常連のやごぉーさんが、大勢の女の子を連れてきました (マスケーヌ/東風ますけ)
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常連のやごぉーさんが、大勢の女の子を連れてきました

やごぉーはみんなのヒロイン。どうも、東風ますけと申す者です。河童です。この度はご高覧頂き誠にありがとうございます!

なんかおかしい所があったりしたら感想でチラッと教えてくださるとより良いものがつくれます。

ホロライブっていいよな!!

それでは本編!どうぞ!

追記。
タイトル変えました。表記も変えました。あと感想もらえると東風が泣いてホロぐら見ます。


「ごちそうさまでした。また来ますね」

 

そう言うのはワイの店の常連のやごぉーさん。ワイは焼き鳥屋の鳥居っていうモンや。そしてやごぉーさんはウチのお得意様だ。

 

帰ろうとしていたやごぉーさんがこちらに向き直った。

 

「そうだ。鳥居さん。相談なんですけど」

 

「あっハイ! なんでしょうか!」

 

「今度、一日この店を貸切に出来ますか? 会社の人たちを呼んであげたいんですよ。私の会社の人たちはその、タレントさんとかなので………」

 

「あっなるほど! わかりました。何人くらいをご予定ですか?」

 

「そうですね………今回は日本勢全員なので、五十人前後ですかね。スタッフも数名くる予定なので」

 

「わかりました! 席は足りますね。沢山食べる人とかいますか?」

 

「ええ。まぁ、『ドラゴン』とかもいるので」

 

「『ドラゴン』!? 凄いですね! いやぁワイもいつかドラゴンに焼き鳥を食べさせてあげたいなぁって思ってたんですよ!」

 

「ハハハ。それは丁度良いですね。では百人前でお願いします」

 

「はい! では日程は?」

 

「そうですね。三日後の水曜日でお願いします」

 

その後も色々とやごぉーさんと予定を立てていった。

 

「ではまた三日後に」

 

「はい! お待ちしております!」

 

■■■■■■■■■

 

ふぅ。こりゃあ忙しくなるぞー!

 

先ずは鶏肉を仕入れる。ワイはいつも九州から仕入れている。今回はいつもの二倍以上だ。

 

そしてネギ。ネギは関東から。甘い奴と辛い奴を両方だ!

 

もちろん酒は忘れない。ワイも酒は好きだからな。

 

今回は色んな人が来るだろうから日本酒、ビール、ワイン………色々な酒を日本各地。果ては世界からも酒を集める。バーが開そうな位の品揃えを目指す。

 

きっと屈強な大男もいるだろうから樽の酒も買っといた。

 

ふぅ。こんなもんかな。

 

………男女比聞いておけばよかったな。樽余りそう(買いすぎ)。

 

■■■■■■■■■

 

〜水曜日〜

 

ガラガラガラガラ。

 

「いらっしゃい!」

 

ゾロゾロゾロゾロ。

 

!?!?!?!?!?!?!?!?

 

ワイの店に沢山の美少女達が入ってきた!?

髪色がメッチャカラフルや!

 

ファ? どゆこと? 男がやごぉーさん一人だけ。

 

「こんばんわ。鳥居さん」

 

「えっ。あっ。これはこれは、どうもどうも。やごぉーさん。………あの! つかぬことをお聞きしますが! やごぉーさん!? ………アナタ一体何者ですか!?」

 

「あれ!? 鳥居さんは知らなかったんですか!? あんだけ通って会話してたのに? 私はホロライブのCEOですよ」

 

「し、しーいーおー? (震え声)。しかもホロライブって言いました!? ホロライブってあの!? バーチャルユーチューバーの!?」

 

「はい。そのホロライブで間違いありません」

 

す、すげぇ。ホロライブはワイでも知っている。前にアキバに行った時によく耳にした。思えばやごぉーという呼び名も何処かで聞いたことがあるような気がする。

Vtuberの人たちもどこかで見たような気がする。

 

スゥーー(深呼吸)。

 

ワイ、もしかして、超有名人達を今から一人でもてなすの!?

 

頑張るか!(血反吐を吐きながら)。

 

「えー? ここならみんなで騒げそうだね」

「珍しいね。そらがいきなりそんなこと言うなんて」

「高性能ろぼは好き嫌いしないのだ!」

「ヴァンパイアだって好き嫌いしないよ!」

「ハーモニカ………人生はんみょうむ」

「ちゃまはちゃまらしく焼き鳥をちゃまる!」

「今日は古のヲタ知識をいつも以上に披露してやる」

「まつり的には酔った女の子はアリ! ムフフに持ってければ優勝!」

 

………キリがないな。だって数十人いるもんな。

○期生という風に一つの塊がある程度あるらしい。

それに従って案内する。

 

さて!

 

可愛いVtuber達の疲れを癒す為に一肌脱ぎますか!

 

鳥居。三十二歳。超有名人数十名を全力でもてなします!

 

 

 




アンケートも検索に引っかかりそうだったので消しました。結果をココに置いときます。(東風がやごぉーをアルファベット表記して運営様に注意された為)

みんなにとってやごぉーは?

15) シャチョさん
(99) みんなのアイドル
(26) 神
(184) やごぉー


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ネギ………変えた?(イキリ)

どうも東風です。
初めて河童が主人公じゃない小説を書きました(どうでもいい)。
読者さんの推しを書けるように頑張ります。ま、みんなやごぉー推しでしょうけど。

それでは本編!どうぞ!


「ネギ………変えた?」

 

こう言って来るのはカウンターに座る青髪の少女。すいせいさんだ。ん? 名前はいつ覚えたのかって? ワイは焼き鳥屋だから人の名前を覚えるコツを知ってるんだよ。まぁすいせいさんは美人さんだから意識しなくても覚えるけど。というかやごぉーさんが呼んだ娘たちはどの娘も美人さんだ。恐るべしやごぉー。

 

「いえ、変えてません。ワイはいつも関東から仕入れてます」

 

「………そうかい。それで相談ってなんだい?」

 

「急に!? ねね、すいちゃんに相談するような悩みはないよ〜」

 

急に話題を振られた娘はねねさん。すいせいさんには無いものが付いてる金髪天然少女だ。

 

「………(圧)」

 

顔怖っ! (PON並感)ナチュラルサイコパス味がある。ねねさんがビビってしまった。ごめんな………ワイのせいで。

 

「え、えっとぉ〜(震え声)。あっ! ねねはね! はぁちゃまと一緒によく鍋を食べに行くんだけど、はぁちゃまがねねが野菜きらいだって知ってるのに野菜を鍋に入れて来るんだよ!」

 

「ワイは野菜も食べた方がいいと思いますよ?」

 

「ふむふむ。野菜を除く時、野菜もまたこちらを除いているのだ(ドヤ顔)」

 

「何言うとんねん」

 

ツッコミを入れたのはラミィさん。水色の髪をしている大人のお姉さんだ。あまりお酒を呑まなそうな………いや、この人はワイと同じ酒を愛する匂いがする。それもかなりの。

 

「あっ、日本酒下さい。つまみに串なし焼き鳥とねぎだくトマトください」

 

やっぱり。伊達にワイも10年以上焼き鳥屋をやってないぜ!

 

「ぽぽぽぽぽぽぽぽ」

 

「八尺様ですか? ワイ軽くトラウマなんですけど」

 

「いいえ。座長です。座長のポルカです」

 

ポルカさんはやけに絶対領域を見せつけて来るタイプの座長だ。

 

「いや絶対領域を見せて来るタイプの座長ってなんやねん」

 

ラミィさんにツッコまれた。何故心の声の内容を知っているんだ!? ちなみにラミィさんは大空警察さん曰く、牛に先輩の名前を付けて乳搾りするタイプの令嬢らしい。………………令嬢?

オマケにワミィの二つ名も持っているらしい(ねねち情報)。

 

「よし。ヘッショだ」

 

「凄腕スナイパーですか?」

 

「いいえ。ライオンです。ライオンのぼたんです」

 

ぼたんさんはどう見たってヒットマンかゾルディックです。対戦ありがとうございました。

 

「もうええわ」

 

「ていうか店主さん。無理しすぎですよ」

 

すいせいさんに注意された。

 

「え?」

 

腕時計を見る。

………確かにもう二時間もぶっ続けて激しく動き続けている。

 

「すいちゃんは昔居酒屋でアルバイトしてました。よければお手伝いしましょうか? ただし日雇いで」

 

「助かります! お給料はメッチャ弾ませますね。といってもすいせいさんみたいな方にはワシの所で働くよりもアイドル活動したほうが割りがいいとは思いますけどね。でも正直、メッチャ助かります! 調理は間に合うんですけど運ぶのが間に合わないんですよ。マジ助かります!!」

 

「お給料は姉へのプレゼント代として使うので、すいちゃん的にはwin-winですよ」

 

すいちゃんがなかまになった!

 

「私も羊なら調理できるんで任してください!」

 

「ありがとうございます! ぼたんさん!」

 

ヘッドショット姉貴がなかまになった!

 

「ねねもー!」

 

「私も大福と手伝います。ね? 大福」

 

「ガォー(熊さん形態)」

 

「ポルカもやるかな!(ボッチになるし)」

 

「皆さん………ありがとうございます!」

 

ねぽらぼ+ご機嫌上々すいせい列車がなかまになった!

 

………そのときやごぉーはカウンターの端でこちらを笑顔で見つめていた。

その表情からはとても愛を感じた。これがやごぉーさんの社長の顔かぁ。

 

………カッケェ! ワイもいつか! やごぉーさんみたいなアイドルになりたい!

 

いや、アイドルはいいわ。焼き鳥屋だし。

 

 

 

 

 

 




元ネタはBARでイキんなっていう回です。焼き鳥屋で手伝いするのはねぽらぼだなぁと思いました。あっ。すいちゃんは確定枠です。


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ドラゴンヤクザ

ドラゴン桜みたいなタイトル………パクリじゃないです。
初めてバーに色が付きました!ありがとうございます!しかも赤色で………モチベが爆上がりだぜー!お気に入り、感想もありがとうございます!!
これがやごぉーパワーか………恐るべしやごぉー。

それでは本編!どうぞ!



ねぽらぼとすいちゃんのおかげで余裕ができた。ワイも少しゆっくり出来そうだ。ワイはふと騒がしい集団を見つめる。やごぉーさんも見つめている。

 

「いやーお前らと久しぶりに会えて私は嬉しいッ! もうどんくらい嬉しいかっていったら桐生○馬が敵をぶん殴ってるときくらい嬉しいッ!!」

 

「ボクは別に寂しくなかったよ。だって同居してるし」

 

「かなた。いいから少し黙れ」

 

「上等だ。表出ろTEN○Aドラゴン」

 

「あ”? パジャマのゴリラには日本語が通じないのかァ?」

 

「やめるのら。店主さんの迷惑になるのら」

 

「そうだよ。せっかくの機会なんだから」

 

「わためぇは別にじゃれあっていいと思うよぉ」

 

このわちゃわちゃした集団は4期生というらしい。他のホロメンと比較してもカオスな人たちらしい(主に会長)。

他のホロメンと比較するとどうも悪友感があるというかなんというか。とにかく可愛いというよりは面白い、癒されるという方が先に来るイメージだ。

 

「私が卒業した後もしっかりとアイドルしてて安心したぜ」

 

どうやら会長は卒業してて、今日は招待されたらしい。

 

「というわけでA○Kやります」

 

そうココさんが言った瞬間に店内にPCが現れる!?

どうゆうこっちゃ? 一体、何が起こったんだ!?

近くで一緒に見ていたやごぉーさんに聞く。

 

「あの、やごぉーさん。どこからPCが出てきたんですか?」

 

「アレはシオンさんの魔法ですね」

 

一斉にこれだけのPCを転送する………。どんな人なんだろうか?

 

「シオンさんはどんな方なんですか?」

 

「そうですねぇ。私が知っている限りだと………「ナゲットのソースはバーベキュー一択!」と言った数週間後に「バーベキューよりマスタードの方が美味い。マスタードしか勝たん」って言う人ですよ」

 

「だいぶクソガキですね」

 

「ハハハ。とても面白い娘ですよ。私の大切な社員です」

 

さすがやごぉーさん。社員愛が強い。アイドルの鏡だ(?)

ココ会長が空を見上げて(天井だけど)言う。

 

「シオンよ………ありがとよ」

 

ラッパーかな? メッチャyoyo言ってる。わためさんもノリノリだ。

 

そして4期生はAR○を起動する。

○RKは恐竜をテイム(仲間にする)をしていくゲーム。会長から広まっていったらしい(PON情報)。あのエロゲー巫女が一時的にエロゲーよりもやっていたらしい。そんな中毒性のあるゲームがARKだ(隠すのを諦めた)。

 

「トワ! ボクのプテラ捕まえて!」

 

「無理に決まってるだろ! ワタシかなたのプテラに掴まれてるんだぞっ!」

 

「わためぇ! 壁にハマったのら。助けてほちいのら。早く助けないとジャッチメントですわをするのら」

 

「やってみろよおらぁ。やるのかおらぁ! ………やっぱりわためぇには強い言葉は向かないねぇ。でもわためは悪くないよねぇ?」

 

「まずわためはクソザコ回線を直すのが仕事だロォ!?」

 

「ふえーん。会長は怖いねぇ」

 

………癒される………………浄化される……。

 

「やごぉーさん。コレがワイに見せたかったものですか?」

 

「まぁコレが全てではないですが、そうなりますね」

 

「やごぉーさん………ありがとうございます。おかげで心が癒されました」

 

「いえいえ。コレも全てはライバーの皆さんのおかげですよ。私はその活動を支援しているに過ぎないですから」

 

「やごぉーさんっ!」

 

「鳥居さん。よければ他のライバーさんの様子も見に行ってみてください。もう、注文はほとんど無いみたいですし」

 

「ありがとうございます!」

 

流石やごぉーさんだ。気遣いが出来る。そりゃあ当然社長になるよな。

 

ワイはやごぉーさんに言われた通り、他のホロメンさんたちを見学しに行くことにした。

 

 

 

 

 




桐生会(組)は不滅。そこに構成員がいる限り。


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圧倒的知名度

ファンタジー好きとしては3期生はドンピシャ。
ホロライブを作ったのは0、1、2期生で、広めたのが3、4期生で、それを繋げようとしていくのが5、6期生かなと個人的に解釈しています。7はたぶん食パン。8は麺類だと思います。100期生はやごぉー一択(解釈一致)

るしあさんについて、気持ちの整理がまだ落ち着いていない方はもしかしたら不快にさせてしまう可能性がありますので、ブラウザバックをお願いします。




















私がホロライブを見始めたのは3期生からです。3期生がくるよ!っていうところらへんから見始めました。まだ小学生だった自分はゲーム好きも相まって3期生をすぐに好きになりました。今までのライバーと比較してもぶっ飛んだ人達でとても新鮮でした。私はホロライブの中では3期生が一番好きです。だから少なからずショックを受けました。この小説はその傷を誤魔化すために始めたような物です。

私はるしあさんをこの小説には出しません。いえ、正確には居酒屋には来ないようにします。「居た人」として扱います。

これは、一人のホロライブファンとしてのケジメです。

「3期生は5人揃って3期生」という気持ちはわかります。ですがそれはもう帰ってこない過去なんです。

私たちが今できることは、今いるライバーさん達が思い通りに活動出来るよう、応援していくことだけです。

私はるしあさんのことを忘れません。

しんみりさせちゃってすみません。

それでは本編!どうぞ!




「Ahoy!」

「こんぺこ」

「こんマッスル」

「こんぬい〜」

 

「何か雑じゃないですか?」

 

「「「「気のせい、気のせい」」」」

 

「ホントぉ?」

 

彼女らはホロライブ3期生。イカれた奴らだ。まぁはホロメンはみんなイカれてるけどね(いい意味で)ってやごぉー君が言ってました(責任転嫁)。

 

「店主さん。ノエルは俺の女なんで、そこんとこよろしく!」

 

「ヤバい! フーちゃんがバグった!」

 

「酔ってんのかァ? フレアァ。船長はまりゃまりゃよってなぃぉお………」

 

「マリリンもバグった! ノエル、一緒に止めるぺこ」

 

「えへへ………」

 

「駄目だコイツら(マジトーン)」

 

「ぺこらさん。3期生っていつもこんな感じ何ですか?」

 

「いやぁいつもはもうちょっと………いや、いつもこんな感じぺこです」

 

「ハハハ。面白い人達ですね」

 

「いやコレでも前よりはマシぺこですよ。最初はみんな個性を出すために変なキャラ付けしてたんで」

 

「どんな風にですか?」

 

「ぺこらは今よりももっとぺこぺこ言ってたよな」

 

「マリリンは今もずっとコスプレだもんな。ぺこwwww」

 

「あ”? やんのか?」

 

「世界樹」

 

「スゥゥ(深呼吸)………すみませんでした」

 

船長はそれはそれは見事なDOGEZAをした。その動作は洗礼されていて、どこか慣れている雰囲気だった。

 

ちなみにフレアさんとノエルさんは肩を組んで酒を飲んでいたり、つまみをあーんさせ合ったりしている。

 

「フレア。あーん」

 

「恥ずかしいなぁ………あーん///」

 

「ふふっ。可愛い」

 

コレがてぇてぇってやつか? よくわからないな。コレはイチャイチャと言うよりは………もっとこう、別の………夫婦! そう! 夫婦感だ!

この二人はカップルより夫婦という表現の方がしっくりくる。

 

ぺこマリも熟年夫婦感がそこはかとなくあるような、ないような。

 

「ご機嫌上々すいせい列車のお届けでーす」

「ぽぽぽぽぽぽぽぽ」

 

すいちゃん(そう呼べと脅された)とポルカさんがやって来た。

両手に牛丼を持ってやって来た。

 

「ぽぽぽぽぽぽ、ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ(牛丼の、トッピングはココに置いておきます)」

 

ワイらは牛丼を受け取り、いただきますをした。牛丼のお味はとてもとても美味だった。お味とか美味とか、言い方がお上品ですわね?

 

「だんちょ、牛丼が好きなんだよねぇ〜」

 

そう言いながら牛丼を3杯を一瞬の内に食い終わる。

 

「ノエル、よく噛みなよ」

 

「ゴリゴリゴリ。ゴクッ!うん、フレアの言う通りにする」

 

「フッ………おもしれー女」

 

「やっぱりフーちゃん酔ってる?」

 

「大丈夫か? フレア?」

 

「いやまず、牛丼から出ない音が鳴ってましたよね?」

 

船長とぺこらさんが確認する。酔ったんじゃないか。と。ワイも酔ってると思う。花京院の魂を賭けよう。

 

「いや、全然酔ってないよ」

 

「シラフでこれぺこか!?」

 

まさかまさかの酔ってない。素でこれか。中々イカれた奴らだ(再認識)。ってやごぉー君が言ってました(責任転嫁祭り)そしてごめんな。花京院…。お前の魂勝手に使って勝手に負けたわ。恨むならDI○を恨んでくれ(伏せ字の意味)。

 

 

 

「うぎゃあああアアアァァァァ!!!!」

 

「何だ!? 何処からか叫び声が」

 

「あー。アレはスバル先輩の叫び声ですね。船長が保証しますよ」

 

「大方、シオン先輩とあくあ先輩の戦いの巻き添えを食らったとかその辺ぺこですよ」

 

「一応、店主として確認しに行ってきます」

 

「いってらっしゃい〜。だんちょは牛丼食べてるから」

 

「気をつけてね〜。私はノエルの食べる様子を見ておかないと食べ過ぎるから」

 

「気をつけます! では! 失礼します!」

 

こうしてワイは2期生の元へと駆けつけるのであった。

 

 

 

 

 

 

 



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あじまるッ!あじまるッ!

私はホロライブ派なんですけど周りはにじさんじ派ばっかりです。中学生にはホロライブはまだ早かったらしい。アレ?俺は一体何歳なんだ?

正直、周りの奴らがにじさんじのライバーさんと重なるせいであまりにじさんじを見れないと言う呪いにかかっている。

にじさんじの栄養は足りていてホロライブの栄養は常に足りてない。
そんな東風は今日も今日とて小説を書き続けます。

………いつか、ホロライブに認知されるような。

そんな小説にしていきます!

それでは本編!どうぞ!


俺は悲鳴が聞こえた方へと急いで駆けつけた。

そこにあったのは見るのも恐ろしい………あられもないスバルさんの姿だった。

服はビショビショで、とても扇状的な光景だ。

 

というか、あやめさん以外の2期生が全員倒れている。

 

「あ、………あじま………る!!!! あじまる! あじまる! あじまる! あじまる!」

 

「何があったんですか!? スバルさんが壊れたおもちゃみたいになってますよ!?」

 

本当に壊れたおもちゃみたいだ。「あじまる!」しか言わない。

観察しているワイの横からあやめさんが「ひょこっ」と出てきた。

 

「それは余が説明しよう。まずちょこ先が『ガチィ!?』と叫ぶ。それに共鳴するようにあくあが「あてぃし! あてぃし!」と呟き始める。同じように余も「余ーだよ! 余! 余余余!」としか言えなくなってしまった。余はコレがすぐにシオンの魔法だとわかった。だから余はシオンに手刀を食らわした」

 

■■■■■■■■■

 

その頃店内の別室では………

 

ロボ子さんとえーちゃんがモニターに睨めっこしてた。

 

「その画面巻き戻せるぅ?」

 

「ん? あっ! はい」

 

(シオン! 余の手刀を喰らぇ!)

 

ズバシャァン!

 

「ふっ! 恐ろしく速い手刀………ボクでなきゃ見逃しちゃうね!」

 

「いや、人間の私にも見えるんですけど」

 

その頃別室では2期生の様子を盗撮して見返す二人の姿があったんだとかなかったんだとか。まる。

 

■■■■■■■■■

 

「んで余がちょこ先を治そうとフルパワーで手刀を叩き込んだら間違えてスバルに当たってしまった。………まぁ別に棍棒で殴っても大丈夫なタイプのアイドルだから時間経過で勝手に復活する余!」

 

「成る程。で、何であくあさんとちょこさんが倒れてるんですか」

 

「スバルの仇」

 

「ん?」

 

「スバルの仇」

 

「え? ごめんなさい。ちょっとよく聞こえない………」

 

「だからスバルのかたk」

 

「やったのアンタじゃねーか!!!!!」

 

「余は可愛いから何をしたって許されるのだ」

 

「ひでぇ。鬼か? アンタは?」

 

「鬼だが?」

 

「あっ(察し)。そういえば今回来てる人達は人間じゃない人の方が多いくらいだったわ…」

 

「あじまるあじまる」

「あてぃしあてぃし」

「ガチィ? ガチィ!」

「ば、バーベキューよりマスタード………を」

 

みんな壊れたおもちゃ状態だ。どう収拾つけるんだ? この状況。

というか本当にシオンさんからはクソガキムーブを感じる。寝言だけでクソガキ感があるのはこの人だけじゃないかな? わからせなきゃ(使命感)

 

 

そして、

 

 

何故か、俺の背後にあやめさんが近づいて来た。

 

「そしてスバルの仇ィ!」

 

「グワァ! ひでぶ」

 

何故か手刀をぶち込まれた………い、いしき………が、と、お、く………な………ゆ………。

 

こうして俺は気絶した。

 

この始末⭐︎はてさてこの先、どうなりますことやら。

 

 




余が一番喋らせるのが難しい(俺だけだと思う)からあえて余だけ喋らせました。

………嘘です。余が勝手に喋り始めました。作者の意思とは関係なくキャラクターが動くことはよくあることです。お嬢みたいな人(鬼)だと特に…ね?
………【余】っていう一人称いいですよね!


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ケモ耳四銃士を連れて来たよ

ケモ耳四銃士ィ!?

どうも東風です。皆さんに謝らせて下さい。

何か主人公の一人称が「ワイ」から「俺」に変わってました。

まぁキャラクターは勝手に動くからねしょうがないね。

戒めとしてそのままにしておきます。テヘッ⭐︎

………キッツ(読者の気持ち)(魂の代弁者)

それでは本編!どうぞ!


………知らない天井だ。

 

………………違う。知ってる天井だった。ワイの店や。

そしてワイの頭には柔らかい感触が伝わっている。

 

「おはみよ〜ん」

 

ワイの視界に映ってきたのはワイを膝枕したミオさんだった。

 

「………あの。私はどれくらい意識を失っていましたか?」

 

「うーん。ここに運ばれて大体一時間ってところかなぁ」

 

「………その間ずっと膝枕を?」

 

「アハハッ/// まぁ、そういうコトになるのかなぁ」

 

「結婚しよ」

 

「いきなり求婚!?」

 

「逆に考えてほしいんですが、まだ知り合ったばかりの男を丁寧に介抱してくれる美少女がいたら求婚しますよね? そういうコトです」

 

ミオさんとワイがイチャイチャしていると(鳥居目線)

 

「こんばんきーつね!」

 

フブキさんが上から降ってきた。

 

………あれ? うちの店は二階が無かったハズ………。

 

………。

 

これ以上は深淵を覗くのと同じなのでやめよう。と、ワイは思考を打ち切った。

 

「店主さ〜ん? ウチのミオちゃんに何いってんですかァ? それも膝枕のままで! 羨まs………ゲフンゲフン。はしたないですよ」

 

「いま羨ましいって(言ってないです)。………まぁ確かに膝枕のままでは駄目ですよね。すみません」

 

「ウチは別に気にしてないよ〜」

 

ミオさんは優しいなぁ。どこかのねこもどきと違って。

 

「白上はねこじゃないにゃあ」

 

「「ねこやんけ」」

 

ミオさんとハモった。やっぱ結婚する? 相性良いと思うよ。歳離れてるけど。

 

ふと、辺りを見渡してみた。

 

するとワイは部屋の端に目が止まった。

 

「どう? おがゆ? こぉねの気持ちいい?」

 

「そこはかとなく気持ちいいよ〜」

 

そこにあったのはおかゆさんの頭にかつおぶしをふりかけるころねさんの姿だった。

 

「こぉねもう我慢でぎない!」

 

ころねさんはそう言うと、かつおぶしを一気にふりかけた!!

 

バサァ、バサァ。とかつおぶしが舞う。

………片付けるのはワイなんだけどなぁ。ま、いっか。

一気にかつおぶしをふりかけられたおかゆさんの表情は満更でもなさそうだ。

 

「気持ちいい! 最高だよ! ころさん!」

 

「おがゆが喜んでくれるならこぉねいくらでもふりかけるよぉ」

 

「ころさん!」

 

「おがゆ!」

 

「ころさん!!」

 

「おがゆ!!」

 

………居酒屋の片隅で愛を叫ぶケモ耳達は、それはそれはてぇてぇだった。

 

コレがホロライブ………!

 

コレが、やごぉーさんが見せたかった物の一つ………!

 

「フハハ。店主さん! コレが白上たち! 「ゲーマーズ」なのだ!」

 

「成る程!」

 

「ウチたち本当にゲーマーズかな? ケモ耳四銃士とかに改名した方がいい気がする」

 

「ボクはこんな感じだからこそ「ゲーマーズ」だと思うけどね」

 

「おがゆと同じでこぉねもそう思うよ」

 

………ゲーマーズ………か……。

 

ワイも、もっともっとゲームをやろうかな!

そして店内にゲームコーナーを作ろう!

 

 

 

 

一週間後のワイは、アイデアをくれたゲーマーズに感謝するのであった。

 

それはまた、別の話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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新生代初頭

どんどん狂気が増してゆく………。何だこの小説?オラわっかんねぇや。

みこち語録は最高ってそれ飛鳥時代から言われてるから。

それでは本編!どうぞ!


 

ゲーマーズとの交流を終えたワイは、まだ行ってない一期生の元へと向かった。

 

やはり一期生ともなるとホロライブを形成した人たちという事になる。さぞ清楚な人たちなんだろうなぁ(白目)。

 

今までのホロメンを見る限り清楚である可能性が限りなく低いと思うが、まぁワンチャン清楚かも?

 

そんな、淡い希望を抱きながら一期生のところへ向かった。

 

ガチャッ。

 

「はぁちゃまっちゃま〜! はぁちゃまっちゃま〜!」

 

「人生はんみょうむ! 人生はんみょうむ!」

 

ドアを開ければそこには恐竜のコスプレをした女の子たちが…!

みんなは見られるとは思ってなかったらしく、口をあんぐりと開けている。かわいい。

はぁちゃまさんははあちゃまの服を着ている。

アキロゼさんはトリケラトプスの服を着ている。

 

「みなさん何をしてるんですか?」

 

とワイが質問すると一頭身の白上が………!

 

ん? 一頭身?? ゆっくりじゃあるまいし。一頭身のフブキさんなんていない、いない。と目の前のぷにぷにとした一頭身ゆっくり白上を見ながら言う。

 

「ゆっくりしていってね。白上だよ。ゆっくりしていってね!」

 

「ゆっくりやんけ!? ねこじゃなくてゆっくりやんけ!?」

 

「白上がゆっくり説明するよ。一期生は白亜紀に滅んで、そして新生代になったから繁栄したんだよ! ゆっくりわかってね!」

 

「いやどうゆうことだってばよ?」

 

まぁとどのつまりゆっくりらしい。

 

「せいすいッ! せいすいッ!」

 

「かぷかぷ! 格を上げるぞ〜」

 

まつりさんはプテラノドンみたいな服を着ている。

メルさんは肌の露出面積が高い、鳥っぽい服を着ている。鳥ってことは調理していいんですかね? コウモリ焼きがあるし、ヴァンパイア焼きがあってもいいよね?

 

やらんけど。

 

「みんなはARKのやり過ぎで恐竜に定期的になっちゃうんだよ。それで今回は新生代ってワケ。白上も正直よくわからない」

 

 

 

 

 

ガチャ!!!

 

扉が開く。そこから出て来たのはやごーさんだった。

 

「あっ皆さん。こんなところに居たんですね。せっかく鳥居さんの所に来れたので記念撮影をしたいなと思ったんですよ。さ、一期生のみなさん! 行きますよ〜。あっ鳥居さんは是非真ん中へ!!」

 

「ファ!? 記念撮影………ですか?」

 

「あっ。駄目ですかね?」

 

「そんなの勿論………

 

良いに決まってるじゃないですか! 早速行きましょう!」

 

「ちゃま?」

 

「はんみょうむ?」

 

「せいすい?」

 

「かぷ?」

 

四人はまだ狂気に満ち溢れている。恐るべしARK…!

 

「みんなそろそろ戻って〜!」

 

フブキさんはそう優しい声で言いながら一期生の皆さんをハリセンでしばいている。

 

「「「「ハッ!」」」」

 

良かった。正気に戻った様だ。ヨシ! ワイはシャキッと気合いを入れてこう高らかに叫ぶ!

 

「創りに行きましょうか!

ホロライブin焼き鳥屋「鳥居」の思い出を!」

 

ワイ達は写真撮影のためにホールへと戻ることとなったのだった。

 

 




まともに喋れるホロメンの方が少ない気がする………(この状況が)えげつねェな…(ゴリラ)
いつかかなたそに「えげつねェな…」って言って欲しい。頑張れ船長。アンタが俺たちの希望だ!

ちなみに知ってる人も多いとは思いますが一つ。

かなたその血液型はB型。そしてゴリラの95%はB型。

………解釈一致ならぬ血液一致……ってコトォ!?


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人を笑顔にする仕事

Vtuber界隈での炎上や、問題が目立つと言う人が沢山います。確かに、問題がないかと言われればそうです。

でも、Vtuberは人に幸せを運ぶ仕事だと私は思います。

界隈が大きくなれば大きくなるほど良くも悪くも目立ちます。

悪い所から目を逸らすのはいけないことです。
でも、もっといけないのは、

良い所から目を逸らすことだと思います。

つまり、ホロライブは最強ってワケ!

それでは本編!どうぞ!


ホールに移動したワイらはある事に気がついた。えーちゃんさんが声を上げる。

 

「holoXが居ない……?」

 

「探しに行きましょう!」

 

えーちゃんさんにつづいてそらさんも声を上げた。

 

「新人の探索は0期生で行うのが筋ってもんだよにぇ」

 

「私の方が新人なんですけど大丈夫かな?」

 

みこねぇさんとAZkiさんが立ち上がる!

 

「シュッシュッシュー」

 

すいちゃんも行くらしい。

 

「ロボ子も着いてくよ」

 

ロボ子さんさんは腕をパカパカさせている。

 

「ワイも同行しよう」

 

「鳥居院!」

 

「えーちゃんさんノリが良いですね」

 

「えぇまぁ。私この居酒屋来たことがありますし」

 

「ん?」

 

「ん? 覚えてませんか? 日曜日によく来てましたよ」

 

「あっ! デロンデロンに酔ってやごぉーさんに介抱されていた人ですね!」

 

「………ふふっ。えー? いっつもやごぉーさんに迷惑かけてたの?」

 

「ち、違うんだよそら!? 私もストレスが溜まるっていうか!? その!? ………ごめんなさい」

 

えーちゃんさんはそらさんが剣を取り出したタイミングで謝った。………日本には銃刀法という決まりがあるんですけど………なんでもないです。

 

そらさん怖。逆らわない様にしとこ。とても自分と10歳以上離れているとは思えない凄みがある。まあそらさんは可愛いから武力関係なく、誰だって言うことを聞いてしまうと思うけどな。

 

「まぁまぁ。えーちゃんさんはいつも頑張ってくれていますから。私も介抱のしがいがあるってもんですよ」

 

「まぁ。やごぉーさんがそう言うなら………えー? 次はないよ?」

 

「気をつけます」

 

やごぉーさんは優しいなぁ。流石! ホロライブの中では一番清楚なアイドルだ。

 

さて。

 

「そろそろワイ達はholoXを探しに行きませんか?」

 

「すいちゃんもそう思ってました」

 

「ロボ子もそう思ってました」

 

「コンデンサーマイクもそう思ってました」

 

「コンデンサーマイクって意思あったの!?(驚愕の事実)」

 

「テヘッ⭐︎」

 

あら清楚(オネェ風)。ホロライブ三大清楚はAZkiさんとそらさんとやごぉーさんだな(確信)。

 

「この中で!holoX見た人いますか?」

 

すいちゃんがみんなに問いかける。

 

「ハイ! トワ見ました!」

 

手が上がったのはトワ様だった。………あれ? ワイいつから様付けで呼んでたっけ?

 

トワ様には様つけたくなっちゃうんだよな。

 

………今日一日でワイもだいぶホロライブに染まったなぁ。

 

「トワはholoXを仮眠室で見ました!」

 

「ナイス情報!」

 

ハイテンションすいちゃん。

 

「仮眠室へレッツゴー!」

 

アルティメットロボ子さん。

 

「手のかかる後輩だにぇ」

 

赤ちゃん。

 

「コンデンサーマイク」

 

コンデンサーマイク。

 

「見つけたらどうしようかな♪」

 

狂戦士(バーサーカー)

 

んー。やっぱりホロライブはホロライブだな!(称賛)

 

それじゃholoX探しの旅を始めましょうか!

 




あっ。10000マジありがとうございます(語彙力死亡)


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期待の超大型新人達

運営に(やごぉーの部分を)注意されても、東風(こち)は悪くないよねぇ?
………うん。俺が悪いわ。
holoXの内容がなかなか思いつかずにエタってました。
あと15になりました。

盗んだやごぉーで走り出す〜!行く先は、にじさんじ(カチコミ)。

まぁ別にホロとにじは全然仲悪くなくてファン同士がバトってるだけですわ。
まぁそれをファンと呼ぶかどうかは………うん。フハハハハハ!(地獄の公爵笑いで誤魔化し)

それでは本編!どうぞ!


前回のあらすじ⭐︎

 

みんなで集合写真を撮ろうとしたんだけど………アレ? holoX が居ない!? 大変だ! 早くholoXを探さなきゃ(使命感)。え? 0期生もついてきてくれるんですか!? うれしい!

 

っていうのがあらすじだよ。

 

「鳥居さん? 口に出てるにぇ」

 

「え? 聞こえてました? 心の中で喋ったと思ってたんですけど。ちなみに何処から聞いてました?」

 

「前回のあらすじ⭐︎からだにぇ」

 

「最初っからじゃないですかー!」

 

みこさんと話してるとすいちゃんが腕をブンブン振り始めた。

 

「みんなをお酒にして遊びた〜〜い!!」

 

すいちゃんが壊れた。

壊れたすいちゃんの後ろにロボ子さんが近寄る。

 

ドスッ!

 

………恐ろしく速い手刀。ワイでも見逃しちゃうね。

 

というか殴って直るのは昭和の家電だけやで。

 

「ふっ! 高性能なボクにかかればこのくらい造作もないのだ!」

 

「へー。そうなんですか。じゃあ今度の公式番組ではぁちゃまさんとタイマンしてもらいますね」

 

えーちゃんさんのあやめさん()のような提案をロボ子さんは首を振って否定する。

 

「それだけはボクもキツい(叫び声が耳に残るから)。考えたことあるかい? ずっと『はあちゃまっちゃま〜』って耳元で言われ続けるの」

 

それはワイも無理だな。耐えれるのは数名だけだろう。

 

「私は行けるけどね〜」

 

流石AZkiさん。レベルが違ぇや。

ワイたちが茶番を繰り広げているとそらさんが前の方へ指を差した。

 

「みんな! たぶんholoXを見つけたよ!」

 

「ふっ。センパイに手間をかけさせるなんてholoXもまだまだだにぇ」

 

「でもみこちゃんもエリトラ燃やしてるよね?」

 

「………そらちゃんは卑怯だにぇ」

 

「マリンさんは世界樹を。みこさんはエリトラを。ホロライブって火炎系能力者でもいるんですか?」

 

「そらと私の二人の時点では居なかったんですけどね〜。一体いつからこうなってんでしょうか?」

 

さて、トワ様からタレコミがあった部屋へとたどり着いた。

 

扉を開けると中には四人のロリがいた。

 

ん? holoXって確か5人だったよな?

一人足りなくないか?

