最強?の悪魔達 (バイオ)
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1話

冥界のとあるところにジャック・サルガタナスと言う悪魔がいた。

 

サルガタナス家の特色は瞬間移動と千里眼だ。

 

その悪魔は四大魔王の側近だった。

 

ジャックは妻のシルヴィアと家臣達と一緒に暮らしていた。

 

平和な日々が続いたが、三大勢力で戦争することになり平和な日々が終わりをつげた。

 

ジャックは四大魔王の側近なので帰れない日々が続いた。

 

そして戦争が始まった。

 

そしてしばらくすると二天龍と呼ばれるドラゴンが喧嘩をしながら、乱入してきた。

 

そしてその二天龍を止めるため三大勢力は協力して退治又は封印することにした。

 

そして二天龍はあまりにも強かったので神と四大魔王が最大の力で弱らして封印することになり、神と四大魔王以外の者は一時撤退することになった。

 

だがジャックだけはその場に残って見届けようとした。

 

そして四大魔王が最大の力を使って二天龍を弱らした。

そして弱った隙に神が封印した。

 

が神と四大魔王は力を使いきってしまったみたいで、地面に倒れた。

 

そしてジャックが近づき様子を見ようとすると、神と四大魔王が光だした。

ジャックは光があまりにも強かったので目を閉じた。

 

そして光がやみ目を開けると何故か卵が五つあった。

ジャックはその卵が神と四大魔王だと思ったがどれがどれかわからなかった。

 

そしてジャックはこの場には誰もいないことを確認した。そしてその五つの卵を抱え、自宅に転移した。

 

そしてジャックはその五つの卵を自分のベッドに置いた。そしてさっきいた戦場に戻った。

 

すると皆がいて神と四大魔王を探していた。

すると堕天使の総督のアザゼルがジャックに近づいてきた。

 

「おいジャック。お前ここに残っただろ?」

 

「ああ残ったが、ルシファー様に無理やり転移させられた。だが転移したあと千里眼を集中さして見届けた。二天龍は封印をしたと確認したら千里眼をといて転移してきただけだが。」

 

「……そうか。じゃあ神と四大魔王がどうなったかわかるか?」

 

「いやそこまでは確認していない。……どうしたんだ。もしかして見当たらないのか?」

 

「……ああそうだ。」

 

「……そうか。でもあいつらのことだからそのうち戻って来るだろ。何せあいつらは神と四大魔王なんだぜ。」

 

「……まあそうであって欲しいがな。」

 

「……それよりもこんな状況だから戦争はしないよな?」

 

「ああそりぁあこんな時にできるかよ。」

 

「それじゃあ帰って被害報告をまとめなくてはな。それともう戦争なんてこりごりだ。」

 

「ああそうだな。それじゃあ俺もあいつらを引き連れて帰るか。魔王達が戻って来たら連絡しろよ。」

 

「ああわかってる。」

 

とジャックが言うとアザゼルは自分の勢力のところへ戻って行った。

 

ーああアザゼルに嘘をついちまった。でもルシファー様達がいつ目覚めるかわからないしな。目覚めしだい戻ってきたといえば良いよな。

 

とジャックは思いながら自分の勢力のところへ戻って行った。

 

そして戦争は終わった。

 

そしてジャックは四大魔王の側近だったので魔王城に呼ばれる日々が続いた。

だが魔王達はまだ目覚めなかった。

 

そしてしばらくすると魔王達は正式に亡くなったことになった。神のことは各勢力の上層部だけの秘密となった。

 

そしてしばらくたつと新しい魔王達が選ばれた。そこでジャックは仕事やめて隠居することにした。だが皆からは止められたがジャックの意志は強かった。

 

すると前魔王達の身内が反発して旧魔王派となり、新しい魔王達の政策が気に入らず異議をとなえ争いが始まった。

 

ジャックは冥界の隅の方で暮らし始めた。だが旧魔王派や新魔王派が勧誘に来たりするが、断り続けている。

 

それから数年旧魔王派と新魔王派の争いが続いてるときに、やっと魔王達が目覚めた。

だが目覚めた姿は赤ん坊だった。しかも膨大な魔力が赤ん坊の姿では無理があり、赤ん坊達は苦しみはじめた。

そこでジャックは赤ん坊達の魔力を何段階かに分けて封印した。そして下級悪魔ぐらいの魔力まで封印すると赤ん坊達は落ち着きはじめた。

 

そしてジャックは喜びのあまり妻のシルヴィアと夜の営みをした。

 

それから赤ん坊達の世話が始まった。

 

それからちょうど一年後ジャックとシルヴィアの間に念願の子供が産まれた。

 

ジャックとシルヴィアの間に産まれた子供は男の子だった。名前はデュオにした。

そしてルシファー様達もジャック達の実子として育てることにした。まあ成長して記憶があるなら自分がもといた場所に戻ってもそれはそれでいいと思っていた。

だけど記憶がないなら前の名前だといろいろと不便なので新しく別の名前をつけた。ちなみに全員女の子だ。

 

ルシファーの髪は紅の髪で眼は金色で名前はルナマリア

 

ベルゼブブの髪は黒髪で眼は紫色で名前はユウカナリア

アスモデウスの髪は銀髪で眼は紅色で名前はクレア

 

レヴィアタンの髪は蒼の髪で眼は銀色で名前は カリナ

 

神の髪は金髪で眼は碧色で名前はエクセレン

ちなみにデュオの髪は銀髪で眼は紅と金のオッドアイだ

 

そしてそれからは幸せな日々が続いた。

 

そんな幸せな日々が続いたある日、それはデュオが4歳でルナマリア達の五歳の誕生日に起こった。

 

それは最近悪魔の中で話題になっている、連続一家殺人事件だ。しかもその事件は家族は皆殺されているのに、

子供だけが発見されていない。その子供は逃げたのか犯人に捕まったのかはまだわかっていなかった。

だからジャックはいつこの事件に巻き込まれてもいいように、人間界に家を建てそれなりの物を置いておいて自分達に何かあつたら子供達だけでもそこに行けばそれなりの生活ができるようにしていた。

 

そしてジャック達は巻き込まれた。それでジャックが犯人と交戦しているうちにシルヴィアが子供達を人間界に転移さした。

 

そしてシルヴィアもジャックの応援に行くが二人共やられたが、犯人とは相討ちだ。

 

そして二人は亡くなった。



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はじまり

デュオ達は人間界の家に転移された。

 

「ねーねー。ルナ姉ちゃんお父さんとお母さん帰ってくるよね?」

デュオは不安だった。

 

「大丈夫よ。すぐに戻って来るからね。」

 

ルナマリアはデュオに心配させないようにしたが、ルナマリア達も不安でいっぱいだった。

するとカリナが

 

「デュオ大丈夫だよ。お父さんとお母さんは戻ってくるから、それまでこのお家を探検しう。」

 

と言ってデュオの手を掴んで走り出した。

ちなみにデュオ達はこの家に来るのははじめてだった。

だからカリナはちょっとでも不安をまぎらわそうとした。

残されたルナマリア達も一緒に探検することにした。

 

そして日が沈んできた。するとデュオが

 

「ユウカお姉ちゃん、お腹すいたよ。」

 

「そうだね。でもお父さんとお母さんが帰って来ないし、私達も料理したことないしなあー。」

 

「まあとりあえずキッチンに行こうよ。もしかしたらすぐに食べれる物があるかもしれないし。」

 

とエクセレンが提案した。

そしてデュオ達はキッチンへ行き何かないか探した。

冷蔵庫を開けるとそれなりに食材が入っていたが、それは調理しなくては食べれない物ばかりだった。

その中でそのまま食べれる物は果物ぐらいだった。

デュオ達はその果物を食べる事にした。

でも果物もあまり数がなかったが、デュオ達はまだ小さかったからそれだけでたりた。

 

そして食べ終わると皆でテレビを見ながら親の帰りを待っていたが、全員寝てしまった。

 

次の日の朝、一番に起きたのはデュオだった。

そして皆を起こした。でも親の姿は見当たらなかった。

 

「エクセレンお姉ちゃん、お父さんとお母さんはまだ帰ってこないの?」

 

「多分事件を解決して、それの処理をしていて遅くなっているんだと思うよ。だからもうちょっとしたら帰ってくるよ。」

 

「大丈夫だから、とりあえず朝ごはん食べよ?」

 

「……うん。わかった。」

 

「ちょっと待って。昨日果物を全部食べたから何を食べるの?」

 

とカリナが言うとユウカナリアは

 

「それじゃあ、料理しようよ。」

 

「でも私達は料理したことないよ。それにお母さんが包丁は危ないから持っちゃあダメだって言ってたよ。」

 

「それじゃあ包丁を使わない料理をしよう。」

 

「例えば?」

 

「卵焼きとかサラダとか……あと何があったかな?」

 

「じゃあとりあえず卵焼きとサラダを作ろう。」

 

「じゃあ私は卵焼きを作る。」

 

とユウカナリアが言うとルナマリアが

 

「ちょっと待って。じゃんけんで決めよう。」

 

「いいわね。」

 

「デュオはどうする?」

 

「僕はテレビ見てる。」

 

「わかったわ。」

 

「それじゃあ」

 

「「「「「じゃんけん……ぽん」」」」」

 

じゃんけんの結果

 

ルナマリアとユウカナリアとエクセレンは卵焼き

 

クレアとカリナはサラダ

 

になった。そして料理が出来たが、サラダは普通に出来ていた。問題は卵焼きだった。

 

「ルナお姉ちゃん、これは?」

 

「卵焼きよ。多少焦げちゃったけど食べれるよ。」

 

「わかった。」

 

と言ってデュオが箸をのばしたのはサラダだった。

 

「もぐもぐ。うん美味しいよクレアお姉ちゃんとカリナお姉ちゃん。」

 

「「そうよかった。」」

 

とクレアとカリナはホッとした。

するとルナマリアとユウカナリアとエクセレンは

 

「「「デュオこっちも食べて」」」

 

「……うーん。…………パクっ。……もぐもぐ…ジャリ……ルナお姉ちゃん、何か入ってる。」

 

「っ!多分それは……卵の殻だと思う。ごめんなさい」

 

「……別に謝らなくてもいいよ。はじめて作ったんでしょ。なら失敗してもおかしくないよ。……でも今度からは気を付けてね。」

 

「ごめんねーデュオ。今度からは気を付けるから。」

 

「さあそれじゃあ皆、食べよう。卵の殻に気を付けて。」

 

とエクセレンが言った。すると皆は食べ始めた。

 

そしてご飯を食べ終わると、皆でテレビを見た。

 

でも親は帰って来ないからエクセレンが

 

「ちょっと冥界まで見に行く?」

 

「えっ。行ってもいいの?」

 

「これだけ遅いから、こっちから行きましょ。」

 

「わーい。やっとお父さんとお母さんに会える。」

 

「それじゃあちょっと待ってね。準備をするから。」

 

とエクセレンは言うと魔方陣を展開し始めた。

そして

 

「よし出来た。皆、魔方陣に入って。……それじゃあ行くよ。」

 

すると魔方陣が光はじめて、光がやむと冥界の家についた。

 

だが親は見当たらなかった。

 

「あれ?お父さんとお母さんはどこ?」

 

「多分まだ魔王城にいるんじゃあないのかな。」

 

「きっとそうだね。」

 

「それじゃあデュオテレビでも見て待っていましょう。」

 

とクレアが言ったテレビの電源をつけた。

そこでは事件の事をしていた。

その内容に皆は驚愕した。

 

「えっ。嘘でしょ。お父さんとお母さんが死んだ。」

 

「嘘でしょ。」

 

「嘘よ。」

 

「「「……」」」

 

クレアとカリナとエクセレンは言葉を失った

 

するとデュオが

 

「嘘だぁぁぁー。」

 

と叫んだ瞬間、デュオから膨大な魔力が沸き上がった。

するとデュオの眼の色が蒼と碧に変わった。

そしてデュオは

 

「うわー。なんだこれ?変な映像が見える。嫌だー。こんなの見たくない。」

 

と叫んだ。

 

ルナマリア達はどうすればいいか分からなかった。

だがエクセレンはデュオを抱きしめた。

 

「大丈夫よ。私達がついているからね。」

 

「そ、そうだよ。私達がついてるよ。だから落ち着いて。」

 

とカリナは言うと

 

「何か変な映像が見えて……それはお父さんとお母さんが戦っいて、相手を倒したけどお父さん達は倒れた。でもしばらくたってもお父さん達は起きないの。そしたら何人か来て、その人達がお父さん達をつれてい行くよ。お姉ちゃん、止めて。もうこんなの見たくない。」

 

「デュオ大丈夫だから。大丈夫だから。」

 

と言ってエクセレンは頭を撫でた。

するとデュオはエクセレンを見ると

 

「エクセレンお姉ちゃんの過去みたいのがみえるよ」

 

「えっ。何で?」

 

「わからない。でもルナお姉ちゃんをみると、エクセレンお姉ちゃんみたいに過去がみえるよ?しかもルナお姉ちゃんの想いも聴こえるよ。」

 

「えっ。じゃああんまり見ないで欲しいかな。」

 

「もしかしたらその眼が原因かもね。」

そしてデュオは家を見回した。すると

 

「あれ?お父さんが何か書いてる。それでチェスの駒が入ったアタッシュケースに入れた。それをお父さん達の寝室に持っていっちゃった。もしかしたらそれをみたら何か書いてるかも。」

 

と言ってデュオは寝室に向かった。そしてアタッシュケースを見つけた。その中に手紙があった。

手紙にはデュオへと書いてあった。

内容はこの手紙を見ているということはお父さん達は死んでいると言うこと。ルナマリア達は前四大魔王と神であることと、サルガタナス家は千里眼が使えて瞬間移動ができることと、 チェスの駒のことだ。

そしてこれからは姉弟で協力して暮らせと言うこと。

あとできれば冥界で暮らさず人間界ですごせということはだ。

ただ修行をしてルナマリア達を守ってやれだった。

 

その手紙を読んだ後、手紙の内容をルナマリア達に話した。

 

するとデュオは

 

「それじゃあ皆、必要な物を持って人間界に行こう。

でも人間界では修行出来ないから、修行は冥界でしよう。」

 

「わかったわ。」

 

皆は自分の荷物をまとめた。

 

「とりあえず忘れ物はないわね。それじゃあ出発するわよ。」

 

と言うと魔方陣で人間界の家へ行った。

 

問題は山積みだった。

とりあえず大きな問題はデュオが千里眼を使いこなせず、いろいろ過去を見たりしていたことと、料理のことだ。

そしてその料理をする事になった。

料理をするのはデュオ以外の者だ。

するとデュオは

 

「皆、失敗してもいいけど怪我だけはしないでね。」

 

と言ってテレビを見た。

 

そして料理に取りかかった。出来上がった料理は焼き魚だった。

 

できばえは、多少焦げたりしていたが見た目は悪くなかった。味はちょっと辛かった。

 

「ちょっと辛いけど食べれるよ。」

 

と皆を気遣った。

 

そしてご飯も食べ終わり寝ることにした。

 

 

次の日デュオは目を覚ました。だが千里眼は発動したままだった。

だから使いこなせるように修行する事にした。

 

冥界で修行する日々が続いた。

 

しばらくたったある日デュオは一人で修行していた。

 

そして魔物と戦っていたら一人の少女が現れた。

 

するとその少女はデュオの援護をし始めた。

 

魔物を倒したあと、デュオは少女を見た。

 

「どうもありがとう。おかげで早く倒せたよ。僕はデュオ・サルガタナス」

 

「私はシャーリー・サタンよ。何でこんなとこで魔物と戦っているの?」

 

「っ!ごめんなさい。先に謝っておくよ。僕は今、力が暴走状態で見た人の過去がわかるんだ。だからその力を使いこなせるようにするためだ。それで君は?」

 

「君じゃあない。さっき名乗ったでしょ。シャーリーっていう立派な名前があるんだけど。わかった?」

 

「わ、わかりました。それでシャーリーはどうしてここに?」

 

「私はいろいろあって一人で暮らしていかないといけないから、こうして修行しながらはぐれ悪魔達を倒してお金を貰っている賞金稼ぎよ。」

 

「そうだったんだね。それとちょっとシャーリーの過去をみせてもらったよ。しかしシャーリーもあの事件の被害者だったなんてね。」

 

「っ!……それはあなたもあの事件の被害者と言うことなのね。」

 

「ああそうだ。一つ提案があるんだけど。」

 

「何?」

 

「これから一緒に暮らさないか?僕達の所へくれば、一人で動くよりかはいいと思うけど。」

 

「ちょっと待って。今あなたは達と言ったけど、一人じゃあないの?」

 

「ああ、僕はお姉ちゃん達と一緒に暮らしている。だからシャーリーも」

 

「……いや。家族と一緒にいるのに部外者が入ったらややこしくなる。」

 

「そんなことを言うなよ。僕はシャーリーが一人でいると心配なんだ。だから一緒にきてよ。」

 

「……本当に一緒に行ってもいいの?迷惑じゃあないの?」

 

「ああ、こい。それに迷惑と言われれば僕の眷属になればいい。そうすれば一緒にいても不思議じゃあない。」

 

「眷属?」

 

「ああ、僕は悪魔の駒を持っているからいつでもできるよ。」

 

「本当にいいの?もし私を眷属にしても後悔しない?」

 

「しない。僕はシャーリーが一人でいる方が後悔するよ。」

 

「……わかったわ。一緒に行ってあげる。あと眷属にしなさい。役にたってあげるわよ。」

 

「それじゃあ、これからはよろしく。シャーリー」

 

「よろしく。デュオ」

 

「よし!それじゃあ帰りますか。皆を紹介したいしな。」

 

「うん。わかったわ。ついていくわ。」

 

デュオとシャーリーは帰路についた。

 

「ところでシャーリーは何の駒がいいんだ?」

 

「わたしはどちらかというと、接近戦の方が得意よ。」

 

「わかった。それじゃあ兵士だな。」

「えっ。何で?騎士か戦車じゃあないの?」

 

「それはさっきどちらかというとって言ったから、遠距離戦つまり魔法が使えるってことだろ?」

 

「そうよ。魔法もそれなりに得意よ。」

 

「ならやっぱり兵士だ。それにさっきの援護は良かったからな。」

 

「……そう。そこまで言うなら仕方ないわね。」

 

「そろそろつくぞ。」

 

と家が見えてきた。

 

「ただいま」

 

「おじゃまします。」

 

「「「「「おかえり」」」」」

 

「ちょっと紹介したい子がいるんだけど。」

 

「もしかしてその子?」

 

「そうだよ。この子はシャーリー・サタンで僕達と同じで、あの事件の被害者なんだ。それで一人で修行していたらしいから連れてきた。」

 

「シャーリー・サタンです。よろしくお願いいたします。」

 

「そう。私達と一緒なのね。なら拒む必要もないわ。私はルナマリアよ」

 

「私はユウカナリア。よろしくねシャーリーちゃん。」

 

「私はクレアです。よろしく」

 

「私はカリナよ。これからはよろしくねシャーリーちゃん」

 

「私はエクセレンと申します。シャーリーさんこれからはよろしく。」

 

「ああ、あとシャーリーは僕の眷属になることになったから。」

 

「「「「「じゃあ私もして。」」」」」

 

「嫌だ。僕はお姉ちゃん達を眷属にしない。」

 

「何で?」

 

「それは……決めたから。」

 

「何を決めたの?」

 

「……それはシャーリーみたいな子が他にもいるんだよ。僕はその子達を眷属にしたい。だってその子達は家族がいなくて一人ぼっちなんだよ。だから僕はその子達との絆の意味をこめて眷属にしたいんだ。」

 

「そう。そこまで思ってたの。わかった。今は諦めるよ、けど駒が余ったら私達を眷属にしてね。」

 

「……うん。わかった。だから同じ境遇になった子が何人いるか、調べて欲しいんだけど。」

 

「わかったわ。それはお姉ちゃん達に任せなさい。」

 

「それと一ついいかな?」

 

「どうしたの?」

 

「ええーっと、これから僕の眷属が増えるでしょ。そしたらお金が必要だと思うんだけど、そこで提案があって。その提案ははぐれ悪魔達を倒してお金を貰おうよ。つまり賞金稼ぎをしようよ。」

 

「確かにそれもそうね。それは今度考えましょう。」

 

「いや、できれば早いうちから動いたほうがいいと思う。だってシャーリーがそうだったから、もしかしたら他の子もそうじゃあないなか?」

 

「シャーリーちゃんがそうだったんなら、可能性はあるわね。そしたらさっそく会議をしましょう。」

 

と言って会議が始まった。

 

そして会議の結果賞金稼ぎをする事になった。



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修行と出逢い1

シャーリーを眷属にして数ヶ月がたった。

いまだに千里眼をだいぶ使いこなせるようになった。

だけど千里眼は発動したままだ。

あれから賞金稼ぎを始めた。

まあ修行のついでで実力を測るためでもある。

 

修行は続いていて、最近は皆別々で動いている。

だからデュオも一人で修行していた。

その日はひたすら魔物を狩っていた。

突如雨降りだした。だんだんと降る量が増えてきたから、デュオは雨宿りできる場所を探した。

すると洞窟を見つけた。

そこには一人の少女と一匹の黒猫が、傷だらけで倒れていた。

デュオはまず千里眼で少女の過去を見た。

するとその少女もあの事件の被害者だった。

だからその少女を治療した。ちなみに治療の方法はエクセレンに覚えさせられた。

次に黒猫の過去を見た。そしたらその黒猫はS級はぐれ悪魔だった。けど何故はぐれ悪魔になったか気になり、さらにさっき見た過去よりももっと前の過去を見た。

 

 

その過去は、妹と二人だけの家族で苦しい生活をしていたところに悪魔が現れ眷属になれば保護する条件だった。そして眷属になったけど、最初は良かったが強い力を使えるようになると生活は変わった。

良い方向ではなく悪い方向にだった。

それは姉の悪魔がもっと強くなりそうと思い無理やり修行を増やしたが、その姉の悪魔はそれに耐えた。

だがその主は妹まで修行させようとした。でもその妹はまだ幼すぎてその力を使うと危険だった。だから姉の悪魔は止めさせようとしたが、主はそれでもその力つかわそうとした。だから主とその眷属を瀕死の重症を負わして、妹を連れて逃げた。だが追ってに追われある悪魔に妹を預けて自分だけで逃げたということだった。

 

その過去を見たデュオは黒猫を治療した。

そして治療が終わるとその少女と黒猫をと一緒に転移して帰った。

 

そして皆に事情を話した。

 

「と言うことで事情はわかったか?」

 

「うん。とりあえずはわかった。けどこの子はわかるけど、その猫は一応はぐれ悪魔なんだよ。その猫を引きわ」

 

シャーリーがいい終わる前にデュオが喋った。

 

「それ以上は言うな。言いたいことはわかるけど、でもあいつを引き渡したら……多分処刑されると思う。そしたらあいつの妹を一人ボッチになってしまう。それだけはさけたいんだ。」

「……でもその猫は私達を信じるかな?」

 

「……多分大丈夫だ。いや、大丈夫だ。だからこいつは僕に任して欲しい。」

 

「……危険じゃない?」

 

「大丈夫だ。何かあったら大声で叫ぶから、それまでこいつと二人で話をさしてくれ。」

 

