真・ミツオ転生 (鼻水卓)
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前日譚
人生(クソゲー)
ああ、死んだなこりゃ。
俺はつい先ほどまで感じていた全身の痛みと、夏だというのに冷たくなっていく体温が急に
なくなったことに結論を出した。
ただでさえ夏真っ盛りの暑さにぐらつく頭と、朝食と昼食を食べ損ねて朦朧としていた
意識、更ににあンのハゲ部長のいちいち耳につく説教。とどめにトラックの体当たりを食らう始末。今まで生きてきた中での一番の負ルコース(誤字にあらず)を受けた。
「これだから世の中はクソなんだよ,,,,今ならあの刑事が捻くれたのも分かるな。」
もうやることができないゲームを思い出しながら一人愚痴る。,,,,もう一周やっときゃ良かったな,,,,,,,,
「ところで、異世界系のラノベだとそろそろ神様が出てきてもいいんだが。」
そんな気配は微塵もない。
,,,,そろそろ暇になってきたな。確かに仕事中に田舎でスローライフを送りたいとは思ったことはあるけど、放置プレイは俺嫌いだぞー!
次の瞬間、見える範囲全てが暗闇だった空間に一筋の光が差し込む。転生か、転移か、天国か地獄か、はたまた魂の消滅か。
まあいい、次の人生こそ楽しく生きてやる。Let`s 転生!
,,,,,,,,待てよ?ふつうここで神様なり女神様なり出てきて、「あなたを間違って死なせてしまいました、お詫びにチート能力を授けましょう」とか言うだろコレ!
,,,まさか、まさかまさかあのトラックに轢かれて死んだのって狂った運命とか神様のうっかりでもなく,,,,,,,!
「天寿かよおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
「,,,,知らない天井だ,,,,」素でこのセリフが出るとは思わなかった。
白い天井、少しツンとした匂い。十中八九病院だろう。
バッッ、と邪魔な布団を払いのける。春とはいえ朝なのでまだ気温が低く、身体が少し震える。
俺は夏に死んだ。しかしこの微妙な寒さは十中八九春だろう。,,,,温度差で風邪ひきそう。
「あーっと、メガネメガネは,,,,お、あった」
長年メガネをかけている自分にとって、もはやメガネは必需品。メガネは顔の一部とはよくいったものぜな。CM自体は知らんけど。
,,,,,,,,( `・ω・´)ンンン?スゲー自然に流したけど、この体の持ち主もメガネ使ってたのか?まさかの偶然!
コンコン
へ?
「失礼しまー--」
,,,,なんかナースさんっぽいのが入ってきたと思ったら固まっちゃたよ。とりあえず、
「えーと、おはようございます?」
次の瞬間、ナースさんがすごい勢いでナースコールを押した。
やーその後は大変だった。医者は飛んでくるし検査漬けにはなるし母親っぽいのは胸元で泣きじゃくるし。
簡単な受け答えの時に「私は誰ですか?」とか聞いたら記憶喪失を疑われてまたひと悶着。その後は何とか取り繕ろうのが大変だった。
すっかり午前が潰れ、午後の1時を回ったあと、遅めの昼を食べた後、たまたまよったトイレの鏡を見たその瞬間、俺は俺の名前と、一つの真実に辿り着いた。
グレーがかかった黒髪、原作より少し瘦せている頬、薄めの唇、泣きぼくろ、そして原作よりも遥かに曇りが薄い目にメガネをかけている。
そう、久保美津雄に転生していた。そして、
「ここペルソナ4の世界かよ!!」
作者の気分と皆様の応援で続きます(多分)
諸々おかしいところはありますが、安心してください、全部後でわかると思います
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現状把握
ドーモ、皆=サン。まさかのゲーム内の三下、ある意味での不憫枠に転生した久保美津雄です。とりあえず挨拶から入ってみた。意味はない。まあ古事記にも挨拶は大事って書いてあるし()
さて、ふざけるのはここまでにしてと。
なぜ俺が、いやなぜ
旅行にいったから
らしい。どうやらこいつ、中学卒業の後のちょい多い春休みの時に急に「プチ旅行にいく、三日ぐらい」とか言って電車に乗り込んで行ってしまったらしい。
んで三日過ぎても帰ってこないうえ、警察に行方不明で創作届を出そうとした時に、こいつが意識不明で倒れていたのが見つかった。外傷は全くなく、しかし原因不明の症状で一時は死にかけていたらしい。道理で大騒ぎになるはずだ。
、
・・・正直に言おう、マジの意味で頭を抱えてしまった。
意識不明の下りで
期間が短いとはいえ一度は八十稲葉から離れて、そして帰ってきたこと。原作での死亡イベントと同じ症状。
そして何より、
・・・ミスりやがったなナミさあああああああぁぁぁぁんんんんんん!!!!!
