三国仲良くさせてやるから待ってろよ!(オタク並感) (ストレスたまるん)
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来たぞ風花雪月!(転生)

勢いでいけや(山田並感)


 

 

へいへーい!

 

 みんなげんき~!!

あたし、メリーさん、ではなく、元社畜にしてオタクなぁ~? 一般人よ~!!

 

 元社畜ってどういう意味かって?

はは、気がつけばバブバブしてたからね、しかも記憶持ち! 転生確定ってことよ!!

なんなら死ぬ間際の記憶あるし! 死ぬ瞬間、一遍の悔いあり! て内心ぶちギレそうになったし!

 

 HAHA!(ネズミ並笑顔)

 

 まあそれは右に置いといてだ。

現在私はどの世界に転生したか何だけど…まさかの風花雪月! あの聖戦の系譜並にドロッドロなあれ!

 

 無双も出てたね。もちろんクリアもしたよ! シェズちゃんも君も可愛いね! 撫で回したい! 先生とデートとかしたときウッハウハだったよ! でもストーリーの方は叩かれてたね! まあ私は気にしないが!

 

 まあともかく、そんなドロッドロな世界に生まれた私。生活は苦もなくむしろ比較的裕福と言えるものだ。家柄は一般ピーポーレベルだが一応貴族。なお小とつけるのがアホらしくなるほど小貴族。

紋章? ねぇよそんなもん。せいぜいちょっと武芸が長けている程度だよ。小貴族舐めんな! ブレーダットとかフレスベルグだとかリーガンだとか、んなもんねえです!

 

 あ、住んでる国は一応アドラステアです。なお端っこの端の模様。下手すれば貴族? ってレベルだぞ。

 

 そんな小貴族の私、ここが風花雪月の世界と知ってからひたすら武芸に打ち込む人生を現在進行系で歩んでます。年齢18歳。前世と足すと…やめようこの話。

 

 なお女を捨ててまで武芸に打ち込む人生を送っている理由は唯一つ。

 三国仲良し大団円ルートよ!

 

 原作では誰か必ず死んだ上でエンディングだし、無双に関しては平和になったのそれ? って感じのエンディングだし。

何さ闇の中って! 平和に成るんだよ上等だろ! DLCとか出る前に死んじまったから、もしそういうルートがDLCであるなら見たかったよ! くそがっ!(血涙)

 

 なのでやってみせます、と決意してひたすら打ち込んだ。

日本人時代に使わなかった根性にガソリンを打ち込む勢いで火を付けて死にものぐるいに、必死で必死に必死を重ねて親に訓練をせがみまくり、アホみたいに打ち込んだ。。

 何度もぶっ飛ばされたし、何度も死にかけた。実践と称して傭兵団と共に盗賊とか斬り殺しに行った。

もちろんルーキ―の時代は何度も吐きましたし、親にも、何がそこまでお前を駆り立てるんだ、と涙を流して心配された。

理由は簡潔に一言、(三国が手を取る)時代が見たいから、と言うと、親は静かに分かった、と答えるとそこからより過激な訓練になったのは良い思い出(白目)

なお少ない回数だがジェラルト傭兵団とも共闘した。

だがしかし、シェズちゃん、もしくは君と会えていません。どこにいるの…?

 

 あ、子供さんはベレスさんとベレトさんの双子でした。相変わらず表情の変化の無い子供の二人を団長が嬉しげに見せてくれたよ。どうして…(現場猫並感)

まあ良い。私が生まれたことによりルート変更があったと考えよう(自己中的思考)

 

 とりあえず、そんなこんなである程度実力が着いた私。

少なくとも武器レベルはBくらいはあるだろう。銀の剣くらいなら普通に使えたし。

あれ? 私の生まれてから14年間必死にやって今の状態って考えると、ちょっと訓練して武器レベル上がる主要キャラ達って実はあたおかなのでは?(確信) 

 これが…紋章社会……!

 

 おっと思考がずれるずれる…

 

 で、そんな女子力皆無じゃね? な人生を送っていた私は本日を持ってガルグ=マク大修道院に入ることになりました。親いわく、何かを成すために動くなら大修道院ほど動きやすい場所は無いとのことで入学させてくれた。

ありがとうパッパ。

 なお親に聞いたところモニカたんの家、オックス家は来ていない模様。あれ? もしかしてモニカたんより年上? は?(威圧)

 

 まま、ええわ。ならそれならそれでモニカたんがクロニエたんに捕まる前になんとかすればええやん。もし捕まってもこっちから凸かましてやるから(殺意の塊)

 

 クロニエたんエロくて良いんだけどごめんね、三国仲良しエンドのためにお前を殺すから。やみうご絶許(自己中な殺意)

 

 とまぁ、そんなわけでこれから娘離れが永遠に出来そうにないキッホルことセテスさんと、マザコンせいろす、おっとセイロスことレアさんと、親離れしたいおませな子、セスリーンことフレンたんに会いに行ってきます。

 

 在籍中に どうすればいいか考えないといけないね。やってやろうじゃねぇかぁぁぁ!!(野球芸人並感)

 

 

 

 

 

 

 

 



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出だし転倒でおハーブですわ~(自虐)

DLCまだ~?


 

 

 

 

 へーい、元気してる~? あたしよ~! アルディナよ~!

名前今聞いたとか無しでお願いね! (精神年齢的に)おばちゃんとの約束だぞ!

 

 てなわけで、無事入学を終えてから早3ヶ月。くっそ面倒な貴族のクソガキ共との面倒なお話…は無く、実際のところめちゃくちゃ一人プレイ(ボッチ)状態でのんびり過ごせてます。

 

 なぜ一人プレイ(ボッチ)かって? そんなの…このフォドラがどんな社会かをお忘れか?

そう、例の紋章社会のせい+私の家無名+私がトレーニング中毒のせいでボッチなんです。

 

 泣いてないぞ? 泣いてないからな! 誰も帰ってきた青春を堪能したいなんて思ってないぞ! くそがっ!

 まま、ええわ。終わりに彼らが手を取って笑顔が飛び交うならええわ。おう(現実逃避)

 

 とまあそんなこともあってか真面目にボッチで逆に動きやすい現状です。ポジティブに考えるぅ↑!

で、そんなボッチの私ですが、別に無駄に過ごしていたわけではありませんよ?

 まず今年が何年かを知りました。

 

 腐っても貴族なのになぜ知らないかって? それだけクソ雑魚貴族なんよ(白目)

 ほんと、飯とトレーニングとかくらいしか良い点ないわ我が家! まあそれでも両親はいい人だし、なんならなんで貴族なん? と突っ込みたくなるほど貴族っぽくない性格だし。いや本当にどうやって貴族になったん?(疑問) 

 

 話は戻すけど、今年は1176年であった。

あのダスカーの悲劇が起きた年である。

 

 いつ起きたかまでは知らないので現状どうしようもないのが現実。

動きたくても我が家の力ではナメクジ程度にも満たない情報力しかないので手を打つもクソもない。

 

 ブレーダット家にコネがあれば良かったのになぁ、とは思ったが無いものは仕方ないので、とりあえず出来る範囲で何か出来ないか模索中。

 たぶん回避は出来ないと思うが…出来たら良いなぁ。

 

 で、次に3ヶ月間でしたことは……ひたすら武術訓練とかトレーニングのみでした……

 

 

 

 

 

 

 

何の成果も、得られませんでしたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 いや本当にどうしようもないんですよ!! 貴族とコネを作ろうにも我が家は家名もなけりゃあ有名な紋章もないし、あるとすれば他の生徒より積んできた戦闘経験と、それなりに美形なこの顔と体だろう。へへへ、前世よりイイ身体と顔してるぜ親分(ゲス顔)

 

 だが所詮、実践経験を積んでも周りは知らないし、見向きもされないので意味がない。せいぜい実践訓練とかですごいね君、と言われるくらい。

ナンパみたいなものが来ても外見に釣られてくる愚かな若者くらい。ひでぇ社会だ(震え声)ドロテアは大変だなぁ(他人事)

 

 とりあえず、現状は本当にどうしようもない。

コネ作れない、相手にされない、情報少ない。

 

なぁにこれ(AIBO並感)

 

つっかえ…ほんまつっかえんわ…

 

 とりあえず明日から頑張るから、見ててよ(フラグ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




出だし転倒とか舐めてる? 

ダスカーの悲劇って実際どの節だったか…。いや、細かく言われてなかったというのが正解か?

なお途中で設定どうしよか悩んだなんて言えるわけがない(ダダ漏れ)


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気がついたら卒業してたよ。今までなにしてたんあんた?(自虐)

風花雪月の無双さんよ~、いつになったらDLC出るのさ~。こちとら不完全燃焼なんだけどぉぉぉぉぉんんんんん!?(モンスター級理不尽)

まあベレスさんとデートできるのはええと思うわ、アレが唯一のいい点やった(白目)


 

 

 

 は~いジョ~ジ? 私、アルディアよ!(合計年齢伏せ字)

 

 

あれから私、どんな生活してたと思う? フフ、それはね~?

 

 

 

 真面目に何も対策できませんでした(←文字に出来ないほどクソ雑魚ボイス)

 

 

 

 結局入学してから得たものなんて訓練と課題という名の賊退治とある程度の友達だけ。もう笑えるよ!

 

 結論から言うと例の大惨事はものの見事に発生してしまった。

修道院内でも噂になるほどえげつない惨状だったようで、あちこちで生徒職員関係なく話していた。ごめんねディミトリ。

 

 こんなちっぽけなイレギュラーでも居ればそれなりに展開が変わったり何かしらの転機があればと思ったが、やはりそううまくはいかないもんだ。

惨状の結果は知る人なら知る通り、ディミトリの親父さんは亡くなった。

 

 そしてこの一年間も原作通りの道筋になってしまった。

迫真の悲鳴で有名なイングリットの許嫁でありフェリクスの兄であるグレンは死んだし、ダスカーへのヘイトはぶっ飛んでるし、王国軍によるダスカー征伐は起きるし、カサンドラさんこと、カトリーヌさん来るし。

 

 聞くたびに毎回マジで何も出来ねぇのなあたし、なんて思ってたりしてました。当たり前だよなぁ(自虐)

所詮バルムンクを持ったシャナンのように無双なんざ出来ないし、ナーガを持ったレベル30の厳選して限界まで育成したクラチェン済みのユリアでも無い私にはこれが限度だと神(誰だよ)に406ミリ砲を顔面に叩きつけられて気分だった。

 

 だが一つ、良い進展もあった。いや、進展なのかは不明だが。

なんと私…

 

 

 

セイロス騎士団に入団が決まっちまいましたわぁぁぁぁ!!(ちょっと歓喜)

 

 

 

 まあなんというか、本当に良いのかわかんないけど、そうなりました(事後報告)

あんなどうこうヒッチャカメッチャカなことが起きる中、良くも悪くも戦闘やグロンダーズ鷲獅子戦で活躍してしまったことが原因でセテスさんから直接、O★HA★NA★SI、をされ、そのまま卒業後入団が決まっと言うわけです。

 ま、まあ武術に関してはアホみたいに経験積んでるから(震え声)

なお魔術関連は平均。ライブは使える程度。くそっ、どうせならグレモリィになりたかった!(血涙)まあええわ(音速級の切り替え)

 

 んなわけで、結局卒業して騎士団ピーポーな私はまだまだ新人ながらもそれなりに頑張っています。

訓練では他の団員が顔を真っ青にするほど過激なメニューを組んでるし、シャミアさん(マジイケメン美女尊い)からも弓に関してとナイフに関しての扱いの指導を受け、徐々に評価を高めていっています。

 

 なお現在三国大戦をなんとか静まり給えぇ! するために無い頭使って計画を立てています。ふへへへ、やってやんぜこのやろう!!!

 

 あ、その前にまたシャミアさんのところに行かないと。弓とナイフに関して教えてもらわないと! 決してあの美顔を拝みたいとかじゃないから! しっかりとした訓練だから!!! じゃあな!!!

 

 

 

 

 




勢いがあるうちに書いていこうね(大敗)


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へへへ、みーつけた★(ゴリラ並握力で捕縛)

たぶんシェズが来たのこの時期だよな(ハナホジ)


 

 

 やあ皆、私、アルディア★

外見除けば精神ババな私。結局卒業してからベレスイベント、またはシェズイベントが起きるとされている1180年までひたすら訓練して実践しての繰り返しだったよ!

 なお今年は1180年なのでそろそろ本格的に動き出す予定。

 

 でも卒業した直後に比べるとかなり手を回せたよ!

まずウルフリティな彼らアビス4人組に対して色々と手回しできた!

とりあえず私兵という感じだ。彼らの事情はゲームという知識があったのである程度理解(チート)をしていたので、そこらへんをツンツンとア○レちゃん並に突いたら手を貸してくれることになったよ!

 

 まあその反面、見たか!オデの筋肉! ことラファエルの親父殿を助けることは出来なかったけどね…起きる年月は原作で知ってたし、無双の方でその事件がラファエルの親御さんが死ぬ内容だったことも知ってたから警戒はしてたんだけど…いかんせん肝心の起きるタイミングがどの節か分からなかったから。

 その時はたぶん今までで一番キたかもしれない。なんせ騎士団に入団しているわけだし。学生時代より動ける範囲や動かせる権力だってまだあったんだけど…まあ無力だね、本当に。

 

 でもこの先の起きるやべぇ戦争回避のために速攻張り手して自分を奮起させたけどね! その日は腹筋背筋腕立てを通常の1.5倍にしたよ! そしたらカトリーヌに大丈夫なのか!? て真面目に心配されたし、なんならシャミアさんにも無茶はするなと怒られた。すみません、二度とします(犯行予告)

 

 あ、話戻すけど、それなりに手を回せたのは本当だべ。

まず騎士団に所属したことで得たちょっとしたコネとかを使ってやみうごさんの場所をある程度絞った。

まあ大方の位置は原作通りだった。が、現状手は出さない。利用できるだけ利用して殺す。それが現状の考え。ある意味エガちゃんと同じ考えかもしれないけど、彼女と違ってこっちはあっちの本拠地を知っているので潰す気になれば潰せるというのが彼女との違い。いつか潰す。

 

 で、次にフレンちゃんとめちゃくちゃ仲良くなった。

初めはお話相手だった。が、

 

遠出(セテスの目を盗んで)

 

街に降りて飯(セテスの目を盗んで)

 

釣り(本格的な川釣りなのでまたセテスの目を盗んだのは言わずもがな)

 

 そのおかげでフレンちゃんからはお姉さまと呼ばれるまでに慕われ、セテスからはフレン関連においてだけ物凄い敵意と、そしてなんだかんだ感謝の混じった複雑な信頼を得ている(なお今では普通に連れ出せるようにはなった。が、毎度ものすごく苦い顔はされるし、なんなら般若の如く恐ろしい顔で睨まれることもあるのはご愛嬌)

 今ではちょこちょこと私の後ろ限定で着いてくるようになった。時折着いてきすぎてこっちが焦ることもあるが、まあ可愛いのでヨシ!(現場猫並感)

 

 後は小さなことだとギュスタヴさんやツィリル君が入団したことだね。

一応後輩になるんだろうが…ツィリルくんはともかく、ギュスタヴさんに関しては変な感じがする。後輩だけど歳があっちが上だからね(なお精神的な部分ではこっちも相当ばばぁなのは触れないものとする)

 

 あとはマヌエラさんやハンネマンさんとも交友を深めたし、シャミアさんやカトリーヌさんに関してはいつの間にか相棒のような感じになっている。いやぁ、さすがカトリーヌさん、雷霆の異名は伊達ではない。が、今のところ戦績はこっちのほうが勝っているぞ(どやっ)

後地味にフレンとの接触の影響か、レアさんとも仲を深めている。まあ今は信用している。あの人、原作通りなら害になれば悪即斬だから…

 

 後最後に良い事の報告を一つ。

 

 シェズを見つけた。女の子だったよ(男でも良かったのになぁ)。こっちは双子じゃないのかよ…ふざけるな!(迫真)

運良くレスターにいたという情報を旅の行商人(誰とは言わない)から貰った。

まだ接触は出来ていないが、1180年にすでに入っている。

 入ってまだひと月だが、もしこのまま無双ではなく原作の流れで行くならそう遠くないうちにベレスかベレトのどっちかに討たれる可能性がある。

いや、もしかしたら双子で登場してるという点でイレギュラーとして早く討たれるかもしれないので早々に接触を図ったほうが良いだろう。いやするべきである(逆大本営発表)

 

 あの子の力は必要だ。やみうごの力なくとも彼女の強さは凄まじいものだと思う。だから是が非でも手に入れて見せる(鋼の意思)。

 

 というわけで明日から早速上司に相談して遠出の許可を貰っていってみようと思います。即断即行動! 大事よ!

 

へ! 魔法系統は相変わらず普通くらいだけど武術と乗馬に関してはスンバラシイ(シャミアさんからはお墨付き)なので速攻で見つけてやるからなぁ! 待ってろよ!!

 

 

 



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今度余計なこと(誘拐)したらその口(組織)縫い合わすからね?(圧倒的殺意)

休みで暇ならこれ書いていれば時間すぎる説を推す(なお対象は自分だけ)

隠れ家の位置は適当(白目)


前回誤字報告ありがとうございます!めちゃくちゃあって白目になりました
それで前回前書きに書いとけばよかったと誤字訂正中に後悔したことが一つ。

本来であれば、やみうご、なのですが、やみうごごさん、のアレは誤字ではなく故意的に書いているので次見かけてもスルーしてください。
もしやみうごご、とかなんか言ってるやつより多いぞ? てなったときは容赦なく報告で突っ込んで下さい 
誤字報告してくださった方には勘違いさせ、ご迷惑をおかけましたことをここでお詫びします。



 

 

 やあ皆、アルディアだよ!

 

1180年という最も重要な年が開始されたんだけど、出だしは上々だよ!

 まず三人組が入学する前にモニカたんを救出してきたよ!

 

 同行面子はアビス4人組とまさかのシャミアとカトリーヌ。

なおフレンは自宅待機。これは私自身が流石にそれは…と拒否ったからだ。ついでにその時のフレンちゃんのふくれっ面には内心萌えた(なお、セテスに鬼ブロック食らった事も自宅待機の要因の一つ)

 帰還時にちょっとしたお土産をあげることでとりあえず納得してもらった。が、また困らせたいなんてゲスなことを考えてしまった私は末期かもしれない(早すぎる末期症状)

 

 話は戻すけど、無双でモニカの救出がかなり早い段階でなら可能ということを知っていたので卒業してからあの手この手で隠れ家になりそうな場所はある程度ピックアップしていた。

そのかいもあってか、初動が良く素早い行動が出来た。

 なお戦闘時の布陣というか進み方は私が前に出てなぎ倒し、後ろに逸れた奴らはシャミアさんとカトリーヌの黄金コンビにパスし、アビス組には別働隊として違う入り口から暴れてもらった。

 

 正直そっちに黄金コンビのどちらかを宛がった方が良いかとも考えたが、私兵としても強くなってもらうためにもあえて4人で組ませた。

まあ結局心配の必要はなかったけどね。さっすがアビスメンバー! 伊達に修羅場くぐってねぇなぁ!

 

 道中賊をしばいては斬り殺し、しばいては斬り殺し、時折イィィィヤァァァ!! とまるで必殺が出たかのように斬り殺しつつ、奥へ猪突猛進。

時期が速かったというか正史とは違う流れだったのか、兵の数は少なかったよ! 非常に運が良いな、私(ファンタシー並感)

 

 結局爆速攻略した結果、鎖で拘束されていたどすけbゲフンゲフンめちゃかわモニカたんを発見出来たよ! 

無双で救出した後の彼女を見て、聖戦の系譜に出てくるアゼル君女体バージョン? と思ったのはここだけの話。だって火使うし、髪の毛も目の色も同じ色だし(懐古並感)

 

 めちゃくちゃ感謝された。

その後の手続きとかは帰還後職員方にお任せした。私はただの騎士団員なので(丸投げ)

 

 なお帰還した間もなくシャミアさんとカトリーヌにお小言を食らった。

シャミアさんはともかく、まさかカトリーヌ、いや、カトちゃん(まずいですよ!)にまで怒られるとは…なおその余波でフレンちゃんにも怒られた。正座付きで。

 シャミアさんに怒られ、カトちゃんにも怒られ、それを私に会いに来たフレンちゃんに見られ、怒られている理由を聞かれ、怒られました。フレンちゃん、怒りスキル持ってました?(白目)

なおシャミアさんやカトちゃんに怒られるよりフレンちゃんに怒られる方がきつかったです(小並感)

まあ彼女の場合は過去が過去なので仕方ないんですが…でもね、涙目で怒るのは辞めて下さい、それは俺に効く(いちげきひっさつ)

 

 なお理由は突っ込みすぎということで怒られました。サーセン、次もします(事前告知)

その為の、肉体(自信過剰)

 

 さて、そんなこんなで無事モニカたんを助け、次に達成した点はシェズたんと接触できた。

時期はフレンちゃんによるボコスカ説教から数日という間もないタイミング。俺でなきゃやらかしちゃうね(事前知識効果)

 

 レスターで傭兵家業を営んでいたところをこっちから接触し、そのままお金で私兵化。

元々レスターでの仕事が少なく、心許ない状態だったので抵抗もなく契約成立してくれた。やったぜ!

 今のところやみうごごの力は出てないようだ。やはりやばい状況にならないと出ないのか? ベレスとかベレトとかもそうだったけど。

 

 あれ? そういえばベレトスってこの世界だと双子で出てたけど、この場合ソティスさんってどっちに出てくるんだ? …まあええわ(思考放棄)

 

 今のところは特に際立った能力は無い子ではあるが、動きや武器の扱い方を見ると伸びしろはかなりのものなので将来に期待だ。

ただ無双では能力無しで勝ててる様子は無いから安心は出来ないけどね。やっぱベレトス頭おかしい。

 

 例の初対面イベントまでもう間もなく。

現状私の元に居るプライベートソルジャー5人。

出遅れこそあったけど出だしとしてはまあ悪くないだろう。もっと権力とかコネがあれば更にロケットスタート出来たんだろうけど、過ぎたことは仕方なし。

 一応入団してから出来たコネとかも使ってそれなりの対策は練ってはいるが油断出来ないのがリアルライフ。ゲームと違って決まった道筋はないからね。

 

 もしルート間違ったら…そんなルート、上院議員のごとく壊してやるよ! 

(血の同窓会が起きる)この世界には変革が必要だ!(絶対的意思

 その過程で私が死んだら許して…許して…

 

 

 というわけでまた明日からトレーニングしてくるわ! 目指せレベルMAXCC済みナーガ装備ステータス厳選済みの激ヤバユリア!魔力は力で補う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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ま゜っ!!!!!(尊死)

気がつけば夕方だったよ(昼寝からの無駄時間)







 

 

 やあ、アルディアでげす(謎挨拶)

 

 とうとう発生したよ。

 入学式! 初対面イベント! そして私の言葉のせいでちょっと変わった道!

 

 まずはすべての始まりである初対面イベントの前哨戦、入学式!  

ようやくご対面できましたよ! エガちゃん! ディミ君! かr,じゃなくクロード! そしてその他のイケメン美女!

美形でもうね、見た瞬間立ったまま気絶してたよ私(気合で復帰した模様)

 なおバレないように表情を変えずに気絶したよ! やったねアルディアちゃん!

  

 馬鹿かよ。

 

 レアさんからの入学した人達へのうんたらかんたらとか聞きながら過ごしてとりあえず終わったよ

なおちょっと時間が出来たときにエガちゃんとヒューベルト(声的に前世マークスと勝手に決めつけ)から声を掛けられた。

 内容はモニカたんの件だったよ。まあ予想通りだね。

 

 適当に義務的に挨拶を交わしつつ、感謝もされながらのらりくらりと会話したよ!

ただ原作でベレトスが言ったようにこちらを見る目は会話中であっても使えるかどうかを測るような目だったがそこはそこ。大人の貫禄()で流したよ!

 すまんねぇ、こちとらそっちの起こす戦争を捻じ曲げるために忙しいんだ、付き合ってられない(血涙)

 

 その次に会話があったのは意外なことにクロードだったよ。

こっちが休憩時間に休んでいるときに声を掛けてきたよ!

 やだ、イケメン! とは思いつつお話に付き合ったよ! 

だけど腹を明かさないように当たり障りのない内容にしたよ!

 クロードはちょっと驚いてたけどね!

 

 元社畜を無礼るなよ?(社畜並感)

 

 こちとら何度クソ上司の顔色を伺ってきたか! 面倒事を回避するために何度腹を探ってきたか!

君に、俺を、探ることは、出来ない(蛇並感)

 

 ふへへへ、舐めんなよぉ!?(下っ端魂)

 

 そんなこんなで運良くと言えるのかわかんないけど級長二人と接触できた!(なおこちらの意思は関係ないものとする)

 

 その日の騎士団内での会議とかで早速来ましたよ! 課外活動! それのお守り兼先導員選別!

議題としては今年はかなりの重要度らしく、あの人この人と人選が始まった。

 

 私はもちろん参加する必要ないので知らんぷりして武器の手入れしてたよ!

でもね、同期と先輩がいるじゃないか! 凄腕が! とかぬかしやがったせいでこっちに白羽の矢が立ったよ! 

 脳天貫通のヘッドショットだったね!(白目)

 

 最初こそ私まだまだ新人よ? 無理乙wwと断っていたが先輩も同期も、挙げ句にはシャミアさんやアロイスさん、カトちゃんにまで推され始める始末。

何がお前の実力なら安心だだ! 何がたまには息抜きしてこいだ! 

 バッキャロウ! 今年のメンバーがどんだけ豪華か忘れたのか!?

 押し付けてきやがって!

 他にもパーフェクトにこなせる人いるだろ!?

 

 そんな恨みに満たされていた私へのトドメがレアさんとセテスさん。

信用できるのはうんたらかんたらと頭と副頭領に言われては逆らうわけにもいかずに渋々承知したよ! 

 なお私兵の5人は使えないものとする(致し方なし)

 

 まあ後でシャミアさんもカトちゃんも別件があることが判明したし、アロイスさんや他の有力な騎士団が全員離れるわけにはいかないということでクソデカため息を吐いたけどね!

おのれ し ろ き も の !(超忍的恨み)

 

 というわけで当日、内心やる気なくしつつ、まあ主要メンバー見れるから良いかと速攻切り替えて連れて行ったよ!

道中サバイバルについての知識を簡単に説明しつつ過ごしたよ!

 

 そしたら起きたよ! 盗賊が!

原作通り、やっぱ夜に来やがったよコスタス。

とりあえず初の殺意満々の敵に遭遇した今年の新入生たちは一部を除いてほぼかっちんこっちん!

 動ける人に指示を出しつつボッコボコにしてやったよ! お前が私を見ているとき、君の首は地面に転がっているよ?(圧倒的強者の考え)

 

 三人が予想通り姿を消していたのでささっと片付けるとそのまま捜索。

本来ならイベントの都合上しなくても良いんだけど立場上それするとお説教が待ってるからね! 嫌だよ反省文!

 

 ささっと捜索してささっと発見した私は久しぶりのベレトスブラザーズと声が某蛇の人のジェラルトと協力しつつギッタンバッコンしてやった! 

我々の勝利である(大本営発表)

 残念ながらうまいことそういう運命になっていたのだろう、コスタスは無事逃走。けっ。

 

 その後は合流、そして無事を確認し終えた私はそのまま級長もろとも連れて帰る…事も出来ず立場上仕方なくジェラルト達との再会を楽しみつつも連行することになったよ。

まあ私自身は連行する気は無いんだけどね! 立場が許さない! 怒られるの嫌!

 ジェラルトも私のそれを理解してくれたのか、お前の顔を立てるために行ってやるよ、と着いてきてくれたよ!

ごめんねジェラルト。

 

 なお道中ずっとエガちゃんからの視線を背中にぶっ刺されながら帰還したよ。

 

 やめて! こっち見ないで!

 

なお、気づいた人がいるとは思うけど、本来来るはずのアロイスが来ていないという点について。

 本来なら来るはずなのに来ていないのはちょっと怖いよね。

 

 私が対応できてしまったが故のちょっとした変化、だとすれば…重なっていくとちょっと怖い。

まあ三国仲良しを達成させる道中で変化なんてあって当たり前と速攻気にしなくなったけどね。

 

 ただ少し気を付けたほうが良いとは内心考えた。

この変化で出す予定の無い犠牲を出すことになったら本末転倒だからね。

 

 というわけで帰還帰還~!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なお帰還後、多少なりのお説教があったけど問題はそこじゃなかった。エガちゃんからの視線が問題だ。帰ってきてまでそれするのやめて(震え声)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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みんなの評価・シャミア編

お百合な人にまで追われる美人シャミアさん。まあ外見も美人だが中身イケメンだからね、仕方ないね


実際結末がわかってるのにどうしようも出来ずに黙って見過ごすと心にぐさっと天帝の剣刺さりそう(小並感)


 

 

 

「今日よりセイロス騎士団の一員として入団しましたアルディアです、先輩方の迷惑にならないよう頑張りますので、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします!」

 

 入団以前のこいつへ印象は当初は変わったやつだ、という当たり障りのないものだった。

 

 元々学生時分から話題には事欠かないやつだったからな。騎士団内でも同じような反応だった。

実際彼女の在籍中の行動は通常の学生とは違っていた。

 

 授業の合間に自主訓練、休憩時間に訓練、授業を終えて訓練。訓練を終えて訓練。

 課題で賊討伐に出れば教師や生徒を置いてけぼりにする勢いで前線に飛び出し、なぎ倒す。

 模擬戦をすれば数多の同級生をなぎ倒す。

 出れる武術大会は全て出場し、優勝をもぎ取る。

 その他の功績。 

 

 ここまで話題を望まなくても勝手に出せるやつに、変なやつという印象を抱かないほうがおかしいだろう。

 

 交友関係も見ている範囲では皆無とはいかなくとも、学生として過ごすには不便と言える範囲ではあったし、何より他の貴族の跡継ぎ連中とは違って『そういった出会い』を求めているような行動も一切見受けられなかった。

 まあ外見は私から見てもかなりのものだったからそれを目当てに来る男はいたようだが。結果は言わなくても分かるだろう。

 ただその男たちの中でしつこく迫ってきた男を笑顔で投げ飛ばした話は今でも団員内で笑い話になっている。

 

 

 だが今の私には、初めのころにあった変なやつ、という印象は欠片も存在しない。

今存在するのは…心配だろうか。それとも不安と言うのだろうか。それとも…両方だろうか。

そういう類の感情が占めている。

 私らしくもない、とは思ったが、どうしても彼女へのそういった感情が取れずにいる。

 

 原因は分かっている。

 

 ダスカーの悲劇が起きたあの日の彼女の言葉だろう。

大聖堂で珍しく祈りを捧げていた彼女の口から小さく漏れた言葉

 

 ごめんなさい

 

 私はこの言葉の意味が分からなかった。いや、今でも分からないけどな。

他の連中が生存者への祈りと死者への言葉を送りただただ祈る中、彼女だけは違った。

 まるで罪に苦しむように、僅かに歪んだ顔。

 とてもじゃないが神へ祈るような者の顔ではなかった。

 

 そこからだろうな。彼女への興味が湧いたのは。

 

気が付けば私は彼女の周りを調べ回っていたよ。

 出身、家柄、両親、過去、家の系統、彼女に関わる全てを。

 

 自分でも何を狂ったことを、とは思った。

傭兵として生きてきた私にとって他人の過去は一切詮索しない、またはする必要のないものだったからな。

 だがどうしても気になったんだ。

あいつがどういう意味であの言葉を口から出したのか。

 他の奴らと一体何が違うのか。

 

 結果としては何も分からなかった。これっぽっちもな。

 だがこれだけは分かる。

 

 彼女のあの言葉には、そして苛烈なまでの訓練には、何か大きな意味がある。

 

 とな。

 

 なぁアルディア。

 お前には何が見えている。

 お前の目には何が視えている。

 何がお前をそこまで駆り立てる。

 

 お前は一体…何なんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




おいおいおいおい、こんな妄想書いてるとまるでシャミア姉さんがある意味乙女に見えるじゃねぇかアホンダラ!(ベレトとの結婚時にそうだったけどよぉ!?)


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みんなの評価・カトリーヌ編

まさかの二連投。
こいつの口調はどうしても印象が残ってないというかなんというか…ある意味難産だったよ。


 

 

 

 

 

 はぁ? アルディアへの印象? 

なんでそんなこと聞くんだよ。

普段からあいつに対してあたしが気に掛けてるから?

あ~…そんなつもりじゃなかったんだけどなぁ…。

え? あ、おいバカ! わかった! わかったから! その酒を隠すようなことはするな! 

素直に言え? ったく…何が素直にだよ。無理やり聞こうとしてるくせによ。

 

あ~、なんだアルディアへの印象、だったか?

 

 そうだな…正直に言えば別に、って感じだったよ。

確かに変わり者ではあるのは間違いないけどな。

訓練とかあいつだけイカれてるほど激しいしな。

 

 お、お代わりかい、ありがとう…んっ…んっ…ふぅ…。

で、なんだっけ。あぁ、アルディアだよな。

あいつねぇ…まあ今も言ったみたいに本当にただの同じ騎士団員って程度の認識だったんだよ?

 

 今は割りと心配してないかって?

 

…まあ、そう言われるとそうかもしれないね。

実際ちょっと危なっかしいところがあるし。

 それだけかって?

…どうなんだろうね。

あたしにとってはレア様を守ることこそが使命だと思ってるから分かんないけどさ。

 ただ…あいつからちょっと目が離せないってのは…素直にあるとは思う。

 

 は? 恋愛感情? ば、そんなわけないだろ! いきなり何言ってんだ! おちょくってるとぶん殴るぞ!? ったく。

 

お前はどう思うんだよ。

心配なのは分かる? お前もか。

 

あの異常なまでの自身への扱き方や、戦術とかへの異常なまでの貪欲さは他の団員には無いよな。

いや、やる気は他の騎士団員にもあるとは思うぞ? あたしも含めてだけど、ここの奴らはレア様とこのガルグ=マグを守るために日夜訓練してるからな。

ただあいつはそういった連中とは全く違う次元というかなんというか…ここを守るためだけに訓練してるようには見えないんだよね。

それに訓練してる時のあいつの顔、こう、気合の入りが違うというか、なんというか。

 

 説明下手くそ? うるさい! 次余計なこと行ったらぶん殴るからな!

 あ? お代わり? どうも……ん…ぷはぁぁ…

 

はぁ…ん? どう違うのかもう少し詳しく聞きたい?

詳しくねぇ…そうだねぇ。気合、じゃなくて執念? って言う方が合ってるのかもしれないね。

 

前にさ、行方不明だった黒鷲の学級(アドラークラッセ)の生徒をあたしとシャミア、アルディアと例の4人で助けに行ったときあっただろ?

 あの時からかな、ちょっとこいつ心配だな、って思ったの。

 

どういう状況だったかな…そうそう。あいつが指揮官で、例の4人を別働隊として別方向から進軍させて、本体を率いて真正面から進軍したときだったな。

あいつさ、何したと思う?

あいつな、孤立する勢いで前線に飛び出していったんだぞ?

分かるか? 戦闘の序盤にだぜ?

まるで一刻の猶予すら無いって感じでさ、ガンガン前線引き上げていくんだよ。

いやぁ、あれにはあたしもシャミアも驚いたよ。気がついたら前にいた敵の集団がスッカスカになってたんだよ? おかげでこっちはあいつが孤立しないように全速前進さ。

どこの鬼行軍だよ。あんなの訓練ですらしたこと滅多にしないよ。

まあ結果としてはあいつの活躍や例の4人の活躍も合ったおかげで被害は小さかったよ。

ただあの後は流石にあたしもシャミアもあいつを怒ったね。無茶し過ぎだって。

フレン様もいたからフレン様にも協力していただいたよ。

 

あの時のあいつのしょぼくれた顔とくれば、今でも笑えるよ!

