虚飾の魔女に憑依した事に気付いていないおバカ一般女性 (ヤン基地)
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これは遠い昔、細かく言えば約400年前のお話。

初めましての方は初めまして。お久しぶりの方はお久しぶりです。ヤン基地です。新しくリゼロの小説を書いていきます。もしかしたらエタるかもしれないので期待は程々にしといて下さい。


4()()()?」

 

「かつてこの世界の半分を滅ぼした嫉妬の魔女を封印した4人の英雄のことなのよ」

 

禁書庫にて男女が話していた。方や世界を知らぬ黒髪の青年。方や本に囲まれ、膨大な知識を備えた小さい少女。少女は何も知らぬ男にこの世界の()()を教え込む。

 

「『剣聖レイド』、『賢者シャウラ』、『神龍ボルカニカ』、そして『()()()()()()()』。この4人が嫉妬の魔女を封印したといわれるかしら」

 

「なんか龍入ってましたけど!?」

 

「龍ぐらい居るかしら」

 

「そういう問題!?..ていうか、『扇動者パンドラ』って...なんか地味じゃね?1人だけ強くなさそうっていうか...」

 

「それは大きな誤解かしら。『扇動者パンドラ』 は他の英傑三人を集めた、言うならばこの人が居なければ()()()()()()()()()()のよ。つまり、『扇動者パンドラ』は三人よりも特別重要な存在かしら」

 

「あー成程、この人が居なかったら世界は滅んでたと、マジで重要だったんだなその人...」

 

「この4人の事は常識なのよ。そんな事も知らないなんてどんな田舎から来たかしら」

 

「そんなツンツンな態度も可愛いぞベア子!」

 

「止めるかしら!」

 

ツンケンな態度をとる少女に黒髪の青年は少女の髪を弄びながら笑顔で制する。そんなほのぼのした光景が広がっていた。

 

 

 

そう、事は400年前。とある森の中で倒れている女性が居た。長く透き通る白金の髪をもち、布1枚だけを着た見る人が皆美しいと表現せざるを得ない美少女。その少女がむくりと起きあがる。

 

「うあー良く寝たあ...おっ!?二日酔いしてない!ラッキー!やっと私にも酒に耐性が付いてきたかあ?....あぁ?此処どこよ、ていうか私こんな肌白かったっけ...うわ布1枚しか来てないじゃん昨日どんだけ飲んだのよ私ぃ〜」

 

姿に似つかわしくないセリフを吐きながら、よたよたと起き上がる少女。その様はまるで疲れ果てたOLそのもの。

 

「たくよォ〜上司のヤローが飲み会なんて誘うからこうなってんだぞ〜責任取れよ〜....真面目にどうしよ、なんか変なとこ居るし、もしかしてあれー?今流行りの異世界転生ってやつ〜?...んなわけないかぁ!ていう事は夢?...まいっかあ!帰る家の方角も分かんないし適当にぶらついてたらなんとかなるっしょ!」

 

まあいいかで済ますレベルでは無い事を軽く済ませてしまうあたり軽くホラーなのだが待ってほしい。彼女は本当に社会人なのか疑うレベルでアホなのだ。それはもう、砂糖と塩を毎回毎回間違えたり、偶に"あ"と"お"を見間違えたりする程アホなのだ。そんな彼女が異世界に転移、ひいてはあの『虚飾の魔女パンドラ』に憑依した事など気付く筈もないのはお分かりだろう。

 

これはそう、現代にて広く名が広まった...いや広まってしまった残念なおバカの物語。




更新頑張るぞぉ〜


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運命の出会い

 

この森広いなぁ...すぐ抜けれると思ったけど予想以上だったわ...この身体、割とすぐ疲れる..家の近くにこんな森ないし本気で変なとこに来たっぽいな..まあなんとかなるか。

 

そういえば今気付いたけど靴履いてないじゃん...服も際どいし...買わないとなぁ〜、正直歩きにくいし寒い...こんなんじゃ森から出る前に凍え死ぬ..!

 

「あーあ、なんか都合良く『服と靴が落ちてたらなあ』...」

 

いやまあこれで本当に落ちてたら事件性があって怖いけど。...いや待って本当に落ちてるくね?なんか木の下に落ちてら...真っ白な靴に..真っ白なドレス?こんな森の中に綺麗なまま捨ててあるの怖っ...でも私が思ってた通りの服なんだよなぁ。...よし着るか!捨ててあるなら要らないってことだし大丈夫でしょ。

 

にしても私の腕綺麗だし髪もすっごい綺麗だな、めっちゃ白が映えるやん。着替えたしそのおかげでちょっと冷静になってきたぞ。こりゃあれだな、ガチで異世界来た感じだな。うわー遂に私も異世界デビューですか、いやね?異世界モノの小説とか読んだことあるけどさ、普通そんな受け入れる?みたいな主人公居たから割と疑心暗鬼だったけどいざ自分が体験してみるとさ、受け入れるというより戻りたくないって思っちゃうわ。

 

...だってさ、今私会社員だけど戻って働く毎日とダラダラ異世界生活どっち選ぶかって言ったら絶対異世界じゃん?てなわけで探索再開じゃあ!

