現代で家庭教師をしたら性的に肉食文化の異種族の子達からものすごく迫られている (ヴぃーたー)
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1話 獣人の子

僕の名前は山室有。

家庭教師で生計を立てている。

普通と違う所は色んな異種族の子達に教えている事かな。天使、魔族、獣人族、……etc. 皆それぞれ個性があって良い子達だ。

今日もいつも通り教え子の1人である獣人族のニーナちゃんの所へやってきた。

コンコンっとノックをすると中から可愛らしい声が聞こえてきた。

扉を開けるとそこには僕の教え子であるニーナちゃんがいた。

彼女はピンク髪に整った顔立ちをしている。身長140cm程の幼女体型だが胸だけは大人顔負けの大きさを誇っている。

 

「あ!先生!」

 

ニーナちゃんは僕の姿が見えるなり嬉しそうに駆け寄ってきた。

そしてそのまま抱きついて来た。……可愛いなぁ……。

ニーナちゃんの頭を撫でながら話を始めた。

 

「おはようニーナちゃん」

 

「おはよーございます!先生!」

 

元気いっぱい挨拶をする彼女を見て思わず頬が緩んでしまう。

僕がいつもの場所に座るとニーナは膝の上に乗ってきた。彼女の甘い匂いに包まれて幸せな気分になる。……さて、そろそろ勉強を始めようか。

 

「じゃあそろそろ始めようか?」

 

「はい!」

 

それから数時間後……。

僕はニーナちゃんに勉強を教えていた。

しかし、膝の上に座られているから、元気に動き回る尻尾に刺激され、勉強を見ようと覗き込むとパジャマの胸元から大きな膨らみが見える。

……正直かなり辛い状況だった。

(……くっ……これは我慢出来ないかも)

その時、不意にニーナちゃんがこちらを振り向いた。その瞬間、目が合った。

ニーナはニヤリと笑うと顔を近づけて来た。そして耳元で囁いた。

 

「せんせ?したいならいいんだよ?私も先生としたいなぁ♡ 」

 

ニーナは誘惑するように僕の太股に手を置いてきた。

柔らかい感触を感じドキッとする。

 

「こら、そんな事を言っちゃダメだよ……」

 

理性を保ちつつ注意する。しかしニーナは止まらない。

 

「え〜どうしてですかぁ?」

 

「それはね、こういう事は恋人同士でやる事だからだよ」

 

僕の言葉を聞いたニーナはキョトンとしていた。少し間を空けてから口を開いた。

 

「それってつまり先生は私の事好きじゃないんですか!?私はこんなにも先生の事好きなのに!!」

 

泣きそうな表情を浮かべるニーナちゃん。まずいと思い急いで弁解をした。

 

「ち、違うんだ!!そういう意味じゃなくてね!君はまだ子供だし恋愛感情なんて無いと思ってたんだけど……」

 

そこまで言うとニーナは首を横に振った。

 

「違いますよ先生。私は確かにまだ恋とかよく分かりませんけど……でも今はっきりと言える事があります。先生の側にいるとドキドキして体が熱くなるんです。これがきっと恋なんだと思います!」

 

真っ直ぐな瞳に見つめられて何も言い返せなかった。そして暫く沈黙が続いた後ニーナがまた口を開いた。

 

「ねぇ先生?キスしようよぉ♡」

 

再び甘えた声で誘惑してくる彼女は遂に我慢出来なくなったのか僕をベットへと押し倒した。

 

「ちょっ……ちょっと待ってくれ!」

 

慌てて起き上がろうとするがニーナに押し倒されているせいで上手く力が入らない。必死に抵抗するが無駄だった。

 

「もう……先生だって私の胸を見て興奮してたくせにぃ……本当はしたいんでしょう?」

 

そう言って彼女は服を脱ぎ始めた。

 

「だ、駄目だよ!ほら早く服を着なさい!」

 

脱ごうとしている手を止めようとするが逆に手を掴まれてしまった。そしてそのまま両手を押さえられ身動きが取れなくなってしまった。

 

「ふふ……捕まえましたよ先生♪」

 

ニーナは妖艶な笑みを浮かべると僕の首筋に舌を這わせてきた。生暖かい感覚が全身に伝わる。

変な声が出てしまい恥ずかしかった。

すると今度は耳に息を吹きかけてきた。ゾクッとするような快感に襲われる。更にニーナは僕の体を弄り始めた。

小さな手が脇腹に触れてくすぐったいような気持ち良い様な不思議な感じがする。

すると突然ニーナが抱きついてきた。

彼女の柔らかさと温かさを感じる。

すると今度は胸に顔を埋めてきた。彼女の吐息がくすぐったくて身を捩らせるが離れてくれなかった。

 

「うぅ……ニーナちゃん……離れてくれないかな……?」

 

僕は困ったように言った。するとニーナが顔を上げて見つめてきた。

 

「嫌です!絶対に離しません!」

 

どうやら本当に離れたくないようで、僕の体に腕と尻尾を巻き付けてくる。

 

「先生……大好きですよ……」

 

そう言うとニーナは再び顔を近づけて来て唇を重ねてきた。柔らかくて甘い香りがする……。

それから何度も口づけを交わした後、ようやく解放された。

 

「ごめんねニーナちゃん……君の想いに応えれなくて……」

 

申し訳ない気持ちでいっぱいになり謝るとニーナは首を横に振った。

 

「いいんですよ先生!先生が私を好きになってくれるまで待ちますから!」

 

そう笑顔で言うニーナちゃんを見て思わず抱きしめたい衝動に駆られた。

 

「ありがとう……ニーナちゃん……でも……今は勉強に集中しようか?」

 

「はい!」

 

それから数時間後……。

何とかニーナちゃんの勉強を終えた。

 

「今日はありがとねニーナちゃん!」

 

「いえ!では失礼しました!」

 

ニーナちゃんは元気良く返事をして見送ってくれる。

その姿が見えなくなると僕は大きなため息をついた。

(危なかったぁぁぁ!!)

危うく理性を失いかける所だった。まさかあんなに積極的に誘惑されると思わなかったのだ。正直凄く可愛かった……。

(ニーナちゃん……)

あの時の事を思い出しているとまたムラっとしてきた。……これはまずいな、どうにかしないと。

そう思いながら帰宅するのだった……




評価、感想もらえると嬉しいです。


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2話 獣人視点

今日は先生がやってくる日!

昨日からずっと楽しみにしてたんだぁ〜♡ 朝からウキウキしながら準備をしている。

今日こそは先生に襲ってもらいたい♡早く先生の物になりたい♡

先生にアピールする為に今日は薄手のパジャマにボタンも少し開けておっきな胸も見えるようにしました。

尻尾も楽しみすぎてずっとぶんぶん動いてる♡

あぁ〜早く来ないかな先生♡ そんな事を考えているとチャイムが鳴った。

私は急いで玄関に向かった。

扉を開けるとそこには先生がいた。

相変わらず素敵で格好いい! 私は大きく深呼吸してから挨拶をした。

この時間がいつも緊張してしまうのよね。

 

先生は椅子に座ってくれた。

ここぞとばかりに先生の膝の上に乗っちゃおう♡。

先生が教科書を開く。私はドキドキしながらもせつめい勉強を始めた。

先生の顔を見るとやっぱりカッコよくてドキドキする……

もっと触れてみたい……舐めてみたいなぁ……

いけないいけない、今は授業中なんだから集中しなきゃ! でも我慢出来ない!

真後ろに居る先生の匂いがしてきて頭がクラクラする。

体が熱くなり先生を求めてる。

先生の体温を感じてるだけで幸せ♡ ねぇ先生?私の体触ってくれない? お願い♡ 私のおっぱい見て♡ 私の太股撫でて? 私の首筋にキスしてよぉ……

先生なら良いよ? 先生が私の事嫌いじゃないって事は分かってるんだから。

だから頑張って誘惑したんだよ? 先生に喜んで欲しくて……

 

あっ♡先生が私の胸をちらちら見てる♡

私の事をメスだと意識してくれてるんだ♡

嬉しくて尻尾が動いちゃう…

尻尾で刺激されて先生がたまにビクって反応してる♡

もう駄目だ。我慢できない♡

 

先生に振り向き囁く。

 

「せんせ?したいならいいんだよ?私も先生としたいなぁ♡ 」

 

そして勢いに任せて先生の太ももに手を置く。

 

「こら、そんな事を言っちゃダメだよ……」

 

先生が優しく否定してくる。

でもさっきから先生も興奮してるのは分かってるんだよ♡

 

「え〜どうしてですかぁ?」

 

「それはね、こういう事は恋人同士でやる事だからだよ」

 

もう少し押せば先生に襲ってもらえる。

そう期待してたのに先生の冷静な否定につい動揺してしまう。

 

「それってつまり先生は私の事好きじゃないんですか!?私はこんなにも先生の事好きなのに!!」

 

泣きそうな表情で先生に告白してしまう。

私はこんなにも先生の事が好きなのに。早く先生の物にしてほしいのに。

 

 

「ち、違うんだ!!そういう意味じゃなくてね!君はまだ子供だし恋愛感情なんて無いと思ってたんだけど……」

 

先生は慌ててフォローしてくる。

でも先生にまだまだ子供だと思われてたなんて…

 

「違いますよ先生。私は確かにまだ恋とかよく分かりませんけど……でも今はっきりと言える事があります。先生の側にいるとドキドキして体が熱くなるんです。これがきっと恋なんだと思います!」

 

先生の目を真っ直ぐ見て言う。

改めて先生に自分の気持ちを伝えると我慢できなくなってくる♡

 

「ねぇ先生?キスしようよぉ♡」

 

再び甘えた声で誘惑してしまう。

我慢出来なくて出来なくて先生をベッドへと押し倒してしまう。

 

 

「ちょっ……ちょっと待ってくれ!」

 

先生が慌てて起き上がろうとしてくるけど獣人に力で勝てるわけないのに♡

 

「もう……先生だって私の胸を見て興奮してたくせにぃ……本当はしたいんでしょう?」

 

服を脱いで胸を見せる。

大きく育ったおっぱい先生の好きにしていいんだよ♡

 

「だ、駄目だよ!ほら早く服を着なさい!」

 

