吹雪「司令官が浮気している?」 (多聞丸)
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ーキャラクター紹介ー

最終回までのキャラクター紹介をさせていただきます。


ー艦娘側ー

 

ー嫁艦娘(14人)ー

 

赤城

提督の正妻。提督からは艦娘の統率を任されている。性格は温厚であり、ウマ娘に対しても優しく接してはいるが…。過去のトラウマから1度は提督を狙うものの自らの過ちに気づき本気で提督を愛するようになる。提督との仲は良好。大食いの面が目立つが主力として海域を解放してきたので戦闘力は艦娘の中でもずば抜けて高い。赤城が決めた事が鎮守府の最終決定とはなるが、公平な決め事を好む。嫁艦全員との関係はかなり良好。弓の腕は空母艦娘でも最上位に位置する。軍刀を所持してるが基本は使わない。

 

加賀

提督の側妻、主に赤城や空母の補佐をする。基本表に感情を出さない。赤城から艦娘へのパイプ役。他の空母娘とは友好であり、特に瑞鶴は最初こそ冷たい態度をとっていたが成長を認めて現在では食事を共にするほどの仲。ウマ娘に対しては中立派、提督さえ無事に返してくれるならとも思っている。

 

飛龍

提督の側妻、加賀と同じく赤城のサポート役。勘が良い。ウマ娘に対しては興味を持っていて、特にゴルシに対しては興味津々である。温厚派の1人である。弓の腕は艦娘の中でもかなり高い。

 

蒼龍

提督の側妻、ウマ娘に対しては温厚派。基本飛龍と同じくであり、赤城たちのサポートに回る。提督に対してはなにか事情はあると思うけど相談して欲しいとも思っている。

 

翔鶴

提督の側妻、空母の中でもかなり温厚派。スペシャルウィークの確保には協力したものの、ウマ娘と仲良くしたいと感じている。不幸体質により何かしらとばっちり受けることが…

 

瑞鶴

提督の側妻、加賀と仲直りし現在は関係良好。ウマ娘に対しては中立→敵視。加賀曰く成長したが、頭に血が上りやすいのが欠点らしい。提督に対してはかなり敵視してる(裏切り者としてみてる)

 

吹雪

提督の側妻、ウマ娘と艦娘のパイプ役。主に駆逐艦、海防艦の統率を任されている。ウマ娘に対しては嫁艦の中では最も温厚派。特にスペシャルウィーク達と仲が良い。出来るなら争いは起こしたくなく、艦娘とウマ娘の共存を望んできる。提督に対してはどこに行ったのか心配している。

 

神通

提督の側妻。主に水雷戦隊、軽巡洋艦の統率を任されている。軍刀を持った艦娘の1人。近接戦闘を好み剣術で神通と互角に戦えるのは伊勢、提督、神風だけと言われている。ウマ娘に対しては中立→敵視。和解後にグラスワンダーを弟子にとって師弟関係を築くことになる。

 

古鷹

提督の側妻、あまり本文には登場しないが、穏健派。普段は重巡洋艦の統率を任されている。

 

加古

提督の側妻、普段から寝てるので本文にはあまり登場せず…。ウマ娘に対しては中立(興味なし)。

 

羽黒

提督の側妻、臆病な性格だが、心優しい艦娘。ウマ娘に対しては温厚派であり、吹雪と同じく争いはせず、共存したいと考えている。

 

比叡

提督の側妻、料理が壊滅的に下手で厨房から出禁を食らっている。後にあのスペシャルウィークでさえ食べた際に気絶するほど不味いらしい。ウマ娘に対しては敵視、お姉様が愛する提督を奪ったのが許せない…らしい。

 

大和

提督の側妻、普段は戦艦の統率をまかされている。ホテルと言うとキレる。ウマ娘に対しては敵視→温厚。大食い対決の後はスペシャルウィークを誘って食事会をした。後々敵対する艦娘も増える中、彼女は争いを止めようとしていた。

 

伊勢

提督の側妻、嫁艦の中では最後の結婚艦娘。ウマ娘に対しては敵視。剣術、弓術の使い手である。

 

ー嫁艦以外ー

曙、霞、満潮

裏提督Love勢。口は悪いが提督は信頼してる様子。スペ達が拉致された際にはサイレンススズカと激突する。後に和解したらしい。

 

長門

ながもんじゃない長門。提督に対して信頼を置いているが今回のことで困惑している。ウマ娘に対しては厳しい態度を取っている。

 

 

ーウマ娘ー

ーチームスピカー

 

スペシャルウィーク

たまにドジを踏む大食い道産娘。サイレンススズカと水族館に行った際に瑞鶴によって拉致された。鎮守府で過ごしてからは大食いするので一時的に食料か足りなくなったことも…。吹雪と仲が良く、和解後もちょくちょくあってる様子。

 

サイレンススズカ

スペシャルウィークの同室の先輩。スペと共に誘拐された。曙達と仲が悪く、1度口論になった。後に和解した。基本は無口だが吹雪はよく話す様子。過去に怪我をしていたが提督のお陰で治ったという過去を持つ。

 

トウカイテイオー

今回事件のきっかけとなってしまったウマ娘。メジロマックイーンと共に拉致された。拉致後は白露型とお茶会をしていた。

 

メジロマックイーン

テイオーと共に誘拐されてしまった。ちょろい(--;)。誘拐後は間宮に入り浸りスイーツの食べすぎで太り気味になってしまった。パクパクですわ!

 

ゴールドシップ

アニメよりのゴルシ(容姿はゲーム)。今回のウマ娘救出作戦の中心人物。ゲームほど弾けてはない。ゴルシを中心にしてマックイーン達救出作戦が展開される。

 

ダイワスカーレット

ゴルシ捕縛後の中心人物。艦娘に対しては敵視している。アグネスタキオンと仲が良く、後にある物を巡って大事件を引き起こす。

 

ウオッカ

ダスカのライバル。艦娘に対しては良いイメージを持ってない。

 

ースピカ以外のメンバーー

 

キタサンブラック

テイオー誘拐の手がかりを掴んだ発見者。後にスピカメンバーと協力し、テイオー救出に向けて動き出す。

 

サトノダイヤモンド

マックイーン憧れのお嬢様。ゲームほど狂人では無い。テイオー誘拐の発見者で、チームスピカと合流してマックイーン救出を目指す。

 

ミホノブルボン

マックイーン救出時に着いてきたウマ娘。トレーナーがワイルドらしく灯篭を持ち上げて投げるなどパワーがすごい。

 

ライスシャワー

ブルボンと共に誘拐されたマックイーン達の救出に参加する。

 

ー生徒会ー

シンボリルドルフ

トレセン学園生徒会長。テイオーの居場所を1番に発見したウマ娘。その後捕縛されてしまう。艦娘に対してウマ娘の権利と安全の保証を約束させた。

 

エアグルーヴ

生徒会副会長。恐らく今作1の苦労人。テイオーの場所を発見するもののルドルフが捕縛され、自身は罠にハマって風邪引いてしまった。後に反撃に出る糸口を作る。

 

ナリタブライアン

後半の中心人物。ウマ娘VS艦娘の戦いではウマ娘を統率して指揮を執った。

 

ー黄金世代4人ー

グラスワンダー

黄金世代中心人物。スペシャルウィークを誘拐した艦娘を敵視している。後にトレセン学園合戦では神通、神風と一騎打ちに挑む。

 

エルコンドルパサー

いつもマスクしてるウマ娘。本編ではグラスにちょっかい出して怒られている。後にグラス一騎打ちの際には…

 

セイウンスカイ

おっとりしたウマ娘。スペシャルウィークが誘拐された事でしかたなく参加。あまり艦娘には興味がなさそう?

 

キングヘイロー

気の強い高飛車お嬢様。スペシャルウィークが誘拐されたと聞き、作戦に参加することとなる。

 

ー提督ー

 

提督(トレーナー)

横須賀鎮守府の提督。トレセン学園ではチームスピカのトレーナーをしている。とある理由でトレーナーとなる。テイオーが出馬した有馬記念で青葉達に発見され、騒動が起こることになる。戦闘術では艦娘を木刀1本で制圧出来るほどの剣術の達人であり頭脳明晰である。とある暗い過去があり、それが原因で人生が左右する事となる。




いかがでしたか?次の話からいよいよ本編です。


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第1章 ー浮気ー
#1 ー調査ー


鎮守府から居なくなった提督を探すために艦娘は調査を始めることにした。


ープロローグー

 

『司令官が浮気しています!!』

 

青葉のその一言が艦娘達を驚かせた。泣く者、怒る者、鎮守府中が騒ぎとなった。

 

ー提督の部屋ー

赤城「…薄々気がついてましたが…まさか本当にしてたとは…」

加賀「…頭にきました」

飛龍「…浮気してたなんて…」

蒼龍「絶対に許さない!!」

吹雪「…で、どうしますか?」

古鷹「ど…どうするって…」

加古「…Zzz…」

伊勢「…そりゃー決まってるでしょ」

神通「まずは問いただしましょうか」

羽黒「で…でも何かしらの事情とかが…」

瑞鶴「その時はその時よ。まずは1発ぶん殴らないと」

加賀「…そうね。全員で1発殴りましょう、艤装をつけて」

翔鶴「だ…だめよ瑞鶴…」

大和「まあ、取り敢えずは提督に聞いてみましょうか。青葉さん」

青葉「はい、それがこちらの写真です」

 

写真「」←提督と知らない女性

 

比叡「だ…誰ですか?」

青葉「この子達と司令官がよく会っているようですね」

赤城「…まずは捜索しましょうか」

 

これは提督を巡る物語…。

 

ー第1章、浮気ー

提督が来なくなって2ヶ月が過ぎた。艦娘達は出撃が無いままずっと鎮守府内に留まっていた。

 

明石「…暇ですね…」

夕張「…もう2ヶ月ですよ…やっぱり誘拐されたとかもしかしたら…」

明石「いや…それはないと思うけど…」

 

霞「あのクズはどこに行ったのよ!」

朝潮「霞、落ち着きなさい」

満潮「どれだけ皆が待っていると思っているのよ!」

陽炎「だけどね…いないのは本当に問題ね…」

 

提督が鎮守府に姿を現さなくなってから既に2ヶ月、既に提督は殺されてた、誘拐されたなど艦娘からは色々な憶測が飛んでいた。その中でも1番気にいていたのが…。

 

ー艦娘の部屋ー

赤城「…提督がいなくなって既に2ヶ月…まだ手がかりはありませんか…」

加賀「…中にはもう殺されたとか言ってる子もいるわ」

古鷹「…無事だといいんですが…」

加古「…Zzz…」

羽黒「で…でも生きてるかもしれませんよね?」

蒼龍「…鎮守府の近くはいないみたい…」

飛龍「…みんな不安がってるよ…。戦争も終わってないのに…」

大和「…ですが手がかりが…」

瑞鶴「…この鎮守府の人手を割いてでも探してみる?」

翔鶴「だけど緊急事態の時どうすれば…」

伊勢「もう今緊急事態だけどね…」

神通「…鎮守府の皆さんは士気が低下しています。このままでは…」

比叡「は…早く司令を探しましょうよ!」

吹雪「ですが…どうすれば…」

 

提督の嫁艦であった。いきなり提督が消えたのである。彼女らは頭を悩ませていた。その時…

 

『ふふふ…私にお任せ下さい!』

 

加賀「…誰」

青葉「この青葉にお任せ下さい!」ババーン!

吹雪「青葉さん?」

青葉「この私が司令官の場所を見つけてきましょう!」

神通「見つけられるのですか?」

青葉「まあ、やれるだけやって見ます。ここで悩んでても司令官は帰ってくる訳ではありませんし…」

加賀「…赤城さん、この件は青葉さんに任せた方がいいのでは?蛇の道は蛇と言いますし」

青葉「失礼ですね!」

赤城「…分かりました。お願いします」

青葉「わかりました!お任せ下さい」

 

←……To be continued




さて…今回はこれまで。次回からはウマ娘が登場します。次回もお楽しみに!


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#2 ー発見ー

前回のあらすじ…提督がいなくなった鎮守府で艦娘達は提督の行方を調査し始めた。そして…


ー青葉の部屋ー

青葉(と言ったはものの…情報が無さすぎるんですよね…)

青葉(1億人いる中でどうやって司令官1人を見つけ出すか…)

青葉(まずは、SNSの確認でもしますか…。まずは司令官のTwitterから…)※提督はTwitterのみやってる

 

ー5分後ー

カタカタ…

青葉(やっぱり更新されてない…いえ…まだまだです。もう一度よく確認してみましょう…)

衣笠「お疲れ様~…これコーヒー」コトッ

青葉「ありがとう、砂糖とミルクは?」

衣笠「入れたよ。それよりも…見つかりそう?」

青葉「…分かりません。でもやるだけやるしか無いですね…」

衣笠「…そうだね。私も手伝うよ」

青葉「ありがとうございます」

 

ーそれから10日後ー

青葉「…ダメ…全然見つからない…一旦テレビでも見ましょう…」

衣笠(これだけネットを明後日も出てこないなんて…本当に行方不明とか…)

 

『次のニュースです。今年も中山競馬場で年末年始恒例、有馬記念が…』

 

青葉「…競馬ですか…興味無いですね…」

衣笠「…チャンネル変える?」

青葉「そうしてください」

衣笠「…分かったわ…ええと…チャンネルは…」

青葉「…」

 

記者『それでは優勝したトウカイテイオーさんに話を聞きましょう。どうでしたか?」

トウカイテイオー『えへへ…これでマックイーンとの約束も果たせたかな…。でもここまで来るのには僕だけの力では来れなかった…何度も挫折して…1度道を閉ざした…でもトレーナーと頑張ってこれて…この大舞台を勝てたのかなって…あ…!トレーナー!』

 

青葉「…ふぅ~ん…この子のトレーナーってどんな子かな?」

衣笠「見つけたよ。さて…」

 

トレーナー「…」←手を振ってる

 

青葉「…?!き…衣笠…あれって…」

衣笠「て…提督さん?!」

青葉「目元は隠れてる…でもホクロの位置とか全部一致してる…口元とかも…なんで競馬場に?!」

衣笠「ええとこれって…中山競馬場だっけ!すぐ調べてみる!」カタカタ…

青葉「あ!今回優勝した子とかも調べて!確か…トウカイテイオーだったっけ?!」

衣笠「分かった!」カタカタ…

青葉「…見つけましたよ…!」

青葉(でもあれだけじゃ提督なんて分からない…身元とかも似てる別人かも…なら…ココは調査しないと…)

 

ー嫁艦娘の部屋ー

赤城「…」

加賀「…」

吹雪「…」

蒼龍「…」

青葉「…どうですかね?」

赤城「…目元が隠れているのでなんとも言えませんが…十中八九提督でしょう」

加賀「…ホクロの位置まで提督と同じよ。まあ、間違いなく提督ね」

衣笠「しかし別人とか…」

蒼龍「…仮にマジックで書いてもここまで同じになるとは…」

飛龍「…へぇ…こんな所で私達と知らない事をやってたんだ…」(´ω`╬ )ゴゴゴゴゴゴォ

瑞鶴「トレーナーって…」

青葉「で…どうしますか?」

飛龍「もちろん調査しよう!」

赤城「…いいでしょう。深海棲艦はほぼ壊滅してますし、この海域も今の子達でだいぶ足りると思います」

加賀「ならば…まずはその提督に似た人を探さないとね」

衣笠「インターネットで調べたらトウカイテイオーはこの学校に属してるらしいです」

羽黒「トレセン…学園?」

翔鶴「まずは調査しましょう。提督がいたら…」

伊勢「ボコボコにする?それとも試し斬り?」スッ…

翔鶴「違います!」

神通「…では明日、府中に行きましょうか…」

 

←……To be continued




さて…次は実際にウマ娘と提督との関係に艦娘が近づいていきます。果たしてどうなるか次回にご期待あれ!


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#3 ー尾行ー

提督を発見した艦娘達は府中市に行くことに。そこで提督らしき人の尾行を開始する。


ー翌日、車内ー

瑞鶴「…で、どれよ。提督さんに似たトレーナーは」

赤城「青葉さんが張ってますが…」

伊勢「…!出てきたようだね」

 

提督「…」

トウカイテイオー「♪~」

 

古鷹「…手を繋いでますね…」

神通「ここに妻がいるのに呑気ですね…」

飛龍「…あ、校門を出るよ」

 

ー外ー

青葉「…見つけました…。それでは…」

 

青葉はそっと2人の後を追っていった。尾行開始である。

 

※安価を取ります。

尾行は…>>4

1 成功した

2 途中でバレた

3 速攻でバレた

 

青葉(…こう見えても尾行は得意なんですよ…ジャッジアイズやってましたからね…)スタスタ…

トウカイテイオー「トレーナー~今日はどこに行くの?」

提督「そうだな…テイオーの好きな所に行くよ」

テイオー「やった~♪」

青葉「…随分楽しそうですね…」

青葉「…私の事なんて見捨てたのに…」ギリッ…

?「ちょっと…?」

青葉「えっ?」クルッ…

警察「君…艦娘だよね?なんでこんなところにいるの?」

青葉「えっ?!あの…」

警察「しかもあの男の人を尾行してるようだけど…」

青葉「ご…誤解ですよ!」

青葉(ま…まずい…見失っちゃう…!)

 

提督「…テイオー、少しこっちに行こうか」

テイオー「えぇ~」

提督(あれって…青葉っぽいよな?まさか俺の後をつけてきたのか?…まさか…)

 

ー青葉sideー

青葉「誤解が解けて良かったです…」

警察「な…なんか済まなかった…それでは…」ブロロ…

青葉「まずい…まずい…見失った…これからどうしよう…」

 

※安価を取ります。

どうする?>>7

(なんでも構いません)

 

青葉「…そうだ。明石さんから預かったものが…」ゴソゴソ…

明石『もし見失ったらこれを使ってください』

青葉「あったあった…この虫型の小型カメラ。これなら私が追いかけなくても大丈夫ですよね」

青葉「よし…いけ!」パタパタ…!

 

ー提督sideー

テイオー「でさ~…マックイーンたらまた減量してるから…」

提督「…マックイーンに可哀想なことしてやるなよ?」

テイオー「分かってるって」

テイオー「あ!あそこの蜂蜜ジュース飲みたい!トレーナー、買って!」

提督「分かった」ピタッ…←背中に着いた

 

虫型カメラ「」

 

テイオー「はちみはちみはちみー~♪」

テイオー「店員さん!蜂蜜濃いめ固め多めで!」

店員「はい、ありがとうございます!」

提督「ええと…値段は…」

 

ー艦娘sideー

赤城「…何か買ってますね…」

蒼龍「…ジュース?」

飛龍「この子がトウカイテイオーね…」

古鷹「可愛いですね~」

加賀「…提督ってロリコンじゃなかったはずだけど…」

赤城「まあ、このまま捜査しましょうか」

 

ー提督sideー

テイオー「♪~」

提督「で、次はどこに行くんだい?帝王様」

テイオー「ニシシ…。じゃあ…ここ行きたい!」←水族館のホームページ

提督「いいぞ、行こうか」

 

ー艦娘sideー

衣笠「…水族館に行くようですね」

飛龍「変装して潜り込む?」

蒼龍「まあ…最近出かけてなかったしね…」

赤城「…では飛龍さんと蒼龍さん、お願いします。但しバレないように…」

飛龍「分かってるよ」

蒼龍「それじゃあ、少しおめかししてくるね」スタスタ…

 

ー提督sideー

提督「さて…それじゃあ行こうか」

テイオー「うん♪」

 

ー艦娘sideー

飛龍「…いた、提督だよ。あの子も一緒にいる」

蒼龍「…それじゃあ話したとおりに」

飛龍「…なるべく近づきすぎないように…ね?」

蒼龍「了解」

 

※安価を取ります。

尾行は?>>13

1 成功

2 失敗…(トラブル発生)

3 失敗…(バレた)

 

飛龍「一応インカムで繋がっていてフォロー出来るようにはしてるけど…それでも油断しないで」

蒼龍「わかった」

 

尾行で最もやっては行けないことは対象者を見失うことである。そのために青葉で失敗したことを踏まえてツーマンセルで見張ることにした。

 

ー水族館ー

テイオー「うわぁ~!お魚さんが沢山いるよ~」

提督(…青葉のことがあるから少し心配だな)スッ…

テイオー「どうしたのトレーナー?」

提督「大丈夫だよ」

 

ー飛龍sideー

飛龍「…いた。見つけたよ」

蒼龍『どう?』

飛龍「…まだ動きは見せてないけど…取り敢えずもう少し探ってみるよ」

蒼龍『了解』

飛龍(…疑いが晴れてくれればいいけど…みた感じ黒っぽいんだよな…)←距離を取ってる

飛龍「…ん?」

ウマ娘「…」

ウマ娘2「…」

飛龍「…蒼龍、2人ほど提督に近づく子がいる」

テイオー「あ、?、?2!今日2人もここに来てたの?」

飛龍「…どうやら知り合いみたい」

 

←……To be continued




さて…次作に登場するウマ娘は…ヒントはチームスピカの2人組です。次回は2人のウマ娘が登場したところからです。


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#4 ー追跡ー

水族館でトウカイテイオーとデート?している提督を発見した艦娘達。そこに新たにウマ娘の影が近づく…。


テイオー「あ!スペちゃん、スズカ。今日2人もここに来てたの?」

スペシャルウィーク(以下スペ)「あ、テイオーさん!」

サイレンススズカ(以下スズカ)「こんにちは、トレーナーさん」

提督「2人もここに来てたのか?」

スペ「はい!ここのショーを見に来たんです!」

スズカ「 スペちゃんがどうしてもというので」フフ…

提督「そうか。それともここのクラゲ見たか?」

スペ「はい!可愛かったですよ!」

 

飛龍(なんかすごく気軽に話してるし…)

飛龍「…取り敢えず写真を…」パシャ!ピコン!

飛龍「赤城さん、そちらに提督と話してる子の写真送ったよ。ええと…スペちゃんとスズカさんとか言ってたけど…」

 

ー赤城sideー

赤城「…ありがとうございます。衣笠さん」

衣笠「ええと…見つけた。こっちの子茶色の栗毛がサイレンススズカ、真ん中に白い模様があるのがスペシャルウィークだね」

加賀「…どのような子?」

衣笠「ええとね…トウカイテイオーと同じチームの子みたい。チームスピカだって」

伊勢「…スピカ…おとめ座の一等星の名前だね」

衣笠「2つ名は…サイレンススズカの方は『異次元の逃亡者』、スペシャルウィークは『日本総大将』と呼ばれてるらしいよ」

羽黒「す…凄い2つ名だね…」

 

※2人の共通は騎手が武豊騎手(スズカは天皇賞・秋で故障した時、スペは武豊騎手の初めてのダービー制覇に乗ってた)

 

加賀「…この2人にも探りを入れましょう。誰か付けてくれない?」

 

※安価を取ります。

誰をつける?>>21

(2人でお願いします)

 

瑞鶴「ならあたしが探るよ」

翔鶴「そうですね。私も瑞鶴と同行します」

加賀「…分かったわ。瑞鶴、くれぐれもバレないように細心の注意を払うのよ」

加賀(異次元の逃亡者…どれほど早いのかは分からないけど…見つかったら速攻で見失うわね…)

瑞鶴「分かってるよ」

 

ー水族館ー

瑞鶴「飛龍さん、お疲れ様です」

翔鶴「私たちはあの子達について行きます」

飛龍「2人ともお疲れ様、今蒼龍がついて行ってるから交代してあげて。私たちはここで提督を捕まえるから」

瑞鶴「了解です」

 

ーイルカショーー

テイオー「うわぁ~♪すご~い!」

 

バシャーン!

 

提督「よくあんな芸ができるな…」

飛龍「…見つけた…早速近づいて…!」

 

観客「あ~/あなたトウカイテイオーですよね!私ファンなんです。サインしてください!」

観客2「えっ?!トウカイテイオー!?」

観客3「テイオーがいるぞ!」

 

ワイワイ!!

 

飛龍「うわっ?、なにこれ…きゃあ?!」←人混みに巻き込まれた。

提督「すいません、今はプライベートなので…」

テイオー「トレーナー、は…早く行こう…」

飛龍「うわっ?!まずい…このままじゃ?!」

観客「そんなこと言わずにサインを…」

提督「ダメです!」

飛龍「くっ?!もう少しなのに!」

 

ー提督sideー

提督「凄い人だったな…」

テイオー「あんなに僕のファンがいたんだね…。さすがにプライベートのときはやめて欲しかったけど…」へへへ…

提督「さて…そろそろ日が暮れるし帰るか」

テイオー「うん!」

 

ー2航戦sideー

蒼龍「飛龍?!どうしたの?!」

飛龍「…人混みに巻き込まれた…もうボロボロ…」

蒼龍「まずいな…こっちはスペシャルウィーク達を見張ってたから提督を見失っちゃった…」

飛龍「こりゃ加賀さんに怒られるな…」(--;)

 

ー車ー

加賀「…見失ってしまったのね」

飛龍『ごめん…』

加賀「仕方ないわ。ハプニングなんだから。取り敢えず、今日はここで切り上げましょう」

加賀「トレセン学園は寮制、学校にいれば確実に提督は姿を現すのだからそこを捕まえましょう」

 

ー一方、瑞鶴sideー

瑞鶴「…」←尾行中

スペ「今日は楽しかったですね、スズカさん」

スズカ「ええ、スペちゃん」

スズカ「…」チラッ←後ろを見た

瑞鶴「!」スッ!

スズカ(やっぱり誰かにつけられてる…まさか…)

スズカ「…」スタスタ…

瑞鶴「…」スタスタ…

スズカ「…」ピタッ

スペ「どうしました?」

瑞鶴「…」ピタッ…

瑞鶴「あれ…おかしいな…」←物を探してる振り

スズカ「…怪しい…」

瑞鶴(気づかれた…)

スズカ「…スペちゃん、走って」

スペ「えっ?なんでですか?」

スズカ「いいから!」ダッ!(コンセントレーション)

スペ「えっ?!待ってください!」←出遅れ

瑞鶴「!待て!」ダッ!(タービン×4)

スズカ「やっぱり…!」

スペ「えっ?えっ?」←取り敢えず走ってる

瑞鶴「翔鶴姉!気づかれた!今追ってるからGPSで確認して援護して!」

翔鶴『分かったわ』

瑞鶴(逃がすもんか…!)

 

チェイス開始!

 

←……To be continued




さて…ウマ娘と艦娘が実際に接敵しました。果たしてこのチェイスを勝つのはどっちだ…。次回もお楽しみに!


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#5 ー拉致ー

サイレンススズカ、スペシャルウィークを追跡中に発見された瑞鶴。2人を追いかけることになる。果たしてその結果は…。


スズカ「本当に追ってきてたなんて…」

スズカ(走る事なんて想像してなかったから…走りにくい…)ダダダ…

スペ「スズカさん!待ってください!!」ダダダ…!

瑞鶴「ここで捕まえなきゃ申し訳立たないのよ」ダダダ…

スズカ「…!」←倒れてる自転車

スズカ「はあ!」スッ…スタッ!ダダダ…

スペ「うわぁ?!」スッ…スタッ…!ダダダ…

瑞鶴「逃がさない!」スッ…スタッ!ダダダ…

スズカ(まだついてくる…)←長距離は苦手

スペ「うぅ…疲れてきました…」←太り気味

瑞鶴「…追いつける」

スズカ(なんとしてでも…逃げ切る!)←先頭の景色は…

翔鶴「瑞鶴、見つけたわよ!」

スズカ「?! きゃあ?!」←間一髪避けた

スペ「う…うわぁぁぁ!?」←止まれない

翔鶴「えっ?!」

 

ドシーーン!

 

翔鶴「ハレハレ…」←星が回ってる

スペ「うぅ…」←星が回ってる

スズカ「スペちゃん?!」

瑞鶴「一人確保!でも逃がさないわよ」

スズカ「…!」

スズカ(ごめんなさい…スペちゃん…!)ダッ!

スズカ(早く…早くトレーナーさんに伝えない…)ツルッ…

スズカ「えっ?!」←バナナで転んだ

スズカ(うそ…でしょ…)

瑞鶴「あ…危ない!」

スタッ!

スズカ(た…助かった?)

瑞鶴「さて…捕まえた…それじゃあ寝てもらうよ」プシュ…←睡眠薬の入った水

スズカ「う…うぅ…」バタッ…

翔鶴「うぅ…なんで私ばっかり…」

スペ「」←気絶

瑞鶴「…それじゃあ加賀さん呼んできてもらうか」

 

ー?ー

(す…か…ん)

(すず…さん…)

(スズカさん…!)

((スズカさん!!))

スズカ「?!」

スペ「スズカさん!」

スズカ「スペちゃん…無事だったのね…」

スペ「ですが…」←椅子に拘束

スズカ「?!」←椅子に拘束

スペ「わ…私達…どうなっちゃうんでしょう…」ブルブル…

スズカ「…大丈夫よ、私が守るから…」

加賀「あら?目覚めるのが早かったわね」

スペ「あ…あなたは一体…それにここはどこですか!」

加賀「ここは横須賀鎮守府よ。私は加賀、あなた達の尋問官よ」

明石「あ、私は明石です」

スズカ(横須賀…なんでそんな所に…)

加賀「単刀直入に聞くわね。この男を知らないかしら?」

スペ「?!トレーナーさん?!」

スズカ「…トレーナーさんがどうしたんですか?」

加賀「さて…あなたたちに質問するわ。この男とどこで出会ったの?」

スズカ「…」

スペ「…教えません…」

加賀「えっ?」

スペ「教えません!!」

スペ「そもそも私たちを誘拐するのは犯罪ですよ!今すぐ解放…」ガシッ!

加賀「…教えないのね」

スズカ「スペちゃん?!」

スペ「ふ…ふぐっ…」

加賀「…なら強制的に聞きましょうか」スッ…

加賀「…この自白剤で」

明石「えっ?!それ使わないんじゃ?!」

加賀「この自白剤は本来使うことが禁止されてる物…打てば性格が変わるらしいのだけれども…」

スペ「ひっ?!」

加賀「打ったら廃人になるか死亡するらしいわ…打ったことないから分からないけどね」

スペ「い…嫌です!」ポロポロ…

加賀「なら答えなさい」

スペ「嫌です!」(鋼の意思)

加賀「そう…なら…」

スズカ「…待って」

スズカ「…私が話すからスペちゃんには手を出さないで」

スペ「スズカさん…」ポロポロ…

スズカ「…お願いします」

加賀「…そう、じゃあ嘘発見器つけさせてもらうわね」

 

←……To be continued




さて…拉致されたスペシャルウィークとサイレンススズカ。2人にこれからどんな結末が待っているのでしょうか…。次回は尋問シーンから。※暴力は無いので安心してください。


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#6 ー尋問ー

艦娘に誘拐されたスペシャルウィークとサイレンススズカ。横須賀鎮守府にて加賀の尋問が始まる…


加賀「この嘘発見器はここにいる明石が作ってね…かなり高性能な物よ。もし嘘だと分かったら…」

スズカ「…わかってます」

加賀「じゃあ試しに…貴方は男性かしら」

スズカ「…はい」

 

ビービービー!!!←嘘発見器作動

 

スペ「ひゃあ?!」ビクッ!

明石「正常ですね」

加賀「そう、じゃあ名前から。あなたの名前はサイレンススズカね」

スズカ「はい」

加賀「…走り続けることが趣味…変わってるわね…そしてあなたがスペシャルウィークね」

スペ「はい…」

加賀「それじゃあ質問、貴方はどこでこの男とであったの?」

スズカ「…私が出会ったのはどこ?」

スズカ「トレセン学園で、トレーナーさんと会いました」

加賀「…なぜあの男はあそこで働いているの?」

スズカ「…分かりません」

加賀「本当かしら?」

スズカ「ほ…本当です!」

加賀(…音が鳴らない…どうやら本当のようね…)

加賀「…いいわ、信じてあげるわ。では最後、この男はいつからトレーナーをやってるの?」

スズカ「に…2ヶ月くらい前からです」

加賀(丁度提督がいなくなった時期と被るわね。間違いないわ)

加賀「…質問は以上よ」

スペ「…た…助かった…」はぁ…

加賀「それじゃあ…」スッ…

明石「ちょっとすいませんね」バサッ!←麻袋被せ

スズカ「?!」バサッ!

スペ「な…なにするんですか?!」もごもご…

加賀「拘束は解いたわね。連れていくわよ」

 

ー?ー

スペ(ど…どこにつれてかれるんですか?!も…もしかして海に沈めるとか?!聞いたことがある…)

スペ(なんかヤクザとか軍の人は捕虜を海に捨てるって…!もしかして海に?!じゃなくてももしかしてどこかに埋めたり…どっちにしろこれってまずいことじゃ?!)

スペ(ドラム缶につめて『東京湾に沈めてやる』って言われるんだ…!それか山で穴を掘らされて深くほった方が生き残らせてやるって言われて…あぁぁぁ…)サアァ…(因みにやるとバレるのでやらないでください。本当のヤクザは死体すら残さないので)

 

スペ(こんなことになるんだったらもっと人参食べておけばよかった~!お母ちゃん~!)(T_T)

 

※海軍は戦死、病死した遺体を海に埋葬する。ただしネルソン(軍人)は戦死した後、遺体が腐らないようにラム酒漬け港まで持ち帰って国葬になった。

 

スズカ(もう…走れないの…まだ…何も恩を返せてないのに…ごめんなさい…皆…トレーナーさん…)

 

ガチャ…!

 

加賀「着いたわよ」バサッ!

スペ「…ここは…どこ…ですか?」

スズカ「…?」

赤城「こんにちは」

スペ「?!」

赤城「私は赤城と言います。そしてここにいるのが…」

吹雪「提督の妻です」

スズカ「…えっ?」

スペ「えっ?」

赤城「あなた達風に言えばトレーナーですね」

スペ「ええええーーーー?!!!」

スズカ「トレーナーさんって奥さんいたんですか?」

赤城「正確には私が第1妻、つまり正妻です」

スペ「…えっ?第1?」

加賀「明石を除いてここに居るのが全員提督の妻よ」

スズカ「」( ゚Д゚)

スペ(もう訳分からないよ…)

飛龍「全員で14人ね」

スズカ「」(゜д゜)

スペ「スズカさん?」

赤城「…1人驚いてるけど続けます」

赤城「私たちは今戦争をしてます。それも日本や世界を賭けた戦いです。最近では日本近海は完全に駆逐しましたがそれでもまだ終戦には程遠いのです」

スペ「…何が言いたいんですか…」

赤城「そのため提督を返して欲しいのです。まだ私たちの戦いは続きます。そのため指揮官がいないと行動が出来ないのです」

スペ(…気持ちは分かる…トレーナーさんの奥さんでしかも戦争をしてて命を失うかもしれないのに戦ってる…私たちの夢よりトレーナーさんの力が必要…)

スペ(だけど…)

スペ「あ…あげません…」

赤城「…?」

スペ「と…トレーナーさんはあげません!」

赤城「!」

スペ「スズカさんやお母ちゃんのためにも日本一のウマ娘になりたいんです!だから…トレーナーさんはあげません!!!」

スズカ(スペちゃん…)

スペ「そ…それと…スズカさんには何もしないでください!わ…私が…」

翔鶴「…どうしますか…」

赤城「…加賀さん」

加賀「はい」スタスタ…

スペ「…」ギュッ…

加賀「これを」チャリ…←鍵

スペ「…?」

スズカ「鍵?」

赤城「ここに住むための鍵ですよ」

スズカ「…住む…?どういうことですか?」

赤城「あなた達を人質とする代わりに命、そして衣食住を保証します」

赤城「…あなたのその気高き夢に敬意を評して」

スペ「…」

赤城「しばらくは学校には帰れません…ですか、ここで皆さんと生活してもらいます。私達にはどうしても提督が必要です」

赤城「ですがあなた達の事もよく分かります。ですから提督と直接相談して解決次第貴方たちを帰します」

スズカ「…分かりました」

スペ「スズカさん!」

スズカ「スペちゃん…ここは従いましょう…」

赤城「ありがとうございます。では吹雪さん、案内をお願いします」

吹雪「はい、分かりました」

スズカ(私達…どうなるの…)

 

←……To be continued




スペシャルウィークとサイレンススズカを人質にとった艦娘。次回はトレセン学園の様子から続けていきます。


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#7 ー捜索ー

スペシャルウィークとサイレンススズカが鎮守府に連れ去られた。一方、ウマ娘の方は…。


ートレセン学園ー

 

スピカ部室<恋の花火よよ~いドッカン!派手に上げろ純情!覚悟決めて勝負しなきゃ!←♪恋はダービー

 

テイオー「明日?やだね!今すぐstep~ it!」タタタ…←テイオーステップ

マックイーン「朝からうるさいですわよ!」※ちなみにマックイーンだけ持ってない…。

テイオー「あれ?マックイーン~。カロリー制限しててイライラしてる?」

マックイーン「してませんわよ!」

ゴルシ「まあまた…マックちゃん…そこまで怒らなくていいじゃん…」

マックイーン「あなたもあなたですわよ!」

ゴルシ「今度奢ってやるから…な…」

マックイーン「…仕方ないですわね…」

ダスカ(マックイーン…ちょろいわね…)

ウオッカ(気が合うな…)

ゴルシ「おい、誰かスペとスズカ知らねえか?」

テイオー「あれ?スペちゃんとスズカなら昨日会ったよ?」

マックイーン「おかしいですわね…いつもスズカさんは誰よりも早く来て走ってますのに…」

ゴルシ「スペの補習を手伝ってんじゃないのか?」

ダスカ「まあ…有り得そうだけど…」

 

コンコン…

 

テイオー「は~い!」ガチャ…!

ルドルフ「やあ、テイオー」

テイオー「うわぁ!カイチョー!それと…」

グルーブ「なにか不満か?」

テイオー「エアグルーヴ…」

ルドルフ「テイオー…スペシャルウィークとサイレンススズカが来てないか?」

テイオー「えっ?来てないけど?」

ルドルフ「やはりか…」

マックイーン「やはりとは?」

グルーブ「栗東寮長のフジキセキに聞いたのだが、昨日から帰ってないそうだ。しかも外泊届けも出てない」

グルーブ「だが、ひとつ気になるのだ。あの走りにしか興味がないスズカが、夜遊びをするのかと?」

ゴルシ「するんじゃね?」

グルーブ「お前は黙ってくれ!」

ルドルフ「…ただ夜遊びならまだしも最悪の事態が考えられる…」

ウオッカ「…最悪の事態…?」

ルドルフ「…誘拐だ」←正解

テイオー「誘拐?まっさか~」

ルドルフ「…確かにウマ娘の初速、加速度からしてまず走って追いつくのは無理だ」※追いつけました。

グルーブ「だから仮説をたてた。まず、後ろから近づいてそのまま拘束するやり方…」

ルドルフ「…だが、これは耳がいいウマ娘では人間の足音にすぐ気づく可能性が高い。よってこれは違うとした」

ダスカ「確かに…私達は耳が良くてトレーナーとかの足音もすぐわかるし…」

ウオッカ「なんだ?分かるのか?」

ダスカ「?! た…たまたまよ!」

グルーブ「続けるぞ。あるいは食べ物で釣るとかな」

ゴルシ「いや、無理だろ。仮にスペが掛かってもスズカがいるんだぞ?」

グルーブ「ああ、だからこれもなしになった」

ルドルフ「1番可能性が高いのは…2人が歩いてる場所に車が来て複数人で車内へ押し込むというものだが…まずウマ娘は一般人よりパワーがある。だからこれもはっきりいって難しい…。まあ、そんなことは置いておこう」

グルーブ「兎に角、今日からトレーニングは中止して捜索を開始するぞ」

ルドルフ「そうサクッと見つかる訳では無いと思うがみんなで見つけよう」ククク…

グルーブ「…」↓絶不調

テイオー「…分かったよ」

マックイーン「私達も探しましょう」

ゴルシ「よ~し!それじゃあこのゴルシちゃんレーダーを使うぞ!」

ルドルフ「それではよろしく頼む。私たちでも捜索してみるつもりだ」

 

←……To be continued




次回はスズカとスペside。彼女たちに待ち受ける艦娘達は…次回も乞うご期待!


