戦闘にて回収、調査した超兵器とその超兵器技術を元に、南極国家が研究開発した特殊装置。

これらの恩恵により従来では収まりきらないほどの貨物を圧縮空間内部の亜空間へ一挙に集積保管することができる。

なおこの装置を流用した特殊貨物コンテナがある。

 

 

6章.組織・部隊・基地・島編

 

1. 「レギオン」制服

艦艇用制服や作業服は、米海軍やドイツ連邦海軍。戦闘用迷彩服はロシア連邦軍を参考にしている。

1種 紺色

2種 白色

3種 紺色作業服(兵・士官)

4種 濃紺作業服(幹部・艦長)

5種 洋上デジタル迷彩

6種 デジタルフローラ迷彩2010年型・VKBO迷彩(迷彩戦闘服)

 

2.移動式人口要塞諸島

 

 来るべき戦争に備えて日本が密かに建造した「移動式人工島」。全長500Km、幅300Kmの七胴艦型、その上に建造された9島があり、それ等から構成された島々からなり、主要な島は7島。それを囲うように広大な人口環礁で島全体が護られている。最大規模の島はバッフィン島をひと回り大きくしたような島だが、それぞれ複数のフィヨルドと浸食海岸、標高1000m級の山々がそびえ立つ天然の要害で、浸食海岸や崖をくり抜き更にいくつも聳え立つ巨大な山間部の内部を掘削し刳り貫いて空洞化し、外部及び内部の工事化を行ない、道路や鉄道網を敷いて建造された地下要塞基地を建築し、平坦部や山間部にも刳り貫いた飛行場や施設、主要9島は人口環礁で隔てられている。

 軍港湾施設は、人工島の奥地に広がる湾内や幾つもの鍾乳洞、侵食海岸をくり抜き利用した天然の要害そのもので内部を掘削し刳り貫いては空洞化し。その内部や外部には、それぞれ小規模な250m級から50m間隔ごとに、大規模な600m級の(ドライ)ドックを2〜4箇所ずつ持ち合わせ、なかでも地下司令部がある軍港湾施設には超規模の4000m級(・・・・・・)の超巨大(ドライ)ドックを保有し、他にも湾内部には、5000m級の艤装・係船岸壁を複数有し。この他にシーバース、燃料タンク、倉庫群、コンテナヤード等の港湾施設が立ち並び、平坦部に隣接する港湾施設や多数の湾内を使用すれば300隻近い大艦隊を係留・停泊可能な港湾施設である。さらに地下傾斜エレベーターを使えば人工島地下のジオフロントには地上と同様の設備設備があり約4000隻の大艦隊を収容出来る。

 

 各人口島には、5000m級の滑走路を有する巨大飛行場、さらに山々のくり抜いた洞窟には各種戦闘・輸送車両を隠す大型坑道を構築。榴弾砲や対戦車砲、カノン砲、重迫撃砲、軽・重機関銃、大口径機関砲が設置され。ミサイル発射機用掩壕、対戦車砲陣地、砲兵陣地や対空陣地、レーダーサイト、コンクリート製掩蔽壕、高射砲塔、通信基地、地下式物資集積所サイロなどの軍事設備が山間部や洞窟内、地下へと所狭しにと配置され基地内部は膨大且つ複雑な構造をし。人工島地下内部にはジオフロントが建設されており、そこには複数の兵器開発工廠、燃料集積所、兵器弾薬庫、物資集積倉庫、車両保管庫、外部には牧草地や畜産業、農業、食糧生産・加工施設が隣接され地上と同じ気候を維持出来るのは沿岸部や山頂寄りに設置されている集光システムビルによるものである。()

 一部の湾内や島嶼、環礁周辺には、メガフロート、シーバース、洋上プラント群が立ち並び、洋上へ面している一部の海底に海底基地がある。軍事施設以外の各種インフラや居住区、様々なジャンルの店や兵士の気分転換のための娯楽施設や市街地なども充実させていた。またそれぞれ島の地下には、対核シェルターや各種物資の貯蔵庫、兵器弾薬の生産可能な軍需工廠施設や造船所を作り、兵器や弾薬、艦艇建造が量産可能になった。

 島の地下には、旧式の核融合炉が存在していたが、「レギオン」主要機関と同型の発電設備を換装し、排煙は山間部山頂へと排出され。表向きには公式上、火力発電所からの排煙と見立てて施されている。もちろん推進機能はそのまま使用可能。

 また島々に点在する一部の島には港湾施設、兵器工場、迎撃設備、飛行場、兵士やスタッフ。そして、その家族、他種族が住む住居区や娯楽施設などがあり、島と島を繋ぐ連絡通路や基地内部と外部を結ぶ海底トンネルや橋梁などを用いた高速道路・鉄道・モノレール輸送網などがあり交通の便も栄えている。

後に「ある作戦」にて人工島を奪回。戦艦少女側で余剰化した。戦艦や巡洋艦、駆逐艦クラスの火砲、対空機関砲、カノン砲、榴弾砲、レーダーシステム、ミサイルシステム等を沿岸部や各基地、環礁圏6~10k㎡クラスの島々に配備され、追加工事で複数のメガフロートが建造されている。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

設定④ 戦略多用途航空母艦「アイアン・オブ・レギオン」

設定5つと言いましたが、あれは嘘です。

7つあります


戦略多用途戦闘航空母艦「アイアン・オブ・レギオン」

同型艦 なし ()

型式 BAF-XBSF01

 

通称 最後の装甲重騎兵、海の大魔神

 

船体塗装識別 北欧及び北極海迷彩(リゲル)

通常、ダークブルーにグレーの1本線を塗装。

 

全長 3200.0M

最大幅 1580.0M (アングルド・デッキ、大型アクティブ・ステルス構造物を含む)

 

乗員

艦艇乗組員 8万5800名

航空隊 22万8600名

陸戦隊 7万5800名

 

 飛行甲板 フルフラット多層式甲板一体型

・A及びB甲板 3000m×800m(An-255離着艦可能)

・C及びD甲板 1800m×300m(船体中央前側)

 

 飛行甲板特徴

・A飛行甲板には、6箇所のアングルド・デッキが設置されている。ただしB及C甲板のみ前方左右に2箇所ずつ設置されている。

・B及びC甲板は発艦のみ

・格納庫 2400m×500m×30m

・左右格納庫 1500m×300m×30m

・格納庫は全部で8段にて構成、左右飛行甲板は5段式。

・各格納庫は全て大型機体にも対応可能な全高を持ち合わせる。

・飛行甲板は全部で4本。A飛行甲板には、大型機対応した着艦用アレスティング・ワイヤー設置(左右飛行甲板を除く)。

 

全高 560.00M(船底から艦橋までの高さ)

海面上からマストまでの高さ 435.00M

基準排水量 不明

満載排水量 不明

喫水 125.00M

 

・主機 アクアリウム特殊転移反応変容炉 40基

GES社製次世代型反応炉推進タービンMk.Ⅶ 24基24軸 伝導率68%

出力 不明

馬力 不明

 

・補機 熱核反応炉Mk.Ⅷ 20基(各出力9800万kw)

出力 不明

馬力 不明

 

・推進装置

新型統合超高速電磁推進器20基

多方向推進パルスジェットシステム(スラスター併用) 28基

12段階式ギア+スロットル型速力調整式+新型WPJ推進式 速力調整可能

 

・速力

海上超伝導電磁推進稼動時 180.00kt

低速用ポンプジェット推進 0~30.00kt

・船体構造

南極国家にて、超兵器船体の開発が完了。戦艦型超兵器船体をベースに新しく空母型超兵器船体が開発され、空母型超兵器をベースに三胴型(トリマラン)として設計変更した。

 

・航空用設備

エレベーター 148基

多目的エレベーター 42基(100m×100m An-225級対応)

新型リニアカタパルト(緊急時4Dカタパルト起動可能) 130基(内20基は大型機用)

超巨大格納庫 8段

      

・航空機搭載機数 (最大搭載数)

12112機+完成予備機2000機(通常31800機、輸送用露天係止含めて86800機)

 完成品及び予備機体も特殊亜空間集積保管倉庫へ保管済み

 

・車両甲板 20層(1800m×300m×10m )

内容は特徴に記載

 