お目汚し失礼。しかし俺にとってはかなりの一大事(矛盾してるゾ☆)なんだよ!
あ、アオハルされる・・・・・!陽キャの一人にされちゃう・・・・・!元々ボッチ&陰キャの俺にはペルソナの、いやアトラスのゲームの中でも屈指のピュアッピュアな青春物語に耐えられねぇ!
あの平和に生き延びたい某爆弾魔みたいに何事もなく・・・・いやダメだ女神直々にペルソナ能力もらっちゃったよド畜生!!
・・・だけど、前世でも大して青春ができなかったんだ。もう一度の人生、思いっきり充実させてやろうじゃねえか!
・・いやそれくらいのテンションじゃないと乗り切れる自信がねぇーーーーー!
おっと母さん(暫定)どうしたんだ急に病室なんかきて。今ちょっとナイーブな気分なので一回不貞寝しようと思ってたんだけど。?、この写真は?
えっなにこのりせちーグッズ。俺が倒れていた所に散らばってた?
・・・・・(眩暈)
いやこいつが買ってない可能せおっとー限定っぽくてすごいプレミアがつきそう(小並感)な奴がちらほらと見えるなあ(白目)
ッスゥー…
コ イ ツ り せ ち ー の ラ イ ブ に 行 っ て た の か よ
絵面だけ見てるとスゲー間抜けな行方不明者だな。
アッハッハッハっハッハーこれ学校に行った時「アイツりせちーグッズに囲まれて死にかけてたらしいぜー」とか言われない?スゲー不名誉なんですけどそれ!
ボッチなのはいいんだよ!気楽だし!だけど笑われたくはない!
だけどなんつーか、もったいないからなぁ。
「あー母さん。」俺の部屋にぶち込んでおいてくれない?
とりあえず、封印するとしよう
人物:久保美津雄
この小説の主人公。ペルソナ4についていろいろ知っている。自分の立ち位置と持たされた能力にまだ戸惑っている。
ゲームもやったことはあるものの、バレンタインデーに心折られた。
なまじ原作を知っているだけに元々の苦労人気質に拍車がかかっている。ボケとツッコミ、どちらもできるがややツッコミに傾いている様子。
本人の能力としてはHPはそこそこ、だがSPがかなり高い。しかし伸びしろに関してはHPはそこまでで問題はないものの、SPはあまり成長力はない。
特技:前世も今も目がいいので一回見た技は頑張れば使える
あと感性が中二病なので自分で技発明して試すこともできる
主人公「ザ・ワールドとか使えないかなー。」
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八十稲葉市探索 1
やぁやぁどうも久保美津雄に憑依した一般人だ。今は高校で授業を受けてる真っ最中だ。
いやー勉強なんてマジ楽っすわー!自分、大学出てるんで高校の勉強なんてお茶の子さいさいってやつですわー-!!
ン な わ け ね え だ ろ
古典めんどくさい数学やりたくない理科わかんない宿題鬱陶しい
「文系の教科」もやる、「理系の教科」もやる。両方やらなくっちゃあならないってのが「高校1年」のつらいところだな。覚悟はいいか?俺は心折れそう(泣)
前世では大学も卒業した筈なんだがなー、やはりムズイのはムズイ。転生後早速だけどくじけそう。
いらっしゃいませー!ゴチソウサマーあ、ありがとうございましたー!
え、今何してるって? バイト。これからの戦いに向けてお金はあって困らないだろうし。
そのバイト先だが、愛屋である。ペルソナ4ではスペシャル肉丼に挑める場所でもある。まだ厨房には立たせてもらえず、基本は配膳やテーブル拭きだけどこれがなかなか鍛えられる。
>体力が上がった
・・・なんかいきなり脳内にテロップみたいなものが出できたんですけど。まさかのステータス上昇効果有りかよこのバイト。ペルソナ5からだったぞその要素追加されるの。
いつか来るあの
もしかしてSPも上がる所もあったりする?(名推理)
「しっかし、ほんと何もないなこの町。バイトするか、友達と遊ぶしかないとは誰の言葉だったか。学生なら部活っていう手段もあると思うけど。」
自分で言っておいてだが、部活には入ってない。なぜなら、
俺が使おうと思っている武器の種類は槍、いや、棒、という方が正しいだろうか。長さは槍だが、穂先がないので多分棒であってるはず。理由としては、携帯していてもある程度不自然じゃない事、そして俺が武器を全く扱ったことがないことの2つである。
前者の理由だが、よく子供が意味もなく棒をもって振り回しながら遊んでいるのを見たことがあるだろうか?あれの延長上で、高校生の俺が持っていても、俺の社会的地位が少し揺るぐだけであまり気にはされないだろう。
・・・早めに長さを変えられる武器を見つけなければ!具体的には呪〇廻戦の禪〇真希や刃〇の烈〇王が使う三節棍、とある魔術の禁〇目録の五禾口が使う海軍用船上槍などがいいかもしれない。
・・・全員ヒロイン()の武器っていうのはとりあえず置いといてだ。
後者の理由としては、槍は非常に扱いやすい部類に入る。ちょうど先日、日本史の授業で習ったのだが、豊臣秀吉が統率した碌な訓練をしていない状態の長い槍を用いた武士の軍隊がが、みっちり訓練した短い槍を用いた軍隊に勝った、というものだ。
ところで今、俺は河川敷にやってきている。無論、修練のためだ。いくら扱いやすいといっても武器は武器。練習はして損はないだろう。
やはり基本の突きからだろう。ここに来る前に拾っていた竹を木に向かって構える。
>竹 を手に入れた
武器判定に入るのかこれ。先を削れば竹やりになるんだろうか?