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#8 ー嫌悪ー

スペシャルウィークとサイレンススズカの捜索に出るチームスピカのメンバー。一方スペシャルウィーク達は…


ー横須賀鎮守府ー

スズカ「…」

スペ「…」キョロキョロ…

吹雪「では案内しますね」

スズカ「…吹雪さん…でしたっけ?あなたもトレーナーさんの…」

吹雪「はい、結婚してますよ。結構遅い方ですけど…」

スズカ「…あなたから見てトレーナーさんってどう映るの?」

吹雪「そうですね…司令官は優しくて私がここに初めて着任してからずっと優しく接してくれました」

吹雪「…私は浮気なんてしてて欲しくないです…」

スペ「…」

吹雪「…なんか薄暗くなってごめんなさい。こっちです」

 

ー宿舎5階ー

吹雪「ここの部屋です。トイレは各階、お風呂は下の大浴場にあります。それと…この腕時計を」

スペ「…これは?」

吹雪「あまりお金を持ってないと思うのでお財布代わりとそれと…」

スズカ「…GPSという事ね」

吹雪「はい…」

スズカ「…ありがとう」スッ…

スペ「綺麗…」パチッ!←腕時計装着

吹雪「中にこちらから10万円程使えるようにしてあります。そのお金はここでしか使えないので注意してくださいね」

スズカ「はい」

吹雪「そろそろ食事の時間なので案内しますね」

 

ー食堂ー

ガヤガヤ…

 

スズカ「…ここが食堂?」

スペ「うわぁ…」

吹雪「はい、注文すれば好きなものを食べられますよ」

?「吹雪、その人達は誰?」

 

※安価を取ります。

誰?>>43

(単数でも複数人でも構いません)

 

叢雲「吹雪、その人たちは誰?」

深雪「人なのに耳としっぽか生えてるぞ?」

白雪「艦娘…じゃないですよね?」

スペ「え…ええと…」

スズカ「吹雪さん…この人達は?」

吹雪「あ、私の姉妹艦です。挨拶させますね」

白雪「こんにちは、特型駆逐艦2番艦の白雪です」

初雪「3番艦…初雪…」

深雪「深雪だよ!よろしくな!」

叢雲「5番艦の叢雲よ」

薄雲「6番艦の薄雲です」

磯波「9番艦の磯波です」

浦波「10番艦の浦波です」

綾波「11番艦の綾波です」

敷波「12番艦の敷波です。以後よろしく~」

天霧「15番艦の天霧だ」

狭霧「16番艦の狭霧です」

朧「17番艦の朧です」

曙「…18番艦の曙よ」

漣「19番艦の漣ですぞ!」

潮「20番艦の…潮です」

暁「暁よ。一人前のレディーとして読んでよね」

響「響だ。よろしく頼む」(ベールヌイだが、響とする)

雷「雷よ。よろしくね!」

電「電なのです。よろしくなのです」

スペ「お…多すぎて頭がこんがらがります…」

スズカ「…これ…みんな姉妹なの?」

吹雪「そうですね。まだ見つかってない子もいますが…」

曙「…あんた」

スズカ「えっ?私?」

曙「クソ提督を、返しなさいよ」

スペ「えっ?」

曙「ウマ娘とか競馬知らないけどね私達は戦争してるの。平和でノコノコしてかけっこしてあんた達じゃないのよ!だからクソ提督…いや司令官を返しなさいよ!」

スズカ「…ただの…かけっこ?」ピクッ…

スペ「ス…スズカさん?」

スズカ「…私は1つの戦いに命を懸けてる。私達は常に結果が求められ続け、ファンの皆さんの期待を一身に背負って、血を吐くような練習をしてレースに挑んでる…。中には夢半ばで引退を余儀なくされる子もいる。その子達の思いも私たちが背負って走ってるの」←曙睨み

スペ(ス…スズカさんが怒ってる所…初めて見た…)

スズカ「…私だって1度怪我をしてもうダメだと思ったけど、今こうして走れてるのはファンの皆さんとスペちゃんがいてくれたからよ。軽々しくかけっこなんて言わないで!」

曙「…何よ。ただの泥棒猫のくせに…」スタスタ…

吹雪「だ…大丈夫ですか?」

スズカ「…ごめんなさい。ですがどうしても許せなくて」

潮「ごめんなさい…曙ちゃんはあんな子だけど…優しい子なので…」

スズカ「…」

スペ「は…早くご飯にしましょう!」

 

※もしよろしければ艦娘ごとにウマ娘に対してどう思ってるか考えてくださると嬉しいです(数値は後書きを参考にお願いします)

 

スペ「あの…すいません!にんじんハンバーグありますか?」

鳳翔「にんじん…?」( ̄▽ ̄;)←給仕係

スズカ「スペちゃん…ここはカフェテリアじゃないわ…」

スペ「あっ?!」

スズカ「すいません、この焼肉セットを2つお願いします」

鳳翔「あ、分かりました。ご飯はどうします?」

 

ご飯のサイズ

小盛、並盛、大盛り、特盛、キング、赤城盛り

 

スペ「1番大きいのはどれですか?」

鳳翔「え…ええと…これです」(赤城盛り)

スペ「じゃあこれでお願いします!」

 

ザワッ…ザワッ…

 

電「あ…赤城盛りを食べるのです?」

雷「ええ…確かに聞いたわ…」

那智「…信じられんな…」

スペ「えっ?何かおかしなことを?」

吹雪「だ…大丈夫ですよ」(--;)

スズカ「私は普通でいいです」

 

ー5分後ー

吹雪「それじゃあ、私と食べましょうか」

スペ「いいんですか?」

吹雪「はい、私もふたりと仲良くなりたいので」ニコッ

スズカ「…分かったわ。それじゃあ一緒に食べましょう」

 

ーテーブルー

3人「いただきます!」

スペ「…!美味しいです!軍の食事って不味いってネットで噂になってましたけど…ここまで美味しいなんて…」

吹雪「ここの野菜は自家製で無農薬で作ってます。牛肉とかも提供してる農家が直接朝届けてくれるので新鮮なんですよ」

スズカ「…お魚とかもあるの?」

吹雪「基本はお肉じゃなくて魚の方が多いですね」

吹雪「他の鎮守府はどうかはわかりませんが、ちゃんと美味しい料理を出してくれますよ」

スズカ(…吹雪さんとは仲良く出来そうね…さっきの曙…は許せないけど…)

スズカ「…吹雪さん、よろしければ鎮守府の中を案内して頂けませんか?」

吹雪「はい、もちろんです」

?「…吹雪、その子は?」

 

※安価を取ります。

話しかけてきたのは?>>56

(単数でも複数人でも構いません)

 

霞「…吹雪、誰よ。その部外者は」

満潮「…こんな所に穀潰しがいるなんて」

スズカ「…穀潰し…?」ピクッ

スペ「?!」

霞「それよりあのクズを返してよ。あ、あんたのところではトレーナーだったわね。訂正するわ、クズトレーナーを早く返しなさい」

スズカ「…クズ?」ピキピキ…

満潮「あんた達があいつを唆したからあのアホはノコノコついてってんでしょ?迷惑だから今後関わらないで」

スズカ「…アホ?」←血管浮き出てる

スペ「あわわ…」ブルブル…

霞「なんとか言ったらどうなの!」←スズカを掴もうとした

スズカ「…チッ」バシッ!←手をはたいた

霞「何よ?」

 

ドン!←机叩き

 

スズカ「…取り消してなさい。…トレーナーさんへの侮辱を取り消しなさい」

スペ(ひぃぃ…?!スズカさんが舌打ちして本気で怒ってる…)ブルブル…

スズカ「私達に親切にしてくれているトレーナーさんへのその侮辱…絶対に許しません」ゴゴゴ…

霞「はぁ?だったらなんなの?クズにクズって言って何が悪いのよ」

満潮「そんなにふざけたことしてるんなら同じ仲間同士イチャイチャしてれば?ペチャパイ女」

スズカ「」ブチッ

 

その一言がスズカの逆鱗に触れた…。

 

スズカ「…」スッ←拳振り上げ

スペ「ダメです!スズカさん!手を出したら負けです!」ガシッ!←羽交い締め

霞「そう…やる気なのね?」ガチャ←艤装展開

満潮「容赦しないわよ」←同上

スペ「も…もう抑えきれな…」

 

バーン! チャリンチャリン…←薬莢転がり

 

スペ「ひゃあ?!」ビクッ!

スズカ「?!」ビクッ

吹雪「…満潮ちゃん?霞ちゃん?懲罰房に入れられたいの?」←空砲

霞「でも…!」

吹雪「私には駆逐艦の統率、懲罰権があること知ってるよね?スズカさん達には手だし無用、これは私たちの中でもう決めた事。もし破るなら…閉じ込めていいんだよ?」

満潮「…くっ…」

霞「…ふん…好きにしなさいったら」スタスタ…

吹雪「…落ち着きましたか?」

スズカ「…ありがとう。少し頭に血が上ってしまったわ…」シュン…

スペ「…スズカさんがあんなに怒るなんて…」

スズカ「…スペちゃん、止めてくれてありがとう。でも…私はどうしても許せなかった。トレーナーさんがあんなに頑張ってるのに侮辱され続けることがどうしても許せなかったの…私達は仏様や神様じゃない…。怒りたいことがあったら怒っていいのよ」

吹雪「…あの2人は着任してからあんな言葉遣いを使いますが、同時に司令官を頼りに思ってます。私からも言っておきますね」

スズカ「…そう…(…あの曙と言い、侮辱するなんて…)」←未だに少し怒ってる

吹雪「あ…私はそろそろ会議があるので行きますね」

スペ「あ…ありがとうございます」

吹雪「他の子もどう思ってるか分からないので気をつけてください」スタスタ…

スズカ「…いい子ね」

スペ「はい、そろそろお風呂に入りましょうか」

スズカ「ええ」

 

←……To be continued




今回は少し長めです。さて…次の艦娘の目標は…。次回もお楽しみに!


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#9 ー目標ー

艦娘と言い争いをしてしまうサイレンススズカ。一方艦娘は次の目標を持って定めていた。


ー嫁艦の部屋ー

吹雪「遅くなりました」

赤城「いえ、案内お疲れ様です。これでも食べますか?」←ケーキ

吹雪「あ、ありがとうございます」

加賀「さて…次の作戦は…」

瑞鶴「ねぇ?また攫う?」

羽黒「ふえっ?!そんなことしていいんですか?」

翔鶴「流石に何人もはやりすぎじゃ…」

加賀「…翔鶴、分かるわ。でもあの子たちだけでは人質としては不十分。私たちの目的は提督を取り戻すことよ」

大和「でしたら…トレセン学園のトップを捕らえては?」

神通「…生徒会ですか?」

吹雪「今でもかなり衝突が起こってるのに大丈夫ですかね…」

飛龍「なら同じチームの子は?」

蒼龍「トウカイテイオー?」

青葉「チームスピカにはスズカさんとスペさん、トウカイテイオー以外に、メジロマックイーン、ゴールドシップ、ダイワスカーレット、ウオッカが所属してますね…」

比叡「で…捕まえられそうな子は?」

衣笠「このゴールドシップなんですが…かなり情報が分からなくて…」

加古「…学年が分からないって…」

衣笠「色々未知数なんですよ…家族、体重、学年…かなり破天荒らしいです」

 

ートレセン学園ー

ゴルシ「ヘクチッ!誰かあたしの噂してるな?」

マックイーン「気のせいですわよ」

 

ー横須賀鎮守府ー

加賀「…兎に角、それ以外が良さそうね…」

赤城「…では攫う事は決定するとして…誰を攫いますか?」

 

※安価を取ります。

次のターゲットは?>>67

1 生徒会

2 ダスカ、ウオッカ

3 テイオー

4 その他(マックイーンや他の生徒)

 

加賀「…テイオーでいいのでは?直接提督の本丸に近づけるだろうし」

赤城「…分かりました。ではトウカイテイオーで決まりですね」

加賀「…それと瑞鶴、あなた…」

瑞鶴「…えっ?」

 

ー風呂ー

スペ「ふあぁ~♪」

スズカ「…気持ちいいわね…」

スズカ(色々なことがあったわね…)

スズカ(…あの3人は絶対…)

スペ「スズカさん、気持ちいいですね」

スズカ「ええ…(スペちゃんが無事で良かったわ…)」

 

ー翌日ー

テイオー「はちみーはちみーはちみー~♪はちみーを舐め~ると~♪」

マックイーン「…なんなんですのその歌…」

テイオー「えっ?はちみーの歌だけど知らないの?」

マックイーン「…今、カロリー制限してるのでやめて下さらない…」

テイオー「ええ…あ、マックイーン。なんかスペちゃん達を誘拐したらしい犯人の写真を見る?」

マックイーン「誰なんですの?」

テイオー「これ。なんかツインテールで、サングラスをかけててマスクをしてる見るからに怪しい女性」

マックイーン「…こんなのが街中にいたら1発で…」スッ…

瑞鶴「…」←前方を歩いてる(しかもテイオーが言った姿で)

マックイーン「…いましたわ」

テイオー「…いたね」

テイオー「取り敢えず捕まえて学校に連れていく?」

マックイーン「ええ…洗いざらい吐いて貰いましょう」ダッ!

テイオー「よーし!マックイーンには負けないぞ!」ダッ!

瑞鶴「…?」クルッ…

マックイーン「見つけましたわよ!スズカさん達ををさらったのは貴方ですわね!」

テイオー「さあ、大人しくお縄につけ~!なんてね!」

瑞鶴「げっ?!ヤバッ!」←タービン×4

マックイーン「逃げましたわよ!」

テイオー「この無敵のテイオー様からは逃れられないよ!」

 

チェイス開始!

 

←……To be continued




次回、トウカイテイオーに魔の手が近づく。果たして加賀が瑞鶴に提案した作戦とは…?次回もお楽しみに!


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#10 ー餌兵ー

トウカイテイオーを捕まえることになった艦娘達。一方瑞鶴はマックイーン、テイオーに見つかってしまう。街中でチェイスが始まった。


マックイーン「スズカさんやスペシャルウィークさんはどこですか!」ダッ!

瑞鶴「くっ…」

テイオー「捕まえてカイチョーに褒めて貰うぞ~!」←長距離A

マックイーン「…捕まえたらルドルフ会長からなんでも叶えると言われてますゆえ、お覚悟を!」

瑞鶴(…これで…いいんだよね?)

瑞鶴(なら…!)

マックイーン「長距離は得意ですの!絶対に逃がしませんわよ!」←長距離A

 

ー廃工場ー

瑞鶴「…」ハァ…ハァ…!

テイオー「追いついたよ!」ハァ…ハァ…!

瑞鶴「うわあ?!」ガシッ!

マックイーン「良くやりましたわ、テイオー!」ハァ…ハァ…!

テイオー「さあ!素顔を見せてよね!」←サングラス取り

瑞鶴「うわっ?!」

マックイーン「…良く一般人にしては私たちを追いつかせませんでしたね」

テイオー「僕もうクタクタ…早く連れて帰ろうよ~」

瑞鶴「…おかしいと思わなかった?」

マックイーン「…何がですの?」

瑞鶴「私がこんな所に逃げ込んだことがおかしく思わなかった?」

テイオー「…どういう事?」

瑞鶴「…孫子曰く…餌兵に食いつくべからず…私は囮よ」

 

※孫子兵法九変編から引用。

 

ー加賀との会話ー

加賀「瑞鶴、あなた囮になりなさい」

瑞鶴「えっ?!」

加賀「そして指定された場所まで逃げ切る。あとは捕獲係の仕事よ」

蒼龍「どういう事?」

加賀「きっと、スズカさん達を捕らえた時に誰か少なからず瑞鶴の姿を見てるはず。それを囮にして追いついたところを捕捉する」

古鷹「そんなに上手く行きますかね?」

加賀「ウマ娘はスタミナがあるわ。だけどそれも無限じゃない。ヘロヘロにされたところを襲われたら…」

 

どうなるでしょうね?

 

ー廃工場ー

マックイーン「…!」

アイオワ「ハーイ!You達がアドミラルを誘惑した子ね」

サラトガ「少しお話しましょうか」

アトランタ「もちろんここじゃないけどね」

ワシントン「お前と手を組むのは癪だが…やるしかないな」

サウスダコタ「…霧島から言われたのだ。しょうがないだろ」

サラトガ「瑞鶴、Thank you。ジョンストン達は他のところにいるわ」

テイオー(これ…)

マックイーン(かなり不味いですわね…)

 

この時、テイオー達は初めて罠に嵌められたことを知った。そして自分が追う側から追われる側になる事を初めて認識した。誘引の計により戦局は一気に艦娘に変わったのだ。しかも2人ともほぼスタミナを使い切った状態だった。

 

マックイーン「に…逃げますわよ…!」

 

←……To be continued




ヘロヘロのテイオーとマックイーンに危機が迫る…。2人は果たして逃げ切ることは出来るのか…。次回もお楽しみに!


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#11 ー捕縛ー

瑞鶴を捕まえたトウカイテイオー。しかし瑞鶴の言葉から罠であったことが発覚。魔の手がおそいかかる…。


サウスダコタ「無駄だ。お前達はチェスや将棋で言うところのCheckmateに嵌ったんだからな」

マックイーン(いくらなんでもタイミングが悪すぎますわ…!こうなったらバラバラに逃げて…)

ジョンストン「待ってたわよ。さあ、こっちに来てもらいましょうか」

マックイーン「くっ?!」ガシッ!

テイオー「いくら僕でもこれは無理だよ~!」ガシッ!

アイオワ「捕まえたワ」ガチャ!

テイオー「うえっ?!手錠?!離して!」←手を後ろで拘束

マックイーン「くっ…こんなことして…あなた他たちの目的はなんですの…!」←同上

サラトガ「私達は命令に従ってるだけなので。あ…これしてくださいね」目隠し+猿轡

マックイーン「な…なにをす…むぐっ?!」←目隠し、猿轡セット

テイオー「や…やだや…む~!」←同上

 

ブチッ!←お守り

 

イントレピッド「捕まえたかしら?」

サム「じゃあ連れていくか」

マックイーン「む~!む~!!」

テイオー「ふ~!ふ~!」

 

ー街中ー

キタブラ「この辺でテイオーさんがなにか追いかけてたけど…」

サトダイ「マックイーンさんも女の人…追いかけてたよね?」

キタブラ「…なにか見つけたのかな?」

サトダイ「…分かんないけど…最近誘拐される事件があるらしいから…」

キタブラ「…あれが犯人だったのかな?」

キタブラ「…何か胸騒ぎがする…」ダッ!

サトダイ「えっ?!キタちゃん?!」

 

ー5分後ー

キタブラ「テイオーさ~ん!マックイーンさ~ん!」

サトダイ「…! キタちゃん…これ!」←お守り

キタブラ「これ…私がテイオーさんに渡した…」

サトダイ「何でこんな所に…」

キタブラ「…まさか…」汗ダラダラ…

サトダイ「…キタちゃん…?」

キタブラ「…誘拐されたんだ…でなきゃこんな廃工場にテイオーさんのお守りが落ちてるわけが無いよ!」

サトダイ「そ…そんな訳…」

キタブラ「…いや…そんな…テイオーさん…」

サトダイ「…」

 

ー?ー

マックイーン「む~!」

テイオー「フゥ…!フゥ…!」

 

ガチャ!ガチャ…!

 

明石「磔完了です」

神通「じゃあ目隠しと猿轡を外してください」

テイオー「プハッ?!このどこ?!てかなにこれ?!捕まってるんだけど!」

マックイーン「…あなた達の目的はなんですの…!身代金が目的ですの…!」

マックイーン「それとあなた達は誰ですの!」

神通「そんなに質問されても困ります…」

伊勢「じゃあ教えるよ。このは横須賀鎮守府。私は艦娘の伊勢、こっちは神通」

神通「よろしくお願いします」

伊勢「さて…じゃあこの人知ってるよね?」←提督の写真

マックイーン「…!トレーナーさん!」

テイオー「なんでトレーナーの写真が!?」

伊勢「じゃあ今から質問するから正直に答えてよ?答えなかったら容赦しないからね」

神通「既に自白剤は用意してますので」

テイオー「?! 注射?!いやだいやだいやだ~!」←医者が苦手

マックイーン「…」

伊勢「無理やりでも答えてもらうよ。質問は既に拷問に変わってるんだからね」

 

←……To be continued




捕らえられたテイオーとマックイーン。果たしてどうなるのか…。そしてウマ娘にテイオー誘拐がバレたことによって動き出す展開とは…。次回もお楽しみに!


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#12 ー拒否ー

艦娘に捕らえられ、鎮守府に連れてかれたメジロマックイーンとトウカイテイオー。いよいよ尋問が始まる。


伊勢「じゃあ質問するよ?あまり手荒なことはしたくないからね」

神通「提督の居場所はどこですか」

マックイーン「…教えません」

テイオー「ええっ?!マックイーン!」

マックイーン「あなた達にトレーナーさんとのなんの関係があるかわかりませんが教える訳にはいきません」

神通「関係ならありますよ」←戸籍

テイオー「ん~?」

神通「提督は私達の夫ですよ」

マックイーン「…えっ?」

テイオー「ええっ?!トレーナー結婚してたの?!」

伊勢「これでも関係がわかったよね。じゃあ答えて」

マックイーン「…私達にはトレーナーさんが必要なのです。だからいくらあなた達の要望でも教える訳には…!」

神通「…では自白剤を用意しますね」

テイオー「ちょっとマックイーン?!いやだ…!注射だけは嫌だ~!」ガタガタ…

伊勢「いいの?打ったら人格変わるよ?」

マックイーン「ええ構いませんわ!さあ、早くやってくださいまし!」ブルブル…←足が震えてる

神通(…これ以上聞いても…)

伊勢(出ないかもね。もしかしたら嘘つかれるかも)

マックイーン「…どうしましたの」

明石「どうしますか?一応拷問用のやつは用意しましたけど…」←鉛のスプリンクラー

 

※鉛のスプリンクラー…中に油や溶けた金属などを入れて受刑者にかける拷問。中でも溶けた銀が…

 

神通「いいえ、結構です」

伊勢「じゃあ…連れていくか」

テイオー「えっ?どこに?!…ムグッ?!」←麻袋

マックイーン「テイオー?!なぜゴールドシップさんのようなこと…きゃあ?!」←麻袋

神通「じゃあ連行しますね」

 

ー嫁艦の部屋ー

スペ「あの…ここに呼ばれたのって…」

赤城「すぐ分かりますよ」

 

ガチャ…

 

テイオー「うわっ?!」バサッ!

マックイーン「きゃあ?!」バサッ!

スペ「えっ?!」

スズカ「…テイオーさん…マックイーンさん…」

テイオー「えっ?スズカ?」

マックイーン「こ…ここは…」(゚ー゚;三 ;゚ー゚) キョロキョロ

赤城「どうも」

テイオー「?!…だ…誰?」

赤城「あなた達のトレーナーの正妻ですよ」

 

カクカクシカジカ…←以下略

 

マックイーン「…信じられませんわ…」

テイオー「なんでこんなに奥さんがいるんだよ~!僕もトレーナーと結婚したかったのに~!」

マックイーン「…テイオー?」

比叡「聞き捨てなりませんね!」ガタッ!

テイオー「ひい?!」

赤城「…まあ、それはともかくとして…私達に提督を返して欲しいのですが…おそらく答えは」

マックイーン「お断りします。もう走れないかもしれない私をトレーナーさんはずっと看病してくださいました。まだその恩を返せていません。私は春の天皇賞で勝たねばならないのです。メジロ家の栄光、チームのためにはトレーナーさんが必要なのです」

テイオー「僕もトレーナーと離れたくない!」

スペ「…テイオーさん、マックイーンさん…」

スズカ「…赤城さん、お願いします。この子達には…」

赤城「吹雪さん、用意してますね?」

吹雪「はい、こちらの鍵を」

マックイーン「…これは?」

赤城「ここで住むための鍵です。スペシャルウィークさん達にも渡してあります。あなた達を拘束する代わりに生活の不自由はさせません」

マックイーン「…戯言ですわね。帰らせていただきます」スタスタ…

赤城「…いいのですか?メジロマックイーンさん」

マックイーン「…何がですの」

比叡「帰ると言ってもここは横須賀、しかも軍の基地です。無事に逃げられると思いますか?」

マックイーン「…恫喝ですか。私には効きませんわ」

蒼龍「…そうか…残念だな~。ここ、スイーツ食べ放題なんだけど」

マックイーン「?! す…スイーツですって?!」

蒼龍「うおっ…凄い食いつき」

加賀「あなた達を攫うにあたって色々調べさせていただきましたが、あなたはスイーツに目がないと。なんでも街中でスイーツを買う時が1番楽しそうだと書いてありましたが」

加賀「そこで用意したのが…」

 

モンブランパフェ「」

 

マックイーン「…!」

飛龍「あなたの為に用意した新作パフェだよ」

蒼龍「私たちでも食べてない物なんだけど…食べる?」

マックイーン「…え…そ…それは…」

スペ「うわぁ…美味しそう…」

古鷹「えっと…これは間宮さんが選別した高級な栗しか使ってないモンブランパフェなんだけど…」チラッ…

マックイーン「…」←すごく欲しそうな目

テイオー「え…マックイーンってカロリー制限してなかったっけ?」

吹雪「うちはデザート食べ放題ですからね。司令官が居ない内は少しだけ気を休めてもいいんじゃないですか?」

マックイーン「し…仕方ないですわね…。今は従いますわ」

テイオー(ええ…)

艦娘(…チョロい)

スペ「あ…あの…私の分もありますか?」

スズカ「ダメよ、スペちゃん…」

吹雪「あ…すぐ用意しますね」

 

ダダダ…!

 

瑞鳳「た…大変です!緊急事態です!」

加賀「…どうしたの?」

瑞鳳「その子達みたいな子が鎮守府内に入りました!」

 

←……To be continued




意外と篭絡されてしまったメジロマックイーン…。こうしてスペシャルウィーク、サイレンススズカ、トウカイテイオー、メジロマックイーンが人質に。次回…ウマ娘が鎮守府に侵入。誰が侵入したのか…次回もお楽しみに!


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#13 ー八門ー

テイオーとマックイーンがさらに人質となった鎮守府にウマ娘の影が近づく。


ー建物入口付近ー

ルドルフ「…ここか…テイオーのGPSが示す場所は」

グルーヴ「しかし、まさか軍の敷地とは…」

ルドルフ「ああ…まずは建物の中に入らなければな」

グルーヴ「…虎穴に入らずんば虎子を得ず…ですか」

ルドルフ「ああ、行こう」

 

ー嫁艦の部屋ー

テイオー「あ!カイチョー!」

スペ「ルドルフ会長!」

スズカ「エアグルーヴまで…」

瑞鳳「皆は部屋に帰したよ」

赤城「…なるほど…明石さん、あれをお願いします」

明石「はい、建物に入った瞬間発動させますよ」

マックイーン「…あれ?」モグモグ…←パフェ食べてる

夕張「…建物に入りましたね」

明石「八門金鎖の陣、始動!」ポチッ!

 

※八門金鎖の陣…鎮守府各地の防火扉を開閉させることによって相手の行動を制限して逃げ場を無くす明石特性の仕掛け(詳しくは逃亡提督1部)。元ネタは三国志演義の曹仁が引いた陣、生門、景門、開門(陣を破れる入口)、傷門、驚門、休門(傷つく入口)、死門、杜門(全滅する入口)の八つの入口が鎮守府内の建物の入口に設定してあり、入った瞬間にその者が無事に出れるか決まってる。

※過去、泥棒に入られた際これを発動させ、無事捕縛したことがある(泥棒はその後…(想像に任せる))

 

赤城「さ…どう出ますかね?」

 

※安価を取ります。

結果は?>>116

1 ルドルフを捕縛

2 グルーヴを捕縛

3 無事に逃げられた…

4 両方捕縛

 

グルーブ「…会長は正面から、私は裏口から回ります」

ルドルフ「うむ、疾風迅雷…早く見つけ出そう」

グルーブ「はい」

ルドルフ「…テイオー、今行くぞ」ガチャ!

 

ーエアグルーヴsideー

グルーブ「…ここが裏口か。何があるかわからん、慎重に行こう」ガチャ…!

 

ー八門金鎖の陣、始動ー

 

ー嫁艦sideー

赤城「どうですか?」

明石「ターゲットが中に入りましたね」

夕張「それぞれ正面の子が死門(必ず捕まる)、裏口の子が休門(帰れる確率50%)から侵入しました」

テイオー「?!カイチョー!罠だよ!」

加賀「こちらの声は聞こえないわよ」

明石「ちなみに道中には色々な罠が仕掛けられてます。殺害する威力はありませんが、罠の踏んだら普通に怪我しますよ」

 

※こんな罠がいいなと思ったら…と思ったらコメント欄へ

 

瑞鳳「言われた通り呼んできたよ」ガチャ!

長門「来たぞ。侵入者らしいな」←ながもんじゃない

大和「長門さん、捕まえられますか?」

長門「…実力が未知数だからな…低速艦の私では逃げ切られるかもしれん」

テイオー「カイチョーはすごく早いんだよ!君たちに捕まるものか!」

大和「…なら私もいきましょう。裏口の方は…」

神通「私と姉さんが行きます」

川内「呼んだ?」←壁がめくれた

スペ「うわぁ?!どこに隠れてたんですか?!」

神通「行きましょうか、姉さん」

川内「了解!」

 

←……To be continued




次回はルドルフ捕縛作戦から。作者は歴史好きでちょくちょく小ネタを挟んでいます。それも含めて楽しんでいただければと思います。次回もお楽しみに!


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#14 ー水計ー

鎮守府にシンボリルドルフとエアグルーヴが侵入。艦娘はこれを捕えるために罠を引いた。


ールドルフsideー

ルドルフ(しかし…長い廊下が続くな…ここまで誰とも会ってない)

ルドルフ「テイオー達はここにはいなさそうだな」

ルドルフ「2階へと捜査を広めてみよう」

 

ーエアグルーヴsideー

グルーブ(スズカたちはどこにいるのだ…しかし…こう誰も会わないとなると本当に警備が杜撰なのか、罠に嵌ってるのか分からないな…)

エアグルーヴ(1度他の所を調べて見よう)

 

ー2階ー

ルドルフ「早速調査開始だ」スタスタ…

 

ゴゴゴ…バタン…!←階段閉鎖

 

ーエアグルーヴsideー

エアグルーヴ「…宿舎まで来たが…人っ子一人いない…。なにか不気味だ…」

エアグルーヴ「…慎重にいこう」スタスタ…

 

ゴゴゴ…バタン…!←通路閉鎖

 

ールドルフsideー

ルドルフ「…」スタスタ…

 

※安価を取ります。

罠発動、どんな罠?>>129

(殺害レベルはNGにします)

 

ルドルフ「…しかし長い廊下が続く…」スタスタ…

スッ…←地面に穴あき

ルドルフ「…テイオーはどこ…?!」ツルッ!

ルドルフ「あだっ?!」

ルドルフ「痛たた…なぜ落とし穴があるのだ?建物なのに…」

ルドルフ「…これがホントの穴があったら入りたい…だな…」フフフ…

 

タライ(つまらん)ヒュー!

 

ルドルフ「いっ?!」ガーン…!

ルドルフ「ハレハレ…」←星が回ってる

 

ー嫁艦sideー

テイオー「カイチョー…」

スペ「罠だらけなんですね…」

明石「こんなのはまだまだですよ」

 

ー女帝sideー

グルーブ「…しかし誰も見当たらない…どういう事だ?」

 

※安価を取ります。

罠は?>>134

(死に関する物は禁止します)

 

グルーヴ「…これはひょっとして…」ツルッ!

グルーヴ「な…なんだ?!」ツルツル…!

グルーヴ(床が異常な程に滑るぞ…?!)

 

壁「」

 

グルーヴ「?!と…止まれ!!」ツルツル!

 

ドシーン!!

 

グルーヴ「」←壁に衝突

 

ールドルフsideー

ルドルフ「…くっ…不覚…」

ルドルフ「ここは敵地…まだ罠があると考えた方が良さそうだな…」

ルドルフ「…ならば早くテイオーを見つけて…」カチッ!←スイッチON

ルドルフ「…まさか…」

 

※安価を取ります。

罠は?>>137

(なんでも構いません)

 

ダンダンダン…!

ルドルフ「…なんだ?」クルッ…

 

ダンダンダン!!←床が抜けてる

 

ルドルフ「なんだと!」ダッ!

ルドルフ(こんなのからくり屋敷でも見ないぞ…!)

 

ダンダンダン…!

 

ルドルフ「追いつかれ…!」スポッ!←床が抜けた

ルドルフ「な…なに?!うわああああああ?!」

 

ー1階ー

ルドルフ「うわあああああああ?!」

 

ドシーン!!←床に激突

 

ルドルフ「」

 

スタスタ…

 

長門「…いたな」

大和「連れていきましょう」

 

ー嫁艦の部屋ー

テイオー「か…カイチョー…!」

スペ「こ…これから何を…」

赤城「あなた達と同じことをします」

マックイーン「い…命は取らないのでしょうね…!」

赤城「ええ、そこは命は保証しますよ」

赤城「ただし…落とし前はつけてもらいますよ」

ウマ娘「?!」ゾクッ…!

 

ーエアグルーヴsideー

グルーヴ「…痛た…」

グルーヴ「な…なんなのだ、ここは…」カチッ…!

グルーヴ「?!」

 

ドドド…!

 

グルーヴ「な…なんだ…?」

 

水「…」←大量の水

 

グルーヴ「なにっ?!う…うわああああ?!」

グルーヴ「なぜ水計を…わあああああ?!」←専用の排水溝へ

 

ー嫁艦の部屋ー

スズカ「エアグルーヴ…!?!?!」

スズカ「あ…あの水はどこへ繋がってるの!エアグルーヴは無事なの?!」

明石「あの水は多摩川へ繋がってますよ。まあ、ちょっと特殊な水路ですが…」

スズカ「特殊な水路…?」

明石「まあ、下水道とはまた違った軍の水路ですよ」

明石「大丈夫ですよ。命は無事なので」

スズカ「そ…そうなんですか?」

明石「ええ、提督で試しましたし」

スペ(トレーナーさんに何を…)

 

ー地下室ー

ルドルフ「…くっ…」←椅子に拘束

大和「さて…話を聞かせていただきますよ」

長門「根掘り葉掘り…な」

 

←……To be continued




次回はルドルフの尋問から。ちなみにエアグルーヴは無事です(次回登場します)。次回もお楽しみに!


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#15 ー探索ー

ルドルフが捕らえられ、エアグルーヴは鎮守府から追い出された。ルドルフの尋問が始まる。


大和「名前を伺いましょうか」

ルドルフ「…シンボリルドルフだ」

大和「まさかトレセン学園の生徒会長が乗り込んでくるとは思いませんでしたよ」

長門「…どういう事だ?説明してくれ」

 

カクカクシカジカ…

 

長門「なるほど…なら本題は決まってるな。提督を返してもらおう」

ルドルフ「…なるほど…返せば私達を帰してくれるのか?」

大和「はい」

ルドルフ「…だが、お断りしよう」

長門「何…!」

ルドルフ「彼はトレセン学園の優秀なトレーナーだ。絶対に出来ないと言われたテイオーの奇跡の復活、サイレンススズカの怪我の復活までのサポート、スペシャルウィークのジャパンカップ日本総大将数々とね…」

大和「…向こうでも随分活躍されてるみたいですね」

ルドルフ「…確かに私には権限があるが、うちもトレーナーが少ない状況…どうしても譲れないのさ」

大和「…交渉決裂ですね。では尋問しましょうか。下手したら死ぬかもしれませんが」

ルドルフ「…脅しか…だが、その程度では私は離さないぞ。それにエアグルーヴの無事が知れるまで、テイオー達が無事にトレセン学園に返すことが私の目的だ」

ルドルフ「…皇帝を無礼るなよ」ギロッ

長門「…貴様…」

 

ドドド…!

 

テイオー「カイチョー!」

ルドルフ「…テイオー!」

テイオー「か…カイチョーには手出しさせないよ!」バッ!

ルドルフ「よせテイオー!」

テイオー「カイチョーはトレセン学園に必要なんだ!こんな所で…死なせてたまるか!」

大和「…どうしますか?」

長門「…こうしたらどうだ?」

 

※安価を取ります。

どうする?>>145

(なんでも構いません)

 

大和「…あの子たちのようにしては?」

長門「…そうだな」

ルドルフ「どうした」

長門「よし、お前の行き先が決まった。麻袋を」

大和「はい!」

ルドルフ「?!」

テイオー「カイチョーに何するの!」

大和「あなた達と同じようにします」

 

ー嫁艦の部屋ー

ルドルフ「…なるほど、だからトレーナー君を返して欲しいのか」←事情は聞いた

ルドルフ「だが、私は生憎『はい、そうですか』とは首を縦に触れない。こちらにはこちらの事情があるゆえな」

赤城「…なら、あなたを人質としましょう」

赤城「サイレンススズカさん達のように命の保証はしますが、ここから出す訳には行きません」

ルドルフ「…そうか」

テイオー「カイチョー!こんなヤツらに従う義理なんて…」

ルドルフ「…分かってる。だが、彼女達が本気で我々を倒しに来たら皆同じ目に会うぞ」

テイオー「うっ…」

ルドルフ「…分かった。エアグルーヴは無事か?」

明石「…おそらく無事だと思います」

ルドルフ「…分かった、従おう。だが、心まで従った訳では無い。文句があれば私は堂々と言う。それが連れ去られた生徒達の尊厳を守るためだ」

赤城「…わかりました」

 

ーウマ娘部屋退出後ー

瑞鶴「いいんですか!あんなこと言われて」

加賀「…まだまだ反抗的なのは仕方ないわね。こちらに従順しろというにはもう暴力を使うしかないわ」

羽黒「されど、それが良いかと言われると…」

 

ウーン…

 

吹雪「…この辺でやめておきませんか?」

神通「というと?」

吹雪「無理やり拉致しても従いません。私だってそうです。ならこの辺でうち止めて…」

伊勢「向こうの出方を待つか…」

赤城「…そうですね。では、あとは提督に任せましょう。5人も人質を取られている状況でこちらに来るか、向こうに行くか…」

 

ートレセン学園ー

多摩川まで流されたエアグルーヴは偶然川沿いを走っていたメジロドーベルに助けられ、這う這うの体でトレセン学園へと引き返すことになった。

 

ー保健室ー

グルーヴ「ぐ…不覚…」ゴホゴホッ!←長い間水に浸かったため風邪を引いた

ドーベル「だ…大丈夫ですか!」

マルゼン「だけと…ルドルフが捕まったとなるとね…」

ブライアン「…あの皇帝殿がやすやす捕まり、女帝殿が風邪をひくとなると…」

 

ドタバタ…!

 

ウオッカ「副会長!」

ダスカ「テイオーさん達は…!」

グルーヴ「…すまぬ…助けられなかった…それどころか会長を…」ゴホゴホッ…!

提督「…」

グルーヴ「…貴様か…。この無様な私を笑え…!」

グルーヴ「…何も出来ないこの私を…!」グッ…!

提督「…」

提督「…スカーレット、ウオッカ。エアグルーヴを頼む」

ダスカ「ちょ…?!あんたはどこに行くのよ!」

提督「…用事が出来た」

ウオッカ「探しに行くのか!それなら…」

提督「来るな!」

ウマ娘「?!」

提督「…お前らが関わったら命を落とすかもしれんぞ」

グルーヴ「…なに…」ゴホッ…

提督「ここからは俺に任せてくれ。頼む」スタスタ…

グルーヴ「き…貴様…!」

ゴルシ「持ってきたぜ~!そこで釣りあげた鯉!」ビチビチ…!

グルーヴ「なっ?!そんな物をここに持ち込むな!しかも生きてるではないか!」

ゴルシ「鯉は精がつくんだぜ?なんなら調理してやるからさ」

グルーヴ「いらん!誰かこいつを…クシュン!」

 

ぎゃあぎゃあ…!

 

提督「…あいつらか…」

提督(まず…あの男に聞いてみるか…)

 

ーキタサンブラック、サトノダイヤモンドの部屋ー

キタブラ「…」

サトダイ「キタちゃんのせいじゃないよ…」

キタブラ「私がテイオーさんを守っていれば…」

サトダイ「…私だってマックイーンさんを…」

キタブラ「…ダイヤちゃん。行こう」

サトダイ「えっ…どこに?」

キタブラ「テイオーさんを助けに行く」

サトダイ「ダメだよ!場所も分からないのに探すなんて…!」

サトダイ「まだサトノグループの情報を使ってもマックイーンさんの行方もしれないのに…今探しても…」

キタブラ「でもどうしたら…」

サトダイ「…なら人を頼ろう」

キタブラ「ひと…」

サトダイ「…あの人たちに…早く行くよ」

キタブラ「ま…待って!」

 

←……To be continued




キタサンブラックとサトノダイヤモンドが頼ろうとしている人は誰だ…。次回からはほのぼのが続きます。暫くシリアスは放置で…。次回もお楽しみに!


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#16 ー大食ー

トレセン学園に帰されたエアグルーヴの話により提督が調査を開始。一方鎮守府では…


ー横須賀鎮守府ー

テイオー「うーん…一応部屋は見たけどさ…」

マックイーン「綺麗でしたわね…」

ルドルフ「…本当に何を考えているんだ…」

スペ「あ、ここはご飯も美味しいんですよ」

マックイーン「…! デザートはありますの!」

スズカ「はい、ありましたよ」

マックイーン「楽しみですわ!」↑絶好調

テイオー(これ…また太るね…)

ルドルフ(テイオー…言ってやるな…)

スペ「…ん?これは?」

 

『鎮守府大食い大会!参加者受付中!』

 

スペ「大食い大会?」

スズカ「どうやら定期的に開いてるみたいね…」

ルドルフ「こっちにもあるのか…向こうでは終始オグリキャップが圧倒してたがな…」

 

ートレセン学園ー

オグリ「ん?タマ、なにか呼んだか?」←大盛りご飯

タマ「何も呼んでへんで?」

オグリ「今誰かに呼ばれた気がした」

タマ「それ、ただの聞き間違えやろ」

 

ー横須賀鎮守府ー

テイオー「ねぇ、スペちゃん参加してみない?景品もあるらしいしさ」

スペ「えぇ…いいんですかね…」

マックイーン「一応ここに住ませて頂いてますし、あの人(赤城)からも差別はしないと言ってますので大丈夫かと」

スペ「…なら…」

 

ー食堂ー

青葉「大食い大会、参加受付中です!」

スペ「あの…私もいいですか?」

青葉「あ、大丈夫ですよ。赤城さんからそう言われてます」

スペ「参加者は…」

 

ー参加者ー

赤城(前回チャンピオン)

加賀

大和

長門

アイオワ

ビスマルク

 

スペ「海外の人も?」

青葉「はい、日本だけじゃなくて海外の艦娘もいますよ。あと…結構量がありますけど…」

スペ「あ、大丈夫です」

 

※馬は人間の3倍飯を食べる。この事から戦場の輸送には馬車限界と言うものがある(馬車限界とは、輸送部隊が自分達で飯を食い尽くしてしまう限界の距離のこと)。

 

ー5分後ー

青葉「さあ、始まりました!鎮守府大食い大会!出場者はこの人達です!」

赤城「赤城です」ニコッ

加賀「加賀です」

大和「大和です」ニコッ

長門「長門だ」

アイオワ「アイオワデース!」

ビスマルク「ビスマルクよ」

スペ「す…スペシャルウィークです!」

青葉「今回、ウマ娘の参加と言う異色の大会となりました!今回のメニューは…妖精さん特製ラーメン、赤城盛りです!人間でも食べれますから安心してください」

青葉「優勝者には間宮さんからスイーツ食べ放題券が与えられます!」

マックイーン「す…スイーツ食べ放題ですって!」

テイオー「スペちゃん頑張れ!」

青葉「それでは始めましょう!勝負開始!」

 

『いただきま~す!』

 

※安価を取ります。

勝敗は?>>160

(1番初めに食べ終わった艦娘、ウマ娘を書いてください)

 

赤城(いつも食べているペースで食べれば大丈夫です)ズズズ…!

加賀(ひとつ気になるのが…)

大和(あの子ですね…)

スペ「うわあぁ…いただきます!」ズルズル…

スペ「ん~♪豚骨の味が染みていて、それが固めの麺に絡まって絶妙な味を出してます…このチャーシューもとても味がしみていて美味しいです~♪」←得意な事、臨場感のある食リポ

テイオー「スペちゃん!これテレビの食リポじゃないよ~!」

長門(あの食リポするぐらいの余裕…)ズズズ…

アイオワ(底がしれないワネ…)

ビスマルク(ウマ娘かなんだか分かんないけど…この勝負貰ったわ!)ズズズ…!

スペ「♪~」クルッ!

赤城(!…天地返し!麺が伸びないようにする為のテクニックですか…!)※うまよん参照

赤城(私も負けてられませんね…!)ズズズ…

 

ー30分後ー

加賀「ぐっ…麺が…」

長門(これは低下水率の麺…時間がながければ長くなるほど麺が伸びる…)

大和「麺が重い…」

 

青葉「おおっと!ここでペースが落ちてきたか?!」

 

アイオワ(アカギはいいとして…)

ビスマルク(あの子はなんなのよ…)

スペ「♪~」ズルズル…!←ボテ腹(食いしん坊)

赤城(あんなお腹でよく食べられますね…!妊婦位ありますよ…!)

赤城(クッ…また慢心してしまいましたか…)

 

青葉「おおっと!ここでスペシャルウィークが追い上げをみせた!!ラストスパート!」

 

テイオー「あと少しだよ!」

スズカ「スペちゃん頑張って!」

マックイーン「凄いですわね…」

スペ「…ふぅ…ご馳走様でした!」(全身全霊)

赤城「えっ?!」←あと少し

加賀「まだあるのに…」←赤城より少し多い

長門「くっ…」←あと4分の1以下

アイオワ「…完敗ネ…」←長門より少し少ない

ビスマルク「…負けたわ…」←長門より少し多い

大和「…流石ですね…」←赤城と同じ

 

青葉「優勝者は…!スペシャルウィークさんです!」

 

スペ「へへへ…勝っちゃいました…」←ボテ腹

スズカ「スペちゃんすごいお腹…」

テイオー「やったね!」

ルドルフ「流石だな、スペシャルウィーク」

マックイーン「見てるだけでお腹が脹れましたわ…」

赤城「…スペシャルウィークさん、優勝おめでとうございます」

スペ「ありがとうございます!」

赤城「流石ウマ娘ですね」ニコッ

 

※安価を取ります。

感情の変化をお願いします>>170

(感情が決まってない艦娘は皆さんのご想像で設定してもらっても構いません。嫁艦の目安も出しておきます。感情の変化の上下、または変動なしをお願いします

 

赤城「もし、今度よろしければ食事巡りしませんか?」温和

スペ「はい!」

アイオワ「You、凄いわね!」

スペ「あ…ありがとうございます」

アイオワ「私はIowa Class nameship Iowa。Americaから来た艦娘よ。よろしくね」温和

スペ(アメリカ…タイキ先輩やエルちゃんみたいな人かな…)

アイオワ「これからもよろしくね♪」

大和「…完敗です…」

大和「…私はやはりあなた達を見くびってたようですね…その真剣な姿に私は考えを改めました」

大和「…今までごめんなさい…。もし…良ければ今度お食事に誘いますので良ければ来てください」普通→温和

スペ「はい!もちろんです!」

大和「…!」パァァ…!

