鞍馬天狗の帰還 (みかん汁だったライター)
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幻想入り

「おう?ココドコだ?」

朝起きたら知らない場所にいた。取り敢えず自分の情報を思い出してみる。

鞍馬龍輝(くらま りゅうき)

年は覚えてない。

能力?は陰と陽を操る程度。

詳しくは後ほど。

「って、誰に説明してるんだろなぁ?」

ていうか、ここ森だよね?どこの森だろ?

「貴方は食べてもいい人間なのか~?」

金髪幼女が現れた!

龍輝はどうする?

  

  →話しかける

  戦う

  逃げる

龍輝は話しかけた。

「誰だお前?」

「私はルーミアなのだー。お前の名前は何なんだー?」

「俺は鞍馬龍輝だ、初めましてルーミア。」

「…ちょっとこのリボンを外してほしいのだー。」

「別に良いけど…はい取れた。」

瞬間、ルーミアの体から闇が迸る。

何々?へーんしん!ってやつ?

「こんにちわ、そして久しぶり。龍輝さま。」

「会ったことあるの?」

「有るも何も私は貴方の式鬼よ?」

「俺は陰陽師だったのか…」

「いえ、天狗よ?」

「天狗?」

鼻高い?俺?

「高くないわよ。ただ単に種族が天狗なだけ。」

しれっと心を読んで来るルーミア。

するとなにかが近づいてくる気配がした。

「誰か来るぞ?」

「たぶん霊夢でしょ。」

霊夢って誰だ?ま、いっか。

「誰よ、ルーミアの封印解いたの。あ、あんたね。取り敢えず退治させて貰うわよ、天狗。」

退治されるの?俺?

「いや霊夢、私の主人を退治しようとしないでくれる?」

「無理ね。あんたの封印を解いたんだもの、殺すしかないじゃない。」

「弾幕ごっこじゃないの?」

「こいつ知ってるの?弾幕ごっこを…?」

「まぁ、知らないわね。」

「じゃあ、殺し合いでいいじゃない」

「逆に霊夢が死ぬわよ?」

「夢想天生を使えばいいのよ。」

「…ま、私からはこれ以上言わないわ。主様、殺さない程度にね?」

手加減というか戦闘するの…初めて?久しぶり?どっちでもいいか。どうせ殺さない程度に遊んであげれば気が済むでしょ。

「霊符 夢想封印」

いきなり殺しにかかってきたな。

避けるか。

被弾数0。

ていうか、威力が高いけど俺の技よりか弱いな。

「陰の気力 影の矢」

そう言って影の矢を放つ。

霊夢とやらはそれらを避けて接近してきた。

「俺は、接近戦も強いんだよ?」

そう言って日本刀を陰で造り出す。

「抜刀術 陰狼」

霊夢の首元に刀を突きつける。

チッ「…降参するわ。」

舌打ちされたんだけど。

「でも何であんたがルーミアの封印を解けるのよ。おかしいじゃない。これを封印したのは先代だから先代しか解けない筈なのに…」

「そりゃぁ、鞍馬の大天狗だからよ。」エッヘン

ルーミアよ、なぜお前が威張ってるんだ?

ま、いいが。

「鞍馬の大天狗なんて天魔よりも弱いんでしょ?そんな奴に解けるはずがないんだけど?」

「いいえ、逆よ。天魔よりも鞍馬の大天狗の方が強く、速いのよ」

「そんなに俺は強かったのか?」

「は?」

何故かルーミアが変なものをみたような顔をする。

「もしかして主様…記憶がないの?」

「…そう…みたいだな…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

取り敢えずは、妖怪の山?と言うところには行かない方がいいとルーミアに言われた。

暇だから散歩に行ってくる。そう言って霊夢の家から外出した。

彼処にでかい傘を持った少女と銀髪のお姉さんがいるけど、無視しておこう。

多分不審者だもんな。

すると少女が突然此方を見てきた。

隣の銀髪のお姉さんに話している。こちらを見ながら。

するといきなり景色の色が変わった。

世界は灰色に染まったのだ。

人里の人間は止まっている。だが、少女と銀髪のお姉さんはこちらに歩いてくる。

顔が見えるところまで近付いてきたところで、銀髪お姉さんは不審そうな顔をした。

「おかしいですね。時を止めたはずなのに何故貴方は動けるのですか?」

「知らんなぁ、俺には分からんし。」

「取り敢えず貴方を縛ります。」

そう言って早業で縛ってきた。

「何故に?」

俺がそう問うと彼女が妖艶に笑った。

「貴方をお持ち帰りするからですよ。」

マジめんどくさい。



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吸血鬼の依頼…というか、強要

何故か拉致られて真っ赤な館に連れてこられました。

どうも、龍輝です。

だ、だるい。吸血鬼の幼女に妹の世話をしてくれと頼まれた。

理由は昔会ったことのある奴に似ているから。

 

「新しい玩具かな?壊しちゃおっか?」

「うおっと危ない。」

紅い炎の杖みたいなので殺しにかかってくる金髪幼女おぉ、怖い怖い。

ついでに言うと怠いです。

「取り敢えず…」

「?」

「死なない程度に遊んであげるか。」

「アハハはハハハははハハハ!!ありガトウ。でも、壊レるノはアなタだよ?」

「そうかねぇ?」

「キュっトシてー!」

すると手を此方に向けて…

「ドカーン!!」

するとおかしな事に俺のからだが爆発した。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あーあ、壊れちャッた…」

壊れなかったのはあの天狗だけだった。

私よりも上位で、強く、スピードもある。私とお姉さまが惚れた天狗。

「そういえば今壊した人、あの天狗に似てたなぁ。」

もしかして…いや、まさかね。

「びっくりしたー!まさか爆発して、ただそれだけなんて…」

「ッ!?」

何でこいつは起き上がるの?何でこいつは壊れないの?

「初めまして。天狗の鞍馬龍輝といいます。よろしくお願い致しますね?妹様。」

鞍馬……龍輝…

「貴方、もしかして…鞍馬の大天狗?」

「そうみたい?」

「何で疑問系なのよ?」

「いや、記憶がないんですよ。」

うそ…記憶喪失?

「ちょっと一緒に来て!」

「えっ?」

驚いた顔をしているが気にしない。

早く、パチュリーに会わせないと…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

吸血鬼妹が俺を引っ張って、連れてきたのは超巨大図書館だった。

「パチェー!何処に居るの!」

渾名はパッチェさんかな?

そんなことを考えているとナイトキャップを被った女性が来た。

その隣には悪魔と魔法書が。 

「…師匠!」

いきなりパジャマの女性が抱き着いてきた。

何?何なの?

「パチェ、龍輝は記憶喪失だから記憶を戻す魔法を掛けてほしいんだけど…」

吸血鬼妹が俺の事情を話してくれた。

と、言うわけでパッチェさんは、魔法を掛けてくれるようだ。

「ブツブツブツ」

そんなことを呟くパッチェさん。

なんなんだー?

俺の体がピカッと光る。

「なんも、変わってないんだけど…」

「え?ウソ?そんなことあり得ない…」

パッチェさんが驚いているけど。記憶戻って無いから。そう言うわけで…

「帰らせて貰うわ。」

「いーやーだー帰んないでぇ!」

「師匠…帰っちゃうの?」

「帰るわ。いつまでもいると思うなよ!」

と、言うわけで帰りました。



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妖怪の山暴走異変前編

「うーん・・・どうしよう。」

私、河城にとりは悩んでいた。

これ以上機会をいじるな!と、天魔様直々に言われてしまったからである

確かに行き詰ってたからいいんだけどさ・・・。

「私が開発しなきゃ誰が開発するのよ」

そろそろ開発の助手が欲しいところではあるので人里に依頼を出してはいるのだが、一向に受け主が来ない。

まず、依頼を受けてくれる人がいないのだ。

妖怪の山に来る人間なんて、滅多にいないだろう。

「やっぱり人里じゃなくて盟友にお願いしたほうがよかったかな?」

私は盟友、霧雨魔理沙を思い浮かべる。

だが盟友が手助けをしてくれるイメージが思い浮かばない。

「はぁ・・・」

そんな感じでため息をついていると、玄関のチャイムが鳴った。

チャイムは幻想郷に広まってないので普通にノックか蹴破って入ってくるやつが多い。

「はーい、今行きまーす・・・・」

そういって、私は玄関に向かって扉を開ける。

「すいません、依頼の内容を教えていただけますか?」

そこにいたのは、人間だった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

取り敢えず機械の指導をする。

人間の盟友には機械がわかるのか不安だったが呑み込みが早くて助かった。

盟友はまるで機械を知っていたかのように、作り始めた。

何を作っているのか、聞いてみた所。

「禁則事項です」と言われた。

何が禁則事項なのかはわからないが、そのままにしておいた。

すると、一日かけてできたのは、全自動胡瓜製造機1号だった。

私たち河童の夢であった、全自動胡瓜製造機を作ってしまったのだ。

「どうやって作ったの!?」と、問いただしても「秘密!」としかかえってこなかった。

それからは楽しかった。

胡瓜を食べて、パーティーをして、開発をして、とても充実した生活だった。

あの白狼天狗、犬走椛があんなことを報告しなければ・・・・。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「天魔様、侵入者です。」

私、犬走椛は天魔様に緊急報告をしていた。

「どのようなものか」

「下駄をはいて、黒みのかかった銀髪、白い着物を着た人間のようですが、妖力が滲み出ているのでただ者ではないかと」

その報告をした瞬間、天魔様の顔が真剣になった。

「今すぐそのものを連れてこい。」

私は驚いた。

「いえ、天魔様、その者は河童のにとり殿の住居で開発作業を手伝っております。」

「今すぐひっ捕らえてこい。椛、烏天狗たちにそう命令をだせ。いますぐだ。」

天魔様が、怒っているのが妖力で分かったので、文さんにお願いをしたら驚きと焦りでよく分からないうわ言を呟きながら文字通り飛んでいった。

よく分からないけど大変なことをしてしまったようだ。

ごめんなさい、にとりさん。

後で侵入者さんと一緒にご飯でも奢ります。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「そろそろかな…」

盟友がなにかを呟いていたが、聞き取れなかった。

「どうしたの?盟友?」

「いや、それがな…」

私は何故か嫌な予感がした。

「そろそろ天魔様にバレちゃうからここに来るのは今日で最後にしようと思って…」

嫌な予感が的中した。だが、何故天魔様にバレたらいけないのだろう。

私は疑問に思ったが、今はそんなことを考えている暇はない。

「嫌だよ!盟友とは、もっと一緒にいたいよ!」

私は我が儘を言ってしまった。

これでは嫌われてしまうではないか。

そんなの嫌だ。

でも、言ってしまった言葉は戻ってこない。

無かったことには出来ないのだ。

盟友は困った顔をすると、説明してきた。

「実は、僕は記憶喪失なんだ。覚えているのは自分の名前、能力とその効果、そして知識そのぐらいかな。あと、俺の種族は…いや、言わない方がいいな。兎に角、俺は外の世界から来た。今の所、住む場所がないので博麗神社に御世話になっている。で、そこに住んでいる巫女と式鬼に妖怪の山には行くなって言われてた。でも、依頼状が有ったからには俺は行きたかった。そんな俺の我が儘にあいつらは答えてくれた。で、今に至る。」

…知らなかった。

盟友が住んでいるところ、事情、友人関係、それらが一気に知れた。

だが、私は盟友の名前を教えて貰えていない。

私は、何故か、この人の事を全て知りたくなっていた。

これは…一体何だろう。

胸がドキドキして、彼と離れると胸が苦しくなる。

だから、一緒にいたいと願う。

それは、自然だ。

だが、人間と妖怪で種族は違う。

住む場所も、食べ物も、性質も、全くもって違う。

でも…私…今…この盟友に…

「だから、帰らせてもら…あ…」

扉が開いた。

そこに居たのは沢山の烏天狗達だった。

なぜ?どうしてだ。私は分からなかった。

このとき初めて、天狗社会を恨んだ。

この時初めて・・・・・・・・・・・・・・・・・・天魔様を恨んだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

うぉーい、どうしよ

河童の(可愛い)女の子と一緒に機械で遊んでたら、大勢の天狗の気配がしたので帰ろうとしたらその女の子に泣かれそうになって、困ったけど背に腹は変えられないと思い出ていこうとしたら烏天狗に捕まりました。龍輝です。

いや、もう何なの?これ、ルーミアと霊夢に殺される可能性大だぞ?

縄は一応力ずくで外せるぐらいの強度。

天狗は三十人か。

楽々撒けるな。

と、言うわけで、フン!

縄をほどいてにーげるんだよー!

「こら!まて!逃げるな!」

天狗が追いかけてくるが遅くないか?

もう、追われる身にもなってみろ…虐めたくなるだろ…

と、言うわけで遊んでみる。

充分に惹き付けて、避ける!

ゴスッと音がする。

ありゃまぁ、これは痛い。

木の幹に皆々ぶつかる。

あーあ、これ、どうしよう。

「やっと見つけましたよ…龍輝さま…」

え?何々?誰々?

「私との約束を覚えていますか?」

えー?

「いや、すまんが俺は…「そうですか、では、天魔様のところへ連れていきますね。」えー…」

結局のところ、捕まらなければいい話だ。

こいつは俺の事を知っているみたいだが、俺は覚えてない。逆に言うと今は夕方、つまり霊夢とルーミアに怒られてしまう。

ならば…

「バイバイ」

そう伝えると、全速力で妖怪の山から逃げ出した。

「えっ!?は、速っ!?」

遠くから声がしたがお構い無し。

次の瞬間には博麗神社に着いていた。

危ない危ない。

飯抜きにされるところだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「そうか、侵入者を逃がしたか…」

報告を聞くと天魔様はさらに機嫌が悪くなった。

「すいません、天魔様…少し質問よろしいでしょうか?」

射命丸文さんが恐れながらも聞いた。

「質問を許そう。」

「では、失礼して…なぜ、あの方は此処に来たのでしょう。天魔様とも、顔を会わせずに…」

あの方とは…一体誰の事を言っているのか、私には分からなかった。

「あのバカ兄は記憶力も良いし器量もある、寿命ですらないと言っても過言ではない。なぜ、私達の所に来なかったのか。それが問題だ」

うーん…って!ちょっと待った~!

「天魔様!あの侵入者は!天魔様の!兄上様なのですか!?」

「そうだが…知らなかったのか?」

「知るもなにも天魔様はなにも言わなかったではありませんか!さぁ!教えてください!あの侵入者は…あの方は何者なのですか!」

私が怒って尋ねると天魔様は、ふふんと言う風に笑い、教えてくれた。

「椛も聞いたことがあろう。あの鞍馬の山にすむ、あの大天狗様のことを」

勿論だ、その話は母上からも聞いたことがある。

天狗にとっては有名で、珍しい話だ。

曰く、その天狗は人を好く。

曰く、その天狗は陰陽術の祖である。

曰く、その天狗は最強である。

そう伝えられているあの方、鞍馬天狗様。

天魔様と、争い、負けたと言われる天狗の祖でもあり、敗北者だった。

「それがどうかしたんですか?」

私は疑問に思った。何故、今その話が出てくるのか。

「実はその話はウソが混じっている。」

うそ…

「人を好くとか、最強とか…ですか?」

そう聞くと天魔様は首を振った。

「いや、私が勝ったと言うこと事態が、間違っているのだ。」

「というと?」

「私が勝ったんじゃない。私が負けたんだ。兄者に」

天狗に伝わるお伽噺に、嘘が入っていたと言うことになる。

「兄者が、私の部下に陥れられたんだ。勿論、その者はこの山から追放した。」

そう言って一度言葉を切り…

「だから、私は兄者に謝りたい。そう言うことだ。」

そう天魔様は、仰った。

「天魔様、1つだけ方法が有ります。」

文さまがひとつの提案をした。

「にとりさんが外出した時に後を付ければいいのです。にとりさんはあの方の事を慕っております。なので、明日にでも、彼のところに向かうでしょう。」

「全ては明日決まる、と言うことか。よし、分かった。にとりは既に外出届を貰いに来ている。しかも、明日だ。烏天狗達に付けさせよう。」

そう言って、天魔様はにっこりと笑った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

俺が神社の縁側で涼んでいると、河童の(可愛い)女の子が来た。

「盟友…ごめんね。」

何でこの子は謝っているんだ?

