あの猫はどこへ行く? (狸王)
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あの猫はどこへ行く?
見てばかりなので投稿してみました
処女作ってやつでさー
書くのって難しいですね…稚作ですまぬ…
ーーーマリンフォードーーー
「もはや堪忍ならんわ!!あのゴミクズ共ぶっ殺してやる!!なんでコングのやつはあんな平気な面ができるんじゃ!!」
とんでもない怒号が海軍本部に轟いた
声の主は海軍大将[黒鯱]オルト・ナスカ、海軍最高戦力の一人である
「ナスカさん落ち着いて…!周りに聞こえたら危ないですって…!私も思うところはありますけど…あなたが動きますともうどうしようもなくなるというか…!」
「ブワッハハハ!さすがナスカさんだ!俺もあいつらは気にくわん!
それよりも生意気なロジャーの情報はまだか?」
「黙ってろガープ!!聞かれたら洒落にならんぞ!?」
「やれやれ、これだから男どもは…ナスカさん、私たちはアンタに鍛えられ憧れた。だからアンタの心の内は私たちはわかってるつもりさ」
荒ぶる大将を諌めるは黒鯱にしごかれた将来有望な准将たち
「はぁ…センゴク、ガープ、おつる…すまんな、あのクソどもがまたやらかしたんでな…!っ…何が末裔だっ!貴様等が今の世になにかしたのかっ!?「ナスカさん落ち着いてっ…!」今では害でしかないクズがぁっ…!
(スンッ)あぁガープ、ロジャーの小僧共は知らんが「!?」ロックスの餓鬼集団は笑いながら追い立ててやったわぃ
最悪の海賊団と言われつついてもまだまだ青いわなぁ」
「急に落ち着かないでください!?
というかロックス海賊団を!?まぁ六式、覇気を極めたと言われてるナスカさんですからね…驚きましたけど当然だなと驚けないといいますか」
「ブハハハハ!!そこはナスカさんだからな!!六式を極めて昇華した技、覇気を纏わすどころか飛ばすなんて頭おかしい使い方だしな!!」
「癪だけどガープと同意見だよ。なんなんだいあの覇気の塊を飛ばして衝撃波を撒き散らしながら突っ込んでいく剛掌波とかいうのは。
あれで能力者じゃないって同じ人間か怪しく思えるね」
「ワシの秘技じゃからな"覇気砲波"は。はぁ…あのゴミどもも海賊みたいにプチっと潰せればのぅ…
というかお前らがワシをなんだと思っとるか良くわかったわ、あとで鍛練場で叩きのめしてやるわぃ!
てかゼファーのやつはどこ行ったんじゃ!逃げたんか!?」
「「「アンタが天竜人の護衛ブッチしたから急遽駆り出されたんだよ!」」」
「ん?そうだったかのぅ?ルカカカカカカカ!!
まぁあいつはワシに追い付かんと頑張っておるからのぅ!悪魔の実も食っておらんし、ワシの後を継ぐにふさわしい武装色を身につけてほしいからのう!何事も経験ということじゃ!!
多少の無茶には耐えて欲しいわい!」
(ゼファー…哀れな…頑張れよ)
(骨は拾ってあげるよゼファー…)
「ぬぅ…俺も悪魔の実を食ってないからな!ナスカさんの後はこの拳骨に誓って俺が継ぐ!」
「お前は悪魔の実食っとらんけど馬鹿で覇気はあるが拳に武装色が偏りすぎな馬鹿で仕事良くサボる馬鹿だから却下じゃい馬鹿ガープ」
「なんでだぁ!?」
((性格的にはすごく当てはまってるんだよなぁ…))
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その後も天竜人は変わらず非道を繰り返していった…
その度に拳を握りしめ、歯を食いしばり耐え、適当に抜け出したりした
こんな奴らのために海軍に属したわけではない…
ワシは力なき者を守る正義のために海軍へと…
もはや自分の正義がわからなくなった…
目の前で殺されていく民…奴隷に堕とされる民…
それを笑って行う天竜人…!!
それに何も言わない世界政府…!!
それを黙って見過ごす…ワシの…正義……!!!!
正義…?
嗚呼…そうか…ワシの正義はとうに折れてしもうておったのか…
もはやワシが海軍に居る理由なぞなくなった…
センゴク…ガープ…おつる…ついでにゼファー(おい!)
すまんな、少将や中将となったお前らがこれからどうなるか楽しみじゃが…
ワシは海軍を辞めて正義なぞ考えずに余生を過ごすことにするわぃ…
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だいぶ引き止められたがワシは海軍を辞めることができた
センゴクの「ナスカさんがいなくなったらガープを制御できる唯一の人がぁ…!頼む!早まらないでください!」などとギャン泣きし、ガープ、ゼファーの「まだアンタの強さには至ってないからもっと指導してくれ~!!」とかぐずったからドン引きしたが別れの餞別として殴って黙らせたわい
「アンタが決めたなら私は何も言わないよ」って言ったおつるを見習え未熟者どもが
目が潤んでたことは触れないでおくのが紳士じゃな
コングの奴は最期の別れとして用具室に引きずり込んで八つ当たりの"羅裂拳"叩き込んでやったわ
金はある。海賊など無法者に襲われても返り討ちにする実力もある
無人島で余命少ない老後のスローライフをして静かに過ごすとするかのぅ
そぅ思ってたんじゃがなぁ…
「ニャア゛ーーー!!ウニャア゛ーーーーー!!ヒッ…ヒック……ヴニ゛ャ゛ァ゛ァアアアア!!!!」
テキトーに泳いで無人島に着いたとたんなんじゃこの猫耳と尻尾のある赤子は…
猫耳?尻尾?種族がわからんぞ
動物な見た目ならミンク族という種族がいるのを聞いたことがあるが…赤子は人間に獣の…猫のような耳と尻尾が着いてるのぅ
能力者にしては幼すぎるしのぅ…ミンク族とかいうのの混血かの?
捨て子なのはわかるが…此所にはワシしかおらぬ…
ハァ…見捨てるわけにはいかんしのぅ
ふむ…今後困らぬようにワシが育ててやるかの!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「じぃちゃー!じぃちゃーーーー!!」
「おぉ?どうしたハクルや?」
捨て子の名はハクルとした
白い髪に同色の猫耳と尻尾、瑠璃色の瞳をしていたからの
安直かもしれんがワシに名付けなどという難しいことはできん!!
ちなみに男の子じゃった
「ごーしょーはでかいじゅーたおしたにゃ!!ごはんこれにしよ!!」
目をキラキラさせてワシを見上げるハクル、かわいいのう
…いざ子育てと意気込んだが不安もあったんじゃが…物覚えがよすぎる気がするんじゃよねこの子
半年で歩いたのは驚いたんじゃが言葉などはずっとにゃーにゃーばっかりで3歳ぐらいからようやく人の言葉を話せ始めたからギリ普通の範囲じゃなと思っておったが…
抱きながら島の猛獣や海獣、海王類を仕留めてはいたんじゃが…いつのまにやら真似をして武装色の覇気を使いだしたんじゃ
今報告してきたようにいつのまにやらワシの秘技の"覇気砲波"まで出来るようになっておったのじゃよ…覇気砲波のコツを教えても出来ない出来ないと泣きそうだったゼファーがガチで泣くぞい…
ガープにも一応教えるだけ教えたが「別に武装色で砲弾投げたらよくね?」などと鼻ほじりながら言った馬鹿なんぞ知らん
それにハクルと共に過ごしてきたことでワシの荒んだ心はだいぶ癒えたわぃ…環境故か純粋に育ってくれたしの
しかしほとんどワシと二人きりじゃったから他の人との関わりをもたせんとじゃな
「ルカカカカカカ!流石はハクルじゃ!晩飯はハクルの倒したこいつを焼くとするかのぅ」
「ん!」
ハクルはとんでもない才能を秘めておるのかもしれんのぅ
ふむ…どこぞ馬鹿のようにならんように見聞色もしっかり教えるようにしようかのぅ
「ハクルや」
「にゃに?じーちゃ?」
「ハクルはすごい才能があるかもしれん。
ハクルが望むなら今よりもっと強くなれるようにワシが修行をつけようとおもうんじゃが、どうじゃ?」
「?じーちゃみたいににゃれるかにゃ?」
コテンと首を傾げるハクル、かわいいのう…
「それはハクルの頑張り次第じゃの。
じゃがワシが予想ではハクルはワシよりもっともっと強くなれるぞい。それにワシの技を全部教えてやるぞい」
「じゃあやるにゃ!」
両手を上げてふんすふんすとやる気をみせるハクルかわ(ry)
すでに秘技である覇気砲波の一つ剛掌波を使えるハクルなら武装色は勝手に上達していくじゃろう
鍛えるのは見聞色じゃ
すでに武装色ができており純粋なこの子ならあっという間に見聞色も習得できるじゃろうて
というより見聞色がなくても持ち前の耳と瞬発力、気配察知で島の猛獣やらを翻弄する見聞色いらずなこの子が見聞色を覚えたらどうなるんじゃろ?
さらに猫っぽい容姿に釣り合うようなしなやかで強靭な筋肉がある
そこにワシが昇華させた六式、覇気砲波の技を覚えたら確実にワシなんぞより強くなる
将来が心配じゃ…元海軍故か海賊にはさせたくないが…海軍になってあのゴミどもと関わるのなんてもっての他じゃ!!ハクルの人生故決めるのはハクルじゃが…今は考えてもどうしようもないの
「ハァ…ではハクルよ、明日から修行をするぞい!」
「はいにゃ!!」
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「ハクル…ハクルや………ゴフッ……ゲハァ!」
「じーぢゃ!大丈夫!?血がい゛っばい!!お肉だべ過ぎだの゛!?」
泣いて心配してくれるのは嬉しいんじゃが気が緩む勘違いじゃの…そんなハクルもか(ry
気づかぬうちに病になっておったとはのぅ…不覚じゃ
病のことを伏せて隠しておったがここまで泣かれるとはのぅ…
いや、遅かれ早かれじゃな…いつかは訪れることじゃ…せめて病のことを教えておくべきじゃったの…
「ハクルよ…我が孫よ…お主は強くなった…ワシの全盛期に迫るほどにのぅ…あの厳しい修行を修めたお主なら……世に響く賞金首ぐらいしかまともに戦えぬじゃろう…
他の島へ行って…人との交流もでき…ガハァッ!ゴフッゴフッ!」
よくぞあの修行をやり通した…
投げ出しそうになった時の「じーちゃなんて嫌い!」は致命傷じゃったが…よくぞその歳でワシの背が見えるほどに…あと数年でお前は確実にワシを越える…
ワシ以外の人と初めて会って背中に隠れてたハクルの可愛らしさは今の今まで何回も思い出して悶えたのう…
「ハクル…ワシはもう…死ぬ…最後の遺言じゃ……旅を…するんじゃ…世界を…見る…んじゃ…
なって…ほし…くはないが……海賊になるな…とは言わん…
じゃが海軍…だけにはなる… な…
お前…さんのよう…なもん…が行くと…ころではな…い…
生き…て… 嫁を… たく…さ… しあ…わ… ……」
海賊にはなるべくなってはほしくない…海軍は絶対にダメじゃ…生きて嫁さんを貰ってたくさん幸せになってほしい…
「に゛ゃ!わがっだに゛ゃ!!
でも!でも゛!死゛んだらい゛や゛に゛ゃぁ!!」
あぁ…ワシのが死ぬことをこんなにも悲しんでくれるなんて…ハクルが孫でワシは幸せじゃったの…
最後は笑って逝かんとな!
「ハ… ク…… ル……
後は…自由に生きろ!ルカカカカカカァァァ…!!」
これで最期じゃ…最後の懺悔じゃ…すまぬハクル…
ぶっちゃけお主強くなりすぎた
グフッ………
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side ハクル
じーちゃんが死んだ…いっぱい泣いた…
死ぬ前からじーちゃんは死んだら海へ還してくれって言ってたからお別れすることにした
「ばいばい、じーちゃ…」
じーちゃんの亡骸をつかんで海に投げた
じーちゃんが遠くに行くまで流れる涙をそのままに見送った…
潮の流れか浜に戻ってきた
「…」
さっきより強く投げた
また浜に戻ってきた
場所変えた
同じだった
また場所変えた
変わらず戻ってきた
イラッ
島で一番高い岬でじーちゃんを投げた
「剛 掌 波 !!」
(ハクルぅぅぅぅ!?)
じーちゃんは見えにゃくにゃるまでふき飛んでった
「じーちゃの言うこと守ったにゃ…海に還ったから僕を見守ってるんにゃよね…だからもう泣かにゃいよじーちゃ…(スッキリ)
にゃし!じーちゃの遺言を守って世界を見てくるにゃ!!
海賊にはできるだけにゃるにゃ!
海軍には絶対ににゃるにゃ!
とにかく生きるにゃ!
お嫁さんをたくさん作って幸せになるにゃー!!
船はにゃいけどどうしようかにゃ。先ずは極・六式の合わせ技"宙翔"で島を見つけるまで飛び回るかにゃあ?うん!とりあえずやるだけやってみるにゃ!」
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ハクルは遺言を微妙に間違えながら旅立つのでした
ハクルは独りなので行った先や出会った人との交流でいろんなことを覚え、修行しました
結果、覇気を回復に転用する龍掌なんていうとんでも技能も覚えたりしました…自重?なにそれ?