 

ただ、その時からかな、妙に構うようになったのは。

なんとなくだけど、本当に危なっかしくてね。見てられないというかね。

後で学生時代の話も聞いたから余計にね。

 

まあそういういろんなもんがあって気になるってわけよ! 分かるかい!? あ、酒のおかわり? いいねぇ、あんたわかってるぅ!

他に笑える話とかないのかって? あぁ、あるよ! 他には――――――

 

 

 

 

 

 

 




一体どこのプレイアブル化したゲート・ガーディアンなんだ…


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ウソダドンドコドーン!!!(ブチギレ)

仕事のスタートが遅れることになったので実質3話連続投稿。

今作一発目の遅延行為発生のアルディア。


 

 

 はーいみんな~、騎士団の、アルディアで~す★

 

 

 

 

 

 

 ヴォォォエっ!!!!(渾身の自滅行為)

 

 

 

 

 

 ふぅ、自分の外見が美人でなければ即死だった…。

ともかく…やあ、改めて、アルディアだよ。

 

 さて、開幕自殺行為をした件についての申し開きと行こうじゃないか。

 

え~~~~…この度、私、アルディアは…武術教官とかいう原作には存在しなかった立場に就くことが決まりました。

 

 どうして…(現場ネコ)

 

 事の発端は、帰還後にあります。

帰還後、エガちゃんからの視線を回避しながらい つ も の イベントに立ち会うことに。

 

 そこからがいけなかった。

 まずは原作通りの流れホイホイ。

やれレア様おひさ~、とかこちらは~、とか。

そして件の、よろしいならば教師だ(ほぼ強制)となった。

 ここまではテンプレ。そう、ここまでは。

 

 そこからがいけなかった(二度目)

 

 まず初めにベレスが先生として就任。

クラス? おう、運が良いな、ディミトリ君のとこだったよ。

 ならば空いているベレトはどうなるのか。

 

 これが問題だった。

 

 ベレスが先生として就任が決まったのは良いが、これ以上先生は増やせない。

当然だ。原作通りハンネマンさんもマヌエラさんも居るんだから。

ならどうするか。

そうだ、前々から武術教官という役職を作ってもっと先生の行動の幅を増やそうかと考えていだんだ! みたいなレアさんの言葉。

 いや待って、原作ではそんなもんなかったよな?

 

 私、顔に出ないように必死に我慢しながら内心汗だく。

 

おいおいおいおい、チョットマッテクレ? 原作にない流れがキテますよこれ?

 

 ちょうどいいタイミングなのでそこにベレトを居れてはどうだろうか。

 

 そこへ待ったを掛けてのがジェラルトさん。

 

ジェラルトの野郎、それをされると傭兵団を率いてくれるやつがいないので勘弁してくれとまさかの反撃。

 

 結果。そうですか…ならばアルディア、貴女に就いていただきましょう。

 

 このちきしょうがぁぁぁぁぁぁ!!!(野太い心の叫び)

 

 まさかの大幅なタイムロス確定宣言。RTAなら即リスタートものである。

それでなくてもまだ手回しとか情報収集とか色々と出来ていないのにそれを潰すように動きますか貴女分かってますかこの先やばい大戦争が起きるんですよこちとらそれを防ぐために平和てぇてぇ見るために無い知恵絞ってコネ使ってあちこちに手を回してるんですよ正直一分一秒ですらもったいない状態なのにそれを大幅にロスさせるとか畜生の所存であるいつか覚えてろこのクソアマいつかぶん殴ってしばいてぼこぼこにs(この先自主規制)

 

 失礼。

 

 発狂状態不可避の役職に就いてしまったというわけです。

 

 正直いや~、参った参った~、では済まない状態。

こうしている間もエガちゃんは準備を整えていってるのは明白だし、やみうごごもそれに合わせて動くように準備しているだろう。

 

 素直にため息が出た。

部屋に戻った後もクソでかため息である。

 そしてこれからのことで頭が痛くなった。

 

 役職上毎日どれかのクラスと訓練があるのは明白。

となると午前中のどこかでその分の穴が発生してしまう。下手すれば午後の可能性もある。

 

 レアさんも解散後ではその手筈で進めますね、とにっこりと去って行ってたし次の日から開始となるんだろう。

 

やめたくなりますよ~(マジレス)

でもやめない。平和エンドてぇてぇを見るために(手のひら180度回転)

 

 というわけで現在も時間の使い方を計画する羽目になっています。

 

 あ~~~~、だっる~~~~(OL並感)

 

 あ、でもいくつか嬉しいこともあったよ!

 

 それがベレトスブラザーズ!

久しぶりの再会だったけど覚えていてくれたよ!

ベレスもすっかり美人になってたしベレトも男前だった! 嬉しい!(素直)

あとさり気なく手を握ってくれた二人に私は砂になりかけたよ!(鋼の意思発動)

 そしてこれからよろしくってあの無表情の顔を本当、ダニレベルで笑顔にしてくれたよ! ま゜ッ゜ッ゜ッ゜!!(即死)

う~ん、人目さえなければ昔のように頭を撫でてやったものを…致し方なし(無念侍)

 

 まあとりあえず、ベレトスブラザーズのお陰でなんとか生きてます。

明日から地獄だが、なんとかしてみようと思う。うん、思う…

 

 あ、それとジェラルトには渾身のラリアットを食らわそうかと思ったけどとりあえず腰マッサージと称した拷問指圧を食らわせといた。

けっ、これで済んでよかったな、ぺっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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お客様!困りますお客様!!困りますぅぅぅl!!!

飯食う、動画良いのない、ソシャゲマラソンで終わり

なら書くしか無いよね(謎理論)


 

 

 やぁ、アルディアだよ。

 

 初っ端のイベントから少し経ったよ。地獄だったよ。

まずは模擬戦。

ここに関しては私一切関与なし。

結果は先生が務める学級が勝ったよ。

 

 次に私生活。

はい、シルヴァンとフェリクス、エガちゃん、クロード、コイツらが障害になってるよ、許さん!(絶許)

 

 シルヴァンは釣り堀にぶん投げたよ。

外見で来てるんじゃあない! んなことしてるから残念な女がついてくるんだよバァタレがぁ!(ジョン・マクレーン並感)

 家や外見で来てほしくないなら自分を見せろ!(謎理論)

 

 次はフェリクス。

 模擬訓練でボッコボコにしたらめちゃくちゃ絡んでくるようになったよ。辞めてくれよ(絶望)

戦い方を教えろとか試合しろとかもう戦闘に関して馬鹿みたいに貪欲だよおばちゃん嫌になるよ。辞めてくれよ(二度目の絶望)

 

 次にクロード。

意外なことにこの子も謎に絡んでくる。

多分例の野望の達成に必要だと判断されたんだと思う。まあセイロス騎士団なのにセイロス教徒じゃないからね、引き抜けるなら引き抜きたいんだろう。

 でも私は普通の女なのでNG。役には立てないと思います。帰れ(直球)

 

 そして…問題のエガちゃん。この子が一番現在進行系で大変だ。

 

 まず模擬戦直前に接触された。ここからが始まりだったよ。

会話自体は平和だったよ! …うん、初めは。

次第に雲行きが怪しくなってきたよ!

 そしてトドメにこう言われたよ!

 

 貴女、セイロス教徒ではないのね。

 

 あ、バレたかぁ…(どうでもいい)

 

 まあそんなことは調べられたら即バレするのは分かっていたのでどうでもいいのですよ。

まあそうなると彼女からの次の言葉は安易に想像できたよ。

 

 私の下に来る気はないかしら。

 

 はい的中。単勝オッズでも1.1倍にもならないクソ雑魚オッズですよ。

まあそんなものはどうでもよくてですね、私には当然三国てぇてぇエンドという至高の目標があるのでお断りしました。

まあそうなれば? 一応こんなんでも? 一応は貴族(土地なし)なので? 彼女から『提案』があってもおかしくはないだろうなぁ、と内心どうするべきか悩んでいたんですよ。

 ですがこの子、何を思ったのか、そう…と素直に引いたんですよ! ええ、本当、おばちゃんびっくり!

ただし、次の言葉で絶望しました。

 

 ならば真正面から貴女を手に入れてみせるわ。

 

 あ…(死亡)

 こいつ、やるな(理解不能)

 こぉれぇはぁ…RTA再走案件かな?(絶望)

 

 なんと真正面からお前、俺の女にする(語弊あり)宣言ですよ!

いやぁ、これが美少女が出来る技なのかしら! おばさん、ときめくわ~!(年齢)

 

 が、まあそんなんで落ちる気もないので、頑張ってください、とだけ告げてそうそう帰宅したのですが…その頑張ってください、が、マズかった。

なんとびっくり、模擬戦を終えてからお茶に誘われることが増えた。単独で。ヒューベルト無しで。

 何故?(混乱)

 

 まさかそんな初歩的なやり方で来るとは思ってなかったよパトラッシュ。

なお話の内容は割りと無難なものばかり。が、時折右ストレートを放つように国のあり方や今のあり方等についてお話することもあったよ。

 

 やっべ…これ色んな話をしてどんどん沼にはめていく戦法だわ(現代詐欺師並感)

 

 が、素直に言うと彼女の単独での未来エンドや、一部のエンドを除く未来を知ってる身としてはどうしてもそれを成し遂げるための道が長すぎるように感じた。

ようは…

 

お前、幸せ、噛み締めてねえよな? (健気な美少女が幸せを掴み取るのは)当たり前だよなぁ?

 

 という結論です(オタク的思考)

お前、本音、出してるよなぁ? フレスベルグの少女でよぉ?

 

 というわけで…全員幸せ、もしくは生存エンドと願わくば三国てぇてぇエンドを見たいこっちとしては絶対に交わることはないのだ(断言)

 

 まあそんなこんなで、絶対交わることのない少女とのお茶会を毎日とは言わずも高頻度で開くことになってるんだ…は?(半ギレ)

 

こっちは常に無い知恵絞って時間が足りねぇんだよバァタレがァァァ!! おめぇ抱きまくらのごとく抱きしめて赤面美少女に変えんぞおおぉぉん!!?(変態的欲求)

 とまあこのように冷静にブチギレております。

 

 まあ真面目な話、短時間と言えど塵積なので重なると割りと時間が飛んでいく飛んでいく…え? 断ればいいのではって?

 

 びしょうじょのさそいをことわるなんてとんでもない!(欲望に負けた末路)

 

まあ、ええわ。時間削ってなんとかしますので(社畜精神)

 

 フェリクスはまあ、割りとベレスとかにもヘイト向くからこっちばっかりには来ないし、シルヴァンも他の女生徒が居るし、クロードもそうしょっちゅう来るわけでもないしで結局…

 

 

 

 

 

 今日も逝ってきます。あぁ、無常…

 

 

 

 

 

 

 

 プレゼントはクマの人形かな?(自分から沼にハマるクズ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あぁもうめちゃくちゃだよ(思考が)


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へへ、とりあえずちょっと前に進んだぜ…

盆休みなのでぶち込んでいくぜ!



 

 

 

 あたし、アルディア、今のんびりしてるの(そう思っているのは(ry

 

 という訳で、今日は久しぶりに平和なのでのんびりしています(無理やり確保したとも言う)

今の私の背後に来てお誘いをするやつは一部限定でアイアンクローからの釣り堀ぶん投げの刑に処す。

 

 おう、フェリクス、シルヴァン、お前のことやぞ(ある意味トラウマ)

 

なおフレンちゃんとかセテスとかレア様とか生徒とか、立場上どうしようもない人や可愛い系、平和系ならば致し方なしでお出かけでも何でもいたしましょうぞ(基準ガバガバ厳選)

 

 今節はかなり忙しかった。なので休ませて(疲労度100)

まず前までしていた根回し手回しの一部が完了。ふへへ、地獄だったよ。

その完了した一部がマヌエラさんとハンネマンさんと三国内への手回し。

 

 まずハンネマンさん。

入学してからずっとアタック(恋愛的な意味では無く)を仕掛けまくってようやくおkを貰えた。

長かった…うん。

 ハンネマンさんには紋章を消すための方法を探してもらうことと、紋章が無くても使える道具の開発に着手してもらった。

原作だとリシテアとか独身エンドで出てくるあれだ。

 あれを早い段階で行動に移してもらったのだ。

 

 初めこそ私自身の色々なカミングアウト(現状マヌエラさんとハンネマンさんにしかしてない)とかで困惑気味ではあったけど、熱意、というのかな、それに押されてか、なるほど、納得が出来たよ、と言われてようやく承諾してもらえた。

 ハンネマンさん、ありがとうございます(涙目)

 

 原作通りに出来るのなら、それに越したことはない。

私自身紋章については否定はしないんだけどね。

 ただ人為的に作られた経緯はNG。なので消しましょうねぇ(鋼の意思)

 

 そんなもん無くたって生きていけるし、何ならそれのせいで歴史がぐちゃってるから(半ギレ)

えぇい! レアさんも変に歴史いじったり海外とのやり取りをSA★KO★KUしちゃうし、やみうごご共が骨使って意味の分からんことするからこうなるんだよ! 

 なぁにが人間は愚かだバカタレ! 人生ミスしてなんぼ! あたしたちゃ籠の中の鳥じゃねえぞ!(反乱の意思)

それでも無理と言うならお得意の力で人間の意思と感情消してくださいよ(暴論)

 ペリー(みたいなやつが)必要ですよね(革命の意思)

 

 とまぁ熱くなったけど偽りの紋章なんざ必要ねぇんだよ? という訳で前々からアタックを掛けてようやく成った、という訳だ。

紋章がなければ道具を作れば良い(アントワネット論)

 文字通り竜のやべぇ奴らから授かったもの正真正銘の力じゃねぇんだし。後、素で遺産シリーズキモくて嫌い(個人的感情)

 

 マヌエラさんには医学について私でも知りうる事を下手くそな説明で言っておいた。

麻酔とかそういうのあるからそういう系のやつも探したほうがいいよ、とか本当にど素人でも知ってるレベルの知識だけど。

たぶんこのフォドラにもそういった医療に使える物資はあると思うんだよねぇ、知らんけど。

 

 原作の誰かの会話で割りと人権無視な『手術』と称した人体実験が今だにあるらしいからね、少しでもそれが減れば良いなと思うけど…まあ他のドアホセイロス教徒共や、やみうごごと違ってマヌエラさんはしっかりと常識もあるし根拠ある知識を人のために貪欲に得ようとするから全然良い。

 良い女だよ、彼女(おまだれ)

 

 まあ偽紋章が消えればそれはそれで中々の激動が待っているとは思うが、無駄にクソ紋章のせいで悩んだりすることは将来的には多少減るかとは思うのでまあ、ええんとちゃう?(無責任)

未来への投資だ。

 

 そして現状考えているプランAとプランBのための三国各国内への手回しについて。

情報に強い奴らがどこもかしこも居るので動くのに苦労した。ていうか今も苦労している。

 バレるとまずい。私の立場的に。

苦労して積み重ねた立場が消えたらその瞬間手回しもなんも出来なくなってしまう。

 立場転落ダメ絶対。 

 

 コネを作ったおかげである程度の人達からは了承は得れた。

一番苦労したのやっぱりレスターのグロスタール伯だったね。

 

 あの人は自身の領地の民を傷つけたり苦しめることだけは決して許さないからね。納得してもらうのに真面目に時間掛かったし、心が折れそうだった。

が、現在居る民と、将来の民を傷つけないためにも、そして領地内での戦闘行為の一切を排除するために必要だと必死に説得してなんとか約束を取り付けたよ!

 なおそのためにレアさんとセテスの説得とか、その他諸々への力をお貸し下さい!(土下座)、も必須になったが…まぁ、そこはほら、プランBにさえいかなければええんや(白目)

 

 

 

 

 

 

 まあ素直に言えばプランA…無血終戦は無理ゲーなのは元から分かってるのでプランBは必須だとは思ってる。

 

 

 

 

 

 

 エガちゃんが無理すぎる。鋼どころか、未知の鉱物レベルで意思が固い(確信)

まず間違いなく戦争になるというのが正直なところ。

 一応了承の取れている人にはできる限り戦争に加担しないようにという事と、起きてしまった場合の動きについては話してある。

あ、ついでに了承の取れている割合教えてやろうか?

 

割合と10とするなら

 

 アドラステアが1(なお実質のところ0が正解)。

 ファーガスが5。

 レスターが4。

 

 アドラステアはそもそもエガちゃんとヒューベルトが根回ししているので納得するしない以前の問題。

正直会う必要あったのかってレベルで戦争やる気満々だったから(白目)

 ただ僅かながら不安がっている貴族も居たのでそこを突いて話はしたが…まあ希望は薄いだろうね(白目)

後のことを考えるとアドラステアに触れるべきではなかったかなと、今は後悔。

 後一応我が家もアドラステア領内の貴族(笑)ではあるが…まあ、うん。私に対して何かの連絡も無いし、エガちゃんの反応を見るに、知らなかった説が濃厚である。

 影うっすっ!!

 

 ファーガスはそもそも戦争なんて望んでない派が多い。というかそれ以前に起きるとも考えていなかった派が多数だった。そりゃそうだ。

むしろダスカーとか北の異民族へのヘイトが凄かった。

 こっちはそれらに手を貸すとか、なんとかするで約束を取り付けた。

 レアさんとかセテスさんを説得しなきゃ(絶対的使命感)

 

 レスターは元々戦争以前に自分の領地さえ守られれば、という人がほとんどだったので楽だった。

なおゴネリルへの訪問はまだ出来ていない。移動とか話し合いとか、後は騎士団の仕事とかで時間が押し押しなのだ。あれ? これってまるでしゃちk(ry

  

 これ以上はいけない。

 

あと余談だが『風見鶏』への訪問をする予定はない。絶対にだ(明確なる殺意)

 

 というわけで…アドラステア以外は普通になんとかなったよ!

それでも話せていない貴族はまだ居る。

 まあ、全員に回るわけではないんだけどね、初見さん。

 動きすぎるとやみうごごとか、コーネリア(コルネリア)が手を打ってきそうだし。

 

あ~~~、しんど~~~い(社畜OL並感)

 

 ともかく、プランAの無血終戦は予想通りアドラステアへのテコ入れが不可の時点で無理ゲーくさいので、明日からプランBへ移行しま~~す。

 

は~~~~~~~~~~、めんど…あ、フレンちゃんだ。おや? 私に用ですか? え? 遠出? いや待って下さいセテスさんがブロックしてくるかr、え? 黙らせてくださいまし? どうやって? いや、ニッコリ笑顔は止めて下さいよ、それ後で私が面倒なm、あ、離して、離して下さい! くっ、何だこの力!? いや待って、離して、離せ、止まれぇぇぇぇ……… 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




社畜になってるけど大丈夫なの? こいつ…


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赤い谷のソティスカ(無理やり)

台風来るってマ?雨やん(白目)


地味に今回初の登場のそれ。

なお、特に意味は無い。

なお、私の脳内のアルディアのモデルのヒントが地味に出ている回。
どこかで書こうとは思ったけど、ここで書いてみた。
なおヒント自体はすぐに見つかると思う。たぶん。というかヒントが(ry
まあまじでやばいのはそいつのk(ry


 

 

 

 よう俺だ、アルディアだ(NFS:MW風自己紹介)

 

 今月も忙しかったよ。

ついでに赤き谷へベレス先生が出撃する節だよ

 

 まるで社畜のごとく三国各地へ出向いたよ。

とても遠かったです、まる。

 

 いや本当、何往復したのか数えるのがアホらしくなるほどに走り回ったよ。

ただこれでようやくお客様へのあいさつ回り(社畜)も終えたのでようやく一段落だよ。

 

 ただし悲報としてアドラステアの方でなにやら動きがあったようだよ。

とある方からの情報によると私が接触した貴族の方々がお手をひっくり返したようだ。致し方なし。

 

 元々あっちはヒューベルトという最強の暗部が居るので手が出せても潰されるのは目に見えてたしね。

まあこれは想定範囲の損失。おkおk。

 

 ただこうなると結構厳しいのが本音。

もうアドラステア内への接触は絶望的だし、下手に行くと捕まって帝国ルート(脅迫)が待っているのは明白である(名推理)

 あの子、真正面から私を捕まえると言ってたけど、場合によってはその考えを放棄する可能性が無いとは言えないし。

というか今の関係をキープするならたぶんだけど、戦争に関与するなと言われるだろうね。

 使えないなら関与させない。関与させて下手に被害を出されては困るから。実に合理的。

あの子に目を付けられるということはそういうこと。

これは変に目立った事による弊害だろうね。反省反省。

 

 ただあの子の会社が現代にあるなら余裕で面接に行くよ! きっちりとした実力主義バンザイ!  ブラックともおさらばさ!

 

 なおこの世界ではこちらからNG。

 

いや~~~…これは戦争を防ぐという大前提を覆すことになるだろうねぇ。これはプランBですね(クソデカため息)。

 

 プランB。

所謂戦争が起きるのを前提に動く考え、というか作戦。

 

 こうなってはどうしようもないので、できる限り早期決着を目的に動く。

その為にやることも、考えることもアホみたいに増える。そう、増える…あ…目の前に減らない資料のやm(幻覚)

 

 おっといけないいけない。今の私はアルディアであって前世の社畜人間、白井紗来ではないのだ。

 

あぁ、生まれ故郷の鹿児島、懐かしいなぁ…ほとんど居なかったけど。

 気がつけば東京だったけど…

 

 おっほん! 思い出に浸るのは、予想ね★(学習能力ゼロ)

 

 とりあえずだ、やることが増えるのはもう確定的に明らかなのでそこはもう…諦めよう。

三国手を取っててぇてぇエンドは並大抵では出来ない、当たり前。

 

 幸いなのは戦争モードへ突入した際のうんたらかんたらへの手回しはプランAの話をした際に同時に終えているのでそこはヨシ(現場ネコ)

正直一番神経を使ったのは訪問するための手段なので実はかなり気持ち楽なのだ。

 なお、その際の色んな訪問の為に何度セテスさんに土下座したかは数えるだけ時間の無駄。

だがそれでもOKを貰えているのは幸運だと思う。

 

 ただしフレンちゃんへ足を向けることが出来なくなったのは言うまでもない。

ありがとうフレンちゃん。君のお陰で貴女のおt,ゲフンゲフン、お兄様を何度も黙らせることが出来ました。

 

 あと地味にレアさんからの援護があったのも大きい。

何故か知らんが結構自由にさせてくれた。

 

 う~ん、後が怖い。

 

 まあそこはそこで利用させてもらうことにしたのでヨシとしよう。

 

 まあでもその分リアル美人やリアルイケメン共とのお話やお茶会で癒やされているのでヨシ。

なお、アネットやラファエル、メルセデスへのプレゼントは余裕で用意した(変に周到)

 

 どれも喜んでくれたのは嬉しいのだが、お陰で妙に絡むことが増えた。また遅延案件か(学習能力皆無)

まあええわ。

 

 めちゃくちゃ美味そうに飯を平らげていくラファエルは見てて楽しいし、淑女の鏡とばかりにお美しいメルセデスのお顔を見れたしなんならちょっとした遠出にも出れたし、アネットも同じように遠出とかしたし…へへ、ある意味ハーレム(勘違い)

 でもこの面子以外とも普通におしゃべりしてるよ! 私にスキルが有るなら友愛は付いてそう(気の所為)

 

 ただまた欲望に負けて遅延事故を自分で起こしているのはいただけない。反省しろ(馬鹿)

 

 エガちゃんとはそこまでエンカウントしてないよ。

まあヒューベルトから何かのお達しがあったのかもね。それはそれでありがたい(なお顔が見れないので私への精神ダメージはある模様) 

 

 よ、欲に負けて自滅した箇所はあるがこれも必要な経費(現実逃避)

 

 なおベレトスとは遠出こそ無いものの、普通に授業とかで顔を合わせたりするのでベレトス成分は常時補給されている(謎物質)

 

 ともかくだ。今節もそれなりに動けた(当社比)のでヨシ。

来節はもう少し動かないと行けない。あぁ、死ねる、死ねるぞぉぉぉ……まま、そこは前世での慣れがあるからよし(自ら地獄へ突っ込む)

 

 あ…シルヴァン? 

 私の背後に近づくなと言いましたよね? 

 覚悟は出来てますか? 

 あらあらどうしましたシルヴァン? 

 そんなに引きつった笑顔で。ほら、普段のタラシの笑顔、私にも見せてくださいよ。

 え? 無理? 怖すぎる? 失礼ですね貴方。

 まあ良いでしょう。ともかく、私、これでも忙しいのですよ。ワカります?

 おやおや、そんなに後ろに下がってどうしたんですか? え? 怖い?

 おいおい、二度も同じこと言うなんて失礼だな君。よろしいならば体罰だ。

 

 私の背後に立った罪は大きいぞ? いいんだな? 貴様、覚悟はできてるか? 私はできてる。

 

(忙しくて気が立っている)私の背後に、立つんじゃねぇぇぇ!!(アイアンクロー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




こいついつ休んでんの?


やったことないけど動画で見てインパクトがやばかったね、貴方。


なお子供の頃に自宅で仕事中の母親の背後から忍び寄って近寄ったら真面目に裏拳(バック・スナイパー)くらい鼻血出ました。

なおその後母は必死に謝ってきました。

皆も、仕事に集中している人の背後に立つのは…やめようね!


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イングリットシルヴァンフェリクスエガちゃんカスパル…えぇいまとわり付くな!(発狂)

なんでランキング入りしたのか分かんない俺ここに推参。

皆FEに飢えてんの?(低知力並推理)

そういえば聖戦の系譜のリメイクが進んでるとかいうリーク来たけどマ?

待ってるぜ大佐(任天堂)


あかん、眠いときに書くのは良くなかった…これは…地獄じゃな?




 

 

 

 

 やあ、アルディアだよ。

 お花冠の節も過ぎたよ。

 

 今節は悲惨だったよ。

全く時間取れんかった。

 

 訓練、模擬戦、デートのお誘い、お茶会、誕生日プレゼント、学生との交流などなど…もう悲惨だったよ(二度目)

 

 今節はすんごい忙しかった。

まず訓練だけどフェリクスがもう笑えるほど相手をしろと来たので叩きのめしまくったよ。

 なんだあの訓練厨(特大メタルブーメラン)

 

 カスパルも来るようになったよ!

 なんだあの訓練厨(二度目)

 

 模擬戦はそのまんま。何故か青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)の相手として駆り出された。ふざきんな! 誰がそこまでしろと言った!(連続ブーメラン)

そこまでしたら生き急いでるのと同意義だぞ!(止まらぬブーメラン)

 先生、そこまでしなくても強く成れると思います!(トドメのブーメラン)

 

 意外なことにエガちゃんもよく訓練に来ていた。

何故訓練してるのかは分かんないが、とりあえず付き合った。

 なんであの体であんな豪快に斧が振り回せるのか(ブーメラン特売セール)

 

 デートのお誘いに関してはあの訳ありナンパ男のシルヴァン。

しつこく来たので心が折れた。

もう勘弁してくださいイケメン(諦めの境地)

ちょっとした買い物に付き合ったりした程度だが。

 が、それでも割りと多かった。

 

 しかし、意外や意外、そんなシルヴァンを差し置いてお誘いが一番多かったのはまさかのベレトスブラザーズ。

まあ昔ながらの馴染みもあったので話も弾んだよ! 懐かしかったよ!

 あと昔の癖なのかさらっと手を握るな、呪われる(推しの手を離したくない症候群)

すべすべしてんなおい。

 ただ、ふとこっちを見るときに不安げな表情を浮かべるのは止めなさい、君鋭いんだから。

 君に感づかれると色々と動くのが厳しいので(白目)

 

 後地獄と言える報告があったよ。

 

 レスターの一部の村で民の暴走が発生したという情報。

 

 正直これを聞いたとき何かの記憶違いかと思ったよ。

もし仮に原作通りに進んだとしてもまだ期限はあるはずだし、そもそもそこじゃねえよと焦った。

 無双の方はちょっと時期が分からないが、それでもこんなタイミングで来るはずはないと考えた。

 

 まあ私という小さなイレギュラーが居る上に、まだトマシュを泳がしているのだ。どういう事があってもおかしくはないだろと判断。

 

 結局アロイスさんとベレトが行ったのですぐに鎮圧されたようだけど、聞いた話だと原作のルミール村と同じ感じだった。

 

 アドラステア内への接触が誘発させたのか、とも思ったけど、あの偽アランデルの性格を考えると接触して話した程度で動くとも思えなかったが…これからの動きはより慎重にせざるを得なくなってしまった。

 

 ふえぇぇ…地獄だっぴ(白目)

 

 

 ただ悪いことだけでもないヨ!

 

 原作では死ぬはずのロナートさんの救済が出来たよ!

これに関してはうまいこと話がまとまっていたので一役演じてやったのだ。

 元々行く予定だったカトリーヌをレア様さんに頼んで無理やり私に変えてもらったよ!

どんな理由か? 適当だよ、適当(無謀)

 カトちゃんをあの人に合わせて戦うとロナートさんが暴走してうんたらかんたら、って言った気がする(かしこさ0)

 

 なお戦闘は私ができる限り迅速に敵陣に突っ込んでいったよ! 猪? 知らん。

 仕事は速さなんだよ速さ! 速くないと怒られるんだよ!(前世のトラウマ)

 

ベレスやディミトリ達が私に付いてこようとしたけどそこはそこ、事前に打ち合わせしていたのでうまいことロナートさんの護衛の騎士が足止めして出来る限り離れるように仕向けてくれたよ。

 まあその分、道中で怪しまれないように死人役の人を斬り殺したけどね。

 

 その時の、ロナート様をよろしくお願いします、って言葉は絶対忘れない。

 

 そのままベレスやディミトリ達が来ないうちにロナートさんとご対面し、演技と言えど斬って湖へ落とした時はうわぁ、と自分にドン引き。

 でもこれくらいしないとてぇてぇルート行けないから…ユルシテ…ユルシテ…(罪悪感)

その後は斬って落としたから死んだだろうとベレスに報告、そのままご帰宅したよ!

 なおアッシュくんは原作通り落ち込んでいたけど、軽くだけ喋って出来る範囲でサポートしといた。

 まあ、なんとかなるやろ(無責任)

ほら、原作でも立ち上がったしな!(希望的観測)

 

 ロナートさんを説得するのはほんっとうにしんどかったよ! 

何度通ったか。三顧の礼かよ、ってレベルじゃなかったぞ!!

 

 まあ元々教団へのヘイトがやばかったのでね。仕方ないね(レ並感)

 

 その後は事後処理の報告うんたらかんたらしてとある知り合いからロナートさんが無事だったという報告を受けて無事目的達成

 

 へへ、やってやったぜ!

 

とりあえず安心した私はフレンちゃんを膝に乗せて頭を撫でつつ、来節の動きをどうするべきか考えることにしたよ。

 

 

あぁぁぁぁぁ…かわええ…癒されるぅぅぅぅぅ…あ、セテスさん? そんな必死に堪えたような顔をしなくてもですn、え? 何も言うな? それ以上と言うと自分を抑えられなくなる? すんません…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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お客様(ロナート)とのやり取り

1年以上ぶりのワンカルビで久しぶりの牛肉…パクパクやで!
なおその後歳には勝てずに家で動けず…


 

 

 恐ろしい女。

もしあの者を言葉で示すとなればこれほど似合う言葉はなかったであろう。

 

 今でも覚えている。

 

 我が領地に訪れ、わしの元へ訪れた時のあやつの顔はまるで人当たりのよい、それこそ戦場ではなく劇団などに居るほうが似合うと思えるほど美しい風体の女性だと思った。

丁寧かつ相手を不快にさせない口調、どれをとっても好感を持てるこの者に初めこそわし自身、まっすぐに育った良き武人よ、と感心したものだ。

 

 しかし、それが間違いだと気づいたのは話を始めたときだった。

 

 会話の出始め、当たり障りのない世間話、街の風景、領民の様子と穏やかに会話が進んだものだ。

だが、本題に入ってすぐに穏やかなかの者の雰囲気が変わった。

 

 表情は変わっておらんかった。

口調も、仕草も、何も変わっておらん。

 だがどうしてか雰囲気がまるで煉獄の谷アリルの如く、吹き荒れる火山のように恐ろしいものへと変わったのだ。

 

 初めてじゃった。

ここまで心が冷や汗で冷え切り、すぐにでも斬り殺すべきだと考えたのは。

 だがここでするべきではないと思いとどまったのは今でも英断だと思っておる。

 

 始めこそヤツの、アルディア殿の話を聞いて、何を世迷言を! と憤怒したものだ。

 

 そうじゃろ? こやつはあろうことか、この先大量の死者が出る血を血で洗う恐ろしい戦争が起きる、その為に貴方の命を下さい、と言いおったんじゃからの。

 そして追い打ちを掛けるように、まるでとうの昔から知っておったようにわしに告げたんじゃ。

 

 ロナート様、貴方はレア様へ反旗を翻す気でございましょう?

 

 とな。

 

 背筋が凍るなど、久方ぶりじゃった。

そして間もなく恐怖が心を支配したわ。

 

 恐ろしい女じゃった…。

 

 天が荒れ狂い、稲光が轟く中、それを背にこちらをまっすぐに見続ける彼女が、たかだか20年を超えた程度の若造が、わしを追い詰めたのじゃ。、

 

 即刻叩き出したわい。

あんな恐ろしい女の相手などしてられんとな。

 

 だがアルディア殿はそれからも何度も我が屋敷に訪れた。

雨に打たれ、雷がなろうと、それでもアルディア殿は大修道院へ帰っていっては来て、帰っていっては来て、とわしが扉を開けるまで何度も訪問して来おった。

 

 そしていつしかわしはこう思った。

 

 こやつがそこまでして成し遂げたいこととはなにか、とな。

 

 もちろんわしの中には今も尚もあの悪魔を滅するという心で滾っておる。

だがそれ以上に、アルディア殿の考えるそれに惹かれていたのも事実じゃった。

 

 気がつけばわし自らアルディア殿を屋敷の中へ招き入れ、話を聞いていたよ。

 

 話の内容は青い、というのが適当な言葉なほどに理想に寄った考えであった。

 

 三国が仲良く手を取り合える未来が見たい

 

 とな。

 

 わしは何を世迷言を、言った。

だが彼女はそれでも尚、いいえ、達成してみせますよ、と曇りなき眼でわしを真正面から見据えた。

 

 暫しの間、まるで戦場で武将同士が膠着状態故ににらみ合うようにお互いを見ておった。

そしてわしは…アルディア殿に手を差し伸べたよ。

 

 良かろう、貴殿のその意思にわしは掛けてみよう、とな。

 

 今考えても馬鹿げておると思う。

たかだか20年程度の若造の言葉に、わしの悲願を曲げてまで従うなんて、とな。

 

 だが、良いではないか。

理想無くして苦難は乗り越えられん。

 

 それにアルディア殿なら、もしかしたら、理想を現実に出来るやもしれんしのう。

 

 ふっ、この老体が何処まで役に立てるか、見せてやろうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




尚実際のところ営業とはしつこさがうりじゃぁ!という前世からの残念社畜魂が発動していたのでそう見えてだけだとか。


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おばちゃん(前世含めて)の生態系

今、彼女の謎が…明かされるの?