「君が僕に何をした?なにもしていないだろうに…」

「盟友が捕まったのは私のせいでしょ…」

あぁ、そう言うことか。

「別に君のせいじゃないよ。僕としてはあいつらは弱かったから遊んであげた、それだけだよ。」

そう言った瞬間、河童の(可愛い)女の子は抱きついてきた。

「本当に?」

おいおい、上目遣いは反則だよ。

「本当だよ」

すると、女の子は泣き出してしまった。

「あんた、何やってんのよ…」

おっと、霊夢が来てしまった。

「いや、抱き付いてこられたからあたま撫でてるだけだよ。」

すると、霊夢はもっと不機嫌になった。

「あっそ、じゃ二人きりで楽しみなさい。」

そう言って行ってしまった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「居ました。博麗神社です。」

私は能力を発動させて彼を探す。

そして見つけた。

「では、河童が帰ってから作戦を実行するぞ。」

「「「はっ!」」」

 

 

 



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妖怪の山暴走異変後編

 

河童の(可愛い)女の子は河城にとりというらしかった。

もう帰っちゃったけど…

さて、そろそろ夕飯の時間だろうか。

「行くか…食べに…」

深刻な顔をしてそう言った。

深刻な顔をしたのは気分だ!

あれ?何か烏天狗と白狼天狗が五十人程俺の前に集まってきたぞ?

「なんか用?」

聞いたところでその馬鹿どもはひとつの写真を見せてきた。

にとりが捕まっている写真だ。

「成る程ねぇ…」

実にめんどくさい。こいつらはにとりを人質に俺を連れていこうとしている。

いいね、ノッてやるよ。

記憶も戻ってきたな。

こいつらのお陰で嫌なことばかり思い出したよ。

あの糞鴉共…あとで潰そうか?

ま、とりまこいつらに連れ去られとこ。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

現在天魔の屋敷前

馬鹿妹の家だ。

あー、焼き払いてぇ。

がまんだ、がまんだ!後でバ烏天狗どもをなぶるんだからな!

体力温存しとこ…て言っても全然消費されないから良いかな?

やめとこ、なんかダルいから。

「お入りなさいませ!」

糞駄天魔とのご対面だ。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「久方ぶりじゃな、兄上…文も心配しておったよ…単刀直入に聞く」

いきなり天魔が聞いてくる。何を聞くんだ?

「何故儂等のところに来なかった?」

へー、そう言うことか。

こいつらはそこで怒っているのか…そんなこと、とか言ったら相手は傷付くから言わんがな

「さぁ、答えるのじゃ!」

「うるさい!」

ちょっと怒号を浴びせただけなのだが冷や汗をかいてるな。

何で?

「汗拭いときなね?」

一応そう言っておいた。

頷いて汗を拭き終わったところで話をし始めた?

「こちとらさっきまで記憶喪失だったんでね?お前らの事を覚えてなかったんだよ、このまま思い出さなければ良かったのにな…」

「え?今しれっと思い出さなければよかったとか言わなかった?」

「言ったよ?」

「いや!否定しようよ!」

否定しろだと?するわけねぇだろ!バカなの?死ぬの?

「だって今の山の天狗共ってドクズしかいないでしょ?だから今とてもそいつらを殲滅したいんだよね?いいよね?」

「いや!ダメだよ?」

えぇいいじゃん、別にさぁ…

「よし、じゃぁ、殲滅してくるわ!」

「いや!ダメだよ!?」

妹が何か言っとる…

「だが断る!」

「なぁーーーー!?」

よし、行くか…!

「くっつくな!」

「嫌だよぉーーーー(泣)」

いや!そこで泣くか!

「天魔なんだから泣くな!ボケ妹!」

ボケって言われた…とシクシク泣いてる天魔。

よし、今すぐ行こう!妹がこうなってるんだから慰めてやれよと言われるかもしれないけど別にこいつは慰めると調子に乗るから放置だ!

 

 

 

 

 

「あ!兄上がいない!」

部屋で泣いていた一人の天魔がまた泣き始めたのであった。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

その辺彷徨いてれば天狗が来るだろ…

「いたぞ!天魔様の兄上様だ!」

さて、O☆HA☆NA☆SHI☆の時間だ。

「おいお前ら、牢屋は何処だ?話せば命だけは助けてやるぞ?」

「それはこちらのセリ フグッ!!!」

命を助けてやるって言ったのに…まぁ、命は奪わないけどさ…

拘束して、縛っておくだけだから。

O☆HA☆NA☆SHI☆の意味がなかったじゃん…悲しい…

そうだ!飛び回ればソニックブームで天狗共も吹っ飛ばせるじゃん!

あ、でも木々が一緒に吹っ飛ばされちゃうからな…やめとくか…

ふつうのスピードで探そ…

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

木々の間を縫って飛んでたら牢屋見っけた。

此処だな。よし、救出作戦!開始!

 

「キュウリ味のビールいかがっすかぁー!」

そう言った後少し待ってみる。

「キュウリ味のビール!飲みたい!でも、牢屋の中だし…誰か助けてぇー!」

うん、ここっぽい…他の河童かもしれないけど…

穴ぐらのなかに牢屋があるみたいなので入っていく。

途中に白狼天狗が寝ていたので起こさないように毛布を掛けておく。

「あ、いた…大丈夫?にとり?」

牢屋のなかに膝を抱き抱えながら落ち込んでいるにとりがいた。

「めいゆー!!!なんでここに!!!???」

「助けに来ただけなんだけど?」

うっ…そんなキラキラした目で俺をみないでくれ!

胸がなぜか痛くなるから!

「ま、その辺の大天狗をボコしに行ってくるからおうちに帰ってな?アブねェから」

「私は子供じゃないから大丈夫だよ!?一緒に行こうよ!?」

「違う、そう言うことじゃない。」

俺は首を振って理由を言う。

「可愛い女の子にはグロい光景を見せたくないから…な?」

「カワッ!!??」

アワワワワワワワとするにとり。なんか変なこと言ったか?

「じゃあ、行ってくるからな?」

にとりにそう言って俺は大天狗共のところに行くのであった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

俺が大天狗共をボコしていると比較的強そうな気配がした。

なんか撃ってきた。

俺直撃!

「ふっ、口ほどにもない…」

「イタタタタタタタ…痛くない!」

「はぁ!?」

あれ?なんか驚いてるよ?

まさかこれが一番強い技な分けないよね?ね?

「くっっっっそ!龍星落としっっっ!」

あれ?これが最強の技?痛くなさそうだな…

「アバッフ!!!」

「や、殺ったか!?」

「少し痛かったようだ。」

「いやいや、何で痛いだけで済んでるんだよ!?」

「そうだ、お前に問おう!お前には天狗以外の側近はいるか!?」

聞いてみた。

「居るが…それがどうした?」

怪訝そうに尋ねてくる。

よし、お前良い奴やな!

「もう大天狗お前だけで良いと思う!こんなドクズ共要らないと思う!うん!要らない!燃やそう!」

そう言って俺はこいつらを燃やしました!

まぁ、悪心失くなるだけだけどな!

「なっ!お、おい!貴様!」

サラバ悪心、こんにちは良心って言う感じですね!

そうですね!

「龍星落とし!」

「ドバシッッ!」

「いきなり何するんだよ!ただ、悪心を燃やしただけだろ!こいつら元々修験者のくせして悪心が多いんだよ!」

「なんで知ってるんだよ!バカバカ!変態!ストーカー!」

「だれが変態だ!誰がストーカーだ!こいつらは俺をこの山から追い出した馬鹿なんだから!良いだろうが!強制的に改心させただけだ!」

「いや…それは…ていうかちょっとまて!追い出されたってまさかお前…いや…あなた様は!」

「俺は鞍馬天狗だけどなんだ?」

「ごめんなさい!!!!」

「いきなり謝るな!怖いわ!」

 

そうして天狗共の暴走する事件は終結したのであった。

 

 

 

 

 

「あ、妹放置したままだったわ。ていうか、俺夕飯無しかよ!ちくせう!!」

 

 

 



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私 メリーさん

山に誘拐された事件は幕を閉じた。

少しは顔見せろボケェと射命丸に言われた…what?

なぜボケ?ま、いいか。

博麗神社でスマホ弄ってたら電話が掛かってきた。

外からか?と思った、だが外の友人にスマホ持ってるやつおらんなぁ…じゃあ誰?

取り敢えず出てみた。

「わたし、今博麗神社の近くの人里にいるの。」

可愛い女の子の声でした。

その声聞いた覚えないんだけどね…

凄いよね、俺の住所知ってるってさ…

この辺で話そうにもるーみゃが聞き耳立てそうだから別の場所に移動しよう。

そうだなぁ…紅魔館とか?

レッツゴー紅魔館!

ついでにフランに会いに行こう!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

つーいた!

いや、秒でついたよ。

門番さんに話しかけようか!

「こんちわー!フランドールに会いに来ました!通って良いすか?」

「グゥグゥ」

「ダメならグゥって二回言ってください。」

「グゥグゥグゥ」

「ありがとーございます!」

門番から許可とれたー。

あとは、メイド長を呼ぶか。

「PAD長!咲夜PAD長~!」

「殺しますよ?」

お、でたでた。

「お久しぶりです!咲夜さん!」

「あなたは、あのときのバイトの…なぜ生きてるんですか?」

「生きてたからですねー」

睨み付けてきた。おぉ、怖い怖い。

「フランドールに会いに来たんですけど、良いですよね?」

「駄目です。」

ふふふ、その言葉は聞き届けないぞ。

「じゃあ、勝手に行きますね。」

「させません!」

懐中時計だしたぞ?何をするのかな?ワクワク!

「あれ?」

なにも起きない。つまんな…

「まずパッチェさんのとこに行ってーフランのへや行ってー狂気取り込んで~電話主探そー」

「ちょっ!待ちなさい!」

「だが断る!」

戦略的撤退だ!

負けないと思うけど時間が惜しい。

それだけだ!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「お嬢様!」

咲夜がノックせずに入ってきた。

「咲夜ノックをしなさい。貴女らしくもない…」

「お嬢様、落ち着いて聞いてください。妹様に消されたはずのあのアルバイト君が生きてこの紅魔館に帰ってきました!しかも妹様の部屋に行くとの事です!現在パチュリー様の大図書館に向かっております!」

「どうせまたフランに壊されて終わりよ…落ち着きなさい。」

「私の能力が彼には効かなかったんですよ?妹様の能力も例外ではないのではないですか?」

そこ言葉が本当かどうか確かめるために咲夜の運命を見た。

能力が発動しなかったらしい。

私も彼に能力を使ってみたが運命が読み取れない。

「咲夜、美鈴を呼んできて、フランを護るわよ!」

「御意!」

私達は行動を開始した。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「パッチェさん、フランのとこに行ってくるわ。後で魔法の新しいの見せてやるよ。だから早めに帰ってくるから、だから…離れて?」

絶賛パチュリーが抱き付いて離れない。

当たってる!(胸が)当たってるから!止めて!

「絶対だからね!」

涙目で言われちゃった。

帰ってこないとでも思っていたのか?

「おし、行ってくるぜぇ!」

そして地下に向かいましょう!

階段下がって扉を開けるとフランが居ました!

お着替え中だったようで顔を真っ赤にしながら弾幕を撃ってきました!全部避けました!

撃つ前に着ればいいのに…と思ったのは俺だけか?

フランが落ち着いたのでここに来た理由を説明する。

「お前の狂気を取り込みに来た。以上まとめ終わり!」

フランはオッケーしたので取り込みまーす!

シュルッポンと音がして終わりました。

僕も満足!フランは気が触れなくなりました!

 

レミリアがグングニル片手に突っ込んできたので抜刀術 陰狼でグングニル破壊して手刀で気絶!門番は陰の気 陰の矢で気絶! メイド(PAD)長は殺気を当てたら腰抜けたらしい。

お疲れ様。

そこで電話が掛かってきたので電話に出る。

「もしもし、いま貴方の部屋の前にいるの!」

「そうか、俺は今紅魔館にいるよ?早く来なよ?お菓子作って待ってるから。」

「お菓子!?わかった!すぐ行く!」

「と言うわけでフラン、厨房借りるぞ…?」

「いいよ!その代わり私にも頂戴ね!龍輝の作るお菓子は美味しいから!」

「ありがとよ!じゃあ、最高傑作の抹茶パフェ作ってやるよ!」

「やった!ありがとう、龍輝!」

 

そんな会話を交わしながらお菓子を作る為に厨房へ行くのだった。

パッチェさんのとこはあとで行こう。そう思いながら…

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

抹茶パフェ、完成した。

あのピンクの丸い悪魔でさえ食べるのに3日はかかるほどの大きさだ。

フランとあの電話の子と妖精メイド達がいれば十分な量食べられるだろう。

と、考えた時電話が掛かってきた。

「もしもし?今ね、貴方の後ろにいるの!」

「残念、残像だ!」

「え!?うそぉ!」

あらやだ、また幼女。緑髪の。

フランと仲が良くなりそうだ。

「もうパフェ出来てるぞ、早く食べろよ?溶けるから。」

「たべる!!」

「ぱふぇー!」

「おいしー!」

「うまいー!」

「美味しいね!これ」

「うん!すごい美味しいよ!甘いねぇ!」

「うん!甘いね!」

「極でかプリンも作ったからみんなで食べろよ?あと、そこの緑髪の幼女の分も作ったから持って帰れよ。」

「わたしにも名前があるんだよ!」

「どんな名前?」

「古明地こいし!」

「可愛い名前だな」

頭を撫でてやると気持ち良さそうに目を細める。

フランもいいなぁって顔をしてるので撫でてやる。

その後はパッチェさんの前で新しい魔法を見せたり、だぜだぜ言ってる泥棒を遥か彼方へブッ飛ばしたりした。

レミリアと門番は何時まで経っても起きないから専用の布団で寝かせておいた。

フランも一緒に寝ていて見ていて癒された。

門番もそいつの部屋に寝かせて置いた。

メイド長は仕事をしていたので自分で寝るだろう。

博麗神社に帰ってきたら霊夢とルーミアがご立腹だったので巨大プリンを献上したら許してくれた。

太るぞ?と言ったら夢想封印と闇の矢が飛んできたが無効化しておいた。

で、寝た。

 



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五大老会議に出撃じゃァ!

 

「兄上、ちょっと儂の代わりに会議行ってきて!」と妹に言われました。

何の会議かと聞くと「幻想郷の賢者の八雲紫と月の賢者の八意永琳と守屋の神の八坂神奈子とレミリアスカーレットと冥界の姫君の西行寺幽々子と阿闍梨の聖白蓮と地底の古明地さとりと儂だな。」

DA・DA・DA・ダルい!

だが、何故か幻想郷の賢者の八雲紫に俺を連れてこいと言われているらしい。

あれ?オレこれ死んだ?

よし!逃げよう!と思って逃げたら進行方向にスキマが現れて結局会議に参加してしまった。

「はーい、じゃあ自己紹介お願いしまーす!」

紫さん!?僕貴女と会ったことないのに何で僕を呼んだんですか!

自己紹介はするけどさ!

「鞍馬龍騎です。能力は陰と陽を操る程度です。鞍馬の大天狗です。弱いです。以上です。帰らせていただきます。」

「待とうか?」

八坂神奈子さんに呼び止められた。

「弱いって言うの、嘘だよね?」

ちょ、怖いですよ?

笑顔で言われてもきれいな顔ダナーとかしか思ってませんよ?

て言うか幻想郷の権力者って可愛い人しかいないの?おかしいでしょ?美人の比率が!

顔を赤くしてるピンク髪の女子がとても可愛いけど声にだしたらダメだ!引かれる!

「聞こえてますからね!褒めるのやめてください!」

おっと、この子が地底の主様だったか。

こいしちゃんと同じような部位があるけどもしかして姉妹かな?

「こいしを知ってるんですか!?」

思考で会った時の事を説明する。覚り妖怪って便利だね。

俺も何を考えてるのかは能力で読み取れるけどさ完全じゃないから良いなぁ。

「とにかく!弱いのは嘘だろう?」

「はい!この人は強いらしいです!レミリアさんと咲夜さんと美鈴さんに弾幕勝負ではなく殺しあいで勝ったようです!レミリアさんがそう思ってました!」

「うぅーうわぁぁーーん!!!!」

泣いちゃった!!まさかフランがみんなで食べろよっていったプリンをレミリアに食べさせなかったのか?

「いえ、違います。龍輝さんとは思わなくて攻撃してしまった自分が恥ずかしいのと私に対して何で言っちゃったの~!だそうです。」

「別に気にすんな。気づかなかったのはしょうがない。パチュリーは一瞬で気づいたけど…」

「うわぁーーーーーん(泣)」

ガチ泣きしちゃった。

「じゃあ、しつもーん!」

幽々子さんが質問してきた。

「どこにすんでるの~?」

「博麗神社に居候中です。掃除と洗濯と料理を担当してます。霊夢はよく貸本屋に行ってますよ。」

その言葉にみんな固まった。

「え?掃除洗濯料理、全部やってるの?」

「はい、やってますけど?」

紫さんが真面目な顔でこう言った。

「うちに来なさい。雇ってあげる。」

「いや、駄目だろ。鞍馬の天狗って言ったら護法魔王尊だろ?うちの神社に来な!」

「だめよぉ、もう龍輝くんは白玉楼でご飯を作るって決まっちゃったんだからぁ!」

「私のところに決まってるでしょ!?フランも喜ぶから!来て頂戴!」

「あなた、家で薬作りやらない?いい薬師になると思うわ。」

「私のところで説法を聞いてほしいです。どこか間違った場所があったら教えてほしいので!と言うか家で泊まりませんか?美味しいお団子があるんですよ!」

「私のところに来てくだされば数日で帰しますよ?その代わりちょっとお仕事を手伝ってほしいです…」

ニコニコしながら聞いてたけど欲がある人が多いな。

紫さんと幽々子さんはは掃除洗濯料理を従者と一緒にやらせようとしてるし、八坂神奈子さんは信仰が欲しいからだし、レミリアは自分が寂しいからだし、永琳さんは薬で従者をお仕置きしようとしてるし。

さとりさんは仕事を手伝ってほしいだけみたいだけど…

逃げるべし!!!!