「……わかったわ。でも何かあったら呼んでよ。」

 

「わかってる。それじゃあ自分の部屋に連れていくわ。」

 

と言って黒猫を抱えて自分の部屋へ行った。

 

しばらくたつと黒猫が目を覚ました。 するとデュオを見たらビックリして距離をとり警戒した。

 

「にゃ!うぅ~。」

 

「大丈夫か?」

 

「……にゃあ。」

 

デュオが話しかけると一応答えた。

 

「大丈夫ならいいが、痛いところがあったら言えよ。」

 

「……にゃあ。」

 

「あと警戒するな。僕は追ってと違う。僕の名前はデュオ・サルガタナス……君を保護したいんだ。」

 

「にゃあ?」

 

「そろそろちゃんとしゃべって欲しいんだけど。それとごめん。君、黒歌の過去を見させてもらったよ。だからはぐれになった理由は知っているよ。妹を守るためだもんな。」

 

「……そう。そこまで知っているの。」

 

というと猫の姿から人の姿になった。

 

「だからこそ君を保護したいんだ。ダメかな。」

 

「先にききたいことがあるにゃ。どんな魔法を使ったの?」

 

「僕は魔法を使ってないよ。ただ強いて言えばこの眼かな。」

 

「眼?どういうことにゃ?」

 

「僕の一族は千里眼が使えるんだ。そして僕はちょっと特殊みたいで、視たものの過去が見えるんだよ。まあまだ扱いきれてないけどね。」

 

「……そう。ちなみにどこまで見たの?」

 

「ええーっと、元主の悪魔の眷属になる前かな。」

 

「えっ。そこまで見たの?ちょっと見すぎじゃあないにゃ 。」

 

「そこは謝るけど、僕もまだ使いこなせないから仕方ないじゃあないか。」

 

「……でもさすが見すぎにゃ!」

 

「ごめんなさい。……それでどうする?」

 

「……うーん。でもここにいても迷惑がかかるし。」

 

「確かにそうかも知れないけど、このままはぐれだったら妹に会えないよ。」

 

「っ!……それはそうだけど。でも君に何ができるの?」

 

「……うーん。とりあえず使い魔?」

 

「でもそれじゃああんまり意味がなさそうにゃ。」

 

「た、確かにそうだな。……じゃあ眷属になるか?」

 

「眷属?良いのかにゃ?」

 

「……うーん。ただ今調べていることがわかってからでいいか?」

 

「何を調べているにゃ?」

 

「この前あった連続一家殺人事件の被害者の人数だ。」

 

「にゃ!その事件知ってるにゃ。確かに15件目でそこの家主と相討ちになったやつかにゃ?」

 

「えっ。知ってたの?15件なの。あと逃げた子供の人数は?」

 

「ええ、確か15件だったはずにゃ。それで子供の人数は20人だったはずにゃ!でもその事件と私が眷属になる話が関係あるにゃ?」

 

「20人か。……それは僕達がが最後の被害者だからで、同じ境遇の子達がいるとわかったからね。それで出来ればその子達を眷属に迎えてやりたいんだ。」

 

「……そう。でも君の眷属になるとは限らないじゃあないかにゃ?」

 

「確かにそうだな。……でも可能性があるならそれにかけたい。それにもう一人はなっているからね。あと君と一緒にいたあの子もあの事件の被害者だったよ。」

 

「っ!……そう。じゃあ待つにゃ。」

 

「……うーん。ちょっと待てよ。……よく考えれば残りの人数は13人だな。」

 

「えっ。ちょっと待って。どうしてそうなるの?」

 

「えっ。それは僕は6人姉弟だからな。それと一人眷属にしたからだよ。」

 

「6人姉弟!ずいぶんと多いのね。」

 

「まあね。いろいろ事情があってね。皆血が繋がっていないけど、産まれ時から一緒にいるから僕のお姉ちゃん達だよ。……話がそれたね。」

 

「……そうね。あなたもいろいろ事情があるのね。」

 

「それであと13人のはずで、駒が残り14個だから……黒歌も僕の眷属になれるよ。」

 

「えっ。ちょっと待って。それは無理にゃ。」

 

「えっ。何で?計算だと大丈夫だよ。」

 

「まあ計算ではね。……眷属にするには必要な駒は一つとはかぎらないの。だって私は僧侶の駒を二つ使ったのよ。」

 

「そんな。……でも何か方法はないの?」

 

「もし僧侶の変異の駒があってそれを私に使えば数てきには大丈夫になるにゃ。」

 

「変異の駒?」

「えっ。知らないの?」

 

「うん。」

 

「ええーっと、変異の駒とは悪魔の駒が複数必要な時に使えば一つで済む特殊な駒にゃ。でもその駒はバグみたいなもので一つでも持っていたらラッキーなのにゃ。」

 

「へー。そんなのがあったのか知らなかったなあ。でも僕の持っている駒は見た目は全部一緒だったよ。」

 

「……そう。じゃあ変異の駒は持っていないのね。それじゃあ私眷属になれないにゃ。」

 

「っ!そうなるね。ごめんね、期待させちゃって。……まあ君はずっとこの家にいてもいいよ。いつか僕がはぐれを取り消してもらうから。」

 

「……うーん。やっぱり出ていくにゃ。あんまり迷惑をかけたくないにゃ。……でもたまに来てもいい?」

 

「っ!……そう。いつでも来てよ歓迎するから。それじゃあ一応皆に挨拶しとく?」

 

「うーん。まあたまに来るなら挨拶はしとかないとね。」

 

「それじゃあ皆の所に行くか。 」

 

「にゃ。」

 

二人は皆の所に行った。すると助けた少女も起きていた。

 

「とりあえず黒歌は僕達に危害を加えないから安心してね。じゃあ皆で自己紹介しよう。」

 

皆は自己紹介した。最後に残ったのは助けた少女だった。

 

「私はセルシア・ネビロスです。あと未来予知ができます。だから私はあそこにいました。あそこに行けば助けてもらえると未来予知でみたから。」

 

「っ!そうだったんだ。じゃあどんな未来を見たの?」

 

「……それは私と黒歌がデュオの眷属になるということ。でも私はまだ完全に使いこなせていなくて、断片的にしかわからないの。」

 

「っ!……そう。ちなみに僕の眷属になっても良いのかい?僕は誘うつもりだったけど。」

 

「……それはわからない。君のことを知らないから。」

 

「そうだったね。僕達は君と一緒で、皆あの事件の被害者なんだ。まあシャーリーを覗くと家族だけどね。」

 

「何で私があの事件の被害者って知っているの?」

 

「それは僕には特殊な千里眼があって過去が見えるんだよ。ごめんね。勝手に過去を見て。まあ僕はまだそれを使いこなせていないからね。」

 

「っ!……そう。それでなぜ眷属にしたいの?」

 

「僕のあの事件の被害者を眷属にしようと思っていてね。ただ同情じゃあなくて、皆一人ボッチになっていると思ったから……僕は眷属になってもらって絆をつくりたいんだ。僕は眷属を家族として接するつもりでいるよ。それにあの事件の被害者が一人でいると思うと心配なんだ。」

 

「……そう。わかったわ。私も一人だと怖いからね。」

 

「でも無理に眷属になってもらわなくてもいいんだよ?」

 

「うーん。……どうしよう。でもただここに居させてもらうのも気が引けるし……それに君の役にたてるのなら眷属になるわ。」

 

「僕は 眷属に何かしてもらおうとは思ってないからね。じゃあ眷属になってくれるんだね?」

 

「うん。私セルシア・ネビロスをデュオ・サルガタナス様の眷属にしてください。」

 

「わかった。それじゃあ何の駒が良い?」

 

「私は兵士でいいわ。」

 

「了解。」

 

するとデュオは兵士の駒を取り出した。

すると黒歌が

 

「ちょっと待って。デュオそんな躊躇いもなく変異の駒を使おうとしているの?」

 

と言った。するとデュオは

 

「えっ。僕はこの駒しか持ってないよ。」

 

「えっ。ちょっと全部見してくれる?」

 

するとデュオは持っている駒を全部出した。

すると黒歌は驚愕して

 

「っ!まさか持っている駒が全部変異の駒だったなんて。」

 

「えっ。これは変異の駒だったの。」

 

「ええそうにゃ。」

 

「それじゃあ黒歌も僕の眷属になれるね。」

 

「にゃん。そうにゃ。じゃあ眷属にしてください。主様。」

 

「ちょっと待って、何で黒歌が眷属になるの?」

 

とルナマリアが言った。

そしたらデュオは説明した。

 

「というわけだから……お姉ちゃん達には申し訳ないと思っているんだけど、黒歌を眷属にしようと思う。それにお姉ちゃん達の誰か一人だけするとなんか嫌だし、もしするなら全員するつもりだよ。」

 

「た、確かにそう言われたら仕方ないわね。一人抜け駆けはだめだしね。わかったわ。黒歌を眷属にしてあげなさい!」

 

「それじゃあセルシアと黒歌、駒を受け取ってくれ。」

 

デュオはセルシアと黒歌 に駒を渡した。すると駒はセルシアと黒歌の中に入った。

 

「これからもよろしく。黒歌、セルシア」

 

「よろしくにゃん」

 

「よろしくお願いいたします。」

 

そして黒歌とセルシアの歓迎会が始まった。

 

 

 

次の日黒歌とセルシアは一応怪我の様子をみるために家で休んでいた。

他の皆はそれぞれ修行をした。

 

その次の日黒歌とセルシアは一緒に修行した。

皆はそれぞれ修行をした。

そしてデュオは修行していると、一人の男性が現れた。

 

ーなんだこの人?全く隙がない。どうやったらここまでなれるんだろう?そうだ最近はどう修行をしたらいいか分からなかったから、この人に教えてもらえれば。

 

「ちょっとすいません。」

 

「……なんだ小僧?」

 

「……あの……よかったら僕に修行をつけてください。」

 

とその人を見つめると、その人の過去が見えてきた。

 

ーヤバいとんでもないやつに頼んでしまった。大丈夫かな?

 

「……小僧何を見ている?」

 

「っ!……ごめんなさい。ちょっとあなたの過去をみてしまいまして。」

 

「ほほう。素直に言うとはな。それで過去を見てもまだ修行をつけてほしいのか?」

「……はい。できればお願いします。僕はまだ力を使いこなせていないので、そろそろ誰かに教わりたいと思ったところにあなたが現れた。しかもあなたは相当な実力者だ。いくらあなたが邪龍だとしても……もう二度とあの悲劇をさせないために。」

 

「……そうか。お前は面白くなりそうだ。」

 

「じゃあ引き受けてくれるんだね。僕はデュオ・サルガタナスです。」

 

「ああ引き受けるがつまらなかったら、すぐにやめるからな。私は三日月の暗黒龍クロウ・クルワッハ」

 

「よろしくお願いします。クロウさん。いや修行中は師匠と呼んだ方が良いのかな?」

 

「……好きなほうで呼べ。」

 

「わかりました。じゃあ修行中は師匠と呼ばせてもらいます。そして師匠以外はクロウさんと呼びます。」

 

「……そうか。それでお前の力とは何だ?」

 

「僕の力……僕の一族は瞬間移動と千里眼です。それで瞬間移動は1メートルぐらい先にならできます。千里眼は僕のやつはちょっと特殊で視たものの過去が見えるんです。あと距離は1キロメートル先まで見えます。でも千里眼は発動したままで、どうやったらonとoffが切り替えれるかわかりません。」

 

「……そうか。それじゃあ修行を開始する。まずは……」

 

とクロウ・クルワッハが言って修行が始まった。



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修行と出逢い2

あれからデュオはクロウ・クルワッハと修行していた。

あのあとクロウ・クルワッハが旅をしながら修行すると言ってきた。だからデュオは一旦家に戻りある人ひ修行をつけてもらうことになり旅をしながら修行することを伝えた。あとついでにあの事件の被害者を探して来るとも伝えた。

クロウ・クルワッハから、いろいろなことを教わった。接近戦や遠距離戦での戦い方や武術や魔法、ドラゴンとの戦い方だ。それとクロウ・クルワッハの過去や何故修行しているかを聞いた。

それはさまざまな所で修行した。ちなみにサバイバル生活だった。

そしていろんなものに戦わされた。

例えば、ケロベロスやベビーモスにクラーケン、ユニコーンや妖怪やさまざまな種族の者達などだ。更には麒麟やアヌビスや鬼と戦った。

まあいろんなものの戦ったからさまざまな戦い方がわかったから良かった。が一番最初に戦ったやつが問題だった。何故なら堕天使の少女だったからだ。

クロウ・クルワッハいわく「弱点を克服してこそ修行だ。」ということだった。

まあ少女だったから光力はそこまで強くなかったが、悪魔のデュオにはそれでも十分だった。

激痛に耐えながらもその少女を倒した。まあ倒したといっても殺してはいない。そして治療だけはしてあげた。

まあそういったこともあった。他の戦ったもの達もそういった感じで殺しはせず倒して治療していった。

中には治療中に意識を取り戻しデュオが治療しているのを気づくとデュオになつくものもいた。なついたものは使い魔しにた。ちなみに麒麟とユニコーンと鬼やアヌビスと妖怪の数人だ。まあ大半の者は気がつく前に治療を終えてその場をさったからどうなったかは知らない。

さすがにデュオが麒麟とアヌビスを使い魔にしたときはクロウ・クルワッハも驚いた。

 

千里眼を使いこなせるようになった。瞬間移動も見える範囲ならどこでも行けるようになった。

ちなみに千里眼と瞬間移動を組み合わせると500キロメートル先に行ける。だが消耗が激しいから使うことはない。

 

あの事件の被害者は6人は見つけた。そして皆眷属になってくれた。

名前はサフィラ・アガリアレプト女王

ユフィ・ルキフグス騎士

サラ・ベルフェゴール戦車

マリリン・フルーレティ僧侶

ベアトリーチェ・マモン兵士

アイビス・サタナキア兵士

ちなみに全員は家で暮らしている。つまりデュオと一緒にいない。デュオはクロウ・クルワッハと二人で修行の旅をしている。

 

そして3年の月日がたった。そんなある日の昼

クロウ・クルワッハが

 

「そろそろ修行も終わりだな。」

 

「えっ。終わりの時間はまだだよ?」

 

「いや違う。お前の修行を見るのはだ。」

 

「っ!……それってまさか……もう一緒に修行が出来ないの?」

 

「まあそうだ。それで卒業試験をしようと思う。」

 

「……わかった。でも無事に卒業できたら、一ついうこと聞いて?」

 

「……ああ。では先に言っておけ。」

 

「……いや良い。卒業できたらで良い。だから試験の内容を教えて?」

 

「……そうか。それじゃあ内容は俺と戦え。」

 

「えっ?マジで?でも勝てる気がしないけど……」

 

「まあ勝ち負けで卒業を決めるつもりはない。いろいろなことを戦い中にするから、それに対処できるかだ。あと一応どこまで俺を傷つけれるかだ。」

 

「……わかった。それと卒業できなかったらどうなるの?」

 

「聞くのか?」

 

「……やっぱりいいや。卒業するから聞く必要はないと思う。」

 

「……そうか。それじゃあ、いくぞ」

 

と言って卒業試験は始まった。

 

 

そして戦いは終わった。終わったのは日が変わってからだ。デュオは傷だらけでもう動けない状態だった。クロウ・クルワッハは全身傷だらけだったが、平然としていた。

 

するとクロウ・クルワッハは

 

「……まさかここまでするとはな。やはりお前は面白いな。これから先、お前がどうなるか見てみたいきもするけど……もう今日で終わりだ。」

 

「……本当に終わりなの?」

 

「……ああ。」

 

「……それで試験の結果は?」

 

「……ギリギリ合格だ。だが気を抜くなよ。お前はまだ弱い。……それでお前は卒業記念に何を望むんだ?」

 

「……それは……俺の使い魔になってくれないか?これからは一緒に修行しなくてもいいし、一緒にいようともしないから。でも必要な時は来てくれるだけで良い。それ以外のことは何も縛るつもりもないから、今までどうりに一人でどこで何をしようがかまわない。あとできれば、たまに修行して欲しいぐらいだ。」

 

「……ふっ。フハハハハハ。実に面白い。それがお前の望みなら仕方がないな。……でも良いのか?邪龍を使い魔にしても?お前を異端だと言って排除しようとするぞ。」

 

「……まあそれは覚悟の上だよ。それでもしやられてしまったら、そこまでのやつだったんだよ。それにクロウさんは邪龍って言っても俺には、修行が好きでちょっと戦闘狂で物知りなおじさん……いやドラゴンかな。それと昔はそれなりに悪さをしたかも知れないけど、今は無害なドラゴンだろ?」

 

「フハハハハハ。やっぱりお前は面白いな。まあ修行している時は悪さをする暇もなかったからな。」

 

「それじゃあ良いじゃあないか。使い魔になってもたいして変わることもないんだし。まあもう悪さをしないでくれたら俺は助かるけど。」

 

「わかった。使い魔になってやろう。」

 

そして使い魔の契約をした。

 

「それじゃあ家に帰るか。クロウさんも家にくる?皆に紹介したいし。それと寝泊まりの拠点にしてもらっても良いよ。」

 

「……ふむ。ならば行ってみよう。拠点にするかは見てからだ。」

 

「それもそうだね。」

 

といって魔方陣を展開さした。そして家についた。

 

「ただいま」

 

「「「「おかえり」」」」

 

「んー。久しぶりの我が家だ。ああそうだ、皆を集めてくれないか?」

 

「ん?わかった。ちょっと待っててね。」

 

待っている間に治療してもらった。

しばらくすると皆がリビングに集まった。

 

「皆久しぶり。それとこんな時間にごめんな。それで皆を集めたのは話があってね。」

 

「話?」

 

「それよりもそのおっさん誰よ?」

 

とエクセレンがなんだろうと思ったところに、

シャーリーが割り込んだ。

 

「まあ落ち着け。順番に話すからちょっと静かにしてくれ。」

 

「……わかったわ。」

 

「まずこの人は三日月の暗黒龍クロウ・クルワッハさんだ。そして俺の師匠であり使い魔だ。」

 

「へえー。その人が師匠さんなんだ……そして使い魔……うん?使い魔!」

 

とルナマリアが言った

 

「ああそうだ。それで今日の修行をもって一応終りだ。だからこれからはまたここで住むよ。でここまでで何か質問は?」

 

するとクレアが手を挙げ

 

「じゃあ質問。どうして邪龍を使い魔にしたの?」

 

「それじゃあまず、使い魔になったのはついさっきで卒業試験の合格記念でいうことを一つ聞いてくれるっていうから、それで頼んだら了承してくれたからだ。まあ修行の間ずっと一緒にいたからこの人のことはそれなりにわかっているつもりだ。だから大丈夫だ。」

 

「で、でも邪龍だよ?」

 

「それはわかっているけど悪いやつじゃあないんだ。それで当分は隠すつもりだ。俺がクロウさんを従えれるぐらい強くなるまでだ。でもばれた場合はどうにかするから。それとクロウさんにも多少協力してもらってばれないようにしてもらう。まあ今の姿がばれているみたいだから姿は変わってもらうつもりだ。」

 

「でも、ばれたら批判されるし異端扱いされてしまうよ。」

 

「俺は他人の評価を気にする気はない。ただ自分が出来ないからそうやって批判するしかないんだよ。だから気にすることはない。ただ俺は皆がしないことをしただけだ。それにな、俺には皆がいてくれたら……有象無象の奴らにどう思われても良いんだ。」

 

「……そう。そこまで言うならもう何も言わないよ。でも何かあったら言ってね。小さい事でもいいから。」

 

「わかった。それとありがとう。……それじゃあ他に質問は?」

 

しばらく待つけど誰も何も言わなかった。

 

「それじゃあ次の話だ。これは皆の意見を聞きたいと思っている。……それで話は、そろそろ表舞台に出ようと思っている。そうすれば残りのあの事件の被害者の事がわかるかもしれないからな。あと姉さん達はどうしたいか聞きたい?でも俺はまだ出ないほうが良いとも思うし、逆に幼いから今出て似ている別人ですませるかだと思う。」

 

すると姉さん達は姉さん達で集まって話をして眷属は眷属で集まって話をしていた。そして先に答えたのは眷属の皆だった。

 

「私達はデュオのしたいようにすれば良いと思う。そしてデュオの役にたてるならそれでいい。」

 

「……そうか。表舞台に出ればレーティング・ゲームに出るようになるぞ?まあまだ俺は成熟してないから正式なゲームには出れないけどな。」

 

「……そうね。私達はまだ自分の力を完全に使いこなせないから、すぐには出たくないわね。まあ正式なゲームに出る時までには使いこなせるようになるわ。」

 

「じゃあ表舞台に出るで良いんだな?」

 

「ええ。良いわよ。」

 

「ありがとうな。じゃああとは姉さん達だな。」

 

すると姉さん達も話が終わったみたいだった。

 

「そっちの話も終わったみたいね。それじゃあ聞いてくれる?」

 

「……ああ。もちろんだ。」

 

「私達はデュオ達が表舞台にたつときに一緒に出ようと思う。ただエクセレンだけはまだ出ないみたいよ。」

 

「っ!それで良いんだな?ちなみに理由は?」

 

「……それは……いくら私達が前魔王でも記憶もないのにそうだと言われても困るだけだよ。ならいっそのこと幼い今に出て別人だと言うわ。」

 

「まあそうだな。でエクセレン姉さんはどうして?まだ今なら神でなく天使で通ると思うよ。」

 

「……それはね、私が神だったからだよ。それに悪魔と一緒に天使がいたらよけいにおかしいから……」

 

「っ!でも悪魔が天使と仲が良かっても良いじゃあないか。それに姉さん達は一緒に出るほうが良いと思う。」

 

「まあそうなんだけどね。でもこれは私が決めたことなの。ごめんねデュオ。」

 

「……わかった。じゃあせめて魔王様達には紹介させて?」

 

「どうして?」

 

「それは、一緒に暮らしているということを知ってもらて、もしなにかあったら守ってもらえるようにだよ。」

 

「……そうね。そうしたほうがいいかも知れないわね。」

 

「それじゃあ、それで良いんだね。」

 

「……良いわよ。」

 

「よしそれじゃあ皆聞いて!明日の昼頃に魔王様のところに行くよ。それでまず俺が一人で行って、それでちょっと話をしたら呼ぶからそれまでここで待機しててくれないか?」

 

「……わかった。でも何で?せめてもう一人ぐらい連れて行ったほうが良いと思うわ。」

 

「何でかというと……ちょっと話があるからだ。でももう一人ぐらいなら一緒に行ってもいいかな。……それじゃあ……ユフィ来てくれるか?」

 

「えっ!わ、私?ど、どうして?」

 

「うーん。なんとなく。それと一番話をしてないから、行く途中に話をしようと思ってな。……嫌なら仕方ないけど。」

 

「……行きます。」

 

「そうか。ありがとうな。それじゃあそろそろ寝るか。あとクロウさん、あき部屋を教えるからそこで寝てね。皆おやすみ」

 

と言ってデュオはクロウ・クルワッハに部屋を教えに行った。

 

 

 



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表舞台へ

次の日の昼

 

「それじゃあそろそろ行ってくるわ。あと呼ぶまで待っててくれ。ユフィ行くか。」

 

「うん。皆さんいってきます。」

 

