この世界に生き残るのは、金属だッ!!(涙目) (ゴブゴブリン)
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プロローグ【No Strings On Me】

色々な意味でベストマッチが多かったと感じたキャラとのクロスオーバー作品です。


突然だが、魔法と聞いたら何を思い浮かべるだろう。

大抵の人はファンタジーや異世界、ラノベにゲーム。誰しもが憧れるものだろう。もちろん俺もファンタジーや異世界系の類は大好きでよくアニメやラノベを読みふけっていたものだ。そして何より『ファンタジー‪✕‬SF』というジャンルがどストライクだった。魔法が主流の世界で科学の力でのし上がるという構想がとても好きだった。若い頃(黒歴史)の時は将来はこんなカッコイイSFチックな機械を作りたいと思ったものだ。まぁ、若い頃と言っても、まだ高校3年の若造なんですケドね!

 

という訳で、まずは自己紹介といこう

俺ちゃんの名前は『零導 終魔』

好きな食べ物はドーナツとハンバーガー

嫌いな食べ物というかトラウマは生焼けの食肉

皆、生焼けは寄生虫の心配があるからよく火を通して食べようネ!

お兄さんとの約束だゾ!(12敗)

マジで寄生虫はやばい(確信)

 

さて、そろそろ本題に入ろうと思う。

結論から言うと、俺は死んだ。で、転生した

死因は実は覚えていない。気づいたら真っ白な空間に1人ポツンと立っていたのを覚えている。これでもそれなりにラノベを読んできた自分は、これが転生かと内心興奮したもんだ。で、神様でも出てくるんかなと思ったんやけど、いっっくら待ってもだーーーれも来ないの。それで、よく周りを見てみると、机と紙が置いてあって、そこに希望の世界と能力をお書きくださいって書いてあったんよ。神様は居ないんやなって思って見てみたら、隅にちっちゃく『神手不足の為、申し訳ありません』って書かれてて、世知辛いって思いましたね(小並感)

 

それでまぁ、『魔法』がある世界で、『科学』の力でお願いしたんよ。

死ぬ?前まではそのジャンルが大好きだったから、次の人生はそんな世界で楽しみたいって思ったんよ。そしてしばらく待ってたらアナウンスで魔法科高校の劣等生?って言うラノベの世界で、MARVELのヴィランの1人であるウルトロンの能力を得る事ができた。魔法科高校の劣等生の内容は知らなかったけど、ウルトロンの方は映画の方を見ていたからよく知っていた。

 

ウルトロン

簡単に言うと、アイアンマンというヒーローであるトニー・スタークが作り出した高い知性を持つ人工知能。しかし、突如覚醒し、人類の戦争の歴史をインターネットを瞬時に操ることで人間の残虐性を理解し、自身が生まれた理由である『世界に平和をもたらす』為に、人間は不要と判断し、人類の敵となったキャラクター。他にもインターネットを瞬時に移動したり、自らの作ったロボット軍団『ウルトロン・セントリー』とリンクすることで、他の機体を破壊されても乗り換えることが可能なやべーやつ

 

その時はやったー大当たりー!って思いましたね。これでファンタジーな異世界で無双しまくってやるぜーって。そんな感じで興奮してたらいきなり地面が某番組の如くパカッと開いてそのまま奈落行きですよ。この時ばかりはキレそうになりましたね。いきなりの落下はアカン(真顔)

 

まぁここまでダラダラ語ってたのは、目の前の現実から目を背けたかったからなんですけどね!でも現実は非常である

 

 

まず、転生した場所が問題だった

今いるところは海底のそこにある巨大な研究施設のような場所だった。最初はなんで魔法のある世界でこんなSFチックなものが?って思ったけど、多分そういうご都合主義的なモノなんだろうと納得した。

 

けど問題はそこじゃあなく、周りの環境がチョットというかだいぶイカれていた。なんせ周りは海底火山で高温に熱された海域や複雑な海流で外に行く事も困難な状態になっていた。一応データベースにあったこの辺りのマップを見てみた感じ一応島になっているのはわかったけど、植物類はひとつもないわ空は年中曇りらしいわでバカンスしたくない島ナンバーワンな状態だし……

 

それだけでも最悪なのに、さらに俺には体がなかった。

体がないって言うか、今の状態はこの施設全体を制御するAII的なポジションだった。わたーしのぼでぃはいずこ?え?それぐらい自分で作れって?

いや、めんどいじゃん。それぐらい用意してくれよなー頼むよー

ま、うだうだ言っててもしょうがないし、まずはこの研究所について調べますか!えーっと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから数ヶ月・・・いや数年?と、とにかくそれなりの時間が経過した現在、俺は遂にマイボディ第1号を製造することに成功した。

え?展開が早い?うるせぇユニビームくらわすぞ(逆ギレ)

それよりもやっと体を持てることに歓喜してるんだよこっちは!

 

フォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

 

手がある!足がある!!顔がある!!!

 

やっぱ自分の体があるってのはいいもんだなぁ!まぁまだ全身金属のロボット体だけども・・・あ、ちなみに今の姿は『ウルトロン・セントリー』って言う量産タイプの人型ロボットで、材質はヴィラニウムじゃないけど、研究所にある金属を混ぜ合わせた合金でできてるから強度もそれなりにある。それよりも別に注目すべきところがある。それは・・・

エネルギー源をあの『アークリアクター』にしたことである!!

実は、原作のウルトロンのエネルギーコアが、一体どういうモノなのかが全くわからなかったのである(無能)

だから、せっかくならそのエネルギーコアの代わりになるアークリアクターを新しいエネルギー源にしようと思いついたのである。

アークリアクターだったら前世でウィ〇で予習済みだったから、割とすんなり完成した。やっぽ頭も良くなってんのな(今更)

ま、まずはこれで目標に1歩近づいたってもんだ!え?目標ってなんだって?ふっふーん!俺の目標とは、ズバリ・・・

 

 

 

人間の体を手に入れることダァアアアアアアアアアッ!!!!

 

 

原作のウルトロンがなし得なかった課題をやり遂げる事で私は更なる高みへ行くことができるのだァあああ!!ヴァァァハッハッハッハ!!

 

 

 

・・・・・・・・という建前は置いといて

 

 

本当は美味しいご飯が食べたいだけなんだよぉおおおおおお"お"お"お"お"お"!!!!

 

転生する前までは普通にできていた事がある日突然できなくなったら人は理性を保てるだろうか?いや出来ない(反語)

 

だがしかし、人間体の製造には施設の復旧が不十分だったせいで、このプランは見送ることになってしまった。はーつっかえ!

ま、ええやろ(楽観視)ウルトロンっていえばやっぱしこの金属のボディっしょ!やっぱウルトロンってかっこいい……カッコよくない?かっこいいって言えよ(脅迫)

 

それにしてもあれやな……暇やな(真理)

せっかくマイボディを手に入れたことだし、こんな狭くて薄暗い所じゃなくてもっと外に行く事もやぶさかでないのでは?ヨシ!思い立ったら吉日、その日以降は全て凶日!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という訳で行ってきマース!!

アイキャンフラァァァアアアアアアアイ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『魔法』

 

確かにこの世界には魔法は存在する

 

ただ、それはファンタジーのような理屈のつかないものではなく

 

『科学』によって発展していったものであると

 

なんだったら異国なんてものはなく、前世と何ら変わらない地球であると

 

主人公がその事に気付くまであと数分・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔法技能師開発研究所

日本に設立された魔法師開発機関であり、第1から第10まであるその研究施設

からは優れた魔法の遺伝的素質を持つ魔法師が生み出されてきた。1番歴史のある研究所は2020年代以前から稼働していた所もある。

 

しかし、研究所は10ヶ所だけではなかった(・・・・・・・・・・・)

正確にはそれよりももっと昔、魔法がまだ空想のものだと思われていた時代、

人工知能の研究がその研究所で行われていた。

 

その研究所の名は『第0研究所』

上部の人間でも名前しか知られていない程、謎に包まれた研究所であり、今ではもう誰の記憶にも残っていなかった。しかし、この世界のどこかにある資料にはしっかりとその研究所の記録が残っていた。その記録には・・・

 

 

 

 

 

 

『Ultron Project』

 

 

 

 

 

 

と書かれていた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こことは違う世界(マルチバース)では平和という言葉により暴走し、人類の敵となったウルトロン

その能力を手にした主人公は、この世界で何を成すのか

世界を滅ばす破壊神となるのか、それとも・・・

 

これは、魔法が科学によって発展した世界で、全く違う世界の科学で対抗する、とある男の物語である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ"あ"あ"あ"あ"ああ"あ"あ"ッ!!!なぁああんで前の世界と全く変わってないんだよォオオオオオオオ!!!ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッッ!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・物語である

 




魔法科高校の劣等生に加重系魔法の技術的三大難問ってあるじゃないですか
あれの核融合炉と飛行魔法のやつって・・・

重力制御型熱核融合炉の実現
‪( ´・ω・`)つ[アークリアクター]

汎用的飛行魔法の実現
ε=ε= ( つ ´・ω・`)つ[反重力テクノロジーによる推進機能]

・・・どうなんでしょうか?(無知)


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魔法どこ・・・?ここ・・・?【中国編】

入学編が・・・書けないっ・・・・!!!


「"ア"ア"ア"ア"ア"ア"モ"ウ"ヤ"ダァ"ア"ア"ア"ア"ア"ア"アア"!!!(大発狂)科学力発達シスギィ!魔法どこ…?ここ…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

とある上空、そこにはまるで流れ星のような軌道で飛行する未確認飛行物体(這い寄る変態)がいた。この世界に対して恨みつらみを垂れ流しながら。

 

「はーまじつっかえ。コレのどこが異世界なんですかねぇ?まんま前の世界とおんなじじゃないっすか!キレていい…キレていいよね???(半ギレ)」

 

転生する前はファンタジーな世界で俺tueeeeeしたいと思った矢先にこれである。コレは前世の罪が来世まで持ち越しされたからに違いない(断言)俺が何をしたって言うんですか!

 

「あー……まぁいいや。こうなったらこの世界を誰よりも楽しみ尽くしてやるよ!!まぁ、『魔法科高校の劣等生』って言うぐらいだから、魔法はあるでしょうからねぇ!」

 

これで魔法も無かったら、マジで……こうよ?(フラグ)

 

「ほんじゃあまぁ、どっかテキトーに近くの大陸で魔法の視察にでも行きますか!この近くにあるのは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中国か!!それじゃあ中国にイクゾー!デッデッデデデ!カーン!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中国に、着くぅ^〜

そして今更ながら、この金属ボディの状態じゃあろくに人前に出られないことに気づいた。はーやっぱロボットはダメだわ!ウルトロンのファン辞めます(自己否定)

 

えーじゃあどうしようか……ぶっちゃけもうここにいる意味無くなっちゃったんだよなぁ……………もう帰って人間体の制作に集中しようかしら?

 

………いやいや、帰離原ここまで来たんだ。もしかしたらこの世界ではロボットはメジャーなもの何かもしれんし、会うだけ会うとしますかねぇ!幸い科学力もこんなに進歩してるぐらいだしねぇ!!(血涙)

 

さて、そうと決まったら早速聞き込み開始ダ!こういうのは大体巨大施設にいる人間に聞くのがセオリーだってじっちゃんも言ってた!(いってない)

この近くで1番大きな施設は…っと……

 

よ、読めねぇ()

 

なんて読むんだコレ?こ…こんろうほういん?

うるせーーーーー!!しらねーーーーーーーーー!!!!

 

言語の壁がなんだってんだ!大事なのはハートよ!あとは紳士的な対応!

ちゃんと正面玄関からおじゃまして、そして礼儀正しく『魔法見せてください★』って言えば大丈夫っしょ!イケルイケル!

 

 

 

……………あれ入口どこだ

 

 

 

 

 

 

ガクンッ!

 

 

 

 

 

 

 

「うおっと!なんだ?」

 

ロボットと人間の歴史的対話のシミュレーションを構築していた最中、少しではあるが、自身のバランスが崩れたことに疑問を抱いた。

 

実はこの機体は、早く自分の体を得たいが為に、スラスターの調整がまだ完全ではなかった。ただ、今まで映像の中でしか見られなかったSFチックな金属ボディを前にして、その事がすっかり頭の中から抜けてしまっていたのだ。

 

 

 

 

プスン……プスン……

 

 

 

「オイオイオイちょっと!?スラスター暴れんなよ……暴れんなよ……!」

 

そのせいでスラスターに不具合が生じ、現在少しずつ高度が下がってきていた。さらに最悪なことに、ただ真下に行くのではなく、推進力の影響で斜め下方向に墜落するかたちとなった。そして………

 

 

 

プスンッ

 

 

 

 

「あっ」

 

完全にダメな音を出して動作を停止した瞬間、重力のままに研究所に向かって墜落していった。

 

「あーーーーれーーーーーー!!!!!」

 

なんとも間抜けな叫び声をあげながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドガァアアアアアアアアアアアン!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、轟音と共に大変重要そうな研究所に墜落してしまった。そして、粉塵の中から出てきたのは、所々に傷はあるがひとまず五体満足で起き上がった無機質なロボットが一機。

 

「あーくっそ……損傷率17%ってとこか?」

 

こんなことならしっかり調整しとくんだった……っは!人への被害状況を確認しなければ!ただでさえこんなシャレにならない被害を出してるのに、これに傷害被害があったもんなら、話すら聞いてもらえなくなってまう!!

