ポケモン世界に転生したと思ったらイリエワニだった件 (ミミック)
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第一話 ママとの出会いと別れ

 

 

ピキ…ピキピキ

 

バリっ

 

分厚い壁?のようなものを何とか破ると、真っ暗だった視界が開けた。

ここは何処だ?俺は友達とカラオケに居た筈だぞ…

それなのに何故俺は巨大な湖のほとりにいるんだ?

訳がわからなi

 

 

ズシン

 

 

巨大な地響きだった。

何だ⁉︎何が起きた!

 

すると、さっきの地響きを起こした張本人だろうか、何か巨大な生物が俺を跨いだのを感じた。

(俺を跨いだだと?俺は170cmはあった筈だ、どんだけでかいんだよ!)

 

いや、俺が小さくなってるのか?

そういえばやけに周りの物がでかい。雑草がまるで巨木みたいだ。

あと何故か周りに卵みたいなのが大量に…

 

うんうん考え込んでいると、視界一面に青色が広がった。

 

グルルルルル…

 

‼︎そうだ、こいつもいたんだった。

何者だ?敵か、味方か?

 

よく観察してみると、それは二足歩行のワニのような生物だった。

赤いトサカに筋骨隆々の青い体。そして巨大な口

ん?なんか見たことあるような…

 

 

あれ?これオーダイルじゃね?

 

 

てことは周りの卵は…

ピキピキピキッ

 

予想通り、殻を突き破って出てきたのはそれはそれは可愛いワニノコたちだった。

 

となると、俺も…

自分の体を観察してみる

おそらく四つん這いの体勢、基本は灰色だが、腹は淡い黄色、尻尾にかるオレンジ、黒の斑点…

 

 

あれ?俺だけ違くね?

 

なんか俺だけみんなと違う。あれ?ハブられてる?

そういえば、今オーダイルがワニノコ達を口に入れて運んでるけど、俺だけ入れてもらってない…

 

…これ不味いのでは?

 

俺は人間時代、大のワニ好きだったもんで、自分の種類くらいなら何となくわかる。

 

俺はイリエワニだ。何故か。

 

…どうしよ。

この世界は唯のワニでも生き抜ける世界なのだろうか。

いや、唯のワニじゃない。イリエワニはワニの中でも全長最大7メートル、体重は1.2トンにも及ぶ、世界最大の種で、その噛む力はなんと5309万Paにも及ぶ。

 

これは人の50倍、ライオンの10倍もの数値であり、化け物じみた力をほこっているのが分かる。

 

これらのことから考えると、この世界で生き残るのは…

 

無理無理、絶対無理

 

だって10万ボルトなんか食らったら死んじゃうもん。

無理だよ、無理無理。勝てっこないよ…ん?

 

ピーン!

そこで俺は思いついた。

 

あれ?人になら勝てんじゃね?

 

そうだ、ポケモンの世界でも、人は人、貧弱貧弱!

つまり、お手頃な餌と言える。

 

また、電気タイプ以外にならまだ勝ち目はある。虫タイプなんかは食いたくはないが、余裕で勝てるだろう。

 

よし、俺の方針は決まった。

成長するまでは虫タイプ、成長してからはトレーナーを主食に、生き抜いてやる。

 

すまんな、ここはどの地方か知らんが、生き抜くためだ。

ファン共、許せ。

 

 

こうして、俺のポケモン世界での生活は幕を開けた

 

 

 

 

 

 

 

 




感想、評価、ゲットじゃぞぉ(オーキド風味)


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第二話 初めての狩り

 

 

さて、方針も決まったことだし、早速獲物を探しに行く。

 

何故か本能で泳ぎ方が分かった。

足は動かさず、尾の力を使い、水面から目のみを出して泳ぐ。

やって見ると簡単だった。遺伝子の神秘を感じた。

 

俺の体はまだまだ小さい。おそらく、20センチ位だろう。

外敵に襲われたらひとたまりもない。

普通は親ワニに守られる年頃だが、育児放棄されたため、自力で生き延びるしかなさそうだ。ユルセネェ

 

ワニはそもそも夜行性で、夜になると狩りを始める。

夜は獲物も寝ており、ライバルが少なく、外敵に見つかりにくい。

何かと都合が良いのだ。

 

そのため、夜まで身を隠す住処を探さなければならない。

ここで、人間様の叡智の出番だ。

 

まず、湖の岸に穴を掘り、そこに入る。その後、土で穴を塞ぎ、じっと待つ。

ワニは元々、長時間潜水できるほどの肺活量があるため、息継ぎは数回で十分だ。

 

…誰だ?俺の作戦を鼻で笑ったのは。食うぞコラ。

 

 

 

 

作戦通り、穴に入り、夜を迎えた。

意外といい作戦だったようだ。俺も鼻が高い。

 

まぁ、自画自賛はほどほどに、早速食事に向かう。

手っ取り早く大きくなるには、やはり大量の栄養を摂取するに越したことはない。

 

幼少期に、どれほどの栄養を摂取できたかで、その後の体の大きさが決まるのというのは、よく聞く話だ。

 

よって、今夜は思い切って少し大きな獲物を狙うこととする。

幸い、ここら辺の生物はほとんど眠っているようで、気配をあまり感じない。

狙うは魚。それも、俺と同じくらいの大きさのだ。

 

獲物探しを始めて数分、手頃な餌を見つけた。

サシカマスだ。

俺よりも少し大きい。しかし、眠っている。

 

つまり、夕食だ

 

狙うべきはもちろん首。そうそう、反撃できないし、頚椎を傷つけてしまえばこちらの勝ちだ。

 

気配を消して忍び寄る。

ワニ独特の泳法は獲物に接近を悟らせない。

 

…射程範囲に入った。

俺は、顔の3分の2ほどを占める大きな口を開き、渾身の力で噛み付いた。

 

途端に暴れ出すサシカマス。どうやら、一筋縄ではいかないようだ。

だが、こちらも負けてない。ワニの強靭な咬筋力を持って、決して獲物を離さない。

 

相手も必死だ。ポケモンらしく、水鉄砲っぽいものを乱射し始めた。

 

でも、俺だって命懸けだ。こちらも切り札を使う。

ワニはその体の構造上、獲物を歯を使って切り裂くことができない。

そのため、編み出されたのが

デスロールだ

 

獲物に噛み付いたまま、体ごと高速回転する。

それによって、獲物の傷を抉り、肉を食いちぎる。

 

俺も幼体とはいえ、世界最強のワニだ。そこらの魚なんぞに、耐えられる道理はない。

本能のままに、回転する。

 

サシカマスの水鉄炮など、何の意味もなさない。

確実に殺すから、デスロールなのだ。

 

グシャッ

 

俺は奴の首の一部を抉り取った。

弱肉強食、それだけのことだ。

俺は確かな充実感とともに、奴を丸呑みにした。

まぁ、デカ過ぎたので、少しグチャグチャにしたが。

 

初日の狩りは大成功に終わった。

俺は悠々と帰宅し、酸素補給用の穴を少し開け、土に埋もれて一晩を過ごした。

 

 

 

 

 

 

 

この世界に来て、数ヶ月が経った。俺はそこそこの大きさになり、今じゃ60センチかそこらになった。

あと、めちゃめちゃ太った。

ガタイが凄く良くなった。体重は多分30キロくらいはあるんじゃないだろうか。たぶん、食い過ぎだ。

2メートルのワニの体重が約60キロのことを考えると、確実に太りすぎだ。

しかし、その分筋力もついているようで、動きが鈍くなったりとかは感じてない。

 

まぁ、人間と違って、野生動物は太ったほうがモテるんだから、あまり悩む必要はない。

 

そう、俺はワニにモテたい。俺はワニと結婚したい。子を作りたい。

美的感覚も、鱗や牙第一になった。

…ちなみに、この前、あのワニノコ達を遠目で見たが、よく見ると、ブスばっかだった。全員鱗がなってない。俺の鱗と釣り合わないね。

 

まぁ、完全に人じゃなくなったが、構わない。

どのみち、人も食う予定だしな。

 

ということで、俺は少しワニ探しの旅に出る。

別にイリエワニじゃなくていい。ワニっぽいポケモンとでもいいから、仲良くなりたいのだ。

 

もうそこそこデカイし、昼間から出かけても大丈夫だろう。

なんて考えた俺は、はやる心を抑えきれず、昼間から出かけることにした。

 

 

今思えば、危機感が足りてなかったんだと思う。

なまじ、この数ヶ月間うまく暮らせてたから、少し慢心してたんだ。




感想、評価、ほしいぽよ。
次は、お待ちかね、トレーナーとのバトルです!

カクマ gonza111 MAGIUS ついあ 雪の進軍 トンカツ醤油派 nyanco フロンーティア さん、お気に入り登録、ありがとうございます!本当に嬉しいです!
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あと、トンカツはソース派です。


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第三話 トレーナーとの初バトル そして相棒捕食

ワニの番が欲しくなった俺は、可愛いワニを探しに行くことにした。
しかし、そううまくいく筈もなく…


旅に出てから数十分が経った。未だ他のワニも見つからないし、腹が減ったので、ここらで腹ごしらえといこう。

俺はずっと考えていた作戦を試すことにした。

 

まず、手頃な魚、つまり、サシカマスを殺し、水面に浮かべる。

数分も経つと、目論見通り、中型の鳥が飛んできた。

ウッウだ。…作戦成功だ。

空から、底に沈んでいる俺の姿が捉えられるはずも無い。

ウッウは水面に降りたち、無警戒で、サシカマスを啄んだ。

 

どこかのハンターが言っていた。

一番油断する時、それは、獲物を仕留める時だと。

 

まぁ、既にサシカマスは死んでいたため、この場合は当てはまらないが、とにかく、奴は油断しきっていた。

 

俺は太く、強靭に育った尾の力で、後ろ足で立つようにして水面へ垂直に飛び上がった。

直前で気が付いたウッウが、必死に飛び立つが、もう遅い。

 

ウッウの胴にしっかりと噛みつき、万力のような力で水中へ引き摺り込む。

鳥は空を飛ぶと言う性質上、異常なまでの軽量化が為されている。

つまり、30キロほどの俺でも、鳥にとっては十分な重りなのだ。

 

バシャン

 

水飛沫とともに、奴を引き摺り込んだ俺は、即座にデスロールを決めた。

こうなっては、ウッウに取れる手段はない。技を警戒していたが、重要な器官が傷ついたのだろうか、技を打つ素振りは見られないまま、奴は胃袋に収まった。

 

ん〜、やはり鳥は美味い。魚もいいが、たまには鳥も食おう。

なんて呑気に考えていたのだが、この狩りが、思わぬ事態を引き起こすことになる。

 

「何だあれ!見たことないポケモンだぞ!ウッウを食べたのか⁉︎」

 

叫び声が聞こえた。

瞬時に、声の主を探した。トレーナーだ。

 

えっ、やばくね?