「とりあえず、突いてみなくちゃ分からない。習うよりかは慣れてみようか!」
ズドムッ!(木に竹を突き刺す音)
ジーーーーーーーーン(腕がしびれる音)
ゴロゴロゴロゴロ(ヌオオオォォォ!?と悶絶しながら転がる音)
ひでぇ目にあった。あれだ、慣性の法則?ってやつ?めっっっっっちゃ手がびりびりした(小並感)
失敗は成功の基ともいう。少し振り方を考えた方がいいか。先ほどの豊臣秀吉の話にあった長い槍を使った武士たちに与えられた指示は3つ。突け、払え、叩け。それを踏まえて力加減も調整しつつ、
下段に一突き、すぐさま上段に一突き、そのまま上段から叩きつけ、反対の中段に移動した穂先を幹に叩きこみ、身をひるがえしながら払った穂先をまた幹に、身を後ろに引きながら返す刀(棒だけど)で幹をひっぱたく、そして肩の上に乗せるように抱えて・・・!
ズ、ドムッ!!
・・・いいね、ほとんど反動もない。これで
木にかけてあったタオルで汗をぬぐっていると、
「あー-!あたしの特訓場に誰かいる!まさかあたしに仕向けられた刺客!?」
振り返ってみると、少し明るい茶髪に緑のジャージ、里中千枝が立っていた、というか警戒していた。
誰が刺客だ誰が。映画の見すぎじゃねーのか?確かにうさんくさいかもしれないけどさ。
主人公が振るっている軌道が分かりにくいかも。
ちなみにもとにしたのがドリフの
「突いて、突いて。払って、払って。押して、押して。最後に斬る!」
です。わかりやすいでしょ
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八十稲葉市探索 2
タタっと軽いフットワークで助走をつけて飛び上がり、空中でクルリと一回転。そして靴底をこちらに向けた飛び蹴り。それはまさしくー---
「! ライダーk「ドラゴンキー---ック!!」あっぶねェェェ!!?」
すかさず竹で受け止める。蹴った張本人は竹で受け止めた時の反動エネルギーで後ろにジャンプして距離を取っている。地味に高度な事しやがる。
「とんぼがえり」をリアルで見る日が来るとは思わなかったな、10点。
うーむ、このころから綺麗な御足をされておられる、じゃなくてあれどう見てもライダーキックだろ、でもなくて!
「いっきなり初対面の人に向けて何しやがる!」
「へっ!?あ、その・・ご、ごめんなさい!人違いでした!」
「俺みたいな棒で特訓している奴がほかにいるのか!?」
それはそれで見てみたい。
「で、だ。 誰と俺を間違えたんだ?」
「最近見たカンフーの映画で、棒使って敵をバッタバッタ倒すシーンがあって!」
「それが俺を襲うことと何の関係があるんだ?」
「あたしの蹴り技が通じるかどうか確かめたかったんデス・・・」
「怖いなおい!」
なんだこの戦闘民族!?やめてくださいバーサーカー
「お願い!今湧き上がってくるこのインスピレーションを試したいの!あたしの特訓に付き合って!」
「うーん急展開。さすがに君を打つのも、君に蹴られるのも嫌なんだけど・・・」
「じゃあ肉おごるから!」
「乗った!ただし今回だけな。」
うーん自分ってこんなにチョロかったけ?だがやはり肉は欲しい
「そうなるとまずはルール設定からだ。俺は棒、そして君は足を使う。お互いの得物のリーチが違うから、」
「あたしが攻撃して、君が守る。」
「まあ、そうなるな。君が俺の懐にもぐりこんだ時点で君の勝ち。俺が一定時間防ぎ続けれたら俺の勝ち。これでどうだ?」
「オッケー。時間は10分でいい?」「ああ、時間は俺のケータイで計るぞ」
「・・・なんだかんだ言って君も特訓に乗り気じゃん」
「木相手に打ち込みは飽きたんでな、ああは言ってたけどいいところに来てくれた。」
「言うねー。あたしは里中千枝。ねぇ、君の名前は?」
「久保だ、久保美津雄。所属高校は八十神高校、1年だ。」
「えぇ!それだったら先輩じゃん!」
・・・・・・・・・・・・は?
