個性【仮面ライダーギーツ】のヒーローアカデミア (ケントxv)
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No1:主人公Reバース

 皆様初めましてケントxvと申します。

私にとって四本目の作品を投稿です。

最近の趣味を全乗せしたものとなりました。

楽しんでいただければと思います。

なお、私はヒロアカはアニメ3期までしか見ていません。

原作も未読です。

それでもよろしければ、どうぞ!!


 俺はどこにでもいる普通の28歳だ。中学の時に”仮面ライダーディケイド”を見てから仮面ライダーが人生の楽しみの一つとなった。そしてもう一つホロライブの”白上フブキ”、3年前に7年付き合った彼女に振られた俺に癒しをくれた存在だった。そして2022年9月4日...令和ライダー4作目「仮面ライダーギーツ」の放送開始だ。

 

浮世英寿『さあ、ここからがハイライトだ!!』

 

俺「かっけー!!」

 

 そこには銃を片手に戦うギーツの姿があった。

 

俺「俺もあんなヒーローになれたら」

 

 そう思いながら時計を見ると10時を過ぎていた。

 

俺「やべ!遅刻する!!」

 

 そうして俺は急いで会社へと向かおうとした。だがそれ以降の記憶は途切れてしまっていた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

??「えー君?朝だよ?起きて!?」

 

??「うーん、後5...」

 

??「5分?」

 

??「5年...」

 

??「年単位!!長過ぎじゃい!!」

 

 そう言って僕”白上英寿”の布団をひぃぺがされる。

 

英寿「何するんだよ!フブ姉!!」

 

フブ姉「後5年なんて馬鹿げた事いうからでしょ?」

 

 そこには僕の姉”白上吹雪”がいた。

 

吹雪「早くしないと学校遅刻するよ?」

 

英寿「学校行ったってまたいじめられるだけだし」

 

 そう、僕は【無個性】、この個性社会にとて無価値と言って良い存在だ。故にいじめにもあう。

 

吹雪「そう言わないで...頑張ってみよ?」

 

 姉はこの世界でとても有名なアイドル会社”ホロライブ”の一期生として活躍する人気アイドルだ。

個性は【狐】なので狐の耳と尻尾がある。

 

英寿「フブ姉には無個性の事なんてわからないよ!!」

 

吹雪「ちょ!えー君!!」

 

 そうして僕は脇目も振らず家を飛び出して行った。

 

 

 

 

 

 数時間後、とある繁華街

 

英寿「フブ姉に酷いこと言っちゃったな~、学校もサボっちゃったし」

 

 僕の両親は仕事で基本家にいない。だから姉の吹雪がいつも世話を焼いてくれてた。だが、無個性の僕はこの社会では何も出来ない。

 

TV『次のニュースです。』

 

 ビルのスクリーンにニュースが流れる。

 

TV『アイドル会社ホロライブの事務所がヴィランによって占拠されており、職員やアイドル達が人質となっている模様』

 

英寿「そんな!フブ姉!!」

 

 僕は事務所に向け走り出す。

 

TV『犯人はホロライブのアイドルとの握手会場にてわいせつ行為を図ろうとし会場を追い出された腹いせだと主張しており...』

 

英寿「何だよそれ逆恨みじゃねーか!」

 

 そうして僕は裏口から事務所に潜入する。フブ姉を迎えに行く際によく使うのだ。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 そうしてヴィランにばれないように進んで行き、みんなが捕まっている場所にたどり着いた。

 

ヴィラン「ようフブキちゃんよー?この前は良くも俺様を警備に付きだしてくれたなー?あー?」

 

吹雪「あれは貴方が!握手会にもかかわらず変な所触ろうとしたからでしょ!」

 

ヴィラン「うるせー!!黙って俺の物になれ!でないと、お仲間の誰かが死んじゃうかもなー?」

 

 ヴィランは嫌らしい手つきでフブ姉に近づいていく。

 

英寿「やめろ!!」

 

 その光景におもわず僕は飛び出した。

 

ヴィラン「何だ?どうしてここにガキがいる?」

 

英寿「フブ姉にちかづくな!!」

 

吹雪「えー君!?来ちゃ駄目!!」

 

ヴィラン「ガキヒーローごっこも大概にしろよ!!」

 

 そうしてヴィランは僕を殴りつける。

 

英寿「がぁ」

 

 それによって倒れた僕に追撃にと蹴りを食らわせ、僕は壁に頭を打ち付け気絶した。

 

吹雪「いやーーー!えー君!えー君!!」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「なんで”俺/僕”は倒れているんだ?」

 

 疑問を口にしたとき、二つの光景が浮かぶ。

 

 会社に向かう途中でトラックにはねられる光景/大切な家族を守れずに倒れる光景

 

「なんで”僕/俺”は立ち上がらない?」

 

 頭を打ち倒れているから/全身から出血し体に力が入らないから

 

「俺はもう終わりみたいだ」

 

「僕はヒーローにはなれないのかな?」

 

 ここで二人の意識は別々となる。

 

俺「諦めるのか?俺?」

 

僕「僕は...」

 

俺「お前はまだ生きてる。俺とは違うだろ?なら世界はまだ変えられる」

 

僕「でも僕に力なんて」

 

俺「お前は俺だ。だから俺の夢と希望を託すぜ」

 

僕「え?」

 

 そこに謎の女性が現れる。

 

??「この方にすべてを託してよろしいのですか?」

 

俺「ああ!頼む」

 

 女性はうなずき、僕の方に向き直る。

 

 

??「おめでとうございます。貴方は今日から”仮面ライダー”です」

 

 そうして女性は僕にバックルと狐のマークのIDを渡してくる。

 

俺「今日から僕は」

 

僕「今日から俺の個性は」

 

俺/僕「「仮面ライダーギーツだ!!」」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 そうして俺は起き上がる。その腰には”デザイアドライバー”左手には”ギーツコアID”があった。

 

ヴィラン「ガキ!いい加減にしろよ?そこでおねんねしとけば良いのにさ?」

 

吹雪「えー君、やめて!!もう立たないで!!」

 

 フブ姉が泣いている。許せないな。

 

英寿「黙れ!カスが、人の姉貴泣かせといて、やられる覚悟はあるんだろうな?」

 

 そうして俺はテレビで見た様に右手に狐を作り”パチン”と指をならし

 

英寿「変身」

 

 そしてIDをドライバーにセットした。

 

『エントリー』

 

 そうして俺は【仮面ライダーギーツ エントリーレイズフォーム】となった。

 

ヴィラン「変身しただと?それがお前の個性か?」

 

吹雪「えー君に個性が?」

 

ギーツ「さあ、ここからがハイライトだ」

 

ヴィラン「今更個性出したところで、俺の個性【超筋力】の前では意味をなさないんだよ!」

 

 そう言ってヴィランの筋肉が膨れ上がる。だが、俺はそれをとても冷静に眺めていた。

 

ギーツ「超筋力か?捕まらなければ問題ないな」

 

ヴィラン「んだと!!」

 

 そう言って腕を振り回すが、簡単によけられる

 

ヴィラン「すばしっこいガキが!!」

 

ギーツ「あんたが遅いんだよ」

 

 そうして相手の攻撃をかわし、腹に一発パンチをぶち込む

 

ヴィラン「ぐあっ...ほんとにガキのパンチなのかよ」

 

吹雪「すっ...すごい」

 

ギーツ「いいや、ここからさ」

 

 そういって俺は”ブーストレイズバックル”を取り出してドライバーの右にセットする。

 

『セット』

 

 ドライバーから待機音が鳴り始め、俺はブーストレイズバックルのグリップを回す。

 

『ブースト・・・レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ ブーストフォーム】となる。

 

吹雪「赤い鎧が付いた!?」

 

ヴィラン「何!?」

 

 周りが驚く中、もう一度グリップを回す。

 

『ブーストストライク』

 

 ドライバーから音声がなり、俺はもう一度ヴィランに接近する。

 

ギーツ「とどめだ!」

 

ヴィラン「や、やめ...」

 

ギーツ「はー--!!」

 

ヴィラン「ガーーー」

 

 渾身の力を込めたパンチはヴィランに当たり窓を突き破って外へと吹き飛んでいった。ヴィランは気絶し外にいるヒーローや警察に捕まったようだ。

 

 俺は変身を解除する。するとフブ姉が抱き着いてくる。

 

吹雪「えー君!!心配したよ!!」

 

英寿「フブ姉、苦しい」

 

吹雪「いいや、だめです。えー君はしばらくこのまま!」

 

英寿「そんなー」

 

 そこにホロライブ社長”谷郷”さんが近づいてくる。

 

谷郷「フブキさん、君の弟と話がしたいんだけど?」

 

吹雪「いくら社長でも今は嫌です」

 

谷郷「ならそのまま聞いてください」

 

 そうして谷郷さんは俺へのお礼とまた別の注意として今やったことが法律に違反することを説明してくれる。

 

谷郷「英寿君、君の選択肢は二つだ。事実を伝え警察に捕まるか?」

 

吹雪「待ってください。えー君は私たちを助けて...」

 

谷郷「今回の件をみんなの秘密にするかだ」

 

英寿「え?」

 

谷郷「ここにいるみんなは君の勇気ある行動に感謝している。だからみんなが内緒にすることで君を守らせて欲しい」

 

吹雪「社長!!」

 

英寿「それじゃ、秘密でお願いします」

 

谷郷「わかったよ」

 

 そう言って社長は警察に事情説明に行った。そのあとホロライブのアイドルの皆さんに感謝されたりした。

 

 なんやかんやみんなが解放されるまでしばらく時間がかかった。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 解放された俺はフブ姉と一緒に自宅に向かっていた。

 

吹雪「ねえ、えー君」

 

英寿「どうしたのフブ姉?」

 

吹雪「もう、前のえー君には戻らないの?」

 

 俺は驚いた。以前の僕と俺が違うことにこの姉は気づいていたのだ。

 

英寿「何から話そう。まず言えるのは今の”俺”と朝までの”僕”確かに変わったこともある。でも、貴方の...白上吹雪の弟、白上英寿なのは変わらないよ」

 

 そこだけははっきりさせるためまずそのことを伝える。

 

吹雪「そっか。ならいいや」

 

英寿「え?」

 

吹雪「えー君は変わらず私の弟、”白上英寿”なんでしょ?なら何があったっていいよ。ただ、。目覚めた個性の事とかは姉として教えてほしいかな?」

 

英寿「ああ」

 

 そうして色々話をしながら家に着く。

 

吹雪「ただいま」

 

英寿「ただいま...フブ姉、俺わがまま言っていいかな?」

 

吹雪「うーん、どうしたの?」

 

英寿「俺さ、高校決めてなかったでしょ?雄英に行きたい」

 

吹雪「...お父さんもお母さんもヒーローになることには反対してた。えー君が無個性だから、ここまではいい?」

 

英寿「うん」

 

吹雪「でもお姉ちゃん、今日えー君に助けられた。私やホロライブのみんなにとってヒーローだったんだ」

 

 そういうとフブ姉は一度大きく息を吐く

 

吹雪「行っておいで、私の...私たちのヒーロー。世界のヒーローになってこい!!」

 

英寿「ありがとう!!」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 そこから受験までの数か月、勉強に、体力作り、【仮面ライダーギーツ】の力がどれほど使えるのかの実験、それらをこなしながらついに受験当日となった。

 

吹雪「えー君これ見て!!」

 

 そう言われフブ姉のスマホを見るとそこにはホロライブのみんなからの応援メッセージが流れていた。

 

谷郷『白上英寿君』

 

英寿「谷郷さん!!」

 

谷郷『君は僕らのヒーローです。絶対に合格できます。頑張ってくださいね』

 

 そうしてメッセージは終っていた。

 

吹雪「最後に私から...頑張ってね?英寿!」

 

 それにうなずき、玄関向かう。靴を履いて振り向き

 

英寿「行ってきます!!」

 

 そして僕は雄英高校に向けて走り出した。




 どうだったでしょうか?楽しめていただけたなら幸いです。

主人公”白上英寿”の武装については仮面ライダーギーツの進行に合わせて追加していく予定です。

それでは次回もお楽しみに!!

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No2:挑むぜ受験

どうも第2話です。

どうぞ!!


英寿「ここが雄英」

 

 国立雄英高校ヒーロー科、偉大なヒーローを多く輩出してきた偏差値79の超難関である。俺は校門をくぐると辺りを見渡した。

 

英寿「流石雄英高校だ、少し見渡しただけで色んなやつが受験に来てるのがわかる」

 

 物珍しさに周りを見渡していたときだった。

 

??「退け!地味野郎!!」

 

英寿「それって俺の事?」

 

??「だからそう言ってんだろ?さっさと避けろや愚図が」

 

 声の方に振り向くと金髪ツンツン頭がいた。

 

英寿「不良?」

 

??「誰が不良じゃ誰が!」

 

英寿「髪型と喋り方」

 

??「あー?」

 

 雄英高校がこんな不良を入学させるのだろうかと疑問に思う。まあ、こういうのと関わって良かった試しはない。

 

英寿「じゃあ、お先にどうぞ」

 

??「ふん、最初からそうしとけばいいんだよ。地味愚図野郎が」

 

 そう言いながら前へと進んで行く不良君。確かにフブ姉みたいに銀髪じゃなく黒髪、特に変わった髪型をしてるわけでもない。変身しなければ平々凡々なのだろう。ついこの前まで無個性故に目立たない様にしてた。それもあるのだろう。

 

英寿「それにしたって地味愚図野郎はねーだろうよ?」

 

 ちょっと、嫌かなり頭に来ているみたいだ。

 

英寿「まあ、あんな不良が合格出来るとも思えない。今日だけの縁だろうさ」

 

 そうして俺も受験会場へと歩いて行った。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

??「受験生のリスナー、今日は俺のライブにようこそ!エヴィバディセイヘイ!!」

 

 P·M(プレゼント·マイク)…プロヒーローであり、雄英教師の1人だが、あのノリを受験生に向けるのはどうなんだ?案の定皆無言だぞ?

 

P·M(プレゼント·マイク)「こいつぁシヴィーーー!!!受験生のリスナー!!実技試験と概要をサクッと説明するぜ!アーユーレディ!?YEAHH!!」

 

 

 筆記試験を終了し実技試験へと移ろうとしている。ついでに筆記試験はまぁまぁとだけ言っておこう。

 

それでもってP·M(プレゼント·マイク)の説明によると実技試験の内容は「10分間の模擬市街演習」それぞれにポイントが振り分けられた仮想ヴィランを倒しポイントを稼ぐという物だ。

 

??「質問よろしいでしょうか?」

 

P·M(プレゼント·マイク)「OK」

 

 説明の途中に一人の受験生がP·M(プレゼント·マイク)に質問をする。プリントに記載されている事と説明の違いについてだ。ついでにブツブツ話していた緑髪のやつに注意もしていた。真面目だなー

 

P·M(プレゼント·マイク)「OKOK、受験番号7111君、ナイスなお便りサンキューな!」

 

 そう言うと0ポイントヴィランについて説明される。いわゆるお邪魔ギミックだそうだ。周りからも逃げの1択ばかり...だが、

 

英寿(テレビのギーツは攻略不可能と言われていた”城”倒している。俺がそれをやらない理由はない)

 

 俺は標的を0ポイントに決めた。なぜなら強敵の立ち向かってこその仮面ライダーだからだ。

 

P·M(プレゼント·マイク)「俺からは以上だ。最後にリスナーへ我が校の校訓をプレゼントしよう。更にむこうへ!プルスウルトラ!!

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 そうしてバスに揺られ演習会場に到着する。

 

英寿「ここが試験会場」

 

 そこには一つの町があった。演習会場としては破格の広さだろう。

 

英寿(ここはこいつの出番だろう)

 

 俺はブーストレイズバックルを取り出す。

 

P·M(プレゼント·マイク)『はいスタート!!』

 

 開始の合図と共に俺はバックルのグリップを回し”ブーストライカー”を呼び出すと会場に突撃して行く。

 

P·M(プレゼント·マイク)『どーした?実践にカウントなんてねーんだよ!走れ走れ!賽は投げられてんぞ?』

 

 P·M(プレゼント·マイク)の言葉に遅れて他の受験生も走り出す。

 

 俺はブーストライカーに乗りながらデザイアドライバーに”マグナムレイズバックル”を装填

 

英寿「変身」

 

『マグナム・・・レディーファイト』

 

 マグナムレイズバックルのシリンダーを回しトリガーを引く。それにより【仮面ライダーギーツ マグナムフォーム】に変身する。

 

ギーツ「まずはお前らだ」

 

 マグナムフォームの武器”マグナムシューター40X”を取り出し射撃していく。

 

ギーツ「まずは3ポイントだな」

 

 そうして再びブーストライカーで走り出した。

 

 

 

 

 そこからは適当にポイントを稼ぎつつ危なっかしいやつには援護をするなどして0ポイントの出現を待っていた。

 

ギーツ(早く出てこい、俺の獲物!)

 

 そうして待っていると突然の爆発音、そこには...

 

「0ポイントだ!」

 

「やべーぞ!逃げろ!」

 

ギーツ(来た!!)

 

 そこには俺の標的0ポイントヴィランがいた。

 

ギーツ「さあ、ここからがハイライトだ」

 

 俺はブーストレイズバックルをデザイアドライバー左手に装填、マグナムとブーストを同時に起動する。

 

『デュアルオン・・・ゲットレディーフォ・・・マグナム&ブースト』

 

 これにより【仮面ライダーギーツ マグナムブーストフォーム】になる。されにブーストレイズバックルのグリップを二回回す。

 

『ブーストタイム』

 

 そうして俺が必殺技を放つべく飛ぼうとしたとき

 

??「スマーーーーーッシュ!!」

 

ギーツ「はっ!?」

 

 0ポイントは一人の受験生の一撃で倒されてしまった。

 

ギーツ「そ、そんなー」

 

 ”ブーストレイズバックル”俺の切り札、故に使用後には168時間...7日間のインターバルが必要になる。

しかもインターバルの間はブーストライカーも使用不能になってしまう。故に

 

ギーツ「超もったいない!!」

 

 俺はブーストタイムが切れる前にヴィランを探す。だが現実は非情だった。

 

P·M(プレゼント·マイク)「試験終了!!」

 

ギーツ「お、終わった」

 

 試験終了のブザーがなる。それと共にブーストレイズバックルはどこかへと飛んでいった。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

~一週間後~

 

吹雪「もう一週間、ブースト君も戻ってきたんでしょ?」

 

英寿「でも、フブ姉!!俺の目標のための第一歩が、パンチ一発に負けたんだよ~~~」

 

吹雪「はいはい、もう聞き飽きたよその台詞。試験結果がもう届くんだから気持ち切り替えなさい」

 

 そうもうすぐ雄英の合格通知が届くのだが、俺は未だに0ポイントを倒せなかった事を落ち込んでいた。

そこに呼び鈴がなる。

 

吹雪「はーい」

 

 フブ姉が玄関に向かう。そしてすぐに戻ってきた。

 

吹雪「はい、えー君。結果来たよ」

 

 

 

 

 

 

 俺はフブ姉と合格結果を見るべく封を切る。そこには映像の投影機が入っており、映像が投影された。

 

??『私が投影された』

 

吹雪「嘘!!」

 

英寿「オール・マイト?」

 

 A・M(オール・マイト)...ナンバーワンヒーローと呼び声が高い。スーパーヒーローだ。ヒーローを目指す物にとっては俺の”仮面ライダー1号”の様な存在だろう。

 

A・M(オール・マイト)『驚いたかね?春からは私も雄英の教師として教鞭を振るう事となったのさ』

 

英寿「すげー事になったな」

 

 誰にとっても驚きと期待があふれ出ることだろう。

 

A・M(オール・マイト)『それでは早速結果の発表と行こう。まず筆記、これは正直ギリギリだったと言うしかない』

 

吹雪「えー君?」

 

 フブ姉からの視線が痛い。

 

A・M(オール・マイト)「そして実技、ヴィランポイントが25ポイント正直言ってスタートダッシュが良かった故にもったいない。不合格というしかない』

 

吹雪「えー君...」

 

 フブ姉が俺の頭を撫でてくれる。俺も顔をうつむかせる。

 

A・M(オール・マイト)『これだけならね』

 

英寿「へ?」

 

A・M(オール・マイト)『我々は見ていたのさ。人助け、正しい事をした人間を排斥してしまうヒーロー科などあってたまるかって話だよ!』

 

 その言葉に俺は顔を上げる。

 

A・M(オール・マイト)『綺麗事?上等さ。命を賭して綺麗事実践するお仕事だ。レスキューポイント!しかも審査制我々は雄英が見ていた。もう一つの基礎能力。白上英寿50ポイント!合格だ!!』

 

英寿「むちゃくちゃだな」

 

A・M(オール・マイト)『来いよ!白上少年、ここが君のヒーローアカデミアだ』

 

吹雪「やったね。えー君!」

 

 そう言ってフブ姉が抱きついてくる。

 

英寿「う、うん」

 

 俺は合格できた。その喜びをただかみしめていた。

 

 

 

 

 

そして夢の《二度目の》高校生活が始まる。

 

 

 




私にしては珍しい速度の投稿が出来ました。いかがだったでしょうか?

次回もここまで早く出来るかはわかりませんがお待ちください。

では次回をお楽しみに

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No3:白上英寿・オリジン

まさかの1日に2話投稿しちゃいました。

今回はやりたいことを詰め込んだ為に読みづらいかもですが、よろしくお願いします。


 中学を卒業してすぐ、雄英高校への入学まで少し期間がある時期俺は姉であるフブ姉こと白上吹雪にアルバイトを持ちかけられていた。

 

英寿「ホロライブ事務所の手伝い?」

 

吹雪「そ、スタッフが体調崩しちゃってね。えー君は皆と顔なじみだから安心だってね。それにお給料も出すよ」

 

 ホロライブは基本スタッフ募集をしない。それは二人の超有能なスタッフのおかげで回せているからだ。

 

英寿「どっちが体調崩したの?」

 

吹雪「ああ、あの二人じゃないよ。あの二人が倒れたらそれこそ危ないよ」

 

 その発言はブラック的なあれになるのではないか?フブ姉よ。

 

英寿「…何をやればいいの?」

 

 

吹雪「流石えー君!ありがと」

 

 そうして俺は雄英高校入学までの短期間ホロライブ事務所でアルバイトをすることとなった。

 

 

…………………………………

 

 バイトを始めて4日、事務作業から単純な荷物持ちと色々やらされた。やっぱブラックなんじゃないだろうか?

 

??「英寿君、緊急のお願いがあるんだけど頼めないかしら?」

 

 俺にそう頼んできたのは超有能スタッフの片割れ“Aちゃん”さんである。

 

 

英寿「どうしたんですか?」

 

 

Aちゃん「実は、トワさんが今参加しているドラマでトラブルがあったみたいで…」

 

 話によるとこうだ。ホロライブ4期生所属のアイドル“常闇トワ”さんは現在撮影中のドラマ「黒メイド」にて主演を努めている。ドラマの内容は悪魔のメイドが主人の行く先々の事件をその力で解決していく。というものだ。そんなドラマにトラブルがあり人手が欲しいそうだ。

 

英寿「わかりました。現場に向かいます」

 

Aちゃん「よろしくね」

 

 俺はブーストライカーを呼び出し、現場へと向かった。

 

 

 

 

??「こんやっぴー!ごめんね英寿君」

 

英寿「いえ、大丈夫ですよ。今日はこの現場終わったら上がりで良いと言われてますので」

 

 到着そうそう話しかけてくれたのが“常闇永久”さん、アイドルネーム常闇トワ、個性小悪魔だ。

 

永久「いつもありがとね。うちの踏陰はこういうのは手伝うの嫌がるから」

 

 踏陰とは永久さんの弟らしい。会った事は一度もないのだが…

 

英寿「それで何をすれば?」

 

永久「ああ、そうだった。それじゃこっち来て」

 

 そう言って永久さんに案内される。そこは撮影の現場なんだろうが…今は撮影が進んでないようだ。

 

永久「監督、連れて来ました。彼なんてどうでしょうか?」

 

監督「うん?ほーほー、なるほどなるほど」

 

英寿「あのなんなんですか?」

 

監督「良いねー!程よいモブ感、まさにこの役にピッタリだよ」

 

英寿「本当になんなんですか!モブ感は俺が一番気にしてる事なんですけど!どういう事ですか?永久さん!!」

 

永久「あはは、実はね…」

 

 そうして永久さんが説明してくれた内容によると今回の話の最初の犠牲者役の人が体調を崩して倒れたらしい。だが、このシーンの撮影は今日で無いと間に合わない。そこで知り合いに代役を依頼して回る様に監督が指示出しし…

 

監督「君!ドラマ出ない?」

 

 

 

 

 

監督「はいカット!英寿君良かったよ」

 

英寿「ありがとうございました」

 

永久「なかなか良かったよ。このまま俳優になる?」

 

英寿「いえ、俺はヒーローになりたいので!」

 

永久「知ってる。あの日は私外にいたから実際の状況はわからないけど、皆君をヒーローだって言ってるからね。無理だと思ったよ」

 

英寿「永久さん?」

 

永久「良し、ここからは私の活躍見てくといいよ」

 

英寿「はい」

 

 俺の返事に永久さんは絵顔で返し撮影に向かって行った。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 夜になり、今日の撮影は終了になった。

 

英寿「永久さん、お疲れ様です」

 

永久「おつやっぴー、どうだった?私の演技?」

 

英寿「とても良かったです」

 

永久「なら良かった。ここまで付合ってくれたし、ご飯奢るよ」

 

英寿「ゴチになります」

 

 などと話していると、誰かが近づいてくる。

 

??「やあ、トワ?そろそろ覚悟を決めたかな?」

 

永久「今は先輩の弟と話してるの、今度にしてくれない?」

 

英寿「あの永久さん?この方は?」

 

永久「私のファンの一人なんだけど、大金持ちなのを良いことに図々しくこういう所に入ってくるの」

 

大金持ち「未来の旦那になんて言い草だ」

 

永久「ね?迷惑でしょ?」

 

英寿「あはは」

 

 確かにやっかいファンの様だ。

 

大金持ち「今日は無理矢理連れて行くことにするぜ」

 

『マンモス』

 

英寿(あれは”バイスタンプ”?なんで)

 

永久「きゃあー、化け物!」

 

大金持ち「さあ、俺の悪魔よ!俺の嫁を連れてくるのだ」

 

英寿「させるかよ!変身!!」

 

『マグナム・・・レディーファイト』

 

 俺は即座に【仮面ライダーギーツ マグナムフォーム】に変身する。

 

ギーツ「永久さん、個性無断使用の件は黙ってくださいね」

 

 そう言い俺はマグナムシューター40Xで悪魔に攻撃するが、

 

ギーツ「効かない!?」

 

大金持ち「さすがあいつの商品だ。そこらのヒーローの攻撃なんてびくともしない」

 

ギーツ「ちっ」

 

 やつが突進してくる。俺は”アームドシールド”を装備しようとするが間に合わない。

 

ギーツ「ぐ、ぐぁー」

 

永久「英寿くん!」

 

 そうして俺は意識を手放した。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

俺/僕「ここは?」

 

 俺たちはさっきまで悪魔と戦ってて

 

??「その世界の仮面ライダーはまだ戦えない」

 

俺/僕「へ?」

 

 そこにいたのは3人と1体の戦士達

 

ゼロワン「その世界に本来仮面ライダーは存在できないはずだったから」

 

 令和1号”仮面ライダーゼロワン”

 

セイバー「だがそこに君が生まれた」

 

 令和2号”仮面ライダーセイバー”

 

リバイ「そのせいで君の世界に仮面ライダーの力が介入出来るようになってしまった」

 

バイス「つまり、お前が転生したせいって訳?」

 

 令和3号”仮面ライダーリバイと仮面ライダーバイス”

 

 彼らは言う、この世界が変わり始めているのは俺がいるからだと

 

俺/僕「そんな、俺たちのせいで」

 

セイバー「だがな、その世界の仮面ライダーは確かにいる。君だ!」

 

俺/僕「あっ」

 

 そうだ。俺たちの夢は

 

ゼロワン「夢を諦めるなよ?君たちが諦めない限り、仮面ライダーは負けない」

 

 俺たちは見てきた。様々なライダーの雄姿を、だからこそ

 

ギーツ「負けられない!!」

 

リバイ「さすがだな。後輩」

 

ゼロワン「そんな君に俺たち令和ライダー3人の力を託す」

 

 ゼロワンがそう言うと彼らのベルトが光り、俺の元に集まる。代わりに彼らの変身が解ける。

 

神山飛羽真「この物語の結末を君に託す」

 

五十嵐一輝「俺たちの力で一輝に決めてくれよ」

 

バイス「ふふふ、ただし俺たちの力はその世界にとっては異物!少しの間しか使えないぜ?」

 

ギーツ「はい、先輩方の力...使わせていただきます」

 

飛電或人「その世界を救えるのはただ一人、お前だ!!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 俺はどれぐらい寝ていたのだろうか?

 

永久「いや、やめて!!」

 

大金持ち「ふふ、良いではないか」

 

ギーツ「やめろ」

 

大金持ち「あ?生きてたのか?坊や?おい悪魔、とどめをさせ」

 

 主人の指示の元、悪魔が近づいてくる。

 

永久「英寿君!逃げて!!」

 

ギーツ「逃げれません。俺は仮面ライダーだから、託されたから!!」

 

 そう言いながら、俺は”リバイスドライバーレイズバックル”を取り出す。

 

『リバイスドライバー』

 

ギーツ「リバイスの力!お借りします!!」

 

『『バディアップ!

 

オーイング!ショーニング!ローリング!ゴーイング!

 

仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!』レディーファイト』

 

 【仮面ライダーギーツ リバイスフォーム】に変身する。

 

 すると、バイスが飛び出してきた。

 

バイス「最初に使ってくれるのが俺たちで嬉しいぜ!」

 

ギーツ「バイス?なんで?」

 

バイス「まずはあいつを倒そうぜ?その後に話してやるからよ?」

 

ギーツ「わかった。バイス!」

 

バイス「おう、一輝に...いや」

 

ギーツ&バイス「「一緒に行くぜ」」

 

 そうしてバイスと友の戦う。

 

大金持ち「何なんだお前達わ!!」

 

バイス「おれっち達は」

 

ギーツ「仮面ライダーだ!!」

 

 俺はリバイスドライバーレイズバックルをタッチする。

 

『リバイスストライク』

 

ギーツ「行こうバイス!」

 

バイス「おう!」

 

 そうして俺たちのダブルライダーキックを悪魔に食らわせる。 そうして悪魔を倒せた。

 

大金持ち「そ、そんな」

 

 彼の手にあるバイスタンプも割れていた。そこにバイスが近づき

 

バイス「お前みたいなやつは...食っちまうぞ!!」

 

大金持ち「ひーーー」

 

 バイスが脅かし大金持ちは気絶した。

 

ギーツ「それでバイス説明を」

 

バイス「ああ、時間もないからな」

 

 そうしてバイスから説明されたのはドライバーレイズバックルの力と制限についてだ。ドライバーレイズバックルはどれか一種類を一日1回かつ30分しか使用出来ない。これはこの世界に適応しているのは仮面ライダーギーツだけであり、他の仮面ライダーは異物であるため、世界の修正力が妨害するためなのだそうだ。

 

ギーツ「それでも破格の力ですよ?」

 

バイス「確かにお前にとっては先輩の力は強力だろう。だが、気をつけろ?1日一回だ!日付が変わればリセットされるが、変身したまま日をまたげばその日は使えないままだからな」

 

ギーツ「わかりました。23時半以降は下手に使えないな」

 

 そうして話しているとバイスが薄れていく

 

バイス「そろそろ30分だ」

 

ギーツ「あの、これからよろしくお願いします」

 

バイス「ああ、それじゃまたな」

 

 そうしてバイスが消えると共に変身も解除された。

 

 

 

 

 

永久「ありがとう英寿君」

 

 大金持ちは警察に連行された。今回痴漢しようとして俺に気絶させられた。個性は未使用という風に話を合わせて貰った。

 

英寿「俺は大したことしてませんよ?」

 

永久「謙虚だね。これは踏陰にとっては大きな壁になるね」

 

英寿「ん?どういうことですか?」

 

永久「ああ、言ってなかったね。うちの弟、君と同じ雄英のヒーロー科に入学するのよ」

 

英寿「は、はああああ?」

 

 その日最大の衝撃と共にその日のバイトは終了した。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

??「仮面ライダーがこの世界にいるというのか?」

 

??「われわれ財団X最大の敵」

 

??「なに、たった一人だ。この世界で我らはヴィラン専門の商人。かかわらなければ良いのだ」

 

「「異議なし」」

 

??「ああ、この世界に絶望を!!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「おめでとうございます。貴方は今日から”仮面ライダー”です」

 

      「おめでとうございます。貴方は今日から”仮面ライダー”です」

 

              「おめでとうございます。貴方は今日から”仮面ライダー”です」

 

         「おめでとうございます。貴方は今日から”仮面ライダー”です」

 

              「おめでとうございます。貴方は今日から”仮面ライダー”です」

                   

 

 

 

 

??「おめでとうございます。貴方は今日から”仮面ライダー”です」

 

??「仮面ライダー?何だそれ?」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 そうして俺のアルバイトが終了した。雄英高校入学まで3日だ。

 

吹雪「お疲れ様、えー君。今回特にトワちゃんが感謝してたよ」

 

英寿「そう言ってもらえると頑張ったかいがあったよ」

 

吹雪「それじゃあ、お給料です」

 

 そうして渡されたのは、

 

英寿「ライブのチケット?」

 

吹雪「そう、ホロライブのアイドル全員参加のライブのやつ。さすがにえー君に年齢的にお金は渡せないからね」

 

 ホロライブ事務所...やはりブラックか。でも、

 

英寿「やっ、やったーーーーー!!フブ姉!!本当に良いの?」

 

吹雪「もちろん!!お姉ちゃんのこと応援してよ?」

 

英寿「何言ってんだよフブ姉、俺の一番の推しが”白上フブキ”なの知ってるだろ?」

 

吹雪「あはは」

 

 そう、vチューバーだろうとリアルアイドルだろうと、俺の最推しが”白上フブキ”なのは変わらないのだ!!

 

英寿「(それに今回のがなければ先輩の力を託されるのが遅れたか、もしくは無かったかもしれない)うん!良いアルバイト経験だった」

 

 

 俺はそう言って満足しながら家に帰宅した。

 

 

 

 

 

 

 

 

~3日後~

 

英寿「お前が俺にとって最大のライバルだ!負けないぜ!!」

 

??「君は?」

 

 

 出会うのだ!最高最善のライバル”緑谷 出久”に

 

 




ありがとうございました。

どうだったでしょうか?

次回からヒロアカ本編に戻ります。

たぶん


では次回をお楽しみに

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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NoEX:ギーツのヒロアカ解説

今回は解説編です。

この作品の世界観

白上英寿について

などなど

変更があればこれも作り直します。


個性【仮面ライダーギーツ】のヒーローアカデミア

 

①世界観

 

・まず、この世界は「僕のヒーローアカデミア」の世界に仮面ライダーギーツの概念が入り込んだ世界となっています。

仮面ライダーギーツのみでなく概念が入っています。

 

・そしてホロライブです。これに関してはオマケではあります。ですが、ホロライブメンバーはvチューバーではなくリアルのアイドルをやってます。

白上フブキさんが多く出て他メンバーはたまに出る程度です。

 

・他仮面ライダーについては出て来ます。ギーツライダーは戦闘もありますが他作品ライダーで戦闘描写が描かれる事はあまりありません。

 

②主人公「白上英寿」

 

・この作品の主人公です。

 

名前/白上英寿(しらかみえいす)

 

性別/男

 

年齢/15歳

 

誕生日/10月7日

 

ヒーロー名/??

 

個性/無個性→仮面ライダーギーツ

 

血液型/O型

 

身長/171cm

 

好きな物/仮面ライダー・ホロライブ(最推しは白上フブキ)

 

性格/冷静に見えるが熱い物は持ち合わせている。・シスコン

 

学校・学年/雄英高校ヒーロー科1年A組11番

 

入試実技/2位

 

③この世界の「仮面ライダー」

 

・仮面ライダーは変身系個性の一種であり、そこから個別の種類として名前がある。

 

・白上英寿の場合、変身個性仮面ライダーのギーツ種となる。

 

④この世界の仮面ライダーの所持アイテムについて

 

・デザイアドライバー

 おなじみ変身アイテムのベルト、ただし個性であるためいつでも取り出し可能

 相澤消太のような個性を抹消できる個性にはめっぽい弱い。変身が解除、消されている間の再変身が不可能になります。

 

・コアID

 それぞれの仮面ライダーの種類を表す鍵です。個性であるため奪われるなどの事はありません。またほかIDを使用しても変身が出来ません。

 

・レイズバックル

 仮面ライダーの個性を強化するアイテムです。

 アームド系統は個数がいくつもあります。基本的に他ライダーからの奪取も可能です。

 レア系統はこの世界に一個づつしかありません。ですが、例外もありますが他ライダーからの奪取も可能です。 

 レジェンドライダー系統はこの世界一個づつしかなく、また前世の記憶により仮面ライダーの知識がある物にしか使用出来ません。また1日に1回一種類のみしか使用出来ません。使用後は30分間しか力を維持できません。再使用は日付が変わると行えます。ただし使用している状態で日付が変わった場合、使用時間は引き継がれまた日付が変わらないと再使用出来ません。

 

◎現在存在するレイズバックル

○アームド系統

・シールドバックル

 所持者:ギーツ

・ハンマーバックル

 所持者:ギーツ

・アローバックル

 所持者:ギーツ

・ウォーターバックル

 所持者:ギーツ

 

○レア系統

・マグナムバックル:マグナムシューター40Xを装備することが出来る。

 所持者:ギーツ

・ブーストバックル:ブーストライカーを召喚することが出来る。また、必殺技を強化出来る「ブーストタイム」状態になることが出来る。使用後は168時間のインターバルが必要である。またインターバル後はギーツの元に必ず戻ってくる。

 所持者:ギーツ

・ゾンビバックル:ゾンビブレイカーを装備することが出来る。また、使用者に強力な再生能力を付与する。

 所持者:バッファ

 

○レジェンドライダー系統

・ゼロワンドライバーバックル:仮面ライダーゼロワンの力を得ることが出来る。武器アタッシュカリバーを使用出来る。

 所持者:ギーツ

・聖剣ソードライバーバックル:仮面ライダーセイバーの力を得ることが出来る。武器火炎剣烈火を使用出来る。

 所持者:ギーツ

・リバイスドライバーバックル:仮面ライダーリバイの力を得ることができ、仮面ライダーバイスが召喚されます。武器オーインバスターを使用出来ます。

 所持者:ギーツ

 

⑤この世界の敵

 

・この世界の敵はヴィラン、ヴィラン連合となります。原作ヒロアカと同じです。

 ですが、ライダー世界から財団Xがヴィラン専用商人として存在しています。

 

2022/09/30編集現在

 




以上現在のギーツのヒロアカです。

ライダーが増えるなどあれば更新すると思います。

他にも記載してほしいことがあれば感想にいただければ追加いたします。

それではこれからも

「個性【仮面ライダーギーツ】のヒーローアカデミア」

をよろしくお願いします。

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No4:個性把握テスト!?

お待たせしました。

第4話です。

お気に入り50人も登録していただきありがとうございます。

ではどうぞ!


 本日雄英高校入学式、俺は校門にたどり着いていた。

 

英寿「今日から俺も雄英の生徒なんだな...この世界でも”仮面ライダー”をヒーローにするためにも、頑張るぞ!」

 

 そうして歩いていると目の前に見覚えのある人物を見つける。

 

英寿(あいつは!)

 

 そうして俺はその人物に声をかけた。

 

英寿「やっぱり来たな。超パワーの君!」

 

??「へ?」

 

英寿「お前が俺にとって最大のライバルだ!負けないぜ!!」

 

??「えっと...君は?」

 

英寿「おおっと、すまない。俺の名前は白上英寿!受験の時同じ演習会場だったんだ」

 

??「ああ、それで...ごめん、僕その時緊張しててあまり周りの人を見れてなかったから」

 

英寿「良いさ。これから覚えてくれ。それで君の名前を教えてくれないか?」

 

??「う、うん。僕は”綠谷出久”よろしくね。白上君」

 

英寿「英寿で良い。俺も君を出久って呼ぶけど良いよな?」

 

出久「もちろんだよ。英寿君!」

 

英寿「さあ、行こうぜ。出久!!」

 

 こうして俺に高校最初の友にしてライバルが出来た。俺たちは同じA組だったこともあり一緒に教室に向かった。

 

英寿/出久「「ドア、デカ...」」

 

 まさか、教室のドアのでかさに驚かされるとは...

 

英寿「バリアフリーかなんか何だろうな」

 

出久「そうだね...」

 

英寿「出久はあがり症か?この先大丈夫かよ?」

 

出久「だって、この先にあの受験を乗り越えたエリート達がいるんだよ?」

 

英寿「お前だってその一人だろ?堂々と行こうぜ!」

 

 そう言って俺は教室に入り、出久も後に続き教室に入ってきた。

 

メガネ「机の上に足をかけるな」

 

不良「あー?」

 

 そこにはいつぞやの不良と真面目君がいた。そして何か言い争いをしている。

 

英寿「何やってんだ?あれ?」

 

出久「さ、さぁ?」

 

 出久は返事を返してくれるが何故か顔が青い...大丈夫か?そこに言い争っている二人がこっちに気づく。

 

メガネ「君は?」

 

 そうして真面目君が近づいてくる。

 

メガネ「おはよう!俺は私立聡明中学の」

 

出久「聞いてたよ。あっと、僕緑谷、よろしく飯田君」

 

 出久と飯田が話し始める。俺はスルーされた。わかっているさ俺見た目...

 

不良「おい地味野郎!お前がヒーロー科とはな」

 

英寿「人が気にしてる事をずけずけと!何様だ不良野郎!てか、良く合格できたな?」

 

不良「ああ、なめてんのか?殺すぞ?」

 

英寿「発言がヒーローじゃねーんだよ?気をつけろや?」

 

不良「あー?やんのかコラ!?」

 

英寿「やんねーよ」

 

??「お友達ごっこがしたいならよそへ行け?ここはヒーロー科だぞ?」

 

 そこには寝袋に入っている男がいた。

 

??「はい、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限、君たちは合理性にかくね」

 

 この男こそ、俺たちの担任”相澤消太”先生のようだ。そして相澤先生は体操着を着てグランドに集合と言った。

 

英寿「さてさてどうなることやら」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「「「「「個性把握テスト!?」」」」」

 

 普通は入学式なのだろうが、先生曰くそんな時間はないそうだ。

 

相澤「実技入試成績のトップは”爆豪”だったな」

 

英寿(あの不良1位なのかよ!)

 

 俺は内心驚きつつ爆豪の個性を使用したソフトボール投げの記録によって更に驚かされる。周りは今回のテストを面白そうと考える物もいるようだ。

 

相澤「面白そうか...ヒーローになるための3年間そんな腹づもりでいるのかい?よし、八種目トータル成績最下位は見込みなしとし除籍処分としよう」

 

「「「「「はーー!?」」」」」

 

 こうして、崖っぷちテストが開幕となったのだった。

 

 

 

 

 

~第一種目:50メートル走~

 

英寿「先生!俺変身しないと無個性と変わんないんですけど、変身していいですか?」

 

相澤「白上か?お前の個性はそうだろうな。許可する。さっさとな」

 

英寿「わかりました」

 

 俺はデザイアドライバーにコアIDを差し込み

 

英寿「変身」

 

『エントリー』

 

 【仮面ライダーギーツ エントリーフォーム】に変身した。

 

「「「「「へ、変身した!!」」」」」

 

??「見た目地味なのに個性派手だなー」

 

ギーツ「今地味言ったの誰だ!気にしてんだからな!!」

 

『位置について、よーい』バン! 

 

 俺は合図と友に走り抜ける。

 

『3秒95』

 

ギーツ「良し」

 

 個性がなかった頃とは大違いの記録に安堵する。

 

ギーツ「んで、さっき言ったのお前だな!!」

 

??「いや、その~すまねー」

 

 こいつは”上鳴電気”というらしい。

 

上鳴「お前の個性が派手で思わずな」

 

ギーツ「今回だけだからな」

 

 そうして上鳴を許しつつ出久の番になるため注目する。

 

ギーツ(さあ、実力を見せてくれ)

 

『7秒02』

 

ギーツ(!?)

 

 出久も記録は普通そのものまるで個性を使っていない。

 

ギーツ「出久」

 

出久「英寿君?」

 

ギーツ「どこか調子悪いのか?」

 

出久「い、いや...大丈夫だから」

 

ギーツ「?、そうか、無理するなよ?」

 

 出久本人がそう言っているのだから大丈夫だと信じよう。だが、この後も他の生徒が個性による超常的記録を出す中、出久は普通の記録しか出せていなかった。

 

 そして迎えるは第五種目ボール投げだ。

 

 

 

~第五種目:ボール投げ~

 

??「えい」

 

『∞』

 

「「「「「∞!?」」」」」

 

上鳴「すっげ!∞が出たぞ」

 

 ∞という記録の他の生徒が興奮するなか、出久が青い顔でその番を迎える。

 

飯田「緑谷君はこのままだとまずいぞ?」

 

爆豪「あ~?たりめぇだ!無個性の雑魚だぞ?」

 

飯田「な!?彼が入試時に何をやったのか知らないのか?」

 

爆豪「あ~?」

 

ギーツ(出久、やべえぞ)

 

 そして投げた出久のボールは、

 

『46メートル』

 

 普通の記録をだった。

 

出久「な、今確かに使おうって」

 

相澤「個性を消した。つくづくあの入試は合理性に欠くよ。お前の様なやつも入学できてしまう」

 

出久「個性を消した?」

 

 そこで出久は何かに気づく

 

出久「あのゴーグル、そうか!見ただけで人の個性を抹消する個性、抹消ヒーロー”イレイザーヘッド”」

 

 緑谷の反応に他生徒の反応はまちまちだ。

 

ギーツ(個性を消した?何故?)

 

相澤「見たとこ、個性を制御出来ないんだろ?また行動不能になって誰かに助けて貰うつもりだったのか?」

 

出久「そ、そんなつもりじゃ」

 

 出久の反論に相澤先生は布で出久を拘束し引き寄せる。そこからの話は聞こえなかった。そして出久の2投目に

 

ギーツ(出久!)

 

 出久の目にさっきまでの不安や迷いが消えて、覚悟がみなぎっていた。

 

ギーツ(行け!出久!!)

 

出久「スマッシューーー!!」

 

「「「おおーーー」」」

 

ギーツ「それでこそだ。ライバル!」

 

『705.3メートル』

 

出久「先生!まだ、動けます」

 

相澤「こいつ」

 

 出久もついにヒーローらしい記録を出した。だが、

 

ギーツ(あの指)

 

 個性の使用による負傷それではまるで!!

 

麗日「やっとヒーローらしい記録でたよー」

 

飯田「指が腫れ上がっているぞ。入試の件と良い、おかしな個性だ」

 

??「スマートじゃないね」

 

ギーツ「だけど、あれが出久の力だ」

 

 疑問は残るが後で確認すればいい。まずはライバルの素晴らしい記録を賞賛しよう。と思ってたのだが...

 

爆豪「どういうことだ?コラ!!」

 

 爆豪が出久に向かって突進する。

 

ギーツ(あの不良!)

 

『ゼロワンドライバー』

 

『『飛び上がライズ!ライジングホッパー!』レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ ゼロワンフォーム】になり、超脚力で爆豪を地面に押さえつける。

 

爆豪「な!は、離せ!地味野郎!!」

 

ギーツ「不良君さあ、いい加減にしろよ?いい加減君みたいなやつ、例え入試1位なんだとしてもそこがしれるぞ?」

 

相澤「そこまでにしろ?」

 

 そこで俺の変身が解ける。そこで力が弱まった事で爆豪は俺を払いのけるが出久に向かって行くそぶりはない。

 

相澤「何度も個性使わせるなよ?俺はドライアイなんだ」

 

(((((個性すごいのにもったいない)))))

 

相澤「白上、さっきの速度は何で最初から出さなかった?」

 

英寿「先輩からの借り物の力で好成績を出すことに意味がありますか?」

 

相澤「...お前がそれでいいなら好きにしろ」

 

 相澤先生は俺の発言に疑問を持った様だが今は置いといてくれるようだ。

 

相澤「時間がもったいない。次準備しろ?」

 

 俺はテストに戻るため再び【仮面ライダーギーツ エントリーフォーム】になる。その時の爆豪の目が俺と出久を捉え、激しい憤怒の炎を燃やしているなど気づくことはなかった。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 そうして個性把握テストは終了した。

 

相澤「んじゃ、パパッと結果発表」

 

 そこに結果が張り出される。俺は5位のようだ。そして出久は20位。

 

相澤「ちなみに除籍は嘘な。君らの個性を最大限引き出す、合理的虚偽」

 

「「「「はぁーーーーーー!!」」」」

 

 俺と出久、麗日さんと飯田が声を上げてしまう。

 

??「あんなの嘘に決まってるじゃない。ちょっと考えればわかりますわ」

 

 そう言うのは”八百万百”さんだ。

 

??「ちょっとヒヤッとしたな」

 

??「俺はいつでも受けて立つぜ」

 

英寿(そんなはずない。あの目は本気だった)

 

相澤「まあ、一人だけ俺の意図を無視して力押さえてたやつもいるみたいだがな?」

 

 そうして一睨みされる。先輩ライダーの力だろうと本気を出して行かないと追い出す。覚悟を見せろ!そう言われたのだろう。

 

英寿(了解だ先生。望み道理授業で手は抜かない!見てろよ)

 

 そう言う気持ちを込めて睨み返すと先生の口角が少しだけ上がった気がした。

 

相澤「これにて終わりだ。教室にカリキュラムなどの書類があるから、戻ったら目通しとけ」

 

 そうして先生は立ち去っていった。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※緑谷視点※

 

英寿「お疲れ出久、帰る前に2人で話さないか?」

 

 そう言ってきたのは白上英寿君。朝突然ライバル宣言されて友達になった。クラスメイトだ。

 

出久「うん良いよ」

 

 

 そうして僕たちは屋上に向かった。

 

英寿「単刀直入に聞くぞ?お前の個性は誰から貰ったんだ?」

 

出久「へ?」

 

 まさか、”ワン・フォー・オール”をオールマイトから貰ったことに気づいて

 

英寿「ああ、すまない。まずは俺から話すのが筋だよな」

 

 そうして、話してくれたのは英寿君の個性について...ケースは違うが僕と同じ目ざめ方で個性を身につけていた。

 

出久「ごめん。約束がある。詳しくは」

 

英寿「そっか。ならいいよ」

 

出久「え!?でも僕は君の秘密を教えて貰ったのに」

 

英寿「出久は優しいな。でも約束は大事だぜ?だからいいさ」

 

 そうして英寿君は歩き出すがふっと振り返る。

 

英寿「先に行ってるから付いてこいよ?ライバル!」

 

 それは英寿君からの激励だった。『俺が認めたライバルなんだ!早く力を制御しないと置いてくぞ』

 

出久「すぐ追い抜くよ?ライバル!」

 

 そう返すと英寿君は笑った。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

出久「はぁ~~~疲れた」

 

英寿「出久は大変そうだったから」

 

 そうして歩いていると誰かが出久の肩を掴む。

 

出久「あ、飯田君!?」

 

飯田「指は治ったのかい?」

 

出久「うん、リカバリーガールのおかげで」

 

英寿「大きな怪我が続くと逆に死ぬ言われたらしいけどな」

 

飯田「逆に死ぬのか?」

 

英寿「だから出久はより頑張らないとな~」

 

飯田「なるほど、しかし相澤先生にはやられたよ。俺はこれが最高峰だと思ってしまった。教師が嘘で鼓舞するとわ」

 

英寿「それな。結果気づかないやつは本気でやった訳だし」(実際はガチで除籍する気だっただろうけどな)

 

麗日「お~い!3人とも~駅まで?待って~」

 

飯田「君は∞女子」

 

 そこに声をかけながら走ってくるのは麗日さんだ。

 

麗日「”麗日お茶子”です。えっと、飯田天哉君に、白上英寿君、そして緑谷デク君!だよね?」

 

出久「デク!?」

 

麗日「え?だって体力テストの時爆豪って人が...」

 

 そこで出久が何故”デク”って呼ばれてるのか説明したが

 

麗日「でもデクって、頑張れって感じで好きだ。私」

 

出久「デクです!!」

 

飯田「緑谷君?蔑称ではなかったのか?」

 

英寿「やれやれ」

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 入学初日から波瀾万丈な一日になったけど、

 

英寿「ただいま」

 

吹雪「お帰り、雄英高校はどうだった?これからやっていけそう?」

 

英寿「もちろん。それに...」

 

 俺は指を3本立て

 

英寿「友達が3人も出来たよ」

 

吹雪「そう、良かったね」

 

 吹雪は嬉しそうに微笑んでくれた。

 

 

 

 そう今回の人生で初めて出来た友達”緑谷出久””飯田天哉””麗日お茶子”この3人は大切にしていこう。そう心に誓うのだった。

 

 




ありがとうございます。

さて、入学初日を1話でまとめてしまいました。

ここからは、他の生徒もどんどん出していければなと思います。

それでは次回をお楽しみに

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No5:学ぶぜヒーロー基礎学(見学編)

お待たせしました。第5話

今回英寿君はあまり活躍しません。

ではどうぞ!


 入学式?の翌日、雄英高校の授業が行われていた。

 

P·M(プレゼント·マイク)「じゃあ、この英文の内間違っているのは?」

 

(((普通だ)))

 

 午前は必修科目。正直に言おう、前世から勉強は苦手だ!

 

 昼は大食堂で一流の料理を安価で食べられる。 出久はカツ丼、天哉はカレー、麗日さんは和食セットを頼んでいた。ついでに俺は鳥天丼だ。ああ、天哉の名前呼びは昨日許可をもらったぞ。

 

そして、午後の授業こそが本命だ。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「私がーーーーー普通にドアから来たーーー!!」

 

上鳴「オールマイトだ」

 

切島「スゲーや、ほんとに先生やってんだ」

 

蛙吹「あれ、シルバーエイジのコスチュームね」

 

A・M(オール・マイト)「私の担当はヒーロー基礎学、ヒーローの素地を作るため、様々な訓練を行う科目だ」

 

 そう、午後からはヒーロー基礎学、これを学びに来たも当然だ。

 

A・M(オール・マイト)「今日は戦闘訓練だ!!」

 

 そうして皆それぞれのコスチュームを着てグランドβに向かった。

 

A・M(オール・マイト)「さあ、始めようか!有精卵ども!!」

 

 

 

 

 

麗日「あ、デク君?かっこいいね。地に足付いた感じ」

 

英寿「オールマイトを意識してるのか?良いな!」

 

麗日「要望ちゃんと書けば良かったよ。パツパツスーツになった。恥ずかしい」

 

峰田「ヒーロー科最高」

 

英寿「何言ってんだこいつ?」

 

出久「英寿君は見た目は普通の服だよね?」

 

英寿「俺は変身したら、コスチュームとか意味なくなるからな」

 

 俺がコスチュームとしたのは仮面ライダーギーツのデザイアグランプリ参加者が着る衣装だ。

 

 

 

A・M(オール・マイト)「さ、戦闘訓練のお時間だ」

 

天哉「先生、ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか?」

 

A・M(オール・マイト)「いいや、もう二歩先に踏み込む」

 

 そうしてオールマイトは賢しいヴィランは屋内の活動が多いことを話す。それに合わせた訓練を行うようだ。

 

蛙吹「基礎訓練もなしに?」

 

A・M(オール・マイト)「その基礎を知るための実戦さ。ただし今度はぶっ壊せばOKなロボじゃないのがみそさ」

 

八百万「勝敗のシステムはどうなります?」

 

爆豪「ぶっ飛ばしても良いんすか?」

 

麗日「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか?」

 

天哉「分かれるとはどのような分れ方をすればよろしいですか?」

 

青山「このマントやばくない?」

 

A・M(オール・マイト)「んーーー聖徳太子!!」

 

 みんな一斉に話すからオールマイトも大変そうだ。そんな中カンペを見ながらルール説明を始める。ルールはこうだ。

 

・ヒーローチームとヴィランチームに分かれる。

 

・ヒーローはヴィラン捕獲か核兵器の確保で勝利。

 

・ヴィランはヒーロー捕獲か制限時間まで核兵器を守り切ることで勝利だ。

 

 そしてチームは分けはくじ引きで行われた。俺はIチーム、パートナーは”葉隠透”さんだ。

 

葉隠「よろしくね。白上君」

 

英寿「よろしく、葉隠さん」

 

A・M(オール・マイト)「最初の対戦相手は?こいつらだ」

 

 ヒーローがAチーム、出久と麗日さんだ。ヴィランがDチーム、天哉と爆豪だ。

 

A・M(オール・マイト)「他の物はモニタールームに向かってくれ!」

 

「「「「「はい」」」」」

 

英寿「出久!麗日さん!ヒーローらしい所見せてくれ!天哉!ついでに不良君も頑張れよ」

 

爆豪「誰がついでだ!俺が圧勝するんだよ!!」

 

英寿「はいはい」

 

 そうして俺を含めた他生徒はモニタールームに向かった。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

A・M(オール・マイト)『それではAチームとDチームによる、屋内対人戦闘訓練スタート!!』

 

 オールマイトの合図で第一回戦がスタートする。

 

A・M(オール・マイト)「さあ、君たちも考えて見るんだぞ?」

 

 進入したAチームに爆豪がいきなりの奇襲をかける。

 

峰田「いきなり奇襲」

 

切島「爆豪ずっけー、奇襲なんて男らしくねー」

 

A・M(オール・マイト)「奇襲も戦略、彼らは今実戦の最中だぜ」

 

芦戸「綠君、よくよけれたな」

 

上鳴「爆豪がいった!!」

 

 爆豪が出久に攻め込む。しかし出久は素早く爆豪を捕らえ背負い投げを決めた。

 

 その後仕切り直しになるが...

 

切島「爆豪のやつ何話してんだ?定点カメラだけじゃわかんねーなー」

 

A・M(オール・マイト)「小型無線でコンビと話してたのさ」

 

 オールマイトは訓練時の持ち物として無線機、建物の見取り図、確保テープがありそれを活用することを説明する。また制限時間は15分、核の場所はヒーローはわからない。なかなかヒーローが難しい所だ。

 

A・M(オール・マイト)「ピンチを覆していくのがヒーローさ。それに相澤先生が言ってただろ?あれだよ!せーの」

 

「「「「「プルスウルトラ」」」」」

 

青山「ムッシュ!爆豪が」

 

砂籐「スゲーなあいつ」

 

瀬呂「個性も使わずに入試一位と渡り合ってる」

 

 そう、出久と爆豪が一対一の戦闘に突入。麗日さんが核をさがすようだ。

 

英寿「不良君、出久に固執しすぎてる」

 

 そうして、一時逃げに徹した出久。だが、再び爆豪が出久を発見したときそれは起こった。爆豪が殺傷能力の高い技を出久に向けてはなったのだ。

 

英寿「わざと当てないように放った様だが...」

 

 屋内戦闘での大技は危険だ。爆豪は何をかんがえている?

 

 オールマイトが注意に入り、そこからの戦闘は一方的だった。爆豪、一見不良だが戦闘に関してはセンスの塊だ。画面越しに見れば爆豪が出久をリンチ二しているだけだろう。でも

 

英寿(出久の目、やっぱりだ。あいつは諦めてない)

 

 周りの生徒が中止を促している。だが、

 

英寿「みんな静かにしてくれ!!決着はすぐだ」

 

 俺が大声出したことで周りは黙る。そして、出久と爆豪の個性がぶつかる瞬間、出久は個性を爆豪にではなく上に向けて放つ。そして麗日さんはそれによって生まれた瓦礫を武器に天哉に攻撃、その隙に核を確保した。

 

A・M(オール・マイト)『ヒーローチームウィーーーーーーン!!』

 

 

 そして、第一回戦の総評に入る。

 

A・M(オール・マイト)「まーつっても、今回のベストは飯田少年だけどな」

 

蛙吹「勝ったお茶子ちゃんや緑谷ちゃんじゃないの?」

 

A・M(オール・マイト)「うーん何でだろうな?わかる人!」

 

英寿・八百万「「はい!」オールマイト先生!」

 

A・M(オール・マイト)「では八百万少女」

 

八百万「それは飯田さんが一番状況設定に順応していたからです。爆豪さんは私怨丸出しの独断、屋内での大規模攻撃は愚策」

 

英寿「そこは出久もおなじだな。ついでに言えば作戦に対する損傷が激しすぎる。そこはもっと考えるべきだったな」

 

八百万「麗日さんは中盤の気の緩み、最後の攻撃が乱暴だったところ。張りぼてを核と見なした場合あんな乱暴な攻撃は出来ませんでしたわ」

 

英寿「その点、天哉は相手への対策と核への警戒をしっかり出来ていた。最後のはそれ故に出来た隙を突かれたようなもんだな」

 

A・M(オール・マイト)「二人とも正解だよ。飯田少年は堅すぎる所を注意だな。では第2回戦にいこう」

 

そして2回戦はヒーローがBチーム轟と障子、ヴィランがIチーム俺と葉隠さんだ。

 

 

 

 




ありがとうございました。

次回は英寿君活躍します。

お楽しみに

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No6:学ぶぜヒーロー基礎学(実践編)

お待たせしました。

連日投稿です。

それではどうぞ!


 演習様ビルB、中に入った俺と葉隠さんは作戦会議を行っていた。

 

英寿「それじゃ、俺が核の護衛で葉隠さんは相手の確保、これで良いかな?」

 

葉隠「問題ないよ。良し、白上君私本気出すわ!手袋とブーツも脱ぐわ」

 

英寿「わ、わかった。(葉隠さん...透明人間としては正しいけど、女性としては危ないぞ?)」

 

葉隠「は、見ちゃ駄目だからね」

 

英寿「嫌見えないし(ゼロワン先輩の力使ったら見えそうだから今日は使えないな)」

 

A・M(オール・マイト)『それでは屋内対人戦闘訓練第二戦スタート』

 

英寿「変身」

 

『エントリー』

 

 俺はスタートの合図と友に【仮面ライダーギーツ エントリーフォーム】になる。しかしその後すぐ事態は一変した。ビルそのものが凍ったのだ。

 

ギーツ「な!?」

 

葉隠『白上君!足凍った!動けないよ」

 

ギーツ「ちっ!なんて力してんだよ」

 

??「わるかったな。レベルが違いすぎた」

 

 そこにやって来たのは”轟焦凍”だ。

 

英寿「これお前が?」

 

轟「ああ」

 

ギーツ「スゲーな。だが、それだけでレベルが違うは言い過ぎだろ?」

 

 そう言うと俺は”聖剣ソードライバーレイズバックル”セットする。

 

『聖剣ソードライバー』

 

ギーツ「セイバー先輩、力借ります」

 

轟「やらせるか!」

 

 轟が俺策を邪魔するべく氷を放つ、だがもう遅い!

 

『『烈火!抜刀!!ブレイブドラゴン!烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!』レディーファイト』

 

 俺は炎お纏い凍らされる前に溶かし尽くす。

 

轟「炎だと!?」

 

ギーツ「それだけじゃないんだな。頼むぜ子豚3兄弟」

 

 セイバーの”子豚3兄弟”の力を発動し核がレンガの覆われる。

 

ギーツ「これで核に手はだせないだろ?」

 

轟「てめー」

 

 炎を見てから轟の目が変わる。氷の個性なら炎苦手なのかもなと考える。だがこれは演習だ。容赦しない。

 

ギーツ「行くぜ!轟!!この演習の結末を決めるのは俺だ!!」

 

 そうして俺は轟に向かっていった。

 

 

 

A・M(オール・マイト)『残り5分だ』

 

 それからの攻防は一進一退だった。轟が凍らせようとすれば俺が火炎剣烈の炎で防ぐ。本来は剣術も混ぜたいが殺傷力の問題で体術に縛られる。そして体術は轟の方が実力は上の様だ!!

 

轟「そら、沈め!」

 

ギーツ「誰が!」

 

 俺は”ジャッ君とド豆の木”の力を使いツタで防御と捕獲を試みる。

 

轟「それはさっきも見た」

 

 だが、それもすぐ凍らされ対処される。完全に膠着状態になっていた。

 

轟「これじゃ拉致があかないな。障子!」

 

ギーツ「障子?まさか!?」

 

轟「白上、俺との戦闘に集中しすぎたな」

 

 そう、轟との戦闘で核に被害が出ないよう戦闘エリアを移していた。それこそが轟達の作戦だと気付かずに...

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※障子視点※

 

 俺達はある作戦を立てていた。

 

轟「俺がビル全体を凍らせる。それで奴らは動けないだろう。だが、白上のやろうは何かまだ力を隠してる」

 

障子「だろうな」

 

 それは昨日の体力テストで見た入試1位を一瞬で押さえ込む動き、だがそれだけとは限らない。

 

轟「白上が防衛で葉隠が俺たちの確保に動くと思う。葉隠が透明以外になんかあったらやばいが今はそこは考えない。俺は白上が凍らせても動けた場合やつの注意を引く」

 

障子(そしたら俺は)

 

 俺は核が守られているであろうレンガの家?の前まで来ていた。

 

障子「轟からの通信であった通りだな」

 

 白上英寿、一体どんな個性なんだ?超脚力に炎の剣の生成、3匹の子豚を呼び出し家を作らせる。まるで物語を再現しているようだ。

 

障子「考えてもしょうがない」

 

 そうして俺はレンガの家に潜入した。だが、

 

障子「核がない!?」

 

 そう、最初の動きからすべて触手に耳をだし聞いていた。核が移動された音はなかったはずだ。

 

葉隠「ふふふ!障子君!ここが君の狩り場だよ!」

 

障子「な?葉隠だと凍ってたんじゃ!?」

 

葉隠「そこは白上君に助けられました。さて障子君、足下がお留守だけど良いのかな?」

 

障子「何?」

 

 そして足下を見るとそこには足がツタに絡まっていた。

 

障子「しまった。すまない轟相手の罠に!」

 

葉隠「障子君覚悟!!」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

A・M(オール・マイト)『障子少年、確保』

 

轟「どういうことだ?」

 

ギーツ「セイバー先輩の力は物語を操ると言えばわかりやすいだろう?」

 

轟「3匹の子豚に、ジャックと豆の木か」

 

ギーツ「その通り、俺は移動しながら葉隠さんの足の氷を溶かしてたのさ」

 

轟「俺との戦闘中によくやる」

 

ギーツ「そして再び葉隠から離れたら、西遊記の出番だ」

 

轟「西遊記?まさか!?」

 

 そう、觔斗雲で葉隠は核へ戻り核を觔斗雲に乗せて別の場所に移動。子豚ハウスは罠へと早変わりと言うわけだ。

 

轟「やられたよ。他にもいろいろやれると考えてなかった。だがな」

 

 轟が正面に大量の氷を出してくる。

 

ギーツ「やけになったって!」

 

 俺は氷を炎で溶かす。だが、そこに轟がいない。

 

ギーツ「しまった。葉隠さん!!」

 

葉隠『英寿君ごめん!!』

 

A・M(オール・マイト)『葉隠少女、確保』

 

ギーツ「ちっ!」

 

 急いで新たな核の隠し場所に向かう。そしてまだ轟が来てない事に安堵したが

 

轟「案内ご苦労」

 

ギーツ「な!?」

 

轟「葉隠を確保すればお前が核に向かうのはわかってた。だから案内してもらったぞ」

 

ギーツ「やるな!轟!!」

 

 轟が核に向かって走り出す。

 

ギーツ「”ストームイーグル”」

 

 俺は”ストームイーグル”の突風で急加速し核の前へ!!

 

轟「俺の勝ちだーーーーー!!」

 

ギーツ「させるかーーーーー!!」

 

 俺と轟の手が交差する。

 

A・M(オール・マイト)『タイムアッーーープ!!』

 

ギーツ「はぁーーーー」

 

轟「ちっ、後一歩足りなかったか」

 

 轟の手はぎりぎり核に届いていなかった。

 

A・M(オール・マイト)『ヴィランチームの勝利!!』

 

 俺は変身を解除する。

 

英寿「ギリギリ勝てた」

 

A・M(オール・マイト)『それじゃ総評に入るから戻ってきてくれ』

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

A・M(オール・マイト)「お疲れさん!緑谷少年以外は大きな怪我もなし。しかし真剣に取り組んだ。初めての訓練にしちゃみんな上出来だったぜ!」

 

 そう言ってサムズアップするオールマイト

 

蛙吹「相澤先生の後でこんなまっとうな授業、なんか拍子抜けと言うか」

 

 その意見にみんなうなずく。

 

A・M(オール・マイト)「まっとうな授業もまた私たちの自由さ!では私は緑谷少年に好評を聞かせねば。着替えて教室に、お戻りーーーーーー」

 

上鳴「オールマイトすっげ」

 

英寿「なんであんなに急いで?」

 

峰田「かっけー」

 

切島「みんな、今日の放課後!訓練の反省会をしないか!?」

 

「「「「「賛成!!」」」」」

 

 こうして最初のヒーロー基礎学の授業は終わった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ~放課後~

 

切島「よっしゃ反省会始めるぞ!!」

 

「「「「「おー」」」」」

 

 放課後になり反省会を始めようとしていた。だが、爆豪だけは帰ろうとしていた。

 

切島「爆豪!参加しないのか?」

 

爆豪「・・・」

 

 爆豪は何も言わず帰ってしまった。

 

英寿「不良君、今日のが相当答えたな」

 

 そこに出久も戻ってくる。

 

切島「おー緑谷来た!」

 

 そうして出久がみんなに囲まれる。無事そうでよかった。

 

常闇「騒々しい」

 

天哉「常闇君!机は腰掛けじゃないぞ!今すぐやめよう」

 

耳郎「良いじゃんそのくらい」

 

天哉「君たち偉大な先輩方が使用してきた机を蔑ろにするのは感化出来ない」

 

常闇「騒々しい」

 

 そこに俺も近づく。

 

英寿「なあ、お前って常闇踏陰だよな?」

 

常闇「ああそうだが」

 

英寿「やっぱり!!お前が永久さんの言ってモッガー」

 

 急に常闇に口を押さえらえる。

 

常闇「白上だったか?ちょっとこい!!」

 

 そうして俺は常闇と廊下出る。

 

常闇「お前、姉貴の関係者か?」

 

英寿「俺の姉が”白上フブキ”だからな。その円で話したりしてる」

 

常闇「はー」

 

英寿「大丈夫か?」

 

常闇「良いか白上!俺はあんなチャラチャラしたのは苦手なんだ!つまり仕事中の姉貴も苦手なんだ。だから、その話はするな。わかったか?」

 

英寿「姉ちゃんがアイドルとか自慢だろうに...」

 

常闇「わかったか!?」

 

英寿「了解だよ。改めて、白上英寿だ!よろしく」

 

常闇「常闇踏陰、よろしく頼む」

 

 そうして常闇と話していると出久が走り去っていく。

 

英寿「出久?悪い常闇、先戻っててくれ」

 

常闇「ああ、わかった」

 

 そうして俺は出久を追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

出久「僕の個性は人から授かった物なんだ」

 

英寿(おいおい出久!秘密だったんじゃないのかよ?)

 

 俺は物陰に隠れて二人の話を聴いていた。

 

出久「誰からかは絶対いえない、言わない。でも、コミックみたいな話だけど本当で、オマケにまだろくに扱えもしなくて、全然物に出来てない状態の借り物で、だから、使わず君に勝とうとした。けど、結局勝てなくてそれに頼った。僕はまだまだで、だから、だから、いつかこの個性をちゃんと自分の物にして、僕の力で君を超えるよ」

 

爆豪「何だそりゃ?借り物?訳わからねーこと言って、これ以上こけにしてどうするつもりだ?なぁーだからなんだ?今日俺はてめーに負けた。そんだけだろが?そんだけ...氷のやつ見てかなわねーんじゃって思っちまった。くそ、ポニーテイルのやつが言ってるやつに納得しちまった。くそ、くそ、狐面のやつに昨日言われたことが頭から離れねーんだ!くそが!!くそ!くそ!なぁ、テメーもだデク!こっからだ!!俺はこっから!良いか?!俺はここで一番になってやる!!」

 

 爆豪は泣きながら宣言した。一番になると、そうして振り返り帰って行く。

 

爆豪「俺に勝つなんて二度とねーからな!くそが」

 

 

 

英寿「出番無くなっちゃいましたね。オールマイト先生」

 

A・M(オール・マイト)「ああ、生徒たちは自ら成長していく。教師って難しい」

 

英寿「それじゃ、俺は戻りますね」

 

 そう言って教室にもどる。

 

英寿(爆豪、受けて立つぜ。一番は俺だ!)

 

 




ありがとうございました。

次回もお楽しみに

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No7:危険の予感、迫り来る脅威

連続投稿です。

ではどうぞ


マスコミ「君!オールマイトの授業はどんな感じですか?」

 

出久「あの、僕、すみません。保健室に行かなきゃいけなくて」

 

マスコミ「平和の象徴が教壇に立っている様子を教えてくれる?」

 

麗日「よ、様子!?、えっと、筋骨隆々です」

 

マスコミ「教師オールマイトについてどう思ってます?」

 

天哉「最高峰の教育機関に自分は在籍しているという事実をことさら意識させられますね。威厳や風格はもちろんですが、他にもユーモラスな部分など、我々学生は常にその姿を拝見できる訳ですから、トップヒーローは何をしてトップヒーローなのかを直に学べるまたとない...」

 

マスコミ「すみません。オールマイトについて、あれ?君ヘドロの時の」

 

爆豪「ぬぐ、やめろ」

 

マスコミ「あの、オールマイトの...ってこぎたな。何ですか貴方わ」

 

相澤「彼は今日非番です。授業の妨げになるのでお引き取りください」

 

 

 朝からマスコミがオールマイトからコメントをもらおうと張り込んでいたようだ。

 

英寿「俺はバイク通学だから合わなかったけどな?」

 

耳郎「白上は個性でバイク出せるからこそ出来ることだろ?良いよなー毎回あれだと参っちゃうよ」

 

峰田「俺は無視されたぞ?」

 

上鳴「峰田は女子アナに卑猥な表情見せてたんだだろ?」

 

峰田「見せてねー純粋無垢な顔だった」

 

耳郎「どこが?」

 

 クラスメイトもマスコミにうんざりしていた様だ。

 

相澤「席に着け」

 

 その声に皆席に着く。

 

相澤「昨日の戦闘訓練お疲れ、VTRと成績見せてもらった。爆豪!お前いい加減ガキみたいなことするな。能力あるんだから」

 

爆豪「わかってる」

 

相澤「で、緑谷は、また腕ぶっ壊して一件落着か?個性の制御、いつまでも出来ないから仕方ないじゃ通させねーぞ?俺は同じ事を言うのが嫌いだ。それさえクリアすれりゃやれる事は多い、焦れよ緑谷」

 

出久「はい!」

 

相澤「ホームルームの本題だ。急で悪いが今日は君らに...学級委員長を決めてもらう」

 

(((((学校ぽいの来た)))))

 

 結果委員長投票で決めることとなり、出久が委員長に決まった。副委員長は八百万さんだ。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

~お昼~

 

麗日「うわー、今日もすごい人だね」

 

天哉「ヒーロー科の他にサポート科や経営科の生徒も一堂に集まるからな」

 

出久「はぁ~いざ委員長を務めるとなると務まるか不安だよ」

 

麗日「務まる」

 

天哉「大丈夫さ。緑谷君のここぞと言うときの胆力や判断力は他を牽引するに値する。だから君に投票したんだ」

 

出久「君だったのか?」

 

麗日「でも、飯田君も委員長やりたかったんじゃないの?」

 

英寿「俺飯田に票入れたの無駄になったしな」

 

天哉「僕に入ってたのは君だったのか」

 

英寿・出久・麗日「「「僕?」」」

 

出久「いつもは俺って」

 

天哉「いや、それは」

 

麗日「ちょっと思ってたんだけど、飯田君って坊ちゃん!!」

 

天哉「ぼ、そう言われるのが嫌で一人称を変えていたんだが...は~俺の家は代々ヒーロー一家なんだ。俺はその次男だ」

 

英寿・出久・麗日「「「えー!すごい!!」」」

 

天哉「ターボヒーロー”インゲニウム”は知ってるかい?」

 

出久「もちろんだよ!東京の事務所に65人ものサイドキックを雇ってる大人気ヒーローじゃないか」

 

英寿「この話の流れ、まさか!!」

 

天哉「それが俺の兄さ!」

 

麗日「あからさま」

 

 その後もいろいろ語る天哉だが、その顔は

 

麗日「なんか初めて笑ったかもね飯田君」

 

天哉「え、そうだったか?笑うぞ俺は?」

 

英寿「いいや、そんな良い笑顔は初めて見たな。家族が有名だと誇り高いよな」

 

天哉「そうだな。そう言うと言うことは白上君君も?」

 

英寿「俺はヒーローじゃないんだけど、姉がアイドルやってるんだ。”白上フブキ”って知ってる?」

 

麗日「知ってる。ホロライブ一期生にしてゲーマーズの二つのグループに所属してる人気アイドル!!」

 

英寿「それが俺の姉さ」

 

出久「さっきもみた流れ」

 

天哉「今の僕のまねなのか?」

 

英寿「また素が出たぞ?」

 

 

ジリジリジリジリ

 

 

出久「警報?」

 

『セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは屋外に避難してください』

 

天哉「セキュリティ3って何ですか?」

 

天哉が隣にいる先輩に確認をとるに何者かが校舎に侵入したようだ。

 

結果廊下が避難の波でぎゅうぎゅう詰めになる。

 

天哉「一体何が侵入したと言うんだ」

 

英寿「天哉、マスコミだ。」

 

天哉「マスコミだと、皆さんおちつアイタ」

 

英寿「天哉!ぐぇ」

 

切島「皆さんストップ」

 

 切島と上鳴もマスコミだと気づき止めようとしたが、流れは止まらず流される。

 

天哉「麗日君!俺を浮かせろ!麗日君!」

 

 麗日さんはうなずき天哉に個性を発動させる。

 

天哉「白上君!俺を向こうの壁に!」

 

英寿「了解!!変身」

 

『エントリー』

 

ギーツ「いけ!天哉!」

 

 俺は天哉を壁までぶん投げる。その姿...まさしく非常口!!

 

天哉「みなさん!!だいじょーぶ!!ただのマスコミです。何もパニックになる必要はありません。だいじょーぶ!!ここは雄英!最高峰の人間にふさわしい行動をとりましょう」

 

 その後警察もやって来てマスコミの潜入事件は収まった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

八百万「ほら委員長?始めて」

 

出久「で、では他の委員決めを行って参ります」

 

 出久、めっちゃ緊張で震えてる。

 

出久「けど、その前に良いですか?」

 

八百万「え?」

 

 そこで出久の震えてがとまった。

 

出久「委員長はやっぱり、飯田天哉君が良いと思います。あんな風にかっこよく人を纏められるんだ。僕は飯田君がやるのが正しいと思うよ」

 

切島「俺はそれでも良いぜ。緑谷もそう言ってるし、飯田食堂で超活躍したしな」

 

上鳴「ああ、それに非常口の標識みたいになってたよな」

 

 天哉が出久を見て、出久がうなずく。

 

相澤「時間がもったいない。何でも良いから早く進めろ?」

 

天哉「委員長の指名なら仕方あるまい。以後はこの飯田天哉が委員長の責務を全力で果たすことを誓います」

 

切島「任せたぜ非常口」

 

 これで天哉のあだ名が非常口で固定されそうだな。

 

八百万「私の立場は?」

 

英寿(ドンマイ)

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

相澤「今日のヒーロー基礎学だが、俺とオールマイト、そしてもう一人の3人体制で見ることになった」

 

英寿(なった?特例なのか?)

 

瀬呂「はい!なにやるんですか?」

 

相澤「災害水害何でもござれ、レスキュ-訓練だ」

 

上鳴「レスキュー?今回も大変そうだな」

 

芦戸「ねえ」

 

切島「ばかおめぇ!これこそヒーローの本文だぜ。なるぜ腕が」

 

蛙吹「水難なら私の独壇場!ケロ」

 

相澤「おいお前ら途中!今回コスチュームの着用は各自の判断で構えわない。中には活動を限定する物もあるだろうからな。訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく以上準備開始」

 

 

そして、バスに乗り訓練場へ。そこには

 

 

??「みなさん!待ってましたよ」

 

出久「スペースヒーロー”13号”だ。災害救助で目覚ましい活躍をしている。紳士的なヒーロー」

 

麗日「わー、私好きなの13号!!」

 

13号「早速中に入りましょう」

 

「「「「「よろしくお願いします」」」」」

 

切島「すっげーUSJかよ」

 

13号「水難事故、土砂災害、火災、暴風、エトセトラ。あらゆる事故や災害を想定し僕が作った演習場です。その名も”ウソの””災害や””事故ルーム”略してUSJ」

 

(((((ほんとにUSJだった)))))

 

13号「始める前にお小言1つ・2つ・3つ・4つ...」

 

(((((増える)))))

 

13号「皆さんご存じだとは思いますが、僕の個性はブラックホール、どんな物でも吸い込んでチリにしてしまいます」

 

出久「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね?」

 

13号「ええ、しかし、簡単に人を殺せる力です。みんなの中にもそういった個性の方がいるでしょう。超人社会は個性の使用を資格化し、厳しく規制することで一見成り立っているように見えます。しかし、一歩間違えれば容易に人を殺せる。行き過ぎた個性を個々が持っていることを忘れないでください。相沢さんの体力テストで自身が持っている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘訓練でそれを人に向ける危うさを知ったと思います。この授業では心機一転、人命の為に個性をどう活用するかを学んで行きましょう。君たちの力は人を傷つける為にあるのではない。助けるためにあるのだと心得て帰って下さいな。以上ご静聴ありがとうございました」

 

相澤「そんじゃあ、まずわ」

 

 その時、施設の電気設備に電流が走る。

 

相澤「一塊になって動くな。13号生徒を守れ」

 

切島「何だありゃ」

 

 そこには穴があった。その中から人が出て来る。

 

英寿「変身」

 

『エントリー』

 

切島「おい白上、なんで変身」

 

英寿「みんな、集中しろ。もう授業じゃない」

 

相澤「あれはヴィランだ」

 

 相澤先生がゴーグルをつける。ヒーローとしての姿だ。それによりみんなに緊張が走る。奇しくもそれは命を救える訓練の時間に俺らの前に現れた。

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

では次回もお楽しみに

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No8:強襲ヴィラン連合!ギーツvsバッファ

お待たせしました。

ついに出ますよ!

ではどうぞ!!


相澤「一塊になって動くな。13号生徒を守れ」

 

切島「何だありゃ」

 

 そこには穴があった。その中から人が出て来る。

 

英寿「変身」

 

『エントリー』

 

切島「おい白上、なんで変身」

 

ギーツ「みんな、集中しろ。もう授業じゃない」

 

相澤「あれはヴィランだ」

 

ヴィラン「13号とイレイザーヘッドですか?先日頂いた教師側のカリキュラムにはオールマイトがここにいるはずなのですが?」

 

相澤「やはり先日のはクソどもの仕業だったか」

 

 マスコミの侵入、それを手引きしたのが奴らなんだろう。だが、それよりも...

 

ギーツ「なんで?なんでそっちにいやがる!バッファ!!」

 

 そう、そこにはギーツの第一話にも出ていたライバルのはずの仮面ライダー...”仮面ライダーバッファ”がいたのだ。

 

ヴィラン「おいおい!バッファ?お前有名なんだな?」

 

バッファ「んな訳ねーよ。あいつも個性が”仮面ライダー”なんだろうよ?」

 

ヴィラン「仮面ライダーとは何人もいる物なのですか?」

 

バッファ「知らねー、けど、あの狐なら知ってンだろうよ?黒霧!?あいつと俺タイマンさせろ?弔?あいつ俺の獲物な?オールマイト来るまで遊ばせろ?」

 

弔「好きにしろ、さて、オールマイト...平和の象徴。いないなんてな?子供を殺せば来るかな?」

 

切島「は?ヴィラン?ヒーローの学校に入って来るなんてアホ過ぎるぞ!?」

 

八百万「先生。侵入者用センサーは?」

 

13号「もちろんありますが...」

 

轟「現れたのはここだけか?学校全体か?何にせよセンサーが反応しねーなら向こうにそういうことが出来るやつがいるって事だ。校舎と離れた隔離空間。そこにクラスが入る時間割、馬鹿だがアホじゃねー、これは何らかの目的があって用意周到に画策された奇襲だ」

 

相澤「13号、避難開始。学校に電話試せ。センサーの対策も頭にあるヴィランだ。電波系のやつが妨害している可能性がある。上鳴!お前も個性で連絡試せ」

 

上鳴「うっす」

 

出久「先生は?一人で戦うんですか?あの数じゃ、いくら個性を消すと言っても...イレイザーヘッドの戦闘スタイルは個性を消してからの捕縛だ。正面戦闘は...」

 

相澤「一芸だけじゃ、ヒーローは務まらん。任せた13号!」

 

 そう言って相澤先生はヴィランの群れに突入し次々と倒していく。

 

出久「すごい、多対一こそ先生の得意分野だったんだ」

 

天哉「分析している場合じゃない。早く避難を!」

 

黒霧「させませんよ!?」

 

 避難しようとする俺らの前に黒いもやのヴィランが現れる。

 

ギーツ(テレポート?)

 

黒霧「初めまして、我々は”ヴィラン連合”僭越ながら、今回ヒーローの巣窟雄英高校に入らせて頂いたのは、平和の象徴・オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして...本来ならここにオールマイトがいらしてるはずなのですが何か変更があったのでしょうか?まあ、それとは関係なく、私の役目はこれ」

 

 13号先生が構える。

 

 だが、爆豪と切島が飛び出してしまう。

 

切島「その前に俺たちにやられることを考えなかったのか?」

 

ギーツ「馬鹿!すぐ離れろ!!」

 

黒霧「危ない危ない。生徒といえど優秀な金の卵」

 

 黒霧は自分のもやで俺たちを包む

 

黒霧「私の役目は貴方達を散らしてなぶり殺す。そして狐の君。君は特別会場にご案内」

 

ギーツ「しまっ」

 

 そうして、俺たちは黒いもやに飲み込まれた。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ギーツ「ここは?」

 

 どこかに移動させられたようだ。

 

バッファ「ここは俺とお前の死合場だ」

 

ギーツ(!?)

 

 俺が振り向くとそこにはバッファがいた。

 

ギーツ「この世界はバッファがヴィランサイドにいるのかよ」

 

バッファ「俺だけ個性名知られてるのも不公平だ。教えろよ?お前の個性名」

 

ギーツ「仮面ライダーギーツ」

 

バッファ「ギーツね。よろしくな」

 

 そして、やつの手には”ゾンビバックル”が握られていた。

 

バッファ「抜けよ?お前のバックルを」

 

『セット』

 

ギーツ「覚悟は出来てんだろうな?」

 

『セット』

 

 お互いにバックルをドライバーにセットする。

 

ギーツ/バッファ「「変身」」

 

『マグナム・・・レディーファイト』『ゾンビ・・・レディーファイト』

 

ギーツ「喰らえ!」

 

 俺はマグナムシューター40Xで先制を仕掛ける。

 

バッファ「甘いなー」

 

 だが、バッファは手に持つ”ゾンビブレイカー”で防ぐ。

 

ギーツ「チェーンソーとはおっかないな」

 

 俺は左腕にある。小型銃も展開!二丁の銃撃で接近を許さない。

 

バッファ「二丁か!近づけねーなおい!」

 

 そう言いながら接近してくるバッファに俺は戦慄が走る。

 

ギーツ「化け物か!」

 

バッファ「気合いが足りないいんだな?ギーツ!!」

 

 バッファが銃弾を物ともせず突進してくる。

 

バッファ「墜ちろや」

 

 ゾンビブレイカーが振下ろされる。だが、

 

ギーツ「甘いのはそっちだ!」

 

『セット』

 

バッファ「何?」

 

『デュアルオン・・・マグナム&アームドシールド・・・レディーファイト』

 

 俺は咄嗟にアームドシールドを展開しゾンビブレイカーの一撃を防ぐ。

 

バッファ「盾だと!!」

 

 更に俺はマグナムシューター40Xにマグナムバックルをセットする。

 

ギーツ「これでも喰らえ!!」

 

『マグナム!タクティカルブラスト』

 

ギーツ「はーーーー!!」

 

バッファ「ぐわーー」

 

 バッファが吹き飛んでいく。

 

ギーツ「さぁーて、ここは火災エリアかな?出口はどこだ?」

 

 俺は出口を探すべく歩き出そうとする。

 

バッファ「まてよ~、死合はここからだろ?」

 

 その声に振り返るとバッファがボロボロの状態で立っていた。しかも徐々に傷が塞がっていっている。

 

ギーツ「はぁ、さすがゾンビといったところか?」

 

バッファ「強いなお前!学生でそれかよ!!もっとやろうぜ!?」

 

ギーツ「付き合い切れん!」

 

 俺はブーストバックルを取り出す。

 

ギーツ「さあ、ハイライトだ」

 

 俺はシールドを抜き、ブーストを差し込む。

 

『セット』

 

 マグナムのトリガーを引き、ブーストのグリップを回す。

 

『デュアルオン・・・ゲットレディーフォ・・・マグナム&ブースト・・・レディーファイト』

 

ギーツ「しつこいゾンビはあっち行ってろ!!」

 

『ブーストタイム』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ マグナムブーストフォーム】になりそくざにブーストタイムに突入する。

 

バッファ「今度は何見せてくれるんだ?」

 

『マグナム・ブースト・・・グランドビクトリー』

 

 俺はライダーキックをバッファにぶつける。

 

バッファ「さっきとは比べものにならねー!第一回戦はてめぇの勝ちだ!!ギーツ!!」

 

 そう言葉を残し、バッファは天井を突き破り吹き飛んでいった。

 

 そして、ブーストバックルもどこかに飛んでいく。

 

ギーツ「さて、早くみんなと合流しないと」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 そうして俺は火災エリアから打出する。だがそこで起きていたのは、

 

ギーツ「あ、相澤先生!!」

 

 相沢先生の顔面が潰される瞬間だった。




ありがとうございました。

普段より短く、また少し雑だったところがあると思います。

まあ、何はともあれ”仮面ライダーバッファ”このお話ではヴィランです。

他のライダーはもう少し先で、

では次回もお楽しみに

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No9:強襲ヴィラン連合!それは癒えない傷へ

お待たせしました。

第9話です。

どうぞ!


出久「スマッーーーーシュ!!」

 

 状況は切迫していた。蛙吹さんと峰田が手がいっぱいのヴィランにやられそうになったのだろう?出久は渾身のパンチをヴィランに向けて放っていた。

 

ギーツ「な!!」

 

 出久の超パワーを俺は知っている。だからだろう。相澤先生を潰したヴィランが手のヴィランをかばうべく動いた速度もそうだが、何より出久のパンチを防いだ防御力に驚かされる。それは3人のピンチがまだ終わってないち言うことだ!!

 

ギーツ「間に合え!!」

 

『『飛び上がライズ!ライジングホッパー!』レディーファイト』

 

峰田「え?」

 

蛙吹「ケロ?」

 

出久「あれ?なんで」

 

ギーツ「状況はわからなかったけど、ピンチなのはわかったからさ」

 

 俺は【仮面ライダーギーツ ゼロワンフォーム】になり跳躍で3人を救助した。

 

出久「英寿君!!」

 

弔「おいおいおいおい!バッファのやろう、あんなに息巻いておいてやられたのかよ」

 

ギーツ「みんな、相澤先生連れて逃げよう!」

 

弔「黒霧」

 

黒霧「ええ、あれを使うのですね」

 

 ワープのヴィランが新たに何かをだす。それは...

 

ギーツ「ほんとふざけてるな、この世界は」

 

弔「まさか早速お試し品を使う事になると思わなかった。行け”マギア”」

 

 現れたのは仮面ライダーゼロワンの敵”ベローサマギア”だった。

 

ギーツ「みんな走れ!!」

 

 そう叫ぶとマギアに急接近してキックを放つ!だが、俺の一撃も黒いヴィランに防がれる。

 

ギーツ「何だよこいつ!!」

 

弔「仮面ライダーって個性のやばさはバッファのおかげで把握してるからな、狐、お前は先にリタイアだ」

 

 そうして、黒いヴィランの拳が迫る!出久達にはマギアが向かってる。

 

ギーツ(失敗した!ブーストを切るのは間違いなくここだった)

 

 バッファとの一戦、焦っていたのもある。だが、ブーストフォームの使いどころを...切り札の切所を明らかに失敗した。このミスの代償が俺の命とみんなの命...

 

ギーツ(誰か!奇跡を!!)

 

 この状況、奇跡を願うしかなかった。その願いはすぐに訪れた。

 

ドーーーーーーーーーーーーン

 

 それは何かが吹き飛ぶ音、俺らもヴィランも視線がそちらへ、USJの入り口に向けられる。奇跡は起きた。この世界最強のお出ましだ。

 

A・M(オール・マイト)「もう大丈夫。私が来た!!」

 

峰田「オールマイト!!」

 

蛙吹「ケロ」

 

出久「オール...マイト、笑ってない」

 

弔「待ったよヒーロー、社会のゴミめ」

 

 一瞬だった。俺たちはヴィランから離され、手のヴィランに一発を撃ち込んでいたのだ。

 

A・M(オール・マイト)「みんな入り口へ、相澤君を頼んだ。意識がない。早く!」

 

出久「オールマイト、駄目です。あの脳みそヴィラン。僕のワンフォ...僕の全力でもビクともしなくて」

 

A・M(オール・マイト)「緑谷少年!大丈夫」

 

 オールマイトは出久に笑顔でそう答える。それを見て出久は歩いていった。

 

A・M(オール・マイト)「白上少年も」

 

ギーツ「それは出来ない相談ですよ。オールマイト。俺の予想が正しければ、マギアには貴方の攻撃は効かない」

 

A・M(オール・マイト)「マギア?」

 

ギーツ「あのカマキリみたいなやつです。あれは仮面ライダーの敵だ。ヒーローの敵じゃない」

 

A・M(オール・マイト)「君が言うんだ。本当なのだろう?それでも行きなさい。私を信じて」

 

ギーツ「...ご武運を」

 

 そうして俺は一度その場を離れる。

 

ギーツ「運ぶの手伝うよ」

 

出久「ありがとう。英寿君」

 

 その時、後ろで爆発が起きる。オールマイトがヴィランにバックドロップをしただけで起きたのだ。

 

峰田「なんで、バックドロップで爆発みたいになるんだろうな?やっぱだんちだぜオールマイト」

 

蛙吹「従業はカンペ見ながらの新米さんなのに」

 

 爆発の煙が晴れる。そこにはワープのヴィランの個性で逆に脳みそヴィランに掴まれてしまっているオールマイトの姿があった。更にそこにマギアが迫る。

 

出久「蛙吹さん、相澤先生担ぐの変わって」

 

ギーツ「峰田、君も変わってくれ」

 

蛙吹「う、うん」

 

峰田「良いけどよ?何する気だ?」

 

ギーツ「出久!」

 

出久「英寿君!」

 

ギーツ/出久「「いくぞ!!」」

 

『ゼロワンストライク』

 

 俺はゼロワンドライバーバックルをタッチし必殺を発動する。すると先の跳躍とは比較にならない速度が出る。

 

ギーツ「お前を倒せるのはただ一人...俺だ!!」

 

 そのままの勢いでベローサマギアにライダーキックを決め、撃破する。だが、出久がワープのヴィランに捕まりそうになる。

 

ギーツ「出久!!」

 

??「退け!邪魔だデク!!」

 

 だが、そこに突如爆発が起きる。更に脳みそヴィランの体が凍り付く。その瞬間にオールマイトは拘束から脱出する。

 

轟「テメーらがオールマイト殺しの実行とだけ聴いた」

 

切島「おら!あ、あれ。クソいいとこで!!」

 

 切島は手のヴィランに攻撃し躱される。すかさずこちらに戻ってくる。

 

爆豪「すかしてんじゃねーぞ?モヤモブが」

 

轟「平和の象徴はてめーらごときにやれねーよ」

 

ギーツ「ナイスだ!切島、轟、不良」

 

爆豪「誰が不良だ!!」

 

出久「かっちゃん?みんな?」

 

 そうして俺らは手のヴィランをみる

 

弔「黒霧を、出入り口を押さえられた。こりゃピンチだな?」

 

爆豪「動くなよ?怪しいと俺が判断したらすぐに爆破する」

 

切島「ヒーローらしくない言動」

 

弔「攻略された上に全員ほぼ無傷、すごいな最近の子供は、恥ずかしくなってくるぜ。ヴィラン連合」

 

 そう言うと手のヴィランは脳みそヴィランを見て

 

弔「脳無」

 

 名を呼んだんだろうすると凍った状態から起き上がり、体が崩れる。だが、崩れたところはすぐに再生した。

 

弔「まずは出入り口のだっかんだな」

 

A・M(オール・マイト)「みんな下がれ!!」

 

 だが、ヴィランの動きが速すぎる。その拳圧だけでみんな吹き飛ばされる。

 

出久「かっちゃん!!」

 

 爆豪がやられたと思ったが爆豪はすぐ隣にいた。オールマイトがかばったの。

 

A・M(オール・マイト)「加減を知らんのか?」

 

弔「仲間を助けるためさ、バッファ?いい加減その狐仕留めろ」

 

バッファ「あいよ!」

 

ギーツ「いつの間に」

 

 俺に向かってゾンビブレイカーを振下ろしてくる。それを跳躍で躱す。

 

バッファ「おうおうその緑のやつだとスピード上がるのか?」

 

ギーツ「ゼロワンを知らないのか?」

 

バッファ「知らん!俺以外の仮面ライダーの個性はお前が初めてだ。他にもいるのかよ?」

 

ギーツ「誰が教えるか」

 

バッファ「だよな。だが、わかることがある。お前あの赤いのもう使えないだろ?どっか飛んでいってたもんな?」

 

ギーツ「ちっ」

 

 吹っ飛びながら見てたのか、図星を突かれる。

 

ギーツ「だが、俺にはまだ手はあるぜ」

 

 俺はマグナムバックルをドライバーに差し込む。

 

『セット』

 

『デュアルオン・・・マグナム&『飛び上がライズ!ライジングホッパー!』レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ ゼロワンマグナムフォーム】にそしてデザイアドライバーを回転させる。

 

『リボルブオン』

 

 それにより【仮面ライダーギーツ マグナムゼロワンフォーム】になった。手にはマグナムシューター40Xとアタッシュカリバーを握る。

 

バッファ「こいつ回せるのか!」

 

『リボルブオン』

 

 バッファも俺を真似る様にゾンビのパーツを足に移動させる。

 

バッファ「こいつはおもしれー、もっと教えてくれよ」

 

ギーツ「お前に教えることはない」

 

『マグナム・ゼロワンビクトリー』

 

 俺は必殺を発動させ、高速でマグナムシューター40Xの銃撃とアタッシュカリバーの斬撃のコンボをたたき込む。

 

バッファ「回復が...間に合わない!!」

 

ギーツ「とどめだ!ハーーーー!!」

 

 最後にライダーキックを食らわせる。それと同時にUSJの天井に穴が開いた。きっとオールマイトだろう。

 

ギーツ「さすがだな」

 

『リボルブオン』

 

ギーツ(!?)

 

 俺のとは別に聞こえた音声つまり

 

バッファ「やっぱり、俺は上半身装備が一番合うわ」

 

 あれだけやってもう復活したのかよ?

 

ギーツ「そうかよ。だが結果は変わらな...」

 

『レジェンドタイムオーバー』

 

ギーツ「な、30分立ったのか!?」

 

 そう、レジェンドライダー系のバックルは30分しかつかえないのだ。

 

『ポイズンチャージ』

 

ギーツ「しまっ」

 

 時間切れの一瞬の隙

 

『タクティカルブレイク』

 

 その隙はあまりに大きい物になった。

 

バッファ「じゃあな!ギーツ!!はーーー!!」

 

 そこで俺の意識はなくなった。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※吹雪視点※

 

吹雪「どういうことですか?えー君...弟が手術なんて!ただ、授業を受けただけで」

 

 私は仕事を早上がりしてえー君の学校に来ていた。弟が緊急手術を受けることになったと連絡を受けたからだ。

 

先生「ご説明します。実は...」

 

 先生の説明によると今日の授業にヴィランが出現、えー君は戦いそして大きな怪我を負ったとの事だ。

 

先生「ヴィランは他雄英講師陣によって撃退に成功してます。ですので」

 

吹雪「だからって弟が傷を負った事に対しては何もなしですか?弟に何かあったら」

 

??「命に別状はないよ」

 

 そこに現れたのはリカバリーガールさんだ。

 

吹雪「本当ですか?」

 

R・G(リカバリーガール)「ああ、ただね」

 

 そうして寝ているえー君を見る。右肩から左横腹にかけて大きな傷跡が残っていた。

 

吹雪「これって?」

 

R・G(リカバリーガール)「この傷だけは治癒が出来なかったんだよ」

 

吹雪「そ、そんな...弟はずっと頑張ってたんです。なのにその結果がこれなんて!」

 

英寿「ふ..ぶ.....ねえ」

 

吹雪「えー君!!」

 

 そこにえー君が起き上がる。

 

吹雪「えー君!駄目だよ。まだ起き上がったら...」

 

英寿「倒せなかった」

 

吹雪「え?」

 

英寿「あいつは仮面ライダーの力でヴィランをやってた。止めたかったのに」

 

吹雪「えー君」

 

英寿「仮面ライダーを止められるのは仮面ライダーだけなのに!俺は!!」

 

吹雪「えー君!!」

 

 私はえー君に怒鳴りつける。

 

英寿「フブ姉?」

 

 私は酷い姉になってしまうだろう。弟の夢を奪うのだから...

 

吹雪「えー君。学校辞めよう」

 

 

 

 




ありがとうございました。

このまま、英寿は学校を辞める事になってしまうのか?

すべては次回に!!

では次回もお楽しみに

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No10:白上英寿ライジング

お待たせしました。

UAが10,000を超えました。見て頂いてありがとうございます。

それではどうぞ!


英寿「ふ..ぶ.....ねえ」

 

フブ姉の声が聞こえる。そこで俺の意識が急速に浮上していく。そこで思い出す。俺はバッファにやられたのだ。

 

吹雪「えー君!駄目だよ。まだ起き上がったら...」

 

英寿「倒せなかった」

 

 悪の仮面ライダーは確かにいる。バッファはデザイアグランプリの優勝に執着しているから主人公とはほど遠いかもしれない。でも悪では無かったんだ。

 

英寿「あいつは仮面ライダーの力でヴィランをやってた。止めたかったのに」

 

吹雪「えー君」

 

英寿「仮面ライダーを止められるのは仮面ライダーだけなのに!俺は!!」

 

 そう、仮面ライダーは仮面ライダーが止める。それこそが...

 

吹雪「えー君!!」

 

 急にフブ姉に怒鳴られる。

 

英寿「フブ姉?」

 

 どうして?そんな悲しそうな顔するんだ?

 

吹雪「えー君。学校辞めよう」

 

英寿(え!?)

 

 フブ姉はなんと言ったんだ?学校を辞めよう?

 

英寿「ふ、フブ姉?何言ったかわからなかった。えっと...」

 

吹雪「雄英高校を辞めよう。英寿!!」

 

 フブ姉が怒っている。俺を名前で呼ぶときは怒ってる時だけだからだ。でも、

 

英寿「何怒ってるんだよフブ姉?俺は俺の出来ることをやろうと」

 

 パン

 

 フブ姉が俺の頬をたたく。

 

吹雪「自分の体を見なさい!そんなボロボロになって!!ついこの前まで無個性って言われてたんだよ?急に個性が出たのもびっくりなのに高校入った瞬間そんな大怪我...」

 

英寿「違うよフブ姉。それは俺が油断しただけで、仮面ライダーはただでは負けない!今度こそあいつを」

 

吹雪「いい加減にしなさい!!私が英寿の夢を押したのは英寿が昔と違って堂々と自分の夢を語れる君が格好良かったから!だからってそんな大怪我をしてほしいなんて思ったことは一度もないの」

 

英寿「ヒーロー目指すんだ!怪我なんて当たり前」

 

吹雪「当たり前の訳ないでしょ!!大怪我するのが当たり前な仕事なんて無いよ」

 

英寿「俺は...託されて」

 

吹雪「もっと自分を大切にしてよ...家族を、お姉ちゃんを心配させないで」

 

 泣いていた。フブ姉は人前で泣くような人じゃない。いつも明るくて、みんなを引っ張って、俺の支えだった。前世()今世()も...

 

英寿「フブ姉。なんで泣いて」

 

 ”白上フブキ”を泣かせたのは誰だ?

 

俺(俺だ...)

 

 自覚してしまう。前世()が...仮面ライダー()が、白上英寿()が!貴方を泣かせてしまったんだ!だとしたらそんな物...いらない

 

??『貴方はたった今をもちまして【仮面ライダーギーツ】の資格を失いました。お渡しした物をすべて返却して頂きます』

 

声が聞こえた。その瞬間すべてが抜け落ちる。()を形成していた物が抜け落ちて行く。そう、

 

英寿「フブ姉...”僕”辞めるよ。雄英」

 

吹雪「え?」

 

英寿「辞めるよ。雄英」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 翌日事件があったこともあり授業は休みになった。僕はホロライブ事務所に来ている。

 

??「うち的にはえー君が雄英高校辞めちゃうのはもったいないと思うな~?」

 

??「ころねも!えー君頑張ってたから~もったいないな~って思うよ?」

 

??「僕はフブちゃんに同意かな?痛いのは嫌だよ。家族が傷つくなんてもっと駄目だよ」

 

 今日はホロライブゲーマーズの皆さんの荷物持ちを任されている。フブ姉はヒーロー以外の道を示そうとしてくれているのだろう?

 

 

・今朝・

 

吹雪「えー君、退学願書提出前に私の仕事手伝わない?」

 

英寿「え?何で?」

 

吹雪「ヒーロー以外の仕事いろいろ経験してみないかなってね」

 

英寿「そういうことか。なら行くよ」

 

吹雪「OK、マネージャーと他メンバーには話通してるから、12時から14時までゲーマーズで仕事あるからそれ手伝って、その後まっすぐ雄英高校に向かっても15時には着くから」

 

英寿「わかった」

 

 

・現在・

 

 改めて、ゲーマーズの皆さんを紹介しよう。

 

 ”大神澪”さん、芸名「大神ミオ」個性:狼 

 

 ”猫又おかゆ”さん、芸名は本名をそのまま使っている。個性:猫

 

 ”犬神ころね”さん、芸名「戌神ころね」個性:犬

 

 それにフブ姉を入れた4人で組んでるユニットだ。今日はとあるゲームの主題歌を担当すると言うことでミニライブを行いに来ていたのだ。

 

ころね「えー君えー君、あんな格好いい個性なのにヒーロー目指すのやめて良いの?」

 

澪「ころね、やめなって...吹雪とたくさん話して決めたんだろうし」

 

おかゆ「そうだよ?ころさん?彼のその勇気を止めちゃ駄目だよ」

 

吹雪「みんな、そろそろ出番だから準備するよ?えー君はマネージャーと」

 

英寿「ねえ、フブ姉?」

 

吹雪「ん?どした?」

 

英寿「みんな僕が”無個性”なの知ってるのにない言ってるの?」

 

吹雪「え、何言ってる?えー君は仮面ライダーギーツって個性を発現してたじゃない?」

 

英寿「え?」

 

吹雪「えー君?どうしたの?そういえば昨日も突然昔みたいな一人称に...えー君!!終わったらもう一回病院行くよ?」

 

英寿「う、うんわかった」

 

スタッフ「出番です。お願いします」

 

吹雪「それじゃ行ってくるね」

 

 そう言ってフブ姉とゲーマーズの皆さんは行ってしまった。みんなおかしなこと言うなー、僕は生まれた時から無個性なのに?