 

今更ながら事の重大さを理解し、咄嗟に辺りを見渡す。

しばらくして粉塵も落ち着いて周りの状況を視認できるようになった。

しかしそこには、約10数人もの人間がズタボロの状態で倒れていた。

幸い命に別状は無いようだが、これでは第一印象は最悪だろう。

 

(あ、これオワタ\(^o^)/)

 

予想よりもずっと多くの被害を出していたことに気付き、真っ白になっていると、手術台のような台の上に黒髪の可憐な美少女が拘束されているのを発見した。

 

あっれーこれもしかして自分とんでもない場面に遭遇しちゃった感じ?いや待て、もしかしたらこういうプレイを撮影していたっていう可能性も微レ存……?っていやいや!だとしたらもっとトンデモ事案じゃまいか!

 

「ッ!?んーーーー!んーーーーっ!!」

 

しっかし、随分とまぁ可愛らしいお嬢さんなことで。こんな少女がこんな格好を……っは!何を考えた俺は!俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃない………

 

「んんーーーー!!んんーーー!!!」

 

(ってそんな事考えてる場合じゃなかったな。まずは拘束具を外してあげようそうしよう。)

 

「んんっ…ぷはっ!ハァ…ハァ…あ、あなたは一体……?」

 

「……あー………………」

 

やっべえ何喋ったらいいか全然わからん。そりゃそうだよな!ここ何年も誰話し相手がいなかったやつがいきなりこんな美少女と話すなんて無理ゲーがすぎる!!って俺はロリコンじゃなーーい!!!と、取り敢えず何か返さないと…!

 

「俺……私は、『ウルトロン』。私の任務は、世界に平和をもたらすこと。そう、平和だ……君、名前は?」

「え?・・・・・・あぁ!わ、私、四葉真夜っていいます!」

「ヨツバ・マヤ・・・・いい名前だ。あぁすまない、君の知り合いを、こんな・・・・」

「い、いえ!この人達は知り合いなんかじゃありません!」

 

やっぱりウルトロン口調を・・・・最高やな!ってそれよりも、知り合いじゃないとしたら、早く家族にに合わせてあげた方がいいんじゃね?なら・・・・・

 

「ほう?ならばここに長居は無用だ・・・・家族は?家はどこだ?あぁいや、ちょっと待て・・・・自分で調べる」

「え・・・・・?」

 

いちいち目視で探すよりも、監視カメラの映像から割り出した方が手っ取り早い(AIはせっかち)えーっと、《監視カメラ映像を表示。キーワードは【四葉】》っと・・・・・あぁいたいた、結構な大人数なこって。この子ってもしかしていいとこのお嬢ちゃんか?うわー関わりたくねー。でももう関わっちゃったー!

 

「・・・・・・見つけた。皆必死になって君のことを探しているぞ?愛されているんだな」

「本当ですか!?で、でも、一体どうやって・・・・・?」

「それは企業秘密というやつだ・・・・・さて、それじゃあ家族の元まで送ろう。少し我慢してくれ」

「え?きゃあ!」

 

スラスターの調子は・・・・・・ヨシ!マップは、ヨシ!美少女もヨシ!それじゃあウルトロン便、いっきまーす!四葉ちゃんの家族の元へ!

 

 

 

 

 

 

・・・・・お姫様抱っこは生身でやりたかったなぁ(変態)

 

 

 

 

 

 

「・・・・・ん!?ご、御当主!空から真夜様が!!」

「お前は何を言っているんだ!?そんな訳・・・・ま、真夜!?」

「お父様!お父様ーー!!」

「真夜っ!すまなかった、お前に怖い思いをさせてしまって・・・・・どこも怪我してないか?」

「大丈夫です!事が起きる前に、あの方が助けてくれたんです!」

 

こういうシーンホントに弱いんだよね・・・自分、泣いていいっすか?(感動)これで一応お仕事は完了したけど、どうせこの後こっちの話になるんだろーなー。嫌だなー帰りたいなー面倒事は嫌だなー・・・・・・・

 

「そうなのか・・・・ありがとう。なんと礼を言えばいいのか・・・・・・」

「・・・・・気にする必要は無い。私は自分の成すことを成しただけにすぎない。」

 

いやほんと、こっちとしては変に関係を作りたくないだけなので。なんなら今すぐこの場からさっさと退散したい気持ちでいっぱいなので、自分もう帰ってもいいっすか?(ストレス)

 

「そうか・・・・だがそれでも、四葉家当主、四葉元造として、そしてこの子の父親として、礼を言わせてくれ。本当にありがとう・・・!」

「ヨツバ・ゲンゾウか、気持ちだけ受け取っておこう。あぁ、申し遅れた。私の名はウルトロン。平和をもたらす者だ」

「ウルトロン・・・・・か。覚えておこう」

 

当主って何!?やっぱお偉いさん一家じゃないかたまげたなぁ・・・・・それじゃあもう自分帰ってもいいっすか?

 

「では、私はそろそろ帰るとするよ。まだまだやるべきことがあるのでね」

「そうか・・・まだまだ話し足りなかったのだが、残念だ。それでは私達も行くとしようか」

「?このまま家に帰るのではないのか?」

「あぁ。私の娘を未遂とはいえ傷物にしようとした奴らを、このまま野放しにしておく訳にはいかない。報いを受けさせてやる・・・!」

 

めっちゃ切れてますがな!でもそうだよな、自分の娘がどこの馬の骨かもわからないやつに汚されそうになったら、ブチ切れるのもうなずける。まぁ前世じゃ結婚はおろか彼女すらいなかったんですけどネ!な、泣いてないし!

というか・・・・・

 

「武器は何を?見たところ何も持っていないように見えるが?」

「ん?CADがあれば魔法を使うには十分だろう?」

 

 

「CAD?なんだそれは?それに今、魔法と言ったか?」

 

 

この世界では、魔法の本や杖じゃなくて、CADという道具を使うのか。なるほどなるほど・・・ってちょっと待て、じゃあそのCADってやつがあれば魔法が使えるようになるってこと!?こうしちゃおれん!早速帰って研究しなくては!(使命感)え?科学でのし上がるんじゃなかったのかって?この世界じゃあ魔法も科学で作られたものらしいから、セーフ!

 

「あ、あぁ・・・・・・ちょっと待て、知らなかったのか?それに、その体も・・・」

 

何じろじろ見てやがんでぃ!?(反抗)そろそろ退散しないとあんな事やこんな事までバレてまう!ほんじゃあバレる前にさっさと適当なこと言っておいとましますかねぇ!!

 

「この体はまだ『蛹』だ・・・それに、まだ私はこの世界のことを何も知らない。だから、これからじっくり学んでいくとするよ・・・・それでは、また機会があれば何処かで。」

「あぁ、また何処かで」

 

 

 

 

 

・・・・・・・・あ"ーーつっかれた!!やっぱこの姿で人前に出るとどうしても緊張しちゃうなー。こうなんていうの?理想の姿を汚したくないっていうのかな?まぁとにかく、早く帰ってCADとやらを作ってみなければ!あ、あといい加減俺ちゃんも人間になりたい(切実)よって、人間体の作成も同時並行で進めなくてはイカンな!やる事いっぱいで禿げそう(小並感)

 

 

 

 

 

 

その後、さよならを言えなかった真夜が、引き止めておかなかった父親に向かって強烈な蹴りを入れたとか入れなかったとか・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




うーーーーーん・・・・・・・・・・・
コレジャナイ感がすごい
次回はもっとギャグを入れなければ・・・・・・!!


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俺は人間になるぞォーーーーッ!!【追憶編その1】

まさか評価と感想の両方を貰えるとは・・・・・
こりゃあ書くしかねぇよなぁ!!


また研究や開発に集中しすぎて気づいたら数年が経過していた事に絶望した今日この頃。これがキング・クリムゾンか・・・・・キング・クリムゾンッ!!

 

さて、数年もたてば色々と進歩しているもので、俺は遂に人間ボディを開発する事に成功したのだ!!今の再生医療でも人間の体1つを作り出すことは出来ないようだなぁ!!勝ったッ!第三部完!!これであとは、このすんばらしい科学力が今の魔法よりも利便性があることを世界に知ら示せば、俺の完全勝利!!

 

え?なんで武力で弾圧しないのかって?オレ、ボウリョク、キライ

 

真面目な話、武力で弾圧すると絶対に市民からの反感を買ってあっという間に大惨事世界対戦が起きるのが目に見えてるからなんですねぇ。それに、今の世界が国防や治安に魔法が必要不可欠になっている以上、それを不用意に破壊すると市民の命が危なくなるから、武力行使はしません。あくまで魔法以外にも手段があることを世界に知らしめ、パワーバランスを保つことが一応の最終目標となっています。(RTA感)ま、それでも俺が魔法なんかに負けるわけがないですけどねぇ!!(フラグ)

 

はい、真面目な話終わり!

 

他にやったことといえば、新しく会社を設立したり、様々な機能をこれでもかと積んだ軍用衛星『ヴェロニカ・MarkⅡ』を秘密裏に打ち上げたりしたり、人間体用のアーマーとして『アイアンスーツ・Mark.α』を作成したり、研究所を掃除したり、そんくらいかなぁ。別に大したことはしてないっすよ(小並感)まぁこの辺りの話はまた機会があったらってことで

 

それで今は何をやっているかと言うと、遂に人間の体が出来たことで、何年ぶりに食事ができるようになったんですよ!で、どうせなら美味いもん食べようと思って、沖縄海域まで急行してサザエやらアワビやら伊勢海老やらを乱獲している最中です。え?漁業権はちゃんと持っているのかって?俺人間じゃないし、ただの喋って動けるすーぱーAIだからセーフ!(アウト)

 

 

 

いやーそれにしても大漁大漁!前世でもこんな高級品を食べられる機会なんて滅多になかったから、今日は腹一杯に食い尽くすとしますかぁ!今夜は海鮮尽くしじゃあ!!

 

グォオオオン・・・・・・グォオオオン・・・・・・

 

えーっと、サザエは壺焼きでしょ?それでアワビはステーキにして、伊勢海老は豪快に塩茹でにしようかな?うへへ、夢が広がりますなぁ!

 

グォオオオオオオオン・・・・・・・・!グォオオオオオオオン・・・・・・・・!

 

おっと、魚も忘れちゃあいけないよなっと!あ、あれ?どこにもいないじゃあまいか!それにしてもうるさいなぁ・・・・・・多分この音は近くに潜水艦がいるのか?おーい!下にまだ海鮮取りしてる人がいますよー!(違法漁業)もしもーし!?

 

グォオオオオオオオン・・・・・・・・!!グォオオオオオオオン・・・・・・・・!!グォオオオオオオオン・・・・・・・・!!

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

ドシュウウウウウウウウウウウウッ!!wwwwwww

 

 

 

 

「やっかましいんじゃボケェエエエエエエエエエエッ!!!!」

 

ドガァアアアアアアアアアン!!

 

自分の頭上で爆音が流れ、その騒音の元凶へアーマーに装備しておいた水陸両用小型ミサイルを打ち込んだ。発射されたミサイルは高速に音源へ向かっていき、大きな爆発音と共に、跡形もなく消し飛んだ

 

全く、最近の人間は礼儀というもんを知らんのかねぇ?海中とはいえ、あんな爆音物をそこらに置いておいちゃ近所迷惑でしょうに。あーあ、せっかく帰って海鮮パーティしようと思ったのに、魚がないんじゃ興奮も半減ですよ、あーあ。どうしようか・・・・・魚が戻るのを待つか?いや、あんなに騒いじゃ魚もしばらくは戻って来ないだろうし、かと言って他のスポットまで移動するのもなぁ・・・・・・

 

あ、そうだ!せっかく沖縄の近くまで来たんだ、沖縄の伝統料理を食べに行くというのも悪くない。それで夜まで観光した後、帰る最中に魚を取って帰れば、夜は海鮮パーティ・・・・・・いいじゃない!よしそれで行こう。待っていろー数年ぶりの日本食ー!!待っていろゴーヤチャンプルー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、着きましたのは沖縄の浜辺。名前は知らん

ちなみにさっきまで来ていたスーツにはストレージが付いていて、その中に財布やらリュックやらが入っているので、必要なものを取り出して身に付ける。

服は特に説明する必要が無いぐらい普通な格好で、しっかりと財布もポケットに入れる。え?なんでお前がお金を持っているんだって?それは、さっきいった会社の資金を少し・・・・ね?い、いや別に会社って言ってもまだ人間のボディがなかった頃だったから、スターク・インダストリーズのような超巨大企業じゃなくて、まだオンライン通販の状態だからまだ大丈夫!ま、まぁ働いでいるの実質俺1人だけだから大丈夫ですから!な、泣いてないし・・・・・・・

 

まぁ、そんなことはどうでもよろし!肝心なのは、もう目と鼻の先に料理店があるということ!いざゆかん!!全力ダーーーシュ!!!