 

「吾輩以外の3人は皆、謎の薬をこよりに仕込まれてしまったんだ」

 

「「「そうす〜い」」」

 

首輪をしたロリが話しかけてきた。どうやらこの娘が総帥らしい。

ワイは屈みながら女の子に聞く。

 

「おなまえは?」

 

「吾輩は子供じゃない! こう見えて酒も飲めるんだ!」

 

「おなまえは? ぱぱとままはどこ?」

 

「フッ。吾輩の名をそんなに知りたいか? いいだろう! 教えてやる! 吾輩のお名前は『ラプラス・ディア・ハイエスト・デスサーティン・ダイナ・アートオブインパクト・サイン・皇(おおとり)・ロード・オブ・The・ダークネス』だ! ………あとぱぱとままは実家に居る」

 

あらやだ素直。可愛いな。

 

「ラプどのはねっ! お母さんのつくったはんばーぐがだいすきなんだよ!」

 

「コラッ! いろは! 勝手に吾輩の好物をバラすな!」

 

ラプラスさんといろはさん? が追いかけっこを始めた。

 

その様子をそらさんとえーちゃんさんは子供を見守るような目で見つめている。

 

「うんうん。私が始めたホロライブはしっかりと繋がれているね。嬉しいなぁ。えーはどう思う?」

 

「やっぱり私たちの思いが繋がれているっていうのは嬉しいし、ココまで来れたのは色んな人たちの協力があってこそだと思ったね。やごぉーさんやスタッフ。タレントとファン。誰が欠けても今の『ホロライブ』は無かったんじゃないかなぁ」

 

やっぱりアイドルである以上色々な問題はあるけど、みんなで頑張れば乗り越えられる。というえーさんの気持ちをワイは感じた。

 

さて、犯人のピンクコヨーテを探しますか!(唐突)




執筆は!命より重い!(ざわっ………ざわっ)


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ロリライブ補完計画

ロリロリローリロリ。どうも東風です。
最近のホロライブゲームのコラボ多いですよね。

それでは本編どうぞ!




ロリ化したholoX の三人は0期生にホールまで送ってもらった。残ったワイと山d………ラプラスさんは頭ピンクコヨーテの探索へと向かった。ワイ達は仮眠室の更に奥。「金庫室」にこよりさんが居ると推測して金庫室を目指した。

 

………ん?何で焼き鳥屋なのに金庫室なんかあるんだって?そりゃあ売上とかを保管する為ですよ。

 

………え?預ければ良いじゃないかだって?

 

………その発想は無かったワ!

 

「もしかして店主さんてPONなのか?」

 

「あれっ?また心の声が漏れてましたか。私はPONじゃありませんよ。山田さん」

 

「だ か ら !!吾輩のお名前はラプラス・ダークネスだと何度も言ってるじゃないか!」

 

ラプラスさんはダボダボな服の袖をブンブンと振ってこちらを威嚇してきている。可愛い。

 

「ハハハ。ヂョーダンですよ。ヂョーダン」

 

「吾輩。長く生きていたが、初めてだ。ジョーダンをヂに変えて言うやつなんて今まで一度も見たことがなかったぞ。店主さんは多分。ホロライブの面接受けたら受かりますよ。ぶっ飛んでるって意味で」

 

「まぁまぁラプラスさん。早くこよりさんをとっ捕まえて、みんなで写真を撮りましょうよ!」

 

「それもそうです………それもそうだな!よーし!わがはいについてこい!」

 

絶対今、「それもそうですね」って言おうとした。

絶対育ちの良さが出ちゃったよね?

 

ラプラスさんは宣言通り先頭をちょこちょこ(ガチィ!)と歩き出した。こうして歩いてみると本当にラプラスさんは背が低いなぁ。まるで歳の離れた妹ができた様な、そんな気分だ。

 

さて、こよりさんが多分、居るであろう金庫室の目の前までやって来た。大方、ロリ薬をココに保管して店に来るたびに盛ろうとするつもりなんだろう。とワイが推測を飛び交わせているとラプラスさんが何かに気がついた。

 

「店主さん。何か人影がヤケに大きくないか?」

 

「確かに。何かおかしいですね」

 

ワイ達は扉のスキマから室内を覗く。そこに居たのは!

 

「ロリロリきーつね!」

 

………白上ぃ。

 

「ゴクリ…コレが…!ロリ薬!ほ、本当にコレを使えばホロメンをロリにできるの?こより!」

 

………まつり姫ぇ。

 

「勿論ですまつり先輩!既にholoX で検証済みです!」

 

………そして主犯のピンクコヨーテ。

 

だめだコイツら………ロリコンだ!

コイツらだけはロリ薬を手にしちゃアカン!

 

「ラプラスさん!」

 

「任せろっ!第一位階魔法「ライトニング」!」

 

ラプラスさんは手から小さな稲妻を出した。その稲妻はロリコン三人衆へと向かっていき、三人を感電させた。

 

「「「あばばばばば!!!」」」

 

バタッ。と三人が倒れる。気絶した様だ。さて、やごぉーさんに突き出すか…。

 

 




ト ウ コ ウ コ ン グ っ て 知 っ て る ?
投稿頻度と引き換えに質をあげたい人生でした。僕は今から打ち上げ花火になります。みなさまさようなら。また次の回で会いましょう。

………6期生が入ってきてもう半年かぁ…。歳はとりたくないな。だって受験が近づいてくるんだもの。


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ホロライブ!

別に最終回でも何でもないです。この話でホロライブの小説を終えていいわけないよなぁ! 俺のホロライブ愛は永遠に不滅だ! 読者さんもそうだろ!

それでは本編、どうぞ!!!


 

「お前らホント悲しき獣だな」

 

スバルさんはロリ薬を使おうとした三人に対して手錠を嵌めながらそう言った。

やごぉーさんに突き出そうとしたんだが、どうやらホロライブには大空警察なるものがあるらしいのでそこにこの「悲しき獣たち(博士 まつり姫 白上ィ)」を引き渡した。

 

パン! と手を叩いたのはえーちゃんさん。

 

「さ、皆さんで集合写真を撮りましょう!」

 

えーちゃんさんの一声で皆さんが一瞬で整列する。流石マネージャーの顔だ。皆さんもアイドルなだけあって行動がまとまっている。

 

ワイは何と真ん中にやごぉーさんと一緒に並ばせて貰えた。やごぉーさんが話しかけてくれた。

 

「鳥居さん。本当に今日はありがとうございました! 今日一日でわかっちゃったと思うんですけど私の所のタレントさんはかなり個性が強いので、中々飲食店とか行けなかったんですよ。そんな中で鳥居さんは『ホロライブ』を受け入れてくれた。その事実が何よりもありがたかった。鳥居さん。本当にありがとうございました!!」

 

「こちらこそ! 貴重な体験をありがとうございました! ワイの店で皆さんが楽しんでくれたことだけでワイは幸せです。またライバーさん達が来れる様に店内を魔改造しておきますんで!」

 

「みんな〜撮るよ〜!」

 

ワイ達が思いを伝え合っているとカメラを固定し終えたそらさんが時間差のシャッターを切る。

 

10!

「そらは楽しめた?」

「勿論!」

 

9!

「今度プロレス出来る様に店主さんにお願いするにぇ」

「テトリスも出来る様にしてもらっちゃお!」

「今度溶岩に沈み大会と手刀大会開ける様にしてもらおう!」

「カラオケ置いてみんなと歌いたいな!」

 

8!

「えー。この度は私がロリ薬を悪用しようとした件について、えー。説明させて頂きます」

「しゃっざいきーつね!」

「かぷかぷかぷ!(私の同期がごめんなさい!)」

「はぁちゃまっちゃま〜(はぁちゃまっちゃま〜)」

「そんなことより私のプロテイン知らない?」

 

7!

「次はふりかけをかけてもらおうかな〜」

「おがゆの為ならこぉねふりかけかけれる!」

「にどめのきーつね!」

「いやぁ〜ホロライブは今日も平和だなぁ」

 

6!

「マジでこの悲しき獣たちどうしよう…」

「ちょこがおねぇさん好きに開発してあげよっか?」

「余は牢屋に入れるのがいいと思う余」

「あてぃしは動物園に入れるのがいいと思う」

「マスタードの海に沈める?」

 

5!

「落ちてたプロテイン飲んだらムキムキになれるかな?」

「ふっ。おもしれー女っ!」

「マリリン」

「ぺこら。わかってるよ。キャラ崩壊って奴だろ?」

 

4!

「LEGO? LEGOってなんだ?」

「TENNSIよく聞け。LEGOっていうのはハメるタイプのあさココの縦versionだ」

「よしわため! LEGO買ってくるのら!」

「まずいですよ! でも買っちゃう!」

「懐かしぃなぁこの感じ」

 

3!

「ぽぽぽぽぽぽ!」

「おまるんが壊れた!」

「殴れば直るんじゃね?」

「ワミィ」

 

2!

「博士にはいろはの耳しゃぶりの犠牲者になってもらうことになったぞ!」

「シャワシャワ………シャワシャワ……」

「いやーーー!! 耳がムズムズする!!」

「いやコレセミだろ」

「いろははセミのセミナーになるべきだと思う」

 

1!

「鳥居さん。また日曜日に会いましょう!」

「はい! お待ちしてます!」

「みなさーん? せーのっ! はい?」

 

 

「「「「「チーズ!!!」」」」」

 

 

 

0!!!

 

『カシャ!』

 

 

居酒屋『鳥居』はこれからずっと、ホロライブのライバーが集まる場所になった。

 

多くのVtuberが焼き鳥屋に入っていく風景を見たとあるサラリーマンは、後にこう語る。

 

「ここが天国(エデン)か………」と。

 




今はちょっと出番の量にばらつきがありますけど少しずつみんなをだしていけたはなとおもっています!応援!ありがとうございます!


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ゲーマー

アンケートにゲーマーズ入れ忘れた河童をどうか許して下さい。
おまいら「君がッ!泣くまでッ!殴るのをやめないッ!(山吹色の波紋疾走)」
ワイ「あっちゅ!あっちゅ!あ”あ”あ”あ”あ”!」

ということでゲーマーズ会です!

それでは本編!どうぞ!


四日後………。居酒屋鳥居には四匹の獣が訪れた。ちなみにそのうちの一匹は仮釈放中のネコ…。

 

「キツネじゃい!」

 

キツネだったわ。

 

「ご注文は?」

 

「パンで」

 

「ボクはおにぎりで」

 

「ウチはなんかみんなでつまめそうなモノで」

 

「ロリ薬で」

 

「ロリ薬以外はメモしてっと…。はい! 少々お待ちください!」

 

ワイは注文の品を作る為に厨房に向かった。

パンはこの前、知り合いから仕入れたフランスパンにガーリックを贅沢に使って作る。

おにぎりは東北で取れた食べ応えのある米を使って作る。具は昆布やおかかとか梅干しとかにしよう。

みんなでつまめそうなモノといえば枝豆と焼き鳥だ。コレは例の如く九州の鶏肉を使う。枝豆は故郷の農家さんからもらったとれたてを使う。

 

ん? おにぎりはともかくパンは何であるんだ? 居酒屋だろ? だって?

 

まぁそりゃウチは客層が濃いからさ………ね?

 

まぁまだマシさ。どっかのドラゴンだったらこうはいかない。

 

さおとといは。

 

「店主さん! ワタシはダイオウイカが食べたい! 用意したから捌いてくれ!」

 

とか言ってダイオウイカ持ってきたし。

 

おとといは。

 

「オイ! 店主さん! ドラゴンのシッポって食えるらしいぜ! アニメで見たんだ! コレやるから焼いてくれ!」

 

とか言って自分のシッポ持ってくるし。

 

昨日は。

 

「オイ! 店主! ゴリラって食えると思うか?」

 

「ん”!!! ん”ん”ん”!!!!!」

 

とか言ってガムテープを口に付けられたかなたさん持ってくるし。

 

まぁそういうことと比べればパンがあったりロリ薬があるのはなんらおかしくないのだ。

 

おかしくないのだ………(震え声)。

 

おっと。完成だ。

 

注文の品をゲーマーズの所は持っていく。

 

「はい! パンとおにぎりと焼き鳥と枝豆とチュールです!」

 

「「「わーい!」」」

 

「ねぇ? 何で白上だけチュールなの?」

 

「じゃ! ワイはやごぉーさんの所に行ってくるからごゆっくり〜!」

 

「逃げるな卑怯者! 逃げるな〜! 白上はいつだって。秋葉原の監視カメラから監視しているんだ! だから逃げるな!!」

 

「にーげるんだよ! スモーキー!」

 

ガシッ!

 

やごぉーさんの方へ亡命しようとしたワイの手を掴む者がいた。

 

「ミオしゃ!?」

 

「逃がさないぞ〜? 今日はゲームを設置する会議の日なんだからね」

 

「そうだよぉ〜。こぉねも早くゲーム置いてみんなと遊びたい! 遊びたい!」

 

「ゲーム置いたらもっと面白くなると思うんだよねぇ」

 

ゲーマーズのみんなに止められちゃ仕方ない。話し合うか。

 

「で? なに置きます?」

 

「白上はあのプロレスのやつがいいな!」

 

「こぉねはマイクラがいい!」

 

「ウチは無難にマリパかマリカーかな?」

 

「ボクはなんかアーケードのゲームが一つ欲しいなぁ」

 

「なるほど。なるほど。じゃ! 置きますか!」

 

「「「「イェーイ!」」」」

 

ということでゲーム機仕入れます(唐突)。

ま、ドラゴンのシッポ焼くよりは簡単だな(確信)。

 

 

 

 

 



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恐竜の巣に裸で縛ってぶち込むぞ

「お前マジでARK置かないとかふざけてんの? 恐竜の巣に裸で縛ってぶち込むぞ?」

 

「タイトル回収早いですね? ココ?」

 

「さんを付けろよ! デコ助野郎!」

 

「食えーーーー!!!!!」

 

ワイはそう言いながらココさんの口にバナナをぶち込む。

 

モグモグ…。

 

………おかしいな? 普通はセンシティブになるのにココさんだと全く色気を感じない。

 

あっ(察し)。

 

「普段からヤベェもんばっか食ってるから色気ゼロなんだ! ワイはどうやら世紀の大発見をしてしまった様だ…」

 

「恐竜の巣に裸で縛ってぶち込むぞ?」

 

「今日それ好きですね」

 

「まぁな。にしてもARK置かないのか?」

 

「いやだって取り合いになるでしょう? というかこの前みたいにシオンさんの魔法とかでワープして貰えばいいじゃないですか」

 

「………確かに」

 

ガラガラガラ!

 

あっ。お客さんだ。

 

「こんばんわー!」

 

「こんばんきーつね!」

 

来たのは白上ィ。とフレアさんだった。

どうやら白上ィ! が焼き鳥を食べたくなったらしくその時にフレアさんをさそって今に至るそう。

 

「いやぁーここの焼き鳥は美味いから食べに来ちゃうよ〜」

 

「ココの焼き鳥…? フブキ先輩…私は鳥じゃなくてドラゴンです。鳥は不死鳥がいるんでそっちを焼いてください」

 

「ココさんがいるとややこしくなっちゃうから向こうでやごぉーさんと飲んで来て下さい」

 

「ういー」

 

ワイはそう言いながらココさんにビールのジョッキを手渡す。ココさんは満足そうに去っていった。

 

「今回はどっちから始まったんですか?」

 

「ハイ! 白上です!」

 

「店主さん。珍しいんですよ? フブちゃんから誘ってくれるのは」

 

「へ〜。そうなんですね! 確かに先日のゲーマーズとの打ち合わせでも誘われてから来たっぽいですし」

 

「えへへ。なんか恥ずかしくってさ」

 

フブキさんは頬をかきながら呟く。

 

「ご注文は?」

 

「私は牛丼で!」

 

「白上はねぎまで!」

 

「わかりました! すぐにお待ちします!」

 

ワイは厨房へと向かった。

まずは牛丼からだ。牛丼なのは多分。彼女に影響されたんだと思う。あの脳筋女騎士から…。

 

飲み物は………まぁビールでいっか。肉とか米なら大体美味いやろ。

 

よし! 出来上がり!

 

コレを持ってって雑談でもしますか。

 

「牛丼とねぎまね〜」

 

「ありがとうございます!」

 

「どうも〜」

 

「あ、あとサービスでわためも付けとくね」

 

「なんでぇ! ………やめてぇ! 二人とも! ツンツンしないで!」

 

二人に品を渡したワイはそこら辺の椅子を持ってきて近くに座った。

二人は運ばれてきたわためをずっと指で突いている。

 

「で、何でわためがいるの?」

 

「フレアさん。サービスです」

 

「答えになってねぇよ」

 

「どっかのドラゴンとライオンから仕込み頼まれたんですよ」

 

「あっ(察し)。………わため。強く生きろよ!」

 

親指を立ててわためさんを元気付けるフレアさんは今までで一番テンションが高かった。

 

コレが期を超えた友情って奴ですか。沁みるな…こりゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




作者居酒屋行ったことないんだよね(人狼カミングアウト)

おまいら「恐竜の巣に裸で縛ってぶち込むぞ?」


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いい加減にしてください!

東風「許して下さい!靴も舐めます!気が済むまで殴ってもいいです!だけど、だけど命だけは助けてくださぁ〜い!」

おまいら「赤の魔道士は許さない。ダメだね」

東風「ばかみたい〜♪」


と、いうわけで東風です。夏休みは終わりそうです。でも課題は終わってません。

リハビリで書いたのでなんか間違ってるかもしれません。そんときは「東風、アナタ疲れてるのよ」と慰めてあげて下さい(適当)。

それでは本編!どうぞ!


「どうも皆さんお久し振りです。鳥居です。さて、いきなりですがクイズを出したいと思います! 『タイトルを言っているのは誰でしょう!』

A.Aちゃん(胸)

B.かなたさん(血液型)

C.ココさん(シオンよ…)

 

 

 

………………このままだと長くなってしまうので結果発表をしてしまいます。

正解は〜!」

「holoxの女幹部! 鷹嶺ルイでした!」

 

 

というわけでワイの店には今、ホロックスのメンバーが来ている。

今日は水曜日。ホロメンさんたちが沢山来る日だ。

 

「すいちゃん! MP 5返して! すいちゃん! 返事して! あっ、えっ? 生きかえらしてくれた? ………あっ、返してくれるの! ありがとう!」

 

角の方ではこよりさんがゲームの中ですいちゃんにボコられている。

 

『バァン!!(あ〜! ショットガンの音〜!)』

 

「なんでッ!!! なんでッッ!!!! なんでだよおぉぉぉ!!!!!」

 

「あ〜””!!! 気持ちいいィィッ!!!!!」

 

うーむ。なんて平和なんだ。

 

「いやどう見ても平和じゃないだろ。明らかにサイコパスだったし」

 

「ははは。ホロライブでは当たり前ですよ」

 

「アナタは最近ホロライブを知り始めましたよね? なのになんでそんな歴戦の猛者………例えるなら円卓の騎士(そらさんの初配信をみていた14人)のようなその雰囲気はどこからでてるんですか」

 

「出番が少なかったからって怒ってます?」

 

「いい加減にして下さい! ワタシはそんなことで怒ってるんじゃないんです!」

 

「………? じゃあなんで怒ってるんですか?」

 

ルイさんはこよりさんたちと反対側の角に指を刺す。そこには角を持った三人組が居た。

………ウチの居酒屋に普段から入り浸っているいわゆるお得意様って奴だ。

ワイはそちらの三人組を観察する。やがて一人が見られているのに気づいた。

 

「なに見てんねんワレェ!」

「わため、お前みたいなクソ雑魚羊じゃ脅しにもならんぞ」

「そおっすよ。わため先輩じゃむしろ襲って下さいってアピールしてるようなもんですよ」

 

そう、お得意様とは何を隠そう会長とわためさんとクソガキ・ダースネスだ。

 

「おい店主さん。吾輩のこと舐めてるんですか?」

 

「なぁ会長、そのチェリー一つくれないか? ワイの好物なんだ」

 

「ああ。いいぜ」

 

会長から受け取ったチェリーをワイは舐め回す。わためさんも舐め回す。

 

「「レロレロレロレロレロレロレ。レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ」」

 

「やっぱ舐めてるじゃないっすか!」

 

「じゃ、ごゆっくり」

 

「あ! 逃げた!」

 

角三人組のもとから離れ、ルイさんの所へ戻っていった。

 

「で? なんで怒ってるんですか?」

 

「アナタとホロメンの相性が良すぎてホロメンが配信の頻度を落としてここに来るようになっちゃってるんですよ!」

 

 

 

 

 

次回! 鳥居死す! ライブスタンバイ!

 




別に終わったりしないぜ。だから安心だ。安心するんだ花京院(おまいら)

投稿頻度はまた戻していくぜ!

別に3部見た訳じゃないぜ(目を逸らしながら)



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シフト表(ホロメンの)

次回は夏回です!サマーが帰ってきたぜ!

………夏、おわりそうやけどな。

それでは本編!どうぞ!



「前回のホロライブ! いつも通り居酒屋やってただけなのになんと鳥居さんは怒られてしまう! その原因はホロメンが配信頻度を落としてまでここに来てしまうからだった! ………アレ?これってもしかして鳥居さん悪くなくない? ………と、いうわけでホロメンが入店する日のシフトを組みましょう!」

 

ワイはこの滑らかなナレーションに拍手を送った。ナレーターはメルさんだ。非常に抑揚が上手い。

 

「いやぁ上手ですね。あっコチラがお礼の焼き鳥です」

 

「わーい!」

 

メルさんは焼き鳥を受け取って店のテーブル席に座ってムキロゼさんと食べ始めた。

 

「高品質なタンパク質だな。頂こう」

 

なんであんなにムキムキになったんだろう?

 

「それはだんちょが大胸筋体操を教えてあげたからだよ」

 

「あっ、おさんぽ」

 

「そんな/// センシティブですよ………おさんぽ………ああ、おさんぽかぁ(遠い目)」

 

ノエルさんは疲れているらしい。こんなときにはちょこさんからもらった『喋る! 大空スバルのしゅばしゅば光線ビーム(アルティメット)』を撃ってあげると元気になると思う。そいっ!

 

『しゅーばしゅばしゅば!』

 

「だんちょ………。元気出てきた! 牛丼三杯下さい!」

 

「あいよ!」

 

姫が絶賛するのもわかる。すごい効き目だ。

ワイはノエルさんに牛丼を渡してからやごぉーさんとルイさんのいる所へと向かった。

 

「待ってましたよ鳥居さん」

 

「お久しぶりですやごぉーさん。一週間ぶりくらいじゃないですか? ま、元々はそのくらいの頻度でしたけど、ここ最近はかなり高頻度で来店してもらってたんでありがたかったです」

 

「早速ですがやごぉーさん。鳥居さん。ホロメンの来店頻度を考えてシフト表を組みましょう」

 

■■■■■■■■■

 

「えー、話し合いの結果。まずルールとして決まったのは連日来店をなるべくしないこと。表の方は出来るだけ本人達の要望に沿う形で組むことが出来ました! はい! 拍手!」

 

ワイとやごぉーさんは言われた通り拍手を送る。ルイさんは拍手を受けてドヤ顔をしている。

 

「ホント、最近はラプラスがあまりにもここに通うので制限したかったんですよ」

 

「まぁ結局、ほぼ今までと変わんない気がするんですけど」

 

「たしかにそうですね」

 

「ギクッ!」

 

「本当はルイさんが出番欲しくてこんな風に設定したんじゃないですか?」

 

「ギクッギクッ!!」

 

「まぁまぁ鳥居さん。ルイさんはきっとみんなで仲良く使うために決めようとしたんですよ!」

 

「ギクッギクッギクッ!!!」

 

「「………」」

 

やごぉーさんとワイは無言でルイさんを見つめる。やがてルイさんは席を勢いよく立ち上がり。

 

「そうだよ!!! 出番が欲しいんだよ!!!!! ラプラスばっかずるい!」

 

開き直った。

 

「ルイさん」

 

やごぉーさんが優しい声でそっと語りかける。

 

「沙花叉クロヱさんはみんなでいるときしか喋ってないですよ」

 

「それもそうですね。私が間違ってました」

 

うん。一件落着?

 

────一方その頃。

 

「へぶしっ!? ………うーん? だれか沙花叉のこと噂してんのかな?」

 

沙花叉クロヱは風呂にも入らず部屋に篭っていたのだった。

 

 

 

 




ホロメンが勝手に動くせいで東風の想像の斜め上をいく内容になってしまう。

そんな悩みを河童である私は抱えています。

解決方法はないです。オートスキルなので。


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夏といえば?

東風的には夏はかき氷とゲームとアニメです。

おまいら「違うね。『夏』とは水着が切り開くものだ」

東風「ホロメンの水着は世界一ィィィィィ!」

おまいら「いいんじゃあ↑ないかな」

それでは本編!どうそ!


「な↓つ↑といえば?」

 

うむ。いつ聞いてもクセになるな。ころねさんの訛りは。

ワイは今、自分の店でクイズに答えようとしている。

………何を言っているのかわからねぇと思うがワイもわからねぇ。

一つだけはっきりとしている事実は、この問題で勝たなければいけないこと。

 

 

 

………なぜなら。

 

「あっちゅ!!! あっちゅ!!! あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!!」

 

────不正解者は火炙りだ。

 

おそろしあやで………。

 

ま、正確に言うならばコレは某四角いクラフトの中での話である。

 

なーんだ。と思った諸君。最古参の新兵の諸君。地獄を作る前に見てほしいのだ。みこさんのアイテム欄を………。

 

・トーテム

・トーテム

・トーテム

・トーテム

・トーテム

 

(((((エリトラ)))))

 

そう。エリトラである。

 

みこさんは今、自分の集めたレアアイテムがじっくり焼けていく様を見て涙を流し続けている。あまりにも酷い拷問、もとい生き地獄だ。

 

「あっちゅ………あっちゅ………………あ」

 

遂にトーテムを使い切り、みこさんは全ロスした。

 

\チーン/

 

か〜な〜し〜み〜の〜。

 

「真っ白に………燃え尽きた………………ぜ」

 

ガクッ。

 

「みこち〜〜〜〜〜!!!!!」

 

いつもあんだけみこさんをボッコボコのフルボッコにしてきたすいせいさんですら泣いている。

 

それほど重いのだ。

 

『夏』は!

 

「さ↓て↑第二モンッ! 『夏』といえば?」

 

「さっきと変わってないじゃん! あてぃしこんなゲーム知らないッ!」

 

「出題者に楯突いたので物理的にお仕置きです」

 

ころねさんがそう言うと何処からともなくホスト姿のおかゆさんが出てくる。あくあさんはそれを見た瞬間、目がハートになっていた。

 

「はっ! おか斗ッ! おか斗ッ!」

 

「あくあちゃん、オレ、クイズちゃんと答えない娘、好きじゃないんだよね」

 

あくあさんの目から光が消えた。

 

「………シテ…………コロ………シテ……」

 

「やばいあくあが悲しき獣みたいになってる。え? コレ、スバルどうすればいいん?」

 

「スバル! やめるのら! そいつらに近づくと危ないのら! マジでやばいぞ」

 

「姫森さんが出てくるってことは相当だな。スバルしーらね」

 

あくあさんは同期にも見放され、ボッチで………ああやばい!目から暗黒が漏れ出している!

 

「でも…」

 

おか斗さんは続けて。

 

「オレ、クイズに正解する女の子。めっちゃタイプなんだよね!」

 

「おが斗!!!!! あでぃじ! がんばる!」

 

「さ↓て↑改めまして第二モンッ! 『夏』といえば? ヒントはみんなが求めてるものだよ」

 

「はい!」

 

おか斗バフのかかったあくあさんは破竹の勢いで回答者ボタンを押す。

 

「夏といえばおPぱいでしょ!」

 

「不正解」

 

「おか斗ぉぉぉ」

 

あくあさんはシオンさんのワープでどこかに飛ばされて行った(現実世界で)。きっと船長の胎内でも元気にやってるさ。

 

「第三モォン! 『夏』といえば?」

 

もう回答者はワイだけだ。夏………初恋のあの子との思い出が蘇る。

 

みこさんは水着。あくあさんはまぁ、うん。

 

水着でも煩悩でもないなら………!

 

「答えは『恋』だ!」

 

「ぴぽーぴーんぽーんぽーん」

 

「やったぜ!」

 

ワイは何とかこの地獄のクイズ大会を生還することができたのだった。

 

「とみせかけて?」

 

「ん?」

 

「不正解! 正解はパンでした。お仕置きとして鳥居さんには…!」

 

「ご、ごくり!」

 

「つったかたーの公式アカウントを作って貰います!」

 

「お仕置きのレベル明らかに違くない?」

 

「まぁいずれわかぁるよ。正解したら何でも言うこと聞くって奴だったしね。当然、失敗の代償は大きいよぉ」

 

何はともあれ、ワイは無事に生還できたのだった(犠牲者二名)。

 

 




奴はとんでもないものを盗んで行きました。
アナタの………はぁちゃまです。

はぁちゃまっちゃま〜!(幻聴)


ちなみに正解がパンなのはただ単純にころねさんが食べたいなと思ってたからだよ(理不尽)。まぁコロネスキーは指ささげてるしそれと比べればね…。


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だからココ居酒屋やで…?

「はぁちゃまっちゃま〜! 鍋食べに来たよー!」

 

「ねねも〜!」

 

「ココ居酒屋ですけど」

 

「さんをつけろよデコ助野郎!」

 

「ココさんじゃないです」

 

「あっそうなの? んじゃ戻るわ」

 

今日ははぁちゃまさんとねねちさんがセットで来た。どうやら二人はココを鍋屋だと思ってるらしい。そしてココさんは此処を「ココ」と呼ばれたんだと思ったらしい。ココさんはお昼休みのやごぉーさんへ絡みに行ってしまった。休ませてやれ昼くらい。

 

「作れないならはぁちゃま別のお店行くわ」

 

「いや作れますけど………味は保証できませんよ?」

 

「全然いいよね! ね? ねねち!」

 

「うん!」

 

「まぁそう言うなら作ってみますよ。ウチ、焼き鳥がメインなんだけどなぁ…」

 

 

 

 

………改めて言うが二人はココを鍋屋だと思っている。

つまり、どう言うことかと言うと?

 

「闇鍋だー!」

 

「イェーイ!」

 

こ う い う こ と で す 。

 

………どうせカブトムシとかカタツムリとかサソリとかタランチュラだろ?

 

ねぇよ!!!!! ここは某どうぶつじゃねぇんだよ!

 

ふぅ(賢者)。作るか。

 

ワイは厨房の更に奥深くの冷凍庫の前に立つ。白く輝きながら聳え立つその中にはゲテモノが詰まっている。ワイも男や。やってやるぜこの野郎!

 

今の俺はダイオウイカとドラゴンのシッポを調理したことがあるんだ!

 

そんじょそこらの店主よりもゲテモノには慣れているはず。慣れていてくれ(懇願)。

 

………こんなことならゴリラも調理しとけば良かった…。

 

「今、ゴリラ調理したいって言った?」

 

「ん”〜んん””!!!!」

 

当然のようにココさんがかなたさんを抱き抱えて連れてきた。

今回は前回同様口にガムテープを付けているのに加えて、目隠しと手錠が付けられている。

 

「犯罪臭凄いですよ」

 

「いくらで売れると思う?」

 

「一人当たり十万円出してみんなで分け合えばいいと思いますよ」

 

「ん”ん”ん”ん”ん”ん”!!!!!!!!」

 

「んじゃまつり先輩とわためも付いてくる!っていう売り文句で売ってくるわ!よかったな、かなた」

 

「ん”ん”ん”ん”ん”!(よくねぇよ!)」

 

ココさんは屋根を突き破って出て行った。うーん。直すのワイなんだよな。

 

さて、色々詰めて…っと。

 

うん! 闇鍋の完成っと!

 

「お待たせしました〜! 鳥居スペシャル闇鍋、ロボ子さんを添えて」

 

「はろーぼー」

 

「ロボ子先輩!どうして!?」

 

「ねねち、気にしたら負けよ」

 

「そう言うモノなの!? 今度はねぽらぼのみんなで食べたいな(遠い目)」

 

ねねさんはどうやら悟りを開き始めたようだ。無理もない。ホロライブ一の狂人とサシでやれる人なんて団長(某ハンターの方)の手刀を見逃さなかった人とロボ子さんだけだろう。

 

「んじゃ最後の仕上げしますね〜」

 

「ん? 仕上げ? 何のこと?」

 

「はい、仕上げにロボ子さんを入れます」

 

「あいるびーばぁーくー(デデンデンデデン)」

 

「うわぁ! ロボ子先輩が! どうしようはぁちゃま!」

 

「落ち着くのよ! 落ち着くのよ!お茶着くのよ!」

 

ロボ子さんは鍋の中へ親指を立てて沈んでいった。まぁワイの世界は次回にはピンピンしてるギャグ漫画システムだし、別に悲しむことはない。

 

「こんなのはぁちゃまの知ってる鍋じゃないわ! 見損なったわ鳥居さん! 貴方は鍋屋失格よ!」

 

「そうだー! そうだー!」

 

「だからココ居酒屋やで…?」

 

 

 

 

 



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店長鳥居の愉快な一日(午前)【前編】

ときのかけはし面白すぎだろ!(何処からか幻聴が聴こえてくる)

それでは本編!どうぞ!





ワイの名は鳥居。居酒屋をやっているモンだ。突然だが思い出話をしよう。

 

ワイは二十歳で上京してきた。ピチピチやな。

 

上京したばかりの時は本当に右も左も分からなかったなぁ。師匠の居酒屋で修行させてもらって二十五くらいのときにやっと一人前になったっけ。

 

何とか資金を集めて店を持ってみたけど最初の頃は全然お客さんが来なかったなぁ。閑古鳥がしゅばしゅば言ってたっけ(感染済み)。

 

そんなワイの店に初めて常連さんができた時はもう内心大はしゃぎだったで。

 

────そう、やごぉーさんだ。

 

やごぉーさんが初めてきたのはホロライブが本格化する前、まぁ大体5、6年前くらいかな? その辺りから通い始めてくれた。最初は月一位だったのがだんだん週一になってきたっけ。

 

ま、兎に角やごぉーさんはワイにとって大切な大切なお客さんなんだ。

 

やごぉーさんが来るのはいつも決まって日曜日。

 

そんな日曜日をワイはどう過ごしているのか、今日はソレを見てもらいたいのだ。

 

■■■■■■■■■

 

〜6時〜

 

「ん、ん〜ん。よっこらせ!」

 

朝はベットから飛び跳ねるに限る。この起き方を白上にこの前伝えたら何故か今朝、釣り竿を持って現れた。

 

「鳥居さんの色違い厳選しないと!」

 

「黒さーん! 黒さーん!」

 

「んだようるせぇな」

 

白上の半分が黒色に染まる。中に二人いるの面白すぎだろ! コレもエボンの賜物だな!

 

「白上ィ! を事務所まで連行してください」

 

「しょおがねぇな」

 

「え? やだ! やだ! 白上は色違いを! 飛び跳ねるヤツの色違いが欲しい! 金ピカがいい! 黒ちゃん! 黒ちゃぁーん!」

 

白上は黒さんに身体の主導権を握られてホロライブ事務所まで帰って行った。

 

〜7時〜

 

朝食の焼き鳥を食べたワイはジムへと向かう。実はワイは筋トレが好きなのだ。目指せマッチョ!

 

「こんマッスル〜」

 

「………フンッ! ………フンッ!」

 

「おはようございます。お二人とも今日も良い筋肉してますね。特にノエルさんは黄金の様に光り輝いています」

 

ジムに行くとそこには当然のようにノエルさんとアキロゼさんがいる。今では立派な筋トレ仲間だ。

 

「そうなんだよね、バランスを意識してたらいつの間にか光る様になったよ」

 

「ソレはきっと『黄金筋肉比』でしょうね」

 

「あの伝説の黄金筋肉比だと? まさかこのホロライブ屈指の筋肉マスターの私が先を越されるとは………恐るべし白金」

 

そういえば昔のアキロゼさんの動画を見てみたのだがどうしてこんなに脳筋になってしまったのだろう。脳筋はともかく何故喋り方が変わった? 何故………ハッ!

 

その瞬間、鳥居の脳内に稲妻が走った。答えが見つかったのだ。

 

(いいか? 店主、よく聞けよ? 『気にしたら負け』だ。覚えておけ)

 

前にココさんがこんなことを言っていた気がする。

 

気にしたら負け! なんて良い言葉なんだ!

 

 

 

………この後滅茶苦茶筋トレした。

 

 

 

〜12時〜

 

プロテインを飲み、シャワーを浴びた今のワイは全能感で満たされている。

 

歌でも一つ歌いたい気分だ。

 

ということでカラオケ行きます。

 

「わため、かなたそ、船長、AZKIち、列車。召喚!」

 

ということで歌で盛り上がるホロメンで今暇なヤツをエドテンしました。

 

「やっぱり鳥居さんはわためぇのこと結構好きなんだねぇ」

 

「麵屋ぼたんに連絡させてもらうね」

 

「やめてぇ! な、何でもするからぁ!」

 

「ん? 今何でもするって? んじゃ、わためさんだけ歌う時踊って下さいね」

 

わためさんは某あつ森のエモート。「ガーン!」見たいな顔している。心配しなくても大丈夫だぞ。みんなガン見してくれるからさ。

 

「ソレが問題なんじゃないの?」

 

「ゴリラは黙ってて下さい」

 

「んだとゴラァ? マリン、この調子乗ってるやつにギャフンと言ってやれ!」

 

「船長に任せな! 鳥居さん、貴方、もう三十二なんですね。ハハハハハ!」

 

「ブーメラン刺さってますよ」

 

「グフゥ!(吐血)」

 

マリンさんが血を吐いて倒れた。止まるんじゃねぇぞ…。

 

「マリンがタヒんだ! この人でなし! すいちゃん! アンタだけが頼りだ! 鳥居さんを泣かせてやってくれ!」

 

「今テトリスしてるから後でね(圧)」

 

「あっハイ。………AZKi先輩! お願いします! ボクをゴリラ呼びするこの邪智暴虐な店主をギャフンと言わせてやって下さい!」

 

「かなたちゃんってボキャブラリー豊富だね。えぇと、強い言葉かぁ………鳥居さんの『チクチクボンバー!』」

 

「グフゥ!(大吐血)」

 

「効いた!? やりましたね! AZKi先輩!」

 

「え!? 鳥居さん大丈夫?」

 

「大丈夫………です。あ、あまりに………”あまりに可愛すぎて”吐血してしまいましたがもう大丈夫です」

 

流石ホロライブ二大清楚の片方なだけある。破壊力が段違いだ。ぶっちゃけ片方が亜空間から刀を出せることを考えるとAZKiちの方が清楚かもしれない。

 

 

 

………この後もおんなじ様にプロレスしながら楽しみましたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




続くぅ!受験はタヒねぇ!


