重い愛を謳う (白菜を身にまとった生命体)
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転生したらあーもうめちゃくちゃだよ!

(…いや、ホント…あの神様何してんの?)

 

主人公である彼は困っていた。

と言うのも、彼はいわゆる神様転生をしてしまったのだ。死因は転生あるあるのトラックによってだ。

 

なんでも、神様の不注意だったらしくその罪滅ぼしらしい。でだ、その転生先に問題がある。まず、転生先が戦姫絶唱シンフォギアというところだ。流石にモブに厳しい世界で無特典ではやばい、開始数秒で死ぬと思った彼はせめて最低限身を守れる力を貰うことになった…それがまさかの仮面ライダーゴーストである。

まぁ、ありかなと思い転生した。そこでまた問題が出た。まさかの立花響に転生したのだ。「いや、転生系って大体主人公の親友ポジとかじゃないのかよ!?」と文句を言いそうになったが落ち着く…だが、更に問題が出た。そう、性別だ。なんと男だったのだ…これには流石にキレた。かの邪智暴虐の投稿主と神様に鉄拳をぶち込まなければならない!なお、またしても神様の不注意だった模様。やめちまえよこの駄女神。

 

(まぁ、主人公らしく動くしかないよなぁ…)

 

最初はそう思っていた。そして、月日が経ち6歳から夜な夜なゴーストとして誰かを救っていた。ゴーストになった時だけ身長がかなり伸びるのだ。それでなんやかんやしつつ、来たるあの日に向けて特訓を続けていたが…

 

「響、また他の女の匂いがする」

 

「…ちょっと迷ってたから助けただけ…」

 

「へぇ…」

 

「いや本当だから…」

 

未来さんの愛が重かった。

 

(あっれー?393こんなに重かったっけ?いやたしかに原作でもそんな部分あったけど、こんな感じじゃなかったよな?)

 

そう、彼にもまた問題があった。それは、前世では全く女性と関わりがなかった。と言っても友達とかならいたみたいだが、恋愛のれの字もしたことがない彼は知らないうちに393を堕とし、ヤンデレ化させてしまった!

 

「響、お弁当一緒に食べよ?」

 

「いや、一人d「私と一緒はダメなの…?」あっ、いや…一緒に食べよっか!」

 

しかし、彼は知らない。ゴーストとして活躍していた結果、ヤンデレ化した主要人物達がまだいることを…

 

「…必ずお前を私のものにする…ゴースト…!」

 

「あぁ、私がお前の母になってやるからな…ゴースト」

 

「必ずあなたを私のものに…」

 

「…逃さないわよ、ゴースト…私やセレナ達のためにも…」

 

 

「…」ゾクッ!

 

頑張れ主人公!多分この先苦労しかないけど頑張れ!俺はそれを見て愉悦を感じてるから!

 

「本当にお前…!絶対ぶん殴ってやる…!」




2話であの日がくる!主人公はあの惨劇を止めるため仮面ライダーゴーストになる…が、まさかの393が!?

次回 393なんでそれもう持ってるの?

「いやッ、ちょ…えぇ…?」


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393なんでそれもう持ってるの?

「…やっぱり、こうなるよな…」

 

響は未来を後ろに下がらせながら辺りを見渡す。そう、あの日…原作なら主人公である立花響の中にガングニールが刺さり、某名探偵みたいな声をした天羽奏が死ぬ無印第一話辺りである。

 

「未来、隠れておけ」

 

響はそう言ってゴーストドライバーを顕現させ、オレゴースト眼魂のボタンを押してゴーストドライバーに装填する。

 

アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!

 

そしてゴーストドライバーのレバーを押した瞬間、

 

Rei shen shou jing rei zizzl(鏡に映る、光も闇も何もかも)

 

「変s…えっ?」

 

響は本来ならもっと先に聞くはずの聖詠が聞こえたため、横を見ながら仮面ライダーゴーストに変身する。横では何故か神獣鏡を纏った393がいた。

 

(…えぇぇぇ!?)

 

響は驚いた。何故なら、神獣鏡は2年後の無印終了後…つまり、G編で見るはずのギアを393は着ていたからだ。

 

「えっ、ちょっ待っ…えぇ?」

 

「驚いた、響?」

 

「…う、うん…」

 

「この姿、結構気に入ってるの…響が噂のゴーストなのは知ってたから、力になりたいなって思って…ほら、私が家族でアメリカに行ったでしょ?その時に持って帰ってきちゃったの」

 

(いや何してるの!!?本当に何してるの!?展開雑いよ!何してるの!)