狩った海賊の換金の際に海軍本部の偉い人に会って出生やらを聞かれ「無人島に捨てられてた拾われ子だにゃーん」と答えたら海軍に誘われたが「じーちゃんの遺言で海軍にはにゃるにゃ!って言われてるにゃ」と断ったが「億越えを倒すほどの力をもっているのだ!遺言だろうがなぜそこまで海軍になることを拒む!?」と言われてじーちゃんから聞いたゴミ共の話をオブラートに包んで話して育て親のじーちゃんの名前を言うと「ナスカさん…!」とか泣かれたりしたそうな
それからよく海軍の大将や中将の部屋にネコっぽい子が見かけられるようになったそうな
その後金とか銀みたいな名前の海賊とちょっとぶつかったり(金は弱ってた)
霧の深い海で骸骨と会ったり
金みたいな名前のやつが処刑されて海に獲物が増えたり
やっと船を作ったり
デカイ木のある島で女の子と仲良くなったら海軍が大量に来て攻撃してきたから女の子と島の人を助けたり
再会した女の子に助けた人を合わせたら泣きながら抱きつかれた後にイチャイチャ出来るようになったり
壁登ってた魚人さんと意気投合してバレないように遠くから偉そうなヤツや黒服を"豪波動"でプチプチ潰したり極・六式の"瞬"で一瞬で近寄って"乾坤圏"でまとめてぶっ飛ばしてすぐ"瞬"でにげてまたプチプチ潰したり
その時助けた姉妹とキャッキャしたり
世界から[最強の賞金稼ぎ]と呼ばれるようになったり
海底の島で紙集めてた人魚さんを銃弾からかばったら島のみんなから[救世主]とか呼ばれたり
占いが得意な人魚さんとウフフな感じになったり
いつぞやの壁の魚人さんが死にかけてたから助けたら[猫の旦那]とか言われたり
船でフラフラしてたら三つ編み髭のおっさんと変な眉毛の子供拾ったり
階段から落ちた瀕死の女の子を治したり
捕まったって聞いてたギザギザな鼻の魚人さんが町を襲ってたから人差し指で鳩尾あたり刺して頭上に持ち上げた後ぶん投げた。その後説教ついでに海底の島の話としてウフフな感じになった人魚さんの話をしたら海王類がぶちギレた目をして殴りかかってきたから返り討ちにして凪の帯の方にその他諸々共々ぶっ飛ばしたり
なんか蜜柑の匂いのする姉妹に感謝されながらベタベタされてたら風車を帽子に刺した人に睨まれたりモヒカンみたいな女性がニヤニヤして見てきたり
シャボンの浮く島で偉そうなやつらに「珍しいえ~!欲しいえ~!飼うえ~!」とか言って銃弾放ってきたから掴んで投げ返したら下々大将下々大将うるさかったから"天将奔烈"で周りにいた黒服ごと肉塊にしたり
強そうなピカピカ海軍に襲われたから"百裂拳"からの"天翔百裂拳"でフルボッコにして報復として魚人さんと暴れたところに行って"天墜撃"をかまして更地にしたり
なんだか賞金首になっちゃったり
海の王様みたいな人たちに会いに行ってお互いを懐かしみながら宴をしたり、金棒野郎相手に殴り合って"一瞬千撃"で沈めたり、お菓子な島で足長族の娘さん押し付けられて逃げたり、息子になれと言われて断ったけと調子悪そうだったから龍掌で治療しておさらばしたりした
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無人島から出て色んな冒険をしました
ちなみに見た目は全く変わってません。極・六式の"生命輪廻"で不老どころか驚異的な回復力、年齢偽装な身体変化を身につけているのです。でも知る人は実年齢を知っているのです。知らぬ実力の乏しい輩は見た目に騙され舐めてかかり潰えていくのです
麦らわ帽子をかぶったゴムな青年が海に出るまであと少し…
彼とどこで交わるかはわかりません
しかし交わったとき…世界が大きく動くのは間違いないでしょう
もうその世界は大きく動いちゃってるって?
知らんがな
「次は久しぶりにシャボンディにでも行くかにゃ?久々にナワバリの確認するにゃ!」
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一部海軍上層部は知っている
現在の懸賞額に当てはまるような実力ではないこと
最高戦力の自然系である三大将がまとめて挑んでも相手にもならないこと
海賊や革命軍となり敵対勢力となって攻められたら覚悟を決めなければならないことを
実力ある海賊たちは知っている
あれは海賊ではなく放浪しているただの気のいい楽天家であること
海軍には与はせずしかし海賊と与するともないこと
敵対すれば全滅を覚悟するほど苛烈な戦いになる相手であることを
海軍も海賊も知らない
ただ亡き祖父の遺言を忠実に守っていること
だから海軍にもならず海賊も名乗っていないこと
遺言以外はあまり考えず自由に行き当たりばったりに過ごしていること
海軍も海賊も世界政府だろうと関係なく自分の自由を邪魔するならばことごとく滅ぼせる存在であることを…
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その日シャボンディ諸島のとある猫のナワバリと黙認されているGRでは数多の海賊と勝手に建てられた職業安定所から絶望の悲鳴が響いた
「にゃはははははは♪ナワバリの掃除は終わったにゃ!次は何処へ何しに行こうかにゃあ♪」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
WANTED
"修羅猫"ハクル
12億8900万ベリー
[罪状]
マリージョアの壊滅的損害
複数の天竜人の殺害、傷害
[備考]
ロジャー処刑前より前から億越え海賊を狩り続けてきた
かつて"最強の賞金稼ぎ"の異名を持ち世界中から信頼が大きい
手を出さなければ無害
数十年変わらぬ容姿。衰え知らずの可能性
市民への被害がないため"最低限"の懸賞金
【機密】
四皇海賊団と一人で渡り合う実力
海軍最高戦力を一瞬で吹き飛ばす実力
歴代最強の"海軍大将の弟子"
[■■■■■■■■]
多数の天竜人の依頼及び戦闘力からの懸賞金の算出
48億2222万ベリー
触れるべからず
■■■全員一致で否決
少しでも楽しめていただけたなら幸いです
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猫の追憶1 これからどうしようかにゃ
やってくこと書いちゃったから追憶にするしかなかったんだ…!
更新は期待しないでください。特に早さと長さ
ハクルside
じーちゃんが死んじゃって島から旅立とうと思ったのはいいけどこれからどうしよ?じーちゃんが遺してくれたお金も30万ベリーぐらいだしお金も稼がないとだにゃー。僕みたいな子供を働かせてくれる人いるかにゃ?
とりあえずよくじーちゃんと行ってた島に行ってから考えるかにゃー
はい、着きましたにゃお隣の島!極・六式の合わせ技"宙翔"でちょちょいのちょいにゃ!途中嵐に合ったけど覇気を全身で軽~く飛ばしながら来たから全然大丈夫だったにゃ。"震天雷"の応用だにゃー
初めて来た時は知らない人ばっかりで怖かったけど今じゃ皆と話せるにゃ!よくおばあちゃんやおばちゃんに可愛い可愛いってお菓子貰ったからまた貰えるかにゃあ?じーちゃんとの約束で飛んで町に行くのはダメ。いいのは浜か森までって言われてるからここからは歩いて行くにゃ。にゃんでも「空から人が落ちてきたら驚くじゃろ」とかマナーがにゃんとか。でも地面を走るなら良しって言ってたけどいきなり目の前に現れることはいいのかにゃ?
町まで歩いてるけどにゃーんも起きにゃいにゃ。住んでた島にゃら3回は獣と遭遇してるにゃ。初めは倒して食べてたけど日が経つにつれ遭遇しにゃくにゃっていっていざ会った瞬間目の光が消えてお好きにどうぞみたいに体を投げ出すようににゃったんだにゃー。にゃんでだろ?
昔を思い出しながら歩いてたら段々騒がしい音を耳が拾ったにゃ。町の方を見聞色で探ってみたら
大変だにゃ!町が襲われてるにゃ!!すぐに"瞬"で行くにゃ!!
ーーーーーーーーーーーーーーー
朝目が覚めご飯を食べて息子夫婦が仕事に向かい孫と遊ぶ。そんな変わらない日常
「俺達ゃ血斧海賊団だ!死にたくなきゃ大人しく金と食糧をよこしやがれぇ!ヒャハハハハハハ!!」
───だった。海賊が来るまでは…
慌てて孫を連れ家に籠ったが遠目に見えた町の皆の蹴られる、殴られる、切られる姿、聞こえる悲鳴…息子夫婦は無事だろうか…幸いワタシの家は町の端の方だから海賊はまだ来ていないが時間の問題だろう
「おばあちゃん…!ヒック、グスッ」
「大丈夫だよ、ここでじっと隠れていれば大丈夫…!なぁに心配いらないよ、もうすぐに静かになるからねぇ」
床下の食糧を入れておく狭い所に孫を抱いて隠れた
バキャン!!
…っ!!海賊が家に来よった…!
「静かに…大丈夫だからね…」
「グスッ…」コクッ
ガシャン!ゴソゴソ…ドゴン!
「チッ!しけてんなぁ!金目の物もありゃしねぇ!」
「まぁ小せぇ島の小せぇ田舎町だし仕方ねぇさ。でもよ、売れそうなガキはそこそこ居たし粗方捕まえられたみてぇだから良いじゃねぇか」
「奴隷の金なんて船長がほとんど持ってくじゃねぇか。俺は俺の金が欲しいんだよ!船長の真似して斧を振り回してたら海に落としちまってな、新しいのが欲しいんだよ」
「そりゃオメェがマヌケなだけじゃねぇか」
どうやら二人のようだね、私たちに気付かずに去っておくれ…!
音がしなくなった…海賊は家から出て行ったようだ
「よく頑張ったね、もう大丈夫だよ」
「ほんとう?」
「もう少し静かにしていてね」
床を持ち上げ周りを確認する。家の中はかなり荒らされているようだったが海賊の姿はなくなっていた。直すには時間が掛かるだろうが命あればこそのもの。しかし息子夫婦は大丈夫だろうか。ワタシは息子夫婦の無事を祈った
「おんやぁ、さっき来た時には居なかったバアサンがいるなぁ」
見つかった!!さっき出ていったはずの海賊がなぜ!?
「床に空間があったなんてなぁ。オメェのマヌケにも役にたつことがあったんだなぁ。おっ!子供はっけ~ん!」
「ぐっ…!しょうがねぇだろ調べんのに鉤爪が邪魔で外したんだからよ!最近は鉤爪じゃなくて斧ばっかりだったしよ!」
「それを置き忘れるからマヌケなんだよぉ」
なんて運が悪いんだい!こんなマヌケな海賊に見つかるなんて!
「はなして!やめてー!」
「孫をはなしな!海賊め!!」
「黙りなバアサン。見つかったのが運のつきだぁ」
「オラどけババア!さーって何があるのかなっと!
…ざっけんな!干し肉やら少しの酒しかねぇじゃねぇか!期待させやがって、よぉ!」
「おばあちゃん!おばあちゃーん!!やめてよー!うわーん!!!!」
海賊の一人に突き飛ばされ激昂した八つ当たりで蹴られる…ごめんねぇ、情けないおばあちゃんで…孫だけでも守りたかったけど…それすらできないなんて、悔しいねぇ…
「ハッ!!泣いてやがるぜこのババア!俺をコケにしやがったんだ!ざまぁねぇ、なぁ!」
「ガハッ…ゲホッゲホッ…」
蹴られた衝撃で壁を破り家の外へ弾き飛ばされた
「そろそろ撤収だぁ。さっさと行くぞぉ」
「わーってるよ。ケッ!このババアだけでもぶっ殺していくか」
海賊が近づいて来ているのがわかる。ここでワタシは死んでしまうのか、もっと孫の成長を見ていたかったね…
「死ね、クソババア」
「何をやっているのかにゃ?」
目の前の海賊なんてものよりもとんでもなく恐ろしい存在を後ろに感じた…海賊も青ざめて冷や汗を掻き震えてる…いったいなにが…見ることすらも恐ろしいが後ろを振り返った
…あれ?ナスカさんとよく一緒に来ていたハクルちゃん?なんで?さっきの恐ろしい気配は?
可愛らしい姿とよく分からない現状に恐怖心が吹き飛んだ
役に立たない情報
ナスカさんの覇気レベル
武装:マリンフォードで禁止
見聞:海軍本部で悪口を言われたら瞬で後ろから現れる
覇王:無いけどある程度なら武装単品で弾く
ハクルにゃんの覇気レベル
武装:腐れヤベェ
見聞:エネルが顔芸する範囲。未来どころか…名探偵になれる
覇王:??殴り倒したり覇気砲波で吹き飛ばす方が楽しい
この時点ではハクルは経験不足&弱く発動することを考えておらずうるさいからと見聞色を常時ONにしていません。でも1話にあったように持ち前の耳の聴力と気配察知で並の見聞色レベル
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猫の追憶2 猫の地雷
読んでいてくれる方々ありがとうございます
仕事終わって帰宅後に酒飲みながらスマホで書いてるから激遅&寝不足気味になる…
ハクルside
町が襲われてるのを察知してじーちゃんとよく来た町の近くに"瞬"で来てみたら…町中から海賊の声に混じって町の人達の悲鳴や泣き声が聞こえるにゃ…
じーちゃんが気のいい海賊をもいればゴミのようにゃ海賊もいるって言ってたけどゴミに近い海賊っぽいにゃ。んー、町のにーちゃんねーちゃんや年下の子供の泣き声が固まってるにゃ。この海賊たちもしかして…
にゃ?あれはよくお菓子をくれるおばーちゃんだにゃ!
手に変なの着けた海賊が近づいていくにゃ!にゃにしようとしてんだにゃ!お菓子くれる優しいおばーちゃんにゃんだぞ!"瞬"!
「何をやっているのかにゃ?」
あ、少し怒ってたからよくわからにゃい覇気がちょろっと漏れちゃったにゃ。引っ込め~引っ込め~…よし、引っ込んだにゃ。ん?髪がトサカみたいな海賊が青くなってガタガタ震えてるにゃ。僕子供にゃのに情けにゃいんだにゃ海賊って
にゃ?おばーちゃんがこっちを振り向いてにゃんかすごい驚いてるにゃ。けどすぐに必死そうな顔になって
「ハクルちゃんすぐに逃げて!こいつらは海賊だよ!ここに居たらハクルちゃんまで捕まっちゃう!ゴホッ…」
にゃあ…おばーちゃん苦しそうにゃ…じーちゃんの最後を思い出しちゃうにゃ。
あれ?あの大きいハゲの海賊がおばーちゃんのお孫さん捕まえてるにゃ…おばーちゃん相手に人質?おばーちゃん、じーちゃんぐらい強いのかにゃ?"剛掌波"だせるのかにゃ?
あ、海賊…こっちはニワトリであっちはハゲでいっか。ニワトリの震えが止まったにゃ
「へ、へへ!なんかわからねぇでびびっちまったが新しいガキかよ!わざわざ出て来てくれてありがとうよ!!お前も捕まえて船に積んでやるよ!!」
……ふーん、この海賊たちやっぱり
「あんたら子供捕まえてどうするにゃ?」
「子供はよく売れるんだぁ。まだ成長するから自分の好みの奴隷に育てられるらしいからなぁ。まぁ物好きで子供のままの奴隷が良いってもんで買い替える奴もいるんだぁ」
ニワトリじゃにゃくてハゲの方が答えたにゃ
それにしても奴隷、奴隷にゃあ…
にゃるほど
「ゴミ確定」
"瞬"でニワトリに近づいて腕を捻りながら引き絞り、手を鷲掴みするような形にして五指で指銃を、なおかつ手首から先が指銃となるように腕全体の筋肉を使う。衝突寸前で捻りを戻し貫通力を上げてぶち当てる!
"穿手"!!(弱)
五指がニワトリの腹筋に食い込み円状に抉りつつ掌が腹筋に到達した
「ギッ……!?ガアァァァァ………」
おー、アホみたいに回転しながら吹き飛んで行ったにゃ♪本来なら貫手でやる技だけど貫手にするとキレイに貫通しておばーちゃんが汚れちゃうからにゃ。お孫さんも内臓なんて見たくにゃいだろうし。さて次はそのお孫さんの番…じゃにゃくてお孫さんを捕まえてるハゲの番にゃ!