 

お、皆追いかけてくるなぁ…どっかで巻こうか。

あ、あそこの墓地とかいいんじゃない?

墓地に降り立ち見たるは半妖。

「すいません、あなたの家で隠れさせて貰ってもいいですか?お代は払いますから!」

「いいですよ…?」

その人の家に隠れさせて貰うことになった。

その人の名は森近霖之助と言うらしく香林堂と言う商店を開いていてその店の気に入ったものを買っていくという条件で隠れさせて貰った。

「なんでかくれる必要があるんだい?」と聞かれたので「幻想郷の権力者達に追われてる。」と返したら「何をしたんだい?君は…」と言ってため息をついた。

こっちもため息をつきたくなるけど、我慢してその日を過ごした。

深夜になったので博麗神社に帰って寝た。

お休みなさい。



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寺子屋に教師として

事の顛末を話そう。そうしよう。

靈夢に働けと言われて寺子屋の面接に行って受かった。以上!!!

いや、何で受かっちゃったのかな?けーね先生って言う人が採用!って言ってたからさ。

で、いつから授業を受け持つんですか?って聞いたら明日からだとよ。

いきなりかよ!

吃驚したが呆れが多い。

まぁ、明日だな。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

寺子屋に着きました。

妖精とか妖怪とかもいっぱい居る。

皆見てくる。

やめてくれ!俺のライフはもうゼロよ!

何てふざけてる場合じゃない。

「はい、自己紹介します!鞍馬龍輝、年はみんなで言うおじいさんだな。ジジイ先生って呼んでくれ!ちなみにだが俺は雑魚だからみんなが危ない時は皆積極的に逃げてくれ!俺は多分死ぬから!まぁ、頭は良い方なので勉強の事は何でも聞いてくれ!以上!」

ちなみにだがせいとの名前は覚えた。

ルーミアがいたけど無視しておこ。

色々危ないから…な?

一時間目は国語、提出する課題がある。

「取り敢えず課題をだせー!やってない奴は俺が付きっきりで教えるぞー」

するとルーミアとチルノと言う妖精が来た。

ルーミアは何故?と聞きたいが放置。こいつ答え分かってるもん。

チルノには付きっきりで教える。

ルーミアはいいなぁという目で見てくる。というか小声で言ってる。まあ無視するけどね。

結果 チルノはバカだった。なので時間があるときに勉強を教えることになった。

授業の内容は源氏物語だった。

凄いよな・・・源氏物語ってハーレム小説の祖だもんな・・・

二時間目は歴史、今は平安時代らしい。

得意分野だった。

「織田信長はあだ名をつけた家臣に恨まれて殺されたから自業自得なんだよな。で、そのあだ名は禿だったらしいぞ・・・自分も禿なのにな?何でだろうな?・・・・・・あ、あとその家臣は出世しまくった秀吉っていうあだ名は猿の馬鹿が天下統一を横取りしたんやで?」

と、おおざっぱにわかりやすく教えてやった。

超適当なんだけどね?あってると思うけど…

皆目をキラキラさせて聞いていたんだがチルノだけ寝ていたので陰の方の能力で背中に悪寒を走らせたら飛び起きた。

「おはよう・・・いい夢は見れたかい?」と威圧したらみんな凍り付いた・・・やべっ・・・・・・

「先生・・・、もしかして…めっちゃ強いんじゃ・・・」とリグルっていう女の子が呟いてた。オレツヨクナイ!ホント!

ま、無視するんですけどね?

よしよし、スルーしてたら授業時間が終わりました。

二時間やったら給食なんやな…

唐揚げだった。ミスティア・ローレライが血の涙を流し始めた。「お前は夜雀なんだから鶏は同族じゃない。しかも鶏は自分の卵を犠牲にして自分が殺されるのを先送りにしてる。当然の報いだと思わないか?」といったら納得して食べ始めた。

 

休み時間になってチルノ達に鬼ごっこしようと誘われた。

「おじいちゃん足遅いから鬼やるよ…」と言って鬼になった。

範囲は幻想郷全体。

一分数えてスタート。

三分間で捕まえた。

ちょうど三分。

みんな分かりやすいとこに隠れすぎだよ。

「おじいちゃん先生めっちゃ速いじゃないですか…」と大妖精さんに言われたけど「遅いよ?」と言っておいた。

三時間目は道徳。

書く必要がない。

 

クラウンピースと言う生徒から相談を受けた。

曰く「主様の友人様がイライラしてるので相談に乗ってほしい」とのことだった。

もちろん返事はイエスだ。

生徒に頼られたのだから勿論オーケーするよな?

明日相談に乗るとの事、明日は寺子屋休みだからOKだ。

ご飯食べてるときルーミアに怒られた。

曰く「私の宿題も見てよ!!」とのことだった。

可愛かったので頭を撫でたら顔を真っ赤にして怒った。でも撫でるのをやめたらもっと怒った。

ルーミアがわからないまま今日も終わり寝ることになった。

 



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嫦娥よ!死んでるか!

クラウンピースの主人の友人様のいる仙界に来ました。 どうも龍輝です。

あ、居ましたね。あのお母さんみたいな人です。

クラピちゃんには勝手に行っても良いらしいので勝手に来ました。

「あら、貴方が相談に乗ってくれるの?」

「はい、そうですよ?で、相談とは…?」

俺が聞くと友人さんはこう答えた。

「私は自分の息子を月の重鎮に殺されたんだ。そして罪を擦り付けられ追放された。だから、一度月を破壊しようとして博麗の巫女に止められたんだ。復讐心が失くなったわけではないのでとても辛いんだ…」と。

その話を聞いたとき、俺の中で何かがプツンと切れた。

「よし、そいつら全員殺しに行きましょう。今から。」

そう言って俺は月への扉を開き月へ突撃していった。

月の重鎮の名前はこころを読んで分かった。

あとは殺すだけだ。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「依姫様!侵入者です!」

私が訓練をしていると玉兎の一人が報告しに来た。

「わかった、すぐに討伐するぞ!」

そう言って私は月の都の中心部、月の城に向かうのだった。

月の城に着いたとき、城中に悲鳴が走った。

「何があった!?」

「よ、依姫様!実は嫦娥様と月帝様が…殺されました…」

驚きだった。嫦娥様はまだしも月帝までも殺されるとは…

嫦娥様が殺されたとなると純狐様の手先だろうか…だが、手先だとしても純狐様よりも強いのではないか。

何故なら月帝が殺されたのだから…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

俺はスキップしながら月の城の中を歩いていた。

機嫌が悪いのに何故スキップをしているのか…それは久しぶりに強者と戦えそうだから。

「来たな。」

目の前には刀を持った強い出で立ちの少女がいた。

だが、駄目だな。俺には勝てない。

「祇園様の剣!」と言って地面に刀を突き刺した。

俺の周りに剣の檻が出てきたので少しスピードを出して避ける。

「これだけ?期待外れだなぁ…」と挑発した所、ブチギレて「愛宕様!地上にはこれほど熱い炎は殆どない!」だとさ。

剣に炎を纏わりつかせ斬りかかってくる。

此方はスッと避けて抜刀術 陰狼で刀をへし折る。

「お疲れ、刀壊れたよ。」と言ったら

「金山彦命!刀を直したまえ!」と言って刀が直った。

「我が身に宿れ!火雷神!」何々?強いやつ?とワクワクしてたら雷落ちてきた。正直痛くない。

相手は呆然としてるのではちょっと本気を出す。20%くらい。

瞬間辺りの空気が変わった。それも皆腰抜かしたんだよ?そんなに月の民って戦争慣れしてないの?まぁ、いいや。依頼は達成したから地球に帰ろうか。

地球に帰ったところで気付いたんだが俺血塗れになりながら笑ってたんだよな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

怖っ!?何それ?恐怖でしかないじゃん!あー!もう黒歴史が増えたよぉ!!!!!!やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ!

もうダメだ…おしまいだぁ!!

 

そんな感じで自分の羞恥心と戦いながら帰ってきた。

クラピに聞いたところによると友人様は喜んでいたらしい。

良かったな。

霊夢には月に行って神様下ろす人と闘ってきたって言ったら喜んでた。

レミリアに言ったらガクガクしながら帰っていった。

永琳が泣きながらメスを投げてきた。あと、謎の薬品も…なんか悪いことしたかな?



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ヤンデレ異変1

朝起きたら隣にルーミアがいた。

それだけでは驚くことじゃない。

だけど、深層心理では俺を手に入れたいと、そんなことを目標に動いていた。

ビビりすぎて気絶させてしまった。

霊夢のところに行ったら霊夢は苦しそうにこう言った。

「これは異変よ…私は''浮いて''無効化してるけど長くは持たない…皆今流行ってるヤンデレになっちゃったわ…あんただけが頼りよ…あとは頼むわ…ね…」と、言って気絶してしまった。

さて、暇だし紅魔館にでも行こう、そう思い俺は紅魔館に行くことにした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ふふふ、これで師匠にも私がいるってことが分かるでしょ…異変の主犯は私よ…師匠…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

紅魔館に着いた…のだが、看板が立ててあった。

『紅魔館立ち入り禁止!ただし!鞍馬の大天狗は入ってもいいよ♡紅魔館当主より』

「…なにこれ?」

いや、本当になにこれ?

取り敢えず入ってもいいらしいので入る。

入ったらPADちょ…ゲフンゲフンメイド長が来た。

「今来られたら不味いのだけれど…お嬢様にお会いになりますか?」と、聞いてきたので勿論、と返す。

「龍輝ぃ!!」と、突進してきたはレミリアとフラン。

こいつらもか…。

そう、こいつらも深層心理では俺を手に入れようとしてる。

気絶させて邪な感情を奪う。

ついでに言っておくがルーミアにもやった。

するとあら不思議、邪な気持ちが失くなっていくではありませんか!

「便利な能力ね…」

咲夜さん…それに突っ込んだらダメですよ?

ニコリと笑って受け流す。

最初に正気に戻ったのはレミリア。

レミリアからの依頼で「この異変を解決して頂戴。」だそうだ。

「別にいいけど…?」と、答えたら涙を流してた。

泣き虫か…?

ま、次は妖怪の山にでも行きますか…イェイ!!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

妖怪の山に着いたら…と言うか入った瞬間に、天狗達に追いかけられた。

全部撒いてにとりの工房に入ろうとしたら扉の奥から声が聞こえてきたので耳を澄ませると…

「龍輝が私を好きになってくれる機械があと少しで完成する…フフフフフフフフフフフフフフフフフフフフ…龍輝…龍輝…龍輝…龍輝…」

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁこわぃぃぃぃぃ!!!!」

にとりさん!?凄い怖いから!恐怖でしかないから!

「あ…」

「あ…」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「龍輝ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

こわい!こわい!こわい!

 

「あ…」

「あ…」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「龍輝ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

ちょっ!?射命丸!?何でお前まで!?

妖怪の山から脱出!成功した!



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ヤンデレ異変2

妖怪の山から出れる!と思ったら穴に落ちました。

どうも、龍輝です。

もう何なのか…穴に入ったら進むしかない!ない!

「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」と、なんか聞こえてきた。

どこから声が…?

「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!」

ガツンと頭に衝撃が…

「痛てええええええええええええっっ!!!???」

なに?なんなの!?

「ご、ごめんなさい!?大丈夫!?」

緑色の髪の幼女…こいつは…

「釣瓶落としか…懐かしいな…こんな感じの奴で鋏で俺の首を切ろうとしてきた奴がいたっけ?返り討ちにしたら泣いてたよな…」

「いや!?ちょっ!?それ私!?」

「は…?お前まさか…キスメか?」

「そうだよ!龍騎!?」

「そうだが?」

「龍輝~~!!!」

抱きついてきた。可愛いやつめ…

「そういや、地霊殿に行きたいんだけど何処から行けばいいんだ?ここじゃないだろ?」

「いや…ここを進んでいけばつくけど?」

え?うそ!?

「ラッキーだったのか…」

「良かったねー!私も付いていくよ!」

「あんがと」

まぁ、血にまみれた争いにはならないだろう…多分。

途中で目をギラギラさせた土蜘蛛とパルパル言ってる女の子がいたが土蜘蛛は無視、パルパル言ってる女の子は素直に誉めたらプッシューと音がして倒れた。

キスメにジト目で見られたが…悪いことはしてないはずだ!多分…

洞窟を抜けると街が出てきた。

喧騒が凄い。酒場が多い。喧嘩してる。

「とっても面白い所じゃねえか。」

オラワクワクすっぞ!

「面白くないよ?少なくとも普通の人間には…」

「いや、俺人間やぞ?」

「普通じゃないじゃん…力強いし、光速で動くし、空飛ぶし、寿命止まってるし。何処が普通の人間なのさ?」

…普通じゃないな。完璧に。

「しかも鬼の四天王と仲良いし妖怪に好かれまくるし旅のしすぎで魔法も覚えて弟子もとって、何処が人間よ…?」

「反論が…出来ない…」

「当たり前でしょ?反論させないもの。」

「くっ…」

そんなに話してたら地霊殿に着いた。

「ドアホンがあるし…流石だ!」

「これって何なの?」

「外から誰か来た時に押すボタン。中で音が鳴るから誰か来たって分かる。」

「へー…そんな便利なものがあるんだ…」

知らなかったようである。

まぁ、地底には異変の影響が無かったってことか…

ありがたいな。

ドアホンを押して待っていると赤い髪の女の子が来た。猫耳が生えてる。触りたいな…

「どーも!地霊殿へようこそ!どんなご用件で?」

聞いてくれて助かった。俺は理由を説明した。

「あ、じゃあ、大丈夫ですね!さとり様のところに案内します。」

案内してくれるというので先導して貰った。猫耳を触りながら。

「ふにゃっ!?」カワエエ…「ニャフッ!?」なにこれカワエエ…「ゴロゴロゴロゴロ」おっと、つい撫ですぎてしまった。案内して貰うはずが…何故!?

「すまない、撫ですぎた…この通り謝るから許してくれ…」

俺は土下座を実行した。きれいなフォルムで。

「ちょっ!?大丈夫ですよ!?その…気持ち良かったですし…」

何この可愛い生き物。

顔をほんのり赤くしてチラチラ見てくる。

ちくしょう!可愛い!!!

「兎に角…行きましょう…」

「あ、はい…」

動物のこころも読めるのだが読まないでおこ…

そう言うのも楽しいよ?

「この部屋にさとり様が居られます。妹様も居るので失礼のないようお願いします…」

まぁ、その必要も無さそうですが…と、小声で言った。

なんでだろ?そう思いながらドアをノックする。

「どうぞ…」

さとりの声だ。二日振りかな?この声を聞くのは…

こいしには三日ぐらい会ってないな。ちゃんとプリン家族で食べたかな?

「失礼します。さとり様、御客人です。」

猫ちゃんが先に入り俺が後から入る。

こいしは壁に張り付いていた。

なんか文字を書いているようだ。

さとりは書類を作っていた。

さとりのほうを先に覗いてみると、書類には、旧都の修復作業の書類だった。

旧都ってここだよね?

こいしの方を覗いたところ、ビビった。

紙一面に俺の名前とか怖すぎる。

こいつ、異変の影響受けてるよ…

気付かれる前にさとりと話を終わらせる。

「成る程、異変ですか…だからこいしがあんな風になってるんですね?」

「そ。だから邪な気を取るから…」

「ありがとうございます…すいません、本当に…」

「いや、大丈夫ですよ?そういえば巨大プリン食べました?」

「プリン?食べてないですね…お燐、貴女食べた?」

「はい、食べましたよ?さとりさまは食べてないんですか?」

「こ、こいし…」

「あはは…また作ってきますからその時は一人で食べてください。」

「ありがとうございます。本当に…」

「いやぁ、別にいいんですよ?と言うか僕のこころの声、今聞こえないでしょ?」

「え?…た、たしかに!!??何でですか?」

「無意識の力ですかね?」

「はい?」

「人間でも無意識の術を使えるんですよ?」

「いや、人間て…貴方は妖怪じゃ…?」

「人間です。」

「…え?」

本気で驚かれた今日この頃…

 



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ヤンデレ異変3

今日は地霊殿にお泊まりすることになった。

客間に案内されて現在くつろいでいます。

「こいしさん?下着姿で部屋の外に立たないで?怖いから…」

「なんでわかったの!?」 

「人間舐めんな。取り敢えず服着てきて…」

「ブー…」

「ブーじゃない」

「はぁーい…」

俺の貞操の危機だったのか?

