魔法科高校の劣等生〜零の名の持つエクストラナンバーズ〜 (暇人R)
しおりを挟む

プロローグ

初めてです。
駄文な作者です。
おかしな所も多々あると思いますがよろしくお願いします。
あと短めです


魔法が伝説や御伽噺の産物では無くなり、技術となったのはつい最近のことだ。

発見された当初は「異能」や「超能力」と言われていたが、魔法を語り継ぐ者たちが裏の舞台から表の舞台に出てきたことによって、魔法は技術体系化出来ることがわかったのである。

だが、しかし魔法を使うのには才能が必要であった。

故に、各国が競って魔法師の開発に取り組んだ。

何故かって?

それはより強力な魔法が使えるものは国家そのものの力になるからだ。

そんなに強い魔法師が作れるのは本当に稀だが。

まぁ、その中で、日本は次々に研究所を立ていろいろな分野に研究を進めていた。

第四研究所を除き、一〜十までの研究所は誰にでも知られていた。

四の場合は噂がある程度でしかなかったらしいが。

 

実はこれとも違い誰にも知られることなく研究をしていた施設があった。

それは、

『第零研究所』

この研究所は国家が秘密裏に立てたもので日本で知っている物は20人もいなかっただろう。

ここで行われていた研究は、物質(情報体も可)を対象とする1つの魔法と何をも対象ともしない魔法である。

一つ目は全てを「無」にする魔法だ。

無にする力は対象物を無にすることによってそれが存在した痕跡(他人にある対象の記憶)すらもなくして、この世から存在を消すことができる。

重要な人物を無にした場合は時代が変わる可能性もあると言える。

 

二つ目は「無」から「有」にする魔法だ。

この魔法は「無」の逆で何もないところから物を作り出してそれが元からあったと思わせることができる。

 

 

この魔法を使うにあたって情報体をも見る目が必要になるのでこれも並行され研究されていた。

この研究で生み出されたのが神の目(ゴットサイト)だ。

これはエレメンタルサイト同様にエイドスやらなんやらを見れてプラス、プシオン波を見ることでき、パラサイトにも対抗手段が立てられる。

 

だが、第零研は 研究する分野が危険すぎるという理由で2007年に閉鎖してしまった。

わずか、五年の稼働だったが十分な成果をたたき出していた。

いや、たたき出しすぎていた。

その中で、唯一の成功例として作られた「零神家」がとある任務に失敗をし、零は表に出されることなく(この場合は十師族も含む)数字が剥奪された。

故に、ナンバーズとして「零」の名の持つ家が無くなり、完全に第零研の痕跡が無くなってしまうことになった。

 

この、零神家の

『零神無夜』

が、司波兄弟と共に第一高校に入学することによって、彼の波乱の日々が幕を開ける…。

 

 




楽しんでいただけたら幸いです


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

入学編
入学編1


今回もおかしな所があるかと思いますが、よろしくお願いします。
今回のはあまり話が進まないです。
補足
「零」は
れい、ではなく、ぜろ、と読みます


国立魔法大学第一高校入学式の日、無夜は講堂の前に来ていた。

「何故お兄様が補欠なのですか?

入試成績はトップだったじゃありませんか!

本来ならわたしではなくお兄様が新入生総代を努めるべきですのに!」

なにやら大きな声がしたので、そちらの方を見てみたらとても美しい少女がいた。

その少女は100人が100人かわいいと言うだろう美しさを持っている。

だが、何故かその顔が怒りに染まっていた。

その少女の兄と思われる男が隣にいる。

その男は、本当に少女の兄なのかというくらい平凡な顔をしていた

特にピンと伸びた背筋と鋭い目つき以外これといって特徴が無い。

「落ち着け深雪。」

宥めようとして兄が声をかけたが。

「そんな覇気のないことでどうしますか!

勉強も体術もお兄様に勝てるものなど居ませんのに!

魔法だって本当なら」

この言葉をきっかけにさらに深雪はヒートアップした。

「深雪!それ以上は言うな。

それに、そのことは口にしても仕方のないことなんだ。

しかも、勉強だったらわからないが、体術だったら俺より無夜の方が強いと思うぞ。」

激しく怒り狂っていた深雪だったが、それ以上に名前を強く呼ばれたことで深雪は黙りこくってしまった。

このせいで後半は聞き取れていないようだった。

「ですが!」

深雪も負けじと声を上げた。

 

これを見ていた無夜だったが、知り合いだし喧嘩も収まりそうにないので介入することにした。

「深雪その辺にしておかないか?」

それに気づいた深雪と兄はこちらを見て少し驚いた様子だった。(深雪はだけだったが。)

「修行の時以来だな、無夜。」

 

実は達也と共に九重師匠の所で体術を学んでいる。

 

無夜の方が少し門下生になるのが早かったので兄弟子ということになる。

次いでに達也達のことは師匠から聞いていた。

四葉と聞いた時には少々驚いたものだが。

師匠が何故そんな話をしたのかは気になるのだが、今は気にしないでおくとしよう。

閑話休題

 

「お久しぶりです、無夜様。」

続いて、深雪があいさつをしてきた。

「久しぶり、達也、深雪。

深雪、いいかい、ここは魔法科高校なんだからペーパーテストより実技が優先されるのはわかるだろう?