まだ、トレーナーには勝てそうにない。でも、捕まるなんて死んでもごめんだ。

…逃げるしかない

 

そうと決まれば、俺はすぐさま底に潜った。

死に物狂いで泳ぎ、住処に帰る。

 

はずだった

 

「ピカチュウ!10万ボルトだ!」

 

…ゑ?

 

視界が光に包まれた。

と、同時に、全身に痛みと痺れが走った。

 

やられた、クソっ!ここまでするか?

 

こうなったら…

 

殺るしかない

 

俺は気絶したかのように、全身の力を抜き、水面にプカリと浮かび上がった。

 

トレーナーは何度かボールを投げたが、届かないようで、ピカチュウに俺を連れてくるよう命じた。

 

…計画通り(ニチャァ)

 

ピカチュウは、夜中に頬にためた電気を放出することで、周りを攻撃する。

()()()()()()()()()()

 

先程の、大規模の範囲攻撃、さぞかし大量の電気を放出した筈だ。

連発はできないと考えていいだろう。

 

もし、頬に食いつき、溜めていた電気を霧散させることができたら、もはや奴はただのネズミだ。恐れることはない。

 

「ピッピカァ!」

 

奴が近づいてきた。自分が殺されるなんて、微塵も考えていない顔だ。

なんだか無性に腹が立った。

俺は死にかけたんだ。なのにお前には何の覚悟もないのか?

 

ブチ殺す

 

射程範囲に入った。

俺は殺意を込め、今までで一番の力で奴の顔面に食いついた。

奴の皮膚が破れる感覚とともに、電流が流れ込んでくる。

 

だが、耐えられないほどじゃない。

 

俺は怯むことなく、奴を水中に引き摺り込む。

 

パキッ

 

奴の頭蓋骨を砕いた音がした。だが、まだ終わらない。

デスロールで完全に殺す。肉を引きちぎって、バラバラにする。

 

ふぅ、ここまでくればあとは簡単だ。

部位ごとに丸呑みするだけだ。

 

「ピカチュウ…嘘だろ?」

 

俺は呆然としてるトレーナーの目の前で、ピカチュウを腹に収めた。

 

「許さねぇ!絶対に…」

後ろで何かトレーナーが叫んでいたようだが、関係ない。

食事を済ませた俺は、悠々と住処に帰った。…少しふらついたのはご愛嬌だ。




ピカチュウファンの皆様、ごめんなさい。やりすぎました。

ゴンザレス田中さん、mnomnoさん、トンカツ醤油派さん、感想ありがとうございます!本当に励みになってます!大好きです!(唐突)

毛玉EX ドクオ カクマ gonza111 MAGIUS いざや レガシィ 0 七五さん 駄明日米駄亜 怒楳の大罪 ゴンザレス田中 ついあ テイテル バルフレイナイト ちゃまたろ 雪の進軍 くもはみ トンカツ醤油派 nyanco フロンーティア 影後 Heybom 馬になりたい一般人 さんたち、お気に入り登録、ありがとうございます!これからも永遠に読んでください!
あと、感想あったら書いてね。(圧)


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第四話 掲示板にて、あのポケモンやばくね?

新種の危険なポケモン(イリエワニ)の話題で世間は持ちきりだった。
ある日、一つのスレが立つ…


 

ーsideガラル 

 

続いてのニュースです。

ワイルドエリア、キバ湖の瞳にて、新種と思われる未発見のポケモンに、ジムチャレンジャーの手持ちのポケモンが捕食されました。

 

「俺の、俺のピカチュウが…

あいつに、バラバラに… あ゛あ゛ぁ!!」

 

被害に遭ったのは、ジムチャレンジャーのピカチュウで、チャレンジャーに怪我はありませんでしたが、現在カウンセリング中とのことです。

これを受け、エンジンシティージムリーダーのカブ氏は

 

「とても痛ましい事件だと思います。

そのような危険なポケモンをみすみす見逃してしまっていたこと、深く、お詫び申し上げます。

誠に、申し訳ありませんでした。

二度と、このようなことが起こらないよう、例のポケモンについての調査を進めていきたいと思います。」

 

と述べており、現在、調査が進められています。

続いては、お天気のコーナーです。そ◯じろー!…

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

新種ポケモンについて語るスレ

 

1:名無しのチャンピオン ID:13Pml1uEf

garalnews.com.jp

怖すぎるやろ

 

2:名無しのチャンピオン ID:jWO6cMAHa

やば

 

5:名無しのチャンピオン ID:EJgf1/Gm4

これまじ?

 

8:名無しのチャンピオン ID:6NwahX0Un

怖過ぎて草

 

12:名無しのチャンピオン ID:3N9bycV1k

バラバラってなんや。きりさくでもされたんか?

 

15:名無しのチャンピオン ID:DOY6GcvlB

あとはかみくだくとかか?

 

18:名無しのチャンピオン ID:AI+gHJb8a

まぁ、そこら辺やろな

 

21:名無しのチャンピオン ID:xiUYdtj4h

てか捕食された動画ないの?

 

25:名無しのチャンピオン ID:HERHR63ux

確かに、ロトム撮ってないの?

 

28:名無しのチャンピオン ID:cf7m7JHLj

movie.poketter.com

ポケッターにあったわ

 

29:名無しのチャンピオン ID:FBgWGI42G

有能

 

30:名無しのチャンピオン ID:J5W+jB0b0

サンクス

 

39:名無しのチャンピオン ID:M/YvEMyDp

ヒェッ

 

40:名無しのチャンピオン ID:if5P/s3J9

これはグロすぎ

 

43:名無しのチャンピオン ID:78KpblGrx

これガチなんか?

 

44:名無しのチャンピオン ID:a12UOM/X8

ガチやぞ

 

47:名無しのチャンピオン ID:a3MC5aDys

何や、気絶した振りやったんか?やとしたら相当頭いいな。

 

48:名無しのチャンピオン ID:xkTBDi4ug

流石にちゃうと思うで。意識取り戻したタイミングが悪かっただけやろ。

 

52:名無しのチャンピオン ID:2q/Ysia7V

大きさは60センチくらいか?あれで成長しきっとんのか?

それともまだデカくなるのか…

 

53:名無しのチャンピオン ID:OYJ3M3AfN

あの、ピカチュウの顔に噛みついた後高速回転したやつはなんて技や?

 

55:名無しのチャンピオン ID:yahyYY6lD

いや、分からん。新しい技か?

 

59:名無しのチャンピオン ID:SSxYmnfDk

多分そうやないか?あんなグロい技知らんぞ

 

61:名無しのチャンピオン ID:ZX1s0A0K4

攻撃高そうやな。

 

64:名無しのチャンピオン ID:VhszTJXAc

正直、あのフォルムは好み。

 

66:名無しのチャンピオン ID:MptP0gDvU

わかる

 

68:名無しのチャンピオン ID:fxgW91Z0A

マジでわかる。

鎧島のメグロコにちょっと似てるな。なお、タイプ

 

71:名無しのチャンピオン ID:N8DVBDKpq

確実に水タイプ入ってるもんなぁ

 

75:名無しのチャンピオン ID:akfuZBoMD

メグロコよりも強そうやな。

 

78:名無しのチャンピオン ID:AffEsNNEO

だな。一撃でピカチュウを倒せるみたいだしな。

 

80:名無しのチャンピオン ID:gm/visft3

これデカくなったら手がつけれないんじゃないの?

 

82:名無しのチャンピオン ID:DBJxP0Yjc

殺処分待った無し

 

86:名無しのチャンピオン ID:dyfTA0icy

それは流石にないやろ。

 

88:名無しのチャンピオン ID:7cnRro16B

まぁ、保護されるんやろうな。

 

90:名無しのチャンピオン ID:OQv0nLRUh

カブさん、どうやって見つけるつもりなんだろ。

 

91:名無しのチャンピオン ID:tk/kssdfp

まず、マルヤクデを水タイプにしてだな…

 

93:名無しのチャンピオン ID:sZBSS1y/u

無理ゲーで草

 

97:名無しのチャンピオン ID:Ur6hQVPA9

チャレンジャー、もうトラウマだろ

 

99:名無しのチャンピオン ID:D0kMjzZST

でも、ワイルドエリアは弱肉強食でしょ。自業自得。

 

100:名無しのチャンピオン ID:4t1d01isE

ビカ様食べたの許せねぇ

 

102:名無しのチャンピオン ID:/68iJ5U2C

信者発見

 

105:名無しのチャンピオン ID:IPHe0ZdQ3

中々のかっこよさ そして圧倒的攻撃力…

パーティー入り決定だ。

 

107:名無しのチャンピオン ID:j5KMjezU5

お前じゃ無理

 

111:名無しのチャンピオン ID:zqpN0L9Mo

身の程を知れ

 

113:名無しのチャンピオン ID:IoC3SvQUD

これからキバ湖の瞳、混雑しそうやな

 

115:名無しのチャンピオン ID:ZbapwPqbG

捕まえてパーティーメンバーにするもよし、

引き渡して小銭を稼ぐもよし

小銭で借金返すもよし、自転車買い換えるもよし…行くか

 

118:名無しのチャンピオン ID:EMQs+/rTz

絶対小銭目的で草

 

120:名無しのチャンピオン ID:KSwzekW61

これはヨクバリス

 

121:名無しのチャンピオン ID:MypoAmgCc

てか、名前何になるんだろうな

 

125:名無しのチャンピオン ID:1Zd2xbJbr

んー、入江の辺りに出没、大きく割れた口、肉食…

 

126:名無しのチャンピオン ID:ZyGxiU43y

ワレクチニクイリエやな。

 

これは問題作

126:名無しのチャンピオン ID:7JdzlhZn+

イリエワレニクに一票

 

127:名無しのチャンピオン ID:tYEn8ugA8

マイナーチェンジ過ぎて草

 

130:名無しのチャンピオン ID:krBD5eCux

んー、悩むな

 

133:名無しのチャンピオン ID:p4yWwlDUr

語呂が悪い

 

137:名無しのチャンピオン ID:dpO1ggmNi

イリエワニとかどうや?