 

いや、まぁ…ええやろこれで

 

(よくねぇよバーカ!)

 

「ちょっとずつ慣れてきたから、一緒に戦おう!響!」

 

「いや、未来…ちょっと怖いよ?未来が?」

 

「えっ、なんで?」

 

「いやその…一緒に戦おっか!」(諦め)

 

諦めたよあいつ…

 

 

「ゴースト…に誰だあれ!?」

 

奏が現れた響と未来を見ながら驚く。その横では何故か目からハイライトが消えた翼が凝視していた。

 

「未k…えっと、とりあえず右をお願いな!」

 

「うん!」

 

そうして2人は二手に別れる。

 

「…まぁ、味方?が増えるならありがたいな。翼…」

 

「…」

 

「つ、翼?」

 

「ドウシテ…」

 

「えっ?」

 

「ドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテソンナオンナトナカイイノドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテ」

 

「…スゥ…見なかった…ことにする…かな…うん…」

 

奏は横で呪詛のような言葉を言っている翼を見て絶句しながらも敢えて無視しつつ、響達の加勢に入った。




翼さんヤダコワイヤメテクダサイ…

次回もまたあの回!393と一緒にいる響を見て翼がヤバくなった…がさらにやばい事態になる!?

次回 このSAKIMORI可愛くない…ッ!

「翼さん!?ナニシテルンディスカ!オンドュラウラギッタンディスカー!」


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このSAKIMORI可愛くない…ッ!

「あっ、ちょっ!翼さん!手を貸しt」

 

響の横に来た翼は響に抱きつく。

 

「…ネェ、アノオンナハダレ?」

 

「えっ、いや…言う必要ない…」

 

ダレ?

 

「アッスゥー…仲間…ですねはい」

 

「ソッカァ…ワタシッテイウヒトガイナガラ?」

 

「いや、あなたとそんな接点ないしどちらかと言うと未k…じゃなかったあっちが長いだだだだだだだ!?骨が軋む!?」

 

それを聞いた翼は抱き締める力を強くする。

 

「奏さん!助けて!」

 

「…」(無理だ…)

 

奏は首を横に振る。

 

「いやアンタの相方!相棒!片翼!「イマカナデニハナシカケタヨネ」あぁぁぁぁ!抱きつく力が更に強くなったぁぁぁぁ!」

 

とかなんとか言いながらもガンガンセイバーでノイズを倒している響に、未来が近づく。

 

「風鳴翼さん、離れてください。ひb…ゴーストが困ってます」

 

未来は翼を引っぺがすと翼を見る。

 

「…ジャマシナイデ」

 

「邪魔はあなたですよ…私の響に近寄らないでください」

 

「ワタシノゴーストヨ」

 

「私のです」

 

未来は笑顔だが目が笑っておらず、翼はハイライトが消えた目で未来を見ている。

 

「…仲良くしよう、2人とも…というか、歪みあっても意味ない…」

 

「「…」」

 

「…もう撫でないぞ未来」

 

「ごめんなさい」

 

「よし、なら翼さんも今はノイズを倒さないと…」

 

「…わかった。ならゴーストは私のことを呼び捨てにしてほしい」

 

「…え、急に何言って…いや、はい分かりました…翼」(というか年齢的に翼さんの方が先輩…言っても無駄か…)

 

それを聞いた翼は顔を赤らめて上機嫌になり、ノイズ相手に無双し始める。

 

「…呼び捨ては私だけのものなのに…」

 

未来はそう言いながら極太のビームを放ち、ノイズを殲滅する。

 

「…お前、翼に何かしたのか?」

 

「いや…何かした…んですかね?」

 

「…身に覚えがないのか…いやまぁ、別にいい…いやよくないわ」

 

そんな話し合いをしながら、2人はノイズを倒していく。

 

「必殺技行きます!」

 

大開眼!オレ!オメガドライブ!

 

響は背後にゴーストの紋章を出現させて印を結ぶと天高く飛び、飛び蹴りをノイズに浴びせる。それと同時に未来と翼もノイズを倒し終える。

 

「…ふぅ、とりあえず俺たちはこれで…」

 

「いや待て、翼に関して色々聞きたいんだが?」

 

「いや本当に知らn「響、浮気?」「ウワキ?」…じゃあ、さよなら!」

 

響は未来を抱えてその場から去ると翼は未来を羨ましそうに見る。

 

「…」(翼、色々変わりすぎだ)

 

そんな反応をしていた翼を見ながら、奏はそう思った。




なんとかあの日を乗り越えた響達。そんな中、ある女性が響に近づいた!