そのまま完全に脱ごうとすると先生が手を伸ばし止められてしまった。

私も先生の手を掴み捕まえる。

 

 

「ふふ……捕まえましたよ先生♪」

 

手を封じられた先生の首元を我慢できずつい舐めちゃう。

先生のアセおいしいよぉ♡

そのまま先生の耳に息を吹きかけ欲情を誘う。

先生ビクッとして感じてる♡

その先生の姿が可愛らしいすぎてつい体に手を伸ばしてしまう。

先生の感じてる姿可愛らしすぎるよぉ♡

衝動が抑えきれずに先生に抱きついちゃう。

先生の匂いを感じられて幸せ♡

 

「うぅ……ニーナちゃん……離れてくれないかな……?」

 

先生が困った顔で懇願してくる。

 

「嫌です!絶対に離しません!」

 

こんな幸せ手放せないよぉ♡

先生の体に手を回して離れられなくする。

尻尾まで勝手に巻き付いちゃった♡

 

 

「先生……大好きですよ……」

 

感情のままに先生とキスをする。

何度も何度もしても幸せで意識が飛んじゃいそうになるけど、先生がこのままでは襲ってくれなさそう。

 

「ごめんねニーナちゃん……君の想いに応えれなくて……」

 

先生が謝ってくる。

私こそごめんね待てが出来ないダメ獣人で♡

 

「いいんですよ先生!先生が私を好きになってくれるまで待ちますから!」

 

必死に取り繕って先生に媚びる。

先生の物になりたいから今は我慢しないと♡

 

 

「ありがとう……ニーナちゃん……でも……今は勉強に集中しようか?」

 

「はい!」

 

それから数時間後……。

なんとか我慢しつつ勉強を終えた。

でもさっきので顔が赤くなってる先生可愛い♡

 

「今日はありがとねニーナちゃん!」

 

「いえ!では失礼しました!」

 

先生を見送って自室に戻る。

さっきの先生の匂いや感触を思い出して一人で慰めちゃった♡

 




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3話 天使族の子

この前は大変だったなぁ。まさかあんな事されるなんて……。

おかげで最期までニーナちゃんの顔がまともに見れなかった。

とりあえず次の教え子の所に行かないと…

今日の子は天使族の女の子だ。

名前はリリエル。翼が真っ白で大きく、綺麗だ。

天使族だからか、凄い優しく真面目な性格の子だ。

そして何より背丈も胸も大きい。彼女は僕の事を尊敬してくれているらしく、よく懐かれている。

彼女の部屋に着き扉を開ける。

 

「こんにちわ。リリエルさん。」

 

「あぁ、待ってましたわ」

 

部屋に入ると彼女が笑顔で迎えてくれる。

僕が来るのを待ってくれていたみたいだ。

 

「さぁさぁ座って」

 

彼女に促され椅子に腰掛ける。するとすぐにお茶を出してくれた。

相変わらず気が利く子だな。

早速出された紅茶を飲む。

うん。美味しい。

一口飲むだけで幸せな気分になる。

そんな至福の時を過ごしていると……

突然後ろから抱きしめられる。

背中に柔らかいものが当たっている。

どうやらリリエルが抱きついて来たようだ。

え?え? いきなり過ぎて動揺してしまう。

 

「ねぇ先生?先生は私の事嫌いなのかしら?」

 

耳元で囁かれる。

 

「そ、そういう訳じゃないよ……」

 

「じゃあ好きなの?」

 

「教え子としては……」

 

「ふふ……嬉しい♡」

 

更に強く抱きしめてくる。

 

「ちょっ……ちょっと苦しいよ」

 

あまりの強さに少し苦言を漏らす。

 

「あらごめんなさい。先生があまりにも可愛くてつい……♡」

 

そう言ってようやく解放してくれた。しかし今度は正面に座ってきてこちらを見つめてくる。

恥ずかしくなり目を逸らすとクスっと笑われた。

なんだろうすごく負けた気分だ。

しばらく無言の時間が続く。

その間ずっと見つめられ続けるので気まずい……

 

「そろそろ勉強しようか」

 

耐えきれなくなり話を振ってみる。

 

「そうですね」

 

よかった。やっと解放された。

 

「では始めましょうか」

 

「よろしくお願いします」

 

こうして勉強会が始まったのだが……

 

「先生はどうして私を見てくれないんですか?」

 

「え?い、いや見てるよ」

 

「嘘です。先生はいつも私から目線を外してますよ」

 

「うぐ……」

 

バレてる。流石天使族。勘が鋭い……。

確かに僕は今、リリエルを見ることが出来ない。

理由は簡単。胸をチラ見してしまいそうだからだ。

彼女は服をしっかり着ていて見えないが、それでも大きな胸の膨らみは隠せていない。

どうしてもそこに目が向いてしまうのだ。

それに胸以外もむっちりしていて何処を見てもよこしまな感情を抱いてしまう。

 

「先生……もしかして興奮してるの?」

 

「うぅ……ごめんなさい……」

 

「いいんですよ先生♪私が魅力的過ぎるのが悪いんだもの♪」

 

リリエルが嬉しそうな声で話しかけてくる。

その声を聞いているとまた顔が熱くなる。

 

「先生……こっちを向いてください……」

 

「い、いや……」

 

「私とキスしたくないですか……?」

 

「それは……」

 

「私はしたいです……」

 

リリエルが顔を近づけて来る。

このままではキスされてしまう。

それだけは避けなければ! 咄嵯の判断でリリエルを押し返す。

彼女は驚いた表情をしている。

そりゃそうだ。僕がこんな行動を取るとは思わなかったのだろう。

でもこれで良かった。なんとか最悪の事態は避けられた。

安心していると……

ガシッ 腕を掴まれる。

見るとリリエルが泣きながら僕の事を見ていた。

 

「先生……酷いです……私の事嫌いになったんですね……?」

 

「ち、違うんだよ!君が嫌とかじゃなくて!」

 

「じゃあ好きってこと?」

 

「えぇ!?いやぁ〜好きって言うか何と言うか……」

 

「やっぱり嫌いなんだ……」

 

「いやだから違くて……」

 

「もういいですよ……」

 

リリエルが涙を流す。

そして……

チュッ唇を奪われた。それもかなり濃厚なものを。

舌を入れられ口内を蹂躙される。

抵抗しようとしたが力が入らない。

天使族の力は人間の比ではないのだ。

されるがままになっているうちにだんだん頭がボーとしてくる。

気持ち良い……。

 

「ぷはぁっ」

 

ようやく口を離してくれる。

 

「先生……可愛い♡」

 

リリエルが微笑んでくる。

可愛いと言われ少し照れる。

 

「先生……日頃の疲れが溜まって正常に判断できないだけですよ、だから私が救済してさしあげますね♡」

 

「なにを……んむっ」

 

再びキスされた。今度は先程よりも激しく貪るようなキスだ。

そしてそのまま抱きつかれ、大きな白い翼で繭のように僕を包み込んでくる。

彼女の柔らかい体が密着する。

リリエルの大きな胸に埋もれる形になり呼吸ができない。

苦しいはずなのに何故か心地よい気分になる。

 

「どうですか?私の体は?癒されますか?もっと味わって下さい……」

 

そう言ってさらに強く抱きしめられる。

まるで逃さないと言っているようだ。

柔らかい……。それに甘い匂いがしてクラクラしてしまう。

そんな状態で数十分抱きしめられた後リリエルが優しく語りかけてきた。

彼女は慈愛に満ちた表情を浮かべており、その姿はとても美しかった。

そして彼女は言った。

 

「先生……せめて今日は日頃の疲れを癒しましょう♡」

 

「はい……」

 

リリエルの繭の中ぼうっとしている頭の中にリリエルの声が入ってくる。

リリエルの体に包まれてとても幸せな気分だ。

豊かな胸で顔を挟まれ、体はリリエルの手やむっちりとした太ももで挟まれる。

全身でリリエルを感じている。

リリエルの体温が伝わってきてすごく温かい。

リリエルの香りが鼻腔を通り抜けていく。

リリエルは優しい手つきで頭を撫でてくれる。

その感触もまた心地よく、心まで満たされる感じがした。

リリエルはずっと抱きしめてくれていた。

この時間が永遠に続けばいいと思った。

リリエルは僕が満足するまでずっと抱きしめていてくれた。

リリエルのおかげで本当に癒された気がする。

お礼を言おうと思い顔を上げるとリリエルの顔が目の前にあった。

彼女は頬を赤らめ息遣いが荒くなっていた。

リリエルの綺麗な瞳にはハートマークが浮かんでいるように見えた。

 

「先生……私……先生の事が大好きです……先生は私を愛していますよね?」

 

「うん……教え子として好きだよ……」

 

「こんなに意識を蕩けさしたのに……意思の固いお人なんですね」

 

「ごめん……」

 

「謝らないでください。私は先生が大好きなんです。だから先生が救済されるまで頑張ります」

 

リリエルは笑顔で言う。

しかしその目は真剣そのものであり、決意のようなものを感じた。

僕はその目に気圧されて何も言うことができなかった。

リリエルはその後もずっと抱きしめてくれていた。

そして勉強を教えて、この日は終わった。




AIがR18にいこうとするのを必死に止めてます・・・
淫魔の時どうなるんだろう・・・

評価、感想もらえると助かります。


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4話 天使族の子視点

待ちにまった先生がやってくる日、今日こそは救済してさしあげないと♡

私はいつもより早く起きて身支度を整えた。

失礼のないようにしないと……

先生がやってきて挨拶をしに来た。

緊張しているのか少しぎこちない様子だった。

私は先生を椅子に座らせ、紅茶を出し、その隙に先生の体をじっくりと観察する。

先生はかなりの疲労が溜まっているみたい。

先生が倒れてしまう前に私の体で救済して差し上げなくては!