 

138:名無しのチャンピオン ID:mGRLUZwpF

ほぅ

 

139:名無しのチャンピオン ID:4ORZiHg7s

これはなかなか

 

140:名無しのチャンピオン ID:VNc27Jy0n

なんかしっくりくるな

 

144:名無しのチャンピオン ID:dwMvQPm7E

              ・

 

 

 

 

 




ラインバレル ぎるがめっしゅ グングニール ★ユウ★★ 毛玉EX インペリウム三世 通りすがりの熾天龍 ドクオ 藤村 紫炎 涼川かな カクマ 転凛虚空 gonza111 SInnmomo MAGIUS 超トト丸 rihi 舞波@現在進行形ゴールデン レガシィ 0 七五さん 駄明日米駄亜 ノモ アレイ☆  rockrock-fourth 怒楳の大罪 @/umk てぇぷ ハル nantoka ゴンザレス田中 ついあ βハザード テイテル バルフレイナイト ちゃまたろ 雪の進軍 愉悦部下っ端 くもはみ トンカツ醤油派 佃煮のムニエル nyanco フロンーティア マッツン 影後 Heybom 脚部粉砕骨折 馬になりたい一般人 ミズーリ さん、お気に入り登録ありがとうございます!嬉しすぎる…
卵掛けられたご飯さん、オタクうーろんさん、感想、ありがとうございます!次も感想書いてくれるかなー?イイトモー
gonza111さん、トンカツ醤油派さん、大吟醸さん、SInnmomoさん 評価、ありがとうございます!高評価超うれちぃ…
もっともっと評価募集してますよ!(圧)


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第五話 超えた一線

トレーナーとの初バトルで、まさかの手持ちポケモンを捕食してしまった主人公は、これからのことを考えていた。


 

番のメスワニ探しは一時中断とし、ひとまずは人間共の出方をうかがうことにした俺は、今日も今日とて食事に出かけた。

 

数分後、いつものようにサシカマスくんを頂いたが、何だか物足りない。

肉だ…肉が食いてぇ

 

最近、ウッウにピカチュウと大物続きだった俺は、完全に舌が肥えてしまったようだ。

仕方ないので、サシカマスを卒業して、新たな獲物を探しに行くことにした。

 

狙うは、水を飲みに来た小動物だ。

近くに沢山のポケモンで賑わう岸辺がある。俺はそこを見張ることにした。

 

数時間は経っただろうか。だんだんと日が傾き始めた頃、土煙と共に数十頭のドロバンコの群れが現れた。

ご馳走の群れだ。

 

もうお腹ペコペコの俺は、奴らが湖に口をつけたのを確認して、音を立てずに潜水した。

ゆっくりと気配を消して近づいていく。

残り7メートル、6メートル、5メートル…1メートル

射程範囲内だ

 

尻尾の筋肉を使い、ジェットのように水面から飛び出す。

狙うは顔面。頭蓋骨を粉砕してしまえば、反撃の余地はないからだ。

 

しかし、相手もさすがはポケモン。即座に反応し、首を持ち上げ、後ろに下がろうとした。

しかし、もう遅い。ワニは一見鈍重そうに見えるが、その実、水中では時速40キロにも達する速さで泳ぐことができる。

そのため、奇襲が失敗することは、まずない。

 

俺はほぼ狙い通り、ドロバンコの鼻先に噛み付いた。鼻先では、頭蓋骨を破壊できないため、渾身の力で水中に引き摺りこむ。

 

ドロバンコの平均体重は110キロ、対して、俺はどう多く見積もっても40キロほどしかない。

しかし、体重差は大きいものの、首を前に出していた体勢で、鼻先に40キロの重りがいきなり付いたのだ。体勢を崩し、湖に落ちるのは容易に想像できるだろう。

 

俺は体重差をものともせず、水中に奴を引き摺り込んだ。

体重の50倍もの荷物を持ち上げると言われる馬鹿力も、水中では意味がない。

泳ぐのに慣れてないのだろう、ジタバタと動く足の一本に噛みつき、すぐさまデスロールを決め、一本の足を引きちぎった。

 

続いて2本目、3本目、と、次々に機動力を削いでいく。

当然、奴も無抵抗ではない。けたぐりと思われる技を無数に放ってくる。当たればKOだが、あいにく、水中ではワニは馬より速い。

 

4本目の足ををもぎ取り、奴の頭を噛み砕いた。

 

所までは良かった。

 

「アーマーガア!はがねの翼!!」

 

ゑ?(デジャヴ)

 

風を切る音と共に、俺の頭に衝撃が走った。

まるで隕石でも落ちてきたかのような威力に、俺は悟った。

 

まだ勝てない。

 

情けない話だが、俺の歯があいつに刺さる未来が見えない。

それほどまでに、絶望的な戦力差だった。

 

だが、トレーナーは人間だ

 

俺は例のごとく、全身の力を抜き、水面に浮かび上がった。

 

「やったぞ!これで俺も小金持ちだ!…いや、待て!演技かもしれない!十分注意して連れてこい!」

 

だが、ここからは前とは違う。

俺は大人しくアーマーガアに捕まり、岸辺のトレーナーの元に連れて行かれた。

金に目が眩んだのか、もしくは抵抗しない俺をみて、安全だと思ったのだろうか。

ニタニタと気持ち悪い笑みを浮かべたトレーナーが近寄ってきた。

 

残り3メートル、2メートル、…1メートル

射程範囲内だ。

一線を超えることになるのは分かっていた。人間を完全に捨てることになるのも分かっていた。

 

でも、迷わなかった。

 

お前も、俺をどっかに売り払う気だったんだろ?俺の生活をブチ壊して、殺処分する気だったんだろ?

 

だったら、俺がお前を殺しても、文句ないよな?

 

幸い、俺はアーマーガアに掴まれて、宙に浮かんでいる状態だ。トレーナーの顔に噛み付くのは簡単だ。

 

奴がモンスターボールを近づけてきたと同時に、渾身の力で暴れ、アーマーガアの拘束から抜け出し、トレーナーの顔目掛けて落下した。

 

「ウワッ!?アーマーg」

 

指示を出させるわけにはいかない。口を塞ぐようにして、顔面に噛みついた。

なら、いつだってやる事は一つだ。

 

デスロール

 

今までのどの獲物よりも、簡単に食いちぎれた。

罪悪感は無い。この世界は弱肉強食。それを忘れた者が悪いのだから。

 

大きな音と同時に、あっけなく地面に倒れ伏したトレーナーに、アーマーガアが悲鳴のような鳴き声を上げるのを尻目に、俺は急いで湖の中に沈んだ。

 

 




またやりすぎました。でも、後悔はしていない。
感想、評価、本当に嬉しいです!

お気に入り登録、感想、評価をしてくれた人の名前をいつも書いていたんですが、嬉しいことに、沢山の人がお気に入り登録、評価、感想を下さり、書くと結構な量になってしまうようになりました!(自慢)

見にくくなるようでしたら、書くのをやめようかと思います。
どちらがいいか、感想で教えてください!(策士)


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第六話 遂にヒロイン登場!そして一つのスレが立つ…

なんとトレーナーをブチ殺してしまったワニくん
そこに一つのスレが立つ

また、新たな出会いも…


 

イリエワニについて語るスレ part5

 

1:名無しのチャンピオン ID:iYVu0Nb+X

もう5スレ目か

 

4:名無しのチャンピオン ID:imbnN9aTN

獲物を捕食する動画、クソバズってたな

 

7:名無しのチャンピオン ID:Wwly4HTHe

迫力が違うよな

 

12:名無しのチャンピオン ID:Ox1Br8Ouw

movie.poketter.com

これ初めて見たわ。

ドロバンコ襲ってる。

 

14:名無しのチャンピオン ID:K5YUTbY+6

は?これマジ?

 

18:名無しのチャンピオン ID:ximvOft2L

ドロバンコって弱かったっけ

 

21:名無しのチャンピオン ID:8hjwKH7p0

平均体重100キロ 体長約1メートル

バケモンやぞ

 

23:名無しのチャンピオン ID:ZMPt6+Qh+

ワニくん強い

 

27:名無しのチャンピオン ID:aRtCklrPi

怖くて風呂入れなくなった

どうしてくれんだよ

 

29:名無しのチャンピオン ID:g6ELJopsG

えっ?風呂なんか入ってるの?

 

33:名無しのチャンピオン ID:BY5Bdsr1M

えっ

 

36:名無しのチャンピオン ID:JfGSyy81j

えっ

 

37:名無しのチャンピオン ID:ROhiwPltK

ヤバいやついて草

 

40:名無しのチャンピオン ID:eUSXs7AGY

movie.poketter.com 1:10

この浮いてきた茶色い棒なんや?

まさかドロバンコちゃんの…?

 

45:名無しのチャンピオン ID:SJ7+n3fUu

君のような勘のいいガキは嫌いだよ

 

50:名無しのチャンピオン ID:FX+50Mz34

ドロバンコちゃんの足を一本ずつもいでるんやで

53:名無しのチャンピオン ID:Cu8rTcchoヒェッ

ヒエッ

57:名無しのチャンピオン ID:TiLCcPWbE

グロすぎませんかねえ

 

61:名無しのチャンピオン ID:jtYvwMzsD

ドロバンコファンワイ氏、ショックで死亡

 

63:名無しのチャンピオン ID:vIsejywGz

幽霊いて草

 

67:名無しのチャンピオン ID:hiAx7+a2P

成仏してクレメンス…

 

72:名無しのチャンピオン ID:C6WyiNkjz

おい、その撮影者、死んだらしいぞ

ガラルニュース見ろ。

 

74:名無しのチャンピオン ID:IeXB09tau

はいはい

 

75:名無しのチャンピオン ID:CRixGrB8m

嘘松乙

 

79:名無しのチャンピオン ID:ozUmclrdR

garalnews.com.jp

ガチやんけ

 

80:名無しのチャンピオン ID:nZYnEC/YT

えぇ、マジやん

 

84:名無しのチャンピオン ID:uocU87Txg

ワイは信じてたで!