「「「「「いってらっしゃい」」」」」

 

デュオとユフィは魔王城に向かった。

 

魔王城に着いてそのまま入って行こうとすると、兵士に止められた。

 

「おい止まれ。ガキ共を来ていいとこではない。」

 

「えー。じゃあアジュカ様かサーゼクス様にあわしてほしいんだけどな。デュオ・サルガタナスが来たと言ってもらったら大丈夫だと思うけどね。」

 

「サルガタナスだと?生きていたのか?ちょっと待っていろ。」

 

するとその兵士は別の兵士と話をして戻って来た。

 

「それでサルガタナスという証拠はあるのか?」

 

「……うーん?……無いな。とりあえずアジュカ様が俺の顔を視たら大丈夫だと思うけど。」

 

そしたら別の兵士が来た。

 

「アジュカ様がお会いにならそうだ。だからついてこい。」

 

「了解。」

 

しばらくついていくと扉の前で止まった。

 

「ここにアジュカ様がいる。失礼のないように。」

 

「はい。」

 

そしたらデュオは扉を叩いた。

 

こんこん

 

「入りたまえ。」

 

「失礼します。」

 

扉を開けて入った。

 

「お久しぶりです。アジュカ様。デュオ・サルガタナスです。」

 

「はじめまして、ユフィ・ルキフグスです。」

 

「久しぶりだね、デュオ君。それとユフィさんはじめまして、アジュカ・ベルゼブブだ。それにしてもデュオ君は何年ぶりだろうね。」

 

「……そうですね、4,5年ぶりぐらいと思います。それとやっぱりアジュカ様と呼んだほうがいいのですか?」

 

「まあプライベートなら前の呼び方でもいいんだがね。それにしても何故今ごろ出てきたのかな?助かったのならすぐに来てくれたら良かったのに。」

 

「まあいろいろありましてね。でもそろそろいいかなと思いましてね。それとちょっと調べものとお願いがありまして……ね。」

 

「?まああんな事件があったから大変だっただろうね。それじゃあ先に調べものを聞こうか?」

 

「えーっとそれは、もしかしたら知っているかも知れないですけど……俺はあの事件の被害者の子供たちを探しています。そのうちの六人以外は見つけたのですが、残りの六人の情報が無いかなと思いましてね。」

 

「……まああの事件の被害者の子供たちを集めているっていう噂は聞いた事があるが……まさかデュオ君だったとわね。それとはっきりとはしてないが、六人の子供たちがはぐれ悪魔たちを討伐しているっていう噂があるんだけど。でも人数と居場所、目的まではわからないんだ。」

 

「……そうですか。」

 

「デュオ君ちょっと聞くが、見つけてどうするんだい?」

 

「まあできれば眷属になってもらいたいですね。」

 

「……そうか。それじゃあ今君のところにいる子は眷属にするつもりなんだね?」

 

「?つもりではなくもうなってますよ。」

 

「っ!どうやってだい?君はまだ悪魔の駒はもっていないだろ?」

 

「ああそれは、お父さんが俺の為に置いてくれていたんだ。だからそれを使って眷属にしている。」

 

「……そうだったのか。そういえば君のお父さんに渡していたが、まさか使わずに置いておくとはね。それじゃあお願いはなんだね?」

 

「お願いというか頼みというかわからないんだけど……幾つか良いですか?」

 

「まあ聞くだけ聞いてできることならしよう。」

 

「ありがとうございます。それでは一つ目は、変異の駒を5つそれはできれば全種類の駒でお願いします。二つ目は、俺がサルガタナス家の跡取りとしてレーティング・ゲームに出るようにしてほしい。これは成熟してからでもかまわない。三つ目は、S級はぐれ悪魔の黒歌のはぐれを取り消して欲しい。訳は後で言います。四つ目は、学校に通いたい。最後に一緒に暮らして天使を認めて欲しい。これはできれば見つからないように隠蔽と見つかった後の保護をお願いします。これぐらいです。」

 

「……それじゃ答えるよ。一つ目と三つ目と5つ目は、今すぐにはちょっと無理だ。だから二つ目と四つ目は、すぐにできるよ。それで無理な理由はね、一つ目のことは特例になるからいろいろしなくてはいけない。先に5つ目は、その天使のことは天界の許可がいるからだ。それでは三つ目の理由を聞こうか?」

 

「……黒歌は妹を守る為にああすることしか出来なかったんだ。黒歌の元主は黒歌の妹を死の危険にさらそうとしたんです。黒歌はもちろん普通に止めようとしたけど止まらずに無理やりさそうとしたから黒歌は……やってしまったんです。でもはぐれになってしまって結局は妹を守れずに悔やんでいました。そこで出逢って話を聞いて眷属にしました。だから今ははぐれではなく俺の大事な眷属ですから、どうかはぐれを取り消してください。」

 

「……そうだったのか。デュオ君の眷属になったのならはぐれを取り消さないとな。でも大丈夫なのかい?」

 

「それは、大丈夫です。けど妹に何かあったら暴れると思いますが俺が止めます。」

 

「たぶんそれは大丈夫だと思うよ。一応情愛の深いグレモリー家にいるからね。」

 

「そうですか。それと実は一つ目と5つ目のお願いは姉さん達を守る為なんです。後で他の魔王様達を集めてもらったら俺の家族と眷属を紹介しようと思っています。たぶん姉さん達を見たらビックリすると思います。だからこそ変異の駒が必要なんです。」

 

「……そうか。それじゃあ皆を集めようか。」

 

するとアジュカはどこかに連絡した。

 

「まあちょっとしたら来ると思うよ。それまで何があったか話してほしいな。」

 

「まあいいですよ。ああそれと俺はどんな学校に行くんですか?」

 

「それはね、サーゼクスとセラフォールの妹が行っている学校に通わそうと思っているよ。ちなみにデュオ君は何歳になったんだい?」

 

「俺はもうちょっとで八歳だ。あと俺の眷属は黒歌以外も八歳だ。」

 

「そうか。じゃあサーゼクス達の妹は一つ上だな。でももうちょっとしたら人間界の学校に通うそうだけどね。それと一応、保護者がいるんだけどどうする?まあ書類上だけだけどね。」

 

「それじゃあアジュカさんでいいんじゃあないですか?」

 

「うーん。まあ良いよ。デュオ君のお父さんには世話になったしね。」

 

「それと俺も人間界の学校に通えますか?」

 

「まあできるけど、先にこっちの学校でいろいろ学んでからだね。」

 

「そうですか。」

 

すると魔方陣が現れた。そこから男女二人ずつ出てきた。

 

「やあ来たよアジュカ。待ったかい?」

 

「アジュカちゃんきたよー」

 

「きたよー」

 

「アジュカ様遅くなりました。」

 

「ああ大丈夫だ。それでこっちが」

 

「どうもお久しぶりです。それとはじめまして、デュオ・サルガタナスです。」

 

「はじめまして、ユフィ・ルキフグスです。」

 

「デュオ君は久しぶりだね。はじめまして、ユフィ・ルキフグスさん。私はサーゼクス・ルシファーだ。」

 

「私はセラフォルー・レヴィアタンだよ。レヴィアたんってよんでね。」

 

「ファルビウム・アスモデウスだよ。よろしく。」

 

「私はグレイフィア・ルキフグスです。サーゼクス様のメイドをしています。それにしてもユフィあなた大丈夫だったのね。」

 

「あの事件の後危ないところをデュオさんが助けてもらったんです。グレイフィアお姉ちゃん。」

 

「デュオ様ユフィを助けていただいてありがとうございます。私は従姉妹になります。」

 

「そうだったんですか。それじゃあそろそろ皆を呼びます。ユフィもし良かったらグレイフィアさんとお話してくれば良いよ。」

 

デュオは魔方陣を展開さした。するとデュオの家族と眷属が出てきた。そして眷属が先に挨拶した。

次に家族が挨拶した。

 

「次に紹介するのは俺の姉さん達です。」

 

「はじめまして、ルナマリア・サルガタナスです。」

 

「私はユウカナリアです。はじめまして。」

 

「はじめまして、クレア・サルガタナスです。」

 

「カリナ・サルガタナスです。よろしく。」

 

「はじめまして、私はエクセレン・サルガタナスです。以後お見知り置きを。」

 

するとデュオが

 

「多分聞きたい事が沢山あると思います。お父さんから聞いているから、わかっているけど……知り合いに似ていると。でも全くの別人だよ。だからこそアジュカさん、さっきの件はお願いします。」

 

「それにしてもよく似ているね。雰囲気や容姿と魔力の性質がね。本当に別人かい?だけど君のお父さんには聞かされてないからね。それとアジュカさっきの件とは何かね?」

 

サーゼクスが尋ねた。先に答えたのはデュオだ。

 

「まあ疑うと思っていました。ですけどその知り合いは先の大戦で亡くなったんですよね?それに姉さん達は9年前に産まれたんだ。これは事実だ。そしていろいろあってお父さん達が預かることになったそうだよ。だから俺が産まれた時から姉さん達なんだ。それにお父さんは疑いをはらせないしやっかいごとに子供を巻き込みたくなかったんだと思います。」

 

「……そうか。」

 

「さっきの件の事はサーゼクス達と決めていいかい?」

 

「いいですよ。でもエクセレン姉さんは何があっても天界に渡しませんよ。俺は姉さん達の為ならなんでもしますからね。」

 

「……それはどっちでの意味だい?」

 

「どっちとは?」

 

「いい意味か悪い意味かだよ?」

 

「そりゃあ、両方だよ。もし何かをすれば姉さん達が無事でいられるならしますし、姉さん達に何かあったら俺は戦争でもするつもりです。だからそうならないことを祈っていますよ。もちろん眷属もです。」

 

「っ!その考えは止めて欲しい。」

 

とサーゼクスが言うとエクセレンがデュオの頬っぺたをつねった。

 

「こら!デュオそんな悪いことをしてはいけません。」

 

「痛いよエクセレン姉さん。それはわかっているよ。ただそれぐらいしそうだと思うだけだ。それぐらい姉さん達や眷属が大切なんだ。だからそうならないように忠告しているんだよ。」

 

「……そう。そこまで言ってくれるのは嬉しいけど、悪いことをしたら『めっ!』だよ。」

 

「わかっているよ。エクセレン姉さんは怒らすと敵わないからな。そういうことだからアジュカさんさっきの件をお願いします。姉さん達は俺のだっていうことにしたいんだ。」

 

「まあいい返事ができるようにはするよ。サーゼクス後でいろいろ決めなくてはいけないよ。それにしてもエクセレンさんは天界に戻る気はないのかい?」

 

「はい。私には天界に居場所はありません。それに私の居場所はこの皆の所だけですから。まあ私は悪魔さん達には攻撃しませんから。」

 

「そうかい。でも天界に連絡してもいいのかい?もしかしたら天界に連れて行かれるかもしれないよ?」

 

「まあ連絡すれば可能性はありますね。でも私は天使だから悪魔だからというしがらみには、囚われたくありません。私は愛するもの達と一緒にいます。まあ 会うぐらいなら別に大丈夫ですけど。」

 

「……そう。もしかしたら天界のトップが来るかもしれないけど、いいのかい?」

 

「はい。誰がきても私は変わりません。」

 

「あっそういえば、姉さん達は街に行ったりしても大丈夫ですか?姉さん達は買い物をするのは人間界だけだったのでこっちでも買い物ができないかなと思ったんですけど?」

 

「うーん。今はまだ止めといた方が良いと思うよ。」

 

「……そうですか。姉さん達はまだ自由になれないんですね。それじゃあそろそろ帰ります。」

 

「そうかい。もう帰るのかい?」

 

「はい。俺自身は昨日まである人のもとで修行していてね、まだ疲れていますので。また来たときはいろんな話をしましょう。それと俺達は基本的に人間界で生活しています。修行中だけはこっちで生活しますが。それでこれが連絡先と家の場所です。いつでも来てください。できるだけ歓迎しますから。」

 

とデュオは一枚の紙を渡した。

 

「こっちこそいつでも来てくれ。」

 

「今度妹を紹介しよう。」

 

「あー私もソーナちゃんを紹介したい。」

 

「ぐーぐー。」

 

「はい。それでは失礼します。」

 

と言って魔方陣を展開し帰った。

がグレイフィアと話混んでいたユフィだけ取り残された。

 

「あっ皆置いていかないでー。ぐすっ。」

 

と涙目になった時再び魔方陣が現れた

そこからデュオが出てきた。

 

「ごめんユフィ。グレイフィアさんと話混んでいたの忘れてた。」

 

「ぐすっ。ひどいよー。ウエーン」

 

「ごめん、ごめんさて今度こそ帰るぞ。」

 

「うん。」

 

その光景をアジュカ達は暖かい目で見ていた。

 

「お騒がせをしました。それでは今度こそ失礼します。」

 

と言うと帰って行った。

 

「なんか微笑ましい光景だったね。」

 

「そうだね。まあ皆良い子そうだったから良かっよ。」

 

「可愛いかったねー」

 

「ぐーぐー」

 

「子供もいいですね。サーゼクス様」

 

「それじゃあデュオ君の用件を話そう。」

 

とアジュカ達の会議は始まった。

 

一方のデュオ達は家につくと

 

「ユフィごめんってば。そろそろ泣き止んでくれ。なんでもいうこと聞くから。」

 

「ぐすっ。本当に?ぐすっ。」

 

「ああ任せろ。でもできる範囲でだぞ。」

 

「うん。でもいまは良いや。覚えておいてよ。」

 

「了解。それじゃあ俺はちょっと疲れたから寝るわ。ご飯になったら起こしてな。」

 

と言ってデュオは寝た。



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天使との接触

数日たったある日天使達がデュオ達の家に来ることになっていた。

ピンポーン

どうやら来たみたいだ。

デュオが玄関へいきドアを開けると、男女一人ずついた。

 

「ようこそ。お待ちしておりました、天使さん達。皆はリビングにいるのでついて来てください。」

 

「はい。お邪魔します。」

 

「お邪魔します。」

 

そしてリビングに案内してソファーに座ってもらった。

 

「どうもはじめまして、デュオ・サルガタナスです。よろしくお願いいたします。」

 

「はじめまして、エクセレン・サルガタナスです。よろしくお願いいたします。」

 

と順番に挨拶した。

 

「今日はお招きありがとうございます。私は天使長をしている、ミカエルです。以後お見知り置きを。」

 

「私は熾天使のガブリエルです。よろしくお願いいたします。」

 

と全員の挨拶が終わった。

 

「それにしても天使長様と熾天使の一人がわざわざ来ていただいてありがとうございます。」

 

「いえ、私達はサーゼクスさん達から聞いた事が気になったからね。それにしてもエクセレンさんは本当にアルカディア様に似ているね。」

 

「本当にですね。雰囲気や容姿も似ていますね。帰って来たと思ってしまいます。」

 

「まあ別人ですけどね。それで早速ですけど、エクセレン姉さんと一緒に暮らしてもいいですか?」

 

「うーん?それなんだけどね、私達はやっぱり心配なんです。天使が一人で悪魔の家に住むというのはね。」

 

「それはわかっています。でも俺はエクセレン姉さんとは離れたくありません。だから何か条件があればなんでもします。 」

 

「そうかい。それではいくつか条件を言います。いいですね?」

 

「はい。エクセレン姉さんも良いよね?」

 

「うん。それでデュオ達と一緒にくらせるなら。」

 

「それでは一つ目はエクセレンさんに魔法のたぐいで操られていないか調べさしていただきます。二つ目は精密検査をさしていただきます。いいですか?」

 

「はい。大丈夫です。」

 

「それではどこか空き部屋はありませんか?」

 

「ありますよ。そこで検査するんですよね?だったらエクセレン姉さん案内よろしく。」

 

「うん。わかった。」

 

と言ってエクセレンはガブリエルを連れて行った。

 

「それじゃあ待っている間に他の条件を言います。」

 

「一ついいですか?」

 

「……なんですか?」

「精密検査とはどんなことを調べるのですか?」

 

「……それは……力の性質や血液を調べます。それと身体測定ぐらいです。」

 

「……そうですか。じゃあ多分結果でわかると思いますから、先に言います。いいですか?」

 

「……はい。なんでもか?」

 

「……驚くと思いますけど……エクセレンは神アルカディア様と同じ結果が出ます。」

 

「っ!それはどうしてだい?」

 

「これは魔王様達にも内緒にしているからミカエル様だけにしか教えません。だから誰にも言わないでください。お願いします。」

 

「っ!……分かりました。」

 

「まあ精密検査をされたらばれますから……エクセレン姉さんとルナマリア姉さん達は神と前魔王様です。でも別人です。」

 

「っ!それはどういうことだい?」

 

「……それはあの戦争でなぜか卵になったそうです。それで卵が孵ったのは俺が産まれる一年前だそうです。でも産まれたは良いが赤ん坊だったからしばらく育てることにしたそうです。そして育てた結果記憶はないし力も使いこなせないから、お父さんは自分の子供として育てることにしたそうです。だから今は別人というわけです。」

 

「っ!……そうだったのか。でも何で皆には教えなかったんだい?」

 

「……それは亡くなった存在が再び現れたけど記憶はないし力も使いこなせない、じゃあ出ていく必要はないですか。それにむやみやたらに出ていくとパニックを起こすだけです。それならいっそのこと 別の存在として生きる方が良いと思いませんか?だから今このタイミングで幼い子供の姿なら別人として大丈夫だからです。」

 

「っ!……そこまで考えていたのか。確かそうだね。」

 

「わかってくれましたか?わかってくれたら、そろそろ条件の方をお願いします。」

 

「……ああそうだったね。それじゃあ絶対に堕天使化しないようにしてくれ。」

 

「それはわかっています。けどもし眷属になるのならどうなりますか?」

 

「……そうだね。前例がないからなんとも言えないね。でも堕天使化する可能性はありますね。」

 

「やっぱりそうですか。それじゃあ次の条件は?」

 

「そうですね……できればここにガブリエルを住まわせてもらえませんか?」

 

「……何故ですか?」

 

「……それはやっぱり天使であるエクセレンさんが一人でいるのは心配なんです。それにもしかしたらエクセレンさんを狙う輩が出てくる可能性があるから護衛としておいていただけませんか?それに見たところあなた達には大人の人がいないから、保護者的な感じで役にたつかも知れませんよ。」

 

「まあ確かにそうですね。それに熾天使なら実力もあると思います。あと保護者はアジュカさんがしてくれるそうです。……しかしガブリエルさんは納得しますかね?仕事とかも大変だろうし。」

 

「……それは大丈夫と思います。仕事の面は私達が手分けしてしますし、よっぽど手が欲しい時でもここからでも仕事ができるようにします。」

 

「……そうですか。そこまでいうならいいですが、やっぱり俺達は信用できないですか?」

 

「……信用はしています。あそこまで考えてくれていたのですから。」

 

「……分かりました。でもガブリエルさんには俺達にしたがってもらいますよ。まあ俺達はまだあなた達を信用しきれていませんから。と言っても俺達にはそれなりに秘密があって、もしそれをガブリエルさんが知ってもあなた達には報告させないようにお願いするだけですよ。この条件は最低限してもらいます。でも絶対に悪いことはしませんから、これだけは守ります。」

 

「……そうですか。ちなみにその秘密は教えてくれませんか?」

 

「うーん。今はまだ……としか言えません。それにミカエルさんにはとっても重大な秘密を教えたのですよ。絶対に他に教えないでくださいよ。もし言ったらもう信頼関係はきづけないと思ってください。」

 

「……分かりました。」

 

するとエクセレンとガブリエルが戻ってきた。

そしてガブリエルはミカエルに報告した。

 

そしてミカエルが

 

「……やっぱりデュオ君が言っていたとうりか。」

 

「で何か魔法がかかっていましたか?」

 

「ああそれは大丈夫だったそうだ。でも何か力を封印したみたいだったらしい。」

 

「それですか。それはまだ子供には力がでかすぎて体の方がついていかないから、封印したそうです。でも体が大丈夫になったら封印は解けるそうですよ。ちなみに何段階かに分けて封印したそうです。」

 

「それですか。それではガブリエル、今日からあなたはここに住んでもらいます。」

 

「えっ!それは本当ですか?」

 

「そうだよ。デュオ君にも了承をもらっているよ。仕事とかは私達がするから。」

 

「ええー。急にいわれましても……」

 

「やっぱり本人は嫌って言ってますよ、ミカエルさん。」

 

「大丈夫です。ガブリエルこれは命令です。エクセレンさんの監視と護衛をしてもらいます。」

 

「おい。ミカエルさん無理やりはダメだろ。」

 

「命令はあくまでも建前だからね。」

 

「でガブリエルさんはどうするんですか?」

 

「私は……ここに住みます。」

 

「えっ!本当にいいんですか?嫌なら断ってください。これはミカエルさんがかってに言ったことだから。」

 

「……別に嫌だから迷っていたわけではなく……ただ戸惑っていただけです。」

 

「じゃあここに住むんですね。住むのなら歓迎します。」

 

「はい。これからはよろしくお願いいたします。」

 

「こちらこそお願いいたします。」

 

「じゃあ私はこらぐらいで帰ります。私は他の熾天使にガブリエルのことを言わなくてはいけませんから。デュオ君ごきげんよう。ガブリエル後はお任せします。」

 

「ミカエルさんいつでも来てください。」

 

「ミカエル様そちらのことはお願いします。何かあったら言ってください。」

 

そしてミカエルは帰った。

 

「それじゃあガブリエルさん、ここに住むからには俺達にしたがってもらいますよ。」

 

「えっ!それは聞いてませんよ。」

 

「まあそこまで警戒しないでください。ただ俺達の秘密を知っても誰にも言わないでくださいっていうだけです。あともしよかったら家事をしてくれませんか?俺達はできるだけ修行したいので、あと眷属候補をさがしたいのでできるだけでかまわないのてお願いします。」

 

「そうですか。分かりました。家事はします。でも秘密とはなんですか?」

 

「……それはまだ言えません。ガブリエルさんが信頼できると分かれば教えるかもしれません。」

 

「そうですか。それにしてもデュオ君はしっかりしていますね。」

 

「そうですか?そう思うなら、多分俺はここで唯一の男だし……一応眷属の王ですからね。」

 

「そうですね。そういえば学校とかいかないんですか?」

 

「もうちょっとしたら通います。今はアジュカさんが準備してくれています。ただ姉さん達は通うか迷っています。」

 

「どうしてですか?」

 

「それはやっぱり似ているからね。それと冥界の学校はちょっとの間通ってのちに、人間界の学校に通うつもりです。そうすれば姉さん達も気にせずに学校に通えますからね。」

 

「そうですね。どうせなら一緒に学校に通いたいよね。」

 

「まあそういうことです。それじゃあガブリエルさんの部屋を案内します。今は空き部屋で掃除はしていますが家具とかはないので、今度買いに行きましょう。とりあえず布団はお客様用のやつを使ってもらいます。いいですか?あと何かいるものがあったら言ってください。」

 

「……はい。急に決まったことですから、仕方ないです。それと後で一旦天界に戻ってもいいですか?ちょっと荷物を持って来ようと思いまして。」

 

「そうですね。着替えとかもいりますしね。さすがに姉さん達の服でもサイズが無理そうですし。あとお金は基本いりませんよ。俺達ははぐれ悪魔とかを狩ってお金は稼いでいるので。もしよかったら、天界で悪魔でもできる仕事があれば教えてください。」