・ウェルドック 4カ所

 全長1000m×幅120m×全高110m×水深30m

 上記のウェルドックはすべて、スーブル級(全高21.9m)やミサイル艇、20万トン級コンテナ船に対応可能。

 

・ウェザーデッキ、巨大STOVL輸送機離着艦可能

 

・搭載艦艇(すべて特殊亜空間集積保管倉庫にて保管)

改スーブル級揚陸艇 260隻

双胴型揚陸艇LCAT 160隻

大型機動揚陸艇 LSM Mk10(LSM Mk6改造型) 60隻(搭載量1600t)

Mk6改 哨戒艇 60隻

イェーテボリⅢ級コルベット18隻

アルバトロスⅢ級ミサイル艇12隻

200トン型(6000馬力エンジン2基搭載)プッシャーバージ 80隻

バンプーンブリッジ 240隻

TSL-B2型統合高速輸送艦 12隻

特殊潜水救難艇 12隻

RIB 120隻

RPB(河川哨戒艇)120隻

RCB型 河川制圧艇 160隻

ORC-ACV 80隻

SOC-R 120隻

SURC 80隻

RPB 80隻 

 

これらはすべて、移動用トロッコに搭載し特殊亜空間集積保管倉庫に保管、必要に応じて保管庫からウェルドックへやウェザーデッキへ移動、又は艦内クレーンにて直接揚げ降ろし可能。

 

・艦橋設備 (ただし独自にアレンジしてある為、外見は別物)

中央 航空管制用艦橋 空母型特殊艦橋を参考

その他周辺に空母型艦橋を14箇所増設(航海用並びに射撃指揮管制所)

 

・レーダーシステム 探知距離

AMDR-S/X(AN/SPY-6) Mod32

レーダー探知距離4000キロ、ただし従来のイージスシステム代わりにイージス・クウィラス・システム(NAAWS-σ)が搭載されている。

この他に従来型システムより、各種レーダー・システムの先行量産試作型、異世界兵装を搭載している。

 

・AN/FPS-118 OTH-J2(極長距離捜索レーダー) Mod30

電離層反射波を利用するタイプの超水平線レーダー・システム。送信機と受信機が別々に設置されたバイスタティック・レーダー・システムで。探知距離は、水平線目標なら哨戒機や弾道ミサイル、大型爆撃機の目標に対しては12400km、戦闘機、航空母艦、戦艦クラスの目標に対しては8420km、巡洋艦、輸送艦クラスなら2420km、木造帆船、ステルス機(レーダー断面積0.001平方メートル)に対しては665kmである。

 

・同時探知目標(200→3000)

同時攻撃目標 (2000まであらゆる同時攻撃が対応)

但し・・・上記のレーダーとLシステムを併用すれば、対水中・対水上の目標物を正確に捕捉・攻撃可能。

 

・艇装甲割合

飛行・船体甲板 800ミリ対物装甲+900ミリ特殊金属合金+複合装甲4層(実質8層)=4000ミリ

舷側装甲 800ミリ装甲+複合装甲4層(実質8層)=2700ミリ

司令部艦橋装甲 1500ミリ装甲+複合装甲4層(実質8層)=2800ミリ

艦橋構造物周辺 1200ミリ装甲+複合装甲4層(実質8層)=3100ミリ

第二艦橋上部周辺 800ミリ装甲+複合装甲4層(実質8層分)=2700ミリ

ウェルドック用ハッチ 800ミリ装甲+複合装甲4層(実質8層)=2700ミリ

 

主要任務内容

・兵器開発

・兵装評価試験艦

・訓練教導艦

・敵前強襲上陸支援

・空中洋上前進作戦兼補給基地

・情報収集

・後方補給輸送路破壊

・極長距離単独航行

・対沿岸戦闘火力支援

・兵員・貨物輸送

・統合揚陸指揮

・潜水救難母艦

・補給、医療支援etc……多機能

 

・武装配置 ()

戦略多用途戦闘航空母艦特有の配置で、前後左右と艦橋周辺の計20箇所に武装設置されてあり、両舷側には搭載箇所によるが2段〜3段構えの武装配置、艦橋部前後にはVLSの他に2段〜3段の武装配置、そして中央部中これにより、全方位並び急角度からの対空防御が可能。

 

・搭載兵装一覧

1. 680ミリ135口径3連装軽量型マルチリニアレールガン 45基(90門)

2. 406ミリ100口径3連装多用途速射砲 200基(600門)

3. 203ミリ90口径連装速射砲 276基(552門)

4. 127ミリ90口径連装速射砲 480基(960門)

5. 76ミリ85口径4連装滑腔速射機関砲 1296基(5184門)

6. 対艦/対地ミサイルVLSⅦ(720セル型) 6000基

7. 対空/対潜ミサイルVLSⅦ(720セル型) 6000基

8. Sea RAM-block2 84連装型(21連装×4基) 1980基

9. RBUー6000SⅢ 80連装型122ミリ汎用ロケット砲 228基

10. SCLAR-H 118ミリ16連装多目的発射機 184基

11. 57ミリ6連装型近接対空砲 3890基

12. 30ミリCIWS AK-630M1-2改 2140基

13. 40ミリCIWS 4連装型近接対空砲 5080基

14. 460ミリ連装型速射機関砲 40基(80門)

15. 800ミリ12連装多目的誘導魚雷発射管 4基

16. 680ミリ8連装多目的誘導魚雷発射管 12基

 

これらの実弾系統には全て、新型近接信管(新型VT信管)・新型炸薬(装薬も従来の半分)・新型対空弾(新型ABM弾)・砲弾一体化焼尽式半固形液体薬莢(新型炸薬の発展型)・新型徹甲弾(タングステン)・新型装甲弾頭を搭載。

 

・各種ミサイル一覧(1セル=対艦/対地型64発搭載、対空/対潜型128発)

1・対空ミサイル

スタンダードSM-3ブロックⅤB(対弾道ミサイル・超高高度航空機)

スタンダードSM-6ブロックⅦA(対航空機・対艦ミサイル・巡航ミサイル)

NASAMS-3(対航空機・対艦ミサイル・巡航ミサイル)

ESSMブロックⅢ(対航空機・対艦ミサイル・巡航ミサイル)

ASTS mod6(対衛星用・対航宙)

2.対艦・対地ミサイル

SSM-45mod.22 射程200Km 対地ミサイルAGM-65S(スーパーマーベリック) 8発搭載

SSーNー26改 射程400Km 炸薬300K

SSーNー30改 射程2800Km 炸薬1000K

極超音速巡航ミサイル「ツィルコンⅢ」射程1600Km、炸薬800k M12.0

SSーNー32改2 射程2000Km 新型サーモバリック弾頭改造型

SSーNー32改3(多弾頭) 射程800Km 小型対地ミサイル(スーパーヘルファイア) 32発搭載

 

3.対潜ミサイル

91RTE2(12式改2甲型短魚雷)射程50キロ

11式MVLA(12式改5丙型短魚雷12発装填) 射程35キロ

 

4.魚雷一覧

 3M14E6(SSーNー30改) 射程800km 炸薬500k

 3M14E5(SSーNー26改) 射程400Km 炸薬300K

 15式超音速魚雷(680ミリ) 雷速350ノット

 12式両用誘導魚雷(680ミリ) 雷速70ノット

 09式両用誘導魚雷スリーブ装着(610ミリ) 雷速86ノット

 18式多弾頭両用誘導魚雷(324ミリ12式改5丙型短魚雷16発装填) 雷速72ノット

 17式多弾頭自走機雷(Mk76 Mod5 ISLMN(自走式機雷)8発装填) 雷速65ノット

 対魚雷迎撃兵器 スーパーキャブ MkⅢ 雷速250ノット 、最大射程18600m

 多目的ミサイル(新型IDAS)

 発展新型ADSLM

 シースキャン(遠隔操作型偵察魚雷)

 30式両用誘導魚雷(800ミリ) 雷速90ノット 炸薬1500k

 30式2型多弾頭両用誘導魚雷(533ミリ12式改5丙型短魚雷16発装填) 雷速80ノット

 33式超音速魚雷(800ミリ) 雷速400ノット 炸薬1500k

 

・680ミリ連装軽量型マルチレールガン配置位置

艦橋前部側から後部 1番~6番

左舷 奇数番

右舷 偶数番

 