 

85:名無しのチャンピオン ID:3wBZzVl5N

ワイもや!

 

88:名無しのチャンピオン ID:sMfNqTd88

手のひらつのドリルで草

 

90:名無しのチャンピオン ID:xhbwcFoka

てかこれやばないか?

 

92:名無しのチャンピオン ID:zGgDcqO+J

何があって殺されたんや?

 

94:名無しのチャンピオン ID:1G3iBw7b/

頭部に噛みつかれたってさ

 

95:名無しのチャンピオン ID:ZYrPfBcyn

そりゃ死ぬわ

 

96:名無しのチャンピオン ID:W+BYSOzjI

なんでそんな事になったんや?

ロトムは映像撮ってないんか?

 

100:名無しのチャンピオン ID:QteVyreSv

通報者がおるみたいやから、そいつが撮っとるんとちゃうか?

 

101:名無しのチャンピオン ID:Azg8QL3wm

movie.poketter.com

ポケッターにあったわ。遠目やから分かりづらいが、結構グロい。

見るなら自己責任で

 

102:名無しのチャンピオン ID:5w6pWvFTL

オエッ

 

105:名無しのチャンピオン ID:qEmh6EaxI

マジか…

 

110:名無しのチャンピオン ID:ttzz2/JO+

流石にこれは…

 

114:名無しのチャンピオン ID:hZwFFqF9j

アーマーガアのドリルくちばしくらって気絶したんか?

 

118:名無しのチャンピオン ID:LSmdNMSlG

いや、死んだふりやろ。

ピカチュウみたいに油断した所を食べるつもりだったのか

それとも最初からトレーナー狙いだったのか…

 

123:名無しのチャンピオン ID:lHdv3IVdj

どっちにしてもマジで頭ええな

 

126:名無しのチャンピオン ID:zoAf1tIOk

それな

 

127:名無しのチャンピオン ID:/dO1n8dLA

トレーナーが先に不意打ちしたんか…

そりゃ反撃するよな

 

132:名無しのチャンピオン ID:YBWDxDAEd

確かに、トレーナーの自業自得的なところも無くはない。

 

137:名無しのチャンピオン ID:UWLSo45x1

それでも、人殺しちゃったらなぁ

 

139:名無しのチャンピオン ID:m9NZ3VGgg

まあ可哀想やけど、殺処分か…

 

144:名無しのチャンピオン ID:UVkXRO5Nr

それが妥当やろな

 

148:名無しのチャンピオン ID:8uUyhdZWV

てか、カブさんは何してたんや

 

150:名無しのチャンピオン ID:K0IyHFAVm

一応、キバ湖の瞳付近には近づくなって言ってたみたいやで

 

152:名無しのチャンピオン

そうなんか、じゃあ尚更自業自得感あるな

 

156:名無しのチャンピオン

金に目が眩んだんやろな

 

161:名無しのチャンピオン

これから、ジムメンバー総動員で捕獲作戦始めるらしいで

 

163:名無しのチャンピオン

あっワニくん終わったな

 

167:名無しのチャンピオン

好みのフォルムやったんやがなぁ

 

171:名無しのチャンピオン

ワニくんにも番とかおるんかな?

おったら可愛そうやわ…

 

174:名無しのチャンピオン

いや、いっつも単独で狩りしとるし、多分おらんやろ

 

176:名無しのチャンピオン

何や非リアか

 

180:名無しのチャンピオン

仲間やんけ

 

182:名無しのチャンピオン

ワニくん、非リアのうちは俺らが味方やで!

 

          ・

          ・

          ・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

バチャッ

ビックウ!…なんだ、魚が跳ねただけか。

 

ポトッ

ヒエッ! …なんだ、きのみが落ちただけか。

 

ガラッ、バチャァン!

ドギィッ!…なんだ、ドロバンコが湖に滑り落ちただけか。

昨日雨だったもんな。地面がぬかるんでる。

…食べに行こ。

思ったより手こずったな。まぁ、こいつは200キロくらいありそうだし、当然か。

  

いや、それにしても、最近ずっと気を張ってて疲れた。

あの事件(トレーナーブチ殺し事件)以来、同じ制服を着た人間共がうろちょろしてるもんで、見つからないように警戒しっぱなしだ。

もしかしたら、とうとう組織的な何かが動き出したのかもな。

 

、、、ムッ!何かが近づいてきてるな。いいだろう、ブチ殺してやる…

最近の俺は危険だぜ?

なんせ、湖のジャックナイフと呼ばれたワニだ。(自称)

何が来ようと自慢のデスロールでいっぱt

 

その時、俺の目に飛び込んできたのは、黒色を基調としたどこか緑がかった美しい鱗、優美な曲線を描いた大きな牙、そして、赤色がかった模様のしなやかで可憐な尻尾。

 

間違いない、メスイリエワニだ。

目の前の光景を理解した時、脳に衝撃が走った。

 

(きゃわいいいい!)

 

俺の好みドストライクだった。

なぜこの世界にいるかなんてどうでもいい。

何が何でもこいつを手に入れたい。

だから決めたんだ。

 

こいつを俺の番にする

 

それほどまでに、絶世の美ワニだったんだ。

だが、よく見ると、俺の妻こと、メスワニちゃんは体長こそ俺と変わらないが、随分と痩せているようだった。(モデル体型)

 

なるほど、さては俺の咥えているドロバンコの匂いに釣られてやってきたんだな?

夫たるもの、妻を飢えさせることは許されない。

俺は咥えていたドロバンコを妻に向かって放り投げた。

 

彼女は警戒しているのか、中々食べ出さなかったが、空腹に負けたのだろう、バキグシャと音を立ててドロバンコを貪り始めた。(かわいい)

 

…今はまだ彼女に触れることは出来ない。

しかし、焦ることはない。恋愛の基本は忍耐だ。

これから仲良くなればいい。

俺は必ず彼女を番にする。




感想、評価まってるよ?(ヤンデレ)

感想、評価、お気に入り登録、ありがとうございます!

今回の話面白かったかな?
戦闘シーンが無くて物足りなかったかも…

あと、ヒロインはワニで良かったですかね?
感想で教えて下さい!(計画通り)


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第七話 ヒロインとイチャイチャ そしてある博士の日記

メスワニちゃんと暮らし始めた俺は、いつものようにメスワニちゃんとイチャラブしていた。

しかし、このままではダメだと気づいた俺は…


メスイリエワニこと、俺の妻との出会いから10日ほど経っただろうか。

俺たちは人間から身を隠しながら、親睦を深めていた。

 

毎日ドロバンコを狩ってはメスワニちゃんと2人で食べ、食事の後は2人で俺の掘った巣穴に入って、のんびりとくつろいだ。(ラブラブ)

 

最初はなかなか近づかせて貰えなかったのだが、俺が危害を加えるつもりがない事、そして何より俺の愛が伝わったのだろう、今では近づいても逃げないどころか、頭を擦り寄せて来るようになった。(萌え)

たまに俺を甘噛みするのも超可愛いんだよなぁ。

…ガチ噛みされた時は死ぬかと思った

 

 

痩せてたメスワニちゃんはすっかり太ってムチムチになって、俺も一安心だ。

ただ、一つ気になるのは、メスワニちゃんの足に()()()()1()と書かれたリングがはめられていた事だ。

もちろん、即刻食いちぎって捨てたが、あれは何を意味していたのだろうか…

 

まっ、いっか!かわいいし!(馬鹿)

 

何にせよ、このままここにいても人間に見つかるのは時間の問題だ。

 

そうだ!引越ししよう!

 

今後の方針は決まった。だが、一つ問題がある。

ちゃんとメスワニちゃんは着いてきてくれるだろうか…

取り敢えず、お肉(ドロバンコ)で釣ってみよう。

 

…失敗した。

というのも、ある程度までは付いてきてくれるのだが、途中で拗ねて巣穴に帰っちゃうのだ。(きゃわわ)

 

そこで、俺は作戦を立てた。

まず、少しの距離をついて来てもらって、少しの肉を与える。

次に、最初よりも少し長い距離を付いてきてもらって、同じように最初より少しだけ多くの肉を与える。

これを何度も繰り返すうちに、次第に俺について来ることを覚えるはずだ。

結論から言うと、作戦は成功した。

途中、何度か肉を奪われたり、イライラしたワニちゃんにガチ噛みされたりなど、紆余曲折はあったが、最終的には俺が肉を咥えてなくても勝手に着いてきてくれるようになった。

 

ただし、俺から離れなくなった。(相思相愛)

お肉を期待しているのだろう、おそらく俺のことが大好きなのだろう、キラキラした目で俺についてくるようになった。

 

まあ、何の問題もない。可愛いし。

なにより、守りやすいしな。

 

さぁ、準備は整った。いざ、引っ越しだ!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

とある化石ポケモン博士の日記

 

◯月◯日

一つの動画を見つけた。

驚いた。まさに現在研究中の化石の復元図にそっくりだった。

まさか、現代まで生き延びていたと言うのだろうか。

そんな事はありえない!奴らが繁栄していたのは何千年も昔の話だ!

 

…確かめなければ。明日にでも残りの化石を探しに行こう。

 

 

◯月△日

とうとう見つけた!やったぞ!

丸3日寝ずに探索した甲斐があった!

ちょうど、あの生物と同じくらいのサイズだ。

これで確かめることができる。

 

本当にあの生物が、洞窟に描かれた謎のポケモン

イリエワニなのかを

 

◯月X日

やった。やったぞ!

成功したんだ!私が、この私が!あの古の生物を復活させたんだ!

こんなに綺麗に復元できたのは初めてだ!最高の気分だよ!

これから、長年謎だった2種のポケモンと、古代生物についての研究が進められるはずだ!

 

何故、タイプも見た目も異なるワニノコとメグロコから同じ遺伝子が発見されたのか。

元々は同じ種だったのではないか。

そして、洞窟に描かれた巨大なメグロコのようなポケモン、イリエワニとは何なのか。

 

この復元した生物の研究で全てが明らかになるはずだ!

私が歴史に名を刻むのだ!

 

また、今回の復元で確信した!

今話題のあの生物はイリエワニだ!間違いなく!

是非とも捕まえて研究したい!オスメスであれば繁殖も視野に入れてみよう。

 

…なんだか一階が騒がしいな。

木の柵に閉じ込めて眠らせていた筈だが、まさかもう起きたのか?