 

 

 

 

 

 

 

フブキ「みんなありがとー!!」

 

ミオ「私たちの曲楽しんで頂けたでしょうか?」

 

ころね「この後はゲームのプレイをころね達もやってくから楽しみにしててね」

 

おかゆ「それじゃあ、後でね。バイバ~イ」

 

 歌が終わり後はゲームの実機プレイをして終わり、そんな時だった。

 

ばーーーーーーん

 

 会場が突然包まれる。

 

英寿「フブ姉!!」

 

 僕はフブ姉の元に駆け寄る。

 

吹雪「私は大丈夫だよ。それより何が」

 

 そこには一人の男が立っていた。

 

男「このゲームがよう!俺の人生をめちゃくちゃにしてくれたんだよ?むかつくよな~」

 

『メガネウラ』

 

 男はUSBを体に押し当てる。するとその体はみるみる化け物に変わっていく。

 

「きゃー」

 

「ば、化け物」

 

「に、逃げるんだよ~」

 

化け物「さ~あ俺の刃をしゃぶりな」

 

 化け物はあたりを破壊していく。僕はその光景に恐怖し腰が抜けてしまう。

 

英寿「に、逃げなきゃ」

 

ころね「フブちゃん!逃げよう」

 

吹雪「う、うん」

 

 みんなも逃げようとする。だが、そこで男はこちらを向いた。

 

化け物「見つけたぞ。白上フブキ、テメーがこの前の大会でボコボコにしてくれたからな~」

 

澪「あ、思い出した。このゲームの大会の決勝で吹雪にボロボロに負けてた人」

 

おかゆ「逆恨みってことか~だっさ~」

 

化け物「な、ふざけるなよ。普通にやれば俺の勝ちなんだ。なのにお前が!!」

 

 そう言って化け物が飛んでくる。

 

ヒーロー「やめるんだ!!」

 

化け物「ヒーローが、邪魔だ!」

 

ヒーロー「グワー」

 

 かけつけたヒーローも簡単に負けてしまう。

 

英寿(逃げなきゃなのに、なんで)

 

 足腰に力が入らない。逃げなきゃ死ぬ!

 

W(L)「逃げるな!」

 

 誰か助けて!!

 

W(R)「君はこのような所諦めるのかい」

 

 

吹雪「きゃーーーー」

 

 フブ姉の声に振り向く。フブ姉が化け物に捕まっていた。

 

英寿「フブ姉!!」

 

吹雪「えー君、みんな、にげて」

 

化け物「さあさよならだ、白上フブキ!!」

 

英寿「やめろー!!」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

僕「ここはいつかの?」

 

 なんで忘れていたのだろう?ここは僕に力を、仮面ライダーギーツをくれた場所だ。

 

W(L)「気づいたか?フォックスボーイ」

 

僕「あなたは、いや、貴方達は仮面ライダーW

 

W(R)「やっと気づいたね、僕たちの声に」

 

僕「でもなんで」

 

W(R)「僕達はそっちに行くことが出来ない。でも奴らはそっちにいる」

 

W(L)「だから、俺たちの力をお前に託そうと思ったのに...なんて姿さらしてやがる」

 

僕「それは、僕には力なんて無い。大切な姉を泣かせた。その時にいらないと思ってしまったんだ。その時にはもう」

 

 そう、僕にはもう仮面ライダーの力はない。だから

 

W(L)「それで諦めちまうのかよ?このままだとそのねーちゃんも死んじまうぞ?」

 

僕「だったらどうしたら」

 

W(L)「決断しろ!自分で!!」

 

僕「決断?」

 

W(R)「そう、仮面ライダーは皆決断に迫られることがある。君の決断すべきことは簡単だ」

 

僕/俺「()はフブ姉を助けたい!!」

 

 そうだ。何を迷ってた。俺が力を手にしたときはいつも誰かを助けたいときだったじゃないか。

 

W(R)「決断、出来たじゃないか」

 

W(L)「全く世話のかかる後輩だ」

 

??「おめでとうございます。貴方は再び仮面ライダーです」

 

 俺は再びデザイアドライバーとギーツidを手に持つ。

 

俺「変身」

 

『エントリー』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ】に変身できた。

 

W(L)「よしいいな」

 

W(R)「僕たちの力を」

 

 するとWのドライバーが光りとなり俺のもとに来る。

 

ギーツ「ありがとうございます」

 

左翔太郎「なに、なんてことはないさ」

 

フィリップ「僕たちの力、活用してくれ」

 

ギーツ「はい!」

 

左翔太郎「だが一つやることがある」

 

左翔太郎・フィリップ「「さあ、お前の罪を数えろ!!」」

 

ギーツ「俺の罪」

 

 一つ、大切な姉を悲しませた。二つ、それを言い訳に力を手放した。三つ、その結果今姉がピンチに陥っている。俺の罪は数えた!!

 

??「英寿さんにサービスです。ブーストバックルのカウントをリセットしました」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ギーツ「フブ姉を離せ!!」

 

 俺は【仮面ライダーギーツ エントリーフォーム】でドーパントを殴り飛ばす。

 

ドーパント「痛ってーな、てめえ何者だ?」

 

ギーツ「”俺”は仮面ライダーギーツ」

 

『ダブルドライバー』

 

 俺はダブルドライバーバックルをセットし押し込む。

 

『『サイクロン!ジョーカー!』レディーファイト』

 

ギーツ「さあ、お前の罪を数えろ!」

 




ありがとうございました。

ギーツは新しくWから力を継承しました。

次回は更なる力が?

後今回と次回は本来一つの話にして終わる予定でしたが長くなりそうなので分けました。


では次回をお楽しみに

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No11:白上英寿ライジングブースト

お待たせしました。11話です。

今回新たな力を使います。

ではどうぞ!


ギーツ「フブ姉を離せ!!」

 

ドーパント「痛ってーな、てめえ何者だ?」

 

ギーツ「”俺”は仮面ライダーギーツ」

 

『ダブルドライバー』

 

『『サイクロン!ジョーカー!』レディーファイト』

 

ギーツ「さあ、お前の罪を数えろ!」

 

 俺は【仮面ライダーギーツ ダブルフォーム】になり、決め台詞をドーパントに向けて言う。

 

ドーパント「罪だと?罪を問うなら白上フブキにこそ問うべきだろ?」

 

ギーツ「良いか?トンボ野郎、お前のそれはただの逆恨みだ。そんなんでメモリに手を出すとか何考えてやがる」

 

ドーパント「うるせー、これは力だ!大金叩いただけの力がある。さっきのヒーローを見たか?俺に手も足も出なかった。これさえあれば」

 

ギーツ「はぁー、もう駄目だな。メモリに依存してやがる」

 

 俺はダブルの力で風を纏い突撃、回し蹴りを決める。

 

ドーパント「ぐは、な、なんで?ダメージがあるんだよ?」

 

ギーツ「知らなかったのか?ドーパントは仮面ライダーWの敵だ。つまりダブルの力には弱いんだよ」

 

 更に蹴りをドーパントに放ち、吹き飛ばす。

 

吹雪「えー君...」

 

ギーツ「待っててフブ姉、終わらせてくるから」

 

ドーパント「何が終わらせるだ?姉弟揃ってチートしやがって...」

 

ギーツ「メモリブレイクだ」

 

 俺はドーパントを倒すべくダブルドライバーバックルを再タッチ使用とする。

 

ドーパント「ふざけんじゃ!ねぇーーーーーーーー!!」

 

 ドーパントの叫び、それに合わせたように体が重くなる。

 

ギーツ「な、これは...」

 

吹雪「体が重い」

 

澪「動けない」

 

ころね「だめだ~」

 

おかゆ「ぬ~~~」

 

 あれがあのドーパントの能力だ。何故忘れていた。”風都探偵”に出てきたやつじゃないか。あれはWの”ファングジョーカー”で対抗していたはずだ。でもどうすれば...

 

ドーパント「スゲー、この力こんなことも出来るのかよ?形勢逆転だな。仮面ライダー君?」

 

 何か無いかこの状況を打開できる切り札は!...切り札?そこで思い出す。彼女が言っていた。『ブーストバックルのカウントをリセットしました』って

 

ドーパント「さあ、姉弟揃って俺の刃をしゃぶりな」

 

 何が起きるかわからない。レジェンドライダーの力をブーストする行為、でもこれに賭けるしかない!

 

『セット』

 

 俺はブーストバックルをセットする。

 

ドーパント「何する気かしらねーがお前から死ねや」

 

吹雪「えー君!!」

 

 俺はそんな敵の動きも気にせず、ダブルドライバーバックルをタッチし、ブーストバックルのグリップを回した。

 

『デュアルオン・・・ブーストup『ファング!ジョーカー!』レディーファイト』

 

 俺は新たな力【仮面ライダーギーツ ダブルブースト1フォーム】になった。その力は”Wのファングジョーカー”そのもの

 

ドーパント「ぐあーーー」

 

 ドーパントが突然痛みに叫ぶ。ショルダーファングを飛ばし、体が重くなる理由の小羽を切り落としたのだ。

 

ギーツ「これでもうあの攻撃は出来ないぞ」

 

ドーパント「ふざけるなー」

 

 ドーパントが剣を両手にもって接近してくる。だが、

 

ギーツ「遅い」

 

 アームファングを出し、剣ごと切り裂いた。

 

ドーパント「あ、あああああぁぁぁっ」

 

ギーツ「今度こそ、メモリブレイクだ」

 

 俺はダブルドライバーバックルを再タッチし、ブーストバックルのグリップを回す。

 

『ダブルブースト・・・ヴィクトリー』

 

ギーツ「ファングストライザー」

 

 俺は必殺の一撃をドーパントにたたきつける。ドーパントだった男は気絶していた。

 

ギーツ「これで終わりだな」

 

 そして、変身を解除する。

 

吹雪「えー君」

 

英寿「フブ姉、怪我はない?」

 

吹雪「え、うん大丈夫」

 

英寿「それなら良かった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな二人のやりとりを遠くから見ている人物がいた。

 

??「良かったな。フブキ...それに英寿か、あいつの弟なら私の弟でもあるな」

 

『オルタナティブ...イグニッション』

 

 その人物の姿が変わる。まるでギーツの色を反転した様な姿、まさに黒いギーツがそこにいた。

 

ギーツ(ブラック)「私が出張るのはまだ先だが、合うのを楽しみにしてるぞ?弟!」

 

『ディケイド・・・ローディング』

 

 そしてギーツ(ブラック)はオーロラカーテンの中に消えていった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※??視点※

 

「ドーパントもやられたのか?」

 

「ええ、観察班からの報告によると、Wの力を使われ敗れたと」

 

「仮面ライダーギーツ、プロヒーローの一人である”仮面ライダーシロー”とは違い詳細は掴めませんが、やつのやっかいな所は様々なライダーの力を使える所です」

 

「我々はショッカーの怪人からリバイスの悪魔まで様々な商品を用意しているが、やつはそのすべてに対応できると思った方がいい」

 

「現在の我々の脅威はこの世界に存在する3人の仮面ライダー...ヒーローの一人シロー、ヴィラン連合のバッファ、所属不明のギーツになります」

 

「バッファは放置で良いでしょう。何よりお客様に一人だ」

 

「シローは明確に我々を追っている節がある。注意を怠ってはならない」

 

「ギーツはなるべく接触は避けるのだ。間違いなく天敵だが、我々の存在には気付いて無いだろう」

 

「「「「「異議なし」」」」」

 

「我々は財団X...人知れず顧客に商品を売りさばく商人なれば」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 今回の事件でイベントは中止、ヒーローは気絶しており俺が力を使うのを見ていたのは前回の事件でも黙ってくれていたホロライブの人たちだけだ。これにて今回の事件は何の問題も無く終了した。

 

 後は...

 

英寿「フブ姉、退学の事だけど...」

 

吹雪「したくないんでしょ?」

 

英寿「え...う、うん」

 

吹雪「いいよ。退学しないで」

 

英寿「え、でも」

 

吹雪「えー君さ、どうしても飛び出しちゃうんだもん。それならしっかり勉強した方がいいからさ」

 

英寿「ありがとう、フブ姉」

 

吹雪「ただし、約束があります。もう自分を省みない無茶はしないで、お姉ちゃんに元気な姿で安心させて」

 

英寿「約束するよ。俺はもうあんな無茶はしない。誰も不安にさせず誰かを守れる。そんなヒーローになるよ」

 

 そう、これは誓いだ。けして破らない。フブ姉をみんな守るために

 

ころね「良かった良かった」

 

澪「一件落着だね」

 

英寿「あ」

 

 ゲーマーズの皆さんがいるのを忘れていた。

 

おかゆ「仕事今日はなくなっちゃたから、遊びに行こうよ」

 

ころね「さんせー」

 

澪「吹雪もえー君も来るでしょ?」

 

吹雪「もちろん!行こうえー君」

 

英寿「うん」

 

 俺はそうしてフブ姉の手に引かれる。俺はこの大切な姉を守るのだ。必ず!

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 翌日

 

 俺は普通に学園に登校した。

 

出久「英寿君、大丈夫?」

 

英寿「ああ、胸に傷跡は残っちまうみたいだが、それ以外は支障なしさ」

 

出久「そっか」

 

麗日「おはよう!あ、英寿君大丈夫なの」

 

英寿「この通りさ」

 

天哉「おはようございます。あ、英寿君傷は大丈夫なのかい?」

 

英寿「おう」

 

 こうして気遣ってくれる友達もいる。なおさらだ。頑張ろう

 

 そうしている間にホームルーム一分前になる。

 

天哉「みんな!私語を慎んで席に着け!」

 

切島「着いてるだろ?」

 

瀬呂「着いてないのお前だけだ」

 

天哉「くっ、しまった」

 

麗日「どんまい」

 

芦戸「ねえ、梅雨ちゃん。今日のホームルーム誰がやるんだろう」

 

蛙吹「そうね、相澤先生は入院中のはずだし」

 

 そこにドアが開く音がする。そちらを見ると

 

相沢「おはよう」

 

「「「「「相澤先生復帰早ぇーーー」」」」」

 

上鳴「プロ過ぎる」

 

天哉「先生!無事だったのですね」

 

麗日「無事言うんかなあれ」

 

相澤「俺の安否はどうでもいい。それよりまだ、戦いは終わってね-」

 

 相澤先生の発言でクラスに緊張が走る。

 

相澤「雄英体育祭が迫ってる」

 

「「「「「クソ学校ぽいの来たーーーー」」」」」

 




ありがとうございました。

今回レジェンドライダー系バックルにブーストバックルを掛け合わせる"ブースト1フォーム"を登場させました。気に入ってくれたら幸いです。

そして、ストーリーもアニメ第2期に突入です。実は作者体育祭編が一番好きです。だからなんだという話ではありますが、盛り上げれるようにより一層頑張らせて頂きます。

それでは次回をお楽しみに

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No12:雄英体育祭のお知らせ、それぞれの闘志

お待たせしました。12話です。

今回は戦闘描写はありません。

そして意外な関係が発覚?

ではどうぞ


切島「クソ学校ぽいの来たーーーー」

 

上鳴「まてまて」

 

 テンションが上がる切島を上鳴が押さえる。

 

耳郎「ヴィランに侵入されたばっかなのに体育祭なんてやって良いんですか?」

 

 それには俺も同意だ。

 

英寿「また襲撃されるてっこともあり得る。まあ、考えがあるんですよね?」

 

相澤「逆に開催することで、雄英の危機管理体制が盤石だと示そうって考えらしい。警備も例年の5倍に強化するようだ」

 

 そういうことなら安心だろう。

 

相澤「それにうちの体育祭は最大のチャンス、ヴィランごときで中止していいものじゃねぇ」

 

峰田「そこは中止しよう。体育の祭りだよ?」

 

出久「峰田君、雄英の体育祭見たことないの?」

 

峰田「あるに決まってんだろ?そういうことじゃなくてよ~」

 

英寿「その~盛り上がってるところ悪いんだが...俺見たことない、雄英体育祭」

 

出久「え?」

 

「「「「「え~~~~~~!?」」」」」

 

耳郎「白上それほんと?」

 

上鳴「ありえね~だろ?普通」

 

切島「テレビとかで見なかったのか?」

 

英寿「その~家のテレビで流れてるの、基本フブ姉...俺の姉貴なんだけど、その出演番組だけなんだよね」

 

麗日「あ~英寿君のお姉さん、アイドルだから」

 

「「「「「アイドル!!」」」」」

 

峰田「だ、誰だよ?」

 

上鳴「そ、そうだぜ。お姉さんの芸名は?」

 

障子「苗字が白上だから」

 

葉隠「もしかして白上フブキ?」

 

英寿「正解」

 

「「「「「スゲーーーー」」」」」

 

芦戸「白上フブキって今をときめく人気アイドルグループホロライブ所属のアイドルでグループの大黒柱って言われるぐらいのリーダーシップとカリスマがあるすごい人でしょ?」

 

瀬呂「俺すこん部なんだ。サインもらってきてくれ!」

 

砂籐「今考えれば、白上の個性も白い狐になるやつだし気づける部分あったよな」

 

蛙吹「名前つながりだと常闇ちゃんも常闇トワさんと同じ苗字」

 

英寿「正解!常闇は常闇トワさんの弟だよ」

 

常闇「白上!!お前それは内緒だって」

 

英寿「約束まではしてないよな?」

 

常闇「くっ」

 

「「「「「スゲーーーー」」」」」

 

耳郎「常闇トワ様と言えばホロライブ所属のアイドルでその美しい歌声でファンを魅了する。大人の女性って感じのアイドル」

 

葉隠「黒メイド見てる!!」

 

瀬呂「俺常闇眷属なんだ。サインもらってきてくれ!」

 

耳郎「瀬呂さっきからサインねだってばかり」

 

瀬呂「しょうがねーだろ!ホロライブそのもののファンなんだ」

 

英寿「瀬呂」

 

 俺は瀬呂に無言で手を出す。

 

瀬呂「白上」

 

 それに瀬呂は応じて握ってくれる。

 

英寿「範太!」

 

範太「英寿!」

 

英寿・範太「俺たちはドル友だ!!」

 

「「「「「うわ~」」」」」

 

 女子から引かれた気がするが関係ない!

 

英寿「踏陰も!!」

 

踏陰「俺は姉貴の活動が苦手だと言っただろ!!後いつの間にか名前呼び!?」

 

英寿「良いだろ?俺も英寿で良いからさ」

 

天哉「君たちいい加減にしないか!先生を見ろ!!」

 

「「「「「「「「「「あっ」」」」」」」」」」

 

相澤「はっ~次はないぞ」

 

「「「「「「「「「「すみませんでした」」」」」」」」」」

 

 天哉のおかげで相澤先生はあきれるぐらいですんだようだ。

 

相澤「さて、白上が知らないようだから話していく。うちの体育祭は日本のビックイベントの一つ、かつてはオリンピックがスポーツの祭典といわれ全国が熱狂した。そして今日本でオリンピックに代わりン熱狂されるのが、雄英体育祭だ」

 

八百万「当然全国のヒーローも見ていますのよ。スカウト目的でね」

 

英寿「なるほど、そりゃスゲー」

 

上鳴「卒業後は有名事務所にサイドキック入りがセオリーだもんな」

 

耳郎「そこから独立しそびれて、万年サイドキックってのも多いんだよね。上鳴、あんたそうなりそう。アホだし」

 

相澤「当然、名のあるヒーロー事務所に入った方が、経験値も話題性も高くなる。時間は有限、プロに見込まれればその場で将来が開けるわけだ。年に1回、計3回のチャンス、ヒーローを志すなら絶対に外せないイベントだ。その気があるなら準備は怠るな!!」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

相沢「ホームルームは以上だ」

 

そんな、ビックイベントだったなんて、燃えるな

 

 

 

 

・昼休み・

 

切島「あんなことあったけど、テンション上がるなおい!」

 

範太「活躍して目立てば、プロへの大きな一歩が踏み出せる」

 

砂籐「雄英に入ったかいがあるってもんだぜ」

 

踏陰「数少ない機会、物にしないてはない」

 

葉隠「白上君、私なんだか緊張して来ちゃった。体育祭では目立たないと、えいえいおー」

 

英寿「でも葉隠さんが相当頑張らないとプロに気づいてもらえないかもな」

 

青山「困っちゃうな。僕なんて立ってるだけで目立っちゃうから、スカウトの目に止まりぱなしになっちゃうね」

 

口田:プルプルプルプル(とても困っている)

 

青山「なるよね」

 

口田「ブンブンブンブン(圧に負けて首を縦に振る)

 

上鳴「いいよな~障子は、そのがたいだけで目立つもんな」

 

障子「自分の有用性を知ってもらわなければ意味が無い」

 

耳郎「あんたも目立つと思うよww」

 

出久「みんなすごいノリノリだ」

 

天哉「君は違うのか?ヒーローになるため在籍しているのだから、燃えるのは当然だろう」

 

 そう言って天哉が変な動きをする。

 

蛙吹「飯田ちゃん、独特な燃え方ね」

 

天哉「緑谷君もそうじゃないのかい?」

 

出久「僕もそれやそうだよ。でもなんか...」

 

麗日「デクくん、飯田君、頑張ろうね体育祭」

 

出久「顔があれだよ麗日さん」

 

芦戸「どうした?ぜんぜん麗日じゃないよ?麗日?」

 

麗日「みんな~私頑張る!!」

 

「「「「おーーー」」」」

 

麗日「私頑張る!!」

 

「「「「お~~~」」」」

 

切島「今日どうした?キャラがフワフワしてんぞ?」

 

 

 

 

 そうしていつもの4人でご飯を食べに行く。

 

出久「麗日さん、麗日さんはどうして雄英に、プロヒーローになろうとしているの?」

 

麗日「うえ、それは...えっと~

 

出久「お、お金?お金欲しいからヒーローに?」

 

麗日「究極的に言えば...なんかごめんね。不純で、飯田君とか立派な動機なのに私恥ずかしい」

 

天哉「何故?生活のために目標を掲げる事の何が立派じゃないんだ?」

 

英寿「そうだよ。俺なんて目標はあるがただ漠然となりたいってだけだしな」

 

出久「うん、でも以外だね」

 

 そこから麗日さんの家の話になる。家族に楽をさせてあげる、その目はとてもまぶしかった。故に自然と

 

天哉「ブラーボー、麗日君ブラーボー」

 

英寿「スゲーな麗日さん、格好いい!!」

 

 応援したくなっちまった。

 

??「はーはっはっは!」

 

A・M(オール・マイト)「緑谷少年がーいたーー」

 

出久「オールマイト!?どうしたんですか?」

 

A・M(オール・マイト)「ご飯、一緒に食べよう」

 

麗日「乙女や」

 

A・M(オール・マイト)「良いかな?」

 

 出久がこっちに振り向く。だから俺と天哉はうなずき促した。

 

出久「是非」

 

 

 

 

 

 

麗日「デク君なんだろうね?」

 

天哉「USJでオールマイトがヴィランに襲われた際に英寿君と飛び出したそうだからその関係じゃないか?」

 

英寿「なら、なんで俺は呼ばれないんだ?」

 

麗日「確かにそれなら英寿君も呼ばれそう?」

 

天哉「もしかしたら、蛙吹さんがバスで言ってた個性が似てることでオールマイトに気に入られているのかもな~」

 

英寿「なるほど~」

 

 その時、前にいた轟がこっちを振り向く事に俺たちが気付かなかった。

 

 

 

・放課後・

 

麗日「おおおぉぉぉ、なな、な、何事だー!!」

 

天哉「君たちA組になにかようが」

 

峰田「なんだよ。でれねージャン、何しに来たんだよ」

 

爆豪「敵情視察だろ?雑魚。ヴィランの襲撃を耐え抜いた連中だもんな。体育祭の前に見ときたいんだろ?」

 

 峰田が震える。出久はそんな峰田をフォローする。

 

爆豪「そんなことしたって意味ネーから、退けモブども」

 

天哉「知らない人とりあえずモブっていうのやめなよ」

 

??「噂のA組、どんなもんかと見に来たけどずいぶん偉そうだな?ヒーロー科に在籍するやつはみんなこうなのか?」

 

英寿「そんな訳無いだろう?」

 

 俺は前に出る。

 

英寿「やっ、心操!中学ぶり!」

 

心操「白上」

 

出久「英寿君知ってるの?」

 

英寿「ああ、中学同じだったんだ」

 

心操「白上、お前がいるだけでむかつくのに、こんなの見ると幻滅しちゃうな。普通科とか他の科ってヒーロー科墜ちたから入ったってやつ結構いるんだ。知ってた?」

 

英寿「すまん、知らんかった」

 

峰田「白上、無自覚にあおるなよ」

 

心操「ああ、君はそうだろうね。無自覚に僕らを踏みにじっていく。元無個性...いや、15年自分の個性に気付かず俺らを軽々飛越えた。無自覚野郎の君らしい」

 

英寿「なんかすまん」

 

心操「そういう所だ。まったく...そんな僕らでも学校側がチャンスを残してくれてる。体育祭のリザルトによっちゃ、ヒーロー科への編入も検討してくれるんだって、その逆もまたしかりらしいよ」

 

 A組の何人かが息を飲む

 

心操「敵情視察?少なくとも俺はいくらヒーロー科とはいえ調子に乗ってると足元ごっそりすくっちゃうぞっていう宣戦布告しに来たつもり」

 

英寿「そっか!ありがとう教えてくれて」

 

??「おうおう、隣のB組のもんだけどよ~、ヴィランと戦ったつうから話聴こうと思ったらよ~、ずいぶん調子のってるな~おい!」

 

 爆豪が歩き出していく。

 

??「無視かおい!」

 

切島「まておい爆豪、後白上、どうしてくれるんだ?おめぇらのせいでヘイト集めまくってるじゃネーか?」

 

爆豪「関係ねーよ、上に上がれや関係ねー」

 

 そう言って爆豪が去って行く。

 

英寿「B組の人名前は?」

 

??「あ、鉄哲徹鐵だ」

 

英寿「鉄哲君、よろしく」

 

 そう言って俺は制服の胸をはだけさせ胸に出来た傷を見せる。周りの野次馬してた生徒もA組の生徒も息を飲む。

 

英寿「別に不良君が態度悪かったのは謝る。でも俺らもこんな怪我するくらいの思いを経験したんだ」

 

 そう言った後、制服を正す。

 

英寿「宣戦布告は受けとっておくよ。だけど、調子乗ってる?違うよ?俺たちは先しか見てないだけだ!君たちが足踏みするようなら、置いてくぞ?」

 

 その場が静まりかえる。

 

英寿「行こう。出久、天哉、麗日さん」

 

 そう言って俺は歩き出し、みんなも着いてくる。正直不良君の覚悟を見ていた身としては負けられないからな。

 

 そこから、体育祭まで二週間...それぞれが準備に取りかかる。

 

 

 

 

 

 

 そんな中俺は...

 

ラプラス「さあ、遊ぶぞ!英寿!!」

 

 【秘密結社holoX】総帥に捕まっていた。

 

 

 

 




ありがとうございました。

心操君と同じ中学という設定は最初から考えてました。

そして次回は体育祭...

に入れません。

holoXの話になります。

それでは次回もお楽しみに

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No13:秘密結社との休日

お待たせしました。

13話です。

また、内容を詰め込み過ぎて読みづらいかもです。

それでもよろしければどうぞ


 体育祭まで一週間を迎えてた休日、フブ姉に頼まれホロライブ事務所に向かってた。

 

英寿「フブ姉何の用だろう?俺体育祭に向けて修行するって言ってたんだけどな」

 

 そう、この呼び出しこそが、あの暴君の罠なのだと気づく事無く...

 

英寿「すいません。英寿ですけども~」

 

??「あれ?英寿君?今日どうしたの?」

 

 そこにいたのはホロライブスタッフの一人”春先のどか”さんだ。

 

英寿「あ、のどかさん、お疲れ様です。フブ姉に呼ばれて来たんですけども」

 

のどか「フブキさんですか?フブキさんなら今日は”バカタレサーカス”の4人によるロケに行ってますよ?」

 

英寿「あれ?おかしいな?」

 

 そう思いながら、スマホを確認しようとしたその時

 

??「ふふふ、かかったな。白上英寿!」

 

英寿「へ?」

 

 謎の声とともに俺の足下の床がなくなる。俺はそのまま重力に従い...

 

英寿「何やってっんだ!ラプラスっっっっっぅ」

 

 そこへと落ちていった。

 

 

 

 

 

のどか「こよりさん?また勝手に事務所改造したんですか?」

 

こより「ラプちゃんに頼まれたので」

 

のどか「英寿君なら大丈夫だと思いますけど危ないですからね」

 

こより「善処はします」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 自由落下にしたがってどこまで落ちているのか?一向に光が見えない。

 

英寿「なんつう落とし穴だよ。holoxの人たちは俺をおもちゃか何かと勘違いしてないか?」

 

 そう愚痴っていると、アナウンスが聞こえてくる。

 

『まもなく、holoxアジト...holoxアジト...着地の際は個性でうまく着地することをお願いいたします』

 

英寿「着地こっち任せかよ?」

 

『エントリー』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ エントリーフォーム】になる。だが、

 

ギーツ「どれくらい落ちたか知らないが、うまく受け身出来るか?」

 

 床が見える。足が着いた瞬間に衝撃を逃がすため、前転...ある意味奇跡だ。変身しており防御力が上がっていたこと、受け身のタイミングが奇跡的にかみ合ったこと、それらによる結果は

 

??「おぉぉぉぉ、ルイスゲーぞ!英寿のやつ無傷だ」

 

??「普通なら足とか折れるとおもってたからね」

 

??「英寿殿は個性に目覚めてから相当努力してるでござるよ?あれぐらいは妥当かと?」

 

??「ヒーロー志望やっべー、パパもあれできるのかな?」

 

ギーツ「お前ら...」

 

??「どうした?英寿?ああ、まだあれやってなかったな」

 

 そう言うと目の前にいる馬鹿が咳払いする。

 

??「そこに跪け!」

 

??「吐いて捨てるような現実を」

 

??「一刀両断ぶった斬る」

 

 そこにタイミングよくエレベーターが降りて来て扉が開く。

 

??「終わりなき輪廻に迷いし子らよ」

 

??「漆黒の翼でいざなおう」

 

??「我ら、エデンの星を統べる者...秘密結社」

 

??×5「「「「「holox(でござる~)」」」」」

 

 そう、この馬鹿5人はホロライブのグループの一つ、秘密結社holoxである。本来は彼女らの紹介のターンだが、

 

ギーツ「ラプラス...」

 

ラプラス「おう!英寿、感動にむせび泣いたか?」

 

 俺はラプラスにゆっくり近づき頭に手を乗せる。

 

ラプラス「おお!頭撫でるのか?「ラプ」少し照れくさいが「ラプ」何だよ幹部」

 

 ラプラスはそこで気づく、俺が無言であることを...

 

ラプラス「えっと~あの~その~」

 

 俺は変身を解除する。後にクロヱは語る。その顔はまさしく般若の如くだったとか?

 

英寿「お・し・お・き」

 

ラプラス「ごめんなさ~~~~い」

 

 

 

 

 

 

 改めて紹介しよう。

 

ラプラス「頭割れるかと思った」

 

 ラプラス・ダークネス、holoxの総帥にしてはた迷惑ちゃん。

 

ルイ「ほら~やっぱり怒られた」

 

 鷹嶺ルイ、holoxの女幹部だ。holoxのまとめ役だな。

 

こより「英寿くんで薬試すつもりだったのにな~」

 

 博衣こより、holoxの頭脳。実際頭はマジで良いので変な薬作るのはやめてほしい。

 

いろは「英寿殿すまないでござる」

 

 風真いろは、holoxの用心棒にして良心。刀の扱いがやばい。

 

クロヱ「ぷぷぷ、ラプラス年下に説教されてやんの」

 

 沙花叉クロヱ、holoxの掃除屋にしてインターン。シャチ。めんどくさがり。

 

 という設定で活動している。ついでに昔設定について突っ込んだら怒られた。彼女達は今日休みでありおもしろ半分で俺にイタズラの連絡を入れたそうだ。

 

 

 

 

 

 

ラプラス「さて、本題だ。英寿おまえ」

 

クロヱ「雄英体育祭出るんだよね」

 

ラプラス「おい遮るなよ」

 

ルイ「まあまあ、ラプ、それで雄英高校進学したんだから出るよね?」

 

英寿「はい。なので今日もトレーニングをしようかと」

 

ラプラス「今日はトレーニング中止だ」

 

英寿「は?」

 

いろは「確かに急に中止といわれれば困惑かもでござるが、修行で根を詰め過ぎれば本番まで持たないでござるよ?」

 

 確かにその意見は一理ある。

 

英寿「でも...」

 

クロヱ「どもも何もな~し」

 

ラプラス「さあ、遊ぶぞ!英寿!!」

 

 こうして、休みの予定はトレーニングからholoxの皆さんとの遊びに変更になった。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 そこからは、あっという間だった。基地にあるボードゲームに始まり、外に出ての鬼ごっこ、喫茶店でお茶したと思ったらゲームセンターでシューティングゲームを興じる。そうしていたらもう夕方だった。

 

ラプラス「最後にもう一つ付き合え」

 

英寿「はいはい、総帥様。最後まで付き合うよ」

 

 そうしてやって来たのは、大きめの公園だ。ここになにが

 

??「よう、合いたかったぜ?狐仮面」

 

英寿「お前は...誰だっけ?」

 

 ガクっとこける音が聞こえる。

 

大金持ち「俺は常闇永久の旦那だ」

 

いろは「え?トワ先輩まさかアイドルのルールを」

 

こより「いや、やっかいオタでしょ?」

 

英寿「お前警察に捕まったんじゃ」

 

大金持ち「俺はお前に復讐するためにやって来たのさ」

 

英寿「ふざけるなよ?お前はバイスタンプが無きゃ暴れれない小物だろ」

 

大金持ち「バイスタンプってこれのこと~」

 

 そう言ってぷらぷらとバイスタンプを見せつける

 

英寿「なんで!?」

 

大金持ち「復讐するためにと言ったぞ」

 

『マンモス』

 

 そうして悪魔が出てくる。

 

英寿「みんな逃げて」

 

ラプラス「わかった。行くぞ」

 

 そうしてholoxの面々が離れていく。

 

英寿「さっさと終わらせる。リバイス先輩、力お借りします。」

 

『『バディアップ!

 

オーイング!ショーニング!ローリング!ゴーイング!

 

仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!』レディーファイト』

 

バイス「バイス様登場!ってこの前のマンモス君かよ?」

 

 【仮面ライダーギーツ リバイスフォーム】になり、バイスも出てくる。

 

ギーツ「バイス!」

 

バイス「おう」

 

ギーツ/バイス「「一緒に行くぜ」」

 

大金持ち「ああ、俺たちも一緒に行こうか」

 

 そう言うと、大金持ちと悪魔が融合した。

 

バイス「はー!?」

 

ギーツ「こっちの世界でも出来るのかよ」

 

悪魔「そういうこと」

 

 そう言って、勢いよく接近をしてくる。

 

バイス「こんなやつ」

 

ギーツ「はぁぁぁぁ!」

 

 俺とバイスも迎え撃つが力負けする。

 

悪魔「ははは、たいしたことないな!!」

 

ギーツ「ちっ」

 

バイス「このままじゃ」

 

??「その程度で諦めるのか?バイス、そしてギーツ」

 

??「お兄ちゃんの力使ってるんだから負けないでよ?」

 

??「ラブ~」

 

??「俺たちが全身全霊を賭けて、お前に力を貸そう」

 

 そうして俺の手には3つのバックル”ツーサイドライバーバックル””リベラドライバーバックル””デモンズドライバーバックル”が

 

五十嵐大二「さあ、行くぞ。白上英寿、いや仮面ライダーギーツ」

 

ギーツ「嫌待ってくれ、レジェンドライダーのバックルは一日に一つしか使えない」

 

五十嵐さくら「家族の絆をなめないで」

 

ラブコフ「ラブ~なめるなコフ~」

 

門田ヒロミ「俺は五十嵐家ではないが、リバイス世界のライダーとして力を貸すことが出来る。訳してリバイスラッシュだ」

 

ギーツ「リバイスラッシュ?」

 

カゲロウ「説明してやる」

 

バイス「か、カゲロウまで」

 

カゲロウ「リバイスラッシュはリバイス系統のレジェンドバックルを使用した場合使用出来る。最初のバックル使用からリミットまでの30分、他のリバイス系統のレジェンドバックルに切り替えれる者だ」

 

ギーツ「そんな事が?」

 

バイス「おれっち聴いてない」

 

悪魔「何ブツブツと!」

 

 悪魔がまた突進してくる。

 

大二「一つ注意はブーストフォームは最初に使用したバックルでしか出来ないからな」

 

ギーツ「了解」

 

『リベラドライバー』

 

『『リベラルアップ!Ah Going my way!仮面ライダー!蛇・蛇・蛇・ジャンヌ~!』レディーファイト』

 

 【仮面ライダーギーツ ジャンヌフォーム】

 

ギーツ「行こうジャンヌ先輩」

 

『ジャンヌストライク』

 

 俺はタートルゲノムのバズーカを出し、悪魔を吹き飛ばす。

 

悪魔「ぐっ」

 

ギーツ「デモンズ先輩」

 

『デモンズドライバー』

 

『Decide up!Deep.Drop.Danger.Kamen Rider Demons!』レディーファイト』

 

 【仮面ライダーギーツ デモンズフォーム】

 

ギーツ「行くぜ」

 

 俺はクモの糸で悪魔を拘束していく。

 

悪魔「動けない」

 

ギーツ「次はこれだ」

 

『ツーサイドライバー』

 

『『バーサスアップ!Precious!Trust us!Justis!バット!仮面ライダー! ラ・イ・ブ!』レディーファイト』

 

 【仮面ライダーギーツ ライブフォーム】

 

ギーツ「ライブ先輩、行きましょう」

 

『ライブストライク』

 

 ライブガンから強力な一撃を放つ。それにより悪魔が吹き飛ぶ。

 

ギーツ「さいごはこれだ」

 

『デュアルオン・・・ブーストup『バーストアップ!オニアツーイ!バリヤバーイ!ゴンスゴ-イ!パネェツヨイ!リバイス!ウィアー!リバイス!』レディーファイト」

 

 最後に【仮面ライダーギーツ リバイスブースト1フォーム】になる。

 

ギーツ「とどめだ」

 

バイス「行くぜ」

 

『リバイスブーストヴィクトリー』

 

ギーツ・バイス「「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

 悪魔と大金持ちが分離される。

 

バイス「3・2・1、ドッカーン」

 

ギーツ「やったな」

 

バイス「おう」

 

 そうして変身を解除する。しかし、

 

英寿(やばい、単純にひろうが3倍になってる)

 

 そうして俺は意識を手放してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

クロヱ「パパ、強力ありがとね」

 

G・O(ギャングオルカ)「クロヱちゃん、こんなお願いはもう聞けないからね」

 

ラプラス「いや~新人の父親がプロヒーローだから出来る。トレーニングだったな」

 

ルイ「英寿君起きたらなんて説明しよう」

 

こより「薬使う?」

 

いろは「何でもかんでも薬は如何でござるよ」

 

ラプラス「良し、フブキ先輩に丸投げだ」

 

((((こいつ最低だ))))

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 俺が目覚めるとそこは家だった。今日はドタバタだった。

 

吹雪「えー君起きた?」

 

英寿「フブ姉?そうだholoxの皆さんは?」

 

吹雪「みんな無事、というか今回のこと全部あの子達が原因みたいな?」

 

英寿「は?」

 

吹雪「あははは」

 

 結果的に新たに先輩から力を継承できただろう。けど、やっぱり

 

英寿「あいつら悪の秘密結社だ!!」

 

 そう思う俺なのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラプラス「てへ」

 

 




ありがとうございました。

リバイスラッシュが出来るようになりました。

他ライダーは玩具で出ることあれば出来るようにしたいですね。

次回こそ体育祭本番です。

次回をお楽しみに!!

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No14:体育祭へ、燃やせ闘志

お待たせしました。14話

今回は短めです。

それではどうぞ


 今日は雄英体育祭当日、ついに本番だ。

 

吹雪「頑張ってね。えー君」

 

英寿「うん、行ってきます」

 

吹雪「いってらっしゃい」

 

 そうしてフブ姉に見送られながら、学校に向かった。

 

 

 

吹雪「さて、私も行きますか。お仕事に」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

~A組控え室~

 

芦戸「あ~あ、コスチューム着たかったな」

 

英寿「公平を期すため着用不可らしい。俺は関係ないけどな」

 

葉隠「英寿君は変身したら姿変わるからね」

 

砂籐「予選の種目何になるかな?」

 

踏陰「何が来ようと対応するしかない」

 

障子「ああ」

 

天哉「みんな!もうすぐ入場だ」

 

 天哉がみんなを誘導しようとする。その時出久の前に轟が来る。

 

轟「緑谷」

 

出久「轟君、なに?」

 

 皆の視線が2人に集まる。

 

轟「客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う」

 

出久「え?う.うん」

 

轟「でもお前、オールマイトに目かけられてるだろ?別にそこ詮索する気はねーが、お前には勝つぞ」

 

上鳴「おー、クラスきっての実力者が宣戦布告?」

 

切島「おいおいおい!突然喧嘩腰でどうした?本番前に辞めろって」

 

轟「別に仲良しごっこしてんじゃねーんだ。何だっていいだろ?」

 

英寿「良くねーよ?」

 

 俺はそこに乱入する。だって

 

英寿「出久のライバルは俺だぜ?轟?俺に勝てねーようじゃまだまだ」

 

轟「白上、お前の力は大体わかった。強力な力ほど使用制限がある」

 

英寿「あらまばれて~ら」

 

轟「もうお前に負けることはネーよ」

 

英寿「言うね~」

 

出久「轟君がなにを思って僕に勝つと言ったかわからないし、英寿君にライバル宣言された日から君のすごさに驚かされてばっかりだった。僕の実力は誰から見ても劣ってる」

 

切島「緑谷もそんなネガティブなこと言わない方が」

 

出久「でも、他の科の人も本気でトップを狙ってるんだ。遅れを取るわけにはいかないんだ。僕も本気で取りに行く」

 

 出久のその宣言に俺は内心とても嬉しくなった。

 

轟「ああ」

 

英寿「勝負だ」

 

爆豪「ちっ」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

P·M(プレゼント·マイク)『ヘーーーイ』

 

「「「「「「うぉーーーーーー」」」」」」

 

P·M(プレゼント·マイク)『刮目しろオーディエンス。群がれマスメディア。今年もお前達が大好きな高校生達の青春暴れ馬、雄英体育祭がはじまりエブリバディ、アーユーレディ?1年ステージ選手の入場だー』

 

 さあ、俺たちの出番だ。

 

P·M(プレゼント·マイク)『雄英体育祭!ヒーローの卵たちがしのぎを削る年に1度の大バトル、ど~せあれだろう?こいつらだろう!?敵の襲撃を受けたにもかかわらず鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星、ヒーロー科1年A組だろう」

 

 俺たちが入場していくと凄い歓声が響いてくる。

 

英寿「これが体育祭か~」

 

出久「ひひひ人が凄い」

 

天哉「大人数に見られる中で最大のパフォーマンスを発揮出来るか?これもまたヒーローの素養を育てる一環なんだな」

 

切島「めっちゃ持ち上げられてんな。なんか緊張するな。な?爆豪」

 

爆豪「しねーよ。ただただあがるわ」

 

 そして他のクラスも入場してくる。

 

??「選手宣誓」

 

 今年のの主審は18禁ヒーロー”ミッドナイト”早速選手宣誓を促す。そして壇上に登ったのは

 

爆豪「宣誓、俺が1位になる」

 

(((((絶対やると思った)))))

 

 会場がブーイングの嵐になる。

 

天哉「何故品位を貶める様なことをするんだ」

 

爆豪「せめて羽根の良い踏み台になってくれ」

 

 そうして爆豪が壇上から降りてくる。

 

英寿「不良君大胆だね?」

 

爆豪「黙れ狐面」

 

英寿「あはは...1位は」

 

英寿・出久・轟「「「俺/僕/俺だ!!」」」

 

爆豪「ぶっ潰す」

 

ミッドナイト「さ~て、早速始めましょう」

 

麗日「雄英って何でも早速だ」

 

ミッドナイト「今年の第一種目は...これ」

 

《障害物競走》

 

 障害物競走は1年全員参加のレースで競技場外周を回っていち早く中に戻った者が1位だ。コースを守れば何でもあり。なかなかやっかいだな。

 

ミッドナイト「さ~さ、位置に着きまくりなさい」

 

 みんなが位置に着く。さあ、ハイライトだ。

 

ミッドナイト「スタート!!」

 

 ついに俺達の体育祭が始まった。

 

 




ありがとうございました。

さあ、次回からついに競技に入ります。

それでは次回もお楽しみに

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No15:化かす!障害物競走!!

お待たせしました。

15話体育祭の障害物競争です。

それから後書きでお知らせが2点ありますのでお願いします。

それではどうぞ。


ミッドナイト「さ~さ、位置に着きまくりなさい」

 

 ミッドナイトが準備を促す。

 

英寿(この人数にあの狭い入り口...ならこいつだ)

 

 俺は”ウォーターバックル”を取り出す。

 

ミッドナイト「スタート!!」

 

 合図が響き皆が走り出す。

 

P·M(プレゼント·マイク)『さあ実況していくぜ。解説アーユーレディ?ミイラマン」

 

相澤『無理矢理呼んだンだろうが』

 

P·M(プレゼント·マイク)『早速だがミイラマン?序盤の見所は?』

 

相澤『今だよ』

 

 轟が入り口を凍らせる。それによって他生徒達が動けなくなる中、A組の面々はそれを予期していたのか避けていく。それはもちろん俺もだ。

 

『ウォーターストライク』

 

 【仮面ライダーギーツ アームドウォーターフォーム】の俺はウォーターの蛇口から高水圧の水を噴射して生徒達を飛越えてく。

 

ギーツ「先行くぜ!轟」

 

 更にブーストバックルを装着せずに起動、ブーストライカーを呼び出す。

 

轟「ちっ、そのバイクも個性のものだったのか」

 

 俺はブーストライカーで一番に躍り出る。現状1位が俺、2位が轟だ。そこに黒い塊が降って来て俺にくっつく

 

ギーツ「これは峰田の?」

 

峰田「その通り、お前にくっつけば漁夫の利だぜ!」

 

 峰田のモギモギ、くっつく個性で峰田が俺に捕まろうとする。が、

 

 ガーーーン

 

 という音と共に峰田は吹っ飛んでいった。

 

ギーツ「あれは入試の時の」

 

ロボ「ターゲット...大量

 

P·M(プレゼント·マイク)『さぁ、いきなり障害物だ~まずは手始め、第一関門!ロボインフェルノ!』

 

轟「一般入試用の仮想ヴィランってやつか」

 

 そこには並んでいた。入試の日...俺のライバルによって倒された。俺の獲物が...

 

ギーツ「悪い、轟...1位はくれてやるから、あのデカぶつどもを俺にくれ」

 

 俺はブーストライカーから降りると、二つのバックルを取り出す。

 

『セット...デュアルオン・・・ハンマー&マグナム・・・レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ アームドハンマーマグナムフォーム】になる。

 

ギーツ「先生方」

 

『ハンマーマグナムヴィクトリー』

 

ギーツ「リベンジの機会を頂き!ありがとうございま~~~~す!!」

 

 そう叫びながらハンマーを地面たたきつける。その反動を利用して上空へ、そして右足に装着されたマグナムシューター40Xから極太ビームがでる。

 

ギーツ「改めて!俺の始まりへのリベンジだ!!」

 

 俺は右足を回し蹴りの要領で巨大ロボ達を一線、破壊し尽くすのだった。

 

轟「あいつ、やっぱでたらめだな」

 

爆豪「ちっ狐面野郎が」

 

 俺がロボを倒す前に先へ行った者達は俺の所業に驚き、後ろにいた者は破壊したロボの残骸が雨の如く降り注ぐ阿鼻叫喚の事態となっていた。

 

ギーツ「さて、さっさと1位に追いつかないと」

 

P·M(プレゼント·マイク)『1A白上、攻略と妨害を一度に!あれだな、すげーな』

 

相澤『戦略的行動だろう。だが、合理的とは言えない。倒すまでに何人か生徒を先行させちまっている』

 

P·M(プレゼント·マイク)『白上減速で1位は轟、第一関門突破だ!』

 

「おい!誰か下敷きになったぞ。死ぬのかこの体育祭?」

 

切島「死ぬかー」

 

P·M(プレゼント·マイク)『あ~と、1A切島潰されてた。うける~』

 

切島「白上の野郎!俺じゃなかったら死んでたぞ」

 

鉄哲「A組の奴らは、ほんとやなやつばっかりだだな!」

 

P·M(プレゼント·マイク)『あ~、B組の鉄哲も潰されてた。うける~』

 

鉄哲「俺じゃなかったら死んでたぞ」

 

切島「ちくしょう!ただでさえ染みなのに個性だだかぶりかよ」

 

 みんなそれぞれの個性を使って突破していく。天哉が、上鳴が、八百万さんが、出久も

 

ギーツ「みんなスゲーな~」

 

 俺は、そんな光景を後ろの上空から眺めていた。ロボの爆風で後ろに飛ばされたのだ。

 

ギーツ「さーて、ここから追いつくか」

 

『アームドウォーター・アームドシールド・・・レディーファイト』

 

 俺は盾足場とし、

 

『ウォーター・シールドヴィクトリー』

 

ギーツ「ロケット噴射だーーーーー」

 

 ウォーターの高水圧で自信を押し出した。目指すは1位!

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃、現在のトップ層は第二関門に突入していた。

 

P·M(プレゼント·マイク)『おいおい、第一関門チョロいってよ?なら第二関門はどうさ。落ちればアウト!それがいやなら這いずりな。ザ・フォール』

 

麗日「いつの間にこんなステージ作ったん?」

 

芦戸「あっ、つゆちゃん?」

 

蛙吹「大げさな綱渡りね」

 

P·M(プレゼント·マイク)『実に色々な方がチャンスを掴もうと励んでいますね?イレイザーヘッドさん』

 

相澤『何足止めてんだ馬鹿ども』

 

P·M(プレゼント·マイク)『さあ、先頭は難なく一抜けしてんぞ』

 

轟「爆轟、調子上げてきたな(白上が来てねー?まだ俺が有利だ)」

 

爆豪「クソがー!!(狐面野郎は来てねー、なら半分野郎をぶっ潰す)」

 

P·M(プレゼント·マイク)『さあ、早くも最終関門、一面地雷原!地雷の位置はよく見たらわかるようになってんぞ!目と足酷使しろ』

 

 轟はなんとか地雷を避けながら進む。

 

轟(なるほど、これは先頭ほど不利な障害だ。エンターテインメントしやがる)

 

爆豪「俺には関係ねー!」

 

 そんななか爆豪は爆発で飛んでおり、地雷を関係なく進んで轟を抜かす。

 

爆豪「テメー!宣戦布告する相手を間違えてんじゃネーぞ!!」

 

P·M(プレゼント·マイク)『ここで先頭が変わった~喜べマスメディア!テメーら好みの展開だ~』

 

 後続もスパートをかける。そしてライバル(出久)も...

 

出久「借りるぞかっちゃん!大爆速ターボ!!」

 

 それは大きな爆発そして出久が大きく飛び出す!そして、

 

P·M(プレゼント·マイク)『A組緑谷!爆風で猛追!つーか抜いた~!』

 

 俺はその光景を...更なる上空から見下ろしていた。

 

ギーツ「さすが出久だ。やってることが水か爆風の違いだが...」

 

出久が後ろの轟と爆豪に抜かされないように再度地雷を起爆、前に出る。

 

出久「あと少しで!!」

 

ギーツ「1位だったのにすまないな!」

 

出久「え?へぶっ」

 

 出久が俺の声に反応し振り向いた所に俺の足で顔を踏みつけてしまう。

 

ギーツ「あっ、ごめん、出久!でもこれ競争だからさ!」

 

P·M(プレゼント·マイク)『な~んと!!A組白上!上空から第二、三関門をショートカット!!1位に躍り出た~~~!!てかこれありなのか?』

 

相澤『なるほど、これも混みで...実に合理的、ありだ』

 

P·M(プレゼント·マイク)『解説からOK出ちゃったよ!!』

 

 そうして俺は残りの距離を走り抜ける。

 

P·M(プレゼント·マイク)『雄英体育祭1年ステージ!!第一関門での減速から一転、リスナー化かした狐仮面!白上英寿が堂々の1位だ~~~~!!』

 

 俺はゴールと共に変身を解除する。

 

英寿「はぁ...はぁ...俺が、1位だ!!」

 

「「「「「「お~~~~~~~~~~」」」」」」

 

 俺が右腕を掲げると会場が大いに沸き立った。

 

英寿(やったよ。フブ姉!見ててくれたかな)

 

 

 

 

 

 

吹雪「ちょっとずるな気もするけど...やったね。えー君」

 

まつり「フブちゃん、私たちの出番いつ?」

 

吹雪「第二種目の後、昼休憩の間だって」

 

はあと「英寿のやつ、びっくりするわよ」

 

アキ「あと、トワちゃんの弟君もね」

 

トワ「あいつ、アイドル嫌いですけどね」

 

ルーナ「ならここで好きにさせてやるのら~」

 

かなた「いや、むりむり。僕一度だけあったけど、顔見ただけでにげられたもん」

 

わため「それは、かなたんのゴリラ握力のせいじゃないの~」

 

かなた「あ?」

 

わため「ぎゃーーー、わため悪くないよね~~~」

 

メル「まぁまぁ、落ちつて。せっかく雄英体育祭のパフォーマンスに呼ばれたんだから、1年ステージは1期生と4期生で盛り上げよー」

 

「「「「「「「「「お~~~~~~!!」」」」」」」」」

 

吹雪(頑張れえー君、近くで見守ってるから)

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 1年生のすべてがゴールし結果発表となる。

 

ミッドナイト「1年ステージようやく第一種目が終了ね。それじゃ結果をご覧なさい」

 

 モニターに結果がでる。

 

・・・・・・・・・・・・・

・1位:A組白上英寿   ・

・2位:A組緑谷出久   ・

・3位:A組轟焦凍    ・

・4位:A組爆豪勝己   ・

・5位:B組塩崎茨    ・

・6位:B組骨抜柔造   ・ 

・7位:A組飯田天哉   ・

・8位:A組常闇踏陰   ・

・9位:A組瀬呂範太   ・

・10位:A組切島鋭児郎  ・

・・ ・

・・          ・

・16位:A組麗日お茶子  ・

・・          ・

・・          ・

・・          ・ 

・27位:C組心操人使   ・ 

・・          ・

・・          ・

・・          ・

・・          ・

・42位:A組青山優雅   ・

・・・・・・・・・・・・・

 

ミッドナイト「予選通過は上位42名、残念ながら落ちちゃった人も安心なさい。まだ見せ場は用意はされてるわ。そして次から本選よ。ここからは取材陣も白熱してくるよ。気張りなさい」

 

英寿(このまま1位独走で優勝だ)

 

 俺はこのときの暢気な自分を一発ライダーキックしてやりたい。と後から思うことだろう。なぜなら...

 

ミッドナイト「さ~て第二種目よ。私はもう知ってるけど~なにかしら~なにかしら~言ってるそばからこれよ」

 

《騎馬戦》

 

上鳴「騎馬戦、俺駄目なやつだ~」

 

蛙吹「個人競技じゃないけど、どうやるのかしら?」

 

ミッドナイト「説明するわ」

 

 ミッドナイトの説明によると2~4名での騎馬を作り、ルール的には騎馬戦と一緒だが予選順位で各生徒にポイントが振り分けられるらしい。

 

砂籐「入試みたいなポイント稼ぎ方式かわかりやすいぜ」

 

麗日「つまり、組み合わせによって騎馬のポイントが違ってくると」

 

芦戸「あ~」

 

ミッドナイト「あんたら私がしゃべってるのにすぐ言うね」

 

 若干ミッドナイトが切れ気味だ。

 

ミッドナイト「え~そうよ。与えられるポイントは下から5ずつ、42位が5ポイント、41が10ポイントといった具合よ」

 

英寿(となると俺のポイントは210ポイントだな)

 

ミッドナイト「そして1位に与えられるポイントは”1千万”」

 

英寿「え?」

 

 ミッドナイトはなんといった?1千万?うそだろ?周りを振り返るとそこには獲物を狙うハンター共が...

 

英寿(理不尽だ~~~~~)

 

ミッドナイト「そう、上位のやつほど狙われちゃう下剋上のサバイバルよ」




ありがとうございました。

やっぱりホロライブの要素が本編だと入れづらいのですが、体育祭ならチアの代わりにと要素を無理矢理詰め込みました。

さてさて、騎馬戦はどうなるのか?

前書きで言ってたお知らせです。まずはアンケートを行います。内容は「劇場版の話をこの小説に含めるか」です。正直劇場版も見ていないので、書くとなれば見ます。
期限は”職場体験編”終了までの予定です。ご協力をお願いします。

さて次に全話の後書きにある一文を追加します。この話から出ますよ。それでは次回お楽しみに!!

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No16:掴むぜ勝利!!騎馬戦その1

お久しぶりです。お待たせしました。

体育祭の騎馬戦ですよ。

それではどうぞ。


ミッドナイト「そして1位に与えられるポイントは”1千万”」

 

英寿「え?」

 

 ミッドナイトはなんといった?1千万?うそだろ?周りを振り返るとそこには獲物を狙うハンター共が...

 

ミッドナイト「そう、上位のやつほど狙われちゃう下剋上のサバイバルよ」

 

 周りの視線、これがトップに集まる視線か!!

 

ミッドナイト「それじゃ、これより15分チームを決めちゃいなさい」

 

出久「英寿君、一緒にやろう!!」

 

英寿「出久?俺と組めば確実に大変だぞ?」

 

出久「2位の僕も似たような物だよ。なら、普段から個性知ってる君と組めるのは大きい」

 

英寿「...ありがとう、出久。よろしく」

 

 まずは1人、でも...

 

出久「すっごく避けられてる」

 

英寿「ほんとにな」

 

 そこに1人の救世主が現れる

 

麗日「デク君、英寿君!組もう!!」

 

出久「うぅぅらぁぁらぁぁかぁぁさぁぁぁぁん」

 

 出久がめっちゃ号泣している。

 

英寿「でもいいの?麗日さん?俺たちめっちゃねらわれるぞ?」

 

麗日「逃げ切れば1位じゃん!それに仲いい人とやった方が良い」

 

 麗日の発言にキューンと不細工顔になる出久、こいつ青春してるな~

 

出久「このメンバーならあと飯田君もいれば僕の考えた作戦がいくつもある」

 

英寿「よし!なら天哉を誘いに行こうぜ」

 

 だが...

 

天哉「すまないが断る」

 

 天哉はすでに轟とチームを組んでいた。

 

天哉「入試の時から、君たちには負けてばかりだった。素晴らしい友人ではあるが...だからこそ、付いていくだけでは未熟者のままだ。君たちをライバルと見るのは爆豪君や轟君だけじゃない。俺は挑戦する、最高な君たちに!」

 

麗日「飯田君...」

 

 もう、始まってるんだな。

 

英寿「天哉!」

 

天哉「何だい?白上君」

 

英寿「この騎馬戦、勝つのは俺たちだ」

 

 そう言って拳を突き出す。

 

天哉「いいや、僕たちだ」

 

 天哉は俺の拳に拳を合わせて、離れて言った。

 

 

 

 

英寿「すまん、かっこつけた」

 

出久「いいや、みんなライバルなんだ。僕たちで勝とう!!飯田君にも、轟君にも、かっちゃんにも!!」

 

麗日「でも実際の所どうしよう?3人でやる?」

 

英寿「いいや、確実に足りない物がある。それを補えるやつが必要だ」

 

出久「その通りだ。そして」

 

 そう言って、出久は彼の元へと歩いて行く。

 

出久「それは君だ!!」

 

 こうして俺たちの騎馬は完成した。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 そんなチームを組んだ俺らの所に知らないやつが近づいて来る。他クラスのやつだろうけど?

 

??「やあ、1位?僕はB組の物間。よろしく」

 

 そう言って笑顔で手を出して来る物間。

 

英寿「ああ、よろしく物間!お互い頑張ろうぜ」

 

 そうして俺は物間に答える形で握手をした。そう握手をしてしまったんだ。これが後の戦いに大きな影響を及ぼすとは知らずに

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※物間視点※

 

 白上英寿...A組でもかなりの実力者である彼に触れた。それと同時に僕の手に謎の物体が握られる感触があった。これを悟られてはいけない。

 

物間「ああ、頑張ろう?白上君」

 

 そう言って彼から離れてから物を確認する。それは彼のサポートアイテム?に使用していた物と同じ形だが色が白ではなくオレンジだった。

 

物間「これが彼の個性の正体?ますますわからない。それに明らかにサポートアイテム込みでの運用が前提の個性だ。これは失敗かな?」

 

 そう思っている所に2人の女性が現れる。

 

??「おめでとうございます。貴方は今日から”仮面ライダー”です」

 

 一人目の女性が僕に白上と同じサポートアイテムを渡してくる。

 

物間「僕に?それに仮面ライダーって?」

 

 一人目の女性は僕にベルトを渡すとまるで霧散するように消えていった。

 

??「ここからは私が説明するのです」

 

物間「君は?」

 

??「私は”潤羽るしあ”と言うのです。”仮面ライダー支援機構《デザイア》”の一人なのです」

 

 そうして僕はるしあと名乗る女性から”仮面ライダー”という個性について説明を受ける。

 

るしあ「以上です。今後ともご支援をしてもよろしいでしょうか?」

 

物間「それで?君たちに取ってのメリットは?」

 

るしあ「そもそも仮面ライダーを支援するのは大前提なのです。その上でメリットを上げるならば...ギーツを探るためですね?」

 

物間「ギーツ?」

 

るしあ「白上英寿の事です」

 

物間「なぜ彼を?」

 

るしあ「それはですね~」

 

 

 

 

 

 僕はB組の所に戻る。

 

物間「ここにいるほとんどのやつがA組に注目している。なんでだ?そして鉄哲が言ったようにA組も調子付いてる...おかしいよ?彼らとの違いは?ヴィランと戦っただけだぜ?僕らB組がなぜ予選で中下位に甘んじたか?調子づいたA組に知らしめてやろう。みんな」

 

 そして見せてやろう。僕の2つ目の個性...”仮面ライダーパンクジャック”を!!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

チーム決め終了のブザーがなる。

 

ミッドナイト「それじゃ、いよいよ始めるわよ」

 

P·M(プレゼント·マイク)『起きろ、イレイザー!15分のチーム決めと作戦タイムを得て、フィールドに12組の騎馬が並び立った!!』

 

相澤『なかなか、面白い組が揃ったな』

 

P·M(プレゼント·マイク)『さ~上げてけ鬨の声!!血で血を洗う雄英の合戦は今!狼煙をあげる~!!』

 

 

 

 

出久「麗日さん」

 

麗日「はい!」

 

出久「白上君」

 

英寿「行こうぜ!出久!!」

 

出久「常闇君」

 

踏陰「ああ」

 

出久「よろしく!!」

 

P·M(プレゼント·マイク)『よ~し、組終わったな?準備は良いかなんて聞かね~ぞ』

 

英寿「この前のオールマイトの馬鹿な授業で手に入れた力は、オーバーインフィニティなんだぜ!!」

 

P·M(プレゼント·マイク)『さあ、行くぜ!!残虐バトルロイヤル!カウントダウン!3!2!1!!』

 

英寿「変身」

 

『デュアルオン・・・ブーストup『ライオン!トラ!チーター!ラタラターラトラーター!!』レディーファイト』

 

 




ありがとうございました。

ギーツ14話まで見て物語の構想を広げてました。

後は仕事やらポケモンSVやらでなかなか投稿出来ずすみませんでした。

さてさて、今回は元ホロライブのあの人が出ましたが、アイドルは出来ないので...仮面ライダー支援機構デザイアとは何なのか?そこは今後明かされます。

さてさて、アンケートですがもう結果が見えてるので終了します。

それに合わせてちょびっとだけ、内容に触れました。OVAの話は体育祭終了後に入れる予定になってますのでお楽しみに!!

他にも話したよ!物間君とか?でもそれは次回に!!では、

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No17:掴むぜ勝利!!騎馬戦その2

あけましておめでとうございます。

また、期間が空いてしまいました。

それでは17話どうぞ


出久「麗日さん」

 

麗日「はい!」

 

出久「白上君」

 

英寿「行こうぜ!出久!!」

 

出久「常闇君」

 

踏陰「ああ」

 

出久「よろしく!!」

 

P·M(プレゼント·マイク)『よ~し、組終わったな?準備は良いかなんて聞かね~ぞ』

 

英寿「この前のオールマイトの馬鹿な授業で手に入れた力は、オーバーインフィニティなんだぜ!!」

 

P·M(プレゼント·マイク)『さあ、行くぜ!!残虐バトルロイヤル!カウントダウン!3!2!1!!』

 

英寿「変身」

 

『デュアルオン・・・ブーストup『ライオン!トラ!チーター!ラタラターラトラーター!!』レディーファイト』

 

ミッドナイト『スタート!!』

 

「「「「「うぉぉぉぉぉぉ」」」」」

 

 皆が俺たちのポイント1千万を目指して駆け寄ってくる。だが、最初の策は決まってる。

 

踏陰「追われし者の定めか...選択しろ緑谷」

 

出久「もちろん、逃げの一手」

 

ギーツ「みんな作戦通りに行くぞ、目をつぶれ!」

 

出久・麗日・踏陰「「「了解」」」

 

ギーツ「ライオネルフラッシャー!!」

 

 俺が技を叫ぶと共に額が強く発行して目くらましになる。その間に

 

ギーツ「ラトラーターのスピードなら」

 

 俺たちを囲む包囲網を突破できるわけだ。

 

出久「英寿君、その力って?」

 

ギーツ「ああ、オーズ先輩の力はみんなの前使うのは初だったな」

 

麗日「目つぶっててもまぶしかった」

 

踏陰「白上、今の技は...」

 

ギーツ「わかってる。ダークシャドウ活用の為にももう使わねーよ。てか、この姿の真の力は早さだからな」

 

 そう、【仮面ライダーギーツ オーズブースト1フォーム タイプ:ラトラーター】は仮面ライダーオーズラトラーターコンボの力が使える。これで天哉なんかのスピード自慢が来ても対処可能だ。このために俺が騎馬の前になったんだ。

 

踏陰「ダークシャドウ!!」

 

 最初の作戦から逃れ追撃に来る者も踏陰のダークシャドウが対処、麗日がみんなを軽くしてくれるからスピードにも影響ない。良いチームだ。

 

P·M(プレゼント·マイク)『さ~、まだ2分も経ってないが混戦混戦!各所ではちまきの奪い合い、1千万を狙わず2位から4位狙いってのも悪くね~』

 

峰田「わ~ははは、奪い合い?違うぜ、これは一方的な略奪よぉぉぉぉ」

 

出久「障子くん?1人?騎馬戦だよ?」

 

踏陰「いったん距離を取れ、複数相手に立ち止まってはいかん」

 

麗日「ん?なに?取れへん」

 

出久「それは峰田君の?」

 

ギーツ「くっつくやつか?どこから?」

 

峰田「ここからだよ~緑谷、白上」

 

出久「うわっ~~それあり!?」

 

ミッドナイト『ありよ!』

 

 そこに長い舌が伸びてくる。

 

出久「うわ」

 

 出久はなんとか躱す。

 

ギーツ「蛙吹もか!」

 

出久「凄いな障子君」

 

蛙吹「つゆちゃんと呼んで」

 

 峰田のモギモギや蛙吹の下をなんとか出久は避けていく。

 

踏陰「白上、吹き飛ばせ」

 

ギーツ「おう」

 

『サゴーゾ!サゴーゾ!』

 

 俺は即座に【オーズブースト1フォーム タイプ:サゴーゾ】に変わる。

 

ギーツ「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

 

 周りの重力を操り、吹き飛ばす

 

麗日「私の上位互換やん」

 

出久「麗日さん靴脱いで、白上君!空へ」

 

ギーツ「了解だ!!」

 

『タージャードルー』

 

ギーツ「いくぞぉぉぉ」

 

 【オーズブースト1フォーム タイプ:タジャドル】になり空へと舞い上がる。

 

出久「これで離れられた」

 

爆豪「調子乗ってんじゃねーぞ」

 

麗日「ひっ」

 

 爆発音と共に爆豪が迫ってくる。

 

出久「常闇君」

 

 爆豪の一撃をダークシャドウが防ぐ。

 

P·M(プレゼント·マイク)『お~?騎馬から離れたぞ?良いのかあれ?』

 

ミッドナイト『テクニカルなのでOKよ。地面に着いてたら駄目だけど』

 

ギーツ「着地するぞ」

 

 俺たちは地面に着地、それと同時にラトラーターに戻る。

 

ギーツ「すまん出久、体力的にラトラーターもあと少しで解ける」

 

出久「ごめん、無理させて、事前に聴いてたのに」

 

踏陰「騎馬の維持する体力は?」

 

ギーツ「意地でも持たせる」

 

踏陰「上等だ」

 

P·M(プレゼント·マイク)『さあ、7分経過した現在のポイントは?...A組緑谷以外ぱっとしてね~ていうか?爆豪?あれ?』

 

ギーツ「あの物間ってやつ、策士だな」

 

出久「B組は彼の作戦で動いてるみたいだね、でもこれで逃げ切りがしやすくなった」

 

 そう、B組は必ずしも俺らを狙う訳じゃない。でも

 

ギーツ「来たぞ出久」

 

P·M(プレゼント·マイク)『さあ、残り時間8分を切ったぞ』

 

出久「ふっぅぅぅ、そううまくはいかないか」

 

P·M(プレゼント·マイク)『騎馬戦は後半戦に突入、予想だにしないB組優勢の中、果たして1千万ポイントは誰に頭を垂れるのか?』

 

轟「そろそろ取るぞ」




ありがとうございました。

気づいたら、ギーツの劇場版とかも見て、最新話も見て、ネタはたまるのに進まない。という現状です。

続ける気はあるのでお待ち頂ければと、

さて、今回【仮面ライダーギーツ オーズブースト1フォーム】にはオーズ本編のプトティラコンボ以外のコンボになれる使用があります。ですが、そこはオーズなのでコンボは体力を削っていきます。この使用がどう影響するかは次回のお楽しみに

今回は短いですがここまで

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No18:掴むぜ勝利!!騎馬戦その3

連続投稿18話

どうぞ!!


P·M(プレゼント·マイク)『さあ、残り時間8分を切ったぞ』

 

出久「ふっぅぅぅ、そううまくはいかないか」

 

P·M(プレゼント·マイク)『騎馬戦は後半戦に突入、予想だにしないB組優勢の中、果たして1千万ポイントは誰に頭を垂れるのか?』

 

轟「そろそろ取るぞ」

 

踏陰「終盤で相対すると思っていたが、ずいぶん買われたな。緑谷」

 

ギーツ「はぁはぁ、出久はスゲーやつだからな。はぁはぁ、気づけるやつならもう来る頃だぜ」

 

麗日「英寿くん、大丈夫なん?」

 

ギーツ「持たせる!!」

 

出久「時間は半分、足止めないでね」

 

轟「飯田、前進」

 

天哉「ああ!!」

 

出久「周囲に気をつけて、仕掛けてくるのは一組だけじゃない」

 

 周りを見渡せば敵、敵、敵!!囲まれてる!

 

上鳴「しっかり防げよ。無差別放電130万ボルト!!」

 

轟「残り6分弱、悪いが我慢しろ」

 

 上鳴による広範囲の放電、俺たちはダークシャドウのおかげで防げている。だが、周りは更なる轟の凍結で動けなくなっている。

 

ギーツ「さすがだな」

 

麗日「あかん、強すぎる」

 

踏陰「牽制する」

 

轟「八百万」

 

 踏陰のダークシャドウの攻撃を八百万が盾を出して防ぐ。八百万の創造...

 

ギーツ・出久「「やっかい過ぎる」」

 

踏陰「いや、それ以上に上鳴だ。あの程度の装甲、太陽光なら破れていた」

 

出久「そうか、上鳴君の電光」

 

踏陰「やつの放電が続く限り、攻めでは相性最悪だ。ダークシャドウが及び腰になっている」

 

ダークシャドウ「暴力反対」

 

P·M(プレゼント·マイク)「緑谷チーム、後がな~い!!」

 

出久「攻撃力低下、それ向こうには知られてないよね?」

 

踏陰「おそらくな。この欠点がUSJで口田に話したのみ、そしてやつは無口だ」

 

出久「知られてないなら牽制にはなる。大丈夫!なんとしても1千万は持ち続ける」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※物間視点※

 

 僕には前世の記憶ってやつがある。そこでの僕は悲惨だった。悪いやつにだまされ、暴力、無理な労働、子供の頃みたいにヒーローが助けてくれる。なんて甘い考えは待てず、そのまま過労死だった。

 

 思い出した時、僕の性格は歪んだのだろう。ただ、ヒーローに憧れてた少年は自分の個性で何が出来るか考えた。もうだまされない。だますのは、相手を落とすのは”僕”だ。

 

 

 

 

 

物間「単純なんだよ。A組」

 

芦戸「やられた」

 

爆豪「んだてめぇコラ!返せ殺すぞ!!」

 

 彼の発言は前世の奴ら思い出す。だから

 

物間「君、有名人だよね?ヘドロ事件の被害者」

 

 僕はその発言が相手を怒らせるとわかりながら

 

物間「今度参考に聴かせてよ。年に1度ヴィランに襲われる気持ちってのをさ」

 

爆豪「切島、予定変更だ」

 

物間「ふっ」

 

回原「物間、あんまりあおるなよ。同じ土俵だぞ?それ」

 

物間「ああ、そうだね~ヒーローらしくないし、それによく聴くもんね?恨みを買ったヒーローがヴィランに仕返しされるって話」

 

爆豪「おっぉぉぉぉ」

 

切島「爆豪落ち着け、冷静になんねーとポイント取り返せねーぞ」

 

 

ボーン

 

 と手のひらに爆発を起こす爆豪それを見て思う。やつは落とすべき獲物(弱者)だ。

 

爆豪「すすめ切島、俺は今...すこぶる冷静だ」

 

切島「頼むぞマジで」

 

 そうしてやつは前進してくる

 

爆豪「シネー」

 

 何のために観察していたと思っているんだ。やはりやつは獲物(弱者)だ。そうして最小限でやつの手を躱し

 

ボーン

 

 コピーした個性を返す

 

物間「あは、ヘー凄い、良い個性だね」

 

 その隙に切島の個性をコピーする

 

爆豪「あれは俺の?」

 

切島「爆豪、オメーもだだかぶりか?」

 

爆豪「クソがぁぁぁぁ」

 

ボーン

 

物間「ほんと良い個性だよ。僕の方が良いけどさ」

 

 切島の硬化で爆発を防ぐ。

 

切島「ああ、俺の?またかぶ...」

 

爆豪「違ぇ、こいつ...コピーしやがった」

 

物間「正解」

 

 触れた個性を5分間使える。でも、コピーしたら前の物は消える。なのにアレは消えてない。アレこそ僕の”本物”なんだ。

 

物間「まっ、馬鹿でもわかるよね?」

 

 その悔しそうな表情?良いね~

 

 そう思っていたとき、液体が飛んで来る。

 

物間「凡戸!?仕掛けてきたな?」

 

回原「物間、後は逃げ切るだけだ。このポイントなら確実に4位以内に入る」

 

 そうして、僕たちは逃げに入る。その時爆豪が凡戸の個性で動けないのを見てつい

 

物間「怒らないでね?あおったのは君だろ?宣誓でなんていったっけ?恥ずかしいやつまあいいや、お疲れ」

 

 そう、あおり返してしまったんだ。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P·M(プレゼント·マイク)『残り時間1分!緑谷!氷で閉ざされて空間を5分間逃げ切っている』

 

出久「キープ」

 

 俺たちは轟達の動きに合わせ氷結が天哉にぶつかるる位置で防衛を続けていた。

 

ギーツ「(やばい、ラトラーターが解ける)出久」

 

出久「みぎ...」

 

 それは見えなかった。天哉の動きは俺たちの予想を超えて、ラトラーターの動体視力を超えて、俺たちのポイントを根こそぎ奪いやがった。

 

P·M(プレゼント·マイク)『なぁぁぁ何が起きた?早すぎて見えなかったぞ!そんな超加速があるなら予選で見せろよ!!』

 

飯田「言っただろ?緑谷君、白上君、君たちに挑戦すると」

 

P·M(プレゼント·マイク)『轟チーム1千万、緑谷チーム急転直下の0ポイント』

 

出久「突っ込んで!!」

 

 そのタイミングでラトラーターが解ける。

 

出久「なっ」

 

ギーツ「(このタイミングで!?だがまだブーストが残ってる)緑谷俺に寄りかかれ!麗日!俺のベルト左のレバーを回してくれ!!」

 

出久・麗日「了解!!」

 

『ブースト・・・ストライク!!』

 

踏陰「上鳴がいる、攻めじゃ不利だ。他のポイントを」

 

ギーツ・緑谷「「駄目だ!!」」

 

緑谷「他のポイントの動きを把握できてない」

 

ギーツ「だから、ここで必殺を切ったんだ!負けられねぇぇ」

 

麗日「いこう!そして勝とう!!」

 

踏陰「すまん!いくぞ!!」

 

 俺たちは最後の攻めに入る。出久が個性をついに発動する。轟が今まで使って無かった炎を出す。

 

 

 

 

 

次回、決着!!

 




ありがとうございました。

今回は深くは語りません。

次回をお楽しみに

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No19:騎馬戦決着!!モンスター爆誕

19話です。

サブタイがネタバレ~してますが、

どうぞ!!


P·M(プレゼント·マイク)『残り時間1分を切って轟1千万奪取!!ガン逃げ野郎緑谷から1位の座をもぎ取ったぁぁぁ!!上位4チームこのまま出そろっちまうかぁぁぁ!?』

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※物間視点※

 

物間「2位か~ちょっと出来すぎかも?でもキープに専念だ」

 

 別に油断していた訳じゃない。ただ優越感はあっただろう...だからこそ僕はこの後大きな間違いを犯してしまったのかもしれない。

 

切島「待て!待てって!!

 

物間「はぁ、しつこいな~その粘着質はヒーロー以前に人として...」

 

切島「待てって爆豪!!」

 

バーン!!

 

物間「っ!円場!!」

 

円場「ふっぅぅぅ」

 

 円場が空気を固めて壁を作る。ふざけてるのか?普通単身で来るか?騎馬戦だぞ?だが円場が作った壁だそう簡単に...

 

ガン

 

円場「はは!見えねー壁だ。ざまあ見ろ」

 

ガン

 

ガン

 

バキーン

 

物間「っ!!取られた!2本」

 

 ウソだろ!ウソだろ!ウソだろ!!拳だけで砕いたのか?円場の壁を!?

 

P·M(プレゼント·マイク)『爆豪チーム!2本奪取で3位に!!この終盤で順位が変わりゆく!!若気の至りだ~』

 

物間「ふっぅぅぅ」

 

円場「大丈夫だ。まだ4位、拳藤はまだ凍らされて動けないから」

 

物間「ああぁ」

 

 残りの1本を死守すれば確実に!!

 

爆豪「醤油顔!テープ!!」

 

瀬呂「瀬呂な!!」

 

 爆豪のチームがしつこく追いかけてくる!!だが、瀬呂のテープは外れだ。

 

爆豪「黒目!進行方向に弱め溶解液!!」

 

芦戸「芦戸三奈!!」

 

バーン!!

 

物間「ちっ、ふっぅぅぅ」

 

バキーン!!

 

P·M(プレゼント·マイク)『爆豪容赦なし~!!やるなら徹底!!アレだな。完璧主義だな』

 

 負ける!?僕が?負ける?

 

爆豪「次!!」

 

 負けるのは駄目だ。また、あの落ちぶれた世界になんて戻るわけには...

 

 

 

 

 

 

るしあ「仮面ライダーとは、ある特殊な条件を達成した者だけが獲得しうる特別な個性なのです。今回物間君はその条件と自身の個性による無理矢理な覚醒なのですよ」

 

物間「へ~、僕の個性は5分間しかもたないんだけどすでにそれは経過した。」

 

るしあ「貴方は2つめの個性に目覚めた状態なのです。ですが、目覚めたばかりの力はコントロールが難しいと思うのですよ?」

 

物間「だけど僕も白上みたいな変身が出来るって事だよね?」

 

るしあ「確かに出来ますよ?ですが、白上君は明らかに仮面ライダーの力をコントロールして使いこなしてます。初めての変身じゃ追いつけませんよ?そのためデザイアが支援するのですよ?」

 

物間「支援とは?」

 

るしあ「まずは力の制御を30分でマスターして頂く手配が出来ているのです」

 

物間「それだと騎馬戦には間に合わないね」

 

るしあ「なので”パンクジャック”への変身はしないでくださいね。るしあとの約束ですよ?では、騎馬戦後にまた会いましょう。るしあとしては勝ち進む事を祈っているのです」

 

 

 

 

 

物間「僕は...負けられないんだぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 僕はデザイアドライバーを装着し、”モンスターバックルをセットする。

 

『セット』

 

回原「物間!?」

 

円場「何だよそれ!?」

 

爆豪「それは!狐面野郎と同じ!!」

 

 

 

るしあ「物間君!?駄目なのです!!」

 

 

 

 遠くから制止の声が聞こえる...だが止められない。負けじゃだめなんだ。もうあんな世界はいやなんだ。

 

 

物間「変身」

 

『モンスター・・・レディーファイト』

 

切島「ウソだろ!?あれ、白上とおなじ」

 

爆豪「変身しやがった」

 

パンクジャック「これはコピーじゃない...」

 

 僕の.....ボクダケノ......

 

パンクジャック「チカラダァァァaaaaa」

 

爆豪「切島!全力で守れ!!」

 

『モンスター・・・ストライク!!』

 

パンクジャック「haaaaaaaaaaa!!」

 

切島「ぐっ...うおぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 ボクノパンチヲトメラレルトオモッテイルノカ?ソンナヒリキナマモリデ

 

爆豪「シネー!!」

 

バーン!!

 

 トマルモノカ?ソンナヒリキナコウゲキデ

 

 

 サア、コワレロヨ

 

パンクジャック「ツブルレチマエェェェェeee!!」

 

 そして爆豪達は僕の一撃によって場外の壁まで吹き飛ばされた。

 

パンクジャック「ハハ、アハハ、アハハハハハハハハハハハ」

 

 そうして僕は試合終了の合図と共に意識を失った。その手には1枚の鉢巻きをもって

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 轟チームと俺たちの激突!!最初に仕掛けたのは出久。個性を発動した右手で空を切る事で、轟のガードを崩した。

 

轟「っ!?」

 

出久「これだぁぁぁ!!」

 

 出久が鉢巻きを一枚取る。だが

 

麗日「デク君!!それ違うよ!!」

 

 そこには70ポイントと書かれた鉢巻きが

 

ギーツ「やられた!」

 

八百万「万が一に備えて、鉢巻きの位置は替えてますわ」

 

天哉「轟君、しっかりしたまえ。危なかったぞ?」

 

P·M(プレゼント·マイク)『残り10秒!!緑谷チーム1千万奪還ならず」

 

ギーツ「まだだ!!最後まで諦めるものかぁぁぁぁぁ!!」

 

 まだ、ブーストの必殺は切れてない。一気に迫る!!

 

出久「常闇君!!」

 

轟「上鳴!!」

 

 ダークシャドウの攻撃は上鳴の放電に防がれる。

 

出久「麗日さん!!」

 

麗日「よっしゃぁぁ!!」

 

天哉「くっ」

 

轟「八百万!!」

 

ギーツ「いっけえぇぇぇ!!」

 

出久「おおおおぉぉぉぉぉ!!」

 

 轟が氷で固めた棒を構える。出久が手を伸ばすだが、

 

P·M(プレゼント·マイク)『タイムアップ!!第二種目騎馬戦終了!!』

 

「「「「「うおぉぉぉぉぉ」」」」」

 

出久「うぐっ」

 

英寿「終わった...か」

 

轟「くそ

 

P·M(プレゼント·マイク)『んじゃ、上位4チーム見て見ようか?』

 

 そしてモニターに順位が映し出される。

 

・・・・・・・・・・・・・

・1位:轟チーム    ・

・2位:物間チーム ・

・3位:心操チーム ・

 

 

麗日「デク君?」

 

出久「あのっごめん本当に...」

 

英寿「俺こそすまない。ここまで来て出し惜しみしちまった。ブーストのフルパワーなら間に合ったのに」

 

 そう、俺と出久は反省していた。

 

麗日「ん?あは、二人とも!」

 

 そう言って麗日が踏陰の方を指さす。

 

踏陰「お前の初撃から轟は明らかな動揺を見せた。1千万を取るのが本意だったろうが、そううまくは行かないな」

 

出久「あ、ああ」

 

踏陰「それでも1本、警戒が薄くなった頭の方を頂いといた。緑谷、お前が追い込み生んだ。轟の隙だ」

 

・           ・

・4位:緑谷チーム    ・

・・・・・・・・・・・・・

 

出久「うわぁぁぁぁぁぁ」

 

英寿「踏陰、お前...最高だぜ!!」

 

 出久は号泣、俺は勢いで踏陰に飛びつく

 

踏陰「おい!白上!やめろ!!」

 

麗日「やったね!みんな!!」

 

英寿「いえ~~~~い!!」

 

出久「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

P·M(プレゼント·マイク)『以上の4組が最終種目へ!進出だーーーー!!』

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

吹雪「やった~~~!!えー君最終種目いった~~~」

 

トワ「よし」

 

わため「やっぱり、トワちゃんも緊張してたんね~~」

 

トワ「いや、これわ~」

 

メル「良いじゃないの。せっかく弟君達が活躍したんだから」

 

まつり「もおそろ出番じゃね?」

 

アキ「みんな、そろそろ準備入ってだって」

 

はあと「それじゃ、1期生&4期生チーム!ファイトー」

 

「「「「「「「「おお~~~!!」」」」」」」」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

英寿「おい切島、芦戸、瀬呂、大丈夫なのか?」

 

上鳴「いや、そこは爆豪も心配してやろうぜ?」

 

英寿「え?不良君は大丈夫だろ?」

 

瀬呂「実際の所、俺と芦戸は壁まで吹っ飛ばされたダメージしかね~よ。でも、切島は諸に喰らってたからしばらく起きれねーだろうよ?」

 

芦戸「爆豪もかなり良いのもらったはずなんだけど...」

 

爆豪「チクショウ!俺があんな物まね野郎にぃぃぃ」

 

 目が覚めてからずっとああなんだろうな~

 

英寿「それで?俺ら氷の壁のせいで見えなかったんだけど、誰にやられたんだ?」

 

瀬呂「ああ、B組の物間だ。あいつの個性はコピー、それで白上の個性をコピーしてたんだ」

 

英寿「はぁ?はあぁぁぁぁ!?」

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

るしあ「まつのです。物間君!騎馬戦では変身するなと」

 

物間「ジャマダ」

 

るしあ「っ!暴走...してるのです?一大事なのです」

 

PLPLPLPLPL...ガチャ

 

るしあ「もしもし代表?一大事なのですよ!パンクジャックが...へ?るしあ一人でイレギュラーに接触するですか?もし、勧誘出来ても担当は彼女のはずじゃ?へ?今は留守にしてる?そうですか...了解なのです。イレギュラー...「ギーツ」に接触してみるのです」

 

ガチャ

 

るしあ「あ~~~の自由人がぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「さあ、弟。仮面ライダーパンクジャックの暴走、仮面ライダーギーツならどう止める?」

 




ありがとうございました。

そんな訳で物間君、”変身”です!暴走です!!

これからどうなるのか?

そして、久しぶりにホロライブ要素出せました。次回も出ます。

さあ、次回もお楽しみに!!

英寿「更に

吹雪「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」

英寿「え?フブ姉!?」


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No20:最終種目発表!相対する者達!!

20話です。

バトルはなし

それではどうぞ


 体育祭は昼休憩となった。俺はいつも通り出久を誘おうとしていた。

 

英寿「出久どこだろう?」

 

 そうして人影がない通路まで来てしまうが、そこに見知った姿が

 

英寿「お~い、不良君~何をムグ」

 

爆豪「少し黙れ狐面野郎

 

 爆豪に口を塞がれる。彼の目線を追うとそこには出久と轟が?

 

轟「そんなんじゃなくて...って言い方は、少なくとも言えないつながりがあるって事だ」

 

出久「っ!」

 

 出久が問い詰められてる?秘密がばれたのか?これで俺含めて3人目だぞ?

 

英寿(出久...大丈夫か)

 

 そこから語られたのは、轟の家庭事情...俺と爆豪が聴いていい話じゃない。だけど

 

轟「クソ親父の個性がなくたって...いや、使わず1位になることでやつを完全否定する」

 

英寿(それは違うぞ...轟...)

 

 この話で一つだけ譲れないことが出来てしまった。出久も動くようだ

 

出久「僕はずっと助けられてきた。さっきだってそう、僕は誰かに助けられてここにいる。笑って人を助ける、最高のヒーロー。オールマイト...彼の様になりたい。そのためには一番になるぐらい強くなきゃいけない。君に比べたら些細な動機かもしれない。でも、僕だって負けられない。僕を助けてくれた人たちに答える為にも...さっき受けて宣戦布告、改めて僕からも...僕は君に勝つ!!」

 

英寿(出久...)

 

 あいつってやつは自然と格好いい事言いやがる。それを聴いてた爆豪も去って行く。

 

英寿「行くのか?爆豪?」

 

爆豪「この体育祭、もう俺は終わってるからな。白上...轟にだけは負けんじゃねーぞ」

 

英寿「ああ」

 

 そうして俺も引き返そうとする。

 

??「白上英寿君、いえ、仮面ライダーギーツにミッションのお知らせに参りましたのです」

 

英寿「え?」

 

 その声に反応して振り返る。そこには...

 

英寿「潤羽るしあさん!?」

 

るしあ「あら?知られているのですか?」

 

 そこには前世でホロライブを引退した。”潤羽るしあ”さんがいたのだ。

 

るしあ「なら話が早い。お話しましょうか?ギーツ?緊急ミッションについて」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P·M(プレゼント·マイク)『さあ、昼休憩を終えて、いよいよ最終種目発表!とその前に、予選落ちのみんなに朗報だ。あくまで体育祭!ちゃんと全員参加のレクリエーションも用意してるのさ!そしてここからは彼女たちに協力をお願いしよう!』

 

 プレゼントマイクの紹介と共にステージにあの人たちが現れる。

 

英寿「うそ!?俺聴いてない」

 

踏陰「すまん白上。俺はこれから消える」

 

範太「やべーサプライズだぜ!!」

 

P·M(プレゼント·マイク)『ホロライブーーーーー!!1期生&4期生!!』

 

1&4期生「「「「「「「「「皆さんこんにちわ~~~」」」」」」」」」

 

「「「「「うぉぉぉぉぉ」」」」」

 

 そこにはホロライブの1期生と4期生のみなさんがいた。

 

フブキ「改めまして、ホロライブの1期生と4期生が雄英体育祭の1年ステージにゲストで参加させて頂きます!!」

 

「「「「「うぉぉぉぉぉ」」」」」

 

範太「俺、雄英入って良かった~~~~」

 

上鳴「瀬呂?それは早まり過ぎだ」

 

 みんななんだかんだで大騒ぎだ。

 

フブキ「みんなにお願いがあります!今回の最終種目には私の弟と・・・」

 

トワ「私の弟が出場していま~~~す!!」

 

「「「「「な、なんだって~~~~」」」」」

 

英寿「あ、やべー」

 

 A組からは同情の目線、他クラスから羨望・嫉妬様々な視線が...

 

フブキ「なので、応援よろしくね!!」

 

まつり「それじゃ、レクリエーションなので...何曲か歌わせて頂くので聴いてください」

 

 そうして一瞬で体育祭がライブ会場になった。ちなみに後で聞いた話だが、他の学年には他のメンバーが来ていたらしい。この世界のホロライブの影響力を改めて実感した。

 

 

 

 

P·M(プレゼント·マイク)『ホロライブの皆さん!サンキューな!!それじゃ楽しめレクリエーション!!それが終われば最終種目進出!総勢16名によるトーナメント形式、1対1のガチバトルだぁぁぁ!!」

 

切島「最終種目はサシでのトーナメントか?」

 

上鳴「切島?起きて大丈夫なのかよ?」

 

切島「おう!クラスの応援するんだ!保健室で寝てなんていられねーぜ」

 

英寿「なら、その期待に応えないとな」

 

ミッドナイト『それじゃあ組み合わせ決めのくじ引きしちゃうよ!組が決まったらレクリエーションを挟んで開始となります。レクに関しては出場者16名の参加は個人の自由とします。息抜きしたい人も温存したい人もいるしね。んじゃ1位のチームから』

 

「あの、すみません。俺辞退します」

 

 そこに衝撃が走った。

 

英寿(あの人、心操と組んでた?...そういうことか)

 

 同じ中学、心操の個性は知っている。故に状況も把握出来る。

 

ミッドナイト「そう言う青臭いのは...好み!2名の棄権を認めます」

 

(((((好みで決めた!!)))))

 

青山「僕は、出るからね」

 

 こうして、2名の空きが出来た。つまり

 

ミッドナイト「2名の繰り上がりは5位の爆豪チームからになるけど」

 

芦戸「なら、爆豪出なよ。切島は無理させられないし」

 

切島「だな。爆豪...頼んだぜ」

 

爆豪「俺はこんな譲られる形の出場なんて「爆豪」っ!!」

 

 俺は爆豪に呼びかける。

 

耳郎「白上が爆豪を普通に呼んだ!?」

 

葉隠「今まで一貫して不良呼びだったのに」

 

 一瞬の無言が俺たちの間に流れる。そして

 

爆豪「俺に負けても文句言うんじゃね~ぞ?白上」

 

英寿「不良君に負けるかよ」

 

爆豪「言ってろ」

 

 俺たちのやりとりに唖然とするクラスメイト達...そこに

 

範太「よっしゃぁぁ!!もう一人は俺だ!!」

 

芦戸「あ~~パーを出さなければ~~」

 

 もう一人は範太に決まったようだ。

 

ミッドナイト「というわけで、爆豪と瀬呂が繰り上がり16名!抽選の組はこうなりました」

 

・・・・・・・・・・・・・

・第1回戦:心操VS緑谷  ・ 

・第2回戦:轟VS瀬呂   ・

・第3回戦:物間VS上鳴  ・

・第4回戦:飯田VS白上  ・

・第5回戦:円場VS青山  ・

・第6回戦:常闇VS八百万 ・

・第7回戦:回原VS黒色  ・

・第8回戦:麗日VS爆豪  ・

・・・・・・・・・・・・・

 

「「「「「うぉぉぉぉ」」」」」

 

回原「黒色よろしく」

 

黒色「おう」

 

踏陰「全力で行く」

 

八百万「望むところですわ]

 

青山「メルシー、僕が相手で残念だったね」

 

円場「な、なんだこいつ?」

 

心操「あんただよな?緑谷出久って?」

 

出久「っ!!」

 

心操「1回戦よろしく」

 

出久「っあ、よムグ」

 

英寿「出久、答えなくていいよ」

 

心操「白上...」

 

英寿「いい個性なんだから、もっとましな使い方しろよ?」

 

 そうして、俺たちは離れる。

 

出久「英寿君どうして?」

 

英寿「あいつに答えなくていい、少なくとも試合が終わるまで」

 

爆豪「あ?麗日?」

 

麗日「ひぃぃぃぃ」

 

天哉「白上君、4回戦。いい試合にしよう」

 

英寿「ああ、よろしく!天哉!!」

 

P·M(プレゼント·マイク)「よーし、ひとまずトーナメントは置いといて、イッツつかの間!!」

 

 

 

 

 

 

吹雪「えー君、最終種目進出おめでとう」

 

英寿「ありがとうフブ姉!紹介するよ。俺の友達で、緑谷出久、飯田天哉、麗日お茶子だ」

 

吹雪「へ~君たちが?弟から話は聞いてるよ?よろしくね」

 

出久・天哉・麗日「「「よろしくお願いします」」」

 

英寿「後はドル友の瀬呂範太、そしてトワさんの弟の踏陰だな」

 

範太「は、ははは初めまして!瀬呂範太っす!ホロライブの全アイドルが推しっす!」

 

吹雪「あはは、ありがとう!!特別に後で、今日のメンバーのサイン用意しとくね?」

 

範太「あざーす」

 

踏陰「...」

 

吹雪「常闇君ごめんね?アイドル苦手なのに注目させちゃって?」

 

踏陰「いえ」

 

トワ「なにやってんの踏陰?姉ちゃんの先輩なんだからしっかり挨拶しなさい」

 

踏陰「くっ、姉貴」

 

吹雪「いいよトワちゃん、アイドル苦手な子に無理させちゃ駄目だよ」

 

 このようにフブ姉に友達を紹介したり

 

 

 

 

 

 

出久「え、それじゃ心操君の個性は?」

 

英寿「ああ、洗脳だ。中学の時はそれで陰口言われてたな。いや、すまん。今は関係なかったな」

 

出久「大丈夫だよ。それで対策は?」

 

英寿「それは...」

 

 出久に助言をおこなったり

 

 

 

 

 

 

 

るしあ『物間君を助ける為に協力を要請したいのですよ。そのために力を貸すのです。貸し出し期間はこの体育祭の間...終了後また会いに行かせて頂くのです』

 

英寿「るしあさんが何でこんな物を」

 

 俺の手にはるしあさんに渡された二つのバックル...

 

英寿「試すしかないか?...行くぜ!変身!!」

 

 本編を1話しか見ていない俺には真新しいバックルの練習をしていた。

 

英寿(物間は助ける。だがまずは、天哉に勝たないとな)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

パンクジャック「アアア(体が言うことを聞かない?るしあさんの忠告を無視したツケがこれか)」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

るしあ「頼みます。ギーツ...白上英寿君」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 みんながそれぞれに試合に向けて過ごしていく。そしてついに

 

P·M(プレゼント·マイク)「ヘイガイズ!アーユーレディ!!」

 

「「「「「うぉぉぉぉ」」」」」

 

P·M(プレゼント·マイク)「色々やって来ましたが!結局これだぜガチンコ勝負!!頼れるのは己のみ」

 

 プレゼントマイクが進行を始める。

 

英寿「もうすぐ出久の出番だ」

 

麗日「そうだね。頑張れデク君」

 

天哉「白上君は相手の心操君と同じ中学だったんだろ?どうなんだ彼は?」

 

白上「正直中学での俺は問題児だったから周りを見る余裕無かったからな~」

 

麗日「そうなの?以外?」

 

英寿「それについてはいつかね?でも俺が知ってる心操ってやつは、誰よりも努力家なスゲーやつだよ」

 

P·M(プレゼント·マイク)『オーディエンス共!!ついに最終種目が始まるぜ!!第1回戦!!』

 

 最終種目が始める。




ありがとうございました。

次回からはバトル回が続きますよ?

そして英寿が手に入れたバックルとは?

それでは次回

英寿「行くぜ出久!!」

出久「うん。英寿君」

英寿・出久「「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」」


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No21:バトルin雄英ファーストラウンド!!緑谷VS心操

21話です。

今回は主人公あまり出ませんがよろしくです。

では、どうぞ!


P·M(プレゼント·マイク)『さあ、始めて行くぜ!決勝トーナメント!!第一試合は普通科唯一の参戦、心操人使。相対するは、ヒーロー科、緑谷出久だー!!』

 

「「「「「うぉぉぉぉ」」」」」

 

天哉「緑谷君は勝てるだろうか?」

 

英寿「心操は出久の神経を逆なでして個性発動のトリガーを引き出すだろうからそれを出久がどれぐらい我慢できるか何だが...」

 

麗日「デク君...」

 

P·M(プレゼント·マイク)『試合開始だぜ!!』

 

 第一試合、出久は開始と同時に

 

麗日「デク君、止まっちゃったよ!?」

 

英寿「心操...人のいやなところ突くのうまいな~」

 

天哉「関心している場合じゃないぞ!?」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※緑谷視点※

 

P·M(プレゼント·マイク)『試合開始だぜ!!』

 

心操「これは心の強さを問われる戦いだ」

 

出久(心操君の個性は彼の声に答えてしまう事で発動する。ならただ攻めるのみ)

 

心操「白上から俺の事を聞いたんだろうが、知ってるか?あいつはとんだ卑怯者だぜ?」

 

出久(何を言って?)

 

心操「中学の頃、あいつはあんな強個性を持ちながらそれを言わず無個性を語り、僕は世界で一番可哀想なやつなんですアピールしてたんだぜ?そんでもってある日突然その個性を見せつけて他の奴らを見返すって算段だった訳だ。なっ卑怯者だろ?」

 

出久「ふざけるな!!英寿君はそんなやつじゃない!!」

 

 そう、英寿君の助言を忘れたわけじゃない。だがそれを上回る怒りに声を上げてしまった。それ故に僕は...

 

P·M(プレゼント·マイク)『緑谷、開始早々完全停止!!』

 

心操「まずは謝る。俺は白上は嫌いだが別に卑怯者だとは思ってない。あいつは俺の個性でヒーローを目指せると言ってくれたやつだからな。まあ、中学の他のやつの感想だよ。今のは...さて、終わらせよう」

 

出久(やばいやばいやばいやばい、完全に心操君の思惑にはまった)

 

心操「振り向いてそのまま場外まで歩いて行け」

 

 心操の言葉に合わせ僕の体は場外に向けて歩き出して行く。

 

心操「俺の個性では入試の実技は無理だと悟ったよ。だからまずは普通科だ。雄英に入れれば中から上がることは出来る。そして白上を見返して...俺がトップになる」

 

出久(駄目だ。体が勝手に)

 

心操「そのための踏み台になってくれ?緑谷」

 

 終わるのか?僕の戦いは?こんな形で

 

出久(チクショー、止まれ。止まれ!止まれぇぇぇ!!)

 

 その時突然いくつもの視線が僕を見ている感覚がした。

 

ドカーン

 

心操「っ!!」

 

出久(へ?ワンフォーオールが勝手に!?)

 

P·M(プレゼント·マイク)『これは?緑谷とどまった~~~』

 

出久「はっ...はっ...」

 

 ワンフォーオールの暴発、体が自由になり僕は心操君に突進していく。

 

心操「なんで?ちっ、お前もそう言うやつかよ!!」

 

 僕は心操君をつかみ場外へと押し出していく

 

心操「お前も!白上も!どうしていつも...なんか言いやがれ!!」

 

 心操君のパンチが僕の顔面にあたる。でも止まらない。止まるわけにはいかない。

 

心操「ちっ、止まりやがれ!!」

 

 心操君のパンチは続いて僕の腫れた指に当たり体勢が崩れる。

 

心操「お前が場外に行きやがれ!!」

 

 形成が逆転、僕が場外側になり心操君が押し出そうとしてくる。でも、僕は

 

出久(負けられないんだ!!)

 

 押し出そうとする心操君の腕を掴み、背負い投げを決める。これにより

 

ミッドナイト『心操君場外、緑谷君2回戦進出』

 

「「「「「うぉぉぉぉ」」」」」

 

 僕は辛くも一勝をもぎ取った。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

英寿「良い試合だったんじゃねーの?」

 

心操「っ!!白上!?」

 

英寿「昔みたいに英寿って呼んでくれないんだな?」

 

 俺は心操が退場する側の廊下で彼を待ち構えていた。話をするために...

 

心操「お前が先に裏切ったんだ」

 

英寿「ああ...」

 

 俺は...いや、あの時の”僕”は君の制止の声を振り切った。だから

 

心操「悪い、疲れてるんだ。通してくれ」

 

英寿「すまない」

 

 そうして彼は俺を通り過ぎて行く。

 

英寿「”人使”!!...待ってる」

 

 心操は振り返る事無く歩いて行ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心操「待ってろ?”英寿”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

麗日「あっデク君!!」

 

天哉「お疲れ!!隣空けてあるぞ」

 

出久「うん」

 

 出久が観客席に戻ってくる。

 

英寿「お疲れさん。正直ヒヤヒヤしたぜ」

 

出久「あはは、ごめんね。色々教えてくれたのに」

 

英寿「勝ったから問題なしさ」

 

 

 

 

 

P·M(プレゼント·マイク)『お待たせしました。続きましては~ヒーロー科、瀬呂範太。対するはヒーロー科、轟焦凍。レディーファイト!!』 

 

 だが、2回戦は一瞬で決着が着いた。轟が試合場すべてを凍結させ、範太は一切身動きがとれなくなってしまった為だ。

 

「ど、ドンマーイ!!」

 

「「「「「ドンマーイ!!」」」」」

 

 そして、ドンマイコールにて範太の戦いが終わった。

 

 

英寿「範太!ドンマイ」

 

範太「お前も言うなよ!悲しくなる」

 

 

 さあ、次は3回戦だ。




ありがとうございました。

中学編...やりませんよ?

さて、次回は英寿君対飯田くんです。

お楽しみに!!

英寿「範太ドンマイw」

範太「まだ言うのかよ!!」

英寿・範太「「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」」


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No22:英寿対天哉!ハイスピードバトル!!