 

 

 

さて皆さん、実質数年ぶりに人間の体を得た状態で、晴天の中全力ダッシュをしたらどうなるでしょうか?

 

 

 

 

 

 

「ゼェ,ゼェ・・・アァ,アツイ・・・・(ひんし)」

 

A.しぬ(体力的な意味で)

まぁこうなるよね!知ってた!!

 

俺としたことが!人間の体を手に入れたからって、いくらなんでも興奮しすぎた・・・!いくら通常の人間よりも肉体を強化してあるからって、俺が日光に弱かったら意味ないじゃねぇか!!

それに、なんで俺は全力ダッシュなんかしてしまったんだ!料理はにげないっていうのによォ!それに、今の時期にダッシュしたのも最悪だった・・・!なんたって今の季節は・・・・・・!

 

「夏・・・・・!!」

 

そう、引きこもりの天敵の夏なのだ!

そりゃこうもなるよ!ホント何やってんだ俺は!バカなんじゃねぇの!?

あぁ、マズイ・・・本格的に目眩がしてきた・・・気分も悪い・・・

 

「なんだお前、誰に何ぶつかってんだコラ」

「こっちは少佐にどやされてイライラしてんだよ!」

 

大体、なんで俺がこんな目にあってんだ??本当なら今頃我が家で海鮮パーティしてたはずなのに・・・

 

「あ?無視すんなやオラ!」

「いけ好かねぇ奴だ!先にてめぇから片付けやる!」

 

そうだ・・・あの潜水艦だ!あの潜水艦がいなければこんなことにはなっていなかったのに・・・・!!おのれ潜水艦。次に貴様に出会ったら貴様をスクラップにして俺の体の1部にしてやる・・・・・・!!(直喩)

そしてそれを操縦してた奴らも、1発・・・いや2発懐にロケットパンチキメてやる・・・!!

 

こんな感じになぁッ!!

 

ドゴォ!!ドスッ!!

 

「グハァッ!?」

「グフゥッ!?」

 

あれ?今なんか当たったか?いや気のせいだな・・・・・・そんな都合良く人間がいる訳がないし、もし仮に人間だったら一般人なら軽く後遺症が残るぐらいの勢いで殴っちゃってるし・・・・・・

 

あぁでも、もうダメだぁ・・・頭がぼーっとする・・意識が・・・だんだ・・・ん・・・・・・

 

 

 

 

( ˘ω˘ )スヤァ・・・・・

 

 

 

 

 

 




なにゃ様、ライセンス様
評価ありがとうございます!!

なにゃ様
感想ありがとうございます!!

モチベにも繋がるので、良かったら感想と評価よろしくお願いします!!


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迷惑をかけたらしっかりと謝りましょう【追憶編その2】

_人人人人人人人人人人人_
> 突然のUA8000越え <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^^Y^Y^Y ̄

(゜Д゜)

_人人人人人人人人人人人人人人人_
> そして評価人数15人+赤バー <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

゜ (゜Д )



 

( ˘ω˘ )スヤァ・・・・・・

 

 

 

( ˘ω˘ )スヤァ・・・

 

 

 

(。゚ω゚) ハッ!

 

 

「・・・・・・・知らない天井だ」

人生で一度は言ってみたいセリフランキング堂々の一位を今世で言えたことを噛み締めながら目を覚ました。周りをみて見ると、普通の家よりも豪華だと思えるような部屋の作り。どうやらあの後気を失った俺を誰かがここまで連れてきてくれたのだろうと考えた。それに、窓の外を見ると、もうすっかり暗くなっていた。

あぁ、この世界にきて幾数年・・・初めて人の優しさに触れた気がする・・・!やっぱりここは人として、しっかりとお礼を言わなくては!さ〜って、恩人様は何処に〜っと・・・

 

 

 

 

 

 

 

階段を降りてみると、すぐ近くの部屋から話し声が聞こえて来た。それもどうやら、家族での会話と言うより、どちらかと言えば話し合いや事情聴取に近い内容だった。

 

あっれ〜?なんか結構重要そうな話し合いしてるんですけど。これ一般人のワイが聞いても大丈夫なやつなんですかね?いやダメでしょ。でも聴いちゃうし見ちゃう♡ということで、部屋にあるモニターのカメラをハッキングして、映像と音声をリンクしてっと・・・・・・

 

ほうほう・・・なるへそなるへそ・・・発泡魚雷に、潜水艦?ってそれってあの迷惑極まりなかったクソ潜水艦じゃねぇか!!もしこいつの軍が関係してたらすぐに個人情報を特定してから知人にアヘ顔ダブルピースに加工したお前らの顔写真を送り付けてやるからなぁ!!

・・・・・・・え、違う?あ、そう

 

ん?なーんかあの見覚えが・・・えーっと、どこだったかなぁ・・・・・・・ま、いいか。後で名前を聞けば誰かわかるやろ!

 

 

 

 

 

 

 

あの後、軍人との会話が終わると部屋を出ようとこちら側に歩いて来て、危うく鉢合わせしそうになったけど私は元気です。そして今は、その軍人とあのお姉さん(・・・・)の兄妹かな?の跡をつけてるところです。え?年端もいかない男女のストーカーはマズイ?い、いやこれはストーカーじゃなくてえっと、そう!尾行!尾行だからセーフ!!え、アウト?黙れ小僧(豹変)

 

ん?あそこにいる軍人もなんか見覚えg・・・・・あ"っ!!

 

ホワンホワン・・・・・・・

 

 

 

 

ドゴォ!!ドスッ!!

 

 

 

 

ホワンホワン・・・・・・・

 

あの時は意識があやふやで何やってたかあまり覚えていないけど、何かを殴ったような気がしたんだよなぁ・・・・・・あれ?あれってもしかして俺の幻覚じゃなくて、現実の出来事???だとしたら・・・・・・

 

 

 

 

ダッダッダッダッダッダッ!!

 

 

 

 

「マジホントすみませんでしたァアアアアアアアアアアアアアッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

俺のせいで恩人様達に迷惑をかけてるってことじゃあねぇかぁあああああああああぁぁぁ!!!!!

 

事の重大さに気付いた俺は、見覚えのある軍人2人の前までダッシュで近づき、

某焼き土下座にも負けない綺麗な土下座をして見せた。

え?お前にプライドはないのかって?んなもん転生した時に身体ごと向こうに置いてきたわ!

 

「い、いきなりどうしたんだ君!?」

 

さっきあの兄弟達と話し合っていた軍のお偉いさんが困惑した声色で呼びかけてくる。いやほんとマジですみません。でもこればっかりはしっかり義理を通さないと人として終わってると思うのです、はい。

 

「お前、もしかして今朝の!」

「いやホントマジすんませんしたどうかこの首ひとつで勘弁してもらえませんか?」

 

この首ひとつで許してくれるなら、全然安い買い物よ!だからこれで勘弁して下さい。え、ダメ??じゃあ首2つ、いや3つでどうでしょうか!?

え?そういう意味じゃないしお前はそんぐらいじゃ償いにならないだろって?黙れ口に合金ぶち込むぞ(憤怒)

 

「い、いや俺も少し大人気なかったからな。こちらこそすまなかった」

「いやいや、自分がちゃんと体調管理をしっかりしていれば今朝のような事態にはなっていなかった訳ですから、悪いのはこちらですよ」

「いやいやいや俺の方が」

「いやいやいやこちらの方が」

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

 

き、気まずい・・・・・・

この人も本当は悪い人じゃないと思うんだけど、日本人の美徳YUZURIAIが発動して気まずい感じになっちゃったよ。もうどうすんだよお互い黙ちゃったよ今すぐこの場から逃げ出したいよ

 

「・・・・・・・・フ、ハハハ!面白い奴だな!なら、仲直りの握手しようぜ。俺は桧垣ジョセフだ。ジョーって呼んでくれ」

「こちらこそよろしく。俺は零導修魔だ。修魔って構わない」

 

危ねー!危うくコミュ障なのがバレるところだった(手遅れ)

それにしても、一緒に喋っててこっちまで笑顔になるような人だなぁ・・・・・

あれ?何か忘れてるような・・・・・

 

「あ、あの、修魔・・・さん?」

 

あ!そうじゃんこの2人のことすっかり忘れてたんだったわ。いやーうっかりうっかり!自分の恩人様達の事を忘れるなんて、ボクちゃんのドジっ子♡

はい、もう辞めます

 

「あぁ、ごめんねお嬢ちゃん・・・・あーっと・・・・・・・」

「あぁそうでした!私は司波深雪と言います」

「・・・・・・・司波達也です」

 

あら^〜なんていい子たちなんでしょう!(年寄り感)

しっかりと挨拶出来るなんて偉いね〜!!もうオジサン感激!めっちゃあたまナデナデしてやりたいけど、流石に知り合って間もない今はダメだよな、うん。やっぱりどの世界でも子供は尊い存在なんやなって。いや、ロリコンではないデスヨ?

 

「そうかそうか!もう知ってると思うけど、俺の名前は零導修魔だ。こちらこそよろしく」

「はい!よろしくお願いします!」

「よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後、軍の偉い人とジョーと別れて今は俺が寝込んでいた家の広間で恩人様の家族と一緒になっている。そういえば、あと一人殴っちゃった人がいたはずなんだけど、どうやらあの場には同行していなかったらしく。しかし、ジョーに明日基地に来てくれればその方に会えるらしく、見学ついでに来てくれと言ってくれた。さすがジョー!頼りになるぅ!これがさすジョニってやつですな

 

「大丈夫ですか?一応まだ安静にしておいた方が・・・」

「あぁいえ、お気になさらず。少し考え事をしていただけなので・・・改めまして、私の名前は零導修魔と言います。この度は倒れていたところを助けていただき、ありがとうございます」

「いえいえ、お気になさらず。たまたま見つけただけですから。」

 

今話しかけてきたのが、桜井穂波という女性で、この家族のメイド的な仕事をしているらしい。メイドって、ウッソだろお前(驚愕)

で、どうやら俺が倒れた時にちょうどクルージングから帰るところだったらしく、たまたま俺を発見して今に至るらしい。天使や、天使がおるでここに!

 

「そして、こちらの方が・・・・」

「司波深夜よ、よろしく」

 

司波深夜さんか・・・・・・うーん、やっぱり見覚えのあるんだよなぁ・・・どっかであったことあるっけか?いやでもこんな美人さん、1回見たらそうそう忘れないと思うんやけどなぁ・・・うーむ・・・・・・

 

「失礼ですが、前に一度どこかでお会いしましたか?」

「・・・・・・?いえ、初対面のはずですが」

 

だよなぁ〜。でもなーうーん・・・

ハッ!いかんこのままじゃ気になりすぎて夜しか寝れない体になってしまう!(健康体)こうなったら仕方がない、深夜さんの顔をスキャンして世界中から一致するプロフィールを検索検索ゥ!!え?プライバシーの侵害だって?いや、似た人が誰だったか調べるだから!先っちょだけだから!!

 

お!とかなんとか言ってたら検索結果が出ましたよ皆さん!さ〜って、これを見たら思い出すかなっと・・・ん?

 

検索結果:該当者 1名

氏名:四葉真夜

 

四葉・・・真夜・・・・・・?

・・・・・・あっ!あん時の美少女か!!そうだそうだ思い出した!しっかし、見れば見るほどそっくりやな。親戚かなんかか?いやでも、苗字が違うからなぁ・

・・だって司波と四葉だぜ?全然ちがうじゃないk・・・ちょっと待って?

 

 

ポクポクポクポク・・・・・・(計算中)

 

四葉(よつば)と読む→四葉(しば)とも読める→司波(しば)と四葉(しば)

 

チーン!(計算終了)

 

 

・・・・・・いやいやいやいや

そんな漫画みたいな話が現実で起きる訳ないジャマイカ!

はーアホくさ。こんな下らない考察なんかしてないで、さっさと会話に戻らないと・・・・・・ん?