・艦艇搭載装置一覧(追加装備有り)()

 

・新型探信儀Ι(イオタ)(水上と水中の索敵範囲+80%向上)

・電波探信儀Ω(オメガ)(水上の索敵範囲+160%向上)

・音波探信儀Ω(オメガ)(水中の索敵範囲+80%向上)

・電波照準器ο(オミクロン)(各種兵器のロックオン範囲が+120%向上)

・自動装填装置ο(オミクロン)(各種兵器の装填速度100%短くなり、排莢装填不良防止100%)

・謎の装置Ω(オメガ)(最大速度+50%、指揮能力50、船体耐久力+2000、操舵反応+3)

・謎の装置Ι(イオタ)(船体耐久力+3000、操舵反応-3)

・謎の装置Σ(シグマ)(最大速度+60%、指揮能力20、船体耐久力+4000、)

・謎の装置Σ(シグマ)(最大速度+120%、指揮能力100、船体耐久力+6000、操舵反応+6)

・謎の装置ο(オミクロン)(操舵反応+6、急速前進Lv4、急速後進Lv4、急速旋回Lv5(スラスターなし180度回頭)

・謎の推進装置Ⅲ(操舵反応+5、速力+80%)

・新型操舵装置ο(オミクロン)((操舵反応+6)

・急加減速制御装置Ⅱ(急速前進Lv6、急速後進Lv6)

・神様と魔王と冥界のお守り装置(火災防止100%、浸水防止100%、機関損傷防止100%、甲板損傷防止100%)

・電波妨害装置Σ(シグマ)(敵レーダの索敵通信能力が100%ダウン)

・新型無限装填装置(特殊亜空間集積保管倉庫を流用)

・熱光学迷彩装置(目視による索敵を回避)

・発砲遅延装置Ω(オメガ)(砲弾散布界の面積95%狭くなる)

・新型重力電磁防壁(設定集①に記載)

・パルスジェットスラスター (前中後に搭載、上記に記載)

・ECM/ECCM装置

・衛星視界装置

・機雷探知システム

・新型Lシステム(発展型ローレライ・システム、またの名を深海のイージス(・・・・・・・)。実用探知範囲540海里=約1000km)

・各種特殊砲弾(設定集①に記載)

・ダルド・システム Mod24

・AMDR-S/X(SPY-6) Mod32(設定集①に記載)

・AN/FPS-118 OTH-J2(極長距離捜索レーダー) Mod30

・NAAWS-σ Mod33(タレス対空戦闘システム)

・TACTICOS Mod28

・アクティブ・ステルスシステム(設定集①に記載)

・新型給弾装填装置MkⅤ (設定集①に記載)

・慣性無効化装置(設定集①に記載)

・SMC(統合戦闘管制指揮所(設定集①に記載)

・全方位マグネティック・デジタル・ビジョン

・モジュール・ウェポンズ・システム

・全方位マルチ・アクティブ・スキャンシステム

・機雷探知システム

・C12-ISR次世代指揮通信情報システム

・セレリウム・ワーム・システム

・SSDS Mk18(艦艇防衛システム)

・ロケットアンカー(ヤマト2199参考)

・新型リニアカタパルト

・次世代型先進着艦拘束システム(設定集①に記載)

・ティターニア超光速恒星間通信システム

・超時空空間転移転送装置

・特殊亜空間集積兵器弾薬庫

・特殊亜空間集積保管倉庫(設定集①に記載)

・物質空間転送装置

・水流防御機構(バラストタンク流用)

・艦内搭載型HLG多用途換装開発システム

・その他装置諸々を搭載

 

特徴

 

・移動型前進基地として運用可能。

・最大200万5000名+α+乗船可能な居住区(一部余力がある為)

・民間人 100万人乗船可能(陸軍部隊の増減次第では変わる)

・車両甲板 20層(1800m×300m×10m )

・車両甲板各一層ごとに、各種戦闘車両を含む3000両(重機甲師団規模に近い)の車両と装備。365日間継戦可能な補給品(武器弾薬と燃料)・工作資材・生活物資・食料・補修部品・武器・弾薬と各艦艇・航空機の補給品etc…を搭載可能。これにより約2000隻分のワトソン級車両貨物輸送艦とルイス・アンド・クラーク級弾薬貨物補給艦の搭載能力を持ち併せており。さらに大都市クラスかもしくは飛行場と軍事基地クラスの建築資材を積載し、これらは全て特殊亜空間集積兵器弾薬庫・保管倉庫に集積している。

・車両甲板貨物最大積載搭載量割合(完全装備+長期作戦時)

独立軍集団+予備車両・予備航空機及び部品搭載+120ヶ月分の各種補給品・軍需資材・燃料・弾薬・食料・医薬品等その他+3個方面軍規模(兵力300万相当)の各種車両、航空機・各種銃火器・各種兵器・装備・弾薬・軍需品、食料、医薬品、日用消耗品を180ヶ月分搭載し、これらは全て特殊亜空間集積兵器弾薬庫・保管倉庫にすべて集積している。

・180tクレーンを各両舷10基に配備(中央部並び後部側)、給油移送燃料ホースが左右に6箇所、合計14ヶ所の洋上補給ステーションが設けられている。これにより補給艦艇との作業距離は300Mと延び、安全性は高い。補給品の移送重量も毎時80トン、荒天下の補給活動や補給作業の短縮が可能(船体幅が飛行甲板より広い為)。

・燃料タンク120箇所の内100箇所には、それぞれ6億klの燃料(合計600億kl、搭載量540億t、比重0.9)が搭載されている為、簡易的給油艦としての機能を持つ(タンク事に適合A重油、ガソリン、軽油、航空燃料へそれぞれ振り分け可能)。別枠として同数のタンクが特殊亜空間集積保管倉庫に保管されている。

・艦内車両甲板2層に、特殊技術(特殊亜空間集積保管倉庫)を用いた特殊貨物コンテナに梱包したのを積載、それぞれコンテナは40フィートコンテナ1つに対して300万トンの戦略物資や資材が保管されている。20フィート貨物コンテナ300個搭載、特殊亜空間集積保管倉庫には、このコンテナが250万個が保管させれている

・Ro-Roハッチは左右8箇所ずつ配備、第4格納庫と同位置。同時に航空エレベーターと被らない位置に隣接(装甲板装着済)。

・新型高度機械化武器物資搬送システム(パレット方式)

・MWR(福利厚生)有り、PX(コンビニ以上スーパー並)、艦内飲酒OK。

・逆浸透法淡水化装置を複数装備しており、1日に4800万tの清水が精製可能。

・マーシー級病院船(米海軍所属)又は大学病院クラス以上の能力を持ち合わせており。すべてAIがサポートに付く、手術室800台、集中治療室1200室、医療用ベット2万8000床、緊急時12万20000床配備可能。

・搭載機数割合は、予備艦載機を合わせても現時点で24.5%にしか満たない。この他、約45%ほどの空間スペースや天井に予備艦載機や補修部品を吊り下げて保管し搭載されている。

・車両甲板に置かれている舟艇は全て牽引式の台座に置かれており、車両甲板か短艇格納庫へ保管か、特殊亜空間集積保管倉庫が可能。必要があれば特殊亜空間集積保管倉庫から搬入しウェザー・デッキか、舷側のディテールに設置されているクレーンを使用して、直接海上へ吊り下げ。あるいはウェル・ドック内に直結設置されている天上クレーン(最大力量85t)を用いればドック内への吊り下げも可能である。なお、この天井クレーンは戦闘車両も吊り下げする事が可能。

・廃棄物処理装置、1日の処理量最大60万トン

・各大型ウェルドックには、大型艦艇を係船・貨物荷役設備。簡易修繕ドックの機能を持ち合わせる。

・新型量子コンピューター相互通信機搭載&恒星長距離通信可能。

・簡易航空・兵器製造、軍需工廠機能搭、食料栽培施設、食料生産機構、有機分解施設搭載

・左右飛行甲板の他、中央部飛行甲板(発艦のみ)からの離着艦可能

・飛行甲板外板等をナノマテリアル配合+3層式特殊複合装甲仕様、船体甲板80cm装甲、特殊複合装甲版装備するが、物理装甲が225Cm装甲に相当する。

・C12ARIS”次世代指揮通信情報システム”

