【急募】IS世界で生き残る方法【助けて】 (ポブラノ)
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序章:俺は“何故”モルモットにされかけているのか
【モルモットは】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart1-1【嫌だ】


掲示板形式なるものに挑戦しました。
拙い点もあるかとは思いますが笑って許していただけると幸いです。


1:名無しの転生者 ID:iMkJprLoQ

まじで助けてくれ

 

 

2:名無しの転生者 ID:yCQSfgRpV

IS世界で人が死ぬことはそうそう無いからヘーキヘーキ

 

 

3:名無しの転生者 ID:sBEmIYBTL

諦めろ

 

 

4:名無しの転生者 ID:Tq3zYdNce

③助からない。現実は非情である。

 

 

5:名無しの転生者 ID:Cj4Z8jUZT

>>3

>>4

ド辛辣でワロタ

 

 

6:名無しの転生者 ID:gaXjabJ+M

詳しい事情も聞かされずに見返り無しで動くのはワンサマーだけだろ

 

 

7:名無しの転生者 ID:iMkJprLoQ

本当に困ってんだ

俺の凡人ブレインじゃどーしよーもないんや

 

 

8:名無しの転生者 ID:yMv7o6n2

イッチで手詰まりならもう無理なんじゃ…

 

 

9:名無しの転生者 ID:/bVFs/V1g

>>7

イッチはコテハンつけろ

 

 

10:名無しの転生者 ID:F2O4Jgvlq

>>7

安価して♡ しろ(豹変)

 

 

11:名無しの転生者 ID:ERfrG3X2Z

>>7

安価マダー

 

 

12:二人目のイッチ ID:iMkJprLoQ

>>9

こうか?

 

>>10

>>11

(安価する予定は)ないです

 

 

13:名無しの転生者 ID:uiVR6mgY

>>12

二人目って…あぁそういうことか

 

 

14:名無しの転生者 ID:UmKE4MmqP

>>12

安価しないって掲示板舐めてるの?(半ギレ

 

 

15:名無しの転生者 ID:nKndyVDDX

>>12

とりあえず現状kwsk

 

 

16:二人目のイッチ ID:iMkJprLoQ

>>15

おk

 

ワイ、IS適性があることがわかる

日本政府にドナドナ

よくわからん研究所に軟禁させる

研究所のおっさん「モルモットになれ!モルモットになると言え!」←イマココ

 

 

17:名無しの転生者 ID:fHjZ5Z7hw

>>16

普通に断ったら?

 

 

18:名無しの転生者 ID:jIpkSe0+Q

>>16

おっさん猗窩座で草

 

 

19:二人目のイッチ ID:iMkJprLoQ

>>17

無理やった

ISの進歩ガーとか言い出して話通じなくなったわ

 

 

20:名無しの転生者 ID:A5MAc5zW4

>>19

詰みやん

諦めてモルモット生活を楽しみな

 

 

21:二人目のイッチ ID:iMkJprLoQ

>>20

嫌じゃ!実験台になんてなりとうない!

 

 

22:名無しの転生者 ID:UIoc1M6KL

>>21

 

 

23:名無しの転生者 ID:F2O4Jgvlq

>>21

助かりたいならどうすればいいのかわかってるよね?

 

 

24:名無しの転生者 ID:ERfrG3X2Z

>>21

安価!安価!

 

 

 

25:名無しの転生者 ID:UmKE4MmqP

>>23

やはり安価か…いつ開始する?私も同行する

 

 

26:名無しの転生者 ID:sQqd2Fb+6

>>25

安価院!

 

 

27:二人目のイッチ ID:iMkJprLoQ

ちくせう

こうなりゃヤケじゃ

次のワイの行動>>35

 

 

 

28:名無しの転生者 ID:UmKE4MmqP

キターーーーーー

 

 

29:名無しの転生者 ID:gFdkBMQPS

ヒャッハー!新鮮な安価だぜー

 

 

30:名無しの転生者 ID:F2O4Jgvlq

ksk

 

 

31:名無しの転生者 ID:ciwnev7W6

束博士に泣きつく

 

 

32:名無しの転生者 ID:goJV8SDi/

駄々をこねる

 

 

33:名無しの転生者 ID:omxxuiKMK

千冬姉を攻撃表示で召喚

 

 

34:名無しの転生者 ID:6nSaQFpCp

飛鳥文化アタック

 

 

35:名無しの転生者 ID:qadHn9eLt

発狂RP(ロールプレイ)

 

 

36:名無しの転生者 ID:uWEaDmv5q

全裸土下座

 

 

37:名無しの転生者 ID:hnxh3tBsj

ちょいちょいやばいのあって草

 

 

38:名無しの転生者 ID:dY82CxdIW

>>35

比較的マシだな

 

 

39:名無しの転生者 ID:ixAfKDjhB

>>35

どんなRPかによって結果変わりそうやな

 

 

40:二人目のイッチ ID:iMkJprLoQ

>>35

おk

じゃあちょっくら発狂してくるわ

 

 

41:名無しの転生者 ID:g6PKR2YaT

>>40

ちょっくらでしていいものではないだろ(困惑

 

 

42:名無しの転生者 ID:Qf7XRh+50

>>40

頑張ってなー

 

 

43:名無しの転生者 ID:uWEaDmv5q

脱いでもいいんやで(ニッコリ

 

44:名無しの転生者 ID:HegonMvlh

>>36

>>43

同一人物で草

 

 

45:名無しの転生者 ID:QCccmcQlp

>>43

熱い脱衣推しで草生える

 

 

 

 

110:二人目のイッチ ID:iMkJprLoQ

何とかなったわ

サンガツ

 

 

111:名無しの転生者 ID:67ZQp2k69

>>110

何とかなったのかよ…

 

 

 

 

▼▼▼

 

 窓の無い独房のような部屋の隅で患者衣を着た少年が膝を抱えて座っていた。

 

安価は絶対…安価は絶対…

 

 蚊の鳴くような声で何やらつぶやくとその少年は勢いよく立ち上がり、自身の体を壁にぶつけだした。

 

打ちっぱなしのコンクリート壁に頭や四肢がぶつかるたびに鈍い音が鳴り、赤黒い血が壁や床に飛び散る。

 

アハハ!!アハハハァ!ハッハッハアァ!ゲホッゲホッ!?フゥ…アッハッハッハァ!

 

部屋には彼の狂ったような笑い声が響き続けた。

 

 結局この後、研究所の職員が拘束しに来るまでの間この自傷行為は続いた。

 

 その少年、二人目の男性IS適合者、一ノ瀬・一(イチノセ・ハジメ)は研究所によって拘束された。

その後、各国の要人や研究者たちによる男性適合者争奪戦が勃発したが、IS学園学園長の提案により、3年の期限付きでIS学園が彼の保護観察が行うこととなった。

 




ISの二次なのにIS出ませんでしたね(遠い目
次回はISについても触れられるようにしていきます


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【モルモットは】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart1-2【嫌だ】

続きました
今回は小説パート無しですオニイサンユルシテ


437:名無しの転生者 ID:iUZdmdA6I

やっぱりISの正ヒロインは箒だよなぁ(ファース党並感

 

 

438:名無しの転生者 ID:AajlOtSC6

>>437

なんだァ?てめェ…

 

 

439:名無しの転生者 ID:7DNHmwCGg

>>438

独歩、キレた!!

 

 

440:名無しの転生者 ID:PV5ycSlCX

>>437

おい待てい

ワンサマーはホモだからヒロインは弾と数馬の二人やぞ

 

 

441:名無しの転生者 ID:MIzJ9I7Jf

>>440

ワンサマーホモ説草

 

 

442:名無しの転生者 ID:xsS6o6jLP

>>441

あんなうらやま…けしからんことやってて何も反応がないからワンサマーホモ説は妥当や

 

 

443:二人目のイッチ ID:iMkJprLoQ

>>442

ワイの学園生活の安寧のためにも否定してほしかったンゴ

 

 

444:名無しの転生者 ID:xupyRKkip

>>443

イッチやん

 

 

445:名無しの転生者 ID:FPtJGR/7g

>>443

結局あの安価の後どうなったんや?

 

 

446:名無しの転生者 ID:y9V+CNRTq

>>445

それワイも気になる

 

 

447:名無しの転生者 ID:ERfrG3X2Z

>>443

安価マダー?

 

 

448:名無しの転生者 ID:V1saoQIgq

>>443

おせーよ3時間おきに浮上しろ

 

449:名無しの転生者 ID:YMckrQtw4

>>443

もしかして専用機決まったとか?

 

 

450:名無しの転生者 ID:4lOa99JeJ

>>449

ガタッ

 

 

451:名無しの転生者 ID:+L1iBUCKt

>>449

今全裸になったわ

 

 

452:二人目のイッチ ID:iMkJprLoQ

>>449

それも合わせて報告するからちょい待ち

 

 

453:名無しの転生者 ID:AHmBNwVNg

>>452

専用機キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

 

454:名無しの転生者 ID:NKPTqI7DE

>>452

専用機の機体名も安価しようぜ

 

 

455:名無しの転生者 ID:bDJZEE5nU

>>452

画像見せてくれ

 

 

456:名無しの転生者 ID:tMC4ddlM1

>>452

俺の中のロボ魂が騒ぎ出してるぜ

 

 

457:名無しの転生者 ID:FF7OpLuf0

>>452

ドリル付けよう、ドリル

 

 

458:名無しの転生者 ID:Ig30m6Ib5

>>457

超大型ビームキャノンやろJK

 

 

459:名無しの転生者 ID:2oevhyYyy

>>458

は?クソデカブレード一択やろ

 

 

460:二人目のイッチ ID:iMkJprLoQ

>>452

現状こんな感じや

・発狂するほど嫌ならモルモットにせんわ。

・ワイ君の身柄はIS学園に入学させる形で保護するで。正式な入学手続きが済むまではホテル暮らしで護衛がつくけど堪忍してや

・データ回収のために第二世代機を独自に改修した機体を専用機として渡すで。4月中旬までには必ず渡すわ

・ISの第三世代機用の新兵装を試験導入するからバンバン使ってデータとってや(←猗窩座のおっさんのリクエスト?)

・予習やっとけ。特にIS概論

・専用機に積みたい武装があるならリストアップしとけ。入学式前までに出すんやで

 

 

461:名無しの転生者 ID:rMW/+KqlG

>>460

盛りだくさんやな。まるでパフェや

 

 

462:名無しの転生者 ID:wpQZofIOx

>>460

イッチもついに専用機持ちかぁ(しみじみ

 

 

463:名無しの転生者 ID:DpXzzaUQZ

>>460

猗窩座のおっさんで草

 

 

464:二人目のイッチ ID:iMkJprLoQ

>>462

しみじみするほど時間たってないやろ

 

>>462

あのおっさんの本名赤沢だったで

 

ワイは猗窩座って呼んでるけど

 

 

465:名無しの転生者 ID:wfz8q4h4H

>>464

もっと草。それでいいのかよ赤沢のおっちゃんは

 

 

466:二人目のイッチ ID:iMkJprLoQ

>>465

おっちゃんは気にしてなっかたから無問題や

 

後、安価でもわりと何とかなるのが分かったからこれからはガンガン安価取ってくで

 

 

467:名無しの転生者 ID:ERfrG3X2Z

>>466

イッチ愛してる♡

 

 

468:名無しの転生者 ID:DXUn4/90b

>>466

や っ た ぜ

 

 

469:名無しの転生者 ID:nYbZeS6SF

>>466

負の成功体験を信じちまったか

 

 

470:名無しの転生者 ID:t9owQxagq

>>466

安価スレと化した助言スレ

 

 

471:名無しの転生者 ID:QCkHOaBou

>>466

あーもうめちゃくちゃだよ(歓喜

 

 

472:二人目のイッチ ID:iMkJprLoQ

ほな早速安価いくで

 

専用機に積む武装三種

>>479

>>483

>>489

 

 

473:名無しの転生者 ID:zKcr3SNKi

キター!

 

 

474:名無しの転生者 ID:0U7P6W1pJ

やっぱり安価は最高やな!

 

 

 

475:名無しの転生者 ID:GlZMhqzXG

ロケットパンチ

 

 

476:名無しの転生者 ID:ICD+EHnGy

大型ハンマー

 

 

477:名無しの転生者 ID:PEBQNR3mr

腕部内蔵型ドリル

 

 

478:名無しの転生者 ID:ysPVyw2hM

ブーメラン

 

 

479:名無しの転生者 ID:QFTTdRean

64連装大型ミサイルポッド

 

 

480:名無しの転生者 ID:444EIwoze

グレネードランチャー

 

 

481:名無しの転生者 ID:DUNWDVGvW

パイルバンカー

 

 

482:名無しの転生者 ID:/kHASWio3

三節棍

 

 

483:名無しの転生者 ID:g1y//gskv

チェーンソー

 

 

484:名無しの転生者 ID:f9ghOJrMD

レールガン

 

 

 

485:名無しの転生者 ID:akKjY+3/v

トンファー

 

 

486:名無しの転生者 ID:tyHuUXhr9

馬上槍

 

 

487:名無しの転生者 ID:l81/r2UpO

突撃槍

 

 

488:名無しの転生者 ID:iOEqwqOlC

ミニガン

 

 

489:名無しの転生者 ID:qd5FstqiE

キャノン砲

 

 

490:名無しの転生者 ID:NATvydf5B

三又槍

 

 

491:名無しの転生者 ID:dSpY4pHgy

おぉ

 

 

492:名無しの転生者 ID:f7GzUOv1H

ええんとちゃう?

 

 

493:二人目のイッチ ID:iMkJprLoQ

>>479

>>483

>>489

 

おkおkリストに入れといたで

今回は豊作やなどれもよさげや

 

チェーンソー以外

 

 

494:名無しの転生者 ID:cG4jMDkmV

>>493

 

 

495:名無しの転生者 ID:g1y//gskv

>>493

なんでや!こっちじゃヒーローの象徴やぞ!

 

 

496:名無しの転生者 ID:ysRhjCz4x

>>493

イッチはチェーンソーに何の恨みがあるんやろ?

 

497:二人目のイッチ ID:iMkJprLoQ

>>496

いや、絶対整備がめんどいやん

 

 

498:名無しの転生者 ID:rPOTxjJe+

>>497

思ったよりも理由が小さくて草

 

 

499:名無しの転生者 ID:22uONw27o

>>497

やっぱり整備性の高さは重要やからな

 

 

500:名無しの転生者 ID:IdapQzolF

>>497

それでも律儀にリストに入れるイッチは真面目やな

 

 

501:名無しの転生者 ID:wpmFVvlyl

>>500

この掲示板使って安価してる時点で100%真面目ではないだろ

 

 

502:名無しの転生者 ID:xjCq7zEjt

>>501

それはそう

 

 

503:二人目のイッチ ID:iMkJprLoQ

ちょっとおちるわ

しばらく浮上できそうにないから

>>950 踏んだやつ次スレ建てといて

 

 

 

504:名無しの転生者 ID:DplxNjs71

>>503

 

 

505:名無しの転生者 ID:zDjdTcDns

>>503

次の安価も楽しみにしてるでイッチ

 

 

506:名無しの転生者 ID:OV1VRh9T3

>>503

安価でIS学園生活楽しみにしてるで

 

 

 

 

 




IS学園に着くまでが長い…
次回はIS学園入学式編です


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【安価で】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart2-1【学園生活】

入学編です。
まだISは出ません


1:名無しの転生者 ID:DnLyY+sGr

このスレは安価大好きなイッチがIS世界で生き残る方法を安価で募集するスレです

ゆっくりしていってね!!!

 

 

2:名無しの転生者 ID:Lad8xvZ8m

>>1

 

 

3:名無しの転生者 ID:G46tKQ/1y

>>1

建て乙

 

 

4:名無しの転生者 ID:dr1G/Dmdf

>>1に敬礼ッ!

(`・ω・´)ゞビシッ

 

 

5:名無しの転生者 ID:SfiiJBIkh

>>1

(`・ω・´)ゞビシッ

 

 

6:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>1

(`・ω・´)ゞビシッ

 

 

7:名無しの転生者 ID:DJa07hzCq

>>1

(`・ω・´)ゞビシッ

 

 

8:名無しの転生者 ID:G0KypNt2k

>>6

イッチ!イッチじゃあないか!

 

 

9:名無しの転生者 ID:mK0oa9ts8

>>6

なんかイッチが来てるな

 

 

10:名無しの転生者 ID:2ABvjtObD

>>6

何かあったんか

 

 

11:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

明日入学式やからな

 

明日することの安価をしにきたで

 

 

12:名無しの転生者 ID:1qh8fDLsJ

>>11

Foooooo!!!

 

 

13:名無しの転生者 ID:7weMs6S86

>>11

マジで安価大好きやなこのイッチ

 

 

14:名無しの転生者 ID:hiB4BieQ6

>>11

ところでイッチって原作のどのあたりまで知ってるん?

 

 

15:名無しの転生者 ID:/FEW1lff7

>>14

そういえばイッチのスペックも聞いてなかったな

 

 

16:名無しの転生者 ID:H7AYv7wd9

>>15

確かにそうやな、陰キャ童貞のイッチ想像してたわ

顔面偏差値が異様に高いIS世界なんやからイケメンかもしれんな

 

 

17:名無しの転生者 ID:76RbvUOoD

>>16

私、気になります!

 

 

18:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>14

アニメ一期は全部見たで

小説版は手つけられてなかったな

 

>>15

ほなスペックや

ワイ:15歳陰キャ童貞

 

ちな顔はこれな

【画像】

イケメンやろ?

 

 

19:名無しの転生者 ID:3mP4Qzfny

>>18

2スレ目でやっとスペック公開とか前まで何してたんですか?(電話猫

 

 

20:名無しの転生者 ID:lmX4KKrXQ

>>19

そりゃ、安価だろ

 

 

21:名無しの転生者 ID:Ih5YujfzQ

>>20

クソワロタ

 

 

22:名無しの転生者 ID:DFbaMaIOg

>>18

それなりに整ってるんやね

しかしイッチ、ベタ目で草

もしかして既にそーゆー被害に?

 

 

23:名無しの転生者 ID:aJ00+6FQT

>>22

童貞とは書いてあっても処女とは書いてへんからな

 

 

24:名無しの転生者 ID:8kiZ5v9Uf

>>23

ガタッ

 

 

25:名無しの転生者 ID:SK0aVRlyl

>>23

イケメン、処女喪失、うっ…ふぅ…

 

 

26:名無しの転生者 ID:OxsM8Mrxe

>>25

はえーよホセ

 

 

27:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>22

残念やったな

ベタ目はデフォや

 

そしてワイの後ろも未使用のままや

 

 

28:名無しの転生者 ID:ZjCK3FG1C

>>27

ベタ目がデフォは草

 

 

29:名無しの転生者 ID:ZE97yZVm2

>>27

ほんとかなぁ~?

 

 

30:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

何はともあれ安価いくで今回はこの4つや

 

>>39 自己紹介で言うこと

 

>>45 一夏とのファーストコンタクト

 

>>52 セシリアとのファーストコンタクト

 

>>57 箒とのファーストコンタクト

 

 

31:名無しの転生者 ID:p2Yk9s+5I

安価の時間だァ!

 

 

32:名無しの転生者 ID:v653Zu3wJ

ヒャッハー!

 

 

33:名無しの転生者 ID:XBMYL1wz4

やはり安価は定期的に摂取するに限るな

 

 

34:名無しの転生者 ID:mXtRA01Cb

このイッチ安価取らないと氏ぬ病気にでもかかってんのか?

 

 

35:名無しの転生者 ID:BuusdZTrN

ksk

 

 

36:名無しの転生者 ID:QnULWjluv

kskksk

 

 

37:名無しの転生者 ID:5/g2FhuA8

好きなIS武装

 

 

38:名無しの転生者 ID:X+EoKFIAV

性癖

 

 

39:名無しの転生者 ID:WbypdDAZb

異性のタイプ

 

 

40:名無しの転生者 ID:vFNP50dT/

好きな体位

 

 

41:名無しの転生者 ID:x4ALOh3bI

 

 

42:名無しの転生者 ID:PsasBfRMe

思い切りぶん殴って

「お前は甘いッ!」

 

 

43:名無しの転生者 ID:mQpQNQkfN

(無言の腹パン)

 

 

44:名無しの転生者 ID:1jgToCwca

四の字固め

 

 

45:名無しの転生者 ID:W5zY72l2Y

女子生徒の群れに投げ込む

 

 

46:名無しの転生者 ID:vDXNJRWgD

マンホールの蓋で殴る

 

 

47:名無しの転生者 ID:fPfHnr67h

おいおい

 

 

48:名無しの転生者 ID:GJy+uYUFf

ほとんどライダーネタやん

 

 

49:名無しの転生者 ID:7YXNeGJD8

ksk

 

 

50:名無しの転生者 ID:uE5ZlcqPF

お茶に誘う

 

 

51:名無しの転生者 ID:DcE+hEnZl

イギリス料理の話題を振る

 

 

52:名無しの転生者 ID:4cjWmnJyX

パンツを見せてもらえるか頼む

 

 

53:名無しの転生者 ID:brdXt+d/S

ツインテドリルで遊ぶ

 

 

54:名無しの転生者 ID:FjuPJKb1v

 

 

55:名無しの転生者 ID:zl+90dXhc

束博士について聞く

 

 

56:名無しの転生者 ID:blYPTV26V

剣道の練習に誘う

 

 

57:名無しの転生者 ID:4PFFazzdD

一夏を差し出す

 

 

58:名無しの転生者 ID:UCk2d7q/K

下着の色を聞く

 

 

59:名無しの転生者 ID:pxb+KAUZ8

ダイソウゲンや

 

 

60:名無しの転生者 ID:KKWSwPAsM

イッチ、セシリアヒロイン√は無理そうやな

 

 

61:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>39

>>45

>>52

>>57

おkおk

セシリアが怖いが残りがマシやからいけるやろ

ヨシ!

 

 

62:名無しの転生者 ID:wU8Ip47RF

>>61

何見てヨシ!って言ったんですか?

 

 

63:名無しの転生者 ID:W/pya2Hlr

>>61

大丈夫?イッチ初日から〇されない?

 

 

64:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>63

平気だろ、多分!きっと、メイビー…

 

 

65:名無しの転生者 ID:vGAIIS/Vd

>>61

さすがだぞ! 安価の ル-ルを 

バッチリ わかって いるんだな!

 

 

66:名無しの転生者 ID:Z1czrqPR9

>>64

そこで自信無くすなやww

 

 

67:名無しの転生者 ID:0mOh2cSMU

>>64

骨は拾うぞイッチ

 

 

68:名無しの転生者 ID:RhivbXrMs

そういえば、イッチはIS学園で恋愛するつもりはあるんか?

可愛いお嬢様がいっぱいやぞ

 

 

69:名無しの転生者 ID:mzB2GBfj6

>>68

スレ民に恋愛できるような甲斐性があるわけないだろいい加減にしろ

 

 

70:名無しの転生者 ID:8iPV07zT4

>>69

グヘェ

 

 

71:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>69

アベシッ!

 

 

72:名無しの転生者 ID:EGnUZvWN/

>>69

ブベラァ

 

 

73:名無しの転生者 ID:UPiLJJFlL

>>69

すまないがマップ兵器の無断使用はNG

 

 

74:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>68

恋愛はなぁ

したいと言えばしたいのだが

ハニートラップが怖いし

人によっては婚約者がいるだろうし

フラグ建ててもワンサマーに吸われるだろうしで

出来そうにないなぁ恋愛。

 

 

75:名無しの転生者 ID:XjTiDLBor

>>74

m9(^Д^)プギャー

 

 

76:名無しの転生者 ID:kyThdmmda

>>74

涙吹けよ(ノД`)つ□←ハンカチ

 

 

77:名無しの転生者 ID:95xUtdJj5

>>74

草枯れるわこんなん

 

 

78:名無しの転生者 ID:KCWdMhQJG

>>74

箒NTRしてワンサマーの脳を破壊したれ

 

 

79:名無しの転生者 ID:CZHp1aUDE

>>78

悪いがNTRはNG

 

 

80:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>78

俺は純愛派だ!!(ドンッ!!)

 

 

81:名無しの転生者 ID:rbHeikYH+

>>80

俺は信じていたぞイッチ!

 

 

82:名無しの転生者 ID:KzXlUUkct

>>80

純愛派はひっ捕らえろ!!(NTR過激派

 

 

83:名無しの転生者 ID:S9aZ2TIqS

>>80

ワンサマーがフラグ建てる前にフラグ建築してしまえばいいのでは?

 

 

84:名無しの転生者 ID:YIs70MPAR

>>83

SO☆RE☆DA!

 

 

85:名無しの転生者 ID:oBpKeNFMq

>>83

本編開始前でワンサマーがフラグ建ててないヒロインなら

セシリア、シャル、ラウラ、簪、会長

の5人やな

 

 

86:名無しの転生者 ID:dBBPuhtdO

>>85

割と行けるのでは?

セシリア以外

 

 

87:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>85

後半二人は知らん名前やな

まぁええか

ヒロイン候補は追々安価で決めるで

 

 

88:名無しの転生者 ID:KbAYhDuin

>>87

クソ適当で草

 

 

89:名無しの転生者 ID:ByoDlBX5t

>>87

それでいいのかイッチ!?

 

 

90:名無しの転生者 ID:flksPKmti

>>87

安価大好きなイッチらしくて良いじゃあないか

 

 

91:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

明日は早いからもう落ちるわ

 

 

92:名無しの転生者 ID:10cB33kcA

>>91

 

 

93:名無しの転生者 ID:wpNUHnkIO

>>91

報告楽しみにしてるで

 

 

94:名無しの転生者 ID:/4VGFcZ+5

>>91

頑張れよイッチ

 

 

258:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

行ってきます

 

 

259:名無しの転生者 ID:i3qWBGNBd

>>258

イッチがんばえー

 

 

 

▼▼▼

 

 4月の第二月曜日

 

 IS学園1年1組の教室は2人の人物を遠巻きにコソコソと話す生徒がほとんどであった。

その2人の人物とはこの地球上において2人しか存在しない男性IS適合者、織斑一夏と一ノ瀬一である。

教職員含めての男女比約1:100のIS学園において初の男子生徒が自身のクラスにしかも2人ともいるという状況にほとんどの女子生徒は浮足立っているのだ。

 

 チャイムが鳴ると数分前から教卓に待機していたロリ巨乳女教師こと副担任の山田真耶によって諸連絡ののち、出席確認を兼ねた各生徒の自己紹介が始まった。

出席番号に各々一般的な範疇の自己紹介を済ませていく。

 

「…では次は一ノ瀬君!」

 

「はい」

 

返事をともなって立ち上がったのが男性であると気づくと教室は鬼教師の授業の時のように静まり返る。

 

一ノ瀬はハイライトの無い目で教室を見回したのち、自己紹介を始めた。

 

「ご紹介にあがりました。一ノ瀬・一(イチノセ・ハジメ)です。漢数字の一でハジメと読みます。誕生日は11月11日、身長175.1cm体重69.4kg。

好きな食べ物はカツ丼。あ~()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()これから一年間よろしくお願いします。」

 

IS学園に2人しかいない男子生徒の片割れの詳細な個人情報に女子生徒は色めき立つが、すぐ次の自己紹介が始まったため襟を正した。

 

「では、次は織斑君!」

 

「…」

 

山田先生に呼ばれたもう一人の男子生徒はポヤッとした表情で中空を見つめている。

 

「…あのー、織斑君?」

 

「…」

 

「織斑一夏くーん?」

 

「…」

 

聞こえてますかー!?お・り・む・ら・い・ち・かくん!?

 

「…は、はいぃ!?」

 

勢いよく立ち上がった織斑一夏は山田先生に促され自己紹介を済ませた。とはいえ名前だけの杜撰なものであったが。

 

 

 クラス中がその自己紹介に呆然としていると、織斑一夏の頭部に黒い出席簿が亜音速で振り下ろされた。

市販のプラスチック製品が出してはいけない音とともに織斑は悶絶している。

 

「自己紹介も満足にできんのか貴様は。少しは周りを見習え。」

 

「ち、千冬ねぇ──いったぁ!!」

 

復帰した彼の頭にまたしても出席簿が叩きつけられる。

 

学校(ここ)では織斑先生と呼べ」

 

「…はい。織斑先生」

 

織斑の返事に満足したのか黒いスーツの女性、織斑千冬は他の生徒の方を向く

 

「諸君!私がこのクラスの担任である織斑千冬だ。

この1年で貴様らを使い物にするのが私の仕事だ。

厳しく指導していくから覚悟しておけよ?」

 

威圧感のある自己紹介を聞いた女子生徒のほとんどが黄色い歓声を織斑先生に浴びせる。皆目の前に生ける伝説、世界最強(ブリュンヒルデ)が居るという状況に興奮しているのだ。

 

 生徒が銘々に歓声を上げていると、教室のスピーカーからチャイムが鳴りだした。

 

「…ふむ。では10分後より1時限目の授業を始める!解散ッ!」

 

担任の先生の鶴の一声でクラスは落ち着きを取り戻し、各々が次の授業の準備を進めるのであった。

 

 

 

 




・イッチ
 今の名前は一ノ瀬・一
 IS世界に転生した前世一般人。安価の面白さに気づきガンガン安価をとりだした。
 なお速攻でやばい安価を引き当てた模様。

・ワンサマー
 我らが主人公。唐変木の擬人化。女たらし。重度のシスコン。
 原作と比べてイッチがいるおかげである程度、気は楽になっている。
 ホモ疑惑あり

・千冬姉
 ワンサマーの実の姉。重度のブラコン。
 イッチの凶行(part1‐1参照)を知っており、イッチのことを気にかけている。
 しかし基本的に弟優先

・スレ民 
 アンカイッパイヤッター

・クラスメイト
 ダンシフタリイルヤッター


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【安価で】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart2-2【学園生活】

総合の新作日間ランキングで57位にランクインしました。
初めてのランキング入りなのでとても嬉しいです!本当にありがとうございます!


[side:一夏]

 1時限目のIS概論基礎の授業はまるで日本語とは別の言語でやっているのかと言いたいほど難解なものだった。

誤って参考書を捨ててしまったのはかなりの悪手であったと今更痛感している。

 

ただ、あの厚さは絶対嫌がらせの域であると思う。

 

 そこで、ふともう一人の男子生徒の存在を思い出した俺は彼…(ハジメ)と親睦を深めるために彼の席に向かうことにした。

 

 (ハジメ)は自分の席で金髪のいかにもな恰好のお嬢様に話しかけられているところだった。自分の席からでも会話が聞こえてくる。

 

「ちょっとよろしくて?」

 

「え、えぇ、構いませんよ。セシリア・オルコットさん」

 

「あら?わたくしのことをご存じでして?」

 

「ええ、勿論。イギリス代表候補生ということも、入試試験を主席合格したことも。」

 

どうやらあのお嬢様はかなり優秀な人物らしい。

 

「まぁ!男性IS適合者は頭の出来がお粗末な方々であると聞いていましたが、あなたは違うようですね。」

 

「ハハハ…貴女のようなエリートと比べてしまうと見劣りしてしまいますがね。」

 

「そうでしょう、そうでしょう!オ~ホッホッホッ!

 

(ハジメ)は人を褒めるのがうまいようだ

 

安価は絶対…

 

彼は小さく口を動かしたのちオルコットさんに顔をズイッと近づけた。

 

「ところで、そんなスーパーエリートたるセシリア・オルコットさんに一つ。お願いしたいことがあるのですがよろしいでしょうか?」

 

「え、えぇ。か、構いませんよ。オホホホ~」

 

彼女の顔が赤くなっている。風邪だろうか

 

パンツ、見せてもらってもよろしいですか?

 

なんて言ったんだ、あいつ?

 

俺が(ハジメ)のお願いについて首を捻っていると、オルコットさんの絹を裂くような悲鳴が聞こえ、次の瞬間、左の頬に立派な紅葉(もみじ)を付けながら宙を舞う(ハジメ)の姿が見えた。

どうやら彼は何やら不味いことを言ったのだろう。

 俺はふと視線を動かした先にいたファースト幼馴染、箒に話しかけに行った。

(ハジメ)のことは気がかりだが今はそっとしておこう。

 

 断じてビンタが怖いという理由で彼らを避けているわけでは無い。断じて。

 

 

▼▼▼

341:名無しの転生者 ID:6H3+et1jr

イッチどうしてるかね

 

 

342:名無しの転生者 ID:UrNBVaFSz

>>341

死んだんじゃないのぉ~

 

 

343:名無しの転生者 ID:jUlT8Pubh

>>342

初期セシリアの性格はかなりキツイからな

 

 

344:名無しの転生者 ID:pDS6n3GX8

>>342

千冬せんせーは体罰教師やからな

 

 

345:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

昼浮上

今食堂でボッチ飯や

ワンサマーがしつこかった。

ワイは飯は一人で静かに食う派なんや

 

 

346:名無しの転生者 ID:PSiWRehJR

>>345

キチャー

 

 

347:名無しの転生者 ID:VmiDzAGh7

>>345

待ってたぞイッチ!

 

 

348:名無しの転生者 ID:rLLy+rFt7

>>345

早く報告しろ

 

 

349:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>348

おk

 

安価は全部達成や

1,2限の間にセシリア、2,3限の間にワンサマーと箒と話したからそこで実行したで

ちな反応

一夏→投げ込んだら箒が速攻でドナドナしてった

箒→こいつ、私の心を!?的な反応

自己紹介→ちょっとざわついた

セシリア→マジビンタ

 

 

350:名無しの転生者 ID:K8h1ve76o

>>349

マジビンタ草

 

 

351:名無しの転生者 ID:XZMxnPIx8

>>349

クソワロタ

 

 

352:名無しの転生者 ID:+zw0/LvP0

>>349

イッチ大丈夫だったん?

 

 

353:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>352

受けてみるか?

死ぬほど痛いぞ

 

 

354:名無しの転生者 ID:ERbGhjKhk

>>353

草通り越して森

 

 

355:名無しの転生者 ID:9VL+HLwQq

>>353

死ぬほど痛いぞは草

 

 

356:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

後、セシリアに目を付けられちまった。

向こうの優先順位は

ワイ>>ワンサマー

になってるんや。

それでワイもクラス代表決定戦に出ることになったわ

 

 

357:名無しの転生者 ID:SNnYtKypX

>>356

マジか

 

 

358:名無しの転生者 ID:UQIhh2x1Y

>>356

イッチISの操縦に関してはずぶの素人やろ?

ヤバそうやね

 

 

359:名無しの転生者 ID:4giqiRj5l

>>356

イッチの専用機は間に合うんか?

 

 

360:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>359

無理や

だけども武装一種だけなら間に合うから、安価で決めるで

ちな持ち込みできるのはこの5つのうち一つや

・チェーンソー

・64連装ミサイルポッド

・キャノン砲

・大型シールド

・大口径ライフル

 

 

361:名無しの転生者 ID:nYaVdG4kF

>>360

安価待ってたで

 

 

362:名無しの転生者 ID:Z0JSfA3FI

>>360

信じてたでイッチ♡

 

 

363:二人目のイッチ ID:ATpmpUKVG

ほないくで

>>375 ワイの師匠候補

>>382 代表決定戦に持ち込む武装

    

 

 

364:名無しの転生者 ID:lvV5T3cHL

>>363

自分の師匠候補も安価で決めるんか(困惑

 

 

365:名無しの転生者 ID:B296yLtHz

>>363

あ・ん・か!あ・ん・か!

 

 

366:名無しの転生者 ID:BhF/o/fmG

今回は少し遠いな

 

 

367:名無しの転生者 ID:/ald7OMQ7

ksk

 

 

368:名無しの転生者 ID:F6OYGf0GY

さらにksk

 

 

369:名無しの転生者 ID:Mz2z8KSK/

千冬姉

 

 

370:名無しの転生者 ID:NgKE2eMo0

 

 

371:名無しの転生者 ID:qrM40I915

簪ちゃん

 

 

372:名無しの転生者 ID:WavRnDos+

フォルテ・サファイヤ

 

 

373:名無しの転生者 ID:1eCNnPyEd

のほほんさん

 

 

374:名無しの転生者 ID:eQ6keeR6g

虚先輩

 

 

375:名無しの転生者 ID:YhDOt+Rc+

更識楯無

 

 

376:名無しの転生者 ID:WwSPVddmy

ダリル・ケイシー

 

 

377:名無しの転生者 ID:ywS4O9r3F

 

 

378:名無しの転生者 ID:T/CSUNbDI

チェーンソー

 

 

379:名無しの転生者 ID:NUm6JFpeU

ミサイルポッド

 

 

380:名無しの転生者 ID:0XtTpPKVi

ライフル

 

 

381:名無しの転生者 ID:m3HrXnTvT

チェーンソー

 

 

382:名無しの転生者 ID:T/CSUNbDI

チェーンソー

 

 

383:名無しの転生者 ID:voylsCrNn

大型シールド

 

 

384:名無しの転生者 ID:+ZV3JPkF6

チェーンソー3連打は草

 

 

385:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>375

>>382

お…おk

武装については申請を今日のうちに出すから問題ないな。

で、師匠候補のたてなし?ってだれや?

