龍園君と一之瀬さん (タティスJr.)
しおりを挟む

一之瀬リーダー編
プロローグ


 

「翔君今日から私たち高校生だよ。あとなんでそんなにニヤニヤしてるの?」

 

「あぁ悪りぃ、この学校なら最高に楽しめそうと思っただけだ。」

 

「中学の時みたいに暴れないでね。」 

 

「あぁ、気をつける」

 

なぜ私がこのガラの悪い男と一緒に登校してるかというと、私は翔君に中学の頃助けてもらったからだ。

   

 私は中学生の時妹の欲しがってヘアクリップを万引きをしてしまったの、私の家は裕福とはいえない家庭だった。そんな中、母が倒れてしまったことで、妹の誕生日プレゼントに渡す予定だったヘアクリップが買えなくなった。その時の妹の悲しそうな顔を見てどうにかしたいと思った。自分のことより妹の笑顔が見たいその気持ちが強かったのだろ

デパートでヘアクリップ万引きをしてプレゼントした。

 

 結局万引きは親にバレてしまってすぐデパートへ行き謝罪をした。警察沙汰にはならなかった。

   

 

 次の日から私はいじめられるようになった。どこから広まったのかわからないが、私が万引きしたのが学校中に広まったのだ。

 

「一之瀬さん万引きしたらしいよw」

 

「マジで、引くわ」

最初は陰口だけだったが、エスカレートしていき机に落書きされ始めた。

 

 そんなある日のこと

 

「おい一之瀬、放課後公園にこいや」

 

私は複数の男子に放課後公園に呼び出された。

 

「お前万引きしたんだってな」

 

「犯罪者なんだから暴力を振るっても問題ないよな」

 

「オラっ」

  私はついに暴力まで振るわれるようになった

    

 

 自業自得とはいえここまでされるのは辛いなと思った。

 

   

    

「オイオイ、女一人に対してなんで男複数で暴力を振るってんだよカスどもが」

 

 そこで不良の見た目をした男が現れた。

 

「こいつは、犯罪者だから何しても良いんだぜ」

    

「胸糞悪いな、おい」

 

不良の見た目をした男はいきなり殴り始めた

 

「おいいきなりなにすんだよ」

    

「ぶっ殺してやる」

 

「かかってこいや」

 

 

その不良の見た目をした男はあっという間に倒していった

     

「ククッ大したことないな」

     

「助けてくれてありがとうございます」

 

「気にするなただの気まぐれだ」

 

「それでも、本当にありがとうございます。なんかお礼でもしたいのですが。」

 

「それよりなんでお前はあいつらに犯罪者って言われてたんだ」

 

「それは......」

 

「ククッ別に無理して話す必要はねぇよ」

 

「ありがとうございます。あの今度お礼したいのでよかったら連絡先教えていただいてもいいですか」

 

「構わねえよ」

 

そこから彼とはよく遊ぶようになり、それをモチベーションとして学校に通い続けました。 

 

 

 そんなある日私は翔くんに呼び出されました

 

「帆波お前万引きしたってマジなのか?」

   

 私は翔くんが言った言葉にとても驚きました。

   そして私は悟りました翔くんもわたしの元から離れていくんだろうと。私は万引きしたことがばれてから私のことを避けて行くようになったのです。きっと翔くんも私のこと軽蔑して離れていくんだろうと思っていましたが、翔くんの放った一言は私を驚愕させました。

 

「別にお前が万引きしてようが縁を切るつもりはねぇよ」

 

「ど、どうして?」

 

「一緒に行動しているうちにお前が理由もなく万引きする人間だと思わなかったからさ」

 

私はあれから万引きした理由を説明をした。

 

「ククッ確かに万引きという行為はいけないことだが理由が理由なだけになおさらお前の人間の良さが見えた気がしたぜ。」

 

私は涙を流しながら彼に抱きついた。そして一生龍園翔という男について行くと決めた。

 

  

 

   




小説難しい
あと投稿の仕方も難しいよ笑笑


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

入学

「おい、帆波俺から離れろ」

 

「どうして?」

 

「ガラの悪い俺と一緒にいると友達できないじゃないか」

 

 翔くんと数ヶ月一緒に居て思ったんだけど、彼はとてもツンデレで見た目によらずとても友達思いなのだ。

 

「分かった先に行くね。また後でね」

 

「ああ」

 

 私は彼より早く学校に着いた。私は振り分けられたクラスを見て彼と同じクラスになれなかったことにショックを受けた

   

「翔君と同じクラスが良かったなぁ。」

 

 ちなみに私はBクラスで、彼はCクラスだった

    

 教室に入ると既に半数の人は着席をしていた。しばらくすると担任の先生が入ってきた。

 

「私はBクラスの担任を受け持つことになった星之宮知恵だよ〜。よろしくね〜」

 

 そこから担任の星ノ宮先生からは毎月プライベートポイントという金代わりの通貨を10万貰えると聞いた。私は疑問に思ったことがあったが後で職員室で聞けばいいと思い質問はしなかった。

 

 入学式が終わったので、私は今から職員室に向かいます。

 

「1年B組の一之瀬帆波です。星之宮先生に用があって来ました。」

 

「一之瀬さんどうしたの?」

 

「質問があって来ました。プライベートポイントは毎月10万ポイントもらえるんですか?」

 

「...この学校は生徒の実力を測る。今はそれしか言えないかな。」

 

 なんか曖昧な言い方だなと私は感じた

 

「あともう一つ質問したがあります。個別でクラス移動はどうすればいけますか?」

 

「とりあえずクラス替えはないことは伝えておくね〜」

 

 また曖昧な言い方だったな

 

「わざわざお時間取らせていただきありがとうございました。」

 

 私は職員室をでで誰も通らないような道を通っていると

 

「よっ帆波個室のカラオケで話せないか?」

 

「あっ翔くんいいよ」

 

 少し歩いてるとカラオケ店に着いた

 

「この学校は異質だ。監視カメラの数、先生の曖昧な説明何かを隠したがってる感じ。おそらく5月1日になったら全てが判明するだろう。」

 

「にゃるほどねぇ。翔君と同じクラスになりたかったな。」

 

「ククッお前知らないのか2000万ポイントあればクラス移動できるんだぜ。」

 

 私はその発言を聞いて今日一驚いた

   

「なんだってー 私そんなにポイント貯めれる気しないよ泣」

 

「帆波お前はBクラスのリーダーとなれ。俺はCクラスのリーダーになる。表向きは俺とお前はただの他人だ。だが裏では俺とお前は一心同体だ。いずれお前をCクラスに迎え入れる。わかったか?最後勝つのは俺たちだよな」

 

「わかった。私Bクラスのリーダーになる。うんそうだね私たちは一心同体だよ。うん最後に笑うのは私たちだよ」




龍園君ツンデレだと思うのは僕だけかな?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

Sシステム

 

 5月1日

 

 ポイントが6万5000ポイントしか入らなかった。やっぱり翔くんの言った通り監視カメラで普段の生活や授業態度も監視されていたのかな。そして私が教室に入ると。

 

「おはよう帆波ちゃん」

 

「みんなおはよう」

 

私はあれから、翔くんの言った通りBクラスのリーダーになった。表面上は、クラスメイトを一番に優先する方針をしているが実際は、最後に私と翔くんが勝ってればそれでいいので誰が退学になっても問題ないよ〜。

 

「みんなもうすぐホームルームだから席に座ってね。」

 

 少ししたら星之宮先生が来た。

 

「みんなおはよう」

 

「先生なんで10万ポイント入ってないんですか?」

 

「それに関しては今から説明するよ〜でもその前にこれを見てね。」  

 

 星之宮先生はペンを出すとホワイトボードに何かを書き始める。

 

 暫くすると各クラスとcpという単位で表されたポイントが書かれていた。

 

   

Aクラス 940cp

Bクラス 650cp

Cクラス 490cp

Dクラス 0cp

     

 Bクラスは650cpかおそらく100倍した数字の金額が入ってくるってことだよね。

 

「まずはクラスポイントについて説明するよ。この学校はねリアルタイムで生徒の実力を測り、それを数値化するんだよ。要するにねクラスポイントはこのクラスの実力に直結するんだよ。」

    

 翔君の言った通りやっぱりクラス全体の評価か。まぁその方が都合もいいし喜ぶべきかな。私は微かに笑みを浮かべた。

   

 

「入学当初は各クラス1000cpに設定されてたんだよ。それでね最初だから1000cp分支給されてたの。そして君達の授業態度や

生活態度を査定して、問題行動などを起こしているところを確認したら

クラスポイントを減点する方式なんだよ。ここまでで質問ある人いるかな?」

    

「先生質問いいですか?」

 

「一之瀬さん質問どうぞ」

 

「ポイントが減点された詳細を教えてくれたりできませんか?」

 

「ごめんね、それはできないルールになってるの。でも私からヒントあげるね。当たり前の行動をすればポイントは減ることはないよ。あとみんな気づいてるかもしれないけど、この学校のクラス分けは大手塾でもよくある優秀な生徒から順にAクラスに分けられてるよ。君たちはBクラスだから学校からはやや優秀と評価されてるわけだよ。」

 

悲報私主席合格なのにAクラスじゃない泣。もしかしたら試験以外にもクラス分けの基準があるかもしれないということがわかったのはでかいかな。

   

「みんなは特に不満はなさそうだね。もし君たちが941cpあったら君たちがAクラスだったのよ。そして今のAクラスはBクラスになるわけよ」

 

 ここで少しどよめきが起きる

 

「先生クラスが上がったら何かいいことでもあるんですか?」

 

ある生徒が先生に質問をしていた

 

「いい質問だね。それは今から君たちに伝えなきゃならない事なんだけど、この学校はね希望する進学先や就職先は、卒業時にAクラスに在籍してないともらえない恩恵なんだよ。」

 

 クラス全体がどよめき出す。まぁ大体の人はこれが目的できたんだろうな。えっ私?私は翔君がこの高校志望してたから着いてきただけだよ。だってしっかり勉強すれば進学先に困ることはないからね。でもAクラスは目指すよ。だって私負けず嫌いだもんあと翔くんと一緒にAクラスで卒業するんだ。そうすれば私たちが一番という証明にもなるしね。

 

「なるほど。つまり大半の生徒が進学希望した理由を叶える為にはAクラスに上がる必要がある訳ですね。」

 

「そういうことよ。じゃあこの学校の仕組みの説明は終わりね。次はこれを見てね。」

 

 星之宮先生は鞄から白い紙を取り出し広げ、ホワイトボードに貼る。それは、小テストの結果だった。

    

 ちなみに私は95点で一位だった。2位は90点の浜口君だったよ。最後の3問すごい難しかった絶対なんかの布石でしょ。そして大半の人が85点だったよ。

 

「ちなみに平均点は75.3点だよ。ちなみに赤点はで割った点数で小数点以下は四捨五入するから今回の赤点ラインだよ。ちなみにうちのクラスに赤点はいなかったよ。でも今回は成績には影響しないテストだからペナルティはないよ〜。次回以降はペナルティあるから赤点取らないようにね。」

 

星之宮先生のウインクしながら言った。三十路のウインクはきついな。一瞬先生に睨まれたような気がするが気のせいでしょ。

   

「先生次回以降のテストで赤点取ったら、どんなペナルティを受けることになるんですか?」

 

「次回以降のテスト赤点取ったら即刻退学だよー。だからみんな赤点取らないようにしっかり勉強してね。」

 またざわめきが起き始めた。赤点取らなきゃ退学にならないんだからそれぐらいでいちいちざわつかないでよ。

 

「ちなみに嘘だと思うなら後で上級生の人に聞いてみなさい。1学期早々に退学者は出さないようにね。これでホームルームを終わります。」

 

 この後授業が始まった。みんな授業中話すことなく真面目に授業を受けていた。

 

 

  

 

 

   

 




原作とは違う一之瀬さんを表現できたと思います。
次は龍園くんと一之瀬さんの作戦会議の話しを書きたいと思います


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

決意

台本形式評判悪かったので辞めました


放課後

 

「帆波ちゃん中間テストどうする?赤点取ったら退学になるんだよ。」

私に声をかけてきた女の子は白波千尋ちゃん。私に好意を持ってる女の子である。なんでそんなことが分かるかって、だってボディタッチは激しいし、私に話しかけようとする男の子には、威嚇しながら話しかけないようにしてるから非常にわかりやすい。私ノーマルだよ。助けて〜。

 

「うーん...みんなで勉強会とかどうかな?お互い監視し合えるし、勉強分からない問題があったりしたら教えられたりするしね。みんなはどうかな?」

 

「賛成」 「うん、いいと思う」「異議なし」

 

  「みんなありがとう。明日からみんなで勉強会しようね。じゃあみんなまたね。」

 

 私が帰ろうとすると神崎君が話しかけてきた。

 

「ちょっと待て一之瀬もう一つ解決しなきゃ問題があるだろ。Cクラスからの嫌がらせはどうするんだ。」

 

そう今私たちのクラスはCクラスから嫌がらせを受けているんだ。まぁ私は翔君から事前に聞いてたけどね。

 

「確かにその問題も解決しなきゃね。Cクラスからの嫌がらせは無視していいと思うよ。sシステムも判明したわけだし向こうも無闇に嫌がらせはしなくなると思うよ。」

 

なぜ翔君が私たちのクラスに嫌がらせしているかというと私と翔が仲良しと思われないようにするためだ。そうすればみんなは私と翔君は対立関係があると思われて私と翔君が裏では組んでると思われないための布石を仕込んだわけだよ。

 

「分かった。取り敢えず様子見だ。もし続くようなら学校に報告するぞ。」

 

「それが無難だね。じゃあみんなまた明日ね。今日は遊びにいけなくてごめんね。」

 

「またね帆波ちゃん」

 

 私は教室から出てカラオケ店へと向かった。そしてカラオケ店に着いたのでカラオケ店の個室に向かった。

 

「やっほー翔君遅くなってごめんね」

 

「大丈夫だ気にするな。」

 

「部下たちは連れてきてないんだね。」

 

「ああ、まだお前と仲良い情報は出す必要はない。裏切り者がでて俺と帆波が仲良いのがバレる恐れがあるからな。」

 

「分かった。あと中間テストについてなんだけど怪しい点が沢山あると思わない?最初の七問は簡単だったのに最後の3問は高校の応用問題だよ。」

 

「ああ、それもなんだが坂上が(君達が赤点を取らずに済む方法はあると確信しています)と言った。赤点を確実に取らないで済む方法があるって訳だ。」

 

「なんですと、星之宮先生なんでそんな重大なヒント教えてくれなかったのよ泣。赤点候補でも確実に赤点を取らないで済む方法か、まぁ確実に毎年出る問題が一緒なんだろうね。」

 

「過去問だな。それしか方法が思いつかねぇ。俺は3年から過去問をもらう。帆波は2年から過去問をもらって来てくれないか?」

 

「うん分かった。その方が毎年同じ問題が出るかどうがわかるもんね。あとうちのクラスで過去問共有した方がいい?しない方が良いならしないけど。」

 

「帆波お前のクラスでも共有しとけお前の統治が危なくなる可能性があるからな。」

 

「うん、分かった。あと伝えなきゃ行けないことがあるんだけど、今翔君のクラスは私たちのクラスに嫌がらせしてるでしょ。神崎君がそろそろ学校に報告するべきと意見してきたよ。」

 

「分かった、この辺が潮時か。まぁここまですれば良いあいつらは俺と帆波が仲良いと思わねぇだろうな。報告助かった。」

 

「うん、あと聞きたいことがあるんだけど翔君の部下にいる青いショートカットの子は誰かな?」

 

「伊吹のことか心配するただの部下と王との関係だ。お前以外とは付き合う気はねぇよ」

 

そこから私と翔君は15分ぐらい抱き合わせてそのあと普通に歌を歌ったりして楽しんだ。

 

「今日は楽しかったよ翔君また今度遊ぼうね。」

 

「ちょっと待て帆波」

 

「どうしたの翔君」

 

「絶対二人でAクラスで卒業するぞ」

 

翔君が拳を合わせるような形で出してきたので私もそれに合わせて拳を出した。

 

「うん、絶対二人でAクラスで卒業しよう。」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

南雲パイセン

龍園君原作よりボコボコにされてましたね


  次の日の放課後

 

 私は今図書室でクラスメイト達に勉強を教えている。

 

「帆波ちゃんここもわからないんだけど教えてくれない?」

 

「一之瀬さん僕はここがわからないです教えて下さい。」

 

「ちょっと待ってね〜」

私が勉強を教えようとした時、金髪の髪をしたイケメンが声をかけてきた。

 

「お前、一之瀬帆波だろ。ちょっと話さないか?」

 

「えーと誰ですか?あと今テスト勉強中なので話せないです。」

 

「おっと自己紹介まだだったか、2年A組の南雲雅だ、因みに生徒副会長もしているよろしくな。」

 

「1年B組の一之瀬帆波です。よろしくお願いします。」

 

この人2年生でしかもA組で生徒会に入ってるのか、この人から過去問貰おう。

 

「テスト勉強おわった後ならお付き合いできます。それでも大丈夫ですか?」

 

「構わないないぜ。俺から誘ったからな。あとこれ俺の連絡先だあとでお前に待ち合わせ時間と場所送っとく。じゃあまたあとでな。」

 

南雲先輩はここから離れっていった。

 

 「帆波ちゃん大丈夫?私たちも一緒に行こうか?とても心配だよ。」

 

「そうだよ。あの人女遊び激しそうだもんチャラいし。」

 

生徒副会長なのにすごい言われようだよ。南雲先輩に同情しちゃうなぁ。

 

 「大丈夫だよ。話すだけって言ってたしあとあの人のことなんも知らないのに悪口言ったらダメだよ。もう。」

 

「ごめんね帆波ちゃん。」

.

「私にじゃなく南雲先輩に謝らなきゃ。とにかく人の悪口禁止分かったみんな?」

 

「はーい」

 

 あれから何事もなく勉強することができた19時になったので今日は終わろうとみんなに話しかける。

 

「みんなお疲れ様もう19時だし終わろうか。」

 

「勉強教えてくれてありがとね帆波ちゃん。」

 

「じゃあ私は南雲先輩のところに行ってくるね。」

 

 「帆波ちゃん気をつけてね。」

 

「何かあったら連絡してね。」

 

 「みんなありがとね。じゃあまた明日ね。」

 「バイバイ」 「帆波ちゃんまたね」「お疲れ様です」

 

私は図書館から出て南雲先輩から指定された場所に向かった。そこは焼肉屋だった。

 

 「はぁ、しんど」

 

 よしみんなの一之瀬帆波を演じなきゃ。私は焼肉屋に入って南雲先輩のいる個室に案内された。

 

 「南雲先輩こんばんは」

 

「よぉ、一之瀬来たか今日は俺の奢りだ好きなの食べな。」

 

南雲先輩ただのチャラい先輩と思ってごめんなさい。あなたは後輩思いの良い先輩です。私は明日クラスメイトに南雲先輩の誤解を解こうと心の中で誓った。

 

 「ネギタン塩とカルビとホルモンとシャトーブリアン食べたいです。あと食後にデザートもお願いします。」

 

 「お前少しは、遠慮しろよ。まぁ奢るけど。」

 

翔君にもよく言われるんだ。翔君とデート行く時毎回奢ってくれるんだよ。優しいでしょ。私は遠慮なく頼みまくるけど。

 「ありがとうございます南雲先輩。もう一つお願いがあるんですけど大丈夫ですか?」

 

 「内容にもよるがまぁ話してみろ。」

 

「中間テストの過去問貰えませんか?毎年出る問題一緒ですよね?」

 

「へぇ〜過去問に気づくか今日は気分がいいからただでやるよ。今からなずなに持って来させるか。今から電話してくる少し待ってろ。」

 

 「15分後ぐらいに来るそうだ。」

 

 「ありがとうございます。そういえば南雲先輩私に話ってなんですか?。」

 

 「ああそうだ忘れるとこだったな。一之瀬生徒会に入らないか?お前なら生徒会に相応しい人材だと俺は思う。堀北先輩には俺からの推薦って事で話を通しておく。どうだ悪い話しじゃないだろ。」

 

 まさか生徒会の勧誘とは思わなかった。確かに悪くない話だし生徒会入りますか。

 

 「分かりました。生徒会に入ります。生徒会長になったらいろいろメリットがありそうですから。」

 

 「見た目によらず野心家だな一之瀬、俺はお前のこと過小評価していたようだ。今年の1年は面白いやつが多いな。龍園といい坂柳といいお前といい。」

 

坂柳?誰なんだろう。私他クラスの人Cクラス以外知らないんだよね。なんでCクラスは知ってるかっていずれ行くクラスメイトの名前ぐらいは覚えておかないとと思っているとギャルぽい女の子が来た。

 

 「雅持ってきてあげたよ。全く人使い荒いんだから。また女の子といるもう一年生に手出したの?」

 

 「いや生徒会の勧誘をしてた。なかなか見込みのあるやつだったからな。」

 

 「雅が人褒めるなんて珍しいね。あ、私の名前は朝比奈なずなよろしくね。2年A組所属だよ。」

 

 「一之瀬帆波ですよろしくお願いします。」

 

 あれから私は南雲先輩や朝比奈先輩と楽しくお話ししました。もう9時半過ぎだしかえって翔君と過去問見せあって寝ますか。

 

 「すいませんそろそろ時間なので帰りますね。南雲先輩ご馳走様でした。また南雲先輩の奢りならご飯一緒に行ってあげますよ。」

 

「この俺に向かってそんな発言できるのこの学校でお前だけだぜ。まぁまた飯いくか。」

 

 「帆波見た目とのギャップがすごいね。雅が褒める理由が分かったよ。」

 

「他の生徒にはこの性格のこと言わないで下さいね。計画に支障が出るので。」

 

「計画?お前やっぱり最高だな。わかったこのことは秘密にしといてやるよ。お前の計画とやらも楽しみにしとくよ。」

 

「楽しみにしていてください。あと過去問ありがとうございます。では失礼します。」

 

 「ああ、またな」

 

「帆波、またね。」

 

「帆波すごかったね。雅どう思った?」

 

「ああ、想像以上だったな。今年の一年は魔境だぜ。どこのクラスが勝つか全く読めない。でも退屈しのぎにはなりそうだ。」

 

焼肉屋から出た一之瀬は、誰も通らなさそうな裏道にいた。

 

 「ヤッホー翔君過去問手に入れたよ。翔君も過去問手に入れた?」

 

 「帆波か俺も三年から過去問手に入った。今から確認するぞ。ライトかなんか持ってるか?」

 

「 ケータイの明かりでいい?」

 

 「問題ない。」

 

翔君が2年と3年の過去問の問題を見比べ始めた。見終わった翔君は笑みを浮かべた。

 

 「ククッこの試験俺らの勝ちだ。全く問題が同じだ。」

 

 「ワーオ、本当だ。過去問は3日前ぐらいに配ればいいよね」

 

「それぐらいが妥当だな。帆波中間テスト終わったら仕掛けるぞ相手はDクラスだ。」

 

「Dクラスあんな不良品のクラスにしかけるの?意味なくない?」

 

 「いやDクラスだからだ。あいつらに実験体になってもらうんだよ。あとDクラスにも優秀なやつがいるかもしれないしな。そのための実験でもある。あいつらは解決できるほどの能力を持ってるかどうかを調べるんだ。」

 

「Dクラスに優秀な生徒がいるのは否定しないよ。主席合格の私がAクラスじゃないからね。私がDクラスに協力を押し掛ければいいのかな?」

 

 「ああ、俺のクラスと帆波のクラスは仲が最悪だからな。どんなに優秀な奴でも俺らの関係はバレやしないよ。お前の仕事はあいつらがどんな戦略をしてくるかを調べてきてくれ。ククッ面白くなってきたなぁ帆波ワクワクが止まらねー。」

 

「翔君笑い過ぎでしょまぁワクワクが止まらないのは否定しないよ。そろそろ時間遅いし寮に戻ろうか別々に、計画の全貌は中間テストが終わったら教えてよね。」

 

「ああ、分かった。帆波じゃあな次は中間の後だな。」

 

「うん翔君おやすみ」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

過去問

 

 中間テスト3日前の放課後

 

 星之宮先生の話が終わった。そして私はクリアファイルを持って教卓の上に立った。

 

 「みんな少し時間貰えないかな?渡したいものがあるから席に座ってもらえないかな?神崎君と千尋ちゃんはこの紙を配ってくれない?」

 

私がそう言うと神崎君と千尋ちゃん以外は席に座った。私は、千尋ちゃんと神崎君にクリアファイルを渡した。

 

 「一之瀬この紙はなんだ?」

 

 「それは後で説明するからとりあえず配ってくれない?」

  

 「配ればいいんだな」

 

疑問に思いながらも神崎君と千尋ちゃんは過去問を配り始めた。そろそろ配り終わりそうなので私は口を開いた。

 

 「みんな行き届いた?そろそろこの紙について説明するね。この紙はね今の二年生と三年生が受けた最初の中間テストの問題用紙と答案用紙だよ。あと最初に受けた小テストの問題用紙と答案用紙でもあるんだよ。」

 

まさか小テストまで問題同じとは思わなかったよ。そこに気づいた翔君はすごい。あと南雲先輩小テストの問題用紙と答案用紙まで入れていただきありがとうございます。今度ご飯行きましょう南雲先輩の奢りで。案の定ザワザワしてるね。

 

 「一之瀬中間テストも小テストも問題が全く同じだが?」

 

 「そうなんだよ。最初の小テストと中間テストは毎回同じ問題が出るんだよ。小テストの最後の3問が明らかに難しかったからちょっと怪しいなと思ったから調べたら案の定これだったって訳だよ。」

 

 「帆波ちゃんすごいよ。」「これで誰も退学にならなくて済むよ。」

 

 「流石だな一之瀬お前がリーダーで本当によかったよ。」

 

 神崎君がそう言うとみんな同意した様に頷いた。No.2の神崎君からの信頼を得たのは大きいかな。あと私がクラスを裏切った後の反応がすごい楽しみだよ笑笑。そう思ってると神崎君が口を開けた。

 

 「一之瀬過去問は他のクラスにも共有するのか?お前のことだから共有するといいそうだが。」

 

 「誰にも退学なって欲しくないから渡したい気持ちはあるけど、クラス対抗だから今回は心を鬼にして他のクラスには渡さないよ。」

 

「わかった。うちのクラスだけの秘密ってことだな。今日からは過去問を中心に勉強していくつもりなのか?」

 

 「うんそうだよ。他のクラスには過去問のことバレたくないから図書館じゃなくて寮とかで勉強して欲しいな〜。わからないところがあったら一緒に勉強とかして解決してね。ちなみに私はいつでもウェルカムだからね。」

 

 「わかったよ帆波ちゃん」「分かりました一之瀬さん」

 

 「今日は解散ね。みんな時間取らせてごめんね。」

 

そこからみんな私にお礼を言って別れた。私はこのクラスで表面上では仲の良い千尋ちゃんや網倉麻子ちゃん、小橋夢ちゃんと一緒に勉強した。

 

 「帆波ちゃん勉強教えてくれてありがとね。」

 

 千尋ちゃんがお礼を言うと他の二人もお礼を言い始めた。勉強教えてて思ったけど絶対翔君の方が頭いいでしょ。千尋ちゃんじゃなくて翔君をBクラスにしてよーもう。

 

 「私もみんなと一緒に勉強できたからとでも楽しかったよ。もう遅いし解散しようか。3人とも気をつけてね。」

 

 「またね帆波ちゃん」

 

 私は3人と別れて翔君とイチャイチャしたいなぁと思いながら寝た。

 

 1年C組

 

 俺はクリアファイルを持って教卓に立った。

 

「石崎、伊吹このプリントを配れ」

 

「龍園この紙はなんなの?」

 

伊吹は疑問に思ったのかこの紙について聞いてきやがった。俺はめんどくさそうに言った。

 

 「プリント配り終わったら説明してやるから、とっとと配れ。時間の無駄になるだろ。」

 

 伊吹と石崎はプリントを配り始めた。そろそろ全員に配り終わった。俺は口を開いた。

 

 「全員に渡ったか?このプリントについて説明する。このプリントは、今の2年3年が受けた中間の問題用紙と答案用紙、小テストの問題用紙に答案用紙だ。このプリントは上級生からもらってコピーしたやつだ。」

 

「龍園さんでも、全部同じ問題ですよ。」

 

「毎回同じ問題なんだよ。最初の中間テストや小テストに限ってはな。坂上はこう発言した(君達が赤点を取らずに済む方法はあると確信しています)と赤点候補の石崎がいるにも関わらずにだ。そこで俺は確実に助かる方法があるなと思った訳だ。」

 

 案の定ザワザワしてるな。くそうるせぇな。

 

 「お前ら静かにしろ。この学校は異質だ。おそらくプライベートポイントを賭けた試験がこれからも始まるだろう。」

 

あいつらも薄々感じていたことを言われたからなのか空気が悪くなったな?ここはあいつに見習って発破を掛けるか。

 

 「だからどうした?俺達は必ず勝つ。何回負けようが卒業した時にAクラスにいたやつが勝ちなんだ。だからお前たちも俺に力を貸してくれ。結果残した奴は優遇する。以上だ。しっかり勉強しろよ。」

 

みんな俺の発言に驚いてやがる。確かに中学3年までの俺ならこんな発言しなかっただろうな。ククッ俺も帆波と出会ってから俺も変わったってわけか。

 「龍園さんどうしました?ボーとして?」

 

 「いやなんでもない。今日は解散だ。」

 

この後みんな俺にお礼を言って別れた。伊吹に熱あるのと揶揄われた伊吹ぶっ殺すぞ。早く帆波とイチャイチャしてぇなと思いながら下校した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




龍園君と一之瀬さん入れ替わってる感じがする笑笑


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

中間試験と打ち上げ

 

 私は今億劫な気持ちで教室に向かっている。なぜ億劫な気持ちだというともう1週間近く翔くんに会えてないの。それに今からみんなの一之瀬帆波モードにならないと行けないからストレス溜まりますよ。その影響なのか最近食べる量が増えたような気がするよ。そういえば今日中間テストだったー。今日終わったら翔君と会えるじゃん。テスト終わったら勝負下着に着替えよう。私は笑みを浮かべながら教室に向かった。

 

「みんなおはよう。しっかり勉強した?」

 

「帆波ちゃんおはよう。」「一之瀬さんおはようございます。」

 

「過去一で勉強したよ。帆波ちゃん今日中間試験終わったら打ち上げ行こうよ。」

 

千尋ちゃんがいきなり打ち上げに誘ってきた。絶対打ち上げ行きたくないんだけど。翔君と打ち上げを天秤に掛けた結果私は翔君を選んだ。

 

「ごめん、私今日体調がすぐれないから欠席ってことでいいかな?ごめんね千尋ちゃん。」

 

「ううん大丈夫だよ。それより体調大丈夫なの?今日中間試験あるんだよ。しかも5教科もあるんだよ。」

 

そうこの学校は、1日で5科目解かなければならない。今回は過去問あったから良かったが通常だったら本当にしんどい。

 

「今回は過去問があったから大丈夫だよ。でも次のテストからはしっかり体調管理に気をつけるね。そろそろ先生来るからみんな着席してね。」

 

「はーい」

みんな元気に挨拶した。みんな私の言うこと聞きすぎじゃない他クラスの人に一之瀬教って揶揄られそうと思ってると星之宮先生が来た。

 

「みんなおはよう。欠席者はいなさそうだね。もし欠席者がいたらペナルティがあったんだよ〜。」

 

 朝のHRにて星之宮先生は試験のスケジュールをホワイトボードに書きながらそう言ってきたよ。

 

「今回が高校生になって初めてのテスト、しかも赤点を取ったら即退学という理不尽極まりなテストをあなた達は今から受ける。でも私は信じてる誰一人欠けることなく中間テストを乗り切ると。」

 

 みんな嬉しそうに星之宮先生のこと見てるけど、あの人何もしてくれてないからね。その点坂上先生は、翔君に過去問の存在を分かるように教えてあげてたからね。担任からしてうちのクラスCクラスに負けてるでしょ。

 

「あとみんなに伝えたいことがあるんだ。中間テスト、期末テストを乗り切ることが『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!』びっくりしたどこのクラスなんだろ。」

 

背後からものすごい勢いのある声が聞こえてきたけどDクラスかなと思ってると星之宮先生が再び口を開いた。

 

「話を戻すね。中間テスト、期末テストを乗り切ることが出来たら君たちには夏休みにバカンスが待ってるんだよ。みんなバカンス行きたいよね。そのためにも全力でテストに挑んでね。私からは以上だよ〜。」

 夏休み中のバカンス?絶対なんか裏があるよ。プライベートポイントに関係する試験かな。そしたら私はCクラスが勝つように暗躍でもしますか。そう考えていると一限目の監督者の人が来た。先生が問題用紙を配り始めた。私にもプリントが回って来たので問題を確認したら見事に過去問と一緒だった。赤点の心配はないかな。注意する点は解答欄のズレにはしっかり気をつけないとね。

 

 

「みんなお疲れ様。これで中間テストは終わりだよ〜。ちなみに結果が発表されるのは三日後の朝だからね今日はもう解散。」

 

 星之宮先生がそういうとみんな打ち上げの話しになった。ちなみに打ち上げ欠席者は私と姫野ユキちゃん二人だけだよ。さて帰りの支度も終わったしいつものカラオケ店に行きますか。翔君はもうカラオケ店についてるらしいし。

 

「ごめん体調悪いから先に帰るね。みんなまたね。また今度打ち上げしようね。」

 

「帆波ちゃん安静にしてね。次の打ち上げには絶対参加してよね。」

 

「そうだよ帆波ちゃん主役がいないと盛り上がらないんだから次はちゃんと参加してね。」

 

 私が打ち上げに参加しないのに特に不満を持ってる2人千尋ちゃんと夢ちゃんに色々言われた。

 

「じゃあね」

 

「帆波ちゃんまたね」「一之瀬さんお疲れ様です。」

 

 私は急いでカラオケ店に向かった。カラオケ店に着いたのでいつも通り個室に案内してもらった。

 

「ヤッホー翔君ってなんで伊吹さんと石崎君と山田くんがいるの?」

 

「ククッよう帆波こいつらにはそろそろ俺らの関係を話すべきだと思ってな。」

 

石崎君と伊吹さんは驚きのあまり言葉を失っている。山田君は無表情なのかなよくわからない。翔君はいつも通りニヤニヤしてるよ。私はとても驚いてるよ翔君の部下たちがいて。せっかく勝負下着はいてきたのに。そう思ってると伊吹さんが口を開いた。

 

「ちょっと待て、頭を整理させて龍園と一之瀬は恋人関係なの?龍園が今から俺の彼女兼協力者が来るって言ってたからてっきりそこらへんの目立たない奴か龍園の嘘かと思ってたけどまさかBクラスリーダーの一之瀬と龍園が恋人関係とはこれ学校に広まったらとんでもないことになるよ。ちょっと待って本当にまって。本当にあんたら付き合ってるの?やばいまだ頭がこんがらがってる。」

 

伊吹さん動揺しすぎでしょ。あんな口少なめな伊吹さんがこんな話しすなんてなんか笑える。

 

「ククッ伊吹動揺しすぎだろ。俺と帆波は恋人関係だ。そして2年までにはうちのクラスに来る。石崎さっきから話してないがどうした?」

「龍園さんと一之瀬が恋人関係という言葉を聞いて驚いただけです。ですが驚きのあまり言葉が出なかっただけです。なぜか足が震えてます。」

 

 石崎君は驚きのあまり鼻血まで出てるじゃん。ティッシュ渡さなきゃ。

 

「石崎君鼻血出てるよ。はい、ティッシュ。私と翔くんは中学の時から付き合ってるし、2年生までにはCクラスにはいくから同じクラスになったらよろしくね。」

 

 石崎君は私からティッシュを取って鼻を噛んだ。翔君の部下面白い人多すぎでしょ。

 

「一之瀬ティッシュありがとな。」

 

「どういたしまして。」

 

「お前らこのことは誰にも言うんじゃねぇぞ。俺はお前らのこと信用してるから帆波との関係言ったんだからな。」

 

 翔君ツンデレすぎない?伊吹さんと石崎君もぽかーんとしてるじゃんまだ翔君の本当の性格分かってないんだな。この二人は。

 

「二人とも驚き過ぎ。翔君は仲間思いのツンデレなんだよ。」

 

「帆波潰すぞ。」

 

「そんなこと言って潰した試しないじゃん。」

 

「チッまぁいい今から5人で打ち上げするか。」

 

「翔君今日私を呼んだのは作戦会議だからじゃないの?」

 

「いや単純に打ち上げするためだ。」

 

「龍園一つ疑問があるんだけどいい?」

 

突然伊吹さんが質問しだした。どうしたんだろう?

 

「手短にしろよ早く打ち上げしたいんだから。で、どんなことを聞きたいんだ。」

 

「どうして一之瀬と恋人関係なのに、わざわざBクラスに嫌がらせして敵対関係みたいな感じにしたの?普通に組めば良くない?」

 

「ククッそれじゃ帆波が俺の協力者と発表した時の周りの反応が面白くならねぇじゃねぇか」

 

「あんたら性格悪いわね」

 

それより私はお腹空いたので何か頼もうとタブレットを取った。

 

「翔君適当に頼んでおくねー。打ち上げ始めよう。」

 

「ちょっと待て帆波お前だとたくさん頼むだろ。中学の時お前のせいでずっと金欠だったの忘れたのか?」

 

「うん忘れた。てへ。」

 

 カラオケといえばフライドポテト、たこ焼き、唐揚げ、ピザあとパフェだよねハンバーグもある頼んでおこう。

 

「あの龍園さんがげっそりした顔をするとは一之瀬すげぇ〜そう思わないか伊吹。」

 

「普段ならいい気味だと思ってたかもしれないけど、未だにあの二人が付き合ってという事実に驚きを隠せない。でもあの2人お似合いかもね。龍園も一之瀬もなんだかんだ楽しそうにしてるし。」

 

それから私たち5人はカラオケで打ち上げを始めた。最初に私と翔君でデュエットして睡蓮花を歌った。次に石崎君はワンピースのone dayを歌ってたよ。伊吹さんは意外にも安室奈美恵のlove storyを歌ってたよ。山田君は置き物のように座ってたけど歌わなくてよかったのかな?

 

「もう9時半じゃん、今日はすごく楽しかったね。」

 久しぶりに充実した生活を送れたような気がしたよ。明日からもみんなの一之瀬帆波モードで頑張れそうだと思ってると翔君が口を開いた。

 

「ククッ今日は楽しかったぜ。帆波中間試験発表終わった後またここで集合な計画を立てるぞ。」

 

「Dクラスに仕掛けるための計画ね。Dクラス過去問見つけたかな?もしかして計画日をずらしたのって?Dクラスが過去問手に入ったかどうかを確認するために。」

 

「ああ、あいつらが過去問見つけるか見つけないかで作戦が大幅に変わるからな。」

 

 翔君の作戦ってなんなんだろうと思ってると伊吹さんが口を開いた。

 

「一之瀬あんたも過去問に気付いたの?てことはAクラスも過去問に気づいたかもね。」

 

「Aクラスは気づいてると思うよ。南雲先輩から聞いたんだけど今年の一年生の三強は私、翔君、坂柳さんらしいよ。私坂柳さんについてよく知らないけど。」

 

「帆波副会長とのパイプをもう作ったのか。坂柳は小テストで満点を取った女だな。おそらく俺らの最大の敵になると思う。あと高円寺ってやつもなかなか厄介らしいがあいつは協調性ないから無視していいだろう。」

 

「まぁとりあえず中間の発表が終わってからこの話はしようかとりあえず22時前だしそろそろ解散しようか。伊吹さん、石崎君、山田君これから裏では仲良くしようね。」

 

 そういうと伊吹さんは呆れた目で

 

「あんた裏ではって、今思ったけどあんたBクラスにいる時の一之瀬と性格全然違うじゃん。まぁCクラスにメリットありそうだしよろしくしとくよ。」

 

「俺は龍園さんの彼女さんなんで率直に仲良くしたいです。これからは一之瀬さんと呼びます。」

 

「一之瀬さんって呼ぶのは、裏で会ってる時だけにしてね。そこから私と翔君の関係がバレる可能性も否めないないんだから。」

 

「分かりました。」

 

石崎君元気な声で挨拶するな。翔君が気に入った理由が少し分かったかも。こうゆうムードメーカー的存在は本当に重要だよ。

 

「ククッ話しは終わったか?今日は解散だ金は俺が出しとく。まずは帆波から出ろ一緒に出るとこ見られるとめんどくさいからな。」

 

「分かった。翔君いつも通り奢ってくれるなんて優しいねヒューヒューじゃあみんなまたね?」

 

私は個室から出た。

 

 龍園サイド

 

「お前ら帆波のことどう思った?」

 

「いやキャラ変わり過ぎでしょ。あとあんたと付き合ってるのにもビックリしたわ。でもこれであんたはBクラスとCクラス掌握してるようなもんだね。」

 

「ククッそういうことだ。とりあえず当面はプライベートポイント集めだ。2年までには何とかして帆波をウチのクラスに入れたい。お前らも俺に協力してくれよ。」

 

 「分かった。」「分かりました龍園さん」「YES BOSS」

 

「じゃあ解散だ気をつけて帰れよ」

 

 




モチベーションに繋がるので評価と感想お願いします


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

結果発表と幼女

 

 今日は中間テスト返却日だよ。教室に向かおうとしてる途中翔君とすれ違っただけどその瞬間翔君が指差ししながらウインクしてきたんだよ。私は笑いを堪えながら教室に向かうはめになった。あとで覚えといてよ。教室に入ったら瞬間千尋ちゃん、麻子ちゃん、夢ちゃんが私のもとにきた。

 

「おはよう帆波ちゃん今日テスト返却日だね。みんな赤点取らないよね。わたしはこのクラスで誰一人欠けることなく卒業式を迎えたいと思ってるんだ。」

 

千尋ちゃん自分の心配をしなさい。あなたも赤点候補の一人なんだよと言えるわけもなく、私は適当に相槌をしながら話しを聞いた。

 

「みんなもうすぐ先生来るから着席してね?」

 

私も翔君の真似して指差しながらウインクしてみた。

 

「帆波ちゃんウインクしてどうしたの?星之宮先生みたいだったよ。でもウインクする帆波ちゃん可愛かったよ。」

 

 千尋ちゃん顔真っ赤になってるんだけど、前は冗談でレズって言ったけど本当にレズなの?別にいろんな恋愛の仕方があるのは認めるけどいざ直面してみるとキツイよ。助けて〜翔君、そもそも翔君が指差しながらウインクするせいでこうなったんだ。今度ジャンボパフェ奢ってもらおうと思ってると星之宮先生が来た。

 

「みんなおはよう。今から中間テストの結果発表を行うからね。今から準備するから少し待ってね〜。」

 

 星之宮先生は持ってきた白い紙を全て広げてホワイトボードに貼り付け始めた。そこには小テスト同様に、クラス全員の各教科ごとの成績と合計点が書かれていた。

 

 一番点数の低い子でも76点赤点取ってる子はいなさそうだね。

 

「いやー私驚いたよ。各教科平均85点越え4クラスの中でトップの成績だよ。感心、感心、みんな本当に頑張ってくれたね。先生は誰一人欠けることなく中間試験通過したことを嬉しく思います。」

 

 私も驚いてる。過去問があるとはいえ平均点数85点超えはこのクラスの実力の高さが伺えるね。でもこのクラスでAクラスには行けないけどね。このクラスは、試験の勝敗よりも妄信的にクラスメイトを守ることを優先すると私は思う。翔君からしたらこのクラスは「脅威を持たない単なる仲良しクラス」と評するかもね。私もこの評には同意する。7割方私のせいかもしれないけどね。

 

 それより他のクラスの平均点とか見れないのかな?まぁ後で翔君に聞けばいいか。翔君は裏で坂柳派閥を通じてるらしいしと考えていると星之宮先生が口を開いた。

 

「次の期末テストも期待してるね。これでHRを終わります。みんな授業頑張って受けるんだよ。」

 

星之宮先生がウインクしながら言った。今ウインク流行ってるのかなと思いながら授業を受けた。

 

 放課後

 

「帆波ちゃん今日遊びにいこうよ。」

 

帰る準備をしている中声を掛けてきた千尋ちゃん。私千尋ちゃん、夢ちゃん、麻子ちゃんにしか声かけられないけどもしかして人望ない感じ?と考えていると今度は麻子ちゃんも私に声を掛けてきた。

 

「帆波ちゃん今日こそは打ち上げ来てもらうよ。前回帆波ちゃんが来なかったからなのかみんなあまり楽しんでなかったんだよ。今日は強制参加ね。あっ打ち上げって言っても私と千尋ちゃん、夢ちゃん、帆波ちゃんの4人だからね。」

 

 うーん今日はやることないし久々にクラスメイトと遊びますか。

 

「今日は大丈夫だよ。中間テストクラス1位になったしパッと遊びますか。」

 

「やったー」

 

3人が大声出しちゃったから他のクラスメイト達がゾロゾロこちらに向かってきた。

 

「帆波ちゃんが来るなら私も行きたいんだけど大丈夫?」

 

「私も」「僕も」「俺も」

 

一人の女子を皮切りに、みんなも行きたいって言い出したので全員で焼肉屋に行くことになった。

 

「料理も揃ったことだし乾杯しようか。では乾杯ー」

 

「乾杯」

 

 しばらく食事を楽しんでると制服を着た幼女がいたので迷子になったのかなと思ったので声をかけてみた。

 

「君大丈夫、お父さんとお母さんはどこにいるのかな?」

 

そう言ってみると周りがざわつき始めたんだけどどうしたんだろう。

 

「ご機嫌よう。1年B組の一之瀬帆波さん私は1年A組の坂柳有栖と申します。あと私は幼女じゃありません。」

 

  この人が例の坂柳さんか表面上は笑顔でいるけど内心は怒りに満ちてるね。報復が怖いし謝っとこう。

 

「にゃははは、ごめんなさい坂柳さん。私の勘違いでした。幼女って言ったことは撤回するね。」

 

「はい、当たり前です。」

 

坂柳さんすごい怖い顔になってます。

 

「お詫びと言ってはなんですが坂柳さん達の分は私が払うよ。」

 

「いえいえお構いなくそういえば私のクラスメイト達のご紹介してませんでしたね。右から順に橋本君です。」

 

 金髪のツーブロックの人が橋本くんか、ユニークな髪型だなぁと思ってると橋本君が私に声を掛けてきた。

 

「へぇ君が一之瀬か姫さんが警戒してるうちの1人だからどんな感じかと思ったけど可愛い女じゃないか、どう俺と付き合わない?」

 

 えっ、何これ私告白されてるのどう返答すればいいか解らないよ。翔くん助けて〜と思ってると神崎君が助け舟を出してくれた。

 

「おい橋本一之瀬がお前と付き合うわけないだろ。この学校で他クラスの人間と付き合う奴がいるのか。」「そうだそうだ」

 

ごめん私Cクラスの龍園翔君と付き合ってるんだけど

 

「おいおい神崎恋愛はどうなるかわからないから面白いんだぜ。」

 

「橋本君そこまでです。紹介が進みません。」

 

Bクラスのみんな顔が怖いよ〜

 

「では次に神室さんです。」

 

「よろしく」

 

「次に鬼頭君です。」

 

「……………………」

 

 まさかの無言ですか。みんな戸惑ってるししょうがない次は私たちのクラスの紹介すればいいのかなと思ってると翔君たちがやってきた。

 

「ククッ坂柳に一之瀬かなんか面白いことやってるじゃねぇか俺も混ぜろよ。」

 

 翔君に苗字呼びされるのは辛い。でも私も話さないと怪しまれるから演技しなきゃ。

 

「ただ自己紹介してただけだよ。そうだよね坂柳さん。」

 

「はい、私は一之瀬さんと自己紹介してただけです。龍園君は何しにここに来たのですか?」

 

「宣戦布告をしに来た。まずはDクラスを潰す、次に一之瀬お前のクラス、最後にAクラスお前を潰す。」

 

「貴方にできるでしょうか?」

 

「王は一人で十分だ。」

 

「そうですね。」

 

翔君頑張ってキャラ作ってるね。あなたそんなキャラじゃないでしょうとツッコミたくなったのは私だけかなと思ってると神崎君が口を開いた。

 

「おい龍園お前Bクラスにしたこと忘れてないよな。」

 

「ククッ何のことかさっぱり分からんな。たまたま不幸な行き違いがあっただけだよな石崎。」

 

「もちろんです龍園さん。」

 

ここは私も口を開いた方が良さそうかもね

 

「へぇー不幸な行き違いであんなことになるんだね。」

 

「ククッ不幸な行き違いで俺のせいにされても困るな一之瀬」

 

翔君笑ってるじゃんあと後ろの二人伊吹さんと石崎君は笑い堪えてるよ。まぁ私も今笑いそうなんだけどね。話しは無理矢理にでも終わらせますか。

 

「話しは平行線を辿りそうだしこれ以上追及しても無駄かな。神崎君もここで折れてくれないこれ以上無駄な争いはしたくないからさ、みんなもそれでいいかな?」

 

「一之瀬がそういうなら仕方ない。だが次は学校に報告させてもらう。」

 

「ククッ行くぞお前ら」

 

翔君ポケットに手を入れてここから離れた。

 

「にゃははなんか自己紹介って雰囲気じゃなくなったね。」

 

「そうですね。では私たちもここで失礼しますね。ごきげんよう。」

 

 坂柳さんもここから離れちゃった。そこから私以外のクラスメイト達は気持ち切り替えて打ち上げを楽しんでいました。

 

 あっ翔君からジャンボパフェ奢ってもらうの忘れてた。

 

 

 

 

 




投稿遅くなってすいません


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

作戦会議

 

 今日は7月1日ポイント支給日の日だよ。しかしポイントは振り込まれてないんだよ。それはね、3日前に遡る。

 

「ヤッホー翔君やっと具体的な作戦を教えてくれるのかな?」

 

「あぁ、Dクラスの須藤ってやつがいるだろ。あいつを使って停学や退学によるペナルティを調べるつもりだ。まぁ流石に退学までは行かないかもしれないがな。」

 

「作戦はどんな感じかな?」

 

「須藤を特別棟に呼び出し暴力を振るわせる。あいつのことだ煽ればすぐ暴力振るうだろ。」

 

「なるほどね。確かに特別棟には監視カメラもないし、暴力を受けたって訴えたら翔君達のクラスが圧倒的に有利だし、しかも暴力を振るった須藤君は停学になって停学になった時のペナルティーが判明するってわけかな。で、私の役目はなんなの?」

 

 この作戦はほぼ完璧だと私は思う。だってDクラスが勝つ方法は一つしかない。それは特別棟に偽の監視カメラを設置してそれをもとにCクラスを脅して訴えを取り下げて貰うしか方法はない。しかし今回は相手が悪かった。私でも思いついたこの作戦翔君が思いついてないわけがない。私の憶測では、私もDクラスに協力させてDクラスにこの戦略を思いつく人が居るか、あと偽カメラの設置しているところを撮影してそれを材料に脅してBクラスからプライベートポイントも取るってところかな。Dクラスに関してはポイントないから須藤君を停学させるだけに留める感じかな。私は自分で憶測した話を翔くんにしたらニヤニヤしながら話し出した。

 

「流石だな帆波だが偽カメラを設置しているところを撮影するのはお前じゃね、あいつにさせる。」

 

いやそりゃそうでしょ。私が撮影したら私と翔君が協力者だとバレちゃうじゃん。うん、私の説明の仕方が悪かった。それより、あいつって誰なんだろ。

 

「翔君あいつって誰かな?伊吹さんなら今マツケンサンバII歌ってるよ。」

 

 

 いや、伊吹さんマツケンサンバII歌うんだ。最近伊吹さんのキャラがわからなくなってきた。よく見たらクマ出来てる寝てないのかな?わかるこの時期暑くてあまり寝れないもんね。

 

「木下って奴だ。あいつはうちのクラスでもトップクラスの運動神経を持つ女だ。なんなら今から呼ぶつもりだ。帆波お前も木下と会うか?」

 

あ〜確かに木下さんが今回は適任かもね。私たちが動き出してから監視する人は特別棟にずっと潜伏しとかないと行けないからね。だから体力ある人じゃないと今回はダメってわけだよ。

 

「うーん今回はいいかな。私も本格的に動かないと行けないから今日は休むね。あっそうだちなみに被害者役は誰にやらすの?」

 

「石崎、小宮、近藤だ。どうした帆波すごい不満そうだぞ。」

 

 いやこの3人で大丈夫かなと思っただけだよ。まさか顔の表情も出るとは思わなかったよ。

 

「いやこの3人で大丈夫かなと思っただけだよ。でも翔君が行けるって判断したから私はその判断を尊重するよ。」

 

「ククッ伝え忘れてたことがあったな。Dクラスおそらく過去問手に入れたと思うぜ。」

 

 えっあの不良品クラスが?1ヶ月でプライベートポイント0にしたDクラスが過去問手に入れたの?