 

どうやら麻酔の量が足りてなかったようだな。仕方ない、もう一度眠らせるか。

 

◯月◯日

迂闊だった!

復活したての状態でまさか木の柵を破って見せるとは!

逃げられてしまった…

 

つけていた筈の発信機付きリングの反応もなくなっている。

あれはドサイドンが踏んでも壊れないよう、頑丈に設計された特注リングだ。壊れる筈はないのだが…。

 

完全に追いかける手段はなくなったが、まだ幼体のようだし、古代とは環境が違う。

1人では生きていけないだろう。生態系への影響は無いはずだ。

切り替えて、新たな化石を探そう。

 

…もし、仮に二匹のイリエワニが出会ったとして、子供でもできたら大変なことになるのでは…?

うん、逃してしまったことは黙っておこう。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

sideメスイリエワニ

 

?ドコココ?

 

ハラヘッタ

木、ジャマ。バキバキグシャ

 

ミズ、サガス

ミズ、ミツケタ。ツカレタ

 

ア、ナカマ(主人公)

 

エ、ニククレルノ?

 

…アリガト

 

コイツイイヤツ

 

?マタ、ニククレルノ?(引越しの練習)

 

クレンノカイ ガブッ(ガチ噛み)

 

?チカクアルケバニククレタ

 

オイシ

 

ニク、モット

アリガト

オイシ

 

コイツ、スキ。ズットイッショ。

ダカラニククレ。




なんと、初めて評価10を頂きました!ゲロクソ嬉しいです!
白インゲンモドキさん、本当にありがとうございます!

他にも沢山の方が評価、感想、そしてお気に入り登録をしてくださり、感無量です!本当に感謝しています!

今回、メスワニちゃんの過去が明らかになりましたね!
どうですかね…?納得いかない、無理やり過ぎ、素晴らしい、尊敬しちゃう!などとの意見があれば、ぜひ感想で教えてください!是非!(念押し)
それと、メスワニちゃんの心情パートは、メスワニちゃんが人語を理解している、と言うわけではなく、感じた事を人語で表すとこんな感じということです!(説明下手)
あくまでワニなので、頭はそれほど良くないです。(かわいい)

評価してくれたら超嬉しいです!
面白かったら是非高評価して下さい!
面白くなくても低評価しないでください!(わがまま)


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第八話 引っ越し そして激闘

人間共から逃れる為、引っ越しを決心した主人公
しかし、その道のりは険しく…


悩んだが、結局引っ越しをすることにした。

理由は、人間の追っ手の数が段々と増えてきたからだ。

 

俺1人なら何とか逃げ切れたかもしれないが、今の俺には妻がいる

2人だと、捕まる確率はグンと上がるからな。

 

そして、肝心の引っ越し先はというと、ミロカロ湖だ。

俺の人間時代の記憶によると、ここからまっすぐ東に進むと湖が見えて来るようだ。

さほど距離は離れていないが、まぁ引っ越ししないよりはマシだろう。

そう考え、俺は妻と共に引っ越しを決行した。

 

まず、警戒すべきは地上を移動中での人間と敵ポケモンの襲撃だ。

なんとかそれらを掻い潜って、ミロカロ湖に到着しなければならない。

 

そこで、俺の頭脳(笑)の出番だ。

作戦はこうだ。

敵に見つかりにくく、さらに自分達にもさほど危険がない天候…つまり砂嵐の時に出発する。

雷雨での出発も考えたが、雷が怖かったのでやめた。(チキン)

さぁ、出発だ!

結論から言うと、俺の作戦は大成功…

かに思われた

 

たしかに、人間の目も、()()()()()ポケモンの目も欺けた。

しかし、俺は失念していたんだ。

地面タイプの存在を

 

 

 

順調に2人で道を進んでいると、

 

ズシン

 

と大きな地響きがした。

弾かれたように音の方を見ると、巨大な生物が悠然と佇んでいた。

 

巨大な馬が、まるで鎧を着たかのようなフォルム、そして茶色を基調とした、赤と黒の厳かな配色。

 

バンバドロだ

 

…え、不味くね?

 

やばいやばいやばい。

こいつは、今まで頂いてきたドロバンコとは別格の存在だ。

今にも逃げ出したい。いや、俺1人ならとっくに逃げ出している頃だろう。

 

しかし、俺に逃げるという選択肢はない。

 

俺には守るべき相手がいるのだ。

 

1人だけで逃げおおせても、何の意味もない。

もはや俺と妻は一心同体、一連托生なのだ。

嫁を見捨てるくらいなら、俺は死をえらb

 

…ん?

 

あれ、嫁いなくね?

 

 

 

…逃げやがった!

あいつ、俺を放って逃げやがった。

クソっ片想いだったのか!(失恋)

 

…だが、当然の行動とも言える。

バンバドロの平均体重は920kg、体長約2.5mの化け物だ。

 

一方で、俺たちの体重は少し成長したとはいえ70kg前後、体長は1mにも満たない。勝ち目はゼロに等しいだろう。

 

なんとか見逃してくれないかと試みるも、今まで知らず知らずのうちに奴の子供でも食べていたのだろうか、殺意を抑える気配が全くない。

 

今から逃げるにしても、距離を詰められすぎた。

…仕方ない、こうなったら

 

ブチ殺すしか無い。

 

4足歩行の生物の弱点は、やはり顔に噛みつかれた際の対抗手段が乏しいところだ。

 

なら、俺のやるべきことは変わらない。隙を作り、顔に噛みつき、デスロール。

それだけだ。

しかし、それが途方もなく難しい。

 

トラックをも簡単に破壊すると言われる蹴りが怖く、無理に近づけない。

かと言って、距離を取りすぎるのも、地ならしを打たれてしまいかねない。

防戦一方だ。今は何とか、反射神経のおかげでギリギリで避けているが、このままだとジリ貧だ。

いずれは動きを捉えられ、踏み潰されてしまうだろう。

 

だが、やりようはある。

 

 

奴は地ならしを打った後と打つ前に、少しの硬直がある。

その隙に足に噛みつき、抉ってやればいい。

足を失い、体勢を崩した奴相手なら、顔に噛み付ける筈だ。

 

つまり、地ならしさえ躱してしまえば、勝機はある。

 

俺は少し距離を取るように、じりじりと後ろに下がる素振りを見せる。

当然、奴はじならしを発動させようと、大きく前足2本を振り上げた。

 

そして、少しの硬直。

今だ

 

俺は鞭のようにしなる尾を地面に叩きつけ、飛ぶように奴に接近した。

 

ぎょっとした奴は、急いで前足を振り下ろし、地ならしを発動させる。

だが、ためが十分でなかったのだろう、威力が随分と中途半端だ。

 

 

元々、ワニの足は短く、その為重心が低い。

これは獲物を引き摺り込むのに特化した構造で、外部からの影響を受けにくく、体勢を崩しにくいと言う利点がある。

 

…何が言いたいかと言うと

この程度で俺は倒れない

 

地響きなどものともせず、急速に奴との距離を詰める。

奴はまだインターバル中だ。まだ動けない。

 

残り3メートル、2メートル…射程範囲内だ。

 

奴の丸太のような足に、俺はがっしりと齧り付いた。

当然、奴は鬼の形相で暴れ始める。

 

しかし、俺が噛みついたのは前足だ。

俺が噛みつき続ける限り、俺を踏みつける方法はない。

 

だが、流石に奴の足は太い。そして、体にかかる強力な遠心力。

何本かの歯が軋むのが聞こえる。

引き離されないよう、食らい付くのに必死で、噛み砕くことができない。

 

クソっ後一歩なんだ。もう少し奴にダメージさえ入れば、必ず仕留められる。

 

俺が引き離されるのは時間の問題かに思われた。

だが、勝利の女神は俺に微笑んだ。

 

突然、奴の足元の砂が盛り上がり、何かが飛び出し、奴の首元に勢いよく噛みついた。

 

そう、俺の勝利の女神(俺の最愛のワニ)だ。

 

驚きと、痛みによる奴の一瞬の硬直を俺は見逃さない。

使うのはいつも俺を助けてくれたこの技

 

デスロール

 

失敗はない。俺は奴の足を食いちぎった。

 

崩れ落ちるバンバドロ。

俺はすぐさま首に噛み付く。

 

大丈夫。2人なら威力は2倍だ。確実に仕留める。

 

デスロール

 

 

…こうして、初めての共同作業(血まみれ)を終えた俺たちは、なんとか無事ミロカロ湖に到着した。

 

…そういえば、この世界のイリエワニは砂に潜るのだろうか。

嫁ワニちゃん特有の行動なのか、それとも種全体の特性なのかは分からないが、少し、地球でのワニとは異なる点がありそうだな。

 

ま、いっか!かわいいし!(クソ馬鹿)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




嫁ワニちゃんが砂に潜れたのは、メグロコの祖先だからです!
イリエワニがより砂に特化したのがメグロコ、
水に特化したのがワニノコみたいな…

納得してくださいね!(強制)

戦闘シーン、どうでしたか?あまり自信はないです!(断言)
ここをこうしろ!迫力を出せ!素晴らしい!見てよかった!
などの意見があれば、是非是非感想で教えてください!

あと、面白かったら評価よろしくお願いします!
つまんなくても、低評価は許してください(懇願)

評価10、待ってます(小声)

追記
一度途中で投稿してしまい、急いで削除しました…
ご迷惑おかけして、すみません!


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第九話 引っ越し先の暮らしと成長 そしてスレが立つ

ミロカロ湖になんとか引っ越してから数ヶ月、ワニくん達は平和な日々を過ごしていた。そして、狩にでる…


ミロカロ湖に引っ越してから数ヶ月

人間を見る回数も減り、餌も豊富

とても平和な日々を過ごしていた。

 

俺と嫁ワニちゃんもすくすくと成長し、今では体重約100kg体長約1.5m程の大きさになった。

 

…育ちすぎじゃね?