 

先生の背後に回り、抱きつく。

私の胸が先生の背中に当たり、形が潰れるほど押し付ける。

私の魅力がたっぷり詰まった体に密着され、ドキドキしているようね。

それでも先生は抜けだそうとしてくる。

 

「ねぇ先生?先生は私の事嫌いなのかしら?」

 

先生の耳元で囁く。

先生はなんて答えてくれるんだろう……

 

「そ、そういう訳じゃないよ……」

 

「じゃあ好きなの?」

 

「教え子としては……」

 

「ふふ……嬉しい♡」

 

教え子と関係を持ってはいけないって良識がある先生から好ましく思われてると分かった私は嬉しくなってつい先生をより強く抱きしめてしまった。

 

「ちょっ……ちょっと苦しいよ」

 

「あらごめんなさい。先生があまりにも可愛くてつい……♡」

 

先生と私では力の差がありすぎるのだからもっと優しく丁寧に接しないと行けないのに。

あまりの先生の可愛さに力が入ってしまいました。

お勉強もしないと行けないですし、名残り惜しいですが一旦、先生を解放します。

しかし、背後から抱きつくのをやめたおかげで先生のお顔をじっくり見ることが出来て見入ってしまいます♡

 

「そろそろ勉強しようか」

 

夢中で先生のお顔を見ていたら先生からもお勉強を切り出されたので仕方なくお勉強を始めます。

先生の負担にならないよう集中してお勉強を続けておりましたが、ある事に気づきました。

先生があまり私を視界に入れないようにしているのです。

 

「先生はどうして私を見てくれないんですか?」

 

「え?い、いや見てるよ」

 

「嘘です。先生はいつも私から目線を外してますよ」

 

「うぐ……」

 

先生を問いただしますが、愚かにも誤魔化そうとしています♡

目線の彷徨い方で私の胸や足などを見てしまいそうになっているのが丸わかりなのに♡

 

「先生……もしかして興奮してるの?」

 

「うぅ……ごめんなさい……」

 

「いいんですよ先生♪私が魅力的過ぎるのが悪いんだもの♪」

 

先生が私を見て興奮してくださってる。

そう考えると私も興奮してきます♡

 

「先生……こっちを向いてください……」

 

「い、いや……」

 

「私とキスしたくないですか……?」

 

「それは……」

 

「私はしたいです……」

 

私は興奮のままに先生に顔を近づける。

先生の戸惑っているお顔すごく可愛い♡

しかし、先生に押し返され拒絶されてしまいます。

あまりのショックに先生に押し返されるままでした……

先生に拒絶されたと思うと悲しみのあまり涙が溢れてきます。

 

「先生……酷いです……私の事嫌いになったんですね……?」

 

「ち、違うんだよ!君が嫌とかじゃなくて!」

 

「じゃあ好きってこと?」

 

「えぇ!?いやぁ〜好きって言うか何と言うか……」

 

「やっぱり嫌いなんだ……」

 

「いやだから違くて……」

 

「もういいですよ……」

 

先生の誤魔化しの言葉も聞かずに先生にキスをする。

キスをした瞬間に私は幸せに包まれた。

先生と私の唇は触れ合っただけだけど、とても幸せな気分になれた。

先生の事を想えば想うほど体が熱くなる。

もっと先生と愛を深めたい。

そんな想いが募り、より深いキスを交わす。

天使族の匂いや体液には人を正しい思考に戻す作用がありますから先生を正常な状態に戻してさしあげないと♡

 

「先生……可愛い♡」

 

先生のぼーっとしたまるで生まれたてのようなお顔みて私も我慢ができません♡

 

「先生……日頃の疲れが溜まって正常に判断できないだけですよ、だから私が救済してさしあげますね♡」

 

「なにを……んむっ」

 

もう一度キスを交わし、唾液を飲ませてあげます♡

それと同時に先生に密着し翼を使い、繭を作ります。

これで匂いも体液も取り込みましたね先生♡

先生をもっと正常な状態に戻すべく、先生のお顔を私の胸で挟んでさしあげます♡

 

「どうですか?私の体は?癒されますか?もっと味わって下さい……」

 

先生に今の状態をお聞きしますが、体液や匂いが聞いてきたのか返事を返すことすら出来ません♡

それでも先生の事が大好きな私は構わず続けます。

先生の体を包み込むように抱きしめ、先生の体を全身で感じます。

先生と1つになるような感覚に陥ります。

この幸福感は今まで味わったことのないものです。

このまま先生を早く救済しないと♡

先生を正常な認識に戻すべく、正しい認識を語りつづけます♡

どんどん脱力していく先生の頭を撫でながらずーっとつづけます♡

すると先生が動き目が合ったので繭をとき先生を解放します。

そして先生に問いかけます。

 

「先生……私……先生の事が大好きです……先生は私を愛していますよね?」

 

「うん……教え子として好きだよ……」

 

「こんなに意識を蕩けさしたのに……意思の固いお人なんですね」

 

先生はまだ俗世に囚われたまま、救済させてあげられませんでした……

 

「ごめん……」

 

「謝らないでください。私は先生が大好きなんです。だから先生が救済されるまで頑張ります」

 

早く先生を救済して楽にしてあげたい……でも先生に根付いた歪んだ認識を戻すのにはまだ時間が掛かりそうです……

しかしそれで諦める私ではありません。

決意を込めた目を向けて先生に言い放ち、勉強を再開します。

少しでも早く救済できるよう抱きついたままで……

 




次は淫魔を予定しているので遅くなります。
R-18世界線からどれだけ早く抜け出せるのかで投稿速度が変わります・・・
AI先生頼みます!


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5話 魔族の子

俺は今、夢を見ている。

それも淫夢だ。

最近、毎日のように見る夢は家庭教師の女の子に誘惑されて理性が崩壊する夢。

その夢の中で俺がどんなことをしていたか思い出すだけで恥ずかしい……

夢はきっとただの妄想に過ぎないはずなのにどうしてあんなにもリアルだったのだろう……

それにしても今日は本当にリアルな夢を見た気がする……

朝起きてすぐそう思った。

夢の中の出来事が妙に頭に焼き付いて離れない。

あの子の甘い声や柔らかかった体の感触が頭から離れないのだ。

今日も家庭教師の仕事があるというのになんて夢をみているんだ……

しかし気になったのは夢の中の相手が思い出せなかった事だ。

 

罪悪感を感じながらも、仕事のために着替えを始める。

いつも通り支度を整え、家を出る。

いつも通りに教え子の家に向かい、いつも通りに勉強を教える。

しかし、いつもと違うのは今日の彼女はいつも以上に色気を感じるということ。

今日は魔族のエレナの担当の日。

エレナはロングの黒髪でスタイルも良くて服装こそ制服だが、露出が多く、谷間が見えたりしている。

そんな彼女を見るとどうしても昨日のことが脳裏にチラついてしまう。

 

「せんせ……大丈夫ですか?」

 

「あぁ、ごめん。少し考え事をしていてね」

 

「もう……ちゃんとお話を聞いてくれなきゃダメですよ?」

 

「ごめんね」

 

「まぁいいですよ。それより先生。この問題解けたらちょっとしたご褒美をくださいよ♪」

 

「いいけど、何をして欲しいのかな?」

 

「それは内緒です。でも凄く気持ちよくなれること間違いなしなので期待してくださいね♡」

 

そういうとエレナは問題を解いて見せる。

すると、突然キスをされた。

 

「えへへ、ご褒美もらいました♡」

 

「え!?ちょっ!?」

 

不意打ちのキスに動揺してしまう。

そんな様子を楽しむかのようにこちらを眺めてくる。

そんなエレナにドキドキしながらも、なんとか平静を保つ。

その後もエレナのスキンシップは続いた。

体を密着させてきたり、手を繋いできたり、頭を撫でて欲しいと言ってきたりと、とにかく距離が近い。

エレナが近寄る度に心臓の鼓動が激しくなる。

これはきっと教師として生徒に興奮してはいけないと思っているからに違いない。

そう自分に言い聞かせて、何とか耐える。

 

「先生……どうしたんですか?顔赤いですよ?」

 

「い、いや、なんでもないよ……」

 

「本当ですか?体調悪いなら無理しないでくださいね」

 

「ありがとう。心配してくれて嬉しいよ」

 

「いえ、私は先生の事が大好きですから、先生には元気で居てもらいたいんですよ♡」

 

好きと言われ、思わずドキッとしてしまった。

この子は普段からこうやって異性を誘惑してくるのだろうか?

俺以外の男にもこういう態度をとっていると思うと、とても不安になる。

この子がもし、誰か他の男性に好意を抱いたらと考えると……嫌だ。

この子を誰にも渡したくない。

この子にもっと触れていたい。

この子を独占してしまいたいという独占欲が湧き上がってくる。

 

……相手は生徒なのに何を考えているんだろう。

 

「せーんせ♡またボーッとしちゃってどうしたんですか?」

 

「あっ……ごめん。少し疲れてるのかも……」

 

「ふぅ〜ん……そうなんですねぇ〜じゃあそろそろ休憩にしませんか?」

 

そう言って彼女はお茶を入れてくれた。

そして隣に座って抱きしめてくる。

 

「うわっ!急に抱きつかないでよ!」

 

「えへへ、先生の匂い落ち着くんですもん。良い匂い……大好きです」

 

「まったく……君は……」

 

「あれれ?先生、もしかして照れてます?可愛いですね」

 

「……うるさい」

 

「はいはい。でも先生、私のこと好きですよね?」

 

そう言われて、言葉に詰まる。

俺はこの子の事が好きなのかもしれない。

今まで意識していなかっただけで、俺はこの子の事が好きになっていたのではないだろうか。

それに、最近は夢の中の彼女と目の前にいるエレナが重なって見えているような気がする。

夢の中で見た彼女は今のエレナよりも大人っぽく見えたが、夢の中でのエレナの方が魅力的だった。

それに夢の中での俺は現実の俺より積極的だった気がする。

夢の中では俺がリードしていたが、現実では俺のほうが主導権を握られている。

夢の中での積極性はどこに行ったのだろう。

ただでさえ年下の女の子に振り回されているのに。

 

「先生、もしかして私に惚れましたか?」

 

「そんなわけないよ」

 

「嘘つき……だってさっきまで私に見とれた目をしていたじゃないですか♡」

 

「見とれてなんかいないよ」

 

「本当にそうですかぁ?私が誘惑するといつも胸とかお尻見てますよね?気づいてないとでも思ってるんですか?」

 

バレていたらしい。

確かに彼女の言う通り、俺は彼女の体をよく見ていた。

彼女の体はすごく綺麗だからついつい視線がいってしまうのだ。

 