 

「どこからのリーク?私Dクラスが過去問手に入れたなんて信じられないんだけど」

 

「ククッ今回の中間はAクラスが最下位だったらしいぜ。そして俺らのクラスも3位だ平均75点あるのにだ。Dクラスは少なくとも平均76はあるってことだ。そこから導きられる答えは?確かにDクラスにも勉強できる奴はいるだろう。だが全員勉強ができるわけではない。だから俺はDクラスも過去問を手に入れたと判断したわけだ。なんか質問あるか?」

 

「うーんないかな。Dクラスが過去問手に入れたと納得せざるを得ないね。まぁこの話しは置いといて私もう寮に戻るね。なんかすごい疲れた。伊吹さんと石崎君もまたね。」

 

 という感じだよ。おそらく須藤君を殴らせることに成功したかな。これでCクラスはクラスポイントとプライベートポイントが手に入るかな。私は笑みを浮かべながら教室に入った。

 

「おはよう帆波ちゃんポイント支給された?」

 

 私に声をかけてたきたのは白波千尋ちゃん、大体朝私に声を掛けてくるのは、千尋ちゃん、麻子ちゃん、夢ちゃんの三人だ。私絶対クラスの人望ないよ。まぁその話は置いといていつも通り適当に相槌しますか。

 

「私もポイント支給されてないよ。学校側の不備かな?あともうすぐでホームルーム始まるからみんな席座ろうか。」

 

「はーい」

 

 しばらくすると星之宮先生が教室に入ってきた。

 

「みんなおはよう。今からホームルームを始めるね」

 

 一応リーダーとして先生に質問しとこう。

 

「星之宮先生。ポイントがなぜか振り込まれてないんですけど、学校側の不備ですか?」

 

「実はねトラブルがあってポイントの支給が遅れてるんだよ。あと今月のクラスポイント発表するね」

 

ほらね私の言った通りでしょ。南雲先輩から聞いたの生徒同士のトラブルが起きたらポイント支給遅れる話をね。お、クラスポイント発表これでDクラスが過去問手に入れたかがわかる。

 

 星之宮先生はホワイトボードに文字や数字を書き始めた。

 

Aクラス1004cp

Bクラス742cp

Cクラス574cp

Dクラス87cp

 

私たちのクラスは92cp上がって翔君のクラスは84cp上がってる。Dクラスは87間違いなく過去問間違いなく使ってるね。私はDクラス甘く見てたかもしれない。気を引き締めて動こう。

 

「みんなこの1ヶ月よく頑張ったね伸び率はうちのクラスが一番だからね。ポイントについてはトラブルが解消次第支給されるからね。」

 

 よし今日も頑張ろう




投稿遅れてすいません


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

接触と告白

7月2日のホームルーム

 

「今日はねみんなに報告しないと行けないことがあるんだ。先々日ぐらいにねCクラスの生徒とDクラスの生徒との間でトラブルが起きたの、このトラブルが原因でポイントが支給されなかったんだよ。でも安心してねこのトラブルが解決したらポイントが入るからね」

 

星之宮先生の一言によりクラスが騒めき始めちゃった。うん昨日も言った通り翔君の作戦は上手く言ったね。次は私の番だDクラスに協力しようと申し込んでDクラスに優秀な人が誰なのか観察しなきゃねと思ってたらある生徒が先生に質問し始めたよ。

 

「先生、結論が出てないのは何故ですか?この場合はすぐ結論が、出ると思いますが。」

 

「うーん簡単に言えば意見の食い違いかな。Cクラスの生徒たちはDクラスの生徒に一方的に殴られたと主張したんだけど、Dクラスの生徒はCクラスの生徒に呼び出されて喧嘩を売られたと主張した。学校側の判断は実態が分からないため結論を保留することになったんだよ。あと目撃者がいたら挙手してね。」

 

「ありがとうございます」

 

 石崎君達は手を出さなかったんだ。これもうCクラスの訴え通るよね。石崎君にも本当に監視カメラないか確認してもらったし、偽監視カメラについても説明したから大丈夫だと思うな。あと、Bクラスに挙手したひとはいなかったよ。

 

「これでホームルームは終了ね。みんな授業頑張ってね。」

 

星之宮先生はそう言って教室から出たよ。次は私が教卓の上に立った。

 

「みんな少し時間いいかな?今回の事件について不可解なことがあると思うんだけど。意見が食い違ってること。これは何を意味するか。私はCクラスが嘘をついてると思うの。なぜその結論に至ったか4月の頃思い出して私たちBクラスはCクラスと喧嘩したのは覚えてる?私たちはCクラスに何かした?何もしてないよね。ほぼ向こうの言いがかりみたいなもんだったよね。私はあの時神崎君に折れてくれないって言ったけど本当はもっと追及したかった。でも私の独りよがりの判断でみんなを危険な目にあわせたくなかったから私は神崎君に追及を辞めるよう言ったよ。で、何が言いたいかって私はDクラスと協力してCクラスを追い詰めたいと思ってる。もしCクラスの訴えが通ったらプライベートポイントを獲得したら私たちとの差が縮まるし、今度は私たちBクラスに同じ手口で仕掛けてくるかもしれないと思うからCクラスの追撃を止めるためにもここはDクラスと協力するべきだと私は思う。ハァハァ、ごめんねちょっと怒りながら話してしまって。」

 

どうこの私の演技力いかにCクラスに怒ってますよ感を出してみたけど大丈夫かな。あっ神崎君が口を開いた。

 

「一之瀬俺も全面的に同意だ。これ以上Cクラスのやり方を看過できない。だが疑問もある。果たしてDクラスは暴力事件を解決するために動くかどうかそこがわからない。一之瀬お前はそこらへんどう考える?」

 No.2から同意もらったやったね。

 

「うーんその辺は大丈夫だと思うよ。Sシステムが判明した今Dクラスが動かない理由はないと思うよ。」

 

「そうだな。俺の考えすぎのようだった。Dクラスとはどう接触するつもりなんだ。」

 

「とりあえず現場に行ってみようと思う。」

 

「分かった。とりあえず話しの続きは放課後にしよう。授業始まりそうだしな。」

 

「了解だよー」

 

やっと話し終わった。私が席に戻ってる途中、みんな私の怒りについて話し始めちゃった。でもこれで私と翔君が裏で手を組んでることを疑われなくなったかな。私は笑みを浮かべながら席に座った。

 

「帆波ちゃん怖かったね」「あの優しい帆波ちゃんが怒るなんて」

 

放課後

 

「今から事件現場に行ってDクラスの生徒がいるか調べてくるね。もしかしたら神崎君の力が必要になるかもしれないからその時はよろしくね。」

 

「ああ、気をつけろよ。」

 

 事件現場に向かってる途中須藤君のお話しが聞こえてきたのでDクラスの生徒だと思うので声をかけることにした。

 

「君たちもしかしてDクラスの生徒?私Bクラスの一之瀬帆波だよよろしくね。須藤くんのお話が聞こえてきたから私も事情を聞かせてほしいなーって。ダメかな?」

 

 クールぽい女の子は懐疑的な目で私をみてるね。男の子は無表情で私を見てるね。うーんこれだけじゃ実力あるかないかわからないかなと思ってると女の子の方が口を開いた。

 

「あなたDクラスじゃないから無関係じゃない。」

 

うーん。すごく警戒されてるね。とりあえずうちと揉めたことについて話してみようかな。

 

「確かに関係はあまりないね。でもねうちのクラスとCクラスの生徒の間で喧嘩が起きたの、でもほとんど向こう側の言いがかりみたいな感じだったから何事もなかったけど、なんか不自然な感じだったんだよ。そこでCクラスとDクラスで争いが起きたって聞いたから、何か掴めると思って君達に質問したわけだよ。」

「聴きたいと言われても裏があるとしか思えないわ。」

 

「にゃはは、心外だなぁ」

 

 

実際裏はあるんだけどねと思ってると無表情の男の子が口を開いた。

 

「堀北、CとDとの争いを利用して妨害するメリットがBクラスにはないんじゃないか。なぜなら、下手に首を突っ込んでかき回した挙句、それが学校側にバレたらペナルティを受けることになる。それに聞いた噂では、一之瀬は生徒会に入ってるってきいた。そんな奴がわざわざリスクを背負ってまで俺たちの妨害をするとは思えない。興味本位で俺たちに近づいてきたんだろう。」

 

「興味本位に付き合う気はないわ。」

 

「まぁ待て堀北。今から事故現場に行こう。あと話を聞くにはDクラスの協力が条件を付ければいいだろ。俺たち二人だけじゃ限界がある。」

 

「わかったわ。彼女が協力するなら話を聞くわよ。」

 

 二人ずっと話してるんだけど男の人が女の人を説得してる感じかなっと思ってると男の子が私に話かけてきた。

 

「一之瀬、俺たちはこれから事件現場に行く。そこで話をしないか?ただし、話をきくからにはDクラスへの協力が条件と、堀北が言っているがそれでもいいか?」

 

「うんそれでもかまわないよ。本当はねDクラスと協力して、Cクラスの思い通りにはしたくないと思ってたんだ。」

 

「本当か、俺たちのクラスからしたら助かる。確かにBクラスからしたらCクラスの思い通りにはしたくないな。」

 

 取りあえずDクラスの生徒と接触成功。そこから自己紹介してもらったよ。綾小路君と堀北さんって言うらしい。あっ事件現場に着いたよ。

 

「うーん、やっぱり監視カメラないね。」

 

「そうだな。とりあえず解散するか。この部屋サウナみたいに熱いしな。」

 

「そうだね、あ、二人とも連絡先交換しない?何か分かったことがあったら私にも教えてよ。そのかわり私も分かったことがあったら教えるからさ。」

 

「わかった。堀北もそれでいいか?」

 

「ええ、問題ないわ。」

 

「じゃあ、私はこれで失礼するね。またね。」

 

「ああ。またな」 

 

 とりあえず第一関門突破だね。部屋に戻って翔君に連絡しなきゃ。部屋に着いたので翔君に電話をした。

 

「もしもし、翔君聞こえる?Dクラスとの接触に成功したよ。

 

「帆波か、ククッよくやった。この作戦が成功したら打ち上げだな。」

 

「えっ、本当やったー5人で打ち上げだよね。よし俄然やる気出てきたよ。頑張ってDクラス陥れようね。」

 

そこから私は翔君と2時間ぐらい他愛のない話をしたよ〜。

 

「もう22時だし終わろうか今日も楽しかったよ。じゃあおやすみ。」

 

「ああ」

 

次の日の放課後

 

 千尋ちゃんに呼び出されたんだけどなんだろう。まさか!

 

「帆波ちゃんわざわざ呼び出してごめんね。」

 

「全然大丈夫だよ〜それより話って何かな?」

 

「私帆波ちゃんのことが好きなの私と付き合ってください。」

 

 嘘だと言ってよバーニィ

 

 私は心の中でこう叫んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お気に入り100ありがとうございます
まさかこんなにお気に入り追加されるとは思いませんでした。
今後も皆さんに楽しんでいただけるよう頑張ります


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

スパイ

 

 私は今ちょっとした危機的状況に陥っている。

 

「私帆波ちゃんのことが好きなの私と付き合ってください。」

 

そう私は、同じクラスメイトで同じ性別の白波千尋ちゃんから告白されてしまったの。いつかこの状況が来ると思ってたけど、もう告白するとは千尋ちゃん意外と大胆だね。で、私がどのように対処するか気になる人もいるよね。私は正直に千尋ちゃんの気持ちに応えて振るよ。千尋ちゃんは覚悟を持って告白したのに私が曖昧な感じの返答したら千尋ちゃんに失礼だからね。

 

「ごめんね。私彼氏いるから千尋ちゃんとは付き合えない。」

 

「え、帆波ちゃん彼氏いるの?」

 

「うん、中学の時から付き合ってる彼氏がいるの。だから千尋ちゃんとは付き合えないごめんね。」

 

「帆波ちゃんの彼氏ってここの学校の人なの?」

 

 うん。この質問くると思ったよ。どうする?さっきは正直に振るって言ったけど私と翔君が付き合ってる痕跡1ミリも残したくないんだよね。千尋ちゃんには悪いけどここは嘘つかせてもらうよ。

 

「ううん、別の高校の子だよ。だから3年間会えないんだ。」

「なら3年間だけでもいいから私と付き合ってよ。それとも同性愛だから嫌なの?」

 

「そんなことはないよ。うーんなんて言えばいいかな?私は今付き合ってる彼のことが好きだし彼も私のことが好き。だから今付き合ってる彼氏を裏切りたくないの、千尋ちゃんの気持ちは本当に嬉しかったよ。こんな私に告白してくれてありがとね。よかったらこれからも友達でいようよー。」

 

「うん、私の告白真正面から受け止めてくれてありがとね。振られたけど帆波ちゃんとはまだ友達でいたい。またいつもように話しかけても大丈夫かな?」

 

「うん、いつも通り私に話しかけても大丈夫だよ。じゃまた明日ね。」

 

「うん、帆波ちゃんまたね」

 

ふぅ〜、多少嘘ついてしまったけど千尋ちゃんが満足してたし大丈夫かな。私の方針はクラスメイトより翔君の優先度が高いからね。そして綾小路君気づかないと思ってるのかな?

 

「綾小路君後ろにいるのわかってるからね。」

 

「悪い、見たくて見たわけじゃないんだ。たまたま通りかかったところ目撃しただけなんだ。」

 

「うーん、分かった綾小路君のその言葉を信じるよ。」

 

「本当か助かる」

 

そこから私たち二人は無言のまま事件現場に向かって歩いた。事件現場に着くとそこには、神崎君と堀北さんが居た。

 

「えっ、なんで神崎君がいるの?」

 

「ああ、俺も事件のてがかりになりそうなものがないか調べに来たんだ。」

 

「神崎君手伝ってくれるの?ありがとね。」

 

 そこから私たち4人は、須藤君を助ける案を考えていると神崎君が口を開いた。

 

「あまり効果が得られるかわからないが俺から提案がある。学校の掲示板を使うのはどうだろうか?手間も掛からないし実行もしやすい。」

 

「いいかもしれないわね。目撃者との情報を照らし合わせればそれなりの情報が得られるかもしれないわ。」

 

へぇー目撃者が居たんだ。これは翔君に報告しなきゃね。まぁ目撃者がいたところでDクラスの負けは変わらないけどね。

 

「堀北さんそれ本当なの?」

 

「ええ、本当よ。」

 

「堀北確かに目撃者はいる。だがまだ交渉中だろ。」

 

「なんか事情があるのか?」

 

「ちょっとデリケートな問題だから俺からは言えない。」

 

「分かった。」

 

そこから私たちは解散した。今は神崎君と一緒にいるよ。

 

「一之瀬掲示板に張り紙を張ろうと思う。で、有力な情報を提供してきた人にはポイントを支払うつもりだが、一之瀬はこの作戦に賛成か?」

 

えーポイント渡すの嫌だなー。でも反対したら怪しまれちゃうし賛成という選択肢しかないかな。

 

「うん。神崎君の案いいと思うよ。」

 

「そうか。良かった。俺はお前の参謀としていまのクラスをAクラスに上げてAクラスで卒業したいと思ってる。だから俺はお前の参謀いや相棒としてお前の隣に居たいと思っている。」

 

何これ?なんかいきなり語りだしたんだけど、私どう反応すればいいか分からないよ。とりあえず同意しとこうかな。

 

「うん、参謀として私のこと支えてくれると嬉しいな。じゃあそろそろ時間だし帰るね。またね。」

 

「ああ、じゃあな」

 

私はイヤホンをセットして音楽を聴きながら寮に向かった。寮に着いたので翔君に電話した。

 

「ヤッホー翔君Dクラスの作戦わね。掲示板を使って石崎君の地元の評判聞くこと。あと目撃者がいるらしいよ。」

 

「帆波か、ククッ目撃者がいようが須藤は暴力を振るって俺たちは振るってないこの時点でこちらに圧倒的なアドバンテージがあることが分からないのかDクラスは、だが油断はするなよ。まだ勝ちが確定したわけじゃねぇ。あとDクラスはまだ店に行って監視カメラの有無の確認はしてない感じか?」

 

「うんまだ店に行って監視カメラ売ってるかも調べてないし、設置するという発想も出てきてないよ。まぁ普通は出てこないよ。Dクラスの勝つ方法が偽のカメラを設置して訴えを取り下げる方法しかないなんて。」

 

なんで私がそんなこと知ってるかって私と翔君は独自で監視カメラ売ってるか設置できるかを初日で調べたからだよ。

 

「ククッ俺らからしたら偽の監視カメラ設置してもらった方がありがたいがな。そしたらBクラスからもプライベートポイントが手に入るからな。」

 

「まぁそれはあくまで私が一緒に設置した場合の話だけどねー。」

 

 そこから翔君と3時間ぐらい他愛のない話をしたよ。あと千尋ちゃんに告白された話したらアホみたいに笑ってたよ。あともうすぐ誕生日だなっで言ってくれた。誕生日プレゼント楽しみだなぁ。

 

「そろそろ眠いから寝るね。おやすみ翔君」

 

「あぁじゃあな帆波」

 

 次の日の放課後

 

学校長いよー。今から神崎君と掲示板の確認しに行くんだ。千尋ちゃんがどうだったって?普通に私に話しかけて来たよ。流石に私に告白したことはみんなに伝えてなかったけどね。まぁ私からしたら話しかけようが話しかけないがどうでもいいけどね。

 

「一之瀬一件だけ来てるぞ。石崎地元では結構の悪で有名だったらしいな。同郷の人からのリークか?」

 

 掲示板怖すぎない?私の過去もバレる可能性あるのかな?まぁバレたところでなんだって話なんだけどね。

 

「そうだね。あっ綾小路君に堀北さんだ。こんにちは。」

 

 そこから4人で生徒会にどう心証よくするかの話をしたりしたよ。あとうちのクラスとDクラスが同盟組む話になったんだけどなんで?神崎君から同盟組もうと話し出してDクラスも結構同盟に乗り気だよ。私はひたすら同意してたよ。あっ掲示板のお金はちゃんとDクラスが支払ってたよ。当たり前だよね。綾小路君が口を開いたよ。

 

「一之瀬、神崎情報収集ありがとな。本当に助かった。」

 

「ううん、全然大丈夫だよ。ね、神崎君。」

 

「ああ、これ以上Cクラスのやり方に看過できないからな。あと一之瀬の怒りも影響してDクラスに協力しようと思っただけだ。」

 

 見事に私の演技に騙されてるやったね。

 

「一之瀬が怒るイメージがつかないな。そう思わないか堀北。」

 

「確かにそうね。でも貴方達のおかげでいい感じに審議に臨めそうだわ。」

 

「にゃはは、そう言っていただけると私としても嬉しいよ明日の審議頑張ってね。」

 

 そっから私たちは解散した。

 

 次の日の放課後

 

「堀北さんに綾小路君審議の結果どうだった?」

 

「また後日審議が行われるわ。」

 

えっまじですか。やっぱり意見の食い違いがダメだった感じかな。あとあの3人バカだからなぁ。見た目からして。これは人選ミスだね。

 

「一之瀬さん、いい策を思いついたのだけど三強と呼ばれる貴方に聞いてもらいたいけど大丈夫かしら?」

 

「うん大丈夫だよ。あまり三強って呼ばないで欲しいな恥ずかしいから。」

 

「昨日私は綾小路君と店に行って監視売ってるのかを確認したのよ。次に特別塔に行って監視カメラ設置できるかを外村君に確認してもらったら設置できるらしいわ。で、何がいいたいかって言うとこの審議ははっきり言ってウチのクラスは不利だわ。なら審議自体を無くせばいいってことよ。その審議自体を消すためには、偽カメラで彼らを脅して訴えを取り下げればいいのよ。」

 

「堀北さんすごい。堀北さんが発案したの?それとも綾小路君?」

 

私たちの思い通りに動いてくれてありがとね。まだだ、まだ笑ったらダメだよ。

 

「私に決まってるじゃない。この男にこんな発想出来るわけないじゃない」

 

 うーん堀北さんじゃないのは分かってるんだけど裏がいるのか綾小路君なのかダメだ絞れない。

 

「で、今から監視カメラの購入と特別塔で監視カメラの設置をする感じかな?」

 

「ええ、そうよ」

 

「じゃあ、善は急げだね。綾小路君も行こう」

 

「ああ」

 

 そこから私たちは監視カメラの購入をした。そこからカメラの設置も行ったよ。私は屈託のない笑顔でこう言った。

 

「よしこれで監視カメラの設置完了だね。Cクラスの生徒をどうやってここに誘き寄せるの?」

 

「櫛田さんを使って誘き寄せるつもりよ。彼ら単純だからきっと来てくれるわ」

 

そこは否定しないよ。

 

「よしもう7時だし明日に備えて解散しようか。またね綾小路君、堀北さん。」

 

 そこから私たちは別れた。本当に誰が考えたんだ。あっメールが来た。翔君からだ。いつものカラオケ店ね。私は注意深く周りを見ながらカラオケ店に向かった。到着したのでいつもの個室に案内してもらった。

 

「やっほー翔君、私たちが偽の監視カメラ設置してるところ撮れた?」

 

「ああ、木下は最高の仕事をしてくれたぜ。これで俺たちの勝ちだ。帆波映像見てみろ。」

 

「本当だ。ばっちり取れてる。木下さんすご過ぎない?忍耐力と体力ありすぎでしょ。今回のMVPだね。今回の打ち上げ誘ってあげてね。」

 

「分かった。」

 

 フフ、明日が楽しみだね。私と翔君は悪い笑みを浮かべながら明日の作戦について重点的に話し合った。

 

 




次で暴力事件編終わりです。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

一之瀬帆波と龍園翔

 

 放課後

 

 私たち3人は今特別棟にいるよ。再審議は一時間後らしいよ。今3人で待ってるとCクラスの石崎君達がやってきた。

 

「おい 俺達は櫛田に呼ばれたのに何故お前達がいる?」

 

 あれ?なんで石崎君驚いてるの?翔君から作戦聞いてない感じなのかなって思ってると綾小路君が口を開いた。

 

「櫛田は来ないぞ。俺が櫛田に頼んでお前達を呼んだ。お前達と話したい事があってな。」

 

 まぁ、普通ならDクラスと揉めてるときに、Dクラスの櫛田さんから呼び出されたら罠だと思うのが普通だけどね。

 

「審議の話しか?それなら俺達は帰る。おとなしく結果を受けて諦めろ」

 

「それはこちらのセリフよ。」

 

「そうだね。大人しく諦めた方がいいよ。」

 

 やばい笑いそうになった。石崎君笑わないよね?

 

「一之瀬まで何故ここに?」

 

悲報 私気づかれてすらなかった。

 

「うーん簡単に言えば君たちが嘘ついて悪いことしてると思ったからDクラスに協力したの。」

 

「ウソをついてる?なに訳の分からないことを言ってる。俺たちは本当のことしか言ってないぞ。こいつらに付き合う必要はない。行くぞ。小宮。近藤。」

 

「本当にこのまま話しを聞かないで行っても大丈夫かしら。貴方達にはアレが見えないのかしら。」

 

「嘘だろ…」「ちゃんと確認したよな」

 

あの〜翔君か石崎君から偽監視カメラのこと聞いてないの?私も口を開かないと。

 

「そういうこと。君たちの嘘はもうバレてるんだよ。」

 

「俺たちはあの時確認したはずだ…」

 

石崎君まで!嘘だと言ってよ。これ終わったら翔君に問い詰めなきゃ。

 

「確認したのは本当にこの部屋だったのかしら。もしかしたら違う部屋を確認したかもね。」

 

「やばいってマジで」「このままじゃ退学だよ。」

 

「本当だったら須藤は今頃処罰を受けてる。だが処罰を受けず猶予が与えられた。それは何故か確認する時間が欲しかったからだ。お前達は昨日、生徒会長の顔を見なかったのか?本当は分かっているがこの学校は実力で全てが決まる。だからお前達がどのような行動をするかみてるんだよ。」

へぇ〜綾小路君いいこと言うじゃん。この作戦思いついたのやっぱり綾小路君でしょ。私もそろそろ話しとこう。

 

「だから君たちは嘘をついて人を騙した事になるから重い処罰を受けるだろうね。もしかしたら退学になるかもね。」

 

「私達は人が不幸になる所を余り見たくないわ。だからもう分かるでしょこのまま審議が再開すれば……貴方達は退学になるわよ」

 

 あれ?石崎君先程までの動揺無くなってるよ。まさか私のこと騙してたのかな?だって石崎君私の方見ながらニヤニヤしてるもん。絶対翔君からの指示でしょ。本当に焦ったよ。

 

「何をニヤニヤしてるのかしら?あなた達今の立場分かってるのかしら?」

 

「あはははお前たちこそ自分の立場分かってるのかと聞きたいぜ。」

 

「石崎大丈夫なのか?」「ここは訴えを取り下げたほうが」

 

「そうよ。貴方達は審議を取り消せば不幸にならずに済むのよ。」

 

 

 

 

「よっ。なんか楽しそうだな。俺も混ぜろよ。」

 

あっ、翔君だ。ニヤニヤしすぎだよ。

 

「龍園さん」

 

「一之瀬さん彼が龍園君なの?」

 

「うんそうだよ。彼がCクラスのリーダーの龍園翔君だよ。」

 

「ククッなぜ俺らが訴えを取り下げなきゃ行けないんだ?一之瀬に堀北と綾小路と言ったけ?俺らは正当な被害者なんだぜ。」

 

「貴方にはこれが見えないのかしら。彼らのやった行為はこの監視カメラの映像に残されてるのよ。」

 

堀北さん偽の監視カメラに指を差しながら説明した。

 

「その偽の監視カメラでか」

 

 おっ翔君のニヤニヤモードから真剣モードに変わった。どうこの場を収めるか楽しみだよ。青い髪の子が翔君に質問しだしたよ。

 

「龍園さん、偽の監視カメラってどういうことですか?」

 

「コイツらは偽の監視カメラを設置してお前らを脅しているんだよ。石崎からこいつらは無罪を主張してるって聞いたからな。脅しに来ると思ったからな。準備しといてよかったぜ。」

 

本当のことは言わないんだ。もしかしたら録音されてる可能性もあるし仕方ないか。

 

「一体何を言ってるのかしら?」

 

「ならこの映像はなんだ?」

 

「あちゃーこれはやられたね。」

 

「そんな、なんで?」

 

堀北さんは、すごく動揺してるね。綾小路君は?へぇーこの状況を変えるために何か考えてるね。

 

「龍園さん、この映像ってこいつらが監視カメラ設置してるところじゃないですか?」

 

「ククッ。石崎そうだぜ。今からこの映像を生徒会に提出すればこいつらは晴れて退学って訳だ。」

 

 本来ならここで私が契約を提案してDクラスにはこのまま負けてもらう。Bクラスには100万プライベートポイントの支払いを命じるって感じだったんだけど綾小路君がどんな風に動くか見たいからな〜。

 

「龍園だったな、今回の事は俺達が状況を変える為に悪い事をした。そこは謝る。すまなかった。こんな事俺たちが言える立場じゃないがその映像を出されると困る。もちろんただで出さないでくださいとは言わない。そこで、提案がある。俺と契約しないか?もちろんどんな条件でも受けるつもりだ。」

 

 綾小路君相当なキレものだね。まず翔君が条件を出す前に自ら契約を提案した。次に私たちを庇うために自分だけに契約行くように促した。いやーDクラスにもすごい人いるね。素直にびっくり。

 

「ククッお前だけじゃ足りないな。一之瀬お前も契約してもらうぜ。」

 

「にゃはは…分かった。龍園君の言った条件受けるよ。」

 

「まずDクラスはこの審議に負けてもらう。いいな?」

 

「分かったわ」「分かった」

 

「次にBクラスは、100万プライベートを俺たちに渡して貰おうか。」

 

「にゃはは…受けるしかないね」

 

「ククッ契約成立だ。石崎、小宮、近藤行くぞ。」

 

「「「はい龍園さん」」」

 

そこからそのまま審議が進みDクラスはCクラスに50cpと須藤君の2週間の停学が決まったよ。この事件私たちの勝ちだよ。そこからまた3人で集まったよ。

 

「ごめんなさい一之瀬さん私達の問題であなたも巻き込んでしまって」

 

「俺からも謝る本当にすまなかった。」

 

「気にしないで、だって私からDクラスに協力するって言ったんだよ。それより龍園君がここまで切れ者とは」

 

「ああ、そうだな。今回は龍園の手のひらで泳がされてたわけか。あいつ最初から契約を狙ってたな。」

 

「そうだね。あまりにも契約条件スムーズだったもんね。」

 

「私があんな策を思いつくから本当にごめんなさい。」

 

「本当に気にしないで、あっでも次に私たちのクラスが困ったことがあったら協力してくれない?」

 

「それでいいのか?もちろんBクラスに困ったことがあったら協力する。」

 

「ええもちろんよ。困ったことがあったら私たちを頼って。」

 

「にゃははありがとね。困ったことがあったら真っ先にDクラスに頼るね。同盟も組んだしこれからよろしくね。」

 

「よろしく」ね」

 

 そこから私たち3人は別れた。まずはBクラスのグループに集まってって書いた。カラオケに集合と書いた。

 

「みんなこの時間に集まってもらってごめんね」

 

「一之瀬審議の結果はどうなった?」

 

「Cクラスの勝ち。DクラスはCクラスに50cpあと須藤君は二週間の停学だよ。」

 

「そうか」

 

神崎君悔しそうにしてるね。ふふ私がCクラス側とは思ってないんだろうな。でっ私は特別棟で起きたことを全て話した。

 

「みんなごめんね。私のせいで100万プライベート取られちゃって。」

 

「気にしないでよ帆波ちゃん」「気にしないで下さい一之瀬さん」

 

「みんなありがとね。」

 

「ああ、一之瀬気にするな。今回はCクラスにやられたかも知れないが次は絶対に勝つぞ。」

 

「そうだね次は絶対勝とう。」

 

そこからBクラスのみんなと遊んだよ。早く帰りたいよー。

 

 綾小路視点

 

 まさか俺の策が破られるとは。龍園翔かもしかしたら俺を倒してくれるんじゃないかという微かな期待と次はこいつに勝ちたいという気持ちでいっぱいだ。一之瀬帆波こいつも俺の策を読んでたな。一之瀬がDクラスに協力した1番の理由はDクラスの偵察だろう。龍園翔、一之瀬帆波、フッこの学校楽しめそうだな。まさか俺が笑うという感情が出るとは感謝する。父さん俺を超えそうなやつが二人もでてきたぞ。

 

Aクラス1004cp

Bクラス742cp

Cクラス624cp

Dクラス37cp

 




暴力事件編これで終わりです。
モチベーションに繋がるので評価と感想お願いします


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

祝勝会&龍園漢になる

 

 Cクラスの教室はざわめいていた。

 

「なんかポイント多く入ってない?」

 

「確かに発表されたポイントより多く入ってたよね。」

 

「龍園君ならなんか知ってるかもしれないね。」

 

 Cクラスの王龍園翔が教室に入ってきた。

 

「龍園君」「龍園さん」「「おはようございます」」

 

「ああ、もうすぐホームルーム始まるからちゃんと座っとけよ。あと坂上が増加されたポイントについて説明すると思うから大人しくしてろ。」

 

「分かりました龍園さん」

 

 龍園視点

 

 昨日は帆波と木下のおかげで全て上手く行った。Dクラスの綾小路あいつは只者じゃねぇな。ククッ今後の試験が楽しみだぜ。昨日帆波が面白いこと言ってたな。税収制度だっけな。俺らのクラスも税収制度今日から導入するか。反対する奴は暴力て分からせればいい。確かに俺がマイルドになったという声はクラス内から聞く。だが締めるところで締めないと王として失格だ。おっと坂上が来たようだ。

 

「みなさんおはようございます。皆さんにご報告があります。暴力事件の件ですが、Cクラスが勝利したことによりDクラスからCクラスに50cp移動することとなりました。」

 

「うおおおおおおおおおおおー」

 

チッうるせぇーな。あと坂上のやろ嬉しそうにしてやがる。当事者の石崎たちは得意げな顔してるな。

 

「こんな早くcpを稼いだのは君たちが初めてです。君たちがAクラスになれることを期待してます。ではこれでホームルームを終わります。」

 

坂上先生が教室から出ると龍園が教卓の上に立った。

 

「石崎、小宮、近藤、木下、よくやった。報酬についてだが放課後カラオケ屋で渡すがそれでいいか?」

 

「報酬なんていらないですよ。な!小宮、近藤。」

 

「はい。今回龍園さんのおかげですよ。最後やばいと思いましたが、まさか策を読んで逆に相手を追い込むなんてすごいです。あの映像どう撮ったんですか?」

 

「木下のおかげだ。あいつが特別塔で偽監視カメラ設置するまで見張ってたからな。報酬についてだがお前らも須藤を嵌めるという仕事をしっかりしたからお前らにも報酬を受け取る権利がある。だからちゃんと報酬受け取れよ。」

 

「はい分かりました。木下も今回の事件に関わりあったのか。」

 

「うん龍園君に言われてずーーーと特別塔で見張りさせられたんだからね。放課後の祝勝会ジャンボパフェ奢ってもらうからね。」

 

 木下のやろーウインク付きで言いやがった。帆波といい最近の女子はあざといやつ多くないか?帆波の奴も確かジャンボパフェ奢れって言ってたな。あそこのカラオケ屋のジャンボパフェそんな美味いのか?そんなこと考えてる場合じゃね今から税収制度導入することを話さなきゃな。

 

「お前ら注目。今回はこの4人のおかげでcpを増やすことができた。この通り結果残した奴には報酬も渡すし最初に言った通り優遇もする。もう一つ話がある。うちのクラスは税収制度を設ける。不満があるのはわかるが、Aクラス目指すためにはプライベートポイントが必須だ。私的に使う可能性もあるって思われるかもしれないがそこら辺は心配するな。契約書は作ってある。俺が私的にプライベートポイント使った場合ペナルティ課されるようにしている。ここまでで、質問あるやついるか?」

 

「龍園氏一つ質問よろしいでしょうか?」

 

今質問したやつの名前は金田悟うちのクラスの参謀だ。

 

「金田か、あぁ大丈夫だ。」

 

「月にいくら税収するつもりですか?」

 

「とりあえず最初は二万からいこうと思ってる。だがcpが増えていけばいくほど税収も増やすつもりだ。もちろん上限は設けるつもりだ。上限についてはまだ説明しなくていいだろ。とりあえず話は終わりだ。お前ら授業中寝るなよ。」

 

「「はい」」

 

「いい返事だ」

 

 そこから俺たちは何ごともなく授業を受けた。

 

放課後

 

 1年Bクラス

 

 うーんやっと授業終わった。今日は祝勝会楽しみだな♪。ジャンボパフェ奢ってもらわなきゃね。

 

「帆波ちゃん今日5人で一緒に遊ばない?神崎君も帆波ちゃんと一緒に遊びたいらしいよ。」

 

私に声をかけてきたのは、レズでお馴染みの白波千尋ちゃん。てゆうか、神崎君最近妙に馴れ馴れしいんだよね。もしかして私に惚れた?まぁ神崎君だしそれはないか。

 

「ごめんね。今日生徒会の集まりがあるから遊べないよ。この打ち合わせはまた今度するからホントごめんね。」

 

 え?生徒会の描写がないだって、だって私の仕事全部南雲先輩に押し付けてるもん。なんでクビにならないかって、そんなの私が可愛いからに決まってるじゃん。というのは冗談としてもし私が生徒会クビになってみて、南雲先輩の推薦で入ってる私が生徒会クビになったら南雲先輩の顔に泥がつくから、南雲先輩は自分の尻拭いをしてるって感じだよ。

「やっぱり生徒会忙しいんだね。一年生で唯一生徒会入ってる帆波ちゃんすごいよ。あのAクラスの葛城君は生徒会落ちたらしいよ。」

 

葛城君生徒会落ちたんだ。今Aクラスは二つの派閥に分かれてるらしいね。これは葛城派は厳しくなるかもね。まぁ私からしたらどっちの派閥が勝とうが興味ないんだけどね。

 

「そうなんだね。あっ神崎君。ごめんね今日神崎君も一緒に遊びに行けなくてこの打ち合わせはまた今度するからね。」

 

「いや気にするな。そのかわり今日の夜電話していいか?」

 

「キャー神崎君大胆だよ。でも帆波ちゃんと神崎君ならお似合いだよ。」

 

えーこれどうすればいいのかな。助けて〜翔君。千尋ちゃんめっちゃ気まずい顔してるよ。私が彼氏いるの知ってるからね。千尋ちゃんは。

 

「にゃははは………時間あったらね。もしかしたら寝てるかもしれないしね。そろそろ時間だから行くね。また明日ね。」

 

「またな一之瀬」「帆波ちゃんまたね。」

 

 本当にBクラスに行くのが億劫になってきたよ。チッ今日翔君とヤろう。翔君チキンだけど誘惑すればいけるよきっと。いつも通りカラオケ店につきいつも通り個室に案内された。

 

「ヤッホー翔君とCクラスの皆さん」

 

「ククッ来たか帆波、案の定木下、小宮、近藤は驚いてるな。」

 

「一之瀬さんちわっす」

 

「はぁーあと何回このリアクション見ることになるんだろうね。」

 

「ククッそういうなよ伊吹」

 

 小宮君と近藤君と木下さんギャグ漫画のような驚き方してるじゃん。あっ小宮君と近藤君鼻血出てるじゃん。

 

「龍園さんの彼女って一之瀬のことだったんですか?えっ?マジで?は?本当に待って下さい。てっきり龍園さんの彼女伊吹かと思ってました。最近仲が深まったような気がしたので。」

 

「はぁ、小宮私が龍園と付き合うわけないじゃない。まぁ最近仲良くなったのは否定しないけどさ。」

 

「えっ、ちょっと待って龍園君の彼女さんは一之瀬さんなの?えっ本当に待って?これ公表したらやばいことになるよ。え?ホントに龍園君と一之瀬さん付き合ってるの?生きてて一番驚いたよ。これBクラスの人は知ってるの?」

木下さんの驚き方可愛い。

 

「ううん何も知らないよ。だって私二年生ぐらいになったら翔君のクラスに移動するし。」

 

「ええええええええええええーー」

 

五月蝿いなもう

 

「ククッ驚きすぎだろ。」

 

「思ったんだけど坂上先生が龍園と一之瀬が付き合ってると知ったら、坂上先生のメガネ割れるんじゃない。」

 

「伊吹流石にそれはないだろ……ないよな?」

 

石崎君も否定するならしっかり否定しようよ。

 

「そんな私と翔君が付き合ってるのに驚く?」

 

 みんなすごい勢いで頷いてるんだけど。あの山田君さえ頷いてる。なんかシュールだね。

 

「あっそうだ翔君100万プライベートスマホ出して。」

 

「ククッ了解。帆波お前が提案した税収制度今日からうちのクラスでも導入した。」

 

「税収制度いい制度でしょ。南雲先輩から聞いたんだ。あの人学年全体から税収してるらしいけど。」

「ククッ最近南雲のやつ窶れてる姿で目撃されてるらしいが帆波なんか知ってるか?」

 

「うん!私が原因だよ。だって南雲先輩自分の仕事と私の仕事二人分の仕事してるもん。」

 

「「「oh」」」

 

「一之瀬さんBクラスにいる時の一之瀬さんと全然違うね。」

 

「木下一之瀬の本性は女版龍園だから。」

 

「伊吹さん!龍園帆波だなんてまだ早いよ〜」

 

「はぁ〜アホばっか。」

 

「ククッ伊吹文句ばっか言う割に毎回打ち上げ来るよな。なんだかんだお前も楽しんでるだろ。」

 

「龍園さん伊吹はツンデレなんですよ。」

 

「あ!なら翔君と一緒だね。翔君もツンデレだよ。」

 

「よし!帆波と石崎潰す。」

 

「龍園。私も協力するよ。」

 

「待ってよ翔君に伊吹さん話し合えば分かる。だよね石崎君。」

 

「そうですよ。龍園さんに伊吹話し合えば分かりますよ。ですよね一之瀬さん」

 

「小宮君、近藤君、山田君私たち空気だね」

 

「何も言うな木下。虚しくなるだけだ。」

 

「YES」

 

痛いよ〜。翔君に叩かれた。あ!石崎君伊吹さんに顔面蹴られてるじゃん絶対痛いよ。あれは。

 

「翔君ジャンボパフェ頼んでいい?」

 

「一之瀬さん私もジャンボパフェ頼みたい。相当でかいみたいだから二人で分けて食べようよー。」

 

「木下さんも食べたいの?分かった!二人で分けようか。翔君好きなの頼んどくね。」

 

「石崎!帆波を止めろ。あいつのことだからめちゃくちゃ頼むぞ。何回か一緒に打ち上げしてわかるだろ。早く止めろ。」

 

「龍園さんもう手遅れです。」

 

「えへへ、いっぱい頼んじゃった。ご馳走様です。」

 

「もういい、お前ら今日はオールで楽しむぞ。よう考えたら明日土曜日だったな。飲んで、食って、歌って、楽しめ。お代は全部俺が持つ。もうヤケクソだ。」

 

「翔君カッコいいーヒューヒュー」

 

「龍園さん一生着いていきます。なぁ小宮、近藤、アルベルト」

 

「YES」「おう」

 

「なんかこのノリいいね。伊吹さんも思わない?」

 

「木下このノリ好きなんだ。ようこそ龍園と愉快な仲間達へ」

 

「伊吹さんなにそれ笑笑」

 

「わたしにもよくわからない。でもこのメンバーでの打ち上げは楽しい。龍園の前では絶対言えないけどね。」

 

「伊吹さんホントにツンデレだね。おっ一之瀬さんなんの歌歌うんだろ。」

 

「一番手、一之瀬帆波歌います。石崎君睡蓮花でお願い。」

 

「分かりました。」

 

「ヤバくなれるのは誰…俺!俺!俺!俺!ole!ole!」

 

「ククッ帆波ホント睡蓮花好きだな。」

 

「伊吹さん!一之瀬さん毎回睡蓮花歌うの?」

 

「うん毎回歌うよ。たまに一之瀬と龍園がデュエットして睡蓮花歌ったりもしてる。」

 

「龍園君と一之瀬さんのデュエットとか絶対面白いよね笑笑!聞いてみたい。」

 

「あの二人夜中になったらテンションおかしくなるから、そのうち歌うと思うよ。」

 

「いやー楽しいね私もこの会早くから知りたかったなー。」

 

「木下の言う通りだよ。なぁ近藤」

 

「あぁ」

 

「ふう疲れた次は誰が歌う?」

 

いやー睡蓮花は最高だね。あっジャンボパフェ届いた。

 

「デカい!木下さん二人で食べれると思う?」

 

「これはやばいねみんなで分けて食べようよ。」

 

 そこからみんなで食べたり、飲んだり、歌ったりをひたすら繰り返した。

 

 翌朝

 

「結局オールで盛り上がったね。」

 

「イヤー龍園君と一之瀬さんのデュエット良かったよ。」

 

「木下さんの歌声も良かったよ。また来週も打ち上げあるから来てねー。」

 

「えっ!この会毎週やってるの?行きたい!絶対に行くね。」

 

「うん毎週やってるよ!しかも毎回翔君の奢りだよ。」

 

「龍園君のお財布事情がヤバそうな件」

 

「ククッ心配するな。部下に飯を奢るのも王の役目だ。そのかわり特別試験ちゃんとやれよ。」

 

「「「はい龍園さん」」」

 

「うん頑張るよ。ね!伊吹さん。」

 

「そうだね。」

 

あっ神崎君からの電話忘れてた。まぁいいか。

 

「帆波どうかしたか?」

 

「いやー、昨日Bクラスの遊び断った時に神崎君から夜電話していいかって聞かれてさ、適当に相槌したんだけど3件ぐらい電話かかってきてたの。」

 

「ククッお前神崎からもモテてるのか。」

 

「むぅ〜翔君少しは嫉妬してよー」

 

「はぁーイチャイチャタイム入るよ。」

 

「伊吹さんイチャイチャタイムって何?」

 

「木下、小宮、近藤この2人全然イチャイチャしてないと思うじゃん。あの二人朝になると突然イチャイチャしだすのほらみてみー。」

 

「翔君ほっぺツンツンしないでよ。それなら撫で撫でして。」

 

「分かった、分かった。」ナデナデ

 

「えへへ、翔君の撫で撫で大好き。」

 

「伊吹さん!私は一体何を見せられてるの?」

 

「龍園さんあんなことする人だったとは、石崎は知ってたのか?」

 

「ああ、俺も初めて見た時はぽかーんとなったが今はもう慣れた。」

 

「木下私たちはただイチャイチャするところを見せられてるだけだよ。」

 

「ああそうだ!みんなそろそろ解散ね。翔君いつものところで待ってるからね♡」

 

「ああ、俺も覚悟は決めた。」

 

「今日は、襲ってくれるの?帆波嬉しい。また後でね。」

 

 それから一之瀬は個室から出た。

 

「よしお前ら解散だ気をつけて帰れよ。」

 

「「「お疲れ様でした」」」

 

「龍園君またね。」

 

 伊吹サイド

 

「伊吹さん達いつもあんな感じで別れるの?」

 

「朝帰りの時はあんな感じだよ。一之瀬と龍園はイチャイチャしながら帰るよ。同じクラスになったら手とか繋いで帰るんだろうね。」

 

「これクラスみんなで見て茶化したいね。絶対楽しいだろうな。」

 

「ハァー木下あんたすごい悪い笑み浮かべてるよ。確かにクラスみんなで、龍園や一之瀬茶化すのは楽しいだろうね。そこら辺石崎たちはどう思ってるの?」

 

「俺らにあの2人茶化すのは、恐れ多いよ。なぁ、小宮、近藤、アルベルト。

 

「「あぁ」」「YES」

 

「あんたらヘタレだね。」

 

「私たちも解散する?それとも2次会する?」

 

「木下は疲れてないの?私の中では二次会という発想出てこないよ。帰って寝たい。」

 

「いや私も普通に寝たいよ。一応聞いてみただけ。男性陣も解散でいい感じかな?」

 

「ああ、流石に疲れた。解散でいいと思う。」

 

「てかよく考えたら一昨日まで一之瀬と敵対してたのに、なんでこんな仲良く打ち上げできたんだろうな。」

 

「そりゃ、龍園さんの彼女だからだろ。あと驚きすぎて敵対してたことも忘れただけだろ。」

 

「だな。小さいことは気にしないようにしようぜ。」

 

「じゃ解散しようか。みんなお疲れ様」

 

「お疲れ。」

 

「「お疲れ」」

 

 一之瀬サイド

 

 今私と翔君はホテルにいるよ。コンドームも買ったから準備満タンだよ。ちなみに私は今シャワーを浴びてる。シャワーから出ると翔君は裸でベットの上に座ってる。そして私もベッドに向かった。

 

ドキドキしてる。鼓動聞こえないよね?私たち二人は裸で見つめ合っている。

 

「帆波いいんだな?」

 

「うん!抱いてっ…!私をメチャクチャにして…!」

 

 うん、そこからアホみたいにヤりました。翔君も相当溜まってたんだろうね。3回戦までやりました。ヤッたあとの虚無感と不安感はなんなんだろう。翔君もすごい落ち込んでる。ホントなんなんだろう。でもこの快感はやばい。なんて表せばいいかわからない。多分私たち二人はこの快感にハマると思う。そんな気がする。

 

「一つ疑問があるんだけど?なんで急に私を抱こうと思ったの?」

 

うん!本当に疑問なんだけど。今までは私が抱こうとしても逃げてたヘタレな翔君がなんで私を抱こうとしたんだろう?

 

「ククッなんでだろうな?お前とはもっと密接な接触をしたかったんだろうな。おい!帆波その顔はなんだ!あとなんで笑ってる?」

 

「あはははは、わざわざそんな難しいこと言わなくていいと思うよ。単純に抱きたくなったそれだけでいいじゃん。それより続き♪続き♪。今夜は寝かせないからね。」

 

「ちょっと待て。帆波今夜って言うがまだ朝だし。えっまだやるのか?俺持たないぞ。」

 

「翔君こんなことわざがあるよ。「諦めは心の養生」ってことわざがね。だから!黙って私に抱かれようよ!」

 

「ククッ。俺死んだな。」

 

そこから私たちは再び突き合った。あっ翔君死にそうな顔してるじゃん。ここまでにしてあげるか。

 

「翔君大丈夫?生きてる?」

 

「なんとかな。それより寝ようぜ。オールカラオケしたから眠い。」

 

「そうだね。寝ようかおやすみ翔君」

 

「ああ」

 

私たちはベットの上で抱きしめあいながら寝た。

 

私は翔君より一足先に起きた。起きた時間と曜日に驚愕した。

 

「ちょっと待て月曜日の朝5時じゃん!私たち日曜日まるごと寝てたってこと。翔君起きて!もう5時だよ。」

 

「帆波アホか。今日は日曜日だぜ。だから俺はまだ寝る。」

 

「アホなのは翔君だよ。今日は月曜日です。スマホでチェックすればわかります〜。じゃ私先に出るね。また後でね。」

 

「は?」

 

龍園はスマホをチェックして青ざめた顔で部屋から出た。

 

 1年C組

 

「おっ龍園君おはよう。」

 

龍園に一番に挨拶したのは木下美野里とても悪い顔をしている。

 

「おい木下なんでニヤニヤしてる?」

 

「いやーあのあと楽しんだんだなぁと思うとついこの顔になっちゃうよ。ねぇ伊吹さん。」

 

「はぁー、木下アンタも物好きね。まぁ確かに龍園の顔見ればあの後楽しんだんだなぁと思うよ。」

 

「おいちょっと待てお前ら、そんな顔に出てるか?」

 

「あんた顔げっそりしてるよ。絞り取られたんだなと思うよ。」

 

「うん♪うん♪伊吹さんの言う通りだよ。龍園君本当に顔げっそりしてるよ。」

 

 周りはざわついていた。なぜなら木下と龍園がなぜここまで仲良くなっているという疑問が周りに浸透している。

 

「龍園さんおはようございます。木下と伊吹もおはよう。」

 

「石崎君おはよう。伊吹さんと二人で龍園君イジってたとこ。石崎君も一緒にどう?」

 

「恐れ多いのでやめときます。龍園さん顔げっそりしてますが、大丈夫ですか?」

 

木下と伊吹は大笑いした。

 

「ブフォー。」

 

「石崎潰すといいたいところだが、眠いから寝る。授業始まったら起こしてくれ。」

 

 龍園はそのままうつ伏せになって寝た。

 

「龍園君寝ちゃったか。つまんなーいな。もうすぐでホームルーム始まるじゃん。伊吹さん、石崎君また後でね。」

 

「うん木下また後でね。龍園ドンマイ。」

 

 1年Bクラス

 

 私一之瀬帆波は今ニヤニヤしている。あの翔君と寝た。ホントに最高だった。またあの快感味わいたいよー。えへへ、えへへ、えへへ。

 

「帆波ちゃんおはよう。なんか機嫌いいけどどうしたの?」

 

「千尋ちゃんおはよう。えっ!私いつも通りだけど。そんな機嫌良さそうだった?」

 

「うんだって、顔がニヤついてたよ。」

 

バレないようにしてたんだけどな。ちょっと自嘲しよう。えへへ。

 

「うーん。普段と変わらない生活してるだけなのになぁ。まぁ千尋ちゃんの勘違いだよ。きっと」

「私の勘違いかな?帆波ちゃんが言うなら私の勘違いだね。」

 

チョロい笑笑うわー神崎君来た。一目散に私のところに向かって来たよ。

 

「おはよう一之瀬に白波。」

 

「神崎君おはよう。金曜日電話取れなくてごめんね。生徒会が忙しくて。疲れて寝ちゃった見たい。ホントにごめんね。」

 

「いや気にするな。俺も一之瀬が疲れてるというのに気づかず3回も電話掛けてすまない。」

 

いやホントに3回掛けるのやめて欲しいよ。まぁ、翔君たちとカラオケ楽しんでたから気づかなかったけどさ。えへへ、翔君と突き合った。えへへ。

 

「一之瀬いきなりニヤつき始めたけどどうかしたか?」

 

「神崎君帆波ちゃん朝からこんな調子なんだよー。でもね帆波ちゃん曰くなんもないらしい。」

 

「そうか、一之瀬と仲良い白波でもわからない感じか。一之瀬がニヤついてる理由。」

 

「うん」

 

「だからニヤついてないよ。神崎君、千尋ちゃんもうすぐホームルーム始まるから自分の席に座ってね。」

 

神崎君と千尋ちゃんは渋々私の席から離れたよ。よく見たらみんな私のこと見てるじゃん。えっ待ってそんなニヤニヤしてたのバレてるの?少し恥ずかしくなってきたよ。でも翔君と抱き合えたのがホントに嬉しかったの。えへへ。あっ!星之宮先生が来たよ。うわー二日酔い状態じゃん。あの人たまに吐くからね。だから結婚出来ないんだよ。

 

「一之瀬さん何か言いました?。」ニコ

 

「いえ、何も言ってないです。星之宮先生。」

 

星之宮先生心の中まで読めるの?怖すぎるよっと思ってたらホームルーム終わった。未だに星之宮先生に睨まれてるんだけど。星之宮先生に結婚は禁句ということがわかったよ。もうBクラス嫌だよ。早くCクラス行って、中学の頃みたいに翔君とイチャイチャしたいよー。あと半年の辛抱だ。がんばろ。でも授業受けるのめんどくさいよ〜。

 

Bクラス全員の総意

 

「一之瀬さん、帆波ちゃん、一之瀬、ずっとニヤニヤして怖い。」

 

 

 




一年近く付き合ってるのに抱き合ってないのはおかしいと思ったので抱かせました。描写書かなかった理由はr18になりそうだったからです。申し訳ないです。
あとモチベーションに繋がるので評価と感想お願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

無人島試験開幕

 

 夏休み

 

 今私たち一年生は豪華客船に乗ってるよ。学校の所有する島に向かってるらしいよ。この学校のことだから、きっとめんどくさいことが起こるんだろうな。ちなみに私はいつものメンバープラス神崎君とカラオケにいるよ。

 

 私は当然睡蓮花をチョイスしたよー。

 

「俺!俺!俺!俺!ole!ole!」

 

 いやーやっぱり睡蓮花はいいねー。歌ってるとテンション上がるよ。

 

「帆波ちゃんの歌声綺麗だね。見惚れちゃったよ。帆波ちゃんってこういう曲が好きなんだね。なんか意外だよ。」

 

「にゃははは……変かな?私がこういう曲好きなの?」

 

「そんなことないよ。ね!神崎君。」

 

「ああ、白波の言う通り。歌いたい歌を歌えばいいと俺は思う。」

 

次に千尋ちゃんが槇原さんの「もう恋なんてしないよ」を歌ってたよ。私に対しての当てつけかな?それもだけど神崎君一曲も歌ってないんだけど、何しに来たの?本当に。夢ちゃんと麻子ちゃんは私と神崎君をくっつけようとしてるし、下手したら千尋ちゃん以外のクラスメイトが私と神崎君付き合う事望んでる感じがするよ。ホントにしんどいよ。

 こういう時は食べるに限るね。

 

「みんなお腹空かない?何か頼もうよ。」

「「賛成」」

 

 私はカレーライスを頼んだよ。カレーといえば、翔君の作ったカレー食べたいよ。翔君の作ったカレーはホントに絶品だよ。翔君何気に料理うまいからね。ホントイケメンだよー。まぁ私の方が上手だけどね。中学のころよくお互いの家行って料理作りあっていたよ。私妹がいるんだけど妹も翔君のカレー絶賛してたし、翔君のことお義兄さんって呼んでるよ。まぁ何がいいたいかって翔君は料理上手でカッコいい彼氏だってことだよ。

 

「帆波ちゃんそのネックレスどうしたの?すごく似合ってるよ。」

 

「このネックレスいいでしょ。デザイン気に入ったから買ったんだ。」

 

 本当はこのネックレス翔君からの誕生日プレゼントで貰ったんだ。ちなみに翔君もこのネックレス持ってるよ。簡単に言えばこのネックレスはペアネックレスだよ。ペアネックレスの意味は「お互いの絆をより深めたい」「いつもそばに感じていたい」って意味だよ。私たち今違うクラスにいるから、このペアネックレスで私たちの心の中ではいつも一緒だよねって感じかな。まぁ翔君のことだから何も考えてないだろうね。

 

「一之瀬ボーとしてるがどうした?」

 

「神崎君なんでもないよ。とりあえずカラオケから出ようか。」

 

 私たちがカラオケから出ようとした瞬間、船の放送がなった。

 

「これより、当学校が所有する孤島に上陸します。生徒の皆様は30分後、ジャージに着替えて荷物をしっかり確認した後、携帯を持ちデッキに集合して下さい。」

 

「よし!みんなしっかり準備してからデッキに向かおうか。神崎君はまた後でね。」

 

「ああ、またな。」

 

 私たちは各自部屋に戻って準備を始めた。この学校のことだからきっとポイント関連の試験だと私は思う。初の特別試験に私は高揚感が抑えられないでいた。どう立ち回るか。綾小路君並みにすごい人はいるか、

どうCクラスを勝たせるか、うん楽しもう。

 

 準備も終わり、各クラス船を降り無人島で整列してるよ。みんなバカンスだと思ってるのかな?みんな泳ぐ話ししかしてないよ。なんとなく翔君の方向いて見ると私に向かって髪を上げてウインクしてきた。

 

「ぷぷ」

 

「帆波ちゃん大丈夫?どこか体調悪いの?」

 

「大丈夫!大丈夫!咽せただけだから心配しないでね。」

 

翔君のせいで目立ってしまった。石崎君、伊吹さん、木下さん呼吸困難になるほど笑ってるじゃん。周りからおかしい人って目で見られてるよ。あっ!真島先生だっけ?説明が始まったよ。

 

 無人島試験の内容はこんな感じかな?