 

 

 

 

 

 

で、結構歩いたわけですけど、一向に抜けられないんですが?足疲れた、もうマジ無理...

 

「あの〜大丈夫?」

 

うおわぁ!?ビックリしたあ!足元見ながら歩いてたから人居たの気づかなかった...人間の癖よね、足元見ながら歩くの。

 

銀髪、黒いドレス、そして顔...めっちゃ美人さんだぁ...あっ、戸惑ってらっしゃる、とっとりあえず会話しないと!営業マン舐めんな!

 

いやぁちょっと迷ってましてねぇ〜貴女のような美人さんがいて安心しましたよ!

 

「ふふっ、お世辞が上手いのね。迷子ならこの近くに村があるから案内するわ、私は『サテラ』。貴女は?」

 

...やっべどうしよ、異世界ならなんか名前決めとくべきだったわ、いきなり山田ですとか言えねー!何でもいいから適当に偽名決めなきゃ...

 

私『パンドラ』って言う者ですぅ〜宜しくお願いしますね!

 

「ええ、宜しくね。ところで貴方、『魔女』だったりする?」

 

あっぶね、なんとか偽名思いついた...はて?魔女とは何ぞや。え何?知らないうちにその魔女ってやつになってたパターンなの?私。でも魔女ってなんかかっこいいイメージあるなあ。

 

貴女が言うなら魔女じゃないんですかねぇ私。

 

「あら!じゃあ私と同じなのね!今度皆に紹介しないと!あっ、案内しなきゃね、付いてきて」

 

なんか同族扱いされたけどまあいっか。かっこいいし、いやーやっとひと段落出来るわーサテラさんマジ救世主!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

里のはずれから気配がした。友達と同じような魔女の気配。私は誰だろうと思いながら、その方向に向かう。

 

見つけたのは俯きながら歩く純白のドレスを着た少女。...疲れてるのかな?間違いない、この気配はこの人から出てる。優しい人だと良いなと思いながら私は話しかける。

 

「あのー大丈夫?」

 

その人は驚いた様子で顔を上げた。近くで見るとすっごく美しくてちょっと見蕩れちゃったけど...バレてないよね?

 

「すみません、私この森で迷ってしまいまして。貴女のような美しい方に出会えて私は幸運ですね」

 

迷子だったなんて、でもなんでこんな森に?...きっと私では想像もつかない何かがあったんだろう。

 

鈴のような美しい声に魅了されそうになりつつも私は話を続ける。

 

「ふふっお世辞が上手いのね。迷子ならこの近くに村があるから案内するわ。私は『サテラ』。貴女は?」

 

「私は『パンドラ』と申します。宜しくお願いしますね、サテラさん」

 

「ええ、宜しくね。ところで貴方、『魔女』だったりする?」

 

気配から確信に近いものがあったけど、一応聞いてみる。

 

「ええ、貴女と私の認識が違い無ければ、そうかもしれませんね」

 

「あら!じゃあ私と同じなのね!今度皆に紹介しないと!あっ、案内しなきゃね、付いてきて」

 

やっぱりそうだ!ふふふ、今度のお茶会にこの人を紹介しよう。エキドナ達驚くかな?これからの事を思い浮かべながら私は彼女を案内した。

 

 

 

 

 

...これが私とパンドラの運命の出会い。他の魔女達よりも仲が良くて、楽しい思い出しかない日々だった。でももし、私が『嫉妬の魔女』に人格が呑まれた時、辛い思いをさせてしまうかもしれないけれど、お願い、その時は私を殺してね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 




基本的におバカちゃんは人をすぐ信じる傾向にあります。死亡フラグしかないリゼロ世界ではとんでもないハンデですが悪運が強すぎるので割となんとかなったりします。


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魔女のお茶会(本人は気が気で仕方ありませんが)

はーいちょっと前に異世界デビューした私でーす。いやね、エルフの里に来て1ヶ月くらい経ったんですけど、エルフって良いね!イケメンも多いし美少女がいっぱいで最高ですわ。んで、この辺の情報とか色々聞いたんだけどこの森は『エリオール大森林』ってバカ広い森らしい。...そりゃどんだけ歩いても出られんわ。サテラちゃんに会えてホント助かった。

 