流石に、この成長速度は異常だ。

まぁ、餌がポケモンだからな。なんらかの影響を受けてるのだろう。

 

それにしても、今日は天気がいい。絶好の昼寝日和だ。

俺はリア充だから、嫁ワニちゃんとお昼寝といこう。

…寝過ぎた。

既に日が沈みかけている。

しかも、なんか砂嵐吹いてる…

む、砂嵐…?あいつが食えるな。

 

よし、狩にむかうとしよう。

未だ爆睡中の嫁ワニちゃん(天使)を起こして、早速餌場へと向かった。

 

着いたのは、沢山のポケモンで賑わう岸辺。

慣れた様子で、ワニちゃんは湖の壁面に穴を掘り、ゆっくりと、しかし着実に岸辺へと土の中を進んでいった。

 

少しして、メスワニちゃんの鼻先が少し岸辺の地面から出たのが見えた。

準備完了の合図だ。

 

やがて、巨大なポケモンが現れた。

バンバドロ…俺たちとしのぎを削ったポケモンだ。

 

しかし、もはや俺たちはあの頃とは別ワニだ。

もう、負けはない。

 

鼻先が水面につき、水を飲み始めた。

奴は既に射程圏内だ。

 

俺は目にも止まらぬ速さで水面から飛び出し、奴の顔面に噛みついた。

だが、流石にまだまだ体重差がある。

バンバドロはなんとかギリギリ踏ん張り、体勢を立て直そうとした。

しかし、無駄だ。

 

お前の敵は1人じゃない。

 

その時、メスワニちゃんが砂から飛び出し、奴の前足に食らいつく。

まるで恐竜のような顎で、奴の足を噛み砕かんとした。

 

流石の奴も足への衝撃と痛みに、膝をつき、体勢を崩した。

 

その隙が命取りだ。

 

俺は渾身の力で湖に引き摺り込む。

いかに体重差があるとは言え、前足を失った奴に耐えられるほど、俺の力は弱くない。

 

大きな水飛沫とともに、奴が湖へと落ちた。

さあ、あの技の出番だ。

 

デスロール

 

俺は頭を食いちぎり、あっけなく、奴は命を落とした。

 

どこか満足気なワニちゃんもお肉(バンバドロ)に寄ってきた。

俺たち夫婦は、バンバドロで腹を満たし、確かな充実感とともに巣穴へ帰った。

 

…メスワニちゃんに7割ほど食われたので、こっそりとドロバンコを夜食として頂いた。(バレた)

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

イリエワニくんについて語るスレPart20

 

1:名無しのチャンピオン ID:BbzQucMh6

おい、ワニくん許されたぞ

 

4:名無しのチャンピオン ID:S4O5Iy46g

え、マジ?

 

8:名無しのチャンピオン ID:W/cQ4exXH

ピカチュウ殺したのに?

 

11:名無しのチャンピオン ID:SzM7od3SY

人殺したのに?

 

12:名無しのチャンピオン ID:LmG9oYtP2

ドロバンコ食い尽くしたのに?

 

13:名無しのチャンピオン ID:lAO/F+YJN

最低で草

 

18:名無しのチャンピオン ID:+88WA07Pd

素晴らしい害悪っぷり

 

22:名無しのチャンピオン ID:XwA7g5Ude

いや、マジでなんで?

 

23:名無しのチャンピオン ID:e14iqdU0P

ガラルニュース見ろ

garalnews.com.jp

 

24:名無しのチャンピオン ID:ObonNyURv

有能

 

28:名無しのチャンピオン ID:APjg5vCgP

サンクス

 

30:名無しのチャンピオン ID:az8jd33VL

で、誰か要約して

 

31:名無しのチャンピオン ID:hDVqk/o+o

 

32:名無しのチャンピオン ID:kkcn+ybp/

わがままで草

 

36:名無しのチャンピオン ID:cdo1rfPXD

絶対末っ子

 

41:名無しのチャンピオン ID:xloWy0gId

甘やかしすぎたな、親

 

45:名無しのチャンピオン ID:R3bFWgqeH

要約

数ヶ月経ってほとぼりも冷めた。

カブさんが近づくなと言ったにも関わらず、生息地に近づいた挙げ句、先に不意打ちを仕掛けて食われた。

→ワニくん悪くない!

 

食われたトレーナー

無職。家族から絶縁済み。

時間前のスレにて、ワニくんを捕まえに行くと宣言していたことがバレる

→自業自得

 

みたいな流れ。

まあ、ここまでガッツリは言ってなかったけど。

 

48:名無しのチャンピオン ID:nrbGnHCfz

絶対長男

 

51:名無しのチャンピオン ID:CScah0vCr

苦労人

 

56:名無しのチャンピオン ID:pJxU+P1X8

サンクス

 

57:名無しのチャンピオン ID:2DAO3hRK1

有能多すぎ

 

60:名無しのチャンピオン ID:N78y490OT

てか、許されるって具体的になんや?

 

64:名無しのチャンピオン ID:2nJtHtQn+

そもそも、ワニくんを殺処分やらなんやら騒ぎ立ててたのはスレ民とメディアだけ。

ジムは新種の生態観察兼危険性の確認、騒ぎが収まるまで冷やかしが生息域に近づくのを牽制するために動いただけだから。

 

討伐禁止令と危険性から保護作戦の一時中断(問題の先送り)

ジムトレーナーを始めとした実力者による保護観察(生息域の把握/注意喚起のため)

利用者への周知徹底

これからの措置としてはこんな感じらしい。

 

67:名無しのチャンピオン ID:Wy3txix9J

なる

 

68:名無しのチャンピオン ID:VQofXFrUW

ほぇー

 

69:名無しのチャンピオン ID:FX9JYb5V6

よかったな、ワニくん

 

72:名無しのチャンピオン ID:DMTk8F7Hi

まぁ、明らかに騒がれ過ぎやったもんな。

 

75:名無しのチャンピオン ID:AkMPl4XVs

ワイルドエリアで年間何人消えてるんですかねぇ

 

76:名無しのチャンピオン ID:M577awE8v

大体キテルグm

 

81:名無しのチャンピオン ID:1ozNpTjhU

やられたか…

 

83:名無しのチャンピオン ID:WPIsE07/T

逝ったな

 

86:名無しのチャンピオン ID:DM7zkRSlz

いい奴だったよ

 

90:名無しのチャンピオン ID:SDlEgb8di

 

92:名無しのチャンピオン ID:kv6HH9HTU

てか、最近のワニくんの動画撮っとるやつおらんのか?

 

97:名無しのチャンピオン ID:KgwFZzBO9

流石におらんのちゃうか

 

101:名無しのチャンピオン ID:taqNetU1I

流石になぁ

 

104:名無しのチャンピオン ID:+gjq3uOgg

おらんやろなぁ

数ヶ月は見てないなぁ、みたいなぁチラッ

 

107:名無しのチャンピオン ID:ufr8NX6BO

おるぞ

movie.poketter.com

 

112:名無しのチャンピオン ID:TzD4zGFtN

キタァァァ!

 

113:名無しのチャンピオン ID:KOePk17I5

激アツゥ!

 

115:名無しのチャンピオン ID:d2/cZHO4o

てか、誰がとったんや

 

118:名無しのチャンピオン ID:0dF2/cw1a

捜索中のジムトレーナーらしいで

 

120:名無しのチャンピオン ID:EttSqNkxL

えっそれ職務怠m

 

123:名無しのチャンピオン ID:j/rqn7NAq

勘のいいガキは嫌いだよ…

 

125:名無しのチャンピオン ID:VdchfXtFN

逝ったか(二回目)

 

128:名無しのチャンピオン ID:NvYYMbpZt

てか、ワニくんデカくなったなぁ。

 

129:名無しのチャンピオン ID:vudTE/gTs

⁉︎ワニくんに番おるやんけ!

 

132:名無しのチャンピオン ID:SDmm1W7qb

ファッ⁉︎

 

136:名無しのチャンピオン ID:Fvp0aKos/

裏切ったんだな…

 

138:名無しのチャンピオン ID:euyQAv8BC

残念、殺処分だね。

 

143:名無しのチャンピオン ID:cmLb60m80

ポケモンに嫉妬し出したら終わりだと思ってる

 

148:名無しのチャンピオン ID:hWoB9yXk1

てか、かわええなぁ。

 

149:名無しのチャンピオン ID:mczZ1dEUj

2人でお昼寝とか、仲良しなんやなぁ

 

150:名無しのチャンピオン ID:M5yDqB6WT

かわゆす

 

152:名無しのチャンピオン ID:bqTBsGjgb

これは癒される

 

155:名無しのチャンピオン ID:ZzQhIY+8O

イケワニと、カワワニやなぁ

 

156:名無しのチャンピオン ID:TEJEgpIrn

たしかに、美男美女(ワニ)やな

 

160:名無しのチャンピオン ID:V1j1fkcsw

2人ともいつ出会ったんかな

 

163:名無しのチャンピオン ID:W1kiYxYrf

最近ちゃうか?

 

164:名無しのチャンピオン ID:MK2gaO2rC

それにしては距離近ないか?

 

169:名無しのチャンピオン ID:PODRSoYTA

チョロかったんやろ(適当)

 

171:名無しのチャンピオン ID:iV8yFbMOD

マジでかわええなぁ

 

173:名無しのチャンピオン ID:5YFYem7q4

表情とかあったんやな

 

177:名無しのチャンピオン ID:LndKAMZKs

特にワニくん、幸せそうやな

 

182:名無しのチャンピオン ID:SFszbd0ni

顔スリスリかわええ

 

183:名無しのチャンピオン ID:usgblQcYd

ん?さっきまで可愛かったんだが…

 

187:名無しのチャンピオン ID:8ofCec7ZP

え?バンバドロさん食ってる?

 

189:名無しのチャンピオン ID:mFOBHZGuT

ほぇ?

 

190:名無しのチャンピオン ID:kIJZH0Dvr

え、強すぎひん?

 

195:名無しのチャンピオン ID:DOWRfii4L

あと、安定のグロさ

 

196:名無しのチャンピオン ID:DI/LLTXcX

ヒェッ

 

197:名無しのチャンピオン ID:U/SxC9kN3

可愛かったワニくん達を返して!

 

201:名無しのチャンピオン ID:cH3xIp/qN

てか、ここミロカロ湖っぽくないか?