 

 

所属…セイロス騎士団

 

名前…アルディア=へブリディーズ=カースレーブ (22)

 

身長…176cm

 

誕生日…竪琴の節(5月)の4日

 

修道院内で一番……訓練してる

 

肩書…こいついつも動き回ってんな

 

趣味…訓練

 

特技…訓練・アイアンクロー

 

好きなもの

 

甘いもの

武器全般

(暇になれる)時間

美男美女

一部の敵を除く風花雪月キャラ・ゲーム

訓練

フレンちゃんとのお茶会

聖戦の系譜

 

 

嫌いなもの

 

(期限が迫ってくる)時間

やみうごご(約一名のみ見た目で除外)

シルヴァン(嫌いというより時間を割く原因になるので苦手)

セテス(フレンちゃんとの時間を割くセテスブロックさえなければ普通)

エガちゃん(エガちゃん本人に対してはオタク並に好きだが自身を狙ってきている時の視線が苦手)

血濡れの同窓会(初見時発狂)

自身の握力(外見の変化こそ無いが、筋力がアホみたいにあるため、測るのが怖い)

魔術関連全て(どれだけ努力してもライブが限界の能力。なお魔防だけまだ『マシ程度に』高め)

 

 

 

(おもしろおかしな)解説

 

 

元社畜。

 

名前こそ如何にも、といった風体ではあるが全く権力も土地も領民も持たない貧弱影薄貴族の一人娘である。

エーデルガルト、ヒューベルトですらも存在を知らなかったレベル。

 

騎士団内で一番苛烈な訓練をしているため、隠れ名称として脳筋の具現化と一部で言われている。

なおその後その隊員達が下着のみでボロ雑巾のように釣り堀周辺で捨てられていたという事件が発生したらしい。

 

フレンちゃんからめちゃくちゃ懐かれている。

原因は遠出や連れ出し。

なおその度にセテスに般若のごとく睨まれるそうだ。

 

前世は気がつけば昇天(栄養不足と不眠症と救えないストレスと慢性化していた頭痛などなど多数)してしまったが生まれた世界がここなので今はハッピー。

 

中身の思考回路はともかく、外見だけは素晴らしく、あのシャミアやドロテア、マヌエラですら唸らせるほど美形。

そのせいで外見しか見ない馬鹿が寄ってきて面倒なことこの上ない様子だが、毎度アイアンクローからのぶん投げで成敗しているようなので割りと平和。

 

親との関係はぶっ飛んだレベルで良好。

娘に尋常ならざる目的があることはある程度理解しているため、親である自分たちが邪魔になるなら余裕で命を捨てるほどに娘の為に生きている。そのレベル。

その為アルディア本人もいざとなれば親を見捨ててでも進む覚悟を決めている。

なお、その時が来てしまった場合、、他のことも含めて、重しは一生背負っていく事を心に強く決めている。どうみても前世と同じストレスマッハコース。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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(死神騎士が)画面端ぃ!(死合するに相応しいと)読んでぇ!(こっちに視線を)捕まえてぇ!(私が逃げても視界に)まだ入るぅ!死神がぁ!ち、近づいてぇ!(勝負をすることを勝手に)決めたァァ!!(発狂)

クソ長タイトルで草


 

 

 yeah!!(遊戯並挨拶)

 私、アルディアでごぜえやす!

 

 青海の節……|エクストリームジェットエンジンダイナマイト《ルナティック超えの地獄》でした。(輝きを失った瞳)

 

 なんだあいつ! ゲームだとリシちゃんにボコられる程度の存在のクセにくっそ強かったぞ!?

やっぱゲームとリアルって違うんだな!! 死ぬかと思ったわ!!

 

 開始自体は正史通り先生専用武器獲得のあれだ!

 

 生誕の儀があるね! だったら守ろうね! ん? ちょっと待てよ! 実はここじゃね? となって防衛に向かうことになったよ!

まあロナート様イベントが正史通りに行ってないので私がそこはかとなく誘導した部分はあるけど、まま、そこはそれや(圧倒的無責任)

 

 途中ヒューベルトやエガちゃんに絡まれた(表現よ)がそこはそこ、受け流したよ!

 

 接触頻度がまた増えてきたけど、私は折れない!(くっころ並感)

 

 あとセテスにも絡まれたよ! 今回はフレンを連れ出すことは許さんぞ、といつもの4倍以上の般若で。

ただ今回は、という辺り、ある程度認めてくれているのでは? と嬉しくなったよ!

 

 さて、ここからが本題。

まあ、展開こそ予定通りだったよ!

 ベレスと青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)、そして同伴した(おまけ)

 

だがここで違った展開が発生した。

 

 あの野郎(死神騎士)だ。

 

あの野郎、何を血迷ったか、原作とは違う展開にしやがった!

 

 原作なら、いや、俺雑魚の相手しないし、とか言っていたくせに、言っていたくせにぃぃぃぃぃぃ!! こっちに突っ込んできやがったぁぁぁぁl!!!

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!゛!゛!゛(ビーバー並発狂)

 

 私にはぁぁぁぁ!! 魔術の才能なんてぇぇぇ!! 無いのにィィィィ!!

 

 聞こえたよ! あいつ、突っ込んでくる直前に

 

ほぉ、貴様……良いぞ、その力…!…俺と、死合え…!

 

 とかいう原作にない台詞ぅぅぅぅ!!

  

 もうね、あっという間だったよ!

気がついたら眼の前まで来てたし!

 

 もうそこからはこっちも必死!

ベレスやディミトリ達に怒号と言えるレベルで、こっちは任せてさっさと行け! と言っちゃったよ!

 

 そこからはもう殴り合いよ!

 

 何回もクソ重い斬撃を受け止めては流し、仕返しとばかりに斬り返して防がれて…もうアホかと思ったね!!(身を焦がすストレス)

 

なぁにが、貴様…良いぞ…、だよ!

 

 お前姉想いの良い人だし好きなキャラの一人だけどこの瞬間めちゃくちゃ好感度落ちたわ!(理不尽)

 

 もう必死も必死。

 

 殺り合いが長引くほどあいつガンガン調子乗っていくし!!

死合いの最中でも

 

 良いぞ…もっとだ…!

 

とか

 

 もっと俺を愉しませろ…!

 

とか言ってたし!

 脳内で死線とか聖戦の系譜の危機とかがまるで喫茶店のBGMの如く流れたわ!! 文字通り死線だったわ!!

 

 私にはアグストリアの動乱とかのBGMがお似合いなんだって!!

なんでそんなやばい目にあってんのよ私!!

 

 キェぇぇぇぇぇっぇぇ!!(止まらぬストレス値上昇)

 

 ま、まあそれでもなんとか耐えしのいで撤退させることが出来たので、良かったよ(放心)

ま、真面目にベレス達がもう少し遅かったらと思うとゾッとする…。

 

 ただ去り際の

 

貴様…覚えたぞ…

 

 だけは是非とも忘れたい。忘れさせて(刻み込まれたトラウマ)

 

 その後は私含め全員無事に帰還したよ。

あ、もちろんベレス先生のかっちょいい覚醒シーンは見たよ! 抱いて!(直球)

 

 帰還後は報告とか済ませて私は先にお部屋に帰ったよ。わたしおうちかえる(精神摩耗による幼児退行)

 

 ただメルセデスが私に何か聞きたそうだったけど…うん、すまんね。エミールのことだよね? でもね、それよりも私は寝たいの、という訳で早々に撤退したよ。

 

 くそ…今節こそは平和に過ごせると思っていたのに…散々だった。

 

 そして私は今日も、フレンちゃんとエガちゃん(!?)と一緒にお茶会をして過ごすのであった。

 

 

あれ? 待ってエーデルガルトさん、どうしてここにいるんです? え? 見かけたから? いやでも貴女皇女だし忙しいのでは? 

問題ない? あ、そうですか…え? この紅茶おいしいでしょって? あ、はい。そうですね。

あ、このお菓子も美味しい…え? フレンちゃん? 何故そんな可愛くおこなんですか?

え? こっちも美味しい? あ、はい…あ、これも美味しい。

え? こっちも良いわよ? あ、はい、ども…

 

 

あれぇ…? お茶会ってこう、ピリつくようなものだったかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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私兵団5人衆が一人・バルさん(バルタザール)

そういえばこいつ(アルディア)の私兵団なにしてんだろうね?


 

 

 

 なんだシェズ。あぁ? アルディアとの出会いってどんな感じだったって?

 

 あー…まあそんな聞かれるほどおかしな出会いじゃないぜ?

 

 普通に突然アビスに来て、突然俺ら灰狼の学級(ヴォルフクラッセ)を指差すと

 

 君達全員今日から私の私兵ね!

 

 とか言われて気がついたら雇われてたってだけのことよ。

 

 ああ? よくいきなりなのに受け入れたなって?

そりゃまあ俺らもいきなりのことで意味も分かんねぇからよ、んなこと出来るか! て反論したぜ?

 特にユーリスのやつなんかは噛みつきまくりだったぜ。

 

 それでも、話は通してあるからでぇじょうぶだ! とか抜かして、じゃあ明日からよろしくぅ! って憎たらしいほど元気に帰っていきやがったよ。

もうそっからは電光石火の如く、って感じであれよあれよと使われる毎日さ。

 息つく暇もねえよ。

 

 訓練はどうかって?

 

…あれを訓練って言って良いのか俺には分からねえよ。

 

 いやな? セイロス騎士団とかが当たり前だけど日々訓練しているのは知ってるぜ?  

それこそ日々槍振って剣振って研究して…ってよ、やってるのは分かってんだぜ?

 

 だからよ、俺はあれを訓練なんて生易しい言葉で示して良いのか分かんねぇんだよ…。

 

 あいつ鬼だろ。

何だよあの普段見せる姿とはかけ離れたおっそろしいギャップ!

 

 ただ拳をまっすぐ突くことですら少し軸がずれると

 

あ、今ので君死んだからやり直しね。

 

 これだぜ? 阿呆かよ…

少しでもダレてくると首筋に笑顔で剣先付きつけるんだからたまったもんじゃねぇよ。

 

 一度な、俺ら全員で仕返ししてやろうって勝負ふっかけたんだよ。

そしたらあいつ、なんて言ったと思うよ。

 

 ふむ、では時間が惜しいので4人全員でどうぞ?

 

って澄ました顔で言いやがったんだよ。

 そりゃ俺もユーリスもハピもコンスタンツェもむッと来てなぁ…なら言われた通りやってやるよ! って感じで突っ込んだんだが…まぁ結果はボッコボコにノサれちまったってわけよ。

 

 俺達だって伊達に生きてきたわけじゃねえんだぜ?

俺もユーリスもコンスタンツェもハピも優秀な奴らだ。

 正直そこいらのちょっと強い程度の奴らに負けることなんて無いって思ってたんだぜ?

 

だが結果は今も言ったとおりだったよ。

 見るも無惨な敗北ってやつさ。

 

 ユーリスもハピもコンスタンツェも俺も、まるで道端に捨てられたゴミみたいに息が上がったまま転がされてたよ。

 

 良い筋してるよ! 動きが良いねチョモランマ!

 

 とかなんか意味の分かんねぇことをこっちの気持ちも知らずに言ってたぜあいつ。

 何だよチョモランマって。

 

 まあそこからだな。あいつの…アルディアへの見方が変わったのは。

上に上がいるって事を知った俺はそれこそ毎日のように挑んだぜ? 

 まあ途中から、しつこすぎるっての! って思いっきりぶっ飛ばされたけどな。

 これでも鍛えてたんだけどよ…あんな簡単にぶっ飛ばされるとは思わなかったぜ…。

 

 ユーリスの野郎もあいつらしくもないくらいに訓練するようになったしな。

ハピとコンスタンツェにはどういう訳か今までの苛烈さが鳴りを潜めたような訓練してたけど…ありゃなんでなんだろうな?

 それでも、いざという時のための短剣での護身術みたいなものを教えてたけどよ。

 

 あぁ? 今は離れる気は無いのかって?

 

 へへ、ここだけの話、『こっち』のほうが悪くなくてな。

出来高制みたいな部分もあるけど、良い払いだぜ?

 

 それによ、自分が強くなっていく感じがしてたまらねぇんだ。

 

 あ~…あとこれは秘密なんだが、どうもあいつ、こう…何ていうんだろうな。

何か目的があってそのために必死っていうのか? まあなんだ、そういうもんも感じてよ。ちょっとほっとけねぇんだよ。

 

 お、良いのか? 奢りたぁ良いねぇ!

 

 あ?先に上る? おう、おつかれさん!

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ…無茶だけはすんなよ、教官。

 

 

 

 

 

 

 

 




ヴォルフの先生とはどんな話したんですかね?


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私兵団5人衆が一人・ポンコツお嬢様、コンスタンツェ

今日はがんばって貴重な5人衆あげるんやで…


 

 

 

 まぁ、シェズさんではありませんか。

この私に何か御用かしら?

 

 あら? アルディアさんについて、ですか?

そうですわねぇ…一言で言うならば、無茶苦茶、かしら。

 

 あの狂人とも言える動き、訓練中でも見せる恐ろしいまでの殺気…まるで常人から離れた存在ですわね。

何よりあの筋力…あのバルタザールをも顔面を掴んで持ち上げたときなんて柄にもなく悲鳴をあげてしまいましたわ。

 

 訓練も貴女も知っての通り、苛烈極まりないものでしたから余計に恐ろしく感じましたわ。

聞いたところ、あの人は何処かの名家でもなければ特別な血を継ぐ人でもない…本当に、時々己の存在とは何のか考えてしまいますわ…。

 

 それもそうでしょ? あのバルタザールをですよ? 片手で、女性が! 持ち上げたのですのよ!?

まだブレーダッドの血を引くディミトリ様ならまだしも、特別な何かを持たない小貴族にも満たない貴族生まれの方がそれを成しているのです! そうなるのも致し方ありませんわ…。

 

 ただどういうわけか魔術系統の訓練のときだけこう、優しい、というものでもなく、なんと言えば良いのでしょうか…ぎこちない、というのでしょうか。普段の鳴りを潜めてしまいますが、あれは一体何なのでしょうか…。

 

 まあそれも短剣を使った緊急時の訓練に変わればあっという間に鬼の再来になるのですがね…ふふふ…。

 

 不思議といえば…凄まじい勢いで弓兵の訓練を押してくるのはどうしてなのでしょうか。あとメイジも。

それに集中力を鍛えるような訓練まで押してくるし…どういう意図があるのか少し気になりますわ。

 

 でも自分が強くなっていく実感はありますので、そこは感謝ですわ! おーっほっほっほっほ!!

 

 他にはないのかって? そうですわねぇ…あぁ、意外と気遣いが出来る、ということでしょうか。

わざわざ日傘を用意してくれたり、大きな麦わら帽子まで用意してくれたりしてくれましたわ!

 

 気遣いの出来る淑女とは、彼女のような方を言うのでしょうね。

 

 ですがそれらを抜きにしても、あの人に付いていって正解だと今では思っておりますわ。

あの人に付いていけば我がヌーヴェル家の再興も…いえ、なんでもございません。

 

 あぁ、そういえば一つ気になったのですが、あの人、いつお休みになられているのでしょう。

他の人に聞いたのですが、動いていない日がある方が珍しいなんて言われているそうですけど…え? 知らない? あら、そうですか。

 

 まあ良いですわ。いざとなれば私が! この! コンスタンツェ=フォン=ヌーヴェルが! 癒やして差し上げますわ!!

 

あら? それはやめておけ? どうしてですの!? この私が癒やすと言っているのですよ!? あ、こら、待ちなさい! 話を―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




そりゃだってお前…なぁ?


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私兵団5人衆が一人・ハピたん

…おう


 

 

 

 

 

 あ…やっほーシェズっち~。

お話したいって言うから来たよ。

 何の話するの? え? アルディアさんの話? いいよ~。

 

 どう思うって? 

う~ん…変わってるなぁ、かな。

 

 ハピ達って元々諸事情でアビスに居たわけじゃん? そんな人をいとも簡単に採用するのって変わってると思わない?

普通ならそれこそ曰く付きだから…て引いていくじゃん?

それにさ、話はつけてあるから、って言うけどさ、どうやってレア様やアルフさんと話をつけたんだろうね。

 

 でも今は良かったなぁって思うよ。

だって変に気も使われないし、訓練はともかく、それ以外の時はのんびり出来るし。

 

 でも時々思うんだ。

あの人って何処で生まれたのかなって。

 どういうことかって?

 

 だって時々聞いたことない言葉使うじゃん。

 

 えっと…なんだっけ? おしきゃらきたー、とか、だうなー系万歳、とか、ろうどうきじゅんほう? が存在しないとかないわー、とか。

なんかさ、あの人ってここじゃない別のところから来たんじゃないかって時々思うんだ。

 変かな?

 

 だってセイロス騎士団なのにセイロスや他の聖者を称えるわけでもないし、かといって信者でもないし。

このフォドラでセイロス教徒じゃない人なんて居ないって言われてるのにだよ?

 アドラステアはどうなのかって? う~ん…そう言われるとなんにも言えないけどさ。

 

 でもどうしてだろうね。そんな気がするんだ。

もしそうならどうするのか? そうだね…どんな場所か聞いてみたいね。

 お昼寝するところとかあるのかとか、どんな生活をしているのかとか…あとは変な人が居ないかとか。

 

 普段から一緒に行動したりするのか? ううん、そこまでないよ。

でも結構な頻度でこっち(アビス)に来てお話したり、お茶会したり訓練したりしてくれるよ。

 

 シェズっちはどうなの? え? 苛烈過ぎて死にそう? 大変だねぇ。

 

 仕事とかはどうか? うん、大丈夫だよ。

きつい条件とか付けれらた状態で仕事をさせられたりはするけど、今はそこまで苦じゃないよ。

 

 でも今でもしんどいのはやっぱり魔術無しで戦闘してこいっていう条件かなぁ。

コニーとハピって元々魔術が主体だったからさ、初めはすんごくしんどかったよ。今でもちょっとしんどいけど。

 

 でもいざという時は自分の体が自分を守る武器になるって言われたからね。

 

 でも魔術を使う訓練のときだけすごくぎこちないんだよね。あれって苦手だからかなぁ。

 

ふぁぁ…ん…ごめんね、そろそろ眠たいからお昼寝するね。

 

 うん。またね。

 

 

 

 

 アルディアさん…う~~ん…ディーアって名前がいいかな…それともリーディかな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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私兵団5人衆が一人・顔面兵器ユリたん(なお男)

後ひっとり、後ひっとり


 

 

 

 おう、シェズじゃねぇか。

なんだ? 俺にもアイツのことを聞きに来たのか?

 

 んな驚くなよ。それくらいならすぐに分かるもんさ。

他の連中にも聞いて回ってるんだろ?

 

 それで? 聞いてどうするんだ? 利用でもするのか?

はは、なんてな。冗談だよ冗談。

分かってるよ。あんたがそんな『くだらない』事をするために聞いて回ってるわけじゃないってことくらいな。

 

 で? 何が聞きたいんだ? 

印象?

 そうだなぁ…初めて会った時の印象はなんだこいつ、程度だったな。

いきなりアビスに来て、俺らを私兵にしたいって言われてそう思わねぇやつは居ねぇよ。

 ましてや初対面のやつにだぜ?

普通に考えれば頭のネジが外れてるか、それとも『目的』のためにそうしてるかって考えるわな。

 俺はもちろん後者を考えたよ。

 

 ネジが外れてるやつは雰囲気で分かるからな。

こいつはそっちじゃねぇな、って思ってよ。

 

 まあだからといってこっちも素直に、はい、って言うわけなかったけどな。

俺にもやることがあったし余計にな。

 

 まあそれでも結局こうなっちまってるけど。

理由は…まああいつから聞いてるだろうから言わねぇぞ。

 

 雇われてからどうかって?

あ~~…これといって不便を感じたことはないぜ?

 別に縛りがあるわけでもねぇしよ。

存外自由にやらせてもらってる。

 

 ただ訓練だけはマジで命がけなのは勘弁してほしいな。あれを訓練って言って良いのか甚だ疑問だが。

軸先とかどうやって見てんだよ。もっとトリッキーに動けとか、バカ正直に衝撃を受けるなとかさ。力で負けるなら流す技術を磨けとかさ。

 

 お、分かるか? まああんたも俺らと雇い主の雇われだもんな。知ってて当然か。

 

 疑問と言えばハピとかコンスタンツェとかとする魔術訓練のときだけ妙におとなしいというか、ぎこちないというか…あれはなんでだろうな。女だから…てわけではなさそうだけどよ。

 

 おっと話が逸れたな。

で、他には? 今はどうか?

 

 さっきも言ったけど悪くねえと思ってるよ。

自由だし、払いもいいし、訓練を除けばそれこそ他の貴族とかより断然好条件さ。

 

 俺の部下とかにもいい感じで仕事回してくれるし、大助かりさ。

 

 他にはって?

 

 他ねぇ…まあ色々あるけど、敢えて挙げるならあいつのあの行動力の原理はなんだ、ってとこだな。

あんたも思わねぇか?

 あの圧倒的な武力、知識、執念とも言える精神。

 

 元々噂はアビスにも来てたからな。

知ってるか? あいつ大の男を片手で掴んでぶん投げたりしたそうだぜ? 

うちんとこの筋力担当ですら持ち上げたんだぜ? どこのブレーダッドだよってな。

 

 あれで特殊な血統でもないんだかどうかしてるって思うがな。

 

 っと、また逸れたな。

 

 お前はどう思う? あいつのあの行動力。

何とも言えない? まあそうだろうな。俺もそんな感じだし。

 

 は~…こう、こっちだけ色んな何かを掴まれてるって嫌な感じだぜ。

 

 ん? なんだもう行くのか? そうか、じゃあな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルディア、ねぇ…あんた、一体何処から来たんだよ。ちっ、こっちだけなんにも分かんねぇって嫌な感じだぜ、ったく…もう少し深くまで突っ込んで―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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私兵団5人衆が一人・別時空の主人公、シェズ

シェズ好きです(谷間見せとかあかんて)

ここに5話くらい投稿する阿呆が居るらしい。馬鹿じゃねぇの?(嘲笑)


 

 

 

 

 疲れたわ…情報収集ってこんなに疲れるものだったかしら。

まあアルディアに関してだとそうなるのかもね。あの人、謎が多すぎるから。

 

 初めて会ったときだってそうだ。

レスターでギリギリの傭兵生活を営んでいるときにまるでこっちを知ってるような風体だったし。

 口調やこっちへの対応は初対面のそれだったけどね。

 

 本当、変な人の元へ雇われたものだわ。

金は良いし、訓練も苛烈だけど質は高い。

戦術知識も豊富で悩めばゆっくりと丁寧に教えてくれる。

 自分を高めるには本当にもってこいな環境だし、生きていく上でもこれほどの好条件は中々無いわね。

 

 だからこそ不可解な点が多い気もした。

まず彼女の名前。

 えっと確か…へブリディーズ=カースレーブだっけ?

 

 私達傭兵の情報の中でも聞いたことのない名前。

これだけの高待遇ならそれこそ皆すぐに噂するだろう。

なのに雇われるまで一度も聞いたことなかったのっておかしいと思わない?

 

 それにあの強さ。

力任せでもなく、かと言ってひ弱でもない動き。

 

 雇われてから何度も同じ戦場を駆けたことはあったけど、あの強さはまともとは言い難いわ。

攻撃の捌き方も対処の仕方も、どれをとっても一級品。

 本人は死ぬほど努力した、後悔はない、ってまるで空の向こうをも見る目で言ってたけど…あの歳で得られるものなのかしら。

 

 まあだけど、それでも構わないと思ってる自分が居るわ。

別にアルディアがどうであれ私自身強くなれるし。

 そこにあの人がどうこうなんて関係ないわ。

 

 ただ訓練を終えて尚追い打ちを掛けるように、じゃあ、追加で特別な稽古を付けてやるか、ってニッコリしながら言うのは止めてほしいわ。あれは素直にドン引きよ…

 

 本当に、彼女は何のためにあれだけの訓練をしているのかしらね…

結局これといった情報も無かったし…秘匿されてるって感じでもないし。

 

 今度よくひっついているフレンやエーデルガルト、ベレスとかに聞いてみようかしら。

 

……いや、やっぱり止めておこ。

なぜか知らないけど、ベレスは兎も角、フレンとかは自慢してきそうだし、エーデルガルトに関してはむしろ一緒にどうこうしよう、みたいな動きをしてきそうだわ。

 雇い主に無駄な迷惑を掛けないのも傭兵の心得よ。

それで評価も変わるから。うん、そうよ。きっとそう。

 

 あぁ、でも本当、どうなるのかしらね、私達。

私兵団と言えど、終わりが来る時はある。

 アルディアから聞いてる話だと、『しばらく』は暇させないって言ってたから本当に『しばらく』は安泰なのでしょうけど。

 

 その『しばらく』が終わった後にどういう事をするのか、はたまたどういった事が起きるのか。

気になると言えば気になる。

 

 はぁ…本当、変わった雇い主に雇われたものね…

 

 

 

あ…今日って訓練……あぁ…本当、地獄な雇い主に雇われたものね…今夜も体をボロボロにしながら寝ることになりそうだわ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




マジで死ぬほど努力した結果得た力なので疑っても意味がないよシェズちゃん


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えっと…指輪に破裂…お?これってちょっと余裕ある感じ?(フラグ)

あ、休みないなんでぇ…(´ε`;)ウーン…


おいおい、メインの破裂の槍のイベントが…


 

 

 

 ふへへへへ、今節もやってやったよアルディアちゃんだよぉぉ!★(歳考)

 

 前節が地獄だったのに今節は平和…じゃなぁぁあい!!(リキッド並感)

 

 今節は皆知っての通り、指輪、破裂の槍イベントがある節だよ!

なおベレスがファーガスにいる時点で槍の確保は確定…のはずなんだけど、わしのせいでそもそも泥棒されてないです(ニッコリ)

 むしろ他の部分への対応のほうが忙しかったよ。

 

 で、さっき言った泥棒されてない発言がどういうことかというと…事前にゴーティエへの話は付けてあったからだよ! 外回りって必要ね!

そしてもしマイクランが正史通り盗もうとした場合、私の方に連絡をくれるように伝えてあるよ。これぞ知っているからこその強み!(ドヤァ)

 

 で、話を戻すけど、結果から言うと私の方に連絡が来たよ!

ゴーティエ家の使いから表向きは『依頼』として盗みに失敗して逃走したマイクラン一味を討伐するよう話が来たよ!

 お陰でこっちは実践訓練も兼ねて私兵団を使えるし、何ならお金も入るよ!(ゲス)

 

 さらにさらに! ここでもう一つ特典があったよ!

ゴーティエの方からは

 

 息子が自身の意思で犯した罪だ。こちらは関与しない。

 

とい~わ~れ~た~の~で~…

 

 賊諸共捕獲してやったよ(強者の面構え)

ぶん殴って気絶させて、ふん締まって、全員捕獲した!

 なおぶん殴ったときに結構豪快に吹き飛ばしたのはおばちゃんの秘密。

 

 それにしても中々に厳しい父親だなあの人も。無双ではあんなに友人思いなのにねぇ。

スレンへの対応もあるし、シルヴァンがいるから廃嫡っていうのもなぁ…事情を見ると分からなくもないが極論すぎん…?

これもまた紋章のせいか…まあでも、今回のこちらの好きにしろっていうのはある意味『親としての感情』もあったのかもね。

 正史通りなら死ぬし。

  

 ゴーティエの方からは事前に警告してくれたおかげで助かったということで謝礼として破格の達成金を頂いた。

お金の行方? 全部私の懐へ。

 あ、これは別にやましい意味ではないよ? ただ単純に私兵団として動く場合に使う可能性があるので貯めているだけだよ。

尚当たり前だけど今回動いてくれたメンバーには当然支払いは済ませてるよ!

 ブラックなんて認めんぞ!(金剛石の意思)

 

 で、捕獲したマイクラン一味だけど、まあ最初こそ反抗してきたよ! でもそこはそこ、私なりに『お小言』を言って説得したら渋々納得して私兵団の仲間入りしたよ!

なおその時に私兵団のオリジナルファイブのメンバーは、あんたって人は…て感じで呆れてたけど、知った事か! 居て損はなし!

 それに彼もまたくっだらねぇ紋章だ貴族だの犠牲者だ。元社畜として見捨てる気なんざ無いね! ぺっ!

 

 そうだ。ついでに私の私兵団の資金源とかどうなってるの? と気になる方も居ると思うのでお教えしておきますと…父と母がちょっとやんちゃ(海外輸入輸出)しているから助かってるのです。

あ、やんちゃって言ってもそれは『今の』フォドラからみたら裏なだけで、実際は違法な売買はしてないよ。

 売っている品物も正当な価格だし、アドラステアで私の家を知るごく少数の人達からは平民とか問わずに大人気だよ!

 父いわく

 

 外の大陸から得られる物資、知恵はどれも新鮮なものだ。それを得ずして進歩なし。

 

 とのこと。

 

 バレないようにするのは結構たいへんらしいけどね。

今のフォドラ、まあレアさんとかにバレたらやばいのは明白だしね。仕方ないね。

 

 そしてそういった場に来る人って、皆今の鎖国的なフォドラを知っていて、現状を憂いている方々なのね。ようは周囲から浮いていたり違ったりしているわけよ。

で、そういう方々から依頼がこっちに来るように両親が取り計らってくれているんよ。

 なので私兵団への仕事は表立った(普通の依頼な)部分と、変わった(現状大手を振れない)部分から得ているのでめちゃくちゃ潤ってるのです。

 なおどっちが良いお値段かは…語る必要ないね。

 父上母上様々です。本当、一生頭が上がんないよ。

 

 ていうか良くあれだけ派手にアンダーでやってんのによくバレねぇなウチに両親とか関係者の方々。

化け物か…?(無礼極まりない)

 

 なお今私が所有する私兵団の頭はユーリスに張らしているよ。あの子にはそういった経営部分の勉学も必要だと思うし。

バルタザールは論外だし、ハピはちょっとのんびりしている部分があるから合ってないし、コンスタンツェはどんくさいので(辛辣)

 

 将来ユーリスには私兵団を率いてくれるほどになってもらわないといかんしのぅ。

戦後を想定した生き残る為のサバイバル能力を構築させないとね!(暗黒微笑)

最終的な決定権は私にあるけど大半は勝手にやらせてるよ。もちろん愚策な決定をした時は『お話』してるよ(ニッコリ)

 

 後は例の指輪イベントと夜のエガちゃんイベント。

 

 指輪の方はベレスとベレト分あるとかいうなんてご都合主義な展開。

うっそだろお前!

 ただ受け取ったということはベレトスブラザーズから聞いたので誰かとペアエンドの可能性ありということだ…ふふ、妄想が滾る…!(オタク全開)

 

 後は…夜の散策してるところにエガちゃんイベントに遭遇。

あれだ、ベレトスがボケるワンシーンがある例の夜這いイベント。

 

 正直後をプランBで考えるならスルー推奨なんだけど…まあそこまで冷徹になれないのが私でして…つい話をしに行ってしまったよ。

苦しんでる子を見捨てるほど落ちていない(確信)

 

 まあ大体の話は原作通り。

違う点と言えば寝れるように膝を貸してあげたことくらいだろう。

 

 仕方ないねん! あんなエガちゃん知ってたらやってまうやろ!?

俺は悪くねぇ! 俺は悪くねぇ!

 

 初めこそ顔面真っ赤でプライドが勝ってたけど、ほれほれ~、どうよ~? ってな感じで煽ったら大人しく寝てくれたよ!

お陰で可愛い寝顔と膝の痺れを得られたけどね!

 お膝プルプルよ…

 

 将来美女確定な幼さもちょっと残っている美顔を見ていると本当FEの世界ってやばめなのな(今更)

 

は~…これからもFE出る度にこんなことになるんか…大変やなぁ皆(他人事)

 

 とりあえず、今節はこれで終わりや。うち平和wwwぷwwwwクスクス…あ、フレンちゃん? 

どうしたの? そんなに可愛らしくほっぺを膨らませて。え? 膝枕? な、なんのことかな? ちょっとよくわからないです。

あ、まって、だめだって! お膝プルプルになるからだめだって! あれ? シェズてめぇ! 見て苦笑い浮かべるなら止めろぉい!! あ、まって行かないで! いや、やめて、いやぁぁぁぁぁ――――――

 

 

 

 

 

 

 お膝プルップルやでぇ……

 

 

 



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みんなの評価・フレンちゃん



セテスブロックの原因になってるあの子


 

 

 

 

 

 初めてお会いした時、面白い方、と思いました。

元から修道院内でも無茶をする人として有名でしたから。

 

 人を片手で投げ飛ばす

 暇があれば訓練をする

 よく遠出して自由に過ごす風雲児

 

 ふふ、今でも思い出すだけで面白くて笑ってしまいそうです。

 

 そして気がつけばあの人は騎士団になっていて、私を良く外へ連れ出してくれて…本当に楽しくて楽しくて。

 外で食べたお弁当は美味しかったですし、お昼寝も大変気持ちよく心地よかったですわ。

ですがお父様から目を付けられているようでよく怒られています。

 でもそんな場面ですら思わずクスッとしてしまいますわ。

 ふふ、こんなこと言ったらアルディアさん、拗ねてしまいますね。

 

 ただ不満もあるのです。

 

 エーデルガルトさんです。

 

 最近良くアルディアさんとお茶会をしているではありませんか。

ええ、分かっていますわ。アルディアさんにはアルディアさんのご交友があるということを。

 

 ですが、それでもこう、モヤっとするのです。

まるでお気に入りの何かを取られたように。

 全く…もう少し私への対応を良くしてくださってもいいと思うのですわ。

 

 ですが…そんな人ですら気がつけば過去の方になってしまうのでしょうね。

私もレア様もお父様も…永い時を生きていく存在。

 

 そんな存在があの人と一緒に過ごせる時間なんて…。

 

 あぁ、だめですわ。いけませんフレン。アルディアさんが言っていたでしょ? ぽじてぃぶしんきんぐ大事絶対、と。

短いからこそ、よりあの方との時間を大切にしなければなりませんわ。

 

 ふふ、でもこれもあの人とお会いしていなければ感じることの出来なかったもの。

大切にしないといけませんわね。

 

 ですがもう一つ不満があるんですの。

お父様です。

 

 もう、お父様ったら酷いんですのよ?

遠出する度に私もついていく、私もついていく、ってしつこくて。

 無理やり遠出すれば門の前でウロウロと心配そうにお待ちになっていて…。

門番さんも苦笑いを浮かべていましたわ。

 

 全く、そろそろ子離れをして欲しいものです。

 

 そういえばアルディアさんも言っていましたわね。

子離れ出来ないと子供が育たないって。

 

 これは一度お父様に言うべきかしら…言うべきね!

今度アルディアさんと一緒にお会いしたときに言ってみましょう!

 

 ………アルディアさん。

時折貴女が浮かべるあの顔、私、あまり好きではありませんのよ?

 

 昔見た、覚悟を決めて戦いに赴いた方々と同じような、真っ直ぐな表情。

何人たりとも壊させない程硬い意思…私、貴女のそれは嫌いですの。

 

 一体何を為さる気なの?

 

無茶だけは…無茶だけはしないでくださいませ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どれだけ曇らせるんですかねぇ(震え声)


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ファッキン野郎がこの野郎…

前回の指輪イベント、本来なら先のはずなんだが…どうして貰ってるんだろうね?(フラグ)
アルディアさん、オタク思考前回のせいで忘れている模様。


そういえば毎回わしのクソ誤字を発見してくれているようでありがたいのですが、あれって適応押すだけでいいですかね?




 

 

 

 

 

 

 ガァァァァァァッデェェェェェェェム!!!

 アルディアじゃい!!! やらかしたぁぁぁぁぁぁぁ!!!(日本へっ並絶叫)

 

 今思い出してもイラってするぞクソ野郎ぉぉ!! くっそ! ファック!!

今節、私は盛大にガバをした。

 何かって? フレンちゃん誘拐イベントだよ! 

 今節は角弓の節だよ!

 

 警戒はしてたんだ! 警戒はね!

でもやられた! 

 トマシュ!! やはり殺しておくべきだった!!(雷電並殺意)

 

 今節は忙しさもある程度緩和されている中、私は他に手を打つためにどうするべきか考えていたときだ。

あいつ(トマシュ)が来た。

 

 何の話かと思って聞けば賊討伐の依頼だった。

もちろん私は内心では警戒していたので受けるべきか正直悩んだよ。

 だが資金は必要だと思い、私兵団を使って受けようと考えていたがあの野郎、敵の数も多いらしいからと言ってきやがった。

 

 正直ここでゴリ推しても良かったんだ。

別にちょっと多い程度で負けるほどうちの私兵団は弱くないし、それこそ私まで出ることになればレアさん辺りから連絡が来るだろうって。

 

 ただ私が今いるここはゲームと違ってリアル戦場。

油断すれば一撃で死ぬし、腕も飛んでいくし首も飛ぶ。

 何度もそれを見てきた。

 

 だから嫌ではあったが受けてさっさと片付けようと考えた。

ここからが問題だった。

 

 向かった先。ギリギリレスターに入るかってところにあった小さな洞窟。

そこに入るとまあ、あいつが言ってた通り賊が居た。

 人数は正直私居るのか? 程度の量だった。それこそハピとバルタザールとシェズと私兵小隊辺りを送り込めばいけるんじゃね? て感じ。

 

 だけどここで流れが変わったよ!