次回 母名乗る不審者

「…誰かあのサンジェルマン止めて…」


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母名乗る不審者

あれから数日が経過した。本来ならあの日のあと、あの胸糞な迫害が起こるのだが、何故かそれは起きなかった。どうやら著名人達が声明を上げたが故らしいが…二課…というか翼が絡んでそうではある。そして現在、響は

 

「…私がお前の母親だ」

 

「いや、会って早々何言ってるのあなた?」

 

目の前から現れた女性に抱きしめられていた。

 

(…というか、この人ってもしかしてサンジェルマン…?いやもう何回思ったかわからないけど何回でも言うぞ…アンタそんな性格だったか?)

 

「何を言う、私はお前の…響の母親だ」

 

「いやー、人違いじゃないですかね?育てられた記憶はありませんけど」

 

「だが私の子供だ」

 

「あー、だめだ…話聞かないタイプだぁ…」

 

某姉を名乗る不審者を思い浮かべながらももがいていると、後ろから気配を感じ取る。

 

(こ、この幾度も感じたことのある全てを光で滅しそうな威圧は…ッ!)

 

「…響、何してるの?」

 

(オウ…ジーザス…)

 

「…誰だ?」

 

「私の響に何してるの?」

 

「私は響の母親だ」

 

(会話になってない…)

 

「…成る程、ではあなたは響の母親となったんですね」

 

「未来、うちのお母さんに怒られろマジで」

 

「あぁ」

 

「そこ、勝手に進めない」

 

「…だが、今は忙しいからな…いずれ、響を迎えにくる」

 

サンジェルマンはそう言うと石を割りその場から消え去る。

 

「消えた…?」

 

(…AXZ時間軸がやばいことになりそう)

 

まだ先の未来に危機感を覚えた響であった。

 

 

「…ふふ…」

 

「サンジェルマン、会ってきたの?」

 

「あぁ、いずれ響を迎えに行くつもりだ」

 

「…その響とやらが可哀想と言うワケダ」

 

「そうね…でも、あんなサンジェルマン初めて見るからちょっと楽しいわよ?」

 

「それはお前だけというワケダ…」

 

 

「…で、さっきサンジェルマンの後を追ってその響って奴を撮ってきたんだが…私好みだぜ」

 

「イケメンであります…ん?ヴァネッサ?」

 

「…なんだろう、この…響ちゃん?のことを護りたいというか…撫で撫でしたいと言うか…」

 

「ヴァネッサ?どうしたんだぜ?」

 

 

「…はっ!新しい敵の反応!」

 

「何言ってんだ?」(…なんとなくやばいことが起きそうな予感…)

 

 

それから2年が経過した。翼が住所特定して響の家に凸ってきたり、何故かカリオストロとプレラーティと出会ったり、ノイズ戦で一悶着あったり、何故か中学卒業直前にリディアン音楽院が女子校から共学に変わったり(多分絡んでんな二課…というか風鳴機関が…いや待て、翼さんにそんな権限あったか?原作で?)「んなもん脅したんだろ」(いやそこまでしない…よな?)「さぁ?」(おい投稿主おい!)

 

んまぁ、そんなことがあり…響と未来はリディアン音楽院に入学した。

 




リディアン音楽院に入学した響。共学になったくせに男が響しかいないリディアン音楽院でなんとか学園生活を満喫しているといつも通りノイズが現れた。そして、ちょっと早いがあの子も!

次回 近接戦強化マシマシガンガール!

「…帰りたい…」


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近接戦強化マシマシガンガール!

(しかし…二課はなんでこんな近くにいるのに手を出さないんだ?)