 

 

 

 

 

 

 

関連情報:四葉真夜は魔法に優れた血を持つ十師族の一家である四葉家の一族である。また、『四葉深夜』という姉が存在し、どちらかが四葉家の当主であることは間違いないだろうが、今のところは不明である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・え"?

 

 

 

 




深夜様、あの美貌であの年齢ってマ???

でも可愛いからヨシ!!!




※この作品は一応来訪者編までの要素が入っています
まぁ、勘のいい人は最初の時点で知っていそうですが


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突撃!隣の軍事拠点!【追憶編その3】

追憶編が!!!終わらねェ!!!!




 

 

いやー、それにしても昨日は驚きの連続だったよ全く

偶然保護された家があの十師族の一家の四葉家だったりそこに軍のお偉いさん方が来たり老化現象を止める技術がもう既に開発していたり(誤解)・・・・・・

特に最後のやつは流石の俺でも成し得ていない偉業だったもんだから、まぁ悔しかったよね(小並感)

いやマジで、あの美貌であの年齢ってどう考えてもおかしいだろ!初めの頃なんか20代かそこらだと思ってたのに!!

やっぱ魔法って理不尽だよ。なんだよ老化現象を止めるって!チートやチーターや!!(勘違い)ま、まぁ?別にやろうと思えば俺だってそんくらいできるしぃ?時間と資材の無駄だがらやってないだけだしぃ???

まだ負けてない、負けてない・・・・・・負けてないって言ってんだろ!!(大声)

 

 

 

閑話休題

 

 

 

ハァ・・・ハァ・・・

まぁそれは置いといて、あの後は助けてくれたお礼に、晩御飯は俺が作ってあげて、多分仲良くなれた。舌に合うか不安だったけど、予想以上に喜んでくれて嬉しかったです、まる

ちなみにその後は、普通にあの家を離れて近くのカプセルホテルにチェックインした。流石に2日連続で泊まるのは気が引けるからねしょうがないね

 

それで今日は何をするのかと言うと、昨日ジョーに誘われた基地に行こうと今準備を進めてるところだ。それに、昨日殴っちゃったもう1人にちゃんと謝らないとネ!

えっと、財布ヨシ!小型アークリアクターヨシ!もしもの時のためのビックリドッキリアイテムも、ヨシ!!

 

え?2個目のもともかく、3つ目のやつは一体なんだって?そりゃあなまえの通りのびっくりアイテムよ。まぁ、使わないに越したことは無いけど、一応念のためにな

 

「さーって、準備は出来た!それじゃあ行きますか!」

 

突撃!隣の軍事基地!(物騒)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっ!来てくれたんだな!」

 

しばらく歩いて軍の基地に着くと、朝っぱらから元気なジョーが入口で出迎えてくれた。その表情からは、心から歓迎してくれていることがよく伝わってきた。

やっぱ、こう歓迎されると嬉しいもんだな!ん?そういや、この世界に転生してはや数年、こうやって気軽に話せれる存在っていなかったなそういえば。コレはもう友と言っても過言ではないのでは??

 

「そういや今更なんだが、修魔は魔法師なのか?」

「ん?いや?タダの一般人だが?という事は、もしかしてジョーは・・・」

「おう!これでもそれなりに頑張ってるんだぜ?」

 

なんと!こんな身近にも魔法師がいたとは!魔法師が不足してるってもしかしてガセだったのでは?世界にまだ3万人しか居ないっていう割には結構な確率で合ってる気がする・・・だって今まであってきた人たち全員が魔法師じゃなかったっけ?え?それはお前がただ単純に人と関わっていないからだって?あ、そう

 

「そういや、今日はどうする?一応近くに訓練場があって、そこで他の魔法師が訓練しているが・・・」

 

やっぱ、他にも魔法師がいるのか!うーんでもなぁ・・・実はもうあまり魔法に興味がなくなっちゃったんだよなぁ。だって、ワイの本業は魔法じゃないですし?別にいくら努力しても自分には魔法の才能が無くて諦めたからじゃないですし???

実は昔、自分にも魔法の才能があるんじゃないかって色々と検査や検証して見たんよ。

まぁ結果はお察しの通り、才能はからっきしでした、まる

どうやら、魔法を使うためには『魔法演算領域』というものが必要不可欠らしく、ワイにはそれが存在しなかったっていうオチだったわけよ。クソが!(直球)

逆に言えば、その魔法演算領域さえなんとかできれば、誰でも魔法師になる事ができるし、その結果もう魔法師の不足も魔法師への偏見も全てまるっと解決できるということ!!

ま、今現在はなんの進展もなくドン詰まりな訳ですが

 

まぁしょうがない・・・折角ここまで来たことだし、その訓練場とやらにいk・・・

「それか銃火器や軍事兵器の展覧コーナーにするk「そっちでお願いします!!」うぉ!びっくりしたな!」

 

なんたる僥倖!なんという幸運!!まさかそんなスンバラしい展示コーナーがあるとは!!魔法師の訓練場とかマジどうでもいいから、早くそっちへ行こう早く行こうさっさと行こう!!

 

「それで?その展示コーナーは何処に?」

「おっおう、急に元気になったなお前・・・でも参ったな、俺今からその訓練場に行かなくちゃあならないんだ」

「いや、場所さえ教えてくれれば、あとは自分で行くから・・・」

「いやいや、仮にもここは軍事基地だから、一般人を一人にさせるのはちょっとな・・・」

 

そういやここ軍事基地だったわ。そりゃあこんな重要施設を一般人に一人でうろうろされて欲しくはないわな

 

「どうするか・・・お!ちょうどいいところに!おーい!ディック!!」

「なんだジョー?大声出して・・・ん?お前は・・・」

 

ふたりめ の ゴリマッチョ が あらわれた!

って、ん?この人、もしかして・・・

 

 

 

 

あ の と き の !(フラッシュバック)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで、案内頼むぜ?ディック」

「わかった。こっちだ修魔」

 

というわけで、あの後また見事な(当時比)DOGEZAを繰り出して謝罪をしたら向こうも許してくれた。そして今はディックと一緒にその展示コーナーに向かっているところだ

 

「そういや、修魔も魔法師なのか?」

「・・・まさか、ディックも魔法師だなんて言わないよな?」

 

もしそうだったら割と本気で魔法師の割合を疑うからな???

 

「・・・いや、俺は魔法師じゃない。そのせいで俺たちh「それは本当か!?」ッ!?」

「じゃあ、修魔も・・・?」

 

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

 

こ、これは・・・・・!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       ピシガシグッグッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この瞬間、二人に強固な絆が生まれた瞬間だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやーよかったよかった!やっと俺と同じ非魔法師に出会えた!やっぱあの割合は正しかったんやなって(確信)

・・・ん?今まで出会った魔法師の割合を考えたら、全然そんなこと言えないのでは?ボブは怪しんだ

そうしてウキウキな気分で歩いていると、遂に目的の場所まで辿り着いた

 

「さぁ着いたぞ!ここが展示コーナーだ」

 

ウッヒョオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!

これはなんと素晴らしい!!今まで見たことがない兵器や武器がてんこ盛りじゃあないか!!ここはパラダイスか?やっぱこっちに来て正解だったなぁこれなぁ!!ふむふむ、これはハイパワーライフルっていうのか!なるほどなるほど?対魔法師用に生み出された武器であると。それでそれで?障壁魔法などの対物防御魔法を撃ち抜くため、アサルトライフルの3倍~4倍の爆発力があるだってぇ!?フォオオオオオオオオオオ!!!

 

「・・・修魔は、魔法師についてどう考えている?」

「魔法師について?」

 

いや今それどころじゃないんで。できれば後にしてくれません?具体的には後五時間ぐらい。お!アサルトライフルバージョンもあるじゃあないか!

でもそうだなぁ、強いて言うなら・・・

 

 

 

 

「ライバル・・・かな?」

「ら、ライバル?」

 

そんな『何言ってんだこいつ』みたいな目で見ないでくれません?確かに説明不足だったのは認めるけども

 

「今の時代、魔法というものは必要不可欠なものとなっている。それは周知の事実だし、最もな事だと思う。ただ問題なのは、誰でも使える訳でもない極かな選ばれた人間しか使えない事だ」

「・・・・・・ならどうすればいい?」

「大切なのは、非魔法師でも魔法師に引けを取らない程の価値のある存在にする事だ。もちろん非魔法が約立たずと言っている訳では無い。だが、魔法師と非魔法師との間に大きな実力の差があるのも事実」

「・・・・・・・・・・・・」

「『私』の夢は、世界を平和にする事。その為にまずは、魔法師と非魔法師が手を取り合う世界を目指す。まずはそこからだ・・・」

 

・・・なんか熱くなったせいで自然とウルトロン口調になってしもた。一人称も私にたってたし!大丈夫?引かれてない?『なんだコイツ急に語り出して、え?キモ』とか思われてたりしてない???

 

「・・・・・・凄いな修魔は。それに比べて俺は・・・ッ!」

 

あ、大丈夫っぽい。良かった良かっt・・・ッ!

 

 

 

 

その時修魔にに電流走る――!

 

 

 

 

「・・・時にディック、今の身長は覚えているか?」

「え?いや、詳しくは覚えていないが・・・どうした急に?」

「そうかそうか、じゃあ今から全身のサイズを測りに行くぞ!」

「おっおい!いきなりどうしたんだ一体!?」

「まぁまぁ」

「いやまぁまぁじゃなくてな!?」

「いいからいいから」

 

さーって、こっから忙しくなるぜぇ!!

見ているがいい魔法師の諸君!あと数日で魔法師が戦場を支配する時代は終わりを告げる!

見せてやろう!非魔法師の底力を!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆さん評価と感想ありがとうございます!!
もっと欲しいな♡|´꒳`)チラッ


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主人公死す!デュエルスタンバイッ!!【追憶編最終話】

やっと追憶編終わったーー!!!
本編に入るまでに2ヶ月かかったアホンダラがいるらしいッスよwww

・・・・・・・すみませんでしたorz



 

 

あの後、我が友ディックの体をあれやこれやして一通りのデータを収集した俺は、すぐにマイホームに戻りプレゼントの製作を始めた。作業を初めて現在は二日目の早朝、不眠不休で働いていたが、不思議と疲労感はなかった。そして今はそのプレゼントの最終調整を行なっていた。

 

「いやー、まさかこのプレゼントをこんな早い段階で製作することになるとは流石の俺ちゃんでも予想してませんでしたよ」

 

そのせいで無駄に張り切っちゃってノンストップで仕上げちゃったし。ホントはもっとバージョンアップさせたかったけど、急ごしらえでここまでのバージョンしか出来んかったわ。べ、別にコレが飛び回る姿を早く見たいからってわけじゃないからね!勘違いしないでよね!!

 

それにしても、流石に寝ずに休まずにを四十時間以上ぶっ通しでなんともない自分には驚愕しましたね。ま、そういや俺ってばAIだったわと無理やり納得することにしたんですけど。やっぱ俺ってば人間辞めてたんやなって(確信)

 

でも自分で言うのもなんだけど、こんなに人間チックなAIが果たして存在していいのだろうか?そもそもウルトロンはロキの杖に埋め込まれたキューブから作られた存在であって、1から製作された訳ではない。ならここに住んんでいた人達はどうやって俺という存在を作ったんだ?いやまぁ、お前は転生するときにそう言う特典をもらっただろ!って言われたらぐうの音も出ない訳なんですが。でもやっぱ、考察って楽しいやん?(真理)

 

そんな根拠もない考察をしていると、パソコンからピピッという調整完了を知らせる通知音が流れる。ちなみに生活様ボディの時は基本的にタイピングで作業を行なっている。別に直接脳内ネットを使えばすぐ済むけど、やっぱ慣れ親しんだ方がやりやすい

 

「さーってと、調整も済んだことだし、早速渡しに行きますか」

 

そういった終魔の前には、無骨なシルバーカラーに背中にキャノン砲を装備したスーツが存在しており、左の二の腕には【002】といったナンバーが記されていた。

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・さて、どうやって持っていこうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして調整完了を知らせるPC画面には

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈『War machine・Mark 2』〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と表示されていた・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ"〜つっかれたーー!!」

 

ところ変わって今現在いるのは2日前にもお世話になった軍事拠点の展示コーナー。あの後、結局即席の船を作って荷物に偽装したスーツを運び、そのまま気合と根性でこの場まで運んできた。ちなみにそのまま拠点に入ろうとすると当然探知機や監視カメラに引っかかると思ったから、通る直前だけハックして持ち運びますた(犯罪行為)

 

「ヨシ、任務完了!終魔、帰還しまーす!っとその前にディックに連絡しとかないと」

 

予め連絡先は聞いていたから、そこにプレゼントの用意ができたと報告する。

・・・・・なんかめちゃくちゃ慌ててるんですけど。なになに〜?そんなにプレゼントが嬉しかったんか〜??意外とディックも子供っぽいところあるじゃないk・・・

 

・・・・・・ゑ?外国からの攻撃?西方海域からの侵攻??それってすぐそこじゃないんですか???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の俺ちゃん武器も何も持ってない丸腰状態なんですが?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イイィヤァアアアアアアアアアアアアッ!!!!