 

206:名無しのチャンピオン ID:GRW5oTCfy

たしかに、前はキバ湖やったよな

 

211:名無しのチャンピオン ID:HO+G0qAXw

引っ越ししたんか。

 

216:名無しのチャンピオン ID:jGwDKCBfW

てことは陸もいけるんか…強すぎやろ

 

219:名無しのチャンピオン ID:at8ThQ1ZA

水陸両用は珍しいよな

 

220:名無しのチャンピオン ID:W7MaXP1Dk

てか、ワニちゃんは砂に潜るんやな

 

223:名無しのチャンピオン ID:hT0J7v1sN

それな、急に飛び出てきてビビったわ

 

224:名無しのチャンピオン ID:hI6TJ0RIH

メグロコっぽいな

 

226:名無しのチャンピオン ID:qzItDswUp

確かにな

 

230:名無しのチャンピオン ID:ZSytTpbxd

突然変異か?

 

233:名無しのチャンピオン ID:Xn7gHAr3K

じゃあワニくんは何になるんや

 

235:名無しのチャンピオン ID:GYQvEH0fl

わ、ワニノコさんの突然変異

 

240:名無しのチャンピオン ID:RfwwMJkVM

2人とも変異しすぎやろ

 

241:名無しのチャンピオン ID:WsnBHQes5

 

243:名無しのチャンピオン ID:aA7fq+Xy/

てか、子供産んで欲しいな

 

247:名無しのチャンピオン ID:vEK2ytf1p

それな、絶対かわいい

 

250:名無しのチャンピオン ID:Ax1M6IX+m

産まれたら、1匹くらい貰っても…

 

255:名無しのチャンピオン ID:ovVjry4pj

死んだなこいつ

 

 

 

 




ちょっと展開に無理があったかも…

でも、ワニくんが許されないと子供も作れないしね!仕方ないね!
納得してね!(恐喝)

あと、犯罪組織的な奴らとか、カストレーナーとかからはまだまだ狙われるかも…
人殺しパートはまだ続くかもしれませんね!

今回の話、どうでしたか?
個人的には、少し不安です…
ここは無理あるんじゃないかとか、見れて幸せだとかの感想があれば、ぜひ教えて下さい!
今少し遅れてますが、ちゃんと全てに返信しますよ!
感想、待ってます!

沢山の評価、ありがとうございます!
もう嬉しくてゲロ吐きそうです!
もっともっと高評価!待ってます!

面白いとおもったら是非、評価していってください!
作者のおすすめは評価10です!(親切)

面白くなくても低評価だけは許して下さい(わがまま末っ子)


ーー
追記
今回、感想で沢山の考察をしてくださり、マジで助かりました…
今回の修正で、感想にて書いてくださった方々の意見を丸パクリさせていただきました!本当に、ありがとうございます!
矛盾点の指摘などして下さった方や、今後の展開などについて考えてくれた方々もいらっしゃり、本当に感謝してもしきれません!
稚拙な小説ですが、良ければ、最後まで楽しんで下さい!


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第十話 巨大化 そして産卵

引っ越してから2年の時が過ぎた。
巨大化する主人公。そして新たな生命が生まれる…


引っ越してから丸々2年ほどが経った。

 

すっかり俺たちも大人のワニだ。

体長は約4m 体重も約500キログラムほどにまで成長した。

 

…え、強くね?

 

正直、もはや最近敵はいない。

タイマンでバンバドロをブチ殺せるようになった。

 

…ギャラドス先輩は勘弁してください。

 

最近のマイブームはプルリル狩りだ。

後ろからガブってしたら即死だから楽でいい。

食後のプルリルは格別にうまいんだよなぁ。(おやつ)

 

ま、それはいいとしてそろそろ狩りますか。

俺の愛する家族のためだ。

狙うはお馴染みバンバドロ。

いつもの餌場で待ち伏せだ。

数十分後、肉(バンバドロ)がノコノコとやってきた。

あっ、家族連れか…

 

お得じゃん!(カス)

そういうことなら、まずは子供のドロバンコちゃんから頂こうか。

…、いや頭を使おう。

 

そうこうしている内に、ドロバンコちゃんが水を飲み始めた。

バンバドロはその間、周囲の敵を警戒する。

惜しい。真に警戒すべきは、湖の中なんだよなぁ。

 

いつものように噛みつき、難なく水中に引き摺り込む。

バンバドロの介入する隙など与えない。

 

だが、ここからがいつもと違う。

岸から少し離れた所で、俺はドロバンコを離した。

 

まだ、生まれてそれほど時が経ってないのだろう。

ドロバンコはうまく泳げておらず、今にも溺れそうだ。

 

親なら当然、助けるよなァ?

ポケモンはなまじ賢い。

故に、子を見捨てることは出来ない。

 

それが命取りだ。

 

俺の目論見通り、バンバドロは子を助けようと、危険を承知で湖に飛び込んだ。

俺がそれを見逃すはずもなく、ゆっくりと奴に近づく。

ここはいわば俺の庭。逃げることなど不可能だ。

 

水中から奴の顔に噛みつき、決して離さない。

奴の馬鹿力も、もはや俺にとって脅威ではない。

ましてや水中でなど、相手にもならない。

 

デスロールを決め、頭を抉り取った。

まぁ、見慣れた光景だ。

 

 

さて、残ったドロバンコちゃんはどうしようか。

多量の水を飲み込んだのか、もはや虫の息だ。

…これなら、()()()()()になりそうだな。

よし、生きたまま巣に連れ帰るとしよう。

 

俺は瀕死のドロバンコを背に乗せ、バンバドロを口に咥え、巣に戻った。

 

 

 

 

巣に帰ると、まず巣の奥から出てきたのは愛する妻ことメスワニちゃん。

腹ペコなのだろう。一度顔をすりすりし合った後、すぐにバンバドロを巣の奥に引きずっていった。(癒し)

 

俺も、背負っていたドロバンコを咥え、一緒に巣の奥へと進んだ。

 

次に出迎えてくれたのは小さなワニたち。

俺の子供だ。

 

かわいイィァァァァァ!!

もう超可愛い!

総勢30匹のかわいい子ワニたちが一斉にお迎えしてくれた。

 

もう大好き(デレ)

 

俺を取り囲むようにして口を開け、ご飯をねだっている。

思わずドロバンコを粉々にして食べさせてやりたくなる。

 

しかし、いつまでも甘やかしてはいられない。

そろそろ、狩の練習をしなければな。

 

ということで、瀕死ドロバンコちゃんの出番だ。

おもむろにドロバンコちゃんを地面に置き、その場から離れる。

 

最初はキョトンとしていたワニちゃん達だが(かわいい)すぐに動き出し、本能のままに噛みつき始めた。(かわいい)

 

数頭が首に、そして数頭が足に噛みつき、小さいながらも強靭な顎で肉を食いちぎる。

ドロバンコは少し暴れるが、瀕死の状態では、ろくな抵抗もできない。

やがて、沢山のワニちゃんたちに骨も残さず食い尽くされた。

 

いやぁ、懐かしいなぁ。昔は俺も、サシカマスくんにはお世話になったよ…

こうやって、少しずつ大人になっていくんだろう。

いつまでも可愛いままでいて欲しい気もするが、親のエゴだろう。

やはり、子供にはすくすくと育ってもらわねば。

 

 

!こら、共食いはやめなさい。

…前途多難だが、30匹全員、無事に大人にして見せよう!

 

それと、子作り中のワニちゃん可愛かったです。




今回短くてすみません…
物足りないかも

やっと産んでくれました…
可愛いいでしょ?子ワニちゃん!
実は作者、動物で一番ワニが好きなんですよ!
だから絶対ポケモン世界でも繁栄させてみせます!


子ワニちゃん可愛かった!など、思ったこと全部感想で教えてください!(強欲)
あと、面白いと思ったら是非!評価もよろしくお願いします!お願いします!(懇願)


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第十一話 大ピンチ子ワニ達 憤怒のワニ君 そして決意

30匹もの子供を持つワニ君は、今日も今日とて子育てに励んでいた。
しかし、外敵はそれを見逃さない。


子供たちが生まれてはや1ヶ月。

30匹みんな元気に育ち、今では体長60センチほどにまで成長した。

 

いや早くね?

ちょっと前までは爪くらいの大きさだったのに…(言い過ぎ)

 

まぁ、毎日あんな量食べてたらそうなるか。

自分の体重くらい食べてたもんなぁ(萌え)

だが、甘やかすのも今日までだ。

今までも、瀕死のバンバドロにとどめをささせこともあったが、大体は俺がぶち殺していた。(イクメン)

 

だが、このままでは良くない。

将来独り立ちした時に、困るのは子供達だからな。

幸い、肉を食いちぎらせたりなどの作業は自分でやらせていたので、顎の力は発達しているはずだ。

 

ならば、狩りも可能だろう。

そう、今日は子ワニたちの初陣の日である。

それと、初めて巣から出た記念日でもあるな。

 

 

30匹を俺と嫁ワニの二人で分担して口に入れる。

準備完了。さぁ、出発だ。

ますは泳ぎの練習からだ。

俺とママワニちゃんの体で円を作り、その中で泳がせる。

外敵対策もバッチリだ。

みんな初めての水に臆することなく、楽しそうに泳ぎ回る。

 

キャワイイィァァ!

なんて可愛いんだ。みんな上手に泳いで偉いなぁ。

俺もそうだったように、本能で泳ぎ方が分かるのだろう。

立派なワニの泳ぎだ。

 

ママワニもどこか嬉しそうだ(女神)

いやぁ、幸せだなぁ。

可愛い奥さん(ワニ)愛する子供たち(ワニ)に囲まれて、俺は本当に幸せ者だなぁ。

 

この平和な時間がいつまでも続きますように…(フラグ)

 

その時、2匹の子ワニが何かに引き摺り込まれた。(フラグ回収)

⁉︎敵襲か!

クソっ油断した!

俺とママワニは即座に潜水し、我が子を救出に向かう。

 

見えるのは、布のような何かに締め付けられるように掴み取られた我が子達。

プルリルだ。しかも二匹か。

何匹でも関係ない。おやつ風情のクソ共が、引きちぎってやる。

 

奴が鞭のようにしなやかな腕を伸ばしてくる。

俺ごと締め付けて湖深くに潜るつもりだろう。

 

雑魚が。遅いんだよ。

そこそこの速さだが、俺には止まって見える。

完全に見切り、噛みつき、食いちぎる。

クラゲの分際で、痛覚はあるのだろう。奴が痛みに悶えている隙に急接近し、そのまま頭を噛みちぎった。

 

よかった。子供は無事だ。

しかし、残りの子供たちが危ない。急いで浮上しなければ。

ふと横を見てみると、ママワニちゃんの方も終わったようだ。

子供を咥え、水面へと泳いでいる(かわいい)

 

危なかった。少し、意識が甘かったな。

ここは弱肉強食。常に危険と隣り合わせなんだ。

それを肝に銘じなければな。

もうすぐ水面だ。ふぅ、なんとか間に合っt

⁉︎水面に大きな影が見える。

クソッまた敵襲か!間に合え!