それとも「力」のことを言ってまで君はあの環境に戻りたいのかい?」

すると深雪は何かに気づいたようにハッ!っと顔を上げた。

「申し訳ありませんお兄様。

「力」のことを言いかけてしまって。

無夜様も申し訳ありません

無夜様のお手を煩わせてしまい。」

無夜は別段気にすることも無かったので軽く返事をしただけだったのだが、達也が、何も知らない人が見ていたらリア充はぜろと言いそうな恋人と思える言葉を妹にかけたのである。

無夜は知っていたのでそうは思わなかったが。

「気にすることはないさ、深雪。

それに深雪は今のは俺を思ってくれているから言いかけてしまったんだろう?

もちろん俺も深雪を思っている。」

すると深雪は頬を達也の胸にこすりつけながら

「お兄様、確かに深雪はお兄様を『想って』おります。

ですが、お兄様まで、『想っている』だなんて」

とかなんとか言って照れていた。

だがしかし、知っていたって思うことがある。

この空間は甘ったるすぎて、自分がいたらいけないと思えるほどやばい。

 

 

「達也、深雪俺はもう行くよ

気を付けてな。」

とにかくいずらかったので適当に別れを告げてここから離れることにした。

 

「無夜様また後日お会いしましょう。」

「無夜、くれぐれも『あのこと』は言うなよ。」

「わかってるさ。」

と言いながら、甘ったれた空気の中足速に去っていった。

 




読んでいただきありがとうございます
今後も投稿していきたいのでよろしくお願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

入学編2

今回は、話がぶっ飛びます。
何で、ここでこれが来る?と思う人もいると思いますが、
暖かく見守ってください
作者の気分で書いてるので駄文で、おかしな所があるかと思いますが、お願いします。


達也達と別れたはいいのだが、とにかくいずらかったという理由だけで別れたので、無夜は途方に暮れたいた。

入学式までまだ時間はある。

「することもないし、少し歩くか。」

無夜は一人でぼやいていた。

少し歩くとベンチがあったので座った。

「迷子ですか?」

突然横から話しかけられたので、そちらを見ると、少し大人びた女性がいた。

その女性はまた、深雪とは違うタイプの美人だった。

深雪と何が違うのかは、この女性の方が色香がある。

「いえ、入学式まで時間があったので、少し休憩をしていました。

気にかけていたただきありがとうございます。

えっと。」

すると、その女性は無夜が言いたいことが分かったのだろう。

すぐに対応をしてくれた。

「私は、当校の生徒会長をしている七草真由美といいます。

七草と書いてさえぐさと読みます。

よろしくお願いしますね。」

そう言って真由美は少し腰をおった。

実にあざとい。

知り合ったばかりだが、そこらへんの男ならほいほいオトせるだろうと思うほどに。

無夜も健全な男子高校生だ少しだけドキッとしたが、強靭な理性で自制し、何も思わないようにした。

無夜はそれよりも気になることがあったので意識の方向を変えた。

(ナンバーズか。

それも十師族。

しかも、その中でも四葉と並ぶ勢力とされている七草。)

「ありがとうございます。

七草会長。

自分は零神無夜と言います。」

こんな事を考えないがら、会話をしていた。

 

 

一通り会話をしたので、時間を見ると入学式まで30分をきっている。

「そろそろ時間なので、失礼します。」

と言ったと同時に魔法の発動の兆候が感じられた。

魔法の対象は、真由美。

無夜は人が見ているのは分かっていたのだが、魔法を使うまでの度胸がないと判断していた。

(ミスったな。もっと注意をしておくべきだった。)

と思いつつ、魔法を発動しようとしているところを見た。

「え、なんで魔法が。」

真由美も少し遅れて気づいたようだ。

だが突然のことなので、少し驚いている。

無夜は魔法が発動される前に、術式解体を使った。

 

この魔法は「無」を使わずとも魔法を無効できる技を覚えたかったので、達也にやり方を教えてもらっていた。

こうゆう時には術式解体を教えてくれた達也に感謝だ。

閑話休題

 

サイオンの砲弾が発射されて、魔法が打ち消された。

 

それと同時に、ザッ!っと何者かが走り去る音がした。

無夜がそちらの方を見たら、大きめのパーカーを着てフードを被っており容姿や性別はわからなかったが、手首に青と赤に縁取られ白い帯があるリストバンドが見えた。

(あれは、たしか。)