しにたくなーーーい!しにたくなーーーーーーーい!!!!

 

ッハ( ゚д゚)!いや、この状況こそお披露目にピッタリじゃあないか!

ならそれこそもっと早く来てくれーーーー!!!せめて最初は間近で見たいんじゃーーーー!!!!

はやくしろぉっ!! 間に合わなくなっても知らんぞーーーーーっ!!!!!!

 

「君!こんな所でなにをしているんだ!早く避難するぞ!」

アイエエエ!?グンジン=サン!?あっ、おい待てぃ!(江戸っ子)俺ちゃんにはコレを見届ける義務があるんや!やめて! 俺ちゃんに乱暴する気なんでしょう!? エ〇同人みたいに! 〇ロ同人みたいに!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっ、やめっ・・・・・・・アッーーーーーーーーー!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後、グンジン=サンに乱暴されて(健全)無理やり連行されそうになったが、避難場所はディックから連絡があった為、1人で向かった。もちろん止めらてたが、こんな状況なら軍人1人でも貴重だろうと説得して、何とか理解してもらった。

 

そして目的地の部屋に入ろうとすると、部屋の中から入れ違いに達也が出てきた。一瞬、なにか言いたそうな顔をしたが、すぐに踵を返してそのままどこかへ行ってしまった。もしかして、俺ちゃん嫌われてる・・・?

 

それに、部屋の雰囲気もなんだかギスギスしてるし。俺も達也と一緒に行こうかな?何しに行ったかは知らんけど。俺こう言う雰囲気苦手なんだよね(突然の告白)というわけで、ここはひとつ微妙な雰囲気な司波一家に渾身のブラックジョークを・・・・・・

 

そんな割とシャレにならない行動をしようとした時、外から銃撃の音といくつかの足音が聞こえてきた。既に桜井穂波は確かCAD?だったっけかを構えて司波一家の前にたっていた。

 

「貴方も私の後ろに。でないと私の障壁魔法で守れませんから」

 

やだ、かっこいい・・・これは惚れますわ(確信)

でもすまねぇ、ロシア語はさっぱりなんだ。障壁魔法?何それ美味しいの??まぁ、名前からしていかにも守ってくれそうな感じはするからお言葉に甘えさせていただきますですはい

 

するとドアの外から声が聞こえてきた

 

「失礼します! 空挺第二中隊の木村一等兵であります!皆さんを地下シェルターにご案内します。ついてきてください」

 

なーんだ軍人さんだったか。どうやら地下シェルターへの案内準備ができたらしい。勝ったなガハハ!(フラグ)

だからそこ!この人たちを信用すべきではないって何?不穏な会話はやめてくれませんか??そういうのをフラグって言うんですよ知ってます!?(ブーメラン)

 

ちょっもう早く軍人さん!早いとこその地下シェルターとやらに連れてってくだせぇ!そうじゃないと・・・・・・

 

「アル!マーク!ベン!」

 

 

ほらやっぱりぃッ!!!!

 

 

突然現れた声の主ジョセフに向けて、3人の軍人は一斉掃射を開始した。突然の出来事に部屋の中は大パニックとなった。というか何故か司波一家も苦しそうにしているのはなんで?

 

よく観察してみると、どうやら1人の軍人が指に真鍮色の指輪をはめており、どうやらそれが原因なのだということが何故か理解できた。とすれば俺が今できることは・・・・・・

 

「喰らえ!奥義!南斗小石投擲!!」

 

説明しよう!

南斗小石投擲とは、手に持った小石を完璧な角度と速度で投擲することで、相手を一時的にではあるが無力化することができるのだ!!

 

まぁぶっちゃけただぶん投げただけなんですけどね!

 

しかし、投げた小石は以外にも標的に見事命中し、一瞬ではあるが相手が怯んだ。その一瞬の隙に相手の懐に潜り込みボディーブローをかました後、どさくさに紛れてその謎の指輪を頂戴した。

 

その直後、目の前の男は急に苦しんだと思えば、その姿勢のまままるで凍ったみたいに動かなくなってしまった。後ろを振り返ると気分が戻った司馬深雪がこちらに向けて何らかの魔法を放っていることがわかった。

 

というかこの人大丈夫?なんかもう二度と起き上がりそうにない感じなんですけど??・・・・・・俺は何も見ていない。ミテイナイッタラミテイナイ。

 

それでも、司馬深雪の顔は罪悪感に耐えているように見えた。そりゃそうだ。まだ高校生にもなっていないのに、人に向かって魔法を放ったんだから。その罪悪感を少しでも軟やげるために、俺は司馬深雪の側に近寄り頭を撫でてやった。撫でていくうちにどうやら少しは機嫌は治ったようで、元の顔に戻った。

 

しかし、その油断が仇となった。

 

俺が司馬深雪の機嫌を直しているうちに、残りの奴らが標的をジョセフからこちらに変更したことに気づかなかった。

 

そして、マシンガンの一掃射がこちらに向けて放たれた。

 

俺は司馬深雪に弾が当たらないように庇ったおかげで司馬深雪に被害はなかった。しかしその結果、俺の体を無数の弾丸が貫いた。

 

薄れゆく意識の中、確認できたのは桜井穂波が司波深夜を魔法で守っていた姿と涙目になりながらこちらに向かって何か叫んでいる司馬深雪の姿だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで俺の意識は完全に途切れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜意識転送中【⊂二二二( ˘ω˘ )二二⊃ブーン】意識転送中〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺!復活ッ!!!!

 

あぶねー全く、俺じゃなかったら死んでたぞ!!(一デス)

とりあえず今回のことでわかったことは、人間の体は脆いってことだ!!!!

やっぱ有機体ボディはダメだな!時代はやっぱ機械!そうサイボーグの時代よ!

 

そうと決まれば早速製作に入りましょうかねぇ!え?さっきのことにもっと触れないのかだって?

まぁ、俺がいなくてもどうとでもなるでしょ!だって、忘れてたけどあの人たちってほんとは魔法ガチ勢の【四葉家】なんでしょ?ならヘーキへーき!

 

あーでも、これで向こうの人たちにはもう零導修魔として会えないのはちょっと寂しい感じはするなぁ

せっかく仲良くなれたのに、またこれで一人ぼっちですか・・・・・・

 

ま、くよくよしてもしょうがない!何ももう会えないってわけじゃないんだから!これからまた別人として少しずつ関係を作っていけばいいことだろ!!

 

よっし!それじゃあ気を取り直して、早速新たなボディの製作を開始するとしますか!今度のボディは有機体ボディに機構四肢を組み込んで・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

この日、一人の一般人が大規模テロの犠牲となった。

 

 

 

 

彼は魔法が使えるわけでもない、本当にただの一般人だった。

 

 

 

 

しかし、彼のことを知るものたちにとって、彼の死は彼らに大きな影響を与えた。

 

 

 

 

あるものは理解者を失ったことによる喪失感を

 

 

あるものは自身の不甲斐なさに対する無力さを

 

 

あるものは命の恩人を失ったことによる悲しみを

 

 

 

しかし、これは物語の本の序章にすぎないということを彼らはまだ知らない・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜その夜〜

 

 

 

 

「は!?!?なんで壊れたはずの旧ボディの反応が死体安置所から出てるんディすか!?完膚なきまでぶっ壊されたからこそ転送されたっていうのにヨォ!!なんだ??これも魔法か??魔法なのか?????負けてたまるかぁあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

 

 

とある孤島で、またこの世界の異常に直面して発狂する男がいたとかいなかったとか・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 




アンケート結果が思ってたより接戦でびっくり

とりあえずは明確なヒロインは決めずにのんびりいきたいと思いなす

感想いっぱいくれると嬉しいな☆
チョウシノンナ(o゚Д゚)=◯)`3゜)∵ グペッ

※アンケートは継続します!


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数年ぶりの再開は誰でも少しは気まずくなる【入学編その1】

やっと入学編キタコレ!!

それと、評価と感想ありがとうございます!
もっと欲しいな♡

追記
活動報告でオリジナルアイアンマンスーツ案の募集をしていますので、良かったら皆さんの案をよろしくお願いします!!


ここ国立魔法大学付属第一高校では、優秀な魔法師になるために多くの将来を期待された魔法師の卵たちが日々勉学に励んでいる。もちろんこの高校はとてもハイレベルなことで有名で、毎年多くの学生が志望しその中のたった200人の選ばれたエリートのみがこの高校で学ぶことができる。つまり、魔法が苦手なもの、ましては【魔法が全く使えない非魔法師】には全く縁のない場所でもあるわけだ。

 

 

 

つまり何が言いたいのかというと・・・・・

 

 

 

 

 

「零導先生、そろそろ入学式が始まりますよ!ちゃんと出席してくださいね!」

「・・・・・・ハイ」

 

 

 

 

なんで非魔法師の俺が魔法科高校の教員になってるんじゃぁあああああああっ!!!

 

 

 

 

 

 

〜時は遡ること数年前〜

 

2年前、あの戦争が終わった後、俺はついに東京に【レイドウ・インダストリーズ】の設立に成功し、さまざまな機械製品を販売できるようになった。販売といってもまだスーツは取り扱ってはなく、かといって軍事兵器を売るのも世間が許しちゃあくれなそうだったから、【無駄にハイテクな生活用品】略して【MHS】の開発および販売を主な収入源にしている。もちろん裏ではスーツ作りをしているが。

 

なぜ最初からスーツ販売にしなかったというと、魔法が国を支える主力となっている以上、このスーツがどれだけ魔法師に対抗できるのかがまだわからないためである。そのため、確実に魔法師に引けを取らないレベルになるまではスーツのことは世間には秘密にしておく方針にしたってわけ。

 

ちなみにマイボディの材質はバイオ素材から、最近近くの海底になんとあの【ヴィブラニウム】が埋まっていることがわかったからそれを使った新たな金属パーツを採用した。見た目はアイアンマンスーツマーク85のようなスラっとした体型を参考にしている。本当はキャプテン・アメリカのたてのようなヴィブラニウムと結の合金にしたかったけど、あれは偶然できた代物だから、いまだに安定した生産には至らなかったため、従来のヴィブラニウムボディに落ち着いた。

 

それと、この世界のヴィブラニウムには原作の【受けた衝撃をそのまま吸収する】の他に、【もう一つ興味深い特徴】があったから、それもこれから調べていく予定である。

 

このMHSがなんと大ヒットし、一年が経つ頃には数ある企業の中でも上位に入るような大企業になってしまった。そこから周りの提案もあってMHSの他に乗り物系や防犯設備、エネルギー分野や環境問題など、さまざまな分野にも着手するようになった。その結果、さまざまな企業から毎日山のようなアプローチをいただくようになった。どうせアプローチされるんだったら可愛い美少女にされたかった(欲望ダダ漏れ)

 

その中には以前お世話になった企業もあれば、FLTといったCADメーカにも声をかけられた。非魔法師の俺にどないせいっちゅうねん!!(大声)そんな名前を知っている企業もあれば、よくわからんところからもアプローチがあったりした。まぁ胡散臭かったから即刻ブロックしといたけど。

なんていったっけ、えーっと、【ダイヤモンド連合】と【ブルー◯イズ・ホワイトドラゴン】だったかな?

 

まぁそんなことはどうでもいいんだ。問題なのはなぜか知らんがあの十師族や国際魔法協会に目をつけられたことだ。

 

十師族といっても全員が全員仕掛けてくるわけではなく、特に七草家と四葉家が特に関わってきている。

七草家はまぁわかる。少し前に七草家の当主と話をする機会があったんだけど、どうやら七草家は関東地方を守護しているらしく、その中の東京都にいきなり超ハイレベルな大企業が爆誕したもんだから、気になってアプローチをかけてきたそうだった。

 

 

これならわかる・・・スゲーよくわかる。自分の守備範囲に異物があれば誰だって気になるさ・・・

 

だが!!【四葉家】ってどういう事だああ~~~っ!?

テメェらには何もしてねぇだろうがよォ〜〜〜ッ!!

 

 

 

何だろう、もう関わらないでもらってもいいですか?(恐怖)

 

 

 

そして、俺がこんなところにいる羽目になった元凶でもある国際魔法協会。俺はなぜかそこに呼び出されて、何やかんやあって現在の状況に至るってわけだ。あ、ちなみに呼び出されたところには政府のお偉いさんもいたで。何でや!!!