 

 

386:名無しの転生者 ID:a+6M4gtP2

>>385

お前らの生徒会長や

 

 

387:名無しの転生者 ID:FCS0JEMSi

>>385

裸エプロンを年下の異性に披露する痴女

 

 

388:名無しの転生者 ID:hf5qTJcFn

>>385

妹と仲拗らせてるシスコン

 

 

389:名無しの転生者 ID:OIq73AGme

>>385

学園最強でロシアの国家代表

 

 

390:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>386

>>387

>>388

>>389

 

??????

 

 

391:名無しの転生者 ID:Ae3g7cSaH

>>390

イッチが情報量でバグった!?

 

 

392:名無しの転生者 ID:lsGxEcwj+

>>390

あの人ギャグみたいなスペックしとるからな。しゃーない

 

 

393:名無しの転生者 ID:KFaqFwl+g

>>390

全部事実やで♡

 

 

394:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

すまん。流れてくる情報の緩急にやられてたわ

つまり生徒会室にいる痴女っぽくて強くてシスコンっぽい人に頼めばええんやな?

 

 

 

395:名無しの転生者 ID:Buv4O9Rkv

>>394

うーんこの

 

 

396:名無しの転生者 ID:rYYeO3MeV

>>394

2年生で水色の髪してるで

 

 

397:名無しの転生者 ID:PkDeHeL8q

>>394

あ、おい待てぃ。

痴女行為はワンサマーにしかしないゾ

 

 

398:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>396

水色の髪ってもしかしてワイの隣でうどん食ってるこの子?

 

【画像】

 

 

399:名無しの転生者 ID:xYVu7FX+d

>>398

アッカワイイ

その子は簪ちゃんやで1年4組のクラス代表や

 

 

400:名無しの転生者 ID:bdBe5Lat9

>>398

同じ更識でも妹の方やで

 

 

401:名無しの転生者 ID:4e8AjXyju

>>398

なんでイッチはそこにおるんや

 

 

402:二人目のイッチ ID:l8YqNZ4ou

>>400

会長の妹やったんかサンガツ

 

>>401

空いてる席がここしかなかったんやオニイサンユルシテ

 

 

403:名無しの転生者 ID:bdBe5Lat9

>>402

今は4月やで

 

 

404:名無しの転生者 ID:hd17BpV+v

>>402

ただの偶然で草

 

 

405:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

まぁ今日の放課後に生徒会室寄ってみるわ

 

 

406:名無しの転生者 ID:dySmiU1Z3

>>405

それがええな

 

 

407:名無しの転生者 ID:xAIYef9zP

>>405

それでいいんやで(ニッコリ

 

 

408:名無しの転生者 ID:80dp+xCmW

>>407

やさしいせかい

 

 

409:名無しの転生者 ID:cOucLpTCu

>>408

やさいせいかつ

 

 

410:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

ほな昼休み終わりそうやから落ちるわ

またなんかあったら来るで

 

 

411:名無しの転生者 ID:hlRSOFrUa

>>410

午後も頑張ってなー

 

 

412:名無しの転生者 ID:NsxMS1OVx

>>410

乙やでイッチ

 

 

413:名無しの転生者 ID:TDVXw0V1K

>>410

また後でなー

 

 

542:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

生徒会室に会長おらんかったわ

 

 

543:名無しの転生者 ID:FKspjQ8RK

>>542

ドンマイイッチ。

明日の朝一なら居るかもしれんで

 

 

618:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

なんか俺の部屋に裸エプロンの痴女がおるんやけど!?!?!?

 

【画像】

 

 

619:名無しの転生者 ID:UUyhV5kUg

>>618

よかったなそいつがお前の師匠候補や

 

 

▼▼▼

 

IS学園の一年生寮1051室。

本来は1人部屋のそこには学生寮としては異様な光景が広がっていた。

水着エプロンの女子と一ノ瀬(ハジメ)が小さなテ-ブルを挟んで座っているのである。

 

「私をこんなところに連れ込むなんて。大胆なのね、ハ・ジ・メ・ク・ン?キャッ」

 

「何故あなたはァ!そんな恰好でェ!そんなことをしているのですかァ!」

 

「んー、楽しそうだったから?」

 

「そこに至るまでの思考回路がわッかんねェんだよォ!」

 

転生者であり人生経験が同世代の2倍以上ある(ハジメ)でもってしてもこの状況は全く理解できないものだった。

 

「とにかく、早く着替えてください。俺の目に毒です。」

 

「んッん~、(ハジメ)くんにとっておねーさんのどの辺りが目に毒なのかなぁ?」

 

「うぜぇよ~この生徒会長~誰か早く弾劾してくれ~」

 

「それはできない相談ねッ!なぜならわたしは学園最強だから~」

 

彼女が開いた扇子には筆で書かれた【最強】の文字。

 

彼がどのくらい理解できないかというと前世の頃の口調に戻るほどである。

 

 さて、生徒会長を着替えと共にシャワールームに叩き込み着替えさせ、煎茶を2人分淹れ、第二ラウンド開始である。

 

「はぁ~…いい時計してますね。更識生徒会長。」

 

「あらありがとう。でも下の名前で呼んでくれると嬉しいわ、(ハジメ)くん。」

 

「すぅー…お茶のお替りでもどうです?楯無さん?」

 

「そんなに気を使わなくても大丈夫よ。後、呼び捨てか、たっちゃんと呼んでくれるととても嬉しいわ。」

 

「あー…おなか空いてきましたねぶぶ漬けでもどうですか?た、たっちゃん?」

 

「ぷっ、フフフッ。この後ゆっくり食堂で食べさせてもらうから遠慮しておくわ。フフ…ホントに呼んでくれたわね…

 

彼の必死の帰れアピールは全て失敗してしまった。しかもあだ名呼びをしてしまうという大失態。これが戦争なら軍法会議ものである。

 

「あ~もうどうしたら帰るんですかたっちゃんは?」

 

「あら、たっちゃん呼び続投なのね、てっきりすぐさん付けに戻すと思ったのだけど」

 

「めんどうなのでこれでいいですよ、もう。」

 

「素直な子はおねーさん好きよ?」

 

「俺は意地悪する年上の女性が大嫌いです」

 

「もぅ、照れ屋さんなんだからぁ」

 

「はぁ…」

 

 その後約30分に渡る交渉の後、更識楯無にコーチングの依頼を取り付け、部屋から追い出すことが出来たようだ。その実態は依頼とは名ばかりの不平等条約であったが。

 

 その後の彼は光の無い目をより一層澱ませながら黙々と荷解きをしていた。

 




・イッチ
 安価のせいでセシリアに目を付けられた。
 安価のせいで会長の玩具ポジに確定してしまった。
 おのれ…許さんぞワンサマー
・ワンサマー
 イッチを昼飯に誘ったがにべもなく断られてちょっとショック
・簪ちゃん
 ヒーローものが好きなメガネっ娘。
 倉持技研(ワンサマーの専用機を作ってる会社)に専用機作成を途中で投げ出されて傷心中。
・楯無生徒会長
 面白そうだからやった。後悔も反省もしていない。


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【安価で】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart2-3【学園生活】

評価バーに色がついていました。ありがとうございます。
これからも評価、感想待っています。

後、ストックが切れてしまったので更新頻度が落ちるかもしれません。
あらかじめご了承ください。


837:名無しの転生者 ID:5iFrw/uwJ

イッチは今ごろ会長とマンツーマンで修行(意味深)してんだろ?

羨ましいなぁ

 

 

838:名無しの転生者 ID:jU7YRC5bw

>>837

そいつはメチャ許せんよなぁ?

 

 

839:名無しの転生者 ID:3HbW2/q6y

>>837

次の安価では地獄を見せてやる

 

 

840:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

修行…チカレタ…

 

 

841:名無しの転生者 ID:jvtoDQFTb

>>840

イッチだ!

 

 

842:名無しの転生者 ID:o86BBZ4qS

>>840

囲んで叩け!

GO!GO!GO!

 

 

843:名無しの転生者 ID:lVMZsIm2Q

>>840

オラァ!さっさと報告するんだよォ!

 

 

844:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>843

アイー

 

楯無はんに修行つけてもらってやす

基礎体力の増強とISの空中機動を見てもらってるで

くそキツインゴ

 

 

845:名無しの転生者 ID:PFzDVn72I

>>844

ラッキースケベ!ラッキースケベは無かったのかい!?

 

 

846:名無しの転生者 ID:SUxO8v5iy

>>845

私、気になります!

 

 

847:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>845

(そんなものは)ないです。

 

 

848:名無しの転生者 ID:+fqEH5fw+

>>847

チッ

 

 

849:名無しの転生者 ID:8hEKJkr8L

>>847

はーつっかえ

 

 

850:名無しの転生者 ID:OfDSrkThd

>>847

辞めたら?このスレ

 

 

851:名無しの転生者 ID:hWEpJOj2t

手のひらくるっくるで草

 

 

852:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

ワァ…ァ…

 

 

853:名無しの転生者 ID:0Z2bqEmVi

>>852

泣いちゃった!!

 

 

854:名無しの転生者 ID:GjEsfnjxm

>>852

泣いてねーでさっさと安価しろ

 

 

855:名無しの転生者 ID:kbBy3Mdt/

>>852

こっちは美少女との触れ合いが無いんだよ

だから早く安価

 

 

856:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

つっても安価するようなことあったけなぁ?

 

 

857:名無しの転生者 ID:hKRoG12Ra

いいから

 

 

858:名無しの転生者 ID:S8DpwqVdu

安価

 

 

859:名無しの転生者 ID:IMZNYZ/X4

しろ

 

 

860:名無しの転生者 ID:vzGpt4mE3

デスナ

 

 

861:名無しの転生者 ID:EMk/sinsj

>>859

>>860

シロデスナで草

 

 

862:名無しの転生者 ID:JNMl93p7r

>>861

草を生やすな弱点なんやぞ

 

 

863:名無しの転生者 ID:zsR5dxaQV

>>856

クラス代表決定戦についてでいこうや

 

 

864:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>863

じゃあそれでいいか

 

>>871 セシリア戦ですること

>>876 ワンサマー戦ですること

 

 

865:名無しの転生者 ID:ySeAGlxJp

>>864

いつも通りの適当具合で草

 

 

866:名無しの転生者 ID:S9DbQHvQU

安価ヤッター

 

 

867:名無しの転生者 ID:QoLzS5PP3

やはり安価はいいものだ

 

 

868:名無しの転生者 ID:Gftf4PuFT

イェイイェイ

 

 

869:名無しの転生者 ID:k0X06h2Nf

チェーンソー縛り

 

 

870:名無しの転生者 ID:B471RmSxl

逆立ちしながら戦う

 

 

871:名無しの転生者 ID:xT6m3wx5S

ダンスを踊る

 

 

872:名無しの転生者 ID:HF8+Yen0d

射撃兵装縛り

 

 

873:名無しの転生者 ID:GmVHo75UP

目瞑り

 

 

874:名無しの転生者 ID:XUO37coys

射撃サポートOFF

 

 

875:名無しの転生者 ID:/OICQ7QKb

武器破壊禁止

 

 

876:名無しの転生者 ID:qFZbOJ/M4

チェーンソー縛り

 

 

877:名無しの転生者 ID:4fqj50jlF

近接武装縛り

 

 

878:名無しの転生者 ID:LmaQO63Bm

決まったな

 

 

879:名無しの転生者 ID:pfUaII5qT

マジ草

 

 

880:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>871

>>876

チッ…委細承知いたしました。

 

 

881:名無しの転生者 ID:QDV8i5W+I

>>880

イッチの口調で草

 

 

882:名無しの転生者 ID:Ap76OwBHs

>>880

今回はどっちもヤバめだな

 

 

883:名無しの転生者 ID:iM4mzdYg6

>>880

イッチがんばえーww

 

 

884:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

クッソキツインゴねぇ

 

 

885:名無しの転生者 ID:WzKTCDsg+

>>884

会長とイチャイチャしていた罰だ

 

 

886:名無しの転生者 ID:0KnSpskQZ

>>884

インガオホーや

 

 

887:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

ちな決定戦は明日や

楽しみにしてくれや

 

 

888:名無しの転生者 ID:6CJOjo0B6

>>887

もっとはよ言え

 

 

889:名無しの転生者 ID:a0vLdyF35

>>887

報連相は社会人の基本やぞ

 

 

890:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

ピエン

ハートがブレイクしそうだから落ちるわ

 

 

891:名無しの転生者 ID:AFosajzAb

>>890

 

 

892:名無しの転生者 ID:/UHcfKjT4

>>890

乙やで

 

 

 

▼▼▼

 

 IS学園の第6アリーナでは、(ハジメ)の修行が行われていた。

だがそれは修行というにはあまりにも地味な絵面であった。

 

「はいそこで完全静止!」

 

「はいッ!」

 

「…んー誤差3mmってところね。

やり直しよ!アリーナ1周のうちに最高速にしてきなさいッ!」

 

「はいィ!」

 

ISを最高速にした状態から完全静止。次は旋回、さらにはローリング、ピッチアップ、ピッチダウンといった機動技能を繰り返し、身体に覚えさせていく。

アリーナの使用可能時間ギリギリになるまでそれは続いた。

 

「…今日はここまでね!ISの機動の基礎はそれなりにできているから、明日は思いっきりぶちかましてきなさい!これは師匠命令よ!」

 

…ハイ…

 

「お疲れのところ悪いけれど、今回は宿題があります!」

 

ヴェ!

 

「今から私が見せるISの操縦テクニック、瞬時加速(イグニッション・ブースト)のイメージを掴むこと!具体的なイメージがあれば練習もやりやすいし矯正も簡単だからね!」

 

アイー

 

楯無は自身があらかじめ用意していた訓練用にチューンされた『打鉄』で飛び上がる。

そして一瞬完全に静止したのち、各部のスラスターから赤い光を放ちながら急激に加速し、あっという間にアリーナの反対側まで飛んで行ってしまった。

そのまま同様の手法で楯無は(ハジメ)の側までもどってきた。

 

「どう?何か掴めそう?」

 

ナントナクディスガ

 

「ならよし!じゃあ片付けは私がやっておくからゆっくり休んでおきなさい。」

 

アイ、オサキシツレイシヴァス

 

「うん!気をつけてね!」

 

アイー

 

(ハジメ)は現在学園から借りている『打鉄』を待機状態にし、足を引きずるようにしながらアリーナから帰っていった。

 

 彼はその後自室の扉の前で熟睡しているところを箒から逃走中の織斑一夏に発見されたそうだ。

 




・イッチ
 元々がもやしっ子のイッチにとって修行はオンドゥルほどにハードだった。
 しかも安価で無茶振りされるという二重苦。
 とてもつらい(本人談)
 座右の銘は『安価は絶対』
・更識楯無
 学園最強の痴女。
 イッチの反応が裸エプロン以外芳しくなかったのでいい反応が見れるいたずらを模索中。
・スレ民
 イッチの状況に嫉妬し、困難な安価をイッチにぶつける。
 野郎の嫉妬はとても見苦しい。


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【安価で】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart2-4【学園生活】

難産でした。
今回は小説パート多めです


 

 IS学園の第三アリーナでは2機のISが対峙していた。

 

片方はセシリア・オルコットが搭乗する第三世代機『ブルー・ティアーズ』。青と白の装甲が特徴の射撃戦用機である。

その両手には大型ビームライフル『スターライトMk-Ⅲ』を携行している。

 

そしてそれに対するは一ノ瀬が搭乗する第二世代機『打鉄(ウチガネ)』。灰色の鎧武者を想起させる装甲が特徴である。

左手には無骨なシールド、右手にはサブマシンガンを携行している。

 

オ~ホッホッホッ!逃げ出さずにここまで来たのは褒めて差し上げますわよ!一ノ瀬さん!」

 

「…恐悦至極のいたりでございます。」

 

「むぅ調子が狂いますわね…とにかく!あの場で私にパ、パパ、パン…「パンツですか?」直接言わないでくださいまし!…コホンッ。あのようなセクハラをしてきたこと、後悔させていただきますわ!」

 

「その件に関しましては私の不徳のなすところで…」

 

「…えぇい、くどいですわ!謝るのならこの決闘が終わってからにしてくださいまし!さっさと始めますわよ!」

 

「…イエッサー。」

 

お互いの纏う雰囲気が剣呑なものに変わる。

得物の照準が相手のISに当たる。

 

次の瞬間『スターライトMk-Ⅲ』の銃口から一条の青白い閃光が放たれた。

 

決戦の幕は今、切って落とされた。

 

▼▼▼

944:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

ダンスの歌決め忘れてたわ

 

>>950

ダンスする歌

 

 

945:名無しの転生者 ID:6Xs3Vwn9B

>>944

ファッ!!

 

 

946:名無しの転生者 ID:grehBJlVG

>>944

今さらかよぉ

 

 

947:名無しの転生者 ID:D5ffC62nf

W-B-X

 

 

948:名無しの転生者 ID:Et1rkISXB

シオカラ節

 

 

949:名無しの転生者 ID:Qje7TEiJj

M八七

 

 

950:名無しの転生者 ID:KnjB3S0B8

Climax Jump

 

 

951:名無しの転生者 ID:Yz9n0pJ8M

EXCITE

 

 

952:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

>>950

おk

ついでに次のスレも建てといてくれ

 

 

953:名無しの転生者 ID:KnjB3S0B8

>>952

しょーがねーなー

 

 

954:二人目のイッチ ID:HEF4MQZz9

じゃあ逝ってくる

 

 

955:名無しの転生者 ID:HWiKBoZvi

>>954

漢字漢字!

 

 

956:名無しの転生者 ID:2YgqX9rlt

>>954

逝ってらっしゃーい

 

 

▼▼▼

 

「さあ、踊りなさい!わたくしと『ブルー・ティアーズ』の奏でる旋律で!」

 

「ダンスは…苦手だな」

 

『ブルー・ティアーズ』の真骨頂、4基搭載されたBT兵器を駆使したオールレンジ攻撃によって(ハジメ)の『打鉄』はじわじわとアリーナの隅に追いやられていた。

右手のサブマシンガンで牽制しながら左手のシールドでビームを受け止めているおかげでクリーンヒットこそ避けているがSE(シールドエネルギー)はみるみるうちに擦り減っていく。

 

そんな中、『打鉄』の動きがピタリと止まる。

 

安価は…絶対ッ

 

「どうしましたか?一ノ瀬さん、もう降参ですか?」

 

「いや、やっと体が温まってきたのさ。ここからがクライマックス、ということだ。」

 

『打鉄』の両手の武装が粒子化され、代わりに出されたのはあまりにも物々しい武装だった。

右手に握られているのは電動チェーンソーをそのままISサイズにし、剣の柄を取り付けたもの。

左手にはISサイズの拳銃が握られていた。

(ハジメ)は拳銃の銃口を上空からこちらを見下ろすセシリアに突きつける。

 

「…そこに飛んでるBT兵器(コバエ)、すべて落としてしまうが、いいよなァ?」

 

「なッ、急に何を…「答えは聞いてない!」」

 

瞬間、拳銃から発砲、セシリアの側に漂っていたビットの一基に直撃しそのビットは撃沈。

それに動揺したセシリアの隙をつき、『打鉄』は『ブルー・ティアーズ』に肉薄する。

 

「いくぞ、『轟雷』ィ!」

 

(ハジメ)の声に応じるように右手のチェーンソーは駆動音を響かせながらソーチェーンを回転させる。

 

「そおらァ!」

 

『ブルー・ティアーズ』目掛けてチェーンソーが最上段から振り下ろされる。

 

チェーンソーの一撃は『ブルー・ティアーズ』の腕部装甲を掠め、シールドと衝突するにとどまったがシールドエネルギーはガトリング砲のフルオート射撃を食らった後のように削り取られていた。

 

(これが、一ノ瀬さんの秘密兵器、直撃でもしたらひとたまりもありませんわ…)

 

戦慄するセシリアをよそに(ハジメ)は体でリズムをとっていた。

 

(時間のっ波をつかーまえてー…よし前サビは行ける!叶えたーい、ゆーめーがーあるならー…Aメロもいける!ヨシ!)

 

リズムを掴んだ(ハジメ)は弾かれた様に加速し、不格好なステップを踏みながらビットを墜としていく。

 

(何なんですのあの動きは!?先が読めないなんて!?)

 

実際はただの下手くそなステップなのだが、(ハジメ)の壊滅的なセンスと自身の焦りからセシリアは『打鉄』の軌道を掴み損ね、されるがままにビットを無力化されてしまう。

瞬く間に残り3基のビットも撃墜され、(ハジメ)は鬼気迫る表情で『ブルー・ティアーズ』に再度突撃する。

 

「く、くう!」

 

『打鉄』は『ブルー・ティアーズ』が放つ苦し紛れの『スターライトMk-Ⅲ』の一撃を意にも介さず懐に潜り込んだ。

 

((この距離ならッ!))

 

刹那のうちにお互いは必殺の一撃を確信し、声をあげる。

 

「もらったぁ!」

「もらいましたわ!」

 

『打鉄』のチェーンソーと『ブルー・ティアーズ』の隠し兵装、ミサイルビットが交差し、1拍遅れて轟音がアリーナに響き渡った。

 

 

▼▼▼

[side:(ハジメ)

 

《勝者:セシリア・オルコット》

 

アリーナの中央に浮かぶAR掲示板を直立不動で睨みつけているとオルコットさんがこちらを覗き込んできた。

 

「ええと…一ノ瀬さん。少々お時間よろしくて?」

 

「えぇ。構いませんよ。」

 

 奴隷堕ち宣言をこの場でさせるつもりか?このパツキンドリルは

 

「まずこの前の暴言の数々。この場で謝罪させていただきます。申し訳ありません。」

 

ヒョッ?!

 

「あぁ~…構わないですよ。元はと言えば俺の下手なジョークが原因ですから。謝るのは俺の方です。本当に申し訳ない。」

 

うまくごまかせたかな、ヨシ!敗北宣言なんてなかったんや!

 

「フフフ。わたくし、あなたのことを誤解していたのかもしれません。」

 

おにーさん、たぶんそれ誤解じゃないと思うなー。

 

「それで…(ハジメ)さんと呼んでも…よろしいですか?」

 

アッカワイイ。

 

「問題ありませんよ。こちらもセシリアさんと呼んでも?」

 

「ええ。かまいませんわ」

 

やったぜ。IS学園で初めて下の名前を呼んでくれたのは可愛いお嬢様でした。

 

え?ワンサマーと師匠?ノーカンやノーカン!

 

「次の相手は一夏でしょう?応援していますよ。セシリアさん。」

 

「えぇ!わたくしの雄姿、ご覧くださいな!」

 

「ええ。そうさせていただきます。では俺はこれで。」

 

一言告げて、俺はAピットに戻る。

 

スレ民の奴らはセシリアヒロイン√は無理だとか言ってたが、俺のギャルゲーでの経験からあと一押しでフラグ建築完了や!

 

待ってろよ!バラ色の学園生活ゥ!

 

 




・イッチ
 セシリアヒロイン√解放済みだと信じてやまない異常者。
 この後原作通りにセシリアはワンサマーに陥落する。
 やはりオタクの好感度調整はガバガバ。
・セシリア
 イッチの実力を知り、ある程度はイッチのことを認めた。
 だがイッチの印象はいい人止まり。
・チェーンソー
 正式名称は対IS挌闘戦用特殊武装『轟雷』。
 通称クソデカチェーンソー。


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【転校生】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart3-1【多すぎ】

やっと専用機について触れられます。


1:名無しの転生者 ID:SjkGNlZcO

このスレはIS世界にいる馬鹿なイッチが馬鹿するために馬鹿な安価をとりまくるスレです。

 

 

2:名無しの転生者 ID:cDA6IBYXq

>>1

 

 

3:名無しの転生者 ID:PltpqZ60K

>>1

乙乙

 

 

4:名無しの転生者 ID:PX/6ZefXD

>>1

ナイススレ建て

 

 

5:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>1

クラス代表決定戦の報告に来たで

 

 

6:名無しの転生者 ID:1qI6/AUhy

>>5

待ってたで♡

 

 

7:名無しの転生者 ID:wBLy1leLu

>>5

イッチだ

 

 

8:名無しの転生者 ID:w+r5XT1qW

>>5

wktk

 

 

9:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

ほな報告や

セシリア戦→ダンスしながら戦闘してたらミサイルビット食らって南無三

ワンサマー戦→ガッと行ってズガガってしてゲームセット

ワンサマー対セシリア戦→ほぼ原作通り

 

ちな証拠動画

【動画】

【動画】

 

上がセシリア戦で下がワンサマー戦や

 

後、クラス代表はワイとセシリアが降りたからワンサマーやね

 

 

10:名無しの転生者 ID:TtcfKLJ3M

>>9

報告が雑ゥ!

 

 

11:名無しの転生者 ID:LVIMmvQBn

>>9

報告の途中からIQ溶けてるやん

 

 

12:名無しの転生者 ID:sL5t3ut9s

>>9

ダンスなのか?これが…

 

 

13:名無しの転生者 ID:NfJbmQxGA

>>9

クソダサダンスやん

 

 

14:名無しの転生者 ID:YFQDkpwLa

>>9

なんかもういろいろ草

 

 

15:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

後、セシリアがワンサマー堕ちしたわ

あと少しでフラグ成立まで行けたのに

 

 

16:名無しの転生者 ID:RltvLydb+

>>15

寝言は寝て言え

 

 

17:名無しの転生者 ID:nkOqcjLZw

>>15

うぬぼれが過ぎるぞイッチ

 

 

18:名無しの転生者 ID:5TES5Z+Rb

>>15

安価のし過ぎで壊れたか?

 

 

19:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

ピエン

 

 

20:名無しの転生者 ID:u58VziVdG

>>19

そんな今こそ安価だイッチ!

ヒロイン安価をするんだ!

 

 

21:名無しの転生者 ID:MY3WR8UDi

>>19

安価はBSSの脳破壊を回復させる効果があると言われている。

 

 

22:名無しの転生者 ID:5vEzziU9g

>>19

そろそろ転校生組が来るんだろ?

今のうちにファーストコンタクト安価しようぜ

 

 

23:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>22

それ採用。ほならね?

 

>>30 鈴へのファーストコンタクト

 

>>35 シャルへのファーストコンタクト

 

>>40 ラウラへのファーストコンタクト

 

 

24:名無しの転生者 ID:cMFJfnLeC

>>23

安価キチャー

 

 

25:名無しの転生者 ID:bfamBD4Lj

やはり安価、安価は全てを解決する…!

 

 

26:名無しの転生者 ID:KcJUtUn/k

このイッチは良いイッチだ

 

 

27:名無しの転生者 ID:lEN0Iv7oD

飴ちゃんをプレゼント

 

 

28:名無しの転生者 ID:dzYOvfYRQ

身長マウント

 

 

29:名無しの転生者 ID:PetGQ+9KO

一夏の周りに女がいることをそれとなく伝える

 

 

30:名無しの転生者 ID:98tHwDlJP

小学生扱いする

 

 

31:名無しの転生者 ID:hMW25NBl2

ツインテで遊ぶ

 

 

32:名無しの転生者 ID:agwM6mOLL

草バエル

 

 

33:名無しの転生者 ID:ro3uL6v2U

十回クイズを仕掛ける

 

 

34:名無しの転生者 ID:n6ps02xuU

オンドゥル語で会話する

 

 

35:名無しの転生者 ID:CUI8dBKGg

性癖を聞く

 

 

36:名無しの転生者 ID:BOZ9XopYk

尻を揉む

 

 

37:名無しの転生者 ID:ciBxhnaeg

一夏のふりをする

 

 

38:名無しの転生者 ID:bRZnQy0Y5

軍人式自己紹介

 

 

39:名無しの転生者 ID:eIpXonKxO

下着を見る

 

 

40:名無しの転生者 ID:ZHKpo9/ba

昼飯を奢る

 

 

41:名無しの転生者 ID:rQ03Osj17

パンツの色を聞く

 

 

42:名無しの転生者 ID:ytWnj4Iqk

決まったな

 

 

43:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>30

>>35

>>40

 

おk

前回に比べたらマシやからヨシ!

 

 

 

44:名無しの転生者 ID:aJcTwrqVm

>>43

比較対象で草

 

 

45:名無しの転生者 ID:+FbRFML5O

>>43

前回は自業自得や

 

 

46:名無しの転生者 ID:T5q862Y9C

>>43

そういえば専用機はどうなったんや?

 

 

47:名無しの転生者 ID:ljZWJ6D+2

>>46

ワイも気になる

 

 

48:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>46

よくぞ聞いてくれた

 

これがワイの専用機『重装型・打鉄』や!

 

【画像】

 

 

49:名無しの転生者 ID:ihPnzcv70

>>48

デッッカ…!

 

 

50:名無しの転生者 ID:8sJTjLTWt

>>48

ふっっと…!

 

 

51:名無しの転生者 ID:EoXOM1/aJ

>>50

太くねぇって!

 

 

52:名無しの転生者 ID:hIp0b32dj

>>51

いや、ふてぇよ。

 

 

53:名無しの転生者 ID:QXnLYwutB

>>48

『打鉄』がひな形なんやね

どこが作ったん?

 

 

54:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>53

黒子重工ってとこや。

『打鉄』のライセンス持ってて、猗窩座のおっちゃんもそこの所属や

 

 

55:名無しの転生者 ID:iKF2zt9bP

>>54

久しぶりやな赤沢のおっちゃん

 

 

56:名無しの転生者 ID:d8ck3SdRY

>>54

まさか『打鉄』も赤沢のおっちゃんが?

 

 

57:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>56

そそ。ゆーても初期設計だけみたいやけど

 

後、黒子重工所属のISパイロットって扱いになったわ

何もしてないけど就活成功や

 

 

58:名無しの転生者 ID:aoZPPqIim

>>57

今から終活始めるか?お?

 

 

59:名無しの転生者 ID:CjqtTjwzm

>>57

てめーは俺を怒らせた

 

 

60:名無しの転生者 ID:pfGidyExD

>>59

ニートの承太郎なんて見たくなかったでござる

 

 

61:名無しの転生者 ID:0udnV/Pp4

>>60

四部時点でSW財団の脛かじってるんだからヘーキヘーキ

 

 

62:名無しの転生者 ID:bi44iuloP

>>57

そういえば、新兵装ってどれなん?

 

 

63:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>62

よくぞ聞いてくれた

この非固定浮遊部位(アンブロックユニット)がそれや

その名も多機能型非固定浮遊部位(アンブロックユニット)『阿修羅』や

 

【画像】

 

ちなみににこいつの換装は非固定浮遊部位(アンブロックユニット)のみで済ませられるようになってるんやで

 

 

64:名無しの転生者 ID:7EE0/FgKI

>>63

すげー早口で喋ってそう

 

 

65:名無しの転生者 ID:QgUbIvKkx

>>63

イッチウキウキやん

 

 

66:名無しの転生者 ID:NtGnBgKQi

>>63

多機能はロマン。古事記にもそう書かれている…

 

 

67:名無しの転生者 ID:UqB51GYKf

>>63

はよ『阿修羅』の機能教えてくれや

 

 

68:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>67

おk

 

こいつは装甲が展開できるようになっててな。

内部からスラスターとサブアームが出てくるんや

しかも小型兵装を中に仕込むこともできるんやで

今はナイフと拳銃が入ってるで

 

【画像】

 

 

69:名無しの転生者 ID:HQpnBJ4q/

>>68

シンプルにスゲーな

 

 

70:名無しの転生者 ID:i4S7VC0aH

>>68

さすが赤沢のおっちゃん

 

 

71:名無しの転生者 ID:WgvWM5EyS

>>68

実際に動かしてみたんか?

 

 

72:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>71

まだや

ワンサマー辺り誘ってみるわ

あいつなら新兵装の情報抜こうとはならないだろうし

 

 

73:名無しの転生者 ID:k/qbZ8j36

>>72

まぁそれが丸いわな

 

 

74:名無しの転生者 ID:yeDTj76ud

>>72

ラバーズに背中刺されんように気を付けな

 

 

75:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>74

おk

黒子重工から支給された防刃チョッキを制服の下に着こんでおくわ

 

 

76:名無しの転生者 ID:HsN9BOlHX

>>75

何つーもん寄越してんだ黒子重工は

 

 

77:名無しの転生者 ID:2OnIY0M/m

>>75

草生えるわこんなん

 

 

78:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

そろそろワンサマーのクラス代表就任パーティーやから落ちるわ

 

 

79:名無しの転生者 ID:XokQYWJef

>>78

もうそんなとこか

 

 

80:名無しの転生者 ID:7CRe1rYTx

>>78

 

 

81:名無しの転生者 ID:1epZ91xbR

>>78

鈴ちゃん遭遇イベ踏んで来い!

 

 

82:名無しの転生者 ID:hpmgutg9w

>>78

頑張ってなー

 

 

▼▼▼

 

 クラス代表決定戦のあった翌日の放課後、一年生寮の食堂は普段の様相とは打って変わって、飾りつけが施されパーティー会場として生まれ変わっていた。

その中でも取り分け目を引くのは天井から吊るされている横断幕である。

 『祝!織斑一夏くんクラス代表就任!』

 

「えぇ…」

 

「良かったじゃないか一夏。人気者だぞ。」

 

「いや、クラス代表はセシリアさんだろ?」

 

「それはだな、「それはわたくしがクラス代表を辞退したからですわ!」…そーゆーことだ。ちなみに俺も辞退した。良い経験だと思って諦めな。」

 

「そんなぁ…」

 

そんな食堂に入って来たのはクラス代表候補としてしのぎを削った3人である。主役である一夏を挟むように横に並んでの入場である。

3人に気づいた生徒達は一夏を取り囲み、銘々に話しかける。

 

一夏があわてふためく中(ハジメ)はするりと人波を躱し、窓際のテーブル席で用意されていた焼き菓子をつまんでいる。

 

 (ハジメ)がトッポを3本一気食いをしていると、やっと人波を抜けた一夏がほうほうの体で向かいの席に座る。そこにすかさず箒とセシリアが一夏の両隣に陣取った。

 

「酷いじゃないか!俺を見捨てるなんて!」

 

「見捨てるなんて人聞きの悪い、なんとかなったんだから別にいいだろう?それに俺が居たらもっと面倒になっただろうに」

 

「それは、そうだが…俺と(ハジメ)の仲だろ!?」

 

箒の鋭い視線が(ハジメ)を射抜く。

 

ヒュッ…相変わらず距離感バグってるな…箒さんとセシリアさんに助けて貰ったんだからラッキーだったとでも思っておけ。」

 

我が意を得たりと頷く女性2人と困惑する一夏。

 

「ラッキーってどこがだよ!?」

 

「これ以上は本人に聞け。俺は人の恋路に首突っ込む趣味はない。」

 

(ハジメ)は席を立ち人波に交じっていった。

 

「あぁ、そうだ。明日の第二アリーナをとってあるから放課後に来てくれ。俺の専用機を見せてやるからさ。」

 

「あ、あぁ!」

 

チョロッ…

 

最後の言葉は一夏の耳には届かなかったようだった。

さっきまでの懐疑的な様子はどこえやら、一夏は楽しそうに箒やセシリアと談笑を始めた。

 

 そのすぐ後、(ハジメ)はノリノリで新聞部の取材を受けていた。

 

「異性のタイプですか?そうですねぇ…まず第一に包容力でしょうか。あー、家庭的な人も良いですよね!後それから…」

 

美人の新聞部部員に乗せられて語り続ける(ハジメ)。翌日発行の新聞には(ハジメ)の異性のタイプについての話が紙面の半分を占めたとか。

 

 同時刻、IS学園の校門には小柄な人影が一つ。

 

「やっとここまで来たわ…待ってなさい!一夏!」

 

その人影はツインテールをしならせながらそう叫んでいた。




・イッチ
 セシリアを落したワンサマーにちょっと嫉妬してる。
 周りの生徒からの評判は良いが「でもやっぱり一夏君の方が良いよね~」となってしまう。
 何故モテないのかさっぱりわからない(本人談)
・ワンサマー
 イッチから訓練のお誘いを受けて嬉しい。
 深まるホモ疑惑。
・『重装型・打鉄』
 イッチの専用機。デカくて、太くて、重い。
 『打鉄』とはフレームしか共通点がないレベルで魔改造された。
 装備の無い状態での出力と空き容量なら第三世代機に並ぶほど。
・黒子重工
 本作品オリジナル設定その①
 『打鉄』を開発した日本の大企業
 自動車や宇宙開発、兵器開発も手掛けている
・赤沢のおっちゃん
 本作品オリジナル設定その②
 本名:赤沢 修二
 黒子重工のIS開発部門の責任者。
 『打鉄』初期案の発案者。
 外面は良いが本性はかなりマッド。


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【転校生】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart3-2【多すぎ】

何か急にUA伸びてる。怖っ…



 一夏のクラス代表就任パーティーから一夜明けて、(ハジメ)は先週から続けている朝練を済ませ、朝のルーチンワークを完遂したほのかな達成感とともに自身の教室に向かっている。

そんな(ハジメ)の前にツインテールの似合う小柄な女子生徒が立ちふさがった。

 

「ちょっとアンタ、職員室まで案内して頂戴。」

 

安価は絶対ッ

 

「ん?何よ?」

 

「あ~…申し訳ないが小学生向けの体験入学は8月9日からだ。張り切って制服のレプリカを着てきたところ悪いがその日に出直して来てくれ。

 

女子生徒は顔を完熟トマトのように赤くしながら(ハジメ)の向こう脛に思い切りローキックを叩き込んだ。

 

ミギャァ!