無夜は思い出そうとして記憶を探っていたが、真由美を放っておくのはまずいと判断し思考を中断し、真由美の方に意識を変えた。

真由美はというと

「零神君ってそんなすごい対抗魔法を使えるの。」

と言って、魔法の対象になったことは驚かずに

いや驚いていたが、無夜にみせられたものがそれを超える驚きがあったのだろう。

真由美は無夜を凝視していた。

「友人から、教えてもらったんです。」

何も答えないのは、悪かったので、とりあえず返事をすることにした。

「そんな事より、七草会長大丈夫ですか?。」

無夜は真由美の意識を逸らそうと思い真由美の心配をした。

「ええ、大丈夫よ。

ありがとう。」

無夜の作戦は成功したようだ。

 

時間がないことを思い出したので、切り上げることにした。

「そうですか。

では、時間もないので自分はこれで。」

「私も式の準備があるので失礼します。

また、いずれゆっくりとお話しましょう。」

真由美はちょっと小走りで去っていった。

無夜は真由美の言った「いずれ」が強調されているように聞こえたのだが、

特に関係ないと思い忘れることにした。

(それにしても、あのリストバンドのやつ聞いたことがあるような気がするんだけど、何だったかな〜。)

と考えていたが、

入学式まで時間がなかったことを思い出し、無夜も講堂まですこし急いで行った。

 

 

この時真由美の猫の皮を見破れなかった無夜は不運という以外何もない。




次回もよろしくお願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

入学編3

今回も駄文ですがお願いします。
たまにほのかのキャラが崩れているかもしれないです
してたらすいません。


(最も差別意識が強いのは、差別を受けている者、か…)

 

 

無夜は講堂に入るなりそんなことを思っていた。

本来、入学式での、座席指定はないから、何処に座ろうが自由だ。

だが、新入生の座席には明らかに規則性があった。

前半分の座席が一科生、要するに左胸に八枚花弁のエンブレムを持つ生徒。

後ろ半分の座席が二科生、一科生とは逆に左胸のポケットが無地のままの生徒。

この学校は、裏では一科生のことを「ブルーム」と呼び、二科生のことを「ウィード」と揶揄し、「補欠」として大半の人が見下す。

一科生でも関係なく接する人間がいるのはいるが稀だ。

そして、二科生は自らを「補欠」と蔑み、諦める。

この意識のあらわれが今の座席で二科生が後ろ半分に座っている状態だった。

無夜は、一科生だが、二科生を見下したり、優越感に浸ったりしないので、今の座席を見たらそう思うのは仕方のないないことだろう。

だが、入学初日に悪目立ちをしてもいいことはないと判断しておとなしく前に座ることにした。

本当は達也と座りたかったのだが。 もちろん友達として。

ちょうど近くに空いている席があったので、その隣の人に了承をもらってから座ろうと思い話しかけた。

 

 

「すいません。ここに座ってもいいですか?」

「全然いいですよ」

「ありがとうございます」

 

 

さて、席も取れたことだし、寝て待とう。と思った瞬間、隣の席の人から声をかけられた。

 

 

「あの〜、私、光井ほのかっていいます。ほのかって呼んでくださ

い。よろしくお願いします」

 

ほのか。という少女は深雪には劣るが、しっかりと顔が整っている美人だ。

なんというか、裏表がない笑顔を向けられると、微笑ましい気持ちになってくる。

 

「俺は、零神無夜。俺のことも無夜と呼んでくれ。よろしく」

 

 

すると、ほのかの隣からも話しかけられた。

 

 

「私は、北山雫。呼び方は雫でいい。よろしく」

「ああ、よろしく」

 

雫。この少女はほのかとは違い、あまり表情を出していない。

パッと見は普通の顔だが、雫も充分な美人で、表情をださないから分かりにくいだけだ。

 

と、自己紹介をしているうちに入学式が始まったようだ。

 

 

 

 

 

 

入学式は何事もなく終わった。

深雪の答辞は、「みな等しく」や「魔法以外にも」などのきわどいフレーズが入っていたのだが、それらを建前でくるみ、何も違和感の答辞に出来ていた。

あの場にいた男子生徒のほとんどは深雪にハートを鷲掴みにされただろう。

でも、深雪の重度なブラコンを知った時を想像すると、その男子生徒がかわいそうに思えてきて、なんともいたたまれない気持ちになった無夜だった。無夜は何も思う必要はないのだが。

 

 

式が終わると、続いてIDカードの交付がある。このカードの手続きはどの窓口に行っても可能なのだが、ここでも一科と二科の壁が出てくる。

 

