亡き父の為のワルツ (メラニンEX)
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英雄の娘

よろしくお願いします
※5月29日に主人公の苗字変更しました。主人公と同姓同名の女優さんがいらっしゃることをご意見いただきました。当方まったくそのことを知らず、また女優さんを意識してつけたわけではないのでご留意ください。完全に語呂だけで決めたこと後悔しております。以後気をつけて執筆したいと思います。


 

 

東国(オスタリア)の英雄オズワルド・アッシュヒル元中尉、交通事故にて死去』

 

昨日未明、行方不明となっていたオズワルド・アッシュヒル元陸軍中尉と2人の子女がブルゲン市ニールセン地区の山中で発見された。現場の状況から、凍結した道路を車で走行中にタイヤが滑ったことにより車体が道路から山中に転落したと考えられており、捜索隊の発見時には既にアッシュヒル中尉と彼の息子であるエドガー・アッシュヒルは頭部を強打して死亡していた。幸いにも娘であるアビゲイル・アッシュヒル嬢は一命を取り留め、現在病院で意識を回復しており後遺症なども見られないとブルゲン市警が発表している。

 

この悲劇的な一報を受けて彼のかつての上司である陸軍のヒュンク准将は『早すぎる死だ。オズワルドはまだ43歳だと言うのに。何度も西国の追撃から逃れたあの英雄でさえ、死神の手を振り払うことはついぞできなかったというのか』と取材班に対してコメントを残した。遺体は葬儀の後、ブルゲン市郊外にあるキールフリッツ墓地に埋葬予定である。アッシュヒル元中尉の葬儀は陸軍が執り行うとのことであり、また本日正午に偉大なる同志への追悼の意を込めて、名誉大尉の階級が与えられる旨が陸軍本営より発表された。

 

オズワルド・アッシュヒル名誉大尉は主にリードグラード包囲戦、シュタイン山籠城戦、レニ・ザブート作戦に置いて多大な戦果を残した狙撃手である。彼の素晴らしい腕は西国の将を始めとした300を超えるスコアを叩き出し、我ら東国の戦時優位を確かなものとした。かく言う筆者も戦場記者として陸軍に同行した際に遠目に見たことがあったが、その鋭利な眼差したるや凄まじいものがあり、なるほどこれが一流の狙撃兵の立ち振る舞いなのだと言外に悟らされた経験がある。未だ戦火のくすぶる情勢下に、アッシュヒル名誉大尉のごとき優秀な軍人が逝去したことは悔やまれるが、今は彼の冥福を祈るとともに彼の残した功績の偉大さを讃え、人々の記憶から名誉大尉の勇姿が薄れることなきよう願っておこう。英雄に祝福あれ!東国に栄光あれ!

 

 

 

 

 

某所、午後。瀟酒な部屋の中には、強化曇りガラスを通して差し込んだ彩度の低い日差しが満ちており、セピア色と蜂蜜色を混ぜたようか光の波が、部屋に備え付けられた本棚を照らし出していた。これが黄ばんだ、アンティークな古書なら風情ある光景だったのだろうが、部屋の中にある家具も本も一様に新しく、機能的で手入れの行き届いたものだったので、光だけが古びたまま揺蕩っていた。部屋の中にいる人間は2人で、片方が奥にある重厚な机に肘をついて座っており、もう片方が机の前に立ったまま新聞を読んでいる。ちなみに前者が女で、後者が男だった。

 

男は–––黄昏はナショナリズムの権化みたいな新聞をぺらりとめくって、東国に栄光あれ!のところまで1秒で目を通し、続きがないことを確認すると視線を上げた。机の向こうで、つばの広い帽子を被った彼の上司はその視線を待っていたかのようにゆっくりと口を開いた。

 

「どう思う?」

不機嫌そうだな。西国が誇る、千の顔を使い分けるスパイは瞬時に上司のそれを見抜いたが、別に口に出すことはなかった。

「6割程度の確率で、暗殺かと」

そう言って彼は新聞記事を細かく破り始めた。

 