 

何処見て年下だと判断したのよ!

 

…身長と胸?

 

ぶっ殺す!

 

彼女は真っ赤な顔のまま、廊下に蹲る(ハジメ)の顔面目掛けてシュートキックを放つ。だがその一撃は高速横回転する(ハジメ)の頬を掠めるのみであった。

 

なんで避けるのよ!?

 

あんなん直撃したら俺の首が飛ぶわ!

 

2人して大声で叫んでいるとを騒ぎを聞きつけた他の生徒が廊下に集まってきた。

女子生徒は周りの目の存在から(ハジメ)への蹴りを止めた。心底悔しそうであったが。

 

むうぅぅぅぅ!アタシを職員室に案内しなさいッ!それでこの件はチャラにしてあげる!」

 

…サー、イエッサー…

 

アンタやっぱり馬鹿にしてるでしょ!

 

「?」

 

(ハジメ)はイエッサーの使い分けを知らなかっただけなのだった。そのことをツインテールの彼女は察し、懇々とした説明を始めた。

 

「…あのねぇ!イエッサーは()()に対して使うの!」

 

「…知らなかった…えっ…てことはセシリアさんヒロイン√を逃したのはこれが原因?

 

雷に打たれたような衝撃を受けている(ハジメ)とプリプリと怒る小柄な女子生徒の組み合わせはどこか穏やかな雰囲気を辺りにもたらしていた。

 

「何意味不明なこと言ってるのよ…女性にはイエスマム!分かった!?」

 

「い、イエスマム!」

 

「はぁ…一夏よりもデリカシー欠けてるんじゃない?コイツ

 

「じゃ…では、職員室にご案内します。」

 

ファーストコンタクトとは異なり殊勝な態度で道案内を開始した(ハジメ)の後ろを女子生徒は駆け足で追いかけていった。

 

▼▼▼

143:名無しの転生者 ID:QJCxYoBL0

リンちゃんなう!リンちゃんなう!

リンちゃんリンちゃんリンちゃんなう!

 

おっおっおっおっ

 

 

 

144:名無しの転生者 ID:26aHtG5Eb

>>143

セカン党が出たぞ取り押さえろ!

 

 

145:名無しの転生者 ID:T74Jub02+

>>143

その様子“素質”があるな?

なら良い提案をしよう。

お前もいもう党にならないか?

 

 

146:名無しの転生者 ID:QJCxYoBL0

>>145

悪いが零細派閥への勧誘はNG

 

 

147:名無しの転生者 ID:T74Jub02+

>>146

お前を殺す

 

 

148:名無しの転生者 ID:Wduu2g3jO

>>147

デデンッ!

 

 

149:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

何してんだおまいらは

 

 

150:名無しの転生者 ID:0joSlqySV

>>149

イッチだ!

 

 

151:名無しの転生者 ID:qPw6UZsQY

>>150

安価スレ民の玩具!

 

 

152:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

鈴とのファーストコンタクトが済んだから報告に来たで

 

 

153:名無しの転生者 ID:QJCxYoBL0

>>152

とんでもねぇ待ってたんだ

 

 

154:名無しの転生者 ID:XUl1DDEty

>>152

はよ教えてや

 

 

155:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

安価は達成や

思いッきし脛蹴られたわ

あと数㎝上蹴られたら膝がイカれてISパイロット人生が終わるとこやった。

鈴ちゃんがちまっこくて助かったわ

 

 

156:名無しの転生者 ID:HMBIgxHC1

>>155

惜しかったな

 

 

157:名無しの転生者 ID:fHRacG6IK

>>155

イッチのモルモットライフ見たかった

 

 

158:名無しの転生者 ID:QJCxYoBL0

>>155

鈴ちゃんの蹴りをもらえるなんて裏山

 

 

159:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

お前ら本当に人間のクズだな

 

 

160:名無しの転生者 ID:U1AAvaVNP

>>159

オータムの声で脳内再生したら興奮してきた

 

 

161:名無しの転生者 ID:pU9qvUrGq

>>160

業の深い奴やなぁ…

 

 

162:名無しの転生者 ID:dJx+X7wsg

>>160

お労しや兄上…

 

 

163:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

この時間帯は変態しかおらんのか?

 

 

164:名無しの転生者 ID:CZ/gVVRCx

>>163

平日朝一のスレは大体こんなもんよ

 

 

165:名無しの転生者 ID:kt3MqBrN1

>>163

徹夜した化け物が一番活発になる時間帯やからな

 

 

166:名無しの転生者 ID:f/OTmGUZL

>>163

さあイッチ、お前の性癖を教えろ!

 

 

167:名無しの転生者 ID:+29J3HDQ1

>>163

イッチ~安価しようぜ~

 

 

168:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

HR始まるから落ちるわ

 

>>167

当面安価は打ち止めや

安価が必要な事案はしばらく来ないだろうし

 

 

169:名無しの転生者 ID:q7LjEKgjP

>>168

チッ

 

 

170:名無しの転生者 ID:gOF6mXmjI

>>168

クソが

 

 

171:名無しの転生者 ID:rNZMKRPbS

>>168

はーほんまつっかえ

 

 

172:名無しの転生者 ID:c5uwfJVkL

>>168

イッチボコボコで草生える

 

 

▼▼▼

[side:(ハジメ)

 一夏との模擬戦と称した専用機のお披露目会を終えた俺は晴れやかな表情で第3整備室に向かっている。

俺の専用機『重装型・打鉄』の機構とプログラムについて本音さんと一緒に解析するためである。

今日の昼休みに本音さんに話しかけられた時は俺は身に覚えが無い仕出かしがあったのかと戦々恐々していたが。

 

 第3整備室の前には既に本音さんがスタンバっていた。俺に気づくとのほほんとした表情で手を振ってくる。

 

あ^~癒されるんじゃぁ~

やっぱり本音さんがナンバーワン。略して本1(ホンイチ)

 

「イッチくん今日はありがとうね~」

 

「どういたしまして。俺もISのプログラムについて勉強させてもらうからお互い様。と言うものだがね。

…ところで俺のあだ名をイッチから変えるつもりは?」

 

「ないよ~。はじめんってあだ名も考えたんだけどねぇ~。イッチくん見てるとこう…イッチくん!って感じだからね~」

 

「そうか…まぁ本音さんが良いなら構わないか。」

 

俺のことをイッチと呼ぶのは少しモヤる。

スレ民の奴らが脳裏にちらつくんだよなぁ。

 

「ンフフフ~♪」

 

前言撤回。

クッソかわいいいいいいいいい!!

 

「んん゛ッ!…今日はご機嫌だな。」

 

「んー?そうかなぁ?」

 

「そう見えたから、少し気になっただけさ。」

 

本音さんとイチャイチャしながら整備室に入る。

もうこれだけで一夏周りのゴタゴタや安価によって生じた疲れが真夏の日向に置かれたガリガリ君よりも早く溶けだしていく。

あ^~生き返るわ^~

 

 整備室にはうどんの娘、簪?さんが『打鉄』そっくりのISを前に黙々と作業していた。

本音さんは少し気まずそうに簪さんが使っているスペースから離れた場所に向かって行った。

 

 たしか、簪さんは師匠と仲拗らせていて…本音さんが気まずくしてるから本音さんにも関係しているのかな?うーむ、わからん

でも師匠も簪さんも原作だとワンサマーハーレムに加わってるから…一夏がこの問題を解決したのか。

一夏にできて俺にできない道理もないだろう。原作と比べて早いタイミングだが俺が解決の手伝いをするか。

何事も仲が良い方が良いからな。ヨシ!

 

 俺は原作との兼ね合いを考えながら本音さんのほうに駆け足で向かって行った。

 

 絶対仲直りさせてやるからな更識姉妹ィ!




・イッチ
 二枚目気取りの三枚目。
 軽い気持ちで更識姉妹仲直り計画を画策中。  
 鈴?ちっぱいには興味ないね。(本人談)
・のほほんさん
 本名:布仏 本音
 だぼっとした制服がトレードマーク。
 更識家の関係者。
 実は巨乳。
・簪ちゃん
 現在一人で自身の専用機を開発中。
 姉とはほとんどの関係を断っている。
・鈴ちゃん
 ちまっこい中国代表候補生。
 貧乳と低身長が地雷。
 イッチがワンサマーと別れた後にワンサマーとひと悶着あった。


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【転校生】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart3-3【多すぎ】

今回は他作品ネタ多めです。
私が個人的に一番書きたかったことを書けました。


214:名無しの転生者 ID:S357a5d/Q

イッチの安価しない宣言のせいで暇だなぁ(チラッチラッ

 

 

215:名無しの転生者 ID:MPOhowk3i

>>214

わかる、わかるよ。その気持ち(チラッチラッ

 

 

216:名無しの転生者 ID:dcspl7yFM

誰か安価してくれないかなぁ(チラッチラッ

 

 

217:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

【急募】簪ちゃんと仲良くなる方法

 

 

218:名無しの転生者 ID:vyMT2UIk6

>>217

安価

 

 

219:名無しの転生者 ID:5Y+uKOWM8

>>217

知らんわ

 

 

220:名無しの転生者 ID:/+JfChzh5

>>217

ggrks

 

 

221:名無しの転生者 ID:MSuKdOaOH

>>217

安価してから言え

 

 

222:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

ひでぇ

師匠と簪ちゃんの橋渡しがしたいだけなのに

 

 

223:名無しの転生者 ID:kPjnm7n3w

>>222

ガタッ

 

 

224:名無しの転生者 ID:M96teJCG/

>>222

それを先に言え

 

 

225:名無しの転生者 ID:+qDPFGHau

>>222

一年生のペアトーナメントの相方安価するなら考えてやる

 

 

226:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>225

それくらいならお安い御用や

 

 

227:名無しの転生者 ID:X1Hm1KT9p

>>226

言質取ったぞ

 

 

228:名無しの転生者 ID:w18wp0E2I

>>226

聞いたか?安価が確定したぞ!

 

 

229:名無しの転生者 ID:CbvI9nOEm

>>226

別に安価の為なんかじゃ無いんだからね!

勘違いしないでよ!

 

 

230:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

たすかる

 

 

231:名無しの転生者 ID:u/l2d/KxB

>>230

そっちは特撮とかやってるんか?

 

 

232:名無しの転生者 ID:tTLhUX7GB

>>230

ヒーローものとロボものアニメを履修してあるか?

 

 

233:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>231

前世とほぼ同じやったから

仮面ライダーはクウガからリバイスは履修済み、ギーツを追っかけてるで

戦隊シリーズは最近始まった暴太郎戦隊ドンブラザーズしか見てない

ウルトラマンは見れてへん

 

>>232

アイアンマンっぽいのを見たことがあるで

あとグレンラガンとガンダムシリーズ

ヒーロものは忍殺ぐらいや

 

 

234:名無しの転生者 ID:x4rdFCpHg

>>233

ベネ!

 

 

235:名無しの転生者 ID:oie/zgAAQ

>>233

上出来だ

 

 

236:名無しの転生者 ID:L/Te5r/Vq

>>233

パーフェクトだ、イッチ。

 

 

237:名無しの転生者 ID:vhOKj12Ft

>>233

その知識で簪ちゃんにオタクトーク仕掛けてこい

 

 

238:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>237

え!?今日は美少女とオタクトークしてきていいのか?

 

 

239:名無しの転生者 ID:QqFHDcmzk

>>238

やめろぉ

 

 

240:名無しの転生者 ID:7UgH9X3wD

>>238

してきていいからそれだけは止メロン

 

 

241:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>240

やったぜ

ハート様のコスプレもしちゃうゾ☆

 

【画像】

 

 

242:名無しの転生者 ID:EJsq4R6ko

>>241

妙にクオリティ高いのムカつく

 

 

243:名無しの転生者 ID:fFq2W7VzG

>>241

このイッチ、顔が良くなったのを有効活用してやがる…

 

 

244:名無しの転生者 ID:H4RRQAeaw

>>241

ちゃんと仮面ライダートークできるか確認してからにしろよ(一敗)

 

 

245:名無しの転生者 ID:ERCYTjVkX

>>244

せ、先駆者ニキ…!

 

 

246:名無しの転生者 ID:PJtJw2JZh

>>244

なにしてんだお前

 

 

247:名無しの転生者 ID:H4RRQAeaw

>>246

ヒロアカ世界でバッタ人間やってる

デク君に布教したらドン引きされたわ…

お前も“こっち側”なんやで…

 

 

248:名無しの転生者 ID:sqoueeM9v

>>247

バッタニキ強く生きて

 

 

249:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>247

良いことあるよ…きっと。

 

 

250:名無しの転生者 ID:btX0/NAxs

>>249

何はともあれ簪ちゃんはオタクだからイッチと親和性高いと思うで

 

 

251:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>250

ありがとナス!

師匠に裏取ってもらってから行ってみるわ

 

 

252:名無しの転生者 ID:AKnwH1g6Q

>>251

頑張ってな

 

 

253:名無しの転生者 ID:LNqaBQKU/

>>251

次は安価持って来いよ

 

 

▼▼▼

[side:(ハジメ)

 師匠との修行を終えた俺は寮の宿直室でプレバンで注文していた仮面ライダーアイテムを受け取ってきた。

それは『CSMアクセルドライバーver.1.5 風都探偵EDITION』ッ!

IS学園の立地の悪さと警備の厳重さから受け取りが大分遅くなってしまったが問題ない。

早速自室に戻って堪能しなければ…

 

 俺が軽快なスキップをしながら廊下を進んでいると、ちょうど曲がり角のところで人影にぶつかってしまった。

俺は軽くよろけるだけであったがぶつかってしまった人影の方は尻もちをついてしまった。

すかさず手を差し伸べる。

 

「すいませんッ!大丈夫ですか?」

 

「…大丈夫、です。」

 

なんとその人影の正体は師匠の妹、更識簪ちゃんその人であった。

簪ちゃんは鬱陶しそうに俺の手は取らずに立ち上がる。

そこで俺が脇に抱えている箱に気が付く簪ちゃん。

一瞬目を輝かせるがすぐに目を伏せてしまう。

 

分かるッ…分かるよその気持ち…

相手のオタク度合いが判らないと躊躇してしまうその気持ちッ…

 

 ここは前世含めて30年近くオタクをしているオタクの大先輩たる俺が一肌脱がねばなるまい…

 

「もしかして、更識さんも『仮面ライダー』、知ってるの?」

 

小さく頷く簪ちゃん。

小動物っぽくて庇護欲を刺激される動作である。

…ではなく

 

「実は俺もなんだ。平成ライダー全部見るくらいのファンでね」

 

目を輝かせる簪ちゃん。

手応え…アリ!ヨシ!

 

「もし更識さんが良ければ仮面ライダーの話がしたいなぁって。どうかな?」

 

…で…

 

「ん?」

 

「下の名前で、呼んで。苗字で呼ばれるの、苦手だから。」

 

これは肯定か?肯定と受け取ったぞ。

 

「あぁ、分かったよ簪さん。

じゃあ早速、俺の部屋で仮面ライダーについて朝まで語り明かそうか。」

 

「…フフッ」

 

ネタも通じるとは、最高か?最高だ。(自問自答)

 

年齢一桁の時に熱く語りすぎて友人の大半を失って以来のライダートーク、心が踊るな!

 

 俺は嬉しさのあまり頬がだらしなく弛んだ表情で簪ちゃんを自室に案内しだした。

 

▼▼▼

[side:楯無]

 私は私の目の前で起こった出来事を理解できずにいた。

 

 我が愛しの妹、かんちゃんが弟子の(ハジメ)くんと一緒に(ハジメ)くんの部屋に入っていったのだ。

 

 私の知る限り全く接点の無い二人が!仲良さげに!同じ部屋に!

 

 これはきっと、あれだ。(ハジメ)くんがあの手この手でかんちゃんを誘惑し、自分の部屋に連れ込んだに違いない。 

そうなればかんちゃんの貞操の危機である。男性は皆、狼なのだ。うぶな彼も本心では女性を取って食ってやると考えているはずだ。

 

 ならば今の私が取るべき行動は一つ。かんちゃんを(ハジメ)くんの毒牙から守る。そのためだったらなんだってしよう。

 

 決心を固めた私は宿直室から拝借したマスターキーで(ハジメ)くんの部屋の扉を開けた。

 

 

 扉を開けた先は薄暗く、奥の部屋から光と物音が漏れてきている。

私は足音を完全に消した忍び足で奥の部屋につながるドアの前にたどり着いた。

ドアに耳を寄せ、中から聞こえてくる話し声に全神経を集中させる。

ドアの向こうからかんちゃんの声が途切れ途切れに聞こえてきた。

 

「…すごい…」

 

な、何がすごいのよかんちゃん!おねーさんにも分かるように説明しなさい!

 

「…じゃあ…あれっ…」

 

あ、あれ!?あれって何なのよ!

 

今度は(ハジメ)くんの声が聞こえてきた。

 

「…んん゛ッ!お前、俺が好きなんだろ…

 

な、ななな、何てこと言ってるのよあなたは!そんな声どこから出てくるのよ!

 

再びかんちゃんの声が聞こえてくる

 

「…おぉ~…じゃあ次は…」

 

次!?次なんてあるの!?

 

聞こえてくるのは再び(ハジメ)くんの声

 

やっと二人きりだな…

 

あぁダメダメ!これ以上はダメー!

 

私はさっきまで耳を寄せていたドアを思い切り開け放ちながら叫んだ。

 

かんちゃん!それ以上はダメよ!!

 

…泊進ノ介ッ!

 

ドアの向こう側にはファー付きの真っ赤なロングコートを着てポーズをとる(ハジメ)くんとそれを眺めるかんちゃんの姿があった。

 

「「「…………」」」

 

部屋に気まずい沈黙が横たわる。

 

《Start Your Engine!》

 

かんちゃんの手にあったベルト型の玩具から流れる音声が部屋に響いている。

 

もしかして私、早とちりしちゃってた?




・イッチ
 前世からのライダーオタク。
 推しは仮面ライダードライブのハート。
 氷室幻徳のセンスを素晴らしいと思っている。
・簪ちゃん
 特撮オタクのメガネっ娘。
 イッチとオタクトークできることを知ってウキウキ。
 仮面ライダーWが好き。
・楯無さん
 シスコンの生徒会長。
 特撮についてはあまり知らない。
 早とちりで突撃してしまった。


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【転校生】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart3-4【多すぎ】

クラス代表戦までが…長い…


311:名無しの転生者 ID:aVPBYij+x

やっぱり男の子はちょっぴりエッチな年上の女性が好きな生き物なんだよ。

 

 

312:名無しの転生者 ID:dTZPSjCfr

>>311

出たな楯無新党

 

 

313:名無しの転生者 ID:YFIZ+SmkM

>>311

すまないがマジもんの痴女はNG

 

 

314:名無しの転生者 ID:aVPBYij+x

>>313

言うほど痴女じゃないダルォ!

 

 

315:名無しの転生者 ID:eWddI3Bjb

>>314

あの初登場で痴女じゃ無いわけないだろいい加減にしろ!

 

 

316:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

もうマヂ無理、ネビュラガス注入しよう…

 

 

317:名無しの転生者 ID:7vbnE4afX

>>316

イッチがヘラった!

 

 

318:名無しの転生者 ID:kgCgJhWeI

>>316

何起きだよ

 

 

319:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>318

ライダートークしてたら師匠が乱入してきた

おかげでワイと師匠の関係がばれて

二度と近づくなって簪ちゃんに言われた

 

 

320:名無しの転生者 ID:SrYAjHOUt

>>319

うわぁ…

 

 

321:名無しの転生者 ID:2GcVWO6yj

>>319

可愛い娘に嫌われるとダメージデカいよね分かる

 

 

322:名無しの転生者 ID:lOGfX5EeL

>>319

何故会長が乱入してきたんだ

 

 

323:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>322

ワイがハート様のコスプレして水族館のシーンの再現やってたら断片的に聞いてた師匠が勘違いして突入してきたんや

 

 

324:名無しの転生者 ID:TgLboxznO

>>323

よりによってそこか…

 

 

325:名無しの転生者 ID:3oE+8d+S/

>>323

そら(そんなシーンの再現してたら)そう(なるに決まってる)よ

 

 

326:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

だって簪ちゃんのリクエストよ!

やらないなんて選択肢にないだろ!

 

 

327:名無しの転生者 ID:v63e8H/Ts

>>326

簪ちゃんのツボが分からない…

 

 

328:名無しの転生者 ID:TyjM9yWKZ

>>326

せめてハートの最期のシーンにしとけば…

 

 

329:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

とにかく簪ちゃんと仲直りしたいんや

ライダートークできるの現状簪ちゃんだけなんや

 

 

330:名無しの転生者 ID:EafqPbHtS

>>329

どうしようもないやろ

諦メロン

 

 

331:名無しの転生者 ID:4URrzI2o9

>>329

時間が解決してくれるやろ

 

 

332:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>331

時間で解決しない例がすぐそばに転がってるんですがそれは…(師匠)

 

 

333:名無しの転生者 ID:mOax5zGkU

>>332

あっ…(察し

 

 

334:名無しの転生者 ID:jbPMCoGZx

>>332

もう無理やろ

ワンサマー待ちだ

 

 

335:名無しの転生者 ID:VKs83ZS0Q

>>332

ワンサマーならどうにかできるやろ(鼻ホジ)

 

 

336:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>334

>>335

 

ピエン

 

 

337:名無しの転生者 ID:hLeTtpnl6

>>336

一先ずイッチの側に転がってる会長どうにかしたら?

 

 

338:名無しの転生者 ID:vfe215d+e

>>336

会長のパンツは何色や?

 

 

339:名無しの転生者 ID:bKMWRiMcq

>>338

私、気になります!

 

 

340:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>338

しゃーないなー

 

喜べおまいら

白と水色のストライプや

 

【画像】

 

 

341:名無しの転生者 ID:zHt3HeBL4

>>340

Foooooooooooo!!!

 

 

342:名無しの転生者 ID:/DEHjvDdJ

>>340

ヌッ!

 

 

343:名無しの転生者 ID:At9FN/5LO

>>340

おいおいおい

 

 

344:名無しの転生者 ID:AHsHzfcvS

>>340

死んだわあいつ

 

 

345:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

あっ、師匠が復活したわ

 

 

346:名無しの転生者 ID:nqagMnOsg

>>345

南無三

 

 

347:名無しの転生者 ID:k2yhssww9

>>345

合掌

 

 

348:名無しの転生者 ID:f0sZACWZk

>>345

判決~地獄~行き~

 

 

349:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

ちょっとヤバいから落ちるわ

 

 

350:名無しの転生者 ID:aVdF+SfQt

>>349

まぁ、良い奴だったよ

 

 

351:名無しの転生者 ID:xxkRELXWy

>>349

イッチ、お前の雄姿は3秒くらい忘れないぞ

 

 

352:名無しの転生者 ID:0+pmfGFy8

>>349

サヨナラ!!!

 

 

353:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

くぁwせdrftgyふじこlp!!!

 

 

354:名無しの転生者 ID:80VWvTV4O

>>353

あーあ

 

 

355:名無しの転生者 ID:v/mIQ9Ab+

>>353

イッチは氏んでしまいます。

 

 

356:名無しの転生者 ID:NJYFgdlUi

>>353

あぁ、やっぱり駄目だったよ。

 

 

357:名無しの転生者 ID:D6qd39Fa+

>>353

来世は慎ましく生きるんだぞ

 

 

358:名無しの転生者 ID:9pdgH7GXC

>>357

まずこのイッチがまともに転生できるか怪しいのでは?

 

 

359:名無しの転生者 ID:tD6+15Yzt

>>358

余罪がボロボロ出てきそう

 

 

360:名無しの転生者 ID:WNoWACd0E

>>357

このイッチの来世は畜生道やな

 

 

▼▼▼

 一年生寮の廊下にて一夏は男性適合者の片割れの(ハジメ)を探してした。

何故彼が(ハジメ)を探しているかというと夕食の時間に食堂に現れなかったからである。

(ハジメ)は基本食堂で食事を済ませているため、一夏は何かあったのかと不安に思っているようだ。

 

廊下を行く他の生徒に聞き込みをしながら進み、着いたのは1051号室。もう一人の男性適合者、一ノ瀬(ハジメ)の一人部屋である。

一夏は1051号室のドアをノックした。

 

…しかし扉の向こう側からの返事は無い。しかし今の時刻はまだ20時だ。既に就寝している可能性は低いだろう。

 

一夏は恐る恐るドアノブに手を掛けた。

抵抗なく回るドアノブ。鍵は開いているようだ。

 

彼がゆっくりと扉を開けて中を伺おうとすると、部屋の奥から悲痛な叫び声が聞こえてきた。

 

グワアァァァ!!キブ!ギブキブギブ!!

 

変声期を終えた男性の声、間違いなく彼のものだろう。

 

一夏は切羽詰まった声に慌てて奥の部屋に向かう。

 

奥の部屋には上半身裸でコブラツイストを受ける(ハジメ)と真っ赤な顔でコブラツイストをかけている水色の髪の女子生徒がいた。

彼らは叫ぶような大声で会話していた。

 

乙女の!下着を!見た罰よ!

 

アダダダダァ!

初対面で裸晒してんだから下着なんて誤差だろうがァ!

 

裸じゃなくて水着エプロンよ!誤解を招く言い方は止めなさーい!

 

アダダッ!アダダダダダアァッ!

人体の可動域壊れるぅ!

 

「な、何してるんだ、(ハジメ)!」

 

一夏の声に気づいた二人はほぼ同時に口を開く

 

「おぉ、一夏!助けてくれぇ!」

 

「ちょっと待ってて頂戴!」

 

一夏は唖然としていると、女子生徒が(ハジメ)を床に転がし、何処からか取り出した荒縄で亀甲縛りで締め上げてしまった。

 

「謀ったな一夏ァ!貴様は今、この学園において最大の理解者を失ったんだぞぉ!」

 

「いや、まず何があったんだよ。」

 

流石の一夏であっても(ハジメ)が普段の気取った口調をかなぐり捨てて騒ぎ立てている状況に困惑している。

 

「私の方から説明…んん゛っ、する必要もないわね。このお馬鹿さんのことは気にしなくていいから織斑くんは明日に備えてゆっくり休みなさい。」

 

水色の髪の彼女の穏やかな口調だが有無を言わせぬ雰囲気に一夏は頷くしか無かった。

 

「一夏ぁ!このッ裏切者がぁぁ!!」

 

一夏が退出する中、(ハジメ)の声が1051号室に空しく響いていた。

 

 

 一夏が去ったことを確かめた後、楯無は(ハジメ)のベッドに腰かけた。

 

「最後に何か申し開きはあるかしら?ハ・ジ・メ・く・ん?」

 

「…師匠みたいに大人っぽい人がかわいらしいデザインのパンツ穿いてるとめちゃくちゃ興奮します。」

 

「…そう…何もないのね。じゃあ、愛弟子のあなたには更識の拷問術を見せてあげるわ。」

 

「あ、待ってください!今のナシ!ナシで!」

 

この後一晩中、1051号室からは男性の悲鳴が漏れ聞こえてきたそうだ。

 




・イッチ
 簪ちゃんに嫌われたショックで壊れた。
 上半身裸だったのもその理由から。
 ヒロインが全員登場する前にボロが出始めた。
・会長
 イッチ同様、簪ちゃんに嫌われて撃沈していた。
 自分がセクハラするのは良くても、自分がセクハラされると弱い。
 昔、簪ちゃんに彼女の趣味を完全網羅したプレゼントを送ったらストーキングしていたのがばれてガチギレされた。
 それ以降簪ちゃんの趣味周りのことは調べていない。
・ワンサマー
 イッチが猫かぶっていたことに全く気付いてなかった。
・ハート様の水族館のシーン
 仮面ライダードライブ11話『暗黒の聖夜を防ぐのはだれか』にて敵組織の首領ハート(外見は男性)が同組織の幹部、ブレン(外見は男性)に「お前、俺が好きなんだろ、ブレン。」と言い放ったシーン。ちなみにブレンの返答は微笑むのみであった。


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【転校生】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart3-5【多すぎ】

クラス代表戦回です


 クラス代表戦当日。

第三アリーナのAピットには1年1組の生徒が一堂に会していた。

そのクラスメイト一人一人がそれぞれが代わる代わるクラス代表の一夏に声をかけていく。

その内容のほとんどが優勝の副賞である食堂のデザートフリーパスについてであったが。

 

(ハジメ)さんも一言お願いしますわ。」

 

セシリアの言葉に壁に寄りかかって中空を眺めていた(ハジメ)は目線を彷徨わせた後、一言、

 

「…勝てよ。」

 

とだけ言ってピットから出て行ってしまった。

セシリアは一瞬呆れた表情をしたがすぐに気を取り直して一夏を激励しだした。

 

クラス代表戦第一回戦第一試合の試合開始時刻は10分後にまで迫っていた。

 

 

▼▼▼

420:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

クラス代表戦が始まったわ

今はワンサマーVS鈴や

 

 

421:名無しの転生者 ID:0KN82R25i

>>420

おっ

始まったか

 

 

422:名無しの転生者 ID:DZu/L1Yj1

>>420

wkwk

 

 

423:名無しの転生者 ID:2dtUmQZld

>>420

無人機はどうするんや?

 

 

424:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>423

ワンサマーと鈴ちゃんおるから問題ないやろ

ワイは念のため出入口近くにスタンバってるで

 

 

425:名無しの転生者 ID:z4G2q3+aR

>>424

それでええな

 

 

426:名無しの転生者 ID:uErv1uZy8

>>424

壁に寄りかかって腕組んでそう

 

 

427:名無しの転生者 ID:wEgiXhlk3

>>426

想像したら黒幕っぽいかんじで草

 

 

428:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>426

なんで今のワイのポーズわかったんや

 

 

429:名無しの転生者 ID:Hem2JplPs

>>426

貴様、見ているなッ!

 

 

430:名無しの転生者 ID:kRnzEhtd3

>>426

まさか、IS学園生!?

 

 

431:名無しの転生者 ID:uErv1uZy8

>>430

んなわけww

今、クソシャケどもを狩るバイトしてるわ

 

 

432:名無しの転生者 ID:YG2NJQNkL

>>431

バイト中に掲示板開くなよ

 

 

433:名無しの転生者 ID:bULNFjTOg

>>431

はえー今はインクリングも掲示板する時代なんか

 

 

434:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

無人機来たわ

今ワンサマーと鈴ちゃんがドンパチしとる

 

 

435:名無しの転生者 ID:QgY9HHYO6

>>434

遂にか

 

 

436:名無しの転生者 ID:9h5LoGyIT

>>434

ワンサマーがんばえー

 

 

437:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

ちょっと落ちるわ

チェーンソーでシャッターぶった切って来る

 

 

438:名無しの転生者 ID:/hHQDXp4D

>>437

前2人と比べて働きがショボすぎるww

 

 

439:名無しの転生者 ID:xnaoRnPIJ

>>437

ケガだけには気を付けるんだよ

 

 

440:名無しの転生者 ID:LdpZXogJ0

>>439

ママァ…

 

 

441:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

ファッ!!

 

 

442:名無しの転生者 ID:zHoEpoHZh

>>441

どうしたんやイッチ

 

 

443:名無しの転生者 ID:sR58DV0d8

>>441

どうしたチェーンソーが動かないのか?

 

 

444:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

観客席にもう1機無人機来たわ

 

 

445:名無しの転生者 ID:iB92q3f4f

>>444

マァジィ?

 

 

446:名無しの転生者 ID:gpAf2/1Rd

>>444

だいぶヤバくないかそれ

 

 

447:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

ヤバいヤバい

生徒の避難が済むまで無人機の足止めする事になったわ

 

 

448:名無しの転生者 ID:Fzkp5K6Nb

>>447

引き撃ちしとけば問題ないやろ

 

 

449:名無しの転生者 ID:R1wEvmhCN

>>447

ワイが安価で持たせたキャノン砲があるやろ?

 

 

450:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>449

あんなん観客席でブッパ出来るかよ

こちとら避難中の生徒が近くにおるんやぞ

流れ弾で死傷者出るわ

 

 

451:名無しの転生者 ID:D7cklBLMW

>>450

じゃあどうするんや

 

 

452:名無しの転生者 ID:AC1nG5LuK

>>450

逆に何の武装が使えるんや

 

 

453:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>452

・ナイフ

・シールド

・拳銃(グレーゾーン)

ってかんじやな

チェーンソーはシャッターぶった切った時にソーチェーンが切れちまった

今はシールドでどついてお茶濁してる

 

 

454:名無しの転生者 ID:gMSAar42/

>>453

強みの高火力武装完全封印で草

 

 

455:名無しの転生者 ID:T3WULvwHM

>>453

CQCしようぜCQC

 

 

456:名無しの転生者 ID:QPlqfbFL1

>>453

ここはムエタイやろ

 

 

457:名無しの転生者 ID:1epsQ2gC5

>>453

システマで行こう

 

 

458:名無しの転生者 ID:44+sD/dvG

>>453

ガン=カタに決まっとる

 

 

459:名無しの転生者 ID:LWe4qGldC

>>455

>>456

>>457

無人機は関節極めても無意味やろ

 

 

460:名無しの転生者 ID:44+sD/dvG

>>459

ってことはガン=カタが一番良いことになるなぁ…

 

 

461:名無しの転生者 ID:OZw1ieFYv

>>460

ハンチョウ!?

 

 

462:名無しの転生者 ID:Z71RjrWfN

>>461

言ってないセリフだぞそれは

 

 

463:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>458

シールドがおじゃんになったからもうそれで行くわ

 

 

464:名無しの転生者 ID:Heji9x47N

>>463

ガン=カタを極めれば近距離戦において最強だ

 

 

465:名無しの転生者 ID:/lE9zZMB8

>>463

無理はするなよ

玩具が減る

 

 

466:名無しの転生者 ID:0wveYb/g4

>>464

日向みたいなこと言ってる…

 

 

467:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

マズいマズい

簪ちゃんと本音さんが取り残されてる!

 

 

468:名無しの転生者 ID:j+iMCrg3s

>>467

ファッ!!

 

 

469:名無しの転生者 ID:HF1+HnkkH

>>467

急げイッチ!