暫くするとノック音がした。こいしか?

「ど~ぞ~」

「やぁ、お兄さん…」

あの時案内してくれた猫ちゃんだった。

「どうしたの?」

「その…あたいの友達を紹介しに来たんだけど…いいかい?」

「全然オッケーウェルカムだよ。」

「お空ー!」

お空さんだって…知らんけど。

「こんにち…わ…!?」

あれ?地獄烏じゃん。何でここにいんの?

「おにーさん!!!」

「ギャーッ!?お前名前なかっただろ?なんだ!?お空って!?良い名前つけて貰いやがって!俺のあげた名前は捨てたくせに!」

「忘れちゃったんだもん!しょうがないでしょ!?」

「まぁ、ならばしょうがないか…」

「え…?知り合い?」

「「うん」」

「なんだ…知り合いなのか…」

「で、お燐さん。風呂って何処?」

「左に曲がって突き当たりの扉だよ!」

「ありがとう、行ってくるよ。」

「ごゆっくりー!」

お風呂…熱いかな?熱くなかったら能力で熱くするけどね!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「さとり様…御客人は御風呂にお入りになりました。」

「そう…じゃあ、行ってくるわね…」

「何処にですか?」

「もちろん…お風呂よ?」

「…え?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ふう…気持ちが良いな。

やっぱり風呂は72℃に限る。

「龍輝さん…襲ってもいいですか?」

「ダメ」

「そんなこと言っても無駄ですよ?」

「ダメ」

「じゃあ、失礼して…」

湯船に触れたさとり。

「あ゛つ゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛」

あーあ…

俺は風呂から上がってさとりを湯船からだす。

邪の心も取り除こうとする…が。

一瞬では取り除けず、五分掛かった。

邪気多すぎでしょ…

「今日は泊まるのやめるか…」

泊まるのをやめるとこいしに伝えると肉切り包丁を持ち出して刺してきたので折って気絶させて邪気を取り込んだ。

博麗神社に戻るとするか…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

さて、そろそろお師匠の所に出ていくか…

この魔法使い、魅魔。

参上す!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

らんらんらーん♪︎

スキップスキップランランラーン♪︎

む?あそこに誰かいるぞ?

「おい!そこのお前!」

あれ?あいつどこかで見覚えが…

「パチュリーの図書館での恨みを喰らえ!」

あ、思い出した!白黒だぜだぜ魔法使いだ!

「恋符 マスタースパーク!!」

WAO!虹色のビーム!綺麗だなぁ…

「殺ったな!私の勝ちだ!」

「良かったね…で、誰に勝ったの?」

「それは…って、何でお前が生きて…!?」

「黙れ。お前の攻撃力が弱かった。ただそれだけだろ?」

「くっそ!魅魔様に教えて貰ったマスタースパークが…破れるなんて…」

ん?魅魔?

「待て待て待て…魅魔って…俺の弟子じゃん…」

「は?」

嘘だろ?あいつ死んだとかいってなかったっけ?

「生きてるよ?師匠…悪霊として…だけどね?」

たぶん俺は今目をギラギラさせて笑っているだろう。

「成長しただろうな?期待はずれだったら承知しないぞ?」

「勿論!」

向こうはスペルカードの本気で殺しに来るようだ。

「…イビルフィールド」

俺はスッと避ける…が、魅魔のマスパ…略してミマスパが飛んできた。

俺はそれも避けて…

「抜刀術 晴道」

斬撃を、文字通り''翔ばした''。

霊体だから効かない…という訳じゃない。

抜刀術 晴道は邪なものを斬る。

つまり悪霊の魅魔はダメージが入るということ。

そして当たったところは…

「ぐっ…」

霊の核だった。

「お前の敗けだ…異変を終わらせろ。」

「確かに負けたね…まだ私は師匠に届かないみたいだ…」

「ま、時間が解決するだろ…」

そうして魅魔はパンッとてを叩く。

「はい、異変は終わらせたよ…これで良い?」

「いいけど、結局何の異変だったんだ?」

魅魔は驚いた顔をした…そんな驚くことか?

「師匠に好意を抱いてる人をヤンデレにする異変だよ?気付いてなかったの?」

「俺はこんなに厚意を貰っていたのか…」

「ホントだよ…モテ男めが…」

「?なんでモテてるんだ?」

哀れむような顔で見られた。

「好意を持ってる奴らが可哀想だよ…」

ここまでニブチンだったとは…とか言われた。

何の事か分からないけど終わったんだって…

「おい、だぜだぜ…?大丈夫か?」

「だぜだぜじゃない!私は霧雨魔理沙!普通の魔法使いだぜ!」

「俺は鞍馬龍輝。博麗神社で居候させて貰ってる。普通の人間だ。」

「ウソつけ!お前が普通の人間だったら里の人間は普通じゃなくなっちまうよ!」

反論できない…

その後魔理紗に普通の人間の定義について教えられた。




龍輝の技の解説コーナー!イェーーイ!ドンドンパフパフ!
パチェ「1人でやってて恥ずかしくないの?」
とっても恥ずかしいです。
パチェ「なんでやってんの?」
…まぁ、やっていきましょう!
パチェ「話を変えたわね…」
まず、抜刀術 影狼についてです!
パチェ「抜刀術 陰狼(ばっとうじゅつ いんろう)は0.0000001秒で抜刀して首を切る技ね。師匠は殺さない程度(遊びの感覚)でやってるらしいわ。」
速すぎですね…
パチェ「光速で動けるから楽なんじゃない?」
まぁ、次行きましょう!次は陰の気 影の矢です!
パチェ「自分と外気に漂っている陰の気(悪感情や瘴気など)をエネルギーとして矢を作り出す技ね。フランの狂気や今回の異変で陰の気は結構集まったでしょうね…」
そ、そうですか…じゃあ最後に!抜刀術 晴道について説明お願いします!
パチェ「抜刀術 晴道(はるみち)は陽の気で悪を滅ぼす感じね…師匠は聖人の加護を受けてるからいつでも放出できる。だから剣を振って陽の気の刃をだしてるのよ。」
そ、そうなんですね…
パチェ「最後の挨拶は?」
あ、はい!技の解説は気が向いたらやります。よく分からないことがあれば感想で質問してください!
パチェ「答えられるかは分からないけどね。」
それでは、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
パチェ「私の出番、今日は此処だけ?」
あ…
パチェ「もう一人の弟子は出てるのに…ここだけ?」
すいません…次は紅魔館絡みでやるので出てきますよ!
パチェ「本当に?」
は、はい!(多分…)
パチェ「じゃあ、出しなさいよ?」
分かりました!
パチェ「聞いたからね?」
はい!
パチェ「では、また会いましょう。バイバイ」
あ!僕の台詞がぁ!
パチェ「先に言ったもん勝ちよ」
あぁ…


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宴会での犠牲者

「結局、犯人は魅魔だったと…」

霊夢が溜め息を吐く…俺も吐きたいくらいだ。

なにせ博麗神社のウラの森に居たのだから。

「紅魔館や地霊殿、妖怪の山に行った意味がないよな…」

「そうね…ま、宴会やりましょうか?紅魔館のメイド長が御馳走を作ってあるらしいから…行きましょ?」

「そうか…ルーミアは?」

先程からルーミアの姿が見えない。どこに消えた?

「あぁ、アイツはあんたを手伝おうと追って地底に行ったわ。今頃探してるでしょうね。」

ルーミア…優しいかよ…

「ほら、早く行くわよ!ご飯よ!ご飯!!」

「なんでそんなにハイテンションなんだよ…」

呆れながらも着いていく。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

  紅魔館サイド

 

「御姉様…最近…というか今回の異変で分かったことがあるの。」

フランはいきなり話を始めた。お茶会中に。

咲夜はバイキング形式の宴会の準備をしているのでいない。つまりレミリアとフランしかいないのだ。

「気付いたことってなにかしら?」

レミリアがそう問うとフランは

「龍輝が私と遊んでくれない。甘えさせてくれない。これは由々しき事態よ!!」

真面目な顔でそんなことを言った。

「それなら逆に関わらなければいいのではなくて?」

レミリアの言葉にフランはクエスチョンを頭に浮かべていた。

「どう言うこと?」

「よく言うじゃない…押してダメなら引いてみろって」

「成る程ね…じゃあ、今日の宴会で実践してみる!!」

そんな会話が交わされていた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

  三人称(レミフラ龍輝)

 

龍輝がバイキング形式の宴会に驚きながらもレミリアとフランに挨拶をしに行った。

「よお!今回は大変だったな!なんか喰いたいものあったら獲ってくるぞ!」

と、挨拶をした。レミリアは「別にいいわよ?」と、言ったのに対し、フランは何も言わずに椅子から降りて魔理紗の所に行ってしまった。

「俺、もしかして嫌われた?」と、龍輝は思う。

フランは魔理沙達とはにこにこ笑顔で話している。

先程はムスッとした顔でこちらを見てきたのに。

龍輝は悲しくなりながらもパチュリーのところへ向かった。

その頃フランはというと「何で話しかけてくれないの!?」と、怒っていて魔理沙に不思議そうな顔をされていた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

フランちゃんサイド

 

 

私は今、とても怒っている。

ここまで怒りを覚えたのはお姉さまにプリンを食べられた時以来だ。

龍輝のいる机に行った。そしたら…「あぁ、フラン。今から切腹するからそれで許してくれ。」って言われてお腹を陰で作った刀で刺した。

「怒ってないから!怒ってないから!私が悪かったから!だから、目を開けてよ!龍輝!」

そう呼び掛けても、龍輝は目を開けない。

死んでる…確実に。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

  三途の川

 

俺は霊魂として三途の川にいた。

赤髪の死神が寝てたから、船を借りた。

漕いでも漕いでも進まないと思ったら死神が能力を使ってたみたいだ。とっても怒られた。

次第に門が見えて地獄に入った。

閻魔様ってあのおじちゃんだよね?違うの?

じゃあ、目の前にいる女の子は誰?

「そこの人魂!あなたの番ですよ!早くこちらに来なさい!」

はーい。声が出せないから心の中で返事をする。

「返事はいいことです。さて、貴方のしてきたことを見てみましょうか。」

そんな面白いもんじゃないと思うんですが?生まれてから一回死んでるし。閻魔様にも、会ったことあるんですけどね…貴女みたいな可愛い人は見たことないですよ…いや、でも、お地蔵さんで貴女みたいな方が居たような…?

「はぇ?な、な、何で私がお地蔵様だったって知ってるんですか!?」

あれ?もしかしてえーきさんで?

「そうですよ!貴方名前は!?」

鞍馬龍輝ですけど…

「なんと!私を閻魔に推薦してくれた恩人じゃないですか!?お久しぶりです!…でも、貴方って死なないのに何でここに?」

霊魂だけ来ちゃったみたいです…

「取り敢えず、現し世に帰ってください。」

はーい…あ、おい!死神!もう寝るんじゃないぞ!次寝てた時に俺が来たら普通に船漕いでお前を置いてくからな!覚悟しろよ!?

「…小町…後で有難いお説教です。」

「えぇー!?何でですか!?」

そんな会話をBGMに現し世に帰ってきたらフランに泣かれながら抱きつかれました。

 

 





…(静かに夜逃げする準備をする作者)
パチェ「ねぇ、私の出番は?」
(ダッシュで逃げる作者)
パチェ「日符 ロイヤルフレア」
(燃える作者)
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
パチェ「・・・次は容赦しないから」
はい…


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龍輝の内に宿る龍

 

「霊夢、今日ご主人様おかしくない?」

ルーミアと会って第一声がそれだった。

「そう?いつも通りじゃない?」

と、私は想ったことを口にした。

「絶対に違う。だって朝起きて三秒で殺し合いが始まったんだよ?これは絶対におかしい。」

私とは会ったけど殺し合いしてないけど…?

「やっほー!霊夢元気!?」

紫がスキマを使って現れた。

「よお!ゆかりんじゃねえか!遊ぼうぜ?」

「ゆ、ゆかりん!?」

紫は驚いて…

「やっとゆかりんて呼んでくれる人がいた!いいわよ!なにして遊ぶ!?」

泣きながら紫が問うと…

「殺し合い」

と、言って刀を抜く龍輝。

「へ?」

紫は唖然としているがお構いなしに龍輝は技を放つ。

「宵の舞 散々華」

紫はスキマを開いてガードしようとするがスキマが切り裂かれる。

「晴の舞 百花繚乱」

瞬間、華が咲き乱れるような幻覚を見た。

次の瞬間で紫の脇腹に刀が刺さっていた。

「グァッ」

紫が苦しそうに呻く。

「陰の舞 死に化粧」

紫の顔が血で塗られる。

「陽の舞 炎御槌」

刀が焔に包まれ紫の血が一瞬で蒸発する。

紫が反撃をしようと前に身を乗り出すと

「陽術 業火絢爛」

脚に炎を纏いサマーソルトを繰り出してきた。

「ならばっ!」

紫がスペルカードを出した。

「廃線 ぶらり廃駅下車の旅」

打撃性のある廃電車を召喚し相手を轢く技だが…

「陰術 憎悪の水」

大量の水を召喚されて押し流されてしまった。

「 弾 幕 決 壊 !」

紫の絶対的な技、弾幕決壊を使った。

だが…

「法術 死の舞踏」

全てが消し炭になった。

「な、何で…」

「驚いている場合じゃねえぞ…小娘」

一瞬の隙をついて龍輝が紫に近づく。

「気術 波拳」

掌で紫を押して飛ばした。

「舞踊 神々の永遠の眠り」

斬撃を飛ばして紫を切り刻む。

「懺悔 虚」

そして、紫の心臓を貫いた。

「あ…あぁ…」

私は声にならないものをあげていた。

ルーミアが後から言うに悲鳴を上げていたらしい。

そしてそのまま私は気絶した。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

起きた場所は永遠亭だった。

 

「紫は!?」

永琳に問いただした。

「後ろをご覧なさい…」

そうして後ろをパッと振り向く。

すると、そこにいたのは…

「お前はさては修行もしてなかっただろ!折角儂が龍輝に体を借りて表に出てみれば、何で龍輝よりも弱い儂に負けとるんじゃ!」

「はい…申し訳御座いません…龍神さま…」

「お前が負けてどうするんじゃ!実際博麗の巫女よりも強くなったとか聞いてたから期待していたのに!」

「ごめんなさいぃ!」

龍輝に説教されている紫の姿があった。

「紫、これはどう言うこと?」

私が紫にそう問ったところ…

「龍神さまが龍輝と同化していて龍輝が実質幻想郷の最高神になるのよ…で、さっき戦ってたのは龍神さまで、龍輝の技で龍輝の体で戦ってたの。ま、そんなところよ。」

「で、今お説教中と…」

「うっ…」

「じゃあ、私帰ってるから龍神さまも早めに帰ってきてね。待ってるから」

「『龍輝を』じゃろ?」

「当たり」

「まぁ、今回限りじゃからな。もうすぐ完全に同化する。もう表に出てこないから紫と殺し合いをしに出てきたんじゃよ。サラバじゃ、博麗の巫女よ。」

「はい、じゃあまた。」

そう言って博麗神社に戻った。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「紫?まだ話は終わってないからの?」

「うっ…」

 

 

結局三日間説教して龍輝が怒られた。

 




龍輝の技の解説コーナー!イェーイ!
パチェ「よく飽きないわね…」
しょうがないです。パッチェさんもやりましょうよ。
パチェ「絶対嫌だ。」
…解説しましょうか。
パチェ「そうね」
まずは宵の舞 散々華から!
パチェ「宵の舞 散々華(よいのまい さんざんか)は0.5秒で666回切り刻む技ね。喰らったらとても痛いらしいわ。」
喰らいたくないですね…じゃあ、次行きましょー!
パチェ「晴の舞 百花繚乱(はるのまい ひゃっかりょうらん)は華の幻覚を見せてその間に軽く痛め付ける技ね…エグいわよ…」
うっ、これもやだなぁ…次!
パチェ「陰の舞 死に化粧(かげのまい しにげしょう)は相手の顔面に少し切傷を入れて顔を血塗れにする技、そこまで痛くないらしいわ」
あ、まだマシな技かな?次行きましょう!
パチェ「陽の舞 炎御槌(ようのまい ほのおのみつち)は、刀に炎雷神を纏わせ斬りまくる技よ。」
え、何それ…チートじゃないすか…
パチェ「あんたが考えたんでしょ?陽術 業火絢爛(ようじゅつ ごうかけんらん)は、炎を纏ったサマーソルトよ?人間だったら死んでるわよ?」
確かにそうでしたわ…
パチェ「陰術 憎悪の水(いんじゅつ ぞうおのみず)はただ、水を流すだけだから良いけどね…」
そうですよね…
パチェ「法術 死の舞踏(ほうじゅつ しのぶとう)なんて攻撃を無力化しちゃうじゃない!」
努力して生み出した業とかは無効化できませんよ?
パチェ「そうだけどね…舞踊 神々の永遠の眠り(ぶよう かみがみのえいえんのねむり)とか斬撃を飛ばしてるし気術 波拳(きじゅつ はけん)は気を使ってブッ飛ばしてるし 懺悔 虚(ざんげ ほろう)はあれ実は急所全部ブッた切ってるんでしょ?頭おかしいよね…師匠。」
そうですね…て言うかここまでで七百文字行ってるの気づいてます?
パチェ「読んでない人が多いと思うわね…」
ですよねー…
パチェ「て言うか今日七夕なのに何でこの話書いてるの?」
あ…ド忘れしてました…
パチェ「今回は許してあげるわ…その代わりテストで補修を受けたら…分かってるわね?」
そんな!無茶ですよ!?
パチェ「あんた、分かってる?結構放置してる小説。あるでしょ?それも投稿しなさいって言ってんのよ!分かった!?」
は、はい!
パチェ「ここまで全部読んでくれた人はつまらない茶番に付き合ってくれてありがとう。これからもこんなバカな作者を嘲笑ってあげて。じゃあ、バイバーイ」
お願いします!!皆様!僕を嘲笑うのはやめて下さいね!?では、また会いましょう!