・ブイ・ウェップ・モジュールシステム方式

・乗員定数7割のため、居住区フロア室、佐官・士官室、兵・下士官部屋はすべて圧縮空間を用いて、約4倍の面積にて確保。大多数空き室有り。

・氷砕航行18ノットにて航行可能

・簡易航空・兵器工廠生産機能搭載

・Ro-Roランプ左右各6箇所搭載各ランプハッチ超大型南極観測船型使用。最大幅10式戦車5両同時、移動可能



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

設定集⑤ 航空隊・陸戦部隊一覧

戦略海上機動要塞戦艦 「アイアン・オブ・レギオン」

船舶識別符号 PSDGO

隊内符号 オーシャン・フォートレス

 

レギオン所属航空隊

正式名称 第422戦略航空集団軍

 

・編成図

・第1戦闘航空軍団

第401戦術戦闘航空旅団 各48機 × 4個編成 計192機

第402戦術戦闘航空旅団 各48機 × 4個編成 計192機

第403戦術戦闘航空旅団 各48機 × 4個編成 計192機

第404戦術戦闘航空旅団 各48機 × 4個編成 計192機

第405戦術戦闘航空旅団 各48機 × 4個編成 計192機

第406戦術戦闘航空旅団 各48機 × 4個編成 計192機

第304戦術戦闘航空旅団 各48機 × 4個編成 計192機

第305戦術戦闘航空旅団 各48機 × 4個編成 計192機

第306戦術戦闘航空旅団 各48機 × 4個編成 計192機

第307戦術戦闘航空旅団 各48機 × 4個編成 計192機

第308戦術戦闘航空旅団 各48機 × 4個編成 計192機

第309戦術戦闘航空旅団 各48機 × 4個編成 計192機

 

・第2戦闘航空軍団

第261戦闘航空旅団 各24機 × 5個編成 計120機

第262戦闘航空旅団 各24機 × 5個編成 計120機

第263戦闘航空旅団 各24機 × 5個編成 計120機

第463戦闘航空旅団 各24機 × 5個編成 計120機

第464戦闘航空旅団 各24機 × 5個編成 計120機

第465戦闘航空旅団 各24機 × 5個編成 計120機

第501戦闘航空旅団 各24機 × 5個編成 計120機

第502戦術航空旅団 各24機 × 5個編成 計120機

第503戦術航空旅団 各24機 × 5個編成 計120機

第756戦術航空旅団 各40機 × 6個編成 計240機

第757戦術航空旅団 各40機 × 6個編成 計240機

第908戦術航空旅団 各20機 × 4個編成 計80機

第901戦術爆撃航空旅団 各30機 × 6個編成 計180機

第902戦略偵察爆撃航空旅団 各30機 × 6個編成 計180機

第903戦術爆撃航空旅団 各30機 × 6個編成 計180機

 

・第3戦略航空軍団

第50戦略航空連隊 各12機 × 5個編成    計60機

第56電子戦闘航空団 各20機 × 4個編成 計80機

第112対潜哨戒航空団 各16機 × 4個編成 計64機

第22無人偵察航空団 各20機 ×6個編成 計120機

第23無人戦闘機航空団 各24機 ×10個編成 計240機

第24無人戦闘機航空団 各24機 ×10個編成 計240機

第803無人戦闘偵察航空団 各20機 ×6個編成  計120機

第804無人戦闘偵察航空団 各20機 ×6個編成  計120機

第85空中早期警戒管制航空団 各12機 ×4個編成 計48機

第40電子偵察航空団 各24機 ×4個編成 計96機

第79海上戦闘旅団 各36機 ×6個編成 計216機

第42海上攻撃旅団 各36機 ×6個編成 計216機

 

・第4航空機動軍団

第401空輸航空旅団 各40機 ×6個編成 計240機

第402空輸航空旅団 各40機 ×6個編成 計240機

第403空輸航空旅団 各40機 ×6個編成 計240機

第404空輸航空旅団 各40機 ×6個編成 計240機

第405空輸航空旅団 各40機 ×6個編成 計240機

第406空輸航空旅団 各40機 ×6個編成 計240機

第407空輸航空旅団 各40機 ×6個編成 計240機

第408空輸航空旅団 各40機 ×6個編成 計240機

第409空輸航空旅団 各40機 ×6個編成 計240機

第682航空兵站輸送旅団 30機×6個編成 計180機

第683航空兵站輸送旅団 30機×6個編成 計180機

第684航空兵站輸送旅団 30機×6個編成 計180機

第685航空兵站輸送旅団 30機×6個編成 計180機

第686航空兵站輸送旅団 30機×6個編成 計180機

第687航空兵站輸送旅団 30機×6個編成 計180機

第688航空兵站輸送旅団 30機×6個編成 計180機

第689航空兵站輸送旅団 30機×6個編成 計180機

第1105航空兵站輸送旅団 30機×6個編成 計180機

第670航空兵站輸送旅団 30機×6個編成 計180機

第704無人海上後方支援航空群 各16機 ×6個編成 計96機

第705無人海上後方支援航空群 各16機 ×6個編成 計96機

 

・第5機動戦闘航空軍団

第605戦闘航空旅団 24機×5個編成 計120機

第606戦闘航空旅団 24機×5個編成 計120機

第405戦闘航空旅団 24機×5個編成 計120機(V/STOL機)

第406戦闘航空旅団 24機×5個編成 計120機(V/STOL機)

第907航空強襲機動旅団 40機×6個編成 計240機

第908航空強襲機動旅団 40機×6個編成 計240機

第909航空強襲機動旅団 40機×6個編成 計240機

第705戦闘航空旅団 20機×5個編成 計100機

第706戦闘航空旅団 20機×5個編成 計100機

第688強襲航空旅団 60機×2個編成 計120機

第689強襲航空旅団 60機×2個編成 計120機

第701戦闘航空旅団 60機×2個編成 計120機

第702戦闘航空旅団 60機×2個編成 計120機

第864航空偵察旅団  24機×4個編成 計96機 

 

合計 12112機(予備機2000機搭載)

 

搭載機種(機種内容は設定集に記載済み)

追加機種記載のみここに記入する

V-247、MQ-25、Ka-58D、A-14、A-3、F-42(F-35B双発仕様拡大発展版)

 

・機動陸戦隊

正式名称 独立混成第442軍集団「通称″ヴァイキング軍集団″」()

総兵員数 7万5800名(第7後方兵站支援軍、第8戦闘兵站支援軍、第6機動工兵軍、第5砲兵軍、第8・第9ロケット砲兵軍、第6防空砲兵軍の人員もこれに所属する)

所属先 「アイアン・オブ・レギオン」

 

 編成一覧

 

1、軍本部隷下

・第57機甲偵察旅団

・第58機甲偵察旅団

・第81軽装甲偵察旅団

・第82軽装甲偵察旅団

・第601車両整備集団

・第602車両整備集団

・第802航空整備集団

・第92野戦通信集団

・第7後方兵站支援軍

・第8戦闘兵站支援軍

・第45医療衛生集団(レギオン医療部配属)

・第22武装憲兵旅団(レギオン警務部配属)

・諸兵科集団

・第7空中機動軍(3個空中機動強襲旅団、3個空挺旅団編成)

・第8水陸両用機動軍(水陸両用戦車246両、水陸両用戦闘車240両、歩兵戦闘車240両、水陸両用120ミリ自走迫撃砲36両、水陸両用155ミリ自走榴弾砲58両、装輪式155ミリ自走榴弾砲58両、戦車120両、AMV装甲車とその派生型300両、 2K22ツングースカ対空自走砲58両、2S38 デレヴァーツィヤPVO対空自走砲58両)

・第104軽機甲集団(BMP-T17や30式機動戦闘車、HSTV-L等にて編成。10個旅団編成)

 

第1機甲戦闘軍団

・第1機甲軍(戦車720両、歩兵戦闘車780両、120ミリ自走迫撃砲60両、装輪式155ミリ自走榴弾砲180両、2K22ツングースカ対空自走砲390両、2S38 デレヴァーツィヤPVO対空自走砲390両)

