対魔忍達の変わった日常 (ペンた)
しおりを挟む

秋山凜子の肉壺体験

秋山凜子が肉壺の試験に協力するお話
この凜子はリーアルに捕まらず調教も受けていない設定です


ここは五車学園の研究施設・・・

ここには開発中の兵器や潜入先から押収した機器などが保管されている

その兵器の試験運用や機器の性能確認も行われている

そして今日も一人の対魔忍の協力を得て実験が行われようとしていた

 

「それで?今日はどんな試験を行うんだ?」

美しいロングヘアを靡かせ豊満な肉体をぴっちりとした対魔忍スーツに包んだ少女が研究員に問う

彼女の名は秋山凜子。斬鬼の対魔忍の異名を持つ次世代のエースである

「本日は地下都市ヨミハラの娼館より押収した装置の性能確認となります」

研究員が答えボタンを押すと凜子の目の前のシャッターが開き眼前にピンク色の肉の塊のような物が凜子の視界に入る

ぶよぶよとしたその物体に凜子は不快感を覚える

「おい・・・これは一体何なんだ・・・」

「え、えっとこれは魔界の技術により開発された調教装置の肉壺です・・・」

凜子の鋭い視線に威圧されながらも研究員が詳細を答える

「調教装置!?試験とはいえそんなもの実験台になるのは・・・」

凜子が不満を表すと研究員が慌ててフォローを入れる

「い、いえ!今回は調教用の機能をオミットした動作のみの確認ですので凜子さんの肉体に悪影響は及ぼさないことを約束します!」

「肉体的には・・・か、精神的な影響は?」

「精神的影響も無いはず・・・ですが多少の不快感はあるかと・・・」

尻込みする研究員を見て凜子はため息をつく

「はぁ・・・まあいい、お前の言葉を信じて試験に協力してやる」

「す、すみません、凜子さん」

こうして凜子による肉壺の動作確認が開始された

 