 

▼▼▼

[side:簪]

 クラス代表戦の会場は突如として現れた2機の黒いISによって混沌とした状況に突き落とされた。

特にそのうちの1機は、観客席を練り歩きながら周りの施設を攻撃し、観客席の恐慌状態に拍車をかけている。

 

「かんちゃんっ!こっち!」

 

そんな中私は本音に先導されながら唯一シャッターがこじ開けられた一番遠くの出入口を目指して走っていた。

その時、アリーナからすぐ近くの放送室から轟音が聞こえてきた。

それに気を取られた私は足元に転がっている瓦礫に気づかず躓いてしまう。

 

「か、かんちゃん!?」

 

本音の慌てた声に振り向くとそこには本音に向かってブレードを振りかぶる黒いISが…

 

「本音!後ろ!」

 

私の声の意図に本音が気が付き振り向いた瞬間、ブレードを振り下ろそうとした黒いISは横合いから飛び込んできたカーキ色のISのタックルによって体勢を崩し、壁に激突する。

そのカーキ色のISには

 

「君たちは…俺が守る!!」

 

恐怖に顔を強張らせながらも毅然とそう言い切った(ハジメ)くんが乗っていた。

 

▼▼▼

[side:(ハジメ)

 ヤッベーよ。マジ怖い。

唯一使える出入口に向かった2人を横目で見送る俺の心中には恐怖が渦巻いていた。

 

 恐怖心に苛まれている俺をよそに無人機は立ち上がる。

深紅のモノアイは真っ直ぐ俺を見つめている。

どうやら俺を真っ先に始末するべきだと判断したようだ。

 

 数秒の沈黙の後、無人機は最短距離を突っ切ってこちらに接近してきた。

突き出されたブレードを紙一重で躱し、振り向きざまに両肩の非固定浮遊部位(アンロックユニット)から弾かれる様に飛び出すIS用の拳銃を掴み、奴の背中に数発、銃弾を見舞う。

 

 無人機はこちらの銃撃を意にも介さず再度接近してきた。

不規則に繰り出される斬撃を重厚な腕部装甲で受け止め、その隙に関節目掛けて鉛玉を数発打ち込んでから蹴りで胴を押し出し距離をとる。

 

無人機の肘からは小さなスパークが出ているがまだ問題なく動くようだ。三度目の接近を敢行してきた。

ブレードと自動で起動したエネルギーシールドがぶつかり合い、目の前で火花が飛び散る。

無人機に押し込まれる中、拳銃を投げ捨て、空いた両手で相手の右腕を掴み、スラスターを総動員させて眼前のブレードを押し返し、そのまま壁に投げつける。

 

 砂煙と飛び散った瓦礫が視界を埋める。砂煙の向こうからは依然ISの反応があるが、沈黙している。

全神経をIS反応に向けながらゆっくりと距離をとる。

 

(ハジメ)君!無事ですか!?》

 

そんな中ISのオープン回線に入ってきた山田先生の声に応えようと意識を向けた瞬間、砂塵の膜を突き破って飛び込んできた無人機のブレードが俺の───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──俺が最後に見たのは視界一杯の赤だった。

 




・イッチ
 ちゃんとちっふーから戦闘許可をもらってから戦った。
 武装の強みが発揮できない状態だったからね。仕方ないね。
 IS学園には治療用ナノマシンがあるからでぇじょうぶだ。
・スレ民
 イッチの霊圧が…消えた…?
・ワンサマー&鈴ちゃん
 原作通り無人機を撃破
 ワンサマーは無事に鈴ちゃんとの恋愛フラグを立てた。
・無人機
 兎印の無人IS『ゴーレムⅠ』
 観客席に現れた機体にのみ殺意高めな思考ルーチンが組み込まれていた。


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【転校生】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart3-6【多すぎ】

難産でした(二回目)


[side:(ハジメ)

 目が覚めると、見覚えの無い真っ白な天井があった。

嗅ぎなれない消毒液の匂いが鼻をつく。

 

「…知らない天井だ…」

 

現世で死ぬまでに言いたいセリフ第7位のセリフをぼやきながら体を起こそうとするが右腕に違和感があり失敗した。

違和感の出どころの右腕に視線を向けるとそこには肘から先が無くなった腕があった。

 

「へっ…」

 

自分のものか確かめるように右腕をゆっくり上げようとする。

すると前腕部の無い腕も同様にゆっくりと持ち上がる。

現実を理解した俺の呼吸が乱れる。

自分の心音がうるさい。

思考が箸を突き刺してかきまぜたようにぐちゃぐちゃと絡まる。

 

 右腕が無い

 

ISパイロットとしてやっていけない?

 

          なら後ろ盾の無い俺はどうなる?

 

実験台になるしかない

 

          あんな場所、もう嫌だ

 

実験台になんてなりたくない

 

怖い…嫌だ…誰か…

 

「あ、あぁ。あ、ああ…」

 

 

「あぁああぁあぁぁあああ!」

 

 

 深夜の部屋に俺の叫び声だけが響いていた。

 

▼▼▼

 彼が意識を取り戻したことが学園中に伝わったのは彼が目を覚ました日の朝のことであった。

 

 早朝の保健室には件の男性適合者(ハジメ)と生徒会長兼彼の師匠である更識楯無が居た。

楯無は茫然自失となり泣き腫らした目で天井を見つめるだけの彼に話しかけていた

 

「…生きていて良かったわ。(ハジメ)くん。」

 

「……」

 

「…あなたの義手は今週中に届くそうよ。黒子重工が最新式の物を用意していると聞いているわ。」

 

「………」

 

「それと、修理中のISは義手と一緒に来るみたい。」

 

…結局、実験台になるのによ…

 

彼が投げやりに吐いた言葉に楯無は一瞬視線を逸らす。

 

「どうせ!俺はここから消えるのにッ!なんでそんなこと言うんだよッ!」

 

涙をボロボロと零しながら叫ぶ(ハジメ)を見て彼女は息を吸い込むと(ハジメ)の顔を両手で挟み込み、自身の顔を近づける。

 

(ハジメ)くん。そのことだけど、私に提案があるの。」

 

「は?…提、案…?」

 

「そう!(ハジメ)くん、生徒会に入りなさいッ!

生徒会なら生徒会長()の権限をフル活用して直接保護できるの。

…ちょ~っと書類仕事を手伝ってもらうけど…

あなたに損は無いわよ!」

 

(ハジメ)の眼前で開かれた扇子には【安心・安全】と書かれている。

 

「…俺は助かるんですか?IS学園(ここ)に、居られるんですか!?」

 

上体を勢い良く起こし、楯無の肩を掴み、縋るように尋ねる(ハジメ)

 

「えぇ!私、更識楯無の名に懸けて、あなたの身を脅かす無粋な輩からあなたを守るわ!」

 

「でも、なんで師匠が、ここまで…?」

 

「そりゃあ勿論、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

妹がより良い学校生活を送るために尽力するのは姉として当然の務めよ!

私も…(ハジメ)くんにはここにいて欲しいし…

 

「?…あ、ありがとうございます。」

 

楯無の最後の言葉は(ハジメ)の耳には届かなかったようだ。

 

「どういたしまして。それじゃあ必要な書類は放課後までに用意するから来れるようなら生徒会室にお願いね。

それじゃあ私はこれで!お大事にね!」

 

「え…は、はい!」

 

楯無は話が済むと風のように去って行ってしまった。

 

 保健室には少しだけ明るい顔になった(ハジメ)が扉の方をぼんやりと眺めていた。

 

▼▼▼

639:名無しの転生者 ID:CMvX9RSBm

もう丸一週間経つがイッチはまだ浮上してないのかい?

 

 

640:名無しの転生者 ID:HY6MxgG4l

>>639

そうだよ

 

 

641:名無しの転生者 ID:7Ani3Sy70

>>639

マジで音沙汰無しや

 

 

642:名無しの転生者 ID:Ri/EZWlkd

マジで死んじゃった説無い?

 

 

643:名無しの転生者 ID:hdbUopC/H

無人機にバラされたってマ?

 

 

644:名無しの転生者 ID:PRYlSr5EW

イッチ、クソザコナメクジやん

 

 

645:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

スレ民よ!私は帰ってきた!

 

 

646:名無しの転生者 ID:FvX7JYktz

>>645

ファッ!!

 

 

647:名無しの転生者 ID:VbaoLPOjX

>>645

イッチの帰還だ

 

 

648:名無しの転生者 ID:MEVKJ2yJ0

>>645

何があったのかキリキリ吐け

 

 

649:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>648

おk

無人機に『重装型・打鉄』の右腕の肘関節部分とワイの鳩尾をぶっ刺されてきたで

マジで死ぬかと思った

血が止まらなかったし

右腕の肘から先無くなってるし

 

んでその後丸2日意識不明のまま寝て~

残りの5日で勉強の遅れを取り戻すのとメンタルケアとリハビリとで浮上が遅くなったで。

 

 

650:名無しの転生者 ID:3EMCNQuy3

>>649

しっかり生死の境彷徨ってきて草

 

 

651:名無しの転生者 ID:vIoMT1M7b

>>649

その重症でなんで生きてるんだよ

 

 

652:名無しの転生者 ID:/W6CkTxFw

>>649

待て、右腕無くなったんか?

 

 

653:名無しの転生者 ID:xQYow+xbw

>>652

ナイーヨッ!右腕、ナイーヨッ!

 

 

654:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>652

マジやで

ほれ証拠

 

【画像】

 

 

655:名無しの転生者 ID:okFJCCWpA

>>654

SEKIRO!!

 

 

656:名無しの転生者 ID:RePqy/F5U

>>654

仕込み義手付けようぜ

 

 

657:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>656

残念だが既に黒子重工に最新式の義手を用意してもらったんや

この後、修理に出してたISと一緒に受け取りや

 

 

658:名無しの転生者 ID:5jHeOeEUx

>>657

チッ

 

 

659:名無しの転生者 ID:xbyjV6m0a

>>657

俺達に夢見せろよ

 

 

660:名無しの転生者 ID:goK7nX5IO

>>657

てかイッチは右腕欠損+メンタルケア必要なレベルの精神状態って大丈夫だったんか?

 

 

661:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>660

大丈夫な訳ないだろJK

パイロットとしてやってけないから研究施設に送れって幾つかの国が学園に圧力かけてきたわ

ま、師匠とちっふーと猗窩座のおっちゃんに土下座して頼んで全部はね除けて貰ったけど

 

 

662:名無しの転生者 ID:EWq3g9BsJ

>>661

過去一情けない解決方法で草

 

 

663:名無しの転生者 ID:T1oKXDiqx

>>661

ちっふーに土下座するイッチ想像して嗤った

 

 

664:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

後、簪ちゃんと無事和解できたわ

今、仮面ライダーWについて語り合ってる。

 

 

665:名無しの転生者 ID:fLL+H8VNX

>>664

ハァ?

 

 

666:名無しの転生者 ID:39yLIjSdK

>>664

何故あの嫌われようからそうなる?

 

 

667:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>666

私にも分からん

 

 

668:名無しの転生者 ID:1BjxRgWRv

>>667

無人機から簪ちゃん助けたのが簪ちゃんのヒーローセンサーに引っ掛かったとか?

 

 

669:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>668

あーそれかも

なんかくさいセリフ吐いた記憶あるわ

 

 

670:名無しの転生者 ID:xQy6NuleS

>>669

100%それだよ

 

 

671:名無しの転生者 ID:B1jmHnJbD

>>669

やったなイッチ

簪ちゃん√開拓や

 

 

672:名無しの転生者 ID:FnTea9Tbb

>>669

羨ましい奴め

 

 

673:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>671

つってもなー

今ぐらいの距離感が一番居心地が良いからな~

告って周りの人間関係がギクシャクするのが嫌だし

少なくとも師匠と簪ちゃんが和解するまではこのままが良いなぁ

 

 

674:名無しの転生者 ID:wdRh8F0bI

>>673

その隙にワンサマーにNTRされても知らんぞ

 

 

675:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>674

今の好感度でNTRされるなんてこと無いやろ

賭けても良いで

 

 

676:名無しの転生者 ID:7Dwrtbc0o

>>675

フラグ止めろ(建前)

ナイスゥ!(本音)

 

 

677:名無しの転生者 ID:0/3HPnp9I

>>675

ワイNTRるに50万ドルク

 

 

678:名無しの転生者 ID:azKw11TfZ

>>677

ワイもそれに100万ヴァリス

 

 

679:名無しの転生者 ID:OtVZVgl4C

>>677

ならワイはNTRるに500万マニー

 

 

680:名無しの転生者 ID:1pbp/x3jd

>>677

>>678

>>679

賭けになってないだろうが!

 

あ、ワイはNTRる方に1500万ベリー

 

 

681:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

>>677

>>678

>>679

>>680

お前ら覚えておけよマジで

 

 

682:名無しの転生者 ID:BwiTFnz4x

>>681

おぉ~怖いねぇ~

 

 

683:名無しの転生者 ID:3BrvRvp04

>>681

出た、負け惜しみ~

 

 

684:名無しの転生者 ID:KF4FkN+sr

>>681

イッチがワンサマに勝てるわけ無いやろいい加減にしろ!

 

 

685:名無しの転生者 ID:OriWtJgeH

>>681

脳破壊されるイッチが今から楽しみや

 

 

686:二人目のイッチ ID:FK7QyQHwJ

義手の最終調整に呼ばれたから落ちるわ

お前らには純愛の素晴らしさを理解(わか)らせてやるからな

 

 

687:名無しの転生者 ID:RlAO2ftZt

>>686

ならばこちらはNTRだ

 

 

688:名無しの転生者 ID:ronXycdts

>>687

最低な夏油止めろ

 

 

▼▼▼

[side:簪]

 寮への道すがらを私と私の隣を歩く(ハジメ)くんと無言で歩いている。

 

すごく気まずい

 

原因は分かっている。私が彼に意識を取り戻した日の夕方に彼に向かって言った言葉だ。

 

『貴方は私のヒーローです!』

 

今思い出しても顔が熱くなる。何故私はあんなことを言えたのだろうか。

(ハジメ)くんの様子を伺おうとすると彼と視線がぶつかる。慌てて反対方向に視線を反らす。顔が熱を帯びている。きっと食べ頃のリンゴのように真っ赤になっていると思う。

 

「…は、(ハジメ)くんッ!」

 

「ひゃっ!ひゃい!」

 

急に話し掛けられたからか彼は変な返事をしてしまっていた。

 

「…あ、あのッ!この前、酷いこと言っちゃってごめんなさい!」

 

彼の顔を伺うと豆鉄砲を食らったハトのような表情をしていた。

 

「え、あ、あぁ。大丈夫だ、問題無い。」

 

「ほ、本当?」

 

「あぁ。仲直りできたからな。」

 

彼は微笑を浮かべてそう返す。

 

「でも…」

 

 

私が食い下がろうとすると彼はいつもより明るい声で遮った。

 

「では、後で一緒にドライブ見るとしよう。それでチャラだ。」

 

「えっ?そんなので良いの?」  

 

「あぁ。簪さんと話してると楽しいからな、それで充分だ。

…欲を言えばドライブのキャラを推して貰えればなぁ~とは思うが

 

 (ハジメ)くんは本当にブレないなぁ。少し気が楽になった。

 

「…フフフッ」

 

「何故笑うんだ」

 

拗ねたようにそう言う(ハジメ)くんと並んで寮に向かって歩く。

 

 さっきまであった気まずさは嘘のように無くなっていた。

 




・イッチ
 PTSDを発症してヘタレ化進行中。
 恐怖心から若干メンタルが不安定。
 無人機に腕を貫かれた上でお腹にもブレードが刺さった。
 義手がメカメカしいデザインでウキウキ。
 かんちゃんと和解もできてウキウキ。
・かんちゃん
 イッチに対する感情はまだloveではなく憧れよりのlike。
 姉とはまだ和解できてない。
・カイチョー
 縋り付くイッチを見てSに目覚めた。
 生徒会にイッチを引き込めてウキウキ。
・スレ民
 純愛派とNTR派の比率は3:7


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インフィニット・ストラトスについて語るスレpart1

1巻分の内容が終わったので閑話です。
イッチありのISが出力された世界線での掲示板です。


1:風吹けば名無し ID:+3yRHAJii

このスレは新作ライトノベル『インフィニット・ストラトス』について語るスレです。

 

 

193:風吹けば名無し ID:nZikITrmk

男性キャラまとめ

・織斑一夏

 イケメン

 朴念仁

 女誑し

 熱血系

 1人目の男性IS適合者

 姉は世界最強

 専用機は倉持技研作製の近接特化型IS『白式』

・一ノ瀬(ハジメ)

 フツメン

 クール系?

 たまに奇行に走る

 2人目の男性IS適合者

 千冬姉に恩がある?

 専用機は黒子重工作製の中・遠距離特化型IS『重装型・打鉄』

 カツ丼が好き

・清掃員のおっちゃん

 一ノ瀬が深々とお辞儀しながら挨拶してた

 

 

194:風吹けば名無し ID:PksCVUuV4

>>193

まとめたすかる

 

 

195:風吹けば名無し ID:CYQ7Dw0Xy

>>193

こう見ると一ノ瀬は二号ライダーポジなのか?

 

 

196:風吹けば名無し ID:9eqM4KArv

>>195

やだなぁ

マトモそうな一ノ瀬が中盤めんどくさいキャラになるの

 

 

197:風吹けば名無し ID:xWjnex6Gj

>>196

現時点で奇行に走るヤベー奴扱いだからヘーキヘーキ

 

 

198:風吹けば名無し ID:QEKTRwf25

>>197

一ノ瀬の奇行ってなんかあったっけ?

 

 

199:風吹けば名無し ID:ELd38M9h3

>>198

・セシリアにパンツを見せて貰えるか頼む

・一夏を女子生徒の輪の中に連れていこうとする

・鈴ちゃんをJS扱い

・遠距離戦用の専用機にチェーンソーを積む

 

 

200:風吹けば名無し ID:uFEYhobZa

>>199

こうしてみると既にヤベー奴だったわ

 

 

201:風吹けば名無し ID:l5IL1fHJK

>>199

どうして遠距離戦仕様の機体にチェーンソー積むんですか?

 

 

202:風吹けば名無し ID:IS3uj6k+z

>>201

一ノ瀬「俺の趣味だ。いいだろう?」

 

 

203:風吹けば名無し ID:wsKRM41oq

>>202

本当に言ってるから始末に負えない

 

 

204:風吹けば名無し ID:cojb2rkyQ

>>202

趣味のためにかなりの拡張領域使ってるのがエピローグで分かってから笑いが止まらんwww

 

 

205:風吹けば名無し ID:4QiPFEKNu

そんな野郎のことより可愛い女の子の話をしようぜ!!

ワイはセシリアちゃん推しや!!

 

 

206:風吹けば名無し ID:vxJip3b9X

ワイは箒ちゃん!

 

 

207:風吹けば名無し ID:a40RVNpac

俺は一ノ瀬の部屋に居た水色の髪の美人さん!

 

 

208:風吹けば名無し ID:HJ8uM/ujP

>>207

結局、あの人誰だったんだろうな?

 

 

209:風吹けば名無し ID:U0GYqasQv

>>208

一ノ瀬の彼女とか?

 

 

210:風吹けば名無し ID:6rGW1fJ+e

>>209

いや、一ノ瀬は彼女はいないって言ってたから違うやろ

 

 

211:風吹けば名無し ID:Ae9NRZ9nP

>>210

その内ちゃんと登場するだろうから待機しとくべ

 

 

212:風吹けば名無し ID:TkKIjEcFg

>>211

んだんだ

 

 

213:風吹けば名無し ID:4QiPFEKNu

そう言えば2人とも複数ヒロインなのかね?

一夏ヒロイン

・箒ちゃん

・鈴ちゃん

・セシリアちゃん

 

一ノ瀬ヒロイン

・師匠(?)

・水色の髪の美人(?)

・のほほんさん(?)

 

 

214:風吹けば名無し ID:1z34LkI4J

>>213

んな訳ないやろ

友人枠でまで面倒な人間関係作るとは思えんし

 

 

215:風吹けば名無し ID:4qZRKYvB8

>>213

最終的に一夏が総取り√やろ

 

 

216:風吹けば名無し ID:XPsXZhxoe

>>215

完全に否定できないのが困る

 

 

217:風吹けば名無し ID:DuDBUjGDu

>>216

一夏は1巻の時点で3人堕としてるからな

多分見えないところで堕としてるまである

 

 

218:風吹けば名無し ID:JEEVpI0Ak

>>213

なんでのほほんさんは一ノ瀬ヒロインなんや?

 

 

219:風吹けば名無し ID:ucg95Osuq

>>218

クラス対抗戦で一ノ瀬がのほほんさんを無人機から助けるシーンがあったからやで

後一ノ瀬がのほほんさんをよく餌付けしてたから

 

 

220:風吹けば名無し ID:JEEVpI0Ak

>>219

ほーん

 

 

221:風吹けば名無し ID:bWVQxoiZa

そういやぁ観客席に出た無人機ってアリーナのやつとは別物ってあったけど違いってどこなん?

 

 

222:風吹けば名無し ID:3LAO0k90Y

>>221

しょうがないにゃあ…

アリーナの無人機

・武装は内蔵型ビーム砲のみ

・会話中は待ってくれる

・一夏と鈴ちゃんで撃破

観客席の無人機

・武装は内蔵型ビーム砲とブレード(光る描写あり)

・会話中を狙って攻撃を仕掛けてくる

・一ノ瀬の右腕落として撤退

 

 

223:風吹けば名無し ID:HdSss1rjP

>>222

こうしてみると観客席に出た無人機の殺意が高過ぎるな

 

 

224:風吹けば名無し ID:k15bpVXxG

>>222

光るブレードってもしかして『白式』が使ってた零落白夜?

 

 

225:風吹けば名無し ID:432xhbT5q

>>224

光ってるときだけ『重装型・打鉄』の装甲を切れてたから可能性が高い

 

 

226:風吹けば名無し ID:+R6ZATHba

>>225

ってことは襲撃の犯人は倉持技研か?

 

 

227:風吹けば名無し ID:wGZfWy56/

>>226

動機が分からないし、速攻で足がつく零落白夜を使う利点が無いやろ

 

 

228:風吹けば名無し ID:A1X5qHZXs

>>227

でもあんなブレード用意できるのは倉持ぐらいだろ

 

 

229:風吹けば名無し ID:GHeoCa8+8

>>228

今は情報が少ないから決めつけはアカンやろ

千冬姉が何か知ってるみたいやし

2巻の発売を待とうや

 

 

230:風吹けば名無し ID:EZaimXkE8

>>229

それもそうやな

 

 

231:風吹けば名無し ID:6zn1iYlO2

>>229

じゃあこの作品の正ヒロインは誰か決めようぜ

ワイは箒ちゃんだと思う

 

 

232:風吹けば名無し ID:+/Dvgorks

>>231

セシリアちゃんに決まってるダルォ!

 

 

233:風吹けば名無し ID:6zn1iYlO2

>>232

よろしいならば戦争(クリーク)

 

 

234:風吹けば名無し ID:qjw/NMw3H

鈴ちゃんを忘れるなよ!

 

 

235:風吹けば名無し ID:w4QZefV4j

あーもうめちゃくちゃだよ

 

 

236:風吹けば名無し ID:tm6gdVbgh

ヒロインは誰も可愛いし人気もでてきそうやな

個別スレ建ててくるわ

 

 

237:風吹けば名無し ID:dGKw4ZhHf

>>236

たすかる

 

 

238:風吹けば名無し ID:QqvkJ9Bhj

>>236

これは有能

 

 

239:風吹けば名無し ID:NLmDLDjuv

今から2巻が楽しみやな

 

 

 




・イッチ
 制服はスーツ型に改造済み。
 1巻終了時は意識不明の状態。
 二号枠か友人枠かで議論されている。
・ワンサマー
 皆の主人公。
 ここのスレ民は彼視点で見ている。
 貴腐人の間でいち×ハジかハジ×いちかで議論されている。


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1章:3人目と黒ウサギとツーマンセルトーナメント
【ラウラしか】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart4-1【勝たん】


誤字報告、感想、いつもありがとうございます。
私には束さんを漂白することが出来なかったよ…


1:名無しの転生者 ID:VRLg/lD8l

このスレはSEKIRO!なイッチが安価しならがらIS世界を生きるスレになっております。

 

現在未達成の安価

・イッチのヒロイン

 →未定

・シャルとのファーストコンタクト

 →性癖を聞く

・ラウラとのファーストコンタクト

 →昼飯を奢る

・学年別トーナメントのパートナー

 →未定

 

 

2:名無しの転生者 ID:i0fXzwvjd

>>1

 

 

3:名無しの転生者 ID:f+8SAp6lz

>>1

建て乙

 

 

4:名無しの転生者 ID:tw13Pmpzw

>>1

乙やで

 

 

5:名無しの転生者 ID:RENrtRn4r

>>1

安価と聞いて来ました

 

 

6:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>1

 

 

7:名無しの転生者 ID:3IDgv3ldd

>>1

NTRと聞いて来ました

 

 

8:名無しの転生者 ID:vKMxiGMjl

>>6

イッチやん

 

 

9:名無しの転生者 ID:AsVm3wUtD

>>6

どうしたん?

話聞こうか?

 

 

10:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

シャルとラウラの安価達成したから来たで

 

 

11:名無しの転生者 ID:hcKW543bo

>>10

待ってました

 

 

12:名無しの転生者 ID:7Vrt3EN44

>>10

wktk

 

 

13:名無しの転生者 ID:3HVpUTbDM

>>10

早くシャルの性癖を教えてくれ

 

 

14:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

まずシャルからや

今は男装してるからシャルルやな

クラスメイト以外にはバレバレやけど

同室になったから、荷解き手伝ってるタイミングで聞いたで

タッパと筋肉のある奴が好みだとよ

良い癖してたから“親友”になってきたで

 

 

15:名無しの転生者 ID:f9XPZfdrY

>>14

良い性癖だ

 

 

16:名無しの転生者 ID:ekaSN8YjB

>>14

どうやら私達は“親友”のようだ

 

 

17:名無しの転生者 ID:58zN0wYtr

>>14

腹筋崩壊太郎のワイ、大勝利

ディケイド呼んでくる。

 

 

18:名無しの転生者 ID:IfWC+dwpH

>>17

シャルちゃんほどの聖女でもヒューマギアは受け付けないだろ。

 

 

19:名無しの転生者 ID:58zN0wYtr

>>18

ピエン

 

フッキンパワーッ!

 

 

20:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>19

うるせえ!

 

次はラウラや

初対面でワンサマーと間違えられて腰の入った右フック貰ったわ

その後の昼休みにゴリ押しでカツ丼食わせてきた

良い食いっぷりだったからまた奢る予定

 

 

21:名無しの転生者 ID:yvuicbhir

>>20

出会い頭に殴られた奴への対応か?これが?

 

 

22:名無しの転生者 ID:VTOPs/bvH

>>20

もはや揚げ物食えなくなったジジババの感想なんよ

 

 

23:名無しの転生者 ID:fe7nr5mqh

>>20

イッチが楽しかったのならまぁ、良いじゃないか。

 

 

24:名無しの転生者 ID:dIcjk3Fvo

>>23

シャンクス、ありがとうございました。

 

 

25:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

さて、報告も済ましたし、久々の安価行くか

 

学年別トーナメントのパートナー

>>35

 

 

26:名無しの転生者 ID:jI5WlRAbI

やったぜ

 

 

27:名無しの転生者 ID:3BSHxukgi

唐突な安価はイッチの特権

 

 

28:名無しの転生者 ID:BSXesh7Vp

久々の安価は良いものだ

 

 

29:名無しの転生者 ID:xIXmQeYKQ

箒ちゃん

 

 

30:名無しの転生者 ID:Afu0k3nIv

のほほんさん

 

 

31:名無しの転生者 ID:9Wl78Tn4u

セシリア

 

 

32:名無しの転生者 ID:/URjho/OF

ワンサマー

 

 

33:名無しの転生者 ID:/kEp9og1O

鈴ちゃん

 

 

34:名無しの転生者 ID:t+8lrOgnz

簪ちゃん

 

 

35:名無しの転生者 ID:VLb1eza51

ラウラ

 

 

36:名無しの転生者 ID:BbSQekoWc

シャル

 

 

37:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>35

おk

締め切りまでに昼飯奢りまくって好感度上げとくわ

 

 

 

38:名無しの転生者 ID:NLrJ9PS99

無難なとこじゃないか

 

 

39:名無しの転生者 ID:lpP/9O+6U

>>38

初期ラウラはかなり危うい感じだから言う程無難じゃないで

 

 

40:名無しの転生者 ID:HTV0/Y0QY

>>39

でも現状1年の中では一番強いからな

何事もなければよゆーやろ

 

 

41:名無しの転生者 ID:v1GbbJIO2

>>40

何事があるんだよなぁ(原作2巻を見ながら)

 

 

42:名無しの転生者 ID:MXi2tqWX/

イッチが手綱握っておけば良いってことやな

ヨシ!

 

 

43:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

まぁ何とかなるやろ

師匠との特訓あるから落ちるわ

 

 

44:名無しの転生者 ID:S6IVmfucL

>>43

 

 

45:名無しの転生者 ID:cOL12z1S7

>>43

オツカレー

 

 

46:名無しの転生者 ID:EbekKRtT9

>>43

シャルにISの情報抜かれないようにしとけよ

 

 

47:名無しの転生者 ID:flYhx3rLg

>>43

乙。次の安価も期待してるで

 

 

▼▼▼

 (ハジメ)が通常の授業に完全復帰してしばらく経った月曜日の朝。

SHR(ショートホームルーム)にて織斑先生は開口一番、こう言い放った。

 

「このクラスに2人、転校生が来た。

紹介しよう。…入って良いぞ。」

 

 生徒がざわつくなか、教室の前の扉が開かれ、2人の人物が入ってきた。

 

 1人目は金髪で童顔の()()、一夏と同じデザインの制服に身を包み緊張した面持ちで教卓の側まで歩いてきた。

 

 2人目は銀髪の小柄な女性。眼帯を着け、軍服のようなデザインの制服を着こなし、威風堂々と言った様子だ。

 

織斑先生に促され、2人の自己紹介が始まった。

 

「シャルル・デュノア、男性です。フランスから来ました。日本に来てまだ日が浅いので至らぬこともあると思いますが、よろしくお願いします。」

 

声変わりがまだなのか、男性にしては高めの声で自己紹介を終えた。

とたんに歓声の挙がる教室。

 

「美少年よ!守りたくなる雰囲気の!」

  「3人目キタ━━(゚∀゚)━━!」

 「いち×シャル?シャル×いち?どっち!?」

「美少年たすかる」

    「ちくわ大明神」

  「ちょうど美少年切らしてた」

    「誰だ今の」

   

何とも俗っぽい反応である。

音響兵器とした教室を織斑先生は咳払い一つで完全に鎮圧した。

 

「…ボーデヴィッヒ、挨拶をしろ。」

 

「はい。教官。」

 

「ここでは教官ではなく織斑先生だ。」

 

「はい。きょっ…織斑先生。」

 

銀髪の少女が生徒の方へ向く。

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」

 

彼女、ラウラの口から出たのはいつぞやの1人目を思い出させる簡潔な自己紹介だった。

 

 反応に困るといった沈黙を余所に転校生の2人は割り当てられた席へ向かう。

そこでふと、ラウラが(ハジメ)の席の隣を通りかかったところで立ち止まる。

 

「…おい、立て。」

 

まるで看守が聞き分けのない囚人に言うような言葉に教室が凍り付く。

 

「…はい。」

 

ラウラの有無を言わさぬ雰囲気に気圧された(ハジメ)はラウラと向かい合う形で立ち上がる。

 

 

「貴様が…!」

 

ラウラがそう言うが早いか、足を前後に肩幅程度だけ開き、腰を軽く落とす。左手で彼の胸ぐらを掴み、引き寄せながら右腕を振りかぶる。

 

次の瞬間、(ハジメ)の左頬にラウラの拳が突き刺さっていた。

拳を受けた彼はその勢いのままに後ろの席の鏡・ナギの机に頭から突っ込む。

突然の事態に騒然とする教室を意にも介さず、ラウラは床にうつ伏せに倒れている(ハジメ)に向かって吐き捨てるように言い放つ。

 

「貴様のような軟弱者をッ、私は教官の弟などと認めない!」

 

一転して静まり返る教室。刹那数秒の空気の読み合いの後、勘違いしている怒れるラウラに山田先生は恐る恐る声を掛けた。

 

「…あの、彼は一ノ瀬くんです。織斑くんは…こっちです。」

 

「えっ!?」

 

(((もしかして天然…!?)))

 

まとまりが希薄な一年一組において全員の考えが初めて一致した瞬間であった。

 

▼▼▼

[side:(ハジメ)

 あー!痛いなー!朝一で右フックを食らった左頬が痛いなー!(棒)

どうも一ノ瀬・(ハジメ)です。

 

 現在、昼休みの食堂。4人がけのテーブル席で真向かいにはラウラ、ラウラの隣は本音さん、俺の隣は簪ちゃんでお送りしております。

ラウラのファーストコンタクト安価を達成する会。

 

 さて、一ノ瀬選手、教室で居心地悪そうにしているラウラ選手を食堂に連れてくることには成功しましたが、ラウラ選手は奢ったカツ丼に手を着ける様子はありません。

膠着状態です。

 

「…何のつもりだ。」

 

「日本には先達が新入りに食事を奢る習慣がある。それに倣っているのだよ。」

 

「成程、理解はした。だが納得は出来ん。何が目的だ。」

 

俺とラウラの間に険悪な空気が流れる。ちなみに隣では簪ちゃんと本音さんが仲良くタヌキ蕎麦をすすっている。

 

はぁ^~マジ本1、そしてマジ簪1(カンイチ)これで俺はあと10年戦える。

 

「…ふむ、強いて言うならば、だが。

ドイツが誇る特殊部隊の隊長殿と是非お近づきになりたいと考えた。それだけのことだ。」

 

ちなみにこれは本音である。俺はブラックラビッ党員だ。

 

キャー!ラウラさまー!私もあなたの嫁にしてくださーい!

 

…転生後の整った容姿でもカバーできないほどにキモいからこれは封印しよう。そうしよう。

 

 

ふと視線を戻すとそこにはきょとんとした表情で固まるラウラ。

 

もしかして顔に出てた!?

 

「…んん゛ッ!早く食べないと冷めてしまうぞ。カツ丼は暖かい内に食べるのが一番だ。」

 

「あ、あぁ。」

 

ラウラは俺に促されるままにカツを一切れフォークを使って口に運ぶ。

彼女は一口食べると、一瞬フリーズしたのち、スプーンに持ち替えて勢いよく食べだした。

 

やはりカツ丼、カツ丼は全てを解決する…!

 

 

 

安価達成、ヨシ!!

 

(ハジメ)くんってもしかして餌付けするのが好きなのかな?」

 

「そうかも。イッチくん、私に一杯お菓子くれるし…」

 

ん?2人ともどうしたの?

 

あっ何でもない?そう?

 

▼▼▼

[side:クロエ]

 束様は現在、先日回収した二人目(セカンドマン)、一ノ瀬・(ハジメ)の右前腕部から彼の体組織を解析するために研究室に籠っています。

 

そろそろ束様が研究室に入ってから2時間経ちます。普段の束様ならこのような簡単な解析、紅茶を嗜みながら3分で済ましてしまうところですが、やはり二人目(セカンドマン)。束様も本腰を入れているようですね。

 

 おっと、束様が出てきました。おや、少し…いえ、かなり不機嫌なご様子です。

 

「はぁ~。くーちゃん、ちょっと早いけどお昼ご飯にしようかー。」

 

「はい、束様。既にサンドウィッチをご用意しております。」

 

それをお聞きになりました束様はすっかり普段の様子に戻りました。

 

「おぉ~さっすが、くーちゃん!可愛いだけじゃなくて気が利くなんて!」

 

「ありがとうございます。今回は火を極力使っておりませんので、普段よりも出来は良くなっています。」

 

「も~束さんはそんなこと気にしないのにぃ~」

 

「…流石に毎日炭やゲルをお出しするわけにはいきませんので…」

 

「く~ッ!くーちゃんのそんな所もスキィ!」

 

 

 ──先ほどまでの解析の結果についてはお聞きしないようにしましょう。




・イッチ
 実はブラックラビッ党員
 勉強の成績は中の上程度
 昼飯はかんちゃんと本音さんを誘うようになった。
・シャル
 3人目の男性IS適合者。
 中性的な容姿の美少年。
 高1なのに声変りがまだだし、歩き方が妙に女性っぽい。
 ナンデナンダロウナー(棒)
・ラウラ
 ドイツの特殊部隊『黒ウサギ隊』の隊長。
 リサーチ不足で間違えてイッチを殴った。
 雰囲気が教官に似ていたから殴った。別人だとは思わなかった。等の供述しており…
・束
 日本が世界に誇る天災科学者。
 24歳でウサ耳と不思議の国のアリスのドレスを普段着にしているヤベーイ人物
 イッチのサンプル採取とモルモット√行きを促すために無人機をけしかけた。
 一応イッチがISに適応した理由は分かったがIS学園から摘まみだす方針に変わりはない。
 


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【ラウラしか】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart4-2【勝たん】

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[side:シャル]

 IS学園に三人目の男性IS適合者として潜入に成功した僕は、副担任の山田先生から受け取ったカギを片手に自分に割り当てられた部屋、1051号室を探しながら一年生寮の廊下を歩いている。

同室は二人目の男性IS適合者、一ノ瀬・(ハジメ)だ。

彼は一人目(織斑・一夏)と違い、IS学園において後ろ盾の無い一般家庭の出身と聞いている。

デュノア社としてはこのことからセキュリティが比較的緩いと判断されたのだろう。

 

IS学園で彼の身に何が起こったのかは既に把握済みだ。

追い討ちの形になってしまうが、こちらはデュノア社とそこで働く多くの従業員の命運を背負っている。

今さら退けるわけが無いのだ。彼には運が悪かったと諦めて貰う他無い。

 

 そうこうしていると、目的の部屋1051号室の前に着いた。

 

軽く3回ノックすると中から声が聞こえてきた。

 

「空いてますよ」

 

ドアを開けると学校指定のショートパンツと『大胆不敵』とでかでかとプリントされた白いTシャツと言った出で立ちの(ハジメ)くんが運動靴を履いているところであった。

 

「ん?あぁ、シャルか。お前の荷物が来てたぞ。

大物は…夕食の後で手伝うから助けが必要ならその時に言ってくれ。

俺はこの後用事があるから、何かあったら一夏に言うといい。1025号室が一夏の部屋だ。」

 

そう言って僕の横をすり抜け、さっさと部屋から出ていってしまった。

 

 その後、小物の荷解きを終え、手持ち無沙汰になった僕は(ハジメ)くんの本棚を物色している。

本棚には様々な本が詰められていた。

背表紙を指でなぞりながら本の題名を見る。

 

『クールな男になる7つの方法』…『猿でも分かるシステマ入門』…『初めてのお菓子作りver.2.5』…『仮面ライダー大全 平成編 下』…『小説 仮面ライダードライブ マッハサーガ』…『新微分積分Ⅰ』…『1から学べるISの全て』…『ISプログラム概論Ⅰ』…『餌付けのテクニック』…etc.

