敵は火力でねじ伏せる!私たちは艦娘海兵隊 (影助提督)
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設定たち
これから話が進む事に付け足して行くはず
<基礎設定>
・提督 妖精が見えるという人間のみが採用される。人数は非常に少なく貴重である。
・艦娘 適性を見出され、艤装をまとい戦う少女たち。普通の人間だが艤装を装備すると人間の数倍の身体能力を発揮する。基本的には1人につき1つの艤装が与えられる。勤務する時は本名ではなくコードネームである元となった船の名前を名乗る。基本的に自分の国籍の船の適性が出る。米軍から出向して来ている人間はアメリカ艦である。初めは自衛隊や、各省庁の適性者が選ばれていたが、頭数を揃えるため一般人からも募集している。
・深海棲艦 2013年に初めて観測された人類の敵。通常兵器は通用せず艦娘の艤装のみが通用する。なぜ、人類を攻撃するかは不明。
・佐伯基地 呉地方隊隷下の部隊。瀬戸内海への入口である豊後水道守備が目的とされ、元々あった佐伯基地を拡大して艦娘等の運用能力が付与された。初代提督が艦娘思いだったため、ほかの基地に比べ、娯楽施設がとても多い。しかしそれが艦娘たちをだらけさせる原因となった。
・アメリカ合衆国海兵隊 第3海兵師団 第5武装偵察中隊 主人公たちの所属する部隊。沖縄に所在する。深海棲艦の出現以降は国家間戦争がなくなり、暇を持て余した彼らはひたすら訓練を繰り返している。
・自衛隊 深海棲艦が出現して以降は艦娘の運用と、偽装の開発、艦娘の作戦支援のため早期警戒機等を用いた支援や後方の治安維持等に当たっている。
・在日米軍と自衛隊の関係 制海権を失ってい以降、本国へと帰れ無くなった在日米軍の各部隊は、基本的には基地内でこれまでの訓練を繰り返している(まぁ、通常兵器が通用しないから仕方ないね)一部の提督適正や艦娘適性がある人間は日米安全保障条約により自衛隊側へと出向し任務に当たる人間もいる。
<登場人物>
・少佐/提督 本作の主人公。元々はアメリカ合衆国海兵隊 第3海兵師団 第5武装偵察中隊 中隊長であった。30代で少佐となったエリートである。
・大尉 少佐が小隊長をしていた頃から交友がある。狙撃手としての才能が秀でており、部隊ではマークスマンとして狙撃銃を握っていた。普段はあまり優秀には見えないが、やる時はやる...はず...
・中尉 まだ部隊に来たばかりの新人で弱気な性格。よく大尉にいじられる。本人はマスコットのような扱いに納得が行かないようだ。
軍曹 この中では唯一の下士官だが、最年長者。少佐ですら頭が上がらない大ベテラン。普段は優しいおじいさんだが訓練になると...
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プロローグ 終わりの始まり
尚、続ける予定だけど予定は未定です
ではどうぞ
私たちの提督さんはとてもやさしい人だった。私たちのために娯楽室を増やしてくれた。大本営にお願いして食堂に間宮さんを連れてきてくれた。私たちの鎮守府では中破したら即撤退がルールだった。みんな笑顔で、仲良く楽しい生活が永遠に続いていくのだと思っていた。でも、それも長くは続かなかった。ある日、提督さんが警務隊に連行され、新しい提督がやってきた。その日から、すべては崩壊した。もうあの頃の楽しい暮らしに戻ることはできない。
~2022年〇月×日の??の日記より抜粋~
「Company commander *1、まもなく佐伯基地に到着します。」
「Company commanderはよせ。もう俺はCompany commanderではない。」
「すみません。Company com…いえ、Admiral。」
後ろの席に座る体格のがっしりとした大男は呼び方を間違えた助手席に座る女性に呼び方を指摘する。
「呼び方間違えてるし。てか、いい加減日本語で呼ぶことに慣れたら?中尉」
運転手の男は助手席の女性に対し、軽口をたたく。
「まあまあ、大尉、そういってやるな。彼女はまだ日本語に慣れていないんだからさ。」
大男の隣に座る白髪の初老の男が運転手を優しく諭す。
「しかし、軍曹。これからお世話する子たち。えっと....艦娘?でしたっけ?彼女たちは日本語を使うんでしょう?日本語を使えるようにならないと。」
「日本語ってのは、難しいんだから少しづつ覚えていけばいいさ。」
初老の男もとい、軍曹は相変わらず優しい口調で語りかける。
「しかしまぁ、自衛隊もよく我々に提督業を依頼しましたよね。」
大尉はもっともなことを口にする。
「戦争初期の撤退作戦でどこも人手不足だ。通常兵器も通用せず制海権も取られて祖国に帰れない。暇な我々にはちょうどいい仕事だ。」
「少佐、艦娘の教育は我々に一任されているんですよね?」
「そうだ。海幕*2曰く、前任者は優しく優秀な男だったが、艦娘を甘やかしすぎ任務そのものに支障をきたしたため異動に。その穴を埋めるのに提督適正がありながら暇を持て余した俺たちマリーンにお声がかかったという訳だ。訓練に関してはなまった体を叩き起すためにもブートキャンプ方式で行く。ちょうど軍曹はブートキャンプで教 官の経験もある。それに我々は泣く子も泡を吹いて倒れる米海兵隊の武装偵察部隊だ。我々の責務を果たせば問題ない。」
「もうワシも年だがやれることをやるさ。ハッハッハ」
軍曹は大袈裟に笑ってみせる。
「少佐、正門が見えました。」
中尉が到着を知らせる。
「さあ、仕事を始めよう」
なんか不穏ですね〜
まぁこれからどうにかなると思う
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