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店長鳥居の愉快な一日(午後)【後編】

おはこんばんにちわ。東風です。知り合いに見られているので絶妙に緊張してます。投稿頻度的な意味で。

お気に入り、評価、感想いつもありがとうございます!励みになります。
いつもソレ見てニヤニヤしてます。

↑ここまでテンプレ
↑ここからテンプラ
↑このさきテンプル
↑「………なんで寺院に………機械があんだよ !」
↑教えはどうなってんだ教えは
↑お前ら禁じられた機械を平気で使ってんじゃねえか !
分かってんのか!? 「シン」が生まれたのは人間が機械に甘えたせいだろうが !
↑金取んのかよ!? くそったれ!
↑「………」
↑「ティーダのちry(以下略)

それでは本編!どうぞ!


みんなとのカラオケはとても楽しく、宴は三日三晩続き、アブダラ様が降臨した(コロッケ)。

 

………5時間しかやってないけどな。

 

〜17時〜

 

この時間になるとワイは店に戻る。開店は1時間後の18時だ。仕込みはしてあるので別に18時ギリギリでも案外間に合ったりするんやで。

 

「………暇だしこの前ゲーマーズと買ったゲームでも遊ぶかな」

 

〜18時ー

 

「「「「「フブキング!お誕生日おめでとう!!!」」」」」

 

みんなが一斉にクラッカーを弾く。

 

「いやはぁ〜!愛されてますなぁ!白上はぁ!」

 

今日は白上ィ!の誕生日だ。

白上ィ!はネコでありキツネであるよくわからない生き物である。

とりあえずワイはお祝いに手作りのショートケーキをみんなに振る舞った。

 

「好きなだけ食べていいですよ〜」

 

「え………!食べ放題………ってコト!?」

 

ミオさんがケーキを見て涎を垂らしている。

 

「ミオしゃ!?せめてフブキに食べさせてからにしようよ!鳥居さんもなんか言って!」

 

「すばるおねぇーちゃ〜!がんばえー!」

 

「え、キッツ。え、ラプラスに誘われてきたのになんでトワ拷問されてんの?」

 

「まぁまぁトワ様、こんくらい普通ですよ」

 

「そうだぞトワ!なんだ?アタシがいないから耐性無くなっちまったのかぁ?」

 

「イキリドラゴンは黙ってろ」

 

「あ”あ”?やんのかゴラァ!」

 

「ころさん、あーん」

 

「あーん。おがゆのたべさせてくれるケーキは美味しいねぇ。………カロリーどうしよ」

 

うーん。今日もウチはカオスだやぁ。ゲーマーズも元気そうだ。

 

「メルちゃん!パンツ何色!」

 

「うふふ。何色だと思う?」

 

「ぶはぁー!たまらん!」

 

あーあ。まつり嬢が鼻血出して倒れちゃった。

 

「はぁちゃまっちゃま〜!一期生の清楚枠を返せフブキング!」

 

「へぶぅ」

 

あーあ。白上ィ!もはぁちゃまにやられて倒れちゃった。

 

「白上ィィ!生き返れ!ホラ、ホラっ!」

 

「う………うう。…だ、………誰?」

 

「船長、船長ですよ!ほら、酢昆布(酸っぱくてうまい奴)の絆を見せましょうや!」

 

「白上………もう、眠いよ」

 

ランランランランランランシングルなんちゃらランランラン。

 

………白上はかなたそにつれられて天へと登っていった。

 

「アレじゃネコじゃなくてイヌですね」

 

「確かに!鳥居さんの言う通りだ!」

 

「えっ?」

 

何故か俺の言葉に反応してしまったかなたさんは白上ィ!を掴んでいた手を離していた。

 

「落ちる〜〜〜!!!!!」

 

ボサッ。

 

「フブキ、大丈夫?」

 

「ミオちゃ〜〜〜ん」

 

うーむ。今日も居酒屋「鳥居」は平和だな!(確信)

 

ちなみにやごぉーはそれを見ながらショートケーキを食べていた。

 

ちゃんちゃん!

 

 




フブキングお誕生日おめでとう!!!!!

………アレ?これ前書きに書く奴じゃね?


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とりあえず生で!

とりあえず生で………って便利ですよね。
「とりあえず」って言うことによってあたかも他の飲み物を注文するような、まるで常連気分を味わうことのできるセリフです。

とりあえずやごぉーで!

………なんかシュールですね。いや、だいぶか。

不定期更新で申し訳ない!気長に待ってくれる読者ニキネギには頭が上がりませんぜ!

それでは本編!どうぞ!



「とりあえず生で!」

 

ココさんがビール片手に叫ぶ。ちなみにこの注文はワイに向けての注文では無い。やごぉーさんへの注文だ。

 

「はい、わかりました………ふぅ………………【コサックダンスするおじさん】」

 

タッタッタッタ。軽やかな足音が店内に響き渡る。

 

「ギャハハハハ!ゲボッ!ゲボオモロい!」

 

「ファッ⤴︎ファッ⤵︎ファッ!⤴︎」

 

「やっぱり生はいいですね。この前の配信の時よりもキレが増しましたか?」

 

「あ、気づいてもらえましたか?」

 

「当たり前ですよ!私とやごぉーさんの仲じゃないですか!生ハムとビール用意しますね」

 

「あっ、ありがとうございます」

 

こないだの白上ィ!の誕生日配信の時、やごぉーさんが一発ギャグを披露した。今日はその一発ギャグを生でやってもらったのだ。やってくれたらビールと生ハムを出しますよと言ったらすぐやってくれた。やはりやごぉーさんはバライティをよくわかってる。さすやご。

 

「ハイ!アンコール!アンコール!」

 

「もういっかい!もういっかいみたいぺこ!」

 

ココさんとぺこらさんが熱烈なアンコールを繰り出す。それを見たやごぉーさんは微笑みながら………衝撃の一言を放った。

 

「わかりました………ふぅ。【メスガキの真似をするおじさん】」

 

「ゲボっ!ゲボオモロい!(ゲラゲラゲラゲラ)」

 

「ファッ⤴︎ファッ⤵︎ファッ!⤴︎ファッ⤴︎………ファ⤵︎(絶命)」

 

「予想の斜め上のやつが来ましたね」

 

あまりのパワーワードに一同大爆笑である。ココさんは台をバンバン叩いて笑っている。ぺこらさんは………白目剥いてる。ご臨終やな。かくゆうワイも面白すぎてコサックダンスを踊り始めている。

 

「ざぁこ❤️ざぁこ❤️ざぁこ(はーちゃまっちゃま〜!)」

 

「ゲラゲラゲラゲラ………………ゲ(絶命)」

 

「………」

 

「………キルレート高いですね、やごぉーさん」

 

「あくあさんとぼたんさんに教えてもらいました。特にメスガキパートを考案したぼたんさんなんて思い付いてから3分間笑い続けてましたよ」

 

「やっぱり麵屋は強いですな」

 

「ですな」

 

最強ドラゴンと最強うさぎをダブルキルしたやごぉーさんは、さながら凄腕のスナイパーだ。

 

「あ、そういえばやごぉーさん。最近、あくあさんに勧められてエペ入れたんですけど一緒にやります?」

 

「いいですね、やりましょうか!」

 

「ゲーム室へ行きましょうか!………………今日はホロライブさんで貸切にしてもらってるんで遊んでてもいいですよね?」

 

「ふふふ………貴方の隣にいるのは誰ですか?鳥居さん………」

 

「………CEO………ですね」

 

「遊びましょう!」

 

「おー!」

 

────この後、まさかあんな事が起きるだなんて、ワイとやごぉーさんは知るよしもなかった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




???「あーあ、収録の時間が長引いちゃって遅れちゃったんだワ」

………一体誰なんだ!?!?!?(棒読み)


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じ………事件なんだワ………!

こんばんわ、東風です。
今日から年末まで毎日投稿頑張っていきます。

………出来ないと思ってます?思ってますよね!

………なんとかなるやろ!知らんけど!

それでは本編!どうぞ!


あーあ。収録が長引いちゃってもう遅刻だなぁ。せっかく「例の店」で食べようってぺこらが誘ってくれたのに………。

ま、あんまりしんみりしててもいい事なんてないんだワ!

船長は前だけ見て行くよ!目指せエルドラド!

 

さて、やっとついたワ。いきますよ〜?

 

「Ahoy!ぺっこら〜!お待………た………………ぺこら!?ねぇ!しっかりしてぺこら!」

 

「………」

 

店に入るとそこに居るはずである鳥居さんの姿も見えず、あったのは無惨に床に転がっているぺこらの姿だけだった。

 

「ぺ………ぺこらが何者かに襲われてたんだワ!………ッッッ!!!ココ!おい!しっかりしろココ!」

 

会長までもが何者かに襲われ、口から泡を吹いている。マズイな。ホロライブ屈指の戦闘力を誇るココまでも………。一味やドクロ君の居ない時の船長なんてタダのコスプレ女だし………正直、犯人と遭遇したら勝てないんだワ………。

 

「………コ…………ロ………ス…」

 

「……ヤッ……タ」

 

………奥からメッチャヤバそうなオーラを感じるんだワ!

 

そうだ!助けを求めよう!(名案)

 

強い人かぁ。………そら先輩はちょっと………犯人をタヒなせちゃいそうだなぁ………。…………あやめ先輩とかいいかも!

 

『余はコレから2期生でご飯に行くんだ余!空いてない余!』

 

………ダメだったワ…。………フレアとノエルは丁度コラボ中だしなぁ………今日フリーで強い人………ハッ!

 

『え?船長?どうしたん?』

 

「ラミィ!急いでいつもの居酒屋来てくれぇ!緊急だ!」

 

『え?ちょ?何があっ……た………プツ』

 

「ん?この店にしては珍しく回線が悪いな。………ラミィ。早く来てくれ………」

 

倒れている二人をすぐそこにある仮眠室へと送った私は一人、作戦を立てることにした。

 

………相手は恐らく二人。人数不利はラミィが来るから問題ないワ。問題はその二人の戦闘力なんだワ………。

ホロライブ屈指の戦闘力を誇るココ。高い幸運値を誇る上にいざとなったらロケランをぶっ放すぺこら。この二人をノックダウンさせるほどの相手に果たして勝てるのか………。

 

いや!勝てる勝てないじゃない!船長がココとぺこらの仇を取るんだ!

 

「こんらみ〜。船長、途中で携帯切ったでしょ?(回線が悪かったんだワ)………なるほど。で、なんでラミィを呼んだの?」

 

私はラミィを仮眠室へ手招きする。実際に見たほうが早いと思ったからだ。

 

「え?ココ先輩とぺこら先輩が気絶してる!え?船長がやったの?もしそうなら大空警察行きだよ?」

 

「うるせぇテメェの方が大空警察にお世話になってるだろ。ゲームの牛の名前を『のえる』にしてる奴には言われたくないワ!………って!違う!もう全部違う!この店にココとぺこらを倒した奴がいるんだワ!」

 

「えええええ!?!?!?ココ先輩とぺこら先輩を倒せる人なんてホロライブメンバー以外で居るんですか?」

 

「わからん。ただ、船長の知っている中ではホロメン以外には居ないはず………。ラミィ!私たちで手を組んで二人の仇を取るんだワ!」

 

「わかりました!ラミィに任せてください!」

 

私たちは犯人が居るであろうゲーム室へこっそり向かう。

ドアの前で作戦の最終確認だ。

 

(………よしラミィ、1、2、3で突撃。大福がタックルして犯人が驚く。その間に船長がお色気パワーで犯人をメロメロに。最後にラミィがお酒と入れ替わり、その酒を船長が犯人にお酌して犯人が酔っ払う。OK?)

 

(なんでやねん)

 

(完璧だな(確信))

 

(なんでやねん)

 

(よし!出航〜!)

 

(ラミィもお酒と入れ替わる!!!(ヤケクソ))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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お腹空いてきた!

東風です、早々に毎日投稿の恐ろしさを体感しております。まぁこれ書いてるの毎日投稿し始める前日なんですけどね。

それでは本編!どうぞ!


──────一方その頃、ワイとやごぉーさんはゲーム室でエペっていた。

 

「ええ!それレアドロップっすよ!………たぶん」

 

やごぉーさんが倒した敵がなんか強そうなアイテム持ってたんで取り敢えずレアドロップって褒めといた。

 

「やったぜ!いやぁ人とゲームするの楽しいですね!」

 

やごぉーさんもノリノリだ。

 

「やごぉーさん!後ろから撃たれてます!カバー入ります!」

 

「お?ついに鳥居さんもウチに入社したくなりましたか?アイドルプロデューサーとして頑張りましょうね!コレからよろしくお願いします!」

 

「ふざけてる場合じゃないっすよやごぉーさん!一気に行きましょう!」

 

「はいっ!」

 

ワイたち社長ブラザーズは普段あまり自分自身でプレイしないゲームを心ゆくまで楽しんだ。

 

「ふぅ………お疲れ様でした鳥居さん」

 

「お疲れ様でしたやごぉーさん。………まさか初心者二人で十位以内入れるとは………案外才能があったりして!」

 

「ふふふ………あくあさんの配信を見てたお陰ですよ」

 

流石やごぉーさん。自分の社員を大切にする良いCEOだ。

 

ダンッッッ!!!!!!!!!!

 

強烈な音が鼓膜へ響く。

一泊置いてワイとやごぉーさんは音の主を探す。扉の方へ目を向けるとそこには大きなクマが………………ん?

 

「「うわぁぁぁぁあ!」」

 

ワイとやごぉーさんは同時に椅子から転げ落ちる。く、クマや!クマが来た!なんでや!ここは北海道じゃねぇよ!北極じゃねぇーよ!

 

「お、落ち着いて下さい鳥居さん」

 

「あ、心の声漏れてましたね」

 

「こっち見て〜〜〜!」

 

「「ん?」」

 

なんか聞き馴染みのある声だな………?

 

「Ahoy !船長だぉ〜〜〜!非力でプリチィな船長は野獣と化した犯人に襲われちゃうんだワ〜〜〜!あーん、かみちゃま!マリンは今日!大人の階段を登るのですね〜〜〜!…………………ッッッ!!!!!」

 

マリンさんの表情は戦慄へと変わる。

後悔の色しかない顔色だ。

ひょっこりと、クマの後ろからラミィさんが出てきた。

 

「あれ?鳥居さんとやごぉーさん………なんで?」

 

「「いやこっちが聞きたいわ」」

 

ハモった。やごぉーさんと(倒置法)。

 

■■■■■■

 

「………まさかアタシが寝てる間にそんな面白いことが起きていたなんて………」

 

「ファ⤴︎ファ⤴︎ファ⤴︎!面白いwww面白すぎるぺこwww。ねぇ?マリリンwwwwww 」

 

「うrrrrrrrrrruuuuuuuuせぇえええええええええ!!!!!!!」

 

「まぁなにはともあれ無事に終わってよかったですよ、ねぇ鳥居さん?」

 

「えぇ。大事なお客様が傷つくことはあってはならないことです。そういう意味では今回は結果オーライでした。マリンさんの作戦!ナイスです!」

 

「恥ずかしいィィィィィ!!!!!黒歴史だぃァァァァァァァァ!!!!!」

 

マリンさんは床に転がってのたうち回っている。

 

「がおぉー!」

 

「だいふく?お腹すいたの?」

 

「がお!」

 

「お?いいなぁだいふく!アタシも沢山笑ったから腹減ったぞ!」

 

「ぺこーらもお腹すいたぺこ」

 

「酒出せ!酒!黒歴史を!今だけでいいから消させてくれ!」

 

「私はねぎまで!」

 

「わかりました!頑張っちゃいますよ〜!」

 

居酒屋『鳥居』は今日も、賑やかに動き出した!

 

 




何気に3話構成でした。楽しんで頂けたでしょうか?楽しんで頂けたなら幸いです!次回で会いましょう!サラダバー!

………エペにレアドロップとかあんのか………?(にわか)

おまいら「………(圧)」

………あくたんの配信見るんで許してください。


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あの日、我等が出会ったあの場所を、吾輩は、忘れる事はない。

 

一年………か。長いようで短かったか?いや、長かったかもしれないな。なんせ久々だったんだ。吾輩達が一緒に過ごす事自体が………。

 

……あの日あの時、あの山の奥で出会えた奇跡を、吾輩は密かに、静かに、目をつぶって、椅子に座りながら、思い返して………………そっと微笑んだ。

 

■■■■■■

 

「うーむ。どうすれば世界征服できるんだ?」

 

吾輩は一人、人里離れた山奥で考えていた。『どうやったら世界征服できるのだろう』と。

 

考えても考えても妙案は浮かんでこない。こうも浮かばないと自分の想像力に対して葛藤が湧いてくる。

 

「………はぁ」

 

ひとり。ただひとり。たったひとり。孤独を感じながらため息をついた。

 

「どうしてため息なんか吐いてるの?」

 

「ん?」

 

声がした方を向くと、そこには、例えるならば『鷹』のようにワイルドで、気品漂う中学生くらいの少女が立っていた。

 

「なんで中学生?がこんな人気のない山奥なんかに来てるんだ。危ないから日が暮れる前に帰れよ」

 

「家出して来たの」

 

「………え?」

 

これが、『高嶺ルイ』との馴れ初めだった──────。

 

■■■■■■

 

「オイルイ!お前はまだ中学生!酒はダメだ!」

 

シャワシャワシャワシャワ

 

「ラプラスばっかずるい!見た目は小学生なのに!」

 

シャワシャワシャワシャワ!

 

「吾輩はおとなだからいいんだ!」

 

シャワシャワシャワシャワ!!

 

「ずるい〜〜〜!」

 

シャワシャワシャワシャワ!!!

 

「………うるせぇ!!!!!」

 

吾輩の叫び声に驚いたのかルイはビックリしている。………ごめんな。お前にむけてじゃねぇんだ。

 

シャワッッッ!?!?!?

 

そう、お前だ。

 

「オイ吾輩はわかってたんだよ!わかってて見逃してたんだよ!なぁでてこいそこのヤツ!」

 

吾輩が木を指差すと、その木の表面が大きく剥がれ落ちる。アレは木の表面を模した布。『隠れ蓑術』だ。そんなことできるやつは『アレ』にきまってる。

 

「オイニンジャ!名乗れ!」

 

「かざまです!………じゃなかった。………かざまでござる!あとかざまは『サムライ』でござる!」

 

「紛らしいことするんじゃねぇ!!!」

 

「よく気づいたね…ラプラス」

 

「あ?あんだけシャワシャワシャワシャワ言ってたら気づくだろ普通」

 

「ラプどの!!すごいでござる!」

 

これが、『風真いろは』との馴れ初めだった──────。

 

■■■■■■

 

「秘密結社を作ろう」

 

「あ?」

 

いつもの秘密基地で集まった途端、ルイが突然秘密結社を作ろうと言い出した。

 

「具体的どのようにするでござるか?」

 

「ラプラスが総帥。私が幹部、いろはは用心棒。………あとは博士とか掃除屋とか?」

 

「どうやって探すんだ?」

 

「そうでござる。拙者のように山を駆け回る博士や掃除屋は滅多に居ないと思うでござる」

 

「確かに。………あーあ。しばらく見つからそうだなぁ」

 

ルイは気だるそうに呟いた。

 

 

 

 

「……ケテ」

 

 

 

 

「ん?ルイ、なんか言ったか?」

 

「ううん?何にも?」

 

「そうか、吾輩の聞き間違いだ」

 

 

 

 

 

「…スケテ」

 

 

 

 

 

「ん?いろは、なんか言ったか?」

 

「え?かざまはなにも言ってないでござる」

 

「ん?でもなぁ………なんか聞こえるんだよなぁ」

 

 

 

 

「助けて!!!」

 

「うぉっ!」

 

急に頭ピンク色の獣人?が突っ込んできた。

 

「借金取りに追われてるの!」

 

「お?」

 

「こよがマシーン開発に使ったお金返せって言ってくるの!」

 

「おおう」

 

「助けて!ツノの生えた小学生!」

 

「大人だ馬鹿野郎」

 

ピンクコヨーテの頭をピシッと叩く。

 

「アイタッ!」

 

これが、『博衣こより』との馴れ初めだった──────。

 

■■■■■■

 

「あとは掃除屋だけだね」

 

「だな。案外、集まるもんだな」

 

「ラプ殿がカリスマなんでごさるよ」

 

「お?いろは、お前幹部にしてやろうか?」

 

「あ!そういうのいけないんだー!ラプちゃんサイテー!」

 

秘密基地もだいぶ賑やかになってきたな。コレじゃ秘密基地じゃなくなっちゃうかもな。

 

「見つけたよ」

 

「「「「!?」」」」

 

上空から声が聞こえる………上だ。

 

「こっちこっち」

 

今度は隣から。コイツ、速いぞ!

 

何処からとも無く現れたそいつはたぶん、暗殺者だ。殺気がヤバい。この星にこのレベルと圧をもつ奴が居るとは………エデンも広いな。

 

「こ、こよを狙いにきたの!?」

 

「いかにも」

 

「何者なんですか!?」

 

「フハハ………暗殺者は名乗らない」

 

「シャチみたいなマスクしてるでごさる」

 

「………え?なんで沙花叉がシャチってわかったの?………まぁいいや。借金返してください!お願いします!お腹すいてるんです!」

 

暗殺者はペコペコお辞儀しだした。

 

「なんだコイツ」

 

これが、『沙花叉クロヱ』との馴れ初めだった──────。

 

■■■■■■

 

「そうす〜い!ご飯奢って!」

 

「こより、お前の借金何億か言ってみろ」

 

「1129億円!【いい肉】億円です!」

 

「その全額返したのは誰だ?」

 

「偉大なる我等の総帥、ラプラス・ダークネス様です!」

 

「馬鹿野郎!」

 

脳みそピンクコヨーテの頭をピシッと叩く。

 

「アイタッ!」

 

「こんなので博士が務まるの?ラプラス?」

 

「こんなのでも、発明自体は凄い。そこいらの科学者より数段上だ」

 

「借金も数段上でござるな」

 

「「「「………うん」」」」

 

「「「「「キュルルルルル」」」」」

 

腹の虫が鳴いている。5匹もな。

 

吾輩の所持金、『ニ千円』。………しゃーない。コイツらに肉食わしてやるか!………当分もやしだな。

 

「お前ら!東京いくぞ!」

 

「「「「おー!!!」」」」

 

………歩きでな。

 

〜東京〜

 

「うーん。東京は物価が高いからなぁ………二千円で5人が肉を食うとなるとなぁ………」

 

「ラプラス!アレ!」

 

「ん?二千円で食べ放題【5人まで!】だと?」

 

「なかなか胡散臭いでござる」

 

「こよお腹すいたー!」

 

「さかまたも〜!」

 

「まぁ、行ってみてもいいかな」

 

古い店構えの焼き鳥屋に入店した我々は、5人で二千円食べ放題プランを頼のむ。

 

「すいません、確認なんですけど、本当に、5人で二千円食べ放題なんですか?」

 

「ハイ!今日は店長の誕生日なんですよ!店長は誕生日の日には沢山仕事がしたい!っていう人でして、お客さんを集める為に一日限定超格安プランを用意するんですよ」

 

「成る程。じゃあ食べ放題プランで!」

 

「はい!」

 

出されてくる焼き鳥は値段以上に良いものばかりだった。

 

我々は出される焼き鳥全てを喰らい尽くした。

 

■■■■■■

 

「「「「う、うぅ………」」」」

 

「泣くなルイ!いろは!こより!クロヱ!みんな泣くんじゃない!いいか、我等はエデンの星を統べる者、それを忘れるな!いいな!」

 

「「「「はい!!!」」」

 

………お別れの時が来た。みんなが、家族と一緒に過ごす為には、離れ離れにならなくてはいけなくなってしまった。

 

始まりがあれば終わりがある。単純で、至極真っ当な事なのに、不思議と納得がいかない。だが、総帥である吾輩は泣いてはいけないんだ。絶対に、泣いてはいけないんだ。

 

「また、10年後、この場所で会おうお前ら!」

 

「「「「うん!」」」」

 

これが、『holox 』との、お別れだった──────。

 

■■■■■■

 

「吾輩が一番乗り………か。………あいつら来るかな?」

 

10年が経った。あの日あの時からちょうど10年。アイツらはもう、吾輩のことなんて憶えていないだろうか………。

 

「……あ。…ブランコ………」

 

吾輩はひとり。ただひとり。たったひとりでブランコを漕ぐ。漕ぐたびにここでの思い出が湧き出てくる。ルイ。いろは。こより。クロヱ。………みんな、忘れちゃったのかなぁ………………。

 

………またひとりぼっちかぁ。

 

「…………………はぁ」

 

ふと、ため息を吐く。

 

「どうしてため息なんて吐いてるの?」

 

「え?」

 

──────この声は。このセリフは………!

 

「久しぶり!ラプラス!」

 

一目見ただけでわかる。

 

「大きくなったなぁ………ルイ!」

 

「えへへ」

 

シャワシャワシャワシャワ

 

「ん?」

 

音のする方を見ると木の表面が剥がれ落ちた。

 

「お久しぶりでござる!ラプ殿!」

 

「いろは!」

 

タッタッタッタ。足音が近づく。

 

「久しぶり〜!」

 

急にハグしてきやがった。

 

「こより!」

 

「ラプちゃん、上!」

 

「ん?」

 

上を見上げるとそこには…。

 

「フハハ………名乗ってやろうじゃないか。沙花叉だ!」

 

「クロヱ!」

 

「みんな!………吾輩のこと、憶えててくれたんだな」

 

「「「「あたりまえだよ」」」」

 

「………グスッ」

 

「ラプちゃん泣いてるの?」

 

「ラプラスは小学生だな」

 

「ラプ殿かわいいでござる」

 

「や〜い!ラプラスの泣き虫〜!」

 

「ち、違──!………………みんなに言いたいことがあるんだ」

 

ルイが吾輩の口に人差し指を当ててきた。

 

「それは私たちから言ったほうがかっこいいね!みんな行くよ!せーのっ!」

 

『『『『ただいま!!!!』』』』

 

『おかえり!!!!!!!!』

 

これが、『holox』再結成の瞬間だ──────!

 

■■■■■■

 

「ということがあって我等はエデンの星を統べる者になった訳ですね。どうでしたか?」

 

「メッチャ感動しました!………あの、話に出てきた焼き鳥屋の店員ってまさか………!」

 

「ああ、鳥居さんですね」

 

「おおおおお!!!!!なんか全てが繋がりました!holoxの皆さんに見覚えがあったのはそのおかげですね!」

 

居酒屋『鳥居』に今日はみんなで来ていた。鳥居さんにこの話をしようとは前々から思っていたのだが、流石に写真撮影の時に言うのはちょっと尺が足りなかったので後回しにしていた。いざ話してみると結構感動的だな吾輩達。

 

ま、今が楽しいから昔のことはそんな気にしてないけどなー。

 

でも、あの思い出は吾輩の宝物だ。この地球(エデン)とおんなじくらいの宝物だ。

 

「ラプラス〜。一緒に乾杯しよ〜!」

 

「ラプ殿〜来るでござる〜!」

 

「ラプちゃん早く〜!」

 

「ラプラスあくしろよ!………アレ?沙花叉みんながいる時しか喋って無くない?個人でのセリフが少ないような………」

 

まぁこれからも、それなりに頑張って、世界征服していこうかな。

 

吾輩は、大胆に、大きく、目を開いて、椅子から立ち上がりながら、思い立って………………にいっとはにかんだ!

 

 

 




………たまにはこういうのもいいかな。ラプ様はワイの居酒屋で預かっておくぜ!


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焼き鳥屋がつったかたーやるっていうのはそれもうつったかたーを焼き鳥にしたいっていうことですよね?


ラノベのタイトルみてぇなサブタイトルだな。どうも東風です。前回挨拶しなかったので久しぶりな感じがしますね。今日はねねちが喜ぶ曜日ですね、そう。金曜日です。キラキラだなぁ。

それでは本編!どうぞ!


 

「鳥居さん?つったかたーやっちょる?」

 

「………シテ………コロ……シテ」

 

「ああ!鳥居さんが悲しき獣みたいな目になってる!ころね、どうするんだよ!」

 

「こぉねは、悪くないよねぇ?」

 

「後輩のネタでゴリ押そうとすな!とりあえず鳥居さんの意識戻せる?」

 

「難しいのら」

 

「後輩の語尾でゴリ押そうとすな!とりあえず鳥居さんの意識を戻してくれ!できるよな?ころね?」

 

「3を付けろよアヒル野郎!」

 

「違う………そうじゃない」

 

「なるほぉど。TNTってやつだね?」

 

「TMTな!!!(迫真)一文字違うだけで怖いのら」

 

「スバルさんも語尾移ってますよ。で、つったかたーですか。………教えてもらえます?」

 

「もちろん!こぉねが言ったんだからね。教えるよ」

 

■■■■■■

 

「ここをこうして………!できました!」

 

「おめおめ〜」

 

「おめっとさん。で、とんな内容を投稿するんすか?」

 

「………何がいいですかねぇ…」

 

「「「………うむむ」」」

 

おじさんと犬とアヒルが3人集まっても、文殊の知恵は出てこない。

そんなワイたちの所にココさんが現れた!

 

「お?何やってんだ店主。ん?こりゃ、つったかたーか。なんか悩んでる雰囲気だけど………」

 

「ココさん、今から初ついなんですけど、いいネタが思いつかなくて………」

 

「それならアタシ、いいネタあるぞ」

 

「本当ですか!」

 

「勿論だ。隣座れるぜ………よっこらせ」

 

椅子に座ろうとしたココさんの方を向くと、ゆらゆら揺れるとても大きな果実が目に入った。ああ(察し)。ホロライブ最強ってそういう………。今日のココさんの服装はタンクトップにツインテール。中々の組み合わせだ………!

 

ワイが言えることはただ一つ。かなたそ………つよく生きてくれ………。

 

「でな、そのアイデアっていうのはこうだ!」

 

ココさんに肩を寄せられて、お互いが支え合う形になった。

 

「店主、スマホの方を見ろ!」

 

「えっ!?」

 

カシャッ!

 

「………うん。いい感じだな。ココをこうして………」

 

ココさんはノリノリでワイのスマホを弄っている。

 

「こぉねオチが見えたよ」

 

「スバルも………」

 

「………?? ………どうなるんですか?」

 

「「お楽しみ」」

 

「オイ!店主!終わったぞ………。よし、ころね先輩とスバル先輩は奥で待機しててください。裏口からなら帰ってもいいですよ」

 

「あいよ〜♪」

 

「了解!あとは任せた!」

 

「………どうゆうことですか?」

 

ダッダッダッダ!!!

ダッダッダッダ!!!!!

ダッダッダッダ!!!!!!!

 

外からは激しい足音が聞こえる。一歩、二歩とどんどんとこちらへ近づいてくる。なにがおきた!?

 

やがて扉は開かれた。

 

ガシャん!

 

老若男女、様々な個体が何十匹も訪れた。見た目は様々だが、みんな同じ顔をしていた。

 

「「「「「会長!」」」」」

 

「ようお前ら、元気してたか?」

 

「「「「「会長〜〜〜!!!」」」」」

 

溢れんばかりの涙と心の底から嬉しそうな笑顔だ。

 

「ココさん………もしかしなくともこの方達は………」

 

「ああ。『桐生会』のみんなだ」

 

「まぁ見た目タツノオトシゴですしそれはわかってましたけど………。どんな風についしたんですか?」

 

「ああ。鳥居さんとの写メに【♯おひさ!】って入れただけだ」

 

「それだけ!?まだ30秒くらいしか経ってませんよ!」

 

「ウチの構成員は150万くらいやぞ?まだ10000分の1しか来てねぇよ」

 

「マジですか………」

 

「でも店主!コレでわかっただろ?つったかたーの使い方!」

 

「確かに!………店、増築しますか」

 

「………だな」

 

 

 

 

 





1秒 ツイート見る
2秒 理解する
3秒 発狂する
4秒 脳がショートする
5秒 意識を取り戻す
6秒 画像を保存する
7秒 場所を特定し始める

〜〜〜〜〜〜

14秒 特定完了
15秒 出発

〜〜〜〜〜〜

30秒 到着
60秒 号泣

〜〜〜〜〜〜

1時間 しあわせ! ←今ココ!


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どらごんのちからってすげー!まほうのちからもすげー!

推しポケはルンパッパ。どうも、東風です。
今回は原始回帰していきます。ルンパッパもゲンシカイキしてくれないかなぁ………。

それでは本編!どうぞ!


 

「増築します」

 

………つったかたーを始めたワイは、いや。ワイの居酒屋は大繁盛していた。

このままでは元の隠れ家的な雰囲気が壊れかねないということをやごぉーさんに相談した所、支店を作ったほうが良いと背中を押してもらった。

更に費用も何割か負担してくれるらしい。

 

「………で?やごぉーさん?なんで外にいるんですか?私たち」

 

ワイは今、居酒屋から1分程度の場所にある空き地に立っている。やごぉーさんが来てくれと誘ってくれたので付いて来たんだが………?

 

「そりゃ、増築する為ですよ。………おっ!来ましたね。」

 

「………?」

 

やごぉーさんは空を見上げている。ワイも釣られてそちらを見る。

 

「──────!?!?!?」

 

バッバッバッバサッバサッ!!!

 

上空には10メートル近くはあるであろう巨大なドラゴンがいた。手にはビルを持っている。

 

「………ん?」

 

『オイ店主!ビル置くからちょっと離れろ!』

 

「あっハイ」

 

言われるがまま距離を取ると、ドラゴンはビルを空き地にピッタリと差し込んだ。ドラゴンは満足そうな表情をしてから身体を変形させた。

 

「よう!店主!ビルとって来たぜ!」

 

「ココさん!このビル何処から持って来たんですか?」

 

「ああ。桐生会のビルだ」

 

あの人達の事務所をワイの居酒屋チェーンにしちゃうのか………なんというか、罪悪感というかなんというか………。

 

「アタシが持ってくって言ったらアイツら張り切っちゃってさ、『是非!鳥居さんが使って下さい!会長を支えてくれた鳥居さんに渡します!』…だってよ」

 

「成る程。中を見ても良いですか?」

 

「あぁ。アタシはちょっと用があるから別んところ行くな」

 

「ココさん、お疲れ様でした」

 

「あぁ。やごぉーもしっかり休めよ?」

 

「肝に銘じておきます」

 

「ん。じゃあな!」

 

ココさんは何処かに行ってしまった。ビルは四階で、中もとても綺麗だった。キッチンを設置しといてくれたので、椅子を置いたりすればすぐに店が出来そうだ。

 

「あ、鳥居さん。そこで止まって下さい」

 

やごぉーさんに言われた通り足踏みしていると………。

 

シュン!

 

「!?」

 

シュン!!

 

「!?!?」

 

シュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュン!!!!!

 

「!?!?!?」

 

ビルの中に次々と道具や家電などの物が現れてくる。コレは………魔法!

 

「シオンさんですか?」

 

「えぇ。もう道具などは用意してあるのであと少しで店を開ける状態になると思いますよ」

 

「流石ホロライブ。引越し業者として完璧ですね」

 

「アイドルですけどね」

 

「「………ハハハ!」」

 

「──────何やってんだ鳥居」

 

背後から聞こえたこの声の主は──────!

 

「師匠!?!?!?!?!?」

 

「よう!元気してたか?」

 

 




師匠登場参上無情。


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弟子の為に

弟子より師匠(美少女)が欲しい河童。どうも東風です。ストックが切れて冷や汗をかきながら書いてます。

先週はユニークアクセスが(四捨五入して…)5000いきました!
見て下さった読者のニキネキには頭が上がりません!
今週は四捨して5000行けるように頑張ります!

それでは本編!どうぞ!


アイツが俺の元を離れてもう8年くらいか?

アイツ、元気にしてっかなぁ。

 

………はぁ。推しの配信でも観るか。

 

『吾輩は──────』

 

「とぅるるるるるるる!」

 

誰だァ?俺の推し活を邪魔する奴ァ?

 

ん?あぁ電話か。

俺はガラケーを取る。

 

「もしもし?」

 

『もしもし!あのっ!鳥居さんの、師匠さんですか!』

 

ん〜?この声どっかで聞いたことあるヨォな。ないヨォな…?

 

『わがは………コホン!私は鳥居さんの知り合いなんですけど──────』

 

電話の主によるとどうやら俺の弟子が支店を作るらしい。店は作り終えたのだが、働き手が未定らしい。そこで弟子の知り合いがどういうルートか知らねぇが、俺のことを調べたらしい。ようはスカウトか。にしてもこの声どっかで聞いたことあるような………?

 

「ああ。そうだ。聞き忘れてた。アンタ名前は?」

 

『ハイ!私はラプラス・ダークネスと申しま…」

 

「ラプ様ァ!?!?!?!?!?は?????鳥居のヤツッ!俺に教えなかったな!!!!!許さねぇ!ぶん殴ってやる!!!ラプ様ァ!また後で!」

 

『えっ。ちょっ』

 

俺はガラケーをぶん投げて、ラプ様の窓を閉じて、鳥居の店を検索した!