「テ、テメェ!来るんじゃないぞぉ!来たらこのガキをこr」
動くのがおっそいにゃ!あくびが出るにゃ!
じーちゃんが僕のお肉奪う方がずっとずっと早かったにゃ!…思い出したらムカついてきたにゃ。にゃにが「これも修行じゃハクルよ!」だにゃ!嫌いって思いっ切り言ってやったにゃ!このムカムカを足に込めるにゃ!!
僕に突き付けようとしたお孫さん捕まえてる手に力が入る前に尻尾で腕を弾いてお孫さんゲットだにゃ♪か・ら・のぉ~…!!
尻尾で月歩しながら自慢の脚力&剃の要領で高速で敵の頭上から踏みつける!お孫さんの体重もプラスだにゃ!
「299ダンス!お孫さんを添えてだにゃーん!!」
「グガッガガッ!ブゴッ…!モ゛ァ゛ッ……ヤベデッ………!」
わぁお、頭の形と顔の原型がわからにゃいにゃん♪お孫さん泣いちゃうからとりあえずニワトリと同じ海の方にぶっ飛ばしてっと。どっちも生きてはにゃいだろうけどにゃ
それにしても即興にしては良い技ができたにゃん♪299回踏んだか数えてないけど。じーちゃんみたいにカッコいい技の名前は付けられないにゃー…自分だけの必殺技が出来たらカッコいい名前付けたいにゃ!
ふにゃー、スッキリしたにゃ!じーちゃんが言ってたにゃ。奴隷を人と思わにゃい奴はゴミだって。奴隷はにゃりたくにゃくてにゃった人がほとんどだって。だから人を奴隷にするようにゃ奴らもゴミなんだって。奴隷を可哀想だにゃんて思うにゃ、思う前に助けてやれ、奴隷にゃんてものは存在しにゃいんだって。自由を奪われた人に自由を与えてやれってずっと言われてたにゃ。お酒飲むといつもこの話してたもんにゃあ…僕は自由にゃ、自由に生きろって最後にじーちゃんに言われたもん。だから自由を奪う奴らには容赦しないにゃ!!
「助けてくれてありがとうねぇハクルちゃん。それにしてもとても強かったんだねぇ…おばあちゃんとっても驚いてしまったよ」
「ねこのおにーちゃんすごかった!!」
おっと二人のこと忘れてたにゃ。うん、まぁ僕もじーちゃんもこの島では普通に買い物したり食事してただけだもんね
「おばーちゃん大丈夫?まだ苦しいにゃら無理はだめだにゃ!お孫さんは怪我にゃいようだけど」
毛がにゃい人に捕まってたもんね。怪我にゃいよね…って変にゃこと考えてにゃいでおばあちゃんを手当てしなきゃだにゃ
「そうだよおばあちゃん!すわってたほうがいいよ!ねこのおにーちゃんけがなおせない?」
「にゃあ…軽い手当てぐらいにゃら出来るけどにゃあ…」
「無理言うんじゃないよ。手当てだけでもありがとうね」
うーん…怪我を治す、ねぇ。見聞色で怪我の場所と深さを感じて覇気でにゃんとかできにゃいかにゃあ?まぁまだ出来る気もしないにゃ。でも便利そうだから考えておこうかにゃ
「できたにゃ。騒ぎが収まるまで隠れてるにゃ」
「ちょ、ハクルちゃんまさか海賊のほうに!?ダメよ!危険すぎるわ!」
「あんにゃのが100人でも1000人居ても大丈夫だにゃーん♪それに僕スッゴく強いもん!」
「相手は海賊よ!?どんな手を使ってくるかもわからない!それに捕まってる町の子達もいる…人質なんかにされたら…」
「どんなことしてきたって当たらにゃきゃへいきにゃ。それにもし当たっても…
人質もされる前にさっきみたいにやっつけるにゃ!見てたでしょ?」
「でも…」
「だいじょーぶだにゃ!僕はじーちゃの弟子!あんなゴミ相手にもならないにゃ!!」
「ゴ、ゴミ…それにナスカさんの弟子って…でもナスカさんが強かったかわからないわよ…」
「にゃ?じーちゃ元海軍大将って言ってたにゃよ?にゃんだっけ?くろ…くろしゃけ…だっけ?じーちゃ大将だったのに有名じゃにゃいのかー。にゃんか笑えるにゃw
だから僕は大丈夫にゃ!もうゴミがきて結構時間もたったと思うし!ぶっ飛ばして来るにゃー!"瞬"」
さっきのゴミには弱すぎて覇気いらにゃかったにゃー。ボスゴミはどんにゃだろ?覇気使いかにゃあ?覇気を使わにゃきゃにゃらにゃいようなゴミだったらめんどくさいにゃあ…負ける気はにゃいけどにゃ!まってろよボスゴミめー!!
「え?…元大将?ナスカさんが?ナスカって…まさか黒鯱!?最強の!?」
ネタ1:お前のような
おばーちゃん「剛掌波!!」
ニワトリ、ハゲ「たわばっ!!」
ナスカ「お前のようなババアがいるか!」
元准将s「お前が言うな!!ハクルちょいと(ヒソヒソ)」
ハクル「おまえのようなじじーがいるかぁ!」
ナスカ「ぐっはぁぁぁぁぁぁぁ!!」吐血
元准将s「黒鮭ざまぁwww」
ナスカ「天将奔烈ぅ!!」
ゼファー「なんで俺だけぇ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
ネタ2:雲のハクル イチゴ味
ハクル「僕は自由!」
ナスカ「うんうん」(´ω`)
ハクル「自由!」
ナスカ「そうじゃの」(´ω`)
ハクル「……」スッ(戦闘態勢)
ナスカ「ん?」
ハクル「自由!!!!」カッ!
ナスカ「 」( ゚д゚)
ハクル「……」スッ(戦闘態勢)
ナスカ「 」( ゚д゚)
ハクル「自由!!!!」カッ!
ナスカ「医者じゃ!医者に連れていかんと!!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
穿手の手を貫手の形にすると私の好きな格闘漫画の人越拳ねじり貫手になります
次で初海賊戦決着にします
短くてスマヌ…
長くしすぎるとだれるんですよ。私が
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猫の追憶3 そうだ海賊を狩ろう
評価された。うれすぃ…!
お気に入り増えてきた…うれすぃ…!
UAも増えてきた…うれすぃ!!
ありがとうございますm(__)m
1話目に比べて2,3話は改行を減らし読点を増やしてみました…今回改行に戻してみました。どっちが見やすいですかね?
「よぅしお前らぁ!!気はすんだかぁ!?」
(うおぉぉぉぉぉぉ!!)
「じゃあ船に乗り込めぇ!!次の島に向かうからなぁ!!遅れたやつは置いて行くからなぁ!!」
血斧海賊団の船長、[血斧のアッド]は船員に号令をかけた
小さな島の田舎町だったが金になる子供達を捕らえられて上機嫌だった
「宝や金品はなかったが…奴隷になるガキどもが多くいたからまぁ悪い航路ではなかったなぁ…アックククク…!」
奴隷となる人を集めるということが自らを破滅に導く行為になっていると知らずに…
「んだぁ!このガキは!」
「逃げたのか!?見つかるなんて馬鹿なガキだ!」
「ハッハァ!痛い目に遇いたくなかったら大人しくしときなお嬢ちゃん!」
「…お嬢ちゃん?」
「もうすぐで出港の準備か終わるからなー。さっさとしろよー」
町を襲った海賊達は下卑た笑いを浮かべている
海賊の一人が現れた子供の元へニヤニヤと歩いていく
「ほーらお嬢ちゃん、もう鬼ごっこは終わりだ!さっさと船に乗ろうなぁ!」
海賊が子供に触れようとした瞬間
「誰がお嬢ちゃんだにゃ!!」
海賊が血を撒き散らしながら吹き飛んで行った
「「「「「「はあ!?」」」」」」
「気持ち悪いにゃ~…僕をお嬢ちゃんとか見境なしなのかにゃ!?どんだけだにゃ!?ていうかお前ら全員子供だけ拐うとかキモいにゃ、ロリコンとショタコンの集まりの海賊なのかにゃ?自由の意味を履き違えてるのかにゃ~?」
うえ~…うえ~…と舌を出す白髪の子供
海賊達のヘイトを一身に受けるためである…たぶん、きっと、メイビー…
「子供しか相手に出来ないとかwwwざーこ♪ざぁこ♪ざこざこざぁ~こ♪」
煽りに煽るネコガキ♂に仲間がやられたうえに極上の煽りを受けた海賊達は
「ガキだろうがかまわねぇ!殺せぇ!!」
「「「「「おおおぉぉぉぉ!!」」」」」
こうかは ばつぐんだ!
町の人を痛め付けてた海賊も対象をネコガキに移し武器を手に襲いかかった
100近い海賊が子供1人に対し蟻のように群がった
この現状を作った子供は
「にゃは♪こういう方がやりやすいにゃあ」
薄ら笑いを浮かべていた…
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハクルside
「いやぁ~煽ったのは僕だけど単純にゃやつらだにゃあ」
四方八方から海賊が迫るが慌てにゃいのにゃー♪引き付けて引き付けて…
「死ねやこのクソガキャァ!!」
やにゃこった♪そんにゃわけで今だにゃ!
両手を斜め下に向けて覇気を掌から持続的に真っ直ぐ放出!放出される覇気の力で宙に浮き手の角度変えてくるくる回る。放出される覇気はレーザーの如く地に伸びていくが地には影響がない
覇気砲波"鴻翔波!!"
「なんだこっ…」
「あぁぁぁぁぁ…」
「ひいぃぃぃぃ…」
「たっ、助けっ…」
「しっ、死にた…」
「あの光線に触れるな!死ぬぞ!!」
「なっなんだこいつ!悪魔の実の能力者か!?訳がわからねぇ!!」
はい着地!鴻翔波に耐えられず消し飛んだり、その場で爆散したりする海賊ばっかりだったにゃー。半分はいなくなったかにゃ?なんで覇気を使わないのかにゃ?
こいつら覇気を知らないのかにゃ?知らないっぽいにゃー…さっきの鴻翔波のせいで残った海賊が尻すぼんでるにゃー
「お前らぁ!そんなガキに何怖じけづいてんだぁ!!さっさと殺れぇ!!できねぇってんならお前らを殺してやらぁ!!」
「「「「「う、うわあぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」」
と思ってたらまた来たにゃ!さっきまでいなかったボスゴミが甲板に居たにゃ。ボスゴミはこのゴミ達を従えるぐらいのカリスマか力があるみたいだにゃー
にゃあ、来るなら迎撃するにゃ!じーちゃん以外に覇気を使ったことにゃいから覇気での初戦闘実験にゃ!
両手両足に覇気を纏い
「うーにゃあぁぁぁぁぁ!!」
"百裂拳"!!
面白いぐらいにぶっ飛んでいくにゃ!相手に叩き込む度に骨が砕ける感触や何も感じないぐらい当てた部分を消し飛ばしてる感じがするからただじゃ済まないにゃー。後ろからも来てるから振り向きながら回し蹴りでシューーー!!
直撃はもちろん近くにいたやつらは攻撃の際漏れでた覇気の影響で地がめくり上がるほどの衝撃で消し飛んだにゃ。これで百人近くいた船員は全滅!超エキサイティング!!
…弱すぎるにゃ。覇気使えない相手に覇気使うとこんにゃものにゃのか…にゃんだかんだ覇気は体力使うし使う時は見極めるとするにゃ。こんにゃにゃら10日は使い続けられるけどにゃ
「にゃー…後は船長さん?かにゃ?あんたを潰せば終わりだにゃー」
「ふざけるな!俺は血斧のアッド!オノオノの実を食った斧人間!テメェなんぞにやられるかよ!死ねやぁぁぁ!」
戦う相手に自己紹介で手の内晒すとかバカにゃのかにゃ?手足に斧の刃を生やして突っ込んで来てるにゃ
悪魔の実の能力者…だったかにゃ?食べると色んな能力が出来る代わりに海に嫌われるって奴だったにゃ
使いこなせば強いけど能力頼りで鍛えない奴が多いって聞いたけど…ホントだにゃー
動きは遅いし大振りにゃのに当てようとする技術がまったくにゃいのにゃ…覇気も使えにゃいみたいだし
「おらぁ!!(ガキン!)は?」
覇気纏った片手で楽に防げるにゃ
「そっそんなはずはねぇ!!おらぁぁぁぁ!」
手足を振り回すけど遅い遅い…
「隙だらけにゃ!」
胸に掌底一発、船に吹き飛んでったにゃー…あ、船の中に突っ込んだにゃ…
弱いにゃー弱すぎるにゃ。たぶん自分より強い存在と戦った事がにゃくて挫折を知らにゃくて鍛えることもにゃかったんだろうにゃー
…なかなか出て来ないにゃ。気配で生きてるし気絶してにゃいことはわかってるけどにゃ
っ!複数のゴミと子供の気配!?あのゴミども…
「動くなぁ!!このガキどもを殺すぞぉ!!奴隷として売るために捕まえたんだからどうせ死ぬのが今か奴隷になった後かの差だ!俺のためになってから死ねぇ!」
船内に残ってたゴミとボスゴミが子供を人質に出て来たにゃ…おばあちゃんの言った事が本当ににゃったにゃ…
もう奴隷扱いしてんじゃにゃーぞ…そもそも奴隷にゃんてにゃいんだよ!もともと許す気もにゃかったけどあったまに来たにゃ!!
「テメェは嬲り殺す!!こっちは6人もガキがいるんだ!助けようとしたらどれかが死ぬからなぁ!!卑怯なんて言わねぇよなぁ!!これが海賊のやり方だぁ!!だからテメェはそこから(ry」
にゃんか言ってるけど無視にゃ無視
瞬の連続使用!瞬の速度のまま殴り抜いて着地と同時に瞬を繰り返す!!…ムズいけど殺さない程度に加減して!!
極・六式奥義"瞬過終闘"
ドゴゴゴゴゴゴン!!
拳が寸分狂わず相手の急所を撃ち抜いた
「ガハァ…!な…なに…が……?」
一瞬でゴミどもを殲滅完了にゃ!!
アイタタタ…やっぱりこの技は足の負担がすっごいにゃ…6連続でこれにゃら倍にしたらたぶん動けないにゃ…てか折れるにゃ
「もう大丈夫だにゃー。ゴミ…海賊は全部倒したにゃー」
人質にされてた子供も解放したしまだ船に残ってる他の子供も助けないとだにゃー
ゴミどもは…ボスゴミ以外死んでるにゃ、無駄に耐久あるボスゴミだけ縛っておこう。悪魔の実のおかげかにゃ?