 

なんともまとまりの無いラインナップだ。

ただ、傾向として参考書やハウツー本の割合が多い。

ふと目に着いた『仮面ライダー大全 平成編 下』を手にとって開いてみる。

そこには少し乱れた筆跡でキャラクターの特徴が書かれた付箋が幾つも貼られていた。

いかにも男子といった状態の本をそっと元の場所に戻して自分のベッドに制服のままで横になる。

 

 彼の人生を本当に壊せるのか、壊してしまって良いのか、考えても答えは出ない。

 

 

▼▼▼

[side:(ハジメ)

 さて、師匠との特訓も終わり、夕飯を済ました後はお待ちかねのシャルの安価を達成する時間である。

 

 現在時刻は19時35分。俺とシャルは某お値段以上の家具屋の本棚を組み立てている。

 

 組み立てが無事終わり、さて次はどこに手をつけるかと考えていると玄関のドアがノックされた。ドアを開けるとそこには我らがワンサマー。

 

何用かと私が問えば

ワンサマー答えて曰く、せっかくの男が3人居るのだから親睦を深めようと言う。

 

これは安価を達成する絶好のチャンス!

 

さっそく俺はワンサマーを部屋に上げ、人数分のお茶と適当なお茶菓子を出した。

 

 荷解きを手伝いながら始まった男子会(仮)。

口火を切ったのは本棚にIS概論の参考書(通称電話帳)を詰めているワンサマーであった。

 

「急に女子校に放り込まれたことになったけど、2人は大丈夫なのか?俺はどうも慣れなくてさぁ。」

 

「僕はまだ1日目だけどあまり気にならないかなぁ。2人も同じ境遇の人が居るんだし。」

 

「…そうだな…俺もあまり気にならなかったな。同じ境遇の奴が1人居るだけで心持はかなり楽なものだ。」

 

安価達成のために世間話をしながら機を窺おう。

 

 

 

 

 しばらく取り留めのない会話をする事約30分。話題が俗っぽいものになったところで俺は切り出した。

 

「…2人はどんな女がタイプだ?」

 

「えーと…って、えぇっ!?」

 

「どうした(ハジメ)?頭でも打ったか?」

 

おいワンサマーお前、素で傷付く反応止めろ。俺の絹ごしメンタルがたった今崩れたぞ。

それと一々距離が近い、さてはホモだなおめー

 

「…年頃の男が3人居るんだ。少しはこういった話題が出るものだろう?」

 

「…そう…なのかなぁ?違うと思うけど…」

 

苦し紛れの弁明はシャルによって粉☆砕!された。

 

こうなりゃヤケじゃ!押せ押せー!安価は絶対じゃー!

 

「そう言うものだ。言いづらいなら俺から言おう。

…ふむ、やはり胸だな、それと上背。これは外せん。後は太も…「わー!わー!」…なんだシャル。猥談の一つや二つで狼狽えて。」

 

「わ、わいだっ!?」

 

「さすがにそれくらいにしておけよ、(ハジメ)。シャルも困ってるだろう。」

 

「ぬぅ…まあ追々聞くとしよう。」

 

その後は当たり障りのない話をして男子会(仮)はお開きとなった。

 

 一夏が自室に戻った後に聞くと、案外あっさり吐いてくれた。

 

成程、筋肉…盲点であった。礼も含めてちゃんと“親友”になってきた。

シャルは終始困惑していたが。

 

まぁ問題ないな。ヨシ!!

 

▼▼▼

 

224:名無しの転生者 ID:NuxayrjZp

アニメ1期のEDを全部見てみろ!

あれを見てまだシャル以外がメインヒロインであると言えるのか!

 

 

225:名無しの転生者 ID:cNS+c/4Ny

>>224

うるせぇ!

EDがなんだ!

シャルロッ党なんてぶっ潰してやる!

我らファース党こそが正義ィ!

 

 

226:名無しの転生者 ID:Z5GHjY12b

>>224

シャルロッ党万歳!

シャルロッ党万歳!

 

 

227:名無しの転生者 ID:fHMVCZa1v

>>224

オルコッ党に栄光あれぇ!

 

 

228:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

戦争と安価しか出来んのかお前らは

 

 

229:名無しの転生者 ID:9sXn5G/PC

>>228

ムハハ!知らんのか?我々とは本来そういう生き物だ!()

 

 

230:名無しの転生者 ID:7U5yDqiEf

>>228

戦わなければ生き残れない!

 

 

231:名無しの転生者 ID:lmqxAQ3oD

>>230

(尚、戦っても生き残れるとは言ってない)

 

 

232:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>230

ゲームマスターの横暴が罷り通るクソゲーの話は止めろ(止めろ)

 

それはそれとして、更識姉妹の仲を取り持ちたいんやが、良い案はあるか?

 

 

233:名無しの転生者 ID:d21RWtw9o

>>232

どうした急に?

 

 

234:名無しの転生者 ID:8HFSzJN0G

>>232

ワンサマーに任せておけば良いのに

 

 

235:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>233

2人が俺に相手の近況聞いてくるのや。

ワイとしては嬉しいけどワンサマが介入するまでずっとこれはちょっといたたまれないのや。

 

>>234

嫌じゃ!ワンサマに師匠とオタ友を取られとうない!

 

 

 

236:名無しの転生者 ID:hMg83XMl1

>>235

ワガママな奴やなぁ

 

 

237:名無しの転生者 ID:fxkAuqSNn

>>235

最終的に2人ともワンサマーに惚れるんだから大人しく身を引けば良いものを…

 

 

238:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>236

>>237

じゃかぁしい!

 

兎に角、良いアイディアは無いんか?

ちな、2人とも仲直りしたいって言質は取ってあるで。

 

 

239:名無しの転生者 ID:v7GcHMLYD

>>238

こういう時こそ安価やろ。

どう転んでも更識姉妹のイッチに対する好感度が下がる量が変わるだけやし。

 

 

240:名無しの転生者 ID:CpxWv7ZpL

>>239

下がる前提で草

 

 

241:名無しの転生者 ID:rOnUUtBVY

安価?安価って言ったよね!?

 

 

242:名無しの転生者 ID:9pPnXvUey

安価と聞いて

 

 

243:名無しの転生者 ID:TB1DaYpOa

イッチが安価を取る?(地獄耳)

 

 

244:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>239

ま、まぁそれくらいならええか。

 

更識姉妹を仲直りさせる方法

>>255

 

 

245:名無しの転生者 ID:M8e+aXy16

流石イッチ愛してる♡

 

 

246:名無しの転生者 ID:/Cok18EZp

待ってたで♡

素直なイッチ大好きだよ♡

 

 

247:名無しの転生者 ID:fpjkSHjpS

どうやってイッチの好感度を叩き落とすか。

それが問題だ。

 

 

248:名無しの転生者 ID:uDY1DCT63

のほほんさんを間に挟ませる。

 

 

249:名無しの転生者 ID:6XlIxsivS

仲直りするまで出られない部屋に閉じ込める。

 

 

250:名無しの転生者 ID:zPlKDcMmp

一芝居打つ

 

 

251:名無しの転生者 ID:v/fZtoF7Q

楯無をライダー沼に沈める

 

 

252:名無しの転生者 ID:qcizWXrP5

楯無に簪のIS製作を手伝わせる

 

 

253:名無しの転生者 ID:GuuqP01Cm

決闘

 

 

254:名無しの転生者 ID:F5VsJyRGU

金八先生スタイル

 

 

255:名無しの転生者 ID:GOtFEJmi1

イッチを挟んで話し合い

 

 

256:名無しの転生者 ID:HaMX+dpXf

土下座して頼む

 

 

257:名無しの転生者 ID:lbKr5Fy7E

 

 

258:名無しの転生者 ID:TLxuLZzYO

決まったな

 

 

259:名無しの転生者 ID:XBCHiGvRM

無難やな

つまらん

 

 

260:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>255

おk

ガバることも無いやろうし明日やってくるわw

 

 

261:名無しの転生者 ID:qlcf7xf2K

>>260

フラグ乙

 

 

262:名無しの転生者 ID:ire4eiDxP

>>260

どうにもなくなってワンサマーに泣きつくイッチが見える見える

 

 

263:名無しの転生者 ID:Va89lBQmR

>>260

失敗談待ってるで

 

 

264:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>261

>>262

>>263

クソどもが覚えとけよ

 

 

265:名無しの転生者 ID:rcEQ143vb

>>264

おーおー好き勝手いいなさる

 

 

266:名無しの転生者 ID:aZhrqntun

>>264

吐いた唾は飲めんぞ

 

 

267:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

ぼちぼち消灯時間だから落ちるわ

 

絶対更識姉妹を仲直りさせてやるからな

 

 

268:名無しの転生者 ID:3WiAB6NKs

>>267

 

 

269:名無しの転生者 ID:1LlRh1cN1

>>267

悪化させるにしても修復可能なレベルに止めておけよ

 

 

270:名無しの転生者 ID:0u10ztRun

>>267

まぁ頑張れよ

 

 

271:名無しの転生者 ID:Z7ZJHO1kT

さて、イッチも居なくなったことだし

 

 

272:名無しの転生者 ID:7ny9uZRO6

新党のほほんの布教活動の時間だぁ!

 

 

273:名無しの転生者 ID:R0mzLakvd

なんだァ?てめェ…

 

 

 




・イッチ
 右腕は練習中の不幸な事故として表向き処理された。
 安価の為ならキャラ崩壊も厭わない狂人。
 本はAmaz○nでパケ買いするタイプ。
・シャル
 イッチのISの情報を抜くように指示が出た。
 罪悪感で押し潰されそう。
 イッチの性格を掴みあぐねている。
・ワンサマー
 復帰してすぐのイッチから「今まで通り接してくれ」と頼まれたから普段と変わらず接するようにしている。
 イッチの師匠が誰なのか気になっている。
・スレ民
 イッチの居ない間のスレではヒロインの布教活動をしている。
 ちょくちょく戦争が起こるのはご愛敬。


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【ラウラしか】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart4-3【勝たん】

 放課後、IS学園唯一の男性用更衣室。

そこには(ハジメ)が1人、ISスーツ姿で備え付けのベンチに青い顔で座っていた。

 

「うぅ…おぇ…」

 

彼の機械の手には既に中身の入ったエチケット袋が握られている。

 

 彼は右腕を失って以降、突発的な幻肢痛とIS搭乗後の異常な吐き気に悩まされている。

だが、だからといってISに乗らないという選択肢を取るわけにもいかない。

もし、ISに乗らないことがIS学園の外に漏れたならば直ぐ様国際IS委員会の研究所で一生モルモット生活であるからだ。

 

故に退路無し、辛くとも苦しくとも、更識姉妹と良好な関係を築きつつISに乗り続ける他ないのである。

 

 (ハジメ)は深いため息と共に重い腰を上げて、のそのそと制服に着替える。

エチケット袋の口を固く縛り、ゴミ箱に投げ捨てる。

 

安価は絶対

 

胃酸の酸っぱさが染みた舌の上で転がすように呟いた彼はハイライトの無い目で真っ直ぐ前を見据えていた。

 

▼▼▼

[side:簪]

 6限目の授業が終わり、いつも通り『打鉄弐式』を完成させるために第3整備室に向かおうとすると、カバンの中の携帯からメールの着信音が鳴った。

 

From:一ノ瀬・(ハジメ)

To:更識・簪

件名:至急確認サレタシ

本文:簪さんへ

大事な話があります。

本校舎2階東端の空き教室に今日17:00に来てください。

待っています。

 

一ノ瀬・(ハジメ)

 

 突然のメールに驚きながら内容を読む。

教室に備え付けられた時計を確認すると現在時刻は16:05。

 

第3整備室に荷物を置いてからでも十分間に合う事を確認してから私は席を立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今の時刻は16:45。第3整備室に荷物を置き、適当に時間を潰してから指定された空き教室に向かっている。

 

 大事な話とは何だろうかと、ぼんやりと考えながら歩を進める。

 

 

 

 

 

 

 

 結局、答えは分からないまま件の空き教室に到着した。

一呼吸置いてから扉をゆっくり開けるとそこには…

 

「無理!やっぱり今の私には無理よ!!」

 

「何で今さら躊躇するんですか師匠は!簪さんと仲直りしたいのでしょう!?」

 

「でも…でもぉ~!」

 

「でもじゃありません!いい加減腹くくって下さい!」

 

(こちら)に向かってジリジリと進んできている更識・楯無(お姉ちゃん)と何故か荒ぶる鷹のポーズをしながら私の実姉ににじり寄る(ハジメ)くんが居た。

 

▼▼▼

[side:(ハジメ)

 逃げ出そうとする簪さんとパニックに陥った師匠をなだめすかして適当な席に着かせてから、扉の前に陣取る俺が切り出した。

 

「…えっとー…今日は2人に仲直りしてもらいたくて呼び出しました、はい。」

 

2人の反応は芳しくない。

大方、この状態が長引き過ぎためにお互い引くに引けなくなっているのだろう。

このままでは埒があかない。早速隠し玉を使わせてもらおう。

懐から取り出したるは冤罪対策で黒子重工から支給された最新式のボイスレコーダー(黒子重工のロゴ入り)!

再生ボタンをポチっとな。

流れてきたのは簪さんの声。

 

《…やっぱりお姉ちゃんとは仲直りしたいけど…》

 

「ちょっ…!」

 

流れてきた音声を聞いた簪さんが俺の手からボイスレコーダーを奪い取ろうと真っ赤な顔で迫って来る。

その状況で俺が手を頭上に掲げるとあら不思議、目の前には必死に飛び跳ねる簪さんが!

 

あ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~

…ではなく。

 

「かんちゃん…」

 

師匠の様子を伺うと感激しているようだ。

美しきかな姉妹愛。

 

そしてここで更なる燃料を投下!

ボイスレコーダーに入っているもう一つの音声ファイルを再生ッ!

今度は師匠の声だ。

 

《…そりゃあかんちゃんと仲良くしたいわよ!あわよくばhshs(ハスハス)したいし、prpr(ペロペロ)もしたいわよ!!》

 

「ちょっと!?何でそれも録音してあるのよ!」

 

 顔を真っ赤にした師匠もボイスレコーダー争奪戦に参戦してきたが女子と男子の体格差は非常に非情である。

身長160㎝ほどの2人では170㎝弱の俺が逃げ回りながら頭上に掲げるボイスレコーダーを奪い取ることは難しい。

 

 これぞ圧倒的優越感ッ!

 

 眼前で揺れる師匠のメロンが非常に眼福である。

 あぁ、師匠の弟子で良かった…

 

 俺が至上の喜びを噛み締めていると不意に浮遊感がやってきて、次の瞬間俺は床に転がされていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はいどうも、生徒会室で捕まり縄で縛られて転がされている一ノ瀬・(ハジメ)です。(泣)

調子乗っていたら平然と師匠に捕縛されました。

ちくしょう。

俺をここまで引き摺ってきた更識姉妹はたまたま生徒会室に居た生徒会役員の虚先輩が淹れた紅茶をしばいています。

 

「あの~…2人とも仲直りしたいってことなんで仲直りしちゃえばいいと思うんですよ。はい。」

 

「…簡単に言わないでよ…

…完璧なお姉ちゃんと私じゃ釣り合わないよ…

 

簪さんからの闇の深そうな言葉を頂きました。

 

あのワンサマーがこんなにも拗れた姉妹関係を修復したってマジ!?

夏休みの間にスパダリ属性でも拾ってきたのかよ。

 

…いやあいつ元からスパダリ属性あったわ。くそが。

 

「…それならボイスレコーダーの3番の音声ファイル再生してみるといい。面白いのが聞けるぞ。」

 

「…?」

 

簪さんは釈然としないと言ったような表情で手元のボイスレコーダーを操作して目当ての音声ファイルを再生する。

師匠の声が流れ出す。

 

《…専用機を作ったときにあった失敗?

そうねぇ…スラスター制御に出来合いのプログラムを導入したのだけれど、その時に間違えて型落ちのものを使っちゃって、虚ちゃんにものすごく怒られちゃったのよ。

その時に、『そのようなプログラムでスラスター制御するおつもりなら、一度ISのスラスターを全て手動で制御してみてはいかがですか?』って言われたのよ。

実際、訓練機の『ラファール』に詰め込まれかけたし…

あの時の虚ちゃんは本当に怖かったわ。

後は…》

 

「止めてぇ!かんちゃんの私に対するイメージが崩れちゃう!」

 

騒ぎ立てる師匠を余所に簪さんは何やら思うことがあるようだ、顎に手を添えて考え込んでいる。

 

「まぁ、その、なんだ。

そこの完璧な姉は言う程完璧では無いってことだ。

簪さんが無理に気負う必要も無い。

それに、俺の見た限りISプログラムについては簪さんの方が断然上だ。

自分を卑下する必要も無いさ。」

 

俺の言葉を聞いて簪さんは何やら決心がついたようだ。

ここから先は俺がいる必要も無いだろう。

一ノ瀬・(ハジメ)はクールに去るぜ。

 

 

「あのー虚先輩ーこの縄ほどいてもらっていいですかね?」

 

「……今の発言でお嬢様方の雰囲気は台無しですよ。」

 

だって全然縄抜けできないんだもん仕方ないじゃん!

 

虚先輩からの冷ややかな視線がとても痛かったです。

 

▼▼▼

351:名無しの転生者 ID:o8Lqxf3vn

今ごろイッチは更識姉妹に挟まれてんのか…

 

許せねぇよなぁ!!

 

 

352:名無しの転生者 ID:4VjdKwoM/

>>351

姉妹百合に挟まるイッチ!?

 

 

353:名無しの転生者 ID:7uzbVghiP

>>352

うーん。ギルティ

 

 

354:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>352

冤罪止めろ

 

 

355:名無しの転生者 ID:NLzxO8J7E

>>354

何か出た

 

 

356:名無しの転生者 ID:gYgP3MrX4

>>354

イッチじゃんオッスオッス

 

 

357:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

この前の安価を達成したから報告に来たぞ

 

 

358:名無しの転生者 ID:eB0uEwZAV

>>357

ちゃんとワンサマーがどうにかできる範囲に収めたか?

 

 

359:名無しの転生者 ID:rWNm27TgW

>>357

イッチが更識姉妹から嫌われたと聞いて

 

 

360:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>358

>>359

残念だったな!

 

無事和解させることができたぞ

 

【画像】

 

 

361:名無しの転生者 ID:1ik4ob8kb

>>360

アッカワイイ

 

 

362:名無しの転生者 ID:NGnnPt/xC

>>360

仲の良い更識姉妹からしか摂取できない栄養素がある。

 

 

363:名無しの転生者 ID:87g7zx6pM

>>360

初めてイッチが有能に見えたわ

 

 

364:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>363

そうだろう!そうだろう!

 

ってな訳でテメェら何つったか覚えてるよなぁ?

 

 

365:名無しの転生者 ID:pUShA3X4C

>>364

ヤバいイッチがキレた!

 

 

366:名無しの転生者 ID:VGa4jFFE7

>>364

待てイッチ!当人達は既にIDが変わって特定できん!

復讐はできんぞ!落ち着け!

 

 

367:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>366

関係あるかぁ!! 

 

これから2週間安価禁止じゃあ!!

 

 

368:名無しの転生者 ID:sC5jQexB9

>>367

グワァァァ!!

 

 

369:名無しの転生者 ID:rlx97vZvC

>>367

アンカ…キンシ…ダト…

 

 

370:名無しの転生者 ID:zxuxhFuiJ

>>367

(我々が)死ぬ…!死んでしまうぞ!イッチ!

安価しろ!安価すると言え!

 

 

371:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>368

>>369

>>370

フハハハ!!

最高の気分だ!

また2週間後に会おう!

フハハハ!!

 

 

372:名無しの転生者 ID:0oCyVGndf

>>371

おのれ…イッチ…許さんぞ…!

 

 

373:名無しの転生者 ID:ZZslUptsK

>>371

後で絶対に理解(わか)らせてやる…!

 

 

374:名無しの転生者 ID:6L/5AC7rI

>>373

オスガキわからせと聞いて

 

 

375:名無しの転生者 ID:hSrGpEjQR

>>374

また業の深い奴が来たな…

 

 

 




・イッチ
 PTSDを覚悟ガンギマリ状態で克服しようとしている馬鹿。
 このことは誰にもバレてないと思っている。
 安価はまともなアドバイスが出るまでは続ける予定。
 更識姉妹が和解できて嬉しい。
 性欲は人並みにある。
 ISの待機状態は銀の十字架の飾りが付いているカーキ色のチョーカー。
・簪さん
 実姉と和解できて嬉しい。
 イッチの不調は薄々気付いているがどうすれば良いのか分からないでいる。
 最近は仮面ライダードライブの2週目を見ている。
 姉に比べて胸は小さいが同年代と比べてある方。(重要)
・師匠
 かんちゃんと和解できて嬉しい。
 イッチの不調には気付いているがイッチの精神状態が不安定なため切り出せずにいる。
 イッチに呼び出された時に告白だと思っていた。
 箒さんレベルで胸がデカイ。(とても重要)
・虚先輩
 IS学園生徒会の最後の良心。
 本音さんの実姉。
 更識姉妹とは幼なじみ。
 更識姉妹が仲直りできて嬉しい。
 妹同様巨乳。(超重要)
・スレ民
 ふざけていたらイッチに制裁されたカス共。
 異世界生活ほっぽって掲示板に張り付く異常者。


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【ラウラしか】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart4-4【勝たん】

感想、誤字報告、いつもありがとうございます。


[side:シャル]

 今日は災難だった。

 

 寮の部屋に着くなり、僕は制服のままベッドに寝転がり、さっきまでの騒動に思いを馳せる。

 

 一夏との模擬戦の最中にドイツの代表候補生、ラウラ・ボーデヴィッヒが乱入してきた。

 

ただの乱入ならさほど面倒にはならなかったのだが、ボーデヴィッヒさんが一夏に対してレールガンを至近距離で発砲したことにより、煩雑な手間が増えた。

 

アリーナの監視をしていた教師への事情説明や生徒会への報告をすることになったのだ。

 

急に会社勤めの社会人になった気分だ。

 

ベッドから起き上がり、慣れないことをした疲れをチョコバーで誤魔化す。

チョコレート特有の口に残る甘さを麦茶で流し込みながら、当初の目的、一ノ瀬・(ハジメ)のISから稼働データを抜き取ることに頭を切り替える。

 

 IS学園に潜入してから約1週間経つが、(ハジメ)くんのISの情報を盗み出すことが出来ていない。

理由は単純、彼がISに一定の意識を割き続けているからだ。

 平常時は待機状態のISを肌身離さず持ち歩き、シャワーの時はシャワールームにまで持ち込み、就寝時は机の鍵付きの引き出しに仕舞い、その鍵を枕の下に敷いて寝る。

 

諜報活動の訓練をほとんど受けていない僕にとって、この状況で彼に気付かれずにISを持ち出し、稼働データを抜き取り、元の場所に戻すといった一連の流れをこなすことは非常に難しい。

 

ただ、ここ数日彼は心ここにあらずといった様子で出し抜ける隙が出てきた。

この絶好のチャンスを逃す手は無い。

 

今週の内に仕掛ける。

チャンスは消灯時間の後、彼が完全に眠りについた時。

 

方法はどうしようか…

 

ない頭で考えるが妙案はそう簡単には降りてこない。

 

「…ちょっと早いけど、良いよね。」

 

 僕は一度、考えすぎて熱くなった頭を冷ますために着替えを片手にシャワールームに向かった。

 

 

▼▼▼

[side:(ハジメ)

 どうも、ラウラが第1アリーナでレールガンぶっぱしたせいで生徒会の仕事が増えて土曜日の午後が丸ごと潰れた一ノ瀬・(ハジメ)です。

 

アリーナの地面にドデカイ穴が空いてましたこんちくしょう。

修繕の依頼やら何やらを師匠に押し付けられてしまったのだ…

 

…許せる!

 

 まぁそれはそれとして。

 

ここ数日はISを見るたびに起きる幻肢痛が酷くなってる気がするし、ほぼ毎晩悪夢を見て寝不足だし、ずっと誰かから監視されてるような視線を感じて気が休まらないし、師匠の特訓は射撃関連に入ったからキツイし、私イジケちゃうし.exe…

 

 兎にも角にも体調が優れず、特訓にも身が入らない。

見かねた師匠が今日の特訓を休みにしてくれたので今日はさっさと帰ってさっさと寝よう。

 

 覚束ない足取りで自室にたどり着き、制服のネクタイを緩めながら奥の部屋に入る。

 

 

するとそこには、

 

「は、(ハジメ)くん…お、お帰り…」

 

シャルをベッドに押し倒す一夏がいた。

 

原作にあったなーこんなイベント…(遠い目)

ここで間違いが起こってしまってはいけない。ガツンと言ってやろう。

 

「ゴムは付けろよ。」

 

「なっ!?ちがっ…!?」

 

「待て待て(ハジメ)!お前が想像しているようなことはしていない!」

 

「…………食堂に行ってくる。1時間はこっちに来ないようにしよう。」

 

「「だから誤解だ(よ)!!」」

 

慌てる2人を尻目に俺は踵を返して玄関を目指して急ぎ足で進む。

 

 

こんな部屋に居られるか!俺は先に食堂に行かせてもらう!

 

 

 何事もなかったかのようにネクタイを締め直し、ローファーを履いていると、奥の部屋から慌てて飛び出してきた一夏に肩を掴まれ止められた。

 

「…(ハジメ)、お前にしか頼めないことがあるんだ。だから話を聞いてくれ…」

 

「………はぁ、聞くだけ聞こう。その頼み事を受けるかどうかはそれからだ。」

 

緊急事態で近くの誰かを頼りたくなる気持ちは分かるがもっと適任がいるだろう。

例えば千冬姉とか山ちゃん先生とか、大人を頼ろうぜワンサマー。

 

いやまぁ、俺も精神年齢的には十二分に大人だが…

 

 

何はともあれ、俺は一夏に促されるまま部屋の奥に戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………なるほど、おおよその状況は理解できた。」

 

「驚かないんだね。」

 

「シャルが何かしら隠していたのは気づいていたからな。

それで、俺も巻き込んでどうにかしようという話だろう?一夏。」

 

「あ、あぁ。(ハジメ)さえよければ。」

 

「ふむ、そうだな…こちらが出来る限りは協力しよう。

ルームメイトが自身の不干渉で危険な目に合うとなると、寝覚めが悪いからな。」

 

 蓋を開けてみるとびっくり。

まさかシャルが俺(のIS)一点狙いで来ていたとは…

まったく、(カモ的な意味で)モテる男はツラいぜ!(現実逃避)

 

2人の様子を伺うと、味方が増えたことに安堵しているようだ。

 

言うほど頼れる存在でもないだろうに。

 

しかし、デュノア社からシャルを守る方法ねぇ…

 

IS学園の特記事項第21項のお陰で()()()干渉できないようなっているが、それだけでは少し心許ない。

シャル同様の手段で刺客を送り込んでくる可能性があるからな。

 

何か大きな弱みを握ることができればまた違うのだが…

 

ん?

 

あるやん!デカい弱みが!目の前に!

 

となると、必要なのは業界シェア3位(デュノア社)を交渉のテーブルに引っ張り出せるような後ろ盾と…

他所からの干渉を受けないような交渉の場かな?

 

……両方に心当たりがあるなー不思議だなー

 

会心の作戦を思いついた俺はIS学園特記事項第21項を思い出し、光明を見出した2人に向かって話しかけた。

 

「…より確実に安全を確保できる策がある。乗るか?」

 

2人は疑い8割、期待2割といった表情で俺を見る。

 

プレゼンなんて前世以来だなぁ。

 

滲み出る手汗を拭い、俺は口を開いた。

 

 

▼▼▼

 

437:名無しの転生者 ID:imr2nOs3J

そう言えば、他の安価スレってどうなったっけ?

殴り込みかけようとしたんだが、見つからんのや

 

 

438:名無しの転生者 ID:/pxn9TlwL

>>437

大抵安価未達成で失踪してるで

 

 

439:名無しの転生者 ID:zmWhi99dv

安価でアーマードライダー生活、好きだったなぁ

 

 

440:名無しの転生者 ID:3OMEtK79q

>>439

このスレ最後どうなったんだっけ。

 

 

441:名無しの転生者 ID:UQKlUMT7+

>>440

上級インベスになったスレ主をブラーボが泣きながら調理して連載終了。

 

 

442:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>441

ヒェッ…

 

 

443:名無しの転生者 ID:x5F+fbgXw

>>441

うわぁ…

 

 

444:名無しの転生者 ID:S+edwXznI

>>441

悲しいね、ブラーボ…

 

 

445:名無しの転生者 ID:B95bf8oG6

>>442

イッチじゃねーか!

 

 

446:名無しの転生者 ID:X9ZOdTQ3N

>>442

早く安価しろ。

 

 

447:名無しの転生者 ID:f+q0mjkGR

>>442

安価ーしろー

 

 

448:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

安価はするさ。

10日後にだがなぁ!

 

今日はシャルについての報告や

 

 

449:名無しの転生者 ID:pzDzD0qPa

>>448

そこは空気読んで安価するとこやろ

 

 

450:名無しの転生者 ID:elUzmD80+

>>448

わざわざ顔だしておいて安価しないとか掲示板舐めてるの?(全ギレ

 

 

451:名無しの転生者 ID:1WqqFHKtn

>>448

今のお前の選択肢は安価or安価や

 

 

452:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>449

>>450

>>451

うるせーなー

 

風呂上がりのシャルやるから落ち着けって

 

【画像】

 

 

453:名無しの転生者 ID:EnX2R1q6j

>>452

ヌッ!!!

 

 

454:名無しの転生者 ID:1BFBp6+hI

>>452

エッッッ!!!

 

 

455:名無しの転生者 ID:mjWEIl8p0

>>452

あーそれダメダメッ!!エッチ過ぎです!!

 

 

456:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

ほな報告。

 

シャルのシャワーにワンサマー突撃

男装バレ&その理由を暴露

ワイ参上

ワンサマー「特記事項で何とかなるんじゃね?」

ワイ「それでもまだ不安だからいっそのことシャルのパッパ脅そうぜ」←イマココ

 

 

457:名無しの転生者 ID:Vs0YsxQ9K

>>456

特記事項だけで何とかなるんだよなぁ(原作既読勢並感)

 

 

458:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>457

ほら、備えあれば憂いなしって言うだろ?

それだよそれ。

 

 

459:名無しの転生者 ID:ISVfSmp58

>>458

“備えあれば憂いなし”

私の好きな言葉です。

 

 

460:名無しの転生者 ID:aBJF0cJ78

>>459

メフィラスで草。

 

 

461:名無しの転生者 ID:I1RNsEW/x

>>459

“他人の金で焼肉パーティー”

私の好きな行為です。

 

 

462:二人目のイッチ ID:t5jK0lkgv

>>461

最低なメフィラス星人止めろ。

 

じゃあ、報告も済んだし諸々の根回しがあるから落ちるわ。

暫く浮上せんから諸君らは精々指を咥えて見ているのだなぁ

 

463:名無しの転生者 ID:CCpoJunZW

>>462

kiss☆summer…!

 

 

464:名無しの転生者 ID:AqnAKXlQ3

>>462

安価持ってくるまで来るんじゃねーぞ

バーカ

 

 

465:名無しの転生者 ID:Yy3szQTfk

>>462

理解(わか)らせてやる…!

絶対にぃ…!

 

 

466:名無しの転生者 ID:ndXhV5APS

>>465

顔面グズグズにしながら敗北宣言するイッチ想像したら興奮してきた

 

 

467:名無しの転生者 ID:ENZI52u3A

>>466

お前、“素質”あるよ…(ドン引き)

 

 

 

 

 




・イッチ
 安価で恐怖心を紛らわしていた。
 精神にガタが来つつある。
 そのせいでテンションがおかしい。
 シャルのことは前世で視聴したアニメで事情を知っているため許している。
・シャル
 男装バレしたあざとい系ヒロイン。
 イッチのことは信頼できる、かも?ぐらいの印象。
 ほぼ初対面で性癖を聞いたことが現在の印象に響いている。
・ワンサマー
 ラッキースケベによく遭遇する天然ジゴロのイケメン。
 イッチが自分より実力がある(part3-1参照)同性の友人であることからそれなりに信頼している。
 危ない橋を渡ることになるイッチの計画にはあまり乗り気では無い。
・デュノア社
 フランスのIS企業。
 第二世代量産型IS『ラファール・リヴァリヴ』を開発した企業。
 第三世代機のノウハウが不足しており、開発が他の企業と比べて遅れていることから経営難に陥った。
 イッチのISを狙った理由は黒子重工の開発した多機能型非固定浮遊部位(アンブロックユニット)システム『阿修羅』(part3-1参照)の稼働データを得るため。
・安価スレ
 手っ取り早くアドバイスを受ける事が出来るため他スレと比べて立てられる事が多いが、スレ民の無茶振りのせいでスレ主がリタイアする場合がほとんどである。


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【イッチを】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart5-1【わからせ】

[side:ラウラ]

 

 毎日毎日、飽きもせず私に昼食を奢る奴に

「何故私にそこまで気にかけるのか。」

と聞いたことがある。

私の問いかけに奴はいつもの仏頂面を崩して曖昧な笑みを浮かべながら、

「今の貴女はどこか俺に似ているからだな。」

とだけ答えた。

 

何故、貴様は私の中に貴様自身を見出だしたのか?

私と腑抜けの貴様の何処が似ているのか?

 

不満と一抹の怒りからそう問い質すのをぐっと堪え、その場を堪え忍んだことを鮮明に覚えている。

 

 

 

 

 

 

 さっきから言っている奴というのは一ノ瀬・(ハジメ)のことだ。

一般家庭出身の男性適合者。生徒会所属。日本のIS企業、黒子重工のテストパイロット。

先月ISの自主練習中に右前腕部を失う事故を起こした。

 

転校初日の失敗の後、その日の内に調べた内容だ。

追記事項が有るとするならば、教官に似た雰囲気を纏っている癖に実力は至って平々凡々であることと、人に何かを食べさせることを好んでいることだろう。

 

 

 

 いや、そんな奴のことは今はどうでもいい。問題は教官の実弟、織斑・一夏である。

教官の血縁であることからか、ISの操縦や普段の身のこなしから才覚の片鱗を窺えるが、それだけである。

 

それに、少し観察してみれば分かることだが、織斑・一夏は危機感と自覚が欠けている。

自身の存在がこの世界に与えた影響と有用性をイマイチ理解していないのだ。

 

それならまだ、常日頃から危機感を持って行動している一ノ瀬の方がまだマシである。

 

とにもかくにも、教官の輝かしい経歴に泥を塗った織斑・一夏を許すわけにはいかない。

 

一昨日は直接潰しに行って失敗したが、今日は奴の親しい人物を狙い、奴を誘き出すことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 今日の授業が全て終わり、他のクラスメイトが部活や自主練習に歓談しながら向かう中、私はアリーナがある実習棟に1人で向かい、そこのAR掲示板に表示されている使用状況を確認する。

 

第4アリーナの欄にセシリア・オルコット、凰・鈴音の名前を見つけた。

すぐさま第4アリーナに向かい、アリーナ端の方でやいのやいのと騒ぎながら特訓している2人の目の前にレールガンの弾丸を放つ。

 

「イギリスの『ブルー・ティアーズ』と中国の『甲龍(シェンロン)』、か。データで見たときは中々のものだと思ったが、実際はそうでもないようだな。」

 

「…何?喧嘩のお誘い?」

 

「随分と、ご自信があるようですね。」

 

食い付いたな。これは僥倖。

 

さて、織斑・一夏が来るまでの間はもってくれよ。

 

「1人ずつ相手するのも面倒だ。2人纏めてかかってこい。」

 

「上等じゃない!」

 

「その言葉を吐いたこと、後悔させて差し上げますわ!」

 

私は頬を吊り上げながら空いている左手にワイヤーブレードを展開。

 

怒気を隠そうともしない2人の代表候補生にレールガンの銃口を突き付けた。

 

 

 

 

 

 

 先手を譲り、私は攻勢に出ず奴らの動きを観察するが、連携を取らずに各々好き勝手に攻め立ててくる様子だ。

 

四方八方から放たれる光弾をかわし、躊躇無く振り下ろされる青龍刀をいなす。

 

 

これまで受けてきた訓練に比べれるまでもなく緩い攻勢に思わず舌打ちが出る。

 

 

「教官の指導を受けた身でありながらこの程度とは反吐が出る!」

 

「…っ!言ったわね!」

 

性も懲りなく突撃してきた『甲龍(シェンロン)』の腕部装甲にワイヤーブレードを巻き付ける。

 

バランスを崩し、不恰好な体勢で固まったそれをISの出力に任せて振り回す。

 

ワイヤーブレードの巻き付いた装甲は甲高い金属音を奏で、辺りに漂っていたBT兵器の内1つを巻き込みながら明後日の方向に飛んで行く。

 

すっ飛んで行ったISを一瞥した後、少し離れた場所で構えた体勢のまま固まる『ブルー・ティアーズ』にAICを当て硬直させると、両脚にさっきと同様にワイヤーブレードを巻き付け、『甲龍(シェンロン)』を放り投げたのと同じ方向に投げ飛ばす。

 

こんな軟弱者どもが居るために教官はここに縛られているのか?