ぜぇー。はぁー。ぜぇー。はぁー。いやぁーきついっす。最後の言葉にびっくりして隙をさらしたとはいえ、あの連撃は光るものがあった。こっちは付け焼き刃とはいえかなりリーチの差があるのに、守るのに精一杯で全く攻撃に転じることができなかった。
かかと落としで横向きに防御していた竹が折れた時なんかつい「折れたぁ!?」と素でリアクションしてしまうぐらいには。
タイマー機能が10分を過ぎてから何回ジリリリリを聞いたころだろうか。双剣()となった竹を振り回し、何とか里中の攻撃を防御しきる。
そして、俺にやっと攻撃のチャンスがくる。正拳突きならぬ右の正脚突きを竹を十字に組んで受けきり、右に弾き飛ばす。体制が右に傾き、左側ががら空きになる。
その僅かにできた隙に左の竹を差し込む。ただし思いっきり顔に向かってしまう。女の顔に傷がつくことの意味を思い出すがもう遅い。勢いのついた攻撃はすぐには止まれない。だってマジで命の危機を感じてるんだもん今!
しかしさすがは肉食獣、間違えた里中、普通なら顔を狙われたら後ろに下がる所を、右に傾いている、つまり背中が見えている体制から咄嗟に後ろ回し蹴りを繰り出した。俺の右側頭部に脚がうなりをあげながら迫る。しかもその時の体制が突きから顔をそらすことに成功していた。上手い。そのまま蹴られる!と思った瞬間
「千枝!」
と、悲鳴のような甲高い声が響く。クロスカウンターみたいな体制のまま、思わず体が硬直する。脚がビッタァ!って効果音が付きそうな勢いで止まる。
目だけ動かし、声の主を見る。ただ、大体予想がつく。
そこにいたのはやはり天城y誰だお前!?!?
「雪子!?」
「何やってるの千枝!男の人と、しかも武器を持っている人と戦うなんて!!」
「で、でもあたしはこのインスピレーションを・・・」
「私は千枝のことを大切に思っているの!だから千枝に怪我してほしくない!!」
「雪子・・」「千枝っ」「雪子っ!」「千枝っっ!!」
あ、ありのまま 今起こった事を話すぜ!「俺たちがXのような体制を取っていたと思ったら、千枝X雪子にハッテンしていた」な…何を言っているのかわからねーと思うが、おれも 何が起こったのかわからなかった…頭が(尊みで)どうにかなりそうだった…レズとか百合とかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ もっと尊いものの片鱗を味わったぜ……
というか構図がヤバい。
これが → こうなって → こうなった
女 男 女 男 女 女×女 男
一瞬でも百合の間に挟まっていたんだ、色んな所から怒られそう(震え声)
だがその前に、
「それで、あなたは、私の、千枝に、何 を し て る ん で す か ? 」
「ヒェッ」
この人の怒りを鎮めないとな・・・
背中に般若を背負いながらこちらを見る目が爛爛と光る。心なしか
この後滅茶苦茶説明した
「ごめんなさい!私の早とちりでした!」
「ああうんおk別にいいよ」
デジャヴを感じる構図だ・・・
「・・・随分あっさりと許すんですね。」
「だって許さないと『あなたも千枝を傷物にしようとしましたよね?』とか言ってきそうだし。」
「そんなこと・・・・・・・・しませんよ。」
「そしてこの間の長さである。」
図星だったかー。
「というわけで千枝に謝ってください。」
「や、というわけにはならないでしょ。もともとあたしが勝負ふっかk「里中さんマジすいませんでした」ちょっとぉ!?」
雪子さんまじ怖ぇっす。相性的な要因もあるかもしれないけど。(原作基準)
「はぁ、どっと疲れた・・・」
「なんか、ごめんね?色々と。」
「おぅ、色々と。とはいえなかなかいい経験ができた、ありがとう。」
「えへへ、こちらこそありがとう。」
「どういたしましてだ。あ、そうだ、そっちの君は何て名前なんだ?」
「え、どうして名前を教えないといけないの?」
「さすがに名の分からない人から敵意を向けられると気持ち悪いからねー。えっと、灰色さん?」
「その名前やめてくれません?」
「ちょ、ちょっと二人共、なんでギスギスしてるの!?」
「いやー初っ端から敵意を向けられて、それを許せるほど、俺も人間できてないんでね。」
「・・・分かりました。天城雪子と申します。次は灰色とは呼ばないで下さい。」
「了解っと」
「あなた、なかなか食えない人ですね」
「そいつはどうも。里中さん、自分はそろそろ帰るからお肉はまたの機会にな。」
「う、うん。じゃあね!」
チエ、ワタシッテソンナニジミカナ。アータシカニコノママダッタライロガウスイキガスル。エ…ソッカァ…。ワー‼ソンナニオチコマナイデ!ジャア、チエハドンナイロガアウトオモウ?エ!?、エット…アカ、ユキコニハアカガニアウトオモウ!