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
その後ハクルは子供達を解放し船にある金品を回収し、アッドのみを船から引き摺り下ろして剛掌波3発で船を完全に破壊し沈めた
「ハクルくん本当にありがとう!おかげで町は多少壊されたが人は誰も失われずにすんだ!」
「いいんだにゃー町長さん。それよりこれからどうするんだにゃ?」
「海軍には連絡したから明日には来るはずだ。
しかしハクルくんがあんなに強いなんてね…聞けばあの黒鯱の弟子だとか。まさかナスカさんがあの黒鯱だったなんてなぁ…」
「そうだにゃそうだにゃシャチだったにゃ!シャケじゃなかったにゃ!」
「シャケ…ゴホン!それよりもハクルくんはどうする?あの規模の海賊ならきっと懸賞金がついてるはずだ。明日まで町で過ごすかい?」
「(にゃー…懸賞金…その手があったにゃ!)んー…懸賞金とあいつらが持ってたのはあげるにゃ!町もこんにゃににゃっちゃったし。いくらかはわからにゃいけど今までじーちゃとお世話ににゃったお礼だにゃ!
僕はすぐに旅にでるのにゃ!」
「えぇ!?そんな!?」
「いいんだにゃーん♪僕がそうしたいからしてるだけにゃんだにゃ」
そう言うとハクルは空に飛び上がった
「バイバイだにゃー!今までお世話になったのにゃー!!いつかまただにゃーん!!」
「ありがとう!!こちらこそ世話になった!!」
「ハクルちゃーん!ありがとうねー!」
「ねこのおにーちゃんバイバーイ!!」
町の皆が笑顔で手を振りハクルを見送りました。町の人は将来驚くでしょう。この時見送った白いかわいらしい少年が最強の賞金稼ぎとして有名になり、そして後に高額賞金首として手配書が回るのだから…
「懸賞金稼ぐにゃ!!まってろよ賞金首ー!!」
この海域の海賊が激減するまで残りわずか…
海上で海賊を捕らえたが海軍まで引き渡しに行く手段がなくにゃんにゃん泣きながら困るハクルが見られるのはもっと残りわずか…
とりあえずはここまでで!
読んでくださりありがとうございました!
ハクルsideで「な」を使ってないかの確認が面倒…
更新履歴はほとんどが「な」を「にゃ」に直してるものです
漢字に含まれる場合のルビ振りはもうしません…脳内変換でお願いします
次は船がないハクルが船代わりの相棒を拾う話かな?
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猫の追憶4 猫と…猫?
見てくれている方ありがとうございます
お気に入りしてくれてる方もっとありがとうございます
偉大なる航路のごく初期の海上
「うにゃ~ん…にゃ~ん…海賊倒したのはいいけどお金貰える海軍のとこまでどうやって行けばいいんだにゃ~ん…」
ある全滅した海賊船の上でハクルはグズっていた
「海軍の場所もわかんにゃいし…どんな状態で持っていけばお金貰えるかもわかんにゃいにゃ~…」
生かしておけばいいのか死んでてもいいのか…首だけ持っていけばいいのか全身持っていけばいいのか…そもそも全滅させた海賊が賞金首かもハクルはわかっていなかった
全身を持って行こうにも"宙翔"なんてすればそこら辺の海賊なら移動の衝撃でバラバラになるし、海賊を持ちながらちんたら移動するのは嫌だった。首だけでもどこにあるがわからない海軍を探しながらずっと持っているなんてことも嫌だった。死体も然り
「うにゃあ…この海賊達は諦めるにゃ。とりあえず海軍のある島を探してそこで活動するにゃ」
全滅した海賊をそのままにハクルは飛び去ったのでした
ちなみに全滅した海賊達は略奪主義な海賊で懸賞金は1100万だった。誰も死んではいないが全員ハクルに叩きのめされ重症だった。無論そんな状態でまともに運航など出来るはずもないので海獣、海王類が美味しく頂きました
ハクルが上空を走っていると海軍の軍艦を見つけました。いきなり甲板に降りてもいいのかとナスカの教えがちらつきましたが気づいてもらうために攻撃するのは流石にないので素直に甲板に着地しました
「!?何者だ!」
「にゃ!まってまって!敵じゃにゃいにゃ!!この通りだにゃー!!」
ハクルは両手を上げて膝をつきました
「(子供?しかしあの耳や尻尾は…能力者か?)
そのまま答えろ!!お前は何者だ!!」
海兵は大きな声で威圧して問い質します
「僕はハクルって名前だにゃ!海賊捕まえたりしてたけど渡す場所やその海賊に懸賞金かかってるかもわからにゃかったからどうすればいいのか聞きに来たんだにゃ!」
大声で問われたから思わず大声で返したハクルにゃん
「…そもそもどうやってこの船に来た」
「飛んで来たにゃ」
海兵は頭を抱えました。ハクルは隙だらけだにゃーとか思ってます
「…飛んで来たと言ったが悪魔の実の能力者か?」
「にゃ?海軍の人にゃら月歩って知ってると思うんにゃけど」
海兵はますます頭を抱えました。六式は門外不出の技能だからです。海賊とかが使えることが本来ならおかしいことなのです。師がアレなハクルには通用しませんが…
子供であり素直に答えるハクルに毒気を抜かれた海兵さん
「どこで覚えたかはまぁ置いておこう…海賊やならず者ではないのだな?」
「もちろんだにゃ!船も持ってにゃいにゃ」
「ハァ…私はモワルト。階級は大佐だ」
「さっきも言ったけど僕はハクルだにゃ。お金欲しいから海賊を狩って懸賞金が欲しいにゃ。海軍どこにあるにゃ?」
「…お前は子供だろう?賞金稼ぎには早すぎると思うが」
「拾われ子で育ててくれたじーちゃはもう死んじゃったんで。修行させられたから強いよ?ここに来る前に血斧のアッドてのと根刮ぎモブーとか言うゴミと弱小倒したよ?」
「そうだったか…辛かっただろうな。…ん?血斧?根刮ぎ?」
「うん。血斧は半殺しにして縛って町に置いてきたにゃ。根刮ぎは叩きのめしたけど海軍の場所がわからにゃかったから放置したにゃ」
「(記憶が正しければ2800万と1100万の海賊!)なぜ血斧は町に?」
「町長さんが海軍に通報したって言ってたにゃ。町も壊されてたから懸賞金で直せるように置いてきたにゃ」
「(…悪い存在ではなさそうだが、まだわからんな)そうか。海賊の捕縛協力感謝する」
「僕がやりたかったから別にいいにゃー。それよりも海軍のある島を教えて欲しいにゃ。そこをとりあえずの拠点にするつもりにゃ」
「…いいだろう。少し待っていろ
これが島へのエターナルポースだ」
「にゃにゃ!エターナルポース!見るの初めてにゃ!」
「なに?今までどうやってグランドラインを渡って来たんだ?」
「テキトーに飛んだり泳いだりしてたにゃ」
海兵3度目の頭抱…
「ありがとうにゃー!これで懸賞金…賞金首かどうかわからにゃいんだった。どうすればいいにゃ?」
「その島にある海軍基地で手配書を貰えばいい」
「わかったにゃ!ありがとうにゃー!
あ、あと生かしておいた方がいいのかにゃ?」
「ほとんどがDEAD or ALIVEだ。死体なら首だけで良いが出来れば生け捕りで頼む。海軍で処刑やインペルダウン送りにすることで世に正義を示せるからな。だが本当に稀にだがONLY ALIVEが出ることもある。この場合殺してしまうと逆に懸賞金をかけられてしまうかもしれんな。手配書を見ればわかると思うがこまめに手配書を更新する事を薦めよう。海上等にいるならニュース・クーから新聞を買えば最新の手配書が挟まっている場合もある」
「わかったにゃ!ありがとうだにゃモワルトさん。助かったんだにゃー!じゃあバイバイにゃー!」
ハクルは海に飛び込み泳いで去っていきました
「…あんな子供が月歩を使い、懸賞金のついた海賊を倒し、グランドラインを泳いで無事でいる実力とはな。それに海を泳いだということは能力者ではないのだな…末恐ろしいとはこういう事か…私も負けてはおれんな。願わくば海軍の敵になってくれるなよ少年…いや少女か?」
パッと見て性別がわかり辛い中性的見た目なハクルにゃんでした
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハクルside
やっと懸賞金をゲットできそうだにゃー♪運動のために泳いで島までいくにゃ!
やっぱり泳いでると聞こえづらいし気配も感じにくいから見聞色を使いにゃがらいくにゃー
けっこう泳いだけどまだ見えにゃいにゃ。途中海獣とか小さめな海王類が襲って来たけど返り討ちにしてやったにゃ。食べてあげたいけど陸地がにゃいから残念だけど放置にゃ。今も海王類が襲ってきたから"天翔百裂拳"で物理的にボコボコにしてやったにゃ。せっかくだからこいつの体の上で少し休もうかにゃ。島まだかにゃー
にゃ?あっちの方からなんか近づいてくるにゃ…また海獣か海王類かにゃ?でも小さいにゃー、僕よりかはだいぶ大きいけど…小舟ぐらいかにゃ。
襲ってくるにゃらぶっ飛ばすにゃ…にゃ?速度が落ちたにゃ。にゃんだか恐る恐る近付いて来るようにゃ感じ?今までの相手とは違う感じにゃ。もう潜れば相手が見えるにゃ…この違和感を確めてみるにゃ(ザブン)
そこにいたのは驚いた感じの僕みたいにゃ耳の生えた海獣だったにゃ。首を傾げると向こうも傾げたにゃ
「ぷはぁ。にゃんにゃんだ?海のネコ?」
ザパンッ)「ミー!」
「にゃ?」
「ミー!ミー!」
「にゃ!?にゃんにゃ!?まとわりつくんじゃにゃいにゃ!」
「ミーミー!ミミー!」
「にゃんか知らにゃいけどにゃんとにゃく言ってることがわかるにゃ。親がコレとは違うけど海王類にやられちゃったぽいにゃ…僕はキミと同類じゃにゃいよ。
キミも僕と同じで一人ぼっちににゃったんだねー」
「ミー…」
「にゃー…にゃんか僕と似てるしほっとけにゃいにゃー…にゃんにゃら僕と一緒に来るかにゃ?」
「!!ミー!」
「じゃあ付いてくるのにゃー。似たもの友達だにゃー♪」
「ミー♪」
「そうだにゃ。僕乗っけて泳げたりする?」
「ミ?ミー」
「わかったにゃ。乗ってみるにゃ」
「ミミミー!!」
「おおー♪進んでるにゃ。でもちょっと遅いにゃー」
「ミー…」
「大丈夫にゃ。普通の船なんかより速いにゃ。じーちゃみたいなのが速すぎるだけにゃ」
「ミー?」
「じーちゃってのはねー…」
にゃー。にゃんか友達出来ちゃったにゃー。人じゃにゃいけど…でも嬉しいにゃー
にゃ?この子に船引いて貰えば海賊を海軍に連れて行きやすくにゃいかにゃ?これだにゃ!
まぁ船にゃいんだけどね…最悪今みたいに乗っけて貰えばいいかにゃー。でも海賊を友達に乗せたくにゃいから縛って海に浮かべにゃがらが基本だけどにゃ。意識あるなら木の板でも掴ませておけばいいだろうし
「目的の島じゃにゃいけど島を見つけたからあそこで休もうにゃ」
「ミー」
「疲れたでしょ?代わるにゃ!(ザブン」
「ミ?」
「ほら乗ってだにゃ」
「ミ、ミ~…」
「全力でいっくにゃー♪」ズババババババババ!
「ミ!?ミ゛~~~~~~!!!!」
さっさと島に行って休むにゃ♪お腹も減ってきたしにゃー。にゃんか凄い声聞こえた気がするけどまぁいっかにゃ
ハクルにゃんお友達ゲット
ハクルと海ネコのコンビは絶対にやりたかった
天翔百裂拳…本家とは違い力業100%
これから仕事がかなり忙しくなります
でもちまちま書いていく予定ですので次話までお待ち下さいませ
m(__)m
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猫の追憶5 休んでもいいじゃにゃい
短い上にほぼ閑話です
話進められずに申し訳ない
ハクルside
とある無人島
「到着にゃー!もう夕方になるし今日はここで過ごすとするにゃ!」
「ミ…ミ……」
にゃ?なんで目を回してるのかにゃ?…もしかして泳ぐのが速すぎて気絶したのかにゃ?じーちゃよりは遅いと思うんにゃけど(思い出補正)
「起きるにゃー。あのくらいの速度で気絶にゃんかしちゃダメだにゃー」
「ミゥー……」
こりゃダメだにゃ…まだ起きそうもにゃいにゃ。浜辺に引き上げて置いて魚とかを取ってくるとするかにゃー
魚と小さめの海王類と海藻がとれたにゃー!…そういえばあの子って何を食べるんだろ?
「起きてるかにゃー?」
「ミー」
「海に戻ってるし起きたんにゃね。よかったにゃ。でもあんな速度ぐらいで気絶しちゃダメだにゃ!陸で生きる僕でも出来るんだから海で生きるキミでも出来るはずだしもっと早く泳げるはずだにゃ!」
「ミ!?ミー…ミミー!」
「そうだにゃ!僕達はまだ子供だけど僕が出来るからキミは今からでも鍛えればもっと速くなれるはずにゃ!僕より速くなれるにゃ!」
「ミ!ミャーー!」
「その意気だにゃ!
にゃ、そういえば魚と肉と海藻取ってきたけどどれが食べられるのかにゃ?」
にゃんでずっこけるように海に沈むんだにゃ
あ、全部食べられるのね。よかったにゃ
初めての友達だし泳ぎの速さだけじゃにゃくて海で待ってる間でも自衛出来なきゃ危ないにゃー。海王類をボコボコに出来るようになれば安心かにゃ?僕が鍛えてあげないとだにゃ!
「ミ゛!?」ゾクッ
「うにゃー、食った食ったにゃー♪」
「ミー♪」
「そういえばあの子とかキミって呼んでたけど名前決めないとだにゃー」
「ミー?」
「そうにゃ、呼ぶとき困るからにゃ。
うーん…聞いたことあるタマとかシロとかは…」
「ミ゛ッ…」( ˘ΦωΦ˘ ).。oஇ
「嫌だよにゃあ…
僕は白い髪と瑠璃色の目でハクルににゃったらしいから…白い体に金の目(原作ではデフォルトな猫目ですので脳内補完で)だから白…金…白金だから…分かりやすく…プラナ、プラナはどうかにゃ?」
「ミャー!」(੭ΦωΦ)੭
「にゃ!気に入ったみたいだにゃ!