 

 【基本ルール】

・各クラスは1週間、無人島での集団生活を行う。

・テントや衛生用品は最低限配られるものの、飲料水や食料、トイレなどは試験専用の300ポイント(クラスごと)で購入する必要がある。

・専用ポイントは試験終了後、クラスポイントに変更される。

 

【追加ルール】

・島の随所に「スポット」と呼ばれる地点があり、占有したクラスのみ使用可能になる。

・スポットは専有する度に1ポイントのボーナスがある。

・スポットの占有は8時間のみ。切れた場合、更新作業が必要となる。

・スポットの占有には、リーダーとなった人物が持つ「キーカード」が必要となる。

・正当な理由なく、リーダーを変更することは不可能

・最終日、他クラスのリーダーを当てる権利が与えられる。当てれば1人につき+50ポイント、外せば-50ポイント。

・逆に、リーダーを当てられてしまった場合、-50ポイント

 

【禁止事項・ペナルティ】

・体調不良や大怪我によって続行できない者は-30ポイント+リタイア

・環境を汚染する行為は-20ポイント

・毎日午前・午後8時に行う点呼に不在の場合、1人につき-5ポイント

・他クラスへの暴力行為、略奪行為、器物破損などを行った場合、

 そのクラスを即失格+対象者のプライベートポイントを全没収。

 

 なるほどね。気になる部分はリーダー変更のところかな。正当な理由があったらリーダーの変更はできるってことだよね。仮病でもリーダー変更できそう。もっと詳しく見たら穴がたくさんあるかもね。あとDクラスブーブーうるさい。坂柳さんは欠席らしいよ。Aクラスドンマイだね。

 

「それぞれクラスごとに移動してくれ。」

 

そこから私たちは移動し始めたよ。

 

 1年Cクラス

 

「龍園さん今回どのような作戦で行くのですか?」

 

「作戦は追々説明する。石崎とりあえず指揮は任せた。勝手にポイント使わせないようにしとけ。」

 

「任せてください。龍園さん」

 

 龍園は森の中に消えて行った。

 

「伊吹さん龍園君今回どのような作戦で行くのかな?」

 

「木下、私がわかるわけないじゃない。でも奇抜な作戦で行くんだろうね。」

 

「酷使されないこと願いましょう。」

 

 15分後ニヤニヤしながら龍園は戻ってきた。

「喜べお前らこの試験俺たちCクラスの勝ちだ」

 

Cクラス全員クエスチョンマークを頭に浮かべてる。

 

「今回の試験の作戦だ。とりあえずこの紙を見ろ。」

 

紙にはこう書かれてた。

 

 契約内容①:CクラスはAクラスに対して、Sポイントの使用を承諾し、他クラスのリーダー情報をAクラスに提供する。

 

 契約内容②:Cクラスはサバイバル試験で配布された300クラスポイントの内、200ポイント分をAクラスに物資として譲渡する。

 

 契約内容③:Cクラスが契約①、②を遂行した際、Aクラス生徒全員(坂柳以外)が、龍園翔に、毎月2万プライベートポイントを譲渡する。本契約は、本校の卒業まで継続する。

 

「なるほど!要するに毎月2万cpを龍園氏に払わなければいけないという精神的な狙いが主な目的ですね。」

 

「金田参謀としては合格だ。さらに俺たちはこの時点でクラスポイント200cp分稼いでることになる。」

 

「龍園君、君のことだからまだ作戦があるんでしょ。早く教えてよ。」

 

「ククッ木下ァだいぶ俺のこと理解してきたな。分かった作戦だが、伊吹と金田はBクラスとDクラスにスパイとして潜入してこい。木下お前は俺と一緒に最後まで島に残ってもらう。それ以外のやつはリタイアしてもらう。」

 

「龍園さん残りのポイントはどうするんですか?」

 

「石崎いい質問だ。残りのポイントで豪遊だ。坂上に聞いたが0ポイントからは減らないらしいからな。0ポイントになったら何人リタイアしようとポイントは減らないからな。ちょっと今から行くとこがあるから、少し空ける。好きなもの頼んだけ。トランシーバー一つもらっていくぞ。」

 

 「分かりました。龍園さん。」

 

 一之瀬帆波サイド

 

いやー無人島生活ですか。めんどくさいよ。Dクラスとは、リーダー当てしない契約したよ。簡単に言えば不可侵条約でいいのかな?翔君のところ行かなきゃさっきアイコンタクトで後で会うぞって言われたの忘れてた。

 

「みんな私何か使えるものないか探してくるね。みんなはゆっくりしてていいからね。」

 

「はーい」

 

私は森の中に入って歩き出した。15分ぐらい歩いたら翔君がいた。

 

「ヤッホー翔君、作戦教えて。」

 

「帆波来たか、分かった。」

 

翔君の作戦聞いて思ったことは、よく短時間でこんな作戦思いつくね。ホントすごいよ。あとうちのクラスに金田君来るんだ。まぁ私と翔君が裏で繋がってると思われないためだね。

 

「あ!そうだうちのリーダー教えとくね。白波千尋。Bクラスのリーダーだよ。あと木下さん残しとく理由って、翔君がリタイアした時の次のリーダーにするためだよね」

 

「白波か了解だ。さすが帆波だ。もし俺一人だけ残って、バレて指名されたら元も子もないないからな。」

 

「今回の1番の敵は綾小路君だね。どうでるか楽しみだよ。」

 

「確かに綾小路は手強いかもしれないが、俺たち二人が組めば負けるわけないだろ。」

 

「うん!そうだね。今回の試験は私のクラスと翔君のクラスで1位、2位フィニッシュしよう。」

 

「ああ勝つぞ帆波」

 

翔君が拳を出してきたので、私も、

 

「うん何当たり前のこと言ってるの?私たちが勝つに決まってるよ」

 

といいながら、翔君に向かって拳を出した。

 

 

 




モチベーションにつながるので、評価と感想お願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

橋本正義

 

 1年C組

 

「ククッお前ら楽しんでるか?」

 

「もちろんです。」

 

「おっとお客さんが来たようだ。お前ら今まで通り楽しんでおけ。」

 

「はい、龍園君」さん」

 

1年C組の敷地内に入ってきたのは、綾小路清隆と堀北鈴音だ。Cクラスの現状に堀北は驚愕した。

 

「嘘でしょ。どういうつもりなのCクラスは?」

 

「よぉ。わざわざ偵察に来たのか?」

 

「随分羽振りがいいのね。」

 

「見ての通り。俺たちは夏のバカンスを楽しんでるのさ。」

 

「トップが無能だと下の人間が可哀想ね。」

 

「鈴音、暴力事件の時その無能に負けたが、お前はそれ以下か?」

 

「ッ」

 

「ククッお前らは100だか200ポイントのために飢えに耐え暑さや虚しさに耐えるのか?想像しただけで笑えてくるな。」

 

「警戒してここに来た私が馬鹿だったわ。」

 

「馬鹿なのはどっちだ!俺か?それともお前か?これが俺のやり方だ。これ以上もこれ以下も存在しない。」

 

「そう!好きにすればいいわ。私たちからすれば好都合よ。そういえばもう一つ要件があったわ。あなた伊吹さん知っているわね。」

 

「うちのクラスの人間だどうかしたか?」

 

「彼女顔にアザができていたわ。あれはどういうことなの?」

 

「支配者に背く手下はイラねぇ。軽く制裁を加えただけだ。」

 

 伊吹は上手くDクラスに侵入したようだな。金田も帆波からの情報によると潜入できたっぽいな。Aクラスのリーダーは坂柳派からのリークで手に入る。あとは伊吹次第ってわけだ。

 

「あなた、初日で全てのポイントを使ったのね。」

 

「そういうことだ。俺は全てのポイントを使った。伊吹がどうなろうとポイントの心配はないってわけだ。」

 

「龍園君あなた、短絡的思考ね。せっかくのクラスポイントを全部使うなんて。」

 

 Cクラスのメンバーが龍園に声をかけた。

 

「龍園君」さん」バレーやりましょう。」

 

Cクラスのメンバーは龍園に恐ることなく誘ったことに、綾小路と堀北に衝撃を与えた。なぜなら、龍園は暴力でクラスを支配した人だ。そんな人がクラスの人から慕われてるなんて微塵も思わないだろ。

 

「ククッ話は終わりか鈴音ぇ、終わりなら俺は部下たちとバレーしてくるぜ。行くぞアルベルト。」

 

「YES、BOSS。」

 

 龍園とアルベルトはクラスメイトの方に向かって行った。

 

「彼以外と人望あるのね。でも全員が龍園君をリーダーと認めてるわけじゃ無さそうよ。」

 

「そうだな、現にAクラスも二つの派閥に別れてるしな。Cクラスも同じこと起きてもおかしくない。まぁ一番まとまってないクラスはうちのクラスだけどな。」

 

「とりあえずサバイバル知識のある池君を説得しなきゃね。須藤君の件で私たちはあの3人から嫌われてるから。どうにか説得しなきゃね。」

 

「そうだな、池の説得は俺がどうにかする。」

 

 堀北と綾小路はここから離れた。

 

「ククッお前らもう演技終わっていいぞ。」

 

「睨む演技って大変でしたよ。龍園君。」

 

「悪かったな。お前もバレーするだろ。ひより!」

 

「あまり運動は好きじゃありませんが、クラスメイトと親睦を深めたいので参加させていただきます。」

 

「お前らも参加するだろ。」

 

「もちろんです「龍園くん「さん」

 

 木下はジト目で龍園を見つめていた。

 

「木下どうした?」

 

「いやー龍園君って意外と演技上手いなと思っただけだよ。ホント龍園君軟化したよね。石崎君もそう思わない?」

 

「龍園さんの性格が元々あんな感じだったのかもしれないな。」

 

「そうだね!よし!今日までのバカンス楽しもう。明日からは地獄が待ってるからね。」

 

「木下頑張れよ。終わったらなんか奢ってやるからな。」

 

「石崎君ほんと?ランニングシューズ奢ってね。やったー。」

 

そのままCクラスは遊び呆けた。そして夜になったので龍園と木下以外はリタイアするので今まで使った道具の片付け作業をしている。

 

「龍園さん本当大丈夫ですか?」

 

「木下さんホントに残って大丈夫?」

 

クラスメイトのほとんどが龍園と木下の心配をしていた。

 

「ククッお前ら心配するな。今回の試験勝つのは俺たちCクラスだ。」

 

「みんな心配しないでね。勝つのは私たちCクラスだよ。」

 

「みんな最後に円陣して行こうぜ」

 

ある一人の生徒が円陣しようと提案した。みんな賛成し円陣を組み始めた。

 

「龍園さんお願いします。」

 

「ああ、いいかお前ら勝つのはAクラスでもBクラスでもDクラスでもない。」

 

「勝つのは俺たちCクラスだー」

 

「うおおおおおおおおおおおお」

 

 そこからCクラスのメンバーは船に乗り込んだ後、坂上先生が龍園達に向かっていった。

 

「激励しに来たのか?坂上」

 

「お前のやり方は他の生徒にはできないだろ。そんなお前を私は評価している。今回の試験の結果楽しみにしている。」

 

最後に坂上先生も船に乗り込み船は出発した。

 

「ククッ木下お前に伝え忘れてたことがある。俺も7日目にはリタイアすることになっている。」

 

「えっ!そうなの?あとリーダー変更ってできるの?」

 

「ああ、正統な理由があれば変更はできるって書いてあった。裏を返せば仮病でもバレなきゃ変更できるってわけだ。」

 

「なるほどね。流石悪知恵は働く龍園君」

 

「チッ、まぁいい。今から森の中で潜伏だ。終わったら焼肉ぐらい奢ってやる。」

 

「流石龍園君太っ腹」

 

 一之瀬帆波サイド

 

 やっと無人島試験6日目を迎えたよ。ホントしんどい。風呂は入れないし、娯楽ないし、翔君に会えないしホント最悪。あっトランシーバーなってる。周りにはバレないかって?私今トイレの中にいるから大丈夫だよ。さて森の中に行きますか。

 

「みんなごめんね水無くなったから取りに行ってくるね。ついでに水無くなった人いる?私取りに行くよ。」

 

「一之瀬俺も手伝おうか?」

 

「ううん大丈夫だよ。神崎君が1番金田君の監視頑張ってくれたからね。神崎君は休んでて。」

 

「ああ、分かった。」

 

金田君は昨日の夜ぐらいにいなくなってたよ。十中八九リタイアしたんだろうけど。15分歩いてると葛城君と翔君がいた。さて葛城君がいなくなるまで隠れなきゃ。あっ!葛城君ここから離れていった。見えなくなったね。

 

「ヤッホー翔君!伊吹さん。翔君髭ボーボーだね。ダンディーな男の子みたいだよ。」

 

「帆波か、お前に質問がある。Dクラスはリーダー変えると思うか?」

 

「うーんDクラスの実態を見た伊吹さんに聞いた方がいいと思うな。」

 

「私はリーダー変更してると思うよ。堀北体長悪そうにしてたし、私と戦ってる途中で倒れたからね。」

 

これは十中八九変更するね。翔君たちと違って正当なリーダー変更だからね。問題は誰がリーダーになったかに着目しなきゃね。

 

「あぁ、綾小路のことだ。間違いなくリーダー変更行うだろう。伊吹から聞いた話だと、須藤たちを説得させたらしい。正直にあいつらがやろうとしたこと話したら、須藤がクラスメイトに謝罪したらしい。」

 

ふーん須藤君も成長してるってわけか。そして綾小路君も自分の失態をクラスメイトに話すなんて偉いよ。失態を周りに話す人なんて少数派だしね。

 

「翔君今はその話よりリーダーが誰になったのかが、重要じゃない?」

 

「いや、帆波リーダーが誰か確証できない時点で俺たちはDクラスを指名できない。鈴音が消えたとして39分の1を当てるのは無理だ」

 

「龍園、高円寺もリタイアしてるよ。」

 

翔君の言う通りだ。私もまだまだだね。高円寺君……

 

「どっちにしろ無理だ。とりあえず伊吹ご苦労だった。リタイアしていいぞ。」

 

「わかったおつかれ。」

 

伊吹さんはここから離れていった。

 

「さて、私たちも別れる?イチャイチャしたいけど誰かに見られたらまずいよね?」

 

「ククッそうだな。終わったら可愛がってやるよ。」

 

「オイオイ、この二人が裏で繋がってるとは思っても見なかったぜ。」

 

私たちの前に現れたのは1年A組の橋本正義君だよ。

 

「ククッまじか、まさか見つかるとはな、よりによってAクラスかよ。チッ」

 

翔君が珍しく焦ってるね。私も焦ってるけど。ん?ちょっと待ってね。スマホないから写真取られる心配ないし、証拠も取られないから大丈夫だと思うよ。

 

「橋本君なにか用があってきたのかな?」

 

「いや何、森の中探索してたらたまたまお前らを見つけたってわけだ。逆にお前らの関係を教えてくれ?お互い名前呼びだったが付き合ってるのか?」

 

橋本君がニヤニヤしながら私たちの、関係を聞いてきた。嫌な男だよ。翔君はどんなふうに答えるのかな?

 

「あぁ、俺と帆波は付き合ってる。これで満足か?坂柳にも報告するんだろ。」

 

いっちゃった。これで私もBクラスでの立場なくなる。あ!でもみんなの一之瀬帆波から解放されるし、翔君ともイチャイチャできるからいいことづくしじゃん。

 

「なに俺をスパイとして雇わないか?」

 

「見返りは?」

 

「俺をクラスに引き抜くことだ。どうせ一之瀬も龍園クラスに行くんだろ。三強のうちの二人が手を組んでる。流石の姫さんでもお前らに勝てないだろ。お前らのことだ姫さんを倒す方法思いついてるんだろ。」

 

橋本君スパイ宣言しちゃったよ。坂柳さん倒す方法思いついてないよ。

 

「ククッ流石に思いついてないが負ける気はしない。俺と帆波が組めば最強だからな。スパイとして役に立ったらお前を幹部として引き抜いてやるよ。しかし裏切ったらわかってるな?」

 

「あぁわかってるよ。俺もお前ら二人を敵に回したくないからな。」

 

 私は屈託のない笑顔でこう言った。

 

「あ!橋本くんAクラスのリーダー教えてよ。私たちのスパイになるんでしょう。」

 

「はは……一之瀬いい性格してるな。戸塚弥彦がAクラスのリーダーだ。」

 

 うんスパイとして合格!

 

「翔君坂柳さんと対峙するのは二年生になってからだよね。」

 

「ああ、橋本はそこオンリーで動いてもらう。それ以外では動く必要はない。坂柳にスパイだとバレたらめんどうだからな。」

「わかったよ。だがクラス移動の2000万は出してもらうぜ。」

 

「多分2年頃になったら2000万もいらないと思うよ。南雲先輩が生徒会長になったら南雲先輩の提唱する真の実力主義の学校に変わると思うから。優秀な生徒はAクラスにがモットーだよ。」

 

「なるほど!確かにそれなら行けそうだな。俺自身も成長しないと行けないな。この一年は自己研鑽に努めることにしよう。」

 

「ククッ今度カラオケ行こうぜ。歓迎会してやるよ。」

 

「翔君カラオケ好きだね。まぁ歓迎会は賛成だけだね。」

 

「あぁ、別にいいけど。今思うとお前らマジで付き合ってるのか!これ学校に公表しても誰も信じないな。ははは……」

 

「あ!私そろそろ行かないと!翔君トランシーバー返しとくね。じゃあね二人とも。無人島終わったらカラオケだよ!」

 

「帆波じゃあな」

 

 一之瀬は駆け足で戻って行った。

 

「橋本俺もそろそろ戻る話の続きはカラオケでいいか?」.

 

橋本はニヤニヤしながらこう答えた。

 

「ああ、お前らが付き合った経緯とか知りたいからな。楽しみにしてるぜ。」

 

「チッ、いい性格してるぜ。」

 

龍園と橋本もそこから別れた、

 

「木下Aクラスのリーダーは戸塚.Bクラスのリーダーは白波、Dクラスのリーダーは不明だ。」

 

「わかった。じゃあ龍園君もお疲れ様。」

 

「ああ、おつかれ」

 

 綾小路お前は俺の策を見破れるのか、楽しみにしてる。




次で無人島試験終わりです。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

結果発表

 

 無人島試験最終日

 

 やっと地獄の無人島試験終わりました。今はCクラスを除く点呼作業してるよ。木下さん一体どこにいるんだろう。

 

「帆波ちゃんやっと終わったね。結果発表終わったらクラスみんなでご飯に行こうよ。」

 

 千尋ちゃん…この後ご飯行く元気ないんだけど、しかもこの後翔君と会う約束してるからなぁ。でも断ると怪しまれるし、今回はクラスの方優先にするよ。ごめんね翔君。

 

「うん!いいと思うよ。終わったらみんなでご飯食べようか?」

 

「「賛成」」

 

うるさ!はぁーBクラスのご飯会単純に面白くないんだよね。なんで面白くないかって単純に話が合わない。翔君とイチャイチャしたい。

 

「一之瀬、Aクラスのリーダー分かったって本当なのか?」

 

「あ!神崎君!うんAクラスのリーダーわかったから指名しといたよ。スポットも合わせたら274ポイント稼いだはず、どこからも指名されなかったら。」

 

Cクラスに指名されるけどね。それでも200CP稼げればまぁ統治に問題ないでしょ。

 

「Cクラスはホントに全員リタイアしたのか?龍園の考えが本当に分からん」

 

「龍園君のこと考えても仕方ないし、とりあえず今は結果に集中しよう。」

 

急に周りがざわめき始めた。森の中からCクラスの木下美野里が悪い笑みを浮かべながら出てきたからである。

 

「いやー、遅れてごめんね。雑魚の皆さんがうるさいので先生早く発表して下さい。」

 

「あいつCクラスの」「なんでいるんだ。」「雑魚ってなんだよ。」

 

木下さんわざと遅く登場したね。しかも煽ってるし。ちょっと翔君化してない?木下さんの方向いたら指差しながらウインクしてきたよ。可愛い!

 

「一之瀬どういうことだ?なぜCクラスの奴がいる?」

 

「神崎君、私が分かると思う?でも龍園君じゃなくて木下さんが残るなんて相当信頼されてるんだろうね。」

 

「そのようだな。あいつも要注意人物だな。」

 

「ではこれより、試験の結果を発表する。」

 

真島先生がそう言ったら、あんな騒がしかったのに、一気に静かになったよ。結果分かってるのに何故かドキドキしちゃう。

 

「最下位は、Aクラス、70ポイント」

 

「オイ、葛城どういうことだ。」「あんな契約までしたのにクソが」

 

うわぁ、葛城君めちゃくちゃキレられてるじゃん、少し同情しちゃうよ。

 

「第3位、Cクラス、126ポイント」

 

 木下さんは満足そうにしてるね。契約のやつ合わせたら326cp稼いでるからね。

Cクラスが最下位じゃない事に疑問に思ってる人が多いね。

 

「第2位、Dクラス、175ポイント」

 

 よく見たら堀北さんいないし、Dクラスもリーダー交代したね。Dクラスのみんな喜びすぎ。

 

「第1位、Bクラス、200ポイント」

 Bクラスのみんなは複雑な顔してるね。

 

「一之瀬」「一之瀬さん」「帆波ちゃん」

 

「うんCクラスにリーダー指名されたね。私の責任だよ。ゴメンね。」

 

「いやリーダーだけの責任じゃない。俺たち全員の責任だ。でも一位だ。ポジティブに捉えよう。」

 

「そうだね。ネガティブになっても空気悪くなるだけだしね。船に帰って祝勝会しよう。」

 

「オー」.

 

私一体何言ってんだろう……墓穴掘った。

 

1年C組

 

 龍園、石崎、伊吹、アルベルト、金田、木下、椎名が集まっていた。

 

「クククとりあえずお疲れというべきか?」

 

 おっとりした顔の椎名が発言した。

 

「Aクラスとの契約した上でこのポイント獲得は私たちCクラスの勝利で間違いないでしょう。」

 

 椎名が勝利発言すると石崎とアルベルトは肩を組みながら叫んだ

 

「うおおおおおおおおおおおおおお」「YESYES」

 

「あんたらうるさいんだけど」

 

 伊吹はうんざりした顔で二人を注意した。

 

「ククッいいじゃねぇか。こういう時ぐらい。金田各クラスのポイント状況は?」

 

「今こんな感じですね。」

 

Aクラス1074cp

Bクラス942cp

Cクラス750cp

Dクラス212cp

 

「次の試験次第ではBクラスとAクラス入れ替わるんじゃない?」

 

「ああ間違いなく入れ替わるだろう。葛城じゃあ俺と帆波には勝てねぇよ。下手したらCクラスまで落ちるんじゃねぇのか?」

 

 龍園の発言に椎名と金田は疑問が湧いた。なぜ一之瀬を名前呼びをし、一之瀬をここまで評価してるんだろうかと思ったが、龍園は女の子を名前呼びは普通にするので気にしないことにした。実際は一之瀬と龍園は恋人関係だが二人は知る由もなかった。

 

「ククッ木下今から焼肉行くか?」

 

「二人きりで行くの?私はそれでも大丈夫だよ。」

 

 伊吹は、一之瀬のハイライトのない目を見たことあるので、伊吹も焼肉に参加することにした。

 

「龍園、私も焼肉食べたいから、行っていい?」

 

「ククッなら全員で行くか?」

 

 椎名はワクワク顔でこう発言した。

 

「私友達と焼肉行くの初めてなんでワクワクします。」

 

 そこから7人は焼肉屋へ向かった。

 

 1年B組

 

「違う姿違う形なのにどうして同じ気持ち。」

 

今柴田君がラブライブの曲歌ってるよ。ことりちゃんかわいいよね。

結局ご飯会はカラオケでやることになったよ。あー翔君とイチャイチャしたい。だって一週間してないんだよ。撫で撫でもだしいろいろしてもらいたいことたくさんあるよー。

 

「次帆波ちゃんの番だよ。」

 

「夢ちゃんありがとう。じゃあ私はスピッツの空も飛べるはずを歌うよ。」

 

前回睡蓮花歌ったら変な雰囲気になったからね。

 

「帆波ちゃん歌上手いね。よくカラオケ行ったりしてるの?」

 

「そこまで行ってないよ。クラス会の時しかカラオケ行ってないかな」

 

ホントはバリバリ行ってます。翔君と愉快な仲間達とあのメンバーでのカラオケはほんと楽しすぎるよ。

 

「一之瀬祝勝会の時ですまないが、また試験あると思うか?」

 

「うん!この学校のことだから、あると思うよ。Aクラス射程圏内だから、本気でAクラス狙うつもりだよ。」

 

「頼もしいな。だがCクラスにはやられてる。次の試験ではCクラスに勝ちたいな。」

 

「そうだね。まぁとりあえず今はカラオケ楽しもうよ。」

 

「そうだな」

 

率直に帰りたいと思う一之瀬であった。

 

 綾小路視点

 今回は痛み分けか。やはり龍園もリーダー変更の穴に気づいたか。伊吹にも情報を共有したわけか。それで堀北からリーダー変わると確信したわけだな。全部が全部読まれたわけじゃないがリーダー変更読まれたのは痛いな。一之瀬今回動かなかったな。何が狙いなんだ?一之瀬なら金田がスパイだとわかるはずなんだが?龍園と裏で手を組んでるのか?考え過ぎか。一之瀬と龍園が手を組むはずがないか。フッ、ホントこの学校は面白い。龍園の0ポイント作戦も面白かった。次はどんな戦略で来るのか楽しみにしてる。

 

「綾小路君何を笑ってるのかしら?」

 

「堀北俺この学校に来れてよかった。」

 

「あなた一体何を言っているのかしら。」

 

「お前にもわかる時が来ると思うぞ。」

 

 堀北は綾小路の言っていることが理解できなかった。

 

次の試験が楽しみだ。

 

 無人島試験の内訳

 

 Aクラス

 リーダー:戸塚弥彦

 坂柳有栖:リタイア  ー30ポイント

 Bクラス、Cクラス、Dクラスからリーダー指名されるー150ポイント

Dクラスのリーダー指名失敗  ー50ポイント

 Bクラス

 リーダー:白波千尋

 Aクラスのリーダー指名成功  +50ポイント

Cクラスから指名される  ー50ポイント

 

 Cクラス

 リーダー:龍園翔→木下美野里

 Aクラス、Bクラスのリーダー指名成功 +100ポイント

 スポット所有ボーナス  +26ポイント

 

 Dクラス

 リーダー:堀北鈴音→綾小路清隆

 堀北鈴音 高円寺六助:リタイア  ー60ポイント

 Aクラスのリーダー指名成功 +50ポイント

 スポット所有ボーナス +25ポイント

 

 

 




山村さんいよいよ出ますねすごい楽しみです。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

龍園と一之瀬と橋本のカラオケ

 

 今私はCクラスのメンバーと個室の焼肉屋に来てるよ。メンバーは、私と翔君、石崎君、伊吹さん、山田君、木下さんの6人だよ。

 

「このお肉貰い。」

 

「あー俺の育てたお肉が〜」

 

私は石崎君が育てたお肉を奪ったよ。えへへ。

 

「帆波中学の時から全く変わらんな。石崎俺もよく帆波から育てた肉奪われてたぜ。焼肉行く時は帆波をしっかり監視しとくんだ。いいな。」

 

「龍園さんもですか?分かりました。」

 

「ムッ!人を泥棒みたいに言わないでよ。罰として撫で撫でしてよね。」

 

「分かった分かった」ナデナデ

 

 えへへ。翔君のなでなで気持ちいい。

 

木下は悪い笑みを浮かべながらこう発言した。

 

「龍園君が一之瀬さんのなでなでしてる写真撮ってグループに載せたいと思うのは私だけかな?」

 

「木下、あんた最高だね。私も同じこと考えてたよ。」

 

「お前ら最近龍園さんイジリすぎだろ。」

 

 伊吹と木下の話してる内容に石崎がツッコんだ。ちなみに一之瀬と龍園二人はイチャイチャしてる。

 

「翔君の筋肉すごい。あ!ほっぺプニプニしないで、痛いよー。」

 

「ククッいいじゃねぇか。帆波俺の膝の上に座るか?」

 

「うん座る!」

 

一之瀬は龍園の膝の上に座った。2人の世界って思うぐらいイチャイチャしてる。イチャイチャを見てる四人はと言うと。

 

「あの二人自重しなくなったよね。」

 

「伊吹さんあの2人私たちのこと見えてないんじゃないの?」

 

「龍園さんに向かってこんなこと言いたくないけど、リア充爆発しろ!なぁアルベルト」

 

「YES」

 

 船内全体に放送が流れた。

 

『生徒の皆さんに連絡します。先程全ての生徒宛に学校側からの連絡を記録したメールを送信しました。各自検体を確認し、その指示に従って下さい。繰り返します––––––」

 

「むーいいところだったのに。翔君!最後に充電させて!」

 

「ああ、分かった。」

 

そして2人は抱き合った。それを見た4人は、

 

「後でブラックコーヒー買おうと。」

 

「写真撮っちゃった。一之瀬さんクラスに来たらグループに載せようと。」

 

「木下お前な。悪い笑み浮かべながら言うなよ。なぁアルベルト」

 

「YES」

 

「じゃあみんな私から先に出るねお疲れ」

 

「「お疲れ」」

 

「龍園君、少しは自重してくれない?」

 

「ククッ木下お前も俺の女になるか?」

 

「まだ死にたくないからやめとくよ」

 

「ククッまぁいい、とりあえず行くか。」

 

 一之瀬サイド

 

「こんばんは」

 

「一之瀬さんこんばんは」

 

この2人は私のクラスメイトの誰だっけ?忘れちゃった。てへ。

 

「来たか今から特別試験の説明をする」

 

私たちの前にいる先生は茶柱先生だよ。

 

解答結果1.2では試験終了後の解答受付時間内にメールで送信した場合となります。

 

1.グループ内で優待者のクラス以外が全て正解していた場合、全員が50万プライベートポイントを取得。

優待者とその同じクラスの生徒は倍の100万プライベートポイントを取得できます。

 

 2.グループ内で優待者のクラス以外の誰かが一人でも不正解であった場合は優待者のみ50万プライベートポイントを取得。

この下記の解答結果3.4は試験時間中に解答をメールで送信した場合です。

なお、優待者と同じクラスの生徒が解答した場合それは無効となり試験は続行。

 

 3.優待者以外のものが試験時間中に解答をメールで送信し、正解だった場合、正解した生徒はプライベートポイント50万を取得、その所属クラスはクラスポイント50を取得。

当てられた優待者は所属クラスのクラスポイント50を引かれてしまいます。

 

 4.優待者以外のものが試験時間中に解答をメールで送信し、不正解だった場合、不正解だった生徒の所属クラスのクラスポイント50を引かれてしまいます。

なお、優待者は50万プライベートポイント得るとともに所属するクラスのクラスポイント50を取得。

解答を間違えた時点でそのグループは試験終了です。

 

 なるほどね。プライベートポイント欲しいなら結果1クラスポイント欲しいなら結果3狙いってところかな。終わった後翔君と話し合って決めようか。あと1日2回集まらないと行けないのはめんどくさいなぁ。

とりあえず解散ということらしい。一応グループに優待者の人挙手してねって送っといたよ。

 

「二人ともまたね」

 

「お疲れ様です。一之瀬さん」

 

 私はカラオケ屋に向かった。個室に入ったら翔君と橋本君がいた。

 

「ヤッホー翔君に橋本君」

 

「帆波来たか。今回は橋本とDクラスのスパイを呼んだ。まぁDクラスのスパイはもう少ししてから来るらしいが。」

 

 私は翔君の横に座って腕を組んだ。えへへ翔君の筋肉。

 

「お前ら人がいる前でイチャイチャするなよ。あと龍園Dクラスのスパイも作ったのかよ。もう全クラスにスパイいるじゃねぇか。」

 

私は得意げな顔でこう言った。

 

「当たり前だよ翔君のカリスマ性には誰も敵わないんだよ。えへへなでなでして。」

 

「わかったわかった」ナデナテ

 

橋本は苦笑いするしかなかった。

 

「お前らがまさかバカップルとは思わなかったぜ。ようお前ら誰にもバレずにいられたな。まぁ俺にはバレたけど。」

 

「クククもうあんなヘマはしないさ。な!帆波」

 

「うんうん。あの時は一週間近く会えてなかったから、周りが見えてなかっただけだよ。」

 

 本当にあの時は周りが見えてなかったよー。次からは気をつけよう。

 

「特別試験の話はDクラスのスパイが来てからでいいよね?まずカラオケ楽しもうよ。」

 

「ククッそうだな。橋本もそれでいいか?」

 

「ああ構わないぜ」

 

「翔君デュエットしようよ。曲なに歌う?」

 

「何でも良いぜ。」

 

「いつも通り睡蓮花からのスタートにしようよ。」

「一之瀬睡蓮花好きなのか意外だな。まぁカラオケといえば睡蓮花だけどな。」

 

 そこから3人はカラオケを楽しんだ。食べ物が届いたので三人は今ご飯を食べていた。龍園と一之瀬はというと。

 

「はい翔君あーん」

 

「帆波別にあーんはしなくていいんだぞ。」

 

「えー!二人きりの時はあーんしろって言うのに。もうワガママ子はこの帆波お母さんが許さないぞ。」

 

一之瀬の発言に橋本は爆笑した。

 

「帆波お母さんってなんだよ笑笑。おい龍園二人きりの時はあーんしろって言ってるし帆波お母さんとも呼んでるのか?腹いてーギャハハ。」

 

 橋本は過呼吸になるぐらい爆笑してる。

 

「翔君ごめんね。橋本君いるの忘れてた。」

 

「いや気にするな」

 

 私も顔熱くなるの感じるし翔君も顔真っ赤だよ。本当恥ずかしい。

 

「あのー橋本君私たちがお母さんプレイしてることは誰にも言わないで。」

 

「ちょっと待て帆波、お前もうしゃべるな。」

 

「ギャハハハ、お前ら俺を殺す気かこれ以上笑わせないでくれ。マジで腹いてぇ。はぁはぁ、マジで笑った。流石にこれは言わねえよ。お前らの威厳に関わるからなマジで。BクラスのリーダーとCクラスのリーダーがお母さんプレイしてるとか普通に言えねえわ。」

 

橋本くん笑いながら言ってるからなのか説得力ゼロなんだけど。う〜本当に恥ずかしいよ。翔君は顔真っ赤になりながらうつ伏せになってるよ。

 

「う〜恥ずかしいよ。翔君ホントごめんね。」

 

「マジで死にたい」

 

翔君がここまでネガティブ発言するなんて驚きだ。

 

「心配すんな。俺は口が堅い男で有名だからな。」

 

口が軽い男で有名じゃないのと思ったのは私だけかな?と思ってるとドアが開いた。

 

「龍園君来たよー。って何このメンツ?」

 

一之瀬と橋本は驚いたDクラスのスパイが善人で有名な櫛田桔梗とは夢にも思わなかった。

 

櫛田も驚いていた。橋本はともかくなぜ龍園と一之瀬が一緒にいるのかあの2人はクラス方針が全くの真逆なので、この二人が一緒にいるのに驚いた。

 

 続く

 




 いつも評価と感想ありがとうございます。ホントモチベに繋がります。次は龍園、一之瀬、橋本、櫛田の絡みを書いていきたいと思います


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

櫛田桔梗

 

 「えっ!何このメンツ。あと龍園君うつ伏せになってどうしたの?一之瀬さんは顔真っ赤だし、橋本君は爆笑してるしどうなってるの?」

 

「来たか桔梗。いやなんでもない。俺のスパイになると言っていたが、お前のスパイの見返りはなんだ?」

 

龍園のげっそりした顔を見て流石の櫛田も龍園のことを心配した。

 

「いやこの2人の前であんまりいいたくないんだけど。まずこの二人龍園君の何?」

 

「ククッこいつらも俺のスパイだ。そしてお前は俺からは逃げられない。」

 

龍園はそう言って録音機を出して櫛田がスパイになる発言してるところを流した。

 

「チッ、龍園お前」

 

櫛田さんの本性怖いよ〜。橋本君はまだ爆笑してるし。

 

「ギャハハ、櫛田お前も龍園の仲間になれよマジで面白いぞ。」

 

「橋本君笑い過ぎ。とりあえず櫛田さんのスパイなるための見返り教えてよ。」

 

 櫛田は渋々答えた。

 

「堀北鈴音を退学させたいの。協力してくれない?その見返りとしてスパイになってあげる。」

 

 堀北さんを退学させるのか〜なかなか難しいと思うな。翔君も深く考えてるよ。

 

「櫛田さんなんで堀北さんを退学させたいの?あ!別に反対してるわけじゃないよ。堀北さん退学させるにはそれなりのリスクがあるからさ理由を教えて欲しいなと思っただけだよ。」

 

「言わないとダメなの?あとなんで一之瀬さん龍園君と一緒にいるの?」

 

「え!逆になんで一緒にいちゃダメなの?」

 

「櫛田!龍園と一之瀬は付き合ってるんだぜ。しかもなこいつらおかあさゴフ」

 

 私と翔君は橋本君を殴って止めた。こいつマジで口軽すぎるよ。

 

「橋本(君)覚悟はいいか(な)」

 

「お前ら話せばわかる。な!ちょっとしたジョークじゃん。アンダースタン?」

 

 橋本の話を聞いた櫛田は信じられない表情をした。

 

「え!ちょっと待って龍園君と一之瀬さん付き合ってるの?2人いつも会ってた時めちゃくちゃ空気ギスギスしてたじゃん。はぁーマジで言ってるの?てか話聞いてないし。」

 

櫛田は3人の戯れあってる姿を呆れた感じで見つつも。ちょっと羨ましいそうに見ていた。

 

 ちょっと羨ましいなぁ。本音で語り合って、バカやって、今の私には無理だろうな。私は承認欲求の塊であり常に他人から認められたいと思った。あと他人にはない自分だけの価値を感じる瞬間って最高だと思うと思ってた。でも今の3人で戯れあってる姿を見て、私の裏の姿いや私の全てを受け入れてくれる人を探してたのかもしれない。私は過去にしでかしたことについて負い目を持っている。でももしかしたらこの3人なら私の過去について話しても受け入れてくれるかもしれないという期待と不安で葛藤してる。でもここで話さなかったら後悔するかもしれない。私はこの3人に過去のことを話すことにした。

 

「ちょっと3人ともいい?私が堀北退学させたい理由について話すよ。」

 

そういうと3人は興味津々にして待ってる。いや一之瀬さん龍園君の腕組んでる笑笑この二人ラブラブすぎる。

 

「私中学の時クラス崩壊させてるの。理由はね。私何かで1番になりたかったの。でもスポーツや勉強では1番になれそうになかった。なら私でも1番になれそうなのは人に好かれることだった。もしかしたらこの時点で私のこと全て受け入れてくれる人を探してたのかもしれないね。話が脱線したね。私は人に好かれるためにしたことは親身になって相談を受けたり、信頼を得るような行動ばっかりしてたよ。でも元々善人じゃない私にはストレスが溜まる一方だった。でもストレスのはけ口を見つけたの。それはブログだったの。私はブログにクラスメイトの悪口などをブログに書いてたの。そしたらある一人のクラスメイトに私のブログの存在がバレてクラスメイト全員を敵に回した。だから、私は今まで積み重ねた信頼によって得た情報を使って「誰々が誰々を嫌っている」や「ずっと気持ち悪いと思っている」などの『真実』をクラスメイトに伝てた結果クラスが崩壊した。私は0からやり直したくこの学校に入学したの。ここなら誰も私の過去を知ってる人はいないからと思ってた矢先に同じ中学の堀北がいたわけだよ。だから私は過去を知る堀北を退学させたかった。これが私が堀北を退学させたい理由。」

 

「櫛田さん話し長い!説明するなら10文字以内でしてよ〜」

 

「ククク帆波俺も同意見だ。長すぎるだろう。」

 

橋本はこの二人に呆れた感じで話した。

 

「お前らの感想それかよ。もっとこうあるだろ。クラス崩壊させるのはすごいなとかさ。」

 

「橋本くんすごい感想ふわふわだね。黒歴史は誰にでもあるからね。あ!もちろん私もあるよ。ちゃんと黒歴史について話せる櫛田さんはすごいし、私は櫛田さんのこと軽蔑しないよ。」

 

「ああ、俺も特に気にしない。なんなら今から黒歴史暴露大会でもやるか?」

 

「いいなそれ。櫛田だけ暴露した状態じゃかわいそうだもんな。」

 

「ええー恥ずかしいよ。」

 

 櫛田は龍園の発言を聞いてポカーンとしている。

 

 (あれ、私過去について話したよね。なんでこいつら暴露大会なんてしてるの?あれ?私のしたことって大したことないのかな?いやそんなはずない。こいつらの頭のネジが外れてるだけだよね。」

 

「ククッまず橋本からだ。」

 

「了解だ。俺中学の時彼女に二股がバレて、クラスみんなの前でパンイチで土下座したことかな。」

 

「パンイチで土下座することになった経緯が知りたいよ〜。」

 

「お前アホやろ。次は帆波お前だ。」

 

いや一之瀬さんの黒歴史とか一番気になるよ。橋本君のパンイチ土下座になった経緯も気になるけど。

 

「私は家が貧乏だったから妹の欲しがってたヘアクリップを万引きしたことかな〜。」

 

「いやいや、一之瀬万引きしたことを笑顔で言うなよ。」

 

「いやもちろん反省してるよ。妹のためとはいえ万引きするのはちょっと安直すぎたよー。最後に翔君だね。」

 

え!一之瀬さん万引きしてたの?なんか私のブログ事件が大したことないように思えてきた。堀北退学させるものもういいかな。なんかこの人たちと一緒にいる方が青春って感じがして楽しい。龍園君の黒歴史かなんだろう。ワクワクする。

 

「ククッ俺に黒歴史なんかあるわけないだろ。」

 

 私は悪い笑みを浮かべてこう発言した。

 

「いや龍園君こういう時は空気を読んで黒歴史発表しようよ。あと発案者なんだからそこら辺はしっかりしよう。あと厨二病の龍園君なんだから黒歴史あるに決まってるでしょ。」

 

「櫛田(さん)?」

 

「おい桔梗覚悟できてんだろうな。」

 

「フフ龍園君こそ。」

 

「ハイストップ。翔君の黒歴史は私が暴露してあげるから。あと櫛田さん翔君のこと厨二病と呼ばないでね。あれは演技なんだから。あと次翔君のこと厨二病って言ったら潰すからね!」

 

 一之瀬さん怖い。ウインクしながら言ってるけど怖い。もう2度いいません。

 

「分かった。一之瀬さんが暴露してくれるなら私は何も言わないよ。」

「うーん何しようかな〜あ!これならいいかな。翔君中学の時タバコ吸ってたの。なんで吸ってるのって聞いたらタバコ吸ってる俺カッコいいだろってウインク付きで言ってきたからね。ホントに面白かったよ。」

 

その発言を聞いた橋本と櫛田は大爆笑

 

「ギャハハハハハハハハ」

 

「帆波潰す。後で覚えてろ。」

 

 龍園君顔真っ赤じゃん。これは本当に恥ずかしい。今まで過去に悩んでたのが馬鹿みたいに思えてきた。

 

「ねぇ龍園君私のスパイになるための条件変えていいかな?」

 

「ああ構わないぜ。条件はなんだ。」

 

「私を龍園君のクラスに入れてくれない?一之瀬さんと橋本君も龍園君のクラスに入るんでしょう。私もこの3人と同じクラスになって高校生活謳歌したい。だから私も龍園君のクラスに入りたいの。」

 

「ああ構わないぜ。そのかわりみっちり働いてもらうぜ。」

 

「まさかうちの学年の二大美女が龍園のスパイだなんて夢にも思わないだろうな。」

 

「えへへ、櫛田さん翔君と愉快な仲間達へようこそ。よろしくね。」

 

「うんわかってるよ。二大美女ってなんなの?一之瀬さんその翔君と愉快な仲間たちのメンバー教えてよ。」

 

「えーとメンバーはね、翔君、私、伊吹さん、石崎君、山田君、木下さん、橋本君の7人だよ。」

 

「俺いつの間にそのメンバーにまぁ楽しそうだからいいけどさ。」

 

「私男女のグループにどこか憧れてたんだよね。集まりとかあるの?あるなら行きたい。」

 

「週に1回集まりあるよ。船上試験終わったら集まりあるからよかったら来てねー。」

 

「うん行く行く。」

 

 そこから四人でカラオケで歌ったりしました。




話し進まなくて申し訳ないです。
次は船上試験に入ります。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

クラス昇格

 

 いやー昨日は夜中まで盛り上がったよ。同部屋の人にどこ行ってたのって聞かれたけどなんとか誤魔化せたよ。多分……。私は今指定された部屋に向かってるよ。ノックをして部屋に入ると、他のクラスの生徒達がいたよ。お!綾小路君いるじゃん。伊吹さんも。各クラスの主力はこの二人ってところかな。さて先手を取りますか。

 

「とりあえず知らない顔もあるわけだし自己紹介しない?あ!私の名前は一之瀬帆波だよ。よろしくね。」

 

CクラスとDクラスは同調する声出てるね。そこからCクラスとDクラスの自己紹介終わって、次はAクラスの自己紹介の番になったけど、

 

「今回の試験、俺たちAクラスは話し合いをしない。それが今回のAクラスの方針だ。」

 

 へー、Aクラスが望むのは現状維持なんだ。確かに保守的な葛城君が考えそうなことだね。

 

「つまり君たちAクラスは、試験に関与しないってことだよね。」

 

「そうだ……。それが葛城さんの考えでもあり。Aクラスの策でもある。」

 

「なるほどね。確実にクラスへのマイナスを避けるため沈黙を貫き通すってわけね。なるほど!なるほど。」

 

「そもそもさ、これ結果1が1番いいでしょう。みんなもそう思わない?」

 

 Dクラスの軽井沢さんが結果1を求める声を上げたよ。しょーがない私も表面上は同意しとこうかな。

 

「そうだね。私も結果1がいいと思うよ。みんな不幸にならないし。」

 

Aクラス以外も結果1を求める声があがったよ。まぁどこのクラスも不利益出したくないよね。

 

 そこからは、結果1を求める話し合いをしてたら、時間になったので

話し合いの時間終わったよ。

 

「じゃあ!みんなお疲れ様。」

 

そこから私たちは解散した。

 

「一之瀬さん今回の作戦はどうするつもりですか。」

 

私に話しかけて来たのは浜口君。昨日までは名前知らなかったけど、今日の自己紹介で覚えたよ。

 

「とりあえず様子見かな。でもこれだけは言える。結果1には確実ならないと思う。」

 

浜口くんは、何故って顔をしているよ。

 

「だってあの龍園君のことだよ。正当法のやり方でくるわけないじゃん。きっと結果3狙ってくるよ。優待者のみんなにはしっかり携帯の管理しとくよう伝えとくね。じゃあおつかれ。また明日もよろしくね。」

 

「お疲れ様です。」

 

 一之瀬の向かった先はカラオケ屋

 

「ヤッホー翔君、綾小路君は特に動きはなかったよ。」

 

「来たか帆波。とりあえず優待者の法則を探すぞ。」

 

今この部屋にいるのは私と翔君二人だけだよ。

 

「分かった。この学校のことだからむやみに優待者決めるわけないもんね。」

 

「ああ、なるほどな法則わかったぜ。」

 

え!早くない?全くわからないんだけど。

 

「え!早く教えてよ。」

 

「分かった!分かった!説明してやるから少し待ってろ。」ナデナデ

 

 えへへ!翔君のナデナデ気持ちいい

 

「まず法則についてだが干支の順番と参加者の氏名の五十音順に関係している。例えば辰グループの優待者は桔梗だろ?グループの名前一覧を見ろ。1.安藤2.小田3.葛城4.神崎.5櫛田。千支の5番目は辰そして辰グループの5番目は櫛田だ。自分のクラスの優待者でも調べてみろ。この通りになるはずだ。

 

 本当だ。翔君すご過ぎない?

 

「え!じゃあいつメール送るの?あと全クラス攻撃する感じ?」

 

「いや今回狙うのはAクラスだけだ。Bクラスは帆波が消えたら間違いなくクラスは瓦解するし、Dクラスはまだ敵に回したくない。綾小路とは一騎打ちで戦いたいと思ってる。」

 

翔君相当綾小路君のこと警戒してるね。ここまで警戒する相手は初めてじゃない。確かに綾小路君は得体の知れない何かを感じる。でも私たちなら負けないと思ってる。

 

「確かに、綾小路君との戦いは燃えるものがあるね。まぁその前に坂柳さんだけどね。」

 

「クククあいつは敵じゃねえよ。あいつは神室と鬼頭さえ封じれば、あいつは何もできねぇ。あいつは致命的な弱点を持ち過ぎた。葛城が堕ちたら独裁政権になる。独裁者の末路は悲惨だぜ。」

 

「そうだね。他クラスは翔君の独裁政権って思ってるかもしれないけど、実際はみんなの意見も聞いてるもんね。」

 

あれ!携帯なったんだけどまさか!

 

 

『猿グループの試験が終了しました。猿グループは今後、試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔にならないよう気をつけて行動してください。』

 

 

「高円寺の仕業だな。まぁこいつはしょうがない。」

 

「とりあえず翔君は最後の最後かメール送るって感じでいいのかな。」

 

「ああその解釈で間違ってない。よし今日は解散だ。気をつけて帰れよ。」

 

 そこから何事もなく試験は過ぎていき。最終日

 

 さてそろそろ動きますか。

 

「みんな結果1になる術を見つけたんだけど。どう私の提案に乗ってみない?」

 

「本当か一之瀬?」

 

「本当だよ。幸村君」

 

やはり彼なら乗ると思ったよ。

 

「優待者を絞り込めばいけるよ〜。」

 

やっぱりAクラスは口を挟んでくるね。あっCクラスだった。だってこの試験終わる頃にはCクラスに落ちてるもん。

 

「絞り込み?今更できるわけないだろ。」

 

「はぁーあのさ、Aクラスは今まで話し合いに参加してないのに今更口出すのはないんじゃないの?」

 

ふふ伊吹さんとは打ち合わせ済みだよー。

 

「伊吹さんありがとね。さて説明するね。まず私は学校から送られてきたメールをみんなに見せるね。このメールは改ざんすることは禁じられてるから、メールを見せれば優待者かどうか一目瞭然だよね。全員が参加してくれればすぐ済む話しだよ。もちろん強制はしないよ。でもそこから優待者の絞り込みは可能になるけどね。」

 

 そこからみんな携帯をだしたよ。軽井沢さんの様子おかしいね。おそらく綾小路君の作戦は幸村君と携帯を交換をする。実際は軽井沢さんの携帯だね。まぁ簡潔に言えば綾小路君が優待者だと他クラスに思わせることだね。電話番号の変更はsimカードの都合上不可能だと他クラスは思うでしょう。だから他クラスは綾小路君が優待者だと見抜く。だけどこの学校はプライベートポイントで買えないものはない。だから電話番号の変更はプライベートポイントで買える。うん綾小路君の思考力すごいね。やり方翔君と似てるのは気のせいかな?さて綾小路君に電話かけますか。

 

「ふふ優待者は綾小路君でしょう。」

 

 周りがざわつき始めた。

 

「幸村じゃないのか?」

 

伊吹さんは懐疑的な目で私を見てるね。まぁ作戦変更したからね。

Aクラスの人たちはニヤニヤしてるね。アホだね。

 

「さて、優待者も分かったし、話し合いも終わり。私は誰もメール送らないと信じてるからね。」

 

AクラスはニヤニヤしながらCクラスは伊吹さんが睨みながら去っていったよ。伊吹さんごめんね。

 

「綾小路君これ見て。」

 

 私は軽井沢恵という文字を見せた。

 

「一之瀬!俺の策を見破ってたのか。」

 

「ふふ、浜口君、奈良君行こうか。」

 

「はい一之瀬さん。」

 

 あれからメールが4回なったよ。まさか私のクラスがAクラスになるとはね。2年生になったら地獄を見せてあげるからね。

 

子 裏切り者の正解により結果3

 

丑 裏切り者の不正解により結果4

 

寅 優待者が守られた事により結果2

 

卯 裏切り者の不正解により結果4

 

辰 グループ全員の正解により結果1

 

巳 優待者が守られた事により結果2

 

午 裏切り者の正解により結果3

 

未 優待者が守られた事により結果2

 

申 裏切り者の正解により結果3

 

酉 裏切り者の正解により結果3

 

戌 優待者が守られた事により結果2

 

亥 裏切り者の正解により結果3

 

Aクラス マイナス200cp プラス200万pp

 

Bクラス 変動なし プラス250万pp

 

Cクラス プラス150cp プラス550万pp

 

Dクラス プラス50cp プラス300万pp

 

 

葛城クラス874cp

一之瀬クラス942cp

龍園クラス900cp

堀北クラス262cp

 

Aクラス(一之瀬)942cp

Bクラス(龍園)900cp

Cクラス(葛城)874cp

Dクラス(堀北)262cp

 

 




今回疑問になるところたくさんあるかも知れないです。あったら感想欄でご指摘お願いします


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

神崎告白する

龍園君と綾小路君誕生日おめでとう


今私たちは焼肉屋でアホみたいに盛り上がってるよ。

 

「Aクラスだーやったぜ」「一之瀬さんのおかげだね」

 

「さすが一之瀬だ。」「帆波ちゃんがいればAクラス卒業間違いなしだよ。」

 

一つ言わせてほしい。私たちがAクラスになれたのは間違いなく翔君のおかげ。翔君が葛城君のクラスを集中的に狙ったから私たちは棚ぼたでAクラスになったもんだよ。

 

「一之瀬お前のおかげでAクラスになれたありがとう。Aクラスになったからお前に伝えたいことがあるんだ。今から船の外に行かないか?」

 

 これ絶対告白でしょう。しょうがないしっかり対応して振りますか。

 

「うんいいよ。船の外行こうか。」

 

 私がそういうと、柴田君が神崎君に向かってこう言った。

 

「神崎ビシッと決めてこいよ。お前がどれだけ一之瀬のこと好きなのか俺たちは知ってるからな。リア充になってこい。」

 

柴田君アホでしょう。女子たちも千尋ちゃん以外きゃーって言ってるしもうなんか泣きたい。助けて翔君。

 

「一之瀬行こう。」

 

「うん了解だよ。神崎君」

 

 私たち二人で歩いてると葛城君率いるCクラスと龍園君と愉快な仲間たちがいた。翔君にナデナデしてもらいたいよー。

 

「ククッ一之瀬お前も来たかとりあえずAクラスおめでとうと伝えおくぜ。」

 

「にゃはは……ありがとう。」

 

 葛城君はというとうわーめちゃくちゃ責められてるじゃん可哀想。

 

「葛城お前のせいでCクラスに落ちたんだぞ。」「そうだ、そうだ」

 

「ふざけるなよ」「クラスリーダーはやっぱり坂柳さんだね。」

 

 畳み掛けるように龍園も発言した。

 

「葛城無人島試験の契約今月から忘れるなよ。ククッ」

 

「クッ!もちろんだ。」

 

「俺たち龍園に卒業まで2万プライベート払わないと行けないんだ。うわあああ」

 

Cクラスの人たちみんな発狂し始めちゃった。翔君たちは爆笑してるね。ついでに橋本君も。私も笑いそうなんだけど。

 

「ちょっと待て龍園契約ってなんなんだ。」

 

「お前に説明する義理はないだろう。神崎よ。そうだ一之瀬今から俺たちと遊ばないか?共にクラス上がったリーダーどうしだ。俺たちと遊ぼうぜ。」

 

うん。遊びたい。翔君と愉快な仲間達と遊びたいよ。なんで今から神崎君の告白聞かなきゃ行けないの?めんどくさいよ〜。

 

「ふざけるな。一之瀬がお前たちと遊ぶわけないだろ。」

 

神崎君ごめん。毎週遊んでます。木下さんと伊吹さんに至っては笑いを堪えてるよ。龍園君が口を開いたよ。

 

「それは残念だ。神室とか言ったけ。今から坂柳に電話してくれないか?Cクラスおめでとうと言いたいからな。ククッ。」

 

 なにそれ楽しそう。私も坂柳さん煽りたいよー。

 

「分かった。今から電話してみるね。」

 

 神室さんがポケットからスマホを取り出して電話し始めたよ。

 

「真澄さんどうかしました?」

 

「龍園があんたと話したいらしいよ。」

 

「龍園君がですか?分かりました。」

 

翔君はニヤニヤしながら神室さんのスマホを奪いとったよ。

 

「ククッ坂柳かCクラスおめでとうございます。」

 

「葛城君に期待してなかったとはいえまさかAクラスの維持もできないとは思っても見ませんでした。Aクラスは龍園君のクラスですか?」

 

 うわー葛城君屈辱的な顔してる。あと坂柳さん辛辣だね。幼女なのに。

 

「いや一之瀬のクラスだ。ちなみに一之瀬もここにいるぜ。」

 

「彼女がAクラスですか。私は一之瀬さんのことを過小評価してたみたいです。分かりました。二学期からは私がクラスの指揮を取り貴方達二人の相手を務めましょう。」

 

「にゃはは……………お手柔らかにお願いします。」

 

「ククッこれで面白くなるな。じゃあ俺たちは行くぜ。お前たち行くぞ。」

 

翔君たちはここから離れて行った。

 

「じゃあ、私たちも失礼するね。行こう神崎君。」

 

「ああ、坂柳か厳しい戦いが続きそうだな」

 

「そうだね。」

 

船内を歩いてると船の外に着いたよ。はぁ疲れたよ。

 

「一之瀬星が綺麗だな。でも俺はもっと綺麗な星を知っている。それは一之瀬お前だ。俺は一之瀬に一目惚れしたんだろうよかったら俺と付き合わないか?」

 

最初のくさいセリフなんなの?私笑いそうなんだけど神崎君のキャラがわからなくなって来たよ。とりあえず断りますか。

 

「ごめんね神崎君私中学から付き合ってる彼氏がいるの。ホントにごめんね。」

 

「一之瀬彼氏いるのか。その彼氏はこの学校にいないのか?」

 

 千尋ちゃんと同じこと聞いてくるね。ここは嘘つこう。

 

「ううん、違う高校だよ。だから3年間会えないんだ。」

 

「そうか。彼氏いるのに悪いことしたな。振られた立場から言いにくいがこれからも普通に話しかけても大丈夫か?」

 

「うん大丈夫だよ。これからも友達でいようね。あとできたらクラスのみんなには彼氏いること秘密にしてて欲しいなぁ。」

 

「わかった。クラスの皆んなには秘密にしとく。」

 

そこから私たちは皆んなの元へ戻ったよ。戻るまでの雰囲気が悪過ぎたよ。てへ。

 

個室に戻ると柴田君が神崎君に結果を聞いてたよ。

 

「神崎どうだった?ついにお前もリア充の仲間入りか?」

 

「いや振られた。今はクラス闘争に集中したいと言われた。」

 

「そうか、もうやけ食いしろ。今日は神崎の分は俺が奢るぜ。」

 

 そっからみんな神崎君のこと励ましてたよ。私めっちゃいずらいよ。

 

1年D組

綾小路視点

 

 今回の試験はDクラスには全く旨味がなかった。しいて言うなら50cp獲得したことか?まさか一之瀬に策を見破られるとは、評価を改めないとな。下手したら龍園並みか。次回からは俺も本格的に動くとしよう。軽井沢という駒もできたし真鍋というスパイも得た。真鍋に関しては龍園にはすぐバレるだろうけどな。だが櫛田がもしかしたら龍園のスパイかもしれない。やることたくさんあるな。はぁ

 

「綾小路君ため息なんかついてどうかしたのかしら?」

 

「いやなんでもない。それなりクラス変動が起きたな。」

 

「そうね。一之瀬さんがAクラス、龍園君がBクラス、やはり三強と言われるこの二人のクラスが勝ったわね。」

 

堀北は悔しそうに発言した。

 

「私は今回の試験何もできなかった。でも今回の敗北を糧にしてあの2人に勝つわ」

 

堀北じゃあいつらには勝てないな。堀北の実力がないわけじゃない。あいつらが異常なんだ。まさかこの俺と対等に戦える人がいるなんてな。ホワイトルームにいたらわからなかったな。まさかこの俺が楽しみという感情を持つことになるとは感謝する。そして次の特別試験は俺が勝つ。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

バレーボール対決

 

 夏休みも残り僅か、最近腰痛に悩まされててる一之瀬帆波だよ。昨日夢ちゃんからクラスのみんなとプール行こうと誘われたよ。まぁやることないしプール行きますかと思ってるとインターホンが鳴ったよ。

 

「帆波ちゃんプール行こう。」

 

 まだ朝9時だよ。来るの早すぎだよ〜。

 

「まだ準備してないから、今から準備するね。中で待っててね。」

 

私はドアを開けると、千尋ちゃん、夢ちゃん、麻子ちゃん、ユキちゃんがいた。ユキちゃんがいるなんて珍しいね。

 

「私たちよく遊ぶけど帆波ちゃんの部屋入るの初めてだね」

 

「確かにポスター貼ってるじゃん、帆波ちゃんバレー好きなの?」

 

実は私中学時代バレーボール部だったんだよ。ポジションはセッターだよ。

 

「私中学の時バレーボール部に入ってたよ。高校でも入ろうと思ってたけど、バレーボール部なかったからすごくショック受けたよ。でも毎日指の手入れとかは欠かさずやってるけどね。」

 

「帆波ちゃんバレー部だったの?私もバレー部だったよ。」

 

「夢ちゃんもバレー部だったんだ。今度バレーしようよ。私セッターだったからスパイク打たせてあげるよ。」

 