さて、と。そろそろ現実を確認しなければいけない。生前ペルソナをやりこんでいたからこそ分かった。天城雪子は
そう、P3Pで追加された中学生の天城雪子だ。
そして、もう一つの証拠を見つけるために、俺は今、ジュネス建設予定地に来ている。原作にある、花村陽介が転校してきたタイミングとジュネスができたタイミングが同じと仮定すると、与えられた猶予は1年、そう思っていた。
そんなことを考えていると、いつの間にかジュネス建設予定地に到着していた。少し探すと何が建設されるか書かれた紙が目に留まる。建設予定日時は、2011年3月30日。
俺は転生後にまず、今が何年か確かめるべきだった。
ケータイに映し出される年月は、2009年4月30日。
「勘違いしていた…。俺に与えられた準備時間は、1年じゃない。2年だ」
まさかの先輩属性を得た。
「というか、何で天城さんはあのタイミングで俺らのとこにきたんだ?」
「だって千枝が心配だったし…」
「…もしかして、毎回か?」
「え、うん。前は近くにいて特訓を見てたんだけど、千枝が一人で特訓したいって言ったから、バレないように、気づかれないように遠くから眺めてるだけなんだけど。」
「…里中さんだって一人で特訓したいんだから、そっとしたげれば?」(これあれだろ、特訓しているところを守る人には見せたくないってやつ)
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八十稲葉市探索 3
あと、まただいぶ遅れます
時刻:放課後 場所:図書室
パラリ…パラリ……と本をめくる音と鉛筆の走る音、そしてたまに誰かがこそこそと話している声としとしとという雨音の四重奏が部屋に静かに響く。知識が上がった気がする。
……まぁ、調べ物をするにはとてもいい環境である。
ジュネス建設予定地を訪れてから翌日、俺は少し調べ物をするために図書室を訪れている。調べているのは二つ、八十稲葉の都市伝説・・・要するにマヨナカテレビについて何かないか調べている。
……と思ってたんだがなー、まっっっっっったくない、マヨナカテレビのマの字もかすりもしない。ある程度予想はしとったけどかなり落ち込むな…。
気を取り直して。もう一つの調べ物を終わらせよう、辰巳ポートアイランドについて。
時刻:深夜 場所:家、自分の部屋
なかったよ、ですよね。だって影時間とか最大の厄ネタ、地元でもない関係ない都市の図書室に置くわけないし。
人工島計画文書がタルタロスで手に入ることを覚えている時点で分かってはいたが。
ここでちょっと説明。ペルソナ3とペルソナ4の世界線はつながっており、主人公‘sが月光館学園に修学旅行に行った時、その生徒会長だった伏見千尋が高校三年生だった。
そしてペルソナ3本編では伏見千尋は高校一年生だった。
つまり逆算的に考えると今、巌戸台でも
さぁて、答え合わせの時間だ。只今の時間、11時59分。あと一分で影時間に入る。俺もペルソナを持っている以上、影時間に入れる、というのが俺の仮説だ。
そんなことを思ってると秒針が10を過ぎる。まさしく緊張の瞬間だ。
そして、全ての、針が、重なった
・
・・
・・・
・・・・何も起きない。緑っぽい世界も、大きな月も、何も起きない。
「何もなかったと安堵すればいいのか、それとも首を突っ込めないことに残念と思えばいいのか。」
明日は土曜日、令和ではありえなかった午前授業がある。もう12時を過ぎている。
しかし俺の休息は、意外というか当たり前というか。突然始まった現象に遮られた、
ザザ……ピー-----
それがついてたのはいつからだっただろう。俺が影時間に夢中になっているあまりすっぽりと頭から抜け落ちている間、その名前のとおり、
天気予報だと、今日は、一日中雨だ。
「え、まさか,,,,マヨナカテレビ!?」
いや、確かに諸々の条件はクリアしている。じゃあどうするか。
・・・別に反応しなくてもよくね?どうせ後々関わるんだから今無理に関わっても変わらないし、何よりも眠い。
こういうのは無視に限る。
ピ・・・ザザ・・・
「…」
ザザザザ・・・・ザザ・・・
「……」
ザザザザザザザザザザザザザザザ!
「やかましい!鬱陶しいぞ!!」
自己主張激しすぎんだろこのテレビ!かまってちゃんか!