「まあ、仕方ないことかもしれませんけどね。先生、スタイルの良い女性が好みみたいだし」

 

「べ、別にそんなことは……」

 

「はいはい。わかりましたよ。先生が認めてくれるまではこれから毎日こうしてアピールしますから覚悟しておいてくださいね♪」

 

「勘弁してくれ……」

 

「まぁ、先生が認めるまでずっと続けていくつもりなので、頑張ってくださいね♪それとも先生は私みたいな可愛くておっぱいの大きな子とイチャイチャできて嬉しくないんですか?」

 

「そりゃ嬉しいけど……でも君はまだ子供じゃないか」

 

「もう、またそういうこと言う……先生のバカ」

 

そういうと頬を膨らませて拗ねるエレナ。

やっぱりこの子は可愛いな。

 

「もういいです。今日はこれくらいにしてあげます」

 

「え?」

 

「今日はここまでです。早く帰って寝てください」

 

「えっと……怒ってるのかな?」

 

「知りません。とにかく今日は終わりです」

 

「ごめんね」

 

「謝らないでくださいよ。先生が悪いんじゃなくて、私のわがままなので」

 

「でも……」

 

「あーもー、気にしないでくださいってば。そんなことより、次も来てくれますか?」

 

「もちろんだよ。ちゃんとお話しようね」

 

「はい。楽しみにしていますからね♪」

 

そう言って笑顔を見せてくれた彼女を見てホッとする。

どうやら許してくれたようだ。

その後、帰る準備をして部屋を出る。

帰り際に彼女がハグしてきたのには驚いたが、エレナが満足そうな顔をしていたので良しとすることにした。

帰宅し次の指導の為に資料を整え、家事をし、眠りにつく。

 

そしてまた、夢を見ていた。

ビギニのような最低限の布面積しかない服を身に纏ったエレナが誘惑してくる。

夢の中の俺は引っ張られるように、身体が勝手に動き出す。

まるで自分の意思とは関係なく、体が動くような感覚だ。

 

「せーんせ♡ほら、もっと近くに来て下さいよ♡」

 

そう言いながら、こちらに近づいてくる。

俺はその言葉に従うようにして彼女に近寄っていく。

すると彼女は腕を広げて、そのまま俺のことを抱きしめてきた。

柔らかい感触が伝わってくると同時に、甘い香りに包まれる。

俺も負けじと彼女を抱きしめ返す。

すると彼女は幸せそうな表情を浮かべた。

 

「ふふっ、せんせー大好きですよ♡」

 

そう言って彼女はさらに強く抱きしめてくる。

何度も好きと言ってくれる彼女のことが愛おしくなり、自然とキスをしていた。

彼女はそれを拒まず受け入れてくれた。そして舌を入れてきて、お互いの唾液を交換し合う。

しばらくして、お互いに息苦しくなってきたので唇を離す。

今度は耳元で甘ったるい声で囁かれる。

 

「せんせー現実で出来なかったこといっぱいしましょうね♡」

 

そう言われた瞬間、理性が完全に吹き飛んだ。

それから俺たちは獣のように求め合った。

長い時間お互いに求め合った後、エレナが目と目を合わせ言う。

 

「私、待ってますから♡」

 

目が覚めた。

また生徒とあんなことをしてしまった。

俺は教師なのに。

しかも相手は未成年なのに。

いくら夢の中での出来事とはいえ、これは許されないことだ。

俺は自分に嫌悪感を抱きながらも、いつも通りに支度をする。

また、夢の中の相手は誰だか分からなかった。

 




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6話 魔族の子視点

私は今とても機嫌が良い。

理由は単純。今日は先生に会えるからだ。

 

先生はとても優しい人で私の事を気遣ってくれる。

それに私のことを大切に思っているみたいだった。

私が抱きつくと嫌がりながらも優しく受け止めてくれる。

先生の匂いを嗅ぐと落ち着くことができる。

先生の顔を見るとドキドキする。

最近は我慢が出来なくて、先生の夢によくお邪魔している。

夢の中だと先生と現実ではしてくれないような事も出来てすごく嬉しいのだ。

先生が欲しい。先生にめちゃくちゃにされたい。

そんな欲望ばかり膨らんでいく。

先生のことを考えるだけで胸の奥がキュンとなる。

早く先生に会いたいなぁ……♡

 

 

先生がやっと来て、私を見るなり、少しだけ顔を赤くする先生。

夢の中の出来事をまだ覚えてるのかな?

私もちょっと恥ずかしいけど、先生はもっと恥ずかしいんだろうなぁ。

 

「こんにちは」

 

「こ、こんにちは」

 

やっぱり先生は可愛い反応してくれる。

夢の中の先生も可愛いけど、やっぱり現実の先生の方が好きだ。

でも、先生はなかなか誘惑に負けてくれない。

だから、私決めたんだ。

淫魔の力も使って先生を落とそうと。

だって、先生のことが好きなのだから。

だから覚悟していてくださいね♡

 

さっそく勉強しながら機会を伺ってると、胸をチラ見しながらどこか上の空の先生。

淫夢の効果が出てるのかな♡

 

「せんせ……大丈夫ですか?」

 

「あぁ、ごめん。少し考え事をしていてね」

 

「もう……ちゃんとお話を聞いてくれなきゃダメですよ?」

 

「ごめんね」

 

「まぁいいですよ。それより先生。この問題解けたらちょっとしたご褒美をくださいよ♪」

 

「いいけど、何をして欲しいのかな?」

 

「それは内緒です。でも凄く気持ちよくなれること間違いなしなので期待してくださいね♡」

 

先生におねだりし直ぐに問題を解く。

そして先生が身構える前にキスをする。

 

「えへへ、ご褒美もらいました♡」

 

先生が動揺する姿を眺めて楽しむ。

動揺してる隙に先生に密着して体を擦り付けると、また慌てていた。

慌ててる先生も可愛くて好き♡

先生にもっとアピールするべく、問題を解くたびにおねだりする。

その度に先生は困った顔をしながら要求に応えてくれた。

こんな感じで誘惑を繰り返しているうちに、先生も興奮してきてるみたい♡

 

「先生……どうしたんですか?顔赤いですよ?」

 

「い、いや、なんでもないよ……」

 

「本当ですか?体調悪いなら無理しないでくださいね」

 

「ありがとう。心配してくれて嬉しいよ」

 

「いえ、私は先生の事が大好きですから、先生には元気で居てもらいたいんですよ♡」

 

大好きと言った瞬間明らかに動揺して固まる先生。

淫夢の影響がまだ残ってるのかな……

 

「せーんせ♡またボーッとしちゃってどうしたんですか?」

 

「あっ……ごめん。少し疲れてるのかも……」

 

「ふぅ〜ん……そうなんですねぇ〜じゃあそろそろ休憩にしませんか?」

 

飲み物を用意して油断してる先生に抱き着く。

抱き着くと先生の匂いも堪能できて幸せだ。

それに淫夢の影響が残ってるうちに一杯アピールしないと♡

「うわっ!急に抱きつかないでよ!」

 

「えへへ、先生の匂い落ち着くんですもん。良い匂い……大好きです」

 

「まったく……君は……」

 

素直に先生にアピールすると照れているのが丸わかりで可愛い♡

このまま押し切ってしまおうと思い、さらに攻め立てる。

胸をもっと押し付けてみる。

すると先生はさらに慌て始めた。

 

「先生、もしかして私に惚れましたか?」

 

「そんなわけないよ」

 

「嘘つき……だってさっきまで私に見とれた目をしていたじゃないですか♡」

 

「見とれてなんかいないよ」

 

「本当にそうですかぁ?私が誘惑するといつも胸とかお尻見てますよね?気づいてないとでも思ってるんですか?」

 

そう言うと先生は黙ってしまった。

やっぱり図星だったみたいだ。

やっぱり先生はエッチだ。

だから私が先生を満足させてあげないといけない。

先生が望むこと全部してあげるんだ。

でも先生は中々誘惑に落ちてくれない。

一体どうしたらいいんだろう。

 

「まあ、仕方ないことかもしれませんけどね。先生、スタイルの良い女性が好みみたいだし」

 

「べ、別にそんなことは……」

 

「はいはい。わかりましたよ。先生が認めてくれるまではこれから毎日こうしてアピールしますから覚悟しておいてくださいね♪」

 

「勘弁してくれ……」

 

「まぁ、先生が認めるまでずっと続けていくつもりなので、頑張ってくださいね♪それとも先生は私みたいな可愛くておっぱいの大きな子とイチャイチャできて嬉しくないんですか?」

 

「そりゃ嬉しいけど……でも君はまだ子供じゃないか」

 

「もう、またそういうこと言う……先生のバカ」

 

先生に子供と言われイラつきを覚える。

夢の中ではあんなに愛し合ってるのに。

もう今日の勉強の時間も残り少ないし、また夢の中で楽しもう。

何度も淫夢を見せればそれだけ記憶に残ってくれるだろうし♡

先生を強引に帰してさっそく準備する。

 

先生が寝るのをずっと待ってたらやっと寝たみたいなので早速お邪魔しちゃう。

夢の中だと先生も素直になるし、多少は操れちゃうから♡

 

早速、先生に抱き着く。

すると先生からも抱き返してくれて凄い幸せ♡

 

「ふふっ、せんせー大好きですよ♡」

 

そうして何度も先生に思いを告げる。

すると先生の方からキスをしてきてくれた。

だから私は先生にキスで応えて、先生を落とそうとする。

深くて濃いキスで♡

先生の舌が私の口の中を犯してくる。

凄く気持ちいい♡ そして先生がどんどん積極的になってくれる♡ 夢の中でもキスだけで気持ちよくなっちゃうなんて、先生はホント変態さんなんだなぁ♡

でも、先生に求められてると思うとすごく嬉しい♡もっと求めて欲しいな♡

 

「せんせー現実で出来なかったこといっぱいしましょうね♡」

 

そうして先生と体を貪りあう。

永遠に繋がっていたいけど、夢から醒めたらそこでお終い。

それに現実でも先生と愛し合いたいから、少しでも先生の記憶に残るように言う。

 