 

「…多分、翼さんが絡んでるのかな?」

 

「あぁ、風鳴機関の情報網を駆使させてもらった。二課には響や小日向の情報は入っていない…バレてもお祖父様のせいにすれば良いし」

 

(仕方ないとは言え、護国爺さんマジドンマイ…って)「普通に心読まないで?」

 

入学してから5日が経ち、響は未来と翼と共に昼飯の弁当を食べていた。

 

「…響、玉子焼き美味しい?」

 

「あぁ、美味しいyモグゥ!」

 

「私のも美味しい?」

 

「…ファイ」

 

そんな風に昼飯を食べていると翼のスマホが鳴る。翼は連絡を取ると、響に言う。

 

「ノイズが現れたみたい」

 

「…行くか」

 

「うん」

 

響はゴーストとなり、未来と翼はそれぞれ神獣鏡と天羽々斬を纏うとノイズが現れた場所へ向かった。

 

 

「翼…と幽霊と神獣鏡!」

 

「ゴースト!」

 

「大体同じだろ!」

 

「キャベツとレタス並みに違う!」

 

「あながち一緒じゃねーか!」

 

奏は響にそう言いながらノイズを倒していく。響達も参戦してあらかたノイズを倒し終えると上空から二本の鞭が降ってくる。

 

(いやまぁ、間違いなくあの子だよな…)

 

すると、上空からかなり際どい鎧…ネフシュタンの鎧を着た少女 雪音 クリスが現れる。

 

「誰だ!」

 

「私のお兄ちゃんに近寄るな!」

 

「…おいゴースト」

 

「いやまぁ、そんな予感はしてたけど…ちょっと助けただけだぞ」

 

「…お兄ちゃん?」

 

「私や両親を助けてくれた私だけのお兄ちゃんを連れて行く!」

 

「…翼さん、一時的にチーム組みませんか?」

 

「全く同じ意見だ、小日向」

 

「邪魔するならぶっ倒す!」

 

そうして3人は激闘を繰り広げる。

 

「ネフシュタンの鎧を着てるって言う情報が薄味になるくらいやばい戦闘してないから?」

 

「入る隙間がないな…というか、周りを考えて」

 

「いや、お前が関わってるんだから無理だろ」

 

「殺生な…」

 

そんな会話の中、3人の必殺技がぶつかり合い爆発が起こる。

 

「この人、かなり強い!」

 

「ッ!だが負けるか!」

 

「ちっ、ここまで手こずるか…ん?なんだ?…あぁ、分かった」

 

すると、クリスが鞭をしまう。

 

「お兄ちゃん!必ず連れて行くからな!」

 

クリスはそれだけ言うとその場を後にした。

 

「「待て!」」

 

2人はクリスを追いかけようとしたが、逃走時に出していたノイズに阻まれる。

 

「…おい」

 

「とりあえず助けに行きましょう」

 

「いや、あれ絶対また来るだろ」

 

「助けに行きましょう!」

 

「…殴るからなマジで」

 

2人はそんな会話をしながら翼と未来の元へ向かった。




デュランダル輸送作戦が何故か早めに出た!そこで響はデュランダルを握り暴走…ん?あれ?なんで暴走しないの?えっ?ムゲン魂の力のおかげ!?

次回 お前も大概やばいよ主人公

「翼さん達よりマシだろ」


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お前も大概やばいよ主人公

「…あれ?デュランダルこれ起動してる?」

 

翼と奏はライブの準備のためおらず、仕方なく響と未来でデュランダル護送をしていると案の定クリスが現れ戦闘開始。そして響はデュランダルを手にしてしまったが…何故か暴走していなかった。

 

「…ムゲン魂のおかげってわけか?」

 

響は光っているムゲン眼魂を見ながらそう言うと、でぅらんだるをしっかりと握りしめる。

 

「未来!クリス!上に飛べ!」

 

響はそれだけ言うと、デュランダルを横なぎに振るう。それは某王様の聖剣ばりに周囲の建物やノイズを薙ぎ払った。

 

「流石お兄ちゃん!」

 

「年齢的に違和感ががが…一歳差なんだよなぁ…」

 

響はデュランダルをケースにしまうと、地面に座り込む。

 

「やばい、思いの外疲れた…!」

 

「あっ、ちょっ…!邪魔だお前!」

 

「響の下には行かせない!この泥棒猫!」

 

「それはお前だろうが!」

 

「私は幼いころから一緒にいるんです!だから泥棒猫はあなたです!」

 

「一緒にいる期間が長いからって強いわけがないだろうが!」

 

「お二人さん?仲よくしよう?」

 

「「無理!!」」

 

「はーい疲れたけどゲンコツいきまーす!」ゴンッ!ゴンッ!