 

■■■■■■

 

店に着いたが………鳥居の奴、いねぇじゃねぇか。

ったくアイツは肝心な時にいねぇんだから。

 

ドスンッ!!!

 

「ッ!?なんだァ?外で何が起きた?」

 

外に出て音源を辿ると、そこには俺の可愛い弟子と、しらない人が笑っていた。

 

「──────何やってんだ鳥居」

 

「師匠!?!?!?」

 

「おう。おひさ。元気してたか?」

 

「はい!師匠も元気そうで!」

 

「へ〜!この方が鳥居さんのお師匠なんですね」

 

「どうも。………オイ鳥居テメェ!お前!ラプ様と知り合いなのかよぉ!何で俺に言わなかった!」

 

「し、師匠!胸が!胸が当たってます!!」

 

「あ?俺の胸が当たったことで誤魔化そうとしてんなァ?」

 

「し、師匠!髪の毛が!ツインテールが荒ぶってます!」

 

「うるせぇ!ラプ様と知り合いなこと隠しやがって!………一度でいいからラプ様と会いたいんだ。一度だけ、一目みるだけでいい!」

 

「………師匠。師匠は一度、ラプラスさんに会ってますよ」

 

「………マジ?」

 

「マジです」

 

「ほら、10年くらい前の師匠の誕生日の時、角が生えた女の子率いる5人組、いたじゃないですか。………あれ、holoxですよ」

 

「………マジ?」

 

「マジです」

 

「そして師匠。ラプラスさんなら私の店に居ますよ」

 

「………マジ?」

 

「マジです」

 

「よっしゃ!今日からまたよろしくな!鳥居!」

 

「………もしかして師匠。ウチで働いてくれるんですか?」

 

「任せろ!弟子の為だ!」

 

推しに会えるなんて今日は人生最高の日だ!

 

俺は鳥居に心の中で土下座した。

 

 

 

 

 

 




理想の師匠は霊幻師匠かなぁ………と思ってます。

師匠は黒髪ツインテールの女の子です。メッチャ若い見た目をしているけど三十路です。船長といっしょ………うわなにをするんだやめ──────。


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マイ・エンジェル

東風にとっての天使はホロライブそのものですかね。みなさんの天使は誰ですか?

それでは本編!どうぞ!


 

「いいかTENNSI。よく聞け。天使っていうのはだな、美味しいタイプの朝ココの、紫色玉葱versionだ!わかったか?わかったと言え!」

 

「わかった!………じゃねぇよ!ボクが天使でしょうが!」

 

「は?オマエみたいな手裏剣ゴリラが天使な訳ないだろ?」

 

「上等だ表出ろココォ!」

 

「さんを付けろよ握力野郎!」

 

ココさんとかなたさんがバチバチし始めている。

 

「いやぁ今日も平和ですねぇ。やごぉーさん」

 

「最近はみんな、自由にやってますからね。いい感じです」

 

『プーン!パリパリパリパリ!プーン!』

 

外ではラミィさんが芝刈り機になって草を刈ってくれている。

 

「………俺から見たらとても平和じゃないんだが」

 

「まぁまぁ師匠。ラプラスさんに会えたんだからいいじゃないですか。………後で、ラプラスさんに謝って下さいね?」

 

ワイは角の方を見つめる。そこにはラプラスさんとトワ様がいる。ラプラスさんはトワ様の胸に頭を預けている。

 

「トワ様ァ!吾輩ッ!汚されちゃった………」

 

「よし、よし。ラプラス。怖かったねぇ」

 

「ばぶぅ!ばぶぅ!」

 

あーあ。ラプラスさん、幼児退行しちゃった。………まぁトワ様によしよしされたら大抵の奴がオギャりそうだけどさぁ………ねぇ?

 

ワイは師匠の方を無言で見つめた。

 

「………」

 

「………ダァー!俺が悪かったよ!でもしょぉがねぇぇじゃねぇぇかー!推しだぞ!推しッ!わかるか鳥居?推しに会えたんだ!そりゃツノに威力20命中100(ほっぺすりすり)するだろ!」

 

「そのせいでラプラスさんの顔にツインテール当たりまくってましたよ?」

 

「………テヘッ⭐︎」

 

「ワイより年上の師匠がやっても………!!!し、師匠!痛い!痛いですから太ももの内側つねらないで下さい!」

 

「次言ったらコロス…」

 

「………ビクッ!………はぁ!………はぁ!………どうしよう。あてぃし………あてぃし………!」

 

店内でぼっち飯をしていたあくあさんが過呼吸になっている。師匠の覇気に当てられてパニックになってしまったようだ。それに師匠もすぐ気がついたようで師匠はそっと、あくあさんに駆け寄った。

 

「ごめんな、嬢ちゃんに向けて言ったつもりじゃ無いんだ。驚かせちゃって本当にごめん」

 

「………あてぃしの方こそ。………ごめんなさい」

 

「良かったら名前を教えてもらってもいいかな?」

 

「みなと………湊あくあです!」

 

「あああああ!あくたんッ!?あくたんだ!?帽子を深く被ってて気が付かなかったけどあくたんだ!?」

 

「えっ?」

 

「あくた〜ん!」

 

師匠はあくあさんの太ももにほっぺをすりすりし始めた。師匠が美少女でよかった。そうじゃなければ即逮捕だ。ほっぺを太ももに当てられているあくあさんはというと………

 

「あてぃしの太ももでよければいつでも触ってもいいよ………」

 

「マイエンジェル!天使、本当の天使はここにおったんや!」

 

満更でも無さそうだ。師匠が美少女でよかった。美少女無罪。

 

ふと、あくあさんは思い出したような顔をしてこう言った。

 

「お嬢ちゃん!パンツ何色?」

 

「パンツ履いてませーん!」

 

あっ(察し)

 

「逮捕ぉー!大空警察だ!」

 

「早くお縄につくのら」

 

「パンツ履いてないとかガチィ?」

 

「ガハハ。面白すぎる(ゲラゲラゲラゲラ)」

 

「ヤメッ!ヤメロォーーー!」

 

何処からともなく現れたすばちょこるなたんたちに師匠は連行されて行った。

 

「………今日も平和ですね………やごぉーさん」

 

「そ、そうですね………」

 

いくらやごぉーさんでも師匠の行動は理解できなかったらしい。

 

あの人やっぱおかしいわ(諦め)

 

 




師匠とかいうホロメンのお色気シーンを作る為に産まれたキャラ(笑)。
師匠はこれからもちょくちょく出て来ますが、この小説の主人公は鳥居さんで、ヒロインはやごぉーということを忘れないでください。

ヒロインはやごぉーということを忘れないでください(大事なことなので2回言った)


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NEGiとネギは惹かれ合う

惹かれ合うの「惹」と、玉葱の「葱」ってパッと見似てますよね。どうも、東風です。お久でござる。

それでは本編!どうぞ!


 

「ネギが切れました」

「じゃあ敵だね?」

 

珍しくワイの店から食材が切れた。そらさんもお怒りだ。

 

「おつかい頼める人居ますか?ネギ切れちゃったんですけど…」

 

「ハイ!ハイ!ねねが行きます!」

 

手を挙げてくれたのはねねさん。すいちゃんには無いものが付いてる(以下略)きんた…(以下略)金曜日の美少女だ。

 

「ありがとうございますねねさん!お願いしますね」

 

「ハイ!ねねに任せてくださいっ!………チラッ!」

 

「ねねちゃんなんであてぃしのことガン見してくるの!?」

 

「………チラッ!チラッ!」

 

「お?なんだねねち。スバルについて来て欲しいのかぁ?」

 

「ひゅーーー。ひゅーーー。(口笛)」

 

頑張ってはいるが、残念ながら吹けてない。

 

「ヒュ〜♪ヒュ〜♪」

 

すいちゃんは口笛上手いなぁ………むn「鳥居さん?」

 

「えっちょ!?心の声漏れてました!?」

 

「いいえ?ぜ〜んぜん。ぜ〜んぜんですよ。全然ムネが小さいなんて気にして無いですから」

 

「気にしてるんですねすいません!謝るんでその表情やめて下さい!メッチャ怖いです!」

 

「え?(圧)」

 

「………あっ、あっそうだ(唐突)。ねぎゆー⭐︎の皆さんにおつかいのお小遣い渡さなきゃ…(震え声)」

 

『おーい!ほしまちぃ!おめぇーの番だぞ!』

 

「わかった〜。………じゃ鳥居さん、私、麻雀の方に戻りますね⭐︎」

 

………ふぅ。やごぉーさんとムキロゼさんとみこちが麻雀やってくれてて命拾いしたァ………。

 

『うっしゃあ!ロン!』

 

みこさんがイキってる声が聞こえる。

 

『大三元』

 

やごぉーさんの声が聞こえた。

 

『四暗刻単騎』

 

これはムキロゼさんの声…。

 

『国士無双』

 

あっ、すいちゃんだ。

 

『なんでッ!?なんでだよ〜!うえぇ〜ん!みこ、身包み剥がされちゃったにぇ………』

 

みこさんの泣き声(嗚咽)がよく聞こえる。今日も、いい日だなぁ(しみじみ)。

 

■■■■■■

 

あてぃしとスバルとねねちゃんはネギを買いに向かった。おつかいなんて久々だなぁ………まぁ!?スバルとねねちゃんが居るし!?あてぃしもメイドだから(?)なんとかなるっしょ!!

 

「お会計1,500円です!」

 

「あっ、………ふっ。………………袋ください」

 

(ねねち見とけ、あれが宅配に頼ったぼっちの図だ)

(ゆうてねねもあんな感じだけどなぁ?)

 

後ろでスバルとねねちゃんがヒソヒソ話してる………あてぃしのことかな!?

 

「はい!ありがとうございました!」

 

店を出てから何を話してたか二人に聞いてみた。

 

「………ねねちゃんとスバルは何話してたの?」

 

「あくあが立派だなって話をしてたんだよ」

「そうそう!あくあ先輩とってもかっこよかったです!」

 

「えへへ/////」

 

((チョロい!………そして可愛い!))

 

■■■■■■

 

「おーい鳥居〜玉葱余ってっか〜?在庫切れなんだよ」

 

師匠がカチコんできた。玉葱の在庫が切れたらしい。

 

「玉葱ですかぁ………無いですね」

 

ワイが申し訳なさそうにしていると背後から声が聞こえた。

 

「キミは気づいていないのか?」

 

「ムキロゼさんッ!気づいていないとは一体…?」

 

「もうすぐ帰ってくるじゃあないか。44.5kgの紫玉葱が!」

 

「………ハッ!!!………それはダメです」

 

「………そうか」

 

「………食べたかったんですか?」

 

「うん」

 

「即答!代わりに何かお酒出しますよ」

 

「人生はんみょうむ………」

 

ガラガラガラガラ!

 

「「「ただいま!!!」」」

 

「やべぇ美少女が3人も!足撫でに行ってくる!」

 

師匠はダッシュでねぎゆーの方に行ってしまった。

 

「こんなときはどうするのが正解ですかね?やごぉーさん」

 

「麻雀します?」

 

「やります」

 

ワイとやごぉーさんとムキロゼさんとすいちゃんで麻雀を心ゆくまで楽しんだ!

 

「………すいません。私のねぎまは?」

「あっ(察し)」

「じゃあ敵だね?」

 

ワイは償いとしてそらさんの頼むものを豪速球で作りながら、このカオスな空間を心ゆくまで楽しんだ!

 

 




日本勢食糧枠
ぺこら
わため
あくあ←new!←昔から言われてるぞ←しってた


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ドドンガドンドンドン!

あけましておめでとうございます!東風です!今年も良いホロライブになりますように!


「ぺこちゃ〜〜ん!」

「店主さんいつからそんなキャラになった?」

「ぺこ忘れてますよ」

「ぺこォ!」

 

………遂に卯年がやって来た!今日はみんな仕事を終えてワイの店に来ている。

 

「誰ェが三十路じゃボケェ!」

「俺とおんなじだな船長!」

「師匠………開き直ってて素敵です!」

 

何故か師匠にチョップされた。解せぬ。

 

「………こより。………ロリ薬ってまだある?」

「お?フレア先輩も興味あります?まだ在庫ありますよ。ラプちゃんの目を盗んで作っときました」

「ロリと聞いて飛んできました、どうもまつりです」

「同じく白上!」

「お前らホント悲しき獣だな」

「「「「「しまった!!!!!逃げろ!!!!!」」」」」

「まてぇ〜!」

 

またロリ薬作ったのかあのピンクコヨーテ………まぁスバルさんがなんとかしてくれるやろ。知らんけど。

 

「あぁ。私のフレアが私のスバル先輩に!!!」

「団長からは時々、狂気を感じるにぇ」

「みんなをお餅にしてあそびた〜い!」

「こぉねもお餅食べた〜い!おがゆは?」

「じゃあ頂こうかな」

「共食いって………コト!?」

 

ミオしゃの目から光が失われている。でも大丈夫!スバルさんが「ケモ耳は人権ない」って言ってたから!(責任転嫁)

 

カシャん!手に手錠がはめられた。

 

「ん?なにしてるんですかスバルさん」

「侮辱罪で逮捕」

「成る程」

 

嵌められたッ!

 

仮にワイが変態だとしても変態という名の紳士だよ!

 

「うっ、ううう………どうして!どうしてうちの子が逮捕されなくちゃいけないんですか!」

「お母さん。あの子が罪を償ってくるまで私たちは待とう。それがヴァンパイア族の掟だ」

「いやおまるんはヴァンパイアちゃうやろ」

 

ポルカさんとメルさんが昼ドラみたいな演技をしていたところ、ラミィさんがツッコミを入れた。ナイスツッコミ!

 

「逮捕されるとかガチィ!?」

「余より目立ってる………羨ましい余!」

「yo!yo!わためぇも目立ちたいyo!」

「ふぅ、今日のメインディッシュはジンギスカンだなぁ。よし!仕込むか!」

「…やっぱり目立たなくていいyo………(目を逸らしながら)」

「yo!yo!一富士二鷹三茄子!レジスタンス代表のお通りだYO!」

「じゃあ敵だね」

「ゆ、ゆ、、ゆ、、、………許して欲しいyo…」

「そら!あくあさんが怯えてるじゃん!」

「ふふっ。ごめんねあくあちゃん。えーもごめんね?」

 

うーん。今日も平和だ。青い空、白い雲。ドラゴンと天使と角と侍がいる。

 

『龍の息吹!(炎のブレス)』

『天使の微笑み!(握力)』

 

『第6位階魔法!【デス・サーティーン】(黒い稲妻)」

『真風流奥義!ジャキンジャキン!(ジャキンジャキン)」

 

「……モグモグ。うーん。バトルを見ながら食べるナゲットは美味しいな!」

 

うーん。今日も平和だ!

 

「………トワちゃん、平和ってなんなのら?」

「………幸せ………かな?」

「二人とも、プロテイン飲むかい?」

「「いただきます(のら」」

 

トワさんとルーナさんとムキロゼさんはプロテインを飲み出した!

 

「いい加減お前は風呂入れ!」

「やだやだやだやだ!ルイ姐に言われてもやだ!」

「お風呂入らないとダメだよクロエちゃん。アイドルなんだから!」

「そうよ!AZkiちゃんの言う通りよ!アイドルなんだからお風呂入らなきゃ!」

「今日は赤井さんなんスね…。わかりました!沙花叉風呂入ってきます!」

「まぁねね的には臭い女の子もいけるけどね」

 

ねねちはオールラウンダーだなぁ(しみじみ)

 

「ハッ!高性能ロボのロボ子はわかったよ。オチが必要だってね!ロボ子に任せてよ!あいるびーばーっく(デデンデンデデン)」

「鳥居さん!ロボ子さんが地面に沈んでってます!引き上げるの手伝ってください!」

「わかりましたやごぉーさん!今行きます!」

 

 

今年も良いホロライブになりますように!ワイは心からそう願った!




実は10分前にできたばっかり(ギリギリ)


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【塩派vsタレ派】 『開戦』ッ!!

東風はタレ派です。でも塩の趣の深さにはいつもびっくりしてますYO⭐︎
………何もかけない派?………ごめんて………。
それでは本編!どうぞ!


ワイワイ!ガヤガヤ!

隣のビルからにぎやかそうな擬音が聴こえてくる。師匠、腕はあるからなぁ………腕は。たぶんきっと桐生会のみなさんが通っていることだろう。

 

「………わためさんはタレと塩、どっちが好きですか?」

 

ワイは暇を持て余していたのでカウンターに座っているわためさんに質問をぶん投げた。

 

「んん〜〜?わためぇはねぇ、塩がすk(なぁわためぇ!なぁオイ!バカタレの絆を忘れたのかい!えぇ!)」

 

「こんにちわフレアさん」

 

「こんにちわ鳥居さん」

 

「フーたんも塩が好きって言ってたよn(嬢ちゃん!この破竹の勢いを止めるってのは、野暮ってもんだぜ?)」

 

「こんにちわ白上ィ!」

 

「こんにちわ鳥居ィィ!」

 

確かに破竹の勢いのような物をフレアさんと白上ィ!から感じるような?感じないような?

 

「二人とも塩好きでしょ?なんでわためぇのセリフ止めるのぉ?」

 

「「それはわためが可愛いからだよ」」

 

「アレ?ワイの店はいつからロリコンの店になったんだっけ?」

 

「最初からやで」

 

「うん。最初からだね」

 

「わためぇも、最初からだと思うよぉ」

 

「そうですか。で、なんで2人はわためさんのセリフ止めるんですか?」

 

「「塩シャチに負けた気分になるから」」

 

「なるほど」

 

ガラガラガラガラ!!!!!

 

「ばっくばっくばくーん!沙花叉だー!」

 

「どうも、隣の娘の最推しです」

 

「いらっしゃいませ!ご注文は!」

 

「シオン先輩の素揚げで!」

 

「だからココ居酒屋やで…?」

 

「おかしいな。なんか汗でてきた………コレが非常用食料(あくあ わため ぺこら キアラ)の気持ちかぁ………(察し)」

 

「んじゃタレでおねがいs(それはダメだよクロヱ)………なんでですか?」

 

「バカタレ共に負けた気分になるから」

 

「なるほど。流石シオン先輩です!」

 

「てことは………!………何出します?」

 

「「「「「食べ比べじゃあぁ!!!!!」」」」」

 

「承りました!」

 

ワイは両方の味の焼き鳥を焼き始めた!

 

………そうそう!これこれ!コレだよ!百歩譲ってパンとかまぁ牛丼とかは全然OKよ?

 

………なんで居酒屋なのにダイオウイカとか、ドラゴンの尻尾とか、闇鍋とか料理してるんだよ!!!(魂の叫び)

 

ふぅ(賢者)。

 

「お待たせしました!塩とタレです!」

 

「待ってました!よッ!日本一!」

 

白上ィィ………照れちゃいますよ。

 

「やっぱ塩よりタレだわ!塩って言ってる人タレ食べたコトないっしょ!」

 

あらクソガキクオリティ。でも美少女だからね。無罪だね。

 

「フッ、おもしれー女ッ!」

 

この人意外とボケ担当だな。抜くなら黙ってぬ(以下略)。

 

「わためぇはやっぱり両方好きだ!食べる手が止まんないね〜!」

 

あら末っ子。でもバブみも感じる…。一粒でニ度美味しい…まるでトッ(以下略)。

 

「ああっ!クソガキムーブするシオン先輩可愛い!」

 

風呂入れ定期。っと。

 

ふぅ。ビール出すか!

 

バカタレと塩シャチは〜〜?今日も可愛い〜!

 

 

 

 

 

 




すいちゃん。許してヒヤシンス。謝るから首の包丁を下ろして欲しいゲス。
30話も書いたのか………。まぁずっと書き続けるけどな!………え!?ずっと見てくれるの!!!嬉しい!!!(唐突)

嬉しい!!!(投げやり)


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不死鳥がネギ背負ってやってきた…!

不死鳥で焼き鳥作れば無限に焼き鳥食べれるじゃん!………ネギが足りなくなりますね。どうも、東風です。
遂にいんぐりっしゅですよ「いんぐりっしゅ」!
むしろやっとと言った方が正しいんでしょうか?
イングリッシュ勢を出し終えたらゆくゆくはインドネシア勢も出していきたいと思います。多分200話くらいになったらホロスターズもチラチラ出てきます。もうちょい早いか…?
兎に角!色々なホロライブを東風なりにみなさんにお届けしていきます!
お付き合いよろしくお願いします!
それでは本編!どうぞ!


穏やかな午後の昼下がり。ワイは行きつけの八百屋に立ち寄っていた。

 

「いらっしゃい!鳥居さん!今日は何買ってくれるんだい?」

 

八尾(やお)さん!今日はどうしましょうかねぇ?偶にはサラダバーとかやってみましょうか?あ!あと果物を買ってケーキでも作ってみましょうか?」

 

「アンタ居酒屋だろ?」

 

「そういえばそうでした。………いや八尾さん!コレには深い理由があるんですよ!」

 

「ほぅ?どうゆうこったい?」

 

「最近私はダイオウイカとドラゴンのシッポと闇鍋を作ったんですよ!」

 

「ごめん何言ってるか全然わからん」

 

「でしょうね。私もなんでこうなったのか見当が付きません」

 

………うっ!脳裏にイメージカラーがオレンジ色のドラゴンが!な、なんでだ!?(棒)ついでに金髪も!(棒)

 

「………お話中すみません。あの!美味しいネギってありますか?」

 

話しかけてきたのは幻想的な髪をたなびかせいる美少女だった。その揺めきはまるで小鳥の様な儚さを感じさせる。………?この人、何処かで………?

 

「あ、はいはい。ネギだね、何本位欲しいですか?」

 

「ええと………十本で!」

 

「まいどあり!鳥居さんはなんか買うかい?」

 

「今日はいいですかね。また仕入れの時に来ますよ」

 

「あいよ!」

 

少し違和感を覚えながら、ワイは八尾さんに別れを告げて自分の店へと帰っていった。

 

■■■■■■

 

ふぅ!店に着いた!開店の準備をするぞ〜!

 

ガラガラガラガラ!

 

ん?お客さん…じゃないか。開店前って書いてあるもんな!てことはホロライブ関係者かな?………そもそもお客さんの大半がホロライブ関係者だわ。

 

「久しぶり!鳥居クン!」

 

入ってきたのはさっきの店でネギを買っていた娘だ。

………鳥居『クン』?

 

………………この呼び方は!この顔は!

 

────────思い出した!

 

「キアラさん!お久しぶりです!」

 

「久しぶり!10年ぶりくらいかな?懐かしいね!バイト時代!」

 

「ええ!キアラさんも雰囲気変わりましたね!」

 

「アイドルになったからね!」

 

「………アイドル!?一体何処の事務所なんですか?」

 

「ホロライブ」

 

「成る程」

 

■■■■■■

 

ココさんとやごぉーさんが今日は相席して食べている。

 

「鳥居さん、今日の焼き鳥美味しいですね!腕上がりました?」

 

「ありがとうございますやごぉーさん!」

 

「オイ店主!マジでこの焼き鳥うめぇぞ!どうしたんだ?」

 

「実はですねココさん…!今日のお昼、キアラさんに会いましてね!」

 

「「あっ(察し)」」

 

………?なんで二人は青ざめてるんだろう?まぁいいか。

 

「わざわざ私の為にネギを背負ってやってきてくれたんですよ!」

 

「え?………え?鳥居さん?」

 

「店主………まさかお前ッ!!」

 

………?二人ともどうしたんだろう?あ!そうそう!感謝がまだだった!

 

「いやぁ〜〜キアラさんに感謝しなきゃですね!」

 

「えええええええ!?!?!?!?」

 

「や、やった!やりやがった!殺りやがったぞコイツ!」

 

「ね?そうですよね?キアラさん?」

 

ワイは厨房の方へ向かって微笑みながらそう言った。

 

「こ、ココさんどうしましょう!キアラさんが!キアラさんがッ!」

 

「おおお、落ち着けやごぉー!おおお、落ち着けば、な、ななな、なんとかなる!」

 

………?二人ともなんでこんなにパニックに?

 

うーん…………………………「a」!(サメ)

 

「もしかして二人ともこの焼き鳥をキアラさんだと思ってます?」

 

うわ、凄いスピードで首を縦に振ってる!あちゃー!それは中々ショッキングな………とりあえず、キアラさん呼ぶか…。

 

「キアラさーん!」

 

ワイが呼ぶと厨房からキアラさんがひょっこりと出てきた。

 

「ハーイ!会長久しぶり!」

 

「キアラ!?…………久しぶりだな!!!元気にやってるか?」

 

「配信見たらわかるでしょ!元気よ元気!」

 

「こんにちわキアラさん!無事でよかったですよ!」

 

「アハハ……鳥居クンの言い方が悪かったね。心配かけてごめんなさいやごぉーさん」

 

「いえいえ。無事なら良いんです。そもそも鳥居さんはそういうこと絶対にしませんからね。私たちもお酒が回ってたんでしょう」

 

流石やごぉーさん!ワイにできないイケおじムーブを平然とやってのける!そこに痺れるゥ!憧れるゥ!

 

「声にでてんぞ店主。………酒だァ!酒持って来い!今日は再会を祝うぞ!」

 

「任せてくださいココさん!今お酒持ってきますね!」

 

今日は宴だ!

 




うーん…キアラ書きたいなぁ。
でもイングリッシュ勢書けるかなぁ(不安)
ん?船長とキアラコラボしちょるやんけ!
ファッ⤴︎ファッ⤵︎ファッ⤴︎(面白)
………書くか!←イマココ

小鳥遊(たかなし)。小鳥が遊んでいる。鷹がいないから→たかなし。

………ルイ姐と絡ませなきゃ!(使命感)


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黒企業

働きたくない河童、どうも東風です。
今世も河童ですが来世は河童に生まれ変わりたいです。
そしてホロメンみたいな美少女に拾われてキャッキャするんだ………!

黒より黒く闇より暗き漆黒を覗いていって下さい。
それでは本編!どうぞ!


「拙者、給料が5円チョコなんでごさるよ」

 

「秒給ですか?いい仕事ですね!」

 

1秒に5人もちょこさんが貰えるなんていい仕事だなぁ。(ガチィ?(幻聴))

 

「時給でごさる」

 

「………今なんて?」

 

「時給でごさる」

 

「oh………。え?労基行って下さいよ」

 

「秘密結社だから無理でごさる………」

 

「oh………ストライキは?」

 

「試したでごさる。そしたらラプ殿が───

 

『いいのかぁ?ほらっ、これ、いろはの大好きなナスだ。コレを〜〜〜!ぱくっ!ん〜〜〜!ナスうまいなぁ!………え!ストライキしてるのに食べたいの!?それはダメっすよいろはさ〜〜んwwwwwwwww』

 

………って煽ってくるでござる!!!」

 

「成る程……あ、注文のナスです」

 

「ありがとうでごさる」

 

いろはさんはナスを食べ始めた。生のまま。

 

「ストライキもダメとなると後は………脅しますか」

 

「鳥居殿、物騒でござる」

 

「こう、なんというか、ツノをこう?ね?『ボキッ』と…」

 

「いくらなんでもやり過ぎでごさる…」

 

ワイといろはさんが言葉のドッチボールに勤しんでいると、あっという間に時間が経ってしまっていた。

 

「ご馳走様でごさる」

 

「お会計100円です」

 

「………5円チョコで勘弁して貰えるでござるか?」

 

鳥の魔術師(マジシャンズ・バード)は許さない。ダメだね!」

 

「ツケでお願いしますでごさる………」

 

「わかりました………その、………生活に困ってたら言って下さいね?」

 

「………気持ちだけ受け取っとくでごさる」

 

哀愁に満ちたその背中は、ワイの涙腺を刺激するには充分だった。

 

────一方その頃、店内の端では。

 

「うい〜!酒だ酒!酒持って来い!」

 

部下に5円チョコしか払わないクソガキ・ダークネスが高い酒を飲みながら騒いでいた。

 

「………ラプラスさん。一つ、私から言いたいことがあります」

 

ワイは近づいてラプラスさんに話しかける。

 

「んぁ?あぁ。鳥居さんかぁ。吾輩に言いたいこと?なんだ?」

 

「………お酒、暫く控えましょうか」

 

「!?!?!?!?!?は?えっちょっ?…え?おお?」

 

「部下に給料………払いましょうよ!」

 

「待て!ちょっと待て!鳥居さんは勘違いしている!吾輩は悪くない!こよりが毎回毎回マシーン開発に勝手に使うんだ!」

 

「どのくらいの割合を?」

 

「99.99%」

 

「ワァオ。ソリャアキツイッスワ。(%が)アルコールジョキンカナ?」

 

「ダロ?ワガハイワルクナイ」

 

ワイはとても納得した。そして禁忌に触れようと思う。

 

「で?ラプラスさんはお会計、どうしますか?」

 

「喜んで皿洗いさせて頂きます………」

 

たった今から、ラプラス・ダークネス、『1日皿洗い録』が始まるのであった………。

 

 

 

 




次回はラプ様がバイトする回です。………春になったら投稿ペース上がるから堪忍してくだせぇ!

書き終えて思ったけどいろは殿、カ○ジくんより日給低い…。


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妖怪皿洗いwww


スプラのやり過ぎで軟骨消えてない河童、東風です。ホワイト派です。
あの時期のミオしゃはスプラに取り憑かれてたな(確信)
みなさんもゲームは休憩を挟みましょうね〜。
ふーたんのホワイト徹夜配信オモロスギィ!なう。(2023/02/12/23:39)

それでは本編!どうぞ!


別に皿洗いがしたかったわけじゃない。本当だ。本当に皿洗いがしたかったわけじゃない。吾輩は皿洗いがしたくてヤケ酒してたんじゃない。ましてや現実逃避でもない。

 

ただ………!

 

「お?ラプラスさん!皿洗い上手ですね!」

 

吾輩は………。

 

──────この人にお礼をしたかったんだ。

 

吾輩たちの思い出の1ページを彩らせてくれたこの人に。今もなお、吾輩たちを彩らせてくれるこの人に────!

 

────────吾輩は深く感謝している。

 

だから………だからっ!

 

「鳥居さんッ!………少しお話し………………しませんか?」

 

「いいですよ!………妖怪皿洗いさんwww」

 

「ラプラス・ダークネスだァァァァ!!!」

 

………少し、勇気を振り絞ってみた。

 

かな?

 

■■■■■■

 

鳥居さんはとても優しい人だ。普通ならアイドルが目の前にいたら距離を取る。人によっては軽蔑したり、嫉妬してきたりもする。それは、アイドルである以上どうしようもないことであり、仕方のない事である。

 

そう、思っていた。

 

………鳥居さんは優しい人だ。秘密基地のリーダーとしての吾輩。アイドルとしての吾輩。そして、ただの、『ラプラス・ダークネス』としての吾輩。その全ては同一人物であり、一人の吾輩である。この人はその全てを知っている。ある意味、身内や仲間達を除けば一番吾輩を知っている人間だ。

 

「………吾輩、アイドル向いてないと思いますか?(向いてると思います。絶対にいいと思います。もし自信を無くしているのなら心配ご無用!私、鳥居が保証します!)」

 

………やっぱり優しい。

 

………………甘えたくなっちゃうなぁ。

 

「………鳥居さんは落ち込んでいる時、悩んでいる時、わからない時、どうしてますか?」

 

「私?そうですねぇ。私はとにかく、自分が辛いことから逃げて、逃げて、逃げまくることです。走って走って走り回って、地球を一周して戻ってくるころには嫌なことなんて感じませんよ。………なんて、どうです?」

 

「なるほど。中々面白いじゃないか!」

 

「ラプラスさん」

 

やっぱり、

 

「何か辛いことがあったなら」

 

やっぱり。

 

「いつでも相談して下さいね?」

 

優しい人だ。

 

「鳥居さん」

 

「なんですか?」

 

「渡したいものがあるんだ」

 

「おっ!楽しみです!」

 

吾輩はポケットの中から紙切れを取り出す。

 

「『いつでも肩たたき券』だ!」

 

「………」

 

あれ?鳥居さんが突然無言に…?吾輩のプレゼントはまずかったか?いらなかったか?

 

「あ、あの鳥居さん!べ、別にいらなければすて────!(ラプラスさん)………え?」

 

鳥居さんが突然ポケットに手を入れる。取り出したのは…!

 

「私も………いや、ワイもおんなじモン渡そうと思ってたわ」

 

「え?」

 

「え?」

 

「「………フハハハハハ!!!」」

 

やっぱり優しい。この人はどこまでも優しい。

 

やっぱり、吾輩は幸せ者だ。

 

こんな優しい人が側にいるんだから。

 

 

 

………まだ、吾輩は歩けるな。

 

 

待っていろよ地球(エデン)。今、吾輩がこの手で掴んでやるからなッ!!!

 

そのうち………な?

 

「それはそうとしてしっかりお酒分皿洗いして下さいね。妖怪皿洗いさんwww」

 

「ラプラス・ダークネスだァァァァ!!!!!」




流石に大丈夫だと思いますが、この作品のメインヒロインはやごぉーなので勘違いしないでよねッ!(ツンデレ)恋愛には絶対なりませんな。

ラプ様の元気な姿を見れるまで俺は待ちます。ずっと。


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   (((カレーライス23℃)))

34%と23度の世界でメルのこといっぱい見てほしいな...。

………ファ?(デュラハン並感)
き、貴様ふざけてるのか!?(デュラハン並感)
そ、そうでないなら町で怯えて震えているがいい!(デュラハン並感)
ねぇ?なんでこんな可愛いことするの?(デュラハン並感)

………ハッ!………どうも東風です。頭の中の、同僚の美人魔女のスカートの中を覗きたがるデュラハンに思考を乗っ取られていました。
そのくらいメルちゃんが可愛かったって事で…。

それでは本編!どうぞ!


「カレーライスが食べたい!!!」

 

「うーん。………30分くらいかかりますけどいいですか?」

 

「もちろん!メル待つよ!」

 

「わかりました。ちょいっと作ってきますね。あ、お酒飲みます?」

 

「呑む!」

 

「じゃあ度数弱めのやつ持ってきますね〜」

 

メルさんが来た。カレーをご所望の様だったので早速作っていく。ついでに、暇だろうからお酒を出しておいた。テレビと酒があればまぁ、退屈はしないだろうな。

 

さて!ワイもカレー好きやから頑張って作るか!

 

まずは野菜、個人的にはじゃがいもが好きだ。なので野菜はゴロゴロとしたサイズにカットする。

 

次に鍋に投入していくが、今回は大鍋で調理しているのでしっかりとアクを掬っていく。カレーは大鍋で作った方が美味いんやで(ニッコリ)。

 

ほら、あの、給食のカレーって美味かったやろ?それや。

 

さて、あとはルーをランランして、そそいのそいっと!

 

完成!味見をしてみようか!

 

「うまっ」

 

完璧だな(確信)

 

きっとメルさんも喜んでくれるだろう。

 

「ご注文のカレーライスでーす!」

 

「おぉ!生きてる!生きてるよ!カレーライスが生きてるよ!メルの口の中に入りたがってるよ!」

 

「ふふふ、そんなカレーライスが食べたかったんですか?テンション高いですね?」

 

「カレーライスって生きてるんだよ!鳥居さん!」

 

メルさんはなんだかハイテンションだ。きっとそれだけカレーライスが食べたかったんだろう。

 

………?

 

「メルさん、顔、赤くないですか?」

 

「ふぇっ?そんなことないよ!メル!元気!」

 

「そうですか。確かにお酒はあまり減ってませんし、大丈夫そうですね」

 

どうやらワイの勘違いだった様だ。

 

「いただきまーす!!!………パクっ!美味しい!鳥居さん!このカレー美味しいよ!」

 

「そうですか、それはよかったです。作った甲斐がありました」

 

「うん!鳥居さんも、たまごサンドに挟まってもらって」

 

「ん?………ん?あれ?ワイの耳壊れたか?今なんて言いました?」

 

「うん?だから鳥居さんもたまごサンドに挟まってもらって──」

 

「あれ?なんだろう?ん?え?どういう事ですか?」

 

ガラガラガラガラ!

 

ワイが困惑していると誰かが入店してきた。

 

「よぉ!店主!たまごサンド買ってきたんだけど食うか?」

 

「あ、どうもココさん。え?たまごサンド…?あ、食べます食べます!頂きます!」

 

「じゃ、ここと、ここに置いておくからな!んじゃまた!」

 

そう言ってココさんはワイの両脇にたまごサンドを置いていった。

 

「ありがとうございます!」

 

「じゃあな〜」

 

………アレ?今、ワイ、たまごサンドに挟まれてね?

 

「かぷかぷ〜〜〜ははは〜〜〜」

 

もしかして今回────!

 

「鳥居さん!水飲まないと死んじゃうよ?」

 

メルさんの言ったことが全部!実現するのか!?!?!?!?!?

 

え?てことはワイ、水飲まないと死ぬ………のか?

 

「──ッッッ!!!ガブッ!ガブッ!」

 

鳥居は走った。かの邪智暴虐なヴァンパイアの予言から逃げるために、走った。厨房の水道へ走った。

 

「────っぷはぁ!こ、コレでワイが死ぬことはないのか?」

 

なんとか間に合った様だ。

 

「カレーも飲まなきゃダメなんだから!」

 

「────ッッッ!!!またか!!!ゴキュッッ!ゴキュッッ!」

 

ワイは急いでカレーを飲み始めた。

 

「ライスも飲まなきゃダメなんだから!」

 

「ファ?え?ライスも………?ええぃ!ままょっ!」

 

ワイはライスを飲み始めた。一応高速で噛んで飲んでいるがほぼ丸呑みだ。

 

「カレーライス23℃」

 

「常温!作りたてのカレーが2日めのカレーになっちまった!!!………まぁ、これはコレで美味いか」

 

「プリン………潰す」

 

『ブチャ!!!』

 

「え?なんか冷蔵庫から嫌な音が…?………あああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!ワイの!楽しみにしてたプリンがァァァァ!!!!ペシャンコにィィ!!!」

 

「カレーライスも生きてる」

 

『ヤァ!ボクゥ!カレーライスッス!ヨロシックッ!ッス!』

 

カレーライスライスが喋り出した!こえぇ!チョーこえぇ!