22話です。

どうぞ


P·M(プレゼント·マイク)「さあ、次行くぜ~第三試合、ヒーロー科、物間寧人!VSヒーロー科、上鳴電気!」

 

上鳴「お前切島達をぶっ飛ばしたやつだろ?全力で行くぜ?」

 

物間「・・・」

 

P·M(プレゼント·マイク)「試合開始だ~」

 

上鳴「コピーや変身される前に仕留める!喰らいやがれ!!」

 

 上鳴の速攻で放った電撃が物間にヒットする。

 

上鳴「よっしゃ!このまま攻めまくって」

 

 だが、物間は電撃にひるむことなく、変身する。

 

上鳴「へ?」

 

『モンスター・・・レディーファイト』

 

パンクジャック「キカナイサ、ダッテ、ゴムダカラ」

 

上鳴「はぁ?ゴム?いつコピーしてたんだそんな個性!」

 

 

 

 

 

 応援席で見ていた俺たちにも衝撃が走っていた。

 

出久「物間君の個性は確か5分間コピーが維持できるはず、試合開始までに対上鳴君個性を見つけてコピーそして試合に維持したまま出るなんてほぼ不可能だ」

 

天哉「考えられるとすれば、そのあり得ない状況が実現できたか?」

 

英寿「個性そのものが成長したかだ」

 

 

 

 

上鳴「チクショウ!ゴムの個性をコピーしてるせいで全然きかねぇ!」

 

パンクジャック「オワリダ」

 

『モンスター・・・ストライク!!』

 

上鳴「あっ」

 

 パンクジャックが放った一撃はステージの半分をえぐりきるほどの威力だった。上鳴は場外の壁まで吹き飛ばされ、意識を失っていた。

 

ミッドナイト『上鳴君場外、物間君2回戦進出。なんだけど...物間君、アレはやり過ぎよ?次はないと思いなさい」

 

物間「・・・」

 

 変身を解除した物間はミッドナイトの注意に対して何も答えず立ち去って行った。

 

 

 

 

 

P·M(プレゼント·マイク)「ステージを修復したのち、試合を再開するぜ」

 

耳郎「私上鳴の様子見てくる」

 

切島「俺も行くぜ。良いのもらってたからな」

 

 そうして2人は上鳴の所に向かって行く。

 

天哉「上鳴君は心配だが」

 

英寿「俺たちは次試合だからな。行こうぜ」

 

天哉「ああ」

 

麗日「二人とも頑張れ」

 

 仲間のエールを受け、俺たちは決戦の場に向かう。

 

英寿「...」

 

 

るしあ『物間君を助けてほしいのです』

 

 

英寿「はぁ~~~」

 

天哉「どうしたんだい?白上君?心ここにあらずって感じだぞ?」

 

英寿「え?いや悪い。上鳴が心配でさ」

 

天哉「確かに心配だが俺たちもそれぞれに試合がある。そんな様子じゃ、俺には勝てないぞ?そもそも勝たせるつもりもないがな」

 

英寿「天哉...」

 

 そこでちょうど分かれる場所となる。

 

天哉「白上君、僕は君に勝つぞ?だから全力で」

 

英寿「ああ、また後で」

 

 そうしてそれぞれの入場口へと歩き出す。だが、俺の気持ちは別の所に向いていた。

 

英寿(るしあさんが言ってた物間の暴走、アレが本当に暴走かもわからない。ただ)

 

 思い出されるのはあの一撃

 

英寿(俺は...勝てるのか?)

 

 

 

 

P·M(プレゼント·マイク)『待たせたな~第4試合だ!ヒーロー科、白上英寿!対飯田天哉!』

 

 名前が呼ばれ、俺たちはステージに上がる。

 

P·M(プレゼント·マイク)『レディーゴー!!』

 

英寿「変身」

 

『マグナム・・・レディーファイト』

 

 俺はマグナムシューター40Xを構えるがその時天哉はすでに目の前まで接近していた!

 

ギーツ「なっ!?」

 

天哉「遅い!!」

 

 天哉は高速で俺に接近、俺の武器を蹴りで吹き飛ばし、そこから連続で回し蹴りを放ってくる。

 

ギーツ「甘い!!」

 

 俺は即座に腕に収納されている銃を起動し天哉に向けるがすでにそこに天哉はいなかった。

 

ギーツ「っ!どこに!?」

 

天哉「甘いのは君の方じゃないかい?」

 

ギーツ「な、ぐあぁぁぁ」

 

 背後に回っていた天哉の蹴りが無防備な背中にヒットし、俺は膝をついてしまう。

 

天哉「・・・」

 

 即座に振り返り銃を構えようとするが、天哉はもう目の前におりやられることを覚悟する。だが、いつまでたっても攻撃が来ず顔を上げる。

 

天哉「どこを

 

ギーツ「天哉?」

 

天哉「どこを見ているんだ!白上君!!」

 

ギーツ「なっ、何を言って」

 

天哉「こんな不抜けた戦い方をされて、怒るに決まっているだろう!!」

 

ギーツ「不抜けてなんか...」

 

天哉「僕は僕が認めたライバルである君との全力の試合を楽しみにしていたんだ。なのに君は僕の事をちっとも見ていない。だからこんな本来の君には簡単に対処されるような攻めでも君はそうして膝を着いているんだ」

 

ギーツ「・・・」

 

 図星だった。次の事を...託されたことに意識が向かって、今を見ていなかった。

 

天哉「今は他の誰でもない僕と君の戦いだ。よそ見するなよ!!」

 

ギーツ「ああ、すまなかった。全力でって言ってたのにな」

 

 俺はマグナムバックルを外し、ブーストバックルを取り出す。

 

ギーツ「そのお詫びになるかわからないが、ここからは全力でお前倒しにいく」

 

『セット』

 

ギーツ「覚悟は良いか?天哉」

 

『ブースト・・・レディーファイト』

 

天哉「覚悟だって!?そんなもの、とっくに出来ているさ」

 

『リボルブオン』

 

ギーツ・天哉「「おおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ」」

 

 お互いが高速で接近し、蹴りのラッシュがぶつかりある。

 

天哉「そうさ!これを待っていたんだ!!白上君!!行くぞ!!」

 

ギーツ「待たせた分、きっちり良いの喰らわせてやるぜ」

 

 俺たちは互いに距離を取り、天哉はクラウチングスタートの構えを取る。

 

『ブースト・・・ストライク!!』

 

 俺は必殺を発動する。

 

天哉「行くぞ!レシプロエクステンド!!」

 

ギーツ「うおぉぉぉぉ」

 

 俺たちの戦いの速度はどんどん加速してしていく。

 

P·M(プレゼント·マイク)『おいおい!どんどん早くなってもうほとんど残像しか残ってねーぞ?』

 

 高速の戦いの中で、お互いの蹴りが何度も炸裂しあう。

 

ギーツ「もっと上げてくぞ!天哉!!」

 

天哉「まだまだ俺は早くなって見せる」

 

 だが、天哉の奥の手であるレシプロエクステンドの効果時間はあまりにも短かった。

 

天哉「ここまでか」

 

 天哉の足のマフラーからは黒煙が出ておりエンストしてるのがわかる。

 

ギーツ「前半待たせて悪かったな」

 

天哉「なに...まだ君の最大の攻撃を避けてから反撃してやるさ」

 

ギーツ「そっか、なら全力中の全力だ!!受けて見やがれ」

 

『デュアルオン・・・ブースト&マグナム・・・レディーファイト』

 

ギーツ「さあ、ハイライトだ」

 

『ブーストタイム』

 

 ブーストタイムを発動、ブーストライカー:ギーツモードが現れ、俺は飛び乗った。

 

天哉「来い!白上君!!」

 

ギーツ「行くぜ!天哉!!」

 

『ブースト・マグナム・・・グランドヴィクトリー』

 

ギーツ「はぁぁぁぁ!!」

 

 俺のライダーキックが天哉に向けて放たれる。

 

天哉「避け...きれな」

 

 天哉にキックが当たり、そのまま場外まで吹き飛んでいく。

 

ミッドナイト「飯田君場外、白上君2回戦進出」

 

英寿「天哉、大丈夫か?」

 

 俺はすぐに天哉の元に駆け寄る。

 

天哉「つぅ~、とても良いのをもらってしまった」

 

英寿「すまん、痛むか?」

 

天哉「なに、正々堂々の戦いで受けた傷だ。このぐらいへっちゃらさ」

 

英寿「そうか、でも医務室まで運ぶよ」

 

天哉「ああ、助かる」

 

 俺は天哉に肩を貸し、医務室へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 その後医務室に着いた。俺たちを上鳴達が出迎えてくれる。

 

天哉「上鳴君?大丈夫なのかい?」

 

上鳴「まあな、今目覚めたところだ」

 

切島「それにしてもお前ら良い試合してたな。途中から早すぎて目で追えなくなっていってたぜ」

 

英寿「サンキューな」

 

リカバリーガール「ほれほれ、しゃべってないでささっと治癒しちゃうよ?チューーー」

 

天哉「うわぁぁぁ」

 

 初めてのあれはきついよな。

 

英寿「天哉、俺は先に戻ってるぞ?」

 

天哉「ああ、後で俺も戻るよ」

 

耳郎「上鳴はしばらく安静みたいだし、私も戻ろうかな?」

 

切島「じゃあ俺も」

 

上鳴「待ってくれ!!俺を一人にしないで~」

 

切島「わかった。俺は残るから抱きつくなって」

 

 

 

 

 

 そんなやりとりもありながら、応援席に戻る。

 

出久「英寿君お疲れさま」

 

麗日「お疲れ~」

 

英寿「今戻った。試合どんな感じ?」

 

出久「それが...」

 

 

 

 出久の説明によると、青山はビームの出し過ぎで腹を痛め負けたらしい。

 

英寿「ということは...」

 

麗日「次は八百万さん対常闇君だね」

 

出久「僕たち的には常闇君を応援したいね」

 

英寿「ああ、楽しみだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回「麗日VS爆豪」に続く




ありがとうございました。

改めて思いました。戦闘描写って難しい!

さて、次回をお楽しみに

英寿・天哉「「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」」


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No23:麗日VS爆豪!!覚悟を持つ者

23話です。

この話で1回戦が終わります。

それではどうぞ


P·M(プレゼント·マイク)『どんどん行くぜ第六試合!!常闇踏陰対八百万百!!これまたA組同士の対決だ~』

 

踏陰「よろしくお願いします」

 

八百万「はい、よろしくお願いしますわ」

 

 

 

 

 

英寿「出久はこの試合どう見る?」

 

出久「時間がカギになると思うよ?」

 

麗日「時間?」

 

天哉「多分だが、八百万君が常闇君に対抗できる物を想像するか?その前に決着を着けるかだろうな」

 

麗日「なるほど~」

 

英寿「まあ、今回はたぶん...あいつの勝ちだ」

 

 

 

 

 

 

P·M(プレゼント·マイク)『試合開始』

 

踏陰「ダークシャドウ!!」

 

八百万「盾を!!きゃっ」

 

 八百万は盾を素早く創造するが、踏陰の攻撃によって武器を作れずに追い込まれる。

 

八百万(このままでは...え?攻撃が止まった!?)

 

 踏陰は突然攻撃を止めたのだ。

 

八百万「今で

 

ミッドナイト「八百万さん場外、常闇君2回戦進出」

 

八百万「えっ!そんな」

 

 八百万はすぐさま自分の足下を確認するが無情にも足は場外エリアを踏んでいた。

 

踏陰「ありがとうございました」

 

 踏陰はお辞儀をし、その場を後にした。

 

 

 

 

 

英寿「踏陰が勝つとは思ってたが、盾だけを狙うか...」

 

出久「八百万さんを傷つけないためだね」

 

麗日「紳士や」

 

英寿「だがそれは、八百万の心に傷がのこるかもな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 続く第七回戦、『回原VS黒色』は黒色が個性をうまく発動できる環境でなかった為敗北、回原が勝利した。

 

芦戸「白上は良いの?緑谷と飯田は麗日の所に激励に行ったよ?」

 

英寿「今回に限って言えば、俺は中立でいたいからな。そこは2人に任せるさ」

 

範太「そもそも気になってたんだけど、爆豪とお前普段仲悪い方なのに午後になってから妙に通じ合ってるけど何かあったのか?」

 

英寿「俺からは何も...ただ、同じ思いがあるのは確かだ」

 

 

 

 

 

 

P·M(プレゼント·マイク)『これが1回戦の最終試合、麗日お茶子VS爆豪勝己』

 

 二人がステージに上がって来る。

 

出久「始まった?」

 

英寿「まだだ、麗日なんだって?」

 

天哉「決勝で会おうぜと君にも言ってたよ」

 

英寿「そうか...頑張れ、麗日。不良君は強いぞ」

 

P·M(プレゼント·マイク)『試合開始だ!!』

 

 開始の合図とともに麗日が低姿勢で突っ込ん行く。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※爆豪視点※

 

 思い出すのは狐面野郎の視線

 

白上『(お前も来い!!轟をぶっ飛ばすのは俺たちだ)』

 

 だが、トーナメント表的にはデクが先に当たる。その後は狐面野郎だ。

 

爆豪(俺は何の為にここにいるんだ?)

 

 やつの目に促され情けを受け入れた。だと言うのに...

 

P·M(プレゼント·マイク)『これが1回戦の最終試合、麗日お茶子VS爆豪勝己』

 

爆豪(あいつは普段デクや狐面野郎とつるんでるやつか...)

 

 対戦相手が気に入らない奴らの仲間だと、ここに来て初めて把握する。

 

爆豪(見せて見ろや、あいつらにある何かを...)

 

P·M(プレゼント·マイク)『試合開始だ!!』

 

 開始とともにやつが突っ込んで来る。 

 

ドカーン

 

 一発吹き飛ばす。

 

麗日「あかん、わかってても反応できない」

 

爆豪「(デクとの訓練の時、俺の癖見抜かれた。さすがに突いて来るか?だがな)ぶっ飛ばせば関係ねぇぇよ。かた着けてやる!」

 

 煙が舞う中何かの陰が見える。

 

爆豪「なめんじゃねぇぇぇ」

 

ドカーン

 

 俺はすかさずそれに爆破をする。だが、それはやつの上着だった。

 

爆豪「っ!!」

 

 すぐにやつを背後に見つける。

 

ドカーン

 

麗日「っ!!」

 

 やつは受け身をとりすぐ俺に突っ込んで来る。

 

爆豪「おせぇぇ!!」

 

ドカーン

 

麗日「おぉらぁぁぁぁ!!」

 

ドカーン

 

 何度も何度も吹き飛ばすが、来るのを止めない。

 

爆豪(何を考えてやがる?あの目は絶対になんかあるやつだ)

 

 デクと...狐面野郎と...同じ目をする。あいつは!!

 

「おい!!それでもヒーロー志望かよ?そんだけ実力差あるならさっさと場外に出せよ?女の子いたぶって遊んでんじゃねーぞ」

 

「そうだそうだ!!」

 

 「「「「ブーブー」」」」

 

爆豪(実力差?あの目見てそんなこと)

 

ドカーン

 

麗日「うぁぁぁぁ」

 

爆豪(考えてられるかよ)

 

相澤『今遊んでるつったのプロか?何年目だ?シラフで言ってるなら、もう見る意味ネーから帰れ。帰って転職サイトでも見てろ!爆豪はここまで上がってきた相手の力を認めてるから警戒してるんだろ!本気で勝とうとしてるから手加減も油断も出来ねーんだろうが!!」

 

 煙が晴れてあいつの姿を見る。

 

爆豪(まだだ!あいつは死んでねー!!何が来る!?)

 

麗日「そろそろ」

 

爆豪「っ!!(来るか!?)」

 

麗日「ありがとう爆豪君、油断してくれなくて!!」

 

爆豪「はぁ?(どういう意味だ?俺が油断しないことで起きる事は何だ?)」

 

麗日「かぁぁぁぁつ」

 

爆豪(上か!?)

 

 即座に上を見るそこには瓦礫の雨が迫っていた。更にあいつが突っ込んでくる。

 

爆豪(なら全部...)

 

ドッカーーーン

 

爆豪(吹き飛ばす!!)

 

麗日「一撃って」

 

爆豪「ふぅっ、アブねーな」

 

 間違いなくあいつは俺に勝つ一撃を放ってきていた。それを打ち破ってもなお立ち上がる”麗日”

 

爆豪「へっ、良いぜ!こっからが本番だ。麗日!!」

 

 情けを受け入れて良かった。こんな奴らと戦える!俺はもっと強いやつを打ち破れる!!

 

 

麗日「私も、私も...まだ...ヒーローにっ、なって...」

 

 麗日は限界を超えて倒れる。

 

ミッドナイト「麗日さん、行動不能。爆豪君2回戦進出」

 

爆豪(助かったぜ!!麗日、お前が最初の相手で)

 

 俺はここからも本気で戦える!!

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P·M(プレゼント·マイク)『1回戦終了!!小休憩挟んで次行くぜーーー!!』

 

範太「おう!爆豪!!大変だったな。悪人ずら」

 

蛙吹「組み合わせの妙とはいえ、とんでもなヒールっぷりだったわ!爆豪ちゃん」

 

爆豪「うるせーんだよ。だまれ」

 

英寿「やりきったな?気分はどうだ?」

 

爆豪「”麗日”のおかげで目覚めたわ。決勝でてめえもぶっ潰すぞ?狐面野郎?」

 

白上「そうかよ?その前に負けんなよ?不良君?」

 

耳郎「やっぱり仲良くなってる?」

 

P·M(プレゼント·マイク)『ステージの修復も完了したし、次行くぜ!!』

 

天哉「さあ、緑谷君と轟君の試合だ」

 

麗日「二人まだはじまっとらん?」

 

英寿「ああ、まだ...」

 

麗日「見ねば」

 

天哉「目潰されたのか?早くリカバリーガールの元へ」

 

麗日「行ったよ。これは違う」

 

天哉「違うのか?それよりさっきの試合は残念だったな」

 

踏陰「今は悔恨より次の試合を糧とするべきだ」

 

麗日「うん」

 

天哉「はい」

 

 真っ赤になるほどの涙の後、相当悔しかっただろうに...でも

 

英寿「次に勝ったやつと戦うことになるかもなんだな」

 

 俺は許される限りこの試合を刻みつけようと、そう感じた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※拳藤視点※

 

拳藤「物間?入るよ?」

 

物間「...」

 

拳藤「2回戦進出おめでとう、でも力はいってるのはわかるけどやり過ぎないように...」

 

物間「ナニシニキタ?」

 

拳藤「えっ!?一応激励に?」

 

物間「イラナイヨ...スベテブッコワスカラ」

 

拳藤「物間?何言ってんの!?」

 

物間「サア、デテイッテクレ?ジャマダ」

 

拳藤「っ、わかった...2回戦頑張ってね」

 

 そうして控え室から私は出て行く。

 

物間「クフッ、アハハハ」

 

 退室後も笑い声が聞こえる。アレは物間じゃない。

 

拳藤(どうすればいい?先生にいう?)

 

??「止める必要はねぇ~なぁ~」

 

 どうすれば良いか悩む私に女性が声をかけてくる。

 

拳藤「誰?」

 

??「パンクジャックは私の弟が助けるからな?」

 

拳藤「パンクジャックって物間の事?それに貴方の弟って?」

 

 私が声をかけるもすでにそこには誰もいなかった。

 

拳藤「どういうこと?(でも、先生には頼るなってことだよね?)」

 

 私は歩き出す。先生に頼るのはきっと邪魔される。なら頼れるのはあいつしかいない。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

P·M(プレゼント·マイク)『それじゃ始めるぜ2回戦第一試合!緑谷VS轟!!」

 

 

 

 

 次回、激動の2回戦が始まる!!

 

 




ありがとうございました。

体育祭編、こんなに長くするつもりもなかったのに全然終わりません。

そして次回は緑谷VS轟と言うことでまだまだ続くんじゃ!!

それではお楽しみに!!

英寿「頼むぜ不良君?」

爆豪「うっせーーー!命令するな!!」

英寿「更に向こうへ!プルス

爆豪「ウルトラァァァァァァァ!!」


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No24:緑谷VS轟!オリジンリブート!!

24話です。

今回も英寿君の視点が少なめです。

ではどうぞ


P·M(プレゼント·マイク)『それじゃ始めるぜ2回戦第一試合!緑谷VS轟!!」

 

天哉「今回の試合どう見る?」

 

英寿「出久の負けだな」

 

麗日「即答!?どうして?」

 

英寿「わかってるだろ?出久は自身の個性を使いこなしてない。その状態で轟に勝てるとは到底言えない」

 

天哉「くっ、やはりか」

 

麗日「どうにかならへんの?」

 

英寿「なるさ」

 

麗日「へ?」

 

天哉「なるのか?」

 

英寿「かなり低い確率だけどね。轟は戦闘で炎を使って無い」

 

天哉「確かに騎馬戦の時も戦闘では使わないと言っていたな?」

 

英寿「その轟の慢心を出久が突ければ可能性はある」

 

 そう、それはとても低い可能性、だけど

 

英寿「まずは応援しよう」

 

麗日「うん!」

 

天哉「ああ、そうだな」

 

英寿(頑張れ!!出久)

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※緑谷視点※

 

 もうすぐバトルステージに到着する。

 

エンデヴァー『うちの焦凍にはオールマイトを超える義務がある。今回の試合は良いテストとなる。くれぐれもみっともない試合はしないでくれ?』

 

出久『僕はオールマイトじゃありません。轟君も貴方じゃない』

 

 通路でのエンデヴァーを思い出す。轟君が否定したいと言うのもわかる発言だった。でも、僕は...

 

出久「僕を助けてくれた人たちの為にも、君に勝つ」

 

P·M(プレゼント·マイク)『試合開始』

 

出久(まず氷結が来る。開始の瞬間に)

 

 轟君は早速氷結させようとしてきた。

 

出久「スマァァァシュ!!」

 

 一撃で轟君の氷を吹き飛ばす。だが、右手の中指が使い物にならなくなる。

 

出久(轟君がどれくらいで打って来るかわからない。全力で行くしかない!!)

 

 その後も一本、また一本と指が使い物にならなくなる。だが、

 

出久「(諦めるものか!!きっとある。轟君の弱点)スマァァァシュ!!」

 

P·M(プレゼント·マイク)『轟!緑谷のパワーにひるむことなく近接!!』

 

 轟君が接近してくる。近づけられれば...負ける。

 

出久「スマァァァシュ!!」

 

 轟君の氷を吹き飛ばし、回避使用とするも足が捕まる。

 

出久(指じゃ間に合わない!!)

 

 僕は左腕を振り抜く!!

 

出久「うがぁぁぁ」

 

 辺りに煙が舞い轟君の姿が見えない。

 

轟「さっきより、ずいぶん高威力だな?近づくなってか?」

 

出久(個性だけじゃない。判断力、応用力、全部強い)

 

 可能なら場外まで行ってほしかったが、そんな甘い相手じゃないことを再確認する。

 

轟「何だよ?守って逃げるだけでボロボロじゃないか?」

 

出久(確かにそうだ。でも)

 

 轟君の右腕が震えているのが見える。個性も身体能力、使い続ければ酷使する物がある。でも、それは

 

出久「チクショォォ」

 

轟「悪かったな。ありがとう緑谷、おかげでやつの顔が曇った」

 

 

 

轟『やつの個性を使わずに1位になることで完全否定する』

 

 

 負けられない。

 

轟「その両手じゃもう戦いにならねーだろ」

 

 轟君がトドメを指すべく氷を出してくる。

 

出久(負けられない!)

 

轟「終わりにしよう」

 

出久「どこ見てるんだ!!」

 

 壊れた指...それすら酷使してでも

 

轟「てめぇ...壊れた指で?」

 

 僕はトドメの氷結すら吹き飛ばす。今の彼にだけは負けられないから

 

出久「震えてるよ?轟君?」

 

轟「っ!?」

 

出久「個性だって身体機能のひとつだ。君自身冷気に限度があるんだろ?でもそれって左の熱を使えば解決できる物じゃないのか?」

 

轟「くっ」

 

出久「みんな本気でやってる。勝って目標に近づくために、1番になるために、半分の力で勝つ?僕はまだ君に傷一つ付けられちゃいないぞ?全力でかかってこい!!

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

出久「半分の力で勝つ?僕はまだ君に傷一つ付けられちゃいないぞ?全力でかかってこい!!

 

英寿「そろそろ、準備に行ってくる」

 

麗日「え?白上君?」

 

天哉「まだこれからだろう?」

 

英寿「いや、もう結果が見えた。それじゃ」

 

 そう言って控え室に向かって行く。

 

英寿「出久の馬鹿野郎...」

 

 試合だぞ?なのにあいつ、轟を救おうとしやがって...

 

英寿「最高に格好いいじゃないか!?」

 

 出久は試合には負けるだろう。でも

 

英寿(勝負は出久の勝ちだ)

 

 俺は負けられないという心と共に控え室へたどり着くが...

 

??「待ってたよ?白上君」

 

英寿「君は?」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※轟視点※

 

焦凍「緑谷?何のつもりだ?親父に金でも握らされたか?」

 

 いらつく。緑谷の発言そのものが...その気持ちをぶつけるよう接近する。だが、

 

焦凍「右足上がった瞬間にコイツ!?」

 

緑谷「イメージ!電子レンジの...

 

 鈍っていた動きの隙を突かれる。

 

緑谷「爆発しない、しない、しない!」

 

 やつの一撃が諸に入る。何なんだコイツは?

 

焦凍「かはっ...はぁ...はぁ(なんで...)」

 

 やつに氷結を放つ。だがまた超パワーで吹き飛ばされる。

 

焦凍「なんで?そこまで?」

 

 やつはなんでそこまでするんだ?なにがやつを...

 

緑谷「期待に答えたいんだ。笑って答えられるような格好いいヒーローに...なりたいんだぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 

母さん『焦凍』

 

 

 

 一瞬何かが過る。その隙に緑谷のタックルを喰らってしまう。

 

緑谷「だから!!全力でやってんだ。みんな!!君の境遇も、君の決心も、僕に計り知れる物じゃない。でも...全力も出さないで一番になって完全否定なんて...ふざけるなって思ってる」

 

 

 

 思い出す。

 

親父『立て、そんなことではオールマイト所か雑魚ヴィランにも』

  

母さん『やめてください。まだ5歳ですよ?』

 

親父『もう5歳だ!邪魔するな!!』

 

母さん『きゃぁ』

 

焦凍『おかあさん!!』

 

 

 

焦凍「うるせえ」

 

 

 

 

焦凍『おかあさん、ぼくおとうさんみたいになりたくない。おかあさんをいじめるひとになりたくない

 

母さん『でも、ヒーローにはなりたいんでしょ?良いのよ?お前は、強くなりたい将来があるなら』

 

 

 

 

緑谷「だから!!僕が勝つ!!君を超えて!!」

 

 緑谷のパンチを諸にくらい吹き飛ばされる。

 

 

 

 

親父『焦凍見るな。アレはお前とは違う世界の人間だ』

 

 

母さん『お母さん、私変なの、もう駄目。子供達が日に日にあの人に似てくる。焦凍の...あの子の左側が時折とても醜く見えてしまうの...私もう育てられない。育てちゃ駄目なの』

 

焦凍『お...かあさん?』

 

 

 

 

焦凍(俺は...)

 

 

 

 

親父『まったく、大事な時に』

 

焦凍『おかあさんは?』

 

親父『あ?ああ、お前に危害を加えようとしたから病院に入れた』

 

焦凍『おまえのせいだ!おまえがおかあさんを』

 

 

 

 

焦凍「俺はコイツを...親父の力を...」

 

緑谷「君の!力じゃないか!!」

 

 

 

 

母さん『でも、ヒーローにはなりたいんでしょ?良いのよ?お前は』

 

 いつの間にか忘れてしまった。

 

母さん『血に囚われる必要なんて無い。なりたい自分になって良いんだよ?』

 

 

 

 

焦凍(ああ、ああああ、あああああああぁぁぁぁぁ)

 

 母さんは言ってくれてたんだ。思いがあふれ出る。”俺の炎”となってあふれ出る。

 

焦凍「勝ちたいくせに、チキショウ...敵に塩を送るなんて、どっちがふざけてるって話だ?」

 

 そうさ、俺だって...

 

焦凍「俺だってヒーローに!!」

 

緑谷「すご」

 

 そういいながら笑顔な緑谷がいる。

 

焦凍「何笑ってんだよ?その怪我で、この状況でお前?いかれてるよ?どうなっても知らねーぞ?」

 

 俺は氷も炎も全開にして

 

焦凍「緑谷...ありがとな」

 

 放つ!!

 

 

 

 

 

 

ミッドナイト「緑谷君場外、轟君3回戦進出」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

英寿「B組の拳藤だったよな?何の用?」

 

拳藤「白上君にお願いがあるの...あいつを...物間を...助けて」




ありがとうございました。

結果としては原作と変わらないのですが、この話は入れないといけないとこのような話になりました。

次回はついに、ギーツ対パンクジャックです。

それではお楽しみに

英寿「更に向こうへ!」

轟「プルスウルトラ!!」


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No25:ライダー対決!!ギーツVSパンクジャック

25話です。

連続投稿。

ではどうぞ


 俺は控え室にたどり着くが扉の前にはB組の拳藤がいた。

 

英寿「君は確かB組の拳藤だったよな?」

 

拳藤「ええ、そうよ。覚えてくれててありがとう」

 

英寿「それは良いんだよ。それで何の用だろう?次試合なんだけど...そこ使いたいな~なんて」

 

拳藤「ずうずうしいお願いだってのはわかってるんだ。でも、先生達に報告するのは何か邪魔されそうなんだ!だからあんたに」

 

英寿「落ち着いて!1から話してくれ」

 

 拳藤に話を促し俺は物間の状態、そして何者かによって試合の中止は妨害されそうであると言うことを知る。

 

英寿(暴走はるしあさんが言ってたから知ってたが...妨害?)

 

 

 

るしあ『物間君を助けてほしいのです』

 

 

 アレは本気で心配していた。るしあさんが妨害する線はない。なら誰が?

 

拳藤「お願いだ。白上君...物間を...助けて」

 

 状況はわからない。でも

 

P·M(プレゼント·マイク)『決まった~~!!勝者は轟だ~~~!!さあ、次の試合に移ろうか!!』

 

 俺は目の前の泣きそうな女の子をほっとけない。だからこそ、その頭に軽く手を置く。

 

英寿「任せろ。必ず助けるから、君は笑顔で物間に会ってやりな?」

 

拳藤「うん」

 

 そうして俺はステージに向けて歩き出す。

 

英寿「物間...」

 

 

 

物間『やあ、1位?僕はB組の物間。よろしく』

 

英寿『ああ、よろしく物間!お互い頑張ろうぜ』

 

 

 

英寿「女の子泣かせてんじゃね~よ。馬鹿野郎」

 

 ステージにたどり着く。目の前には物間。

 

英寿「お仕置きだ。物間、覚悟は良いか?」

 

物間「...」

 

P·M(プレゼント·マイク)「ささ、2回戦第2試合!!物間対白上!共に変身する個性を使えるぞ?」

 

ミッドナイト「試合開始」

 

英寿・物間「「変身!!」」

 

『マグナム・・・レディーファイト』『モンスター・・・レディーファイト』

 

 俺は牽制としてマグナムシューター40Xと腕の銃による弾丸の雨を浴びせる。

 

ギーツ「少しは効いて...」

 

 だが、そこには全く微動だにしてないパンクジャックの姿があった。

 

ギーツ「無いのね~」

 

パンクジャック「ツブレロ...」

 

 パンクジャックが拳を叩きつけようとしてくる。それ自体は難なく躱せた。だが

 

ギーツ「おいおい、単なるパンチで地面がえぐれるのかよ?」

 

 そう、単なるパンチが床の一部を吹き飛ばすほどの威力なのだ。

 

ギーツ「当たったら、意識が一瞬で刈り取られるぞ?これ?」

 

パンクジャック「ヨケルナヨ?コワセナイダロ?」

 

ギーツ「いや、普通に避けるわ!!」

 

 ならば、秘策その1だ。

 

『ライフルモード』

 

ギーツ「先輩の力は騎馬戦で使っちゃったから、変身には使えないが」

 

『カメンライダー』

 

ギーツ「技としては使えるんだよね!」

 

『タクティカルブラスト』

 

 俺はダブルドライバーバックルをマグナムシューター40Xに装填、強烈な風の弾丸をぶつける。

 

パンクジャック「ソレデ?」

 

ギーツ「っ!?」

 

 これも効かないのか?なら!

 

ギーツ「オーズ先輩!!」

 

パンクジャック「...」

 

ギーツ「ゼロワン先輩!!セイバー先輩!!」

 

パンクジャック「...キカナイナ?」

 

ギーツ「リバイ先輩!!ライブ先輩!!ジャンヌ先輩!!デモンズ先輩!!」

 

パンクジャック「モウイイカ?」

 

ギーツ「そんな、先輩達の力が籠もった弾丸だぞ?」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

麗日「白上君、なんであの赤いやつ使わないんだ?」

 

天哉「多分だが使えないのだ。俺との試合の後にどこかに飛んで行ってしまったから」

 

麗日「そんな~」

 

踏陰「このままでは白上が負けるぞ」

 

芦戸「ねぇ?どうにかなんないの?」

 

峰田「てか、B組のやつ強すぎるだろ!?」

 

障子「ああ、白上は様々な弾丸をぶつけているがほぼ無傷だ」

 

葉隠「う~白上君負けちゃうの?」

 

蛙吹「そうね。このままでは...」

 

爆豪「ふん(こんなところで負けるわけねぇだろ?見せて見ろ?狐面野郎)」

 

 A組内ではギーツの敗戦濃厚な雰囲気が流れ...

 

拳藤(頼むぞ?白上君)

 

 B組は物間の勝利に歓喜する中拳藤は願う。元の物間が帰ってくることを

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『アームドアロー・・・マグナム・・・レディーファイト』

 

ギーツ「弓矢ならどうよ」

 

 小型バックルを使用し悪あがきにも見える攻撃を繰り返す。

 

パンクジャック「キカナイキカナイ!ナニガシタイノ?オマエ?」

 

ギーツ「さぁ~てね?(ここまでして無いパターンは辞めてくれよ?)」

 

『バレットチャージ』

 

ギーツ「喰らえ!!」

 

『アームドアロー・・・マグナム・・・ヴィクトリー』

 

 俺ははじめから弱めの攻撃を続けていた。そう見せないように派手な演出をしながら...そして、技の一つがパンクジャックの頭部パーツにぶつかる。

 

パンクジャック「ッ!?ナニ?」

 

ギーツ「見つけた!!」

 

『リボルブオン』

 

ギーツ「今助けてやる」

 

『ライフルモード』

 

 俺はライフルモードにしたマグナムシューター40Xにマグナムバックルを装填する。

 

『マグナムタクティカルブラスト』

 

ギーツ「はぁぁぁぁ!!」

 

パンクジャック「グアァァァァ!!」

 

 会場にどよめきが走る。今まで一切効いていなかった。攻撃が急に効いたのだから

 

パンクジャック「ドウイウコトダ?ナゼ!?」

 

ギーツ「見事に化かされてくれたな~」

 

パンクジャック「ナニ?」

 

ギーツ「俺は今まで探していたのさ。お前の核をな」

 

パンクジャック「カクダト?」

 

ギーツ「暴走にしてはお前は意識がありすぎるんだよ?だから探したのさ。パンクジャックを操るやつをな」

 

 そうして現れるのは仮面の中にあるもう一つの仮面

 

パンクジャック?「いつから気づいていたのかな?」

 

 もう一つの仮面から別の声が聞こえる。

 

ギーツ「お前が黒幕か」

 

パンクジャック?「いつから気づいていたと聞いている!!」

 

ギーツ「はじめからだ。変身して暴走したなら、なぜ変身解除後も暴走状態なのか?簡単だ。暴走じゃなく洗脳なんだからな」

 

 俺の話に会場は着いてこれず困惑している。

 

ミッドナイト「つまり、物間君は...」

 

ギーツ「初変身は確かに暴走だったのかもな?だが、それ以降はずっと洗脳されてたんだ。上鳴対策がされてたのも洗脳しているやつのおかげだろ?」

 

パンクジャック?「なるほど、してやられた訳だ」

 

ギーツ「さあ、物間を返してもらおうか?」

 

パンクジャック?「なにを言っている?逆に君が不利になったのに?」

 

ギーツ「なに?」

 

パンクジャック?「パンクジャックを操るこの仮面には爆弾が埋め込まれている。君が言うことを聞かなければ彼は死ぬ」

 

ギーツ「ちっ」

 

 急な展開に会場はパニック状態になっていた。

 

ミッドナイト「白上君下がりな

 

ギーツ「何をすればいい?」

 

ミッドナイト「ちょっと!!」

 

パンクジャック?「お利口だね。ギーツ...ミッドナイトや他のヒーロー諸君も動かないで頂こう」

 

 会場にはざわめきはあれど静かになる。

 

パンクジャック?「ありがとう諸君、さてギーツ!まずは変身解除し、ベルトと手持ちのレイズバックルを全て捨てたまえ」

 

ギーツ「わかった」

 

 俺は変身解除し、”自分”のレイズバックルを全て床に置く

 

英寿「これで良いか?」

 

パンクジャック?「ああ、ありがとう!次にモンスターの必殺をそのまま受けて頂く」

 

ミッドナイト「はぁ?いくら何でも

 

英寿「いいよ?」

 

ミッドナイト「白上君!?」

 

英寿「その代わり、あんたが誰で何が目的か教えてよ?」

 

パンクジャック?「良いだろう。優しい私に感謝するがいい」

 

 そうしてパンクジャック?は語りだす。俺のもくろみ通りに

 

ウェイク「我が名はウェイク、栄えある財団Xのメンバーの一人である。我々の商品は様々な顧客に満足いただけているが、我らを妨害している奴らがいる。それこそ”仮面ライダー”共だ。そして新たに生まれた仮面ライダー...ギーツ!貴様だ

。上層部は貴様が危険すぎる。非接触を掲げたが...天才な私は思いついた。貴様を殺せれば幹部昇進も夢じゃないと!!故に会長のお力”ヴィジョンドライバー”を内緒で借りて、新たなライダー、パンクジャックを操り君を殺そうとしたのさ」

 

 やつの話を聴いて大概のやつはこう思っただろう。

 

(((((コイツ馬鹿だ)))))

 

ウェイク「では、死んで頂こうか?ギーツ?」

 

『モンスター・・・ストライク』

 

英寿「最後に一言良いかな?」

 

ウェイク「良いだろう。慈悲だ。申すが良い」

 

英寿「ここからが、ハイライトだ」

 

ウェイク「そんなんで良いのかね?ではさよならだ。ギーツ!!」

 

 

 

ドッカーン

 

 

 

ウェイク「はは、ははははははは!!やりましたよ会長!!これで私も幹部に」

 

ギーツ「なれるわけないよな。ここで終わるんだから」

 

ウェイク「何?」

 

『ニンジャ・・・レディーファイト』

 

 土煙が晴れる。そこには【仮面ライダーギーツ ニンジャフォーム】がいた。

 

ウェイク「ば、ばかな!!なんだその姿!?我々はその姿は知らないぞ?」

 

ギーツ「これが秘策その2、言っただろ?ここからがハイライトだって」

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

るしあ『これがニンジャバックルなのです』

 

英寿『忍者?』

 

るしあ『そうなのです。タイクーンからお借りしたバックルなので大切に使うのですよ?』

 

英寿『それで?何が出来るんだ?』

 

るしあ『それはですね』

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

ギーツ「忍法、鎖縛り」

 

 すると地面から鎖が何本も飛び出し、パンクジャックの体を拘束する。

 

ウェイク「動けない!?だが、抵抗したな。彼は爆死だ!!」

 

ギーツ「させるわけ無いだろ?」

 

 俺はパンクジャックを操る仮面だけを蹴り上げる。そして俺も上空に飛び上がる。

 

ウェイク「ばかな!ばかな!!ばかなぁぁぁ!!私の天才的作戦が!!」

 

ギーツ「残念ながらここで終わりだ!!」

 

『ニンジャ・・・ストライク』

 

 俺は4人に分身、それぞれが巨大な手裏剣状のエネルギーを形成する。

 

ギーツ×4「「「「はぁぁぁぁ!!」」」」

 

 それを仮面に投げつける。その仮面は爆発を残し消滅した。

 

ギーツ「ミッドナイト先生、試合決着着きましたよ?」

 

ミッドナイト「あのね。こんな事起きたら

 

ギーツ「皆さん、俺らに化かされたようですね~これらは全て俺と物間君によるヒーローショーだったのです」

 

ミッドナイト「あなた、何を言って

 

ギーツ「な?物間?」

 

物間「ええ、彼の言う通りなのです。ミッドナイト先生」

 

ミッドナイト「物間君!?貴方...」

 

 物間が起き上がる。明らかな疲労が見られるがそれでも俺に合わせてくれる。良いやつだ。

 

物間「なので、進行を続けてください」

 

ミッドナイト「はぁ~わかった。でも後で話聞くからね?二人とも...」

 

ギーツ・物間「「はい...」」

 

ミッドナイト「物間君の降参を聞き入れ、勝者白上君!3回戦進出」

 

英寿「ありがとう物間、合わせてくれて」

 

物間「これで貸し借りはなしだ」

 

英寿「ちゃっかりしてるな?それでさ、もう一つお願いが...」

 

物間「後で聞こう。今は保健室に行かせてくれないか?」

 

英寿「ああ、すまない」

 

拳藤「物間!!」

 

物間「拳藤?すまない、君にも心配を」

 

拳藤「良いのよそんなこと、それより保健室!連れてってあげる」

 

物間「拳藤?自分でいけるから」

 

拳藤「白上君ありがとう!!それじゃ、残りも頑張って!!」

 

英寿「あ、ああ」

 

物間「拳藤!!下ろしてくれ!!あああぁぁぁぁ」

 

 なかなかに騒がしい終わりだったが、これで3回戦進出だ。

 

ミッドナイト「これで大団円なんてならないからね?白上君?」

 

英寿「は、はい」

 

 ここからが地獄のようだ。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ウェイク「ははは!!馬鹿めギーツ、あれはヒュプノレイの一機に過ぎぬわ!!私はこうして健在」

 

??「何をしている?ウェイク?」

 

ウェイク「これは、会長!!」

 

??「何をしていると聞いている?」

 

ウェイク「私はですね。新たな商品販売ルートを確保しようと」

 

??「雄英体育祭への乱入は楽しかったか?」

 

ウェイク「へ?」

 

??「テレビで見ていたぞ?馬鹿な社員が、無断で私のベルトを持ち出したあげく。目的のギーツの抹殺も出来ずに終わるとは...滑稽じゃないかな?」

 

ウェイク「あ、あのえっと...」

 

??「ああ、言い訳はいらないよ?君は実験の被検体になることが決まったからな」

 

ウェイク「そ、そんな!!まって!待ってください!!会長!!」

 

??「連れて行け」

 

ウェイク「や、やめ、やだ!助けて!!グレア様ぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 

 

グレア「仮面ライダーギーツ、バッファに続く2人目のレジェンドを纏う物...か」

 

「会長、商談の用意が出来ました。相手は”帝王”です」

 

グレア「お得意様だね。行こう」

 

 

 

 

 闇と闇はつながり、大きな闇へと変化する。これを知る光は...まだいない。

 

 




ありがとうございました。

体育祭の一試合にぶっこみすぎた~~~

後悔はない。

次回からは普通に体育祭したいな

それでは次回をお楽しみに

英寿「頼むぜ物間」

物間「これで借り一つだからな」

英寿「は?ふざけんなよ!!」

物間「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」

英寿「おいーーー!!」


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No26:轟VS英寿!響け、勝利のビート!!

26話です。

お待たせしました。

ではどうぞ。


~保健室~

 

相澤「入るぞ?」

 

英寿「相澤先生?解説は良いんですか?」

 

相澤「今はブラドに変わってもらってる。それで教師達を代表して俺と」

 

根津「僕が来たのさ」

 

物間「校長先生」

 

 物間に付いていく形で保健室に来たところで、先生方が訪れる。

 

物間「話をする為ですね...」

 

拳藤「物間...」

 

英寿「まず、俺がわかってることだけで良いですか?」

 

相澤「ああ、構わない。現状情報が足りなさすぎる」

 

英寿「拳藤さん、申し訳ないけど...」

 

拳藤「大丈夫だよ。それじゃ失礼します」

 

 そう言って拳藤さんが保健室から出て行く。

 

英寿「さて、話す事は色々ありますけど、まずは仮面ライダーってご存じですか?」

 

根津「もちろんさ、プロヒーローにも”仮面ライダーシロー”がいるからね。彼はたしか鞍馬財閥がプロデュースしているヒーローだったはずだよ」

 

英寿「なるほど、この世界の仮面ライダーはそんな感じ何ですね?」

 

相澤「この世界?まるで違う世界があるような口ぶりだな?」

 

英寿「たぶん、ありますよ?」

 

物間「は?」

 

英寿「皆さん、前世って信じますか?」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

英寿「麗日!試合どうなってる?」

 

麗日「あ!英寿君!今はB組の人と爆豪君が試合してる」

 

英寿「マジか、それじゃ準備しないとな!またあとで」

 

麗日「うん、気をつけて」

 

 

 

 

 

 控え室に向かう途中、出久に会う。

 

英寿「出久、怪我大丈夫か?」

 

出久「うん、大丈夫だよ?英寿君は3回戦だよね?頑張って!!」

 

英寿「おう!お前のお節介で全力になった轟を倒して来るわ」

 

出久「それは、その~」

 

英寿「誇れよ?お前はきっとあいつを助けたんだぜ?」

 

出久「英寿君...うん、ありがとう」

 

英寿「おうよ」

 

 

 

 

 

 

P·M(プレゼント·マイク)『これより、3回戦だ!!まずは轟対白上だぜ~』

 

英寿「よろしく、轟」

 

轟「ああ」

 

英寿「何だよ?まだ迷ってるのか?きっかけは出久がくれただろ?」

 

轟「簡単に吹っ切れるもんじゃ!」

 

英寿「この試合の間はそんなもん!忘れさせてやるよ」

 

 俺はそう言うと懐から”ビートバックル”を取り出し鍵盤をたたく。

 

『♪~』

 

 するとバックルから待機音がなり出す。

 

轟「おい!何だそれ?」

 

英寿「お前に勝つ秘策さ」

 

『セット』

 

 俺はバックルをドライバーに差し込む。

 

英寿「今は俺に集中しようぜ?何せ、ここからがハイライトなんだからな?...変身」

 

『ビート・・・レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ ビートフォーム】になり、手にはビートアックスを構える。

 

轟「ギター?」

 

ミッドナイト「始め!!」

 

ギーツ「奏でるぜ!俺の勝利へのビート」

 

轟「させるかよ!」

 

 轟は早速氷結で俺ごと凍らせにかかる。

 

ギーツ「あまい!あまい!」

 

『ロックファイア』

 

 俺は炎を発生させ氷結を防ぐ。

 

轟「そいつも炎を出すのかよ!?」

 

ギーツ「それだけじゃないぜ!?」

 

『メタルサンダー』

 

 今度は雷を発生させ轟に攻撃していく。

 

ギーツ「どうよ?」

 

轟「ちっ、面倒だ」

 

 轟は地面を凍らせ一気に接近してくる。

 

『ファンクブリザード』

 

轟「何!?」

 

 接近してきた轟を逆に氷結して捉える。

 

ギーツ「捕まえた!ちなみにこれ、ギターと斧を掛け合わせた武器ね」

 

 そう言って振りかぶろうとする。

 

轟「ふざけんじゃねーぞ!!」

 

 轟は左の炎を出して俺の一撃を躱す。

 

ギーツ「ほ~ら、出せた」

 

轟「出させられたの間違いだろ?」

 

ギーツ「全力出した方が気持ち良いぜ?まあ、勝つのは俺だけどな」

 

轟「言ってろ!これで決める」

 

 そう言うと轟は氷も炎も全力で放出していく。

 

ギーツ「良いぜ。こっちもこれで終わらせるさ!!」

 

『タクティカルブリザード・・・タクティカルファイアー・・・タクティカルサンダー』

 

ギーツ「喰らえ!必殺三点盛りだ!!」

 

轟「吹き飛ばす」

 

 俺たちの必殺の一撃がぶつかり合う。そして土煙が晴れるとそこには...

 

『♪~』

 

ギーツ「悪いな。今回も俺の勝ちだ」

 

ミッドナイト「勝者白上君!!決勝戦進出」

 

「「「「「おおおぉぉぉぉぉ」」」」」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

葉隠「凄いね白上君。決勝戦だよ!?ん?響香ちゃん?」

 

耳郎「あいつ...スゲー音持ってんのな」

 

芦戸「響花?大丈夫?」

 

耳郎「え?ああ、大丈夫!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出久「飯田君?どうしたの?」

 

天哉「すまない、急用により早退する。白上君にもよろしく伝えてくれ」

 

出久「うん、わかった」

 

麗日「飯田君気をつけてね」

 

 

 事態は動き出す。ゆっくりと着実に

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

英寿「物間、例のアレ、貸してくれ」

 

物間「ああ、どうせなら派手に暴れてくれ」

 

英寿「おうよ!!何せ最後の相手は...」

 

 

P·M(プレゼント·マイク)『爆豪!!常闇を倒して決勝戦進出だ』

 

 

英寿「強敵だからな」

 

 

 

 

 

 

次回:体育祭編終幕

 




ありがとうございました。

今回内容が薄くなってしまいすいません。

前回でネタをほとんど出し切ってしまいました。

そんなところで次回で体育祭終わります。

予定よりも長い話数でやっていきましたが、それも次回で...楽しかったような~間延びしすぎたような~

まあ、全ては次回をお楽しみに!!

相沢「更に向こうへ!」

根津「プルスウルトラさ~!!」

英寿「俺の台詞は?」


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No27:体育祭決着、優勝は誰だ!!

27話です。

ついに体育祭終わります。

ではどうぞ。


英寿「皆さん、前世って信じますか?」

 

相澤「それは...俺には判断が付かん」

 

根津「でも、信じないと話が進まないのだろうね?」

 

英寿「その通りではあります」

 

 話を進めようとした時、物間が立ち上がる

 

物間「白上...君には前世の記憶があるのか?」

 

 その問いが何を意味するのかわからないが...

 

英寿「ああ、あるよ」

 

物間「やっぱりか」

 

英寿「その反応からすると、君も?」

 

物間「ああ」

 

相澤「二人で納得するな!つまりアレか?前世の記憶ってのがお前らの個性、今回の事件の鍵か」

 

??「そこからは僕が説明しよう」

 

相澤「誰だ?」

 

??「いや~盗み聞きするつもりはなくてね。ただ、この世界においての後輩ライダーお見舞いのつもりだったんだよ」

 

 そうして、入って来たのは全身黒のボディースーツ、俺と同じデザイアドライバー、そして特徴的な頭部の白色のクマのマスク。

 

シロー「初めまして、僕は仮面ライダーシロー。鞍馬財閥所属ライダー1号です」

 

るしあ「そして、鞍馬財閥所属、仮面ライダー支援機構デザイアの潤羽るしあなのです」

 

 仮面ライダーシローとるしあさんが入って来る。

 

るしあ「物間君。大事ないようで何よりなのです」

 

物間「るしあさん!ごめんなさい。僕は約束を破って...」

 

るしあ「大丈夫です。まずは無事だった事を喜びましょう」

 

シロー「さて、仮面ライダーの根幹の話を我々の管轄外でされるのは困るんだ。だから、ここからは僕たちも混ぜてくれ。」

 

るしあ「後は提案なのですが、この話は体育祭終了後に行いませんか?そろそろ、白上君は準備に入らないとですしね」

 

 

 

 

 

 

物間「白上!」

 

 物間は俺に何かを投げてくる。

 

英寿「これって?」

 

物間「決勝...勝てよ」

 

英寿「ああ」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

P·M(プレゼント·マイク)『さあ、ついに始まるぜ!決勝戦!!ヒーロー科A組白上英寿!!相対するはヒーローA組爆豪勝己!!』

 

英寿「さあ、ここからがハイライトだぜ?不良君?」

 

爆豪「言ってろ!半分野郎は譲ったんだ。優勝は俺がもらう」

 

 俺たちはにらみ合う。お互いの隙を疑うように

 

ミッドナイト「始め!!」

 

英寿「へんし...」

 

爆豪「させるかよ!」

 

 開幕速攻での爆発でマグナムバックルが場外にはじき飛ばされる

 

爆豪「お前はまずベルトにアイテムを着けることで自身に様々な能力を付与していく。なら、それを阻止すればお前はちょっと身体能力が上がるだけの個性だ」

 

英寿「お見通しか...でも」

 

 俺は変身しないまま爆豪に奪取で接近する。

 

爆豪「馬鹿め!変身しなきゃお前は無個性と変わらない」

 

英寿「右の大振り、まだ癖抜けてないな」

 

爆豪「!!」

 

 爆豪の右からの大振りを躱し脇に蹴りをたたき込む。

 

爆豪「ぐっ」

 

英寿「マグナムだけが、俺の得意バックルじゃないんでね」 

 

 そう言ってニンジャバックルとビートバックルを取り出す。

 

爆豪「させるかって言ってんだろ!?」

 

 その二つのバックルを俺は爆豪に向け放り投げる。

 

爆豪「なっ!!」

 

 爆豪は反射で2つのバックルを場外まで吹き飛ばす。

 

英寿「変身」

 

『アームドウォーター・・・レディーファイト』

 

ギーツ「お前、汗を起爆剤にして爆破してんだろ?コイツできれいさっぱり流してやるよ?」

 

 俺はとりあえず変身を完了する。

 

爆豪「強力な武器をお取りにした本命がそれか?」

 

ギーツ「お前には聞くだろ?」

 

爆豪「そうかもな!」

 

 爆豪が急接近、俺は放水を爆豪に仕掛ける。

 

爆豪「確かに汗が流れりゃ威力は落ちる。だけどなぁぁぁ」

 

 爆豪が放水した水を全て躱してホースを掴む

 

ギーツ「なっ!!」

 

爆豪「当たらないなら問題ない」

 

ドッカーーーーン

 

 強力な爆発に襲われる。

 

爆豪「これでどうだ」

 

『モンスター・・・レディーファイト』

 

ギーツ「借りてて良かったわ。これ」

 

爆豪「そいつは」

 

 俺は爆豪の爆発を喰らう直前、物間から借りたモンスターバックルで【仮面ライダーギーツ モンスターフォーム】になる。

 

ギーツ「コイツなかなか頑丈だな?」

 

爆豪「俺の前でその姿になるのか?むかつくなぁぁっ!!」

 

ギーツ「コイツで一発KOだ」

 

 

『モンスター・・・ストライク』

 

爆豪「落ちるのはてめぇだ!!榴弾砲着弾(ハウザーインパクト)

 

 俺と爆豪、互いの必殺技が激突し大きな爆発となる。

 

英寿「はぁっはぁっ」

 

 土煙が晴れたそこには倒れている爆豪、立っている俺がいた。

 

英寿「普通あの動きのまま躱すかね?まいったよ...今回は君の勝ちだ。不良君」

 

 だが、俺は言葉を残し倒れる。そして爆豪がゆっくりと立ち上がる。

 

爆豪「ああ、今回はお前の負けだ。狐面野郎」

 

ミッドナイト「勝者爆豪君!!」

 

「「「「「うぉぉぉぉぉぉ」」」」」

 

 浴びるような喝采、それに爆豪は腕を突き上げ答えた。

 

P·M(プレゼント·マイク)『これにて全ての競技終了、今年の1年ステージ優勝はA組爆豪勝己!!』

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ミッドナイト「これより表彰式に移ります」

 

 そうして表彰台が現れる。

 

ミッドナイト「それではメダル授与よ。今年はもちろんこのひと」

 

オールマイト「はぁははは!とう!!」

 

 会場の天涯から飛び降りて

 

ミッドナイト/オールマイト「我らがヒーローオールマイト!!/

私が来た!!」

 

 まさかのかぶりに一瞬会場が静まるが普通に進行するようだ。

 

ミッドナイト「それではオールマイト、3位の2人からメダル授与を」

 

オールマイト「轟少年、おめでとう。途中から炎を出すようになったがまだうまく扱えてないところが見られた。今後精進して行かないとだぞ?」

 

轟「俺の中で炎は親父の個性でした。でも、それは違うと...俺の個性だと言ってくれる奴らいました。まずは清算したいことを片付けて来ます」

 

オールマイト「うん、依然と顔が違う。今の君なら出来る」

 

轟「はい」

 

 

 

オールマイト「常闇少年、おめでとう。強いな君は」

 

踏陰「勿体ないお言葉」

 

オールマイト「ただ、相性差を覆すには個性に頼り切りじゃ駄目だ。もっと自力を鍛えれば取れる択が増すだろう」

 

踏陰「御意」

 

 

 

 

オールマイト「白上少年、おめでとう」

 

英寿「ありがとうございます」

 

オールマイト「君の個性は色々出来てしまう分、君の想定外に対して対応が出来てない節があった。今後は相手が何をしようとするのか予測が大事だぞ」

 

英寿「肝に銘じておきます」

 

 

 

 

オールマイト「さて爆豪少年、選手宣誓の伏線回収!見事だったな」

 

爆豪「オールマイト、俺は本来騎馬戦で落ちてた。そこの狐面に発破かけられなきゃこの場にはいなかった。偶然に助けられたんだ。だから、俺は今回の優勝...受け取れねぇ」

 

オールマイト「いいや、受け取れよ?自分への傷として」

 

爆豪「次は完全な1位をとる」

 

   

 

 

 

オールマイト「さあ、今回の勝者は彼らだった。しかし皆さん、この場の誰もがここに立つ可能性があった。ご覧の通りだ。競い、高めあい、更に先へと昇っていくその姿。次代のヒーローは確実にその根は伸ばしている。てな感じで最後に一言、皆様ご唱和ください。せーの、お疲れ様でしたぁぁぁぁ「「「「「プルスウルトラ!!」」」」」

 

「「「「「え~そこはプルスウルトラでしょオールマイト?」」」」」

 

オールマイト「いや~疲れただろうな~と思って」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

相澤「お疲れ、ということで明日と明後日は休校だ。体育祭を観戦したプロヒーローから指名もあるだろうが、それはこっちで纏めて休み明けに発表する。ドキドキしながらしっかり休んでおけ?」

 

「「「「「はい」」」」」

 

相澤「白上はこの後校長室に来い」

 

英寿「わかりました」

 

 

 

 

 

 俺たちを取り巻く環境は少しずつ変化を見せ始めようとしている。

 




ありがとうございました。

ついに体育祭終わりました。

14話から初めて、14話も使う大長編になるとは、今後がどうなるかはお楽しみに

次回はお待たせしました。アニメのOVAの話をしていきたいのですが、諸事情によりOVAがなしになるかもしれません。何卒ご容赦のほどをよろしくお願いします。

それでは次回をお楽しみに


タイクーン・ナーゴ「「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」」

英寿「いや、君らの出番まだだよ!!」


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No1001:救助訓練と伸ばす手

まずはお礼を、アンケートにお答え頂いた方々ありがとうございました。
そしてお待たせしました。OVA第一弾のお話です。

それでは、どうぞ。


 ヴィラン連合のUSJ襲撃事件から4日、俺たち1年A組は再びUSJに来ていた。

 

13号「まあ、あんなことがありましたが授業は授業、救助訓練を始めて行きましょう」

 

麗日「13号先生もう動いて大丈夫なんですか?」

 

13号「背中がちょっとめくれただけさ。先輩に比べたら大した物じゃないよ」

 

相澤「授業を行えるなら何でもいい。とにかく早く始めるぞ?時間が勿体ない」

 

出久「相澤先生?前回は13号先生と相澤先生、それとオールマイトが見てくれるはずでしたけど今日は?」

 

相澤「知らん、ほっとけあんな男」

 

 出久の疑問にそう答え歩いて行く相澤先生、こうして改めて救助訓練が始まった。

 

13号「ではまず山岳救助の訓練です。訓練想定としまして登山客3名が誤ってこの谷底に滑落、1名は頭を激しく打ちつけ意識不明、もう2名は足を骨折し動けず救助要請...という形です。

 

切島・上鳴「「うわぁぁぁ」」

 

切島「ふっけぇぇぇ」

 

上鳴「2名はよく骨折で済んだなおい」

 

天哉「切島君上鳴君何悠長なことを一刻を争う事態なんだぞ。大丈夫ですかぁぁぁ!!安心してください。必ず助け出します!」

 

英寿「天哉?まだ人いないぞ?」

 

麗日「うおおっ...本格的だぜ!頑張ろうねデク君」

 

出久「わあっ う...うん」

 

13号「じゃ、ケガ人役は...」 

 

 そうしてケガ人役は出久・天哉・麗日、救助役は...

 

相澤「よし、まずは救助要請で駆けつけたと想定しこの4名だ」

 

 轟・踏陰・八百万・爆豪だ。

 

爆豪「待ておい!なんで俺がデクを助けにゃならんのだ!!」

 

蛙吹「アニメフェスタと同じだからよ?爆豪ちゃん」

 

爆豪「ああ?」

 

切島「梅雨ちゃん?やめとこう、そういうの」

 

 若干メタい話もありつつ一組目が始まったのだが...

 

轟「始めるぞ?誰が降りる」

 

爆豪「ああ?仕切ってんじゃねぇぞ?半分野郎!」

 

轟「ハァ」

 

爆豪「んっ!?」

 

轟「八百万、お前はプーリーを出せ。倍力システムを作る。意識不明のやつから1人ずつ上に上げる。介添えは常闇を下ろす。俺・爆豪・八百万は引き上げ...」

 

爆豪「待て、てめぇ!勝手に全部決めてんじゃねえぞ?」

 

八百万「ちょっと、爆豪さん?」

 

轟「これがベストだろうが?」

 

爆豪「ああ?」

 

轟「遊び半分でやってるんなら何もしなくていい」

 

爆豪「あっああ...」

 

轟「俺はこんな訓練でもめるほど暇じゃねえんだよ」

 

爆豪「だ...誰が、遊び半分だって?」

 

八百万「おやめなさい!!お二人ともみっともない。それに我々にはまず初めにやるべき事があります」

 

 そうして八百万が谷に駆け寄る。

 

八百万「皆さん安心してください。いますぐ向かいます!」

 

天哉「早くしてくれ!麗日君が!麗日君が!!」

 

出久「やっと来てくれた。助かった~」

 

八百万「要救助者への接触、これが第一です。絶望的な状況でパニックを起こす方も少なくないと聞きます。そんな方々を安心させることが迅速な救助につながるのです」

 

爆豪「チッ」

 

八百万「こんな訓練?真剣に取り組まずに何が訓練ですか?」

 

切島「すげぇ、立派だな。八百万」

 

峰田「ああ、ご立派」

 

 峰田の視線は八百万のある一部分に向けられていた。

 

英寿「クズだな?峰田」

 

 

 それ以降は順調に続き、

 

相沢「それじゃ、次の組でラストだ」

 

麗日「これでよし、梅雨ちゃん?ちょっと怖いかもだけど、なるべく体制くずさないでね」

 

蛙吹「ケロ」

 

 そうして、麗日が浮かした要救助者を...

 

英寿「来るぞ出久」

 

出久「任せて」

 

 俺がロープで引っ張り、出久がキャッチする。

 

英寿「麗日、良いぞ」

 

麗日「解除」

 

出久「保護」

 

蛙吹「緑谷ちゃん早く下ろして」

 

出久「ん?」

 

蛙吹「なんだかとても恥ずかしいわ」

 

 そう、その体制はいわゆるお姫様抱っこだった。

 

出久「ああっ」

 

蛙吹「それに私足を骨折しているの。駄目よ?この体制」

 

出久「うああっ」

 

英寿「要救助者全員保護しました」

 

13号「はい終了です。皆さん大変素晴らしい成果でした。1回目にしては。救助とは時間との闘いでもあります。まだまだ改善の余地がみなさんにはありました。すなわちまだまだ伸びしろがあるということ!」

 

上鳴「何かあっけねぇや」

 

相澤「気を抜くな。まだまだ授業は続くぞ」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 そうして、次に訪れたのは...

 

13号「倒壊ゾーンです」

 

 そうして、行われるのは救助訓練という名のかくれんぼだった。そして救助側は

 

爆豪「...何でつくづくデクとやんなきゃなんねえんだよ」

 

 出久・峰田・麗日、そして爆豪だ。

 

麗日「しょうが無いよ!だってアニメフェスタと同じなんだもん」

 

爆豪「さっきからなんだそれわ!!」

 

切島「麗日やめろって、そういうのしらけるから」

 

峰田「被害者を運ぶに当たって、あんな所やこんな所にやむを得ず触れてしまった場合、それは何か罪に当たるのか否か」

 

英寿「峰田に限ってはアウトだな」

 

 

 

 

 そうして、かくれんぼがはじまり少し経った頃...そのヴィランは現れた。

 

出久「ヴィラン!?」

 

峰田「ウソだろ!?」

 

 そしてヴィランの手には轟が...

 

麗日「轟君!?」

 

耳郎「そんな、内のクラスで1、2を争う実力者が...」

 

八百万「そんな...」

 

切島「マジかよ」

 

『マグナム・・・レディーファイト』

 

ギーツ「俺が時間を稼ぐから、早く先生を!!」

 

ヴィラン「逃がしゃしないさ」

 

 だが、ヴィランの足踏み一つで地形がかわってしまう。

 

ギーツ「ちっ、こんなのが隠れてたのかよ?」

 

ヴィラン「よーし、周りは壁になったな。一人たりとも逃がさんぞ」

 

爆豪「やあぁぁぁぁぁ!!」

 

 爆豪が接近して爆破をぶつけるがびくともしない。だが、

 

爆豪「逃げてぇやつは勝手に逃げろ?コイツは俺が潰してやる」

 

ギーツ「いいや、不良君。俺たちでだ」

 

爆豪「ふん、邪魔すんじゃね~ぞ?狐面野郎」

 

ギーツ「そっちがな」

 

 俺はマグナムシューター40Xの弾丸をぶつけながら接近、爆豪は爆破のラッシュをあびせる。

 

ヴィラン「痛いだろうが!!」

 

 ヴィランは俺らの攻撃に対して反撃しようとするが、大振りな為回避!更に爆豪は反撃に一撃加えてから距離を取る。

 

爆豪「おい!棒立ちしてんならとっととその辺の奴ら逃がしとけよ雑魚が」

 

天哉「なんで君はそう憎まれ口しかたたけないんだ!」

 

切島「おいおい爆豪」

 

爆豪・天哉「あっ」

 

切島「その辺の奴らってのはねえんじゃねえのか?」

 

八百万「1年A組20人」

 

麗日「一応全員ヒーロー志望なんだけど!」

 

峰田「ああ...」

 

出久「みんな」

 

ヴィラン「ほ~ずいぶん勇ましいな。しかし...フン!!」

 

 ヴィランの拳圧、それだけで瓦礫がこちらに迫ってくる。だが、A組のみんながそれぞれの方法で対処していく。

 

ヴィラン「まさか全員で挑んでくるとはな。予想外だが、その程度じゃ...」

 

爆豪「はぁぁぁ!!」

 

 爆豪は果敢にヴィランに攻め込んでいく。

 

ギーツ「出久」

 

出久「わかってる!飯田君!峰田君!麗日さん!蛙吹...梅雨ちゃん!僕に考えがある」

 

ギーツ「よし任せた」

 

 そうして俺も爆豪に加勢に行く。

 

爆豪「もう少し休んでて良いんだぜ?」

 

ギーツ「そっちこそ休まなくて良いのかい?不良君?」

 

爆豪「ぬかせ」

 

ヴィラン「この俺を前にずいぶん余裕だな?」

 

ギーツ「余裕?違うな。俺の先輩が言ってた。自分の届く範囲の手は必ず掴む。それが仮面ライダー(ヒーロー)だ。覚悟は良いかヴィラン?ここからが俺たちのハイライトだ!」

 

 その時、彼が飛んで来るのが見えた。

 

ギーツ「会わせろ不良君!」

 

爆豪「指図するな!!」 

 

 俺たちがヴィランに攻めかかる!その時

 

ヴィラン「なに!?」

 

出久「ぬぅぅぅ!!」

 

 出久が轟の奪取に成功する。

 

ギーツ「よし!!」

 

ヴィラン「攻撃のタイミングで!?」

 

出久「ぐっ、スマァァァシュ!!」

 

 出久はその後すぐ反撃にと指圧で空気を飛ばす。だが、それをヴィランは耐え抜いていく。

 

出久「駄目か!?」

 

爆豪/ギーツ「「雑魚は引っ込んでろ!!/後は任せろ!!」」

 

爆豪「あの野郎は俺がぶっ殺すんだよ!!」

 

『リボルブオン』

 

ギーツ「不良君!行くぜ!!」

 

 俺と爆豪がヴィランの懐に入る。

 

爆豪/ギーツ「「死ね!!/喰らいやがれ!!」」

 

『マグナム・・・ストライク』

 

 爆豪の爆発と俺の必殺のキックでヴィランが吹き飛ぶ。その先には壁一面に峰田のモギモギが、こうして隠れていたヴィランを捕獲したのだった。

 

ヴィラン「う、動けん!」

 

爆豪「トドメだ!クソヴィラン!!」

 

ギーツ「待て、ストップだ不良君!もう良いですよね?オールマイト先生?」

 

爆豪「は?」

 

A組「「「「「え?」」」」」

 

オールマイト「はーははは!そう、私が来てた!!」

 

爆豪・出久「「オールマイト!?」」

 

オールマイト「なはははっ...実はちょっとサプライズ的にヴィランが出た際の救助訓練をと思ってね。ほら前あんなことが起きたばかりだし...いや、しかしみんな思いの外テキパキしてて、さすが雄...え...」

 

 オールマイトの辺りをA組のみんなが囲む。その無言の圧に

 

オールマイト「はははっ...何か...すいませんでした」

 

A組「「「「「やり過ぎなんだよ!オールマイト!」」」」」

 

 みんなにオールマイトは総攻撃を受ける羽目になっていた。

 

切島「冗談にも程があるっての!」

 

上鳴「たち悪すぎだって!!」

 

踏陰「白上は気づいていたんだよな?いつからだ?」

 

英寿「最初からだ。まあ、ここまでやると思って無かったから途中から本気でやってたんだけどな?」

 

出久「あ、轟君!!」

 

爆豪「てめぇもこのクソサプライズ共犯か?」

 

轟「んっ悪かったな」

 

芦戸「酷いよオールマイト」

 

オールマイト「ごめんて...本気じゃなかったんだよ」

 

天哉「しかし、緑谷君は指を負傷しております。これは学校としては非常にマズいことになるのでは?」

 

麗日「もうダメですからねオールマイト!ねえデク君」

 

 そこで、出久が座り込む。

 

出久「いや..でもサプライズでよかった」

 

天哉・麗日「「あっ...はぁ」」

 

オールマイト「緑谷少年...」

 

上鳴「緑谷少年...じゃねぇんだよ」

 

オールマイト「あっ、サーセン」

 

麗日「デク君早くリカバリーガールのとこ行こ」

 

出久「うあ、ちっ..近い」

 

 

 

 

 

 

 

英寿「アハハ。サプライズで良かった...でも、必ず手を伸ばしますよ。オーズ先輩」

 

オーズ『なら、君に力を託すよ』

 

 俺は天に手を掲げ、握りしめる。その手にはオーズドライバーバックルが握られていた。

 

火野映司『だって、ライダー(ヒーロー)は助け合いでしょ?』

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

OVAの話でした。楽しんで頂けたなら幸いです。

そして、オーズの力はこうして受け継ぎました。

さて、次回は体育祭後の話に戻りますよ?

ではお楽しみに!!

英寿「更に向こうへ!!」

火野映司「プルスウルトラ!!...バイバイ」


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No28:仮面ライダー

3月になりました。

28話です。

今回からはオリジナル回ですよ。

それではどうぞ。


 仮面ライダー...1971年から始まったこの物語は昭和、平成を駆け抜け、令和の時代にまで50年の歴史を紡いできた。

 

1号「ライダー、変身!とぅっ!!」

 

V3「人間ってのはね、負けると思ったら本当に負けちゃうんだ。な、自分と戦うんだよ」

 

ライダーマン「これは僕の悲しみの姿だ。こうしてしか生きられなかった憎しみの姿だ」

 

アマゾン「アー、マー、ゾーンッ!」

 

ストロンガー「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ、悪を倒せと俺を呼ぶ!」

 

BLACK RX「俺は太陽の子!この世の生、生きるもの全てを守る!仮面ライダーBLACK RX!」

 

クウガ「見ててください!俺の…変身!」

 

アギト「誰も……誰も人の未来を奪うことはできない!変身!」

 

龍騎「俺は絶対に死ねない。1つでも命を奪ったら、お前はもう、後戻りできなくなる。」

 

ファイズ「俺には夢がない。でもな、夢を守ることはできる」

 

ブレイド「俺は、運命と戦う。そして、勝って見せる」

 

響鬼「世の中にはさ、色んな人がいるんだよね。すごいと思える人、尊敬できる人、また会いたいなって思える人、そういういろんな人たちと出会うことで、自分がつよくなっていくんだよ」

 

カブト「天の道を往き、総てを司る男」

 

電王「俺、参上!」

 

キバ「人は音楽と同じ。それを守りたい、そうやって生きていきたい」

 

ディケイド「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!」

 

ダブル「さぁ、お前の罪を数えろ」

 

オーズ「手が届くのに手を伸ばさなかったら死ぬほど後悔する。それが嫌だから、手を伸ばすんだ」

 

フォーゼ「宇宙キター!」

 

ウィザード「さぁ、ショータイムだ!」

 

鎧武「ここからは俺のステージだ!」

 

ドライブ「ひとっ走り付き合えよ!」

 

ゴースト「命、燃やすぜ!」

 

エグゼイド「ノーコンテニューでクリアしてやるぜ!」

 

ビルド「さぁ、実験を始めよう」

 

ジオウ「善も悪も、光も闇も、全て受け入れる!その力で俺は未来を切り開く!」

 

ゼロワン「お前を止められるのはただ一人!俺だ!」

 

セイバー「物語の結末は、俺が決める!」

 

リバイ・バイス「「湧いてきたぜ!」」

 

 彼ら仮面ライダーの雄姿を俺はテレビの前で見つめていたんだ。大切な親友カズキと共に...

 

ギーツ「さぁ、ここからがハイライトだ」

 

ケント「ああ、ギーツ...俺は君の物語を見ていたかった。だから見せてくれ、”僕”という器と共に僕のヒーローアカデミア(この世界)で!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

獣「封印に綻びが出来ている。もうすぐだ!今度こそ貴様を喰らってやるぞ!!ギーツゥゥゥゥゥゥ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

英寿「俺の前世はそんな感じです」

 

 俺は体育祭の後校長室にて根津校長・相澤先生・物間、そしてシロー・るしあさんに前世の記憶を話していた」

 

相澤「すまんな、自身の死ぬ間際の事まで話させて」

 

英寿「いいえ、ここまで話さないと通じないと思いましたから」

 

シロー「なるほど、君は二人目の特異点だね」

 

英寿「特異点?」

 

根津「特異点とは何かな?」

 

シロー「まずは物間君について聞こう。その後に説明するよ」

 

物間「わかりました。といっても僕は白上君ほど綺麗な話じゃないですよ?」

 

 そうして物間は前世を語る。親の虐待、周りからのいじめ、社会からの淘汰、人間として受けうる様々な負の行為が凝縮していた。

 

るしあ「物間君、もういいのです」

 

 るしあさんは物間の話を遮り抱きしめる。物間が涙を流しながら話すその姿に俺もこれ以上聞くことを拒んだ。

 

シロー「すまない物間君。君を苦しめたかった訳ではないんだ」

 

物間「いいえ、大丈夫です」

 

シロー「だが、最後に聞かせてくれ。君の前世に仮面ライダーはいたかな?」

 

物間「...いません」

 

シロー「さて、僕にも前世がある。個性のない世界。そこで消防士をしていた」

 

根津「前世、それが仮面ライダーのカギかな?」

 

シロー「その通りです。根津さん。個性”仮面ライダー”とは前世の記憶を持つ者が手にすることが出来る。特殊な個性です」

 

相澤「前世があることで芽生える個性か...」

 

英寿「確かに俺は前世を思い出すことでギーツに変身出来るようになりました」

 

物間「僕は白上君の個性をコピーしようとして...その時に前世の記憶を手に入れました」

 

根津「それが仮面ライダー...」

 

シロー「デザイアの研究機関の所長が言うには前世の記憶を取り戻した事で、前世自身の個性が仮面ライダーとして現出しているのではと」

 

英寿「それで物間はコピーとパンクジャック、どっちも保持出来てる訳か!今世と前世で」

 

物間「白上君は2つ持ちじゃないよね?」

 

英寿「ああ、俺元々無個性だったから」

 

物間「ごめん」

 

英寿「大丈夫、今はギーツがある」

 

シロー「さて、話を戻そう。白上君が特異点という話をしたね?」

 

相澤「確かに、それで特異点とは?」

 

シロー「それはね。前世にも”仮面ライダー”が存在したか否かさ」

 

根津「なるほど、白上君も前世に仮面ライダーが存在している。テレビ番組だとしてもね...それが特異点になると」

 

シロー「そうです。我々デザイアの設立前、始まりのライダーと呼ばれる2人がいました。一人は白きライダーだった事以外の記録、そして関わって来たはずの人間から記憶がなくなっているのです」

 

相澤「そんなことがあり得るのか?」

 

英寿「この世界の仮面ライダーが俺の前世でのギーツを元としているなら可能かもしれません」

 

 そう、仮面ライダーギーツはデザイアグランプリに勝利すれば望んだ世界が叶えられる。

 

シロー「私自身もその記憶が消されている一人だからね。モヤモヤするんだよ。でも特異点はそっちじゃないんだ」

 

英寿「もう一人の始まりのライダー」

 

シロー「そう、彼は13のレジェンドバックルを駆使して戦っていたんだ。我々デザイアの敵、財団Xと」

 

英寿「財団Xって」

 

相澤「物間を洗脳していたやつも名乗っていたな」

 

シロー「彼らも前世を持っていてなおかつ歴代の敵怪人の力を管理、売買している組織なんだ」

 

英寿「それがこの世界の財団X...」

 

シロー「故にデザイアのライダー達は財団Xの検挙を一番の目的としてヒーロー活動を行っている」

 

英寿「それでその始まりのもう一人は誰なんです?」

 

シロー「君はすでに会っているよ?白上君」

 

英寿「それって...」

 

 俺がこの世界で会った仮面ライダーはシローとパンクジャックを覗けば一人しかいない。

 

英寿「バッファ?」

 

シロー「そう、仮面ライダーバッファ...この世界での名は”牛島道長”さ」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※ヴィラン連合アジト※

 

弔「道長ぁぁぁ、面白いことしようぜ?」

 

道長「これから”ステイン”ってやつが来るんだろ?おとなしくしとけよ?リーダー?」

 

弔「おいおい、リーダー扱いしてくれるなら言うこときけよ?」

 

道長「いやだよ?リーダー扱いすれば責任は全部お前持ちだろ?」

 

弔「は?潰すぞ?」

 

『ゾンビー・・・レディーファイト』

 

バッファ「相手になろうか?」

 

弔「その姿だと死なないのに何が相手になろうか?だ?チートが!」

 

バッファ「そのチートがナンバー2で良かったな弔」

 

弔「うっせーぞ!?もうやんね~から変身解け」

 

道長「はいよ」

 

弔「お前、体育祭見た?」

 

道長「雄英体育祭か?ああ?我らが”先生”に見ておけ言われたからな」

 

弔「俺さ、あの緑谷ってやつが最高に気に入らない」

 

道長「そうかよ。俺はギーツを見て思い出せた事がある」

 

弔「お?やっとかよ記憶喪失マン!どんなのだ?」

 

道長「俺は仮面ライダーを全部ぶっ潰したいと思ってたって事だな」

 

弔「道長?それ?思い出したんじゃね~よ?自分の欲望が仮面ライダーに集中しただけだろ?」

 

道長「そうとも言う」

 

弔「おい!」

 

黒霧「死柄木弔、牛島道長。言い合いはそこまで、お客様をお連れてしました」

 

ステイン「ここがヴィラン連合のたまり場か?」

 

 闇は蠢く、その時は近い

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※雄英校長室※

 

シロー「彼は我々にレジェンドバックルを託し、財団Xに囚われた。そして次に彼を見たときには...」

 

相澤「ヴィランになっていた訳か」

 

シロー「彼に託された。レジェンドバックル...今まで使えるライダーはいなかった。1人の例外を除いて」

 

英寿「例外?」

 

シロー「彼女は君に会いたがっていたよ。白上君?」

 

英寿「俺に?」

 

根津「今日はもう遅い。お開きにしよう。僕たちも知りたいことは知れたからね」

 

シロー「皆さんこのことは我々だけのご内密にして頂きたい」

 

根津「わかったよ」

 

シロー「それから、白上君と物間君に指名してるからおいでよ。職場体験、鞍馬財閥に」

 

 こうして話し合いは終了となった。俺は物間、そしてシローとるしあさんとで玄関に向かっていた。

 

英寿「今日はお話ありがとうございました」

 

シロー「デザイア内では共有されてる話だからね」

 

るしあ「さて、白上君、貸してた物を返却してほしいのです」

 

英寿「あっはい!ニンジャとビート、ありがとうございました」

 

るしあ「それは職場体験で来たらそれぞれの持ち主に言うと良いのですよ」

 

英寿「それと物間も、モンスターサンキュー」

 

物間「ああ、感謝してそして反省もしたまえ?僕のを使って負けたんだから」

 

英寿「すいません」

 

 そうして話しながら玄関に着くと

 

??「あ~英寿君だ~」

 

??「ほんとだね?」

 

??「ヤッホー」

 

??「ちょ、いきなり駆け出すなぺこ」

 

 そこにはホロライブの3期生の皆さんがこちらに向かって来ていた。

 

るしあ「やば、シロー背中借りるのです」

 

 るしあさんは何故かシローの背中に隠れる。

 

マリン「船長達は3年ステージで歌ってたから今回は会えないと思ってたけど」

 

ノエル「玄関で会えたね」

 

フレア「うんうん、私達も応援してたんだよ?2位おめでとう」

 

英寿「ありがとうございます」

 

物間「君アイドルと知り合いなの?」

 

英寿「姉ちゃんが白上フブキだからな」

 

シロー「なるほどね」

 

フレア「貴方は?」

 

シロー「ああ、僕は仮面ライダーシロー、ヒーローでね。彼らをスカウトしてたのさ」

 

ノエル「もうプロからスカウトって、凄いね英寿君」

 

英寿「え、ええ」

 

ぺこら「3人とも早いぺこよ~」

 

 そこにやっとぺこらさんが追いつく

 

ぺこら「お、英寿!2位おめでとうさん」

 

英寿「ありがとうございます」

 

ぺこら「それで何隠れてんの?るしあ?」

 

るしあ「ちっ、ばれてた」

 

 そうしてシローの背中に隠れていたるしあさんが出てくる。

 

ノエル・フレア・マリン「「「え!るしあ~!!」」」

 

ぺこら「気づいてなかったぺこか~!?」

 

 

 こうして前世での元3期生全員集合にちょっと感極まる俺、だがこれは体育祭振替休日の2日間に及ぶ壮絶な戦い。その前兆に過ぎなかった。




ありがとうございました。

今回の話で重大な情報がポンポン出てきました。

職場体験編が終わり次第情報まとめ回を出したいとは思いますのでお願いします。

さて、次回ついに出します。オリジナルバックル、そしてオリジナルライダー、是非ともお楽しみにして頂きたく。

それでは次回もお楽しみに!!

英寿「更に向こうへ」

シロー「プルスウルトラ!!」


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No29:リターンX ネクロン登場

29話です。

オリジナルライダー出ますよ。

それではどうぞ!


??「ギーツ...ギーツ!...ギーツゥゥゥゥゥゥ!!」

 

 財団Xのとある実験室、ある男が被検体となった。その名は”ウェイク”雄英体育祭に乱入した馬鹿である。

 

「ゾディアーツ、ロイミュード、眼魔の融合実験成功です」

 

グレア「後はそうだね。アンデットも混ぜてみようか?」

 

「会長、これ以上の融合は...」

 

グレア「構わないだろ?大きな損失を出したクズにはお似合いだ」

 

 実験物の男は思案する。何故今自分はこんな目に遭っている。何故信愛ある会長に見下されている?それもこれも全部...

 

ウェイク(ギーツ!お前が...お前がいなければ!!)

 

 完全な逆恨み、だが、彼はその逆恨み故に暴走する。

 

「アンデットの成分注入開始...」

 

ウェイク「ギーツゥゥゥゥゥゥ!!」

 

「会長!緊急事態です」

 

グレア「見ていればわかる」

 

「実験体逃走!直ちに確保を」

 

グレア「追跡のみで構わない。その後の結果のみ後で報告してきなさい」

 

「ですが...」

 

グレア「ゴミが勝手に飛んで言ったのです。掃除は仮面ライダーに任せましょう」

 

 

 

 

 

 やつはひた走る。復讐するべき奴の元へ。

 

ウェイク「(待っていろ!殺してやるぞ!!)ギーツゥゥゥゥゥゥ!!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 

 体育祭から1日、俺はホロライブ事務所に来ていた。フブ姉に頼まれた物を持って来るためだ。だが、そこには椅子にロープで縛られているるしあさんと3期生の皆さんがいた。

 

英寿「何?この状況...」

 

るしあ「白上君...助けて...」

 

マリン「あ、英寿君!聞いてくださいよ~るしあったら昨日久しぶりに交流を深めようとしてたのに逃げたんですよ~」

 

英寿「だから捕まえて縛っていると?」

 

ぺこら「有体に言えばそうぺこね」

 

英寿「るしあさん、昨日は仕事で雄英に来てたんですよね?今日は大丈夫なんですか?」

 

るしあ「昨日ドナドナされたから昨日の仕事も終わってないし、今日も仕事...」

 

マリン・ぺこら「「え?」」

 

 これはあれか?無断欠勤させられたパターンか?

 

フレア「ほら言ったじゃん。るしあの現状も考えてあげたらって」

 

ノエル「でもフレアも追いかけてましたよね?」

 

フレア「ぐっ」

 

ノエル「ま~団長もなんですが」

 

英寿「これで良いのか3期生...」

 

 その後、るしあさんは解放され即勤め先、つまり鞍馬財閥だろう...に連絡していた。そして電話越しに30分謝り続けるるしあさんだった。南無

 

るしあ「みんな酷いのです。私仕事って言ったのに...その現場を見ていたシローがいなかったら今頃クビだったのです」

 

マリン「いや~ごめんねるしあ~久しぶりにあったらテンション上がっちゃって」

 

るしあ「もう良いのです。昨日は早退、今日は有給になったのです。なのでみんなには私の憂さ晴らしに付き合ってもらうのです!」

 

英寿「なんだかんだで仲良いんですね。じゃあ、用事済ませて俺は帰りますので...」

 

 そう言って立ち去ろうとしたが、何者かに肩を掴まれる。るしあさんだ。

 

るしあ「君も来るの...いい?」

 

英寿「あ...ハイ」

 

 こうして、ホロライブ3期生全員集合のドタバタ旅が始まった。まずはカラオケだ。

 

3期生「「「「「Wake up fantasia!! きっとここが消えないフェアリーテイル Wake up fantasia, let's go!!いぇーい!」」」」」

 

 ”いんたらくとふぁんたじあ”るしあさんが辞めてしまった事でもうライブでは聞けない伝説の曲を生で聴けて俺は感動で涙を流していた。

 

マリン「ほら、英寿君も何か歌って!!」

 

英寿「俺はいいんです。皆さんの曲が聴けただけでもう魂が限界です!」

 

ノエル「じゃあ、勝手にリクエストするね」

 

英寿「へ?」

 

 そうして流れ始めたのは、フブ姉の...白上フブキの曲”Say!ファンファーレ!”

 

英寿「えっちょま」

 

ぺこら「往生際が悪いぺこ!」

 

るしあ「そうだそうだ。観念して歌っちゃえ~」

 

 そうして無理矢理マイクを渡される。

 

英寿「くっ、やるしかないのか」

 

フレア「やれ!やれ~!」

 

マリン「たのみますよ~」

 

英寿「畜生!!後悔しても知らないからな~」

 

 その後は悲惨だった。俺が歌い終わった後の現場はまるで戦場跡だったかのように3期生の皆さんが倒れていた。そう、俺は果てしなく音痴なのだ。とあるアニメのガキ大将さながらなのである。結果、その後は看病でカラオケが終わった。

 

 

 

 

 

 続いて訪れたのは、ゲームセンター!

 

マリン「ぺこらこれ取ってー」

 

ぺこら「まかせるぺこ、ぺこちゃんの実力見せてやる!」

 

るしあ「UFOキャッチャーで見せる実力って...」

 

ノエル「フレア、プリクラ撮ろう」

 

フレア「良いね~」

 

 みんながわいわい楽しんでる中

 

英寿「やるか!」

 

 俺はシューティングゲームを楽しんでいた。

 

英寿「ここからがハイライトだ!」

 

 俺はノーコンティニューでラスボスを撃破する。

 

英寿「ざっとこんなもんだ」

 

マリン「すっげ~!!」

 

ぺこら「確かにこれは凄いペコ」

 

英寿「そうでしょう!そうでしょう!」

 

 嬉嬉として振り返る俺、だが、みんなの視線は俺のゲーム画面ではなく隣の奴の画面に釘付けだった。

 

ノエル「アレってししろんもクリア出来ない言ってたシークレットボスだよね?」

 

フレア「あんなにあっさりと...」

 

天才ゲーマーN「ミッションコンプリート!ざっとこんなもんよ」

 

主治医「終わったか?じゃあ行くぞ?」

 

天才ゲーマーN「あっ、待ってよタイガ!!」

 

 どこかで見覚えのある二人だった。だがそれよりも...

 

英寿「得意ゲームで負けた...」

 

『マグナム・・・レディーファイト』

 

るしあ「待つのです。ゲームにそれは大人げないのです!!」

 

ギーツ「俺は高校生だ~!!」

 

 結果、シークレットボスをノーダメクリアしたが、るしあさんには怒られた。

 

 

 

 

 

 散々遊び、今は喫茶店にて休憩を取っていた。

 

るしあ「はぁ~楽しんだのです」

 

英寿「皆さん元気ですね~」

 

マリン「現役高校生が何を言ってるの」

 

ぺこら「英寿はたまにおじさんくさい発言があるペコね」

 

英寿「精神年齢おじさんですからね~」

 

フレア「コラコラ、そんなこという物じゃないよ?」

 

ノエル「そうだぞ?ご飯食って元気に過ごさなきゃ?」

 

 と、楽しく話しているところにるしあさんのスマホが鳴る。

 

るしあ「ちょっと出てくる」

 

マリン「いってらっしゃ~い」

 

ぺこら「なんの電話ぺこかね?」

 

ノエル「今の職場とか?」

 

英寿「そういえばるしあさんって何でホロライブ辞めたんですか?」

 

フレア「あ~英寿君知らないのか?」

 

 るしあさんが辞めた理由は前世とは全く違っていた。

 

英寿「母親の遺言?」

 

フレア「そう、自分の仕事を引き継いで欲しいって!!」

 

マリン「だから、卒業生として盛大に送り出したんだ~」

 

ノエル「まあ、そのあと全然連絡取れなくて1年ぶりに昨日会ったんだけどね」

 

ぺこら「変わりなくて、良かったぺこ」

 

英寿「そうですか」

 

 前世とは違う別れ...それがファンとしても少し嬉しくもあり、寂しくもあった。

 

 そこにるしあさんが焦ったように戻ってくる。

 

るしあ「みんな逃げて!!」

 

英寿「それはどういう...」

 

 そこに突然何かが窓を割って入ってくる。

 

??「見つけた!見つけたみつけたミツケタ!!ギーツゥゥゥゥゥゥ!!」

 

るしあ「デザイアから連絡でね。まっすぐこっちに近づいて来る。怪人反応があったからって」

 

英寿「そんなのも分かるんですか?デザイアスゲーな」

 

??「ギーツぎーつgi-tuギーツゥゥゥゥゥゥ!!」

 

英寿「狙いは俺か!?」

 

マリン「なんで、化け物が英寿君を?」

 

英寿「解りません!」

 

ぺこら「とにかく逃げるぺこ!!」

 

ノエル「でも、どこに」

 

英寿「着いてこい化け物!!」

 

フレア「英寿君!!」

 

 俺は化け物を誘導するように外へと飛び出す。

 

るしあ「あのばか!」

 

 

 

 

 

英寿「はぁはぁはぁ、これって...重加速、ロイミュードなのか?でもナンバーがないし、それに動きが幽霊?みたいな」

 

??「ギーツゥゥゥゥゥゥ!!」

 

英寿「お前、何なんだよ!!」

 

ウェイク「ウェイク!!お前!許さない!!」

 

英寿「ウェイク?あの財団Xの?」

 

 だが、昨日と印象が全然違う

 

ウェイク「しね!死ね!シネ!ギーツゥゥゥゥゥゥ!!」

 

英寿「やばい、体が動かなくて変身が...」

 

『デッドリー』

 

 突然目の前で爆発が起こる。

 

英寿「うっ、うわぁぁぁ」

 

ウェイク「ぐぅぅぅ」

 

??「勝手に行動されては困るのです。何かあった時に対処出来ないのですよ?」

 

英寿「るしあさん?」

 

るしあ「ここは大人に任せるのです」

 

英寿「でも、るしあさんがどうやって?」

 

るしあ「確かに私に前世の記憶なんて無い。だから”仮面ライダー”にはなれないのです」

 

 そう言うるしあは一つのバックルを取り出す。

 

るしあ「それでも戦うために代わりになる力をデザイアは開発したのですよ」

 

ウェイク「きさま貴様キサマ、何者だ」

 

『デッドリー・・・イグニッション』

 

るしあ「仮面ライダー未満のヒーローなのです...変身!!」

 

『チェンジング・・・デッド・オア・アライブ・・・ネクロン』

 

 るしあさんの姿が変わる。

 

ネクロン「疑似ライダーネクロン、見参なのです」

 

英寿「疑似ライダー...ネクロン!?」

 

ネクロン「さて、白上君を倒したいならまず私を倒して見るのですよ」

 

ウェイク「Gaaaaaaaa!!」

 

 ウェイクがネクロンに襲いかかる。

 

ネクロン「そんなんじゃ、いつまでたっても私は倒せないのです」

 

ウェイク「なぜ何故ナゼ!?」

 

ネクロン「トドメです」

 

『デットリー・・・インパクト』

 

ネクロン「はぁぁぁぁ!!」

 

 ネクロンの放ったパンチがウェイクを吹き飛ばす。

 

ネクロン「これにてお仕事終了なのですよ~」

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

疑似ライダーネクロン、仮面ライダーではないのですよ。

さて、次回...ネクロン敗北...ギーツ死す!!

るしあ「って、負けるの早すぎないですか?私?」

英寿「俺死ぬの?」

次回をお楽しみに!!

英寿「更に向こうへプルスウルトラ!!...って」

英寿・るしあ「「出来るかぁぁぁ!!」」


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No30:限界突破!ギーツデッドリー!!

連続投稿!

そして30話ですよ。

今回はギーツのオリジナルフォームが出ます。

ではどうぞ!!


英寿「るしあさん!?その姿は?」

 

ネクロン「疑似ライダーネクロンなのです」

 

英寿「それはさっき聞きました」

 

ネクロン「では説明するのです」

 

 デザイアはバックルドライバーという、バックルとして仮面ライダーが使用出来、かつ適合者なら仮面ライダーでなくても変身出来るアイテムを5つ開発した。その一つがるしあさんのデッドリーバックルドライバーなのだという。

 

ネクロン「これに適応出来るのが、デザイアでサポーターとして働く為の資格なのですよ」

 

英寿「つまり、るしあさんは凄いんですね」

 

ネクロン「ははは、それほどでもある」

 

英寿「謙遜しないんですね」

 

ネクロン「謙遜?何それ?」

 

英寿「もういいです。それで仮面ライダーも使えるって事は俺も使えるんですか?」

 

ネクロン「使えるよ?」

 

英寿「なら是非」

 

ネクロン「でも、ダ~メ。使ったら死んじゃうから」

 

英寿「は?死ぬの?」

 

ネクロン「うん死ぬ。実際、シローは心肺停止状態になった」

 

英寿「何ですかそれ?」

 

ネクロン「開発者が言うには、肉体を仮死状態にして人間に備わるリミッターを外して戦えるようにするらしい」

 

英寿「なら、るしあさんは変身のたびに死んでるんですか?」

 

ネクロン「私の個性は”ネクロマンシー”でね。それ故に大丈夫なのさ」

 

英寿「納得いかない」

 

ネクロン「まあまあ、使えないバックルだと言うことさ」

 

??「敵を前に悠長におしゃべりとは余裕だな」

 

英寿・ネクロン「「っ!?」」

 

 謎の声に俺たちはすぐに振り返る。そこにはさっきるしあさんが倒したはずの怪人が立っていた。

 

??「会いたかったぞ。ギーツ、そして先ほどはよくやってくれたな。ネクロン」

 

英寿「お前、普通にしゃべって」

 

??「先ほどまでは、力が馴染んでいなかった。からな。さて昨日ぶりだが早速死んでくれよ?ギーツ!!」

 

英寿「昨日ぶり?」

 

??「そうよ。ウェイク、って言えば解るだろ?」

 

ネクロン「昨日、物間君に取憑いていた奴ですね」

 

ウェイク「その通りさ」

 

英寿「おまえ...そんな姿だったんだな」

 

ウェイク「聞いてくれよギーツ、昨日会長に実験の被検体にされちまってな。ゾディアーツ、ロイミュード、眼魔を融合させた化け物になっちまった。更にアンデットの成分もだってさ。イカレテルだろ?」

 

英寿「確かにイカレテルな」

 

ウェイク「俺はそのまま完成せず、お前らに殺されるだけのはずだった。だが、ネクロン、お前のおかげでアンデットが覚醒したのさ。今じゃアンデットが主体で他の要素がオマケさ」

 

ネクロン「なに、もう一度倒すだけです」

 

英寿「るしあさん、ダメだ!!」

 

 俺は制止の声をかけるがるしあさんは奴に攻撃を仕掛ける。

 

ネクロン「な、効いてない?」

 

ウェイク「アンデットは不死身でな。それに他の力もあるから硬いこと硬いこと」

 

英寿「変身!!」

 

『『烈火!抜刀!!ブレイブドラゴン!烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!』レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ セイバーフォーム】になり火炎剣烈火で攻撃する。

 

ウェイク「アンデットにはどのライダーか?解ってんだろ?レジェンド使い?」

 

ギーツ「残念ながら、ブレイド先輩はまだ力を引き継いでないな」

 

ウェイク「そうか?なら死んでおけ!!」

 

ネクロン「させないのです」

 

『デッドリー・・・インパクト』

 

 るしあさんがライダーキックを放つが...

 

ウェイク「効かないな~?まずはお前から死んどけ」

 

ギーツ「間に合え!!」

 

 俺はとっさにるしあさんの前にでて防御の態勢を取る。

 

ウェイク「喰らいやがれ!!」

 

ギーツ/ネクロン「「ぐあぁぁぁ、きゃぁぁぁ」」

 

 守り切れず、二人とも変身解除してしまう。

 

ウェイク「この程度で終わりか?今の俺が強くなりすぎたな~。さてギーツ、宣言道理殺してやるぜ」

 

英寿「くっ」

 

 体に力が入らない。ここで終わるのか?

 

るしあ「させないのです」

 

 るしあさんはボロボロな体で俺の前に出る。

 

英寿「ダメだ、るしあさん。逃げて」

 

るしあ「逃げない。大人が子供を守れなくてどうするんですか!!」

 

ウェイク「その意気やよし、ネクロン...お前が先だ」

 

英寿(ダメだ。このままじゃ、るしあさんが殺される)

 

 必死に打開策を考える。そこに一つ見える物があった。

 

英寿(アレはデッドリーバックルドライバー!)

 

 アレを使え無ければ無駄死にだ。だが、

 

英寿「これに賭ける」

 

 俺はデッドリーバックルドライバーのドライバー部分を外し、自分のデザイアドライバーにセットする。

 

るしあ「白上君!ダメぇぇぇ!!」

 

『セット・・・リミットカット』

 

英寿「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

 

 俺は壮絶な痛みと共に視界が黒く染まっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英寿「俺死んだのか?」

 

 デッドリーの力を制御出来ずに死亡、なんて呆気ない幕引きだろう?

 

英寿「るしあさん...」

 

 必死に俺を守ろうとしてくれた人がいるのに...

 

英寿「俺は死んだだけで諦めてたまるか!!」

 

??「その意気やよし、それでこそ仮面ライダーだ!」

 

英寿「え?」

 

フォーゼ「仮面ライダーフォーゼ、後輩の力になりに来たぜ!!」

 

英寿「フォーゼ先輩」

 

??「フォーゼだけじゃない」

 

??「君の諦めない気持ち届いたぜ」

 

英寿「ゴースト先輩にドライブ先輩!!」

 

ゴースト「君の仲間の為に命を燃やしてまであらがおうとするその姿勢に力を託そうと思えたんだ」

 

ドライブ「それに相手は重加速も使ってくる。それなら俺の出番だ」

 

フォーゼ「二人ともなんだかんだ言ってるけどな。お前を助けたいんだよ」

 

 そう言ってフォーゼ先輩が手を出してくる。俺はフォーゼで見た。友情の握手と共に”フォーゼドライバーバックル”を受け取る。

 

如月弦太朗「これでお前もダチだ。あんな奴に負けんじゃねーぞ?」

 

英寿「はい!」

 

ゴースト「君に取っては俺達が偉人なんだね」

 

英寿「そうですね。先輩達がタケルさんに取っての武蔵さん達なんです」

 

 俺の手にゴーストドライバーバックルが握られる。

 

天空寺タケル「君の思い諦めるなよ?」

 

英寿「はい!」

 

 俺は最後に残ったドライブ先輩に敬礼する。

 

英寿「ドライブ先輩お疲れ様です」

 

ドライブ「お疲れさん、さて正直言うことはないんだよな~」

 

ベルトさん「そんなことでは格好が付かないぞ?進ノ介!」

 

ドライブ「そんなこと言わないでくれよベルトさん!」

 

英寿「本物のベルトさんだ~」

 

ベルトさん「イグザクトリー、よろしく。ギーツ」

 

英寿「お願いします」

 

ドライブ「お前、俺よりベルトさんの方がテンション高くね?」

 

英寿「え、気のせいですよ?気のせい」

 

ドライブ「あ、そう?おっほん。さてギーツ、そろそろ脳細胞にギアが入ってきたんじゃね~か?」

 

英寿「はい!」

 

英寿・ドライブ「「脳細胞がトップギアだぜ!!」」

 

 ベルトさんがひかり、ドライブドライバーバックルになる。

 

泊進ノ介「さあ、ひとっ走り行ってこい!!」

 

ギーツ「行ってきます!!」

 

 そうして、落ちたはずの意識が目覚めていく。いつも以上に体に熱が宿る。

 

ギーツ「デッドリー!!お前の主人がピンチなんだ!!力を貸してくれぇぇぇ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

英寿「変・身!!」

 

『オーバーライド・・・デッドリー・・・レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツデッドリー】になる。

 

るしあ「ウソ!?成功した?」

 

ウェイク「姿を変えたところで!」

 

 ウェイクの攻撃をまともに喰らう。

 

るしあ「白上君!!」

 

ギーツ「それで全力か?」

 

ウェイク「なに?」

 

ギーツ「喰らいな。これが今の俺の全力だ」

 

 俺はウェイクに一発パンチを当てる。それだけで遙か遠くへと吹き飛ばす。

 

ギーツ「るしあさん、行ってきます」

 

るしあ「うん、いってらっしゃい!!」

 

 俺は一歩を踏み出す。それだけで吹き飛んでいるウェイクを追い抜く。そして飛んできた奴を掴み地面に叩きつける。

 

ウェイク「ぐあぁぁぁ、馬鹿なアンデットに痛みなど...」

 

ギーツ「これでトドメだ」

 

ウェイク「馬鹿め、アンデットは倒せない。解っているはずだ!」

 

ギーツ「いいや、お前はここで倒す。デットリーの真価は自身の人としてのリミッターを外すことじゃない。どんな相手にも”死”を刻む能力だ」

 

ウェイク「そ、そんな!あり得るわけ...」

 

ギーツ「今の俺はアンデットだろうが、不死の怪人だろうが倒してみせる」

 

ウェイク「や、やめろぉぉぉ」

 

 体を引きずりながら逃げようとするウェイク、だが、逃がさない。

 

『デットリー・・・ストライク』

 

ウェイク「うっうあぁぁぁぁぁ」

 

ギーツ「はぁぁぁぁ!!」

 

 俺のライダーキックで、ウェイクのアンデットの因子と、融合していたゾディアーツ・ロイミュード・眼魔の部分のみを破壊する。

 

ウェイク「ぐえ」

 

 そこには人間としてのウェイクのみが残っていた。

 

 

 

 

 

 

 

シロー「ご協力感謝するよ。ギーツ!おかげで財団Xの検挙に一歩前進した」

 

英寿「いいえ、俺なんかで役に立てるなら。それに今回の個性無断使用の件もごまかして頂いて...」

 

シロー「まあ、ずるだけどね。助かったんだから言いっこなしさ」

 

英寿「ありがとうございます」

 

 そうしてウェイクは警察とシローに連行されていった。

 

マリン「るしあ、とんだ休暇になったね」

 

フレア「後半が特にね」

 

ぺこら「仕事と変わらない感じだったぺこ」

 

るしあ「そうだね。でも、良い物見れたから良かったかな~」

 

ぐ~

 

ノエル「団長おなかが空きました」

 

「「「「アハハハハ」」」」

 

るしあ「最後にみんなでご飯行きますか」

 

「「「「賛成~~!!」」」」

 

 俺は3期生の楽しそうな様子を見て

 

英寿(守れてよかった)

 

 そう思うのだった。

 

マリン「ほら、英寿君!!いきますよ~」

 

ぺこら「置いてくぺこよ~」

 

フレア「ほら早く」

 

ノエル「ご飯が逃げちゃいますよ」

 

 そして、るしあさんがこっちまで駆け寄ってくる。

 

るしあ「行こ?白上...ううん、英寿君」

 

英寿「はい!」

 

 こうして体育祭の次の日にしてはドタバタな1日が終わったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

~次の日~

 

英寿「フブ姉~全身が痛くて動けない!」

 

吹雪「今日は一日安静にしてなさい」

 

 振替休日2日目は、デッドリーの反動で全身筋肉痛になり動けないのであった。

 

 




ありがとうございました。

”仮面ライダーギーツデッドリー”いかがだったでしょうか?

ちょっと強くしすぎた感が否めませんが、今後出る予定がほぼ無いので許してください。

さて、次回は本編に戻って職場体験編です。ギーツはどこのヒーローの元へ?

それでは次回をお楽しみに!!

るしあ「行くよ、英寿君」

英寿「はい、るしあさん」

英寿・るしあ「「更に向こうへプルスウルトラ!!」」


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No31:俺のヒーロー名!!

31話です。

ギーツブーストフォームマークⅡ格好良かったですね。

この作品にはいつ出ることか?

さて、話がヒロアカ本編に戻りまして”職場体験編”です。

ではそうぞ


「ウォォォォォン!!」

 獣の雄叫びが鳴り響く...

 

??「ギーツ...君の選択は尊重したい。でも、それをすれば世界から君は」

 

ギーツ?「構わない。私はあの子を救ってあげたいんだ!」

 

 そこにいるのはギーツと青年だった。

 

英寿(あれは誰だ?)

 

 俺は、その光景を第三者の視点から眺めることしか出来ない。

 

??「なんて強情なんだ...」

 

ギーツ?「だからこそ私のサポーターになった。でしょ?」

 

??「その通りさ。まさか俺の命すら利用する強情さとは思わなかったけどね」

 

ギーツ?「そこはごめんね」

 

??「いいよ。来世で君をこき使うさ」

 

ギーツ?「それは酷いな~来世があるなら私はアイドルに

 

「ガァァァァァ!!」

 

??「最後の挨拶に水を差す化け狐はさっさと退場願おうか?」

 

『ジーン・・・セット』

 

??「変身」

 

『レーザーオン・・・ジーンローディング・・・レディーファイト』

 

ギーツ?「貴方を救う。いくよ!九尾の妖狐!!」

 

『デュアルオン・・・ウルトラリンク・・・キングワールド・・・レディーファイト』

 

 謎のライダー、そして白銀となったギーツ?は獣に向かって行く!

 

英寿(待て!待ってくれ!!フブ姉ぇぇぇぇ!!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

英寿(あれは...)

 

吹雪「えー君!」

 

英寿(夢?)