無夜は入学式で出会った、ほのかと雫と手続きにきていた。

式が終わった時に、ほのかから「一緒に行きませんか?」と言われたので、お言葉にあまえて一緒に来ているのである。

 

と。列にしっかりと並んでいたら何故か一科生の生徒が流されている。自分も含めて。まぁ、さからっても無駄だから、このまま流された。

流されたおかげで、早めに手続きが終わってしまった。

 

 

「無夜さん、何組ですか?」

「俺は。A組だな」

「私もです。同じクラスですね。よかったです」

 

 

ほのかが無夜のクラスを聞いてきた。無夜はもう一度、IDカードを確認しながら答える。少しほのかもうれしそうだった。 と、隣の雫からも「あ、私も。」と聞こえた。

 

 

「やった! 雫とも同じクラスだ」

 

 

雫と同じクラスだったのがそんなに嬉しかったのか、ほのかが飛び跳ねている。

 

 

「このあと、HRがありますけど。無夜さんはどうしますか?」

「俺は遠慮しておくよ。そろそろ帰りたいからな」

「そうですか」

 

 

無夜特に行きたいと思わなかったので、変えることにした。ほのかは肩を落としていたが。

 

 

「ごめんな。それじゃあ。ほのか、雫また明日」

「はい!また学校で」

「また、明日」

 

 

無夜が手を帰りながら、手を振ると、ほのか、続いて雫が手を振り替えしてくれた。そのまま無夜は帰路についた。

 

 

 




次回もよろしくお願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

入学編3・5

今回はオリジナルストーリーで書きました。
これを書いたら更に投稿が難しくなってしまうと思ってしまいました。w
まあ、作者の気分なので暖かく見守ってください。
あと短めです。
楽しんでいただけたら幸いです。


無夜の家は、然程大きくもなく何処にでもある一軒家だ。

 

「ただいま」

 

入ると同時に母ーー理沙が居間から顔を出した。年齢はパッと見、三十路後半くらいに見える。と。そこで、突然『バタバタ!!』と床を走る音がした。

 

「おにーちゃん!お帰り!!」

 

その足音の主。妹ー楓が無夜の胸に飛び込んでくる。無夜はそれをなんとかたおれずに抱っこした。年齢は7歳。超ロリっ子である。無夜にそんな趣味はないが。

無夜が「ただいま」と言うと屈託ない笑みでニカッ!と笑った。

もう眩しい。まぶし過ぎる。

 

妹を抱きかかえながら、居間に入ると母さんが洗濯物をたたんでいた。

 

「おかえり。無夜」

「ただいま。母さん。父さんは?」

「父さんなら自室にいるわよ」

「わかった。ありがとう」

 

 

無夜はそう言って父の自室へと足を運んだ。

 

部屋の前まで着くと、ドアをノックした。

 

「父さん。無夜だよ。入っていい?」

と。部屋の中から「ああ、入っていいよ」という少し野太い声が聞こえる。返答が聞こえるなり無夜は部屋に入った。父ー幻夜がこちらを向いて話しかけてきた。

 

「無夜。一高はどうだ?」

「そうだな。達也と深雪もいるし楽しいよ。ただ、だいたいの一科生の態度が気に入らないかな」

「それは仕方のないことだろう。そうゆうふうに学校がつくっているのだから。だが、お前は他の一科生みたいになるなよ。自分を見失って「無」と お前にしか使えない「有」 を使ったら、「零」の存在があったことがバレる可能性がある。それこそ四葉や七草に。そうなったら家族が終わりだ。理沙と楓は何も知らない。だからこそ、危険にはさらしたくない」

 

そう言って幻夜は少し不安そうな顔をした。いつもこうゆう感じの話を聞くと、いつも疑問が浮かび上がってくる。だから思い切ってそれを聞いてみた。

 

 

 

 

「父さん。何故俺は「零」の力の全てを持っている?」

 

 

 

 

言うと、父は更に不安そうな顔をした。

そう。普通ならばあり得ないのだそんなことは。家系を見る限り一番最初に造られた「零」以外に全てを使える者はいない。

「零」の魔法は魔法としての威力が強すぎて、持って生まれる魔法はせいぜい一、 二だ。何度も言うが、三つ全てなんてあり得ない。

幻夜だって「無」と「神の目」しか使えないのだから、無夜が疑問を持つのは仕方が無い。

 

「無夜。それは俺にもわからない」

 

幻夜が申し訳なさそうな顔をしてくる。続けて言ってきた。

 

「だが、無夜。『有』は今となってはお前にだけ使えることができる魔法だ。だから必ず使い方を誤るな」

「ああ、わかってる。しっかりと注意する。そして七草と四葉にも注意する」

「そうか。なら高校生活を楽しむんだ」

 

そう言われたので無夜は「楽しむよ」と言い残して部屋を出た。

その時、何故か真由美の顔が思い浮かんだが、気にしないことにした。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