 

「豆腐………潰す」

 

『グチャ』

 

「まただ!!!また冷蔵庫の中身が!!!もうやめて下さい!」

 

また冷蔵庫の中身が悲惨なことに。あとで美味しく頂こう………。あぁ、今日の晩飯、豆腐とプリンかぁ(遠い目)。

 

「進○の巨人」

 

「ちょっ!!!!!」

 

………その日、鳥居は思い出した。ホロメンに遊ばれる恐怖を。居酒屋の中に囚われていた屈辱を。

 

すいませんそこみーぎにいえーがー!

 

■■■■■■■■■

 

〜翌日〜

 

「鳥居さんごめんなさい!」

 

「そんな、頭を上げて下さいメルさん!」

 

居酒屋『鳥居』は突如現れた15メートル巨人によって破壊されてしまった。だが、もうすでに世界観的に治っている。

 

「いいですよ!ほら!この通り!お店は治りましたから!」

 

「でもメルのせいで………」

 

「いいんです。気にしないでください。また、遊びに来てくださいね?」

 

「………うん。わかった。メル!また行くね!」

 

「はい!………あっそうだ!メルさんに渡したいモノがあるんですよ!」

 

「え!なんだろう!楽しみだなぁ!」

 

ワイは渡したいモノを取り出す。

 

『ヤァ!メルチャンッ!ゲンキ?ボクゥ!ボクゥゥダョォ!カレーライスクンダァヨ!コレカラヨロシックッネッ!』

 

「………メルさんが命を吹き込んだカレーライスくんです」

 

「………え?」

 

『コレカラヨロシックッネッ!メルチャンッ!』

 

メルさんの思考回路は5分間の間ショートしましたとさ。

 

「めでたし、めでたし!」

 

「ぜんっぜん!めでたしじゃないよ!」

 

『メデタシッス!』

 

「メルカレーライスの育て方なんて知らないよ!」

 

「頑張ってください」

 

『ガンバッテ!ガンバッテ!』

 

「ほら?カレーライスくんも応援してますよ?」

 

「ううう………たしかにメルが作ったからにはメルが育てないと………!これからよろしくね!カレーライスくん!」

 

『ボクゥニジュウサァンドォ!ヨロシックッ!メルチャンッ!』

 

「感動的だなぁ」

 

ワイはとりあえずこのカオスな空間にありったけの拍手を送った。まる。




なんだこのカオスな小説?作ったやつはさぞヤベー奴だろうな(確信)

ん?何処からかブーメランの音がきこえ────グサッ。

………後頭部から血が出てるんですけど。


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元気に無理なく程々に

らら、ら、ら、ら、ららららら!!!!!!!!

ららら!!!

ららららら!!!!!

ラプ様ァ!


「………鳥居さん」

 

ワイの店のカウンターにはツノを生やした一人の美少女が座っていた。その少女はなんとも言えない恍惚とした表情をしている。トイレを我慢している様に身体がモゾモゾと動いている。なんというか………その………

 

──────えっちだ!(ど直球火の玉ストレート)

 

「どうしました?ラプラスさん」

 

なんて、ふざけた思考は置いておく。

 

「………この人、引き剥がしてくれないか?」

 

すりすりすりすり!

 

「あぁそれですか。無理ですね。諦めてください」

 

「酷い!鳥居さんはもっと吾輩を心配してくれ!」

 

すりすりすりすり!

 

「あ”あ”ァァァァ!美少女の太もも気持ちィィィィィ!」

 

ガンギまってんなぁ…(諦め)。

 

「………この人、引き剥がせないか?」

 

「無理ですね。だってワイが近づくと殴りかかってくるんですもん」

 

そう言いながらワイが師匠の方をチラ見すると。

 

「鳥居テメェ!この俺様の輝かしい美少女の太もも(ウィニングロード)を邪魔してみろ!テメェのこの店の焼き鳥全部食うからな!」

 

この始末⭐︎はてさてこの先、どうなりますことやら(適当)

 

「(適当)じゃないですよ!吾輩の太もも擦り切れちゃうよぉ!」

 

「ああラプ様ァ!太もも細くて可愛いィィ!」

 

「師匠………(軽蔑)」

 

「なっ!?なんだよ鳥居!?文句あんのかァ!?や、やんのかこのヤローォ!?」

 

「マガジンマーク多いっすね」

 

「あぁ!ツッコミ担当のラプ様可愛いッ!!!」

 

抱きつき出したぞあの人。

 

「ちょっ!?」

 

ダメだありゃ。止まんねぇわあの人。でも腕だけは………見た目もか、見た目と腕だけは確かなんだよなぁ。隣の支店の売り上げも常に伸びてるし。

 

………中身が伴わねえぇ!

 

「ラプ様ァ!元気に無理なく程々にでいいからよぉ!少しずつ俺に推し活させてくれよぉ!」

 

あっ、伴った。

 

「師匠さん………ありがとうございます!是非そのセリフをそこのデーブルに座っているピンクコヨーテにも是非ッ!聞かせてやってください!」

 

「うふふ…ラプ様にありがとうって言われちゃった❤️アタシっどうにかなっちゃうわぁ!そしてこよちゃんに言ってくればいいのね?いいわ!任せてくださいな!」

 

一人称も違うし、テンションも喋り方もおかしいし。………ラプラスさんの可愛さはヒトを狂わすんだなぁ。元々狂ってる人はマトモになるのかな?

 

師匠はラプラスさんの机の下からこよりさんの机の下にジョブチェンジした。

 

「hey!そこの可愛い白衣の嬢ちゃん!」

 

「ミー?」

 

「そう!ユーのことだよ!お嬢ちゃん………俺、紫のクロワッサンから伝言預かってんだ(誰がクロワッサンじゃ、吾輩のおなまえはラプラス・ディア・ハイエスト・デスサーティン・ダイナ・アートオブ・インパクト・サイン・皇・ロード・オブ・The・ダークネス!だァ)…………つまりお宅の総帥だな。スゥゥゥゥ(深呼吸)。『元気に無理なく程々に』…ってな?」

 

「グハァ!」

 

あっ、こよりさんが吐血した。よく見たらトマトジュースだなありゃ。とりあえずおしぼり、おしぼり。

 

「こ、こよはちゃんと自己管理できてますよ(震え声)」

 

「おしぼりです」

 

「あっどうも。ありがとうございます。こよ、自己管理できてるよ………ね?ラプちゃん?」

 

「ダメだね〜」

 

「ばかみたい」

 

「なぁ鳥居、その吹いたトマトジュースを拭いたおしぼり俺にくれよ」

 

「ダメだね〜」

 

「ばかみたい」

 




スゥゥゥゥぅ(深呼吸)



嬉しい。


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大人なお姉さん

テデーーン!(彗星爆発)
どうも東風です。親父ィはポット投げされて花火になりました(あーう⭐︎)。
スーパコンピュータの計算によりますとホロライブは止まらないですじゃ!
………ブロッコリーも好きだけど邪念ばも好きなんだよなぁ。
DBもいいけどここはholoなんでね。インフレはしませんよ。窓ガラスを破る数だけは増えますけど。

それでは本編!どうぞ!


大人。というのは一体何処からだろうか?肉体が熟したらか?それとも精神が達観し、悟りを開く頃か?

 

────否。

 

大人とはズバリ────!

 

「ん、鳥居様起きた?ふふっ!昨晩は本当に激しかったわね?あら?あらあら?どうしたの鳥居様?そんなにちょこのことジロジロみて?何か聞きたい事があるの?」

 

「………………じゃあ一つ聞きますね。………なんでワイ半裸なんですか?」

 

「ヤダっ!鳥居様ったら!そんな破廉恥なこと、ちょこの口から言わせる気?」

 

うーん。落ち着け鳥居32歳。うむ?うーん。状況整理からな、やってこうな?

 

ええと、気がついたら仮眠室にいて、で?………そうそう、ちょこさんがいたんだ。で?………まてまてまてまて!そっから全く思い出せないぞ!?

 

「………一体何があったんだ?」

 

「ナニって………鳥居様ったら!忘れたとは言わせないわよ!あんなにスゴいコトしておいて♪」

 

ちょこさんはワイの二の腕に胸を当ててきた。

 

「あー。なるほどなるほど、完全に理解したわ。よっしゃ!もうやごぉーさんやみんなに顔向けできねぇ!ちょっくらこの自分(クズ)の腹掻っ捌きに厨房いってきまs(まてまてまてまて!)………なんですか?もう、ワイ、自分という存在に失望してて早く終わらせたいんですけど。人としての道。あぁ、地獄ってどんなとこかなぁ?鬼にずっと罰を与えられ続けるのかぁ。(鳥居様ッ!?ねぇ鳥居様ッ!?)出来れば可愛い子がいいなぁ。あやめさんくらい可愛い子だったら壊れずにいられるかもなぁ」

 

「鳥居様!!!!!」

 

「なんですか?ワイもう呼吸すらしたくないんですけど」

 

「ちょっ!?勘違いしてますよ鳥居様ァ!!!」

 

「なにがですか?もう早く土に還りたいんですけど」

 

「鳥居様はちょこに手を出してませんよ!?!?!?」

 

「──────否」

 

「いや否じゃねぇんだわ」

 

「────────────本当ですか?」

 

「ガチィよ!ガチィ!鳥居様は潔白!ちょこは純潔!」

 

「………………じゃあなんでこうなってるんですか?」

 

「それは仮眠室に入ってきた鳥居様が酔っ払ってて、なんかめっちゃ珍しく甘え出すからヨシヨシしてあげて、で、汗かいてたからタオルで拭いて、服がなかったから肌で温めようと………」

 

「やっぱこの幸せ者(クズ)の腹掻っ捌いてきます。幸せを独占しすぎた罪として十文字斬りの刑っすわ」

 

「ちょっ!?鳥居様は悪くない!悪くないわ!」

 

ちょこさんは必死にワイを止めてくれる。仕方ない。美女にそこまでされて折れんのは男じゃない。

 

「わかりました。まだ生きようと思います。で、ちょっと一つ質問があるんですけど」

 

「なぁに?お姉さんに言ってご覧?」

 

ワイは向かいにあるソファを指差す。そこにはワイの服が畳んである。

 

「なんで着替えの替えがあるのに半裸のままなんですか?」

 

「………だって男の人の身体を診ることないし………ね?鳥居さんマッチョだし………」

 

「本気ですか…?まぁいいですけど」

 

「あっ、いいんだ」

 

「いや寧ろごほうb………なんでもないです」

 

「鳥居様の趣味中々過激なのね」

 

沈黙が場を支配した数瞬後──

 

ダァン!

 

「大空警察だ!痴女がいるとの通報を鬼の少女から受けた!(イェーイ、余ーだ余!)千代子!観念せぇい!」

 

「えっちょ!?ガチィ!?鳥居様助けて!?」

 

「Ban長(Ahoy)とBanパイア(かぷかぷ)によろしくお願いします」

 

「いやァァァァ!!!」

 

千代子さんは大空警察さんに現行犯逮捕されていった。

 

………2期生ってシュールだなあ。

 

 

 

 

 

 

 




ストックしようと思ったんですよ。でも気がついたら────!

ストックリセットボタンぽちーwwwwwww

してましたwwwww

………なにわろてんねん(賢者タイム)


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外装改築は我々が引き受けたッ!

どうも東風です。しらけんのキャンピング可愛い。

………可愛い(語彙力消失)

………………可愛い(砂になる音)

それでは本編!どうぞ!


「予算はこれくらいなんですけど………」

 

「なるほど…!」

 

我々に一つの仕事が舞い込んだ!そう!我らが「しらけん」に大仕事が舞い込んできたのだ!

 

「やぁチャッピー。今日もいい天気だね」

 

「チャッピーって呼ぶな!」

 

副社長とチャッピーがコントを始め出した。

 

「はいはい、タンマタンマ。ストップストップ。ここは団長の大胸筋に免じて許してあげてくれなみこち」

 

「にゃんでだよっ!」

 

「チャッピー〜そこのお醤油とって〜」

 

「ほしまちぃっ!てんめぇ!誰がチャッピーじゃ!誰が!」

 

「早くお醤油取らないと………殺すよ?(圧)」

 

「顔怖っ!(PON並感)」

 

「はいはい!みんな注目!」

 

「にぇ?」

「お?」

「ぽ?」

「筋肉!やはり筋肉は全てを解決する…!」

 

「なんか一人聞いてないけど…。まぁいいや!はいっ!この度、「しらけん」に大きな依頼が舞い込んできました!」

 

「「「「おおっ!」」」」

 

うんうん。みんな手に汗握って一生懸命聞いてるね。感心感心。

 

「なんと!今回は外装工事です!」

 

「「「「わぁ!」」」」

 

「しかも我々常連の………!」

 

「「「「じ、常連の………!(ゴクリ!)」」」」

 

「鳥居さんのお店!居酒屋「鳥居」でーす!」

 

「「「「イェーイ!!!!」」」」

 

「れつごー!」

 

「「「「ごー!!!!」」」」

 

「よろしくお願いしますね。みなさん」

■■■■■■

 

ギコギコ。ガコガコ。トンカンテントンカンテン。ギザギザ。パリパリパリプーン!パリパリパリプーン!

 

ワイは今日一日店を休み外装工事を行なっている。工事は「しらけん」に頼んだ。外装工事と言ってもどちらかと言えばただの飾り付けだ。だから「工事」って言葉ほど大掛かりな物じゃない。

 

が、しかし、それでもしらけんのみなさんは真剣にやってくれている。時々芝刈り機(ラミィさん)の声が聞こえてくるのはきっと気のせいだ。そうに違いない(洗脳済み)。

 

「シャチョー!こここんな感じでいい〜?」

 

「いいぞチャッピー。その調子だ」

 

「だからチャッピーじゃねぇって!」

 

「社長。今回の案件は慎重に、時にバイオレンスに挑戦していきたいと考えています」

 

「無駄口叩く前に、まず手を動かさんかい副社長」

 

「へーい」

 

「だぁってぼぉくは平(社員)だぁから〜。ヒラシャ〜ヒラシャ〜」

 

「だって僕はインターンだから。インター。インター(朗読)」

 

歌唱力と胸は反比例する。その実例がコレだ。

 

ダン!

 

すいせいさんがいつのまにかワイの背後にいた。そして肩を握りながら…。

 

「なんか失礼なこと考えてない?」

 

「小さいのも素晴らしいと思います!」

 

「ふへっwあっwえっwほ、ほしまちぃw 鳥居さんが素直で良かったなwww………や、やめてにぇ!みこにそんな熱そうなおでん近づかないで!ヤメロ──!………あっちゅ!あっちゅ!」

 

「ふふっ!みこち可愛い!」

 

あー。ワイのせいでみこさんが…。まぁ、ギャグ世界やし3秒後には戻ってるやろ。

 

「ぽぽぽぽぽぽぽぽ(完成しました)。ぽぽぽぽぽ?(どうですか?)」

 

ポルカさんに言われて初めて完成したことに気づいたワイは外装に目を通す。可愛いデコレーションが映えてて女子受けが良さそうだ。元々女性客ばっかだけど。………端っこにある将棋のコマみたいなデコレーションが数少ない男性客を増やしてくれることを祈ろう。

 

「ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ(とてもよいとおもいます)ぽぽぽぽぽぽぽ(ワイごのみです)ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ(ありがとうございました)」

 

「なんだこのカオスな状況…。まぁいいや!お代金「4621(しらぬい)」円です!」

 

「安すぎません?」

 

「いつも楽しい時間を送らせてくれるお礼ですよ!ね!みんな!」

 

「「「「うん!」」」」

 

「みなさん………ありがとうございます!じゃあせっかくなので、食べてきます?」

 

「「「「「うん!」」」」」

 

────「しらけん」は、いつも〜〜〜楽しい!!!!!




Q.しらけんは〜?
A.今日も小さい〜!(すいちゃんだけ………おっと誰が来たよう────)



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姫プ


ルーナイトの兄貴姉貴は無駄にスペックが高いことで有名…!まぁ一味が変態なのと一緒でライバーに似たんだと思います。つまり姫はハイスペック。QED照明終了。
どうも東風です。自分は一味とわためいととぷらすめいとを反復横跳びしてるので騎士にはなれませんが、どうか読者の皆さんはルーナイトとして姫を守っていってください。いまなら姫森さんも付いてくる!(ハッピーセット)
あいむらぶゆー!

それでは本編!どうぞ!


「姫」。それは儚さの具現化。或いは体現者。そんな儚き「姫」は今────!

 

「はぁ?んなたんのことナメてるのら?」

 

ブチギレていた‼︎‼︎‼︎

 

………時は数刻前…!

 

■■■■■■

 

今日はルーナさんと、トワさんと、ミオさんと、かなたさんが来ていた。どうやらルーナさんがお母さん役。トワさんがお父さん役。ミオさんが幼女役。かなたさんが短パン小僧役だ。今はミオさんとトワさんが話している。

 

「パパは医者を辞める」

「パパは医者を、やめない」

「パパは医者を辞める」

 

ワイはコントを見ている。

 

「んなぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「うわわあ、ママッ!ど、どうしちゃの?きゅ、きゅうにおこっちぇえ!」

 

「黙れシャクレ小僧!」

 

「シャクレ小僧!?おま!それはライン越えだろ!」

 

「ママ!こわい!」

 

「ごめんなさいね。ミオちゃん………全部パパが悪いのよ…」

 

ワイはコントを見ている。(2回目)

 

「ママッ!私の何がいけないんだ!」

 

「お医者様を辞めてYouTuberになるなんて………そんな甘い業界じゃないんですよ!」

 

「な、なんで君がそんなことわかるんだ!!」

 

「そうだよ!ママなんで!なんにぇ知っちぇるの!」

 

「お黙りシャクレ(お黙りシャクレ!?)。………そうね。そろそろ良いタイミングかしら………。じ、実はねみんな………ママ、実はVtuberなの……」

 

「「「えええええ!!!!!」」」

 

ワイはコントを見て(以下略)

 

「ママ!?ど、どのくらいチャンネル登録されてるの!!!」

 

「そうねかなたちゃん。気になるわよね。そうね、だいたい90万人くらいかしら(現時点)」

 

「「「ええええええ!!!!!!!」」」

 

「え、えっと!ママはVtuberで!えっと!人気者?」

 

「そ、そうねぇ。ミオちゃん。嬉しいことにたっくさんの人から見て頂いてるわ」

 

「ま、待ってくれ!わ、私だって化粧品紹介YouTuberに成れば一気ににんきm(あなた。現実はそんな簡単じゃないのよ?)………はい」

 

「お医者さん、続けられるかしら?」

 

「でも、パパは医者を辞める」

 

「はぁ?んなたんのことナメてるのら?」

 

ルーナ!キレた!そして冒頭へ──。

 

「………やごぉーさん。アナタの所のタレントさん。面白いっすね」

 

「私もそう思います。この面白さは皆さんの努力の賜物ですよ」

 

「確かに。配信で鍛えられてますもんね」

 

「ママ!キレた!」

 

ロリミオさんが状況を声に出して再確認している。

 

「こ、こんないうぇ、す、スイッチも買ってもらえない!で、出てってやる!」

 

「パパも出てく」

 

「じゃあウチも」

 

おっとこの流れは…?ルーナさんが置いてかれるな。

 

「ちょ!?ちょっと待ってよみんな!」

 

必死にママ役のルーナさんが引き留める。

 

「うるせぇ!出てくんだよ!」

 

ミオさんが唐突にキレ出した。しかもかなりの饒舌。

 

「わ、私たち……やり直せないのかしら…」

 

「「「ママ」」」

 

「みんな…」

 

「パパは医者を辞める」

 

「ウチは出てく」

 

「ぼ、ぼくはぁ(お黙りシャクレ)お黙りシャクレ!?まだ言い切ってないのに酷くない!?」

 

「………ママはつらいわ…」

 

(かなたさんの顎いつも丸いのに今だけめっちゃシャープですね)

 

(そうですね。あれだけ鋭ければゲームで武器として出てきても不思議じゃありませんね)

 

(いやそれは不自然だと思います)

 

(そうですか………良いアイデアだと思ったんだけどなぁ…)

 

(もしかして本気で出そうとしてました?)

 

(44,5%くらいは考えてました)

 

あくあさん(かに)じゃないっすか)

 

(おじさんがに!………!流行りませんかね?)

 

(貴方の場合本当に流行っちゃうんでやめて下さい…)

 

(ハハハ!)

 

さすがBest girlやごぉー。笑い方はホロライブのタレントに引けを取らない。

そして沈黙を貫いていたルーナさんが口を開いた。

 

「………そう。みんなの考えはよくわかったわ…。みんながそういうならママにも考えがあります!

ママ!今日から姫になるのら!」

 

「じゃあパパは悪魔になる」

 

「じゃあボクは天使になる」

 

「じゃあウチはノーパンになる」

 

ミオさんが爆弾発言をかましたと同時に、ある人がカウンターから絡んで来た。

 

「今俺の話してた?ノーパンって聞こえたんだけど!」

 

「師匠。森に帰ってください」

 

「ばっか。お前、土に返すぞ?」

 

「いい師匠さんですね鳥居さん」

 

「は、は、は。と、とっても良い師匠ですよ…(棒)………師匠!ギブ!ギブアップするんでそれ以上スカートたくしあげないでください!セクハラですよ!?」

 

「俺の勝ちっと。ヨシ鳥居。生一つ!お前の奢りでな♪」

 

「はい…」

 

なんや。あんなん最強やん。無敵やん。勝てる訳ないやん。無理やろ絶対。絶対にできるわけがないッ!できるわけがないッ!できるわけがないッ!できるわけがないッ!(ジョジョ好きなので4回言った)あとノーパン発言の後に生はアウトだと思います。

 

「まぁ流石に今は履いてるんだけどな」

 

勝てたわ。ブラフ読めないワイが悪いわ。でも仮に読めてたとしても、確かめようとしたらそれはもう変質者な訳で………つまり、負け確って…コト!?

 

「ドンマイです鳥居さん!あ、私にも生一つ!」

 

「かしこまりました」

 

ワイが生を取りに行こうとしたときにルーナさんが。

 

「こんなんただのホロライブじゃねぇかよー!」

 

ルーナさんが叫んだ。心が叫びすぎている。確かにトワさんが悪魔でかなたさんが天使でルーナさんが姫でミオさんがノーパンだったらそれはもう紛うことなきホロライブだ。

 

「へー。あーやってお姫様が叫ぶのが、昔、ネトゲでよく聞いた『姫プ』ってやつかぁ。姫も大変だな」

 

「師匠…多分それ間違ってます」

 

「ハハハ!やっぱり鳥居さん達はうちのタレントさんに並ぶくらい面白いですね‼︎」

 

姫は叫び、悪魔は医者を辞め、天使はしゃくれ、ノーパンはノーパンと惹かれあった。そんな中ワイはせっせとみんなにお酒を運ぶ。

 

……そんな光景を見たBest girl(やごぉーさん)はめっちゃ大笑いしていた。




自分で言ったらアレだけどさ……意外と完成度高くない?


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マチン船長と七味

七つの海を股にかける前に、まずはそのセンシティブな股閉じて下さい船長(マリ箱を見ながら)
どうも東風です。正直、出番が偏ってると自覚しながらも、閃いちまったからには書かなきゃいけないという使命感に駆られました。どうも東風です(AI2回行動)
こんなに雑な投稿者だけど、ホロライブが好きっう気持ちは純粋っすわ。
きっと読者の皆さんもそうなんだと思います。だから今続いている。
つまり……!
船長はエロい!(← 読者「!?!?!?」)
それでは本編!どうぞ!


あー。…a(サメ)………Ah──

よし。

 

「Ahoy!宝鐘海賊団船長の〜〜〜宝鐘マリンです〜!キミたち〜〜〜せ〜〜の!」

 

「「「「「ヨーソロー!!!!!」」」」」

 

私は宝鐘マリン。年齢は永遠の30さい(ピー‼︎)(規制する音)……ピッチピッチのイケイケヤングだ。

 

さて、そんな私は宝鐘海賊団という船の船長を努めている。

目標は七つの海を股にかけ、伝説をこの目で確かめることだ。

 

だが、目標は目標。所詮は理想の集まり。

 

──私はまだ自分の船を持っていない。

………なのに『船長』と呼ばれる。だからこの、敬称詐欺とも言える状況は好ましくない。現実と理想が乖離しつつある。

 

そう感じた私はある一つの作戦を立てた。

 

そう。お金を集めようと…!

 

………だって船買えないのお金が無いからだし、このままじゃただのコスプレ女だし………。

 

「船長!」

 

「あ、はぁい!なんですか〜?」

 

それを見た瞬間、私は、身の毛のよだつような恐怖の疼きを味わった。

 

「ん?どうしたんですか?船長?」

 

「キ、キミィ……身体が虹色に光ってますよ?大丈夫ですか?」

 

レインボー色の一味、通称ゲーミング一味は自分の身体を指差しながら、あっけからんと。

 

「あ、『コレ』ですか?コレは七つの海を股にかけたらこうなりました」

 

「いやそうはならんやろ」

 

「なっとるやろがい」

 

「な、な、なんて口の聞き方…!?キミはもっと船長へ敬意を表しなさい!」

 

「そんなことより船長(そんなことより!?)。鳥居さんからお手紙届きましたよ。ボトルメールで」

 

「ボトルメールで!?!?!?え?遂に鳥居さんも頭ホロライブに……?ていうかキミ、どうやって見つけたんですか?この広い大海原でそんなピンポイントに…?」

 

「ハハハ!いやだなぁ!船長!僕は七つの海を股にかけた男。【七味】ですよ?」

 

「し!七味!?なんだか辛そうな名前ですね…。まぁいいです。ボドルメールを読みましょうか」

 

【拝啓 マチン船長へ。

なんか蒸し暑いこの季節、かき氷が食べたくなりませんか?

ということでかき氷パーティーするんで都合が合えばきて下さい。

よろしくお願いします。  鳥居より】

 

うわぉ!名前!名前間違えてるよ鳥居さん!え?鳥居さんは普通、こんなミスしないよね?

え?船長がおかしいのかな?船長って実は『マチン』だったのかな?

 

「よし!マチン船長!早速鳥居さんの店まで行きましょうか!失礼しますね!」

 

そう言うと七味は私の腰に手を回してかつ私を担いじゃいました。

 

「全速前進です!」

 

「ヨ、ヨーソロー…?」

 

………。

 

………………。

 

………………………!

 

「はっ!夢か!」

 

よ、よかった〜!あんなことが現実じゃなくて〜。なんですか七つの海を股にかけた男【七味】って!?ていうかなんで船長抜きで海制覇してるんですか!?フライングですよ!?

 

はぁ。どっと疲れました。あんな夢見る程船長は疲れてたんですね。気づかなかったワ…。

 

「ん?なんか左側がまぶ………あっ」

 

「あっ!船長!目を覚ましましたか!」

 

目を開けるとそこには夢に出てきた七味と瓜二つのゲーミングレインボー一味が………。

 

「は、は、は、………夢だけど、夢じゃなかった(絶望)」

 

そこでまた私は気を失いました…。

 

■■■■■■

 

「え!?船長!?大丈夫ですか!?船長!?!?!?」

 

「いや身体が虹色に光ってる貴方の方が大丈夫ですか?」

 

「あっ!鳥居さん!どうも!」

 

「どうもジャックさん。お久しぶりです」

 

「お久しぶりです!いやぁ私、いい職場見つけましたよ!」

 

「なんで【七つの海を股にかけた伝説の男】が一味に紛れてたんですか?」

 

「そりゃもうマリン船長が可愛いからですよ!」

 

「そうですか。それは納得です。さて、ジャックさん。いつまで発光するんですか?目、痛いんですけど」

 

「そうですね。そろそろ辞めましょう。体力を無駄にするだけですし」

 

「あとそういえばなんで勝手に手紙取ったんですか。あれ、エイプリルフールに渡そうと思ってたのに!」

 

「船長が可愛いからですよ」

 

「なるほど。納得です。じゃ、前みたいに生とかき氷のセットでいいですか?」

 

「お願いします!あ、船長の分もお願いします!」

 

「わかりました。待ってて下さいね」

 

ジャックさんは七つの海を全て制覇した伝説の海賊だ。ある意味未来のマリンさんだろう。たしかエルドラドを見つけたとか言ってたな。あとダンスが得意だとか。

 

「ある日海岸を歩いていたら突然ワカメと一緒に流れてきたときは驚きましたよ」

 

「アレは死ぬかと思いましたよ。あ、そろそろ船長が起きそうですが、僕を見たら多分また気絶するんで今回はおいとましますわ。では!」

 

「ええ!また!」

 

暫くするとマリンさんが目を覚ました。

 

「う、うーん…」

 

「あ、マリンさん。おはようございます!」

 

「あ…え?鳥居さん…?どうして………あれ?船長、なんでここにいるんだっけ…?」

 

「マリンさんはかき氷を食べにきたんですよ!」

 

「あ!そうそう!そうでした!そんなんでした!………あ、そういえば!!鳥居さんボドルメールで名前のところ、『マチン』って間違えてましたよ!」

 

「あぁ。あれはエイプリルフールに渡そうと思ってたので…ハハハ!」

 

ワイはマリンさんにかき氷と生を出す。

 

「かき氷と生、大ジョッキです」

 

「まてまてまてまて」

 

「なんですか?」

 

「『なんですか』じゃないんだワ!え、おかしくない?水分の割合おかしくない?え、鳥居さんもしかして船長のこと深海魚か何かだと勘違いしてる?」

 

「ハハハ。それはジャックさん……いえ、七味の方が頼んで行ったんですよ。マリンさんへ、奢りだそうです」

 

「奢りは嬉しいですけど……鳥居さん」

 

「なんですか?」

 

「今まだ春ですよ?冷たすぎません?」

 

「じゃあレンチンしてきますね」

 

「まてまてまてまて。そうはならんやろがい」

 

「なっとるやろがい」

 

「えぇ(困惑)遂に鳥居さんまで頭ホロライブに…?」

 

「まぁもう一年くらい経ちますしね。感化されちゃいました☆」

 

「………いっそのこと配信でもします?」

 

「私は視聴者で充分幸せですよ」

 

「………そうですか………あー。船長、ダンスレッスンが入ってるのでもう帰りますね」

 

「そうでしたか。車出しましょうか?」

 

「えっ!鳥居さんって車持ってるんですか?見た事ないんですけど…」

 

「免許は若い頃に取ってたんですけど、ガッツリ乗り回し始めたのはここ3年くらいですね。仕入れとかに便利なので。普段は裏の駐車場に停めてますね」

 

「………じゃあ送ってもらっても良いですか?」

 

「勿論!行きましょうか!」

 

ワイは鍵をブンブン回しながら車に乗り込んだ。マリンさんは車の匂いを嗅いでいる。クローゼット漁ってるねねちと同じ顔だ。

 

「………なんか良い匂いしますね………それも女の人みたいな匂いが…」

 

「あぁ、最近、よく師匠が乗るんですよ。というか勝手に乗ってタクシー代わりによくされます」

 

「あぁ(察し)なるほど。………ホント、仲良いですね」

 

「えぇ、まぁ。【おねぇちゃん】ですしね」

 

「………今なんて?」

 

マリンさんがなんかマジな顔してる。

 

「えぇ。ですから、【おねぇちゃん】なんですよ。師匠」

 

「ええええええええ!?!?!?!?!?」

 

「まぁ、血は繋がっていないんですけどね?えっと、元々同じ孤児院で育って、お互いの育て親が見つかって、で、その育て親同士が恋仲になって、家族になりました」

 

なんかマリンさんの表情筋が荒ぶっている。

そんなにビックリすることかな…?

 

「え!じゃあ苗字も一緒なんですか?」

 

「えぇ、まぁ。師匠も私と同じ『鳥居』ですよ。元々師匠がやっていた居酒屋が初代居酒屋『鳥居』なんですよ………あ、着きましたね」

 

「………なんかもう、疲れちゃいました。………車、ありがとうございました。………じゃあ、船長はこれで……」

 

「はい!また来てくださいね!」

 

マリンさんは疲れた顔でレッスンへと向かった。

 

『うわぁァァァァ!!!』

『船長!さっきぶりですね!船長!』

 

あー。そういえばジャックさん(七味)ダンスが趣味って言ってたなぁ………!

 

最近お腹弛んできたし、ワイもジム行こ。

まっする!




こんなマチンをどうぞよろしく!
これからも刻むぜしちみストーリー!
ぶんぶんちゃ!ぶんぶんちゃ!

………今回、初めて特殊タグ(アニメーション?)を使ってみました。これからもぼちぼち使ってみます。


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やはりbelly danceをしよう。そうしよう

お久しぶりぶりブリ大根ですわっ!ドクシャ=サン。(某プリパなんちゃらと、某忍殺なんちゃらのハッピーセット)
どうも。コチュジャン……じゃなくて東風です。
投稿期間が空いて申し訳ない…!
が、しかし!しかし!多少はストックを貯めておいたゾイ!
3日に一度くらいを目安にしたい…!
んじゃ!ちょっびり、ほんのマイクロセンチくらい期待しててくだせぇ!

それでは本編!どうぞ!


 

 

いつも通っているジムへと向かったワイは、ある衝撃的なモノを目の当たりにする。

──だって、そこにいたのは………!

 

「あらあら?こんにちわ鳥居君。元気だったかしら?」

 

「ア………アキロゼさん!?な、なんで…」

 

「……?なんでって何かしら?……あ!私が今日このジムに来たのはね、ベリーダンスの為の、腰の筋肉トレーニングなの!」

 

ワイが絶句していると、ワイと同じ顔をしている人を見つけた。

 

「鳥居っち……アキロゼっち、朝からこうなんよ」

 

「ノ、ノエルさん……」

 

「言いたいことはわかるよ鳥居っち。アキロゼ先輩、今日なんか違うんよ」

 

「……二人が何を言ってもいるのかわからないけれど……まぁいいわ!一緒にトレーニングしましょう!」

 

「……えぇ。しましょうか」

 

「うん。今は筋肉がなんとかしてくれるよ!」

 

ということでワイ達はとりあえずトレーニングを開始した。……が、正直、なんで今日ムキロゼじゃないのかが気になって、トレーニングに全然集中できない。横でベンチプレスをしているノエルさんもいつもよりキレがない。

筋肉のパフォーマンスを出しきれない様子だ。

 

逆に、アキロゼさんはというと、

 

「よいっ……しょ!よい………しょっ!……ふぅ」

 

いつも以上にキレていた(動きが)。

………え?なんだろう。ワイの目がバグったんかな?

 

「いいや、鳥居っちの目は間違っちょらんよ」

 

「え……でも。……今、アキロゼさんが持ち上げているダンベルの重さは────!」

 

「…………よいしょっ!……ふぅ。やっぱ、50キロは重いなぁー!」

 

そう、なんとアキロゼさん。ムキロゼの時より強くなっていた。確かムキロゼさんの時は片腕40キロが限界だったハズ………何故だ!?

と言うか普通、展開的には「うぅ、5キロも持てないよ〜」みたいになると思ってたのに!

ワイが困惑していると、ノエルさんが声を上げた。

 

「あ!あれ見て鳥居っち!」

 

「なんですか!?」

 

「アキロゼ先輩の体!光っちょるよ!!」

 

「まっ、まさか!?」

 

そう、アレは見たことがある………!

この既視感の正体は──!

 

「そのまさかだよ鳥居っち………アレは黄金筋肉比!アキロゼ先輩は遂に辿り着いたんだよ!………頂きに!」

 

「フッ、フッ、フッ。………やっと気づいたかい?」

 

不敵に笑うアキロゼさん。笑いながら尚、ダンベルを動かす手を止めないことを見るからに!

 

「………本当に頑張ったんですね」

 

「あぁ、でもここまでこれたのは……」

 

ボンッ!と如何にもアメリカンな効果音と共に、アキロゼさんは、ムキロゼさんになっていた。

………某平和の象徴みたいだなぁ…。

 

「君達二人が居たからさ!本当、………本当に君達は良いライバルだよ」

 

「ムキロゼさん…!」

「ムキロゼっち…!」

 

「……今回は私の奢りだ(ボンッ!)……着いてきてくれますか?」

 

ワイとノエルさんは顔を見合わせる。

 

──そんなの、勿論!

 

「「行きます!!」」

 

ワイ達の返事が予想通りで嬉しかったのか、アキロゼさんは満面の笑みを浮かべている。

 

「………ま、行くのは鳥居さんのお店なんですけどね」

 

「頑張ってね!鳥居っち!」

 

ノエルさんはサムズアップをこちらに送ってきた。

 

「うーむ。人生はんみょうむ、………ってヤツですね」

 

「それ私の寝言ォ!」

 

アキロゼさんは恥ずかしそうに頬を赤らめる。

 

「ハハハ!アキロゼっち面白いね!」

 

「………おさんぽ(ボソっ)」

 

「………(圧)」

 

ワイは無言の圧力を掛けてくるノエルさんを華麗にスルーして、ワイの店へ行く支度を済ませるのだった!

 

「………ハハハ。お散歩かぁ……。うん、お散歩、ただの、お散歩かぁ……」

 

ハイライトオフのノエルさん。

ま、焼き鳥と牛丼を出せばハイライトオンになるから大丈夫やろ!

そして、出発間際、アキロゼさんが。

 

「そうだ!鳥居さんのお店でベリーダンスを披露してもいいかしら?」

 

「勿論です!是非ともお願いしたいです!」

 

「団長もダンスできるよ!ほらっ!」

 

ノエルさんはその場でボックスステップっぽいなにかを披露してくれた。

ワイはそれを隠れながらスマホで撮影して、フレアさんに送っておいた。

 

…………後日、そのボックスステップっぽいなにかをフレアさんに完コピされ、赤面するノエルさんが居たとか、居なかったとか………!