…このまま終わったアナログ放送みたく砂嵐を発生し続けられても眠れねぇ、見るだけ見てみよう。
俺はメガネもかけずにテレビを見ようとした。どうせ1分か2分そこらで終わるだろうし。
ここで不運だったのは俺がムカついて勢い良く起き上がってしまったことだ。
どうなったかって?起立性低血圧を発症・・要するに立ちくらみがおこった。
「うっ・・・」(グラッ)
そして、
ちゃぽん
「・・・ちゃぽん?・・・なっ!?」
視界がクリアになると同時に、俺は俺がどうなっているかを知り、そして驚愕した。
テレビの中に頭どころか腰までずっぷり浸かりながら、不思議な空間に身を乗り出しそうになっている姿。
そしてその体制では踏ん張ることもままならず、俺はテレビの中にその身を投じた。
(こういう落ちていく状況ってやっぱ叫んだ方がいいんだろうか?)
…我ながらこんな思考でいいんだろうか?
ドカッ
「イテッ」
背中になかなかの衝撃が走り、フリーフォールからやっと解放された。
のそりと起き上がるとやはり、黒と赤が縞々になった空が広がる異様な世界が存在していた。
「空が青くないというのは、思った以上に気持ち悪いもんだ。」
周りを見回すと、ちょうど商店街の南側に位置する場所だろうか?クマが来るまでは帰れねえし、ペルソナの試運転でもしとくかな・・・
うん?
クマが来るまで帰れない
ク マ が 来 る ま で 帰 れ な い
…詰んだ?もうこれ詰んじゃった?真・ミツオ転生完!?
いやこんなあっけなく終わらせれねえ、できることは何でも試さねえと!
そうなるとまずは、せっかくテレビの中に来たんだし、やることは一つ!
手のひらを開き、前に手を伸ばす。伸ばした先に浮遊してきた青く光るカードを手中に収め、思い切り握りしめて叫ぶ
「ペルソナ!」
でてこい俺の半身!「オニキリ!」
ゴゥと突風が吹いた後、俺のペルソナが現れていた。その姿は一言で言い表すと紫のオーラをまとった無貌の鎧武者。色んな所がボロボロで、黒い鎧の下が何もないことから、甲冑のリビングアーマーってことになるんだろうか。明らかに闇属性を扱いそうだ。
そして何よりも目を引くのがその武器、八角錐からとがっている所を切り落としたような黒く巨大な鞘、そこにさしてある…刀?たぶん大太刀と表せるような刀が差してある。ペルソナを操作して抜かせて見ると、青白く光る刀身が姿を現した。
そしてなぜか鍔が正三角形であり、その一角が刃と同じ向きをしている。
おっとぉ?なんかクソデカ鞘の側面に「物」「火」「氷」「風」「雷」「闇」「光」「万」の漢字が彫られとりますなぁ。…全属性使いとか、一気になろう感が増してきちゃったなぁ。
抜いたままだった刀を鞘に戻す。今は刀身が「物」に向いている…なるほど、鍔の一角が今の属性を表しているのか、ということは
ガチャリと柄をダイヤルのように回して「火」に合わせると鞘の側面の長辺から一瞬炎が噴き出す。
そのまま刀身を抜くとあら不思議、刀が炎を纏ってるじゃありませんか。
他の属性も同じように属性も同じような反応だったが、「物」だけは何も起こらず。
俺が「万」を試そうと鍔を合わせた時、その反応は起こった。
鍔を「万」に向け、力を使おうとした途端鞘が展開し、少しだけ覗いた内側から光が溢れ出す。
明らかに何かマズイ。
キャンセルする術も分からない、が、こういうのは力をどっかに吐き出させるのがいい、とりあえず刀身を抜い
ドッッッグオオォォォォォォォン!!!
――暴発するなんて、俺、聞いてない――
べしゃっと体の表面全体に痛い。・・・どうやらベクトル的に上に吹っ飛ばされたようだ痛い。デジャヴ?いやテレビから落ちた時以上だ痛い。
万能属性は抜刀するんじゃなくてあの馬鹿でかい鞘に入ったまま叩きつけるのが使用方法かな・・・
このままじゃみっともなさすぎので、とりあえずのそりと顔だけ上げる・・・うわぁ地面も一部がえぐられてる。
さっきの爆発音に引き付けられたのか、シャドウがちらほら見える。とっさに物陰に隠れたが、どうしよう。さっきの爆発でクマも気づいたと思うが、シャドウがいる以上こちらには来れないだろう。そして俺が帰るテレビはこちら側。俺ん家のテレビとパスを繋げないといけないので、何としてもシャドウを追い払わわないとな・・・
何はともあれ武器だ、ペルソナだけではいつかは精神力がつきる。
・・・なんか天啓がきた気がする。俺のペルソナが使える闇の力(こう書くと中二病っぽいな)を変形させて武器にできないだろうか?