 

 出てきたよ! やみうごご! 賊と一緒に!

これだけならまだ良かった! いや本当に!

 

 追い打ちを掛けるように見た目痴女(クロニエ)が出てきたよ!

めちゃくちゃキレてた!

 もうバチクソに!

 

 私に対して

 

 お前のせいで計画がパァよ! 殺してやる!!

 

 って。

原因がアレだってすぐに分かったよ。

 

 モ  ニ  カ  た  ん!

 

 本来なら死んでるからね! そらキレるわ!

 

 まあそこからは大乱闘状態。

魔獣出してくるわ賊出てくるわまた魔獣出てくるわで、ヒッチャカメッチャカ。

 全員来ててよかったレベルで荒れに荒れたよ。

 

 どうにかして退けて、クロニエを撤退させたけど、ここでさらなる問題が発生。

帰還後、誘拐事件、起きてましたよ!

 

 さらに追い打ちがここで発生。

俺のバトルフェイズ(ツケの支払い)は終了してないぜ!

 

 まずタイミングが悪かったことで疑われた。

 

 私があいつの仕事を受けてささっと出撃した時、なんとフレンの誘拐が発生したそうだ。

 

 仕事を貰って受けていたと弁明したけど受け入れられず。

ならトマシュに聞いてくれと言ってもトマシュは、は? 知らんし、といった対応。

 ならば門番に、と言いたかったが出るところを見られただけでは意味がないのでやめた。

 

 あ の く そ や ろ う

 

 ボイスレコーダーさえあれば…(血涙)

 

 肝心のセテスもフレンちゃんが消えたことで冷静さが低下しているせいか、私への疑惑晴れず。

結果レアさんから

 

 遠出の禁止

 私兵団解体

 しばらく自宅謹慎

 

 とえげつねぇ罰が落とされた。

 

うっそだろお前…(絶望)

 

 割りと今まで人のために奉仕しているという名目で黙認されてきたが、ここでツケの代償を支払うことになるなんて…

うまいこと街で流れている噂を利用されたというわけだ。

 ましてや私自身、昼夜問わず出ることが多かったから余計にだろう。

 

 トマシュの野郎…

 

 こうして私の軟禁が決定した。

 

 で、うわぁ…と内心放心しつつ、どうするか考えながら数日過ごしているとベレトが来たよ。

なんとびっくり、原作通りイエリッツァの部屋を発見してそこに突入するから私の冤罪を消すために行こうということだった。

 

 正直ここでついていってもついていかなくても解決すれば罪状はなかったことにされそうだが、死神騎士の事を考えるとついていくべきと判断し、ついていったよ!

ていうかベレトまで居るなら私いらないよね? と思ったのは忘れておくこと。

 

 で、地下に向かえば案の定、原作通りでした!

 

 あ、その時の私、体震えてたよ! トラウマァァァ!!(一度目の死神騎士戦の記憶)

 

 まあその後は血なまぐさい意味でどんちゃん騒ぎ!

今回の死神騎士は天帝の剣を持ったベレスに意識が向いたのか、そっちに凸。

 

 耐えてくれている間にベレトと私と生徒達でガンガン前進。

結果救助出来たよ!

 

 なおちゃんと原作通り炎帝は出てきたよ!

エガちゃんだというのは当然言わないでおくこととする。

 

 とりあえず救援出来たこと、そして真犯人が見つかったということで無罪放免ということになり、私兵団の解体などが撤回された。

が、流石にセイロス騎士団としてもう少し自覚を持ってほしいと、無闇矢鱈な遠出は控えるように言われた。

 

 くぅ…次回なにかやらかしたら今度こそ潰される可能性があるゾイ…

 

 割りと上手く行ってたから油断してたよ…反省せねば。

 

 とりあえず、今節はこんな感じでちょっと嵌められたので少し警戒するようになったよ。

 

 

 

トマシュの野郎…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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おばちゃんの生態系・ステ―タス編辛辣仕様

明日から仕事やん! いやや! うち行きとうない!!(白目)


ゲーム仕様でキャラ性能書こうとするとべらぼうに難しいって思った(小並感)


 

 

 

初期値

 

兵種ソードマスター

 

加入レベル10

 

HP38  力35

 

魔力1  技25

 

速さ26 幸運11

 

守備14 魔防1

 

魅力29 移動6

 

 

上限値

 

レベル99

 

HP98 力90

 

魔力2 技79

 

速さ88幸運36

 

守備15 魔防3

 

魅力79  

 

 

 

 

技能レベル

 

剣術A+ 槍術B+

 

斧術B+ 弓術B+

 

格闘術A 

 

理学E(☓) 信仰E(☓)

 

指揮B+ 重装D(☆)

 

馬術C+ 飛行C+

 

 

 

 

スキル詳細

 

紋章―

 

個人・そんなの関係ない   (敵の戦闘時に発生するスキル効果を完全カット)

   わが道を行くオタク  (上記の効果+移動力が2上昇)

   鬼の指導       (指導・訓練時のやる気の低下が大きくなるが参加者全員の成功率と成功時の技能経験値が増える)

 

 

カスタマイズ

 

剣術Lv5

槍術Lv4

格闘Lv4

 

 

 

取得スキル

 

重装・才能開花 皆様絶対死守☆ (自身から5マス以内の味方・同盟ユニットの防御を+5し、敵からのヘイトを一身に集める)

 

 

習得戦技

 

 

初期・風薙ぎ

初期・秘剣

初期・剣の舞

初期・手加減

 

 

支援レベル

 

全員???

 

 

 

 

 

 

総評

 

初期加入時から前線で暴れさせることが出来るやべえやつ。

物理面においても申し分なく、個人スキルのそんなの関係ない、の効果で相手のステータス上昇などをカットできるので前線に居させない理由がない。

また訓練や指導に入れるだけでも効果があるので使い所さんがたくさんある。これぞ社畜。

ルナティックにおいてもそんなの関係ないの効果と高い能力で前線を貼れる。

また重装の才能開花で得られる皆様絶対死守☆は常時ヘイトを集めるだけでなく、範囲に居る味方全員に守備+5なので固まって行動する際には使える。

 

が、一方で弱点も存在しており挙げていくと

 

・生徒ではないのでレベルアップ時の能力上昇が確定ではない

・戦技が初期以外一切習得しない

・鬼の指導の効果はあくまで武術関連のみで魔法関連の信仰、理学では逆に疲れが増すだけ

・魔法関連の能力が壊滅

・必殺事故が最も起きやすい

・一部のクラスへの変更がしにくい

 

などが挙げられる。

 

特に魔法関連の能力、幸運の能力値に関しては絶望的で魔防・魔力は全FE作品の中で過去一レベルで低くクラスチェンジしても基準値まで上がらないという徹底した才能の無さ。幸運もディミトリを抜く低さ。

 

ルナティックでは皆様絶対死守☆のヘイト効果や相手の能力も上がるので下手に魔法使い系統に絡まれると必殺からの即死なんてこともありうる。

幸い速さは高いのでそれを利用してなんとかするしかない。

また生徒ではないのでレベルアップ時の最低保証が存在せず、厳選せずに適当に育てると魔法使いがトラウマレベルで苦手なアルディアが完成してしまうので使い込む際はしっかりと厳選することをおすすめする。

 

とどめが信仰、理学が低く、さらに苦手を通り越した苦手という始末。

その為一部のクラスは合格以前に、そもそも受けていいのか悩むラインも存在する。

ライブは駄菓子のおまけ程度。

 

全体的に見ればピーキーといえるユニット。

育て方と使い所さえ間違えないければ十分強キャラ。

 

 

 

 

 



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準出禁状態で暇かと思えばこの野郎…(既視感)

そういえば聖戦の系譜のBGMをオーケストラカバーしてる海外ニキ居るの知ってる?
結構ええ感じやったで(^^)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はぁい、アルディアだでな~。

 

 今節はグロンダーズ鷲獅子戦だったよー。

 ディミトリとかと絡む機会が多かったよー。

 生徒と絡む機会多かったよー。

 

全部トマシュのせい。

 

 前節のアイツのせいでこちとら控えろなんて言われちまったせいで生徒と絡む機会が増えたよこんちきしょう。

いや、まあね? 美男美女を拝めるって意味ではもうオタク並思考でヒャッハーなんだがこちとら三国血で血を洗う大戦を是が非でも止めたくてここに居るんよ。

 なおここに生まれてくるなんて想像はしていなかった模様。

 

 お陰で予定より手回しの時間が大きく遅れてるんよね。

私兵団も現状有能なのが5人でその内4人が一応生徒状態だからどうしようもないんよ。

 下手に出すと前節もあるから普通に怒られる。

本当、どれだけ黙認されてきてたのかってね(白目)

 

 とは言えそれで手をまごまごしているわけにもいかんのでここで手段を変えたよ!

 

 と言っても何も特別変わったことをしたわけではないよ?

アンナに郵便局してもらってるだけだから(ゲス顔)

 

 これのせいでベレス達がアイテムを買う機会が減るかもだが…まま、そこは気合で。

 

 一応前々からこれは依頼してみるべきか考えていたんだけど余裕があったからね…前節の影響もあり、アンナに頼むことになったよ。

まあアンナの行商の向き次第で行ける範囲も変わるからかなりランダム性が強いけど、無いよりはマシ。ただ別の通信手段とか外出手段を考えないといけないのは間違いないけど。

 

 というわけで…今節はグロンダーズ鷲獅子戦までの流れをさくっと言ってみるよ!

 

 まずベレトスブラザーズ。

どういうわけか遭遇率が増えた。

ベレスはともかくベレトまで遭遇することが増えたのは何故なのか、我々は(ry

 

 いや本当に。

前から少ないわけでもなかったのだが前節のあれ以降増えたよ。

 やはり心配掛けすぎたか…昔から知るよしみだからなぁ…悪いことしたと思う。

 

 ただジェラルト、どうしてお前は、ま、頑張れよ、と面白いものを見たように私の肩を叩くのかぜひとも問いただしたい。

あれは大丈夫かこれは大丈夫か、一緒に釣りしよう料理しようと色んなお誘いが多い。

 何がベレトスブラザーズをそこまで駆り立てるのか、私には分からない。

 

 次にディミトリ。

 

 まあなんというか人生相談? みたいな。

民を守るのは上に立つものの絶対的義務ではないのか? とか王とはどうあるべきなのか、とか色々とお話したよ。

 お話した感想ですが、いけめn、じゃなかった、かなりのリアリスト思考で色々とアドバイスしておいた。

王であろうがなかろうが、守れる幅なんて知れてるしね(おまいう)

 

 あとは例のダスカーの悲劇に関する話がちらっと。

死んだ者たちの無念を、とかなんとか。

 

 まあこれもかなり厳しめにアドバイスしておいた。

復讐の鬼に堕ちる息子なんて誰も望まんだろう。まともであれば。

 

 後はまあ大体の生徒とは絡んだね。なおこっちから絡みに行ったのはベルナデッタ。

甘言と甘いお菓子で釣り申した。

 まあ釣ったと言っても前々から交流があったおかげで『まだ』大人しく出てきてくれたよ!

 もちろんお茶会でした。

 

 後はまあクロードとかも絡んだね。

主な話題は外交系。

 クロードも野望とは別に外との交流は必要だって言ってたから、かなり意気投合したよ!

後は現状のフォドラをどう思うか、的なこともお話したよ。

 

 エガちゃんとフレンちゃん?

勝手に向こうからくる。ていうか来た。

 

 前回の件もあってか、おt、お兄様の理不尽に巻き込まれた私をえらく気にかけていたよ。

あと膝枕を自然にするのはやめなさい。

 尊死するから(3回)

 

 エガちゃんの方は普段と代わり映えしないが…妙にこちらを見つめてくることが多くなった。

見た感じ色恋、の方ではなさそう。今は。

 エガちゃん、両方行けるからこわい…フレンちゃんはあれだ、お姉ちゃん的な感じだろう。

 

 あれ? でも年齢的に…いや、やめておこう。

 

 他の生徒は大体が世間話だったり訓練だったりお茶会だったりと、まあ平和に交流したよ!

メルセデスのお菓子はやばかった。うますぎる。

 

 太る前に運動しなきゃ(使命感)

 

 さて、こんなに平和に交流できてるならほな平和に鷲獅子戦見れたんだよなぁ? で済んだと思ってます?

甘い、甘いぞ! この世界、そんなに甘くなかった!

 

 まあ問題とは結構な頻度で起こっていましてね。

 

 まずはトマシュ。

アレ以来えらくこちらを見る機会が増えた。

 これは断言できるが完全に監視している。

 

 前回のあいつからの依頼。

 

 あの一件でこっちがあいつを警戒していることも完全にバレてるせいで隙が減ったよ。

まあ現状こちらからも手出しは出来ないのである意味膠着…いや、ここの在籍が表向き私より長い分私のほうが不利と言える。ガッデム!!

 

 誰か空からA-10サンダーボルトとかで無誘導爆撃してくんないかなぁ…トマシュにピンポイントで(時代錯誤)

 

 次の問題。

 両親からの手紙で書いてあったけど、商売の雲行きというか流れがおかしくなってきている感じがしているそうだ。

どうもアドラステア内で動きがあるらしく、規制と言うかそういったものが厳しくなっているらしい。

 

 完全にアランデル公のせいですありがとうございましたファッキン野郎。

 

 今のところ大丈夫そうだが最悪アドラステア国内から離れることも検討しているそうだ。

娘としては無茶しないでほしいものである。

 

 次の問題。

 これも父からの情報でファーガス国内がきな臭いらしい。

 無双だととうの昔にディミトリの伯父上が問題起こしてたし、原作のほうだとそもそも戦争の勃発自体が少し先のはずだからそんな中途半端に起きるなんてことはないと思うんだが…これも私の影響かもしれない。

 少なくとも楽観視して良いものではないのは事実だ。これからもファーガスの動向は注視するべきだろうね。

 

 最後の問題。

 まあこれは問題というか、完全に敵対の意思を向けられたと言うべきだろうが…闇討ちされた。

グロンダーズの鷲獅子戦の数日前に。寝静まってるところを襲われた。

 幸いあのトマシュ野郎が監視してきているということで気が張っていたこともありすぐに対処できたので難は逃れた。

よくもまあこんな堅牢なガルグ=マク内に侵入してきたもんだよ、と内心呆れたけど。

 

 お陰で疲れが取れにくいのなんの。勘弁してくれよぉ、頼むよぉ(白目)

 

 そのせいでベレトスブラザーズには今日は貴女と寝ると言われるし、エガちゃんも私の部屋にとか言い出すしで大変だったわ、私兵団からも大修道院から一度離れるべきでは、なんて言われる始末だわで大忙し。

 結局シェズとベレトスブラザーズと寝ることになったよ。

 

 美男美女に囲まれて違う意味で寝れんかった(幸せ顔)

 

 まあその日からちょっと警備がきつくなった。

 

 暇になるかなぁなんて思った今節飛竜の節だったけど、全くそうならんかった…おいおい、こんな調子で来節大丈夫私?

あーーーー…やんなりそうだ(げんなり顔)

 

 とりあえずフレンちゃんを抱きしめて癒やされてきます(中毒者)

 

あ~~~~フレンちゃん癒されるぅぅぅ…あ、セテス! なんだ! フレンちゃんならあげません!!! は? 元から私のではない? いいえ、この子は私のです。あ、フレンちゃん? 冗談よ? 冗談。

頬をそんな赤くしないでくださらない? いけませんよ! そんな顔してはセテスが、あ、セテスさん? そんな腕を掴まなくてもよいではありませんか? ほら、暴力って良くないと、あ、ちょっと、お待ちになって下さい!? ちょっ、はな、はなせぇぇぇ! お話? いや必要ない! 必要ないから、やめ、やm――――




アルディアさん、本来の指輪イベント忘れてるよ!


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おん? そんな展開聞いてない

書きたいときに書かないと書き癖って消えそう(小並感)




 

 

 

 

 

 うっす、アルディアよ。

 

ちょ~っと今節(赤狼の節)はまずい事だらけだったよ。

 

 まず正史通りのルミール村イベント。

これは説明要らずだよね。

 村人が暴走したことによって慌ただしくなってきたよ。

 

 ただ一つ違う流れが発生した。

 

 別の村でも同じ事態が発生した。

こっちは規模が小さかったので派遣された騎士団で対応し終えたようだけど…。

 

 原作ではこんな展開は無かったんだけどな…ちょっと違う展開が来てて怖い。

 

 ただその後の流れは原作通りになったよ。

 

でも前世からの経験上、予想からずれる展開になる時って大体どこかで大きなガバやミスに繋がることが多いんだよね。

 アドラステア内での不穏な動きもそうだし。

とりあえず知り合いの情報屋やアンナからの情報を待とうということになった。

 

 これが事前知識を持ってるが故の弱点ってところだろう。

ちょっとした変化に対応できない。痛い展開だ

 

  次に原作通りアランデル公がガルグ=マクにご登場。

こっちが警戒していることはバレてるからか、初対面で挨拶を交わしたのに空気がピリ付いていたよ。

 表面上はものすごく穏やかだったのにね。

 

 お前を(必ず)殺す…

 

 反対にトマシュが留守になり始めた。

原作通りの流れならルミール村で会うことになるんだろう。

 

 お前も(必ず)殺す…

 

 次にまずいこと…まあこれは私が馬鹿にも脳内オタク畑にしたせいで忘れてたんだけど…

指輪をもらうのってまだだったよね

 

 

………アイエェぇぇぇぇぇぇぇ!!? 指輪! 指輪なんで!!?

 

 そうだよ! おかしいだろ!! 指輪イベントってまだ先じゃん! ジェラルトが死んだ後のやつじゃん!

アレってセテスからのイベント終えてからじゃないと受けることが出来ないイベントだろ!?

 いつの間にあいつら終わらせていたの?(周りを見ていない奴)

 

 ということは…ファァァァァァァァ!!? もうペアエンド確定してんのかよあいつら!!(アルツハイマー)

あれいつの間に誰か相手ちょっと待って気になって7時間しか眠れないよ遠出してる場合じゃねえぞあれそもそもそんなに関係進むユニットっていた…ふぁぁぁぁ…(熱暴走)

 

 まま、ええわ(思考放棄)

 

 よくあの時冷静にてぇてぇエンド楽しみぃ♪ なんて阿呆みたいに浮かれてたな…。

これ立派な歴史改変じゃないか…うわぁぁ…特大ガバ…もっと前から流れ変わってまっせぇって合図あったじゃんか…もう、私のカバ!

 

 まあガバは兎も角、少しオリジナルな何かが必要なのは分かったのでもうちょっと大胆に動く必要があるのはわかった。

正直前節の件でちょっと動きにくくなってたから行動が鈍っていたけど、こうなればやけである。

 私兵団とかもガンガン使っていくぞい!

ルミール村へ出撃する時は私も出るからな!

 

 というわけで…頑張れベレトスブラザーズ! 風紀が乱れたり節度を守れって言われてて君らが可哀想にも見えるが、それは仕方ない!

 なんせ風紀遵守と節度維持が題材の大会だ! お前らの外見が良いのとコミュケーションマスターなのが悪いんだからな!(ゲス)

 おら、やれ! やっちまえ! 生徒だろうがぼこっちまえ! おらそこ、そk…おや? セテスさん? どうしたんですか?

 それに後ろの生徒の方々も…? え? お前も出ろ? な、何故? ちょ、待って、やめて、離して、あ、待って! わ、私何もしてない! してないって!! あぁぁぁぁぁぁ――――――

 

 

 

 

 



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裁判

やりすぎたり目障りに思われると大体誰かがいらぬことをするというね!


 

 

 

 

 

 

 ルミール村。

 

 原作でやみうごごが引き起こした悲惨な事件の舞台。

やるべき流れ、倒すべき敵は原作通り。

 

 私も皆も、その流れのままになぎ倒し終えた。

 

 ただ一つ、本来倒すべき相手、ソロンが現れることなく…

 

 ひどく胸騒ぎがした。まるでこれからなにか起きるかのように。

私はその嫌な胸騒ぎを無理やり無視し、雨が少しぱらつく中、撤収準備にかかる。

 

 そんな折、ディミトリが声を掛けてきた。

なんだろうと見てみれば、生き残りが居たようで、この女性も修道院へ保護しようと言うことだそうだ。

 

 もちろん承諾した。

生存者が居るなら安全のために保護するのもまた努めだ。

 

 私はその女性へタオルと渡そうと近づく。

そして…

 

「こ、この人…! この人だ! この人が…! この人よ!! 村の人達におかしなことをしていたのは!!」

 

 見に覚えの無い冤罪を押し付けれてしまった。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 結論から言うと私と両親、そして一族全員に大陸からの追放…国外追放の刑が下されたよ。

 

 あのルミール村でのちょっとした展開からガルグ=マクへ戻って次の日、裁判が開かれたよ。早すぎん?

読み上げられた罪状は今回のルミール村異変への関与、そして両親の他国との取引について。

 

 もうバッシバシにガバ理論を押し付けられたよ。

やれ私の部屋から黒魔術の本が出ただの誰かに変わりにやらせただのうんたらかんたら。

 

 おいおい、私、これでも魔力皆無なんだが?(白目)

 

 両親も私も反論はしたが、この大陸、しいてはこの時代の調査能力ではああいう目に見えた物があったほうが有利なわけで…

言葉でのうんたらかんたらなんてやり取りなんざ、物を出された時点で敗北確定なんだよ!(血涙)

 

 それにトドメとばかりのあの女性の発言。

 

 もうね、ああやって誰かが証言するだけで進むんだからこの時代怖い! 魔女裁判かよ!!

結局ルミール村の異変は私の仕業と断定されたよ。

 

 よって有罪!

 

 で、もう片方の両親の事業も…まあ言わずもがな。

こっちは正真正銘黙ってしていたので反論のしようもなく。

 たとえこっちに悪意がなくとも今のフォドラはさ☆こ☆く!

 

 結果! 有罪!

 

 結論! 始めに言った通り、国外追放!

 

ふははははは…

 

終わったわこれ(絶望)

 

 結局その後自分の荷物をまとめたよ。

その間に生徒達が来てあれはおかしいだ、理不尽だとワイワイガヤガヤと賑やかになったけど、結局致し方なし、と告げ、そのままガルグ=マクの入り口へ。

 

 なお一番ぐさっと来たのはベレスの

 

貴女は戻ってくるよね?

 

 というお言葉。

いや~、キツイでしょ(IKZE並感)

 

 というわけでそのまま…馬車に揺られて乗る予定の船がある港へ向かうのであった、とさ…

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 お前はどうしたいんだい、アルディア。

 

 揺れる馬車の中、父から放たれた言葉。

 

 私は何がですか、と返すと、お前はこのままでいいのか、とまるで感情の無い声で私に問う。

 

 この言葉の意味をすぐに理解した私は思わず俯く。

父はここで諦めても良いのかと、聞いてきているのだ。

 

 このまま諦めるのも良い。逆に諦めずに、辛いかもしれない道を行くのもありだ。お前が選ぶ道だ、後悔の無いようにな。

 

 温かい声音と共に言葉を紡ぐ父。

ぽんぽんっと私の頭を撫でるその手はとても温かい。

 

 私は…どうすれば良いのでしょうか

 

 気がつけばポツリと漏れた言葉。

まるで縋るように私の口から漏れた言葉に父は優しく微笑む。

 

 はは、言っただろう。私もお母さんも、お前の味方だ。行きたい道を選びなさい。たとえそれがどんな選択でも、私達がお前を…娘のお前を見捨てるなんてことはしない。

 

 私は…実家を離れてから何年ぶりかの涙を流した。

そして泣き終えると私は大きく深呼吸をし、両親に顔を向ける。

 

 後悔の無いように…

 

 私は父に――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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(外伝)海の向こうより   BITTER・END

アルディアさんが裁判を受けて心が折れて両親とともに去ってしまった場合のエンディング。
その後の彼女の余生、フォドラのエンディングが書かれています。


 

 

 

 

 フォドラを離れて早8年。

 

 結局あの後、両親と、そして何故か付いてきた元私兵団と共に私はフォドラを去った。

今いる大陸はFEのどの作品でも聞いたことのない知らないところ。

 

 私はそこで両親の親を手伝いながら元私兵団の彼らと共に毎日を過ごしている。

初めこそ戸惑いや慣れない知らない大陸だったこともあって商売が難航することもあったけど、今では安定し、余裕のある生活を営んでいる。

 

 アレ以来私は剣を振るうことをやめた。

元々三国が手を取り仲良くする光景が見たいというオタク的な野望を達成するためにしていたこと。

 リアルに感じる人との命のやり取りも、そんな野望があったから出来た。

 でもそれが不可能になった今では必要もなく、無理に血を見る必要もない。

名残として訓練をしたり、私兵団の5人組との訓練で振るうぐらいでしか触れていない。

  

 まだ訓練で彼ら5人組に負けることは無いが、流石に全員で来られると負けることが多くなってきた。

 はは、歳かな。

 

 そうだ。私兵団についても話しておくね。

 

 まず元私兵団がどうして付いてきたのか、だけど単純にあの裁判をみてフォドラに見切りを付けたんだって。

どうみても策略でハメられているのに、ろくな調査もせず言われたことを鵜呑みにし、挙げ句に色んな任務を人助けのためと必死に走り回っていた人間に対する仕打ちか、って怒ってた。

 

 一番怒っていたのはユーリスかもね。

彼は今ではこの大陸で時折護衛や傭兵のような仕事をしつつ、両親の商売を手伝いをしているよ。

 前々から私兵団で頭を張らせて組織の運用方法とかを学ばせていたからそれが良い意味で使えているようだ。

時折骨が折れそうだ、なんて愚痴を言ってるけど、私兵団の元兵士達や、彼に付いてきたアビスの人、現地で雇った人達と共に、日夜前線で指示を飛ばしてバリバリの主力として働いているよ。

 

 

 次はバルタザール。

彼は借金があんな形で消えたことに不満をこぼしていたけど今では時折ユーリスや他のアビス組と一緒に傭兵をしつつ、力仕事を中心にすごく頑張ってくれているよ。

 まだ博打とかでやらかしている時もあるそうだけど…まあ今のところは平和そう。

ただ飲みすぎてKOするのはやめてね。

 ユーリスが鬼の顔になるから。

 

 次はコンスタンツェ。

彼女は家名復興のために相変わらずよく分からない魔法の研究をしつつ、両親の商売の事務を手伝ってくれているよ。

 相変わらず昼夜や光加減で裏表が激しいけど、それでも現場の方々との関係は良好。

ただ時折謎めいた魔法の実験で人を巻き込むのは止めてあげてね。

 前にパンの重さがありえない重さになって私とバルタザール以外持てない事件起こしたんだし。

 

 そしてハピ。

彼女は本当に稀にため息を吐いて魔獣らしきものを呼ぶことはあるけど、それを引いてもマイナスどころか、プラスになる勢いで商売に影響を与える凄腕アドバイサーとして働いているよ。

 彼女はあっちに居た時から時折核心を突くような事を言っていたけど、それがどういうわけか商売の方にも影響を与えて鰻登り。

 時折お昼寝をするために何処かに隠れてサボることもあるけど、それでも可愛いし優秀だから許しちゃう。

 

 シェズは相変わらずかな。

 不慣れな事務とかもやってはくれるけど、護衛や力仕事が主。

あんな華奢な体で重たい物運べるんだからすごいよねぇ。

 バルタザール程豪快に持てるってわけではないけど、それでも十分な戦力。

 ただ時々迷子というか…一人でお使いに行かせにくいのはあれね。

 

 最後は…私。

この大陸に来て暫くの間は忙しく前世の社畜時代のようにあちこち駆けずり回ってたよ。

 でもそれも安定すると今では後方から指示を飛ばし、無理のない過ごし方をしている。

で、今ではユーリスの妻になっちゃったよ。

 

 初めはいや、それなら他の二人とてぇてぇしてる所見てぇよな~俺もな~と思い、容赦なく振りまくっていたんだが…ユーリスのやつ、見かけによらずかなり積極的でして…

気がつけば落とされてました(くっころ並感)

 もうすごいよユーリスのやつ。

 私に知らない男がちょっかいかけようものなら威圧で追い払うわ、ちょっとでも物理的に仕掛けてこようものなら慣れた手付きでぶん投げるわ…どこで覚えたその背負い投げ(お前)。

最後は彼からの

 

 俺を助けてくれたあんたを支えて行きたい。絶対つらい思いはさせないから。

 

 とかいうイケメンしか許されない言葉とともに陥落。

 なお本名もきっちり教えてもらった。

 あ? 教えねぇよ!

 

 で、結婚したのは去年。

お腹には彼との結晶が宿っている。

 予定ではまだ先だけどね。

 

は~~…まさかゲームの世界にしか居ない人と結婚だなんてねぇ、と思うこともあるけど、幸せである。

 

 

 

 

 

 ただ今でも…本当に時々だけど…海の向こうにあるフォドラを見てしまう。

今頃彼らはどうしているのか。

原作のように血で血を洗う酷いことになっているのか…それとも…

 

 

 

 

 

「おい、アルディア、どうしたんだ?」

「ううん、何でも無いわ。それよりどうしたの?」

「いや、仕事がちょうど休憩時間になったからな、愛しの妻に会いに来たって感じだ」

「ほほ~ん、その割には女性にモテモテで―――」

「だぁぁ! 違うって! あれはアイツらが―――」

「はは、はいはい、分かってるわよ~。ほら、時間あるんでしょ? ちょっとお話しよ」

「ったく…あんたは相変わらず変わんねぇな」

「そう?」

「あぁ。ただ時々する無茶は勘弁してくれ。あれ、俺はおろか、バルタザールやコンスタンツェ、ハピですら慌ててあんたを止めに行くんだからな?」

「あははは! まあそれは性分だからね! で、仕事の方は―――」

 

 

 

 ただ…もうそれを知る術は無い。

だから今のこの生活を楽しもう。

 

 うん。

 

 

 

 


 

 

 

 

1181年 アドラステア帝国がセイロス教団へ開戦を宣言し、戦争状態へ。

 

1186年 闇に蠢く者達をも巻き込む壮絶な戦乱の世となり、犠牲者の数が大陸の3分の1を占める。

 

   同年 レスター諸侯同盟、ファーガス神聖王国と同盟を結ぶ。

 

1187年 ディミトリとベレス率いるファーガス神聖王国がアドラステア帝国、および闇に蠢く者に勝利。終戦を宣言し、戦争を集結。

 

   同年 ファーガス神聖王国がセイロス教団へ宣戦布告。後に青獅子戦争と呼ばれる戦乱へ突入。

 

   同年 ファーガス神聖王国がレア及び幹部を殺害。レスター諸侯同盟と共に新たな新生セイロス教団設立。初代大司教にベレス着任。

 

1188年 海外との外交を開始。

 

   同年 アルディア、病により死去。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ある意味では平和だし、ある意味ユーリスEND
でも報いは…うん。お察し。


追記
開戦の年代がおかしいよなぁと思い調べてみたらやはりずれてたので修正。


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諦めたらそこで終わるっバばっちゃが言ってた

ほんへ


 

 

 

 

 はっはーー!! 私、アルディアさん、今不法にもフォドラに居るの!

 

 結局あの後、両親に諦めきれないと伝えるとそうか、なら頑張りなさい、と優しく送り出してくれた。

母さんも頑張りなさい、と父さんのように優しく言葉をくれると抱きしめてくれた。

 ありがとマッマ、パッパ。

 

 というわけで…あの後パッパからからは銀の大剣を、マッマからは大地の剣を貰ったよ!

 

 

……いや待って何処で手に入れたその武器。作品跨いでるよ?(戦慄)

 

 前々から海外とのやり取りを頻繁にしていたとは聞いてたけど…何処まで手を伸ばしてたの? というかどんな知り合い居るんだよ…まさか結構な代

 

 でもさぁ、銀の大剣は兎も角、大地の剣って…えぇ…(困惑)

ていうかどうせくれるもうちょっと良い武器くれよ!

 いや、分かるんよ? 銀の大剣威力だけ見れば強いよ? 大地の剣もリザイアっていう部分見れば強いのは分かるよ?

 でも考えて? 原作でわざわざ使う必要ない武器ランキングに余裕で載ってるやつ渡されてこちとらどうすればいいんよそれ以前にリザイアとかいう私との相性がバチクソ最悪な物なのにいやまぁ物理で殴れば普通に体力を大量窃盗出来るよいやでもそれを知っていて渡すなら相当鬼畜ですよパッパマッマこちとら地獄と知っていながら突っ込んでいくんだからせめて娘に対してもっとこうあるでs(ry。

 

 とりあえずそれを貰って、お、おう、と困惑しつつ…よくよく調べてみたらこの2つの武器、どうもこう…使い込まれているというかなんというか。

こう刀身というか刃先というのかそれとも全体というのか…覇気のようなものを感じたよ。

 

 まあ実際は覇気っていうんじゃないんだろうけど…とりあえずそこらの武器とはちょっと違う何かがあるのは間違いないので…まま、ええわ。余裕が出来たらアンナ辺りにでも聞いてみよ。

 

 で、だ。

 とりあえず両親が船でこの大陸を出た後、私はどうするか悩んだよ。

なんせ文無し武器あり兵士無しの単独武将状態だもんね! ガハハハハ、負けたな!  

 

 結局悩んだ末に得た考えは…歩くか、でした。

 

 いやもうほんとにね。プランBまで吹っ飛んだ状態かつ白紙状態だからもう地獄よ。

頭にひよこ飛ぶレベルで悩んでるよ! これがアドバンテージ無くしたクソ雑魚ナメクジの姿だよちきしょう!

 

 で、歩いて歩いてある程度歩いていたら誰かが住んでいたと思われる廃墟を発見し、そこをキャンプ地とぉぉする! にしたよ。

まあその後は寝て、起きて、訓練して、動物をハントして、寝て、起きて、計画して、訓練して、と繰り返し…

 

やったぜ私兵団! 見つかって再び一緒に行動を開始することになったよ! やったねセイロスざまあみろセイロス。

 

 何でもあの後セイロス教団を見限り、強引にさよならバイバイしてきたようだよ!

さらにさらに! なんとマイクランとロナート様まで合流!

 

 ロナート様は兎も角マイクランよく生きてたな。実家の方にとりあえずぶちこんどけって感じで押し込んでいたのに生存してたとかさすがマイクラン!

 なんでも帝国の兵士達とセイロス教団の騎士達が来た折に嫌な予感がしたためにマッマとパッパに逃されたようだ。さすがマッマとパッパ。

なおマイクランからは、てめぇ俺の計画とかぶっ壊しておいて放置とはいい性格しているな! あやうく死ぬところだったぜ! めちゃくちゃと怒られた。サーセン。

 

 ロナート様は私の裁判の件を聞き速攻で行動を開始。

そして道中で同じく私を探していたマイ私兵団と合流、でここにいるというわけだった。

 良く諦めずにここに帰ってきたな、と褒められた。

 

 で、合流後私達は目立たく犯罪者(というか居ない物扱いが数名と見限った勢が多数)の仲間入りをしたわけだが、現状計画は無い。というか立てようがない。

というのもまず私達がこのフォドラで動くにはちょっとどころかかなり厳しいのが現実なわけで、ユーリスも、どうすっかな~、と頭を悩ませる始末。

 シェズやコンスタンツェ、ハピやロナート様もマイクランも皆あれこれと色々と考えてはくれるが…まあそう簡単に出るわけもなく。

 

 下手に動けばレアさんにバレるし、ここアドラステアだからすぐにエガちゃんやヒューベルトの耳に入る。

最悪アランデル公の耳にも入っちゃうだろう。

そうなればどうなるかなんて考えるだけでも頭痛ものだ。

 

 結局当面はこのあたりを拠点にしつつ、動きがあるか妙案が出るまで待機となった。

くぅ~…! せっかくまだまだぁ! と勇んで残ったのに、これでは我々の敗北ではないか!(大本営並感)

 

 まあ仕方ない。今はここにいるというだけで良しとしよう。

まだ期限はある。

 諦めてなければいいってばっちゃ(記憶のない人)が言ってたから!