「私はウィングスパイカーだよ。帆波ちゃんは最後の大会どこまで勝ち進んだの?」

 

「全国ベスト4まで勝ち進んだよ。夢ちゃんはどこまで勝ち進んだの?」

 

懐かしいな、翔君毎日応援しに来てくれてたなー。いじめられてなかったかって、私あれから転校したよ。まぁ最後にいじめてた人絞めたけどね。えへへ。翔君とは違う中学だけど、だって翔君の学校治安悪すぎるしバレー部なかったもん。なんでここまで勝ち上がったかって?入った学校のプレイスタイルと私のプレイスタイルが合致したからここまで勝ち上がったと思うよ。

 

「帆波ちゃんすご過ぎない?私地区予選2回戦負けだよ。帆波ちゃん頭も良くて、顔も良くて、スタイルも良くて、運動もできるなんて、世の中不公平だよ。」

 

「帆波ちゃんこんなに高スペックなのに彼氏いないなんて、帆波ちゃんの場合は今は彼氏作る気ない感じってところかな?あの神崎君もフったし。」

 

 神崎君の告白のセリフ、みんなにバラしたらどうなるかな?まぁBクラスのみんなには言わないけどね。

 

「うんそんな感じかな。今はクラス闘争に集中したいからさ。神崎君には申し訳ないと思ってるよ。そろそろ準備できたしみんな行こうか。プールでバレーするでしょう?ボール持っていくね。」

 

 夢ちゃんが興奮気味に

 

「帆波ちゃんのプレイ見るのすごい楽しみ!早くスパイク打ちたいな。えへへ。」

 

 夢ちゃん、ちゃんとスパイク打てるかな?まぁ私のセットで打てない人はただのポンコツだけどね。

 そこから私たち5人はプールに向かって歩き始めたよ。このジワジワ来る暑さマジで嫌いだよと思ってると、龍園君と坂柳さんが言い合ってるよ。むー!なんかあの二人何気に気が合うよね。坂柳さん、私の翔君に色目使わないでよね。リトルガールなんだから。

 

「おや、一之瀬さんご機嫌よう。今私に対して失礼なこと考えていませんでしたか?」

 

坂柳さんも、星之宮先生と同じで人の心読めるの?怖いよ。

 

「にゃはははは…………何も考えてないよ。」

 

「ククッ一之瀬、お前らはプールに行くのか?プール行くより俺達とバレーボールで勝負しようぜ。」

 

 翔君何気にMだよね。私にバレーボール1回も勝ったことないのに何度も私に挑むし、最近突き合ってる時も私にツンデレ女教師役やらされるし最近翔君の性癖が分かったような気がするよ。まぁここは翔君の威厳のため言わないでおくね。

 

「なら私たちCクラスも参加してもよろしいですか?」

 

まさかの坂柳さんのクラスも参加するの?まぁ別にいいけどさ。坂柳さんのクラスに実力差を見せつけてあげなきゃね。

 

「そうだね。3クラス対抗バレーボール大会やろうか。実力の差を見せつけてあげるね。」

 

「ククッ一之瀬その表情いいじゃねぇか。だが勝つのは俺たちだ,」

 

「一之瀬さんもそんな表情できるんですね。二学期からのクラス闘争が楽しみです。」

 

 そのあと別れ集合場所に向かったよ。そこにはもうクラスのみんなが来てたよ。みんな来るの早すぎるよ。

 

「一之瀬さん」「帆波ちゃん」「おはようございます」

 

「みんなおはよう。今から、龍園君のクラスと坂柳さんのクラスでバレー対決することになったよ。だからプールはまた今度ね。」

 

「えー、帆波ちゃんが言うなら仕方ないか。」

 

みんなプールいけなくてショック受けてるね。私はというと久しぶりのバレーの試合ですごくワクワクしてる。翔君との勝負も久しぶりだしホント楽しみだよ。

 

「帆波ちゃん遠足が楽しみで寝れない顔してるよ。」

 

私今そんな顔してるんだって一体どんな顔してるんだろう。何?遠足が楽しみで寝れない顔って?ちょっと恥ずかしくなってきたよ。

 

「はぁー顔真っ赤な一之瀬可愛いなぁ。付き合いたかったよ。」

 

「神崎お前一之瀬のこととなるとキャラ崩壊するよな?」

 

「柴田!一之瀬めちゃくちゃ可愛いから仕方ないだろ。天然なのにあざといとか最高だろ。」

 

「お前そんなに一之瀬のことが好きなら1回フラれたぐらいで諦めるなよ。」

 

「俺もフラれただけなら諦めるつもりなかったけど、このこと誰にも言うなよ。一之瀬彼氏いるらしい。」

 

柴田は目を見開いて驚いた。

 

「一之瀬彼氏いるの?そんな素振りなかったじゃん。一之瀬の彼氏って誰なの?龍園あたり?」

 

「なんで龍園が出てくる?いやこの高校にはいないらしい。」

 

「ちょっとしたジョークじゃん。そんな怒るなよ。一之瀬と龍園が付き合ってるわけないじゃん。中学の時の彼氏ってことか。3年間会えないから自然消滅するかもしれないじゃん。神崎諦めるなよ。諦めるなら俺狙っちゃうよ。」

 

「確かに、頑張れば俺の方に向いてくれるかもしれない。柴田ありがとう。俺やっぱり一之瀬のことが好きだ。一回フラれただけで諦めるのは良くないな。」

 

「そうだぜ。1回フラれただけで諦めるのは男じゃないぜ。男なら成功するまでアタックし続けるんだ。」

 

 そこからAクラスは体育館に向かい始めた。

 

「着いた。バレー部だった人挙手してくれない?バレーの試合出す人決めるからさ。」

 

 手を挙げたのは夢ちゃんと安藤紗代ちゃんの2人だけか。

 

「私も合わせて3人か、じゃあ残り3人はこずえちゃんと柴田君と神崎君で行こうかな。よし試合絶対勝つぞー。」

 

「「オー」」

 

 紗代ちゃんが私に声を掛けてきたよ。

 

「帆波ちゃんもバレー部だったんだ。ポジションどこなの?私はミドルブロッカーだったよ。」

 

「私はセッターだったよ。私がスパイク打たせるからみんなは安心して飛んでね。」

 

「「一之瀬、帆波ちゃん、頼もしすぎる」」

 

坂柳さんと翔君も来たよ。翔君髪結んでる!カッコいいなぁ。私が翔君に見惚れてると、坂柳さんが声を掛けてきたよ。

 

「一之瀬さん、龍園君、組み合わせはどうしますか?」

 

「じゃんけんで決めようよ。それなら不公平じゃないし。」

 

 組み合わせ決まったよ。私のクラスと坂柳さんのクラスの対決で勝った方が翔君のクラスと勝負だよ。

 

「坂柳さんお手柔らかにお願いします。」

 

「こちらこそよろしくお願いします。」

 

 Cクラスのメンバーは、橋本君、鬼頭君、神室さん、山村さん、的場くん、町田君の人選だったよ。サーブ権は私たちのクラスが取ったよ。

 

「麻子ちゃんヘアゴム貸してくれない?」

 

「うん、いいよ。はい。」

 

「ふー、麻子ちゃんありがとね。さてみんな、がんばろー」

 

この感覚久しぶりだなぁ。私多分ニヤニヤしてるよ。私はサーブ打つ時のルーティン手のひらでボールを回転させて準備完了。笛が鳴ったので私はドライブ回転かけやすくなるようにサーブトスを上げた。

 

(お!結構いい感じ)

 

 スパイクと同じように助走をつけて最後の一歩を踏み出した。

 

(ジャンプもタイミングも完璧だ。)

 

 止まってるようなフォームでボールを叩いた。放たれたボールは誰も触れられずにコートに落ちた。ノータッチエースだ。

 

「えへへ。やったーノータッチエースだ。」

 

龍園以外のみんなは驚きのあまり黙ってしまった。そのあとざわめきが起きた。

 

「帆波ちゃんあのコースにあの威力は凄すぎる。帆波ちゃん最後の大会どこまで勝ち進んだの?」

 

紗代ちゃんが興奮したように私の経歴について質問してきたよ。ドヤ顔で夢ちゃんが私のバレーの経歴をクラスのみんなに話したよ。そのあと紗代ちゃんが嬉しそうに私とバレー部作らないか誘ってきたけど、私は断った。確かに魅力的な提案ではあったけど私下手くそと公式試合したくないんだよね。あと初心者とも練習しないと行けないんでしょう。こういう遊びの時は全然いいけど、部活となると話変わってくるかな。あと翔君とイチャイチャする時間減るしいいかな。

 

 伊吹は小さな声で龍園に一之瀬について質問した。

 

「龍園!一之瀬何者なの?あのサーブ、トス、レシーブ、ブロック、スパイク、上手すぎでしょう。」

 

「ククク、帆波は中学時代世代No. 1セッターで全中ではベストサーバー賞も取ってるぜ。俺も付き合った当初はバレー上手すぎてびっくりした。」

 

「私たちあれに勝てる気しないよ。坂柳クラス戦意喪失してるし。」

 

「クク、勝てない相手がいるから面白いんじゃないか。確かに俺も帆波に挑んでるが全敗中だ。だがいずれ勝つつもりだ。」

 

試合はというと15対4でAクラスが勝っている。試合はまさに一之瀬の独壇場だった。

 

「柴田君ストレート閉めてね。」

 

 橋本の打ったスパイクはまた一之瀬にブロックされた。橋本は苦笑いするしかなかった。

 

「はは………これは化け物だな。」

 

「一之瀬ナイス」

 

「柴田君もストレート閉めてくれてありがとね。そのおかげで相手が打つ方向読みやすくなったからさ。」

 

 そのままAクラスの勢いは止められず25対10でAクラスの勝利で終わった。

 

「ふー、みんなおつかれ。龍園君30分後でいいかな?試合するの」

 

「ああ構わないぜ。お前との勝負楽しみにしてる。」

 

私も翔君との勝負楽しみだよ。坂柳さんがこっちに、来たよ。

 

「一之瀬さん、素晴らしいプレイでしたね。あなたのプレイを見て心が躍りました。今度は頭脳面で勝負しましょう。」

 

「にゃははは………頭脳の方は坂柳さんには勝てないと思うよ。」

 

「貴方と龍園君との試合も楽しみにしてます。」

 

坂柳さんは、クラスメイトのもとに戻っていったよ。

 

「帆波ちゃん」「一之瀬さん」「お疲れ」

 

「みんな応援ありがとね。次も勝てるよう応援お願いね。」

 

「「はい」」

 

 30分後

 

「龍園君試合しようか。実力の差を見せてあげるよ。」

 

「ククク、言うじゃねぇか、お前こそ負けて泣きべそかくなよ。」

 

むー、私がマリオカート翔君に負けて泣きべそかいたこと根に持ってるね。バレーでは、負けないよー。

 

 Bクラスのメンバーは、翔君、石崎君、山田君、伊吹さん、木下さん、小宮君だよ。サーブ権は私たちのクラスが取ったよ。

 

「ふー、行くよ。」

 

私は翔君の方に向かってジャンプサーブを打ったよ。

 

「よっと」 「龍園さんナイスレシーブ」

 

伊吹さんがトスをあげて山田君に決められたよ。あれは反則でしょう。

 

「龍園すげー」「あいつ口だけじゃないんだな。」「帆波ちゃんのサーブが取られるなんて」

 

やるね翔君、次はジャンプフローターサーブて行くからね。

 

そこから一進一退の攻防が続いた。私のサーブの番が来たところで何故か生徒会長と南雲先輩が来た。

 

「お前ら何勝手に体育館を使ってる。」

 

「龍園君と坂柳さん体育館使う許可もらってないの?」

 

「私たちは一之瀬さんが体育館使う許可をもらってると思ってました。」

 

あちゃ〜!これはやばいんじゃないかと思ってると南雲先輩が生徒会長に話しかけたよ。

 

「まぁまぁ堀北先輩落ち着いて下さい。堀北先輩もこいつらのバレーしてるところ楽しんでたじゃないですか?」

 

「楽しんでたのは認めるが、それとこれは別だ。あと一之瀬お前生徒会に入ってるのになんでこんなミスをするんだ。」

 

 にゃははは………シスコン兄貴

 

「まぁ帆波のことは許してやって下さい。俺の教育ミスです。ペナルティーの件ですが、俺らとバレーして勝ったらペナルティーなし、負けたらペナルティーありにしましょう。」

 

南雲先輩いつも私のこと庇ってくださりありがとうございます。これからも生徒会サボらせていただきます。

 

「お前一之瀬に甘くないか?あとお前一之瀬と龍園と勝負したいだけだろ。」

「堀北先輩も内心こいつらと戦いたいと思ってますよね?」

 

生徒会長は熟考した結果

 

「分かった。龍園と一之瀬が勝ったらペナルティー無しにしてやる。負けたら各クラスー50cpだからな。」

 

ペナルティー重いよー。Aクラス、Bクラス、Cクラスのみんなが私と翔君の応援し始めたよ。

 

「龍園、一之瀬勝ってくれよ。」

 

坂柳さんもこっちに来て応援の言葉もらったよ。

 

伊吹さん、木下さん、橋本くんはニヤニヤしながらこっちを見てたよ。殴りたいあの笑顔。

 

「龍園君よろしくね。」

 

「ああ.勝つぞ。」

 

次回一之瀬&龍園VS南雲&堀北兄

 

 




原作にバレー部ありました。この作品ではバレー部ないってことでお願いしますわ。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

一之瀬&龍園VS南雲&堀北兄

 

 私は今南雲先輩と堀北先輩とバレー対決することになったので入念にストレッチしてるよ。クラスポイントに関わることになったから本気で行くよ。翔君が小さい声で私に声を掛けてきたよ。

 

「お前とペア組んでバレーするの久しぶりだな。あの双子との対戦以来じゃないか?」

 

「だね。あの双子はちょっと強すぎだよ。今回の相手はあの双子ほど強くないと思うから、勝てると思うよ。とりあえず楽しもう。」

 

 私たち二人は隠れて拳を合わせた。

 

「帆波ちゃん頑張って」「一之瀬さん頑張ってください。」

 

「龍園君ファイトだよ。」「龍園さん頑張ってください。」

 

一之瀬の声援はAクラス、龍園の声援はBクラスから声援が上がった。

 

「ククク、サーブ権はこっちからでいいか?」

 

「ああ構わない」

 

龍園の問いに堀北兄はokを出した。

 

「一之瀬お前からサーブ打っていいぞ。」

 

「龍園君ありがとうね。南雲先輩私本気でサーブ打つので覚悟して下さいね。」

 

「フッ!いうじゃねぇか帆波。よし来い。」

 

私はルーティン通り手の平でボールを回転させた。よし。私はドライブ回転掛けやすくするようボールを高く上げた。

(今回も完璧だ。)

スパイクと同じように助走に入り最後の一歩踏み出した。

(タイミング、ジャンプ完璧だ。)

 飛んでいると錯覚するようなフォームでボールを見つめ、叩いた。

 放たれたボールは南雲の方へ行ったが南雲は上手くレシーブ出来ず後ろへそらしてしまった。サービスエースを決めた一之瀬は、

「フーーーーーー」

と叫んだ。

 

「チッ!やるな帆波。すいません堀北先輩。」

 

「いや、気にするな。俺も取れてたか分からん。」

 

周りは南雲からサービスエースを取って驚きを隠せないでいた。

 

「帆波ちゃんもう一本だよ。」

 

 今度は堀北兄の方を狙ったが上手くレシーブされ点を決められた。

 

「うーん流石生徒会長っていったところだね。次はジャンフロ打つからね。」

 

 そっから一進一退の攻防が続いた。一之瀬のサーブの番がきた。

 

「4歩歩いてっと。」

 

両手でトスを上げ。打つ方向に体を向けて踏み切り、エンドラインの手前で軽くジャンプする

(いい感じ)

走り込んできたスピードを生かして腕を振り上げ、できるだけ高い位置でボールを打つ。

(タイミングいい。)

放たれたボールは堀北兄のところに行った。ボールは高く堀北兄はアウトと判断しだが不規則にボールが落ちコート内にボールが落ちてしまった。

 

「ノータッチエースやったー」

 

「すまない南雲。」

 

「あれは、仕方ないですよ。堀北先輩。帆波のやつジャンプフローターサーブにスパイクサーブの二刀流か厄介ですね。」

 

「厄介って言ってる割に顔は嬉しそうだぞ。」

 

「そう見えますか?とりあえずこの二つを見極めないとですね。」

 

「ああ。」

 

 一之瀬は次にスパイクサーブを選択した。2連続でノータッチエースを取った。

 

「堀北先輩カラクリが分かりましたよ。」

 

「ああ、俺も分かった。一之瀬の奴エンドラインから4歩歩いた時はジャンプフローターサーブでエンドラインから6歩歩いた時はスパイクサーブだな。」

 

「ええ!帆波のやつ本当楽しませてくれる。」

 

 堀北兄と南雲の話を聞いて龍園は

 

「ククク、サーブーのカラクリがわかったところで、やっとスタートラインに立っただけだぞ。そして帆波の1番の武器はトスだぜ。あいつのトスは気持ち悪いぐらい打ちやすい。」

 

 次に一之瀬はジャンプフローターサーブを選択した。南雲は歩数で読んでいたのでアンダーでしっかりレシーブをし堀北兄がトスを上げ南雲がスパイクを打ったが、龍園にブロックされた。

 

「ククク、一之瀬ばっか警戒してもらっても困るぜ。俺もいるぞ。」

 

「チッ!龍園。俺今日いいところ0だな。」

「心配するな南雲。俺も今日いいところ0だ。」

 

 流石この二人だと一之瀬は思った。

 

 流石にこの二人には私のサーブーのカラクリバレちゃったか。しょうがないもう一段階ギアを上げよう。さらにスピードが上がったサーブを二人が取れるわけもなく。

 

 それを見た神室真澄は、

 

「一之瀬まだサーブのスピード速くなるの?化け物でしょう。あの身長であのサーブスピードは頭おかしい。」

 

「そういえば、真澄さんも中学時代バレー部でしたよね。一之瀬さんと面識ありましたか?」

 

「いや全然、私の中学のバレー部弱小だったから。あと何気に龍園もやばいよ。初心者なのにレシーブもスパイクもレベル高い。特にブロックがやばい。あそこまで相手の打つところ読むのはすごいよ。ゲスブロックって言ったけ?」

 

「龍園君にぴったりな名前ですね。それにしてもあの二人息ピッタリですね。お互いが理解しあってる感じがします。真澄さん、バレーはあんな簡単にお互いのプレイを理解しあえるんですか?」

 

「出来なくはないけどここまで理解し合うのは難しいと思う。」

 

「そうですか。ありがとうございます真澄さん。」

 

坂柳は龍園と一之瀬が裏で組んでるのではないかと思い始めた。なぜなら、龍園と一之瀬のお互いの見る目だ。周りは気付いてないかもしれないがこの二人は試合中ちょこちょこアイコンタクトをしているのに坂柳は気づいた。あと試合始まる前の一之瀬は龍園に見惚れてるように感じた。根拠は低いが調べて損はないと坂柳は思った。

 

「真澄さん、龍園君と一之瀬さんが裏で組んでないか調べてくれませんか?」

 

「あの二人が?組んでるわけないでしょう。一之瀬の龍園に接する態度とか見てみなよ。嫌そうにしてるじゃん。」

 

「私の言うことが聞けないんですか?真澄さんは?」

 

「はぁ〜、分かったよ。調べたらいいんでしょう。」

 

「お願いしますよ。真澄さん。」

 

その会話を聞いてた橋本はため息をついた。

 

(あのバカップル大勢の前で何アイコンタクしてるんだ。明日集まりがあるから姫さんが勘づいたこと伝えなきゃな。あと大勢の前でアイコンタクト禁止令を出さなきゃな。なぜ俺が尻拭いしなきゃ行けないんだ。あいつらのことだ。これ終わったらホテル行くんだろうな。頼むから誰にも見つかるなよ。)

 

 なんだかんだ二人のことを心配する橋本であった。

 

 試合はというと25対15で龍園一之瀬ペアの勝利で終わった。

 

「やったーこれでペナルティーなしだよ。」

 

「ククク、生徒会長さんよ、これでペナルティーの件はなしにしてもらうぜ。」

 

「約束は約束だ。ペナルティーなしにする。あと久しぶりに楽しめた。次からは気をつけてくれ。」

 

それから堀北兄はここから離れた。今度は南雲がやってきた。

 

「久しぶりの完敗だ。楽しかったぜ。お前ら予定空いてる日あったら教えてくれ。」

 

「明後日なら空いてますよ。南雲先輩」

 

「俺も明後日なら大丈夫だ。」

 

「明後日俺に勝ったご褒美に焼肉奢ってやるよ。じゃ明後日ちゃんと来いよな。」

 

 南雲もここから離れて行った。

 

 Aクラス、Bクラス、Cクラスのみんなが龍園と一之瀬の元にやってきた。

 

「一之瀬さん」「帆波ちゃん」「龍園さん」「龍園君」

 

「「「ありがとう」」」

 

 そこから各自解散となった。

 

 龍園と一之瀬はというとカラオケにいた。

 

「いやー今日バレー楽しかったね。翔君。」

 

「ああ、そういや帆波あの双子どこの高校行ったんだ?」

 

「高校名は忘れたけど、兵庫の高校に行ったらしいよ。」

 

「そうか、とりあえず飯食べようぜ。お前には頼ませんがな。」

 

「むー!私のおかげでバレー勝てたんだから私に頼ませてよ。あとほっぺぷにぷにしないでよ〜。痛いよー。」

 

「ククク、良いじゃねぇか。帆波のプニプニ気持ちいいからな。」

 

「えへへ!翔君に褒められた。胸触らないでよ。触るならホテルで触ってよ。」

 

「お前また成長した?デカすぎだろ。」

 

「えへへ!翔君のおかげで成長したんだよ。これからも私のことよろしくね。」

 

「ああ俺のこともよろしく頼む。」

 

 そこから二人は22時までイチャイチャしていた。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

怒られる2人と星之宮の疑問

 

 私は今翔君と愉快な仲間たちとカラオケに来てるよ。私は今何してるかというと、翔君と一緒に伊吹さんと橋本君から説教食らってるよ。

 

「あんたらさ、大勢の前でなんでアイコンタクトするかな?それが原因で坂柳に怪しまれるし、橋本がスパイだったからよかったけど、私たちの前ではいくらでもイチャイチャしていいよ。でも、大勢の前では目線も合わせるのは禁止。これは決定事項ね。一之瀬がうちのクラスに来たら別にいいけど。」

 

 橋本も伊吹の意見に同意した。

 

「俺も伊吹の意見に同意だ。俺らの前ではどんなにいちゃついてもいい、頼むから大勢の前では自重してくれよな。」

 

 流石にかわいそうかと思ったのか木下が龍園と一之瀬のことを擁護

した。

 

「まぁまぁ二人とも落ち着きなよ。まだ完全にバレたわけじゃないんだから。とりあえず神室さんをどう対処するかが重要だと私は思うな。」

「ククク神室については今から来るDクラスのスパイに任す。確かにアイコンタクトしたのは安直だったかもしれんな。それはすまん。」

 

「えー!仕方ないじゃん。翔君と組んでバレーするの久しぶりだったからアイコンタクトするなって言う方が無理だよ。」

 

「そういや一之瀬お前、バレー上手すぎだろ。対峙した時びっくりしたわ。」

 

「えへへ!私中学の時バレー部だったんだ。全中でベストサーバー賞とベストセッター賞も取ってるよ。」

 

「帆波お前、ベストセッター賞も取ってたか?」

 

 一之瀬は顔を膨らませた。

 

「翔君、彼女の取った賞を忘れるなんてひどいよー。罰として撫で撫でしてね。」

 

「分かった、分かった。」なでなで

 

えへへ!翔君のなでなで気持ちいい

 

 橋本は納得したように話した。

 

「なるほど!たからあんな上手いのか合点が言ったよ。全中のベストセッターはやばいな。特待とか来なかったのか?」

 

「来たけど全部断ったよ。翔君と同じ高校行きたかったから。私ここの高校きた理由別に就職100%できたわけじゃなくて、翔君がここの高校志望したからきたわけだよ。ぶっちゃけるとAクラスの特典は興味ないかな。」

 

「マジかよ。特典に興味ないやつこの学校でお前だけだろ。」

 

「翔君も興味ないよね。」

 

「ああ、Aクラスになった時の副産物としか思ってねえよ」

 

 伊吹は疑問に思ったのか龍園になんでAクラス目指すのか質問した。

 

「なんであんたたちはAクラス目指してるの?」

 

「ククク、そんなの決まってるだろ。俺と帆波のコンビが最強だと周りに知らしめるためだ。」

 

「うんうん。そういうこと。だから私たちの邪魔する人はぶっ潰すだけだよ。」

 

全員が龍園と一之瀬を敵に回したくないと思った。

 

「そういや、あんたDクラスのスパイ出来たって言ったけど誰なの?」

 

「そろそろ来るはずだ。」

 

その瞬間ドアが開いて櫛田桔梗が入ってきた。

 

「やっほー櫛田さん。今日は楽しもうね。」

 

 伊吹はとても驚愕して口を開いた。

 

「え!櫛田がDクラスの裏切り者?もう私善人とか信じられなくなったよ。」

 

 石崎は龍園を尊敬の念で見た。

 

「龍園さんさすがっす。学年の二大美女をスパイにするなんて俺一生ついていきます。」

 

「一之瀬さんやっほー。これが一之瀬さんの言ってた龍園君の愉快な仲間達か、すごい盛り上がってるね。私も楽しもう。」

 

「楽しむのもいいが、お前に依頼がある。Aクラスの神室真澄って知ってるか?」

 

「うん知ってるよ。神室さんがどうかしたの?」

 

「神室を見張ってくれないか?橋本の情報源によると坂柳が俺と帆波の関係を怪しんでるらしい。そこで坂柳は神室に俺と一之瀬の見張りをすることになったらしい。」

 

「なるほどね。なんで坂柳さんは、龍園君と一之瀬さんの関係を怪し始めたの?私はその原因が知りたい。」

 

「こいつらがバレーの試合でアイコンタクトしたのが原因だよ。アホでしょ。」

 

「伊吹さん、それ本当なの?ハァー私は龍園君と一之瀬さんの尻拭い係のためにスパイになったわけじゃないのに。Dクラスの情報を上げるためにスパイになったはずだよ。」

 

「櫛田あんたも頭おかしいわ。自分のクラスのこと売るなんて。」

 

「櫛田さん。耳貸して。」

 

木下は櫛田に向かって小声で話しかけた。

 

「木下さん、面白いね。それ。龍園君条件呑むなら神室さんの見張りするよ。」

 

「桔梗条件とはなんだ?」

 

「龍園君と一之瀬さんヤってる時どんなプレイしてるか教えてよ。」

 

全員が思ったこと。木下頭逝ってるだろー。

 

「櫛田ものすごい条件出したね。ふふ。いいんじゃない。」

 

伊吹さん笑ってるじゃん。プレイ内容とか言えないよ。だって最近の私たちのプレイ、教師プレイだもん私が茶柱先生みたいな服装して翔君のあそこを足で撫でてるなんて言えないよー。あとちゃんとタイツも履いてるよ。うー恥ずかしい。顔が熱くなるの感じる。翔君も顔赤くなってる。

 

「おいおい龍園と一之瀬顔赤くなったがどうした?いつもみたいにイチャイチャしろよ。」

 

「ふふ、橋本辞めなよ。この二人恥ずかしがってるじゃんもう無理あははは。」

 

「伊吹さん笑いすぎだよ。この2人が可哀想じゃん。」

 

「木下さん。あんたがそれをいうか。この会いつも龍園君と一之瀬さんいじってるの?」

 

「うんそうだよ。櫛田さんもたくさん龍園君と一之瀬さんいじってね。あとこの二人やったあと分かりやすいよ。龍園君がげっそりしてたら基本この二人やったなっていうのがわかるから。」

 

「わかったありがとう木下さん。私もこれからこの2人のことたくさんイジるね。龍園君がげっそりしてたら、ヤッたと思えばいいのね。ヤバい笑いそう。いじられる龍園君でも面白いのに、げっそりしてる龍園も想像するだけで面白いよ。」

 

「お前ら潰す。」

 

「顔真っ赤な龍園君可愛い」

 

「木下やめてあげなよ。あははは腹痛い。これクラスのみんなに教えたいよ。」

 

「一之瀬さんがウチのクラスに来たらみんなでイジろう。」

 

「翔君なんだかんだ私たち中学の頃と一緒でイジられキャラになったね。」

 

「チッなんでこうなるんだ。」

 

 そっから二人は石崎とアルベルト以外にいじられまくった。

 

「アルベルト俺ら空気だな。」

 

「YES」

 

 ある教室

 

「網倉さん来てくれてありがとね。」

 

 網倉麻子は星之宮先生から呼び出されていた。

 

「星之宮先生この時間に呼び出してどうしたんですか?」

 

「網倉さんは一之瀬さんについてどう思いますか?」

 

 網倉は星之宮先生の質問の意味がわからなかった。なぜなら一之瀬のお陰でAクラスに上がったし、クラスも一之瀬のお陰でまとまってる。一之瀬なくしてAクラスでは卒業できないと網倉は思っている。

 

「先生どうしてそんな質問するんですか?私は帆波ちゃんはAクラスのリーダーでありクラス方針もクラスメンバーを優先する。クラスみんなで卒業することを目標に掲げてる素晴らしいリーダーだと私は思います。」

 

「そっかーありがとね。私は一之瀬さんがクラス移動するんじゃないかと危惧してる。私は入学初日にね、一之瀬さんにクラス移動できるか聞かれたの。私はその時一之瀬さんの質問の回答は濁したけどね。でもどういうわけか一之瀬さんはクラス移動の正式のやり方の答えにたどり着いた。一体誰から聞いた?私の憶測では南雲君が関わってると思うよ。彼が一之瀬さんを生徒会長に推薦して、生徒会に入れさせたからね。何がいいたいかと言うと一之瀬さんを見張って欲しいの。私は網倉のこと一之瀬さんの次に評価してるわ。生徒会は私の推薦って事で入れてあげるから、生徒会に入って一之瀬さんのこと見張ってね。」

 

網倉は星之宮先生の言葉に納得できないでいた。あの優しい一之瀬がクラス移動する訳ないと思ってる。なぜなら私は過去に万引きをしたことがあった。そのことを一之瀬に話したが一之瀬はそんなこと気にしないって感じで友達でいてくれた。だから網倉は一之瀬がそんなことするわけないと思っている。

 

「いくら星之宮先生でも帆波ちゃんのこと悪く言われたら怒りますよ。あと私は生徒会に入りません。帆波ちゃんがクラス移動するわけないじゃないですか?」

 

「そっかー。網倉さん携帯持ってる?この携帯はね相手の連絡先待ってたらね、相手の居場所がわかるんだよ。それで一之瀬さんの居場所見てくれない?」

 

 渋々ながら網倉は.星之宮の言う通りに従った。

 

「あれ?千尋ちゃんや夢ちゃんはGPS反応するのに帆波ちゃんは反応しないなんで?」

 

「なるほど一之瀬さんはこの携帯の機能知ってたってわけね。でもみんなには知らせてない。知られたら不都合なことがあるからみんなに伝えなかったってところかしら。」

 

「そんな、帆波ちゃんがそんなわけ、嘘だ。嘘だ。」

 

 これはちょっと不味いわね。落ち着かせなきゃ。

 

「網倉さん落ち着いて、まだ決まった訳ではないわ。あくまで私の推測でしかないから。そのために網倉さんに生徒会に入ってもらって一之瀬さんのことを監視してもらいたいってこと。」

 

「分かりました。私生徒会に入ります。星之宮先生の言うことが杞憂であることを証明します。」

 

「網倉さんこのことは私と網倉さんの秘密ね。今はクラスの調子はいいから。他の生徒には余計なこと考えて、今の調子を崩したくないの。」

 

「分かりました。では私はこれで失礼します。」

 

網倉はここから去っていった。

 

「ふーとりあえずこれで一之瀬さんの監視に目処がついた。私の考えが間違いであることを願いたいわ。一之瀬さんが消えたらAクラス卒業なんて無理だわ。はぁ〜帰ってお酒飲もう。」

 

 星之宮もここから離れた。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

一之瀬と龍園と南雲の焼肉会

中学編出しましたが、読み直した結果、矛盾点があったので書き直すことにしました。


 

 今私は南雲先輩の奢りで焼肉を食べてるよ。

 

「はい翔君あーん。美味しい?」

 

南雲は呆れた感じで口を開いた

 

「お前ら、普通に飯も食えないのか?あと肉6人前ずつとか頼み過ぎだろ。俺が頭抱えるなんて相当だぞ。」

 

「クククいいじゃねえか南雲センパイさんよ。もしかして羨ましいのか?」

 

「え!南雲先輩彼女いないんですか?でも朝比奈先輩から南雲先輩は女遊び激しいと聞きましたよ。」

 

「お前らなぁ、最初はギスギス感出してたくせになんで5分後にはイチャイチャしてるんだよ。おかしいだろ。マジで!」

 

南雲先輩キャラ崩壊する。伊吹さんごめんね。約束守れなかったよ。5分が限界でした。

 

「えへへ。私と翔君は中学の時から付き合ってるんですよ。あ!このことは内緒でお願いします。」

 

「帆波と龍園が付き合ってるとか言ってみろ、嘘つきのレッテル貼られるだけだぜ。そうだ帆波お前に伝えなきゃ行けないことがあった。」

 

「どうしました?南雲先輩?」

 

「お前の同じクラスの網倉が生徒会に入りたいと希望してきた。堀北先輩は網倉の生徒会入りを了承したらしい。」

 

え!麻子ちゃんが生徒会入り?もう南雲先輩に仕事押し付けられないってことそんな〜

 

「あのシスコン兄貴何了承してるの?もう南雲先輩に仕事押し付けられないじゃん。はぁー明日からは生徒会出ます。」

 

「帆波俺はお前を生徒会に推薦したことを後悔してるよ。最近なずなからも同情な目で見られるし、遊ぶ時間も消えるし、龍園、帆波ってこんな性格なのか?」

 

「俺と付き合う前は間違いなく善人だった。だが俺と付き合ってからは俺色に染まった感じだ。」

 

「いやん!翔君色に染られちゃった。えへへ。」

 

「そうか…………帆波網倉を俺のものにするつもりだが、それでも構わないか?。」

 

一之瀬は焼肉を食べながらこう言った。

 

「全然いいですよ。南雲先輩のご自由にどうぞ。」

 

「帆波は基本仲良い奴以外どうなっても構わないスタンスなんですよ。まぁおれもだがな。」

 

「クラスメイト優先のリーダーとは思えない思考だな。あと帆波網倉の弱みみたいなの知らないか?」

 

「麻子ちゃん中学時代万引きしたらしいですよ。あ!ちなみに私も中学時代万引きしてますよ、南雲先輩。」

 

「帆波笑顔で言うことじゃないぞ。お前の場合万引きのこと広めても全く効果なさそうだな。網倉の場合は聞くかもしれんな情報提供感謝する。」

 

南雲は悪い笑みを浮かべながら、一之瀬にお礼をした。

 

「いえいえ、その代わりと言ってなんですが南雲先輩ビビンバ頼んでいいですか?」

 

 南雲はため息をつきながら口を開いた。

 

「お前まだ食べるのか?しかもこのあとデザートも頼むだろから、お会計怖いな。おい龍園帆波には遠慮という文字が頭の中に入ってないのか?」

 

「ククク、俺も中学時代帆波せいで常に金欠だった。今思い出しても泣けるぜ。」

 

「初めて龍園に同情したぜ。まぁ確かに帆波は可愛い。でもここまでされて別れない理由が分からん。なぜ別れないんだ。」

 

「あ、そんなの決まってるだろ。惚れた女だからだ。俺は惚れた女は、一生守るって決めてるからな。」

 

「翔君カッコいい!ヒューヒュー、今日翔君の好きなプレイさせてあげるね。」

 

「ククク、けつあな確定な。」

 

「ええー!けつあな痛いから嫌だー。」

 

「冗談だ。本気にするな」なでなで

 

「えへへ!翔君のなでなで気持ちいい。」

 

「お前らここでプレイの話するな。しかも飯中だぞ。はぁーなんで俺がツッコむ係なんだ。」

 

 南雲かため息ついた瞬間、朝比奈なずながやってきた。

 

「帆波来たよー。雅の奢りで焼肉食べ放題らしいじゃん。やったー。あれ、君龍園君だっけ?私2年A組の朝比奈なずなよろしくね。」

 

「1年B組の龍園だ。」

 

「聞いたよー。帆波クラスと龍園君のクラス昇格したらしいじゃん。夏休みの試験も龍園君のクラスが圧勝したらしいじゃん。雅もうかうかしてられないね。」

 

「ああ、じゃねぇよ。なんでなずなも来てるんだ?しかも俺の奢り前提かよ。」

 

「え?だって帆波が雅の奢りで焼肉食べ放題だからって来てねって言われたからさ。まぁ小さいこと気にしても仕方ないじゃん。ここは男なんだから、ちゃんと奢ることいいね!。」

 

「なんで俺が怒られてるんだよ。おかしいだろ!俺の味方は龍園だけなのか?なぁ龍園は俺の味方だよな?」

 

「ククク、悪いな俺は無干渉といかせてもらう。こうゆう時は関わらないのが1番だと学んだんだ。」

 

 南雲は龍園の言葉を聞いた瞬間落ち込んだ。

 

「雅のことは、ほっといて、帆波と龍園君は付き合ってるの?帆波ずっと龍園君の腕に抱きついてるからさ。」

 

「えへへ!翔君は私の彼氏ですよ。朝比奈先輩。なので翔君に色目使わないで下さいね。」

 

「帆波不良ぽい人がタイプだったんだ。意外だなぁ。私も早く彼氏欲しいなぁ。」

 

「南雲先輩と付き合えばいいじゃないですか?お似合いですよ。あ!朝比奈先輩私と翔君付き合ってること内緒でお願いします。表向き私たちは敵対関係なので。」

 

「雅は女関係激しいからないかな。わかった内緒にしとくね。敵対関係なのに付き合ってるってなんか不思議な感じだね。もしかして中学から付き合ってた?」

 

「はい!私と翔君は中学の時から付き合ってました。」

 

 龍園は帆波と朝比奈を見て思ったことは、よくご飯食べながらあんな話せるなと思った。

 

あいつら遠慮なく食べ過ぎだろ。あの南雲でさえ顔真っ青になってるぞ。流石に南雲に同情するぜ。ここが高級焼肉店だと考慮すれば20万いくんじゃねぇか?

 

「もうお腹いっぱいだよ。南雲先輩ご馳走様です。」

 

「ああ、伝票見たくねー。」

 

 南雲は伝票見た瞬間顔が真っ青になった。

 

「30万越えだと!帆波次からお前と飯行く時は網倉も連れて行くからな。」

 

「ええー!そんな、たくさん食べれないじゃないですか?」

 

「お前はもう少し遠慮という言葉を覚えろ。なずなお前もだ。」

 

「うーん流石に今回は調子乗ったかな。あはは…………」

 

「帆波お前は少しは遠慮しろ。俺の時は全然構わんが、流石に他の人の時は少しは自重しろよ。」

 

「うー、翔君がいうなら仕方ない。これからはたくさん頼みません。南雲先輩ごめんなさい。」

 

「ああ、こんなに払うのは今回だけにしてくれ。一人前の時なら俺も普通に奢るから、また飯行こうな。じゃあ龍園も注意してくれて助かった。お前らまたな。」

 

「またね。龍園君と帆波。」

 

「南雲先輩。ご馳走様です。なずな先輩お疲れ様です。」

 

 一之瀬龍園ペアはホテルに、南雲朝比奈ペアは寮に向かって行った。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

二学期と網倉麻子と絞り取られた龍園

 

 どうも昨日ヤリすぎて腰痛が酷くなった一之瀬帆波だよ。今日から学校が始まります。教室に着いて席に座るといつものメンバー+神崎君が私のもとにやってきた。

 

「「帆波ちゃんおはよう」」「一之瀬おはよう」

 

「4人ともおはよう。夏休み満喫できたかな?」

 

 麻子ちゃん以外は笑顔で答えてくれたよ。麻子ちゃんの様子がおかしいなちょっときいてみるか。

 

「麻子ちゃんいつもと様子違うけどどうしたの?もし困ったことがあったら相談してね。心細い時は力になるから。」

 

 私は心にも思ってないことを口に出してしまったことに後悔した。まさか麻子ちゃんからこんな質問来るとは思わなかったからだ。

 

「星之宮先生から聞いたんだけど帆波ちゃんてクラス移動出来るか聞いたって本当なの、あとクラス移動するつもりなの?」

 

網倉の言葉を聞いて、クラス中がしーんとなってしまった。

 

 これはちょっとやばいかもねと思ってるとみんなが私のこと擁護し始めたよ。

 

「帆波ちゃんがクラス移動するわけないよ。もしクラス移動するつもりならリーダーにはならないし、クラス負けさせるために動くはずだよ。でも帆波ちゃんは負けさせるどころがこの短期間でAクラスに昇格させたんだよ。」

 

「白波の言う通りだ、そもそも過去にクラス移動を果たした人はいないと聞く。一之瀬クラス移動する方法教えてくれないか?」

 

 え?みんなクラス移動の方法知らないの?各自で調べたりしないんだ。しょうがない教えてあげよう。

 

「クラス移動に関しては2000万プライベート必要だよ。だからクラス移動は不可能に近いよ。星之宮先生にクラス移動できるか聞いたのは認めるよ。その点は麻子ちゃんを不安にさせたのはごめんね。でもクラス移動できるか聞いた時期は入学式の時だし、他にも10万プライベート毎月もらえるかどうかの質問もした。その時はとにかく情報が欲しかったから聞いた。でも麻子ちゃんは私がクラス移動すると思っちゃったんだね。不安にさせてごめんね。みんなもごめんね。私はここに宣言するよ。私はここにいるみんなでAクラスで卒業したいと思ってる。誰1人欠けることなくね。だから私がクラス移動するという無駄な考えはやめてね。」

 

実際はクラス移動するけどね。口頭での約束だから罰則とか受けるはずないよ。えへへ

 

「そうだぜ網倉一之瀬がクラスを裏切る訳ないだろ。みんなもそう思うだろ。」

 

柴田くん声でかいしうるさい。でもこういう時は助かるよ。

 

「そうだよ。麻子ちゃん帆波ちゃんがクラス裏切るわけないよ。まず考えてみてクラス移動するとしたらどこのクラスに移動するの?」

 

「確かに小橋の言う通りBクラスは龍園の恐怖政治を元にした独裁クラスCクラスは葛城が堕ちた今坂柳が指揮を取るだろう。坂柳のクラス方針的に一之瀬とは合わないだろう。Dクラスに関してはポイント差があるからそもそも選択肢に入らないだろう。これが俺の見解だ。網倉の見解を教えてくれ。」

 

「確かに私の勘違いだったみたいごめんね。もう一つ質問あるんだけどいいかな?」

 

「うん!いいよ。」

 

まだあるの一体なんだろう?

 

「このスマホのGPS機能見れるの帆波ちゃん知ってたよね。なんでこのことみんなに共有しなかったのか教えてほしい。」

 

あちゃー!これはちょっとやばいかな。クラスのみんなざわめいてるよ。

 

「うーんこれはいい訳に聞こえるかもしれないけど、みんななら気づいてるかなと思った。ここは実力が全ての学校な訳じゃんだからみんなも気づいてるかなと思った訳だよ。だからみんなしっかりスマホについて調べるかなと私は思った。確かにクラスのみんなに共有するべきだったかもしれない。みんな本当にごめんね。もし私がリーダーに相応しくないと思うなら、私はリーダーの座を明け渡すよ。」

 

「帆波ちゃんは悪くないよ。帆波ちゃんに頼りきってた私たちが悪いよ。みんなもそう思うよね。」

 

 小橋の言葉にみんなは同意した。

 

「確かに俺たちのクラスは一之瀬に頼りきってるのは事実だ。Aクラスに上がったのも一之瀬の策に元Aクラスが嵌ったからAクラスになれたわけだ。俺たちも一之瀬に頼りきるのはもうやめよう。」

 

神崎の言葉にみんなは同意した。

 

 あれこれやばくない?うちのクラス強化させちゃった。うちのクラス主体性のない私頼りのクラスだったのに、まさかこの出来事のせいでみんなに主体的な行動するようになるよ。まぁ私がクラス移動するとき1人退学にさせよう。そうすれば今のAクラスは瓦解するはずだよ。あ!私が抜ける時点で瓦解するか。てへ!

 

 涙流しながら網倉は一之瀬に声を掛けた。

 

「私………星之宮先生の話だけを聞いて鵜呑みにして、帆波ちゃんを疑ってしまってごめんなさい。本当にごめんなさい。」

 

星之宮先生ね。警戒しないといけないね。私の計画がおじゃんになるのだけは勘弁してほしいからね。もしかしたらクラス移動早めないと行けないかもね。

 

「うんうん、麻子ちゃんは悪くないよ。私が疑われるような行動を取ったからいけないんだよ。たまにはみんなで本音を話すのも悪くないね。」

 

 その瞬間星之宮が教室に入ってきた。

 

「みんなおはよう〜!網倉さんどうしたの?」

 

「どうしたのって星之宮先生のせいじゃないですか。」

 

「そうですよ。星之宮先生が帆波ちゃんクラス移動するかもって言うデタラメ発言するせいですよ。」

 

「待ってみんな星之宮先生を責めないで、私がクラス移動するかもしれないという行動を取った私の責任だよ。だから星之宮先生は何も悪くないよ。」

 

「でも帆波ちゃん。」

 

 星之宮先生はというと、内心苛ついているだろうね。私の憶測だけど麻子ちゃん生徒会に推薦したのは、星之宮先生だろうね。麻子ちゃんを生徒会入れたのは、私の監視が主な目的だろう。私に直接聞くとは思わなかったんだろうね。先生の1番の予想外はみんなの前で私に聞いたせいで、他の生徒も星之宮先生に不信感募らせた人もいるだろうから、星之宮先生からしたら最悪な展開だろうね。

 

「えーと、確かに質問しただけで一之瀬さんを疑ったのは安直すぎました。一之瀬さんごめんなさい。Aクラスに上がったのにいい雰囲気を壊してしまってごめんなさい。こんな担任だけどみんなこれからもよろしくしてくれるかな?」

 

星之宮先生の謝罪に半分は許すって感じだけど半分は納得してない感じかな。私としては最高の展開だよ。みんなバラバラになっちゃえー。一応星之宮先生のこと擁護しとこう。

 

「みんな星之宮先生はしっかり謝罪したんだしこの話はここまで、もうこの話は禁止だよ。私はここに誓ってクラス移動はしないからね。」

 

「帆波ちゃんが言うなら」

 

みんなの一之瀬帆波やるの本当にしんどいよ〜

 

そこからホームルームが始まった。

 

 1年B組

 

 クラスの王龍園翔が顔をげっそりしながらクラスに入ってきた。龍園が教室に入ったのを見て伊吹と木下がニヤニヤしながら龍園に近づき声を掛けた。

 

「龍園君おはよう。昨日絞り取られたんだね。」

 

「ふふ、木下やめなよ。もう無理あははは」

 1年Bクラスの中では、龍園がげっそりした日は誰かとやったんだと察するようになった。そしてクラスの中では龍園とやってる人は誰なのかなと予想を始めていた。

 

本命・堀北 龍園がよく堀北にちょっかい出してて、実際裏では付き合ってそうという声が出でいる。

 

対抗・坂柳 会ったら煽り合いをしているが、なんだかんだこの二人は仲良しで肉体関係ももってそうという声も出ている。

 

穴・櫛田 ある生徒が龍園と櫛田が二人きりでいたという目撃情報があったので付き合ってるのではないかという声が出ている。

 

大穴・アルベルト いつも一緒にいるので二人はいけない関係ではないかという声が腐女子の間で噂になっている。

 

 実際一之瀬に搾り取られているが、この二人が付き合っているとは夢にも思わないだろう。

 

「お前らニヤニヤしながら俺に近づくな。疲れてるから俺は寝る。」

 

「ええ、私たちと話そうよ。ねぇ伊吹さん」

 

「フフそうだよ龍園私たちと話そう。」

 

 石崎が教室に入ってきて真っ先に龍園に挨拶をした。

 

「龍園さんおはようございます。げっそりしてますが龍園さん大丈夫ですか?」

 

クラス全員が吹いた。

 

「石崎潰すといいたいところだが眠いから寝るホームルームになったら起こしてくれ。」

 

龍園はそのままうつ伏せになった。

 

「石崎あんた、意図的に龍園がげっそりしていること聞いてるでしょう。」

 

伊吹は笑いそうになりながら、石崎に質問をしていた。

 

「いや、俺はただ龍園さんのことが心配で。」

 

 石崎は純粋に龍園の心配をしていたが、周りからは意図的に言っているだろうという声が多数だった。

 

 ある1人の生徒が木下と伊吹の元にやってきて質問をした。

 

「木下と伊吹は龍園さんと肉体関係持ってる人知ってるのか?」

 

「知ってるけどごめんねー。今は言えないんだ。でもこれだけは言える。本当に予想外な人物だから。ね!伊吹さん」

 

「木下の言う通り。みんな驚くと思うよ。龍園が公表するまで楽しみにしときな。」

 

「わかった龍園さんが公表するまでどんな人か予想して楽しんでおくよ。」

 

「龍園君の彼女誰か予想してるんだ。みんなもう龍園君のこと弄ろうとしてるね。」

 

「なんか龍園のこと可愛そうに思えてきた。」

 

「伊吹さん可愛そうといいながら顔はニヤついてるよ。もうすぐホームルーム始まりそうだし、席に座ろうか。」

 

ホームルームが始まった。

 




次体育祭編に入ります。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

体育祭の説明とドMの龍園

今回龍園のキャラ崩壊とエロ描写あるので見たくない人はブラウザバックお願いします。


 

 今日の午後の授業の2時間はホームルームになってるよ。

 

 星之宮先生がやってくると、朝のことについて謝罪し始めたよ。

 

「今日の朝のことは本当にごめんなさい。特に一之瀬さん本当にごめんね。一之瀬さんがクラスのこと裏切る訳ないのに質問だけで疑うなんて私教師失格だよ。」

 

いえ合ってますよ。星之宮先生私二年生になったら翔君のクラスに移動するので裏切ります。

 

「そんなことないですよ。星之宮先生、疑われるような行動をした私のせいです。先生からしたらクラス移動について質問した生徒はクラス移動するだろうと疑って当たり前です。疑われるような行動してすいませんでした。」

 

「よし!朝一之瀬さんの言った通りこの話はもう終わり。せっかくAクラスになったしね。みんなに伝えなきゃ行けないことがあったんだ。今日から授業が始まりました。2学期の9月から10月初めまでの1ヶ月間はね、体育祭に向けた体育の授業が増えると思うよ。新しい時間割が作成されてるので概要はこのプリントに書いてるから配るね。あと体育祭に関する資料も配るから、先頭の人はプリントを後ろに回してね。」

 

 体育祭というワードを聞いてみんなざわつき始めちゃった。私も少し驚いてる。この学校に普通の学校みたいな行事があるのに驚いた。

 

「みんなプリント届いた?じゃあ説明するね。今回の体育祭は全学年の組に分けて勝負する方式を採用しているよ。君達はAクラスだから赤組に配属されることになったよ。そしてDクラスも同様に赤組に配属されるよ。この体育祭の間はDクラスは味方ってわけだよー。」

 

えーBクラスが味方が良かったなー。作戦はまた翔君と話し合うとしよう。リレーとかで翔君と対戦できたら嬉しいな♪。周りは結構驚いてるね。まぁ確かにここの学校のスタンスはクラス別の戦いが主だったから、ここに来てチーム戦は驚くよね。しかも今までの試験の1番の違いは学年を超えての強力戦激アツすぎるよー。これが体育祭のルールですか。

 

 この体育祭では全学年を赤組と白組に分け、対戦を行います。

 

赤組はAクラスとDクラス。

 

白組はBクラスとCクラスに分けられます。

 

点数配分は以下のとおりです。

 

赤組、白組での勝敗は総合点から算出され、敗北クラスはクラスポイントマイナス100ずつ。

 

全員参加の個人競技は1位に15点、2位12点、3位10点、4位8点が与えられそれ以降の順位はそれぞれ1点ずつ引かれていく点数配分です。

 

 推薦参加の個人競技は1位に50点、2位30点、3位15点、4位10点が与えられそれ以降の順位はそれぞれ2点ずつ引かれていく点数配分。

 

最後のリレーだけ3倍の点数配分にて算出が行われます。

 

団体競技では勝ち組に500点。

 

各競技に別枠で報酬が出されており、個人競技では1位にPP(プライベートポイント)5000or次回の中間試験点数3点分を贈与。

 

2位はPP3000or中間試験点数2点分、3位はPP1000or中間試験点数1点分、最下位であった場合は、PPマイナス1000となり、払えない場合は次回の中間試験点数を1点引かれてしまいます。

 

 全学年全競技で最も点数を稼いだ生徒にはプライベートポイント10万を贈与。

 

各学年全競技で最も点数を稼いだ生徒にはそれぞれプライベートポイント10万が与えられます。

 

なお、各学年全競技で総合点ワースト10位以内に入ってしまった生徒にはペナルティが課せられます。

 

各学年で内容は違いますが、1年生には次回の中間試験でマイナス10点とのこと。

 

学年別A~Dクラスの勝敗は総合点1位にクラスポイント50、2位変動なし、3位マイナス50、4位マイナス100となります。

 

反則行為が発覚した場合、違反した生徒には失格同様の処置を施し、最悪の場合は退場を余儀なくされます。

 

また、今までの獲得点数は剥奪の検討あり。

 

体育祭競技一覧については以下のとおりです。

 

全員参加種目-100メートル走、200メートル走、ハードル走、二人三脚、障害物競走、棒倒し(男子のみ)、玉入れ(女子のみ)、男女別綱引き、騎馬戦。

 

推薦参加種目-借り物競争、四方綱引き、男女混合二人三脚、3学年合同1200mリレー。

 

 なお、推薦参加種目には代役を立てることは可能ですが、プライベートポイント10万を消費します。

 

 うーんあまり旨味がない試験だね。あと運動神経悪い人には結構きついよ。ペナルティはきついね。これで勉強もできなくて運動もできない人は特に悲惨だね。あと競技数多いね。リレーアンカーで出て翔君と勝負したいな。

 

「先生応援合戦とかないんですか?」

 

ある生徒が応援合戦ないか質問してきたよ。応援合戦は体育祭の醍醐味だもんね。

 

「ごめんね応援合戦はないんだ。この体育祭はあくまで運動神経や体力を競い合うための試験だからね。」

 

みんなため息ついてるね。まぁ私も少しショック受けてるけど。

 

「じゃあ、最後に参加表について説明するね。これはキミたちが各種目

にどのような順番で記入して提出してもらう感じだよ。この紙が参加表ね。無くさないように気をつけてね〜。」

 

 期限いつまでなんだろう。星之宮先生いつも大事なこと説明し忘れるよね。

 

「先生期限はいつまでですか?」

 

「あ!一之瀬さんありがとね。期限伝え忘れるところだった。期限は体育祭始まる一週間前だよ。もし提出期限過ぎた場合は、ランダムで振り分けられるのでその辺は注意するようにね。あと締め切った場合だけど以下なる理由があっても入れ替えは認められないからねー。」

 

なるほどね。

 

「これで説明は終わりだよ。次の時間は体育祭で行われるから、遅れないようにね。」

 

私はスマホを開いて翔君にチャットした。

 

「翔君リレーアンカーになって私と勝負ね。負けた方は焼肉奢りね。」

 

 すぐ返信返ってきたよ。

 

「ああいいぜ。たまにはお前にも飯奢らせないとな。俺に勝負挑んだこと後悔させてやるほど食ってやるよ。」

 

むー!もう勝った気でいる。腹立つよー。

 

「翔君こそ、私の勝負受けたこと後悔させるほど食べてあげるからね。」

 

「帆波が本気で食べたらマジで破産するから負けられないな。」

 

翔君デリカシーなさすぎるよ〜。私そんなに食べないよー。

 

「じゃあまた後でね。」

 

「ああ」

 

翔君とのやり取りが終わった後神崎君が私に声を掛けてきたよ。

 

「一之瀬今回はどのような作戦で行くんだ?」

 

神崎君……もう朝行ったこと忘れたの?私に頼らないって言ったのに結局私に頼ってるじゃん。このクラスはもう私に依存してるね。

 

「うーん、まだなんとも言えないかな。とりあえず体育館に向かうよ。」

 

そのまま体育館に向かったよ。体育館に着くと全学年の生徒が集合してたよ。翔君の方向いてると苛ついてるね。翔君人混み嫌いだから仕方ないか。上級生の人に呼び出されたので呼び出されたところに向かった。そこにはDクラスの人もいたよ。

 

 なんか赤組のリーダーの藤巻先輩が曖昧なアドバイスくれたよ。生徒会長がリーダーじゃないんだ。二年生、三年生はクラス同士で集まり話し合いを始めたよ。

 翔君の方を見ると、まぁそうだよね。

 

「おや?龍園君私たちのクラスとは協力しないのですか?」

 

「ああ、お前たち行くぞ。」

 

 今回翔君は次の試験は勝つ気ないこと的なこと言ってだよ。

 

 昨日のホテル内での出来事である。

 

「帆波お前は今うちのクラスをどう見る?」

 

「うーんよく言えば、翔君や木下さんなどの上位層などの活躍が目立つ。悪く言えばそれ以外は大したことないって感じかな?あとうちのクラスほどじゃないけど翔君のクラスも上位層頼りのところあるよね?」

 

「お前もそう感じるか。あと最近あいつら天狗になりつつある。今のところ俺らのクラスは全勝したせいでもあるが成長してるやつが俺の直属の部下しかいない。このままだとまずいと俺は感じた。だから俺はあいつらの意識改革のために意図的に試験に負けようと思っている。もし敗北しても変わらないなら入学当初のように暴力でわからせるつもりだ。」

 

「なるほどね。あと翔君のことだからそれ以外にも狙いがあるんでしょう。」

 

私がそう発言すると翔君が悪い笑みを浮かべながら口を開いた。

 

「帆波も知ってるかもしれないが、木下からの情報によると真鍋がDクラスのスパイかもしれないらしい。理由は軽井沢に暴力を振るっているところを綾小路と幸村に見られたらしい。さらに綾小路の策かもしれないがその後、綾小路のサブアカウントかどうかわからんが軽井沢への復讐を促すチャットを送れたらしい。軽井沢がいじめられっ子だった事を知った真鍋たちは、人の出入りがない場所に軽井沢達を呼びいじめたらしい。その映像を綾小路に取られたらしい。伊吹が真鍋と軽井沢が揉めてるという情報をもらったから、木下を真鍋のグループに派遣したがあのバカ案の定やらかしやがった。」

 

「それより木下さんは暴力振るったの?」

 

「いやあいつは静観してたらしいから訴えられても、停学にはならんだろう。ホント木下には助けられてるぜ。ウチのクラスは。」

 

「綾小路君恐ろしいね。おそらく軽井沢さんを自分に依存させるため。真鍋さんに軽井沢さんの過去の情報を教えて、真鍋さんが軽井沢さんをイジメ、焚き付けた綾小路君がヒーローのように助ける。守ってあげるから自分の駒になれってきたなことを言って。依存しやすい状況を作ったってわけかな。その過程があって綾小路君は絶対裏切らない駒を手に入れたって訳だよ。一つ誤算があったとしたら翔君の側近が現場にいたのは予想外だったかもね。」

 

「ああ、そう考えると恐ろしいやつだな。綾小路の評価を改めないと行けないかもな。」

 

「まぁとりあえず綾小路君の話しは終わって続きしようよ。私もう我慢できない。」

 

「帆波ちょっと待て2戦やっただろう。頼むもう終わろう。な!」

 

「ええー!私翔君の指定された通りCAの格好してしかもパンストも履かせたよね。でやるときはちゃんとパンスト破かせてあげたよね。ここまで言うこと聞いて上げたんだから、私の言うことも聞いてよね。」

 

私は今翔君のあそこを足でしごいてるよ。すごいだらしない顔してるよ。翔君可愛い。

 

「ちょっと待て帆波落ち着け。なぁ頼むから帆波お姉さんやめてください。」

 

翔君のMモード来たよ。本当mモードの翔君かわいい。Mモードに入った翔君は私のこと帆波お姉さんて呼ぶんだよ可愛いでしょ。このことは絶対誰にも言わない。私だけの物だから。

 

「ええーどうしようかな?でも翔君のあそこは大きいままだよ。これはまだしごいて欲しいってことだよね。大丈夫帆波お姉さんが優しくしごいてあげるからね!。」

 

「辞めてください。帆波お姉さんもう出ます。」

 

「えーもう出るの?早いよ。一旦お預けね。」

 

「え!そんな早く!早く出させてください。」

 

いや!キャラ崩壊しすぎたよ。ギャップの差に笑いそうだけど可愛い!もうこのギャップの差本当に最高。誰にも渡さないから。実際私も翔君も依存関係だと思うよ。続きしますか、えへへ!