じゃあこれからもよろしくだにゃ!プラナ!」
「ウミャーーー!」\(ΦωΦ)/
──夜の浜辺──
「じゃあ今日はここでお休みするにゃ」
「ミー」
今日はプラナの頭の上で寝るにゃー。これにゃら寂しくにゃいにゃろ
「見聞色使いにゃがら寝るけどにゃんかあったらすぐに教えるにゃ」
「ミミ!」
「寝にゃがら海に潜らにゃいでね…にゃ、お休みゃー…」
「ミ~…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日が上がって3時間経過…
「にゃ……起きるの嫌…にゃあ……にゃむ…zzz」
「ミゥ~…zzz」
ハクルの欠点、それはなかなか目覚めない。起きれないことです。天気が良く暖かいのならなおさらに…プラナも同じようです。
しかしハクルにとっては弱点ではないのです。むしろ…
「うみゅ……zzz」
「ミャゥ……zzz」
沖から大きな影が近付いてきました…
「ジャアアァァァァ!!」
デカイ海蛇のようなウツボのような海王類がプラナを狙って海から現れました
「ミゥ……っ!?」
プラナが目を覚まし相手に気付きましたがもう海王類はプラナを獲物と見なし突っ込んで来ました
「ジジャアアァァァァァァァァ!!」
「ミィィィィィィ!!」
「うるっさいに゛ゃ~!!」
眠りと食事を邪魔されることが大っ嫌いなハクルが寝惚け不機嫌での覇気全力片手天将奔烈を繰り出しました
ズッ…オォォォォ………ドッゴーーーン…
技の軌道には何も残ってませんでした。
海は枯れ、地は裂け、全ての生物が死滅したかのように見えた…なんてことはなくただ海王類は跡形もなく消え去り、幅20mぐらいに海が裂け、海が戻ろうとするのをバチバチと覇気による余波が防ぎ数秒の間海底が丸見えになっていました…
ザザザザァ…ドッパアァァン!!
「ミ…ミミミ…」
「にゃむぅぅぅぅぅ…」ノビー
元凶が無理矢理ながら覚醒しました
「うにゃあ…よく寝たけどにゃんかスッキリしにゃいにゃ…起こされた感じにゃ…にゃむぅ…」
「ミー!ミミミー!」
「にゃ?怖かった?にゃにが?」ノビー
「…」( ΦдΦ)
寝てる間に悪意や殺意のある存在が近づくと無想陰殺みたいな感じで手加減無しで迎撃するハクルなのでした
「ご飯食べて目的の島に向かうとするにゃ。ご飯取ってくるにゃー。僕は海獣と海藻担当するからプラナは近くで魚を頼んだにゃー」
「ミッ!」
いざ海へと行こうとしたハクルとプラナでしたが…
「にゃ!?なんかすごい高波が来たにゃ!」
「ミ゛ャーーー!!」( Д )Φ Φ
自分の無意識天将奔烈のせいです。もちろん気づいてません
「こんにゃのにゃんとでもにゃいにゃあ!剛掌波!!」ドッパアァァァン
「…」( ΦДΦ)
プラナはこの友達と一緒にいることの絶対の安心感と友達になる相手を間違えたかもしれないとの感情で挟まれていました
「にゃあ、グランドラインの海は普通じゃにゃいって聞いてたけど本当にゃんだにゃぁ…」
自業自得を自作自演で乗り切ったハクルでした
「さっきの高波を吹き飛ばしたおかげで魚とかめっちゃ降ってくるにゃ!にゃにゃ、海獣も降ってきたにゃ!得したにゃー♪」
いいえ、全て自分で引き起こしたんですよハクルにゃん…
「ご飯も食べたしそろそろ行くにゃ」
「ミー!ミミー、ミミミー」
「昨日みたいに乗っけてく?んー…じゃあお願いするにゃ!疲れたら代わるからいつでも言うにゃ」
「ミ゛!?ミミミー!ミャー!」
「にゃ?無理はダメだからね?」
「ミー!」
プラナに乗るハクル。そしてうつ伏せでエターナルポースの先を確認して指を指し
「出発にゃー!!」
「ミャーーー!!」
目的の島に向けて再度向かうのでした
疲れが溜まってるのがわかる…
プラナには「な」が入ってますが名前に呼ぶときに「にゃ」になるようなことはハクルはしません
一応言っておきますけどプラナとプラナリアとは関係はありません
話進めるように頑張ります…
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猫の追憶6 やらかし
頑張って書いてたら寝坊して大目玉くらったんで更新遅くなります…
生活サイクル大事…
ハクルside
無人島から離れて1時間ぐらい…やっとエターナルログポースの島に着いたにゃ!
「プラナお疲れ様だにゃー。大丈夫?」
「ミー」
「大丈夫そうだにゃ。ここからじゃ岸壁と木しか見えないにゃ。島を回ってみるにゃ!プラナお願いにゃー」
「ミッ!」
プラナに頼んで島の外周を回ってもらうにゃ。しばらくすると船が見えたにゃ!港発見にゃ!でも海軍基地は見えにゃいにゃー
「あこから島に上陸するにゃよ」
「ウミャー」
「海獣だー!海軍に連絡を!」
「くそっ!船はやらせんぞ!じい様から受け継いできたんだ!海獣なんかに沈められてたまるかってんだ!」
「海獣の上に子供!?子連れで可哀想だけど住み着かれると漁が大変だからね!討伐されても悪く思わないでちょうだいな!」
港に近付いたらこの反応にゃ…てゆーかボクはプラナの子供に見えてるにゃ?
「プラナ、キミはまだ子供で小さいのに…海獣は嫌われてるんだにゃー…」
「ミ~…」
にゃふぅ…僕がにゃんとかしにゃいとだにゃ。とりあえず僕達は無害って伝えにゃきゃにゃー。喉と声帯を覇気で強化してと
ふぅ…スウゥゥゥゥ…
「大丈夫ですにゃー!!ボクはハクル!!この海獣の子はプラナ!!ボクの友達で危害を与えるようにゃ事は何もしにゃいですにゃー!!海で会った海兵さんに海軍のある島を聞いてここを賞金稼ぎの拠点にするために来たんだにゃー!!だからこの港から上陸させて欲しいのにゃー!!」
にゃんか回りに魚が浮いてきたにゃ。プラナも耳を押さえて目を回してるし。港や船では耳を押さえて蹲ってる人だらけだにゃ…声大きすぎたかにゃ?
「なるほど、君は手配書と海賊を受け渡す海軍支部を求め、拠点にするためにこの島に来た、と」
「はいですにゃ…」
にゃ…港で大声事件からすぐ海軍がやってきてボクは海兵さんに連れられて基地で尋問されてますにゃ…あの声は海軍にも聞こえていたらしく交戦の意思はにゃしということだけど被害があったからとこうにゃってます…
いきにゃりこの島での過ごし辛さMAXにゃんですけど…
「もう少し穏便に出来なかったのかね?」
「穏便にと言われてもにゃ…プラナ、あの海獣の子はボクの友達にゃ。あのままだったら攻撃されて怪我するかもしれにゃかったから皆に聞こえるように説明したんだにゃ」
「あぁ、あの海ネコか。説明と言っても逆に聞こえなくしたようだが…まぁ理由はわかった。が!次からは気を付けるように」
「海ネコって種族にゃのか。やっぱり猫だったんだにゃー…にゃい、気を付けますにゃ。プラナ…海ネコはどうしてるにゃ?」
「…知らなかったのか。国によっては神聖な扱いをされてるんだぞ?あの海ネコなら海岸沿いで部下が見張っとるよ。危害は加えないし加えさせないさ。
で、君のことなんだが…まぁ君の供述通りモワルト大佐にも確認はとれた。…電伝虫が頭痛を堪えるような表情をしていたがな。君の疑いはなくなった。これで釈放としよう」
「はいにゃ!ご迷惑おかけしましたにゃ!手配書くださいにゃ!」
「切り替え早いな!
ゴホン!これは別の話なのだが…君は今日この島に着いたという。昨日起きた海割れと言われてる現象と急に発生した高波について何か知らないか?」
「海割れは知らにゃいけど高波は来たにゃ!大変だったにゃ!(魚拾い集めたり降ってきた海獣捌いたり)」
「やはりそうか…余計な時間を取らせてすまなかったな」
「いえいえですにゃー」←無意識元凶
「では手配書を渡そう。モワルト大佐から君の実力は聞いたが君はまだ子供だからな。無理はするなよ」
「はいにゃ!」
手配書も貰えたし海賊倒してお金ゲットだにゃー♪とりあえずプラナを迎えに行かにゃいとだし町の人たちにも謝らにゃいとだから明日からにするにゃ
「海ネコのプラナを迎えに来ましたにゃ。ご迷惑をおかけしましたにゃ」
「ミー!」
「あぁ、君があの声の正体かー。驚きはしたけどそこまで被害もなかったから大丈夫さ。この町の人たちも声に驚いていたけど浮き上がった魚に臨時収入って喜んでいたからね。それにこの海ネコもまだ子供だし人懐こくて海獣と触れ合える貴重な経験になったよ。でもじゃれてるつもりだろうけどその体格でのネコパンチはもう止めてほしいかな」
にゃあ…それで皆さん少し服装が乱れてるんだにゃ。肉球が…♡とか言ってる海兵さんもいるけど大丈夫かにゃ?
「うにゃー…ごめんなさいだにゃ。ダメでしょプラナ!攻撃以外でパンチは禁止にゃ!」
「ミ~…」(´ΦωΦ)サーセン
「本当に君の相棒なんだな。頭下げてる海獣なんて初めて見たよ…まぁそれを含め良い体験だったさ。気にしないでくれ」
「ありがとうございますにゃ。あ、そうだにゃ、プラナー!肉球を上に向けて両手をこっちに出すにゃ!」
「ミ?ミー。ミー?」
「プラナのお詫びですにゃ。満足するまで肉球さわり放題でOKですにゃ」
「ミ゛!?」Σ(ΦωΦ;)エ,ヤナンデスケド
「「「「「うおぉぉぉぉぉ!!」」」」」
「迷惑かけたんにゃから我慢するにゃ。逃げたらぶっ飛ばすにゃよ」
「ミ…」(((((ΦωΦ;)))))ドウゾ
おおぅ…おっさんからおねーさん海兵さんのだらしにゃい顔の肉球ふにふにの時間は目に毒にゃね…うわ、おっさんが頬擦りしてるにゃ…
「ミー…」(;ω;)モウユルシテ…
次は港方面だにゃー…あんにゃことににゃったから行きづらいにゃー…でもご飯買わにゃいとだし…ちゃんと謝らにゃいと
「…こんにちにゃ~」
「はいよ、いらっしゃい!あら、アンタはさっきの…」
「はいですにゃ…ご迷惑おかけしましたにゃ」
「ハッハッハ!確かに驚いたけどね!海軍の人等から聞いたけどね、皆あの声の主がこんな子供だなんて思ってもなくてあの海獣も子供でアンタの相棒だって聞いてもっと驚いたさね!」
「ごめんなさいだにゃ~」
「いいよいいよ!聞いて皆肩透かし食らっちまったもんさ!むしろよく見もしないで警戒した自分達が馬鹿馬鹿しく思っちまったさ!」
「怒ってにゃいの?」
「はっ!あんなので怒るような奴はこの港町に住んじゃいないさ。みーんな気にしてないどころか大量の魚ありがとうって思ってるさ。
さっ!そんな話はこれぐらいにして買いに来たんだろう?どれにするんだい?」
おおぅ…この町の人はおおらかというか豪胆というか…目の前のおばちゃんのような人を姉御ってじーちゃんの本に書いてあったにゃ…お嫁さんにすると逆らえにゃくにゃるとも書いてあったにゃ…ザブトンににゃる、だったかにゃ?
すごくホッとしたにゃ…あんにゃことしちゃったボクを、海ネコのプラナを笑って許してくれたにゃ…
「ありがとうだにゃ」
「はいよ!買うならさっさと買いな!」
「にゃ!?はいにゃ!」
ボクたちはこの町を拠点として過ごして行けそうにゃ!!