 

 

 

 

 



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実は、…最近

どうも東風です。投稿遅くて申し訳ない。
今回は特殊会で、
えびふらいおん=まつりす
カラス=ぷらすめいと
みたいなテンションでお願いします!
それでは本編!どうぞ!
 


 

「焼き鳥と枝豆とポンジュースで」

「とりあえずエビフライで」

「大乱闘」

「しゅばしゅばしゅばしゅば…」

「カカカ……お肌にいいモノを一つ…」

「ナイトとして相応しい物を」

「野菜以外で」

「可愛い白髪美少女の写真を一つ…」

 

「はい!承りました!」

 

多分みんな誰が喋っているか、セリフだけではわからないだろう。なので上から順に言っていく。

 

35P(45P)

(みこち)

 

えびふらいおん(変態其の1)

(まちゅり)

 

ハトタウロス(強者)

(ミオしゃ)

 

スバルドダック(大人気)

(しゅば)

 

ドクロくん(変態其の2)

(船長)

 

ルーナイト(超人)

(姫森さん)

 

ねっ子(連携が凄い)

(ねねち)

 

カラス(首輪監視マン)

(ラプ様)

 

だ。

 

………そう、マスコットとファンの皆様だ。

 

彼らは今までは隣のビル。つまり師匠が居る2号店の方に行っていた。

 

が、最近ホロメンが忙しいのか少し頻度が減った。まぁ人気が常に鰻登り(うなぎのぼり)だから仕方がないだろう。ワイも無理して来てもらうより、暇な時にゆるりと来てもらった方がしっかりと話せるから嬉しい。

 

で、ホロメンが減るということは、必然的にワイの店に入れる数が増えるということ。

 

なのでみなさんが来たというわけだ。

 

みんな自分の推しに似たのか自分の推しが頼みそうな物を頼んでいる。………最後に至っては推しのママが憑依している気もしなくもないが…まぁいいだろう。ここはギャグ漫画の世界線だ。

ワイは以前ココさんに教えてもらった『気にしたら負け』をモットーに日々、働いている。

 

「やはり大乱闘をするのが我が使命…」

「ナイトとして……戦おう」

 

多分この人(?)たちはホロメンに似てヤベェ奴らなんだと思う。

 

「うちのみこちがさー」

「カカカ…こっちも船長が…」

 

「ねねちに健康のために野菜食べさせたいんだけど…」

「エビフライに混ぜ込むのがええで〜」

 

ワイが料理を作り終え、それぞれのテーブルに乗せていると、頭の上にカラスが乗って来た。

 

「しゅばしゅばしゅばしゅば…」

「店主、吾輩が所望した白髪美少女の写真は?」

 

鳥たちがぴよぴよ鳴いている。

 

「ぶっちゃけ普段から生で見てるから写真いらないですよね?」

 

「………まぁな」

 

といった風に最近は過ごしている。

最初こそキャラの多さ(物理的にも、個性的にも)困惑したが、もう慣れた。

最初はなんか…その…

 

「「「「ウチの推しと気安く喋ってんじゃねぇ!」」」」

 

くらい言われるかと思ってた。まあ言われても文句は言えない。

……でも蓋を開けてみればあら優しい。

ここがホロライブさんの1番の良さなんだろうなと思う。

 

どんなに否定してくる奴がいても、自分をこんなに肯定してくれる人たちがいたら、………きっと。きっとホロメンは楽しいだろう。

 

ワイは改めてこの人たちがホロメンに巡り会えた運命と、やごぉーさん含むホロライブ関係者に。深く、心の底から感謝した。

 




スバルドダックがちょくちょく抜けてました!感想で教えてくださったので本当に助かりました。


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「はい、勝ちまん──」

なんかかつてないほど文字数が多い(当社比)(笑)
どうも東風です。あずまかぜじゃなくてこちです。

さて、みなさまは、まちゅりの強風オールバックをご覧になりましたでしょうか?
大乱闘のくだりがなんとハトタウロスだったんですよ!
投稿されたのが2023/06/04の午後10時あたり。それに対して前話はお昼の1時投稿!

………フハハ!預言者と呼んでくれて構わんのだよ…!フハハハハハハハ(地獄の公爵笑い)。

おまいら「調子乗んなタコ」

ワイ「タコじゃないし!河童だし!」

………なんてね。でもマジなんか嬉しいっス。

それでは本編!どうぞ!


「はい、勝ちまん──」

 

「いや、言わせませんよ?ダメじゃないですか。もうホロライブは(れっき)としたアイドル事務所なんですよ?」

 

「えー。いーじゃん〜アイドルだからって発言を縛る必要、なくない?」

 

「まつりさんはやごぉーさんが言ってた言葉覚えてますか?」

 

「覚えてるよ!確か………

『──TKBさんの様なアイドルグループを…』

………だっけ?まあやごぉーが勝手に言ってるだけだよね?まちゅり自由に生きたい!いや、イキた…(だからアイドルなんですって!)………えー。鳥居さんつまんな〜い。………そういえばTKBってちく…(アイドルだって言ってるでしょうが!)………えー!そんなに言われるとまちゅり!つまんない!」

 

「そうは言われましても…」

 

「鳥居さん、つーまーんーなーい!なんとかしてよ!」

 

まるでイヤイヤ期みたいに駄々を捏ね出したのはまつりさん。ホロライブの清楚(自称)だ。………まぁ勿論、見た目は可愛いし、最近はかなり落ち着いて比較的、清楚なのだが…。

 

「ガハハハハハ!ビバ!美少女!」

 

「まつりさんもうお酒呑むの辞めましょう?ね?身体に悪いですよ!」

 

「だぁいじゅうぶ!だぃぶーじゅー!(ケラケラケラケラ!)」

 

完全に出来上がっている………。

もう、まつりは既に出来上がっているぞ!トドメだくらえっ!めばちこ!(文字数と頭文字しか合ってない)

……あかん、めばちこ出来てもうた。………なんてな。はは、笑うしかねぇー。

 

「とりあえず休憩室に行きましょうまつりさん。今は少し休みましょうか」

 

「鳥居さん、休憩室ってちょこてんてーとイチャイチャした部屋でしょ?」

 

「──────ちょっとタンマ」

 

「あいよ」

 

待て待て待て待て待て待て待て待てまてぇ!

ちょっと待てぃ!(電気のスイッチを叩きながら)

 

「くらーい!暗いよ鳥居さん!」

 

………ワイは無言で電源を入れ直す。(あかるーい!)

 

………なんでバレてるんだ!?大空警察か?大空警察がやったのか!?それともなんだ?千代子か?千代子本人がバラしたんか!?

 

「鳥居さん、監視カメラのセキュリティ、見直した方がいいよ?」

 

「なん………だと……」

 

ま、マジか!?ウッソだろ!?オイ!!

わ、ワイの店はまつりさんの言う通り監視カメラが置いてある。それも、結構な数………。

………が、しかし、しかしだッ!

ワイの店のセキュリティは師匠にやってもらってる。師匠はパソコン関連にはめっちゃくちゃ強い(のクセにガラケーを使う)。

………故に生半可なハックでは突破できない様になっている筈。実際ある程度勉強してたワイでもサッパリなレベルだ。大企業とまではいかなくても、中堅企業レベルのガードはあるはず………一体どうやって!?

 

「ふふふ、不思議そうな顔をしているね鳥居さん!」

 

「えぇ、そりゃなりますよ!どうやったんですか?」

 

 

「フフフ…」

 

まつりさんは薄ら笑いをしながら指パッチンした。

 

「いでよ!麵屋!」

 

「ららいおーん!………鳥居さん。別に撃ったりしませんからヘルメット被らないで下さいよ」

 

天井からぼたんさんが現れた!

 

「ハハハ。いやだなぁぼたんさん。………此処は戦場ですよ?」

 

そう、麺屋は恐ろしいくらい強い。なんかファンタジー的な能力持ってるホロメンは沢山いるけど、現代兵器持たせたら多分ぼたんさんが最強だと思う………ただし、ココさんとラプラスさんは除く。

 

「って、そんな茶番はさておき、まつりさん。なんでこんなことしたんですか?」

 

「ふぇ!?まちゅりは実行犯じゃないし!ていうか仮にもアイドルであるちょこてんてーとイチャイチャしてた鳥居さんには責められたくないよ!」

 

「ぐっ、言い返せない…!?………予定変更です。

ぼたんさん!なんでこんなことをしたんですか!」

 

ぼたんさんはバツの悪そうな、申し訳なさそうな顔で。

 

「鳥居さんのお店のセキュリティを確かめる為ですよ。最近みんなが通い詰めてて………一歩間違えたらマスコミにタレ込まれて────ボンッ。

………ですからねー」

 

「本当にすみませんでした」

 

DoGeZaを献上する。

 

「そんな!?頭を上げてくださいよ鳥居さん!私が悪いんですよ。普通に考えたらハッキングしただけでアウトですし!?」

 

ワイに寄り添う様にしゃがんでくれるぼたんさん。長身のお姉さんが自分に寄り添うようにしてくれている様子を見ると、なんだか子供に戻った様な気がしてくる。

 

そんなぼたんさんに対してワイは土下座の体勢を保ちつつ、ぼたんさんを見上げる。

 

うん。

 

「本当にすいませんでした!!!」

 

「ああっ!またっ!」

 

頭を再度床に擦り付けた。

床は毎日ちゃんと掃除していてピカピカだから、まぁそんなに汚くはない。土下座しやすい床を保っていた今までのワイに拍手を送りたい。安心して再度土下座が出来る。

 

再度……?

 

「ハイッ!サイドテーブル!」

 

「くっ!まつりさんに先を越された…!」

 

まつりさんはサイドテーブルに肘を掛けてドヤ顔している。居酒屋でイキらずBARでイキってもらいたいところだ。(ホロぐら)

 

「いやアンタら何してんねん?………まぁとりあえず起き上がりましょ?鳥居さん」

 

「では、僭越ながら──よいしょ。

んじゃそろそろ真面目にいきますか」

 

「「ですな」」

 

と言いながら二人の手にはジョッキが……!

まぁココ居酒屋やしな。順当と言えば大変順当でござる。ニンニン!(侍)

 

「で、どう強化しましょう?」

 

「はいっ!まつりにいいアイデアがあります!」

 

「どうぞ」

 

「もういっそ諦めてみんなでスキップをする!」

 

「でもまつり先輩スキップできないじゃないですか」

 

「できるし!」

 

まつりさんがぎこちないスキップ(?)を始めた。

 

「ぼたんさんは何かいい案ありますか?」

 

「私はそうですね……魔法の結界を張るとかどうでしょう?科学に対して科学で戦わず、相手のことを虚をつくというのはどうですか?」

 

「なるほど…!魔法が使えるホロメンに頼むんですね!」

 

なんというパーフェクトプラン!流石麵屋といったところだろう。

 

「あ、そういえばさ、鳥居さん」

 

「え?なんですかまつりさん?」

 

「メルメルがこの前一緒に、この監視カメラの映像を見た時さ、『ふふふ。鳥居さん、カレーライスにしちゃおうかな?』って言ってたけどなんのこと?」

 

「スゥ──(メイド式呼吸法)。………ぼたんさん。魔法の結界って侵入者を撃退したりできますか?」

 

「設定に多分5日くらいかかりますね。ちなみに機械だと3日です」

 

ワイの顔面が真っ青なこのタイミングで、最も聞きたくない声が聞こえて来た。

 

『ヤァボクゥ!カレーライスクンッ!』

 

「これなんの声?ぼたんちゃんわかる?」

 

「いや、聞いたことないですね。こんなピンポイントな鳴き声の生き物なんていないですよ」

 

「………カレーライス」

 

「「え?」」

 

まつりさんとぼたんさんは頭の上にはてなマークを浮かべている。

 

「だからカレーライス君ですよ」

 

「「???」」

 

「生きてるんです。カレーが…」

 

「「!?」」

 

「私もきっともうすぐ彼の仲間になってしまいます。もしもそうなってしまったのなら、その時は美味しく頂いてください。出来れば美少女がいいです。ホロメンだとなおよし…」

 

「「?????????????????????」」

 

ふたりは何処にツッコんでいいのかわからなくなり、宇宙猫の表情になってしまった。

 

………そしてワイは無事(?)カレーライスとなり、ホロメンに食われたのだった。嘘である。この男、あろうことか酒に酔い、メルメルに甘えてしまったのである。

 

「うん!重罪!」

 

「許してくださいまつりさん!」

 

「断じて取り消すつもりはない(ドン!)」

 

「あっちゅ!あっちゅ!あっちゅ!あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!」

 

──後日。

 

そしてワイは、かつてみこちが受けたエリトラandトーテムマグマダイブの刑をマイクラで受けるのだった。

 

うぅ、最近結構進めてたのに…。

 

………まぁあとエリトラ10枚あるんですけどね!(やり込み過ぎ)

 

「鳥居さんは一ヶ所のチェストにエリトラを集め過ぎだにぇ!みこが全部持ってって、色んな場所に置いといてあげるにぇ!リスク管理って奴だにぇ!鳥居さんはみこに感謝するべきだn……あっちゅ!あっちゅ!あっちゅ!あっちゅ!あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!」

 

………まぁあとエリトラ0枚あるんですけどね!(白目)

 

 

 



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みこちであそぼう!

どうも東風です。投稿ペース高くてとってもイケメンな東風です。
おまいら「………」

………許すまじ読者(逆恨み)。

ま、そんなことはおいておいて今回はみこち回です。可哀想で可愛いみこちをどうか愛でてあげて下さい。

それでは本編!どうぞ!


 

「大好き❤️な・の・は!ほ・し・ま・ち❤️えっwえっwえっw恥ずかしいにぇ!」

 

「ん”〜〜!(悶絶)ん”ん”〜〜!!(全否定)」

 

今ワイが見せられているのは親の顔より見たラジコン配信(居酒屋鳥居バージョン)だ。もっと親の顔見ろ、だって?

ふっふっふっ。どうせ夏に帰るから効かないな!

 

………というかみこちの真似してるかなたさんバチクソ可愛過ぎでは?もうこんなん凶器やん…。

 

「実は〜、普段はラブラブなんだにぇ!二人のときはお互いに下の名前で呼び合ってるにぇ!」

 

「ん”ん”ん”〜〜!?(はぁあ!?)ん”ん”ん”ん”ん”ん”!(やってねぇよ!)」

 

「へー。みこめっとってそんな感じだったんですね!ワイは配信で見た時からなんとなくわかってましたけど…!!」

 

みこさんが「!?」という顔でこちらを見ている。口のガムテープを外したら真っ先に、何言ってんだオメー。くらいは言うだろう。

かなたさんもノリノリでイジっているし、良い調子だ。

 

しばらくするとみこちは目に涙を浮かべ始めた。口がガムテープで拘束されている為、息が荒い。

 

………赤ちゃんのクセに、なんでこんなセンシティブなんだろうか。

 

「さて、みこさん。反省しましたか?」

 

「ん”ん”!(うん!)ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”!!(したからもうゆるして!!)ん”ん”!(にぇ!)」

 

「どうしますか?鳥居さん?」

 

かなたさんがワイの判断を仰いでいる。

 

「まぁ反省してくれたみたいなので、そろそろ許してあげましょうか。かなたさん、ありがとうございました」

 

「いえいえ!じゃ!ボクはコ………ココォ!?」

 

いつのまにか、かなたさんの背後に立っていたココさんは、かなたさんの腰を掴んで脇腹に抱える。

 

「ようかなた!アタシ、最近、ラジコン買うか迷ってたんだけどよ!決めたわ!オメェがラジコンだ!」

 

「ちょ!?助けて鳥居さん!?」

 

「助けたら恐竜の巣に裸で縛ってぶち込まれるので嫌です」

 

「ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”(いんがおうほうだにぇ)」

 

「いやぁああああ!助けてええええええ!!」

 

「じゃあ!店主!」

 

当然の様に天井に向かって飛んだココさんは、天井に一人分サイズの穴を開けていった…。

 

………そろそろやごぉーさんに請求しちゃ、ダメだろうか?……ダメだな。

 

代わりに桐生組の皆さんにお願いしよう。まぁもういっそのこと、天井の穴を開けたまま過ごしても、やぶさかではないのだが……。

 

………それはそうと、そろそろこの店の天井、ホロライブの事務所の窓ガラスと肩を並べ始めたのでは……?

 

なんて、まぁまぁ気になることは置いておいて。

 

ワイはみこさんの口に貼ってあるガムテープを外す。

 

「ぷはぁ!やっと喋れるにぇ!」

 

「とりあえずワイのエリトラ集め手伝ってください」

 

「………にぇ(はい)」

 

ワイはみこさんに2Pのコントローラを渡す。

 

「どうせなら35Pのコントローラがよかったですか?」

 

「みこはイナちゃんみたいに触手みたいの持ってないから無理だにぇ……」

 

「その人はどんな人なんですか?ホロライブの人ですか?」

 

「イングリッシュだにぇ。たまにみこもイングリッシュ扱いされるのが釈然としないにぇ…」

 

「へぇ!みこさん日本語上手ですね!」

 

「みこはJPだにぇ!!!(大声)」

 

「とりあえずワイのエリトラ集めましょうか」

 

「にぇ」

 

………結局、ワイはみこさんとエンドシップを探す旅を3時間ほど続けて、なんとか3枚手に入れたのだった。

 

「集めたエリトラの内の一枚はみこさんにあげますよー」

 

「にぇ!?いいの?」

 

「えぇ。私も楽しかったですしね」

 

「ふっ………みこは居酒屋鳥居のマイクラで頂点に立ったってことだにぇ!」

 

「よかったですね。ゲーマーズが作ってくれた天空トラップで火薬を取れば花火を作れますよ」

 

「いってくるにぇ!………あ」

 

「あ」

 

移動中、ジャンプ連打していたみこさんは渓谷へダイブした。

 

「あっちゅ!あっちゅ!あっちゅ!あっちゅ!あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!」

 

そしていつものお家芸、マグマダイブを披露したのであった。

 

「………………鳥居さん」

 

「な、なんですか…?」

 

「……る」

 

「え、すみません、ちょっと聞こえなかったんですけど…」

 

「…ーる」

 

「あの、もう一回お願いします…」

 

「ビールだにぇ!!呑まなきゃやってられないにぇ!」

 

「了解です!じゃんじゃん呑みましょう!」

 

今回ばかりはワイもヤケ酒した。

 

そして二人とも二日酔いしたとさ。

 

「ちゃんちゃんこだにぇ!」

 

「なんかちょっと違う気がします……う、うぷ………」

 

みんなも飲み過ぎには注意しような⭐︎

 

 



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めちゃくちゃ最高♪わため!



わためお誕生日おめでとう!ライブ最高だった!
この話はライブ見て速攻つくりました。
どうも東風です。いつもは河童ですが、きょうはわためいととして生きていきたいとおもいます。

それでは本編!どうぞ!


 

 

「お誕生日おめでとうございます!ライブ、最高でした!」

 

「いや〜、てれますなぁ〜」

 

今日は6月6日、わためさんの誕生日だ。

ワイは配信で誕生日ライブを見たのだか、涙腺が緩んだ。本当に感動した。なんて、そんなありきたりな言葉しか出ないほど感動したんだ。

 

「7歳になったんですね!」

 

「そうだねぇ〜。ふふっ、あくまで羊基準だからね〜。人間だとまぁ………いくつくらいなのかな〜?」

 

「とりあえず飲み物とって来ますよ!やごぉーさんの奢りですって!」

 

「わーい!ありがてぇございます!やごぉーさん!」

 

「いえいえ〜」

 

なんだこの微笑ましい空間。おじさん二人と美少女一人………うん。微笑ましい。ワイが微笑ましいと思えば微笑ましいんだ。きっとそうだ、そうに違いない(確信)

ワイはとりあえず疲れた体に染みるであろうフルーツ系のジュースと、オシャレなカクテルを……。

 

「何かしたいこととかってありますか?」

 

「ん〜、わためぇはねぇ、歌いたいかな!」

 

「まだ歌えるんですか!?」

 

「いけるいける!ん〜、みんな大好きだけど、今日は4期生のみんながいいな〜♪」

 

「わかりました、今エドテンします」

 

トワ様、ココさん、かなたさん、ルーナさん、召喚ッ!地面からみんなが生えてくる。………これほんとにエドテンかな?棺桶みたいなやつでないの?

 

「パパ医者を辞める。そして歌手になる」

「そして売れずに裏社会へ……ガハハハハハ!」

「ココってよく見たらシャクれてるよね」

「それかなたが言うのら?」

 

「エドテン完了です!」

 

「ご苦労様〜、みんな〜急に呼び出してごめんねぇ?」

 

「ううん。トワ全然気にしてないよ!」

「むしろ呼べwwwww」

「そうそう、同期じゃん!」

「そうなのらよ!仲の良さなんて介入する余地さえ生まれない同期なのら!」

 

「みんなは優しぃねぇ。ね、鳥居さん♪」

 

「いい仲間ですね。ちょっと嫉妬しちゃいそうなくらいです」

 

「えへへ〜!自慢の仲間だよぉ!」

 

わためさんが楽しそうなのは勿論として、呼ばれた4期の皆さんもとっても楽しそうだ。

やはり、『期』としての絆は仲の良さとはまた違った良さがある。

0期も、1期も、2期も、ゲーマーズも、3期も、4期も、5期も、holoXも、みんな自分の仲間を大切に思っているに違いない。

 

「〜〜〜〜♪」

 

わためさんは力強いハッキリと、それでいて優しさに溢れている歌声が魅力だ。

自分の好きなものがハッキリとしていて、やっぱりちょっと羨ましい。だからこそ応援したくなるのかもしれないな。

 

「〜〜〜♪」

「〜〜!!」

「ーーーー!」

「〜〜〜⭐︎」

 

ワイは、彼女たちホロメンが、自らを信じられるよう、陰ながら応援していきたいと、改めて思った。

 




すまん、いつかは保証できんが、最低一回は全ホロメン誕生日話作るから、気長にまってくだせぇ!誕生日最高!!


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ハッピーバースデーハッハー

何回「ハ」って言ったんだ?どうも東風です。例の如く誕生日回です。Mガデ面白かったですね。見てから作って今11時半です。眠いです。5時脱自は勘弁してください(一敗)

それでは本編!どうぞ!


「ルイ姐!お誕生日、おめでとうでごさる〜!」

 

「うぇーい。おめっとー!」

 

「ルイちゃんおめでとー!」

 

「ルイ姐お誕生日おめでとう!」

 

今日はルイさんの誕生日。わーおびっくり。この前は羊だったのにもう鷹ですか。十二支だったら2年離れてるのにあら早い。………というかホロライブで十二支作れるのでは?

 

そうなった場合、きっと鳥だけギチギチになるだろう。間違いない。花京院の魂を賭けよう。

 

「ルイさん。お誕生日おめでとうございます」

 

「ハッハー!」

 

「………それは「ありがとう」って言ってるんですか?」

 

「ハッハー!」

 

「ルイ姐がバグったでごさる!(ハッハー!)」

 

「あれ………沙花叉。これ、どっかで見たことあるような気がする。………っは!………もしかしてシオン先輩の魔法…?(ハッハー!)」

 

さすが推しと遊園地デートを実現させたシャチ。気づくのが早い。

 

「そういえばそんなこともありましたね。もう一年くらい前ですけど。たしかあの時は二期生が魔法にかけられてたんですよね(ハッハー!)」

 

「魔法ってことはもしかして!?ラプちゃんがやってるの!?(ハッハー!)」

 

「お前、そんなんだからすぐ借金つくるんだよ(ハッハー!)」

 

「だって別にラプちゃんが絶対払ってくれるし!こよはラプちゃんを信頼して作ってるんだよ?(ハッハー!)」

 

「余計タチ悪いわ!(ハッハー!)」

 

「にしてもこれ、どうすれば戻るんでござる?(ハッハー!)」

 

「………(ルイ姐がこのままハッハーマシーンになってれば、沙花叉はルイ姐の立場である女幹部の座に着くことができるかも?)………もういっそのことそのままでいいんじゃね?(ハッハー!)」

 

なんかクロヱさんが悪そうな顔をしている。

 

「ダメに決まってんだろ!絶対にダメだ!吾輩がハンバーグ食えなくなるだろうが!!(ハッハー!)」

 

理由がそこかい。まぁでも胃袋を掴まれているのに抗える生物などこの世に存在しないからひょうがないな。

 

「きゃあ〜!ラプちゃんこっども〜!(ハッハー!)」

 

「ラプ殿っ!その通りでござる!(ハッハー!)」

 

いろはさんはルイさんを元に戻す方に賛成のようだ。ハンバーグが食べたいのかな?

 

………可愛い一面があるじゃないか(全部可愛い)

 

「まーでも、こよもルイ姐には働いてもらいたいし、治そっか!(ハッハー!)」

 

結果としてクロヱさん以外は元に戻す方向性だ。

みんなが少数派であるクロヱさんを見つめる。

 

「………あー、わかった!わかったよ!沙花叉もルイ姐と話せないのは嫌だし、手伝うよ(ハッハー!)」

 

「だそうです。もう戻ってもいいんじゃないですか?」

 

「そうですね。みんな優しくて嬉しいです」

 

「「「「!?!?!?喋ったァァァァァァァァ!!!!」」」」

 

某CMみたいになっている。

そう、実は演技である。

まあ魔法という読みはかなりいい線いってたとおもう。しかしそれを超えるのが女幹部クオリティだ。

 

ルイさんの見事な嘘に踊らされたみんなは──

 

「「「「ハッピーバースデー!!!!」」」」

 

「ありがとう!!!!」

 

満更でもなさそうな顔で、満面の笑みを浮かべていた………。

 




改めてルイ姐たんおめ。そしてみなさん、おやすみなさい(体力の限界)


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関係リセットボタンぽちーw


ゴッホ……ゴッホ…。風邪をひいてましたどうもひまわりです。間違えた。どうも東風です。可愛くてぷりちぃな河童のますけちゃんです。皆さんも身体は大切に……ケホッ……ケホッ(咳)

それでは本編!どうぞ!


 

騎士……というものを、みなさんは知っているだろうか?

騎士…とは主と民を守る者のことだ。騎士の本望は守ることであり、そこに特別な感情を抱いてはいけないのだ。

 

さて、なんとなくおわかりだと思うが、今日、ワイの店にはノエルさんとスバルさんが来ている。さらに立会人としてクロヱさんが来てくれた。

 

そして今回ワイは一言も喋れない。なぜなら──

 

「こんまっする!ホロライブ三期生!白銀ノエルです!」

 

「ちわっす! ホロライブ二期生、大空スバーゥ!」

 

「ばっくばっくばく~ん!秘密結社holoXの掃除屋でインターン、シャチの沙花叉クロヱです!」

 

な ん で ワ イ の 居 酒 屋 で 配 信 し て る ね ん 。

 

「進行役の沙花叉でーす!今回はあるお店をお借りして!本格的な関係性のリセットをしていきます!始める前にインタビューを!スバル先輩!意気込みをどうぞ!」

 

「ちわーす!えーと、今回はノエルと仲を深められたらなって思います!」

 

「ありがとうございます!続いてノエル先輩!意気込みを教えてください!」

 

「わっ……わっ…」

 

なんかちいさいやつみたいになってる。

大胸筋は誰よりもおおk…

 

ドスンっ!

 

………え?

 

ふと、音がした場所を探す。その場所はワイの顔面の30センチ横だった。

なんとそこにはメイスの形をした穴がポッカリと空いている。

 

──ッッッッッッ!!!!(戦慄)

 

「今回は是非ともスバル先輩と仲良くなれたなって思います(迫真)」

 

「あっ……ありがとうございます(小声)」

 

クロヱさんも萎縮してしまっている。

だってノエルさん。目がマジなんだもん。しょうがないよなビビったって…。

 

「え、ええっとぉー。まず最初にやるのは、

【お互い好きな食べ物を食べさせ合おう!】

です!店主さん!お願いします!」

 

それでもなんとか進行役としての役割を話そうとするクロヱさんに、おじさん、涙出そうだよ…。

なんてな。とりあえず今回のワイの仕事はお食事を作ることだ。なんだ、いつもと変わらんな。

 

さて、厨房に入ったワイはそれぞれが好きなものを作る。

ノエルさんはまぁ、いつもは牛丼だけど、配信内で食べるんだったら、小チャーシュー丼かな〜。

スバルさんは魚類はイケるって言ってたから、【あくあまりん】からもらったお魚で刺身の盛り合わせを。

 

ある程度、自分たちで選べるように、お酒はいろんな種類をテーブルに持っていく。

 

ワイは黒子の様なものを頭につけて、テーブルに一皿づつ置いていく。

 

「ありがとうございます!」

 

「ありがとうございますっス!」

 

ワイはカメラの範囲内から急いで出る。

 

ふぅ。緊張した〜。ワイは、ワイのことをみんながどう思ってるか気になったので、自分のスマホで配信のコメント欄を覗く。

 

どれどれ?

 

:初めて見るタイプのスタッフなんだけど

:黒子ってオイ笑 人形劇じゃないんだから笑

:草オブ草

:料理めちゃ美味そうやん!

:店を知りたいけど絶対教えてもらえないよねー

:そりゃ俺たちみたいなのが通い詰めるからな

:あたりまえ定期

:黒装束だけどあの人めっちゃムキムキじゃね?

 

………なるほど。概ね好印象らしい。見た目がよかったのかな?あとムキムキと言われてちょっと嬉しい…!

 

「スバル先輩、あーん!」

 

「あ、あーん?……モグモグ(ヤミー)…ゴクン!うん!美味しい!」

 

「よかった!じゃ!スバル先輩も!あーんしてください!」

 

「お、おう。あ、あーん?」

 

「あーん❤️……ンー!!!

びぁぁあうまぃぃぃい!!!!!」

 

別にそれ、ただのチャーシュー丼で、だし巻き卵じゃないんだけどな………。全自動たまご割り機じゃないんだけどな。

 

:完璧(笑)

:究極(笑)

:アイドル(笑)

 

コメ欄もお祭り騒ぎだ。そんな中でも進行役を果たそうとするクロヱさんは司会の才能が光っている。

 

「さて!お二人とも!関係リセットボタンをぽちれましたか?」

 

「まぁ、出来たとは思うっス!」

 

「完璧。その二文字です」

 

「そうですか!じゃあ今回の企画は成功です!ではみなさん!ごちそうさまでした!」

 

「おつまっする〜!」

 

「じゃあねーバイバイ!」

 

配信は終了しました────。

 

 

 

 

 

「ふぅ。鳥居さん!ありがとうございました!お陰でスバル先輩と仲を深められました!」

 

「そうですね。確かに深まりましたね!」

 

「スバルはちょっと怖かったっス…」

 

「まぁそもそも開幕早々メイス投げてますしね。沙花叉、マジで頑張った…!」

 

「皆さんお疲れ様です!なにか作ります?」

 

「「「寿司!」」」

 

「わかりました。じゃ握ります」

 

「「「握れるの!?」」」

 

「………?なんならフグとかもできますよ?」

 

「「「!?」」」

 

「じゃ!作って来ますね〜♪」

 

ワイは厨房に入った。

 

(え!鳥居さんってもしかして結構凄い人?)

(まてノエル早まるな。確かに料理面は凄いが、いつもの行動は………アレ?意外と本人自体はいいぞ?)

(周りが騒がしいだけなんじゃないかと沙花叉は思うんですけど…)

(今思い返せばベンチプレス150キロくらいやってたし、意外と超人?)

(えっマジか…本当かノエル?)

(本当だとしたらやばいっすね…)

 

「お待たせしました!お寿司です!」

 

ワイは自信作を出す。

 

「おー!めっちゃ美味しそうやん!」

「だんちょ!これならいくらでもいけちゃう!」

「沙花叉もー!」

 

どうやらみんな喜んでくれた様だ。

 

………というかヒソヒソ話すならもうちょっと声のボリューム下げなきゃ………全部聞こえてたで………まぁ、褒める様な内容だったから嬉しいけど。

 

三人はワイを凄い人だと思ってくれてるけど、ここまで来れたのは、自分だけじゃなくて、みんなのおかげなんだよなぁ。

 

ま、そこがホロライブのいいとこなんだけどね!褒めてくれるし!

 

さて、追加のお寿司!作りますか!




ワイがホロメンを描く時に考えている事リスト

そらさん  日本刀、じゃあ敵だね?
えーちゃん  そらさんに切れられて社畜で狂人でガチエリート(有能)
やごぉー  優しくてイケオジ
ロボ子さん  親指を立てて溶鉱炉に沈んだり、叫びながら倒れる
みこち  マグマと運命共同体(敗北者)
すいちゃん  包丁持たせてテトリスしてればおけ。
あずきち  ゲッサーとゲッターとコンデンサーマイク(カタカナ多い)

めるめる  酔わせてBanパイヤさせとけばおけ
はあちゃま  はあちゃまっちゃま〜!
まちゅり  はい、かちまん……
アキロゼ  ムキムキダンサーはむみょうむ
フブキング  ゆっくりしていってね!

スバル  アヒルでツッコミ、元気溌剌苦労人
お嬢  余だよ!余ー!
ちょこ先生  ガチィ!?大人のおねーさん(あーう☆)
シオンたん  メスガキ(迫真)
あくたん   小動物でぼっちで可愛くてボコボコにしたくなる(キュートアグレッション……ってコトォ!?)

おがゆ  ホスト的な扱いして、ころさんに嫉妬させる罪深いムーブが楽しい
ころさん  ゆびとおがゆがあれば大体幸せ。27番の罪は重い
ミオしゃ  普段は優しいママだけど唐突にキレたり(本作品内でも)ラジコンを手に入れると水を得た魚の様に生き生きしている。
フブキング  やっぱりゆっくりじゃなくて猫だわ(キツネじゃい!)

船長 センシティブでいい女。上司に欲しい
ぺこら 27番お願いしますぺこ
ふーたん 1000000おめ。ホロメンたらし。
団長  大胸筋と牛丼と筋肉とメイスとお城(ラブ…)とおさんぽ(おちん…)
るしあ 居酒屋に来ない初号機。そろそろ声がまた聞きたい。………まあ3期生の会話の中だけ出て来る謎の人……って扱い…?

わため クソ雑魚羊。ラム肉。ライオンに食われかけてる可愛い歌姫
会長 『誓って殺しはやってません』………違う桐生さんかもしれない
トワ様  マジかっこいい。ラプ様の気持ちがわかる。ダントツ常識人。マジ天使
姫  姫森さんが時々出て来る0歳児。怖がってる姿がげぼかわ。すばちょこるなたんの時のオフな感じも良き
かなたそ 可愛くてかっこよくてえっちで芸人。オールランダーすぎでびびる。埼玉好き好き天使

ワミィ  芝刈り機ニャース黒棺。パリパリプーンwww
ししろん  エイムがやばすぎて絶対に勝ってくれるという安心感がある
ねねち  すぐこっちを泣かせに来るしすぐ泣く。でもそれがいい。みんな努力家だけどねねちは特に目に見えてくる。
ポルカ  もっと八尺様みたいになってくれ。低気圧しか弱点のない座長

ラプ様 合法ロリ!合法ロリだっ!囲めっ!囲めっ!
ルイ姐 歌カッコよ…。しかもハンバーグが作れる。一人暮らしにいいなぁ!
こより センシティブ要因に見えてブレーキ要員。そして何人いたらそんだけ配信できんの?
ござる 真の清楚。日本刀持ってるやつは清楚だってばっちゃんが言ってた。
沙花叉 風呂入れ定期。シオンたん逃げて、超逃げて。逃げないとドレインキスされるぞ(ちゅるちゅるちゅる)

………という感じです。まあ大体合ってる。では、さらば!


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外国製のまな板(タコ)


どうも東風です。まな板は日本では初号機。外国ではたこ焼きだと思ってます。ちなみにワイは貧乳派です(性癖カミングアウト)髪の毛は白っぽいのが好きですね(追い討ち)
ついでに合法ロリが好きです←読者『!?』

読者『ラプ様逃げて超逃げて』

逃がさないよぉ(ニチャア)(暗黒微笑)

そもそもこの癖はこのすばのせいで(白髪豪運貧乳盗賊少女)生まれたので責任は三島先生にあると思います(責任転嫁)。

まぁそれは置いておいて。

………さて今回はE N一期生二人目の登場です。案外ここからはサクサク出てきます(E N一期生が)。あなたは読者ですッ!E Nが登場するのを楽しみにしておいてください!良いですねッ!(ワザップ)

それでは本編!どうぞ!





「お! いらっしゃい! 鳥居さん!」

 

「どうも。いつも通り、野菜の仕入れに来ました」

 

「そうかい。じゃ、なんか欲しいものあったら言ってくれよ。ワシは少し座ってるから」

 

「はい! じゃあ見させてもらいますね!」

 

ワイは八尾さんの店に野菜を仕入れに来ていた。ここの野菜は東京の中でもトップクラスに新鮮で、尚且つ安いんだ(ワイ調べ)。

 

思えばもう10年間もこの店にお世話になっているなぁ。師匠の野菜もここの物だったし、バイト時代から通っているワイの思い出の店だ。

 

バイトといえば、そういえばこの前。ここでキアラさんと再会したっけ。………そういえばキアラさん、ホロライブに入ったって言ってたなぁ。

 

確か………E Nだったっけ? 同期にはサメと、死神と、探偵と、触手………触手!? ア、アイ……ドル? アイドルなのかそれって…?

