リコリス・DP~赤彼岸花と不死身の傭兵~ (ジューク)
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第1話『赤い
結構色々と方々に怒られそうなのは許して()
東京。
それは日本の中でもダントツトップ&ナウでヤングなイケイケ都市だ。え?この表現古い?甘いなぁ~、俺ちゃんたちが若い時ってそんなイケイケ都市に山姥なギャルギャル集団が跳梁跋扈してた時代だぜ?今は令和?何そのお礼せびるウゼェ奴が吐くセリフみてーな元号。令和?レイワ?礼は?え?ウザい?よーしそれじゃあここで面白い発見を教えてやろう。これならノーベル平和賞も夢じゃねぇぜ!
いいか…?
え?それR18?15も18もほぼ同じだろ?大体
※ハーメルン規約違反により、今話を持ちましてこの小説は削除されました。ブラウザバックしてください。
東京某所。とあるビル内部…。
「…東の龍」
「西の虎」
「よし。入れ」
ドアの前で暗号を交わした男は、鍵が開けられたドアをくぐる。サングラスをかけた額には傷、その右手には鈍い銀色に輝くアタッシュケースと、コッテコテのヤクザ風の男は真っ暗な部屋の中、唯一ある窓から漏れる月明かりを頼りにして、部屋の中にいた男と互いに視線を交わす。
「ブツは?」
「………金は?」
「………」
部屋の中にいた男の問いかけに、入ってきた男は無言でアタッシュケースを開けて返答する。そして入ってきた男の質問にも、中にいた男は自身の足元に置いていたアタッシュケースを開けて返した。
部屋の中にいた男のアタッシュケースには万札が束になってギッシリと、入ってきた男のアタッシュケースには緩衝材に包まれた五本の注射器にそれぞれ装填されている緑色の液体。
詰まる所、これは違法薬物の遣り取りだ。何時の時代もこういったモノは闇に紛れて遣り取りされる。と、入ってきた男の胸が光りながら小刻みに震え始めた。
「…悪い。すぐに切る」
「さっさとしろ」
入ってきた男は、バツが悪そうに胸の内ポケットからスマホを出した。画面にはなぜか【非通知着信】とある。
だが、男は何の躊躇もなくそれに出た。元より彼のスマホにかかってくる電話は基本非通知だからだ。
大方、次の依頼だろう、そう思いながら男はスマホを右耳に当てた。
「もしもし?」
「「!?」」
その言葉に反応し、男たちは反射的にドアの方に武器を向け…
「URYYYYYYYYYYYYYY!!!!」
入ってきた
「ムゥダ無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄痛っ無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄あだだだ無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄痛い痛い痛い無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄タマッ!?無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ハートにズキュン!?無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄あ、弾切れてた♨️」
具体的には128回目の「無駄ァ!」ぐらい?いや~、
本日のデップー収支家計簿
1億(目算で)の中の辛うじて無事だった諭吉700万-(跳弾によるスーツ損害+弾薬費)=300万円+こちらも辛うじて無事だった緑色の液体(注射器付き)1本
よし、寿司だな!!回る無添なくらの奴!!!ガチャは
「………すみません。
『また?………そうか』
「はい。また…――」
そう言いながら顔を上げた少女…井ノ上たきなの視線の先には…
びっくらポン酢の結果は三連単で爆死したわ。
お前これホントにシークレット出す気あるの?
※全国のくら寿司の皆様申し訳ありません。
完全に…そして、最ッ高にハイ!なテンションの結果がこれですよ。
人間って怖いね。
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第2話『変態は結構堂々としている』
というわけで今回は前回に比べてメタい話を重視してるのでご注意を
「フンフンフッフーってよくわからん鼻歌歌う奴いるけどあれぶっちゃけ尺稼ぎだよなー」
パラパラと札束を数える我等がデッドプール。その周囲はというと…
軽く経緯を説明すると…
デップー、大好物のチミチャンガを買いにメキシコ料理のバーへ行く
↓
たまたまそこが一仕事終えたばかりの強盗団が占拠していた
↓
当然堂々と乗り込んできた
↓
反撃されて全滅。ちゃっかり札束は一部頂戴した
↓
今こ↑こ↓
「アミーゴ!チミチャンガ、テイクアウト!!」
「!?え、えと…数は…」
「1…いや、
「え!?えと…よろしいので?」
そう言ったデッドプールがカウンターに置いたのは、先ほどの強盗団のモノの中の彼が取らなかった分なので、ぶっちゃけそんな困惑せんでもいいのに、と思いながらデッドプールはカウンターに左肘を置いてズイっと店主に顔を寄せる。
「俺ちゃんがこの世で信じるモノは四つだ………一つ目、金。二つ目、報酬をたんまりくれる依頼人。三つ目、
「っつーわけなので、この店が潰れるのは困るのよ。あー、あとついでに言っとくと、ソイツらの頭
「…あ、ありがとうございます…!!」
「男からの礼とかいいからちゃっちゃと頼むわ」
そうこうして、完成した揚げたてのチミチャンガを袋に入れ、その取っ手を背中に背負った2本の刀の柄に引っかけたデッドプールは…
…マシンガンと
「………………」
「………感謝なんて、しなきゃよかった…」
夜闇に消えるデッドプールに、店主は半分泣きながらそう呟いた。