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龍輝と早苗

思ったんだけど龍輝の技って厨ニ病を患ってる人が多いですよね‥



今回は守屋神社に行って八坂神奈子様に挨拶しに行ってきます。

霊夢に裏切り者ォ!って言われたけど…ま、大丈夫っしょ!

妖怪の山はダルいのでショートカット!

途中で謎の美少女犬耳偵察白狼天狗が居たけど超スピードで逃げ切った。

取り敢えず着いた。

誰もいないかと思ったんだけど巫女さんがいるじゃん。

「ようこそ!守屋神社…に…」

どうしたんだ?急に元気がなくなった。

「龍輝さん!?」

叫ぶな叫ぶな…ん?ちょっと待て。

「何故俺の名前を知ってる?」

「覚えてないんですか!?」

「うん。覚えてない。」

「しょうがないですね!私と龍輝さんの出会いから全て教えてあげましょう!!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

私が学校から帰っていたとき…

「おい、姉ちゃん。可愛いな。俺らと遊ぼうぜ?」

ナンパされていました。

「ちょっ!?離してください!」

「がはは!話してくださいだってよ!かわいー!」

何度訴え掛けても離してくれなかったんです。

  (助けて!)

そう思った時でした。

「んあ?お前ら何やってんの?」

一人の男性がやって来たのです。

「んだよてめぇ!?さっさと失せろ!殺すぞ!?」

「殺す?」

そうかそうか。殺すか…と、男の人は笑い始めました。

「なんだこいつ…?」

私にナンパしてきた男の人たちがビビっていると…

「お前らが俺を殺せるのか?」と、狂気的な笑顔を浮かべ、見下しながら殺気を放ってきました。

「っ!?」

男達はその重圧に耐えられず腰を抜かしながらも逃げていきました。

「バイバーイ!」

男の人は男達に手を振って…そして…

「良かったな…助かって…じゃあな!」

走り出していきました。

 

 

 

彼にまた会いたい。

その感情が押し寄せてきて私は無意識に『能力を使っていました』

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「どうです?思い出せました?」

そうやって聞いてきたがいまだに思い出せない。

「すまん。まだ思い出せない。」

「え~!?」

「しょうがないだろう!?思い出せないのは思い出せないからだ!俺は悪くない!」

必殺!俺理論!納得はしてくれないだろうけどこれで、話は終えることの出来るはず!!

「そうなんですね!知りませんでした! 」

信じたやつがここにいた…

あーあ…

「・・・・・・・・・・・取り敢えず続きを話してくれる?」

「全然オッケーですよ!どんと来いです!」

ありがたい。これで思い出せたらいいんだけどな…

「では、私たちも混ぜて貰おうか!」

「八坂殿!?…と…誰?」

「神奈子様と諏訪子様!?」

「良いだろう?早苗?」

「まぁ、良いですけど…」

そうして話は続いていく

 

 後編に続く




明日期末テストなんですよ…
マミーに怒られないか心配でしょうがない。
やめましょうよ!テストなんて!神の無駄遣いですよ!(作者こころの叫び)


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龍輝と早苗 2

テストで…赤点…回避しましたッッッッ!


 

 次の日、私が学校に行った時、良いことがある予感がしました。

 

 だから今日も私の能力を信じて機嫌よく学校に行きました。

 

 で、その結果…虐められました。

 

 理由はとても単純。『ウザいから』だそうです。

 

 体育館裏で取り囲まれていたときでした。

 

 「あれ?お前ら何やってんの?」 と、そんな声が響き渡りました。

 

 「何って…見れば分かるっしょ?虐めだよいーじーめ!」と、虐めっ子グループのリーダーの女子が言いました。

 

すると、彼は「お前、助けてほしいか?」と、聞いてきました。

 

私の答えは決まっていました。

 「助けて…」

 

 「判った。」と、彼はそんなことを言って虐めっ子グループの人達に手のひらを向けました。

 

 その瞬間、その一瞬で、彼女らは消えていきました。

 「あれ?何処に…?」と、私が困惑していると…

 

 「地獄に送った。これでもう安心だろ?」と、ニカリと笑いました。

 

 その時から私は貴女に惚れたんですよ?龍輝くん。

 

 

 

────────────────────

 

 「そんなことを言われても…憶えてないんだが?」と伝えると、早苗とやらは驚愕と絶望の顔になった。

 

 「仕方ありません!こうなったら最後の手段です!」と、早苗は息を大きく吸い込むと…吐き出して…

 「ちょっと此方に来てください。アルバムがあります。」

 

・・・・・・・・・息吸い込む必要あった?

 

 

────────────────────

 

地獄でした。まさか俺の黒歴史のワースト1位をバラされるとは…

 その黒歴史をバラされた時に思い出した。

 

 

 コイツの所為で俺の黒歴史ワースト1位が作られたのだから。覚えてなかった俺が悪いな。うん。

 

 

 

 

 

───────────────────

  オマケ  アリマリの1日。

 

 「アリス~お茶しようぜー」

 

 魔理紗が今日もやって来た。最近お茶会をしながら魔法の特訓をしている。

 

「今日も特訓するの?誰か勝ちたい相手でもいるのかしら?」

 

 私が聞くと魔理紗は悔しそうな顔をして「言いたくないのぜ」と、言った。

 

 「どうせ靈夢でしょ?別に言わなくても分かるけど聞いた私も悪かったわ…」

 

  私が反省していると魔理紗は首を横に振りだした。

 

 「私が負けたのは霊夢じゃない。神社に住み付いてる妖怪だ。」

 

 私は驚いた。だって魔理紗が霊夢以外に負けるなんて思いもしなかったからだ。

 

 「魔理紗…新しい魔法を考えましょ!そいつを見返してやりなさい!私も応援するわ!」

 

 「おう!ありがとな!アリス!」

 

 「魔理紗の為だもの……その代わり…そいつに勝ったら私を抱き締めてね…?///」

 

 「分かったぜ!///」

 

 

 

 




甘々なアリマリ。


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龍輝とフラン

 

 

 その話は咲夜から始まった。

 

 「妹様は何故あの妖怪にそこまで執着するのですか?」

 その言葉からレミリアは嫌そうながらどこか嬉しそうに語り始めた。

 

 

 

────────────────────

 

 あの時、フランが暴走して紅魔館の外に出ていってしまった。あの時は焦ったわ。朝陽が昇る前に一人の男に連れてこられたけどね。

 

 その後起きたフランは狂気の欠片もなかった。

 

 

 

 

        フラン(狂気)サイド

 

 私がお姉さまから逃げてたら、紅魔館から遠く離れてしまっていた。

 「お腹減った…」

 

 私は長距離移動でお腹が空いて我慢が出来なくなっていた。

 ちょうど近くの川に人間の匂いがする。

 「~~♪︎~♪︎~~♪︎」

 音痴な歌を歌っている人間…肉付きも良いし健康的な肉体をしているようだ。

 

 私はお姉様が良くごっこ遊びで使っている人間が怖がるというポーズをして脅かす言葉を放つ。

 

 「がおー!たーべちゃーうぞー!」

 「・・・・」

 その人間はキョトンとしていた。

 「・・・・・・・・・・・・・・・」

 「・・・・・・・・・・・・・・・」

 私たちは黙りこくってしまった。

 

 気まずいんだけど…?お腹減ったからこいつもう食べちゃっていいよね?ね?

 「あのー…なんか用かな?」

 「貴方を食べに来たの」

 は?という顔をしている内にこの男を押し倒す。

 「?」

 何故かこの男は押し倒されてるのに驚いた顔をしない。

 「喰われそうになってるのに抵抗しないの?」

 私は驚きと呆れが混じりながらそんなことを聞いた。

 「何?俺殺されるの?」と、そんな馬鹿な事をほざき始めた。

 「当たり前でしょ?この高貴な吸血鬼に血を啜られるのだからありがたく思いなさい!」

 「でも、君、二重人格だよね?多分今出てるのは裏の君でしょ?」

 「へぇ、よく分かるじゃないの。だけどあんたみたいな雑魚には勝てないでしょ?どちらかと言うと私の方が人格として強いんだから!」

 「じゃあ、ぶっ飛ばしていいってことかい?」

 「やれるものならや……ヘブッッッッッッッッ」

 そして私は気絶した。

 

───────────────────

 

 「あれま…弱くないかい?君…気絶しちゃったじゃないか。」

 こんな俺に負けちゃうとか……最弱の俺に……

 

 多分この翼と服装からして貴族…だよな?

 

 『千里眼』

 

 能力を発動して館的な物を探す。

 ・・・・・・・・・・・・あった。超分かりやすい館だった。

 真っ赤だもん。如何にも吸血鬼が棲んでそうな館だ。

 影移動してすぐ着くもんな。

 

 

───────────────────

 

 美鈴サイド

 

 私も妹様を探しに行きたかった。だが、メイド長の私をレミリアお嬢様は「貴女は屋敷に残って留守を任せるわ。パチュリーも居るからね…その世話を任せるわ。フランの事は任せなさい。」と、言われてしまった。

 そんなことを考えていた時に門に異様な気を感じた。それと一緒にフラン様の気もだ。

 私が急いで門の前に行くとフラン様と黒銀の髪色をした男がいた。

 「貴様…何者だ?」

 「この少女を拾ったんだがこの館のお嬢様じゃないかと思ってな…」

 その言葉を聞いた時には私は動き出していた。コイツを殺すために…

 だが、攻撃が当たる前に男は私の視界から消えていた。

 「危ないだろ?殺しちゃうから動かないでくれ?」

 頸元に黒く光る刀を突き付けられて身動きが出来ない。

 「んんぅ…あれ?美鈴?何してるの?」

 フラン様が起きてしまった。あれ…?狂気の気配がしない…

 「ソイツはちょっとおかしかったから狂気を吸収した…今は大丈夫…『今は』な?」

 どういう…こと?フラン様の狂気を取り除いたのか?

 

 「あ…」ボフッ   彼の顔を見た瞬間顔を赤くして…

 「キャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッ」

 「アガっ!!」

 顎を殴った。

 「あ!ごめんなさい!?大丈夫ですか?」

 「痛くない!」

 いや、痛くないのかよ…私の身体を肉体強化しても           骨が折れるのに痛くないって…どういう人間なのよ…?

 「ただの人間ですけど?」

 「こころを読めるのですか!?」

 「ある程度読めるけど?」

 規格外な人ですね…

 『召喚「フェニックスオブフォー」』

 瞬間、魔法陣が展開され焔の鳥、フェニックスが4体召喚され四方向に飛び去っていった。

その四方向の内にお嬢様の捜している方向が有った。

 「何をしているのです?」私は彼にそう聞いた。

 「この館の主を捜して連れてこさせる。どうせこいつを捜してるんだろ?」

 合っていた。何故コイツは分かるのだろう。

 ゲホゲホ「し、師匠!お久し振りです!」ゲホゴホ

 「パチュリー様!何故!?お部屋にて大人しくしていろと……師匠?」

 まて、パチュリー様は今なんと言った?

 「待て、パチュリー…お前何故ここにいる?」

 「ここに住んでるのよ…」エッヘン

 「『棲んでいる』の間違いじゃないか?」

 「それは…」

 「しかももっと不健康になってないか?胸を張って言えることじゃないだろ?エッヘンじゃない!」

 「グググ…」

 「まぁ、これも運命か。」

 「そうよ!?」

 「取り敢えず動くな。喘息を治してやるから…」

 「はー…」ゲホゴホゲホケホ

 パチュリー様の喘息まで…何なのだ…この男は…

 「パチェー!今助けるわー!フランを傷付けた男よ!お前を殺してやる!」と、紅魔館の主、レミリア・スカーレットが帰ってきた。馬鹿みたいな勘違いをして…




パチェ「やっと私を出したわね?」
えへへ…すいませんでした…
パチェ「でも過去編だから現在の私じゃないから其処になおれ!」
へ、へへー!
パチェ「と、言うわけで!今日の夜は原神禁止!」
そ、それだけは勘弁を~!
パチェ「じゃあ明日のおやつ抜きで」
そ、そんなぁー!


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龍輝とフラン2

    

 「パチェー!今助けるわー!フランを傷付けた男よ!お前を殺してやる!」

と、馬鹿なことを言い現れるは我らが当主、お嬢様だった。

 

 「俺はコイツを拾っただけだぞー!?」男は一応反論をする…が

 「そんなウソが通用するとでも?」と、一蹴されてしまった。

 しゃあないか…

 

 「死なない程度に虐めてあげるよ?」

 いきなりそんなことを言い出した男に私は何を言ってるんだこいつは?と、思ってしまった。

 「ッッ!?」と、お嬢様が動揺している…あれは何か恐ろしいものを見たような顔だった。

 彼の顔を見ると恐ろしく狂気的だった。

 妹様ですらもこの顔の前では可愛く見えてしまう程の笑顔だった。

 

 「また師匠の悪い癖が…」と、パチュリー様が呟いたので聞き返した。

 「どういう癖ですか?」

 「強者と言われているものが敵意を向けた時に師匠は人が変わるのよ…普段は菩薩、或時閻魔大王って感じね」

 それを聞いて恐ろしくなった。

 何故ならば、私の体術(しかも能力で強化してある)を能力を使わずにスピードと筋力で圧倒したのだ。(能力で見たから間違いない)

 

 「このスカーレットデビルの真の力!見せてやる!」

 「どうぞご勝手に…数秒で終わらせる。」

 「やってみろ!小僧!」

 「ほざけ…幼児ががナメんなよ?」

 プチッ

 「殺してやる!」

 その言葉と同時にお嬢様が技を放つ。

 「神槍 スピア ザ グングニル」

 だが、対してあの男はと言うと…

 「~♪︎~♪︎~~♪︎~~♪︎~♪︎~♪︎~~~♪︎」

 まさかの鼻歌を歌いながら突っ込んでいく。あまりにも無謀だ。

 「ふん!勝った!」

 次の瞬間グングニルが彼に当たった。

 「バカな人間だったな!口程にもない…」

 そして、土煙が晴れたときには彼の死体はなかった。

 「塵芥一つ残らないとは…私が強すぎたか…」

 「何言ってんの?お前が遅すぎるからパチュリーを住み処まで送ってきただけだよ…ざぁーこざぁーこ!」

 お嬢様はひきつった笑いを浮かべていた…そりゃあそうだ、相手が死んだと思っていたら生きていて、しかも罵倒される、屈辱であろう。

 「今度はこちらから行かせて貰う。」

 

 

 「数多なる神々を統べし日本神話の長よ 今、我が身を依り代とし世界を光に包むがよい…!天照大御神!」

 その瞬間、辺りは光に包まれた。お嬢様は吸血鬼…即ち太陽の光は天敵…日本神話でその太陽を統べる神…天照大御神を呼び出されては死ぬしかない…

しかし、お嬢様は生きていた…何故ならば…

 

 「おーい、こいつ気絶してるけどどうすれば良い?」

 「お嬢様…生きて…!!?」

 「俺が普通に大陽神下ろすと思うか?殺さないって言っただろ?だから炎雷神を下ろしたんだ。」

 炎雷神というと、炎と雷を司る神…共通点は光…成る程…そう言うことか…

 「詠唱は違えど思い浮かべた神は呼び出せるんだよ。」

 「ズルいですね…圧倒的最強じゃないですか…」と、私がそんな言葉を溢すと彼は言った。

 「俺が最強なわけないだろ?上には上が居るんだろうさ…世界巡っても会ったことないけど…」

 はい、この人最強決定です。皆!この人の機嫌を損ねちゃダメだよ?美鈴お姉さんとの約束だよ!