 

吹雪「えー君!!」

 

英寿「ん、フブ姉?」

 

吹雪「はい、フブ姉ですよ~。ほら早く起きて?学校遅れるよ?」

 

英寿「え?」

 

 時計には本来なら家を出ている時間が表示されていた。

 

英寿「や、やべぇぇぇ!!」

 

 俺は急いで着替え、玄関に向かう。

 

吹雪「気をつけて行ってくるんよ~」

 

英寿「ああ、行ってきます!!」

 

 今朝の夢などすっかり忘れて、学校に向かったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

英寿「ギリギリセーフ!」

 

 まだブーストライカーが使え無いため、電車登校になり普段よりギリギリになる。

 

芦戸「やっぱりテレビで中継されると違うね~超声かけられたよ来る途中」

 

切島「ああ、俺も!」

 

 みんな体育祭の反響で盛り上がっているようだ。

 

葉隠「私もジロジロ見られて、何か恥ずかしかった~」

 

英寿「葉隠さんはいつも何じゃ?」

 

瀬呂「俺なんて小学生にドンマイコールされたぜ...」

 

蛙吹「ドンマイ」

 

瀬呂「うあっはっはああ...」

 

英寿「俺...声かけられなかった...」

 

耳郎「白上ってバイク登校じゃ?」

 

英寿「今日は電車...」

 

耳郎「ああ...」

 

砂籐「白上は変身しているせいで余計になあ」

 

英寿「ぐふっ」

 

 変身してないと陰薄いのはもう直らないのか?と思ったとき教室の扉が開く。

 

相澤「おはよう」

 

「「「「「おはようございます」」」」」

 

蛙吹「ケロ、相澤先生包帯取れたのね。良かったわ」

 

相澤「ばあさんの処置が大げさなんだよ。んなもんより、今日のヒーロー情報学。ちょっと特別だぞ?」

 

(((((きた)))))

 

上鳴(特別?小テストか?やめてくれよ~っ)

 

切島(ヒーロー関連の法律やらただでさえ苦手なのに)

 

相澤「コードネーム...ヒーロー名の考案だ」

 

「「「「「胸膨らむ奴来た!!」」」」」

 

 相澤先生が一睨みする。

 

「「「「「シーン」」」」」

 

相澤「というのも先日話したプロヒーローからのドラフト指名に関わってくる。指名が本格化するのは、経験を積み即戦力として判断される2~3年から、つまり...今回1年のお前らに来た指名は将来性に対する興味に近い。卒業までに興味がそがれたら一方的にキャンセルなんてのもよくある」

 

峰田「大人は勝手だ」

 

葉隠「頂いた指名がそのまま自身へのハードルになるんですね」

 

相澤「そう、で、その集計結果がこうだ」

 

 モニターに表示された集計結果。俺に3000件も指名が来ていた。

 

相澤「例年はもっとばらけるんだが、今年は3人に注目が偏った」

 

上鳴「だあっ...白黒付いた」

 

青山「見る目ないよね、プロ」

 

耳郎「1位轟、2位白上、3位爆豪って」

 

切島「体育祭と順位逆転してんじゃん」

 

 結果を見て皆様々に反応していく

 

相澤「この結果を踏まえ、指名の有無にかかわらず職場体験に行ってもらう」

 

出久「あっ...職場体験?」

 

相澤「ああ...お前らはUSJの時に一足先にヴィランとの戦闘を経験してしまったが、プロの活動を実際に体験してより実りのある訓練をしようってこった」

 

砂籐「それでヒーロー名か」

 

麗日「がぜん楽しみになってきた」

 

相澤「まあ、そのヒーロー名はまだ借りではあるが、適当なもんは...」

 

ミッドナイト「付けたら地獄を見ちゃうよ」

 

「「「おお」」」

 

ミッドナイト「学生時代に付けたヒーロー名が、世に認知されそのままプロ名になってる人多いからね」

 

「「「「「ミッドナイト」」」」」

 

相澤「まっそういうことだ。その辺のセンスをミッドナイトさんに査定してもらう。俺はそういうのできん」

 

 そういって寝袋を取り出す相澤先生

 

相澤「将来自分がどうなるのか、名を付けることでイメージが固まりそこに近づいていく。それが名は体を表すってことだ。オールマイトとかな?」

 

 そこからはフリップが配られそれぞれヒーロー名を考えていく。

 

英寿(俺はもう決まってるからな~)

 

 俺はもちろん”仮面ライダーギーツ”と書き込む。それから少しして

 

ミッドナイト「じゃあ、そろそろ出来た人から発表してね」

 

 まさかの発表形式...みんな固まる中青山が教壇に出てくる。

 

青山「いくよ?”輝きヒーロー I can not stop twinkling”訳して”キラキラが止められないよ”」

 

(((((短文)))))

 

ミッドナイト「ここはIをとってcan'tに省略した方が呼びやすい」

 

青山「それね。マドモアゼル」

 

(((((いいのかよ)))))

 

芦戸「じゃあ次あたしね」

 

 次にでてきたのは芦戸さんだ。

 

芦戸「ヒーロー名”エイリアンクイーン”」

 

ミッドナイト「2!!血が強酸性のあれを目指してるの?辞めときな?」

 

芦戸「ちぇ~」

 

(((((バカ野郎)))))

 

 雰囲気が大喜利になってしまい。ますますみんなでれずにいるすると蛙吹さんが前に出てくる。

 

蛙吹「ケロ!つぎ私いいかしら?」

 

ミッドナイト「はい梅雨ちゃん」

 

蛙吹「小学生の頃から決めてたの”梅雨入りヒーロー フロッピー”」

 

ミッドナイト「かわいい!親しみやすくて良いわ。みんなから愛されるお手本の様なネーミングね」

 

「「「「「フロッピー フロッピー フロッピー」」」」」

 

(((((ありがとうフロッピー!空気がかわった)))))

 

 そこからはおのおのがヒーロー名を発表していく。

 

爆豪「爆殺王」

 

ミッドナイト「そういうのは辞めた方がいいわね」

 

爆豪「何でだよ!」

 

麗日「じゃあ、私も...考えてありました。”ウラビティ”」

 

ミッドナイト「しゃれてる」

 

麗日「ふっ~」

 

ミッドナイト「ヒーロー名、思ったよりだいぶスムーズに進んでるじゃない?残ってるのは再考の爆豪君と飯田君、白上君、そして緑谷君ね」

 

 次に天哉が出てくる。そこに書いてあったのは”天哉”名前そのままだった。

 

ミッドナイト「貴方も名前ね。それじゃ残りどっちが来る?」

 

英寿「俺が行きます」

 

 そう言って俺は前に出る。

 

英寿「実は最初から決めてたんですが、自分がこの名を名乗れるのか考えてました。でも思ったんです。なれるかじゃなくなろうって」

 

 そうして俺は皆にもう一つの名を言う

 

英寿「”仮面ライダーギーツ”」

 

 最後に出久が”デク”と発表しざわつくこともあったが、皆借りのヒーロー名が決まった。...爆豪以外

 

 

 

 

 

 

 

 

相澤「さて、全員のヒーロー名が決まったところで、話を職場体験に戻す。期間は一週間、肝心の職場だが指名のあった者は後でリストを渡すからその中から自分で選択しろ。指名がなかった者はあらかじめこちらからオファーしておいた。全国から受け入れ可の40件から選んでもらう」

 

「「「「「はい」」」」」

 

 そしてチャイムがなる。皆それぞれ行きたいところを考えているようだ。

 

相澤「今週末までに提出しろよ?」

 

瀬呂「後2日しかね~の?」

 

英寿「先生!俺は...」

 

相澤「シローの所だろ?律儀に指名も来てるし、お前はそこで良いか?」

 

英寿「むしろ望む所です」

 

相澤「わかった」

 

 そう言って先生達は職員室に戻って行った。

 

出久「英寿君もう決まったの?」

 

英寿「体育祭で直に誘われてな。そこに行くことにしたんだ」

 

麗日「なるほどな~」

 

 

 そして放課後になる。

 

麗日「デク君、一緒に帰ろう」

 

出久「うん」

 

英寿「俺も混ぜてくれ」

 

出久「もちろん」

 

麗日「飯田君も...あっあれ?」

 

出久「きっと希望体験先が決まって提出しに行ったんだよ」

 

 そう言って出久が扉を開けると

 

オールマイト「私が独特な体制で来た!」

 

出久「ど、どうしたんですか?そんなに慌てて」

 

オールマイト「ちょっとおいで」

 

出久「え?あっはい」

 

 そうして出久はオールマイトと行ってしまう。

 

英寿「玄関で待ってるか?」

 

麗日「そだね」

 

 その後、出久とは合流したが天哉は先に帰っていた。それからの天哉の様子は心ここにあらず、だが何も言わない天哉に俺達は何も言えずにいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~職場体験当日~

 

相澤「全員コスチュームもったな。本来なら公共の場じゃ着用禁止の身だ。落としたりするなよ?」

 

芦戸「はーい」

 

相澤「伸ばすな”はい”だ芦戸」

 

芦戸「はい」

 

相澤「くれぐれも体験先のヒーローに失礼のないように、じゃあ行け」

 

「「「「「はい」」」」」

 

出久「飯田君」

 

 出久は天哉に声をかける。そこに俺や麗日も向かう。

 

出久「本当にどうしようもなくなったら言ってね?」

 

麗日「うんうん」

 

出久「友達だろ」

 

 天哉は振り返る。だが...

 

天哉「ああ」

 

 その目は...

 

英寿「天哉...間違えるなよ」

 

天哉「?肝に銘じておこう」

 

 そうして天哉は行ってしまった。この後天哉とそして出久に起こる事件を知るのは職場体験が終わった後になる。

 

 

 

 

 到着したのは鞍馬財閥のビル

 

英寿「ここは鞍馬財閥の...」

 

物間「白上!」

 

英寿「物間!?やっぱりお前もここだったか?」

 

物間「そりゃね」

 

英寿「さて行こうか!」

 

 

 ここに集うは様々な”仮面ライダー”達、そして思いもよらぬ出会いだった。

 

??「行くぞ?弟、お前の認識をぶっ壊す!!」

 

 

 




ありがとうございました。

というわけで、英寿...保須に行きません。

代わりにギーツ要素盛りだくさんになる。”ギーツのヒロアカ 職場体験編”

を是非是非お楽しみに!!


英寿「更に向こうへ」

天哉「プルスウルトラ」

英寿「天哉...」


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No32:職場体験スタート ようこそデザイアへ!

32話です。

さて、職場体験は完全オリジナルストーリー。”仮面ライダー”要素マシマシで行きますよ?

それではどうぞ!!


 鞍馬財閥、一般用の便利グッズからヒーローのサポートアイテムまで様々な商品を提供する会社だ。そして鞍馬財閥は仮面ライダーの個性を持つ者達を集めたヒーロー事務所も経営している。それが仮面ライダー支援機構デザイアヒーロー事務所である。

 

シロー「と言うのがこの事務所の特徴かな?」

 

物間「なるほど、個性仮面ライダー特化の事務所なんですね」

 

英寿「仮面ライダーは全員ここに?」

 

シロー「いいや、例えば”仮面ライダーギンペン”というのがいるんだが彼は水難ヒーローセルキーのサイドキックをしているよ?でも彼も仮面ライダーだからね。デザイアのサポート科は彼のバックアップも行うよ」

 

物間「仮面ライダーであれば事務所所属だろうと関係ないと」

 

シロー「そう!そういう意味では他の事務所より大変なのかもね?うちのサポート科は」

 

 俺と物間は職場体験の為、鞍馬財閥を訪れていた。正面玄関に入るとシローが出迎えてくれて現在代表取締役社長の部屋に向かっている。その際、ここのヒーロー事務所としての特徴の説明を受けていた。

 

シロー「まだまだ説明したいけど着いたからね。続きはまた後で、まずは代表に挨拶だ」

 

英寿・物間「「はい」」

 

シロー「代表、シローです。雄英の職場体験の生徒を連れてまいりました」

 

代表「はいりたまえ」

 

シロー「失礼します」

 

英寿・物間「「失礼します」」

 

 そうして社長室に入る。そこには椅子に座る男性とその横に立つ女性がいた。だがその女性は...

 

英寿(ツムリ!?)

 

 そう、仮面ライダーギーツにてデザイアグランプリのナビゲーターをしていた”ツムリがそこにいたのだ。

 

物間「白上!挨拶だろ?」

 

英寿「え?あっすいません。雄英高校から来ました!白上英寿です。ヒーロー名は仮面ライダーギーツです」

 

 俺が驚いている間に物間が挨拶を済ませたらしく俺も続いて挨拶する。

 

代表「ありがとう。パンクジャック、ギーツ、私が鞍馬財閥代表取締役社長”鞍馬鯨蔵”です。個性は”仮面ライダーゲイザー”よろしく」

 

英寿・物間「「よろしくお願いします」」

 

 仮面ライダーゲイザー?知らない仮面ライダーの名前だ。

 

ツムリ「社長秘書をしております。ツムリです。私は仮面ライダーではございませんのであしからず」

 

 やっぱりツムリだ。この世界では社長秘書してるのか。

 

鯨蔵「ここに職場体験に来る者は二種類いる。商品開発の方で来る者と仮面ライダーとして来る者だ。君たちは仮面ライダーとして来ている。つまり、我々デザイアの支えるべき仲間だ。ということでツムリ君」

 

ツムリ「はい社長」

 

 俺達はツムリから”スパイダーフォン”を渡される。

 

物間「これは...スマフォ?」

 

ツムリ「スパイダーフォンです。そちらの機能は後ほどシローにお聞きください」

 

英寿「良いんですか?ここに所属してる訳でもない学生なのに」

 

鯨蔵「仮面ライダーの個性持ちには全員渡している。構わないよ。さて、君たちがよりよい職場体験を経験出来ることを願っているよ」

 

英寿・物間「「ありがとうございます」」

 

シロー「それでは代表失礼します」

 

鯨蔵「あ、すまないシロー。ギーツ君を少しだけ貸してくれたまえ。デザイアの方へはツムリに案内させる」

 

英寿「え?」

 

 退出しようとする俺達を呼ぶ止め俺だけ残るように指示する代表。何かあるのだろうか?

 

鯨蔵「なに、時間はかけないようにするさ」

 

シロー「わかりました。英寿君、また後でね」

 

物間「白上、失礼の無いようにな?まあ、もう何かした後かもしれないが」

 

英寿「一言余計だ」

 

 そうしてシローと物間は出て行った。

 

 

 

 

 

鯨蔵「さてすまないね。君に用事があるんだ。ギーツ」

 

 そうして代表が椅子から立ち俺に近づいてくる。

 

英寿「用事って?」

 

鯨蔵「君、ツムリを見て驚いていただろ?」

 

英寿「え?」

 

鯨蔵「ああ、構えなくていい。過去に同じ反応をしているのが3人いる。彼らは少なくとも前世でツムリを知っている人物達だったからね」

 

英寿「その3人とは?」

 

鯨蔵「タイクーンとナーゴ、そしてバッファだ」

 

英寿「っ!」

 

鯨蔵「バッファが敵に寝返無ければ彼がここの1号ヒーローだったんだがね...話がそれたね。ツムリに反応を示す仮面ライダーには必ずコアIDを確認しているんだ」

 

 代表は俺のコアIDを見せてほしいと頼んでくるので見せる。

 

鯨蔵「ああ、やっと全員に渡すことが出来た。創世の女神よ」

 

英寿「創世の女神?」

 

 知らない言葉に疑問を示す。

 

鯨蔵「君が個性に目覚めた時、ドライバーを授けてくれた女性がいたはずだ」

 

英寿「はい、確かに」

 

 確かに俺も女性かデザイアドライバーをもらい受けている。だがその女性はもやがかかり容姿の認識が出来なかった。

 

鯨蔵「それが創世の女神、この世界の仮面ライダー達に力を授ける存在さ」

 

 あの女性がそのようなそんざいだったとは...

 

鯨蔵「僕はその女神からある4人のライダーにこれを渡してほしいと頼まれていてね」

 

 そうして渡されるのは青いカード、裏にはギーツのクレストが描かれている。

 

鯨蔵「女神はそのクレストに描かれているIDをもつ者にそのカードを渡すようにと言われてね。それがなんだか知らないが肌身離さず持っていることをオススメするよ」

 

英寿「なぜツムリさんに反応する者だけに確認を取るんですか?」

 

 全員を確認する方が確実だと思う故の疑問それに対し

 

鯨蔵「ツムリは創世の女神の巫女だからだよ」

 

 会長はそう答えた。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ツムリ「つまり、デザイアのヒーローは財団Xの討滅を第一の目標としているわけです」

 

 社長室から出た俺はツムリさんの案内の元デザイアのライダーが集まる事務所のある部屋に案内されている。その際シローから聞くはずだった。この事務所のヒーローの目的についての説明を受けていた。

 

英寿「この世界にも財団Xがいるのは知ってましたが、そこと戦うための事務所とは」

 

ツムリ「前世とは面白いものですね。私はもっていませんがこの事務所ではとても有利に働くことでしょう」

 

英寿「だといいのですが」

 

ツムリ「着きました。ようこそデザイアへ!」

 

 そう言ってツムリさんが扉を開ける。

 

物間「もう一回言ってくれないかな?僕が何だって?」

 

緑髪の男「何度でも言ってやるよ?簡単にヴィランに操られる?雑魚野郎」

 

物間「おいおい、言うに事欠いて雑魚とは...潰して欲しいのかな?」

 

『モンスター』

 

緑髪の男「上等だ!ギーツに受けた敗北をもう一回味わらせてやるよ」

 

『ニンジャ』

 

シロー「2人とも喧嘩するんじゃない!!」

 

赤髪の女「は~くだらな。男ってなんでこんなことで喧嘩腰になるわけ?」

 

青髪の女:コクコク(うなずいている)

 

メガネの男「別に男が喧嘩っ早いんじゃない。あの2人が単細胞なだけさ」

 

 とてもカオスな状況だった。

 

英寿「ツムリさん、これで財団Xと戦えると思います?」

 

ツムリ「わかりません...」




ありがとうございました。

中途半端な気がしますがここで一度話を切ります。

さて、ちょくちょくギーツネタを挟みながら進めました。

次回もそうなる予定です。

では次回をお楽しみに!!

英寿「更に向こうへ」

鯨蔵・ツムリ「「プルスウルトラ!!」」


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No33:出会うライダーズ!波乱の1日目

お待たせしました。33話です。

デザイアドライバーを購入し楽しんでました。

それではどうぞ


ツムリ「着きました。ようこそデザイアへ!」

 

 そう言ってツムリさんが扉を開ける。

 

物間「もう一回言ってくれないかな?僕が何だって?」

 

緑髪の男「何度でも言ってやるよ?簡単にヴィランに操られる?雑魚野郎」

 

物間「おいおい、言うに事欠いて雑魚とは...潰して欲しいのかな?」

 

『モンスター』

 

緑髪の男「上等だ!ギーツに受けた敗北をもう一回味わらせてやるよ」

 

『ニンジャ』

 

シロー「2人とも喧嘩するんじゃない!!」

 

赤髪の女「は~くだらな。男ってなんでこんなことで喧嘩腰になるわけ?」

 

青髪の女:コクコク(うなずいている)

 

メガネの男「別に男が喧嘩っ早いんじゃない。あの2人が単細胞なだけさ」

 

 とてもカオスな状況だった。

 

英寿「何なんだこの状況!」

 

 俺が困惑している中ツムリさんが歩みを進める。

 

ツムリ「お二人とも」

 

物間「え?」

 

緑髪の男「は?」

 

 ツムリさんは二人に近づくと片手で二人を投げ飛ばす。

 

ツムリ「経緯は存じ上げませんが、貴方達はお互いに職場体験でこちらにいらしたはず。今すぐお帰り頂いてもよろしいのですよ?」

 

喧嘩してた二人「「すいませんでした」」

 

赤髪の女「ツムリ...相変わらずね」

 

青髪の女:コクコク

 

シロー「いや~すまないツムリ」

 

ツムリ「この場をまとめる貴方がその調子でどうするのです?」

 

シロー「すまない」

 

 この職場の上下関係が垣間見える瞬間だった。

 

シロー「さて、気を取り直して今英寿君が来た事で全員集合した。今回はこの6人で職場体験だ。それぞれ自己紹介しよう」

 

 そうして自己紹介となる。

 

英寿「雄英から来た白上英寿だ。ライダー名はギーツ。よろしく」

 

シロー「ついでだから、得意バックルも教えて欲しいな」

 

英寿「了解です。得意バックルはマグナムとブースト、そしてレジェンドバックルで先輩の力をお借りしている。こんな感じだ」

 

メガネの男「レジェンドバックル?興味深いね」

 

シロー「それじゃ次は同じ雄英だし物間君」

 

物間「雄英の物間寧人。ライダー名はパンクジャック、バックルはモンスター以外使った事が無いからよくわからない。以上です」

 

シロー「ありがとう、次は...」

 

緑髪の男「俺だぜ!誠刃の”櫻木景和”。ライダー名は”タイクーン”!バックルとしてはニンジャを主に使ってる。つまりそこのモンスター君より強いからよろしく」

 

物間「はぁ~!?」

 

シロー「こらこら、煽らない」

 

英寿(さっきもこんな感じで喧嘩になったのか?)

 

赤髪の女「次は私ね。私は”鞍馬あかり”!学校は聖愛学院。ライダー名は”ナーゴ”でバックルはビートを使うわ!よろしくね」

 

青髪の女「”鞍馬ひかり”お姉ちゃんの双子の妹、学校もお姉ちゃんと同じ、”ロポ”、今はバックル使ってない。よろしく」

 

ツムリ「彼女らは鞍馬会長の娘さん達だがここではあまり気にしないで構いません」

 

あかり「そういうこと!よろしくねみんな」

 

ひかり:コクコク

 

メガネの男「僕が最後かな?僕は”智識大司”傑物学園高校に在籍している。ライダーとしての名は”ナッジスパロー”だ。僕の美学として強力ではないとされるミニバックルたちで戦略を立てて戦う事を心情としている。よろしく」

 

英寿「なら、俺のミニバックル使う?」

 

大司「良いのかい?ありがとうギーツ!」

 

シロー「さて、それぞれの自己紹介は終わったからまずはプレゼント。ツムリ」

 

ツムリ「皆様、こちらをお受け取りください」

 

 そうして渡されたのは変わった形のスマートフォン?だ。

 

ツムリ「そちらはスパイダ-フォンです」

 

シロー「各ライダー達と連絡を取れたり、必要時にバックルを届けてくれる便利アイテムさ。仮面ライダーには全員に配ってるから遠慮無くもらってくれ」

 

「「「「「「ありがとうございます」」」」」」

 

シロー「まずは軽いレクリエーションといこう。みんな変身してくれ」

 

英寿「解りました。エントリーフォームで良いんですか?」

 

シロー「ああ」

 

英寿「それじゃ、変身」

 

物間「変身」

 

景和「変・身」

 

あかり「変~身」

 

ひかり「変身」

 

大司「変身」

 

『『『『『『エントリー』』』』』』

 

シロー「それじゃ、次にみんなの持ってるバックルから自分の以外のバックルを使用して模擬戦してみよう」

 

ナーゴ「いきなり模擬戦なの?」

 

シロー「まずは交流をそしてライダーは戦う定めの個性とも言える。でも自分のバックルだと使いなれてるから有利だよね?だから他の人のを使うのさ」

 

ナッジスパロー「なるほど、ギーツ!早速君のバックルを見せてくれ」

 

ギーツ「おういいぞ」

 

 そうしてナッジスパローは俺のアローを借りていった。

 

タイクーン「なあなあギーツ、お前のレジェンドバックルって奴を貸してくれよ?」

 

ギーツ「それは...まあ大丈夫か?どれがいい」

 

タイクーン「結構あるんだな」

 

 タイクーンはツーサイドライバーバックルを借りていった。

 

パンクジャック「白上、俺にもレジェンドバックルだ」

 

ギーツ「お、おう」

 

 パンクジャックはデモンズドライバーバックルを借りていった。

 

ロポ「タイクーン、ニンジャ」

 

タイクーン「おう良いぞ!俺の最強バックル。使ってくれ」

 

 ロポはタイクーンからニンジャバックルを借りていた。

 

ナーゴ「ナッジスパロー、これ借りていい?」

 

ナッジスパロー「ああ、構わないよ」

 

 ナーゴはナッジスパローからプロペラバックルを借りていた。

 

ギーツ「さて、ナーゴ!これ借りるぞ?」

 

ナーゴ「ええ、どうぞ」

 

 そして俺はナーゴからクローバックルを借りた。

 

シロー「それじゃそれぞれ15分で戦って見よう。まずは君たちだ!」

 

 まずはパンクジャック対タイクーンだ。

 

タイクーン「雄英体育祭でみたぞ。レジェンドバックルの強力さをならこれで」

 

パンクジャック「あの狸には勝つ!!」

 

『『エラー』』

 

タイクーン・パンクジャック「「は?」」

 

シロー「やっぱりか~」

 

ギーツ「パンクジャック...お前話の時にいたよな?」

 

パンクジャック「え?......しまった~!!」

 

 そう、レジェンドバックルは前世に仮面ライダーの記憶を持つ者でなければ使え無い。

 

ナーゴ「呆れた。知らないタイクーンならともかく、知ってた貴方がそんなミスする?」

 

パンクジャック「ぐっ」

 

タイクーン「あははは!まあ、仕方ねぇぇぇ!!」

 

パンクジャック「まずは...」

 

タイクーン・パンクジャック「「殴り合いだ!!」」

 

 その後、エントリー状態のまま模擬戦を始めタイムアップで終わった。

 

ギーツ「次は俺か」

 

ロポ「私」

 

『アームドクロー・・・レディーファイト』

 

『ニンジャ・・・レディーファイト』

 

ロポ「瞬殺」

 

ギーツ「さて、それはどうかな」

 

 俺はロポの分身からの連続攻撃を次々と躱していく。

 

ギーツ「動きに無駄が多いな。溜めとかいらないだろ?」

 

ロポ「その方が格好いい」

 

ギーツ「そうか...」

 

ロポ「これなら逃げられない」

 

『ニンジャ・・・ストライク』

 

 ロポは俺が体育祭でやった様に巨大手裏剣を作る。

 

ロポ「喰らえ」

 

ギーツ「ここからがハイライトだ」

 

 俺は投擲された巨大手裏剣を躱しながら、手裏剣の穴の部分にクローの爪を差し込む。

 

ギーツ「お返しだ!」

 

 そしてロポに投げ返した。

 

ロポ「ウソ!!」

 

 俺の反撃に対応できずロポは変身解除される。

 

ギーツ「大丈夫か?」

 

ひかり「ギーツ強い...次負けない」

 

ギーツ「ああ」

 

 そうして握手を交わした。その後はナーゴ対ナッジスパロー、それぞれ一進一退の攻防をしタイムアップとなった。

 

シロー「お疲れみんな」

 

ナッジスパロー「なかなかの余興でしたね」

 

シロー「レクリエーションとしては良かったよね?それじゃ、別のバックルで別の人とやってみよう」

 

景和・物間・あかり「「「え?」」」

 

ひかり:フルフル(首を横に振る)

 

英寿「ナッジスパロー、そのチェーンアレイを貸してくれ」

 

大司「なら僕は君のウォーターを」

 

シロー「乗り気はなの2人だけなの?でもやるよ?」

 

景和・物間・あかり「「「そんなぁぁぁ」」」

 

 3人の悲鳴がこだまし、ひかりが頭を抱えていた。乗り気な俺と大司を中心に結局総当たり戦を決行したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

シロー「みんなお疲れ様」

 

あかり「はぁ、はぁ、ほんとうよ」

 

景和「そこの二人はなんで余裕なんだよ?」

 

英寿「先輩の力に振り回されないように鍛えてるから」

 

大司「様々な戦略を行うにはまず体力が基本だよ?」

 

物間「常識がずれてた」

 

シロー「さて、職場体験は1週間ある。そこでみんなには個別に2日目と3日目を指導する頼もしいサポーターを紹介しよう」

 

 そうして、4人の人物が入ってくる。

 

英寿「あっ、貴方達は!!」

 

 そう、るしあさんがいる時点で気づくべきだったんだ。この可能性に!!

 

シロー「まずは”潤羽るしあ”、仮面ライダーネクロン。担当は物間君と智識君だ」

 

るしあ「よろしくなのです。パンクジャック?ナッジスパロー?」

 

シロー「桐生ココ、仮面ライダードラグーン。担当はあかりだ。」

 

ココ「よろしく頼むぞ?あかり?いや、今はナーゴと呼ぼう」

 

シロー「魔乃アロエ、仮面ライダースクブス。担当は櫻木君とひかりだ」

 

アロエ「タイクーン!ロポ!我が輩がビシバシ鍛えてやるぞ!」

 

 さて、俺の担当だが...そんなのありかよ

 

シロー「黒上フブキ、仮面ライダーギーツブラック。担当は白上君だ」

 

 前世での白上フブキの配信にたまに登場して人気を博した。”黒上フブキ”その人が今目の前に...

 

黒上フブキ「やっと会えたな。弟!!」




ありがとうございました。

本編に”あかり”の名称でて被ったと思いましたが、強行。

さて、急にホロライブの脱退者を引っ張ってオリジオナルライダー登場させましたが、全て予定通りです。

そしてオリキャラ大量登場ですが、後日キャラまとめ出しますのでお待ちください。

それでは次回をお楽しみに

英寿「行くぜみんな!更に向こうへ」

物間・景和・あかり・ひかり・大司「「「「「プルスウルトラ!!」」」」」


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No34:破れ・制約!!

お待たせしました。

34話です。

ではどうぞ


 PLPLPLPL...ガチャ

 

出久「もしもし?英寿君?」

 

英寿「よっ出久、1日目どうだった?」

 

出久「僕はグラントリノって人の所で力の使い方がなってないって...」

 

英寿「まあ、そこは出久が頑張るしかないよな」

 

出久「そうだね、英寿君はどうだったの?」

 

英寿「俺か?...もう一人の姉貴に会った」

 

出久「へ?」

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

シロー「黒上フブキ、仮面ライダーギーツブラック。担当は白上君だ」

 

黒上フブキ「やっと会えたな。弟!!」

 

英寿「え?黒上...フブキ...なんで?」

 

黒上「ほぉぉ?吹雪は私のことは話さないと思ってたが、聞いたのか?」

 

英寿「いや、俺はなにも」

 

黒上「...なるほど前世で会ってるパターンかよ?」

 

英寿「え?」

 

 この人エスパーか?

 

黒上「エスパーじゃね~、お前が顔に出やすいんだよ?良かったな?戦闘時は顔が隠れて」

 

英寿「そんなにですか?」

 

黒上「ああ、まあ...一応血のつながった姉弟だからな」

 

英寿「それはどういう?」

 

黒上「今は仕事中、後で教えてやるよ」

 

英寿「解りました」

 

 前世の黒上フブキと現世の黒上フブキ、その違いが何なのか?気になるところだ

 

シロー「それじゃ、それぞれ部屋を用意してるから休んでもらうんだけど...その前にみんなバックルを預けていただけないかな?」

 

景和「おいおい?ただでさえこの前英寿に貸してんのにまた渡せだと?自分の武器をみすみすウグ」

 

 抗議する景和を大司が押さえる

 

大司「我々に利点は?」

 

シロー「それは2日後のお楽しみってのじゃだめかな?」

 

大司「僕はそれで、みんなは?」

 

あかり「私はそれでいいよ」

 

ひかり:コクコク

 

物間「僕もそれで構わない」

 

英寿「元々借りまくってるんだ。貸すのを断る理由がないな」

 

大司「出そうだが?どうする?タイクーン?」

 

景和「ぐぬぬ?解ったよ!でもなシロー!!良いことなかったらマジでぶっ飛ばすからな?」

 

シロー「期待は裏切らないと思うよ」

 

景和「なら、貸す」

 

 そう言ってそれぞれ、バックルを預けてく

 

黒上「あっ、弟、レジェンドのバックルは私に預けろ?他のと違う用途で預かりたい」

 

英寿「解りました」

 

 俺はマグナムとブースト・アームド系統をシローに、レジェンドバックルを黒上フブキに預けた。

 

シロー「それじゃ、今日は解散...僕と会うのは2日後、それまではそれぞれのサポーターの支持に従うように」

 

 こうして、俺の職場体験1日目が終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

黒上「ここがお前の部屋だ」

 

英寿「ありがとうございます。えっと、黒上さん」

 

黒上「吹雪のことはなんて呼んでんだ?」

 

英寿「...フブ姉」

 

黒上「それじゃ...ダメだな。よし、私はクロ姉だ」

 

英寿「は?」

 

黒上「私の事はクロ姉と呼ぶように」

 

英寿「解りました...クロ姉」

 

黒上「敬語もいらん」

 

英寿「解ったよ。クロ姉」

 

クロ姉「よしよし」

 

英寿「それで俺達が姉弟ってのは?」

 

クロ姉「仕事中だって言ったろ?職場体験終わるまで我慢だ」

 

英寿「わかった」

 

クロ姉「そうすねんなって、教えないんじゃないからよ?」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

英寿「そんなかんじだ」

 

出久「なんか怒濤だったね」

 

英寿「ああ、それじゃ遅くにごめんな」

 

出久「大丈夫、それじゃあね」

 

英寿「おう」

 

 その後、麗日にも同じような話をした。だが、天哉と電話が繋がる事はなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 職場体験2日目、俺はクロ姉に呼ばれ昨日と同じ演習場に来ていた。

 

クロ姉「よく来た弟」

 

英寿「それで、演習場で何するの?」

 

クロ姉「まずは、お前のもつギーツの知識を教えてくれ」

 

英寿「?...わかった」

 

 そうして、俺の転生前のギーツ、転生後の俺自身のスペック、ブーストの仕様、レジェンドバックルの制限などを話す。

 

クロ姉「なるほど、まずはレジェンドバックルの制限を解除する」

 

英寿「へ?それは先輩たちに言われたタイムリミットで、実際戦闘中に制限過ぎたら解除されて」

 

クロ姉「それは制約だよ。お前が前世で様々な仮面ライダーを見てきた。そのために出来た...いわば妄想だ」

 

 妄想?今までの託された思いが...妄想...

 

英寿「ふざけるな!いくら黒上フブキだろうと先輩ライダー達の思いを否定はさせねぇぇぇ!!」

 

黒上「実際バッファは制限無く使えてたし、そんな思いを受け取ったりもしてなかった。つまり、お前は前世の憧れと、番組としての仮面ライダーが30分だったことにかけた制限を妄想と合わせてかけてるだけなんだよ」

 

英寿「うるせぇぇぇぇ!!」

 

『エントリー』

 

黒上「駄々っ子め」

 

 そういって、黒上フブキはドライバーを装着する。

 

『オルタナティブ・・・イグニッション』

 

黒上「変身」

 

『チェンジング・・・オルタネイションローディング・・・ギーツブラック』

 

 黒上フブキの姿が変わる。それはまるで黒いギーツ

 

ギーツB(ブラック)「ギーツブラック。さあきてみな?弟」

 

ギーツ「言われなくても!!」

 

 俺はギーツブラックにパンチを仕掛ける?

 

『響鬼・・・ローディング』

 

ギーツB(ブラック)「パワーなら、これだろ?」

 

 俺とギーツブラックのパンチがぶつかり合うが軽く吹き飛ばされる。

 

ギーツ「ぐは」

 

ギーツB(ブラック)「おいおい、さっきの威勢はどうした?」

 

ギーツ「響鬼...先輩?」

 

ギーツB(ブラック)「シローが言ってただろ?例外がいるって」

 

『カブト・・・ローディング』

 

ギーツ「っ、カブト先輩ならクロックアップ!」

 

ギーツB(ブラック)「気づいた時点で動けよ」

 

 クロックアップによる連続攻撃で動けない。

 

ギーツ「ガハ」

 

ギーツB(ブラック)「このままだと可哀想だな?お前のレジェンドバックルから好きなの使っていいぞ?」

 

 そういってギーツブラックは俺のレジェンドバックルを渡して来る。

 

ギーツ「そうやって余裕見せられるのも今のうちだ」

 

『ゼロワンドライバー』

 

ギーツB(ブラック)「ゼロワンか?対応力が高い良い力だ、だが」

 

『『飛び上がライズ!ライジングホッパー!』レディーファイト』

 

 【仮面ライダーギーツ ゼロワンフォーム】これで

 

『クウガ・・・ローディング』

 

ギーツ「そうそう何度も当たって」

 

ギーツB(ブラック)「動きが雑だ」

 

ギーツ「なっ?ぐわぁぁぁ」

 

ギーツB(ブラック)「怒りで心を乱すな。そんなんだから」

 

ギーツ「力がでない」

 

ギーツB(ブラック)「簡単にやられる」

 

『ディケイド・・・ローディング』

 

ギーツB(ブラック)「お前の仮面ライダーの原点、それでトドメを指してやるよ」

 

 ディケイドのディメンションキックの様にカード状のエネルギーが出現する。

 

ギーツB(ブラック)「期待外れだったな。弟」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 俺は負けるのか。思いを否定されて、それに対して反撃も出来ずに

 

ディケイド「確かにあの女の発言は正しい」

 

ギーツ「え?」

 

 そこには仮面ライダーディケイドがいた。

 

ディケイド「お前はあの女の言葉に我を忘れ、本来のゼロワンの力すら引き出せずに敗北する」

 

ギーツ「じゃあ、あいつが黒上フブキが正しいんですか?今こうして貴方と話している。これが妄想だと?」

 

ディケイド「かもしれないな?」

 

ギーツ「そんな」

 

 今までの思いは託された誇らしさは...全て俺の妄想...こうあったらという願望

 

ディケイド「だが、妄想して何が悪い?」

 

ギーツ「っ」

 

ディケイド「確かに他人に言わせれば妄想だろう。だがこうして話しているのもまた事実それによく見てみろ?」

 

 その言葉に俺は顔を上げる。そこには、

 

ギーツ「クウガ先輩」

 

クウガ「ああ」

 

ギーツ「アギト先輩に龍騎先輩」

 

アギト「おう」

 

龍騎「やあ」

 

ギーツ「ファイズ先輩・ブレイド先輩・響鬼先輩」

 

ファイズ「しっかりしろよ?」

 

ブレイド「頑張れギーツ」

 

響鬼「シャキッとしろ?少年」

 

ギーツ「カブト先輩・電王先輩・キバ先輩」

 

カブト「立て」

 

電王「俺達の力をただ使うだけの奴に好き勝手言わせんな」

 

キバ「君なら大丈夫」

 

ディケイド「さあ、掴め」

 

 俺はディケイド先輩の手を掴み立ち上がる。

 

ディケイド「奥を見ろ」

 

ギーツ「奥?」

 

 そこには三人ライダーがいた。栄光の世代”昭和ライダー”

 

ギーツ「1号先輩、V3先輩、ブラック先輩」

 

ブラック「俺達はいま、確かに力を託すだけの存在だ」

 

V3「俺達がそちらに向かうことはほぼ不可能だからな。だが、問おう」

 

1号「仮面ライダーギーツ...白上英寿」

 

昭和ライダー達「「「俺達についてこれるか!?」」」

 

 そう言って三人はそれぞれのバイクで走り出す。

 

『ブーストトライカー』

 

英寿「着いてこれるか?」

 

 違う、この世界の仮面ライダーは...

 

ギーツ「そうじゃありませんよ!先輩方!!」

 

 俺だ!!

 

ギーツ「先輩方が!俺について来やがれぇぇぇ!!」

 

 俺は先輩方をバイクで追い抜く。向かうはあの光の先へと!!

 

門矢士「お前は何だ!」

 

ギーツ「白上英寿!仮面ライダーギーツ!!...俺がこの世界の仮面ライダーだ!」

 

本郷猛「行け!!この世界の仮面ライダー」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ギーツ「来てくれ、1号!」

 

『タイフーン』

 

『『レディーファイト』』

 

『1号・・・ストライク』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ 1号フォーム】になり、ギーツブラックの必殺を相殺する。

 

ギーツB(ブラック)「な、1号は置いてきたいるはず」

 

ギーツ「ディケイド!いつまでもそっちにいないでこっちに来い!!」

 

『ディケイドライバー』

 

『『カメンライドー...ディケイド』レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ ディケイドフォーム】になる。

 

ギーツB(ブラック)「私が使ってた。力の主導権すら奪うだと」

 

ギ-ツ「他の誰かに妄想だと笑われようと...俺の胸には託された思いがあるんだ」

 

『キバットベルト』

 

『ディケイド・キバ・・・ヴィクトリー』

 

 俺はディケイドでのキバのファイナルフォームライド、キバアローを出現させる。

 

ギーツ「気張って!行くぜ!!」

 

 俺はその矢を放つ。

 

ギーツB(ブラック)「うっうわぁぁぁぁぁ!!」

 

 決着がついた。俺が立っててギーツブラックは変身解除されている。

 

ギーツ「やべ、やり過ぎた」

 

『『3!2!1!~♪』レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ フォーゼフォーム】になる。治療能力はドライブにもあるが、あちらは痛みがあるのだ。

 

ギーツ「クロ姉、ごめん。やり過ぎた」

 

 そう言いながら、治療を行っていく。

 

クロ姉「全くだ。ちょっとあおったらマジで怒りやがって、でも気づいてるか?お前30分だの1種類だの言ってたが、いくつものライダーの力を使って、その上すでに30分以上時間たってるんだぞ?」

 

ギーツ「え?」

 

 時計を見るとすでに戦闘を開始してから45分経過しており、今思い返せばいくつもの先輩の力を行使していた。

 

ギーツ「いつの間に」

 

クロ姉「まさか、2日目の課題を45分でクリアされるとは思わなかったぞ」

 

ギーツ「それって」

 

クロ姉「合格だ」

 

ギーツ「そう言う訓練だったのかよ~」

 

クロ姉「ははは、わるいな弟」

 

 

 

 

 

 

 クロ姉の治療も終えた。そして

 

クロ姉「さて、レジェンドバックルの力にお前が制約していた物はなくなったと見て良いだろう。だが、それだとお前自身の力がおろそかになる。だから、レジェンドバックルは基本私が預かる」

 

英寿「解った」

 

クロ姉「だからふてくされるなって、必要時は渡すし何ならバックルがお前の方に飛んでくさ」

 

英寿「うん」

 

クロ姉「なんだ。この弟、今まで吹雪に独占させてたのは失敗だな」

 

英寿「何の話だ?」

 

クロ姉「何でも無い」

 

 そう言って咳払いをするクロ姉

 

クロ姉「さて、ならもう一つ試すか?」

 

英寿「もう一つ?」

 

クロ姉「お前、るしあのデッドリーを使えたんだろ?」

 

英寿「一応、その後全身筋肉痛になりましたけど...」

 

クロ姉「そのぐらいですむなら大丈夫だ。よし、私のオルタナティブもやってみるか?」

 

英寿「え?でも怖くないです?」

 

クロ姉「何事も挑戦だ。さっきも出来ただろ?」

 

英寿「了解ですよ」

 

クロ姉「よしよし、良い子だ」

 

 そう言ってオルタナティブドライバーバックルを渡される。

 

英寿「行くぞ」

 

『セット・・・リミットカット』

 

英寿「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※シロー視点※

 

ドゴーン

 

『訓練ル-ムβにて大規模爆発確認。至急向かわれよ』

 

シロー「βは今白上君と黒上が使用しているはず」

 

 僕は急いだβに向かう。そこには

 

黒上「悪い、シロー後頼むわ...」

 

 全身血だらけの黒上フブキと気絶している白上君がいた。

 

シロー「なにがあった?おい黒上!白上君!!救急隊要請だ。早く!」

 

 その後、白上君は気絶しているだけであり部屋に連れて行った。黒上は一命は取り留めたが重傷、今後の彼の訓練は職場体験の期間内だと復帰が難しくとなった。

 

シロー「全く、何をやらかしたのやら」

 

 こうして学生達の職場体験二日目が終了した。

 




ありがとうございました。

さて、今回で使えるレジェンドバックルも一気に増えて、過去の設定ぶち破りました。

そして、最後に倒れてしまう黒上フブキ、本来のギーツにはない暴走フォームなのですが本格登場はいつなのか?

それでは次回をお楽しみに

黒上フブキ「更に向こうへ...プルスウルトラ...」

 ガク

シロー「メディック!メディックーーー!!」


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No35:ガチャしようぜ!?博士との邂逅

連続投稿...久しぶりだ!!

ということで35話いろんなバックルが出ますよ?

それではどうぞ!!


シロー「白上君、違和感はないかい?」

 

英寿「はい、大丈夫です」

 

 今日で職場体験は3日目、昨日暴走して倒れた俺はデザイアのメディカルチェックを受けていた。

 

英寿「それで、くろね...黒上さんは無事ですか?」

 

シロー「大丈夫、命に別状はない」

 

英寿「良かった」

 

シロー「彼女からは無理にやらせてすまないと伝言を預かっているよ」

 

英寿「そうですか...」

 

シロー「それで、3日目だけど休んでもいいし参加するなら、ココに受け持ってもらう予定だ。どうする?」

 

英寿「もちろん参加します」

 

シロー「よろしい、では着替えて演習場γに行ってくれ」

 

英寿「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 職場体験は3日目に突入、昨日の事故?の結果俺の担当サポーターは一時的に桐生ココさんになった。俺が前世でホロライブにはまった時にはすでに卒業しており、卒業ライブのアーカイブを見て感動した物だ。さて、どんな訓練を...

 

ココ「声が小さい!挨拶は大きな声で!!」

 

あかり「おはようございます」

 

ココ「もっと!」

 

あかり「おはようございます」

 

ココ「よし!」

 

 なにこれ?

 

ココ「おっ!来たな。白上英寿!」

 

英寿「お、おはようございます」

 

ココ「声が小さい!」

 

英寿「おはようございます」

 

ココ「上出来だ新人!」

 

英寿「えっと、鞍馬さん?昨日からこんな感じ?」

 

あかり「あかりで良いわよ。妹も鞍馬さんだからね」

 

英寿「わかった。それであかり昨日から?」

 

あかり「ええ、ただひたすらに変身もしないで基礎トレやってたわ」

 

英寿「まじか...」

 

ココ「安心しろ?あかりの基礎体力が低いからやってただけだ」

 

あかり「え?」

 

英寿「どんまい」

 

あかり「同情しないで...それよかあんたこそ?サポーターを病院送りとか何やったわけ?」

 

英寿「サポーターのバックルを使おうとして...暴走しました」

 

あかり「はぁぁぁ?」

 

ココ「まあそれは黒上も悪い、いくらるしあのバックルを使えたからって自分もとは行かない」

 

あかり「え?るしあさんのデッドリーを使えたの?」

 

英寿「ああ、その後全身筋肉痛になったけどな?」

 

あかり「あり得ない。バックルドライバーは使用するサポーターに特化して扱えるようにした。博士が言ってたのに...しかもデッドリーはその中でも極めて危険度高いのに」

 

英寿「確かに使用前に死にかけたな」

 

あかり「こいつ、化け物?」

 

ココ「新人6人の中じゃ一つ抜けてるな」

 

英寿「扱いが酷い。それで博士って?」

 

 ここで気になってたワードをだす。

 

ココ「デザイアの研究部門のトップだな」

 

あかり「スパイダーフォンを作ったのもその人よ」

 

英寿「へえ~」

 

ココ「今日はその博士に預けてたアイテムを返してもらってから訓練だぞ」

 

英寿・あかり「「解りました」」

 

 こうして俺達3人は研究室に移動した。

 

 

 

 

 

 

 

ココ「しつれいします」

 

??「来ましたか」

 

ココ「お疲れ様です。ケイロウ」

 

ケイロウ「お疲れ様です。ココさん。それと英寿さんに、あかりさんも」

 

あかり「おじいちゃん、おひさしぶり」

 

 研究室、そこに入ると執事服の初老の男性がいた。

 

英寿「彼が博士?」

 

あかり「違うわ。彼は”仮面ライダーケイロウ”デザイア所属の最高齢ライダーよ」

 

ケイロウ「お初にお目にかかります。私はケイロウ。この研究室で作られたアイテムのテストなどを主な業務としています。他にはシローさんのバックアップなんかも行っておりますよ」

 

英寿「へぇ~凄い方ですね」

 

ケイロウ「褒められる程では、今は単なるじいでございますよ。それではご案内いたしますね」

 

 そうしてケイロウに案内され奥に向かう。そこには他の4人にサポーター達も揃っていた。

 

物間「来たか白上」

 

景和「お前らがビリだぜ?」

 

大司「別に競ってる訳じゃないんだから」

 

ひかり:コクコク

 

あかり「待たせてごめんなさい」

 

英寿「俺が合流に遅れたんだ」

 

るしあ「英寿君、オルタナティブを使用して暴走とかしゃれになんないから!もうしないように」

 

英寿「はい、すみません」

 

アロエ「かか、まあ元気なのは良いことだと我が輩は思うぞ?」

 

ココ「それですまない時があると言うことだぞ?」

 

??「僕の発明で暴走?良いじゃないか?失敗は成功の母だよ」

 

英寿・物間・景和・大司「「「「だれ?」」」」

 

博士「私か?私はデザイアの博士...名前はまだその時じゃない」

 

あかり「変人よ」

 

ひかり「変人」

 

博士「変人ではない。天才と言いたまえ?鞍馬姉妹」

 

英寿「それで、用事とは?」

 

博士「おっと、そうであった。まずはこれを渡そう」

 

 そう言って取り出したのは、ブーストバックル...しかも五本

 

英寿「え?なんで俺のバックルが五本も?」

 

博士「私が複製した。徹夜で!」

 

「「「「「徹夜で!?」」」」」

 

博士「このバックルは素晴らしい!単体でも専用バイクを召喚できるほかライダーの基礎能力を強化出来るのに、併用したバックルすら強化するのだから」

 

 博士は俺のバックルを熱弁してくる。

 

英寿「俺のは?」

 

博士「もちろん、オリジナルはもう君を主と認識している。他者が使おうと7日後には君の元へ帰還する設定が組み込まれていた」

 

 ブーストバックルにそんな機能が...

 

博士「だから、改造して1日で帰って来るようにしたぞ?」

 

英寿「嬉しいけども、せめて了承を経て欲しかったな!?」

 

博士「続いては...」

 

英寿「聞いてくれ!!」

 

 この博士、自分本位過ぎる。

 

博士「フィーバースロットレイズバックルだ」

 

 そこには金色のバックルが6本あった。

 

博士「これはスロットで出た目のバックルを使用出来る。ランダム要素を含んだ楽しいバックルだ。併用しているバックルと同じバックルが出たとき超パワーが使えるのだ!」

 

英寿「ランダム要素が不安だが...」

 

博士「ガチャ楽しいじゃろ?」

 

英寿「そうですけども」

 

あかり「さっきから英寿と博士がコントみたい」

 

ひかり:コクコク

 

物間「見てて飽きないね」

 

景和「強くなれるなら何でも良いぜ?」

 

大司「性能が解ればそれで」

 

英寿「みんな辛辣だな?」

 

博士「ちなみにこの”???”のマス目だとランダムでアームド系のバックルが出るが、君のだけはその中から低確率でブーストが出るようにしといたぞ?」

 

英寿「ありがとうございます。でもなんで俺だけ?」

 

博士「普通ブーストを併用したら爆発しちまうが...昨日バカやった君なら大丈夫だろうと思って?」

 

英寿「俺の扱い軽いな?これでも職場体験に来た学生なんだけど!?」

 

博士「次は...」

 

英寿「この人マジで話聞かない!!」

 

博士「コマンドツインバックルだ」

 

 そう言うと、大型よりも少しコンパクトだが、アームド系よりは大きいバックルが2つ出てきた。

 

博士「これは私の完全オリジナルのばっくるでな。剣を装備する【レイジングフォーム】とジェットモードとキャノンモードに切り替えれる【コマンドフォーム】になれるとっておきよ!」

 

「「「「「おお~」」」」」

 

 みんなが賞賛の声を上げる。

 

博士「だが、力が強すぎてテスターが扱えないぐらいピーキーな仕様なんだよ」

 

「「「「「え?」」」」」

 

英寿「それって使える人がいないんじゃ?」

 

博士「大丈夫!少なくともデータを見る限り、ギーツとタイクーンはギリギリ使えると思うから...たぶん」

 

英寿・景和「「せめてそこは保証してくれ!!」」

 

大司「突っ込みにタイクーンも参加したな」

 

物間「ボケキャラなのに」

 

景和「誰がボケキャラじゃ!!」

 

博士「最後に...」

 

英寿「まだあるのかよ?」

 

博士「ギーツ専用アイテム!!”ブーストマークⅡ”バックル」

 

 俺専用!!

 

博士「フィーバーブーストは直列稼働での超パワーだが、このマークⅡは並列稼働にすることで出力を安定可させたのだ」

 

「「「「「おお~」」」」」

 

博士「その代わり、ブーストバックル5個分をつなげたから...ギーツしか使え無いしたぶん爆発する」

 

英寿「だから何でそんなピーキーなのばっかり!!」

 

博士「ギーツを信じているからな!!」

 

英寿「博士...」

 

 初対面のはずの人に言われてちょっぴり嬉しくなる俺。

 

博士「”白上”英寿には不安しかないがな!」

 

英寿「俺の感動を返せ!!」

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 そうして博士との邂逅は終了した。

 

博士「そう、この私”チラミ”が前世の記憶を参考に開発したのよ...扱えなければ困るわ。ライダーたち」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ココ「さて、博士からもらったバックルを試してみるか?」

 

英寿・あかり「「はい!!」」

 

 それぞれのバックルも返還、更に新しいバックルももらった。良いことずくめだ。

 

ココ「まずあかりはブーストバックルをマスター登録しておけ?」

 

あかり「解った!!変~身」

 

『ブースト・・・レディーファイト』

 

ナーゴ「体育祭でギーツが使ってたのと同じだ~」

 

ココ「英寿は、ブーストマークⅡを使ってみろ?」

 

英寿「俺に爆発しろと?」

 

ココ「何事も挑戦だ」

 

英寿「え~い!ままよ!!」

 

『セット』

 

英寿「変身」

 

 そうしてグリップを回そうとするが...

 

英寿「ぐ、ぐぅぅぅ。ダメだ。回んない」

 

ナーゴ「失敗作なの?」

 

ココ「いや、ドライバーは反応している。足りないのは英寿自身の何かだな」

 

英寿「何かとは?」

 

 俺に足りない何か...それを聞いて見るも

 

ココ「さっぱりわからん」

 

 ズコーン

 

 と俺達は滑り込むのだった。

 

ココ「使え無いものは置いといて、使える物試そう。ガチャしようぜ!!」

 

 そうして、俺とナーゴはフィーバースロットバックルを使う。

 

『セット・・・フィーバー』

 

 普段と違う待機音が流れる。

 

英寿「変身」

 

『『ゴールデンフィーバー・・・ジャックポットヒット・・・ゴールデンフィーバー』』

 

 そうして俺はドリル、ナーゴはプロペラを装備した。

 

ギーツ「ドリルか」

 

ナーゴ「プロペラ?外れじゃん!」

 

ココ「まずはなれるところからだ。その状態で模擬戦するぞ?」

 

 こうして、俺とナーゴの模擬戦は何度もスロットを回しながら行われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あかり「もう動けない~」

 

ココ「昼休憩まであとちょっとだ。最後のギーツ...コマンドを試してみようか?」

 

ギーツ「解りました」

 

ココ「あかりは休んでて良いぞ?相手は私がしよう」

 

『ドラグニティ・・・イグニッション』

 

ココ『変~身』

 

『チェンジング・・・ドラゴライズローディング・・・ドラグーン』

 

 そこには全身が深紅に染まり、龍を模した顔、背に二本のマントを携えた。”仮面ライダードラグーン”が立っていた。

 

ドラグーン「さあ、やろうか?ギーツ」

 

ギーツ「はい!行きます!!」

 

『セット』

 

 俺はバックルのボタンを押す。

 

『グレート・・・レディーファイト』

 

 俺は顔にバイザーがセットされた姿【仮面ライダーギーツ レイジングフォーム】になる。

 

ギーツ「行きますよ!ドラグーン!!」

 

ドラグーン「来い!ギーツ!!」

 

 俺対ドラグーンの模擬戦が、始まる!!




ありがとうございました。

新キャラにケイロウ、そしてチラミが登場しました。

そして、フィーバースロットにコマンドツイン、ブーストマークⅡまで、様々なバックルを...パワードビルダー...そのうち出ますよ?

さてさて、模擬戦の決着は?次回をお楽しみに!!

英寿「更に向こうへ!!」

あかり・ココ「「プルスウルトラ!!」」


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No35.5:闇の発露

35.5話です。

書いてたら、36話に出来なくなりました。

ということでどうぞ


※道長視点※

 

ステイン「なるほどな、お前達が雄英襲撃犯」

 

 今日ステインというヴィランを仲間に引き入れるため、アジトにご招待していた。”先生”の指示だ。だが、弔は納得しないだろう。あの目はダメだ。俺らを見てない。

 

ステイン「俺もその一団に加われと?」

 

弔「ああ、頼むよ。悪党の大先輩」

 

ステイン「目的は何だ?」

 

弔「とりあえずはオールマイトをぶっ殺したい。気に入らない物は全部壊したいな。こういうクソガキとかもさ、全部」

 

 そう言いながら”緑谷出久”の写真を見せる。

 

ステイン「興味を持った俺が浅はかだった。お前は俺が最も嫌悪する人種だ」

 

弔「は?」

 

 やっぱりな。そう思いながらゾンビバックルを取り出す。

 

ステイン「子供のかんしゃくに付き合えと?信念なき殺意に何の意義がある?」

 

 ステインがそう言いながら腰のナイフに手をかける。

 

黒霧「先生!止めなくて良いのですか?」

 

先生「これで良い。答えを教えるだけじゃ意味が無い。至らぬ点を自身に考えさせる、成長を促す、教育とはそういうものだ」

 

『セット』

 

道長「俺は動くぞ?問題ないよな?先生?」

 

先生「ああ、君がそう望むなら」

 

道長「はぁっ!変身」

 

『クラッシュアップ・・・ゾンビ・・・レディーファイト』

 

 戦闘とも呼べない。小競り合いだった。実力は圧倒的!俺は仮面を割られ、黒霧は腕を切られ、弔は地に伏している。これがヒーロー殺しステイン

 

ステイン「何を成し遂げるにも信念...思いがいる。無い者、弱い物が淘汰される。当然だ。だからこうなる」

 

弔「はっはっはっ、痛ってえ、強すぎだろ?黒霧!こいつ帰せ」

 

黒霧「か...体が動かない!?おそらくヒーロー殺しの個性」

 

弔「バッファ!!」

 

バッファ「...」

 

ステイン「ヒーローが本来の意味を失い、偽物がはびこるこの社会も、いたずらに力を振りまく犯罪者も粛正対象だ」

 

 ステインのナイフが弔の首を刈ろうとする。

 

弔「ちょっと待て待て!この手のひらはダメだ...殺すぞ?」

 

ステイン「っ?」

 

『ジャマト』

 

バッファ「ああ、ああ、ああ!!こいつは使いたくないンだけどよ?」

 

弔「口数が多いな?信念?そんな仰々しい物無いね。強いて言うならそう...オールマイトだな?あんなゴミが祭り上げられている社会をめちゃくちゃにぶっ潰したいとは思ってるよ?」

 

ステイン「あっ...」

 

『ジャジャジャ・・・ストライク』

 

 俺はステインに”本来の”必殺の一撃を放つ。だが、避けられ、建物の壁に穴が開く。

 

弔「せっかく前の傷が癒えてきたところだったのにさ~こちとら回復はバッファが自己回復するぐらいしかないんだよ?タンク役躱して来るなよ?責任取ってくれんのかよ?」

 

ステイン「それがお前か?」

 

弔「は?」

 

ステイン「俺とお前の目的は対極にあるようだ。だが、現在(いま)を壊す。この一点において俺達は共通している。」

 

弔「ざけんな。帰れ。死ね。最も嫌悪する人種なんだろ?」

 

ステイン「真意を試した。死線を前にして、人は本質を表す。異質だが、思い..,歪な信念の芽がお前には宿っている。そこの牛は単ある暴れ牛故に始末してもいいが...お前がどう芽吹き、その牛の手綱をどう握るか?始末するのは...それを見届けてからでも遅くはないのかもな」

 

黒霧「んっ...動く?」

 

弔「始末するのかよ?」

 

道長「暴れ牛...」

 

弔「黒霧...こんなイカれた奴がパーティーメンバーなんて、いやだね俺は」

 

黒霧「死柄木弔、彼が加われば大きな戦力になる。交渉は成立した」

 

道長「待てよ?黒霧?俺も反対だぜ?」

 

黒霧「牛島道長、死柄木弔をリーダーとするなら...]

 

道長「ちっ...どうするんだ?弔?」

 

ステイン「要件は済んだ。俺を保須へ戻せ。あそこにはまだなすべき事が残っている」

 

 そう言って、黒霧のワープでステインは帰って行った。

 

道長「ちっ、俺は今から一人で動く」

 

弔「どうする?暴れ牛?アハッハッハッ」

 

道長「暴れてくる。そうだな。ライダーのたまり場ぶっ潰してくるわ」

 

弔「出来るのかよ?」

 

道長「たぶん出来ねえ?だがよ?一人は潰せるだろ?ギーツみたいによ?」

 

弔「あいつ生きてんじゃん?」

 

道長「ああ、だから今度は...黒霧...財団につなげ」

 

 

 

 

 

 

 

 

財団X職員「ようこそ道長様?今回はどのような?」

 

道長「これで、払えるだけの雑魚をよこせ」

 

財団X職員「何をなさるおつもりで?」

 

道長「決まってんだろ?仮面ライダーをぶっ潰す」

 

財団X職員「お待ちください。我々の方針としては仮面ライダーとの接触は...]

 

??「好きにやらせてあげなさいな~」

 

道長「お前か?」

 

財団X職員「アズ様」

 

アズ「バッファ...貴方の悪意をもっと見せて?アーク様に」

 

道長「それで?何を出せる?」

 

アズ「悪魔が100体...メギドが5体...上級マギアを1体...どう?」

 

道長「それでいい」

 

アズ「貴方の仲間を芽吹かせる種...二粒だけどこれもサービス」

 

道長「気前が良いな?」

 

アズ「だって...彼女との約束だもの?」

 

道長「彼女?」

 

アズ「貴方はまだ会えないわ」

 

道長「ならいい。邪魔したな」

 

アズ「構わないわ。良い悪意を...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

財団X職員「よろしかったのですか?アズ様?いくら社長秘書である貴方でも、社長命令を無視するのは...」

 

アズ「構わないわよ?だって”ベロバ”との約束なんだもの」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ベロバ「良いわよ?道長...落ちろ...落ちろ...貴方が落ちるほど、カズキを封じ込める蓋は重くなる」

 

 

 




ありがとうございました。

牛島道長...仮面ライダーバッファ視点の話でした。

次回はギーツ視点に戻ります。

それでは次回をお楽しみに!!

道長「更に深く!プルスケイオス!!」


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No36:襲撃・序章

お待たせしました。

36話です。

ではどうぞ!!


タイクーン「顔だけ!!」

 

 コマンドツインバックルを使用したタイクーンは頭部のみの変化に思わず声を上げていた。

 

ロポ「顔だけ...」

 

アロエ「顔だけであるな...とりあえず色々試してみるのだ!」

 

 アロエ組は支給されたバックルを試していた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

パンクジャック「もう一度だ!」

 

『ニンジャ・・・ヒット・・・フィーバーニンジャ』

 

パンクジャック「ちがーう」

 

ナッジスパロー「なかなか、同じ物は揃わないね?」

 

『ゴールデンフィーバー・・・ジャックポットヒット・・・ゴールデンフィーバー』

 

ナッジスパロー「あっ、また揃った」

 

パンクジャック「なんでだ~」

 

るしあ「大司君、引き強いのです!」

 

 ナッジスパローは今アームドウォーターのフィーバーをしている。その前もドリル、プロペラと試した物全てそろえていた。

 

パンクジャック「なんで揃わないんだよ~!!」

 

るしあ「まあ、特訓なのでそのまま3回戦開始なのです」

 

パンクジャック「チクショー」

 

 るしあ組はフィーバースロットを使用した模擬戦を行っていた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 そして...

 

ギーツ「参りました...」

 

 ギーツ対ドラグーンは、一撃も当てることが出来ずギーツの敗北となった。

 

ドラグーン「う~ん、剣の扱いがまだまだだ。素人ならどうにかなるがプロに通じるものじゃないな...サブ!」

 

サブ「およびですか?お嬢!」

 

あかり「うわっ!!急に出てきた!!」

 

ドラグーン「こいつはサブ、実家の社員の一人だ」

 

ギーツ「実家って?」

 

サブ「桐生組...いわゆる極道ですよ」

 

ギーツ「おぉぉ」

 

あかり「でも、ココさんの所は地域に馴染んでて、今じゃ珍しい政府公認なんですよね」

 

ドラグーン「政府の使いっ走りって意味だけどな。さて、話がそれた。サブ、ギーツにドスの扱いをたたき込んでやんな」

 

サブ「わかりやした。ギーツ君、その姿のままで私に打ち込んで来てください。適宜指摘していきます」

 

ギーツ「お願いします!」

 

ドラグーン「それじゃ、あかりも変身して私とやろうか?」

 

あかり「はい!」

 

 特訓は続いて行く。今日が職場体験最後の平穏だと気づくことなく...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

職場体験は4日目に突入した。

 

シロー「今日はみんなでパトロールをしよう!」

 

 特訓だけじゃない、ヒーローとしての仕事、パトロールに今日は行くらしい。

 

シロー「ただ、僕も含めて7人で回るのは非効率...ということでゲストだ」

 

ケイロウ「昨日ぶりでございます。私ケイロウと」

 

レター「雄英校3年、インターンの”渋谷 リタ”仮面ライダーレターだ」

 

シロー「以上この3人と君たちを2人1組に分けてパトロールしていくよ」

 

「「「「「「はい!」」」」」」

 

 こうして、シローにはあかりと大司、ケイロウには物間と景和、レターには俺とひかりが着くいて回ることになった。

 

英寿「よろしくお願いします。レターさん」

 

レター「よろしく」

 

ひかり「よろ...しく」

 

レター「人見知りは克服しないとヒーローはつらいぞ?ロポ」

 

ひかり「う...ん」

 

レター「それではパトロールに向かう。それぞれエントリーフォームで着いて来るように」

 

英寿「解りました。変身」

 

ひかり「変...身」

 

『『エントリー』』

 

 こうしてパトロールに出たのだが...

 

「ありがとう!狼さん」

 

ロポ「気をつけて帰るんだよ?」

 

「うん!」

 

ギーツ「...」

 

ロポ「どうした?ギーツ?私をそんなにみて?」

 

ギーツ「いや、変身前と後の性格のギャップに...」

 

レター「確かにな。そこは私も驚いた」

 

ロポ「変身していると周りを気にしないで動けるんだ。もはやくせさ!気にしないでくれると助かる」

 

ギーツ「今が素の性格なのか?」

 

レター「活動中に変身解除さえなければ良い感じだな」

 

 こうして俺らのパトロールは困った子供の手助けぐらいでトラブルもなく終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 夜、デザイア事務所屋上

 

『セット』

 

英寿「ふん!」

 

 ブーストマークⅡ...いくら回しても起動しないバックル

 

英寿「どうしたらこいつを扱えるんだ?」

 

 どうしたものか?他のバックルなら使えるのだが...

 

??「それ新しいバックルか?良いな~ヒーローの卵様はポンポン新しい力を手に入れて」

 

英寿「!?」

 

 誰もいないはずの背後からの声に振り返る。

 

??「やあ、白上英寿君...体育祭見てたよ?ニンジャ、ビート、モンスター、次々と新たな力を使えて...正直うらやましかったよ」

 

英寿「あんた誰だ?ここの関係者か?」

 

??「昔はそうだったらしい。覚えてないけどな!」

 

 ドン!

 

 屋上の扉が勢いよく開かれる。

 

シロー「白上君離れて!そいつは!!」

 

牛島「俺の名は”牛島道長...」

 

『セット...クラッシュアップ・・・ゾンビ・・・レディーファイト』

 

バッファ「仮面ライダーバッファだ!!ひさしぶり...ギーツ...」

 

英寿「お前!...変し」

 

??「させねーよ!」

 

 突然現れたもう一つの陰...そいつに腕を掴まれ闇に飲み込まれる。

 

英寿「バッファぁぁぁ!!」

 

バッファ「じゃあな、ギーツ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 闇を抜けるとそこはどこかの採石場だった。

 

英寿「ここは?」

 

??「お前がこの世界で一番強い仮面ライダーだって聞いた」

 

英寿「お前は...デザスト!!」

 

 そこにいたのはデザスト...”仮面ライダーセイバー”の敵でありながら、仮面ライダー剣斬のライバルとして人気だった怪人だ。

 

デザスト「おお!俺の事も知ってるのか?なら話が早い!俺は強い奴と戦いたい!!だから」

 

 背後から気配を感じて振り返る!!

 

英寿「何なんだよ!!この数!!」

 

デザスト「悪魔って奴を50体用意してる...見せてくれよ!?お前の実力!!」

 

英寿「チッ...さっさと片付ける!!変身!!」

 

 とても長い激闘の夜が始まった。

 

 

 




ありがとうございました。

波乱の職場体験...今後どうなってしまうのか?

次回をお楽しみに!!

英寿「更に向こうへ」

レター・ケイロウ「「プルスウルトラ!!」」


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No37:覚醒・爆風爆雷

37話です。

どうぞ!


※シロー視点※

 

バッファ「悪かったな黒霧、面倒な事頼んで」

 

黒霧「いえ、では私は死柄木弔の所へ向かいます」

 

バッファ「ああ」

 

 そうして黒霧というヴィランは消えてしまう。

 

シロー「白上君をどこへやったんだ!答えろ!牛島!!」

 

バッファ「答える義理がどこにある?今から潰れる事務所のヒーローによ?」

 

シロー「目的はここか!」

 

『警告・警告、施設内に悪魔の出現を確認、迎撃可能な職員は直ちに迎撃を!』

 

シロー「悪魔だと!」

 

バッファ「悪魔は50体、ここのヒーローで止められる奴は何人いるかな?」

 

シロー「キサマ!!」

 

バッファ「おっと!後ろがお留守だぜ?」

 

シロー「なっ!!」

 

 突如背後から襲い来る四つの陰...

 

シロー「メギド...」

 

バッファ「長年財団Xを追っているだけあるな。こいつらを一瞬で見抜くか」

 

シロー「くっ...せめて...」

 

バッファ「じゃあな、仮面ライダーシロー」

 

『ポイズンチャージ』

 

シロー「『全職場体験学生に告ぐ、仮面ライダーシローの名の下に戦闘を許可する!』」

 

『タクティカルブレイク』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『『バディアップ!

 

オーイング!ショーニング!ローリング!ゴーイング!

 

仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!』レディーファイト』

 

バイス「バイスちゃんの登場ですよ~ってどわぁぁぁ!!なんて数だよ!!」

 

ギーツ「済まないバイス!一人じゃさすがに無理!!」

 

バイス「しょうがないな~いっちょやったりますか!!」

 

 俺とバイスで悪魔に向かっていく。だが...

 

バイス「ギーツちゃん!やっぱ、この数無理だぜ!!」

 

ギーツ「そんなこと解ってる!!でも、みんなもピンチなんだ!!」

 

デザスト「おいおい!そんなもんじゃないだろ?お前がこの世界最強のライダーならその力もっと見せてくれよ!!」

 

 高見の見物をしているデザストをよそに俺達は群がる50体の悪魔に飲み込まれようとしていた。

 

バイス「やべ、やめて~!おれっち飲み込まれ」

 

ギーツ「ダメなのかよ...俺、何も守れずにこんなところで...」

 

 数の暴力の恐ろしさの痛感...そして絶望が俺を襲う。

 

??「こんなところでくたばられてちゃぁ困るぜ?なあ...英寿?」

 

ギーツ「な、この声は...」

 

 頭に響く謎の声、そして

 

ギーツ「あつっ、これはブーストマークⅡ?」

 

 ブーストマークⅡバックルから熱を感じる。

 

ギーツ「力を貸してくれるのか?」

 

 俺の問いに熱をもってかえしてくる。

 

ギーツ「バイス!とっておき行くぞ!!」

 

バイス「そんなのあるなら早くして~」

 

 俺はデザイアドライバーの左側にブーストマークⅡバックルをセットする。

 

『セット』

 

ギーツ「おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 俺はブーストマークⅡのグリップをまわした。

 

『デュアルオン・・・セカンドブーストUP『一心同体!居心地どうだい?超ヤバっいっす!豪雷と嵐でニュースタイル 仮面ライダー!リバイス!』レディーファイト』

 

 今ここに【仮面ライダーギーツ リバイスブースト2フォーム】の爆誕である。

 

ギーツ「『お前達の野望は...俺達が止めて見せる』」

 

『リバイス・ブースト・・・ヴィクトリー』

 

 俺達はまるで雷の様なスピードで、嵐の様に悪魔達をなぎ倒していく。

 

デザスト「スゲー!スゲーよ!!期待以上だ。明らかにピンチだったのに一瞬で...」

 

 そしてそこには俺達とデザストだけが残っていた。

 

ギーツ「『次はお前だ!デザスト』」

 

デザスト「来いよ!」

 

 次にデザストを倒そうとした。その時...

 

??「ピンチは脱しただろ?なら今回はここまでだ。またな...英寿」

 

ギーツ「また頭の中に...」

 

 すると変身が強制解除される。

 

英寿「なっ!?」

 

デザスト「は?おいおいしらけさせんなよ」

 

英寿「ブーストマークⅡ...随分気分やだな。なら」

 

『セット』

 

英寿「デザスト...剣で勝負だ。変身」

 

『グレート・・・レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ レイジングフォーム】になる。

 

デザスト「剣か...俺に剣で挑んで勝てると思ってるのかよ!!」

 

ギーツ「はぁぁぁぁ!!」

 

デザスト「おぉぉぉぉ!!」

 

 ギーツ対デザスト...始まる




ありがとうございました。

今回は短めで済みません。

リバイスの戦闘描写...かけなかった。

次回はどうなってしまうのか?
お楽しみに

英寿「久しぶりに1人か、よーし、更に向こうへ!」

??「プルスウルトラ!!」

英寿「えぇぇぇ」


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No38:激震・それぞれ

38話です。

どうぞ!!


 カン

 

     ガン

 

         ガキン

 

 

 俺とデザストの剣戟は続いていく。

 

デザスト「なかなか面白い太刀筋だ!どこで身につけた!」

 

ギーツ「昨日!お前らが潰そうとしてるとところでだ!」

 

 反動で一度距離を取る。

 

デザスト「マジかよ。一日でそんなになるのはお前の才能か、先生が良いのか...」

 

ギーツ「はぁっ、はぁっ(やはりというか何というか、デザストは強い。この先を考えるとブーストなんかは温存したいが...)」

 

 何か策は都考えているとき、レイジングソードが発光している事に気づく。

 

ギーツ「これって博士の言ってた」

 

デザスト「やめだ!」

 

ギーツ「は?」

 

 あいつはなんて言った?やめだ?

 

デザスト「お前?まだまだ余力を残してるのに使おうとしない。他の奴らが気になるからだ」

 

ギーツ「確かにこの後に備えてるのはある」

 

デザスト「だろ?だからやめだ。俺は全力のお前とやりあいたい!だから行け」

 

ギーツ「良いんだな?」

 

デザスト「俺は戦いにおいてウソは言わね~ただ、よっ!」

 

ギーツ「痛っ」

 

 一瞬の痛みが左手に走る。すると左手の甲に模様が浮かぶ

 

デザスト「それは楔だ。お前は俺から逃げられない」

 

ギーツ「怖いな!」

 

デザスト「安心しろ。ちょっと頭中で会話出来るだけだ」

 

ギーツ「安心できねーよ!」

 

デザスト「はっ!楽しめよ」

 

ギーツ「チクショー」

 

 この選択が間違いだったのではと思いつつ、スパイダーフォンでデザイアの位置を確認する。

 

ギーツ「よし、行くか」

 

??「いかせるわけないだろ?」

 

 そこに突如爆撃が襲ってくる。

 

ギーツ「ぐわぁぁぁ」

 

デザスト「ぬわぁっ」

 

マギア「デザストが裏切った際、まとめて始末しろとのオーダーだ」

 

ギーツ「マギアまで用意してんのかよ!」

 

デザスト「おいおい!俺に約束を反故にさせようとかふざけんじゃねーぞ」

 

マギア「排除開始」

 

ギーツ「ちっ」

 

デザスト「こいつは俺が引き受ける」

 

ギーツ「...頼んだ」

 

 俺はレイジングソードに着いている。もう一つのバックルのレバーを倒す。

 

『フルチャージ』

 

 すると待機音がなり、バックルを取り出せるようになる。

 

ギーツ「やっぱりな。ふん」

 

『ツインセット』

 

 ベルトにセットされたバックルをもう一度操作する。

 

『テイクオフ・コンプリート・・・ジェット&キャノン・・・レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ コマンドフォーム ジェットモード】になる。

 

ギーツ「いっけぇぇぇぇ」

 

 俺は一気に空へと舞い上がった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

マギア「逃がさない」

 

デザスト「やらせない」

 

マギア「ならばキサマから排除する」

 

デザスト「出来るもんならやってみろよ?」

 

『骸骨忍者伝』

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※物間視点※

 

『全職場体験学生に告ぐ、仮面ライダーシローの名の下に戦闘を許可する!』

 

物間「何がどうなってるんだよ!?」

 

 僕たちの職場体験先が突如ヴィランに襲われた。そして今のアナウンス...

 

物間「状況は思ったより最悪かな?」

 

 そこに数体悪魔?が接近する。

 

物間「確かに人間には見えないね。変身」

 

『モンスター』

 

パンクジャック「まずは誰かに合流しよう」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※あかり視点※

 

『全職場体験学生に告ぐ、仮面ライダーシローの名の下に戦闘を許可する!』

 

あかり「まったくどうなってるのよ?変~身」

 

『ビート』

 

ひかり「お姉ちゃん!変...身」

 

『ヒット・・・フィーバーゾンビ』

 

 私たちはただ、就寝前に話してただけなのに、いきなり悪魔?それにシローの指示...

 

ナーゴ「まずは非戦闘員の避難をしつつ状況把握」

 

ロポ「そしてみんなと合流だね」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※景和視点※

 

『全職場体験学生に告ぐ、仮面ライダーシローの名の下に戦闘を許可する!』

 

『ニンジャ』

 

タイクーン「オラオラオラ!!」

 

『タクティカルフィニッシュ』

 

 突如現れたヴィラン共、そして戦闘許可は下りた。

 

タイクーン「俺がみんな蹴散らしてやるぜ!!」

 

ナッジスパロー「君はバカなのかい?これは自衛のために許可をしただけだよ」

 

タイクーン「いくぜ!いくぜ!いくぜ!」

 

ナッジスパロー「聞きたまえ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※道長視点※

 

 足元には物言わぬ死体と化した”シロー”が転がっている。

 

バッファ「1人目はこいつにするか」

 

 そんな死体に種を埋め込む。

 

バッファ「喜べ、ジャマト...今は無き同族の第一号になれるんだからな」

 

 そこに4体のメギドが並ぶ。

 

バッファ「お前達に命令だ。ネクロン、ドラグーン、スクブス、ギーツブラック、こいつらを潰せ」

 

 メギド達が散開する。

 

バッファ「財団Xが警戒するイレギュラー...俺が潰したかったが」

 

??「そう、貴方達の狙いはサポーター陣ってわけ?」

 

バッファ「誰だ?」

 

リタ「私は渋谷リタ、と言っても覚えてませんよね?牛島さん」

 

バッファ「残念だな?俺にかつての記憶は無い。今はただ壊したいだけだ」

 

リタ「そう、変わられましたね。それとも昔かその主張を抑えていたのか...」

 

バッファ「俺はおしゃべりしに来たわけじゃないんだが...そうだ。お前”レイズライザーカード”は持ってるか?」

 

リタ「残念ながら」

 

バッファ「そうか、じゃあもう死ね」

 

リタ「そうはいかない。私は仮面ライダーレター。そして、”戦隊”だ」

 

『セット』

 

リタ「変身(王鎧武装)

 

『スーパー戦隊・・・レディーファイト』

 

バッファ「マジかよ!いいぜ...死合うか!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※黒上視点※

 

黒上「ここが襲撃されるかよ」

 

 施設内には悪魔が跋扈している状況。

 

黒上「サポーター陣はみんなもう退勤してる。今日の夜勤はシローだけ、ワンチャンレターが残ってて、戦力”6人”...全く自業自得とは言え死に呈に鞭打たなきゃとわな」

 

『全職場体験学生に告ぐ、仮面ライダーシローの名の下に戦闘を許可する!』

 

黒上「...はあっ、本気でやばいじゃないか」

 

『オルタナティブ・・・イグニッション』

 

黒上「変身」

 

『チェンジング・・・オルタネイションローディング・・・ギーツブラック』

 

ギーツB(ブラック)「力を貸せ、イマジンども」

 

『電王・・・ローディング』

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ギーツ「バッファの野郎!北海道とかふざけんなよ~!!」

 

 急いで、東京に向けて飛ぶ。だが、スタート地点が北海道とか...

 

ギーツ「間に合えよ!!」




ありがとうございました。

前話とは逆に詰め込みすぎました。

それでは次回をお楽しみに

ギーツ「この状況で!?はぁぁぁ、プルスウルトラァァァァァ!!」


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No39:VSマギア・帰還

お久しぶりの39話です。

本当はファイズの日に投稿したかった。

それではどうぞ


※黒上視点※

 

ギーツB(ブラック)「力を貸せ、イマジンども」

 

『電王・・・ローディング』

 

モモタロス「俺!参上!!」

 

ウラタロス「僕に釣られてみる?」

 

キンタロス「俺の強さにお前が泣いた」

 

リュウタロス「お前、倒すけどいいよね。答えは聞いてない!って敵は?」

 

ギーツB(ブラック)「あいつらだ」

 

 イマジンズを召喚し、たくさんの悪魔どもを指さす。

 

ウラタロス「大量だね~」

 

モモタロス「いいじゃねーか!いくぜいくぜいくぜ!!」

 

キンタロス「待て!モモの字!」

 

リュウタロス「ああ!みんな待ってよ!僕も遊ぶ!!」

 

ギーツB(ブラック)「さて、学生どもは無事か?」

 

 学生たちを心配しつつ、悪魔の群れに飛び込んでいく。

 

ギーツB(ブラック)「急ぐぞ!!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※景和視点※

 

タイクーン「いい感じじゃないのか?」

 

ナッジスパロー「待ちたまえ、君は考えなしなのか?」

 

タイクーン「なに言ってる?ヴィランの多い方に進んだんだぞ?」

 

ナッジスパロー「君はシローの指示の意味を理解してない。これは自身の身を守れるようにということだ」

 

タイクーン「?たくさん倒せば問題ないよな?」

 

ナッジスパロー「これだから単純な奴は...」

 

タイクーン「しっ、何かいる」

 

ナッジスパロー「!!」

 

 大司の小言は聞き流し、敵の気配に注視する。

 

ナッジスパロー「なんだ?水の音?」

 

タイクーン「上だ!!」

 

 俺と大司はすんでの所で奇襲を回避する。そこにいたのはピラニアの化け物だった。

 

タイクーン「こいつは?」

 

ナッジスパロー「確か資料にあった。メギドとかいう怪人だ。さしずめピラニアメギドだね」

 

ピラニアメギド「...お前ら、どっちか?ネクロン?」

 

ナッジスパロー「なるほど、狙いはるしあさんか」

 

タイクーン「よーく聞け!俺は仮面ライダータイクーン!お前を倒すものの名だ!」

 

 俺はそう言いながら敵に突っ込んでいく。

 

ナッジスパロー「ちっ、あのバカ」

 

タイクーン「先手必勝!!」

 

『タクティカルフィニッシュ』

 

 だが、俺の一撃は躱される。

 

タイクーン「地面に潜りやがった!」

 

ナッジスパロー「後ろだ!」

 

タイクーン「ちっ」

 

 後ろにニンジャデュアラーを振り抜くがまた地面に潜って躱される。

 

タイクーン「サンキュー大司」

 

ナッジスパロー「言ってる場合か?こいつ強いぞ」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※あかり視点※

 

ロポ「お姉ちゃん、あれって!」

 

ナーゴ「ええ、メギドよ」

 

 資料としては知っていた。メギドという存在、財団Xが保有する怪人の一体つまり

 

ナーゴ「本体となる本を探さないと...」

 

ロポ「私が前衛を...お姉ちゃんは後衛で本を探して」

 

『ヒット・・・フィーバーゾンビ』

 

ロポ「これ、師匠の...これなら負けない」

 

 フィーバースロットでゾンビを当てたひかりがマギアに接近しゾンビブレイカーで攻撃する。

 

ロポ「なっ」

 

 だが、メギドはその攻撃を爪で受け止める。

 

ナーゴ「ひかり!」

 

『ロックファイア』

 

 すかさず炎で攻撃、ひかりは横に飛んで避けるからあいつはマル焦げに...

 

メギドキエェェェェェェェェェェェッ

 

ロポ「なんて声!」

 

ナーゴ「私の音をかき消して」

 

 メギドの超音波によって私の攻撃はかき消された。

 

ナーゴ「このキリギリス、私の天敵じゃない」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※物間視点※

 

パンクジャック「最悪だ。誰にも合流できず、他の奴らより明らかに強敵」

 

サンショウオメギド「お前?スクブス?」

 

パンクジャック(狙いはアロエさん?いや、サポーター陣か?)

 

 突起戦力に突起戦力をぶつけるか、考えてるな~だけど彼女は今日はもういない。でも、好きにさせるわけには...

 

パンクジャック「そうだ。”我が輩”がスクブスだ」

 

サンショウオメギド「そうか...死ね」

 

パンクジャック(何やってんだ僕は~)

 

パンクジャック「一撃で決める」

 

 モンスターバックルは一撃必殺のバックル、必殺に関してだけは白上のライダーキックよりも威力は上だ。

 

『モンスター・・・ストライク』

 

パンクジャック「沈め!!」

 

 ツルッ

 

パンクジャック「へっ?」

 

 奴に直撃させたパンチは奴の体を滑る様に明後日の方向に飛んでいく。

 

パンクジャック「なんで!!」

 

サンショウオメギド「俺に物理攻撃は効かない」

 

パンクジャック「マジかよ~」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※牛島視点※

 

アリメギド「ココに突起戦力は1人しかいない。その1人は職員を逃がすためにオニを出したり、しながら避難誘導してる」

 

バッファ「そうか、ならお前はこいつを持っとけ」

 

 そう言って他のメギドのアルターブックを渡す。

 

バッファ「さて、決着付けようか?戦隊(レター)!」

 

レター「さすが牛島だ!だが、この邪悪の王は屈しない!!」

 

レター「私はこれっぽっちも負けていませんわ!」

 

レター「俺達のことなめてもらっちゃ困る」

 

レター「お前は必ず牢にぶち込む」

 

レター「例え我々の命に変えましてもな~」

 

バッファ「御託はいい!てめえらはここで潰す」

 

??「させると思ってるのかよ?」

 

『ファイズ・・・ローディング』

 

ギーツB(ブラック)「行け!オートバジン」

 

 声と共にロボットが攻撃してくる。

 

バッファ「ちっ」

 

ギーツB(ブラック)「大丈夫か?リタ」

 

 それを見て安心したのか、レターは一人に戻り変身解除する

 

リタ「やっぱり、チートですよ牛島さんは...後頼みます。私はシローさんを」

 

ギーツB(ブラック)「頼んだ、さて...やろうか?アリ君」

 

バッファ「お前がギーツブラックだな?俺を無視するのか?」

 

ギーツB(ブラック)「無視?違うな。お前の相手は」

 

ギーツ「俺だぁぁぁぁ!!」

 

バッファ「っ!!ギーツ!!」

 

『『タクティカルレイジング/タクティカルブレイク』』

 

ギーツ/バッファ「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」」

 

 二つの必殺がぶつかり、相殺する。

 

ギーツ「さあ、ここからがハイライトだ」




ありがとうございました。

ファイズ20周年の新作発表ですよ。とはいえこの作品は仮面ライダーギーツとヒロアカのクロスオーバー(最近ヒロアカ要素行方不明ですが)ファイズの出番はないのです。(涙)

さて、無事帰還したギーツとバッファ、そしてライダー達とメギドの戦いがどうなるのか?それは次回

レターレターレターレターレター「「「「「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」」」」」

英寿「豪華だな~」


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No40:切り札はフィーバーfeatデビル

連続投稿、そしてついに40話です。

職場体験編はもう少し続きます。

それではどうぞ。


ギーツ「見えてきた。あれはバッファとクロ姉か!」

 

『レイズチャージ』

 

 

 

 

 

バッファ「お前がギーツブラックだな?俺を無視するのか?」

 

ギーツB(ブラック)「無視?違うな。お前の相手は」

 

ギーツ「俺だぁぁぁぁ!!」

 

『タクティカルレイジング』

 

バッファ「っ!!ギーツゥゥゥ!!」

 

『タクティカルブレイク』

 

ギーツ/バッファ「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」」

 

 俺とバッファの必殺がぶつかり合いながら距離を作る。

 

ギーツ「クロ姉、今戻った」

 

ギーツB(ブラック)「いないと思ったらどこ行ってた?」

 

ギーツ「北海道...」

 

ギーツB(ブラック)「その、おつかれ」

 

ギーツ「ああ」

 

バッファ「随分お早いお帰りだな?デザストはどうした?」

 

ギーツ「あいつとの戦いは保留になった」

 

バッファ「はぁ、やっぱそうなるか?それでもここに着くのはもっと時間かかるはずだったのに...その姿が原因か」

 

ギーツ「良いだろう?やらね~ぞ?」

 

バッファ「心配するな?ここを潰したら結果として手に入る」

 

ギーツ「やらせねぇよ」

 

『リボルブオン』

 

 コマンドツインはリボルブオンすることで現在のジェットモードからキャノンモードに変わることが出来る。

 

ギーツ「クロ姉、メギドは任せて良いんだよな?」

 

ギーツB(ブラック)「ああ、代わりにバッファはぶっ潰せ」

 

ギーツ「了解だ!」

 

バッファ「お前を潰すのは俺だ!!」

 

ギーツ「さあ、ここからがハイライトだ」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※あかり視点※

 

ナーゴ「私の天敵じゃない」

 

ロポ「私に任せて」

 

『ゴールデンフィーバー・・・ヴィクトリー』

 

ロポ「はぁぁぁっ!!」

 

キリギリスメギド「遅い!」

 

 ひかりの攻撃が躱される。

 

ナーゴ「させない」

 

『メタルサンダー・・・タクティカルサンダー』

 

キリギリスメギドキエェェェェェェェェェェェッ

 

ナーゴ「また!」

 

ロポ「隙あり!」

 

『タクティカルブレイク』

 

キリギリスメギド「無いよ?」

 

 私の攻撃を消し去っている間にひかりが追撃する。だが、それもかわされひかりが捕まる。

 

ロポ「しまっ」

 

キリギリスメギド「死ねキエェェェェェェェェェェェッ

 

ロポ「きゃぁぁぁぁぁ」

 

ナーゴ「ひかりぃぃぃ!!」

 

 至近距離で超音波を喰らいひかりが変身解除し倒れる。

 

キリギリスメギド「さて、とどめ」

 

ナーゴ「させない!」

 

『ビート・・・ストライク』

 

 ビートアックスで攻撃する。

 

キリギリスメギド「そっちのより遅い!」

 

ナーゴ「きゃっ!」

 

 しかし簡単に躱され、爪の攻撃を喰らう。

 

ナーゴ「させない、大切な妹を...」

 

キリギリスメギド「姉妹か?見ていろ?妹の音が止まるところを」

 

ナーゴ「守るんだぁぁぁぁぁ!!

 

「ガァァァァァァァァァァァ!!」

 

キリギリスメギド「!?」

 

 突然メギドが距離を取る。これは初めて出来た。隙

 

キリギリスメギド「バカな...あれは獣の王?」

 

『セットフィーバー」

 

ナーゴ「来て、私の希望、今は妹を私の愛する家族を守り抜く力を!!」

 

『ヒット・・・フィーバービート』

 

キリギリスメギド「何をするかと思えば、私に音の攻撃は無駄なのにそれを足すとは...」

 

ナーゴ「いいえ、セッションは足し算じゃ表せない感動を出せる。このフィーバービートもそう、単純な足し算なんかで測れない!!」

 

『ゴールデンフィーバー・・・ヴィクトリー』

 

ナーゴ「やぁぁぁぁぁぁ!!」

 

キリギリスメギド「バカめ、キエェェェェェェェェェェェッ

 

ナーゴ「私は負けない!!」

 

『タクティカルブリザード・・・タクティカルファイアー・・・タクティカルサンダー・・・ハイパービートヴィクトリー』

 

ナーゴ「くらえぇぇぇっ!!」

 

キリギリスメギド「バカな!!俺がおさえられな、ギヤァァァァァァァ」

 

 そして、メギドは跡形もなく消えていた。

 

ナーゴ「はぁっはぁっ、勝ったぁぁ」

 

ひかり「お姉ちゃん...大丈夫?」

 

ナーゴ「ひかり」

 

 近寄って来たひかりを変身解除して抱きしめる。

 

あかり「ひかりこそ、諸に攻撃受けて...]

 

ひかり「うん、実は声聞き取り辛い...」

 

あかり「よし、さっさと切り抜けて病院行こう」

 

ひかり:コク

 

 ナーゴとロポ対キリギリスメギドはライダー側が勝利した。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※景和視点※

 

タイクーン「大司...頭良いんだから何か案はないのかよ?」

 

ナッジスパロー「なくはないが...」

 

タイクーン「ならやろうぜ!?」

 

ピラニアメギド「させると思うのか!」

 

 地面を泳ぐ様に移動して攻撃してくるため、こちらの攻撃を当てられない。

 

ナッジスパロー「僕が奴を地中から引っ張り出す。そしたら君が一撃で決めろ」

 

タイクーン「解った」

 

ナッジスパロー「!?一得がこれは賭けだ!僕はこう言うの本当は嫌いなんだよ。でも」

 

タイクーン「でもも何もねぇぇよ!男が一度決めたんならやってみせろ!!俺はお前を信じてんだからよ!!」

 

ナッジスパロー「これだから...バカは嫌いなんだぁぁぁぁぁ!!

 

『ブースト・・・アームドドリル・・・レディーファイト』

 

ナッジスパロー「おぉぉぉぉぉ」

 

『ブーストタイム・・・ブースト・・・アームドドリル・・・グランドヴィクトリー』

 

ナッジスパロー「僕のドリルで希望を作る!!」

 

 大司はブーストの力で巨大化させたドリルで地面を掘りピラニアやろうを追い詰める。

 

ピラニアメギド「バカな!地面を俺より早く」

 

『ヒット・・・フィーバーニンジャ』

 

ピラニアメギド「ぐわぁぁぁ!!バカなこの俺が」

 

 大司のおかげでピラニアやろうが地上に出てくる。

 

タイクーン「俺と大司をなめきった、お前の負けだ!!」

 

『ゴールデンフィーバー・・・ヴィクトリー』

 

タイクーン「せいやぁぁぁぁ!!」

 

ピラニアメギド「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 俺の電光石火の早業で、奴は爆散したのだった。そこに変身解除した大司がやってくる。

 

大司「もう、こんな博打みたいなことしないからな」

 

 その反応に俺も変身解除して答える。

 

景和「またやろうぜ!戦友!!」

 

大司「だから僕は!」

 

 こうして大司をおちょくるのだった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※物間視点※

 

サンショウオメギド「どうした?最初の攻撃以外大したことねぇぞ?」

 

パンクジャック「う、うるさい?」

 

サンショウオメギド「お前、本当に突起戦力か?」

 

パンクジャック「うるさいうるさい!!僕はお前を」

 

サンショウオメギド「フン」

 

パンクジャック「ぐあ」

 

 蹴り一発で吹き飛ばされる。

 

サンショウオメギド「一人称も変わってやがる。突起戦力をかばおうとしたのか?」

 

パンクジャック「ぼ...我が輩が」

 

サンショウオメギド「無理すんなっよ!」

 

パンクジャック「ぐわあああ」

 

 解っていた。僕が勝てない事なんて...

 

サンショウオメギド「さっさと諦めて」

 

 僕の前世、真っ暗...だから光を求めた。ヒーローこそそんな光の象徴だったからだ。

 

サンショウオメギド「死んじまいな!!」

 

 でも、こんな苦しいなら...痛いなら...辞めようかな...

 

『諦めないで...』

 

 

 

 

 

 

 

物間「え?」

 

幼い僕「諦めないでよ!大きい僕!!」

 

僕「もう良いだろ?休ませてくれよ」

 

幼い僕「僕が憧れたのは暗い前世(むかし)を否定したいから?違うでしょ?」

 

僕「でも、つらいじゃないか!?前世()今世()も」

 

幼い僕「でも、憧れたんでしょ?憧れたあの輝きは...簡単に諦めるようなものだったかい?」

 

僕「違う、僕とオールマイト(憧れ)とじゃ何もかも...」

 

幼い僕「でも近づくきっかけは、彼がくれたよ?」

 

僕「白上...英寿...」

 

幼い僕「彼が君を”パンクジャック”...新しい君にしてくれたんだ」

 

僕「僕は...僕は!!」

 

幼い僕「さあ、手を伸ばそう。目覚めの時だよ!ヒーロー!!」

 

物間「ありがとう、僕の象徴。モンスター」

 

モンスター「あんな奴僕と君なら」

 

パンクジャック「「一発KOだ!!」」

 

 

 

 

 

 

 

サンショウオメギド「ぬ?まだあらがうか?」

 

パンクジャック「あああああああああ」

 

サンショウオメギド「ぬ?力が増して!!」

 

パンクジャック「だぁぁぁぁ!!」

 

サンショウオメギド「ぬおぉぉ」

 

 僕は気合いで奴をはじき飛ばす。

 

パンクジャック「ヴィランよ。いままでウソをついて済まない。僕の名は仮面ライダーパンクジャック!!君を倒すものだ」

 

サンショウオメギド「大きく出たな?さっきまで押されてたのに」

 

モンスター『僕のヒーロー、フィーバースロットを使うんだ!』

 

パンクジャック「了解だ!!」

 

サンショウオメギド「誰と話してる?おかしくなったか?」

 

『ヒット・・・フィーバーモンスター』

 

サンショウオメギド「さっさと死ね」

 

 ヴィランが僕にトドメの一撃を仕掛けてくる。だが、

 

パンクジャック「グフッ、これで捕まえた」

 

サンショウオメギド「なっキサマわざと」

 

パンクジャック「こうでもしないとお前、ヌルヌルで攻撃効かないだろ?」

 

『ゴールデンフィーバー・・・ヴィクトリー・・・ハイパーモンスター・・・ヴィクトリー』

 

パンクジャック「このまま締め上げる」

 

サンショウオメギド「や、やめ、やめろぉぉぉぉぉぉ!!」

 

パンクジャック「フン!!」

 

 そうしてサンショウウオメギドは倒れた。

 

モンスター『さすが僕のヒーローだ。でも、今日は疲れちゃったよ~』

 

 そうして変身解除される。

 

物間「ありがとう。お休み、僕のモンスター。さて、みんなをさがさナイト

 

 そこで力尽き倒れてしまう。そこで倒したはずの声が...

 

強化サンショウオメギド「良くもやってくれたな?パンクジャック?地獄の大将がお前を許すなってよ?」

 

物間「チクショウ、あれでやられとけよ!」

 

強化サンショウオメギド「パンクジャック!お前は俺が!!」

 

物間「僕は...諦めない!!」

 

??「よう吠えた!”我が輩”の眷属に欲しいぐらいじゃ」

 

強化サンショウオメギド「何やつだ?」

 

アロエ「おぬし、我が輩を探してた割に顔をとか把握してないとはアホじゃな~」

 

強化サンショウオメギド「そうか、お前が本物の...」

 

アロエ「魔乃アロエ、仮面ライダースクブスじゃよ」

 

『デビル・・・イグニッション』

 

アロエ「変身♪」

 

『チェンジング・・・サタニックローディング・・・スクブス』

 

 そこには紫の鎧、黒いマント、頭部に物語の魔王を彷彿とさせる角を生やした。ライダー”仮面ライダースクブス”が見参した。

 

物間「アロエさん、僕は...」

 

スクブス「皆を守るためのウソだったんじゃろ?ならば許す。ただし、2度はないぞ?」

 

物間「はい」

 

強化サンショウオメギド「そんなのびり話してて良いのか?」

 

スクブス「よい!なぜならもう終わっておる」

 

強化サンショウオメギド「な、何を言って...」

 

スクブス「気づいておるだろ?もう体の感覚がないことに」

 

強化サンショウオメギド「くっ」

 

スクブス「このデビルドライバーバックルは人の感覚を操る。時に人の超直感を目覚めさせ、時に化け物の神経すら麻痺させる」

 

物間「それじゃ、僕がモンスターの声を聞いたのは...」

 

スクブス「手助けはした。だが、後は全ておぬしの実力!誇るが良い」

 

強化サンショウオメギド「くぅチクショウがぁぁぁ」

 

スクブス「さらばじゃ、メギドよ。おぬしの本は我が友が焼くじゃろう」

 

強化サンショウオメギド「そんな、待って」

 

『デビル・・・インパクト』

 

 ヴィランの最後は、声をあげることすら出来ず、ただ灰になって消えていった。

 

物間「そういえば、なぜここに?今日は帰られたのでは?」

 

アロエ「ああ、黒上から招集されてな。だから、他の子らも無事じゃよ」

 

物間「よかった」

 

アロエ「よく頑張ったのじゃ、さて、救護テントに向かうぞ?おぬしかなり重傷じゃ」

 

 こうして僕はアロエさんに運ばれるのだった。

 

 




ありがとうございました。

これで、他ライダーの戦闘は一応終結、
次回ギーツB(ブラック)VSアリメギド・ギーツVSバッファがどうなるのか?
お楽しみに!!

物間・景和・あかり・大司・ひかり「「「「「更に向こうへ!!」」」」」

アロエ「プルスウルトラなのじゃ~!!」


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No41:終幕・前編...真実

お待たせしました。

41話です

どうぞ!!


ギーツ「ここからがハイライトだ」

 

 【ギーツ コマンドフォームキャノンモード】にリボルブオンしバッファと激突する。

 

バッファ「はぁ!さっさと潰れろ!」

 

ギーツ「悪いな。俺はもう負けないと誓ったんだ」

 

 俺のレイジングソードとバッファのゾンビブレイカーがぶつかり合う。

 

ギーツ「バッファ!お前はかつてヒーロー(こっち側)だった。何故ヴィラン(そっち側)に行ってしまったんだ?」

 

バッファ「は?俺は...ぐっ」

 

 俺の問いに頭を押さえる。バッファ

 

ギーツ「バッファ!?」

 

バッファ「俺は...俺は...ヴィランだぁぁぁぁ!!」

 

『ゾンビ・・・ストライク』

 

 バッファがゾンビバックルの必殺を解放し、地面から無数の手が伸びてくる。

 

ギーツ「やっぱり、この世界では相容れないんだな」

 

 『ロックオン』

 

 俺はコマンドフォームのスラスターで手を躱しながら必殺の狙いを定める。

 

バッファ「死ね!ギーツ!!」

 

ギーツ「さよなら、バッファ...この世界ではライバル()になることはなかった」

 

『コマンドツインヴィクトリー』

 

ギーツ「はぁぁぁぁ!!」

 

バッファ「ぐっ...ああああああああ」

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※黒上視点※

 

ギーツB(ブラック)「おいおい、逃げるだけか?」

 

アリメギド「私は仲間の命を預かっている。死ぬことは許されんのだ!」

 

『カブト・・・ローディング』

 

ギーツB(ブラック)「お前が預かっているのはこれか?」

 

 そう言いながら私はカブトの力でクロックアップし奪った。アルターブックを見せる。

 

アリメギド「ば、バカな!いつの間に!?」

 

ギーツB(ブラック)「よく見たらお仲間みんな機能停止状態じゃないか?(良くやったな、ガキ共)」

 

アリメギド「バカな今回のために選ばれた精鋭だぞ?」

 

ギーツB(ブラック)「はぁ~、財団Xも...お前らメギドも...ライダーなめんじゃねぇよ!!」

 

 私は手に持つアルターブックを上に投げる。

 

ギーツB(ブラック)「じゃあな」

 

『オルタナティブ・・・インパクト』

 

アリメギド「あ...あ...そんな...」

 

 私の必殺によりアルターブックは灰へと変わり果てる。

 

アリメギド「きっ、キサマー」

 

 その様に怒りをあらわにし突っ込んでくるアリメギド

 

ギーツB(ブラック)「先に攻めて来たのはお前らだろ?お門違いもいいところだ!」

 

『セイバー・・・ローディング』

 

アリメギド「ぐっ」

 

 セイバーの剣を召喚し、メギドの腹に突き刺す。

 

アリメギド「こんなところで...」

 

ギーツB(ブラック)「終わりだよ...」

 

『オルタナティブ・・・インパクト』

 

 そしてそのまま一刀両断する。そしてそこには何も残ることはなかった。

 

ギーツB(ブラック)「さて、弟を迎えに行くか」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 俺はバッファを捕らえるため、近づいていく。

 

『ジャジャジャストライク』

 

ギーツ「ごふっ」

 

 突然飛んできた緑の塊に俺は吹き飛ばされ、変身も解除される。

 

英寿「がっ...一体何が...」

 

バッファ「ケケース...スワスア」

 

英寿「何なんだよ...その姿は!それに今何て言った?」

 

バッファ「クヴォンキョトビ?...ララ...

 

 謎の単語を話しながら、咳払いの様な動きをする。

 

バッファ「悪いな、このバックルは副作用が多くていけねぇ」

 

英寿「お前それ...まるで...」

 

バッファ「ジャマトみたい?か?」

 

英寿「!?」

 

バッファ「仮面ライダーになる手段は前世の記憶を持つこと...だとしたら、記憶がない俺は何故変身出来ると思う?」

 

英寿「そんな、まさか」

 

バッファ「そう、ジャマトになる。人間辞めればいいだけさ」

 

 バッファが...ジャマト?

 

英寿「それじゃあ、もう...」

 

バッファ「だから、存分に殺し合おうぜ?ギーツ?」

 

 バッファが人間じゃない。だとしたら...

 

英寿「バッファ、お前の存在は危険だ...」

 

『セットフィーバー』

 

 俺はドライバーにフィーバースロットバックルとブーストバックルをセットする。

 

英寿「だからもう...甘い考えは捨てる。殺すぞ...バッファ!」

 

バッファ「いいな!その殺気...やっと本気でやり合えそうだ!!」

 

英寿「変身」

 

『ジャックポットヒット・・・ゴールデンフィーバー』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ フィーバーブーストフォーム】になる。

 

ギーツ「バッファぁぁぁぁ!!」

 

『ハイパーブースト・・・ヴィクトリー』

 

バッファ「ギーツぅぅぅぅ!!」

 

『ジャジャジャストライク』

 

 俺達の拳がぶつかり合った。

 




ありがとうございました。

今回、ジャマト語を使わせて頂きました。

「ケケース(ギーツ)...スワスア(つぶす)」

「クヴォンキョトビ?(おどろいたか?)...ララ(んん)」

といった感じですね?

今後ジャマト本格参戦するまでにジャマト語の解析終わるといいんですけどね~他力本願ですが...

さて、次回で職場体験編を終了...可能なら6月1日に特別編を投稿する予定です。

6月1日が何の日かって?皆さんこれはギーツ×ヒロアカですが、もう一つ混ざってるものがありますよね?そして主人公のお姉さんは?