加賀「…やるわね…」普通

長門「次はこうは行かないぞ…」普通

ビスマルク「…」普通

 

ー大会終了ー

 

スペ「なんか色々な人と仲良くなれました」

スズカ「…そうね」

スズカ「スペちゃん、私少し外に散歩に行ってくるわ」

スペ「はい、気をつけてくださいね」

 

ー外ー

スズカ「…綺麗な空…」

スズカ「…!」

曙「…あ…」

霞「…あんた…」

満潮「…」

スズカ「…」

 

スッ…

 

スズカ「…」

曙「…待ちなさいよ」

スズカ「…何?」

霞「…あんた達のこと、私たちは認めてないから」

スズカ「…そう」

満潮「あんた、走りが早いそうね」

スズカ「ええ、あなた達よりは」

曙「そんなに言うなら勝負しましょう。距離は1600m」

スズカ「…」

霞「私達が選んでくる艦娘に勝つ、簡単でしょ」

スズカ「…分かったわ。その挑戦、受けるわ」

曙「勝った方が負けた方になんでも命令を聞かせるってどうかしら」

スズカ「…ええ」

満潮「せいぜい吠えずらかかないでよね」

スズカ「…」

 

ー東京、とあるバーー

 

カランカラン…

 

情報屋「…よぉ、久しぶりだな」

提督「…まずは1杯奢る…からだろ」

情報屋「わかってるな」ククク…

提督「こいつに響21年、ロックで」

 

トクトクトク…

 

情報屋「…で、話って?」カラン…

提督「この5人の行方を探して欲しい」←スペなど5人のウマ娘

情報屋「…ウマ娘か…全員有名だな。あんたの担当じゃねぇ奴もいるが」

提督「…急いでくれ。出来るか」スッ…←金

情報屋「ああ、任しておいてくれ。ご馳走様」

提督「…さて…俺もやるか」グビッ…

 

←……To be continued




次回もほのぼの回。次はサイレンススズカです。次回もお楽しみに!


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#17 ー競走ー

艦娘との大食い対決に勝利したスペシャルウィーク。一方提督もウマ娘に内密に動き出す。


ー翌日ー

スズカ「…」←勝負服

曙「…待たせたわね」

スズカ「…準備は大丈夫よ」

霞「相手を紹介するわよ」

タシュケント「Привет 嚮導駆逐艦、タシュケントだよ」

島風「島風です!かけっこしたいの?」

満潮「あと私達も走るわよ」

曙「さあ…始めましょうか」

吹雪「…スズカさん、ごめんなさい…ご迷惑をかけてしまって…」

スズカ「…吹雪さん、このような舞台を設けてくれてありがとうございます」

スズカ「…始めましょうか」

 

※安価を取ります。

勝敗は?>>176

1 スズカの勝ち

2 艦娘の誰かの勝ち(名前をお願いします)

※ちなみに1600mは競馬のマイル距離に当たり、スズカの得意な距離です。

 

曙「ふん…すぐに負かせてあげる」

スズカ「…」←目を閉じた

霞「…」

タシュケント「さあ…やるからには本気を出すよ」

吹雪「いくよ…」←流石にゲートはないし、ピストルはやばいので音声でスタートすることに

 

Lady… ピー!

 

スズカ「!」ダッ!

曙「負けないわよ!」

霞「あいつ…飛ばしてない?」

タシュケント「スナミナ切れになっても知らないよ!」

島風「早い~!でも負けないよ~!」ダッ!

満潮「作戦かそれとも何も考えないか分からないけど…勝たせてもらうわ!」ダッ!

 

ー500m地点ー

スズカ「…」ダッ!

曙(あの走りも後半になれば絶対に落ちる…)

タシュケント(ならそこを狙う!)

 

順位(←1位)

スズカ、タシュケント、島風、曙、霞、満潮

 

ー1000m地点ー

スズカ「…」ハァ…ハァ…

満潮「少し落ちてきたわね…」

島風「フフフ…さっさと抜いて上げるんだから!」

霞「ふふ…終わりよ」

 

順位

先程と同じ

 

ー1200m付近ー

スズカ「…」

タシュケント(もう少しで追い付く…)

スズカ(私の走りを…トレーナーさんは信じてくれた…怪我をしてもサポートしてくれた…なら…)

スズカ(私の走りをただするだけ…!この勝負…負けたくない!)

スズカ(潮風…自分の鼓動…相手の呼吸…全て分かる…)

スズカ(先頭の景色は…)

スズカ「譲りたくない…!」ダッ!←先頭の景色は譲らない

タシュケント「えっ?!」

タシュケント(加速した…!負けてたまるか…!)

スズカ「はぁぁぁぁ!」ダダダ!

タシュケント「うぉぉぉ!」ダダダ!

 

 

吹雪「さ…サイレンススズカさんの勝利です!」

吹雪(これが…異次元の逃亡者…)

スズカ「…」

スズカ(気持ちいい…吹き抜ける風…陽の光…全部…私のモノ…)←勝利ポーズ

タシュケント「…負けた…」ハァ…ハァ…

曙「嘘でしょ…」

霞「…追いつけなかった…」

島風「は…早い…」

 

ザッザッ…

 

スズカ「…約束は覚えてるわね」

曙「…好きにしなさいよ。命令した事は何でもするわよ」

霞「…くっ…」

満潮「…」

 

※安価を取ります。

命令は?>>180

(なんでも構いません)

 

スズカ「…じゃあ…その口癖を治しましょうか」

霞「…口癖…?」

スズカ「トレーナーさんのことを罵倒する様な口癖を治しましょう。吹雪さん、もし治らなかったら注意してあげてくださいね」

吹雪「分かりました」

曙「…分かったわよ」

満潮「…ふん…」

霞「なんでクズにクズって…」

吹雪「霞ちゃん?」

霞「くっ…」

スズカ「…これで少しはトレーナーさんに対する悪口が無くなればいいけど…」

吹雪「私の方でも注意するので大丈夫ですよ」

スズカ「ありがとう」

スズカ(そういえば…タイキとかはどう過ごしてるのかしら…)

 

ートレセン学園ー

ゴルシ「…なぁ、つまんねぇ」

ウオッカ「俺に言うのかよ…」

ダスカ「…広くなったわね…」

ウオッカ「あいつどうしてるんだ?」

ダスカ「さあ、あいつのことだから何もしてないんじゃないかしら」

 

ー?ー

提督「…分かったか?」

情報屋「ああ、見つけた。だが…」

提督「構わん。話してくれ」

情報屋「…あんたの所だ」

提督「…やはりな。十中八九そうだと思った」

情報屋「結構苦労したぜ。妨害電波が飛んでてな」スッ…

提督「…ありがとう」スッ…

情報屋「じゃ…」

提督「…あいつら…。仕方ねぇ…作戦でも考えるか」スタスタ…

 

←……To be continued




次回はトレセン学園。スピカと学園の様子です。次回もお楽しみに!


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第2章 ー捜索ー
#18 ー加入ー


曙達との賭けに勝ったサイレンススズカ。一方提督はウマ娘の居所を掴んだが…。


ートレセン学園ー

グルーブ「…」ゴホゴホ…

グルーブ「くっ…女帝である私が寝込むとは…」

グルーブ(何とかブライアンに仕事を任せたが…)

マルゼン『ねえ、ブライアン見てないかしら?』

グルーブ(サボってどこかに行く始末…!)

グルーブ(あいつは会長達のことを任せろと言っていたが一体…)ドタバタ…!

ダスカ「大変です!カワカミプリンセスさんが校舎に大穴を開けました!」

マルゼン「さっきライスちゃんがお釜をひっくり返しちゃったわ!」

ドーベル「ブルボンさんが火災報知器を触ったら鳴り響いて学校中が混乱してます!」

ファルコ「バクシンオーちゃんがなにか騒いでたけど…」

グルーブ(頼む…これ以上仕事を増やさないでくれ…)↓絶不調

グルーブ「会長…早く帰ってきてください…」シクシク…(同情するぞ…by作者)

 

(出して欲しいウマ娘がいたらコメント欄でどうぞ!)

 

ー食堂ー

オグリ「…」パクパク…

山盛りの皿「」

タマ「…なあ、ひとつええか?」

オグリ「…ゴクン…なんだタマ?」

タマ「なんでそんなに食うねん!もう食料庫の食材が無くなったんやで!」

 

ー食料庫ー

「」ガラーン…

 

ー食堂ー

オグリ「…済まない、会長が誘拐されたと聞いて不安でお腹が空いて…」

タマ「どうなっとるねん、あんたの腹は!」

クリーク「あらあら~いっぱい食べてえらいえらい~」

タマ「クリーク!こいつ食料庫の飯全て食いおってんで!」

クリーク「あら~…いっぱい食べる子は良く育つからね~」

イナリ「…どうするんですか…これ…」

ユキノ「どうするにも…食料がすっからかんだべ…」

タマ「…うち、食材買ってくるわ…。エアグルーヴに申し訳ないわ…」ハァ…

 

ースピカ部室ー

ゴルシ「よ~し!これから山に宝探しに行くぞ~!」

ダスカ「…ねぇ、あいつどこに行ったのかしら?」

ウオッカ「…分からねぇ、社宅には戻ってるらしいが…」

ゴルシ「なんだなんだ?あいつなら学園の外に行ったぞ」

ダスカ「もう少し情報が欲しいわね…」

 

コンコン…

 

ウオッカ「…ん?誰だ?」ガチャ…

キタブラ「…あの」

サトダイ「マックイーンさんたちの捜索に私達も協力してもいいですか?」

ウオッカ「ん…でもトレーナーに任せろって言われてるしな…」

キタブラ「…私達、テイオーさん達が追いかけている所を見たんです。犯人らしき女性を…」

ダスカ「! 詳しく教えて!」

サトダイ「はい」

 

ー事情説明ー

キタブラ「…あの後テイオーさんを追いかけて行ったらテイオーさんのお守りが…」←テイオーの御守り(キタサンブラック作)

サトダイ「おそらくマックイーンさんもいたので誰かに連れ去られたんだと思います…!私達があの時…」

ダスカ「…あなた達の責任じゃないわ」

キタブラ「だから…私達もテイオーさん達を探したいんです!お願いします!」

サトダイ「お願いします!」

ウオッカ「…どうするんだ?」

ゴルシ「良くね?人足りないし」

ダスカ「…ちょっと…」

ゴルシ「テイオーと言うお宝はかなり危険に守られてるぞ。それでもやるか?」

キタブラ「はい!」

サトダイ「なんだってやります!」

ゴルシ「よ~し!ならまずはうちのトレーナーを尾けてくれ」

 

キタサンブラックとサトノダイヤモンドが仲間に入った!

 

キタブラ「…えっ?」

 

ー翌日ー

提督「…行くか」

サトダイ「…見つけたよ」

ゴルシ『そのままバレないようにつけてくれよな』

キタブラ「…わかってます」スタスタ…

尾行開始!

 

←……To be continued




次回は提督尾行編。いよいよウマ娘の反撃が始まる…。次回もお楽しみに!


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#19 ー監視ー

キタサンブラックはゴールドシップの命令で提督の尾行に向かう。


提督「…」スタスタ…

キタブラ「追いかけるよ」スタスタ…

サトダイ「見失わないように…」スタスタ…

提督「…」スタスタ…←左折

キタブラ「…!曲がったよ」

サトダイ「急いで追いかけなきゃ…!」タタタ…

キタブラ「ええと…確かの辺に…あいた?!」ゴチン

サトダイ「大丈夫?…って…」

提督「…君達、何してる?」

サトダイ「え…ええとそれはこっちに用事があるからです!」

提督「この先ホテル街だけど?」

キタブラ「え…そ…それは…」

提督「…そのイヤホンを貸してくれ」

キタブラ「えっ…これは駄目…あっ!」←イヤホン取られた

提督「…ゴルシだろ、こんな事するのは。分かってるぞ」

ゴルシ『バレちまったか。なあ、そろそろ教えてくれよ』

提督「ダメだ。これは命に関わるかもしれないことだ。これ以上探らない方が身のためだ。もう俺の捜査に関わるな」

提督「という事だから、お前たちは帰れ」

キタブラ「…だけど…」

提督「駄目だ!」

サトダイ「はい…」

 

スタスタ…

 

提督「…時間食ったな…早く行こう」

 

ートレセン学園ー

ゴルシ「やっぱり失敗したか…」

キタブラ「すいません…」

ウオッカ「あいつ、勘だけは鋭いんだよな」

ダスカ「で…どうするの?」

ゴルシ「…こうなったらこれしかないだろ!」

サトダイ「いいアイデアがあるんですか!」

ゴルシ「ああ!」

 

※安価を取ります。

アイデアは?>>195

(尾行以外でお願いします)

 

ゴルシ「たった一つだけ策はある!それはよ~…」ゴソゴソ…←スマホ

ウオッカ「それは…?」

ゴルシ「じゃーん!どこでもマックちゃん!」

ダスカ「…それ、ただのスマホじゃ…」

ゴルシ「おう、あたしのスマホ」

キタブラ「それがなにか…」

ゴルシ「いや~地球の化学って進んでるな~。ゴルシ星ほどではないけどな」

サトダイ「一体なんですか?」

ゴルシ「お前ら、LINE登録してるか?」

ダスカ「チームのやつにあったはずよ」

ゴルシ「おう、じゃサクサクっと登録しちまうぜ」

 

ー2分後ー

ゴルシ「LINE登録したら、このアプリを開くと…」

ゴルシ「みんなの位置が1発で分かんだよ!」(実際にあるアプリでもできます)

ウオッカ「うおぉ!すげぇ!」

ダスカ「で、トレーナーは?」

ゴルシ「ここだな。で、マックちゃんが…ん?」

ゴルシ「…なんか神奈川の辺にいることは分かるんだが…詳細な場所が分からないな…」※鎮守府設置の妨害電波のため

キタブラ「ならテイオーさん達も!」

ゴルシ「そこにいる可能性が高いな」

ゴルシ「でよ…どうする?これからマックちゃんのとこに行くか、トレーナーの所にカチコミ行くか…どっちがいい?」

 

※安価を取ります。

どっちにする?>>195

1 提督の元へ

2 マックイーンたちの元へ

 

キタブラ「それならテイオーさん達のところに行きましょう!」

サトダイ「きっと怖い思いをしてると思います!」

ダスカ「…そうね、犯人ボコボコにして助けましょうか」

ウオッカ「トレーナーに相談しねぇのか?」

ダスカ「あいつに相談したら反対するわよ。だから黙っていくわよ」

ゴルシ「よ~し!なら明日から神奈川へ行くぞ~!」

 

ー提督sideー

提督「…消えたか?」

提督(まだ居た…)

艦娘「…」←尾行中

艦娘「…」

提督(…急につけ始めてきたか。赤城達の仕業だな)

提督(…仕方ない。予定変更だ)

 

提督「…」スタスタ…

艦娘「…」スタスタ…

提督「…」ダッ!

艦娘「!」ダダダ!

提督「…」←曲がり角を曲がった

艦娘「…!」

 

角「」

 

艦娘「巻かれた…」

艦娘「探すぞ!」

 

ー提督sideー

提督「…いないな」

提督「…さて…情報を貰いに行こう…」スタスタ…

 

←……To be continued




尾行の艦娘は後々登場。次回はトウカイテイオーとある艦娘の話。次回もお楽しみに!


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#20 ー茶会ー

スペシャルウィーク達救出に動き出すゴールドシップ達。その頃トウカイテイオーは…。


ー横須賀鎮守府ー

テイオー「はちみ~はちみ~はちみ~」

テイオー(結局部屋も綺麗だし、ご飯も美味しいし…そこまで悪い気はしないけど…)

テイオー(トレーナーは助けに来てくれるかな?白馬の王子みたいに…!)

テイオー「なんかスペちゃんは大っきい長髪の人(大和)に誘われてるし、スズカは外走ってるし、マックイーンはどこか行ったし…カイチョーもなんか艦娘と話してるようだし何しようかな~」

?「あ…あの…」

テイオー「ん?」

 

※安価を取ります。

艦娘は誰?>>199

(単数、複数でも構いません。白露型駆逐艦に限ります)

 

海風「あの…トウカイテイオーさんですか?」温和

山風「…」疑念

江風「うおぉ!かっけぇ!」温和

テイオー「本当?!」

江風「おう!ここの白い毛とかな!」キラキラ…

テイオー「ニシシ…!僕をもっと褒めるがいいぞよ♪」

山風(…パパ(提督)を奪った人…許さない…)ゴゴゴ…

海風「あの…もしよろしければお茶しませんか?私達の姉妹と一緒に」

テイオー「いいの?」

海風「はい、私も仲良くなりたいですし」

テイオー「じゃあお邪魔しようかな~♪」

海風「はい、こちらです」

 

ー白露型の部屋ー

テイオー「お邪魔しま~す」

白露「おかえり…ええとその子って…」普通

時雨「トウカイテイオー…だっけ?」疑念

村雨「…」疑念

夕立「ポ~イ?」普通

春雨「ええと…お茶は足りますかね…」普通

五月雨「あ…あの!こんにちは。私、五月雨って言います!よしくお願い…うわぁっ?!」ガシャーン! 温和

涼風「おいおい…大丈夫か?」普通

テイオー「あれ…?歓迎されてない感じ?」

海風「だ…大丈夫ですよ…。席に座ってください」

 

ー5分後ー

春雨「今日はケーキを焼いてみました」←チョコレートケーキ

白露「うわぁ!美味しそう!私がいっちばーんに食べるよ」

村雨「ダメよ。ちゃんと分けないと」

テイオー(…いっちばーんって…スカレットみたいだな…)

山風「…美味しい…」モグモグ…

五月雨「あ…あの…!テイオーさんて…」

 

※安価を取ります。

話の話題は?>>207

(なんでも構いません)

 

五月雨「なんか前世の記憶とか持ってたりしませんか?私達みたいに」

テイオー「…記憶?」ウーン…

テイオー「…ごめん、思い浮かばないかな?」(あくまで魂を受け継ぐので記憶は受け継がない…と思ってます。ゲームで歴史が変えられてしまうため)

五月雨「…そうですか…」

テイオー「その…記憶ってどんなの?」

海風「はい…いわゆる『戦争』の記憶です。昔の船員、戦う仲間、そして…沈んでく瞬間…これらを私たちは今でも持ってます」

テイオー「…なんかごめん」

テイオー「そ…そうだ!なにか楽しいお話しようよ!」

時雨「…楽しい…ね…」

夕立「なら…なんで提督さんを好きになったっぽい?」

テイオー「それはね…僕の怪我を治してくれてもう一度走らせてくれたからだよ」

村雨「走らせてくれた?」

テイオー「うん、僕達ウマ娘にとって骨折は命に関わる怪我…僕はこれまで3回も骨折をして三冠ウマ娘に離れなかった…」

白露「…」

テイオー「医者からももう復帰は難しいと言われた。同じころ、マックイーンやスズカも怪我をしてて前のトレーナーは心労の為にやめてしまった…」

テイオー「僕たちに言われたことは『走れないウマ娘』『スピカの時代は終わった』…そんな言葉だった…」

江風「…酷すぎるぜ」

テイオー「…だけどある日…トレーナーがやってきた」

 

←……To be continued




次回は過去回想。どうしてスピカに提督が来たか…。そしてどうやってテイオーがもう一度走れるようになったかです。次回もお楽しみに!


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#21 ー理由ー

茶会にテイオーを誘った白露型。テイオーに提督がトレーナーに着くことになった経緯を探る。


ー2ヶ月前、スピカ部室ー

テイオー「…」←骨折

マックイーン「…」←靭帯炎

スズカ「…」←骨折

ゴルシ「…」ガチャガチャ…←ルービックキューブ

ダスカ「…どうするのよこれ…」

ウオッカ「…チーム全体が暗いぜ…」

スペ「スズカさん…大丈夫ですか…」

スズカ「…ええ…でも…もう走れない…」

マックイーン「…主治医でも直せないとなると…」

テイオー「…もう…走れない…のかな…」

 

スタスタ…

 

ゴルシ「…ん?」

 

ガチャ!

 

提督「…ここがチームスピカの部室か」

 

僕達は驚いた。訳の分からない男の人が何かを持ってきて部屋に入ってきたからだ。

 

ゴルシ「おおん?なんだてめぇ?」

提督「理事長に頼まれてここに来たトレーナーだ」

ウオッカ「少なくとも俺は今まで見た事ねぇぞ」

提督「ああ、今日来たからな」

ダスカ「き…今日?!」

 

今日来たばかりのトレーナーにチームを任せるなんてと学校を疑ったよ。

 

提督「…なるほど…3人が怪我か…」

ゴルシ「ああん?お前舐めてんの?」

提督「舐めてはない」

スペ「スズカさん達はどんなに辛い思いでこの学校に…」

スズカ「…スペちゃん、ダメよ」

スペ「でも…」

提督「話は聞いた。骨折が2人、靭帯炎が1人。それもかなり走るのが難しいらしいと」

ダスカ「それが何なのよ!」

提督「…もう一度、走りたいか?」

スズカ「…!」

マックイーン「走りたいですわ!」

テイオー「僕だって走りたい!」

提督「…気合いは十分、あとは体だな」←バケツ

スペ「あ…あのなんですかそれ…」

提督「お前らを治す薬」

ウオッカ「そんなので傷が治るのかよ」

提督「分からん。だが、やらない事には変わりはない。全員、患部を見せてくれ」

 

ー5分後ー

提督(艦娘に使うものだが…多少薄めてある。これをぶっかける訳にはいかないが、タオルに当てて塗り込むだけでも効果はあるはずだ)

提督(なんせ欠損した腕が戻るんだからな…。聞いたところではこれを使って拷問する狂気のやつもいるらしい)

テイオー「…どうしたの?」

提督「ああ、すぐやるよ」

テイオー「…冷た」

提督「…」塗り塗り…

 

ー5分後ー

提督「…そろそろかな。立ってみてくれ」

ゴルシ「おめぇ馬鹿じゃねぇのか!」

ウオッカ「ただでさえ骨折してるのに…!」

提督「いいから」

テイオー「う…うん…」スッ…

テイオー「…! 痛くない…!それに…普通に歩ける…!」タタタ…

提督(成功のようだな)

マックイーン「ど…どうなってますの?!」

テイオー「やった…もう1回ステップが踏めるよ!」タッタッタッ…!

ダスカ「えっ?!えっ?!」

提督「少し特殊な薬を塗りこんだ。一応治ってはいるが動かさないようにな」

マックイーン「わ…私にもお願いします!」

スズカ「…お願いします」

 

ー10分後ー

マックイーン「し…信じられませんわ…」ポロポロ…

スズカ「また…走れるのね…」

ウオッカ「あんたは一体…」

提督「…新しいトレーナーだよ」

 

それが僕とトレーナーの出会いだったんだ。

 

ー鎮守府ー

テイオー「どうかな?」

時雨(バケツって…)

村雨(高速修復材の事ね…でも在庫は確かにそのままだったはずだけど…)

海風(でも本人が証言してるのを聞く限り間違いなく高速修復材…でもどうやって手に入れたの?)

テイオー「あれ?どうしたの?」

時雨「な…なんでもないよ」

テイオー「でねでね…」

白露「…質問があるんだけど…」

 

※安価を取ります。

何を質問する?>>210

(なんでも構いません)

 

白露「提督はなんでそっちに行ったの?」

テイオー「え?僕知らないよ。そんな事聞いたことないし」

時雨「だよね」

村雨(…怪我を治しただけでここまで懐くかな?)

時雨(いや…それは絶対にないね)

夕立(ぽい?)

テイオー「でねでね~♪」

海風(ここまで懐くのも凄いですよね…)

村雨(おそらくなにかやってる事は間違いないわね…)

テイオー「ん~?どうしたの?」

白露「な…なんでもないよ」

テイオー「…じゃあさ…僕から質問させてよ」

 

※安価を取ります。

質問は?>>213

(これで最後にしようと思います)

 

テイオー「…なんで君たちはそんなにトレーナーを必要とするの?」

白露「…教えてあげる」

村雨「私達艦娘は戦うことが存在意義よ」

テイオー「戦うことが意義?」

時雨「君たちが走るのが存在意義のように僕達は戦うことで存在してる価値がある」

白露「でもね、戦争が終わってもまだ戦いは続くかもしれない」

テイオー「戦いが…続く?」

夕立「いつかはわからないけど今度は味方同士と戦うことになるぽい」

テイオー「味方同士?」

春雨「そうです私達日本の艦娘達と今と仲良くしている海外艦娘と国との戦いがあるかもしれません」

江風「それがうちら、戦うことしか評価得られないたよ」

五月雨「でもそれでもいいです」

テイオー「それでもいい?」

山風「私達が活動して君たちお馬さん平和でレースしてくれば私達はそれでも嬉しい」

時雨「…僕達はいつ死ぬかも分からない…冷たい海の中に1人静かに沈んでいく…それがどれだけ怖く、寂しいものか…想像出来る?」

テイオー「…」

海風「ですからいつか沈んでもおかしくないように日常生活を楽しんでるです」

テイオー(…この子達は確かに命を張ってる…僕と比べられないくらいに…だけど僕は…)

テイオー「…君たちがトレーナーが必要なことはわかったよ。だけど…」

テイオー「僕だってカイチョーに追いつきたい。三冠ウマ娘も無敗のウマ娘も出来なかったけど…でも僕はいつかあの場所に着きたい。その為にトレーナーが必要なんだ!」

時雨「…やっぱり君たちとは相容れないね」

テイオー「…」

時雨「でも、君達の覚悟はわかったよ」

テイオー「…お茶、ありがとうね」スタスタ… バタン

白露「…ねぇ、この事赤城さんたちに相談した方がいいかな?」

村雨「ええ、しましょうか」

海風「…テイオーさん」

 

ー提督sideー

提督「…さて…どうやってあいつらを誘い出すかだが…」

提督(こっちが向かっても八門金鎖の罠がある。無理だな)

提督(…孫子曰く『故に其の道を迂にして、これを誘うに利を以てし、人に後れて発して人に先んじて至る。これ迂直の計を知る者なり』)

提督(あいつらを誘い出せればな…だが協力者が必要だ)

提督(…ゴルシ達に協力してもらえればあるいは…)

 

←……To be continued




次回はマックイーン編。マックイーン編が終わったらゴルシ達に戻します。次回もお楽しみに!


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#22 ー出発ー

テイオーと白露型の茶会が終わった。一方マックイーンの方は…


ー甘味処、間宮ー

ショーウィンドウ「」

マックイーン「…」ジー…

マックイーン(ここのスイーツ美味しそうですわね…学園でも見たことがないスイーツが並んでますわ…少しなら食べても…けど…食べたら…)(¬_¬)

マックイーン(しかしここで逃しては…)ウーン…

?「…誰かいるね」

?2「ウマ娘の…マックイーンだっけ?」

?「話しかけてみない?」

 

※安価を取ります。

誰?>>216

(2人です)

 

マックイーン「…決めましたわ。ここは…」

鈴谷「マックっちじゃん。チィーッス!」

マックイーン「?! なんなんですの!あなた達は!」バッ!

最上「ダメだよ鈴谷…そんな呼び方しちゃ…」

マックイーン「あ…あなた方はなんですの…」

鈴谷「私、最上型重巡3番艦鈴谷、よろしくね」

最上「同じく1番艦の最上さ」

マックイーン「…」←警戒

鈴谷「大丈夫だって…取って食ったりしないからさ」

最上「いや…それ凄く危ない説明なんだけど…」

マックイーン「…」

最上「あ、そういえばマックイーンさんってさ、聞いたんだけどスイーツが好きなんだって?」

マックイーン「なっ…?!」

鈴谷「へぇ~、まあ、確かにショーウィンドウずっと見てたぐらいだしね〜」

マックイーン「み…見てましたの?!忘れてくださいまし!」

最上「ははは…ごめんごめん…。お詫びに良ければお茶をご馳走したいんだけどどうかな?ちょうど君たちが好きそうなスイーツを作ってね、ぜひ食べて欲しいんだけど…」

マックイーン「す…スイーツですって!」

鈴谷「うお、凄い食いつき…」

マックイーン「是非案内してくださいまし!」

鈴谷(…この子…もしかしてウマ娘の中で1番ちょろいんじゃ…)

最上(言っちゃダメだよ…)

 

ー最上型の部屋ー

鈴谷「たっだいまー」ガチャ!

熊野「おかえりなさいまし…あら?」

三隈「あらあら…あなたはウマ娘の…メグロマックイーンでしたかしら?」

マックイーン「メジロマックイーンですわ!1文字違いますわよ!」

三隈「冗談ですわ」

鈴谷「でさ…作ったやつ切り分けてくれない?」

熊野「もう切ってありますわ」

三隈「お茶も用意してありますわ」←ティーポット

マックイーン「…これは?」

鈴谷「人参のパウンドケーキだけど…」

マックイーン(毒とか入ってませんわよね…)

鈴谷「じゃあいただきます!」パクッ!

マックイーン「…」パクッ…

マックイーン「…!」

マックイーン「お…美味しいですわ!」パクパク!

最上「良かった~」

マックイーン「これ、どうやって作ってらっしゃるか教えてくださいまし!」パクパクですわ!

 

三隈「ええとですね…まずは…」

 

ー説明中ー

 

マックイーン「これ…お砂糖が入っていらっしゃらないんですね…」

鈴谷「完熟したバナナ入れたからね。糖度高いし代用できるよ」

マックイーン「なるほど…今度、使用人に作らせてみますわ」

最上「じゃあさ…少しお話してもいいかな?」

マックイーン「もちろんですわ」

 

※安価を取ります。

話題は?>>224

(原作でもマックイーンがチョロいのはお察しの通り…)

 

最上「ウマ娘って、前世の記憶とかあるの?」

マックイーン「前世の記憶…そんなものは聞いたことありませんわね…」※あくまで魂を受け継いでるだけなので

三隈「そちらの学校ではどのような生活を?」

マックイーン「そうですわね… 勉強はもちろん、レースに出るためのトレーニング、休みの日にはお出かけとかもしますわ」

鈴谷「お出かけ…って提督と一緒に?」

マックイーン「ええ、例えば…」

 

※安価を取ります。

どこに行った?>>230

(どこでも大丈夫です)

 

マックイーン「スイーツ巡りをしたり、野球観戦をしたり…」

鈴谷「野球観戦?」

マックイーン「実は…ユタカが好きで…」

熊野「野球観戦ですの…面白そうですわね」

マックイーン「興味がありますの?」

熊野「ぜひ見てみたいですわ!」

マックイーン「なら今度一緒に…」

三隈「あの…あなた達のチームってどんな人がいますの?」

マックイーン「そうですわね…スペシャルウィークさん、サイレンススズカさん、テイオー、ウオッカさん、ダイワスカーレットさん達もなかなか個性的なチームなのですが、特に1番個性的なのはゴールドシップさんですわね…」

最上(ゴールドシップ…赤城さんに言われたウマ娘の事か…)

 

赤城『何かウマ娘のことについて情報を聞き出してください。その中でもゴールドシップ…このウマ娘について詳しく聞いてください』

赤城『どうやらなかなか癖の強いウマ娘らしいので情報を集めたいのです』

 

最上(まあ…流石というか、慢心してない赤城さんだね)

マックイーン「なんというか…掴みどころがないというか…鰻やヘビみたいな性格ですわ…。ことある事にちょっかい出してきて…」

鈴谷(だけどすごい喋るね…)

マックイーン「そばにいると思えばいなく、近くにいないと思えば近くにいる油断ならない方ですわ」

三隈(忍者ですわ…)

マックイーン「それで…」

 

この後、マックイーンによるゴールドシップの説明はまだまだ続いていくのであった…。

 

ートレセン学園、正門ー

ゴルシ「よーし、準備は出来たな?」

ダスカ「勿論よ。着替えや準備はバッチリよ」

ウオッカ「それじゃあスペ先輩達を探しに行こうか」

キタブラ「テイオーさん、必ず助けます」

サトダイ「マックイーンさん…」

ゴルシ「よーしてなわけで…出発しんこ…」

?「どこに行くのですか?」

ゴルシ「んあ?なんだおめぇら?」

 

←……To be continued




次回、ゴルシ達を止めるウマ娘が登場。アニメでも活躍したあの2人組です。次回もお楽しみに!


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#23 ー同行ー

横須賀に出発しようとするゴールドシップ。その一行に立ちはだかったのは…。


ブルボン「…何をしてるんですか」

ライス「ま…マックイーンさん達を助けるって…」

ブルボン「なるほど、副会長から止めるように言われていますのであなた達を止めに来ました」

ゴルシ「止めるだ?このゴルシ様を止められると思ってんのか?止めるなら力づくです止めてみろ」

ブルボン「ステータス『戦闘モード』に移行、あなた達を止めます」

ライス「け…喧嘩はダメ…!」

ダスカ「ゴルシさんもダメですよ!」

サトダイ「…マックイーンさんたちは今でも怖い思いをしてると思います。だから私たちが危険を冒しても助けに行きたいと思ってるんです!」

キタブラ「テイオーさん達を助けに行かないと誰に行かないと誰が助けないといけないんです!このままだとテイオーさん達は…」

ブルボン「…どうしても行くのですか?」

ウオッカ「当たり前だ!俺らを止められると思うなよ!」

ライス「ど…どうしよう…」

ブルボン「…分かりました。そこまでの覚悟なら私も着いていきましょう」

ゴルシ「おう!あたしの奥義を…えっ?」

ブルボン「副会長から言伝を預かっております」

ブルボン「『お前達を止めてもどうせ行くのであろう。どうしても行くならば、場所をおしえてやろう。横須賀だ。だが、会長たちが捕まっているところは罠がある、くれぐれも気をつけて行け』と」

キタブラ「罠?」

ブルボン「私達が止めても、どうしても行くと言うなら私達が同行しろと」

ライス「ら…ライスも…」

ゴルシ「なんだ…お前達も行くのか」

ブルボン「ええ、私も同行しましょう」

ゴルシ「よーし!ならメンバーは揃ったな!それではそろそろ…出発進行~!」

 

ー横須賀鎮守府ー

スペ「スズカさん!赤城さん達が、お茶会に誘ってくれました!」

スズカ「あら、それは良かったわね」ニコッ

スペ「なんかウマ娘全員誘われてるらしいですけど…スズカさんは聞いてないのですか?」

スズカ「私は聞いてないわね…」

スペ「明日、ここに来て欲しいと言う事らしいです」←埠頭

スズカ「…なら、私も行こうかしら…(何があってもスペちゃんを守らないと…)」

 

ー翌日、埠頭ー

ルドルフ「しかし…なぜ呼び出したが気になるな…」

テイオー「まあまあ、誘われてるんだし乗ろうよ!」

マックイーン「それにしても皆さんいませんわね…」

スペ「吹雪さん達がここで待ってると…」

吹雪「皆さん~!ここです!」←船

スズカ「船?」

吹雪「今回は船でお茶会をするので乗ってください」

 

※ここの艦娘の設定…食事と補給は別(食事は艦娘の腹を満たす、補給は装備を治す)、駆逐艦、軽巡はお酒が飲めない(原作で飲めても)、艦娘は人を載せれない代わりに妖精さんを載せてる。船などの乗り物には乗れる(身長は普通の人と同じくらい)

 

スペ「うわぁ…!船でのお茶会なんて楽しみです!」

スズカ「スペちゃん?!」

テイオー「僕も行く~♪」

マックイーン「テイオー?!待ちなさい!」

ルドルフ(…何か裏がありそうだな…)スタスタ…

 

ー提督sideー

提督「…よし、作戦が出来た。早速ゴルシ達に…」

 

ー1時間後ー

提督「…居ない…なぜだ?部室に行ってみよう」

 

ー部室ー

提督「ここでもないのか…ん?」

 

『ようトレーナー!あたしは大冒険にいってくるぜ!じゃあな!!byゴルシちゃん』

 

提督「…まさか…」

提督「いやそんな訳ねぇ…あいつらには場所すら掴んでないはず…だがもしかしたら…」

提督「…外れてくれよ…!」バン!

 

←……To be continued




次回は船の茶会。これを開いた赤城の心の内は…次回もお楽しみに!


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#24 ー船遊ー

ゴルシ達がトレセン学園を出発しようとした所でミホノブルボンとライスシャワーが仲間になった。一方スペシャルウィーク達は…。


ー船の上ー

赤城「皆さん、良くいらっしゃいました。皆さんと仲を深めたいと思い、ここに招待しました」

ルドルフ「…親睦会の申し込み、感謝する」

赤城「間宮さんと鳳翔さん、護衛の艦娘も乗ってるので安心してください」

マックイーン「スイーツ!スイーツはありますの?!」

赤城「ありますよ、でもまずはお腹を満たしてからデザートにしましょうか」←料理

スペ「うわぁ…!美味しそうです!」

赤城「ぜひ味わって食べてくださいね」

 

ー鎮守府を出航して20分ほどー

赤城「加賀さん、様子はどうですか?」

加賀「今のところはいないわね」

赤城「そうですか、いつでも戦闘準備を怠らないでくださいね」

加賀「…赤城さんこそ慢心しないでくださいね」

 

ー食堂ー

スペ「この船ってなんの船なのですか?」

吹雪「これは司令官が、作戦の指揮を取るための船です。大きな作戦の時に乗るんですよ」

テイオー「トレーナーの服があるの?」

吹雪「ありますよ。これです」←軍服

テイオー「着てもいい?!」

吹雪「大丈夫だと思いますよ」

テイオー「やった~♪」

マックイーン「…そういえばトレーナーさんは軍人でしたのよね…何か武勇伝とかありますの?」

 

※安価を取ります。

提督の武勇伝は?>>244

(なんでも構いません)

 

吹雪「武勇伝…ですか…そうですね…私達が敵に捕まった時に単身でマシンガンをもって敵基地を壊滅させた事がありますよ」

 

ー数年前ー

吹雪「うぅ…」

レ級「さあ、お前達、情報を吐け」

赤城「誰があなた達なんかに…」

加賀「話しません…」

レ級「あそう…なら死んで…」ドタドタ…!

 

バタン!

 

提督「よお、深海棲艦共。今日がお前らの命日だ」←マシンガン(対深海棲艦用弾薬)

レ級「な…何?!」

提督「お前らの提督は死にました。お前らは調子に乗りすぎた。命乞いをしても無駄だ」←首

提督「地獄で俺の奴らに手を出したことを後悔してくださいね」ガチャ…

レ級「野郎…!ぶっ殺してや…」

提督「若いのに可哀想だな。命を散らして」ドガガガガガガガ…!!

レ級「ぎゃああああ?!」←ミンチ

艦娘「」ブルブル…

戦艦棲姫「や…やだ…助けて…」

提督「ダメだ、お前らは調子に乗りすぎた」ガチャ!

 

ドガガガガガガガ!!! おかーさーん!!

 

ー現在ー

吹雪「…正直怖かったですよ…」

スペ「想望しただけで…」ブルブル…

吹雪「あとは指名手配の軍人を袈裟斬りにしたとか…襲いかかってきた敵を輪切りにしたりとか…兎に角逆らったら怖いと思いました…」(--;)

 

ー回想ー

提督「深海棲艦のイカ飯だ」ズバッ!←輪切り

空母棲姫「があああ?!」

提督「よくもうちの艦娘傷つけたな…お前は切腹だ!」ズバッ!

重巡棲姫「うがああぁ?!」ズバッ!

赤城(どちらかと言えば腹割きの刑では…)(--;)

 

ー現在ー

スズカ「…嘘でしょ…」ブルブル…

テイオー「マックイーンのせいで怖くなっちゃったじゃん!」←軍服着用

マックイーン「わ…私のせいではありませんわ!」ブルブル…

ルドルフ(…テイオー…君はとんでもないトレーナーが着いたな…)( ̄▽ ̄;)

吹雪「あ、でも普段は優しいのでそこは勘違いしないでくださいね」

 

ー5分後ー

赤城「皆さん…どうしました?」

テイオー「あはは…この部屋寒いね…」

加賀「…冷房は入れてないけれど」

スペ「あはは…」

赤城「さて…皆さんをここに誘ったのには理由があります」

赤城「その前に1つ、有名な逸話を話しましょうか」

赤城「戦国時代、ある武将が裏切りの可能性がある武将を誘って舟遊びをしました。しかし…不思議なことに翌日、2人は水死体で発見されました」

ルドルフ(…宇佐美定満の話か)

マックイーン(! この状況…話にそっくりですわ…)

テイオー「で…何その話?」

赤城「この状況にしてると思いませんか?私達は今あなた達を殺すかもしれない…そう考えられませんか?」

スペ「で…でも命は保証すると…」

赤城「ええ、私はそこまで卑劣なやり方はしません。ですが、私達じゃなければ?」

ルドルフ「…どういうことだ?」

赤城「左を見てください」

スペ「左?」クルッ…

テイオー「…何あれ?」

 

深海棲艦「…」

 

赤城「深海棲艦です」

マックイーン「なんでそんなに落ち着いていらっしゃられるの?!」

赤城「私達の戦闘を少しでも知ってもらおうと思い、ここに誘いましたので」

ルドルフ「…お茶会は方便か…」

赤城「私も策士なので」フフ…

赤城「安心してください。全力で守りますので」←艤装展開

ルドルフ「…弓?」

赤城「さあ、行きましょうか」

 

ー開戦!ー

 

ーゴルシsideー

ダスカ「よし!あたしの勝ちね!」

ウオッカ「?! もう1回だ!」

ライス「ブルボンさん。お菓子…どうですか」

ブルボン「いただきます」

キタブラ「皆さんで電車旅なんて楽しいです!」

サトダイ「ゴルシさんりその大きな荷物はなんですか?」

ゴルシ「ん?向こうに着いてからのお楽しみだ」

 

ゴールドシップ一行も横須賀に向かっている…。

 

←……To be continued




次回は海戦から。果たしてウマ娘は無事に帰れるのだろうか、次回もお楽しみに!


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#25 ー海戦ー

船でのお茶会と騙されて連れてこられたスペシャルウィーク達。そこで艦娘の凄さを目の当たりにする。


(敵編成は1-3ボスです)

 

赤城「皆さん、戦闘準備を」

吹雪「はい!」

長門「…ふん」←艤装展開

加賀「はい」←艤装展開

古鷹「陣形は?」

赤城「輪形陣でお願いします」ダッ!←船から飛び降り

テイオー「ええっ?!船から飛び降りた?!」

鳳翔「大丈夫ですよ」

赤城「着水次第陣形を整えてください。まずは…」スッ…

赤城「この私が合戦の火蓋を切ります」バシュッ! ブーン!

スペ「や…矢がなにかに変わりました?!」

スズカ「…飛行機っぽいもの?」

ルドルフ「…我々にはよく分からないな…」

 

ドドーーン!!ドドーーン!!

 

テイオー「ひゃあ?!すごい音?!」

スペ「耳が…」キーン!

吹雪「酸素魚雷、一斉発射よ!」バシュッ! ドドーン!

神通「…遅いですね」ドーン!