 

「じゃあ、続きしようか。」

 

私は再び翔君のあそこを脚でしごき始めた。あ!たくさん出た。

 

「たくさん出たね。偉いよ。よしよし。」

 

やってる時は私が撫でる側なんだ。ああ本当最高だよ。この顔真っ赤になってる翔君は私だけの物だよ。

 

 という感じだよ。この後2戦またやったよ。そこからDクラスの人と話し合いして教室に戻ったよ。

 

 




龍園君は決して早漏ではありません。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

椎名ひより

 

 1年Bクラス

 

 1年Bクラスの教室には、龍園と石崎、伊吹、木下、アルベルト、椎名、金田の7人が集まっていた。

 

「さて今回の方針について話し合おう。」

 

「龍園氏今回の作戦はどのような作戦で行くつもりですか?」

 

Bクラスの参謀金田が龍園に質問をした。

 

「今回はわざと負けようと思ってる。どうしたお前ら?なぜって顔をしているぞ。」

 

龍園の方針にみんな驚いた。なぜわざと負けようとするのか理解できないからだ。

 

「そうだなわざと負ける理由を説明しよう。お前らは今のクラスを見てどう思う?」

 

全員考え込むが椎名は龍園の意図に気づいたようだ。

 

「龍園君は今のクラスの態度が天狗になっていることに気づいたので、その意識改革をさせるために、負けさせようと思った訳ですね。」

 

「ああ、最近のあいつらは自分らで行動しようともしないし、俺ら任せが顕著になってるからな。ここら一発意識改革させるつもりだ。もし変わらないようであれば、入学当初のように暴力で支配するつもりだ。」

 

「確かに、龍園氏の言ってる通り今のクラスの現状は良くないですね。現に成長してるのもここにいる人達と、小宮氏や近藤氏計9人しか成長してないですからね。非常にまずい状況ではあります。」

 

「ああ、これが個人戦ならともかく、これは団体戦だからな、1人じゃ絶対勝てねぇよ。」

 

椎名は意外そうな顔をして龍園のことを見つめた。

 

「意外ですね。てっきり龍園君のことですから、全部一人でこなすと思ってました。ですが、私の予想に反して龍園君は、クラスメイトの一部ですがしっかり協力しながら特別試験に挑んでるのを見て驚きました。しかしそのおかげで私たちのクラスは勝ちを積み重ね続けています。私は龍園君がリーダーで良かったと心から思います。」

 

「ああ、中2までの俺なら間違いなく俺1人で全てやってただろうな。だがある人に俺はこう言われてから間違いなく一人でやらなくなった。

みんなでやるのさ。一人での勝利なんてこの世には存在しないってな。」

 

「龍園それって今の彼女に言われたの?」

 

「いや元カノだ。」

 

 椎名と金田は龍園に彼女いるのに驚いた。確かに肉体関係持ってる人はいると思っていたが、まさか彼女とは夢にも思わなかった2人であった。

 

「龍園君彼女いたんですね。このクラスの方ですか?」

 

椎名は目を輝けさせながら質問した。

 

「いや今はまだ言えねぇ。」

 

「龍園君、金田君と椎名さんは真鍋さんみたいに裏切らないと思うから話しても大丈夫だと思うよ。」

 

木下の発言に龍園と伊吹を除く人が驚いた。

 

「ちょっと待て木下、真鍋が裏切るってどういう意味だよ。」

 

「そのままの意味だよ。ねぇ龍園君」

 

「説明してやるから焦るな。」

 

 龍園は真鍋が裏切った理由を話した。

 

「なるほど、もしかしたら真鍋氏から参加表洩れるかもしれないですね。」

 

「ああ、今回は最下位でもかまわんから俺らは動かんが、真鍋には最下位になった時の責任は取ってもらうがな。」

 

「綾小路ってやつやばいな。みんなもそう思わないか?」

 

石崎の問いにみんな同意した。

 

「綾小路は俺たちAクラス目指すための最大の障壁になるかもな。」

 

「龍園君それより彼女誰なのか教えて下さい。誰なのかすごいワクワクしてます。」

 

椎名は真鍋の裏切りや綾小路の異常さより、龍園の彼女が誰なのか気になって仕方がなかった。

 

「1年Aクラスの一之瀬帆波だ。」

 

 予想外の名前に椎名と金田は声が出ないほど驚いた。金田に至ってはメガネのレンズが割れるほどだ。

 

「やっぱりこうなるよね。」

 

伊吹が呆れながら発言した。

 

「龍園君今日は4月1日じゃありませんよ。さぁ龍園君の彼女誰か教えて下さい。」

 

 椎名は龍園の発言をジョークと捉えたようだ。

 

龍園は椎名を納得させるために二人で撮った自撮りを見せた。

 

「え!本当に龍園君と一之瀬さんが付き合ってるんですね。私こういう時どんな反応したらいいかわかりませんでした。あと一之瀬さんとヤッてたんですね。私はてっきり堀北さんと付き合ってて、肉体関係あると思ってました。これクラスの予想全員外れですね。未だに動揺してます。私口数少ない方ですがここまで話すと思ってませんでした。これ坂上先生に言ったら金田君みたいにメガネのレンズ割れそうで楽しみです。龍園君が税収制度設けたのもしかして、一之瀬さんをうちのクラスに引き入れるためですね。人生で1番こんな長く話したかもしれないです。龍園君と一之瀬さんが付き合ってるという事実に未だ震えてますし驚きです。」

 

「ひより、そんな俺が帆波と付き合うのは変か?一応中学から付き合ってるぜ。お前キャラ崩壊してるぞ。そんな話すキャラじゃないだろ。」

 

 椎名のキャラ崩壊に全員唖然としていた。

 

「龍園君と一之瀬さん中学の時から知り合いなんですね。龍園君一之瀬さんとどんなプレイしてるんですか?」

 

椎名の質問内容に龍園は驚愕した。ここまでストレートに聞くやつだったのかと。

 

「木下、椎名ってあんなキャラだっけ?天然でポワポワしてるイメージなんだけど。」

 

「私も驚いてるよ。でもどんなプレイしてるかは気になる。私真鍋グループの派遣という仕事果たしたから、それを出しにして聞き出すね。」

 

「あんたも、いい性格してるわ。」

 

木下は悪い笑みを浮かべながら龍園に声を掛けた。

 

「龍園君私真鍋グループの仕事果たしたから、私にだけでもプレイ内容教えてよ。」

 

「そんな気になるのか?俺たちのしてるプレイ」

 

みんなうなづいた。

 

「流石に勘弁してくれ。」

 

龍園もプレイ内容はいいたくないようだ。なぜなら、プレイの時帆波お姉さんさんとか帆波お母さんと呼びながら、あそこをしごかれてるなんて死んでも言えないし。王としての威厳もなくなる。そしていちばん怖いのは一之瀬をキレさせることだ。あいつをキレさせた結果別の地区で有名だった宝泉和臣をボコボコにしたという実績を持つ。その時一緒にいた龍園は死んでも一之瀬をキレさせては行けないと心の中に誓った。普通の神経してたらまずプレイ内容とか聞かないだろうと思う龍園であった。

 

「言ったら帆波にしばかれるのは俺なんだ。ホントに勘弁してくれ。」

 

「龍園あんたがしばかれるって、一之瀬そんな強いの?」

 

「強いってレベルじゃない。思い出しただけで震えるぜ。とりあえずカラオケ行こうぜ。今日集まりだろ。」

 

椎名や金田も加わってカラオケに向かった。

 

一之瀬視点

 

やっと話し合い終わったよ。あんなドヤ顔の堀北さん初めて見た。Bクラスの参加表手に入れる術を手に入れたってドヤ顔で言ってきたよ。私のクラスに共有しようとしたのは堀北さんの独断でしょう。だって綾小路君も困った顔してたもん。そう思ってるといつものカラオケに着いた。

 

「ヤッホーみんな元気にしてる?あれ椎名さんと金田君もいるよろしくね。」

 

「龍園君の言ってることが本当でした。本当に一之瀬さんが来ました。」

 

伊吹は椎名に呆れながらこう発言した。

 

「あんたまだ疑ってた訳、ちゃんと龍園と一之瀬の自撮りの写真見せてあげてたじゃん」

 

「龍園君と一之瀬さんが恋人同士ですか、何気に龍園君クラス内でモテモテですからね。一之瀬さんが彼女となりますと、おそらく諦める人続出しますね。」

 

 伊吹は椎名の発言に驚いた。

 

「龍園モテてるんだ。意外。」

 

「え!伊吹さん知らなかったの?普通に龍園君イケメンじゃん。それに性格も悪くないから、女子ウケ悪くないと思うよ。私も一之瀬さんが彼女じゃなかったら普通に狙ってたよ。ところで、龍園君私と一緒にベッドで寝ない?」

 

 木下の発言に一之瀬は目のハイライトがなくなった。

 

「木下さん、一体何を言っているのかな?私の翔君に手を出すのは誰であろうと許さないよ。あと翔君もデレデレしないで翔君は前科があるんだから。」

 

「一之瀬さんちょっとしたジョークだよ。ジョーク。」

 

木下は一之瀬がここまで重い女と思ってなかったので驚いた。冗談でも龍園に色気使うのはやめようと誓った。

 

「前科があるって龍園浮気したの?」

 

「龍園さん浮気はダメですよ。な!アルベルト。」

 

「YES」

 

「浮気はしてねぇし、あれは誤解だと説明しただろ帆波。」

 

「ならなんで、私の妹とベットの上で一緒に寝てたの?」

 

 一之瀬の発言に全員龍園を軽蔑した目で見ていた。

 

「あれは、俺が寝てたらお前の妹も俺のベッドに入ってきただけだ。」

 

「ならなんで私の妹は裸で寝てたの?」

 

「知らねえよ。こっちが聞きてえよ。あとお前裸では寝てなかっただろ。」

 

「あ!バレた?てへ。」

 

「タチの悪い冗談はやめろ。」

 

「一之瀬あんた妹いたんだ。」

 

「うんいるよ。あと母子家庭だよ。翔君の家も母子家庭だよね。翔君のお母さん2回ぐらいしか見たことないよ。」

 

「ああ、俺の家も母子家庭だ。父親の顔は一回も見たことない。だが母さんから父親の方はどっかの教育機関の方で働いてると聞いた。あと父親の方に双子の兄弟がいるとも聞いた。」

 

「翔君の双子の兄弟かいずれ会ってみたいなー。」

 

「龍園の双子の兄弟とかイメージつかない。」

 

「もしかしたら、ここの学校に龍園君の双子の兄弟いるかもしれないね。」

 

「木下それはないんじゃないと言いたいところだけど人生何があるかわからないからね。だって龍園と一之瀬が恋人同士とか最初の月の時は夢にも思わなかった。」

 

「伊吹さんと木下さんはいつ龍園君と一之瀬さんが恋人同志なの知ったのですか?」

 

最初に伊吹が椎名の質問に答えた。

 

「私は中間終わってすぐだから5月ぐらいかな。」

 

 次に木下が椎名の質問に答えた。

 

「私は暴力事件の後だから7月ぐらいかな。」

 

 椎名は顔を膨らませながら龍園に早く言ってほしかったことを伝えたが龍園は一之瀬とイチャイチャしてた。

 

「私も早く知りたかったです。龍園君聞いてます?聞いてないですね。一之瀬さんとイチャイチャしてました。あの二人いつもあんな感じですか?」

 

「うんあんな感じだよ。ここにいるメンバープラス小宮、近藤、各クラスのスパイ2人は龍園と一之瀬のイチャイチャに慣れてると思うよ。」

 

「スパイもいるんですね。龍園君の手腕の凄さが分かります。」

 

女子3人も龍園や一之瀬の話に盛り上がっていた。一方男子3人組の方はというと

 

「石崎氏、山田氏はいつもこんな感じなんですか?」

 

「ああ、俺たちは木のようにボーと過ごしてるんだ。な!アルベルト」

 

「YES」

 

「そうですか、それより体育祭について話し合わなくても大丈夫でしょうか?」

 

「金田今日は話し合うことはないと思うぞ。龍園さんは一之瀬さんとイチャイチャし始めたらもう2人の世界に入ってしまうぐらいのバカップルなんだ。だから諦めろ金田。お前も俺たちみたいにボーと過ごすんだ。」

 

そこから石崎達3人は集まりが終わるまでぼーと過ごした。結局1年Bクラスは体育祭まで何も話し合わず当日を迎えた。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

体育祭前編

 

 1年B組

 

 ついに体育祭当日を迎えた。

 

 入場更新、開会宣言を終えた後、すぐ競技の準備に入りそのあと競技が始まる。

 

 テントの配置は赤組、白組が向かい合っている配置になっているため、違う組の人には競技以外接触できないルールになっている。

 

 龍園は伊吹をテントの奥に呼び出していた。

 

「伊吹、真鍋が参加表の写真を撮った所の映像撮れたか?」

 

「あんたの言われた通り真鍋のこと見張ってたけど、本当尻尾出しすぎだね。あと映像は取れたよ。ちゃんとクラス全員に公表するんでしょうね。」

 

「ああ、体育祭終わった後この映像と共に公表するつもりだ。あとうちのクラス意識改革ができてるかも調べるつもりだ。」

 

「そういや今回勝つ気なかったね。まぁ確かにこの数日見てたけどみんな勝てると思ったのか練習しないわ、余裕と連呼するわのオンパレードだったね。龍園も頭悩ませるよ。」

 

「ククッ、今回はあいつらの自由にさせたし、あいつらも自分の実力の無さがやっとわかるだろうな。」

 

ちなみにリレーのアンカーはちゃんと龍園でエントリーされてるよ。

 

「そうだね。ここまでうちのクラスが腐敗してるとは思わなかったよ。」

 

「ああ、ここまで腐敗させてしまったのは俺の責任でもあるがな。」

 

伊吹は龍園の発言を聞いて意外そうな顔をした。

 

「意外だね。あんたがそんな発言するなんて。ホントこのクラスのリーダーはあんたしかいないよ。そうだ!一之瀬が、クラスに来たらリーダーどっちがやるの?」

 

「俺だ。帆波はリーダータイプじゃなくて参謀タイプだ。あいつもそこは自覚しているはずだ。自分がリーダーに向いてないってことがな。」

 

「確かに一之瀬が参謀だとうちのクラスの選択肢が増えそう。あと龍園に意見を物申す人が来るのも大きいね。現にうちは龍園一強クラスといっても過言ではないからね。頭脳面に関しては」

 

「ああ、ひよりと金田がいるがあいつらじゃまだ力不足だ。ひよりは闘争心がなさすぎる。有能ではあるが駒としては使えない。金田は駒としては使えるが悪知恵が足りない。真面目すぎるところがまだまだだな。」

龍園と伊吹が話してるところに木下が焦ってやってきた。

 

「木下焦ってこっち来たけどどうしたの?」

 

「伊吹さん、龍園君、一之瀬さんの方見ればわかるよ。」

 

 龍園と伊吹は一之瀬の方を向くと、伊吹は一之瀬はただ笑顔でこっち見てるだけじゃんと思ったが龍園の方向くと顔真っ青になっている龍園を見て、疑問に思ったので龍園に質問してみた。

 

「龍園顔真っ青になってるけどどうしたの?一之瀬笑顔でこっち向いてるだけじゃん」

 

「ククッ伊吹は知らねえかもしれんがあの笑顔はやばい。確か元カノと二人で遊んだ時たまたま帆波と会った時あの笑顔を浮かべながら俺たちにうっ、思い出しただけで震える。」

 

「いや、あんた彼女いるのに、元カノとはいえ二人っきりで遊ぶのはダメでしょう。とりあえずテントに戻ろうか。木下もよく一之瀬がやばいって気付いたね。」

 

「一之瀬さん重い女の子じゃん、なら伊吹さんと二人っきりでいるこの状況好むはずないよ。」

 

そっから3人はテントに戻って行った。

 

 一之瀬視点

 

 ふふ、翔君あとで覚えといてね。今も翔君は伊吹さん、木下さん、椎名さん、3人に囲まれながら話してるよ。きっとデレデレしてるに違いないよ。木下さんに至ってはこの状況楽しんでるに違いない。ちなみに体育祭は個人戦は赤組優勢だよ。今から初めての団体競技の棒倒しが始まるところだよ。あ!翔君移動し始めたね。

 

「一之瀬さん、今回龍園君何もしてこないわね。」

 

私に声を掛けてきたのは、堀北さんだよ。あのシスコン兄貴の妹。巷では堀北さんもブラコンって言われてるよ。

 

「そうだね。もしかしたらメンバー表洩れに気づいて諦めてるかもしれないね。」

 

「でも彼のことだから何か仕掛けてきそうね。」

 

「そうだね。」

 

 棒倒しの方見てみると、うん赤組が優勢だね。だって翔君やその直属の部下達はやってるフリだけしてるもん。そりゃそうか。あ!白組の棒倒れた。須藤君すごい喜んでるね。高円寺君は相変わらずのサボりだね。Aクラスの生徒達が戻ってきたよ。神崎君が私に声を掛けてきた。

 

「一之瀬勝ったぞ。」

 

「おめでとう。みんなの活躍ちゃんと見てたよ。次は私たち女子の競技だね。みんながんばろー。」

 

 次の団体競技は玉入れだよ。玉入れとかモチベーション上がらないよ。早くリレー来てほしいと思ってるとはじまりの笛が鳴った。いや、みんなやる気ありすぎでしょう。私も適当に玉を投げていると、やっと終わりの笛が鳴ったよ。赤組の勝ちだね。ちょっとトイレ行きたくなっちゃった。

 

「みんなごめんねトイレ行ってくるね。」

 

「帆波ちゃん行ってらっしゃい。」

 

 一之瀬はトイレに向かった。

 

「ふうー。スッキリした。」

 

私は女子トイレから出て廊下に出るとすぐそこに高円寺君がいるんだけど。サボってるのにここにきてどうしたんだろう。

 

「おや?ストロベリーガールじゃないか。」

 

「高円寺君、私になんかようかな?何もようないなら私はもう行くね。」

 

「龍園翔」

 

私は今驚いた表情で彼のことを見ていると思う。彼に通用するかわからないけど、誤魔化してみよう。

 

「龍園君がどうかしたのかな?高円寺君。」

 

「私は君とドラゴンボーイの関係に気づいてる。いちいち誤魔化さなくても大丈夫だ。」

 

 高円寺君のネーミングセンスあるね。ドラゴンボーイは面白いよ。私のストロベリーはどこから来たんだろ?髪の毛の色かな

 

「へー、それで私と翔君の関係に気付いたからみんなにバラすって感じなのかな?でも証拠はないから嘘つきのレッテル貼られるだけだよ。」

 

「安心したまえ。私は君たちの関係を周囲にバラすつもりはない。一つ提案があってね。ストロベリーガールはそのうちドラゴンボーイのクラスに移動する。移動した時君たち対私で勝負しないか?」

 

 高円寺君と勝負?激アツだね。

 

「いいよ。その勝負受けて立つよ。まぁ私のクラス移動はまだまだ先だけどね。まだ仮定の話しても仕方ないから、私がクラス移動したら翔君も交えて話そうか。」

 

「いいね。では私はこれで失礼するよ。アデュー」

 

高円寺は上機嫌にここから去った。

 

「私もテントに戻らなきゃ。」

 

 テントに戻るとみんな心配してたのか私の元にやってきた。

 

「帆波ちゃん遅かったけど何かあったの?」

 

「にゃははは……………大丈夫だよ。ちょっとテントの場所迷っただけだから。」

 

 競技の方見ると綱引き終わったところだ。赤組が勝ったみたいだね。翔君とかもうやる気なさそうにしすぎだよ。次にやるのが障害物競争か、まぁ適当にこなしますか。

 

 私は1組目からのレースなので、すぐ準備したよ。スタートのアイズがなったので、全員がスタートした。私は一つ目の障害物へと走っていく。

 

 一之瀬は最初の段階で一位になりそのままフィニッシュした。

 

 面白くないな。私もリレーまで高円寺君みたいにサボりたいよ。

 

 午前の種目は赤組優勢のまま進んだ。

 

 弁当の時間

 

 1年B組

 

 龍園は、伊吹、椎名、木下、石崎、アルベルト、金田7人で弁当を食べていた。

 

「ククク、予想以上にボロボロじゃねぇか。失笑もんだぜ。」

 

「やはり、龍園君抜きで試験挑むとこんなもんですね。やはりAクラスで卒業するには、個人、個人のレベルアップが必須ですね。」

 

「ああ、ひよりの言う通りこの学期の目標は勉強癖をつけることだ。」

 

椎名や金田を除く5人はクエスチョンマークを頭に浮かべた。

 

「あくまで俺の推測だが、この学校は勉強や運動さえできれば基本退学になることはない。あくまで推測だがな。あと勉強で一番大変なのは勉強癖をつけるのが一番大変だ。お前らだって最初の方は机に座って勉強するの大変だっただろ。」

 

「はい、学年の二大美女が先生じゃなかったら、最初の方で挫折してたとおもいます。」

 

「確かにそうね。習慣つけるのが一番難しいって言うしね。」

 

「ああ、お前らはホント恵まれてるぞ。美人二人に勉強教えてもらえるなんて。」

 

「龍園君それ本人に言ってあげなよ。喜ぶよ。」

 

木下は悪い笑みを浮かべながら口を開いた。そして龍園の腕にしがみついた。椎名も木下の意図が分かったのか反対側の腕にしがみついた。

 

「お前ら離れろ。お前らの目的はわかってるぞ。帆波を怒らせて俺をボコボコにさせるのが目的だろ。」

二人は屈託のない笑顔で返事をした。

 

「「はい」」

 

「椎名が木下化しちゃったな。なぁアルベルト」

 

「YES」

 

「ふふあんたらやめてあげなよ。」

 

「伊吹さんも良かったらどうですか?」

 

 椎名の発言に伊吹も悪い笑みを浮かべながら龍園に近づいた。そして龍園の腕にしがみついた。

 

「チッ、伊吹お前もか、帆波の方みろお前らもボコボコにされるぞ」

 

一之瀬はというと笑顔で龍園の方を見てるが内心ブチギレである。さらに龍園に災難が降りかかる。

 

「おや龍園君ごきげんよう。女の子と遊んでるところお邪魔してすいません。ちょっと龍園君に話をと思ったのですが面白いものが見れたので話はやめときます。」

 

 坂柳グループがやってきた。坂柳と橋本は他の人から見たらもうイライラするぐらいニヤニヤしていた。

 

「チッ坂柳か用がないならこっから離れろ。」

 

「私たちが離れたところで、もう目立ってますよ。」

 

「は?」

 

坂柳の言う通り。全校生徒の8割が龍園達の方をみていた。

 

「綾小路君、彼相当モテてるわね。意外だわ。」

 

「確かにそうだな。堀北も混ざってくれば?」

 

「コンパスで刺すわよ。」

 

堀北はポケットからコンパスを取り出した。

 

「堀北なぜコンパスを持ってきてるんだ。」

 堀北は綾小路の腕にコンパスを刺した。そして 三馬鹿は、羨ましそうに龍園のことを見ていた。

 

「寛治、健あれを見ろ。」

 

「なぜあいつがハーレムを築いてるんだ。なぁ健。」

 

「龍園俺を停学に追い込んだくせに、お前は女と遊んでるのかよ。絶対許さないからな。」

 

それを見てた櫛田は

 

(私も混ざりたかったなぁ。絶対面白いじゃん。一之瀬さんは表面上は普通でいるけど内心は考えただけで恐ろしい。)

 

1年A組はと言うと。

 

「意外だな。龍園以外にモテるんだな。一之瀬もそう思わないか?」

 

「そうだね〜」

 

ふふふ翔君……………………………体育祭終わったらたくさん可愛がってあげるからね。

 

 こうして昼食時間は終わりを迎えた



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

体育祭後編

 

 午後のパート

 

 昼食を終え次からは推薦競技がはじまる。

 ここからは運動能力が優れている人が各クラス出てくるだろう。

 

「伊吹次の競技なんだったかわかるか?」

 

 伊吹は龍園の質問にため息吐きながら答えた。

 

「あんたやる気なさすぎでしょ。次は借り物競争。あんたも出るはずだよ。うちのクラスのメンバーは私、龍園、木下、椎名、アルベルトでしょ。」

 

「俺もメンバーに入ってるのか、さっきの騒動で目立ったからあまり出たくなかったがな。」

 

 さっきの騒動で、龍園、伊吹、木下、椎名は目立ってしまっていた。

 

「私もさっきの騒動のせいで、私と木下と椎名はあんたの女ってことになったんだからね。」

 

「クク、お前らの自業自得だ。俺は三股疑惑かけられたんだぞ。それよりマシだろ。あと体育祭終わった後の帆波に会いたくね。」

 

「一之瀬の笑顔やばかったね。私も会いたくないわ。」

 

ニヤニヤした木下が、龍園と伊吹の元にやってきた。

 

「二人ともイチャイチャしない!もうすぐ競技始まるよ。早く行こうよ。」

 

「イチャイチャしてないし。あと木下その顔やめて。あんた真面目キャラかと思ったけど、全く違ったね。」

 

「私中学の時お調子者って言われてたよ。」

 

「確かにお調子者だよね。だけど不愉快にはならない。多分クラスのリーダーの龍園も弄れてるから、不愉快に思わないかもね。」

 

「お前ら早く行くぞ。」

 

 龍園、伊吹、木下は借り物競走の行われるレーンに着いた。そこに綾小路が小声で龍園に声を掛けた。

 

「龍園以外にモテるんだな。」

 

「綾小路かお前も軽井沢とヤってるだろ。」

 

「やはりお前は、俺と軽井沢との関係に気づいたか、ヤッてはないけどな。真鍋嵌めた時お前の側近の木下がいたからな。あれお前の指示で真鍋グループに派遣しただろ。」

 

「ククク、そういうことだ。だが今回の試験はお前の勝ちだな。ところで提案がある。綾小路俺とお前で不可侵条約結ばないか?俺はお前とは一騎打ちで勝負したいと思っている。俺とお前との勝負で邪魔が入るのはお前も嫌だろ。」

 

「なるほどな、確かにお前との勝負を邪魔されたくはない。不可侵条約は結ぶ。あと俺は一之瀬とも一騎打ちしたいと思っている。あと高円寺もお前と勝負したがってたぞ。」

 

「一之瀬か、俺も一之瀬のことは評価しているつもりだ。体育祭もここまで一位おそらくAクラスの地位を盤石にするだろう。何より目立ったマイナスがないのも大きいな。高円寺に関してはノーコメントだ。」

 

「ああ、お前らのクラスと坂柳のクラスはこの体育祭でかなりクラスポイント減るだろうからな。あとお前なぜ何も仕掛けなかったんだ。」

 

綾小路は今回龍園が何も仕掛け無かったことに不可解を覚えた。龍園のことだからメンバー表洩れたことに気づきその対策をすると思ったのでそのための策を用意していたが、綾小路の予想に反して龍園は何もしてこなかった。綾小路は龍園の狙いが全く分からない状況である。

 

「クク、この話はまた今度な終わったら連絡先教えてくれ、今度話し合う機会を設けよう。」

 

「分かった。そうだ!龍園三股は良くないぞ。」

 

「話し合いの時覚えとけよ。綾小路。」

 

 そしていよいよ、龍園と綾小路の番がやってきた。

 

「クク、綾小路どっちが早いか勝負しようぜ。」

 

「望むところだ。」

 

 スタートの合図がなったので龍園達の組はスタートした。

 

龍園の引いたお題は美人教師

 

「美人教師だと!若作りしてるが星之宮でいいか。」

 

 龍園は星之宮のところに向かった。

 

「あ!龍園君借り物競争のお題で私に用があるの?お題はなんだったのかな?」

 

龍園はお題の紙を星之宮に見せた。

「龍園君見る目あるねー。よし私が一緒に行ってあげるね。レッツゴー。」

 

こいつ、もうすぐ30のくせにあざとすぎだろ。ほっぺにツンツンするな。帆波の顔今見たらやばいな。見るの辞めとこう。

 

 龍園は一番目で借り物競争のゴールについた。

 

「龍園君借り物競争のお題をお願いします。」

 

「1年B組龍園翔お題は美人教師だったので星之宮先生を連れてきた。」

 

「「ギャハハハハハ」」「星之宮って龍園しゅみ悪いな」

 

 龍園のお題発表に笑ってる人、驚いてる人、龍園趣味悪いなの3択に分かれていた。星之宮を笑っている生徒は星之宮から睨まれてるのに気付いてなかった。

 

「龍園君は私の事美人教師って思ってるよね。もし違うのならどうなるかわかるよね……………………。」

 

 ここは、嘘つくのが得策だな。こういう時の女はホントめんどくせぇ。帆波とか元カノとかで学んだからな。

 

「はい。星之宮先生は美人教師です。」

 

「うんよろしい!龍園君いつでも保健室来ていいからね。ついでにいけないことも教えてあげるねー。じゃあーまたね。」

 

こいつ何言ってんだ。彼氏いないから欲求不満なんだな。星之宮には気をつけようと心から誓った。

 

 龍園はレーンに戻った。

 

「龍園おつかれ。」

 

 伊吹が同情した感じに龍園に声を掛けた。

 

「ああ、すげー疲れた。リレーまで休みたい。」

 

 続いて2組目がスタートした。木下かこっちにやってきた。

 

「ごめん、龍園君来てくれない?」

 

「お題はなんだ?」

 

「異性で1番仲良しな人だった人だった。私が1番仲良い人って龍園君だと思うから来て。」

 

「ああ、分かった。」

 

 木下は一番でゴールに着いた。

 

「木下さんお題をお願いします。」

 

「1年B組木下美野里。お題は一番仲良しな異性の人だったので龍園翔君を連れてきました。」

 

「お!龍園の愛人1号だな。」「龍園あんな可愛い子に仲良しって言われて羨ましい。」

 

龍園に嫉妬する声が多かった。

 

「龍園君ありがとね。」

 

 木下は指を差しながらウインクをしながらお礼を言った。

 

「クク、木下あざとい。」

 

 悪い気はしない龍園であった。

 

「次は椎名の番だね。頑張りなよ。」

 

「伊吹さんありがとうございます。頑張ります。」

 

 3組目がスタートした。ニヤニヤしながら椎名こっちに向かってきた。

 

「龍園君一緒に来てくれませんか?」

 

「チッ、またかよお題はなんだ?」

 

 椎名はニヤニヤしながら答えた。

 

「好みの男の子でした。なので龍園君お願いします。」

 

 伊吹と木下は爆笑していた。椎名の狙いが分かっていたからである。

 

「違う奴にしろ。俺は行かんからな。」

 

「ダメですか〜。」

 

椎名の涙の訴えには、さすがの龍園でも断ることができず

 

「チッ、今回だけだぞ。」

 

「ありがとうございます。」

 

椎名は3番目にゴールについた。

 

「椎名さんお題をお願いします。」

 

「1年B組椎名ひより、お題は好みの男の子で龍園翔君を連れてきました。」

 

 周りからは罵声が飛んできた。

 

「あいつさっきの女の子もいたくせにけしからん奴だ。」「あの女の子かわいい龍園羨ましい。」「めちゃくちゃ可愛いな。」

 

「龍園君ありがとうございます。」

 

椎名も指差しながらウインクをした。

 

「お前そのウインク帆波から習っただろ。」

 

「はい、一之瀬さんから習いました。あと一之瀬さんの方見てください。」

 

 龍園は一之瀬の方を見ると、顔が青ざめてしまった。なぜなら、笑っておらず龍園のことを睨んでいたからである。椎名は龍園青ざめた顔を見てニヤニヤしながら元の場所に戻った。

 

「次は伊吹さんの番ですね。頑張ってください。」

 

「ありがとう。椎名頑張るよ。」

 

 4組目がスタートした。伊吹も龍園の方に向かってきた。

 

「龍園来てくれない?お題が異性と手を繋ぐだったからさ。まさか二人にはやって、わたしにはやらないとは言わないよね?」

 

伊吹はニヤニヤしながら龍園を挑発した。

 

「分かった、わかった、手を繋げばいいんだろ。」

 

 伊吹は1番にゴールに着いた。

 

「伊吹さんお題をお願いします。」

 

「1年B組伊吹澪お題は異性と手を繋ぐで龍園翔君を連れてきました。」

 

周りからは称賛の声が上がった。

 

「もうここまで来たら褒めるしかないな。」「龍園モテすぎ問題」

 

「龍園ありがと。」

 

なんとあの伊吹も指を差しながらウインクをした。

 

「もうなんとでもいえ。」

 

最後に五組目アルベルトがスタートした。お題はフルーツだった。石崎からバナナをもらい一位でゴールした。

 

「借り物競争は私たちのクラスが圧倒的だったね。」

 

「まさかの3位フィニッシュしそうだな。まぁあいつらは得意の運動で一位取れなかった時点で元気無くなってるけどな。」

 

「そうだね。次はリレーだね。龍園君リレーだけはやる気あったよね。」

 

「ああ、帆波と勝負して負けた方は焼肉だからな。絶対負けられないぜ。」

 

「これはがんばらないとね。うちのクラスの財政が厳しくなっちゃう。」

 

 後半戦最後の競技リレーが始まろうとしていた。

 Bクラスのリレーメンバーは、龍園、アルベルト、小宮、伊吹、木下、矢島のメンバーだ。

 

 石崎達クラスメイトが龍園達リレーメンバーに鼓舞を入れていた。

 

「龍園さん、総合最下位だけにはならないようにしましょう。リレーで一位になりそのあとみんなで反省会しましょう。」

 

「そうだな、お前ら体育祭終わったら反省会だからな。」

 

「はい」

 

全員分かってしまった。自分たちの実力のなさ、そしていかに龍園達に頼ってたのか、努力をしなかったのか、もし次のチャンスがあるならそのチャンスを活かしたいと心から思った。

 

「リレーメンバーは集合場所に行くぞ。」

 

 リレーメンバーはそれぞれの持ち場に着いた。

 

「龍園お前もアンカーか今回は楽しめそうだな。堀北先輩もそう思いませんか?」

 

「そうだな、今回は負けないからな。」

 

一之瀬も龍園達のところにやってきた。

 

「あ!龍園君もアンカーなんだよろしくね〜」

 

帆波ガチギレじゃねぇか、目が笑ってねえぞ。反省会終わったらすぐ寮に戻るか。

 

「帆波もアンカーなのか。これは楽しみだな。」

 

「今回は、勝たせてもらうぞ。」

 

4人で話してたら堀北鈴音がやってきた。

 

「兄さん……………………」

 

「鈴音か。須田と共に頑張っているようだな。」

 

「はい、ありがとうございます。兄さんは龍園君と一之瀬さんと知り合いなんですか?」

 

「ああ、こいつらとは夏休みバレーで対決をしている。バレーでは負けたからな。次はこいつらに勝ちたいと思っている。」

 

「兄さんが負けたんですね」

 

「ああ…………」

 

兄弟なのに話弾まないなと3人は感じた。スタートのピストルがなった。

 

 Bクラスの一番手は木下だ。須藤に次いで2番目である。女子にしたら大健闘である。二番手は小宮だ。軽快な走りで一位に踊り出る。そのままBクラスは一位でアンカーまで回ってきた。

 

「ククク、悪いな今回も勝たせてもらうぞ。」

 

龍園は伊吹からバトンを受け取りスタートした。

 

「くそ!龍園待ちやがれ」

 

続いて南雲がバトンを受け取りスタートした。

 

「神崎君早く」

 

「すまん、一之瀬後は頼む」

 

(一之瀬の手柔らかかったな。)

 

3年A組は途中バトンを落としたので首位争いから脱落していた。

 

 一位は一年B組、2位は2年A組、3位は1年A組だった。

 

「ククク、俺たちの勝ちだな。」

 

「チッ、負けたぜ。」

 

「にゃははは……………………負けちゃった。」

 

(翔君たくさんお肉食べるんだろうな。明日だよね?私と翔君の切り札も呼んでおこう。)

 

 全ての競技が終わったので結果発表に入る。

 

 生徒全員が巨大電光掲示板に目を向けた。

 

 1年クラス順位

 

 1位 1年Aクラス

 

 2位 1年Dクラス

 

 3位 1年Bクラス

 

 4位 1年Cクラス

 

 次に学年最優秀賞が発表された。

 

 1年最優秀賞は1年A組 一之瀬帆波

 

 そう電光掲示板に表示される。

 

「帆波ちゃんおめでとう」「帆波ちゃんすごいよ。」

 

「にゃはは…………みんなありがとう。」

 

 体育祭は幕を閉じた。

 

クラスポイント

 

一之瀬クラス992cp

龍園クラス750cp

坂柳クラス674cp

堀北クラス262cp

 

 「一之瀬帆波」

 学力A

知性A

 判断力B +

 身体能力A

 協調性C

 

 

 




 大学のレポートやばいので投稿頻度落ちるかもしれないです。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

裏切り者と綾小路との対談

 

 1年Bクラス

 

 教室は重苦しい雰囲気で包まれていた。

 

「ククク、とりあえずお疲れと言いたいが、この結果じゃな、お前ら最近態度が天狗になってるぞ。」

 

 全員、心当たりがあったのか黙ってしまった。

 

「まぁいい、全員反省してるようだな。とりあえず当面の目標は個人のレベルアップだ。分かったか?」

 

全員うなづいた。

 

「とりあえず、お前ら勉強癖つけろ。そろそろ学力関係の特別試験が来るかもしれねぇ。そうなった場合、うちは学力に関してはDクラスと同等下手したらそれ以下かもしれないからな。勉強癖さえつけば、自然と勉強できるようになる。分からないところがあったら、先生や学力上位の奴に聞いてもいいからな。」

 

「「はい」」

 

「いい返事だ。そしてもう一つ伝えなきゃ行けないことある。今回の体育祭おかしいことに気づかなかったか?」

 

 ある生徒がその違和感に気づいてたのか、龍園に答えていいか質問した。

 

「龍園君私気付いたかもしれないから答えてもいいかな?」

 

「矢島か、ああいいぞ。」

 

「参加表AクラスとDクラスに流出したよね。だって早い人には遅い人、普通の人には早い人、遅い人には普通の人ぶつけてきたもんね。この2クラスは私たちのクラスに、龍園君がクラス集めた真の目的は裏切り者探しだよね。」

 

 矢島の発言にクラス中がざわめきだした。まさか、裏切り者が出るとは思っても見なかったからだ。

 

「ククク、矢島は気づいてたのか。ああ、残念なことにこのクラスに裏切り者がいるっ言っても、裏切ってる人物は既に分かってるけどな。」

 

「分かってて、対処しなかったんだね。」

 

「ああ、お前らに喝を入れるために今回はわざと負けた。」

 

 全員が申し訳なさそうな顔をした。

 

「とりあえず、裏切り者の答え合わせをするとしよう。伊吹!」

 

「わかった!みんなチャットグループに参加表の写真撮ってる映像流したから見て。」

 

全員がスマホを開いてチャットグループの映像を見た。

 

「お前だよな!真鍋。」

 

「あっ…あぁ……わ……」

 

 うまく呼吸ができないのか息が乱れ、動揺が体に伝わり泣き出しそうなほど震えている。

 

「ククク、そんなビビらなくてもいいんだぜ。お前の性格上隠し事はできないからなぁ。」

 

全員が予想外の人物にクラスメイトは理解が追いついてなかった。

 

「ご、ごめ…ごめんなさい……」

 

「気にするな。今回は許してやるよ。だが次はないと思え。」

 

 ある一人の生徒が龍園に質問をした。

 

「龍園さん裏切った理由聞かなくてよろしいのですか?」

 

「心配すんな。裏切った理由も仕向けた奴の正体も既に分かってる。だがお前らには教えることはできない。」

 

「どうしてですか?」

 

「あいつとは不可侵条約を結んだ。その条件が正体を広めるなという条件もあったからな。ここは俺の顔に免じてくれ。」

 

「わかりました。」

 

「解散だ。真鍋たちは少し残れ。」

 

 真鍋達のポイントを没収し別れた。

 

「行くぞ。木下話し合いに。」

 

「分かった。綾小路君との話し合いだよね?」

 

「ああ、焼肉屋で話し合いすることになった。」

 

「緊張感ないねー。」

 

 龍園と木下は待ち合わせ場所の個室の焼肉屋に向かった。

焼肉屋に着いたので綾小路のいる個室に案内された。

 

「ククク、悪いな遅れて軽井沢もいるのか。」

 

 焼肉屋の個室に着くと、綾小路と軽井沢がいた。

 

「ああ、問題ない。お前こそ木下連れてきたのか。」

 

「清隆の待ってる相手って龍園のことだったの?」

 

 軽井沢は綾小路の待ってる相手が龍園なのに驚いた。まず関わりあったのに驚いた。

 

「さて話し合いするか。」

 

「不可侵条約についてだな。」

 

 木下はネギタン塩を頼んだ。龍園は呆れたように木下に向かって発言した。

 

「木下何勝手に頼んでるんだ。」

 

「お腹すいたから仕方ないじゃん。焼肉屋に来て最初に頼むのはやっぱりネギタン塩だよね。」

 

「ククク、そこは否定しねぇ。だが木下甘いなキムチの盛り合わせも頼まないとダメだろ。」

 

「そうだ。キムチの盛り合わせ頼むの忘れてた。」

 

「恵、焼肉屋に来て最初に頼むのはネギたん塩とキムチの盛り合わせなのか?」

 

「私にわかる訳ないじゃない。焼肉屋とか普段行かないし、木下さんは焼肉屋よく行くの?」

 

「うんそこそこな頻度で行ってると思うよ。私たちのクラス資金に困ってないし。Dクラスは資金どう困ってるの?」

 

「もう大変だよ。一時期0ポイントだったし、テストで増えたと思ったら、須藤君がやらかすし、一時期ご飯は山菜定食ばっかりだったわよ。」

 

「須藤君がやらかしたおかげで私たちはポイント潤ったんだけどね。」

 

「やっぱり、貴方達のクラスが仕掛けてたのね。」

 

「ククク、そういうことだ。だがあの事件のおかげで綾小路の存在も知れた。非常に実りのある事件だったよ。」

 

「ああ、あの事件はお前の手のひらで動かされたよ。まぁそのおかげでこの学校に来て良かったと思ったけどな。」

 

ネギタン塩とキムチの盛り合わせが来た。

 

「ククク、とりあえず肉食べるか。」

 

「賛成」「ああ」「そうね」

 

「クク、うめぇな」

 

 肉食べ終わったところ綾小路が口を開いた。

 

「話し合うか。まず条件としては恵の過去は広めないで欲しい。」

 

「ああ、広めるつもりはない。お前を敵に回したくないからな。」

 

「次に真鍋を裏切り者に仕向けたのが俺ってのも広めないで欲しい。」

 

「直属の部下には言ったがな。」

 

「まぁ、その辺は仕方ない。お前らの見返りは真鍋達を退学にさせるなだったか?」

 

「ああ、俺らとしてもこれ以上クラスポイント減らすのは得策じゃないからな。」

 

「わかった交渉成立だな、お前としてはAクラスを蹴落とすつもりか?」

 

「ああ、1年終わる頃には俺たちのクラスがAクラスに上がってるぜ。」

 

「すごい自信だな。あの一之瀬に勝てる術を見つけたって訳か。」

 

「さあな」

 

(流石の綾小路君でも一之瀬さんを学年末にあるかもしれない試験。その試験当日に引き抜く作戦はわかる訳ないよね。その作戦を思いついた龍園君や一之瀬さんホント悪魔だよ。Aクラスは自分達の作戦が筒抜けと思わないだろうね。いつ実行するかは聞いてないけど。退学に関わる試験でやりたいって言ってたかな。そういえばなんで私にだけ作戦教えてくれたのかな?まぁ気にしても仕方ないか。)

 

「クク、そろそろ解散とするか。」

 

「そうだな。」

 

 龍園と綾小路達は別れた。

 

「付き合わせて悪かったな。木下今から俺の部屋来ないか?晩飯ぐらい作ってやるよ。」

 

「え!ホント!行くよ。」

 

(龍園君から誘われるなんて嬉しいな。一之瀬さんには言わない方がいいよね。もしかしてあんなことされたり、勝負パンツ履いてくればよかったよ。)

 

 二人で歩いて男子寮に着いて龍園の部屋に入ろうとしたところ、一之瀬がやってきた。

 

「翔君なんで木下さんといるのかな?しかも部屋に入れようとしてるのかな?」

 

「帆波どうしてここに?」

 

龍園はハイライトのない一之瀬の目を見てビビってた。

 

「とりあえず寮に入ろうか。二人ともそれでいいよね?」

 

「「はい…………」」

 

 部屋に入った龍園と木下は正座させられていた。

 

「伊吹さんから聞いたんだ。木下さんと一緒に綾小路君と話し合うって聞いたよ。なぜ、木下さん連れて行ったのか疑問に思ってたよ。私からも言わせて、なんで木下さん連れて行ったのかな?」

 

「綾小路の奴も軽井沢連れてくると思ったからだ。それだけだ。」

 

「ふーん、言い訳にしか聞こえないけどね。」

 

「別にヤろうとは決して思ってないからな。」

 

「チキンの翔君が木下さんのこと襲う訳ないじゃん」

 

木下は少しショックを受けた。ヤるために部屋を招いてくれたのかと期待したからである。

 

「翔君木下さん襲うかもしれないから私今日ここに泊まるね。」

 

 龍園と木下は思った。こいつ1秒でさっき言ったこと忘れてるだろうと。

 

「ちょっと待て帆波他のクラスの奴にバレる可能性あるだろ。」

 

「一之瀬さん泊まるなら私も泊まりたい。一之瀬さん私も泊まっていい?」

 

「うん!いいよ!今日は3人でオールで楽しむぞ。大丈夫、大丈夫朝早くに出ればバレないから」

 

「ありがとう、一之瀬さん」

 

ククク、マジかよ。しかもオール明日夜焼肉行くの覚えてないのか帆波、また焼肉か、2日連続はしんどいぜ。

 

 龍園は夜中体育祭の出来事について一之瀬にしっかり聞かれ扱かれた。その様子を見て木下は爆笑してた。結局朝まで3人で遊んだようだ。

 

 




 なんとか投稿できました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

一之瀬と龍園の切り札

 

 私の名前は津辺仁美よろしくね。今からあのバカップルのいる焼肉屋に向かってるよ。帆波ちゃんの奢りらしい珍しいね。いつも翔の奢りだったからご飯行く時、中学の時翔金欠でかわいそうだったよ。私と翔は同じ中学校だったよ。焼肉屋に着いたので今から入るね。絶対イチャイチャしてるだろうな。入りたくないな。

 

「翔、帆波ちゃん来たよ。」

 

龍園は驚いたように津辺のことを見ていた。

 

「おい帆波、仁美呼んだのかよ。こいつは俺たちの切り札だろ。見られたらどうするんだよ。」

 

「大丈夫、大丈夫、まず仁美ちゃんに現状報告しないと、仁美ちゃん何もわかってない状態だからさ。」

 

「チッ、分かったよ。」

 

 いや、翔酷すぎじゃない、私切り札って言われてるんだ。少し嬉しいなぁ。

 

 現状を聞いた津辺はと言うと。

 

「翔、橋本君と櫛田さんスパイにしたって言ったけど、利用したら見捨てるんでしょ。翔の性格上そうじゃん。どうせ表面上は仲良くしてる感じでしょう。」

 

「ククク、当たり前だ、最終的に俺と帆波が勝てばいいからな。」

 

「後、木下さんもでしょう。昨日3人で楽しんだじゃん。」

 

「木下さん?あ!翔の可愛がってる女の子か。翔何気に女好きだもんね。」

 

 まぁ女好きより帆波に構ってほしくて女の子と話してるだけだけどね。木下さんのことは本気で気に入ってそうだけどね。

 

「仁美ちゃん聞いてよ、昨日翔君木下さんを部屋に連れ込もうとしたんだよ。彼女の私がいながらどう思う?」

 

「翔が女の子部屋に連れ込むんだ。少し驚いたよ。翔チキンって帆波ちゃんから聞いたからさ。連れ込む勇気あったのに驚いたよ。」

 

「私もその点は驚いたかな。仁美ちゃんなんか言いたいことがありそうだけど何?」

 

「翔、帆波ちゃん私との契約忘れてないよね。」

 

「うん、わかってるよ。私がクラス移動した後のスパイをする見返りに卒業式の日に私たちのクラスに移動する約束だよね。」

 

「うん!そのために翔のクラスにはAクラスに居てもらわないと困る訳だよ。今Bクラスだけど大丈夫?しかも200cp離れてるけど。」

 

「問題ない、お前も分かってるだろ。俺と帆波が組んだ時の恐ろしさが。」

 

「まあね。ちょっと気になったから聞いただけだよ。帆波ちゃんに言われていま神室さん見張ってるけど、櫛田さんもいるんだけどあれ翔の命令?」

 

「ああ、まぁ桔梗は捨て駒だけどな。お前も分かってるだろ。」

 

「ホント君達は恐ろしいよ。神室さんが翔達の関係に気づいたら退学にさせるんでしょう。」

 

「退学させるか、私たちの下につくかの二択だよ。」

 

一之瀬がさらっと恐ろしいことを発言した。

 

「帆波ちゃんが善人だったなんて私は信じられないな。翔は中2ホント穏やかになったよ。帆波ちゃんと付き合う前は、ホント喧嘩ばっかりだったもんね。でもさっき言った通りスパイに対しては約束守る気はないよね。」

 

「ああ、さっき述べた通り、約束は守る気ない。あくまで目的は帆波と俺が勝つことが大優先だ。」

 

「私の約束は守ってよね。」

 

(この二人は少し依存しすぎだと私は思う。翔は元々孤独で初めて彼女が出来て愛される嬉しさを知った。でもその彼女と別れて1月後だったかな帆波ちゃんと付き合ってから翔は喧嘩もやめたし性格も少し穏やかになった。まぁ、仲良い人以外は見捨ててるけどね。私の推測だけどもう孤独には戻りたくないんだなと思う。帆波ちゃんは、元々重い女の子だけど、翔に助けられたのが大きいかもね。万引きしたこと知った人はみんな帆波から離れたって聞いたし、でも翔は帆波ちゃんの万引きを知っても離れなかった。だから帆波ちゃんは翔に恋したし、翔も喧嘩しても離れなかった帆波ちゃんに恋をした。こんな感じかな。流石に依存しすぎそこらへんは改善しないとね。)

 

「仁美ちゃんどうかしたの?」

 

「いや、なんでもないよ。綾小路君と高円寺君だっけ?翔たちが力を合わせても勝てるかわからない相手って?」

 

「うんそうだよ。そうだ!翔君に伝え忘れてたことがあった。高円寺君が私たちの関係に気付いたし、私がクラス移動したら戦いたい的なこと言ってたよ。」

 

「あいつ俺たちの関係に気づいたのかよ。クソが、バラす気はない感じか?」

そりゃバレるでしょう。バレーしてる時アイコンタクトしてたんだよ。私焦ったもん翔達の関係がバレるんじゃないかと、高円寺君にはバレて、坂柳さんは、半信半疑ってところか。高円寺君どこから見てたんだろう。

 

「うんバラさないって言ってたよ。」

 

「そうか、とりあえず高円寺は後回しだ。帆波のクラス移動の資金集めだな。9月から税収3万に増やした。8月から葛城の契約も施行されて船上試験のものあわせたら1000万ちょっとは溜まった。」

 

「折り返し地点か楽しみだね。2年までには移動したいね。理想は学年末あたりに試験ありそうだからその試験当日に移動したいね。」

 

「ああ、そこが理想だな。」

 

「帆波ちゃん、私たちも税収制度やってるよね?」

 

「うん、私たちのクラスは銀行って言ってるけどね。税収と変わらないじゃんって思ったよ。」

 

「帆波ちゃんAクラスの合わせたら2000万位いくんじゃないの?それで移動したら?」

 

「私も最初考えてたけど、退学になる可能性もあるから辞めといたよ。」

 

「ああー、確かにその可能性もあるね。翔の言ってた葛城君との契約って何?」

 

 龍園は、津辺に葛城の契約について説明した。

 

「翔よく思いついたね。そんな作戦、無人島試験でそんな攻防が繰り広げられてたんだ。でもそこで橋本君に関係バレたんだね。ここ最近やらかしすぎじゃない?」

 

「ああ、そこは否定できねぇ。体育祭もボロ負けだしな。」

 

「体育祭翔目立ってたね。」

 

(翔と帆波ちゃんの関係知ってる人はただ帆波ちゃんが嫉妬してるだけって思うかもしれないけど翔も結構嫉妬してるんだよね。帆波ちゃんに構って欲しくてあのような行動してるはずだよ。神崎君帆波ちゃんにアピールしてるけどバレたら翔に殺されるし、帆波ちゃんが神崎君に振り向くはずないよ。私はなんだかんだこの2人のイチャイチャ見るの好きだけどね。今もイチャイチャしてるけど、久しぶりに見るせいなのか知らないけど泣きそうなぐらい嬉しいし、懐かしい。なんか中学の時に戻ってきたみたい。)

 

「仁美ちゃん嬉しそうにしてるけどどうしたの?」

 

まさか顔に出てるとは思いもやらなかったよ。

 

「翔と帆波ちゃんのイチャイチャを見て中学時代に戻ったみたいな感じになって、懐かしいなぁと感慨深くなっただけだよ。」

 

「ククク、なんだそれ?」

 

「私にもよくわからない。そうだ翔ひとつ質問あるけどいいかな?」

 

「ああ、別に構わない。」

 

「私の存在については誰かに教えるの?」

 

「イヤお前のことは、誰にも伝えるつもりはない。」

 

「翔のお気に入りの木下さんにも?」

 

「いや、別にお気に入りじゃねえし。」

 

 流石翔、安定のツンデレに私は安心したよ。

 

「翔君それはないんじゃないのさっきも言ったけど3人で楽しんだじゃん」

 

卑猥みたいに聞こえるのはきっと気のせいだよね。うんきっとそうだ。そうであって欲しい。一応聞いとこ。

 

「3Pしたの?」

 

二人とも私のこと引いた目で見てるんだけど?帆波ちゃんのせいだよ。あんな発言したら誰だって3Pしたって思うよ。

 

「仁美お前は一体何を言ってるんだ?頭逝ってるぞ。」

 

翔に頭逝ってるって言われるのは心外だよ。

 

「仁美ちゃん以外に、変態なんだね〜」

 

私キレてもいいよね。あと帆波ちゃんには言われたくない。

 

「帆波ちゃんがあんな発言したら、勘違いするよ。誰だって、たくもう。デモこのやりとりするの中学以来で楽しいね。」

 

「分かる。この3人で集まるの自体も中学の時以来だもんね。仁美ちゃんの存在バレたくないから会わないようにしてたけどね。次集まるとしたら、一年生終わった時かな?」

 

「まぁ、そうなるよね。じゃあ私はもう出るね。帆波ちゃんご馳走様。」

 

「うん、またクラスで会おうね。」

 

「ああ」

 

相変わらず翔素気ないけど、翔らしいね。神室さんの監視頑張ろう。

 

「帆波俺たちもそろそろ行くか。」

 

「私から先に出るね。伝票忘れるところだったよ〜。」

 

 一之瀬達も焼肉屋から出た。




R18にも投稿したのでよかったら見てください。
龍園と一之瀬のやってるところを細かく書きました。
https://syosetu.org/novel/302142/


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ペーパーシャッフル

 

 体育祭も終わり、肌寒くなってきた10月私たち生徒は生徒会総選挙を見届けるため、体育館に集められていたよ。

 

「それでは堀北生徒会長より最後のお言葉を賜りたいと思います。」

 

 司会の言葉と共に、ゆっくりと堀北学が祭壇へと歩んで行く。

 

「約2年、生徒会を率いてこられたことを誇りに思うと共に感謝します。有難うございました。」

 

 短いと思ったのは私だけかな。麻子ちゃんも思ってそうだね。私と麻子ちゃんは生徒会入ってるから体育館のステージ上にいるよ。堀北先輩は元の位置に戻ったね。

 

 

「堀北生徒会長、今までお疲れ様でした。それでは次に新生徒会長に就任する2年A組の南雲雅君より、お言葉を頂戴します。」

 

 南雲先輩薄ら笑いながらマイクの前に向かってるよ。夜中なら不審者に間違われるね。マイクの前に立った南雲先輩は堀北先輩に敬意を払い、労いの言葉をかけた後、おそらく南雲が掲げるこの学校の新しい目標を説明する。

 

 「近々大革命を起こす事を私は約束します。実力のある生徒はとことん上に、それがない生徒はさらに下に。この学校を真の実力主義の学校へと変えていきますので、どうぞよろしくお願いします。」

 

 その大胆な宣言に一瞬体育館内は静まり返る。

だがそれも一瞬で、直後2年生のほぼ全員が歓喜の声をあげ、南雲先輩の宣言に盛り上げていだよ。分かる私も南雲先輩の方針に賛成だもん。強い人とやり合える。激アツじゃん。逆に三年生は3年は怪訝な表情をしているものが多く、壇上の上にいる堀北先輩も顔を曇らせているね。堀北先輩は保守的だからね。改革派の南雲先輩とは馬が合わないのかもね。

 

 会長選挙は何事もなく終わった。

 

体育祭終えてのクラスポイント

 

一之瀬クラス992cp

龍園クラス750cp

坂柳クラス674cp

堀北クラス262cp

 

1年Bクラス

 

 私の名前は伊吹澪よろしく。最近私達のクラスに変化が起きた。それはクラス全員が勉強するようになったことかな。反乱分子の時任でさえ勉強はしてるからね。今回の体育祭の負けは非常に実りのある敗戦だったと私は思う。この調子で次の特別試験も挑みたい。

 

次の日

 

 いつもと違い、クラスには緊張した雰囲気が支配していた。

 その理由は中間テストが発表されるからだ。

 この学校ではテストで赤点を取ってしまった場合退学措置となってしまうので、緊張するのも当然と言える。

 

 教室のドアが開き、担任である坂上先生が入ってくる。私たちの緊張感を感じ取ったのか、先生は何も言わずテスト結果を表示した。

 

 テストの結果を見たクラスは赤点のラインを誰も超えていないことから安堵の声を漏らす。私も含めてだけど、龍園グループすごい成績上がってる。一之瀬と櫛田と橋本には感謝しないとね。ちなみに結果だけど龍園、金田を抜いて2位、まぁ龍園小テストでも3位だったけどね。当時はギャップの差に驚いたよ。私は7位、木下は5位、アルベルト8位、石崎が9位!石崎すごい成長してるじゃん。坂上先生も嬉しそうにしてるね。あの先生身内には甘いんだよね。

 

「石崎9位かよ、カンニングしてないよな?」

 

「監視カメラもあるのにカンニングできる訳ないだろ。努力の成果だ。」

 

 小テスト最下位の石崎がトップ10に入ってるのにクラスのみんなは驚愕した。

 

「ククク、この通り石崎は努力したから、ここまで成長した。悔しいだろ。」.