とはいえ...先に謝っておきます。6月1日に間に合わない場合は特別編は出しません。いるか解りませんが...そっちの要素が好きで見てる人がいたらごめんなさい。

さて、長くなってしまいました。本編短いのに...それでは次回

英寿/道長「「更に向こうへ!プルスウルトラ!!/更に深く!プルスケイオス!!」」



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No42:終幕・後編...命

42話です。

今回で職場体験編は終了です。

どうぞ


ギーツ「バッファぁぁぁぁ!!」

 

『ハイパーブースト・・・ヴィクトリー』

 

バッファ「ギーツぅぅぅぅ!!」

 

『ジャジャジャストライク』

 

 俺達の拳がぶつかり合い、相殺するとともに距離を取る。

 

バッファ「パワーが上がってやがる。上下同じ力だとそんなことになるのか?」

 

ギーツ「はっ!」

 

バッファ「おっと、前みたいに話す余裕もありませんってか?」

 

ギーツ「黙られ!おらっ!」

 

バッファ「はっ、危ないね~...喰らいな!」

 

 俺とバッファ、何度も何度も殴り合う。だが、

 

バッファ「ちっ、しぶとい!」

 

ギーツ「お前がなぁ、仮面ライダー気取る怪人はさっさとあの世で悔い改めろ!」

 

『ゴールデンフィーバー・・・ヴィクトリー』

 

 俺はフィーバースロットの必殺を起動、するとどこからともなくブーストライカーが走ってくる。

 

バッファ「はっ!誰が!!」

 

『ジャジャジャストライク』

 

 バッファも必殺のパンチを出すべく、腕に植物らしきものを纏っていく。そんなバッファにめがけて俺は走り出す。

 

バッファ「何をしようと!」

 

ギーツ「はぁぁぁぁ!!」

 

 俺は走って来たブーストライカーを掴むと、そのまま回転し円尽力を使ってブーストライカーでバッファを殴りつける!」

 

バッファ「は!?バイクで?」

 

ギーツ「おらぁぁぁ!!」

 

バッファ「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 そうしてバッファの変身が解除される。

 

牛島「バイクで殴るとか正気か?」

 

 そこに俺も変身を解除して答える。

 

英寿「お前のあの姿に対抗するなら、一番威力のある攻撃じゃないとな」

 

牛島「はっ、いいのかよ?人間辞めた怪人と話して...」

 

英寿「お前がヴィランのままならな」

 

牛島「何?」

 

英寿「知ってるか?仮面ライダーは悪の力で正義を成すのが王道なんだ」

 

牛島「何が言いたい?」

 

英寿「俺はジャマトに詳しい訳じゃない。何せ前世で1話だけ見て死んだからな。だから...見せてくれよ?俺に、ジャマトって怪人が正義を成せることを」

 

 そう言って俺はバッファに右手を差し出す。

 

英寿「罪を償え、そして俺の仲間になれ!”仮面ライダーバッファ”」

 

牛島「っ!?」

 

 そして、バッファが顔をうつむかながら答える。

 

牛島「”ベロバ”を止めろ」

 

英寿「え?ベロバ?だれだ、その人?」

 

牛島「それが出来たら...その右手を取ってやってもいい...黒霧」

 

黒霧「お楽しみはよろしいのですか?牛島道長」

 

 何もない空間からいきなり現れたのはヴィラン連合の一人、黒霧だった。

 

牛島「弔は?」

 

黒霧「楽しまれてましたよ?」

 

牛島「そうか...ギーツ!次の時は確実に、お前を倒す。それから置きみあげだ。許せとは言わない」

 

 そう言って、バッファと黒霧は闇に消えていった。

 

英寿「逃がしたか...」

 

シロー「いいや、撤退させれただけでも十分だよ?」

 

 シローが回復して戻ってきたのだろう?声をかけてくる。

 

英寿「シローさん!無事だったんですね!」

 

シロー「済まないが体がうまく動かなくてね。来てくれるかい?」

 

英寿「もちろん」

 

 そう言うが早いかシローに駆け寄る。

 

シロー「ありがとう!英寿君...僕に殺されに来てくれて!!

 

英寿「え?」

 

 するとシローが手を伸ばし、俺の首を絞めてくる!

 

英寿「し...シロー...さん?

 

シロー?「ずっと芽吹くのを待っていた!いざ芽吹いたらキングが去って行く所だった!つまりチャンスだ。お前を殺せばクイーンは喜び、僕がキングだぁぁひゃひゃひゃ!!」

 

英寿「なにを...言って

 

 話しながらも首を絞める力を強くするシロー?

 

英寿(まずい...意識が...)

 

タイクーン「英寿を話しやがれ!!」

 

『ゴールデンフィーバー・・・ヴィクトリー』

 

シロー?「ちっ」

 

 タイクーンの攻撃を、シロー?は俺から手を離し回避する。

 

シロー?「危ないじゃないか?景和君?」

 

ナッジスパロー「今の状況でそれを言うのかい?シロー?君は明らかに悪意を持って白上英寿を殺そうとしていた」

 

ナーゴ「英寿!」

 

ロポ「シロー?どういうこと?」

 

 みんなが集まる。だが、シロー?は余裕な態度を崩さない」

 

シロー?「シローか?奴は死んだよ?襲撃の最初に!メギド達によってね~!!」

 

「「「「なっ!?」」」」

 

 みんなが驚く。

 

リタ「事実だ...」

 

英寿「り、リタ先輩...」

 

 そこには胸から血を流したリタの姿があった。

 

ナーゴ「リタさん!動かないで!!今治療を...」

 

リタ「そいつは私がシローを医務室に向かっている途中に突然攻撃を...」

 

ロポ「無理に話す。ダメ」

 

シロー?「はぁ~生きてたの?レター?じゃあ、隠す必要も無いか!!」

 

 そう言いながらシロー?はまるで植物を纏うように姿を変えていく。

 

ルークジャマト「ギーツ以外は知らないだろうから名乗ろう。我らはジャマト!そして僕はルークの役割を与えられている」

 

 ルークジャマトがそう言うと地面から芽が出てるようにどんどんジャマトが生えてくる。

 

ルークジャマト「ギーツはもちろんのこと、タイクーンとナーゴも脅威になり得るだろう。ここで始末する。」

 

ジャマト達「「「「「「ジャ ジャ ジャ ジャ」」」」」」

 

ロポ「そんな...」

 

ナーゴ「囲まれて...」

 

英寿「本物のシローは...」

 

ナッジスパロー「英寿、まだ起き上がるな」

 

 ナッジスパローに制しされるが止まれない。

 

英寿「本物のシローはどこだ!!」

 

ルークジャマト「私が養分として吸い尽くした。いわば私がシローと言うわけだ!」

 

英寿「そうか...」

 

 シローさんはもう助からない...

 

ルークジャマト「どうした?絶望して言葉も出ないか?」

 

英寿「お前は...お前らは...人の命をもてあそんで、何がしたい!」

 

ルークジャマト「シローに関しては芽吹くための食事だった。他の命は...おもちゃだな」

 

英寿「解った。みんなこのクズは俺がやる!」

 

ルークジャマト「クズとはよく言う!!君の方が今、ぼろクズの用じゃないか?」

 

英寿「ナーゴとロポはリタ先輩の治療と護衛を頼む。タイクーンとナッジスパロー、そして」

 

パンクジャック「俺は、雑魚共を殲滅だな」

 

英寿「ああ、頼む」

 

ナッジスパロー「物間!いつの間に!」

 

タイクーン「てか、お前ボロボロだろ!大丈夫なのか!?」

 

パンクジャック「俺は、決めていることがある。白上がどんな姿でも立ち上がろうとするなら支えてやるってな!俺はこいつ救われたからよ」

 

英寿「...ありがとう」

 

パンクジャック「へっ、気にすんな」

 

 俺は物間の返事にうなずきながら、フィーバースロットとマグナムをドライバーにセットする。

 

『セットフィーバー』

 

英寿「みんな...頼んだ!!」

 

 俺の言葉にみんながうなずき合う!

 

「「「「「任せろ!!」」」」」

 

ルークジャマト「茶番はもういいのかな?」

 

英寿「ああ、すぐに終わらせよう。こんな茶番は...変身」

 

『ヒット・・・フィーバーマグナム・・・レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ フィーバーマグナムフォーム】に変身、そして二丁になったマグナムシューターで攻撃していく。

 

 

 

 

 

 

パンクジャック「スロット開始だ!」

 

『ヒット・・・フィーバーニンジャ』

 

パンクジャック「ニンジャ?」

 

タイクーン「今!ニンジャをバカにしたか!?」

 

ナッジスパロー「してないだろ?」

 

『ヒット・・・フィーバーモンスター』

 

ナッジスパロー「僕はモンスターだ」

 

パンクジャック「使いこなせよ?」

 

ナッジスパロー「僕は小型バックルを極める者だ。大型は期待しないでくれ」

 

タイクーン「みんなずっりー、なら俺も」

 

『ジャックポットヒット・・・ゴールデンフィーバー』

 

タイクーン「てっウォーターかよ!!」

 

ナッジスパロー「いいバックルじゃないか?」

 

タイクーン「ちっ、こうなったら」

 

『デュアルオン・・・ブースト』

 

タイクーン「からの」

 

『ブーストタイム・・・ゴールデンフィーバーヴィクトリー・・・ブーストグランドヴィクトリー』

 

タイクーン「超放水じゃー!!」

 

ナッジスパロー「決めるぞ!」

 

パンクジャック「もちろん」

 

『『ゴールデンフィーバーヴィクトリー』』

 

タイクーン「よっしゃ!!」

 

ナッジスパロー「こんなものだろう!」

 

パンクジャック「後は頼んだぞ!ギーツ!」

 

 

 

 

 

 

 

ギーツ「お仲間はやられたようだぞ?」

 

ルークジャマト「バカな、ジャマトが人間なんかに!」

 

『カメンライダー・・・タクティカルブラスト』

 

俺は様々な弾丸を使い、奴に一切身動きをさせない。

 

ギーツ「お前の敗因は、人間をなめてたことと...」

 

『バレットチャージ・・・ハイパーマグナムヴィクトリー』

 

ギーツ「シローさんの命をもてあそんだ事だ」

 

『ゴールデンフィーバーヴィクトリー』

 

ルークジャマト「や、やめ、許して!!」

 

 俺は上空へと飛び上がると、四肢に着いた銃口から無数の弾丸をばらまき、それが跳ね返りながら連鎖するようにルークジャマトに向かっていく!

 

ルークジャマト「そんな馬鹿ナ!トアダジ...ケラデデ」

 

ギーツ「はぁぁぁぁ!!」

 

 最後に二丁のマグナムシューターから高密度のエネルギー弾をぶち込む!!

 

ルークジャマト「デデ、ビビィィィィィィィィ」

 

 そうして、ルークジャマトが爆散していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから数分後、メギドを倒し避難誘導を終えた。クロ姉やアロエさんたくさん叱られ、それ以上に褒められた。そして俺の職場体験は今回の事件をへて強制終了。世間ではヒーロービルボードで9位だった。仮面ライダーシローの殉職が報じられ瞬く間に拡散、A組のみんなからは心配の連絡が来ていたり、出久と天哉、轟にも事件が起きていた事をここで知ることとなった。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※道長視点※

 

黒霧「到着です」

 

弔「道長...お前の連れだろ?こいつ...何とかしてくれ?」

 

??「こいつとは失礼ね~世間では歌姫ってもてはやされてるんだけど♡」

 

道長「なにしにきた?ベロバ?」

 

ベロバ「悲しいお知らせよ♪ルークが狐にやられたわ♡」

 

道長「そうか...」

 

ベロバ「あら♪興味なし?」

 

道長「仮面ライダーシローはそれだけだったんだろ?」

 

弔「ひっで~仮にも日本で9番目の実力者だぜ?」

 

道長「関係ない。仮面ライダーは全員ぶっ潰すだけだ」

 

ベロバ「さすがミッチー、私の王様♡」

 

 そこで脳裏に過る

 

英寿『罪を償え、そして俺の仲間になれ!”仮面ライダーバッファ”』

 

道長(俺はやはり、お前の手はもう取れないよ...ケント) 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

~シロー葬式当日~

 

 一通りの流れを終えた俺はある人物に呼び出されていた。

 

ダパーン「ギーツ...ありがとよ!親父を始末してくれてよ」

 

英寿「ふざけてるんですか?貴方のお父さんが亡くなったのに!」

 

ダパーン「お前が殺したんだ!!でもそのおかげで俺はデザイアのヒーロー達のリーダーだ。感謝してもしたりないぜ!」

 

英寿「あんたは出世のことだけで...命を何だと!?」

 

ダパーン「奪った奴が語るなよ?職場体験でくれてやったバックルは全部没収!こちらの管理下にあるレジェンドバックルも返還はしない。貴重な戦力だからな!!」

 

英寿「おい、ふざけんな!!」

 

ダパーン「あと、マグナム...随分いいバックルだ。それももらってやる。ブーストも一度こちらで改修したのでデザイアが管理する。お前に残ったのは小型バックルだけだ」

 

英寿「話聞けよ!」

 

 あまりの傍若無人ぶりに肩を掴む。

 

ダパーン「たてつくんですか~?ならお前は一生デザイアには所属できない。ハイ決定!!」

 

 そう言いながら俺の手を振り払い、去って行く。

 

英寿「何なんだ!あいつ、シローさんの息子がなんであんな奴なんだよ?」

 

黒上「安心しな。あいつはクビが決定だから」

 

 そこにクロ姉が来てそう言う。

 

黒上「お前代表にレイズライザーカード渡されただろ?」

 

英寿「それってこれのこと?」

 

 俺は以前渡された。青いカードを取出す。

 

黒上「そうそれ。それ持ってる奴基本的に鞍馬財閥の幹部と同じ待遇になるから」

 

英寿「まじ?」

 

黒上「まじまじ、つまりデザイアでの権限もお前の方が上、そしてここに会長もいるのにあんな大声で話してたら即クビに決まってるでしょ?」

 

 そして少し離れたところから、さっき話していたダパーンであろう男の泣き声が聞こえてきた。少し哀れだ。

 

黒上「そんなことより、弟にお客様だ」

 

英寿「へ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして俺は式場から少し離れた運動場に立っている。

 

デザスト「決着を着けようぜ?俺の体が消滅しちまう前に」

 

英寿「そんなボロボロなのに戦いたいとか、どんだけだよ?」

 

デザスト「うるせ~」

 

英寿「はは、褒めてんだよ!悔いのない戦いにしよう」

 

デザスト「ああ!最高の戦いを!!」

 

英寿/デザスト「「変身」」

 

『デュアルオン・・・セカンドブーストUP『バキボキボーン!メラメラバーン!シェイクハーンズ!エレメンタルドラゴーン!!エレメントマシマシ!キズナカタメ!』レディーファイト』

 

『漆黒抜刀!骸の咆哮!忍の残香!黒嵐渦巻く百鬼夜行!骸骨忍者伝!』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ セイバーブーストⅡフォーム】に、デザストも仮面ライダーへと変身する。

 

ギーツ「デザスト!お前変身出来たのか?ファルシオンじゃなく?」

 

デザスト「”仮面ライダーデザスト”なんだ?しらなかったのか?」

 

ギーツ「ああ、おかげ自信持てたぜ!自分の言葉に!」

 

デザスト「そうかよ?じゃあ」

 

ギーツ「決着を着けよう!!」

 

ギーツ/デザスト「「はぁぁぁぁぁ!!」」




ありがとうございました。

さて今回のジャマトがは

「トアダジ(たすけて)...ケラデデ(キング)」

「デデ(ぐ)、ビビ(が)」

でした。

これでしばらくはジャマト語を使わなくて済む。

改めまして、職場体験編はこれにて終了です。

6月1日に特別編を、出せなければ次回から期末試験編突入予定です。

では次回をお楽しみに

英寿「更に向こう!」

英寿・デザスト「「プルスウルトラ!!」」


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No43:5th anniversary FBK 謎の侵略者?

43話です。

43話ですが特別編です。

ではどうぞ。


※??視点※

 

 シローの葬式、そこでの発言が問題となりシローの息子であるヒーロー”仮面ライダーダパーン”はデザイアをクビとなり町でやさぐれていた。

 

ダパーン「な~んで、この俺がクビなんだよっ!ヒック...」

 

 たった2日でこの変わりよう。救いようがないとはこのことである。

 

ダパーン「俺は~親父の後を継いで!ヒック...デザイアのメインヒーローになるはずがぁっぁぁぁ」

 

 そこに広告からとあるCMが流れる。

 

『来る6月1日!白上フブキ!5周年ライブ開催!詳しくは特設サイトをチェック!!』

 

フブキ『ライブ会場で!皆さんをお待ちしてます!乙コンでした~!!』

 

ダパーン「あいつは!俺をはめた狐の姉だったな~ヒック...何であいつやあいつの姉は成功してて俺はこんなに落ちぶれている!!理不尽だ~~~~ヒック」

 

 酒に溺れ、自分のやらかしを棚に上げ、文句ばかりたれる。こんな大人にはなりたくない者だ。だが、ボクはそんなやつに声をかけるのだ。

 

??「復讐をしたいのだ?」

 

ダパーン「あ~ん?誰だお前?ヒック...」

 

??「ボク?ボクの名前はZUNDAMONなのだ!」

 

 さあ、ボクの侵略を始めるのだ!!

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 職場体験が終わり、我が家に帰って来た俺にフブ姉が突然泣きながらしがみついて来た!!

 

吹雪「えー君!!助けてぇぇぇ!!」

 

英寿「ちょっと、フブ姉!?どうしたの?」

 

吹雪「お姉ちゃん...アイドルクビになっちゃった!!」

 

英寿「え?、えぇぇぇぇぇぇ!!」

 

 フブ姉の話ではこうだ。ホロライブを運営する株式会社カバー、その筆頭株主が突然変わったらしい。そして谷郷さんは急遽クビ。また、所属タレントもほとんどがクビとなり新制ホロライブとして再始動するとのことだ。

 

英寿「そんなめちゃくちゃが通って良い訳?」

 

吹雪「普通はあり得ないよ?でも今回の話は何故かポンポン決まって...」

 

英寿「ちなみにクビになんなかった人って?」

 

吹雪「そらちゃんとAZKiちゃん、アキちゃんの3人だけ...理由も教えてもらえなかった」

 

英寿「それでその3人は?」

 

吹雪「みんなが復帰出来るように掛け合ってみるとは言ってくれたけど...」

 

英寿「たぶんダメそう?」

 

吹雪「うん」

 

 実際、ネットでも批判の嵐だった。それなのにこの強行は...

 

英寿「とりあえず、フブ姉は諦めちゃダメだ!5周年ライブに気合い入れてたでしょ?準備は進めて!!」

 

吹雪「でも...」

 

英寿「大丈夫だから!」

 

吹雪「うん...」

 

 だが、数日後...新アイドル発表と共に世間の評価はひっくり返る。

 

ずんだもん『新制ホロライブ1期生の”ずんだもん”なのだ!!みんな、よろしくなのだ~』

 

『ずんだもん!超かわいい!!』

 

『ずんだもんがいるなら旧ホロライブメンバーとかいらないよな?』

 

『今後はずんだもん推しだ~』

 

英寿「どうなってやがる?世間の評価がまるで世界そのものが変わっちまったみたいに...」

 

吹雪「ずんだもんがはいるなら私なんていらないよね...」

 

英寿「フブ姉!俺にとっては白上フブキが一番」

 

吹雪「気休めなんていらない!私は...わたし...うわぁぁぁぁぁん!!」

 

英寿「フブ姉!!」

 

 フブ姉が泣きながら家を飛び出してしまう。俺も慌てて追いかけるが、変身してない俺はすぐに見失ってしまった。

 

英寿「いったいどうなって...ん?電話?」

 

 そこに着信がかかって来る。相手は...

 

英寿「範太?...もしもし範太?どうした突然?」

 

範太『いやなに、ドル友としては新アイドルずんだもんの話で盛り上がりたくてよ?』

 

英寿「範太?本気で言ってるのか?」

 

範太『当たり前だろ?旧ホロライブにないキュートさとかさ~色々と...』

 

英寿「お前、俺の姉貴が白上フブキだと解ってて!!」

 

範太『白上フブキ?彼女はもうオワコンだろ?』

 

英寿「は?ふざけんなよ!!馬鹿野郎!!」

 

 俺は範太の発言にぶち切れ電話を切る。今までホロライブの箱推しドル友だったのにあんな奴だったなんて...

 

英寿「はぁ~~~なにがどうなってんだよ...」

 

 そこに今度はスパイダーフォンから着信が入る。

 

英寿「クロ姉?どうしたの?」

 

黒上『弟!お前は無事か?』

 

英寿「無事じゃないよぉぉぉ!!フブ姉はどっか行っちゃうし、ドル友は豹変しちゃってるし」

 

黒上『よし!お前は大丈夫みたいだな。吹雪の事は別の奴に任せる!お前はこれから!!緊急ミッションだ!!』

 

英寿「はぁ?」

 

 こうして俺は数日の内にデザイアの事務所の戻ることとなった。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※吹雪視点※

 

『来る6月1日!ずんだもんデビューライブ開催!!詳しくは特設サイトをチェック!!』

 

ずんだもん『ボクと一緒に盛り上がろ~なのだ!!』

 

吹雪「私はもう終わりなんですね~はぁぁぁ」

 

澪「ため息ばっかりだと、幸せ逃げちゃうよ?」

 

 そこに親友の澪がやってくる。

 

吹雪「澪?そりゃため息も出ますよ?澪だってそうでしょ?」

 

澪「確かにね...みんなでホロライブ頑張ってきたのに一日で何もかもなくなって。ねえ吹雪?悔しくない?」

 

吹雪「悔しい...悔しいよ!私たちの努力は何だったんだって!!」

 

澪「だよね。だからさ吹雪!見返してやろうよ!!世間をさ」

 

吹雪「でも...どうやって!?」

 

??「そこは私に任せてもらえないだろうか?」

 

 そこに話を割るように谷郷社長が入ってくいる。

 

吹雪「Yagoo!!」

 

澪「お疲れ様です」

 

谷郷「お疲れ様です。私が不甲斐ないせいですみません。ですが、必ず皆さんをアイドルに戻して見せます!だから、フブキさん!準備を進めてください!!貴方の5周年ライブ!!きっと皆さんが感動する。素敵なものになりますよ?」

 

澪「吹雪!私も手伝うから!!頑張ろう?」

 

吹雪「...ちょっと、考えさせてください」

 

 そう言って私はまた逃げてしまう。えー君...たった1人の弟からも逃げ出したの、今度は親友や恩人からも...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吹雪「ただいま...」

 

 ちょうど日付も変わろうとするような時間、私はえー君にばれないように静かに家に入る。でも、家には人気が全く感じられなかった。

 

吹雪「えー君いないのかな?」

 

 そう思いながらも自分の部屋に向かうとドアに張り紙がしてあった。

 

『 フブ姉へ

 

 フブ姉が今とてもつらい気持ちでいっぱいなのは解ってるつもり。

 でも俺はフブ姉がアイドルとして輝いてる姿が好きだから、6月1日...

 待ってるよ!

 

                                英寿』

 

 

吹雪「私、こんなに弱いのに...でも、頑張らないと何だよね。えー君!!」

 

 そして私は電話をかける。

 

吹雪「谷郷社長!私...」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

博士「これを見てちょうだい?」

 

 そうして映し出されているのはホロライブ事務所のビルの上空だった。

 

英寿「ホロライブのビルに何か?」

 

黒上「今回のホロライブのいざこざ、何か引っかかって調べたんだ。そしたら」

 

 そして映像が変わる。

 

英寿「これは?UFO?」

 

博士「その通り、今回の事件はこのUFOと」

 

 そして、今度はホロライブの社長室に映像が変わる。

 

英寿「え?ダパーンさん?」

 

黒上「さん付けはいらないぞ?こいつが犯人の一人なんだからな。」

 

英寿「なんで!?」

 

博士「この前の逆恨みじゃないかしら?」

                                

英寿「逆恨みでこれはやばいよ」

 

黒上「そんで、そのやばいやつを捕まえるために私と弟はあのUFOを落とす」

 

英寿「なるほど...へ?」

 

黒上「な~に、なんとかなるさ?」

 

博士「そして、日本各所で突然現れたオブジェクトがこれよ...」

 

 そこにはずんだもんの銅像は建っていた。

 

英寿「何これ?」

 

博士「これはずんだもんが発表されたと同時に突然出現、怪電波を出しているわ」

 

英寿「全然気づかなかった」

 

黒上「と言うことで、これらの破壊を彼らが担当する」

 

 そうして映像には、職場体験で一緒に戦った。タイクーン、ナーゴ、ナッジスパロー、ロポ、さらにはパンクジャックにレターさん、ケイロウさんが映し出される。

 

パンクジャック『白上!各所の像は任せとけ!だから本丸を頼む」

 

英寿「みんな!」

 

黒上「それじゃあみんな!!ミッションスタートだ」

 

ライダ-ズ「「「「「「了解」」」」」」

 

黒上「いくぞ!弟!!」

 

英寿「ああ、行こう!!変身」

 

 作戦が今始まる。奇しくも作戦開始は6月1日0時となった。

 

ギーツ「待ってて!!フブ姉!!」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 ステージが始まろうとしている!当初とは色々変わってしまったけど、やるんだ!再考のライブを!!

 

フブキ「みんな~!こんこんきーつね♪ふわふわ尻尾の五芒星、あなたの心の一番星、白上フブキで~す!今日は楽しんでいっくぞーーー!!」

 

 そこには予想していなかった光景が!!

 

「「「「「「「「「おぉぉぉぉぉぉぉ」」」」」」」」」

 

 全席満席のステージなのだ!!

 

フブキ「(うれしい!ダメだと思ってたのに!!でもこれなら)まずはこの曲だ!!”Say!ファンファーレ!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ダパーン「何故だ!何故白上フブキのステージに客が集中している!こんなはずじゃ!!」

 

鯨蔵「これこそがこの世界のリアルさ」

 

ダパーン「お前は!会長!!」

 

鯨蔵「まだそう呼んでくれるのか?ならなぜこんなことと?」

 

ダパーン「俺はギーツに全てを奪われたんだ。なら、ギーツの大切なもの全てを奪って!!」

 

鯨蔵「その思いが、色々な人を悲しませると何故解らないんだ!!」

 

ダパーン「だとしても...俺は!!」

 

鯨蔵「本当はこんなことをしたくはなかったよ。だが、リアリティーを汚すフィクションには退場願おうか?」

 

ダパーン「そのドライバーは!!」

 

『ゲイザーログイン』

 

鯨蔵「変身」

 

『イノベーション&コントロール・・・ゲイザー』

 

ダパーン「や、やめ!!」

 

『デリート』

 

ゲイザー「さらばだ。ダパーン!」

 

ダパーン「あああああああ」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

黒上「覚悟はいいか?」

 

ギーツ「ああ」

 

 現状あのUFOを落とせる。装備は持ち合わせていない。だが、可能性はある。クロ姉の手に!!

 

『セット・・・リミットカット』

 

ギーツ「ぐぅぅぅぅ、負けられない!!フブ姉を!!助けるんだぁぁぁ!!」

 

『オーバーライド・・・オルタナティブ・・・レディーファイト』

 

 エントリーフォームに漆黒のバイザーのみが装備された姿【仮面ライダーギーツオルタ エントリーモード】になると共に意識がなくなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギーツ?「壊せ!壊せ!壊せ!壊れろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

 

 破壊衝動が俺の全てを飲み込もうとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィザード「起きろ!ギーツ!お前が希望なんだろ!!」

 

鎧武「お前の大事な姉貴のステージなんだろ!!」

 

 

 

 先輩の声が聞こえる!

 

ギーツ「ウィザード先輩...鎧武先輩...」

 

 そんな二人のベルトがバックルになって俺の元に来る。

 

操真晴人「さあ、ショータイムだ!!」

 

葛葉紘汰「ここからがお前の...」

 

ギーツ「俺とフブ姉の...ステージだ!!」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

0期生&2期生&3期生『『『フブちゃん!5周年おめでとう!!』』』

 

フブキ「ありがとうございました!!みんなからメッセージ嬉しかった!!それじゃあ次は...」

 

はあと「私たちの出番よ~」

 

フブキ「はあとちゃん!」

 

メル「フブちゃん5周年おめでとう!!」

 

フブキ「メルちゃん!ありがとう!!」

 

まつり「まあ、まつり達も5周年なんだけどね?」

 

フブキ「まつりちゃん!そうだね」

 

アキ「ということで、1期生5周年!!おめでとう~」

 

フブキ「アキちゃん!うん!みんな!」

 

1期生「「「「「おめでとう!!」」」」」

 

フブキ「そんな1期生で歌います。”Plasmagic Seasons!”」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビルド「ギーツ!実験を始めようか?」

 

ギーツ「ビルド先輩!!」

 

 そしてビルドドライバーバックルが俺の手に握られる。

 

桐生戦兎「暴走するなら、支える何かがあればいい。それで勝利の法則は決まりだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『マグナム・・・ダブルセット・・・マグナムオルタ』

 

黒上「弟!弟!!」

 

ギーツ「大丈夫だ。クロ姉...今の俺は...」

 

 オルタナティブドライバーバックルの反対にマグナムバックルを装填することで、意識が一気に覚醒する。【仮面ライダーギーツオルタ マグナムモード】となった俺には!!

 

ギーツ「狙い打てないものはないぜ!!」

 

『オルタナティブ・・・マグナム・・・ヴィクトリー』

 

ギーツ「いっけぇぇぇぇ!!」

 

 マグナムシューターのライフルモードでUFOを狙い撃つ

 

黒上「被弾確認!さて、不時着時点に行くか!!」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

4期生&5期生&6期生『『『フブちゃん!5周年おめでとう!!』』』

 

フブキ「みんなありがとー!さて次は~」

 

ころね「ころね~」

 

おかゆ「おかゆ~」

 

ミオ「ミオ~」

 

フブキ「ということで、ゲーマーズ集合だ~」

 

ゲーマーズ「「「「わぁ~~~」」」」

 

ミオ「では改めて!」

 

ころね「フブちゃん」

 

おかゆ「5周年!!」

 

ミオ・おかゆ・ころね「「「おめでとう~」」」

 

フブキ「ありがとう~!!」

 

フブキ「さてさて、こんなゲマズで歌います!!”Shiny Smily Story”」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ZUNDAMON「お前ら!なんてことしてくれるのだ!!

 

 そこにはずんだもんと同じ声、だがその姿は形容しがたきものがそこにはいた!

 

ギーツ「お前こそ良くも!!」

 

ZUNDAMON「ボクがアイドルになって地球を洗脳支配する計画が!!

 

黒上「そんな計画は!!」

 

ギーツ「俺が打ち砕く」

 

『ブースト・・・ダブルセット・・・ブーストオルタ』

 

ZUNDAMON「やめるのだ!ボクは戦闘力は!

 

『ブーストタイム・・・オルタナティブ・・・ブースト・・・グランドヴィクトリー』

 

ギーツ「はぁぁぁぁ!!」

 

ZUNDAMON「ぎゃぁぁぁぁぁ

 

 そうして形容しがたきZUNDAMONも野望は潰えた。

 

英寿「ふ~」

 

黒上「おつかれ!弟」

 

英寿「クロ姉...後頼む!!」

 

黒上「あっ、おい!弟!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フブキ『これが最後の曲になります!!』

 

英寿「間に合った!!」

 

 急いで向かい、何とか最後の曲には間に合った。

 

フブキ『それでは聞いてください。”Hi Fine FOX!!”』

 

 

 

 

 

 

 

 

吹雪「えー君、どうだった?私頑張ったんだよ!」

 

英寿「ああ、凄く良かったよ」

 

 その後、洗脳電波から解放されたみんなは全てを忘れて元通りとなった。

 

範太「新曲凄く良かったな!!」

 

英寿「そうだな」

 

 操られてる間の記憶がないとはうらやましい。

 

鯨蔵「ダパーンは警察に渡したよ」

 

 ダパーンさんは逮捕されたようだ。違法な金銭を使用したとか何とか

 

英寿「これで何もかも元通りなんだよな」

 

吹雪「えー君!」

 

英寿「ん?どうしたの?」

 

 

 

 

白上フブキ「ありがとう!!応援が力になってるよ」

 

英寿「こっちこそありがとう!!そして...5周年おめでとう」

 




ありがとうございました。

詰め込みすぎた。

でも、何とか間に合った。

白上フブキさん!本当に5周年!!おめでとうございます!!

英寿・吹雪「「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」」


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NoEXⅡ:ギーツのヒロアカ!ライダー図鑑

以前からキャラクター紹介をやると言ってました。

今回は仮面ライダーをメインに紹介します。




㊟このキャラクター紹介は「No43」までの状態での紹介となります。それまでのネタバレを含みますのでご注意ください。

 

○名前/ライダー名

・所属

・個性

・所持バックル

・概要

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

白上英寿(しらかみえいす)/仮面ライダーギーツ

・雄英高校1年A組

・仮面ライダーギーツ

・マグナム、ブースト、ウォーター、ハンマー、シールド、アロー、

 フィーバースロット、コマンドツイン、ブーストマークⅡ、

 レジェンドバックル各種(エグゼイド・ジオウは未所持)

・今作品の主人公、前世は仮面ライダーギーツ第1話を視聴した後事故に合い死亡している。

 前世の記憶が戻る前は無個性だったこともあり目立たないように地味な容姿にしていた。

 その結果、記憶が戻った後も地味というイメージが抜けずそのことを気にしている。

 雄英入試時に0ポイントの仮想ヴィランを原作主人公に先に倒された事がきっかけとなり、

 彼にライバル宣言をして、高校最初の友となる。

 初めは仮面ライダーへの憧れに振り回されていた。だが、様々な戦いを経てヒロアカ(この世界)

 仮面ライダーとしての自覚を持って行動するようになる。

 前世の影響もあり”ホロライブ”の箱推しではあるが、姉の”白上フブキ”最推しである。

 

 

物間寧人(ものまねいと)/仮面ライダーパンクジャック

・雄英高校1年B組

・コピー/仮面ライダーパンクジャック

・モンスター、フィーバースロット、ブースト(レプリカ)

・主人公の個性をコピーしようとした際に前世の記憶を思い出し仮面ライダーとなった。

 前世は親の虐待、学校でのいじめ、教師の黙認...様々な暴力にさらされており、

 知ってか知らずか前世を思い出す前からひねくれた性格になった。

 基本的には原作と似た性格ではあるが、主人公には恩義を感じており味方でいることを誓っている。

 

 

櫻木景和(さくらぎけいわ)/仮面ライダータイクーン

・誠刃高校1年

・光合成/仮面ライダータイクーン

・ニンジャ、フィーバースロット、コマンドツイン、ブースト(レプリカ)、シノビ

・他校の仮面ライダー、実はヴィジランテとしても活動しておりその際には『シノビ』と名乗っている。

 個性光合成は二酸化炭素を吸って酸素を吐くという個性、その影響で髪が緑色になった。

 基本的に猪突猛進で後先を考えず行動するが、戦闘時には頭が冴える所も?

 前世は忍の家系であり幼き頃より鍛錬を積んでいたが、初任務で失敗、死亡し転生した。

 

 

鞍馬あかり(くらまあかり)/仮面ライダーナーゴ

・聖愛学院1年

・仮面ライダーナーゴ

・ビート、フィーバースロット、ブースト(レプリカ)

・他校の仮面ライダー、鞍馬財閥社長の長女である。明るく社交的な性格で妹思いの良き姉である。

 一時期友達とバンドを組みボーカル&ギターを担当していたが...とある事件により解散、あかりはその事件の記憶を忘れている。

 前世は存在しない。妹の個性によって作られた存在であり理想の姉をさせられているに過ぎない人形である。

 

 

鞍馬ひかり(くらまひかり)/仮面ライダーロポ

・聖愛学院1年

アイディアル・パペット(理想の人形)/仮面ライダーロポ

・フィーバースロット、ブースト(レプリカ)

・他校の仮面ライダー、鞍馬財閥社長の次女である。内気で内向的な性格、変身時には理想の自分を描いた王子様然とした性格を装う癖がある。

 最愛の姉がとある事件に巻き込まれて死亡してしまう。その姉を救うために自身個性で姉の死体を人形へと変えた。

 仮面ライダーになった際に最初に持っていたのはゾンビバックルだった。

 尊敬する師匠であったバッファにゾンビバックルを託したが、結果バッファがヴィランになった事で奪われた形となった。

 前世は恋人に騙され殺された。

 

 

智識大司(ちしきだいじ)/仮面ライダーナッジスパロー

・傑物学園高校1年

・絶対記憶/仮面ライダーナッジスパロー

・クロー、チェーンアレイ、プロペラ、ドリル、フィーバースロット、ブースト(レプリカ)

・他校の仮面ライダー、小型のバックルで戦う事を心情としている変わり者。

 前世では記憶障害を煩っていたため、現世の個性はとても嬉しく思っている。

 

 

○??/仮面ライダーシロー

・デザイア所属仮面ライダー(故人)

・仮面ライダーシロー

・なし

・デザイア所属の仮面ライダーでありヒーロービルボード9位の実力者だった。

 デザイア襲撃事件によって死亡した。

 前世は消防士だった。

 

 

○??/仮面ライダーケイロウ

・デザイア所属仮面ライダー

・仮面ライダーケイロウ

・なし

・デザイア所属の仮面ライダーで、博士の実験による様々なバックルのテスター

 デザイア最高齢職員でもある。

 

 

渋谷リタ(しぶやりた)/仮面ライダーレター

・雄英高校3年

・並列思考/仮面ライダーレター

・スーパー戦隊

・雄英高校3年であり、”雄英最高の4人”の一人である。

 前世は仮面ライダーがなく、スーパー戦隊がある世界だった。そんな世界で女の子でありながら戦隊好き

 1人で5役演じるなどしていた。彼女が”王様戦隊キングオージャー”の10話を見た日、交通事故で亡くなる。

 

 

黒上フブキ(くろかみふぶき)/仮面ライダーギーツブラック

・デザイア所属サポーター

・妖狐

・オルタナティブドライバーバックル

・デザイアのサポーター、序盤は英寿成長の為陰で暗躍、職場体験では直接指導した。

 主人公を”弟”と呼ぶ。それには白上家と黒上家の出生に秘密が?

 

 

潤羽るしあ(うるはるしあ)/仮面ライダーネクロン

・デザイア所属サポーター

・ネクロマンサー

・デットリードライバーバックル

・デザイアのサポーター、元ホロライブ3期生。

 母の遺言によりホロライブを卒業しデザイアに所属、そこから紆余曲折ありサポーターになった。

 

 

桐生ココ(きりゅうここ)/仮面ライダードラグーン

・デザイア所属サポーター

・龍人

・ドラグニティドライバーバックル

・デザイアのサポーター、元ホロライブ4期生。

 ホロライブ所属時から極道の娘であることを公認した上で活動、組を継ぐ為に卒業した。

 その後、政府の命令でデザイアの嘱託職員となり、サポーターになった。

 

 

魔乃アロエ(ものあろえ)/仮面ライダースクブス

・デザイア所属サポーター

・サキュバス

・デビルドライバーバックル

・デザイアのサポーター、元ホロライブ5期生。

 ホロライブ所属間もない頃、ある事件に巻き込まれる。

 その際にダパーンに助けられ、彼を追いかける為にホロライブを卒業しデザイアに入った。

 その後サポーターにまでなり、ダパーンに再開するが彼の豹変ぶりに動揺し距離を取るように...

 

 

鞍馬鯨蔵(くらまげいぞう)/仮面ライダーゲイザー

・鞍馬財閥代表取締役社長兼デザイア会長

ヴィジョンドライバー(女神の守り手・善)

・なし

・鞍馬財閥社長であり、デザイアの創設者

 元々”女神”と呼ばれる存在の守護を目的としていたが、仮面ライダー(女神に愛されし者)達の出現に

 合わせ彼らを保護するためにデザイア作った。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

牛島道長(うしじまみちなが)/仮面ライダーバッファ

・ヴィラン連合

・仮面ライダーバッファ/キング・オブ・ライダー(仮面ライダーの後継者)

・ゾンビ、ジャマト

・ヴィラン連合所属の仮面ライダー、以前はデザイアの仮面ライダーだったが、とある事件を

 きっかけにジャマト化、そのまま先生の命令の下ヴィラン連合初期メンバーとなる。

 その前世は英寿の親友であり、仮面ライダーへの道を歩ませた張本人でもある。

 

 

○??/仮面ライダーダパーン

・元デザイア所属

・仮面ライダーダパーン

・なし

・シローの実の息子、出世欲に取憑かれデザイアをクビになった。

 その後宇宙人の甘言にのってしまい事件を起こし、ゲイザーに消される。

 元々は父と同じく清廉潔白で真面目なヒーローを目指して努力する男だった。

 それがどうしてこうも変わってしまったのかは謎である。

 

 

○??/仮面ライダーグレア

・財団X総帥

ヴィジョンドライバー(女神の守り手・悪)

・なし

・unknown

 

 

○デザスト/仮面ライダーデザスト

・なし

・なし

・なし

・財団X管理のアルターブックに眠っていたメギドの一体。

 強き者との戦いを望み、デザイア襲撃に加わる。

 その後はギーツと戦い...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

emergency!emergency!

NEW仮面ライダー

 

○??/仮面ライダーシーカー

・unknown

・unknown

・パワードビルダー

・unknown

 

 

九十九佐命(つくもさな)/unknown

・元ホロライブEnglish所属

・空間操作

・unknown

・元ホロライブEnglish所属、ある日を境に卒業するというメッセージだけを残し姿をくらませてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

白上吹雪(しらかみふぶき)/仮面ライダートゥルーギーツ

元デザイア所属仮面ライダー兼サポーター、現ホロライブ所属

/仮面ライダーギーツ

フレンズドライバーバックル

主人公の姉にしてホロライブのアイドル

 かつては仮面ライダーとして戦っていたが、その記憶を封印している。




ありがとうございました。

仮面ライダー図鑑...って言っていいんでしょうかね?
最後とか全く解らないし...

そんなわけで、次回44話から期末試験編に入ります。

その後は劇場版もやりますのでお楽しみに!!


英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No44:俺の出生?

44話です。

ギーツⅨ格好良かった!!

この話に出せるのはいつになることやら...

ではどうぞ。


ステイン「偽物...正さねば...誰かが血に染まらねば...ヒーローを...取り戻さねば...来い...来て見ろ偽物ども...俺を殺していいのは 本物のヒーロー...オールマイトだけだ!」

 

 ヒーロー殺し”ステイン”から発したこの言葉、その影響は世間を蝕んでいくことになる。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 皆職場体験を終え、また学校での日々が戻ってくる。

 

切島・範太「「ハハハッ...マジか マジか爆豪!」」

 

 2人は爆豪の登校時の髪型に爆笑していた。

 

爆豪「笑うな!癖ついちまって洗っても直んねんだ、おい笑うな!ぶっ殺すぞ!!」

 

範太「やってみろよ8:2坊や」

 

爆豪「んだとコラ!!」

 

切島・範太「「戻った」」

 

芦戸「へぇ...ヴィラン退治までやったんだうらやましいな」

 

耳郎「避難誘導とか、後方支援で実際光抗戦はしなかったけどね」

 

芦戸「それでも凄いよ」

 

蛙吹「私もトレーニングとパトロールばかりだったわ。一度隣国からの密航者を捕らえたくらい」

 

芦戸・耳郎「「それすごくない?」」

 

蛙吹「お茶子ちゃんはどうだったの?この一週間?」

 

麗日「コォォ...とても有意義だったよ」

 

 そう言いながら正拳突きを繰り出す麗日

 

蛙吹「目覚めたのね お茶子ちゃん」

 

耳郎「バトルヒーローのところ行ってたんだっけ?」

 

上鳴「たった一週間で変化すげえな...」

 

峰田「変化?違うぜ上鳴...女ってのはもともと...悪魔のような本性を隠し持ってんのさ」

 

上鳴「マウント・レディのところで何見た?」

 

爪をくわえ震える峰田...ほんとに何があった。

 

上鳴「俺は割とちやほやされて楽しかったけどな?まあ、一番変化と言うか大変だったのはお前ら4人だな」

 

範太「そうそうヒーロー殺しにヴィラン連合の襲撃!」

 

切島「お前らが命あって何よりだ。あっ、決してシローが死んでよかったって訳じゃ...」

 

英寿「解ってる。あの人は立派だったよ」

 

 その後はヒーロー殺しの話が持ち上がる。

 

上鳴「ヒーロー殺しといえば、動画見た?」

 

英寿「動画?ヒーロー殺しの?」

 

上鳴「そう、あれ見ると一本気っつうか執念っつうか...格好良くね?...とか思ったわね?」

 

出久「上鳴君!」

 

上鳴「えっ?あっいっ...悪い」

 

天哉「いや、いいさ」

 

 天哉はヒーロー殺しによって左腕に負傷を負っていた。

 

天哉「確かに信念の男ではあった。クールだと思う人がいるのも解る。ただ奴は信念の果てに粛正という手段を選んだ。どんな考えを持とうともそこだけは間違いないんだ。俺のような者をこれ以上出さぬためにも...改めて、ヒーローへの道を俺は歩む」

 

出久「おお!飯田君」

 

英寿「うん」

 

 職場体験前のどす黒い感じがなくなってる。そこは一安心だ。

 

天哉「さあそろそろ始業だ。全員席につきたまえ」

 

踏陰「うるさし」

 

耳郎「上鳴が変な話すっから」

 

上鳴「なんか...すみませんでした」

 

英寿「一件落着かな。天哉に関しては」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ヒーロー基礎学の時間

 

オールマイト「はい私が来た...ってな感じでやっていくわけだけどもね。はいヒーロー基礎学ね。久しぶりだ少年少女、元気か?さて今回のヒーロー基礎学だが、職場体験直後って事で遊びの要素を含んだ救助訓練レースを行うこととする」

 

天哉「救助訓練ならUSJで行うべきではないでしょうか?」

 

 いつもの如く手をあげ質問する天哉

 

オールマイト「あそこは災害時の訓練になるからな...私は何て言ったかな?そう、レース、ここは訓練場γ!複雑に入り組んだ迷路のような密集工業地帯。5人4組に分かれて1組ずつ訓練を行う」

 

 このレースはオールマイトがだす救難信号に向かって1番にたどり着くのが目的のレースだ。

 

オールマイト「もちろん、建物への被害は最小限にな」

 

 そう言い爆豪に指さすオールマイト

 

爆豪「指さすなよ」

 

 一組目は俺、出久、天哉、範太、芦戸だ。

 

英寿「さてさて、何が出るかな」

 

『フィーバーニンジャ』

 

ギーツ「お、今日は運がいい」

 

 俺は【仮面ライダーギーツ フィーバーニンジャブーストフォーム】になる。

 

オールマイト「それではいくぞ。スタート」

 

 スタートの合図がなる。それと共に一斉に走り出す。瀬呂が1位にでるかと思われたこのレース意外な奴が1位に躍り出た。

 

出久「うってつけ過ぎる。訓練に!」

 

ギーツ「やるな!さすがライバルだ!」

 

 俺も負けじとニンジャの力で壁やら何やらを走りながらブーストでどんどん速度を上げていく。

 

範太「ウソだろ!!」

 

芦戸「緑谷飛んでんの?」

 

ギーツ「パワーのコントロールが出来てる。でも、コントロールしてるだけで質力アップは...」

 

出久「えっ?」

 

ギーツ「えっ?...ちょっこっち!?」

 

 

 

 

 

 

 

オールマイト「フィニーッシュ」

 

 そして、1位になったのは...

 

オールマイト「ありがとう、そしておめでとう」

 

範太「あざっす」

 

芦戸「きっ、悔しい」

 

天哉「緑谷君、白上君、大丈夫か?」

 

出久「ごめんね。英寿君」

 

英寿「いや、出久に怪我ないなら何よりだ」

 

 結果、足を滑らせた出久を俺がキャッチ、その間に範太がゴールしてしまった。

 

出久「なるほど、足場が不安定な状況では跳ぶ先への注意も加味すべし

 

英寿「ははっ」

 

 出久もいつも道理だ。そして成長が早い。

 

英寿「うかうかしてられないな」

 

オールマイト「一番は瀬呂少年だったが、みんな入学時より個性の使い方に幅が出てきたぞ。この調子で期末テストに向けて準備を始めてくれ」

 

一同「「「「はい」」」」

 

オールマイト「一組目退場、次の組位置について」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 授業終了後

 

砂籐「なかなかハードな訓練だったな」

 

青山「久々の授業、汗かいちゃった」

 

切島「俺は機動力課題だな」

 

踏陰「情報収集で補うしかないな」

 

上鳴「それだと後手にまわるんだよな。お前とか瀬呂、白上がうらやましいぜ」

 

峰田「おい、緑谷やべぇ事が発覚した。こっちゃ来い」

 

 峰田が出久を呼ぶ。そこには小さな穴が...女子更衣室へののぞき穴だそうだ。

 

天哉「峰田君やめたまえ、のぞきは立派な犯罪行為だ」

 

峰田「おいらのリトル峰田は立派な万歳行為なんだよ」

 

 そんな峰田には天誅...耳郎のイヤホンジャックが突き刺さる。

 

英寿「さらば峰田、お前の視力は永遠に...」

 

峰田「死んでね~よ」

 

 

 

 

 

 

 チャイムと共に放課後がやってくる。出久はオールマイトに呼ばれたとかでいない。

 

天哉「さて、今日は3人で帰るか」

 

麗日「おおー」

 

英寿「行くか...」

 

 今日は3人で帰路につく。そして少し学校から離れた所で、天哉が話しかけてくる。

 

天哉「白上君、悩みがあるんじゃないか?」

 

英寿「え?」

 

麗日「あ~、やっぱりか?デク君も気にしてたみたいだし」

 

英寿「そんなわかりやすい?」

 

麗日「うん、英寿君ね。顔に出るの」

 

英寿「マジかぁぁぁ」

 

天哉「なにかあったのか?」

 

英寿「実は...」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 これは白上フブキの5周年ライブの後の事。

 

黒上「行くぞ、弟!」

 

英寿「フブ姉と本当に知り合い何だよね?」

 

黒上「当たり前だろ?」

 

 そう話しながらフブ姉の控え室の前にくる。

 

 トントン

 

英寿「フブ姉?英寿だけど...お客様がぁ」

 

吹雪「えー君?お客様ね。どうぞお通しして~」

 

英寿「失礼します」

 

吹雪「さて、どちら様で...」

 

黒上「よう、吹雪!久しぶり」

 

 笑顔で挨拶するクロ姉に対してフブ姉が険しい顔になる。

 

吹雪「どこで英寿とお会いになったのかしら?黒上風吹どの?」

 

黒上「昔みたいにクロちゃんって呼んでくれないのか?」

 

吹雪「言いましたよね?英寿との接触は禁止だと...」

 

黒上「俺は自分の弟に自分の職場で会っただけだぜ?」

 

吹雪「はぁ、えー君の職場体験先をもっと調べておくべきでした」

 

黒上「全く硬いな?昔はもっと」

 

吹雪「昔は関係ありません。貴方が英寿にしたこと忘れてませんから...」

 

黒上「はぁぁぁぁ、気に食わねぇ。実の姉が弟に会って悪いのかよ?なあ?義理の姉様よ~?」

 

吹雪「風吹!!」

 

黒上「さっさと伝えないお前が悪いんだぜ?白神(びゃくがみ)の巫女様よ?」

 

吹雪「出て行きなさい!」

 

黒上「へいへい、またな弟...そして吹雪」

 

 そう言ってクロ姉は退出した。

 

英寿「フブ姉...その...」

 

吹雪「えー君...」

 

英寿「な、何?」

 

吹雪「何も聞かないで...いつか話すから」

 

 

 

 

 そのフブ姉の悲しそうな顔に俺は何も言えなかった。

 

 

 




ありがとうございました。

期末試験の話が進まない!!

それでも入れました。尺稼ぎで.....

さ~て~次回もお楽しみに

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No45:姉を探して

45話です。

どうぞ


 俺は先日のライブ後の話を天哉と麗日さんに話してしまう。

 

お茶子「予想以上に話し重!?」

 

天哉「その後話は?」

 

英寿「出来てたら悩んでないって...」

 

天哉「それは確かに」

 

お茶子「飯田君そこ納得するとこちゃうよ」

 

英寿「悪い、こんな身内の話しちまって...」

 

お茶子「ううん...無理矢理聞いたみたいでごめんね」

 

天哉「すまない。白上君...」

 

英寿「大丈夫だから、それじゃあ俺はここで」

 

 2人の心配そうな視線を感じながらも俺は帰路につくのだった。

 

 

 

 

 

 

英寿「ただいま~」

 

 家に帰りいつもの如く声をかけるが返事はない。あの日からフブ姉は家に帰っていない。

 

英寿「俺って何なんだよ?フブ姉」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※吹雪視点※

 

風吹「よう?」

 

吹雪「来たね。クロちゃん」

 

風吹「やっとそう呼んでくれたな」

 

吹雪「いきなり、出てきて何なのよ~私なんの心の準備もしてないから驚いたじゃない」

 

風吹「驚いたにしちゃ、完璧だったけどな」

 

吹雪「あそこにはおばあさまの式もいたのよ?」

 

風吹「それりゃ、しょうがないな」

 

吹雪「どうしよう!クロちゃん!私えー君にも酷い態度取っちゃった」

 

風吹「それは自業自得だろ?」

 

吹雪「う~」

 

風吹「俺だって傷ついたんだぜ?毎日1時間は電話する仲良しな従姉妹にあんな態度取られてよ?」

 

吹雪「クロちゃんの家が謀反なんて起こすから...」

 

風吹「それには同意だ。で?英寿には話すのか?」

 

吹雪「話すしかないでしょ?う~どう話せば?」

 

風吹「しゃあない。ここに連れてこい」

 

吹雪「でもそんなことしたら、おばあさまに」

 

風吹「そこは俺に任せろ?最悪夜逃げで済む」

 

吹雪「私アイドルなんだけど?」

 

風吹「英寿とアイドル、どっち取る」

 

吹雪「えー君」

 

風吹「なら、決まりだな」

 

吹雪「うん...」

 

 こうして、私はある決意をする。白上家と黒上家について

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

相沢「よし、授業はここまでとする。期末テストまで残すところ1週間だが、お前らちゃんと勉強してるだろうな?当然知ってるだろうがテストは筆記だけでなく演習もある。頭と身体を同時に鍛えておけ?以上だ」

 

 そう言って相沢先生は教室から退室していく。

 

上鳴・芦戸「「全く勉強してなぁぁぁい!」」

 

芦戸「あははは」

 

上鳴「体育祭やら職場体験やらで全く勉強してねぇぇぇ」

 

踏陰「確かに行事続きではあったが...」

 

砂籐「中間はまぁ入学したてで範囲狭いし特に苦労なかったんだけどな?」

 

口田:コク

 

砂籐「行事が重なったのもあるけどやっぱ、期末は中間と違って」

 

峰田「演習試験もあるのがつれぇところだよな?」

 

 そう言う峰田は言葉とは裏腹に余裕そうな態度だ。そうこいつ中間9位と頭いいのだ。

 

上鳴・芦戸「「ちゅ、中間9位?」」

 

芦戸「あんたは同族だと思ってたのに!」

 

上鳴「お前みたいな奴はばかで初めて愛嬌が出るんだろうが?どこに需要あるんだよ?」

 

峰田「世界かな?」

 

出久「芦戸さん上鳴君、がっ頑張ろうよ。やっぱり全員で林間学校行きたいもんね」

 

天哉「うん、俺もクラス委員長としてみなの奮起に期待している」

 

轟「普通に授業受けてりゃ赤点でねぇだろ」

 

上鳴「言葉には気をつけろ!」

 

八百万「お二人とも?座学なら私お力添え出来るかも知れません?」

 

上鳴・芦戸「「やおもも」」

 

八百万「演習の方はからっきしでしょうけど...」

 

 そう言って少し落ちこむ八百万さん、轟もそれを見て首をかしげていた。その後、みんながそれぞれのグループで勉強しようって話をしていた。だが、俺は...

 

 

 

 

 

 

 食堂にて

 

出久「演習試験か~内容不透明で怖いね」

 

天哉「突飛な事はしないと思うが」

 

出久「筆記試験は授業範囲からでるからまだなんとかなると思うけど」

 

麗日「まだ何とかなるんや」

 

 麗日は目のハイライトが消えかけている。

 

出久「演習試験、ほんと何するんだろう?」

 

英寿「...」

 

お茶子「ねえ、デク君...白上君...

 

出久「うん、ずっと心ここにあらずで

 

天哉「この前の話がまだ済んでいないのだろう。このままじゃ彼メンタル面でテストが危ないぞ?

 

 そこに一人の人物が

 

物間「白上?何ボーっとしてるんだ?」

 

出久「君はB組のえっと、物間君」

 

物間「そう、僕は物間寧人、白上と同じ仮面ライダーさ、よろしく」

 

出久「うんよろしく」

 

物間「それで彼どうしたの?」

 

出久「それが...」

 

 出久達が俺の事を物間に話す。

 

物間「家庭の事情ねぇ...おい白上!」

 

英寿「え?物間いつの間に」

 

 肩を捕まられ初めて物間に気ずく

 

物間「いつの間にじゃないぞ?それに周りを見ろ?みんな心配してる」

 

英寿「え?」

 

 そうして周りを見るとみんなから視線が...

 

物間「お前はな人の事情にずけずけと入り込んで無理矢理解決するような奴だろ?」

 

英寿「そう思われているのは遺憾なのだが?」

 

物間「家族なんだろ?気にせず腹割って話してこいよ」

 

英寿「物間...」

 

 確かに俺はフブ姉にも、クロ姉にも何も聞こうとしなかった。

 

英寿「ありがとう物間」

 

物間「当たり前だろ?ライダー同士は?」

 

英寿「助け合いだな、みんなもごめん」

 

出久「大丈夫だよ」

 

拳藤「物間?何やってんだ?」

 

物間「拳藤?いやなにちょっと交流をね」

 

拳藤「そっか、ほれ席取るからいくよ?」

 

物間「はいはい、それじゃお互い期末頑張ろうな」

 

 そう言って物間達は行ってしまった。

 

英寿「出久ごめん、放課後なんだけど」

 

出久「大丈夫だから!君の悩み解決出来るといいね?」

 

英寿「おう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして放課後、俺はフブ姉に会いにホロライブの事務所に向かったのだが...

 

Aちゃん「フブキさんならもう帰りましたよ?」

 

英寿「そうですか。ありがとうございます」

 

 家に向かい

 

英寿「ただいま、フブ姉!話しが...いないのか」

 

 自宅にはまだフブ姉は帰ってきてないようだ。

 

英寿「ならクロ姉からだ」

 

 そう思い、デザイアの事務所に向かうが

 

ツムリ「黒上さんなら今日はもう退勤されましたよ?」

 

英寿「ありがとうございます」

 

 こっちも空振りである。電話のつながらないし

 

英寿「どうしたらいいんだよ?」

 

 そこに一匹の動物が近づいてくる。

 

英寿「これってすこん部?」

 

 前世の白上フブキのファンネームでありマスコットキャラだった。すこん部がそこにいた。

 

英寿「え?なんで?」

 

 すこん部は俺を少し見つめた後歩き出す。

 

英寿「ついてこいって事なのか?」

 

 俺は、すこん部に着いていく。

 

英寿「ここは?」

 

 そこには大きな屋敷、そして表札には”浮世”とある。

 

英寿「これはまさかの名前が出てきたな」

 

 俺はインターホンをおす。

 

吹雪『あっ、えー君来たね?カギはあいてるから入って」

 

英寿「え?フブ姉?なんで?」

 

吹雪『いいからいいから』

 

 そう促され、屋敷に入る。すると何匹ものすこん部が忙しそうに動いていた。そしてその一匹にまた案内されて、広間に入る。

 

吹雪「ヤッホーえー君、ひさしぶり」

 

黒上「元気にしてたか?」

 

英寿「フブ姉!クロ姉!どうして」

 

吹雪「それはね。君について話すときが来たからだよ」

 

 その一言はここの空気を一瞬で重くした。 

 




ありがとうございました。

そして進まない。期末編が...

そして次回は期末に触れさえしない予感が...

それでは次回もお楽しみに

英寿・物間「「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」」


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No46:試練の刻!

46話

少し胸くそな話しアリです。

ではどうぞ


 すこん部がお茶を運んでくる。

 

英寿「ありがとうございます」

 

 ついでに基本出されるのは緑茶だ。

 

英寿「それで、今見る限り凄い中が良さそうなんだけど?この前の何?」

 

 俺は向かいで茶をすするフブ姉とコーラを飲んでいるクロ姉に質問する。

 

吹雪「一応言っとくと私とクロちゃんは大の仲良しです。毎日連絡取ってます」

 

英寿「なら、尚更あの態度は...」

 

黒上「それを許さない奴がいるんだよ」

 

英寿「許さないやつ?」

 

吹雪「おばあさまよ」

 

英寿「おばあさま?」

 

黒上「そう、黒上家を毛嫌いしてるな」

 

吹雪「まあ、そうなる理由もあるけどね」

 

 そうして語られるのは白上家と黒上家の歴史...

 

吹雪「まず、白上家と黒上家はとある家の分家筋にあたるの」

 

英寿「もしかしてそれが」

 

 表札にもあった。

 

吹雪「浮世家...浮世家は世界で個性が現れる前から個性、当時は”異能”と呼ばれてたんだけどそれを管理する家だったの」

 

黒上「人様に異能の存在がばれないようにってな?」

 

英寿「でも今世間では異能...個性が当たり前になってる」

 

吹雪「それにはある話しが絡んでくるわ。それは”九尾封印戦争”」

 

英寿「九尾?封印?」

 

黒上「何故異能を管理できていたのか?それこそが九尾という存在だ」

 

吹雪「九尾の狐と言われる。初代浮世家当主が作り上げた式神...その力は異能の破壊」

 

英寿「異能の破壊?」

 

黒上「今風に言えば相手の個性だけを破壊して無にする個性さ」

 

英寿「そんな物が...」

 

吹雪「ええ、でもその九尾は破壊衝動の塊...基本的には当主がコントロールしていたのだけど...」

 

黒上「中国で光る赤ん坊が発見される。1年前...最後の当主”浮世寿彫”は九尾の甘言に屈し九尾の枷を外した」

 

吹雪「その結果暴走し全てを破壊しようとした九尾の狐を当主の妹である。”浮世弥目”がハクとコクという2体の式神を使い封印したの」

 

黒上「そして、浮世家は終わったのさ、浮世弥目がなくなった日に」

 

吹雪「当時の式神、ハクとコクは主の思いを引き継ぎ、異能の破壊ではなく行く末を見守る選択をしたわ。そうして生まれたのが白上家と黒上家、宗家が滅び尚分家と名乗り続けるのは初代当主の意思をくんでね」

 

 凄い壮絶な話しだった。だが、

 

英寿「だとすると、なんでフブ姉の態度になるんだ?」

 

吹雪「慌てないで、そこも話すから...」

 

黒上「私の祖父はとても欲が大きい奴だった。当時の白上家の娘と黒上家の娘を無理矢理身ごもらせた」

 

英寿「...」

 

吹雪「その結果、白上家の娘は出産後に死亡、その代わり初代と同じ狐の特徴を持つ娘を残していった。それが私...」

 

黒上「それとは別に黒上家の娘は私を出産...その後ある男と恋に落ちる」

 

吹雪「その男は当時白上家の養子だった。でもその2人が引かれ合い、えー君...君が生まれたの」

 

黒上「それで家のじじいがしゃしゃり出てな。黒上は浮世の正統後継、白上より上とか言い出してな」

 

吹雪「当時子供だった私たちは結果参加せずに済んだけど、血で血を洗う争いになったらしいわ」

 

黒上「結果黒上家は母と俺を残して全員死亡」

 

吹雪「えー君は半分白上の血が流れてると白上家が保護...」

 

黒上「私と母は白上家への接触を禁止とされたわけだ」

 

英寿「つまり血としてはクロ姉が姉で...」

 

吹雪「お姉ちゃんは本当のお姉ちゃんじゃないの」

 

黒上「これがお前の聞きたかった話の答えだ」

 

英寿「それじゃ、俺の今の親父とお袋は?」

 

吹雪「現在の白上家当主とその正妻、えー君に取っては本当のお父さんはずっとあのひとだよ」

 

黒上「本当の母親は別だけどな」

 

英寿「...クロ姉」

 

黒上「なんだ?」

 

英寿「会えないかな?俺の生みの親に」

 

黒上「それは」

 

 

『なりません』

 

 

英寿「なんだ?この声...」

 

吹雪「出てくるのが早くないですか?おばあさま?」

 

英寿「おばあさま?最初に言ってた」

 

黒上「私と英寿が本来会えない理由さ」

 

 

『私がどれだけ白上に心血注いできたか?それを子供のわがままで崩す訳にはいかないのですよ』

 

 

英寿「母に会いたい...それの何がいけない!!」

 

 

『いけません。貴方が唯一の白上家次期当主なのです。黒上に渡す訳にはまいりません』

 

 

 そう言うが早いか、部屋の奥に黒い渦が発生、俺だけを飲み込もうとする。

 

英寿「なっ、吸い込まれ」

 

吹雪・黒上「えー君!!」「英寿!!」

 

 フブ姉とクロ姉が手を伸ばす。

 

英寿「届...かな」

 

 だが2人の手は届く事なく俺は渦に飲まれていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてそこは...

 

 

『用意しましたよ?貴方にとって最強の存在を...』

 

 

 

 

 

 

『最高!最善!最大!最強王!!オーマジオウ!!」

 

英寿「オーマジオウって」

 

オーマジオウ「キサマも仮面ライダーか?どれその力を見てやろう?」

 

英寿「これ?無理ゲーなのでは?」

 

 

 

 試練の刻、始まる。




ありがとうございました。

そして、出生が判明した英寿くん次回、試練を乗り越えられるのか?

吹雪・黒上「「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」」


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No47:覚醒の刻!?

47話です。

どうぞ!


『最高!最善!最大!最強王!!オーマジオウ!!」

 

英寿「オーマジオウって」

 

オーマジオウ「キサマも仮面ライダーか?どれその力を見てやろう?」

 

英寿「これ?無理ゲーなのでは?」

 

 

 

 

 

 

 

 オーマジオウって、俺のライダーオタ人生(前世の約14年間)で見ても最強だぞ?

 

??「簡単に諦めるのか?」

 

英寿「え?」

 

エグゼイド「ゲームだぞ?これ?」

 

英寿「解ってるさ!だけど...」

 

エグゼイド「みてみろよ?ギーツ?あいつは俺らの中で最強の壁だ!それを乗り越えられたら!そう思うと最高にわくわくするだろ?」

 

英寿「そこまで言うなら、力貸してくださいよ?先輩」

 

 俺の手にゲーマドライバーバックルが握られる。

 

宝生永夢「行こうぜ!ギーツ!ノーコンティニューで」

 

ギーツ「クリアしてやるぜ」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

吹雪「おばあさま?えー君をどこへ?」

 

『私の術の中ですよ?』

 

黒上「白上の翁様?あんた自分の庇護下の人間にもこんなことをするのか?」

 

『彼には貴方と同じように汚い血が半分も流れているのです。故にこれは試練ですよ?』

 

吹雪「おばあさま...」

 

『吹雪...貴方にも後でお仕置きですよ?』

 

黒上「そうはならねぇ...なんたって私たちの弟なんだからな」

 

『そうですか?なら、楽しみにしていますよ?彼が私の術を敗れるのか?』

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

『デュアルオン・・・セカンドブーストUP『マキシマムパワーX!』レディーファイト』

 

 【仮面ライダーギーツ エグゼイドブーストⅡフォーム】になるが...

 

オーマジオウ「エグゼイドか?だがムテキまで持って行けないようじゃまだまだだ!」

 

 腕の一振りで解除された。

 

ギーツ「エグゼイド先輩!腕の一振りで解除されたんだが?」

 

オーマジオウ「”お前の”力を見せてみろ?」

 

ギーツ「はぁ、先輩の力は使うなって言いたいわけか?」

 

 そう言いながらマグナムとブーストを取出す。

 

ギーツ「やって、やるぜチクショウ!」

 

『ゲットレディーフォ・・・ブースト&マグナム』

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

相沢「白上は家庭の事情で休学だ」

 

麗日「そんな突然...」

 

相沢「期末までには間に合わせるが、間に合わなければ退学で良い。そこまで言わされちゃあな」

 

天哉「それは彼の意思なのですか?」

 

相沢「俺に聞くな!正直学校側でも対応に困ってる」

 

出久「英寿君...」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

『テイクオフ・コンプリート・・・ジェット&キャノン・・・レディーファイト』

 

ギーツ「これでどうだよ!」

 

『タクティカルレイジング』

 

 高速で飛翔してからの急降下突撃での突き!これなら

 

オーマジオウ「ぬるいな」

 

ギーツ「は?」

 

 指2本で止めるか?普通!

 

オーマジオウ「これで終わりにしよう。お前からは見れる物はもうなさそうだ」

 

ギーツ「あ...」

 

 これ死んだ?

 

『逢魔時王必殺撃』

 

 そこで俺の意識は途切れた...

 

 

 

 

??「お前に死なれちゃ困るんだよ?」

 

 

 

 

『ブーストマークⅢ』

 

オーマジオウ「...その姿は?」

 

ギーツ?「ああ、良い気分だよ...まずはお前で試そうか」

 

『ブーストタイム・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白上の翁「ふ、明日で1週間...彼の精神は持つで...バカな術が破られた。」

 

ギーツ?「よう!ばばあ?何年ぶりだ?」

 

白上の翁「お...おまえは...きゅ」

 

ギーツ?「さあ、まずは俺を閉じ込めていた結界を作った奴を!!」

 

ギーツ『止めろ!』

 

ギーツ?「さあ、さようならだ...」

 

ギーツ『俺はそんなこと望んでない!』

 

白上の翁「い...まさら...こんなこと.......しても

 

ギーツ『止めろぉぉぉぉ!』

 

 

 

 

 

 

 

「良いのか?俺がオーマジオウを倒したからここにいるんだぞ?」

 

英寿「だとしても、もし俺の手を血に染めるなら...自分の意思で染める」

 

「なら、また俺は(オマエ)の中に沈むとしようか?だがな?俺を満足させろよ?」

 

英寿「それはない!オマエ()がそのままでいる限り、俺はオマエ()を受け入れない」

 

「そうか...ならば、どちらが染めるか?これからを楽しみにしようじゃないか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は手を話す。

 

白上の翁「はぁ...はぁ...」

 

 俺は変身を解除しておばあさまを睨む。

 

白上の翁「ひぃ...」

 

英寿「今後の俺とフブ姉...白上吹雪の交流関係に口を出すな!よろしいですね?」

 

白上の翁「え...ええ

 

英寿「それじゃあ...さよなら」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※ベロバ視点※

 

白上の翁「何故...彼の中に......やはり、要石が割れている」

 

ベロバ「だって...それは15年も前に割れましたからね?」

 

白上の翁「貴方は...ぐっ」

 

ベロバ「さようなら?翁様」

 

「楽しめたかね?」

 

ベロバ「ええ、ギーツも甘いよね?このばばあ?あんな口約束守る様な女じゃないだろうに?」

 

「その邪悪な笑顔はアイドルがしていい物じゃないよ?」

 

ベロバ「しょうがないじゃない?今ここにいる私はホロライブのアイドル(仮面の私)じゃなくて、悪の皇帝の右腕(素顔の私) ”ベロバ”なんだから」

 

「それで?」

 

ベロバ「ええ...彼女の不幸と絶望の顔、最高にゾクゾクしたわ」

 

「それはよかったよ」

 

ベロバ「さあ、見せてね。ミッチー...最悪のエンディングを」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 俺が家に着いた時にはもう期末試験当日だった。そしてアイツ()のバックルは綺麗さっぱりなくなっていた。

 

英寿「アイツにはたよらねぇ。俺は俺のままで...」

 

 

 

 

 

 そして

 

出久「英寿君...」

 

 試験開始1分前

 

英寿「ギリギリセーフ」

 

出久「英寿君!」

 

天哉「白上君!1分前だ!席に!!」

 

英寿「おう!」

 

 さあ、試験開始だ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

次回は試験ですね?

実はここはあっさり終わる予定です。

それでは次回をお楽しみに

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No48:演習試験

48話です。

どうぞ


 ここは夢の中なのだろう。それが自覚できるってのも変な感じだ。

 

??「君は凄いな...」

 

英寿「え?貴方は...」

 

 そこには仮面ライダージオウが...

 

ジオウ「君は幻とは言え未来の俺を倒してみせた」

 

英寿「でもあれは俺の力じゃ...」

 

ジオウ「今はね?」

 

英寿「今は?」

 

ジオウ「そう!俺は君ならいつか自分の力を自分の思いで扱えると思うよ?」

 

英寿「貴方に言われたら、もうかなったも同然ですね」

 

 俺はジクウドライバーバックルを握りしめる。

 

常磐ソウゴ「ねえ?君は何になりたい?」

 

英寿「俺?俺はこの世界で最高の仮面ライダー(ヒーロー)に!」

 

常磐ソウゴ「うん、何かいけそうな気がする。この世界に干渉できるライダーは全て君に思いを託した。」

 

 振り返るとそこには歴代の仮面ライダー達が...

 

「「「「「「「「「「頼んだぞ!仮面ライダーギーツ!!」」」」」」」」」」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「えー君...えー君...」

 

英寿「後...5」

 

吹雪「5分?」

 

英寿「50年」

 

吹雪「そんなこと言ってないでおきんしゃい!!」

 

 そうしてフブ姉起こされた。

 

吹雪「テスト最終日なんでしょ?気張ってきなよ?」

 

英寿「おう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相沢「全員手を止めろ!各列の一番後ろ、答案集めて持ってこい」

 

芦戸「ありがとう、やおもも」

 

上鳴「とりあえず全部埋めたぜ」

 

英寿「はぁ~~~~」

 

出久「大丈夫...英寿君?」

 

英寿「ダイジョバナイ...あのばばぁ!1週間も休ませやがって」

 

天哉「こらこら、自分の祖母をばばぁとはよくないぞ?」

 

英寿「初めてあった瞬間、1週間監禁してくる人をうやまれないって」

 

麗日「それ普通に事件なんじゃ?」

 

 

 白上の翁はあの後、死亡しているのを発見された。俺が去った後に何があったのかは解らないが...結果親父が余計忙しくなったと電話で愚痴って来た。葬式に俺は参加出来ないそうだ。故人の事つてだとかで...結果試験には参加出来るがモヤモヤすることとなった。

 

出久「とにかく次は演習試験だよ!気合い入れて行こう!」

 

英寿「おう」

 

麗日「うん」

 

天哉「だな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうして訪れた実技試験会場の中央広場には、先生達が集まっていた。

 

相沢「それじゃ、演習試験を始めて行く。この試験でももちろん赤点はある。林間学校行きたけりゃみっともないヘマはするなよ?」

 

耳郎「先生多いな?」

 

 そう、出久が聞いたロボ演習だとしたらここまで先生はいらない。

 

相沢「諸君なら事前に情報を仕入れて何するかうすうす解ってると思うが...」

 

上鳴「入試みてぇなロボ無双だろぉ?」

 

芦戸「花火!カレー!肝試し!」

 

根津「残念!諸事情が合って今年から内容をへんこうするのさ!」

 

「「「校長先生!」」」

 

八百万「変更って?」

 

根津「これからは対人戦闘、活動を見据えたよろ実戦に近い教えを重視するのさ!という訳で諸君にはこれから2人一組でここにいる教師1人と戦闘を行ってもらう」

 

「「「「「っ!」」」」」

 

麗日「先生方と?」

 

相沢「なお、ペアの組と対戦する教師はすでに決定済み、動きの傾向や成績、親密度、諸々を踏まえて独断で組ませてもらったから発表していくぞ?」

 

 こうしてペアと相手が発表される。

 

 一組目:セメントスVS切島&砂籐

 

 二組目:エクトプラズムVS蛙吹&常闇

 

 三組目:パワーローダーVS飯田&白上

 

 四組目:イレイザーヘッドVS八百万&轟

 

 五組目:13号VS青山&麗日

 

 六組目:根津VS上鳴&芦戸

 

 七組目:プレゼントマイクVS耳郎&口田

 

 八組目:スナイプVS葉隠&障子

 

 九組目:ミッドナイトVS峰田&瀬呂

 

 十組目:オールマイトVS緑谷&爆豪

 

根津「試験の時間は30分、君たちの目的はこのハンドカフスを教師にかけるorどちらか1人が会場から打出すること」

 

上鳴「先生を捕らえるか打出するか?何か戦闘訓練と似てんな」

 

芦戸「本当に逃げても良いんですか?」

 

根津「うん」

 

プレゼントマイク「とは言え戦闘訓練とは訳が違うからな?相手は超~~~~~~格上!」

 

13号「今回は極めて実戦に近い試験、僕らをヴィランそのものだと思ってください」

 

スナイプ「会敵したと仮定しそこで闘い勝てるならそれでよし、だが」

 

相沢「実力差が大きすぎる場合、逃げて応援を読んだ方が賢明、轟、飯田、緑谷、お前らはよく解ってるはずだ」

 

轟「...」

 

天哉「もう、間違えない。この試験をクリアしてそれを証明してみせる」

 

出久「闘って勝つか!逃げて勝つか!」

 

オールマイト「そう、君らの判断力が試される」

 

 その後は教師陣が貸すハンデの説明を行い

 

相沢「よし、チームごとに用意したステージで一戦目から順番に演習試験を始める。砂籐、切島、用意しろ?」

 

砂籐・切島「「はい」」

 

相沢「出番がまだの者は見学するなりチームで作戦を相談するなり好きにしろ、以上だ」

 

天哉「白上君!俺達の個性で出来ることを確認しておきたいのだが?」

 

英寿「もちろん!」

 

 こうして、演習試験が開始されるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

天哉「職場体験で随分と成長してるんだな?白上君」

 

英寿「環境は間違いなく俺に適してる所だったよ」

 

 俺達は作戦会議を行っていた。パワーローダー先生がどう動くか、シミュレーションもしていく。

 

天哉「基本的には打出を目指す方向だろうか?」

 

英寿「俺と天哉、どちらもスピードで振り切る事は可能だろう。翻弄しつつ狙われた方が時間稼ぎで行こう」

 

天哉「後は先生がどう対応してくるか...」

 

『砂籐・切島ペア、両者気絶によりリタイア』

 

英寿「そんな...」

 

 一戦目からのリタイア宣告に衝撃が走る。

 

英寿「天哉!」

 

天哉「ああ、もっと作戦を細かく練ろう。この試験...」

 

英寿「易々とはクリアさせてくれないよな?」

 

 その後、蛙吹と踏陰はクリアした。つまり次は俺達だ。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

パワーローダー「起動せよ。オマエの獲物だ」

 

??「キカイダー!」




ありがとうございました。

一応DXデザイアドライバーで認識する。全レジェンドライダーのバックルは今回の話しで集まりました。全てを使うかは今後の話し次第ですね。

さて、VSパワーローダー先生な訳ですが...最後のは何なのか?

全ては次回!

英寿・天哉「「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」」


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No49:キカイに心が宿るとき

49話です。

どうぞ


~数日前~

 

パワーローダー「仮面ライダーは変形型の個性でありその中でもパターンが他の者より類を見ない多さからか様々な状況にも対応出来る。かなりの強個性と言って良い」

 

??「...」

 

パワーローダー「だが、そのパターンには前提として装着するサポートアイテムが必須、その種類の多さが結果仮面ライダーの力となっている」

 

「ロード...ロード...」

 

パワーローダー「過去の記録映像に残る仮面ライダーの個性持ちの使用アイテムとその際の外装の変化、動きの違い、能力の有無、全てを分析し読み込ませれば!」

 

「ロード...ロード...コンプリート...”ライダーキラー”ブート」

 

パワーローダー「完成だ...対仮面ライダー用試験ロボ”ライダーキラー”」

 

ライダーキラー「キカイダー」

 

パワーローダー「これで白上君の対策は完璧だ。飯田君は俺が何とか出来る範囲、2人には悪いけどね。俺は生徒の為に、生徒を落とす派なんだよね」

 

ライダーキラー「キカイダー」

 

パワーローダー「...試験が終わったら言語機能をアップデートしないとね」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 俺と天哉の番となり演習場の入り口へと入る。

 

英寿「パワーローダー先生の個性とこの試験会場...」

 

天哉「おおよそ予想通りの流れになりそうだ」

 

英寿「だから」

 

 俺はブーストをドライバーの左にセットする。

 

『セット』

 

天哉「目指すは一点」

 

『飯田、白上ペア、演習試験レディーゴー』

 

『ブーストレディーファイト』

 

ギーツ・天哉「「速攻でゴールへ駆け抜ける」」

 

 俺下半身にブーストを纏う事で天哉と同等のスピードを出し、2人別のルートを駆ける。

 

パワーローダー「スピード出せるならどっちか1人がゴールできれば良い。確かにその通りさ。相手が一人ならね」

 

 俺が進む道の前に突然何かが立ち塞がる。

 

ライダーキラー「キカイダー」

 

ギーツ「な...何で!」

 

 そこにいたのはビルド先輩の世界の戦闘員...

 

ギーツ「ガーディアンがここにいるんだよ!?」

 

ライダーキラー「キカイダー」

 

パワーローダー「ガーディアン?違うね。そいつは”ライダーキラー”白上君の様な仮面ライダーの対策として作成した。試験用ロボだよ!」

 

ライダーキラー「キカイダー」

 

天哉「白上君すまない!」

 

 天哉の突然の謝罪にそっちを向くと地面に顔以外埋まっている天哉がいた。

 

天哉「パワーローダー先生の落とし穴に見事はまってしまった」

 

ギーツ「天哉!今助けに」

 

パワーローダー「行かせないよね?」

 

ライダーキラー「キカイダー」

 

ギーツ「ちっ」

 

 俺は天哉を助けに行こうとするがライダーキラーがそれを邪魔する。

 

ギーツ「ロボが!退けよ!」

 

 俺はブーストの推進力で加速した蹴りを放つが簡単に止められてしまう。

 

ギーツ「ウソだろ?」

 

ライダーキラー「キカイダー」

 

パワーローダー「ダメダメ、そいつには仮面ライダー達の戦闘データが全て入ってるから」

 

ギーツ「なら先生も見てないこいつなら」

 

『グレート・・・レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ レイジングフォーム】になりレイジングソードでライダーキラーに斬りかかる。

 

ライダーキラー「キカイダー」

 

 だが、ライダーキラーはその剣先を白刃取りしてみせる。

 

ギーツ「は?」

 

パワーローダー「職場体験で得た姿だよね?もちろんデータは入ってるよ?」

 

 そのまま、レイジングソードを奪い取られ、俺は蹴り飛ばされる。

 

ギーツ「ぐっ」

 

天哉「白上君!俺はこんなところで...ふっぅぅぅぅどっりゃ!」

 

 天哉はなんとあの首だけ状態から自力で打出してみせる。

 

天哉「今助けるぞ!白上君!」

 

パワーローダー「おお!凄いね。でも、足下注意だよ」

 

天哉「何?ぬわ!しまったぁぁぁぁ」

 

 天哉は再び首だけ状態に

 

パワーローダー「僕は飯田君を相手してくる。キラーは白上君と遊んであげなさい」

 

ライダーキラー「キカイダー...アソブ...」

 

『フィーバーマグナム』

 

ギーツ「行くぜ!」

 

 その後も【フィーバーマグナムフォーム】などフィーバースロットで出たフォームで攻めるも全て対応されてしまう。

 

ライダーキラー「キカイダー...ショウリツ0%...ナゼイドム?」

 

ギーツ「何故ってこれは試験で、俺は合格したいからだ!」

 

ライダーキラー「シケン?ゴウカクシタイ?ワカラナイ...デモマスターハキミトアソベト」

 

ギーツ「確かに遊ばれてるな...でもあったぜ。誰にも見せてなくてなおかつお前を超えられそうな力!」

 

『ジクウドライバー』

 

ギーツ「行きます。ジオウ先輩!俺に未来を見せてください!」

 

『デュアルオン・・・ブーストup『カメンライダー!ライダー!ジオウ!ジオウ!ジオウⅡ!!』レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ ジオウブーストⅠフォーム】になる。その力は

 

ギーツ「この力は未来を見る」

 

ライダーキラー「データショウゴウ...ガイトウデータナシ」

 

パワーローダー「まさか、隠し球か!」

 

 俺はジカンギレードとサイキョウギレードを取り出し、ライダーキラーを切る。

 

ライダーキラー「ニンシキフノウ...タイオウフノウ...キドウケイサンヨソクフカ」

 

 そうしてライダーキラーは倒れる。

 

パワーローダー「まさか、僕の仮面ライダー対策が破られるとは...でも残り時間は少ない。この会場はすでに落とし穴だらけ!僕は地中に隠れるから確保は不可能!詰みだよ!」

 

天哉「そんな!」

 

ギーツ「大丈夫だ天哉」

 

天哉「白上君?」

 

ギーツ「落とし穴の無いルートはすでに見た」

 

パワーローダー「な、何だと!」

 

 ジオウⅡの未来視で様々な未来を見てたどり着いたルートがある。

 

ギーツ「今の姿だとタイムアップまでにゴールにはたどり着けない。でも天哉ならいける」

 

 俺は地面に埋まった天哉を助け出す。

 

ギーツ「俺達の勝利を託すぜ!天哉!」

 

天哉「承知した。道案内は頼むぞ!白上君!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ボクハナンデタオレテイル...マスターニタクサレタノニ...クヤシイ...クヤシイッテナンダ?ボクハナンダ?コレハナンダ?クヤシイ...検索」

 

『悔しいとは 物事が思うとおりにならなかったり、はずかしめを受けたりして、あきらめがつかず、腹立たしい気持ちだ。残念でたまらない。』

 

「気持ち?気持ちってなんだ?...検索」

 

『気持ちとは 物事に接したときに心にいだく感情や考え方。』

 

「心?心って?」

 

『心とは いわゆる感覚・知覚および知・情・意の働き、ないしはその座をいう。哲学のうえで心を特徴づけるとすれば、人間を人格たらしめる原理であるといえよう。』

 

「僕はキカイだ。でも僕は今心に基づいた気持ちを理解している。僕はキカイだが、人間と同じになれる。いや、なってみせる。そして彼に打ち勝ってみせる。僕を作ってくれた父さんの為にも!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライダーキラー「変・身!!」

 

『デカイ!ハカイ!ゴーカイ!仮面ライダーキカイ!』

 

キカイ「鋼のボディに熱いハート……仮面ライダーキカイ!」

 

ギーツ「天哉すまない!俺が見てない未来にたどり着いたみたいだ」

 

 そこにいたのは仮面ライダージオウに出てきた未来の仮面ライダーの一人”仮面ライダーキカイ”、本来あり得ないはずの未来がここに現れた。

 

パワーローダー「バカな!ライダキラーにそんな機能は!!」

 

キカイ「父さんの願いの為、君にこれ以上は何もさせないぞ!仮面ライダーギーツ」

 

ギーツ「天哉!作戦変更だ。お前を落とし穴が無いところに投げるからそしたらゴールまで全力で走れ!」

 

天哉「りょ、了解だ!」

 

ギーツ「頼むぞぉぉぉぉぉ!!」

 

天哉「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

 俺は天哉全力で投げる。そして

 

キカイ「行くぞ!」

 

『アルティメタルフィニッシ』

 

ギーツ「負けられない!」

 

『ジオウブースト・・・ヴィクトリー』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天哉「レシプロバースト!」

 

パワーローダー「落とし穴が崩れるより早い!でもね?行かせないよ!」

 

天哉「(超えろ天哉!白上君に託されたんだ!!僕の出来る全力を!!)レシプロエクステンド!!」

 

『飯田・白上ペア...条件達成』

 

パワーローダー「見えなかった...」

 

天哉「やったぞ!白上君」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギーツ「はぁ...はぁ...俺の勝ちだ」

 

キカイ「父さん...ごめんなさい」

 

ギーツ「強かったよ。お前」

 

 俺はキカイに向けて手を差し出す。

 

キカイ「その手は何だい?」

 

ギーツ「握手だよ。握手!」

 

キカイ「握手?」

 

『握手とは 挨拶として、相手の手を自分の手で握る行為。2人の人が出会った時や別れ際に、互いの手を軽く握りあう動作。』

 

キカイ「こうか」

 

 こうして、俺とキカイは握手を交わす。するとその手には新しいバックルが現れた。

 

ギーツ「何だこれ?新しいバックル?アームド系みたいだが...」

 

キカイ「ギーツ」

 

ギーツ「ん?何だ?」

 

キカイ「また、遊んでくれ」

 

ギーツ「?ああ、パワーローダー先生の言葉をそのまま受け止めてたのか」

 

キカイ「?」

 

ギーツ「まあ、そこら辺は...」

 

パワーローダー「ライダーキラー!!」

 

ギーツ「お前の父さんに聞いてくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

演習試験終了、自分の弱さを知り一歩進んだ者、ヒーローに必要な物を教えられた者、高い壁に阻まれた者、自分の無力さを知った者、新たな目標に向けて進む者、悲喜こもごもの中期末試験は終了した。

 




ありがとうございました。

仮面ライダーキカイ!参戦!

そして、次回はあの忍者ライダーが?

次回もお楽しみに

英寿「更に向こうへ!」

キカイ「プルスウルトラ!!」


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No50:ヴィジランテ”シノビ”

50話です。

タイクーンのスピンオフがシノビの終盤の話しって凄いですよね?

見てない人はぜひTTFCに加入しましょう!

ではどうぞ




 

※牛島支店※

 

 弔はある写真を眺めている。

 

黒霧「気になりますか?死柄木弔、その少年、緑谷出久が」

 

 そこにドアが開く。やって来たのは義爛(ぎらん)...ブローカーだ。

 

義爛「死柄木さん、こっちじゃ連日あんたらの話で持ちきりだぜ?何かでけえことが始まるんじゃねえかっ...」

 

弔「で?そいつらは?」

 

義爛「フッ」

 

 そうして数人の人物が入って来る。

 

荼毘「あんたがそうか?写真で見てたが生でみると気色悪いな」

 

トガヒミコ「うはっ手の人、ステ様の仲間だよね?ねえ?私も入れてよ。ヴィラン連合!」

 

メリー「あんたがバッファちゃんだね?」

 

道長「あっ?誰だお前?」

 

メリー「解らない?貴方と同じ仮面ライダーよ?」

 

弔「黒霧、飛ばせこいつら!俺の大っ嫌いなもんがセットで来やがった。ガキと礼儀知らず」

 

黒霧「まぁまぁせっかくご足労頂いたのですから、話しだけでも聞きましょう死柄木弔」

 

道長「そうだぜ弔?義爛のおっさんは一応有名ブローカーだろ?それに俺もこの羊は気になるしな?」

 

メリー「ふふ」

 

義爛「とりあえず紹介だけでも聞いときなよ?」

 

 そうして紹介されたのは連続失血事件の容疑者”トガヒミコ”、ヒーロー殺しの思想に固執する男”荼毘”そして...

 

義爛「デザイアでヒーローしながら裏で悪事を働きまくり、追われる身になった男」

 

メリー「|渋谷 サギ、仮面ライダーメリーよ」

 

 その後弔とトガ、荼毘がぶつかりそうになるのを黒霧が止める。

 

黒霧「落ち着いてください。死柄木弔、あなたが望むままを行うなら組織の拡大は必須、くしくも注目されている今がそのチャンス!排斥ではなく受容を...利用しなければ、彼の残した思想もすべて」

 

弔「うるさい」

 

 そう言って弔は出て行こうとする。

 

義爛「どこへ行く?」

 

弔「うるさい!」

 

義爛「取引先にとやかく言いたが無いが...若いね~若すぎるよ」

 

トガ「殺されるかと思った」

 

荼毘「気色悪い」

 

黒霧「返答は後日でもよろしいでしょうか?彼も自分がどうするべきか解っているはずだ。解っているからこそ何も言わずに出て行ったのです。オールマイト、ヒーロー殺し、もう2度も鼻を折られた。必ず導き出すでしょう。あなた方も自分自身も納得されるご返事を」

 

道長「サギって言ったか?」

 

メリー「何かしら?後メリーと呼んでちょうだい?」

 

道長「後で面貸せ?」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※景和視点※

 

ケケラ「櫻木景和...次の指令だ」

 

景和「総代、次の司令とは?」

 

 俺の前に巻物が現れる。

 

ケケラ「それ読め」

 

 そうして読まされた巻物には”仮面ライダーギーツ...白上英寿の抹殺”と書かれていた。

 

景和「総代!彼は良い奴だ!なぜ彼が抹殺対象になる!!」

 

ケケラ「奴がお前の師匠を殺した奴だとしてもか?」

 

景和「!?バカな!彼は俺と同い年だ。年齢が合わない。それに奴は...」

 

ケケラ「景和、お前にこれを託す」

 

景和「これは?」

 

ケケラ「真実の種だ。これを植え付けると相手は変化などの姿を変える技が出来なくなる」

 

景和「つまり!奴は姿を化けていた訳か...許せない!」

 

ケケラ「行け!ヴィジランテ”シノビ”世間がお前を認めずとも、お前が正義を成すのだ」

 

景和「了解です総代!”仮面ライダーシノビ...連太郞師匠”の仇は俺が取ってきます!」

 

 そう、総代に告げ屋敷を後にするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベロバ「悪い人...今までもそうやって自分の邪魔になるヒーローやヴィランを殺させてたの?」

 

ケケラ「お前からの依頼も結構あったと思うがな?人見クリスだっけ?可哀想だと思ったがな?」

 

ベロバ「私の正体に気づいた時点でおさらばよ。それが例え、先輩でもね?」

 

ケケラ「ああ、恐」

 

ベロバ「ギーツも可哀想ね。勘違いされたままジャマトにされて殺されるんだもの?」

 

ケケラ「その時は盛大に笑ってやれば良いのさ」

 

ベロバ・ケケラ「「ははははははは」」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 期末試験終了から数日、キカイはパワーローダー先生の息子..."埋島レント”と名前を得て、サポート科に編入することになった。

 

レント「英寿!これからよろしく!」

 

英寿「よろしくレント!」

 

 

 それから更に数日、試験結果発表の日が来た。

 

芦戸「みんな...合宿の土産話...楽しみに...してる...から...」

 

 暗い雰囲気を出す芦戸、砂籐、切島、上鳴、彼らは演習試験でリタイアしてしまったのだ。

 

出久「まだわかんないよ!どんでん返しがあるかましれないよ?」

 

範太「よせ緑谷、それ口にしたら無くなるパターンだ」

 

上鳴「試験で赤点取ったら林間合宿いけずに補習地獄、そして俺達は実技クリアならず...これでまだ分らないのならキサマの偏差値は猿以下だ!」

 

 上鳴が出久に目潰し使用とするのを俺は止める。

 

英寿「人に当たるな!」

 

出久「ありがとう英寿君...どうしたの?」

 

英寿「実技がダメなのはまだましさ...俺は筆記がやばい」

 

 そう、俺は前世の時から英語が苦手なのだ!

 

相沢「予鈴が鳴ったら席に着け!」

 

 シーン

 

相沢「おはよう、今回の期末テストだが残念ながら赤点が出た。したがって林間合宿は...全員行きます!!」

 

「「「「どんでん返しだ!!」」」」

 

切島「行って良いんすか俺ら!」

 

芦戸「ほんとに?」

 

相沢「ああ、赤点者だが筆記は白上、実技は切島、上鳴、芦戸、砂籐、あと瀬呂が赤点だ」

 

範太「え?やっぱり...確かにクリアしたら合格とは言って無かっちゃもんな~」

 

英寿「わかってたさ。今回まともに授業すら受けさせてもらえなかったんだもん...あのばばぁ」

 

相沢「白上、お前今回の筆記全体的に悪かったが、英語でアウトだ!」

 

英寿「ですよね~」

 

相沢「実技で落ちた奴、今回ヴィラン側は生徒に勝ち筋を残しつつ、どう課題と向き合うかを見るように動いた。でなければ課題云々の前に詰むやつばかりだったろうからな」

 

英寿「本気で叩き潰すと言ってたのは?」

 

相沢「追い込むためさ。そもそも林間合宿は強化合宿だ。赤点取ったやつほどここで力を付けてもらわなければならん。合理的虚偽ってやつさ」

 

「「「「「合理的虚偽!!」」」」」

 

天哉「またしてもやられた。さすが雄英だ。しかし2度も虚偽を重ねられると信頼に揺らぎが生じるかと」

 

麗日「わぁ、水指す飯田君」

 

相沢「確かにな、省みるよ。ただ全部がウソって訳じゃ無い。赤点は赤点だ。お前らには別途補習時間を設けてる。学校に残っての補習よりきついから覚悟しとけ」

 

 

 

 

~放課後~

 

英寿「何はともあれ全員でいけてよかったな」

 

天哉「1週間の強化合宿か」

 

出久「結構な大荷物になるね?」

 

上鳴「俺、水着とか持ってねえよ?色々買わないとな」

 

峰田「暗視ゴーグル」

 

葉隠「あっ、じゃあさ。明日休みだし、テスト明けだしって事で、A組みんなで買い物行こうよ!」

 

上鳴「うほっいい!なにげにそういうの初じゃね?」

 

切島「おい爆豪!お前も来い」

 

爆豪「行ってたまるか!かったるい」

 

出久「轟君も行かない?」

 

轟「休日は見舞いだ」

 

英寿「それじゃしょうが無いな」

 

峰田「ノリが悪いぞ、空気読めやKY男ども」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイクーンS(シノビ)「ふむふむ、明日は買い物ね。そこで正体を暴いてやるとしよう。人殺しめ...」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ケケラ「明日が決行日か...楽しみだな~?櫻木景和?」

 




ありがとうございました。

この流れはスピンオフ発表時から考えてました。

さて、次回はギーツ対タイクーン?

どうなるのか?

次回をお楽しみに

英寿「更に向こうへ!」

景和「プルスウルトラ!!」


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No51:目覚める個性()

51話です。

どうぞ


芦戸「やって来ました!県内最多店舗数を誇るナウでヤングな最先端、木椰(きやし)区ショッピングモール!」

 

 有言実行!A組みんなで買い物しにショッピングモールに来ていた。

 

出久「個性による多様性を数でカバーするだけじゃ無くティーンからシニアまで幅広い...」

 

踏陰「幼子が怖がるぞ?よせ」

 

 ブツブツ言い続ける出久を踏陰が止める。その後それぞれが買いたい物を上げそれに合わせて自由行動となった。

 

 

 

 

 

 

 

英寿「さて、俺は何を見ようかな?」

 

 みんなとの買い物という行事につられて来ただけで買いたい物があるわけではないしな~

 

英寿「出久と一緒に行けば...あら?麗日と二人?フッ...俺は気を使える男...」

 

 俺としてはあの二人の青春を応援したい組なのだ。

 

英寿「これなら天哉に付いていけばよかったな~」

 

景和「あれ?白上じゃないか?」

 

英寿「え?」

 

 声をかけられ振り向くとそこには仮面ライダータイクーンに変身する櫻木景和がそこにいた。

 

英寿「タイクーン!」

 

景和「追々!そこは名前で呼べよ?ほれ?景和だ。け・い・わ」

 

英寿「分ったよ。景和、俺も英寿でいい」

 

景和「おう!それで英寿はなんでここに?」

 

英寿「俺はクラスメイト達と買い物なんだが、自由行動時に取り残されてな」

 

景和「へ~それじゃ俺と回ろうぜ?」

 

英寿「良いのか?」

 

景和「ああ!俺は1人だから話し相手がいると助かるぜ」

 

英寿「ならよろしく頼む!」

 

景和「おう」

 

 そうして俺は景和と行動、ウインドウショッピングになったが景和とお互いの過去やそれぞれの戦い方など色々話していた。そして...

 

 

 

 

 

~2:40~

 

英寿「あ、悪い景和。クラスメイトとの集合時間が3時だからそっちの方に戻るわ」

 

景和「もうかよ?時間がたつのは早いな。それならさ。最後に一カ所だけ付き合えよ」

 

英寿「良いぜ。ラスト一カ所だ」

 

 そう言って連れてこられたのはショッピングモールの倉庫に当たる部分だった。

 

英寿「景和?ここ立ち入り禁止だろ?」

 

景和「そうだぜ?」

 

英寿「ならダメだろ?入っちゃ」

 

景和「いつまでそんなお利口なフリしてるんだ?極悪なヴィランがよ~」

 

英寿「な、なにを言って...」

 

景和「依頼主とそして我が師匠の無念の為、キサマを裁く」

 

 そうして取出したのはニンジャバックルの色違いであるバックル

 

英寿「何だよそれ?見たこと無い」

 

景和「当たり前だろ?”仕事道具”を他人に見せる忍がどこにいる?」

 

『シノビセット』

 

英寿「何なんだよ?さっきまであんなに楽しく」

 

景和「キサマに油断されず近づくためだ!さあ、姿を現せ化け物!変身」

 

『アンダーカバーアクション・・・シノビ・・・レディーファイト』

 

 そこには職場体験でみせた。ニンジャバックルとは違う紫の鎧を纏ったタイクーンがそこにいた。

 

タイクーンS(シノビ)「忍と書いて刃の心...仮面ライダーシノビ」

 

英寿「シノビ!それって」

 

タイクーンS(シノビ)「覚えていたか...キサマが殺した!師匠の名を!」

 

英寿「!?」

 

 タイクーンは何を言っている?俺がシノビを殺した?そもそも面識が

 

タイクーンS(シノビ)「死ね...」

 

『シノビストライク』

 

英寿「!!変身」

 

『マグナム・・・レディーファイト』

 

 俺は変身しながら攻撃を躱す。

 

ギーツ「タイクーン!人違いだ!俺が手にかけたのはお前も知る1人だけだ」

 

タイクーンS(シノビ)「うるさい!何故本来の姿を現さない!ジェロニモ!」

 

ギーツ「ジェロニモ?誰だ!そいつは!」

 

タイクーンS(シノビ)「しらばっくれるな!お前はそうやって師匠に...”神楽坂連太郞”に近づいて殺したんだろ?」

 

ギーツ「まて!俺の知る仮面ライダーシノビは”神蔵蓮太郎”だ!」

 

タイクーンS(シノビ)「なるほど、あくまで仮面ライダーギーツを語るか卑怯者め!」

 

ギーツ「タイクーン!」

 

タイクーンS(シノビ)「おおおおおお!」

 

ギーツ「いい加減に!話しを聞きやがれ!」

 

タイクーンS(シノビ)「ぐっ」

 

 俺はタイクーンの攻撃にカウンターを決める。その際にあるバックルが落ちる。

 

ギーツ「お前の目を覚まさせる。そのために使うぞ!タイクーン」

 

タイクーンS(シノビ)「それは俺の!」

 

『リボルブオン・・・セット』

 

 俺はタイクーンが落としたニンジャバックルをセットする。

 

『ニンジャ・・・マグナム・・・レディーファイト』

 

 そうして【仮面ライダーギーツ ニンジャマグナムフォーム】になる。

 

タイクーンS(シノビ)「人のバックルを...使うんじゃねえよ!」

 

『シノビヴィクトリー』

 

ギーツ「馬鹿野郎!」

 

『ニンジャ・・・マグナム・・・ヴィクトリー』

 

ギーツ/タイクーンS(シノビ)「「おおおおおおおおお」」

 

タイクーンS(シノビ)「俺の、勝ちだあああ」

 

ギーツ「ぐぁぁぁ」

 

 俺は変身が解除される...

 

英寿「ぐっ、強いな...はぁ...はぁ...」

 

タイクーンS(シノビ)「この力でずっと闘って来た。師匠の力で、ヒーローが見逃して来た悪を裁いて来た。お前もだジェロニモ!」

 

 そうしてタイクーンは何かの種を取出す。

 

英寿「それは...?」

 

タイクーンS(シノビ)「総代曰く真実の種、これでお前の正体が明らかになるな?」

 

英寿「はぁ...はぁ...使えよ?それで無実が証明出来るんなら...」

 

タイクーンS(シノビ)「ああ、お望み通り使ってやるよ!」

 

 そう言って手を振りかぶるタイクーン

 

??『さすがにそれは見逃せないなあ!』

 

 そこに謎の声が響く

 

タイクーンS(シノビ)「な、どこから声が?何をした!」

 

 そこに俺の内ポケットに熱を感じそれを取出す。

 

英寿「これは”レイズライザーカード”?」

 

タイクーンS(シノビ)「それは!俺が総代に渡したのと同じカード?」

 

??『英寿...君のピンチの為に僕は今、目覚めよう!」

 

 その声と共にカードが強く発行する。

 

タイクーンS(シノビ)「まぶしい!何なんだこれは!!」

 

英寿「なんなんだ?この光...とても不思議で温かい」

 

 そして光が収まると、1人の男が立っていた。黒いコートを羽織り、髪に青のメッシュが走る。

 

ジーン「おはよう、英寿!僕は”ジーン”...君の個性だ」




ありがとうございました。

ついにジーン登場です!

やっと出せました。

さて、次回は変身もしますよ?