 

「「痛い!?」」

 

響はとりあえず2人にゲンコツを食らわせて戦いを終わらせる。

 

「…とりあえず、クリス。なんでデュランダルを?」

 

「フィーネがいいタイミングだから狙ってこいと…」

 

「成る程」

 

「…あのー」

 

「あっ、どうしたんですかf…了子さん?」

 

「…翼ちゃん達がこっちに来てるみたいよ」

 

「よし帰るか」

 

「えっでも私まだ」

 

「いや帰れ明日来い」

 

「じゃあまた明日!お兄ちゃん!」

 

「…響、ちょっとオハナシしようかな?」

 

「あっはっはっ…言わなきゃよかった」

 

 

夜、リディアン音楽院学生寮

 

「…というか、あの響さんだっけ?よく未来ちゃんに引っ付かれてるよね?」

 

「確かにそうですね、四六時中引っ付きぱなしです」

 

「噂では翼さんも響さんに引っ付いてるらしいよ」

 

「マタタビか何かですかね?」

 

「つまりあの2人は猫だった?」

 

そんな会話が寮内で行われている中、響はと言うと

 

「…何故だ…」

 

「…響ぃ…」

 

「響は私のもの…」

 

「…本当に何故だ」

 

2段ベッドの下にいた響は左右を翼と未来に抱きつかれて動けなくなっていた。

 

(…とりあえず、翼さんはどうしt…あっ、この人合鍵勝手に作ったな!?それは犯罪だろ!)

 

響は翼の寝巻き(何故かネグリジェ…本当に何故?)のポケットから見えた鍵を見てそう思いながら、響は動けずに夜を過ごした。




等々クリスがあれを纏う!いやまぁ、イチイバルなんだけどね?…ん?あれ?なんかそのイチイバル刃物になってない?

次回 まるでサンジェルマンの銃みたいだぁ…

「んー、サンジェルマン提供か?」


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まるでサンジェルマンの銃みたいだぁ…

「隙ありだ!」

 

「なっ!?ガァッ!!?」

 

翼が一瞬の隙を突いてクリスにダメージを与えると、クリスは大きく吹き飛ぶ。しかし、クリスはすぐに体勢を整えると立ち上がる。

 

「こうなったら、あれを使ってやる!アーマーパージだ!」

 

クリスはネフシュタンの鎧を弾き飛ばすと辺りが煙で閉ざされ、そして歌が響いた。

 

Killter Ichaival tron(銃爪にかけた指で夢をなぞる)

 

「なっ、まさか!?」

 

「おいおい、まじか…」

 

「いやまぁ、そりゃあるよな…」

 

すると、クリスはイチイバルを纏うとアームドギアのボウガンを奏と翼、そして先ほど来たばかりの未来に向けて撃つ。

 

「ちっ、なら!」

 

するとクリスのアームドギアがガトリング…にはならず、2つの少し長いナイフのように変形する。

 

(…それも違うのか…)

 

響はなんとなくで分かっていたのか諦めたような顔をしながらノイズを倒していく。

 

そして、クリスは翼と鍔迫り合いを行い翼の腹部に蹴りを打ち込むとその勢いで奏に突っ込む。奏は分裂した槍を投げて応戦するが、クリスはすぐさまアームドギアを銃に変えて弾丸を放った反動で横に飛ぶと銃の反動を活かしたタックルで奏も吹き飛ばす。その瞬間、背後から未来が斬りかかるがクリスはそれを防ぐ。

 

「さっきより強い!なら容赦しない!」

 

「する気もないだろうが!」

 

未来はアームドギアの大剣を展開して極太のビームを振り下ろす【斬光

クリスはそれをナイフに変えたアームドギアから赤い斬撃を放ち相殺する【RED DETH SLASH

そんな中、翼は脚から小刀を取り出すとそれをクリスの影に向けて投げる。クリスはそれを銃で撃ち落とすと横から奏が現れ、クリスを殴り飛ばす。

 

「ちっ!」

 

「こいつ、殴られる直前に後ろに飛んで受け流したのか!」

 

「来い、泥棒猫ぉ!」

 

「それは!」

 

「あなたでしょうがぁぁぁ!」

 

奏を差し置いて翼と未来が突撃し、クリスも同じように突撃してぶつかり合う。木々などを薙ぎ倒しながら戦いあっていると

 

「…流石にやりすぎだ」

 

ちょっと怒った響がエジソン眼魂をゴーストドライバーに装填してレバーを押す。

 

カイガン!エジソン!エレキ・ヒラメキ・発明王!