イ級「」←轟沈

タ級「が…ああ…」←轟沈

へ級「」←轟沈

イ級「」←轟沈

イ級「」←轟沈

テイオー「す…すごい…」

スペ「敵を圧倒してる…」

チ級「…せめてあいつらを道連れ…ぎゃああああ?!」バシュッ! ドーン!

飛龍「?! そっちに魚雷が?!」

テイオー「…? なにか来たよ?」

マックイーン「あれはなんですの?」

鳳翔「! 魚雷です!今すぐ回避行動を…」

明石「は…はい!」

鳳翔(この速さじゃ間に合わないわ…)

ルドルフ「全員!何かに捕まれ!」

スペ「はい!」←スズカに抱きつき

スズカ「スペちゃん?!」←手すり

テイオー「うわぁ?!」←ルドルフに抱きつき

マックイーン「はい!」←テイオーに抱きつき

ルドルフ「違う、そうじゃない」←手すり

スペ「うわぁ…こっちに来ます…!」

スズカ(ぶつかる…!)

 

ドーン!

 

曙「…チッ」←微ダメージ

潮「だ…大丈夫?」

曙「かすり傷よ」

スズカ「…」

曙「…」フン…

スペ「た…助かりました?」

スズカ「そうみたい…あと…スペちゃん…離れて…」//

スペ「ああ?!ごめんなさい!」

ルドルフ「…テイオー、そろそろ…」

テイオー「あ、ごめんねカイチョー…マックイーン?」

マックイーン「?!」バッ!

赤城「…大きな被害は無かったようですね」

加賀「…これで少しは交渉の余地になったかしら?」

赤城「分かりません。取り敢えず帰りましょうか」

 

ー1時間後、埠頭ー

赤城「お疲れ様でした」

ルドルフ「貴様…もし私達が死んだらどうなるか分かっていたのか?」

赤城「それに関しては謝ります、申し訳ありません。しかし、こうでもしなければ信用して貰えないと思ったのです」

マックイーン「信用?」

赤城「なぜ私達が命懸けで戦うのか、なぜ提督が必要なのかです。あの深海棲艦ははぐれです」

テイオー「…よくわかんない」

加賀「簡単にいえばたまたま日本近海に迷い込んできた、または簡単が撃破されて落ちのびてきた物のことよ」

長門「だが、こんな奴もいる」←戦艦棲姫の写真

スペ「な…なんですかこれ…」

赤城「さっきのよりずっと強い深海棲艦ですよ。中にはこれで沈んだ艦娘もいます。うちは轟沈した艦娘はいませんが…」

瑞鶴「捕まったらまだ助かるけど、沈んだらこいつらのようになるのよ」

スズカ「…」

赤城「だから私たちは是が非でも提督が必要なのです。あの程度ならば私達は対処はできます。しかしこの様な敵が居ることも事実なのですよ」

赤城「下手すれば私達がボイコット、離反したら…どうなるでしょうね?」

ルドルフ「…脅しか」

赤城「私達は少なくとも今は提督を返してくれる、ただそれだけが希望です。だからあなた達に直接見せる事で戦うことの危険性、そして提督の必要性を説いたのです」

赤城「…提督を返していただけませんか?」

ルドルフ「…残念だがそれは無理だ」

テイオー「僕だってトレーナーと離れたくない!」

赤城「…そうですか。今日はありがとうございました」スタスタ…

艦娘「…」スタスタ…

ルドルフ「…やはり彼女達とは溝が深いようだな」

吹雪「…すいません…本当に…」

スペ「吹雪さんは悪くないですよ」

吹雪「…怪我はありませんでしたか?」

マックイーン「怪我はありませんわ」

吹雪「そうですか…私ももう少し掛け合ってみます。そろそろ会議があるので…では…」スタスタ…

スズカ「…大丈夫?」

曙「…この位平気よ」

スズカ「…ありがとう」

曙「別にあんたの為じゃないし、じゃ」スタスタ…

スズカ「…」

 

ー横須賀市ー

ゴルシ「よーし!ついたな!」

ブルボン「列車移動完了、現在横須賀市に到着」

サトダイ「あの…その大きな荷物は…」

ゴルシ「まあ、後で使うからよ…まずは情報集めだな」

 

ー提督sideー

提督「やはり横須賀に行ったか」

情報屋「ああ、今朝部下がお前の担当バが新幹線の切符を買ってた。恐らく…」

提督(早まった事を…だから任せておけと言ったのだ)くっ…

情報屋「…どうする?助けに行くか?」

提督「…お前も知ってるだろ。あそこに入った侵入者は誰一人生きて帰らなかったことを。おそらく俺が潜り込んでも捕まる」

情報屋「ならどうする」

提督「…この2人の居場所を教えてくれ」←艦娘2人

情報屋「あいよ。わかったら連絡する」

提督「…無事だといいが…」

 

←……To be continued




次回は情報集めから。果たしてゴルシの大きな荷物とは?次回もお楽しみに!


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#26 ー斥候ー

横須賀に着いたゴールドシップ達。スペシャルウィーク達の居場所を掴むために創作を開始する。


ーその後…ー

ライス「こ…この人達知りませんか?」←マックイーンの写真

男「いや…知らないね…」

ブルボン「オペレーション『不明』次を探しましょう」

 

ダスカ「この人を見かけませんでしたか?」←スペ、スズカの写真

女「あ、あなたダイワスカーレットちゃんでしょ!いつも応援してるわ」

ダスカ「ふふ、ありがとうございます♡」

女「でもね…この子達は見てないわごめんなさいね」

ダスカ「いえ、情報ありがとうございます」

ウオッカ「無駄足か…」

ダスカ「なにやってんのよ。早く行くわよ」

 

キタブラ「このテイオーさん達をみてませんか?」

サトダイ「少しの情報でもいいですので!」

男「知ってるか?」

男「いや…他を当たってくれ」

キタブラ「…見つからない…」

サトダイ「み…見つけるよ!」

 

チャラ男「ねぇ、そこのお姉さん」

ゴルシ「ん?」

チャラ男2「俺たちと一緒に遊ばない?」

ゴルシ「…悪ぃな。今アサリとハマグリでオセロやってるんだ。後にしてくれ」

チャラ男「そんなつまらない事より俺達と遊ば…」ドガッ!

チャラ男「ふげぇぇ?!」←蹴飛ばされた

ゴルシ「おめぇらのせいで棋譜が分からなくなったじゃねぇか!あたしに2度と近寄るな!」

チャラ男2「す…すいませんでした!」

ゴルシ「…やべ、情報聞き出すの忘れてた」

 

キラッ…!

 

ゴルシ「ん?なんだこれ?」スッ…

 

ー2時間後、喫茶店ー

店員「いらっしゃいませ。ご注文は?」

ゴルシ「あたしはアイスコーヒーな。後この店のおすすめ」

店員「では当店名物のカレーはどうでしょうか?」

ゴルシ「じゃあそれにするか」

ライス「ら…ライスはこのパンケーキをください」

ダスカ「このパフェをください」

ウオッカ「このピザトーストをくれ」

ブルボン「これを」←ナポリタン

キタブラ「これください!」←オムライス

サトダイ「じゃあ同じ物を」

店員「かしこまりました。少々お待ちください」

ダスカ「ようやく休憩ね…」

ゴルシ「おいおい…まだ気は抜くなよ。ここは敵地だぞ。話しを聞かれてることも前提にして会話するぞ」

 

カランカラン…

 

?「…」←艦娘

?2「…」←艦娘

?3「…」←艦娘

 

ライス「うわぁ…綺麗な人…」

キタブラ「大人の女性ですね」

店員「お待たせしました」

 

ー5分後ー

ゴルシ「くぅ~…キンキンに冷えてるぜ。で…どうだった?」

ブルボン「2時間の間に50人に調査、全員が知らないと」

ライス「こっちも…」

ダスカ「…誘拐されたのなら誰かが見てるはずなのに…」

ウオッカ「…下手したらここにいないのか?」

キタブラ「という事は…移送されたとか?」

ウオッカ「…もしくは…」

サトダイ「そ…そんな…」

ライス「どうしよう…」

サトダイ「…情報屋使いましょうか?」

キタブラ「…情報屋?」

艦娘「…」←素知らぬ顔で聞いてる

ゴルシ「そんな金ねぇよ。第一、情報屋に頼っても偽情報でぼったくられる可能性もあるからな。腕の立つ情報屋でも無い限り普通の人は下手に手を出さない方がいい」

ライス「…じゃあどうすれば…」

ゴルシ「…おい、コレ見てみろよ」←スマホ

ライス「…マックイーンさんのブログ?」

ゴルシ「つい最近更新されてる。しかもここの近くでだ」

ダスカ「生きてはいるようですね」

ゴルシ「ああ、だが何処にいるかは分からずじまいだ」

ダスカ「…一人一人聞くのは骨が折れそうね…」

ウオッカ「誰も見てないとなるとな…」

ゴルシ「…あれを見てみろ」

ダスカ「…お祭り?」

ゴルシ「ああ、近くの神社で祭りをするそうだ。で…」

ライス「そこで何か聞き出すんだね!」

ゴルシ「ああ、人の集まるところには情報が集まる!ならマックちゃん達の情報も」

ダスカ「出やすいってわけね」

ゴルシ「よーし!そういうことなら早速行くぞ~!」

 

ー近くの席ー

加賀「…」←斥候(?)

瑞鶴「…ねぇ、あれって…」←斥候(?3)

翔鶴「…ウマ娘ね」←斥候(?2)

加賀「あの顔…ゴールドシップとダイワスカーレット、ウオッカ…あとは見ない顔ね…」

瑞鶴「…お祭りに行くらしいけど…」

加賀「ならそれを利用させて貰いましょう。早速赤城さんに報告です」

 

ー横須賀鎮守府ー

赤城「…ウマ娘が横須賀に入ってる?」

瑞鶴「そう、ゴールドシップとかね」

加賀「…7人を確認して、少なくともスピカのメンバーではないウマ娘が4人」

翔鶴「こちらがその写真です」

青葉「早速調べて見ますね」カタカタ…

衣笠「…出た。キタサンブラック、サトノダイヤモンド、ライスシャワー、ミホノブルボンの4人ですね。他のメンバーはスピカのメンバーで間違いないです」

飛龍「で…どうするよ?もうこれ以上騒ぎ起こしたらまずくない?」

羽黒「司令官さんがどうしてるかもまだ分かりませんし…」

大和「私個人的にはしばらく様子見の方がいいかと…」

比叡「ですが、人質が多い事に越したことはありませんよ」

蒼龍「…あの子達、私たちより多くご飯食べるんだよ?おかげで食料が足りなくたり出してる。一応、買ったりしてるからそこまで影響はないけど…」

加賀「…そういえば、この子達は今日のお祭りに行くとか言ってましたが…」

吹雪「お祭りで攫うのですか?!流石にやりすぎかと…」

神通「…これは少しばかり考えなければなりそうですね」

赤城「…では、私達がお祭りにいきましょうか」

伊勢「…それは?」

赤城「いわゆる偵察です。お祭りに行くということはこっちにはまだ気づいていない可能性があります」

赤城「であるならば、ここで騒ぎは起こさず様子を見るに収まり相手の行動がわかり次第行動しましょう。侵入してきた場合はもちろん、横須賀から出た場合はそこで攫わずに無事に返しましょう」

古鷹「リスクが有りそうですね…ここに来たということは何かしらの目星がついてるからかと…」

赤城「でもわざわざ軍の施設に入りますか?ここには妨害電波を流し、GPSなどは表示されないようになってます。目星は着いた所で見つけられなければ帰るしかありませんので」

加賀「…分かりました。、それにしましょう」

赤城「ではその方針で」

 

←……To be continued

 




次回はお祭り編。この祭りでウマ娘と艦娘が激突する?次回もお楽しみに!


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#27 ー大祭ー

ゴルシ達が横須賀市に到着し、スペシャルウィークたちの捜索のために祭りへ潜入。その事は斥候として出てきた加賀達によって艦娘の元へと伝わった。


ーその夜、お祭りー

ゴルシ「へい、いらっしゃい!ゴルシちゃん特製焼きそばはこちらだよ~!」ジュー…!(許可証はとった)

ダスカ「…いつの間に…」←売り役

ウオッカ「しかしすごい勢いで売れていきますね…」←売り役

ゴルシ「おうよ!ゴルシちゃん得意ソースを練り込んであるからな!」

ライス「…」←お客

ブルボン「…」←お客

キタブラ「いらっしゃいませ~」

サトダイ「美味しいですよ~!」

 

ゴルシ『ライス達はお客に紛れて怪しい者が居ないかチェックだ。あたし、ウオッカ、スカーレットは店員、ブラックとダイヤモンドは呼び子だ」

キタブラ『でもそんな物がどこに?」

ゴルシ『これよ!』

ライス『えぇ?!屋台のセット持ち歩いてたの?!』

ゴルシ『おう!これで怪しいヤツを探す、あたし達が儲かる!一石二鳥だ!』

 

ゴルシ(しかし怪しいヤツはいないな…)

ダスカ「…見つけた?」

ウオッカ「いや全然…」

赤城「あら…美味しそうですね」←浴衣姿

加賀「…焼きそばですか」←浴衣姿

ゴルシ「おう、ゴルシちゃん特製焼きそばだぜ。1つ564円だ」

赤城(…耳を隠してますがゴールドシップですね)

加賀(まさか店を出してるとは思いませんでしたけど…)

ゴルシ「で…焼きそば何個欲しいんだ?」

赤城「では10個で」

加賀「私は15個で」

ゴルシ「あいよ、ちょい待ち」

 

ー3分後ー

ゴルシ「あいよ、焼きそば25個14100円だ」

赤城「これで足りますよね」←2万円

ゴルシ「おう…お釣りは…」

加賀「お釣りは結構よ。頑張ってるご褒美」

ゴルシ「そうかよ…ありがとよ」

赤城「では…他のお店も回りましょうか」

加賀「ええ…」

加賀(ここにいるのは5人…あと2人見つけましょう)

赤城(ええ)

ゴルシ「…?」クンクン…

赤城「…どうしました?」

ゴルシ「いや、なんでもねぇ」

赤城「そうですか、では」スタスタ…

ゴルシ「…ブラック…あいつらについていけ」

キタブラ「えっ?あの二人に?」

サトダイ「何かありました?」

ゴルシ「マックイーンの匂いがした」

ウオッカ「分かるんですか?!」

ゴルシ「ああ…なんか…じいちゃんの畳の匂いがした」※原作でもこんな感じです。

ダスカ(どんな匂いですか…)

ゴルシ「…いいか、こっそりついていけ。女は勘が鋭いからな…」

キタブラ「は…はい!」スタスタ…

サトダイ「私も行きます!」

 

ーお祭りー

飛龍「…ウマ娘を確認、ライスシャワーとミホノブルボンだね。まさか客に紛れてるとはね…」

ライス「はうっ?!」キーン!

ブルボン「大丈夫ですか?ライスさん」

ライス「いたた…」←かき氷

蒼龍「…これで全員かな?」

神通「…そのようですね」

瑞鶴『ねぇ!2人消えた!』

伊勢『キタサンブラックとサトノダイヤモンドのふたりが消えた!』

蒼龍「えっ?!見失ったの?!」

吹雪「探しますか?」

翔鶴「ええ、探しましょう。人混みに気をつけてね」

 

ー鎮守府への道ー

キタブラ「…人が少なくなってきた…」

サトダイ「…あれは何?」←鎮守府

赤城「…誰かいますね」

キタブラ「?!」

赤城「誰か…見てるな!」←DIO様ポーズ

キタブラ「…バレましたか…」

サトダイ「…ま…マックイーンさんはどこにいますか?!」

赤城「…マックイーン…誰ですか?」

キタブラ(この人達がテイオーさん達を攫ったのか分からない…だけどゴルシさんの信じるならこの人達は被疑者だ…どうする?)

キタブラ(この人達がテイオーさん達と関わってたという証拠を…どう見つけだす…!)

 

ー提督sideー

お兄様「ライス~!ライス~!」

黒沼「…ブルボン、どこだ」

提督「どうしたんですか?」

お兄様「あ!スピカのトレーナー!今朝からライスとブルボンさんがいないので捜索してるのです!」

黒沼「何か見たとかはないか?」

提督「いや…2人とも夜に遊ぶことが想像できませんしね…」

お兄様「まさか誘拐とかでしょうか…」

提督(…まさか…)

 

←……To be continued




次回はキタサンブラック、サトノダイヤモンドvs赤城、加賀。どうやってキタサンブラックは赤城を出し抜く…?次回もお楽しみに!


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#28 ー露見ー

キタサンブラックとサトノダイヤモンドが赤城達を追い詰める。果たしてウマ娘誘拐への糸口を探し出せるか…。


キタブラ(こうなったら…)

キタブラ「テイオーさ~ん!マックイーンさ~ん!皆さ~ん!何処にいるんですか!」

赤城「?!」

サトダイ「マックイーンさ~ん!」

加賀「こらあなた達…近所迷惑でしょ」

キタブラ(しめた…動揺してる…!)

キタブラ「テイオーさ~ん!」

 

ー鎮守府ー

『マックイーンさ~ん!皆さ~ん!』

スズカ「…なにか聞こえる?」←ランニング中

スズカ「…門の方から?」

キタブラ「…!スズカさん!」

サトダイ「テイオーさん達もここにいるですね!」

スズカ「え…ええ…」

キタブラ「やっぱりあなた達が…」

赤城「…バレましたか…なら…」←艤装展開

加賀「やるしかないですね」←艤装展開

キタブラ「えっ?!」

サトダイ「に…逃げないと…!」

赤城「逃がしませんよ。強硬手段です。さあ…大人しく捕まって下さい」

 

※安価を取ります。

結果は?>>266

1 キタブラ確保

2 サトダイ確保

3 両方確保

4 逃げられた

 

赤城「あなた達には申し訳ありませんが…捕まってもらいましょう!」ダッ!

キタブラ「?! 速い?!」

サトダイ「キタちゃん!早く逃げないと!」

加賀「…」ダッ!

キタブラ「! 分かれ道だ!」

サトダイ「キタちゃんが右!私が左に行ってどっちかが逃げられるようにしよう!」

キタブラ「…!うん!」ダッ!←右

サトダイ「後で会おうね!」ダッ!←左

赤城「…加賀さんは左をお願いします」

加賀「分かりました」

 

ーキタブラsideー

キタブラ「はぁ…はぁ…まだ追ってくる…」

赤城「…粘りますね…」はぁ…

キタブラ「…ここを右に…!」

キタブラ「い…行き止まり…!」←三方が塀の袋小路

赤城「さあ…追い詰めましたよ」

キタブラ「こ…こうなったらやるしかない!やあぁ!」ブン!←殴り

キタブラ(ウマ娘なら人間には負けな…)

赤城「…」パシッ!←拳受止め

キタブラ「?!」

赤城「…軽いパンチですね…まるでピッチャーフライを取るように」グググ…

キタブラ「あっ…がっ…」

赤城「さあ、終わりにしましょう!」ブン!←背負い投げ

キタブラ「う…うわぁぁ?!がっ?!」バタッ!

キタブラ「」←気絶

赤城「さて…連れていきましょう」

 

ーサトダイsideー

サトダイ「はぁ…はぁ…」

加賀「…」

『うわぁぁ?!』

サトダイ「! キタちゃん?!」

加賀「…どうやら捕まえたようね」

サトダイ(ごめんね…キタちゃん!)

サトダイ「?!」←行き止まり

加賀「…」

サトダイ「い…いや…」ブルブル…

加賀「…貴方は逃がしてあげる。その代わり、他の子に伝えなさい」

サトダイ「…」ブルブル…

加賀「キタサンブラックは捕まえた。スペシャルウィーク達も捕まえている。返して欲しければ力ずくで取り返すかスピカのトレーナーを引渡しなさい」

加賀「…それを伝えるなら逃がすわ」

サトダイ「…」コクコク!

加賀「…場所は横須賀鎮守府よ」スタスタ…

サトダイ「…」ヘナヘナ…

 

ーゴルシsideー

ゴルシ「…ん?戻ってきた?」

サトダイ「…」

ウオッカ「おい、ブラックは?」

サトダイ「う…うぇぇぇ…」

ダスカ「?! どうしたの?!」

サトダイ「キタちゃんが…キタちゃんが…!」

 

ー5分後ー

ライス「ええ?!ゆ…誘拐されちゃったの?!」

ウオッカ「でも見てないんだろ、その時を」

サトダイ「キタちゃんの叫び声が確かに聞こえたんです…それに今も戻ってないので…」

ゴルシ「鎮守府って言ってたか?なぜあたし達のトレーナーを要求するんだ?」

ブルボン「しかし、新たな情報も確認。スペシャルウィークさんたちは生きてます」

ゴルシ「…ならどうする?」

 

※安価を取ります。

どうする?>>279

1 鎮守府へ突入

2 撤退

3 その他

 

ウオッカ「…なあ、ここで引き下がったらスペ先輩達はどうなるんです…今生きていても明日どうなってるか分からない…なら危険を承知でも行くべきです」

ダスカ「ええ、キタちゃんのことも心配だしね」

サトダイ「皆さん…」

ライス「こ…怖いけど…ライスも行くよ」

ブルボン「はい、皆さんをつれて帰りましょう」

ゴルシ「…でもよ…夜は暗い。それに万が一何かあるとやばいから明日、忍び込もうぜ」

ブルボン「…了解、わかりました」

ウオッカ「…分かった」

 

←……To be continued




次回はキタサンブラック尋問編。そしていよいよゴルシ達が鎮守府に潜入する…。次回もお楽しみに!


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ー番外編、横須賀の夜ー

ゴルシ達が鎮守府に突撃する前の前夜の話…。


ゴルシ「よし…明日助けに行くぞ」

ライス「…でも…明日って…明日までどうしよう…」

ブルボン「確かに…私達はここに宿泊する予定をしていませんでした」

ウオッカ「…今からでもホテルを探すか?」

ダスカ「部屋が空いてる保証なんて無いわよ…。それに…そもそも私たちが泊まれるかも…」

ゴルシ「…最悪野宿だな。寝袋でも…」

サトダイ「…皆さん、少し待ってください」ピッピッピ…プルル…

サトダイ「…はい、私です。今からでも大丈夫ですか?」

サトダイ「…分かりました」ピッ…

ライス「…?誰に連絡したの?」

サトダイ「皆さん、今日泊まるホテルが確保出来ました。ここから少し歩きますが大丈夫ですか?」

ダスカ「本当!」

サトダイ「はい、行きましょう!」

 

ー高級ホテルー

ブルボン「…ここは…」

サトダイ「サトノグループが経営してるホテルです。丁度お部屋が空いてたので泊まりましょう!」

ライス「ええ?!でもお金…」

サトダイ「大丈夫ですよ。優待券で無料ですから」←人数分

ゴルシ「うぉぉ~僥倖だぜ!」

 

ースイートルームー

案内人「どうぞごゆっくり」バタン…

ライス「うわぁ…きれい…」

ブルボン「相模湾ですね」

ウオッカ「へぇ…東京とはまた違うな…」

ダスカ「…この街を少し探索するのもありかもね」

ゴルシ「おいおい、ここは敵地だぜ。やめとけそんなの」

ダスカ「分かってるわよ」

サトダイ「皆さん、このホテルには大浴場があります。そちらで今日の疲れを取ってください」

サトダイ「もしよろしければ個室の方にも露天風呂があるとの事です。そちらも使ってください」

ライス「露天風呂…」

ブルボン「ライスさん、一緒に入りませんか?」

ライス「で…でもいいの?ライスと入ると…」

ブルボン「構いません」

ライス「…うん!」

ゴルシ「…おい、本当ならこんないいところ泊まれねぇだろ。いくらするんだ?」

サトダイ「…1泊…」ゴニョゴニョ…

ゴルシ「…まじか…」

 

ー翌朝、朝食ー

ダスカ「朝食バイキングね…どれから食べるか迷っちゃうわね」

ライス「こ…これ好きなだけ食べていいの?」

サトダイ「はい、好きなだけどうぞ。おかわりも自由です」

ウオッカ「なら…俺はまずは…」

ダスカ「ちょっと?!食べすぎて動けなくならないでよ!」

ゴルシ「よ~し…あたしも食べるか」

サトダイ(…キタちゃんはどうしてるのかな?)

 

ーその頃、鎮守府ー

キタブラ「あまり美味しくないって聞いたことありますけど美味しいですね!」ガツガツ!

スペ「はい!何回でもおかわりできちゃいます!」ガツガツ!

スズカ「…スペちゃんいっぱい食べるわね」フフフ…

長門「…赤城と同じか?あの量は?」

陸奥「…ウマ娘って私達の想像以上に食べるのね…」

大淀「…一応兵糧はまだありますがこのペースだとかなり計算を見積もらないといけませんね…」

 

ーゴルシsideー

『行ってらっしゃいませ~』

ゴルシ「さて…行くか…。あたしらの戦場へ」

ブルボン「はい、行きましょう」

ライス「みんなを助けるために…」

サトダイ「キタちゃん…」

ウオッカ「スペ先輩…必ず助けます」

ダスカ「さあ…行くわよ!」




次回は鎮守府にカチコミします。


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#29 ー潜入ー

ウマ娘が横須賀鎮守府にスペシャルウィーク達が捕らえられていることを知った。しかしその代償としてキタサンブラックが捕縛されてしまう…。


ー鎮守府、地下室ー

キタブラ「む~!む~!」ジタバタ…←拘束、猿轡

赤城「少し大人しくしてくださいね」カチャカチャ…

明石「えっ…やるんですか?」

赤城「はい、お願いします」

キタブラ「プハッ?!こ…ここは…」

赤城「あなたたちが見た大きな建物の中よ。私は赤城、テイオーさん達のトレーナー…いえ、ここの提督の妻です」

キタブラ「?!」

赤城「…何故ここを突き止めたか…ある程度分かります。あのウマ娘がここから脱出してしまったのでしょうね…(エアグルーヴ)」

キタブラ「…テイオーさん達は無事なんですか?」

赤城「こちらで私達と生活してます。もちろん私達の目的も。ですが…」

赤城「私達は彼女達の生殺与奪をいつでも出来る…無論そんなことはしません」

キタブラ「…あなた達の目的は…」

赤城「提督を返す、ただそれだけです」

赤城「それをすれば直ちに皆さんを学校に返します」

キタブラ「…テイオーさんは断ったんですよね」

明石「はい」

キタブラ「なら、私はテイオーさんの意志を尊重します」

赤城「…そうですか…」

 

ドタドタ…!

 

テイオー「キタちゃん!」

キタブラ「テイオーさん!無事だったんですね!」

テイオー「き…キタちゃんに何するの!」

赤城「…」

 

※安価を取ります。

どうする?>>285

(なんでも構いません)

 

赤城「分かりました、ならテイオーさん達と同じようにしましょう」

キタブラ「…同じ様に?」

テイオー「ここに住むって事だよね?」

赤城「はい」

キタブラ「…テイオーさんはそれでいいんですか?」

テイオー「うん、じゃないと…どうなるか分からないしね」

赤城「では、案内をお願いします」

テイオー「はーい」

キタブラ「…」

 

ー少し後ー

加賀「…赤城さん、ダイヤモンドの方は逃がしたわ。恐らくですが明日…」

赤城「ええ、皆さんに伝えてください。戦闘態勢に入れるよう準備をと」

加賀「了解しました」

赤城「…さて…あの子達は…提督はどのように出てくるのでしょうか」

 

ー翌日ー

ゴルシ「…いよいよだな…」

ウオッカ「ああ…」

ダスカ「…いよいよね」

ライス「うぅ…少し怖いな…」

ブルボン「…大丈夫です。私が着いてます」

サトダイ(キタちゃん…)

 

鎮守府「」ゴゴゴ…

 

ゴルシ「…ここに来るまでにどれだけの笑い…別れ、涙があったか…」

ブルボン「…そんなものありましたか?」

ゴルシ「まぁそれはともかく…いいか、まずここに乗り込んだら別々に行動するぞ、万が一誰か捕まっても誰かが生き残れるようにだ。それと…ここに乗り込んだら他の人を見捨ててでもここに帰ってくる事、分かったな」

ライス「う…うん!」

ゴルシ「ここの恐らくどこかに居るはずだ」

ゴルシ「それじゃあよ…」バサッ!

ゴルシ「ド派手に行くぞ!」←勝負服

サトダイ「キタちゃんは…私が助ける!」←勝負服

ライス「こ…こわいけど…ライスも頑張る!」←勝負服

(全員勝負服に着替えました)

 

←……To be continued




次回、ゴルシがまさかの…


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#30 ー正門ー

キタサンブラックが捕まり、ゴルシ達は鎮守府にいるウマ娘救出作戦を開始する。


ー鎮守府正門ー

ゴルシ「…あそこが正門か…」

ダスカ「…誰かいますよ?」

ゴルシ「恐らく見張りだな」

 

ー艦娘sideー

長良「…ここに来るのかな?」

五十鈴「来るんじゃない?仲間が攫われて助けないとか薄情だしね」

名取「でも…わざわざここに来るかな?」

由良「…この鎮守府はかなり防犯に厳しいから入る場所は限定されてるからね」

鬼怒「取り敢えずここを守るよ」

 

ーウマ娘sideー

ウオッカ「どうします?どこかから侵入しますか?」

ゴルシ「この基地を見た限り潜入は難そうだ」

ブルボン「何故ですか?」

ゴルシ「あの塀、かなり厚そうだ。それにかなり高い。塀の上には有刺鉄線だ」

サトダイ「登ろうとしたら…」

ダスカ「服が破れちゃうじゃない」

ゴルシ「その前に見つかる可能性もあるしな」

ウオッカ「ということは正面からですね」

ゴルシ「…そうするしかねぇな」

ゴルシ(ま、少し試したいものもあるしな)

 

ー鎮守府正門ー

長良「…!」

五十鈴「来たわね…」

ダスカ「あんた達、スペ先輩達を返しなさい」

由良「もし返さないって言ったら?」

ウオッカ「その時は押し通るぜ!」

名取「こ…ここは関係者以外立ち入り禁止です!」

鬼怒「ま、その前にここは通らせないよ」

ブルボン「…ステータス『交渉決裂』、戦闘準備に移ります」

阿武隈「こ…ここは通さないんだから!」←銃(ライフル)向け※艤装は全員つけてない

ライス「ど…どうしよう…」

ゴルシ「おいおい、そんな奴らに話しようって言っても無駄だせ」

長良(あの子が…)

五十鈴(ゴールドシップ…)

ウオッカ「ならどうすれば…」

ゴルシ「こいつの出番だぜ」←吹雪型の艤装(砲台のみ)

五十鈴「?! なんであんたが艤装持ってるのよ!」

ゴルシ「なんか岸に流れ着いてたぜ。ふ~ん…これ艤装って言うのか」※この艤装は先日近くで他の鎮守府の艦娘か大破した時に落とした物(その子は大破で済んだ)。それが岸に流されてきた

ブルボン「…なにか危ない事が予想されます」

阿武隈(ちょっと?!どうするのよ?!)

長良(どうするもあれに弾が入っていたら…)

ゴルシ「…こう使うののか?」ガチャ!

由良「あ…あれって…」

鬼怒「実弾入りだ!みんなしゃがん…」

ゴルシ「ゴルシちゃん砲発射~!」カチッ!

 

ドーン!!

 

ゴルシ「うわぁ?!」ズガガ!←吹っ飛んだ

長良「うわぁ?!」ズドーン!←門半壊

五十鈴「いたた…みんな無事?!」

由良「な…何とか…」

鬼怒「な…なんて事を…」

 

ゴルシ「いててて…艤装壊れちったぜ」

サトダイ「だ…大丈夫ですか?!」

ゴルシ「ああ、大した事ねぇ」

ダスカ「でも今がチャンスです」

ウオッカ「今のうちに突撃しましょう!」ダッ!

長良「?!待って!」

由良「入られた!」

五十鈴「くっ…!早く応援を呼ぶわよ!」

 

ーウマ娘sideー

 

ドガーン!

 

マックイーン「な…なんですの?!」

テイオー「な…なにか爆発したの?!」

スペ「ひゃあぁ?!」

スズカ「…外から…?」

ルドルフ「皆、落ち着こう。どうやらここには被害はないらしい。しばらく様子を見よう」

 

ー艦娘sideー

赤城「?!」

加賀「何事!」

葛城「せ…正門が破壊されてます!」

飛龍「どういう事?!」プルル…!

 

五十鈴『赤城さん!ウマ娘が侵入しました!あと…なんか艤装で正門が破壊されました!」

 

赤城「艤装…?どうやら話を聞かなければならないようですね…」

神通「…その前に侵入者を捕まえましょう」

赤城「そうですね。全艦娘に捜索に当たるように連絡を!」

 

ー茂みー

居ない… どこだ? あっちを探そう!

ゴルシ「ふう…今の所見つかってないぜ」

ウオッカ「…あの見張りが退いてくれたら中に入れそうなんですけどね…」

ゴルシ「…ならよ…」←石

 

ブン!

 

ドボン!

 

レーベ「…?なにか音がした?」

マックス「向こうを探してみましょう」スタスタ…

ゴルシ「今だぜ!」ダッ!

ライス「み…見つかりませんように…」

 

ー正面口ー

ゴルシ「…開けるぞ」ガチャ…

ブルボン「…長い廊下ですね…」

ダスカ「…誰か来るわよ?」

 

ドドド…←ダービー弟のように

スタッ!

 

?「…ようこそ、ウマ娘横須賀ツアー御一行様」

?2「私達が相手になるように言われてます」

 

←……To be continued

 




次回、飛び出してきた艦娘は…


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#30番外編、別ルート

ゴルシ達が正面突破意外の方法で潜入した場合です。


ゴルシ「…さて…着いたな」

 

目の前にそびえ立つのは仲間を捕らえている巨大な要塞兼監獄、この中にウマ娘が居る…。

 

ダスカ「で…どう侵入するのよ」

ウオッカ「そりゃ正面突破だろ?」

ブルボン「それはあまりに危険です。建物内の敵人数未知数、下手をすれば見つかります」

 

そう、ここは軍の要塞兼基地である。中には武装した艦娘がいることは明白である。もしそれを堂々と入って行こうものなら即逮捕、下手をすればその場で射殺である。まさにミイラ取りがミイラになる…である。

 

サトダイ「では…どこかから忍び込むのはどうでしょう?」

ライス「え…ええと…どこから忍び込めばいいのかな…」

ゴルシ「…正面はダメだな。塀が高すぎる。上には有刺鉄線だ」

 

軍の基地はスパイ、敵の侵入を警戒して壁は高くなっている。しかもコンクリート式である。穴を開けることは不可能、仮にハシゴを掛けて登ろうものなら上にある有刺鉄線で傷だらけ、服はビリビリになるであろう。

 

ライス「じゃ…じゃあ…変装するとかは?」

ゴルシ「…それもかなり危ないぞ」

 

ウマ娘には人間、もとい艦娘にもないふたつの特徴がある。馬耳と尻尾である。これを上手く隠さなければ1発でアウツ!仮に建物内部に上手く潜入出来ても露見されれば捕まる事間違いなしである。

 

ダスカ「…八方塞がりね…」

 

前提条件であるスペシャルウィーク達の場所、艦娘達の場所、そして誰もいなくなった緊急時の脱出口などゴルシ達には足りていなかった。将棋で言うならば王将を追い詰めているのに攻め切れていない状態である。

 

ウオッカ「ゴルシ先輩…!どうしますか!」

 

ここでゴルシが取れる方法は3つ

①正面突破

②手薄な場所から侵入

③潜入

 

ゴルシ(どれがいいんだ…)

 

ゴルシが選んだ作戦は…(ここから2パターンになります)

 

ー②の場合ー

ゴルシ「…なあ、もう少しこの周辺回って見ねぇか?」

ダスカ「えっ?」

ゴルシ「敵情偵察って奴だ。ここじゃなくてももう少し隙がある場所が1箇所ぐらいある筈だ」

サトダイ「分かりました。少し歩き回ってみましょう」

 

そうして歩くこと30分…一筋の光が見えることになる。それは茂みに隠れている場所で見つかった。

 

ウオッカ「…ダメだ…見つからねぇ…」

ダスカ「もう正面突破しかないのかしら…」

ライス「…あっ?!」←転けた

ブルボン「大丈夫ですか、ライスさん」

ライス「痛た…だ…大丈夫だよ…あれ…」

ブルボン「どうしました?」

ライス「…あそこ…穴あいてないかな?」

ブルボン「…えっ?」

ダスカ「本当ですか!」

 

そこを探ってみると、なるほど金網が開けられており、人1人がくぐれる穴があった。ここは卯月達駆逐艦や海防艦達が秘密裏に作っていた抜け道であった。

 

ゴルシ「でかしたぜ!これで気づかれずに中に入れるな!」

ブルボン「ライスさん、お見事です」

ライス「あ…ありがとう」へへへ…

ウオッカ「おい、早く行けよ!」

ダスカ「ちょっと!押さないで!」

サトダイ「い…意外と狭いですね…」

 

ー鎮守府内ー

ゴルシ「…入口はどこだ…」

ウオッカ「…! 見張りだ」

秋月「…」

ゴルシ「…隠れるぞ」

 

ガサガサ…

 

秋月「…?なんでしょうか…」

ブルボン『対象者接近中…指示をお願いします』※『』は小声

ライス『ど…どうしよう…』

ゴルシ『…あいつから聞き出してみるぞ』

ウオッカ『どうやってですか…』

 

秋月「誰かいるんですか?」

ダスカ「に…にゃぁ~…」

ダスカ(ちょっと!こんなので上手くいく訳…)

秋月「…野良猫でしたか、びっくりしました…むぐっ?!」

ゴルシ「よし…捕まえた…」ズリズリ…

秋月「む…むぐぅ?!」

 

ー茂みー

秋月「あ…あなたたちは誰なんですか!ここは軍…」←縄で拘束 ガチャ…

ゴルシ「おい、今から言うことに答えてもらうぜ」←吹雪型の艤装

秋月(ぎ…艤装…?!)※鎮守府内では演習場を除いて艤装着用禁止

ゴルシ「なあ、マックイーン達はどこだ」

秋月「! お…教える訳には行きません…」

ゴルシ「じゃあ入口は?」

秋月「…侵入者に教える義務は…」

ブルボン「ダメですね、情報は聞き出せる状態ではありません」

ゴルシ「なら…少しすまんな!」ギュッ…!←締め落とし

秋月「ぐ…ぐぐぁ…」バタッ…

ゴルシ「ここに放っていくぞ」

秋月「」←縄は外した

ゴルシ「…しゃあねぇ…次だ…」

 

ーその後…ー

佐渡「し…知らねぇぜ。教えて欲しけりゃあたしを倒してから…うぐっ?!」バタッ…

 

親潮「だ…誰ですか…あなた達に教える事は…?! く…黒潮…さ…」バタッ

 

数人の艦娘を締め上げたが中々離す艦娘が居ないまま時間が過ぎた。

 

伊58「な…何するでち!離すで…?!ローちゃん…逃げるで…」バタッ…

呂500「で…でっち…」

ゴルシ「安心しろ、気絶してるだけだ。それより入口の場所教えてくれ」

呂500「」コクコク!

 

その後…ローちゃんから情報を聞き出すと…

 

ゴルシ「ありがとな…それじゃあ…ごめんな」ドッ!←手刀

呂500「?!」バタッ…

 

ゴルシ「…よし…情報も聞き出したし早く行く…」ウゥゥゥ〜!!!

ライス「な…何?!」

 

『緊急事態発生!緊急事態発生!鎮守府内に侵入者が入った可能性あり!各員警戒体制に入り見つけ次第捕縛せよ!』

 

ゴルシ「…隠しておいた奴らが見つかったか…おい、早く入口に行くぞ!」

サトダイ「は…はい!」

 

←…②パターン終了、本編へ

 

ー③パターンー

ゴルシ「…何とか潜入出来ないか?」

ダスカ「でもどうやって…」

 

トラック「…」←鎮守府へ物資輸送用

 

ゴルシ「…閃いた…天啓がな…!」

 

ー鎮守府正門ー

五十鈴「…!」

トラック「…」

長良「輸送用トラックだね」

名取「と…止まってください~」

運転手「ん、あ、これ許可証」

鬼怒「うん、行っていいよ」

 

ブロロ…

 

ー倉庫ー

運転手「…よし、これで終わりだな」

運転手「早く帰って酒でも…」

 

ガタガタ…

 

運転手「?」

ドラム缶「」

運転手「…気にし過ぎか…」

バタン…

 

ゴルシ「…うへぇ…疲れたぜ…」パカッ!

ダスカ「ゴルシさん、さすがですね。トラックの荷台にある商品の中に潜り込むとは」

ウオッカ「でもこれからどうしますか?」

サトダイ「それなら…これとかはどうでしょうか?」

ゴルシ「…!お!ナイスアイデア!」

 

ライス「ば…バレてないかな?」←整備員の格好※倉庫からぱくった

ブルボン「大丈夫です。耳と尻尾は隠せてます」

ウオッカ「うおお…緊張するぜ…」

ゴルシ「このまま入口に入るぜ」

?「あ!そこは入っちゃダメですよ!」

ゴルシ「?!」

明石「そっちは溶鉱炉です!艦娘と一緒に入らないと…ん?」

夕張「どうしました明石さん?」

明石「…こんな子いたかな?」

夕張「でも作業服着てますよ?」

明石「…う~ん…私はここの組員任せられてるけどこんな人達いた覚えないんだよね…」

明石「…」じー…

ダスカ「…」汗ダラダラ…

明石「…ちょっといい?帽子取ってみて」

ウオッカ「?! な…なんでだ?!」

明石「今朝通達が来てね…ウマ娘がこの街にいるらしいから侵入してきたら捕まえて欲しいって…」

夕張「…まさか…」

明石「ちょっとごめんね!」パッ!

サトダイ「?!」ピコン!←ウマ耳

夕張「?! ウマ娘?!」

ゴルシ「まずい!逃げるぞ!」ダッ!

ダスカ「こうなったら逃げるが勝ちよ!」ダッ!

明石「?! あの子達速っ?!待ちなさい!は…早く連絡しないと!」

夕張「ちょ…ちょっと…!待ちなさ~い!!ま…待って~!」

ゴルシ「こうなったらバラバラに逃げるぜ!」

ブルボン「集合場所は?」

ゴルシ「建物の正面口だ!」

 

ー20分後ー

ゴルシ「…おまえら…無事か…」

ダスカ「はい…途中でゴム弾みたいな物撃たれまくりましたが全部躱しました…」

ライス「だ…脱落者はいないようだね…」

サトダイ「でも警戒態勢になりましたね…」

ゴルシ「…おい、隙を見てあの中に入るぞ」

ウオッカ「でもどうやって…」

ゴルシ「音を出して誘導するぞ…アルフォート、これ投げろ」

ブルボン「…分かりました」

ライス(ぶ…ブルボンさんのことだよね…)

 

ブン!

 

ドボーン!

 

黒潮「…!向こうからおとがしたで!」

陽炎「行くわよ!浜風、浦風はここを守ってなさい!」

浜風「は々 …はい!」

浦風「うちに任しとき!」

ゴルシ「今だ…!」ダッ!

浜風「?! し…侵入者がこっちに?!」

浦風「さっきのは囮やったんか…痛いけどちぃと眠ってな!」ガチャ…

ゴルシ「うぉお!」ガシッ!ドガッ!←銃を掴んで顔面に当てた

浜風「きゃぁ?!」

浦風「浜風…?!」

ダスカ「そのまま大人しく寝てなさい…!」グググ…←締め落とし

浦風「は…はなしな…」バタッ…

陽炎「?! 浦風!浜風!」

不知火「妹に何した!」ダッ!