「私、待ってますから♡」




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7話 仙狐の子

今日の仕事は特に気合いを入れていかないと。

なぜなら、生徒がとても優秀なのだ。

多分、獣人の女の子で名前は水無月ちゃんという子だ。

普段は凄く可愛いだけの幼い少女って姿だけどたまにケモミミや尻尾が生えてる。

本人は隠してるつもりみたいなので触れないけど……

 

それに水無月ちゃんとは出会い方も特殊だ。

家庭教師の相手は専門のサイトを通じて知り合うのだが、水無月ちゃんはどこからか聞きつけてきたのか直接頼み込んで来たのだ。

最初は断ったがあまりにも熱心にお願いしてくるので仕方なく引き受けることになった。

実際会ってみると見た目も幼くて、本当に大丈夫なのかと心配になった。

でもいざ教えてみると、彼女は頭が良く飲み込みが早い。

しかも教えたことをすぐに理解するので教えるのが楽しくなる。

 

水無月ちゃんの事を考えていると、早速彼女の家に着いた。

インターフォンを鳴らす。

すると中からドタドタと足音が聞こえてきてドアが開いた。

 

「いらっしゃいませ!先生!」

 

満面の笑みを浮かべて出迎えてくれる。

この笑顔を見ると疲れも吹っ飛ぶ。

それに水無月ちゃんは可愛い。

思わず抱きしめたくなってしまう。

 

「うん、おじゃまします」

 

「さあ、早く入ってください。お茶を用意しますから」

 

「ありがとう」

 

部屋に入ると甘い匂いが漂ってくる。

どうやらお菓子を作っていたみたいだ。

テーブルの上にはクッキーが置いてある。

 

「先生の為に作ったんですよ?食べてください!」

 

そう言って水無月ちゃんは僕の口にクッキーを押し込んできた。

美味しい……

でも恥ずかしいな……

 

「どうですか?」

 

「えっと、とってもおいしいよ」

 

「良かったです!もっとありますからたくさん食べてくださいね!」

 

「うん、いただきます」

 

その後、僕たちは少し談笑してから勉強をすることにした。

勉強といっても難しいものではなく、水無月ちゃんは頭がいいので特に苦労はしない。

むしろ楽しいくらいだ。水無月ちゃんはとても明るくて元気なので一緒にいるだけでこっちまで気分が上がってくる。

そんな感じで時間が過ぎていき、あっという間に夕方になってしまった。

 

「そろそろ終わりにしよっか」

 

「はい……」

 

返事をしたけど、どこか様子がおかしい気がする。

 

「どうかした?」

 

「その、まだ先生と一緒に居たいなって思って……ダメ……でしょうか?」

 

「それは構わないけど……親御さんとか大丈夫なのかい?」

 

「はい……実は今日、両親は旅行に行っていて明日まで帰ってこないんです。だから寂しくて……」

 

「そうだったんだ。ならもう少しだけね」

 

「本当ですか!?やったぁ♪」

 

嬉しそうに跳ねる。

やっぱり水無月ちゃんは子供らしくていいな。

 

「それじゃあ勉強はここまでにしてお話でもしようか」

 

「はいっ!」

 

二人でソファーに座る。

寂しい思い出来る限りさせない様にしないと……

隣同士に座っていると水無月ちゃんがこちらにゆっくりと距離を詰めてくる。

そしてぴったりとくっついてきた。

 

「せんせーあったかいですねー」

 

「そうだね」

 

やっぱり両親がいないと寂しいんだろうな。

水無月ちゃんが甘えるように頭を擦り付けてくる。

僕はそれを優しく撫でてあげる。

すると気持ち良さそうに目を細める。

かなり気が緩んでいるのかケモミミや尻尾がいつのまにか生えていた。

気づいてないフリをしないと……

 

「せんせー大好きですよ♡」

 

「僕もだよ」

 

妹や子供がいたらこんな気持ちになるのだろうか。

可愛くて仕方がない。

 

「せんせー、ハグしたいです!」

 

「うん、おいで」

 

水無月ちゃんを抱き寄せる。

胸は無いけど体全体が柔らかくて良い匂いがして癒される。

 

「ふふっ、幸せ〜♡」

 

「喜んでくれて嬉しいよ」

 

「あの、私もぎゅってしちゃいますね」

 

水無月ちゃんが抱きかえしてくる。

胸が小さいからかお腹も胸もより密着してドキドキしてしまう。

水無月ちゃんの温かい体温を感じる。しばらくそのままでいたけど……

水無月ちゃんがモゾモゾと動き出した。

 

「せんせ、もっと強く抱きしめて欲しいな……」

 

顔を赤くしながら言う。

 

「わかったよ」

 

要望通りに腕に力を入れると水無月ちゃんはビクッと震えた。

 

「んぅ……これ好きぃ……すごく安心します」

 

「そうなの?」

 

「はい、もっとして欲しいです。あと頭ナデナデも」

 

水無月ちゃんが上目遣いで言う。

言われた通り、頭を撫でながら抱きしめてあげた。

水無月ちゃんは嬉しそうに頬をすり寄せている。

本当に可愛い子だ。

それからしばらくの間、水無月ちゃんと触れ合っていた。

やがて水無月ちゃんがウトウトし始めた。

眠くなってきたみたいだ。

 

「そろそろ寝ようか」

 

「はい……」

 

水無月ちゃんが立ち上がる。

 

「ベッドまで連れて行ってください」

 

「うん」

 

水無月ちゃんの手を引いて寝室に連れていく。

水無月ちゃんは布団に入るとすぐに夢の世界へ旅立ってしまった。

 

「おやすみ、またこんど」

 

水無月ちゃんに一声かけて部屋を出た。

さて、帰るとするかな。

水無月ちゃんに癒されたお蔭か軽い足取りで帰宅するのだった。

 




のじゃロリ口調にしたかったけど出来ませんでした。

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8話 仙狐の子視点

 

今私は大忙しだ。

先生が来てくれる日の為、必死に準備をしていた。

 

初めて先生と出会った時、厄介な物に纏わりつかれているのが直ぐに分かった。

その時はまだこの人間さんを助けてあげないとという気持ちで近づいた。

助けるために家庭教師になってもらったけど、先生との時間は居心地が良くてどんどん惹かれていった。

先生は会うたびに洗脳や催眠されている痕跡があるからなんども解除するのは大変だけどいつの間にか苦にならなくなっていった。

先生を喜ばせたい。

その一心で料理の練習をしたり、部屋の掃除を念入りに行った。

全ては先生の為に!

そして先生が来た! 玄関に向かいドアを開ける。

そこにはいつも通りの優しい笑みを浮かべる先生の姿があった。

うわぁ……カッコいい……

心臓の鼓動が激しくなる。

顔が熱くなるのを我慢し先生に挨拶する。

 

「いらっしゃいませ!先生!」

 

「うん、おじゃまします」

 

「さあ、早く入ってください。お茶を用意しますから」

 

自分の部屋に案内してお茶と一緒に準備していたクッキーを出す。

洗脳や催眠などを解除しつつ先生に喜んでもらえる様に味にも気をつけた自慢の一品。

色んな意味で早く食べてほしくて先生にクッキーを押し込んでしまう。

そんなはしたない真似をしても、とってもおいしいと喜んでくれる先生に思わずキュンとしてしまった。

その後、先生に迷惑を掛けないように勉強をして終わりの時間がきてしまった。

 

「そろそろ終わりにしよっか」

 

「はい……」

 

本当はこのまま一緒に居たい。

もっと一緒に遊びたい。

そんな感情がつい出てしまった。

 

「どうかした?」

 

「その、まだ先生と一緒に居たいなって思って……ダメ……でしょうか?」

 

「それは構わないけど……親御さんとか大丈夫なのかい?」

 

「はい……実は今日、両親は旅行に行っていて明日まで帰ってこないんです。だから寂しくて……」

 

先生が私の感情に気づいてくれて様子をうかがってくれる。

嘘なんてついちゃダメだけど両親が返ってこないからとデタラメを言って先生の気を引く。

 

「そうだったんだ。ならもう少しだけね」

 

「本当ですか!?やったぁ♪」

 

 

嬉しさのあまり飛び跳ねてしまう。

それから二人でソファーに座った。

先生が隣に座ってくれたけど、どうしよう? 緊張して上手く話せない。

何か話題は無いかと考えているうちに、私から話しかける事が出来なくなってしまった。

せっかく二人きりなのに会話が無いのは良くない。

何とかしないと……そうだ! 私は勇気を出して座りながら先生に近づいていく。

肩と肩がくっつくくらいの距離まで近づき、じっと目を見つめた。

すると先生は少し照れたような表情をする。

やっぱり男の人はこういうのが好きなんだな。

 

「せんせーあったかいですねー」

 

「そうだね」

 

やっと出た言葉が先生の体温が心地いいって事に気づいた私は恥ずかしくて、先生の体に頭をぶつけて顔を隠す。

こんな私でも先生は優しく受け止めてくれて、頭を撫でてくれる。もっと撫でて欲しいと思いながら目を閉じて甘える。

幸せだ。

 

「せんせー大好きですよ♡」

 

「僕もだよ」

 

感情が溢れて先生に好きだと言ってしまう。

先生はまだ私の事を子供扱いしてるから簡単に返事をしてくる。

悔しいけど、先生が私の事を見てくれないのは嫌だ。

だから、いつか振り向かせてみせる。

先生が頭を撫でるのをやめた。

残念。

もうちょっとこうしてたかったな。

子供扱いされてるから子供らしく甘えてみる。

 

「せんせー、ハグしたいです!」

 

「うん、おいで」

 

これで意識してくれるかな? 先生は私の体を抱きしめてくれた。嬉しい!