 

 

私は沸々と沸き上がる怒りで熱くなってきた頭をそのままに右手にもワイヤーブレードを持ち、玉突き事故を起こした青と深紅のIS目掛けて斬りかかった。

 

 

 

▼▼▼

[side:簪]

 月曜日の放課後、第3整備室。

先週から生徒会と整備科を巻き込んで始まった『打鉄弐式』の開発は武装を1つ残して全て完了した。

 

残りの武装…6機8門のミサイル『山嵐』はそれに近しいものを開発した黒子重工の技術者を(ハジメ)くんに紹介してもらい、今月中にIS学園に来てもらう予定を取りつけたので臨海学校には完全に完成する目処が立っている。

 

“誰にも頼らないのは強いことじゃない。”

 

伊達さん。やっとその言葉の意味に気づけたよ…ありがとう…それしか言う言葉が見つからない…

 

私が心の中で仮面ライダーバースの変身者に感謝を捧げていると、自前のPCの片付けを済ませた本音が話し掛けてきた。

 

「かんちゃん、お疲れ様~」

 

「本音もお疲れ。

その…急に巻き込んじゃって、ごめんね。」

 

「良いんだよ~私はかんちゃんの幼馴染みだし~

それと、ごめんじゃなくてありがとうって言ってくれたら、私は嬉しいなぁ~」

 

「うん、ありがとう。本音。」

 

「えへへ~どういたしまして~」

 

ふと、辺りに視線を向けると、お姉ちゃんや(ハジメ)くん、整備科の先輩達が完成した『打鉄弐式』を満足げに眺めながら何やら話している。

 

「ほら、かんちゃんも向こうに行こう?」

 

「え?ちょっと本音!?引っ張らないでよ!」

 

「かんちゃんのヒーローに『打鉄弐式』の感想、聞きに行かなくていいの?」

 

「な、ななな…何でそれを知ってるの!?」

 

「何でだろうねぇ~」

 

「ほ、本音~!!」

 

 この後にあったことは…秘密だ。

 

秘密ったら秘密だ。絶対に秘密だ。

 

 

 

▼▼▼

1:名無しの転生者 ID:XsBaojFlV

このスレはIS世界でイキってるイッチを安価で理解(わか)らせるスレである。

 

 

2:名無しの転生者 ID:sqCFyHXQ5

>>1

 

 

3:名無しの転生者 ID:G12a38DK+

>>1

建て乙

 

 

4:名無しの転生者 ID:I1jpioIrP

>>1

やはり理解(わか)らせか…いつ実行する?私も同行する

 

 

5:名無しの転生者 ID:yMMpgIJkV

>>4

理解院!

 

 

6:名無しの転生者 ID:t73nXEe5V

>>1

理解(わか)らせがないとよぉ…俺はぁ手が震えちまうんだ…

 

 

7:名無しの転生者 ID:6Jc31H8T

お前らノリノリやなぁ

 

 

8:名無しの転生者 ID:QtGqv0pO0

>>7

当たり前だるぉ!

 

 

9:名無しの転生者 ID:cY7Ro6Q4n

>>7

当然だよなぁ!

 

 

10:名無しの転生者 ID:LLPRBr+f9

>>7

これも乾巧って奴の仕業なんだ。

 

 

11:名無しの転生者 ID:ErBEbLPbr

>>10

何だって!それは本当かい!?

 

 

12:名無しの転生者 ID:i8FpjT+W2

>>10

謂われの無い冤罪が乾巧を襲う!

 

 

13:名無しの転生者 ID:pY1rMH7P0

>>10

止めたれwww

 

 

14:名無しの転生者 ID:Ki1t2oxst

イッチの安価禁止期間も後一週間かぁ

 

楽しみだなぁ

 

 

15:名無しの転生者 ID:FArBkB5Xj

>>14

禿同

 

 

16:名無しの転生者 ID:9fofvH7BW

しかし、何でイッチは安価禁止に期限つけたんや?

このスレを助言スレに戻せば済む話やろ

 

 

17:名無しの転生者 ID:paqXvJuDl

>>16

イッチが欲しがりさんだからやで

 

 

18:名無しの転生者 ID:WrR7gJzYD

>>17

スレではそう言ってるが、身体は正直なんだね♡

…ってこと!?

 

 

19:名無しの転生者 ID:shqZfd5IG

>>18

閃いた

 

 

20:名無しの転生者 ID:4ld2ZrDzW

>>19

通報した

 

 

21:名無しの転生者 ID:dNWrlOvCd

>>20

(´・ω・`)出荷よー

 

 

22:名無しの転生者 ID:shqZfd5IG

>>21

(´・ω・`)そんなー

 

 

23:名無しの転生者 ID:E1JXcvuoe

ここまでテンプレ

 

 

24:名無しの転生者 ID:wAmG0UfDE

>>23

ここからテンプラ

 

 

25:名無しの転生者 ID:S7/dp5pbu

しかしどうやってイッチを理解(わか)らせるか

 

 

26:名無しの転生者 ID:ClYsZi9Pi

>>25

イッチが半分忘れているであろうヒロイン安価で理解(わか)らせようぜ

 

 

27:名無しの転生者 ID:wHnug4XXH

>>25

イッチを福音にぶつけようぜww

 

 

28:名無しの転生者 ID:xXrbVzXoE

>>26

最高の発想だ

 

 

29:名無しの転生者 ID:jF3KO0/yM

>>27

それは理解(わか)らせる前にイッチが蒸発(物理)するからNG

 

 

30:名無しの転生者 ID:ogTRSLtNz

>>27

福音はヤメロォ(建前)

ヤメロォ!(本音)

 

 

31:名無しの転生者 ID:Z55f6LzVj

>>26

つまり、アレかい?イッチにNTRの竿役をやらせるってことかい?

 

 

32:名無しの転生者 ID:I8CFWZXV5

>>31

純愛派にそれを強要するのは魂の殺人だぞ

 

 

33:名無しの転生者 ID:++Iyx/P9y

>>31

絶対に攻略できない対象をぶつければええんとちゃう?

 

 

34:名無しの転生者 ID:Vq3ouYXIl

>>33

そんな都合のいいキャラ居るわけ…

 

 

35:名無しの転生者 ID:E3Y4C5Gyy

>>34

アイリス王女がいるで(小声)

 

 

36:名無しの転生者 ID:tv+l/cnXR

>>35

誰?(アニメ勢並感)

 

 

37:名無しの転生者 ID:apQWi0Kik

>>35

知らん名前やな

 

 

38:名無しの転生者 ID:MaR9HZaPc

>>36

>>37

本名はアイリス・トワイライト・ルクーゼンブルク。

年明けにラバーズに加わるルクーゼンブルク公国第7王女の金髪高飛車系ロリ(14歳)やで

ちなみに専用機(第四世代機)持ちや

 

 

39:名無しの転生者 ID:8kMsFPBqo

>>38

なんだこれはたまげたなぁ(困惑)

 

 

40:名無しの転生者 ID:B3ksZ4sm6

>>38

終盤でも増えるのか…

 

 

41:名無しの転生者 ID:trH9LvmH7

>>38

設定モリモリで胃もたれした

 

 

42:名無しの転生者 ID:Oz3UCjfj1

>>38

マジでイッチと接点ないやん

 

 

43:名無しの転生者 ID:sWRfQ/NqD

>>42

つまりイッチは安価を達成できない…

 

 

44:名無しの転生者 ID:nvpZFJkZ0

>>43

勝ったなガハハ!

 

 

45:名無しの転生者 ID:K5VS3+VZA

>>43

安価未達成でうちひしがれるイッチが見える見える。

 

 

46:名無しの転生者 ID:HEb4IH68P

>>43

ヨシ!これで行こう。

 

 

47:名無しの転生者 ID:caMm46UQU

>>46

賛成ー

 

 

48:名無しの転生者 ID:fJ/rOnuZ7

>>46

異議なしー

 

 

49:名無しの転生者 ID:8rvZir30+

そうと決まれば次回からの安価も念のためルクーセンブルクに関わらないようにするか

 

 

50:名無しの転生者 ID:MU7uyH+i6

>>49

ちょいめんどいなぁ

まぁやるけども

 

 




・イッチ
 今回は出番がほぼ無かったオリ主。
 ラウラに言ったのはでまかせ、本音は「いっぱい食べてるのが見たかっただけ」
 『打鉄弐式』の開発では雑用兼黒子重工へのパイプ役を担当した。
 トラウマに遭遇したら精神状態が壊れる可能性有り。
・ラウラ
 力こそ全てな天然気味ヒロイン。
 行動力の高さが悉く裏目に出ている。
 実戦によって裏打ちされた確かな実力を持っている。
 ちっふーの引き抜きをしようとしたら断られて焦っている。
・鈴&セシリア
 今回の被害者。
 怪我とISの損傷が酷いため、ツーマンセルトーナメントの参加を見送った。
・ワンサマー
 話に出てこないだけでラウラを止めたり色々している原作主人公。
 『白式』の燃費の悪さに震えている。
・簪
 黒子重工やIS学園の膨大なIS稼働データとIS学園の優秀な人材をフル活用して専用機を開発した。
 イッチの好感度はかなり高く、ツーマンセルトーナメントのペアに誘おうと思っている。
・スレ民
 イッチを理解(わか)らせることに心血を注いでいる奴ら。
 純愛派の割合が少し増えた。
・アイリス・トワイライト・ルクーゼンブルク
 原作小説12巻で登場したお姫様系ヒロイン。
 天災ウサギと面識有り。

・『打鉄』の開発系譜

 『暮桜』(倉持技研)
  ↓
 『初期型・打鉄』(黒子重工)
  ↓
 『打鉄』(倉持&黒子)
  ↓        ↘
 『打鉄弐式』(倉持) 『重装型・打鉄』(黒子)


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【イッチを】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart5-2【わからせ】

ランキングに載った嬉しさで筆が乗りました。

感想、評価、誤字報告、ありがとうございます。
もっとくれー(承認欲求モンスター)


 

328:名無しの転生者 ID:EezI+hW8W

オタク属性×妹属性は最高!!

 

オマエらもオタク属性×妹属性は最高と叫びなさい!

 

 

329:名無しの転生者 ID:H2uIfnHwd

>>328

出たなかんざ新党

お前も五反田の方のいもう党になれよ兼任可だぞ

 

 

330:名無しの転生者 ID:EJoic6h0p

>>328

オタク属性×妹属性は最高!!

 

 

331:名無しの転生者 ID:HDsLoM/YM

>>328

オタク属性×妹属性は最高!!

 

 

332:二人目のイッチ ID:ZJR7+xa4K

>>328

オタク属性×妹属性は最高!!

 

 

333:名無しの転生者 ID:p0Glr7CB3

>>332

イッチだぁ!

 

 

334:名無しの転生者 ID:TPYmY3aTH

>>332

逃がすな!

囲め囲め!!

 

 

335:名無しの転生者 ID:EezI+hW8W

>>332

オマエは安価最高と叫びなさい!

 

>>329

蘭ちゃんはオタクじゃないのでパスです。

 

 

336:二人目のイッチ ID:ZJR7+xa4K

>>335

やだ断る。

それ言ったら安価することになるやん。

 

安価は自主的にやるのがええんや

 

 

337:名無しの転生者 ID:H2uIfnHwd

>>335

チッ

 

 

338:名無しの転生者 ID:wtBjNpk2y

>>336

かなり安価スレに染まってるなぁ

 

 

339:名無しの転生者 ID:q7Je3JHzA

>>336

なら何しに来たんだよ

 

 

340:二人目のイッチ ID:ZJR7+xa4K

>>339

ツーマンセルトーナメント前日だからその報告に来た

 

 

341:名無しの転生者 ID:vIr2xQOGA

>>340

もうそんなとこか

 

 

342:名無しの転生者 ID:OhytX1jQA

>>340

報告することなんてないやろ

 

 

343:二人目のイッチ ID:ZJR7+xa4K

>>342

あるんだよなぁこれが!

 

今まとめてるからちょい待ち

 

 

344:名無しの転生者 ID:jfDXWChHG

>>343

了解

 

 

345:名無しの転生者 ID:K7stoVB40

報告内容が昨日の晩飯だけとかだったら怒るぞ

 

 

346:二人目のイッチ ID:ZJR7+xa4K

報告

・簪ちゃんのIS、『打鉄弐式』が9割完成した。

 来月の臨海学校には武装も全部できる予定。

・ラウラとツーマンセルトーナメントのペアになれた。

 俺が後衛で支援する手筈。

・シャルの安全確保の計画は順調に進行中。

 ツーマンセルトーナメントの日にデュノア社の社長夫人から自供とれれば勝確。

・一夏のIS訓練が若干オーバーワーク気味。

 一応止めたが守るための力が云々言って聞く耳を持たない。

・ワイが最近体調不良で訓練できてない。

 後夢見が最悪で寝不足になってる。キツイ。

・昨日の晩飯はカツカレー大盛

 

 

347:名無しの転生者 ID:7biPABhPG

>>346

はいはい、色々あったんやな(適当)

 

 

348:名無しの転生者 ID:njo679ao9

>>346

ん?もう『打鉄弐式』完成したんか?

 

 

349:二人目のイッチ ID:ZJR7+xa4K

>>348

せやで

『山嵐』とか言うミサイル以外は完成しとる。

 

整備科の先輩方と黒子重工の技術者呼んだらすぐできたで。

 

ほれ証拠

【画像】

 

 

350:名無しの転生者 ID:T/9GrIA9p

>>349

簪ちゃんのISスーツ姿助かる

 

 

351:名無しの転生者 ID:KYkF/N4HV

>>349

マジでできてたのか。

流石IS学園、仕事が早い。

 

 

352:二人目のイッチ ID:ZJR7+xa4K

>>350

お前らに供給した覚えは無いぞ

山ちゃん先生のISスーツ姿やるから止めろ

 

【画像】

 

 

353:名無しの転生者 ID:48cSyAVYH

>>352

ヌッ!!!

 

 

354:名無しの転生者 ID:LpSE3UWx9

>>352

エッッッッッ!!!

 

 

355:名無しの転生者 ID:13qxN1U8b

>>352

この乳で教師は無理があるでしょ

 

 

356:名無しの転生者 ID:lBcZgFcLu

>>352

エッチコンロ点火ぁ!!

 

 

357:名無しの転生者 ID:sjK+zcDCW

>>356

エチチチチチチチッ

 

 

358:名無しの転生者 ID:j+54khN6B

>>357

勃ッ!!

 

 

359:名無しの転生者 ID:PlplK0PGo

>>352

よしイッチ、もう帰っていいぞ

 

 

360:名無しの転生者 ID:cI8yOHOmE

>>352

そーだー!安価が無いなら帰れ!

 

 

361:二人目のイッチ ID:ZJR7+xa4K

>>360

いや、1個相談事があってな

さっきの山ちゃん先生のISスーツ姿は報酬の前払いや

 

 

362:名無しの転生者 ID:LOlJ/ElWd

>>361

謀ったな、イッチ!

 

 

363:名無しの転生者 ID:lyNc64k+a

>>361

騙したのかこの野郎!

 

 

364:二人目のイッチ ID:ZJR7+xa4K

師匠のISスーツ姿も報酬として用意してある

 

 

365:名無しの転生者 ID:lyNc64k+a

>>364

話を聞こう

 

 

366:名無しの転生者 ID:LOlJ/ElWd

>>364

ワイらに任しとけ

 

 

367:名無しの転生者 ID:BlB+cBDnl

>>365

>>366

手のひらくるっくるやん

 

 

368:名無しの転生者 ID:d/ld0ph0Y

>>367

それはそう

 

 

369:名無しの転生者 ID:m9QuF2DN3

>>365

>>366

欲望に忠実なその姿勢、嫌いじゃないわ!

 

 

370:二人目のイッチ ID:ZJR7+xa4K

えっと…話していいか?

 

 

371:名無しの転生者 ID:LOlJ/ElW

>>370

構わん、続けたまえ

 

 

372:名無しの転生者 ID:lyNc64k+a

>>370

はやくしろ手遅れになっても知らんぞ

 

 

373:二人目のイッチ ID:ZJR7+xa4K

>>371

>>372

おk

 

何か最近簪ちゃんから避けられている気がしてな。

のほほんさんや虚先輩に聞いても心当たりが無いって言われるんや。

それで不機嫌になってる理由について一緒に考えてほしいんや。

 

 

374:名無しの転生者 ID:i2zew668t

>>373

セクハラでもしたんか?

 

 

375:名無しの転生者 ID:QMG/wDIQR

>>373

いいや、(ブレイド)の二号ライダー論争とみた

 

 

376:名無しの転生者 ID:c/TZu5NGC

>>373

何も言わずに唐揚げにレモン汁かけた?

 

 

377:名無しの転生者 ID:YjuGpIm+m

>>373

OOO(オーズ)の最強フォーム論争か?

 

 

378:名無しの転生者 ID:fBxks1vB6

>>373

きのこたけのこ大戦かな?

 

 

379:二人目のイッチ ID:ZJR7+xa4K

>>374

>>375

>>376

>>377

>>378

 

全部違うな

セクハラは相手にそう受け取られないように自分からは近づかないようにしてるし

ライダートークについても最近は専ら令和ライダーだし

唐揚げにはコショウかける派だし

きのたけ戦争に関してはワイ、小枝派だし

 

 

380:名無しの転生者 ID:KEh2H5yoS

>>379

ほな違うかぁ…

 

 

381:名無しの転生者 ID:Ipn2QON8i

>>379

いつからそうなったか位わかるだろ?

 

 

382:二人目のイッチ ID:ZJR7+xa4K

>>381

先々週、ラウラとペア組むことになってからかな。多分。

 

 

383:名無しの転生者 ID:JkrU179Ft

>>382

その辺りからかんちゃんへの対応変えた?

 

 

384:名無しの転生者 ID:KM36GMDTj

>>382

簪ちゃんについては脈アリだろこれ

 

 

385:二人目のイッチ ID:ZJR7+xa4K

>>383

更識姉妹が和解した辺りから2人の仲を邪魔しないように距離をおいてる。

 

>>384

?簪ちゃんに不整脈は見つかって無いぞ?

 

 

386:名無しの転生者 ID:BneCmgRlx

>>385

…うん、そうだね!

 

 

387:名無しの転生者 ID:zQJIQNfLR

>>385

無理に解決しようとするんじゃなくて、一旦様子見するのも手だ

 

 

388:名無しの転生者 ID:KskC8z/lG

>>385

今まで通りでいいんじゃないかなぁ…

 

 

389:二人目のイッチ ID:ZJR7+xa4K

>>387

>>388

 

ありがとなす!

一先ず様子見で行くわ

また何か進展あったら来るで

 

あ、これ報酬な

 

【画像】

 

 

390:名無しの転生者 ID:f0yy3DjGL

>>389

 

 

391:名無しの転生者 ID:mytUiZQiE

>>389

乙や

 

 

392:名無しの転生者 ID:0OEdn+qFC

>>389

乙やで

楯無のISスーツ姿助かる

 

 

 

451:名無しの転生者 ID:SDxudpXz0

…簪ちゃんのアレ、100%嫉妬だよな

 

 

452:名無しの転生者 ID:b//0cpZU4

>>451

奇遇だなワイもそう思った。

 

 

453:名無しの転生者 ID:2LRmpr7lz

イッチってこんな鈍感だったか?

 

 

454:名無しの転生者 ID:5D7Q7m2uc

>>453

前世クソカスだったせいで自己肯定感タヒんでる可能性

 

 

455:名無しの転生者 ID:FgUgTZeHl

>>454

あー自分に向けられるプラスの感情を信じられないやつか

 

 

456:名無しの転生者 ID:1Xum8LjPN

>>455

今のワイら見たいなもんか

 

 

457:名無しの転生者 ID:8X0AoOeZK

>>456

ウッ

 

 

458:名無しの転生者 ID:3dUAvw3wg

イッチは簪ちゃんからそれなり以上の好感度稼いでることになってるの草

 

 

459:名無しの転生者 ID:caSPOM5yp

姉妹仲を取り持ってくれて、専用機の開発も手伝ってくれて、オタクトークにもついてこれる異性か…

 

これイッチTSしたら実質オタクに優しいギャルやんこれ!

 

オタクに優しいギャルは!実在する!( ド ン !!!)

 

 

460:名無しの転生者 ID:iB9LEz37v

>>459

仮にイッチがTSしたとしてもできるのはただのオタクに優しいオタクなんだよなぁ…(呆れ)

 

 

 

 

▼▼▼

[side:簪]

 簪は激怒した。必ず、かの邪智暴虐の男を除かねばならぬと決意した。簪に世間一般の友情は分からぬ。簪は青春を整備室に注ぎ込んでいる。けれども邪悪に対しては人一倍に敏感であった──

 

 私は某人間失格な作家の書き出しをパロディしたモノローグを流しながら鋭い視線を向ける。

 

視線の先には、夕食に焼肉定食を食べる一ノ瀬・(ハジメ)

 

 彼は私のペアの誘いを袖にしてラウラ・ボーデヴィッヒさんとペアを組んだ。

彼の方にも考えはあるのだろうが、ほぼ即答で断られたときは少し凹んだ。

 

その後に私の胸中のほとんどを占めた感情は不安と焦りと苛立ちであった。

 

私は彼から見ておそらく気心の知れた友人であることから、連携もしやすく、同じ『打鉄』系列のISを専用機としているためISの共通点が多く整備面でのサポートのハードルも低い。

そのメリットを蹴って、ドイツの気性難の軍人を選んだのだ。

確かに彼女の実力は1年生の中でも頭一つ抜けている。

だが、裏を返せばそれだけである。普段の言動から推察するに連携をとることは難しいだろう。

 

 

しかも、しかもそれに加えて最近彼が露骨に私と話す時間を減らしているのだ。

もちろん、私とお姉ちゃんがこれまで通りに接することができて安心しているからであることは理解しているが、今更身を引こうと考えているあたり判断が遅いとしか言い様がない。

 

もう弁明の余地なく有罪(ギルティ)である。

私は友人が減るのが耐えられない質なのだ。

 

これらのことから私は(ハジメ)くんとの接触を減らしている。

私の気持ちを味わうがいい。

 

親密な関係を築いていた人物を失ったオタクは脆いのだ。ソースは私。

 

そして、彼が弱ったタイミングで優しくすればもうイチコロだ。

 

この完璧な作戦によって彼はこれまでの行いを少しは反省してくれるだろう。

 

この計画を本音に話したとき、彼女はニヤニヤと言う擬音がぴったり当てはまるような表情で

 

「かんちゃん、らうらうに嫉妬しちゃってるの~?」

 

と言われた。

 

この場を借りて言わせてもらうが、これは断じて嫉妬ではない。

 

違うったら違うのだ。

 

……違うよね?




・イッチ
 ボドボドメンタルで頑張ってる(当社比)スレ主。
 親しい人には尽くすタイプ。
 校内カウンセリング常連。
・簪ちゃん
 友達に対して若干重い考えを持っている日本代表候補生。
 友達観壊れたのはイッチとのほほんさんの献身のせい。
 オタク友達(自分)を遠ざけようとするイッチをわからせたい。
・スレ民
 簪ちゃんの行動理由を恋愛感情からだと勘違いしている。

簪ちゃんってヤンデレの素質があると思うんですよ。
自己評価が低いとことか自己肯定感が無いこととか。(戯れ言)


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【イッチを】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart5-3【わからせ】

前回の投稿から4日。当作品の感想は、曇らせ・ヤンデレ・わからせの3つに別れ、混沌を極めていた…。

感想、高評価励みになります。
お陰さまでこの度日間総合ランキング17位を達成しました。本当にありがとうございます。


[side:(ハジメ)

 ツーマンセルトーナメントの第1回戦第1試合目は一夏&シャルペアVSラウラ&(ハジメ)ペアである。

 

 どこからどう見ても恣意的に組まれた対戦カードである。対戦ありがとうございました。

 

まぁ、明らかにパワーバランスの狂った催しなので当然の処置ではあるだろう。納得はしていないが。

ちなみに隣でトーナメント表を見ているラウラさん「早くに決着を付けられる。」とウキウキでした。

 

 

 

 試合開始の10分前、第3アリーナのBピットには俺とラウラさん、それと山ちゃん先生が居る。

 

「一ノ瀬くんは辛かったらすぐに言ってくださいね。まだ本調子ではないんですから、絶対に無理はしないで下さい。

ラウラさんも十分理解しているとは思いますが、気を付けて下さい。」

 

「分かりました、山田先生。

今のところは落ち着いてるので大丈夫ですよ。」

 

「……了解。」

 

山ちゃん先生の注意を聞きながら俺たちのペアはISの最終調整を進める。

 

 山ちゃん先生が注意事項を伝え終え、ピットを出ていったすぐ後、Yシャツに白衣で無精髭を生やしただらしのないおっちゃんがピットに入ってきた。

 

「調子どうだ?テストパイロット様(モルモットさん)よ?」

 

「…貴方が来るまでは良かったですよ。猗窩座のおっちゃん。」

 

「だから俺はアカザでもおっちゃんでもねぇよ。」

 

「誤差でしょうよ。赤沢も猗窩座も、おっちゃんもおニーサンも。」

 

「ひっでー論理だなそりゃァ」

 

ケラケラと笑う彼は黒子重工のIS関連の責任者、赤沢・修二。今年で24歳のマッドサイエンティストである。

神経を苛立たせる軽薄な笑みと真っ白な白衣がトレードマークだ。

 

 

「それでどうしたんですか。こんなとこで油売っていられるほど暇な立場では無いでしょう?」

 

俺の問いかけにおっちゃんは軽薄な笑みを崩さず答える。

 

「いや~関係者席の隣がデュノア社の社長夫人でよ~居づらくてこっち来たって訳よ。」

 

「…ちっ!」

 

「うぉ、急にスゲェ舌打ち。」

 

これはON(仕事)の時もOFF(仕事以外)の時も一様にうざいので苦手である。隙あらば俺をモルモットにしようとすることも苦手な要因だ。

 

「ま、気張ってけよ。そこの嬢ちゃんもな。」

 

そう言うと手をひらひらと振って出ていってしまった。

 

マジで冷やかしに来ただけかよあのマダオ((研究以外は)まるでダメなおっさん)

 

「3分前だ。さっさと行くぞ。」

 

「あ、あぁ。」

 

ラウラさんが無愛想に俺へと投げ掛けた言葉に返事して、俺はカタパルトの方に向かった。

 

ちなみに、予め決めていた作戦はこうだ。

 

ラウラさんが前に出て暴れて、俺が後方からサポート。以上ッ!作戦終わりッ!閉廷!解散!

 

…実際、それがお互いにやりやすかったのが始末に終えない。

 

 何はともあれこの試合、原作のようにラウラさんがVT(ヴァルキリー・トレース)システムを起動させないように立ち回る事がミソだ。

あんな物騒なもの隣で使われたら速攻で俺が三枚におろされる結末が容易に想像できる。

それだけは何としてでも回避しなくては。

 

 

 俺は寝不足の頭にこびりつく鈍い右腕の痛みを振り払うように、カタパルトの台座の上に『重装型・打鉄』の両脚を乗せた。

 

▼▼▼

 

 第3アリーナ全体に響く低めのブザー音によって、ツーマンセルトーナメントの第1回戦第1試合の幕は切って落とされた。

 

 一番槍をつけたのはラウラ・ボーデヴィッヒと『シュヴァルツェア・レーゲン』。一夏の駆る『白式』目掛けプラズマ手刀を振り下ろす。

対する一夏は寸のでのところで回避し、すれ違い様に『雪片弐型(ゆきひらにがた)』で切りつける。

 

「貴様は私が倒す!今!ここで!」

 

「鈴とセシリアの借りは返してもらう!」

 

数合の打ち合いの後、白と黒のISは速度をぐんぐんと上げ、アリーナの上空、天井の防護シールドギリギリの高度での高速戦闘に切り替わっていった。

 

 

 

 一方アリーナ低空、シャルの駆る『ラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡ』が一ノ瀬が乗る『重装型・打鉄』を追う形で戦闘が展開されていた。

 

両手に装備したアサルトライフルで鉛弾をばら蒔きながら近づこうとするシャルに対して(ハジメ)はホバー移動の要領で地面スレスレを滑るように飛び、左手に持ったシールドで機体を守りながら右手と右肩のサブアームにそれぞれ装備したサブマシンガンを牽制に放つ。

 

「…逃げてばかりじゃあ、勝てないよ!」

 

「お生憎様、相方が優秀だからそうガツガツ行く必要が無いのさ。

それより、そちらの相方はかなり苦戦しているようだが、放っておいて大丈夫なのか?」

 

「ならッ、早く君を片付けて援護に行かないとだねッ!」

 

「…墓穴掘ったくさいなこれ」

 

 

アリーナ低空での戦闘はお互いに少しの余裕を残している。

 

 

 

第3アリーナは観客席の一角では篠ノ之・箒、更識・簪、布仏・本音の3人が並んで試合を観戦していた。

 

「…一夏のやつめ。威勢の良いことを言っていた癖に手も足も出ずに遊ばれているとは情けない。」

 

「織斑くんの場合は相手が悪すぎるだけで仕方の無いことだよ。それに比べて(ハジメ)くんは…

相手のシャルルくんはバリアエネルギーを一気に削れるような武装を使ってないし、『重装型・打鉄』の装甲も厚いんだから被弾するのを割りきって立ち回ればすぐに勝てるのに…

 

2人ともどこか落ち着かない様子でそれぞれ親しい人物を酷評している。

 

「しののんもかんちゃんもそうピリピリしないでよ~」

 

「「ピリピリしてない!」」

 

「ぴぇっ!

…あ、おりむーが攻勢に出たよ~」

 

アリーナに『零落白夜』の青白い光が走った。

 

▼▼▼

[side:(ハジメ)

 一夏の剣から出る青白い光、『零落白夜』の起動を見た瞬間、俺の中で何かが崩れる音がした。

 

身体は蛇に睨まれた蛙のようにすくむ。

焼けるような痛みが右腕に走り、胃袋の中身は喉奥までせり上がる。

視野の中に光の線が走り、視界は不規則に回りながら歪んでいく。

脳裏には砂煙の中から無人機が襲い掛かってくる光景が何度もフラッシュバックする。

 

「うっ…あうぅ…」

 

俺は堪らず両膝をつき、自分の右腕を掴みながらその場でうずくまる。

 

「は、(ハジメ)くん!?」

 

シャルの慌てたような声が遠くから聞こえる。

 

「うぐっ…おぇっ」

 

胃の中身をまとめて地面にぶちまけた後、揺れる視界に目を回しながら俺の意識は暗闇に沈んでいった。

 

 

 

 

 

 気がつくと、俺は雨の降りしきる墓地の一角に立っていた。目の前には苔むした西洋風の墓標。

ふと辺りを視線を向けると目の前のものと同じ形をした墓標がズラリと並んでいた。

どれも表面には褪せた緑色の苔がへばりついている。

ものによっては植物の蔦が絡み付いていたり、端が欠けていたりしている。

 

「…ここはどこだ?俺はさっきまでアリーナで…「()()()()()()。」…は?」

 

狼狽える俺の声を遮った凛とした女性の声。

 

 声の主を探そうと辺りを見回すと、右隣の墓標の前に真っ黒な喪服を着た女性が佇んでいた。

墓標の苔に青を足したような色の髪を腰まで伸ばし、喪服と同様に真っ黒なこうもり傘をさしている。

 

()()()()()()()()()()()()()。」

 

「急に何を…「()()()()()()()()()()()()()。」」

 

喪服の女性は一方的に言い放つと踵を返し俺から離れていく。

 

「待て!ここは一体、ぐっ…」

 

この場を去っていく彼女を追い掛けようとすると突然、激しい頭痛が俺を襲う。

歩みを止めることなく墓地の奥へ向かう喪服の女の背を最後に俺の意識は遠のいていった。

 

 

 

▼▼▼

[side:ラウラ]

 ツーマンセルトーナメントはペアの一ノ瀬が体調不良から続行不可となり私達のペアの棄権となった。

その後の結果については、1年4組の日本代表候補生、更識・簪と1組の布仏・本音のペアが優勝したそうだ。

閉会式で学園長から表彰を受け取っていたが、彼女らは心ここにあらずと言った具合であった。

 

 

私としては織斑・一夏との決着を着けられず消化不良であるが、それと同様に胸中を占めるのは一ノ瀬の容態についてだ。

山田先生から聞いた限りでは、意識は戻ったものの、精神的なダメージが大きく、しばらくは経過観察に努めるそうだ。

 

 一ノ瀬は一夏の『零落白夜』の発動に反応してああなった。恐らく、『零落白夜』に強いトラウマを持っているからあのような反応をしたのだろう。

更に彼は右腕を左手で押さえてうずくまっていた。つまり右腕を失った事故に『零落白夜』が関わっているとみた。

 

 この2点からの推測だが、一夏の使用した『零落白夜』を避けようとして事故が発生。一ノ瀬は右腕を失い、『零落白夜』に強いトラウマを残した。といった筋書きが考察できる。

 

───我ながら名推理だ。

 

 だが、今優先すべきは原因の究明ではなく、一刻も早く一ノ瀬のトラウマを克服させることだ。

 

 私はいかにして一ノ瀬のトラウマを取り除くか、無い頭を捻る。

 

その日はずっとそれについて考えていのだが、妙案は思い付かなかった。




・イッチ
 こんなになっちゃった……(精神崩壊)
 トラウマは現状『零落白夜』『無人機』の2つ。
 自分の弱さを理解(わか)らされた。

・ラウラ
 イッチの相方。
 原作に比べてマイルドな仕上がり。
 イッチが昼飯を奢りまくったので好感度は高め。
 トラウマ克服の方法を模索中。

・ワンサマー
 イッチの様なことをまた引き起こさないようにと使った力が他でもないイッチの精神を破壊した気分はどうだッ!感想を述べよッ!
 多分1番曇ってる。

・赤沢・修二
 イッチがさっさとモルモットにならないかなぁと思っている。
 人の心はアンインストール済み。


自分の性癖に正直になったら原作の流れから外れました。
どうしましょ(ノープラン)

追記
曇らせタグを追加しました。


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【わからせの】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart6-1【連鎖】

今回は少し弾けさせました。


【side:ラウラ】

 ツーマンセルトーナメントから一夜明けた放課後、私は一ノ瀬のいる保健室へ駆け足で向かった。

昨晩の内にクラリッサから教わったメンタルケアの方法を実践するためである。

 

 保健室に入り、養護教諭の先生に一ノ瀬は何処に居るか聞くと一番奥のベッドと返ってきた。

 

一番奥の医療用カーテンを開けると、シーツにくるまりガタガタと震える一ノ瀬が居た。

 

「昨日はすまなかった。」

 

お、俺のせいだからっ、謝る必要は無い…

 

心なしか震えた声で返された。

 

チャンスは今しか無い。

 

私は一ノ瀬からシーツを剥ぎ取りながらベッドに腰掛ける。その後、狼狽えている一ノ瀬の頭を私のふとももの上に導く。

一ノ瀬の頭が収まったのを確認してから彼の少しゴワゴワした黒髪をやさしく撫でる。

 

「えっ!?!?ラウラさん!?」

 

慌てる一ノ瀬をよそに私はクラリッサから教わったセリフをゆっくり言う。

 

「良く頑張ったね。い、良い子、良い子。」

 

こそばゆい感覚に襲われながらも一ノ瀬の頭を撫で続ける。

 

《メンタルが弱った異性を励ますにはどうするか、ですか?

………ッスー………膝枕からの頭ナデナデ、甘やかしASMR、ですかねぇ。

隊長ならこれでどんな人も元気になると思いますよ。

コツとしては───》

 

………本当にそうだろうか?