 

「……そうね。あると言えばあるけど、でも悪魔には危険なことだよ。」

 

「……もしかしてはぐれ悪魔払いとかの討伐ですか?それなら俺は大丈夫です。眷属の皆はちょっとしんどいかもしれないけどできると思います。」

 

「えっ!どうしてデュオ君は大丈夫なんですか?それと眷属の皆さんもしんどいけどできないことはないとは?」

 

「まず俺は師匠がいてその人に修行とは弱点をなくすものだと言われて、堕天使とか光力を使うやつと戦わされたりしたからね。だからそれに習ってエクセレン姉さんに眷属の皆を修行してもらっているからね。」

 

「っ!そうですか。すごいですね。デュオ君の師匠はいったいどんな人なんですか?」

 

「うーん。それは秘密の一つだから教えれない。それよりも部屋に行きましょう。」

 

デュオはガブリエルを部屋に案内した、

 

 



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学校

ガブリエルが一緒に暮らし始めてから、数日後アジュカから連絡があり次の週から学校へ通えることになった。

通うメンバーはデュオと黒歌を除く眷属だ。

そして学校へ通う前日はサーゼクスとセラフォルーが家に来ることになっていた。

学校へ通う準備をしながら修行をしていた。

そして学校へ通う前日になりサーゼクスとセラフォルーがきた。しかもサーゼクスとセラフォルーの後ろに少女が二人いた。

 

「ようこそサーゼクス様とセラフォルー様。どうぞお入りください。それとそちらの人は?」

 

「デュオ君元気にしていたかい?それでこの子はリアスと言って、私の妹だよ。」

 

「それでそれでこの子がソーナちゃんだよ。よろしくしてねデュオ君。」

 

「はじめましてリアス・グレモリーです。よろしく。」

 

「はじめましてソーナ・シトリーです。よろしくお願いします。」

 

「俺はデュオ・サルガタナスです。よろしく、リアスさんとソーナさん。それじゃあリビングに案内します。」

 

皆をリビングに案内した。

そして姉さん達と眷属を紹介した。すると黒歌を紹介したらリアスが驚いていた。

ちなみにガブリエルは一旦天界に帰ってもらっている。

それでリアスとソーナとセラフォルーはデュオの眷属と女子どうし話をした。そしてデュオはサーゼクスと話をしていた。

 

「それで今日きた理由はリアスさんとソーナさんを紹介するためですか?」

 

「まあそうだね。あとデュオ君達がどんなところに住んでいるか気になってね。」

 

「それだけですか?何か話があったんじゃあないんですか?」

 

「いやー、もし学校で困ったことがあったら知り合いがいた方が良いと思ってね。」

 

「確かにそれは言えますね。そういえばリアスさんとソーナさんは眷属がいるのですか?」

 

「リアスはいるけどソーナはまだいなかったと思うよ。」

 

「そうですか。それで学校って何を学ぶのですか?」

 

「それはね、悪魔の歴史や上級悪魔のあり方やマナーと眷属と悪魔の駒の使い方とかだね。」

 

「そうなんですか。そういえば俺達は階級は何になるんですか?」

 

「君達は上級悪魔だよ。だから全員が眷属を持てるんだよ。そういえば天界との話はどうだったんだい?」

 

「……うーん。まあ関係は悪くないと思いますけど、警戒はされていると思います!それでちょっとした報告があってですね……」

 

「うん?なんだい?」

 

「ええーっと。それは……ミカエルさんがどうしてもっていうことで……天使の人をもう一人住むことになりました。でも今は天界に帰ってもらっていますよ。」

 

「っ!それは本当かい?でも何で?それに誰だい?」

 

「まあ本当です。理由はエクセレン姉さん……天使が一人で悪魔のところに暮らすのは心配だそうです。それと堕天使化しないように監視です。」

 

「……そうかい。まあわからないこともないけどね、こっちにちょっとでも相談があっても良いんじゃあないかな?それで誰が一緒に暮らすことになったんだい?」

 

「……相談しなかったことは謝ります。それで……きた天使はですね……言わないといけませんか?」

 

「うん。やっぱりそれは言ってもらわないとね。」

 

「……ガブリエルさんです。」

 

「えっ!熾天使のガブリエルですか?」

 

「……はい。」

 

「何で熾天使のガブリエルが?」

 

「うーん。まあ一緒に来ていたからじゃあないかな。きたのはミカエルさんとガブリエルさんだけだったから。」

 

「……そうかい。でも熾天使を置いて行くなんて……どれだけ警戒されているんだい?」

 

「うーん。それはどうですかね。一応は信頼関係を築けたと思っているんですけど。警戒に関してはは否定できませんね。」

 

「……いったい何をしたんだい?」

 

「いやいや手は出していませんよ。話をしただけです。ただ俺達にはちょっと秘密があると言ったぐらいですよ。」

 

「っ!それは本当かい?そんなこと言ったら警戒されるに決まっているじゃあないか。ちなみにその秘密っていうのは?」

 

「うーん。……それはまだ言えません。」

 

「っ!何故言えないのだい?私には無理でもアジュカには話せるかい?」

 

「……無理ですね。……今は。……でも言える時が来たらいいますよ。」

 

「……そうかい。それじゃあ待っているよ。ちなみに危険なことかい?」

 

「うーん。どうだろう?でも危険ではないと思っています。それよりも姉さん達の為の変異の駒はどうなりましたか?ちなみに俺は姉さん達をレーティング・ゲームには出しません。ただ無理やりに眷属にされないようにです。まあ姉さん達が眷属となりたいという人がいたらトレードしてあげるつもりです。」

 

「……そうかい。でもそこまでお姉さん達を守るのだい?」

 

「それは俺にとってとても大事な人達だからです。多分家族だけどそれ以上に異性としても大事な人達だからです。まあ血はつながっていないからどっちに転んでもいいと思っています。」

 

「……そうかい。それじゃあ渡そうと思う。」

 

「えっ!まだ決まっていないんじゃあなかったんですよね?」

 

「うーん。そんなことを言ったかな?まあ最終の判断は任されていてね。だからデュオ君と話がしたかったんだ。」

「そうだったんですか。」

 

「それで話では変異の駒を全種類が一つずつ欲しいだったね。」

 

「はい。そうです。」

 

「それでエクセレンさんにどの駒を渡すのだい?天使に使うなら調整した方がいいと思うからね。」

 

「確かにそうですね。でもエクセレン姉さんには悪魔化したもらう気はありません。ただ持っていて欲しいだけです。ちなみにエクセレン姉さんには女王の駒を渡すつもりです。」

 

「それならこれがそうだ。」

 

と言ってサーゼクスはデュオに変異の駒を渡した。

 

「ありがとうございます。」

 

「これで今日の用事は終わったよ。それじゃあリアス達と話をしてきたらどうだい?」

 

「そうですね。せっかく来てくれたし、それに仲良くなりたいですしね。それじゃあ失礼します。」

 

と言ってデュオはリアス達の所へ行った。

そして話をしたり遊んだ。

そして夕方になり帰って行った。

皆が帰ってからデュオは姉さん達に

 

「姉さん達ちょっと話があるんだけど?」

 

「うん?どうしたの?」

 

「姉さん達に悪魔の駒を渡そうと思ってね。これはサーゼクスさん達にお願いしてもらったんだ。それでエクセレン姉さんは悪魔化せずにお守りとして持っていて欲しい。ルナマリア姉さん達は一応眷属になって欲しい。でもゲームには出さないから。」

 

「「「「「わかったわ。」」」」」

 

「それじゃあ渡すね。」

 

と言って渡した。ちなみに

ルナマリアは戦車

ユウカナリアは騎士

クレアは兵士

カリナは僧侶

エクセレンは女王

 

「それで皆、サーゼクスさんが言う話では俺らは全員が上級悪魔らしい。だから皆は悪魔の駒をもらえるらしい。そして眷属を持つことができるらしいから。」

 

「えっ!それって絶対に眷属を持たないといけないの?」

 

「うーん。多分絶対ではないと思う。だからそれだけは皆に判断を任せるよ。ただ眷属を持てばゲームで王として出ることになるよ。しかも俺達と戦うことになるかもしれないよ。」

 

すると皆は考えていた。そこでデュオが

 

「まあ今すぐ考える必要はないよ。それに明日から学校だから今日はちょっと早く寝ようよ。」

 

「そうだね。明日からは学校だったね。」

 

「そうだった。明日から学校だ。緊張する。」

 

「それよりも友達できるかな?」

 

「多分友達はできるよ。それにリアスさんとソーナさんもいるみたいだしね。」

 

と明日の話になった。しばらく話をしてご飯食べ寝た。

 

学校へ通う日になった。

 

「それじゃあ姉さん達行ってくるね。」

 

「「「「「いってらっしゃい」」」」」

 

と家からでて学校へ向かった。

そして学校の校門を通ると、周りの生徒達がデュオ達を見てひそひそ喋っていた。ちなみにデュオを真ん中に眷属はデュオを囲む感じだ。

 

「ヤバい目立っちまった。どうする?」

 

デュオが言うと、マリリンが

 

「別に気にすることないと思う。それに転入生だからどっちにしろ目立つよ。」

 

「まあそうだな。とりあえず職員室に行こう。」

 

「うん。でも職員室ってどこ?」

 

「えっ!知らないのか?誰か知らないか?」

 

すると皆は顔を見合わせた。そして全員首を横にふった。

 

「っ!マジか。どうする?知り合いもいないし。」

 

「だ、大丈夫だよ。リアスさんかソーナさんを見つければ。」

 

「でもそんなタイミングよく見つかる訳が」

 

と言った時デュオ達にソーナがやってきた。

 

「どうしたんですか?何か困っているみたいですけど?」

 

「ちょうどいいところに来てくれたよ、ソーナさん。ちょっと職員室の場所がわからないので教えてくれません?」

 

「いいですよ。それじゃあついて来てください。それにしても目立っていますね。」

 

「まあそれは仕方ないと思ってあきらめました。それよりもソーナさん、おはようございます。ほら皆も挨拶しろ。」

 

「「「「「おはようございますソーナさん」」」」」

 

「おはようございます。それにしても本当に通うのですね。」

 

「まあ一応は学校には通っておこうと思いましてね。」

 

「そうですか。ここが職員室です。また何か困ったことがあったらいつでも言ってくださいね。」

 

「ありがとうございます。これからよろしく。」

 

「はい。こちらこそよろしくお願いします。それじゃあ私は教室にいきますね。」

 

「はい。案内ありがとうございます。本当に助かりました。」

 

ソーナは教室へ向かって行った。そしてデュオ達は職員室に入った。

 

しばらく話をして教室に案内された。ちなみにクラスはデュオ一人で後の皆は同じクラスだった。

 

そしてデュオは教室に入った。

 

「デュオ・サルガタナスです。よろしく。」

 

すると教師が

 

「もう終わりですか?じゃあ質問タイム」

 

と言うとクラスの全員がデュオに質問をした。

 

「趣味は?」

 

「特にないかな。強いて言えば修行かな」

 

「好きな食べ物は?」

 

「好き嫌いはない。」

 

「修行はどんなことをしているの?」

 

「うーんと、いろんなことをしている。」

 

「何で修行なんかするの?普通はしないよ。」

 

「したいことがあるからね。」

 

「そのしたいことって何?」

 

「それは秘密。」

 

「じゃあ今日一緒にきた子達とはどんな関係?」

 

「うーん。切っても切れない関係かな。」

 

「それってどういうこと?」

 

「まあいずれわかるよ。もうこれぐらいにしてくれないかな。それで俺の席はあの後ろの空いている席でいいのかな?」

 

「はい。そうです。」

 

「わかりました。他に質問があったら後で聞くから。」

 

ちなみにクラスの男子は眷属との関係を聞いてからデュオを睨んでいた。

それでデュオは何故眷属と言わなかったのかと言うと、普通今の歳で眷属をあんなけもいるのは異常だと聞いていたからだ。しかも上級悪魔を眷属にするのも滅多にないからだ。

その日は1日中質問された。

次の日からは何も問題なく過ごした。

ある日クラスの番長みたいなやつがデュオに喧嘩を売ったが、返り討ちにされて、さらにはトラウマを植え付けられた。その次の日はまたその番長がデュオに喧嘩を売った。しかも今回は仲間を連れていた。その中には年上も何人かいたが、デュオはお構い無しに返り討ちにした。ちなみにデュオは無傷だった。そして全員にトラウマを植え付けた。そして次の日番長はデュオのパシリになった。

そしてその噂が流れると、デュオに喧嘩を挑むやつが増えた。しかもその噂には、『デュオに勝てば、デュオの周りの女の子を好きにできる』と付けたされていた。

デュオは喧嘩を売られたら、返り討ちをしてトラウマを植え付けた。年上のやつも喧嘩を売ったがデュオは負けることがなかった。

そんなことをしていて、半年が過ぎた頃には学校でデュオにさからえるものはいなかった。

まあ眷属とリアスとソーナはデュオにさからえだがさからわなかっただけだ。

そして半年も学校に通っていて気づいたのはデュオは学年の男子のなかで身長が一番小さかった。

 

 

 



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友達

あのあと進級したが、またデュオと眷属達は同じクラスにはならなかった。

男子はデュオに怯えていて一切話はしなかった。

だがクラスが変わり一人の男子がデュオに話かけた。

 

「えーっと、サルガタナス君噂は聞いているよ。」

 

ー男子とかかわると面倒だなー

 

「ああそうだが、何かようか?」

 

「いやー、噂で聞いていたよりか…普通だなって思ったからね。」

 

ーちっ何だ、こいつは喧嘩を売っているのか?わからん聞くか?

「それは喧嘩を売っているのか?」

 

「いやそれはない。だって勝てないだろうし。」

 

ーよくわかってらっしゃる。

 

「じゃあ何の用だ?えーっと、誰だっけ?」

 

「えっ!さっきクラスで自己紹介したじゃあないか。まあいいや、改めて俺は、榊原秋人だ。秋人って呼んでくれ。それでサルガタナス君と友達になりたいなって思ったからね。」

 

ーこいつ何が目的だ?まあいいか。俺は利用されるきはないし。

 

「ふーん。まあいいぞ。じゃあデュオって呼んでくれ。」

 

「了解。デュオ、これからよろしくな。」

 

「ああよろしく。でもお前は物好きだな。俺と友達になりたいとは。」

 

「そうか?見た感じは普通なんだし、別に悪そうにおもえないぞ。」

 

「まあ実際に悪くないとと思っているしな。それに俺から何かすることはないぞ。だから俺といても退屈かもしれないぞ。」

 

「うーん。何だ、そんなことを気にしていたのか。」

 

「いや。気にしてない。ただそんなことで近づいたのなら無駄だぞって言いたかっただけだ。」

 

「ふーん。で今日の放課後は空いているか?」

 

「ん?まあ空いているぞ。」

 

「そうか。じゃあ放課後遊ぼうぜ?」

 

「別にいいぞ。いやーそれにしても男子から遊びに誘われるとはな。」

 

「ん?もしかしてデュオは男子と遊んだことないのか?」

 

「まあな。女子には誘われるんだがな。って言ってもボディーガード役って感じだけどな。」

 

「マジか。いいな。女子に誘われるだけましだぞ。俺は誘われたことないしな。」

 

「ふーん。じゃあよかったな、俺と一緒にいれば女子と遊べると思うから。」

 

するとチャイムがなった。

 

「じゃあまた後で。」

 

「ああ。」

 

そして授業が始まった。

時が流れて放課後

 

「じゃあデュオ行くか?」

 

「いや。ちょっと待ってくれ。」

 

「ん?どうしたんだ?」

 

「まあちょっとあいつらに言ってから行こうと思ってな。」

 

「あいつら?……ああいつも一緒に来ている女子たちか?」

 

「そうだ。あっちょうどきた。」

 

すると眷属達がきた。

 

「デュオきたよー。それじゃあ帰ろ?」

 

とアイビスが言った。

 

「すまん。今日はお前ら先に帰ってくれ。俺はこいつと遊ぶから。」

 

「「「「「えっ!」」」」」

 

「まあ驚いてもおかしくないか。そういうことだからじゃあな。」

 

皆が驚いてボーッとしているうちにデュオは秋人をつれていった。

 

「おいデュオ、いいのか?」

 

「ん?大丈夫だろ。」

 

「ふーん。そうなのか?それであの子達とはどう言った関係なんだ?」

 

 

ーどうしよう、こいつはまだ信用できてないからなあ。

 

「うーん。今は言うのをやめとく。」

 

「えっ!何で?」

 

「それはだなー……いや。やっぱりやめとくわ。」

 

「ええー。気になるじゃんか?」

 

「……ご想像にお任せします。」

 

「えっ!いいのか?」

 

ーこいつどんな想像するつもりだ?

 

「まあ変な関係ではないからな。それでどこにいくんだ?」

 

「うーん。それはついてからのお楽しみ。」

 

「はあー……わかったよ。」

 

しばらくついて行くと、急に秋人が止まった。

 

「ついたぞ。」

 

「はあ?」

 

そこは草原だった。

 

ーちっこいつは誘き出すために友達になろうとしたのか?

 

「おい秋人、やっぱり俺を倒したいのか?」

 

「いや。だからそれは無理だと思っているぞ。」

 

「じゃあ何をするんだ?」

 

「それは……俺を鍛えてくれ。」

 

と秋人は頭を下げた。それを見てデュオは口を開けたまま止まった。

 

ーこいつさっき鍛えてくれって言ったよな?というか俺は遊ぶのを楽しみにしていたのに。

 

「おーいデュオ何か言ってくれないかな。」

 

「……ああすまん。ちょっと考えていた。」

 

「そうか。じゃあどうするか決まったな?」

 

「いやー、まだ決めてない。だからいくつか質問するぞ?」

 

「ああそれで決めるのなら仕方がない。」

 

「とりあえず鍛える理由は?それと俺と友達になりたいって言ったのはこのためか?」

 

「いや、友達はなりたかっただけだ。それにもし鍛えてくれなくれも友達はやめるつもりはない。それで理由は……俺…学校でなんて呼ばれているかしってるか?」

 

ー何だ、ニックネームでもあるのか?いいな。

 

「いや。知らん。」

 

「……そうか。じゃあなんて呼ばれているか言ってやる……木偶の坊だ。理由は俺って背が高いだろ。しかも学年で一番高いらしい。……でも高いだけで運動は苦手で腕っぷしも弱いからだ。……でもそれはどうでもいいんだ。俺はレーティング・ゲームで一番になりたいんだ。」

 

「……そうか。じゃあその目標はやめとけ。二番にしとけ。」

 

「えっ!何で?」

 

「いやー、それって俺に勝つってことだろ?それは無理だ。でも俺はレーティング・ゲームをずっと続ける気はないから、その間ってことだけどな。」

 

「いや。そこは譲れない。だからデュオがいるうちに勝ってみせる。」

 

「ふーん。じゃあ俺に鍛えてもらうのは変じゃあないか?」

 

「……いや。これでいいんだ。……だって、弟子は師匠を超えるもんだろ?」

 

「まあそうだな。俺も師匠を超えるつもりだしな。」

 

「えっ!師匠いるの?親?」

 

「そりゃ俺にも師匠はいるぞ。でも親ではない。それに俺の両親は亡くなっている。」

 

「っ!すまん。」

 

「いや。気にするな。それとついでに言うと、俺と一緒に登下校しているやつらも全員両親がいないからな。それで次の質問だ。眷属と使い魔はいるのか?」

「……いや。いない。」

 

「そうか。質問はおわりだ。」

 

「……それでどっちなんだ?」

 

「……仕方なく引き受けてやる。ただし先に使い魔を捕まえてこい。」

 

「えっ!何で?使い魔は急ぐ必要はないだろ?」

 

「まあね。ただ俺が新しい使い魔が欲しいからついでに捕まえろってことだ。だから今からいくぞ。」

 

「えーっと、それは修行の一環なのか?それにデュオは使い魔と眷属はいるのか?」

 

「うん?そりゃもちろん両方いるぞ。仕方ない眷属は教えてやる。……それは……一緒にいる奴らともう一人いるぞ。ちなみに全員一緒に暮らしている。まあ眷属に関してはいずればれるけど出来るだけ秘密にしてくれ。」

 

「マジか。じゃあもう悪魔の駒は全部使ったのか?」

 

「いや。まだ残っているぞ。それと眷属候補はいるんだが、居場所がわからんから探索中だ。」

 

「そ、そうなんだ。俺はまだどんなやつを眷属や使い魔にしようか迷っているんだ。まあいまは先に使い魔かな。それでデュオはどうやって使い魔を決めたんだ?」

 

「今から使い魔をゲットしに行くけどすぐに決めなくてもいいんだぞ。俺の場合は基本的になついたやつだ。」

 

「そうか。ちなみにどこに向かっているんだ?」

 

「そりゃもちろん魔物がたくさんいるとこだ。 それと俺の今回の目標は子供のドラゴンだ。そうだ、秋人は卵から育てたらいいんじゃあないか?そしたらよくなつくぞ。」

 

「っ!そんなこともできるのか。」

 

「まあできるが、ただ見つけにくいし、何が産まれるかはお楽しみだがな。」

 

「それじゃあ卵から育てて見ようなか。」

 

そんな話をしていると森についた。

 

「よしついたぞ。じゃあ早速見つけて来いっていいたいが、ちょっと待っていろよ。」

 

「ん?何をするんだ?」

 

がデュオは答えずに千里眼を発動させた。

そしてしばらくしたら

 

「おい秋人卵が10個あるぞ。どうする?とってくるにしても秋人ではちょっと無理があるぞ?」

 

「えっ!それは……親が守っているとか?」

 

「そうだ。どうする?今回だけ特別でとってきてもいいが、何の卵かは教えてないぞ?」

 

「……うーん?とりあえずその卵を育てれば強くなるなつか?」

 

「それは……育て方しだいだ。だが、種族的には強くなる。」

 

「それじゃあ頼む。」

 

「わかった。じゃあしばらくはこのへんでいいやつがいないかみてきたらいい。」

 

と言ってデュオはどこかへいった。

そしてしばらくしたらデュオは戻ってきた。するとデュオは卵を10個持っていた。

 

「秋人持ってきたぞ。どれにする?3つまでならやるが……今のお前なら2つがいっぱいいっぱいだろうな。」

 

「……それはどうしてだ?」

 

「それはだな……この卵の親達がちょっとばかし強かったからな。成長すれば強くなるが、それまでに秋人がどこまで強くなるかにもよるからな。だからどうする?」

 

「うーん。それじゃあ一つでいい。」

 

「……そうか。じゃあ好きなやつを選べ。」

 

「わかった。……じゃあこれで。」

 

「それでいいんだな。」

 

「ああこれでいい。俺の直感がそう言っている。」

 

ーまさかそれを選ぶとわな。

 

「それじゃあ大切に育てろよ。それと今日はもう帰るか。」

 

「ああそうだな。」

 

「そういえば秋人は学校の中等部はどうするんだ?」

 

「ん?それはどうして聞くんだ?」

 

「いやー、俺は人間界の学校に通うつもりだからな。だから別の所に行くなら修行はそれまでだなって思っただけだ。」

 

「っ!そういうことか。それで人間界の学校はどこに行くか決めているのか?」

 

「いやまだそこまで決めてない。」

 