彼らの会話には主語というものがまるで欠けていたが、どちらにせよ両者ともにそんなものがなくても会話が成り立つタイプの人間だった。2人は西国の諜報機関に属する人間である。つまるところ、所謂スパイなのだ。その中でも今、細切れにした新聞をゴミ箱に放り込んだ男は高名で–––スパイとしてそれがよいことか、というのは置いておくとして–––、黄昏の異名と共に知られていた。

 

「その可能性が高いだろうな。アッシュヒル自身は一線から退いて長いし、陸軍の運営側にも回らず終戦後は一般の市民として暮らしていたが、戦場の英雄が戦後疎ましがられるなんてのは古今東西、ありふれた話だ」

 

管理官は鷹揚に頷いた。今しがたゴミ箱に追いやられた新聞の一面には有名人たちの追悼文を載せている真ん中に白黒の写真がでかでかと使われていた。写真の中では、東国のかっちりとした軍服があまり似合わないような、控えめで地味な男が淡い微笑みをこちらに向けている。未だ莫大な戦果を上げていなかった頃の写真なのか、胸元には勲章がひとつもない。あまり兵士らしくない、どこか学者然とした雰囲気のその男こそ、西国の兵士300人以上を殺した狙撃手–––オズワルド・アッシュヒルである。

黄昏がかつては兵士として働いていた時分には、西国兵士を心の底から震え上がらせた敵国の狙撃手だが、『見えざる悪魔』と言う異名ほどは恐ろしげでもなく、冷酷そうにも見えなかった。少なくとも写真の中の男と、西国の将兵合わせて300人以上を撃ち殺した狙撃手はあまり結びつきがたく思える。

 

「遺体は本当に彼のものだったんですか?」

「それは間違いないそうだ。病院勤務のスパイの情報だが、布を被せられていてもシルエットが浮き出ているから、分かりやすかったと言っていた。それに彼は凄腕の狙撃手だが、所詮は一兵卒だ。死体を使って偽装するほどの価値がない」

 

管理官は指で頭をつんつん、と叩いた。アッシュヒル元中尉は掃討射撃の爆風で若干頭部が欠けるほどの損傷を負っており、フードを被ってもシルエットで判別がつくようになって戦線を離脱したと聞く。その特徴があるとなれば、間違いなく彼は死んだということだろう。

 

「内部抗争でしょうか。あるいは何か知られるとまずい情報を握っていたか…」

「どうだろうな。今のトップであるデズモンドは直々に勲章を授けるほどアッシュヒルを気に入っていたから、そちらからの暗殺とは考えにくい。反体制派の仕業か–––西国からの影響も考えられる」

その言葉に黄昏もああ、と頷いた。東国での英雄、ということは西国における大量殺人鬼、と同義だ。彼に殺された兵は記録に残っているだけでも300人いるのだから、残らない部分ではもっといる。同胞を殺された怒りは根深く残るものだ。かつて知己を殺された人物が成り上がって復讐を目論んだとしても何らおかしくない。

 

「黄昏、ふと思ったがお前、リードグラードの作戦は参加していたな」

「ええ。一応軍属になってから日の浅い頃でしたが、参加していました。色んな意味で記憶に残る作戦でしたね」

「あれはっきり言ってうちの上層部の愚かさが招いた敗走だが、市街地作戦は狙撃兵の天国だった。生き残った兵士はどいつもこいつも言ってたよ、『狙撃手がいる場所を割り出せた時には全員撃ち殺されてる』と」

 

黄昏は黙って机の木目を見つめた。現在の西国と東国の境界付近にあるリードグラードという街での作戦は、故アッシュヒル元中尉の名声が高まった戦いでもあり、両国共に狙撃手の恐ろしさを骨の髄まで叩き込んだ戦いだった。入り組んだ古い街並みに籠城した東国の狙撃手たちは、変幻自在に移動しながら攻め込む西国兵を片っ端から撃ち殺し、迫撃砲で追撃される前に逃走するという動きを繰り返して着実にキルスコアを伸ばしていった。