 

 

────────────────────

 

 「…と、言うのが事の顛末です…」

 咲夜は結局フランと美鈴に聞きに行っていた。

 レミリアが嘘八百を口にしたからである。

 

 もう現在進行形で嘘としか思えないラブコメディを妄想の中で繰り広げており、対処し得ないので美鈴達に聞きに行ったという顛末である。

 




パチェ「オチが面白くない!」

 すいません!

パチェ「ま、書いちゃったもんはしょうがない…許すわ…」
 
 ありがとうございます!

パチェ「でも、私に聞きに来なかったのは許さないわ…咲夜!」
 
 あぁ、十六夜咲夜さん…御愁傷様です…


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龍輝とパチュリー

今回はパチュリーさんの過去編です。



 

 

 私は孤独だった。友人もおらず、親もいない。なぜならば、私には魔法の素質があるから。

 魔法の素質は私には不幸をもたらす。・・・孤独だった。

 

 

 

 

 その日は14歳の誕生日だった。

 魔女の自分を捨てて人間として孤児院で暮らしていた、その日。

 純白の聖女と呼ばれる女が孤児院に来た。彼女は私を魔女だと一瞬で見抜き、私を引き取った。ただし、牢屋にだ。

 そこでは清潔というものがない。飯と言われ出されるは埃まみれのパンくずと腐った果物のみ。

 私は喘息になっていた。そりゃあそうだ。ご飯が埃まみれのパンくずと腐った果物だ。そりゃあ病気にもなる。

 

 

 

 風の噂で聖女が死んだと聞いた。今ならば、脱出ができるかもしれないと思い始めたが、衛兵が多すぎる。しかも、喘息がひどいので脱出しようにも体力が持たずに捕まる。

 

 

 

 この国の王が暗殺されたという。相手は異国の人型の化け物だという・・・が

 「おーい、大丈夫か?」

 その化け物が私の牢の前にいた。

 「牢屋が邪魔だな・・・壊すか。」その化け物が牢屋を壊した。私はこいつに喰われるのか・・・

 そう考えるとホッとした。魔女狩りで磔になどされたくもない。

 「お前、自分の力を使いこなしたくないか?」と、いきなりそんなことをを言い始めた。

 「使いこなそうにも、私には師がいない、親もいない。頼れる人間なんてどこにいるというの!?」・・・叫びすぎて咳き込んでしまう。

 コホコホと咳き込む私を見ていた異国の化け物は何かを考えると、こう言い出した。

 「ならば、俺が面倒を見てやろう。」・・と。

 

 

 その化け物は鞍馬龍輝というらしい。連れの妖怪・・・鬼が教えてくれた。

 「取り敢えず、そこまで強いわけじゃないからな?まずはその喘息を何とかするか。」

 鞍馬さんは呪文を唱える。すると、呼吸が随分楽になった。

 「こいつにしか扱えないから真似しようとは思わないことよ・・・こいつ、色々規格外だから。」と、連れの鬼の女性が教えてくれた。

 規格外、非一般的、最強、狂気の天狗、バーサーカ―。色々通り名があるらしい。

 ひょろっとしていて、強そうにも思えない。だけど、魔法の実力は最強格だ。

 こんな人に教えて貰えるのならば、上達しなければならない。そんなことを考えると・・・「焦らずに、ゆっくりと、上達すればいいさ!」と、言われてしまった。

 魔法適正属性は月火水木金土日だった。私は寝る間も惜しんで勉強した。だからなのだろう。いつしか魔女の界隈で有名になっていた。

 私は本を読むのが好きだが、一番好きなのは魔導書と鞍馬さんの旅の日記だ。

 それが読みまくった。

 

 

 

 

 

 

 

 

     そうして、面倒を見てもらって数十年が経過した。



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龍輝とパチュリー2

 

 それはある朝だった。

 私が還暦を迎えた日。

 「そろそろ一人立ちを考えなきゃダメだぞ?俺も旅がしたいんだからな?」と、鞍馬さんが言った。

 「私も付いていく!」と私が話したが鞍馬さんは首を縦に振らない。

 「何でよ!?私が悪い子だから?もっと良い子になるから!だから!見捨てないで!」

 「見捨てるんじゃない。置いていくんだ。また、会える日まで、待っておくといい。」

 私はシュンとしながらも頷いた。そんな私を見て鞍馬さんは…

 「しょうがないなぁ…これをあげよう!」と、碧い首飾りをくれた。

 「それを持っておけばいつでも俺と話が出来るぞ!」

 …嬉しかった。

 鞍馬さんから、いや、師匠から初めて貰ったものだ。

 プレゼントなんて貰ったことがなかった。だからこそ嬉しかった。

 私は…本当は…師匠の事が…す…す……す………す…好きなんだ。

 でも、師匠には連れの鬼の女性が居る。

 どういう関係かは分からないけど、とても深い関係のようだった。

 だからこそ、羨ましかった。だからこそ、聞いた。

 「彼女は師匠の何ですか?」と。

 すると返ってきたのは想像と全く違う言葉だった。

 「喧嘩友達かな?」

 …なんじゃそりゃあと思った。

 「もっとこう…結婚相手とか…そう言うんじゃないんですか?」

 「告白なら毎日のようにされてる。逆に毎日のように断ってる。」

 「なんで!?」私は驚きだった。毎日告白されてるのに意識もしない。全くもって理解不能だった。

 「こいつに常識を求めちゃダメだよ…パチュリー」と、彼女にも言われた。

 「逆に何で貴女はフラれても平然としてられるですか!?」

 「照れ隠しだと思ってるし…しかも、押しまくればなんとかなると思う。」

 ダメだ。この人ダメだ。脳筋の人だ。

 「じゃあ、出発は一週間後だから、今日は一緒に風呂に入ってやろう!」

 「何でよ!?変態!」私は顔から火が出そうだった。

 「昔ははい喜んで!って言いながら一緒に入ってたのに…」

 「今じゃあ大人の女性なのよ!?」

 「パチュリーはパチュリーだよ」

 「そうだけど!」

 「じゃあ一緒に入るのはやめておくか?」

 「……入る。」

 「分かった。」

 

 

 

────────────────────

 

 

 「ふぅ、ヌルイなぁ…」 

 現在、私は師匠と湯浴みをしている。顔は真っ赤っかだ。対する師匠は平然としている。

 私ってそんなに魅力ないかな?胸も結構大きい方なんだけど…?お湯に浸かれば浮くぐらい有るんだけど?

 「て言うかこのお湯で温いってどういう事?」

 このお湯結構熱い。私はすぐにのぼせそうだ。

 「のぼせるんだったら早めに出ておけよ。」

 師匠はこころが読めるらしい。ある程度は。私のこの想いも読んでくれないかな?そうすれば幾分かマシになるのに…。なのに師匠はどうしても読みたいときにしか読まないと決めているらしく私のこころを読んでくれない。

 もう楽になりたい。この想いを吐き出したい。だけど、この想いを吐き出してしまったらもう後には戻れない。だからこそ胸の奥に封じ込める。

 そんなことを考えていたらのぼせてきてしまった。「お、おい!大丈夫か!?」と、師匠の声が聞こえてきた。

 だが、その前に体が言うことを聞かない。とうとう私は倒れてしまった。

 

 

────────────────────

 

 起きた場所は、布団の中だった。

 隣には師匠。

 私は顔を真っ赤にして蹴りつけるが、蹴っても私が貧弱すぎるのか、傷一つつかない。

 こりゃ、バーサーカだの狂気の天狗だといわれるわけだ。



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鬼四天王 降☆臨☆‼

 

 

 それは俺が博麗神社でのんびりしているときだった。

 霊夢がげっそりした顔でこちらに来た。

 

 「どうした?霊夢・・・疲れているように見えるが・・・?」と、問うと・・・

 

 「山の仙人に修行をつけてもらってるんだけど、ドギツ過ぎてにげてきたの」という事らしい。

 「霊夢!まだ修行は終わっていません!早く来な・・・さ・・・」仙人が現れた。どこか見覚えのある仙人だ。友人の鬼に見えてきた。・・・幻覚だ。きっとそうに違いない。

 「龍輝・・・」俺の名前を呼んだ気がしたが気のせいだろう。

 「これは萃香と勇儀に報告を・・・!」「やめてくれ!」

 幻覚だと思いたかった。でも、本当に本物だった。

 「華扇・・・何でお前がここにいるんだYO!」もうやめて!雑魚に鬼をぶつけないで!

 「ていうか何でお前仙人になったんだ?左手は?ぶった斬られて取り返したんじゃないのか?」

 「左手は封印したし仙人になったのは・・・貴方と同じ道を行きたかったから」

 あれま・・・吃驚やね。

「まぁ、萃香と勇儀には報告させて貰うから、じゃあね!」

 「おい待て‼」華扇は逃げだした。

 萃香と勇儀が来るのかよ・・・。

 まぁ、俺みたいな雑魚のところに四天王が来ること自体おかしいもんな。来るわけない!ない!

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 「はい、この数とこの数を合わせるといくつになるでしょうか!チルノさん!」

 「はい、597です!」

 「正解だ!最近調子がいいな!チルノ!」

 「アタイはサイキョ―だからね!」

 「そうだなー」

 「じゃあ子分になってよ!せんせー!」

 「いいぞ?」

 「やったー!子分が増えた!」

 「チルノちゃん・・・先生は流石に子分にしちゃだめだよ・・・」

 

 いいんだ、大妖精さん。こいつは俺が育てて強くするんだ。だから大丈夫!安心しろ!、と念を送り安心させる。

 

 「鬼に勝った狂気の天狗がたかが妖精の子分になるだ?笑わせるな。おい、氷精!お前を潰してやるよ・・・かかってきな!」

 「やめときなって、萃香。龍輝に半殺しにさせられるだけだよ。」

 「勝手なことを言うな!お前らは!お前らに殴られて気を失った俺にお前らに勝ったなんて言えねぇだろ!」

 俺がブチギレると、鬼、伊吹萃香と星熊勇儀がビクッと震える。

 「私たちが気圧されるとは・・・やっぱりあんた、強くなったねえ・・・。どれ、私と一つ手合わせを」

 「誰がするか‼」

 結構真面目に御免である。

 「これを見ても?」と、萃香は赤いリボンを取り出した。

 「それは…?」

 「博麗の巫女のリボン…何をしたかは想像にお任せするよ。」

 「OKわかった…殺されたいんだな?お望み通りぶち殺して殺るよ。覚悟しろ。」

 「おぉ、来たね来たね!この殺気!」

 

────────────────────

 

  大妖精サイド

 

 

 瞬間、私は首を捥がれて死んだ。

 だが、それは一瞬だけだった。

 「殺気だけで死ぬイメージを回想させられるとはな…」

 鬼の勇儀さんが言った言葉で理解した。

 チルノちゃんは気絶している。

 萃香さんも冷や汗をかいている。

 それほどまで、先生は怒っているのだ。

 霊夢さんの身に何かあった事に。

 

 

 「龍輝?あんた萃香たちとなにしてんの?」霊夢さんが来た。

 「霊夢か…生きてて良かったわ…おいお前ら!」と、萃香さん達に指を指す。

 「俺の知人に何かあったとして、それがお前らの仕業だったら『殺すからな?』」

 「「は、はい!!!」」と、萃香さん達は逃げるように去っていった。

 

 

 

 

 

 

 




さとり「そうですか。龍輝さんにはそこまでの力があるのですね。」
勇儀「あいつは鬼子母神様と旅に出てたからねぇ…久しぶりに会ったよ。でも、鬼子母神様は居なかったねぇ…また、地上に行く用事もあるねぇ。」


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龍輝の黒歴史の真相

これを読めば早苗が知っていた黒歴史が分かります


 

 朝起きたら、呪いが発動していた。黒歴史と言ってもいいワースト1のだ。

 ルーミアが隣で寝ているので、そーっと・・そーっと・・・

 「・・・んにゃ・・主人?」

 「っ?」まずい!起きたぞ!逃げなくては!

 「あ、待ちなさい!」待てと言われて待つバカがどこにいるというのかね?

 すぐに逃げていきました。

 

 

 

 

 

 「あの子・・主と同じ黒がかかった銀髪だった。いったい何者なの?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あの女の子。」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 さて、博麗神社から逃げたものは良いものの、どこに行けばいいのだろうか?

 ポク・・ポク・・ポク・・ポク・・ポク・・チーン!

 そうだ!紅魔館だ!紅魔館ならパチュリーがいるだろう!だが、レミリアとフランに見つかったら一巻の終わりだ。

 

 そうならないためには

 

 ①わざと結界に引っかかる  ③穴を掘って図書館に行く。

 ②中国華娘に案内してもらう ⇒④正面から突入する

 

 

 ④だ!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 美鈴サイド

 

 私がいつも通りすやすや寝ていると、とても大きな気を感じ取った。

 敵襲か?と私が思っていると、少女が来た。

 服装はダボダボの男物の寝巻にスリッパ。なかなかの美少女だ。

 しかし油断はできない。レミリア様やフランドール様は幼い背格好なのに五百歳。私だって千年は生きている。相手には妖力が混じっているので、確かに妖怪だ。

 だからこそ油断はできない。

 

 拳を固め足に力を込め、いつでも迎撃できるようにする・・・がしかし、相手は目に見えないスピードで私を昏倒させた。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 ふう、後は図書館に行くだけだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 咲夜サイド

 

 門番の美鈴に朝食を持って行ったのだが、美鈴が気絶していた。

 「どうしたの?美鈴!?大丈夫?」私が起こすと美鈴は「侵入者です」と、一言告げまた気絶した。

 

 私は時を止め、跪いて、時を動かした。 

 「さ、咲夜?どうしたの?いつもだったらドアをノックして入ってくるのに・・・?」

 「侵入者です。お嬢様、美鈴がやられました。この紅魔館に潜んでいる模様です。」

 「・・・分かったわ。パチュリーにも伝えておきなさい。総員、迎撃態勢に入るわよ。」

 「承知」

 そうして、私達は侵入者を迎撃する体制に入った。

 私が時を止めて探しても何処にもいなかった・・・そう、何処にも。

 探し残しはないのに時を止めた空間にいないのだ。

 時を止めずに探してみたところ、すぐに見つかった。

 「図書館ってどこだっけ?・・忘れちゃったなぁ。」

 呑気にパチュリー様のいる図書館を探しているらしい。なので、時を止めてナイフを投げようとして・・・出来なかった。

 「・・・何処に?」

 消えていたのだ。私の世界、時の止まった空間に。そいつが。

 能力を解いてもいない。どこに消えた?と周りを見渡そうとして、出来なかった。

 「影を縛った。お前はもう動けない。」

 私の後ろでその侵入者が私の影に短刀を刺していた。それだけで、私は動けなくなっていた。

 

 「じゃあな。」侵入者を逃がしてしまった。

 

 「咲夜!?動けないの!?」妹様がいらっしゃった。

 侵入者の短刀を能力で破壊してくださった。これで動けるようになる。

 「咲夜・・・大丈夫?」

 「大丈夫ですよ。それよりも、侵入者は図書館を探しておりました。早くお嬢様に報告しなくては・・・」

 「侵入者?」

 「はい、門前で美鈴が倒れておりました。多分、侵入者にやられたのでしょう。」

 「そう・・・なら、傷めつけてあげないとね!」

 妹様の狂気が再発してしまいました。ですが、侵入者を殺害すればそれも治まるでしょう。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 パチュリーサイド

 

 図書館に侵入者が向かっているらしいので、いつも通り机で本を読んでいると、侵入者がやってきた。

 「パチュリー「日符 ロイヤルフレア」うぉっと!?」

 ちっ・・・避けたか。

 「ちょっ!?パチュリー!?」「私の名を気安く呼ばないでもらえるかしら!?」「グフッ」

 相手が精神的にダメージを受けた。丁度いい、魔法の実験に使ってやる。

 「幻惑魔法 ラブシンドローム」この技を使えば敵を自分が相手に恋していると思わせることができる。

 「!?」よし、掛かった。

 「お前そんなことする奴だったのか・・・パチュリーよぉ。師匠は悲しいぜ」

 「私の師匠は鞍馬の大天狗よ!?あんたみたいな小娘じゃないわ!」

 「パチュリー・・・お前の黒歴史を一つ話してやろう。」

 「話せるものなら話してみなさい!」

 「ずっと牢屋にいたおかげでパンツが小便と糞まみれだった。」

 「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 「しかも助けた後に俺の家でかくまっていたが年頃の娘だったから毎日自i」「やめてぇぇぇぇぇぇぇぇ」

 「分かったか?」

 「牢屋の話は知っているのは知っていたけど後者を知っているとは思わなかったわ」

 「まだあるぞ?言うか?」

 「言わないで!」

 「お、おう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

そのあと、龍輝はパチュリーが保護してレミリアとフランたちには侵入者は消したといって納得してもらった。

 フランの狂気が治らなかったけど




パチェ「私大活躍したわね。」
 
 そうですね・・・
 
パチェ「今回は許すわ!」
 
 許すとあったんだ・・・

パチェ「許さなくてもいいのよ?」

 いえ、許してください!