 

響はエジソン魂になるとガンガンセイバーをガンモードにして電流を放つと、翼と未来とクリスに直撃する。

 

「「「あわわわわわ!!!」」」

 

翼達は電流を浴びて感電しながら地面に倒れる。

 

「…よし、OK!」

 

「いやOKじゃねぇだろうが!?」

 

「あっちょっ、痛い!」

 

それを見た奏は響にドロップキックをかました。




無印のラスボス、フィーネが登場!こっから話が進んでいく…といいなぁ…

次回 装者大集合 in 響の寮部屋

「なんでここに集まるん?」


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装者大集合 in 響の寮部屋

「…でだ、なんで俺らの寮部屋でっ全員集まってんだ?」

 

「「「「近いから」」」」

 

「よし並べお前ら」

 

響と未来が住んでいる比較的広い寮部屋に響と未来、クリスに奏に翼が集まっている。

 

「というか、二課のお偉いさんは?」

 

「呼んだら面倒だから呼んでない」

 

「重要な問題だろうが!?」

 

「…まぁ、紛失したはずのイチイバルがクリスに渡ってるって時点で二課にスパイがいるかもしれないしな」

 

(まぁ、スパイというか黒幕がいるんだけどな…)

 

「…とりあえず、雪音。そのフィーネの目的はなんだ?」

 

あ、ちなみにだがちょっと前にフィーネが姿を現した後である。

 

「さぁ、聞いてないからわからないが…そろそろ計画が始動するとか何とか言ってたな」

 

「そんなに時間はないか…」

 

「…奏さん、この引っ付き虫三人組に対してコメントは?」

 

「ノーコメントで」

 

「あっ、はい」

 

「…で、クリスはこれからどうするんだ?というか、両親は?」

 

「家出してきた」

 

「奏さん、今すぐクリスの両親の住所を教えてください。帰してきます」

 

「あっ、ここにあるぞ」

 

「早い!?」

 

「帰らないー!」

 

「ほら!帰るんだよ!親御さんが心配してるぞ!」

 

「やーだー!」

 

「子供か!?」

 

「いや、私から見たら子供だろ…というかクリス。ゴースト…もとい響は15歳でクリスは16歳だからクリスの方が年上」

 

「それでもお兄ちゃん!」

 

「…お兄ちゃんって言うのはなんだろうな」

 

「知るか!?」

 

「…響、私たちも風鳴家にいく?」

 

「はっはっは…嫌」

 

「…とりあえず、そのフィーネってやつを何とかすればいいのかな?」

 

「あーいうタイプは尻尾を出さないだろ」

 

「出したところを掴むしか…」

 

「…だな」

 

「…とりあえず何か食べるか?」

 

「オムレツ」

 

「炒飯」

 

「あんぱん!」

 

「食べたいけど、アイドルとしての体重管理が…」

 

「いや、別に家事できないんだからいいだろ」

 

「言わないでよ奏!響に聞かれたら…」

 

「…とりあえず食材…というかあんぱん買ってくる」

 

 

「…なぁ、緒川」

 

「なんでしょう」

 

「…翼が変わったな」

 

「えぇ、かなり」

 

「…いつ変わったかわかるか?」

 

「ゴーストが出てからです…というか、一度翼さんの部屋で隠し部屋を見つけたんですが」

 

「翼の部屋で?」

 

「はい、でその隠し部屋の中は…まぁ、ゴーストの写真で一杯でしたね。しかも、カメラアングル的に間違いなく盗撮です」

 

「…そこまで変わっていたのか…」

 

「えぇ、流石にあれは…見て見ぬふりをしましたね…」

 

そう言った緒川の目は何処か遠くを見ていた。




親方!空からノイズが!親方!地中からカ・ディンギルが!親方!カ・ディンギルがぶった斬られました!…は?

次回 きゅうりみたいにスパッと

「…あのトリオまじ怖い…」


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きゅうりみたいにスパッと

「お、おい!?あれって二課の基地じゃねぇか!?」

 

「…かなりやばいかも!」

 

「じゃあこっちは俺がやっとくからみんなはあっちに!」

 

「分かった!」

 

響はロビンフット魂で上空を浮遊するノイズを倒しながら塔の方を見る。塔ではエネルギーが溜められており、あと数秒で発射される…と思いきや、その瞬間に塔が真っ二つに斬られて塵芥になり光で消滅した。

 

「…??????????????」

 

響は宇宙猫みたいな顔をしていると、次はフィーネが上空に吹っ飛び未来が踵落としで地面に叩きつけた。

 

「待ってあっちどうなってんだ!?」

 

響はノイズを倒し終えるとリディアン音楽院に向かう。そこでは、

 

「…あなたたち…強すぎよ…」

 

「容赦なし」

 

「敵ならぶっ飛ばす」

 

「響に撫でられたいからね」

 

「こんなに成長して…でも嬉しく無いな…」

 

「えっと…黒幕は…?」

 

「「「倒した」」」

 

(早く終わりすぎだろ!?)