 

では、その何や菅屋の部分を超要約してみたので、ご覧あれ!!

 

 

〜〜〜〜回送開始〜〜〜〜

 

国「よくきたな。まぁそこに座りや」

 

ワイ「おかのした」

 

国「お前、そんな科学力があるんなら、CADの開発もできるんじゃね?」

 

ワイ「いやーもう一杯一杯なんでムリっす。そもそもワイ非魔法師っすよ???」

 

国「大丈夫大丈夫。CAD開発なら非魔法師でも出来るから!」

 

ワイ「いやーでもなー」

 

国「もしやってくれるんなら、お小遣い(支援金)あげちゃってもいいんだけどなー」

 

ワイ「いやもうそうそれなりに稼いでるんでいいっす」

 

国「じゃあお金じゃなくて大量の資材と希少金属でどうよ?」

 

ワイ「ハイ喜んでぇ!!!!!!」

 

国「おk。ほんじゃあ君明日から魔法科高校の教員ね♡」

 

ワイ「は?」

 

〜〜〜〜回送終了〜〜〜〜

 

 

・・・・・・うん、完全に決断を早まりましたねこれは

多分、彼らの考えとしては、俺があまり乗り気じゃなかったから、この魔法科高校に打ち込んで少しでも魔法に興味を持って欲しいというのと、変なことしないための監視を兼ねてるんだろうなぁって思いました、まる

 

まぁ、せっかくの機会だから、これを利用しないてはないですねぇ!ここなら魔法師がいっぱいいるからスーツの性能の比較が簡単にできるし、若者の意見も簡単に取り入れられるってもんだ!

 

「先生!零導先生!」

「あ、はい。どうしました小野先生?」

「どうしましたじゃないですよ。まーた上の空でしたよ?きちんと睡眠取れてますか?」

「す、すみません。大丈夫です、少し考え事をしていただけですので」

「そうですか。それならよかったです♪」

 

この人はこの学校の総合カウンセラー小野遥先生。こんな愛嬌のある顔をしているが、カウンセラーとしての腕は一級品で、「怪我人は絶対に逃さない」という伝説がある。あなた本当にただのカウンセラーですか?また、その愛嬌の良さから、一部の生徒からは「かおるちゃん」という愛称で呼ばれているらしい。

 

「そういえば、今年の新入生はすごい子ばかりなんですよ?」

「そうなんですか?」

「はい!一人は新入生代表の子なんですけど、実技の成績が凄かったらしいんです!もう一人の子は、実技こそ目立った部分はなかったそうなんですけど、ペーパーテストの入試七教科の平均が96点で、魔法理論と魔法工学に関しては満点だったそうなんですって!」

 

うわーお、これはまたとんでもない学生がやってきたもんだな。特に二人目の子なんてどうなってんだよ。平均96点って何かのバグだろ絶対。まぁでも、魔法工学が満点ってのは俺的にはポイント高いですよ!機会があったら話をしてみてもいいかもしれんな

 

「それはすごいですね。その二人の名前って知ってたりします?」

「はい知ってますよ!というかこの二人って兄妹だったんですね!」

 

・・・・・・ん?

なんかワイのシックスセンスが反応している!!!

なんかよくわからないけど嫌な予感がする!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「確か、司波深雪さんと司波達也くんですね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゴフッ(吐血)」

「きゃあああああああああああああああ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、今現在いるのはCADなどの調整などを行う工房。又の名は俺の専用作業室である。本来はただの教員にこんな特権はありえないのだが、高校側にOHANASHIして特別に認めてもらった。

 

それで、いま何をしているのかというと・・・・・・

 

 

「ちょっと待て!司波兄妹が入学しているなんて聞いてないぞオイ!!」

『終魔様、なぜ荷造りをしているのですか?』

「決まってんだろ?ここから逃げるためだよ!」

 

めちゃくちゃにテンパっているのであった。

 

昨日、数十年ぶりに仰天した後、俺は密かにこの高校から脱出しようと準備していた。

いやだって、考えてもみてくださいよ!相手は色んな噂が絶えない四葉家の兄妹なんだよ?もうそれだけでも逃げ出したいってのに、向こうは俺のことを死んだと認識しているんだぜ??そんな奴が2年ぶりに高校で再開してみろ!絶対面倒ごとに巻き込まれる!!もしそうなったら、俺の目標がまた遠ざかってしまうのが目に見えてわかるじゃあないか!!

 

あ、ちなみにこいつは俺が暇に一人きりだった時に孤独に絶えかねて作り出したサポートAIの【メーティス】。叡智の女神の名前がケアて、その声は知的な女性をイメージした。こらそこ!趣味嗜好を拗らせた変態とか言わない!しょうがないだろ寂しかったんだからッ!!!(迫真)

 

「ヨシ!準備OK!こんなところにいられるか!俺は実家(孤島)に帰らせてもらう!」

『・・・・・・終魔様、少しお耳に入れてもらいたいことが』

「なんだメーティス?」

 

 

 

 

 

 

『・・・あとおよそ2.14秒後に司波達也とそのご友人かと思われる集団がこの工房にやってきます』

「え?マジで?」

 

 

          ウィーン

 

 

「ここが工房かー!やっぱいろんな機械が置いてあるんだな」

「ちょっとアンタ、勝手に触るんじゃないわよ?」

「す、すごいですね達也さん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうだね。これほどの設備は見たこと・・・・・・ッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ〜もうどうにでもなぁ〜れぇ〜〜☆

 

 

 




たくさんのアンケートありがとうございます!
アンケートの結果、主人公は教員として参加することになりました!

理由としては、この主人公の目標が魔法に対抗できるスーツの開発なので、学生としての参加だとどうしても魔法を使わざるをえない状況になってしまうため、この結果になりました。

ハーレムの有無はこれからもアンケートを取るつもりなので、よかったら感想と一緒に投票してみてください!(願望)

追記
活動報告にてオリジナルアイアンマンスーツ案を募集しています!
良かったらどうぞ!


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どんなに小さな一歩でも、目標には確実に近づいている【入学編その2】

結構ハーレム希望が多いのともう少しで評価人数が50人行きそうなことに驚愕している今日この頃


 

 

 

 

『・・・・・終魔様、そろそろ集合時刻となりますが』

「わかってる・・・・ハァ」

 

今の時刻は午後五時。ほとんどの生徒が帰路に着くこの時間に、俺はさっきの約束(・・・・・・)のために準備をしていた。まぁ全然気乗りはしないんですけどね!!!

 

『・・・気乗りしないのはわかりますが、この約束を破棄した場合、後々大きな障害となると思われます』

「そうなんだよなぁ・・・よしっ!覚悟はできた」

『・・・だからあの時こんな場所に来ることは反対しましたのに・・・・・・・』

 

 

なんで俺がこんなに躊躇しているのかというと、事は数時間前に遡る・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

ホワンホワンホワン・・・・(回想開始)

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「ど、どうしたんだよ達也?そんな幽霊でも見たかのような顔して」

「た、達也さんのあんな顔初めて見ました・・・!」

「へー、達也くんってあんな顔するんだー!」

 

あの時まさかの再会を果たした俺は、お互いが衝撃のあまり硬直していた。だってもう会わないと思ってた相手が目の前に現れたら誰だってこうなるでしょ?しかもそいつの目の前で死んだも当然な状態からの再会って、ちょっとキツすぎんよー

 

(や、やばい・・・めちゃめちゃ気まずい・・・達也なんて今まで見た事ないような顔してるし!なんであの時顔の形変えなかったんだ過去の俺!)

(『だからあの時忠告しましたのに・・・』)

(はいそこボソッと言わない!と、とにかくここは普通の教員として振るわなければ・・・!)

 

 

 

 

 

「ようこそ生徒の諸君!歓迎するぞ、盛大にな!!」

 

 

「「「いやこの状況はスルー(ですか)!?」」」

 

 

 

 

「まぁまぁ!君たちは工房見学が目的だろう?昼休憩まで残り少ないし、そっちを優先したらどうかな?」

 

 

 

 

 

 

「け、けどよぉ「おぉっと!君はどうやら近接戦が得意そうだ!それならこの自動装着グローブとか興味があるんじゃあないかなぁ!?」うおっ!?」

 

「それよりも私はそっちの話が聞きt「はいそちらのお嬢さんには特殊金属を使った真剣をォ!」こ、これすご!」

 

「なんか先生って不思議なオーラが「ほい君には見えざるものが見える不思議なメガネを!!」あ、大丈夫です」

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

(ヤメテ!そんな人を殺すような目で俺ちゃんを見ないで!!)

 

 

 

 

 

そうやって達也の視線を浴びながら時間を稼ぐこと数十分・・・・

 

 

 

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

 

 

 

 

「お!昼休憩のチャイムが鳴った!さぁさぁ諸君!これから私は仕事があるから、ここらで見学は終わりにしてお昼ご飯でもどうかな?」

 

 

「え、もう!?」

「時間経つの早すぎでしょ!」

「エリカちゃん達とっても熱心に見てましたもんね」

 

 

「まぁまぁ、また気が向いたら来てくれればいいから」

 

 

「そうですね!また来ます!ほら達也、早く行かないと席がなくなっちまうぞ!」

「アンタはほんっとに食い意地が張ってるわねー」

「なんだと!?」

「まぁまぁ、エリカちゃんもそれぐらいに・・・」

 

 

(ふー!なんとかなったぁ・・・・。やっぱ人間諦めちゃダメよ!)

 

 

「・・・すまない、みんなは先に行っててくれないか?すぐに合流するから」

 

 

(ファーーーーーーーwwwwwwwwwwwwww)

 

 

「いいけどよ、早く来いよー!」

「後で話聞かせてねー♪」

「ちょっとエリカちゃん!?じゃあ先に行ってますね!」

 

 

「あぁ・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで?話っていうのはなんだ?君も早く・・・」

「・・・お前は一体誰だ?」

 

(あっれー?てっきり俺だと気づいて接触してきたもんだとばかり思ってたけど、こりゃあ俺の勘違いだったな!勝ったわガハハ!)

 

「その姿は、俺が昔力不足で失った人の姿だ・・・あの人がこの場にいるはずがないッ!!」

 

(いや違うこの子俺のことを偽物だと勘違いしてらっしゃる!そりゃそうでしょうね!死んだはずの人間が目の前にいたら!!)

 

「何が目的かは知らないが、俺と深雪の日常を損なおうとする者は、全て駆除する・・・!!」ジャキン!

 

「やめろぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

ホワンホワンホワン・・・(回想終了)

 

 

 

 

・・・とまぁ色々あったが何とこその場は納得してもらうことができて、結局放課後に改めて会うことになった。その時には深雪も一緒に来るとのことだった。うっそだろお前(絶望)

 

 

深雪なんか特にやばいんじゃないの?だって俺、目の前で銃に打たれて死んだって思われてんでしょ?それってつまり達也よりも精神的ダメージが大きいってことじゃあないの??

 

 

うっわぁ会いたくねぇえええええ!!(心底)

 

 

『零導様、集合時刻まで残り十分を切りました』

「大丈夫、ここからここから飛んでいけば(・・・・・・・・・・)余裕で間に合うから・・・っと、ん?ありゃあ・・・」

 

 

いまだに達也達に会うことに葛藤していると、校門の方から何やら騒ぎ声が聞こえてきた。不審に思い窓から覗いてみると、先程見学に来てくれた生徒と司波兄妹が一科生と思われる生徒と揉め事を起こしていた

 

 

「あ〜あ〜あ〜。入学してまだ二日だっていうのに、もう揉め事ですか・・・あの兄妹はよくトラブルに巻き込まれるもんだねぇ・・・」

『どうしますか?』

「もちろん止めるさ。知り合いとしても、教師としてもね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『・・・なら、その実験の機会を得たマッドサイエンティストみたいな笑顔をしないでください』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻、校門では一科生と二科生との揉め事が勃発していた。きっかけは深雪が兄である司波達也と共に下校しようとしたところ、二科生への差別思想がある一科生がそれを良しとしなかった事で二科生をブルーム呼ばわりしてしまい、それをレオ達が反応してしまったからである

 

 

「・・・・・まずいな」

 

 

これがただの言い争いならまだいいが、生憎ここは第一高校。魔法師の卵が集うここでは、精神が未熟な生徒が魔法を違反として行使してしまう事例も少なくない。そして今、その事例が起きようとしていた。

 

 

「お兄様!」

(目立つ真似はしたくないが、仕方ない)

 

 

キン!