普段ならこんな事は考えないだろう。しかし、今の時間帯は深夜だ。今の俺は情緒がちょっとアレなことになっている。要するに
よーしまずは材料からだ。必要なもの:闇(適量)。俺のペルソナの元々の力なのか、闇属性は刀の属性を変えなくても使えるらしい。そんなことはどうでもいい。
今、俺に天啓がきた気がする、まな板にしようぜ!
はいこねてー延ばしてー畳んでー・・・かなりまな板だよこれ!
感触的には堅めの下敷きっぽい?べっこんべっこんしてる。
次だ次ぃ!面ができるなら線だな。
はい伸ばしてー伸ばしてーまた伸ばしてー・・・おお、糸になった。
・・・はっ、俺は一体何を?どうやら狂気(?)に吞まれてしまっていたようだ。
だが意外に面も糸もやり方次第では使えるかもしれない。
ストリングアーツ!
・・・いかん、まだ正気に戻ってないな。
落ち着いてきてからよくよくシャドウを観察してみると・・・いまいち名前は覚えてないが、ありゃツインズか。
・・・あの棒引き剝がせば武器になるんじゃね?糸と板単体だけだといまいち武器にならないからな
はい、抜き足、差し足、忍び足、かーらーのー
アバイテヤル! ガシッ メリメリメリミチ・・・ブチッ!
>ツインズの棒 を 手に入れた !
もちろん残骸()はムドりました。ムドっても素材って残るんだね。
そしてわらわらと集まってくるシャドウ達。・・・生きたまま一部を剥いだから、そりゃ絶叫するし、その声に気づかない訳ないよね。
さて、一掃するか。俺の経験値となれ!
かなり、苦戦した。あの爆発音がかなりでかかったらしく、連戦に次ぐ連戦で体力も精神力もボロボロだ。ペルソナ自体は動きはそこそこいいものの、鞘が馬鹿でかいのでペルソナが動いて避けれずに攻撃を受けることが多かった。
だけど、かなり収穫はあった。だいぶレベルも上がったし、何よりも
「だ、だいじょうぶクマ?」
出 口 ゲ ッ ト
「まぁ、ギリギリだけど大丈夫だ。ところで、君は誰だ?(まぁ、知ってるけど)」
「クマは、クマクマ!」
「そうかクマか、いい名前だ。」
「あ、ありがとうクマ!」
「俺は久保美津雄。呼び方は何でもいいぞ。」
「それじゃミッチークマね!」
ミッチーか、いいセンスだ。
よし、つかみはバッチリ。最初は警戒されていたが、一気に懐く寸前までいったな。
「俺、なんかテレビから落ちてきたみたいなんだけど、どっか出口知らない?」
「出口?そんなの知らないクマ」
・・・あるぇ?
「じゃ、じゃあ、出口を作る手段とかも、」
「ないクマね」
Oh…なんてこったい。詰んだ?これ詰んだ?
「ねぇねぇテレビって何クマ?」
「あぁーえっと、四角い箱に一部だけ液晶っていう透明な部分がある電気製品のことだが」
あーやっべ最後の希望が潰えた・・・もう野垂れ死ぬしか「それってこんな感じのものクマ?」ないの、か・・・?
自ずとorzの体勢になりながらもクマの声に顔を上げると、そこにはまさしくあの赤いテレビが一つあり、その液晶にはおぼろげながら自分の部屋が見えた。
・・・何はともあれ、一応帰れそうだ。
「それにしても、なんでいきなりそんな力が使えたんだ?」
「クマ、こんな力あるとは思わなかったクマ。ミッチーが教えてくれたものを作ったらなんかこうなって通じたクマ。クマ、こういう頭つかうこと得意なの、エッヘン、クマ。」
「いや、かなり助かった。ありがとう。」
俺はむふーっと胸をそらせているクマにお礼を言って、テレビの中に入った。
ガンッ
「あ、帰れるテレビがまだ遠いから出てるテレビも1個なの、もうちょっと近づいて3個になったら完全に入れるみたいクマよ。」
「もうちょい先に言ってくれないかなぁ。」
あと、このテレビの数ってケータイとかのアンテナみたいなものだったのね
ペルソナ:オニキリ(鬼切) アルカナ:異分子 耐性:闇 弱点:火
元々別の名前があり、後に無数に名前が付けられた刀の名を冠したペルソナ。その名前が変わっていった由来からか、鞘に納めた刀を操作して属性を入れ替えれる事が可能。
しかしその姿はとても歪であり、ボロボロの黒い鎧に紫のオーラがまとりついている。更にステータスまでも歪で、馬鹿でかい太刀と鞘のせいで速度が殺され、鎧も損傷が激しいため防御もパッとしない。
しかしその分他のパラメータは高い。
覚えるスキル構成は大まかに打撃系、ムド系、状態異常系。
現在のスキル
ムド 突撃 ソウルブレイク 小治癒促進 小気功 淀んだ吐息 マハムド ブレインシェイク
NEXT LV20 アサルトダイブ
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クエスト001 だいだら.の再出発
「頼む!その素材を譲ってくれねぇか!!!」
展開急すぎて草ぁー。じゃねえわ、なしてこうなった。
いやーひどい目にあったのはテレビの中だけだと思ったら違ったらしい、結局深夜を越えて、テレビの中から帰ったときは早朝になりかけていて二時間ぐらいしか寝れなかった。
おかげで寝不足、さらにえげつないほど体を動かしたから全身がガッタガタ。
おっかしーなー、この体16ぐらいのピッチピチ()なはずなんだが
すげー眠いはずなんだけど、体に走る痛みがそれを許してくれない。
幸い今日は土曜日、午前だけの授業だけだ。はぁ、土日休みになるのはもうちょっと後の時代か、本心ではものすっごく休みt
グキッ
アー!イッタイセガァ゛ァ゛ァーーー!!?