・第2機甲軍(戦車720両、歩兵戦闘車780両、120ミリ自走迫撃砲60両、装輪式155ミリ自走榴弾砲180両、2K22ツングースカ対空自走砲390両、2S38 デレヴァーツィヤPVO対空自走砲390両)

・第106戦車軍(203ミリ電磁砲搭載型戦車360両、歩兵戦闘車480両、装輪式155ミリ自走榴弾砲180両、2K22ツングースカ対空自走砲390両、2S38 デレヴァーツィヤPVO対空自走砲390両)

・第7機動機械化歩兵師団(AMV装甲車とその派生型550両、戦車58両、120ミリ自走迫撃砲60両、装輪式155ミリ自走榴弾砲58両、2K22ツングースカ対空自走砲58両、2S38デレヴァーツィヤPVO対空自走砲58両)

 

第2機動戦闘軍団

・第4機動機械化歩兵軍(AMV装甲車とその派生型880両、戦車116両、120ミリ自走迫撃砲60両、装輪式155ミリ自走榴弾砲60両、2K22ツングースカ対空自走砲60両、2S38デレヴァーツィヤPVO対空自走砲60両)

・第6機動機械化歩兵師団(歩兵戦闘車120両 、AMV装甲車とその派生型330両、戦車58両、120ミリ自走迫撃砲60両、装輪式155ミリ自走榴弾砲58両、2K22ツングースカ対空自走砲58両、2S38デレヴァーツィヤPVO対空自走砲58両)

・第87戦車師団(戦車246両、歩兵戦闘車180両、AMV装甲車とその派生型300両、120ミリ自走迫撃砲36両、装輪式155ミリ自走榴弾砲58両、2K22ツングースカ対空自走砲58両、2S38 デレヴァーツィヤPVO対空自走砲58両)

・第101戦車師団(戦車246両、歩兵戦闘車180両、AMV装甲車とその派生型300両、120ミリ自走迫撃砲36両、装輪式155ミリ自走榴弾砲174両、2K22ツングースカ対空自走砲58両、2S38デレヴァーツィPVO対空自走砲58両)

 

第5砲兵軍団(重砲兵)

・第422重砲兵団(203mm重自走砲5個旅団900両 各旅団180両配備)

・第423重砲兵団(203mm重自走砲5個旅団900両 各旅団180両配備)

・第424重砲兵団(203mm重自走砲5個旅団900両 各旅団180両配備)

・第505独立重砲兵団(280mm砲搭載型重自走砲、第423重砲兵団と同編成)

・第805独立重迫撃砲砲兵団(240mm重迫撃砲搭載型自走迫撃砲、上記の部隊と同編成)

 

 

第8ロケット砲兵軍団

・第412ロケット砲兵団(HIMARS自走ロケット砲6個旅団720両)

・第413ロケット砲兵団(HIMARS自走ロケット砲6個旅団720両)

・第411重ロケット砲兵団(300mm重ロケット砲4個連隊、423重砲兵団と同編成)

・第412重ロケット砲兵団(300mm重ロケット砲4個連隊、423重砲兵団と同編成)

・第421重ロケット砲兵団(400mm重ロケット砲4個連隊、402砲兵団と同編成)

 

第9ロケット砲兵軍(地対艦ミサイル主力)

・第9001地対艦ミサイル師団(地対艦ミサイル4個連隊 422砲兵団と同編成)

・第9002地対艦ミサイル師団(地対艦ミサイル4個連隊 422砲兵団と同編成)

 

第6防空砲兵軍団

・第432高射砲兵団(高射砲兵7個連隊)

・第433高射砲兵団(高射砲兵7個連隊)

・第423高射砲兵団(短・近SAM5個連隊)

・第424高射砲兵団(短・近SAM5個連隊)

・第425高射砲兵団(中・遠SAM5個連隊)

 

第6機動建設工兵軍団

・第60野戦工兵師団(戦闘工兵)

・第61野戦工兵師団(野戦築城)

・第62野戦工兵師団(河川橋梁)

・第63野戦工兵師団(重機専門)

・第64野戦工兵師団(建設工兵)

・第65野戦工兵師団(建設工兵)

・第66野戦工兵師団(建設工兵)

・第67野戦工兵師団(特殊建機)

・第68野戦工兵師団(特殊建機)

・第69野戦工兵師団(トンネル掘削)



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

プロローグ
終わりの始まり、すべては振り出しに戻る


レギオン「作者は何処にいった(怒`・(ェ)・´) 見つけたらただじゃおかない」
乗組員妖精A「艦長、見つけましたぜ、どうしましょ殺ります?」
レギオン「いや生かしたまま連れて来い、間違っても殺すなよ」
乗組員一同「∠( ゚д゚)/了解しました」

作者「やばいな・・・みんなお目目が真っ黒、ヤンデレも逃げ出す勢いの殺意剥き出しになっているよ。どうしましょ(ノ)゚Д。(ヽ)Oh!NO!」

「蒼海の重騎兵」の由来
騎兵=船
弓=ミサイル、航空機
槍、剣=火砲、魚雷



 

 ここに、ある通信傍受を専門する部隊が。それを記録して書き留めていた。1枚の報告書の日付ははじめて超兵器が撃沈された直後によるもので、内容にはこう書かれていた。

 

 ”この世界のすべてが、我々の前に超兵器をもって立ち塞がろうとする者が存在する者あらば、我々は元の世界への帰還を果たすために、あらゆる妨害や抵抗は、武力を持ってこれを排撃し撃滅する”

 

 ただその一文だけが、報告書に書かれていただけだった。()

 

 

もし、とある我々が住むこの世界の狭間に、もう一つの世界・・・・・すなわち"並行世界"という世界が存在し、その世界に住む人間が同じであるにも関わらず。その世界の歴史が我々のいた世界の歴史とは全く異なっているの事実なのだろうか?

 

ある1つの世界では、世界を裏から操る秘密組織。通称「灰色の大陸」によって発生した・・・。第三次世界大戦(2028~2046)通称”非核大戦”は、「灰色の大陸」とその命に従う国家群が共通する目的は、1つ。自分達の住む世界、並行世界への侵攻という世界征服を目論んでいたのは明らかであり、密かにこの世界に集められた並行世界の出身者達で構成した独自の組織。通称"第零遊撃部隊"という組織が彼らと敵対する組織の前に立ち塞がり、この世界の思惑に抗う意志と抵抗をみせた。

 

そして、18年の長きに渡った"非核大戦"は、「灰色の大陸」と平行世界への侵攻を目論んだ灰色の信奉者達が、建造した全ての超兵器を「第零遊撃部隊」という第三の軍事勢力によって撃沈された事…そして、第零遊撃部隊が保有する最強の切り札、平行世界から転移してきた者達で構成する第一特殊遊撃戦隊「ケルベロス隊」を投入し。縦横無尽にあらゆる世界を駆け回りながら敵と戦い、超兵器を撃沈していった。()

 

 もともと「灰色の大陸」という組織は、伝説の大陸「ムー大陸、アトランティス、パンゲア大陸」の古代国家の末裔である秘密結社「灰色の大陸」。そして米・英・露(連合軍)日・独・伊(枢軸軍)と達が信奉する組織で、その裏側では超兵器による平行世界への武力侵攻と、第零遊撃部隊への復讐を待ち望みながら。世界各国の裏側で再度、超兵器を建造し。新たに4隻の究極超兵器をグリーンランドの機密施設で建造、報復の機会を伺っていた。

 

 その艦名は…。超巨大戦艦「リヴァイアサンⅡ」、超巨大戦艦「 ヴォルケンクラッツァー・ツヴァイ」、超巨大戦艦「ルフトシュピーゲルング・ツヴァイ」、超巨大戦艦「 グロース・シュタット・ツヴァイ」。

 

 レギオンは幾度となく「灰色の大陸」の信奉者達と交戦を繰り返していき。敵味方の命をこの世界で散らせて、彼らはこの仕組まれた無意味な戦争で命を散らして行くなら…ふたたび現れる。「4隻の究極超兵器を撃沈する!」という強い意志を持って超巨大戦艦「リヴァイアサンⅡ」、超巨大戦艦「 ヴォルケンクラッツァー・ツヴァイ」、超巨大戦艦「ルフトシュピーゲルング・ツヴァイ」、超巨大戦艦「 グロース・シュタット・ツヴァイ」。の4隻を、グリーンランド島近海にて全て撃沈し。そして2度と、超兵器の建造が出来ないようグリーンランド島の機密建造施設を一切合切、跡形もないよう原型咎めることなく破壊した。