 

 おkおk! まずは訓練やで!! おらマイクラン、こうなったらオメェも道連れじゃい!! 他の私兵団みたいにガンガン槍を振れ振れぇぇぇぇ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




なお実際は色んな場所を経由してきた大剣と大地の剣と光の剣


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助けるつもり? なら…服変えようか

書きたい時に書けるから二次創作って楽しい。
にしてもこいつ初っ端からやらかしてんなぁ


 

 

 

 

 

 真っ白しろすけ状態の私こと、アルディアだよ!

 

へへ、相も変わらぬ真っ白状態だったけど…今節は自爆覚悟であのイベントに助太刀に行ったよ!

 

 そのイベントとは…ジェラルト死亡イベント!

 

 初めこそそういったイベントが私とかが原因で無くなったりしないかなぁ、と思っていたんだけど、それでも気になった私は迷わず団員に相談したよ。

 

 最初こそ今のこの状況でそんな不確かな根拠であの大修道院行くなんて無謀だってめちゃくちゃ止められたけど、もしそれで止まって原作通りの展開になった間違いなく後悔するので強引に押し通した。

まあ変わりに山賊とか盗賊が着そうな服を着てバレないようにすること。勿論顔面もターバンとかで顔バレ対策も完備することが条件。

 そして私達の中からメンバーを選抜して少数精鋭で行くことを条件にOK貰った! やったね!

 

 選抜メンバーは私、ユーリス、シェズ。その他はここで待機。

で、その後イベントが起きたら即GO出来るように選抜メンバー連れてガルグ=マク周辺でキャンプすることになったよ。

 

 もうね、生活のリズムが変になりそうだったわ。

 

 昼間は森の中で過ごして、夜はあのクソ高ぇ断崖を登って行って…阿呆かな?(阿呆)

まるで蛇ゲームのグラウンドゼロな気分。待たせたな。

 鍛えててよかった(小並感)

 

 まあ壁一面どーーんとかの手のつけようがないものではなかったので実際そこまで苦労はなかった。

 ある程度は歩けるし、何ならヘビーなクライミングの方が少なかったよ。

ただ場所や地形的なものによる行軍などへの影響を考えると、軍で攻めるなら間違いなく門からしかないとは思った。

 足腰への負担がやべえ。

あんなん鎧着て歩く場所じゃねえよ。

 

 で、そんな涙ぐましい(変質者)努力の甲斐があってか、修道院内が騒がしいタイミングに無事遭遇。

勿論、侵入したよ。

 

 ついでにこれは余談だけど、例の踊り子獲得イベントの白鷲杯がある時に凸った時も合ったので無事踊りを観戦してきたよ。修道院の屋根の上から。

 いやぁ、面子がフェリクス、レオニー、リンハルトでちょっと笑えたよ。

 ゲームとは違ってリアルでの事だからどんな子が選ばれるのかと思ったけど…ぷくくく…!

どの子も踊りのイメージからクソほど離れてたので笑えた

 なお隣で見てたユーリスは手で口を押さえて必死に耐えてた。

 

 で、話を戻すけど、事件が発生している状況下、騎士達が慌ただしく動き回っている中での侵入なのでかなり苦労した。

ちょっと進んでは隠れて、ちょっと進んでは隠れての繰り返し。

 お陰で戦闘が半分くらい進んでいるタイミングで彼らを発見したよ。

 

 初めは当然傍観。

これも決めていたことだけど、私の言うその場面が来るまで一切の援護は無し。身バレの可能性を少しでも減らすためだ。

 

 時々手傷を負う子も居て出たくなる時もあったけどユーリスやシェズが止めてくれたのでなんとか耐えた。

 

 そして観戦することしばらくして…戦闘は無事終了。死者もなく生徒達を助け終えたベレス達は原作通り調査を開始した。

このあたりから私達も移動を開始。

 いつでも出れるようにしっかり顔バレ対策のチェックも欠かさずステンバーイ…。

 

できる限りバレないギリギリのところまで接近。

 ただ唯一の不安要素としてモニカが生存しているので誰に化けるか分からないという問題があったが、それでもやってみせると覚悟を決めて待機。

 

 そして…その瞬間は来た。

一人の生徒が遅れてきたのだ。

 

 原作で言うならモブのような顔立ち。

ゆったりとしたあの鬱陶しいとも言える口調でジェラルトへ礼を言うとそいつは例の短剣を懐から出そうとした。

 

 その瞬間、ユーリスとシェズに合図を送りGO!

鞘からあの残念武器こと銀の大剣を抜いてあいつの短剣を弾き飛ばしてやった。

 

 弾き飛ばされた瞬間のあいつの顔、そして邪魔されたと理解した瞬間のクロニエの顔はお笑い様だったぜ(PRGS並感)。

 

 ジェラルトやベレス達が突然の出来事に戸惑う中、私やユーリス、シェズは敵意むき出しでガン見態勢。

私は気持ち、野郎ぉぉぉぉぶっ殺してやるぅぅぅぅぅ!! ではあったがそこはそこ、無事に冷静にしてたよ!

 

 まあそこからはもう面白いほどに発狂したクロニエの癇癪&罵倒ショー。

もうね、これでもかと私に向かってブチギレていたよ。

 

 また邪魔しやがって!、とか、このクソ野郎ぉぉぉ!! とか、あんたは絶対殺してやる!! とか。

あの、でもね? また、とか言うのは止めて? 身バレやばいから(震え声) 

 

 その後膠着状態ではあったけどお迎えよろしく、タレスがご登場。

忌々しげに、獣共め、と吐き捨てると、私に指差し、次は貴様を殺す、と小物感丸出しでクロニエ共々帰っていったよ!

でもね…私が居ることバレてますよみたいに言うのは止めて? それは私に(現状)効く(震え声)。

 

 その後、なんとも言えない空気が漂い始めてたよ! 

 でね、黙って帰ろうとした時にね! ベレスに言われたんだ!!

 

アルディア、君なんだね?

 

 とね。

 

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛(狂嵐状態)

いやぁ…そこで鋭い観察来るかぁベレスさん…すぅぅぅぅぅぅぅ。

 

 もうね、内心マジ発狂した。

ユーリスなんて視線だけで、いやバレるだろ、って言ってたしシェズも、バレるわよ、って言ってたしぃぃぃぃ!! ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!

 

 しかも追い打ちとばかりに青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)の皆様が慌ただしくなるし!

周りからは、うそ、教官? とか、教官なのか!? とか、教官! とか、あ~もうめちゃくちゃだよ(白目)みたいな状態に。

 

 なんならまだ答えてないし? 喋ってもないし? 顔バレしてないし?(後の祭り)

 

 とりあえず私は無理やり冷静になると騎士団が来る前に、クールに去るぜ()とばかりに何も言わずにユーリス達と共に撤退。

背後から聞こえる生徒達の呼ぶ声はものすごく心に刺さっていたかったです。

 あ、ワタシヒトチガイネ(時すでに遅し)

 

 結局あの後追って系統は無かったので多分黙ってくれていたんだろうけど…帰った後にユーリスからはこいつ何してんだ…と大きくため息を吐かれ、シェズにも呆れた、とばかりにため息を吐かれた。

なお当然伝家の宝刀スライディングジャンピング土下座をかましたのは言うまでもない。

 マジですんませんしたぁぁぁぁぁぁ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




意外とデッドエンドやバッドエンド書くべしって回答が多くてビビった。
正直いらねぇ派の半分も満たないくらいだろって真面目に甘く見てたから


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ご~ま~だ~れぇぇぇぇ!!!(超歓喜)

タクティクスオウガリメイクって、ま?
おいおい、これ買う準備必要やね?



 

 

 

 

 

 はい、アルディアです。

前節で怒られた私、猛反省してました。

 

 だってあそこで出ないと涙とヘビーな空気でやんなっちゃうじゃんか! ベレスの涙はんたー―い!!

この際バレたかもだけどそれでも後悔はしてないぞ!! 反省はしています。

 

 とまあ後悔してない私は今節・守護の節もあれこれどうするよと悩んでたけど、封じられた森の課題があるので向かうことに決定。

初めはジェラルトが生存したし流れが変わったことでイベントは無いかなぁ、と思ってたけど、アンナからこんな話合ったわよ、って聞いたので決断したよ。

 

 一応原作だとザラスのゴミ箱に先生がシュートされるけどクロニエは死ぬし、先生がアイル・ビー・バックしてくるから、私要るんか? とも思ったんだけど…前節のジェラルト生存によりどう流れが変化したか分からないからね。

 実際モニカも生存してるせいでクロニエの化ける相手がモブ生徒だったし。

 アレのせいで代償にベレス先生が、なんてことになったら本末転倒どころかウソダドンドコドーンである。

 ベレス先生絶対死守☆

 

 あ、その際例の銀の大剣と大地の剣を見てもらったよ!

そしたら、あぁ、これ、アンナが言ってた使い込まれた武器ね、というお察しな言葉を貰ったよ。

 

 ようは、☆50以上確定の必殺付きである。

さすがユグドラル産。良い物持ってんじゃん(手のひらくる~)

 

 どれくらい使い込まれてるか分かる? と聞いてみると、結構使い込まれてるわね。まだまだ伸びしろ有りそうだけど、とのこと。

えぇ…そうなん…? 

 

 後おまけでこの2つの剣って流通的にはどうなん? と聞いてみた。

アンナ曰く

 銀の大剣も大地の剣も流通が無いわけじゃないけど少数って感じね。

 でも銀の大剣は希少ではあるけど大地の剣程じゃないわ。

 逆に大地の剣はセリに出せばコレクターを釣り上げるのはもってこいよ? 下手すれば殴り合いになっても全財産投ぶっこんでくるかもね♪

らしい。

 改めて両親の凄さを把握した。

 

 なおその後きっちりと、売るなら私に言ってね? 言い値で買っちゃうから♪ と商人らしくきっちりと唾を付けて去っていったよ。

 さすがアンナ、素晴らしい商売魂。

 

ていうかユグドラルのアンナとその他のアンナ、雰囲気というか顔つき違うだろ! ユグドラルは美女だz(ry

 

 話を戻して…

 封じられた森へ向かうにあたってやっぱりというか、ユーリス達からはきっつ~~いお小言を貰った。

実際前節でやらかしてるしね、仕方ないね()

 

 で、今回も少数精鋭で行くことになったよ!

メンバーは前回から変わらず。

 ただしめちゃくちゃ監視がキツイっす。

 

 ユーリスなんか特にそうで、何処で習ったのか私にアイアンクローかましながら、分かってるよな? という始末。

サーセン。つーかどこで覚えたそのアイアンクロー(お前)

 

 というわけで封じられた森に向かったんだけど…なんというか、あっけないほどに原作通りの流れだったよ。

私の出番なし。

 

 ただ疑問に思ったとすれば、ベレスが原作通りキレたことくらいだろう。

ジェラルト生きてるはずなんだが…なんで?(大ボケ)

 なんならディミトリ達もキレてたように感じるけど…。

 

 隣に居たユーリスとシェズからはえぇ…馬鹿なのか? と呆れた目で見られてたよ。

意外と慕われていたって…ことか?

 なんか嬉しいけど…私はキャラ同士のてぇてぇが好きなんで、サーセン(勝手の極み)。

 

 結局特に何もせずに帰ることになったんだが…ここで嬉しい誤算が一つ。

 

なんと!!!

 

ベレト率いるジェラルト傭兵団が仲間に加わったよ!! ご~ま~だ~れぇぇぇぇl!!!(大歓喜)。

 

 ベレト曰く

 ベレスとジェラルトから話は聞いた。

 3人で話し合った結果、傭兵という立ち位置である自分が動きやすいので来た。

 

 ということらしい!

ありがとうアイスナー親子! バレてるぜ私!(絶望)

 

 アイスナー親子の機転の良さには涙者である。我々の勝利だ(圧倒的大本営発表)

ただ再会したらお話をしようね、とベレスから伝言が来たので絶望感は二倍である。

 おっと、その言葉(特攻)はやめろ、私に効く。

 

 まあともかく、これで一段と私兵団が強くなったのは良いことだ! ユーリスからはおいおい、これでどうやって静かに動けってんだ…て呆れられたけど、まあそこはそこ、いざとなれば公に喧嘩打ってやるさ! 

 待ってろよセイロス! お前の頬に張り手かましてやるからな!!(目的の相違)

 

 あ、待ってベレト、ちょっとお話しようか、みたいな顔でこっち見ないで? イケメン顔がもったいないよ? え? あ、正座? いやでも貴方そんなお喋りするキャラじゃないよね? あ、サーセン、正座します。なので一見無表情に見えるそれでこちらを見るのは止めて下さい、お膝が死んでしまいますいや本当にごm―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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アルディアがアップを始めたようです

やってるゲームがマジでソシャゲか無双しかしてないので暇すぎて草。



アンケートは…明日の19時あたりで締め切りです。
発アンケートだったから割りと面白かった(小並感)
今のところ書く必要なさそう。これは…盛大なラストが必要じゃな?(めちゃくちゃ書き直しする気満々)



(確率10%予告)
頑張れれば明日か今日(多分無理だけど)級長3人組の話出すかも…明日うちお休みなので。
ただし気力がアレば()






 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  はいこんにちわ、アルディアでございまする。

 

 というわけで…来ましたよ、天馬の節。

いつも通りガルグ=マク周辺でキャンプしてスタンバってる私ら。

 本日は28日。

これといった動きがないのであるとすれば明日の29日、今節の最終日である。

 

 さてさて、選抜メンバーと共にお食事しつつ、今節の出来事を、話そうか。

あ、選抜メンバーはシェズ、ベレト、バルタザール、ユーリスだよ。

 

 まずは…と言っても今日までしてきたことなんてたかが知れているので今更話すことなんて無いんよね。

 

 1つ目に資金繰りがちょい苦しいのでアドラステア内の盗賊しばき回したりしてたくらい。

表立って仕事を受けれないのが現状なんでね、仕方なし。

 まあ儲けという点で見ればゴミ程度なんだけどね。

後は猪とか動物ハントで節約生活。

 

 2つ目は訓練。

うん、平常通りだね。

最近はマイクランもいい感じでノッて来ているので良き良き。

 

 ただ時々、ふざけんな鬼! とか、人情ってもんがないのかてめぇ!! とか、外見と中身が違いすぎだろ!! とか抜かすのでアイアンクローで締めちゃった、てへっ☆

 ごめんねシルヴァン、君の兄ちゃん、今ボッコボコに訓練してるわ(ど畜生)

 

 ただ前々からユーリスとかからも鬼だなんだと言われていた(最近は時々言う程度)時期があったけど…そんなに鬼なのか?

 

 聞いてみたら鬼だろ、って言われた。

 

 いやだって、何事も限界を越えた先が本番だぜ? 

 しんどい、辛いっていう限界を僅かにでも超える回数をしないといつまで経っても『その範囲』でしか動けない人間になっちゃうんだから。

100で限界なら103回すれば良い。

103で限界なら105回すれば良い。

しんどい辛いの範囲を本当にちょっと超えて練習することで体も精神も慣れて機能が強化されていくんだから、つべこべ言わずにやれ(鬼)

 人間の進化の過程を考えれば分かるだろ? 

 だから振れおめぇら。もっと武器振って走って考えて危機を経験しろ。これより先は地獄だぞ。

 

 あ、でもただ根拠なく無理難題押し付けた挙げ句人権無視なブラックはNG。あれはゴミだ(元社畜並感)

あと飴をあげないやつもゴミな。

 頑張りに対して無理や相手が恐縮しない範囲でリターンは返すべき。

 

 私はそこらへんはしっかりと与えてるつもりだ。

訓練終わったら普通に遊んだり、趣味に興じたり、なんなら馬鹿やって部下共々ユーリスから大目玉食らったこともあった。母ちゃんみたいに怖かった(小並感)

ようは自由に動いてよしって感じにしているということだ。

やることをきっちりしてる人を縛る必要なんて無いからな。どやっ!

 マイクランも口ではどうこう言いつつもしっかりやってるし。

ただしサボったり出来るのに理由なくやらないやつはしばく。もう骨の髄まで訓練という薬漬けにしてやる。ふへへへへ。

 

 無理難題押し付けてたらユルシテ…ユルシテ…(へっぴり腰)

 

 一応お給金も出している。

今のところ払えているけど、あまり油断は出来ないよ。

 私兵団も今では結構な大所帯だからね。

 

 あ、今お金何処からきてんの? みたいに思ったやついるだろ?

 安心しろ、マッマとパッパが隠し財宝のように置いててくれたよ。

 

 アンナが前にはいこれ、お手紙よ~とか言ってパッパとマッマからのお手紙でそれを教えてもらったんだ。

 何処に有ったかは内緒。

ただ一言で言うなら…あれルナティックでやったらプレイヤー発狂しない? みたいな、ど畜生な場所だった。

 よくあんなところに隠せるようにしたなおい…。

おかげでそこの攻略に今節一番時間掛かったぞ。何度心のなかでこれ無理ゾ…死ゾ…って思ったか。

一応例えで言うなら…ヘル持ちのダークマージが10人いる上にメティオ、サンダーストーム、ブリザード持ちがいる上にソードマスターとかがクソほど前線に張っている、みたいな。

 幸い敵数こそそこまで多くなかったから良かったけど…二度と行かねぇあんなクソゲー。

 

 本当、うちの一族って何なのかしら…ねぇ?

 

 もしかしてこれが私の外伝的なものなの? …まさかね(震え声)

 

 お宝の内容はお金にキズぐすり系統、そして武器が少し。

割合はほぼお金。後はちょっとキズぐすり系統におまけ程度の1本の武器。

 武器はたぶん見間違ってなければ使い込まれた勇者の剣。

 ようは、☆付きの必殺付き。

だって雰囲気が私の銀の大剣にそっくりだったから。 

こういう自体を想定して隠してたなら相当な策士な一族だなおい…いや本当にうちの一族って何?(震え声)

 

 後はまあ交流がほとんどだろうね。

マイクランとも話したし、ロナートさんとも話した。

 まあ両者ともに色々と事情がある人達だからね、結構深い話が出来たよ。

 

 後はオリジナルファイブメンバーともお話したし、ベレトとも話せたよ。

 

 特にシェズとベレトとはなんかめちゃくちゃ盛り上がった。

 

 そんくらい。

 

 もし間違ってなければ、変にずれたり改変されたりしてなければ明日のハズ。

正直起きないならそれに越したことはない。ないけど…多分起きるんだろうなぁ。

 

 こういう時の流れって変わんないからねぇ…ふぅ、皆無事に帰還できますように…ではな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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お久の炎帝こと、エガちゃんと身バレ

休みなんだし、何しても許される…三人、書けるかなぁ…(指と精神的な意味で)


ここでちょっとした暴露ですが、ボツにはしてない考案でベレス先生が教会ルートにいる場合のストーリーが実は一番やばい流れにしてました。
たぶん今以上に悲惨かつ、アルディアさん死ぬ危険性が一番多いルートでした。


 

 

 

 

 早朝。

 

 私、アルディアとバルタザールはガルグ=マクから見える森で待機している。

 あのゲームのオープニングで見たあそこだ。

これから来る大きな戦乱の唸りなんて知らんわと言いたげな鳥のさえずり、風の音。

 もうリラクゼーション効果満載な環境。

そこで私はひたすら仁王立ちし続けている。

 

 何故そこで待機してるかって?

いやぁ、なんかここかなぁ、って感じがしてね? 

決して適当だとか原作でここ通ったし、ええか、とかではないよ? …ホントだよ?

 

 バルタザールは呑気に座り込みつつも辺りへの警戒を怠らずにいた。

さすがバルタザール、かっこいいで。

 

 シェズとユーリス、ベレトは潜入中。

中で何がどうなっているかの確認の為の行動だよ。

 

 少しで慌ただしい気配があるなら即撤退するようにって伝えてあるから、何かあれば即ここに来るだろう。

 

 何もないならそれに越したことはないんよ? いや本当に。むしろ夕方まで来ないで(懇願)

 

 

 


 

 

 

 太陽が真上に登るお昼時。

 

 来てしまったよ。

ユーリス達の帰還である。

 

 ユーリスが帰ってきて早々に、あんたの言った通り修道院内が騒がしくなってきた、と報告をくれたのでありがとう、と返し私は修道院へ目を向ける。

ユーリスはそんな私を見て何か思う所がある様子だったが、黙って私と同じように修道院へ目を向けてた。

 

 アイヤ~…だいぶ前からちょっと隠し事しているな、って感じで見られている感じはあったけど、今回のでもしかして確定されたかなぁ? とは思ったけど…うん。

これはぁ…帰ったら詰められますかねぇ?(白目)

 

 まあ、バレたらバレたや、覚悟しぃ(極道の女並感)

 

で、そんなこんなで皆も徐々に警戒感を高めていきつつ時間を過ごしていく中…その時が来たよ。

 

 ビンゴだったわ…

 

 内心驚きながら、目の前にワープか何かで現れたエガちゃんとヒューベルト。

現れた途端に目の前に私達が居たせいであっちもものすごく驚いていた様子だったよ。

 思わずその表情を脳内フォルダーに保存した。

 顔バレ防止は一切してなかったから余計に驚かれたんだろうね。国外追放された貴女がどうしてここに!? みたいな感じで。

 

 ヒューベルトはお下がりを! と即座に彼女の前に立ち、私に短剣を向ける。

相変わらずの忠義心。素晴らしいどすえぇ。

 

 それを見て思わずユーリス達も武器を構えるがそこはそこ、私は手を出して下げるように指示。いやぁ、やってみたかったんだこれ!(小並感)

こちらに戦闘の意思が無いということを把握したヒューベルトは短剣をしまうと警戒を解かずにこちらを見続けてきた。

 まあこちとらアランデル公も原因で一度は国外追放の刑に処されているからね、恨まれていると勘ぐられても仕方ないね。

 

 な・の・で。

 私は腰の二振りをベルトから外してユーリスにポイしたよ。

拳を上げて近づいてきては、警戒されたままだからね!

 

 その行動が予想外だったのか、ヒューベルトもエガちゃんもものすごく驚いた顔してたよ! 二度目の脳内フォルダー保存の法則。

 

 で、まずは一言、久しぶり~的なことを私から言ったよ!

エガちゃんはしばらく黙っていたけどヒューベルトを後ろに下がらせると、久しぶりね、教官、と返してくれたよ! 

 Foooooooo! 久しぶりのエガちゃんボイスで最高です!

 

 ただまあ、久方ぶりの再会のせいでそこで会話が一旦シャットダウン。

そして次の瞬間、私はユーリスにポイした銀の大剣を鞘から引き抜いて思いっきり彼女へ向かって振ったよ。

 

 何故かって?

そりゃあ原作知ってたら分かるやろ。

 

 私の首に触れる直前で剣を止めたエガちゃんと、彼女の首に触れる直前で剣を止めた私。

あのシーンや。

 

 ユーリスやヒューベルトが少し慌てる中、私もエガちゃんも黙って見つめ合ったよ。

勿論、愛し合ったり、お茶会でしてたような目ではない。

 完全に敵として見る目だったよ。

 

 数秒ほどお互いが動くこと無く過ごしていると彼女の目が哀しいものへ変わっていった。

そしてゆっくりと剣を引くと背を向けて一言

 

 貴女や師が…私の言葉で揺り動かせる人だったら…私は二人を得るために、何だってしたわ…!

 

 言われる立場になるなんて思わなかったよ本当に。

 

 彼女は最後に、次に会う時は容赦はしない、という言葉を残して馬を呼び寄せると跨がりヒューベルトと共に去っていったよ。

いやぁ…原作でそれ知ってたし言われることなんて無いと思ってたから油断してたけど…言われると辛いわぁ…グサッてきた。

  台詞の内容もちょっと違ったけど、来るね、うん。

 

 まあその後はなんてことなく、一息入れるとそのまま本拠地へ撤退。

なお道中結構精神的にブレイクしたままだったのは内緒。

 

 で、帰宅後が問題で…。

なんというか、その…私兵団の主力メンバー全員にお話することになりました。

 予想通りでした本当にありがt(ry

 

 ユーリスの様子からいずれはぁ、うん、なんて思ってたけど…はい、話すことになりましたよ。

ユーリス達アビスメンバーとシェズなんかは言うに及ばず、ロナート様ですらも何か隠しているとバレてました。

 

 えぇ…皆洞察力とかなんかそっち系すごすぎん?

 

ユーリスに関しては未来予知に近い原作知識乱用とか馬鹿みたいにその通りになるから阿呆みたいに疑っていたらしく、いつか問いただしてやろうとしていたそうです。

 おっそろしい子やでぇ。 

 

 で、結局全部ゲロりました。

私の『本来(前世)』の出自、目的、その他諸々。

 

 まあそれはもうキョトン、というか、え、コイツ何言ってるの? みたいな目で見られましたよ。

そらそうよ。

 目の前に私は別世界から来ましたとか言われた私でもあ、こいつ宗教や、って即断する自信あるもん。

 

 で、証拠とばかりにこれから来る未来、別の未来、そしてフォドラの成り立ちとかベレスの謎とか諸々全部ゲロ。

そりゃもうね、うっそだろお前、みたいな反応が何度も返ってきましたよ。

  でも最終的には納得してくれたんだからいい子やでぇ…。

 

 まあそんな話の後なんで微妙な空気にはなったけど、皆最後は私に付いていってやるよ、と許してくれたよ!

ありがとう、ありがとうね(滝涙)

 

 で、それらを踏まえた上での作戦会議が始まったよ。

当然使えるものは使っていくという方針なので私の使える原作知識も当然ぶち込んでいくことになったよ。

 

 とはいえいくつか小さいながらも流れが変わってる箇所も過信せず、が基本だけどね。

 

 うへぇ…こっから地獄やでぇ…でも来節はもっと地獄やでぇ…

 

 

 

 

あれ? 来節って確か確定で30日までスキップ…あ…(察し)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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開戦

用事入ったせいで無理ゲーやん…これは…地獄じゃな?


 

 

 

 

  やあ皆。アルディアだよ。

 

 弧月の節、凄まじかったよ。

 

大量に兵士は死ぬし、民は阿鼻叫喚。

まさにこの世の地獄の片鱗を見たね。

 

 前節の最後に話し合った結果隠れ本拠地を引き払いが決まったので私兵団の新たな拠点探しの為に、まずはガルグ=マク周辺で使えそうな建物は無いか調査してたよ。

結果はあった。

 中はたぶん昔盗賊とかが使っていたであろう洞窟みたいな所だった。

だけど私兵団の拠点にはもってこいだったのでそこに移動。

 

 道中バレること無く移動できたのは運が良かった。

私もユーリスもバレる可能性が高いと思ってたからね。本当に良かった。

 

 結局物件探しで半月以上使った後、29日まで訓練やら話し合いやらで時間を潰し続けてたよ。

 

 で、本番当日。

朝から凄かったよ。

 軍議に準備、計画。

もう洞窟内のあちこちが大忙しだった。

 私自身はこれから起きる大惨事を前にひたすら集中し続けたよ。

 

その間は誰一人として声を掛けてくることもなかったのでありがたありがたや。

 

 そして準備を終えた私達はそのまま待機。ベレトやシェズ、バルタザールが外でガルグ=マク周辺を見ててくれたよ。

それでしばらくして、帝国軍兵が大量にガルグ=マクに向かって来ていると伝令があったので早速ガルグ=マク内へ出陣。

 

 今回の目的はベレス先生が行方不明になるのを阻止すること。

なので疾風迅雷の如くハイスピード行軍。

 で、案の定中は阿鼻叫喚と化していて、民の悲鳴や兵士達の殺し合う音、怒号があちこちから聞こえてたよ。

地獄だったね。

 

 ユーリス達には当然民の誘導を指示したし、ベレトやバルタザール等を戦闘員として帝国兵や敵と見て襲ってきたセイロス騎士団の兵をなぎ倒しながら前進しまくったよ。

道中顔見知りも居たけどこれも戦場の掟、問答無用で殺したよ。

 ごめんね。

 

 そして奥まで凸してようやく主戦場に到達。

道中の弓とか投石機とかがウザかったが避けまくったわ。

 

 案の定原作通りに帝国と殺し合っているセイロス騎士団や生徒達が居たので挟撃することも兼ねてベレトやバルタザール、シェズに別方向から行くよう指示していざ鎌倉ならぬエガちゃんディミトリの元へ。

 私が戦闘に乱入するとエガちゃんもディミトリも驚いた顔してたよ!

 

 エガちゃんは兎も角、ディミトリは原作通りのおま首状態。完全にヘイトをエガちゃんに向けていた。

もちろん邪魔してやったよ。

 そしたらディミトリ君、教官、貴女も俺の邪魔をするのか! と仕掛けてきたのでとりあえず地面に叩きつけといた。

簡単に言ってるけど、実際数合やりあって一気に詰めて胸ぐら掴んでそぉい! したんだからな!? 怖いのなんの。

 腕痛いし、風切り音おかしいし。

 

 で、その後はエガちゃんともご対面。

お互い前節で言った通り敵対状態なので当然殺し合い。

 あんな斧をガンガン振り回せるエガちゃんはさすがエガちゃん、とは思ったけど、そこは歴の違い。

 最終的に肩で息するレベルまで追い詰めてやったよ。

そしてさぁ捕獲、となろうとした時に、原作展開発動。

 

 即座にワープで逃げたエガちゃんを他所に私は崖から外を見て、あぁ、とため息。

 

 原作通り、グンタイアリの如く大量に攻め込んでくる帝国軍の兵達。

 どんだけおんねん…

 

 当初のサブ目的であったエガちゃん確保は出来なかったので即座に頭を切り替えてベレス行方不明絶対阻止モードへ。

が、ベレスを見つけ走っていったのは良いものの、半分も近づけてないうちにレアさんが帝国軍へ凸。

 で、もみくちゃになってベレスも凸。

 からの、タレスのせいで崖から落下。

 

 あっという間過ぎて何も出来んかったわ…

 

 タレスへのファッキンな怒りを抑えつつ、即座に転進。

近くに居たユーリスに拠点まで撤退するよう指示を出すと失敗した場合に予定していた修道院の麓の村へGO。

 

 麓には居なかったけど、川沿いに進んで行くと…いました。

完全に気絶というか、シャットダウンしてるベレスが。

 私は彼女を川から引き上げると茂みへ連れ込むとそのまま彼女を寝かしつけると放置して撤退したよ。

 

 放置した理由は彼女が居ないとグロンダーズの会戦がえぐいことになるのでね。

予定通りならディミトリ達と共に進む蒼月ルートになるはずだから。

 

 結局目的もサブ目的も達成できず、無駄に過ごしてしまったよ。

唯一の救いは流れの変化が無かったことくらいだろう。

 

 ベレスも行方不明にせず、エガちゃんを捕縛出来れば良かったんだけど…うまくいかないもんだね。

 

 

 さて…来節からどう動くべきか…先がちょっと思いやられるよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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海の向こうよりEND後のアフター

書いてあったことを忘れていたそれ。
正直あのBITTERENDより先はご想像で…とも考えましたが、まあ、二次創作だしええか(震え声)というわけで出しました。

内容的には曇り勢御用達までにはできてる…よね?(圧倒的不安)

あとメンバーが青獅子メンバーだけなのもユルシテ…ユルシテ…


 

 

 

 

 

 

 なぁ教官。俺は間違っていたのか?

 

 あの時、俺は自身の身分を捨てでも、追い出されることになったとしても貴女を庇い、引き止めるべきだったのか?

 

 俺達は戦い抜いた。

数多の敵兵を殺し、エルを殺し、闇に蠢く者たちをも殺し、レア様やセテス殿をも手にかけてまで戦い抜いた。

 貴族や紋章等に左右されない、平等な世にするために。

 そしてフォドラの為に戦っていた貴女を笑顔でフォドラへ迎えるために。

 

 皆必死に頑張った。

必死に考えて、議論して、何度も失敗もして。その度に喧嘩のように言い合いをして。

それでも民の為、貴女に会うためにどんな苦境が来ようとも耐え抜いた。

 

 その終わりが…果てが……これなのか?

 

 誰も笑顔にならない。笑っているのは数多の犠牲の末に得た平和を享受する民達だけ。

先生も、フェリクスも、シルヴァンも、イングリッドも、学級の皆誰一人として笑っていなかった……。

 

貴女が別大陸からと死者となって返ってきた時、手が震えて白くなるほどに拳を強く握りしめていた先生。

 何も喋らず、ただ教官の骨の粉が入った瓶を手に俯き続けたユーリス。

 教官の死に泣き崩れたアネットと、抱きしめて必死に慰めるメルセデス。

皆、悲しみに暮れていた。

 あのクロードですらも背中を向け、誰にも顔を見せることすらしなかったんだ。

 

 なぁ教官。俺は…どうすればよかったんだ?

貴女が俺に言ったように、復讐を止めれば良かったのか?

 そうすればあんなふざけた畜生の裁判なんて起きなかったのか?

 

 教えてくれ…教官…俺は………どうするべきだったんだ…?

 

 

 

 


 

 

ディミトリ

 

戦争終結後、フォドラを誰しもが平等に過ごせる為に尽力。

後に貴族の令嬢と婚約し、子供を授かるが、長年の無理が祟り病により臥せ、43歳という年齢で死去。

死ぬ直前に囁くように謝罪の言葉を漏らしていたとされ、それが誰に当ててなのか今もなお不明とされている。

 

 

 

 

シルヴァン

 

ゴーティエ家の家督を正式に譲継ぐと長年の問題であったスレンとの和平交渉に着手し、尽力。

後に貴族の令嬢と婚約し、子供を授かる。

晩年はそれまでの女癖の悪さも身を潜め、静かに天寿を全うしたとされる。

ただ全うするまでの間、時折海を眺めることが多かったとされており、歴史家の間では何か隠し事があったのではないかということで今なお議論されているとか。

 

 

 

 

フェリクス

 

フラルダリウス家の家督を正式に継ぐが、間もなく自ら家督を放棄すると旅に出たという。

その後の彼が何処でどう過ごしたのかは未だに判明していない。

 

 

 

 

ドゥドゥー

 

戦争終結後、ディミトリの傍に立ち、いかなる暗殺者からも守り通したと言う。

晩年は終結以前から続けていた花の育成に着手したとされ、出来栄えは素晴らしいものだったと言われていた。

毎年必ず何処かへ花を運ぶ姿が確認されていたようだが、何処へ向かっていたのかは分からず、謎とされている。

 

 

 

 

イングリット

 

戦争終結後、フォドラを守るためにガラテア家の名を捨て、新生セイロス騎士団に自ら志願すると大陸のあちこちを飛び回って平和の為に尽力したという。

その姿はとある人物の再来と言われているがその人物が誰なのかは誰も語ろうとしなかったという。

 

 

 

 

メルセデス

 

終結後、家を飛び出すと母とアネットと共にアドラステア国内へ赴き、ある場所である有名な一族からの支援のもと、孤児院を開く。

孤児院は常に笑顔で溢れていたとされ、慈愛に満ちた場所としてフォドラ大陸で有名となる。

亡くなるその日までアネットと共に毎日必ず海へ向かって祈りを捧げていたとされ、それが一体どういう意味があったのか今なお議論されているとか。

 

 

 

 

アネット

 

戦争終結後、ドミニク家へ英雄の遺産を返還すると父であるギュスタブと母親と伯父との話し合いの末、家を出てメルセデスと共にアドラステア内のある場所へ赴き、メルセデスとと共に孤児院を開く。

ドジや失敗も多かったと言われるが、憎めない彼女の人となりに笑顔と笑いが絶えなかったと言う。

亡くなるその日までメルセデスと共に毎日必ず海へ向かって祈りを捧げていたとされ、それがどういう意味なのかは今もなお議論されているとか。

 

 

 

 

アッシュ

 

戦争終結後、ガスパール領へ帰還。その後、領内の民衆からの後押しも有り、領主として着任すると善政を敷いて領民からも愛されたという。

彼の死後、手紙が残されており、その内容が誰かへの謝罪の言葉が綴られていたと言うが誰へ向けたものなのかは不明。

 

 

 

 

ベレス

 

戦争終結後、新生セイロス教団の新しき大司教として着任。

外交政策、貴族制度の見直しなど、フォドラの発展と平等の為に尽力し、導いたと言われている。

後に変わらぬ姿で幾年もの年を迎えた時、後は君達で出来る、と言う短い言葉が綴られた手紙を残しガルグ=マク大修道院を去ったという。

その後の行方は不明とされているが、一説では海を超えたと言う話もあるが、真実かどうかは定かではない。

 

 

 

 

ベレト

 

戦争終結後、ジェラルト傭兵団をある人物へ託し、ベレスと同時期に行く方をくらます。

その後どういった活動をしたのかは一切不明。

 

 

 

 

アルディア

 

元セイロス騎士団ということと名前以外不明。

どのような家系で、どこでどう過ごし、どのような事をしていたのか一切の記録がなく、謎に包まれている。

だが唯一残されていた記録によると何かが原因で姿を消したとされており、それがかの有名な大戦争へ繋がったのではないかと言われている。

また歴史家の中には謎に包まれているアルディアこそが裏でエーデルガルトを手引し、戦争を引き起こした新の黒幕なのではないかと言われており、今もなおエーデルガルトが起こしたという歴史家達とアルディアが起こしたという歴史家達との間で議論が絶えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




歴史なんて勝手に都合よく解釈されるからね。


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へへ、気がついたら時間クソほど流れてるよ

上司のせいで仕事は止まるわ休み時間がめちゃくちゃになるわ結局早上りになるわ…なにしとん?(憤怒)

アンケート結果がいらんべ、寄りだったのでスルー決定だよ!