「……そうか。じゃあ俺も人間界の学校に行くよ。それでもしよかったら俺の親の故郷の学校にいかないか?」

 

「うーん。そうだな。別にいいぞ。」

「まあこの話はまた今度だな。」

 

「そうだな。じゃあ帰るか。それじゃあまた明日。」

 

「ああまた明日。」

 

といって二人は魔方陣を使って帰った。

そしてデュオは皆に卵を渡して、自分も一つだけ育てることにした。それと秋人のことを話た。

 

 



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残りの眷属候補達

あれから秋人を鍛え始めた。

そして一年がたった頃に、アジュカから連絡がきた。

 

「やあデュオ君久しぶりだね。」

 

「お久しぶりですアジュカさん。でもアジュカさんから連絡してくるとは何かあったんですか?」

 

「……そうだよ。……見つかったよ。」

 

「ん?……もしかして例の子達ですか?」

 

「……よくわかったね。そうだよ、あの子達が見つかった。」

 

「そうですか。やっと見つかったんですね。で場所はどこですか?」

 

「えっ!今からいくのかい?」

 

「そりゃもちろん行きますよ。早くいかないとまたどこかへ行くかもしれないからね。それで場所は?」

 

「……地図をそちらに送るよ。それで学校はどうするんだい?」

 

「そりゃもちろん休みますよ。多分数日休むと思います。それと眷属も連れていきます。だからアジュカさん……学校に何か言っといてもらえませんか?」

 

「……まあそれくらいはさせてもらうよ。それと無事に帰ってくるんだぞ。それとあの子達の意志を尊重させてあげてくれ。」

 

「わかりました。それじゃあそろそろ準備をするので切りますよ。」

 

「……わかった。帰ってきたら連絡をしてくれ。」

 

「はい。それでは失礼します。」

 

そしてデュオは眷属に説明をして準備をした。

準備が終わり眷属を待って、集まると地図の場所まで転移した。

つくとデュオは千里眼を発動させて周りを見回した。

しばらくすると六人の子供達が一人の人?と戦っていた。だからデュオ達はそこに向かった。

そこは森で六人の少女と一人の悪魔が戦っていて少女達がおされていた。

 

「おい大丈夫か?手助けするぞ。」

 

「誰だ?なんのようだ?」

 

「ちっ!応援がきたか。……って子供が数人か。」

 

「俺達はお前達に用があるんだが。……ちょっとそいつは邪魔だな。そいつは倒してもいいんだな?」

 

「ちょっと手助けは必要ない。」

 

「そうか?おされている様に見えるぞ。」

 

「っ!う、うるさい!黙ってろ。集中がきれる。」

 

「ふーん。そこまで言うんなら、見といてやる。ただし危なくなったら加入するぞ。」

 

「ああわかった。それでいい。」

 

そしてデュオ達は見学することにした。

だが少女達は傷だらけになっても相手はあまり傷をおってなかった。

 

「ちっ!そろそろ交代だ。お前達では荷がおもい。それに傷だらけだ、そんな状況ではいつか無理がくる。」

 

「っ!仕方ない、ちょっとの間任せてやる。」

 

「まあいいか。あいつは殺すのか?生け捕りか?」

 

「それは……任せる。」

 

「小僧共が俺に勝てると思っているのか?」

 

「ん?そりゃもちろん。なんなら俺が一人でやろうか?」

 

「ちっ!なめているのか?全員でかかってこい。」

 

「……そうか。後悔するなよ。それじゃあ皆やるぞ。一応生け捕りな。」

 

「生け捕りってどこまでいいの?」

 

とベアトリーチェが聞いた

 

「うーん。死なない程度かな。もちろん五体満足でなくていいぞ。」

 

「了解。……にひひひ。」

 

とアイビスが言った。そして皆は飛び出した。

相手は油断していた。

そこにまずマリリンが相手の足下を凍らせた。

そして次にアイビスが魔力で鎖を作り、相手の両腕と木を結びつけ縛った。

次に仕掛けたのはサラとデュオで、は相手の二人は正面から相手の両足の膝を飛びげりして、相手の両足を反対方向に折った。

 

次に後ろからシャーリーは剣でユフィが刀で相手の腕を数回切りつけた。

そしてベアトリーチェが戦車にプロモーションして、相手の顔面を殴った。

すると相手は動かなくなった。そして相手をロープで縛った。

 

「おーい。終わったぞ。でこいつは何なんだ?」

 

「……そいつはs級はぐれ悪魔よ。」

 

「ふーん。じゃあこいつは政府に引き渡せばいいんだな?」

 

「……まあそうだけど。……まさか横取りされるとはね。」

 

「ん?報酬はやるぞ。」

 

「えっ!ちょっとデュオ何を言っているの?こいつは私達が倒したのよ。」

 

とベアトリーチェが言った。

 

「まあ確かにそうだが……横取りしたってこともあるし、今回の目的はこいつでないからな。」

 

「まあそうだけど。でも……」

 

「いいじゃあないか。別にお金に困っているわけではないしな。」

 

とデュオが言うとベアトリーチェはしぶしぶ納得した。

 

「それじゃあお前達の治療もあるから一旦帰るか。」

 

といってその場にいる全員を家まで転移した。

そしてつくと少女達を治療した。

 

「そろそろ話を始めるか。俺はデュオ。デュオ・サルガタナスだ。」

 

そして眷属達が自己紹介した。

次に少女達だ。

 

「私はレオナ・アカ・マナフよ。」

 

「リエラ・ドゥルジ」

 

「私はティアラ・サルワよ。」

 

「私はセレーナ・タローマティです。」

 

「我はフィオナ・ザリチュだ。」

 

「……私はアネモネ・タルウィです」

 

「それじゃあ早速だが……俺の眷属にならないか?」

 

「「「「「はあ?」」」」」

 

「まあ出来ればなって欲しい。」

 

するとレオナが

 

「何で?」

 

「えーっと、レオナさんがリーダーでいいのかな?それで、賞金稼ぎをしていたんだよね?」

 

「……まあ私がリーダーと言う指揮をしているよ。それで、賞金稼ぎはしているよ。……もしかしてその腕を見込んで?」

 

「いや、関係ないぞ。」

 

「えっ!じゃあ何で?」

 

「えーっと。もしかしたら嫌なことを思い出すかもしれないがいいか?」

 

「えっ!……まあいいわ。それが理由なら聞かないと判断は出来ない。」

 

「……それはだな……多分お前達が出逢って集まった理由だと思う。」

 

「……まさか……あの事件のこと?」

 

「まあそうだ。それで俺達もあの事件の被害者だ。まあ一人だけ違うが。だから俺の眷属にならないか?」

 

「そうなんだ。でも私達じゃあなくてもいいじゃあないの?」

 

「いや、出来れば君達がいいんだな。それにあの事件の被害者はあと君達だけだからね。」

 

「えっ!それは残りに断られたの?」

 

「いや違う。俺の家族と眷属と君達だけが被害者なんだ。」

 

「……そうなの。でも私達は弱いやつの下にはつかないつもりよ。」

 

「えっ!さっきの戦いでわかっただろ?君達が勝てない相手に勝ったんだし。」

 

「っ!……だけど……あれはあなただけじゃあないじゃん。眷属達との連携が良かっただけじゃん。それに眷属になったら自由に出来ないじゃん。」

 

「……まあそうだな。でも俺は眷属に束縛するつもりはないぞ。だから自由にしていいんだ。それと俺の実力が知りたいなら君達対俺で勝負するか?」

 

「……そうね。勝負をしましょう。」

 

「……そうか、じゃあ君達の怪我が治ってからだな。ちなみに全員いっぺんに相手にするからな。」

 

「ちょっとなめているの?」

 

「ん?それでも余裕だと思うぞ。」

 

「っ!後悔するなよ。」

 

「大丈夫だ。じゃあしばらくはこの家で暮らすといい。眷属になってもならなくてもずっと暮らしてもいいが。」

 

「えっ!何で?そこまでするの?」

 

「ん?そりゃもちろん縁があったからだな。それに他人とは思えないからな。」

 

「ふーん。まあいいや。それじゃあ私達ものんびりしよう。」

 

と言ってレオナ達はくつろぎだした。

それから数日がたった。ちなみにデュオ達は学校には行っていない。そしてレオナ達と戦うことになった。

 

「それじゃあ改めて聞くが、勝負はするんだな?」

 

「ああ主になるなら実力を知らないとね。」

 

「……そうか。まあ俺もレオナ達の実力を知りたいからな。それじゃあいつでもかかってこい。」

 

と勝負が始まった。だがデュオは六人を相手にしながらアドバイスをしていた。しかも大半の攻撃はかわされて、あたったとしても受け流された。

そんなことが続いた。しばらくするとレオナ達は降参した。

 

「はあ、はあ、何で当たらないの?」

 

「ん?そりゃもちろん動きが見えるからな。それにレオナ達は無駄な動きが多いからな。」

 

「っ!仕方ないわね。当たらないから勝てないわ。」

 

「じゃあ俺の勝ちだな。それじゃあ眷属になってくれるか?」

 

「……わかったわ。よろしくね。ただ今度私達を鍛えてよ?このままじゃあ足手纏いになりそうだから。」

 

「そりゃもちろんいいぞ。まあ焦らなくてもいいからな。すぐにレーティング・ゲームに出るわけでないからな。」

 

「そうですか。それじゃあ主様、駒をくれませんか?」

 

「わかった。ても主様はやめてくれ。歳はそこまで離れているわけでもないだろうし。だからデュオって呼んでくれ。それで何の駒がいいんだ?女王と僧侶以外は残っているぞ。だからレオナ達で決めてくれないか?」

 

「わかったわ。」

 

するとレオナ達は相談した。その結果

レオナは兵士

リエラは騎士

ティアラは戦車

セレーナとフィオナとアネモネは兵士

 

に決まった。

 

「よし。これで眷属は全員集まったな。それでレオナ達は学校に通いたいか?」

 

「「「「「えっ!通えるの?」」」」」

 

「ん?アジュカさんに言ったら大丈夫だと思うぞ。」

 

「アジュカさんってもしかして魔王の?」

 

「そうだぞ。まあ親の知り合いだったからな。そんでいろいろと世話になっているしな。」

 

「そ、そうなんだ。じゃあ学校に行きたい。」

 

「「「私も行きたい。」」」

 

「私はいいや。その間にちょっとでも強くなりたいからな。」

 

「私もあまり行きたくない。だって人が多いだろうし。」

 

とリエラとフィオナが言った。

 

「……わかった。全員学校に通うんだな。」

 

「「えっ!聞いてた?」」

 

「ん?聞いたぞ。強くなるのは焦ったらだめだ。それに人が多いっていう理由ならだめだ。だから人に馴れろ。」

 

「うー。」

 

「なぜ焦ったらだめなんだ?」

 

「そりゃあな、焦ったところで強くならないからだ。それなら落ち着いてしたほうが効率がいいんだ。」

 

「……そうなのか。それじゃあ仕方ないか。でも学校に行かなくてもいいと思うわ。それに自由にしていいっていったじゃんか?」

 

 

「まあ確かに言ったな。でも最低限は言うことを聞いてもらう。それにリエラが眷属を持つなら王として知らないといけないこともあるからな。」

 

「えっ!眷属って持てるの?」

 

「ん?そりゃもちろん持てるぞ。アジュカさんに言ったら大丈夫だと思うぞ。」

 

「……そうなんだ。……わかった、学校に通うわ。」

 

「やっと納得したか。まあ納得しなくても通わすから気にしないけどな。」

 

そしてデュオはアジュカに連絡をして眷属になったことと学校に通わしたいと言うと

全員が学校に通うことになった。

 



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中学校

あれから普通に学校に通い小等部を卒業した。

そして眷属達はリアス達が通っている人間界の学校に通いだした。

デュオと秋人は人間界にある違う学校に通うことにした。

ちなみにルナマリア達はリアスと一緒に同じ所に通いだした。

 

デュオは人間界の学校でも身長は一番低く、秋人は一番高かった。だから周りから兄弟みたいに思われていた。

だが実力はデュオのほうが数倍上だ。

そしてデュオと秋人は人間の友達を作った。そのなかで仲がいいのは兵藤一誠と松田と元浜だ。この三人は性欲に忠実で、周りを気にせずに行動をしている。だから変態三人組と呼ばれている。なぜその三人組と一緒にいるかと言うと欲望に忠実だから見ているのが楽しいからと、弄るのが楽しいからだ。

それと秋人がそういう話が好きだからである。だが秋人は周りを気にしながら話をしているので、周りから変態と呼ばれることはなかった。

ちなみにデュオは周りから皆の弟と呼ばれ、秋人は周りから頼りになる兄と呼ばれている。だから一誠達はモテなくてデュオと秋人はけっこうモテていた。だが秋人は奥手すぎて女子と話すだけでいっぱいいっぱいだった。

 

だが問題があった、それはなぜか秋人が喧嘩をよく売られることだ。しかも秋人はデュオと修行しているせいか、喧嘩は手加減が出来なかった。そして一誠達は喧嘩が弱かったから戦力にならず、だからデュオがいつも相手をしていた。そしてその噂は眷属達のいる学校にも広がっている。しかも月一ぐらいのペースで喧嘩を売って来るやつがいた。その名前は匙元士郎だ。デュオは匙のことを気にっていた。

 

まあそんな日々が続いた。

 

それと秋人の修行は続いている。だが眷属はまだいなかった。ちなみに一誠に神器があるのは気づいているが友達を巻き込みたくないみたいで眷属にはしなかった。

あと卵はすでに孵っており使い魔としている。秋人の卵からはワイバーンが産まれた。デュオの卵からはドラゴンで親のドラゴンとは姿が似ているが能力と色は全く違う突然変異種だった。まだどちらも子供なので育て方しだいで強くなる。

 

ちなみにデュオの眷属はさまざまな才能を発揮しだした。それと残りの卵は眷属達が育てている。実力も大分強くなっていった。しかもユフィとフィオナ以外の眷属はデュオの身長を超している。

 

そして中三になってしばらくしてから、デュオと眷属は『しばらく家の用事があるので』といい学校を休んだ。

 

ちなみにデュオ達は何をしているかと言うと、あるやつに鍛えてもらおうとしていた。そいつの名前はグレードレッドドラゴンだ。

そしてグレードレッドのいる次元の狭間に向かった。だが数日見つからなかった。ちなみに次元の狭間では魔力を常に放出しなくては無になるから、魔力を放出しながら探すので三人一組で交代しながら探していた。

そして見つけせ全員が集まった。

 

「えーっとグレードレッドドラゴンだよな?」

 

「……ああそうだ。我に何のようだ?」

 

「それは俺達を鍛えてくれ。」

 

「……なぜ我がそんなことをしなくてはいけない?」

 

「それはいづれ出てくるかもしれない敵のために。」

 

「?それはどう言うことだ?だが我には関係がないと思うが? 」

 

「……まあそうだろうな。だがグレードレッドのを狙うやつらが出てくる可能性もあるだろ?」

 

「……そうだとしても我の敵ではない。」

 

「……確かにそうだ。だが666(トライヘキサ)がいたとしたら?」

 

「っ!だが我はそんなやつ見たこともないぞ。」

 

「それりゃあそうだ。凶暴で世界に害をなす存在を神が見逃すと思うか?グレードレッドは無害だからなにもしなかっただけでトライヘキサは危ないから封印されたからな。」

 

「っ!そうか。だがそいつはどんだけ強いかわからないんだぞ?我よりも弱いかも知れないぞ?」

 

「……まあ確かにわからない。だがグレードレッドと同じぐらい強いとして、しかも他のそれなりに強いやつらが一緒になってやって来たら、どうする?しかもそんな戦いがあったら世界各地への被害が絶対に出る。」

 

「……だがそれはもしかしたらの話だ。それにお前達の力は借りない。」

 

「……まあこれはもしかしたらの話だな。でもそれを起こさないために俺達が止めるために俺達を強くしてくれって話だ。 」

 

「だがお前達はそこまで信用出来ない。」

 

「っ!確かに信用してもらえないだろうな。だが俺達を強くしてくれたら、絶対にそんなことをさせないから。」

 

「……だがお前達が裏切ってそっちについたらどうなる?」

 

「っ!そういうことか。じゃあ俺達を監視すればいい。なんなら一緒に暮らせばいい。」

 

「……まあそうだな。だがお前達が弱かったらそこまでだがな。」

 

「……じゃあ試験として、どこまで強いか戦うか?」

 

「そうだな。それがいい。」

 

「ちなみに俺達は全員でいくが……いいか?」

 

「そうでなくては相手にもならん。それじゃあいつでもかかってこい。」

 

「それじゃあ遠慮なくいくよ。」

 

戦いが始まった。

いくらデュオ達が修行して強くなってもグレードレッドには届かなかった。グレードレッドに攻撃があたっても鱗が硬く傷をつける程度だった。

まあ魔力を放出しながら戦っているのであまり長時間戦えないので、一矢報いるために一ヶ所を集中的に狙った。

そしてグレードレッドの腕を一本切り落とした。

だがデュオ達の魔力と体力は限界だった。

 

「はあ、はあ、グレードレッドそろそろこっちは限界だ。」

 

「っ!そうか。だがよくここまでやったな。まさか我の腕を一本もっていくとはな。」

 

「俺達もだてに修行してないんでな。ちょっと先に眷属を帰してもいいか?俺はもうちょっとなら話せるが眷属達は魔力が底をつきかけているからこのままだと無になってしまう。」

 

「ああそうだったな。お前達はここでは長時間いれないんだったな。それじゃあ帰してもいいぞ。」

 

というと眷属は帰って行った。

 

「それで試験てきにはどうだった。」

 

「まあ思っ ていたよりかは、大分やるな。それにここでなかったらもっとやっていただろうしな。だから鍛えてやる。」

 

「はあ、よかったよ。じゃあどうする?俺達の家に住むのか?まあグレードレッドはここを泳ぐのが好きみたいだからここから監視してもいいが。」

 

「ふむそれじゃあお前達の家に住んでたまに泳ぎにこよう。そうしたほうがお前達を鍛えてやれるしな。」

 

「……わかった。でも家に天使がいるからばれないようにできるか?見つかるとちょっと厄介だからな。」

 

「うーん。出来ないことはないが、修行するときはばれるだろうな。」

 

「っ!じゃあ素直に話たほうがいいのか。それじゃあ帰るがせめて姿だけは変えてくれ。」

 

「ふむわかった。」

 

と言うと真紅の長髪をした大人の女性の姿になった。

 

「これでいいか?」

 

「……綺麗だね。まさかそんな姿になるとはね。その姿ならいいよ。じゃあ帰るか。」

 

そして家に帰った。すぐに全員を集めて会議をした。

 

「それじゃあ今日からここに住むグレードレッドだ。そして明日から鍛えてくれる。」

 

「「「「「えーっ!どうしてそんなことに」」」」」

 

ガブリエルとルナマリア達が聞いた

 

「まあいろいろあってね。それでガブリエルこれは天界には秘密にしてくれよ。」

 

「っ!でもさすがにこれは……」

 

「頼む。あくまでも鍛えてもらうだけだ。俺達は戦争を起こしたり世界をめちゃくちゃにしようとしているわけではないんだ。ただもしもの時のために準備しているだけだ。」

 

「もしもとはどんな時ですか?」

 

「これは可能性の話だ。だけどそれを止めるたなんだ。」

 

「……何が起こる可能性ですか?」

 

「まあガブリエルには世話になっているし、信頼しているから言いますけど……グレードレッドが倒される可能性だ。まあ普通ならあり得ないが、トライヘキサがいた時のためだ。」

 

「っ!そんなことがあるのですか?」

 

「いやわからない。ただ可能性がある話だ。でも封印されていると思う。だが封印を解こうとするやつらが出てくるかもしれない。だからそんなことをするやつらを止めるためにグレードレッドに鍛えてもらうんだ。」

 

「……そうですか。でも可能性ですよね?」

 

「ああそうだ。だがこれはいつ起こるかわからないから速いうちから準備をしておくだけだ。」

 

「……わかりました。なら私も一緒に鍛えてもらえませんか?」

 

「ん?いいのか?まあできればして欲しいと思っていたけどね。それと姉さん達もして欲しいと思っている。」

 

「わかったわ。デュオのためになるならするわ。」

 

「デュオに言われたらしないわけないじゃあない。」

 

「デュオが望むなら。」

 

「わかったわ。デュオを守るためにも強くなりたいし。」

 

「私はデュオがして欲しいならします。もしデュオ達が悪さした時のに叱るためにも。」

 

「……ありがとう姉さん達。それと俺は悪さをするつもりはないぞ、エクセ姉さん。」

 

「じゃあ何でデュオと秋人君の噂をきくのかな?」

 

「っ!それは相手からしてくるんだ。それに街でナンパされたり脅されているやつらを助けているんだ。だから俺達を相手にしたら痛い目にあうという噂なんだ。それに街ではナンパや脅しは減っているんだぞ。」

 

「……そうだったの。私達は心配しているのよ。」

 

「……わかってるよ。ごめん心配かけて。」

 

「それに来年からは高校生なんだから、そんなことばかりしないように。……それで高校は私達と一緒の所に通うんだよね。」

 

「うん。秋人も一緒にいくよ。もしかしたら一誠達もいくかも知れないが。その時は一誠達に気をつけろよ。」

 

「ん?一誠達って人間の友達?でも何で気をつけるの?」

 

「まあ人間の友達だがあいつらは悪魔並みに欲望に忠実なんだ。しかもその欲望っていうのが性欲だ。」

 

「ああそういうこと、要するに変態って言いたいのね?」

 

「……そうだ。まあ面白いやつらなんだけどな。だが皆が変な目で見られるのはいやだからな。」

 

そういうと皆は顔を少し赤くした。

 

「そ、そうね。デュオ以外にはいやだね。でもデュオなら大歓迎なんだけどね。」

 

という理由は中一の時にエクセレンとガブリエル以外に性的に襲われたからだ。ちなみにエクセレンもしたいがいろいろな理由でできなかった。ガブリエルはデュオに好意をもっているが、それは家族としてかそれとも異性の一人の男としてかわまだわからずにいた。

まあデュオは皆のことを家族であり異性として好きだったから問題はなかった。それからはそれなりに行為をしている。

 

「まあまた今度な。それよりもグレードレッド一つききたいんだがいいか?」

 

「なんだ?我に答えれることならこたえるが。」

 

「……えーっとな、赤龍帝の血を飲んだら神器強くなり扱い易くなるときいたが。それとオーフィスの蛇だったか?それを食べれば力と魔力が増幅するときいたんだが。それじゃあグレードレッドは血か肉を食べればどうなるんだ?」

 

「……確かにドライグとオーフィスの話は聞いたことがあるが、我は試したやつ……と言うか肉は切り落とされたのは今日が初めてだ。血は出たことはあるがそれを持って帰られたことはないから、何とも言えないな。」

 

「ふーん。じゃあ試していいか?ちょうど切り落としたやつがここにあるんだ。それとさっきの傷は大丈夫なのか?切り落としてなんだが、ごめん。どうしても一矢報いたかったからな。」

 

「まあ傷はすぐに治る。切り落とした部分も問題はない、また再生する。それに試したのはこっちだしな。しかもあそこまでしたからこそ、お前達を認めたんだ。それと食べるなとは言わないが、先に血を飲んでみてそれでも何もなかったら食べればいい。だが食べるのは一口しとけよ、体にどんな症状が出るかわからんからな。」