 

ということで、無印終了!

 

(待て待て、あんな大雑把でいいのか!?)

 

いいんだよ。見てみろ、ネフシュタンがもう機能してない

 

(ほんまや…)

 

だろ?というわけで…

 

 

それから1ヶ月後、

 

「…ここ、よくわからない…」

 

「そこはこうやれば解ける…とりあえず二人は離れて」

 

「いや」「やだ」

 

「…私も抱きつく!」

 

「いやだから課題やれ!」

 

響達は二課の仮拠点内で勉強をしていた。が、未来と翼とクリスが響に引っ付いているため勉強中かと言われればそうではないのかもしれない。

 

「…しかし、フィーネが未だに収監中かぁ…」

 

「まぁ、あれだけのことをやったからな…」

 

「…司令官さん、このジェットストリームひっつき虫どうにかなりません?」

 

「無理だな」

 

「頼れるOTONAは何処…ここ…?」

 

そんなことを言いながら、響達の謹慎期間が過ぎていった。

 

 

一方、

 

「…見つけたわ、ゴースト…いえ、響」

 

「やっとお兄様に会えるんだ…」

 

「あわよくば私たちのものにするデス、調」

 

「うん、切ちゃん。お兄様を私たちのものにしないと…」

 

「…響様…」

 

「必ず私たちのものにするわ…響…」

 

アメリカのとある場所では、日本で撮られた仮面ライダーゴーストの写真を見ながら四人の女性たちが話していた。

 

それを見ていた一人の老婆 ナスターシャはそれを見ながら呟いた。

 

「変わりましたね…いい意味と悪い意味、その両方に」

 

…ナスターシャさん、多分悪い意味しかありませんよ?

 

 

「…うっ、何か嫌な予感が…」

 

「「「また新しい敵の気配!!!」」」

 

「何言ってんだお前ら?」




どうやら別次元から原作組が来たらしい。そうとは知らずにゴーストと戦う響の前に、あいつらが現れた!

次回 原作組には苦だろこの世界

「そりゃあそうだろってアブナッ!?」


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原作組には苦だろこの世界

「…うーん、あんまり変わらない…」

 

「そりゃそうだろ…」

 

「とりあえず、目の前のノイズを何とかするぞ」

 

原作次元から来た響、クリス、翼の3人(以降、原作○○とする)はノイズを倒していると、遠くから爆発が起こる。

 

「なんだ!?」

 

すると、ビルが破壊されそこからゴーストとなった響が降ってくる。響は着地して体勢を整えるとガンガンセイバーを構える。

 

「あっちもそれっていうか…なんかバイオレンスだなぁ…ん?」

 

「…えっと、あなたは…」

 

(…あぁ、成る程。ギャラルホルンか…)

 

響はある程度状況を飲み込むとガンガンセイバーで攻撃を防ぐ。

 

「私たちのものになるデス!」

 

「お兄様、私たちが嫌いなの?」

 

「いやー、嫌いでは無いけどその鎌とヨーヨーはかなり痛いからやめて欲しいんだよ。というかなんだよお兄様って。俺は立花響だ!」

 

「だって、あの時だって私と一緒に寝てくれたよ?」

 

「あー、近くにお医者様はいませんかー?かなりやばい子いますよー?」

 

「居るわけないデス!」

 

「あっはっは、これだ…いっつもこれだ…!」

 

「…おい、あれってこの世界の切歌と調か?」

 

「あぁ…何かおかしいが…というか、先程響と言っていたぞ!?」

 

「この世界の私って男性!?」

 

「あー、こんがらがってきた!」

 

そんな中、背後から気配を感じた響はイガリマの装者 暁切歌とシュルシャガナの装者 月読調を弾き飛ばすと後ろから現れたガングニールの装者 マリア・カデンツァヴナ・イヴとアガートラームの装者 セレナ・カデンツァヴナ・イヴが接近してきた。セレナはアガートラームのアームドギアで響の右腕を拘束して切歌が鎖で響の左腕を拘束する。

 

「しまった!?」

 

「捕まえたわよ、響!」

 

「逃がしませんよ?響様」

 

「様呼びやめて、確かに俺助けたけど!」

 

「そうね、だから私たちのものにするのよ」

 