入学編4

今回も駄文ですがよろしくお願いします。


高校生二日目の目覚めはいつもと同じだった。時刻は6時。学校の始業時刻は8時ちょうどだ。いろいろと準備しても1時間近くも余裕が出来る。何故無夜がこんな時間に起きたかというと、九重師匠に入学の報告をしに行くからだ。もちろん、達也達と共に。

 

「はぁ、もう時間か」

 

無夜が、目を擦りながらリビングに行くと、理沙が洗濯物を取り入れていた。

 

「母さん。おはよう」

「無夜。おはよう。今日は起きるの早かったのね?」

「今日は九重師匠にあいさつをしに行くんだ」

「そう。頑張ってね」

 

理沙は無夜の返事を聞くなり、途中で止めていた取り入れを再開した。無夜も準備をし始めた。

 

 

準備もし終えて、無夜は玄関に出た。

 

「いってきます」

 

言いながら、ドアを開けて外に出た。ガチャという音と同時に「いってらっしゃーい」という理沙の声が聞こえて来る。

無夜は道路に出ると自己加速系魔法を使い走って行く。深雪と同じ魔法で。

しばらくするとお寺が見えてきた。このお寺は何処にでもありそうな寺だ。だが、ここは有名な忍術使いの『九重八雲』がをいる寺だ。

門をくぐる。達也はまだ来ていない。それを確認すると同時にたくさんの修行僧が無夜に襲いかかってきた。

無夜全方向から繰り出される足技や打撃を全ていなしていた。

 

「無夜くんは、やっぱり強いね〜。」

 

と。無夜が門下生を伸び上がらせた瞬間。言葉とは裏腹にゾッとするほどの威圧感が背後から無夜に襲いかかって来た。

九重八雲だ。

無夜は声が聞こえてきた方向に回し蹴りをした。それを手で止められ、反撃がくる。無夜は体を浮かせて攻撃を避けつつ、その状態でもう片方の足で蹴りを入れた。

そこで、足から手が放され間合いが空いた。

 

「いや〜、体術は無夜くんの方が強いね〜」

「いえいえ。師匠の方が断然ですよ」

 

とか言いながらも、八雲は余裕の表情を浮かべている。

そこで、風景がグニャっと曲がるように八雲の姿が消えた。バっと無夜が辺りを見回すが誰もいない。

(まさか上!?)

まるでこの思考を読んでいたと思えるほどピッタリに声が聞こえてきた。

 

「残念。下だよ」

 

 

気づいた時には地面に体を引っ張りこまれていた。

 

「無夜くんも修行が足りないね〜」

 

八雲はそういいながら、生首みたいになった無夜を見下ろしながら言ってきた。

 

「それよりも、師匠あの忍術は何ですか?」

「それは、教えられないね〜。自分で理解するのも修行のうちだよ」

 

と、言って八雲は教えてくれない。まぁ、それを見抜けない無夜が駄目なのだが。すると達也と深雪が寺に来た。

達也も無夜と同じように歓迎されている。と。達也が八雲と組手をしている中、深雪と目が合った。

深雪はこちらを助けようか達也の組手を見ようか迷った末に、無夜を助けに来てくれた。

 

「おはよう。深雪。助けてくれてありがとう」

「おはようございます。無夜様。いえ。たいしたことはありません」

 

 

無夜が深雪に魔法で引き上げてもらった頃、達也は八雲にやられて倒れていた。深雪がそれを見ると、今まで無夜と話していたのを忘れたかのように駆け寄ってタオルなどを渡している。

 

 

「お兄様、大丈夫ですか?」

「ああ。大丈夫だ」

 

深雪が倒れている達也に膝をついて駆け寄っていた。

 

「それより、すまない。スカートに土がついてしまったな」

「これくらい、なんでもありません」

 

達也がそれを見るなり、謝ると深雪は本当になんでもなさそうに答えている。と、深雪がCADを取り出して、達也の汚れと自分の汚れを落とそうとして魔法を発動した。

 

サイオンの輝きが放たれる。

 

 

その一秒後には、汚れは綺麗さっぱり落ちていた。相変わらずの魔法規模と処理能力だ。普通の魔法においては軽く無夜を凌駕するだろう。それほど深雪は才能があるのだ。

 

 

「お兄様、無夜様、よろしければ朝ごはんにしませんか?先生もよろしければご一緒に」

「うん。いいね。食べよう」

 

 

八雲は深雪からの提案を快く受け入れていた。でも顔がゲスい。もうそこらへんのおっさんにしか見えない。

 

 

 

だが八雲曰く、「色欲の戒めは身体の関係にならなければいい」らしい。

閑話休題

 

 

 

一方、無夜は「遠慮しておくよ」と言って立ち去ろうとしていた。

 