 

「……わかった。それじゃあとりあえず血をのむか。」

 

と言ってデュオは血を飲んだ。しばらく待ったが何も起こらなかった。

 

「じゃあ身を食べるぞ」

 

そして身を食べたら、ドクンッと心臓が大きくはねた。

だが力と魔力は増幅された感じはなかった。がかってに千里眼が発動された。

 

「ッ!なんだ。この能力は?」

 

「デュオどうしたんだ?」

 

レオナが聞いた。

 

「……そうか。多分グレードレッドの身は力や魔力をつけるのではなくて、能力をバージョンアップさせるものだ。しかも能力も増えるんだ。」

 

「えーっ!本当に?」

 

「ああ。俺は今まで障害物があれば千里眼でもみえなかったが、今はこの家の隅々まで見える。しかもタンスやケースのなかも見える。それと皆が何を考えているかもわかる。しかも多分未来も見える。」

 

「えーっ!ちょっと私達の部屋は見ないでよ。それに思考も見ないでよ。」

 

「……ああ。ごめん。今やめるから。それとフィオナそんなことをを思うな。大丈夫だお前の気持ちはわかってるつもりだ。」

 

というとデュオは千里眼を停止した。

ちなみにフィオナは「こらからHする時に発動していたらして欲しいことがわかるんだ」と思っていた。

 

「それじゃあ皆も食べるといいと思う。」

 

と言って瞬間ベアトリーチェが食べたが、たいして何も起こらなかった。

 

「あれ何も起こらなかったよ?」

 

「ん?おかしいな。……もしかしたら血も飲まないといけないかも知れない。」

 

するとベアトリーチェは血を飲んだら、心臓が大きくはねた。

 

「うわー。すごいねこれ。皆もしたほうがいいよ。」

 

すると皆は血を飲み身を食べた。そして皆は心臓が大きくはねた。しばらくすると皆は落ち着いて新しい能力の説明をした。

 

「わかった。これで俺達はまた強くなれたんだ。そうだ、使い魔にもしよう。」

 

「……そうね。」

と言うと皆は使い魔を呼び出した。そして全員に血と身を与えた。

ちなみにクロウクルワッハはいらないと断った。

ちなみにガブリエルにはクロウクルワッハのことを紹介している。

そこで問題が起こった。それはデュオの使い魔の突然変異種のドラゴンが残りの身と血を食べた。

が能力が増えたりするだけだからたいして変化はなかった。

 

「まさかこいつが暴れてでも食べたいとはな。今まで暴れたこともなかったのに。」

 

「もしかしたらそのドラゴンは我に近づいたかもしれない。」

 

「えっ!まあこいつの能力は受けた攻撃は全て覚えてしかもその攻撃を使えらからな。それと相手の一部を食べたらそいつの特性覚えるからな。もしかしたらグレードレッド並のドラゴンになる可能性があるな。」

 

「ッ!そんなドラゴンがいたのか。」

 

「こいつが産まれのは3年前だ。それに俺が育ているから誰も知らないだろうな。そうだ、グレードレッドとクロウさんと使い魔達に名前つけようと思う。」

 

「何故だ?名前ならあるが?」

 

「いや、それは一般的に呼ばれている名前だ。けど俺がいいたいのは、家族としての名前だ。それに外で今までの名前で呼んだら騒ぎになるからな。」

 

「確かにそうだな。それじゃあ決めてくれ。」

 

そして皆で考えることにした。

 

そして数日グレードレッドに鍛えてもらってから学校に通い出した。

 




グレードレッドとクロウクルワッハと突然変異種のドラゴンと使い魔達の名前を募集します。
使い魔は
ユニコーン、ドラゴン三匹、鬼、麒麟、ベヒーモス、リヴァイアサン、グリフォン、妖精、鳳凰、白虎、九尾の狐、大蛇、などです。


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高校入学前

あれから学校に通いながら修行していた。

秋人は基本的に一人で修行して、たまにデュオに鍛えてもらっていた。

そしてデュオと眷属は高校入試はルナマリア達が通っている駒王学園の試験をうけ、無事に受かった。秋人と一誠達も一緒の所を受けて無事に受かった。

そして無事に中学校を卒業して。

卒業式の後デュオは秋人と一誠達 で遊んだ。

 

そして家に帰って夕食を食べて一服していたら、家のチャイムが鳴った。ちなみにグレードレッドは夕食を食べたらすぐに次元の狭間に泳ぎに行った。

 

「ん?こんな時間に誰だ?」

 

「さあー?とりあえず出たら?」

 

「まあ出るけど。」

 

と言うと玄関に向かった。

 

ーそれにしてもこんな時間に約束はなかったはずなんだけどな。

 

「ちょっと待ってね。今開けますから。」

 

と扉を明けるとデュオと同じぐらいの身長のゴスロリ服をきた少女がいた。

 

「ん?どうしたの?迷子?」

 

「我、お前に用がある。」

 

ーはあ?こんな少女が俺に用があるだと?それにしてもこいつ強いな。まあ敵意はないみたいだしな。

 

「ん?そうか、じゃあ家にはいるか?」

 

「うん。」

 

と少女は頷いた。

そしてリビングに通した。

するとガブリエルが

 

「オーフィス!なぜここに?」

 

ーえっ!こいつがオーフィスなのか?どうりで強いなわけだな。

 

「お前はオーフィスなのか?」

 

「うん。」と頷いた。

 

「そうか、とりあえずそこのソファーに座れ。と言うわけでオーフィスがきたみたいだ。とりあえずお茶とお菓子でもだしてくれ。」

 

と言うとオーフィスはソファーに座った。

するとガブリエルがデュオを引っ張って廊下に出て

 

「ちょっとデュオさん、何故警戒もしないでもてなしているのですか?」

 

「えーっと、それはこいつに敵意がないからだ。それにさからってもまだ俺達では勝てないと思う。まあもしかしたら相討ちぐらいはできるかも知れないが、相討ちならするだけ無駄だからな。」

 

「ッ!でも警戒ぐらいはして下さい。」

 

「うーん。じゃあ警戒だけはしておくよ。それに俺に用があるみたいだしな。」

 

「そうですか。それじゃあ私はもし何かあったらすぐに天界に連絡をします。」

 

「了解。でもそれは最終手段だからな。それじゃあオーフィスを待たせて怒らしたらもともこもないしな。」

 

と言うとデュオはリビングに入りオーフィスに対面する様に座った。するとオーフィスの前にはお茶とお菓子があってオーフィスはお菓子を食べていた。

 

「ごめん。またせたな。」

 

「ん?大丈夫。」

 

「そうか。ちなみに俺の名前は知っていてここに来たんだよな?」

 

「ん?知らない。ただ、強そうだったから。」

 

ーはあ?こいつは強いやつと戦いたいのか?それとも強いやつを集めているのか?

 

「……そうか。俺の名前はデュオ・サルガタナスだ。それで何の用だ?」

 

「我、静寂、得たい。それ、手伝う。」

 

ー静寂?何を言っているんだ?しかもそれを手伝う?ここに来たら逆だぞ。

「……それはここに来たら逆と思うぞ。それに静寂ってことは静かに過ごしたいってことだろ?」

 

「違う。」

 

「ん?違うのか?まあ俺ができることなら手伝うが。」

 

「そう。ありがとう。」

 

「それでいつどこで何をするんだ?」

 

「ん?まだ、決めてない。」

 

「そうか。どうするか決まったら教えてくれ。それでそれは俺だけで大丈夫か?ここにいる奴らも必要か?」

 

「うん。いた方が、いい。」

 

「そうか。とりあえずどういうことをするんだ?」

 

「次元の狭間、帰りたい。」

 

「はあ?オーフィスお前の家はあそこにあるのか?」

 

「家?違う、あそこで、産まれた。」

 

「ッ!じゃあ帰ればいいじゃんか?」

 

「グレードレッド、邪魔」

 

「ん?グレードレッドが邪魔?あいつならオーフィスがいても文句は言わないと思うが。」

 

「ん?グレードレッド、しってる?」

 

「まあ知っているぞ。なんなら紹介しようか?」

 

「紹介、いらない、我、知っている。」

 

「そうか。じゃあオーフィスが次元の狭間に行ってもいいように説得してやる。」

 

「本当?」

 

「ああ。それで聞きたいんだが……もしかしてグレードレッドを倒そうとしていたのか?」

 

「うん。それか、追い出す。」

 

ーッ!グレードレッドを倒そうとするやつがあらわれるとはな。

 

「……じゃあもしかして俺以外にも声をかけているのか?」

 

「うん。」

 

ーッ!それじゃあそれなりに強いやつが集まっていそうだな。

 

「そいつらには何かさしているのか?」

 

「ん?まだ、何も、さしていない。」

 

「ちなみにそいつらがしたいと言ったことはさしているのか?」

 

「うん。協力も、している。そしたら、我に、手伝うと言った。」

 

ーッ!もしそいつらがテロでも起こそうとしたらオーフィスも協力すると言うことか。

 

「わかった。それじゃあ俺の言うことを聞いてくれたら、次元の狭間に行けるようにしてやる。」

 

「うん。わかった。」

 

「それじゃあまずその集めた奴らはそのままほっておいていい。そしてそこに定期的にそいつらの様子を見て、その様子を俺に教えてくれ。」

 

「ん?わかった。でも、デュオがそこに、来ればいい。」

 

「ッ!つまり俺がそこの組織に入るということか?」

 

「そう。」

 

ーまあ確かに直接確かめたほうがいいな。

 

「よしわかった。ただそこには派閥とかあるのか?」

 

「うん。今、二つある。」

 

「ちなみにそこに入らないとだめか?もしできるならオーフィスの直属の派閥を作ってくれないか?」

 

「わかった。それくらい、できる。」

 

ーよしそうすれば自由にできるし、他の派閥も監視できる。ただ問題は他に違う組織ができる可能性があるな。

 

「それじゃあオーフィスは今までどうりで協力するふりをしてくれ。」

 

「ふり?」

 

「ああ。多分オーフィスは協力するときはお前の蛇を渡すんだろ?」

 

「うん。」

 

「……そうか。ちなみにそれを食べたら力や魔力が増幅するんだろ?」

 

「そう。」

 

「じゃあ力や魔力が増幅されない似たような蛇をつくれるか?」

 

「うん。できる。お菓子、欲しい。」

 

とオーフィスがお菓子をねだってきた。ちなみにデュオと話ながらお菓子を食べていたが、無くなったからだ。

 

「ああ。すまん。えーっと、誰かオーフィスにお菓子を持って来てくれないか?」

 

するとユフィがお菓子を持ってきた。

 

「はい、オーフィスさんお菓子です。お茶のおかわりはいらないですか?」

 

「うん。いる。」

 

「わかりました。デュオはいりますか?ではちょっと待ってて下さい。」

 

「ああ。それじゃあもらおうか。」

 

「はい。」

 

と言ってユフィはお茶のおかわりを用意しに言った。

しばらくするとユフィがお茶を持ってきた。

そしたらデュオがユフィの頭を撫でながら

 

「ありがとうな、ユフィ。」

 

するとユフィは頬を赤くして

 

「いえ、私にできるのはこれくらいですから。」

 

するとオーフィスが

 

「何故喜んでいる?」

 

と言うとユフィは

 

「デュオに頭を撫でてもらったら、心地いいし、嬉しいからだよ。オーフィスさんもしてもらえば?」

 

「ん?わかった。」

 

と言うとデュオに頭を向けた。そしてデュオはオーフィスの頭を撫でた。するとオーフィスが

 

「ん、くすぐったい。それと、我、知らない感覚。でも、落ち着く。」

 

「それじゃあ多分オーフィスさんも心地いいんだと思うよ。」

 

ーふーん俺が頭を撫でたら、心地いいのか。俺も誰かに撫でてもらおうかな。

 

「これが、心地いい?我、知らなかった。」

 

「でもこれは何かいいことしたときにしてくれるんだよ。」

 

「じゃあ我も、いいことしたら、してくれる?」

 

「ん?まあしてやるぞ。それに言ってくれたらいつでもしてやるぞ。」

 

「うん。わかった。」

 

「えっ!言ったらしてくれるんですか?」

 

「そりゃもちろんしてやるぞ。して欲しいことがあったら何でもしてやりたいと思っているしな。」

 

「ッ!それじゃあ今度お願いします。」

 

「我も、してくれる?」

 

「まあできることならな。それよりも話をもどしたいんだか。」

 

「あっ。すいません。それじゃあ私は向こうに行っていますね。何かあったらお呼び下さい。」

 

「ユフィありがとう。」

 

と言うとユフィは皆のところに行った。

 

ーあれどこまで話をしたっけ。

 

「えーっと何の話をしていたっけ?」

 

「ん?増幅しない、蛇」

 

「ああ。そうだったな。それで作れるんだったよな?」

 

「うん。」

 

「じゃあ協力するときはその偽物の蛇を渡すんだ。」

 

「うん。わかった。したら、撫でる?」

 

「わかった。撫でてやる。それと仲間を増やすのもやめなくていい。じゃないと怪しまれるからな。」

 

「うん。」

 

「それと今度から俺達の家に来るときは、直接家の中に転移してこいよ。外から来たら怪しまれるからな。」

 

「わかった。」

 

「とりあえずはこれくらいだな。それにそろそろ帰ってくると思うからな。」

 

と言うとちょうど

 

「帰ったぞ。」

 

「待っていたぞ。」

 

とグレードレッドが帰ってきた。

 

「グレードレッド、何故、ここに?」

 

「ん?オーフィスか。お前こそなんでここにいるんだ?」

 

「それは俺が説明する。とりあえずオーフィスは次元の狭間に帰りたいけどグレードレッドがいるから、グレードレッドをどかすのに手伝って欲しいっていう用件だ。だからグレードレッドオーフィスに次元の狭間に帰ることを許してやってくれ。」

 

「ん?そんなことならいいぞ。というか我は別に帰って来たらいいと言っていたんだがな。」

 

「えっ!そうなのか?」

 

「言っていた。でも、我、静寂欲しい。」

 

「うーん。つまり一人で次元の狭間にいたいと言うことだな?」

 

「そう。」

 

「そうか。じゃあしばらくオーフィスは俺達と一緒に行動してもらいたい。そして、皆でいるのも楽しいということを知ってもらう。いいな?」

 

「ん?わかった。それで、どうなる?」

 

「それはだな、静寂もいいが俺達といると楽しいと思えば、一人でいると寂しくなるぞ?」

 

「寂しい?」

 

「ああ。そうだ。寂しいっていうのは楽しいことができないってことだ。だから俺達がオーフィスに楽しいことをいっぱい教えてやるから、静寂なんて欲しいとは思わないようにしてやる。」

 

「そんなこと、できる?」

 

「ああ。してやる。なんならずっと一緒にいたいと思わしてやるから、覚悟しとけよ?」

 

「ん?わかった。覚悟する。」

 

「よしこれでオーフィスの話は終わりだ。それじゃあグレードレッド話をしようか?」

 

「そうだな。でも何を話するんだ?オーフィスのことはわかったし。」

 

「それはだな……オーフィスがグレードレッドを倒そうといろいろと強いやつを集めていたそうだ。」

 

「ッ!本当か?」

 

「ああ。それで俺は思ったんだ、せっかくなら利用しようとな。」

 

「ほほう、それはどういうことだ?」

 

「それはオーフィスに今までどうりに動いてもらって、俺達がその傘下に入ってスパイをするつもりだ。それでもし危険なら潰すつもりだ。だけど一応そいつらから信用を得るためにこちら側の情報を提供しないといけないと思うけどな。つまり多重スパイだ。だが俺は誰にもつく気もないぞ。」

 

「そうか。それなら安心だ。」

 

「それと俺は家族がいやと思う事はしないからな。だけど他人に何かを言われても気にしない。ちなみに家族っていうのは一緒に暮らしている人のことだ。ただ世界が俺達を危険とみなし襲った来たら俺は世界を敵にまわしてでも家族はまもるからな。」

 

「ッ!そうか。それじゃあ我は家族にはいるのか?」

 

「そりゃもちろん入るぞ。だから家族の誰かの敵は俺達家族の敵ってことだ。だから家族だけは信頼し絶対に裏切るなよ。ちなみにオーフィスもこれから一緒に暮らすならおぼえとけよ。」

 

「うん。わかった。」

「そこまで聞いたら協力するぞ。何せ我も家族なんだからな。」

 

「よしこれで話は終わりだ。よしオーフィス今からいっぱい楽しいことを教えてやる。」

 

「わかった。」

 

そして、皆で遊んだ。ちなみにデュオはガブリエルと使い魔のことも家族だと思っている。

そしてデュオはオーフィスと遊んでいて『純真無垢な子供だ』と思った。

遊びは次の日の夕方まで続いた。時折オーフィスは微笑んでいた。



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禍の団(カオス・ブリゲード)

オーフィス と遊んだ翌日オーフィスの組織にデュオとオーフィスだけで向かった 。

 

するとそこには、悪魔の集団と人間の集団があった。

そいつらはデュオがくると警戒しながら観察していた。

 

「えーっと、今日からここに入るデュオ・サルガタナスです。以後お見知りおきを。」

 

すると一人の漢服を着た人間と悪魔が四人きた。見た感じ派閥のリーダーと思われる。すると人間が

 

「俺は英雄派のリーダーをしている曹操だよろしく。」

 

と手を差し出してきたからデュオはそれに答え握手した。

 

「ああよろしく。それにしても……若い人がリーダーなんですね。俺と同じくらいの年齢にみえますし。」

 

「いやーさすがに俺は小学生に見られないぞ。」

 

「ん?俺はこの春から高校生だぞ。まあ確かに背がちっさいさら間違われるけど。」

 

「……そうなのか?それで君は旧魔王派に入るのか?」

 

「違うぞ。俺はいや、俺達はオーフィスの直属の部下になる。つまり新しい派閥を作る。」

 

「ははははは、君みたいな子供が新しい派閥?実力もないのにそれは無理だろ。」

 

ーはあ、こいつはちょっと調子にのりすぎだ。

 

「はあ?喧嘩売ってんのか?たかが人間のお前に言われたくない。」

 

「うーん。そうだな。それじゃあ手合わせをしよう。」

 

ーちっ!上から目線かよ。

 

「いいぞ。なんなら勝った方が負けた方に命令ができることにしないか?」

 

「ああいいだろう。後悔するなよ。」

 

と手合わせ(喧嘩)をしようとした時に悪魔が止めてきた。

 

「ちょっと待ってくれ。君はジャックさんの子供かい?サルガタナスって言ったからもしかしたらと思ってね。」

 

ーはあ、いいとこなのに邪魔するなよな。

 

「ん?俺の親父はジャックだぞ。それで何の用だ?できれば先にこいつを相手しないといけないので。その後で良ければ話を聞くよ。それでいいか?」

 

「……それでいいよ。だけどそいつは黄昏の聖槍(トゥルー・ロギンス)を持っているから気をつけろよ。」

 

ー黄昏の聖槍(トゥルー・ロギンス)を持っているだと?これはちょっと楽しめるな。

 

「気をつけるよ。それじゃあ離れた方がいいぞ。」

 

というとデュオと曹操から離れた。すると曹操は槍を出しトントンと自分の肩を叩いていた。

 

「こっちはいつでもいいぞ。」

 

と曹操は準備ができたみたいだ。

 

ー黄昏の聖槍相手に素手はちょっと危ないな。何か武器はないか?

とデュオは周りをキョロキョロし始めた。

 

「ん?どうした?いまさら怖じけついたのか?」

 

ー本当にこいつは喧嘩を売るのが好き見ただな。

 

「ちげーよ。ちょっと武器を探しているだけだ。ん?あれがいいな。」

 

というとデュオは姿を消したと思ったら人間の剣士らしき人のところに現れて

 

「ちょっとこれ借りるよ。」

 

と言って数本持っているうちの一本を手に取った。

 

「おおー、これはいい剣だな。」

 

すると剣士が

 

「お前いつのまに?しかもそれは、魔帝剣グラムだと。お前に扱えるはずがない。」

 

というが、デュオは

 

「ん?そうか、グラムたったのか。でも手に馴染むからこれでいいわ。」

 

と言って曹操のところに行った。剣士は

 

「ちょっと待て貸すとは言ってないぞ。」

 

と言っていたがデュオは無視した。

 

「それじゃあ始めようか。」

 

すると曹操が

 

「始めるのはいいが、それは俺の仲間の武器だ。返してもらえないか?それに君じゃあ扱えないだろうし。」

 

「ん?それじゃあ奪い取ればいいだろ?それに使ってみないとわからないぞ?」

 

「そうか、仲間の武器がかかっているなら遠慮はしないよ。」

 

ーこいつここで本気をだすのか?周りに仲間がいるのに?