 

 だが度重なる連戦による損害により一度、補給修繕の為。基地へ撤収を図ろうとしたが・・・。”ある艦艇”が北極海近海の島で再建造(・・・)されているという機密情報を入手し道中、補給艦や工作艦などと合流しノルウェー北部にあるスヴァールバル諸島にて最後の補給と急場凌ぎな修繕を終え、「レギオン」は補給修繕に来てくれた艦隊と別れ。一路、艦をバレンツ海を経由して東進させた。

 

 

 目的海域は・・・北極海。()

 

 

鋼鉄世界 AD2045.12.31 ロシア連邦ノヴォシビルスク諸島北西部海域()

 

先のと合わせても二度に渡る。世界大戦や国家解体戦争とも言えるこの第四次世界大戦は、最後の敗残兵と言われている「灰色の大陸」主導の極秘建造計画艦、究極超兵器『超ヴォルケンクラッツァー・ツヴァイ』を撃沈する事により、この戦争を終戦に傾いていくことをただ待つことしか出来なかった。

 

まるで、この世界における全ての 役目を果たす(・・・・・・)ように…と。だが…まだその奥には超兵器ノイズが、その方向に向けて異常反応を起こしていたのは確か。だが、その方向を差し続けている場所は、流氷群が漂う北極海で罠の可能性もあったが。だがあえて、その目標に向け誘われていくように戦闘態勢を維持したまま。その海域へ針路を向けるため舵を取った。

 

最後の大戦とも言える。究極超兵器『超摩天楼Ⅱ』を撃沈する事により、彼らがこの世界に残された理由を薄々と感じ取るようになってきた。

まるで全ての 役目を果たす(・・・・・・)ように…と。だが…まだその奥には超兵器ノイズが。異常反応を起こしていたのか、ノルウェー北部にあるスヴァールバル諸島にて、最後の補給と簡単な整備を終え艦を東進させた。

 

 だが東進してすでに時刻は15時前、空にはオーロラ、海面には巨大な氷のかまりがぷかぷか浮いている。流氷群の中を航行して。少なくとも時間が過ぎていった。そして予想どうり。そのでかい氷山の周辺には多数の敵艦隊が残存しており、レギオンはすぐさま戦闘を開始した。 

 

「まさかと言っていいが、あの氷山の中に隠れてるかもしれない砲術長、試しに氷山に何発か撃ち込んでみてくれ、それ以外は周りに群がる敵を一掃しろ。戦闘航空隊は全機発艦せよ」

 

「了解です」

 

(おそらくやつはあの中にいる。そこまでして、連邦は俺達をこの世界から抹殺したかった…。だが、座して殺される理由にもいかないさ!やつを倒し、元の世界へ戻るぞ。)

 

『艦長、反応からして確実に近づきつつありますが、奴がいません』

 

「おそらくまさかと言っていいが、あの氷山の中に隠れてるかもしれない。仕方ない、砲術長!試しに主砲をあの氷山に何発か撃ち込んでみてくれ、副砲群や各兵装は周辺海域に展開する敵艦艇に向けて攻撃を開始してくれ!」

 

「了解です」

 

(おそらくやつはあの中にいる。そこまでして世界は俺達をこの世界から抹殺したかった…。だが、座して殺される理由にもいかないよ!今度こそやつを倒してやる。)

 

「氷山の中に電磁場及び重力場反応があります…それと。」

 

「副長どうしたん?この寒さで腹でも下したのか?それとも俺が間違って、副長のラーメンに入ってるワンタン。間違って食べちゃったことか?」

 

「やっぱり、艦長あなたでしたか…そうかそうか。うん?そうじゃないでしょ!?艦長、あの中からノイズの反応があります。」

 

 副長が示す先には、馬鹿でかい氷山があったにもかかわらず。超兵器特有のノイズが発生し続けていたのだ!

 

「やはりか、良し全砲門あの氷山に向けて嵐の如く、打ち壊しにかかれ。奴を確実にこの海の底に沈めるぞ!そして、必ず元の世界へ帰ろう!」

 

『了解しました、では早速取り壊しにか…「艦長、大変です!?超兵器の始動確認、来ます」あら、きちゃいましたか?艦長殺りますか?』

 

「やはりか、よし全主砲!直ちにあの氷山に向けて砲撃を開始せよ!艦載機は発艦可能な機体から順次、出撃せよ」

 

「おー、殺りますぜ艦長」

「各種兵装、準備良しいつでもどうぞ」

「俺達を元の世界へ帰さなかった16年分の怨み! 思いしれ!」

 

 自分達の目の前に堂々とする。究極超兵器こと”超ヴォルケンクラッツアー・ツヴァイ”を沈めれば、この戦争が終わり。本当の意味で元の世界へ帰れると信じきっていた。

 

 だが双方に損害が増え、戦闘が長引くにつれて、究極超兵器の戦闘が終盤に差し掛かかるころ。

 

 副長は次の命令を発する前になって、思いもしない事が迷い込んできた。こちらに無線通信が入ってきたことだった。よりにもよって、目の前で相手している艦の艦長からだった。

 

「貴官さえ…あの部隊さえいなければ! 我々はこの世界を全てを真の平和的に統治できたのに、何故貴様は我々の邪魔する。」

 

「それはこっちの台詞だ、なぜこの世界に飽きたらず。2度の復活を果たしたにも関わらず。我々の世界へと侵攻し、その世界を統治する意味があるのか?ただ敢えて言うならば、貴様ら世界連邦が目論んでいた野望は!ただの平和的の統治ではなく偽りの平和であり、恐怖と暴力の統治では無いのか?」

 

「今までの戦争で多くの兵が、多くの艦が沈んでいっただが。せめて貴艦らはこの世界の真実(・・・・・・・)を元の世界へ伝える訳にはいかない。この世界の暗く深い海の底で沈んでもらおう。」

 

「面白いオレ達か貴官のどちらが生き残るかこの一戦で決めようかじゃねーか、だがここで沈むのは俺たちでは無く、貴様よ!」

 

「その潔さ見事。ならば全力を持って我が艦こそ、真の究極超兵器だと思い知らせるまでだ。 全力を持って貴艦、鋼鉄の軍船「アイアン・オブ・レギオン」を沈めさせて頂く!」

 

 敵艦との通信が終わり。艦長は副長に顔を向けて、こう話していた。

 

「副長、このまま航海の指揮を頼む。俺は、主砲射撃管制所に行ってくるよ。向こうがその気なら、正々堂々と受けて立つまでよ。」

「了解です…が、それが艦長。ヤバいことに…レールガンがとうとう冷却不可能ラインの限界を迎えたようです。砲術長の話では、これ以上戦闘が長引くとあと、熱暴走起こし砲弾と弾薬庫が誘爆する危険性があると報告が来てます。射撃はあと1回が限度かと…」

 

 副長からの報告に耳を傾けていたが。艦自体は飛行甲板を含めて既に死に体であった。艦長は一度、深呼吸をすると・・・。

 

「やはり限界だったか、分かった。ここいらで腹をくくるか一世一代、玉砕覚悟の勝負に出るぞ。」

 

 艦長が主砲射撃管制所に着く頃には、敵”超ヴォルケンクラッツアー・ツヴァイ”が装備する最凶兵器「量子波動砲」を撃つ状態に差し掛かっていた。艦長は敵艦に向けて最後の”砲”を撃ち放つために射撃準備をしていた。だがそこへ不自然なことに、先程までの戦闘騒音の騒音が響いてこくなり、あたりは静寂になった。

 

 艦長は、既に無人とかしていた射撃管制室使用に到着し。コンソールを使用して、装填する弾薬や主砲射撃装置の確認を行い、射撃装置に設置されている照準鏡を覗くと。敵は船体ごと量子波動砲をはこちらに向けて、すでに発射体制が間近に迫っていた。そして、独り言かのようにこう呟き始めた。

 

「量子波動砲の砲身が確認できるな・・・。一発必中ならぬ 全弾必中(・・・・)か。ここで決着をつけるためにもね」

 