オデノカラダハボドボドダ!
夕方、悶絶しながらもやってきたのはだいだら.昨日倒しまくったシャドウの素材をそのままにしておくのもあれだし、お金になるんじゃないかと思い、家からここまで引っ張ってきた。
・・・重い。主に体と素材が。何でこんな時に限って時間割に体育が入ってるんだろうか
「で、俺の記憶が正しければここだよな?」
店先においてある鎧と看板が特徴の、見間違える方が難しい店の、はずなんだ、が。
・・・なんかすっごい負のオーラを纏ってらっしゃる。店が。
まあ単純に明かりがついてないだけなんだが、今は夕方、開いててもおかしくないんだが。
店の扉は開け放たれているから一応やってるらしい。入ってみるか、素材を売らなきゃまた持って帰ることになるからな、せめて買取だけでもしてほしいけど
店に入った瞬間、俺を待ち構えていたのはSAN値チェックだった。
大げさだと言われるかもしれないが、中に入った途端、店に負けない、いやむしろ勝る勢いの負のオーラを身に纏った強面の店主を見たら誰でもこうなろう。
お う ち か え り た い
失敗してんじゃねえか(持ち直した)
「あのー・・・」
恐る恐る店主に話しかける。
「・・・いらっしゃい」
よかった生きてた。
「このお店って、買い取りってしてます?」
「いや、悪いがやってねぇ。大荷物抱えてきたあんたには悪いが、売るなら別のところで売ってくれないか、うちにはもう、引き取るだけの金もねぇ。」
うわ重っもぉ。すっごい現実的な問題を出してきやがった。ここゲーム?の世界なのに。
「い、いや頼みますよ!お金とかいらないんで、こういう素材とか処分してくれませんか!?」
「冷やかしなら結構だぜあんた、そういうのはゴミにでも
・・・おいちょっと待て、そのリュックから覗いてるそれ、見せてみな。」
「これっすか?ちょっと待ってっと、う、うおゎ!」
アシクビヲクジキマシター!あーあーあーやっちゃったよ、リュックの中身を盛大にぶちまけちゃった。
「す、すみません!すぐ片づけますんで!」
そういって床に散らばったシャドウの素材をかき集めようとした時
「頼む!その素材を譲ってくれねぇか!!!」
クエスト001 だいだら.の再出発
そしてタイトル通り、こうなったわけだ。まさに手のひらドリル、いい回転だ。
「いやいや、さっきは無理だって」
「それはすまんかった!そりゃ普通のガラクタだと思っていたから、だけどここにある素材は全部俺の見たことがねぇ。こんなにアート心をくすぐられたのは久しぶりだぜ・・・!」
なんということでしょうー()
さっきまでの暗澹とした雰囲気は何処へ、俺の目の前には目をギラギラと燃やした親方がいるではありませんかー(棒)
正直、お金は今どうでもいい。問題なのはこのままだいだら.が原作まで持たない可能性がある。
ここで俺が素材を譲らないないのは勝手だ。けど、そうなった場合、誰に皺寄せがくると思う?
番長だ。
まあ、そんなこんなで素材を譲ることになった。
「素材の一部には武器以外の普通の生活用品に転じれるものもあるからな、これならまだ店を立て直せる商品を作って稼げる・・・!」
・・・店の方から黒い欲望が漏れ出ていた気がするけどまあ情けは人の為ならずだしな!ヨシ!
しかしクエスト001か、絶対まだ他にもいるよね!荷物の重さに意識を取られてたから気付けなかったけど。
報酬は・・・まあ今はいいか、未来への投資ってことで
だいだら.にアイテムが追加されました
武器:模造刀 狩猟鉈 厚底スニーカー 能扇 八高デスク にゃん2クロー ピースメーカー
防具:鎖かたびら
アクセサリー:豆絞り おまもり
だいだら.が使用可能になりました
武器精製が解放されました
素材を持っていけば、それに応じて武器、防具、アクセサリーが精製されます
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