お楽しみに

ジーン「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No52:仮面ライダージーン

52話です。

どうぞ。


ジーン「おはよう、英寿!僕は”ジーン”...君の個性だ」

 

英寿「俺の...個性?」

 

ジーン「そう、君が目覚めた時...僕も宿ったんだ。だけど、なかなか出られなくてね。やっかいな封印に隙間が出来たことで出てこれたんだ」

 

英寿「封印?」

 

ジーン「そう、君には...」

 

タイクーンS(シノビ)「おい、どうなっている。お前はだれだ?」

 

ジーン「そうだった。タイクーンがいるのを忘れてたよ」

 

 そう言いながらジーンはおもむろに銃を取出す。

 

ジーン「危険な物は焼却しないとね」

 

 バーン

 

 そしてタイクーンの手にある真実の種を打ち落とした。

 

タイクーンS(シノビ)「お前!よくも」

 

ジーン「それはジャマトの種、それを植え付けられるとその人間はジャマトになってしまうんだ。仮面ライダーシローのようにね」

 

英寿「!?シローさんのように?」

 

タイクーンS(シノビ)「そ、そんなバカな...総代が俺にウソをつくはず」

 

ジーン「そこに隠れてるんでしょ?出てきなよ?総代さん?」

 

 そう言って荷物の置いてあるコンテナの方を見るジーン

 

??「あらら、ばれてるのか」

 

 そうして現れるのは髪に緑のメッシュが入った。スーツの男

 

タイクーンS(シノビ)「総代!」

 

英寿「アイツが総代...」

 

ジーン「種明かしと行こうよ?」

 

ケケラ「はあ...どうしてお前が出てくるのかねぇ?ジーン」

 

ジーン「君たちを止める為だよ?ケケラ」

 

ケケラ「そんなに”浮世英寿”後継者が大切かねえ?」

 

ジーン「当たり前だろ?英寿が二千年かけて作った。この世界を次代の英寿を見守り、時に守るのが使命だからね」

 

ケケラ「本当に...変わったよ。ジーン」

 

ジーン「君は悪い意味で変わらないね。ケケラ」

 

 そうして2人がにらみ合う。

 

タイクーンS(シノビ)「総代?」

 

ケケラ「どうした?櫻木景和」

 

タイクーンS(シノビ)「この男が言ってること...ウソですよね。あれは真実の種で、白上英寿が師匠の敵...ジェロニモだって」

 

ケケラ「神楽坂連太郞か...アイツは凄かったなあ、俺が総代に成り代わったのをすぐに気づいた」

 

タイクーンS(シノビ)「何を言って」

 

ケケラ「そんな有能なやつ、手元に置いときたいだろ?だから」

 

 そう言うとケケラの陰から怪人が出てくる。

 

タイクーンS(シノビ)「お前...ジェロニモ」

 

 その怪人が人間の姿になる。

 

タイクーンS(シノビ)「し、師匠!な、なんで!」

 

ケケラ「分らないか?俺がこいつを操り人形(怪人)にしたんだよ?」

 

タイクーンS(シノビ)「そ、そんな...」

 

 タイクーンが変身解除され膝から崩れ落ちる。

 

景和「そんな、そんなあああああ」

 

ケケラ「はははは!良いもの見れたぜ。本当ジャマト化した白上英寿を倒した所でネタばらしするつもりだったがしょうが無い」

 

 そう言うとケケラは、ジーンが持つ銃と同じ物を取出す。そして俺が持っていたのとは違うカードを差し込む。

 

『ケケラ・・・セット』

 

ケケラ「ここでさよならだ。櫻木景和!今日は白上英寿の命をもらうことでしまいにしよう」

 

ジーン「させると思う?」

 

 そう言うとジーンもケケラに続く様に銃にカード差し込む。

 

『ジーン・・・セット』

 

 そして銃から待機音が流れる。

 

ジーン「変身」

 

『レーザーオン・・・ジーンローディング・・・レディーファイト』

 

 そうしてジーンは仮面ライダーに変身した。

 

ジーン「仮面ライダージーン...僕が求めるのは英寿が生み出す感動だ」

 

ケケラ「思わない...だから、お前もさよならだ。ジーン...変身」

 

『レーザーオン・・・ケケラローディング・・・レディーファイト』

 

 ケケラはなんと巨大なカエルに変身する。

 

ケケラ「仮面ライダーケケラ、押しつぶすぜ」

 

英寿「どう見ても、ライダーじゃないだろ!」

 

ケケラ「ジェロニモ、白上英寿を殺せ!」

 

ジェロニモ「・・・」

 

 ジェロニモは無言でこちらに近づいて来る。

 

英寿「ちっ、変身」

 

『マグナム・・・レディーファイト』

 

ギーツ「ぐっ」

 

 さっきのタイクーンとの戦闘でのダメージで膝を突く。

 

ジーン「英寿!」

 

ケケラ「よそ見している場合か?」

 

ジーン「くっ」

 

 その間にジェロニモが俺の目の前に迫る。

 

ギーツ「しまっ」

 

景和「うわぁぁぁぁ」

 

 そこに景和がジェロニモにタックルする。

 

ギーツ「景和...」

 

景和「済まない英寿...俺に見る目が無かったせいで、君をそんなにボロボロにしてしまって」

 

ギーツ「構わないさ。その代わり、俺の仲間になれ!」

 

景和「!!...ああ、ここは任せてくれ!変身」

 

『ニンジャ&ブースト・・・レディーファイト』

 

タイクーン「師匠!」

 

ジェロニモ「・・・」

 

タイクーン「貴方の魂、ここで解放します」

 

 タイクーンはブーストバックルのレバーを2回回す。

 

『ブーストタイム』

 

 ジェロニモは妨害するため、刀を取出すが

 

『タクティカルシュート』

 

ジェロニモ「!?」

 

ギーツ「邪魔はさせない」

 

 俺はやつの刀を打ち落とした。

 

タイクーン「師匠おおおおおお!!」

 

『ニンジャ・・・ブースト・・・グランドヴィクトリー』

 

タイクーン「はああああああ!!」

 

ジェロニモ「ぐあああああ」

 

 そうして倒れたジェロニモは人間の姿にそして

 

景和「あ、あ、消えないでくれ師匠...」

 

 光に溶けようとしていた。

 

連太郞「大丈夫...」

 

景和「師匠!!」

 

連太郞「お前には仲間が...いるだろう?」

 

 景和が一度俺の方を見て

 

景和「はい!」

 

連太郞「なら、安心だ...」

 

 そうして、仮面ライダーシノビ...神楽坂連太郞は空へと昇って行った。

 

景和「ありがとうございました...」

 

 そうつぶやく景和の頬には一筋の涙がこぼれ落ちていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケケラ「ジェロニモ...役立たずめ」

 

ジーン「お前、人の生き様を何だと思っている!」

 

 僕は彼に怒りをあらわにする。

 

ケケラ「昔はお前も命を軽んじてただろうに」

 

ジーン「昔と今は違う!だから、ケケラここで終わらせる」

 

『フィニッシュモード』

 

ケケラ「マジかよ」

 

『レーザーヴィクトリー』

 

ケケラ「ぐわああああ」

 

 ケケラの変身が解除される。

 

ジーン「遺言は?」

 

ケケラ「はは、ははははは、ねえよ?まだ生きるからな」

 

 どこからとも無くレーザー光線が降り注ぐ。

 

ジーン「くっ」

 

 それを僕は躱してレーザーの来た方を打つが手応えは無く。ケケラもいなくなっていた。

 

ジーン「逃がしたか」

 

英寿「ジーン!」

 

ジーン「英寿!無事だったかい?」

 

英寿「ああ、俺達はな」

 

ジーン「よかった」

 

英寿「アイツは?」

 

ジーン「ごめん、逃がしてしまった」

 

英寿「まあいいさ」

 

景和「ああ、ケケラは俺が討つよ」

 

ジーン「そうか」

 

 するとジーンの体が薄れていく。

 

英寿「ジーン!まだまだ聞きたいことが!」

 

ジーン「時間だ。でも大丈夫...いつかまた会えるよ。その時はたくさん語り合おう」

 

英寿「約束だぞ」

 

ジーン「ああ、その代わり...カードはずっと持っててくれよ」

 

英寿「ああ」

 

 そうしてジーンは俺の中に帰って行った。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

グレア「危ないところだったね。ケケラ」

 

ケケラ「あんたが来るとは思わなかったぜ。グレア」

 

グレア「ギーツに力だけで無く仲間も集い始めている」

 

ケケラ「みんな警戒し始めるわけだ。だが、あのギーツは創世の神じゃ無い」

 

ベロバ「この世界には別の創世の女神がいる」

 

グレア「ベロバか」

 

ケケラ「俺はてっきりお前が来ると思ってたんだぜ?」

 

ベロバ「いやよ。ギーツの前に姿を出したら正体ばれるでしょ?」

 

ケケラ「アイドル様は大変だねえ」

 

グレア「今日は引き上げよう」

 

ケケラ「ああ」

 

ベロバ「ええ」

 

 そして彼らは闇に消えていく。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

??「よかったなあ、外に出られてよ?ジーン。これも俺のおかげだな」

 

ジーン「君のせいで自由に出れないが正しいけどね」

 

??「ふん...それで、英寿は実ったか?」

 

ジーン「もうすぐさ、君を懲らしめてくれるよ?」

 

??「やれるものならやってみてもらおうか。俺が食らい尽くして復活してやろう」

 

ジーン「させないさ!そのために...少しでも君の力を削ぐとしようか」

 

「レーザーオン・・・ジーンローディング・・・レディーファイト」

 

ジーン「行くぞ!九尾!」

 

九尾「来るが良い!未来の者」

 

ジーン「はああああああ!!」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 俺が闘っている裏で、出久はあの死柄木弔に会い話しをしたらしい。結果ショッピングモールは一時閉鎖、区内のヒーローや警察が捜査に当たるも結局死柄木とケケラは見つからなかった。

 

 出久と俺、景和はそれぞれの事件の取り調べを受けた。

 

吹雪「えー君」

 

英寿「フブ姉...」

 

吹雪「大丈夫だった?」

 

英寿「ああ」

 

 こうして今日は終わる。俺自身のこと、ヴィラン連合の動き、ケケラの動向、全てが謎のままに...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

様々な事が起きた前期課程が修了し、夏休みが始まる。

 

 備えなければならない。迫り来る悪意に!本物の仮面ライダー(ヒーロー)になるために...

 

 俺達に立ち止まっている時間は無いんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あかり「白上君!しばらく私を泊めてください!」

 

英寿「え?ええええええええええええええ!!」 




ありがとうございました。

ジーンの活躍は少しでした。すみません。

これにてアニメ2期までの話しが終わりました。

この後、OVAや劇場版、オリジナルの話しをはさみアニメ3期に突入しようと思います。

そして、アンケート第二弾...ヒロイン調査を行いたいと思います!是非とも参加をお願いします。

それでは次回をお楽しみに!

英寿「更に向こう!プルスウルトラ!!」


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No1002:ゾンビオブザデッド

OVA第2弾のお話です。

それではどうぞ。


幼い頃の英寿「あはは!”渚”早く来いよ!」

 

??「まってよ~英寿くん~」

 

幼い頃の英寿「渚!約束だ!僕たちで最強のヒーローに!」

 

??「うん!最強のヒーローに!」

 

 この次の日、彼女は個性に目覚め...僕の目の前からいなくなった...

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 職場体験が終了、それぞれ様々な体験を経て授業へと戻る。だが今日はそこにサプライズが投入された。

 

相沢「いきなりだが、本日のヒーロー実習に(いさみ)学園ヒーロー科の生徒5名が特別に参加することになった」

 

「「「「「のっけから新キャラクタ~~~」」」」」

 

峰田「メガネ女子だぜ~っ」

 

出久(峰田君興奮しすぎ)

 

上鳴「彼女彼女LINE教えてどわっ」

 

耳郎「他校にバカさらすな」

 

相沢「んんっ...」

 

 相沢先生の一睨みでバカ騒ぎのA組がすぐ静かになる。いつもの光景だ。

 

相沢「自己紹介を...」

 

赤外「は...はい。実習に参加させて頂く。勇学園ヒーロー科赤外可視子(せきがいかしこ)です。フフッ」

 

「「「「「おおっ!」」」」」

 

多弾「同じく多弾打弾(ただんだだん)です。よろしくお願いします」

 

「「「「「おお...」」」」」

 

藤見「藤見(ふじみ)

 

「「「「「おっおお...」」」」」

 

爆豪「ん?」

 

出久「うあっ」

 

渚「詩仙渚(しせんなぎさ)よろしくね?」

 

「「「「「おおっ!」」」」」

 

芦戸「イケメンだ!」

 

葉隠「格好いい!!ね?白上君」

 

英寿「え?そ、そうだな。俺と違って顔面偏差値高いな」

 

麗日「英寿君の地味を気にするスイッチが...」

 

 俺は彼を見る。

 

渚「!!ふふっ」

 

 目線が合うと何故か笑われた。俺みたいな地味男はそんなにおかしいか?

 

相沢「んっ?もう1人いるはずだが?」

 

 そこで赤外さんの後ろに隠れてる女性が姿を現す。

 

蛙吹「ケロ」

 

万偶数「あっ」

 

蛙吹「ケロ」

 

万偶数「ああ...」

 

 蛙吹さんと勇の彼女が見つめ合う。そして

 

万偶数「梅雨ちゃん!」

 

蛙吹「羽生子ちゃん!」

 

 2人は抱き合った。彼女は万偶数羽生子(まんぐうすはぶこ)、蛙吹さんの中学からの親友なんだとか

 

麗日「梅雨ちゃんのお友達?」

 

出久「何だろう、すごくハラハラするぞ?ネーチャー的に」

 

藤見「万偶数、雄英のやつなんかと仲良くしてんじゃねえ」

 

爆豪「おい今何つった二流以下のクソ学生が!」

 

出久「マズいよかっちゃん」

 

爆豪「黙ってろクソナード」

 

相沢「そう言うお前も黙れ」

 

爆豪「くっ...」

 

 ここでチャイムが鳴る。

 

相沢「時間だ、全員コスチュームに着替えてグラウンドオメガに集合。飯田、勇学園の生徒達を案内してやれ」

 

天哉「承知しました」

 

 この間不良君と勇学園の藤見君が険悪状態だった。相性悪いんだろうなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

藤見「不良上がりみたいなやつがトップにいるとは、雄英も地に落ちたもんだ」

 

爆豪「んだとこの陰気野郎が」

 

藤見「気に入らねえんだよ雄英に入ったってだけでお前みたいなのが世間に認められてチヤホヤされてんののが」

 

峰田「止めろよ緑谷」

 

出久「無理だよ」

 

 そんなやりとりの中、辺りを見回しても詩仙君の姿が見当たらない。

 

英寿「多弾君、詩仙君は?」

 

多弾「ああ、彼は変化系の個性でコスチュームがいらないので外で待ってますよ?」

 

英寿「ふーん」

 

爆豪「喧嘩売ってんなら言い値で買ってやんよ」

 

藤見「この実習で俺達のほうが優れてるって事証明してやる」

 

爆豪「かかってこいや」

 

天哉「いい加減にしないか爆豪君」

 

英寿「そうだぞ?不良1号に不良2号、お前らの争いがどっちの株も下げてることに気づけ」

 

爆豪・藤見「「んだと!!」」

 

英寿「あら仲良し」

 

多弾「ごめんなさい、藤見君は口は悪いけど決して悪い人じゃないんです」

 

天哉「こちらこそ済まない。もっとも、こちらは悪い人間じゃ無いと言えないのが何とも」

 

英寿「あはは、言われてんぞ?態度直せ不良1号」

 

爆豪「ああ?」

 

出久(大丈夫かな?この実習)

 

 

 

 

 

 こうして全員が着替えを終え、グラウンドにあつわる。

 

相沢「よし、全員集まったな。今日のヒーロー実習を担当するのは俺ともう1人」

 

オールマイト「私がああああ、スペシャルゲストの様な感じで来た!」

 

藤見「お、オールマイト」

 

赤外「本物!」

 

多弾「凄い迫力」

 

万偶数「雄英がうらやましい」

 

 勇の生徒がオールマイトの登場に感動していると、詩仙君が俺の隣に来る。

 

渚「良い環境にいるんだね。英寿君」

 

英寿「恵まれてはいるかな。詩仙君は...」

 

渚「渚」

 

英寿「え?」

 

渚「渚って呼んでよ?」

 

英寿「分ったよ。渚君」

 

渚「くんずけか~今はそれで許してあげる」

 

英寿「?」

 

オールマイト「さて、今回の実習だが...全員参加でサバイバル訓練に参加してもらう」

 

切島「サバイバル訓練?」

 

上鳴「バトルロイヤルみたいなもんか」

 

オールマイト「状況を説明しよう」

 

 曰く5人一組全5チーム分れ指定ポイントからスタート、最後まで生き残ったチームが勝利。その際の手段は問わないとのこと、戦闘不能条件はいつもの確保テープの様だ。

 

オールマイト「それではチーム分けを発表するぞ?」

 

 Aチーム:緑谷・蛙吹・芦戸・麗日・白上

 

 Bチーム:爆豪・切島・障子・八百万・口田

 

 Cチーム:葉隠・飯田・常闇・砂籐・瀬呂

 

 Dチーム:轟・峰田・上鳴・青山・耳郎

 

 Eチーム:赤外・多弾・藤見・詩仙・万偶数

 

相沢「全チーム指定したポイントで待機、5分後に合図なしで訓練を開始する」

 

オールマイト「みんな生き残れよ」

 

「「「「「はい」」」」」

 

 こうしてそれぞれが分かれていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

麗日「どんな作戦で行く?」

 

芦戸「他のチームをやっつけて行くしかないんじゃない?」

 

出久「いや、それだとこっちが不利だよ。今は英寿君が木の上で見張ってくれてるけど、ライフルのスコープで見るしか出来ない。正直森林地帯のここじゃ有効じゃないんだ。逆に他のチームには目以外の探索手段がある。今回はそっちの方が有利だ。それに他チームを見つけて戦闘になれば必然他のチームにこっちの位置がばれてしまう。チーム間で連携して攻められたら終わりだよ」

 

麗日「じゃあ、どうすれば」

 

蛙吹「みんなこれがサバイバル訓練だということを忘れてないかしら?」

 

芦戸「そっか、オールマイトが言ったとおり生き残りさえすればいいんだ」

 

蛙吹「だからうかつに動かずここで待機してた方が良いとおもうわ」

 

出久「うん、僕もその方が良いと思う」

 

芦戸「賛成~」

 

麗日「その方が楽ちんだし」

 

ギーツ「俺は念のためこのまま索敵を続ける。敵を発見次第報告する」

 

「「「「了解」」」」

 

 だが状況はすぐに動いた。不良君の爆発音が響き渡ったからだ。

 

ギーツ「Dチームは轟以外全滅だな」

 

出久「さすがかっちゃん...」

 

ギーツ「変わらず不良君が独断専行...森で見えないがCチームも全滅かな?」

 

 そんな爆豪たちがいる時点にミサイルが向かっている。

 

ギーツ「出久!」

 

出久「勇学園が動き出した」

 

??「そうだね。向こうは4人で動いてる」

 

出久「!!」

 

ギーツ「危ない!!」

 

 俺はとっさに出久と敵の間に入りガードするが、マグナムシューターが簡単に細切れにされてしまう。

 

ギーツ「ウソだろ?」

 

??「おおーよく間に合ったね?」

 

ギーツ「お前...」

 

ハクビ「”仮面ライダーハクビ”...詩仙渚だ。よろしく?ギーツ?」

 

 渚君が変身した仮面ライダーハクビ...武装はダガーのみだが...

 

ギーツ「アームド系のバックルにしては強すぎないか?」

 

ハクビ「物は使いようだよ?君と違って2つ個性があるからね?」

 

ギーツ「ちっ、俺以外のライダーはみんな2つ持ちかよ?」

 

ハクビ「そうなんだ?君ギーツしかないんだ?」

 

 そこに謎のピンクのガスが漂ってくる。

 

ハクビ「藤見のやつ、もう使ったんだ?これはかなりパニックになるよ?」

 

ギーツ「何だこれ」

 

ハクビ「ゾンビウイルスのガスさ」

 

出久「ゾンビウイルス?」

 

ハクビ「そそ、ギーツにしか興味ないから他の君らはなるべく高台へ逃げることをオススメするよ」

 

ギーツ「みんな俺の事はいい、先に行ってくれ」

 

出久「...分った。行こうみんな」

 

 そうしてこの場に俺とハクビだけになる。

 

ギーツ「良いのかよ?逃げないで」

 

ハクビ「体育祭を見たとき、すぐに気づいた。君だって...そして運命を感じたんだ。同じ仮面ライダーであったことに...」

 

ギーツ「お前は...俺の知り合いなのか?」

 

ハクビ「ふふ、勝ったら教えてやるよ!」

 

ギーツ「ちっ」

 

『アームドシールド・・・レディーファイト』

 

 俺はすぐに盾を構えるが...

 

ハクビ「そんなのじゃ防げないよ?」

 

 その盾すら、紙みたいに簡単に切断されてしまう。

 

ギーツ「何だよ。お前の個性...」

 

ハクビ「う~ん、特別に教えてあげる。私のもう一つの個性は”直死の眼”、私は人や物の死の線が見えるの。後はこのアームドダガーでその線をなぞってあげるだけで」

 

ギーツ「一瞬でバラバラって訳か」

 

ハクビ「正解...凄いでしょ?英寿くん...私はちゃんと最強のヒーロー目指して邁進してるよ?」

 

ギーツ「やっぱ知り合い何だな?」

 

ハクビ「ふふふ、勝たないと教えてあげないよ?」

 

ギーツ「なら勝つだけだ」

 

ハクビ「でも残念、ゲームオーバーだ」

 

ギーツ「何?」

 

 よーく周りを見るとゾンビウイルスのガスがもうそこまで迫っていた。

 

ハクビ「私は私周辺のウイルスの効果だけ切って無事、君はゾンビ化で終わりって訳さ」

 

 そう説明してくる間にもガスが迫ってくる。

 

ギーツ「ゾンビか...なら対策のしようはある!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※緑谷視点※

 

 僕たちは轟君と合流そこでゾンビとなったA組のみんなを見る。

 

麗日「あ、あれが...」

 

出久「ぞ...」

 

「「「「「ゾンビだーーー」」」」」

 

轟「聞いてはいたが、すさまじいな」

 

出久「完全にゾンビになっちゃってる」

 

藤見「フハハハハ!どうだ俺の個性は!」

 

 そこに勇学園の藤見君がこの高台に登ってくる。

 

藤見「雄英なんぞ大したこと...」

 

 その藤見君の後ろに影が...

 

爆豪:ガブ

 

藤見「オーマイガー」

 

 そうして噛まれた藤見君が倒れる。

 

出久「かっちゃん...ゾンビになってもしつこい」

 

蛙吹「ケロ」

 

 藤見君はそこから起き上がろうとするが...

 

藤見「あ...あ...あああ...」

 

出久「映画と同じだ。噛まれたらゾンビになるんだ」

 

轟「使った本人があれじゃ、解除の方法も聞き出せないな」

 

 その後轟君が凍らせても、力が増してるのか簡単に砕いてしまう。そのため僕たちは逃げの一手しかなかった。

 

出久「轟君」

 

轟「分ってる」

 

 僕たちは洞窟に避難、轟君に入り口を塞いでもらう。

 

麗日「ああ、一息付ける」

 

芦戸「疲れた」

 

 残されたのはたぶん、僕と轟君、芦戸さんと麗日さんのみ

 

轟「緑谷、あのゾンビ個性いつまで続くと思う?」

 

出久「ガスは晴れてたから、いつかは消えると思うけど、それがいつになるのか...」

 

麗日「本当に危なくなったら先生達が止めてくれるよ」

 

芦戸「うんうんうん」

 

 さっきオールマイトが来たときにトゥルーフォームに戻っていたのをみてしまったいた。

 

出久(だといいけど...)

 

麗日「デク君、ゾンビ映画の主人公達はどうやって切り抜けてたん?」

 

出久「それが...大体バットエンドで」

 

麗日・芦戸「「ええっ」」

 

麗日「そうなん?」

 

芦戸「ダメじゃん!」

 

 ゴーン

 

麗日・芦戸「ヒッ」

 

 外のゾンビ達が氷の壁を壊そうとしている。

 

轟「来やがった!」

 

 轟君が壁を厚くしてもすぐに砕く音が聞こえる。

 

轟「チッ、このままだと突破されちまう」

 

出久「轟君!炎を出す準備をお願い。2人は少し離れてて」

 

轟「強行突破か」

 

出久「うん、これ以上後ろに下がれないなら前に出るしかない。僕が脱出経路を作る」

 

芦戸「でもどうやって?」

 

出久「ゾンビはダメージを受けない。氷と一緒に吹き飛ばして脱出するしかない」

 

 僕はここからの脱出のため、個性を発動する。

 

出久(ワン・フォー・オール フルカウル)

 

轟「行くぞ緑谷」

 

 そう言って轟君が氷の壁に炎を噴射する。

 

轟「今だ」

 

出久「スマッシュ!!」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 俺はフィーバースロットを取出しセットする。

 

ハクビ「なんだい?そのバックル」

 

ギーツ「運試しさ」

 

 当たりは一つ、外れればゾンビ化でゲームオーバー

 

『~♪』

 

 ルーレットの回る音が遅く感じる。

 

ギーツ(こい、来いよ)

 

 思い浮かぶはその力に幾度となく苦戦を強いられた記憶...宿敵(バッファ)との戦いの記憶

 

ギーツ(俺は...ここにいる!)

 

 そうして俺はガスに飲まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ヒット・・・フィーバーゾンビ』

 

 俺はフィーバースロットで【仮面ライダーギーツ ゾンビフォーム】になる。

 

ハクビ「ゾンビだと!」

 

ギーツ「これでガスも効かないな」

 

ハクビ「チッ、これでトドメだ」

 

『ダガーストライク』

 

ギーツ「いいや」

 

『ゴールデンフィーバーヴィクトリー』

 

 毒の手がハクビを拘束する。

 

ハクビ「くっ離せ!」

 

『ポイズンチャージ』

 

ギーツ「今回は俺の勝ちだ」

 

『タクティカルブレイク』

 

ハクビ「うわあああああ」

 

 そうしてハクビ...渚の変身が解除される。更にその上空で他の生徒達が吹っ飛んでいく姿が見えた。

 

ギーツ「一件落着かな?」

 

 

 

 

~放課後~

 

赤外「皆さん本当にすみませんでした」

 

八百万「とんでもありませんわ」

 

天哉「こちらこそ、申し訳ありませんでした。さあ、爆豪君も謝れ」

 

赤外「藤見も謝って」

 

天哉/赤外「「謝れ/謝って」」

 

爆豪・藤見「「けっ」」

 

蛙吹「羽生子ちゃん、今日は会えて嬉しかったわ」

 

万偶数「私もよ、梅雨ちゃん」

 

蛙吹「ゾンビになったり」

 

万偶数「痛かったりしたけど」

 

蛙吹「でも、楽しかったわ」

 

万偶数「一緒にいられて嬉しかった」

 

 そうして2人は抱き合う。

 

蛙吹「羽生子ちゃん、お互いに立派なプロヒーロー目指して頑張りましょう」

 

万偶数「ええ、絶対に」

 

渚「ちぇ、もう少しで勝てそうだったのにさ」

 

英寿「勝負は時の運って言うからな」

 

渚「それなら私に味方してくれてもよかったのに...」

 

英寿「それで?俺が勝ったんだから俺達の関係を教えてくれよ?」

 

渚「まさか...本気で思い出せないの?」

 

英寿「その、すまん」

 

渚「呆れた。あんなに一緒に最強のヒーローになろうって約束したのにさ」

 

英寿「そんな約束した子はいるけど、その子女の子だぜ?で、お前男だろ?しかもイケメン」

 

 その言葉を聞いて、ぽかんとする渚君...

 

英寿「なんだよ?」

 

渚「なんだ...ちゃんと覚えてんじゃん

 

英寿「すまん、聞こえ...」

 

 突如頬に温かい感触が来る。

 

英寿「へ?お前何を...」

 

峰田「あ!白上の奴、男にキスされてるぞ!」

 

上鳴「マジかよ!白上と勇のイケメンが熱烈かよ!」

 

葉隠「良いと思う!!」

 

英寿「お、おい!お前ら勘違いしてねぇか?」

 

 クラスメイト達から妙な冷やかしの声にむずがゆい気持ちになる!

 

渚「英寿!」

 

英寿「なんだ、”渚”」

 

渚「!!...最強のヒーローになって、また会おう」

 

英寿「おう」

 

 

 そう言って、勇学園の生徒は帰って行った。ちなみにしばらくの間俺は男子には同性愛者とからかわれ、女子からは腐的なあれの対象に見られてしまったのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤外「あれでよかったの?詩仙さん?」

 

万偶数「そうだよ?渚、あの人が...」

 

渚「良いんだよ。彼は約束を守ってちゃんと最強のヒーローを追いかけてる。私が入る所なんて今はないよ」

 

万偶数「そう言うもの?」

 

渚「そう言うものなの」

 

赤外「まあ、貴方がいいならそれでいいわ。でも、授業中の独断線先行は後で反省文ね」

 

渚「そんな~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

オールマイト「緑谷少年、止められなくてごめんね。ケーキ」

 

出久「食べられません」

 

オールマイト「ほんと、ごめんね」

 

 保健室...そこには低姿勢で謝るオールマイトと全身包帯ぐるぐる巻きで涙する出久がいたのだった。




ありがとうございました。

今回の新オリジナルキャラクター”詩仙渚”なんと仮面ライダーハクビに変身

ギーツのライダー枠も埋まって来ましたね。

そしてアームドダガー、これは”仮面ライダーギーツ”には出てませんが、デザイアドライバーには収録されているのです。なので出しました。

渚の元となったのは某生きているなら神様だって殺してみせる人です。



さてさて、アンケートのご協力ありがとうございます。前回締め切り予定を伝えてませんでしたので、お伝えします。アンケートの締め切りは劇場版編が終わるまでです。改めてよろしくお願いします。

長くなりましたので、今回はここまで!

英寿・渚「「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」」


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No53:迷い猫来る!

53話です。

どうぞ


※あかり視点※

 

キューン「本当に良かったのかい?あかり」

 

あかり「もう、お母様なんて知らない」

 

 そう言いながら、当てもなく歩く。

 

キューン「でも、この後はどうするの?泊まる所は?」

 

あかり「うぐ...」

 

 私に諭すように話しかけるのは”キューン”という猫である。私がナーゴに変身出来るようになってしばらくして現れるようになった。個性を持った猫である。

 

キューン「君の知り合いなんて、喧嘩別れした友達が3人いたぐらいでしょ?」

 

あかり「う~」

 

キューン「お母さんと仲直りしたら?」

 

あかり「それはやだ!一方的に知らない人と結婚しろ何て信じられない!」

 

キューン「その気持ちは分るけど...」

 

あかり「あ!」

 

 その時1人だけこの状況でかくまってくれそうな人物を思い浮かぶ。

 

あかり「まずは連絡ね!」

 

 そうして連絡してみる。

 

黒上『なに?家出だあ?』

 

あかり「簡単に言えばそんな感じ」

 

黒上『そもそも今私家にいないんだよ』

 

あかり「そんなあ」

 

黒上「はぁ、今から指定する所まで来い。家主の説得は自分でしろよ?」

 

あかり「?...分った」

 

これが私の今後を左右する壮大な家でになるとはこのときは思ってもいなかった。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

あかり「白上君!しばらく私を泊めてください!」

 

英寿「え?ええええええええええええええ!!」

 

 夏休み1日目の夜。突然鞍馬あかりが訪ねてきて、泊めろと言って来たのだ。

 

英寿「そもそも、何故家に?」

 

あかり「風吹さんに頼んだらここの人を頼れって」

 

英寿「クロ姉...」

 

吹雪「えー君どうしたの?」

 

 そこに居間にいたフブ姉も玄関に来る。

 

あかり「あ、初めまして!私鞍馬あかりと申します。夜分にすみません」

 

吹雪「ああ、お構いなく。それでどうしたんですか?」

 

 あかりを居間に通し事情を聞く。

 

吹雪「それは...つらかったね...落ち着くまで...家にいて良いからね」

 

あかり「ありがとうございます」

 

英寿「凄いトントン拍子だな」

 

 何でも母親に見合い話をされ家出、クロ姉を頼った結果、フブ姉を頼れとなったらしい。ついでにフブ姉も無理矢理見合いされるのが引っかかったのかあっさり許可を出してしまった。

 

英寿「ちなみにあかり?まず何でクロ姉を頼った?」

 

あかり「風吹さんは昔から何かあった時に匿ってくれたから...」

 

英寿「でも、クロ姉は今”I・アイランド”に出張中だよな?頼るにしても他のサポーターとかも」

 

あかり「他の方だと、結果お母様に居場所伝わるので...」

 

英寿「あっそう。このことひかり?」

 

あかり「ひかりに伝えるのも同じ理由でパス」

 

英寿「...」

 

吹雪「とりあえず、今お客様用の布団出すから」

 

英寿「吹雪さんありがとうございます」

 

 という感じで俺の夏休みは1日目から波乱のようだ。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ケケラ「よう、キューン」

 

キューン「ケケラ...君今指名手配されてるだろ?俺の前に現れて良かったのかい?」

 

ケケラ「猫に会うぐらいは余裕だよ。それで?愛しのお人形ちゃんが家出したのは良いのか?何時間保つよ?」

 

キューン「ひかりには伝えてるから明日には家に帰ることになるよ」

 

ケケラ「過保護だねえ」

 

キューン「リスクは避けるべきだ」

 

ケケラ「まあな」

 

キューン「それじゃあ、俺は戻るよ。精々捕まらない事だね」

 

 そう言ってキューンは去って行く。

 

ベロバ「キューンは相変わらずんね」

 

ケケラ「だな」

 

ベロバ「それはそれでいたずらしたいわよね」

 

ケケラ「お前も相変わらずだよ...」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

吹雪「私今日は夕方には帰るから、あかりちゃんの生活必需品買いに行くの手伝ってあげなよ?」

 

英寿「言われなくても」

 

あかり「いやいやならいらないんだけど?」

 

英寿「いやいや、じゃねえよ」

 

 そんなわけで、近場のデパートまで来たわけだが...

 

ひかり「白上君...お姉ちゃんを返してください」

 

アロエ「白上...誘拐は我が輩ダメだと思うぞ?」

 

あかり「私はもう家には帰らない!」

 

英寿「アロエさん...俺は別に誘拐したわけではないですよ」

 

 早速妹と付添人が来たんだが...




ありがとうございました。

今回は短めですみません。

次回は戦闘もありますよ?

英寿「更に向こうへ!」

あかり「プルスウルトラ!!」


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No54:人形少女と悪魔は踊る

54話です。

どうぞ


鞍馬夫人「ごめんなさいね。せっかくお誘い頂いた縁談なのに娘が嫌がりまして」

 

??「構いませんよ。娘さんとは今後とも仲良くしていきたい。なので部下を向かわせました」

 

鞍馬夫人「部下の方をですか?」

 

??「ええ、彼はそういうのが得意なので」

 

 そう言うと彼...”ジット”は不適に笑うのだった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 俺とあかりは買い物のため近場のデパートまで来ていた。

 

あかり「後あれとかも欲しいな~」

 

英寿「フブ姉とかもそうだけど、ただの日用品だろ?こんなにいるかね?」

 

あかり「分ってないなあ、女の子は男の子と違って必要な物が多いんだよ?」

 

英寿「そう言うもんか?」

 

 そう言いながら歩いていると

 

ひかり「待って!」

 

 目の前にあかりと似た顔に青の髪...ひかりが現れる。

 

あかり「え?ひかり」

 

ひかり「お姉ちゃん、帰ろう!お父様もお母様も心配してる」

 

あかり「いやだ!帰らない。私は英寿といるの」

 

 そう言ってあかりは俺の腕にしがみついてくる

 

英寿「え?」

 

アロエ「おいおい、そういうことかよ?」

 

 そこにもう1人...アロエさんも乱入してくる。

 

アロエ「ひかりに頼まれて一緒に来たが...余計なお節介だったかね?」

 

英寿「アロエさん?勘違いしてません?」

 

ひかり「...お姉ちゃんは私のです。例えお姉ちゃんが白上君にそう言う気持ちがあったとしても...絶対に渡しません!!」

 

あかり「英寿!逃げるよ!」

 

英寿「え?せめて誤解を解いてから」

 

あかり「いいからほら」

 

英寿「ちょま」

 

 俺はあかりに腕を引かれながら走り出す。

 

アロエ「逃避行か~若いねえ」

 

ひかり「何言ってるんですか!どう見ても白上君がお姉ちゃんを誑かして誘拐してるんですよ」

 

アロエ「ひかり、シスコンを責めるつもりはないが妄想が逞しすぎるぞ?」

 

ひかり「はぁ~、命令です。あの誘拐犯からお姉ちゃんを連れ戻しますよ!

 

アロエ「・・・わかりました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英寿「どこまで行くつもりだよ?」

 

あかり「ひかりのいないところまで!」

 

英寿「お前ら別に仲悪くなかっただろ?」

 

あかり「普段はね。でもあの子は親に逆らうことが出来ない子なの。お母様に言われたら本人の気持ちを飲み込んじゃう様な子...だから今は話しても意味ない」

 

アロエ「見つけたぞ?白上」

 

英寿「アロエさん!」

 

 俺達の前に先回りしたアロエさんが立つ。そして後ろには...

 

ひかり「白上君...お姉ちゃんを返してください」

 

アロエ「白上...誘拐は我が輩ダメだと思うぞ?」

 

あかり「私はもう家には帰らない!」

 

英寿「アロエさん...俺は別に誘拐したわけではないですよ」

 

アロエ「でも”ひかり”が言うし」

 

英寿「ちっ」

 

 前にも後ろにも追手...いや、俺は逃げる必要ないと思うんだがね。

 

??「鞍馬あかりさんですね?」

 

あかり「誰?」

 

英寿「知り合いじゃないのか?お前何もんだ?」

 

 そこには全身白尽くめに目の下の隈が目立つ男だった。

 

??「私の上司が貴方をお待ちですよ?妻としてね」

 

あかり「貴方、お見合い相手の部下の方なんですか?」

 

ひかり「お見合い?お姉ちゃんどういう事?」

 

あかり「聞いてないの?私、お母様にお見合いするように言われて逃げてきたの」

 

ひかり「私...聞いてない!ただ、お姉ちゃんが家にいないからGPSで追いかけて」

 

アロエ「おいおいひかり、追いかける根拠なしだったのかよ!」

 

ひかり「だって!」

 

??「来てください...」

 

あかり「貴方の上司に伝えてください。私は貴方とお見合いなんてしません」

 

??「困ります。貴方の様な”理想の入れ物”はなかなかいないのですから」

 

 そう言うと男の姿が怪物に変化する。

 

アロエ「ファントム!?」

 

英寿「お前、レギオンか?」

 

レギオン「俺が行動するのは珍しい部類に入るのだが、名前が知られているとはな」

 

英寿「ウィザード見てれば知ってて当然だ。お前は要注意ファントムの一体だ」

 

レギオン「貴方が特異点ギーツでしたか、ですが知っててどうにかなる物ではありませんよ」

 

英寿「!!、逃げろあかり」

 

あかり「え?きゃあ!!」

 

ひかり「お姉ちゃん!!」

 

 レギオンの鎌であかりが切られる。すると空間が裂かれた様な傷が浮かぶ。

 

英寿「行かせるか!変身!」

 

レギオン「遅いです」

 

 そう言ってレギオンは裂け目の中に消えていった。

 

英寿「やばい、このままじゃあかりの心が壊される」

 

 レギオンは他者のアンダーワールドに強制的に侵入できるファントムだ。このままじゃ

 

アロエ「...英寿、お前に悪魔と踊る覚悟はあるか?」

 

英寿「え?」

 

ひかり「ダメです!お姉ちゃんは私が救います」

 

アロエ「ひかり、残念だがお前じゃ耐えれな...」

 

ひかり「いいからデビルドライバーバックルを貸してください

 

アロエ「...わかった」

 

 そう言ってアロエさんがひかりに自身のバックルを渡す。

 

ひかり「お姉ちゃんは私が...変身」

 

『セット・リミットカット』

 

ひかり「え...」

 

 ひかりはそのまま変身することなく倒れる。

 

英寿「アロエさん?どういう事ですか?」

 

アロエ「適合出来なかったんだ。サポーターが保つバックルは強力で」

 

英寿「適合出来なかった副作用ですか」

 

アロエ「さすがに、2つに適合出来た奴は分ってるな」

 

英寿「それを使えばレギオンを追える?」

 

アロエ「デビルドライバーバックルは心すら掌握する。中に入るなんて簡単だその代わり自身の心が喰われる覚悟も必要だ」

 

英寿「ひかりは大丈夫なんですか?」

 

アロエ「今は大丈夫だろ?だが、目はしばらく覚まさないだろうな」

 

英寿「そうですか。正直ひかりの覚悟をむげには出来ない。でも」

 

アロエ「ああ、時間がない。改めて問う。悪魔と踊る覚悟はあるか」

 

英寿「ええ、行きます」

 

アロエ「頼むぞ」

 

『セット・リミットカット』

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「お前は誰も救えない」

 

   「お前は何も成せない」

       「お前はただの人殺しだ」

 

           「シローみたいにあかりも殺す」

 

                「お前はいらない」

 

     「いらない」

 

                            「いらない」

 

                「いらない」

 

 

                         「いらない」

 

 

            「いらない」

 

「いらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらない」

 

 

 

 

英寿「違うぞ俺...」

 

「お前はシローを殺した」

 

英寿「そうだ、だからこそ、今度は救うんだ」

 

「できない」

 

英寿「やらなきゃ、出来ないかどうかも分らないだろ?」

 

「...ならば、やってみせろ、俺」

 

英寿「当たり前だ」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

英寿「変身」

 

『オーバーライド・・・デビル・・・レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツデビル】への変身を成功させる。

 

ギーツ「アロエさん、外の事は頼みます」

 

アロエ「ああ、我が輩に任せとけ」

 

 そうして俺はあかりのアンダーワールドに入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レギオン「無、無だ!さすが人形、心はあれど中身は空っぽだ」

 

ギーツ「お前にはそう見えるのか?」

 

レギオン「ここまで色のないアンダーワールドは初めてだ。これを無とせずなんとする」

 

ギーツ「確かにうわべは真っ白だよ。でも所々に色があった形跡はある。心を白く染める何かがあっただけだ!あかりは人形じゃねえ」

 

レギオン「ふっまずはお前を壊そうか」

 

 レギオンが俺の鎌を振るう。だが俺は避けない。いや、避ける必要すら無い

 

レギオン「バカな鎌がすり抜けるだと」

 

ギーツ「お前はもう俺の支配下だ。いくら鎌を振るおうといくらその力を使おうと、お前はもう俺に攻撃は当てられないし、あかりのアンダーワールドを壊すことも出来ない」

 

レギオン「そんな!これじゃエキサイティング出来ない」

 

ギーツ「お前が何かをすること自体を俺は許さない」

 

『デビル・・・ストライク』

 

レギオン「バカな!世界ごと折り込まれ」

 

ギーツ「じゃあな」

 

 デビルストライクで空間ごと小さく折り込まれたレギオンを握りつぶす。

 

 そして、俺は膝を抱えうずくまる女の子に歩み寄る。

 

ギーツ「悪い怪物はやっつけた。帰ろ、あかり」

 

 そう言って、手を差し伸べる。

 

あかり「...うん」

 

 顔を上げた女の子は俺の手を確かに掴んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺が現実へと帰還して少し、あかりは目を覚ました。

 

あかり「英寿...ありがと」

 

英寿「おう」

 

アロエ「さて、私はひかりを連れてかえるぞ」

 

あかり「アロエさん!ひかりは?」

 

アロエ「無理にデビルを使おうとした結果だ。目を覚ましたら謝りに行かせる。後夫人には私からも伝えとこう。”怪物を部下に持つ男とお見合いなんて出来ない”ってな」

 

あかり「ありがとうございます」

 

アロエ「白上英寿!しばらくあかりを頼むぞ」

 

英寿「はい!」

 

 そうしてアロエさんはひかりを抱えて帰って行った。

 

あかり「英寿...手をつないで良い?」

 

英寿「え?なんで?」

 

あかり「つなぎたいから...ダメ?」

 

英寿「ダメ、お前が買った荷物で両手が塞がるから」

 

あかり「え~いけずぅ」

 

 なんてやりとりをしながら俺達も帰路につく。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※黒上視点※

 

 私は行方不明だった。サポーター候補、”九十九佐命”の目撃情報を頼りに”i・アイランド”に来ていたのだが...

 

風吹「ちっ、まさかデザイアが未確認の仮面ライダーがいるなんてな」

 

佐命「黒上さん...そんなボロボロに」

 

??「その女は兄貴に必要な存在だ。さっさと避けろ。黒狐」

 

風吹「鹿に何て渡してやんねえよ!九十九!変身して逃げろ!!」

 

佐命「でも、私一度も成功出来てなくて!」

 

風吹「大丈夫だ!行け!」

 

佐命「は、はい」

 

 そう言って九十九は駆け出す。

 

??「行かせるか!」

 

風吹「それはこっちの台詞だ!変身!」

 

 

 

 

 

 

 

 

佐命「変身...何で出来ないの...」

 

「いたぞ!」

 

佐命「逃げなきゃ!もうあんな所にはいたくない!」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 あかりが家に来て数日がたった。

 

景和「英寿!遊びに来たぞ!!」

 

英寿「ヴィジランテ”シノビ”は良いのかよ?」

 

景和「今日は休業だよ」

 

あかり「へえ~あんた、ヴィジランテなんてやってたんだ?」

 

景和「...何で鞍馬がいやがる?」

 

あかり「しばらくここでご厄介になってるんだ~」

 

景和「はあ?何勝手に英寿の家に居候してんだよ?」

 

あかり「吹雪さんから許可もらってます~」

 

景和「何だと!吹雪さん!俺も泊まっていいっすか?」

 

吹雪「景和君は家に問題があるわけじゃないでしょ?」

 

景和「畜生!!それはそうと、英寿!修行行こうぜ!」

 

英寿「今日は特別授業に参加する言ってなかったか?」

 

景和「それ今日か?しまったな」

 

あかり「なんか、2人仲良くなりましたね?」

 

吹雪「夏休み入る前に仲良くなってたまに一緒に修行してるんだって」

 

あかり「英寿!次修行するときは私も連れてってよ!あっ、景和はいらないから」

 

景和「は?ふざけんなよ!この野郎」

 

あかり「わたし野郎じゃないです~」

 

景和「くうっああ言えばこう言う」

 

吹雪「そうそう、えー君!アルバイトの募集状況どう?」

 

英寿「今のところ、範太だけだな」

 

吹雪「あと3人は欲しいからよろしくね」

 

英寿「了解」

 

あかり「英寿、なんのアルバイト?」

 

英寿「i・アイランドでホロライブイングリッシュとインドネシアの合同ライブが合ってな。そのスタッフを募集してるんだ」

 

あかり「英寿は参加するの?」

 

英寿「そのつもり、まあ英語苦手だから大変そうだけど」

 

あかり「吹雪さん、私もそのバイト参加したいです」

 

吹雪「え?良いの?ありがとう!」

 

景和「鞍馬おまえ...吹雪さん!俺も参加するっす」

 

吹雪「景和君も!助かるよ~」

 

景和「ふっ」

 

あかり「むっ」

 

英寿「それじゃ、行ってきます」

 

吹雪・あかり「「いってらっしゃい」」

 

景和「え、英寿!待ってくれよ」

 

 この後もう1人も確保しi・アイランドに向かうことになる。そこで事件に遭うとはこのときはまだ知らない。




ありがとうございました。

まずは新たなオリジナルフォーム”ギーツデビル”爆誕です。悪魔の様に優美に敵を倒して行きますよ。

レギオンファントムは仮面ライダーウィザードで最終フォームになるきっかけとなった強敵なのですが、雑に倒してしまい申し訳ない。

そして少しずつ劇場版に向けて進めていますよ。次回の話しが終わったらついに劇場版突入です。

それでは次回もお楽しみに

英寿「更に向こうへ!

あかり・アロエ「「プルスウルトラ!!」」


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No55:"愛”で地球を救え?...救えないやんけ!!

55話です。

どうぞ


 景和とも分れ、俺は特別講習を受けるべく学校に向かっていた。

 

英寿「あ、物間!」

 

物間「白上か?」

 

英寿「おう、お前も講習?」

 

物間「僕は補習、数学が赤点でさ」

 

英寿「なるほどな。俺は英語が赤点だった。昨日補習してた...」

 

英寿・物間「「はぁ~」」

 

 2人の前世が起因してか、高校の授業についていけない部分があった。(尚景和とあかりは普通に優等生だった。)

 

英寿「あっ、物間明日から暇か?」

 

物間「しばらく補習ないからあいてるよ?」

 

英寿「アルバイトしない?」

 

物間「アルバイト?」

 

 そうして、アルバイトの概要を説明していく。

 

物間「なるほど、智識と鞍馬妹以外の全員が集合する訳か。ちょっとしたライダー一年生の親睦会にもなるな」

 

英寿「ホロライブ所属アイドルの皆さんへは俺が取り次ぎするから...人間関係の苦労は少ないと思う」

 

物間「ふむ...受けよう。i・アイランドに無償でいけるのは魅力的だ」

 

英寿「よっしゃ!明日の朝一で出発だから、帰りに旅行道具一式そろえに行くけど来る?」

 

物間「うん、それも行こう」

 

英寿「了解!ひとりだけライダーじゃない奴もバイト誘ってるからそいつも来るから」

 

物間「分った」

 

英寿「OK、それじゃまた後でな!」

 

物間「ああ」

 

 こうしてバイトの最後のメンバーも確保して憂いなく講習へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 雄英高校は夏休みでも望む物には特別講習を行っている。今日はそれに参加しに来た。

 

相沢「この講習は少人数で何回かに分けて実施していくぞ。今回はこの7人だ。言っておくが通常の授業よりハードになる。覚悟しておけ」

 

 参加メンバーは俺・出久・天哉・爆豪・轟・麗日・蛙吹、みんな何をやるのか気になる様子だ。

 

相沢「特別講習の内容だが、対ヴィランを想定した。捕縛訓練を行う」

 

爆豪「あっ...」

 

出久・麗日・英寿「「「ものすごくヒーローぽいのキター!!」」」

 

 その後相沢先生の一睨みで静かになった。俺も含めて調教されてるな~

 

相沢「当たり前の事だが、ヴィラン犯罪には様々なケースがある。君らは事件現場に赴きそこで何が起きているのか、それがヴィラン犯罪なのかそうでないのか、闘うのか闘わないのか、状況判断力や対応力を鍛える訓練を行ってもらう。特別講師は...」

 

 相沢先生の発言と共に教室の後ろのドアが開く。

 

オールマイト「後ろのドアから私が来た!」

 

 そう言って入って来たオールマイト始め、セメントス、ミッドナイト、プレゼントマイクが入って来た。

 

相沢「以上彼らが講師として参加する。では訓練を始める。全員グランドβに集合」

 

 

 

 

 

 

 

 そうして訪れたグランドβ

 

出久「お巡りさんの看板が立ってる」

 

天哉「ここが事件現場と言うことか」

 

相沢「現場の状況を教えておく」

 

 こうして説明された状況は、宝石強盗が店内に立てこもり、店員や客を人質にしているようだ。

 

天哉「相沢先生...店内にはヴィランや人質に扮した...」

 

相沢「質問は受け付けん、状況を自分で確認し事件を解決しろ!」

 

「「「「「「「んっ...はい!」」」」」」」

 

相沢「それでは捕縛訓練を開始する」

 

 それが合図となりスタートのサイレンが鳴り響いた。

 

『ドライブドライバー』

 

英寿「変身」

 

『『ドライブタイプスピード』レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ ドライブフォーム】になる。

 

麗日「見たことない姿や」

 

ギーツ「これはドライブ先輩、警察で仮面ライダーだった力を借りた姿だ」

 

出久「へ~、そんな人もいるのか」

 

ギーツ「と言うことで、まず店内の様子を確認しよう」

 

爆豪「麗日、お前行け」

 

麗日「1人だけで?」

 

ギーツ「今は不良君が正しい、大人数で行けばヴィランに気づかれる」

 

爆豪「言葉を挟むな!狐面野郎...あの上の窓から覗け!」

 

麗日「う...うん、分った」

 

蛙吹「危険じゃないかしら?」

 

轟「なら、ヴィランの気をそらせば良い」

 

 そうして轟が宝石店に連絡を入れる。ヴィラン役はオールマイトのようだ。

 

 その間に麗日が宝石店の窓に到着する。その結果、ヴィランが1人・人質3人だと判明する。

 

天哉「麗日君!そこで待機だ」

 

 天哉がハンドサインを交え麗日に指示出しする。

 

出久「隠れて!」

 

 そこにヴィランが入り口から辺りを覗きに来る。みんなはどう動くか話し合っているが、そこでしびれを切らしたのが爆豪だ。

 

爆豪「ああっまだるっこしい!」

 

出久「かっちゃん!?」

 

天哉「爆豪君まさか!」

 

轟「正面突破する気か?」

 

爆豪「当然だ」

 

ギーツ「今回に限ってはそれが正しい。ヴィランが目視出来ている今が速攻駆けるチャンスだ。爆豪!なるべく煙り出さないようにな?」

 

爆豪「わかってんよ。白上、人質は頼むぞ?」

 

ギーツ「了解...みんな?いいね?」

 

 みんなうなずく。それを確認してから

 

ギーツ「爆豪!」

 

 その合図と共に爆豪が突撃する。だが、

 

相沢「やはりそうなるか。悪いが今回は大立ち回りさせるための訓練じゃないんだ」

 

 相沢先生の発言が耳に入ることはなく。突入した俺らが見たのはヴィランが死亡している現場だった。

 

 

 

 

 

 

出久「ヴィランが...死んでる」

 

 蛙吹がヴィラン(オールマイト)に近づき、死体検証?を行う。

 

オールマイト「ホフフッ...オフ...」

 

蛙吹「実際には死んでないけど、死んでる設定なのね?」

 

ギーツ「...(死んでる...設定...)ギアが入らないな」

 

出久「どうしたの?英寿君?」

 

ギーツ「いや、何でもない」

 

麗日「爆豪君の爆撃で死んじゃったとか?」

 

爆豪「そこまで威力は高めてねえ」

 

ギーツ「それに、出血位置とナイフの血痕から見て爆破で死亡はないな。ヴィランが相当バカなら分らないが...」

 

天哉「まず、爆豪君の線は薄いということか?」

 

爆豪「麗日、上から見えなかったのか?」

 

麗日「ごめんなさい。煙で何も...」

 

爆豪「ちっ」

 

ギーツ「そこは今は良いだろう。それより」

 

轟「凶器は血のついたナイフ」

 

天哉「現場は警察官に包囲され人の出入りは無かったと仮定すると...ヴィランを殺した犯人は人質の中にいる」

 

出久「待って!飯田君、決めつけるには早すぎるよ!まずは人質から話しを聞こう」

 

ギーツ「縄を外すのは俺がやる」

 

 そうして縄を俺が全員分外していく。

 

ギーツ(縄の結び方、結ぶ強さはほぼ同じ、結び目はみな後ろ側か)

 

 その後、轟が話しを聞いたが証言の食い違いはなかった。

 

 セメントスは店員で最初から店にいた。プレゼントマイクは店に客としておりヴィランに気絶させられていた。ミッドナイトはヴィラン襲撃後に入店、捕縛された。

 

 出久の提案による。財布の確認も宝石の購入には十分な準備は成されているようだ。

 

爆豪「ヴィランが殺されてんだ。犯人は人質の中だろ?」

 

轟「動機は?」

 

爆豪「ああ?」

 

ギーツ「確かに、動機が分らない」

 

蛙吹「そうね。ここでヴィランを殺すのはリスクが高いわね」

 

轟「人質は宝石を持っていない」

 

蛙吹「物取りの線はないわね」

 

出久「ヴィランが2人以上だった可能性は?」

 

麗日「仲間割れ?」

 

ギーツ「みなさん、倒れてるヴィラン以外に人は見てますか?」

 

 そこはみな否定した。

 

天哉「店内を詳しく見てきたが、裏口はなし、窓も全て閉まっていた。単独犯で間違いない」

 

麗日「じゃあ、この中に犯人が...」

 

セメントス「私じゃありません」

 

ミッドナイト「私も!」

 

プレゼントマイク「俺じゃないYO」

 

 検証結果、現状犯人は不明

 

蛙吹「現状を報告して警察に任した方が...」

 

天哉「確かに一利ある」

 

麗日「でも悔しいな。この中に犯人がいるのは分ってるのに...」

 

爆豪「ふぅ~白上...人質の縄の状態はどうだった?それを確かめるために1人でほどいたんだろ?」

 

ギーツ「今日は鋭いな?爆豪」

 

 俺は、縄の状態は均一で手も後ろに結ばれている事を報告する。

 

爆豪「おい!クソデク...何か考えてんな?」

 

出久「あっ、うん...ずっと気になってたんだ」

 

轟「なにがだ?」

 

 出久曰く、何故宝石店に立てこもったのか?これに関しては店員の証言で、宝石を詰め込んでいるさなかで警察が包囲したそうだ。その際に警察への通報はしていないという。

 

天哉「宝石店の外から誰かが見ていて通報した?」

 

出久「それなら通報したのは貴方ですね?ミッドナイト?」

 

ミッドナイト「えっ、私が?」

 

出久「ヴィランの後に店に入ったのは貴方だけだ」

 

天哉「ちょっと待て、緑谷君」

 

爆豪「警察に通報した人間が、何故ヴィランに捕まってんだよ?」

 

出久「それが、ヴィランが籠城する原因になったんだと思う」

 

轟「んっ...」

 

出久「ミッドナイト...貴方は以前からヴィランと知り合いだったんじゃありませんか?」

 

 出久の推理、ミッドナイトはヴィランを止める為に動いた。ヴィランは動揺している間に警察に包囲され...ミッドナイトを巻き込まぬ為に自殺をした。

 

 というものだった。

 

麗日「デク君、もしかしてミッドナイトとヴィランは...」

 

出久「うん」

 

蛙吹「悲しいわ。ミッドナイトは愛するが故にヴィランを救おうとして...」

 

天哉「そして、ヴィランもまた愛するが故にミッドナイトを救おうとしたんだな」

 

轟「それがこんな結末になるとは...皮肉過ぎるな」

 

出久「これが、これがヴィラン宝石事件の真相」

 

「「「「「あっ」」」」」

 

 みんなは暗い影を落とす中...

 

ギーツ「爆豪...

 

爆豪「ん?どうしたよぉ?

 

ギーツ「ヴィランから目を離すな

 

爆豪「あ?どういうことだよ?

 

ギーツ「何、脳細胞がトップギアになったのさ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相沢「よし、そこまで」

 

ミッドナイト「アハッ面白かった」

 

((((変わり身早っ!))))

 

相沢「3人ともお疲れ様でした。戻ってもらって結構です」

 

 そう言うと3人の先生方は戻って行った。

 

相沢「緑谷」

 

出久「はい」

 

相沢「お前の推理はこちらが事前に用意したシナリオ通りだ。ヴィランは自ら持っていたナイフで自身を切りつけた。ヴィランが何故籠城しているのかという疑問からよくそこまで導き出したな」

 

麗日「おお、相沢先生が褒めとる」

 

天哉「やったな、緑谷君」

 

出久「あっ...うん」

 

相沢「だが、緑谷・飯田・轟・麗日・蛙吹、お前ら5名は1つ見落としをしている」

 

「「「え?」」」

 

相沢「その結末は...これを見ろ」

 

 そうしてモニターに映るのは...

 

出久「かっちゃん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数分前~

 

爆豪「白上!」

 

ギーツ「爆豪はそのまま追ってくれ!」

 

爆豪「応よ!」

 

 爆豪に追ってもらってる間に、俺はブーストマークⅡをセットする。

 

『デュアルオン・・・セカンドブーストUP『ドライブタイプフォーミュラー』レディーファイト』

 

 俺は仮面ライダーギーツ ドライブブーストⅡフォーム】になる。

 

ギーツ「ひとっ走り...付き合えよ!!」

 

 俺はフォーミュラのスピードで爆豪、そしてヴィラン(オールマイト)すら追い抜く。

 

ヴィラン(オールマイト)「ばかな!?みなあの緑髪のヒーローの推理を信じ切っていた。そもそも最初から死んだものと見なしていたはずだ」

 

ギーツ「そこが大きな見落としだった。お前は、最初から死んだ演技をしていた。そしてこれは演習だという、考えが可能性を狭める所だったんだ!」

 

爆豪「白上!どういう事だ!」

 

 俺達に追いついた爆豪が質問する。

 

ギーツ「蛙吹さんの死体検証時こういった。”実際には死んでないけど、死んでる設定なのね”と...」

 

爆豪「!そういうことか?」

 

ギーツ「ああ、”死んでる設定"...ではなく、”死んでいるフリをしている設定”だったんだ」

 

爆豪「それを蛙女が勘違いし、みんなしてそれに納得してしまった?」

 

ギーツ「そう、演習という思いが生み出した抜け穴だったんだ」

 

爆豪「蛙女が調べた際に反応したのはワザと、俺達に取ってはヒントだったわけだ」

 

ヴィラン(オールマイト)「見事だよヒーロー、だが2人で来たのは失敗だったんじゃないのか?」

 

ギーツ「いや、少数精鋭かつ、火力がある必要があった。もし、俺がお前のフリに気づいた事がばれれば強引に逃走していただろう。それじゃあ、人質が再び捕まる可能性も考えられた」

 

ヴィラン(オールマイト)「だとしても、2人じゃ少なしな?この俺を捕まえるにはよお」

 

ギーツ「俺がお前を追い抜けた。この意味が分らないのか...?」

 

ヴィラン(オールマイト)「なに?」

 

『ドライブ・ブースト・ヴィクトリー』

 

ギ-ツ「チェックメイトだ」

 

 俺は音速でヴィラン(オールマイト)に接近しバランスを崩させる。

 

ヴィラン(オールマイト)「なっ!」

 

ギーツ「爆豪!!」

 

爆豪「死ねえぇぇぇ」

 

バーン

 

 

爆豪「ヴィラン確保だ!!」

 

 ヴッーーーーーー

 

 こうして、本日の特別講習が修了した。あの後、置いてったメンバーには文句を言われてしまったが...

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

~翌日~

 

英寿「今回バイトリーダーを務める。白上英寿だよろしく」

 

 空港にてi・アイランドに向かうメンバーに挨拶をしていた。

 

範太「それにしても、俺以外みんな個性仮面ライダーなのかよ」

 

英寿「安心しろ、ドルオタは俺とお前だけだ」

 

範太「それ喜んで良い奴?」

 

あかり「i・アイランドで英寿とデート...グフフ」

 

景和「鞍馬、キサマのそのよこしまな野望は英寿の親友たるこのシノビ、”櫻木景和”防いでみせよう」

 

あかり「邪魔すんなよ!」

 

景和「アハハハハ」

 

物間「...こいつら、こんなだったか?」

 

英寿「最近はこんなだぞ?」

 

物間「はぁ~お前も毒されてるのな」

 

英寿「?」

 

マリン「英寿く~ん!」

 

英寿「おっと、ホロライブジャパンから参加する方々が来たみたいだ。みんな挨拶しっかりな」

 

「「「「は~い」」」」

 

 そうして訪れるのは、ホロライブ0期生の”ときのそら”さん、”星街すいせい”さんと3期生の”宝鐘マリン”さんのお三方である。

 

すいせい「おう、英寿!久しぶりだな」

 

英寿「はい、お久しぶりです」

 

そら「英寿くん...」

 

英寿「何ですか?そらさん」

 

そら「むぅ~」

 

 突然頬を膨らませる。そらさん...はあ、人前じゃいやなのだが...

 

英寿「お久しぶりです。姉さん」

 

「「「「姉さん!?」」」」

 

そら「え~昔みたいにお姉ちゃんがいい!」

 

英寿「今は仲間の前なので...」

 

 そこで範太に肩を掴まれる。

 

範太「おい、裏切り者...これはどういう事だ?事もあろうにそらちゃんをお姉ちゃん呼びだと?」

 

英寿「範太、落ち着け!血涙流しながら迫られるの怖い!!」

 

物間「えっと、白上の姉は白上フブキだったと聞いているが...」

 

マリン「えっとですね。5年前ですかね?フブちゃんがデビューしたてで忙しくて、その時、そらちゃんが面倒を見てあげてたみたいで...」

 

すいせい「その時の英寿君、構ってくれないフブちゃんよりそらちゃんにべったりだったみたいで」

 

景和「その時のときのそらへの愛称が”お姉ちゃん”だったと」

 

あかり「5年前だと小学5年とかだからそうなるのもわかるような?」

 

そら「そ、だから英寿くんは私の弟でもあるんだよ~」

 

あかり「英寿の彼女の鞍馬あかりです!お姉さん!英寿を私にください!」

 

物間「君本当にそんなキャラだった?」

 

そら「それはさすがに本当のお姉さんにいったら?」

 

あかり「言って断られたので、義理のお姉さんから味方に付けようかと?」

 

物間「頼む、最初のお嬢様な君に戻ってくれ...」

 

景和「英寿が認めない限りキサマは英寿の女ではなくただの他人だ!」

 

あかり「あんただって、”自称”英寿の親友じゃない!」

 

景和「なにおう!」

 

あかり「なによ~!」

 

マリン「英寿君モテモテだ」

 

そら「いいことだね」

 

 なんかいらぬ過去を暴露されたような?

 

範太「すいちゃん!俺星読みなんです!サインください」

 

英寿「範太、お前その流れ、向こうでもやる気か?」

 

範太「当たり前だろ?俺はホロライブの箱推しだぜ?」

 

すいせい「瀬呂君?」

 

範太「はい!」

 

すいせい「みんなが良くてもワタシがそれでご機嫌になると思うなよ?

 

範太「お~すいちゃんの圧を直で頂けた~」

 

すいせい「すいちゃんは~」

 

英寿・範太「「今日も可愛い!!」」

 

すいせい「声が小さいよ?すいちゃんは~」

 

英寿・範太「「今日も可愛い!!」」

 

 すいせいさんが範太の肩に手を置く。

 

すいせい「認めよう、君は本物だ!」

 

範太「あざーす!!」

 

あかり「これが...オタク...大丈夫、私はどんな英寿も受け止める」

 

物間「オタクの雰囲気に押されてるじゃね~か」

 

景和「鞍馬あかり!破れたり」

 

あかり「ぐぬ~」

 

そら「みんな、そろそろ飛行機来るよ!!」

 

「「「「「「は~い」」」」」」

 

 そう言って俺達は飛行機の搭乗口に向かって行く。

 

マリン「ふふふ、それじゃあ行きますよ~?出航~!!

 

「お客様?お連れの方が先に行ってしまっているみたいですが?」

 

マリン「え?ありがとうございます。みんな~待ってくださいよ~」

 

 

 

 こうして、俺達はi・アイランドに向けて出発するのだった。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※道長視点※

 

先生「バッファ...創世の女神が一時的に日本を離れる。護衛を頼めるかな?」

 

道長「それは構わないが、あそこは明日”ウォルフラム”が暴れる予定だろ?」

 

先生「そうだね?でももし女神に危害が行くようなら...」

 

道長「了解だ。黒霧...頼む」

 

黒霧「了解しました」

 

先生「楽しみだね。オールマイト...君の親友が悪に落ちる瞬間が」

 

 そんな声を最後に俺はi・アイランドに向かった。

 

 

 

次回:「個性【仮面ライダーギーツ】のヒーローアカデミア」...【2人(もう1人)()英雄(ヒーロー)】編 スタート!




ありがとうございました。

お待たせしました。アンケートから6ヶ月、ついに劇場版編スタートです。

それに合わせて”2人の英雄”見ましたよ!

これで準備万端!!

それでは皆さん!次回をお楽しみに!!

英寿「さ...

そら「更に向こうへ!!」

そら・すいせい「「プルスウルトラ!!」」

マリン「船長を置いて行かないで~」

英寿「...俺の台詞


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No56:i・アイランド

56話です。

劇場版第一弾スタートですよ!

ではどうぞ。


佐命「はぁはぁはぁはぁ」

 

「奴はいたか?」 

 

「まだだ!」

 

「このままじゃ、ボスやシーカーにボコされる」

 

 奴らがなにものかは知らない。脅され、無理矢理個性を使わされて...世間では私はアイドルを卒業した事になっている。私の夢を奪われた。私はもうここで使い潰されるだけ...そう思っていた。

 

黒上『見つけたぞ。九十九佐命...助けに来た』

 

シーカー『デザイアのサポーターごときが、楯突くな!』

 

ギーツB(ブラック)『これを持って逃げろ!』

 

佐命『フブキィィィィ!』

 

 こうして私はまだ逃げている。一体どこまで...

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

マリン「着きました!i・アイランド~!!」

 

英寿「思ったより早く着きましたね。そらs...」

 

そら「フフッ」

 

英寿「姉さん...」

 

そら「しょうがない。それで確かに、予定より早く着いたからあの子達いるかな?」

 

英寿「あの子達?」

 

すいせい「そらちゃん!いたよ」

 

パヴォリア「そら先輩!すいちゃん!マリン船長!」

 

ハコス「こっちですよ!こっち!」

 

 ホロライブジャパン代表+αが空港に到着、そこに待ち構えていたのは、インドネシア2期生の”パヴォリア・レイネ”さんとEnglishCouncilの”ハコス・ベールズ”さんだ。

 

すいせい「ほら、バイト達挨拶して」

 

「「「「「よろしくお願いします」」」」」

 

パヴォリア「よろしくです」

 

ハコス「ホテルに荷物置いたら早速働くよ?英寿?先導よろしく」

 

英寿「OKハコス。ということみたいだ。行こう!」

 

「「「「お~」」」」

 

 

 

 

 

 

 1万人以上の科学者達が住む学術人工移動都市”i・アイランド”そこで行われる”i・エキスポ”のセレモニーとして、1日目はEnglish、2日目がインドネシアのメンバーがライブを行う。ジャパンメンバーは2日ともにトークコーナーで出演する。それにあわせバイトスタッフとして俺と瀬呂、物間、景和、あかりが同伴してきた。

 

 そして、荷物を置いた俺達は...

 

カリオペ「狸君!そこの照明をもう少し右に」

 

タイクーン「りょうかいっす!」

 

ムーナ「カボチャヘッド!キリキリ動く!」

 

パンクジャック「ラジャー」

 

IRyS「あかり!それこっちに運んで」

 

ナーゴ「分りました」

 

こぼ「はんた!これをあっち!早く!」

 

範太「俺は仮面ライダー達みたいに筋力増強されてないんだけど~」

 

ギーツ「皆さん、この会場のオープンは明日ですので、こちらにはまだ入らないで!」

 

 大忙しだった。

 

 

 

 

~1時間後~

 

アーニャ「英寿!スタッフから休憩入ってくれって!」

 

英寿「分りました。...俺だけですか?」

 

アーニャ「すいちゃんも休憩だから一緒に回ってきたら?」

 

すいせい「ということ、エスコートよろしくね?英寿」

 

英寿「了解です」

 

 

 

 

 そうして俺とすいせいさんがプレオープンのエキスポを回っていると...

 

出久「英寿君!」

 

英寿「出久!」

 

耳郎「はっ初めまして!耳郎響香と申します。すいせいさんの曲聞いてます!」

 

すいせい「ありがとう!サインいる!」

 

耳郎「良いんですか?」

 

メリッサ「メリッサ・シールドです」

 

英寿「白上英寿です。なるほど、麗日...ライバルだぞ?」

 

麗日「なに言ってんの!英寿君!」

 

上鳴・峰田「「なんでアイドルと一緒にいるんだよ!」」

 

八百万「皆さんで回りませんか?」

 

 出久達と合流したり、

 

『15秒同率1位です!』

 

ギーツ「ふう、こんなもんだろ?」

 

 会場のゲームに参加

 

すいせい「良いぞ~英寿」

 

『14秒!1位2人の抜かして新たに1位です』

 

爆豪「なんでいるんだ半分野郎!」

 

轟「親父の代理」

 

 なんだかんだとクラスメイトに会いまくった。その際にレセプションパーティーに誘われてその場を離れた。休憩時間がもうすぐ終わるのだ。

 

すいせい「英寿のクラスメイト個性豊かで楽しかったね」

 

英寿「そうですかね?」

 

 バタン

 

英寿「?」

 

 何かが倒れる音が聞こえ、そちらを振り向くとそこには女性が倒れていた。

 

英寿「人が!すいせいさん!」

 

すいせい「うん」

 

 そうして倒れた女性を介抱するため近づくが...

 

英寿「な!?」

 

すいせい「佐命!しっかりして、佐命!!」

 

 そこに倒れていたのはホロライブEnglishCouncilを卒業した。”九十九佐命”さんだった。

 




ありがとうございました。

ついに劇場版編です。

そして出ますよ。鹿が...

それとホロライブもクロスオーバーしているこの作品、この劇場版でしか海外勢は出ません。そして、大体皆さん一言二言のみです。すみません。

次回をお楽しみに

ハコス・カリオペ・IRyS「「「更に向こうへ!」」」

パヴォリア・ムーナ・こぼ・アーニャ「「「「プルスウルトラ!!」」」」

英寿「それ俺の台詞」


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No57:強襲!仮面ライダーシーカー

前回までのあらすじ

i・アイランドで行われるホロライブインドネシア&English合同ライブ

アルバイトスタッフとして参加した英寿は休憩時間に元ホロライブEnglishの九十九佐命が倒れているのを発見!保護するのだった。

57話始まります。


ぐら「佐命...」

 

伊那尓栖「ぐら、今が寝かせておくのが良いよ」

 

ぐら「うん...」

 

佐命:すぅ...すぅ...

 

 

 

 

 

すいせい「といった感じで、佐命を見つけたわけ」

 

 俺とすいせいは今佐命さん発見時の状況を説明している。

 

リス「今は寝ているだけみたいですね。ぐらさんと伊那尓栖さんが見てくれてます」

 

カエラ「それにしてもi・アイランドになぜ?」

 

ベスティア「そもそも佐命さんは何故ご卒業に?」

 

オーロ「事務所に突然手紙だけで卒業するって来てね」

 

ワトソン「その後、音信不通...表向きは卒業として、事件の線でポリスに捜査してもらってたんだ」

 

 知られざる事件があった事に驚きで包まれる。

 

英寿「そんな佐命さんが、i・アイランドに...景和、物間、あかり」

 

景和「俺は周囲の警戒しとく」

 

物間「僕は護衛かな」

 

あかり「そばで看病しつつのすぐ守れるようにだね」

 

英寿「ああ、頼む」

 

 そうして3ん人は持ち場に着いていく。

 

一同(((((じ~)))))

 

英寿「...何ですか?」

 

マリン「いや、こうして見ると英寿君達随分と迅速に対応してて」

 

すいせい「プロのヒーローみたいだなって」

 

英寿「タマゴですけどね。これぐらいは出来ないと」

 

そら「さすがだね。偉いぞ~」

 

 そう言ってそらさんが頭を撫でてくる。

 

英寿「ちょっ、止めてくださいよ」

 

そら「え~どうしようかな?」

 

マリン「さっきまでの格好いいのが台無し」

 

すいせい「これがそらちゃんだよね~」

 

 

 

 

 

 

 そこから数時間が経過する。

 

英寿「すまない天哉、そういうわけでパーティーには不参加だ。ああ、それじゃあ」

 

 時刻にしてもうすぐ18時になる所だろう。

 

セレス「皆さん、佐命さんが目を覚ましました」

 

(((((!!)))))

 

 そうして、俺達も医務室に向かう。

 

佐命「っ!!そのベルト...貴方もあいつらの仲間なの!!」

 

そら「落ち着いて、彼はフブキちゃんの弟だよ。貴方に危害は加えない」

 

佐命「でも、アイツと同じベルトを!!」

 

 ドーン

 

 という音が外で響く。

 

佐命「あ、ああ、アイツが!アイツが来たんだ!!」

 

すいせい「佐命落ち着いて!」

 

英寿「俺、様子を見てきます」

 

 

 

 

 外に出た俺が見たのは...

 

英寿「タイクーン!」

 

 謎の仮面ライダーに足蹴にされているタイクーンの姿

 

英寿「何やってんだ!テメェ!!」

 

『ジャックポットヒット・ゴールデンフィーバー』

 

 【フィーバーブースト】現状最強スペックで奴に攻撃し吹き飛ばす。

 

ギーツ「大丈夫かタイクーン」

 

景和「すまない...奴は強すぎる...」

 

??「ずいぶんなご挨拶だな?」

 

ギーツ「効いてないのかよ?」

 

??「効いたさ...そこの狸よりはな」

 

 そう言って何事も無かったように立ち上がる。

 

ギーツ「お前、何なんだよ!」

 

シーカー「俺か?俺は仮面ライダーシーカー、逃げ出した仲間を探しに来たんだ」

 

ギーツ「それって...」

 

シーカー「九十九佐命...お前らが匿ってんのは把握してる。さっさと出せ」

 

 やはり、狙いは佐命さん

 

ギーツ「誰が渡すか!]

 

『モンスター・ストライク/ビート・ストライク』

 

パンクジャック「その前に!!」

 

ナーゴ「私たちにやられると考えなかったの!」

 

シーカー「ふん」

 

『ギガントハンマー・・・ハイブリッド・ギガントソード』

 

 シーカーはハンマーとソードを出し、パンクジャックとナーゴの必殺を受け止めてしまう。

 

パンクジャック「何!?」

 

ナーゴ「嘘!?」

 

シーカー「脆弱...」

 

『ギガント・ヴィクトリー』

 

シーカー「はぁぁぁぁぁぁ!!」

 

パンクジャック・ナーゴ「「うわあああああ」」

 

 逆に奴の必殺でパンクジャックとナーゴが変身解除されてしまう。

 

 そこに建物からみんなが様子を見に出てきてしまう!

 

シーカー「そこか?」

 

『ギガントブラスター』

 

ギーツ「来ちゃダメだ!!」

 

 奴が銃を出し、その銃口を出てきたアイドル達に向ける。

 

ギーツ「間に合え!!」

 

『ゴールデンフィーバー・ヴィクトリー』

 

シーカー「バカめ!」

 

『ギガント・ストライク』

 

ギーツ「ぐあああああああ」

 

 俺はみんなの盾になるべく、前に出るが必殺を諸に喰らってしまい変身を解除される。

 

シーカー「弱いからそうやって倒れる。これが日本の仮面ライダーか...サポーターの黒狐の方がましだったなぁ」

 

英寿「まてよ」

 

 俺はシーカーの足を掴む。

 

英寿「黒狐ってどういうことだ?クロ姉に何をした!!」

 

シーカー「お前アイツの身内か?ならご愁傷様だ。アイツはあの世へと旅立ったぜ?俺の手でな?」

 

英寿「あ、あああああ...ふざけんあぁぁぁ!!」

 

『エントリー』

 

 俺は怒りだけで起き上がり、奴の顔面を一発殴る。

 

シーカー「さっきの一撃よりも何倍もいい拳だ。だからお前も...黒狐と同じ所に送ってやるよ」

 

『ギガント・ストライク』

 

佐命「待って!!私がそっちに戻る。だからその人に攻撃するのを止めて」

 

シーカー「・・・」

 

ギーツ「何言ってんだよ!佐命さん!」

 

シーカー「命拾いしたな。白狐」

 

ギーツ「ぐぁ」

 

 俺は一発殴られ変身を再び解除される。

 

佐命「シーカー!!」

 

シーカー「殺してないだけましだろ?行くぞ佐命」

 

佐命「ええ...」

 

英寿「待って...行っちゃ...だめ...だ

 

 俺はそこで意識を失ってしまう。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そら「佐命ちゃん!!いっちゃダメだよ」

 

佐命「...」

 

シーカー「佐命、行くぞ」

 

佐命「分りました」

 

そら「佐命ちゃん!!」

 

すいせい「ダメだよ佐命!!」

 

マリン「いっちゃダメです!!」

 

イオフィフティーン「佐命!!だめ!!」

 

オリー「佐命!!」

 

キアラ「そいつの所に行ったらダメ!!」

 

ムメイ「こっちに来て!!佐命!!」

 

佐命「みんなありがとう...でも私は...私のせいで誰かが死ぬのは見たくないよ」

 

「「「「「佐命!!」」」」」

 

シーカー「お利口だ」

 

 こうして佐命は仮面ライダーシーカーにつれて行かれたのだった。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

英寿「うっう~ん」

 

風吹「目が覚めたか?弟...」

 

英寿「え?クロ姉?無事だったの?」

 

風吹「おう、お前の姉ちゃんなめんなよ?」

 

英寿「それで状況は?」

 

 俺が気絶した後、紗命さんはシーカーに連れて行かれた。ちょうどすぐ後にクロ姉もボロボロの状態でここに運び込まれたらしい。

 

 そして現在、i・アイランドが厳重警戒モードに突入したそうだ。

 

風吹「佐命には”ディメンションバックルドライバー”に適合性が認められ、ホロライブを卒業するならとデザイアのサポーターにスカウトするつもりでいたんだ」

 

英寿「でも佐命さんの卒業は文字通りではなく。奴らに誘拐...利用されていた」

 

風吹「そっ、それで奴らがi・アイランドにいることが判明し潜入、救出したまでは良かったんだが...アイツが現れた」

 

英寿「仮面ライダーシーカー...」

 

風吹「奴はデザイアにも未登録のライダーでな。結果惨敗。佐命に渡したドライバーの反応を頼り、ここまで来たわけだ」

 

英寿「俺...守れなかった」

 

風吹「だがな、助けることは出来る」

 

英寿「え?」

 

風吹「ドライバーの反応は今タワーに留まっている」

 

 そこにはスパイダーフォンに座標が映し出されていた。

 

英寿「まだ、間に合う!?」

 

風吹「正直に言って、私はまともに動けない。他のライダー3人もそうだ」

 

英寿「動けるのは俺だけ?」

 

風吹「そうなる」

 

 救出にいけるのは俺のみ...だとしても

 

英寿「行くよ」

 

風吹「だろうと思った。これ持って行け」

 

英寿「これって...」

 

 そこにはニンジャ・ビート・モンスターのバックル、そしてオルタナティブバックルドライバーがあった。

 

英寿「これ、みんなの...」

 

風吹「許可は取ってある。一発噛まして来いだとよ」

 

英寿「ああ!」

 

 そうして俺は病室を出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『テイクオフ・コンプリート・・・ジェット&キャノン・・・レディーファイト』

 

そら「待って英寿くん」

 

ギーツ「姉さん?」

 

 タワーに向かおうとした際にそらさんに呼び止められる。

 

そら「どうしても行くの?」

 

ギーツ「今いけるのは俺だけだから...」

 

そら「君はまだヒーローじゃない!ただの学生なんだよ!!」

 

ギーツ「分ってます」

 

そら「なら!!」

 

ギーツ「でも俺は行きます!仮面ライダーだから」

 

そら「...悪い子だね。君は」

 

ギーツ「すみません」

 

そら「私の個性ってね。凄いおまじない的な力なんだよ?」

 

ギーツ「え?」

 

 そらさんがそう言うと目をつむり何かを願うよに祈りを捧げる。

 

 ゴーン

 

        ゴーン

 

 

                ゴーン

 

                       ゴーン

 

 どこからか鐘の音が聞こえた気がした。

 

そら「君が無事に勝利して全てを取り戻してくるようにお願いしといた」

 

ギーツ「ありがとうございます。なんだか体が軽くなった気がします」

 

そら「ならばよし!行ってこい」

 

ギーツ「行ってきます」

 

 そうして俺はタワーに向けて飛び立った。

 

 

 

 

 

 

ギーツ「佐命さん!今、助けに行きます!!」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ウォルフラム「帰ったか、佐命。早速だが仕事だ」

 

佐命「はい...」

 

 そう言って佐命は奥へと歩いて行く。

 

シーカー「兄貴、本当にこれで良かったのか?」

 

ウォルフラム「弟よ。この兄の言うことが信じられんか?」

 

シーカー「いいや、俺は最後まで兄貴の味方だ」

 

ウォルフラム「それでいい。早速だが、お客様だ。迎え撃て」

 

シーカー「...了解した」

 

 そうしてシーカーも配置に向かって行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウォルフラム「所詮シーカーも駒に過ぎない。いざとなれば...それに」

 

 操作したモニターにある少女が映し出される。

 

ウォルフラム「創世の女神...こいつを捕まえれば俺の野望は盤石だあ!行け!兵隊(ショッカー)どもよ」

 

ショッカー戦闘員「「「「「「「「「「イー」」」」」」」」」」

 

 

 

 




ありがとうございました。

前書きを変更して見ました。

どうでしょうか?不評なら止めますが劇場版の間はやらせて頂きます。

そして、海外勢全員に一言発言させることに成功しました。(やりきった感を出しながら)

私はもう満足じゃ...とふざけずに次回も頑張ろうと思います。

次回をお楽しみに

英寿「今度こそ!!さr...」

リス・カエラ・ベスティア・イオフィフティーン・オリー「「「「「更に向こうへ!」」」」」

ぐら・伊那尓栖・オーロ・ワトソン・セレス・キアラ・ムメイ「「「「「「「プルスウルトラ!!」」」」」」」

英寿「...もう良いです」



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No58:事件の真実...3つの覚悟

前回までのあらすじ

倒れていた九十九佐命を保護した英寿達は仮面ライダーシーカーの強襲に合う。

一切歯がたたず、シーカーに佐命は連れ去られてしまう。

だが、i・アイランドに佐命救出に来ていた黒上風吹と仲間達からそれぞれのバックルを預かり、英寿は単身救出に向かうのだった。

58話始まります。


※出久視点※

 

 ヴィランによる警備システムの掌握、島の皆が人質となっている状況、僕たちは警備システムを奪還するため、タワーの最上階を目指していた。みんなを助けるために!

 

 

 

 

轟「行け!ここを片付けたらすぐに行く!」

 

 轟君、かっちゃん、切島君が...

 

 

 

 

八百万「警備システムは私たちが食い止めますわ」

 

飯田「緑谷君、メリッサさんを連れて別のルートを探すんだ」

 

 飯田君、八百万さん、耳郎さん、峰田君、上鳴君が...

 

 

 

 

 

 

麗日「メリッサさん、デク君に捕まって」

 

メリッサ「うん」

 

麗日「行っけぇ!」

 

 麗日さんが...託してくれたんだ。

 

 

 

 

出久「デトロイトスマッシュ!」

 

 こうして僕とメリッサさんはタワーの最上階にたどり着いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

出久「メリッサさん、制御ルームの場所は?」

 

メリッサ「中央エレベーターの前よ」

 

 そうして制御ルームに向かっている最中

 

出久「誰かいる」

 

メリッサ「はっ...パパ」

 

出久「ヴィランに連れてこられて、何かをさせられている?」

 

メリッサ「助けないと」

 

出久「はい」

 

 だがそれは最悪の答えだった。

 

サミュエル「プラン通りですね。ヴィラン達もうまくやってるみたいです」

 

デヴィット「ありがとう、彼らを手配してくれた君のおかげだ。サム」

 

メリッサ「パパ...」

 

デヴィッド/サミュエル「「えっ?/あっ...」」

 

デヴィッド「メ、メリッサ」

 

サミュエル「お嬢さん、どうしてここに?」

 

メリッサ「手配したっなに?もしかしてこの事件、パパが仕組んだの?その装置を手に入れるために?そうなの?パパ」

 

デヴィッド「あっあ...そうだ」

 

出久「あっ」

 

メリッサ「えっ...なんで、どうして?」

 

サミュエル「博士は奪われた物を取り返しただけです。機械的に個性を増幅させる。画期的な発明を」

 

出久「個性の増幅?」

 

サミュエル「まだ試作段階ですが、この装置なら人体に悪影響を与えず個性を増幅させることが出来ます」

 

デヴィッド「これを取り戻すためにヴィランに扮した連中を招き入れた」

 

メリッサ「そんな、ウソでしょう?ウソだと言って!」

 

デヴィッド「ウソではない」

 

出久「あっ...」

 

メリッサ「こんなのおかしいわ。私の知っているパパは絶対にこんなことはしない!なのにどうして?どうして...」

 

デヴィッド「オールマイトのためだ」

 

出久・メリッサ「「えっ?」」

 

デヴィッド「お前達は知らないだろうが、彼の個性は消えかかっている。だが私の装置があれば戻せる。ナンバーワンヒーローが再び光を取り戻せる!また多くの人を助ける事が出来るんだ!」

 

 僕がワン・フォー・オールを受け継いだから...オールマイトの力が失われることをうれいて博士は...

 

デヴィッド「頼む。オールマイトにこの装置を渡させてくれ!その後なら私はどんな罰を受ける覚悟も!」

 

メリッサ「命がけだった。捕らわれた人たちを助けようとデク君やクラスメイト達が、ここに来るまでにどんな目に遭ったと思ってるの?」

 

デヴィッド「どういうことだ?ヴィランは偽物、全ては偽りのはず?」

 

ウォルフラム「もちろん芝居をしたぜ?偽物ヴィランという芝居をな?」

 

出久「アイツは!」

 

 今回のヴィランのリーダーらしき男が男女を一人ずつ連れて現れる。僕も奴の金属を操る個性で捕まってしまった。

 

ウォルフラム「少しおとなしくしていろ?サム、装置は」

 

デヴィッド「あっ...」

 

サミュエル「こ、ここに」

 

 そう言ってサムさんは博士から装置を奪い取り、ヴィランに渡してしまう。

 

ウォルフラム「約束の謝礼だ」

 

 バン

 

ヴィランはそう言ってサムさんを銃で撃った。

 

デヴィッド「あっ」

 

メリッサ「サムさん!」

 

サミュエル「な、なぜ?約束が違う!」

 

ウォルフラム「約束?忘れたな...謝礼はこれだよ」

 

 バン

 

 だが、その1撃は博士がサムさんを庇い受けてしまう

 

サミュエル「博士どうして」

 

デヴィッド「に、逃げろ」

 

メリッサ「パパ!」

 

デヴィッド「来るな!」

 

 メリッサさんも博士を助けようとしてヴィランに殴られる。

 

ウォルフラム「今更ヒーロー気取りか?無駄だ。どんな理由があろうとあんたは悪事に手を染めた。俺達が偽物だろうが本物だろうが、あんたが犯した罪は消えない。俺達と同類さ。あんたは科学者でいることも研究を続ける事も出来やしない。ヴィランの闇に落ちていく一方さ!ハハハハ!今のあんたに出来ることは、俺の下でその装置を量産することだけさ」

 

 そうして博士は気絶させられる。

 

メリッサ「返して!パパを返して!」

 

ウォルフラム「そうだな。博士の未練は断ち切っておかないとな」

 

出久「止めろ!スマッシュ!」

 

 僕は拘束から抜け出しヴィランに攻撃するが、床が壁の様にせり上がって防がれてしまう。

 

出久(メリッサさん!博士達は助けます。だからみんなを!)

 

メリッサ「はっ...んっ」

 

 メリッサさんは制御ルームに向けて駆け出す。

 

ウォルフラム「終え!逃がすな」

 

男「ああ」

 

出久「くっ」

 

 メリッサさんにヴィランが向かい、止めようとするがヴィランの壁で防がれる!

 

出久「メリッサさん!!」

 

メリッサ「あっ」

 

 どーん

 

ギーツ「状況は...分らない」

 

 突然天井が崩れる。そして降り立つのは僕のライバルを公言する友達

 

ギーツ「だが、大体分った。メリッサさんの元へは行かせないぞ?ヴィラン!」

 

出久「英寿君!」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 ドライバーバックルの反応を頼りにタワーに向かうとクラスのみんなが闘っているのが見える!

 

ギーツ「みんな!」

 

轟「白上か!」

 

麗日「英寿君!デク君を助けて!!」

 

ギーツ「っ!!...了解した!!」

 

 そうして俺は反応を頼りにタワーの天井をぶち抜く!

 

『コマンドツインヴィクトリー』

 

ギーツ「はああああああ!!」

 

 そこで見たのは出久が壁に囲まれ、メリッサさんがヴィランに追われそうになっている。だから俺はメリッサさんとヴィランの前に降り立った。

 

ギーツ「状況はわからない。だが、大体分った。メリッサさんの元へは行かせないぞ?ヴィラン!」

 

出久「英寿君!」

 

ギーツ「そして、佐命さん!貴方を助けに来ました」

 

佐命「あなた...」

 

男「お前、もう動けるのか?」

 

ギーツ「そのドライバー...シーカーか」

 

シーカー「...」

 

ウォルフラム「シーカー、てめえしくじったな」

 

シーカー「安心しろ兄貴...今から露払いする」

 

『セット・ワーニング』

 

ギーツ「出久!鉄仮面は任せる!大ボスなんだろ?」

 

出久「分った。代わりにヴィランの仮面ライダーは任せるよ。英寿君!」

 

ギーツ「ああ」

 

 そうして俺はコマンドフォームを解除し、マグナムとオルタナティブを取出す。

 

『リミットカット・ダブルセット』

 

シーカー「それは黒狐の?なんだ、生きてたか」

 

ギーツ「みんなに託された。てめえをぶっ飛ばせてな!」

 

シーカー「やれる物なら、やってみろ!」

 

出久・ギーツ・メリッサ(((みんなを...)))

 

出久/ギーツ/メリッサ(((オールマイトを.../佐命さんを.../パパを...)))

 

出久・ギーツ・メリッサ(((絶対に...)))

 

メリッサ(絶対に助けるの!!)

 

 機械音が響く

 

ウォルフラム「チッ、警備システムを戻したのか?」

 

 

 

 

 

ギーツ「ぶっ飛ばされる覚悟は...」

 

シーカー「あの世へ旅立つ覚悟は...」

 

ギーツ・シーカー「「いいな!!変身」」

 

『『オーバーライド・マグナムオルタ・レディーファイト/ウジュライク・ア・カスタムセレクション』』

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※黒上視点※

 

ショッカー戦闘員「イー」

 

風吹「なんで、ショッカーがいるんだよ!」

 

 私は戦闘員に回し蹴りを当てる。

 

 だが、無駄に戦闘員がおり私ひとりでは対応しきれない。

 

風吹「ちっ」

 

 他の奴らは、ダウン中

 

瀬呂「黒上さん!ダメッす、数が多すぎて」

 

風吹「それでもやるしかないんだ。戦えるのは私たちだけなんだぞ?」

 

ショッカー戦闘員「イー」

 

??「全く...見てられないな」

 

『ポイズンチャージ』

 

風吹「お前は!」

 

バッファ「沈め、雑魚ども!!」

 

『タクティカル・ブレイク』

 

 バッファはショッカー戦闘員を合っという間に全員倒してしまう。

 

瀬呂「ヴィラン連合!?」

 

風吹「なにしにきた?」

 

バッファ「俺は創世の女神を守りに来ただけだ」

 

風吹「創世の...女神?」

 

 するとバッファはゾンビバックルをドライバーから引き抜き、放り投げてくる。

 

 私はそれをキャッチし、

 

風吹「どういうつもりだ?」

 

バッファ「貸してやる。ギーツにでも届けるんだな」

 

風吹「...スパイダーフォン」

 

 私はスパイダーフォンにゾンビバックルを届ける命令をだす。

 

『ジャマト』

 

バッファ「まだまだ来るぞ?覚悟はいいか」

 

風吹「言われるまでもない。やるぞ!瀬呂君」

 

瀬呂「もう破れかぶれだ!!」

 

戦闘員「「「「「「イー」」」」」」

 

 ここに奇妙な共同戦線が築かれた。




ありがとうございました。

劇場版は後2話で追われればと思ってます。

アンケートもそれに伴い終了しますので、是非とも投票をお願いします。

また、今まで感想をログインユーザーのみにしていたのを皆さんが感想を書けるように変更させて頂きました。是非是非感想をお願いします。

それでは次回をお楽しみに

英寿・出久・メリッサ「「「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」」」


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No59:ギーツVSシーカー

前回までのあらすじ

i・アイランドの事件はデヴィッド博士がオールマイトを憂いて起きた物だった。

だが、ヴィランは本物であり全てはヴィラン”ウォルフラム”の思惑通りだったのだ。

そんな現場に乱入した英寿は佐命を...奪還するために、”シーカー”に挑むのだった。

59話始まります。


『i・アイランドの警備システムは通常モードになりました』

 

爆豪「んっ何だ?」

 

麗日「止まった?」

 

天哉「緑谷君たち、やってくれたか!」

 

オールマイト(やり遂げてくれたか。みんな)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『ギガントブラスター』

 

『マグナムシューター40X・オルタナティブモード』

 

 俺は漆黒のマグナムフォーム【仮面ライダーギーツオルタ マグナムモード】でシーカーのギガントブラスターと打ち合っていた。

 

 ドドドドドドドドドドドドドドドドド

 

ギーツ「沈め!」

 

『バレッドチャージ・・・オルタナティブ・マグナム・ヴィクトリー』

 

シーカー「ふん」

 

『ギガント・ストライク』

 

 お互いの一撃が激突し、土煙が舞う。

 

シーカー「さっさと出てこい。狐!」

 

『ギガントハンマー』

 

ギーツ「言われずとも!」

 

『ビートオルタ』

 

 俺はピンクのビートフォーム【仮面ライダーギーツオルタ ビートモード】になり、ビートアックスを振りかぶる!!

 

ギーツ「一刀両断!」

 

シーカー「させると思うか!」

 

『オルタナティブ・ビート・ヴィクトリー』

 

『ギガント・ストライク』

 

 お互いの武器がぶつかり、ビートアックスが砕ける。

 

 そしてシーカーのハンマーにもヒビが入る。

 

シーカー「ちっ」

 

『ギガントソード』

 

ギーツ「剣か...なら」

 

『グレートオルタ』

 

 シーカーの剣に合わせ、黒のバイザーを装着した姿、【仮面ライダーギーツオルタ レイジングモード】になる。

 

『フルチャージ』

 

 レイジングソードの刃に黒いエネルギーが集まる。正しく”約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)*1

 

ギーツ「はあああああああ!!」

 

『タクティカル・レイジング』

 

シーカー「俺は!負けられんのだ!!」

 

『ギガント・ストライク』

 

 二つの剣がぶつかり合い、両者の剣が折れる。

 

ギーツ「互角か」

 

シーカー「互角だと、キサマは勘違いをしている」

 

『ギガントハンマー・・・ハイブリッド・ギガントブラスター』

 

シーカー「俺はまだまだ、余力を残しているぞ!」

 

 そうして、シーカーが再びギガントブラスターを乱射してくる。

 

ギーツ「ちっ、近づけない」

 

シーカー「どうしたその程度か?」

 

ギーツ「正面突破だ。いくぞ」

 

『モンスターオルタ』

 

 緑色のモンスター【仮面ライダーギーツオルタ モンスターモード】になり、腕で銃弾の雨を防ぎながら強行突破する。

 

シーカー「むちゃくちゃな奴め!だが」

 

『ギガント・ヴィクトリー』

 

シーカー「これで終わりだ!」

 

ギーツ「終わらねええええええ!!」

 

『オルタナティブ・モンスター・ヴィクトリー』

 

 銃弾をくぐり抜け、必殺の拳でハンマーを殴りつける。

 

ギーツ「ぐっぬぎぎぎ」

 

 だが、ハンマー押さえ込まれ、片膝を突いていく。

 

シーカー「ダメ押しだ」

 

『ギガントオールマイティ・ギガントソード・・・ギガント・フィニッシャー』

 

 シーカーはパワードビルダーのアームを使い3つの武器を合わせた超必殺を放つ。

 

ギーツ「負けられな...」

 

 ドガーン

 

 そしてそこには地に伏せる俺の姿があった。

 

シーカー「はぁ...はぁ...あの世で悔いろ、狐」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※出久視点※

 

 僕はヴィランの鉄柱攻撃から何とか脱出、だが体はボロボロでも...それでも

 

出久(動けよ!緑谷出久...自分は何の為にここにいる)

 

 その思いと共に駆け出す。

 

ヴィラン「ボス、他の連中は?」

 

ウォルフラム「警備システムが再起動しきる前に出るぞ」

 

ヴィラン「はっ...はい」

 

デヴィッド「私を...殺せ」

 

ウォルフラム「もう少しだけ罪を重ねよう。その後で望みを叶えてやる」

 

出久「待て!博士を帰せ」

 

デヴィッド「あっ」

 

ウォルフラム「なるほど、悪事を犯したこの男を捕らえに来たのか?」

 

出久「違う、僕は博士を...助けに来たんだ!」

 

ウォルフラム「犯罪者を?」

 

 ヴィランは再び鉄柱攻撃をしてくる。屋上の広い空閑なら躱せる。

 

出久「僕は、みんなを助ける。博士も助ける!」

 

ウォルフラム「お前何言ってんだ?」

 

出久「うるせー!ヒーローはそうするんだ!困っている人を助けるんだ!!」

 

ウォルフラム「そうか...佐命...装置を付けろ」

 

佐命「え...でも」

 

ウォルフラム「死にたいか?」

 

佐命「うっ...分りました」

 

 ヴィランと一緒にいた女性が個性増幅装置を付ける。

 

佐命「あっ...あ...あ、ああああああああああああ」

 

ウォルフラム「さあ呼び出せ!異界の怪人どもをなあ!」

 

佐命「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

 そこから空は一変する。空にヒビが入り、そこから異形の化け物どもが這い出てくる

 

ウォルフラム「ははははははは、小僧この島にはこれからたくさん困ってる人が現れるぞ?それに」

 

 そう言うとヴィランは博士に銃口を向ける

 

出久「くっ」

 

デヴィッド「私はいい、逃げろ」

 

 それだけで僕は動きを止めるしかなかった。

 

ウォルフラム「全く、ヒーローってのは不自由だよな?たったこれだけで身動きが取れなくなる」

 

 そしてヴィランの鉄柱攻撃が迫る。

 

佐命(誰か...助けて)

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

シーカー「はぁ...はぁ...あの世で悔いろ、狐」

 

 そうして後ろを向き歩き出そうとするシーカー

 

 ミシ...

 

シーカー「っ!!しぶといな...本当に!!」

 

 そんな中、俺は何とか立ち上がる。

 

ギーツ「土壇場で、こんなのを送ってくるとは」

 

 

 

 

 

 

 

 

~数秒前~

 

 奴の超必殺が迫る中スパイダーフォンが箱を持ってくる。

 

風吹『スペシャルだ。使え弟!!』

 

 俺はそれの中身を確認することなく即座にセットした。

 

『ゾンビ・・・ダブルセット』

 

ドガーン

 

 

 

 

 

 

 俺は黄色いゾンビ【仮面ライダーギーツオルタ ゾンビモード】になっていた。その力はすさまじく、即死レベルの攻撃を受けたはずの体は即再生...更に体力も戻っていた。

 

ギーツ「来てるのか...バッファ...」

 

シーカー「ならばもう一度潰してやろう!!」

 

『タクティカル・ブレイク』

 

シーカー「なに!?ぐわっ」

 

 俺はゾンビブレイカーでシーカーを吹き飛ばした。

 

ギーツ「悪いが用事が増えた。これで終わらせる」

 

『ニンジャオルタ』

 

 俺はニンジャバックルをセット、オレンジ色のニンジャ【仮面ライダーギーツオルタ ニンジャモード】に、そして4人へと分身する。

 

ギーツ「みんな...俺に、力を貸してくれええええ!!」

 

 

景和「頼むぜ!英寿!!」『ニンジャ』

 

物間「行け!白上!!」『モンスター』

 

あかり「やっちゃえ!英寿!!」『ビート』

 

道長「やれ!ギーツ!!」『ゾンビ』

 

風吹「弟!やっちまえ!!」

 

ギーツ「おおおおおおおお!!」

 

『オルタナティブ・ヴィクトリー』

 

シーカー「ば、ばかなぁ」

 

 仲間のバックルの力でシーカの全ての武器、そしてアームを全て破壊する。

 

シーカー「だが、俺を倒すにはあと一人...っ!!」

 

『ブーストオルタ・・・ブーストタイム』

 

 俺は藍色のブースト【仮面ライダーギーツオルタ ブーストモード】になり、ブーストタイムを発動させる。

 

シーカー「させるか!!」

 

『ギガント・ストライク』

 

 シーカーは武器なしで必殺を発動!だが、

 

ギーツ「ああああああ」

 

 俺はそのパンチを紙一重で躱す。

 

シーカー「なぁ!?」

 

ギーツ「お前に仮面ライダーをやる資格はねえよ!!」

 

『オルタナティブ・ブースト・グランドヴィクトリー』

 

ギーツ「はああああ!!」

 

シーカー「がぁぁぁぁぁ」

 

 俺の必殺の一撃、それがシーカーのコアを打ち砕いたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英寿「はぁ...はぁ...俺の勝ちだ...はぁ...」

 

シーカー「消えるのか...俺は...」

 

英寿「前世の記憶と、仮面ライダーの個性を失うだけだ」

 

シーカー「そうか...」

 

 激しい戦闘の性もあり、俺は強制的に変身が解除される。そしてシーカーはもう動けないだろう。

 

英寿「最後に聞かせろ、何を思ってライダーやってた」

 

シーカー「...前世の話しだ。俺と兄貴はボクサーだった。兄貴は才能なかったが努力で俺に追いついて来た。俺はそれが怖かった。才能しかない俺はいつか兄貴に負ける。その恐怖で気づけば事故に見せ掛けて、兄貴の選手生命を絶ったんだ」

 

英寿「...クズだな」

 

シーカー「その通り、次の日兄貴は...自殺してた。ボクシングにそこまでの情熱を持ってたんだ。兄貴は...比べて俺は才能があるだけの空っぽ。家族からは責められ、ボクシング界から追放...その時誓った。生まれ変わりがあるなら、ぜったい兄貴を裏切らねぇってな」

 

英寿「それでヴィランになるってのは...皮肉だな」

 

シーカー「ああ...」

 

 シーカーの体が徐々に薄くなっていく。

 

シーカー「俺に勝ったご褒美だ。俺の”パワードビルダーバックル”をくれてやる」

 

英寿「礼は言わないぞ...」

 

シーカー「それでいい...俺の力...正しい事に...使って...くれや

 

 そうして仮面ライダーシーカーは消えて言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐命『(誰か...助けて)』

 

英寿「っ!?佐命さん!」

 

 俺は何か悪い予感を感じ、休憩もそこそこに屋上へと向かう。

 

英寿「何だこれ...」

 

 そこで目に映ったのは、空がひび割れ、そこから、ショッカーの怪人、グロンギ、ミラーモンスター、ワーム、ファンガイア、ゾディアーツ、ロイミュード、マギア、メギド...様々な敵怪人がi・アイランドに振ってきていた。

 

出久「ぐあっ」

 

ウォルフラム「どっちにしろ利口な生き方じゃない」

 

英寿「出久!!」

 

 俺はとっさに出久に駆け寄る。

 

英寿「出久!出久!!」

 

出久「英寿...くん」

 

 良かった...息はある。

 

ウォルフラム「だせ!」

 

 そこにヴィランと佐命さん、そしてデヴィッド・シールド博士を乗せた。ヘリコプターが飛び立とうとする。

 

英寿「いかせるわ...け...」

 

 そこで体から力が抜け、倒れる。

 

英寿「こんな時に...なんで...」

 

 本来仮面ライダーには装着者を守るリミッターが存在する。だが、サポーターのバックルはそのリミッターを外部から強制解除する物である。そんな力を行使し続け、限界が来ないはずなかった。

 

出久「うおおおおおおお!!」

 

 俺が動けなくなる中、出久はヘリへと取憑く。

 

英寿(なんで、友達が!!あんなに頑張ってるのに...なんで動かない!俺の体...)

 

メリッサ「あっ、デク君!!」

 

 メリッサさんも屋上に出てくる

 

出久「博士!」

 

 出久が博士に手を伸ばす。

 

デヴィッド「緑谷君...止めるんだ!」

 

出久「メリッサさんが...メリッサさんが待ってます!」

 

ウォルフラム「確かにお前はヒーローだ。バカだけどな」

 

 バン 

 

ヴィランが発砲、それが出久には当たってないが...それによって出久が落とされる。

 

英寿「動け!動いてくれ!!俺の体!!」

 

出久「返せ!」

 

英寿「返せよ!」

 

出久「博士を!!」

 

英寿「佐命さんを!!」」

 

出久・英寿「「返せぇぇぇ!!」」

 

 

 

 

??「こういう時こそ笑え!!少年達!!」

 

 

 

出久「はっ...」

 

英寿「ああ...」

 

 突如空へと舞い上がる。あの人は

 

 

 

オールマイト「もう大丈夫、何故って?私が来た!」

 

 

*1
Fate/Grand Orderに登場するアルトリア・オルタの宝具




ありがとうございました。

いよいよ次回で、劇場版編完結です。

最後まで全力で行きますよ?

そして、アンケートも次回を持って閉めきりです。

どうかご容赦を...

それでは次回をお楽しみに

英寿「更に向こうへ!」

シーカー「プルスウルトラ!!...俺が言っていいのか?」

英寿「いいんだよ!」


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No60:2人(もう1人)()英雄(ヒーロー)

前回のあらすじ

仮面ライダーシーカー、強力なバックルを所持するヴィラン。

一度は敗北を期した英寿だったが、ライダーの仲間達の力を借りて辛くも勝利を収める。

だが、度重なる無茶で体が動かず助けるべき人を助けられず叫ぶ!