「………ありゃ、また酷いことになってるな…」
「ん?どったの先生」
翌日、朝。テレビを見ている和装黒人…ここ、喫茶リコリコの店長であるミカの言葉に、カウンターの椅子に座っていた白髪の少女…錦木千束が問いかけた。
「ほら、あれ…」
「ほぇ?」
『……昨夜、東京池袋にて発生した銀行強盗事件は、容疑者ら九名が死亡のため、そのまま書類送検となりました。九名は全員、都内のメキシカンバーで銃と思われる凶器で撃たれ、死亡しており、盗まれた札束の一部も紛失されていました。店主へのインタビューによると、容疑者を殺害したのは『デッドプール』と名乗る男性で、詳細は不明とのことです。残されていた手紙と、店の防犯カメラの音声から、死亡した容疑者の一人は五年前に強盗事件で警視庁が指名手配していた男であると判明、店主には褒賞金が支払われました。警察は、今回の事件の原因究明を急いでいます』
「デッドプール…?」
「最近名を上げた傭兵さ。噂では、金のためなら何でもするとか…全身赤タイツの変態だとか」
「うへぇ…怖いしキモっ」
「その点、腕はかなりのものだ。実際…」
「実際?」
「…たきなが出し抜かれたからね」
「あ~…え!?だからたきながあんな風に…?」
チラリと二人が座敷の方を見ると…
「なんで私が傭兵になんで私が傭兵になんで私が傭兵になんで私が傭兵に…」
「あ~あ…あれ相当凹んでるよ…」
普段は滅多に感情を出さないたきなが、机に突っ伏しながらブツブツと言っていた。どうやらぽっと出の男に出し抜かれたのがプライドに障ったようだ。
「…あ、たきなはあの日何の任務だったの?」
「たしか…違法薬物の現場を押さえに行ってもらってたんだけど…どうやらそのデッドプールが1本持っていったそうなんだ。それもあるんじゃないかな」
「ふ~ん……あそうだたきな!買い物行こ!」
「行きません」
「失敗とかいつまでも引きずってないで!ほら、行~く~ぞ~!」
そう言いながら、千束は半ば強引にたきなを連れていってしまった。
そうして二人は現在、喫茶リコリコの最寄り駅から渋谷へ行く電車に乗ろうとしていた。
「はいはい、後つっかえるから、早く早く」
「いえ、ですから………」
自分をグイグイと押す千束に文句を言おうとしたたきなが電車に入る直前に後ろ目で見たのは…
「!?ま…」
「はいご乗車ー!!」
だが、たきなが
「ッ待ってください!!今ならまだ!!」
「ちょっ、落ち着いてたきな!どうしたの!?」
いきなり電車の緊急停止ボタンを押そうとしたたきなを慌てて千束は止めながら問いかける。先ほども言ったが、普段の彼女はあまり感情を表に出さない。つまりそれほどの何かがあったということになる。
「………………へ?」
その言葉に、千束は耳を疑った。
「ズゾゾゾゾ……あ"ぁ~…朝の立ち食い蕎麦はマジで身体にクるぜ~…海老天美味っ」
「…えっとお客さん…コスプレ?」
「ん?おう。ちょっと
「…その格好で?」
「まぁ、顔面の方はちょいと訳アリでな。身体の方は顔面とオソロってワケよ」
「…お、おぅ………」
全身赤タイツがマスクの下を割り箸2本で抉じ開けながら蕎麦を啜ったり天ぷらを齧る光景は立ち食い蕎麦屋に中々のインパクトをもたらしていた。
昼過ぎ、一通り買い物という名のたきなの気分転換(強制)を終えた二人は渋谷のスクランブル交差点付近にいた。
「ねぇたきな、ホントにいたの?」
「間違いありません。というかこの時期に全身赤タイツの男性が他にいると思いますか?」
「ん~………いる所にはいるんじゃない?」
「いる所って何処です?」
「………………知るかっ」
脳内に目元だけを隠す黒いマスクを着けたボンテージの女性が、四つん這いになった全身赤タイツの男の背中をゲシゲシとハイヒールで蹴る光景を思い浮かべた千束は顔を真っ赤にしながら吐き捨てた。
「………ていうかたきな」
「はい?」
「きょうもじゅうもってきたなきさま」
「だから行きたくないって言ったんです」
「………………」
たきなは超が付くほど真面目なので、てっきり素で持ってきたのかと思いきや今回は原因が自分だったと気づいた千束が明後日の方向を向いた時、
「…………え?」
「千束…?………………!!」
突然上を見た千束の目線をたきなが追うと…
とあるビルの屋上に腰かけ、マスクの顎部分をもっしゃもっしゃと動かしながら昨日買ったチミチャンガを食べる
「ッ!!!」
「ちょ、たきな!!?」
それを見たたきなは躊躇なくホルスターの銃を抜き、デッドプールに向けて発砲するも…
「ほぃ」
デッドプールは左手で抜いた刀で飛んできた弾丸を真っ二つに斬りながら昼食のチミチャンガを食べ続けていた。
「は~、主人公補正って便利だよな。飛んでくる
「弾丸を斬った…!?しかもノールックって…」
「ホンットネット小説特有の場面転換機能も大概だよな。軽く50メートルは離れてるのにしっかり聞こえてくるんだから。後な、これはオリ主ものの二次創作にはありがちなんだ。初期の原作主人公がオリ主に勝てない展開」
デッドプールの
「………見つけました、デッドプール」
「おっほ~、俺ちゃんったらいつの間にJKのファンとか作っちゃってんの?あ、あと銃撃ったのキミだよな?
食べかけのチミチャンガを背中のデッドプール印のリュックに入れたデッドプールは、直ぐ様刀を
「…おいおい、その
何故か
さて次回は、
デップー蜂の巣に転職する
何か乱入する
デップー暴れる
の三本DEATH!!
ってわけだから、高評価という名の作者のモチベーションゲージ頼むぜ~?この二次創作観てくれた閲覧者諸k
┌--
゚ ゚ ( Σ (目(=゚ω゚#)オマエチョットイイカゲンニシロヨ?
┌--
右ストレートは聞いてn ゚ ゚ ( Σ (目(=゚ω゚#)
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