処理落ちした端末のように固まった一ノ瀬を撫でながらクラリッサの助言を思い出す。

 

きっと甘やかしASMR?なるものが足りないのだろう。

クラリッサのアドバイスに従い、耳元で囁くように話しかける。

 

「もう大丈夫だ。これまでよく耐えてきた。今はゆっくり休むと良い。」

 

「あっ!あっあっあっ…」

 

今度は壊れたレコードのようになってしまった。

いや、まだだ。日本の諺、“三度目の正直”を信じるべきだろう。

耳に口が付く程近付け、耳元で再び囁く。

 

「今は甘えても良いんだぞ…」

 

「ほわぁ!?」

 

明らかに挙動不審であり、メンタルの不調が回復しているようすもない。

 

さてどうしたものか。

一ノ瀬の髪を撫でながら考えを巡らせていると彼は急に落ち着いた。

 

「…ありがとう。」

 

そう一言告げると私のふとももに顔を埋め、声を噛み殺して泣き出した。

 

私は黙って小刻みに震える彼の髪を撫で続けた。

 

その後、彼は安心したのかぐっすりと寝入ってしまった。

私は規則的に上下する彼の体に先程剥ぎ取ったシーツを掛け、遠くに視線を向ける。

 

何とかなってしまったな…後でクラリッサには礼を言わなければな。

 

 私が思考の海に沈んでいると、不意に仕切りのカーテンが開け放たれた。

目の前に現れたのはこの前一緒に昼食を摂った更識・簪とその実姉で生徒会長の更識・楯無であった。

楯無の方は慈しむような優しげな目をしているが、簪の方は顔を青くして震えている。

 

「…ねっ、NTR (寝取られ)じゃない…!」

 

「………えっ!?かんちゃん(ハジメ)くんと寝たの!?!?!

ちょっと!(ハジメ)くん!説明して頂戴!かんちゃんに手を出すなんてどういう了見よ!!」

 

急に顔を真っ赤にした楯無が一ノ瀬に顔を近付けて叫ぶ。

 

「…んぁ~師匠?

ガッ!?

うごごごごご!

 

起き抜けに私のふとももと楯無の顔に挟まれた一ノ瀬は奇声を上げながら震えるだけである。

 

それにしても、寝取られとは何なのだろうか?

後でクラリッサに聞いてみるとしよう。

 

「…はっ!違うのお姉ちゃん、今のは言葉の綾で…」

 

しかしこの状況はどうすれば良いのやら。

 

病み上がり叩き起こして何をしているんだ?更識姉妹。

 

いつの間にか2人の真後ろに立っていた教k…織斑先生の底冷えするような声で辺りの空気が凍り付いた。

彼女の背後に般若を幻視した。あれは人類が相手取るには早すぎるものだ。

 

更識姉妹は錆び付いた機械のようにぎこちない動きで振り返った。

 

「お、織斑先生じゃあないですか~いえ~何もありませんよ~」

 

「ほう?それは本当か?」

 

「ええ!はい!そりゃーもう!」

 

簪も頭が飛んでいきそうな勢いで上下させて頷く。

 

そこからの更識姉妹の連携は見事なもので、連絡事項を簡潔に伝え、何かあったらすぐ連絡するようにと指示してそそくさと帰っていった。

 

「全く…和解できたのは良かったがあの様子ではな…

さて、一ノ瀬。いつまでそうしているつもりだ?」

 

「はいッ!今すぐ止めさせていただきますッ!」

 

ふとももに掛かっていた心地の良い重さが無くなる。

 

「…大分マシな顔になったな。

この後の養護教諭の診断で問題が無かったなら明日から授業に出ろ。

それと、今日から貴様ら男子も大浴場を使えるようになる。日程は大浴場前の掲示板に貼り出してあるから確認しておけ。分かったな?

分かったのなら早く問診に行ってこい。」

 

「い、イエスマム!」

 

一ノ瀬はあわただしくカーテンの奥に姿を消していった。

 

もう少し落ち着いて行動できんのか全く…

しかしボーデウィッヒ、どう言った風の吹きまわしだ?私の知るお前なら、心の折れた奴は捨て置くような奴だっただろう。」

 

「そ、そう見えていたのですか?」

 

「あぁ。」

 

「そう、ですか…」

 

周りを鑑みる時間が勿体ないと言って放置していたツケのため甘んじて評価を受け入れる他ない。

 

「それで、急に気遣いの出来るようになったのは何故だ?

あぁ、もしや一ノ瀬に惚れたな?」

 

織斑先生は心の底から愉快だと言わんばかりの笑みを浮かべている。

 

「いえ、ただ友人として当然のことをしただけです。」

 

「なんだ、つまらん。」

 

「は、はぁ…」

 

露骨に落胆したような口振りである。

 

「……まぁなんだ。とりあえず、そのズボンを洗ってきたらどうだ?

鼻水やら何やらで濡れているぞ。」

 

「はい、そうします。」

 

私は微妙な雰囲気になってしまった場から逃げるように保健室を後にした。

 

▼▼▼

 

 

25:名無しの転生者 ID:qdDGlBqUH

ついぞイッチが再浮上せずに次スレになってしまったな…

 

 

26:名無しの転生者 ID:AcwtTqEB2

イッチ、義を失ったな。

 

 

27:名無しの転生者 ID:9GO3pISzS

勇も失ったな。

 

 

28:名無しの転生者 ID:F9+xJuPnZ

冨は…最初から無いやろ。

きっと。

 

 

29:名無しの転生者 ID:KKUzpCGvA

だがまだ岡が残っている!

 

 

30:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>26

>>27

>>28

>>29

俺を勝手に冨岡義勇にしようとするな阿呆どもが

 

 

31:名無しの転生者 ID:IN5aRS1aa

>>30

出たぁ!

 

 

32:名無しの転生者 ID:QitR2kIeg

>>30

やはりイッチを呼び出すにはこの手が効く

 

 

33:名無しの転生者 ID:a+tR4U6gQ

>>30

何してたんやこの野郎

 

 

34:名無しの転生者 ID:cCDJQsqXU

>>30

さっさと安価をしろ

 

 

35:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>33

ツーマンセルトーナメントの1回戦でゲロ吐いて棄権してきた。

 

 

36:名無しの転生者 ID:KkNRLyAV8

>>35

は?

 

 

37:名無しの転生者 ID:jil+hX/1p

>>35

何だよそれ

 

 

38:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>37

吐き癖がついちまったZE☆

 

 

39:名無しの転生者 ID:yJONO/QPy

>>38

イッチ、ゲロイン説きたな。

 

 

40:名無しの転生者 ID:gIR/iOCOv

>>39

ワンサマーホモ説と併せて流行らせようぜ

 

 

41:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>39

>>40

おまいらマジで止めろよ今大浴場なんだぞマジだったら洒落にならん

 

 

42:名無しの転生者 ID:4H/CPUk9U

>>41

あっ(察し)

 

 

43:名無しの転生者 ID:khOvVBNCn

>>41

大欲情?(難聴)

 

 

44:名無しの転生者 ID:udEl+e2qS

>>43

アー!!♂

 

 

45:名無しの転生者 ID:HxfJAuIo9

>>44

汚いから止めなさい

 

 

46:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

まあいいでしょう。(マスロゴ並感)

1個相談したいことがあるから聞いてけ

 

 

47:名無しの転生者 ID:BHMh8qMZz

>>46

いいのかよ…

 

 

48:名無しの転生者 ID:tUYD0/e0v

>>46

酔い止め飲んで遠くの景色眺めとけ

 

 

49:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>48

吐き癖の話じゃあねぇわ!

 

 

50:名無しの転生者 ID:tUYD0/e0v

>>49

じゃあなんだよ

ラウラから嫌われたとかか?

 

 

51:名無しの転生者 ID:3XDoOWDf4

>>49

分かった!

ナニが出来なくて溜まってんだな?

 

 

52:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>50

>>51

お前ら俺を何だと思ってんだよオイ。

 

 

53:名無しの転生者 ID:7Oqz6PPEn

>>52

陰キャ童貞

 

 

54:名無しの転生者 ID:8w9ZXWZte

>>52

のほほんさんと山ちゃん先生の胸ばっか見てるむっつりスケベ

 

 

55:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>53

>>54

ひ、否定できない…!

 

 

56:名無しの転生者 ID:yQ5KvgK8A

>>55

それ見たことか

 

 

57:名無しの転生者 ID:X7oJ5EMBr

>>55

例え容姿が良くなっても本質はワイらと一緒なんやで♡

 

 

58:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

ま、まあいいでしょう。(マスロゴ並感)(本日2回目)

 

それで相談内容なんだが、

ISコアの人格が妙に反抗的だからどうにかしたいんや

このままだと二次移行(セカンドシフト)もままならないんや

ただでさえ二世代機で性能控えめでシャルほどの操縦技術も無いから

対福音戦で退場(婉曲表現)しかねん

 

 

59:名無しの転生者 ID:XQ8dHmKLA

>>58

そもそも何したんだよ?

 

 

60:名無しの転生者 ID:jxkYBgGF4

>>58

安価で決めようぜ

 

 

61:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>59

心当たりないからこんなところで相談してるんやぞ

 

>>60

久々にいいかもしれんな

 

 

62:名無しの転生者 ID:IlrUGi/vf

>>61

それって…

 

 

63:名無しの転生者 ID:nv3/D+Eyo

つまり…

 

 

64:名無しの転生者 ID:bLWPddjfk

安価の時間

 

 

65:名無しの転生者 ID:7MJcvpNYZ

…ッてこと!?

 

 

66:名無しの転生者 ID:OCZI+DcMJ

祭りじゃあぁぁぁぁぁ!!!!

 

 

67:名無しの転生者 ID:fXcjixcdA

Ураааааааа!

 

 

68:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

やかましいッ!

鬱陶しいぜッ!!

 

ISコアの人格と仲良くなる方法

>>79

 

 

 

69:名無しの転生者 ID:HUdR0SeMA

待ってたぜぇ!

この瞬間(とき)をよぉ!

 

 

70:名無しの転生者 ID:McmX4L55E

行くぜ行くぜ

 

 

71:名無しの転生者 ID:k4iMO2Zu5

不意打ちやめろぉ(ナイスぅ)

 

 

72:名無しの転生者 ID:Yritrb9kf

ksk

 

 

73:名無しの転生者 ID:sckB6f88u

まだksk

 

 

74:名無しの転生者 ID:PMriCEv7u

餌付け

 

 

75:名無しの転生者 ID:qnR4f1lAh

推しの布教

 

 

76:名無しの転生者 ID:2Pq8ItsrW

「おい、パイ食わねぇか?」する

 

 

77:名無しの転生者 ID:mF8PurbiO

ナンパしてけ?

 

 

78:名無しの転生者 ID:SimWVgYtr

さいころトーク

 

 

79:名無しの転生者 ID:hglFLLemi

わからせ

 

 

80:名無しの転生者 ID:emZVEBg42

今期のアニメを布教

 

 

81:名無しの転生者 ID:HhVug5Vo1

>>79

こwれwはwひwどwいwww

 

 

82:名無しの転生者 ID:Qp63uP3Su

>>79

仲良く(意味深)

 

 

83:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>79

マ?

 

 

84:名無しの転生者 ID:BqDiWVQWg

>>83

安価は絶対だぞ逃げるな

 

 

85:名無しの転生者 ID:N/H+6DL+k

>>83

何で理解(わか)らせるかも安価しろ

 

 

86:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

まだ何で理解(わか)らせるか決めてないもんな

次や次!

 

理解(わか)らせる方法

>>95

 

 

87:名無しの転生者 ID:PaYVhIJyE

早いわボケ

 

 

88:名無しの転生者 ID:gGggcAZhV

もしかしたらもしかするのでは?

 

 

89:名無しの転生者 ID:C5i42VqoK

>>88

そんなことしたらイッチがBANされてまう~

 

 

90:名無しの転生者 ID:sKrwFeids

デジタルゲームで理解(わか)らせる

 

 

91:名無しの転生者 ID:1pB5gbt0D

バスケの1on1

 

 

92:名無しの転生者 ID:UadYjlg65

ガンダムのMS型式番号クイズ

 

 

93:名無しの転生者 ID:v+oD7memB

仮面ライダーの小ネタクイズ

 

 

94:名無しの転生者 ID:UI0jn0vSa

理解(わか)らせ棒で理解(わか)らせる

 

 

95:名無しの転生者 ID:YByB604uP

決闘(デュエル)理解(わか)らせる

 

 

96:名無しの転生者 ID:fuJhHysb8

ち〇ぽにゃ!

 

 

97:名無しの転生者 ID:FpMqXwVQZ

>>95

あぶねー!!

 

 

98:名無しの転生者 ID:5/Igx/GrD

>>94

>>96

あいつら狙撃してきたぞ!

 

 

99:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>95

極めて健全でよろしい!

 

 

100:名無しの転生者 ID:U0ZZgU/95

>>99

童貞捨てるチャンスだったのに

 

 

101:名無しの転生者 ID:ypHp3DG7O

>>99

もったいない

 

 

102:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>100

>>101

うるさいなぁ

純愛過激派を無礼(なめ)るなよ?

 

 

103:名無しの転生者 ID:VD5Saxrrs

>>102

はいはい。

なめなめー

 

 

104:名無しの転生者 ID:dVcKKajnj

>>102

時にイッチ、

デッキはどうするつもりや?

 

 

105:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>104

遊戯王は前世で嗜む程度にはやってたからな

大抵は回せると思うし安価で決めればええやろ

 

 

106:名無しの転生者 ID:NEL7lDmSa

>>105

や っ た ぜ

 

 

107:名無しの転生者 ID:MEsR/Q6m9

>>105

いっぱいしゅきぃ♡

 

 

108:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

ほな

 

使用デッキ

>>120

 

 

109:名無しの転生者 ID:xu43Q9Dyc

wkwk

 

 

110:名無しの転生者 ID:rT4scl0+Q

なーにかな?

なーにかな?

 

 

111:名無しの転生者 ID:n70r+C5PX

LL鉄獣

 

 

112:名無しの転生者 ID:WV9LkPUOg

宣告者ドライトロン

 

 

113:名無しの転生者 ID:YiRD6SkaZ

エルドリッチ

 

 

114:名無しの転生者 ID:FxQX/BEEE

JK蟲惑魔

 

 

115:名無しの転生者 ID:0qfCEi/Tp

閃刀姫

 

 

116:名無しの転生者 ID:R6O+C/u9G

DDD

 

 

117:名無しの転生者 ID:hoRET3RPV

魔術師

 

 

118:名無しの転生者 ID:R4gKwrGVE

ジュラッグ

 

 

119:名無しの転生者 ID:XoXudyPQG

氷結界

 

 

120:名無しの転生者 ID:HieJKqZfe

神牌(ルーン)

 

 

121:名無しの転生者 ID:ZlA+O2GvU

Xセイバー

 

 

122:名無しの転生者 ID:D2fwZjSdp

>>120

 

 

123:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>120

おkおk

風呂出たら組んでくるわ

 

 

124:名無しの転生者 ID:Tii1uyN7W

>>120

最近のテーマやな

 

125:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

浴場にワンサマー来たから落ちるわ

結果を楽しみにしておくんやな

 

 

126:名無しの転生者 ID:lnWsapMZL

>>125

 

 

127:名無しの転生者 ID:ysK1ahOds

>>125

乙やで

 

 

128:名無しの転生者 ID:TAqHb4a1e

>>125

理解(わか)らせた後の表情を送ってくれよ

 

 

129:名無しの転生者 ID:9FRNiYg8U

>>125

健闘を祈る。

 

 

 




・イッチ
 悩みを共有して楽になった結果復活した。
 なお根本的な解決にはなっていない模様。
 遊戯王は月1程度の頻度で紙をしばいていた。(前世)
・ラウラ
 イッチに昼食を奢られた件の恩返しとしてやった。
 これまでの自分の行動を顧みようとしている。
・簪
 イッチがラウラに甘えている姿を見てショックを受けた。
・クラリッサ
 『黒ウサギ隊』の副隊長。
 オタク趣味全開な22歳。
 ラウラに春が来たと勘違いしている。


ISの二次創作なのに唐突に遊戯王を始める奴がいるらしい。


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【わからせの】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart6-2【連鎖】

遅刻しました。
いや、回した事のあるデッキなら楽に書けると思ったんですよ。
スプレットシートにまとめたら塩試合になっちゃったんですよ。
はい。私のデッキ選択ミスです。本当に申し訳ない。

ちなみにカードプールは2022年6月のものを使用しています。


【side:一夏】

 逃げるように部屋を出た俺は1人、大浴場に来ている。

 

俺は自他共に認める風呂好きではあるが今はどうしても気分が乗らない。

湯船には浸からずにシャワーで済ませてしまおうと大浴場の扉を開けるとそこには──

 

「お、一夏か。先に入っているぞ」

 

──保健室に居ると聞いていた(ハジメ)が義手を外した状態で湯船に浸かっていた。

 

 

たっぷり10秒近く固まってしまったがこれはさすがにしょうがないことだと思う。

 

 

 

 何となく居心地の悪い空気の中、身体を洗い終えた俺は(ハジメ)の勧めから湯船に浸かった。

 

 

「来週まで経過観察の予定だと聞いてたけど、大丈夫なのか?」

 

「あぁ、問題ない。ついさっき保健室の養護教諭から問題なしのお墨付きをもらってきたしな。」

 

「なら良かった。」

 

何故こっちに来ているのか聞いてみたが、彼は見たところ普段と変わらない様子で俺は密かに胸を撫で下ろした。

 

湯船に肩まで浸かって浴槽の縁に前腕部の無い右腕を乗せてリラックスしている(ハジメ)を視界の中心に据えながら俺は、前々から言わなければならないことを伝えるために口を開いた。

 

(ハジメ)…その、ツーマンセルトーナメントの件、俺が悪かった。本当に申し訳ない。」

 

(ハジメ)は一瞬鳩が豆鉄砲食らったような表情になったが、すぐに何時もの無表情に戻して答えた。

 

「俺が100%悪いんだ。一夏が謝る道理はないさ。」

 

そう俺の謝罪を切って捨てると、少しだけ視線を惑わせた後に続けて言った。

 

「あー、それと一夏。

んー…少しは周りを頼ってくれ。

どーせ今も、自分1人で抱え込んでうじうじしてたんだろう?」

 

「うっ…!」

 

まさに図星だ。現についさっきまで箒と鈴に問い詰められたのを何とかかわして来たのだ。

 

「図星かよ…

まぁ、なんだ。何かあったら気が向いた時にでも話してくれよ。

相談に乗るからさ。

あぁ、俺はもう上がるからな。」

 

 (ハジメ)は心配しているといった視線をこちらに向けながら湯船から上がり、のぼせたのか若干覚束ない足取りで脱衣所に引っ込んでしまった。

 

「…周りを頼る、かぁ。」

 

不意にこぼれた俺の呟きは浴場に2,3度反響してから消えていった。

 

▼▼▼

 雨が降りしきる墓地、黒いこうもり傘を差す彼女、『重装型・打鉄』のISコアの人格はまっすぐ『重装型・打鉄』のパイロット、一ノ瀬・(ハジメ)を見据えていた。

 

彼は上下黒のスウェットにノースリーブの革のジャケットを羽織り、無言で立っている。

 

見つめ合うこと数秒、動きの無い一ノ瀬に業を煮やした彼女は緩やかな足取りで近づきながら話しかけた。

 

 

「今度は何ですか?そんな妙な格好して、何のつもりですか?」

 

「…………」

 

「質問攻めの次はだんまりですか?

あぁそうでした、どうやってここに来たのかも聞かなければなりませんね。」

 

「………………………………」

 

「はぁ、貴方にはさっさと吐いてもらって…「おい。」…はい?」

 

「デュエルしろよ。」

 

「はぁ?貴方と私がデュエル?頭おかしいですよ。

第一、デッキはどうするつもりですか?」

 

一ノ瀬は問い掛けに答えるように、ジャケットのポケットから遊戯王カードの束を取り出し、不敵な笑みとともに口を開く。

 

「カードは拾った。俺が勝ったら、俺をお前のパイロットとして認めてもらう。」

 

「はっ、そんなうまい話にのるわけ…」

 

ここでオーバーテクノロジーの塊であるISの中枢から生まれた彼女は気付いてしまった。

ここで勝利することができれば目の前にいるちゃらんぽらんに一泡ふかせた上で接触禁止を約束させることも可能ではないか、と。

 

そこに気付いた彼女の行動は速かった。

 

ISのコアネットワーク経由で遊戯王公式サイトを含む遊戯王関連サイトにアクセス。

膨大なデータの中から自身に合い、かつCS*1の優勝報告が上がっているデッキを見繕い、展開方法をラーニング。

最後にそのデッキのデータをホログラムで手元に出した。

 

「フフフ、良いでしょう。

ただし!私が勝ったら二度とこちらに来ないことを約束してもらいます!」

 

「ふっ、構わないさ。俺が勝つからな。」

 

「そのようなセリフ、いつまで吐けるか見ものですね。」

 

 

 

 

「「……決闘(デュエル)ッ!!」」

 

 

こうして、無駄に熱い決闘(デュエル)の火蓋が切られた。

 

 

 

 


 

 

 

「私の先行です!

手札より通常魔法《閃刀起動(せんとうきどう)-エンゲージ》を発動ッ!

その効果によりデッキから閃刀カード、《閃刀姫(せんとうき)-レイ》を手札に加え、そのまま通常召喚ッ!」

 

先行を取ったのはコア人格であった。

アニメ遊☆戯☆王でもやっていけるような熱意でもってカードをプレイしている。

これが自分の傘をほっぽり出して机に向かっている状況でなければその姿と行動のギャップに心を奪われる者も居たのだろう。

 

「続けてレイを素材にリンク召喚!

出撃しなさい《閃刀姫(せんとうき)-ハヤテ》!

 

次はハヤテを素材にリンク召喚!

換装しなさい《閃刀姫(せんとうき)-シズク》!」

 

ラーニングの成果を見せつけるかのように展開している彼女を前に一ノ瀬はただ自分の手札を眺めているのみである。

 

「フフフ、手札事故か何かは知りませんが《増殖するG》はおろか、手札誘発を一枚も使わないとは私も無礼(なめ)られたものですね。

その余裕の態度がいつ崩れるか楽しませてもらいますよ。

手札よりフィールド魔法《円盤闘技場セリオンズ・リング》を発動、

発動時の効果処理としてデッキから《セリオンズ“キング”レギュラス》を手札に加えます。

 

セリオンズの共通効果、セリオンズもしくは自身と同じ種族のモンスターが墓地に存在するときそのモンスターを対象に、手札から自身を特殊召喚し、対象のモンスターを装備する。

 

この効果により墓地のハヤテを対象にレギュラスの効果を発動。

特殊召喚しつつハヤテを装備します。

カードを2枚伏せてエンドフェイズ。

シズクの効果で墓地に同名の存在しない閃刀魔法、《閃刀機関(せんとうきかん)-マルチロール》を手札に加えてターンエンド。

さぁ、貴方のターンです。」

 

彼女の盤面にはカードの効果を無効化するレギュラスとセットカード2枚が妨害として用意されている。

 

 一ノ瀬は不敵な笑みを浮かべたまま、デッキに指を添えた。

 

「俺のターン。ドロー。

スタンバイフェイズからメインフェイズに。

手札から《天岩戸(アマノイワト)》を通常召喚。

そして手札から速攻魔法《神碑(ルーン)の穂先》を発動。デッキから神碑(ルーン)カードを手札に加えた後相手のデッキの上から1枚、カードを除外する。」

 

「そうはいきません。《セリオンズ“キング”レギュラス》の効果を自身をコストに発動、そのカード効果を無効にします。」

 

彼女の発言を聞くや否や、一ノ瀬は口角を吊り上げた。

 

「クククッ、それはどうかな?」

 

「?なっ、まさか!?」

 

「そのまさかさ。《天岩戸(アマノイワト)》の永続効果、このモンスターがフィールド上に存在する限りお互いのスピリットモンスター*2以外のモンスター効果は発動できない。

つまり、そちらのキングレギュラスは、コストを払うことすらできないのさ!」

 

自信満々に説明する一ノ瀬は前々からやってみたかったムーブをかますことが出来てウキウキの様子である。

 

「くっ…」

 

「ククク…これでそちらの閃刀魔法は使えない状況のまま。

このまま安全に展開させてもらおう。

穂先の効果により《神碑(ルーン)の泉》を手札に加え、相手のデッキトップを除外する。」

 

「ぐぬぬぬぬ…!」

 

そこからのゲーム展開はあまりにも見どころの無いものであった。

神碑(ルーン)速攻魔法によるデッキ破壊によりデッキのメインエンジンを飛ばされたコア人格が涙目になりながら攻勢に出るも多種多様な手で妨害された挙句デッキをすりおろされていった。

 

 

徐々に追い詰められていき、表情がより悲痛なものになっていくコア人格。対する一ノ瀬は悪どい笑みを深めながら追い詰める。

 

 

 

決着がついたのは往復で2ターン後であった。

コア人格のデッキが底をついたのだ。*3

涙目で肩を震わせる彼女を前に一ノ瀬は上機嫌な口振りで煽る。

 

 

 

 

「さあどうした?デッキからカードをドロー出来なければそちらの負けだぞぉ?」

 

「……………ませんから」

 

「んん?」

 

「貴方を完全に認めたわけではありませんからぁ!!!」

 

「おぉ~

つまり俺をある程度は認めたということで?」

 

「フゥー…フゥー…」

 

「あの~大丈夫ですかー?

え?

おーい、生きてますー?」

 

「う…」

 

「う?」

 

「うるさいですぅ!」

 

彼女が悔しさに任せて振り抜いた拳は小さなテーブルを挟んだ向かい側に座っていた一ノ瀬の顔面を撃ち抜いた。

 

「ぶべらぁ!」

 

三下のお手本のような声を挙げながら石畳の上に転がった一ノ瀬は身体がノイズが走ったようにぶれた後、最初から何もなかったかのように消えてしまった。

 

「ふう…ふう…

はぁ…」

 

コア人格の疲れの滲み出るため息を吐き出し、再び遊戯王関連サイトにアクセスしだした。

 

「あれは相手が悪かったですね、そうに決まってます。

次は絶対勝ちます。

私のデッキも見直さなければなりません。

『カエルスプライト』…先行3妨害…相手の妨害を踏み越える展開力…空きスロット多め…

これです!これですよ私が求めていたのは!

早速デッキリストの確認と展開のラーニングをしなければ…」

 

 彼女がぶつぶつと独り言を呟く中、不意に軽快な通知音が響いた。

 

「む…リミットレギュレーションの更新ですか…

 

 

ん…んなぁ…!

 

《餅カエル》《水晶機巧(クリストロン)ハリファイバー》禁止…!

 

な、なんてことを…!人の心をアンインストールしたのですかK○NAMIは…!」

 

 しばらく数十分の間、雨音に紛れて呻き声があがっていたのだが、それを聞いていた者はいなかったそうだ。

 

 

▼▼▼

 

 

225:名無しの転生者 ID:Q5NEOp86A

そういえば、IS世界の遊戯王ってどうなってんやろうな。

ディアンケトみたいなやつが量産されとんのかね?

 

 

 

226:名無しの転生者 ID:euyBlQeX+

>>225

なんか嫌やなぁそれ

 

 

227:名無しの転生者 ID:kLuTCtE7D

>>225

《閃刀姫-ディアンケト》って、こと!?

 

 

228:名無しの転生者 ID:K0qEDoIQ7

>>227

おえぇ!

 

 

229:名無しの転生者 ID:NsE/xhZz4

>>227

晩飯返せこの野郎

 

 

230:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>227

これが新しい飯テロちゃんですか?

 

 

231:名無しの転生者 ID:KRxBzZMMK

>>230

飯テロ(吐き気を催すタイプ)

 

 

232:名無しの転生者 ID:GkxK3f+f0

>>230

ただの人類悪定期

 

 

233:名無しの転生者 ID:MiMyUlxBz

>>230

イッチで草

 

 

234:名無しの転生者 ID:bTYvbe6wh

>>230

一瞬気付かなかったわ

 

 

235:名無しの転生者 ID:uoGjX7oKM

>>230

コア人格ちゃんはどうだったか?

 

 

236:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>235

そりゃあぁもうバッチグーよ

神碑(ルーン)でデッキ枯らしてわからせたわ

 

証拠もあるで

【画像】

 

 

237:名無しの転生者 ID:cDhYYepNi

>>236

キャワワ!!

 

 

238:名無しの転生者 ID:kViTcLt+f

>>236

悔しそうな涙目たすかる

 

 

239:名無しの転生者 ID:9zUhfO97o

>>236

見直したでイッチ

 

 

240:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

せやろせやろ?

 

 

241:名無しの転生者 ID:mS3eOzvPM

>>240

よ!さすがイッチ!安価スレの星!

 

 

242:名無しの転生者 ID:MaZFtPlWb

>>240

この調子でガンガンわからせていけぇ

 

 

243:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>242

下手するとコア人格が天災にチクって出荷されるから過度のわからせはNG

 

 

244:名無しの転生者 ID:JvKtQBTFO

>>243

そういやそうだったわ

 

 

245:名無しの転生者 ID:Efv1AfUHF

>>243

お前は自分の命とわからせどっちが大事なんだ!?

言ってみろ!

 

 

246:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>245

命ですけど

 

 

247:名無しの転生者 ID:edwuU4ITo

>>246

はぁぁ~~(クソデカため息)

 

 

248:名無しの転生者 ID:TkZL+XWN6

>>246

わかってねぇなぁ~

 

 

249:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>247

>>248

 

うっせえわ!

 

あ、そうだ(唐突)

コア人格のことで相談事があるんやけどええか?

 

 

250:名無しの転生者 ID:ZENxOSnFS

>>249

ええでええで

 

 

251:名無しの転生者 ID:jUx1SIbl8

>>249

またわからせ案件か?

 

 

252:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>251

exactly!(エグザクトリー)(その通りでございます)

あんにゃろう、拗ねた挙句顔面殴ってきやがった。

これだからISコア人格は…(ヘイトスピーチ)

 

 

253:名無しの転生者 ID:D8Q/wJ+ef

>>252

まぁ、神碑(ルーン)はド陰キャ戦法の塩試合がデフォやし…

拗ねるのも当然の帰結やと思う。

 

 

254:名無しの転生者 ID:y3sZAKogo

>>253

ヘイトスピーチ止めろ

 

 

255:名無しの転生者 ID:OFNxBj7b+

>>254

事実なんだよなぁ

 

 

256:名無しの転生者 ID:tVABcabrH

>>253

サイバー流で後手ワンキルしてくれば?

 

 

257:名無しの転生者 ID:ruwoM7/Qg

>>256

黄泉天ホルアクティ!

黄泉天ホルアクティもお忘れなく!

 

 

258:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

うーん…じゃ

やっぱりもう一度わからせるしかねーな

 

 

259:名無しの転生者 ID:tNC57UjBI

>>258

待ってました!

 

 

260:名無しの転生者 ID:Od8IKj2Kx

>>258

相手がわかるまでわからせる鬼畜の鏡

 

 

261:名無しの転生者 ID:ONmwXlSmk

>>260

光を反射させてそう(小並感)

 

 

262:名無しの転生者 ID:PdWaPjI3+

>>258

次のわからせの予定はあるんか?

 

 

263:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

>>262

(そんなもの)ないです。

とりあえず明日にでももう1回会ってみるわ

 

 

264:名無しの転生者 ID:yvmDqAtU2

>>263

なるほ

 

 

265:名無しの転生者 ID:13SNYmTjz

>>263

バッドコミュニケーション引かないようにするんだぞ~

 

 

266:名無しの転生者 ID:WsfaUWce3

>>263

次はスマブラにしようぜ

勿論Xな

 

 

267:名無しの転生者 ID:o9u6gsQgg

>>266

すまないがメタナイト全盛期はNG

 

 

268:二人目のイッチ ID:74Y/DArJr

やべ、シャルが来たから落ちるわ

 

 

269:名無しの転生者 ID:VSLplmvoT

>>268

おK

 

 

270:名無しの転生者 ID:/IJsCVlQ3

>>268

次も頼んだで~

 

 

271:名無しの転生者 ID:HbLObXxTN

>>268

お疲れちゃんやで~

 

 

 

・ 

 

*1
有志によって開かれる非公式大会

*2
原則的に特殊召喚できず、召喚・反転召喚したターンのエンドフェイズにコントローラーの手札へと戻る共通の効果を持っているモンスター。

*3
遊戯王の敗北条件の1つにターンの始めにドローできないというものがある。




・イッチ
 精神世界に満足ジャケットとデッキを持ち込むやつ。
 先輩風を吹かしたいお年頃。
 コア人格をわからせるために再度わからせチャレンジを敢行中。
・ワンサマー
 ラバーズとイッチのサポートで精神的挫折から立ち直りかけているやつ。
 悩みは自分一人で抱え込む質。
 あの細さで結構筋肉ついてやがる。(イッチ談)
・コア人格
 喪服でデュエルしだすやつ。
 パイロットの影響でサブカルオタク化が進行中。
 重度の負けず嫌い。
 冷徹な雰囲気を纏っていたがデュエル開始とともに消しとんだ。
・遊戯王
 ISの登場により強化されたポリコレ団体に屈しないHENTAI魂の下、美少女テーマが刷られ続けている。
 閃刀姫の人気がめちゃくちゃ高い。


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【わからせの】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart6‐3【連鎖】

露骨な恋愛要素を入れて良いものか小一時間考えたのですが、そもそも原作がラブコメだったので入れることにしました。
1章ラストです。


 一ノ瀬の精神世界。

苔むした墓標が並ぶ中、彼とコア人格は椅子に座った状態で相対していた。

しかし、それは前回のような1つの机を挟んだ形ではあれどカードゲームに興じる為のものではなく、面接の為の配置になっていた。

 

「面接官の一ノ瀬です。

早速ですが面接を始めさせていただきます。」

 

ビジネススーツに身を包みシャープなデザインのメガネを掛け、ゲンドウポーズで威圧感を放つ一ノ瀬が面接官役である。

 

「はい。」

 

対するコア人格もビジネススーツを着て面接に臨んでいる。ちなみに下はタイトスカートである。

 

「まずは志望動機を教えて下さい。」

 

「はい。

私が御社を志望した理由は…って!

何てことやらせるんですか!貴方は!!

 

正気に戻ったコア人格はスーツのジャケットを引きちぎるように脱いで石畳に叩きつける。

 

「はい。ありがとうございました。

結果は追ってお知らせします。」

 

「スルーですか!

このセットを用意したのは私ですよ!!」

 

「あーもうキャンキャン五月蝿いなぁ!

いいじゃん!少し位ふざけたって!!」

 

さっきまでの圧迫感のある雰囲気は何処へやら、弛緩した雰囲気が場を占めた。

 

「あー、この前の件は謝りますからさっさと帰ってもらえます?

後、昨日の今日でここ(精神世界)に来るなんてどんなカラクリですか?」

 

酷く疲れた様子で尋ねるコア人格の問い掛けに一ノ瀬はゲンドウポーズを崩さずに答える。

 

「ガッ!としてグワッ!てょわわわぁ~ん。ってやって来た。」

 

「真面目に答えてください!!」

 

「今回ばかりは真面目に答えたぞ!」

 

「むむむむ…!

はぁ…もう良いです。貴方を私のパイロットとして認めますのでさっさと帰って下さい。」

 

昨日遊戯王でボコした時点でそうなってるはずなんだが…

まぁいいか。

んじゃあ明日からもよろしく頼む。」

 

一ノ瀬は言質を取ったと言わんばかりのにこやかな表情で精神世界からいなくなっていた。

 

「むぅ…帰れと言ったのは私ですが、好き勝手やった挙句片付けもせずにさっさと帰るとは…!」

 

後にはコア人格の悔しげな唸り声が残っていた。

 

 

▼▼▼

[side:簪]

 突然だが、私は一ノ瀬・(ハジメ)を好意的に見ている。

具体的な内訳を言うと友愛9…8割、残りが恋慕の感情である。多分。

 

 彼も私のことを少なからず好意的に見ているはずだ。そうでもないとあんなに献身的な行動をとるはずがない。

 

 そう考えると色々と辻褄が合ってくる。

私とお姉ちゃんが仲直りするように仕向けたことや、『打鉄弐式』製作の手伝いをしてきたことが好いた相手への遠回しのアプローチだったのだろう。

 

でも何で私?

私の他にも良い人は居るはずだ。

 

湧いてきたネガティブな考えを心の奥底に押しやって考察を続ける。

ここは逆転の発想だ。

(ハジメ)くんの視点から私を見てみよう。

 

女子校のような状況の中でほぼ唯一趣味が合う異性。

日本の代表候補生の実力者。

ISについての造詣も深い。

プログラミングについては師匠(お姉ちゃん)以上の腕。

顔は…お姉ちゃん曰く10人いたら10人が振り返るような美人。

スタイルは…まぁ年相応ぐらい?本音や虚と比べるとあれだが、それはあちらが異常なだけだし。

 

………あれ?結構ヒロインっぽいぞ私。

 

もしかしなくとも押せば行ける?