 

 

しかし、それはこの場の誰よりも早く動き特化型CADをはたき落としたエリカによって阻止される

 

 

「・・・おいお前、今俺絵の手ごとぶっ叩こうとしただろ?」

「あーらなんのこと?」

「おいコラ誤魔化すんじゃねえよ」

 

 

・・・まぁ約1名犠牲になる疑惑はあったが

 

 

しかし、この一件で気を許した達也達はもう一人の生徒が魔法式を構築したことに気づけなかった。運動能力に自信のあるエリカも止めに入るろうとするが、もう魔法の発動を止めることはできない

 

 

・・・・かに思われた

 

 

「きゃあ!」

 

 

突如その生徒の魔法式が謎のノイズによってキャンセルされる。それにより周りの生徒が気分を悪くしている時、達也はこの身に覚えのあるノイズに驚愕していた

 

 

(これは、キャストジャミング!?これを発動するには軍事物質のアンティナイトが必要のはず・・・それに、仮にこれがアンティナイトの効果だとしても、こんな公共の場で使う理由はない・・・・・・一体誰が・・・・)

 

 

「お、お兄様・・・!!あの方は・・・ッ!!!」

 

 

その時、横にいる深雪が見たことないような驚愕の顔で空中を指差した。

 

 

そこには・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ついに・・・ついに完成したゾォオオァアアアアアアアアッハッハッハッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

とても人に見せられないような狂気の笑い声をあげながら空中に浮遊する天才科学者(変態科学者)の姿があった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや〜よかったよかった!コレ、作ったはいいものの実験をする機会がなかったもんだからうまく起動するか不安だったけど、まさか一発で成功するなんて、俺ちゃんってばやっぱ天才ね!!

 

 

『なるほど、道理でそんなにウキウキしていたわけですか・・・』

 

 

今使ったものが何かというと、あのヴィブラニウムを加工して作った、【キャストジャミング発動装置】なのである!使い方はとっても簡単!【|使用者のサイオンを流し込むだけ!《・・・・・・・・・・・・・・・】

 

しかし、この説明だけを他人にしても、それはあのアンティナイトじゃないとできないじゃあないか!って言われてただろう・・・

 

かという俺もそう思っていた。この世界のヴィブラニウムの新たな特性を知るまではな!!

 

実はこのヴィブラニウム、従来の【受けた衝撃をそのまま吸収する】他に、【キャストジャミングを発生させる】という性質があったのだ!!

 

と言っても、アンティナイトのようなお手軽装置というわけではない。そんな甘い話はなかったよパトラッシュ・・・

 

 

 

まず、ヴィブラニウムはその状態ではキャストジャミングを発生させる音がまずできなくて、ここからさらに精密な加工技術が必要とされる。この俺でもこの初期型を作るまで何度か失敗したぐらいだし。

 

さらに厄介なのが、どうやらこのヴィブラニウム、一度サイオンを流し込むと、そのサイオン波パターンを記録してしまうようで、今後その本人しか使用できないという欠点もついてくる。コレばっかりはどう試行錯誤しても改善できなかった。クソが!!

 

まぁでも、裏を返せば誰かに流用される心配が大幅に減少したもいえる。そう考えれば、この特性は偶然の産物とも言えるのかもしれない

 

 

 

「まぁそんなことはどうでもよろし!肝心なのは、遂に目標に一歩近づいたということ!!こうしちゃいられん!すぐに帰って【【U計画】】を見直さなければ!!」

『ちょ、零導様!?約束の件はどうするのですか!?』

「んなもんどうでもいいわ!遂に、遂に実行じゃあああぁはっハヤヒャアヤヒャアアッ!!!」

『あぁ・・もう完全にラリってるよこの方・・・・・・(諦め)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、その深夜ようやく約束の件を思い出し、次に会う時の達也の顔に怯えることになったのは言うまでもない

 

 

 

 

 

 

 

 


今日の一口講座(唐突)

 

【零導 終魔 / ウルトロン】

・ウルトロンの能力とMARVELの知識をもって魔法科の世界に転生した男。明確な体を持たずに転生した哀れな男でもある

・今の目標は【世界平和】

・テンションが上がると口調が狂気的になる

・動揺すると一人称が「俺ちゃん」になる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ここから先、機密情報あり】

 

 

 

 

 

 

原作では、ロキの杖の中隠されていた神経細胞からウルトロンが作られた

 

なら、この世界の【ウルトロン / 零導 終魔】は一体何を元に(・・・・)作られたのだろうか・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 



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進歩しすぎた科学は魔法と変わらない【入学編その3】

お久しぶりです!
色々あって投稿が遅れてしまいました。

それと、一つだけ言わせてください



何があった???(UA数を見ながら)


 

 

「ヤベェよ・・・ヤベェよ・・・」

 

翌日の昼過ぎ、俺は自分の工房の中で自分のした過ちとこれからの事への恐怖に頭を悩ませていた。

理由はもちろん先日の件についてだ。昨日、俺は達也と会う約束をしていながらも、テンションがハイになってしまったおかげてあろう事が目の前にきていながらもその後すぐ帰宅するというとんでもない失態を犯してしまったのだ。うーんこれはブチギレ案件ですわ間違いない(震え声)

 

加えて最悪なのが、どうやらあの場には深雪もいたらしく、それはそれはもう驚愕の表情を浮かべていたそうな(メーティス談)

 

ッスーーーーーーーーーー・・・(発狂手前)

 

よし、逃げよう

 

こんなところに居られるか!俺はもう帰るぞ!!そもそも何だって俺がこんなところに縛られてるんじゃあ!!!ここにきてから不幸の連続だしもう、あ”あ”あ”あ”あ””あ”あ”あ”あ”あ”あ”っ!!!!(発狂)

 

『零導様、たった今道場にて剣道部と剣術部との揉め事が・・・』

「んなもん風紀委員に任しておけばいいだr・・・今なんて?」

『は、剣道部と剣術部との揉め事が・・・』

 

 

「それだぁ!!」

 

ふっふっふ・・・同情ってことは道場での揉め事ってことは、そこにいるのは魔法というより純粋な身体技術を鍛える生徒の割合が高いはず・・・そしてあの司波兄妹はどう見ても剣術を扱うような人間じゃない。

つまり、あの兄妹に出会うことなく合法的に魔法師の剣術を経験できるってことじゃあないか!!

 

こんな機会は見逃せないなぁ!とりあえず逃亡劇は一旦置いておくとしよう。この経験が終わってからでも別に遅くはないだろう。うん、そうしよう

 

 

 

 

 

 

 

 

「お〜やってるやってる」

 

メーティスからの連絡を受けてきてみると、もうすでに二人の生徒がお互いに竹刀を構えていた。どうやら模擬試合によって決着をつけることになったらしい。しかし・・・

 

「は〜?ただの模擬試合ぃ?魔法は???」

 

それに納得しないのがこの男である

 

「せっかく魔法を交えた剣術を体験できると思ったのに、いざ蓋を開けてみればコレですかそうですか」

 

は〜アホくさ(落胆)

もういいわ!さっさと戻ってこんな魔境からおさらばだ!じゃあな司波兄妹!君たちのことは多分忘れない!!

 

そういって踵を返して工房に戻ろうとした時、事件が起きる

剣道部の少女の勝利で決着が着いたと思ったその時、剣術部の男子がおもむろにCADを操作しはじめたのだ。それをこの男が気付かないはずもなく・・・

 

「なるほどなるほど。魔法式を見たところ…これは多分、殺傷性ランクBの高周波ブレードか?この体(・・・)でも問題は無い…と」

「「!?」」

 

魔法の発動を認識した零導は、その瞬間に最高速度で二人の間まで飛行し男の手首を掴むことで少女に竹刀が当たるのを阻止した

 

「全く、実に素晴らしいじゃない、何やっているんだ君たち!CADの無断使用は禁止されているんだぞ!」

「は、え!?」

「いや、今、どうやって…?」

 

傍から見たら、少女を守る為の咄嗟の行動に映るのだろう。しかし、実際は全くそんなことは無い。何故なら、本人の頭の中の大部分は未知の魔法への探究心しかなく、結果的に助ける形になったのは完全なマグレなのだ。本人の発言に本音が隠しきれていないのがその証拠である。しかし、口から漏れかけた本音をギリギリのところで止め、自らの役割を全うしようと頭を働かせる

 

えーっと、とりあえず止めはしたけど、こっからどうすればいいんだ?風紀委員だっけか?確かそこに連れて行けばよかったような気がする

 

(『だかかあれ程必要事項には目を通しておいた方がいいと進言しましたのに・・・』)

 

ウ”ッ!!スミマセンデシタ・・・

そ、そんなことよりも、早くこの場を何とこしなければ・・・

メーティス、風紀委員へ連絡。生徒同士のトラブルを解決、CADの無断使用した生徒を確保したと伝えろ

(『了解しました』)

 

メーティスに指示をし、風紀委員が来るまで傍で待機しようと男子生徒を引き連れようとした、その時・・・

 

「っ!起動式が!?」

 

急に目の前の生徒から驚きの声が上がり、生徒の目線の先を見てみると、さっきまで竹刀を覆うように展開されていた魔法式がキャンセルされていた。それもこの驚き方からして、どうやらこの生徒の意思ではないのを感じた。そして・・・

 

 

 

「零導先生、彼は自分が連れて行きます」

 

 

 

背後から昔からよく知っていて、そして今一番会いたくない少年の声が聞こえた

 

「・・・・・・ha?」

 

ゆっくりとまるで壊れた機械のように後ろを振り向くと、そこには左腕に風紀委員の腕章をつけた司波達也がこちらを静かに見つめていた

 

「し、ししし司波君?そ、その腕章は・・・???」

「えぇまぁ、これは少し色々とありまして。それより、その生徒をこちらに。魔法の不適正使用により、同行してもらいます」

 

ガッデムッッッッッッ!!!

色々って何だ色々って!こんな偶然があってたまるか!!こんなことになるならさっさと逃亡しておけばよかったじゃあないかクソがッ!!

 

 

 

「あぁそれともう一つ」

 

 

 

ん?

 

 

 

「放課後、校門前で待ってますので、今度こそ必ず(・・)来てください。いいですね?」

 

 

 

ヒェ・・・ハイ(絶望)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところ変わって今はとある喫茶店に司波兄妹と、先日工房に来てくれた3人組と一緒に来ている。いるんだけどさ・・・

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

沈黙が辛いでござる

 

向かい側に座る2人は、達也の方は少し怒気を含んだ厳しい目で、深雪の方は涙目の……こう……なんだ?表現しづらい目でこちらを見つめていた

 

ヤメテ!そんな目で俺ちゃんを見ないで!!

 

「そ、そういえば深雪?なんであの時桐原先輩の魔法式がキャンセルされたの?」

 

この空気に耐えかねたエリカが流れを変えようと深雪に先程の出来事について尋ねる

 

「・・・え?あぁ、あれはお兄様の仕業よ。魔法の無力化はお兄様の十八番なの」

「「「魔法の無力化?」」」

 

話を聞いてみると、どうやら達也はキャストジャミングという魔法を無緑化できる魔法を使うことができるらしい。コレは本来ならアンティナイトという軍事物資が必要なのだが、達也はそれを全く別の方法で再現したと語った。

 

しかし、ここでレオの頭に新たな疑問が生まれる

 

「けどよ、零導さんもあの時キャストジャミング使ってなかったっスか?何気に空も飛んでたし」

 

そうなのだ。いくら達也がキャストジャミングをアンティナイト無しで再現したと言っても、まだこの技術は世間一般に公開されていない魔法なのだ。それなのに彼は数日前、確かにキャストジャミングを使用していたのだ。

 

「ん?あぁあれ?あれは詳しいことは言えないが、これでも科学者の端くれだからねぇ。色々と研究してできた産物だよ」

 

(流石にこの段階でヴィブラニウムのことは言えないよなぁ・・・)

 

「それなら、あの空を飛んでたのどうやって?もしかして・・・飛行魔法ですか!?」

 

飛行魔法とは加重系魔法の技術的三大難問の一つであり、魔法が化学的に使用できるようになった現代でも再現できていない魔法である。もし飛行魔法が実伝されたら、それは世界に大きな影響を与えることになるだろう

 

 

 

 

 

 

しかし、返ってきた答えは衝撃的なものだった

 

 

 

 

 

 

「飛行魔法?いやいや、そんな大層なものじゃないよ。あんなのはただの反重力エネルギーによる飛行にすぎないよ。それに、僕は魔法を使えない一般人だからね」

 

「「「えええええええええええええ!?」」」

 

そんな驚く?