ただ意外と差が無かったから極上のバミューダトライアングル式デッド・エンド(当社比)だけは投稿するぞ!
まだ先だろうけど。うん。


そういえばリア友に風花雪月(原作)を貸したんだけどlineでお前良くもあんな血も涙もないゲーム貸しやがったなって怒られた。ただし面白いので全部終わるまで返すの待ってと言われた。
楽しめ(にちゃぁ)

書いている最中聞いてた曲が聖戦の系譜のグランベル軍BGMだったよ。物騒だ。





 

 

 

 久しぶり、アルディアだよ~!

 

 まず今の年を言うね!

 

 今の年は…1185年! そして12月! ベレスが目覚める年! 後は分かるね?

もうくっそ長かったね。

 ガルグ=マクでの戦闘からここまで真面目に長かったしなんなら忙しかった!

 

 で、ベレスが眠っている間の今まで何をしていたかというと、阿呆みたいに動き回っていた!(小並感)

 

 まず何していたかというと…追いかけ回されてました。

何からって言われるとそりゃお前、アドラステアにやみうごごにセイロス。厄介者のオンパレードである

 

 もうすごいのなんの。

とりあえず少しでも戦力を削ぐためにとアドラステア国内でゲリラ展開すればもうわんさかと出てくる出てくる。

迎撃のための兵が多すぎて一種のトラウマになりそうだったよ。

 

 おまけに何処からかこっちの存在がバレててセイロスとかやみうごごとからも逃げる羽目になったし。

さらにアドラステア内での戦闘なので、物量も人員もやばい帝国兵との終わることのない戦いと、やっと追い払えたと思えばそこからやみうごごによる執拗な追撃戦でもう最悪。

 ゲリラ戦をし始めてからすぐに中止したわ。無駄すぎる。

 

 行く先々で帝国と社会的(殺意マシマシ)挨拶(生死問わず)を交わせば、やみうごごとの楽しいアフタータイム(生死問わず)…あほだろ。労基守って?(無理ゲー)

 

 いや、まあね? 初めはベレスを安全な場所に移した後、すぐにガルグ=マクから離れ、撤退中の私兵団と合流したんだけど、運が悪かったのか帝国兵とカチ合わせて戦闘勃発。

 兵力が開戦のせいで集まっててやばいことになっている帝国兵から一方的な押せ押せムーブによってそのままアドラステア内へ閉じ込められ、気がつけばアドラステアから出れない状況に。

その後の帝国軍とやみうごご、挙げ句にはセイロス教団のちょっかいがうざいのなんの。

 

 国境越えていくぞぉぉぉ!! とナインハルトばりの根性と精神で何度か行軍するんだけど…

 

 コルネリアの占領イベントのことを考え、フラルダリウス家が納める方のファーガスへ北上しようとして妨害の帝国兵。

 ならレスターへ抜けて最悪クロードとの共闘関係を構築するかぁ、とレスターへ向かう道中で帝国軍、越してもやみうごご、越してもセイロス教団の三段構え。

 ならセイロス超えればいいやんって? 超える頃には別の部隊来てるわ馬鹿野郎(白目)

 

 抜けるルート的にどうしても被るとは言え……ひどない?(絶望)

 

 あ~、(ルート閉鎖で)もうめちゃくちゃだよ。

もちろん海の方から出ることも考えたけど、それを帝国が見過ごすわけもなく…港系統はガン抑え。

 なら最悪強行突破するか? とも考えたけど、普通に開戦から何度も戦闘重ねているせいで私兵団にも死傷者が出ている上に、何よりこっちの元の兵数がアドラステアどころかセイロス教団よりも下回ってるからね。セイロスを舐めてはいけない(戒め)

 幸いというのか、主力メンバーが誰一人脱落していないのが救い。

 でもいくら単独で強い人が居ても、ここは現実である。

無双や原作のように、レベル上げして配置して操作して無双だ、と暴れることが出来るわけではない。

 それこそ私でも10人20人とわんこそばの如くガンガン追加されていけばいづれ疲れて斬られて死ぬ。私も無敵ではないのだ。

本当に、ゲームというものが如何にプレイヤーのために作られていたかってことをこれでもかってくらい教えられるよ。

 

 その為結局帝国ややみうごごの追手をかいくぐるために日夜移動状態。地獄だよ。

 休むためにも警備は交代制だし、かなりピリ付いた状態が続いてるから疲労もすごいことになっているよ。

さらに追い打ちを掛けるのが期限だ。

 仮に今月ベレスが目を覚まし、蒼月ルートへGOする場合、レスターもだがアドラステア内にいる生徒は将来的に皆殺されてしまう。

そうなるとオタク的思考の私の野望はオジャンである。なので割りと焦っているのが現状。

 はぁぁぁぁぁ……ほんま、ゲームのようにはいかんなぁ…と日々ため息が漏れてるよ。

 

 で、今日も明日も話し合い。

そろそろ結論出さないと兵達の疲労もやばいんだけど…ジリ貧だよ……

 

 

 

 

 

 

 



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はいはい、今節はやること決めるよ~(まとめ役並感)



帰宅後の仮眠で時間が飛んだゾ。

今回は珍しくちょっとお固めなアルディア。
これは後に反動が返ってきそうだね(にっこり)


絶対ヒューベルト笑ってる


 

 

 

 

 

 はいは~い、どうも、私です、アルディアです。

 

 今節はどっかにお助けと言う名の場荒らしに行かなくていいからひたすら話し合いをしまくったでしたわ。

おいおい職場会議かよ。

 

 とまあそんな意見は置いておいて。

 

今節出来た事だけど

 

1に進路決定

 

これだけ。

 

 すくなっ!! とは思うな。扱ってるものが国家ではないのだよ(遠い目)

 

 と、兎も角進展はあったよ!

 まずは皆で意見を出し合って今現実的に可能性があるもののピックアップ。

ピックアップした内容は

 

 レスターへの再突入

 エガちゃんに降伏

 フラルダリウス家へ向かう

 ガルグ=マクへ向かう

 

 まずエガちゃんへの降伏だけど即消し。

理由としては臣下ないし兵士として登用されたとして果たして三国の平和が叶うのか。

彼女の場合ここが現状原作の風花雪月の方の進み方をしているからか、原作通りカッチカチなまでの俺は覚悟ができている状態。

 障害となるなら殺す、負けたら殺せ状態だ。

 無双の方のこれ以上無益に兵力を失うなら…なんて考えは今時折来る密偵とかアンナの戦況情報を聞くに、今のところ無さげ。

まあ他の人達が軍門に下れば回避も出来るんだろうけど…あいにくここにいる主要キャラはそれをする程柔らかくない。むしろ信念が硬い。

 

 仮に私が入っていたとしても彼女は意見を曲げないだろう。むしろイケイケドンドンな感じで私も巻き込んで突っ込んでいくでしょうね。そんな事したら私の夢(自己満)が壊れちゃう!

まだ無双みたいに均衡状態というか、疲弊が蓄積されるような戦況ならクロードと手を組んだみたいにもう少しやりようがあったんだろうけど…残念ながら先生いますし。

 ほんまフォドラの行末を決定づける先生やばいで。良くも悪くも影響力ヤバすぎぃ!

なので今の完全覇王モードの彼女の元へは考えの違いというか、野望の違いもあって無理。

 ただ止めてやる、絶対にだ(謎の自信)

 

 じゃあ次にフラルダリウスへ向かうのはどうなのか、というと…これも出来れば今はパス。

現状あのやばめオババがファーガスの半分パクってる状態な上に私自身がやみうごごに睨まれている。

 たぶんロドリグさんなら一度お会いもしてるしあの裁判の事も疑問に感じてくれているとは思うので受け入れてくれる、とは思うんだけど…さっきも言った通りやみうごごに睨まれてる状態の私が行くのは今は不味い。

 受け入れられてしまうと戦闘には勿論参加しないといけないからあのオババの元へ情報がすぐに飛んでいくだろう。

 そうなると私を殺す(断言)と某アニメの如く宣言したあいつがどんな手を使ってくるか分からない。

 もしかした天から例のあれを落としてくるかもしれないし、それ以上にやばい何かをしてくるかもしれない。

そうなってはディミトリのファーガス奪還も出来なくなって流れが悪い意味で変わってしまう可能性が高い。

 先生が必死にケアしてるところに祖国まで吹き飛びましたなんて言ってみろ。今度こそ救いが無くなるわ。

 なので、パス。

ここはジェラルト救出やモニカ救出でヘイトを下手に稼いでしまった障害故どうしようもない。

やらかしたという感じもあるが、それでも救えるなら救ったほうが良いからね。

 

 後、ちょっとやらかしがあるのでそれのせいですっごく行きにくいです(震え声)

 

 次にガルグ=マクに向かうって選択肢だが…これもパス。

現状ガルグ=マクが蒼月ルート通りの流れだとすれば確実にディミトリ達が居る。

 まあそれは良い。別に良い。

だけど…その後の動きが問題だ。

 仮に行ったとしてディミトリはともかく、他の学級メンバーは良しとしよう。

 

 だがセイロス組はどうだろうか。

 

 シャミアはまあ大丈夫だろう。

 だがツィリルはどうだろうか。

あの子は原作でも知っての通り、良くも悪くもレア様オンリーな子だ。

 実際在籍時代に何度も話したが、レアさんへの尊敬とかそういった感情はカトリーヌを超えるレベルで上に向かっている。

そこに私が行ってみろ。裁判の流れがどうあれ、レアさんから排除認定されている私を彼が果たして受け入れてくれるだろうか。

 正直、微妙だろうね。ワンチャン無くはない…程度の確率だろうね。

 カトリーヌも同じ感じ。

 

 次にセテス。

これも厄介。

 彼は一度こうだと決める変わりにくい部分がある。

裁判で私自身一度追放認定されているから、ちょっとやばいかも。

シンプルな頑固者だけど、その分一番面倒じゃないかな。

 

 そして最後は…フレンちゃん。

 彼女自身たぶんものすごく複雑な感じになってるとは思う。

在籍時、よくお茶会したり遠出したりして仲が良かったからね。

膝を貸してもらったり、貸してあげてリ…一番交流が多かったかも。

 でも…それでもやっぱりお父さんであるセテスの方に行くんじゃないかなぁと思ってる。

 

 数少ない同志で自身の父親。

過保護でうざくてもあの子は父親のセテスが嫌いだなんて一度も言ったことなかったし…。

 

 敵というかその場で殺し合いになりかねない面子がいるのでパス。

 

 

 で、結局上記の事も含めああだこうだと言って、決まったのはレスターに再度向かうという案。

 

正直あの級長三人組の中で一番頭が柔らかいのはクロードだと思うんだ。

あんないじめっ子だらけの環境下で育ったのにいい子だよ。

 

 おっと…ずれたずれた。

ディミトリは外交はいるけどまずは民の平等を臨んでしまうし、エガちゃんは言わずもがな。

 両者の意見は合うことないし、なんなら殺し合っちゃうし。

 

それに対しクロードは野望こそあれど殺さずに済むならそれに越したことはない、というタイプだと思っている。

まあ戦闘になったらキレッキレの頭脳で容赦なく潰していくけど…。

 

 それに私が言うのもアレだけど、考えも割りと近いから動きやすいし。

彼もまたフォドラの文明やあり方を進めたい、変えたい、って思ってるし、私自身もそれには大いに同意している。

 いくら過去がどうであれ、前に進むことを止めたら…死ぬで? 色々。

 

 なので動きやすいし、賛同が比較的まだ得やすそうなレスターへ向かうことが決まったよ。

 

結構忙しい行軍になるから大変だけど、ここにいていつまでもヒューベルトとかの策略で利用され続けるのもアレだしな!

 

 あの野郎! さっすがクドクド系男子だわ!

 

 ユーリスがいつかの時にふと、物資も兵力も超豊富なアドラステアが俺らを仕留めるのにこんなに時間掛かるのか? って聞いて、ハッとと私と顔を合わせると私もユーリスも大慌て。

地図を開いて今までどこでどんな感じで邪魔してきたのか覚えている範囲で照らし合わせてみれば…あの野郎、見事に私らを利用してやがった。

 

 ちまちま~っと捕まえてやる~(もしくは殺す)とアイツらが来れば私らは当然兵力差もあるからひぃぃ! と逃げるわけだ。

 で、その逃げ先が…毎回フラルダリウスさんが必死に防衛しているファーガス領!! わざと追い出すような形で逃げるように誘導して、あっちからも当然押し返してきて、で前にも後ろにも居るからこっちも戦うしかないから戦って…気がつけば帝国兵逃げてて、こっちも後から付いていくように逃げて、またアドラステア国内へ追いやられて…

 

きぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!(大発狂)

 

 いくら疲れがあったからってそれに気づかんとかあほなの私ら!!?

めっちゃくちゃ良いように使われとるやんけ!!

 お陰で死傷者は出るわ疲労は溜まるわで、大損だよ!!

 

 くぅぅぅ…こんな単純な策に引っかかるなんてぇぇ…!

最低じゃん!

 

 じわじわ疲れさせれるから捕まえることが出来る可能性が出てくるし、ファーガスの兵士を減らすことにも使えるし…さすがヒューベルトだよ! あのクドクド系男子!!

 

 なので一刻も早くここから出るのだ!

明日から物凄い鬼の行軍になるだろうけど、致し方ない!

 捕まるのも利用されるのも勘弁!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




おいおいアルディア、フレンちゃんとの絆を信じないのかね?


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ライノって知ってるかい?

夏も…終わりが近いねんなって…


 

 

 

 

  うい~、アルディアだで~。

 

 前節の守護の節から今節の天馬の節。

どんな感じに動いたからぱっと言ってみるよ~!

 

行動内容や出来事は~?

 

1・アドラステアからの脱出

 

2・レスターへGO出来たよ!

 

3・再会の金鹿生徒!

 

4・客将入り!

 

5・まさかのフレンちゃんとシャミアとジェラルトが合流(!?)

 

割りと濃い。前節の話し合いだけで過ぎ去ったアレに比べるとかなり濃い。

 

 ではまずアドラステアからの脱出劇から。

 

 結局話がまとまってからの行動は速かったよ。

拠点を片付けて、全速で東進。道中予想通りエガちゃんからの邪魔はあったけど目指す道がある私らの士気は高い!

問答無用でぶっ飛ばしてやった。

 へ! これがニード・フォー・スピード・フォドラウォンテッド式ライノパワーの力である!

 あと今節は変に介入しなくてよかったのもまた良いガソリンになったよ。

 今節はベレスがいるのであればディミトリ達がアリルにいるだろうし。

 

 なお道中は案の定というか、やみうごごまで出てきて鬱陶しい限りではあったけど、それも無事にパス。

そしてガルグ=マクの隣を進むように道中で北へ向き、そこから全力で北進。

 何度も帝国兵が来たけど全力で振り切った。

いやぁ、士気が有る無しで変わるもんだ。

 

 ヒューベルトやエガちゃんには悪いが、こっちにもやることがあるんだ!

 いつか会いに行くのでお待ちくだされよ。

 

 そんなこんなでなんとかレスター内へ侵入。

そのままクロードが居るであろうデアドラまで進行。

 

 正直道中やみうごごが来ないかどうかで内心ひやひやしっぱなしだった。

だって…本拠地目と鼻の先ぃ!!

 

 まあそんな心配も杞憂で、結局レスターの軍とかやみうごごに絡まれることもなく無事に到着したけどね。

予想ではどっかの領主と絡むことになるかなぁとか思ってたけど呆気ない到着だったよ。

 

 で、到着するとそのまま兵士に掛け合い、名前を出すと慌てた様子で誰かを呼びに行って、そのままクロード他金鹿メンバーと再会。

クロードはまあ、あんたが簡単にくたばるような玉じゃないわな、って予想通りって感じだったけど、他の面子はまあ騒がしいのなんの。

 教官、無事だったのか! とか、さすが教官! オデは信じてたぞ! とか、まあもみくちゃにされたよ。

 

後無双で顔出ししたホルストさんとかグロスタール伯とかにも。

 ホルストさんは、はっはっはっ! さすが美麗の烈女! 生きていたか! と背中をバシバシされた。なにそれ! そんな異名聞いてない!

 グロスタール伯は、貴殿が死ぬとは思っていなかったよ。無事でよかった。と普通に歓迎。背中痛かったっす。

 

 そのままクロードと話し合い、私達との共闘を確約してくれるといざという時に動きやすいようにと客将として扱われることになったよ。

正式に入っちゃうと下手に動けないからね。動き方によっては不利益を発生させてしまうので。

 

 そしてデアドラに滞在しつつ、クロードとの共同で情報収集。

で、ここで手に入った情報が、以下の通り。

 

 教会に対しての傭兵の集まりが悪い。

 教会から抜けた騎士や信徒など、関係者が多い。

 

 ということ。

まあ…あの裁判の後にこの大戦争だもんなぁ…泣きっ面に蜂どころか、泣きっ面に50口径弾とかのレベルだろう。

 アドラステア内は特に教会、強いてはセイロス教への当たりが強くなっているらしく、セイロス教信徒が日々減っていってるとか。

 

 クロードが、まあエーデルガルトかヒューベルト辺りがあんたのあの裁判の一件を利用したんだろう、って言ってたのでそれも原因だろうね。

 ほんま使えるもの何でも使うのな、あの子ら…さすが覇王。

 

 

 で…だ。情報収集とかしながら日々を過ごしていると突然来たのが…ジェラルトとシャミアとまさかのフレンちゃん。

 ジェラルトはまあ…百歩譲って分かる。

 シャミアもまあ分からなくもない。が…

 

フレンちゃんは何故なのかな?(震え声)

 

 

 驚いたよ。ある日突然クロードが、あんたに珍しい客人だぜ? とか言うので誰かと思って会いに来てみれば…正直その時の私の顔はさぞ見ものだったろうね…絵に書いたようにあんぐりと口を開けてたろうさ。

 フレンちゃんは私を見るなり涙で眼を潤わせると飛びついてくるわ、ジェラルトはジェラルトでベレト、無事だったか、とかで親子の会話するわ、シャミアはふ、相変わらず無理してそうだなお前は、とか言うわ…ヒェっ…。

 そんな中でめちゃくちゃ私にこれでもかときつく抱きついて泣きまくるフレンちゃんの頭を呑気に撫でてポカンとしてたのは…お笑い様だったろうね…。

 クロードや他の金鹿メンバーも笑っていたのは今でも覚えている。クロードはいつかぶっ飛ばす。

 

 落ち着いた後、自分に充てがわれている部屋にフレンちゃんを招くと久方ぶりの二人っきり。

話はすんごい弾んだ。

 5年間のこと、セテスや騎士団のこと…もう呆れるほどに弾んだ。

 

 で、本題の何故セテスから離れたんですかねぇ(震え声)という部分について、だが…なんと驚き、親子間で壮大な喧嘩が起きたようだ。

あの例の一件以降、セテスに何度も直談判したんだそうだ。私がそんな事する人ではないって。

 でもセテスは、仮にそうであってもそれを覆す事実がないこと、そして私の両親が海外とのやり取りを無断でしていたことを理由にそれを全部一蹴。

 ならばレアさんにと言ったんだけど…セテスで無理なのに通じるわけもなく、彼女の行いは決して赦してはいけません、と一蹴。

 

 結局それが原因でレアさんはおろか、実の父であるセテスへ不信感が募り、あのガルグ=マク戦の後、盛大に親子喧嘩をしたようだ。

 そしてそのまま家出をするように脱走。

 その時運良くシャミアとジェラルトに遭遇し、そのまま行動を共にしていた、ということらしい。

 

 すんごい家出だな…これ後でセテスがキレて私のとこに来ないよね…?

日々怯える毎日や…

 

 まあそれはさておき、結局ジェラルト達はそのまま私の私兵団に入ることになった。

私自身は嬉しいけど、クロードに良いの? と聞くと彼は、いざという時にあんたにも力がいるだろ? ということで逆に推奨された。ありがとうクロード。

 というわけで私兵団も強化され、なんとか足場も手に入れたというわけだ!

 

 あのアドラステア内での右往左往が無駄にならないよう、これから動き回らないとね!

 

というわけで早速情報収集しにいk、おっとフレンちゃん? 私めの腕を捕まえでどうしようというのかな? 

 おっと? ヒルダちゃん? そのおっきなおっぺえをこれでもかと押し付けながらいい笑顔でどうしました? 

 あれ? マリアンヌ? 君もそのちょこん袖掴んで、良ければご一緒にお茶でも、と言うのかい? 

 困りましたなぁ。おいクロードお前何わろてんねん。

 あ、まって! お二方? そんな! ちょっとまって! 引っ張らないで! はいはい! 行きます! 行きますから! ついていくのでそんなにひっぱらないd―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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おっと…?

外がマジで涼しくて夜のランニングが快適になってきた…


 

 

 

 

 

 

 

 

 は~い、べットの上からこんにちわ、アルディアやで~。

 

 さてさて、ベレスがディミトリと共にいるせいか、蒼月ルートの流れのお陰で弧月の節はこっちは暇。今頃私抜きでクロードとユーリス達が協力してミルディン大橋で殺り合ってる頃だろう。

 いくら私が居るからって同盟主が行く? 酷くない?

いや、正確には私も暇ではないよ? 情報収集はしてるし、何なら時折南の方からちょっかいを掛けてくる帝国軍としばきあってるし。なお私はこの通りベットで療養中なので他の方達に行ってもらってるけど。

 他にもいざという時の為に軍の強化、同盟内での話し合い、交流はしてるよ。

流れ通りで来るなら来節はグロンダーズ会戦、所謂製作者に人の心はないんかとコメントがありそうな同級生とか顔見知り同士の超大規模な殺し合いが起きる。

 

 その為にできる限りの手を用意するのだ。

 

 で、だ。

今節の私が起こした主な行動や出来事は…

 

 1・クロードとの情報収集と意見交換、そしてどうやって終戦に持ち込むかについての話し合い。

 2・え~…ちょっと診察を。

 

 まずはクロードとの将来に向けた考えや意見の交換について。

これは所謂エンディング、ここで言うなら私の野望である三国てぇてぇエンドを無事迎えた場合の動きや、意見交換を行ったよ。

 

 まあこれといったぶつかり合いもなく、すんなりと話が終わったよ。

クロード自身、別に誰かを殺す事が目的では無く、開国と発展、そして真実に目を向けた考えなので私とはぴったりな考え。

 

 ただし問題がないわけではないよ。

それは終戦に向けてどうやって動くべきか、ということくらい。

 

 現状アドラステアが最強であり、次点でレスター。ファーガスは本国が取れてないので今のところ3番手状態。

仮にファーガスと手を組んでもボコられるのが目に見えている。

 クロードも私もファーガスの動き次第では同盟を組むのがベストだと思っているんだけど…まあ、どうせ邪魔が入る(確定事項)

こっちから使者を送ってもどうせ殺されるし、向こうからの使者もどうせ殺される。

 何処の誰がそれをしているのかは…どうせやみうごごだろ(適当)

 

 私が向かおうかとも考えたけど、仮に見張られているというのであれば、それがエガちゃんやヒューベルトの場合、超少数で私がファーガスまで走ることになるので途中で捕まるか殺されるのは間違いないし、やみうごごだったとしてもやっぱり殺されるか、捕まって何かの実験台にされるのがオチだろう。

 クロードやユーリス、ジェラルトから私が行くのはやめておけ、と釘を刺された。

 所詮はリアルな戦場。いくら鍛えても無双やゲームのキャラのようには永遠と戦えるわけではない。

数の暴力には勝てないのだ。辛いのぉ…。

 

 で、最後に終戦に持ち込むにはどうするべきか、なんだが…これについてはもう力技でエガちゃんもディミトリを引きずり出すことに決まった。

え? 力技で引きずり出すってどういうことって?

そらお前ボコってボコって話し合いの場に引きずり出すってことよ。

 

 正直ディミトリは原作で行くならベレスやロドリグのお陰で間違いなく話し合いに応じてくれると断言しよう。

が、問題はエガちゃん。

 彼女の場合はどう見ても打ち負かし後に自害か殺されることを望むだろう。間違いない(悲しき確定事項)

なのでその辺りも含め、ゴリ押しで行くしかないか、という結論に至ったというわけだ。

 クロードも、あいつの石頭っぷりにも困ったもんだよ、って呟いてた。 

 

 ほんま、変に頑固に固まってると大変や…まるでクソ上司のようやで。

まあエガちゃんの場合は確たる目的があってのそれなのでクソ上司とは雲泥の差だけど。

 

 ただロドリグイベントがなぁ…アレがないとディミトリが正気に戻れないんだけど、ロドリグさんをそのまま死なせるのもなぁ、という所で悩み中。

良い人だし、それこそ将来のファーガスにおいてディミトリの相談役の一人として是非生存してほしいんだけど…う~ん。

 

 

 

 で、最後に…はい、ぶっ倒れてベットにいます。

いや~…くらっときてそのまま意識無くしてどーんって感じ。

 

 たまたま居合わせたユーリスやシェズは大慌てで私を部屋にぶち込んで、医者に診てもらったよ。

といってもこのフォドラに医療技術というか、診察術なんて求めるだけ無駄。

 診察結果は案の定疲労によるものと判断された。

 

 まあ正直そうだろうなとは思っていたので別に良いんだけど…その後が問題で。

へへ…フレンちゃん、といえば分かるだろうか!!

 

 そういうことや…不味いなんてものではないよフレン…。

 

 今度絶対料理を覚えさせようと心に誓ったよ…

 

 

 さてさて、来節は大きな殺し合いが始まる。もっとクロードと詰めとかないt、あ、違うのフレン、別に何か仕事をしようとかそういうあれじゃないんd、うおっ、ゴリ推してくるねフレンちゃん。

 倒れたんだから寝てなさい? うっす…いや、でも軽く話し合いするだk、あ、はいすんません…大人しく部屋に籠もっときます。

 うっす…あ、その手に持ってるのは…あ、そっすか、うん、知ってた。料理だね。さすがフレン、いい子だよ。でも今食欲はn、あはい、食べますね。

 うんうん、食べないと治らないよね。わかった。食べるよ! ……腹…壊れるなぁ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




追記

アブねぇ…クロードが出向いてること書くの忘れてたぜ…完全なガバ…歴史がタイムパラドックスしちゃう!


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1週間のリフレッシュとおま○け

おやすみ報告


 

 

前書きに書いてある通り、私生活でのゴタゴタと書きたい欲がガス欠ということで1週間くらいおやすみするということですはい。

 

まああとはガバガバFE二次なので原作と無双知識をもう一度アルコール度数90くらいまで持っていかんとあかんやん、と思ったのも理由です。

まあガバなのは1話目からなんですが…

今のアルコール度数は5…くらいですかねぇ(白目)

 

もちろん本作はきっちりガバろうが終わらせる気でいますので安心して下さい。

 

とは言え無双は兎も角、原作の方はリア友に貸し出してるので最悪プレイ動画見てほうほう…と学び直すしかないかも知れませんが…リア友は現在教会ルートだそうです…はよ返して…

 

なおリアルガチ目にもうちょっと中身濃くしたいなぁとか思っているのでワンチャンリメイク案件かもしれない…まあ書き直したとしても文才とか表現力は安心安定のゴミですが(白目)

 

 

では報告は以上。ここから下は外見だけはモテたアルディアさんの対男性駆除方法の実演とちょっとした学生時代の一幕です。

 

 

 

 

 


 

 

「ほら、僕のところへ来れば君はh――」

「うるさい」

「あぁぁぁぁぁぁぁ………」

 

 

 池に向かってアイアンクロー式ダスト・シュート完了っと…これで何人目かしら。

 

 ガルグ=マクに在籍して早数ヶ月。

授業を受けて、訓練して、課題をこなして、また授業して…そんなガルグ=マク式学生生活を歩む中、外見だけに群がる男どもを投げ飛ばす日々が続いている今日この頃。

 富は兎も角、名声も無い癖に無駄に外見は良いらしいこの体に寄ってくるボンクラ共が鬱陶しくてたまらん。

なぁにが悲しゅうて毎日アホどものせいで訓練時間潰されなきゃならんのだ全く。

 こちとら血も涙もない戦争に備えて毎日必死なんだぞ!? 分かっとんのかオォオン!?

 男って本当に面倒ね…あれ? これシルヴァンとかも…まま、投げればええか(適当)

 

「ははは、君が噂のアルディアだね?私はレスターの――」

「うざい」

「あぁぁぁぁぁぁぁ……」

 

 はい胸ぐら掴んでそぉいっと…今日だけで3人目ね、思い出したわ。

そしてまぁた池にドボン。釣りしてる人には毎度ご迷惑をおかけしております。

 

 外見を素晴らしく良いものにするならもっと武芸の才能とか欲しかったんだけどなぁ…一応ジェラルトに会った時に筋が良いな、って褒められたけどさぁ。

あ、全学級内で武術系統の成績はトップなのよ? なお魔法系は壊滅な模様。

ハンネマン先生が私を調べた時の驚きようったら…今でも笑える。

  

 君は、その…珍しい人間なのだな。

 

ですって。

 サーセン。

 

 本当に魔法関連は才能が全く無いわねぇ…授業でも信仰とか理学とか言われてもちんぷんかんぷん。

魔法の術式とか意味わかんないし。

 何あのよく分からない数式の如く並んだ大量の文字列。

見てるだけで吐けそう(トラウマ化)

 他の皆はこれがファイアーとうまく繋がるのか、とか、ここの式をこうすれば、とか言ってるけど…なにそれわかんない。

 

 将来クラスチェンジする時に苦労しそうだけど…確率で行けるから大丈夫大丈夫(震え声)

 

 さぁて、訓練訓練…

 

 

 


 

 

 

 

騎士団や生徒達の彼女への印象や評価。

 

「苛烈なまでに自身をいじめ抜くその精神はまさに鬼」

「一度着替えを見ちゃったんだけど、すっごいのよアルディアさんって! 胸は大きいし腹筋は締まってるし! 見習いたいものよね!」

「あの女…この僕を何度もぶん投げやがってぇぇ…たまらん…」

「見た目と中身で損してる人ね。外見は本当に良いのよ?」

「訓練の鬼ってものじゃないよなあれ…なんであんなに必死なんだ?」

「魔法の才能が全部武術に行ったやばい人、だな。あんなに武芸に愛され、魔法に嫌われた人は見たこと無いよ」

「騎士団内でもあそこまで苛烈に自身を鍛え抜こうとしている者は見たことが無い。是非我がセイロス騎士団に!!」

「う~~む…どうして彼女はあそこまで魔法の才能がないのだ…もしや何かの紋章があるのか? いやしかし前に見た時は――」

「ほんと、あの子が一番医務室に来る回数が多いのよね…無茶はしないでほしいのだけれど」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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ちょっと報告

プラチナキング並みにエタるとかそういう報告ではありませんのご安心を。


 

 

 

どうも、私です。

 

 

もうすでにお気づきの方も居るかなぁとは思いますが、グロンターズ平原の話を一度全消しさせていただきました。

 

理由としては単純に…

 

もっとドロドロ具合ほしい…ほしいっす(自己判断)。

 

と思ったからです。

あの血の同窓会をあんなまだサラサラめに書いてどうすんねん…という感じもありまして、もやもやが続いていました。

なので、いっそ書き直そう!

と考えました(ガバ)

 

曇り要素があるとか書いておきながらちょっと不足気味なのでもう少しドロドロ具合を増やしてグロンターズ編を書こうと思っていますので、ゆっくりとお待ちいただければと思います。

 

では、ベレスとのイチャイチャというおま○け。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

まだ平和だった日のある日…

 

 

 

 

 

 

「アルディア、デートしよう」

「ベレス、そういう事は他の生徒にしなさい」

 

 平和な日曜日の真っ昼間。

釣りをしていた私にベレスはいつもと変わらない無表情とともに私にお誘いを掛けてきた。

 

「アルディアとの時間が取れていない」

「そんなことより、時間がほしいです」

「行こう」

「話聞いて?」

 

 ベレスは私が使っている釣り竿を取り上げ、勝手に返却すると腕を掴みグイグイと引っ張り行こうと催促してくる。

 

 止めなされ止めなされ…てぇてぇデートに私みたいなモブを誘うのは止めなされ…。

 

「いや、ベレトとかジェラルト誘えばいいじゃん。親子や姉弟の時間大事」

「それよりもアルディアとの時間が大事」

「親族大事にしよう? ね?」

 

 思いの外ベレスの自身の親族への辛辣な言葉に戦慄する。

 

「最近君との時間が取れていない」

「それジェラルト達にも言えること――」

「取れていない」

 

 ズイッと美顔をこちらに近づけて真顔で断言するベレス。

あ、いい香り…。

 

「いやいや、割りと取れてると思いますが――」

「取れていない」

 

 ぐいっと肩を押して退かそうにも押し返してくるベレス。

こんなグイグイ強引にくるタイプだった? なんて思いながらちょっと興奮気味に見えるベレス再び押し返し、なんとか離れたもらった。

 誰がモブにガチ恋距離しろって言った。それは他のキャラにしなさい。

 

「行こう」

「あ~はいはい、行きます行きます」

 

 再び腕を掴み強引に行こうとするベレスに私はもう逃げれないね☆ と観念する。

 

 私が観念し、一緒に行けると分かったベレスの顔には分かりにくいながらも笑顔が浮かぶ。

 

 ええ顔やでぇ…

 

 早く行こう、と楽しげに引っ張ってくるベレスに私は思わずほっこりにっこりと笑顔を浮かべてしまうが、まあ…役得やし!!