 

「ああ遠慮はするな。でもそれなら場所を変えないか?」

 

「……そうだな。場所を変えよう。俺がもし本気を出すとしたら……見られたくないしな。」

 

「ん?じゃあ移動するぞ。」

 

とデュオと曹操はどこかに転移した。オーフィスは後を追った。

 

転移した場所は野原だ。

 

「それじゃあ始めようか。」

 

「ああ。いくよ。」

 

すると曹操は聖槍をデュオに突きつけた。だがデュオは体をひねってかわした。そして曹操は聖槍を横凪ぎ

に振るった。でもデュオはグラムで受け止めた。

 

「ん?こんなもんか?」

 

「ふふ、まさか。ただの小手調べだ。これからが本番だ。」

 

「そうか、それなら安心した。」

 

「いつまでその減らず口がもつかな?」

 

と言って曹操はデュオに攻撃するがグラムを片手でもって受け流され続けた。しかも受け流さす時に曹操をデコピンをしていた。

 

「おい曹操こんなもんか?」

 

「まさか。でも君は思っていたよりも強いね。」

 

「ん?そりゃそうだろ。でもお前もセンスはいいから、強くなれるぞ。でも俺よりかは強くはなれない。」

 

「ッ!一つ聞いていいかい?」

 

「ん?なんだ?」

 

「さっき俺達って言ったけど君には仲間がいるのかい?」

 

「ああ。いるぞ。って言っても眷属達や家族だ。」

 

「……そうか。ちなみにそいつらは強いのか?」

 

「ん?本当なら答える必要はないと思うが、答えてやる。答えはyesだ。それじゃあ俺も攻撃をするが受け止めてしぬなよ?」

 

と言うとデュオはグラムに力を込めると、グラムが反応して力が増幅した。そしてデュオはグラムを曹操に向けて振りかざした。

するとものすごい大きい波動が放たれ曹操を飲み込んだ。

 

ーはは、これはすごいな。いろんなことためしたいな。グラム答えてくれ。

 

と言うとグラムはデュオにしかわからないように反応した。

 

そして曹操を見てみると、ぼろぼろだった。

 

「おーい大丈夫か?続けれるか?」

 

「はあはあ、さすがにさっきのは驚いたよ。でも俺はまだ戦えるぞ?それにまだ本気を出していないし。」

 

「……そうか。でも無理をするなよ?」

 

「わかっているよ。それじゃあバランスブレイク」

 

と言って曹操は聖槍の禁手を使った。

 

「俺のやつは亜種の禁手なんだ。でもまだ未完成だけどね。」

 

「ふーん?未完成で俺に勝てるのか?」

 

「多分無理だろうね。何せまだ君は本気を出していないからね。」

 

「そうだな。じゃあ本気を出させるようにするんだな。」

 

そしてまた戦いだした。でも今回はさすがにデュオも軽くあしらえなかった。だがそれでもいい勝負だった。

 

「はあはあ、これでも君は本気を出さないんだね。」

 

「ん?出して欲しいか?今でいい勝負なのに。」

 

「そうだね。それにしてもグラムをそこまで使いこなせるとはね。」

 

「ん?これくらい簡単だぞ。それにまだ振るっているだけだぞ?」

 

「ッ!もしかして他に使いかたがあるのかい?」

 

「ん?しらないのか?もしかしてお前の仲間は使えなかったのか?」

 

「ッ!そうだ。」

 

「……そうか。それでまだ続けるか?」

 

「……ああ。……まだ奥の手がある。」

 

「そうか。でも使うのか?」

 

「……迷っているよ。……これはかけだからね。」

 

「じゃあ終わりだな。」

 

「いや待て」

 

と言うと曹操は呪文を唱えた。

すると聖槍が輝いた。あまりにも眩しかったのでデュオは目をつむった。そして光がおさまると、曹操の傷が治っていた。

 

「それが奥の手か?それで勝てそうか?」

 

「これが奥の手だけど勝てそうにない。」

 

「じゃあ終わりだな。」

 

「ああ。それじゃあ戻ろう。」

 

と言って禍の団の基地の戻った。

すると曹操は

 

「それで君いやデュオ・サルガタナス命令とはなんだ?それとグラムを返してやってくれないか?」

 

「俺のことはデュオでいいぞ。命令は今はない。それとグラムはちょっと無理かもしれない。」

 

「はあ?どういうことだ?」

 

「……それはだな、ちょっと前の持ち主を呼んでくれ。」

 

「ん?ジークちょっと来てくれ。」

 

と言うと持ち主の剣士がきた。

 

「なんだ?グラムを返してくれるのか?」

 

「わからないな。試せばわかる。」

 

と言うとデュオはグラムを地面に突き刺した。

 

「まあ触ればわかる。」

 

と言うとジークは何のことかわからないままグラムを持とうとすると、バチッ、と触れなかった。

 

「はあ?なぜだ?」

 

と何度も試していたが弾かれた。

 

「と言うとことだ。すまんな。グラムは俺を選んだ。だから、グラムこい。」

 

と言うとグラムが勝手にデュオの手に行った。

 

「ッ!まさかグラムがみとめるとはな。」

 

「と言うことだからグラムは貰うぞ。」

 

「……ああ。多分今は君しか持てないだろうしね。ちなみにそれは命令になるかい?」

 

「ん?いれてもいいが、俺がじゃあ返すって言っても誰も持てないだろ。まあ命令って言っても変なことをすることはないからな。」

 

「そうだね。命令は優しいやつにしてくれよ。」

 

「わかっているよ。それで派閥同士はお互いに干渉するのか?」

 

「いや、ただ監視はするだろうね。」

 

「そうか。それで曹操達は何が目的なんだ?」

 

「……俺達は人間のままでどこまでやれるかってことだ。それにドラゴンや悪魔を倒すのはいつだって人間だしね。それと旧魔王派は今の魔王達が気に入らないから乗っ取ろうとしているんだよ。つまり反逆か、テロと言って方がいいかな。それでデュオ達はどうするんだい?」

 

「そうか。って言っても曹操達も俺達悪魔側からしたらテロと変わらない気がするんだけどな。それで俺達はオーフィスの手伝いだ。要するにたいして目的はない。心配するな、俺達は邪魔をするつもりはないぞ。だが俺達のいるところに来て俺達の邪魔するなら容赦はしないからな。だから前もって言ってくれたら干渉は出来るだけしないでやろう。」

 

「ッ!肝に銘じておくよ。」

 

「それと何か問題とか非常事態になったら、遠慮なく俺を頼ってくれ。悪いようにはしないから。」

 

「……ああ。覚えていたらね。」

 

「それじゃあそろそろ旧魔王派のところにいくわ。たまにここに顔を出すつもりだからそんときはよろしくな。それとグラムのことはすまんな。」

 

「グラムのことは仕方ない。こちらこそよろしく。 」

 

と話が終わるとデュオは旧魔王派のところに行った。

 

「すまん。ちょっと話こんでしまった。」

 

「いや、大丈夫だ。それよりも曹操を相手に大丈夫だったか?」

 

「ん?大丈夫だ。曹操はまだ強くなるけど俺にはとどかないよ。それでテロをすると聞いたが?」

 

「まあ言い方はいろいろあるから、そういう言い方もあるな。それでデュオ・サルガタナス君は何をするんだい?」

 

「ん?俺か?俺はオーフィスの指示を聞くつもりだ。ちなみに俺達の目的はたいしてないぞ。」

 

「……そうなのか?じゃあ我々を手伝ったくれないか?」

 

「……いやだ。俺は自由にする。それと曹操にも言ったが、俺はお互いに干渉するつもりはないが、俺のいるところに仕掛けてきたら容赦なく相手してやる。でも前もって言ってくれたら手を出さずに見届けてやる。それと現魔王たちにと言うか表のやつらに俺のことをばらすなよ。もししたら消すからな。それに俺は表のやつらにそれなりに信用を得ているから、スパイとして情報をながせるぞ。」

 

「ッ!偉く上からだな?でも曹操相手に勝っているから、それなりに強いんだろうな。まあスパイをしてくれるならありがたいが。」

 

「ちなみに俺は本気を出さずに勝っているからな。それに俺を相手にしない方が身のためだぞ。」

 

「なぜだ?お前がリーダーだろ?」

 

「ん?まあ俺がリーダーだが、仲間に俺より強いやつがいるからな。」

 

「ッ!わかった。君を敵にまわさないようにするよ。」

 

「そりゃありがたい。それじゃあそろそろ家に帰るよ。家族が待っているので。」

 

「ん?家族?君の両親は亡くなったはず……」

 

「ん?まあ眷属達だ。それに俺には姉さん達もいるからな。」

 

「……そうか。それにしてもおしい人達が亡くなったものだな。」

 

「そうだな。でもいずれは亡くなるものだ。それが早まっただけだ。」

 

「ッ!君は冷たいんだな?」

 

「……それは違う。俺は亡くなった者には敬意をはらうが、そこまで固執しない。固執するなら今いる者達を大事にするよ。これ以上大切な者をなくさないために。」

 

「ッ!確かにそうだな。」

 

「それじゃあ帰るよ。今度きた時はよろしく。」

 

と言うとデュオは帰った。

そして家族に報告した。

しばらくするとオーフィスも帰ってきた。

そして高校に入学するまで遊んだり修行をした。

 



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高校入学

高校に無事に入学できた。

そしたらリアスとソーナが眷属と一緒に祝ってくれた。

ちなみにクラスはデュオと秋人と一誠達、サラ、サフィラ、シャーリー、セレーナ、フィオナだ。他の眷属達はそれぞれ違うクラスになった。

 

またしてもデュオの身長は学年の男子の中で一番低かった。秋人は逆に一番高かった。一誠達は中間ぐらいだった。さらにデュオは童顔なため小学生の高学年ぐらいに見えることもあって、『皆の弟君』となっている。

 

そしてデュオは部活を新しく作った。そのれは新聞部だ。駒王学園には新聞部がなかったからデュオは作った。ちなみになぜ部活を新しく作ったかというと、リアスが自分と眷属達のための部活を持っていて、ソーナも生徒会を乗っ取り自分の眷属達の場所を持っていたからだ。だからデュオも眷属達と姉さん達と同じ部活をしようと思ったからで、それならば作ればいいと思い作った。

 

それで何故新聞部にしたかというと、学園の情報を知りやすくするためだ。それにデュオ達は裏の関係者に配る裏新聞と恋愛関係の秘密新聞も作った。ちなみに新聞は週一で作っている。

どの新聞は人気があり、作った部数はすぐになくなる。

そのなかでも一番部数の少ない秘密新聞が一番人気があった。内容は新しくカップルができたという情報や恋愛を成就させる方法などが載っている。

その方法を実戦して恋が成就したという報告もあった。

のちにデュオが皆に秘密で男子向けに有料新聞を作った。部数は少ないが即完売だった。内容は女子一人一人の好きな食べ物や趣味、休み時間の過ごし方などで、プロフィール的な感じだけど、スリーサイズと体重だけは載せていない。毎回三人と決まっていて、誰か載るかはデュオの気分しだいだった。ちなみにその情報は本人から聞いたものだ。聞き方は『秘技○○お姉ちゃん』だ。これで聞くと必ず答えてくれるが、代償として何回かそれで呼ばされるか、頭を撫でられるか抱き締められる。

 

 

だが、問題があった。それは秋人と一誠達だった。

理由はデュオが女子が大勢いる部活に男が一人でいるということだ。秋人は理由は知っているが、それでも許せないらしい。一誠達は妬みだ。

それで何故秋人も入らないかというと、その女子が全員デュオに気があって、その部室はいつもいちゃラブ空間化しているからだ。

 

それに秋人は放課後に眷属探しをしている。

ちなみに四人眷属ができた。その眷属達は世界各地で見つけ今もそこに住んでいるので駒王学園には通っていない。ちなみにデュオにも紹介していない。理由はデュオと戦う時の楽しみということだ。

 

デュオは秋人と一誠達といるのは、基本的に休み時間だ。昼休みと放課後は部室で過ごしているからだ。

 

ちなみに一誠達にデュオの周りに親密な関係の女子が沢山いたからばれた時はとてもめんどくさかった。

あれは入学式の時だった。

デュオが眷属と一緒に学校にきたからだ。

男子達はデュオに嫉妬と妬みの視線を浴びせていたときに秋人と一誠達がデュオにからんだ。

 

「よっ!デュオ久しぶりだな。それにしても……相変わらず団体行動だな。しかも男子一人で女子が多数って、うらやましいな。」

 

「おいデュオ、その女の子達とはどういう関係だ?つうか誰だよ?」

 

「チッ!ハーレムしやがって。チビのくせに。」

 

「う、うらやましい。紹介してくれ?」

 

秋人と一誠達がデュオにいった。するとデュオが

 

ーなんだ?朝からめんどくさ。仕方ない煽るか。

 

「ふはははは、どうした?羨ましいか?これが俺のハーレムだ!お前達にはできないだろう?」

 

スパンッ

するとティアラがハリセンで頭を叩いた。

 

「こらデュオ!煽るな。周りが騒がしだろ!」

 

ーチッ!ハリセンで叩きやがって、こいつぅ。

 

デュオはティアラの方を向いてニタッとして

 

「ッ!いてえなあ。ティアラ、否定はしないのか?ん?」

 

するとティアラは考えて、そして

 

「うーん。あんまり否定はしないな。それにデュオが言ったことじゃん。」

 

と言った。そしてデュオは

 

「まあ確かにそうだな。というわけだ。わかったか?これが俺とお前達の差だ!」

 

すると秋人達は血の涙を流しなが、地面の叩き始め

 

「改めて言われるときついな。チッ!うらやましい。」

 

「クソッ。ここまで差があったのか。なぜだ?」

 

「クソッ。クソッ。クソッ。」

 

「クソッ。誰でもいいから紹介してくれ。」

 

ーチッ!うるせえなあ。

 

「この差がなんなのか、教えてやろうか?それは……変態か違うかだ。それと一人ぐらいは紹介してやる……こいつがティアラだ。」

 

「というか紹介ってそういう意味じゃねえ。」

 

「ッ!何故本能に従ってはならん?」

 

「その子はさっき知ったよ。他の子だよ。」

 

「デュオ様、私に誰かいい幼女を教えてください。」

 

ーおい、本音がでてるぞ。本当にこいつら大丈夫か?

 

するとデュオが話そうとしたら、リアスと姉さん達がきた。

 

「ちょっとこの騒ぎはなに?ってデュオ達じゃない。」

 

ーチッ!また増えたよ、めんどくさ。

 

「リアスさんお久しぶりです。つうか姉さん達もきたのかよ?」

 

「ん?きたよ。デュオ達がそろそろ来ると思ったから。それでその子達は?秋人君はわかるけど。」

 

「そうか。出迎えありがとう。こいつらは中学からの友達で一誠と元浜と松田だ。それじゃあそろそろ騒ぎをとめるわ。」

 

と言って秋人達の方を向いて

 

「つうことだから詳しい話は後だ。俺はリアスさんと姉さん達にようがあるからな。そうだ秋人、お前もこい。」

 

「ん?わかった。」

 

「まだいたのかよ?俺達は?それで何故秋人だけ?」

「クソッ。またお呼ばれしないとは。」

 

「何故あいつの周りに美少女ばっかり集まるんだ?」

 

ーうるせえなあ。

 

「チッ!わかったよ。今度紹介してやるよ?」

 

「おい、何で疑問?」

 

「えっ。そりゃあするかわからんからだ。それじゃあそろそろいくわ。」

 

という感じのやりとりがよく起こる。

だが、デュオは一誠達に紹介はしなかったが、一誠達は自分達で調べていた。

 

 

高校に入ったら急にベアトリーチェとアイビス、レオナ、セレーナが眷属が欲しいと言い出した。だから禍の団から引き抜こうとしたり自分で探したりしている。

 

デュオは禍の団には週二でいっている。

そこでは基本的に曹操や英雄派と話していてよく相談をされたりしていた。

ちなみにデュオは眷属の紹介はしているが基本的に連れて来ない。ただ眷属が欲しいベアトリーチェ達は眷属の勧誘できている。オーフィスはよくデュオの家に行くがそれ以外は禍の団にいる。ちなみにオーフィスは毎晩必ずデュオの家に行き過ごしている。

旧魔王派は今は作戦を考えたり仲間を探していた。

 

 

 

修行の方は毎日精神統一をしていて、二日に一回はグレートレッドと手合わせしている。眷属達も同じ感じだ。使い魔達はグレートレッドが暇な時に鍛えている。たまにそこにオーフィスも加わる。

 

そんな感じで一年が過ぎた。

秋人とベアトリーチェ、アイビス、レオナ、セレーナは眷属集めを必死にしていた。秋人は眷属が7人になり、ベアトリーチェは4人、レオナは3人、アイビスは6人、セレーナは2人だ。秋人は相変わらず誰にも眷属を紹介しなかった。ベアトリーチェ達は何故か女性しか眷属にしなかった。けどデュオは

 

「なあ何で男性の眷属をつくらないんだ?それに男一人で女性ばっかりにかこまれて嬉しいが、そろそろ一人ぐらいはいてもいいんじゃあないか?」

 

というが全員の答えは

 

「男なんてデュオがいれば満足よ。それにあんまりいいやつがみつからないからね。でも女性は可愛いければあんまり強くなくても満足できるしね。というかレーティング・ゲームはするきない……というかデュオと戦っても勝てる気しないし。だから私達は可愛い子を集めようとしているだけよ。」

 

という意見だった。

だが、可愛いければいいといいながら、それなりの能力があったり手練れだった。

で何のための力かというとデュオのためということだった。

 

そんなある時四人が全員男の眷属を見つけてきた。

そいつらは実力は結構あり、神器を持ちそれとは別に異能の力を持っていた。だが、一人だけ実力はあるがただそれだけだった。でもデュオは大分喜んだ。

セレーナだけ二人連れて来て他のベアトリーチェ達は一人だった。

 

 




今回の話は対していらなかったと思っています。
駄文ばっかりだったりおかしいところが多々あると思いますが、ご了承下さい。


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イッセーに彼女?

二年生になりクラス替えがあった。

デュオは秋人と一誠達と一緒のクラスだった。

眷属はユフィとセルシアとアネモネが一緒だった。

クラスが替わっからしばらくして馴染んできたときに

一誠が

 

「おい、お前ら。……とうとう俺にも彼女ができたぞ。」

 

と言い出した。だが、デュオ達は否定した。

 

ーはあ?こいつ自分が他校からも変態三人組の一人として認識されているのにな。

 

「はあ?寝言は寝て言え。」

 

「はあ?俺よりも先にお前が?」

 

「おい、イッセー早く目をさませ。」

 

「妄想もここまできたら酷いな。証拠はないだろ?」

 

すると一誠は携帯を弄って、証拠として一枚の写メをみせてきた。

 

「ふっ。これが俺の彼女だ。羨ましいか?」

 

その写メを見たデュオ以外は

 

「おい、イッセーとうとう犯罪にてをだしたか。」

 

「イッセー……その子はお前のどこが良いって言ったんだ?」

 

「……盗撮をして、更には妄想で彼女か……お前はそこまでやばいのか。じゃあ今日はまた秘蔵のやつを見せてやるから元気だせよ。」

 

すると一誠が

 

「嘘じゃあねえ。夢でも妄想でもない。それに今度の休みにデートするんだよ。だからデュオにコツでも聞こうと思ったけど……デュオどうした?そんなけ俺の彼女が可愛いか?」

 

そうデュオがさっき答えなかったのは写メを見ながら考え事をしていたからだ。

 

ーん?この子どこかであったきがするんだけどな?

 

「ん?ああすまん。……ちょっと考え事をしてた。で、なんだ?それとその子の名前は?」

 

「ん?天野夕麻ちゃんだ。見とれたか?それとデートの仕方を教えてくれ?」

 

ー天野夕麻か、聞いた事ないな。

 

「ん?まあ可愛いな。それとデートっていうのは人に聞かず、自分で相手の事を想って考えることから始まっているんだ。それでそのデートプランがどうだったか気になるなら、終わった後に聴いて今度に繋げればいい。」

 

「ッ!そうか。わかった。自分で考えて見る。でもちょっとぐらいはアドバイスくれ?」

 

「うーん?どうしようかな?……いや、自分で考えてしろ。失敗することをおそれるな、失敗したら次に繋げて成長しろ。人に聞いたところで自分のためにはならん。」

 

「ッ!そうか。頑張ってみるわ。」

 

一誠は納得した感じだったが、デュオが

 

「じゃどうして不安なら……ダブルデートするか?」

 

「えっ。……そうだな。デュオがいてくれたら助かるな。……是非頼む。」

 

ーまあ友達の為ならいいか。それに一誠の彼女もきになるしな。

 

「了解。でもその彼女にも聞かないといけないな?もしその子がどうしても二人でしたいって言ったら、その意見を尊重しないといけないし。だから……今日の放課後呼びだせるか?」

 

「ん?メールで確認すればいいだろ?」

 

「まあ知り合いだったらいいけど、知らないやつがきたら困るだろ?だから先に顔合わせしたほうがいい。」

 

「ッ!確かに俺はデュオを知っている安心するけど、夕麻ちゃんはデュオのこと知らないもんな?そうだな放課後呼んでみるよ。」

 

と言って一誠は携帯を弄った。しばらくすると

 

「とりあえずあって見てそれから決めたいだって。」

 

「そうか。それともしダブルデートになっても俺はプランを考えないぞ。これはお前の為のデートだからプランは考えろよ練習だ。何かあったらフォローは してやらから。」

 

「……ああわかった。」

 

そこでチャイムがなり自分の席に戻った。

 

 

 

放課後デュオはセルシアを連れて一誠と待ち合わせ場所にむかった。すると一誠が見せた写メの子がいた。

だが、デュオとセルシアはちょっとびっくりしていた。

 

ーん?この感じは堕天使だな。それにやっぱりどこかであったな。

 

(セルシアあの子は堕天使だな。ちょっと予知できるか? )

 

(うん。してみる。)

 

と一誠に聞こえないように話ていた。そして一誠がその子に近づいて

 

「ごめん、夕麻ちゃんお待たせ。」

 

「大丈夫だよ。それで言っていたのはその子達?男の子の方は弟さん?」

 

そこでデュオが話に入った。

 

ーちっ!何で一誠の弟なんだよ。それよりも俺達が悪魔ってわかってないのか?まあ俺達は悪魔の気配を消しているからな。

 

「えーっと、俺は一誠の弟ではなくクラスメートのデュオっていいます。それでこの子が俺の彼女のセルシアです。よろしく。それとひとついいですか?」

 

横でセルシアが、ペコリと頭を下げて挨拶していた。

 

「ごめんなさい。てっきり弟さんと思ってしまって。それで聞きたいこととは?もしかして早速本題のデートのことですか?それならあなた達ならいいですよ。」

 

「ん?聞きたいことはちがうんだけど、それじゃあデートのときはよろしく。それで聞きたいのは……昔どこかであっていませんか?森とかで?それか知り合いでいないかな?俺の記憶ではあなたを幼くした人がいるのですが……名前はレイ」

 

と言うと夕麻はデュオの口を手でふさいだ。そしてデュオの耳元で

 

(ちょっと向こうで話ませんか?)

 

(ああいいぞ。)

 

すると夕麻はデュオの口から手を離し一誠に

 

「ちょっとこの子と向こうで話をしてきていいですか?」

 

「えっ。ここじゃあダメなの?」

 

「うーん。ちょっと昔の事は知られたくないから。」

 

「ッ!……わかった。いいよ、話をしてきて。デュオ絶対に夕麻ちゃんに手をだすなよ。」

 

「ああ大丈夫だ。俺からは何もしない。でもこの子が俺に惚れたらしらん。」

 

と言ってちょっと離れた場所に行った。後ろでは一誠が文句を言っていたがデュオはきにせず夕麻の事を考えていた。

そして夕麻が

 

「この辺でいいですか?」

 

「ああ。それで話とは?」

 

「何故私の事を知っているですか?」

 

「ん?そりゃもちろん実際にあっているからな。覚えてないか?昔森で喧嘩した悪魔の事は?堕天使レイナーレさん?」

 

そしてデュオは悪魔の魔力を少し出した

すると夕麻はびっくりして動揺しながら

 

「えっ。……も、もしかして、あ、あのときの悪魔?でも、目の色が違うし……でも面影はある……」

 

ーん?目の色?ああそうか。あの時は千里眼が暴走していたからな。それじゃあ千里眼を発動したらいいか。

 

そしてデュオは千里眼を発動した。

 

「この目だろ?いやーあのあと大丈夫だったか心配だったんだよ。」

 

「えっ。目の色が変わった。心配してくれたの?何で?それに何で治療してくれたの?」

 

「ん?そりゃもちろん女の子をほったらかしにはできないし、それにこっちの都合で傷つけたんだから治療はする。でも本当なら目が覚めるまであそこに居たかったんだけどな。まあ大丈夫そうだから良かったよ。」

 

「えっ。そっちの都合ってなに?」

 

「うーん?それはいろいろあったんだ。それよりかイッセーの事だ?何をたくらんでいる?」

 

するとまたびっくりしていた。

 

「ッ!な、何も企んでいないわ。」

 

「ふーん。動揺したらわかるぞ!企んでいないならいいが……警告だけはしとくぞ。昔のよしみだ。それとこの街はグレモリーの管轄たぞ……でもグレモリーより俺を怒らすなよ。」

 

と言って殺気をレイナーレに放った。

するとレイナーレは顔を青ざめて少し震えていた。

 

「……わ、わかりました。」

 

するとデュオは殺気をおさめ

 

「残りの三人にも言っとけよ。それとどうせイッセーの神器が目的だろ?」

 

「ッ!ど、どうしてあなたがそれを知っているの?」

 

「それは堕天使が神器を処分するか抜き取るからだ。それくらいは知っている。とりあえずイッセーはやめとけ、それにあいつの神器は何か知っているのか?」

 

「……知らないわ。でも危険なやつって事はわかっているわ。」

 

「そうか。でも危険になるのはこっち側にきたときだ。今はまだこっちの事は知らないし、ただ発動すればどうなるかわからん。それに発動すればお前でもどうなるかわからんぞ。」

 

「ッ!それじゃあますます消さないといけないじゃない。」

 

「確かにそうだな。でもきっかけがないと発動はしないぞ?それに俺の友達だから消させるわけにはいかない。もし何かしたら……あの教会跡に乗り込むからな。」

 

「ッ!わかった。」

 

「じゃあそろそろ戻るか。ずっと話していると一誠に怒鳴られるしな。」

 

と言ってデュオは一誠達のところに戻った。でもレイナーレは考え事をしていてその場に残った。

 

「おい、デュオ夕麻ちゃんにひどいことしてないだろうな?それと夕麻ちゃんまでてごめにするつもりなら容赦しないぞ?」

 

ーこいつそこまで好きなのか?