 

「色々とツッコミどころが満載なんですけど・・・」

「あぁ・・・ただの反重力エネルギーって・・・」

 

「いやいや、僕からしたら魔法の方が摩訶不思議な存在なんだけど?特に移動系や加速系の魔法なんて明らかにエネルギー力の増加があるだろう?そんなエネルギーどっから供給しているんだ?」

 

「言われてみれば確かに・・・」

「達也君ならその辺のところよく知ってるんじゃない?」

「・・・一般的にサイオンはこことは違う次元に存在しているとされてる非物質粒子だと考えられている。つまりサイオンはこことは違う世界から次元の壁を越えてこの世界に流れてきた粒子ということになる」

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・別の世界、ねぇ」

 

要はマルチバースから流れ込んできた謎エネルギーがサイオンってことね。オッケー完全に把握した(エラー表示)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのあと、他にもさまざまな質問をされたが、もう日が落ち的ていたので、今日のところは解散となった。俺もそのまま帰宅しようとしたが、司波兄妹に捕まってしまい、そのまま司波ハウスへと連行されてしまった

 

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

 

・・・いい加減覚悟を決めるか

この二人が怒っているのは十中八九今まで連絡を取らなかったことだろうから、非は100%俺にある。殴られる覚悟で謝ろう

 

 

 

 

よし・・・謝るぞ・・・・・・せーっの!

 

 

 

 

「あの時、自分の力不足で貴方を救えなくて、すみませんでした・・・っ!」

「助けられなくて、ごめんなさい!!」

「今まで黙ってて申し訳ございませんでしたァ!!!」

 

 

 

 

 

 

「「「え?」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それにしても、あの2人がこんな立派になるとは。おじさん嬉しくて涙が出ちゃう」

「貴方に比べたら俺なんてまだまだですよ」

「ふふ、おじさんだなんて。零導さんもまだまだお若いでしょ?」

「お、そんな若く見えるのかい?嬉しいねぇ」

 

普通の家庭の普通の会話。約二年間のすれ違いが解決した3人の間の会話は、失ったと思っていたあの時と同じ楽しげな雰囲気に戻っていた

 

 

 



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幸福と不幸は紙一重

妄想を自動で文章にする道具がほちぃ


ンゥ〜んやっぱり睡眠はいい・・・疲れた頭がゆっくりと休まれていくのを実感できる・・・

 

やっぱ寝る時はね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ

 

独りで静かで豊かで・・・・・・

 

 

『余計なこと考えてないで早く起きてください。というか貴方は睡眠なんて必要ないでしょう』

「いやいや、意外とやってみると休まるもんだぞ?お前もやってみたらどうだ?」

『・・・・・・考えておきます』

 

メーティスの声をアラーム代わりに、ゆっくりと身体を起こす。といっても寝ていたのはベットではなく、いつもの作業部屋で椅子に座りながら寝ていたのだが

 

外を見てみるともう日が上り始めている。どうやら夜更かししすぎたようだ

 

『また遅くまで調べ物ですか?貴方ならネット経由であっという間にわかるのでは?』

「わかってないな〜こういうのは地道にやっていくことに意味があるんだよ。これでも時間はかかるけどやってる事は変わらんしな」

『はぁ・・・・・・』

 

この電脳体になって長くなるけど、やっぱり調べ物の時は前の時と同じようにキーボードを打ちながら地道に探す方法がしっくりくるな〜。やっぱアバ茶さんの友人警察官は偉大なんだなって(黄金の意志)

 

『それで?結局何をそこまで調べてたんですか?』

「お?気になるのか?」

 

 

 

 

『まぁ予想は出来ますけど・・・【M.O.D.S】のことでは?』

 

 

 

 

Merchant Of Death'S(死の商人たち)略して【M.O.D.S(モッズ)

 

今の魔法社会が確率するよりずっと前から存在していたとされる謎の組織。彼らは特定の国家に属さず、様々な人種で構成されていたらしい。そんな彼らは世界随一の科学力を持って様々な国家に対して無差別にその科学技術を提供していたそうだ。そしてそれは魔法社会が確立された後も、しばらくはその存在が確認されていた。

 

 

 

 

 

 

しかし、ある日を境に彼らは世界から姿を消した。

 

 

 

 

 

 

元から存在しなかったかのように

 

 

 

 

 

 

しかし、彼らが世界に遺した科学技術は今もこの世界に根強く残っている。ハイパワーライフルやサイオンセンサーがいい例だ。

 

 

 

それらの科学技術を世界は彼らへの敬意と畏敬を込めて【の遺産】と呼んでいるそうだ

 

 

 

(死の商人たち・・・ねぇ。とても他人事とは思えないほど見慣れたワードだ。死の商人と言ったらあの人しか思い浮かないけど、【たち】っていうのが気になる・・・)

 

『零導様、そういえば今日は高校にて生徒間の討論があると言っていましたが、時間の方は大丈夫ですか?』

「ん〜?あー大丈夫大丈夫。学校には事前に今日は行かないってことは言っておいたから。魔法師の卵たちの討論とかぶっちゃけ興味ない」

『本当に興味のないものにはとことん無関心なんですね』

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、ご飯を食べたりオリジナルスーツをデザインしたり調べ物をしたり昼寝をしたしして過ごして時刻は午後五時ごろ・・・

 

『零導様、監視カメラにテロリストと思われる集団を確認。現在は第一高校へ接近中です。いかが致しますか?』

「何、テロリスト?まぁあそこには十師族の家計がわんさかいるんだから放っておいても・・・いや、ちょっと待て」

 

これはむしろ好都合じゃないか?テロリストなんて、あの新作の実戦投入にはうってつけの状況じゃあないか!そうと決まれば・・・

 

 

 

「気が変わった。例の新作を第一高校に向かわせろ。操作は俺がここから行う。メーティス!準備しろ」

 

 

 

 

『どうせいい実践データが得られるとかそんなところでしょうけど、わかりました』

「うるさいよそこぉ!」

 

 

 

 

 

 

「お〜お〜本当に来たのかテロリスト」

 

自らを新作スーツに転送し、大空をマッハ2で飛ぶこと数分。無事に第一高校の上空にたどりついた。それにしても・・・

 

「意外とピンチになってる?おいおい火災まで起きてるじゃあないか。しっかりしてくれよ全く」

 

現状は思っていたよりも悪いようだ。

ふと下を見てみると、見知った顔の生徒たちがテロリストと戦闘を行っているのが確認出来た。

 

「よし、ここはカッコよくヒーロー着地でご挨拶といくか!」

 

前の時は途中でスラスターがぶっ壊れてヤムチャみたいな格好になっちまったからなぁ・・・ここで名誉挽回といきますか!

 

いくぞ!最大速度で地面スレスレまで飛行し、そして地面が近づいてきたらポーズを整えてぇ・・・!

 

 

 

瞬間ッ!!

 

 

 

「私がァ・・・・・・来たァああああぁぁぁ!!!!」

 

「「「「ぎゃああああああああっ!!!」」」」

 

 

よし、決まったッ!

 

 

「なんだぁ!?」

「増援ッ!?」

「いえ、このオーラは・・・・・・」

 

「お〜諸君!いやなに、此処が襲撃を受けたと聞いたから飛んできただけだ」

 

どうやらエリカとレオはこの身体を見て新たな敵の増援だと勘違いしたらしい。まぁ無理もないが

 

「それにしても、柴田美月だっけ?よくこの身体見て僕だとわかったな?」

「い、いえ、この独特なオーラは先生しかいませんから」

 

 

なるほどね〜オーラか・・・・・・

 

 

ん?オーラ???

 

 

「ちょ、ちょっと待て柴田さん?オーラが見えるとはいったい・・・」

「私、霊子放射光過敏症なんです。それで、他人のオーラというものが見えてしまうんです。それで・・・・・・」

 

ちょっとまってちょっとまって!てことはつまり何かい?彼女は人の魂的な何かを見ることができるってことはもうこのスーツを壊しちゃいけないスペランカーゲームが始まり始まりってか???

 

せっかくマスクをオープンして私は来ていないムーブができると思ったのに、コレじゃあ・・・

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

ワイ「僕は来ていない」マスクパカー

 

柴田「ファッ!?オーラはあるのに中身がないやん!さては人間じゃないなオメー!」

 

ワイ「やめてください!乱暴する気なんでしょ!エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!!」

 

柴田「ウルセェ!暴れんなよ・・・暴れんなよ・・・!」

 

ワイ「ンア”ッーーーーー!!」

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

なーんてことに・・・!

やだ!小生ヤダ!!

こうなりゃ、何がなんでもノーダメージで鎮圧するしかねぇ!

え?テロリスト相手に無傷で済むわけないだろって?馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前!!(天下無双)

 

それに、この新作が、そこらのテロリスト風情に負けるわけがないんだよなぁ!

 

「そういや、その二人は誰なんスか?さっきから一言も喋ってないけど」

「あぁコレか?この中には人は居ない。いわゆるAI制御ってやつさ・・・そんなことよりも、今はやるべきことがあるだろ?ここはこの僕に任せてもらおう・・・」

 

 

 

 

 

 

「この魔法犯鎮圧特化型試作機【ヤヨイ】シリーズに!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほらほらどうした!お前らそれでもテロリストかァ!【ヤタ】は遠距離からの支援と生徒の護衛!【クサナギ】はリパルサーとブレードで敵の対処を!魔法はこの【ヤサカニ】が無力化する!」

『『了解』』

 

予想通り、テロリストはこの新作になすすべなく倒されていく。つまり俺の科学力は魔法犯にも十分に通用することが確定したわけだ!やっぱ俺ってば天災?(誤字に非ず)

 

この3機は、対魔法犯用に前々から開発を続けていた機体で、先日ついに完成した機体なのだ!

 

これら【ヤヨイ・シリーズ】にはそれぞれ【ヤタ】、【クサナギ】、【ヤサカニ】という名の機体があり、この3機一組での活動を想定して作ってある。

 

【ヤタ】は原作アイアンマンスーツの【イゴール】を元に開発しており、主に被害者の護衛と遠距離攻撃での支援を想定して開発した

 

【クサナギ】は【シルバーセンチュリオン】が元になっていて、主に接近戦での戦闘を想定して開発した

 

そして隊長機である【ヤサカニ】は【ピースメーカー】が元になっていて、各部位にヴィブラニウムが組み込まれていて、これによりキャスト・ジャミングを行うことができる。そしてそのほかにも手錠やスタンバトンといった、魔法犯を確保する武装も搭載されている。

ちなみに、隊長機にしかヴィブラニウムがないのは、キャスト・ジャミングの乱用を防ぐためである。

 

これら三機は弥生時代の三種の神器がもとになっていて、三機全てのカラーが淡褐色になっており、その時代独特の模様や装飾がほどこされている。例を挙げると。【ヤサカニ】の鎖骨部分には、マイホームに大量にあった八尺瓊勾玉を装飾として埋め込んである。

 

 

長くなったが、つまり何が言いたいのかというと・・・

 

 

「俺の科学力はァァ世界一ィィィィ!!」

『零導様、ハイになりすぎて主語が俺に戻ってます』

 

おっといけない、危うく皆の持つ俺のイメージ像が崩れるとことだったぜ

 

『もう手遅れだと思いますが・・・』

「何か言ったか?」

『いえ何も。それよりも、このテロリスト達の拠点を特定しました。どうしますか?』

「勿論いくさ。ただ、そこにはウルトロンとして出向きたい。だから、この機体はここに置いておいて、僕がその時ここに居たというアリバイを作りたい。その間は君が僕の代わりを務めてくれ。」

『了解しました。ご武運を』

 

 

 

 

 

 

 

 

「到着っと。それにしても、この身体も久しぶりだな」

 

機体の制御をメーティスに移し、ウルトロンボディに変更して飛ぶこと数分。目的地の廃工場にやってきた。骨格から声まで違うこの身体なら、騒ぎを起こしても誰も俺だとは気づかないだろう

 

「さーってと・・・行きますか」

 

 

 

 

「邪魔だ、テロリスト共が!」

「ぐえっ!」

「グフッ!」

 

廃工場にいるテロリストを片っ端からぶん殴っては先へと進んでいく。途中、それなりに高ランクな魔法師やハイパワーライフルを装備した奴らもいたが、この身体に傷をつけることなくやられていった。

 

「ヒィ!な、なんなんだお前は!」

「お前には関係のないことだ」

 

そして、このテロリストのリーダーであろう人物の前まで簡単に辿り着くことができた。

 

「さて、一応聞いておくが、投降する気はないか?もう少ししたらあの魔法家の卵たちがやってくるだろう。私としては前者をお薦めするがね」

「わ、分かった。投降する・・・」

 

よし、これで全てのノルマは達成できた。あとは警察に匿名で連絡を入れればおしまいだ。そろそろあっちの方も片付いてる頃だろ

 

おーい、メーティスー?

 

『・・・・・・はい』

 

そっちはどうだ?片付いたか?

 

『はい、それは問題ないのですが・・・一つ、問題が発生しました』

 

問題?

 

 

 

 

 

 

 

『スーツのテクノロジーの一部が何者かによって盗まれました』

 

 

 

 

 

 

 

は?




感想ホシイ…ホスィ…


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