「うーむ・・・」

肉壺内に入った凜子は内部の異様な雰囲気に不快感を覚える

毒々しいピンク色の壁に触れるとぶよぶよとした感触が体に伝わる

狭苦しい閉塞感もまた凜子の不快感を増幅させる

「とても落ち着ける場所ではないな・・・」

凜子が今の感情を言葉にすると

「そうですね、しかし本来は調教装置ですので肉壺内は魔物の精液の匂いが充満していたと聞きます」

と研究員が嫌な情報を付け加える

「そういうことは言わなくていい・・・」

「ご、ごめんなさい!では次の動作の確認に・・・

凜子の言葉を聞いて慌てる研究員は試験をさっさと進めようとする

「凜子さん、では両手と両足を拘束用の肉壺に入れてください」

「拘束用?」

凜子が周囲を確認すると床と天井の部分に盛り上がった部分があり、そこにはちょうど手と足が入りそうなほどの穴があった

早速凜子は両手を上げ天井に足を床の盛り上がった部分に入れた。四肢がぶよぶよとした感触に包まれる

「それでは拘束を開始します」

研究員がそういうと凜子の四肢を包む肉塊が肘と膝の位置まで伸びた後締め付けを強める

「むう・・・これは・・・」

凜子は四肢を動かす。軽く引っ張る程度ではこの拘束は解けそうにない

「本気で抵抗すれば引きちぎれそうだな」

「すみません・・・凜子さん、今回は試験なので・・・」

研究員の指摘を受け渋々凜子は動きを止める

「なぁ・・・私以外に適任はいなかったのか?」

凜子の愚痴にも似た疑問に研究員は申し訳なさそうに返答する

「それが・・・今他の方は別の任務の対応で忙しく・・・」

「それで私が選ばれたという訳か・・・」

諦めの表情を見せる凜子に研究員は後ろめたさを感じる

「凜子さん・・・本当に申し訳ないです・・・」

「いや、気にするな。これも仕事のうちだ。手早く試験を進めよう」

凜子が答えると研究員は次の動作の試験を進める。すると壁の周りから小さな触手が出て凜子の体に巻きつく

「こいつは・・・?」

「肉体開発用の触手ですね」

「開発というのはつまり・・・いや、言わなくていい」

凜子はこの状況が敵に捕まっての調教ではなく試験だということに安堵する

と同時に調教や拷問の時は今は体に巻きついているだけの触手が全身を弄ぶことを想像し恐怖した

「は、早く次に進め!」

凜子がそう言うと上から今度は大型の触手が伸びてきた

「今度はなんだ・・・」

「この次の動作のための呼吸確保用の大型触手ですね」

すると大型の触手が凜子の頭をすっぽりと覆う。凜子もこれには驚きを隠せない

「こ、これは大丈夫なのか!?」

「あ、あくまで動作の確認なので・・・」

その次は凜子の目の前に大型の触手の中から小型の触手が垂れ下がる

「こちらが呼吸確保用の触手になります。凜子さん咥えてください」

「ヨミハラもとんでもないものを開発したな・・・」

「調教の運用の際にはそこからさらに胃の内部まで侵入し催淫薬を流し混んだと・・・」

「変な情報はもういい!」

凜子の怒りの一声で研究員は口を閉じる

「はぁ・・・で、これを咥えるんだな?」

凜子が触手を咥えると大型の触手が締まり凜子の頭を包む

(うおっ!真っ暗だ)

「それでは最後の動作の確認を行います」

そう言うと肉壺の周りからヌメヌメとした液体が流れ込む

(な、何だ!?何が始まる!?)

驚愕し抵抗しようとする凜子に研究員が説明する

「り、凜子さん、大丈夫です。これは試験用の粘性液体で人体に悪影響はありません」

肉壺の中にヌメヌメとした液体が溜まっていく。

(だとしてもこれは気持ちが悪いな・・・)

「ちなみにこちらも調教の際には魔物の精液をしようしていたようです」

(そんな情報はいらないと言ってるのに・・・)

触手を咥えて喋れない凜子をよそに研究員は解説を続けた。

試験用の液体は肉壺内に充満し凜子の全身を包む。呼吸用の触手のおかげで何とか気道は確保できていた

(とんでもない実験に参加したものだ)

「それではこの状態で3時間待機をお願いします」

(さ、3時間・・・長いなぁ・・・)

「ちなみに調教の際には2週間もの期間を要したそうです」

(いらない情報を・・・)

凜子の後悔をよそに研究員は解説を続けた・・・

 

肉壺内で凜子は身動きが取れないまま待機を続けていた

視界は暗闇に覆われ四肢はぶよぶよの体はヌメヌメとした感触に包まれる

(気持ちが悪いし退屈だな・・・)

体を捻ってもヌメヌメの感触を感じるだけ、四肢を動かすこともできない

本気で抵抗すれば引き抜けそうだがその場合試験がやり直しになるだけだろう

自分で再度この試験に参加するのも嫌だし他の者をこの試験に参加させるのも申し訳ない

(じっと待つしか無いか・・・)

凜子は諦めて解放の時をただじっと待つことにした

 

「凜子さん!お疲れ様でした!試験終了です」

研究員がそう言うと肉壺が開き液体が外へ排出され、触手は凜子の体から離れ四肢の拘束も解けた

「今回は疲れたな・・・」

自由になった凜子は解放の瞬間を全身で味わう

それとともに全身に張り付く粘性の液体に不快感を感じた

「早くシャワーを浴びたいぞ・・・」

「凜子さん、これを・・・」

凜子は研究員から受け取ったタオルで全身を拭き問いかける

「それで、今回の試験で何が得られた?」

「ゆくゆくはこの肉壺を改造し治療用のバイオ回復カプセルを発明しようかと・・・」

「それならもうちょっと居心地のいい空間にしてくれ・・・感触も見た目も改善が必要だ」

「そ、そうですね・・・」

意見を伝えると凜子はその場を後にした

 

ヌメヌメの対魔忍スーツを脱ぎシャワーを浴びる凜子、ふと今回の試験を思い出す

(あれが調教や拷問だったら・・・)

全身を精液に包まれ胃の中にも催淫薬を注ぎ込まれ触手に全身を弄ばれる・・・そんな日々が2週間も続く・・・

想像するだけで背筋が震え上がる

(それだけは絶対に回避せねばな・・・)

今回の試験は凜子の気を引き締める結果にもなったようだ・・・



目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。