ゴルシ「やべぇ!逃げるぞ!」

ブルボン「早く中に!」バタン!

サトダイ「ろ…ロープで固定します!」ぎゅっ!

ウオッカ「押さえろ!」

 

『開けんかい!』『開けなさい!』『応援を呼んできます!』

 

ゴルシ「ここに長居は無用だ!早く散らばるぞ!」

ウマ娘「はい!」

 

ーパターン③終了、本編へ戻るー




いかがでしたか?これからもちょくちょく更新させていただきます!


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#31 ー奸計ー

いよいよ横須賀鎮守府に潜入することになったウマ娘達。その一行に立ちはだかったのは…。


摩耶「…ようこそウマ娘横須賀ツアー御一行様」

天龍「ここからは俺たちが…ってやってられるか!」

ゴルシ「あぁ?なんだてめぇらは?」

摩耶「あたしは摩耶様だ。お前らには2つの選択肢を与えてやるよ」

サトダイ「…2つ?」

天龍「俺達と戦い、ウマ娘をさがすか、そのまま引き返すかだ」

ダスカ「そんなもの即答よ。あんた達を潰して前に進む、それだけよ」

天龍「そうかよ、なら…」チャキッ!

天龍「ここでくたばるんだな!」シュラッ!←抜刀

摩耶「行くぜ!」ガチャ!←艤装展開

ウオッカ「おい!武器持ってるなんて聞いてないぞ!」

ブルボン「…皆さん、ここは私に任せて行ってください」

ライス「ブルボンさん?!」

ブルボン「ここで時間を潰して全員捕まるよりはマシです」

ダスカ「分かったわ!」スタタタ…!

天龍「ほう…」

ブルボン「…こういう事は得意ではありませんが、ここは突破させていただきます」

摩耶「…来いよ」クイクイ…

ブルボン「…ステータス『緊張』を確認」

ブルボン「…参ります」

 

※安価を取ります。

ウマ娘の勝敗は?>>303

1 圧勝

2 辛勝

3 逃亡

4 敗北…(捕虜)

 

天龍「行くぜ!」ブン!

ブルボン「ふっ…」

天龍「真っ二つになりな!」

ブルボン「危ないですね」サッ!

天龍「からの…下から真っ二つにしてやるぜ!」

ブルボン「なっ?!」

天龍「オラッ!」

ブルボン「がぁ?!」←脛直撃(峰打ち)

天龍「生かして連れてくるようにと言われたからよ〜だがな…」

摩耶「後ろががら空きだぜ!」

ブルボン「!」サッ!

摩耶「オラッ!ドカッ!←穴

ブルボン(ステータス『危険』を感知、これ以上の負傷は命に関わると判断)

天龍「止めだ!」

ブルボン「くっ…!」←灯篭

天龍「無駄だ!もう遅い!」

ブルボン「く…ぅう!」←坂路で鍛えた為パワーがある(トレーナーは堂島の龍似)

ブルボン「はぁ!」ブン!←灯篭投げ

天龍「危なっ?!」ガキッ!

ブルボン「…!」ダッ!←灯篭の影から走り込み

天龍「な…なにっ?!(灯篭を避けたとおもったら…防ぎきれねぇ…!)」

ブルボン「はあ!」ドガッ!←鳩尾

天龍「ぐああ?!」

摩耶「! てめぇ!」

ブルボン「グ…!」ダッ!

摩耶「もう許さねぇ!」

ブルボン(…これなら!)

ブルボン「…」スッ!←ジャンプ

摩耶「何?!」

ブルボン「はあ!」ドガッ!←ゴルシキック

摩耶「ぐわああああ?!」バタッ!

ブルボン(…ステータス『左足の負傷』を確認、息切れのため、暫し休息が必要)

ブルボン(…痛み分けです)ドタッ←座り込み

 

ー東口ー

ゴルシ「…バラバラに潜入するようになったが…一人もいねぇな…」※まだ八門金鎖の陣は作動してない

ダスカ「どうしました?早く行きましょう」

ウオッカ「俺が先に行きますよ」ダッ!

 

後ろで見ていたダスカ、ウオッカは気づかない。しかし…ゴルシに電流走る。

 

ゴルシ(やべぇ…ここ、罠の匂いがプンプンするぜ…一人も居ないのはそういうことか…!)

ゴルシ「おい!お前ら…」

ダスカ「はい?」カチッ!

ウオッカ「何か言いました?」カチッ!

 

※安価を取ります。

罠作動、何が起こった?>>310

(ダスカとウオッカに1人ずつ作動します、ちなみに館内にはダミーのウマ娘人形が部屋中にあります(中に爆弾(怪我をする程度))

 

ー嫁艦の部屋ー

スズカ「…なんですか?」

ルドルフ「ん?先程から騒がしいようだが…」

テイオー「ねぇ、要件は?」

加賀「…あちらのモニターをみなさい」

マックイーン「! ゴールドシップさん?!」

スペ「スカーレットちゃんまで!」

加賀「…一時的ではありますがあなた達を閉じ込めさせて頂くわ」ガチャ…

キタブラ「ダイヤちゃんは無事…のようだね」

蒼龍「…どうやら正面が突破されたようだね」

加賀「…あそこは時間稼ぎよ。まだ八門金鎖が発動してないしどこまで出来るかね。明石、あれは?」

明石「はい、この館内に配置済みです」

加賀「…そう」

赤城「さて…どうなりますかね…」

 

ー東口ー

スペ「…!」

ゴルシ「! スペ?!」

ダスカ「スペ先輩!無事だったんですね!」

ウオッカ「他の人は?」

スペ「…私だけ何とか…」

ウオッカ「そうか…とりあえず他の奴も探さないといけませんね」

ゴルシ(おいおい…こいつ本当にスペか?1人だけって…かなり無理があるぞ…)

ゴルシ(それに…何かやべぇ臭いが漂ってやがる。第六感ってやつか…)

スペ「…私…皆さんにあえて嬉しいです」

スペ?「皆さんを捕まえられましたからね」

ダスカ「えっ?何を言うんですか?」

ウオッカ「まるで俺達がターゲットみたいな…」

ゴルシ(…この鼻をつんざくような臭い…それにこの硫黄特有の臭いは…って事はコイツは…!)

スペ?「さよなら」カチッ!

ゴルシ「こいつスペじゃないぞ!早く逃げ…」

 

ドドーーン!!バリーン!

 

ー提督sideー

提督「…」カキカキ…

 

パキッ!←万年筆が壊れた

 

提督「…馬鹿な…最近買ったばかりだぞ」

提督(何か凶兆なのか…)

提督(まさかアイツらの身に何かあったのか?!)

 

←……To be continued




次回、ゴルシピンチ?!艦娘の奸計がゴルシ達を追い詰める。次回もお楽しみに!(ちなみに本物のスペシャルウィークは嫁艦娘の部屋にいるので無事です)


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#32 ー劣勢ー

鎮守府に潜入したウマ娘一行。しかし艦娘が仕掛けた罠が襲いかかる。


カチッ!ドドーーン!!バリーン!

 

ゴルシ「ぐわぁ?!」←小破!(受け身を取った)

ダスカ「うわぁぁ?!」←中破!

ウオッカ「があぁぁ?!」←中破!

スペ(ダミー)「」←粉々

ゴルシ「くっ…味な事をしやがる…穢土転生かよ…」

 

※穢土転生…NARUTOの忍術、卑劣様考案。本来は制度の低い敵の穢土転生→敵が仲間と感動の再会→爆発なのである意味本来の使い方。

 

ダスカ「ぐっ…なんて事するのよ…」←怪我+勝負服破損

ウオッカ「怪我しちまった…」←同上

ゴルシ「自爆とは…スペじゃないだけまだマシか…」

ダスカ「…ぐっ…さっさと探すわよ」

 

ー嫁艦の部屋ー

スペ「ゴルシさん?!」

マックイーン「なんなんですの?!あの人形は!」

明石「あなた達にそっくりの容姿をしたAI搭載の自爆人形です。あなた達の形をした人形がそれぞれ10体ほどいます。中には少し特性を持った人形もいますが」

ルドルフ「…悪趣味だな」

明石「まあ、疑心暗鬼になるのは間違いないですね」

 

ー西口ー

ライス「こ…ここはいないよね?」

ライス「…怖いけど…マックイーンさん達を助けるためだもんね。ライス頑張れ~おー!」

?(ダミー)「…」

ライス「!」

 

※安価を取ります。

誰のダミー人形?>>314

(スズカ、スペ、テイオー、マックイーン、ルドルフから選んでください)

※特性についてはなんでも大丈夫です。

 

マックイーン(ダミー)「…」

ライス「?! マックイーンさん?!」

マックイーン「…ライスさん」

ライス「よ…良かった…無事だったんだね」

マックイーン「…」

ライス「? どうしたの?」

マックイーン「…ふふ…」

マックイーン「捕まえました」

ライス「えっ…」

 

カチッ!ドドーーン!!

 

ライス「ふえっ?!何これ?!」←とりもち

ライス「と…取れない…だ…誰か助けて~!」ビョーン…

 

ー西口ー

サトダイ「…お邪魔します…」

サトダイ「…キタちゃんはどこにいるんだろう…」

サトダイ「…慎重に行かなきゃ…」

サトダイ「…誰もいないけど…気のせいかな?」カチッ!

 

※安価を取ります。

罠作動、何が起こった?>>319

(なんでもいいです)

 

サトダイ「えっ…なに?」スポッ!

サトダイ「えっ…きゃあああああ?!」

サトダイ(お…落とし穴?!)

 

ー地下ー

サトダイ「うわぁ?!」

サトダイ「いたた…ここは?」

叢雲「…あら、ゴールドシップじゃないのね」

サトダイ「?!」

叢雲「悪いけど身柄を拘束させてもらうわよ」ガチャ!

サトダイ「?! は…はなし…ムグッ?!」

叢雲「…さて…4階に連れていかないと…」(4階が嫁艦の部屋)

サトダイ「む…む~!」

 

ーサトノダイヤモンド確保ー

 

ー正面口ー

ブルボン「…痛みの引きを確認、これより突入します」

 

ー嫁艦の部屋ー

加古「入ったな」

明石「では…八門金鎖の陣作動!」

明石「さて…どうなる事やら…」

 

ー東口ー

ゴルシ「…これで分かった…この建物の中は罠だらけだ」

ダスカ「ええ…これからは慎重に…」

スズカ(ダミー)「…ねぇ」

ウオッカ「…?!スズカさん?!」

スズカ「…こっちを見て?」ダッ!

ダスカ「ひぃ?!こっちに来てる?!」

ゴルシ「おい、逃げるぞ!」

スズカ「…逃がさない」ダッ!

 

←……To be continued




次回、爆弾スズカに追いかけられるゴルシ達。その先に待つのは…。次回もお楽しみに!


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#33 ー忍者ー

爆弾スズカに追いかけられているゴルシその先に待つのは…


※スズカ型爆弾…シアーハートアタックのように執拗に追いかけてくる(相手が見えなくなると追跡をやめる)

 

ゴルシ「スズカの人形…異常に足が早いぞ!」

スズカ「…こっちを見てって言ってるでしょ…」

ダスカ「ぜ…全速力で逃げるわよ!」

ゴルシ(1度ならいい…!だけどよ…)

ダスカ(だけどあんな爆発を何度も喰らったら…)

ウオッカ(俺たちはきっと…)

3人(痛みのショックで死んでしまう!)

ゴルシ「…!あそこを曲がって部屋に入るぞ!」

ウオッカ「おう!」ガラッ!バタン!

ダスカ(お願い…来ないで…)

 

スタスタ…!スタスタ…←引き返した

 

ー大広間ー

ウオッカ「た…」

ダスカ、ウオッカ「…助かった…」ヘナヘナ…

ゴルシ「…おい、早くここを脱出するぞ」

ウオッカ「おう…って開かねぇ?!」ガチャガチャ!

ダスカ「んな馬鹿な?!ほんとだわ?!」

?「…誰か入ってきたようだね」ビュンビュン!

 

カッ!←苦無

 

ゴルシ「?!」サッ!

ゴルシ(おい…誰もいないぞ…なんでだ?)

?「…姿を見せてあげる」スッ…←光化学迷彩

川内「ようこそ、鎮守府へ。そして捕まってもらうよ」←苦無

ゴルシ「…スペ達を返すまで帰らねえ」

川内「…そうか…なら…」スッ…←消えた

ダスカ「?!」

川内『降参するか捕まえるまでここにいてもらうよ』

 

※安価を取ります。

ウマ娘の勝敗は?>>331

1 全員生還

2 1人、2人捕虜

3 全員捕虜

4 その他

(光化学迷彩…明石の製品、一時的に姿を消すが音は消せない、持続が2分、エネルギーを使うなど欠点も多い)

※イメージはジョジョ5部、リゾットの砂鉄迷彩の劣化版

 

ゴルシ「…お前ら、円陣だ」

ダスカ「ええ…」

ウオッカ「…やるしかないよな…」

川内『…円陣、守りを置いた戦い方。だけど…」スッ…

川内『守ってばかりじゃ勝てないよ!』ブン!

ウオッカ「左!」サッ!カッ!

ダスカ「ひっ?!」サッ!

ゴルシ「…奴はどこだ?」

川内「後ろ」←苦無

ゴルシ「あぶね!」

川内『どうやらダミー人形で体力を消耗してるみたいだね』

ウオッカ「てめぇらか、あの人形を作ったのは」

川内『私はつくってないんだけどね…あ…」

ゴルシ「…?」

川内「…ま、大人しく捕まってよね」←姿を現した

ゴルシ「…お前、姿を消せるらしいが時間は持たないようだな。持って2分か?」

川内「…当たり。だけど私の姿が表したからって言って勝てるかは…」

ゴルシ「やって見なきゃわかんねぇだろうがよ!」ブン!

川内「惜しい」パシッ

ゴルシ「何?!」

川内「じゃあね」ゲシッ!

ゴルシ「がっ?!」

ダスカ、ウオッカ「ゴルシさん!」

川内「…」スッ…

ダスカ「?! また姿が…」

ゴルシ「いや…既に手は打った…」カチャ…←苦無拾い

ウオッカ「に…逃げましょうよ!」

ゴルシ「…仮に…あいつを探せるとしたら?」

ダスカ「えっ?」

ゴルシ「…」ビューン…!←苦無を回した

ゴルシ「…そこだ!」ブン!

川内「?!うわぁ?!」←苦無が壁に刺さった(川内の服も共に)

ウオッカ「なんで分かったんですか?」

ゴルシ「…磁石だ。服に強力な磁石を取り付けておいたのさ。ゴルシちゃん七つ道具のひとつだ!」

ダスカ「鉄は磁力に引き寄せられる…流石です!」

川内「ぐっ…これ…取れない…」グイグイ…

ゴルシ「さて…形勢逆転だな。マックイーン達はどこにいる?」←川内を固定

川内「…教えない」

ゴルシ「そうかよ…なら…」スッ…

川内「えっ?」

ダスカ「くすぐりの刑よ!」※やり過ぎると呼吸困難になる拷問です。

川内「えっ?!ちょっ…まっ?!」

 

びゃははははははははは?!

 

ー10分後ー

川内「…」ぐでぇ…

ゴルシ「ダメだ、こいつ話さねぇ」

ウオッカ「こいつから鍵奪って外に出ましょう」

ダスカ「そうね…時間取ったわね…」

 

ー廊下ー

ゴルシ「ふう…早く探し…」

スズカ(爆弾)「…」

ダスカ「またスズカさんの人形?!」ダッ!

ウオッカ「早く逃げるぞ!!」ダッ!

スズカ「…逃さない…」

 

←……To be continued




次回、ブルボン、ライスに危機が迫る。そしてゴルシ達は…次回もお楽しみに!


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#34 ー対峙ー

ー2階、西口ー

ライス「な…何とかお餅がとれた…」

ライス「…早くマックイーンさん達を…」カチッ!

ライス「ま…またなにか踏んだ…なにが…?!」スポッ!

ライス「ひゃあああ?!」

 

ー1階ー

ライス「ひあっ?!」

ライス「痛た…ここは?」

?「あら、侵入者ですか?」

ライス「?!」

神風「可愛らしい子ですが…生憎捕まえて欲しいと言われてるので」←薙刀

ライス(な…薙刀持ってる?!)

神風「さあ、捕まって貰いましょう」

春風「ええ」

朝風「神風型の本領発揮発揮よ」

ライス「ひっ…ひぃ…」

 

※安価を取ります。

勝敗は?>>349

(神風型は全員薙刀持ち)

1 勝てた

2 逃げれた

3 捕縛…

 

ライス(こ…怖い…でも…)

ライス(ライスだって…ライスだって…)

ライス「マックイーンさん達を助け出すんだ!やぁー!!」

神風「降参しないのね。なら…」

ライス「やああ…がっ?!」

神風「制圧させていただくわ」←柄で腹突き

ライス「あ…あぁ…」カチャ…

春風「動かない方がいいですよ?」

朝風「…早く捕まえるわよ」カチャカチャ…

ライス(うっ…ライスやっぱりダメな子なんだ…ごめんね…マックイーンさん…)バタッ…

神風「…さあ、2人目確保ね」

 

ーライスシャワー、確保ー

 

ー正面口ー

ブルボン「…何もありませんね…」

ブルボン(この近くにウマ娘の反応無し、2階に…)カチッ!

ブルボン(…?)

 

ゴゴゴ…!←大量の水

 

ブルボン「?!」

ブルボン(ステータス、『理解不能理解不能…』なぜ大量の水がこの室内に…)

 

ザバーン!

 

ブルボン「くっ?!」←専用の排水溝

ブルボン(ステータス…『無念』ライスさん…ごめんなさい…)ゴゴゴ…

 

ーブルボン、リタイア!ー

 

ー2階ー

ゴルシ「…よし、探すぞ」

ダスカ「早くみんなと合流しなきゃ」※他の子が全滅したのを知らない

ウオッカ「…あっち探しましょう」スタスタ…

 

ゴゴゴ…←階段閉鎖

 

その後、ゴルシ達は…

 

ー2階ー

ゴルシ「なんなんだよあれは!」

烈風「…」ダダダ!

ダスカ「何か撃ってきてるし!」

ウオッカ「とにかく逃げるぞ!」

 

ー数分後ー

ゴルシ「…巻いたか?」

ダスカ「そうみたい…」

ウオッカ「くそっ…早く探すぞ…」スタスタ…

 

ゴゴゴ…

 

ゴルシ「…?」スッ…

棘付き壁「」ズリズリ…

ゴルシ「?!逃げるぞ!」

ダスカ「何が…?!きゃああああ?!」

ウオッカ「うわぁぁ?!」ダッ!

ウオッカ「なんだよここ?!」

ダスカ「ひぃぃ?!物凄い勢いで迫ってきてる!」

ゴルシ「! そこを曲がれば階段だ!」

ダスカ「うわぁ?!」

ウオッカ「うおっ?!」

ゴルシ「うおりゃああ!!」ダッ!

 

ドーン!

 

ダスカ「…もし追いつかれていたら…」

ウオッカ「まな板になってたな」

ダスカ「なんですって?!」

ゴルシ「…おい…三階に行くぞ…」

 

ー3階ー

ゴルシ「はぁ…はぁ…巻いたか?」

ダスカ「そう…みたい…」

ウオッカ「なんなんだよ…室内に飛行機飛んでるなんて聞いてねぇ…」ゼェゼェ…

ゴルシ「…マックイーンの匂いがする」

ウオッカ「本当ですか?」

ゴルシ「…この部屋からだ」

ダスカ「罠…ですかね?」

ゴルシ「ああ…かもな」

ゴルシ「探ってみる」ピタッ…

ウオッカ「何してるんですか?」

ゴルシ「温度差で室内の様子を読取る…」

ウオッカ「そんなこと出来るんですか?」

ゴルシ「出来るぜ」ピタッ…

 

ゴルシ「…温度差で室内の様子を読取る…暖炉に火が点っている」※点ってません

ゴルシ「照明器具が壁に4つ…」※ありません

ゴルシ「天井に2つ…」※ありません

ゴルシ「机の上に2つ…いや3つ」※言い直してもありません

ゴルシ「部屋のそばに人間が4人立っている」※たってません

ゴルシ「身長は右から178、174、181、188…暖炉のそばに1人…183cm…」※どれもウマ娘の身長と合いません。

ゴルシ「全部で5名全員女!」バン!

スペ(爆弾)「…」

スズカ(爆弾)「…」

ルドルフ(爆弾)「…」

テイオー(爆弾)「…」

マックイーン(爆弾)「…」

3人「」

ゴルシ「に…逃げるんだよ~!!」ダッ!

ダスカ「なんなんですかあれ~!!」

スズカ「逃がさない…」

テイオー「はちみ~はちみ~はちみ~」

ルドルフ「逃がさないぞ…」

スペ「待ってください!」

マックイーン「パクパクですわ!」

ウオッカ「ひぃぃ!!」ダダダ!!

 

ー?ー

ゴルシ「ここの部屋に逃げ込むぞ!」

ウオッカ「ああ!」

ダスカ「もうイヤ〜!!」

 

バタン!

 

ゴルシ「…一体なんなんだあいつらは…」

ダスカ「しばらくここでやりすご…」

 

『侵入者発見、防犯システム作動』

 

ウオッカ「?!なんだ?!」

 

ベチャッ!

 

ダスカ「なんの音…?」

カエル ゲコッ

ダスカ「い…いやあぁぁあああああ?!」

ウオッカ「なんだよこれ?!」←天井からカエル(ヒキガエル、ヤドクガエル、アマガエル)が降ってくる

ゴルシ「こいつら毒持ってやがる!何かで体をまもれ!!」

 

※ヒキガエルやアマガエルは皮膚から毒を分泌しており、手で触る分にはそこまで毒性は無いがその手で目などを触ると炎症、最悪失明を起こす。ヤドクガエルは種にもよるが強力な毒を持つ種は1匹で10人の人間を殺す毒を持ってるとされる。但し防犯システム用のものは飼育してるため無毒(飼育用は正しく育てれば無毒になるが素手で触るのはNG)である。おそらくジョジョ6部ストーンオーシャンのウェザーリポートが降らせたヤドクガエルの雨は強力な毒を持ったヤドクガエルである(人間を殺せるヤドクガエルは3種類しかいない)。あくまで防犯システムは驚かし、場所を特定するものなので殺すことは目的にしていない。

 

ダスカ「なんなのよここ!いやあああああ?!」

ウオッカ「どんだけ飼ってるんだよ!カエル!!」

ゴルシ「ここもダメだ!!廊下に出るぞ!!

ガチャ!

テイオー(爆弾)「みーつけた」

ダスカ「ひぃぃ?!」

ウオッカ「また追いかけっこかよ!!」

ゴルシ「お前ら!足が棒になるまで逃げるんだよ~!!」

 

ー10分後…ー

ゴルシ「テイオーの人形がしつこいぜ?!」

ダスカ「もう嫌~!」

テイオー(ダミー)「ハチミーハチミー~♪」←蜂蜜をぶっ掛けてくる

ウオッカ「うぉぉ?!」

 

カチッ!ドーン! ぎゃあああああ?!

 

ゴール目前に着いた時には…

 

ー三階、階段ー

ゴルシ「…疲れたぜ…」←中破

ダスカ「なんなのここ…」←大破、蜂蜜まみれ

ウオッカ「うへぇ…ベトベト…」←同上

 

疲労困憊、満身創痍になっていた。

 

ゴルシ「でもよ…もうすぐだと思うぜ。あたしのレーダーが強くなってる」

ウオッカ「…! あそこに誰かいるぜ!」

赤城「…」ゴゴゴ…←階段のてっぺんにいる

ゴルシ「野郎…DIO!」

赤城「私は吸血鬼じゃないですよ」

 

←……To be continued




ついに相対したウマ娘と艦娘。果たしてゴルシ達はスペシャルウィークたちを助けることはできるのか…。次回もお楽しみに!


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#35 ー撤退ー

ついに赤城達と対峙するゴルシ達。しかし…


パチパチ…

 

赤城「…よく来ましたね。ウマ娘の皆さん」

ゴルシ「ん?お前、祭りの時に焼きそば買った奴だろ」

赤城「覚えてくれてたんですね」

ゴルシ「おい!スペたちはどこだ?!」

赤城「この階段を上がって突き当たりです。ですが…」

加賀「あなた達はそこには行けないわよ」

ウオッカ「何だと?!」

赤城「…なら、まずはその階段を上がってください。ここまで来れたのならスペシャルウィークさん達を返しましょう」

ゴルシ「上等だ!やってやるぜ!」

ダスカ「いい気にならないでよね!」

ウオッカ「このくらいの階段位!」

 

ダダダ…!

 

赤城「…」

ゴルシ「よし…もうすこ…」ガタン!←階段が坂に

ゴルシ「うぉ?!うわああああ?!」ツルツル!

ダスカ「きゃあああ?!」ズサササ?!

ウオッカ「うわああああ?!」ドガドガ!

 

ドシーン!

 

赤城「どうしましたか?あ、あなた達にいいお知らせと悪いお知らせがありますがどちらから聞きたいですか?」

 

※安価を取ります。

どちらから聞く?>>357

1 いい方

2 悪い方

 

ウオッカ「クソッ…舐めあがって」

ダスカ「いいから…」

ゴルシ「…待て、悪い方から聞く」

ダスカ「ゴルシさん?!」

赤城「なるほど…ではどうぞ」

サトダイ「ゴールドシップさん…」←縄で縛られ

ライス「捕まっちゃいました…」←縄で縛られ

赤城「あなた達以外は全滅させて頂きました」

ダスカ「ダイヤちゃん!」

ウオッカ「ブルボンさんはどうした!」

赤城「…今頃水に流れて居ると思いますよ」

ゴルシ「…まじかよ」

赤城「そして2つ目…あなた達の逃げ道は塞ぎました」

ダスカ「なんですって?!」

赤城「もう、ここからは逃げられませんよ」

ウオッカ「じゃあいい事は?」

加賀「ここを登れば私達は手出しをしないわ」

ゴルシ(やべぇ…最悪の状況だ…逃げ道を塞がれ、ライス達が捕まったとなるとかなり不味い。四面楚歌だぞ…)

ゴルシ(こうなると選択肢は4つだ)

 

1 スーパー天才ゴルシちゃんが圧倒的閃きで窮地を脱する

2 ハリウッド映画のように誰かが助けに来てくれる(ちなみに提督はこの時まだ、府中市内)

3 全滅覚悟で突貫

4 解決策なんてない。現実は非情である。

 

ゴルシ(出来れば2だが…トレーナーが来るとは思えねぇ、ほかの奴も来れないのなら2はダメ…3も厳しい。となると…1か4か?)(この間2秒)

ゴルシ(やべぇ、こうなると…逃げる?逃げても死ぬ可能性高いぞここ…となると…4か?)

ゴルシ(やべぇ…4は不幸なんだぜ…いや、なにかまだあるはずだ)

 

※安価を取ります。

どうする?>>361

(上の選択肢1~4でお願いします(何をするかもお願いします)

 

ゴルシ(そういや…あいつ(川内)からなにか奪ったような…)←バックに手を入れ

バシュッ!←床に矢が刺さり

赤城「なにかしようとしてませんが…させませんよ」

ゴルシ(ちくしょう…あ、これなら…)←ギュッ…

ダスカ「どうするんですか!」

赤城「あなた達のトレーナーを返してくれるなら皆さんを返しますよ。あなた達も無事に返します」

ゴルシ「…返してくれるのか?皆を…トレーナーを返せば…」

赤城「はい」

ゴルシ「だが断るぜ。このゴルシ様が1番好きなことはな…」チラッ

ウオッカ「…!」

ダスカ「…!」

ゴルシ「自分が強いと思ってる奴にNOと言ってやる事なんだぜ!」ブン!

 

ボムッ!←煙玉

 

赤城「?!」

ゴルシ「これがあたし達の逃走経路だ!」ダッ!

ウオッカ「やったぜ!」

ダスカ「でもどうするんですか!」

ゴルシ「そこの部屋に逃げ込むぞ!」バタン!

 

ー廊下ー

飛龍「この部屋に入ったよ!」

霞「出てきなさい!」ドンドン!

睦月「侵入者はここなのね!」ドンドン!

夕張「早く開けるわよ!」

 

ー部屋内ー

ウオッカ「くっ!早く脱出しないとやべぇ!」←ドア抑え

ゴルシ「ならゴルシちゃん7つ道具の1つ、錨の登場だぜ」ガチャ…←窓にかけ

ゴルシ「早く降りろ」

ダスカ「助かったわ…」スルスル…

ウオッカ「助かる…」スルスル…

 

ドーン!

 

飛龍「?!2人がいない?!」

蒼龍「窓のあれ…」

ゴルシ「よお、じゃあな~」スッ!←飛び降りた

霞「?!ここは三階よ?!」サッ!

 

ガラーン…

 

飛龍「…あそこだ」

ゴルシ「やべっ!」スッ←2階に避難

ゴルシ「危ねぇ…」スタッ!←地上に降りた

ゴルシ「あばよ~」ダッ…

霞「待ちなさい!」ガチャ…

飛龍「…待って…このまま逃がそう。どうせ逃げ場がないしね」

霞「…分かったわよ」

蒼龍「いいの?」

飛龍「逃げられると思う?」

蒼龍「うーん…」

飛龍(しかしあの追い詰められた状況から機転をきかせて逃げるとは…)

飛龍(…興味を持ってきたね…あのゴールドシップって子)

 

←……To be continued




マックイーンら救出を諦め、撤退するゴルシ達。その前に立ち塞がり逃さないようにする艦娘。果たして無事に逃げられるのか…次回もお楽しみに!


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#36 ー逃走ー

作戦の失敗を受け、ゴールドシップ、ダイワスカーレット、ウオッカの3人は鎮守府から撤退することを決意する。その前に艦娘が立ち塞がる。


ー屋外ー

ゴルシ(だけどよ…このままだとやべぇな…落ち着け…素数を数えて落ち着くんだ)

ゴルシ(2…3…5…7…11…13…17…19…21…違った…23…ん?)

ウオッカ「どうしました?」

ゴルシ「あれで脱出しねぇか?」

 

車「」

 

ダスカ「運転出来ますか?」

ゴルシ「マリカやってれば余裕余裕」バキッ!ガチャ…

ウオッカ(鍵壊したぞ…)

 

※この時点でウマ娘の罪状…住居侵入、器物破損、窃盗など…

※この時点での艦娘の罪状…逮捕、監禁、誘拐、傷害、暴行など…

 

ー正門ー

妙高「侵入者はここから出る可能性が高いです。裏門、その他の警備も怠らずにお願いします」

艦娘「はい!」

神通「…さて…袋のネズミですが…」ビービー…!

那智『おい、奴ら車を盗んだぞ!』

妙高「…分かりました。なら出口はひとつ、ここです。皆さん。何としてでも守りますよ!」

 

ー正門近くー

ゴルシ「やべぇ…めっちゃ守り固めてるぞ」←運転手

ダスカ「な…なんか武装してますけど…」

ウオッカ「どうするんですか!」

ゴルシ「…突っ込むぞ」

ダスカ「正気ですか?!」

ウオッカ「まだ殺人者にはなりたくないですよ?!」

ゴルシ「構うもんか、あいつらは泥人形、木偶の坊、カーネルサンダースだ」

ダスカ「えっ?!」

ゴルシ「やるしかねぇ!お前ら腹くくれ!」グッ!

 

ー正門ー

夕雲「…なにか来てませんか?」

陽炎「んな馬鹿な…えっ?!」

ブロロ…!!!

ゴルシ『どけ!どかねぇと怪我するぞ!』ビビビビビー!

ダスカ『ひぃぃ?!』

ウオッカ『お…おい!マジでどけって!』

鳥海「あ…あんなの計算外です!」

長門「こうなったら止めるぞ!」←艤装用意

陸奥「仕方ないわね…」←同上

アイオワ「ヤマト、Are you ready?」←同上

大和「勿論です」←同上

瑞鶴「ちっ!」←同上

翔鶴「え…や…やるの?」←同上

大鳳「ここは通さないわ」←同上

 

※安価を取ります。

この後…>>368

1 車を止めた

2 何とか脱出

3 その他

 

ゴルシ(ちっ…!こうなったら突っ切るしかねぇ!)ブロロ…

長門「来るぞ!いつでも制圧出来るようにしておけ!」

ゴルシ「うぉぉ!どけー!!」

 

その時、奇跡か…それとも偶然か…。突如、鎮守府内の水道管が老朽化の為破裂、漏れ出た水がゴルシ達の車の下の地面の一部を押し上げ、登り坂にした!

 

長門「何?!」

ゴルシ「このまま突っ切るぜ!」ブーン!

ダスカ「ひぃぃ!」←ウオッカに抱きつき

ウオッカ「うわぁぁぁ?!」←ダスカに抱きつき

神通「?!このままだと…」

 

ガタン!←道路に着地

 

ゴルシ「おっしゃー!天がゴルシ様たちを見捨てなかったぜ!」ブロロ…!

足柄「あの子達、車盗んで逃げたわよ!」

神通「あの車にはGPSが着いてます。追いかけますよ」

 

ー車内ー

ウオッカ「や…やったぜ!」

ダスカ「何とか逃げ出せたわね…何抱きついてんのよ!」パッ!

ウオッカ「お前だって!」パッ!

ゴルシ「…」

ウオッカ「ゴルシさん、このまま帰るんですか?」

ゴルシ「んな訳ないだろ…。おそらくこの車、尾けられてるぞ。それに帰るとしてサツに見つかったら私ら無免許運転で捕まるぞ」

ゴルシ「だからこれはどこかで捨てる。だけどよ…そんな事許してくれるかね…」

ダスカ「…えっ?」チラッ!

 

艦載機「…」←空を覆い尽くすような量

 

ゴルシ「まずはあれを吹っ切るしかねぇな!」ブロロ…

ウオッカ「また追いかけっこですか?!」

 

←……To be continued




次回…ゴルシたちの逃走劇は続く。次回もお楽しみに!


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#37 ー包囲ー

鎮守府から車を盗んで逃げたゴルシ達。そこに艦娘の追っ手が迫る。


ーゴルシsideー

ウオッカ「…あいつら追ってきてるな?」

ダスカ「ええ…空を覆い尽くす飛行機でね…」

ゴルシ「おいおい…下手に騒ぐなよ。私ら盗難車で無免許運転してんだから。サツに目ー付けられたらお終いだ」

ダスカ「分かってますよ」

ゴルシ「そういやよ…ひとつ思ったんだが…」

ダスカ「なにがです?」

ゴルシ「フェブラリーSが2月に行われるってことは分かる。すげぇよく分かる。Februaryは英語で2月だからよ~…」

ゴルシ「だが!なんで皐月賞は4月にあるってどういうことだ~~~~~!?皐月は5月だろうがよ~~!!4月は卯月だろうが~~~!!」ドガッ!

ゴルシ「舐めあがって!!!今からでも卯月賞に変更しあがれこのチクショー!!」

ウオッカ「今思い出したんですか?!運転に集中して下さい!!」

ゴルシ「どういう事だよ!どういう事だよッ!クソッ!4月なのに皐月賞ってどういう事だッ!ナメやがって クソッ!クソッ!!」ドガッ!ドガッ!ドゴッ!←車破損

ダスカ「ゴルシ先輩!車が壊れちゃってます!!」

ゴルシ「クソックソックソッ!!!!クソッ…」

ダスカ「ど…どうしました?」

ゴルシ「ふ~…スッキリしたぜ」

ウオッカ「えっ…」

ゴルシ「あたしよ~激昂しやすい性格だからよ~こうやってるんだぜ」

ウオッカ「は…はぁ…」

ゴルシ「…あ…」

ウオッカ「どうしました?」

ゴルシ「…こいつ…ガス欠だ」←メーターがEギリギリ

ダスカ「どうするんですか!」

ゴルシ「仕方ねぇ!この車乗り捨てて徒歩で駅に向かうぞ!」

 

ー鎮守府、ウマ娘sideー

赤城「ここです」ガチャ…

マックイーン「…! ライスさん、ダイヤさん…」

ライス「…ごめんなさい…助けられなくて…」うぇぇ…

サトダイ「マックイーンさん…」

マックイーン「…あなた達が無事で良かったですわ…」

キタブラ「…ダイヤちゃん…」

サトダイ「キタちゃん…無事だったんだね」

ライス「…なんでマックイーンさん達はこの人達に…」

マックイーン「…実は…」

 

ー省略ー

 

ライス「…そうだったんだね…」

赤城「…申し訳ありませんが、あなた達をここから出す訳にはいかないのです。あなた達は人質としてここに住んでもらいます。衣食住は保証します。暫く帰れませんが…」

ライス「…」

サトダイ「…」

テイオー「…ゴルシ達は?」

飛龍「どうやら車を盗んで逃げたみたい」

赤城「瑞鳳さん、テレビの電源を入れてください」

瑞鳳「はい」カチッ

ルドルフ「…何だこれは?」

加賀「彩雲のカメラ映像よ」

祥鳳「どうやら駅に向かってるらしいですね」

吹雪「…でも駅から少し離れてませんか?」

赤城「…どこかで車を乗り捨てる気ですね」ビー!ビー!

神通『赤城さん、見つけました。どうやら林に入ったようです』

加賀「どうやら森に車を捨てるようね」

赤城「…車の位置を特定次第、捕捉してください」

神通『分かりました』

赤城「…さて…それでは私達は食事をしましょうか」

ライス「えっ…」

スペ(ゴルシさん…)

 

ー鎮守府北東、森ー

ゴルシ「よし、ここならあれは追ってこないな」バタン!

ダスカ「まさかガス欠とはね…」

ウオッカ「…駅はどっちだ?」

ゴルシ「向こうだ。行くぜ」

 

ー5分後ー

神通「…見つけました。足跡からここから北に向かったようですね」

長門「どうする?」

神通「森を囲いましょう。その際、東側は開けておくように」

長門「承知した。配置につけ」

 

ーゴルシsideー

ゴルシ「…なんだか騒がしいぞ?」

『足跡からこっちに来たみたい』『探せ』

ダスカ「尾けられたみたい」

ゴルシ「…待て…前方からも音がする」

 

ガサ… ガサガサ…

 

ウオッカ「…西からもしますよ」

ゴルシ「…囲まれたか?」ガサガサ…

ゴルシ「…あの穴に隠れるぞ」←洞穴

 

ー5分後ー

神通「…この辺まで足跡がついてますが…」

ゴルシ(やべぇ…気づかれる)

ダスカ(早くどこかに行って…!)

ウオッカ(気づくな…!)

神通「…なにか目線を感じるような…」

ゴルシ(?!)

 

 

ー提督sideー

提督「…」

艦娘「…」

艦娘2「…」

提督「…」ピタッ…

提督「…なぜ俺に着いてくる」

艦娘「…気づいてたんですね」

艦娘2「赤城さんを裏切っておいてよく平気で街を歩けるな!」

提督「それには訳がある。話をしよう」

艦娘2「問答無用だぜ!覚悟しやがれ!」ダダダ…!

提督「…ちっ…」←構え

 

←……To be continued

 

ー番外編、ウマ娘逮捕編(batend編)ー

ウオッカ「ゴルシさん、このまま帰るんですか?」

ゴルシ「んな訳ないだろ…。おそらくこの車、尾けられてるぞ。それに帰るとしてサツに見つかったら私ら無免許運転で捕まるぞ」

 

ウゥゥ~!!

 

ゴルシ「んぁ?」

パトカー「そこの車!止まりなさい!!」

ゴルシ「やべぇ?!サツだ!」

 

ーその夜ー

提督「…さて…今日のニュースは…」ピッ!

 

『速報です。無免許運転でウマ娘3人を逮捕です』

 

提督「へ?」

 

『警察によりますと、トレセン学園に所属する学生3人が無免許運転で現行犯逮捕されました。3人は容疑を否認しており、『出せ!ここから出さないとゴルシちゃんキックを食らわせるぞ!』と捜査員を脅しており…』ピッ…

 

提督「…まじかよ…」

 

その後、警察に引取りに行ったが、ゴルシ達はトレセン学園を退学させられた…(BADEND)




次回、ゴルシ達が捕まる?そして艦娘と戦う提督。いよいよ物語も終盤へ…。次回もお楽しみに!


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#38 ー追撃ー

鎮守府から脱出したゴルシ達。森に隠れるも艦娘が森を包囲。ゴルシ達は石橋山の戦いで敗れた頼朝のように洞穴へ身を隠した。


神通「…不知火さん、あそこの調査をお願いします」←洞穴指さし

不知火「分かりました」スタスタ…

ダスカ(ち…近づいてきますよ…)

ゴルシ(こうなったら強行手段だ。あいつに見つかったら一目散に全員逃げるぞ)

ウオッカ(その後は?)

ゴルシ(全速力で駅にいけ。誰か来なくても電車に乗れ。誰かが生き残れるようにだ)

2人(了解です)

不知火「…?」チラッ

ゴルシ「…」

不知火「! 発見しまし…うわっ?!」ドン!←ゴルシに押された

ゴルシ「行け!散開しろ!」

神通「! 逃しませんよ」

 

ーゴルシsideー

ゴルシ「ちくしょう…完全に裏目に出た!」

瑞鶴「止まりなさい!」

ゴルシ「止まれと言って止まる奴がいるか!」

瑞鶴「あったまきた!これでも喰らいなさい!」グググ…バシュッ!

ゴルシ「うおっ?!あぶね!」パシッ!

瑞鶴「?! 矢を取った?!」

ゴルシ「あばよ!」ポイッ!

瑞鶴「くっ!あいつをなんとしてでも捕まえるわよ!」

 

ーダスカsideー

ダスカ「くっ…なんなのよあいつら…」

ダスカ(あいつら…しつこい)

長門「見つけたぞ!」

ダスカ「?!どうしてバレたの?!」

長門「そのツインテールがバレバレだ!」

ダスカ「!」

長門「鎮守府に不法侵入した事を後悔しろ!」

ダスカ「捕まって…たまるもんですか!」

 

ーウオッカsideー

ウオッカ「くそっ…足元が凸凹してて走りにくい…!」

ウオッカ「…ゴルシ先輩達は無事か…」

ウオッカ「…なんで俺達が逃げ回る羽目になるんだ。このまま逃げ回って『お願い神様助けてください!』ってなんで逃げなきゃ行けねぇんだ!」

ウオッカ(必ずどこかに隙がある。そこを突くんだ。例えるならそう…ボクシングで相手のパンチをかわした隙を狙って一撃叩き込むようにだ!)

ウオッカ(探せ…探さないと俺らが全滅だ!どこだ…どこだ…!)

ウオッカ「…!東側だけ包囲が浅い…あそこから逃げるチャンスだ」

ダスカ「はぁ…はぁ…あんだ…」

ウオッカ「うぉ?!お前ツインテール解いたのかよ!」

ダスカ「…目立ってしょうがないから解いたわよ…」

ウオッカ「…おい、東側が開いてるのが見えるか?あそこから突破するぞ」

ダスカ「…それがもし罠だったら?」

ウオッカ「そん時は考える!今は突破するぞ!」

 

ー森、東側ー

夕雲「…来ないわね…」

秋雲「…ん?なにか突っ込んでくるよ?」

親潮「あ…あれは…」

ダスカ「うおぉ!そこどきなさい!」ドドド!

ウオッカ「どけ!轢かれても知らねぇぞ!」ドドド!

霞「ちっ!止まりなさい!」

ダスカ「どきなさい!」

 

ドガーン!