黄昏は彼に対して特筆するほどの憎しみを覚えてはいない。戦時中の殺人を恨むほど愚かしくなれなかったし、そういう風に特定個人をどうこう思うような感情の不制御はスパイとしての訓練中に捨ててきた。けれどもリードグラードの戦いで狙撃兵に撃たれた同胞が頭から血を流して死んでいく光景を忘れることもやはり、なかった。

 

(………死ぬんだな、ああいう男でも)

他人事のように、黄昏はそう思った。軍部と揉めたのか、本当に事故なのか。暗殺であれば、かつて自分がそうしてきたように銃殺だったのか。事故であれば転落だったのか。まだ暗闇の最中にあるかつて敵であった伝説の狙撃手の死去。戦場でもなく、片田舎の山で。あけっなく、ドラマティックでもない死に様をしても、かつて英雄だった男は死してなお華やかに語られる。自分が死んだ時にはこうはならないだろう。きっと新聞の片隅にも乗りやしない。それこそが正しくスパイの死に方なのだから。

 

結局その後、アッシュヒル中尉の死亡事故について西国諜報機関からも追跡調査が為されたものの、現場は陸軍の手によって綺麗に整備され、彼の邸宅への立ち入り禁止令が出るなど厳重な警戒体制が敷かれ、葬儀では大勢の弔問客が押しかけたことによってろくな調査も不可能となった。なし崩しに終わった調査員からは『多少の不自然さはあるものの、棺は収められた遺体は本人のものであり、死亡自体に間違いはない』との結果が報告された。当時も多忙であった黄昏はその調査に加わることがなかったため、その情勢は彼の明晰な頭脳の片隅で長らく仕舞われることとなった。なのでこの次に、アッシュヒル中尉に関する情報を思い出すのはあと何年か先、偽の娘と妻を得て、なんとか名門イーデン校に送り出して少し経った頃のことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東国一の名門校、イーデン校の学舎は伝統的で重厚、かつ教育のために最新の装備を備え付けたすばらしいものである。が、実際に通う子どもたち–––イーデン校は6歳から19歳までの一貫式である––にしてみれば校舎の価値なんぞ知ったこっちゃない。彼ら彼女らに言わせればこの校舎はとにかくデカくて広くて、いらん部屋が多い。それに尽きる。

 

一貫制ではあるものの、流石に13学年全てを同じ学舎で学ばせるわけもなく、普通の学校と同じく6歳から12歳までの「初等部」、13歳から15歳までの「中等部」、それ以降の「高等部」と学舎は3つに分けられていた。もちろん一部共用する施設はあるものの、金に困ってない学校はそれぞれの学舎に食堂や図書館、運動場やプールまで付けていたので、必然的に他の部に所属する先輩後輩と触れ合う機会はそれほど多くない。むしろ高等部の学舎などに下級生が許可なく侵入すればお小言、もしくは「雷」を頂戴する危険性すらあった。–––従って。

 

ひょこん、と。桃色のちいさい頭が高等部専用の図書館の書棚の隙間でうろうろしている、という現状はまったくもってよろしくないものだった。

 

 

高等部第1学年の少女がその桃色頭を見つけたのは、その日最後の4限目が終わった後、授業で使った本を返しに図書館へと寄ったときだった。カウンターの返却口に本を押し込み、好きな作家の新作が置かれていないか探していたところで、ふと、1番端の書架に何やら動くものが目に止まった。初めは誰か同じ高等部の生徒が書棚で屈みながら探し物をしているのかと思って、よければ手伝ってあげようかと近づいたのだが、どうも様子がおかしいことに気づいて足を止めた。