パチェ「ならよし!」

 ふぅ・・・


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龍輝(ロリ)の苦難

 

 パチュリーに紅魔館の図書館に匿って貰えるようになった数時間後…パチュリーにコスプレをさせられていた。

 

 「おい!パチュリー!?お前何をやってるんだ!?」

 

 「師匠にケモミミメイドのコスプレをさせてる。」

 

 「何で師匠にそんなことをするんだよ!?」

 

 「私の事を辱しめたから、以上。」

 

 確かにそうだけどさぁ…鼻血を出されながら言われても…ねぇ?

 

 それから二~三時間写真をパシャパシャ撮られまくった。

 

 

 

 

 

 

 咲夜が来たので一度中断するらしい。

 

 「パチュリー様、侵入者は何処に居ますか?ナイフで切り刻みたいのですが…」

 

 「侵入者は異界送りにしたわ…安心なさい。」

 

 「そうですか…」

 

 ちょっと残念そうにしてるのは気のせいではないだろう。

 

 「では、夕食前にお呼びします。」と言って咲夜は時間を止めて去っていった。

 

 「さぁ、写真撮影会を再開するわよ‥覚悟してね?」ハァハァ

 

 不味い、パチュリーがエロ親父に見えてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夕食は盗み食いした。

 

 

 

 

 

 

 夕食が終わり、パチュリーと一緒に図書館でのんびりしていると、誰か来るの気配がしたので隠れたのだが、まさかのフランだった。

 

 「パチュリー…今ここに龍輝居なかった?」

 

 あらやだ勘鋭すぎるよお嬢さん。ある意味ホラーだよ。

 

 「何故ここに龍輝が居ると思うの?」

 

 パチュリー!?そうやって聞いたら居るって言ってるようなものでしょ!?

 

 「私の龍輝センサーが反応したのよ!」

 

 何それ? ちょっと怖いからフランからは一時的に距離を置こうかな…

 

 「いないに決まってるじゃない。どうせ、博麗神社で夕飯でも食べてるんじゃないの?」

 

 ナイス!パチュリーナイス!そう言ってくれれば俺がここにいない事が分かるだろう!

 

 「それがさぁ…ルーミアから聞いたんだけど、昨日一緒に寝てた龍輝が居なくなっていて、その代わりに髪色と服装が酷似した女の子が居たんだって…そこの女の子みたいな」

 

 これヤバイ?バレてる?

 

 「な~んてね!ここにはパチュリーとこぁと私しか居ないもんね!朝は居たけどさ…侵入者。」

 

 あ、危なかった。バレてるかと思った。

 

 「そうよ、当たり前でしょ…(汗)」

 

 「じゃあ私、夜の散歩に行ってくるね!」

 

 「行ってらっしゃい」

 

 死んだかと思った。

 

 だってケモミミのメイド服のコスプレだよ!?見られたら誰でも嫌に決まってるじゃん!

 しかも俺に合う服作らせて貰えないんだもん!最悪かよ!

 

 とまぁ、そんな感じに俺の一日は終わった。

 

 寝る時は空間に穴を空けてその空間の穴のなかに入って空間の穴を閉じれば簡易寝床の完成!

 

 



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龍輝の黒歴史!

 

 「主様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼‼‼‼‼‼?????」

 

 昨日からルーミアが涙をちょちょぎらせながら龍輝を探している。

 

 「ルーミア」

 

 「何よぉぉぉぉぉぉ‼霊夢!?私は主様を探すので忙しいのよ‼‼‼」

 

 「昨日言ってた女の子。あれ龍輝じゃないの?」

   

 「それは・・・・」

 

 「さっさとあの女の子を探してきなさい!!!!」

 

 「は!はいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!??????????」

 

────────────────────

 

 「お師匠様、その体はいつ直るの?」

 パチュリーにそんなことを聞かれた。

 「分からん!」

 「えぇ…」

 

 仕方がない。分からないものは分からないのだから…

 

 「じゃあ、何時正体をバラすの?」

 

 「む、無理に決まってるだろ!俺の…俺の黒歴史だぞ…」

 

 「あぁ…そうなの?別に長所だと思うけど?」

 

 「どこが長所だ!?」

 

 「…ごめんなさい。どこが悪いのか分からないけど謝っとくわ。」

 

 「まぁ、謝ったから許してやる。で、何故繰ろ歴史かと言うとだな…人格が変わるんだよ。」

 

 「人格が変わる?」と、バチュリーは不思議そうだ。

 

 「今は抑え込んでるけどそろそろ限界なんだよ…」

 

 「抑え込むほどヤバイ人格ってこと!?」

 

 「そうだ、能力も変わる。」

 

 「その能力は…?」

 

 「それは…」

 

 「それは…?」

 

 「思…」

 

 と、言おうとして人格が入れ替わった。

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 「まさか…師匠…入れ替わっちゃった?」

 

 「やっと、入れ替われたぁー!」

 

 「うわっ!?」

 

 いきなり師匠の調子が変わった。やはり人格が入れ替わったようだ。

 

 「やほー!パチュリーちゃん!」

 

 「…単刀直入に聞くわ。貴方は何者?」

 

 「私?…私はコックリさんみたいなもんかな?」

 

 「自分の種族も分からないの?」

 

 「だって、色んな名前で呼ばれてるんだもん」

 

 「なら、私の質問にも答えてくれるの?」

 

 「イエスイエース!」

 

 「貴方の名前は?」

 

 「玉藻。性別は女の子」

 

 「そ、次の質問。貴女の事を師匠が黒歴史と言って自分の状況を知り合いに話さず心配を掛けてるの。貴女が代わりに話してくれる?」

 

 「イエス。私の中で龍輝は嫌がってるけど良いんじゃない?」

 

 「じゃあ、お願いするわ。」

 

 良かった良かった。

 

 

────────────────────

 

 パチュリーは玉藻にお願いをして俺の状況を話している。

 

 だがしかし、それのお願いをオーケーしてくれるはずが…アッタンダヨネー

 

 もう、やめてくれないかなぁ…本当に。

 

 人格よ!早く変わってくれー!



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動物霊異変
龍輝の黒歴史からの解放


 

 

 

 「と、言うわけで私は玉藻。龍輝の魂のなかに入ってる宇伽野命って神でーす!」

 

 what?

 

 宇伽野命ってお稲荷様でしょ?

 

 …うそやん?そんなん…うそやん?

 

 「ほんとーだよ?神力放出しようか?この吸血鬼消えるけど…いい?」

 

 「や、やめて頂戴…」

 

 

 「じゃあ私、ルーミアちゃんに龍輝見つかったよって言いに行ってくるね!」

 

 「あ、龍輝?…あれ?おーい…」

 

 フランがルーミアに言いに行ってくると行った瞬間玉藻様が変な顔になった。

 

 「龍輝が…体から出ていっちゃった。」

 

 「ホワッ!?」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 玉藻め…あいつ出てくるなって言ったのにその命令を無視しやがって…それでも神様か?

 

 地獄巡りに行ってくるから良いもんねーだ!

Cute girl there. Can I talk to you for a minute? 」(そこの可愛いお嬢さん。少しお話良いかい?)

 

 「誰が女だコラ?あ゛?」

|  「Huh? Shut up, you bastard. I'm inviting you, so there's no way to listen to that mouth, right? I'll kill you 」《はぁ?黙れや糞雑魚が。私が誘ってやってるんだからその口の聞き方はないだろ?》

 

 「ほう?良い度胸してるじゃあないか?喧嘩なら受けて立つぞ?」

 

 There's no way I can lose! Kiccho Yachie will kill you with these hands! 《負けるわけがない!吉弔八千慧、この手で殺す!》

 

 

 

 「はん!俺がお前みたいな雑魚に負けるわけないだろ?」

 

 

 「You die here! 」《貴様がここで死ね!》

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 「圧☆勝!」

 

 「くっそ…私が負けるなんて…」

 

 「英語で話すのは上手かったな?イギリス人か?」

 

 「いや、私は鬼傑組の組長だから…まぁ、私は動物霊を使って埴安神の偶像をぶっ殺せる奴を探してるんだよ…」

 

 「そーなのかー…ま、頑張れよ…」

 

 そうしてまた、散歩を再開する。

 

 

 

 

そこから走って一分の所に(作者注.彼の走って一分は烏天狗が全速スピードでペースを維持したときのの三十分です。気を付けてください)埴輪がいた。

 

 「ねぇ、貴女。この先に何か用でもあるのかしら?」

 

 「無いな、後俺は男だ」

 

 「おっと失礼。ならば引き返してはくれませんかね?埴安神袿姫様が畜生界のバカ共に警戒をしているので帰って頂けませんか?」

 

 「いや、どうせけーきさん?は負けそうだから俺が手伝ってあげるよ」

 

 「ッ!?…貴方は…袿姫様が負けるとでも?」

 

 「いんや、あのヤクザ共の連れてくる人間共に殴られる。(正直霊夢とか来ると思う)」

 

 

 「ほーう?袿姫様がその人間に負けるとでも?」

 

 「負けるな、間違いなく。」

 

 「磨弓ー?誰と話してるのー?」

 

 「あ、袿姫様!この無礼者があの組長共に負けると言っております!」

 

 「…磨弓。無礼者は貴女よ。」

 

 「はい?」

 

 「申し訳御座いません○○○○○様。私の部下が粗相を致しまして…」

 

 「言っておくが俺はあいつの裏だぞ?そんな畏まらなくても良いよ。」

 

 「いいえ。そんな畏れ多いです。」

 

 「あと俺は○○○○○って名前じゃない。鞍馬龍輝だ。よろー!」

 

 「はい、よろしくお願いします。」

 

 「…敬語やめない?」

 

 「止めませんニコッ」

 

 と、言うわけで後に畜生界で伝説になる動物霊異変が開始した。



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番外編 白黒ダゼダゼ魔法使いとの遭遇

 すいません。夏休み沢山遊んでました。

 何も投稿できてねぇ

 番外編書きます。


 

 それは俺がパチュリーと一緒に昼食を食べていたときだった。

 

 ドゴーンと爆発音がして、その方向を見ると壁に穴が空いていた。

 

 「本を借りに来たぜ!」

 

 白黒のエプロンを着けた魔法使いっぽい人間だった。

 

 「またネズミが来たわね…こぁ!」

 

 「はいはーい!何ですか…ってゲェ!魔理紗さんじゃないですか!?」

 

 「後片付けよろしく」

 

 「何でですか…」

 

 可哀想だが放っておこう、本読みたいし。

 

 「喰らえ!必殺!『恋苻 マスタースパーク』!!!」

 

 「ちょっ!?その方向に私は居ないわ!その方向は…!」

 

 「あ?」

 

 「…」

 

 「いやぁ、すまんすまん。当たっちまったな。まぁ、服が焼けただけ…服が焼けただけ!?」

 

 「なぁおい…」

 

 「な、何だ?」

 

 「俺の読んでる小説が消し飛んだじゃねえか…どう落とし前付けてくれるんだ?あ゛ぁ゛?」

 

 「そんなのどうだっていい!何故お前は服が焼けただけなんだよ!」

 

 「あ゛?そんなもんお前の火力が弱すぎるからだろ…何言ってんだ?」

 

 「ッ!てめぇ!」

 

 「何だ?戦るのか?良いぜ?半殺しにしてパチュリーの魔法薬の実験台にしてやる。さぁこいよ…」

 

 

 俺は今、途轍もなく怒っている。とても良いところでその読んでる小説が消炭になったらどうする?

 

 自分の全ての力を相手にぶつけるよなぁ?

 

 

 「マスパはこうやって撃つんだよ『壊苻 マスタースパーク』」

 

 

 今回は死ぬ幻覚を見せるだけで許してやる。次はない。

 

 「…ッ…くっそ…負ける…もんかぁ!」

 

 ほほぅ、立ち上がるのかこの龍輝に向かってくるのか?

 

 「てめぇは絶対に許さねえ…龍輝とやら!『恋苻! マスタースパークッッッッッ』」

 

 「遅い。」

 

 簡単に避けられた。遅い。魔界直伝のマスタースパークの癖に遅すぎる。

 

 うちの弟子の魅魔の方がキレがあったな。もうキレッキレだったな。スピードも有ったし。

 

 まぁ、此の世には居ないんだけど…さ。

 

 「今度は違うバージョンだ。『滅苻 マスタースパーク』」

 

 今度も精神攻撃だ。自分の身近な親しいものに罵倒され、殴られる幻覚を見せる。

 

 タチ悪いかもしれないがこいつは俺を怒らせた。

 

 もうこいつが悪い。

 

 「…私達、空気ね…小悪魔…」

 

 「そうですね…作者に文句言いに行きましょう。」

 

 「そうね、ロイヤルフレアをおみまいしてやりましょうか…」

 

 フフフフフフフフフフフフフフフと笑う二人に俺は悪寒がした。

 

 この二人…怖いな。

 

 俺は作者に合掌して白黒ダゼダゼ魔法使いを外に放り投げたのだった。

 

 

 

 

 

 「いや、放り投げちゃダメでしょ…何やってるの…龍輝は…」




 技紹介コーナーはやらなくても良いよね?

 さぁ、逃げるか。

 パチェ&こぁ「何処に行くの?」

 パチュリー様とこぁさんから逃げるだ…よ…

 「『日苻 ロイヤルフレア』」

 あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛

パチェ「と、言うわけでこれからもよろしくね…俺こんな作者だけど」





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動物霊異変瞬間解決事件

 

 んー…

 

 信じられないことが起きた。

 

 霊夢と半人半霊と白黒だぜだぜ魔法使いがすごいスピードでけーきを倒しちゃった。あと組長共も。

 

 それで霊夢とルーミアと玉藻に凄い怒られた。

 

 俺は悪くないと思う。

 

 玉藻が俺の事を一時的に心中に押し込んで黒歴史を皆にバラしたから恥ずかしくて出ていっただけなのに…

 

 とまぁ、そんな感じ。

 

 あと、霊夢達が戦ってる間に前にいた友達の時空間で友達の嫁達(作者注. この話は愛される事が出来なかった少年と愛そうとしてくれる少女達のお話に載っています。)と友人?的な奴らが友達の過去を観てたから中断させて記憶を消しといた。

 

 ん?何故他の時空間に行けるのかって?

 

 それは俺は時空神だからだな!テーレッテレー

 

 

 見知った顔ばかりだったので殴るのには少々気が引けたので陰の気力で眠らせた。

 

 さとりは信用できるから記憶を消さずに友達に伝言をさせておいた。

 

 「…あー、アレンと手合わせしてぇ~」

 

 と、呟いた時だった。ルーミア、妹、文、霊夢が反応した。

 「!?」

 

 「誰ですか!?そいつ!?女!?女なんですか!?」

 

 「兄上が戦いたいと言うとは…どれ程の強者なのか…?」

 

 「ふーん…アレンねぇ…」

 

 妹以外皆ハイライトが消えていた。

 

 台詞の順番からすると

 

 1.ルーミア

 2.文

 3.妹

 4.霊夢だ。

 

 玉藻はニヤニヤしていた。何でだよ。

 

 

 「いや、女じゃねぇ!生粋の男性だ!しかも嫁もいる!」

 

 「へー本当に?」

 

 「そうだよ…なにか問題でも?…霊夢?」

 

 「その嫁の中に龍輝も入ってるもんねー!」

 

 た…玉藻~!?

 

 厄介な事を言いやがったな!分かってて言ってるぞ!こいつ!

 

 「へー…」

 

 ほら!皆またハイライトが消えたじゃねぇか!

 

 「いい加減にしないと殴るぞ?玉藻。」

 

 「ほらほらー…図星だから暴力で解決しようとしてるじゃんー」ニヤニヤ

 

 ッッッッーーーー!?

 

 こいつ…消そうかな??

 

 でも消したら俺の陰陽道の弟子が悲しむからな…

 

 やめておきたいが制裁を加えるのは良いだろう。

 

 

 「…LimitOver…MODE stabbing(刺突)

 

 「あ…」

 

 「?」

 

 「待て!兄上!それはダメだ!畜生界が半壊する!」

 

 「そんなにヤバイんですか!?」

 

 「良くて半壊、悪ければ消滅するぞ。」

 

 「めっちゃヤバイじゃないですか!?」

 

 

 

 畜生界はけーきがいるから滅ぼしたくはない。だから2%だ。狙うは一点、玉藻のみ。

 

 「いや~…ごめんごめん…調子に乗りすぎちゃったよ!謝るから許して!?お願いだからこっちに陰の矢を向けないで!?本当に痛いから!?お願いだから!!謝るから!!許してぇぇぇ~!?」

 

 「陰の気 影の矢」

 

 「ギャァァァァォァァァァァァッッッッ!!!!!!」

 

 

 と、言うわけで玉藻には制裁を加えた。

 

 影の矢二本だけ当ててやった。感謝しろよ、本当だったら死ぬ直前までやる予定だったけどあいつが悲しむからな…お前の息子が…な?