「っと、そうそう。無夜くん入学おめでとう」

「ありがとうございます。師匠、失礼します」

 

無夜は八雲が言ってきて本来の目的を思い出した。出て行こうとしていた無夜は一度足をとめ、振り返り、しっかりと一礼してから、学校にむかった。

 

 




戦闘の表現が分かり難かったかもしれません。
すいません

楽しんでいただけたのら幸いです。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

入学編5

更新遅くなってすいません。

今回も短めで駄文ですがよろしくです。

オリジナル作品を書きましたので、読んで見たい方は読んでください。
お願いします。


今、無夜は一高前の駅から出て一高への一本道を歩いていた。

特にこれといって断る理由はなかったのだが、あの兄弟の甘さに晒されると思うと流石に逃げたくなる。

 

「お〜い。無夜く〜ん」

 

と。後ろから声が聞こえてきた。

この声は間違いなく真由美だ。そして『零神』ではなく『無夜』と呼ばれている。無夜としてはそんなに仲良くなったつもりではないのだが…

無夜が思考を巡らせていると、当の本人が歩いている隣にきた。

 

「おはようございます。七草会長」

 

「うん。おはよう無夜君」

 

その本人は特に気にすることもなく話しかけてくるのだが、無夜もお年ごろなので妙に気になってしまう。そんなことより周りからの視線がいたい。明らかに殺気を込められた目で睨まれている。見世物にされた気分だ。

流石の無夜もこれには応えたので、質問して見た。

 

「あの、会長。何故自分を、無夜と呼ぶのですか?」

 

「えっと。なんとなく、かな?」

 

真由美が指に顎を置いて可愛らしく小首を傾げている。

 

「なんとなく、ですか。出来ればやめていただきたいのですが」

 

「ん〜。イヤ」

 

言葉とは裏腹に考えるそぶりもせず、速攻で返された。無夜何も言えない。それに加え「一緒に行こ」とか言われた。これも無夜は何も言えないので、大人しく従う。

 

「ねえ。無夜くんは、術式解体が使えるの?」

 

この質問には、無夜もギクっとなった。無夜も当たり障りのない答えを返して置く。

 

「それはですね。サイオン操作の練習をしていたら、いつの間にか使えていたんです」

 

こう言い返していれば、変に勘ぐられることもないだろう。

 

「へ〜。無夜くん、私にも教えて!」

 

探りを入れられることは無かったが、更に無理難題を言ってきた。

しかも、顔をグイと出されたので、顔が近い。変に勘違いをされそうだし、しそうだ。

 

 

「先輩はサイオン量が足りないでしょう。無理です」

 

「え〜、そんな〜」

 

これまた可愛らしく肩を落とす。ここで学校が見えてきた。学年も違うから、昇降口も違う。無夜は救われた。

 

「それでは、先輩失礼します」

 

「ええ。またね、無夜くん」

 

と言いながら、別れた。無夜がホッとしていたのも束の間。雫とほのかがいたのだ。無夜がどうしようかと悩んでいたら、二人に話しかけられた。

 

「おはよう。無夜くん」

「おはよう」

「ああ、おはよう。雫、ほのか」

 

ほのかは眠そうに。雫はいつもどうり淡々としている。

 

「俺は行くけど、一緒にいく?」

「あ、はい。一緒にいきます」

 

無夜が聞くと、二人とも一緒に来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

1-Aに三人で上がり、教室内を見ると、幾つかのグループが出来ていた。多分、昨日のホームルームで仲良くなったのだろう。

 

無夜が二人と別れ席に着いて、しばらく経つと深雪が教室に入って来た。必然的に深雪の周りには人だかりが出来て来る。そして、深雪がこっちに歩いて来た。

 

「おはようございます。無夜様」

 

深雪の周りにいる女子も男子も嫉妬の視線と、虫でも見るような目で見てくる。

 

「ああ、おはよう。深雪」

 

これまた視線の強さが強くなった。無夜もこの視線はきつい。深雪に向こうに行ってくれと目配せをしたら、深雪もわかったみたいで、直ぐに向こうに言ってくれた。

それでも、男子の連中は睨んでくる。名前は知らんが、後のホームルームで自己紹介するからわかるだろう。

 

 

 

この後、この中の森崎という男がとてつもなくめんどくさくなり、いろいろと深雪にも無夜にも迷惑をかけてくることになるのだが…




誤字、脱字、感想ありましたら、お願いします


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

入学編6

今回は結構早めに書いてので、内容が面白くないかもしれませんが、楽しめていただければ幸いです。

あと、作者がオリジナル作品として、ニートin異世界ライフ〜俺は獣耳っ子のハーレムを作る!〜を書いたので、一度目を通して、感想をいただければと思います。


(ふう、朝から疲れたな)