 

「ふふっ、幸せ〜♡」

 

「喜んでくれて嬉しいよ」

 

「あの、私もぎゅってしちゃいますね」

 

もっと先生を感じたくて自分からも抱きしめる。

先生の温もりを感じてどんどん理性が薄くなっていく。

 

「せんせ、もっと強く抱きしめて欲しいな……」

 

「わかったよ」

 

先生に強く抱きしめられると幸せで頭がチカチカする。

 

「んぅ……これ好きぃ……すごく安心します」

 

「そうなの?」

 

「はい、もっとして欲しいです。あと頭ナデナデも」

 

幸せで蕩けきった私は思うがままに先生に甘えてしまいます。

もっとしてほしい。

もっといっぱい触ってほしい。

そんな思いで先生の服を掴む手に力が入る。

先生の事が欲しくてたまらなくなってしまいました。

先生が欲しい……

そんな思いを込めて先生に頬を擦り付ける。

気持ちいい……ずっとこうしていたいなぁ。

こうして先生に甘えていると疲れから眠たくなってしまった。

解呪のおまじないを込めたクッキーを作るのは大変なのだ。

 

先生も私が眠たくなっているのに気付いて、ベットまで一緒に行く。

本当は先生と一緒に寝たいけど今日はこれで我慢するしかない。

次はどんな風に甘えよう。

いつかはキスもしてもらいたいな。

そんな期待をしながら先生のおやすみって声と共に眠りについた。

 




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9話 獣人の子とデート

 

今日はニーナちゃんとお出かけする日だ。

ニーナちゃんがテストで満点を取り、ご褒美を聞いたらものすごい勢いで頼み込まれ承諾してしまった。

約束してしまったものはしょうがないから、ニーナちゃんとのデートを楽しむとしよう。

待ち合わせ場所に着くとすでにニーナちゃんが待っていた。

僕を見つけると小走りに駆け寄ってくる。

今日の服装はカジュアルにTシャツと短パンという格好をしていた。

元気なニーナちゃんにはとても似合っている。

胸が大きいからTシャツの胸の部分が凄い事になってる……

そんなことを思っているとニーナちゃんが僕の手を握ってきた。

突然の出来事に驚くが手を離そうとはしない。

だって可愛い子が相手だし、なりよりニーナちゃんが凄い嬉しそうだったから。

 

それから二人で映画を観に行く事になった。

上映中暇だろうからとニーナちゃんが飲み物を買ってくれた。

喉が渇いていたから助かる。

お礼を言って受け取ると隣に座っている彼女が顔を近づけてくる。

どうしたんだろう? そう思った時、唇を奪われた。

突然の事で思考が追いつかない。

ただ、彼女の柔らかさと甘い匂いに酔いそうになる。

しばらくしてからようやく状況を理解した僕は慌てて離れようとするが、彼女は逃がさないとばかりに腕に抱きついてくる。

そのせいで余計に柔らかい感触が強く伝わってきた。

これはまずい……

なんとかして引き剥がそうとするが、上手くいかない。

すると今度は舌を入れようとしてきた。

流石にそれはダメだと拒むと諦めてくれたようだ。

ほっとしたのも束の間、今度は耳に息を吹きかけられた。

くすぐったくて変な気分になる。

その後、耳元で囁かれた。

 

「せんせー大好きですよ♡」

 

ドキッとする。

普段とは違う呼び方で呼ばれて、つい反応してしまう。

それから何度も好きだと言われたけど、何とか平静を保ったまま映画館を出る。

まだ少しドキドキしている。

 

「せんせー、この後どこ行きましょうか?」

 

「うーん、そうだね。特に決めてなかったけど、何か食べたい物とかある?」

 

「じゃあクレープが食べたいなー」

 

それなら近くのデパートにあるフードコートに行こうという話になった。

早速、移動を開始する。

その間、ずっと手を繋いでいた。

やっぱり小さい子の手って柔らかくて温かいなぁ。

それにすべすべしてる。

緊張してるのか、さっきから心臓がバクバクしてるよ。

 

「せんせー何味がいいですか?私は苺にします」

 

「僕はチョコでいいよ」

 

「わかりました。買ってくるので座っていてください」

 

「うん、ありがとう」

 

僕達は空いている席を見つけて腰掛ける。

 

「はい、せんせー」

 

「いただきます」

 

渡されたクレープを一口食べる。

うん、美味しい。

 

「せんせ、一口もらってもいいですか?」

 

「別に構わないよ」

 

「やった!では、失礼します」

 

そう言うとニーナちゃんは僕のクレープを食べ始めた。

なんだこれ……恥ずかしい……

 

「ふふっ、間接キスですね」

 

「そういうこと言わないで……」

 

「えへへ、ごめんなさい」

 

楽しそうな笑顔で謝られる。

全然反省していない気がする。

 

「でも、本当に嬉しいです。こうして一緒にご飯を食べるなんて夢みたいです」

 

「大袈裟だよ。」

 

「いえ、そんなことはありません。だって私にとって先生は初めて出来た好きな人なんですから!」

 

そんなこと言われると照れてしまう。

僕にとってはニーナちゃんは妹みたいな存在だからなぁ。

 

「これからもよろしくお願いしますね、先生」

 

「こちらこそよろしくね、ニーナちゃん」

 

その後は適当にぶらついたり、ゲームセンターで遊んだりした。

クレーンゲームの景品が取れなくて悔しがったり、プリクラでふざけたり、

パンチングマシーンではその小さい体からは信じられないスコアを出していた。

 

「見ましたか先生!よゆーで先生に勝っちゃいましたね!」

 

「すごいね。ニーナちゃん」

 

「獣人ですからね。力では誰にも負けませんよ!先生に何かあったら頼ってくださいね。すぐに助けてあげますよ!」

 

得意げな顔で胸を張るニーナちゃん。

揺れている。

おっぱいがバインと跳ねた。

凄まじい破壊力を秘めているな。

 

「せんせー、今エッチなこと考えてませんでした?」

 

「え!?いや、そんなことはないよ」

 

「本当かな〜怪しいぞ〜」

 

ジト目で見られる。

勘が鋭いな……

 

「まあいいでしょう。それより次は何しましょうか?」

 

「うーん、そろそろ帰ろうか。もう遅いしね」

 

外を見るとすっかり暗くなっていた。

楽しい時間はあっという間に過ぎていくものだ。

名残惜しいけど今日はこれくらいにしておこう。

 

「そうですね。今日は凄く楽しかったです。またデートしてくれますよね?」

 

上目遣いで聞いてくる。

あざと可愛い。

 

「また勉強頑張ったらね」

 

「約束ですよ?絶対ですよ?もし破ったら許さないですからね」

 

「大丈夫。僕はニーナちゃんとの約束を破らないよ」

 

「良かった。じゃあ帰りましょう」

 

僕達は帰路についた。家に着くと僕は部屋に戻る。

そしてベッドに倒れ込んだ。

はぁ……疲れた……

肉体的には問題ないが精神的にはかなり消耗していた。

今日の出来事を思い出す。

まずはゲームセンターで遊んだ時も胸が凄い揺れてて見ちゃいけないのについ見てしまった。

それに映画館での一件だ。

あれはヤバかった。

まさかキスされるなんて思わなかった。あの時は頭が真っ白になって何も考えられなかったな。

本当に申し訳ない。

なんであんなことをしてきたのだろう……

きっと意味はないのだと思う。

彼女は子供だし、恋愛感情とかではないはずだ。

そう考えるとちょっとだけ寂しく感じてしまう。

確かに疲れたけど、元気なニーナちゃんから暖かい何かを貰っていた。

 

 

 

 

私はせんせーの家の前で立ち尽くしている。

せんせーと別れた後、体が勝手に先生の後ろをついて行ってた。

私は自分の部屋に閉じこもり、せんせーにした事を思い出していた。

唇にはまだせんせーの感触が残っている。

キスなんて初めてだった。

せんせーの顔が頭から離れない。

私はせんせーが好き。大好き。

ずっとずっと好き。

せんせーのことが大好き。

私はせんせーの事をもっと知りたい。

私はせんせーの事が好きだ。

せんせーの全てが欲しい。

私はせんせーに抱きついて、耳元で囁いたときの事も思い出す。

せんせー大好き♡って言った時に、体が熱くなった。

心臓が激しく鼓動する。

体中から汗が出るほど暑い。

せんせーはどう思ったかな? 私に告白されて嫌な気持ちになっただろうか……? わからない……

不安になる。

でも、後悔はしていない。

私はせんせーが好きだ。

それは変わらない。

だからこの想いは絶対に伝えようと思う。

断られたらその時はその時だ。

とにかく今は行動あるのみ! 明日からも頑張るぞ! えいえいおー!




12話までは予約投稿してるので毎日投稿です。
こっから12話までは試行錯誤してるので寛大な心で見てくれると助かります。
評価、感想もらえると嬉しいです。


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10話 押し掛けてくる天使族の子

俺は今非常に困っている。

何故なら……

リリエルが家に押し掛けてきたのだ。昨日、ニーナちゃんとデートをした次の日のことだ。

ピンポーンとチャイムが鳴る。

誰だろうと扉を開けるとそこには、リリエルがいた。

純白の翼と金色の髪、整った顔、大きな胸、大きな体、そして白いワンピース。

その姿はまるで天使のように美しい。しかし、彼女の目は僕を睨みつけている。

怖い。

めっちゃ怒ってるじゃん。

どうしてこんなに怒っているんだ? 全く心当たりがない。

もしかするとニーナちゃんとデートしたことがバレたのか? でもそれくらいでここまで怒るか普通。

そもそも何で僕の家を知っているんだろう。

住所を教えた覚えはないが……

まあいいか。

とりあえず話を聞いてみるか。

僕はリビングへと案内した。

テーブルを挟んで向かい合うように座ると、リリエルが口を開いた。

その声は震えている。

顔も怒りで赤く染まっていた。

その迫力に気圧されながらも何とか言葉を絞り出す。

恐る恐る聞いた。

一体どうしたというのだろう。

すると、 あなたは何をしているんですか!?と怒鳴られた。

ええ!?いきなり何を言っているんだよ!? さっぱり意味がわかんないよ!