 

 

 お前の息子であり、俺の弟子でもあるあいつに感謝しろよ?

 

 「…結局…男で友人なのは分かったわ。ただ…そいつは何処に住んでるの?」

 

 霊夢…痛いところを突いてきたな…

 

 そう、俺が時空神であることは霊夢達に教えていないのである。

 

 玉藻はもとから知ってるしけーきも面識があったみたいだけど…覚えてない。

 

 だから俺が時空神であることはほとんど知っている奴が少ないのである。

 

 龍神にも言ってない。

 

 

 

 

 ただ、日本神話で俺は須佐野男の裏だったらしい。

 

 自分でも知らなかった。逆にアレンの存在が知れ渡りすぎて裏の俺の事を知らなかった奴が多い。

 

 須佐野男は俺の事を良い奴とか言ってたけど…

 

 他の神からしたら俺は邪悪らしい。

 

 人間と敵対する妖怪達と暮らし、妖神と友人関係を持つグズ。

 

 そう思われてるらしい。

 

 まぁ、そんなことは別にどうでもいい。

 

 早く神社に帰って寝たい…

 

 

 そう思い適当に受け流した。

 

 こうして時間が掛かるだろうと思っていたのにすぐ終わった動物霊異変は終わったのであった。

 

 

 

 




 
 パッチェさんに見つかる前に逃げないと…

 『月符 サイレントセレナ。』

 のわぁぁぁぁぁぁーー!?

 「私の出番は?」


 …考えている限りですと次の次かと…

 パチェ「なら、出さなかったら…分かるわよね?」

 Yes my sir!!



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みょん助と亡霊姫と天狗

 

 動物霊異変の際、半人半霊に冥界にきて話を聞かせて欲しいと言われた。

 

 と言うわけで冥界に行く事になった。

 

 確か無縁塚の上の空間を抉じ開けて行けば着くんだっけ?

 

 「Let's Go!」

 

 よし!行くぞ!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 階段が長いよ…

 

 走れば良いんだけどさ?走れば…ね?

 

 「…走れば良いじゃん」

 

 よし、走るか!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 「半人~半霊~の~魂魄~さん~?いますか~?」

 「よ~む~?」

 

 何か被った…。

 

 亡霊の少女がちょうど半人半霊を探していたらしい。

 

 「あら?貴女は…」

 

 少女はこちらを凝視した後、こちらに跪いて俺の事を敬う姿勢を見せた。

 

 「…いや、待て…待て待て…待て待て待て!!!」

 

 何?何々?何なの?何でこの子は跪いてるの?

 

 「初めまして…須佐野男様…いえ…クロノス様…」

 

 「…待て、誰から聞いた?」

 

 「四季映姫様からお聞きしました。四季様を閻魔に推薦したと言うではないですか。恩人の恩人ですからね…敬うのは当然です。」

 

 …映姫ィ…あいつゥ、後で説教してやる。覚悟しろよ…?

 

 

 ~一方その頃えいきっき~

 

 ブルッ

 

 「どうかしたんですか?映姫様…?」

 

 「いえ…少し悪寒が…」

 

 「風邪じゃないですか?休んだ方がいいですよ…」

 

 「いえ…怠さや熱はないのでまだ仕事をしておきます。小町もサボらず仕事を続けてください。」

 

 「分かりました…辛くなったら言ってくださいね?看病ぐらいはしますからね?」

 

 「ありがとうございます…ですが貴女はサボりたいだけでしょう?」

 

 「嫌だなぁ!そんなわけ無いじゃないですかぁ!?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 「…まず、跪くのやめて?後、その事他言無用ね?絶対に誰にも言うなよ?」

 

 「言ってしまったらどうなりますか?」

 

 「全時空間のお前の存在を消す。」

 

 「わ、分かりました。」

 

 

 「あと、クロノスの名は弟子にやった。俺はクロノスじゃない。鞍馬龍輝だ。」

 

 「…分かりました…」

 

 「敬語やめろ」

 

 「わかっ…た…わ…」

 

 「よし」

 

 交渉成立だ。半ば脅しっぽいけども…。

 

 「はーい!幽々子さ…ま…龍輝さん!?」

 

 お、妖夢が来たか…

 

 「て言うかこの亡霊姫は幽々子って言うのか…知らなかった。」

 

 「そんなことより!龍輝さん!私に剣を教えてください!」

 

 「そんなことって…まぁ、良いけどさ…」

 

 俺がOKすると半人半霊は目を輝かせた。キラキラと。

 

 「では、庭に刀を持ってきてください。」

 

 「いや、ここで良い。」

 

 ちょうど半人半霊も刀を二刀持っている。

 

 「いやいや、でも貴方が刀を持って無いじゃ…」

 

 「何を言ってるんだ?刀なら…」

 

 『作れば良いだろ?』

 

 「ッ!?」

 

 「ほらほらどうした?剣士ならば室内でいきなり戦う事を想定しておけ。主を守るんだろ?」

 

 「ッ!クッ!…」

 

 おしおし、ようやく仕掛けてきたか…だが…

 

 「遅い…長い刀は室内戦で向かないのを知ってて長物を室内で使っているのか?焦るなよ…ここが殺し合いの場だったらお前もう死んでるぞ?」

 

 「まだ…まだぁー!」

 

 「遅い」

 

 「ガフッ…」

 

 気絶しない程度に腹に打撃を加えた。

 

 今は起き上がれないだろう。

 

 「お前…主を守る義務を忘れてるだろ?」

 

 「そんな…ことは…」

 

 

 「じゃあ何故幽々子の方に飛んで行った斬擊を主を優先して守りに行かなかったんだ?」

 

 

 「は…え…?」

 

 「幽々子の方に飛んで行った斬擊も気付かないほど自分の事で精一杯だったのは分かる。だが…」

 

 俺はそこで一旦言葉を切り、そしてこう続けた。

 

 「主を守るのが従者の役目じゃないのか?」

 

 「そんな…私は…私は…」

 

 「そんなわけで、俺が暇な時俺が稽古を付けてやる。覚悟しろよ?」

 

 「…よろしくお願いします…」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 「貴方…お人好しなのね…」

 

 「いーや、暇人だよ。」

 

 

 

 幽々子にそう言われて帰ろうとした…が。

 

 「みょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!」

 

 「…なんだ今の」

 

 

 

 「妖夢の泣き声よ」

 

 この時俺のなかで妖夢をみょん助と呼ぶことが決定したのだった

 

 

 

 



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にとりとデート1

 

 

 はーい、今回はにとりのきゅーかんばー工房に来ています。

 

 何故かと言いますとにとりと遊びに行くからだ!

 

 「んぅぅぅぅにとりぃぃぃぃぃぃッッッ!」

 

 周りの河童がビクッとしてるけど暖かい目で見てくる。

 

 「はぁーい…って龍輝!」

 

 「よ!遊びに行こうぜ!」

 

 「う…うん!行く行く!今準備してくる!人里でしょ?」

 

 「いんや違う」

 

 「え?じゃあ何処?」

 

 「外界」

 

 「え?」

 

 「今から行くよ?ワープホール!GO!」

 

 「いやいや!ちょっとま」

 

 さて、にとりもワープホールに突っ込んだから俺も行くか。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 さて、にとりと一緒に来たのは機械展示会だ!

 

 にとりが喜ぶだろ!絶対喜ぶ!

 

 「……」

 

 「……」

 

 え…?何で?

 

 無表情で機械の説明や歴史資料を読んでるよ。

 

 「全部知ってる奴だったか?」

 

 「いいや、知らなかったよ」

 

 「そ、そうか……」

 

 その後も機械系の会社に行って見学してみたがにとりの機嫌は直らなかった

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 「仕方がない。Mのハンバーガー屋に行くか。」

 

 俺は人間にして最高神MC Donald と呼ばれる者が信仰されている教会のような場所、Mのハンバーガー屋に行くことにした。

 

 諸事情により名前は伏せておく。

 

 「ほら、俺が頼んでやるから席で待っててな」

 

 にとりを待たせて俺はハンバーガーを頼む。

 

 数分待って出来たソレをにとりに持っていく。

 

 「さぁにとり!食べるぞ!」

 

 「……?」

 

 にとりは俺が食べるのを真似て食べ始める。

 

 「!? 美味しい!」

 

 「だろ?」

 

 俺はポテトを一つ摘まむとにとりの目の前に持ってくる。

 

 「? 何?」 

 

 「はい、お口を開けて?」

 

 「あー…」

 

 にとりに“あーん“なることをする。

 

 「どうだ?旨いか?」

 

 「…幸せな味がする。」

 

 「だろう?ルーミアにこれをすると喜んだんだよなぁ……」

 

 

 「ルーミアに?」

 

 「そうそ…」

 

 「約束して!私以外にしないでね!?」

 

 「あ、あぁ」

 

 「約束だよ!」

 

 そう言うとにとりもポテトを摘まむと

 

 「はい!あーん♡」

 

 「あー…んむっ……旨いな……」

 

 「でしょ!?」

 

 俺はジュースを口に含む。

 

 「あ…それ…」

 

 「?」

 

 「私の…」

 

 「ッッッすまん!」

 

 「ううん…いいよ…」

 

 「いや、でも…」

 

 「龍輝なら…いいよ…」

 

 ボッと顔が熱くなった気がした。

 

 にとりも心なしか顔が紅い気がする。

 

 そうして俺らは現世から幻想郷に戻ったのであった。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 「主!何で私も連れていってくれなかったんですか!?」

 

 「お前は前にも連れていっただろ」

 

 「っぐ…」

 

 

 

 

 



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鞍馬龍輝と温泉~firstTime~

 

 

 温泉……堀当てちゃいました……

 

 

 

 時は遡り三十分前……

 

 

 「龍輝ー畑耕しといて~」

 

 霊夢に言われ畑を耕していたら掘りすぎて温泉が湧いた。

 

 

 以上だ。

 

 「その自己完結よりも私の商売を手伝いなさい。」

 

 霊夢(怠惰巫女)がなんか言ってる。

 

 「あのなぁ、温泉が湧いたから銭湯を始めるのは分かる。だが、何故俺が風呂に浸からなければならないんだ?それも開店から閉店まで。」

 

 「その方が客が来るからに決まってるでしょ?」

 

 「そんな馬鹿な……」

 

 「実際にやってみれば分かるわよ。」

 

 「そうか?」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 キャッキャウフフとしてるよ……。

 

 レミ(レミリア)フラ(フラン)(天魔)(射命丸)にとりさと(さとり)こい(こいし)ルーミア純狐さな(早苗)パチェ(パチュリー)……

 

 

 なんでこんなに来るの?

 

 「だから言ったでしょ!」ムフー

 

 満足そうな霊夢。

 

 因みに霊夢以外は全員全裸。

 

 「おかしい…俺の記憶では俺は男だったはず……」

 

 

 「龍輝だからみんな来てるのよ」

 

 「それもそれでおかしい……」

 

 「りゅーき♡」

 

 フランが腕に抱き付いてくる。

 

 こぢんまりと成長したまんじうが腕に当たる。

 

 性欲枯れてるから興奮しないけど。

 

 

 「フラン、当たってるぞ」

 

 「へへーん!当ててるのよ!」

 

 そこまで胸を張って言えることではないぞ?

 

 「師匠……」

 

 パチュリーも隣に座ってくる。

 

 「どうした?」

 

 「お風呂に一緒に入るの……久しぶり……」

 

 「……そうだな…最初に別れたとき以来か…」

 

 あん時は恥ずかしすぎて死にそうだったからな(パッチェさんが)

 

 「ズルいわよ!フラン!」

 

 「ズルくないも~ん!お姉さまみたいなちんまりした胸なんて龍輝は興味ないよ~!」

 

 「ッ!?そ、そんなわけない…わよね!?龍輝!?」

 

 別に俺はどちらでも良いのだが、まず俺に振るな。

 

 

 「私も久し振りに兄者と風呂に入ったな~」

 

 「私入ったこと無いんですけど!?」

 

 文達うるさいな…あとでシバいとこ。

 

 「レミィとフランみたいなちんまいお胸よりも私の方が良いに決まってるでしょ!」

 

 おいコラ、パチュリー、煽るな。最終的に俺に飛び火するから。

 

 「何ですって!?」

 

 「違うよ!私みたいな未成熟だけど少し膨らんだ奴の方が良いに決まってる!」

 

 […やめろ!!ハーメルン(管理人)に怒られる!!]

 

 …今作者の心の叫びが聞こえた気がした。

 

 「龍輝殿!酒を飲まぬか!?」

 

 おっと、純狐さんに呼ばれたぞ。

 

 「酒なら喜んでお付き合いしますよ!」

 

 これであの地獄(R-18ゾーン)から抜け出せる。

 

 

 

 とまぁ、こんな感じで閉店(午前3:30)まで続いた。






 ごそごそ

 パチェ「作者ぁ?」

 (((((((・・;)ビュン


 !(×_×;)Г!ガッ

 パチェ「逃がさないわよ」


 あ…あはは…

 パチェ「何で前に言った通り出さなかったのかしら?」

 いやぁ…あのぅ…

 「本当だったらにとりとのデートの時に出るはずだったわよね?」

 その……

 「言い訳は聞かないわよ?」

 申し訳ありませんでした。


 『火水木金土符 賢者の石』

 あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛


 「……次回もゆっくり見てやって。この駄目作者の書く小説を」


 よ、宜しくです……




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好敵手とのバトル

愛されることが出来なかった少年と少年を愛したい少女たちのアレン君がでます。

 ジョジョの技を使いまくるのでご了承ください。


 

 龍輝は時空を翔んでいた。

 

 数ある内の一人の(友人)の世界へ翔ぶために。

 

 「…よ!久しいな!」

 

 「…来ると思ってたぞ」

 

 我が好敵手(ライバル)のアレン、改め山吹宗達。

 

 「今日はさとりも一緒か」

 

 さとりも近くにいたが他のこいしやレミリア、フラン等は居なかった。付近にも生体反応は木っ端妖怪しかない。

 

 「お久しぶりです、時空神様。その節はお世話になりました」

 

 

 「俺はもう引退したからクロノスじゃあない。鞍馬の天狗さ。」

 

 「…座を譲ったのか。あの子供に」

 

 

 「あぁ、俺の半身みたいなヤツを近くに付けてるから大丈夫だ。」

 

 「…そうか。また会いたいのだが」

 

 「玉藻に聞いてくれ。あいつの息子だからな」

 

 「…玉藻、良いだろう?」

 

 

 「駄目だよ。あんたに会わせる息子はいないよ」

 

 「一人しかいねぇじゃねえかよ。息子」

 

 「ほらほら、そんなことより龍輝、()るんだろう?」

 

 「…準備はいいか?」

 

 「何時でもOKだ」

 

 「…始め!」

 

 玉藻の合図によってスタートした。

 

 まずは一直線に首を狙う。

 

 だが、跳ね返されてしまった。

 

 「…塗り壁か」

 

 我が愛弟子が使っていた式神にいたのを思いだした。

 

 「ならば…!」

 

 神力を解放し空間を歪める。

 

 「ック゛…!」

  

 

 アレンは一瞬キツそうな顔をしたがスピードをあげその空間から逃れる。

 

「 震えるぞHeart!燃え尽きる程heat!刻むぞ!血液のbeat!山吹色の波紋疾走!(サンライトイエローオーバードライブ!)

 

 「技をパクるなぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァッッッ!!!」

 

 「ドラララララララララララララララララララララララァァァッッッ!!!」

 

 そのままラッシュをしまくる。

 

 「THE!WORLD!時よとまれェェッッッ!!」

 

 時を止めた。長くても五時間は止めていられる。

 

 「さて、悪戯するか!顔に肉って描いてやろ!」

 

 ~…三分後…~

 

 「飽きた」

 

 めんどっちいから眉間にナイフ刺して終わりにしよ

 

 サクッとね。

 

 「時止め解除」

 

 

 「んなッッッッッ…」

 

 「また俺の勝ちだな。」

 

 「どうかな?油断は禁物だぞ。」

 

 即座に、そして反射的に裏拳を入れる。

 

 「あがッッッッッ…」

 

 「…勝者、鞍馬龍輝」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「リク!」

 

 「何故私の息子の名前を叫びながら起きてくるのよ」

 

 「リクが俺を抱き締めてくれた!」

 

 「夢よ!そんなことは現実に起きないわ!リクはあんたの事は話しにくい上司みたいな存在だと思ってるに違いないわ!」

 

 「なんでそんなことが言えるんだ!」

 

 「逆になんでそっちこそ言えるのよ!?」

 

 …この喧嘩、俺が治めなきゃいけないの?

 

 



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