「とりあえず大きめな魚50匹と果物を籠いっぱい、野菜最近食べてにゃかったからこっからここまでくださいにゃ」
「はぁ!?」
6万ベリー消費
「やっぱり買うと高いにゃー」
港にいた人達に謝っていったけど皆におんにゃじようにゃ対応だったにゃー。ありがたいのにゃー
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
海軍本部
「それでは先日起きた海割れ、唐突高潮の会議を始めます。何か情報を得た方は?」
会議室では名だたる将校が集まり不可解な海の現象を解明しようと集まっていました
「海割れが起きる瞬間を見た市民によると赤い閃光の後に海が消えたとのことです」
「私は割れた海で何かが弾けるような音と黒い稲妻のようなものを見たと聞きました」
「リヴァース・マウンテン付近で急にとてつもない水柱が上がりそのまま高潮に変じた、と」
「結局原因は何もわからず仕舞いか…」
「リヴァース・マウンテンが逆リヴァースするぐらいの高潮だ。何も分からんでは済まされんぞセンゴク」
「わかっている…!だからこうして情報を集めているんだろうが!お前は何も掴めてないのかゼファー?」
「ふん、残念ながらな。俺は海賊を潰す方が性にあってるんでな、こういうのは不得意だ。つるなら何か掴んでるんじゃないか?」
「アタシも何も掴んじゃいないよ。だけど一つだけわかったよ。あれは覇気によるものだとね」
「…黒い稲妻、か。強い武装色、もしくは覇王色の衝突…」
「それが本当ならあんなグランドライン入り口で起こっていいものではないな…ルーキーを調査するべきか」
「いや、たぶん意味がないから止めておけセンゴク。衝突ならば発生前にデカイ衝突音、覇王色ならば空にも影響が出るはずだがどちらも出てないからな」
「そうだね。いくら調査してもそんな事実は出てきてないからね…だとしたらだよ、衝突ではなくて個人が起こしたとしたら?」
「…ッ!そんなことロジャーや白ひげ、ビッグマムぐらいしか出来やしないッ!」
「ならその可能性を考えるべきさ。候補としてはビッグマムの"威国"が最有力かね」
「…ビッグマム本人がグランドライン初期に出てくるほどのルーキーが出た、と?ありえん」
「所詮想像さ。そうかもしれないし違うかもしれないよ」
「ハァ、結局わかったのは覇気による人によるものだということか…そして犯人は分からず、と。まったく、元帥に報告するのが嫌になる」
「……あの人なら出来そうだけどな」ボソ…
「ツ!やめろゼファー!海軍の…いや、世界の損失なんだ…あの人を思うと…自分の立場が嫌になる…!」
「…すまん。だが、俺も同じなんだ…!あの人はこの苦しみを味わっていたんだ…!だがあの人は我慢せず俺たちに吐き出していた…それが今の俺達とあの人との差なんだ…」
「あぁ…わかるとも。わかってしまうんだ…!あの人は私たちを本当に信頼していたんだと…!だが私たちには…そんな信頼できる存在は部下にはおらず…同期のお前たちしかいないとな…」
「…あの時心の内はわかるなんて言ったアタシをぶん殴ってやりたいよ…何もわかっていなかったんだ、アタシたちは」
「お!やっと堅苦しい会議は終わったようだな!何を沈んでるんだお前らは!シャキっとせい!煎餅くうか?」
「「「くたばれ馬鹿ガープ」」」
「なんで!?」
ハクルとクンフージュゴンが出会ったらというものを考えてしまった…
やりませんけどね
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猫の追憶7 後の修羅猫、始動
処女作でUA10000ありがとうございます
お気に入りも150越えて嬉しい
遅くなりましてすいませぬ…
もう寝坊はしたくないのです
side ハクル
にゃー!目覚めもバッチリ!今日から海賊を狩るには良い調子だにゃ!もうお昼ににゃるけど
プラナはあの後で海軍から町の人に周知されて港や海岸で自由に過ごしてるにゃ。町の人がおっかなびっくりだけど接してくれて、子供たちは喜んで海に入って抱きついたり登ったりしてるようだったにゃ。言い付け通りネコパンチはしてにゃいようだったにゃ。港に近い浅瀬で寝るように言っておいたから夜も大丈夫だったみたいにゃ
「ご飯も食べたし必要にゃ食べ物とか飲み物、捕縛用の縄はこのリュックにいれたから大丈夫!そんにゃわけで海賊探しに行くにゃ。準備が必要かわからにゃいけど準備はいい?プラナ」
「ミャー!」
昨日町を散策してたら海王類の胃袋で出来たリュックをお店で見つけたにゃ。船殺しっていう海蜘蛛の糸で縫われ、陽樹イヴっていう木の葉で染色されて、船喰いっていう巨大な貝の殻皮で全体をコーティングされてるグランドライン後半でもお目にかかれない逸品らしいにゃ
『超頑丈!海に入っても中も外も濡れない!内部の温度がほとんど変わらない!詰めれば元の形より10倍伸びる!伸びて拡張したぶんの温度調整は忘れずに!』
こんな説明があったにゃ。素材になったやつの名前は物騒だけどかなり高機能だにゃ。お値段はかなり高かったけどモブーとかいう弱小の船にあったいくつかの宝箱と交換出来たにゃ
店主さんは売れるとは思ってにゃかったみたいだし船を持っていないボクとしてはこれがお宝だにゃ!店主さんも宝箱の中を見てホクホク顔してたし宝箱の方が高かったとしても良い買い物ができたと思ってるにゃー
「懸しょ…海賊捕まえに出発にゃー!」
「ミャー!」
「とりあえずこの島の近くで探すにゃ」
プラナと島を出たけどとりあえず海賊を見つけるにゃー
「にゃかにゃか見つからにゃいもんにゃんだね海賊…」
「ミー…」(´ΦωΦ)
島を出て2時間ぐらいしたけど全然海賊を見つけられにゃいにゃ…プラナは船より早いし海流なんて無視して泳げるからうろうろしてるにゃ…出会うのは海王類やら獰猛な海獣ばっかりだにゃ
「あの島のエターナルポースはあるから適当に真っ直ぐ進んでみるかにゃ?戻るか進むか凪の帯に入るかのどれかだからにゃ凪の帯に入っても僕がいるから大丈夫だにゃ」
「ミー」
「じゃああっちに向かってゴーにゃ!」
「やっと海賊見つけたにゃー…」
もう日が傾いて夕方ににゃるにゃ!海賊見つけるのも大変だにゃ…手配書で確認するにゃ、えーとあの旗は…あったにゃ!"鋭刺"のティグ…1200万ベリーか
「小物っぽいけど…さて、やりますかにゃ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
side 鋭刺のティグ
今日はなんにもなかったな。敵船にも会わず次の島へ航海をしているだけ。もちろん途中グランドライン故の厄介な航路もあったがな。まぁ敵が出りゃこのレイピアで滅多刺しにしてやるだけなんだがな!
前の島で金品は少なかったが食糧は多く略奪できたし次の島までは余裕だろう
だがなんだ…この言い様のない不安感は。船長室で寛いでいるはずなのに全っ然落ち着かねぇ!
万全なはずだ!優秀な航海士がいる!船員も不調はねぇ!食糧もある!なんだ!何に俺は不安を感じてるんだ!
ん?扉がノックされたな…
「船長ー!見張りが前方に海獣らしき影がこっちを見ていたけど見失ったって言ってますー!!」
俺はすぐに船長室を出て甲板に出た
「周囲に警戒しておけぇ!おい見張りぃ!どんな姿だったかわかるかぁ!」
「すんません!三角っぽい耳がある以外良く見えませんでした!」
ちっ…!それじゃどんな海獣かわかないから対策も
ドオォォォォォォン!!
とんでもない衝撃と揺れ、砂煙のような、埃のようなものが俺の船と俺達を襲った
「うおぉぉぉ!?なんだ!何が起きた!?」
こんな海のど真ん中だ!座礁なんてするはずがねぇ!…とは言えねぇな、グランドラインだもんな…だがさっきの揺れは違う!底からきた揺れじゃねぇ…なんかにぶつかったような揺れだ!それにこの視界を塞ぐ煙…埃や木屑だと?
「海獣の攻撃かもしれねぇ!全員衝撃に備えて海の方を警戒しておけぇ!」
くそ!なにもないはずの航海だったのに!ようやく目を開けれたが船員は無事のようだ。見張りはマストから落ちたようだがシュラウドに引っ掛かって無事だった
煙が晴れてきたからとりあえず何が船に起きたのか確認を
「ギリギリこんにちはだにゃ海賊さん♪」
───する前に粉々になった甲板から声をかけられた
なんだ?ガキ?どこからきた?なんで甲板が粉々に砕かれてる?
「着地にちょっと失敗したにゃ。踏み砕いちゃったにゃ~…まぁもうすぐ使われにゃくにゃるから問題にゃいにゃ!
さて海賊の人たち!僕は賞金稼ぎにゃ!おとにゃしく捕まるにゃら怪我させにゃいで海軍に引き渡してやるにゃ。抵抗するにゃら痛い目見てもらうにゃよ?」
いきなり出てきたわけわからんガキが舐めたこと言ってやがる…っ!
「ふざけるな!いきなり攻撃してきやがって!痛い目見るのはてめえだぁ!いくぞ野郎どもぉぉぉぉぉ!」
「「「「「おおぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」
いきなり現れて舐めたこと言ったクソガキをブチ殺してやる!
不安感はもうなくなっていた。原因に回避どころか出会って手を出してしまっていたから、とはわからなかった
ーーーーーーーーーーーーーー
「まぁこんにゃもんか」
鋭刺のティグ率いる船は壊滅していた。船にある金目のものをリュックに詰め込んで手配されているティグだけを船の残骸と一緒に縛りつけて沈まないようにしてプラナに乗って引っ張っていく
「初賞金首とお宝っぽいのゲットだにゃ!♪」
「ミャー♪」
他の有象無象は剛掌波で船と心中させました
ハクルは拠点の島へと戻り海軍に受け渡しました。そこで驚いたのは海軍でした
「こいつ捕まえたにゃ!お金ちょーだい!」
「…は?…にゃ?え!?」
「にゃから手配書のこいつにゃ!賞金首にゃ!」
「は、はい!これより確認を急ぎます!」
問題なく賞金を貰えました。
「1200万ベリー!今夜はご馳走を食べられるにゃ!」
これよりハクルの狩りは始まりました。次々と島の周辺の海賊を潰しまくりました。島の回りはグランドラインの入り口付近で高くても3000万弱の海賊ばかりでした。たまに少し遠出したりしましたが戦果は変わりませんでした。いつしかこのあたり一帯が「海賊潰える海域」と言われるようになっていました
「今日はこいつにゃー。また1000万代の雑魚だったにゃ」
「ハクルくん、いつも捕縛の協力助かるよ。まぁ我々の仕事も海賊との戦闘が激減しているんだがね…いや、無辜の民が害されずにいることは良いことなんだけどね」
ハクルはこの支部では知らぬ者はいないほどの常連であり、実力者であることを認識されていた
「それはそうだにゃ。海軍さんの仕事とっちゃってるかもしれにゃいけど人が傷つくのは嫌だにゃ
でもそろそろ遠出して億超えの高額賞金首狙おうと思ってるにゃ。僕の力ならこの海域より高い手配書の奴らを捕まえられるにゃ!このあたりの海賊は僕にとってはぬるま湯にもにゃらないほど弱すぎるからにゃ
遠くに行ってる間、このあたりはお願いするにゃよ?暇を見つけては稽古を申し込んで来たから鍛えてあげたんだから」
賞金首を捕まえて何度か受け渡していると海兵に喧嘩を売られた事があったのです
曰く
「お前のようなガキに捕まえられるわけがない」
「海賊と結託して他の海賊を潰して資金にしてる」
「こいつは獣だ。人じゃない、本性を表せ」
などなど。その度に叩き潰していました。特に3つめを言った奴は首と頭、命に関わる骨以外を砕かれました。海兵から売った喧嘩なのでお咎めなし。むしろ売った方が処されていました
それ以来強者と認められ暇なときは頼まれたら稽古だか組手だか訓練かわからんけど付き合わされました。覇気、六式は使わず素の身体能力で何度か手合わせやら顔合わせしてる間に友好的な関係を築いたのでした
「もちろんさ。この支部のみんなは君にボロクソにされてから変わったからね。あれだけ鍛えられてダメでしたなんて言ってなんていられないさ!俺達は、いや、この支部は強くなった!この海域は任せてもらおう!
そうそう、億超えの賞金首はこの支部じゃなくても支部じゃ換金できないからね。億超えは本部、マリンフォードに行かないと賞金は貰えないよ。でもマリンフォードへのエターナルポースは支部の僕達じゃ渡せない。規則だからね。本部の将校しか外部の者に渡せないんだ。億超えを捕まえて、ここじゃなくても支部に行けば本部に連絡が行き、本部の将校が来て実力を示せばマリンフォードへのエターナルポースを貰えるか、直接案内されるかだと思うよ。ここなら君の実力はわかりきってるけど他は知らないからね」
「ん!周辺の海賊は頼んだにゃ!この島に来て3ヶ月も経ってるから愛着もわくからにゃ!
初耳…億超えの賞金首捕まえてもいろいろ面倒にゃんだね。じゃあ捕まえるためにグランドラインを進む方角を教えて欲しいにゃ」
「大体で良いなら…あっちの方角だね」
海賊を受け取った海兵に大体の方角を聞いたハクル
「そう、あっちがグランドラインの先…雑魚はもう飽きたにゃ。億超えの賞金首、どれだけ強いのか…
にゃは♪
願わくば、僕に刹那のスリルをくれ」
さぁ、世に蔓延る海賊共よ、これより修羅が貴様らを喰らいに参るぞ
感想、評価して貰えたらありがたい
ただ書いてるだけなんで何が良いのか悪いのかわかりませんので
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猫の追憶8 予想外
読んでいただきありがたい
感想、評価貰えると嬉しいです
ハクルside
偉大なる航路の先に行く準備は完了にゃ!
着替え、食糧、飲料、エターナルポース、手配書!
「ヨシ!」
ニャッ!?にゃんかやらにゃくてはいけにゃい気がしたにゃ!ヨシ!(ユビサシー)
「じゃあ行ってくるけど、プラナはお留守番していてにゃ」
「ミ~…」(´ΦωΦ)
「我慢して。億超えとの戦いがどれだけの規模ににゃるか判らにゃいんだから…(じーちゃは世界的に有名な奴ぐらいしか相手ににゃらんって言ってたけど…実際にぶつからにゃいと判んにゃいもんね…)
付いてきてもいいけど早く行きたいから空翔で行くよ?付いてこれにゃいにゃら置いていくし…それにプラナが僕の本気の戦闘に巻き込まれたら一瞬でミンチよりひでぇ、ににゃっちゃうよ?」
「ミ!」(ΦωΦ)ゞ ルスバンイエッサー
「ん、現実的でにゃによりだにゃ。それに億超え捕まえて帰ってきたら船を買うつもりにゃ!僕の部屋と牢屋みたいにゃ部屋があるようにゃ小さめの船だけどにゃ。その船を引っ張ってもらうつもりだから鍛えておくにゃよ?」
「ミ゛ャ!!」(੭ΦωΦ)੭
「うん!それでこそ相棒だにゃ!
じゃあ行ってくるにゃ。でも、もし半年経っても戻って来にゃかったら僕とのことは忘れて自由に生きるにゃ…そのつもりはにゃいけど…一応、にゃ」
「ミ…」(´இωஇ)
「たとえ捕まえられなくても殺られるつもりはにゃいにゃ!たとえ生き恥晒そうとも生きるにゃ!じーちゃの遺言の一つにゃ!!
勉強もしたしにゃ。海軍さんから見せてもらった悪魔の実図鑑で強そうな能力を見てしっかり対処法もあるにゃ!………海軍さんには悪いけど自然種だろうが幻獣種だろうがほとんど覇気砲波で対処可能にゃんだよね
だから大丈夫にゃ!それとも…僕が信用出来にゃいのかにゃ?」
「ミャ!」(ΦωΦ 三 ΦωΦ)
「ん。にゃら良いにゃ。じゃあ行ってくるね、海兵さん達や街の人達に迷惑をかけにゃいよーに!"空翔"」
「ミャッミャミャー!」(ΦωΦ)ノシ イッテラー
…ココドコ?天候があるから凪の帯じゃにゃさそうだけど。空からハクルがお伝えします?
道中海賊船見つけたりしたけど5000万も行ってにゃいのばっかりだったにゃ。まだ先に進むにゃー
時おり凪の帯に入ったりしたけど偉大なる航路を結構進んだと思うにゃ。途中8000万後半、9000万代を見つけたにゃ。にゃんで微妙に億に行ってにゃいの…?やっぱり億の賞金首になるのは何かしらあるのかにゃ?
高額を見つけたからにはとりあえず船に降りて話してみたけど…笑いながら暴行、拷問、殺人、略奪etc.を自慢気に語ってきて襲いかかって来たにゃ…じーちゃ、気のいい海賊にゃんてホントにいるの…?
人を奴隷に堕とすゴミじゃにゃいけど、まぁ捕まえるべき海賊だにゃ…
そんな奴らには極・六式"颱脚"をくれてやったにゃ
颱脚は脚の振り上げで切り刻む暴風、竜巻を起こす体技にゃ。脚の振り上げからの脚の動きによって暴風を360度全面に撒き散らす殲滅形の"颱脚・山颪"、竜巻を上ではなく横に発生する突貫形の"颱脚・穿空"の派生技、腕にかなりの負担がかかる、手で自身を支え自由に両足で颱脚を使う奥義があるにゃ
今回は普通の颱脚"暴風"、"竜巻"一発ずつで海賊団は行動不能、船は航行不能になったにゃ。億手前でもこれにゃら1億ぐらいにゃら弱い気がしてきたにゃ…もったいにゃいけど今の僕は引き渡す事が出来にゃいからこいつらは放置だにゃ。あとは頼むにゃ、海軍か海獣、海王類たちよ
~数日後~
にゃ!島に泊まってる船見つけたにゃ!あのジョリーロジャーはー…手配書見るの面倒だにゃー……あった!"泥沼マグ"!"ヌマヌマの実"の能力者で自然種!