そしてよ!この世界魔法あるんだってさ!なんか色々属性が分かれててサテラちゃんの属性は『陰』らしい。ちな私は『陽』って属性らしいけど私魔法使えん体質なんだってさ。悲しい...マナとかゲートとかよく分からんけどとにかく私は全く魔法が使えないんだと。落ち込むよねこれ。

 

『魔女』についても聞いたんですよ。自分魔女っすよって言ってしまったから最初変な顔されたけど、詳しいこと知らんから教えてって言ったら教えてくれた。『魔女因子』ってやつに適合した人が魔女って呼ばれるんだって。んでその魔女は固有の能力を持ってるらしい。...私魔女因子とかいうやつに適合した覚え無いんですけど、まあいいか。私の能力ってなんだろ。都合良く服落ちてたり、サテラちゃんに会えたりしたから『運がめっちゃ良い』能力とかかな?

 

そうそうあとサテラちゃんが私を今日魔女達が集まる『お茶会』ってのに招待してくれるんだって。魔女達皆キャラ濃ゆいらしくて正直不安だけどまあ営業トークで何とかなるでしょ。

 

「準備は良い?」

 

おっけーっすよ!ドンと来やがれってんだ!

 

「じゃあ行くわよ」

 

うおっ眩し!

 

「さあ、着いたわよ」

 

うわマジで一瞬じゃん。魔法ってすげー!

 

「あーっテラテラだぁ、やっと来たんですねぇ。...成程ぉ、この人がテラテラの言ってた新しい魔女なんですかぁ。」

 

えぇ...脚の生えた動いてる棺...?に拘束されてる目隠しした少女?いやキャラ濃ゆいとは聞いてたけどここまでとは思わんやん。

 

...いやーっ見た目凄いっすね。カッコ良さを感じますわ。

 

「まさか私を見て驚かないとはぁ、面白いですねぇ」

 

「ふふっ自己紹介は席に着いてからやりましょう?」

 

あっそっすね。...ここの席で良いのかな?にしても地面に寝っ転がった人が居たり困惑しちゃうよこれぇ。

 

「さて、皆集まった様だね。さて、まずサテラが見つけた魔女に自己紹介をして貰おうか」

 

喪服みたいなの着た美人さんが取り仕切ってるのね、了解。

 

私パンドラって言います〜皆さん宜しくお願いします〜

 

「ふむ、パンドラと言うのだね。ワタシは『強欲の魔女』エキドナ、宜しく頼むよ」

 

喪服みたいなの着た人がエキドナさんと。なんか出来るOLって感じするなあ。

 

「私い〜『暴食の魔女』ダフネって言いますぅ〜」

 

凄い見た目のインパクトあるし絶対名前覚えられる自信あるわこの人。

 

「はあ、『怠惰の魔女』セクメトさね、ふぅ。」

 

めっちゃダルそう。ていうか地面に寝っ転がってるけど大丈夫?汚れない?

 

「『傲慢の魔女』テュフォンだぞー、宜しくなー」

 

あら可愛い。幼女まで居るんすねー。

 

「えっえっと...『色欲の魔女』カーミラ...だよ?貴方は優しい人...だよね?」

 

庇護欲掻き立てられますねぇ。同級生にこうゆう子居るよね。

 

「『憤怒の魔女』ミネルヴァよ。怪我しないなら何でも良いわ」

 

おや?ツンデレか?この人も可愛いねえ。

 

「これで皆自己紹介は終わったわね。改めて宜しくね、パンドラ」

 

おう。不安だったけど、皆人が良さそうだし杞憂だったかな。

 

「これでまた賑やかになったわね。私とっても嬉し...」

 

サテラちゃん俯いてどうしたん?...えっなんかか黒いモヤみたいなのが出てきたんですけど。何?何が起こってんの!?

 

「はぁ、最近頻度が多くなってきたさね、ふう」

 

「まずいね..セクメト、相手を頼めるかい?」

 

「はあ、まあやれるだけはやるさね、ふう」

 

えっエキドナさんとセクメトさんめっちゃ深刻そうにしてるんですけど!?他の皆も真剣な表情して離れてるし...ホントにどしたの...。

 

「キミも権能次第ではあるけど、出来るだけ離れた方が良いと思うよ」

 

だから説明してくれよエキドナさあん!!