 

霞「うわぁ?!」

夕雲「きゃぁ?!」

親潮「?! 突破されました!」

ウオッカ「やったぜ!」

ダスカ「このまま駅に行くわよ!」

 

ー艦娘sideー

五十鈴「2人に逃げられた?!何やってるの?!」

長門「失敗したか…だが、まだ1人残ってるはずだ」

大井「…あの白毛のウマ娘をとっ捕まえるわよ」

北上「おお~、大井っちやる気だね~」

 

ーゴルシsideー

ゴルシ「…包囲が狭まってきたな…そろそろ覚悟決めるか…」ピロン…

ゴルシ「…あいつらは無事に逃げ切ったようだし、あたしも最後の抵抗と行こうか」

ゴルシ「…疲労が溜まってきやがった…」ふっ…

瑞鶴「! 見つけたわよ!今度こそ覚悟しなさい!」

ゴルシ「やべ!」

瑞鶴「今度こそ逃がさないんだから!」ダッ!

 

ー20分後、駅ー

ダスカ「はぁ…はぁ…」ゼェゼェ…

ウオッカ「…ゴルシさんは?」ゼェゼェ…

ダスカ「…見てないわ」ゼェゼェ…

ウオッカ「…戻りに…」ガシッ!

ダスカ「…行くわよ。ゴルシさんに言われたでしょ。来なくても電車に乗れと」

ウオッカ「…クソっ…クソォォ!!」

 

ーその頃ー

電「み…見つけたのです」

叢雲「さあ、観念なさい」

不知火「不覚を取りましたが、今度こそお終いです」

 

ズラァ…←艦娘だらけ

 

ゴルシ「…そろそろ年貢の納め時か…」←木に寄りかかってる

ゴルシ(あいつらは無事か?)

神通「…ご同行願います」

ゴルシ「…ちくしょう…」

長門「おい、縄だ」ギュッ…ギュッ!

ゴルシ「おい、きつく締めるなよ。息が出来ねぇ」

長門「お前を縛るにはこの位がいいらしい、ほら歩け」

ゴルシ(すまねぇ…)スタスタ…

 

こうしてウマ娘の奪還作戦はゴルシを始め、ライス、キタサンブラック、サトノダイヤモンドが捕縛、ブルボンがリタイアという失敗に終わった。

 

ー提督sideー

提督「…」

艦娘「」

艦娘2「」

提督「…疲れた…さて…こいつらを連れ帰るとしようか…」

提督「…話聞かせてもらうぞ」

 

←……To be continued




ついに捕まったゴールドシップ。一方トレセン学園にも動きが。次回、ウマ娘の反撃が始まる。次回もお楽しみに!


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第3章 ー反撃ー
#39 ー狼煙ー


ゴールドシップ、ライスシャワー、ミホノブルボン、キタサンブラック、サトノダイヤモンドの5人が捕まり失敗したウマ娘救出作戦。一方、トレセン学園では…


ー鎮守府、嫁艦の部屋ー

赤城「…ようやく会えましたね」

ゴルシ「あんたには会いたかなかったがな。縄解けゴラッ!ゴルシちゃん保護法で訴えるぞ!」

加賀「…そんな法律は無いわよ」

マックイーン「…ゴールドシップさん…」

ゴルシ「よぉ、マックちゃん」

マックイーン「…その方は厳重に縛って置くべきですわ」

ゴルシ「マックイーン?!」

赤城「さて…あなたをこれからどうしましょうか…」

 

※安価を取ります。

どうする?>>381

(なんでも構いません)

 

赤城「そろそろ提督を返してください」

ゴルシ「ああん、あたし知らねぇぞ。あいつどこか行くし、トレーナーの心なんか読めねぇつーの。読心術なんか持ってねぇよ」

赤城「…本当ですか?」

ゴルシ「知らんもんだから返せるわけないだろ。そろそろ縄解け!」

赤城「…仕方ありませんね」しゅるしゅる…

ゴルシ「…あぁ…私はハムか!こんなか弱い乙女にぐるぐる巻きに仕上がって…」

赤城「…あなたは結構暴れん坊と聞いたので少し強く縛らせていただきました」

ゴルシ「だとしてもきつく締めすぎだ!」

蒼龍「じゃあでは案内するね」

ゴルシ「だから聞けって!」

 

ー府中市ー

ダスカ「…はぁ…はぁ…」

ウオッカ「…」

ダスカ「…!」

提督「よぉ」

ダスカ「あんた…」

提督「お前達、俺は手を出すなと言ったぞ」

ダスカ「ぐっ…」

ウオッカ「だからってよ…!見捨てるなんて出来るかよ!」

提督「お前達のせいで担当トレーナーが探し回ってるぞ」

ダスカ「うっ…」

提督「…そう言えば、お前達が横須賀に行ってる間、少しゴタゴタがあってな。そこを開けてみろ」←ロッカー

ウオッカ「…なんだよいいことって…」

 

ギィィ… バタン!

 

?「む~!む~!」ジタバタ…←拘束

ダスカ「えっ?!」

提督「さっき捕まえた」

 

※安価を取ります。

誰?>>389

(嫁艦娘以外でお願いします)

 

萩風「む~!」

嵐「ぶ~!」

ダスカ「…誰この子達?」

提督「俺の部下。つけられていたのを返り討ちにした」

ウオッカ「…はぁ…」

提督「…苦しそうだし口は外すか」ペリペリ…

萩風「ぱっ…!司令?!」

嵐「おい!これ外せって!赤城さんを裏切った裏切者!」

ダスカ「はあ?!あんた達がスペ先輩達を攫ったからでしょ!」

ウオッカ「そうだよ!スペ先輩達を返せ!」

萩風「あ…嵐落ち着いて…。あの…司令…これはどう言う…」

提督「…まあ、お前達もその格好じゃどうしようもないしな。外してやろう」

 

ー2分後ー

萩風「…」

嵐「おい、裏切り者。なんで赤城さん達を見捨ててこっちに来たんだよ」

提督「…おれはあいつらを見捨ててはないぞ。それにお前らは勘違いしてるらしい」

萩風「…勘違い…?」

提督「じゃあ教えてやろう。俺がここにいる理由を」

 

ー30分後ー

萩風「そ…そんな…」

嵐「嘘だろ…」

ダスカ「…そんな理由が…」

ウオッカ「…」

提督「さて、次はお前達を攫った理由だ。俺の目的は人質交換、そのためにお前らを攫った」

ダスカ「人質交換?」

提督「こいつらの狙い目は俺。要は俺1人とウマ娘全員を交換する形での交渉。そもそも人質がある時点で赤城たちの方が断然有利。ならば対等な交渉には少なくともこちらにも人質が必要。少なくともあと2人。1人は嫁が望ましい」

ダスカ「…あんた結婚してるようだけど…」

提督「嫁14人もいるからな」

ウオッカ「多すぎだろ!」

提督「それとお前達は艦娘とウマ娘のと中立ちをさせるために連れてきた。そうしなければ俺の話を信じる者はいないからな」

萩風「…分かりました」

提督「やられたままじゃかっこ悪いだろ。ここから反撃の狼煙をあげようじゃないか」

ダスカ「もちろんよ」

ウオッカ「ああ!」

提督「…さて、こいつらをどうするかだが…お前ら、きめていいぞ」

ダスカ「えっ?」

提督「罰を与えるも良し、親切にするも良し。俺は手を出さん」

ウオッカ「…」

 

←……To be continued




次回、萩風達の処遇は…そして鎮守府では…


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#40 ー部屋ー

ダスカ「とりあえずトレセン学園に連れていきましょう。あとはそこで過ごすとか?」

萩風「でも寝る場所とかは…」

提督「俺の部屋を貸す。寮に行っても部屋ないだろ。なら俺の部屋を貸す」

ダスカ「…なにか怪しいことしないでしょうね?」

提督「…俺嫁14人もいるんだけど。それに部下だぞ。こいつらに手を出して連れていかれた奴なんて何人も知ってる」

ウオッカ「…連れてかれると?」

提督「軍法会議にかけられて遠方に飛ばされるか処刑されるか…」

ダスカ「…恐ろしいわね…」

提督「処刑されるならまだいい。場合によっては特攻されて骨も残らない。ま、これは艦娘を奴隷のように使ったバカがされたけどな」

ウオッカ(どんなところだよ…)ブルブル…

提督「ていう事で、こいつらは俺が管理するから安心しろ」

ダスカ「はいはい…」

 

ー横須賀鎮守府ー

ゴルシ「…あ~…つまんねぇ」

ゴルシ(飯は美味いし、風呂は入れるし、別に外に出るには見張りが必要なだけでそこまで制限はされてねぇが…)

ゴルシ(ジョーダンやフラッシュをいじって楽しみてぇな。まあ、マックちゃんがいるから退屈はしてねぇが)

ゴルシ「…しかしよ…ここ女ばっかだな…まあ、うちもそうだけど。あいつハーレム作っていやがったのか」

ゴルシ「…ん?」

 

提督の部屋「」

 

ゴルシ「面白そうじゃねぇか」ニヤッ

ゴルシ「おお、鍵はかかってねぇ」

テイオー「ゴルシ~なにしてんの」

ゴルシ「ここ、あいつの部屋だぜ。ここに何かあるか調べてみねぇか?」

テイオー「面白そう!もしかして…変な本とか会ったりとか?」

ゴルシ「あると思うぜ。あいつだってヤラシイ本1つやふたつは持ってるだろうぜ」

マックイーン「…何してらっしゃるの?」

ゴルシ「おう、マックちゃん。あいつの部屋に潜入するところだぜ」

マックイーン「人の部屋に入るなんてそんなはしたないこと…」

ゴルシ「そんなこと言って…マックちゃんも気になるだろ?あいつがどんな生活してるのかよ~」

マックイーン「…」

ゴルシ「あいつがどんな本持ってるとかよ~」

マックイーン「し…仕方ありませんわね。担当トレーナーの生活チェックも大事ですからね」

ゴルシ「そう来なくっちゃ」

 

ー提督の部屋ー

ゴルシ「オラッ!」バキッ!

テイオー「電気電気…あった」パチッ!

マックイーン「…見た感じ普通の部屋ですわね」

テイオー「ふふん…僕の目からは逃れられないよ~」

 

ゴソゴソ…

 

※安価を取ります。

何があった?>>399

(昔エロ本はあったが赤城と結婚して全て捨てたのでエロ本はなしにします)

 

ー5分後ー

ゴルシ「何かあったか~?こっちはないぜ」

テイオー「ん~…壁に勲章があったことばかりかな?」

マックイーン「…すごい数の勲章ですわ。少なく見積っても20個以上は…」

テイオー「…何これ?勲章に『甲』って書いてある」※主は乙提督なので甲は持ってないです。

マックイーン「…これはここの皆さんの写真と…あの人(嫁艦)達の写真ですわね。それも1人からだんだん人が増えていくように飾られてますわ」

ゴルシ「…お?」

テイオー「なにか見つけた?」

ゴルシ「あいつの日記だぜ」

テイオー「わぁ~!見せて見せて!」

マックイーン「確かに気になりますわね…」

ゴルシ「じゃあ見てみようぜ」ペラッ…

 

←……To be continued




次回、提督と艦娘の過去編。一体何があったのか…。


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#41 ー過去ー

提督の部屋で日記を見つけたゴルシ、マックイーン、テイオー。その日記には提督と艦娘の過去が書いてあった。


ゴルシ「早速読んでみようぜ」ペラ…

テイオー「一体何が書いてあるのかな?」ワクワク…

マックイーン「…」ドキドキ…

 

ー1日目ー

今日から鎮守府に着任する。正門を見る限りボロボロの廃墟だ。前任の事もあってか艦娘達の心はかなり荒んでいる。鎮守府自体も機能してないし、かなりまずい。今日はとりあえず施設の見回りと自分の支度をして寝た。

 

ゴルシ「…初っ端から内容がやべぇな」

 

ー2日目ー

今日から執務開始。執務室に行くとかなり趣味の悪い物があったので全て捨てて、ボロいもので執務開始。途中艦娘に銃口を向けられた時は初めて背中に冷や汗を感じた。

 

ー3日目ー

艦娘との関係はかなり気まずい。何人かは睨んでくる。それどころか最悪銃口突きつけてくる艦娘もいる。メンタル弱った奴なら自殺とか考えそうだが、俺は一切気にしない。ただ己のやるべき事をやる事だ。そう言えば最近赤城や吹雪がよく話してくれる。彼女となら…。

 

ー4日目ー

飯は一人で食べる。1度毒物らしき物を混ぜられていることも考え、外の定食屋で飯を頂いた。…韓国のように箸も銀にするべきなのか?

 

マックイーン「…なんですのこれ…」

テイオー「どうやらここもトレーナーを信用してなかったようだね」

 

ー58日目ー

艦娘が敵に囚われた。どうやら艦娘達は心配しているようだ。俺も赤城や吹雪の救出の為に乗り込んだ。捕らえられた艦娘を救出して、深海提督を拷問、その後海の藻屑とした。艦娘が怖がっていたが…。

 

ー59日目ー

この頃、艦娘が俺に声をかけ始める。俺に恐れているのかそれとも慕っているのか…おそらく前者だろう。力でねじ伏せる事は動物にもできる。俺は彼女らと心を開いていきたいのにな…。

 

ー半年後ー

初めて大規模作戦に参加。難易度は低いが、艦娘のおかげで突破できた。かなり信頼度は上がってる気がする。ちょくちょく話しかけてくれる子も増えてきた。

 

ー1年後ー

鎮守府に来て1年、赤城と結婚。艦娘全員で祝福てくれた。来た時とは大違いだな…。吹雪も複雑そうな気持ちだったが…。

 

ゴルシ「ふーん…」ペラッ

 

ー書き始めて5年後ー

描き始めて5年経つ。来た時から轟沈者は出さず、ここまで来た。艦娘の態度も初期の頃は全く別のものになった。嫁も14人と多くなったが、みんな仲良くやってくれているようだ。

 

マックイーン「…」

ゴルシ「…」ペラッ…

 

ー6年後ー

今日、会議の帰りにある女子を見つけた。名前はトウカイテイオー。車の中だったが足を怪我してるようだ。会議で短期間トレセン学園に行けとか言われて偵察したが…あの元帥…何考えてるんだ?

 

ゴルシ「あいつが来た理由…ね…」

テイオー「…ぼくの事が書いてある…」

 

ー6年と1ヶ月後ー

ついに日がきてしまった。まだ嫁たちには話してないが…取り敢えず長い出張になるとは言っておいた。理由は元帥が話してくれるらしいし、帰ってきたら嫁達にも話そう。

 

マックイーン「…ここで終わってますわね」

ゴルシ「なんかつまんなかったな~もっと何か…ん?」

 

『警告 この先俺、嫁以外の者が読む事を禁止する』

 

テイオー「…何これ?」

マックイーン「…一部の人を除いて読むな…?」

ゴルシ「おお!こうゆうの待ってたんだぜ!早速…」ガシッ!

マックイーン「やめた方がよろしいかと…」

テイオー「なんでだよ~。せっかく面白そうなのに!」

マックイーン「人の私生活を覗くこと自体はしたない事ですわ。それに…なにかまずい感じが…」

 

ゴゴゴ…

 

テイオー「ならマックイーンだけ見なければいいじゃん」

マックイーン「み…見ないとは言ってませんわ!」

ゴルシ「じゃあ開けるぜ…」

 

※安価を取ります。

何が書いてあった?>>408

1 読む(何が書いてあったかも)

2 読まない

3 読もうとしたら邪魔が入った。

 

ーどうすれば艦娘とウマ娘が仲良くなるかー

・なにか交流会をする

・なにかイベントの企画をする

・担当ウマ娘となにか…

 

 

ゴルシ「…なんだこれ?」

マックイーン「どうやらあの子達と私たちが仲良くする為の提案のようですわね」

テイオー「な~んだ…ん?」

 

このページを読んだ奴、後ろに気をつけろ。

 

テイオー「まっさか~誰かがいるって…」クルッ…

マックイーン「…テイオー?」クルッ

ゴルシ「んな訳…」

飛龍「…何してるの?」

マックイーン「…」サァァ…

テイオー「あ…」

飛龍「人の部屋に勝手に入って挙句荒らしてさらに人の日記読む…それも軍の機密事項がある所で」

飛龍「…何してたの?場合によってはあなた達を連行しないと行けないけど」

マックイーン(や…やばいですわよ?!)

飛龍「正直に話したら解放してあげる。動機は別として」

ゴルシ「…分かったよ」

 

←……To be continued




次回はトレセン学園学園編。そしていよいよあの世代が登場…。


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#42 ー確認ー

ゴールドシップ達が日記を読んでいた。そこには提督と艦娘の壮絶な過去があった。そして…


かくかくしかじか…

 

飛龍「ふ~ん…やらしい本とかね…残念だけどないよ」

テイオー「えっ?」

飛龍「確かに提督は持ってたらしいけど…赤城さんと結婚して全て捨てたらしいし。というか自分の部屋見られたらヤダでしょ?」

マックイーン「おっしゃる通りですわ…」

飛龍「という訳で…罰は受けてもらうよ?」

テイオー「えっ?!でも許すって…」

飛龍「あくまで連行はね。それに瑞鶴とかに見つかったらもっとやばかったけど…今から呼んでくる?」

ゴルシ「…分かったよ。従えばいいんだろ」

飛龍「よろしい。じゃあ罰は…」

 

※安価を取ります。

どんな罰?>>412

(死なない程度で)

 

ー翌日ー

ゴルシ「ピスピース!」←バニーガール

テイオー「うぅ…恥ずかしいよ…」←同上

マックイーン「こ…これ…肌が…」←同上

ライス「ま…マックイーンさん…」

マックイーン「ライスさん?!み…見ないでくださいまし!」

ルドルフ「…テイオー」

テイオー「カイチョー?!」

スペ「ゴルシさん?!その格好はなんですか?!」

ゴルシ「新しい勝負服らしいぜ」

スズカ「」

蒼龍「…何あれ?」

飛龍「ん~?ちょっとした罰」

蒼龍「罰?」

飛龍「聞きたい?」

蒼龍「うーん…遠慮しとく」

 

ートレセン学園ー

グルーヴ「…で、その子たちが会長達を攫ったと?」

萩風「会長…?誰ですか?」

嵐「知らねぇぜ?」

提督「まあ、正確に言えばオレの嫁が攫ったんですけどね」

ブライアン「…」

マルゼン「可愛いわね~♪」

グルーヴ「で…その子達はどうする」

提督「監視下には俺が置きますが、基本的にはあなたたちに任せます」

グルーヴ「…分かった。ではこうしたらどうだ?」

 

※安価を取ります。

どうする?>>413

(なんでも構いません)

 

グルーヴ「この学校で少し私達と交流という形でウマ娘と生活してもらおう」

提督「だとよ。ま、お前らとやってる事同じだけどな」

萩風「…分かりました」

嵐「おう」

グルーヴ「で…会長たちは」

提督「こいつらから聞いた話だと軟禁状態ではあるが衣食住は与えられてるらしい。あと、達が出し合ったお金で多少は苦労はしてないそうだ」

グルーヴ「…なるほど…」

提督「よし、お前ら行くぞ。お前達は一時的ではあるがスピカのメンバーとしてこの学校に在住してもらう」

萩風「分かりました」

 

ー校内ー

『あの子たち誰?』『見たことない…新しい子?』『尻尾とか耳とかついてないしね』

萩風「な…なんか注目されてますね…」

嵐「なあ、ここってどういうとこなんだ?」

 

提督「『日本トレーニングセンター学園』在校ウマ娘2000名弱、全寮制で日本中から猛者が集まる学校だ」

萩風「提督が担当されてる子は…」

提督「お前らが殆ど誘拐してったけどな…」

萩風「な…なんかすいません…」

 

ーAクラスー

 

ガラガラ…

 

提督「ここで少しの間、ウマ娘に交じって勉強させてもらう。一応教科書は俺のを貸す。交流と勉強を通じて仲良くなれよ。帰りはスピカの部室で待ってる」ガラガラ…ピシャ

嵐「あ…おい…」

萩風「あ…」

ウマ娘「…誰?」

ウマ娘2「ウマ娘じゃ…ないですよね…」

ウマ娘3「さっきのトレーナーの知り合いかな?」

 

ザワザワ…

 

萩風「あ…ええと…」

?「こんにちは」

 

※安価を取ります。

話しかけたのは?>>416

(1人でお願いします。ちなみにアニメ版だとAクラスはグラス、エル、スカイ、スペがいました)

 

グラス「こんにちは~、あなた達はウマ娘ではありませんね」

萩風「は…はい!艦娘です!」

グラス「艦娘…確か…深海棲艦とかいう化け物と戦ってる女の子…でしたっけ?」

嵐「ああ、合ってるぜ」

グラス「…最近妙なことばかり起こるのですが…あなた達が関係してると思うんです」

萩風「…」

グラス「スペちゃんが誘拐されたりルドルフ会長が行方不明になったり…もしかして…」

グラス「あなた達が関係してますか?」

萩風「…」

嵐「…」

グラス「答えないのは肯定と同じですよ?」

 

←……To be continued




次回、グラスの尋問が萩風達を追い詰める。


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ー番外編、夜の探検ー

ある鎮守府の夜の出来事…


ー横須賀鎮守府ー

日が沈み、横須賀の海は街の灯りに照らされている。町は寝静まり、鎮守府も多くの人が寝静まる中その中で一室、明かりが付いている部屋が一つあった。

 

ースペシャルウィーク、サイレンススズカの部屋ー

スペ「…」

スペ「……」

スズカ「…」Zzzz…

スペ「…」ムクッ…

スペ「…午前1時ですか…」

スペ(…眠れない…トレーナーさんや皆さんはどうしてるんでしょう…)

 

ー廊下ー

ガチャ…

 

スペ「…」

ゴルシ「お、スペ」

スペ「うわぁ?!ゴルシさん?!それと…」

テイオー「スペちゃん」

スペ「テイオーさん…どうしたんですか?」

ゴルシ「なにか面白ぇことねぇかなってな。部屋抜け出してきた」

テイオー「僕も~」

スペ「そうなんですね…」

ゴルシ「…なあ、少し探検しようぜ」

スペ「や…やめておきましょうよ…。この前トレーナーさんの部屋を漁って怒られて他じゃないですか…」

テイオー「いいじゃんいいじゃん。こんな事滅多にないんだよ?もっと探検しようよ~」

ゴルシ「それじゃあ行くぞ~」

 

ー2階ー

ゴルシ「この辺は宿舎なようだな」

スペ「…あの…もう帰った方が…」

ゴルシ「スペ、ここから逃げ出すにはどうしたらいいと思う?」

スペ「…えっ?」

ゴルシ「見張りの薄い場所、時間…それを見つけるんだ。あたしは夜な夜なマックイーンに内緒でこうやってで歩いてるんだけどな…」

テイオー「それで何か見つけた?」

ゴルシ「…それが全然ダメだぜ」

テイオー「なんだ…」

ゴルシ「…でも情報を聞き出せそうな場所は見つけ出せたぜ」

スペ「…?」

 

ー2階、突き当たりの部屋ー

ゴルシ「…ここだ」

スペ「…バー?」

テイオー「バーってお酒飲むところだよね?こんな所で情報手に入るの?」

ゴルシ「よく言うだろ。人は気分が良くなると口を滑らせるってな。ここで何か情報を聞き出せると思ってな。ここを覗いて見たらよ、案の定酔っ払いが何人かいるんだよ。そいつらから情報を聞き出す」

テイオー「…それ、絡まれたりしない?」

ゴルシ「そん時はそん時だ。開けるぞ」ガチャ…

 

ーバー、エトワール・ド・メールー

 

カランカラン…

 

タシュケント「いらっしゃ…ん?」

コマダン「Bonsoir(こんばんは)、珍しいお客さんね」

ガンビー「こ…ここはこ…子供が来ちゃ行けないところですよ?!」

ゴルシ「知ってる、別にお酒が飲みたいわけじゃないんだ。喉が乾いたからなにかくれねぇか?」

タシュケント「棚にあるジュースなら出せるよ」

テイオー「じゃあ僕ハチミーね!」

ガンビー「ハ…ハチミー?」

ゴルシ「んなもんねぇよ。あるジュースでいいよ」

 

ー5分後ー

 

ジュークボックス<♪~←加賀岬(メロディのみ)(ちなみにカラオケ機能あり)

 

ゴルシ(…今日は誰もいないか…)カラン…

タシュケント「ウマ娘か…まじまじと見るのは初めてだな」

タシュケント「人間と同じようで同じじゃない…まるで艦娘みたいだね」

ゴルシ「それ言うならお前らも水の上浮いたりする所は人間から離れてるけどな」

コマダン「それは艤装をつけてる時だけデスね。普段はちょっと力が強い人間程度ですよ」

テイオー「へ~。艤装ってあの金属みたいなやつでしょ?僕もあれつけたら水の上浮けるのかな?」

タシュケント「やめといた方がいいよ。同志は吹雪の艤装を試しにつけて死にかけた事あるし」

スペ(トレーナーさん…何してるんですか…)

テイオー「あんなに大砲バンバン撃ってるんだから僕らにも出来そうだけどな…」

ガンビー「普通の人がやったら脱臼するらしい…です」

コマダン「でもこの子、艤装の大砲撃ってませんでしたっけ?」

ゴルシ「鍛えてるからな」

スペ(そういう問題ですか…)

タシュケント「…さて…こんな時間にここに来たってことは怪しいね…。まさか鎮守府の情報を盗もうとしてたりしてたのかな?」

スペ「そ…そんなことしませんよ…」

タシュケント「それとも逃げようとしてたとか、逃げるための情報集めかな」

テイオー「?!」

コマダン「?」

ガンビー「?…?…」

タシュケント「…まあ、理由は聞かないよ。あまり夜出歩かないようにね。見張りの子に見つかるとうるさいから」

ゴルシ(…全てお見通しって事か)

タシュケント「…まあ、ジュースの肴に話でも聞かない?」

スペ「…話?」

タシュケント「…ここのバーができたときのこと」

タシュケント「このバーはね、同志が訪れる前は隠れてやってたんだよ。同志が来る前、酷い司令官がいて文句なんか口にもできない時、ここに移転する前の地下にあったこのバーが唯一艦娘が本音を言える場所だったんだって」

スペ「…」

タシュケント「で、司令官が処刑された後、やって来た同志が地下からここに移したんだって。その頃ここには居なかったけどね」

タシュケント「『エトワール・ド・メール』、ここに移される前、隠れてやってた時からこのバーの名前何だけどやってた艦娘がね、鎮守府の希望の星になりたいって意味で付けたんだって」

ゴルシ「『海の星』か…」

 

※海(海のある鎮守府を連想させる) 星(希望の星)

 

テイオー「…」

タシュケント「何か他に聞きたいことある?同志の弱点教えようか?」

ゴルシ「お!教えてくれ!」

タシュケント「同志はね…お酒弱いんだよ。下戸じゃないんだけどね、酔っ払うのが早いんだよね。酔っ払うと泣き上戸になったりするよ」

テイオー「ええ?!そんなトレーナー見たことないな…」

タシュケント「ここで飲んではしょっちゅう愚痴言って寝てるけどね」

ゴルシ「他に何かあるのか教えてくれよ!」

コマダン「たまにここでカラオケしてるんですが※『24時間シンデレラ』歌ってますね」※龍が如く0に登場する真島吾朗が歌う昭和のアイドルみたいな曲

テイオー「ええ?!トレーナーカラオケ行った時流行りの歌とか歌ってたけど?」

コマダン「恥ずかしいらしくてここでしか歌わないんだそうですよ」

ゴルシ「アハハ!今度行った時にからかってやろうっと!」

 

ー午前中2時ー

タシュケント「…そろそろ店仕舞いにするか」

ガンビー「そうですね」

ゴルシ「いや~いい話聞けたぜ」

テイオー「これでトレーナーの弱点丸わかりだね!」

スペ(トレーナーさん…お気の毒です…)(--;)

タシュケント「あ、そうそう。ここから抜け出すのはやめといた方がいいよ」

ゴルシ「…分かったよ…」

コマダン「また話がしたかったらここに来てくださいね」

スペ「はい、ありがとうございました」

 

ー廊下ー

ゴルシ「結局手がかりなしか…」

テイオー「…ま、色々話聞けて良かったじゃん」

スペ「…ふあぁ…眠くなって来ちゃいました」

ゴルシ「おう、早く寝ようぜ」

 

ー?ー

タシュケント「…今日の事は見なかった事にしてあげる。でも本当に抜け出したら…」

タシュケント「…地の果てまで追いかけるからね。同志と会うまでまだ人質として貰いたいからね…」

 

鎮守府の夜は深く、そして混沌として進んでいく…。




次回は通常パートに移ります。


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#43 ー派遣ー

ウマ娘のクラスに案内された萩風達。そこにグラスワンダーが質問をなげかける。


グラス「…最近チームスピカのウマ娘だけが消えているんです。それに送られてきたあなた達…あなた達とスペちゃんの関係はなんなんですか?」

グラス「…私はちょっとした特技がありましてね…嘘をついているのかわかるのです。肌のてかり、目の動き…人が嘘をつく時には些細な動きが出るわけです」

グラス「…もう一度聞きます。スペちゃんとあなた達の関係はなんですか?」

萩風「…そのスペちゃん…っていう子はどんな子なんですか?」

グラス「そうですね…こんな子です」←写真

萩風「…知りませんね」

嵐「何言ってる…ムグッ?!」

萩風(いい…ここで話したら何されるか分からないわよ)

嵐(わ…分かったぜ)

嵐「お…俺も知らないぜ…」汗ダラダラ

萩風(嵐?!)

グラス「…」ジー

嵐「…」ダラダラ…

グラス「…いいでしょう。トレーナーさんが連れてきたんです。そこまで深くは聞きません。知らないなら催促してしまってすいませんでした」ペコッ…

エル「ヘイグラス~絶対何かしって…oh?!」ドカッ!

グラス「エル~」

エル(何するデース!)

グラス(ここは泳がせましょう。あの子達がスペちゃんに関係あるのは間違いありません。ですが証拠がない…)

スカイ(ならどうするのさ)

キング(さっさと吐かせればいいじゃない!)

グラス(…疑わしきは罰せず…あの子たちにはスペちゃん達に関わった証拠がありません。それに軍隊ですよ)

エル(ならどうするデース)

グラス(私たちは私たちであの子達についてなにか調べてみましょうか)(この間3秒弱)

グラス「…そうですか…なら仕方ありませんね」

萩風「力になれずすいません…」

グラス「いいですよ。皆さん交流会だと思って仲良くしてください」

ウマ娘「はーい」

グラス(まずはこの子達と仲良くならなければ…ですね)

 

ー横須賀鎮守府ー

赤城「…」

 

コンコン…

 

舞風「お邪魔します」

野分「お話があります」

赤城「舞風さん、野分さんどうしましたか?」

野分「実は…萩風達と連絡が取れないのですが…」

加賀「…その子たちは…」

野分「はい、府中に偵察に行ってます。毎日決まった時間に連絡を取るのですが、昨日は連絡が来ず…」

飛龍「ただ単に忘れたとかは?」

野分「萩風姉さんがいるのに忘れますかね…」

赤城「…加賀さん、何人か府中に行かせてください。もしかしたら…」

加賀「…捕まった…って事ね。分かったわ」

 

※安価を取ります。

送る艦娘は?>>431

(人数は6人とします)

 

加賀「…瑞鶴、伊勢。小沢艦隊を連れて府中に行けるかしら?」

瑞鶴「別にいいけど…何で?」

加賀「少なくともあなたはあの町について少しだけ私達よりは知ってるはず。それに艦娘の統率…私達の中から少なくとも2人は行く必要があるのよ」

瑞鶴「…分かった」

伊勢「やれやれ…じゃあ行こうかね…。瑞鶴、瑞鳳達を呼んできて」

瑞鶴「了解」スタスタ…

 

こうして瑞鶴を筆頭に伊勢、日向、瑞鳳、千歳、千代田の4人が府中へと向かうことになった。

 

←……To be continued




次回、ウマ娘と艦娘の交流編。


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#44 ー劇物ー

萩風達が捕まったことに気がついた艦娘side。瑞鶴達を府中市へと派遣する。


ートレセン学園ー

先生「このようにレースにはグレードレースG3からG1があり、その中でもG1に出れるウマ娘はほんのひと握りなのです(シンデレラグレイより)」

嵐「…グレードレース…」

先生「さて、では質問してみましょう。艦娘の…萩風さん」

萩風「わ…私ですか?!は、はい!」

先生「あなたの知っているG1のレースを1つ答えてください」

 

※G1は全部で20レース(皐月賞、日本ダービー、菊花賞、天皇賞春秋、有馬記念など)

 

萩風「はい!え…ええと…」

嵐(頑張れはぎー!)

ウマ娘「…」ワクワク…

グラス「…」

キング「…」

萩風「え…ええと…東京カップとか?」※日本ダービーは漢字に直すと東京優駿

 

シーン…

 

ウマ娘( ・д・ ポカーン…

グラス「」

キング「」

スカイ「…」ズコッ…

エル「」

嵐(ありゃ…)

萩風「えっ?皆さんどうしましたか?」

 

ハハハハハハハハー!!

 

グラス「フフフ…」苦笑い

キング「やれやれだわ…」

エル「ナァハハハハ…アウチ?!」

グラス「エル?人の間違いを笑ってはいけませんよ?」

エル「理不尽デース!」

ウマ娘「お…面白いよ…」

先生「あ…ありがとうございます…」フフ…←隠しきれない笑い

萩風「う…うぅ…」///

 

ーカフェテリアー

萩風「大恥かきました…」

嵐「気にすんなよ…」

グラス「そうですよ。誰にでも間違いはあるんですから。エルなんて漢字テストで10点(100点中)取ったこともあるんですから」

エル「グラス?!」

グラス「だからあれ程一夜漬けはやめなさいと言ったのに…」

エル「あ…あの時はたまたま調子が悪かったダケデース!」

萩風「…なんかすいません…」

グラス「いえいえ」

グラス(ここで親しくなるように少し話題をふってみましょうか)

 

※安価を取ります。

なにか話題は?>>347

(何でも構いません)

 

グラス「…そう言えば…聞いたところによれば艦娘は私達のように寮制だと聞きましたが…」

萩風「そうですね。私たちは他の子達と一緒に暮らしてます」

嵐「まあ、今は司令がいないから司令が結婚した人がリーダーシップを取ってるけどな」

グラス「…スピカのトレーナーさんは結婚してたんですね…」

萩風「はい、14人もいますが…」

スカイ「…14人?!」

嵐「ああ、司令の奥さんは14人いるぜ」

キング(日本に側妻制って認められていたかしら…)※認められてません

グラス(この人達やスピカのトレーナーさんの事がわからなくなってきました…)

 

ー横須賀鎮守府ー

スペ「そろそろご飯ですね」

スズカ「…あら?」

吹雪「あああ…」

スペ「どうしましたか?」

大和「…やってしまいました…」

スズカ「えっと…どうしました?」

吹雪「ああ、スペシャルウィークさん…逃げてください…」

スペ「えっ?」

大和「比叡さんが食堂に…!」

 

その時、食堂の方から何か得体の知れない臭いが流れてきた。

 

スペ「?!」←鼻押さえ

スズカ「な…なんの臭い…」

鳥「」←ひっくり返った

スペ「と…鳥さんが…」

スズカ「も…もう限界…!」ダッ!

吹雪「こ…ここから逃げた方が…」

比叡「あ、吹雪さん、大和さん、スペシャルウィークさん。こんにちは」

吹雪「あ…はは…どうも…」

スペ「こ…こんにちは…」

比叡「ちょうど料理が出来たんですよ~味見してくれませんか?」←何か動いてる

スペ(う…動いてます…)

吹雪「わ…私忙しいので…」

比叡「そんな…すぐ終わりますので」

スペ(何でもこんな臭いの近くにいて平気なんですか…)

大和(フグが自分の毒で死なないように慣れてるから…らしいです)

比叡「良ければ感想聞かせてください」

吹雪…(゜д゜)ナンデコンナコトニ…

スペ(きょ…今日は厄日です…)

 

←……To be continued




次回、吹雪、スペ死す?!(死にはしません)


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#45 ー不幸ー

グラスと萩風達の交流(?)が深まる中、吹雪とスペシャルウィークに危機が迫る…。


比叡「さあ…感想を聞かせてください」

スペ「え…遠慮しておきま…」

比叡「でも…食べるの好きじゃありませんでしたっけ…?今日のは自信作なんですよ」

吹雪「ち…ちなみに何入れたんですか?」

比叡「…ええとですね…シーフードカレーなんですけど、海岸に落ちてたうねうね(深海忌雷)とかカレーなのでスパイスに唐辛子とか色々使いました」

大和(動いてるやつそれですか?!)

比叡「あ、安心してください。すぐやったので新鮮ですよ」

吹雪「そんな問題じゃ…」

比叡「はい、どうぞ!」

スペ「で…でも…」

比叡「…」←笑顔

スペ(も…もうどうにでもなれ…です!)パクッ!

スペ「…」

吹雪「…す…スペシャルウィークさん?」

スペ(な…何これ…今まで食べたことが無い感触…この味…この臭い…もう…)

スペ「」バタッ!

吹雪「スペシャルウィークさん!!」ユサユサ…

比叡「よかった~気絶するほど美味しかったんですね!」

大和「どこがですか!え…衛生兵!!」

比叡「さあ、吹雪さんも…」

吹雪「い…いや…」

 

うわぁぁぁあ?!

 

ーその後ー

スペ「」←気絶

吹雪「」←気絶(ダブル主人公ノックアウト)

赤城「…」(´ω`╬ )ゴゴゴゴゴゴォ

ルドルフ「…」(´ω`╬ )ゴゴゴゴゴゴォ

比叡「ひ…ひえぃ…」←正座

赤城「比叡さん、あなた調理場侵入禁止でしたよね?なんで食べたんですか?」

ルドルフ「スペシャルウィークが真っ白になって抜け殻になってるぞ!」

加賀「…これは私でも弁護出来ないわ」

飛龍「2人とも凄い白いんだけど々

古鷹「吹雪ちゃん!大丈夫?!」

神通「…比叡さん、今度一緒に訓練しましょうか。もちろん特別メニューで」

比叡「ひぇ~!許してください~!」

スズカ「スペちゃ~ん!!」ペシペシ…

スペ「アハハ…川の向こうで産みのお母ちゃんが手を振ってる…お母ちゃ~ん…」←顔は知ってる

マックイーン「それ三途の川ですわよ!渡らずに早く戻ってきてくださいまし!!」

ゴルシ「ほい、六文銭」チャリ…

テイオー「そんな事してないでスペちゃん助けてあげてよ!!」

 

ー府中市ー

伊勢「…着いたね」

瑞鶴「と言ってもレイテ以来の編成だけどね」

日向「まあ、やってやるさ」

千歳「提督を探せばいいのよね」

千代田「あの迷惑男をさっさと探すよ!」

瑞鳳「それじゃあ艦載機とか使って一気に探すよ!」

 

バシュッ!カシュッ! ブーン…!!

 

ー付近ー

マヤノ「テイオーちゃん戻ってこないし…マヤちょっと心配…ん?」ブーン…

マヤノ「…何あれ?この辺じゃ見ない飛行機…」

マヤノ「向こうから飛んできたのかな?行ってみよう~」

 

ー瑞鶴sideー

瑞鶴「…これで提督さんを見つけたら連絡が来るわ」

瑞鳳「でも学園にいるんじゃないの?」

瑞鶴「…いい、この作戦は提督さんを捕まえて鎮守府に連れていく」

瑞鶴「萩風たちも助ける、提督さんも攫う。両方やらないといけないって言うのが…この作戦の辛いところね」

瑞鶴「最悪提督さんだけでも連れて帰ることが大事よ」

伊勢「…! 誰か来てる」

マヤノ「ここから飛行機が飛んでたような…ん?」

瑞鶴(ウマ娘よ…)

瑞鳳(名前わかる?)

千代田(私達が知るわけないじゃない…)

マヤノ「ん~…どこかで見たような…」

マヤノ「…! 思い出した!テイオーちゃんを攫った人でしょ!」

瑞鶴「?! な…なんの事かしら?」

マヤノ「学校からメールで来た…あった。マスクもしてないし、格好も違うけど…ツインテールと緑の髪…テイオーちゃん達を攫った犯人と特徴が一致してる…!」

瑞鶴(…! 思い出した…トウカイテイオーが言ってた同室の子…確か名前は…マヤノトップガン!)

マヤノ「…テイオーちゃんはどこに攫ったの?!」

瑞鶴「…なるほど…確かに私はトウカイテイオーを攫ったよ」

マヤノ「やっぱり…!」

瑞鶴「だけどね…マヤノトップガン…あなたがここから逃げられるかは分からないけどね?」

マヤノ「?!」

瑞鶴「…なぜなら…貴方をここで始末(誘拐)するからね!」

瑞鶴「私達の姿を見られたからには逃がさないわよ!」

マヤノ「?!」ダッ!

瑞鶴「あなたがどれだけ足が早かろうと逃げられないわよ。既にもう包囲は出来上がってるからね」

 

艦載機「…」

 

瑞鶴「1人の剣豪を1対1て倒すのは無理でも足軽100人となら剣豪破ることは出来るわ。瑞鳳と千歳千代田はあの子を追いかけて。私達は逃げ道を塞ぐ…つまり…」

瑞鶴「挟み撃ちって奴よ」

 

←……To be continued




次回、マヤノトップガンと艦載機のチェイスバトル。


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#46 ー連行ー

瑞鶴達を見つけたマヤノトップガン。しかし…そこに瑞鶴達の艦載機が迫る。


マヤノ「…あれ…しつこい!」

艦載機「」

マヤノ「くっ…」

 

ー土手ー

ブライアン「…」

マヤノ「…!ブライアンさ~ん!助けて!!」

ブライアン「ん?」チラッ…

 

マヤノが艦載機に追われてる「」

 

ブライアン「…ちっ…何であいつは面倒なものを連れてくるんだ。こっちは女帝殿から…」

グルーヴ「見つけたぞブライアン!今日こそは…ん?」

 

艦載機「…」

 

グルーヴ「な…なんだ?!」

瑞鶴「! あいつ…確か鎮守府に潜り込んだやつよ!」

グルーヴ「ちっ…逃げるぞ!」

瑞鶴「逃がさないわよ!」

 

ー10分後、物置き場ー

グルーヴ「はぁ…はぁ…なんなんだあれは…」

マヤノ「あの子たちがテイオーちゃんを攫った人達なの!」

グルーヴ「何?!」

ブライアン「それはいいが…ここからどうやって帰るのだ?」

グルーヴ「迂闊に出たらあれに捕まるぞ…」

 

※安価を取ります

どうする?>>456

(なんでも構いません。結果もお願いします)

 

グルーヴ「やはりここは囮作戦の方が良さそうだ」

ブライアン「…誰が行く?」

 

シーン…

 

グルーヴ「…私が行こう。女帝たる者、生徒の命を守ることも大事だ」

ブライアン「…そうか」

グルーヴ「いいかブライアン。帰ったらスピカのトレーナーに報告しろ」

ブライアン「…わかったわかった」

グルーヴ「それと…」

ブライアン「…何?」

マヤノ「副会長…」

グルーヴ「…行ってくる」

ブライアン「…武運を祈る」

グルーヴ「そう簡単には捕まらんさ」

 

ー瑞鶴sideー

瑞鶴「…見失った」

伊勢「…!居た!」

瑞鶴「待ちなさい!」

グルーヴ「この女帝を舐めるなよ!」ダッ!