 

………まぁワイが知らないだけで、案外世の中には触手を持ったアイドルが沢山いるのだろう。ワイが世間知らずなだけだなきっと。たぶん。………というか、キアラさんの同期、なんか聞き覚えある組み合わせな気がする。

 

………まぁいいか(イカ)。………触手と言えば、最近たこ焼き食べてないなぁ…。自分で作ろうかな? とワイがネギを見つめながら考えていると、ワイの目の前に小さな手が現れた。女の人の、それも子供くらいの手だ。

 

おっと、邪魔になっちゃいけないな。とワイは思ったので一歩、ネギ売り場から離れ、手の主を目視する。

 

「………………あっ」

 

そこに居たのはサングラスをかけ、頭に小さなベレー帽を被り、可愛らしいコートから触手が何本かはみ出ている………イナさんだった。

 

「あっ! お久しぶりです! イナさん!」

 

「……あっ……うん。久しぶりだね。まさかココで会うなんて……」

 

「えぇ、こないだはキアラさんとも会いましたし、偶然って重なる物なんですね!!」

 

「そうかもね。私のことはキアラから聞いた?」

 

「……え? 何かあったんですか?」

 

「……その様子だとどうやら何も聞いていないようだね。……うぬぬ……キアラめ…!」

 

ワイは偶然、かつてのバイト仲間との再会を果たした。最近はよく旧友と会うなぁ…。と思いながらワイは見た目があまり変わっていないイナさんを見る。

 

やっぱり知り合いと再会するというのはいい物だ。なんというかその、心がほっこりとする。

 

……うーん。我ながら口下手……というか語彙力が低いというべきか? まぁ言いたいことが相手に伝わればそれは立派なコミュニケーションだ。ホロメンもパッションで頑張っているし、ワイもパッションで乗り切ろう。と思う。まる。

 

閑話休題。

 

ワイが脳内でハッピーになって盛り上がっているとイナさんが口を開いた。

 

「……実は私、今日鳥居君に会いに行こうと思ってたの」

 

「なるほど。だから此処に……ってことですね!」

 

「うん。ま、予定は少しずれちゃったけどさ! また久しぶりにご飯、食べさせてよ!」

 

「はい! 喜んで!」

 

■■■■■■

 

ワイはイナさんに様々な料理を振る舞うと同時に、自分が食べたかったのでたこ焼きを作っていた。

 

「そういえば…! イナさんはどんな仕事をしているんですか? ワイ、気になります!」

 

「んー、そうだね〜。『アイドル』かな」

 

「………」

 

「なんで急に黙ったの?」

 

「いえ、別に。………イナさんは子供みたいな体型をしているから、一体どんなファンの人がいるのかなぁって気になっただけで………っちょ!! 触手で胸ぐら掴まないでくださいよ!」

 

 

i'm not a loli(私はロリじゃない)

 

 

「わかりました! わかりましたから!! 体宙に浮かんじゃってます!!! 勘弁してください!!!!」

 

「………以後気をつけてね」

 

「はい」

 

ワイ結構筋肉あって重いのに(100キロ越え)なんでこんなにあっさりと持ち上げられるんだ? ………思い出した。

 

そういやバイト時代にやった腕相撲ではワイが常にビリ2だったな。最下位はアメさんだったけど。

 

「で、一応どこの事務所かお聞きしても?」

 

「ホロライブ」

 

「ですよね。知ってます。いや知らなかったけど。なんとなく予想はついてました」

 

「私はE N一期生。私とキアラとカリとグラとアメの5人だよ」

 

「わーお。見事にバイト仲間じゃないですか。ワイの周りみんなアイドルになり過ぎでは?」

 

「んー、でも、ホロライブがなかったらやってなかったかもね」

 

「やっぱりやごぉーさんはBest girlなんやな。って、たった今再認識しています」

 

「うん。海外だとメッチャ人気だしねやごぉー」

 

海外でのホロライブイベントでは常に一等身やごぉーが引っ張りだこなんだとか。

 

それは置いておいて。

 

「イナさんはしばらく日本に?」

 

「うん。みんなも一緒。ここには時々来るね。………イイ?」

 

「勿論! 歓迎しますよ! あっそうだ! イナさんはもう師匠に会いましたか?」

 

「まだだけど………その言い方だと近くにいるの?」

 

「隣のビルにいます」

 

「メッチャ近いね。まあ久しぶりに店長に会いたいし、みんなが揃って此処に来れる日に会おうかな」

 

「はい! 待ってます!」

 

ワイは近いうちに起こるであろう新たな混沌(カオス)に、心の中で期待を膨らませていくのであった。

 

「………たこ焼き17個頂戴」

 

「メッチャ食べますね。共食いですか?」

 

「タコは共食いする生き物なのだ…!!」

 

とイナさんは平たい胸を、えっへんと突き出した。

 

成る程。外国製のまな板は水平だな………って! 触手で持ち上げるのやめて下さい!? ワイが悪かったです!!

 

ワイは3分ほど空中で(もてあそ)ばれたのだった。

 




どうやらE N一期生は鳥居さんのバイト時代の同僚だそうです。
へー。知らなかった〜。初耳〜。(明後日の方向を向きながら)

………ということでE N勢はバリバリ日本語喋ります。というか東風は英語わかりません。でぃすいずあぺん。と、あいらいくかっぱ。くらいしか言えません。

そんな英語クソ雑魚河童がなんとか海外勢を出そうと工夫した結果あちらが日本語喋れるということにしました(申し訳ない)

時々簡単な英語くらいは織り交ぜていくのでどうか、温かい目ぇ(猫型ロボット風)で見守ってください。よろしくお願いします。

当然この法則だと、もうお分かりですね? そう、I D勢も日本語喋ります。
辻褄合わせが大変すぎてもう悪魔召喚したい気分でっせ。フハハハハハ!

んじゃ、ワイは貧乳派なのでこれで失礼します(?)




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じゃあ日本製のまな板は?


どうも東風です。ほんの少しですが、るしあさんのセリフがあります。
もしも気になる方がいらっしゃったら、申し訳ないですがブラウザバックや、この話を飛ばすなどして楽しんでください。

セリフといっても叫びですし、誰かと会話するわけではないのでそれほど気にならないとは思います。

自分は3期生は5人揃って3期生、という考えではあります。もう見ることができない景色ですが、せめて、せめて……このお話の中では、少しだけでも昔みたいになれたらいいな……って思います。

自分は公式の方で『卒業』となった方は居酒屋に来ていただきますが、それ以外の形で離れることとなってしまった方は、仲の良かった人たちのビデオや会話など、鳥居さんとは直接は会わない形として扱います。




 

「アイツはマジでヤベェぞ。マジで。一言でも言ってみて下さい? 船長の首が飛びますよ、物理的に」

 

「まな板」

 

「だからやめて下さいって! ちょっ!? 会うのが60年くらい縮んじゃいますって!?」

 

「すいません、つい……」

 

「ついで済んだら警察は要らないぺこよ…」

 

「まな板」

 

「ちょっ!? 鳥居っち!? まずいよ!!」

 

「大丈夫ですよノエルさん。フレアさんがサムスアップしてますし」

 

「ばっちぐー」

 

「フレア!? お前最近どうしたんだ!? 100万か? 100万行って舞いあがっちゃってんのか?」

 

「そうぺこよ! テンション高すぎぺこ!」

 

「ふ”ぁ”ふ”ぁ”ふぁ”!!!」

 

「似てねぇぺこだよ!」

 

例の如くカオスな彼女たちは3期生。ファンタジーな人たちだ。そしてファンアート(意味深)も一番多い(船長強過ぎ)(ゆうてぺこらもノエフレも………まあうん)。

 

どうやらJPにもまな板だった人が居たらしい。なんでも3期生だったとか。どれ、過去の切り抜きでも漁ってみるか…!

 

『う”る”ぅ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ァ”ァ”ァ”!!!!!』

 

「「「「懐かしいなぁ」」」」

 

「え? みなさんなんて言ってるんですか?」

 

なんかみんなの声がよく聞こえない。

 

「まずい! 鳥居さんの鼓膜が破れたぺこ!」

 

「どっ、どうしよう!? こんな時どうすればいいの? フレア!」

 

「愛を込めたキスをすればいいと思うよ──」

 

「お前ここ来るといっつもボケ要因だな。船長もびっくりだワ」

 

「──私に」

 

「ごめん船長が間違ってた。フレア、お前はボケ要因なんかじゃない。大ボケモンだわ」

 

「ボケモン! ゲットだぜ!」

 

「ノエル! ふざけてる場合じゃないぺこ!」

 

ノエルさんがフレアさんの頭を鷲掴みにしてなにか叫んでいる。そしてそれに対して、マリンさんとぺこらさんがツッコミを入れている。と思う。

 

「こいつらいっつもいっつもイチャイチャしやがって! 自慢がオルァラ!? ぺこマリはな! 冷めちゃってんだよ! チキンくらいな!」

 

「マリリンそれライン越えぺこ」

 

「ごめんて……まぁそれはおいておいて、鳥居さんをなんとかしよう。な?」

 

なんかみんな一生懸命話してるけど聞こえない。あぁ(察し)鼓膜破れたなコレ。流石に最大音量はちょっとやり過ぎか。

 

「多分ワイ鼓膜破れてるんで、伝えたいことがあれば筆談でお願いします」

 

「「「「………!」」」」

 

「ねぇ私いいこと思いついたんだけどさ…」

 

「奇遇やね。団長も思いついたよ」

 

「本当に偶然ぺこね。ぺこーらも思いついたぺこ」

 

「たぶん船長もおんなじ………よっしゃ! やるか!」

 

「「「「ASMR!」」」」

 

………みんななんか嬉しそうだな? なにかあったんだろうか?

 




フレアがはっちゃけ過ぎてるような気もしなくもないが、まあこんなもんだろう。スプラやってるときのフレアこんな感じのテンションだったし(投げやり)

………昔前書きに書いたように、るーちゃんはあんま出さないつもりではあるけどさ、でも『生きた軌跡』だけは消しちゃダメだなって思ったんです。だから今はもういない人だとしても、ちょこちょこ(ガチィ!?)出していきたいです。

………3期生エヴァでも見るかなぁ。読者さんも一緒に見るかい? 

………本当に大切な俺たちの思い出だから、俺はまだ色を残したいと思うよ。

………ね?

あ、そうそう。言い忘れてましたが今回の話は続きます。お楽しみに!

じゃあ! またね!


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うーん………無罪!


どうも東風です。船長のライブをすっかり忘れていて、最後の20分しかリアタイできなかった哀れな河童です。どうかこの話の感想をあげて慰めてあげてください(感想乞食)

とまあそんなことはおいておいて今回は船長回です!楽しんでいってくれたら幸いです!

それでは本編!どうぞ!


 

 

ワイの鼓膜が破れてから大体1時間くらい経っただろうか? 鼓膜が破れた影響か、三半規管に響く音がなんだかゴワゴワしてて少し気持ち悪いので、ワイは椅子を4つほど連結させて少し横になっていた。そして3期生に謝りながらワイは微睡に落ちたのだが……?

 

なんか、目が覚めたらホロメンが集まっていた。

 

「………なんでみなさん勢揃いなんですか?」

 

「「「「「起きた!!!!!」」」」」

 

なんかみんなビックリした顔してるけどなんで言ってるんだろう?まだ鼓膜が治ってない。

 

「マリリン、思ってたより早かったぺこね。まだ撮りきれてないけど、どうするぺこ?」

 

「ん〜〜〜。………そうだね、やむおえない。………ロボ子先輩」

 

「ふっ! 僕の出番だね! 鳥居さんごめん! セイッ!」

 

「ギャフ!」

 

ワイはまた微睡に強制的に落ちた。墜落したの方が正しいか?

 

………あ……………こ…………………れ

 

……………や………………ば──────

 

どれだけ時間が経っただろうか。

 

「………ま〜」

 

………ん? なんか聞こえるな…?

 

「………はあちゃまっちゃま〜!!」

 

「うわぁびっくりしたぁ!! ………ってあれ? 聞こえるぞ? もう治ったか…」

 

どうやら鼓膜が再生したようだ。やっぱり早いな。本当は2週間くらいかかるのがこんなにも早く………。やっぱりあの少年は凄いな。

 

ワイの店に通っている数少ない常連さんの内の一人が、ワイに鼓膜を治すコツを教えてくれた。

 

その少年曰く、

 

『バカみたいに筋肉鍛えて、不死身の怪物になったつもりでいれば、身体の再生能力が何倍にもなる。なんでそうなるのか? だって? そりゃあまあ………【水神(リヴァイアサン)の加護】ってやつよ。鳥居さんレベルなら腕がもげても多分治るぜ。………まあそんな場面ないと思うけどな! ハハハ!………そういえばさ、ここ一年くらい、この店に結構美少女たちがくるようになったよな? 鳥居さん何か知ってる………おい! ちょっ!? 厨房に逃げんな──』

 

だそうだ。

 

何を言ってるのかさっぱりわからないが、まあとにかく筋トレして、不死身だと思うことが大切らしい。

 

結果として通常よりも早く再生したので、言っていたことは本当だったのだろう。と思う。仕組みが全くわからないままだが。

 

まあ彼なんて時々自分の腕をもいで『これ食う?』ってやってくるし、もう慣れたものだ。

 

そういえば最後、なんか美少女がどうたら言っていたが、何を言ってるのかさっぱりわからない(明後日の方角を向きながら)。

 

とまあ河童の少年のことはおいておいて。

 

「はあちゃまっちゃま〜!」

 

「おはようございます」

 

「今は夜よ?」

 

「はあちゃまさん。気にしたら負けです」

 

「会長みたいなこと言うのね。あっ、そうそう。鳥居さん、耳は大丈夫かしら?」

 

はあちゃまモードからはあとさんモードに切り替わったようだ。

 

「あっはい! 大丈夫ですよ!………あれ?そういえばみなさんはどうしたんですか?」

 

あたりを見渡すも、はあとさんしか居ない。

 

「鳥居さんが寝てた間にね、こんなもの撮ってたの」

 

そう言ってはあとさんはある一つの動画をワイに見せてきた。その動画の内容とは──。

 

『鳥居さんいつもありがとうございます!』

『鳥居さんはボクたちホロメンの支えだよ!』

 

寝てるワイの耳元で感謝を囁く動画だった。

 

「………//////」

 

「鳥居さん、珍しく照れてるわね。まあ無理もないわ。私だってこんなことされたら照れちゃうもの。ちなみに主催は船長よ」

 

「会ったら感謝の言葉を伝えます」

 

「良いと思うわ。あっ、そろそろ3期生の番よ」

 

ワイは、はあとさんとの会話から、動画の方に意識を移す。

 

『鳥居っち! いつも筋トレ一緒にしてくれてありがとう!』

『鳥居さん! いつもしらけんのみんなと仲良くしてくれてありがとう!』

『鳥居さん! いつも美味しいお料理を作ってくれてありがとうぺこ!』

 

ううっ………目から汗が(涙)

 

『鳥居さん。勝手に気絶させてごめんなさい。面と向かって言うのはなんだか恥ずかしくて………ううん。ダメですね。こんな風にお礼を伝えるなんて、ズルですよね。………でも言わせてもらいますね。………鳥居さん。いつもありがとう。…船長は、この店に来るようになってから、今まで以上にみんなのことがよくわかるようになりました。ホロメンのみんな。一味のみんな。身近な人の大切さが、前よりもわかるようになった気がするんです。本当に、ありがとうございます。船長は、この店に来れてとっても幸せです!』

 

「うぅ……(涙)ま、マリンさん…(涙)」

 

『あ、そうそう。一つだけ、謝らなきゃいけないことがありました!』

 

「ん? 流れ変わったな?」

 

「いやそれワイのセリフですよはあとさん」

 

「てへ⭐︎」

 

『実は船長は………年齢のサバよんでました!!!!!!!!』

 

「ブフォwwww」

 

「ちょっwwwはあとさんアイドルの笑い方じゃないですよwww」

 

「で、でもwwwこんな真面目な顔で、こんな真面目な雰囲気でこんなこといわれて吹くなってwwww」

 

「きっ、気持ちはすごくわかりますけどwwwま、まずは最後まで聞きましょうよwww」

 

『実は船長は今日誕生日なんです!』

 

「「はっ!!」」

 

ワイとはあとさんはハッとした。とにかくハッとした。

 

『………なので今年で31になります………。サバよんでてすみませんでした!!! でも船長は美少女なので、無罪………ですよね?』

 

「中々面白いですね。普通に『誕生日なんです』じゃなくて、『サバよんでました』で始まる誕生日カミングアウトは初めて見ました」

 

「きっと船長はこの為にるーちゃんの叫び声を聞かせて鳥居さんをダウンさせたんだと思うわ」

 

「素直じゃないと言いますか……不器用と言いますか………ふふっ。祝ってあげましょう! はあとさん! 今みんなは何処に?」

 

「隣の師匠さんのところのビルで食べ始めているわ。私はジャンケンに負けて鳥居さんに説明する係になったの。だからはぁちゃまお腹ぺこぺこ〜!!!」

 

「わっ!? 急に切り替わりますね〜! それはそれはお待たせしました! マリンさんの誕生日パーティーにレッツゴーです!」

 

「おー!」

 

ワイはマリンさんの誕生日を祝いながら騒ぎ尽くした。

そして、宴が朝まで続いたことを語る必要はないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




スライディングセーフッ!(投稿時間)

船長!お誕生日おめでとう!



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おハーフ


どうも東風です!!!
遂に50話です!!!
正直1話で終わりのつもりくらいのテンションで始めた作品がこんな続くなんて全くもって想像してませんでした。ここまで続けられたのは間違いなく読者さんたちのおかげです。

本当にありがとうございます!!!!!

100話目指して頑張りますので!お付き合い!よろしくお願いします!

それでは本編!どうぞ!


 

「半分こ……な!」

 

「待って下さいアイリスさん! アイリスさんの方がピザ少ないですよ!!」

 

「落ち着けよ。鳥居。俺が全部食ってやるからさ」

 

「師匠は少し遠慮というものを覚えて下さい!」

 

「うるせぇ! 俺のピザだ!」

 

師匠ワイより2個年上なのに大人気ない…。30代後半いきそうなのに…。

 

「なんかムカつく……フンッ」

 

「ごふっ!」

 

師匠に肘で突かれた。痛い。でも何故だろう、悦びの感情が………やめとこう。ここにはアイリスさんも居るんだし。反省、反省。こういうのは2人の時にやらなきゃな(読者&東風「!?」)

 

さて、今日はワイの店にアイリスさんがピザを差し入れに来てくれた。焼き鳥屋にピザを差し入れると言う、中々ないシュチュエーションもシュールだが、一番シュールなのは、途中から来た師匠がワイのピザを全部食べようとしているところだ。

 

「それにしてもアイリスさんが、まさかホロライブに入っていたとは…!」

 

「いやでもバイト辞める時アイリス言ってただろ?『私! 歌います!』………ってな」

 

「そんな宴会での隠し芸みたいに私言ってませんよ?」

 

「いやでも、懐かしいですねぇ……アイリスさんの方が私より全然手際良かったですし」

 

「まあ仮にも先輩だしな?な!アイリス!」

 

「私なんて全然ですよ。店長なんて、やろうと思えば1人でお店回せたじゃないですか?………そういえば、今更ですけど、なんで私を初めに雇ってくれたんですか?」

 

「ん?そりゃ………まぁ………可愛いから??」

 

「なるほど??」

 

アイリスさんも納得したようだ。

 

「いや師匠も充分かわ………いやなんでもないです」

 

おっと。発言には気をつけると自省したばかりなのにな。なんか今日は口が滑るな。なんかの記念日か?なにか、大きな節目を迎えた気が………するような、しないような。

 

うん、とりあえずタコスでも作るか。

 

「タコスになって来ます」

 

「「!?!?」」

 

「あ、ごめんなさい。タコス作ってきます」

 

「「………(*´∇`*)」」

 

なんか見たことない顔で笑ってる。安心したのかな?

 

ま、いいか。タコス作ろ。

 

材料は、知り合いのタコス屋から仕入れたトルティーヤと、これまた知り合いのタコス屋から仕入れたサルサソースに、なんかノリと勢いで野菜とお肉を入れていく。

 

そういやあの店、最近行ってないなぁ……。兄妹で仲良くやっているお店なんだけど、すっごく安くて、美味しくて、お店も豪華なんだよな。絶対採算取れてないだろ。取れてないな。間違いなく取れてないのら。だってタコス一つ100円だぞ。全種類100円だぞ?

まあ師匠やワイも採算ギリギリを攻めるスタイルだし、人のことをとやかく言う資格なんてない。まあ趣味の仕事ってやつかな?でも趣味にしては年季がこもっていると言いますか、味が熟練のソレなんだよな。ワイでもまだまだ到達できない『頂き』にいるわ。

 

………あの店ならホロメン連れてっても良いかもな!!前向きに検討しとこう。

 

………うん!完成!っと!

 

タバスコを片手に持ってワイはテーブルに戻る。

 

「お待たせしました〜」

 

「わ〜美味しそう!」

 

「めっちゃ美味そうだな。じゃあアイリス、半分こな!」

 

「おハーフですわ〜!!」

 

なんか違う気もするけど、まあ、アイリスさんが可愛いからいっか!

 

「「ご馳走様でした!」」

 

「早っ………ってアレ?ワイの分は…?」

 

「「………てへぺろ⭐︎」」

 

「………まあ可愛いからいいか」

 

 




美少女無罪パート2
今回はアイリス回でした!残りのイングリッシュ一期生も早めに出ます!
可愛いは、正義!


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実家帰るぞ


どうも東風です。7期生には河童がいて欲しいです。
今回はお盆のお話です。次回にも続きます!

それでは本編!どうぞ!


 

「オイ和葉(かずは)。実家帰るぞ」

 

「和葉…?誰のことだ?」

 

ラプラスさんが困惑している。

 

「そういえばそろそろお盆ですね師匠」

 

「その師匠ってのは今から辞めろ。実家でそれだと違和感ありまくりだ!」

 

「わかったよ。柚葉(ゆずは)ねぇちゃん」

 

「あー。なるほど。………そういえばマリンさんが言ってたわ。師匠さんと鳥居さんは姉弟だったって。まぁ吾輩は10年前の二人を見ているからなんとなくわかるけど、他のみんなは確かにびっくりするかもなぁ…」

 

どうも、鳥居和葉です。33歳です。ホロメンと会ってもう一年も経ちましたね。

そして我が師匠こと鳥居柚葉です。34歳です。ワイの方が誕生日が早いので今は1歳差ですが、もうじき師匠の誕生日なのですぐ2歳差になります。ラプ様推しになってもう約2年です。

 

我が鳥居姉弟(きょうだい)はお盆に毎年帰省しているのです。

 

ワイはいつもは年中無休で働いているけど、このシーズンだけは休みます。

 

………ちなみに働きたすぎて休日を最低限申請し、その日も働いています。(休め)

 

「オイ和葉。今は午後9時だな?出発は11時だ。もち、お前運転でな」

 

「わかったよ。それまではここに居るかい?」

 

「いんや?せっかくの帰省だ。手土産でも買ってくるよ」

 

「ん。じゃあ俺も適当に買っとくわ〜」

 

「そうしとけそうしとけ。んじゃ、2時間後な!」

 

「うい!」

 

「………なんか新鮮だな。鳥居さんの口調」

 

「そうですか?普通だと思いますけど?」

 

「まぁ口調自体は普通だけど、呼び方と一人称がな……普段は私だけど、俺が素なんだな」

 

「俺は家族に対しての一人称ですよ。どちらかといえば素は『ワイ』ですかね」

 

「なんか一気にヲタクっぽくなったな」

 

「トワ様ヲタクに言われたくないです」

 

「ヲタクじゃないし!眷属だし!」

 

「ガチですねー」

 

「当たり前だ!あんなかっこかわいい人を好きにならないやつの方がどうかしてる!」

 

「意外とラプラスさんも当てはまるのでは?」

 

「………まぁ、確かに当てはまるかもしれないけど………まぁいいや。吾輩は酒を所望する!」

 

「子供なのにそんな飲んじゃいけませんよ?」

 

「まず子供にお酒提供するなよ(正論)」

 

「ぐっ…!?このロリ……強いっ!」

 

「ふっ…!ニンゲンとは儚き生き物だな…!」

 

「合法ロリって素晴らしいですよね」

 

「えっ(ドン引き)」

 

ラプラスさんは手を、まるで貞操守るように胸のの前で組んだ。

ワイはラプラスさんを安心させる一言を放った。

 

「ワイは鑑賞派ですから」

 

「えっ(ドン引き)」

 

おっと。お気に召さなかったようだ。

 

「人間は儚い生き物ですから、少しばかりの『(ごう)』はしょうがないですよ」

 

「いやいやいや!吾輩、騙されねぇから!そうやって油断させてからいただくつもりでしょ!この変態!」

 

「はぅっ!(尊死)」

 

合法ロリに罵倒してもらえるなんて……一体いくら払えばいいんだ!?

 

「………ほんとに姉弟なんですね」

 

「血は繋がってませんけどね。あとさっきのは8割くらい冗談です」

 

「残り2割は本当じゃないか!?やばい!生物としてのスペック差が果てしないほどあるのに、恐怖の感情がとめどなく溢れてくる!こんな恐怖、吾輩、生まれて初めてだ!」

 

「ははは!」

 

ラプラスさんは恐る恐るといった様子で。

 

「………ちなみに残りの2割…って」

 

「あぁ。罵倒してもらうってところですね。合法ロリ云々は関係ないです」

 

「えっ(ドン引き)」

 

「引かれるのもまたよし…!」

 

「成る程、この世界で一番強いのは吾輩じゃなかったのかぁ。いやーエデンも広いなぁ(遠い目)」

 

「ま、そんなことは置いておいて、どうです?ラプラスさんも来ます?」

 

「ゑ?」

 

白髪長髪首輪ロリは宇宙猫みたいな顔をしている。そして山田は考えるのを、やめた。

 

「ぽえぽえぽえ〜」

 

そして自分の部下の口癖(?)しか言わなくなってしまった。

 

「あぁ、若いうちからお酒を飲むとパーになるって、本当だったんですね…!また一つ賢くなりました!!」

 

「いや吾輩地球とタメだからな???」

 

「おっ?じゃあ本当に合法なんですね?やっぱりさっきの8割は訂正して、ごめんなさい、1割だけ嘘に………(わー!このおしゃけおいしくない〜!てんちょーさーん。おれんじじゅーちゅくだちゃい!)………なんだ、ただの白髪長髪首輪ロリか」

 

「………ふぅ。吾輩の貞操は守られた!」

 

この楽しい茶番をいつまでも続けていたい気分ではあるが、そうだな。せっかくだから。

 

「まあとりあえずラプラスさん。行きますか?行きませんか?」

 

ラプラスさんは、うぬぬぬ。と唸りながら頷いた。

 

「吾輩はもう実家に帰ってあるからな。予定もないし、いくぞ。………というか今ってお盆終わってないか?」

 

「ラプラスさん。『気にしたら負け』です」

 

「鳥居さん、だいぶホロライブに染っちゃいましたね」

 

「いいことですよね?」

 

「まあ応援される側としてはな。嬉しいな///」

 

「………そりゃ師匠も落とされるわ(小声)」

 

「ん?何か言ったか?」

 

「いいえ?あ!そうだ!実家に帰る時のお土産!一緒に買いに行きましょうよ!」

 

「………おう。でも吾輩、あんまし詳しくないぞ?」

 

「ラプラスさんと回ればなんでも楽しいですよ!行きましょう!!」

 

「………そりゃ師匠さんも落とされるわ(小声)」

 

「ん?何か言いました?」

 

「いいや?お土産選びに行こうぜー!」

 

「ひゃっほう!!」

 

ワイとラプラスさんは夜の街を駆け出した!!

 

 

 

 

 

 



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『あの場所』へ行こう!


夏が終わっちゃう!
夏が終わっちゃう!!

………どうも東風です。夏、終わっちゃいますね。最後に、なにかせめて足掻こうとおもいます。(小説投稿で)

それでは本編!どうぞ!


 

「コッチの方がいいんじゃないか?」

 

「いや、でもコッチの【ザ・TOKYO】って感じのお土産も……」

 

ワイたちは出発の前にお土産をお土産屋さんに行って探していた。

 

「a!」

 

「Fu○k you!!!」

 

「………ラプラスさん。私、なんかかつてのバイト仲間の声が聞こえるんですけど…」

 

「鳥居さん、吾輩(わがはい)も、なんか同じ事務所の海外の先輩の声が聞こえるけど…」

 

ワイとラプラスさんは見つめ合う。

 

「「まあいっか!!」」

 

ワイたちは見ないフリをすることにした。

 

「そういえば和葉(かずは)見ないよね」

 

「たしかに、今度店になんかヤベェの持ってこうぜ」

 

「YES!!!」

 

「ら、ラプ………ラプラプさん。こんなのどうです?」

 

「と、とり………トリックさん。いいですね。わが………えぇ。わちきもいいと思いやす」

 

バレないようにするためにワイたちは必死で口調や呼び方を変えた。

いや、別にバレてもなんも問題はないのだが、実家に帰省する直前で、もてなすことが出来ないので、会うのはまた今度の機会にしたい。

 

というかラプラスさん。その口調は一体どこから…?

 

■■■■■■■■■

 

なんとか無事に、お土産屋さんから帰還したワイたちは、店に戻り一息ついた。

 

「ふぅ」

 

「(意味深)」

 

「ちょっ!?やめて下さいよラプラスさん!ワイがなんか変質者みたいじゃないですか!?」

 

「鳥居さんは充分変質者ですよ」

 

「………」

 

「鳥居さん。吾輩が悪かったです。だから筋トレを無言でするのやめて下さい」

 

「まあ筋トレは続けるとして、そういえばラプラスさん。holoXのみなさんは(ひま)ですかね?」

 

ワイは腕立て伏せをしながらラプラスさんに質問する。

 

「うーん。最近は配信だったりでみんな忙しいからなぁ。吾輩も完璧には把握(はあく)できてないですね。鳥居さんが気になるようでしたら、吾輩から連絡しますけど」

 

「わかりました。じゃあ私からやごぉーさんに直接頼んでみます」

 

「!?」

 

プルルルルルルル。ガチャっ。

 

『あ、どうも。こんばんわ鳥居さん』

 

「夜分遅くにすみませんやごぉーさん。あの、実は私、実家に帰省するんですけど、holoXのみなさんのスケジュールって空いてたりしますか?」

 

『………もしかして、前(はな)した『あの場所』に行くんですか?』

 

「はい、今回の帰省はその目的が大きいですね。どうでしょう?やっぱりダメでしょうか?」

 

『────いえ。わかりました。ちょうど今は夏です。夏休みは若者の特権ですから!』

 

「………ということは!?」

 

『たった今、マネージャーさんたちにも連絡しました。今から丸3日はお休みです!』

 

「やったぁ!!ありがとうございます!!!やごぉーさん!!!」

 

『いえいえ。鳥居さんも『あの場所』。楽しんできて下さいね?』

 

「はい!やごぉーさんに聞いてから行くのが楽しみだったんです!!」

 

『それは私も話した甲斐(かい)がありました!では、失礼しますね!』

 

「はい!重ね重ねありがとうございます!!また食べにきてくださいね!」

 

勿論(もちろん)ですっ!』

 

ピッ。ツーツーツー………。

 

「ということでラプラスさん。3日間お休みです」

 

「?????????????????????」

 

なんかラプラスさんが宇宙猫みたいな顔になってる。げぼかわ。

 

「なにキョトンとしてるんですかラプラスさん!ラプラスさんも知ってる場所に行くんですよ!!」

 

「………もしかして鳥居さんの実家って──!」

 

「そう!静岡ですよ!」

 

………そういやワイの車にみんな乗り切れるかな?

 

 

 

 

 

 

 



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おいしい

 

吾輩(わがはい)は今、鳥居さんの車に乗っている。

 

「やっぱ沙花叉的には、静岡といえば、富士山!って感じなんだよね〜」

 

「あはは〜クロちゃんおっとな〜!」

 

「………ん?なんで富士山だと大人なんでござるか?」

 

「そりゃあいろはちゃん!あのクロちゃんが食べ物以外のことを口にしたんだよ!すごい進歩だよ!!」

 

「なるほどでござる!!」

 

「オイ、なんで本人差し置いて納得してんだ侍」

 

「む!新人のくせに生意気でごさる!!」

 

「10年経ってるんだから新人も何もないっていっつも沙花叉言ってるじゃん!!なんでいつまでも新人なんだよ!?沙花叉はペンギンじゃなくてシャチだぞ!!」

 

吾輩は騒がしい部下たちを一瞥(いちべつ)して、静かに窓の外を眺めていた。

 

「………大丈夫?ラプ?」

 

そんな吾輩を心配してくれたのか、幹部が話しかけてきた。

 

「あぁ、平気だ。懐かしいなって想ってな」

 

「そうだね。私も、ラプと同じ気持ち」

 

「………うん」

 

なんだかとても懐かしい気分だ。ははっ、このままじゃ吾輩、『あの場所』に着いたら泣いちゃうかもな。

 

「みなさーん!お昼何がいいですかぁー!」

 

運転している鳥居さんがみんなに昼食のアンケートをとっている。

 

「ハンバーグしかねぇだロォ?愚問だぜェ!和葉ァァ!!!」

「沙花叉もハンバーグがいいです!」

「こよもこよも!」

拙者(せっしゃ)もハンバーグがいいでござる〜」

「拙………者?……まぁいいか。私もハンバーグがいいです!」

「ハンバァァァァァグ!!!!!」

 

うん。それしかありえない。そうに決まってるからな。

 

「わかりました〜。それじゃ行きましょう!ご馳走を食べに!」

 

「「「「「「おー!」」」」」」

 

■■■■■■■■■

 

吾輩たちが入店したのは炭火焼きのハンバーグが有名な、静岡にしかないローカルチェーン店だ。

当時の吾輩にもう少し資産力があれば、コイツらを沢山連れてってやれたんだが、まあ、とりあえず博士の尻尾を握りしめておいた。

 

「ひやっ!?ら、ラプちゃんいきなりどうしたの!?」

 

「なんでもない」

 

とりあえずお仕置きしておいた。1129億円分。きっちりお仕置きしていかないとな。

 

「何名様ですか?」

 

「7名です」

 

鳥居さんが答えた。

 

「こちらのテーブル席にどうぞ〜」

 

吾輩たちは4人席に二手に分かれて座った。吾輩のテーブルには柚葉(ゆずは)さんと、幹部が。もう一つのテーブルには、吾輩の大人しい部下(笑)と鳥居さんが座っている。

 

「あぁ!ラプ様っ!2周年ライブ絶対見ます!!」

 

「ど、どうも…」

 

柚葉さんが限界ヲタク化している。さっきまでなんとも無かったのに、なぜ唐突にヲタクに?

 

………あぁ、そういえばさっきまで柚葉さんは助手席で、吾輩は一番後ろの3人席だったからか?

面と向かってなかったから……なのか?

 

まぁいいか。

 

「吾輩はこの、一番おっきいハンバーグにしますけど、2人はどうします?」

 

「私もその一番大きなハンバーグで」

 

「あぁ、アタシもそれでお願いします!!」

 

「わかりました。すいませーん!(はい、お伺いします!)この、げんまんハンバーグ3つと、ライス大3つで!あ!あとかんぺぇドリンク、コーラで3つ!」

 

「かしこまりました。すぐドリンクをお持ちしますね!」

 

店員さんに注文した後、吾輩たちは、することもないので、雑談することにした。

 

「そういえば、柚葉さんはなんでラプラスにハマったんですか?」

 

ナイス質問だ幹部。それは吾輩も聞こうと思っていた。

 

「あ、えっとですね、その………アタシ、結構前からホロライブは見てたんですけど、その、ラプ様はなんていうか、『お姉さん』っぽくて…」

 

「お姉さん!?」

 

オイ幹部、しばくぞ?

 

「えぇ、なんだかよくわからない感情なんですけど、アタシよりも『お姉さん』って感じがして。で、アタシは気づいたんです。アタシに必要なのは妹属性じゃない!姉属性だったんだ!……ってね」

 

「ぐふっ!」

 

妹属性である幹部が吐血している。

でも確かにそうだな、ホロメンって結構妹属性多いよな。3期生とかみんな妹さんだって聞いたし。

逆に、姉であるみこさんとか、まつりさんとかも、ぱっと見妹属性っぽいし。

こうしてみると、たしかに、お姉さん属性は少ないかもしれない。

 

「………いや、自分で言うのは(しゃく)だけど、吾輩の見た目そこまでお姉さんか?どっちかって言ったらちょこさんとかミオさんとかだろ?」

 

「幼女っぽい見た目とのギャップがいいんです(迫真)」

 

なるほど。この姉あっての鳥居さんか。

吾輩はすこぶる納得した。

 

「かんぺぇドリンクでーす!あ、あとハンバーグ用の紙です!ハンバーグが来た時には、この紙の端をつまんでくださいね!」

 

店員さんがテーブルにドリンクと、ハンバーグが来た時用の紙を置いていった。このお店ではお客さんの前でハンバーグを二つにカットする。その時に飛び跳ねた肉汁が、こちらに付かないようにこの紙でガードするんだ。結構大きな紙でな。ハンバーグのプレートを上半分に乗っけて、下の端っこをつまめるくらい大きな紙だ。

 

まあそれはそれとして。

 

「「「かんぺぇーい!!!」」」

 

ぺぇも、ぱいも、おんなじ意味だし。

かんぱいでも、かんぺぇでも、どっちでもいいよな。柔らかければ。柔らかければ(大事なことなので2回──)

 

「かたくても愛するのが真の愛だがな」

 

「急にどうしたの?ラプラス?」

 

「いんや?別にぃ?」

 

「ラプ様のドヤ顔可愛い!!!アタシ!!!幸せ!!!!!」

 

ふっ、チョロいな(確信)

 

「可愛すぎて満額スパチャが止まらん………ってアレ?スパチャできないぞ?なんでだ?」

 

「現実だからですよ」

 

「バーチャルも一種の現実だけどな幹部?吾輩たちはあくまで配信の為にインターネット使ってるだけだし」

 

というか目の前で満額(まんがく)スパチャとかいう言葉が飛ぶと、なんだかヒヤヒヤする。

生活費を削ったりしてなければいいんだが?