 

うわぁ、龍園ニヤニヤしながら話してるよ。石崎に抜かされた人はみんな悔しそうにしてるね。あたりまえか、小テスト最下位の石崎に負けるなんて屈辱だもんね。私も石崎に負けないように勉強頑張ろ。

 

「そしてひより、次はお前を抜いて1番になるぜ。」

 

「フフ龍園君受けて立ちますよ。」

 

「今回も退学者はなし。無事に試験を乗り越えられたことを嬉しく思う。」

 

 クラスの空気も元に戻ってきたところだけど、ここで坂上先生から来週から8教科の小テストを実施することが伝えられた。

これによりまたクラスは憂鬱になってるね。確かにまたテストはしんどい。

 

「小テストは全100問の100点満点、そのすべてが中学3年レベルの問題だ。つまり基本の習得状況を確認する試験ということだ。0点でも100点でも好きに取って構わない。」

 

 え!どういうこと?この学校のことだからなんかカラクリがあるに違いない。でも中3問題なら楽勝でしょう。

 

「だが、もちろん小テストにも意味がある。テストの結果が大きく試験に影響するからな。」

 

 龍園が先生に質問した。

 

「その影響とはなんだ?」

 

 「次に行われる小テストの結果を元にクラスでペアを作ってもらうことが決まっている。」

 

 

ペア?どういうことなんだろう?そこから坂上先生が今回のテストについて説明した。

 

・2人1組のペアで行う小テスト。ペアの合計点によって評価が決定する。

→合計点が基準値以下の場合、そのペアは退学となる。

 

・また、2クラスの対抗形式で行われる。テスト問題を生徒自身が作成し、対戦相手となるクラスに出題する。

→クラスの総合点が相手クラスより高ければ、クラスポイントが+50、低ければ-50ポイント。

【ペナルティ】

・退学の基準は、ペアの合計点が学校の決めたボーダーライン未満の場合、あるいは1科目60点未満の場合。

 

 なるほど。龍園はどこのクラス指定するのかな?私予想はAクラスかな。綾小路とは敵対したくない的なこと言ってたし、これ以上ポイント減らしたくないだろうから、一之瀬を使う戦略でいくはずだと私は思う。

 

「坂上習ってない範囲問題に出したらどうなる。」

 

「私たちが教師が審査するので、通らないと思って下さい。」

 

「チッ」

 

龍園あんた、性格悪いね。やっぱり。普通に考えれば一問も解けなければ試験として成立しないもんね。

 

「通称『ペーパーシャッフル』この試験では例年1組から2組の退学者を出している」

 

 クラスが騒めき出したね。仕方ないかこれは気合い入れていかないと。

 

 説明を終えた先生は教室から出て行く。入れ替わるように龍園が教卓の上に座った。

 

「お前ら静かにしろ……」

 

 全員静かになった。

 

「龍園さん!今回の試験はどうするんでしょうか?」

 

「この試験は小テストの結果に応じてペアが決まる。次の小テストでは成績上位者は90点以上、下のやつは0点を取れ、そうすれば均等に別れるはずだ。」

 

 なるほどカラクリがわかった。テストの点数順にペアは分かれる。上からと下からの順でペアは組まれる。一番危ないのは中間の人だ。。みんなも気づいた感じかな。

 

 

「今回はAクラスを指名するつもりだ。もちろん勝つ算段はあるつもりだ。お前らはいつも通り勉強しとけばいい。」

 

 やっぱりAクラスを指名するね。

 

「「はい」」

 

「いい返事だ。今日はもう帰っていい。勉強はちゃんとしろよ。そして

、金田、ひより、アルベルト、木下は残れ」

 

龍園最近木下と、共に行動してるよね。なんか分からないけどモヤモヤするから私も一応残っとこ。

 

「龍園私も残っていい?」

 

「ああ、構わないぜ。」

 

「さてお前らを残したのは、テスト作成についてだ。アルベルトは英語のテスト作成を頼む」

 

「YES」

 

「問題と配点は長文90点分発音・アクセント10点分な」

 

龍園……悪魔すぎる。あの椎名ですら苦笑いだよ。

 

「金田は文系科目の方を頼む。」

 

「了解です。龍園氏」

 

「現代文は上智大学の問題を参考にしろあそこの現代文はマジで意味不明だから有効的だ。他の科目も私立大学の問題形式を参考にしろ。」

 

 金田も苦笑いしてるよ。ごめん、私も引くわ。

 

「ひよりは理系科目を頼む。」

 

「わかりました。」

 

「理系は、ひよりの方ができるからお前の判断に任す。」

 

「はい!お任せください。」

 

「解散だ。気をつけて帰れよ。木下行くぞ。」

 

「了解。龍園君。」

 

 龍園と木下は教室から出た。アルベルトと金田もすぐ出た。残った私たちはどうしよう。

 

「龍園君、最近木下さんと共に行動してますね。」

 

すごい気になる。前までなら気にしてなかったのにどうしてだろう。

 

「そうだね。龍園達の後、追ってみない?」

 

「伊吹さん珍しいですね。楽しそうですので追いましょう。」

 

 私たちは、龍園と木下の後追ってるけど、あの2人距離近すぎない?スーパーに入って行ったよ。食材いっぱい買ってるね。

 

「伊吹さんあの2人近すぎですよね。一之瀬さんこのこと知ってるんでしょうか?」

 

「どうだろう、あ!スーパーから出たよ。寮に向かったみたいだ。椎名行くよ。」

 

 伊吹達は、男子寮に入って行った。龍園達は部屋に入って行くのを目撃したので龍園の部屋の前まで行くことにした。

 

「椎名インターホン鳴らすね。」

 

 インターホン鳴らすと龍園が鍵を開けて出てきた。

 

「お前らどうした?」

 

「伊吹さんが、龍園君と木下さんが一緒にいるのを見て嫉妬したらしいので、龍園君の跡をつけてました。」

 

「別に、嫉妬してないし。」

 

「まぁいい、寒いだろ部屋に入れ。」

 

 私たちは部屋に入った。野球選手のポスター貼ってるんだけど野球好きなのかな?エプロン姿で一之瀬料理してるし、木下は龍園のベッドに寝そべってスマホいじってる。なにこれ?

 

「伊吹さんに、椎名さん、ヤッホー。今カレー作ってるけど食べる?」

 

確かにカレーの匂いがする。あれ?なんでカレー作ってるのに龍園達はスーパー寄ったの?

 

「カレー食べたいです。」

 

気にしても仕方ないか、私もカレー食べたいから食べよう。

 

「私も食べる。」

 

「分かったもう少しでできるから待ってね。」

 

「龍園何してるって野球見てるね。」

 

「チッ、チャンスで初球ポップフライはねえだろ。」

 

「はい出来たよ。テレビは消してね。」

 

カレー美味しそう。一之瀬料理もできたんだ。なんか女として全て負けてるような気がする。

 

「「いただきます」」

 

カレー普通に美味しい。龍園と木下は黙々と食べてるね。食べるスピード早くない?二人とも。

 

「帆波おかわりだ。」「一之瀬さん私もおかわり」

 

「そんな焦らないでもたくさんあるから。」

 

「一之瀬さんカレー美味しいです。」

 

「椎名さんありがとう。伊吹さんはお味はどう?」

 

「うん!普通に美味しいよ」

 

「ホント?お口に合ってよかったよ〜。あとデザートのプリンもあるからね。プリンは栄養たっぷりんだからちゃんとたべないとダメだよ。」

 

 空気が寒くなったのは気のせいかな?椎名もぽかーんとしてる。龍園と木下は無視してるし。

 

「むー、みんななんか反応してよー。」

 

「いや、どんな反応すればいいか分からないし。」

 

「伊吹、ひより、帆波のギャグはクソつまらんから無視していいぞ。」

 

「翔君、つまんないってひどいよ〜」

 

 一之瀬が龍園の方に行って抱きしめてイチャイチャしだした。なにこれ?木下なら事情知ってそうだから、聞いてみよう。」

 

「木下これ何かわかる?」

 

「恒例のイチャイチャタイムだよ〜。私も混ざりたいなぁ。」

 

気のせいかな今木下混ざりたいって言わなかった?まぁ気のせいでしょ。

 

「伊吹さんと椎名さんは今日ここに泊まるの?」

 

 一之瀬が私たち泊まらないかどうか提案してきた。え?一之瀬と木下龍園の部屋に泊まってるの?

 

「一之瀬さんと木下さんは龍園君の部屋に泊まってるんですか?」

 

 椎名ナイス、私が疑問に思ってること聞いてくれた。

 

「うん泊まってるよ。週3は泊まってるかな?」

 

「もし泊まるとしても寝るところどうするの?ただでさえ5人は狭いよ」

 

「翔君敷布団買ってきて。」

 

「いや、お前ら帰れよ。」

 

うんそうなるよね。あと椎名が男の部屋に泊まる訳ないよね。

 

「わたしお泊まり会初めてでワクワクします。枕投げもやりたいです。」

 

 椎名あんたは泊まる気なんだ。

 

「翔君耳貸して(もし掛け布団買ってこないなら、翔君Mなことみんなにバラすよ。」

 

 龍園顔真っ青になって、駆け足で部屋から出た。一之瀬、一体龍園に、何言ったんだろ。

 

 そのまま話は淡々と進み泊まることに、なった。

 

「みんなもうすぐ翔君誕生日だから、プレゼント用意しといてね。」

 

 龍園もうすぐ誕生日なんだ。リーダーとして頑張ってるしなんか買ってあげよう。

 

 「龍園翔」

 

 学力B

 知性B+

 判断力A+

 身体能力B

 協調性D

 

 

 




感想100件行きました。ありがとうございます。
モチベーションに繋がるので高評価と感想お願いします!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

誕生日

 

 10月20日

 

 今日は翔君の誕生日ちゃんとケーキ予約したよ。上にちゃんとドラゴン乗せたドラゴンケーキ。あと寒くなってきたからタイツ履いてるよ。さて授業も終わったしいつものカラオケに行きますか?

 

「帆波ちゃん一緒に勉強しない?Bクラスが相手とは言えあの龍園君のことだから油断ならないよ。」

 

 私たちのクラスは翔君のクラスと対決することになった。ちなみに私たちの出す問題は翔君に渡してるよ。全員に共有するつもりはないみたい。それをもとに対策問題はやるって言ってたけど、翔君の狙いは自分のクラスの士気を上げることだね。自分達の実力で私たちのクラスに勝ったと思えば自信はつくし、士気も上がるこれが狙いだね。まぁ翔君と愉快な仲間たちには共有して9.5割は取らせるらしいけど。翔君たちのクラスの問題見たけどあれは悪質特に英語。長文3つは時間足りないよ。しかも発音・アクセントも取り入れてるし、他の科目も捻りすぎ。2問以上適切に答えなさいという問題もあった。これは負けたね。さて断りますか。

 

「ごめんね。勉強に集中したいから行けない。この埋め合わせはまたするから、また誘ってね。千尋ちゃん。」

 

「うん、私も誘ってごめんね。今度は龍園君のクラスに勝とうね。」

 

「そうだね。龍園君にはやられぱなしだから、今回は、勝ちたいね。」

 

「帆波ちゃんまたねー。」

 

「千尋ちゃんバイバイ」

 

私はまずケーキ屋に向かいドラゴンケーキを取りに行った。そして次にプレゼントペアネックレスでいいかな。今もつけてるけど、私の買ったのも付けて欲しいし、よし準備万端。いつものカラオケ屋に行きますか。

 

 

 いつものカラオケ屋に着いたので、いつもの店員さんのところ行って、いつもの個室に案内してもらった。

 

「ヤッホー翔君ケーキ持ってきたよ。」

 

「帆波来たか。デュエットしようぜ。」

 

あれ?翔君しかいない。翔君からデュエット誘ってくるって珍しいね。

 

「勇気100パーセント歌おうぜ。」

 

「うん!」

 

 そのあといろんな歌デュエットして歌ったよ。

 

「翔君他の人はどうしたの?」

 

「あいつらには、テスト終わったら誕生日会しようと伝えた。」

 

「え!どうして」

 

翔君顔真っ赤になり始めたけどどうしてかな?

 

「す…………好きな奴と二人で誕生日過ごしたかったからだ。」

 

翔君がデレた。ツンの方はよく出るけど。デレの方が出るなんて珍しい。

 

「あと、………翔君じゃなく、翔って呼んでほしい……………。」

 

これは、あとで仁美ちゃんに連絡だね。翔君じゃなくて翔から言ってくれるのは嬉しい。

 

「分かった!これからは翔君じゃなくて、翔って呼ぶね。」

 

「ああ、ってなにほっぺツンツンしてる?」

 

「えへへ、いいじゃん膝枕してあげるねー。」

 

 龍園は頭を一之瀬の膝の上に乗っけた。

 

「ちょっと、翔君じゃなかった。翔タイツ越しに足触らないでよ。」

 

「ククク、いいじゃねえか。俺今日誕生日だぜ。」

 

「もう今回だけだよ。」

 

二人はイチャイチャしていた。

 

「翔君じゃなかった。癖になっちゃってるよ。翔ケーキ食べよう。」

 

「ああ、どんなケーキ買ったんだ?」

 

「ドラゴンケーキ、すごいでしょ。でも二人で食べきれるかな?」

 

「お前なら一人で食いきれそうだけどな。」

 

 むー!私そんな食べないよ〜

 

「いや!流石の私でもそんなには食べないよ。」

 

「いやお前、回転寿司行った時、寿司25皿食っただろ。しかも二貫のやつ」

 

 うっ、それを言われたら否定できない。

 

「ククク、しかもお前天ぷらそばに茶碗蒸し、デザートまで食べたじゃねぇか。」

 

 これ以上はやめて欲しい。私のメンタルゼロだよ。

 

「その日確か、ハシゴしてリンガーハット行って野菜たっぷりちゃんぽんと餃子頼んでたよな。」

 

客観的に見ると私食べ過ぎだね。

 

「ごめん!私が悪かった。私ならこのケーキ一人で食べれます。」

 

「やっと納得してくれたか。ケーキ切って食べようぜ。」

 

「うん!ケーキを食べて、景気づけよう。」

 

「…………………帆波暖房つけてくれ。」

 

翔酷くない?私泣いてもいいよね。

 

「冗談だ。そんな悲しそうな顔をするな。可愛い顔が台無しだぜ。」

 

 今日の翔どうしたんだろう。私をトキメキにさせないでよ〜。

 

「今日どうしたの?なんかツンよりデレの方が多いよ。」

 

「いやお前には苦労させてるからな。体育祭の件はすまなかった。」

 

「体育祭の件はちょっと許せないかな…………。」

 

「だが、俺にもいい分がある。お前だって神崎や柴田と仲良しじゃねぇか。」

 

あれもしかして翔君も嫉妬してくれてるの?

 

「うーん、確かに私も仲良いと思うけど柴田君とわね、、翔君の方がボディタッチ激しいからね。」

 

「いやお前もボディータッチ激しいぞ。俺はお前に構って欲しくて、あのような行動に出た。」

 

 え!そうなの。そんな意図があったんだ。翔可愛い!!

 

「もう!翔そんなヤキモチ焼いてるの?もうしょうがないな。大丈夫だよ。私は世界で一番翔のこと愛してるから。」

 

 私すごい発言したね。翔君の本音を聞いて舞い上がっちゃった。私、今すごく顔赤いよ。う〜.

 

「ククク、帆波お前すごい寒々しい発見したな。だが今の発言で、少し安心した。ありがとう。」

 

「翔がありがとうって言うなんて、明日隕石降ってくるかもね。」

 

「ククク、帆波潰すぞ。」

 

「ふふふ、久しぶりに潰し合う?」

 

「上等じゃねぇか、やり合おうぜ。カラオケ勝負でな。」

 

ふふふ、勝ったら言うことなに聞かそうかな。私たちよく勝負ごとするんだけど、負けた人は勝った人の言うことを聞くというルールを設けてるんだ。

 

 カラオケ勝負の結果は私の負け。翔カラオケ上手すぎ。99点はないよ〜。ちなみに私は94点。おかしいよ〜.

 

「ククク、俺の勝ちだな。さて、何の命令をしようか。」

 

 どんな命令来るんだろ。怖いけどワクワクしてる自分がいる。薄々気付いてたけど、私もmっ気あるんだよね。翔君もmだよねって何を考えてるんだ私は、私はmじゃない、さっきまでの考えを払拭させないと、私はmじゃない。

 

「帆波どうした?」

 

「にゃんでもないよ。うん!ホントになんでもないからね。」

 

「ああ、わかった。とりあえず命令はまた今度出すわ。せっかく二人っきりで過ごせてるしな。」

 

「確かによくよく考えたらエッチの時は二人っきりだけど話のは確かに久しぶりかもね。」

 

「ああ、たまにはこうやって二人で話すのもいいな」

 

「確かに、みんなで遊ぶのも楽しいけど、やっぱり1番は二人っきりの時の方が楽しいね。」

 

「ああ、ケーキ飽きたな。お前が持って帰るか?」

 

うん、やっぱり甘いのは飽きるね。あとドラゴンの部分美味しくなかった。買ったのは私だし、南雲先輩に押し付けよう。

 

「私が持って帰るよ。南雲先輩に押し付けるから。」

 

「ククク、南雲が不憫すぎて泣けるぜ。朝比奈から聞いたが一学期南雲ヤツレてて、女と遊べなかったらしいぞ。今は網倉を手に入れるために躍起になってるらしいがな。」

 

 へー、朝比奈先輩から聞いたんだ。ちょっと待って!

 

「翔なんで朝比奈先輩の連絡先持ってるの?私教えてないよね。」

 

「なんか、焼肉行った帰りに連絡先交換しようと言われて交換した。それだけだ。そんなやりとりはしてないから心配すんな。」ナデナデ

 

 えへへ!翔のなでなで気持ちいい。

 

「それなら、いいけど。そうだ翔に誕生日プレゼントあるんだ。どう?ペアネックレス翔も私の誕生日プレゼントの時、ペアネックレスだったから、私もペアネックレスにしたんだ。」

 

「ああ、分かった。さて10時だしそろそろ行くぞ。今日は部屋で可愛がってやるよ。」

 

いや、いつも私が可愛がってあげてるんだけどね。部屋でやるのは初めてだけど、隣の人には聞こえないよね?そこは不安まぁ気にしても仕方ないか。

 

 隣の人にはガッツリ喘ぎ声聞こえたのはまた別の話し




ワールドカップ楽しみすぎる。
みなさんはワールドカップ見ますか?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

決着

 

 結果発表当日

 

 今日は試験、『ペーパーシャッフル』の結果が発表される。

 クラスには異様な緊張感が漂っているね。クラスのみんなソワソワしてるよ。龍園達のグループは勝って当然って顔してるね。クラスのみんなはテスト受けた直後は対策試験に問題が似てて驚いてる人がたくさんいたよ。今回の龍園の策は上手く行った感じだね。坂上先生がドアを開けて教室に入って来た。

 

「それでは、試験の結果を発表する」

 

 いざ発表となると緊張するね。

 

 担任である坂上先生が教卓の前で、試験結果を掲示する。

 

 結果は私たちBクラスの勝ちだ。

 

「よっしゃー」「俺たちが勉強で一之瀬クラスに勝てるなんて。」

 

「猛烈に感動している。」

 

みんなすごい喜んでる。龍園は勝って当然って感じだね。こんな時くらい喜べばいいのに。素直じゃないんだから。

 

「因みにだが、CクラスとDクラスの試験では、Cクラスが勝利している。」.

 

 流石に坂柳のクラスが勝利するか。勉強面では間違いなく坂柳クラスが1番実力あるよね。みんな勝った余韻に浸ってるのか坂上先生の話しきいてないし。とりあえずクラスポイントに変動あるみたいだね。ちょうど黒板にクラスポイント書いてるね。坂上先生。

 

 今回の試験でのクラスポイントは…………

 

一之瀬クラス892cp

龍園クラス850cp

坂柳クラス774cp

堀北クラス162cp

 

 今回の試験結果を加味するとこのようになるね。あと42ポイントでAクラスなんだね。実感湧かない。あと最近なぜかあいつの顔ばっか見るんだよね。分からないけど。

 

 坂上先生が出て行き、ここからは放課後の時間だ。龍園が教卓の上に立った。龍園カッコいいなぁ。って私は一体何を考えている。あいつのおかげでクラスはA目前まで来ているのは事実。そこは認めなきゃね。

 

「ククク、お前ら良くやった。勉強で一之瀬クラスに勝つとはな。驚いたぜ。」

 

ある生徒が龍園に質問した。

 

「龍園さん勝つ算段があるっておっしゃってましたけど、その算段って一体何だったんですか?」

 

「そんなものはないぜ。」

 

「「えっ」」

 

クラス全員龍園の発言にぽかーんとしてしまった。

 

「はっきり言うがここまでお前らは俺に頼ってばっかりだった。今までの特別試験も俺の策で勝ったようなもんだ。」

 

 全員納得したように龍園の話しを聞いていた。

 

「お前らは俺の策に頼り依存していた。しかも態度は傲慢になるというオマケ付きでな。だがお前らは体育祭での敗戦を糧にして、必死に努力し、俺の策なしでお前らは一之瀬クラスに勝てた。これが成長ってやつだ。悪くないだろ。」

 

「確かに、俺たち龍園さんに頼らないで勝てたのか」「これが成長」

 

「ククク、そうこれが成長だ。これからも期待している。この勝利に浮かれることなくしっかり勉強しろよな。分からないところは俺たち上位勢や先生たちにどんどん、質問しとけよ。」

 

「「分かりました」」

 

「いい返事だ。では解散」」

 

 龍園は解散の合図をするとみんな部活や遊びに行く感じかな?私はどうしようと思ってると龍園が私のところにやってきた。

 

「伊吹お前も今からカフェ行かないか?もちろん俺の奢りだ。」

 

 お前もってことは他にもいるってことなの?

 

「メンバーはあと誰がいるの?」

 

「木下とひよりだ。アルベルトや石崎も誘ったが別の予定があるらしい。」

 

「やることないし行くよ。打ち上げみたいな感じ?」

 

「まぁそうなるな。とりあえず行こうぜ。ひよりと木下はもう行ってるみたいだからな。」

 

 そこから私たちは椎名と木下の待ってるカフェに向かった。

 

「龍園君、伊吹さんこっちだよー」

 

 カフェに入った瞬間、木下がこっちに向かって手を振ってきた。

 

「龍園君たち遅いですよ。」

 

椎名が顔を膨らませながら注意してきた。可愛い膨らんでるところ触りたい。

「お前らが行くの早いだけだ。さて好きなの頼んでいいぞ。お前らは帆波と違って金かからないからな。」

 

「一之瀬は食べすぎでしょう。」

 

「一之瀬さんと一緒にしないで下さい。」

 

椎名にこんな辛辣なこと言われる一之瀬が不憫だわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 龍園の来たカフェには綾小路、三宅、長谷部も来ていた。

 

「あれ、龍園君じゃない?相変わらず女の子といるね。」

 

「ああ、俺地元龍園と近かったんだが、あいつ中3まで不良で有名だったんだがある日突然名前を聞かなくなった。」

 

「みやっち、それ本当?なにがあったんだろうね。」

 

「理由は分からん。だが一度だけ龍園を見た。その時は龍園二人の女連れてどこか遊びに行っていた。」

 

「龍園君…………女好きなんだね。意外だよ。確かに龍園君顔は悪くないよね。きよぽんは龍園君についてどう思う?」

 

「三股は良くないと俺は思う。逆に波瑠加は龍園についてどう思ってるんだ。」

 

「暴力でクラスを支配した怖い人。でも特別試験では結果を残してるすごい人かな。今回のペーパーシャッフルもあの一之瀬さんのクラスに勝ったもんね。」

 

「確かに、あの一之瀬クラスに勝つとはな。率直に驚いた。明人龍園と一緒にいた女の子の特徴教えてくれないか。龍園がどんな女の子といるのか気になる。」

 

「わかる、龍園君どんな女の子好きなんだろ。」

 

「わかった。まず一人目は、腰まで届くダークブラウンのロングヘアをお嬢様結びにし、赤いリボンで纏めている、清楚系の女の子。」

 

「みやっち、そこまで覚えてるんだ。あと龍園君清楚系の女の子とも遊んでたんだ。意外だね。でも椎名さんとも遊んでるし、ギャル系はあんまり好きじゃない感じかもね。もう一人は?どんな感じなの?」

 

「すごい美人だったからな。もう一人はAクラスのリーダーの一之瀬にすごい似てる。同一人物ってぐらい似てる。」

 

「一之瀬さん?龍園君と一之瀬さんは仲良いイメージないから、そっくりさんかもね。」

 

「ああ、そうだと俺も思う。一之瀬と龍園が仲良いイメージ湧かない。」

 

綾小路は三宅の発言を聞いて少し考えた。

 

(龍園と一之瀬か俺はこの二人が組んでる可能性0だと思ったが、今回のペーパーシャッフルでもそうだが、一之瀬、龍園に情報渡してるかもしれないな。まず無人島試験、一之瀬なら金田がスパイだとわかるはずなのに、指摘しなかった。あの時は気にしてなかったが、今思うと違和感だらけだな。明人の言ってた龍園と一緒にいた人が一之瀬に似てる人、龍園との契約には違反するかもしれんが、調べさせてもらう。契約って言っても口頭での約束だしな守る必要はない。 )

 

「きよぽんどうしたの?」

 

「いや、なんでもない。明人隈だらけだが大丈夫か?」

 

「ホントだ!みやっちよく見たら隈だらけじゃん、ちゃんと寝ないとだめだよ!」

 

「ああ、大丈夫だ。少し寝不足なだけだ。」

 

(本当は隣の龍園の部屋から喘ぎ声が聞こえて寝れてないだけだけどな。)

 

「とりあえず、龍園君の話はやめて打ち上げ楽しみますか。」

 

「そうだな」

 

「ああ」

 

 

 

1年A組

 

 私たちのクラスは翔のクラスに破れたのか知らないけど、傷の舐め合いでカラオケで打ち上げすることになった。

 

「みんな、今回の試験は残念だったけど、まだリベンジする機会はまだある。次こそは、みんなの力を合わせて勝とうね。」

 

「帆波ちゃんの言う通りだよ。次は龍園君のクラスに勝とうね。」

 

「そうだな」「ああ」

 

うちのクラス楽観的すぎる。まぁどうでもいいけどね。

 

「帆波ちゃん少しいいかな?」

 

麻子ちゃんが私に声をかけてきた。一体なんなんだろう。

 

「帆波ちゃん、龍園君のクラスに固執してない?確かに龍園君のクラスには負け続けてるけど、そこまでして固執し続ける必要はないと私は思う。」

 

神崎が網倉の意見に同乗した様に発言した。

 

「一之瀬俺も網倉の意見に賛成だ。お前、いやうちのクラスは龍園のクラスに固執しすぎだ。Dクラスとの同盟を解消して、次の試験ではDクラスと勝負するべきだ。」

 

いや、同盟組んだのは神崎君じゃん、私に責任なすりつけないでよ。今回翔のクラスと戦うって言ったのも神崎君主導だったじゃん。ホントムカつく!でも計画の為だここは我慢、我慢。

 

「うーん、私はDクラスとの同盟は解除する必要ないかな。協力し合いながらAクラスを目指すべきだと思う。龍園君との対決は今後も免れないと思うよ。向こうが私たちのクラス指定してくると思うから、向こうもAクラスの席を欲しがっている限りはね。みんなも龍園君のクラスに勝ちたいよね。」

 

「負けっぱなしで終われねぇよ。」「帆波ちゃんの言う通りだよ。」

 

「そうか、わかった。」

 

 神崎君多分このままだとクラスが勝てないって気づいた感じかな。まぁ私がいなくなっあと色々しといてね〜。麻子ちゃんはもしかしたら私が抜けた後のリーダーかもしれないね。まぁ頑張ってとしか言えないかな。他の人はさっきも言った通り楽観的だね。簡単に私の言うことを聞いてくれる。

 

 それより神室さんをどうにかしないとね。見張り巻くのがいちいち面倒になってきた。翔に相談して対神室さんを可動させなきゃね。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

神室真澄

 

 私は神室真澄よろしく。私は今一之瀬の監視をしている。坂柳曰く一之瀬と龍園が裏で繋がってるのではって言ってるんだけど、私としては信じられない。最近並行で綾小路の監視もしてるんだけど、ホント大変だよ。一之瀬が移動しだした。私も動かなきゃね。

 

 

「一之瀬どこ向かってるんだろう?カラオケ?私も向かってみよう。」

 

私は一之瀬の跡を追ってカラオケ屋に入った。一之瀬手慣れてる感じで入ってるね。ヒトカラよく行くのかな?私も受け付けしていかなきゃ。

 

 

 神室の後ろには櫛田がいるが、一之瀬に夢中になって神室は櫛田の存在に気づかなかった。

 

 一之瀬個室に入って行ったね。よし!その個室に誰がいるか見なきゃ!

 

 神室は一之瀬の入った個室を外から覗くように見た。そこには龍園と一之瀬がいた。

 

 うそ!坂柳の言う通りあの2人裏で繋がってた。ちょっと本当やばい!早く戻って坂柳に報告しなきゃ。

 

「神室さん!そこで何してるのかな?」

 

「櫛田!どうしてここに?」

 

坂柳曰く、櫛田は龍園の支配下になったと聞いた。ここは反対側に走って脱出を図ろう。

 

 神室は櫛田の反対側に走ったが、そこにはアルベルトと石崎に伊吹がいた。

 

「おっと、神室だっけ龍園さんの秘密を知ったからには、ただでは返せないな。アルベルト頼んだぜ。」

 

「YES」

 

「やばい!スマホ」

 

神室はスマホを取ろうとするが、スマホは伊吹に取られてしまった

 

「あんたには悪いけど、スマホは没収させてもらうね。」

 

「伊吹!」

 

神室はアルベルトに腕を掴まれて、連行された。

 

「お!石崎君、山田君?伊吹さん、そして櫛田さんご苦労!ご苦労」

 

「ククク!お前らよくやった。さて神室お前は、俺らの秘密を知ってるしまったからには、タダでは返せないなー。」

 

 一之瀬なにあの目、普段と全然違う。怖い。龍園私に何をするつもりでなの?もうこの学校に来てからロクなことしかないじゃん。坂柳に万引きしたことバレて、奴隷みたいな扱いされるし、それが原因で龍園に連行されるし、もう嫌だよ。

 

「ククク、その絶望顔最高だなぁ。帆波ぃ」

 

「そうだね。さて質問には答えてもらうよ。答えなかったら、どうなるかわかるよね!」

 

 うぅ、怖いよー、誰か助けて

 

「まず一つ目はどうやって私たちが裏で繋がってると思ったのかな?10秒以内に答えてね!」

 

一之瀬はウインク付きで言ったが、目は殺意に満ちていた。

 

「帆波顔はやめとけよ。目立つからな。」

 

「私がそんなミスすると思う?」

 

「ククク、愚問だったな。」

 

伊吹が龍園と一之瀬がしようとすることが分かったので止めようとする。

 

「ちょっと、わざわざ暴力振るう必要はないんじゃない。」

 

「うーん、神室さんが10秒以内に答えたら振るうつもりはないよ。でも10秒答えなかったたらね!それに」

 

「見せしめでもあるんだぜ。伊吹!橋本に桔梗俺らを裏切ったらこうなるってことをな見せしめになるからな。」

 

  ドアが開かれて橋本が入ってきた。

 

 橋本あんたが龍園に情報を渡してたのね。

 

 神室は橋本のことを睨んでいた。

 

「おっと!そんなに、睨まないでくれ、俺は勝ち馬に乗るためにこいつらと組んだだけさ。それより時間大丈夫なのか?」

 

「神室さん10秒経過したよ。」

 

 一之瀬は、神室の髪の毛を引っ張り、お腹を殴った。

 

「ッ」

 

「一之瀬やめてよ。誰かに見られたらどうするの?」

 

伊吹が焦ったように言った。それに石崎や櫛田、橋本も焦りの表情を浮かべていた。アルベルトは念のため、外で見張りをしていた。

 

「だって、答えてくれなかったし、それに監視カメラはないし、ここのフロアは貸切にしてるから問題ないよ。念のため山田君に見張りさせてるし。」

 

「だからって」

 

「伊吹!王は俺だぞ。俺の命令に背くのか?」

 

「普段は背くつもりはないよ。でもこれはやりすぎ。」

 

「龍園さん、流石にやりすぎです。わざわざ退学リスクを上げる必要はありません。」

 

「ククク、石崎俺が何も考えずにただ暴力を振るってると思ってるのか?」

 

「どういうことですか?」

 

「神室がどんなに暴力したと発言しようと意味ないんだよ。なぜなら暴力振るったことを無かったことにできるからなと言いたいところだが、真澄怖かったよな。」なでなで

 

「は?」

 

みんなぽかーんとしている。なぜなら突然神室の頭をなでなでしているからである。

 

「帆波怖かっただろ。俺もよくやられてるんだ。」

 

なんだろ。龍園のなでなでわからないけど落ち着く。あんな怖かった龍園が優しい男の子に見える。もう怖いのは嫌だ。坂柳に奴隷扱いされるのも嫌だ。

 

「龍園は、一之瀬みたいに暴力振るわない?」

 

「ああ」

 

「坂柳みたいに奴隷扱いしない?」

 

「ああと言いたいところだが、真澄、坂柳の二重スパイになってくれないか?もちろん出来高に応じて報酬は渡すし、真澄の望むことは基本なんでもしてやる。」

 

「ホント?わかった真澄頑張る。もし真澄が危なくなったら守ってくれる?」

 

「もちろんだ。なんかあったら俺たちに言えよ。ここにいるみんなお前の仲間だからな」

 

「仲間…………うん私龍園たちの仲間になる。」

 

「真澄ひとつ疑問があるんだが、なんでお前坂柳の言うこと聞いてるんだ?」

 

 龍園は一之瀬に小声で録音しとけと伝えた。

 

神室は龍園に坂柳の下に付いた理由を話した。

 

「なるほどな、お前は刺激が欲しくて万引きをしてて、してるところを坂柳にバレたんだな。」

 

「うん!そこから真澄、坂柳に奴隷みたいにコキ使われた。」

 

「辛かったな!真澄」

 

「うん!辛かった。」

 

「神室さんさっきから私の翔に色目使わないでくれない!」

 

 一之瀬が我慢できず神室のことを睨んでしまった。

 

「こ、怖いよ。」

 

神室は龍園の後ろに隠れてしまった。

 

「ククク、まぁ落ち着け帆波。」

 

「はぁ〜分かったよ。神室さんさっきは暴力振るってごめんね。」

 

「いや、真澄こそごめんなさい。一之瀬の跡つけてごめんなさい。誰だって跡つけられたら怒りますよね。」

 

「うん!私は気にしてないよ。」

 

橋本はニヤニヤしながら神室のことを見ていた。

 

「神室、お前Aクラスにいる時と全然違うじゃないか、もしかしてそれがお前の本性なのか?」

 

 神室は今までの行為を思い出して、顔真っ赤になった。

 

「だって怖かったんだもん。うぅー」

 

「ククク、橋本そういじってやるな。」

 

 伊吹は龍園と一之瀬の目的に恐怖を覚えた。

 

(龍園と一之瀬、神室を依存させるためにあのような演技をしてるの?綾小路と同じやり方で神室を支配下にした。私はこの二人を過小評価してたかもしれない。暴力も必要な時は使うんだね。)

 

「一之瀬って中学の時バレーしてたの?夏休み対戦した時すごく上手かったからさ。」

 

 神室は普段の話し方に戻ったようだ。

 

「うん!バレーしてたよ。神室さんもバレーしてたの?」

 

「してたよ。一之瀬ほど実力はないけどね。」

 

「当たり前だよ。神室真澄って名前聞いたことないもん」

 

一之瀬辛辣すぎない。これが一之瀬の本性。善人って世の中には存在しないんだね。櫛田も龍園の配下になってるし。

 

「ククク、すまんな真澄、帆波のやつバレーの話になると人格変わるからな。」

 

「わかった。あと龍園と一之瀬って名前呼びだけどどんな関係なの?」

 

「えへへ、私と翔は恋人同士です〜。だからどんなに神室さんが色目使ったところで無駄だよ〜」

 

「はぁ、私別に龍園に惚れてないし。」

 

「神室さんさっきまで自分のこと真澄って呼んでたし、顔真っ赤で否定されても説得力ないよ。」

 

「真っ赤になってないもん」

 

伊吹が神室の普段と違う態度に驚いた。

 

「橋本、神室いつもあんな感じじゃないよね。」

 

「さっきも言った通りだが全然違う。そして龍園と一之瀬こいつらのヤバさが垣間見えたな。」

 

「神室さんを見事に依存させたもんね。橋本あんた龍園達に神室の情報渡してたよね?」

 

「ああ、だからこの作戦に出たんだろう。もし依存しなかったら、」

 

「あの二人のことだ。精神を破壊させ退学させてたんだろうね。」

 

 櫛田が、橋本と伊吹の話に加わった。

 

「あの二人すごいね。堀北じゃ間違いなく相手にならないよ。坂柳さんなら相手になるかもしれないけど。」

 

「姫さんが自分で動けるなら相手になるかもしれないけど、自分で動けないというアドバンテージ抱えてるからな、あいつらもそこの弱点突くだろうし、現に俺と神室は龍園と一之瀬の配下になったわけだ。もう無理だろう。」

 

 櫛田は考える

 

(いや、坂柳さんと葛城君が協力し合えばかなり脅威になると思うよ。この2人は坂柳さんと葛城君協力し合うこと望んでそうだけど。この2人と過ごして分かったことは、とりあえず強い人と戦いたい。負けず嫌い。1人では勝てないことを知ってる。特に最後のところが堀北との差だと私は思う。堀北は確かに実力はあるけど、周りを頼ろうとせず今回も一人で勝とうとした。その結果ボロ負けした。龍園君と一之瀬はんのクラス対決は、まぁ今回の試験は八百長みたいなもんかな。まぁ協力はし合ってるでいいのかな。)

 

 龍園は疲れた顔をしていたので

 

「とりあえず解散にするか」

 

 龍園の一言により解散した。残ったのは龍園と一之瀬だけだ。

 

「くははははっ!おい帆波想像以上に上手く行ったぞ。」

 

 一之瀬は面白くなさそうに龍園の言葉にうなづいた。

 

「そうだね。確かに上手く行ったけど、翔!神室さんの足ばっかり見てたね。」

 

「は?見てねえよ。」

 

いやいや無理あるでしょう。翔の目線ほんと神室さんの脚ばっかり見てたよ。

 

「ククク、なんだ嫉妬してるのか?」

 

「ふふ、翔墓穴掘ったね。今の発言は神室さんの脚を、見たのを認める発言になるよ。」

 

「認めよう!確かに俺は神室の脚に目線は行ってた。だが男なら神室の脚に目線いくと思うぜ。」

 

「まぁ、確かに神室さんスタイルいいもんね。私ほどではないけど胸もあるし、男の理想の体って感じだよね。」

 

「ああ、あの体はやばいな。オカズにしてるやつ多いんじゃねえか?」

 

「翔は、神室さんオカズにしてないよね?」

 

「ククク、お前のせいでそんな元気ねぇよ。最近毎日やってるじゃねぇか、しかも木下寝てからもバレないようにしてるしよ。」

 

「ええー、あのスリル感たまらないじゃん。翔ならわかってくれると思ったのに」

 

「お前の事だそのうち野外プレイしようとか言いそうだぜ。」

 

 野外プレイかバレたら退学になるかもしれないけど………やりたい。翔もやりたいから、野外プレイというワードを出したかもしれないね。

 

「よし!今度退学覚悟で野外プレイしよう。てかやろう。」

 

翔驚きすぎだよ。笑いそうになる。

 

「ちょっと待て帆波、バレたら退学になるんだぞ。それでもいいのか?」

 

「別に退学になっても普通の高校に行けばいいだけだし、私はこの高校より快感を取るよ。実際翔も野外プレイしたいんでしょう。」

 

「チッ、帆波の言う通り否定できねぇ。あの快感知ったらもうダメだな。溺れっちまうわ」

 

ね!私の言う通りでしょう。翔もハマっちゃってるでしょう。

 

「話変わるけどもうすぐクリスマスだけどどうする?」

 

「二人っきりで過ごすんじゃねえのか?」

 

「そうだね2人っきりで過ごそうか。」

 

 クリスマスの日が楽しみだよ。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

混合試験

 

 3学期が始まって間もない朝、高速道路を複数のバスが連なって走行している。

 

「帆波ちゃん!私たち今どこに向かってるんだろうね。」

 

「うーん、わたしにもわからないごめんね。千尋ちゃん。」

 

「私こそ、無理難題のこと聞いてごめんね!」

 

最近千尋ちゃんに宣言されたんだよね。3年間のうちに絶対振り向かせて見せるって。うん!ごめん!私あと2ヶ月後には確実にクラス移動してるから、まぁ頑張って。それより1年のバスだけじゃなく!2年生や3年生も乗車している。つまり全校生徒の大移動だね。私たち1年Aクラス全員が乗車しているこのバスがどこに向かってるかは知らない。

 

 この後何をするのか、今の段階で分かっていることは全員がジャージを着用するように指示されていることと、予備のジャージや着替えも複数用意しろと強く推奨されたことだけだよ。もし無人島試験みたいな感じなら仮病使って休もう。だって風呂入れないのが一番辛い。

 

 外を見るとトンネルの中に入ったみたいだね。高校卒業したら翔と青森から鹿児島まで車でドライブしたいね。楽しそう。早く卒業したいよ〜。って移動時間長いよ。3時間は経過したんじゃない?まぁ長旅なのか知らないけど、バス内では、各々好きなことしてる人が多数だね。私は今から寝る。

 

「千尋ちゃん着いたら起こしてくれない?」

 

「分かったよ。帆波ちゃん私に任せて!!」

 

「おやすみ」

 

私は目蓋を閉じて寝た。

 

「帆波ちゃん!起きて、先生の話しが始まるよ。」

 

 うにゃ?三十路の話とかどうでもいいよ〜。私は寝たいので寝ます。

 

「盛り上がってるところごめんねー。あと一之瀬さん起きてください。」

 

 えー!でもめんどくさそうだし起きるか。

 

「星之宮先生おきましたよ。」

 

「はい!一之瀬さんも起きたので説明するね。みんなも予想してる通り今から、特別試験が始まります。」

 

 予想できていた物言いに動揺している人はいないね。みんな騒ぐことはやめ、先生に耳を傾けてるね。えらい、えらい、私?私は今回動く気はない。翔は動くのかな?メールしてみよう。

 

「これから君たちを乗せたこのバスはとある山中の林間学校へと案内するよ。おそらくあと1時間もしない内に目的地にたどり着くかな。この1時間は君たちに与えられた『猶予』の他ならないからみんな考えて過ごしてね。」

 

 今回の指揮麻子ちゃんに任せよう。理由?なんか最近指揮するモチベーションがなくなった。理由もうすぐクラス移動するから、クラスポイント増やしたところで意味ないからね。

 

「麻子ちゃん、ちょっといいかな?」

 

「帆波ちゃんなに?」

 

「今回の指揮は麻子ちゃんがしてくれない?」

 

「え!私が指揮を取るの?どうして?」

 

「うーん、あまりこんなこと言いたくないんだけど、前神崎君も言ってたじゃんこのクラスは私に依存してるじゃん。その点は私も否定しない。あと今回そんなクラスポイント変動しないと思うから麻子ちゃん指揮よろしくね。」

 

「分かった!私今回クラスの指揮取るよ。でもフォローはして欲しいな。」

 

 えーめんどくさいからしたくないよーなんて言える訳ないよね。

 

「分かった。フォローはするけど、決断とか指示は麻子ちゃんがしてよね!」

 

「うん」

 

 星之宮先生がまた前に出たんだけど、説明し忘れたのかな?

 

「みんなごめんね!説明し忘れたところがあった。今回の試験は学年を超えて集団行動を7泊8日で行ってもらうことになってるよ。この特別試験の名称は『混合合宿』。これから資料を配るので目を通すようにね。」

 

 ちょっと待って7泊8日そんなのないよー。8日もヤれないのは今のjKにはきついよー。今のjKの性欲舐めないで欲しいよ。

 

先生自ら歩き出し、席の先頭に資料を束にして渡していくよ。回されてきた資料を一冊取る。

資料を見てみると、生徒たちが寝泊まりする部屋や、大浴場、食堂などの写真が載っているね。部屋あるんだ。風呂もある。無人島よりはマシかな。所々に特別試験というワードがあるね。

 

 

「資料はバスを降りる前に回収するのでしっかり把握しておくようにね。今回は精神面での成長を主な目的とした合宿になるから、普段関わらない人間とも円滑に関係を築けるのかを確認して、それを学んでいくことが合宿の目的だよ。」

 

 帰りたいです。あとおさらいしとこうか。

 

 

・各学年男子6、女子6の小グループを作る。

 

・各学年の小グループ3つで大グループを作る。

 

 全部で36グループができる訳だね。

 

 混合合宿はグループの条件があるよ。その条件は、

 

 ・小グループは2クラス以上のクラスの生徒を混ぜる事。

 

・1年から3年まで関係ない生徒とチームになる。

 

 ほんと、誰と組むのかが重要になるね。

 

混合合宿は7泊8日の中で授業を行い最終日にテストがあります。

 

 

試験内容は

 

・禅

 

・筆記試験

 

・駅伝

 

・スピーチ

 

 ノーコメントでお願いします。

 

 

混合合宿で責任者になれば退学する可能性があります。

 

テストで最下位になったグループにはペナルティがあります。

 

 それには条件があり、最下位になった小グループの平均点が学校側が決めたボーダーより下だった場合は責任者だけが退学になります。

 

最下位でもボーダーより上なら退学はなしという事です。

 

 責任者が退学になる場合、グループのメンバーから道連れにするメンバーを選ぶことができます。

 

 南雲先輩絶対なんかするね。面白そうなことするなら協力して報酬貰おうっと。えへへ。クラスポイント全く動かないじゃん。あ!翔からメールきた。翔も今回動く気ないね。クラスポイントあまり増えないから仕方ないか。あと運要素も強いしね。

 

 

 林間学校を行う施設に到着すると、見えたのは広いグラウンドと年代を感じさせる校舎が向き合う形で2つある。男女それぞれの校舎なのかな。これからここで一週間生活するんだね、切実に帰りたい。

 

 全校生徒が到着すると、体育館へと集められる。ちなみに男子と女子は別れたよ。

 

 男の人が祭壇に乗ってから説明し始めたよ。

 

「バスの中である程度の説明は受けていることを前提に進行して行く。これから小グループを作成する時間を設ける。話し合いのもと各学年6つのグループを作成するように、また、大グループ作成の時間は午後8時から設けることになっている。因みにだが、グループの作成については学校側は一切関与しないことを伝えておく。以上だ、行動に移るように」

 

 説明終わると降りていったね。そこから普通に何事もなくグループ決まったよ。まさかの橘先輩と同じグループになるなんて思わなかった。

 

「橘先輩よろしくお願いします。」

 

「一之瀬さん、こちらこそよろしくお願いします。」

 

橘先輩後輩にも敬語使ってくれる、素晴らしい先輩だよ。あ!翔からメールきてる。堀北先輩対南雲先輩の対決か、激アツじゃん。どっちが勝つんだろう。私は傍観者として見守らせていただきます。

 

 

 

 

 混合合宿の目的としては、精神的な授業や普段学校ではしないことをすることが多い。

私たちはグループは合宿の課題である『座禅』に取り組んでいた。

 

 う〜足痛いよ。今座禅終わったところだよ。え!誰とも話してないって、私見事にボッチになっちゃった。うん?なんか人集まってるけど何が起きたんだろう?

 

 私は人が集まってるところに向かった。そこには山内君と、倒れてる坂柳さんがいた。

 

 

「いや〜悪い悪い。大丈夫?」

 

「いえ、ご心配なく」

 

 なるほど!山内君と坂柳さんがぶつかったんだね。坂柳さん自力で立ち上がったね。大丈夫かな?

 

 

「えっと、じゃあ、行くけど……」

 

「ええ、ご心配なく」

 

 山内君は少しうろたえながらも貸そうとしていた手を引き、坂柳さんも山内君から視線を逸らしたようだね。近くにいた生徒もそれを見届けると興味をなくしたのか解散していくね。私も行こうかな。

このまま何事もなく終わると考えていると。

 

「いやー、坂柳ちゃんって可愛いけど、どんくさいよな」

 

 山内君……坂柳さんは体が弱いことで有名なのに、君は一体何を言っているんだ。まぁわたしには関係ないしどうでもいいや。

 

「おや、一之瀬さんごきげんよう。」

 

「坂柳さんこんばんは。」

 

おっふ、この笑顔私が前幼女と言った時の笑顔に似てるね。山内君ドンマイ。

 

「よかったら一緒にご飯を食べませんか?」

 

「うん!一緒に食べる人いなかったからありがたいよ。一緒に食べよう。」

 

 そっから私は坂柳さんとご飯一緒に食べたよ。ちなみに空気は最悪だった。

 

 

 

 男子風呂

 

 ある生徒が叫んでいた。

 

「葛城さんがナンバーワンだ!」

 

「なんだと!?この須藤建様がトップなんだよ!」

 

風呂場の中心で、Aクラスの戸塚とDクラスの須藤が言い争っていて、周りには男子のほとんどがその言い争いを鑑賞して盛り上げている。

だが龍園はその光景を辟易しながら見ていた。

 

「くだらねー。」

 

「はっ!お前らなんて俺たちに勝ち目はねぇんだよ!」

 

「石崎おまえもか。」

 

「すいません!龍園さん!しかし負けられない戦いがすぐそこにあるんですよ。」

 

龍園は石崎の発言を聞いてため息をついた。

 

「な、なんだよ、お前が相手にでもなるってのか!?」

 

「いいや俺じゃねぇ!真のナンバーワンはこいつだ!いけっ、アルベルト!」

 

「YES」

 

ほんと、くだらねーことしてるな。それより8日のお預けは流石にまいるぜ。あと帆波アイツの性欲は最近マジでやばいから試験終わった1日目が本当怖いぜ。

 

 「はっはっはっ。ずいぶん出生な争いをしているようだねぇ。チルドレン諸君」

 

湯船から勢いよく出てきた高円寺は髪をかき上げながらそう言いやがった。。高円寺お前も参戦するのか?