にゃっは♪初めての自然種で1億9600万ベリーの億超えだにゃー♪
さっそく見聞色で探すにゃー…にゃ?にゃんか凄くいっぱい人が密集してるにゃ…街を襲撃してるのかにゃ!?急ぐにゃ!"瞬"!
遅かったにゃ…目の前には重症を負った街の人、燃える街に戦闘の音が響いてるにゃ…僕じゃもうこの人は助けられにゃい…
「…にゃにがあったの?」
「海、賊が…攻め、て……別…のか…賊も…来た…。あ…らそ、いは…め…」
泥沼が襲ってきてたら別の海賊も来て街中で戦闘ににゃったって感じかにゃ?
「そっか…あとは任せるにゃ…」
「た…のむ……」
事切れたにゃ…助けられなくてごめんにゃ。覇気で怪我を治す技術を本格的に考えないとだにゃ…なるべく助けられる人は助けてあげたいにゃ…
とりあえず街で暴れてる海賊を止めないとだにゃ
雑魚を蹴散らしにゃがら海賊達が多い方に向かっていったら泥沼が崩れた民家にズタボロで突っ込んでいた…
えぇ…狙ってた獲物がやられてるにゃ…
「フハハハハ!雑魚が!相手を良く知っておくべきたったな!…で?次はそこで見ている貴様か、小僧?」
にゃー…海賊にゃのは判るけど…確認しにゃいとわからにゃいにゃ
「だれ?」
「ハッ!見たところ賞金稼ぎのガキのようだが、俺を知らんとはな。まぁ"楽園"にいるからしょうがない、か…俺は悪猫海賊団、"黒風のロネー"だ」
「ほーん」ペラ、ペラ
あった!黒風のロネー…賞金18億9600万!初億超えにしては高過ぎにゃい!?
「にゃは♪相手に取って不足にゃし!」
「ふん、甘いわ!」
瞬での攻撃が簡単に受け止められた!こいつやるにゃ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「そうら!」
「うにゃ!?」
掴んだ拳を握ったまま引っこ抜くように地面に叩きつける!空中で身を翻し衝撃を殺しつつ脚から着地
「離すにゃ!」
「おっ?」
掴まれた手に覇気を纏い抜け出し距離をとった
「ほう、その若さで…このような前半の海で覇気を扱うか。楽しめそうだ…貴様ら!こやつは俺の獲物とする!手を出すことは禁ずる!船に戻り出港の準備でもしていろ!」
「「「「「サーッ!!」」」」」
返答と共に去る悪猫海賊団。残ったのは全滅した泥沼の船員達とハクル、ロネーのみ
「すごい統率力にゃ。にゃんであんたみたいにゃのがこんにゃところに?」
「なに、ここは楽園だろう?たまにはゆっくりと羽を伸ばしたいと思ってな。だがそこらに転がっている雑魚共が身の程もわきまえず攻撃を仕掛けてきてな、軽く捻ってやったわけだ」
「…この街の人達は?」
「俺達は何もしていないさ。この街で補給をしていただけ、そこに雑魚共が来て戦闘に巻き込まれてこのざまだ」
「そっか、にゃんか今までのゴミとは違うにゃ。にゃんかやっと本当の海賊に会えた気がするにゃ」
「ハッ!そこいらの有象無象と一緒にしてくれるなよ小僧。俺こそがこの海を制覇し帝王となるのだ!ロジャーや白ひげ、一対一ならば引けは取らん!だが総力戦となれば俺が不利なのは間違いない。そこでだ小僧!先程のやり取りで貴様の実力が相当なものとわかった!俺の軍門に下れ!貴様ならば俺の右腕としてふさわしい!」
「お断りだにゃ!僕は海賊にも海軍にもにゃらにゃい!誰の下にもつかにゃい!僕は自由に生きるのにゃ!!お前を捕まえたら船を買ってもっと自由の幅が広がるのにゃ!」
「フハハハハ!!よかろう!ならば貴様を下し俺の軍門に加えるのも俺の自由だ!!互いの自由を賭けて戦うのも一興よ!」
武装色の覇気を纏い戦闘態勢に入る。互いにこの戦いに嘗てない楽しみを見出だしていた
「にゃっは♪じーちゃ以外に初めて本気出せそうだにゃ♪」
「一片の情けもいらにゃい!!」
「俺はただ制圧前進のみ!!」
「くらうにゃ!剛掌波!!」
ハクルが剛掌波を開幕ぶっぱした
「なっ!!これは…覇気!?ぬぅぁぁぁあああ!!」
ロネーは両手をクロスし斜め上に弾いた。両手の痺れが剛掌波の威力を物語っていた
「小僧!なんだ今のは!?」
「敵が知らにゃいことを教えると思うかにゃ?」
「チッ…!」
ハクルは瞬で距離を一気に詰め拳を振るったが防がれた
「さっきも通じなかっただろうが!防いだのは偶然だとでも思ったか!!シャァ!!」
ロネーが腕を振るうとハクルの腕に切り傷ができた
「にゃ!?」
「これが俺の能力よ。ネコネコの実 幻獣種 モデル"ベレト"!さぁ、完膚なきまで切り裂いてやろう!」
ロネーは風を撒き散らし爪でハクルに斬りかかる
「フハハハハ!!風と俺の爪の斬撃を味わうがいい!"悠翔嶽"!」
「舐めるにゃ!」
ハクルは武装色を全身に纏い風の斬撃は防ぎ殴りかかるが風で加速したロネーには掠りもせずロネーの爪で傷を負っていった…
「そら!足元ががらあきだぞ!」
隙を突かれ足元に攻撃をされ咄嗟に跳び反撃を仕掛けるが
「クッ…天翔百裂拳!」
「遅い!!風よ、我が手に力を現せ!ハアァァ!!"恒斬衝"!!」
「にゃう゛ぅ!!」ズバッ
腹に手痛い攻撃を受けてしまった
「さすがに俺の全力の風は防げぬか、このまま気を失うまで撫で切りにしてやろう!次目覚めた時には俺の右腕として働け!…もはや限界のようだな。安心しろ、死なぬように加減はしてやる。しばらく眠るがいい…"鳳嘴撃"!!」
ネローの爪による刺突が武装の解けかけたハクルの腹部に触れ刺さる瞬間
「最後に油断したにゃ…"震天雷"!!」
ハクルが体の内側に凝縮していた覇気を一気に放出したカウンター。急激な覇気の放出により腹に突き刺さりかけたロネーの指先から手が押し潰された
「なっ…!ぐああぁぁぁあ!!」
「今だにゃ!ハアァァ…羅裂拳!」
手を潰され怯んだロネーに覇気を纏ったハクルの無数の拳撃がロネーを打ち据え
「にゃっらぁぁぁぁ!!」
締めの回し蹴りで吹き飛ばした
「がッ…」
「これでとどめにゃ!
天将奔烈!!」
ハクルの付き出した両手からレーザーのような極太の覇気がロネーに迫った
「ぐっ…ぬうあぁぁああ!!俺は帝王!貴様なんぞには退かぬぅ!!
炎舞刃!…っ落鳳破ぁぁぁっ!!」
両手から吹き出た覇気を鳥の羽のようにして天将奔烈を包み込むように受け止め、覇気を纏ったサマーソルトで天将奔烈を相殺した
「はっ…はっ…じーちゃ以外で初めて天将奔烈を正面から破られたにゃ…」
「ハァッ…ハァッ…俺がここまで追い詰められるとはな…小僧!名を名乗れ!」
「はっ…ふぅ…僕はハクル…自由な賞金稼ぎのハクルにゃ」
「ハァッ…クッ…ハァ、フゥ…ハクルか…ふん、覚えておいてやろう。次に会うときは新世界だろう。そのときは貴様を軍門に下そうとはせぬ。最初から全力で潰してやる!!」
「それでいいにゃ、黒風のロネー。悪猫海賊団とか気にくわにゃいから猫の名に賭けてお前には絶対負けてやらにゃいにゃ」
「ふん、言っているがいい。次は俺が勝つ…未だめり込んでる雑魚は貴様にくれてやる。さらばだ我が強敵よ」
ロネーは去っていった
「はぁ~…初めての億超え狩りは8割失敗だにゃ。泥沼は何もしないで捕まえけど自然種とは戦えにゃかったにゃー。もっと珍しい幻獣種とは戦えたけど倒せにゃかったしにゃ…でも次は倒すにゃ!
にゃ…この泥沼は無視しよ…僕が倒したわけじゃにゃいし。もうすぐ死ぬし…」
こうしてハクルの初めての億超え賞金首討伐の遠征は終わるのでした。拠点の島に戻って修行しなおそうと思っているハクルなのでした
戦闘描写…できてる?
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悪猫な閑話
(ΦωΦ)アザス!
なんの意味もない閑話。すこし「にゃ」から離れたかった…短いです
sideロネー
「ぐっ…楽園の賞金稼ぎと侮り過ぎたな、思いの外ダメージが深い…」
俺は潰された手を支え船に戻っていた。肉は多少潰れたが骨は罅が入ったぐらいか…あの時能力で手に風を纏っていたら…いや、言い訳に過ぎんな。彼奴の言った通り俺は油断したのだ。チッ…俺の帝王への道を自ら汚すなど…強き配下が手に入れられると舞い上がっていたあの時の俺を殺してやりたいわ!!
しかし彼奴との戦闘は楽しめた…普段は横槍、奇襲が当たり前の日常だからな。あのように俺に対して一人で正面から向かって来る相手など新世界にいる奴らでも何人居るか…ククッ思い出しただけで未だに血が滾るわ!!
む、先程の事を思い返していたら我が船が目の前にあったわ
「ロネー船長、お疲れ様で……な!?その怪我は!?」
「騒ぐでない、楽しんだ代償よ。それと俺が戦った彼奴の情報をこれより集めておけ。名をハクル、賞金稼ぎだが必ず世を賑わすだろうからな」
「ハッ!他の船員にも伝えておきます!
なお、いつでも出港できる準備は整っております!」
「よかろう、出港だ!!」
「「「「「サーッ!!」」」」」
彼奴との戦闘で俺は更なる飛躍が出来ると確信した!あの覇気を塊で放出する技、俺を手を潰した覇気を体の内から外に爆発的に放つ技…俺は覇気であのような事が出来ることを知らなかった!
最後の彼奴の技、天将奔烈だったか…アレを落鳳破で相殺出来たのは彼奴との戦闘で俺が覇気の扱いを一つ前進出来たからだ。あの両手から覇気が漏れ出て行きながらも自分の一部であるという手が延長したような感覚…しかし彼奴は覇気そのものを飛ばしてきた…フハッ!覇気の扱いでは彼奴が俺の数段先へ行っているようだな。あの場で俺を仕留められなかった事を悔やむがいい、俺は今の俺より先へ進み貴様を叩き潰してやろう!
俺にやられるより前に他の奴らに負けることは許さんぞ強敵よ…!
しかし覇気をあのように…どこかで聞いたような気もするが…ぬぅ、思い出せそうで思い出せん
「ロネー船長」コンコン
「…む、なんだ?」
「海軍が出ました。どうされますか?」
「フン、今は気分が良い。勧告してきたなら威嚇で砲撃を撃て。それでも向かって来るならば潰せ。まぁ十中八九、逃げるだろうがな…逃げたなら追わず適当に追撃の砲撃を撃っておけ。当たっても構わん。弱者しか食らえぬ下郎などどうでも良い」
「ハッ!」
ぬ?海軍…?そういえばロジャーも、最悪の海賊団と呼ばれているロックス海賊団すら出会ったなら撤退一択という海軍大将がいたな。俺は会った事はないが、たしか…"黒鯱"。そうだ、たしか其奴が覇気を使った遠距離の攻撃をしてくると聞いたことがある!アレがそうなのか…?黒鯱との繋がりがあるかはわからんが…。しかし彼奴は賞金稼ぎと名乗っていたな…黒鯱と関係があるのなら海軍に入っていてもおかしくはないはずだが…なにかしらの事情持っているのか?