俺は咥えていた子ワニちゃんを離し、大口を開けて敵に襲いかかる。

だが、敵も危機を察したのだろう、俺が襲いかかると同時に、素早く飛び立った。

 

くっ、だがまだ間に合う。

俺は全身の力を使い、ジェットのように水面から飛び出した。

だが、届かない。

 

水面から出てはっきりと見えた。

全身深い黒色をした、全身鋼で覆われた巨大なカラスのような風貌。

奴だ。アーマーガアだ。

 

しかも、よく見ると奴は我が子を1匹咥えている。

絶対に逃せない。

 

だが、現実は非情だ。俺の体が重力に負けて落ちていく。

奴の姿が遠くなる。

 

クソが!逃げられる!

何か手はないのか!一発逆転の手は!

愛する我が子の顔が目に浮かんだ。絶対、諦める訳にはいかない。

 

その時だった。俺の体が何かに押されるようにして、宙に上がった。

メスワニちゃんだ。彼女が飛び上がり、俺を下から押し上げてくれたんだ。

 

最高だ!やっぱ俺達は最高の夫婦だ!

妻への愛を胸に、俺は随分と近くに来た奴の足に食いつく。

 

奴の翼がいかに大きかろうと、関係ない。

 

俺達がイリエワニだ

 

地球最強のワニの名の下に、奴を空中から水中に引き摺り込む。

奴の体重は精々百キロ。対して俺の体重は500キロを優に超える。

奴ごときに耐えられる道理はない。

 

水中へと引き摺り込んだ後、すぐに嫁ワニちゃんが顔面に噛みつく。

と同時に、高速回転する。デスロールだ。

いかに奴の体が硬かろうと関係ない。

 

必ず殺すから、デスロールなのだ。

 

そして奴は息絶えた。

 

 

 

 

いや、疲れた。

今日は、狩りの練習はお預けだな。ひとまず、巣へ帰ろう。

道中、俺は考えた。

このままでは、必ず誰か死ぬ。

それは今日の出来事で分かった。俺たち2人では、どうしても守りきれない時もある。

 

ならば、やることは一つだ。

誰も手が出せないようになればいい。

 

現ボス ギャラドス。首を洗って待ってろ。

代替わりの時間だ。

 




二連戦でした…
激闘でしたね!
どうですかね?実は、水鉄砲などの技を使わせるか迷ったんですが、イリエワニっぽさが薄れるかなと思い、辞めました。
皆さんはどう思いますか?こんな技なら使っても許せる!
            いや、技なんて使うな!
等の意見が有れば、どしどし感想にて教えて下さい!
沢山の感想、待ってます(圧力)

あと、面白いな!と思っていただけたら、是非、評価して行ってください!
毎回沢山の方が評価、感想を残していってくださり、本当にモチベになっています!常に感謝しています!いつもありがとうございます!
これからも末永く、よろしくお願いします(愛重め)

今回の話は次回の布石みたいなものです!
次回は激アツの戦いにしますよ!トレーナーを利用、なんてことも…?
是非、楽しみにしててください!

それと、アンケートの結果、今回はお昼に投稿してみました。
夕方に戻してくれぇ!などの意見があれば、是非感想で教えてください!(二重の罠)


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第十二話 怪物の最期

俺は愛する子供達、そして妻を危険から遠ざけるため、湖のヌシであるギャラドスを殺すことにした。

しかし、相手はギャラドス。
今までの相手とは格が違った。


ギャラドスは手強い。

いや、手強いなんてものではない。

伝説では、一匹で町一つを滅ぼしたことがあると聞く。

 

まぁ、それが事実でも驚かないがな。

実は一度、奴とトレーナーとの戦いを目にしたことがある。

まさに、正真正銘の化け物だった。

 

奴の技は多彩だ。

破壊光線、竜巻、氷の牙、ハイドロポンプなど、そのどれもが一撃必殺の威力を誇る。

 

一方、俺達は全長4メートルとは言え、まだまだ生まれて2年ほどだ。

経験も、力も足りてない。

正直言って、勝てない

 

だが、諦めるなど有り得ない。

 

愛する子供達のためだ。

不可能など、あるはずがないだろう?

 

俺たちの力が及ばないのなら、戦力を追加すればいい。

そして、その戦力に目星は付いてる。

 

トレーナーだ。

奴らとギャラドスをぶつけて、横から全員ブチ殺す。

その方法で行こう。

 

ここのギャラドスは目算だが全長15メートルほど、体重は1トンを超えるだろう。

これは、平均を大きく上回っている。

まさに、伝説の怪物だ。

そのせいか、ギャラドスを手に入れて、一気にパーティーを強くしようと企み、ボコられ、制服を着た人間によって助けられるか、ブチ殺される馬鹿を沢山見てきた。

 

それを利用する

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今夜は雷雨。

ギャラドスが出る日だ。

そして、ギャラドスが死ぬ日だ。

 

作戦は俺一人で行う。

嫁ワニちゃんにこんな危険なことはさせない。

それに、俺が死んだら誰が子供たちの面倒を見るんだ。

…まぁ、死ぬ気は更々無いがな。

 

 

到着。奴の住処だ。

ここは湖のはずだが、強風に煽られ、水面が海のように波打ち立っている。

これは竜巻の影響だな。

つまり、交戦中だ。

 

「ピカチュウ!カミナリだ!」

辺りが光に包まれる。

 

「やった!直撃したはずだ!」

瞬間、辺りに聞くものに恐怖を抱かせる、恐ろしい叫び声が轟いた。

 

『グルァァァァアア!』

 

「ピッ!」

「ピッ、ピカチュウ!アイアンt」

 

ギャラドスは鬱陶しそうに体を揺らす。

それだけで、軽々とピカチュウが吹き飛ばされた。

 

駄目だな。こいつらでは勝てない

だが、安心しろ。私が来た。(ヴィラン側)

 

…ふざける場面じゃないか

幸い、ピカチュウはよく鍛えられている。

カミナリが効かなかったのも、おそらく竜巻の影響で軌道をずらされたためだろう。

 

当たれば大ダメージの筈だ。

大丈夫、勝機はある。

 

なんとか奴に気づかれずに接近したいものだが、あいにく竜巻が邪魔で近づけない。

竜巻の影響で奴の周りに渦ができていて、潜水したところで流れに負けて溺れ死ぬだけだ。

 

だからといって、このまま何もしなければピカチュウが無駄死にするだけだ。

 

何か策は…策はないのか?

 

ん?待てよ…?ピカチュウが無駄死に…?

それでいいじゃん。

 

要は、俺が死なずに奴を殺せたらそれでいいのだ。

何も、ピカチュウと仲良しこよしで殺る必要はない。

 

…うん、いい案が浮かんだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

数分経った。

ピカチュウは既に喰われた。

 

そして、竜巻が止んだ。

当然だ。

竜巻を出すのも楽じゃない。

もう脅威は去ったのだから、竜巻は必要ない。

 

そう思ったんだろ?

 

馬鹿が。本命は俺だ。

 

だが、無闇やたらに奴に噛みついても、技でブチ殺されるだけだ。

やはり、技の当たらない、頭のすぐ下の首に噛みつかなければならないだろう。

 

つまり、奴に頭を一度下げさせる必要がある。

 

そんなの簡単だ。

そこに相棒が死んで項垂れてる肉(トレーナー)がいる。

それを食べさせればいい

 

俺はゆっくりと岸に立つ肉に近づき、水中に引き摺り込む。

もう慣れたもんだ。何か暴れていたようだが、気にせず噛み砕いて息の根を止めた。

 

さぁ、ここからが本番だ。

俺は大きく頭を振り、その勢いでギャラドスの方へ肉を投げ飛ばした。

 

水しぶきが立ち、奴が振り返った。

俺はまだ姿を見られるわけにはいかないため、既に水中に隠れている。

 

水を割く大きな音とともに、奴が死体に寄ってきた。

そして、馬鹿みたいにデカイ口を近づける。

 

 

どこかのハンターが言っていた。

一番油断する時、それは、獲物を仕留める時だと。

 

ん?これ一回言ったか?

 

 

 

瞬間、死体を押し除けて、水中から飛び出した。

そして、奴の首元にがっちりと喰らいつく。

 

奴も必死だ。

首を振り回し、俺を水面に叩きつける。

 

水面に叩きつけられ、骨が軋み、鱗が割れる。

岸に叩きつけられ、肉が裂け、骨が折れる

 

しかし、俺は離れない。

 

ワニはとても愛情深い生き物だ。

爬虫類で唯一、家族を守る生態を持つ。

 

 

今、俺の顎には、家族の命が掛かってる。

何があろうと、離さない。

 

 

 

奴の首に俺の牙が食い込み、血が溢れ出した。

もう少しだ。

 

 

その時、奴の首が膨れ上がった。更に牙が食い込む。

破壊光線のモーションだ。

 

だが、破壊光線なら、この位置には当たらないぞ?

フン、所詮はポケモn

 

 

…いや、まて、おかしい。何故奴は口を閉じている。

この行動はまさに破壊光線を打つ動作そのものだ。

 

このままだと体内で爆発すr

 

 

 

 

…そうか。そう言うことか。

お前も、相当の覚悟を持って戦ってるんだな。

 

ここでコイツを離しても、次に首に噛み付ける機会は二度とないだろう。

 

 

いいだろう。

その勝負、乗ったぞ。

 

 

 

 

 

 

 

瞬間、奴の肉が裂け、中から眩い光が溢れ出した。

 

…ふん、中々根性ある奴だな。

 

奴の首が爆ぜ、膨大なエネルギーが俺を飲み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




時間が空いてすみません!
めちゃめちゃバタついてて、書く暇がありませんでした…
更新楽しみにしてくださっていた方々、本当にごめんなさい!

どうでしたか?
激アツでしたね!(自己完結)

是非、感想を教えて下さい!全裸待機してます!
あと、面白かったら是非評価していって下さい!
高評価、待ってます!


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