「すいませんちょっとおかしい部分がありますよって言っても聞いてくれないんだろうなあー!」

 

『あー、響君』

 

「どうしたんですか?司令官さん」

 

『未来君達が起きて向かった』

 

「大惨事大戦の幕開け…早く何とかしないと…」

 

『無理だと思うぞ?スポーツカーより速い』

 

「ウッソだろお前!?」

 

「えっと、これは…」

 

「手出しするなら容赦しないデス」

 

「…あっちと全然違うじゃねーか!」

 

「残念ながらこっちのアンタらも違うんだよなぁ…ほら、あそこ」

 

「「「えっ?」」」

 

響が指した方向には、ハイライトが消えた目で現場を見ている3人がいた。

 

「「「…」」」

 

「…とりあえず、ここから逃げたほうがいいよ…大惨事大戦始まるから」

 

 




二課組vsF.I.S組!響を賭けた戦いが今、始まる!そして、響はどうなってしまうのか!

次回 これじゃあ某桃姫だよ

「タスケテ-!」


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これじゃあ某桃姫だよ

「…」

 

「…」

 

「…オ兄チャン?」

 

「いや待てこっちのクリス、これは襲撃みたいなものであってというかこの状況で勘違いするなよマジで…」

 

「…響?」

 

「…未来さん?」

 

「…その女達は?」

 

「…敵」

 

「…分かった!」

 

すると、3人はマリア達とぶつかり合う。

 

「邪魔…するなぁ!」

 

「響に何触ってるの?この泥棒猫さん達?」

 

「お兄ちゃんは…私のものだぁ!」

 

「容赦はしないデス!」

 

「お兄様の邪魔者は消す…」

 

「響様は私のものですよ!」

 

「響は私のものだ!!」

 

「「「…」」」

 

「…いやホント、すいません!」

 

「…かなり…アグレッシブだね…」

 

「そう…だな…」

 

「あ、あぁ…」

 

原作組はそんなカオス乱闘を見ている中、マリアが響を見る。響はすぐに構える。

 

「…捕まえるわよ!」

 

「あはは、やってみろこの野郎!」

 

「意外とノリノリ!?」

 

「いや、あれはただの痩せ我慢では?」

 

そうして響はベンケイ眼魂をゴーストドライバーに装填し、ベンケイ魂となる。

 

開眼!ベンケイ!アニキ ムキムキ 仁王立ち!

 

そして、ガンガンセイバーをハンマーモードにして対峙する。マリアの槍をハンマーで防ぎ、逆にマリアはハンマーを防ぐ。

 

「やっぱり、強いわね!」

 

「その言葉だけはありがたいね!」

 

「…私たち、どっちに加勢すれば…」

 

「いや無理だろ、あれを見ろ」

 

原作クリスは指差すと、そこではクリスが調と戦っていた。アームドギアであるナイフを駆使しつつ近接戦を仕掛け、調もヨーヨーではなく丸鋸を籠手に装備して近接戦を仕掛けている。

一方で、翼は刀のアームドギアを使ってはいるが何故か分身しており、ツーマンセルで攻撃している。そして切歌はそれを2振りの大鎌で対処しつつ刃を飛ばし、調のサポートをしていた。

 

「…無理だな」「無理だね…」「だろ?」

 

それを見た3人が遠い目をしていると、マリア達に連絡が入る。

 

「…わかったわ、マム…切歌、調、セレナ!第二目標を補足したから一旦帰るわよ!」

 

「でも、お兄ちゃんが」

 

「心配ないわ、必ずまた出会うから」

 

「はい、響様と私たちは切っても切れない赤い糸で結ばれていますから」

 

「間違いないデス!」

 

「私たちの方が赤い糸に結ばれてますよ!」

 

「横から現れた泥棒猫は黙っとけ!」

 

「あんまり戯言言ってると…斬るわよ」

 

「待てお前ら喧嘩ふっかけるな落ち着け」

 

そして、マリア達の姿が見えなくなると同時に響は変身を解除する。すると、未来達が響に抱きついた。

 

「ねぇ、どうして私たちを置いていったの?」

 

「私たちが嫌だったのか?響…」

 

「お兄ちゃん…」

 

「…はは、いつも通り…司令官さん、回収お願いします」

 

『もう出してある』

 

響は原作組を見ながらどう説明すべきか悩んでいた。




原作組にあらかた話す中、それでも収まらない御三方。そして原作組は一時的に元の世界へ帰っていった。

次回 説明する方もされる方も地獄


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