 

 あれ? でも何処に行くんだろうか。

 

 ふと疑問に思った私はベレスに何処に行くのか聞いてみた。

すると…

 

「遠出」

「えぇ…」

 

 思いの外アバウトで草だった。

まぁ原作でも割りとはっちゃけてたし…夜伽とか夜伽とか。

 

「君との遠出なら何処でも楽しいから」

「そうやってお前は人をたらし込むんだなこの天然め」

「?」

 

 首をかしげる姿も可愛いなこの野郎。

思わず口に出そうになったけどその言葉を飲み込む。

 天然たらしとかいう最終兵器。そら色んな人来るわ。

 

 そうこうしてる間に厩舎の前に着くと彼女は慣れた動作で馬を連れてきた。

唯一疑問がある。

 

「ほら、行こう」

「いや待ってベレス。私の分は?」

 

 そう、一頭しか居ないということ。何故一頭なのか。

 

「二人乗りでも大丈夫」

「いや普通に負荷が凄いからもう一頭連れてきてh――」

「二人乗りでも大丈夫」

 

 強引すぎん?

 

 こちらに手を伸ばしたまま大丈夫BOTになったベレス。

乗れと? 先に乗れと? 相乗しろと?

 

「ベレス、君後ろに乗るの?」

「そうだよ」

 

 おっぺぇの付いたイケメンかよお前。

普段のベレスのペースとは違うせいか、思わず顔が赤くなる。

 

 こいつ、どこでそんなデート術を覚えた…?(戦慄)

 

「ほら、早く」

「う、うっす…」

 

 腕をこちらに伸ばしたまま動く気配のないベレス。

もはや回避不能の必中状態だよねこれ。

 鬼かよ。

 

 結局こういう事になった時に出来ることなんて諦めるくらいしかないわけでして…。

私はため息を漏らすと先に騎乗する。

 

 そして間もなく後ろに騎乗するベレス。

ものすっげぇ密着。

 背中に感じるこの柔らかさはあれか、ベレスぱいか。

 

 柔らけぇ…ふにょんって感じがする。

私も胸には自信ありだけど、彼女も大概にでけぇな…流石大乱闘でトップ3に入る巨乳だ。いいセンスだ。

 

「アルディア、私が手綱を握るから落ちないようにね」

「あ、はい」

 

 柔らかい感触を背中に感じつつ、馬はベレスに手綱で指示されゆっくりと進み始める。

う~ん…私としては他のキャラとのペアエンドを見てハッピーセットになりたいので誰かとデートなんてことはしないようにしてたんだけど…

 

「たまにはご褒美として受け取っておくか」

「ん?」

「何でも無い。それより何処に行こっか」

 

 背中に柔らかい2つのソファを感じながら、ベレスとのデートを楽しむのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ベレス、ついでに聞きたいんだけどさ」

「なに?」

「この相乗って誰かに聞いたりした?」

「シルヴァンに二人で出かけるならどういうやり方があるって聞いたら相乗なんてどう? って言われた」

「あいつマジボコス」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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血の同窓会・前編

色々と頑張って書き方を変えてみた。
本来なら書き方が変わることは良くないんだけど、つい…
少しでも血なまぐさい感じになればええんやけど。

かなり端折った感はあるが、これで良いと思います(当社比)

台風のお陰でくっそ冷えた…皆さん、風邪引かないように気をつけてくださいね。


 

 

 怒号と悲鳴、そして金属をぶつけ合う音が響き渡るグロンターズ平原。

 地面には数多の死体が埋め尽くされ、使い手を失った武器達が役目を終えいくつも落ちている。

 

 私は今、中央丘から南に位置する平原で佇んでいる。

 

 不思議なものだわ。

他の所では今でも殺し合いが続いているのにここだけ誰もいないなんて。

 

 そんな場違いなほどに静かとも言えるこの場所で、グロンターズ平原での今までを振り返る。

 

 中央丘へのスピード行軍。

クロードとの作戦の練り合わせの結果、まるで光陰矢の如しと言わんばかりに中央丘を目指し、まだ完全なホットゾーンになる前にベルナデッタを捕縛。

 

 その時のベルナデッタの表情は写真にとって飾りたいくらい面白いものだったわね。

 

 その後のクロード達への援護部隊の派遣。

少数ながらもクロード達へ兵を向けてきていた王国軍へ対処するための行動だったが、元々向けてきた王国軍が少ない事もあってあっという間に鎮圧。

 その際、アッシュとアネットも無事捕縛できた。

 

 そして本隊と共に再び中央丘への行軍。

着いてみれば帝国軍と王国軍がぶつかり合うホットゾーンへと早変わりしていた中央丘。

 

 横槍を入れるように戦闘に参加したっけ。

そこでの闘いは凄まじかった。

 

 王国軍もかなりの兵数を入れてきていたし、帝国軍もそれなりの兵士を投入してきていた。

 先頭に立ち素早い動きで暴れて回るペトラ。

 普段のチャラチャラした雰囲気が一切無く破裂の槍を手に暴風の如く帝国兵を蹴散らすシルヴァン。

 フェリクスも、メルセデスも、セテスも、王国軍の主力が集結していたそこは本当に凄まじかった。

 

 次第に帝国軍からも馴染み有る元生徒(将兵)が投入され、更に苛烈化。

 

 正直誰か死ぬかも、と本気で考えたものだ。

 

 それでもなんとか出来たのは死力を尽くしたからか。

全部とは言わずとも、半分近い将兵を死なすこと無く撤退に追い込むことは出来た。

 ただこちらも無傷とまでは行かなかった。

 私兵団からはフレン、ハピ、シェズが。

 同盟からはローレンツ、イグナーツ、レオニーが負傷して撤退させるハメになった。

 中でもシェズに関してはかなりの深手を負っていた。死ぬんじゃないかと思える程に。

 

 相手も死にもの狂いで来ていたから士気が高いのは分かっていたけど、それを聞いた時は心臓が止まるかと思ったわ。

 なんとか処置は終えたらしいから一安心だけど…。

 

 そして私に関しては…大地の剣が壊れた。

修理自体はなんとかなるだろうけど、まさか壊れるなんて思わなかったからちょっとショック。

 まあ相手があのシルヴァンだったのもあるから余計なのかもしれないけどね。

 あと微妙に切り傷も有る。

紙で斬ったような感じだから特に支障があるわけではないけどね。

 

 そして気がつけばここに来ていた。

理由はわからない。

 ただどういうわけかここに来ていたから。

 

 私兵団や本隊がどうなってるのか不安にはなるけど、何故かここに来なければならないような気がしたから。

 

「やはり貴女は来ているのね、教官」

 

 風の音がする静かなこの場に響く音。

ガシャンガシャンと重々しく響く音に、あぁ、来たのね、と冷静に考え、眼を開ける。

 

 赤き皇帝、エーデルガルト。

 

 威風堂々とした姿。

 

 片手に握られた遺産の一つ、アイムール。

 主を守るために作られた巨大な盾。

 

 ゲームで敵対するよりよっぽどやばいじゃん。

 

 思わず苦笑いを浮かべ、そう思うほどには、彼女が恐ろしく思えた。

 

「あら、ヒューベルトは?」

「あっちの方を任せてあるから居ないわ」

 

 エガちゃんはアイムールで中央丘を指す。

 

 なるほどねぇ…頑張れユーリス。

 

 ここには居ない参謀兼軍師のユーリスに他人事のようなエールを送る。

 まあ彼のことだ、なんとかするだろう。

 

「そっちは? クロードが居ないみたいだけど」

「あー…忙しいからねぇ」

 

 現在進行形で戦ってるだろうクロードを思い浮かべ、私は再び苦笑を浮かべる。

 

「そう…ディミトリも同じようなものかしら」

「そうじゃない?」

 

 開戦初っ端から姿を見ていないディミトリ。

開始早々どこへ向かったのか全く把握できなかったが、中盤あたりでようやくエガちゃん本陣に向かっていると情報を受けてからその後は不明。

 

 ベレスが居るから彼を野放しにしてスルーするとは思えないから多分一緒なんだろうとは思うけど…。

 

「貴女の近くに来ていたりしないの?」

「いいえ、来ていないわ」

 

 堂々とした声音からして、本当のようだ。

どうやらエガちゃんの本陣へ神風はしていないらしい。

 

 なら何処へ…?

 

「あら、クロードが来たみたいよ、教官」

 

 考える最中、エガちゃんの言葉に私はあら? こっちに来たんだ、と言葉を漏らし、エガちゃんが見る方へ顔を向ける。

 

「いつつつ…まさかドラゴンの翼を撃ち抜かれるとは…ツイてないねぇ俺」

 

 服の汚れを払いつつ、森から姿を表したクロード。

 

「どうしたのよ。何かどんくさいことでもした?」

「なにちょっとドジッただけさ」

 

 戦場だしな、といい笑顔とともに私の肩をぽんっと叩くクロードは隣に立ち、エガちゃんを見据える。

 

「ディミトリは?」

「来てないみたい」

 

 そうか、とクロードは眉をひそめる。

 

「本隊の方は?」

「とりあえず現状は誘い受けするような形で後ろへ動くよう指示はしてある。全く、どっかの誰かさんが無茶な事言うからだぜ?」

「あー…ごめんね」

 

 クロードの言葉にいたたまれなくなり謝罪する。

 

 まあ、無茶を言ったのは事実だからねぇ…。

 

 誰も死なさずに捕縛、または撤退に追い込む。

 その後はある程度敵を蹴散らしたら早々に引き上げる。

これを私から提案された時のクロードの顔ときたら…鳩が豆鉄砲を食ったような顔してたよ。

 他の面子も似たような表情してたっけ。

 

 ジュディットさんはそんな戦略聞いたこと無いよ、と大爆笑してたけど。

 

「羨ましいわね…」

「ん? 何がだ?」

「貴方も、ディミトリも…羨ましいわ」

「……」

 

 その言葉にどういう意味があるのか。

クロードは少し理解し難い、そんな表情を浮かべるが私はある程度彼女の中を知っているせいか、どこか哀しいものを見るような眼で彼女を見てしまう。

 

「何が羨ましいんだよエーデルガルト。お前は何でも持ってるだろう」

「そうね…貴方の言う通り、何でも持っているわ。兵も、物資も、国も…でも…」

 

 言葉を区切ると彼女はまるで何かを羨望するように、その綺麗な顔を苦しげに歪める。

 しかしそれも一瞬だけで、いいえ、何でも無いわ、と言うと彼女は再び皇帝へと戻り、私達を堂々と見据えアイムールを私達に指し向ける。

 

「さぁ、選ばせてあげる。服従か、死か。服従ならば良し。死を望むなら…私自らあの世へと送ってあげるわ」

「だそうだぜ、教官」

「捕縛…出来るかしら」

 

 エガちゃんから漂う完生か死かのどちらかしか選ばせないと言わんばかりの濃厚な殺気。

 

 覇王っていうのも不便というか、不幸なものね…。

 

 私は答えを示すように、銀の大剣を構える。

クロードも弓を引き絞り、射たんと彼女を狙い始める。

 

「…来たのね」

「みたいね…」

「地獄だな…」

 

 一触即発。そんな空気がこの誰もいない小さな平原に立ち込めていく中、漂う殺気。

 

 のそりのそりと、まるで幽鬼の如く姿を表す長身の男性。

 その隣を堂々と歩く女性。

 

「エーデル…ガルト…」

「……」

 

 ディミトリとベレス。

戦場で服を汚し、顔にも泥等の汚れを付けて現れた二人に視線を向ける。

 

「探したぞ…エーデルガルト…」

「アルディア…」

「こうしてゆっくり会うのは久しぶりかな? ベレス」

 

 三者三様の状況。

構えを解かずに敵としてベレスを見つめる私。

原作同様エガちゃんを呪い殺すかのように睨みつけるディミトリ。

会いたくなかったとばかりに綺麗な顔を顰め、私を見つめるベレス。

 

 まさに地獄の同窓会って感じね。

地獄すぎるけど…。

 

「あらディミトリ、生きていたのね」

「貴様を殺すまで死ねん…さぁ、選べエーデルガルト。首をへし折られるか、斬り殺されるか…」

 

 原作のような会話ではないけど、ドロドロした会話。

そしてぶつかり合う殺意は凄まじい。

 

「アルディア…出来ることならこんな形で再会はしたくなかったよ」

「そうね。でもこれも戦場の習わしよ? 傭兵上がりの貴女なら知ってると思うけど?」

 

 彼女の顰め面とは対照に私は笑みを浮かべる。

強者の余裕というものだ、なんてどこぞの包帯人間みたいな事を言うわけじゃない。

 

 ただ純粋に笑みを浮かべるくらいしか出来ないのだ。

 

 前にも言ったけど、殺し合いなんて本来ならゴメンだからね。

 睨み合うなんて言う殺伐とした空気も本当ならごめん被るんだけど。

 

 ベレスは顰めた顔を戻すこと無く私を見続ける。

 

 いやん、可愛い、なんて思いたくもなるけど、こんな空気じゃそれも無理そうだね。

 

「ジェラルト達が元気そうで良かった」

「あら、見てきたの?」

「うん。ベレトを倒す為のついでにね」

 

 ということはベレトは負けたということか。

 

「ベレトは? 殺したの?」

「逃げられたよ。ジェラルトと一緒にね」

 

 ほっ、と内心安心する。

一応作戦での練り合わせは終えているから下手なことをするとは思えないけど、相手が相手だからつい不安になってしまった。

 

「アルディア」

「何?」

 

 彼女は剣を構える。

あのやばい天帝の剣を。

 

「殺したらごめん」

「それ、今から殺し合う人に言う事?」

 

 彼女の場違いとも言える言葉に思わずぷっと吹き出す。

 

変なところは真面目というかなんというか…。

 

 私はくすっと笑みを浮かべると、キッと彼女を見据える。

 

「殺れるものなら殺ってみなよ」

 

 ボコって捕縛してやるからさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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血の同窓会・後編

なっが!

誰だよ4000文字超える文書いたやつ!!

私ですすみませんでした(土下座)

正直に言おう…戦闘描写、難しかったです(小並感)

もっとね、こう、まとめたかってん!でもな? 作者の賢さ26じゃあこれが精一杯やってん!

結果、4000超え。

長い文を初心者が書くと文がぐちゃぐちゃになるってそれ(ry

正直分けようかとも思いましたが、既に血の同窓会編は終わる手前だったのと、区切る場所、どこ…ここ?(ここで渾身のガバと阿呆)となり、こんな形でカットしました。

はぇ~(長すぎて)すっご…

素直に戦闘描写を巧く書ける人っていい意味でぶっ飛んでるなぁと思いました。
もしリメイク書くことになったらもっと短く出来たら良いなぁ…






 

 

 

 静かなものね。

 

 各国の重要人物達が何時一撃を加えるかと睨み合う中、ふと場違いな事を考えてしまう。

 

 王国軍からの追撃を同盟軍が撤退戦を演じながら戦っている東の森。

二国の少数ながらも残った将兵と兵がぶつかり合っている中央丘。

 そこからは相も変わらない怒号等の殺意の籠もった大きな喧騒が響いているのに、ここだけ妙に静か。

 

 よくもまぁこんな場違いな場所に私みたいな元オタクが居たもんだと薄く笑ってしまう。

 

 初めはくだらない欲望から始まって。

気がつけば自分でもそこまでやるのかって言いたくなるくらい動き回って。

 気がつけばゲーム内で人の心がないのかと言われる血も涙もない同窓会メンバーの仲間入り。

 

 転生とかそんなものが石ころに思えるほどに濃厚な人生を辿ってきたものだと思い、思わずニヒルな笑みが浮かぶ。

 

 私は笑みを消すと眼を瞑る。

思い出に浸るのは後。

全部なんとか終わらせて、無事終戦に向かわせる。

その後からなら馬鹿みたいに妄想も思い出の回想も出来る。

 

 深呼吸。

 

 そしてゆっくりと眼を開く。

 

 状況の確認。

 エガちゃんとディミトリはお互いを完全にターゲット。。

 ベレスは私に天帝の剣を向けている。ターゲットは私。

 クロードは冷静に、弦を引き絞っている。誰が来ても良いように備えているようね。

 

 よし。十分だ。

どいつもこいつも遺産持ちだし、やばいやつばかりだけど、こっちだって負けてない。

 やってやろうじゃない。

 

 覚悟は決めた。後は合図のみ。

 

 風が吹く。

 

 空に鷹が舞う。

まるで死合を見守る審判のように。

ゆっくりと円を描いて飛び続ける。

 

 鷹の鳴く声。

 

 ここ…!

 

「エーデルガルトぉぉぉぉぉ!!!」

 

 私が駆けると同時に、ディミトリも駆ける。手に持つアラドヴァルでエガちゃんを殺すために。

 

 大丈夫、どうせすぐには終わらない。

エガちゃんもまた遺産持ちだから。

 

 私の相手は彼女だ!

 

「クロード!」

「あぁ! こっちは任せろ! 教官は先生を!」

 

 流石クロード、察しが良くて助かる。

 

 一声で察してくれるクロードに内心で感謝すると私は視線を彼女に固定する。

 

「はぁぁぁ!!」

 

 彼女は天帝の剣を薙ぐように振るうと刃を伸ばし、私を刈り取ろうと鞭のようにしならせ振るう。

 私の首を跳ね飛ばそうと風を斬りながら向かってくる天帝の剣。

 正確無比なそれを見て高さから飛ぶことは危険だと判断した私は野球選手がホームへ滑り込むかのようにスライディングで躱す。

 

 そして頭の上を刃が瞬く間に過ぎ去ると、私は勢いを殺すこと無く立ち上がり、ベレスとの距離を詰めるように、再び駆け出す。

 

 彼女は距離が縮まったことにより、天帝の剣を元の状態に戻すと迎撃体制を整え、待ち構える。

 

「はぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 攻撃範囲へ入ると私は地面を踏み砕くかの如く力を込めて踏み込むと、銀の大剣を彼女の頭目掛けて思いっきり叩き込む。

 

 瞬間耳を劈くほど大きな音が辺りを包む。

 

「…! 重い…っ!」

 

 真正面から受け止めたベレスは苦悶の表情を浮かべる。

 

「ふふ、こっちも伊達に鍛えていないわ!」

 

 押し込もうとする私と押し返そうとするベレス。

鍔迫り合いが続く。

 しかし力という部分ではこっちに分があるのか、徐々に彼女を押し込んでいく。

 

「真正面から受けたのは分が悪かったかな…っ!」

「かもしれないわね…!」

 

 勝ち気な笑みを浮かべる私と苦悶の表情を浮かべるベレス。

 その表情が状態を示すかのように、確実に彼女を追い詰めていく。

 

「さぁどうするのベレス…! このままだと押し倒しちゃうよ!」

「っ…!」

 

 彼女は不利と判断したのか、無理やり体を捻り、鍔迫り合いを強制的に終わらせると私に軽く一蹴り入れそのまま距離を取るように後ろに下がる。

 

「あたたた…良い蹴りしてるね」

「…」

 

 再び無言で剣を構えるベレス。

私も剣を肩に担ぐ。

 

 さて、どうしたものか。

もう力勝負は簡単には出来ないだろうね。

 

 彼女が私の力を警戒していることは誰が見ても明らか。

 

「なら!」

 

 私は再び駆ける。

 

「ふんっ!」

 

 再び彼女との距離を詰めると今度は斬撃のラッシュを叩き込む。

 

 下から上から斜めから。

ありとあらゆる方向と呼べる方向から剣を振るい、容赦なく攻め立てる。

 

 力勝負が出来ないなら速さ比べだ。

 

 私はベレスに反撃の隙を与えないように怒涛の如く攻め続ける。

 防戦を強いられるベレス。

 

 だが流石主人公というべきなのか。

防戦一方だった状況だったはずの彼女は、次第に攻勢に転じ始めてきた。

 初めは防ぐしかなかった攻撃も次第に刹那の隙を見つけては反撃を入れてくるようになり、一方的だった状態も気がつけば互いの剣が相手を殺さんと幾度と激しくぶつかり合い、火花が飛び散るまでに拮抗した状態になってしまっていた。

 

 流石主人公。おっそろしい適応力だわ。

 

そして長年の経験を積んだが故に分かる感覚。

 

 流れを完全に掴まれたわね。

 

 流れを掴まれた現状に小さく舌打ちすると、重々しい風切り音が聞こえるほどの剣速で放たれた彼女の横薙ぎを刃で滑らすように流すと、今度は私が仕切り直すために間髪入れず彼女を蹴り飛ばし、後方に飛んで距離を取る。

 

 聞こえるはずのない灰色の悪魔のBGMが流れてる気がするんだけど…!

 

「良い蹴りだね」

「どうも…!」

 

 多少出来た間合い。

 そしてさっきとは真逆の状態。

相手には余裕が生まれ、今度は私に焦りが生まれる。

 

 彼女は焦りが出始めた私とは真逆に、強者の風格が宿ったかのようにゆったりとした動作で蹴られた箇所を軽く払い、剣を肩に担ぐ。

 

「今度は私の番だね」

 

 まるで感情の籠もっていないような、しかしわかる人には分かる、しっかりと殺意の籠もった声音。

 

 彼女は地面を蹴ると、地面を這うように低い姿勢で駆けてくる。

 

 速い…!

 

 神速の如き速さ。

予想以上の素早い急接近に、仕切り直しで出来た距離は一秒も満たないうちに埋まってしまった。

 

「はぁ!!」

 

 一刀一足の間合いまで詰めてきたベレスから放たれる鋭い突き。

 風を斬り、轟音と共に私の顔へ向けて放たれたそれを、反射的に顔を大きく傾けることで当たる寸前で回避する。

 

「…っ!」

 

 そして僅かに遅れて痛む頬と、耳元に届く刃風。

 

 あっぶな…! 少し遅れててたら顔面に一本差しじゃん!

 

 頬を掠めた突きと威力に思わずドン引きに近い感情を浮かべる。

 

「怖すぎよ…! このっ!」

 

 突きで出来た刹那にも満たない隙を狙い、彼女の横腹目掛けて柄頭を叩き込む。

 しかしそれを読んでいたかのように彼女に腕で止められると、反撃に飛んでくる回し蹴り。

 

 長い脚と培われた筋力で放たれたそれは、風を切る音と共に攻撃直後の硬直で動けなかった私の横腹に肉を抉るよう勢いで深く突き刺さる。

 

「っ…ぐ…!」

 

 声にもならない悲鳴と共に横腹から伝わる強烈な衝撃と凄まじい痛み。

 呼吸を止められてしまうほどの衝撃と共に吹き飛ばされるが受け身を取って体勢を整える。

 

「はぁ…はぁ…ぐっ…!」

 

 呼吸と同時に響く痛みが襲ってくる。

 普通の痛みとは違う鈍い痛みが横腹あたりから伝わる。

まだクソ雑魚だった時代に幾度か体験した痛みに思わず舌打ちする。

 

 これ、どこか逝ってるわね…!

 

 折れたかもしれないという事と、不快な鈍痛に苛立ちを感じつつ、目の前に居る凶悪な悪魔から目を離すことなく睨み続けながら、痛む横腹を押さえつつ、立ち上がろと足に力を入れる。

 

 しかし意思に反して体の方はダメージが思いの外大きかったらしい。

 立ち上がろうとして、痛みと疲労でがくんと力が抜け、逆に膝を付いてしまう。

 

「決まったね」

「そ、そうかしら」

 

 地面に手を付き、膝まで付いているという無様な姿で、条件反射に近い形で言い返す。

 だが、頭では分かっている。

 

 もう勝敗が着いている。

 

 実力に差が無い相手。

 折れた骨。

 

 もうこれだけで既に積みの要素は十分だろう。

 

 最悪…ここで死ぬのかしら…

 

 動けない私にじわじわと近寄ってくるベレス。

その姿は無双でも見た、シェズにトドメを刺すシーンに酷似していて、自身の死が近づいていることをより明確に示しているように思えた。

 

 私の眼前までたどり着くベレス。

荒い呼吸を整える事ができないまま、ゆっくりと彼女の顔を見上げる。

 

「アルディア。降伏して」

「…」

「私は貴女を殺したくない。だから降伏して」

 

 私の首に天帝の剣の剣先を突きつけ、最終通告のように降伏を促すベレス。

 

 彼女の事だ。断ればその刃で私の喉を貫き、原作のシェズが辿ったであろう死の結末を迎えることになる。

 

 どうするべきだ。手段は?

必死に考える。

 

 喉に僅かに突き刺さっている天帝の剣の剣先。

私の手にはまだ銀の大剣が握られている。

 振るうことは可能だろう。

 けど振るうより先に刺されるのがオチだ。

 なら体術?

ダメ。放つまでの一瞬で首を貫かれる未来が確定的に明らかになってる。

 なら剣先を掴む?

指を斬られて喉を貫通されちゃう。

 

 チェックメイト。

動くまでの時間。

攻撃への動作移行に必要な時間。

 どれをとっても既に負けが確定している。

 

「アルディア…お願いだ。降伏して。私は貴女を殺したくない…お願いだ」

 

 原作だと、生徒を殺しても出すことも見せることもなかった悲痛な声音と哀しみで僅かに歪む表情。

 

 遠くから聞こえてくるディミトリ達の激しく殺り合う音。

こっちへの援護がないところを見るに、クロードがかなり際どい状況の中、なんとか戦況を制御してくれているんだろう。

 ここからじゃ見えないけど、きっとそうだ。

 

 ベレスとしても、きっとディミトリの救援をしたいはず。

だから早く降ってほしいんだろう。

 じゃないと、状況の変わり方によっては問答無用で私の喉を裂かないといけないから。

 

 はは…困ったものだわ。

 

 降ればベレスのことだ。悪いようにはしないだろう。

むしろ下手すれば将として登用だってしかねない。

 

 もちろんそれも先を見るなら一つの手なのかもしれない。

でも…たぶん彼女は…必要ならエガちゃんを殺す。

 それにエガちゃんも最終決戦で死を選んだ。

 

 私は口を開く。確認のために。

 

「ねぇベレス」

「何?」

「貴女はエーデルガルトを…殺すの?」

 

 私の言葉を表情一つ変えずに耳に入れるベレス。

 

 私とベレスは見つめ合う。

 恋人同士のような甘いものは存在しない。けど、大事な一瞬。

 

「戦争を終わらせるために必要なら…殺す」

「そう…」

 

 ゆっくりと開かれた口から出てきた彼女の言葉。

残酷なまでの返答が私の耳に届く。

 

 やっぱり…じゃあダメだね。

 

 私は重くため息を吐く。

 

 そして今この瞬間、降伏するという唯一生存が確約されていた選択肢が無くなった。

 その私に出来る選択肢は唯一つ。

死を受け入れること。

 

 私は剣を手放す。

落ちた大剣から響く金属の音。

 

「アルディア…」

 

 たぶん察したんだろう。

分かりにくかった彼女の表情が一層哀しみで歪む。

 

「残念だけど、貴女と共には行けないわ。私の望む理想とは違うもの」

 

 明確な否定。

 ベレスの顔はこれ以上無いほどに哀しみで歪む。

 

「それが…貴女の答えなんだね?」

「えぇ、そうよ」

 

 言葉を返すと共に、彼女の顔をしっかりと見る。

先程のような睨むものではなく、笑顔で。

 

「…っ」

 

 微かな動揺。

口を強く噛み、何かをこらえるように顔を歪ませるベレス。

 

 そしてつかの間、まるで記憶に刻みつけるようにじっと私の顔を見続けると、ゆっくりと天帝の剣を上に振りかざす。

 

 はは、まるでエガちゃんを殺すシーンみたいね。

 

 そんな呑気な事を思いながら、私はゆっくりと目を閉じる。

 

 うーん…残念だわ…三国てぇてぇ、見たかったなぁ。ごめんねぇ皆。

 

 そして、死の――

 



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グロンターズ平原・終戦

難産オブ難産。

真面目にタイピングが進まんかった。

あれ書いては削除、これ書いては削除のオンパレード。

かなり強引に進めた感がありますが、許して…


 風切り音がなった瞬間に響く金属音。

そして続くように聞こえてくる馬のいななき。

 

 突然の出来事に思わずハッと目を見開き、状況を確認する。

 

 先程まで私を殺すために目の前に居たはずのベレスが居ない。

 

「よう、待たせたな」

 

 居たのは馬に乗った背丈のでかい渋いおっさん。

 

 白馬の王子様でもなければイケメンでも無く、美女でも無いナイスミドルなおっさん、ジェラルトだった。

 

 どうしてここに…?

 

 本来ならここに居ないはずの人物に私は唖然とする。

 

「お、さてはその顔、自分が生きてることに驚いてんな?」

「あ、当たり前でしょ!」

「はっはっはっはっ!! 見事なまでの敗北だったみてぇだな!」

 

 先程までの様子が見えていたのか、それとも長年の経験からなのか、彼はまるで嬉しそうに笑う。

 

「まあなんだ。お前さんもまだまだってことだな」

 

 ポンポンと私の頭を撫でる彼に子供のように不貞腐れた声音で、うっさいわね、と返す。

 

 けっ! これでも善戦したんだぞ! むしろ生きてることに感謝しろよ!

 

 ふんだ、と子供のように悪態をつくと横腹の痛みが再びぶり返し、顔を顰める。

 

「お~お~、こりゃまた豪快にやられたなぁ。折れたか」

「見ての通りよ。それより軍は? 私兵団の皆はどう?」

「綺麗に撤退できたぞ。相変わらず良い腕してるぜ、あの紫髪の坊主」

「そう。なら良かった」

 

 無事に撤退できたことにホッと息をつく。

これで損害がありました~とか言われたら発狂ものだったからね。

 

 私は痛みが響く横腹を手で抑えながらゆっくりと立ち上がると、こちらに剣を向けるベレスに目を向ける。

 

「ここに来たのは貴方だけ?」

「いんやぁ? 同盟主の坊っちゃんのところにベレトを向かわせてある」

「あぁ、そう…」

 

 彼女に目を向けたまま、彼の言葉にクロード達の戦いがすぐに決着することを悟ると良かった、と再び安堵の声を漏らす。

 

「だそうよ、ベレス」

「…」

「どうする? 俺としちゃここで親子対決っていうのも悪かぁねぇけどよ」

 

 2対1。

片方は負傷してるから戦力として数えて良いとは思えないが、少なくとも現状での優勢ははっきりしている。

 

 その証拠にベレスは剣を構えつつも、苦々しい表情を浮かべていた。

 

「退くなら今しか無いぜ?」

「………仕方ないね」

 

 やはり彼女は冷静だ。

戦況やディミトリの事を聞いた彼女は速やかに剣を鞘に戻すと、そのままディミトリに向かって駆けていく。

 

「あ、ちょっと待ってベレス」

「…何?」

 

 足を止め、こちらを見つめるベレス。

 

 彼女を止めた訳。

その理由はたった1つ。

 

 ロドリグのことだ。

本来であれば彼の死でディミトリが立ち直り、王国を取り返す、という流れになる。

 

 だがこれを言うことはその流れを断ち切る可能性があるわけで…

 

「……」

 

 呼び止めたくせに悩んでいる私を律儀に待ってくれているベレス。

 じっとこちらを見続け、言葉を待つ彼女に罪悪感が生まれ始める。

 

「アルディア」

 

 悩む私の頭に乗せられる手。

突然のそれに思わずハッとなると、手の主であるジェラルトを見る。

 

「何を悩んでるのかは知らねえが、信じてやれ」

 

 ポンポン、と再び撫でてくれるジェラルト。

まるで父親のような対応と優しさに、自然と迷いが無くなる。

 

 そうだ。

彼女は主人公だぞ?

 どんな困難も打ち破ってきたじゃないか。

 

 私はふぅ、と一息入れるとジェラルトにありがとう、と言い、しっかりとベレスに向き直す。

 

「ベレス、女の子に注意して」

「女の子?」

「えぇ。絶対に油断しないで。失敗すれば貴方の知り合いの誰かが死ぬわ」

 

 それだけよ、と言い、用は終えたとばかりに話を終える。

 

 ベレスは表情こそ変わりはなかったが、分かった。注意する、と言うと再び駆け出していった。

 

「まるで預言者だな」

「預言者のほうがまだマシかもね」

 

 ジェラルトの言葉に呆れ半分自分への皮肉半分を混ぜて返すと、そのまま踵を返す。

 

「ほら、帰りましょう。クロードもベレトも来てるわ」

「みたいだな」

 

 これでどういう流れになるのか分からない。

ロドリグが生存したまま原作通りに流れるのか、それとも別の流れになるのか。

 戦後の先を見て選んだ私の告げ口がどういう結果になるかなんて私には分からない。

 でも彼女なら決して悪い方向にはしないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「横腹めちゃくちゃ痛い…」

「アルディア、ユーリスから伝言だ」

「…聞きたくないけど、何?」

「怪我を負った場合は帰還後説教だと」

「ベレト…一応聞くけど、ユーリスの顔はどんな感じだった?」

「…とてもいい笑顔だった」

「すぅぅぅぅぅ……横腹より頭が痛くなってきた」

「頑張れアルディア」

「お~お~、夫婦喧嘩はなんとやらだなぁアルディア」

「いやいやいや…夫婦って言って良いのか…?」

「まぁ、あの坊主はともかく、こいつがこれじゃあなぁ」

「大変だな、ユーリス…」

「…?」

「ベレスももう少しなんだがなぁ…」

「気づくと思う?」

「…父親として否定できんな」

「そこ、何ペチャクチャ言ってんのよ」

 

 

 

 

 

 

 



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自己修復しないと(絶望的使命感)

スランプなのかどうも文のまとまりが木の枝レベルでゴミ。


いやそもそもスランプって有るのか?

有ると言ってよバーニィ!

それより一気に寒くなったよ! 走るにはもってこいだけど、そろそろ半袖半ズボンはきついね☆


いつも誤字脱字の報告助かってます。そしてお手を煩わせて申し訳ないです。





 

 

「完全に折れてます。戦闘に出てはいけません」

「え? それは困ります」

 

 レスターに帰ってきて戦況や状況の再確認をしようとしてシェズとユーリスにお前はこっちだと医務室に叩き込まれて早10分くらい。

 私は医師からの診断とお言葉にまるでブラック企業に染まった人間の如く反論していた。

 

「いや貴女ご自身の状況を理解してますか?」

「え、あはい。一応は」

「ならば私の言葉の意味も分かりますよね?」

「いや~、ちょっと何言ってるか分かんないっす」

「分かれ」

「…っす」

 

 まるで般若のようにおっかない顔に思わずビビる。

この医者…出来る!

  

「いやでもほら、そこはライブとかなんかで――」

「ライブで何でも治ると思ってんのか愚か者め」

「サーセン…自分、魔法とかはからっきしで」

 

 これが烈女とは…ジュディット殿とは違う意味で困ったものだ。

 医者はお小言を言うかのようにつぶやくとまるで残念な人を見るようにこちらを見てため息を吐く。

 

 こら、ため息を吐くと幸せがプラチナキング並に逃げるぞ☆

 

「いやでも戦闘起きたらあれですしおすし」

「おすしが何なのかは知りませんが、無理です。諦めてください」

「いやそこをなんとか」

「無理だっつってんだろすっとこどっこい。ぶん殴られてぇのか」

 

 私の態度にとさかに来たのか、おっそろしい言葉と共に覇気を発動した医者は顔を般若から閻魔の如く恐ろしい顔へクラスチェンジさせた。   

 

 ていうか医者が患者殴っちゃいかんでしょ。

 

 だが彼の言い分は至極真っ当なので仕方ないと言えば、仕方ない。

 

「でも軍議には出れますよね? よね?」

「あ? お前マジで殴られて気絶させられてベットの上で縛られたまま重傷患者になりてぇのか」

 

 いやそれ怖すぎだろ。

 

 思わず出そうになった言葉を間一髪で飲み込むと自身の腹辺りをきつく縛る包帯を見る。

 

 痛みはエグいほど有るけど、動けるかどうかで言えば…

 

「うごk――」

「あ?」

「…っす」

 

 私の言葉を察知した医者の動きは早く、気が付けば彼の手には鉄の金槌が握られていた。

 

 どっから出した?