 

「一誠好きになるのはいいがほどほどにしとけよ。それにお前のこの街での評判は知っているのか?」

 

「えっ。この街での評判?」

 

「しらないのか?教えてやる、それは変態だ。そんな奴に告白するやつがいると思うか?もしいたら遊びか罰ゲームだと思うぞ。だからほどほどにしとかないとお前が後悔するぞ。それにまだお前達は出会ったばっかりだから、内面を見て呆れられるかもしれないぞ。まあそれはお互い様とおもうけどな。」

 

「ッ!デュオの言うことは何故か信用できるんだよな。でも初めての彼女なんだ、期待はしていいだろ?」

 

「……ああ期待はしとけ。ただ俺は一誠の内面を見て好きになるやつが現れると思っているが、あの子は何か企んでいると俺の直感が言っている。だから……出逢いがあれば別れもあるということを覚えておけ。だが、別れは決して無駄ではないからな。」

 

「ッ!そうか。一応覚悟しておくよ。」

 

「……でも別れのことばっかり考えずに今を楽しめ。ただ今までの行動は無くしていけよ。彼女に迷惑がかかってもしらんぞ。それに彼女がいるなら不要だろ?」

 

「ああ!確かにそうだな。デュオありがとう。」

 

「いやダチだからな、気にするな。それじゃあそろそろ俺達は帰るわ。後は一誠頑張れよ。彼女をほったらかしにするなよ。応援してるからな。後彼女によろしく言っといてな。」

 

と言ってデュオとセルシアは帰って行った。

そして帰り道で

 

「セルシア予知は出来たか?」

 

「うん。初めてあった時に見た時はデートの最後に一誠君を殺すつもりだったみたい。でもデュオが話た後に見たら仲間をと一緒に襲うつもりみたいだよ。それと一誠君のことが終わったら、外国のシスターを連れ込んで神器を抜き取るつもりみたいだよ。」

 

「そうか。それで一誠とシスターは死ぬのか?」

 

「うん。でもどっちもリアスが眷属に転生させるの。ちなみにデュオが話をする前も結局はリアスが転生させていたわ。」

 

「ッ!リアスがか?この結果はくつがえれないかもしらんな。セルシアはどうしたら言いと思う?」

 

「うーん?ほっとけば。結果は変わらないなら抵抗するだけ無駄だよ。」

 

「確かにそうだな。じゃあほっとくか。」

 

「うん。それでこれからデートしない?」

 

「ん。いいぞ。そういえば最近してなかったな。」

 

「うん。」

 

とデュオとセルシアはデートしてから帰ることにした。

 

 



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ダブルデート

ダブルデートの前日の夜デュオはリアスに連絡した。

 

「今大丈夫 か?」

 

「ええ。どうしたのこんな時間に?」

 

「えーっと、今この街で堕天使が何か企んでいるんだ。それで兵藤一誠が狙われている。堕天使はイッセーが神器を持っているから殺す見たいだから……助けてやってくれ。」

 

「ッ!……でもそれならデュオが助ければいいんじゃあないの?」

 

「まあ確かにそうなんだが、俺は一番接触して一応警告だけはしたけど堕天使がそれで引き下がるとは思えない。それで俺が近くにいたら行動しないと思う。それくらい警戒されているからな。」

 

「……わかったわ。堕天使は何人いるの?それでいつぐらい狙ってきそう?」

 

「多分明日だ。相手は4人だ。まあイッセーのことは眷属にしてもいいぞ。あいつは鍛えれば戦力になるぞ……ただ沢山迷惑 がかかると思う。」

 

「……そう。それじゃあ何でベアトリーチェ達が眷属にしないの?」

 

「ん?それは単純に変態だからな。噂は知っているだろ?だからまあ……生理的にうけつけないみたいだ。でもそれさえなければあいつはいいやつだぞ。それに仲間想いだしな。」

 

「……えーっと、ベアトリーチェ達が生理的にうけつけないやつを私に押し付けるの?それに秋人君が眷属にしたらいいんじゃあ?」

 

「……秋人は俺の全く知らないやつらで眷属を集めるつもりみたいだ。それに友達を眷属にしたくないみたいだ。まあ押し付けるのは悪いと思っているが、あいつを守るためだからな。」

 

「……そう。まあ最悪そうするわ。で要件はそれだけ?」

 

「ああそれだけだ。それとさっき堕天使の総督とアジュカさん経由で連絡して、その堕天使達のことを聞いたらそいつらが勝手にやっているだけだから対応は任せてくれるらしい。」

 

「ッ!手際がいいのね。まあ助かるわ。それでそいつらはどうするの?」

 

「うーん?アジュカさんは好きにすれば良いって言っていたけど……俺はちょっと堕天使のリーダーに用があるから、そいつだけは捕縛して欲しい。他のやつらはまかせる。」

 

「ん?堕天使に用?」

 

「まあそこまで大事な用でもないけどな。ただ昔ちょっとあってな、だからみすみす殺すのはしのびないんだ。まあそういうことだ。」

 

「……わかったわ。」

 

「すまんな。その代わりいい情報をやるよ。堕天使達はこの街にシスターを呼んでそいつから神器を抜き取るみたいだ。その神器は聖母の微笑だ。これは悪魔でも治療できるから眷属にしたらいいかもな。」

 

「ッ!回復役は戦いで重要よね。わかったわ。考えておくわ。確かにいい情報ね、ありがとう。」

 

「それじゃあそろそろきるか?俺はこのあとちょっと用事があるから。」

 

「……そう。もうちょっと話たかったけど用があるなら仕方ないわね。それじゃあおやすみデュオ。」

 

「ああおやすみリアス。あ、最後にイッセーは赤龍帝だ。」

 

と言ってデュオは通信をきった。

その後リアスから通信がきたが、デュオは出なかった。

 

 

翌日10時

イッセーたちと待ち合わせ場所にデュオとセルシアは向かった。ちなみに腕を組んでだ。そこにはイッセーと夕麻が話ながら待っていた。

 

「よっ!すまん、待ったか?」

 

「ん?そこまでは待っていないぞ。それに時間はギリギリそうだしな。」

 

イッセーがどことなくいつもと違う感じだった。そしてデュオはイッセーに近づきボソッと呟いた。

 

「どうした?緊張していてのか?それとももうちょっと二人きりが良かったか?まあ心配しなくてもできるだけ二人きりにしてやる。」

 

「ちょっ、それはありがたいが……でも見えるとこにいてくれよ?」

 

「まあ近くにいて呼べばすぐ行けるとこにいるよ。それじゃあイッセー……初デートいきますか?」

 

「ああ。」

 

そしてデュオとイッセーは二人の方を見て

 

「さあ行くか。」

 

と言ってデートが始まった。

デュオとセルシアは腕を組んで歩いていた。イッセーと夕麻はただ横に並んで歩いていた。

イッセーはデュオ達を見てせめて手を繋ぎたいと思い夕麻の手をチラチラみていた。ちなみにイッセーと

夕麻 が 前を歩きデュオ達が後を追う感じだから、デュオ達はイッセーの行動を見て微笑んでいた。

 

 

まず一行が向かったのは映画館だった。

イッセー達とデュオ達は少し離れたところでみていた。

そして見終わると昼食をとることになった。

向かった場所はデュオの行き付けの喫茶店だった。

イッセーは自分の知っている所でいい場所は知らなかったのでデュオに任せたのだ。

その喫茶店は雰囲気は落ち着いていて雰囲気にあったBGMが流れていて読書をする人かデートする人でいっぱいだった。

デュオを先頭に喫茶店に入った。

カラン

 

「いらっしゃいませってデュオ君じゃあないか。」

 

「マスター四人なんですがあいてますか?」

 

「ああ大丈夫だよ。そっち側があいているよ。」

 

「ありがとう。」

 

と言って席に向かった。

そして席につくとイッセーと夕麻はメニューを見た。

そこでデュオが

 

「この店はメニューに載ってない料理でも作ってくれるぞ。ただし変わった食材のやつはむりだが、メニューに載っている材料で作れるものならなんでも作ってくれるぞ。」

 

「へぇー、そうなんだ。」

 

そして皆料理を注文した。

そしてイッセーが

 

「それにしてもデュオはよくこんな店を知っているな?中学校からの付き合いだけで基本的にいつも一緒に遊んでいたのに?」

 

「ん?そりゃあ四六時中一緒にいたわけでないしな。それにこの店はこの街にきた時にいろいろまわっていて休憩で入ってコーヒーを飲んだわけだ。そんでそのコーヒーがうまかってそれからたびたび飲みにくるようになったんだ。」

 

「ふーん。でも何で俺達に教えてくれなかったんだ?」

 

「そりゃあ……こんなとこで騒いだら他の客に迷惑だろ?それに俺はここでは読書や考え事をする時に使うんだ。」

 

「ふーん。つーかデュオって読書したのか?もしかして読書って漫画か?」

 

「はぁ。それはお前達といたら集中できないし騒がしいなかで一人読書って雰囲気が悪くなるだろ?それと俺は小説を読むぞ。ちなみに小説は週一冊は読んでいるぞ。あといろいろ勉強もしているしな。」

 

「えっ、マジか!?本当にデュオは真面目でなんでもこなすよな?」

 

「そりゃあ俺は守るものがあるから、いろいろしなくてはいけない事が沢山あるからな。」

 

「ふーん。じゃあもう将来のことは考えているのか?」

 

「まあ考えてはいるが……でもせっかくのデートなんだしこんな話ばっかりも変だろ?」

 

「ッ!確かにそうだな。じゃあデュオとセルシアの馴れ初めは?」

 

「うーん?セルシア言ってもいいか?それともセルシアが言うか?」

 

「ううん、デュオが言って。」

 

「わかった。……えーっと、俺達が出会ったのは、五歳くらいの時だ。まあお互い家庭の事情でいろいろあって、仲良くなったんだ。」

 

「……すまん。何か事情があったんだな。」

 

「まあな。でも今があるからたいして気にしてないからな。それにセルシアは面倒見がよくていろいろ気遣ってくれるからありがたいんだ。」

 

するとセルシアは頬の赤くして

 

「わ、私はデュオの役にたてているのであればそれだけでも満足です。」

 

デュオはセルシアの頭を撫でながら

 

「健気でかわいいだろ?」

 

「はふぅ。」

 

とセルシアの耳まで赤くなった。

イッセーと夕麻はうらやましそうに見ていた。

すると料理が運ばれてきた。

それからは料理をたべながら談笑した。

そして食後のデザートやコーヒーを楽しんでいると、

デュオの携帯がなりデュオは電話を出るために外に出た。電話の相手はリアスだった。

 

「もしもし?」

 

「もしもし、何の用事だ?」

 

「えーっと、それは……何で堕天使と保護対象と一緒にいるの?しかもデートみたいに見えるし?」

 

「ん?言ってなかったか?今はダブルデート中だ。」

 

「えーっと、聞いてなかったと思うけど?」

 

「そうか。まあそういうことだ。それにもしかしたらイッセーは人間での最後の思い出になるかも知らないしな。」

 

「ッ!でも最後の思い出で彼女に殺されるって……残酷な感じがするのだけど?」

 

「まあそうだな。もしかしたらもう彼女なんて作らないかもしれないくらいのトラウマになるかもな。まあそうなれば俺が目を覚まさせるから気にするな。」

 

「……そう。それじゃあ私はできるだけ殺させないようにするわ。それと昨日最後にイッセー君が赤龍帝って言ってたけど……本当なの?」

 

「ああ。だけど眷属にするなら覚悟しておけよ?赤龍帝は力を集めやすいからな。まあできるだけは手助けするが、あまり手助けをもとめるなよ?リアス達はそれに慣れていかなくてはいけないし、手助けばっかりしているとお前達の為にもならないからな。」

 

「ッ!わかった。覚悟はしておくわ。でも何故私に言ったの?ソーナもいたのだし?」

 

「確かにソーナもいるが、多分リアスの方がイッセーを扱えると思ったからだ。それにソーナに赤龍帝がいると……多分レーティングゲームでリアスは勝てないだろうな。」

 

「ッ!それはどういう意味?」

 

「ソーナは眷属の能力を最大限に活かすから赤龍帝はただでさえ強いのに それに知恵がつくと、勝つのはしんどくなるだろうな。まあリアスも使いこなせると思うがソーナは予想外な使い方をするからな。」

 

「ッ!確かにそうね。まあイッセー君のことは任せて。」

 

「ありがとう。助かるよ。それじゃあそろそろ戻るわ。一応俺達は夕方に別れる予定だからそのあと頼むわ。」

 

「ええわかったわ。」

 

と電話をきり席に戻って冷めたコーヒーを飲んだ。

そして店を出て買い物をしたりゲームセンターに行った。

夕方になりイッセー達とは別れてデュオ達は家に帰った。



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イッセーが悪魔に

デートの日の夜リアスから報告があった。

イッセーをなんとか殺されずにすんだけど眷属にしたらしい。堕天使は一人は倒したらしい。けど他のやつは逃げたらしい。

 

 

翌日教室に行くとイッセー達が話していた。

 

ーおっ、イッセーは悪魔になっているな。

 

「よっ!おはようさん。」

 

「「「「ああ。おはよう。」」」」

 

デュオはイッセーに近づきボソッと呟いた

 

「昨日は大変だったらしいな?」

 

「ッ!何で知っているんだ?」

 

「まあそれは今度分かる。それと詳しい話はきいたのか?」

 

「……今日の放課後にリアス先輩の使いがくるらしい。」

 

「ふーん。そうか。それならいいか。」

 

「おい、どういう意味だ?」

 

「まあ気にするな。放課後に分かる。」

 

そしてデュオは秋人達の談笑に加わった。

 

 

放課後デュオは新聞部の部室に行った。

そして新聞を作った。作っていると全員が来たからイッセーが悪魔になっている事を伝え新聞作りを再開した。

 

そして新聞ができたから雑談をした。

その後下校時間間際にデュオはオカルト研究部に向かった。

 

オカルト研究部に行くとイッセーが神器の説明を受けている所だった。

 

「ういーすっ!」

 

「デュオどうしたの?」

 

「デュオ何でここに?」

 

「ん?特に用はないんだが、新聞ができたからなんとなく来ただけだ。まあ久しぶりに朱乃さんのお茶を飲みに来たってことで。」

 

「何でまたこんなタイミングで?それともうすぐ帰宅時間よ?」

 

「あらあら、わざわざ飲みに来てくれましたの?」

 

「喉が渇いたからどうしようと思っていてイッセーの事を思い出したんだ。そしたら朱乃さんもいるかなって思ったからだ。それよりも話の続きをしてくれよ。」

 

「そうね。神器の話は終わったから、イッセーとりあえず神器を出してくれる?」

 

「……どうやって出すんですか?」

 

「そうね、イッセーが強いって思うものを想像して、そのものを強く思ったら出せるはずなんだけど。」

 

「分かりました。その想像って漫画とかでもいいですか?」

 

「まあイッセーが強いと思うものならいいわ。」

 

「じゃあドラクソボールの空孫悟です。それを強く思ったらいいんですね?」

 

「そうよ。もしポーズがあるならしたほうがいいわ。」

 

「分かりました。」

 

というとイッセーはドラクソボールの空孫悟でドラゴン波をうつポーズをした。

 

するとデュオは笑い出した。

そしてイッセーの手が輝き出してそれが収まるとイッセーの手には籠手がついていた。

だがデュオとリアスはおかしいと思った。

そしてデュオとリアスは小声で話をした。

 

(ちょっとデュオ話と違うじゃない。)

 

(確かにイッセーからはかすかに反応があったから間違いないはずなんだけどな。もしかしたら無理やり起こしたからまだ目覚めてないかもしれない。)

 

(そうなの?じゃあしばらくしたら目覚めるの?)

 

(いや分からん。でも手っ取り早いのが何かきっかけをあたえることか、鍛えるかだ。)

 

(わかったわ。)

 

とデュオとリアスは話をやめイッセーに向き合った。

 

「イッセー、あなたの神器は一応発動したわ。でもその神器は本当の姿じゃあないみたいなの。それで本当の姿にするためには、鍛え上げる方が早いみたいなの、わかった?」

 

「えーっと、つまり俺は弱いから本当の力が使えないと?それは鍛える以外ないんですか?」

 

「まああるけどそれが手っ取り早い方法らしいの。」

 

「そういうことだ。でもお前が強くなるのはお前のためでもあるぞ。」

 

「?何で俺のためなんだ?」

 

「転生悪魔は主にしたがって戦わなければいけなくなる。レーティングゲームって言って主とその眷属でチームを組んで戦うんだ。つまりイッセーが弱かったらリアスの足手まといになるんだぞ。」

 

「ッ!確かにそれは嫌だな。それじゃあデュオ、俺を鍛えてくれ。」

 

「ん?俺は無理だぞ。忙しいからな。イッセーでもできる鍛えかたは……筋トレだ。」

 

「はあ?そんなんでいいのか?」

 

「いや分からん。あくまでもイッセーが一人でできるやつだ。なんならリアスにメニューを作ってもらえ。戦闘の仕方が知りたいなら他の眷属に聞け。もしあれだったら秋人に教えてもらえ。」

 

「えっ、秋人も悪魔なのか?」

 

「ああ。それに秋人は俺の弟子だ。最近は勝手にしているからどこまて強くなっているかは分からんが。」

 

「はあ?秋人がデュオの弟子?つうことはデュオは秋人よりも強いのか?」

 

「まあな。高校に入ってからは知らんがその前は本を読みながらでも勝てたぞ。ということでどうやって鍛えるかはイッセー次第だ。」

 

「わかった。とりあえず考えてみるわ。」

 

「それでイッセーは上級悪魔になったらどうするんだ?」

 

「……もし上級悪魔になったら眷属をもてるのか?」

 

「ああ。それでレーティングゲームにも出れるようになるぞ。」

 

「よしっしゃー、これで俺もハーレムが作れる。」

 

「うん。言うと思った。まあ強かったら眷属になってくれるやつは増えと思うから、頑張って強くなれよ。

 

「ああ。強くなっていつかお前を越えてやる。」

 

「ハハハ、それは頑張れ。ちなみに秋人も俺を越えるのが目標だそうだ。だからまず秋人に勝てないと俺には追いつかんぞ。それと俺はまだ修行を続けているから、俺以上に修行しないと追いつかんぞ。」

 

「ッ!ちなみにどんな修行をしているんだ?」

 

「まあ基本的に組手が多いな。でも焦らずにちょっとずつでも強くなれよ。」

 

「ああ。頑張るさ。」

 

「それじゃあ俺はそろそろ帰るわ。リアス達は今後の方針もあるだろうし、部外者はおいとまさせてもらうわ。ああそれと朱乃さんお茶美味しかったです。それでは」

 

と言うとデュオは瞬間移動で下駄箱に行き靴を履き替えて帰路につこうとすると後ろから声をかけられた。

 

「おい、デュオ今帰りか?」

 

デュオは振り向き

 

「ああ。イッセーが悪魔になったぞ。新人同士頑張れよ、匙。」

 

「ッ!兵藤が悪魔になったのか。主は誰だ?駒は何で何個使ったか知らないか?」

 

「主はリアスだ。駒のことは聞いてないがけっこう使っていると思う。多分今戦ったら勝てるだろうが、いずれ勝てなくなるかもな。」

 

「はあ?何で今が勝てて今後は勝てないだと?」

 

「ああ。あいつはいや、あいつの神器は反則級の能力だからだ。詳しく知りたいなら赤龍帝ってソーナに聞けばわかる。」

 

「赤龍帝?龍がつくからドラゴン関係か?」

 

「ああ。ドラゴンが封印されている。」

 

「……でも俺の神器にも封印されているぞ。」

 

「確かにそうだったな。でもあいつのやつは純粋に力の能力だ。だから力勝負なら勝てなくなる。まあレーティングゲームならルール上なら勝てなくはない。」

 

「まあ勝てる方法があるってことだな。」

 

「まあ頭脳ならお前の方が上だから、あとは自分の能力を使いこなせるかだ。それと修行して能力の使い方を増やすかだ。」

 

「そうか。修行次第だで能力が増えるのか。」

 

「ん?違うぞ。能力は増えないが応用で使い道が増えるていどだ。」

 

「ッ!って言っても俺はたいして兵藤に勝ちたいとは思ってないぞ。」

 

「まあそれを言われたらどうしようもないが。多分イッセーが活躍したら勝ちたくなると思うぞ。でもそうそう活躍もしないと思うし勝負する場面もないと思うけど、いざ勝負する時になっても準備ぐらいはしていた方がいいんじゃあないか?」

 

「……確かにそうだな。でも勝つならデュオに勝ってみたいさ。」

 

「ハハハ、俺を目標にするやつは多いな。だが俺は誰にも負けるつもりはないからせいぜい頑張れよ。」

 

「お前を目標って誰だよ?」

 

「まあ匙が知っているやつは秋人とイッセーぐらいだな。」

 

「……他にもいるのか?」

 

「まあな。けっこうな数がいるぞ。それに自称ライバルも何人かいるが、俺はライバルと思ってないがそんな奴らもいるぞ。」

 

「……なんて言うか御愁傷様だな。でもお前にも目標ぐらいいるんだろ?」

 

「ん?目標の人物なんていないさ、ただ俺は最強にならなくてはいけないがな。」

 

「はあ?また何でだよ?」

 

「そりゃもちろん大切なものを守るために決まっているだろ。」

 

「……まさか最強ってもしかして魔王になるとでもいうのか?」

 

「ハハハ、それこそまさかだよ。俺がそんな器にみえるか?」

 

「まあ確かにさすがにそれはないわな。」

 

「ん?勘違いしてないか?俺は魔王以上の存在になるつもりだぞ。」

 

「はあ?お前は馬鹿か?」

 

「何でた?俺は守るために強くなるんだ、なら俺より強いやつがいたら守れないだろ?なんなら世界を変えるつもりでもいるからな。ああこの話は他言無用で頼むわ。」

 

「まあ言ったところで誰も聞かねえよ。話の次元が違いすぎる。でも何で俺に話たんだ?」

 

「さあな。たまたまだ。それじゃあ俺はこっちだから。」

 

「ん?そうなのか?じゃあまた明日。」

 

ちょうど別れ道になりわかれた。



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