それに答えるが如くあの人(No1ヒーロー)が駆けつける。

60話始まります。


出久「返せ!」

 

英寿「返せよ!」

 

出久「博士を!!」

 

英寿「佐命さんを!!」」

 

出久・英寿「「返せぇぇぇ!!」」

 

??「こういう時こそ笑え!!少年達!!」

 

出久「はっ...」

 

英寿「ああ...」

 

オールマイト「もう大丈夫、何故って?私が来た!」

 

出久「オールマイト...」

 

英寿「頼む!オールマイト!!佐命さんを!!

 

オールマイト「任せたまえ!」

 

 そう言ってオールマイトはヘリへと突撃する。

 

オールマイト「2人を返してもらうぞ。ヴィランよ!」

 

 オールマイトはたった1撃でヘリを破壊、博士と佐命さんを救出してみせる。

 

メリッサ「パパ...」

 

デヴィッド「メ...メリッサ」

 

英寿「佐命さん...良かった、無事で...」

 

佐命「その声、貴方が狐君なんだね」

 

英寿「はい、白上英寿です」

 

佐命「九十九佐命...知ってるか」

 

英寿「もちろんです!よろしくお願いします」

 

オールマイト「もう大丈夫だ」

 

出久「よかった...」

 

 ヴィランがどうなったかは分らないが、無事人質および要救助者の救出は完了した。一安心だ。

 

デヴィッド「オールマイト、私は...」

 

 博士がオールマイトに言葉を紡ごうとした。その時、

 

 ゴーン

 

出久「オールマイト!?」

 

オールマイト「ぐっ」

 

 あのヴィランの鉄柱が飛んで来る。

 

デヴィッド「ぐあっ」

 

メリッサ「パパ!]

 

出久「博士!」

 

佐命「いや、離して!」

 

英寿「佐命さん!離せよ、ヴィラン!!」

 

ウォルフラム「シーカーを倒した事には賞賛を送ろう。だが、それで満身創痍ではなあ?」

 

佐命「英寿君っ!」

 

 佐命さんが俺に何かを投げ渡す。そしてヴィランに博士と佐命さんが取り込まれてしまった。

 

ウォルフラム「それにしてもサムの奴、オールマイトは個性が減退して、往年の力はなくなったとか言ってたくせに」

 

緑谷「あいつ...博士の!」

 

オールマイト「シット、時間が...往生際が悪いな!」

 

 鉄と取り込み巨大化していくヴィランにオールマイトが突撃するが...

 

オールマイト「テキサススマッシュ!」

 

 だが、鉄の壁を生成...強度がましている。

 

オールマイト「なに!?」

 

出久(オールマイト)

 

ウォルフラム「何だそりゃ?」

 

オールマイト「うおっ」

 

 壁からまた柱が飛び出てオールマイトを襲う。

 

 そして、事態はそれだけではない。

 

怪人「「「「「「「うおおおおおおお!!」」」」」」」

 

 佐命さんが無理矢理力を使われ呼び出した。怪人どもがそこらにうじゃうじゃと...

 

出久「あ、あっ」

 

ウォルフラム「さすがデヴィッド・シールドの作品、個性が活性化していくのがわかる。いいぞこれは...良い装置だ!」

 

 ヴィランの猛攻がオールマイトを襲う。

 

ウォルフラム「アハハハ」

 

 そして島中に怪人が降っており一般人も危険!!

 

英寿「どうすれば...」

 

 そんなとき、佐命さんに渡された物に視線がいく。

 

英寿「これは...サポーターのバックル?」

 

 今まで見たことのないバックル。だが、

 

オールマイト「ぐはっ」

 

英寿「悩んでる時間はない」

 

『セット・リミットカット』

 

 バックルをドライバーにセットした瞬間、意識が世界に溶けようとする。

 

英寿(俺が...きえ.......)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「英寿!」

 

英寿「だれだ?」

 

「英寿!!」

 

 俺は声のする方へと振り向く。

 

そら「英寿くん...負けないで!!」

 

英寿(そらさん?)

 

ぐら・ハコス・カリオペ・IRyS・ムメイ「「「「「負けるな!!」」」」」

 

パヴォリア・ムーナ・こぼ・アーニャ・リス「「「「立ち上がって」」」」

 

すいせい・マリン「「君なら出来る」」

 

カエラ・ベスティア・イオフィフティーン・オリー「「「「勝て!!」」」」

 

伊那尓栖・オーロ・ワトソン・セレス・キアラ「「「「「頑張れ!!」」」」」

 

 みんなの声が...俺の中に溶け込んでいく。

 

景和「英寿」

 

あかり「英寿」

 

物間「白上」

 

風吹「弟」

 

 力がわいてくる。

 

出久「英寿君」

 

麗日「英寿君」

 

天哉「英寿君」

 

轟「白上」

 

爆豪「狐面野郎」

 

A組のみんな「「「「「「白上」」」」」」

 

 勇気がわいてくる。

 

 

 

佐命「英寿君!!」

 

 

 

英寿「みんなを守る!佐命さんを助ける!!うおおおおおおお!!」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 消えかけた意識が覚醒していく。今なら出来る。

 

英寿「変身!!」

 

『オーバーライド・ディメンション・レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツディメンション】に変身する。

 

ギーツ「俺1人じゃ間に合わない...だから」

 

『ディメンション・ストライク』

 

ギーツ「来てくれ!みんな!!」

 

 

 俺は空間に穴を開けた。するとその奥からバイクの駆動の疾走する音が聞こえてくる。

 

 そして、

 

「トウッ!!」

 

 俺の英雄(ヒーロー)たちが、やってくる!

 

「仮面ライダー1号」

 

「仮面ライダーV3」

 

「仮面ライダーブラック」

 

「仮面ライダークウガ」

 

「仮面ライダーアギト」

 

「仮面ライダー龍騎」

 

「仮面ライダーファイズ」

 

「仮面ライダーブレイド」

 

「仮面ライダー響鬼」

 

「仮面ライダーカブト」

 

「仮面ライダー電王」

 

「仮面ライダーキバ」

 

「仮面ライダーディケイド」

 

「仮面ライダーダブル」

 

「仮面ライダーオーズ」

 

「仮面ライダーフォーゼ」

 

「仮面ライダーウィザード」

 

「仮面ライダー鎧武」

 

「仮面ライダードライブ」

 

「仮面ライダーゴースト」

 

「仮面ライダーエグゼイド」

 

「仮面ライダービルド」

 

「仮面ライダージオウ」

 

「仮面ライダーゼロワン」

 

「仮面ライダーセイバー」

 

「仮面ライダーリバイ」

 

「仮面ライダーバイス」

 

 俺とキズナを紡いでくれた先輩達が揃い踏みする。

 

 更に仲間から借りていた。バックル達が穴へと向かって行く。そして!

 

「仮面ライダータイクーン」

 

「仮面ライダーナーゴ」

 

「仮面ライダーパンクジャック」

 

 仲間達も駆けつけてくれる。

 

ギーツ「みんな!!」

 

タイクーン「なかなかに最終局面」

 

ナーゴ「さっきはやられた分ここから挽回するよ」

 

パンクジャック「白上これ使え!」

 

 物間からブーストバックルが渡される。

 

ギーツ「ありがとう」

 

『ゲットレディフォウ・・・ブースト&マグナム・・・レディーファイト』

 

「仮面ライダーギーツ」

 

 俺は【マグナムブーストフォーム】になる。これにて集合!!

 

 

『我ら仮面ライダー!!』

 

 

ギーツ「皆さん!!怪人達を」

 

『任せろ!!』

 

 そう言って先輩達が島中に散っていく!!

 

1号「ギーツ!君は黒幕を!!」

 

ギーツ「はい!」

 

 俺もヴィランの方へ向かって行った。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※出久視点※

 

ウォルフラム「潰れちまえ」

 

出久「オールマイト!」

 

 オールマイトに向かう鉄の柱、それが一瞬で凍っていく。

 

ウォルフラム「ん?」

 

爆豪「くたばりやがれ!」

 

 かっちゃんがヴィランに爆撃を放っていく。

 

爆豪「あんなクソだせぇラスボスに何やられてんだよ?え?オールマイト!」

 

オールマイト「爆豪少年...」

 

轟「今のうちにヴィランを!」

 

出久「轟君!みんな!」

 

切島「金属の塊は俺達が引き受けます」

 

天哉「八百万君、ここを頼む」

 

八百万「はい」

 

オールマイト「教え子達にこうも発破をかけられては限界だなんだと言ってられないな!」

 

 みんなが鉄柱を壊していく

 

オールマイト「限界を超えて、更に向こうへ! そうプルスウルトラだ!!」

 

 オールマイトは鉄柱を破壊しながらヴィランに向かって行く。

 

 だが、オールマイトはヴィランに捕まり、鉄塊をぶつけられる。

 

出久「あっあっ」

 

みんな「オールマイト!」

 

メリッサ「おじ様」

 

ウォルフラム「ははは、さらばだオールマイト!」

 

メリッサ「マイトおじ様!」

 

 僕は飛び出していた。オールマイトに向かって

 

出久「デトロイト!」

 

爆豪・轟「「はっ」」

 

出久「スマッシュ!」

 

 僕の一撃でオールマイトを救出する。

 

ウォルフラム「あのガキ」

 

オールマイト「緑谷少年...そんな体で何て無茶を」

 

出久「だって、困ってる人を助けるのがヒーローだから」

 

オールマイト「あっフハッフハハハハ、確かに今の私は少しだけ困っている。手を貸してくれ緑谷少年」

 

出久「はい」

 

 僕はオールマイトの手を取り立ち上がる。

 

オールマイト「行くぞ!」

 

出久「はい!」

 

ウォルフラム「くたばりぞこないとガキが...ゴミの分際で往生際が悪いんだよ!!」

 

 ヴィランが鉄塊や鉄柱を生成して妨害してくる。

 

爆豪「そりゃてめえだろうが!」

 

 鉄塊をかっちゃんが打ち落とし、

 

轟「させねえ!」

 

 鉄柱を轟君が止める。

 

 そして僕とオールマイトはどんどん加速しながらヴィランに近づいていく。

 

オールマイト(目の前にあるピンチを...)

 

出久(全力で乗り越え...)

 

オールマイト(人々を...)

 

出久(全力で助ける!)

 

オールマイト(それこそが!)

 

出久(ヒーロー!)

 

ウォルフラム「タワーごと潰れちまえ!」

 

 ヴィランが極大の鉄塊を落としてくる。

 

出久・オールマイト「「ダブルデトロイト...スマッシュ!」」

 

 2人での一撃!それでも拮抗するだけ...まだ足りない!!

 

ギーツ「2人で足りないなら3人だろ?」

 

出久「えっ英寿君!!」

 

『ブーストタイム・・・マグナム・ブースト・グランドヴィクトリー』

 

ギーツ「行くぜ!出久!オールマイト」

 

出久「うん!」

 

オールマイト「ああ!」

 

出久・オールマイト・ギーツ「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」

 

ウォルフラム「ぐっ...うう..がぁっ!」

 

 3人になった一撃が極大の鉄塊を打ち砕く。

 

デヴィッド「ああ...」

 

佐命「あ...」

 

メリッサ「あっ...」

 

麗日「いけ!」

 

耳郎・八百万「オールマイト!」

 

峰田・上鳴・飯田「緑谷(君)!」

 

爆豪・轟「白上!」

 

みんな「「「「「「「「ぶちかませ!!」」」」」」」」

 

出久「さらに!」

 

ギーツ「向こうへ!」

 

オールマイト「プルス...」

 

出久・ギーツ・オールマイト「「「ウルトラ!!」」」

 

出久「はあああああ!!」

 

ウォルフラム「ぐはっあああああああああああっ!!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

天哉「やったのか?」

 

峰田「やったんだ。ヴィランをやっつけたんだ!」

 

 みんなの喜ぶ声が聞こえる。

 

 そして俺のスパイダーフォンに通信が入る。

 

風吹『各所の怪人は駆けつけた仮面ライダー達によって駆逐された。元凶のヴィランが倒されたのを確認して帰って行ったよ』

 

英寿「そっか...」

 

風吹『良くやった。英寿(ヒーロー)

 

英寿「ああ」

 

佐命「英寿くん!」

 

 佐命さんが近づいてくる。その顔は笑顔で、あれを守れて良かったと強く思った。

 

麗日「デク君!メリッサさん!」

 

天哉「白上君!みんな大丈夫か!!」

 

出久「大丈夫、オールマイトも博士も無事だよ!」

 

メリッサ「みんなは大丈夫?」

 

「「「「大丈夫です」」」」

 

 こうして、i・アイランド襲撃事件は幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 デヴィッド・シールド博士と佐命さんがヴィランに協力していた事は事実...故に無罪ではいかない。だが、情状酌量の余地はあるとのことで刑はかなり軽くなるとのことだ。

 

 事件翌日、クラスのみんながi・アイランドに来ていたようでバーベキューを実施していた。だが、俺と範太は遅れた会場設営のために不参加となってしまったが...トホホ

 

 

 

 

 

 

 

 だが、ホロライブインドネシア&English合同ライブは大成功!そしてこのライブは...

 

佐命「みんな、今までまともに挨拶できずにごめんね。私の最後の歌!!是非聞いてください!!」

 

 佐命さんの卒業ライブともなった。

 

 

 

~数刻前~

 

英寿「本当に卒業しなくても良いんじゃ?」

 

佐命「いいんだ。私はしっかり罪を償ってくる。そしてそれが終わったら...君の助けになりたいんだ」

 

英寿「佐命さん...お待ちしてます」

 

 

 

 

 

佐命「みんなありがとう~!!」

 

 

 

2人(もう1人)()英雄(ヒーロー)】編  完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先生「あれが創世の女神の力の一端さ」

 

グレア「この世界に仮面ライダーは個性としてしか存在を保てない。それを短時間とは言え、維持させるとは...」

 

ジット「それ故に我らが管理しなければならない」

 

ベロバ「だから私とアルキメデルがホロライブに所属することで監視してるのよ?」

 

アルキメデル「私はただ可愛い子供達の苗床が欲しいだけだけどね」

 

先生「それでかまわないさ。僕の後継も育っている」

 

グレア「創世の女神とアルキメデル...君がいればこそ私たち財団Xも商品を用意出来る。だから...」

 

アルキメデル「安心して良いよ?彼女の力に気づいている者はいない。本人すらね」

 

先生「さて、僕はそろそろ行くよ。生徒の為に行動するのが先生だからね」

 

ベロバ「次はいつ会えるかしらね?オール・フォー・ワン(お父様)

 

A・F・O(オール・フォー・ワン)「いくら娘でもこればっかりは許して欲しいな?」

 

ベロバ「分ってるわ。教育熱心で、死柄木君に嫉妬しそうよ?」

 

A・F・O(オール・フォー・ワン)「アハハハ、さあ始めよう。弔...君のゲームを...」

 

 

 

 

次回:「個性【仮面ライダーギーツ】のヒーローアカデミア」...【林間合宿(始まりの終わり)】編 スタート!

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

劇場版編終了です。皆様いかがだったでしょうか?

次回から本編に戻る予定です。

それとアンケートはこの話を持って終了したいと思います。
ご協力ありがとうございました。

それでは次回もお楽しみに

英寿・佐命「「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」」


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No61:劇場版「黒メイド」...失踪事件

        劇場版
          黒メイド

        常闇トワ ○○○○
    天音かなた 角巻わため 姫森ルーナ 
     桐生ココ 白上英寿 ○○○○ ○○○○ 
    ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○

     原作○○○○ 脚本・監督○○○○

        今度の事件は悪魔的!!








英寿「...なっ、なんじゃこりゃああああああああああ」



 

英寿「永久さん...なぜ俺が永久さんの主演ドラマの映画に出演することになっているんですか?」

 

永久「えっとね...前に出てくれたときに監督が気に入ってくれたのと、体育祭を見た人がドラマに出ていた子だ!ってなって...ネットでちょっと有名に...」

 

英寿「それで本人の了承もなく出演が決定していると...」

 

永久「はい...」

 

 i・アイランドから帰って来た俺に待ち受けていたのは劇場版「黒メイド*1」への強制出演というサプライズだった。

 

英寿「別に給料もらえるなら断りませんから事前に言ってくださいよぉ」

 

永久「ほんと!ありがとう!」

 

英寿「無許可だった事は反省してください!」

 

永久「ごめんなさい」

 

 こうして寛大な処置を施した俺は、海外から帰ってきて早々また海外の孤島に飛ぶこととなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英寿「ココさんは良く出演了承しましたね?芸能界卒業してたのに」

 

ココ「ダチどもに頼まれたからな。特別だ。ワンシーンだけだしな」

 

かなた「いや~ダメ元だったけど助かったわ」

 

ルーナ「ココちゃや英寿がいれば何か合っても安心なのら~」

 

わため「今会長はヒーロー事務所で副業してるんだよね~?」

 

ココ「極道は職って訳でも無いから、そっちが本職かな」

 

永久「とにかく2人とも出てくれて助かったわ~」

 

英寿「こんな急に受けるのは今回だけですよ?」

 

永久「分っております。よろしく英寿君」

 

英寿「どうせなら踏陰も呼べば...」

 

永久「どうせ誘っても来ないわよ?アイドルとしての私はとことん嫌いだからね」

 

英寿「勿体ないな~」

 

 そうして飛行機で3時間、空港には他の出演者も集合していた。

 

永久「皆さん今回もよろしくお願いします」

 

「かなたん!握手してください」

 

かなた「良いですよ。ぎゅっぎゅっ」

 

「ぎゃぁ~~~~~」

 

わため「つ~の~ま~き~じゃんけんポン」

 

 わため《チョキ》共演者《グー》

 

わため「負けた~~」

 

「妻がルーナイトなんです。後でサイン頂いて良いですか?」

 

ルーナ「いいのらよ~」

 

「ココ会長...会えて光栄です。卒業ライブも生で観てました」

 

ココ「ありがとな」

 

 

スタッフ「みなさん、この後船で移動です」

 

 この後船にて1時間揺られたどり着いた。孤島...ここで事件が起きることを俺達はまだ知らない。

 

 

 

 

 

 

刺客((英寿))「クハハハハ...俺は死んでも別の誰かがお前を迎えに来る。そう、お前が救えなかった者達がなぁぁぁ!!」

 

メイド((永久))「全てお出迎えしましょう。あくまでメイドですから」

 

スタッフ「...カット!お疲れ様でした。白上英寿さん、クランクアップです」

 

英寿「初日の一番最初に撮影してもうお役御免って」

 

永久「まあまあ、後はちょっとした社会勉強って事で」

 

英寿「そうします」

 

 この後、いろんな俳優の演技に驚愕する。これがプロ...

 

 そして、今日の撮影が終了した。

 

かなた「あれ?英寿とココは?」

 

わため「あっちで模擬戦する言ってた」

 

永久「方や雄英生、方やプロヒーロー資格保持者だもんね」

 

かなた「見学しよ」

 

わため「いいね」

 

 

 

 

 

 

英寿「よろしくお願いします」

 

 そう言って取出すのはコマンドツインバックル

 

ココ「職場体験のリベンジって所か?来い!」

 

 ココさんもドライバーをセットする。

 

英寿・ココ「「変身」」

 

『グレート・レディーファイト』『チェンジング・ドラゴライズローディング・ドラグーン』

 

ギーツ「いきます」

 

 俺はレイジングソードで連続の斬撃を繰り出す!

 

ドラグーン「以前より切れが良い。それにドスの扱いも様になってる。故に」

 

『ドラグニティー・インパクト』

 

ドラグーン「必殺を見せてやろう!」

 

ギーツ「っ!!負けるか」

 

『タクティカル・レイジング』

 

 

 

英寿「ありがとうございました」

 

ココ「ここ何日かで急成長している。今後が楽しみだ」

 

 パチパチパチパチ

 

かなた「いや~凄かったね」

 

英寿「みっ、皆さん!観てたんですか?」

 

わため「観てたよ」

 

 

 何て観客の方が盛り上がっていた。

 

 

 そこに焦った様子でスタッフが駆け寄ってくる。

 

スタッフ「皆さん!姫森さんを見てませんか?」

 

永久「そういえば撮影の後見てないわ」

 

英寿「何かあったんですか?」

 

スタッフ「打ち合わせの予定時間になっても来ないから待合室に行ったんですけどもそこにもいなくて」

 

英寿「こんな孤島で...行方不明」

 

ココ「...」

 

かなた「ココ?」

 

ココ「...何でもない。行こうかなた」

 

 こうして出演者やスタッフ総出でルーナさんの捜索に当たったが結局その日見つかることは無かった。

 

 

*1
No3時点で撮影していた”常闇トワ”主演のドラマ




ありがとうございました。

そして、申し訳ありません。林間合宿にまだ入りません。

やり残しが2つあるのです。

次回の話が終了したら林間合宿に入ります。

それからアンケートのご協力ありがとうございました。
結果:白上吹雪&黒上風吹のダブルヒロインになりました!!

今後はこれを元に話しの構築もして行きたく思います。

それでは次回をお楽しみに

英寿「更に向こうへ!」

永久・かなた・わため「「「プルスウルトラ!!」」」




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No62:誰がために龍狐は咆哮する?

前回のあらすじ

ホロライブ4期生、”常闇トワ”の頼みで映画に出演する事になった英寿。

撮影も順調に進んでいるはずだったが、出演者の姫森ルーナが行方不明に!

スタッフ総出での捜索もむなしく、見つかることはなかったのだった。

62話始まります。


永久「ルーナぁぁぁ!」

 

わため「姫ぇぇぇ!!」

 

かなた「どこ行った!」

 

 皆の捜索むなしく見つからないルーナさん

 

ギーツ「ルーナさん...一体どこに...」

 

 フィーバースロットで【ビートフォーム】になり集音してみるがルーナさんの音は聞こえない。

 

ドラグーン「上から島全体を見たが怪しいところは見えなかった」

 

 ココさんも上空から探してくれた様だが成果はない。

 

監督「撮影はいったん中止だ。警察にも連絡を入れてプロに捜索を頼もう」

 

スタッフ「監督!」

 

監督「どうした?」

 

スタッフ「連絡がつながりません!固定電話も電話線が切られていて」

 

監督「なに?」

 

かなた「ほんとだ。島に来たときは電波届いてたのに」

 

 急に圏外になる携帯電話...連絡手段が絶たれた?

 

ドラグーン「私が飛んで救助を呼んで来よう」

 

監督「すまない」

 

ドラグーン「構いません。それでは」

 

??「行かせると思っているのか?仮面ライダー」

 

ドラグーン「な?」

 

 飛ぼうとしたココさんの胸を凶弾が貫いた。

 

かなた「あ...ああ、ココ?ココ!?しっかりして」

 

 倒れたココさんは変身も解け、胸から大量に血が流れる。

 

わため「ココ!!」

 

永久「ダメ!血が止まらない」

 

ギーツ「何してんだ!お前!!」

 

??「私か?...違うぞ?悪いのは君だ?仮面ライダーギーツ」

 

ギーツ「何言ってやがる!その銃でお前がココさんを撃ったんだろうが!!」

 

??「そうだ。だが、君がいなければ彼女を打つ必要は無かった」

 

ギーツ「いい加減正体を現せ!!」

 

??「いいだろう...私は世界一迷惑な男、アポロガイストだ」

 

 そうしてアポロガイストが正体を現すと周りから様々な怪人が姿を現す。

 

 GOD、ゲドン、ガランダー帝国、ブラックサタン、ネオショッカー、ドグマ帝国、バダン、ISS、ネオ生命体、フォッグ...昭和テイストな怪人たちのバーゲンセールとなっていた。

 

ギーツ「...要求はなんだ」

 

アポロガイスト「簡単だ...君の死だよ。ギーツ」

 

ギーツ「あんたら総出で攻め込まれる程の恨みを買った覚えはないんんだけどな?」

 

アポロガイスト「常闇トワ」

 

ギーツ「は?」

 

アポロガイスト「彼女を欲した男が君によって牢屋に入れられた」

 

永久「まさかアイツ*1の逆恨み?」

 

アポロガイスト「その父親が依頼したのだ。息子の敵討ちをね」

 

かなた「ろくな親子じゃないな」

 

わため「でも、こんな多勢に無勢で」

 

ギーツ「俺だけ狙えば良いだろう?」

 

アポロガイスト「私が出張った時点でそれはない。何故なら私は宇宙一迷惑な男」

 

ギーツ(スケール上がってるし...)

 

アポロガイスト「これを見ろ」

 

 そこには氷付けにされたルーナさんが...

 

永久「ルーナ!」

 

アポロガイスト「返して欲しければ抵抗するなよ?ギーツ」

 

ギーツ「...分った」

 

 俺は変身を解除し手を横に伸ばす。

 

英寿「だが、覚悟しろよ?もしお前らが他の人たちにもその邪悪な手を伸ばせば...必ずお前らを倒すぞ?」

 

アポロガイスト「ああ、覚悟しておこう」

 

パン

 

英寿「ガハッ...」

 

 俺はそのまま倒れる。そしてゆっくりと心臓は活動を停止していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

永久「英寿君!!」

 

わため「そ、そんな」

 

アポロガイスト「さて、様々な組織より呼ばれし迷惑な者どもよ!目的は果たした。故に暴れるのだ。もっと迷惑をかけてやるのだ」

 

「「「「「おおおおおおおおおお」」」」」

 

監督「君たち!あんな若者を殺しておいて約束を守らないのか?」

 

アポロガイスト「知らんな。手を出せばとか言っていたがそれだけだ...やれ」

 

 怪人達がスタッフたちを襲おうと動き出す...

 

ココ「かなた...

 

かなた「ココ!ダメだよこれ以上はココも死んじゃう」

 

ココ「これを英寿のベルトに...

 

かなた「ココ!!」

 

ココ「親友だから頼むんだ...未来のある奴を...救って...

 

かなた「...分ったよ。ココ!」

 

アポロガイスト「天使の女が動いた!そいつに迷惑をかけてやるのだ」

 

わため「かなたん!!」

 

永久「かなた!!」

 

かなた「英寿!ココからの贈り物だ。受け取れ!」

 

『セット・リミットカット』

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

英寿「動け!動けよ」

 

 俺の思いと裏腹に体は完全にその熱を失う。

 

英寿「俺は...みんなを...」

 

「ならばその思い...私たちが届けよう!」

 

英寿「え?」

 

 突然の声に俺は振り返る。

 

 そこには終ぞ力を受け取ることのなかった昭和の大先輩達が...

 

英寿「Xさん」

 

X「アポロガイストは私の敵、故に思いを託そう」

 

英寿「アマゾンさん」

 

アマゾン「俺、お前、トモダチ」

 

英寿「ストロンガーさん」

 

ストロンガー「さあ、立ち上がれ」

 

英寿「スカイライダーさん」

 

スカイライダー「ああ」

 

英寿「スーパー1さん」

 

スーパー1「おう」

 

英寿「ZXさん」

 

ZX「うむ」

 

英寿「シンさん」

 

シン:うなずく

 

英寿「ZOさん」

 

ZO「ギーツ、まだ諦める必要はない」

 

英寿「Jさん」

 

J「ほら来たよ」

 

 そして空からとても強く温かい炎が降りてくる。

 

英寿「これは...」

 

ライダーマン「命の炎だ」

 

英寿「ライダーマンさん」

 

ライダーマン「君の仲間はまだ諦めていない」

 

2号「その思いに我々も答えよう」

 

英寿「2号さん」

 

2号「さあ、ギーツ。その炎に飛び込めば君は帰れる」

 

英寿「はい!皆さん...ありがとうございました」

 

2号「我ら!」

 

ライダー一同『力は託せずとも、この正義の心、次代に託さん!』

 

2号「改めて聞こう。君の名は?」

 

英寿「俺は...

 

ギーツ「俺は、仮面ライダーギーツ!」

 

 そして俺は炎に触れる。

 

 皆さん、今行きます!

 

ギーツ「おおおおお!!」

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

アポロガイスト「何だこれは?天使!キサマ何をした!?」

 

 俺の体が炎に包まれる。体に熱が戻る。心臓が鼓動する。闘え。守るために

 

『オーバーライド・ドラグニティー・レディーファイト』

 

ギーツ「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA」

 龍狐咆哮...俺は【仮面ライダーギーツドラグニティー】に変身する。

 

アポロガイスト「キサマ!何者だ」

 

ギーツ「仮面ライダーギーツ...

 

『ドラグニティー・ストライク』

 

ギーツ「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA」

 

 俺は必殺の咆哮で敵怪人だけを消滅させる。

 

アポロガイスト「ばっ馬鹿な、あれだけいた怪人共が...迷惑な奴らが...」

 

ドラス「ガアアア」

 

アポロガイスト「おお、生き残っていたか!ドラス!!」

 

 俺はドラスの攻撃を躱して一撃を入れる。

 

ドラス「ガァッ」

 

ココ「英寿!ブーストを使え!今なら出来る!ゴホッゴホッ」

 

かなた・永久・わため「「「ココ!!」」」

 

アポロガイスト「何かされる前にギーツを殺せ!ドラス!」

 

 俺はココさんの言うようにドライバーの左にブーストを装填する

 

『ゲキリンタイム』

 

 すると、体の炎が更に激しく、強くなる。その姿は炎の龍...

 

ギーツ「トドメだ

 

『ドラグニティー・ヴィクトリー』

 

 俺はドラスにライダーパンチをぶつける。

 

ドラス「がっがああああああああああああああああ」

 

 そうしてドラスは灰になり消滅した。

 

アポロガイスト「あ、ああ、ゆる...許してくれ」

 

『ゲキリンタイム』

 

ギーツ「お前に慈悲は与えない

 

『ドラグニティー・ヴィクトリー』

 

ギーツ「はああああああ

 

アポロガイスト「ああああああああああ」

 

 俺のライダーキックがアポロガイストを貫き、灰塵となりて消滅していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、あの大金持ちの父親も逮捕された。

 

 ココさんは無事に一命を取り留め、ルーナさんも救出し後遺症なども無いようだ。

 

永久「また英寿君に助けられたね」

 

英寿「俺はやるべき事をやっただけです」

 

かなた「いや~あの時の英寿は格好良かったね」

 

わため「私的には怖かったけど...」

 

英寿「ガオォ」

 

わため「いやぁぁぁ」

 

「「「あはははは」」」

 

 そんなバタバタが落ち着き日本に帰って来たのは林間合宿前日だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英寿「博士...どうです?」

 

博士「仮面ライダーキカイとの友情で生まれた”アームドメカニクルアーム”と、仮面ライダーシーカーに託された”パワードビルダー”他一式、現状貴方に使わせられないわ」

 

英寿「何で!」

 

博士「誰でも安全に扱えるように調整する必要があるからよ」

 

 俺は本来i・アイランド帰国後にやろうとしていた相談をデザイアの博士にしていた。

 

博士「少なくとも林間合宿には間に合わないわね。前日なんだし」

 

英寿「そうですか」

 

博士「はぁ、他のバックルは万全の状態にしといてあげるわ。サポーターのバックルは本来二本差しを想定してないのよ?」

 

英寿「ありがとうございます」

 

博士「まったく無理しちゃって、まあそれがギーツちゃんっぽいわね

 

英寿「なにか?」

 

博士「何でもないわよ」

 

 

 

 

 こうして準備は整った。さあ、明日から林間合宿だ(ここからがハイライトだ)

 

 

 

 

*1
No3とNo13に登場した常闇トワを狙う大金持ちの男




ありがとうございました。

前回お伝えしたやりたいことのその1、商品化されてない仮面ライダー達の思いを継承すること。今回の話で全てのメインライダー達から思いを託されました。

その2、サポーターライダーのバックル全員分の使用です。ついでにブーストとの併用も出来るまで英寿が成長したことを表したいと今回の話しになりました。

英寿はここまで成長しました。そんな英寿が今後どんな活躍をするのか?

次回からついに始まる林間合宿編をお楽しみに

英寿「更に向こうへ!」

永久・ココ・かなた・わため・ルーナ「「「「「プルスウルトラ!!」」」」」


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No63:駆けろ!魔獣の森

これまでの「個性【仮面ライダーギーツ】のヒーローアカデミア」

俺”白上英寿”は前世で交通事故で死亡、気がつけばこの世界で前世で最後に見たヒーロー”仮面ライダーギーツ”の力が使えるようになっていた。

このヒーローが当たり前にいる世界で最高の仮面ライダー(ヒーロー)になるべく名門校である雄英高校に進学、様々な事件を経て仮面ライダーの仲間、歴代の先輩方の想い、全てを胸に突き進む!

ここが俺のヒーローアカデミアだ!!




そのはずだった...


 なのに何故...

 

英寿「俺は森の中で1人になってるんだあああ!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

相沢「雄英高は1学期を終え、現在夏休み期間中に入っている。だが、ヒーローを目指す諸君らに安息の日々は訪れない。この林間合宿で更なる高みへ...プルスウルトラを目指してもらう」

 

「「「「「はい」」」」」

 

麗日「デク君ついに林間合宿の始まりだね」

 

出久「う...うん、そうだね麗日さん(近い...)」

 

麗日「どうしたの?」

 

出久「いや、その...」

 

麗日「ん?あっ あうう」

 

 出久に近づいた麗日さんは顔を真っ赤にして出久から距離をとる。

 

麗日「がっ合宿だね。合宿合宿...」

 

麗日・芦戸・上鳴「「「合宿合宿合宿合宿合宿合宿」」」

 

英寿「(青春してんなぁ)ふぁ~」

 

物間「眠そうだな?白上」

 

英寿「物間か?昨日まで海外だったせいで時差惚けがな」

 

物間「お前も大変だな」

 

拳藤「物間!こっちもバス乗車だって」

 

物間「わかったよ」

 

出久「あっB組の」

 

取蔭「体育祭じゃ何やかんやあったけど、まっよろしくねA組」

 

小大「んっ」

 

拳藤「バス乗るよ」

 

「「「「は~い」」」」

 

峰田「A組だけじゃなくB組の女子まで...じゅる~より取り見取りかよ」

 

霧島「お前ダメだぞ、そろそろ」

 

天哉「A組のバスはこっちだ。席順に並びたまえ」

 

 こうして俺らはバスに揺られていった。

 

相沢「お前ら1時間後にバスを停車させる。その後しばらく...」

 

上鳴「音楽流そうぜ!!」

 

英寿「え?俺以外のみんなで学校のプールで訓練してた!ずるいぞ!!」

 

葉隠「でも、白上君映画出るんでしょ!それはそれでずるいよ」

 

 ワイワイガヤガヤ

 

相沢「ああ...まあいいか、わいわい出来るのも今のうちだけだしな」

 

 

~1時間後~

 

 

出久「うっ...ぐぐ」

 

上鳴「ようやく休憩か~っ」

 

天哉「白上君、休憩だ。一回降りよう」

 

英寿「ふぁ~...ねむっ」

 

 眠い、全バックルのメンテなんかも済ませたら気づけば日付またいでたしな~もう少し...ねむ...zzz...

 

切島「つか何ここ?パーキングじゃなくね?」

 

耳郎「あれ?B組は?」

 

相沢「何の目的もなくでは意味が薄いからな」

 

耳郎・麗日「「え?」」

 

峰田「トイレは?」

 

 すると目の前に止まっていた車の扉が開き、3名の人物が現れる。

 

??「ようイレイザー」

 

相沢「ご無沙汰してます」

 

マンダレイ「煌めく眼でロックオン」

 

ピクシーボブ「キュートにキャットにスティンガー」

 

マンダレイ・ピクシーボブ「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ」」

 

 男の子を覗いた二名が名乗りと共にポーズを決める。

 

相沢「今回お世話になるプロヒーロー、プッシーキャッツの皆さんだ」

 

出久「連盟事務所を構える4名1チームのヒーロー集団、山岳救助等を得意とするベテランチームだよ」

 

マンダレイ・ピクシーボブ「「うっ...」」

 

出久「キャリアは今年で12年にもなる...うわっ」

 

ピクシーボブ「心は18!」

 

 ピクシーボブが凄い勢いで出久の顔面を掴む

 

ピクシーボブ「心は?」

 

出久「18」

 

上鳴・切島((必死かよ))

 

相沢「お前ら挨拶しろ」

 

「「「「「よろしくお願いします」」」」」

 

マンダレイ「ここら一帯は私たちの所有地なんだけどね。あんたらの宿泊先はあの山の麓ね」

 

「「「「「遠っ!!」」」」」

 

麗日「えっじゃあ何でこんな半端な所に?」

 

蛙吹「これってもしかして...」

 

砂籐「いやいや...」

 

範太「アハハッ...バス戻ろうか...なっ?早く...」

 

英寿:zzz...

 

上鳴「そうだな、そうすっか」

 

芦戸「うん」

 

英寿:zzz...

 

マンダレイ「今は午前9時30分、早ければ...12時前後かしら?」

 

切島「ダメだ、おい...」

 

芦戸「戻ろう」

 

切島「バスに戻れ早く?」

 

英寿:zzz...

 

 みんなが急いでバスに戻ろうと駆け出す。だが、それを許すプロではない。

 

マンダレイ「12時半までかかったキティはお昼抜きね」

 

相沢「悪いね諸君、合宿はもう...」

 

ピクシーボブ「イヒ」

 

「「「「「あっ」」」」」

 

相沢「始まってる」

 

「「「「うわぁぁぁぁ」」」」

 

麗日「なんだ~っ」

 

出久「土が盛り上がって...」

 

 ピクシーボブの個性で崖下まで下ろされて行った。

 

英寿:zzz...

 

マンダレイ「おーい私有地につき個性の使用は自由だよ。今から3時間、自分の足で施設までおいでませ。この魔獣の森を抜けて!」

 

「「「「「あっ」」」」」

 

出久「魔獣の森」

 

英寿:zzz...

 

 辺りに広がるのは森...森...森...

 

上鳴「なんだそのドラクエめいた名称は」

 

耳郎「雄英こういうの多過ぎだろ」

 

切島「文句言ってもしゃあねえよ。行くっきゃねえ」

 

峰田(耐えた、おいら耐えたぞ!木陰に隠れて...)

 

ウウウ...

 

範太・上鳴「「ま...魔獣だ!」」

 

峰田「あ...」

 

 突如現れた魔獣がその前足を上げる。

 

口田「静まりなさい獣よ。さがるのです」

 

ウウウ...

 

 口田の個性もむなしくその爪を峰田へ...

 

出久「くっ」

 

 間一髪を出久が助ける。

 

出久(土塊...ピクシーボブの個性)

 

 

 

 

 

 

 

マンダレイ「しかしむちゃくちゃなスケジュールだねイレイザー」

 

相沢「まあ、通常2年の前期から習得予定のものを前倒しで取らせるつもりで来たのでどうしても無茶は出ます。緊急時における個性行使の限定許可証ヒーロー活動認可資格その”仮免"ヴィランが活性化し始めた今彼らにも...」

 

ピクシーボブ「あっ?」

 

相沢「自衛のすべが必要だ」

 

 

 

 

 

 

出久(ワン・フォー・オール・フルカウル)

 

 轟が目に出て魔獣の足を凍結させる。

 

天哉「レシプロ・バースト」

 

 天哉が魔獣を蹴り崩し

 

爆豪「死ねや!」

 

 爆豪が爆砕

 

出久「スマッシュ!」

 

 出久がその拳で貫いた。

 

 

 

 

 

 

相沢「では引き続き頼みます。ピクシーボブ」

 

ピクシーボブ「くっ~お任せ、逆立って来た~」

 

 

 

 

 

砂籐「あの魔獣を瞬殺かよ」

 

範太「やったな」

 

峰田「やった...おいらやっちまった...」

 

切島「さすがだぜ爆豪」

 

爆豪「まだだ」

 

切島「あ?」

 

ウウウ...

 

上鳴「おいおい...いったい何匹いるんだよ」

 

 そのうち一匹が俺を咥えて走り出した。

 

英寿:zzz...

 

耳郎「白上のやつ、まだ寝てたのかよ!!」

 

出久「英寿君を離せ」

 

 出久が俺を咥えた魔獣を倒そうとするが

 

ガアア...

 

 別の個体が邪魔に入ってしまう。

 

麗日「そんな...」

 

出久「英寿くうううううん」

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

英寿「眠気眼にそんなことがあったのは覚えてるが...」

 

ウウウ...

 

ガアア...

 

バウバウ...

 

バウワウ...

 

 時刻は13時15分...

 

英寿「よく寝たな~...さ~て」

 

『セットフィーバー』

 

英寿「事前にありったけのレジェンドバックルの使用許可...もらっといて良かった」

 

『ヒット・フィーバーマグナム・レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ フィーバーマグナムフォーム】になり二丁のマグナムシューターを構える。

 

ギーツ「ここからがハイライトだ」

 

『ファイズ』『カブト』

 

 俺はマグナムシューターそれぞれにレジェンドバックルを装填

 

『『カメンライダー・タクティカルブラスト』』

 

 それぞれのワザで魔獣を倒しながら施設に向かっていく。

 

『V3』『ゼロワン』

 

  『ブラック』『W』

 

     『ディケイド』『ジオウ』

 

 更に!

 

『ヒット・フィーバーニンジャ』

 

                    『フィーバーモンスター』

 

     『フィーバービート』

 

                 『フィーバーゾンビ』

 

『ジャックポット・ヒット・ゴールデンフィバー』

 

 俺が使えるあらゆる手を使って

 

ギーツ「次はこれだ」

 

『テイクオフ・コンプリート・ジェット&キャノン・レディーファイト』

 

 【コマンドフォーム キャノンモード】になり、

 

『ロックオン』

 

ギーツ「トドメだ」

 

 『コマンドツインヴィクトリー』

 

 魔獣を一掃していったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~17時20分~

 

ピクシーボブ「あっやーっと来たにゃん」

 

マンダレイ「随分遅かったねえ」

 

轟「うっ...ハァ...」

 

爆豪「くっ...」

 

天哉「あっ...くうぅ...」

 

出久「うっ...ハアハア...」

 

 皆息も絶えたえな状態で施設にやって来ていた。

 

「「「「「ああ...」」」」」

 

範太「何が3時間ですか」

 

マンダレイ「それ、私達ならって意味。でも1人だけ君たちより遠くから君たちより早く到着してるんだよ~」

 

「「「「「え?」」」」」

 

英寿「よっ、みんなお疲れ!」

 

出久「え、英寿君!?」

 

英寿「いやあ、焦ったよ。目が覚めたら13時でさ、みんな到着してると思って全力で駆けたら誰のいないんだもん」

 

天哉「ち、ちなみに何分に到着したんだい?」

 

英寿「確か15時45分だったかな?」

 

上鳴「なっ...」

 

峰田「何で俺達に合流じゃなくて1人で行っちゃうんだよ!」

 

英寿「ごめんて」

 

砂籐「いつの間にそんなに差が...」

 

切島「もういいよ。それよりはら減った」

 

ピクシーボブ「ネコネコネコ...でも正直もっとかかると思ってた。私の土魔獣が思ったより簡単に攻略されちゃった。いいよ君ら、特にそこの4人...躊躇のなさは経験値によるものかしらん?3年後が楽しみ!唾つけとこう」

 

爆豪「うわぁ」

 

出久「な...何を...」

 

英寿「適齢期焦ってるから優秀な奴にそうやってるみたいだぞ?俺もやらぐわっ」

 

ピクシーボブ「心は?」

 

英寿「18」

 

ピクシーボブ「よろしい」

 

出久「適齢期と言えばぐっ」

 

ピクシーボブ「と言えばって」

 

 ピクシーボブは俺と同じようにまた出久の顔面を掴む。

 

出久「ずっと気になっていたんですが、その子はどなたのお子さんですか?」

 

マンダレイ「ああっ違う、この子私のいとこの子供だよ。ほら洸汰あいさつしな。1週間一緒に過ごすんだから」

 

 出久は洸汰くんに近づく

 

出久「ああえっと僕雄英高校ヒーロー科の緑谷、よろしくね」

 

 そう言って手を差し出すが...

 

洸汰「ふん」

 

出久「おおおお...」

 

 洸汰くんは出久の陰のうにパンチを繰り出した。

 

天哉「緑谷君、おのれ従甥なぜ緑谷君の陰のうを」

 

洸汰「ヒーローになりたいなんて連中とつるむ気ねえよ」

 

天哉「つるむ?いくつだ君は」

 

爆豪「ませガキ」

 

轟「お前に似てねえか?」

 

爆豪「ああ?似てねえよ」

 

英寿「洸汰くん...あんな不良になんないように言葉には気を付けた方がいいぞ?」

 

爆豪「はあ?何言ってやがる狐面野郎!」

 

英寿「何だろうな?不良君?」

 

相沢「茶番はいい、バスから荷物を降ろせ。部屋に荷物を運んだら食堂にて夕食、その後入浴で就寝だ。本格的なスタートは明日からだ」

 

 こうして合宿の1日目、魔獣の森が終了するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

合宿編スタートですよ。

さてさて、またしてもアンケートを実施します。

しつこいようですがこの作品はホロライブともクロスオーバーしていますが...まだ全メンバーと英寿君の絡みがありません。というわけで次の個別エピソードのメインキャラを決めるためのアンケートです。尚今回で1位じゃなくても絡みは作りますのでよろしくです。期限は合宿編の間まで。

ではご協力をよろしくお願いします。

英寿「更に向こうへ!」

マンダレイ・ピクシーボブ「「プルスウルトラ!!」」


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No64:伸ばせ個性!

前回までのあらすじ

合宿1日目は魔獣の森を踏破して宿泊施設にたどり着くこと!

英寿は序盤A組のみんなとはぐれてしまうが様々なフォームを駆使し単独で目的地にたどりついく。他のみんなが到着するのはその1時間ほど後になるのだった。

64話始まります。


英寿「クロ姉ありがとう。レジェンドバックルの使用許可くれて」

 

風吹『元々使えるのはお前と私ぐらいだ。スパイダーフォンが無事に送り返してくれたから問題ない』

 

英寿「そっか」

 

風吹『合宿なんだろ?この後は自分の力で頑張れよ?』

 

英寿「わかってるって、それじゃお休み」

 

風吹『ああ、お休み』

 

 皆が施設に到着した後、飯で盛り上がり、風呂でバカ騒ぎしたり(主に峰田が...)した後、スパイダーフォンに借りていたレジェンドバックルの返却をしてもらい、お礼の連絡を済ませていた。

 

天哉「白上君!おっと電話中だったか?」

 

英寿「大丈夫、今終わった。就寝時間だろ?今戻る」

 

天哉「ああ、明日からもきっとハードだ。しっかり休まなくて」

 

英寿「だな」

 

 明日を楽しみにしつつ俺達は眠りについたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~合宿2日目 5:30~

 

 集合時間となり、皆眠そうな状態ながらも集まった。

 

相沢「おはよう諸君、本日から本格的に強化合宿を始める。今合宿の目的は全員の強化およびそれによる仮免の取得、具体的になりつつある敵意に立ち向かうための準備だ。心して臨む様に!というわけで爆豪、そいつを投げてみろ」

 

爆豪「これ体力テストの...」

 

 そうして爆豪が渡されたのは体力テストの際に使用したボールだった。

 

相沢「前回の...入学直後の記録は705.2メートル、どんだけのびてるかな」

 

芦戸「おお成長具合か」

 

瀬呂「この三ヶ月いろいろ濃かったからな。1キロとか行くんじゃねえの?」

 

切島「いったれ爆豪」

 

英寿「不良君気楽にな」

 

爆豪「不良じゃねえわぶっ殺すぞ!狐面野郎」

 

 そう言いながら何度か腕を回す爆豪、さてどれだけ成長したかな?

 

爆豪「んじゃ...よっこら...くたばれ!」

 

出久(くたばれ...)

 

英寿(相変わらず口わるいな~)

 

爆豪「んんっ...」

 

相沢「709.6メートル」

 

爆豪「ぬあっ...」

 

 そうして表示されたのはちょっとした成長を感じる程度のもの...明らかに期待外れの結果

 

瀬呂「あれ?思ったより...」

 

相沢「入学からおよそ三ヶ月、さまざまな経験を経て確かに君らは成長している。だがそれはあくまでも精神面や技術面あとは多少な体力的な成長がメインで...個性そのものは今見た通りでそこまで成長していない」

 

出久「ハッ」

 

英寿「...」

 

相沢「だから今日から君らの個性を伸ばす」

 

 そういった相沢先生は”ニッ”と笑う

 

相沢「死ぬほどきついがくれぐれも死なないように」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数時間遅れで来たB組は声をそろえた。

 

「「「「「「うわっ...」」」」」」

 

 その光景はまさに地獄絵図だった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

プレゼント・マイク「ここからはこの俺が実況しよう!え?どこから出てきたかって?気にすんなよ!楽しめブラザー!」

 

 

 

 

爆豪「うおおおっ...」

 

P·M(プレゼント·マイク)『爆豪勝己、熱湯に両手を突っ込んで汗腺の拡大および爆破を繰り返して規模を大きくする特訓』

 

爆豪「クソが!」

 

 

轟「ハァ...ハァ...」

 

P·M(プレゼント·マイク)『轟焦凍、凍結と炎を交互に出し風呂の温度を一定にする。凍結に体を慣れさせ炎の温度調節を試みる特訓...二つの個性を同時に出せるかも?』

 

轟「ハァ...んっ...」

 

 

範太「うあああああ」

 

P·M(プレゼント·マイク)『瀬呂範太、テープを出し続けることで容量の拡大テープ強度と射出速度を強化する特訓』

 

 

切島「ううっ...おおっ」

 

P·M(プレゼント·マイク)『切島鋭次郎、硬化した状態で鉄球を受け続ける事で強度を高める特訓』

 

 

上鳴「いやあああああ」

 

P·M(プレゼント·マイク)『上鳴電気、大容量バッテリーと通電することで大きな電力に耐えられる体にする特訓』

 

 

口田「ああああっ...

 

P·M(プレゼント·マイク)『口田甲司、生き物を操る声が遠くまで届く様に声帯を鍛える発声の特訓。内気な性格を直すにも効果的』

 

口田「ああああっ...

 

 

青山「ふっ」

 

P·M(プレゼント·マイク)『青山優雅、腹痛を起こしてもネビルレーザーを打ちまくって体を慣らしかつ飛距離アップを目指す特訓』

 

青山「うううっ...」

 

 

踏蔭「うああああっ...」

 

P·M(プレゼント·マイク)『常闇踏蔭、暗闇で暴走するダークシャドウを制御する特訓』

 

踏蔭「ダークシャドウ」注)ケンカ中

 

 

麗日「ううっ...ううっ...」

 

P·M(プレゼント·マイク)『麗日お茶子、無重力で回転し続ける事によって三半規管の鍛錬と酔いの軽減また限界重量を増やす特訓』

 

 

天哉「ふんふんふんふん」

 

P·M(プレゼント·マイク)「飯田天哉、脚力と持久力を高めるために走り込みの特訓』

 

 

 

蛙吹「ケロ」

 

P·M(プレゼント·マイク)『蛙吹梅雨、全身の筋肉と長い舌を鍛える特訓』

 

 

 

砂籐「はぐ...うぐ」

 

P·M(プレゼント·マイク)「砂籐力動、個性発動に必要な甘いものを食べながら筋トレしパワーアップを図る特訓』

 

 

八百万「うぐ」

 

P·M(プレゼント·マイク)「八百万百、同じく食べながら個性を発動させて創造物の拡大また創造時間の短縮を目指す特訓』

 

 

耳郎「いやあああっ...」

 

P·M(プレゼント·マイク)『耳郎響花、ピンジャックを鍛えることで音質を高める特訓』

 

 

芦戸「ううっ...うう...」

 

P·M(プレゼント·マイク)『芦戸三奈、断続的に酸を出し続けて皮膚の耐久度を上げる特訓』

 

 

峰田「うぇぇぇ...」

 

P·M(プレゼント·マイク)『峰田実、もぎってももぎっても血が出ないように頭皮を強くする特訓』

 

 

P·M(プレゼント·マイク)『葉隠透、障子目蔵、気配を消す葉隠を複製腕を素早く変化させ捜す事で互いの個性を強化する特訓』

 

 

プレゼント・マイク「以上だぜ!え?2人ほどいないって?心配はノープログレム!このあと出るから楽しみにしてな!それじゃリスナー諸君...サンキュー」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

鱗飛竜「なんだこの地獄絵図...」

 

ブラドキング「許容上限のある発動型は上限の底上げ、異形型、その他複合型は個性に由来する気管部位の更なる鍛錬、通常であれば肉体の成長に合わせて行うが...」

 

相沢「まあ、時間が無いんでな。B組も早くしろ」

 

拳藤「でも私たちも入ると40人だよ?そんな人数の個性をたった6人で管理できるの?」

 

相沢「だから彼女らだ」

 

ラグドール「そうなの、あちきら四位一体」

 

マンダレイ「煌めく眼でロックオン」

 

ラグドール「猫の手手助けやってくる」

 

虎「どこからともなくやってくる...」

 

ピクシーボブ「キュートにキャットにスティンガー」

 

「「「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ フルバージョン」」」」

 

バーン

 

爆豪「クソが!」

 

ラグドール「あちきの個性サーチ、この目で見た人の情報を100人まで丸わかり、居場所も弱点も」

 

ピクシーボブ「私の土流でおのおのの鍛錬に見合う場所を形成」

 

マンダレイ「そして私のテレパスで一度に複数の人間へアドバイス」

 

虎「そこを我が殴る蹴るの暴行よ」

 

「色々ダメだろ」

 

虎「単純な増強型の者我の元へ来い。我ーズブートキャンプはもう始まっているぞ」

 

出久「ふんふんふんふん」

 

 出久は開始からずっとブートキャンプに参加していた。

 

虎「さあ、今だ打ってこい」

 

出久「5%デトロイトスマッシュ」

 

虎「ようし」

 

出久「がっ」

 

 出久は放ったワザを軽く躱され反撃の蹴りで木に叩きつけられる。

 

虎「まだまだキレッキレじゃないか。筋繊維がちぎれてない証拠だよ」

 

出久「イエッサー」

 

虎「声は小さい」

 

出久「イエッサー

 

虎「プルスウルトラだろ?しろよウルトラ」

 

出久「イエッサー」

 

ブラドキング「雄英も忙しいからヒーロー科1年だけに人員を割くことは難しい」

 

相沢「この4名の実績と広域カバーが可能な個性は短期で全体の底上げをするのに最も合理的だ」

 

ブラドキング「A組に遅れをとるな、B組行くぞ」

 

B組一同「「「「「はい」」」」」

 

物間「そういえば白上の奴はどこに?」

 

ピクシーボブ「ああ、彼なら一番厳しい特訓かもね?」

 

相沢「アイツと君は同じ仮面ライダーの個性だ。発動して異形型に変異するタイプ...まさしく変身型だ。これは変身すればある程度のスペックは決まってしまう。ならば変身後の動きを洗練させれば良い」

 

ラグドール「というわけで泥の魔獣1000体と組み手なのさ」

 

物間「1000...それを僕もやると...」

 

ブラドキング「いや、お前はコピーの個性の強化を行う」

 

物間「ほっ...でも1人で1000人だなんて」

 

相沢「そこに関しては俺も驚いたがアイツは...1人じゃないようだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジーン「まさか、こんなに早くお呼び出しが来る何てね」

 

英寿「そんなこと言わずにさ。俺の個性(相棒)なんだろ?」

 

ジーン「やれやれエースはどの時代...どの世界でもエースらしい」

 

英寿「行くぜ!」

 

ジーン「ああ」

 

『セット』『ジーン・セット』

 

英寿・ジーン「「変身」」

 

『ゲットレディフォー・ブースト&マグナム』

 

『レーザーオン・ジーンローディング』

 

魔獣ども「「「「「ガアア...」」」」」

 

 そこに群がる魔獣どもに俺とジーンがうなずき合う。

 

英寿・ジーン「「行くぞ!!」」

 

『『レディーファイト』』

 

 そうして2人で魔獣の群れへと飛び込んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピクシーボブ「さあ昨日言ったね。”世話焼くのは今日だけ”って」

 

ラグドール「己で食う飯ぐらい己で作れ、カレー!」

 

一同「「「「「...イエッサー...」」」」」

 

ラグドール「アハハハッ...全員全身ブッチブチだからって雑な猫まんまは作っちゃダメね」

 

飯田「ハッ確かに...災害時など避難先で消耗した人々の腹と心を満たすのも救助の一環さすが雄英ムダがない」

 

英寿(絶対そんな意図はないと思うが...黙ってよう)

 

ジーン「面白いね。英寿の友達は」

 

英寿「そうだな」

 

飯田「世界一うまいカレーを作ろうみんな!」

 

「「「「「おお...」」」」」

 

相沢(飯田便利)

 

出久「ところで英寿君の隣にいる君は?」

 

 そこで出久が俺の隣にいるジーンについて聞いて来る。

 

英寿「こいつは...」

 

ジーン「初めましてみんな、僕はジーン...簡単に言えば英寿の個性さ」

 

「「「「「白上(英寿君)の個性!?」」」」」

 

砂籐「どういうことだよ白上」

 

芦戸「個性は仮面ライダーじゃなかったの」

 

上鳴「二つ持ちだったとかずるいぞ」

 

出久「考えて見たら物間君が2つ持ちだったことを考えると仮面ライダーが2つ目でジーン君が1つ目だった可能性も...

 

麗日「デク君...怖いよ?」

 

 とそれぞれ反応が返ってくる。

 

ジーン「僕は英寿がピンチと感じた時にしか出てこないつもりだ。何せ彼の理想の個性こそ”仮面ライダーギーツ”なんだからね」

 

英寿「もう、戻るのか?」

 

ジーン「ああ、ただ覚悟することだね」

 

 そう言ってジーンは俺の中へと戻って行った。

 

英寿「ありがとう...ジーン......あれ...」

 

出久「英寿君!?」

 

英寿「急に力が...」

 

 まるで疲労が一気に来たかのように俺はその場に座り込む。

 

ジーン『言い忘れてたけど、僕の活動した期間の疲労は僕が君の中に戻った後に来るからね』

 

英寿「...それを先に言いやがれ!!」

 

 と叫びながら俺はその場に倒れるのだった。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

トガ「ん...んん...ていうかこれ嫌、かわいくないです」

 

マスタード「裏のデザイナー開発者が設計したんでしょ?見た目はともかく理にかなってるはずだよ」

 

トガ「そんなこと聞いてないです。かわいくないって話です」

 

マグネ「ハ~イお待た」

 

ムーンフィッシュ「仕事仕事...」

 

荼毘「これで8人」

 

マスキュラー「どうでも良いから早くやらせろ、わくわくが止まんねえよ」

 

荼毘「黙ってろイカレ野郎どもまだだ」

 

メリー「荼毘ちゃんは11人揃った万全の状態で挑みたいのよ?」

 

荼毘「そうさ、威勢のいいチンピラどもを集めたところでリスクが増えるだけだ。やるなら経験豊富な少数精鋭...まずは思い知らせろ、てめえらの平穏は俺達の手の平の上だっていう事を」




ありがとうございました。

ギーツの劇場版...面白かったですよ。ギーツ好きな人は是非劇場へ

さてさて、林間合宿編の2話目が予定よりだいぶ遅くなりました。最近の暑さにやられてます。

さて次回はヴィラン連行開闢行動隊が本格的に動き出します。メンバーには”仮面ライダーメリー”も?

それでは次回もお楽しみに

英寿「更に向こうへ」

英寿・ジーン「「プルスウルトラ!!」」


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No65:襲撃・ヴィラン連合開闢行動隊

前回までのあらすじ

合宿2日目はそれぞれの個性を伸ばす強化特訓だった。

俺は自分の意思で初めて個性(ジーン)発動(呼び出し)2人での魔獣無双を行うのだった。

その裏で不穏な影が蠢くことに気づかずに...

65話始まります。


口田「ああああっ...

 

 合宿は3日目に突入していた。夕食後、期末試験の補習を受けていた。俺、範太、砂籐、芦戸、上鳴、切島の6名は昨夜遅くまで行われていた事もあり朝からフラフラであった。

 

相沢「補習組動き止まってるぞ」

 

切島「ああっオッス」

 

芦戸「すみませんちょっと眠くて...」

 

上鳴(昨日の補習が...)

 

範太(夜中の2時までやるとは...)

 

英寿(誰が思う...zzz…)

 

砂籐(朝は7時だし)

 

相沢「白上寝るな!だから言ったろきついって、個性の強化だけじゃない。白上は単純な勉学の遅れ、他は期末で露呈した立ち回りの脆弱さ」

 

補習組((((((うっ...))))))

 

相沢「お前らがなぜ他のクラスメートたちより疲れているか、その意味をしっかり考えて動け」

 

補習組「「「「「「は...はい」」」」」」

 

相沢「麗日、青山、お前らもだ。赤点こそ逃れたがギリギリだったぞ?30点がラインとして35点くらいだ」

 

麗日「げっギリギリ」

 

青山「心外...」

 

相沢「気を抜くなよ?みんなもダラダラやるな」

 

出久「ヒィヒィヒィ...」

 

相沢「何をするにも原点を常に意識しとけ。向上ってのはそう言うもんだ。何の為に汗をかいて、何の為にこうしてグチグチ言われるか?常に頭に置いておけ」

 

爆豪(原点)

 

轟(原点)

 

英寿(俺の原点...)

 

 

 

『ここからがハイライトだ』

 

 思い出すのは前世の最後の仮面ライダー(ヒーロー)それを思えばかなりやる気がみなぎって来た。

 

 

英寿「おし!やるぞおおお!!」

 

相沢「その意気だ白上、目は覚めたようだな」

 

英寿「オス!ピクシーボブ!また魔獣をお願いします。行くぜジーン」

 

ジーン「おはよう英寿また特訓だね。本当はピンチの時だけのつもり何だけど君のやる気に免じて付き合おう」

 

出久「(原点...あっ)そういえば相沢先生、もう3日目ですが...」

 

相沢「言ったそばからふらっと来るな」

 

出久「今回オールマイト...いや他の先生方って来ないんですか?」

 

相沢「合宿前に言ったとおり、ヴィランに動向を悟られぬよう人員は必要最低限」

 

ラグドール「よってあちきら4人の合宿先ね」

 

相沢「そして特にオールマイトはヴィラン側の目的の1つと推測されている以上来てもらう訳にはいかん。良くも悪くも目立つからこうなるんだあの人は...ケッ」

 

出久(”悪くも”の割合がデカそう...そっか、オールマイト来ないのか)

 

ピクシーボブ「ネコネコネコ、それよりみんな今日の晩はね。クラス対抗肝試しを決行するよ」

 

英寿「え...肝試し...」

 

ジーン「ああっ英寿ホラー系ダメだもんね?」

 

英寿「止めろジーン!それはトップシークレットだ!」

 

ジーン「君よくお姉さんのホラーゲームに付き合わされて悲鳴上げまくって...」

 

 そこで俺はジーンの口を押さえる。

 

英寿「本当に止めろジーン」

 

ピクシーボブ「しっかり訓練した後はしっかり楽しい事がある。ザ・アメとムチ」

 

拳藤「ああ忘れてた」

 

耳郎「怖いのマジやだ」

 

踏蔭「闇の饗宴」

 

鱗「イベントらしいことやってくれるんだ」

 

物間「フフフッ...対抗ってところが気に入った。今日は白上に勝つ」

 

英寿「今回はお前の勝ちで良いから参加させないでくれぇぇぇぇ」

 

ピクシーボブ「というわけで今は全力で励むのだ!」

 

一同「「「「「イエッサー」」」」」

 

出久「原点...オールマイト...」

 

虎「おい!」

 

出久「はっ」

 

虎「プルスウルトラは?」

 

出久「はっはい」

 

 こうして皆それぞれの訓練に戻って行くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

ピクシーボブ「さて腹も膨れた皿も洗ったお次は...」

 

 夕食も終わり...ついに来てしまった。俺にとって地獄の...

 

芦戸「肝を試す時間だ!」

 

補習組「「「「試すぜ!」」」」

 

相沢「その前に大変心苦しいが補習連中はこれから俺と授業だ」

 

英寿「えっ...今なんと?」

 

相沢「今から授業だ」

 

英寿「やったあああ」

 

 相沢先生...貴方は俺の救世主だ。ありがとう...ほんとホラームリ

 

芦戸「ウソだろ!」

 

相沢「すまんな、日中の訓練が思ったよりおろそかになってたのでこっちを削る」

 

 そうして俺以外の補習組が相沢先生の布に捕縛され連行される。

 

英寿「ふん♪ふん♪ふん♪」

 

 俺はノリノリで相沢先生に同行していった。

 

上鳴「うわ勘弁してくれ」

 

切島・砂籐「試させてくれ~っ」

 

 そうして補習会場にたどり着く。そこには物間も...

 

英寿「お前数学ダメだったもんな♪」

 

物間「君は英語ダメだったもんね...何で嬉しそうなの?」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

骨抜柔造「カッカッカ、小大お前の脅かし今んとこ全員ビクッてなってたぞ」

 

拳藤「体張るね唯」

 

小大唯「うん」

 

骨抜「爆豪と轟超ウケたなハハッ」

 

 

 

 それは爆豪と轟が回っている際、小大の個性で頭だけ地面から出てくるという脅かしを決行...その際の2人の反応は

 

爆豪・轟『おっ』

 

 だった。

 

 

 

 

骨抜「”おっ”って何だよカッカッカ」

 

拳藤「てかちょっとさ、さっきから微妙に焦げ臭くない?」

 

骨抜「あ?そういえば...急に煙っぽいのが...爆豪達びびって個性ぶっ放しちまったん...」

 

 そういいながら骨抜は意識を失って倒れる。

 

拳藤「骨抜?ううっ...唯吸っちゃダメ」

 

 とっさに手を大きくし小大を掴む事で守る拳藤

 

拳藤(この煙...有毒)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピクシーボブ「(スンスン)何この焦げ臭いの...」

 

出久「あれは...」

 

 出久が見た先はまるで森が燃えている様な光景...山火事だった。

 

マンダレイ「黒煙...」

 

天哉「何か燃えているのか?」

 

 

 

 

 

 

 そう森を燃やす男がただ1人...

 

荼毘「さあ始まりだ」

 

 

 

 

 

ピクシーボブ「なっ何?」

 

マンダレイ「ピクシーボブ」

 

 ピクシーボブが全身をピンク色に発光したかと思うと後ろに吸い寄せられる。

 

 

 

 

荼毘「地に落とせ、ヒーローという名の偽りの輝きを」

 

 

 

トガ「フフッ」

 

 トガヒミコ...彼女が見つめる先は、麗日と蛙吹がいた。

 

 

 

荼毘「断罪するは我ら”ヴィラン連合開闢行動隊”」

 

 

 

 

マグネ「飼い猫ちゃんはじゃまね」

 

 鈍器で頭を割られるピクシーボブ...

 

峰田「なっ...何で...万全を期したはずじゃ」

 

 峰田が後ずさる。そうだろう何故ならそこには本来いるはずが無い者...いてはいけない者...

 

峰田「なんでヴィランがいるんだよ」

 

 圧倒的脅威(ヴィラン)がそこにはいた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

相沢「白上と物間は筆記が問題だったため、今日もそれぞれの教科担当から課題を頂いている。それをこなすように。ブラド今回は演習も入れたいんだが」

 

ブラドキング「俺も思っていたぜ。言われるまでもなく」

 

マンダレイ『みんな』

 

切島「マンダレイのテレパスだ」

 

芦戸「これ好き ビクッてする」

 

上鳴「交信出来るわけじゃないからちょい困るよな...」

 

相沢「静かに」

 

 そう言って相沢先生はテレパスに集中する

 

マンダレイ『ヴィラン2名襲来、他にも複数いる可能性あり、動ける者は直ちに施設へ!会敵しても決して交戦せず撤退を』

 

相沢「ブラドここ頼んだ。俺は生徒の保護に出る」

 

物間「白上!」

 

英寿「ああ...」

 

 俺と物間はデザイアドライバーを取出す。

 

ブラドキング「動くな2人とも...お前ら実践は確かに他の生徒よりはあるよ?だがあくまで生徒だ。今は動くな」

 

??「その判断は違うと思うわよ?私...」

 

英寿「なっ!?」

 

 声の方へと振り返る。そこには大きな爆弾とそこから伸びるチューブに捕まった芦戸・切島・砂籐・範太・上鳴、そして...

 

メリー「初めましてギーツちゃん、パンクジャックちゃん、私は仮面ライダーメリー...ヴィラン連合二人目の仮面ライダーよ。よろしくね」

 

ブラドキング「キサマ!」

 

メリー「おっと動いちゃダメよ?ブラドキングちゃん?誰かがおかしな動きをすれば私の”アームドボンバー”の爆弾ちゃんがこの捕まった生徒達を爆殺しちゃうわ」

 

芦戸「白上...」

 

切島「白上すまねぇ...全く反応出来なかった」

 

 皆が人質になっており俺達は動けない。

 

ブラドキング「貴様らの目的は何だ!」

 

メリー「焦らないの...ブラドキングちゃん、私の任務はね。貴方よ...ギーツちゃん」

 

英寿「...俺!?」

 

 ヴィラン連合の目的が俺...一体どういうことなんだ?




ありがとうございました。

ついに動き出したヴィラン連合開闢行動隊

その目的は英寿?

次回をお楽しみに

メリー「更に深く!プルスケイオス!!」


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No66:バイバイ

前回までのあらすじ

合宿は3日目に突入

そしてその夜...ヴィラン連合襲撃

66話始まります。


メリー「私の任務はね。貴方よ...ギーツちゃん」

 

 そう言って俺へと指を指すメリー

 

英寿「俺?」

 

メリー「そう貴方を迎えに来たのよ」

 

英寿「迎えに来ただ?それがこの手洗い歓迎かよ?」

 

 俺は爆弾につながれているクラスメートに目線を向ける。

 

メリー「だってしょうがないでしょ?私ヴィランなんだもの?ヒーローのところで動くならこれぐらいしなきゃ」

 

英寿「そんな理屈で...」

 

メリー「会いたくないの?本当の母親に」

 

英寿「...なんで、何でお前がそのこと知ってる!?」

 

 俺の生みの母...クロ姉の実母と言うことしか知らない。だがそれを知るのは俺とフブ姉とクロ姉...そして

 

メリー「私について来たら合わせて上げるわよ。貴方の生みの母親”黒上奈弥祢(なみね)”にね」

 

ブラドキング「惑わされるな白上。奴の罠だ」

 

物間「そうだ白上...お前の母親に会うのそんな奴に従う必要は...」

 

メリー「お口チャックね。パンクジャックちゃん!」

 

 すると突然物間の前に爆弾が出現し...

 

ボカーン

 

英寿「物間!」

 

 煙が晴れるとそこには物間を抱えたブラドキングが...

 

物間「先生?...先生、先生!しっかりしてください!」

 

メリー「さすがヒーロー、とっさにパンクジャックちゃんをかばったのね」

 

英寿「...抵抗はしない。だからいくつか質問に答えろ」

 

物間「白上...」

 

メリー「どうぞ」

 

英寿「なぜ、俺の家族しか知らない事情を知っている」

 

メリー「本人から聞いたからよ」

 

英寿「...本人から?」

 

メリー「そうよ」

 

英寿「母さんは...ヴィラン側なのか?」

 

メリー「ええ、詳しくは本人へどうぞ」

 

 クロ姉と俺の母さんはヴィラン...そんな事って...

 

英寿「母親だろうとヴィランと分ったなら捕まえる」

 

メリー「そう...ならお友達とはさよならね」

 

 メリーはつまらなさそうな声音でそう言い放つ

 

英寿「だが...まだ真実は何も知らない...連れてけよ。俺を」

 

切島「ダメだ白上」

 

メリー「貴方は黙ってなさい」

 

切島「うっ...」

 

英寿「止めろ!」

 

メリー「気絶させただけよ」

 

英寿「俺が行くのに際して条件を1つのめ」

 

メリー「聞いてから判断するわ」

 

英寿「今爆弾に捕まっているクラスメートの解放...それを今すぐにやってくれ」

 

メリー「...いいわ」

 

 メリーはすぐに爆弾を解除、クラスメート達が解放される。

 

メリー「これでいいかしら?」

 

英寿「ああ」

 

メリー「それじゃあ、Mr.コンプレス」

 

Mr.コンプレス「お呼びかな?」

 

 突然もう1人のヴィランが現れる。

 

メリー「了承は得たわ」

 

Mr.コンプレス「了解した。白上英寿君...私の手を」

 

 俺はヴィランの手を掴もうと

 

芦戸「ダメだよ白上」

 

砂籐「そっちに行くな!」

 

上鳴「ヴィランが言うことだぞ?嘘っぱちかもなんだぞ」

 

範太「信じるなよ!英寿!俺達はヒーロー目指してんだ」

 

物間「...白上」

 

 俺はみんなのいる方へと振り返り

 

英寿「みんな...バイバイ」

 

 俺はヴィランの手を握った瞬間...視界は何も映さなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒霧「合図から5分立ちました。行きますよ荼毘」

 

荼毘「まて、まだ目標の1つしか」

 

Mr.コンプレス「ああ、あれはどうやら走り出すほど嬉しかったみたいなんでプレゼントしよう」

 

出久「ハッ」

 

Mr.コンプレス「癖だよ。マジックの基本でね。物を見せびらかす時ってのは見せたくない物があるときだぜ」

 

 そう言ってMr.コンプレスは口に隠した3つのビー玉を見せる。

 

轟・出久「「まっまさか」」

 

 パチン

 

 すると障子が持っていたビー玉が氷になる。

 

轟「俺の氷か!」

 

Mr.コンプレス「そう氷結攻撃の際にダミーを用意し右ポケット入れておいた」

 

出久「クソ(圧縮して閉じ込める的な個性か)」

 

 出久・轟・障子の3人は取り返すべく走り出す。

 

Mr.コンプレス「右手に持ってたもんが右ポケットに入ってんの発見したら、そりゃ嬉しくて走り出すさ」

 

出久「待て!」

 

Mr.コンプレス「そんじゃお後がよろしいよう...」

 

 すると突然レーザー光線がMr.コンプレスにヒット

 

出久「青山君!」

 

Mr.コンプレス「ぐはっ」

 

 それによりMr.コンプレスの口からビー玉が落ちる。

 

障子「うわっ」

 

轟「んっ」

 

出久「ぐぎっ...」

 

 出久は限界に達し倒れる。障子と轟がビー玉を掴むべく駆け

 

障子「ふっ」

 

 障子は2つのビー玉を確保...

 

轟「ああっ...」

 

 轟はビー玉を荼毘に取られてしまう。

 

荼毘「かなしいな...轟焦凍」

 

轟「うっ...」

 

メリー「お手元注意よ?」

 

障子「なに?」

 

ボカーン

 

 突然の爆発に障子はビー玉を落としその1つをメリーがひろう。

 

荼毘「確認だ解除しろ」

 

Mr.コンプレス「俺のショーが台無しだ」パチン

 

 Mr.コンプレスが指を鳴らすと、荼毘の手には爆豪、地面には踏蔭、メリーの手には...俺

 

荼毘「問題...なし」

 

 そう言うが早いかヴィラン連合は黒霧の中に消えようとする

 

出久「英寿君!かっちゃん!」

 

爆豪「来んな、デク」

 

英寿「...」

 

 こうして俺らはヴィラン連合の元へつれさられた。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ベロバ「ついに会えますね。お母様」

 

奈弥祢「ええ、ええ...14年...とても長かった。やっと会えますね。九尾(英寿)

 

 

 

 

 

 

 

これから始まるは本当の地獄...

 

「さあ、目覚めよ!九尾...」

 

「我がこの世全て喰らってくれる!」

 

「さよならだ。オールマイト!」

 

 

次回:「個性【仮面ライダーギーツ】のヒーローアカデミア」...【神野区の悪夢(終わりの始まり)】編 スタート!

 

 

仮面ライダーギーツ...その言葉を、お前は信じるか?

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

今回で林間合宿編は終わります。

次回からは神野区編です。お楽しみに!

そしてアンケートの方も今回の話しで終了します。ご協力ありがとうございました。

それでは次回をお楽しみに

奈弥祢「更に深く!プルスケイオス!!」


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No67:邂逅

これまでの「個性【仮面ライダーギーツ】のヒーローアカデミア」

林間合宿で厳しくも楽しい日々を過ごすはずだった。雄英高校1年...
だが、ヴィラン連合開闢行動隊(終わりの福音)がやってくる。

ヴィラン連合に連れさらわれる爆豪と、奴らに付いていった俺”白上英寿”の運命はいかに...

67話始まります。


 ヴィランによる雄英高校1年の林間合宿襲撃...生徒40名のうちヴィランのガスによる意識不明の重体15名、重軽傷者11名、無傷ですんだのは12名だった。そして...行方不明2名。

 

 プロヒーローは6名のうち1名が頭を強く打たれ重体、1名が爆発から生徒を守り重傷、1名が大量の血痕を残し行方不明となっていた。

 

 一方ヴィラン側は3名の現行犯逮捕、彼らを残し他のヴィラン達は跡形もなく姿を消した。

 

出久「(僕らの楽しみにしていた林間合宿は最悪の結果で幕を閉じた)」

 

 

 

 

 

 

翌日...雄英高校...

 

 

「門を開けてもらえませんか」

 

「読売テレビです雄英高としての公式コメントをお願いしたいのですが」

 

「被害者の家族へどのように対応するのかお聞かせ願いませんか」

 

 

 

~雄英高校会議室~

 

 そこではまさに教師陣による今後について会議が行われていた。

 

根津「ヴィランとの戦闘に備える為の合宿で襲来、恥を承知でのたまおう。ヴィラン活性化の恐れ...という我々の認識が甘すぎた。やつらはすでに戦争を始めていた。ヒーロー社会を壊す戦争をさ」

 

ミッドナイト「認識出来ていたとしても防げていたかどうか...これほど執拗で矢継ぎ早な展開...オールマイト以降、組織だった犯罪はほぼ淘汰されてましたからね」

 

プレゼントマイク「要は知らず知らずのうちに平和ぼけしてたんだ俺ら、備える時間があるっつう認識だった時点で」

 

オールマイト「己のふがいなさに心底腹が立つ。彼らが必死に闘っていた頃私は..,半身浴に興じていた」

 

スナイプ「襲撃の直後に体育祭を行うなど今までの屈さぬ姿勢はもう取れません。生徒の拉致...雄英最大の失態だ。やつらは爆豪、白上と同時に我々ヒーローへの信頼も奪ったんだ」

 

根津「現にメディアは雄英の非難で持ちきりさ」

 

プレゼントマイク「この際言わせてもらうがよ。今回で決定的になったぜ。いるだろ内通者」

 

ミッドナイト・オールマイト「「えっ...」」

 

 プレゼントマイクの発言は少なからず教師陣に緊張が走る。

 

プレゼントマイク「合宿先は教師陣とプッシーキャッツしか知らなかった。怪しいのはこれだけじゃねえ。携帯の位置情報なり使えば生徒にだって...」

 

ミッドナイト「マイクやめてよ」

 

プレゼントマイク「やめてたまるか洗おうぜ徹底的に」

 

スナイプ「そう言うお前は自分が100%シロだという証拠を出せるか?ここの者をシロだと断言できるか?」

 

プレゼントマイク「うう...」

 

スナイプ「お互い疑心暗鬼となり内側から崩壊していく。内通者捜しは焦って行うべきじゃない」

 

根津「少なくとも私は君たちを信頼している。その私がシロだとも証明しきれないわけだが...とりあえず、学校として行わなければならないのは生徒の安全保証さ。内通者の件も踏まえかねてより考えていたことがあるんだ。それは...『電話が~っ来た!電話が...』ん?」

 

 そこにオールマイトの携帯がなる。

 

オールマイト「すみません。電話が...」

 

プレゼントマイク「会議中っすよ?電源切っときましょうよ?」

 

ミッドナイト「着信音ダッサ...」

 

 オールマイト申し訳なさそうに謝りながら会議室を退出する。

 

オールマイト「ハア...(教え子すら助けられず何が平和の象徴か...)くっ...(何がヒーローか...)」

 

 オールマイトは葛藤しながらも電話に出る。

 

オールマイト「すまん何だい?塚内君」

 

塚内『いま相沢君とブラドキングから調書を取っていたんだが、思わぬ進展があったぞ。ヴィラン連合の居場所を突き止められるかもしれない』

 

オールマイト「え...本当か?塚内君」

 

塚内「ああ」

 

 その後話しを聞いたオールマイトはマッスルフォームになる。

 

オールマイト「私は素晴らしい友をもった。奴らに会ったらこう言ってやるぜ。私が反撃に来たってね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

『雄英高林間合宿襲撃の主犯は自らをヴィラン連合開闢行動隊と名乗っていたそうです。雄英高・USJ事件、保須事件にもヴィラン連合の名が...』

 

『林間合宿襲撃の被害者の中にはマスキュラーが殺害したプロヒーローウォーターホースのお子さんがいたという...』

 

『やはり雄英高の管理体制に問題があると言わざるをえません。私の子供がヒーロー志望でも雄英に入れようだなんてとても...』

 

 ピッ

 

 そこでテレビを切る。

 

弔「アハハッ俺らのことを盛大に宣伝してくれてホントありがたいよ」

 

 そこはまるでバーの様な内装...そこに死柄木率いるヴィラン連合が集結...そしてもう1人

 

弔「なあそう思わないか?爆豪勝己君」

 

爆豪「...」

 

メリー「なんか言ったらどうかな?爆豪君」

 

 そう言ってメリーは”マグナムシューター”の銃口を向ける。

 

爆豪「それ...狐面野郎の武器だろ?なんでテメーが持ってる」

 

メリー「あらら?やっぱりお友達が気になるのかしら?」

 

爆豪「ああ?別に関係ねえけどよ...同じ武器がつかえるんだな?」

 

道長「それは正真正銘ギーツのマグナムだ」

 

メリー「バッファちゃんも罪よね。フィーバースロットとコマンドなんて明らかに強バックル持って行っちゃうんだもの」

 

道長「それ以外は全部くれてやっただろ?マグナムにブースト...他小型全部なんて破格だ」

 

メリー「でもこのブーストマークⅡって言うの?これ私もバッファちゃんも使えないしギーツちゃんのお墓に置いて来ましょう」

 

爆豪「は?今何て...」

 

道長「聞こえなかったか?」

 

弔「道長...ナンバー2はもっとどっしりしてろよ?」

 

 そう言いながら死柄木は笑みを浮かべ爆豪に語りかける。

 

弔「白上君は用済みだったので殺しました。これがこっち側の仮面ライダーが白上君の武器を持ってる理由さ」

 

爆豪「ふざけんな!アイツは簡単に死ぬような奴じゃ!」

 

弔「なら見せてやるよ。奴の顛末をな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数刻前~

 

メリー「ここにお前の生みの母親...黒上奈弥祢がいる」

 

英寿「わかった」

 

 そう言って英寿は奥へと進んで行く。

 

メリー「さようなら...仮面ライダーギーツちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しばらく進むと黒いひな壇の様な場所にたどり着く。そこには1人の女性がいた。

 

 その姿は黒い長髪に”黒髪風吹”と同じ獣耳、黒い着物に身を包み、その目は黒い布で覆われていた。

 

英寿「あんたが母さん...」

 

奈弥祢「その声...英寿なのですね。母は会えてとても嬉しく思います」

 

英寿「...そっちに行っても?」

 

奈弥祢「来て英寿...母は目が見えぬ故そばでぬくもりだけでも感じさせておくれ」

 

英寿「ああ」

 

 英寿は奈弥の元に歩み寄り...その手を掴む。

 

奈弥祢「これが貴方の熱なのですね?英寿」

 

英寿「母さん。あんたに聞きたい事があったんだ」

 

奈弥祢「何でしょう?」

 

英寿「何故ヴィラン連合が母さんを匿う」

 

奈弥祢「いきなり核心ですね。英寿せっかちさんですか?」

 

英寿「俺が奴らについて行ったのはあんたに会って真実を聞き出すためだ」

 

奈弥祢「なるほど...ならば早々に答えを教えて差し上げましょう。私がヴィラン連合のブレーン”オールフォーワン”の妻だからですよ」

 

英寿「はっつまり母さんもヴィランって訳だ」

 

 英寿は奈弥から手を離し、デザイアドライバーにマグナムバックルを装填する。

 

『セット』

 

英寿「ならあんたをここで取り押さえて、ここから脱出するとするよ」

 

奈弥祢「英寿は本当にせっかちさんですね?貴方の”妹”も紹介してないのに」

 

??「そうだよ?英寿君...」

 

英寿「なっ」

 

 バッシュ

 

英寿「ゴフッ」

 

 背後からの声に振り返るもエネルギー弾が英寿の胸を貫き、吐血する。

 

英寿「なっ...なんであんたがここに...いるんだ!AZKiさん...」

 

AZKi「ふふ、久しぶり英寿君...でも今日は初めましてでもあるんだよ?お兄ちゃん?」

 

英寿「何を言って...」

 

AZKi「確かに私はAZKiとして何年も前からアイドル活動してるよ?でもこの姿はレーザーレイズライザーでデザインした姿なの」

 

 そう言って、AZKiの姿が変わる。

 

ベロバ「私の名前はベロバ!12歳...オールフォーワンと黒上奈弥の娘」

 

英寿「ベロバ?」

 

ベロバ「そう、よろしくね。そしてさようなら...お兄ちゃん!」

 

『フィニッシュモード...レーザーヴィクトリー』

 

 

 

 

 

 

 

 そこで映像は途絶えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

約一ヶ月ぶりの投稿、そしてこの作品の初投稿から1年立ちました。

自分が成長出来ているのか怪しいところですね。

そして1年立ったと言うことはギーツも終わってしまった。1年見て自分の一番推しのライダーがディケイドからギーツに変わるという...つまりギーツロスにさいなまれガッチャードをまだ見れていないのです。

まあ、ガッチャードをこの作品に出す予定は今の所ないのですが...

さてさて、そんなこんなで久しぶりに投稿して主人公が死ぬ展開...今後どうなって行ってしまうのか...!


この作品は完結までやりきるつもりですので応援よろしくお願いします。

また、アンケートの結果《百鬼あやめ》との個別エピソードをだす余!アンケートに答えて頂いた方ありがとうございました。

長くなりましたがこれで後書きを終わりたいと思います!

AZKi「更に深く」

ベロバ「プルスケイオス!!」





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No68:RIDER39-3(令和朽ちて)

泡沫の夢...

少年は深淵に沈む...

これはその始まり(プロローグ)


英寿「ここは?」

 

 そこはただ白い空間、周りには何も無くあるのは自身のみ

 

英寿「俺はどうしてこんな所に...ダメだ、何も思い出せない」

 

 何故ここにいるのか考えるも何も浮かばない。

 

 周りに何も無く自身の持ち物を調べる。すると...

 

英寿「なんだ?このゴツいバックル」

 

 出てきたのは白くゴツいバックル(ブーストマークⅢ)

 

英寿「俺いつの間にこんなバックルを?」

 

??「迎え...リバイスの元へ」

 

英寿「え?」

 

 そこに謎の声が...

 

英寿「誰だ!リバイスの元へってどういう!」

 

??「迎え!」

 

 声と共に光が降り注ぐ

 

英寿「う、うぁぁぁぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 目の前に迫るヘルギフテリアン、だが俺達が止めてやる。

 

一輝(英寿)&バイス「「沸いてきたぜ!」」

 

『ブーストマークⅢ』

 

 今手にした切り札...それをドライバーに差し込む。

 

『『リバイスドライバー』セット』

 

一輝(英寿)&バイス「「変身」」

 

『デュアルオン・サードブーストUP『アルティメットアップ!...あふれ出す熱き情熱!Overflowing Hot passion!一体全体!表裏一体!宇宙の力は無限大!仮面ライダー!リバイ!バイス!Let's go! Come on!ギファー!ギファー!ギファードレックス!』レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ リバイスブーストⅢフォーム】"アルティメットリバイス”の力を持った姿になる。

 

リバイ(ギーツ)「自由と平和を一つに!」

 

バイス「俺たちが通るぜぇ!」

 

リバイ(ギーツ)&バイス「「邪魔すんじゃねえぞ!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「リバイス...貴様らのキズナ、喰らってやる」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

英寿「ここは?」

 

 気がつけば元の真っ白な空間...

 

英寿「ブーストマークⅢ...この力があれば先輩達の最強の力が使える!これなら!」

 

 自分の手にある新たな力に興奮を隠せない英寿

 

??「迎え...セイバーの元へ」

 

 そこにまた謎の声が聞こえてくる。

 

英寿「ここがどこなのかは解らない。でもこの声をたどれば出口にたどりつけるだろう」

 

 自身の状態が解らぬまま英寿は進む...新たな光に向かって

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 世界に広がる破滅の書...ソロモンが紡ぐ物語は認めない!

 

飛羽真(英寿)「物語の結末は……俺が決める!!」

 

『『聖剣ソードライバー』セット』

 

飛羽真(英寿)「変身!!」

 

『デュアルオン・サードブーストUP『刃王剣クロスセイバー!創世の十字!煌めく星たちの奇跡とともに!気高き力よ勇気の炎!クロスセイバー!クロスセイバー!クロスセイバー!交わる十本の剣!』レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ セイバーブーストⅢフォーム】”クロスセイバー”の力を持つ姿になる。

 

飛羽真(英寿)「創造するのは俺だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「セイバー...貴様の物語、喰らってやる」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

英寿「戻って来たか」

 

 三度訪れる真っ白な空間

 

??「迎え...ゼロワンの元へ」

 

英寿「これも同じ...このまま歴代の先輩方の歴史をたどるのも面白そうだ」

 

 こうして俺は三度光に包まれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 アークゼロの凶弾を防ぎ、今新たな姿へと羽ばたく

 

或人(英寿)「アーク、お前を倒す!」

 

『『飛電ゼロワンドライバー』セット』

 

或人(英寿)「変身」

 

『デュアルオン・サードブーストUP『ゼロツーライズ!Road to glory has to lead to growin'path to change one to two!仮面ライダーゼロツー!"It's never over."』レディーファイト』

 

 俺は【仮面ライダーギーツ ゼロワンブーストⅢフォーム】”ゼロツー”の力を持った姿になる。

 

ゼロツー(ギーツ)「仮面ライダーゼロツー…それが俺の名だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「ゼロワン...貴様の夢、喰らってやる」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

英寿「これで令和ライダーの最強フォームは終わりだな」

 

 再度真っ白な空間へと戻る。

 

??「迎え...ジオウの元へ」

 

英寿「やっぱり次は平成ライダーだよな」

 

 俺は次に向かって意気揚々と向かおうとする。

 

ジーン「英寿!それ以上進んじゃダメだ!戻れなくなるぞ!」

 

英寿「ん?」

 

 その時、聞き慣れた声が聞こえた気が...

 

??「迎え!」

 

 だが光と声がその思考をかき消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※英寿の精神世界※

 

ジーン「英寿!英寿!!」

 

九尾「無駄だジーン...直この器は38の守りを失い我に落ちる」

 

ジーン「そんなこと...」

 

九尾「今のキサマには何も出来ないぞ」

 

ジーン「くっ」

 

 今のジーンはいくつもの鎖に捕らわれ、顛末を見守る事しかできないでいた。

 

ジーン「英寿!!それ以上はダメだぁ!」

 

 無情にも進むんでしまう英寿にジーンは叫び続ける...止まってくれる事を願って...

 

 

 

 

 

 

 




お久しぶりです。そしてありがとうございました。

ギーツロスとやる気が出ずスランプになり出すのに一ヶ月...

善意の人工知能ライダーの影響を受けてしまいました。

次回はまた現実世界、次の平成ライダー...と続けて行きます。

つまらない?やりたいんだから許してくだされ!!

次回は今年中には出したい...とは思ってます。

では次回をお楽しみに

英寿「更に向こうへ!プルスケイオス!!」


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No69:学生()の決断

前回までのあらすじ

ヴィラン連合と同行し邂逅した生みの親”黒上奈弥祢”そしてAZKiこと”ベロバ”

英寿は凶弾に倒れ、九尾の妖狐(最悪)の目覚めが始まる。

69話、始まります。


 暗い1室に鎖で縛られた死体...白上英寿がそこにいた。

 

オールフォーワン「もうすぐだね。奈弥祢!人類を滅ぼす最悪の兵器が目覚める」

 

奈弥祢「ええ、そうですよ貴方!我が子が目覚めれば全てが貴方の思いのままに」

 

オールフォーワン「後は弔がどれだけ従えれるかだねぇ」

 

奈弥祢「期待しましょう。貴方の生徒に」

 

「「アハハハハハ」」

 

 そう話す。オールフォーワンと奈弥祢...ベロバはそんな2人を蔭ながら覗いていた。

 

ベロバ「...面白くない。そう思わない?ミッチー」

 

道長「...元々先生がギーツを捕らえたのはそれが目的だった。ならいいじゃないか」

 

ベロバ「え~でもぉ~」

 

道長「ただ...」

 

ベロバ「どうしたの?」

 

道長「ただ、ギーツは俺の手で倒したかった」

 

ベロバ「ふ~ん...ふふふ」

 

 その時のベロバは...とても邪悪な笑みを浮かべていたのだった。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※緑谷視点※

 

 事件の更に翌日、僕は合宿所近くの病院に運ばれた。2日間...気絶と悶絶を繰り返し高熱にうなされた。その間リカバリーガールが来て治療を施してくれたり警察が来たみたいだけど、何一つ覚えていなかった。

 

出久「あ...お母さんの字...」

 

緑谷引子(起きたら食べて電話ください)

 

 思い出されるあの時の言葉

 

引子『出久...もうやだよ。お母さん、心臓もたないよ』

 

 そう言って泣いていた母を思い出す。それでも僕はヒーローだから...そして1人の少年を思い浮かべる。

 

出久「洸汰君無事かな...」

 

 コンコン

 

 そこに病室のドアがノックされる。

 

上鳴「あっ緑谷目覚めてんじゃん」

 

出久「え...」

 

上鳴「テレビ見たか?今学校マスコミやべえぞ」

 

砂籐「春の比じゃねえ」

 

峰田「メロンあるぞみんなで買ったんだデカメロン」

 

 そうクラスのみんながお見舞いに来てくれたのだ。

 

常闇「迷惑かけたな緑谷」

 

出久「ううん...僕の方こそA組みんなで来てくれたの?」

 

飯田「いや...耳郎君・葉隠君はヴィランのガスで今だ意識が戻っていない。そして八百万君も頭をひどくやられここに入院している。昨日意識が戻ったそうだ。だから、来ているのはそのうち3人を除いた...」

 

麗日「14人だよ」

 

轟「爆豪と白上いねえからな」

 

芦戸「ちょっ...轟」

 

出久「あ...」

 

 そう僕は...

 

 

 

出久『英寿君!かっちゃん!』

 

爆豪『来んな、デク』

 

英寿『...』

 

 

 

出久「オールマイトがさ、言ってたんだ。手の届かない場所には助けに行けないって」

 

 僕は...

 

出久「だから手の届く範囲は必ず助けるんだ...僕は手の届く場所にいた。必ず助けなきゃいけなかった...僕の個性はそのための個性なんだ」

 

 2人を...

 

出久「相沢先生に言われた通りになった...」

 

相沢『お前のは1人を助けて木偶の坊になるだけ』

 

出久「体動かなかった。洸太君を助けるのに精一杯で目の前にいる人を...僕は...」

 

 涙があふれる。僕は...2人を...助けられなかった。

 

切島「じゃあ、今度は助けよう」

 

飯田「は?」

 

 切島君の発言に飯田君から声が漏れる。

 

切島「実は俺と轟さ昨日も来ててよ。緑谷の病室に向かす途中、八百万とオールマイトが話してるとこに遭遇したんだ」

 

 八百万さんはヴィランに発信器を取り付けていた。

 

飯田「つまりその受信デバイスを八百万君に創ってもらう...と?」

 

切島「う...」

 

轟「だとしたら?」

 

飯田「くっ...オールマイトのおっしゃるとおりだ!プロに任せる案件だ!俺達が出ていい舞台ではないんだバカ者!!」

 

切島「...んなもんわかってるよ。でもさ、何も出来なかったんだ。目の前で白上が苦しんでた。ヴィランの甘言に行っちまう位に...なのに俺は気絶させられただけで...何も出来なかったんだ!ここで動かなきゃ俺は...ヒーローでも男でもなくなっちまうんだよ!」

 

上鳴「切島ここ病院だぞ落ち着けよ。こだわりはいいけど今回は...」

 

蛙吹「飯田ちゃんが正しいわ」

 

 切島君の肩が震えている。

 

切島「飯田が...みんなが正しいよ。そんなことはわかってんだよ、でも...」

 

 切島君はそれでも僕に手を差し伸べる。

 

切島「なあ緑谷まだ手は届くんだよ。助けに行けるんだよ」

 

芦戸「えっと要するに...ヤオモモから発信器のやつもらってそれたどって自分らで爆豪と白上を救出に行くってこと?」

 

切島「ああ」

 

轟「ヴィランは俺らを殺害対象と言い、爆豪、白上は殺さずさらった。生かされるだろうが、殺されないとも言い切れんねえ。俺と切島は行く」

 

飯田「う...ふざけるのも大概にしたまえ!」

 

障子「まて、落ち着け。切島の何も出来なかった悔しさも轟の眼前で奪われた悔しさもわかる。俺だって悔しい。だが、これは感情で動いていい話じゃない...そうだろ?」

 

切島「ん...」

 

青山「オ...オールマイトに任せようよ。林間合宿で相沢先生が出した戦闘許可は解除されてるし...」

 

常闇「青山の言うとおりだ。助けられてばっかりだった俺には強く言えんが」

 

切島「けどさ...」

 

蛙吹「みんな爆豪ちゃんと白上ちゃんがさらわれてショックなのよ。でも冷静になりましょう。どれほど正当な感情であろうとまた戦闘を行うというなら、ルールを破るというのならその行為はヴィランのそれと同じなのよ」

 

出久「ん...」

 

 みんなそこで黙ってしまう。

 

 コンコンコン

 

青山「ヒィッ」

 

医師「お見舞い中ごめんね。緑谷君の診察時間なんだが」

 

瀬呂「行こうか、耳郎や葉隠も気になっし」

 

麗日「デク君お大事にね」

 

出久「う...うん、みんなもありがとう」

 

切島「八百万には昨日話しをした。行くなら即行...今晩だ。重傷のおめえが動けるかは知らねえ。それでも誘ってんのはおめえが一番悔しいと思うからだ」

 

出久「ん...」

 

切島「今晩病院前で待つ」

 

 

 

 

 

 

 その後僕の体の状態を先生に告げられ、今日で退院となった。

 

医師「リカバリーさん呆れてたよ。きっとたくさん怒られてたんだろうね。ただ、君に助けられた人間はいる。病は気から、あんまり思い悩まず前向きにね」

 

 そうして先生に渡された。手紙...それに僕は勇気と...覚悟をもらうのだった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「エンデヴァーお電話です」

 

エンデヴァー「誰だ?」

 

「警察の塚内様という方です」

 

エンデヴァー「私だ」

 

塚内『エンデヴァーに緊急出動を頼みたい」

 

No2ヒーロー:エンデヴァー

 

 

 

 

 

 

 

 

ベストジーニスト「緊急招集を受けしばらくここを離れる事になった。私がいなくてもタイトなジーンズで心身ともに引き締め街の治安維持に当たって欲しい」

 

No4ヒーロー:ベストジーニスト

 

「「「「シュア ベストジーニスト」」」」

 

 

 

 

 

 街を駆けるヒーローが一人

 

No5ヒーロー:エッジショット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロヱ『パパ...英寿を助けて!アイツは事務所のみんなにとってヒーローだったの」

 

ギャングオルカ「わかっているよ。クロヱちゃん。パパもね希望ある若者の未来を潰す輩は...大っ嫌いなんだ!」

 

No9ヒーロー:ギャングオルカ*1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 家から現場へと向かう老ヒーローが一人

 

グラントリノ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 己がフィールドでさらわれた若者や仲間を助けに向かうヒーローが一人

 

ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ 虎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 車にて現場に向かう若きヒーローが二人

 

シンリンカムイ  Mt.レディ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして...

 

鯨蔵「創世の女神によってかけられていた世界規模の幻術を解除する。本当にいいんだね?白上吹雪君」

 

吹雪「いいんです。私の望んだ平和は英寿がいなきゃ意味が無いから」

 

風吹「これでやっと全サポーターがそろい踏みだな」

 

るしあ「正直まだ実感がありません。フブキ先輩が昔”仮面ライダー”だったなんて」

 

アロエ「かかか!頼もしいではないか!のお?ココよ」

 

ココ「確かにフブちゃん先輩がいれば心強い」

 

鯨蔵「では解除するぞ?創世の女神よ!今”仮面ライダーギーツ”が叶えた願い。私がヒーローで無い世界を破却する」

 

 

 ゴーン

 

        ゴーン

 

 

                ゴーン

 

                       ゴーン

 

 

 その時世界は思い出した。かつてNo3に輝いていた。狐の戦士を!!

 

吹雪「それじゃあみんないこうか!」

 

風吹・るしあ・ココ・アロエ「「「「変身」」」」

 

『フレンズ・イグニッション』

 

 吹雪は両手に狐を作り”パチン”と両指をならす。

 

吹雪「変身!」

 

『チェンジング・フレンドパワーズコネクト・T(トゥルー)ギーツ』

 

 今愛する家族を助けんが為、目覚めたヒーローが一人...その横には仲間達がいる。

 

仮面ライダーギーツB(ブラック)(黒上風吹(フブキ)

 

仮面ライダーネクロン(潤羽るしあ)

 

仮面ライダードラグーン(桐生ココ)

 

仮面ライダースクブス(魔乃アロエ)

 

T(トゥルー)ギーツ「今助けに行くよ!英寿!!...私の名は(ヒーロー名)

 

元No3ヒーロー:仮面ライダーギーツ...改め

 

仮面ライダーT(トゥルー)ギーツ(白上吹雪(フブキ)

 

佐命「先輩方、気をつけて!」

 

鯨蔵「頼むぞ!サポーターズ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※緑谷視点※

 

 僕と八百万さんは切島君と轟君のいるところにたどり着く。

 

切島「八百万...答え」

 

八百万「私は」

 

飯田「まて」

 

「「「「あっ」」」」

 

 そこに飯田君もやってくる。

 

切島「飯田...」

 

出久「飯田君...」

 

飯田「なんで...なんでよりによって君たちなんだ。俺の私的暴走をとがめてくれた...共に特赦を受けたはずの君たち2人がなんで俺と同じ過ちを犯そうとしている...あんまりじゃないか」

 

切島「なんの話してんだよ...あっ」

 

 切島君が遮ろうとするのを轟君が止める。

 

飯田「俺達はまだ保護下にいる。ただでさえ雄英が大変な時だぞ、君らの行動の責任は誰が取るのかわかっているのか?」

 

出久「飯田君違うんだよ。僕らだってルールを破っていいだなんて...」

 

 バン

 

 僕の頬に飯田君の拳が入る。

 

飯田「俺だって悔しいさ!心配さ 当然だ。俺は学級委員長だ。クラスメートを心配するんだ!爆豪君と白上君だけじゃない!君の怪我を見て床に伏せる兄の姿を重ねた。君たちが暴走したあげく...兄のように取り返しのつかない事態になったら...僕の心配はどうでもいいっていうのか」

 

 そう言いながら飯田君は僕の両肩を掴む。

 

飯田「僕の気持ちはどうでもいいっていうのか...」

 

出久「飯田君...」

 

轟「飯田...」

 

飯田「ハッ」

 

轟「俺達だってなにも正面切ってカチ込む気なんざねえよ」

 

飯田「え...」

 

轟「戦闘なしで助け出す」

 

切島「要は隠密活動。それが俺ら卵が出来るルールにギリ触れねえ戦い方だろ」

 

八百万「私は轟さんを信頼しています...が万が一を考え、私がストッパーとなれるよう同行するつもりで参りました」

 

飯田「八百万君?」

 

切島「八百万」

 

出久「僕も...」

 

飯田・切島「ん?」

 

出久「自分でも分らないんだ。手が届くと言われていても立ってもいられなくなって...助けたいと思っちゃうんだ」

 

飯田「うっ...」

 

オールマイト『トップヒーローは学生時から逸話を残している。彼らの多くが話しをこう結ぶ”考えるより先に体が動いていた”と』

 

飯田「平行線か...ならば俺も連れて行け!」

 

「「「「あっ」」」」

 

 

 

 こうして集った雄英1年A組救出チーム...彼らが向かう先は未曾有の大事件となる...

 

 

*1
この作品内ではNo9ヒーローとしていた”仮面ライダーシロー”が亡くなったため、繰り上がっている。




ありがとうございました。

さて、実に1カ月以上間が開きました。やる気は戻ったのでぼちぼち更新をして行ければと思います。

ついに...白上フブキ...変身しました。その名も仮面ライダーT(トゥルー)ギーツ

イメージはギーツの赤い部分が青になったイメージをして頂ければいいと思います。

そして主人公はどうなってしまうのか?

次回は年内か来年か...お楽しみにお待ちください。

それではここまで


出久・天哉・切島・轟・八百万「「「「「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」」」」」


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No70:RIDER36-20(平成滅び)

泡沫の夢...

希望(令和)が朽ちた...

少年はさらに深淵(おく)へと落ちていく


『ジクウドライバー』

 

ソウゴ《英寿》「変身」

 

『デュアルオン・サードブーストUP『クウガ・アギト・龍騎・ファイズ・ブレイド♪ 響鬼・カブト・電王・キバ・ディケイド♪ ダブル・オーズ・フォーゼ♪ ウィザード・鎧武・ドライブ♪ ゴースト・エグゼイド・ビルド♪ 祝え! 仮面ライダー!グランドジオウ!!』レディーファイト』

 

アナザーディケイド「ふっ...」

 

ソウゴ《英寿》「最後の勝負だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「ジオウ...貴様の王道、喰らってやる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして...

 

??「ビルド...貴様の愛と平和、喰らってやる」

 

??「エグゼイド...貴様の運命、喰らってやる」

 

??「ゴースト...貴様の命、喰らってやる」

 

??「ドライブ...貴様の正義、喰らってやる」

 

??「鎧武...貴様のステージ、喰らってやる」

 

??「ウィザード...貴様の希望、喰らってやる」

 

??「フォーゼ...貴様の友情、喰らってやる」

 

??「オーズ...貴様の欲望、喰らってやる」

 

??「ダブル...貴様の罪、喰らってやる」

 

 

 

 

 俺は平成の歴史を降っていった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

英寿「これでダブル先輩まで来た。でも...」

 

 そう、薄々だが気付いていた。俺の中の何かが無くなっていることに

 

??「迎え...ディケイドの元へ」

 

英寿「本当に行かなきゃダメか?」

 

??「仮面ライダーが滅びてもいいのか?」

 

英寿「今までの戦い...最後にはみんな勝利している戦いだった。俺は”ブーストマークⅢ”の力に溺れてそれを振り回しているだけだ。まるで歴史を壊しているように!」

 

??「ふ...ははははは」

 

 天の声は突然笑い出す。

 

英寿「何が可笑しい!」

 

??「なに、些か気づくのが早くて驚いたのよ」

 

英寿「っ!それじゃあ」

 

??「クウガを喰らう辺りだろうと思っていたがな」

 

 

 ゴゴゴゴゴゴゴ・・・

 

英寿「な!」

 

 空間が揺れる。そしてブーストマークⅢが俺の元を離れ空中に鎮座する。

 

??「では我も姿を現そう」

 

 その言葉と共に空間が割れる。そして姿を現したのは俺と同じ背格好に狐の面を付けた青年だった。

 

英寿「お前は!?」

 

九尾「俺の名は九尾...知ってるだろう?相棒?」

 

英寿「そうか...お前が...」

 

 そう、悪魔に囲まれた時やオーマジオウと戦った際に力をくれた存在...