フン、情報もなく考えたところでわかるはずもないか
「新世界へ戻るぞ!拠点に戻ったならば俺はしばらく鍛練に籠る!しばらく遠征は無しだ!俺の鍛練中は各自自由に過ごすが良い。ただし己を鍛えることを怠けるのは承知せんぞ!」
「「「「「ハッ!!」」」」」
フハハ!ハクルよ、貴様との戦いによって俺は上を知った…俺が貴様を潰すまで有象無象にやられるなど許さんぞ
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猫の追憶9 はじめまして
今月末まで仕事が忙しい…体力的にキツイ
次話は遅くなります…
超微妙に原作改変に繋がるかもな話
「にゃう゛ぅ~…いたたたた…」
初の億超え狩りに来たはずのハクル…それが何故か居た高額大物らしき"黒風ロネー"との戦闘になってしまい腹部に深傷を負ってしまった
「とりあえず怪我を治すにゃ…まずはそれからだにゃ。見聞色で確認したけど辺りに意識がある存在はにゃいみたいだにゃ…ふぅ、集中集中………"生命輪廻"」
ハクルは目を閉じ体に溜め込んである生体エネルギーを掌握し、損傷している腹へと集中させ治癒力を最大限まで活性させる。3分ほど目を閉じ集中していると腹に負っていた傷が完治した
「にゃし!治ったにゃ!はぁ~、コレをするとお腹が滅茶苦茶減るにゃー…にゃ?コレ人の傷治すのにも使えるんじゃにゃいか?その人のじゃにゃくて僕のエネルギーを譲渡できるようににゃれば…まぁ帰ってから考えるにゃ!とりあえずは食事にするにゃ。そしたら泥沼の船を漁ってから帰るにゃー」
リュックから焼いた肉やら魚、野菜を取り出してはそのままバリバリと頬張り飲み込んでいく。どんどんリュックが萎んでいくとようやく食事が終わった
「にゃふー、食べたにゃー…使ったエネルギーも回復したし泥沼の船を漁りにいくにゃ。こういうの猫ババって言うんだっけ?僕にぴったりだにゃーん☆」
海賊のものは俺のものと言わんばかりのハクルは泥沼の船へ向かった
「到着!船の中にはまだ人がいるね。見聞……ん?捕まってる人がいるみたい?1人だけ?でもにゃんかいつもと聞こえかたが違うようにゃ?まぁ乗り込んで確認するにゃ、戦闘開始にゃ!」
泥沼の船へ乗り込んだハクル。聞こえてくるのは怒声や断末魔、楽しそうな笑い声と内部が破壊される音ばかりだった…
「お掃除完了にゃ!…よし、もうあの声以外は聞こえにゃいにゃ。こっからは宝探しにゃー。お宝どこかにゃー♪
っとこの部屋だにゃ。あの声が聞こえたの、お邪魔しまーす」
いつもと違うような声が聞こえた、ある一つの部屋に入ったハクル。そこにいたのは…
「にゃ?おっきな水槽?それに…人?」
「っ!もう近寄るな!いい加減私を海に帰しな!」
魚人、世間には人魚と言われる存在だった
「にゃあ!人魚さんだにゃ!僕初めて見たにゃ~。水の中に居るけど声は聞こえるんだにゃ~」
「何をふざけたことを言って…え?人間の子供?でも人間には無い耳があるし、尻尾もある…?うん??えーとキミは人間なのか?」
「うーん、どうにゃんだろ?僕が他の人とは違うのは確かだにゃーん。完全な人間じゃにゃいのかも。獣人?人獣?よくわかんにゃいにゃ」
「そ、そうか…って私の声が聞こえるのか!?…ハッ!キミはこの船の人間か!?」
「違うにゃ。この船の海賊の奴らはさっき僕が全部潰したにゃ」
「聞こえているのか!それなら私をここから出してくれないか!?情けないことに遠出をしていたらこの船の人間に捕まってしまったんだ…売られてはこの船に連れ戻されてを繰り返し…もう何年もこうなんだ…」
「喜んでにゃー。僕奴隷とかそういうの大っ嫌いだから♪でももう少し待っててくれにゃい?この船にあると思うお宝を探してるのにゃ。それが終わったらまた来るにゃー」
「そうか、ならそれで頼む。これでやっと帰れる…」
「とりあえずその手錠と足?についてる鉄球だけでも壊しておくにゃ。お邪魔しまーす」ドボン
水中をスイスイと動き巨大水槽の底にいる人魚の元に向かい到達した
「お、おい。大丈夫なのか?」
人魚はこんな子供がどうにかできるとは思っていなかったがすぐに手錠は千切られ下半身に付けられていた鉄球は砕かれた
「プハッ。よっ、と、これでとりあえずは待っててほしいにゃ」
「あ、ああ。ありがとう、キミは凄いんだな…驚いたよ」
「このくらいにゃんでもにゃいのにゃー。じゃあ宝探しに行ってくるにゃ!」
ハクルはそういって部屋をあとにした
「陸にはあのような種族もいるのだな。あの子も私たちのように迫害されているのだろうか…。あの子の耳に尻尾…たしか陸の猫という動物だったか。ん?たしか猫とは魚が大好物とか…まままさか、いいいやそんなことはないはずだだだ…」
残った助かったはずの人魚はなぜか青ざめて震えていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハクルside
いやー人魚さん気の強そうな美人さんだったにゃー。あの姿は鮫の人魚さんかにゃ?
見聞色で『家族の元に。あの子はまだ私が必要』って聞こえたから家庭を持っているんだにゃー。いいにゃあ家族。会ったときに強めに見聞色を出したら色々見えちゃったしにゃ。戻ってから娘さんも出来るみたいだにゃー。過去に酷い旦那さんをマウントでぶん殴りまくって離婚したようだけど…再婚するのかにゃ?
う…見聞色で見すぎて少し頭痛くにゃったにゃ…見えすぎにゃいようにしにゃいとだにゃ~…
厳重にゃ扉発見!ここが当たりっぽいにゃー。鍵穴があるにゃ。でも鍵にゃんて必要にゃいにゃ、"岩山両斬破"!バキメキャ!
扉の間を手刀で一閃して鍵ごとぶっ壊したにゃ。お宝壊さにゃいように衝撃波飛ばにゃいぐらい威力抑えめにゃ。それじゃヒラケゴマー、扉オープンだにゃ!
大当たりにゃー!!お宝♪お宝♪にゃ?武器?ここにあるってことはお高いのかにゃ?刀だっけ?これも持っていくにゃ
詰め込み♪詰め込み♪広がるリュック大活躍にゃ!よし、これで全部入ったにゃ。人魚さんのところに戻るぞー
「戻ったにゃーん」
「!お、おおおかえりっ…!」
「にゃ?にゃんか震えてるみたいだけど?」
「い、いや!何でもにゃい!そ、それより私を助けてくれるんだよにゃ!?」
「にゃんで急に僕みたいにゃ喋り方ににゃってるのかにゃ?助ける約束したから戻って来たんだにゃー。ホントにどうしたの?にゃんかあった?」
「え、えーと…その………ええい!キミは人間ではないが猫のような種族だろう!?そして猫は魚が大好物なんだろう!?わ、私を食べるんじゃないのか!?」
は?え?にゃに言ってるのかにゃ?食べる?僕が?この人魚さんを?猫だから?
にゃ……
「にゃっははははははははははは!!ぼ、僕が人魚さんを食べる!?に゛ゃはははははははは!!にゃひっ……!!」
笑い過ぎてお、お腹イタイ!それで震えてたにゃんて!おっかしいにゃー!お互い知らにゃい種族だからしょうがにゃいけど…だ、だけど笑えるにゃw
「そ、そんなに笑うことないだろう!キミが猫だから私は不安だったんだ!」
「にゃひひひひ…た、食べにゃいにゃ。食べるわけにゃいのにゃー。僕は人を食べる趣味は無いにゃー…プクク」
「人…?キミは私を人、だと?」
「にゃ?人じゃにゃかったらにゃんにゃのさ?」
「世界は私たち人魚や魚人を魚と認識している」
この人魚さんが魚…?
「ハッ、馬鹿じゃにゃいの?僕からしたら魚は喋らにゃいし助けを求めたりしにゃいにゃ。だから僕から見たら人魚さんや魚人さんは人だにゃー」
助けを求めてきたプラナはどうにゃんだろ…何故か意志疎通もできるし…まぁ海獣だし、プラナは猫仲間にゃ
「…ありがとう」
「にゃ?にゃんで今お礼を言うの?まだ助けてにゃいよ?助けてから言って欲しいにゃ。じゃあこれからどうするにゃ?水槽殴って壊そうかにゃ?」
「…そうか、いや、すまない、なんでもないんだ…それと私にも被害が来そうだから殴るのはやめておくれ。今から水槽から飛び出るから少しの間私を支えてくれないか?」
「了解にゃ♪」
そう答えると人魚さんが飛び出てきた。オーライ、オーラーイ…ジャンプしてお姫様抱っこでキャッチにゃ!衝撃を与えにゃいように着地!人魚さんは大丈夫かにゃと顔を見ようとしたら…うぶっ、柔らかっ!潮の匂い…気持ちいいにゃ~…うーん、いろいろと大きいですにゃ…
「ありがと…って、なに胸に顔を突っ込んでるんだいエロガキめ」スパンッ!
「あいたっ。いやー、支えた体制と体格差というか、いろいろと大きいせいだにゃ」
「ハァ…魚人や人魚は体のサイズがマチマチなんだよ。よっと」
「にゃ!?立った!?」
「ホント何も知らないんだね。女の人魚は30歳を越えるとヒレが二股になって人間の足のように出来るんだよ。それで人間のように陸でも活動できるのさ」
「へー。初めて知ったにゃ。人魚さんの歳も」
「そこはスルーするとこだよ!まったく!ま、助けてくれてありがとうね」
「どういたしましてにゃ。外はこっちだにゃ」
人魚さんを連れて船の外へ出たにゃ
「あぁ…やっと海に、家族の元に帰れる。本当にありがとうね…そういえばまだ名前を聞いてなかったね」
「そうだったにゃ!僕はハクルにゃ!賞金稼ぎをしてるにゃ!」
「私はホーシャー。ハクルのおかげで助かったよ。魚人島に来るような事があったら是非礼をさせてちょうだい。こう見えても店のオーナーだったのさ。まぁもう店は残ってないと思うけどまた開くとするさ」
「ん!もし魚人島に行くことがあれば奢ってもらうにゃ!気をつけて帰るにゃよ!」
「ああ!じゃあねハクル!この恩は忘れないよ!」
人魚…ホーシャーさんが海に潜っていったにゃ
さて、僕もプラナの元に帰るとするかにゃ。帰ったらプラナと寄ったあの無人島で修行するにゃ!空翔!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ホーシャーside
不思議な子だった。人間のようで人間とは少し違う種族。初めはあの悪魔の実とやらの能力者だと思った。でも普通に水槽の中に入ってきて平然としていた。水中でも私たちとまでは言わないけど自由に動き回る不思議な子。男の子か女の子かわからないような可愛らしい顔。でも私の大きめな胸に顔を突っ込んでだらしない顔をしていたのは減点だねてその辺は男の子なんだと思ったね
そして私を『人』と呼んでくれた。世間では魚とされてる魚人や人魚。それを馬鹿らしいと言い人魚、魚人を『人』だと認める本当に不思議な子…
あの子のように考える人間が増えたら…魚人島の皆も…いや、そんなこと考えても現状はどうにもならないね
ふふっ、あの子を見ていたら二人目が欲しくなったね…再婚考えるかぁ?
いやそんなことよりも…
「かなり遅くなったけど今帰るよ、アーロン…」
ずっと会えなかった息子にもうすぐ会えるのだから感動の再開に思いを馳せよう…
息子、グレてました
ほう、いいだろう息子よ…
その性根叩き直してやる!!母親舐めんじゃないよぉ!!
はい、オリキャラのアーロン母解放しました
シャーリーはアーロンに押し付けられますが元旦那にぶちギレフルボッコ。シャーリーはホーシャーに引き取られます
親に捨てられたと思っていたアーロンにほんの少し優しさが芽生えるかも?
でも親が人間に捕まってたので人間への不信感は変わらずです
二人はハクルの事を散々聞かされます…
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猫の追憶10
仕事から帰宅後サロメチール塗りたくる日々でした
感想、評価頂けたらうれすぃ
10.29 もぐら様、とんでもない誤字報告ありがとうございます!修正しましたm(__)m
ハクルside
にゃ~、いろいろあったけど拠点の島に戻ってこれたにゃ~
「おや!おかえりハクルちゃん!無事でよかったよ!」
「ハクルちゃん!怪我してないようだね!またうちの店で買っていっておくれ!」
「おお!おかえりハクルさん!ハクルさんいないから商売上がったりだったよ。リュックのメンテナンスに来てくださいよ!」
「たっだいまにゃー!後で顔ださせてもらうにゃー!」
おかえりって言ってもらえて嬉しいにゃあ、とりあえずプラナと会おうかなにゃ
「たっだいm………プラナ?太った?絶対に太ったよね?ブクブクだよね?一目でわかるぐらい丸みが増えたよね?」
明らかにサイズが変わったプラナが目の前にいたにゃ…
「ミ゛ィーーー?」()ΦωΦ()
「いや、なんというか…同僚や街の人がすまない、ハクルくん…」
「食べ物あげれば食べるからずっとあげてたんでしょ…?」
「…本当にすまない」
「…僕が億越えの海賊を探して戦ったりしてたのに…プラナは食べ物貰って運動もしにゃいでこんにゃにブクブクまん丸デブににゃった、と…
ねぇ、プラナ…?」
(((() ΦДΦ())))
「船を引っ張って貰うつもりだから鍛えておいてって言ったよね…?
今日は戻ったことを報告して回るからにゃにもにゃいけど…少し休んだらこの島に来る前に寄った無人島で僕の修行のついでに鍛えてあげる…そのだらしにゃい体を戻して船を引っ張れるように、そして襲われたら僕が居にゃくても自衛できるようにね…
逃げられると思うにゃよ、カマボコにするぞ♪」
()ΦДΦ()
「お久しぶりですにゃ支部長さん」
「うむ、おかえりハクル君。では遠征の話を聞こうか」
支部長さんに億越え討伐遠征で道中狩ったけど放置した複数の海賊のこと、泥沼を見つけて討伐しようと出向いたら黒風ロネーがすでに殲滅していたこと、その戦闘で街が滅んだこと、その後に遭遇して深傷を負ったけど黒風を撃退したことを報告したにゃ
って支部長さんが頭を抱えてしまったにゃ!?
「なんで黒風とかいうビッグネームが出てくるんだ!?!?それに撃退した!?わかってはいたけど…やっぱりおかしいよこの子…!」
「大丈夫かにゃ?」
「全然大丈夫じゃない!悪猫海賊団は上位からほんの少し下の評価だが、"黒風"個人の強さでならトップクラスなのだ!
しかも厄介なことに好戦的で、そのトップクラス自らが真っ先に仕掛けてくるから初手の被害が尋常ではないのだ!そこに後詰めで船員がやってくるものだから大したことのない船員ですら脅威になり、その船員ですらなかなか捕まえられんのだ!
そして部下を捕まえたところで海賊団としての戦力は変わらないという戦うにはハイリスク!黒風を捕まえられなければノーリターン!戦力が超ワンマン海賊団ゆえに黒風をどうにか出来なければ対処が難しいのだ!
そ!れ!を!撃退したなど信じられん!…が、ハクルくんならあり得そうで怖い…本部に伝えたところで信じて貰えんだろうから…詳しい報告はしないでおこう。うっ、胃が…」
「そうにゃのね。お互い全力じゃにゃかったけど、結果が悔しかったから少し休んでから無人島でプラナと修行するにゃ!」
「あぁ…そう、頑張ってな…」
「あ、それと支部長さん、今後プラナに勝手に食べ物あげるの禁止にしておいて。運動も狩りもしにゃいでずっと貰ったものを食べてばかりだったみたいで滅茶苦茶太ってたから」
「ぬ!?わかった。部下に伝えておこう…(私の数少ない癒しの時が…)」
すっごく残念そうな顔してるにゃ…プラナにご飯あげてた筆頭だにゃこれは…こっから広がったんだにゃこりゃ…
数日ゆっくり休んで街を廻ってリュックのメンテナンスと必要最低限な物資を買ったにゃ。この島のエターナルポースもちゃんと持ったからとりあえず大丈夫にゃ!
プラナの頭上に乗っていつでも準備中万端にゃ
「じゃあちょっと修行に行ってくるにゃ!ここから近い無人島だから心配無用にゃ!」
「ああ。前も言ったけどこの支部は強くなった。キミが修行してる間は私たちがこの海域の安全を守るさ!だから安心して修行に打ち込んでくれ。プラナも頑張ってな」
()#ΦωΦ()ヒトゴトミタイニ…
「じゃあ行ってくるにゃ!次会うときにはもっと強くにゃって帰ってくるから、だからちゃんと守って僕を失望させにゃいでね?」
「うん、任せてもらおう!」
「にゃ!プラナ!出発にゃ!」
()ΦωΦ()イエッサー
プラナに乗って例の無人島に向かうにゃ!強くなるぞー!基礎力アップ、それに新技開発と覇気を使った治療の実験にゃ!
あとプラナのダイエット&強化もしっかりしにゃいとだにゃ。やったるにゃー!
見てくれてる人に感謝を
そろそろ本部に突撃しますかね
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