何というか、低い。

屈みながら書棚の間を歩いているのなら、頭がそれと分かるように多少なりともゆらゆらと揺れるものなのだが、それがない。ごく普通に真っ直ぐ歩く時のように、水平なままだ。つまり立ったままで少女の胸元くらいの身長の持ち主ということ。あとは単純に、ああも鮮やかな桃色頭が同じ高等部にいたら顔くらい知っているはずだ。知らないということは中等部か、あるいは––––初等部か。少女は思わず、柔らかい苦笑いが浮かべた。

 

こういう、冒険気分で上級生の学舎に忍び込んでくる下級生というものは、毎年春先の風物詩みたいなものである。それを教員側も分かっているので、よく使われるルートは悉く巡回を強化しているはずなのだが、その期待を嘲笑うようにすり抜けてやってくる生徒が絶えないので、いたちごっこの域を残念ながら出たことはない。多分、書架の向こうの人影もそのうちの1人だろう、と少女は検討をつけた。

 

少女は少し考えてから辺りをきょろきょろ見回した。厳しい司書のおばさんはちょうどよく席を外しているようで定位置のカウンターには姿がなく、学生たちも自分の他にはあと2人ほどいるだけで、こちらなら注目している様子もない。それを確認した少女は書架の奥側に回り込んでから、極限まで声量を落として囁いた。

 

「…ね、君初等部の子でしょ。こんなところにいたら怒られちゃうよ」

その声によほど驚いたのか、人影はぴょん、と垂直に飛び上がり危うく備え付けの低いテーブルに頭をぶつけそうになったが、慌てて少女が引っ張ったことによってなんとか事なきを得た。

 

「大丈夫?」

腕の中にすっぽりおさまった人影は、きちんと両手で口を押さえながらもコクコク頷いた。用意のいい子だな、と思いつつもしゃんと立たせて服の埃を払ってやると同時に、少女はひどく驚いた。

謎の侵入者は桃色頭をした、うんと小さな女の子だった。下級生ながら少女とデザインの同じイーデン校の制服に身を包んでいる。16にしては背の高い少女の半分くらいしか身長がなく、見上げる顔の中で大きな緑色の目がキラキラしている様子も幼い。どう見ても初等部1年生、場合によってはそれより下に見えそうな子供である。てっきり初等部の2年か3年くらいの、冒険したい盛りの生徒かと思っていたが見当が外れたようである。

 

(ちっちゃい子だなあ…うちの弟、6歳のときもうちょっと背高くなかったっけ?)

「おチビちゃん」

「アーニャ」

「オーケーアーニャ、何か高等部の図書室にご用事?それとも冒険しにきた感じかな」

ううん、と桃色頭が横に振られた。

「アーニャ、いんぺりあるすっからん、探しに来た」

どうやらこの小さな下級生の名前がアーニャ、というらしい。それにしても、『いんぺりあるすっからん』とはこれいかに。

 

少女はアーニャ嬢の探し物が何やら分からず、はた、と考え込んだが、少しして『いんぺりある』の響きに何となく思い当たる節があったので、袖口の星を指して聞いてみた。カフスボタン代わりに左に4個、右に4個の計8個。キラキラと光る、栄光の星たち。

「それって、これのこと?アーニャはインペリアル・スカラーの生徒、探しに来たの?なら、一応私もその1人だけど」

「ほおおおお!」

 

何やら興奮している小さな下級生の様子を見るに、正解のようである。

皇帝の学徒。名門イーデン校における特待生の呼び名でもあり、学業優秀・スポーツ・美術・学外での表彰など、頭角を表した生徒たちに与えられる「星」を8個集めなければなる事のできない雲上人だ。少女は学業で2つと課外での大会成績を6つ、やっとのことで去年からインペリアル・スカラーの仲間入りを果たしたが、正直割と大変なのであまり思い出したくない過程だった。

 

「アーニャ、いんぺりあるすっからんになってこんしんかいでたい。どうすればいいますか」

なるほど、と少女は内心で頷いた。どうやらこのおチビちゃんはただの冒険心で高等部に忍び込んだのではなく、皇帝の学徒へ入るヒントを探りにやって来たらしい。見上げた根性である。この年の少女は、保護者に「早く皇帝の学徒入りしろ」とせっつかれながらまったくやる気を起こしていなかったので、それと比べると天と地ほど差のある向上心を持った後輩だ。少女はちょっと心打たれた。