 そして艦長は、主砲射撃装置のグリップにある引き金に指を当て。目標に照準を合わせてからひと呼吸を置き・・・その世界の物語に決着を着ける為に、引き金を引いた。

 

 「一射一殺・・・・。っ撃ェェェェ!」

 

 レギオンから放たれた。36発の主砲弾のうちの3発が、量子波動砲の砲台と砲身に命中し究極超兵器「超ヴォルケンクラッツアー・ツヴァイ」は大爆発を起こし、瞬く間に海底へと沈んでいきはじめた。そして奴が最後にこの”とんでもない”言葉を残していった。

 

「今ここで沈めても、また必ず我々の様な(・・・・・)奴が必ずいる。せいぜい足掻くがいいさ」

 

「おい!それはどういうコトだ!答えろ!」

 

「それを教えては楽しみがないだろう・・・。フハハハハハハハ・・・・」

 

 

 この一言を最後に通信が途切れ、”超ヴォルケンクラッツアー・ツヴァイ”は大爆発とともに海底へと沈んでいった。そして2046年という新しい新年を迎えるのと同時に、ようやく第4次世界大戦”国家解体戦争”の終結を迎えた。

 

 そして・・・あの眩い蒼き閃光。光のゲートが開き始めた。

 

「艦長…ゲートが開きました」

 

「ようやくか…長かったなぁ。航海長、艦を光のゲートに突入させろ!」

 

「了解しました。」

 

乗組員全員が重症を負う中で、レギオン艦長は負傷していたが…声に出さずとも。心の中ではこう呟いていた。

 

(ようやく開いたか…後はこの艦の進むままだな。なんで 俺達(・・)だけがこの世界に残されたのか…今ようやく、分かった気がするわ。)

 

レギオンは国際周波数の軍用、民間無線に向けてこう口にした。

 

「恩知らずの世界よ。お前達には、我々の骨を持つことすら一生許されないだろう」

 

この通信を最後にレギオン達の存在は消えて、新たなる新世界へと旅立って行った。

 

レギオンが光のゲートを通過してはやがてその光が消えていった。

その様子を監視していた…連邦海軍の原子力潜水艦がこれを撮影し、上層部へ提出した。その数日後には世界連邦軍が、公式発表した内容は「叛乱軍将兵達は微塵の後悔することも無く(分かりきっていた結末)凄惨な戦死を遂げた…」という発表だった。

 

その数日後、新たに設立した政府組織。地球連邦政府は2046年1月15日をもって、第三次世界大戦終戦を宣言した。

 

そして、ここ日本…北関東にある太平洋を一望出来る。山の山頂には、ある石碑が設けられていた。そしてその石碑には感謝と敬意の言葉が彫られていた。

 

「第零遊撃部隊の兵士や乗組員はすべての世界国家の自由と開放のために戦うが、死ぬのは元の世界のためだけである。

                                    アイアン・オブ・レギオン乗組員一同」

 

 彼らが生きたその世界。レギオンの手で、この世界に再度出現した。5隻の究極超兵器”リヴァイアサンⅡ・摩天楼Ⅱ・蜃気楼Ⅱ・大都市Ⅱ・超摩天楼Ⅱ”はそれぞれ全艦撃沈し、その全てが水面の底へと消えていった。単艦にて航行中、突如として消息を絶ってしまった。

()

 だが、一つだけ言えることはあった。

 

 彼らがこの世界に生きてはその世界の物語りは終わり…この世界における持ち過ぎた ()を携えて。違う世界(・・・・)への旅立っていった。

 

 だが・・・その世界において極めて危険な驚異(・・)は、その新しい世界においておける。救いの導き手になるのか?それとも破滅の導き手にとなるのかは、そしてその艦は。そこからまた新たな物語が始まるとは、その時はまだ誰も知らなかった。

 

そしてこの世界での物語りの終わりはまた違う世界(・・・・)での始まりでしかに過ぎないのだから…

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

(はがね)戦船(いくさぶね)


×月×日 北極海洋上 0800 ()

 

 

艦長以下乗組員は全員。眩い閃光と共に、あの蒼白い光の壁(・・・・・・)を目撃してから全員が一斉に気を失ってしまった。そして、艦そのものが 蒼白い光の壁(・・・・・・)を突破した後に、目を覚ますところから始まる……。

 

「…長、…艦…。艦長!」

 

「……。……ここは…俺は、一体?」ギシッ

 

 レギオンは、副長の声がする方へと体の向きを変えたが…肝心(・・)の副長の姿()はどこにも居なかった。そして、自分たちの護衛に同行してくれていた。艦艇の姿は全て消失していた(・・・・・・)。ふと不思議な事に頭の中であの時…『超摩天楼Ⅱ』艦長が死にぎわの際に漏らしていた言葉に、疑問を思っていた。

 

 (しかし・・・。奴の最後に言った言葉が気になるな。まさかな・・・)

 

 そしてどこからか…副長の声が聞こえてきたのだ。 

 

「艦長、申し訳ないですけど。こっちに顔向いてもらえませんか。」

 

「え? もう向いているけど。」

 

 副長が指定してきた方向に、顔を向けるとそこには何も無かった。だが、不自然なほどに何故かどこからか、視線がチクチク感じていた、すぐ近くに何か(・・)いるということに。

 

「分かりました。それじゃあみんな一斉に声を出そう、いいかな〜」

 

「「「いいとも~!!」」」

 

「・・・・えっ!?」

 

 その副長たち乗組員の姿を見て、レギオンは両手を広げては。この世とは思えない顔つきはまるで「ムンクの叫び」が如く、大声で叫んだ。

 

「・・・・・なんじゃこりゃー‼︎アンビリーバボ(奇 跡 だ)‼︎」ヒェー

 

 乗組員全員のあられもなく見る 面影がない(・・・・・)姿に変わってしまっていると言うことにおどろいたが、 レギオン(川嶋)は、それを見た時点で無理も無かった。どうやら副長達から事情を聞いたところによると。レギオンこと艦長の川嶋は、艦息となり、副長らみんな身長50〜60cm位の大福顏の妖精になっていたが、それに驚いていた矢先。突如、GPSや通信衛星、電子機器の警報が一斉に鳴り響き、まるでたたき起こされたかのように全員が一斉に驚き。その警報をすぐさま理解した艦長(レギオン)は、彼らに一度。意識が回復したものたちから、急ぎ艦内状況の把握と関係各所の連絡を急がせていた。

 

「・・・・各部署、状況を報告せよ!」

 

 回りは艦内状況の把握と関係各所の連絡を急がせている最中。彼は艦長席に戻ってはその席に座り、先ほどのことを思い出していた。

 

 (確か俺は、あの時…。いきなり俺たちの目の前に蒼白い光の壁(・・・・・・)が開いて、何かの拍子で気を失ったんだっけか…。)

 

 そう内心思っていた矢先。状況確認が取れた部署から、連絡が入ってきた。()

 

「こちらSMC(※用語①) 。GPS・通信衛星、共に異常なし!」

 

「機関制御室。電子機器に一部異常あり!」

 

「統合通信管制室、最終作戦に随伴した艦艇全艦と連絡途絶。ならび総司令部、各基地司令部と連絡取れず」

 

「こちらSCC(シップ・コントロール・センター)艦内各所全て、異常なし!」

 

矢次早に流れてくる情報を艦長や副長ら幹部の面々は、的確にこの問題に処理していくと・・・意外にも早く現時点における。今現在の状況が把握できた。 ()

 

「・・・各部署の情報をまとめると、ざっとこんな感じかな? まぁ・・・みんなの姿()には驚くが、そればかりは仕方ないか。「レギオン」乗組員全員の安否は確認済み。GPSや通信衛星は使用可能。確実に起きていることが、本社総司令部並び基地司令部、そして最後の作戦で別働隊をしていた戦闘群とも連絡途絶・・・か、それと副長。皆起きて気が付いたらそんな姿になっていました(・・・・・・・)。というのか?」

 

「はい艦長、その通りです。いやぁ~自分も起きたらびっくりしましたよ。まさかこんな姿になっちゃうんですからね。それも妖精とやらにですよ!いやはや、恐ろしいものですな」

 