吾輩は心配になって質問する。

 

「………柚葉さんってクレカ何枚持ってます?」

 

「10枚!!!」

 

あうち………これはアウトっすわ……。

というかなんで10枚も持ってるんだ?法律的なアレでなんか制限されないのか?

 

「今回のスパチャ分は次回の枠でまとめて投げます!!!」

 

「ちょっ!?無理しないでくださいよ!?いくらなんでも生活費を削ったりしな──(あぁ、いえ。株やって、金は腐るほどあるので。ご心配なく)………え?」

 

「アレ?私の耳が壊れたのかな?ラプラス、なんで言ってた?」

 

「なんか、金は腐るほどあるって…?」

 

「えぇ。和葉に店を譲ってからは家でずっと株やってました。大手サブスクに先行投資しといた分が、どかっと来て、今じゃ数千億円です」

 

「「すうせんおく!?!?」」

 

いや、吾輩が4600000000年かけて1129億円なのに、たった10年で数千億円だとっ!?

 

「………ラプ、私たちholoXが直面している『秘密結社、お金足りなさすぎ問題』を、柚葉さんなら解決できるのでは?」

 

「うん、柚葉さんがholoXに来てくれれば余裕だな(確信)」

 

「いや推しと一緒の会社とか隠キャヒキニートのアタシには無理ですすいません(早口)」

 

面接をする前に辞退されてしまった。

 

まあこのあともしばらく、鳥居さんの小さい頃の話や、焼き鳥のコツなんかも教えてもらって。

 

そして、遂に。

 

「ご注文のげんまんハンバーグです!」

 

やったー!

 

ハンバーグ!hey!ハンバーグ!ハンバーグったらハンバーグ!イェイ!

 

「半分にカットしていきますねー!」

 

肉厚で丸々としたハンバーグが縦に切られていく。中からは肉汁がたっぷり(あふ)れ出し、鉄板の上でパチパチ跳ねている。中は少し赤みがかっていて、とっても柔らかそうだ。

 

「押していきますねー!」

 

半分に切られて二つになったハンバーグを、今度はナイフとフォークで上から押して行く。切断面をさらにジューシーに焼くためだ。

押せば押すほど、肉汁と、炭火焼きの良い匂いが(かお)ってくる。

 

「オニオンソースをかけますねー!」

 

仕上げにオニオンソースをかけてもらった。オニオンソースをかけた途端(とたん)、鉄板が今までで一番パチパチ跳ね出す。お肉とオニオンソースの匂いが混ざって、もうよだれが垂れてきそうだ。早く食べたい!早くパチパチおさまってくれ!

 

「あっ、アタシは自分でかけます」

 

柚葉さんだけは自分でかけるようだ。店員さんにかけてもらうより量も調節しやすいし、勿論(もちろん)アリだ。

 

パチパチがおさまってきた!食べ頃だ!

 

吾輩は一目散にハンバーグを一口サイズにカットして口に放り込んだ!

 

もぐもぐもぐ…。

 

「おいしい!」

 

食レポなんてできないほど美味い。

噛んだ瞬間頭の中で、電流が流れたんじゃないかと錯覚するくらい美味しい。

美味しいとしか言えないくらい美味しい。

 

「ライス大です〜!」

 

ちょうどいいタイミングでライスが運ばれてきた。吾輩は口にまだハンバーグが残っていたので、急いでライスを口に放り込む。

 

………。

 

………。

 

………。

 

────っは!一瞬気を失っていた!?

 

なんてことだ!?この吾輩が食べ物に負けるなんて!?(わりといつもやってる)

 

でもしょうがない。美味しいんだもん。

まあお母さんと幹部のハンバーグの次に美味いな!うん!それは間違いない!!

 

って!吾輩のバカッ!このタイミングでコーラを飲めば最高じゃないか!!

 

ゴクッ!ゴクッ!ゴクッ!

 

「ぷはぁ!めっっっっっっっちゃ、美味しい!!」

 

「本当に美味しいね!また来ようよラプ!」

 

「あぁ!約束だ!」

 

「アタシもついていっていいか?」

 

「「勿論!!」」

 

さて、そういえばあっちのテーブルの様子は…。

 

「やっぱり美味しいですね!」

「マジでやばすぎだろコレ(低音)」

「本当に美味しいでござる〜!」

「こよは賢いから思ったんだ。ここ住もうよ!」

 

アホなピンクコヨーテだ。

 

さて、吾輩も自分のご飯に集中しよう。

 

二口目は。うーん、胡椒(こしょう)でいくか!

 

■■■■■■■■■

 

────さ、最後の一口!!!

 

ばくっ!!!

 

〜〜〜!!!!!(声にならない叫び)

 

「「「ごちそうさまでした!!!」」」

 

「「「「ごちそうさまでした!!!!」」」」

 

吾輩、大満足だ。お会計の後のハッカ飴が甘くて美味しい。

 

おいしい。すごくおいしかった。

 

「それじゃあ!お腹も満たされましたし!とりあえず私たちの実家に行きましょうか!」

 

「「「「「「おー!」」」」」」

 

吾輩は今、心の底から来て良かったと思っていた。この旅がまだ続くと考えただけで、吾輩は、とても楽しかった!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




〜舞台裏〜

「ラプ様。アタシのソース余ったからかけていいぜ!」

「──!まさか、その為に自分でかけるって!」

「へへっ。推しが喜ぶ姿が間近で見られるんなら、それに越したことはないからな!!」

………って感じかな?どうも東風(こち)です。
なんかすごい食レポしてますね、今度は焼き鳥でも食レポさせてみますか!

もうしばらくラプ様視点で進みます!ご高覧!ありがとうございます!


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ただいま秘密基地

 

 

おいしいものを食べてご満悦な吾輩たちは、遂に『あの場所』に向かう。

 

「それじゃあココからは場所を知っているこよりさん!お願いします!」

 

「はーい!ペーパードライバーのこよにおまかせを〜!」

 

「………オイ幹部。ちょっとこっち来い」

 

「何?ラプラス?」

 

「アイツに運転任せて大丈夫か?」

 

「………いやぁ、やっぱり、この風景は懐かしいね。東京に行ったりしてると田舎の良さが再認識できるよ」

 

「オイ、吾輩と話しているんだから、吾輩の目を見て喋れ幹部」

 

「ひゅ〜ひゅ〜ひゅ〜♪」

 

誤魔化すように口笛を吹き出した幹部を、吾輩はとりあえず放置することにした。

 

「「「すぴー、すぴーー」」」

 

柚葉さんと、沙花叉とござる達はお腹がいっぱいになって寝てしまった。

 

………場所を知らない鳥居さん。

………見た目のせいで免許を持ってない吾輩。

………運転が苦手な幹部。

………ペーパーとはいえ、一応ゴールドな博士。

 

この4人の中で運転できるのはわずか2人。そして幹部か博士だったら多分、博士の方が安全運転してくれると思う。

 

………何故かって?幹部の初配信思い出せよ。コイツやる時はやっちゃう子だぞ。

 

中学生のときも行き当たりばったりで家出して、お兄ちゃんに甘えまくる(可愛い)この幹部よりは、博士の方が運転できそう……?

 

というのが吾輩の見解だ。

 

「じゃあ頼んだぞこより、くれぐれも安全運転でな?」

 

「うん!アクセル全開!」

 

嗚呼。どうやら吾輩は人選ミスをしたようだ。

 

こよりがハンドルを握ってから3秒後、やっぱり鳥居さんにマップで行き先を伝えてからいけば良かったと吾輩は後悔したのだった。

 

■■■■■■■■■

 

まあなんやかんやあったけれど、遂に着いたぞ──!

 

「「「「「ただいま秘密基地!!!!!」」」」」

 

吾輩たちが出会った場所。

吾輩たちが別れた場所。

吾輩たちが再集結した場所。

 

吾輩たちを語るのに、この場所はあまりにも思い出深すぎる。

 

「ここが秘密基地ですか!」

 

「おっ!ブランコあるじゃーん!和葉!押してくれよ!」

 

「いくよー?そーれっ!」

 

「ひゃっほう!」

 

鳥居さんと柚葉さんはとっても楽しそうだ。

 

「………しかし、いざこうしてみると、何したらいいかわからないな」

 

「ラプラスがしたいようにすれば?」

 

「ラプラス殿に賛成するでござるよ?」

 

「こよもー!」

 

「沙花叉もー!」

 

「………じゃあ、せっかくここに来たんだ。今まで話してなかった吾輩の、『秘密結社』の秘密を語ろうかな。………鳥居さんと柚葉さんも、聞いてもらえますか?」

 

「勿論です!」

 

「推しの秘話…!」

 

「………ありがとうございます。………じゃあ、ツリーハウスの下で話しましょうか」

 

この秘密基地は山の中。よって吾輩たちはかつてココにツリーハウスを作ったんだ。懐かしい。あの頃は今よりずっと貧しくて、あの頃の吾輩の中では、今まで生きてきた中で1番楽しい時間だった。

 

そのくらい、吾輩の中でコイツらが大きくて、かけがえのない仲間だったんだ。

 

「………今から話すのは、holoXが何故作られたのかという、いわば誕生秘話だ。鳥居さんたちにはまだ話したことが無かったので、丁度いい機会をいただけて、嬉しいです!………でも、今回みんなにはそもそもなんで吾輩がそこに至ったのかという、原点(オリジン)を語ろうと思う」

 

原点(オリジン)…」

「ラプちゃんの秘密結社へのこだわりの理由ってコト!?」

「つまらなかったら斬るでごさる〜」

「怖っ!?!?!?」

「今日も平和ですねー。ねー?姉さん?」

「シャンパンコールでもするか?アタシはいいぞ?」

 

………コイツらは本当に自由奔放だな。鳥居さんたち含めて。

 

「………コホン。それじゃあ………話すぞ?」

 

みんなの視線が吾輩に集中する。

 

「まず、吾輩が秘密結社を創った理由。それは『世界を一つにして、平和であり続ける』為だ」

 

「ヤバい……涙腺が…」

 

「い” い” は” な” じ” だ” な” ぁ” ぁ” !!!」

 

「ちょっと早い!?ちょっと早すぎるよ!?」

 

鳥居姉弟がもう号泣し始めた!

 

「………とりあえず続けるそ?………吾輩な。仲間が欲しかったんだ。でも、ホラ、吾輩地球とタメだろ?寿命が長すぎてさ。みんなといられるのがたった100年。永くても1000年は超えないだろ?………だから、だからさ。吾輩は仲間を作るつもりなんて無かったんだよ。ただ、自分1人で生きて、たまに家族に顔出して、1人で食べて、1人で働いて、1人で寝て。………何年も、何万年も、何億年もそうやって生きてきたんだ」

 

吾輩は今まで溜め込んできた『独』を吐くように。

 

「でも、あの日、この場所でお前らと会って。………で………グスッ…………………吾輩、初めて『こいつらと1秒でもいいから一緒に居たい』って思ったんだ。そう、思ったんだ………だから」

 

みんなの方をみると。

 

「み、みんなぁ………泣くなよ。吾輩より泣いてどうするんだよぉ………」

 

みんなは泣いていた。

 

「吾輩の人生は、今が1番楽しいんだ。だから、何かみんなにも楽しんでもらいたくて。だから………だから吾輩は、『holoX』を創ったんだ!!!!!」

 

やっと言えた。つっかかっていた吾輩の心の声が今、やっと。

 

「………吾輩についてきてくれて。本当に。本当にっ──!」

 

 

 

『ありがとう!!!!!』

 

 

 

 

風が吹いていた。頬を撫でる、夏の匂いが残った風。

 

みんなのぐしゃぐしゃになった顔を見て、嗚咽の混じった声をきいて、吾輩は。

 

「ただいまっ!!!!!秘密基地!!!!!」

 

ずっと言いたかったこのセリフを、みんなに伝えた。

 

「お前ら!言っておくが、ココはまだゴールじゃない!通過点だ!我らエデンの星を統べる者として、この地球を幸せで包むんだ!」

 

「「「「はいっ!」」」」

 

「よし!吾輩の話は終わりだ!あとは秘密基地でゆっくり過ごそう!」

 

吾輩はそう言って、ブランコに乗る。

 

………懐かしいなぁ。再会した時、みんなと会うまで吾輩はとっても不安だったっけ。

 

「………ラプ」

 

「………どうした?ルイ」

 

「私ね、今日のラプの話聞いてさ………」

 

「な、なんだよ…」

 

「いや、『おんなじ気持ち』だなぁって…」

 

「──!」

 

「私も、ラプとずっと居たいって。でもそれが無理ならせめて『1秒でも永く一緒に居たい』って思ってさ…」

 

「………そっか」

 

「だからさラプラス。コレからも………よろしく!総帥!」

 

「………おう!!!!!あったりまえだ!!!!!」

 

「そぉれ!」

 

幹部が急に吾輩の背中を押してきやがった。

 

「速い!」

 

「ハッハー!まだまだ行くよー!」

 

「うおおおおおお!?!?!?」

 

いつか来る別れに怯えるのではなく。

 

今訪れている有り余るほどの幸せを。

 

みんなと一緒に育んでいきたい。

 

吾輩は、エデンでいちばんの、『幸せ者』た!

 

声高らかに言おう!

 

ただいま!秘密基地!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「只今秘密基地。………なんてね。ハッハー!」

 

「感動が台無しだよ馬鹿野郎」

 

「それがholoXらしいでごさる〜」

 

「ルイちゃん面白ーい!」

 

「………そういえばココのドラム缶風呂だけは、沙花叉好きなんだよなぁ……」

 

………この調子じゃ、エデンを統べるのにあと何年かかるかなぁ?

 

ま、いっか!

 

「「「「「今が楽しいし!!!!!」」」」」

 

「微笑ましいですね、姉さん。………姉さん?」

 

「………\チーン/」

 

「ね、姉さんが立ったまま気絶している…!?てぇてぇの過剰摂取か………くそっ!おかしい人をなくした!」

 

………いやいくらなんでも気絶はないだろ。

 

………というか早くこの姉弟くっつけよな。

 

うん。結婚しろ。そして爆発しろ。

 

「ラプ殿。心の声が出てるでござる」

 

「えっ、マジ?」

 

「ラプ。めっちゃ喋ってたよ」

 

「ラプちゃんもやっぱりそう思うよねー?」

 

「確かに沙花叉から見てもこれはもどかしいけどさ。………まあいくらなんでも口には出さないよ?」

 

「………テヘッ☆」

 

吾輩はウインクして舌をペロっと出した。

 

「はぅっ!?(尊死)」

 

鳥居さんも立ったまま気絶した。

 

やっぱり、この人たちは本当に面白いな!

 

吾輩のことをよくわかってくれている、吾輩にとっての大切な人だ!

 

鳥居さん達と会えて、本当によかった!

 

………よーし!秘密結社の総帥としても!アイドルとしても!

 

吾輩!頑張るぞ!

 

「………じゃあ、お前ら。いつもの名乗りをして、また旅立とうか!」

 

「「「「了解!」」」」

 

泣いて逃げたくなるほど辛いことがあった。

 

「そこに跪け!」

 

けれど、その度に仲間のことを思い出した。

 

「掃いて棄てるような現実を!」

 

こんな、吐いて捨てるような世の中を。

 

「一刀両断ぶった切る!」

 

変えられたらなぁって。

 

「終わりなき輪廻に迷いし子らよ!」

 

ううん。違うな。変えるんだ。導くんだ。

 

「漆黒の翼で誘おう!」

 

誰が?

 

「我ら、エデンの星を統べる者!」

 

………勿論決まってる。

 

「「「「「我ら!秘密結社holoX!!!!!」」」」」

 

「でごさる〜!」

 

我々だ!

 

だから。

 

またな?秘密基地!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




………俺も、みんなと会えて嬉しかったよ。

………どうも東風です。なんだかとてもお久しぶりですね。
ラプ様視点になってからは基本、雰囲気を壊さないよう我慢してました。だから3ヶ月ぶりくらいですかね?

このタイミングに合わせたくて、ちょっと焦らしてました!楽しみにして頂いてたみなさんすみませんでした!

でも、時間があったおかげでいいものができたと思います!

大体この後3話くらい静岡編やって、帰宅します。次の話から鳥居さん視点に戻りますので、楽しみにしておいて下さい!

………さて、ココからは自分語りが続くので流し見で大丈夫です!

東風が小説を書き始めたのは、アレっすね。「このすば」ですね。
アニメ見て原作一気買いしました。

んで、このすばの絵の方がラプ様の「ママ」。いわゆるデザインした方ですね。

だったので、かなりラプ様には最初からシンパシーと言いますか、親近感を抱いていました。

だからか、この物語はしょっちゅうラプ様に視点が切り替わりますね。
主人公である鳥居さんと繋がりも深いですし。

なので、そうですねぇ。この小説は、居なくなってしまった人たちを思い出すのと同時に、ラプ様や、勿論holoXのみんな。あと、東風がサボっ………一生懸命アイデアを考えていた時に入って来たリグロスのみんなとか。

そういう、新しい世代にスポットを当ててる感じがしますね。

まあでも、主役はあくまで鳥居さんとやごぉーさんですけど(笑)

だってソレが1番面白いですしね!

ボクは結局ただのホロライブを愛するファンの1人にすぎません。

だからホロメンの気持ちを100%理解するなんてできないし、しようとも思いません。憶測で決めつけるのはいけないことですからね。ましてや人の感情なんて。

とにかく、ボクも、鳥居さんも、もしかしたらやごぉーさんも。

見守るものとして、そして応援するものとして。

アイドルとして輝く人たちを、観続けることが!

僕たちができる精一杯です!

そうだといいなぁ?

………ま、とりあえず、御託はいいからとっとと書けって話ですよね。はい。

作者がこんな喋るうるさい小説なんて、ハーメルンの中でもごく僅かでは…?(真理)

………でもみんな意外とワイのこの文章楽しんでるよね…?

………たっ、楽しんでると……いいなぁ??(震え声)

えっ、どうやって締めようか。あと25分で日付変わっちゃう!?

まぁ、とにかく!うーむ。保証はできませんが、ある程度のペースでこれからも投稿しますので、お付き合い!よろしくお願いします!(綺麗に締めれたぞ…!よしっ!(現場ネコ))


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茶と山と血


どうも東風です。
この小説にオリ主タグ(なんで今までなかったんだ…?)と、残酷な表現タグを追加いたしました。

オリ主タグは付け忘れです。(テヘッ⭐︎)

ですが、残酷な表現。というのはこの話と、次の話のためにつけました。

ネタバレを避ける為、あまり言及しませんが、ホロメンが傷つくことはないとだけ言っておきます。コレは絶対です。約束いたします。

………タイトルも不穏ですねぇ。

………すみません。東風から一つお願いがあります。

この話を読んだら、次の話も読んでください。

この話だけで終わると、後味が最悪です。

同時投稿て次の話も見れますので、是非、お楽しみ下さい。

………それでは本編。どうぞ?


 

 

やっぱり可愛いは正義やで。ビバ!美少女!

 

………ちなみに静岡では美少女無罪は多分適応されます(適当)。

 

すくなくともワイの両親はそう言ってました。

 

「ずずず………ぷはぁ」

 

「お茶、美味しいね。ラプ」

 

「ああ。茶畑を見ながらのティータイム。風情があるな」

 

「そろそろ何かメカ作りたいなぁ…」

 

「全自動お茶汲み機なんてどうでごさるか?」

 

「おお…沙花叉、いろはがまともなこと言ってるの初めて見た」

 

「ぶった斬るでごさる〜」

 

「うおっ!?危なっ!?」

 

holoX は今日も平和だ。ラプラスさんがまったりし、ルイさんも同じように癒され、こよりさんはハイテンションに、いろはさんは物騒に、クロヱさんは不遇に。

 

いつも通りのholoXだ。

 

「………そろそろ富士山行きます?」

 

「「「「「さんせー!」」」」」

 

「………はっ!?ココは一体どこなんだ?」

 

やっと師匠が意識を取り戻した。よかった。目を覚ましてくれて。

 

よーし!目指すは富士山だ!

 

■■■■■■■■■

 

マズイ。緊急事態だ。

 

場所は富士山の中腹あたり。

 

それは突然訪れた。

 

 

グゴゴゴゴ…。

 

 

………地震だ。それも特大の。

 

「鳥居さん!吾輩が結界魔法を貼ります!近づいて下さい!」

 

「ラプの結界は強いから安心ですよ!」

 

「ラプ殿は魔法に関しては世界一でごさる!」

 

「ラプちゃんってばこういうときは本当に総帥らしいよね!」

 

「2人とも!早く沙花叉の手を!」

 

「はいっ!姉さん!行きましょう!」

 

「おう!わかっ──」

 

ワイが姉さんの手を引こうとした、その瞬間。

 

おそらく根が腐っていたんだろう。

 

巨大な大木が姉さんに向かって倒れてきた。

 

「姉さん危な──!」

 

そう言った瞬間、姉さんは俺を突き飛ばして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴォォォォォン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木は姉さんを下敷きにして倒れた。

 

「嘘………だろ?姉さん、俺を守るために…?」

 

「鳥居さん!吾輩の魔法で──」

 

「ラプラスさん。私はいいです。早く結界を張って下さい」

 

「で、でもっ!?」

 

「いいですから」

 

ラプラスさんは、とても迷ったような、ずぶ濡れの子犬のような表情を見せたあと、数瞬後には魔法を唱えていた。

 

「第10位階魔法!『オーバーシールド』!」

 

「そう、それでいいんです。ありがとうございますラプラスさん。………さて」

 

俺は木をなんとか持ち上げようとする。

 

「ガッ………ゲホッゲホッ。か、和葉………無事か?」

 

俺は木にありったけのパワーを注ぐ。

 

「お、お前が無事なら……いいんだ。本当に……よかった」

 

姉さんは気を失ったようだ。

 

 

 

 

 

「──うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 

 

 

 

 

 

 

俺はありったけの、全身全霊の力で大木を持ち上げた。

 

「はぁ。はぁ。はぁ………っ!ねっ、姉さん!」

 

大地の躍動が終わりを告げ。

 

木を持ち上げたあと、そこにいたのは──。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

血まみれになった、姉さんだった。

 

 

 

 

 



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嗚呼、最愛の人よ。

 

 

「姉さん!柚葉姉さん!頼むから返事をしてくれっ!!」

 

「………」

 

姉さんから返事が返ってこない。

 

それだけで不安がどんどん募っていく。

 

「ラプラスさん………ラプラスさんは回復魔法とかって…」

 

ラプラスさんは、とても苦しそうな顔で、首を横に振った。

 

嗚呼。

 

柚葉姉さんの身体はもうボロボロだ。

 

医学を少し齧ったことがあるからわかる。

 

………もう、『助からない』。

 

皮は捲れ、骨は砕け、内臓にも骨が刺さっている。

 

「──!!」

「ーーー!!」

「〜〜〜!!」

「………!!」

「ー〜!!」

 

holoXのみんなが必死に手当や、救援を呼んだりしてくれているが、もう、どうやっても助からないだろう。

 

嗚呼。

 

嗚呼、またか。

 

 ”また” 俺は、この人を護れないのか。

 

「………和葉」

 

「──!柚葉姉さん!意識が!!」

 

「………ごめんなぁ………みんな………アタシのせいで楽しい時間が………本当にごめんなぁ………」

 

「謝らなくていい!!!!!姉さんは悪くないんだ!!!!!」

 

どうしてあなたが謝るんだ。

 

悪いのは全部俺なのに。

 

「………和葉。………俺、お前のこと、大好きだったぜ………?」

 

「………俺も、姉さんのこと、大好きだったよ………」

 

別れの時は無情にも、刻一刻と近づいてくる。

 

「鳥居さん………吾輩たちにも、お別れの時間を頂けますか?」

 

「──えぇ!ありがとうございます………本当に、ありがとうございますっ………!」

 

嗚呼。神様どうして。どうして。

 

なんでこんなにも酷いことをするんだろうか?

 

姉さんが悪いことでもしたのか?

 

せっかくこんなにもいい人たちに囲まれて、幸せな人をなぜ不幸にする。

 

何故、何故。

 

嗚呼。

 

「────!!!」

「ーーーーー!!!」

「〜〜〜!!!」

「…………!!!!」

「ーーーーーーー!!!」

 

「…りが…なぁみん………」

 

俺は無力だ。

 

「…タシ…しあわ……った…」

 

最愛の人を護れないただの哀れな屑だ。

 

 

 

────ただ、でも。それでも、コレだけは伝えたい。

 

俺は震える姉さんの手を掴んで。

 

「姉さん。俺、あなたのことを、世界で1番。『愛して』ました」

 

「俺も、お前のこと、世界で1番『愛して』るよ…!」

 

大好きな人に、好きだった気持ちを伝えたばっかりなのに。

 

俺の最愛の人がもう逝ってしまう。

 

だから、最後に一つだけ。

 

「──!」

「………」

 

俺は姉さんに口付けをした。

 

姉さんはびっくりしてたけど、凄く幸せそうだった。

 

「和葉………さようなら。『愛してる』」

 

「柚葉。俺も、『愛してる』」

 

姉さんはもうあと数分もかからず天に召すだろう。

 

ひとりぼっちは寂しいけれど、でもワイにはホロライブのみんながいる。

 

だから、しばらく待っていてね?

 

『柚h………(おいおいおいおい!なんじゃあこりゃ!)』

 

この声は。

 

「ルーベルトさん」

 

俺の背後から、居酒屋『鳥居』の常連さんの1人。河童の少年、ルーベルトさんが現れた。

 

「おい鳥居さん!一体何があったんだ!?鳥居さんが抱いているその人って柚葉さんだろ!?」

 

「えぇ、もう、助かりません」

 

「諦めんなよ!!!!!おーい!キャロ!」

 

「何っキャルーベルト………ってええええええ!?」

 

「おいキャロ!ここで柚葉さんを助けられなかったらキャロムとの約束が果たせねえ!ナイフ持ってっか?」

 

「ルーベルト!食べさせるのはワシに任せろっキャ!だからばっさり切り落とせっキャ!」

 

「了解!」

 

ルーベルトさんはキャロさんから受け取ったナイフで自分の指を切り落とした。

 

「いってぇ!」

 

「「「「「………ゾッ」」」」」

 

holoXのみんなも引いている。ちなみにワイは慣れているから平気だ。

 

しかし、何故今そんなことを?

 

「よくやったっキャ!あとはワシに任せろっキャ!」

 

キャロさんは切り落とされたルーベルトさんの指を、肉団子状にコネ始めた。

 

そして、完成した緑肉団子を姉さんの口に近づける。

 

「あ……う……こ…コレは………?」

 

「怪我が治る肉団子っキャ!早く食べろっキャ!もしも死んだりしたら許さないっキャ!死んだら絶対後悔するっキャ!」

 

「だ………め………だ………もう……噛む力も………残ってねえ………」

 

「──キャロ!口移しだ!」

 

「なるほど!いい意見っキャ!………鳥居さん」

 

「はっ、はい!」

 

「この肉団子を噛んで柔らかくしてお姉さんに食べさせてあげるっキャ」

 

「えっ、で、でも…」

 

「………『後悔』するっキャよ?」

 

「──!わかりました!」

 

ワイは口の中で肉団子を咀嚼して、軽くペースト状にする。そして、姉さんの口の中に流し込む。

 

「………和葉」

 

「──!姉さん!傷が!」

 

どんどん傷が癒えてゆく。内臓に刺さっていた骨は元に戻り、骨もどこも折れてないし、皮すらどこも捲れていない。

 

………やがて、姉さんの身体は全て元通りとなった。

 

「和葉っ!」

 

元気になった姉さんが抱きしめてきた。

 

「姉さん………本当に治ったの!?」

 

「ああ!!見ての通りだ!!!」

 

奇跡。その二文字で片付けられるほどのことではない。まるでこんなの、『神様』だ。

 

「ルーベルトさん!キャロさん!」

 

愛する人の命の恩人だ。丁重に扱わなければ。

 

「ルーベルトさん、キャロさん。本当に、ありがとうございました!!!!!」

 

ワイは2人に向かって限界までお辞儀する。

 

感謝しても仕切れないからだ。

 

「………なぁ、鳥居さん」

 

「はい」

 

「『姉さん』を大切にな♪」

 

「──はいっ!」

 

「じゃあなぁ〜♪」

 

ルーベルトさんは手を振って返って行った。

 

キャロさんのほうは姉さんに向かって話し始めた。

 

「置いて行かれた人というのは、とても悲しい気持ちになるっキャ」

 

「はい」

 

「だから頑張るっキャ!『後悔』するかしないかは!お前次第っキャ!」

 

「はい!」

 

キャロさんは姉さんに優しく語りかけた。

 

「………あ!ルーベルトぉ〜!!待って欲しいっキャーーー!!」

 

俺たちの命の恩人は、嵐のように過ぎ去って行った。

 

「姉さん………無事でよかったよ」

 

「………呼び方」

 

「………え?」

 

「『柚葉』って………呼んでくれないの?」

 

「────!………『愛してる』よ。柚葉」

 

「アタシも、『愛してる』よ!」

 

こうしてワイたちは再び口付けを交わした。

 

「………えっ、この場面めちゃくちゃエモくね?」

「やばいね。うん。やばい」

「感動的でごさる〜!」

「めっちゃ感動したんだけど(低音)」

「エモいねー!こよもいつかこうしてみたいー!」

 

嗚呼、最愛の人よ。

 

「………とりあえず東京に戻ったら結婚しようぜ」

 

「………賛成」

 

生きててくれて、ありがとう!

 

 

 

 

 

 

 



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娘(息子)さんを僕(私)に下さい!


どうも東風です。冬、終わりそうですね…。彼らは今も夏に囚われています。

………投稿頻度。上げていきたいですねぇ…。

アンケートの方も取らせていただきますので、よろしければ回答の程よろしくお願いします!

彼らを早く夏から解放してあげられるよう東風も頑張ります!

それでは本編!どうぞ!


 

「「娘(息子)さんを僕(私)に下さい!」」

 

「「ええよ」」

 

「「やったー!」」

 

「えぇ(困惑)。吾輩達は何を見せられてるんだ…?」

 

「ラプ。考えたら負けだよ」

 

「お茶おいしいでござる〜」

 

「メロン美味しい〜」

 

「えっ、てゆうかなんで部屋の隅にあんな立派な剣が置いてあるの?えっ?沙花叉以外みんなノーリアクションだけど、えっ?アレって沙花叉にしか見えてないの?えっ?えっ?(困惑)」

 

クロヱさんがウチの宝剣に興味津々のようだ。

 

「おっ、お嬢ちゃん良いところに目をつけたね」

 

「あらあらあなた。今時の若い子は剣になんか興味ありませんよ?」

 

「えっ!?そうなのか!?」

 

「いや興味津々だったよ母さん」

 

「どっからどう見ても興味津々だったぜママ!」

 

「………ママ?えっ、ママって言った?柚葉さんってもう結構いい歳してるよな…?」

 

「ラプ、人のこと言えないよ」

 

「ラプ殿も同族でござる〜」

 

「柚葉さんかわいい〜。こよのラボで飼い殺したい〜」

 

「ラプ様に褒められたぜ…!なあ和葉!羨ましいかぁ?オイ!」

 

「いやこよりさんのセリフはスルーするんだ」

 

「………えっ、沙花叉、あの剣見てると何故か冷や汗が………アレっ?手が震えて…?………もしかして沙花叉の身体があの剣を拒絶してる…?」

 

「ほら、あなた。やっぱり若い子には剣なんて眼中にないんですよ」

 

「そうみたいだな」

 

あぁ、クロヱさんが宇宙猫みたいな顔してる!?

うちの両親がすみません…。

 

「父さん、母さん」

 

「どうした和葉?」

 

「あらあらどうしたの?」

 

「………あの剣について、俺も知りたいんだけど」

 

「母さん、最近の若い子は興味ないんじゃなかったのか?」

 

「おかしいですねぇ…?最近の流行はVtuberだと思ってたんですけど…?」

 

「「「「「「「ピク」」」」」」」

 

この単語にワイ達は身体を少し揺らしたが、何事もなかったかの様に、ただ平然と話を聞いた。

 

いやまぁ、別に隠してるわけじゃないんだが、こうもドンピシャで言い当てられると戦慄すると言うか、恐々と言いますか…。

 

……母さん、昔から直感が鋭いんだよな。流行も確実に抑えてるし。………まあ天然だけど。

 

「………じゃあ話すか。この剣について」

 

父さんは置いてあった剣を掴んで、鞘から抜き出した。

 

抜かれた身は案外手入れが行き届いていて、まるで新品のように光り輝いていた。

 

「この剣の名は聖剣『マーズ』。かつての人間の国の王様の剣だ」

 

「初めて聞いたんだけど」

「パパどうゆうこと?」

「えっ、吾輩今なんかとんでもないことに聞いてない?」

「なんかすごいね」

「アレはまさか風真の妖刀108の中の一つ…!?」

「多分違うと思うよ〜」

「………やっぱり沙花叉の勘は当たってた。………恐ろしいほどの、『憎しみ』を感じる…!」

 

「この剣の持ち主はキャロム。和葉。テメェのご先祖様だ」

 

「………えっ。ワイの?」

 

「そう、お前の」

 

………えっ、初耳学。

 

「そして、この剣と合わせて、この家に受け継がれて来たある話がある。それは、まぁ、長げぇんだが。

 

『もしも神に祈られねばならぬほど、打ちのめされた時があったとしよう。その時、必ず、河童の少年と、精霊の少女が現れることであろう。それは我らの盟友であり、家族だ。必ずや我が子孫の助けとなろう。

          著 マーズ・キャロム』

 

………って感じだ。わかったか?」

 

父さんの話を聞いて。

 

「「「「「「「………あっ」」」」」」」

 

「どうしたのみんな?顔色が悪いわよ?」

 

「そうだな。確かになんかヤベェことに気がついちまったような顔をしてるな」

 

………。

 

「………姉さん、もしかしなくても…」

 

「あぁ、間違いねぇ。アレだろうな」

 

………やっぱりか。

 

「一体どういうことなんだ?」

 

「話が壮大すぎてよくわかんないね」

 

「わけわかんないでござる〜?」

 

「あの人………人?………あの河童さんの指、サンプルに分けて貰えばよかったなぁ…?」

 

「………いや、こよちゃん。沙花叉の勘が言ってるよ。また必ず会えるって」

 

みんなが思い思いに感想を言い合う中で、ワイの心は再びルーベルトさんについて埋め尽くされていた。

 

………色々と疑問点が多すぎる。

 

なんでワイのご先祖様と知り合いなのか。とか。

 

なんであんなに自分の体を傷つけることを躊躇わないのか。とか。

 

………まあそこは些細なことだ。

 

一番の疑問点はルーベルトさんと一緒に居たキャロさん。

 

普段はルーベルトさんに対して煽りまくっているメスガキ(匿名希望の河童の少年の評価)なのに。

 

なんであんなに姉さんに対しては真剣な面持ちで、そして何故『後悔する』と断言出来たのか。

 

それは、まるで──。

 

「「自分がそうだったから…?」」

 

俺たちの言葉が重なって一つになった。

 

「……姉さん」

 

「和葉。俺、次会った時はちゃんと聞いてみるよ。アタシの口から、あの人へ!」

 

「……あぁ!」

 

とりあえず、今は、まだ。

 

「こたつあついでごさる〜」

 

「それな」

 

「ラプ。みかん剥いたよ?」

 

「えー。ルイ姉。こよのは?」

 

「沙花叉のもー!」

 

「ガハハハハハ!あついな!」

 

「まだギリギリ8月ですからね〜」

 

………この景色を。守り続けよう。

 

「姉さん。俺、コンビニ行くけど、行く?」

 

「おう!着いてくぜ!」

 

とりあえず酒買ってこよう。そうしよう。

 

せっかくの実家だ!はっちゃけるぞ!

 




ちょっと重い話しますので、そういうのはいらないよって方は読み飛ばして頂けると幸いです。

………まあ、みなさん、もうなんとなく察しているとは思うんですが。

………今まで私は公式の方で明確に【卒業】となっている方のみ、この小説に出そうと考えていました。

しかし、今回のメルさんの件で対応に悩みに悩みまして。

今までのルールに従うならば出さないということになります。

………でも、もう何回も出ていて、東風としても、読者さんとしても、判断が難しいんですよ。

メルさんは鳥居さんと面識がはっきりとある状態なんですよね。

だから急にばったりと来なくなるというのは違和感が生じると思いますし、かと言って、るしあさん等の今まで出していなかったホロメンとの格差をつけるというのもおかしな話だと思います。

………長々と話してみましたが、まとめるとですね。

これからどうしていけばいいのか東風にはわからないんです。

だから、自分勝手ながらアンケートを取らせていただきます。

私が小説を書く原動力は、読者の皆さんです。

こんな拙い、素人で、まだまだ青い自分の小説を選んで見にきてくださる人たちがいる。

この事実が私の筆を進めてきました。

数字が伸びる。或いはまだ私には辿り着けない領域ですが、お金が手に入るだとか。ランキングに載るとか。有名人になるとか。

そういうのもあれば当然嬉しいですけど、1番じゃないです。

1番大切なのは見にきてくれた人の心が少しでもいい方向に転換できるような物語をつくることだと思います。

私にとって小説は自分と向き合うものであり、人と向き合うものでもあります。

だから、私は読者のみなさんが少しでも笑える小説が創りたいんです。

私の勝手な独断で、ホロライブファンのみなさんの心を傷つけたくはない。

そんな思いがあって、アンケートを取らせていただきました。

期間はできるだけ長めに、より多くの人の意見を頂きたいので、2024年3月31日までとさせていただきます。

投稿頻度も上げて、多くの方にアンケートを見て頂いて、決めようと思います。

ここまで文章を見ていただいてありがとうございました!

また次回で会いましょう!

東風ますけでした!




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