 

英寿「何故お前が先輩達の歴史を喰らう!」

 

九尾「お前にとって一番強い力はなんだ...そう、ライダーとのキズナだ!ならばそれを喰らうことで俺の力は更に強くなる。そうすれば、貴様と言う名の封印すら食い破り、俺は完全な復活を果たすことが出来る」

 

英寿「そんな事!させるかよ!変身」

 

『ゲットレディフォ・ブースト&マグナム』

 

ギーツ「お前はここで倒す!」

 

 俺は【仮面ライダーギーツ マグナム・ブーストフォーム】となる。

 

九尾「ギーツか、ふ...ふはははは...ならば貴様もジーンと同じ所に送ってやろう」

 

 そう言うと九尾の腰にデザイアドライバーが巻かれる。そのIDのクレストは...

 

ギーツ『ジーンだって?彼をどこに!それになんで俺と同じコアIDを!!」

 

九尾「ジーンは貴様は生まれた時から我の封印を管理する番人だった。だが、我は貴様のキズナを喰らってついにその番人すら喰らってやったのよ」

 

ギーツ「ふ...ふざけるなぁぁぁぁ!!」

 

九尾「俺とお前は一心同体、相棒と言っただろう?ならば俺も...ギーツだ」

 

『セット』

 

『ブーストタイム』

 

 俺は怒りのままにブーストタイムを発動させる。

 

九尾「さて、何と言うのだったかな?」

 

 九尾は空中のブーストマークⅢを掴みながら考えるようにそう言う。

 

『マグナム・ブースト・グランドヴィクトリー』

 

ギーツ「はぁぁぁぁぁ!!」

 

九尾「ああ...思い出した。変身」

 

 九尾はそう言うとブーストマークⅢのグリップを回した。

 

『ブーストマークⅢ・レディーファイト』

 

九尾「ふん」

 

ギーツ「ぐわぁぁぁぁ」

 

 変身した九尾の尻尾によって叩き落とされる。その際にまるで鎧ごと破壊したかの要に変身が解けていた。

 

英寿「何で!!」

 

九尾「忘れたか?我の力は...全てを破壊する力よ」

 

 そう言いながら世界が歪んで言った。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

ディケイド「くるなら来い!全てを破壊してやる」

 

 その光景はディケイドの最終回...全てのライダーが敵として立ち塞がる...

 

英寿「ここは...まさかディケイドの...まさか」

 

 そうして辺りを見渡すとそこには九尾がいた。

 

英寿「ディケイド先輩!逃げて!!」

 

ディケイド「!?」

 

九尾「もう遅い、ディケイド...貴様の旅路、喰らってやる」

 

『ブースト・グランドストライク』

 

ディケイド「何!!うわぁぁぁぁぁ」

 

英寿「せんぱ...うわぁぁぁぁぁ」

 

 こうして九尾は世界すら食い尽くしていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九尾「キバ...貴様の運命、喰らってやる」

 

九尾「電王...貴様の時の運行、喰らってやる」

 

九尾「カブト...貴様の天、喰らってやる」

 

九尾「響鬼...貴様の音色、喰らってやる」

 

九尾「ブレイド...貴様の切り札、喰らってやる」

 

九尾「ファイズ...貴様の夢、喰らってやる」

 

九尾「龍騎...貴様の願い、喰らってやる」

 

九尾「アギト...貴様の力、喰らってやる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九尾「平成ライダー...最後は貴様だ!クウガ!」

 

クウガ「君はグロンギすら及ばない破壊の権化なんだろう」

 

英寿「クウガ先輩...逃げて...

 

 九尾が暴れれば暴れるほど...まるで俺が消えるかの要に力が抜けていった。

 

クウガ「それでも俺は笑顔を守る。だから、英寿くん。見ててください。俺の...変身!」

 

 クウガは【アルティメットフォーム(レッドアイ)】となり九尾へと向かっていく。

 

九尾「さらばだ英寿、クウガ...貴様の笑顔、喰らってやる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 こうして俺は意識を失った。

 

 そんな俺の体を抱き上げる力強い腕があった。

 

九尾「後はお前らだけだ。昭和ライダー」

 

1号「すまない。平成、令和の仲間達よ。そしてギーツ...今は休め」

 

 その後ろには歴代昭和ライダーが全員揃っていた。

 

1号「お前の闇は我々が引き受ける」

 

九尾「やってみせろよ?ライダーども!!」

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

そして調子が戻って年内にもう1話出せました。

さて、次回は本編に戻りますよ!お楽しみに!

九尾「さて、何と言うのだったかな?ああ、思い出した。更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No71:オールフォーワン

前回までのあらすじ

奪われた者を取り戻すため、ヒーローが行く!

友を助けんがため、学生が動き出す!

光を闇に染めんがため、ヴィランは暗躍する!

...破滅が覚めんがため、獣は(仮面ライダー)を喰らう!


絶望の日が始まる...


※爆豪視点※

 

勝己「...な、何なんだよこれ」

 

 俺の中で認めていた奴だった。本気で競い合える...友だと

 

牛島「...俺は少し外に行ってる」

 

 後ろに髪を束ねた男がそう言って外に出て行った。

 

死柄木「なんだよ道長のやつ、獲物が死んで戦意喪失か?」

 

勝己「ふざけんな...

 

死柄木「ん?」

 

勝己「ふざけんなよ!アイツは!白上は!こんなところで死ぬようなやつじゃ...」

 

メリー「死んでないわよ?」

 

勝己「は?」

 

 羊仮面は何て言った死んでない。

 

死柄木「バラすの早いぞ?メリー」

 

メリー「やだごめんね弔ちゃん」

 

勝己「どういうことだ!」

 

死柄木「正確には今は死んでないだ。白上英寿くん...彼の命は君の答えにかかっている」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

エンデヴァー「なんで俺が雄英の尻拭いを、こちらも忙しいのだが?」

 

ベストジーニスト「まあそう言わずに、あなたもOBでしょう」

 

エンデヴァー「そもそも元No3がいるのが気に食わん」

 

仮面ライダーT(トゥルー)ギーツ「エンデヴァーさん、私のこと嫌いでしたもんね?」

 

エンデヴァー「貴様がいつも人を化かすのが悪い!現につい先日まで世界のほとんどがキサマと言うヒーローの存在を忘れていたのだぞ?この化け狐め」

 

仮面ライダーT(トゥルー)ギーツ「お褒めに預かり光栄」

 

ベストジーニスト「ギーツ君、それは褒めてはいないと思うぞ?」

 

「あの人誰だ?やけにトップヒーローと仲が良いような?」

 

「知らないの?彼女は元No3ヒーロー”仮面ライダーギーツ”...彼女の白いギターから流れる音色を聴いた者は既に彼女の意のままになってしまうのよ」

 

「え?こわぁぁ、でも何で誰も彼女のこと忘れて」

 

「さっき、話したでしょ?それでみんなを化かしていたのよ!きっと...」

 

塚内「今回の事件はヒーロー社会崩壊のきっかけにもなりうる。総力をもって解決に当たらねば」

 

仮面ライダーT(トゥルー)ギーツ「今回私の弟が連れていかれてる。じゃなきゃ現場に戻ってなんて来なかったよ」

 

塚内「生徒の発信器によればアジトが複数あると考えられる。我々の調べで拉致被害者の一人の居場所は分かっている。主戦力をそちらに投入し被害者の奪還を最優先とする。同時にアジトと考えられる場所を制圧し完全に退路を絶ち一網打尽にする」

 

グラントリノ「俊典、俺なんぞまで駆り出すのはやはり...」

 

オールマイト「オールフォーワン...」

 

仮面ライダーギーツB(ブラック)「それと私の愚母もな」

 

オールマイト「黒上少女!...君が出張ったなら間違いないな」

 

仮面ライダーギーツB(ブラック)「ああ、そのために親友を戦線復帰させたんだ。今日で因縁を終わらせる」

 

塚内「今日はスピード勝負だ。ヴィランに何もさせるな!」

 

 それぞれが配置に着く。

 

塚内「さあ、反撃の時だ。流れを覆せヒーロー!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※爆豪視点※

 

 俺は交渉を蹴って暴れていた。白上は絶対生きてるんだからな!

 

死柄木「先生、力を貸せ」

 

勝己「先生?てめえがボスじゃねえのかよ」

 

死柄木「黒霧、コンプレス、また眠らせておけ」

 

 ヴィランが近づいてくる。

 

爆豪(考えろ、どうにか隙を作って脱出を)

 

 コンコンコン

 

 そこにドアからノックが聞こえる。

 

「どうもピザーラ神野店です」

 

 それによってヴィラン達の意識がドアに向いた。

 

オールマイト「スマッシュ!」

 

 それは突然だった。オールマイトが壁を突き破り突入してきたのだった。

 

スピナー「なんだ!?」

 

死柄木「黒霧、ゲート!」

 

シンリンカムイ「先制必縛」

 

黒霧「なっ」

 

死柄木「ぐっ」

 

シンリンカムイ「ウルシ鎖牢!」

 

 シンリンカムイのワザでヴィランどもが一斉に捕まる。

 

荼毘「木?んなもん」

 

グラントリノ「はやんなよ。おとなしおくしていたほうが身のためだぜ」

 

オールマイト「さすが若手実力派だシンリンカムイ。そして目にも留まらぬ古豪グラントリノ。もう逃げられんぞヴィラン連合、なぜって?我々がきた!」

 

 さらにはエッジショットも突入。エンデヴァーが包囲に加わっていた。

 

オールマイト「怖かったろうによく耐えた。ごめんな、もう大丈夫だ少年」

 

勝己「こ...怖くねえよ。余裕だ...それよりオールマイト!白上が!」

 

オールマイト「大丈夫。彼の所にも向かっているさ。あのヒーローがね」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

奈弥祢「...お久しぶりですね。風吹...それに吹雪さん」

 

仮面ライダーギーツB(ブラック)「よう、愚母!今日はあんたを捕まえにきた」

 

仮面ライダーT(トゥルー)ギーツ「英寿は返してもらいますよ?奈弥祢さん」

 

奈弥祢「ふふ...」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※オールマイト視点※

 

死柄木「せっかくいろいろこねくり回したのに...何そっちから来てんだよラスボス」

 

オールマイト「おいたが過ぎたな ここで終わりだ。死柄木弔」

 

 ベストジーニスト達が脳無を押さえた。これで...

 

グラントリノ「なあ、死柄木...お前さんのボスはどこにいる」

 

死柄木「こんな...こんな...呆気なく...ふざけるな...ふざけるな...」

 

オールマイト「やつはいまどこにいる?」

 

死柄木「うせろ...消えろ...」

 

オールマイト「死柄木!

 

死柄木「お前が、嫌いだ!!

 

 死柄木の絶叫と共に空間に黒い泥が現れそこから脳無が出てくる。

 

シンリンカムイ「脳無?何も無いところから...」

 

グラントリノ「エッジショット!黒霧は?」

 

エッジショット「気絶してる。こいつの仕業ではないぞ?」

 

爆豪「うおっ...なんだこれ?」

 

オールマイト「爆豪少年」

 

 突然爆豪少年を泥が包み込み消えてしまう。

 

オールマイト「ノオオオオッ...

 

外にも脳無が多数...まるで

 

オールマイト(この流れを!!)

 

死柄木「先...生...」

 

トガ「ぶぇ」

 

 そして爆豪少年のようにヴィラン連合も泥に包まれる。

 

グラントリノ「まずい全員もっていかれるぞ」

 

オールマイト「己...私も連れて行け死柄木!」

 

 だが、その手は一歩届かず...連合を逃がしてしまう。

 

シンリンカムイ「すみません皆様」

 

エッジショット「お前の手落ちじゃない。俺達も干渉出来なかった」

 

オグラントリノ「オールマイト」

 

 脳無たちが私に取憑く。だが

 

オールマイト「オクラホマスマッシュ!」

 

 まとめて吹き飛ばし外に出る。

 

オールマイト「エンデヴァー、大丈夫か?」

 

エンデヴァー「どこを見たらそんな疑問が出る?さっさと行くがいい!」

 

オールマイト「ああ、任せるね」

 

 そうして私は跳ぶ...奴の元へ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

轟(な...何だあいつ、何が起きた?)

 

切島(一瞬で全部かき消された)

 

八百万(逃げなくては...分かっているのに...)

 

飯田(恐怖で体が...)

 

緑谷(体が...動かない...一体何なんだ...あれは)

 

 そう救出に向かった学生達は恐怖した。圧倒的な暴力に...

 

爆豪「ぶはぁ、くっせぇ...んじゃこりゃ」

 

緑谷(かっちゃん)

 

轟・切島((爆豪))

 

オールフォーワン「悪いね爆豪君」

 

爆豪「あ...」

 

 そして次々とヴィラン連合も現れる。

 

オールフォーワン「また失敗したね弔。でも決してめげてはいけないよ。またやり直せばいい。こうして仲間も取り返した。この子もね。君が大切な駒だと考え判断したからだ。いくらでもやり直せ。そのために僕がいるんだよ。全ては君のためにある」

 

緑谷(くっ...思い出せ何の為にここに来た。あの時体が動かなくて助けられなかったんだろ。怖いから動けないなんて...目の前にいるんだぞ。僕らにはまだ気づいていないはずだ。じゃなきゃあんな悠長に話して無いだろう。こっからかっちゃんのとこまで6~7メートルくらいか。フルカウルで跳べば1秒未満で届く。その後は...逃げ切れるのか?どこへ?みんなが危なくなる。どうすれば...作戦を...みんなと...とにかく動かなきゃ)

 

飯田「ハッ」

 

緑谷(ここで動かなきゃ...何も...)

 

 動き出そうとする者を別の者が止める。

 

飯田(俺が...)

 

八百万(私が...)

 

飯田(守るんだ)

 

八百万(考えるのよ)

 

飯田(考えるんだ)

 

飯田・八百万((どうすれば...ここから...))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オールフォーワン「やはり来ているな」

 

 私はオールフォーワンへとたどり着き、激突する。

 

オールマイト「全てを返してもらうぞ。オールフォーワン!」

 

オールフォーワン「また僕を殺すか?オールマイト」

 

 今因縁の対決が...始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

T(トゥルー)ギーツ「英寿!」

 

 そこには鎖につながれ宙吊り状態になっている英寿が...その胸には大きな穴が...

 

ネクロン「そ...そんな」

 

ドラグーン「なんて事を...」

 

奈弥祢「我が悲願に白上英寿(入れ物)は必要ないからのう」

 

スクブス「反吐がでるな」

 

ギーツB(ブラック)「てめえは絶対ここで捕まえる」

 

奈弥祢「やってみせなんし?愚娘」

 

T(トゥルー)ギーツ「行くよ!みんな!」

 

「「「「おう!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドクン

 

      ドクン

 

            ドクン

 

 

 

 目覚めの時は...近い...

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

次回ついに...

今回は深くは語りません

ではでは

オールマイト「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」

オールフォーワン「更に深く!プルスケイオス!!」


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No72:RIDER16-15(昭和無に帰す)

泡沫の夢...

自由(平成)が滅びた...

少年もまたその意識を手放す。

そして始まる。伝説(昭和)VS破滅(九尾)...

夢の終わりはすぐそこに!!


九尾「後はお前らだけだ。昭和ライダー」

 

1号「すまない。平成、令和の仲間達よ。そしてギーツ...今は休め」

 

2号「本郷...行くぞ」

 

1号「ああ」

 

 俺の前に1号、2号、V3、ライダーマン、X、アマゾン、ストロンガー、スカイライダー、スーパー1、ZX、ブラック、ブラックRX、シン、ZO、J...昭和ライダー達が揃い踏みだった。

 

九尾「わざわざ俺を倒すために貴方たちが集合するとは...」

 

V3「例えば、正しき世界で無いとしても」

 

ライダーマン「後輩が助けを求める」

 

X「ならば駆けつけるのが先輩だ」

 

九尾「英寿は貴様らを先輩と呼ぶ。だが、奴は貴様らを前世のフィクション(憧れ)としか思っていない」

 

アマゾン「ソレデモ、トモダチ、ナレル」

 

ストロンガー「ギーツが我々をそう思っていようが関係ないんだ」

 

スカイライダー「確かに彼の前世では特撮という話しの1つでしか無かったのかもしれない」

 

スーパー1「だが、この世界では確かに我々の力をギーツが引き継いでくれている」

 

ZX「ならば我々の存在はこの世界で現実のものだ」

 

九尾「ここは奴の夢の中だ。そして貴様らは俺の餌でしかない」

 

ブラック「夢だからこそ、並べる存在もいる」

 

ブラックRX「夢だからこそ、起こせる奇跡がある」

 

シン「我々もただで貴様の餌なんかになるつもりはない」

 

ZO「かならずや貴様を打ち倒し」

 

J「ギーツに未来を託してみせよう」

 

九尾「英寿よ...貴様の妄想もここまで来れば本物だ。歴史に名を刻みしものたち(仮面ライダー)...貴様らの力を喰らい、我は夢の外(現実)へと!」

 

1号「させるものか!お前の闇は我々が引き受けるぞ...ギーツ」

 

九尾「やってみせろよ?ライダーども!!」

 

1号「みんな行くぞ!トウッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※現実世界※

 

奈弥祢「ライダーとはその程度?」

 

ギーツB(ブラック)「まだ...まだ...」

 

 状況は劣勢の一言だった。ヴィラン”黒上奈弥祢”は影を操り、時に針の山、時に鉄線の海、時にライダーたちの影法師を作り、翻弄してきた。

 

T(トゥルー)ギーツ「見つけたよ...攻略法!」

 

ネクロン「え?本当ですか?」

 

奈弥祢「ならば見せて頂きましょう!?吹雪さん」

 

 そう言うと奈弥祢は再び影法師を出現させ、T(トゥルー)ギーツに迫る。

 

T(トゥルー)ギーツ「行くよ...みんな!力を貸して」

 

『やるよフブキ!』

 

 するとT(トゥルー)ギーツは突然強く発光する。

 

奈弥祢「ま、まぶしい」

 

『いくでござる』

 

 ジャキン

 

奈弥祢「きゃぁぁぁ」

 

T(トゥルー)ギーツ「ふぅぅ」

 

奈弥祢「バカな...貴方の個性は単ある”狐”だったはず」

 

T(トゥルー)ギーツ「残念!これは私のバックルの力...友達の力を借りられる力だ!」

 

 ”フレンズドライバーバックル”相互に友と認め合った者の力を使用出来る強力なバックルである。その力は友がいればいるほど無限に広がっていく。

 

T(トゥルー)ギーツ「私と戦うって事はホロライブ58人*1*2が相手するって事だ!」

 

奈弥祢「くっ」

 

オールフォーワン『(苦戦しているようだね。奈弥祢)」

 

奈弥祢(旦那様...)

 

T(トゥルー)ギーツ「トドメです!」

 

『フレンズ・インパクト』

 

オールフォーワン『(あれを目覚めさせよう)』

 

奈弥祢(計画ではまだ)

 

オールフォーワン『(僕はオールマイトの諦めの悪さを知っていたつもりだったんだけどね...)』

 

奈弥祢(まさか...)

 

オールフォーワン『(僕は死なないだろうが、意識は失うだろう...その前に...)』

 

奈弥祢(承知いたしました...愛していました。旦那様...)

 

オールフォーワン『(ありがとう...奈弥祢)』

 

ライダー達「「「「「はぁぁぁぁ!!」」」」」

 

奈弥祢「きっああああああああああ」

 

 5人のライダーによるライダーキックが奈弥祢の影で作った盾すら破壊し、吹き飛ばす。だが、

 

奈弥祢「はぁ...はぁ...最後の最後で...失敗しましたね。ライダーたち」

 

 そう、奈弥祢が落ちた先には英寿がいたのだった。

 

T(トゥルー)ギーツ「英寿に何をするつもりなの!!」

 

奈弥祢「目覚めさせるのですよ。私の命を対価にね」

 

ギーツB(ブラック)「そんなことさせるか!」

 

 ライダー達が駆け寄るが...

 

奈弥祢「もう...遅いのよ!」

 

 奈弥祢はなんと自らの心臓を引き抜き、英寿の口にねじ込んだのだ!

 

奈弥祢「さあ、目覚めよ!九尾...」

 

 そして奈弥祢はまるで糸が切れたように倒れた。

 

T(トゥルー)ギーツ「そんな...」

 

 そして英寿という皮が剥がれていく

 

ギーツB(ブラック)「これが...九尾の化け狐...」

 

 そうして姿を現したのはおおよそ20メートルはあるだろう化け物...

 

「GAaaaaaaaaaaaaaaaaaa」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ライダー達「「「「「昭和ライダーキック!」」」」」

 

 俺は15人のライダー達によるキックの連打を受けていた。

 

九尾「ここまでとは...昭和ライダー」

 

 本来夢の中の幻想でしかない者どもに敗れ、我が体は消えかけている。

 

1号「ギーツに君の様な闇には必要ない」

 

九尾「貴様らが...言うのか?闇から生まれた正義の使者どもが...否定するのか...()を...」

 

 だが、俺の体は消えていく。まだ...まだ...

 

九尾「俺はただ言われた様に壊しただけなのに...喰っただけなのに...」

 

 そしてギーツの姿が解除される。そこにいるのは全身が血まみれで、狐の面だけを顔にした少年だった。

 

 その少年の体は光に溶けて消えようとしている。

 

九尾「ずっと前から...言われたようにしてきただけなのに...悪い力を食べてただけなのに...嫌だ...消えたくない...助けて、ヒーロー(仮面ライダー)

 

 だか、ライダー達は目を合わせようとしない。

 

九尾「助けて...英寿...」

 

 だが、英寿はまだ目覚めていない。

 

九尾「僕は言われたように食べた...だけ...なのに...」

 

1号「君の誕生の経緯には同情する」

 

九尾「だまれ」

 

1号「だが...」

 

九尾「だまれだまれ」

 

1号「君は道を、間違えた」

 

 

 

九尾「だまれぇぇぇぇぇぇぇ!!

 

 

 

 その時だった。空間が裂け、赤い泥が九尾の頭上へと降り楚々すぐ。

 

1号「なんだこれは!!」

 

 その泥は徐々に形を作り...20メートルの巨大な化け狐へと姿を変える。

 

九尾我がこの世全て喰らってくれる!

 

J「いけない!ミラクルJパワー」

 

 Jが九尾を取り押さえるべく巨大化する。

 

九尾喰らってやるぞ!!仮面ライダー

 

ライダーマン「しまった!」

 

 九尾の尻尾に触れてしまったライダーマンが吸収されたしまう。

 

V3「丈二!!おのれぇぇぇ!」

 

1号「まて、V3」

 

V3「V3キック!」

 

 だが、九尾は尾でキックを防ぎ、そのままV3を吸収する。

 

九尾J...貴様もだ!

 

J「みなさん...すみま...」

 

 巨大化したJも尾で貫かれ吸収されていく。

 

 そして、2号も、ブラックも、みんな...みんな...いなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英寿「ここは...」

 

1号「ようやく目を覚ましたか...ギーツ...」

 

英寿「え...」

 

 目を覚ましたその場は惨劇そのものだった。

 

 あちこちに仮面ライダーの先輩だったであろう体のパーツらしきものが散らばっている。それに

 

英寿「1号さん...そんな...腕が...」

 

 唯一残ったであろう1号も左腕が無くなっていた。

 

九尾目覚めたか英寿...今1号と一緒に喰らってやろう!

 

 そこにいた化け狐はそう言いながら大きな口を開け俺達に迫ってくる。

 

英寿「そんな!...みんな...みんな」

 

 俺は状況を理解すると共に絶望へとたたき落とされる。

 

1号「ギーツ!諦めるな!」

 

英寿「え?」

 

1号「この世界の仮面ライダーは君なんだ!」

 

 そう言いながら1号は立ち上がる。

 

1号「諦めない限り、正義の炎は消えはしない」

 

 そして1号は九尾に向かって駆けだしていく。

 

英寿「1号さん!ダメだ!!」

 

1号「トウッ!ライダーキック!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九尾昭和ライダー...喰らってやった。全てのライダーを...喰らってやったぞぉぉぉぉ!!

 

 こうして、全てのライダーの九尾の化け狐に敗れ、喰われた。

 

 戦える者は...もういない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回:白銀の狐

*1
EN AdventとReGLOSSは含まれておりません

*2
物語上卒業生の桐生ココと九十九佐命、脱退者の魔乃アロエと潤羽るしあも含まれます




ありがとうございました。

全ての仮面ライダーが敗北、現実でも九尾の狐が目覚める。

どうなってしまうのか...全ては次回

1号「更に向こうへ!」

ライダー達「「「「「プルスウルトラ!!」」」」」


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No73:白銀の狐

前回までのあらすじ

ヒーローチームによる反撃はヴィラン連合を捕らえ

捕らわれの少年を助け出す。筈だった。

だが、ヴィランも簡単にはいかせない!たった1人が全てを覆す。

悪の皇帝(オールフォーワン)VS平和の象徴(オールマイト)

この事件の結末はこの二人に託された。

GAaaaaaaaaaaaaaaa


破滅の獣...来る。


オールフォーワン「ずいぶん遅かったじゃないか?バーからここまで5キロあまり、僕が脳無を送り優に30秒は経過しての到着...衰えたねオールマイト」

 

オールマイト「貴様こそ何だその工業地帯のようなマスクは、だいぶ無理しているんじゃないか?」

 

こうして始まった善と悪の頂上決戦...

 

切島「来い!」

 

爆豪「くっ...バカかよ」

 

 出久達の救出作戦の成功により、決着はオールマイトとオールフォーワン...この二人に託された。

 

『まさに悪夢のような光景、突如として神野区が半壊滅状態となってしまいました。現在オールマイト氏が元凶と思われるヴィランと交戦中です。信じられません、ヴィランはたった1人、街を壊し平和の象徴と互角に渡り合っています』

 

 そして...

 

オールフォーワン「まずは怪我を押して持ち続けたその矜持、惨めな姿を世間にさらせ平和の象徴」

 

『えっと...何が...え?皆さん見えますでしょうか?オールマイトがしぼんでしまってしまっています』

 

 例え弱った真の姿をさらされようと

 

「負けないで...オールマイト...助けて」

 

「「「「負けるなオールマイト」」」」

 

      「「「「頑張れオールマイト」」」」

 

                   「「「「頑張れ!!」」」」

 

出久「勝って!」

 

勝己「勝てや!」

 

出久・勝己「オールマイト!」

 

 

 

 

 

 

 

オールマイト「お嬢さん、もちろんさ」

 

 オールマイトは立ち上がる。

 

オールマイト「ああ多いよヒーローは...守るものが多いんだよオールフォーワン...ハハッだから負けないんだよ」

 

オールフォーワン「筋骨バネ化、瞬発力×4、膂力増強×3、増殖、肥大化、鋲、エアウォーク、槍骨、今までの衝撃波では体力を削るだけで確実性がない...確実に殺すために、今の僕が掛け合わらせれる最高最適の個性達で君を殴る」

 

 オールマイトが身構える。

 

オールフォーワン「存分に悔いて死ぬといいよオールマイト」

 

オールマイト「フン!」

 

 お互いの一撃がぶつかり、オールマイトが押し負ける。だが、

 

オールフォーワン「そこまで醜くあらがっていたとは...誤算だった」

 

オールマイト「うおおおおっ...ユナイテッドステイツオブスマッシュ!

 

 

 

 

 

九尾「GAaaaaaaaaaaaaaaa」

 

オールマイト「何?」

 

 決着はオールマイトの勝利で決まった。だとしても...

 

オールフォーワン「破壊の化身の到着だ。さあ、全てをリセットしようか」

 

 たった1匹が...

 

オールマイト「あれはなんだ!」

 

 全てを台無しにする。

 

オールフォーワン「あれかい?あれは...白上英寿だったものだよ!」

 

九尾「世界を...喰らってやろう!」

 

T(トゥルー)ギーツ「えー君!」

 

ギーツB(ブラック)「弟!」

 

2人のギーツ「「これを受け取れ!」

 

 2人のギーツがそれぞれのバックルを九尾の中へと投げ込む。が...

 

 

九尾「がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 九尾は咆哮し、破滅の尾を地面へと刺し貫く 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうして世界は...滅亡した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

英寿「ここは...」

 

 目覚めた場所はただただ真っ暗な空間

 

九尾世界は終わった...貴様も眠れ...

 

英寿「何も守れなかったんだな...俺は...」

 

九尾そうだ...諦めて眠れ

 

 ああ...ならば眠ってしまっても構わないだろう...

 

??「諦めるのか?」

 

九尾誰だ!

 

英寿「この声って...」

 

 buuuuuuuuuuuuun

 

 全てが無に帰した暗闇の世界に...バイク音が響く

 

九尾何故この世界にお前が存在する。この世界の”英寿”は諦めているのに!

 

??「例え今絶望に倒れても...諦めない限り、理想の世界は叶う...そうだろ?”白上英寿”」

 

英寿「貴方は!」

 

GET READY FOR BOOSTMAGNUM READY FIGHT FOR DESIRE

 

英寿「”浮世英寿”」

 

仮面ライダーギーツ「お前の願いはなんだ?”白上英寿”」

 

英寿「俺の...願い...」

 

九尾止めろ!英寿、諦めて眠ろう。そうすれば何も考えなくて良いんだ!何も守る必要なんて...

 

英寿「そうだ...俺は、守りたい」

 

九尾止めろ...止めろ!英寿!!

 

英寿「俺の願いは”仮面ライダーギーツとして世界を守りたいんだ!”」

 

仮面ライダーギーツ「叶えてやるよ」

 

ゴーン

 

        ゴーン

 

                ゴーン

 

                       ゴーン

 

 

 俺の腰にデザイアドライバーが巻かれる。

 

 するともう1人のギーツの変身は解けていた。

 

浮世英寿「覚悟を決めろ。英寿!そうすれば力は自ずとやってくる」

 

『えー君!』『弟!』『『受け取れ!』』

 

 大切な人達の思いが届く。

 

 その手にはオルタナティブバックルとフレンズバックルがあった。

 

白上英寿「見ててくれ英寿!俺の覚悟を!!」

 

浮世英寿「ああ」

 

 そうして俺は2つのバックルをドライバーにセットする。

 

『セット・リミットカット・フルオーバー』

 

九尾させるか!

 

 九尾は抵抗するべく尾を伸ばす。

 

 だが、それすらもまるで時が減速したかの要に俺に届かない。

 

1号『すすめ!』

 

英寿「俺は...?」

 

昭和ライダー達『『『『『『すすめ!』』』』』』

 

英寿「俺は...」

 

平成ライダー達『『『『『『すすめ!』』』』』』

 

英寿「俺は...!」

 

令和ライダー達『『『『『『すすめ!』』』』』』

 

英寿「俺は...!!」

 

浮世英寿「行け!白上英寿!!」

 

白上英寿「俺は...仮面ライダーギーツだ!!」

 

デュアルオン・ウルトラリンク・キングワールド・レディーファイト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 何もない滅びた世界...そこにある唯一の存在(九尾の化け狐)

 

九尾「馬鹿な!俺を食い破って...出て来ようというのか?  英寿!!」

 

 内なる光と共にその存在(九尾の化け狐)は空気に溶けていく。

 

 そうして現れたの存在は白銀に輝き、純白の翼をはためかせる。

 

ギーツ「ここからが...ハイライトだ!」

 

『キングワールド・ヴィクトリー』

 

 彼が天にその手を掲げるとまるで世界が逆再生するが如く元に戻っていく!

 

 

 

オールフォーワン「馬鹿な!器が...破壊の権化すら飲み込んだのか!」

 

オールマイト「私はあの化け物に殺され...それだけじゃ無い。街全体が崩壊していた筈なのに、全て戻って」

 

ギーツ「オールマイト」

 

オールマイト「君は?白上少年なのか?」

 

ギーツ「俺は...白上英寿...仮面ライダーギーツです」

 

 【仮面ライダーギーツ キングワールドフォーム】は世界の破滅すら無かった事にしてみせたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回:深紅の狐




ありがとうございました。

次回で【神野区の悪夢(終わりの始まり)】編 は終わる予定です。

今回登場した【仮面ライダーギーツ キングワールドフォーム】はホロライブ所属のVTuber...白上フブキさんのオリ曲「KINGWORLD」のMVの終盤に出た姿が元になっています。なお、能力はシャイニングウルトラマンゼロのシャイニングスタードライブそのままですね。夢のてんこ盛りです。

そして名シーンであるオールマイトvsオールフォーワンをかなりはしょってしまい申し訳ありません。ですがこれは「個性【仮面ライダーギーツ】のヒーローアカデミア」なのでご了承の程を...


それではまた次回

浮世英寿・白上英寿「「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」」


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No74:深紅の狐

前回までのあらすじ

オールフォーワンは九尾の化け狐を解き放ち、全てをリセットしようとした。

だが、それは彼によって防がれる。

そう、仮面ライダーギーツによって!


オールフォーワン「馬鹿な!器が...破壊の権化すら飲み込んだのか!」

 

オールマイト「私はあの化け物に殺され...それだけじゃ無い。街全体が崩壊していた筈なのに、全て戻って」

 

ギーツ「オールマイト」

 

オールマイト「君は?白上少年なのか?」

 

ギーツ「俺は...白上英寿...仮面ライダーギーツです」

 

オールフォーワン「器が中身を受け入れれるまでに成長するとわ...読めなかったよ」

 

ギーツ「あんたがオールフォーワン?」

 

オールフォーワン「そうだよ?白上英寿くん...それとも息子と呼んだ方がいいかい?」

 

オールマイト「なに?白上少年がお前の!?」

 

ギーツ「あんたが母さんの今の旦那ってだけだ」

 

オールフォーワン「奈弥祢は死んだよ」

 

ギーツ「知ってるよ。だが全てを巻き戻した。だから母さんも死ぬ前に戻ってるよ」

 

オールフォーワン「母親思いだね」

 

ギーツ「違うな。母さんには法の裁きをしっかり受けてもらう。もちろんあんたもだ」

 

オールマイト「まちたまえ白上少年...奴は私が」

 

ギーツ「すみませんオールマイト...貴方に宿る個性を戻せた訳じゃないんです」

 

 そう、オールマイトは先の戦いで”ワン・フォー・オール”の残り火すら使い切っていたのだ。

 

オールマイト「少年、気付いて」

 

ギーツ「だから、オールマイト!貴方の”覚悟”を、俺に預けさせてください」

 

オールマイト「少年...」

 

ギーツ「貴方の後継には申し訳ないですが...」

 

オールマイト「いや、何も言わなくていい。託したぞ、仮面ライダーギーツ」

 

ギーツ「はい!」

 

 そう言うと俺はあえて変身を解除する。

 

オールフォーワン「おいおい、さっきの流れで武装を解除するのかい?」

 

英寿「フブ姉、クロ姉...ありがとう」

 

吹雪「あらあら、気づいてたの?」

 

英寿「当然だろ?俺は元No3の名を引き継ぐ事になるからな」

 

 俺の背後、そこに白上吹雪と黒上風吹がいた。

 

風吹「良いな。その心意気!だが、吹雪の願いの破棄はお前のおかげ無かった事になってる。もうすぐ吹雪自身そのことを忘れるだろう...もちろんお前もな」

 

吹雪「...あのね、えー君」

 

英寿「フブ姉...忘れる前に聞かせてくれ。何を願ってこの世界になったんだ?」

 

吹雪「...それはね。【私の大切な弟が幸せになれる世界】だよ」

 

英寿「ありがとう。それじゃあその世界、俺自身が実現させてくるよ」

 

 そう言って俺は2人にバックルえお返すと一歩前に出る。

 

オールフォーワン「お姉さんとの別れは済ませたかい?」

 

英寿「待っててくれるなんて優しいじゃないか?」

 

オールフォーワン「気になるじゃ無いか、強力な武器を捨ててどう僕に立ち向かうのか?」

 

英寿「なに、お前を倒すのは家族の力じゃ無く」

 

 そう言って俺が右手を上げると1つのバックルが俺の手元に降ってくる。

 

英寿「俺の力で倒さなくちゃな」

 

 そのバックルは”ブーストマークⅡ”

 

英寿「今までこいつを真に使え無かったのは、俺の”覚悟”が足りなかったから」

 

『セット』

 

 英寿はドライバーの”右側”にブーストマークⅡを装填する。

 

英寿「俺の”覚悟”を思い知れ。うおおおおっ!変身!!」

 

 その言葉と共にブーストマークⅡのグリップを回し、ファイティングポーズをとる。

 

『ブーストマークⅡ・レディーファイト』

 

 そうして現れたのは今までの白い面では無く紅...全身が紅い姿のギーツがそこにはいた。

 

ギーツ「仮面ライダーギーツ...その言葉を、お前は信じるか?

 

オールフォーワン「ははは、信じさせてみなよ。筋骨バネ...グハッ」

 

 一瞬だった。ギーツは瞬きの瞬間にオールフォーワンとの距離を詰め、個性を発動させる前に顔面を殴り飛ばしたのだ。

 

オールフォーワン「(馬鹿な!僕の探知系の個性全てをすり抜けて一撃を当ててきた!)瞬発力×3」

 

 オールフォーワンは自らの瞬発力を上げる事で対処しようとする。だが、

 

ギーツ「遅い」

 

オールフォーワン「何...!?」

 

 オールフォーワンは困惑する。奴より早くなるよう計算して個性を掛け合わせた。なのに背後を取られた上で肩を掴まれている。

 

オールフォーワン「バカな...衝撃波」

 

ギーツ「っ!」

 

 ギーツはオールフォーワンの衝撃波すら圧倒的なスピードで躱してみせる。

 

オールフォーワン「どうなっている。どうしてオールマイトですらない若造にこうも圧倒される」

 

ギーツ「その程度か?」

 

オールフォーワン「何?」

 

ギーツ「悪の帝王ってのはその程度なのか」

 

オールフォーワン「ふっはははははっ!言うじゃないか?なら僕の全力を受けてみなよ。ああ、避けてもいいよ?そしたら君の姉たちやくたびれているオールマイトが死ぬだけさ」

 

ギーツ「いいだろう」

 

オールマイト「ダメだ!白上少年、奴の挑発に乗ってわ」

 

ギーツ「大丈夫!」

 

 オールマイトは振り向き”大丈夫”と言う少年に、自分を重ねる。そして

 

オールマイト「信じるぞ!少年(ギーツ)

 

 少年はその言葉にうなずき、正面(巨悪)へと向き直る。

 

オールフォーワン「筋骨バネ化、瞬発力×4、膂力増強×3、増殖、肥大化、鋲、エアウォーク、槍骨、衝撃付与、行くよ?ヒーロー」

 

ギーツ「こい」

 

 ギーツはブーストマークⅡのグリップを回した。

 

オールフォーワン「はああああ!!」

 

『ブースト・ストライク』

 

ギーツ「ラァッ!!」

 

 オールフォーワンの巨大な拳とギーツの赤熱化した拳がぶつかる。その激突はオールフォーワンが優勢だった。

 

オールフォーワン「はははっ息巻いた割にその程度...」

 

ギーツ「焦るなよ!」

 

オールフォーワン「な...に...!」

 

 オールフォーワンは気付く、自分と相対しているのはあくまで拳型のエネルギー波...その1つだと

 

ギーツ「一発でダメなら二発」

 

 ギーツは二つ目のエネルギー波をぶつけてくる。すると優勢だった筈のぶつかり合いが拮抗し出す。

 

オールフォーワン「ぬっ!」

 

ギーツ「二発で足りなきゃ三発」

 

 三つ目がぶつかれば自分が押され始めてしまう。

 

オールフォーワン「そんな」

 

ギーツ「三発で足りなきゃ四発だ!」

 

 オールフォーワンは四つ目を受けたとき、遂に押し負け体勢を崩す。

 

オールフォーワン「馬鹿な、この僕が...」

 

ギーツ「うおおおおっ、ハァッ!」

 

オールフォーワン「がっあああああああああああ」

 

 トドメにギーツは自身で突撃し、オールフォーワンを吹き飛ばした。

 

 そうして、オールフォーワンは完全に意識を失っているのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※牛島視点※

 

道長「ふんっ、そうでなくちゃな。ギーツ」

 

ベロバ「あ~あ♪ギーツのやつ、お父様に勝っちゃった。ミッチーがあのバックルを返しちゃうからよ?」

 

 そう、あの時偶然ブーストマークⅡがギーツの元に降って来たのではない。

 

 英寿と道長はお互いを認識したうえで英寿は道長を信じ、道長は使えないバックルを投げ渡したのだ。

 

道長「俺は使えないバックルを投げ渡しただけだ。それを使って先生を倒したのには驚きだが」

 

ベロバ「そういうことにしといてあげる♪実際、お父様とお母様の計画がうまく行ってもゾクゾクは出来なかったし、今回はギーツに感謝かしらね」

 

道長「それで?正体がギーツにばれた訳だが、これからどうする?”AZKi”さんよ?」

 

 すると、ベロバの姿がアイドル”AZKi”のものに変わる。

 

AZKi「心配ないよ。だって記憶に残らないもの」

 

道長「それがお前の個性...」

 

AZKi「そう、記憶や記録の操作...これが私の個性。お母様は私を自分の本当の娘だと思っていた可哀想なお人形」

 

道長「つくづく、嫌な性格してんな」

 

 ベロバは以前の12歳の姿が19歳に成長したような姿になる。

 

ベロバ「これが私の本当の姿、どうミッチー?綺麗でしょ?」

 

道長「何が綺麗でしょだ。本当は350歳の癖に」

 

ベロバ「歳の事を言うんじゃないよ!」

 

道長「まあ、安心しろよ。俺はお前の思惑通り動いてやる」

 

ベロバ「はぁ~しょうが無い。今回だけ許してやる」

 

道長「ありがとさん」

 

 こうして、2人はその場を立ち去るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

『ヴィランは動かず!勝利 深紅の狐がオールマイトですら倒しきれなかったヴィランを倒しました』

 

ギーツ「あっ」

 

 力を使い果たしたのか倒れそうになるギーツをオールマイトがマッスルフォームになって支える。そしてギーツは右腕を天へと掲げた。

 

 

 

「「「「「おおおおおお!!」」」」」

 

 

 今この場には届かないかも知れない。だが、それを見た者達はみな歓声を上げたのだった。

 

エッジショット「オールマイト!無理をしては」

 

グラントリノ「やらせてやってくれ。あれが平和の象徴の最後の仕事だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『今回、オールマイトとヴィランの戦闘は多くの死傷者を出すものと思われていました。ですが、実際には死傷者0名、街の被害も深紅の狐とヴィランの戦闘跡のみとなり...あっ、今はヴィランが移動式牢(メイデン)に入れられようとしています。オールマイトたちによる厳戒態勢の中 今...』

 

 その時、オールマイトがカメラに向かって指を指す。

 

オールマイト「次は...次は君だ」

 

 全国に流されたこの一言は、まだ見ぬヴィランへの警鐘...平和の象徴の最後まで折れない姿として映し出されたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギーツ「さすがだな。No1ヒーロー(オールマイト)

 

リポーター「あのぉ...」

 

ギーツ「ん?」

 

リポーター「今回のヴィランを倒した。新たなヒーロー!貴方のお名前をお聴かせ願えますか?」

 

ギーツ「え?...ギーツ、仮面ライダーギーツ...です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

英寿・吹雪「「ただいま!」」

 

風吹「お邪魔します」

 

 俺達が帰宅出来たのは、あれから1日経過したからだった。

 

吹雪「それじゃあ、始めよう!お疲れさま会!!」

 

英寿・風吹「「おおー!!」」

 

 

 

 俺とクロ姉の母親、黒上奈弥祢はサポーターズの3人によって確保された。

 

 今後どういう沙汰が下されるかは分からない。だが、俺があの人と会うことはないと、そう思った。

 

 

 

英寿「ごはんできたよ!」

 

吹雪「やった~ありがとうえー君!!」

 

風吹「サンキュー弟」

 

 

 

 世間での俺に対する扱いは様々だった。次代の平和の象徴という人、学生でありながら凶悪ヴィランすら倒せる危険人物など...ただ、雄英は俺の事をフォローしてくれて...

 

根津『彼は今回資格も無く個性を使用し、ヴィランとはいえ人を傷つけた。これは決して褒められる事では無いでしょう。ですが...』

 

相沢『我々が必ずや、白上英寿を本当の意味でのヒーロー”仮面ライダーギーツ”として立たせてみせます』

 

 あの言葉には感動したな。

 

吹雪「えー君」

 

英寿「どうしたの...うわぁ」

 

 呼び止められ振り返るとフブ姉に抱きつかれる。

 

吹雪「えへへ」

 

英寿「おいおいおい!急になに...お酒飲んだの?」

 

吹雪「そうらよ!今日はぶれいこぉだからいいのらぁ」

 

風吹「弟」

 

英寿「クロ姉!助けて、フブ姉が...」

 

 クロ姉に英寿は助けを求めるが、クロ姉は俺の左腕に抱きついてくる。

 

英寿「...クロ姉?」

 

風吹「格好良かった」

 

英寿「え?」

 

 クロ姉の頬は赤くなっており妙に色っぽく...もとい酔っ払い2号になっていた。

 

風吹「弟、いや英寿。格好良かった。頼もしかった。あんな姿みたらもう耐えられん」

 

英寿「耐えられないって...何が?」

 

風吹「英寿、オレの男になれ!」

 

英寿「はあ!」

 

 突然の爆弾発言に俺は混乱し始める。

 

風吹「本当はずっと前からお前のこと気に入ってた。でも血の繋がった姉弟だからと飲み込むつもりだったんだ。でも、もう止めた。お前をオレのものにする!」

 

英寿「いや、あの、ちょっと待って!」

 

吹雪「ちょっと待った!」

 

英寿「フブ姉!クロ姉を止めて!」

 

 俺はフブ姉はまともだと思っていた。だが、この姉もまた理性は吹っ飛んでいた。(酔っ払っていた。)

 

吹雪「チュッ」

 

英寿「ンッ!」

 

 あろうことかフブ姉は俺の口に口づけをしてきたのだ。

 

英寿「フブ姉!何を...」

 

吹雪「渡さない」

 

 フブ姉は瞳を潤ませながら俺に迫ってくる。

 

吹雪「クロちゃんに英寿は渡さない。英寿!」

 

英寿「は、はい!」

 

吹雪「私も英寿が好き!それにクロちゃんと違って血は繋がってないから結婚できるよ?」

 

英寿「ちょっと、フブ姉」

 

風吹「まて、吹雪!結婚できるかとか関係ねぇ!こいつはオレのになるんだよ!」

 

吹雪「いいや、私と結婚するです!」

 

風吹「オレだ!」

 

吹雪「私!」

 

英寿「ちょっと2人とも待って!」

 

吹雪・風吹「「英寿!どっちを選ぶの!!」」

 

英寿「俺!?」

 

吹雪・風吹「「そう」」

 

英寿「俺は...(俺の中で2人は姉貴であった。だが、前世では確かに推しだった訳で...いちファンとして深い仲になるわけには...でも、今世では姉弟だけど身近な女性で迫らてドキドキしたし...俺はどうしたら)」

 

 スゥー スゥー

 

英寿「え?」

 

 どうしようか悩んでいた英寿だったが寝息が聞こえ下を見ると2人とも眠っていた。

 

英寿「...」

 

 英寿は2人にタオルケットをかけってそっと離れる。

 

英寿(2人とも酔った勢いでとんでも発言をしていたが、酔ったせいだ。起きたらきっと忘れてる。うん俺も考えないようにしよう)

 

 英寿は2人の思いをいったん受け流す事に決めたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 それから数日後、相沢先生とオールマイトが家庭訪問に来た。

 

 何でも全寮制にする為の通知だとか

 

吹雪「無茶苦茶やっちゃう弟ですが、立派なヒーローにしてください」

 

相沢「我々のできる限りを尽くさせて頂きます」

 

 クロ姉が言っていたように、世界から、そしてフブ姉自身からも”元No3ヒーロー”としての記憶と記録は無くなっていた。

 

 ただ言えるのは俺とフブ姉の関係は変わらない。

 

 例え”創世の女神”が何だったとしても

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、ついに1年A組が再集合するときが来たのだ!

 

 

「個性【仮面ライダーギーツ】のヒーローアカデミア」...【神野区の悪夢(終わりの始まり)】編 閉幕!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我々ヒーロー公安委員会は、君の今までのヴィジランテ活動の罪状を不問とし、ヒーロー公安委員会直属として向かい入れたい」

 

景和「それやどうも...それで?何をすれば?」

 

「仮面ライダーギーツ...白上英寿の監視、そして必要とあらば...始末だよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鯨蔵「本当に行くのかい?」

 

ひかり「お姉ちゃん、考え直して!」

 

あかり「いいや、私は行くよ!雄英に!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回:再集合!そして波乱の転校生!!




ありがとうございました。

今回で一応のVSオールフォーワンは終了、次から仮免許取得に向けて動いて行きます。

とはいえ次回はアンケート結果に合わせた話をさせて頂きます。お楽しみに!

さてさて、今回詰め込んだな~と思いますが...寮に入ったらホロライブメンバーだしずらくなるんだもん!ヒロインルート作れなくなりそうなんだもん!

というワガママが今回の話に繋がりました。

読みづらかったらごめんなさい。でも、私は後悔はしていません!

そんな訳で年内最後の更新となります。

仮面ライダーギーツの放映が終了し、仮面ライダーガッチャードがスタート!ギーツの波がいつまで続くか分かりませんが、満足するまで頑張ります。

それとまた、アンケートやりまーす!是非とも投票お願いします!

それでは皆さんよいお年を~!!

英寿「更に向こうへ!プルスウルトラ!!」


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No75:ブジンあやめ?

今回はアンケート結果に基づくお話です。

”百鬼あやめ”さんメイン回!

アンケート結果が出てから3ヶ月...お待たせしました。

それでは75話どうぞ!


 百鬼あやめはホロライブの同僚、大神ミオと白上フブキとのユニット”いろはにほへっとあやふぶみ”でのイベントを終え帰路に着いていた。

 

あやめ「ふうっ、今日も楽しかった余~」

 

??「そこのお嬢さん」

 

あやめ「ん?余の事?」

 

??「そそ、素敵な刀をお持ちのお嬢さん」

 

 その最中あやめは蛙の帽子をかぶった男に話しかけられる。

 

あやめ「お?わかる~余の鬼神刀阿修羅と妖刀刹那羅刹!」

 

??「わかるよ~どちらも良い刀だ!」

 

あやめ「おっちゃん!見る目ある余~」

 

 その男は刀に精通しており、話しはとても盛り上がった。

 

??「いいねいいね。そんなお嬢ちゃんに見て欲しい刀があるんだ」

 

あやめ「ん?どんな刀~?」

 

??「これだよ。字を”ブジン”って言うんだ」

 

あやめ「うわっ~」

 

 あやめはその刀の刀身に見入り......

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『セット・クリエイション』

 

英寿「変身」

 

『デトロイトパワードシステム・ギガントソード・レディーファイト』

 

 英寿はデザイアの研究所まで来ており、調整が完了した”パワードビルダーバックル”の受け取りに来ていた。

 

 そしてお試しで【仮面ライダーギーツ パワードビルダーフォーム】へと変身した。

 

博士「どう?ギーツちゃん?調整したバックルの調子は」

 

ギーツ「とても良いですよ?ただ聴きたい事が、腰のバックルホルダーが両側増量してるんですが?」

 

博士「シーカーちゃんは3つの武装で戦ってたわ。もちろんそれも使えるけど、ギーツちゃんの強みはその多彩さだと思っているのよ。現在他のバックルがブーストマークⅡしかない現状だとその強みも活かせない。そこで」

 

 そう言って博士はパワードビルダーの3つとは別に4つのバックルを取出す。

 

ギーツ「これは?」

 

博士「元々単体で実装予定だった。”ウエポンバックル”をパワードビルダー用に調整したの、これをパワードビルダーバックルで使用すれば”マグナムシューター40X、ゾンビブレイカー、ニンジャデュアラー、ビートアックス”をつかえるわよ」

 

ギーツ「なるほど、これで7つの武装ができる訳か...凄いですね博士」

 

博士「ええそうでしょう。特にマグナムシューターがあれば現状”レジェンドバックルが使え無くなった”貴方でもワザは使えるようになるわ」

 

 オールフォーワン戦後の検査の結果、英寿は先輩達の力が使え無くなっていたのだ。

 

ギーツ「ありがとうございます」

 

博士「良いのよ。外でタイクーンちゃんと鞍馬姉を待たせてるのでしょ?もう大丈夫だから行きなさい」

 

ギーツ「それでは失礼します」

 

 英寿は変身を解除し博士に礼を述べ退室した。

 

博士「ふぅ、ギーツちゃんがブーストマークⅡに変身出来たのは大きい、だけど他のバックルがヴィランサイドに渡ってしまったのは痛いわね」

 

「博士!大変です!」

 

博士「何事?」

 

「新型バックル用に用意した武器”ブジン”が行方不明になりました!」

 

博士「何ですって!急いで探すのよ。あの武器が制御装置も無く使われたら、あっという間に大量殺人事件の発生よ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英寿「2人ともお待たせ!」

 

景和「いいや、そこまで待ってないぜ」

 

あかり「うんうん、それでどうだったの?」

 

英寿「とりあえず、パワードビルダーを返してもらったから、これで安定して戦闘出来ると思う」

 

あかり「ブーストマークⅡってデメリットがあるんだったよね?」

 

英寿「そう、強力な分強い睡魔に襲われるんだ」

 

景和「睡魔なら気合いで吹き飛ばせば良いのに」

 

英寿「気合いでどうにかならないレベルだからやばいんだよ。オールフォーワンと戦った後も結局オールマイトの腕の中で寝ちゃったんだぜ?」

 

あかり「戦闘中にその睡魔が来たらやばいね?」

 

英寿「そ、レジェンドバックルの強化で使う分にはそんなの無かったから予想外だよ。本当の意味で最後の切り札だなこれは...」

 

 そんな雑談をしていると突然電話が鳴る。相手はフブ姉だ。

 

英寿「ごめん、電話だ」

 

 断りを入れ電話に出る。すると

 

吹雪『えー君!力を貸して!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

(ヴィラン)1「ははは、あのコンビニなかなか羽振りが良かったな」

 

(ヴィラン)2「そうっすね兄貴!」

 

 とあるヴィランがコンビニ強盗を終え、基地へと帰って来ていた。

 

??「面白そうな事話してる余~」

 

(ヴィラン)1「あ?お前何もんだ?俺の基地で何をしていやがる」

 

(ヴィラン)2「兄貴、あいつあれっすよ!ホロライブのアイドル百鬼あやめっすよ?」

 

(ヴィラン)1「アイドル?それがなんでここにいやがる?」

 

あやめ「悪い奴は...」

 

 あやめは”ブジン”を鞘から少し抜き刀身を見てから戻す。

 

あやめ「お仕置きだ余~」

 

(ヴィラン)1「なんだか分からんがやっちまえ」

 

(ヴィラン)2「行くっす!」

 

 あやめは居合いの構えを取った。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

英寿「あやめさんが行方不明?」

 

吹雪『そう!本当は今日出社するはずだったのに一向に来なくて、電話にも繋がらないの』

 

英寿「警察には?」

 

吹雪『索してもらってるけど...見つからなくて』

 

英寿「わかった。俺も探してみるよ」

 

吹雪『お願い』

 

 そう言って電話が切れる。

 

あかり「英寿手伝うよ」

 

英寿「良いのか?」

 

景和「当たり前だろ?親友の姉貴の仲間がピンチなら助けるもんだ!」

 

あかり「よく言った景和...貴方には裏の方で探して欲しい。出来るでしょ?”シノビ”としての貴方なら」

 

景和「...了解した」

 

英寿「俺は地道に表を探すとするか」

 

あかり「ならこれ使って」

 

 そうしてあかりは英寿にブーストバックルを渡す。

 

あかり「私バイクの免許ないから英寿が使って」

 

英寿「ありがとう、使わせてもらう」

 

『ブーストライカー』

 

 そうして呼び出すとナーゴのクレストが入ったブーストライカーがやって来る。

 

あかり「私はお父様に頼んで鞍馬財閥の力を借りようとおもう」

 

英寿「会長と今ケンカ中だよな?」

 

あかり「関係ないよ!誰かを助けるときにケンカを理由に使えるものを使わないなんてありえないから」

 

英寿「...本当にありがとう、2人とも、頼む」

 

景和・あかり「「了解」」

 

 こうして3人も百鬼あやめの捜索に加わったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※景和視点※

 

『アンダーカバーアクション・シノビ・レディーファイト』

 

タイクーンS(シノビ)「よし、行くか」

 

 俺は裏の情報網を駆使し、あるヴィランの基地に訪れる。そのヴィランは二人組で今日もコンビニ強盗をやってのけたんだとか...なんでそんなやつらの所で目撃情報があったのか分からないが行ってみるしか無いだろう。

 

タイクーンS(シノビ)「そう言う訳で行ってみる」

 

あかり『わかった。英寿には私から伝えとく』

 

タイクーンS(シノビ)「頼む」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 基地に到着し中に潜入する。

 

(ヴィラン)1「ぐっ...はぁはぁ」

 

(ヴィラン)2「やめろ!兄貴が死んじまう!!」

 

あやめ「うるさい余」

 

(ヴィラン)2「ぎゃぁぁぁ」

 

 そこには百鬼あやめがヴィランに襲いかかっており、しかも一人は死にかけている。それを助けようとしたやつも刀で切られていた。

 

あやめ「まずは一人だ余」

 

 百鬼あやめは死にかけの奴にトドメをさそうとした。

 

(ヴィラン)1「やっやめ...

 

(ヴィラン)2「あっ兄貴ぃぃぃ」

 

タイクーンS(シノビ)「何をやっている。百鬼あやめ」

 

 俺はとっさにその刀をクナイで受け止める。

 

あやめ「貴様も悪い奴か?」

 

 あやめは距離をとり、刀の刀身を見る。

 

タイクーンS(シノビ)「おい、そこのヴィラン」

 

(ヴィラン)2「は、はい!」

 

タイクーンS(シノビ)「後で聞きたい事はあるが今は隠れてろ」

 

(ヴィラン)2「わっ、わかりました」

 

 そう言ってヴィラン達は物陰に非難する。

 

あやめ「邪魔をする悪い奴は...」

 

 百鬼あやめは居合いの構えを取る。

 

タイクーンS(シノビ)「...くる!」

 

あやめ「お仕置きだ余~」

 

 百鬼あやめはとてつもない踏み込みで一気に間合いを詰めてくる。

 

タイクーンS(シノビ)「はやっ」

 

あやめ「終わりだ余」

 

 俺はその一閃で両断される。

 

『カワリミニンポウ』

 

あやめ「!?」

 

タイクーンS(シノビ)「変わり身だ」

 

『コウソクニンポウ』

 

 俺は変わり身でその一閃を躱した後、いくつもの鎖で百鬼あやめを拘束する。

 

あやめ「離せ~!」

 

タイクーンS(シノビ)「おとなしくしてろ」

 

あやめ「ぐっ」

 

 俺は峰打ちで百鬼あやめの意識を奪い横にするとすぐに連絡を取る。

 

タイクーンS(シノビ)「百鬼あやめを確保した」

 

あかり『さすが!今英寿や警察がそっちに向かってる』

 

タイクーンS(シノビ)「了解、俺はヴィラン達を拘束して退散するよ」

 

??「そんな寂しいこと言わないで俺と遊ぼうぜ?櫻木景和」

 

タイクーンS(シノビ)「っ!?なんで、お前がここにいる...ケケラ」

 

ケケラ「おいおい、昔みたいに総代って言ってくれないのか?」

 

タイクーンS(シノビ)「誰が!」

 

 俺は突然現れたケケラを捕まるべく動こういとするが

 

ケケラ「そう言わずにさぁ、プレゼントも用意したんだぜ」

 

 ケケラはうまく避けると俺に百鬼あやめが持っていた刀を投げ渡してくる。

 

ケケラ「この刀”ブジン”は本来タイクーンの武器なんだからさ」

 

タイクーンS(シノビ)「これは...ぐっ、何だこれ...頭が...」

 

ケケラ「”ブジン”は人の心の闇をさらけ出す。さあ、暴れろ櫻木景和」

 

景和「俺は...」

 

景和?「俺は何も守れない」

 

景和「違う、俺は...」

 

景和?「お前がいくら力を付けようと...何も出来ない」

 

景和「俺は強くなって」

 

景和?「強くなって...殺せ」

 

景和「違う、そうじゃない」

 

景和?「殺せ」

 

景和「嫌だ!」

 

景和?「殺せ!!」

 

景和「止めろ、俺は助けたいんだ!」

 

殺せ!!

 

景和「ぐあああああ」

 

 

こうして俺は意識を失った。

 

ケケラ「あったあった。そい」

 

『グレート・レディーファイト』

 

ケケラ「そしてウイルス注入」

 

 ケケラはタイクーンをレイジングフォームにし、バイザーに何かを注入する。

 

ケケラ「さあ、楽しい殺し合いだ」

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 英寿はあかりからの連絡を受け、倉庫街にあるヴィランの基地に突入する。

 

英寿「あやめさん!景和!」

 

 するとそこには鎖に縛られ倒れているあやめさんとレイジングフォームで立っているタイクーンがいた。

 

英寿「タイクーン!何があったんだ。」

 

タイクーン「...」

 

 タイクーンは普段のレイジングソードでは無く刀を持っておりその刀をおもむろに鞘から引き抜く。 

 

英寿「タイクーン...何をして」

 

タイクーン「...しね。ケケラ!」

 

 そう言いながら俺に斬りかかって来たのだった。

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

1話で終わらないので、前後編に変更しました。

さて次回がどうなって行くのか!

お楽しみに!

景和「更に向こうへプルスウルトラ!!」


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No76:ギーツVSタイクーン?

”百鬼あやめ”さん回後編です。

それではどうぞ!


タイクーン「...しね。ケケラ!」

 

 そう言いながら英寿に斬りかかるタイクーン

 

英寿「っ!!」

 

 英寿は紙一重でその一撃を躱す。

 

英寿「どうしたんだ、景和!」

 

タイクーン「うるさい!お前がいるから何もかもおかしくなるんだ...もう消えてくれ。ケケラ」

 

英寿「俺はケケラじゃ無い。英寿だ」

 

タイクーン「戯れ言を!お前の姿、どう見てもケケラだろ!」

 

 そう言うや再び斬りかかって来るタイクーンを何とか避ける英寿。

 

 ドライバーを腰に付ける。

 

英寿「言葉でダメなら実力行使だ。変身」

 

『デトロイトパワードシステム・ギガントデュアラー・レディーファイト』

 

ギーツ「行くぞ。タイクーン」

 

タイクーン「俺の武器を使うなんて何の当てつけだ」

 

『シングルブレード』

 

ギーツ「はあ!」

 

タイクーン「ふん!」

 

 お互い武器が鍔迫り合う。

 

ギーツ「これで」

 

『ラウンド1』

 

 ギーツはニンジャデュアラーのディスクを回しワザを発動する。

 

『タクティカルスラッシュ』

 

タイクーン「っ!!」 

 

 タイクーンはとっさに距離を取り躱して行く。

 

ギーツ「逃がさない」

 

『ラウンド1・2・3』

 

『タクティカルフィニッシュ』

 

 ギーツはそんなタイクーンを逃がさない為に追撃として必殺を発動し、ニンジャデュアラーを投擲する。

 

タイクーン「そんなのでやれるか!」

 

 タイクーンは投擲されたニンジャデュアラーを刀ではじき飛ばす。

 

『デトロイトパワードシステム・ギガントソード・レディーファイト』

 

『ブーストタイム』

 

 だが、ギーツの本命は次の一撃【パワードビルダーブーストフォーム】の超必殺

 

『ギガント・ストライク』

 

 巨大化させたギガントソードを振下ろす。

 

ギーツ「正気に戻れ!タイクーン!」

 

タイクーン「俺は元から正気だ。お前こそいい加減にしろ。ケケラ」

 

 タイクーンは刀を鞘に戻し居合いの構えを取る。

 

『グレート・ストライク』

 

タイクーン「はああああ!!」

 

 一閃...

 

ギーツ「はぁ」

 

 タイクーンの居合い斬りは巨大なギガントソードを両断してみせた。

 

ギーツ「ふざけんな!」

 

タイクーン「トドメだ」

 

ギーツ「なっ」

 

『グレート・ストライク』

 

 タイクーンはトドメにとギーツを両断してみせる。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ケケラ「良いぞ!やれ!櫻木景和!そのままギーツを殺してしまえ」

 

??「させると思うかい?」

 

ケケラ「!?」

 

 ギーツとタイクーンの戦いを見ていたケケラ、そこに一筋の光弾が飛んでいく。

 

ケケラ「おっと、なかなかにご挨拶だな。キューン?今日は猫の姿じゃなく人の姿なんだな」

 

 光弾を打ったのはキューンだった。しかも人の姿である。

 

キューン「それやあかりに頼まれたんだ。本気を出さないとね」

 

あかり「ありがとうキューン」

 

 そして鞍馬あかりもやって来る。

 

あかり「あなたがケケラ?どうして百鬼あやめさんや景和にあんな事を?」

 

ケケラ「あの鬼に関しては餌だ。白上英寿を親友と呼ぶ櫻木景和にとって間接的に無視出来ない事態を起こせるからな」

 

あかり「なら、デザイアの研究品を盗んだのも?」

 

ケケラ「あれは象徴なのさ。タイクーンにとって」

 

あかり「どういうこと?」

 

ケケラ「お前が知ることは一生無い事さ」

 

キューン「奴に付き合う必要なんてないさ。あかり」

 

 キューンは懐から”黒いカード”を取出す。

 

あかり「そうね。貴方はここで捕まえます」

 

 あかりもキューンに続くように”白いビートバックル”を取出す。

 

ケケラ「プレミアムカードに”今世のギーツのバックル”とは...今世のナーゴはなかなか好戦的だな」

 

 ケケラはそう言いながら、キューンと同じように黒いカードを取出す。

 

??「そこまでにしましょう?ケケラ」

 

ダンクルオステウスジャマト「ヴォダ...オズキョチャーヴォモ*1

 

 そこにローブの人物とジャマトが乱入してくる。

 

あかり「ジャマト!」

 

??「今は争うつもりはありません」

 

ケケラ「来てたのか?アルキメデル」

 

キューン「アルキメデルだって!」

 

あかり「知ってるの?」

 

キューン「ああ、かつてジャマトを培養していた男だ」

 

アルキメデル「今世は女ですよ」

 

ケケラ「お前が来るって事は今回はおひらきかあ、もっと遊びたかったぜ」

 

あかり「逃がすと思って」

 

アルキメデル「残念ですが、もう遅いです」

 

 アルキメデスがそう言うと一瞬でケケラとアルキメデル...そしてジャマトの姿は無くなっていた。

 

あかり「そんな、一瞬で消えるなんて」

 

キューン「今回のアルキメデルは謎が多いな」

 

あかり「しょうがない。英寿達の所に行きましょう」

 

キューン「なら僕は猫の姿に戻る」

 

 そう言ってキューンは猫に戻った。

 

あかり「キューン?」

 

キューン「もう僕の手はいらないだろ?」

 

あかり「もう...行ってくるわ」

 

 そう言ってあかりは英寿達の元へ向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

タイクーン「残像?」

 

『ブーストマークⅡ・レディーファイト』

 

 タイクーンが両断する。だがギーツはとっさに【ブーストフォームマークⅡ】になる事で躱していた。

 

タイクーン「ふざけたまねを」

 

ギーツ「さて、速さなら俺の方が上になったが...」

 

 あの切れ味の刀に対抗する手段は今のギーツにはない。

 

タイクーン「さっきより早いならそれを読んで斬るだけだ」

 

ギーツ「なっ」

 

 音速で移動するギーツに刀を合わせて来るタイクーン。躱しはしたがいよいよ打つ手が...

 

あやめ「英寿...」

 

ギーツ「あやめさん!」

 

タイクーン「よそ見する余裕があるのか?」

 

 タイクーンが刀を振り下ろすが、距離をとり躱す。そしてあやめの元に駆け寄る。

 

ギーツ「あやめさん!ご無事ですか?」

 

あやめ「ごめん余...私のせいであんなことに」

 

ギーツ「そんなのはいいです。今は非難を」

 

あやめ「あの刀は悪い心を引き出すんだ余」

 

ギーツ「悪い心?」

 

あやめ「狸さんはきっと怒りに捕らわれているんだ余」

 

ギーツ「アイツはケケラに師匠を殺されてるから...」

 

あやめ「余の刀を使って!」

 

ギーツ「あやめさんの?」

 

あやめ「切れ味なら負けてない余」

 

ギーツ「...失礼します」

 

 ギーツはあやめの背中にある鬼神刀阿修羅と妖刀刹那羅刹を鞘から引き抜く。

 

 ガキン

 

 そしてまずあやめを捕らえている鎖を断ち切る。

 

あやめ「助かった余!さあ英寿、彼の事も」

 

ギーツ「もちろん」

 

『ブースト・ストライク』

 

ギーツ「助ける!!」

 

 ギーツは必殺を発動し、タイクーンに急接近する。

 

ギーツ「はっ!せい!やっ!はあ!!」

 

タイクーン「なめるな!」

 

『グレート・ストライク』

 

 ギーツは鬼神刀阿修羅と妖刀刹那羅刹によりほぼ同時に4方向から斬撃を放つ。

 

 タイクーンも必殺を発動し、3つの斬撃を弾いてみせる。だが、4撃目で自身の刀が弾き飛ばされてしまう。

 

タイクーン「しまっ」

 

ギーツ「らあぁ!」

 

タイクーン「うわぁぁぁぁぁ」

 

 ギーツのトドメの一撃...それはタイクーンのバイザーのみを切断した。

 

タイクーン「...え、英寿」

 

 そうして変身解除したタイクーンは気絶した。

 

ギーツ「ふうっ」

 

あやめ「お疲れさま、そしてありがとう英寿」

 

ギーツ「なんの!これ...くらい...」

 

 返事をしようとした英寿だが、副作用の睡魔に襲われ眠ってしまう。

 

あやめ「おっと、まったく...本当にお疲れ様だ余」

 

 眠りにつき変身も解除された英寿の頭をあやめはそっと撫でるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回の事件は鞍馬財閥によって秘密裏に処理された。

 

 警察はあかりの証言からケケラとアルキメデスを追うのだろう。

 

 あやめさんと景和はお咎めなしだった。ただ、博士は危険な刀を扱っていた事から注意を受けていたが...

 

博士「何で私だけなのよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数日後、明日から寮生活になる俺はホロライブの皆さんに挨拶に来ていた。

 

シオン「それじゃあ、しばらくうちに顔は出せないって事か」

 

あくあ「さみしくなるね」

 

ちょこ「でも英寿さまの夢の為ですもの」

 

スバル「おうえんしなくちゃッス」

 

 それぞれのグループを周り、今は2期生の所に来ていた。

 

あやめ「英寿」

 

英寿「どうしました?」

 

 あやめが英寿の前に来る。

 

あやめ「改めてこの前はありがとう」

 

英寿「その件はもういっぱいお礼を言って頂けましたし」

 

あやめ「それでもだ余...そうだ。英寿ちょっとかがんで」

 

英寿「どうして?」

 

あやめ「いいから!」

 

英寿「はっはい」

 

 断り切れずかがむ英寿、するとあやめは英寿を抱擁した。

 

2期生「「「「ええぇぇぇっ」」」」

 

英寿「ちょっとあやめさ...」

 

あやめ「英寿はきっと最高のヒーローになれる」

 

 あやめは英寿を離すとまっすぐに見つめる。

 

あやめ「だから、頑張るんだ余!」

 

英寿「っ!!はい!!」

 

 この後、2期生と英寿での集合写真を撮り、英寿は部屋を後にした。

 

 

 

 

あくあ「あやめ?さっきの...」

 

あやめ「何でもないんだ。ただ、そうしたかっただけ」

 

あくあ「そっか」

 

ちょこ「ほらみなさま。レッスンの時間になっちゃいますよ?」

 

あやめ「今行くよ!(頑張れ英寿)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 英寿はホロライブのみんなとの写真を鞄にしまう。

 

英寿「さて、行くか!」

 

 こうして英寿はホロライブ事務所を後にした。

 

 

*1
退け...ライダーども




ありがとうございました。

今回の話しを持ってホロライブ要素がしばらくいなくなります。(なくすことはありません!)

そして、ジャマト語を久々に使いました。意味は注釈を確認して頂ければ!!

さて、次回からヒロアカに戻りますよ。

それではお楽しみに!

英寿「更に」

あやめ「向こうへ!」

英寿・あやめ「「プルスウルトラ!!」」


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No77:集う寮!!

これまでの「個性【仮面ライダーギーツ】のヒーローアカデミア」

ヴィラン連合ブレーン”オールフォーワン”

奴の策略により世界は一度滅びを迎えた。

だが、ギーツの覚悟により生まれた白銀の狐によって元の世界へと巻き戻る。

そして力を燃やし尽くした”オールマイト”に代わり

深紅の狐によってオールフォーワンは倒されるのだった。
















英寿「いってきます」

吹雪「いってらっしゃい」

 姉に見送られ英寿は家を出る。

 雄英高校の仲間が集う、新生活へ!

 そこは雄英敷地内、校舎から徒歩5分、築3日の学生寮

 【ハイツアライアンス】

 ここが新たな...

英寿(俺ら家か!)


根津「今回の寮制は生徒の安全の確保だけでなく、依然拭えぬ脅威、内通者を見極めるものでもある。長く漂った不穏な流れを一旦断ち切るため大っぴらな捜索は避け秘密裏に探っていく。教師だけでなく生徒にも疑いの目をむけるのは...つらいことだが立場上仕方が無い。象徴の喪失...新たな象徴の芽生えはあれど彼はまだ学生だ。今は奮起、再興の流れが必要だ。少なくとも子供らには明るい未来を指し示さなければ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1年A組の面々は寮の入り口へと集合していた。

 

相沢「とりあえず1年A組無事にまた集まれて何よりだ」

 

範太「みんな入寮の許可下りたんだな」

 

葉隠「ハァ...私は苦戦したよ」

 

耳郎「普通そうだよね」

 

英寿「又聞きですまんが二人はガスで直接被害にあったんだろ?大丈夫か?」

 

葉隠「私たちはこの通り」

 

耳郎「さらわれたあんたより全然ピンピンしてるよ」

 

英寿「そうか...よかった」

 

蛙吹「無事に集まれたのは先生もよ。会見を見たときはいなくなってしまうのかと思って悲しかったの」

 

麗日「うん」

 

相沢「俺もびっくりさ。まあ色々あるんだろうよ?例えば無許可で個性を使って凶悪ヴィランを倒してしまうようなバカを抑えるためとかな?」

 

英寿「ぐっ...言い訳はありません。いかようにも」

 

相沢「そうか、ならお前にはこの後会う二人の世話を頼もう。俺がやるのは面倒だからな」

 

英寿「この後会う二人?」

 

 英寿は相沢の言葉に疑問を持つがその話は流れてしまう。

 

相沢「さて、これから寮について説明するがその前に1つ、当面は合宿で取る予定だった仮免取得に向けて動いていく」

 

砂籐「そう言えばあったなそんな話」

 

芦戸「色々起こりすぎて頭から抜けてたわ」

 

相沢「大事な話だ。いいか?」

 

 そう一言おいてからとある出来事について話し始める。

 

相沢「切島、八百万、轟、緑谷、飯田、この5人はあの晩あの場所へ爆豪・白上の救出へと赴いた」

 

蛙吹「ケロ...」

 

 その発言に事情を知らないもの知っていたものそれぞれで反応する。

 

相沢「その様子だと行くそぶりはみんなも把握していた訳だ。色々棚上げした上で言わせてもらうよ。オールマイトの引退がなけりゃ俺は爆豪、耳郎、葉隠以外全員除籍処分にしてる」

 

出久「んっ...」

 

相沢「行った5人はもちろん把握しながら止められなかった11人、そして1人堂々と暴れたバカ...理由はどうあれ俺達の信頼を裏切った事には変わりない。正規の手続きを踏み、正規の活躍をして、信頼を取り戻してくれるとありがたい」

 

 場はとても重たい空気に包まれていた。

 

相沢「以上さあ中に入るぞ?人を待たしてる。元気に行こう」

 

上鳴・範太「いや待って...行けないです」

 

爆豪「チッ...来い」

 

上鳴「えっ何?やだ」

 

 そんな空気の中、爆豪は突然上鳴を連れて塀の裏へと向かう。

 

 ビリビバリバリ

 

「「「「「わっ」」」」」

 

上鳴「うえ~い...」

 

 上鳴が放電してアホになり登場してきた。

 

耳郎「ブッハクフフッ...」

 

範太「何?爆豪何を...」

 

爆豪「切島」

 

切島「あ?」

 

 今度は切島を呼び出した爆豪、おもむろに万札を数枚取出す。

 

切島「えっ怖っ何?カツアゲ?」

 

爆豪「違え、俺が下ろした金だ。小遣いはたいたんだろ?」

 

切島「あっおめえ俺が暗視鏡買ったのどこで聞いて...」

 

 その金を切島に渡し歩き出す。

 

爆豪「いつまでもしみったれられっとこっちも気分悪いんだ。いつもみたいにバカさらせや」

 

上鳴「うっうえっうえっ」

 

耳郎「ダメ...うちこの上鳴ツボ」

 

上鳴「うえいだうえ~い」

 

「「「「「あははは」」」」」

 

 クラスのみんなに笑いが起きていた。

 

切島「フッ...悪いな」

 

 切島は歩いていく爆豪の背にそっと感謝を述べた。

 

切島「みんなすまねえわびにもなんねえけど、今夜はこの金で焼き肉だ!」

 

範太「マジか!」

 

上鳴「うえ~い」

 

耳郎「アハハハッ...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 皆が落ち着き寮の中に入った。すると正面に英寿がよく知る2人がいた。

 

英寿「タイクーン!ナーゴ!...なんで!?」

 

出久「英寿君の知り合い?」

 

英寿「ああ」

 

 そこには変身した状態でタイクーンとナーゴがそこにいたのだ。

 

タイクーン「これで英寿は間違いなく驚くだろ?」

 

ナーゴ「私は反対したんだけどね~」

 

 そう言いながら2人は変身を解除する。

 

相沢「というわけで転校生を二人紹介する。二人とも自己紹介」

 

景和「誠刃高校から来た櫻木景和だ。個性はさっき見せた通り仮面ライダータイクーンと光合成が出来る。よろしくな」

 

英寿「お前光合成なんて出来たのか!?」

 

景和「英寿に言って無かったっけ?まあ、あんまり使わない...」

 

出久「そんなこと無いよ!酸素が薄い所とかで酸素の確保が出来る。救助活動なんかで大活躍じゃ無いか!!」

 

景和「お、おう。お前が緑谷出久か?」

 

出久「なんで僕の事を?」

 

景和「英寿から聴いてるぜ?英寿に取ってライバルだってな。なら俺もライバルだ!よろしくな」

 

出久「えっ!う、うん!よろしく」

 

あかり「次私ね。聖愛学院から来ました。鞍馬あかりです。個性は仮面ライダーナーゴです。よろしくね」

 

耳郎「さっきの姿!ギター持ってたよね!?」

 

あかり「うん、昔ギターやってたの」

 

耳郎「いいじゃんいいじゃん」

 

八百万「聖愛学院から来た事、鞍馬という姓...貴方は...」

 

あかり「どうしたの?」

 

八百万「い、いえ何でもございませんわ」

 

相沢「さて、今日からこの二人も入れた22人が1年A組となる。みんな仲良くするように」

 

景和・あかり「「よろしくお願いします」」

 

「「「「よろしく」」」」

 

相沢「さっきも言ったが白上!お前に2人の面倒を任せるぞ?」

 

 入り口で言われたのはそう言うことかと気付く英寿

 

英寿「了解です」

 

 と返すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

相沢「さて、では学生寮の説明に移るぞ。1棟1クラス、右が女子、左が男子と分かれている。ただし1階は共同スペースだ。食堂や風呂、洗濯などはここで行う」

 

葉隠「おお~」

 

範太「中庭もあるじゃん」

 

景和「修行にもってこいだな」

 

芦戸「広っきれいソファ~」

 

麗日「豪邸やないかい...」

 

天哉「麗日君」

 

 みなそれぞれ反応し、麗日に至っては倒れてしまう。

 

峰田「聞き間違いかな?風呂洗濯が共同スペース?ングッ...夢か?」

 

相沢「男女別だ。お前いいかげんにしとけよ」

 

峰田「はい」

 

相沢「部屋は2階から1フロアに男女各4部屋の5階建て、1人1部屋 エアコン トイレ 冷蔵庫にクローゼット付きの贅沢空間だ」

 

出久「ベランダもある。凄い」

 

八百万「我が家のクローゼットと同じ位の広さですわね」

 

あかり「八百万さん、これが一般の家の一部屋なんだよ?私も英寿の家泊まって初めて知ったよ~」

 

八百万「そうなのですね?」

 

麗日「豪邸やないかい」

 

天哉「麗日君」

 

峰田「ん?今鞍馬の奴変な発言を...」

 

英寿「何でもない。次行こう!!」

 

相沢「部屋割りはこちらで決めたとおり。各自事前に送ってもらった荷物が部屋に入ってるからとりあえず今日は部屋を作ってろ。明日また今後の動きを説明する。以上解散」

 

「「「「「はい先生」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから数時間、荷ほどきの終わったメンバー達が共同スペースに集まり始めた。

 

切島「ああ...疲れた」

 

範太「切島、荷ほどき終わったのか?」

 

切島「ようやくな」

 

出久「お疲れ様」

 

上鳴「経緯はあれだが共同生活ってワクワクすんな」

 

出久「うん」

 

天哉「共同生活...これも協調性や規律を育むための訓練」

 

切島「気張るなあ飯田」

 

英寿「はは、天哉はいつもどうりだな」

 

景和「あの手の動きも...いつもどうりなのか?」

 

芦戸「男子部屋できた?」

 

 そこに芦戸含めた女性陣(蛙吹を除く)がやってくる。

 

上鳴「ああ、くつろぎ中」

 

英寿「あかり、うちの女性陣と仲良く出来てるか?」

 

あかり「うんとっても!特に響香ちゃんと趣味まで意気投合しちゃって」

 

あかり・耳郎「「ねぇ~」」

 

英寿「なら良かった。耳郎さん、あかりの事頼むわ。先生にはああ言われたけど女性特有のことはどうにも出来ないから!」

 

耳郎「任せて、白上」

 

芦戸「さて男子諸君!これからお部屋披露大会しませんか?」

 

 そんな女性陣の提案で始まった。お部屋疲労大会...

 

出久「わあああっ...ダメダメダメ、ちょちょ...ちょっ ま 待っ...」

 

 出久のオタク部屋

 

踏陰「フンッ くだらん」

 

 踏陰の暗黒部屋

 

青山「アハハ~」

 

 青山のまぶしい部屋

 

峰田「ハアハア...入れよすげえの見せてやんよ」

 

 ...スルーされた峰田の部屋...まあ当たり前である。

 

 続いて

 

英寿「俺の部屋...見る必要あるか?」

 

 その部屋...ザ・普通!

 

麗日「わあ~普通だ」

 

葉隠「普通だ、すご~い」

 

英寿「だから、見る必要ないと」

 

峰田「おい白上...この写真...」

 

 峰田が指さしたのはホロライブメンバー全員+英寿で撮った集合写真が入った写真立て

 

峰田「こんな...こんな...けしからん!!」

 

英寿「うわぁ」

 

 血涙を流しながら襲ってきた峰田を俺は反射で迎撃してしまった。

 

 KO!

 

英寿「アハハ」

 

 英寿の中でゴングな鳴り響いた...気がした。

 

 その後も

 

 天哉のメガネ部屋

 

天哉「メガネが破損したときの予備が!」

 

 上鳴のチャライ部屋

 

上鳴「え~よくね?」

 

 口田のふれあい動物園...部屋かこれ?

 

口田:ブンブン(首を縦に振っている)

 

 景和のカラクリ部屋...どう作った?

 

景和「ニンジャだからな!」

 

英寿「やり過ぎだろ?」

 

 ボタンを押したり紐引くと物がでてきたりする。...本当にどう作った!?

 

 切島の漢部屋

 

切島「どうよ!漢だろ!!」

 

 障子のミニマム部屋

 

障子「物欲なくてな」

 

 範太のエイジアン部屋

 

範太「俺こだわるたちなんよね」

 

 轟の...和室!?...どう作った?パート2!!

 

轟「頑張った」

 

 砂籐のクッキング部屋

 

砂籐「シフォンケーキ作ってたんだけど...食べる?」

 

全員「「「食べる!!」」」

 

 そして女子部屋へ

 

あかり「私が女子の最初?恥ずかしい...」

 

 あかりの普通?部屋

 

芦戸「予想より普通?」

 

あかり「その...英寿の部屋を真似たって言うか...」

 

耳郎「え?白上の部屋行った事あるの?」

 

あかり「この前まで白上家で居候を...」

 

峰田「なぁ~にぃ~!白上このうらやまけしからん!!」

 

英寿「うわぁ」

 

 KO...パーフェクト!!

 

 再び迎撃してしまい、またゴングが聞こえた気がした。

 

 なお、事情の説明と共にみんながあかりに同情しており、俺は不問となった。...俺に罪はあったのか?

 

 耳郎の楽器部屋

 

耳郎「恥ずかしい」

 

 葉隠の女子部屋

 

峰田「プルスウルトラ」

 

葉隠「正面突破かよ!峰田君」

 

 バカやった峰田は範太のテープにて捕縛された。自業自得だな。

 

 芦戸のファンシー部屋

 

芦戸「どうだ!可愛いでしょうが!!」

 

 麗日の女子の普通部屋

 

麗日「あじけの無い部屋でございます」

 

出久「次は蛙吹さん...」

 

範太「...って梅雨ちゃんいねえや」

 

麗日「ああ、梅雨ちゃんは気分が優れんみたい」

 

上鳴「優れんのは仕方がないな...」

 

英寿「...」

 

 みんなが行った後を蛙吹が覗いていた。...英寿はそれに気づくがあえて気づかぬふりを通した。

 

八百万のお嬢様部屋

 

八百万「私勘違いをしてしまいまして...」

 

 その部屋...ベットに占領されていた。

 

出久・麗日(お嬢様なんだね)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

芦戸「え~皆さん投票はお済みでしょうか?それでは発表します。今回のお部屋疲労大会...優勝は...砂籐力道」

 

砂籐「え?俺?」

 

芦戸「票は全て女子票!理由は...ケーキが美味しかった!」

 

砂籐「部屋は?」

 

上鳴・峰田「「てめえヒーロー志望が贈賄してんじゃねぇ!」

 

砂籐「知らねえよ、何だよすげえうれしい...」

 

轟「終わったか?寝ていいか?」

 

天哉「うむ。ケーキを食べたので歯磨きを忘れずにな」

 

出久「終わるまで待ってたんだ」

 

英寿「律儀だねぇ~(本当、体育祭とは大違いだ)」

 

麗日「轟君ちょっと待って!」

 

轟「ん?」

 

麗日「デク君と飯田君も、それに切島君と八百万さんちょっといいかな?」

 

出久たち「ん?」

 

英寿「麗日さん...それ...俺も付いていっていいか?」

 

麗日「え?何で...」

 

英寿「蛙吹さんの事だよな?

 

麗日「っ!!良いよ。来て」

 

 俺は麗日さんにだけ聞こえるように声をかけ許可を得る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

切島「麗日 どこに...あっ」

 

 そうして外に出た7人の前には蛙吹がいた。

 

蛙吹「お茶子ちゃん、英寿ちゃんが...」

 

麗日「私がOKしたの。彼にも聴いて欲しかったから」

 

蛙吹「分かったわ」

 

麗日「あのね、梅雨ちゃんがみんなにお話したいんだって」

 

蛙吹「私思った事は何でも言っちゃうの。でも、何て言ったらいいのか分からない時もあるの。病院で言った言葉覚えてるかしら?」

 

『ルールを破ると破るというのならその行為はヴィランのそれと同じなのよ』

 

出久「うん、覚えてる」

 

英寿(そんなやりとりを...)

 

蛙吹「心を鬼にしてつらい言い方をしたわ」

 

麗日「梅雨ちゃん」

 

 うつむく蛙吹の肩を麗日が支える。

 

蛙吹「それでもみんな行ってしまったと今朝聞いてとてもショックだったの。止めたつもりになってたふがいなさやいろんな嫌な気持ちがあふれて...何て言ったらいいか分からなくなって...みんなと楽しくお喋り出来そうになかったのよ」

 

出久「あ...」

 

蛙吹「でもそれはとても悲しいの」

 

 蛙吹が顔を上げる。その顔は涙にあふれていた。

 

英寿「...」

 

蛙吹「だからまとまらなくてもちゃんとお話しをしてまたみんなと楽しくおしゃべり出来るようにしたいと思ったの...」

 

 そう言いながら蛙吹はすすり泣く

 

麗日「梅雨ちゃんだけじゃないよ。みんな凄く不安で拭い去りたくって、だからお部屋疲労大会なんてやったのもきっとデク君達の気持ちは分かってたからこそのアレで...だから責めるんじゃなくまたアレ...何というかむずいけど、とにかくまたみんなで笑って頑張って行こうってやつさ」

 

切島「梅雨ちゃん!」

 

蛙吹「ケロ...」

 

切島「すまねえ 話してくれてありがとう」

 

八百万「蛙吹さん」

 

天哉「梅雨ちゃん君」

 

轟「蛙吹すまねえ」

 

出久「あす...梅雨ちゃん」

 

切島「もうぜってえしないから」

 

八百万「私もです」

 

天哉「約束する」

 

 蛙吹は泣きながらも受け入れる。

 

 俺もあの場でみんなから託されたと...許可の無い力を振るった。間違いだったとは言えない。だが、それでも...仲間を泣かせる事はもうしない!そうここで誓おう。

 

英寿「蛙吹さん...誓うよ」

 

 

 

 

 

 

 みんなが戻そうと頑張ってくれた。だから戻ろう。ヒーローを目指し切磋琢磨する日常へ!

 

 

 




ありがとうございました。

さて、景和君・あかりさんが雄英1年A組に参戦です。これからどう引っかき回してくれるのか...お楽しみに!!

それからお知らせです。
新作を作りました。戦姫絶唱シンフォギア×仮面ライダーガッチャードの作品
その名も『戦士錬成ガッチャード』です。

この話実はこの”ギーツのヒロアカ”の最終章と繋がった話となっています。

え?そも最終章はいつだって?今年中に到達できれば早いのかな?

連載としてはこっちを優先しますが、是非とも”戦士錬成ガッチャード”もよろしくお願いします。

リンクはこちら【https://syosetu.org/novel/334340/】

それでは次回もお楽しみに

英寿「更に向こうへ!」

友太朗「プルスウルトラ!!」

英寿「え?誰?」


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No78:必殺・訓練!!

前回までのあらすじ

ハイツアライアンス...学生寮に集った1年A組

櫻木景和と鞍馬あかりを加えた42名で再スタートしていく!

最初の目標は...


 寮から教室へと移動した俺達は相沢先生から今後の話しを聞いていた。

 

相沢「昨日話したと思うがヒーロー科1年A組は仮免取得を当面の目標にする」

 

A組「「「「「はい」」」」」

 

相沢「ヒーロー免許ってのは人命に直接関わる責任重大な資格だ。当然取得のための試験はとても厳しい。仮免といえど、その合格率は例年5割を切る」

 

峰田「仮免でそんなきついのかよ」

 

相沢「そこで今日から君らには1人最低でも2つ...」

 

 ガラガラ...

 

爆豪「ん?」

 

 相沢先生の言葉を遮るように教室のドアが開く。

 

 そうしてミッドナイト、セメントス、エクトプラズムの3名が入って来た。

 

 そして相沢先生が宣言する。

 

相沢「必殺技を作ってもらう」

 

切島・上鳴「「必殺技!」」

 

芦戸・上鳴「「学校っぽくてそれでいて...」」

 

切島・範太「「ヒーローっぽいの来た!」」

 

出久「んっ...」

 

 相沢先生の宣言はクラス全体を興奮させた。

 

エクトプラズム「必殺、これすなわち必勝の型、技の事なり」

 

セメントス「その身に染みつかせた技、型は他の追随を許さない。戦闘とはいかに自分の得意を押しつけるか」

 

ミッドナイト「技は己を象徴する。きょうび必殺技を持たないプロヒーローなど絶滅危惧種よ」

 

相沢「詳しい話は実演を交え合理的に行いたい。コスチュームに着替え体育館γに集合だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうしてA組一同は体育館γに集合する。

 

相沢「体育館γ...通称”トレーニングの台所ランド”略してTDL」

 

芦戸・麗日「「えっ...」」

 

出久(TDLはまずそうだ)

 

 などと生徒が考えているのを余所に話しは進む。

 

セメントス「ここは俺考案の施設、生徒一人一人に合わせた地形やものを用意出来る。台所ってのはそう言う意味だよ」

 

上鳴「な~る」

 

天哉「質問をお許しください」

 

 天哉はいつものように手を直立に上げ質問をする。

 

天哉「何故仮免許の取得に必殺技が必要なのか、意図をお聞かせ願います!」

 

相沢「順を追って話すよ落ち着け」

 

あかり「飯田君っていつもあんな感じなの?」

 

英寿「まあ、大体そうだな」

 

景和「熱いな!」

 

英寿・あかり「「えっ?」」

 

相沢「ヒーローとは、事件、事故、天災、人災、あらゆるトラブルから人々を救い出すのが仕事だ。取得試験では当然その適性を見られることになる。情報力、判断力、機動力、戦闘力、他にもコミュニケーション能力、魅力、統率力など別の適性を毎年違う試験内容で試される」

 

ミッドナイト「その中でも戦闘力はこれからのヒーローにとって極めて重視される項目となります。備えあれば憂いなし、技の有無は合否に大きく影響する」

 

セメントス「状況に左右されることなく安定行動を取れれば、それは高い戦闘力を有していることになるんだよ」

 

エクトプラズム「技は必ずしも攻撃である必要はない。例えば飯田君のレシプロバースト」

 

天哉「えっ」

 

エクトプラズム「一時的な超速移動それ自体が脅威であるため必殺技と呼ぶに値する」

 

天哉「あ...あれ必殺技でいいのか」

 

砂籐「なるほど自分の中に”これさえやれば有利 勝てる”って型を作ろうって話か」

 

ミッドナイト「その通り、先日大活躍したシンリンカムイのウルシ鎖牢なんか模範的な必殺技よ。相手が何かする前に縛っちゃう」

 

相沢「中断されてしまったが林間合宿での個性を伸ばす訓練は必殺技を作り上げるためのプロセスだった。つまりこれから後期始業まで残り10日余りの夏休みは個性を伸ばしつつ必殺技を編み出す圧縮訓練となる。なお個性の伸びや技の性質に合わせてコスチュームの改良も平行して考えていくように。プルスウルトラの精神で乗り越えろ、準備はいいか?」

 

A組「「「「「はい」」」」」

 

上鳴「ワクワクしてきた」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『リボルブオン』

 

ギーツ「へえ...ブーストマークⅡにはこんな姿もあったのか」

 

エクトプラズム「テレビでも見たがその深紅の姿はまだまだ可能性を秘めているようだ」

 

 英寿は【ギーツブーストマークⅡフォームビーストモード】になり、色々試していた。

 

ギーツ「これ、通常時より早い!」

 

ジーン「英寿!余りはしゃぎすぎると」

 

ギーツ「ここ...まで......」

 

 英寿ブーストマークⅡの副作用で変身が解除され眠ってしまう。

 

ジーン「英寿!起きるんだ!」

 

英寿「ふぁ~んんっすまんジーン」

 

ジーン「大丈夫さ」

 

エクトプラズム「強力な分、体が強制的に休養を欲してしまうのか」

 

英寿「時差惚けみたいなかんじですかね?」

 

エクトプラズム「なるほど...時差惚けなら少しずつならしていくしかないだろう」

 

英寿「分かりました!変身」

 

『ブーストマークⅡ・レディーファイト』

 

 俺はひたすらブーストマークⅡの時差惚けに慣れる訓練に励むのだった。

 

エクトプラズム「白上君は既にいくつも必殺技を持っている。深紅の姿は持続時間が延びるだけでかなりの脅威だ。頑張るんだよ」

 

英寿「はい」

 

オールマイト「白上少年」

 

英寿「オールマイト?」

 

オールマイト「私がアドバイスしてまわるぞ」

 

英寿「お願いします」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうして夕方、俺は出久と開発工房へ、出久はコスチューム改良に、俺は埋島レント*1に会いに向かっていた。

 

英寿「俺は単純に友達に会うためだけど出久はコスチューム改良だよな?どうするんだ?」

 

出久「腕の保護をね」

 

英寿「そうか...出久?何悩んでるんだ?」

 

出久「え?...さすが英寿君、よく見てるね」

 

英寿「まあな、それで...」

 

出久「うん、実は...」

 

 出久はオールマイトに”君はまだ私に倣おうとしているぞ”と言われたらしい。

 

英寿「倣う...どういう」

 

出久「そこが僕にも分からなくて」

 

 そうこうしていると開発工房に到着する。

 

英寿「まあ、まずはコスチュ-ムの件をやってもらおうぜ」

 

出久「そうだね」

 

麗日「あっ...あれデク君に英寿君だ!いないとおもったら」

 

天哉「あっ廊下は走るな」

 

 扉を開けようとした俺達は麗日や天哉の声に気づきそっちへ振り向く。

 

麗日「デク君達もコス改良?」

 

出久「あっ麗日さん...」

 

英寿「お前達も来たのか」

 

 そう言いながら扉が開いたその時、

 

 ボーン

 

 俺と出久は突然の爆発に吹飛ばされたのだった。

 

天哉・麗日「「うわっ...」」

 

??「痛っ...痛ててて...」

 

レント「発目さん...どうしてまた爆発するんだ?」

 

パワーローダー「ゴホゴホ、お前な...思いついた物何でもかんでも組むんじゃないよ」

 

発目「フフフフッ...失敗は成功の母ですよパワーローダー先生、レント君、かのトーマス・エジソンがおっしゃってます。作った物が計画通りに機能しないからってそれが無駄になるとは限らないと」

 

パワーローダー「今そう言う話しじゃないんだよ!一度でいいから話しを聞きなさい発目!」

 

麗日「ハッ...ああ...」

 

発明「あれ?貴方は...」

 

 そう、出久が謎の女子の下敷きになっていた。

 

レント「おっ英寿!元気か?」

 

英寿「ああ、元気だが...この状況をどうにかしような...レント」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発目「突然の爆発失礼しました。私は発目明です。貴方方はヒーロー科の...」

 

英寿「白上英寿だ。こっちが緑谷出久、麗日お茶子、飯田天哉だ」

 

発目「なるほど、では私はベイビーの開発で忙しいので」

 

 そう言うと工房に戻ろうとする発目さんに

 

出久「あっちょっあの...コスチューム改良の件でパワーローダー先生に相談があるんだけど...」

 

発目「コスチューム改良?興味あります!」

 

 その言葉で発目さんが凄い勢いで振り返った。

 

パワーローダー「発目」

 

発目「えっ?」

 

パワーローダー「寮制になって入り浸るのは良いけど、これ以上荒らしっぱなしのままだと出禁にするぞ?」

 

発目「そこはレント君が片付けてくれます!」

 

パワーローダー「レントに頼るんじゃないよ」

 

出久「あの...」

 

パワーローダー「イレイザーヘッドから聞いてあるよ。必殺技に伴うコス変の件だろ?入りな」

 

麗日・天哉「「あ...」」

 

 

 

 

 

 

 

 そうして入った開発工房は

 

出久「うわ...秘密基地みたいだ」

 

パワーローダー「じゃっコスチュ-ムの説明書見せて、ケースに同封されてた物あるでしょ?俺コスチュ-ムの制作ライセンス持ってるからそれを見ていじれるところはいじるよ」

 

英寿「俺はレントに会いに来ただけだしな」

 

レント「英寿も困ってることがあるなら父さんに相談してみなよ」

 

英寿「...そうだな」

 

 そうして俺達4人はパワーローダー先生にコスチュームの説明書を渡した。

 

英寿「俺の現状で最強の姿の副作用で時差惚けみたいに体が強制的に眠ってしまうんですが...」

 

発目「それならいい物がありますよ?」

 

英寿「え?」

 

 

 

英寿「ちょっ止めいだだだだだ」

 

発目「どんな眠気でも1発覚醒ベイビー頭部に接続してどんなに眠くても覚醒させます。第57子です」

 

 その後も出久や天哉がひどい目にあっていた。だが、

 

 

 

 

 

発目「私思うんですよ。足を冷却したいなら腕で走ればいいじゃないですか」

 

出久「あっ」

 

 その言葉に出久の目に光が宿る。

 

英寿「出久、何か掴んだか?」

 

出久「うん!英寿君、飯田君、協力して欲しい事があるんだ!」

 

天哉「緑谷君まだコスチューム改良の件は何も進んでいないんだぞ!!」

 

 こうして俺達はコスチューム改良の話しを追えると出久と天哉と俺での特訓を開始したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~4日後~

 

ギーツ「行くぞ」

 

『ブーストタイム』

 

 バタン...

 

ジーン「ブーストマークⅡでブーストタイムの発動は無理そうだね」

 

エクトプラズム「何とももどかしいものだ」

 

英寿「zzz…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オールマイト「進捗どうだい?相沢君」

 

相沢「また来たんですか。ぼちぼちですよ。ようやくスタイルを定め始めた者もいれば既に複数の技を習得しようとしている者もいます」

 

爆豪「ハァ...徹甲弾(A・Pショット)

 

 爆豪の必殺技が壁を貫通する。

 

爆豪「クッ...ハッハ出来た」

 

オールマイト「爆豪少年は相変わらずセンスが突出しているな」

 

相沢「ええ」

 

 その時、瓦礫がオールマイトの頭上に落ちて行く。

 

爆豪「あっおい上」

 

相沢「バッ...」

 

英寿「っ!!ジーン」

 

ジーン「くっ間に合うか」

 

オールマイト「あっ」

 

 その時緑の閃光が駆け抜ける。

 

出久「スマッシュ!

 

 出久が瓦礫を蹴り砕いた!!

 

英寿「完成したか出久」

 

 俺と天哉指導の下、発目さん考案の追加武装を持って完成した出久の新戦闘スタイル”シュートスタイル”

 

オールマイト「正解だ」

 

 

 

 

*1
No48~No50にかけて登場した仮面ライダーキカイの変身者




ありがとうございました。

次回から仮免試験に突入です。

また現在開催中のアンケートの集計は今回の話しまでとさせて頂きます。
最後までご協力をお願いいたします。

それでは次回をお楽しみに

英寿「更に向こうへ!」

レント・発目「「プルスウルトラ!!」」


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No79:挑め・仮免試験!!

ヒーロー免許・・・

ヒーローを志す者ならば持たねばならぬ免許証

そして今、雄英1年生が仮免取得に挑む!!


 訓練の日々は流れ、試験当日

 

耳郎「ううっ緊張してきた」

 

あかり「響香ちゃん大丈夫ですよ。いつもどうりで行きましょう?」

 

峰田「試験って何やるんだろう?」

 

景和「暴れられるのがいいぜ!」

 

峰田「はぁ~仮免取れっかな?」

 

相沢「峰田」

 

峰田「うおっ」

 

 不安がる峰田の顔を相沢先生が覗き込む。

 

相沢「”取れるか”じゃない取ってこい」

 

峰田「おおっも...もろちんだぜ」

 

相沢「この試験に合格し仮免を取得出来れば、お前ら卵は晴れてひよっこ...セミプロへと孵化出来る。頑張ってこい!」

 

A組「「「「「はい!」」」」」

 

英寿「...」

 

天哉「どうしたんだ白上君?」

 

英寿「いや、妙に視線を感じてな」

 

 そう、先ほどからちょくちょく他校の人から視線を感じていたのだ

 

上鳴「そりゃそうだろ?お前世間じゃオールマイトを継ぐ者なんて言われてるんだぜ?」

 

英寿「へ?」

 

出久「・・・」

 

葉隠「テレビで見てたもん。英寿君の活躍」

 

芦戸「オールマイトと互角だったヴィラン相手に一歩も引かぬ怒濤の攻撃で!」

 

砂籐「ヴィラン撃破だもんな」

 

切島「漢だったぜ!白上」

 

英寿「へえ~知らんかった」

 

踏陰「知らぬは本人のみか」

 

範太「こいつの中身はドルオタだからな」

 

英寿「ふふん!今日はそらさんの特集見てから来たからな」

 

麗日「そこお姉さんじゃないんね?」

 

英寿「っ!...」

 

 その言葉に反応し俺は角へ移動し体育座りで地面にのの字を書き始める。

 

麗日「え?何事!?」

 

範太「ああ...白上フブキがちょうど俺達が寮入りした日から活動休止してんだよ?それでその理由を弟である英寿も知らないんだと」

 

英寿「フブ姉...どうして...

 

切島「...よし、まずはみんないつもので気合い入れようぜ?せーのプルス...」

 

切島・??「「ウルトラ!!」」

 

轟「んっ?」

 

 切島が盛り上げようとした際に突然他校の生徒が混ざってきた。

 

??「勝手によそ様の円陣へ加わるのは良くないぞイナサ」

 

イナサ「あっしまった。どうも大変失礼しました!!」

 

 と勢いよく謝罪するイナサと呼ばれる人物

 

上鳴「なんだこのテンションだけで乗り切る感じの人は」

 

耳郎「まって、あの制服...」

 

範太「あれか西の有名な...」

 

爆豪「東の雄英、西の士傑(しけつ)

 

 そうそこに現れたのは西の難関校..."士傑高校"の生徒だった。

 

イサナ「一度言ってみたかったッスプルスウルトラ!自分雄英高校大好きッス雄英の皆さんと競えるなんて光栄の極みッスよろしくお願いします」

 

 そう言って士傑高校の人たちは会場に向かって行った。

 

相沢「夜嵐イナサ」

 

葉隠「先生知ってる人ですか?」

 

相沢「ありゃあ強いぞ」

 

みんな「「「「「えっ?」」」」」

 

相沢「夜嵐...昨年度、つまりお前らの年の推薦入試をトップで合格したにも関わらずなぜか入学を辞退した男だ」

 

出久「え?じゃあ1年?」

 

英寿「士傑高校の...夜嵐イナサ」

 

 

 

 

あかり「あっ英寿復活した」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 俺は何故か他の生徒とは違う所へと通される。

 

英寿「あの何故俺だけ別の所に通されるのでしょうか?」

 

スタッフ「上の指示ですので」

 

英寿「...分かりました」

 

 渋々納得し通されたのは、体育館と同じ位の広さの会場...

 

??「君はオールマイトを引退へと追い込んだヴィラン”オールフォーワン”を下した。その実力は他の受験者を優に超えるだろう」

 

 そう言いながら振り返るのは...

 

英寿「No3ヒーロー...ホークス」

 

ホークス「だから君のことは特別扱いさせてもらい、一次試験を僕とのタイマンとさせて頂く」

 

 現状日本で3番目の実力者ヒーロー...ウィングヒーロー”ホークス”だった。

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

そして約1ヶ月ちょっと、お待たせしました。

仮免試験編突入...そして英寿は別の試験に!?

私生活が忙しく、投稿頻度低下や文字数低下が顕著になることをお許し頂きたい。


それはそれとしてVシネクスト『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』

とても面白かったのでギーツ好きは絶対観ることをオススメします!!


ということで次回をお楽しみに

英寿「更に向こうへ!」

ホークス「プルスウルトラ」


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