 そう言って副長は苦笑いし。男は艦長席から席を外し、航海艦橋(第1艦橋)左舷側ウィングに通じるドアに向けて男は歩きだし。そこからから外に出て、瞬時に男は周りを見渡してみた・・・。が、どう見回しても…恐ろしく空港並みにある飛行甲板、そして前部艦橋側から艦首側へ3基の68cmマルチレールガンが艦橋周辺に一列して並ぶように鎮座しており。その周辺を速射砲や各種機関砲。果ては、事あるごとに副砲替わりに使用していた406ミリ3連装速射砲や460ミリ速射機関砲も見受けられる。更に左右のウェザーデッキには無数のVLSが設置していてるから、間違い無く自分が艦長(レギオン)を務めていた艦に間違いは無かった。

 

「艦長、これからどうしますか?」

 副長からの質問に、レギオンは両腕を組んで考え事をしていた。

 

「そうだなぁ。基地や司令部にも連絡が取れずじまいだし。どっかの国に身を寄せるにもいかないし・・・。 とりあえず副長、今の現在地と。艦の兵装・艦載機等の稼働状況を確認してもらえるか? 」

 

「了解です」

 

 レギオンは見た目はちびっこ妖精となった乗組員達(元人間)にも一時期だけでもいいから…元の姿に戻してやりたいと思った。

 

「…その前に副長…」

 

「はいはい…なんでしょう艦長?」

 

レギオンは、副長の頭に手をやると…いきなり副長の身体が白く光だしては瞬時に…副長が人間の姿に戻っていたのだ。

「おぉー!元の身体に戻ったぞ(・・・・)!」

 

「おぉー!」「すげー!」

 

周りに乗組員達が、副長が元の姿に戻ったのを喜ばしい事に…「思った通りだった…よし!」そう言って航海艦橋側まで艦息(・・)となった身体能力で一気に駆け上がると…両手で乗組員達を撫でるように。

 

「そりゃあ!」

 

一瞬にして妖精(現在)となった乗組員全員が、元の姿に(人間状態)に戻す事が出来たのだ。

 

「おぉー!」

「やったぁ!」

「わーい」

 

どうやらこればかりは一時期…のようで。乗組員達は、これまでの戦闘による過去に一度(元の世界)、瀕死状態かもしくは、戦死してしまった事により妖精になってしまったと…艦長は思っていた。

 

だがそれでも…元の姿で再会出来たのは喜ばしい事だった。

 

 その質問に副長は、おそらく各部署からの伝令兵だろうと思う若い兵士たち(ちびっ子だから分からん)が持ち込んだ報告書を受け取り。手元に取ってはそれを読み上げていた。

 

「それについては。先程、航海科が位置測位の確認を終えております。まず現在地関しては・・・同じ北回帰線上ですが、驚かないでくださいよ?ここ北極海(・・・・)、北緯90度の位置に飛ばされております! だからGPSや通信衛星には、”送受信エラー”という異常反応が表示されていたんでしょう、まぁGPSを再起動かけたら復活しました。」

 

 副長は、いま手元に持っている報告書を続けざまに読み上げていた。

 

「砲術長・砲雷長・水雷長の三名からの報告によると全兵装使用可能という報告が上がっており。さらに本艦に搭載されている各種艦載艇もすべて、異常は見受けられず。使用には問題有りません」

 

「わかった。ご苦労様」

 

「すべての航空部隊は、飛行および作戦行動が可能です」

 

 各部署からの報告が終わり。それぞれが持ち場に戻ろうとすると、副長は何か言い忘れたかのように艦長のところまで戻って行き。話忘れたことを付け加えでこう話した。

 

「艦長・・・」()

 

 と、誰かに呼ばれて後ろを振り返ると・・そこにいたのは、グリーンランド島上陸作戦の時に別れた。陸戦部隊の指揮官達だった。

 

「おまえら・・・。グリーンランド島上陸作戦で見送った陸戦部隊の指揮官達じゃないか。どうしてここに?」

 

 陸戦部隊の指揮官達の一人が話し始めた。

 

「はい。確かに我々は、基地占領して爆破後、迎えの艦の乗艦して艦長たちを見送りましたが・・・目が覚めて気が付いたらこの艦に乗艦しておりました」

 

「そうだったのか、お前たちにはいろいろまた頼むかもしれないが、車両がな・・・」

 

「艦長、それについては問題ありません。確認取らせましたが人員・車両等すべて(・・・)現存しています」

 

 レギオンはこの報告に驚き「またよろしく頼む」と陸戦指揮官達に敬礼をした。

 

「そう言えば艦長。アレ(・・)どういたします?  確か今、艦内のコンテナや倉庫に分散して保管している。 例の(・・)ヤツ」

 

「やっべぇ、そうだった。 アレ(・・)の存在すっかり忘れていたわ」

 

 副長が言うアレ(・・)とは、言葉通り枢軸国や連合国から戦争賠償金として、米ドルや日本円等の資金、金塊、貴金属、宝飾品等と。

レギオン艦内の特殊亜空間集積保管倉庫などに保管していた。

 

 さらに「レギオン」達クルー全員は、元の世界における数々の大戦によるドサクサに紛れて、全社員や乗組員に対する戦争終戦後の終生退職金(・・・・・)とでっち上げ。敵対関係にあった平行世界各地に隠していてあったと言われていた。金塊や宝石類の大半を差し押さえと言う・・・掻っ攫いをしていたことになる(当然、恨まれても文句は言えない)。

 

 この話を聞いて更になって思えば、別世界とは言えど。もしそれらを市場へ放出れば時価でも数千兆ドル以上の高額にはなると言われた。だがもし、そんなものが経済市場へ流出すれば、経済関係は簡単に崩落してしまう。

 

 たとえ放出しなくても、それが存在するとわかれば、それらの価値が一気に大暴落すると国際経済が大混乱するのは間違いなかった。

 これらの内訳だけでも、艦内車両甲板の一角にあるコンテナや特殊倉保管庫にはまだ。七八八二万七五〇〇トンの金塊に、ダイヤモンドだけで四四二〇万五〇〇〇キロ、その他の宝飾品だけでも実に七八四万八〇〇〇キロ、銀やプラチナは軽く見てもそれぞれ三八五〇万五〇〇〇トンはある。

 

 しかもダイヤモンドやその他の宝飾品のすべてが、工業用ではなく第1級の宝飾品につかわれる代物ばかりで。さらに新型無限装填装置、特殊亜空間集積保管倉庫・兵器弾薬庫が設けられており。弾薬・燃料・軍需資材が亜空間へ保管(・・・・・・)し出し入れが可能特殊な能力。当然これでは動く兵站という概念が、根底から否、この世から崩れさるという非現実的な現象に直面して、多くの軍関係者が狂喜乱舞するのは間違いない。

 

 ただ一言で言えば、”この世界で最も裕福な空母で、間違っても敵にしてはいけない戦闘艦”なのは、間違いない。

 

 どのみち今の我々に知るすべはない。しかし、他に頼る相手もいないのは事実だった。

 

 他の艦艇とは消息を途絶え、司令部との連絡もできない状況の中で、独力でこの不可解な状況を回復させることは、到底無理だった。

 そんな状況をふまえ、改めて艦内通話で全乗組員に呼びかけ話し合った結果。

 

「艦長、今この場で我々の回答を言います。副長以下各部・各科並び航空隊、海兵隊一同。艦長と行動を共にします、よろしくお願いします。』

 

 なんと副長以下クルー全員が、艦長とともに行動し戦う道を選択した。

 

「すまんみんな、すまんなぁ」

 

「いえいえ、それと艦長、すべての準備が整いました。ご命令を」

 

「手回しが早いね。それから軍団長、本艦の周辺上2500キロ圏内を無人偵察機で準備してちょうだい…。」

 

「了解、管制室に連絡します」

 

「更めて命令するよ…本艦はこれより光学迷彩を維持したまま。大西洋へ向け、航行しながら情報収集に当たる」

()

「了解しました。流氷群を回避しながら、進路方位270 速力30ktに合わせます」

 

「各部署に発令。流氷群を通過次第、各種火砲の標的訓練。ならびに艦載機の発艦、着艦訓練を行う。」

 

こうして、レギオンはまた違う別世界へと飛ばされ、この先彼らがまた異世界の戦火に巻き込まれることを今は知る由もなかった…。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 5~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。