無夜が疲れたのには理由がある。

それは、男子からの嫉妬の目線。そして深雪の関係者ということで男子に囲まれた。もちろん何も語らなかったが、語らなかったら語らなかったで、無夜は男子から疎まれ一人になっていた。所謂ぼっちである。

それもこれも、朝自己紹介の時にいた森崎のせいだ。森崎が中心となって深雪を囲み無夜を省いている。

まぁ、無夜はどうでもいいので気にもとめなかったが。

 

(はぁ、なんで一科生はこう幼稚な奴が多いんだろうか。)

 

悩んでも仕方ないので、考えないことにした。

今は、お昼休みだ。

このクラスに居ても一人なので達也と昼食を取ろうと思い、教室をあとにした。

午後は学校見学だ。

 

-----------------------

--------------

-------

----

 

無夜が食堂に行くと、達也はもう来ていた。

 

「悪い。達也遅れた」

 

「構わない。行こう」

 

二人であいさつをしていると、達也の周りにいる二科生が無夜を訝しげな表情で見てくる。

達也もそれに気づいたのか、すぐに反応した。

 

「こいつは、零神無夜。他の一科生と違いまともな奴だ」

 

達也の言葉を聞いて、まず赤髪の少女が話しかけてくれた。

 

「私は、千葉エリカ。よろしく零神君。エリカって呼んでね」

 

その次にごつい体をしたハーフらしき男子。

 

「俺は、西城レオンハルト。レオでいいぜ」

 

次に、メガネを掛けた少女。

 

「柴田美月って言います。よろしくお願いします。零神さん」

 

「ああ、よろしく、エリカ、レオ、美月さん。俺のことは無夜で頼む」

 

「おk、無夜」

「わかった。無夜君」

 

最初にレオ、エリカと続いて反応したが、美月だけが反応しなかった。

きっと、内気な正確なんだろう。

 

「みんな。ご飯を食べよう」

 

達也が言うとみんなそれぞれご飯を食べ始めた。

 

「俺、ご飯つぎに行ってくる」

 

この中で、無夜だけご飯の準備が出来ていなかったので、ご飯を次に行く。

 

 

「何で、一科生がウィードなんかとご飯を食べるんだ!一科とウィードの区別はしっかりとするべきだ!!」

 

無夜がおかずをとったりしてご飯の準備をしていると、達也達がいる方から、罵声が聞こえてきた。

見ると、森崎が達也達に言っていた。周りの一科生も口々に「そうだそうだ」と言っている。

そこにいた、深雪が何か言い返そうとしたが、何も言い返せなかった。

それは、達也が席から立ち上がり帰って行ってしまったからだ。

 

無夜がその場所に急いで行くと、森崎がこちらに気づいた。

 

「チッ、お前か。何でお前が二科生と飯を食ってるんだ。恥を知れ」

 

こっちを見て森崎が怒りをあらわにして吐き捨てるように言ってきた。

さすがの無夜もその言葉にはイラっときたので、殺気を含めて言い返す。

 

「お前らは、その汚いプライドにしかすがれないのか?たいした実力もないのに、何を偉そうに言ってるんだ?そんなのにしかすがれないなら、人間じゃあない。ただのクズだ。それなら、自分を諦めている二科生達の方がマシだ。」

 

この言葉を聞いて何かを言い返そうとしていたが、無夜の殺気に当てられ、誰も言い返せずに、身体も動かせずにいる。

 

「俺はもう行くが、お前は自分たちを過信しすぎている。魔法が全てじゃない。そこんとこ覚えておけよ」

 

無夜が背を向けて、歩き出すと同時に、殺気がなくなる。

森崎なんか、半泣きで腰をぬかしている。

ほかのやつはほかのやつで、泣いたり、体がゆうことを聞かずにガタガタ震わせているものもいた。

美月、レオはそこまでなかったが、動けないでもいた。

深雪にいたっては殺気のことよりも、兄の心配をしている。

 

 

(え?嘘。私でも動けなかった)

 

その中でも、少女が一人戦慄をしている。エリカは剣を極めた達人だ。その彼女でも動けないとなると驚くのは必然と言えるだろう。

しかも、エリカは確信を持っていた。

あの殺気がほんの一部でしかないことを。

そこが見えない暗さに、エリカは無意識に恐怖した。

 




誤字、脱字、感想等々あれば、お書きください。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

入学編7

入学編6でその日は、学校見学の日という方向で設定を変更します。あまり気にする内容ではないので読まなくても大丈夫です。
今回のはなしはきりが悪いです。すいません。
それと、いろいろ忙しかったのですが投稿を遅れて申し訳ありません。
更新ペースは遅々としますが、今後とも暖かく見守ってください。
あと、今回は大幅にカットをして、読みにくいかもしれません。
駄文ですが、どうぞ