日向「足が早いな」

伊勢「私達低速だからね…」

グルーヴ(さて…まず逃げ切るにもあれがじゃまだな)

 

艦載機「」

 

※安価を取ります。

エアグルーヴは…>>457

1 捕まった

2 逃亡成功

3 その他

 

グルーヴ(なら、せいぜい時間を稼ぐことだ)

瑞鶴「ちっ…待て!」

グルーヴ「待てと言って待つ奴がいるか!たわけ!」ダッ!

瑞鶴「もう頭にきた…!あいつを捕まえるわよ!」

 

ー5分後ー

ブライアン「…女帝殿が引き付けたようだな」

マヤノ「今のうちに…」

ブライアン「ああ」ダッ!

 

ー2時間後ー

グルーヴ「ぐっ…ハァハァ…」

瑞鶴「捕まえたわよ!」ハァハァ…ガシッ!

グルーヴ「…貴様…何者だ…」ハァハァ…

瑞鶴「横須賀鎮守府所属、翔鶴型航空母艦2番艦の瑞鶴。あんたの所で働いているスピカのトレーナーの嫁よ」

伊勢「や…やっと追いついた…」ハァハァ…

日向「やはり…こうなるな…」ハァハァ…

瑞鶴「…!ちょっと待って…2人足りない…2人はどこ?!」

グルーヴ「…今頃学校にいると思うぞ」

伊勢「お…囮か…」プルル…

千代田『ちょっと?!何であの子達逃がしちゃうの?!』

日向「すまんな。瑞鶴が先走った」

瑞鶴「ぐっ…」

日向「だが、1人ウマ娘を捕らえた。学校の副会長だ」

伊勢「で…どうするの?私達の目的は偵察だよ?」

瑞鶴「…鎮守府に送るわ。伊勢、日向。行ってくれるわね?」

伊勢「そういうことは構わないけどさ…ヘマしないでよね?」

日向「瑞鶴、お前は昔よりは治ったが短気だ。今回のように目的を忘れて先走るなよ」

瑞鶴「分かってるって。じゃああとよろしくね」

グルーヴ「くっ…離せ!!(会長…申し訳ありません…)」

携帯「」

瑞鶴「…ん?携帯?」ピッ…

伊勢「これも持ってくよ」

 

ートレセン学園ー

ブライアン「…という事だ。女帝殿は…」

ダスカ「そんな…先輩が…」

提督「…そうか。艦載機は?」

マヤノ「…こんなのが…」←写真

提督「…天山か…これは瑞鶴の奴だな」

ダスカ「…誰よそれ?」

提督「嫁の1人。後これは日向もいるな」←瑞雲

提督「…他に写真は?」

マヤノ「これだけど…」

 

ーその後ー

提督「…いるのは小沢艦隊か…」

ブライアン「そういえば女帝殿は最後にヒントをくれた。女帝殿は捕まる際、携帯の通話状態を維持しながら走っていた。捕まる際、聞いた話だと連れてくのは伊勢日向とか…」

提督「…なるほど…瑞鶴。そこが浅いな…。おかけで作戦が決まった…」

ブライアン「と言うと…」

提督「瑞鶴達4人を捕まえる手立てがで来た」

 

ー翌日、横須賀鎮守府ー

グルーヴ「…ここは…」

伊勢「あなた達が忍び込んた場所。まあ、下手したらあなたはここで死んでたけどね」

日向「全く…軍の敷地に入るなんて無茶するな…」

 

ー嫁艦の部屋ー

加賀「…あら、貴方は」

グルーヴ「…エアグルーヴだ」

ルドルフ「エアグルーヴ…!」

グルーヴ「…申し訳ありません…」

ルドルフ「いや、無事なだけ良かった」

加賀「…貴方達、瑞鶴達は?」

伊勢「別れてこっちに帰ってきたけど」

加賀「…あなた達、すぐ帰りなさい。あの子は視野が狭く短気。軍を率いるには1人では無理。だから私は伊勢を行かせたのに…!」

日向「…だが、瑞鶴はかなり練度が高いだろう」

加賀「この場合は別よ。これでもし瑞鶴達が捕まったら…」

伊勢「…!行くよ!」

日向「おい待て!」

 

ー数日前、?ー

グラス「…」カタカタ…←パソコン

エル「出そうデース?」

グラス「…あの子達が急に来た理由…恐らく…」

スカイ「…出た」

キング「…!この人って…」

 

提督の写真

 

グラス「…やはり、トレーナーさん関係の子でしたか」

スカイ「で…どうするのさ」

グラス「あの子達に聞かせてもらいましょう。いつかボロを出すと思います」

エル「尾行デース?」

グラス「…いえ、そんな事しなくても恐らく…」

 

←……To be continued




次回、反攻作戦始動。


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#47 ー誘引ー

マヤノトップガンとナリタブライアンを庇って捕まったエアグルーヴ。提督は艦娘の一瞬の隙を着いて作戦を開始する。


ー数日前ー

萩風「…スペシャルウィークさん達は今頃どうしてるんでしょうか…」

嵐「分からねぇ。だがよ、赤城さん達が生活の準備はやってくれてるって聞いたぜ」

萩風「あの鎮守府に行った子達もですかね?」

嵐「…恐らくな」

 

『あら?先程はスペちゃんのこと知らないと言っていませんでしたか?』

 

嵐「?!」

グラス「話は聞かせてもらいましたよ」

エル「ついに尻尾を出したデース」

スカイ「まあ、ここに来た時点で怪しいとは思ったけどね」

キング「やっぱりあなた達が関わってたようね」

グラス「…説明…してもらってよろしいですか?」

萩風「…」

グラス「…スピカのトレーナーさんとの関係も調べさせて頂きましたよ。軍の司令官らしいですね」

萩風「…何が言いたいんですか」

グラス「なんでスペちゃんを攫ったか教えてください」

嵐「…」

 

ー前日、スピカ部室ー

ダスカ「で…何よ捕まえる手立てって…」

提督「前提条件として、まずこれには俺以外の人が必要、少なく見積って8人、そして囮、最後に場所。これさえ満たせば作戦は完了する」

ウォッカ「…ここにいるの4人だけだぞ」

ブライアン「…あと4人はどうする?」

提督「…そこが難しい。一般人を雇うのには危険が伴う。相手に怪我させる場合は勿論、最も怖いのが裏切り。金目当てで逃げる奴だ。だからこれには自発的に参加する奴がいいが…」

 

コンコン…

 

グラス「失礼します」

提督「…君は…」

グラス「はい、スペちゃんと同じクラスのグラスワンダーと言います」

エル「話は聞かせて貰ったデース!」

キング「…その誘拐犯…とやらを捕まえればよろしいのですね」

スカイ「ま~…やる気は出ないけどスペちゃんが関わってるんじゃあね…」

萩風「…」

嵐「…司令…悪ぃ。話しちまった…」

提督「…萩風達から聞いたか」

グラス「はい、話を聞かせてもらいました」

グラス「私達も参加してよろしいですか?」

提督「…ベネ。話を進めよう」

 

カクカクシカジカ…

 

グラス「…なるほど…その人達を捕まえればいいんですね」

エル「で…囮は誰がやるデース?」

 

シーン…

 

提督「…囮は勿論俺が行く。その辺は安心しろ。最後に場所…それが…」

 

ー5分後ー

グラス「…分かりました。では明日…」

提督「ああ、頼む」

萩風「…司令、やっぱり瑞鶴さん達を捕まえるんですね」

嵐「…」

提督「…反対するのか?」

萩風「…私達は何も言いません。今は司令が身を預かってる身ですし、何より…私は司令と皆がもう一度仲良くなって鎮守府に戻ってきて欲しいからです」

嵐「…もうあんな事は懲り懲りなんだよ…だから司令には戻ってきて欲しい。だが、司令には司令の気持ちがある。それを尊重したいのさ」

提督「…すまないな。明日朝から策を発動させるぞ、『誘引の計』の始まりだ」

 

ー翌朝ー

瑞鶴「…いないわね…」

瑞鳳「…あ、あれ提督じゃない?」

 

提督「…」

 

千歳「…こちらには気づいなさそうね…」

千代田「絶対に捕まえてやる」

 

ー提督sideー

提督「…見つけた。瑞鶴の彩雲だ」←イヤホン装着

グラス『分かりました、では作戦開始ですね』←通信

ダスカ『あんた、ヘマするんじゃないわよ』

提督「分かってる。さて…ここからは俺の演技力次第だな」

 

←……To be continued




次回、提督と艦娘の駆け引きが始まる。


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#48 ー作戦ー

黄金世代の協力を得て瑞鶴達の誘い出しを図る提督達、作戦は上手くいくのか…


ー10分後ー

ウォッカ『どうだ?』

提督「ああ、バッチリ着いてきてる。順調だ」

スカイ『なんか暇だね…』

提督「暇…か…。なら少しアイデアを応募しようか」

マヤノ『アイデア?』

提督「少しばかり隙をみせたい。君たちもレースで相手が隙を見せた時に、勝負を仕掛けるだろう。ならばこちらが少し隙を見せるだけでもこの作戦は成功する確率がかなり上がる」

提督「と言ってもあまり露骨過ぎると今度は怪しまれる。今日は休日、多少は無茶なことをしてもいいけどやりすぎるなら俺にもアイデアがあるから俺のを採用させてもらう」

グラス『分かりました。ではこういうのはどうでしょうか?』

 

※安価を取ります。

隙を見せるには…>>465

(あまりに露骨過ぎる場合はこちらの案を採用させていただきます)

 

グラス『では…警察に化けて近づくのは?』

提督「…いい案ではあるが非現実的だな…最悪警察に捕まるな」※軽犯罪法に抵触

キング『なら、ゴールドシップさんのように誘拐するのは?』

提督「…あいつらは極度の警戒態勢だ。無理だな…。他には?」

 

シーン…

 

提督「…OK、なら俺の案でいく」

ダスカ『でもそんなに案ってあるの?』

提督「あるぞ、それもかなり簡単な方法だ。まずは場所に行くぞ」

 

ー瑞鶴sideー

瑞鶴「…建物内に入った?」

瑞鳳「うん、デパートに入った。何階に行ったかは分からないけど…」

千歳「どうする?」

千代田「追うわよ」

瑞鶴「…よし、彩雲はそのままでデパートに行くわよ」

 

ー20分後ー

瑞鶴「見つけた?」

瑞鳳『うん、8階のレストランにいる…しかも…」

 

ー中華レストランー

提督「これとこれ頼む」

店員「はい、かしこまりました」

ダスカ『ちょっと?!何でお酒頼んでるのよ!』←ペン型カメラで提督の行動がわかる

提督「良いからいいから」

瑞鶴「すいません、1名です」

店員2「ではこちらの席へ」←提督のすぐ近く

瑞鶴(昼間からビール飲んでる…)

千歳「すいません、3名です」

店員「ではテーブル席に案内します」←少し離れた場所

グラス『スピカのトレーナーさん、しっかりしてください。今は…』

提督「これが俺の作戦だ、問題ない。あ、もう一本追加で」←3本目(ラベルは外すようにお願いしてる)p

エル『そんなに飲んで大丈夫デース?」

提督「…これ、ノンアルコールだからな。これでアイツらも少しは油断する」

 

ー千歳sideー

千歳「…昼間からお酒飲んで…羨ましい…」

千代田「ちょ…?!ダメだよお姉?!」

千歳「すいません、取り敢えず生…」

瑞鳳「今任務中なんですよ?!」

 

ー瑞鶴sideー

瑞鶴(どういう事…結婚して3年経つけどあんな飲んだくれだっけ?でも…これで提督さんを捕まえやすくはなったわね…)

 

ー提督sideー

提督(これだけでは不十分…もうひと手間だな)

 

ーデパートから出た後…ー

提督「あいつら…随分油断してるな…」

 

千歳「千代田…なんで飲ませてくれなかったの…」ズーン…

千代田「任務中にお酒飲むなんてダメでしょ!」

瑞鶴「でも初めて見たわ…あんな昼間から酒飲んでる提督さん…」

瑞鳳「まあ、チームメンバーが攫われちゃね…しかもちょっと千鳥足になってない?」←千鳥足は演技

 

提督「…さて…もう少し油断させるか…次の店に行こう」

グラス『またお酒ですか?』

提督「ああ、俺行き先のバーに行く」

グラス『私達はどうすれば?』

提督「BARから出た所を囲んで捕まえる。場所を伝えるから近くに来て欲しい」

グラス『わかりました』

 

ーバーー

バーテンダー「おまたせしました。『シンデレラ』です」※パイナップル、オレンジ、レモンジュースを混ぜたノンアルコールカクテル

提督「ありがとう。あとミルクセーキ、サラトガクーラーもよろしく」※どちらもノンアルコール

提督(というかあいつら入ってきてないのか…)グイッ…

 

ー瑞鶴sideー

瑞鶴「…あのバーに入って30分近く経つけど…」

瑞鳳「あ、出てきた」

千歳「うぅ…あんなにお酒飲んで羨ましい…」

千代田「ほら、早く捕まえるよ!」

 

ー路地ー

提督「…」

瑞鶴「…」

提督「…あの、何か?」

瑞鶴「いえ、なんでもないですよ」ブーン… チラッ…

提督「…お前、ずっと俺を着いてきてるだろ。デパートからさっきのバーまでずっと…お前は艦娘だ」

瑞鶴「な…何を証拠に?」

提督「お前はちらりとあの方向を見た。用心深く偵察してる…あの方向にあるのは彩雲だ」

瑞鶴「…ちっ…やっぱり気づいてたのね。皆!」

瑞鳳「…提督」

千歳「恩はあるけど…」

千代田「捕まってもらうよ!」

瑞鶴「今まで赤城さんや私たちを侮辱して…許さない!こんな男に惚れた私が馬鹿だったわ!」ギリッ←弓構え

提督「おいおい…こんな場所で弓構えるのかよ」

瑞鶴「あんたなんて爆撃してやるんだから!」バシュッ!

瑞鳳「ええ?!いきなり爆撃?!?!」Σ(Д゚;/)/

瑞鶴「第一次攻撃発艦!目標ここにいる裏切り者!!!赤城さんと艦娘達の悲しみ怒りを思いしれ!」

提督「…やるしかない様だな」←構え

 

ーウマ娘sideー

グラス(なんですかあれ…)

スカイ(スピカのトレーナーさんってあんな怖い奥さんと結婚してたんですね~)

ブライアン(…やれやれ)

マヤノ(あんな大人の女性…マヤ知らない…)

 

←……To be continued




次回、提督、ウマ娘vs艦娘


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#49 ー士道ー

提督の誘引の計にかかった瑞鶴。いよいよ直接対決の時。


瑞鶴「提督さんに打つ手はない!どうしようもない!勝った!頭を吹き飛ばす!トドメだ喰らえ!岩本隊!!」バシュッ!

瑞鶴(いくら提督さんでもこの量は避けきれない!)←慢心

提督「…なるほど…それなら…」←小型銃

瑞鶴「拳銃なんて通じないわよ!」

提督「違うな」カチッ!

 

グラグラ…ガシャ!ガシャ!!ガシャ!!!←艦載機が墜落

 

瑞鶴「?!何で?!」

提督「…電磁波…艦載機に超強力な電磁波を流したことで計測器などに影響を与えた。明石が超強力な電磁波を流す銃を持たせてくれてな」

 

※携帯を飛行機でつけては行けないのはこれと同じ理論です。大戦末期にも日本軍がアメリカの艦載機にやろうとしてたとも…(結局出来なかったが)。

 

瑞鶴「くっ…こうなったら!」ダッ!

提督「向かってくるのか…逃げずにこの俺に向かってくるのか」

瑞鶴「近づかなきゃあんたをぶちのめせないでしょ!」ブン!ブン!

瑞鳳「瑞鶴さん!出過ぎです!」

瑞鶴「煩い!こいつは私が蹴りをつけてやる!」ブン!

提督「…」サッ!サッ!

 

ーウマ娘sideー

スカイ「ありゃりゃ?全部避けてるよ」

ブライアン「…極度に相手の手の内を見極めてギリギリで避けてる」

キング「…」

 

ー提督sideー

提督「おい、瑞鶴。俺の話を聞け!お前達は誤解してる!」サッ!サッ!

瑞鶴「うるさい!裏切り者の言葉なんて聞きたくないわよ!ウマ娘に浮気したロリコン野郎!」ブン!ブン!

提督「仕方ない…こうなったら強行手段だ!」ガシッ!

瑞鶴「?!」

提督「お前には少し黙ってて貰うぞ!」ブン!←一本背負い

瑞鶴「えっ?!うわぁぁぁ?!」

瑞鶴「ガッ?!」

提督「…来てもらうぞ」

瑞鶴「」←気絶

千代田「瑞鶴?!」

千歳「流石に仲間がやられてこのまま黙っているのは…ね」

瑞鳳「瑞鶴を助けるよ!」ダッ!

提督「…こい!」

 

ダダダ…!

 

千歳「提督、覚悟!」

千代田「はあああ!!」

瑞鳳「提督覚悟!」

?「…」

ガキッ!

瑞鳳「?!」←パンチを防がれた

グラス「…1人を多数で襲うとは武士道の欠片もありませんね。私が相手しましょう」←薙刀

グラス「スペちゃん達を誘拐した報いを受けて下さい」

 

※安価を取ります。

どうなった?>>476

(なんでも構いません。ちなみに艦娘の周りは既に囲まれてます)

 

グラス「…さあ、覚悟してください」

瑞鳳「ま…負けないよ!」ブン!ブン!

グラス(なるほど…単調な動きですね…という事はさっきの飛行機…あれがこの人たちの肝のようですね)ガキッ!ガキッ!

千歳「痛た…この子柄で全部受け止めてるわ…」

千代田「ちょっと!武器なんて卑怯よ!」

グラス「…卑怯?何もしてないスペちゃんを誘拐したのは卑怯じゃないんですか!」ブン!

瑞鳳「えっ?!ちょっまっ…がぁ?!」←グラスの薙刀の嶺が頭に直撃

千歳「瑞鳳?!きゃあ?!」ドカッ!←横腹に直撃

千代田「お姉?!きゃあ?!」ドガッ!←肩に直撃

グラス「…制圧完了ですね」

艦娘「」

提督「まあ、本当は囲んで捕獲するつもりだったが結果オーライだな」

ダスカ「で…この子たちどうするの?」

ウォッカ「4人だぞ…」

提督「こいつらには聞きたいこともあるし、取り敢えず連れていこう」

ブライアン「…重いな…」

マヤノ「こっち誰か持って~!」

キング「キングが持って差し上げるわ」

 

ー?ー

フジ「まあ、何があったかは聞かないよ。まあ、それならうってつけの場所があるよ」

提督「…それがここか…」

フジ「そう、地下牢」ガラガラ…

 

※地下牢…ウマ娘公式漫画、starting gateにも書いてある。

 

ダスカ「な…なんか不気味ですね…」

フジ「まあ、私も滅多に入らないからね…」

ブライアン「で…こいつらどうする?」

提督「下着にして拘束椅子に括りつけてくれ」

エル「了解デース」ガチャガチャ…

グラス「下着にしちゃっていいんですか…」

提督「いいよ、出撃した後服破れて下着丸出しになってるし…」

ダスカ「…この子達、どんなところで働いてるのよ…」

スカイ「フーン…以外と派手だね…」

キング「そんなまじまじと見ない!」

 

ー20分後ー

瑞鶴「う…う…?ここは?」

提督「よお」

瑞鶴「! 何これ…外しなさいよ!」

提督「これからお前に質問する。素直にこたえろよ。質問は…」

提督「既に拷問に変わっているんだからな。いくら俺でも嫁は傷つけたくないからな」←竹串

瑞鶴「ぐっ…」

 

←……To be continued




次回、瑞鶴に尋問。そして…


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#50 ー兆候ー

提督に捕まった瑞鶴達。そこで提督の取り調べを受けることになる。


提督「さて…お前に質問する」

瑞鶴「…答えないわよ」

提督「…そうか」

瑞鳳「ん…ここは…」

千代田「な…何これ?!」

千歳「こ…これは恥ずかしい…」カァァ…

提督「起きたようだな」

グラス「…なんでスペちゃんを攫ったんですか?」

瑞鶴「…」

エル「話すデース!」

瑞鶴「…」

瑞鳳「瑞鶴、何か話した方が…」

瑞鶴「こんな裏切り者に喋ることなんてないわ」

提督「…そうか。俺はサディストでも拷問マニアでもないから心が痛むが…やむを得ないな」←竹串

瑞鶴「な…何するのよ…」

提督「え?お前の指に竹串を生やすのさ」

瑞鶴「?! ほ…本気?!」

提督「まじだよ。俺、敵には容赦しないからな」

瑞鶴「待って!それは嫌!」ギュッ…

提督「…バット」

ブライアン「ああ」パシッ

提督「オリャ!」ドガッ!←手の甲叩き

瑞鶴「痛った!!」←手を開いた

提督「よっ…」ガシッ…←瑞鶴の人差し指掴み

瑞鶴「?!」

提督「…こんな女子がいる所で拷問したくないんだがな…やむを得ないな」←指に近づけ

瑞鶴「ま…まって!まって!お願い!!」

瑞鳳「や…やめてあげて!」

ダスカ(あいつ…怖い…)

ウォッカ(結構えげつねぇな…)

提督「指の先には神経が集まってる。ここを責められたら…どうなるかね?」

瑞鶴「わ…分かった!話すから!話すからやめて!!」

提督「そうか」スッ…

瑞鶴「うっ…うぅ…」エグッ…エグッ…

グラス「結構Sなんですね…」

提督「こんなの拷問のごの字にもならないけどな。本当だったら全部生やした後に爪剥がして四肢切断するんだからな」

スカイ「う…」

キング「気分が悪くなってきたわ…」

提督「じゃあ話してくれ」

瑞鶴「助けて赤城さん…加賀さん…翔鶴姉…」

提督「…なんでスペ達を攫った?」

瑞鶴「うっ…うっ…2人を尾行してたら気づかれてやばいと思ったから…」

提督「…この指導者は?」

瑞鶴「…私達結婚艦娘…」

提督「…スペ達は?」

瑞鶴「鎮守府で私たちと暮らしてる…特に危害は加えてない…」

瑞鳳「ほ…本当だよ!」

提督「…おい、入ってこい」

萩風「…皆さん…」

嵐「なあ、少しは司令からの話を聞いてやって欲しいんだ」

瑞鶴「…分かったわよ…」

 

ー10分後ー

瑞鶴「…そう…だったんだ…私なんて事を…」

提督「まあ、お前がやった事は逮捕罪、誘拐罪、監禁罪その他諸々だが…まだ世間には艦娘が誘拐したということは伝わってない。俺が規制してるからな…」

ダスカ「…できるのそんな事…」

提督「知り合いのハッカーと情報屋に情報をストップさせてる。ウマ娘が誘拐されたことに関して全て削除してるからな」

ウォッカ「まじかよ…」

提督「軍の力は強力だ。真実の一つ二つは消せる程に。それを今回は利用した。このまま行くと双方に利がないどころか害が出る」

千代田「…害って何?」

提督「艦娘側は先程の罪もそうだが、トレセンにも不法侵入、誘拐、窃盗、監禁、逮捕罪が成立してる。スカーレット、お前鎮守府から車で脱出しただろ。同乗者にも無免許運転は適用される」

ダスカ「なっ?!」

提督「GPSで車が何処にあるか俺にはわかる。艦娘は憲兵に捕まって軍法会議、ウマ娘はこのままじゃ逮捕だぞ」

ダスカ「嘘でしょ…」

フジ「だけど…この場合仕方ないんじゃ…」

提督「仕方ないけどしょうが無いな。だが…この状態を何もなかった状態にする方法がある」

グラス「…その方法とは…」

提督「…それは…」

 

カクカクシカジカ…

 

提督「…という事だ」

ウォッカ「…それに賭けるしかないか…」

千歳「…私達はどうするの?」

提督「お前らにはここで俺と生活してもらう。そしてアイツらとの交渉役だ」

瑞鶴「…分かったわ。罪は償うわ」

提督「ああ、ここからは俺の領分だ。それから艦娘をここに誘き出す。まるで穴熊や狸を巣から炙り出すようにな。名付けて…『燻り出し作戦』だ」

 

ー鎮守府sideー

スペ「…お…お母ちゃん達が見えかけました…」←2日間寝込んだ

吹雪「酷い目にあいました…」

スズカ「スペちゃん大丈夫?」

スペ「すいません…まだ気持ち悪いです…休ませてください…」うぇっ…

加賀「…何かしら?」プルル… ピッ!

伊勢『ごめん…瑞鶴と繋がらない…他の子も…』

加賀「…連れ去られたのね…」

日向『すまん…どうする?』

 

※安価を取ります。

どうする?>>491

(なんでも構いません)

 

加賀「…赤城さん、どうしますか?」

赤城「伊勢さん、日向さん、1度帰ってきてください」

伊勢『分かった』プチッ…

赤城「…もうこうなったら最終手段ですね…10日後に行動を起こしましょう」

吹雪「だ…だめですよ!そんなことして騒ぎになったら…」

赤城「…でも…私はあの日々に戻るのが怖いんです。人の扱いをされないあの日々…吹雪さんもそう思いませんか…」

吹雪「で…ですが…」

赤城「…今でも寝ているとたまに思い出すんです…あの悪魔にいいようにされて何も出来ない私が…皆さんが私を責めてくる幻覚が…」

赤城「…もう…嫌なんです…提督に見捨てられたくない…」ブルブル…

吹雪「赤城さん……」

加賀「…赤城さんが1番前任の嫌がらせを1番受けていたものね…」

赤城「…元々提督に近づいたのもどんな人なのか自分で調べる必要があったからです。もし前任と同じなら…殺してやろうと思いましたよ。でも提督はその事について気づいてました。気づいてて私に優しくしてくれました」

赤城「…私がおかしいのは分かってます。本来であるならば提督に連絡を取るべきだった…私は…どこで間違ってしまったんでしょうね…」

加賀「…あなたが人一倍責任を感じているのは私も分かります。私もあなたを止めるべきでした。私もあの時焦っていたから…」

赤城「…私は決着を着けようと思います…提督へと、そして私のために…」

赤城「…10日後にトレセン学園に行きます」

 

←……To be continued

 

ー番外編ー

ルドルフ「…しかし、トレセン学園とは違って色々な施設があるな」

グルーヴ「はい、以前来た時には気が付きませんでした」

ルドルフ「…あれはなんだ?」

テイオー「どうしたのカイチョー」

 

小さなお店「」

 

グルーヴ「…看板に何か書いてありますね。暖簾に『鳳翔』と書いてあります」

ルドルフ「…食事処か…小腹がすいたし少しいってみよう」

グルーヴ「はい、お供致します」

テイオー「なんで軍の中にお店があるんだろう」

 

ー居酒屋鳳翔ー

ルドルフ「…」ガラガラ…

鳳翔「あ、こんにちは」

ルドルフ「ここは?」

鳳翔「ここは私のお店です。艦娘の皆さんがお酒や料理を楽しむ場所です」

グルーヴ「つまりここは居酒屋…」

鳳翔「居酒屋に近いですね。でも駆逐艦の子達もよく来ますよ。どうぞお座り下さい」

ルドルフ「そうか…では失礼するよ」

グルーヴ「…何かおすすめはありますか」

鳳翔「そうですね…漬け丼はどうですか?今朝漁師さんから頂いたものを漬けておきました」

ルドルフ「じゃあそれを頂こう」

テイオー「漬けって何?」

グルーヴ「カツオやマグロを醤油に漬けて保存、味付けする物だ」

テイオー「ふーん…じゃあこれちょうだい」←海鮮丼

グルーヴ「私は刺身の盛り合わせを」

鳳翔「はい、分かりました」

 

ー20分後ー

鳳翔「お待たせしました」コトッ…コトッ…コトッ…

ルドルフ「おお、では早速頂こう」パクッ…

ルドルフ「…うん!これは美味しい!」

テイオー「これ美味しいね!」パクパク…

グルーヴ「はい、しかし何故ここにお店を構えているのですか」

鳳翔「私はこの艦隊の中でも早く着任しました。しかし私は他の子達より力不足であり、皆さんを送ることしかできなかったのです」

鳳翔「そんな時に提督が『鎮守府の中でお店を開いたらどうだ?』と提案していただいたのです。私もこの小さなお店で皆さんの話し相手に少しでもなれたらと言うことで話をお受けして今ここにいるのです」

鳳翔「…前の提督は皆さんに暴力、虐待をして皆さんの心は暗くなっていましたが、提督はそれを改善して下さり今こうして生活出来ています」

ルドルフ「そうですか…辛いことを聞いてしまいました」

鳳翔「私はあなた達ウマ娘と艦娘の皆さんが分かり合えると思っています。本当にご迷惑をお掛けしました」

ルドルフ「鳳翔さん…あなたが謝る必要は…」

鳳翔「…もし、私に協力できること後あるならなんでも仰ってください」

ルドルフ「…ありがとうございます」




次回、いよいよ決着へ。艦娘がトレセン学園に行く。


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#51 ー緊張ー

瑞鶴達をとらえ、新たな策を打ち出す提督。一方トレセン学園では…


ー鎮守府、風呂場ー

テイオー「…熱い…」

ルドルフ「蒸し風呂だからな。しかしこの蒸し風呂はいいな。汗がどんどん出てくる」

テイオー「…この塩何?」

グルーヴ「聞いたところによると肌の上に置くらしいが…」※置く程度でOK、揉み込むと肌が傷つきます

ルドルフ「…トレセン学園にも欲しいものだ」

グルーヴ「こんな物お金が幾つ会っても足りません」

ルドルフ「言ってみただけだ」ハハハ…

グルーヴ「…ここは種類が豊富ですね。軍事施設とは思えません」

ルドルフ「さすがスピカのトレーナーか。戦力を維持させるための努力と言えよう」

テイオー「…そういえば聞き耳したんだけど10日後にあの人たちトレセン学園に行くらしいよ」

ルドルフ「…何をするかは分からないが、生徒達に何かあれば…」

グルーヴ「しかし、囚われの身ではどうしようも…」

テイオー(そういえば言ってた…あの子が…)

時雨(艦娘とって戦うことが存在意義なんだ)

村雨(冷たい海の中に一人で沈む寂しいものかわかる?)

テイオー(あの子達の事もわかる気がする…死ぬのは僕だって怖い…あの子たちはいつも生死の境をさ迷うような場所に行く。今日生きてても明日死ぬかもしれない…だから優秀な人が必要なんだ…)

テイオー(でも…他に出来ることがあったんじゃないかな…話し合いとか…ほかの…あれ…頭がクラクラしてき…)バタッ

ルドルフ「?!テイオー!」

グルーヴ「たわけ…!会長と同じ時間に出ようとするからのぼせるのだ!早く運びましょう!」

テイオー「きゅ〜…」

 

ー提督の借家ー

瑞鶴「…」

 

ー数時間前ー

提督「その策を行うのに少なくとも10日はかかる」

ダスカ「もっと早く出来ないの?」

提督「無理だ。折衝だけにも7日はかかる。予備交渉で3日だ」

ウォッカ「…こればかりは仕方ねえな」

提督「…瑞鶴、罪を償うと言ったな?」

瑞鶴「う…うん…」

提督「…あいつらが攻めてきたらお前達がこの子達を守れ」

 

ー提督の借家ー

瑞鶴(そう言うけどね…提督さん、さっきまでバチバチだったのよ…)チラッ…

提督「…」Zzz…

瑞鶴「…久しぶりに提督さんと寝たな…」

瑞鶴「…おやすみ、提督さん。私は…私で責任を取るよ。例え皆に恨まれようとも…」

 

ートレセン学園ー

マヤノ「ねえ、この飛行機の名前って何?」

瑞鳳「これはね…九九艦爆と言って足が可愛いんだよ」

マヤノ「これは?」

瑞鳳「それは烈風だね」

マヤノ「ふーん…かっこいいね!」

瑞鳳「マヤノちゃんと飛行機の話をしてると楽しいよ!なかなか艦娘でも飛行機の話する人が少なくてね…」

マヤノ「そうなんだ…」

瑞鳳「お礼に卵焼き作ってあげる!たべりゅ?」

マヤノ「食べたい~」

 

ー10日後、朝ー

提督「…言ってくるおそらく昼頃には帰る」

千歳「わかりました」

ダスカ「あんた、誰か来たらどうするのよ?」

提督「…これを渡しておく」

ウォッカ「…巻物?」

萩風「司令はいつも作戦内容を巻物にまとめますね…」

ダスカ「…これは…」ペラッ…

提督「あいつらの性格とか書き記した。まあ…使わないことに越したことはないが」

提督「そしてお前達、あいつらが攻めてきたら説得役だ。決裂したら…」

瑞鳳「守れ…って事ね」

提督「帰ってきたら死屍累々、灰燼に帰していたとかはやめろよ」

 

ブロロ…!

 

ダスカ「…長いわね。一応ブライアンさんに渡しておきましょうか」

 

ー2時間後ー

赤城「…」

吹雪「司令官がいればいいですが…」

加賀「まあ…対立が起こらないことには越したことはないわね」

 

ズラ~…←艦娘

 

ー後ろのバスー

テイオー「…トレセン学園に来たけど…」←見張り付きでバスの中に待機

スペ「ま…まるで…」

マックイーン「ええ…」

スペ、マックイーン「「正月の福袋を買いに来た人達みたい…!」」

ゴルシ「おい、もっといい例えがあっただろ」

ルドルフ「どちらかと言うとカチコミだな」

キタブラ(見てるだけで何も出来ないなんて…)

 

ートレセン学園、正門ー

ブライアン「…ちっ…あいつが来る前に来たか…」

赤城「…ここにスピカのトレーナーはいますか?」

ブライアン「今、ここにはいない」

赤城「そうですか」

加賀「…なら1度引きましょうか」

 

ワラワラ…←ウマ娘集合

 

ファイン「あれはなんですか?」

SP隊長「殿下、お下がりください。何か危ない気配がします」

フジ「こっちが先に来ちゃったか…」

ファルコ「何あの人だかり?ファルコのファンかな?」

ブルボン「…あれは…」

グラス「…来たようですね」

スカイ「ええ~…」

 

こうしてトレセン学園の正門を挟み、ウマ娘と艦娘が向かい合う形となった。

 

ー提督sideー

提督「…元帥。用意はしてくれましたか?」

元帥「ああ、あと…」

 

男「ん~!」←縛られた人

 

元帥「お望みの品だ」

提督「ああ、こいつが張本人ですか」

元帥「ああ、調べはついてる。軍としても内密にやるつもりだった。今回は君が要望したようだからな」

提督「ありがとうございます」チャキッ…

元帥「それと…1つ確かな情報がある。これも交渉に使えるだろう」

 

………

 

提督「…なるほど…仕方ありませんね」

元帥「わしは行く。それと今回の件については軍が賠償金とその他諸々を出す。君は心配するな」

提督「…分かりました」

 

ー2分後ー

提督「おいクソ野郎。最後に遺言だけ聞いてやる」

男「お…お前が悪いんだ!お前ばかり活躍するから俺の活躍の場が…ぶっ?!」←殴られた

提督「…救いようがないな。だから俺に刺客を送って来たのか」

提督「やるなら戦果で結果を示すべきだったな。俺の艦娘だけでなく担当のウマ娘も巻き込んたお前の罪は重い」

提督「死を持って償え」カチャ…

 

←……To be continued




次回、ウマ娘vs艦娘の合戦、開戦。


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#52 ー開戦ー

提督が大本営に行った後…ついに艦娘とウマ娘が門を挟んで対峙する。


ー正門ー

赤城「みなさん、撤収です」

金剛「待つデース」

ブライアン「?」

金剛「この子達が嘘ついてる可能性がありマース」

ブライアン「いや、今朝からここにはいない」

曙「有り得るわね。私達からクソ提督を取ったんだから」

マルゼン「本当よ」

赤城(まずい…このままじゃ衝突が…)

時雨「…話にならないね。ここを探させてもらうよ」

ドーベル「ここは関係者以外立ち入り禁止よ」

村雨「隠し事してるんじゃない?」

比叡「司令を隠すのは!許しません!」ダッ!

ブライアン「おい!止めろ!」

叢雲「強行手段よ!」ダッ!

ブライアン「ちっ!おい早くバリケードを…うわっ?!」

長門「探させてもらうぞ!」

ウマ娘「な…何この人たち…きゃああああ?!」ブン!

ウマ娘2「うわぁ?!」ドガッ!

艦娘「入れ!提督を探せ!」

ブライアン「全校生徒に告ぐ!こいつらを止めるぞ!」

 

こうして赤城や吹雪の思惑とは別に衝突が発生した。本来であるならば赤城はここで撤収するつもりであったが、統率が取れないまま合戦へと発展した。

 

赤城「吹雪さん!加賀さん!大和さん!早く止めますよ!」

大和「分かってます!ですが、全く統率が取れません!」

吹雪「これじゃあ暴動です!」

加賀「くっ…落ち着きなさい!」

艦娘「瑞鶴さん達を返せ!提督を返せ!」ドドド!

 

※安価を取ります。

この戦いでの出来事…>>502

(最終決戦なので艦娘vsウマ娘の戦いをやろうと思います。組み合わせとか提案すればやりたいと思います。出来れば勝敗も)

例 グラスvs神風、神通(引き分け)など

 

そもそも力が違う。吹雪1人の馬力だけでもはウマ娘6万人に匹敵する。あっという間にウマ娘が学園内になだれ込んできた。

 

長門「どけ!」

ブライアン「ふん!」ドガッ!

長門「ほう…やるな…」

ブライアン(なんだこいつは…ビクともしない…)

長門「だがこの程度、蚊に刺されたようなものだ。フン!」ドガッ!

ブライアン「ぐわぁ?!」

マヤノ「ブライアンさん?!」

金剛「邪魔デース!」

ウマ娘「きゃあ〜!」

ウマ娘「助けて~!」

グラス「このままでは…!」

エル「?!グラス!」

神風「…!」

龍田「あら~?」

グラス「覚悟!」

神風「はあ!」ガキッ!

グラス(し損じましたか…)

神風「…貴方も薙刀を使うのね」

グラス「…いざ、尋常に一騎討ちといきましょうか」

神風「…望むところよ」チャキッ…

 

ー別の場所ー

ファルコ「スズカちゃんを誘拐したのはあなた達だね!」

那珂「艦隊のアイドルは、誘拐なんてしないよ!」

ファルコ「ムムム…ウマドルの方が人気だもん!」

那珂「那珂ちゃんの方がファンが多いし!」

2人「ムムム…」

那珂「こうなったら…」ブン!←マイク

青葉「あ…あれは!」

衣笠「知ってるの?!」

青葉「ヨーロッパの貴族が決闘を申し込む時に手袋を投げるようにアイドルが対決する時にマイクを投げるらしいです!」※元ネタはアニメ艦これ

 

パシッ!

 

霧島「マイク音量大丈夫?チェック…ワンツー…よし、どうぞ」

ファルコ「あ…ありがとうございます」

 

ー別の場所ー

タイキ「スズカを攫ったのはあなた達デスネ!」

アイオワ「…You are American?」

タイキ「…!」

サラトガ「… Where is the Admiral(提督はどこ?)?」

タイキ「… Do not know(知らない)」

アトランタ「… Retreat there(そこを退きなさい)」

タイキ「I refuse(断るわ)」

ワシントン「… There is no choice(なら仕方ないな)」

タイキ「…」カチャ

ジョンストン「Guns don't work for us(私達に銃は効かないわよ)」

タイキ「…やって見なきゃ分からないデース」

アイオワ「なら遠慮なく行かせて頂きマース!」

 

←……To be continued




次回、グラスvs神風、神通


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#53 ー修羅ー

対峙する形から艦娘の暴走により始まったウマ娘対艦娘の戦い。その中で最初にぶつかったのはグラスと神風、神通であった。


ーグラスsideー

グラス「…巴形薙刀…私と同じ物ですね」

神風「…」

 

巴形薙刀…巴御前が使っていた型と言われている薙刀。身幅が広く、反りが大きく攻撃力が大きい。

 

グラス(薙刀を構えて分かる…この人から今までどれだけ戦ってきたということが…)

グラス(横の人(龍田)はもっと血の臭いがする)

グラス(今にも震えるような殺気…力強く握りしめないと体が震える…だけど…不退転…ここで引くわけにはいかない…!)

神風「…用意はいいですか?」

グラス「…」スッ…

神風「では…参ります!」

グラス「はぁ!!」ガキッ!

 

※安価を取ります。

薙刀1回戦、勝敗は?>>522

1 神風の勝利

2 引き分け

3 グラスの勝ち

(下二つのどちらか場合、この後、神通or龍田に変更します)

 

グラス「はぁ!!」ガキッ!

神風「…」ガキッ!ガキッ!ガガガ…!

グラス(まともに攻撃してない…守りに徹してる?)ガキッ!

神風「…なるほど…」

グラス「…?」

神風「確かに型に沿った戦い方。普通にやれば貴方はかなり強いでしょう」

グラス「…それがなんですか」

神風「だけど、それはあくまで相手を完璧に型にはめない限り勝てない…特に我流を使う私の前では…」

グラス「…」ダッ!

神風「勝てないわよ!」ガキッ!

グラス「?!」ズガガガガ!!!←数メートル吹っ飛んだ

スカイ「グラス?!」

神風「…今のは手加減してたのよ」←艤装

グラス「ぐっ…(手が痺れてる…)」ビリビリ…

神風「もうその手で薙刀を持つのは不可能ね。あなたの負けよ」

グラス「…ま…まだです…スペちゃん達を返してもらうまでは…」スッ…

神風「…どうしてこう…ウマ娘というのはこうも負けず嫌いなのかしら」

神風「なら完膚なきまでに叩きのめすまで!」スッ…

神通「待ってください。私が相手します」

神風「神通さん?!」

グラス「ぐっ…」

神通「あなたの覚悟、分かりました。なら…私が相手しましょう」

グラス(左手薬指…指輪…)

グラス「…貴方も結婚艦娘ですか…」

神通「はい、結婚してますよ」

グラス「…テレビで見たことがあります。確か名前は…」

神通「神通です。私の刀で貴方を負かしましょう」

神通「私が刀を抜いて生きていた人はいませんがよろしいですか?」

グラス「…望むところです」

キング「ダメです!引き返しなさい!」

グラス(みんなを守れず…何が不退転ですか…!)

神通「…では始めましょうか」スッ…

 

ー提督sideー

提督「…ようやく終わった…というか何だこの着信回数…」プルル…プルル…

提督「はい…『ちょっとあんた!』スカーレットか?!」

ダスカ「こっちにあんたの子達がカチコミに来てるわよ!早く来なさい!今どこにいるのよ!」

提督「ちっ…あいつら先走ったか。今から急いでも20分は掛るそれまで待て!」

ダスカ「分かったわ」ピッ

提督「あいつら…!」

提督「タクシー!」

 

ガチャ…

 

運転手「お客さん、どちらまで?」

提督「トレセン学園まで!」

 

ーグラスsideー

グラス「はぁ…はぁ…」

神通「…」

グラス(…軽くいなしてる程度…攻撃する訳でもなく只躱している…)

神通「…もう分かりました。満足です」スッ…パチッ!

グラス(抜刀術…)

神通「…」ダッ!

グラス「ぐっ…!」←薙刀構え

神通「はあ!」ガキッ!ズバッ!

グラス「?!」

スカイ「薙刀が切れた?!」

神通「…同じ所で受けてたら脆くなりますよ。薙刀はや長巻はその長さゆえ相手を圧倒できるもの…あなたに打つ手はありません」

グラス「ぐっ…がっ…」

神通「完全なるトドメを差しましょう」スタスタ…

グラス(逃げれない…スペちゃん…ごめんなさ…)←峰打ち

ガキッ!