「うーん、私はちょっとした特技で星稼いだからね…アーニャが同じようにできるかは…どうだろ…」

というか、少女は今更ながら喋っている場所が高等部の図書館で、この下級生が見つかったらインペリアル・スカラーどころか「雷」食らいである。頑張ってる後輩の夢を遠ざけるのはよくない、と判断した少女は、ね、と目線を合わせた。

 

「…アーニャ、その辺はどう、近くのカフェでアイスでも食べながらにしない?こんなところにいたら星どころか雷もらっちゃいそうだよ」

「アイス!アーニャ、アイスたべる!」

「初等部の授業、は終わってるか…お家の門限は大丈夫?」

「だいじょぶます!ちちとはは、お仕事!」

ぱっと、年頃の女の子らしく顔を輝かせた少女が頷いたのを確認すると、少女はこっちから出ようか、と裏出口の方へと案内した。そうして高等部の図書館から、妙に勘の良いアーニャの先導を受けながら門に向かう途中で、少女の手をきゅっと握っているアーニャがふと、尋ねてきた。

 

「いんぺりあるすっからんのひと、名前なんていう?」

「え、私?そっか、紹介まだだったよね」

今更すぎる問いかけに、少女はアーニャをひょいと抱き抱えながら答えた。身長通りの軽さである。普段使い慣れている狙撃銃の方がよほど重いかもしれない。そんなことを考えていると、なぜか小さな下級生は腕の中でびくっと震えた。なんでだよ。

 

「私、アビゲイル。アビゲイル・マクマホンて言うんだ」

「………あびーまくまくほん?」

「あはは、惜しい!アビーでいいよアーニャ後輩」

全然舌の回ってない名前に爆笑したアビゲイルがそう言うと、アーニャは後輩!と目を輝かせた。

「アーニャにせんぱいできてめでたい!アビーのすきなアイスは?」

「アイスか。うーんと…ストロベリーかなあ。なんで?」

名前とは全然関係のない、可愛らしくも不思議な質問にアビゲイルが首を傾げると、アーニャはにんまりしたまま答えなかった。

(ちち、言ってた。おごってもらうときは、あいての好きなものきくといっぱいはなしがひろがって、いっぱいしゃべってくれる!)

 

アーニャ・フォージャー、6歳(自称)。エージェント黄昏の娘(嘘)であり、超能力者。スパイ映画大好きなこのお子様たインペリアル・スカラー入りを果たすべくまあまあゲスいことを考えていた。そんなことはつゆ知らず、アビゲイル・マクマホンは『可愛い後輩ができちゃったなあ』などと呑気なことを考えながら近所のアイスパーラーへとてくてく歩いて行った。ともあれ何事にも秘密はつきもの。超能力者であるアーニャだって、その例は免れない。–––例えばそう、今自分を抱っこしている学校の先輩が英雄と呼ばれた狙撃手の娘で、実は母親と同じ所属の殺し屋だったりすること、とか。

 

 





登場人物

アビゲイル・マクマホン(旧姓:アッシュヒル)
イーデン校所属の16歳。高等部1年生。英雄と謳われた狙撃手オズワルド・アッシュヒルの娘で、競技射撃の名手。去年からインペリアル・スカラー入りした。マクマホンは養父であるマシュー・マクマホン(豪華客船のときの眼鏡の人)の姓。ガーデン所属の殺し屋。ただし色々訳ありなので、アーニャが心を読んでも分からない部分がある。

オズワルド・アッシュヒル
故人。東国一の狙撃手だったが、戦争が終わって退役した2年後に不審な交通事故で死去。今でも陸軍司令部に肖像画があるほど有名。元は一介の猟師上がりでヒラの兵士だったが、死後には大尉まで昇進した。砲撃で頭が若干欠けている。


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