放課後。

入学二日目で、学校見学があった日の帰りだ。

今は、正門の前に達也、エリカ、みずき、レオ、深雪、そして帰ろうとしている達也たちの前に、食堂の時と同じメンバーの一科生達が前を塞ぐように立っている。

もちろん一番科生側には、森崎、雫、ほのかもいる。

 

「お兄様…」

 

深雪は、達也の裾を指先で掴み、困惑と不安が入り交じった眼差しで、兄の顔を見上げている。

 

「謝ったりするなよ、深雪。全くと言っていいほど、お前の所為じゃないんだからな」

 

達也は妹の不安を払拭するように、あえて強い語調で返事をした。

 

達也たち兄妹の視線の先には、一触即発の雰囲気で睨み合う、エリカ達と、森崎達がいた。

因みに、深雪と達也はエリカ達の後ろに下がり、傍観していた。

傍観といっても、事の原因は、

深雪と達也に5割方あるのだが。

無夜は、というと……

合流するのが遅れて、野次馬の中にいた。

 

 

 

 

原因の第一幕は、食堂であった一件で。

第二幕は、食堂の後の、専門課程見学の時の出来事だった。

通称「射撃場」と呼ばれる遠隔魔法実習室では、3年A組の実技が行われていた。

真由美の所属するクラスだ。

真由美は、遠隔精密魔法の分野で、数多くのトロフィーを一高にもたらしている。

当然、新入生も噂程度で耳にしていた。

だから、彼女の実技を見ようと、多くの新入生が射撃場に詰め掛けたが、見学できる人数は決まっている。

この条件から、必然的にニ科生は一科生に遠慮することになってしまった。

だが、達也たちは堂々と最前列に陣取ったのだった。

こんなことをしたら、悪目立ちをするのは『必然』、といえるだろ

う。

 

そして、第三幕は、今まさに現在進行形で、美月が啖呵を切っている最中であった。

 

 

「…どれだけ優れてるか、教えてやろうか?」

 

森崎が今にも、魔法を放つような雰囲気で言い放った。

あれから、5分間も不毛な言い争いを続けていたわけだが、その不毛な言い争いとは、「一科生の深雪が、二科生の達也と一緒に帰るのは、おかしい!!」というものだ。

無夜からして見れば滑稽の極み以外なにものでもないのだが、一科生達は深雪を離すまいと、二科生の達也たちを貶して、達也から深雪を離そうと、一所懸命に言い争いをしている。

 

(はぁ……。あれだけ、食堂でビビらせたのに…。達也の実力を知れば、ショック死するだろうな)

 

無夜は内心ため息を付いた。森崎たちの馬鹿さ加減に。

 

「ニ科の分際で、一科に逆らうんじゃねえぇ!」

 

一科とニ科の間で何か言い合って、それが引き金になったのだろう。

無夜が内心一科生達にー主に森崎に呆れていると、森崎が、激昂しながらCADを構えた。

まさに、魔法を発動する瞬間ー無夜が虚空から、森崎の後ろに現れ、森崎の肩を一瞬外し、関節技を決め、押し倒すついでに肩を入れなおした。

 

「…ガァッ」

 

「「「「「……ッ!!」」」」」

 

 

一瞬で現れ、一瞬で森崎を制圧したことに、達也と深雪以外の全員が驚き言葉を失っていた。

もちろん野次馬もだ。

そして、エリカも。

二人以外この中に無夜の行動に気付く者はいないだろう。

森崎にいたっては痛みのあまり気にすることなどできず、声にならない悲鳴をあげている。

 

達也も動けたと思うが、無夜が動いてくれて、何をするか察したうえに四葉という足枷がある。

だから達也は動かず、無夜の行為に甘えた訳だ。

 

「きゃあっ!」

 

 

防衛本能からか、とっさにほのかが魔法を放とうとした。

無夜が魔法式を吹き飛ばそうとして、気付く。

 

「止めなさい!!自衛目的以外の魔法による対人攻撃は、校則違反である以前に、犯罪行為です!」

 

真由美が来たことに。

ほのかの魔法は真由美が放ったサイオンの弾丸によって、砕け散った。

これをするには、精緻な照準と出力制御が必要なのだ。

実際にやったことから、真由美の「妖精の狙撃手」と呼ばれる、狙撃の実力がその名の通りなのがわかる。

無夜と達也以外には声の主が誰なのかわかっていない。

だが、数秒後その声の主が達也達の前に歩いて行き、真由美だとわかると、魔法を放ち対人攻撃をしようとしていた女子生徒ーほのかが主に精神的な意味で顔面蒼白になった。

自分が後先考えずに魔法を放とうとして、それを見られた相手が生徒会長・七草真由美だったのだから…。




感想、誤字、意見等々ありましたらお書きください。


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 5~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。