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『虚飾』の始まり

まずは謝罪を。お待たせしてしまい本当に申し訳御座いません!!ここまで投稿が空いた理由ですが、正直に言いまして、サボってました...スプラだったりプロムン作品をやり込んでたりと現を抜かしておりました...本当にすみません...気付けば最終投稿から一年が経とうとしている事に危機感を覚え執筆した次第であります。

そして報告を、投稿が遅れた原因の一つではありますが、卒業制作で現在オリジナル小説を執筆しております。昔小説家になろうにて三話ほど投稿したっきり放置していたものを書いてます。
まだ書き溜め段階で何時になるかは分かりませんが、ある程度形になればハーメルンに投稿したいと思っております。モチベに繋がりますのでどうか応援をお願いします。


「う...ぁ....」

 

嫉妬の魔女から漏れ出る影が、辺り一帯を覆う。晴天の空は黒く染まり、緑一色だった大地は染みのように黒く広がっていく。

 

お茶会の雰囲気などまるで無く、そこには真っ黒に染まる絶望が侵食していた。

 

「ミネルヴァ、パンドラを頼む。ワタシは足止めをしよう。」

 

「これは!?一体何が起こったんですか!?」

 

「話は後!今は離れるわよ!」

 

狼狽える間も無くミネルヴァが、パンドラの襟元を掴み、後退する。その瞬間、耳を抑える程の轟音と衝撃が走った。カーミラとテュフォンは頭を抑えながら蹲り、ダフネに至っては棺に閉じこもっている。その光景が、嫌でも緊急事態である事を理解させられる。

 

「ワタシとセクメトが抑えている間に、キミ達は逃げなさい。パンドラの権能がまだ不明な以上、無闇に彼女に近づける事は出来ないからね。」

 

そう言う間にも轟音と衝撃が走る、そこにエキドナの魔法も加わり、地面がグラグラと揺れる。もはやそれは友人同士の関係ではなく、これが『魔女』同士の戦いである事を証明していた。

 

もうすでにカーミラとテュフォン、ダフネは避難している様だ。

 

...だというのに彼女は、『虚飾の魔女』だけは、逃げる素振りを見せなかった。

 

「何してるの!?早く逃げなさいよ!死ぬわよ!?あーもうイライラする!」

 

ミネルヴァの怒りの咆哮にさえも彼女は動じなかった。夥しい量の影の手がその目に移り、衝撃によって剥がされた地面の破片が飛んできているのにも関わらず、その場に立ち尽くしていた。

 

「...私は、確かに貴方達よりも彼女の事を知らないかも知れません。しかし、私は一ヶ月彼女と共に居たのです。サテラは見ず知らずの人であり、行き倒れの私に声を掛けてくれた。私はサテラに恩を返したいのです。...これは『愛』なのでしょう。」

 

そう言い、彼女はその影の爆心地へと進んだ。そして大きく深呼吸し、言い放つ。

 

「サテラ、どうか落ち着いて下さい。私には何故こうなっているかは、分かりません。でも私は確信しているのです。優しい貴方が、『この様な事をするはずが無いと。』だから、『お願いします。やめてください。』」

 

その瞬間、まるで『初めから何も起こっていなかった』かのように、場が静まり返った。真っ黒になった空は以前の青に戻り、染みのごとく黒が広まった大地は変わらない緑を映していた。

 

「は!?何!?何が起こったの!?」

 

一番驚いたのはそばにいたミネルヴァだろう。何せいきなり言葉一つで全てが収まったのだから。

 

「えっと...ただ『話し合いを試みた』だけですが...」

 

パンドラ本人でさえも驚きを隠せないようだが、『何故か』それは誰にも気付かれる事は無い。

 

「う...ごめんなさい。また迷惑を掛けてしまったわ...」

 

「サテラ!大丈夫!?」

 

すぐさまミネルヴァが駆け寄り、彼女を介抱する。

 

「...まあ、これで終わったのなら私も楽でいいさね、はあ。」

 

騒動が終わった後すぐさま寝るのは流石『怠惰』の魔女と言える。

 

「いやぁ、びっくりしましたけどぉ、皆無事で何よりですよぉ。」

 

「本当に...ちゃんと...大丈夫..何だよね?」

 

「ドラドラ、格好良かったぞー!」

 

遠くに避難していた三人も一連の流れを見ていたようであり、すぐに駆け付ける。

 

「...あの様子をみるに、アレは『虚飾の権能』。魔女因子の中で唯一確認されていなかったが、成程、彼女が...」

 

様子を見ていたエキドナが呟く。その目には嬉しさが混じっていた。

 

「見ての通りサテラは不安定でね、彼女は嫉妬の魔女因子に適合出来なかったんだ。そして今のような事が度々起こっていた。今までは何とかワタシ達で抑えることができていたのだけど、最近頻度が高くなっていてね...今回はパンドラのお陰で事なきを得たが、何時手が付けられなくなるか分からない。そこでだ、キミに折り入って頼みがある。恐らくキミにしか出来ない事だ。」

 

いつになくエキドナが真面目な顔をして彼女にとある頼みをする。

 

「この世界で最も強い三人を集めて欲しい。その三人をもって、サテラの魔女因子を分離させ、封印する。」

 

 

 

これが、『虚飾の魔女』が四英傑の一人『扇動者』と呼ばれるようになった始まりの物語であった。




どうにか投稿ペース上げていきたい...!


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