僕が困惑していると、 彼女は僕に詰め寄ってきた。

そして、 なんで女の子とデートなんかしてたんですか!?と問いただしてくる。

やっぱりニーナちゃんとのデートのことか。

いや、別にデートってわけじゃないんだけどね。ただ遊びに出かけただけだし。

そう説明すると、 そんな言い訳は通用しません。本当のことを言ってください。と返された。

本当のこと?本当も何も、本当に出かけて遊んでいただけなんだけどなぁ。

それ以上言うことはない。

なので、 本当だよ。何もないよ。と言うと、 嘘です。信じれません。と否定されてしまった。

うーん……困った。

じゃあ正直に話すしかないかなぁ。

僕はリリエルに事情を説明した。

今日はニーナちゃんに勉強を教えていた事。

そして、一緒に映画を見に行った事。

キスの事などは伏せて伝えた。全て話し終えると、 ふむふむ。なるほど。と言って納得してくれたようだ。

よかった。わかってくれたみたいだね。

これで一安心だ。

と思っていたのだが……

彼女はとんでもない爆弾発言を投下してきた。

なんと、私にも同じようにご褒美をください。と言い出したのだ。

混乱している僕を見て察したのか、 だってずるいですよ。

先生はみんな平等に接してくれるべきなんですよ。

と理由を説明してくれた。

そして要求が一日限定でお姉さんとして俺の世話をしたいという事だった。

 

「いいですよね?」

 

そう聞かれたので反射的にうんと答えてしまった。

こうしてリリエルによる甘々なお世話タイムが始まった。

まず最初に、 リリエルが料理を作ってくれた。

しかも凄く美味しい。

その後、歯磨きから着替えまで全てをやってもらった。凄い恥ずかしかったけど、リリエルが満足そうな顔をしていたので良しとする。

その後は二人でゲームをしたり、映画を見たりした。

とても楽しかったけどリリエルが事あるごとに甘えさせようとしてくるので疲れた。

次は何をしようと考えていると、 リリエルが急に抱きついてきた。

そのままリリエルの膝の上に座らされる。そして頭を撫でられ始めた。

これではまるで子供扱いだ。

リリエルに抗議の声を上げるが、 今は私の弟なんだからと言われてしまう。

どうしようもない。

結局されるがままになってしまった。

リリエルはとても嬉しそうだ。

 

「先生は可愛いですね」

 

なんて言ってくる。

やめて!これ以上は耐えられない! 僕はなんとか抜け出そうとするが、リリエルの力が強くなかなか振り解けなかった。

仕方がないので諦めることにする。

僕はリリエルに体を預けることにした。

するとリリエルは更に強く抱きしめてきた。

リリエルの身長が大きなせいで胸で顔を挟まれる形になって興奮しそうになるのを必死に我慢する。

リリエルの匂いが鼻腔を刺激してきて頭がクラクラする。

リリエルが耳元で囁いた。

 

「先生大好きですよ♡」

 

その瞬間、心臓が大きく跳ね上がった。顔も熱くなる。

 

リリエルの顔を見ると、顔も真っ赤になっていた。

そしてリリエルは大きな羽を使って僕を包み込んでくる。

甘い香りと柔らかな感触に包まれた。

まるで夢の中にいるような気分だ。

幸せすぎてどうにかなりそう。

このままずっとこうしていたいな。

でもそろそろ限界だ。

このままでは眠ってしまいそうだ。

僕はリリエルの腕の中から脱出を試みるが、ビクともしない。

どうしたものかと考えているうちに意識が遠くなっていく。

ああ……ダメ……もう……無理……

そこで僕の記憶は途切れた。

 

 

 

私は今とても幸せな気持ちで満たされています。

理由は簡単です。

大好きな先生と一緒に過ごせているのですから。

先生が女の子……ニーナって子とデートしてるのを見かけたときは、なんて恐ろしい事に早く救済しなければと家に押し掛けてしまいました。

しかし、先生の話を聞いてみると、ただ遊びに出かけただけらしい。

よかった。

安心しました。

それならそうと最初から言って欲しかった。

紛らわしい事をして私を焦らせないで欲しい。

まあ、そういうところも好きだけど。

でも人間は直ぐに間違えてしまいますからね。

早く救済しなくては♡

 

今日は弟になってもらうという名目で甘やかせてもらうことにします。

さてと、何から始めましょうか? やっぱり最初は歯磨きでしょうか? よし、そうしましょう。

私は早速行動に移ります。

まずは先生の口を開けさせ、歯ブラシで丁寧に磨いてあげます。

次にうがいをしてもらい、仕上げに口の中へ水を流し込みます。

これで完璧です。

次は着替えです。

といっても既に準備はできているので、後は着せるだけです。

ふふっ、楽しみです。私は手際よく服を着せていきます。

シャツを着た後、ズボンを履いて貰います。

最後に上着と靴下を身につけて終了です。

勿論気づかれない程度に体を触りましたが不可抗力です♡

 

その後は二人でゲームをしたり、映画を見たりして親睦を深めます。

そして先生を抱き寄せ膝に座らせます。恥ずかしがっている姿が可愛くて、つい意地悪をしたくなっちゃいました。

なので、耳元で愛を囁きます。

先生の体がピクリと震えたのを感じました。

ふふふ、可愛い。もっといじめたくなってしまいます。

先生の体温が伝わってきます。ドキドキしてしまいます。

私の鼓動も先生に伝わっていることでしょう。

しばらく抱き合っていると、先生の呼吸が荒くなってきました。

きっと興奮しているんだと思います。

私も先生と密着しているせいで興奮を抑え切れません。もう我慢の限界です。

私は羽を広げ、先生を包み込みました。

先生は私の中で眠ってしまったみたいです。

人間は弱いですからね♡

これで思う存分甘えられます。

私は先ほどより強く抱きしめ、胸に顔を押し付けます。

先生の匂いが鼻腔を刺激してきて頭がクラクラする。とてもいい匂い。

 

少しの間堪能した後、次は頭を撫でてみます。

なんどやってもとても心地良いですね。癖になってしまいそう。

その後、キスをしたり、首筋に舌を這わせたりと色々試してみたけど、どれも最高でした。

先生が目覚めるまでにまだ時間がありそうなので、今度はお尻を揉んでみることにします。

先生のお腹に手を回し抱きつきながら、もう片方の手で先生の体をまさぐります。

先生の体は柔らかく、手に吸い付いてくるようです。

胸や太腿、尻など色々なところを触っていくと、だんだん楽しくなってきたので、調子に乗ってしまいました。

すると、先生が目を覚ましてしまったので、慌てて止めます。

危なかった。もう少しでバレてしまうところでした。

先生はまだ寝ぼけているのか天使の繭の効果が残ってるのかボーッとしている。

 

今日はこのぐらいにしておきましょう。

それにしても、先生はなんて可愛らしいんでしょうか。

ずっと見ていたいくらいです。

でもそろそろ帰らないといけません。

名残惜しいですが仕方ありません。

最後にもう一度抱きしめてから帰ることにします。

先生の温もりが体から離れていくのはとても寂しいですが、また来ればいいんです。

そして先生に別れの挨拶をして上機嫌で帰宅しました。




評価、感想もらえると嬉しいです。


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11話 夢で魔族と

先生はどれだけ誘惑しても私に堕ちてくれない。

今日も先生がやってくる日だったけど進展はなかった……

それにこの前は先生の夢の中に入ろうとしたらナニカに邪魔された。

大体こんな事をするのは天使族だ。

 

だからそろそろ、わからせちゃってもいいよね♡

 

今日はあらかじめ先生の飲み物に遅行性の睡眠薬混ぜたし、夢の中で意識を残したまんまわからせちゃう♡

さあ、せーんせ♡覚悟しておいて下さいね♡

 

さっそく先生の夢の中にお邪魔して先生の意識を呼び出す。

先生はここが何処だか分からずに戸惑ってる♡よわよわ人間かわいい♡

私が先生の目の前に姿を現すと先生は驚いた表情を浮かべる。

ふふふ、その顔いただき♡ でも先生はすぐに警戒心を露にする。

さすが先生♡ でも大丈夫だよ♡すぐにそんな事考えられなくしちゃうんだから♡ 私は先生を抱きしめると、先生は驚きのあまり固まってしまった。

抵抗されないうちに私は先生にキスをする。

先生の唇は甘くて蕩けるようだ。

私は何度も口づけを交わす。

先生の息遣いが激しくなり、体温も上昇していくのを感じる。

 

ふふっ♡先生ったら興奮してくれてるんだね。嬉しい。

 

もっと私を刻み付けてあげなくちゃ♡

まずは先生の顔を私の胸で挟んであげる♡

先生の顔が柔らかいおっぱいに包まれて幸せそうだ♡ このまま先生を天国に連れて行ってあげたいところだけど、まだまだこれから♡

そして次は先生の顔を少し持ち上げて耳に舌を挿入して舐めてあげる♡

勿論体に胸を押し付けるのもわすれない♡

 

先生の体がビクビク震えているのが伝わってくる。

先生気持ち良すぎて声が漏れ出てしまっている。

私は先生の耳元で囁く。

先生の体がピクリと震えた。

ふふふ、可愛いなぁ。

 

私は先生を抱き寄せると、そのまま作り出したベッドに押し倒す。

そして馬乗りになり、両手を押さえつける。

これでもう逃げられないね。

先生は恐怖で怯えきっているみたい。

ふふ、可愛いなぁ。食べちゃいたいな。

私は先生の首筋をペロッとひとなめする。

先生、ビクッって反応してかわいい♡ もっといじめたくなってきちゃう♡ 私は先生を抱きしめながら、今度は首筋を甘噛みする。

先生は必死に耐えようとしているみたい。

でも、体は正直に反応している。だって私の太腿には固いものが当たっていたから。

先生、私の太腿で感じてくれてるんだ。嬉しいな。

先生は恥ずかしいのか顔を真っ赤にしている。

 

「ねえ、先生。私の事好きって言って?」

 

「え、それは……」

 

先生は言葉に詰まってしまう。

先生が答えられるように私は待っていてあげる。

先生はしばらく悩んだ後、意を決したかのように言った。

 

「ごめんなさい。君の事は生徒としてしか見れません」

 

先生の言葉を聞いて私は呆然とする。

どうして?先生が好きでいつもアピールしてたのに。

どうして?先生に意識して貰えるように夢の中で愛し合ったのに。

どうして?先生に良い子だって思ってもらいたくて現実ではずっと我慢してたのに。

どうして?先生が他の女と歩いてただけで嫉妬して狂ってしまいそうになるほど先生の事が好きなのに。

なんで、私じゃダメなの? 私は感情が爆発しそうになって思わず叫んでしまう。

 

先生が私を拒絶した。

私を受け入れてくれると思っていたのに。

 