 

「なんだよ高円寺、だったらテメェはどんなもんなんだよ。どうせ口だけなんじゃねぇのか?」

 

膝をついて敗北をかみしめていた須藤が高円寺に突っかか出るな。てか須藤お前アルベルトに負けたのか。

 

「全く愚問な質問だよ。私は全てにおいて完璧な存在、当然男としても究極さ」

 

「そんなこと言って、どうせ大したことないんじゃねぇのか?」

 

「争うまでもないねぇ。むしろ君たちが萎縮してしまわないか心配なものだよ」

 

「じゃあ見せてみろ!」

 

 高円寺の奴全員に見られながらも自信満々でいやがる。相当自信あるんだろう。

 

「本来男に見せる主義はないのだがねぇ。一度きりのサービスだよ」

 

 こいつが童貞ではないことが判明したな。くだらねー。

 

 満を辞して高円寺がタオルを外すと……

 

「なっ!?」

 

 ククク、マジかよ。アルベルトよりでかいじゃねえか。アルベルトいちいち膝着かなくていいだろ。ほんとくだらねー。

 

 高円寺が俺の方向いてきやがった。いちいち巻き込むなよ。

 

「ドラゴンボーイ!君は参加しないのかね。」

 

「チッ!いちいちくだらないことに巻き込むなよ。綾小路お前が参加しとけ。」

 

 結局綾小路が参加することになりタオルを外すと、綾小路のあまりにも大きさに全員驚いてしまった。

 

 おいおい、相当でかいじゃねえか。

 

「これはこれは、感心したよ綾小路ボーイ。まさか日本人で私と互角の戦いを演じることが出来る人間がいたとは…恐れ入ったよ」

 

「…まるでTレックス同士の対決だな」

 

 

湯船から、感心するような呆れるような目で綾小路たちを見上げる男子達。

 

「君達は歴史の生き証人になったみたいだねぇ。綾小路ボーイ。握手してもらえるかな?」

 

「あ、あぁ…」

 

 高円寺と握手を交わした途端、周りから拍手が起こった。

 

「それでは失礼するよ。シーユー!」

 

 さて俺も上がるとするか。

 

 女子風呂

 

「男子たち下らないことしてるね。帆波ちゃんはどう思う?」

 

「にゃはは……まぁこんな時ぐらい別にいいんじゃないかな。」

 

 翔は参加しないと思うよ。彼氏のことあまり悪くいいたくないけど、翔のあそこ平均サイズでそこまで大きくないんだよね。でもテクニックはある。私の弱点ばっかりついてくるから本当気持ちいいよ。あと勃起した時は結構デカくなる。あ!翔逃げたね。まぁあんな大きい態度とって平均サイズだなんて言える訳ないよね。

さて私も上がりますか。

 

「私先に上がるね。」

 

「帆波ちゃんお疲れ。」

 

 私は部屋に帰って爆睡した。

 

 巷では綾小路はキングと呼ばれるようになった。

 

 

 

 




アンケート椿桜子ちゃんに投票お願いします。桜子ちゃんにいじられる龍園を書きたいんだ。あと一之瀬のクラス移動編まで書き終わりました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

南雲の企み

 

 この合宿の課題にもなれたよ。そして私はいつものように朝食を取っている。南雲先輩が私の隣に座って来た。

 

「帆波ぼっち飯か俺と一緒に食うか?」

 

「南雲先輩おはようございます。はい!一緒に食べる相手いないのでお願いします。」

 

「帆波夜中に人がいなさそうなところに来てくれないか?ちょっとゲームをしようぜ。」

 

「分かりました。この試験面白くないので、内容によってはそのゲームに参加させていただきます。」

 

「さすが帆波だぜ。そういうと思ったぜ。」

 

 そこから二人で朝食を取った。

 

 今日1日の課題も終わり、現在消灯時間30分前。課題には持久走もあったので疲れから皆が早めに就寝しようとしていたので私はトイレを理由に抜け出そうとしていた。

 

「みんな、トイレ行ってくるね。」

 

「いってらっしゃい。」

 

 私は南雲先輩の待ち合わせ場所に向かった。星が綺麗だな。ここが東京だなんて思えないよ。年取ったら田舎でのんびりすごいしたいね。そう思ってると待ち合わせ場所に着いた。そこには、翔と橋本君、神室さんがいた。

 

「ククク、帆波お前も南雲に呼ばれた感じか?」

 

「うん!朝南雲先輩から面白いゲームあるから参加しないかって言われた。ちなみにこの2人はなんでいるの?」

 

「たまたま会っただけだ。」

 

「ふーん、まぁ信じるよ。」

 

しばらく他愛のない話をしてると南雲先輩が来たよ。

 

「悪いな待たせて。神室もいるがお前も参加するか?ゲームに?」

 

「龍園が参加するなら参加する。」

 

「おいおい龍園5股かよ。流石の俺も引くぜ」

 

「は?俺は帆波としか付き合ってないぜ。」

 

「そうですよ。南雲先輩翔の恋人は私だけですよ。」

 

「龍園は真澄のこと見捨てるの?」

 

「心配するな。真澄お前のことは見捨てねぇよ。」

 

作戦だよね。私ちょっと心配だよ。ちゃんと神室さん見捨てるよね?翔、脚ムチムチしてる女の子好きっぽいからさ傾向的にね。まず木下さん。この子もいい脚してる。神室さんもしてる。伊吹さんもいい脚してるけど、胸がね……。翔何気に巨乳好きだからさ。

 

「龍園なら、真澄の脚自由に使っていいからね。」

 

南雲先輩が私に小声で声をかけて来た。

 

「おい帆波!神室ってあんな性格じゃないよな。あと龍園脚フェチなのか?」

 

「まぁ……いろいろあったんですよ。はい翔は重度の脚フェチです。」

 

「おお……そーか。とりあえずゲームって言うより賭けをしないか?」

 

「賭け?」

 

「おい!お前ら聞け今から賭けをしないか?当てたらお前らに50万やるぞ。外したらそうだな10万で許してやるよ。後輩だから。」

 

南雲先輩何気に面倒見いいよね。優秀な人に限るけどね。

 

「ククク、何だお前と堀北どっちが勝つかの勝負か?くだらね。」

 

「翔!それはないと思うよ。そんなくだらないことで南雲先輩が呼ぶ訳ないじゃん。」

 

「帆波よくわかってるじゃないか。今回の試験で退学者が出る。お前らには退学者が誰か当ててもらう。」

 

 翔と橋本君ニヤニヤし始めたね。退学者かおそらく堀北先輩と関わりのある人だね。あれ?私分かったかも。絶対あの人だ。

 

「南雲先輩私分かりました。なので50万下さい。」

 

「帆波もう分かったのか?答えてみろ。」

 

 私は小声で答えた。

 

「橘先輩ですよね?」

 

「正解だ。そういやお前橘先輩と同じグループだったな。」

 

「ククク、帆波お前分かったのか?俺にも教えてくれよ。」

 

「うん!いいよ。退学になるのは橘先輩だよ。」

 

「ちょっと待て!帆波!なぜ言ったんだ。」

 

 南雲先輩顔青くなってるじゃん。なんかウケる。えへへ。

 

「え!だってクラス移動の資金が貯まるの早くなるので翔に伝えました。」

 

「そういやお前、龍園クラスに移動するんだったな。神室と橋本にも聞こえただろうな。お前ら4人に50万ずつやるよ。スマホ出せ。」

 

 南雲先輩不機嫌になってるよ。まぁどうでもいいけどね。

 

「南雲先輩私の分の50万は翔に渡しといてくれませんか?クラス移動の資金に回しとくので。」

 

「わかった。龍園お前もそれでいいか?」

 

「俺は構わないが帆波受け取らなくていいのか?」

 

「私は別に大丈夫だよ。」

 

「帆波がそういうなら分かった。南雲俺にポイント頼む。」

 

「分かった。龍園、橋本、神室こっちに来い。50万だ。」

 

「真澄頑張って2000万ポイント貯めて、龍園のクラス行くからね。」

 

自分のこと真澄って呼ぶ神室さん可愛く感じ始めたよ。

 

「神室に朗報だ。来年からクラス移動チケットを導入するつもりだ。そのチケットを手に入れたら、2000万ポイント貯めなくても大丈夫だ。」

 

「南雲先輩それ来年の4月から導入するんですか?」

 

「おそらく二学期に導入されるだろう。神室、橋本、お前ら龍園クラスに行きたいならしっかり自分の実力上げとくんだな。」

 

「真澄龍園クラス行けるように頑張る」

 

神室さんあざとくなってるよ。

 

「まぁ、ボチボチ頑張るとするか。」

 

 まぁ、橋本くん私たちが2000万出すとは思ってないだろうね。

 

「じゃぁ、お前ら解散だ。気をつけて帰れよ。」

 

南雲先輩の一言により解散した。みんなバラバラに帰ったよ。

私は部屋に戻って爆睡した。

 

 そこから何事もなく進んで結果発表を迎えたよ。厳密に言えば橘先輩元気無くなっていったけどね。もう気付いたんだろうね。あっ!最初に試験の説明した男の人が雛壇に立った。

 

「林間学校での生活、皆さんお疲れさまでした。この林間学校での特別試験は試験内容に違いはありますが、数年に一度開催される試験です。今回は前回よりも評価の高い内容となりましたが皆さんのチームワークの賜物でしょう」

 

 毎年ある訳じゃないんだ。それは知らなかったよ。

 

「早速ですが大グループの試験結果の順位を発表します。読み上げる際には3年生グループの責任者のみを読み上げます。また男子生徒の全グループはボーダーラインを越えていて、退学者を出さずに試験を乗り切ることができました」

 

 男子グループはか…………

 

南雲先輩の方見たらニヤニヤしてるよ。

 

「では、まず男子総合1位は……3年Cクラス、二宮倉之助くんのグループです」

 

堀北先輩のグループだったかな。周囲から歓声が上がってるね。この後の展開を考えるとニヤニヤしちゃうけどね。翔や橋本君もニヤニヤしてるね。

 

「やったな堀北。流石だな」

 

 藤巻先輩が堀北先輩を褒める中、2位から6位までの順位が発表されたよ。南雲先輩のいたグループは、2位という結果だったよ。藤巻先輩の反応が楽しみだよ。

 

「やっぱりさすがですね、堀北先輩。おめでとうございます」

 

 南雲先輩全く悔しそうにしてないね。逆に笑みを浮かべてるのが横目に見えたよ。

 堀北先輩は、さっきから黙ってるね。嫌な予感でも感じてるのかな?

 

 「お前の負けだな、南雲」

 

 事情を知らない藤巻先輩が南雲会長に向かってそういい放ったよ。事情知らなければ自分達の勝ちって思うよね。勝負には勝ったけど試合では負けったって感じかな?

 

「そうですかね。まだ発表は始まったばかりですよ」

 

「抜かせ。決着はついた」

 

「ええ、確かにつきました。男子の方は」

 

 南雲先輩楽しそうだね。まぁ当たり前だよね。あの橘先輩を退学できるんだもん。堀北先輩も気づいた感じかな。

 

「男子の方?女子は関係ない」

 

「ええ。関係ありませんよ。この勝負にはね」

 

 南雲先輩の回りくどい言い方に藤巻先輩も険しい表情になったね。流石の藤巻先輩でも気づいた感じだね。やばい私ニヤニヤするの我慢してるよ。

 

「では次に女子グループを発表します。1位のグループは3年Cクラス、綾瀬夏さんの所属するグループです」

 

 麻子ちゃん達のいるグループだ。そこのグループの人達はテンション上がってるね。

 

「えー、誠に残念なことではございますが……女子の方から、平均点のボーダーを割る小グループが1つ出てしまいました」

 

 私は周りに注意をしながら口元に笑みを浮かべた。

 

 一之瀬は気づかないでいた。綾小路が一之瀬が笑みを浮かべたところを見たのを。

 

「最下位のグループはですが3年Bクラス、猪狩桃子さんのグループです」

 

 体育館一気に静かになったね。1年A組のみんなは私のこと心配しながら見てるね。まぁ、当たり前か。無視しとこう。

 

「そしてボーダーを割ってしまったグループは……」

 

大勢の生徒の緊張が体育館に広がる中……

 

「……同じく3年Bクラス、猪狩桃子さんの小グループです。以上で混合合宿の結果発表を終わります」

 

 南雲先輩めちゃくちゃ嬉しそうだね。南雲先輩のあそこまでの笑顔は初めて見るかも。

 

「何をしたんだ南雲!」

 

「今は結果発表の最中ですよ先輩」

 

 発表の直後、藤巻先輩が南雲先輩に詰め寄るが南雲先輩は鼻で笑った。今頃詰め寄っても負け犬の遠吠えとしか思えないよ。

 

「えー、お静かに願います。残念ではありますが責任者の猪狩さんの退学が決定いたしました。また審議の結果、グループ内で連帯責任を命じることも出来ますので、猪狩さんは私の所に来てください……以上で発表を終わります。バスの準備が整うまでは自由に過ごしてください」

 

 解散が命じられたから、みんなゾロゾロと動き出したよ。南雲先輩は笑みを浮かべながら猪狩先輩のところに向かって行ったね。

 

「猪狩先輩。いったい誰を道連れにするのか教えてくださいよ」

 

 退学を告げられたのに、猪狩先輩落ち着いてる感じを見ると、南雲先輩から2000ポイントもらってるね。

 

「決まってるでしょ。散々ふざけた指示を出して最下位に導いたAクラスの橘茜さんよ」

 

 おっふ、はっきり言ったね。橘先輩顔真っ青になってるよ。ドンマイ。クラスのみんなも私のところに向かって来てるし、私もそろそろ行こうかな。

 

「帆波ちゃん無事でよかったよー。」

 

 千尋ちゃんが泣きながら私に抱きついてきた。汚いから抱きつかないでよ。

 

「まさか、退学する人が出るなんて、みんな気を引き締めて行こうね。」

 

「うん」

 

 混合試験は幕を閉じた。

 

綾小路視点

 

「一之瀬の笑みは一体何だったんだ?ともかく坂柳が一之瀬に何か仕掛けるつもりらしいから、その時に一之瀬に接触して、龍園との関係を調べなきゃな。」

 

クラスポイント

 

一之瀬クラス919cp

龍園クラス826cp

坂柳クラス789cp

堀北クラス178cp

 




日本勝ちましたね


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

一之瀬&網倉潰し

 

 混合試験が終わって数日が経った。私一之瀬帆波は風邪気味である。理由は昨日翔と野外プレイしたからだよ。ちゃんと監視カメラないところでしたから大丈夫なはず。真冬の野外プレイはダメだね。ホント寒い。でもあのドキドキ感はたまらないけどね。誰かに見つかるかもしれないというスリル感がやばかった。春になったらまたしたいね。教室に着いたけどなんか騒がしいね。

 

「帆波ちゃん!」

 

みんな私の元にやってきたけどどうしたんだろ?

 

「帆波ちゃんとりあえずこれ見てよ!」

 

夢ちゃんが自分のスマホを操作し、画面を私に向けてきた。

 

・網倉麻子は中学時代万引きをしていた。

・一之瀬帆波は犯罪者である。

・一之瀬帆波は中学時代部活動で部員に向かって、ポンコツ、下手くそと言っていた。

 

 そこに書かれていたのは数々の汚名がつらつらと並べられていた。

 

 掲示板に投稿されたものだね。私いつの間にか犯罪者になってる。どうでもいいけどね。部活のは私が転校する前の学校のことだね。だって私のセットで決めきれなかったから、ポンコツと言ってなにが悪いんだろ?それより体が怠いから授業まで寝よう。麻子ちゃん落ち込んでるね。落ち込む必要ないのに。

 

「ごめん……みんな私に話しかけないでくれない……」

 

「帆波ちゃん……」

 

私はそのまま寝た。

 

「龍園の仕業だな。みんなBクラスに行こうぜ。」

 

「そうだよ。柴田君の言う通り龍園君の仕業に決まってるよ。行こう。」

 

AクラスのほとんどがBクラスに向かった。

 

1年Bクラス

 

「木下、龍園まだきてないけどどうしたの?」

 

「伊吹さん愛しの龍園君は、今日風邪でお休みだよ。」

 

 伊吹は顔を真っ赤にしながら否定した。

 

「そんなんじゃないから!ただなんで来てないのか聞いただけ。心配なんかしてないから!」

 

「伊吹さん、安定のツンデレ具合に安心した。あれ?Aクラスの人達ウチらのクラスに入ってきたけどどうしたんだろう?」

 

 Aクラスの生徒たちがBクラスの教室に怒りながら入ってきた。

 

「おい龍園はいるか?」

 

「龍園君は風邪でお休みだよ。柴田君。そんなに怒ってるけどどうしたの?」

 

 柴田はスマホを操作して、その画面を木下達に見せた。

 

「これ!酷いね。書いた人誰なんだろ。」

 

 柴田がキレ気味に

 

「龍園が書いたんじゃないのか?」

 

「はぁ!」

 

「龍園がわざわざそんな狡いことする訳ないじゃん。」

 

「は、どうだが?あの龍園のことだしてるに決まってる。」

 

「そうだよ龍園君のことだからしてるに決まってるよ。」

 

Aクラスのメンバーは、龍園がしたと決めつけてきた。その態度にBクラスのメンバーはキレかけていた。木下が落ち着くよう口を開いた。

 

「みんなとりあえず落ち着いて!勝手に言わせておけばいいよ。Aクラスから陥落するのが怖いから龍園君のせいにしてるだけだよ。」

 

 石崎も木下の発言に同意した。

 

「そうだぜ。こいつらは俺たちを恐れてるから、俺たちのせいにしようとしてるだけだ。言わせておけ。どうせこいつらじゃ俺たちには勝てない。」

 

「なら次の特別試験俺らのクラスと勝負しろよ。そこまで言うなら逃げるなよ。」

 

石崎はバレないように笑みを浮かべた。

 

「ああ!お前らこそ逃げるなよ。」

 

 坂上先生がやってきた。

 

「おや?Aクラスの皆さんホームルームの時間ですよ。Aクラスの生徒たちは教室に戻りなさい。」

 

 Aクラスの生徒は渋々教室に戻った。

 

「石崎やるじゃん。次の試験も勝ち決定だね。しかも」

 

伊吹が関心したように石崎を褒めた。

 

「ああ、しかも一之瀬さんが試験当日うちのクラスに来るというおまけ付きでな。」

 

 1年Aクラス

 

「Bクラスの連中ホントハラタツ。」

 

「柴田君の言う通りだよ。」

 

「お前らBクラスですごい揉めてたがどうした?」

 

「いろいろあったんだよ。とりあえず次の試験Bクラスと戦うことになった。」

 

神崎は呆れた目で柴田達を見ていた。

 

「柴田君この試験勝ってBクラスとの差を広げなきゃね。」

 

「そうだな。龍園達ボコボコにしてやろうぜ。」

 

星之宮が来てホームルームが始まった。

 

 次の日

 

 一之瀬と網倉は欠席した。一之瀬はただの体調不良だが網倉は噂が原因で休んだようだ。龍園はしっかり登校してきたようだ。

 

「お!龍園君体調大丈夫?野外プレイでもして風邪引いたの?」

 

 龍園は木下の発言に驚愕した。

 

「フフ、私気付いてるよ。私が寝てる時二人で育みしてるの?その時野外プレイする日程も、言ってたよね。」

 

 珍しく龍園は焦っていた。

 

「木下頼む。このことは誰にも言わないでくれ。」

 

「えー、どうしようかな。」

 

 木下が龍園をいじってると、Aクラスの生徒がBクラスの教室に入ってきた。

 

「おい龍園!お前のせいで一之瀬と網倉が学校来てないんだけど。」

 

「は〜、また来たの?」

 

木下は呆れた目で柴田達Aクラスのことを見ていた。

 

「あ?体調不良で休みなんじゃねぇのか?」

 

「ならこれはなんだよ?」

 

 柴田はスマホを開いて、掲示板を龍園に見せた。

 

「なんじゃこりゃ?知らねえな。坂柳の仕業じゃねえのか?」

 

「本当に知らねえんだな。坂柳のところに行ってみるか。」

 

「「うん」」

 

柴田達は、Cクラスの方へ向かって行った。

 

「チッ、一体何だったんだ?」

 

「龍園さん大変です。とりあえずこれを見てください。」

 

 石崎はスマホを開いて龍園に見せた。

 

・龍園翔は三股している。

・龍園翔と伊吹澪は肉体関係を持っている。

・木下美野里は中学時代援交をしていた。

 

「なんだこれ?」

 

「悲報、私いつの間にか援交していた。」

 

「龍園となら私……」

 

 3人とも特に気にしてなさそうでクラスのみんなは安心した。

 

「とりあえず、今回の騒動には関わるなよ。余計なことしてポイント減らしたら最悪だからな。」

 

「「はい」」

 

「よし!いい返事だ。伊吹と木下は大丈夫か?」

 

龍園は木下と伊吹のこと心配してるのか?念のため元気か確認してみた。

 

「私は全然大丈夫だよ。」

 

木下はウインクしながら答えた。

 

「私も大丈夫だけど、一之瀬はどうなの?学校休んでるって言ってるからさ。」

 

「これを見ろ」

 

伊吹と木下は一之瀬から送られてきたメールを見た。

 

 翔の可愛い彼女からのお願い♡

 

 私体調崩したから、ハーゲンダッツ10個と美味しいスイーツとコーラとポテチ買ってきてほしいな!あと!ジャンクフードも食べたいからハンバーガーもお願い♡私たちの関係がバレたらまずいから伊吹さんか木下さんに持って来させてね。

 

        翔の可愛い彼女の帆波より♡

 

 木下と伊吹は唖然とした。一之瀬のこと少しでも心配した自分達がアホだったと悔いた。

 

「龍園アンタ苦労してるね。」

 

「ああ、あいつあの噂をいい事に仮病でサボってるだろうな。」

 

 石崎とアルベルト、椎名が龍園達のところにやってきた。

 

「龍園さん!一之瀬さん欠席してるって聞いたんですが?大丈夫ですか?」

 

「心配です。」

 

龍園は椎名と石崎に一之瀬から来たメールを見せた。石崎と椎名も唖然とした。

 

「心配する必要ないですね。」

 

「椎名の言う通り心配する必要ないな。」

 

 坂上先生が来てホームルームが始まった。

 

 

 一之瀬帆波視点

 

 いやーまさか熱下がるとは思いもやらなかったよ。だけど学校は休んだけどね。仮病という病気でね。私は今春高のバレーをみてるよ。「思い出なんかいらん」カッコいいよー。でかい紙あったからアレに思い出なんかいらんって書いて飾ろうと。

 

 インターホンが鳴った。

 

 伊吹さんかな?私はドアを開けたらそこには綾小路君がいた。

 

「綾小路君どうしたの?」

 

「一之瀬お前!仮病か?」

 

綾小路はてっきり一之瀬は噂が原因で落ち込んで休んでると思っていたがそんなことは全くなく、机にはポテチとコーラがあって、TVは点けぱなしこれは仮病だなと綾小路は、判断した。

 

「にゃははは……昨日までは熱があったから念のため今日学校休んだだけだよ。」

 

「そうか、なら明日からは学校来れる感じか?」

 

「うん!明日からはちゃんと学校くるからね。心配かけてごめんね。」

 

明日から学校か、めんどくさいよー。綾小路君恨むからね。

 

「一之瀬一つ質問あるけどいいか?」

 

質問?なんだろ?

 

「うん!いいよ。」

 

「お前、裏で龍園と繋がってるのか?」

 

綾小路はいろいろ考えた結果正面から聞くことにした。

 

「うーん?なんでその結論に至ったか分からないけど、私と龍園君は裏で繋がってないよ。まず繋がってたら、今頃龍園君のクラスは.Aクラスになってると思うのは私だけかな?」

 

「そうか、分かった。余計な質問して悪かったな。俺はそろそろ行く。じゃあな。」

 

「うん!またね。綾小路君」

 

綾小路はドアを閉めた。

 

 まさか綾小路君に翔のこと質問してくるとは思いもよらなかったよ。まぁとりあえず伊吹さん待ってる間に書いとこう。

 

 綾小路視点

 

(龍園と一之瀬が繋がってることが判明したな。あの動揺は本物だ。一之瀬は気づいてなかったかもしれんが、いつもより早口で話してたし、目も泳いでた。この感情はなんだ。ニヤケがとまらない。ホワイトルームの教育を、あの二人なら否定してくれるかもしれない喜びか?それともあの2人と戦える楽しみか?分からないがこの事は俺だけの秘密にしとこう。さて次は網倉のところに行っとくか。)

 

次の日

 

 はぁ〜あと2日はサボるつもりだったのに。綾小路君め。

 

「帆波ちゃん学校きたんだね。私夢ちゃんと二人でホント心配したんだよ。」

 

「ごめんね。体調不良で休んでたんだ。」

 

二人ともどうしたんだろう?驚いた顔をして。

 

「帆波ちゃん!噂で落ち込んで休んでたんじゃないの?」

 

噂?なんかあったような気がするけど、あの時体調悪すぎて覚えてないや。

 

「噂ってなんだっけ?」

 

「分からないなら分からないでいいよ。ね!夢ちゃん」

 

「そうだよ。とりあえず教室に向かおうよ。」

 

「そうだね。」

 

私たち3人は教室に向かった。その途中坂柳さんと会った。

 

「おや?一之瀬さんごきげんよう。あの噂は本当なんですか?」

 

坂柳さんも噂について言及してるけど、噂ってほんとなに?

 

「坂柳さん、その噂ってなんなの千尋ちゃん達も噂について言及してたんだけど教えてくれなくてさ良かったら教えてよ。」

私はウインクしながら言った。なんか坂柳さん、呆れた目で私のこと見てるんだけどどうしたんだろう?

 

「え!一之瀬さん噂が原因で休んだわけじゃないんですか?」

 

「単純に体調崩して休んだだけだよ。」

 

「そうなんですね。」

 

坂柳は内心舌打ちした。まさか一之瀬に全く効果ないとは、この噂広げた意味がなかった。でも次の試験で綾小路と戦えるのでその点はよしとしようとする坂柳であった。

 

「じゃあ坂柳さんまたね。」

 

「ごきげんよう。」

 

「みんなおはよう。」

 

一之瀬が教室に入るとみんな安心したように笑顔を浮かべた。

 

「一之瀬来たか。やっぱリーダーのお前が来ないとクラスは引き締まらないな。」

 

「にゃははは…………神崎君昨日体調崩して休んだだけだから。」

 

「そうだったのか?お!網倉も来たようだ。」

 

 麻子ちゃん休んでたんだ。しょうがない麻子ちゃんのところに行きますか。

 

「麻子ちゃんおはよう。」

 

「帆波ちゃんおはよう。そしてみんな私はみんなに伝えないといけないことがあります。」

 

 網倉は教壇の前に立つと、Aクラスの生徒全員に頭を下げた。

 

「網倉何を頭下げてるんだよ。何も謝る必要ないだろ。なぁ?」

 

麻子ちゃんがまともすぎる。私は頭下げないのかって?めんどくさいからしないよ。あと謝る理由もないし。えへ。

 

「みんなに黙っていたことを、今から告白します。私中学の時噂通り万引きをしました。このことを知ってるのは帆波ちゃんと南雲先輩だけです。」

 

 網倉の告白にみんな茫然としてしまった。

 

あれ麻子ちゃん南雲先輩に伝えたんだ。まぁどうでもいいけどね。ここはフォローしときますか。

 

「麻子ちゃん顔を上げて、前にも言ったけどもう麻子ちゃんは十分償ったと思うよ。あと私たちのクラスで麻子ちゃんのこと軽蔑する人いないと思うよ。みんな麻子ちゃんのこと軽蔑しないしこれからも仲良くするよね。」

 

「当たり前だー」

 

 うるさ!そして仁美ちゃんからあんたは頭下げないのかという圧がきてるよ。私は仁美ちゃんにしないよというウインクをした。そんな呆れた表情しないでよ仁美ちゃん。しょうがない最後締めますか。

 

「よし!なんかさらにクラスの絆が深まったような気がするね。誰1人欠けることなくみんなで卒業したしようね。」

 

「うん」「ああ」

 

 我ながらクサイセリフを吐いたもんだ。麻子ちゃん泣きすぎ。星之宮先生来てるけど困惑してるじゃん。神崎君が今の状況説明してくれてるね。

 

 そこからホームルームが始まってこれ以上噂について言及したものはペナルティがあるらしいよ。さて今日も授業頑張りますか。

 

 

 

 

 




アンケート今日で締め引きます。
投票ありがとうございます。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

バレンタイン

 

 俺の名前は龍園翔だよろしく。今日はバレンタインらしいな。帆波からもらえれば俺は特に問題ないつもりだ。帆波のクッキーは絶品だからな。楽しみだ。桔梗が俺のところに向かってるがどうしたんだ?

 

「あ!龍園君今日バレンタインだからはい!チョコレート手作りだから味わって食べてね。お返しはこれの2倍期待してるから。あとこれからもよろしくね。じゃあね。」

 

 桔梗のやつお返し目当てだろう。あと男子の目線がやばいな早くここから離れるとするか。

 

「龍園が桔梗ちゃんからチョコもらってた。」「龍園が羨ましい」

 

 俺はDクラス付近の廊下を通っている。なんか騒がしいな。平田か?すげーもらってるな。

 

 「平田くんっ!これバレンタイン!」

 

 おずおずと平田に差し出されるラッピングされた四角状の箱。それに続いてその場にいる女子全員が平田に渡している。すげーな。まあいいか。早く教室に行くか。龍園はそのまま教室に向かった。

 

教室に入ると、やはりバレンタインという事もあって男子のほとんどはそわそわしている様子だな。女子の方も一部は男子を意識している様にも見えるな。特に石崎あたり意識してるな。

 

「あ!龍園君!はいチョコレート。」

 

「クク、木下かサンキューな。」

 

 ちゃんとラッピングしてあるな。木下料理できたんだな。

 

「龍園君のことだからチョコたくさん貰ってるでしょ。」

 

「いや木下ので二つ目だ。一つ目は桔梗からもらった。」

 

「櫛田さんから貰ったんだ。男子からの嫉妬やばそう。」

 

木下のやつニヤニヤしやがる。石崎たちが俺のところに来た。なんか用あるのか?

 

「龍園さんおはようございます。チョコレート二つも貰ってるなんて流石です。」

 

「ククク、石崎達はまだ0なのか?」

 

「はい、ですが今年は貰える自信があります。」

 

「ああ!もらえること祈ってるぜ。」

 

「はい!ありがとうございます。」

 

 しばらく木下と雑談してると伊吹が俺たちの所に来た。

 

「お、おはよー」

 

「伊吹さんおはよう。」

 

「伊吹か、どうした?」

 

「はいこれ、今日バレンタインでしょ。」

 

「ククク、まさかお前からチョコレートもらえるとはな、しかもラッピングまでされてるとは、サンキューな。」

 

「龍園君これで3つ目だね。去年龍園君チョコいくつもらったの?」

 

 去年いくつだったか?帆波と帆波の妹と元カノ、仁美あとその他もろもろだから10ぐらいだったか?

 

「去年10個だ。」

 

「龍園君めっちゃもらってるじゃん。すごい。」

 

「へー龍園中学の時からモテたんだ。」

 

こいつらなぜジト目で俺のこと見てるんだ?

 

「龍園君と伊吹さん、木下さんおはようございます。」

 

「ひよりかなんかようか?」

 

「椎名さんおはよう。」

 

「龍園君今日バレンタインなのでクッキーを作ってきました。良かったら食べてください。あとお返し期待してます。」

 

「ククク、お返し目当てだろう。だがサンキューな。」

 

「はい!」

 

 龍園との話しを終えると、椎名はここから離れて、自分の席に座って本を読み始めた。

 

「あ!龍園君いつもクラスをまとめてくれてありがとね!今日バレンタインだからハイチョコレート」

 

5人の女子が龍園の元に来てチョコレートを渡した。

 

「ああ………サンキューな………後でいただくわ」

 

 5人の女子は満足そうにここから去った。

 

「龍園君それ一人で食べきれる?」

 

「いや、無理だろ……だから帆波と一緒に食べるわ」

 

「一之瀬さんなら全部食べれそうだよね。」

 

「一之瀬あんなに食べるのになぜあんなに太らないんだろ。」

 

「お前らは知らないと思うが、あいつ夜ランニングにサーブ、トスの練習してるぞ。」

 

「だから太らないのかそこから夜の育みしてるしね。」

 

龍園は木下の発言に顔を真っ赤になってしまった。

 

「木下、わざわざ言う必要ないだろ……。」

 

 龍園は落ち込んで狸寝入りしてしまった。

 

「木下あんた、言い過ぎでしょ。」

 

「その割に伊吹さん顔にやけてるよ。」

 

「そう?そろそろ坂上先生来そうだし席に戻ろう。」

 

「うん!」

 

坂上先生が来てホームルームが始まった。

 

 放課後

 

 1年A組

 

 授業終わった。今日露骨に男子からの視線が凄かった、ただ今日バレンタインだから仕方ないか。私可愛いし。

 

「みんなまたね。」

 

「帆波ちゃんちょっと待ってくれない?」

 

 麻子ちゃんが私に声をかけてきたけどどうしたんだろう?

 

「麻子ちゃんどうしたの?」

 

「綾小路君にチョコレート渡したいから帆波ちゃん一緒に来てくれない………。」

 

麻子ちゃん顔真っ赤だけどまさか綾小路君に惚れたの?綾小路君だけはやめた方がいいとおもうけどなー。まぁ面白そうだし手伝おうと。えへ。

 

「うん!わかった!一緒に行こう。」

 

 私と麻子ちゃんはDクラスの教室へと向かった。

 

「綾小路君来てくれない?」

 

 Dクラスがざわめき出したね。

 

「綾小路お前一之瀬からチョコもらえるのか?」「羨ましいぜ。」

 

「なんかようか?」

 

ほんと綾小路君感情なさそうな顔してるよね。何考えてるか分からないから怖いよ。

 

「私じゃなくて麻子ちゃんが用あるらしいよ。」

 

「あの………綾小路君この間はありがとね。チョコ作ってきたから良かったら食べてね。」

 

「ああ、ありがとう。」

 

「じゃあ………またね。」

 

網倉は一之瀬を置いてダッシュでここから離れた。

 

ええー………麻子ちゃん私を置いていく?あとこれ私もチョコ渡さないといけない雰囲気になってるじゃん。翔の分しか作ってないのにどうしよう?ポケットにチロルチョコはいってた!これ渡しとこう。

 

「綾小路君私からもチョコ渡すよ。はい!チロルチョコ。じゃあ私も行くね。バイバイ。」

 

「ああ、またな。」

 

翔の部屋に行こうと。

 

(このチロルチョコ期限切れてるんだけどどうすればいいんだ?)

 

 綾小路は一之瀬からもらったチロルチョコを見て頭を抱えた。

 

 やっと翔の部屋についた。すごい女の子の声するんだけど、去年と全く変わってない………

 

「ヤッホーチョコレートケーキ持ってきたよ。」

 

「ククク、来たか帆波早くチョコレートケーキ食いたいぜ。」

 

私のケーキ楽しみにしてくれたのは嬉しいけど、今この部屋にいるメンバーは、私と、木下さん、伊吹さん、椎名さん、神室さん……可愛い子しかいないよ。

 

「翔今年はチョコ何個もらったの?」

 

「今年は桔梗とここにいる奴らとクラスの5人あと朝比奈からももらったぜ。」

 

「去年と同じぐらいだね。朝比奈先輩からも貰ったんだ。」

 

「朝比奈のは市販だけどな。」

 

朝比奈先輩からは、GODIVAいいの貰ってるじゃん。

 

「とりあえずみんなもケーキ食べる?私の手作りだけど。」

 

「食べるー」

 

私は箱からケーキを取り出して、5等分に分けて取り皿に入れてそれぞれに渡した。

 

「クク、帆波のケーキ相変わらず美味えな。」

 

「お返し期待してるからね〜」

 

「ああ」

 

「一之瀬ケーキも作れるんだね。」

 

「私の趣味お菓子作りだからね。伊吹さんの趣味は何?」

 

「私は映画と占いかな。」

「意外だね。てっきり運動系が趣味かと思ったよ。」

 

「そう?龍園達はマリオカートしてるし?しかもWiiって懐かしい。」

 

「マリオカートはWii一択だよ。」

 

「龍園君強すぎです。」

 

椎名が顔を膨らませながら怒った。

 

「ククク、悪いな得意分野なんだ。」

 

「いやー、久しぶりにやるけどマリオカートたのしいね!」

 

「木下次私に貸して。」

 

「いいよ。伊吹さん」

 

あれ?翔外に出ようとしたけど、どうしたんだろ?

 

「翔どこか出かけるの?」

 

「ああ、ちょっとな。」

 

 龍園は部屋から出た。

 

龍園の向かった先は人の監視カメラのない場所だった。

 

「綾小路メールしてきてどうした?」

 

龍園を呼び出したのは、綾小路と堀北だった。

 

「龍園君呼び出して悪いわね。でも1つ疑問があってね。あなたどうやって一之瀬さんのクラスに勝ったのかしら?」

 

「クク、随分前のことについて質問するじゃねえか、鈴音ぇ」

 

「あなた夏休み辺りは、私たちにちょっかいを出してきたのに、二学期からはあなた、私たちに一切関わることなくなったわね。その代わり一之瀬さんのクラスにばっかり、ちょっかい出すようになったわよね。私の推測だけど、あなた一之瀬さんのクラスからスパイを手に入れたわよね。」

 

「ククク、くだらねー憶測だな。あの仲良しクラスからスパイが出る訳ないだろ。自分のクラスの心配しろよ。」

 

「あなたまさか!私たちのクラスからスパイを作ったてゆうの?」

 

「さあな?話はそれだけか?俺は今女と遊んでるんだ。じゃあな!」

 

龍園はここから去った

 

「綾小路君貴方うちのクラスにスパイいること知ってたのかしら?」

 

「まぁな。堀北お前は知らなかったのか?それじゃあAクラス卒業なんて夢のまた夢だな。ただでさえポイントは絶望的なのにこれじゃな。」

 

「ッ」

 

「お前じゃ、龍園や一之瀬、坂柳には勝てない。別にお前の実力がないからとかじゃない。あいつらは本物の天才だからだ。お前もこれまでの試験でわかっただろ。」

 

「ええ、彼らの恐ろしさは身に染みたつもりよ。でも私が彼らに勝てないという発言は撤回して欲しいわ。私は今のクラスメイトを信じて、Aクラスで卒業するつもりよ。もちろん貴方もそのうちの1人に入ってるわ。」

 

「そうか、お前の兄との約束だからな。出来るだけ協力はしてやる。これ以上失望させるなよ。」

 

「ええ、まずは裏切り者が誰かを特定し、説得するつもりでいるわ。」

 

「そうか、じゃあ俺もそろそろ行くとする。」

 

「ええ、分かったわ。」

 

 綾小路もその場から離れた。

 

(俺も2年から動くとしよう。堀北には悪いが俺はクラス移動をするつもりだ。最後に俺が勝っていれば、それでいい。)

 

 




アンケートの結果桜子ちゃんに決まりました。
投票ありがとうございます。
次クラス内投票に入ります


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

クラス内投票

 学年末試験が終わってから数日が経ち、今日からついに3月に入った。

誰もが気にしていた、学年末試験の結果が伝えられる日。万が一、赤点になっていれば退学措置が待っている。

 

「今回の結果だ。」

 

 坂上先生が黒板にテスト結果を張り出した。

それと同時に平均も発表され、それを下回るものは誰一人いなかった。

 

「全員合格だ。よく頑張った。」

 

「やったぜ」

 

坂上先生ほんと身内には甘いな。でもそこが坂上先生のいいところかもね。

 今回の結果見ると、龍園!ひより抜いて一位になってるし、石崎6位!私は今回7位だから石崎にまけたの?

 

「悪いな伊吹、お前も抜いたぜ。自分の才能が怖いぜ。」

 

「次はあんたに負けないから!」

 

 ちなみにテスト最下位は真鍋だ。真鍋は今やクラスの嫌われ者。一度クラス裏切ったから仕方ないけどね。私も真鍋嫌い。

 

「はい!静かにして下さい。皆さんに伝えなきゃいけないことがあります。」

 

おそらく大きな特別試験があるんだろう。クラスのみんなも予想していた感じだね。

 

「全員予想していたと思うが、筆記試験を終え、それで終わりではない。この後に大きな特別試験が行われることになっている。例年同様、3月8日に開始予定だ」

 

 この試験で龍園は一之瀬をクラスに迎え入れるつもりらしい。ホント性格悪いわ。2000万は貯まったらしい。

 

「私は君たちなら、このまま退学者を出さずに勝ち進んでいけると期待している」

 

 ホント坂上先生いい先生だよね。

 

「だがここで気を抜かないように、来週の試験も決して生易しいものではない」

 

「「はい」」

 

「いい返事です。ではこれでホームルームを終わります。」

 

 次の日

 

 あれ?坂上先生昨日と全く雰囲気違うね?どうしたんだろ。すごい険しい顔をしているよ。ある生徒が坂上先生に質問した。

 

「せ、先生、何かあったんすか?」

 

 ある生徒の質問に坂上先生は答えなかった。まるで言葉を発するのを嫌だと言っているように見える。

 

 

「––––––君たちに、伝えなければいけない事がある」

 

 重苦しく口が開かれた。

 喉元から懸命に引っ張り出したような声に、クラスはさらに動揺した。

 

 

「1年における特別試験、それは3月8日に始まることは昨日伝えた通りだ。この試験を終えることで2年生への進級を完了とする。通例の流れだった。」

 

 今年は異例でその間にまた、試験がある感じなのかな?

 

「本年度は退学者が出ていない点。これはこの学校の歴史上初のことだ」

 

 確かによくよく考えたら、退学者1人も出てないじゃん。」

 

「先生それって、俺たちの学年が優秀ってことですよね?」

 

「その通りだ。それは学校側も、私も認めている。それでも『予定と異なる』という点では、問題を孕んでいると言わざる得ない」

 

 なんか漠然としないな。

 

 

「……君たちは何も悪くない。だが時には私の予想を超える事態になる事がある」

 

 坂上先生大丈夫かな?ちょっと心配。

 

「学校側は君たち1年生から退学者が出ていないことを考慮し––––––」

 

 一度、坂上先生は言葉を止める。

 喉の奥に下がりそうな言葉、それを絞り出している。

 

「その『特例措置』として、追加の特別試験を今日より、急遽行うことになった」

 

 まぁそこはみんな予想してたのか黙ってるね。それより特別試験の内容が気になる。相当やばそうだけど。

 

 

「クク。教えろよ坂上。その特別試験の内容を」

 

「特別試験の名称は––––––『クラス内投票』」

 

 クラス内投票?クラスのみんなも頭の上にクエスチョンマーク浮かべてるね。

 

 

「特別試験の内容を説明する。君たちには今日から4日間で、クラスメイトに対して評価をつけてもらう。そして賞賛に値すると思った生徒を3名、批判に値する生徒を3名選択し、土曜日の試験当日に投票する。それだけだ」

 

 生徒同士がお互いに評価し合うということだよね。シンプルに考えれば楽な試験と思えるけど、それに値する何かがあるはずだと私は思う。

 

「坂上、本当にそれだけか?」

 

「……そうだ。ただそれだけだ。これから試験の合否を説明する」

 

 クラスのみんなちょっとざわめき始めたね。仕方ないか。

 

「この特別試験は、投票される賞賛票、批判票にある。まず最も賞賛票を集めた1位の生徒には特別報酬が与えられる。それは『プロテクトポイント』と呼ばれる新制度、その特典を与えられる」

 

 プロテクトポイント?一体なんなんだろう。

 

「プロテクトポイントとは、万が一退学措置を受けたとしても無効にする権利のことだ。試験で失敗しても、このポイントを持っていれば無効となる。ただし、このプロテクトポイントは他人には譲渡できない」

 

 それを聞いた瞬間、今までにない驚きが教室中に広がった。いやもうこの学校頭逝ってるでしょう。意味わからないよ。

 

「このポイントの凄さは伝わっただろう。実質、2000万ポイントに匹敵する価値があるということだ」

 

 このポイントあったらほぼ学校卒業できそうだね。そのかわり最下位取った人はどうなるんだろう?この感じだと退学だよね。

 

「上位にはプロテクトポイントという特典があることもあって、下位にはペナルティがある。この試験の課題は『首位1位を選出すること、そして最下位1位を決めること』だ」

 

 まぁそうだろうね。

 

「最下位になった生徒には……この学校を退学してもらう」

 

 予想はしてたとは言え、先生から直接言われると驚くね。まぁ簡単に言えば使えないやつを退学にすれば良いと思う。私も龍園色に染まったかもしれない。

 

「クク、なるほどな。学校側も面白いことしてくれるじゃねぇか。」

 

 

「ルール説明を続ける。賞賛票と批判票の結果は上位3名が発表され、各生徒が投票し終わると共にすべて公開される。つまり結果が全て発表されるということだ。ただし、誰が誰に投票したのかは匿名方式になり公開されない」

 

まぁこの試験なら仕方ないよ。特に批判票にに関しては今の人間関係にヒビが入るからね。

 

 

「棄権などに関しては一切許可されていない。賞賛表、批判票問わずそれぞれ3名選出してもらう。ないとは思うが、もし批判票の投票数が同じだった場合は再投票を行い、結果が出るまでなんども続けることになる。この試験に抜け道のようなのもは存在しない」

 

 今までは、抜け道あったみたいな発言したね。

 

「そしてこの試験の救済については、2000万ポイント。その額を用意できれば結果は変わると言っておく」

 

 2000万あるけど、龍園はおそらく、クラスメイトより一之瀬を取るだろうから、必然的にこのクラスからは退学する人が出るだろうね。

 

「質問ある人入るか?いないようだな。私からは以上だ。」

 

 坂上は教室から出た。

 

「龍園さん、今回の試験どうするんですか?」

 

「今回はお前らの自由にしろ。言うても退学になる奴は決まってるだろうがな。」

 

 みんな真鍋の方を見た。真鍋泣きそうじゃん。

 

「この試験は、不要な人間を排除する試験なんだよ」

 

 まぁそうだろうね

 

「龍園氏、批判票はすでに決まってますが、プロテクトポイントは誰が手に入れるべきだと思いますか?」

 

「クク、逆にお前は誰にプロテクトポイントを与えるべきだと思う?」

 

「僕は、貴方以外考えられないと思っています。龍園氏。この位置にいるのはあなたのおかげだと思っています。」

 

「クク、俺が賞賛票に値する人物だと?」

 

「はい!龍園氏がプロテクトポイント手に入れた方が、戦略の幅も広がると思うので、僕は龍園氏が手に入れるべきだと思います。」

 

 賛成の声が多数だね。まぁ私もプロテクトポイント得るなら龍園しかいないと思ってる。

 

「クク、今回はお前らの判断に委ねるつもりだ。とりあえず解散だ。」

 

 解散になったらみんな部活とかに行ったね。龍園からメールきた。真鍋を見張っとけか。まぁ何かしでかすかもしれないから見張っとけってことか、仕方ない見張りますか。

 

 

1年A組

 

 いやーすごい試験来たね。今回はこのクラスの資金源をなくならせるために、私は救済を選ぶよ。私の評価も落ちなくて済むしね。まぁもうすぐクラス移動するんだけどね。ついでにプロテクトポイントも貰っとこう。えへへ!

 

「帆波ちゃん今回の試験どうするの?」

 

「私は救済を選ぶよ。みんなはどう思う?」

 

「「賛成」」

 

神崎君以外は賛成してるね。まぁ普通に考えたら2000万の損失はやばいよ。絶対使えない人退学にさせた方がいい。

 

「みんなのプライベートポイント合わせたら2000万行くかな?」

 

 みんなのプライベートポイント合わせたら2000万行った。これでクラス移動していいかな?したいけど退学になったら怖いしやめとこう。

 

「私が責任を持って預かるね。では解散」

 

私も翔のところに行こうとしたけど神崎君が私に声をかけてきた。

 

「一之瀬ちょっといいか?」

 

「うんいいよ。なんか真剣な話っぽいから人のいないところで話そうか?」

 

 一之瀬と神崎は体育館裏に移動した

 

「一之瀬、お前はこのままでAクラス卒業できると思ってるのか?」

 

うん!翔のクラスに行くからできると思ってるよ。

 

「うん私は誰1人欠けるかとなくAクラスで卒業できると思ってるよ。」

 

「そうか?だがな一之瀬、力を持っていながら、それを使わないのは愚か者のすることだ。覚えておけ。」

 

「分かってるよ。私は他の人より才能あると自負してる。次の試験で私は、自分の力を証明してみせるから。」

 

神崎君達のクラスにだけどね♡

 

「そうか、わかっているならそれでいい。時間使わせて済まなかったな。一之瀬またな。」

 

「うん!バイバイ」

 

 私はいつものカラオケ屋に向かった。

 

「ヤッホー翔。きたよ。」

 

「帆波来たか。お前の作戦はどんな感じだ?」

 

「私たちのクラスは救済を選んだよ。でも彼らは私の真の目的に気づかない。私の真の目的はクラスの資金を枯渇させることだよ。ついでにプロテクトポイントも貰っていくつもりでもあるよ。」

 

「くははははっ!」

 

いや笑いすぎだよ。

 

「翔!笑いすぎだよ。逆に翔の作戦教えてよ。」

 

「俺はあいつらの判断に委ねるだけだ。まぁ退学する奴は決まってるがな。」

 

「真鍋さんか、一回裏切っちゃったから仕方ないよ。でも翔が今回動かないなんて珍しいね。」

 

「ああ、特にポイント変動とか起きないからなやる気起きなかっただけだ。」

 

「なるほど。まぁ当日どうなるか楽しみにしよう。」

 

 結果発表当日

 

1年Bクラス

 龍園ホント動かなかったけど大丈夫かな?他のクラスの連中に阻害されないのか心配だ。

 

「龍園今回ホント動かなくてよかったな?」

 

「ああ、坂柳は綾小路にぞっこん、あと山内と戸塚の件でいっぱいいっぱいのはず。Dクラスは、まとまるのにいっぱいいっぱいだから大丈夫だ。逆に真鍋の件はどうだった?」

 

「何もなかったよ。多分退学になるの受け入れたんだと思う。」

 

「なるほど。分かった。」

 

「今回の試験どうなるのかな?」

 

「おそらく退学になるのはAクラスはなし、Bクラスは真鍋、Cクラスは戸塚、Dクラスは、山内だろう。」

 

「賞賛票は?」

 

「スパイからの報告によると、帆波、坂柳、綾小路だろう。」

 

「すごいメンツだね。」

 

「まだ俺と伊吹しか来てねえじゃねえか。もうすぐでホームルーム始まるぜ。」

 

確かに、あ!今頃全員来た。

 

「「おはようございます。」」

 

「クク、緊張か早く席に座れよ。」

 

「「ハイ」」

 

 坂上先生が教室に姿を現した。

 

「ではこれより、クラス内投票を始める。名前を呼ばれたものから順に、投票室に移動してもらう」

 

 教室で書く訳じゃないんだ。盗み見ることを不可能にするために、徹底してるんだね。

 

一人一人が教室を出て行き、投票を行っていく。

クラスには話し声はほとんどなく、ただ静かに結果を待っている状態。

 

最後の一人が教室に戻り、しばらく待っていると教室の扉が開かれ坂上先生が姿を現した。

 

「待たせてすまない。これからクラス内投票の結果発表を行う」

 

 いよいよね。ここから1人の生徒が退学することになる。

 

「ではまず、賞賛票の発表を行う」

 

 どきどきする。龍園はこんな時でもニヤニヤしてるなんて、メンタル強い。

 

「賞賛票第三位は………木下美野里」

 

 木下クラスに貢献したからね。2位かと思ったけど、まぁ妥当だね。木下の方向いたら、指差しながらウインクしてきた。あいつもメンタル強い。

 

「続いて2位………金田悟」

 

 金田が2位なんだ。まぁ勉強面でのサポートは金田が1番頑張ったからね。木下より上は驚いたけど。

 

「続いて第1位は………龍園翔。賞賛票は以上だ。」

 

 待ってもし、一之瀬うちのクラスに来たらプロテクトポイント持ち2人になるってこと?しかも龍園一之瀬ペアとか考えただけで恐ろしい。

 

「次に退学になるのは真鍋志保……君だ。」

 

 みんなだろうなって顔してるね。真鍋も受け入れてる感じだね。

 

「真鍋私と一緒に職員室へ……」

 

「はい………」

 

 クラスメイトからの悲痛な視線。

 憐れむような視線。坂上先生に引っ張られながら真鍋は教室から出た。

 

「ククク、とりあえずお疲れというべきか?」

 

「龍園君1つ質問いいかな?」

 

「矢島かなんだ?」

 

「龍園君2000万持ってるよね?なんで真鍋さん救わなかったのかなとちょっと疑問に思ったんだけど」

 

矢島の発言に周りは騒めきだした。

 

「あのバカに2000万の価値あるか?ないだろ。それだけだ。」

 

「納得した私がいる。質問に答えてくれてありがとね。」

 

「よし!解散だ気をつけて帰れよ。」

 

クラスの人達は教室を出た。私も帰ろ。色々と疲れた。

 

クラス内投票結果

 

退学者

Aクラス なし

Bクラス 真鍋志保

Cクラス 戸塚弥彦

Dクラス 山内春樹

 

 ほんと龍園の言った通りじゃん。スパイの重要性が分かる試験だったよ。

 




次の話でとりあえず一之瀬クラス移動します。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

龍園クラス移動編
一之瀬クラス移動


 

 3月8日

 

 1年Bクラス

 

 今クラスでは、担任である坂上先生が1年最後の特別試験を開始しようとしている。机が一つ減ってる。あの出来事は、一年の中では衝撃的だったね。一之瀬も表向きはクラスのメンバーを救ったことになってるけど、本当はクラスの資金を枯渇させるためって聞いて、性格悪いと思った。

 

 ホームルームの開始を伝える鐘の音と共に、坂上先生は話を始める。

 

 「––––––これより、1年度の最終試験の発表を行う」

 

 いよいよね。

 

「1年を締めくくる最後の特別試験は、これまで学んできた集大成を見せてもらうことになる。地力、体力、連携、あるいは運。君たちの持つ様々なポテンシャルを発揮する必要がある」

 

 みんな黙って聞いてるね。次は自分たちが退学になるかもしれないという、危機感があるんだろうね。

 

「特別試験は、各クラスの総合力で競い合う『選抜種目試験』。ルールに従って対決するクラスを決めて行われることになる」

 

 どんな感じかな?

 

「わかりやすく説明していこう。10枚の白いカード、そしてクラスの人数に合わせた黄色いカードを用いて話をする」

 

 黄色いカード一枚足りなくない?なんか意味あるのかな?

 

「まず、先に説明するのはこの白紙の10枚のカード。ここには君たちが話し合いをし、好きに決めた『種目』を全部で10個、書き込んでもらうことにする」

 

 まぁ要約するとこんな感じだね。

 

7つの種目を競い合う試験で、抽選結果で当たったクラス同士で戦います。

 

7つの種目は筆記試験やスポーツ、テーブルゲームなど生徒自身で考える事ができ、さらに各クラスから1人司令塔を選出。

 

負けたクラスの司令塔は強制退学。

 

まずは対戦種目を10種選び、ルールも込みで試験当日に5種を選択し提出します。

 

そして自分のクラスと対抗クラスの選んだ種目の中から学校側が7種選び採用するという形です。

 

引き分けはなし、マイナーなものはNGなどのルールもあります。

 

 原則、出場回数は生徒一人につき一回のみ、司令塔は参加不可ですが全ての種目に関わる事ができます。

 

 勝ったクラスには100ポイント。

 

勝った数ー負けた数×30ポイント。

 

負けた人数が多いとその分クラスポイントがマイナスになる。

 

 ・3月8日 対抗クラスの決定。

 

・3月15日 各クラスで決めた10種目及びルールの発表。

 

・3月22日 試験当日。

 

 こんな感じかな?龍園ニヤニヤしてるね。Aクラスのメンバー1人退学にできるじゃん。

 

「学年最後の試験、君たちの勝利を願っている」

 

 最後に坂上先生は労いの言葉をかけ、教室を出て行った。

 

 龍園のことだから全勝狙いだろうね。

 

「さてお前ら、今日は部活休めよ。放課後カラオケ屋で作戦会議だ。これは強制だ。いいな?」

 

「「はい」」

 

「いい返事だ。」

 

 放課後になってカラオケ屋にいる。今は龍園待ち。抽選があるらしい。Aクラスとだろうけど。

 

「ククク、戻って来たぜ。相手は一之瀬クラスになった。」

 

みんなはそうだろうなって感じだね。だって1ヶ月前揉めた時対戦することなったからね。

 

「さて、まずお前らのAクラスがどんなクラスだと認識してるか答えろ。」

 

 椎名が手を上げた。

 

「私が答えてもよろしいでしょうか?」

 

「ひよりか、ああ答えてみろ。」

 

「……全ての能力が平均より高いです。そして結束力、団結力がこの学年の中では最も上だと思います。ですが……ただそれだけのクラスだとも言えるでしょう。特別な脅威を持たない、単なる仲良しこよしなクラスと言ったところですか。」

 

 椎名………辛辣すぎる

 

「ああ、椎名の分析は合ってる。だがもう少し付け加えるとすれば、Aクラス最大の欠点は一之瀬……いや、リーダーの不在にある」

 

 そういや、体育祭の時、龍園が一之瀬は参謀タイプって言ってたね。

 

 

「え?でもリーダーは一之瀬ですよね?」

 

 まぁ普通はそう思うよね。

 

「一之瀬も神崎も、本来リーダーには向いてない。リーダーを支える参謀タイプだ。あれを頭に据えるくらいなら、まだ鈴音や葛城を頭にした方がよっぽどクラスは回る。そんなクラスだからこそ、勝機がある」

 

 まだクラス全員には一之瀬がうちのクラスに来るとこと隠す感じなんだね。

 

「まぁ、私たちは龍園君の指示に従うだけだけどね。」

 

みんなも木下の発言に同意してるね。

 

 龍園は一枚に折りたたまれた紙を、石崎に投げる

 

 石崎紙を見て驚いてるけどどうしたんだろう?

 

「当日はこの試験をぶち込む」

 

「空手に柔道、テコンドー、ボクシングにレスリング……!?こ、これを全部種目として出すんですか!?」

 

 え!どういうこと?