 

「いや真面目に安静にしてろ。お前、触った感じ派手に折れてるぞ。下手すればその折れた骨が消化器官のどっかに刺さる危険性がある」

「ウボァ…」

 

 んなアホな…とは言えないのが悲しいのぉ。

 

 実際触診された時、めちゃくちゃ痛かった。

 ここ辺りか? と触られる度に訪れるイカれた痛みにひぎぃ!! とイカれた声を出さないようにするので精一杯だったし。

 

「あの~…完治までどのくらいですかね」

「…」

 

 医者は腕を組み、目を瞑ると眉を顰め、厳つい顔で天を仰ぐ。

 

 あ、これあかんやつや。

 

 そう直感した私は喉をゴクリと鳴らす。

 

「どれだけ早く見積もって一ヶ月半は見るべきだな」

 

 完治までの期間に思わずげっ、と反応してしまう。

 

 い、一ヶ月半…長すぎる。

 

「も、もし仮に無理して出れば?」

「…」

 

 彼は静かに椅子から立ち上がるとスタスタと医務室から出ていく。

 そして時間を掛けることもなくその手に短剣と何かが入った袋を持って帰ってきた。

 

「さっきも言っただろ?」

 

 言葉を切ると彼はその袋に短剣をぶっ刺す。そして刺されて穴が空いた袋から水が出てきてしまった。

 

 あ、ふ~ん(絶望)

 

 思わず肩を落とす。

 

「こうなるって」

 

 どっかにぶっ刺さるぞと再度警告し終えた医者はびしょ濡れになった床をそのままに椅子に座り、ため息を吐く。

 

「どれだけ優しく見ても、今のお前に戦闘は不可能だ。訓練なんて以ての外。何かやりたいことが有るのかもしれんが今無茶すればやりたいことも出来なくなるぞ」

 

 だから休め。

彼は言葉を切るとさぁ行った行った、と言うように手でシッシッと払ってくる。

 

 ありがとうございました。

そう言い、痛む横腹を庇うように立ち上がると部屋を後にした。

 

 


 

 

「はぁ…どないしよ」

 

 部屋に戻り、ベットにゆっくりと仰向けに寝転び、愚痴る。

 

 戦闘禁止。

 訓練禁止。

 激しい運動禁止。

 破れば最悪内蔵とかに骨がぶっ刺さって死ぬ。

 

 現状私にとっては必須なものが全部禁止判定。

まるでゲームとか取り上げられた子供の気分だわ。

 

 素直に言ってかなりの痛手と言うしかない。

復帰に1ヶ月半。

そこからリハビリが始まるとして、何時くらいに体力や戦闘の感覚を取り戻せるのか。

 正直かなり厳しいだろうなぁとは思う。

エピソードが大体一ヶ月に1個。

 次のイベントが確か王都奪還戦。

 その間こっちに何もなければ一ヶ月は休める。

そこまでは良い。問題は次だ。

 

 デアドラ救援戦。

あのくそったれがここにやってくるイベントだ。

 半月という微妙に残っている休憩時間の間にこのイベントが何時発生するのか。そこが非常に問題。

 

 早すぎると当然お荷物。

戦えなくもないだろうけど、完治していたとしてもリハビリが済んでいないので普通にお荷物だろう。

 それにターゲットされる。

 主にタレスから。

実力が戻りきっていない弱っちいネズミを殺すにはまさにもってこいのタイミング。

 

 そう考えると、デアドラ襲撃までには完治かつ、リハビリを終えておきたいというのが本音なんだけど…

 

「まぁ…無理よねぇ」

 

 人間の体がそんな簡単に元に戻るなんて事有るはずないよねぇ。

 

 ライブとかリライブとかも、ある程度までなら外傷を治してはくれるけど、内部や病気系統は管轄外なのか、一切治してくれない。

 というか外傷でも致命傷を受けると全く機能しなくなる。

生命力を活発化させて治してるのかどうなのかどういう原理が働いているのかは知らないけど、微妙に役立たずな治癒魔法だわ。

 

「どうするべきか…」

 

 困ったものねぇ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、私はシェズが夕ご飯を持ってきてくれるまでひたすら思考の海に浸かり続けてた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「憎いか」

「え…?」

「あの獣が憎いか?」

「獣…えぇそうよ! 憎いわ! 兄さんを殺したあの獣が憎い!」

「ならば我が助けてやろう」

「はは…どうやって貴方が…? 斬られて死にそうなボロボロの私を…どうやって…?」

「ふふ、案ずるな。我に任せれば良い。さぁ、こちらへ」

 



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骨折した愚か者って誰のことよww…私です()

イベントが無いなら飛ばせばいいじゃない(マリー・アントワネット理論)


 

 

やぁ、骨が折れてお荷物状態のアルディアじゃよ。

 

 血の同窓会を終え、気がつけば堅琴の節に来ましたね~。

一応原作で言うところの蒼月ルート終了まで今節含めて後5つというところですね。

 

 さてさて、話を戻すけど、今節は私はもう過保護の如くひたすら休まされました。

 

 訓練したいなんてほざこうものなら

シェズには馬鹿なの? と言われ、

ユーリスには縛られてぇか? とか恐い脅しされ、

ハピにはため息吐いて良い? とかいう斬新な脅しをされ、

とどめにコンスタンツェには、なら私の魔法の実験に付き合いますか? と間違いなく消し炭にされるであろう脅しをされるわで酷いもんだぜ(自業自得)

 

 なおいつからかベットから出るだけでも誰かが常に付き纏う状態になってるよ☆

 

 過保護かよ(特大の自業自得)

 休憩しろ? 何のための訓練だよ(中毒)

 つうかベレスの蹴りヤバすぎだろ。良く内蔵とか逝かなかったな(幸運)

 

 だけどその過保護のお陰で多少はなんとかなるまでには回復してきたけどね。

 ただし剣は握らせてくれない模様(当たり前)

 握れずじまいな一ヶ月だった…ニギラセテ…ケンヲ…ニギラセテ…。

 

 なお、一番付き添いが多かったのはユーリスとフレンで、まさかの付き添い回数が同数だったよ。

 

 まあユーリスは兎も角、フレンに関しては折れたと聞いた際にものすごくイイエガオデシタカラ(震え声) 

 

 さてさて…そんな付き添いが付き纏うという今節はそれくらいしかイベントは真面目に無かった。

 いや本当に。

 精々軍備の強化とか、私兵団の強化とかそういったものくらいという、なんともつまんない月だったよ。

 

 まあ来節の花冠の節で起きるであろうデアドラ救援戦(される側)で忙しくなると思えばちょっとした休息時間だよ休息時間。

 

 私は出る気で居るけど、うちの過保護(特にユーリス)が許してくれるのかどうか…まあ無理矢理にでも出るんですけどね(アホ)

 

 なおユーリス達からは次に戦闘がある場合時期と状態を見てから考えるとか言われてます。

 

 あかんやつやん(確定的明らか)

 

 過保護な親は毒親なんやぞ!(自業自得)

 

 とまぁこんな感じで今節は過ぎていってるよ。

来節まで後数日。

 

 言うてる間にデアドラに突っ込んでくるんだろうなと考えると正直準備をしたいんだけど…うん、まぁ、クロードに一言助言という感じで告口するくらいしかないので、それを後でしておきます。

 

 くぅ…折れてさえいなければ、折れてさえいなければぁ!

 

 というわけで、飯食って寝て、時折動いて、徐々に早急に爆速で治していきたいと思います。

 

 折れるって…辛いのぉ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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あの~アルディアですけど~(ディミトリ達が王都奪還したってニュース)ま~だ時間掛かりそうですかね~?

仕事仕事仕事…最近豚肉料理が美味くて堪らん…

今回は短い。うん、短い。



 花冠の節。ようは6月に突入してまだ間がない頃。

私はあることで自室でうんうん悩んでいた。

 悩みというか、ちょっとパニックと言うか混乱と言うか。

想定外の出来事が起きて常時脳内会議状態と言う感じだ。

 

 で、そんな私の頭を悩ませているそれが何なのかだけど、まず3つ問題が有るということで既に頭痛の種1つ。 

 

 2つ目は王都奪還に関する情報が一切無いこということで頭痛の種2つ。

 

 ベレスがディミトリ達と居るということで血の同窓会の後は王都奪還戦になるだろうと予想し、前節の堅琴の節内にその知らせが来るとばかりに思っていたんだけど、節も移り変わった今でも奪還戦に関する情報が一切入って来ていないのだわ。

 一応クロードやアンナにそれらしい情報が有るかと聞いてみたけど、まぁ結果はご覧の有様。

 もちろん私兵団も使って情報の収集はしたけど、こっちも結果は同じ。

 

 正直かなり困っている。

 単純に先が読めないからだ。

デアドラ防衛戦が起きるのか。

それとも別の戦闘が起きるのか。

 デアドラ防衛戦が起きた場合、ディミトリ達が来るのか来ないのか。

 別の戦闘が起きた場合何処で起きるのか、起きた場合どう対処するべきなのか。

 考えるだけ湧き出てくる考慮すべき点が多くて頭が毎秒重くなってくる。 

 原作知識ばかりに頼るのは本当に危険だわ。

そういうわけで、頭が痛いです。

 

 で、3つ目。

 南方側、つまり帝国軍からのちょっかいが想像以上に多く、国境付近での小競り合いが中々収まらないこと。これが頭痛の種3つ目。

 具体的な数字は正直数えてない。途中で止めたからだ。。 

 一日に連続で来るなんてザラだし、終わってから間髪入れずにすぐに来ることも多く、南方の国境付近の兵は神経も張りっぱなしで休みも取れていないらしい。

 リアルな話、ユーリス達の貸出回数が結構多く、ユーリス達の疲労も小さくながらも溜まり始めている。

 出来れば私が出て打開策とか探したいけどまだユーリス母ちゃんからの許可が下りないからどうしようもない…。

 最近ユーリスがまるで母ちゃんみたいになってきてる…困ったもんやで…。

 

 そんなこんなでため息とお悩みのバミューダトライアングル状態が続いているという悩ましい状態が続いている。

 ディミトリ達の行方さえ把握すればまだマシなんだけど…何処に居るのやら。

 

 とりあえず今日もアンナやクロードから情報が来ることを願いながら一日を過ごすことにしようと思う。

 

 ユーリス達が無事であれば良いんだけど…。

 まさか誰かがまた負傷してどうこう、なんてならんよねぇ? ないよな?

 

 

 

 

 



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情勢変化

亜鉛が足りぬのねサプリを食べながら、豚肉料理とご飯と味噌汁と野菜をもしゃもしゃ食う毎日。旨し。

鍋が恋しい日が出てきたぞ…食いてぇ…




 

 やぁ、アルディアよ。

今は花冠の節のちょうど終わり間近で、ちょっと展開が大きく変わったこととか色々と有るからささっと話していくよ。

 正直こうしてる今も結構忙しいからね。

 何が起きたかを項目で出していくよ。

 

 まず1つ目。

勢力図が結構変わった。

 2つ目。

勢力図が変わったことによってレスター同盟内の派閥のバランスが大きく変わった。

 3つ目。

私兵団からも負傷者続出。

 4つ目。

ディミトリ達の居場所判明。

 5つ目。

ディミトリ、と言うよりベレスからの手紙が到来した。

 

 多すぎる…。

 

 さて、まあ嘆いていても仕方ないので一つずつ説明していくね。

 

 まず1つ目、勢力図が変わったことについて。

単刀直入に言うと、フラルダリウス家がなんとか抑えていた残りの王国軍の領土の下半分が落とされてしまった。

 

 動きがあったのは花冠の節半ばの頃。

帝国軍が数でねじ伏せるように攻めに攻めを重ねてゴリ押しで攻め落としていったようだ。

 その侵攻速度は凄まじく、半分を落とすのに1週間と掛からなかった。

 クロードから聞いたときは最悪じゃん…って頭を抱えたものだ。

 

 2つ目、レスター内での親帝国派と反帝国派の派閥勢力図が変わったことについて。

これは言わないでも分かるかもだけど、元々半々だったところが、王国軍の領土が多少ながらも陥落したこと、そして帝国軍の侵攻速度と力の大きさで6対4に変わったって話だ。

 もちろん4のほうが反帝国派で6のほうが親帝国派。

まだ4も残ってると言うべきなのか、それとも絶望的と捉えるべきのか…。

 

 3つ目、私兵団からの負傷者について。

現状兵からもそれなりの死傷者が出始めている。

といっても稼働状況的にはまだ継戦可能なので問題は無い。

 一番の問題は…将からも負傷者が出てしまったことだ。

現状将は私を筆頭に、ユーリス、バル、コンスタンツェ、ハピ、フレン、シェズ、シャミア、ベレト、ジェラルトという豪華3本立ての映画並みに豪華キャストが所属している。

 その中からフレン、ハピ、シャミアが負傷してしまった。

 痛い…これは痛い。

 指揮する将が居ないと兵もすぐに雑兵と化すのが戦場。

今の現状でその指揮官に当たる3人が抜けるのは考えたくもないほど大きな痛手だ。

 疲労も重なれば爆発するという嫌な例を見てしまったよ。

 幸い死に繋がるほどのものではなかったようだが、しばらくの療養は余儀なくされるそうだ。

 お陰でまだ比較的元気なユーリス達への負担が増えてしまっている。

 正直このままだとまた負傷者が出てくるのはバカでも分かる。

 早くなんとかするべきなんだけど…現状休む隙なし。

 

 そして4つ目のディミトリ達の居場所の判明と5つ目のベレスからの手紙。

その中でも群を抜いてやばい問題がディミトリ達の居場所。

 5番目のベレスからの手紙の内容以上にやばく、頭痛の種ならぬ頭痛の実。

 まずベレスの手紙の内容からだが、これは内容を読んだ瞬間脳内があしたのジョー並に真っ白になった。

 簡潔に言うと、救援求む、という援軍要請だ。

 たぶん戦闘中か、それに匹敵する状況の中で書いたんだろう。

あの子らしからぬほど乱暴かつ汚い字で書かれていた。

 ジェラルトもそれを見て、見たこと無いくらいに苦々しげに表情を変え、こりゃまずいな、と呟いてた。 

 なお持ってきてくれた王国軍兵士はクロードにそれを届けると陛下を頼みますと言って息絶えてしまった。

 

 で、最後はディミトリの居場所が判明したことについて。

これについてはさっきも言ったけど、どの問題よりも群を抜いてやばい。

 

 まずやばいと言ってしまう理由だけど、彼らが捕まったことが挙げられる。

 どこで、どのタイミングで、なのかまでは分からない。

聞く前に王国軍兵士が息絶えてしまったからね…。

 で、次にやばいという理由。

それは…処刑されることが決まったこと。

 

 正直これに関してはそこまでするのかエーデルガルト、と思ったけど、今の彼女が無双ではなく、覇道を進むとアルヴィスも真っ青になるほどカッチカチに意思を固めた方のエーデルガルトであること、そして後ろに居るのがあのアランデルもといジジィだってことを考えると無いとは言い切れないなと納得した。

 全く…これならまだ漆黒の騎士を相手にしたほうがマシかもしれな…くはないね。うん。

 

 日時は青海の節の10日のお昼頃。

日数的に10日くらいの猶予しかない。

 おかげでレスターの円卓は大荒れ。

もちろん原因は援軍の為の派兵をするかどうか。

当然親帝国派の勢いが強く、流れはしない方針に猪突猛進状態。

 元々二国と違い、バラバラ気質なレスターだ。

 今の情勢を見るとそうなるのも仕方ないといえば仕方ない。

誰も死にたくないし、わざわざ自分の領地を危険に晒す必要もない。

 実際領地を持つ者としてはその方が正しいのはアホでも分かる。

 だからと言って全員が納得するかどうかとなると話は別で、クロードを初め、生徒組は出れるなら助けに行きたい方針。

 もちろん私達もその方向だ。

 

 だがそうは言ってもここはレスター。

話し合いをした上で多数決を取って決めるのがルールである以上、レスター所属の生徒達はもちろん、盟主であるクロードも自己判断で動けない。

 動けるとしたら客将である私達私兵団のみだけど…兵力的な意味で動けない。

 かなりキツイよ。

 

 そういうこともあって、今も円卓ではあーだこーだと言葉の殴り合いが続いている。

 そろそろどこかで何かしらのアクションを起こさないとディミトリ達が死んじゃうんだが…。

 

 こういう時は多数決って本当に害悪でしか無いわね…。

 

 これは腹をくくる時が来てるのかもしれないわね。

  

 はぁ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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考えろ、考えるんだ。良いか? 考えるんだ(不動の意思)

ちょっとお久しぶりでございまする。

ああだこうだと納得がいかなくなった結果バッラバラだぜ☆

やっちまったOTZ

なおここらあたりからハイスピードに進んでいくぜ☆
長々としていては…だめだってばっちゃが言ってた(たぶん)


 

 

 

 

 

 

「呼び出して何する気だ? 大方想像はつくけどよ」

 

 処刑を執行まで後7日となったある日の朝。

私の自室に呼び出されたユーリスは気怠げにそう言うと椅子に座り、他の私兵団の首脳陣達も各々座っていく。

 

「想像ついてるなら分かるよね、何言おうとしてるのか」

「おう。俺としては勘弁してくれと言いたいけどな」

「それでも話を聞いてくれるユーリスマジ良妻賢母」

「おいやめろ教官。バルタザールてめぇ笑ってんじゃねぇ!」

「いや良妻賢母って!! ぶはははは!!!」

 

 ユーリスは顔を真っ赤にすると良妻賢母というワードに抱腹絶倒するバルタザールの膝に無駄に鋭い蹴りを入れるとぷんすかと照れ隠しで怒りながら再び席に戻る。

 周りがそれを見て笑い、私もくすりと笑みをこぼすが、軽く咳払いをし、空気を締め直す。

 

「話を戻すけど、今回皆に集まってもらったのは他でもないわ。大体検討と言うか、予想はついているとは思うけど、ディミトリ達を救出するために意見が欲しくて集まってもらったの」

「あー、やっぱりそうなるんだな」

「えぇ、そうよジェラルト。私は彼らを失いたくないし、貴方だってくだらない理由で娘を失いたくないでしょ?」

「まぁな。戦闘とかで死ぬなら仕方ないにしても、真っ当じゃない理由で処刑されて娘を失うのは俺としても勘弁だ。だけどどうするよ。行くにしても俺達だけじゃどうみても自殺行為だぜ?」

 

 それはそう。

はっきりいって今の現状、帝国軍に対して真っ向から挑める兵力は残念ながらこの私兵団にはない。

 個の質という点であれば負ける要因はないが戦争は結局よっぽど大きな質の差が無い限り数のゴリ押しでどうにでもなる。

 それに加えて攻略対象があのアリアンロッド。

白銀の乙女なんて言う意味深な呼び名がある程の強固な要塞だ。

攻城戦の基本である3倍の兵力も無い上に、カチカチというダブルヘッド。

閻魔ですら逃げ出すレベルの鬼の組み合わせを攻略するなんて、ジェラルトの言う通り自殺行為そのもの。

 

 でもだからといってあの子達を見過ごすことは私には出来ない。

私の介入で本来なら起きなかったはずのイベントが起きたんだろうし、責任がないわけでもないと思うから。

 

「レスターは動く気配ねぇしなぁ」

「クロードも盟主としての立場があるからね~」

「私達だけでどうにかなるようなものはないですし」

「いっその事火矢でも放ちます?」

「悪くはないが、脱出までの時間とかの計算が――」

 

 ああでもないこうでもないと話し合いが続く。

中々妙案が出ないけど、私としてはまずは一安心。

 正直なところ、今回のこれに関しては私兵団メンバーに絶対無理だろうと言われて離反、又は勝手にしてくれと会議から抜ける団員が居るかもしれないと内心思っていたからね。

 だからこうして話し合いが出来ているだけで私としてはとても嬉しく思う。

だがそれで安心し切るわけにはいかないのが現状。

 

 どうしたものか…原作だと敵兵に変装して侵入とかあったけど…あれはあれで後から援軍ありきで無事クリアできた策だしなぁ。

 ここはフレンが言ったように火矢使うべきか? いやそれだと下手すればディミトリ以前に潜入した私達が焼け死ぬ可能性がある。

 ていうか下手に騒ぎを大きくすると天から例のミサイルが落ちてくる可能性もあるし。

 どちらにせよ真正面から動くことは出来ない。そうなると選べる選択肢は…潜入しかないか。

 正直潜入に対してあまり良い印象がない。

偏見だけど、毎回バレそうなイメージしかないからだ。映画の見過ぎだなぁこれ。 

 さて、潜入をするにしてどう動くかだよねぇ。

まずは地図の確保、兵士の配置場所の確認、兵数、警備の薄いポイントの把握…うわぁ、これだけでもやることが多すぎるぅ!

 

 う~ん多忙、なんて思いつつ、私は手を叩き、注目を集める。

各々は話を止めるとこっちに顔を向け、私は口を開く。

 

「とりあえず現状真っ向から挑めないのは周知の事実。なので私としては潜入が良いと思うんだけど、どう?」

 

 皆はシーンと静まり返ると、顔を見合わせ小声で話し合ったり、目を閉じ、考え込んだりと様々な反応を見せる。

 そんな中、ジェラルトが良いか? と声を挙げる。

 

「何?」

「潜入しかないってのは分かるが、どうやって中に入るんだ? 表はともかく、裏ですら厳重だろ」

「なんていったって王子に王家の重鎮達の処刑だもんな。普段以上に固めてくるのは馬鹿でも分かる事だぜ」

 

 それもそうだろう。

どうせあのクソジジイも関与してることだろうし、余念なんて無いに決まってる。

 私は壁に寄りかかりじっとしているシャミアさんに目を向ける。

 

「シャミアさんなら、どうします?」

「私か? そうだな…こちらが発見される可能性が高いのならいっその事殺しても問題ない部分は容赦なく排除して、可能な限りの安全を確保しながら進む。アリアンロッドほどの厳重な砦に忍び込むのならそうした方がまだ安全だろう」

 

 なるほど…数が減れば確かに多少は安全だものね。

でも死体の処理はどうするんだろうか?

 

「死体とかはどうするんですか?」

「ベッドの下、樽の中とかに隠している。目的さえ達成してしまえば死体が発見されようが関係ないからな。速さが重要なら尚更だ」

「Oh…でもベッドの下ってバレません?」

「時間帯や光の加減次第だが、死臭がしない限り意外とバレないものだぞ」

「えぇ……灯台下暗しってそう言う…」

「ただ不自然さは時間と共に蓄積されていくからな。速く終わらせなければならないことに変わりはない」

 

 割りと過激なんだなぁ…。

ていうか意外とガバガバなんだな、兵士達って。

 でもある意味では当然か。

相手は予想通りなら堅牢なアリアンロッド内部に潜入されるとは思ってないだろうし、戦況的にも場所的にも余裕をこいている可能性も高い。

 だとすれば色んな部分に対して慢心しているかもしれないし。

 

「よしよし、じゃあとりあえず話を進めていこう! シャミアさん、他にも何か――」

 

 とりあえず考えるだけ考えてみよう!

どうせ後無いんだし、やるだけやってみればええねん! 待っとけディミトリ達!

 

 

 

 

 

 



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知ってるか? 大体重要な場所には中ボス以上が待ち構えてるんだぜ?()

やぁ(´・ω・`)

リアルメンタルブレイクのせいで投稿がくっそ遅くなった情けないわしじゃよ。

もう色々と面倒事が重なりすぎて笑える。
小説()どころか、動画鑑賞すらもしなくなってやばかった。
今は普通。

エタって無いし、エタる気も無し。

あ、そういえばエンゲージ、ええ感じにPV来とるね。
ええぞもっとやれ。

シグルドが出る…あれ? アーダンは?

後半の失速感はまさにエアブレーキレベルの失速レベル。
へへ、良いブレーキだ()










 

 

「教官」

「ん。ここで別れるよ」

 

 処刑前日の真夜中。

裏口の警備兵を排除し、無事アリアンロッドへの潜入を終えた私達は計画通り、バラバラに行動を開始。

 正直リスクはかなり大きいが、今回はリスクを負ってでも速さが重要だから致し方ないと判断し、各自の単独行動という動きを採用した。

選抜メンバーはシャミア、ユーリス、ベレトと私の4人。

 シャミアもユーリスもベレトも優秀だから問題ないだろうということだ。

私は…知らん。

 

 各自別々の通路へ向かい動き始めると、それを見送った私は自分が進むべき通路へ体を向けると、ゆっくりと歩を進める。

 

 静かな城内。

真夜中のアリアンロッド内は処刑前日だというのに物々しさが無く、まるで人が居ないのではと錯覚するほど静か。

罠でもあるんじゃないんだろうかと疑いたくなる程だ 

ただ時折見つける扉の奥には静かながらも、多数の人気がある。

 眠っているのは間違いないだろう。

だが少しでも耳に届く音を出せば蜂の巣をつついたかのように一瞬でアリアンロッド内がホットゾーンになるんだろう。

 私は腰に携えている大剣の鞘に手を添え、音を立てないようにする。

 

 脳内に必死に叩き込んだ地図情報と今の場所を照らし合わせると、ディミトリ達が囚われている目的の牢屋まではまだ少し距離がある。

 

 緊張するなぁ。

 

 潜入という神経を擦り減らすタイプの仕事や任務はそれほどすることもなかったせいか、どうも落ち着かない。

 足音、息遣い、歩く度に小さく響く自身の相棒の金属音。

普段の戦場、生活では気にもしないのに、とても気になる。

 

 これが経験と言うか、慣れの差なんだろうなぁ。

 

 今頃すっと動いてすっと進んでいるであろうシャミア達を思い浮かべて、経験の差に内心ため息を吐く。

 


 

 歩き続けしばらく。

途中巡回兵を見かけたりしてヒヤッとする場面はあったものの、どうにか半分まで到着した私は精神的余裕を得るために武器庫内に身を潜めている。

 

 綺麗に揃ってるなぁ…几帳面かよ。

 

 ひんやりとする床に座りながら、種類別に分けられ、等間隔に置かれている武器達を見る。

 高い位置にある窓から伸びる月の光に照らされた武器。

如何にも高いですと言わんばかりに刃を光らせるそれらを見ながら、そろそろ休息も良いかと腰を上げる。

 

 扉前へ進み、扉に耳を当てる。 

足音は…無し。

 鎧の音も聞こえないし、敵の気配も無さそうだ。

 

 私はゆっくりと扉を開け、左右を確認する。

うん、安全かな。

 

 そのままゆっくりと後ろ手に扉を閉めると、再び歩き始める。

他の皆は大丈夫だろうか。

今のところ警戒態勢になった様子は無いから問題は無いとは思うけどやはり不安になる。

 思わず不安になるが少なくとも潜入に慣れてるであろう面子を選んだんだから大丈夫だろうと納得し、歩みを進める。

 

 いくつかの巡回兵をやり過ごし、予定より少し時間を掛けたものの、無事目的地付近へと到達。

 目の前にある階段さえ降りれば目的の人物達に会えるだろう。

 

 降りる前に辺りを確認する。

視界に敵兵は無し。

気配も足音も無し。

 敵影無しと判断した私はその階段へ足を向けるとゆっくりと歩を進め、降りていく。

 

 松明が申し訳程度に設置されている階段は城内と違い薄暗いものの、歩く分には支障なく、問題はなかった。

 ただ下へ進めば進むほど、湿り気というのか、埃っぽいというのか、少なくとも環境面は良くないと分かる程度に空気が悪くなっていく。

 

 そして降り始めて少しして、最深部へ到達。

牢屋が左右に何部屋も続くそこは階段よりもより松明が少なく、そして明確に空気が淀んていた。

 

「白銀なんて名前とは裏腹ね…」

 

 口に手を当て、ゆっくりと進む。

牢屋の中には誰も居なかったり、気力が無く項垂れたままの罪人か、捕虜なのか分からない人が居たりと様々だ。

 そうして進む中、感覚的に中間辺りに到達した時だろうか。 

奥から少し変わった気配が漂い始めてきた。

重く、まるで何かを待ち構えるような…殺気だろうか。

少なくともシャミアさん達でも、牢屋にぶち込まれた囚人の気配でも無いのは間違いない。

歓迎もされていない様子だ。

 

 大剣の柄に手をやると、いつでも抜けるように警戒しながら奥へ進んでいく。

 

 進めば進むほど濃くなっていく気配と、反対に減っていく松明の本数。

光が減り、暗さが増すと、まるで比例するかのように気配も濃くなっていく。

 

 ド○クエみたいに奥に着いたら、これを欲しければ戦えグハハハハ! なんて勘弁願いたいんだけど…。

 

 内心思いつつも、ため息を吐く。

 

 そして奥に歩を進めて少しして。

松明の本数が必要最低限以下と言っても過言ではない程光源が届かなくなってきた時、ふと私は足を止める。

 

 居る。

 それなりに近い距離。ものすっごく会いたくないやつが。

そして感じる。懐かしい気配。たぶんこれは…ディミトリ達。

 

 避けられない喧嘩を売る前に一度後ろを確認する。

シャミアさん達は…だめか、まだ来ていないみたいね。

 

 ため息を吐く。

まぁこれも仕方ないか。どのみち来る可能性はあったんだし。

 腹を括るか、と決意すると前を向き、鞘から大剣を引き抜き構える。

 

「誰? 多分間違ってないと思うけど、念の為に名前を言ってくれると助かるわ」

 

 軽い感じで言うと、じっと闇に目を向け続ける。

 

 うわぁ…来るんだぁ…最悪。

 

 ゆっくりとこちらへ向かって来ている気配に内心悪態をつく。

 次第に聞こえてくる足音。

そしてガシャンガシャンという鎧の音。

 

 こんだけ強烈な殺気を出して、鎧の音を出して堂々と歩いてくるやつ、アドラステア内だと1人しか該当しない。

 

「…やはり…来たか」

 

 漆黒の鎧に、身の丈以上にでかそうな鎌。

そして見る者を恐怖に陥れそうなほど恐ろしい髑髏の仮面を付けた奴。

 そう、死神騎士。

 

「やっぱり居るのね」

 

 思わず愚痴る。

原作とは違う展開、時間帯の違い。

そういった流れの違いがあるんだし、もしかしたら遭遇するこなく済むのでは? なんて考えたけど、どうやらソティスさんは甘くなかったらしい。

 

 眉間に手をやり、自然と出来ていた皺を揉み解す。

最悪だ。

現状考えうる中で一番最悪なパターンを引いてしまったらしい。  

 とことん運がないわね私。

 

 そして同時に覚悟もする。

こうなれば一か八かの賭けだ。

 万が一私が死んでも、最悪ベレスとディミトリが居れば私の野望は潰えても原作通り平和にはなるはず。

 

 眉間から手を離し、大きく深呼吸をする。

よし。

 

「ディミトリ達は? 居るんでしょ?」

 

 堂々と死神騎士に聞く。

死神騎士は動じること無く黙ってこちらを見たまま、鎌を横にかざす。

 それと同時に松明に火が灯る。

 

 私は突然の明かりに一瞬目を細めるが、まもなく目が慣れると、奴の指した方をしっかりと見る。

 

「ディミトリ、ベレス!」

「…教官?」

「アルディア…?」

 

 居た。

 いささか汚れなどは見受けられるけど、元気そうだ。

原作通りに真っ黒な鎧と眼帯を付けたやっべぇイケメンのディミトリ。

無自覚ドスケベ衣装の先生、ベレス。

 そして後ろには青獅子の生徒達。

 

 良かった。

思わず安堵する。

 

「無事?」

「…」

「大丈夫だよ、アルディア。アッシュとアネットは?」

「ん、大丈夫だよ。平和にレスターで生活してる」

 

 そうか、良かった。

ベレスはそう言うと安心したように僅かに微笑む。

 

 生徒思いで良い先生やでぇ…。

 

 私は彼女の笑みに思わず小さくニヤける。

しかし目の前のやっばい脅威の存在を再び再認識すると、にやけた顔を元に戻し、死神騎士を睨みつける。

 

「無事は確認できたわ。それで? 彼らの解放をしてくれるなんていう大盤振る舞いはないのかな?」

 

 警戒心を解くこと無く放たれた私の挑発的な言葉に、死神騎士は動じること無くただ佇む。

 そしてゆっくりとあの大鎌をこちらに向けてくる。

 

 うわぁ…タイマンかぁ。

 

「アルディア、止めて。今の君に彼を止める力は無い」

 

 私と彼が殺り合うと見抜いたベレスのぐさっと心に刺さる言葉。

やっぱり蹴り飛ばした張本人だからか、今の私の状態を明確に見抜いてきた。

 でもねベレス。そんなこと、百も承知なのよ。

 

 彼女の言葉に返事を返さず、大剣を構える。

 

「今の貴様を殺した所で、乾きを満たすことなど出来ん…」

 

 露骨なまでに残念そうに告げる死神騎士。

事実なだけにムカつきはするものの、言い返す事無く私は剣を構えたまま黙秘する。

 

「…まあいい…これもまた一興……さぁ、死合え」

 

 戦闘態勢になった死神騎士。

 

 早く来てくれよぉ、皆…。

 

 私はそんな情けないことを考えながら、死合を開始したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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お知らせ

ここ最近グッチャグチャなのでリセットしていくスタイル


 

 

はい、皆さんこんにちわ。

残念作者こと、私です。

 

突然ですが、この作品の更新を止めて、リメイクに行こうと判断しました。

 

理由としてはリアル生活の方でのめんっどくっさいクソ親案件や、それに伴うプライベートタイムの消失と、それによる作品の設定忘れや、感覚を忘れるといった書くことに必要な部分が消し飛んでしまうことが増えたからです。

一応メモに残したりはしているのですがどうしても間が空くことが増えてしまい、ズレやコレジャナイ感が拭えず。

あと作品の質の安定や良さが自分で見ても、えぇ…(ドン引き)というもの一つの理由です。

 

安定って、難しいんやな…

 

現状リメイクとプロット()制作は進んでおり、この作品と比べると微量ながらも変化はあると思いますので、しゃあねぇなぁ、という感じでアーダン無双や素手縛りなどでユグドラシル大陸救うなり、生徒全員ボコるなり、リンの太ももを堪能しながらプレイしたりしてお待ちいただければと思います。

 

小説って、二次でも難しいんやな…

 

ご迷惑をおかけしますが、今しばらくお待ちいただければと思います。

 

以下おまけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ教官」

「なぁに? 今忙しいんだけど。あ~、頭に血が昇る~」

「…今更あんたの逆立ち腕立てについては何もツッコまないぞ」

「そう? 慣れたもんねぇ~…あと50回」

「……まあいいか。それでだ、教官。一つ聞きたいことがあるんだが、良いか?」

「なぁに? 早くしてよ~」

「あんた…好きなやつはいるのか?」

「………」

「なんだその顔。意外そうなものを見る目で見るなよ」

「いや貴方がそういう事聞くイメージなかったからねぇ…何? 何かの参考にでもする気?」

「………あぁ、そうだよ」

「そうねぇ………無いわね」

「無いのか?」

「無い。意識すらしたことなかったわ」

「そうか。そりゃまたなんでだ?」

「単純に興味ないから。訓練して、経験積んで、戦闘して、そんなクソ忙しい毎日送ってるのに、どうやってそっちに興味持つのよ」

「それは、まぁ、あんたが調整すれば良いんじゃないか?」

「えぇ~…」

「えぇ~、って…それだけ美形なんだし、少しはそういう花のあることにも興味持ったほうが良いと思うぜ?」

「う~ん…と言われてもなぁ。興味無いものはどうしたって興味ないしなぁ…と、あれ? ベレトいるじゃん」

「あ、ん? あ、あぁ、居るな。それがどうしt」

「ベレト、ちょっと訓練付き合ってくれない――」

「嘘だろ…あっという間にベレトについていきやがった…おいなんだバルタザール、クロード。そんな顔で俺を見るな。やめろ、笑うな! てめぇら、笑うな! ふ、振られてねぇよ! ちっ、この野郎! 待ちやがれ! 逃さねぇぞ! おいこら待ち――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「良かったのかアルディア」

「これでいいのよ。私は私が誰かとてぇてぇしたいんじゃなくて、誰かと誰かが結ばれるところが見たいのよ! そこに私はナッシング。ほら、訓練付き合ってよ」

「……がんばれ、ユーリス」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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