エル「グッ…!」←バットで受止め

グラス「エル?!」

エル「グワッ?!」←吹っ飛ばされた

エル(バットが…凹んだデース)

神通「…1度目は受け止められても次はどうですか?」

キング「やらせないわよ!」

スカイ「流石に仲間を守らないのはね」

神通「…」スッ…

神通「!」ズタダダダダ!!

神通「…艦載機?」

瑞鶴「…」

神通「…どういう事ですか」

瑞鶴「…提督さんから頼まれたからね…」

神通「この子達は関係ないですよね。それにあなたを誘拐した子ですよ」

瑞鶴「…もし力を持つ者が力無き者を攻撃してたら庇うなりなんなりする。誰だってそうする、私もそうする」

神通「…あなたも提督に毒されたんですね」

瑞鶴「…まずは私の話を聞いて。そしてその武器を下ろしなさい」

神通「ええ、いいですよ。ただし納得出来たらですけどね!」ダッ!

瑞鶴「ちいっ!」

瑞鶴「…あんた達、早く逃げなさい」

エル「し…しかし…」

瑞鶴「早く行きなさい、今の神通はやばいわよ!」

キング「グラスさん!大丈夫?!」

グラス「な…何とか…」

神通「邪魔建てするならば…!」

萩風「はあ!」ガキッ!!

神通「…貴方もですか」

萩風「お願いします。話を聞いてください!」

神通「なぜ庇うんですか」

嵐「司令の話を聞け!」

神通「あんな男の話を聞きたくありませんので、覚悟してください」

瑞鶴(ああ、もう堅物!)

瑞鶴「こうなったら赤城さん達と話すしかない!」

萩風「ここは食い止めるので行ってください!」

瑞鶴「分かったわ!」

萩風「瑞鶴さんの邪魔はさせませんよ」

神通「…そうですか」

 

←……To be continued




次回、メジロ家のウマ娘が艦娘と激突。


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#54 ー熱戦ー

グラスを庇う瑞鶴と萩風、嵐。一方メジロ家とファインは…


ー提督sideー

提督「まだ着きませんか!」

運転手「まだあと10分はかかりますよ!」

提督(あいつら、早まらないといいが…)

 

ー校舎前ー

ライアン「な…なんですか」

アルダン「穏やかではないですね…」

ドーベル「マックイーンを返して」

長門「ここに居るのだろう」

ドーベル「だから居ないわよ!」

伊勢「なら家宅捜索させて貰うよ」

ライアン「ここは通さないよ!」

日向「怪我をしないうちにどけ」

アルダン「私は非力なれど…マックイーンさんを返してもらう為にここは…」

ドーベル「アルダンさん!体が弱いので下がっててください!ここは…」

ブライト「学園内までは入らせませんわ~」

 

※安価を取ります。

どうなった?>>535

1 突破された

2 誰か助っ人に参戦

3 防いだ

 

ライアン「とにかくここには入らせませんよ!」

長門「そうか…なら…」

長良「私達も手伝うよ」

武蔵「私がやろう」

ドーベル「だ…誰?!」

武蔵「…喰らえ!15万栗田パンチ!!」ドガッ!

アルダン「! ライアンさん!避けて!」

ライアン「うわぁ?!」サッ!

 

ドガッ!バリーン!!←ドア粉砕

 

ドーベル(な…なんて力よ…)

長門「流石だな。探すぞ」

ブライト「」←気絶

ライアン「あわわ…」

アルダン「…」←腰が抜けた

 

ーファインsideー

SP隊長「なんとしてでも殿下を守れ!」

SP「大丈夫ですか!殿下!」

ファイン「私は大丈夫だけど皆が…」

叢雲「あら…まだ居たのね」

ファイン「貴様~!何者だ!」

叢雲「そうね…通りすがりの艦娘…とでも言っておこうかしら」←槍

SP「殿下!お下がりください!」

ファイン「…急に襲ってきて何がしたいの」

叢雲「ここに居るボケを返してもらいに来たのよ。隠し立てするなら…容赦しないわよ」

ファイン「…!」

叢雲「まずはその護衛から剥がしてあげる!」

 

※安価を取ります。

どうなった?>>537

(なんでも構いません)

 

SP「殿下に近付くことなど…きゃあああ?!」←宙に舞った

叢雲「殿下に近づくなど…何?」

SP「殿下をまも…ぐばっ?!」

叢雲「張合いがないわね」

ファイン「ぬぬぬ…」

?「待ちなさい叢雲。私が相手します」

叢雲「…あんたは」

ファイン「貴様~。何者だ」

アーク「まさかここに居たとはな…」

ウォース「隣国のプリンセスがここにいるとはね…」

SP隊長「ま…まさか…ウォースパイトイギリス国王殿下?!」

ウォース「Hello. It's amazing to meet in a place like this(こんにちは、こんな所で出会うとは驚きです)」

ウォース「アイルランドと我が国の因縁…ここで決着をつけましょうか」←女王の眼光

 

アイルランドとイギリスの因縁は16世紀ごろまで遡る。ヘンリー八世(エリザベス一世の父)のイギリス国教会やジャガイモ飢饉によって今でもアイルランドとイギリスの中は非常に悪い。

 

ウォース「アーク、ヴィクトリアス、シェフィールド。お願いします」

アーク「OK、Swordfish発艦始め!」バシュッ!

ヴィクトリアス「やれやれ…やるか」バシュッ!

シェフィールド「了解」

SP「くっ…」

 

ー5分後ー

SP隊長「で…殿下…お逃げ…」ガクッ

ファイン「こ…これが…イギリスの本気…」

ウォース「…貴方は1つ勘違いをしてる様ですね」

ファイン「えっ…」

ウォース「私達がいつから100%の力を出していると思いましたか?」

ファイン「そんな…」

ウォース「この程度1/1000も出していませんよ。さて…貴方を追いかけ回しましょうか。こう見えても追撃戦は得意なんですよ」

ソードフィッシュ「…」

ファイン「う…うわぁぁ?!」ダッ!

アーク「ビスマルクさえ逃げきれなかったSwordfishの力を舐めるな」

ファイン「た…助けて~!シャガール!!」ダダダ!

 

←……To be continued




次回、いよいよ提督がトレセン学園に到着。


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#55 ー終戦ー

艦娘優勢で進むこの戦い。それにも終戦が…


艦娘が優勢で戦いを進める一方、反撃に出る者もいた。

 

ハヤヒデ「ブライアン!」←バット

ブライアン「姉貴、助かった」パシッ!

皐月「司令官を返して!」カチャ!←銃構え

ブライアン「ちぃ!」ブン!←バット投げ

皐月「えっ?あいた?!」ガン!←critical! 1

ブライアン「他の奴らを傷つけることは許さないぞ」

 

タマ「あ゛あ゛ぁ゛!!君らのせいでめちゃくちゃや!」

黒潮「なんや?」

龍驤「ほぉ…同じ臭いがするで…」

黒潮「いや…龍驤はん、あんた関西生まれじゃないやん」

 

ドトウ「うわぁぁ?!退いて退いて~!!」ブンブン!←鍬振り回し

望月「うわぁ?!なんだし?!」

 

各地でウマ娘と艦娘が戦う混戦状態となった。

 

ー瑞鶴sideー

瑞鶴「赤城さんはどこ…」

瑞鶴「…!見つけた!」

加賀「…! 瑞鶴?!」

吹雪「無事だったんですね!」

瑞鶴「そんな事より赤城さんは!」

赤城「瑞鶴…さん…」

瑞鶴「赤城さん!私の話を聞いてください!提督さんは…」

 

ー2分後ー

加賀「それは…本当なの?」

瑞鶴「うん…証拠もあったし。それにここに提督さんはいないから今すぐ軍を引いて!」

飛龍「無理だよ!完全に交戦状態になってる!神通とかも真っ先に飛び出して言ったよ!」

古鷹「ここから水偵飛ばしても皆に届くのは時間が…」

瑞鶴「これ以上犠牲が出る前に戦いをやめないと…それに…」

蒼龍「それに…?」

瑞鶴「あと提督さん5分ぐらいで大本営からここに帰ってくるよ!」

嫁艦娘「?!?!」

赤城「…」クラッ…←顔が真っ白

加賀「赤城さん!」

 

ドーン!!ガシャーン!!

 

蒼龍「何事?!」

彩雲『武蔵さん達が校舎のドアを破壊して学園内に侵入しました!』

大和「何やってるの?!」

赤城「提督が…提督が…」

翔鶴「落ち着いてください!赤城さん!今艦娘を制御できるのは貴方だけですよ!」

加賀「…いえ、翔鶴。戦場を見なさい。これが統率の取れてる軍と言える?」

 

ワァワァ!!←混戦状態

 

翔鶴「そ…それは…」

加賀「こんなの統率も何も無いわ。みんな頭に血が上ってる。これでは…」

赤城「…加賀さん。もういちど伝令を飛ばしましょう。停戦を呼びかけましょう」

加賀「そ…それはわかってます。ですが…」

赤城「これ以上長引けば双方に被害が出ます…。これ以上の犠牲は無用です」

赤城「そして…コレは私が皆さんを統率できなかった私の不手際です…。提督がココに着き次第、皆さんの釈明と助命嘆願…そして私は責任を取ります…最悪の場合は…」

加賀「まさか…」

赤城「…離婚するといえば受け入れます。死を賜るなら…もちろん…」

赤城「…これが艦娘を統率する立場の責任のとり方です」

加賀「…なら私もお供します。そもそもこれは私達の問題です。こんな時に背負い込まないで下さい」

吹雪「…私もやります」

飛龍「…やれやれ…私もやるよ」

蒼龍「うん、私も責任を取るよ」

大和「はい、私もやります」

古鷹「私も皆さんを止められませんでした。その責任はあります」

赤城「…皆さん…すいません…」

加賀「…早く伝令を飛ばしますよ」

赤城「…はい。伝令です!これ以上の戦いは中止です!」バシュッ!!

 

ータイキsideー

タイキ「グッ…はぁ…はぁ…」

アイオワ「WOW…意外とtoughですネ」

タイキ「…Meのpowerが全然効かないデース…」

アトランタ「まあ、アイオワが相手じゃね」

タイキ「…スズカやエアグルーヴは無事なのデスカ…」

アイオワ「ええ、だけど…」

 

ブーン!

 

サラトガ「あれは…アカギの…」

タイキ「…?」

 

ーカノープス部室ー

バーン!

ターボ「な…なんなのだ?!」

時雨「…ここじゃないね…」

村雨「あなた達、この人知らない?」

ネイチャ「ん~…この人…スピカのトレーナーさんだよね…」

イクノ「…ところであなた達は」

山風「…パパを返して…」

マチタン「えっ?!ぱ…パパですか?!」

ネイチャ「えっ…でもどう見ても娘さんには見えないような…」

時雨「…早く答えて。じゃないと…」ガチャ!

ターボ「うわぁ?!本当になんなのだ!!」

イクノ「…少なくとも私は見てませんよ」

マチタン「わ…私もです」

ネイチャ「私も知らないよ〜。あ、でも朝方に門前にタクシーが…」

村雨「…ここにはいないの?」

ターボ「少なくともターボたちは見てないよ!それよりテイオーはどこ行ったんだ?」

時雨「…テイオー?」

ネイチャ「あ~…ココ最近見てないよね…行方不明らしいけど…」

イクノ「…マックイーンさんもです…まさかあなた達が…」

村雨「…気づかれたようね」

ネイチャ「いやいや…部外者がここに来てる時点で怪しいでしょ」

ターボ「早くテイオーを返して!」

時雨「…なら僕たちを倒してから言ってよね」

 

※安価を取ります。

勝敗は?>>544

1 時雨達の勝ち

2 カノープスの勝利

(この場にいるのは時雨、村雨、山風にします)

 

ー2分後ー

ネイチャ「ムリ…」

マチタン「うぇぇ…」←鼻血

イクノ「くっ…」

ターボ「こんなの聞いてない…」

時雨「ここにもいないようだね」

村雨「じゃあ、担当してるこの部室に行こう」

山風「パパ…パパ…」ガチャ…

ネイチャ「痛た…私…出オチ?」

 

ー正門前ー

提督「ありがとう!釣りは要らない!」バタン!

運転手「お…お客さん?!」

提督「…ちっ…絶賛反乱祭りかよ…」

赤城「…!」

提督「赤城お前…」

赤城「申し訳ありません!私が皆さんを止められませんでした!」

提督「お前は後!まずはこの戦いを止める!」

加賀「でもどうやって!」

提督「…メガホン!」

吹雪「は…はい!」

提督「…全員よく聞け!これは軍の命令だ!今ここで停戦しろ!さもないと軍令に基づき処刑する!」

 

←……To be continued




次回…いよいよ決着。そして…


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#56 ー戦後ー

艦娘優勢で進んだたたかいは提督が中に入ることで停戦となった。そして戦後処理が今始まる。


提督「…全員よく聞け!これは軍の命令だ!今ここで停戦しろ!さもないと軍令に基づき処刑する!」

 

ー校舎内ー

伊勢「?!提督?!」

長門「何…」

日向「…軍令だと…」

 

ー神通sideー

グラス「…どうやら何かあったようですね」

千歳「提督が帰ってきたらしいわ」

千代田「何とか間に合ったようだね…」

神通「…提督…?」

萩風「ま…間に合いました…」

嵐「もうヘトヘトだ…」

 

ー那珂sideー

那珂「ふぇっ…」←頬引っ張られ

ファルコン「はひる…?」←頬引っ張られ

ブルボン「…報告、スピカのマスターが帰られました」

 

ー時雨sideー

時雨「…!」

村雨「…提督?」

ダスカ「はぁ…間に合ったわね」

ウオッカ「ああ、全くだぜ…」

 

ー3分後ー

提督の指示により全員が武装解除となり、校舎を背にしてウマ娘、正門を背にして艦娘達が並んだ。

 

曙「ちょっと!説明しなさいよ!なんでこの子らを…」

提督「…俺はウマ娘のトレーナーでもお前らの提督として来てる訳では無い。俺はここに軍使としてここに来た。口答えするなら…」←刀

曙「ぐっ…」

提督「…お前ら、まず双方の人質を開放しろ」

ブライアン「ああ」

赤城「分かりました」

伊勢「ちょっと赤城さん!」

赤城「…従わないと殺されますよ。提督の目は本気です」

神通「ですが…」

 

ー人質交換ー

スペ「グラスちゃん…皆…」

グラス「スペちゃん…良かった…」

タイキ「スズカ!」

ファルコン「スズカちゃん~!」

スズカ「タイキ…ファルコン先輩…」

ルドルフ「校舎の土を踏めたな…」

グルーヴ「ええ…」

テイオー「学校に帰ってこれたね」

マックイーン「ええ…嘘のようですわ」

ゴルシ「あたしはもう少し居ても良かったんだぜ?」

キタブラ「ダイヤちゃん…」

サトダイ「帰ってこれたね…」

ライス「ブルボンさん!」

ブルボン「ライスさん、おかえりなさい」

瑞鶴「…ただいま」

加賀「おかえりなさい」

千歳「皆、提督の話を聞いてあげて」

嵐「あいつもあいつなりに事情があったんだよ」

萩風「お願いします!」

千代田「…私からも」

艦娘「…」

提督「…やれやれ…これで平等に話を勧められるな。最も俺の策が一部変更とはなったが…」

長門「で…事情とはなんだ。つまならなければこいつで潰す」←理事長が乗ってた機械(ロードローラーみたいなやつ)

龍田「つまらなかったら…ね?」

神通「なぜ私達を見捨てたのか…教えて頂けませんか。私達が頼りなかったからですか」

提督「…いいだろう。これはごく数人の軍部の人間しか知らないことだが…」

提督「…俺がここに来た理由…俺は後で知ったが刺客から隠れるためだそうだ」

艦娘「…えっ?」

スペ「し…しかく?こういう…」←四角形の形

テイオー「違うよスペちゃん!刺客!暗殺者とかの方だよ!」

スズカ「トレーナーさんが…刺客に狙われてた…?」

赤城「…一体どういうことですか」

提督「軍部内に俺の命を狙う奴がいて一時的にではあるが軍の外に逃げるようにとの指示だったらしい。話を聞いたのはここに来てからだけどな。それとさっき首謀者は処刑されて今、ここにいるわけだ」

加賀「…じゃあなんでここに?逃げるなら他の場所でも…」

提督「スピカのトレーナーが心労で引退する時、知り合いだった元帥に相談したらしい。そこで一時的にではあるが軍から身を隠す必要があった俺に白羽の矢が立ったらしい。俺なら潰れかけたチームを立て直すとの意味も兼ねてな。実際ここまでなるとは思わなかった」

スペ「そういう事だったんですね…」

提督「それにこのことは俺が知らなかったとは言え、外部に話すことは禁じられていたらしい。だから事情を知った後でもお前たちに伝えられなかった。すまなかった」

赤城「いえ…提督にも事情があると分かっていれば…」

提督「…さて…ここからは処理の方法について。まずお前ら」

提督「艦娘に関しては一般人に手を出した時点でもうお前らの非は明らかだ。尾行ならまだしも、誘拐、逮捕、監禁、暴行、傷害…その他諸々」

提督「はっきり言って憲兵に連行案件だよ。その後は解体か銃殺か拷問か…まあ、そんな所だろう」

艦娘「」サァァ…

霞「しょ…しょうがないじゃない!あんたがいなければ私たちは動けなかったのよ!」

曙「だからこの子達を…」ドン!

提督「…は?」ギロッ!←すごい眼光

艦娘「?!」ビクッ!

ウマ娘「?!」ビクッ!

提督「だからってな…一般人ねらうのはおかしいだろが!お前らのやった事は半グレと同じだ!ヤクザでもカタギの人間は狙わねぇんだぞ!お前らのやった事は非道そのものだ!」

艦娘「…」

ゴルシ「…あいつやべぇ…」

テイオー「…トレーナーだけは怒らせちゃダメだね…」

赤城「提督…これは私の独断です。皆さんの命は…私が責任を…」

提督「赤城、これはお前だけの責任じゃない。こいつら全員の責任だ」

提督「どうしてもと言うならここでお前が腹を切るか?切るなら俺が介錯してやる」

赤城「…分かりました」

スペ「ま…待ってください!確かに誘拐とかはやりすぎですけど私達は良くしてもらいましたし…」

テイオー「それにトレーナーのお嫁さんまで巻き込むのは…」

ルドルフ「…トレーナーくん。確かにこの子達はやりすぎだ。でも私達も良くしてもらった。せめて刑を軽くする事はできないかね?」

提督「…なら説明するよ。そもそもこいつらを処刑することは出来ないんだよ」

赤城「えっ…」

提督「軍から命令で解体、処刑は免除されたんだ。ただでさえ練度の高いこいつらが300人も一斉に消えるのは国防上まずいんだよ。それに俺にはそんな権限ないしな」

提督「だから懲罰するとかそんなもんしかできない。良かったな」←目が笑ってない

提督「最も…俺がその気になれば鎮守府の設備を使ってこの世から消すことも出来るが…反省してるなら今回は俺の腹で収めることにする」ジロッ…

艦娘「…」ガクガク…

提督「…さて…ウマ娘sideだが…不法侵入、窃盗、無免許運転、器物破損、逮捕、誘拐、暴行、監禁…こっちもだな」

提督「特に1番最初…これ殺されてもおかしくなかったぞ。それに積極的に反撃しようとしてたのでこれは正当防衛には当たらないぞ」

提督「とはいえ、こいつらが行動を起こさなければ問題は起こらなかったわけだから罪は免除されるだろう」

ルドルフ「そうか…」

提督「…さて…こうなったらだれが責任を取るか…つまり当事者は俺だ。部下の失態は上司の失態。つまり…」

提督「俺が腹を切る」←短刀

ウマ娘「?!」

艦娘「?!?!」

提督「他に手はあるか?」

吹雪「ま…待ってください!私達が…」

提督「お前が死んだら日本は誰が守るんだよ。最悪の俺の代わりはいくらでもいるしな」

ダスカ「ちょ…ちょっと待ちなさいよ!あんたが死んだら私たちのチームはどうなるのよ!」

スペ「そ…そうですよ!トレーナーさんは何も悪いことしてないんですよ!」

マックイーン「トレーナーさんが私と一心同体となってレースに挑む約束はどうなるんですの?!」

テイオー「トレーナー!死んじゃ嫌だ!!」

提督「…ならこうしたらどうだ?」

 

←……To be continued




次回最終回、艦娘とウマ娘は…


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#57 ー結末ー

ウマ娘と艦娘にそれぞれ処遇が下る中、提督は責任を取ろうとする所をウマ娘、艦娘から止められ新しい代案が考え出された。


ー数ヶ月後ー

そして…季節は流れ…桜が舞い散るようになった春。

 

ウマ娘新入生「うわぁぁぁ…ここがトレセン学園…」

ウマ娘新入生2「大きいね…」

 

ぜぇぜぇ…

 

ウマ娘「よ…ようこそ…トレセン学園へ…」

ウマ娘2「こっちだよ」

新入生ウマ娘「はい、でも…場所を移動したと聞いたのでびっくりしましたが、海が見えますし綺麗ですね!」

 

ーあの後ー

提督「俺がここと鎮守府の両方に所属する。それで構わないか?」

艦娘「?!」

ウマ娘「?!」

テイオー「えっ?いいの?」

提督「ああ、ただし条件付きだ。トレセン学園の場所を移動する…それが条件だ」

ルドルフ「何?!」

提督「どうやら深海棲艦が本土空襲を企てているらしい。恐らくだが、真っ先に狙われるのは東京だ。それを防ぐ為に横須賀に移っていただく」

提督「これは軍の命令書だ」

ルドルフ「し…しかし…そんな資金は…」

提督「資金は軍が全て出す。君たちに負担はさせないよ」

グルーヴ「しかしそんな話…」

提督「じきにこの街は戦火に包まれるだろう。なら…俺たちの手が届きやすい横須賀に移った方が俺たちが救援や支援がしやすいしな」

ブライアン「だが、それまでどうするのだ?」

提督「…大淀」

大淀「は…はい!」

提督「…空き部屋はいっぱいあるよな?」

大淀「あ…ありますが」

提督「…帰ったらすぐにウマ娘用の部屋の用意だ」

 

それからトレセン学園は合併とはいかないものの、横須賀に移設されることになった。この後数日後、規模は小さかったものの東京に空襲が行われた(被害はなかったし、その後空襲を行った空母は沈没されたが)。

鎮守府から少し離れた場所に府中より少し大きめのトレセン学園が移設され、歩いて10分もかからない程度の距離に移設された。建設の間、ウマ娘と艦娘たちは親睦を深めていく。最初は仲が良いとは言えなかったが、提督主導で新しい校舎が建つ頃には打ち解ける程度にはなっていた。

 

ー横須賀鎮守府ー

提督「…」カキカキ…

 

バン!

 

テイオー「トレーナー!トレーニング行こうよ~!」

マックイーン「ダメですわよ。まだ仕事してますし」

提督「いや、今丁度終わったところだ。行くか」

 

あの後、艦娘達には謹慎処分及び提督に接触禁止、手鎖押込(手錠をして牢屋に閉じ込める刑罰)が適用にした。その後、トレセン学園に行ってウマ娘との交流を命じることにした。嫁艦娘には懲罰を与えた後、厳重注意を行うことで和解することになった。流石に今回のことは反省したらしく、あれから嫌悪していた艦娘もだんだん仲良くなって言ったようだ。

 

ー鎮守府武道場ー

グラス「…やあ!」ブン!

神通「流石ですね。どうですか?」

グラス「ありがとうございます。師匠」

 

あの後グラスちゃんは神通さんの弟子になりました。あれからトレーニングのない日は神通さんの所に行って鍛錬をしてるそうです。あれからウマ娘と艦娘は距離が近づいているような気がします。トレーナーさんは私達スピカと軍の指揮をしながら生活しているそうです。トレーナーさんが言うにはそこまで苦じゃないらしいですが…。あれからなんだかんだ交流イベントとかもあって皆も楽しそうです。あ…そうそう…もう1つ…

 

キタブラ「トレーナーさん、よろしくお願いします!」

サトダイ「よろしくお願いいたします」

 

キタサンブラックさんとサトノダイヤモンドさんがチームスピカに加入しました。こうしてみるとあの騒動もなんだか不思議な感じがします…。あ…そろそろトレーニングの時間ですね。

 

スペ「トレーナーさん!」

提督「ああ、始めようか」

吹雪「これ、皆さんに差し入れです」←お菓子

テイオー「うわぁ~!ありがとう!」

マックイーン「それでは頂きましょうか」

提督「それは終わってからな。じゃあ始めよう」

 

ここは横須賀市…ウマ娘と艦娘が交わる場所である。

 

そして…

 

タキオン「フフフ…出来たぞ…ついに出来た!」

タキオン「まさか副産物でこんなものが出来てしまうとはな…おっとこうしてはいられない。トレーナー君の弁当を…」

 

?←続編に続く物

 

それは艦娘、ウマ娘、横須賀市を巻き込んだ話へと発展していくことになる。

 

ー吹雪『司令官が浮気している?』~完~ー




これにて物語は完結です!次回からはエピローグなどを少しづつ…(書いて欲しいエピソードがあれば教えてください)

※次回作投稿しました!題名は『提督「媚薬を盛られたウマ娘と艦娘に追い回されている…」』です。
※こちらのSSは現在SS投稿速報にて執筆中であり、更新頻度は落ちます。大変申し訳ありません…。


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ー番外編ー
ー番外編、温泉旅行ー


ここからは物語では書けなかった一部を紹介します。


ー温泉旅行ー

騒動が終わった後、謝罪と休息を兼ねて提督とスピカメンバーは1泊2日の温泉旅行へと出発した。次のレースに向けてのリラックスとメンタルを整えるためである(料金は提督の自腹です)。

 

ー温泉ー

ゴルシ「うほぉ~!広いぜ!」

ダスカ「へぇ…あいつもやるじゃない」

ウオッカ「早速入ろうぜ!」

マックイーン「ですがトレーナーさんもよく取れましたわね」

テイオー「どうやら知り合いの温泉旅館を貸切にしてもらったらしいよ」

スペ「スズカさん、早速入りましょう!」

スズカ「ええ」

キタブラ「ダイヤちゃん、入ろう」

サトダイ「うん!」

 

ー5分後ー

マックイーン「はぁ~…いいお湯ですわ…」

ダスカ「そういえば向こうでの生活ってどんな感じでしたか?」

テイオー「ん~…普通だったよ。お風呂入れたし、食事も美味しかったし、ベットはふかふかだったし…」

スペ「出かける時も見張りが少し居た程度でしたからね…」

ウオッカ「…なんか普通でしたね」

スペ「はい…最初は拷問されるかと思いましたがそれはなかったですね」

ゴルシ「あいつの部屋にも入ったしな!」

ダスカ「あいつの部屋に何かあったの?」

マックイーン「普通に勲章と日記があった程度でしたわね」

ウオッカ「…読んだんですね…」

キタブラ「どんな事が書いてあったんですか?」

サトダイ「詳しく聞かせてください!」

ゴルシ「なら今夜話してやるよ」

マックイーン「…そろそろ上がりましょう」

スペ「温泉の次は…ご飯ですね!」

 

ー部屋ー

提督「いい湯だったか?」

マックイーン「ええ、リラックスさせてもらいましたわ」

提督「そろそろ来る頃…」スッ…

女将「お待たせしました。お食事でございます」

提督「そう言ってたら来たな」

 

ー6分後ー

ゴルシ「うぉぉ~!普通に美味そうだぜ!」

スペ「これ食べちゃっていいんですか」

提督「ああ、好きなだけ食え」

テイオー「このお肉おいし~い!」

マックイーン「…トレーナーさんはお酒を飲まないんですの?」

提督「まあな」

スズカ「今日は泊まるので少しくらい飲んでも良さそうですが…」

ゴルシ「さてはおめぇ下戸だな!」

提督「…まあ、あまりお酒は好きじゃねぇな」

テイオー「ふーん…」

スペ「そういえば…トレーナーさんって学生の頃はどんな感じでしたか?」

提督「…学生の頃か……。済まない、誰かお酒注いでくれ」

キタブラ「は…はい!」

提督「…」グビッ…

テイオー「なんでお酒飲んだの?」

提督「…少し酔わないと話せないからな」

提督「…よし、じゃあ話そう。俺は小さな海の街で産まれた。学生の頃は本当に遊んでばかりで勉強が出来なくてな…」

テイオー「バカだったの?」

提督「ああ、勉強は底辺だった。だがな…ある日勉強するきっかけになった事があった」

スズカ「…きっかけ」

提督「…俺の家族が深海棲艦に殺された」

ウマ娘「?!」

提督「ある日遊んで帰ってきたら遺体袋があってな…街の人が言うには歩いてたところを砲弾が破裂して即死したらしい。死んだ時、俺は両親の顔を見れなかった。顔が修復不可能なぐらい原型を留めていなかったらしい。これほど自分と神を恨んだ日はなかった」

サトダイ「…」

提督「そして俺はあいつらに復讐する為に勉強を始めた。兵法書から基礎的な事も全て。部屋に籠って寝る間を惜しんで勉強した。街の人に言われた「人が変わった。もうあの頃の○○(提督の名)じゃない」ってな」

提督「呉下の阿蒙…そんな俺がこんな事になったのはあいつらのおかげという訳だ。皮肉だがな」

スペ「その事は…」

提督「ああ、あいつらに話した。どん引かれたけどな。その中で何人か共感してくれた奴もいてそれが今の嫁だ」

ゴルシ「…なんか悪ぃ…」

提督「…この際だ。全て話そう。艦娘に会った時も話そうか」

マックイーン「それなら日記に…」アッ!

提督「やっぱり読んだか。まあ、咎めないよ。書いてあった通りだ」

テイオー「じゃあ銃口向けられたとか」

提督「ああ、その時はまじで死ぬかと思った」

提督「あいつらに会った時の目は一言で言うなら…この世の闇を全て体験したような目だ。絶望に打ちひしがれ、生きる事になんの価値もないような…人間不信の目だった」

提督「まあ、前任が奴隷のように扱って何人かは暴力の後に乱暴されたから無理もないが…」

ダスカ「で…どんなことされたのよ」

提督「まず銃口向けられた、そして刀で斬りつけられた。これは返り討ちにした。食事に睡眠薬いれられたり、物が捨てられていたこともあった」

ウオッカ「…いじめのレベルじゃねぇ…」

提督「俺は臆病な人間だ。だからこうして生きていられた。そのうち艦娘が捕らえられた時、艦娘を捕らえた奴を殺って、あいつらを助け出したことから何かが変わり始めた」

キタブラ「変わり始めた…?」

提督「ああ、まず何人かは今までの行いを謝った。そして俺に協力するようになった。神通とかは昔は俺に殺しに掛かってきたのに今では結婚してるしな」

ゴルシ「前任は?」

提督「ああ…奴なら本部で拷問されてこの世から抹殺されたよ」

提督「…まぁ、そんな所だ。あ、この事はあいつらに言うなよ。今でも黒歴史として後悔してるやつも多いから」

マックイーン「わ…分かりました」

提督「…あと酒飲まないのは健康に気を使ってだからな」ガラッ…

マックイーン「…色々奥が深いですわね…」

テイオー「まさか独り身だったとはね…」

スペ「ちょっと可愛そうです…」

スズカ「そうね…」

キタブラ「何かしてあげられませんかね?」

サトダイ「キタちゃんの得意なマッサージとかは?」

ゴルシ「よ~し!ならあたしは明日振り回してやるぜ!」

ダスカ「あたしが何とかしないと…」

ウオッカ(スカーレットがやべぇこと考えてそうだな)

 

←……To be continued




次回は2日目です。


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ー番外編ー 温泉旅行2日目

温泉旅行2日目です。ウマ娘と温泉旅行に行った提督の物語です。


ー翌日ー

ゴルシ「ん~!あ?」

マックイーン「かっとばせ~…?!」ばっ!

ゴルシ「よぉ、おはよう」

マックイーン「~~~?!」///

 

テイオー「…ん~!いい朝だ…ね?」

ゴルシ「ぐああああ?!」

マックイーン「忘れて…忘れてくださいまし!」ググググ…

テイオー「…ヘッドロックしてなにしてんの」

 

ー10分後ー

ゴルシ「朝から酷い目にあったぜ…」

テイオー「そういえばトレーナーは?」

ゴルシ「あいつなら起きてねぇんじゃねぇか?」

マックイーン「…」

テイオー「なら突撃しようよ!」

ゴルシ「ああ、隣の部屋で寝てんだから突撃されても文句はねぇよな!」ガラッ!

 

ガラーン…

 

マックイーン「…いませんわね」

ゴルシ「…なんだ、つまんね」

提督「何がつまんないだ?」←上半身裸

テイオー「うわぁ?!起きてたの?!」

提督「ああ」

マックイーン「…その木刀…」

提督「ああ、鍛錬とシャワー浴びてきた。遠征先でも基本鍛錬は欠かさないからな」

スペ「おはようございま…えっ?!」

スズカ「おはようございます、トレーナーさん」

提督「ああ、荷物まとめておけよ。昼には出る」

スペ「は…はい」

テイオー(トレーナーの体、腹筋すごい割れてた…)

スズカ「あんなに鍛えてたんですね…」

マックイーン「普段のトレーナーさんからは考えられませんわ」

ゴルシ「いや、納得できる部分あるぜ」

スペ「えっ?」

ゴルシ「昨日の話であったろ。あいつ、1人で艦隊全滅させたんだぞ」

マックイーン「そうでしたわね…」

 

ー温泉街ー

キタブラ「いい景色ですね~」

サトダイ「キタちゃん、あそこ行ってみよう!」

スペ「スズカさん、あそこにおまんじゅう売ってます!行きましょう!」

スズカ「もう…スペちゃんたら…」

マックイーン「私も行きますわ!」

テイオー「あ~!僕も行く!」

ダスカ「ふふ…綺麗ね」

ウオッカ「お前には似合わないけどな」

ダスカ「はぁ?!それどういう意味?!」

 

提督「…」

ゴルシ「隣失礼するぜ」

提督「なんだ?」

ゴルシ「…なあ、お前嫁さんとは上手くいってんのか?」

提督「いや、まだ謹慎中だからな」

ゴルシ「…仲直りするなら早めにしておけよ。お前にも家族はいるんだから」

提督「…肝に銘じておくよ」

ゴルシ「…なんだかんだ言ってこのチーム楽しいからよ。最初は全員懐疑的なチームがここまで復活できたんだ」

ゴルシ「…ありがとよ。トレーナー」

提督「ああ、これからもよろしくな」

ゴルシ「…と、言うわけで…財布貰ってくぜ~」

提督「?!」サッサッ…

提督「…味な真似しやがる」←苦笑い

 

ゴルシ『おう~!トレーナーの奢りでなにか食おうぜ~』

提督「おい!それはほんとにやめろ!」

 

ー温泉旅行編、~完~ー




次回は艦娘と和解編


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ー番外編、出逢ー

番外編として艦娘が提督と会った話(ウマ娘と会うずっと前の話)を公開します。※一部残虐性があるシーンがあるので注意してください。


白いものは何にでも染まる。赤、青、黄色…白は混じり気のない色だ。例えその染まる色が…たとえ黒でも綺麗に染まってしまう…。

 

ーウマ娘と出会う6年前、大本営ー

提督「…お呼びでしょうか」

元帥「うむ、君に頼みたい事がある」

提督「…頼み事ですか」

元帥「ああ、もしかしたら死ぬかもしれない仕事だ」

元帥「…君に横須賀鎮守府に着任して欲しい」

 

横須賀鎮守府…聞いたことがある。ブラック鎮守府で提督が無茶な進軍や補給無視、艦娘の酷使で更迭された鎮守府だと…。

 

元帥「過去に3人の者を送ったが尽く追い返された。皆這う這うの体でかえってきた…。そこでだ、文武両道の君を送りたい」

提督「…分かりました。できる限り頑張ってみます」

元帥「ありがとう…。もし何か準備して欲しいものがあれば言ってくれ。艦娘が襲ってくる可能性もある」

提督「…では1つだけ頂けますか?」

元帥「なんだ?」

提督「木刀1本です」

 

ー横須賀鎮守府、正門ー

駅をおりてしばらく歩いて鎮守府に到着した。門はボロボロであり建物は原型を留めていなかった。

 

提督「…取り敢えず入ろうか」

?「…覚悟!」ダッ!

提督「…そう言っている暇も無さそうだな」

神通「恨みはありませんが…!」

提督「…恨みがないなら攻撃するなよ」パシっ!

神通「?!(取った?!)」

提督「これは没収だ」ドガッ!

神通「うぐっ?!」

提督「隙ありだ」押し倒し

神通(や…殺られる…)ドスッ!

提督「…型がガタガタだ。基礎から学び治せ」←神通の顔の横に刀を突き刺した

神通「…」ペタッ…

神通「…な…なんなんですか…」

 

摩耶『軍人はかえ…うわぁ?!』ドガッ!

提督『お前も軍人だろ』

 

加賀『貴方が来る場所ではないわ…?!』パシュッ!

提督『弓は接近戦に弱い、刀で近づかれたら終わりだ』

 

天龍『おい勝負しよ…うげぇ?!』ドガッ!

提督『話す暇があれば攻撃しろ』

 

道中に立ち塞がる艦娘を全て気絶、もしくは戦闘不能にしてようやく執務室に着いた。

 

睦月「な…何者にゃし…」

時雨「…ここまで来るのに艦娘を薙ぎ倒してきたんだ…」

陽炎「…な…なんてやつよ…」

提督「…別に俺は攻撃するわけじゃない。まずは話を聞いてくれ」

夕立「そんなの嘘っぽい!早く帰るっぽい!」

提督「…なら俺が指揮官に足りえない者だと感じたら殺せばいい。信じないやつはいつでも襲ってこい、それで気が済むなら俺はいつでも相手になる」

吹雪「…」

 

その翌日から艦娘による攻撃が始まった。

 

神通「覚悟!」

提督「甘いな」ガギッ!

神通(攻撃をはじかれた?!)

提督「…勝負ありだな」←腹に木刀を当てられた

神通「…くっ…」

提督「腕はいい。もう少し鍛えろ」

 

由良「提督さん、どうぞ」←ご飯

提督「お、ありがたいな」パクッ…

由良「…」

提督「…ん…なんだ…この眠気…」

由良「今よ!」

五十鈴「好きだらけよ!」

鬼怒「じゃあね!」

 

ガキッ!

 

提督「…奥歯に気付け薬があって助かった…。睡眠薬か…確かにふらっと来たよ」←書類でガード

五十鈴「嘘?!」

提督「…書類ボロボロだな。後で作り直そうか」

由良「…」

 

天龍「おい、昨日の続きだ。覚悟しろ」

提督「そう言って昨日も負けただろ…」

 

天龍「うそ…だろ…」バタッ…

提督「…お前は単調だ。もう少し攻撃に幅をつけろ」

 

そう言ってしばらくの間、死に直面しながらも何とか生を保ってきた。その中でも協力してくれる艦娘も現れた。

 

提督「…もうしばらくかかりそうだな」

吹雪「…あ…あの…何か手伝いましょうか?」

提督「…じゃあこれを頼む」

 

赤城「提督、お疲れ様です。お茶を入れましょうか?」

提督「ああ、頼む」

 

赤城と吹雪は特に積極的に手伝ってくれた。赤城は後に殺すために近づいたと分かったんだけどな…。

 

そんなある日、俺と艦娘の関係を一篇させる出来事が起こった。

 

夕立「て…提督さん!吹雪ちゃん達が捕まったっぽい!」

提督「…何?」

 

吹雪達が捕まった。艦娘が対応に困っている時、俺は敵に遭遇した場所、そして捕まってどのくらいだったかを聞いた。

 

瑞鶴「どうするのよ!赤城さん達が捕まってもし殺されでもしたら…」

大和「取り敢えず救出部隊を…」

提督「…その必要は無い」

長門「何?」

提督「お前らが行ったら警戒される。下手したら人質に取られて身動き出来ない」

瑞鶴「じゃあどうしろと?!もしかして見捨てろでも…」

提督「逆だ」

蒼龍「えっ?」

提督「俺があいつらを助ける」

 

俺は1人敵の薄いところから入り、頭を潰した。

 

提督「…敵が弱いな。これならあいつらの方がよっぽど強い」

ル級「ガボッ…」

提督「さて…最期に言い残すことは?」

深海提督「ま…まて!死にたくな…」

提督「さよなら」ドキューン!

 

その後赤城らを救出、生き残った深海棲艦は派手に死んでもらった。俺は元々特殊部隊且つ拷問官だったからそれはもう最期には命乞いしながら原型を留めずに奴らは死んだ。死んだ後は解体して秋刀魚の餌になった。

 

 

ー?ー

提督「冷凍した深海棲艦を解体する。俺が切っていくからそれを運んでくれ」

長門「…わ…わかった…」ギュッーーー!!

提督「次はミンチにしてそれを海にまく。そうすればこの世から奴らの死体が全て消えることとなる」※これはヤクザとかがやる死体処理法です。

瑞鶴「う…うえっ…」

神通「…な……」

提督「…」

 

ー数時間後ー

吹雪「…司令官は…なんでそんなに非情になれるんですか」ポイッ!

提督「…家族を深海棲艦に殺されたからだ。人知れず砲撃を受けて俺が駆けつけた時にはもう…人の姿じゃなかった」

赤城「…」

提督「…だから俺は非情になる。全ての深海棲艦を討ち果たしてこの戦いに勝利する…それが俺が両親にできる償いと恩返しだと思ってる」

赤城「…償い…ですか?」

提督「ああ…。魚が寄ってきたぞ。早く捕まえて帰ろう」

艦娘「…」

 

戦国大名、毛利元就の言葉にこんな言葉がある。

『まず、村を見つけたら第1、第2、第3発見者を殺せ。その後数件に家に火を放ち笑顔で村長に『味方にならないか?』と言え』

自らを侮られない力と逆らわないようにする為に知恵が全ての詰まった言葉と思う。俺の場合は艦娘を返り討ちにし、見せしめに深海棲艦を殺し艦娘を力で黙らせた。その後、飴である暮らしの改革をすることによって仲を深めていく。飴が強過ぎれば舐められ、鞭が厳しすぎれば氾濫を起こされる。そのさじ加減が大事となる。それを何とか実践できた。

 

それから艦娘が俺を見る目が変わった。今まで攻撃してきた艦娘がそれをやめて謝ってきた。俺はそれを笑って許し、2ヶ月でようやく艦娘との和解を果たすことが出来た。その後は環境を整え、艦娘に負担のない作戦を立て着実に功を重ねた。そして14人の艦娘と結婚した。敵対していた艦娘とも今は上手くやっている。

 

そして俺はある一言を艦娘に伝えた。

『人生は暗く道標のない大地をひたすら歩くようなものだ。1寸先がどうなってるかなんて明日の俺らには知る術もない。足元には崖下には拡がってるかもしれない、もしくは1歩進めば天に昇る階段があるかもしれない。それが知りたくて灯りを探す。間違っている、幻覚であるかもしれないがとにかく探し続けるために。自分の航海を無事に終える為に。お前らは今まで暗がりを歩いてきた。夜の海を灯台の灯りもなく、松明も無く、ただ間違った灯りを見ていた。ならば…俺はお前達を正しい航路に導く灯台の灯りとなろう』

 

 

着任して6年目、俺に突然辞令が下った。トレセン学園への出立だ。この事は一切艦娘に言わないように口止めされた。そして約束の日、俺はトレセン学園へと向かった。

 

 

これが全ての始まりだとは知らずに…。

 

ー前日談、〜完〜ー




ここから始まりに繋がります。気になった方は本編第1話を読んでみてください。


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