 

「待ってください。いくら何でもそれはやり過ぎですよ。僕たちのクラスには確かに喧嘩や運動に秀でた生徒はいますが、全員というわけではありません」

 

 金田の言う通りだよ。あと私たち勉強の面も一之瀬クラスには負けてないと思うけど。

 

 龍園はため息をついた。

 

「お前らは頭が硬すぎんだよ。そんなもんは関係ないのさ」

 

金田は龍園の意図に気づいたようだ。

 

「なるほど、モノは考えようということですね?何人対何人の種目であっても、それはルール次第で変わってくる。言えば勝ち抜きルールを採用すれば一人で済みます。」

 

「そういうことだ。仮に10対10で柔道をやっても、アルベルトだけで事すむ。」

 

「で、でも学校側が認めますかね?」

 

「筆記試験や球技なんかは勝ち抜きは採用されないだろうな。だが空手や柔道なんかでは勝ち抜き線なんてありふれたもんだ逸脱したルールじゃねぇ。何かしらの5種目で埋めればそれで良い」

 

 なるほど、これなら行けるね。

 

「……ですが、それにはまだ確実性に欠けます。運が向こうに偏ればどうするつもりですか?」

 

 確かに、金田言ってることは一理ある。

 

「クク。何か勘違いしてんじゃねえのか?ここからが作戦だぜ?」

 

「その作戦ってなに?」

 

「これから試験前日まで、毎日執拗にAクラスの連中に絡め。最初は付け回すだけでいい。そのうち連中も、自分たちが追いかけ回されていることに気がつく」

 

 龍園らしい、精神的に追い込む作戦か。しかも当日は一之瀬もクラス移動するというオマケ付き。

 

「Aクラスの連中は稚拙だと笑うだろうな。実害がないなら放っておけばいいと判断を下す。一之瀬なら確実にな。結局俺の狙いには気づかない」

 

 いや!一之瀬はアンタのクラスに移動するでしょう。サプライズすきだねー。

 

「最初の1週間はそれだけで終わらせる。そして、10種目発表後から本格的に動き出す。些細なことでいい。席の取り合い、メンチを切ってきた。声がうるさい。どんなことでもいいから必要以上に絡んでいけ。こっちが使うメンツは分かってるな?」

 

 ケンカ自慢の人達だね。

 

「龍園君、Aクラスにスパイがいることみんなに話していいと思うよ。もう裏切る人はいないんじゃない?」

 

 木下の発言に周りがざわめき出したね。

 

「ああ、木下の言う通りスパイはいる。当日そいつをクラス移動させ、一之瀬たちの動揺を誘うつもりだ。だがさっきの作戦は実行しろよ。スパイの存在を当日までバレる訳には行かないからな。ちなみにスパイからAクラスの種目は教えてもらえる予定だ。そしてあいつらの作戦は俺たちには筒抜けってわけだ。必ず全勝してAクラス行って、クラス全員で、美味い焼き肉食おうぜ。」

 

「はい!」

 

「よし!いい返事だ。解散だ。」

 

 クラスのみんなは部活や勉強などをしに行った。

 

1年度最終特別試験前日

 

 カラオケ屋に龍園と一之瀬がいた。

 

「翔私が伝えた。種目の対策してる?」

 

「ああ、一昨日から学校休ませて、その科目の対策してるぜ。」

 

「分かった。いよいよだね。当日私が司令塔として行けばいいんだよね?」

 

「ああ、しかもAクラス1人消せるしな、今回の試験最高だなぁ。」

 

 うん!ホントここ2回の試験は私たちに追い風が吹いてる感じがして良かったよ。

 

「そうだ。クラス移動の紙ちょうだい。今から書くから。」

 

「ああ、書いたら坂上に電話して教室に来るよう呼ぶつもりだ。」

 

「分かった。行く時は別々だよね?」

 

「ああ、行くときは別々だ。」

 

 よし紙に名前書いて、印鑑押して良し!

 

「書き終わったよ。先に教室行ってきてね。」

 

「ああ」

 

 翔が出て10分たったから私も移動するか。

 

 しばらく移動すると、あれ?高円寺君と綾小路君?お互い傷だらけだけどどうしたんだろ?高円寺君が私の存在に気づいたみたいだね。

 

「おや?ストロベリーガールじゃないか。こんな夜遅くに女の子1人で歩くのは感心しないな。」

 

「一之瀬か」

 

「綾小路君に高円寺君、ボロボロだけど大丈夫?喧嘩したの?」

 

「まぁそんなところだ。高円寺俺の勝ちだから、今回の試験ちゃんとやってもらうぞ。」

 

「はははは、勿論だとも。男と男の勝負に敗れた私に選択肢があるはずない。」

 

「よく分からないけど明日の試験頑張ろうね。」

 

「ああ」

 

「ストロベリーガールの行動に注目するとしよう。」

 

「にゃははは………またね。」

 

一之瀬はその場から去った。

 

「高円寺、一之瀬どう動くと思う?」

 

「私の予想では、ドラゴンボーイのクラスに移動すると推測してるよ。」

 

「そうか、2年からが楽しみだな。高円寺」

 

「まさか私を楽しませてくれる人が3人もいるとは、この学校も捨てたもんじゃない。」

 

「ああ、ほんとだな。楽しみだ」

 

Bクラスの教室明かりついてるね。よし入ろ。

 

「こんばんは」

 

 坂上先生驚きすぎてメガネ割れてるじゃん大丈夫?

 

「龍園君、まさかと思いますが、一之瀬さんがクラス移動してくるのでしょうか?」

 

「ククク、そうだぜ。」

 

「はい、明日から坂上先生のクラスに入る一之瀬帆波です。よろしくお願いします。紙かいてきました。翔2000万ポイント!」

 

「ああ、坂上2000万だ。これで帆波はうちのクラスに入ったことになるよな?」

 

「はい!受理したので一之瀬さんは今から1年B組の生徒になります。」

 

 長かった。やっとだよ。ホント嬉しい。

 

「よし!翔明日Aクラスボコボコにしようね。」

 

「クク、あいつらには絶望を味合わせてやるよ。」

 

「ほどほどでお願いしますよ。では私はこれで失礼します。」

 

坂上先生口元に笑みを浮かべてたね。まぁ勝ち確定だから仕方ないか。あとメガネのレンズ割れてたけど大丈夫かな?

 

「さて、俺らも帰るか、明日の試験終わったら可愛がってやるよ。」

 

いや単純に翔やりたいだけでしょう。全く

 

「可愛がってるのは私じゃん。まぁ明日に備えて早く寝るね。」

 

「帆波明日勝つぞ。もちろん全勝な。」

 

 翔が私に向かって拳を出してきた。久しぶりにやるね。

 

「翔何愚問なこと言ってるの?私と翔が組んだら全勝なんて当たり前だよ。」

 

 私も翔の拳に向かって出した。

 

「ククク、そうだな。」

 

 次の日一之瀬のクラス移動が学校全体に広がる



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

一之瀬対白波

 

 長い準備期間を経て、ついに1年度最終特別試験の当日がやってきた。あと今日一之瀬が私たちのクラスにやってくる。

 

「龍園さん一体誰が来るんですか?楽しみで寝れなかったです。」

 

「クク、まぁ楽しみにしとけ。もうすぐで判明するんだから。」

 

 席が一つ増えているホントに一之瀬が来るんだと実感した。

 

「木下さんは誰が来るかわかるの?」

 

「うん!楽しみにしといてよ。」

 

あれは、矢島と木下確か同じ部活って言ってたっけ?

 

 あ!坂上先生が来た。結構忙しそう。本来なら今日クラスに来る予定なかった感じかもね。

 

 坂上先生は全員が席に着いたことを確認し、話を始める。

 

「本来私は今日君たちのホームルームはする予定がなかったですが。急遽君達に伝えなきゃいけないことがあるので伝えます。……入ってきなさい」

 

教室のドアが開かれ、昨日Aクラスから移籍してきた一之瀬が姿を表す。

 

「静かにするように」

 

 これはざわつくよ。私も知らなかったら驚いてたと思う。最初に会った時普通に驚いたし。

 

「昨日、2000万ポイントを使いAクラスから移籍してきた一之瀬帆波さんだ。一之瀬さん、軽く自己紹介をお願いします。」

 

 みんな未だに驚いてるね。Aクラスのリーダーの一之瀬がうちのクラスにやってくるんだもん。来るって知ってたのにやっぱり私も驚いてる。あの一之瀬が私たちのクラスに来るなんて。

 

「今日から、1年Bクラスの仲間になる、一之瀬帆波です。よろしくね。ちなみに私とBクラスのリーダーの翔とは恋人関係だよ。」

 

一之瀬の発言に先生を含むBクラスの生徒は驚いた。

 

「「ええええええ」」

 

 うるさ、龍園舌打ちしてるし、

 

「まさかの龍園君と肉体関係持ってる人一之瀬さんとは!」

 

「みんなの予想外れたな。」

 

「龍園さんと一之瀬のコンビとか最強だろ。」

 

Bクラスのみんな興奮してる。石崎とアルベルト泣いてるじゃん

 

「一之瀬さんは、伊吹さんの隣の席だ。」

 

「ハイ!分かりました。」

 

 一之瀬が席に着くと、坂上先生はすぐ教室から退出した。

 

 するとすぐに他学年の先生が入ってきた。

 

「さて私が坂上先生の代わりに指示をだす。とりあえず司令塔の人は多目的室に向かうように。」

 

 10分ほど休み時間があるぽいね。

 

「龍園君」「龍園さん」

 

「チッなんだよ。」

 

「スパイが一之瀬さんは予想の斜め上だよ。」

 

「俺は神崎か、小橋あたりだと思ってた。」

 

「一之瀬は流石に予想外だよな。」

 

やっぱりみんなスパイ予想してたんだ。

 

「えへへ、だってバレないように動いてたもん。」

 

橋本にはバレてたじゃん。

 

「とりあえず帆波、予定通りお前が司令塔だ。」

 

龍園性格悪!みんなも同じこと思ってそうだね。

 

「じゃあみんな頑張ろうね。全勝して美味い焼き肉食べるぞー」

 

「おー」

 

 一之瀬は多目的室に向かった。

 

 一方1年A組は

 

「帆波ちゃんがクラス移動………」

 

「そんな………」

 

私の名前は津辺仁美忘れてる人もいるかもしれないから自己紹介しとくね。今私たちのクラスはお通夜状態だよ。特に白波さんがやばい。

星之宮先生は舌打ち連呼してるよ。

 

「みなさん………早く司令塔を決めてください。」

 

「おい!ほんとにどうするんだよ。一之瀬クラス移動!よりによって龍園のクラスにかよ。くそがー」

 

柴田君ガチギレしてる。なんかウケる。

 

「まさか、星之宮先生の言う通りだとは思わなかったな。」

 

「神崎君………私のせいだね。帆波ちゃんを信じたから今この状況に追い込まれてる。私の責任だから、私が司令塔になるよ……。」

 

「いや麻子ちゃん……私が司令塔になるよ。帆波ちゃんのいないクラスなんて、私は考えられないから、だから私が司令塔になる。」

 

 白波さん、ショック受けすぎて、日本語おかしくなってるよ。

 

「千尋ちゃん………ごめんね。ホントごめんね。」

 

 やっぱり網倉さん、心の中では退学したくなかったんだね。まぁそれが普通だよ。

 

「じゃあみんな行ってくるね。」

 

白波は多目的室に向かった。

 

「一之瀬と龍園が裏で繋がってたとは、一之瀬の奴龍園に情報渡してたな。」

 

「確かに、よくよく考えたら、特別試験でもいつの間にかいなくなってること多かったもんね。」

 

「ああ、姫野の言う通りあいついつの間にかいなくなってること多かったもんな。あと前の試験もうちのクラスの資金を無くならせるのが目的だった訳か。」

 

「うぅーわたしのせいだ。私のせいで千尋ちゃんがいなくなる……作戦なんて全部帆波ちゃんが決めてたから、絶対龍園君にも情報教えてるよ………,」

 

「一之瀬の奴に直接文句言ってやる。」

 

みんなも柴田君の意見に同意してるけど、もうすぐで試験始まるよ。

 

「お前ら落ち着け。もう起きてしまったことは仕方ない。直接言いたいなら、試験終わったあとだ。」

 

「くそがー」

マジで柴田君うるさい

 

 多目的室は空気が最悪だった。

 

 白波がガチ泣きして、あの坂柳と綾小路が気を使うほどだった。

 

「白波さん、一体どうしたんですかね。あと一之瀬さんが司令塔じゃないんですか?」

 

「俺にも分からん」

 

「あと龍園君遅いですね。」

 

「ああ」

 

 時間1分前に一之瀬がやってきた。

 

「帆波ちゃんどうして?」

 

「どうしたの?何を動揺してるのかな。」

 

「一之瀬さん?」

 

「あ!坂柳さん私今日からBクラスに移動したからよろしくね!」

 

 いつもの一之瀬との違いに坂柳は動揺した。

 

「え?一之瀬さん、クラス移動したんですか?」

 

「うん!クラス移動したよ。それがどうしたの?」

 

「いえ!クラス移動は個人の自由ですから!クラス第一優先の一之瀬さんがクラス移動するのに驚いてるだけです。」

 

「あれ演技だよ。みんなを信用させるために、掲げてただけ。普通に考えてみて、全員で卒業とか無理だと思うよ。」

 

「そ、そうですね………」

 

 一之瀬の代わり用に流石の坂柳もビビってるようだ。

 

「さて!千尋ちゃん行こうか!才能の差を見せてあげるからね」

 

「ほ、帆波ちゃん…………」

 

 

 

 

 

 

 

「第1種目のボクシング、勝者はBクラスとする」

 

 ある教室では、Aクラスの白波とBクラスの一之瀬が向かいあっている。

 

 

「それでは次の種目を始める」

 

 茶柱の言葉と共に2種目目が発表される。

 

『物理テスト』

 

必要人数7人 時間50分

 

ルール…1年度における物理の学習範囲内の問題集を解き合計点で競う。

 

「うんうん、メンバーは私が考えた通りだね。だって千尋ちゃんじゃ、考える頭ないもんね。」

 

「帆波ちゃん…………」

 

 白波は一之瀬の発言に泣きそうになる。

 

「一之瀬口を慎め。」

 

「はーい」

 

 一之瀬が白波を煽ってるうちに試験は終了した。

 

「集計の結果、Bクラス642点、Aクラス623点よりBクラスの勝利とする」

 

 真島がBクラスの勝利を宣言する。

 

「あと2回私たちが勝てば、千尋ちゃんは退学だね。」

 

一之瀬はウインクしながらえげつない発言をした。

 

「そ、そんな。」

 

「次は日本史のテストだ。」

 

「はーい」

 

「はい…………」

 

やっぱり私が立てた通りのメンバーだね。さて私は、翔、矢島さん、金田君、山下さん、西野さん、文系特化型で行くよ。

 

 

「集計の結果Aクラス412点、Bクラス436点で、Bクラスの勝利とする」

 

「千尋ちゃんあと一回負けたら、退学だね。」 

 

「次の種目は空手だ。」

 

 一之瀬は、『石崎大地』『小田拓海』『鈴木英俊』の3人を選択する。Bクラスの中でも喧嘩の強い3人を選択した。

 

 対して白波も暗い気持ちになりながらメンバーを選択した。

 

 道場に6人の生徒が集まり試合が始まるが、先鋒の石崎が簡単に3人抜きして試合が終わる。司令塔の関与による再戦を使用しても呆気なく敗北。

 

「あちゃー再戦しても石崎君一人に負けちゃったね。千尋ちゃん退学おめでとう。」

 

一之瀬は拍手しながら白波の退学発言をした。

 

 5戦目6戦目もBクラスの勝利だ。やはり一之瀬のクラス移動の動揺と不安でコンディションを崩したのだろう。

 

「7戦目の種目は柔道だ。」

 

「あははは、Aクラスからしたら1番やりたくない種目が来たね。」

 

一之瀬は当然山田アルベルトを選択した。

 

「もう、嫌だー。うわーん」

 

白波は大泣きしてしまった。一之瀬はこの状態じゃ、試験続行可能か、先生に聞くことにした。

 

「先生、この場合不戦勝ですか?」

 

「真島先生どうしますか?」

 

「不戦勝とする。」

 

「先生帰っても大丈夫ですか?」

 

「ああ………大丈夫だ。」

 

一之瀬は鼻歌を歌いながらこの場を去った。

 

「白波残念ながら君は退学だ。」

 

「………はい…………」

 

白波千尋退学

 

 1年Bクラス

 

「よっしゃー全勝だぜ。」

 

石崎が興奮したように叫んだ。その瞬間一之瀬も、教室に着いたようだ。

 

「みんなお疲れ、余裕だったね!」

 

「クク、流石に余裕すぎてつまらなかったな。白波は退学か?」

 

「うん!最後に大泣きしてたよ。恨むなら自分の実力の無さを恨んでほしいね。」

 

「クク、こえー、こえー。」

 

「一之瀬さん、焼肉いつ行く?」

 

Bクラスのメンバーは焼肉のことで頭がいっぱいだった。

 

「今日行こう。当然翔の奢りだよ。みんないっぱい食べていいからね。私いい焼肉屋知ってるから今から予約するね。」

 

龍園は一之瀬の発言に顔真っ青になった。残り200万しか無い龍園にとって奢りはしんどい。せめて、バイキング形式にして欲しいと思う龍園であった。

 

「龍園………どんまい。」

 

 伊吹は龍園を同情した目で見た。

 

「翔!予約できたよ。そろそろみんなで焼肉屋に向かおう。」

 

「おー」

 

 木下は一之瀬が来てクラスが一つになったと感じた。

 

「伊吹さん、一之瀬さん来て、さらにクラスがまとまったと思うのは、私だけかな?」

 

「いや!私も一之瀬お陰でクラスがまとまってきてるのを感じる。」 

 

 Bクラス全員で移動してると、Aクラスの人達と遭遇してしまった。

 

 柴田が顔を真っ赤にしながら怒っていた。

 

「一之瀬、お前!ホントふざけるなよ。白波を退学に追い込みやがって、絶対お前を許さない。」

 

「みんな!これが弱い犬ほどよく吠えるだから。みんなこんなふうにならないようにね。」

 

「なんだと!」

 

「柴田挑発に乗るな。一之瀬いつから龍園と組んでたんだ?」

 

 神崎は一之瀬を睨みながらいつから龍園と組んでるのか聞いた。

 

「入学式からだよ〜厳密に言えば、翔とは中学の時からの知り合いだよ〜。」

 

「一之瀬確か告白した時、彼氏いるって言って俺のこと振ったがまさか一之瀬の彼氏は龍園なのか?」

 

「神崎君ご名答。」

 

「クク、神崎悪いな、帆波の体は俺のものなんだよ。」

 

「いやーん、翔に犯される〜」

 

「そうか!俺たちのクラスは、お前らの策にまんまと引っかかったって訳か。」

 

「うん!私たちの思い通り動いてくれてありがとね!」

 

一之瀬の言葉を聞いてAクラスのメンバーは落ち込んだ。

 

「帆波ちゃん…………………」

 

「夢ちゃんに麻子ちゃん今まで仲良くしてくれてありがとね。そこは本当に感謝してるよ。でもこれからは敵だから、遠慮なく行かせてもらうからね!」

 

「ううー……………」

 

 AクラスとBクラスが揉めてるところに、1人のスーツに身を包んだ男が現れた。

 

「やあ、こんにちは」

 

「ああ、誰だ?テメェは?」

 

「君達が、龍園翔君に一之瀬帆波さんか。」

 

「私たちに何が用ですか?私たちは早く祝勝会したいんで、手短にお願いします。」

 

「いや、この学校に来るのは初めてでね。職員室がどこにあるか分かるかな?」

 

「職員室ですか、それはまた随分と見当違いの場所をお探ししてますね。あとそろそろどちら様か名乗っていただけませんか?」

 

「私は、今度理事長代理を務めることになった月城と言います」

 

「理事長代理だと?ならなぜわざわざここに来た?理事長代理なら職員室の場所ぐらい分かるだろ。」

 

「理事長代理として揉めてる現場を見たら止めるのは当たり前ですよ。では私はこれで失礼します。龍園君と一之瀬さんのご活躍に期待しています。」

 

 月城は廊下から去っていく。

 

「お前らもいいだろ。帆波に復讐したいなら実力で示せ。行くぞ。」

 

「Aクラスのみんなじゃあね」

 

龍園と一之瀬を中心とした。Bクラスはここから去っていった。

 

「おい!龍園まて!」

 

「柴田これ以上はやめておけ。」

 

「チッ」

 

 1年Aクラスはこのまま解散した。

 

 1年Dクラスは歓喜に包まれていた。

 

「よっしゃー」「このままAクラスまで行こうぜ」

 

「綾小路君ギリギリだけど勝てたわね」

 

「ああ」

 

Dクラスは、Cクラスに4勝3敗で下した。

 

茶柱先生が教室に入ってきた。

 

「お前たちまだいたのかっていいたいところだがよくやった。」

 

「茶柱先生Aクラス対Bクラスの結果はどうなりましたか?」

 

堀北は茶柱先生にAクラス対Bクラスの結果を聞いた。

 

「7勝0敗でBクラスの勝ちだ。」

 

 茶柱から伝えられた結果にDクラスのみんなは唖然とした。

 

「7勝0敗って………」「全勝したってことだよね。」

 

「お前達に伝えなきゃいけないことがある。まずAクラスの白波は退学処分になった。」

 

「は?……………-」

 

「そしてAクラスの一之瀬が2000万ポイントを使ってBクラスに移動した。」

 

「え、えええええええええ」

 

「一之瀬がクラス移動………」「情報が多すぎて頭がパンクしそう」

「あの善人の一之瀬さんが龍園君のクラスに移動?」

 

「綾小路君これって?」

 

「ああ、龍園と一之瀬は裏で繋がってたんだろうな。」

 

「嘘でしょ…………」

 

「お前ら今のポイント状況だ。」

 

網倉クラス610cp

龍園クラス1136cp

坂柳クラス759cp

堀北クラス308cp

 

Aクラス(龍園)1136cp

Bクラス(坂柳)759cp

Cクラス(網倉)610cp

Dクラス(堀北)308cp

 

「ポイント差が絶望的だな、それでも堀北はAクラスを目指すのか?」

 

「もちろんよ。わたしはこのクラスメイトを信じて、自分を信じて、必ずAクラスで卒業するわ。」

 

「そうか………」

 

「そのためにはあなたの協力してもらうわよ。綾小路君!!」

 

「ああ…………」

 

 1年Cクラス

 

(試験には負けてしまいましたが、この後綾小路君とチェス対決できるのが楽しみです。まさか学校側がDクラスに妨害してくるとは思っても見ませんでした。それでも負けましたがさすが最高傑作と言われるわけですね。それもですが1番の驚きは、一之瀬さんのクラス移動ですね。今から皆さんにお伝えしなくてはいけませんね。)

 

「え、皆さん試験お疲れ様でした。負けはしましたが非常に実りのある試験でした。結果を出せずに申し訳ございません。一つ知らせないといけないことがあります。Aクラスの一之瀬さんが龍園君率いるBクラスに移動したそうです。」

 

 坂柳の発言にCクラスほぼ全員驚愕した。

 

「は?はああああああああああああああああああああああああ」

 

「姫さんそれホントなんですか?」

 

ちなみに質問したのは、橋本正義実際橋本は龍園と一之瀬の関係を知っていたが、坂柳にスパイだとバレないよう質問していた。

 

「はい!私は一之瀬さんの口からはっきり聞きました。おそらく裏で龍園君と繋がってたと見ていいでしょう。」

 

「一之瀬と龍園が裏で繋がってたのか。」「あいつらよく対戦しとけど裏で打ち合わせして龍園クラスに勝たせるようにしてたのか!」

「一之瀬善人なフリをしてたってことになるのか。「

 

(龍園君と一之瀬さんにはやられましたね。私もそろそろ結果残さないとリーダーとしての地位が危ないですからね。まずは葛城君が無人島試験で結んだ契約をどうにかしないといけないですね。)

 

一方葛城はというと。

(龍園と一之瀬が繋がっていただと!無人島試験や船内試験下手したら暴力事件の時から繋がってだかもしれないってことか。だが、もう俺には関係ないことだ。)

 

2年A組

 

「おい!なずな聞いたか?帆波のやつ白波って奴を退学にさせたらしいぜ。」

 

南雲はにやにやしながら朝比奈に声をかけていた。

 

「うん…………今2年生の間ではその話で持ちきりだよ…………」

 

「ははは、帆波最高だな!来年からは帆波、龍園、綾小路、この3人を倒して俺がナンバーワンだと証明してやるぜ。」

 

「帆波に龍園君はわかるけど綾小路君?」

 

「ああ!綾小路はあの堀北先輩が気にかけてる後輩だ。あの人が気にかけるってことだ絶対何かあるはずだ。」

 

「そうなんだ…………雅、帆波と龍園君とは戦わなくて良くない?このままの関係でいたいよ。」

 

「なずなひとつ勘違いしてないか?戦いを熱望してるのは俺だけじゃないんだぜ。」

 

「え?どいうこと?」

 

「帆波も俺との勝負を望んでるんだぜ。あいつに直接言われた。2年生になったら南雲先輩の首を取りますからねってな。ここは先輩として売られた喧嘩は買わないとな!!」

 

「帆波が嘘でしょ!!」

 

「なずな!帆波はおそらく俺と同じで自分が1番じゃないと嫌なタイプんだろうな。スポーツ選手にありがちなことだ。」

 

「そういや帆波バレーしてたって言ってたもんね。」

 

「ああ、バレーについて調べたらバレー界では帆波消えた天才って言われてたぜ。ともかくこの話は終わりだ。ちょっと外の空気吸ってくる。この高揚感を落ち着かせるためにな。」

 

「雅………………」

 

 3年A組

 

「おい!堀北大変だ。」

 

藤巻は焦ったように堀北学の元にやってきた。

 

「どうした?藤巻」

 

「一之瀬が龍園クラスに移動して元にいたクラスメイトを退学にさせたらしい。」

 

「なに!」

 

流石の堀北学でも一之瀬が生徒を退学させたという話を聞いて驚いたようだ。

 

「あの善人で有名な一之瀬が、確かに生徒会にはあまりこなかったが、あの一之瀬が人を退学させるなんてな。」

 

「そうだな。」

 

(俺は今まで綾小路が一之瀬を評価する理由がわからなかったがなるほどな。綾小路は一之瀬の本質をわかっていたってわけだな。龍園と組んでるのは、驚いたな。確かにバレーで対決した時は息ぴったりだと感じていたが、俺もまだまだだな。)

 

職員室

 

 星之宮はブチギレていた。

 

「チッ、チッ、チッ、あーもうAクラスで卒業なんて無理じゃん。一之瀬さんやっぱりクラス移動するしあの宣言は、なんだったわけ?」

 

「知恵落ち着け。私も驚いてる。まさかあの一之瀬が龍園と繋がってるとはな。」

 

(まさか綾小路に、Aクラス卒業できるかわからなくなりましたって言われたけど、最初は意味わからなかったがそういうことだったんだな。)

 

 星之宮は今夜、やけ酒をしたようだ。




なんとか学年末までかけました。
モチベーションに繋がるので良かったら高評価と感想お願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

バケモンたちの集まり

 

 龍園クラスは焼肉屋を貸切にして、盛り上がっていた。

 

「Aクラスだぜー」「ウェーイ」

 

龍園と一之瀬もいちゃついていた。

 

「はい翔あーん」

 

「クク、この肉美味いな。」

 

「いやー、ほんとこの1年長かったね。ようやく翔と同じくクラスになれたね。」

 

「ああ、確かにこの一年長かったな、お前のお陰でAクラスにもなれたが、まだ綾小路や高円寺といった強敵もいるがな。」

 

「坂柳さんと葛城君もでしょう?」

 

「坂柳は敵じゃねぇよ。葛城あいつは過小評価されてるけどな。坂柳が足引っ張らなかったら葛城がリーダーだったんじゃねえのか?」

 

「確かに、それに私たちのクラスの足りない最後の部分補ってくれそうだしね。」

 

「ああ、守りに関しては、学年で右に出るものはいねえな。葛城とは色々あったからな。勧誘は無理だろ。」

 

「そこは、金田君の成長に期待だね。」

 

「そうだな。」

 

 

「あの二人またいちゃついてるし。」

 

「伊吹さん嫉妬してるの?」

 

 伊吹は木下の発言に顔を真っ赤にしながら否定した。

 

「は?別に龍園とイチャイチャしたいとも夜の密室でしたいとも思ってないから!」

 

「いや………私そこまで言ってないけど………」

 

 木下と伊吹の元に椎名がやってきた。

 

「二人ともたくさん食べてますか?」

 

 椎名はお肉をたくさん持ってきたようだ。ここの焼肉屋はビュッフェ形式のところだ。図々しい一之瀬でも龍園の懐事情を気にしたようだ。

 

「いや、椎名あんたお肉取りすぎでしょう」

 

「椎名さんいっぱい食べるね!私も負けてられない。」

 

 木下はお料理を取りに行くために。椅子から立ち上がり、料理のあるところに向かった。

 

「龍園達茶化されてるじゃん、あ!山脇龍園に殴られた。痛そう。」

 

「山脇君はちょっと調子乗りすぎですね。」

 

「伊吹達ちゃんと食べてるか?」

 

石崎とアルベルトが伊吹達のところにやってきた。

 

「椎名と木下はたくさん食べてるよ。まぁ今木下料理取りに行ってるけど。」

 

「ふふ、石崎君もたくさん食べてくださいね。」

 

 椎名は微笑みながらそう言った。

 

「いや椎名あんたが奢るわけじゃないんだから。」

 

「ふふ、伊吹さん、木下さん龍園君のところに行って、腕に胸に当ててますけどいいんですか?」

 

「はぁ、木下の奴なにしてんだが、私が止めに行かないと。」

 

伊吹は龍園のところに向かった。

 

「伊吹さんニヤニヤしながら行きましたね。」

 

「伊吹はもう少し素直になった方がいいと思うぜ。なぁアルベルト!」

 

「YES」

 

「私トイレ行ってきますね!」

 

「ああ!」

 

一方龍園は、一之瀬と木下に抱きつかれていた。

 

「おい木下離れろ!」

 

「ええいいじゃん!」

 

「翔!言動と顔が全く一致してないよ。」

 

 その様子を見たクラスメイト達は。

 

「龍園さんが羨ましい!」

 

「龍園君と一之瀬さんがあんなバカップルだとは思わなかった。」

 

「龍園さん、一之瀬のあの体を楽しんでるのか羨ましい。」

 

「男子最低!」

 

「いや、思ったことを言っただけだぜ。」

 

「それより龍園君膝枕されてるし。」

 

「さすがの龍園さんでも一之瀬の美貌には敵わないな。」

 

「まぁ、龍園君も顔はイケメンだし美男美女カップルでお似合いだよね。」

 

「そうだね。」

 

その頃龍園はそろそろ時間なのでお会計をしていた。

 

「ビュッフェ形式でホントよかったぜ。」

 

 龍園はBクラスのところに戻るといつのまにか二次会することに決まっていた。

 

「翔二次会はカラオケね。全員参加するらしい。」

 

「は?…………二次会するのか?」

 

「当たり前だよ〜。翔も強制参加だからねー。」

 

「それも俺が出さなきゃいけないのか?」

 

「「龍園さんご馳走様です。」」

 

「リーダーなんだから当たり前だよ!あと翔ご馳走様です。」

 

「チッ、今回だけだぞ。」

 

なんだかんだ悪い気はしない龍園であった。

 

Bクラス一同で焼肉屋をででカラオケ屋に向かった。いつものカラオケ屋に着いたので、人数が沢山受容できるパーティルームに案内されたようだ。

 

「よし一番手一之瀬帆波歌います。石崎君夜に駆けるでお願い!」

 

「はい!分かりました。」

 

石崎はタブレットを操作し始めた。

 

「ククク、帆波、1番最初は睡蓮花じゃなかったのか?」

 

「私の中の最近のマイブームはこれなんだ〜」

 

「ククク、そうか………」

 

 一之瀬の睡蓮花を聞けなくてショックを受ける龍園であった。一之瀬は夜に駆けるを歌い出した。

 

「一之瀬さん歌上手いね」

 

「えへへ、ありがとね。」

 

 しばらくカラオケをして楽しんだ

 

大人数のカラオケはやっぱり楽しいや。反乱分子と言われてる時任君まで来てるのはびっくりしたよ。みんなもびっくりしてる感じがひしひしと伝ってたきたよ。

 

「お前ら時間だ。気をつけて帰れよ。」

 

 そのままBクラスの面々は解散した。

 

「帆波行くぞ」

 

「うん!!」

 

「「お疲れ様です。」」

 

二人はこのままホテルに行くようだ。しばらく二人で歩いてると、綾小路と坂柳が二人で一緒にいるようだ。向こうも龍園と一之瀬の存在に気づいたようだ。

 

「おやおや、龍園君に一之瀬さんごきげんよう。」

 

「坂柳さんに綾小路君、こんにちは。」

 

「ククク、まさかお前らが裏で繋がってるとはな。」

 

 坂柳さん微笑んでるけど、どうしたんだろ。

 

「フフ、龍園君と一之瀬さんも裏で繋がってたじゃないですか?真澄さんには、この任務は重かったようです。やはり信用できるのはあの人だけですね。」

 

「あの人だぁ?」

 

坂柳さんが唯一信用してる人か、神室さんと橋本君に言って調べてもらわないとね。

 

「おっと失礼しました。」

 

「お前らはいつから組んでたんだ?」

 

綾小路君が私たちに質問してきた。やっぱり私たちが組んでるのはおかしいのかな?

 

「ククク、俺と帆波は中学から知り合いなんだ。」

 

「えへへ、そういうことだよ。この1年は私たちの勝ちだね。」

 

「確かにこの一年はあなた方の思い通りにやられましたが、2年になってからはそうはいきませんからね。」

 

「ああ、俺も2年生になってからは、これまでの考え方は一切捨てる。俺はこの先出しおしみするつもりはない。」

 

「クク、鈴音じゃ物足りねーと思ってたところが。お前も表で動くと解釈していいんだな?」

 

「ああ、そう捉えてもらって構わない。」

 

綾小路君が2年生になったら、動くのか激アツだよ。

 

 新たに高円寺も現れた。

 

「おやおや、ドラゴンボーイにストロベリーガールじゃないか。」

 

「おい!その呼び方やめろ!」

 

坂柳さん爆笑してるじゃん。確かに、ドラゴンボーイは面白い。言われてる本人はキレてるけど。

 

「高円寺君私や翔には、ニックネームあるけど、坂柳さんにはないの?綾小路君には綾小路ボーイって呼んでたからニックネームないと思うけど。」

 

「ふふ、ドラゴンボーイ。」

 

 龍園は素早く坂柳へと距離を縮めた。そして遠慮なく蹴りを繰り出す。

 

「……!?」

 

 綾小路は坂柳と龍園の間に入り、龍園の蹴りを右手で受け止めていた。

 

「おいおい綾小路、お前ホント何者だ?」

 

 あの翔の蹴りを右手一本で止めてるよ。あとあの動き早いってレベルじゃない。綾小路君頭脳だけではないってことだね。

 

「普通の高校生だ。」

 

「普通の高校生の動きじゃないよ。綾小路君。」

 

「中学時代、ダンスを習っていただけだ。」

 

言い訳の仕方がユニークだね綾小路君。

 

「そういや、ストロベリーガールの質問に答えていなかったね。坂柳ガールのニックネームは、リトルガールで行こう。」

 

 高円寺君は指を高く挙げながら言う。

 

 ドラゴンボーイと言われたことをまだ根に持っているのか知らないけど、翔は鼻で笑っているよ。あと私も心の中でリトルガールって呼んでたんだけど、まさかニックネームつけるセンス高円寺君と同じぐらいのセンスはショックだよ。

 

「高円寺君!あなたは英語の使い方を間違えていますよ。私は幼女ではありません」

 

「いや坂柳さんの体型は幼女だから、高円寺君の英語の使い方は合ってるよ〜」

 

「クハハハ、帆波言うじゃねえか」

 

 やばい!坂柳さん顔真っ赤にしながら私のこと睨んでるよ。

 

「ふっふっふ。それを決めるのは君ではなく私なのだよ。間違った用法ではないさ。君がリトルガールと呼ぶにふさわしいと私は感じただけのことだからねぇ」

 

 高円寺君も体型で判断してるのかな?

 

「では私はそろそろ行くとしよう。ドラゴンボーイ、ストロベリーガール、綾小路ボーイ、二学期楽しみにしているよ。」

 

「高円寺君またね。」

 

 高円寺君が去ると空気が一変して静かになった。

 

「あ!そうだ。坂柳さんと綾小路君どっちが勝ったの?」

 

「なんで、一之瀬さんに教えないといけないんですか?」

 

リトルガール絶対根に持ってるよ。なんかムカつく。

 

「坂柳さんって、胸も小さければ、器も小さいんだね。」

 

「クハハハ、帆波俺を窒息死させるつもりか?」

 

「ぜったい潰す…………」

 

やばい坂柳さん本気でキレてるじゃん。翔は窒息死しそうなほど笑ってる。綾小路は相変わらず表情変わらないね。

 

「4勝3敗でDクラスの勝ちだ。」

 

「Dクラスが勝ったんだ。ちょっとびっくりだよ〜、」

 

「ククク、坂柳プロテクトポイント外れたんだな。」

 

「ふふふふ……………ドラゴンボーイ少し黙ってて下さい。」

 

「ああ?リトルガール風情が指図するな。」

 

 2人ともバチバチになってるね。

 

「とりあえず、翔にリトルガールは落ち着いて。」

 

「一之瀬………坂柳のことリトルガールと呼んでるぞ。」

 

「綾小路君!小さい事しにしてもしかたないよ。」

 

「そうなのか」

 

「ククク、帆波そろそろ行くぞ。」

 

あ!翔もうやりたくてたまらないかんじだね。

 

「じゃあ、リトルガールに綾小路君またね。二年生になったらバチバチに殺りあおうね。」

 

「ふふふ、一之瀬さん…………絶対潰しますからね。」

 

「ああ、お前たちとの勝負楽しみにしている。」

 

 そこから私たちはホテルに行き三回戦までした。翔溜まりすぎ。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

下着選びに付き合わされる龍園

 

 昨日卒業式が終わって、今日は終業式、明日から春休み何しようかな?廊下歩いてるとみんな私のこと見てくるんだけどなんでかな?やっぱりクラス移動したのが原因かもね。私はBクラスの教室に入った。

 

「みんなおはよう。」

 

「一之瀬さん、おはよう。」

 

 やっぱりまだ慣れないな〜。

 

「クク、来たか帆波」

 

「あ!翔おはよう。翔が同じクラスにいるって新鮮だよ。」

 

「確かにそうだな」

 

 伊吹さんも教室に入ってきた。 

 

「お、おはよー」

 

「伊吹さんおはよう」

 

「一之瀬が教室にいるってなんか違和感感じる。」

 

「私も翔と同じクラスにいるの違和感感じる。」

 

「一之瀬と龍園は同じ中学校じゃないの?」

 

「中学校は一緒じゃないよ。」

 

「そうなんだ。」

 

翔!伊吹さんの脚見てるし。確かに伊吹さんの脚ムチムチしてていい脚してるけど、流石に彼女の前では自重して欲しい。

 

「3人ともおはよう」

 

木下さんだ。木下さん、最近タイツ履いて来てるんだよね。絶対翔がタイツ好きなの知ったでしょう。

 

「おはよう木下さん」

 

「木下おはよう。」

 

翔絶対朝の挨拶しないんだよね。なんでだろう。まぁそんなことはどうでもいいか。

 

「翔終業式終わったら遊びに行こうよ。服選び付き合ってね。」

 

翔そんな嫌そうな顔しないでよ。

 

「いや……お前服選びに時間かかるじゃん。」

 

「女の子はね服選びに時間かかるんだよ。伊吹さんと木下さんも服選びに時間かかるよね?」

 

「いやそんなにかからない」

 

「私もそんなにかからないかな。」

 

 え………

 

「木下さんと伊吹さんも来る?私がレクチャーしてあげるよ。」

 

「「行く」」

 

「俺は、強制参加なのか?」

 

「当たり前だよ。」

 

 しばらく雑談してると坂上先生がやってきた。

 

「皆さん、自分の席に座ってください。」

 

 全員席に座ると坂上先生は、一つ間をあけて話しました。坂上先生機嫌良さそうだね。

 

 「まず学年末試験お疲れ様です。君たちが勝利をつかんだことを心から祝福する。それも大差をつけての勝利、お見事です。」

 

 9割私のおかげだよ。

 

チョークを手にして、坂上先生は現在のクラスポイントを確認の意味も込めて書き込んでいくね。今ポイントどれぐらいあるかわからなかったから助かるよ。

 

 3月下旬の暫定クラスポイント

 

 Aクラス(龍園)1136cp

 Bクラス(坂柳)759cp

 Cクラス(網倉)610cp

 Dクラス(堀北)308cp

 

 麻子ちゃんのクラス310ポイントも減ったね。まぁ10割私のせいだけどね。そのおかげで翔及び私たちのクラスはAクラス浮上したんだけどね。310ポイント増えたはず。坂柳さんのクラスはマイナス30ポイント。綾小路君のクラスはプラス130ポイントこんなところかな。

 

「俺たちAクラスでしかも独走じゃねえか。これも龍園さんのおかげだぜ。」

 

あのー私の名前も呼んでほしいな。しかも8割の人はそれで納得してるし。泣いていいよね?あと少し浮かれてない?

 

「1年をかけて、最も上昇しているクラスが君たちだと思うと私も誇らしい。だが油断はしないことを心がけるように」

 

 うん!坂上先生の言う通り。まだ過程の段階。3年の卒業時にAクラスになってないと意味ないからね。私たちはまだAクラス確定したわけではない、世界一の人だって昨日と同じことをしたら世界一からおろされる。Aクラスを確定させてない私達が昨日を守って明日何になれるの?挑戦する心を忘れないようにしないとね。ここらへん意識改革しないと!

 

「「はい」」

 

「では、束の間の休みですが楽しんでください。」

 

 坂上先生教室からでたね。

 

 一之瀬は坂上先生が教室から出たのを確認して教壇に立った。

 

「一之瀬さんどうしたの?」

 

「みんなAクラスになったからって浮足たってない?新参者に言われたくないって思う人いるかもしれないけど。」

 

「帆波いいたいことがあるならいえ。もし反論する奴がいるなら、俺が制裁を加えるだけだ。」

 

「うん!確かに私たちは今Aクラスだけど卒業時にAクラスじゃなかったら、意味ないんだよ。まだ過程の段階でAクラスになったぐらいで喜んじゃだめ。Aクラスになっても挑戦者の気持ちを持って試験に励んで欲しい。」

 

「一之瀬さん私たちAクラスだよ。受けて立つ側じゃない?今まで私たちは挑戦者だったけど、それを倒してのAクラスだからさ。」

 

 ある女子生徒が一之瀬の発言の意図を聞いた。

 

「うーん、私は今までどうだったかより、今これからをどうするかだと思うんだよね。何がいいたいかって言うと。私たちは最強の挑戦者ってことを言いたい。」

 

 龍園以外理解できないでいた。

 

「帆波熱くなりすぎだぞ。日本語がめちゃくちゃ。まぁ帆波がいいたいことは、これまでの特別試験のことは忘れて、これからの試験に神経を注げるつもりでいろ。挑戦しなくなった奴は成長なんかしないこんなところか?」

 

「そう、そうなの。これまでの結果にしがみついたって、何も変わらない。大事なのは、これからのことだよ。過去の栄光に縋りついても意味ないからね。」

 

全員思ったこと、一之瀬こんな熱い性格だったのかと思った。でも最強の挑戦者ってフレーズはカッコいいと思ってしまった。

 

「最強の挑戦者ってカッコいいよな。」「まじそれ」

 

「でしょう。みんな引き止めてごめんね。みんな春休みだからって勉強サボっちゃダメだからね。解散。」

 

一之瀬が解散って言うとみんな部活や遊びに行ったようだ。

 

「一之瀬すごいね。」

 

「ああ、帆波は人心掌握と場の雰囲気コントロールが凄まじいからな。俺にはないものを持っている。」

 

伊吹も龍園の意見に納得した。

 

「あんたは、狡猾で悪知恵回るタイプって感じだもんね。」

 

「クク、否定しねぇ。」

 

「翔と伊吹さんと木下さん、早く服屋さんに行こう。」

 

「ああ」

 

 一之瀬は龍園の右腕を伊吹は左腕を抱きしめて移動した。ちなみに木下はジャンケンで負けて普通に歩いていた。

 

「お前ら暑苦しい。チッしかも周りから見られてるし。」

 

「ええー、可愛い女の子2人に抱きつかれてるんだから、そこは喜ばないと。」

 

「一之瀬さん少しいいかしら。」

 

 堀北を中心としたDクラスが龍園達の前に現れた

 

「いやだ。バイバイ」

 

堀北さんホント空気よめないよね。今から翔たちと遊ぶのに邪魔するなんてひどいよ。

 

「おい!ちょっと待てや!!」

 

須藤くんうるさ。

 

「一之瀬さんほんのすこしだけでいいので時間くれないかしら。」

 

堀北さん自己中すぎでしょう。

 

「帆波……付き合ってやれ。どうせあいつらのことだ。いうこと聞くわけないだろ。」

 

「分かった…………。堀北さん私に用って何かな?」

 

「あなた、いつから龍園君と繋がってたわけ?」

 

「うーん、中学の時からかな。」

 

「そう………暴力事件の件は私たちがどう動くかの確認して、龍園君に報告するために私たちに協力を持ちかけたのかしら?」

 

「さあね。質問すればなんでも答えると思ってるの?だから君たちはこの1年間Dクラスのままなんだよ!少しは自分で考えてみれば?」

 

 Dクラスのみんな私のこと睨んでるけど、少しは自分で考えてよね。

 

「じゃあもういくね。バイバイ」

 

私たち4人はここからさって服屋さんに向かった

 

 

「あ、私新しい下着欲しい。」

 

3人とも好きな服(一之瀬がコーディネートした服を含む)を買い、それじゃあそろそろ解散しようか、といった時にその言葉は発せられた。

 

「いいね。私も下着欲しいと思ってたんだ。」

 

「私も一之瀬の意見に賛成。」

 

翔すごい顔してるよ。

 

「ちょっと待てお前ら、それ俺も参加なのか?」

 

「うん!そうだよ」

 

「何言ってるの?龍園は?」

 

翔なんで、行くの戸惑ってるんだろ?

 

龍園の心中はと言うと

 

(何が悲しくて女子の下着選びに付き合わないといけないんだ。まぁ100歩譲って帆波の下着選びに付き合うのはわかる。彼女だからな。でも木下と伊吹の下着を選ばなきゃならないんだ?)

 

「よしレッツゴー」

 

私と木下さんは翔の腕を掴んで逃げられないようにした。

 

「おい!うそだろ!帰らせろよ。」

 

「えー!帰らせないよ。」

 

 龍園の抵抗虚しくランジェリーショップへと連行されてしまった。

 

 

 

 「(帰りたい。切実に。)」

 

試着室の前にいる龍園は、白い下着を手に持ったままそう思う。あの後ランジェリーショップへと連行された龍園は、一之瀬達の下着選びを手伝う羽目になってしまったのだ。下着を試着しては普通に龍園に見せて「どうかな?」などと言っていたりする。ここまで来ると、流石の龍園も泣きたくなる。

 

「お!龍園じゃねぇか。」

 

「あ!龍園君こんなところで何してるの?」

 

「朝比奈に南雲か…………帆波たちにランジェリーショップ無理やり連れてこられて下着選び付き合わせられて、試着した下着を普通に見せられてどうかなと聞かれたりした………。」

 

「災難だったな龍園………………」

 

「龍園君……………ドンマイ」

 

 流石の南雲でも龍園の今の状況に同情した。一之瀬達3人は試着室から出てきた。

 

「あ!南雲先輩に朝比奈先輩こんにちは」

 

「帆波と伊吹と木下だったか?」

 

「「はい」」

 

「帆波、龍園君のクラス移動したんだったけ?」

 

「はい!無事クラス移動出来ました!」

 

「帆波聞いたぜ学年末試験暴れたらしいじゃねえか。しかも退学者も出したらしいな。」

 

「はい!私たちの計画通りに進みました。」

 

「これがお前の計画か。面白かったぜ。」

 

「ありがとうございます。」

 

「じゃあ、そろそろ行くわ。なずないぐぞ。」

 

「帆波に龍園君、伊吹さん、木下さんまたね。」

 

 南雲と朝比奈はここから去った。

 

「じゃあ、私たちも解散しようか。」

 

龍園が女性の下着売り場にいるのが学校全体に広がった。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

キャラ説明

 

キャラの説明、〇〇に対してどう思っているかの説明をします。よかったら見ていってください。

 

 一之瀬帆波

 

 龍園と出会い善人から負けず嫌いの性格になった。善人な性格を演じられるほど基本スペックは高い。勝つためならどんな卑怯な手段を使ってもいいと思っている。強者との戦いを好むようになったように、龍園の性格が移ってしまった。中学時代はバレー部に入ってた。ぶっちゃけると普通の高校に行きたかったようだ。

 

龍園翔に対して。

 

 恩人でもあり憧れ。 

 

 カッコいい彼氏。 いずれ頭脳面でも勝ちたいと思っている。

 

 なんだかんだ仲間思い。他の女の人の脚は見ないでほしい。

 

 

 伊吹澪に対して

 

 龍園の駒1号。 最近私の彼氏に色気使ってない?

 

 大切な友達。 最初の頃に比べたらノリが良くなってる。

 

 

 木下美野里に対して

 

 龍園の駒2号。 私の彼氏に抱きつかないて!

 

 大切な友達  弄ってくれて場を和ませてくれてありがとう。

 

 

 石崎とアルベルトについて

 

 場を盛り上げるのに必要なふたり。面白い人。

 

 

 椎名ひよりに対して。

 

 可愛い。天使。ほっぺぷにぷにしたい。意外に黒いところがある。

 

 

 綾小路清隆に対して

 

 得体の知れない何かを感じる。 彼氏と考え方が似ている。

 

 私たちと同等かそれ以上の実力をもっている。

 

 

 坂柳有栖に対して

 

 リトルガール。頭脳だけでは勝てないことを証明してあげる。

 

 

 神崎隆二に対して。

 

 告白の仕方がダサい。 一時期アプローチがうざかった。

 

 

 南雲雅に対して

 

 いつもご飯ご馳走さまです。学年を支配してるのはすごい。

 

 いずれ倒す相手。

 

 

 

 

 龍園翔

 

 一之瀬と出会ってから、暴力が全てだと思っていたが、友達と遊んだ方が楽しいことに気づいた。一之瀬と同じ勝つためには卑怯な手を使っていいと思っている。周りからは性格が穏やかになったと言われている。今思うと普通の高校に行っとけば良かったと後悔している。

 

 一之瀬帆波に対して

 

 可愛い彼女。 他の男の人と話さないでほしい。

 

 いずれバレーボールで勝ちたいと思っている。 可愛い

 

 

 伊吹澪に対して

 

 割とタイプ。 慕ってくれるのはありがたい。

 

 腕に抱きつくのはやめて欲しい。一之瀬が怖いから。

 

 

 木下美野里に対して

 

 脚がエロい。 使える。 可愛い

 

 抱きつくのはやめて欲しい。一之瀬に色々と言われてるから。

 

 

 石崎とアルベルトに対して

 

 1番成長した2人。慕ってくれるのはありがたい。

 

 

 金田悟に対して。

 

 クラス全員の成績把握や課題作り、その他勉強面でのサポート、色々助かっている。

 成長して葛城ぐらい実力上げてくれれば最高。

 

 

 椎名ひよりに対して

 

 意外に黒いところがある。 人畜無害。 闘争心をもう少し持ってほしい。

 

 

 津辺仁美に対して

 

 中学からの腐れ縁。 一之瀬と3人で同じクラスになりたかった。

 

 

 綾小路清隆に対して

 

 個の力では、自分と一之瀬より圧倒的に上。2人で力合わせても勝てるかわからない。 卒業までには決着をつけたい

 

 

 高円寺六助に対して

 

 綾小路同様、一之瀬と二人で勝てるか分からない相手。

 

 あまり関わりたくない。 

 

 橋本、櫛田、神室に対して

 

 捨て駒。自分の実力でクラスに来たら歓迎はする。神室のことは気に入っている。

 

 

 伊吹澪

 

 最初は、龍園のこと嫌っていたが今は…………。実力は認めてる。一之瀬と付き合ってるって聞いた時は驚きすぎて、言葉が出なかった。

 

 

 一之瀬帆波に対して

 

 友達。 ヤンデレ。 可愛い。 何気に性格悪い。

 

 

 龍園翔に対して

 

 内心カッコいいと思ってる。 脚が好きなのかな?

 

 実力は認めてる。 何気に頭もいい。

 

 

 木下美野里に対して

 

 親友  天然だとおもう。 これからも仲良くして欲しい。

 

 石崎とアルベルトに対して

 

 2ばか  クラスで一二を争う程成長はしていると思う。

 

 

 木下美野里

 

 最初は龍園のこと怖かったけど、一緒にいるうちにただの演技だったことに気づいた。いじられても怒らない。器はデカい。一之瀬と付き合ってなかったら、狙ってた。

 

 一之瀬帆波に対して

 

 クラスでの性格の違いに驚いた。 運動神経がすごくいい。

 

 性格悪い。

 

 

 龍園翔に対して

 

 エッチしてるところ見たときMで可愛かった。  脚フェチなのが意外。  

 

 かっこいい。 これからもクラスのリーダーとして期待してる。

 

 

 伊吹澪に対して

 

 親友 これからも仲良くして欲しい。 素直になってほしい。

 

 石崎とアルベルトに対して。

 

 面白い

 

 

 椎名ひより

 

 最初は、ボッチだったが、龍園達と絡み始めてから、あまり図書室に行かなくなった。その影響で綾小路とは、仲良くなってない。

 

 一之瀬帆波に対して

 

 友達。 龍園一途。可愛い。 龍園の参謀としてこれからはクラスに貢献して欲しい。

 

 

 龍園翔に対して

 

 最初は怖かったけど、普通に優しかった。 三学期では、テスト負けたけど、次は勝つつもりでいる。

 

 弄りがいがある。

 

 

 綾小路清隆

 

 龍園翔に対して

 

 期待  成長したら自分も越すかもしれないという期待。

 

 一之瀬と繋がってるのはびっくりした。 今度はどんな奇抜なことするかたのしみ。

 

 一之瀬帆波に対して

 

 期待  善人と思ってたけど全く違った。 龍園とは違うベクトルでイカれてる。

 

 堀北鈴音に対して

 

 期待してない。 実力はあるが、一之瀬、龍園、坂柳、高円寺より2段階 網倉より一段階実力は劣る。 Aクラスに固執しすぎ。

 

 高円寺六助に対して

 

 ライバル 自分とほぼ互角で驚いた。  クラス移動した際は、堀北じゃなく、高円寺に率いて欲しい。

 

 

 坂柳有栖

 

 一之瀬帆波に対して

 

 ぶっ潰す  巨乳だからって偉そう。 

 

 

 龍園翔に対して

 

 実力は認めてる。  2年になったら絶望させて、絶望顔を拝みたい。 

 

 

 津辺仁美

 

 龍園と同じ中学校。龍園と一之瀬の依存具合を危惧している。

 

 一之瀬帆波に対して

 

 重い女 龍園を見捨てなかった子  龍園に依存してる。

 

 仲はそこまで良くない。

 

 龍園翔に対して

 

 中学からの腐れ縁 一之瀬に依存してる。 一之瀬以上に嫉妬深い

 

 同じクラスで過ごしたかった。 

 

 

 神室真澄

 

 

 一之瀬帆波に対して

 

 怖い  お腹殴られた。 現Aクラスの時と態度性格が全く違う。

 

 

 龍園翔に対して

 

 恩人  早くクラス移動したい。 一緒に過ごすの楽しい。

 

 坂柳有栖に対して

 

 奴隷みたいに使わないで欲しい。  なんでも人任せにし過ぎ。

 

 龍園みたいに報酬出して欲しい。 絶対泣かす

 

 

 櫛田桔梗

 

 一之瀬帆波に対して

 

 過去に万引きしてるのに全く負い目にかんじてない。 一之瀬のお陰で過去のことバレても気にしなくなった。 図太い。 恩人

 

 一緒にいると気を使わないで済むから楽

 

 龍園翔に対して

 

 弄りがいいがあっておもしろい。 思ったよりまとも。 

 

 一緒にいると気使わないで済むから楽しい。

 

 堀北鈴音に対して

 

 最初は退学させようとしたが、一之瀬や龍園と連むようになってからは、どうでも良くなった. 同じ中学。 Aクラスに固執しすぎ。

 

 

 橋本正義

 

 一之瀬帆波に対して

 

 裏で龍園と繋がってたのに驚いた。 Aクラスで卒業するために従ってるだけ。

 

 龍園翔に対して。

 

 裏で一之瀬と繋がってるのに驚いた。 Aクラスで卒業するために従ってるだけ。

 

 

 南雲雅

 

 一之瀬帆波に対して

 

 真面目かと思ったらその逆だった。 生徒会に推薦して後悔している。

 

 生徒会以外では普通に仲良いと思う。 戦いたい相手の一人。

 

 

 龍園翔に対して

 

 一之瀬の彼氏  戦いたい相手の一人

 

 

 綾小路に対して

 

 堀北先輩が気にかけてる生徒。 網倉の件で目をつけている。

 

 

 白波千尋

 

 一之瀬に対して

 

 卒業までには振り向かせたかった。 龍園と付き合ってると聞いて泣いた。 

 

 龍園に対して

 

 憎悪 一之瀬を奪った。 潰したい。 復讐したかったが退学になったので断念。

 

 

 網倉麻子

 

 一之瀬がクラス移動したので次のリーダーに指名された。龍園や一之瀬、坂柳とやりあえる自信がない。

 

 一之瀬に対して

 

 みんなのリーダーだと思っていた。 裏切られた。 

 

 綾小路に対して

 

 好意。 噂が広がった時綾小路に助けられた。 

 

 困った時は相談してくれって言われた。

 

 

 神崎隆二

 

 一之瀬に対して

 

 好意を抱いていた。 クラスのこと何も考えてなかった薄情者

 

 付き合いたかった。

 

 龍園に対して

 

 憎悪 一之瀬と付き合ってるのは羨ましい。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 ~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。