「エレナちゃん落ち着いて!」

 

先生が何か言っているけど聞こえない。

頭がぐちゃぐちゃになっている。

私は先生の言うことを無視して、力ずくで押し倒そうとする。

しかし、先生は抵抗してくる。

 

「エレナちゃんごめんね!」

 

先生に抱きしめられ頭を撫でられる。

先生に優しくされると、だんだんと冷静さを取り戻してきた。

そして、自分がとんでもない事をしてしまった事に気がつく。

どうしよう。嫌われてしまったかもしれない。

怖くて顔を見ることが出来ない。

 

「エレナちゃん大丈夫だよ。僕は君を嫌ったりしないよ。だから泣かないで。ね?」

 

先生は私に優しい言葉を掛ける。

本当に嫌っていないんだろうか。

恐る恐る先生の顔を見ると、先生は私に微笑みかけてくれた。

ああ、良かった。まだ先生は私を見捨てていない。

安心したら涙が出てきた。

先生は私が泣き止むまでずっと背中をさすってくれていた。

しばらくしてようやく落ち着くことが出来た。

先生はずっと私の傍から離れなかった。

先生は私が落ち着いたのを確認すると、また話し始めた。

 

「あのね、エレナちゃん。僕がエレナちゃんの事嫌いになるなんて絶対に無いから。それだけは信じて欲しいな。」

先生は真剣な表情で言う。

先生は嘘をついていなかった。

それが分かっただけでも私は救われる。

先生は続ける。

「それに、エレナちゃんはまだ子供だから、まだそういう対象として見れないんだ。でも、いつか必ず大人になった時に後悔しないようにして欲しいんだ。だから焦らずにゆっくり自分のペースで進んでいこうよ。」

 

先生の優しさに私は心打たれてしまう。

やっぱり私は先生のことが好きだ。

例えこの恋が実らないとしても私は先生を想い続けることをやめないだろう。

先生は私が落ち着くのを待ってくれた。

そして先生は私にある提案をしてきた。

 

「エレナちゃん、今度二人でどこか遊びに行こうか。折角の夏休みなんだし」

 

先生は照れくさそうに言った。

 

「でも……いいの?勝手に夢の中に入ってこんなことまでしたのに……」

 

私は不安だった。

先生に拒絶されたら立ち直れないだろう。

先生は笑顔を浮かべると、私の頭に手を置いた。

 

「勿論!だってこうやって心の底から話あったんだから、もっと仲良くなりたいって思うでしょ?」

 

先生が嬉しそうな顔をしている。

そんな先生を見て、私は胸が高鳴った。

ああ、もう、好き♡ 私は幸せを噛み締めながら、先生の提案を受け入れた。

先生と一緒にお出かけが出来るのだ。楽しみだなぁ。

それから私たちは色々と話し合いをした。

主に今後の予定について。

先生は来週までに私とのデートプランを考えておくと言ってくれている。

私はその言葉を信じて待つことにした。

先生は最後に私の頭をなでてくれた。

私は夢のような時間を過ごすことが出来て満足した。

別れ際に先生にもう一度謝って私は夢から出る。

 

 

 

現実世界に戻った私は、そのままベッドに倒れ込んだ。

そして先生のことを想う。

先生、心の底から大好きです♡ ここまで惚れさせた責任とってくださいね♡




逆レイプさせつつR18にならないようにってしてたらこうなった。
どうして?


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12話 仙狐とおうちであまやどり

 

 

 

今、私はなんと先生の家にいます!

もともと先生と一緒に参考書などを買いに行ってたのですが、

急な雨でお互いずぶ濡れになって偶然近くだった先生の家に避難したのでした。

 

先生に風邪をひいちゃいけないからと勧められてシャワーを浴びる。

先生のおうちで裸になっているって考えるとドキドキしてしまいます……

私は服を乾かすために着替えを借りました。

先生の匂いがする。

私は必死に興奮を抑えながら、先生の服を着ます。

あー、なんかヘンタイみたい……。

 

そして代わりばんこに先生がシャワーを浴びに行きました。

私は部屋にあった雑誌を手に取り、パラパラめくってみる。

そこには恋愛についての特集が載っていました。

ええっと、なになに? まずは自分の好きな人の事を褒めましょう。そして、好きな人に自分をアピールしていきましょう? 私は先生の事を頭に浮かべてみます。

えへへ、無理だよぉ〜。

私は恥ずかしくなって、思わず顔が赤くなってしまう。

先生のどこが好きなのかな。

優しいところかな。カッコイイところかな。それとも可愛いところとか。

先生の素敵なところを考えてたら止まらなくなってきちゃいました。

私は先生の事を考えているだけで幸せな気分になれるんです。

 

そしてしばらくすると、先生が戻ってきました。

 

「あれ、水無月ちゃん何読んでるの?」

 

先生は私に話しかけてきてくれました。

 

「これは、ちょっと気になっただけですよ!」

 

私は誤魔化すように言い訳をする。

そして気づく、湯上りの先生がすごいカッコよくて色っぽいということに……!

チラッと先生を見ては誤魔化す為に雑誌に目線を戻す。

そんなガッツリ見たら失礼だって分かっているのに何度も繰り返してしまう……!

 

「ねえ、水無月ちゃん。さっきから何をしてるの?」

 

先生は不思議そうに聞いてくる。

私は慌ててごまかそうとする。

 

「そ、それはですね!その……」

しかし、先生に見つめられて私は何も言えなくなってしまう。

そんな私を見て先生は何かを察したのかニヤッと笑みを浮かべる。

 

「もしかして僕の事見てたの?水無月ちゃん」

 

先生は私をからかい始める。

 

「ち、違いますよっ!?」

 

私は否定するが、先生は信じてくれなかった。

 

「本当かなぁ?」

 

先生は意地悪な顔をしている。

 

「ほ、ほんとうに違うんだもん!!」

 

「ごめんね、真面目な水無月ちゃんがあたふたするの可愛くて、本当は寂しかったんだよね。」

 

先生は優しく微笑んでくれた。

ああ、もう、好き♡

私は先生に引っ付く。

 

「もう……いじわるしないでくださいよ……」

 

私は拗ねたような口調で言う。

 

「ふふ、ごめんね」

 

先生は笑いながら私の頭を撫でてくれる。

私は気持ち良くて、ついつい甘えた声を出してしまう。

 

「んぅ……せんせぇ……」

 

「どうしたの?」

 

「もっと、してほしいです……」

 

「仕方ない子だね。いいよ、もっと撫でてあげる。おいで?」

 

先生が両手を広げている。

私は我慢できずに飛び込んでしまった。

先生の胸の中に飛び込むと、先生はそのまま抱きしめてくれた。

私はそれが嬉しくて先生の胸に顔を押し付けながらスリスリしてしまう。

ああ、幸せすぎてどうにかなっちゃいそうだぁ。

それから私はしばらくの間、先生と抱き合っていた。

先生は私の背中をトントンしてくれている。

まるで子供をあやしているようだ。

私は少し不満だったけど、心地よかったからそのままでいた。

実際、先生が私の事を子供としか見てないからこんなに甘やかしてくれるってのは分かってるから……

 

いつも家で一人でいるからこうやって連れ出してくれたり、甘やかしてくれたりしてるのは分かってる。

でもそんな優しい所も好きなんです、先生。

だから意を決して私も隠してたことを告白する。

 

「先生!実は私……仙狐なんです!」

 

いままで人間だと思ってた相手が異種族だったなんてびっくりするだろうし、

なにより先生は他の異種族から洗脳や催眠をかけられていた痕跡がある。

抵抗感もきっとつよい……

私は先生に嫌われるのが怖くて目をぎゅっとつむる。

 

そしたら先生は私の頭を撫でて、

 

「実はね…知ってるんだ水無月ちゃん」

 

「ど、どうしてですか?」

 

私が聞くと先生は困った顔をしながら答える。

いつも私は仙術でケモミミや尻尾を隠してたけど、どうやら先生に褒められたり、甘えたりしてると術が解けてたらしい……

先生はずっと気づいてたみたいだけど、あえて言わなかったみたい。

そして今もケモミミや尻尾が出てるって……

私は恥ずかしくて顔を隠した状態でうずくまる。

 

「うううううううう」

 

先生は苦笑しながら言う。

 

「ごめんね、僕がもう少し早く言ってあげれば良かったんだけど、隠してるみたいだったからさ・・・」

 

私は先生の言葉を聞いて顔を上げる。

 

「わ、わたしのこと嫌いにならないんですか?」

 

私は恐る恐る聞いてみる。

 

「なんで?どんな水無月ちゃんでも大好きだよ」

 

先生は即答した。

 

「ほんとうに?」

 

「うん、本当だよ。」

 

先生は真っ直ぐ私を見つめて言った。

異性としての好きじゃないってのは分かってる。

それでもありのままの私を好きって言ってくれて嬉しい。

私は思わず涙が溢れてくる。

 

「先生……ありがとうございます」

 

私は先生に泣きついた。

先生は私の事を受け止めて頭を撫でてくれる。

 

「大丈夫、僕は何があっても君の味方だよ」

 

先生の声はどこまでも優しかった。

 

「先生……これからも一緒に居てくれますか?」

 

私は先生の顔を見て問いかける。

 

「もちろん、いつまでも一緒さ」

 

先生はそう答えてくれた。

 

「えへへ、先生だいすき♡」

 

私は先生に思いっきり抱きつく。

 

「もう、水無月ちゃんは甘えん坊さんだね」

 

先生は私を抱きしめ返してくれる。

私は嬉しくてついつい先生の胸に頬ずりする。

尻尾だってかってにぶんぶん振ってる。

 

「んぅ〜♪」

 

私は幸せいっぱいで、このまま死んでもいいかもとか思った。

しばらくすると、服も乾いたから帰ろうかと先生が提案してくる。

私は名残惜しかったけど仕方なく帰ることにした。

帰り道、私たちは手を繋いで歩いていた。

私はこの時間が永遠に続けばいいのになと思いながら歩く。

 

いつか絶対先生のお嫁さんになるんだから!

その決意を胸に秘めながら。




とりあえず考えてた分はここまでなんで、新キャラだすのか既存キャラで行くのか考えないといけないので連続更新はここまでです。


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