 

「か、かんちゃん~お~い」

 

(ハジメ)くん押しには強そうだけど大丈夫かな?

 

「お~い、もしも~し?」

 

はっ!?何時からそこに!?

 

呼び掛けに気付き顔をそちらに向けると心配げな表情でこちらを覗き込む本音がいた。

 

「何か悩んでるみたいだったけど、何かあったの~?」

 

「いや、何でもないよ本音。

そんな風に見えたの?」

 

「うん。こう、ムムム~って感じだったよ~

…ホントに何もないの?」

 

「う、うん。大丈夫だよ。

本当に何かあったらちゃんと本音に相談するから、ね?」

 

「む~…約束だよ?」

 

「分かってるよ。」

 

本音の追及を受け流して数学の教科書を取り出して予習するふりをしながらさっきまでの推測を再開する。

 

 さっきの考察から私と(ハジメ)くんは相思相愛。多分。

 

多分と言うことは少し強めに押せば確実に落とせる。

 

うん。行ける行ける。

 

あのラウラさんから(ハジメ)くんを取り戻すのだ。

 

私だけに向けるあの無邪気な笑顔、あれは私だけのものなのだから。

 

 

 

▼▼▼

[side:ラウラ]

 私はクラリッサから送られた教本?なる漫画を備え付けの机で読み込んでいる。

内容はドイツから日本に転校してきた女子高生の主人公とその高校に在籍している男子生徒の恋愛ものである。

 

心を閉ざした主人公と彼女に歩み寄ろうとする男子生徒の恋愛模様はもどかしさが云々…

 

とクラリッサから紹介されたが、恋だの何だのは馴染みの無いこともあって目が滑る。

 

パラパラとページを捲りながら流し読みしていると主人公と男子生徒が一緒に昼食を食べるシーンが目についた。

 

不意に一ノ瀬と昼食を食べたことがフラッシュバックする。

 

何故今この光景が浮かんだのだろう?

 

突然脳裏に甦ってきた光景を頭を振って思考の中から追い出して漫画に意識を戻す。

 

漫画の内容に注目しようと心がける度に一ノ瀬のことがちらつく。

 

真っ直ぐにこちらを見つめる瞳。

時折こちらに向ける笑顔。

私にだけ向けたであろう無防備な泣き顔。

 

もしかして私は一ノ瀬のことを…!?

 

 いやしかし私はあんな軟弱な奴のことなんて…

 

だがそしたらこの感情に説明がつかん!!

 

一度そんな考えに陥ってしまったが最後、一ノ瀬が私に対してとってきた行動1つ1つが、いわゆる()()()()理由からなのかと邪推してしまう。

 

 

もしかしたら彼も私のことを…!?!?

 

脳内シナプスが過去最高のパフォーマンスを発揮し、逞しく妄想を拡げていく。

 

彼はどこで私を好いてくれたのか…?

  ほぼ初対面か好意的に接していたような気がする。

 

もしかして向こうは一目惚れ!?!?!!!

 

私と一ノ瀬が手の中の漫画の主人公を自分、相手を一ノ瀬に置き換えた妄想をしそうになったところで思考を無理矢理止めて漫画を机に置き、ベッドに飛び込み枕に顔をうずめる。

 

これは間違いなく重症だ。恋愛漫画のヒロインにどうこう言えない程に恋に恋している。

 

このまま寝てしまおうにも目が異様に冴えて眠れない。

 

「うぅ…こんな時どうすれば良いんだクラリッサ…」

 

 やっと仲直りできた私の部下の姿を思い浮かべるものの脳内に現れた彼女の返答は満面の笑みとサムズアップだけだった。

 

▼▼▼

[side:(ハジメ)

 新しーいあーさがきたーきーぼぅのーあーさーだ♪

 

朝8:00頃の廊下には鼻歌を歌いながら軽やかな足取りで教室に向かう俺。

 

何故ここまでハイテンションなのかと言うと、今日はあの『お前は私の嫁にする』宣言があると推測される日だからだ。

 

あれは良いものだ。

私はあれをアニメで見てブラックラビッ党に入った。

是非ともこの目で見たい。

 

こちらに転生してから知った簪さんやちょい役としてしか知らなかった本音さんも推すようになったが最推しはラウラさんだ。ここは譲れない。

 

あ^~!!ラウラさんと一夏の恋愛を応援しながらちょっと離れた場所から茶々入れながらデロデロに甘やかしたーい!!(性癖の開示)

 

原作とは異なりVTシステムは出なかったが一夏のスパダリ係数は青天井。実力も申し分ない。

ラウラさんは一夏の勇姿を見てある程度は好意的に見ていることだろう。

そこをクラリッサさんがその感情を指摘してやればもう完堕ちよ。

 

マジで何なんだろうな一夏の奴。男の俺でもキュンとくる行動とるなんて…恐ろしい子!!(裏声)

 

 煩悩にまみれた思考を脇に置いて、教室の席に着く。

 

 

 SHRの5分前になって一夏と箒さん、セシリアさんが教室に入ってくる。

 

「おっ、おはよう。(ハジメ)。」

 

「あぁ、おはよう。」

 

今日もクールキャラのエミュは完璧である。

クールキャラに関しては次元を挟まないとキツいって昔のエロい人が言ってた。

この説に乗っかりクールキャラの皮を被ることで俺は原作の相関図を極力変えずに特等席でラブコメを眺めることができる。

仮にバレても一夏は優しいから吊し上げるようなことはしない、はず。

天才か?天才だ。(自問自答)

 

セシリアさんの件で懲りたのであれ以降は原作に沿うようにしているつもりだ。

うまく行ってるかは知らんが。

 

一夏達と世間話をしているとチャイムが鳴ったので席に戻る。

チラリとラウラさんの席を見るとまだ来ていないのか空いていた。

珍しいこともあるもんだ。

 

 今日のホームルームは山ちゃん先生主導である。

 

淡々とシャルルが転校して行ったことが告げられ教室は騒然となった。

彗星のごとく消えていった貴公子だの何だの言われている中、新しい転校生が居ることがちっふー…ではなく織斑先生の口から告げられる。

 

そして転校生としてやって来たのは…

 

「えっと…シャルロット・デュノアです。

えへへ…またよろしくお願いします。」

 

本来の性別で再転入してきたシャル、本名シャルロットさんであった。

 

ほぼ全てのクラスメイトの脳が一斉に破壊された。

 

南無三。

君達の犠牲(脳)は忘れないよ。

 

 

 そしてこの前男子生徒に大浴場が解放されたことに気付きクラスは再び騒然となった。

 

俺の方は近くの席のナギさんと本音さんから問い詰められたが、

 

「俺は知らないな。

確か一夏が長風呂していたから一夏に聞いたらどうだ?」

 

と、キラーパスを一夏に投げ付けて即退散である。

へへへ、見ろよ。シャルさんが肯定したせいで逃げ道無くなってるぜあいつ。

 

おっと、後ろの扉が開いて鈴さんが現れた!

 

「一夏ぁ!どう言うことか説明しなさいよ!!!」

 

鈴さん の チョークスリーパー!

効果は抜群だ!

 

おぉ、織斑一夏。死んでしまうとは情けない。

 

 

少し離れた場所で突如始まったプロレスのような蹂躙劇を観戦していると今度はラウラさんが教室に入ってきた。

 

ラウラさん曰く寝坊だそうだ。

時間に厳しい軍出身のはずだが、特殊部隊はまた別なのだろうか?

 

ぼんやりと遅刻理由について考えていると、ラウラさんが鈴さんを宥めてチョークスリーパーを解除させて一夏と向き合う。

 

来るぞ来るぞ…!

 

「これまで貴方やクラスメイト、鈴さんにしてきた行為について、謝らせてください。

本当に申し訳ありませんでした。」

 

あゑ!?

 

「えっと…頭を上げてくれ。

俺が不甲斐ないことも原因の一端だから…

俺は気にしていないし、な?」

 

俺の知ってるISと違う…(展開)壊れちゃったですぅ。

 

しかし、無情にも話は進む。

 

「まったく…アタシは前のことを蒸し返すほど狭量でもないわ。

許してあげる。」

 

「私も気にしてはいませんわ。

私自身の課題点が明確になりましたのでそう気に病まないでくださいまし。」

 

順に鈴さんセシリアさんの言葉である。

1番デカイ被害を被った2人が許したこともあって許してあげようといった雰囲気になり、呆然としていた俺を置き去りにラウラさんの件は一件落着となった。

 

 肩の荷が降りたラウラさんはやや固い足取りで自分の席に向かうと思いきや、俺の目の前で立ち止まる。

 

急展開で固まっていた俺の制服のネクタイをラウラさんは掴む。

 

次の瞬間、唇に柔らかいものが触れた。

目と鼻の先には顔を赤く染め、目をぎゅっと瞑ったラウラさんの顔。

鼻からやってくるのはIS学園でも嗅いだことの無い女性特有の甘い匂い。

耳にはクラスメイトからの黄色い歓声。

ほんのりと舌に伝わるレモンの味。

 

俺が今ラウラさんに何をされているのか気付くのにそう時間はかからなかった。

 

起きたことの余りの衝撃に引き剥がすことも出来ずに俺は、されるがままラウラさんにファーストキスを捧げた。

 

 

 

 数十秒間いや、数分間だっただろうか。頭がホワホワして時間の感覚が怪しくなっていた。俺の唇から名残惜しそうに離れたラウラさんは林檎のように顔を赤くしながら高らかに告げた。

 

「お、お前は私の嫁にする!けっ、決定事項だ!異論は認めん!!」

 

それを聞いた俺は…

 

「キュゥ…」

 

何も答えられずに気絶した。

童貞には刺激が強すぎたんじゃ。

 

 

何がとは言わんが、凄く、良かったです。

 




・イッチ
 推しに貢ぎまくっていたら推しの恋愛対象になってしまって慌てている。
 一夏がスパダリだから最終的には一夏になびくんだろうなぁと考えている。
・簪
 ヤンデレメンヘラ風ヒロイン。
 恋敵が強すぎて脳破壊された。
・ラウラ
 最短ルートをぶっちぎるヒロイン。
 イッチの最推し。
 大胆な告白はヒロインの特権。
・クラリッサ
 ラウラのおかしな言動は大体コイツが歪んだ日本文化を伝えたせい。
 ラウラに恋心を自覚してもらうために少女漫画を送り付けた。
 嫁発言もコイツが教えた。


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2章:天災がロケットでやってくる
【いち×ラウ】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart7‐1【原理主義】


年内投稿間に合いました。
今回から原作3巻に入ります。


1:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

チギャウ…

チギャウ…

 

 

2:名無しの転生者 ID:7ILgRvjDi

>>1

スレ建て乙…ってどうした急に。

 

 

3:名無しの転生者 ID:G+KPvSVhC

>>1

解釈違い起こしたビームくんみたいになってて草。

 

 

4:名無しの転生者 ID:KRZZ2qpCD

>>1

どうせすぐ正解!正解!って言い出すゾ

 

 

5:名無しの転生者 ID:iXA0Aw057

>>1

何があったんや、怒らんから言ってみ?

 

 

6:名無しの転生者 ID:nZE2Xe1tu

>>5

信用ならないセリフ第1位やん

 

 

7:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>5

ホントに怒らない?

 

 

8:名無しの転生者 ID:iXA0Aw057

>>7

おう!怒らん怒らん。

 

 

9:名無しの転生者 ID:2YjzoZwz0

>>7

はよ教えて~や

 

 

10:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

【朗報?】ワイ、ラウラさんの嫁になる

 

 

11:名無しの転生者 ID:iXA0Aw057

>>10

は?

 

 

12:名無しの転生者 ID:2YjzoZwz0

>>10

ゆ゛る゛さ゛ん゛!!!

 

 

13:名無しの転生者 ID:LthH+NDVr

>>10

うーん、有罪(ギルティ)

 

 

14:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

違うんや!!

ちょーっと推しに貢いでただけなんや!!

ほぼ何もしとらんのや!

 

 

15:名無しの転生者 ID:iXA0Aw057

>>14

それで堕ちてたら世話ないやろ!!

 

 

16:名無しの転生者 ID:xgUMuFfmF

>>14

ラウラをチョロインみたいに言うんじゃあない!!

 

 

17:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

しっかし、何で一夏やなくてワイなんやろか?

 

ワイなんて見てくれもパッとしないし、ゆーほどIS関連で突出した技術もないし、女ウケの良い趣味もないしで、惚れる要素ないやん。

 

 

18:名無しの転生者 ID:veuMkk+SV

>>17

シンプルに男性適合者をドイツに連れ帰ろうとしてるとかか?

 

 

19:名無しの転生者 ID:HsM5mTaDs

>>18

確かに、イッチはワンサマと比べてガード薄いからなぁ

 

 

20:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>18

いや…でも…まぁ、うん。その可能性の方が高いかもな。

うーん…ラウラさんのアプローチかわしながらそれとなくワンサマに矢印向くように仕向けて見るわ。

 

 

21:名無しの転生者 ID:ORjpv/siS

>>20

イッチは新鮮ないち×ラウを摂取できて!

ラウラはワンサマのヒロインレースに参加!

Win-Winだな!ヨシ!

 

 

22:名無しの転生者 ID:FNqR7O/EE

>>20

それがエエで、原作ブレイクしてもロクなこと起きんから。

 

 

23:名無しの転生者 ID:PIOmrdZRs

>>22

経験者は語る。

 

 

24:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>22

一体何仕出かしたんや…?

 

 

25:名無しの転生者 ID:FNqR7O

>>24

どーも、キラ・ヤマトの乗るはずだったストライクガンダムに乗ってる一般通過ナチュラルです。

 

 

26:名無しの転生者 ID:4py7QyLkg

>>25

え!スーパーコーディネーターでもないのに動かせるんですか!?

 

 

27:名無しの転生者 ID:FNqR7O

>>26

できらぁ!!(イージスガンダムをランチャーストライクの引き打ちで追い払いながら)

 

 

28:名無しの転生者 ID:SGTlEZ4h6

>>27

クルーゼ隊長本格参戦で終わりそう。

 

 

29:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

んなこたぁどーでもいーんだよ!!

 

そろそろ『銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)』戦なんや。生き残るために知恵貸せオメーら。

 

 

30:名無しの転生者 ID:QDR+BBeTK

>>29

その前に、やることあるやろ?

 

 

31:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>30

???

 

 

32:名無しの転生者 ID:6/ShPGNqo

せやな

 

 

33:名無しの転生者 ID:N0Is3SFgX

安価や安価。

最近できてないやろ?

 

 

34:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>33

え~

 

 

35:名無しの転生者 ID:Ucy53DVQn

>>34

え~、じゃないが?

 

 

36:名無しの転生者 ID:y6y3EU41L

>>34

安価するんだよオラァン!

 

 

37:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

しゃーないなー

 

今週末水着を一緒に買いに行く人

>>50

 

 

38:名無しの転生者 ID:DxG6b2QDB

分かりゃあいーんだよ。

分かりゃあ。

 

 

39:名無しの転生者 ID:/7ZIcLG+W

安価キチャー

 

 

40:名無しの転生者 ID:EkWxs7evc

ほんとに福音戦の直前やん

 

 

41:名無しの転生者 ID:VdJiBImSZ

モッピー

 

 

42:名無しの転生者 ID:VE+MiG+Bo

山ちゃん先生

 

 

43:名無しの転生者 ID:28pq+Qmql

セッシー

 

 

44:名無しの転生者 ID:96CD+Yqwk

虚先輩

 

 

45:名無しの転生者 ID:O2WaKTQF8

のほほんさん

 

 

46:名無しの転生者 ID:R7x8AL6f7

ワンサマ

 

 

47:名無しの転生者 ID:dklpfWXdP

シャル

 

 

48:名無しの転生者 ID:9C6zIxYYZ

本音さん

 

 

49:名無しの転生者 ID:2Q+IFyRS0

一夏

 

 

50:名無しの転生者 ID:STsIbotzd

簪ちゃん

 

 

51:名無しの転生者 ID:v3E0Bj1ce

オリムー

 

 

52:名無しの転生者 ID:+SXQn097F

ちっふー

 

 

53:名無しの転生者 ID:upOtkCLgi

>>50

なんつーか、無難所やなぁ

 

 

54:名無しの転生者 ID:uoR+9l0IL

1つもラウラが出てない辺りスレ民の醜悪な部分出てる

 

 

55:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>50

簪さんね、了解了解。

明日の昼にでも誘ってみるわ

 

 

56:名無しの転生者 ID:miOnpqCKi

>>55

マイクロビキニ勧めてきたら?

土下座して頼んだら着てくれるかもよ

 

 

57:名無しの転生者 ID:K9W0n/2lW

>>56

簪ちゃんのマイクロビキニ…閃いた!

 

 

58:名無しの転生者 ID:mBibloq1c

>>57

通報した。

 

 

59:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>56

普通にドン引かれて終わりやろそんなん。

 

 

60:名無しの転生者 ID:G/80ebO81

>>59

つまんねーの

 

 

61:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>60

どうとでも言えこの色情魔

 

それよりも>>29だよ>>29。

良さげな案あるか?

 

 

62:名無しの転生者 ID:mT9LAvEPW

>>61

出撃拒否するしかないのでは?

 

 

63:名無しの転生者 ID:W4BeTVi2g

>>61

(良さげな案は何も)ないです。

 

 

64:名無しの転生者 ID:G48iZXzL1

>>61

臨海学校を休め。以上。

 

 

65:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>62

>>63

>>64

 

はーほんまつっかえ。

 

 

66:名無しの転生者 ID:6aUVcJPmP

>>65

それ以外にどうしろと?

 

 

67:名無しの転生者 ID:yRvOwzXBE

>>65

オールレンジ攻撃可能なスラスター兼ビーム砲とか言うインチキ武装が悪い

 

 

68:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

まぁこうなることも折り込み済みやからな。

しゃーないな。

 

 

69:名無しの転生者 ID:MtdNIDBVz

>>68

今日はやけに諦めが良いなイッチ。

 

 

70:名無しの転生者 ID:4aWdIS6PK

>>68

明日は土砂降りやなこりゃ

 

 

71:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>69

>>70

クソ失礼やな自分ら

 

ここ以外の場所で別口の対策を用意してるに決まってんだろぉ

 

 

72:名無しの転生者 ID:uJZfqgXjv

>>71

ほーん、何したん?

 

 

73:名無しの転生者 ID:ePMKawc5I

>>71

私、気になります!

 

 

74:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>73

黒子重工の試作武装の中に対ビーム搭載機用の奴があったからそれを臨海学校の試験運用に回してもらった。

ビーム兵器な対策はこれでバッチリやねんな

 

 

75:名無しの転生者 ID:LNuQhtjqe

>>74

なるほ

 

 

76:名無しの転生者 ID:b/xr2W61C

>>74

珍しく有能っぽいムーブしとるやん

 

 

77:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

ただ猗窩座のおっちゃんに貸し1つって言われちまったから後が怖い。

 

 

78:名無しの転生者 ID:J8CJGm/63

>>77

オイオイオイ

 

 

79:名無しの転生者 ID:Z0mNOAypI

>>77

タヒんだわあいつ。

 

 

80:名無しの転生者 ID:+B0AGwG4w

>>77

マッドサイエンティストの貸し程怖いものはないんや

 

 

81:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>80

そうなんよ。

まぁ、IS学園に在籍してる限りは人体実験できん取り決めやから命の危険が無いのが救いやな

 

 

82:名無しの転生者 ID:THSBHRPQO

>>81

うん…まぁ…ガンバ。

 

 

83:名無しの転生者 ID:emT6h1+0y

>>81

大丈夫?おっぱい揉む?

 

 

84:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>83

揉みたいけど揉みに行けへんやん

 

 

85:名無しの転生者 ID:emT6h1+0y

>>84

そいやそーやったわすまんな

 

 

86:名無しの転生者 ID:ZEe8mmRZW

>>85

まさに外道!

 

 

87:名無しの転生者 ID:lcFlhVKoG

>>85

人の心とかないんか?

 

 

88:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

もうえーわ。

いい時間やし落ちる

 

 

89:名無しの転生者 ID:QVTcOMG+H

>>88

 

 

90:名無しの転生者 ID:gh4HFRYJ9

>>88

お疲れさん

 

 

91:名無しの転生者 ID:wp3MDwh0o

>>88

>>83のせいでイッチは拗ねてしまいました

お前のせいです。

あ~あ。

 

 

92:名無しの転生者 ID:emT6h1+0y

>>91

なんでや!ちょっとからかっただけやんけ!

 

 

 

▼▼▼

[side:(ハジメ)

 ラウラさんにファーストキスをかっさらわれた日から一夜明けた朝5:00。

俺は朝のトレーニングの為に早めにセットされたアラームで目を覚ました。

 

寝間着から着替えようと布団から出ようとしたところで違和感に気づいた。

俺の上に何かが乗っている。

 

チラリと布団の中を覗くとそこには生まれたままの姿のラウラさんが俺にがっしりと抱きついた体勢のまま穏やかな寝息をたててぐっすりと眠っていた。

 

生まれたままの姿、

つまりは全裸である。

またはすっぽんぽん、

英語で表現するならばnakedな状態である。

 

「ミ゜ッッ!!」

 

昨日の様に気絶する前に機械の右手で思い切り頬をつねり意識を無理矢理繋ぐ。

 

俺の部屋が一人部屋になっているタイミングで良かったと心の底から思った。

これが1日先にズレていたら一夏との相部屋になっていた。そしたらもう、大惨事だ。

 

アイツのことだからこれに気付いたら赤飯炊きだしそうなんだよなぁ。

気が回るし、自分が絡まない限り空気読めるし。

 

俺が中途半端に上体を起こした状態で固まっているとラウラさんが目を覚ました。

 

「む、おはよう。良い朝だな。」

 

お、おはよう。

ど、どうして俺の布団にラウラさんが?

 

「ふっ、おかしなことを聞く嫁だ。

夫婦とは同じ布団で眠るものだろう?」

 

俺の疑問に対してベッドの上で膝立ちになり胸を張って答えるラウラさん。

 

止めてくださいその格好で胸を張らないでください。凄くエッチです。ありがとうございます。

 

 俺の胸中を知ってか、ラウラさんは頬を赤色に染めながらモソモソとタオルケットを身体に巻きつけてだした。

 

全裸に眼帯、レッグバンドと言うインモラルど真ん中な装いを隠したラウラさんを見て俺はノソノソとベッドから起き上がり、勉強机の椅子に腰かける。

 

「つかぬことを聞きますが、寝間着はどこに?」

 

「む、私は寝るときは基本全裸だぞ。何かを着た状態で寝るのは少し落ち着かなくてな。」

 

原作通りだった。

シャルさーん!早くラウラさんをパジャマを買いに連れ出してー!

 

現実逃避はそこそこにして、ひとまずこのどこぞのラノベみたいな状況から脱する必要がある。

…ラノベだったわ、この世界。

 

 俺は衣装箪笥からTシャツとハーフパンツを引っ張り出してラウラさんに手渡す。

 

「これを着てください、身体を冷やしてはいけませんから。」

 

怪訝な顔をしているラウラさんに適当な理由を言って念を押す。

 

…嫁が私のために…フフッ…

わかった。寝間着にはこれを使うようにしよう。」

 

なんか凄く嬉しそうだ。

早速着てみてサイズを確認している。

少しばかし大きいが、まぁ妥当な範囲内だろう。

 

彼女にはそんなになる前に大人しく寝間着を用意しろと言いたかったが言わぬが花なので止めておいた。

 

Tシャツが匂うのか、裾を熱心に嗅いでいるラウラさんを尻目に寝間着のスウェットから運動用のジャージに着替えてしまう。

 

加齢臭が出る歳でもないんだが…生乾きだったかあのシャツ。

 

「では俺は自主トレーニングがあるのでこれで。

ラウラさんは…あー、部屋まで送りましょうか?」

 

「そうだな、嫁の気遣いを無下にする訳にもいかんからな。よろしく頼む。」

 

嬉しそうに微笑む彼女を見て、不覚にもときめいてしまった俺は雑念を振り払うように頭を振った。

 

「それじゃあ行きましょうか。」

 

「あぁ。」

 

 差し出した手を嬉しそうに握って立ち上がるラウラさんを見て、またしても俺の心はどうしようもなく掻き乱されていた。

 

助けて簪さん!俺、この子のこと好きになっちゃう!

 

とっくの昔から好きだったわ。マジでどうしよう。

 

彼女からの好意が本物なのか見抜くことすらできない俺が人から愛されるなんてことあり得ないのに。

 

 俺はその罪悪感からラウラさんと視線を合わせないように、勤めて冷静に、玄関へと歩を進めた。

 

▼▼▼

[side:簪]

 私の脳は完全に破壊されてしまった。

この被害は甚大であり、具体的な例を挙げるとすれば略奪愛系の漫画も良いなぁと考えてしまう程である。

前までは純愛系しか受け付けなかったのに…

 

 これもラウラさんが(ハジメ)くんに対して公衆の面前でキスからの告白のコンボを決めたせいだ。

コンボするのは格ゲーか音ゲーだけにしてほしい。

私の脳がもたないから。

 

 この件の救いとしては彼がラウラさんの告白に返事をしていない点である。

 

 だが相手方の大幅リードを許している状態であることは変わらない。

この差を縮める為には来週にある臨海学校で(ハジメ)くんに私を異性として意識してもらう必要がある。

状況証拠からみて好意的に見られていることは確かだが、急に距離を詰めては引かれてしまうかもしれない。焦らず着実に接近していくのが肝要だ。

 


 

 今後の(ハジメ)くん攻略の方針を固めた次の日の昼休み、早速私は1組の教室に本音と(ハジメ)くんを昼ごはんに誘いに行った。

こうした日々の積み重ねで差が出るのだ。

 

最近は彼が不調だったから一緒に食べる機会に恵まれなかったが、今日ならいけるだろう。

 

 私が1組の教室のドアに手を掛けたタイミングでその扉が開いた。

 

そこには目的の1つである(ハジメ)くんとラウラさんが並んで教室を出るところであった。

 

「ん、簪さんか。こんにちは。」

 

「む。簪か。こんにちは、だな。」

 

2人は何故か腕を絡めあった状態であった。

 

「カハッ!」

 

「えっ?

簪さん!?」

 

ボディーブローのように重い衝撃を与える脳破壊は私の意識を刈り取るには十分すぎる火力であった。

 

 

 


 

 知らない天井だ…

 

 

 意識を取り戻した私の視界には無機質な白い天井が広がっていた。

ツンと鼻をつく消毒液の匂いと視界の端に映り込むカーテンレールから推測するに保健室だろう。

 

 しかし、何で…私は確か昼休みに(ハジメ)くんを昼ごはんに誘おうと…

 

思い出した!その時彼とラウラさんが…!!

うぅ、完膚なきまでの敗北だ…

私はきっと一生このままこのもやっとした感情を抱えて生きていくんだ…

私の方が先に好きだったのに…

 

 

 

「簪さん。大丈夫ですか?」

 

「ひゃんっ!!」

 突然掛けられた声によってネガティブ思考の海から強制サルベージされた。

ってこの声って…

 

「大丈夫そうで良かったよ。

急に倒れたもんだから心配したんだよ。」

 

 私が好意を寄せる人物、一ノ瀬・(ハジメ)がそこにいた。

 

「ふへェッ…」

ビックリして変な声が出た。

絶対変人の印象持たれた!

もう終わりだねこの恋。

 

「もしかして大丈夫じゃなかった!?

自分の名前は分かる!?

意識ははっきりしてる!?」

 

両肩を正面から掴まれて心配げな声色で呼び掛けられる。

顔が近いッ!

離れてぇ!

あっ、やっぱ離れないでぇ!

 

「あっ、えっ、さっ、更識・簪です…大丈夫です…」

 なんとか喉から絞り出した声を聞いた彼は安心したのか肩から手を離してどっかりとベッド脇の椅子に座った。

 

「良かったぁ~」

 

勝手にショックを受けて倒れただけなのにこんなに心配されていたなんて…罪悪感で潰されちゃいそう…

 

 

 私が罪悪感でうじうじしていると、沈黙の気まずさに耐えかねたような(ハジメ)くんが話し掛けてきた。

 

「そういえば、来週は臨海学校だけど、水着の用意ってもう済んでいるのか?」

 

まっまだ!かなぁ…

 

あぁもう、私のバカ!音量調整ヘタクソ!

 

「そうか!」

 

ん?なんでこんなに嬉しそうなの?

 

「なら、今週の日曜に2人で買いに行こうか!」

 

えぇぇぇ!

 

ふ、2人で!?これってもしや、デ、デデッ、デート!?

 

「うっ、うん!」

 

前略、お姉ちゃん。

私の恋はまだ間に合いそうです。

 




・イッチ
 推しとの恋愛より推しの恋愛を眺める方が好き。
 ラウラからのアプローチは適当に流すようにしている。
 好意を見ないふりしてるくせに罪悪感に苛まれている。
・ラウラ
 一気に距離を詰めることが出来たがいいようにあしらわれているようで不満げ。
 イッチと同衾したり腕を組んだりとアプローチは欠かさずしている。
 クラリッサとちっふーに恋愛アドバイスをもらっている。
・簪
 脳をボドボドにされたヒロイン。
 負けたと思ったらコンテニュー出来た。 
 布仏姉妹と楯無に応援されてる。


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【いち×ラウ】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart7-2【原理主義】

遅刻しました。
正月ボケしてました。


[side:簪]

 ついに来てしまったデート(仮)当日。

 

集合場所は朝一の校門前。そこからモノレールで移動。大型ショッピングモール、レゾナンスで水着を買う。その後は昼ごはんを向こうで済ませて夕方には学園に戻る。

 

 (ハジメ)くんが昨日の内に用意してくれたスケジュールを頭の中で繰り返しながら集合場所に向かっている。

 

 ちなみに今日の私の格好はワイドデニムパンツにライトグリーンの半袖シャツ、白いスニーカー、ブラウンのトートバッグといったファッションだ。

 

昨日の夜遅くまで本音と話し合って決めた渾身のファッションだ。

ちなみにその話し合いの途中にお姉ちゃんが肌面積の広い服を大量に抱えて乱入してきたが、すぐ後に飛んできた虚によって回収されていった。

 

閑話休題。

 

 私が校門前に到着すると、既に(ハジメ)くんは学校の塀に寄りかかって待っていた。

 

声を掛けようと近づいたところで彼の服装に気付いた。

 

その服装はお洒落と言うにはあまりにも…その…ダサかった。

 

(ハジメ)くんの私服は

デニムのジーンズ。ここまでは良い。

デニムシャツ。………まだ慌てる時間じゃない。

デニムキャップ。…………………はい。

デニム生地のリュックサック。もう何も言うことはない。

 

デニムのロイヤル・ストレート・フラッシュが完成した。

 

最早デニムの妖精である。

 

ジーパンの製造ラインに紛れ込んでいても誰も気付かないのではないかと思う程にデニムである。

 

そこからの私の行動は速かった。

 

「おはよう。簪さん。

ん?そんな目の前の光景が信じられないとでも言いたげな視線はどうしたんです?」

 

などとのたまう(ハジメ)くんの手を掴んで寮の彼の部屋まで引き摺って連れていく。

 

鍵を開けさせ部屋の中に入ったらすぐさま彼の衣装箪笥からジーパンに合う服を引っ張り出して着替えさせる。

 

渋っていたが関係ない。

どこぞのワニの仮面ライダーの変身者みたいなファッションは現実に持ち出してはいけないタイプの劇物なのだから。

 

私プロデュースの(ハジメ)くんのファッションには水色の半袖パーカーと黒のスポーツキャップ、それと黒のショルダーバッグを採用した。

 

地味だのなんだのほざく彼を再び引き摺って予定より一本遅いモノレールでレゾナンスに向かう。

 

 

 楽しみにしていたデートはロマンティックの欠片もない始まりとなった。

 

「やっぱりもう少しデニムを増やした方が良かったんじゃないですか?」

 

うるさい。この妖怪デニムスキーめ。

 


 

 レゾナンスはIS学園から日本の首都は東京に通じるモノレール線のとある駅を下りてすぐのところにある大型ショッピングモールである。

日本有数の品揃えと出店数を誇っているため、IS学園の関係者を始め毎週多くの買い物客で賑わっている。

 

まぁ、そんなところに来たのだから…

 

「す、すごい人混みだね。」

 

「あぁ。水着を売っている店までたどり着けるか不安になってきた。」

 

私達2人はごった返す人混みを前に尻込みしていた。

 

「…水着の確保を優先。昼ごはんは…適当な店のテイクアウト…これで良いかな簪さん?」

 

「大丈夫だよ。これじゃあフードコートは無理そうだしね。」

 

 デートプランの変更を済ませた私達は人並みの間を縫って季節もののアウトドアグッズを取り扱っている店に到着した。

 

「…男性向けのスペース、明らかに狭くないか?」

 

「最近の情勢が情勢だから、仕方ないよ。」

 

 まずは(ハジメ)くんの水着だ。

彼のセンスが明後日の方向に突き抜けていることが発覚したため私も一緒に選ぶことにした。

 

「これなんかどうだ?hotでlimitな感じだ。」

 

「赤いふんどし…これ水着にカテゴリーして良かったのか?」

 

彼の持ってくる水着はどれもキワモノ(遠回しな表現)ばかりだったので全て却下。私が見繕ったもので良さげなものを2人で選んで決めた。

 

すごくデートっぽいことをしていたので思わずにやけてしまう。

理性を精一杯働かせて口角を自然な感じに抑えながら彼の選んだキワモノ水着をもとあった場所に戻して男性向けのスペースから離れた。

 

 次は私の水着だ。

上機嫌な私は彼と一緒に水着を物色する。

 

こうしてみるとまんまデートである。

帰ったら本音に自慢しよう。

お姉ちゃんには…伝えたら面倒なことになりそう。

お姉ちゃんのことだからうらやましい、とか今度は私と行きましょう、とか言い出すのが目に見えている。

 

 

私がワンピース型の水着が並んだハンガーラックの前で水着を見比べていると、幾つかの水着をかごに入れて(ハジメ)くんが戻ってきた。

 

「候補を幾つか持ってきたぞ。

…こういうビキニ型とか、似合うと思うけどどうかな?」

 

「うえぇっ!むっ無理だよ!露出が多すぎるよ!」

 

「ごめんごめん。冗談だよ。」

 

でも…(ハジメ)くんにだけなら…でもやっぱり恥ずかしいし…

 

やっぱり男の子って露出の多い水着が好きなのかなぁ…

でも(ハジメ)くんの前でそんな格好したら…襲われちゃうかも…それでそのまま…

 

はっ!駄目よ戻ってきなさい更識簪。

ピンク色の妄想をしている場合では無いわ!

…今は目の前のデートに集中しなきゃ

 

今回も彼が持ってきたのは案の定キワモノ(やんわりとした表現)ばかりだったのでさっき同様、私セレクトのものから決めることになった。

 

「この白いのとかどうだ?似合うと思う。タンキニ型だから比較的露出も少ない。」

 

「うーん。でもこのハイネックのも捨てがたい…けど…!太ももが出ちゃう…!」

 

2人であーでもないこーでとないと話しながら水着を見比べる時間はとても充実した時間だった。

 

一旦試着しようとしたが、試着室の辺りからIS学園で聞いたことがあるような声がしたので即座に回れ右した。

出先で級友と鉢合わせするのは私の陰キャ感性からするとちょっと怖いので妥当な判断だろう。

 

 

 選んだ水着と、片手間に選んだラッシュガードを会計して店を出る。

 

「次は…俺の私服か…」

 

「うん。私がコーディネートさせていただきます。」

 

「お手柔らかにお願いしますね…」

 

ばつの悪そうな顔の(ハジメ)くんと人混みの中を進んでいく。

 

ふと、隣を歩く(ハジメ)くんの機械の右手が私の左手に触れる。

 

冷房にあてられてかヒヤリとしていてさわり心地がいい。

 

ぼんやりとそう考えていると、不意に人混みの流れが変わった。

辺りに意識を向けるとどうやら近くの店でタイムセールが始まったようだ。微かに40%とか50%とかの声が聞こえる。

こちらの方に来る人の数が増え、更に歩く速さを落とす人も少し増えたように感じる。

 

「ちょっと失礼。」

 

唐突に隣から掛けられた声に反応する前に左手をヒヤリとした金属の手に握られる。

 

「ちょっ!えっ!」

 

「混み合ってきたのではぐれないように、です。

嫌なら言ってくださいね。」

 

ズルい!その言い方すごくズルい!

 

私は赤くなった顔を見せないように伏せながら、(ハジメ)くんの手をちょっとだけ握り返した。

 

私自身の心音が耳から離れない。

 

彼の金属製の手のひらはさっきよりも少しだけ温かく感じた。

 

▼▼▼

[side:ラウラ]

 日曜日の朝、嫁は朝一に用事があると言って出掛けてしまい、この前入部した茶道部も今日はオフであるので私はグラウンドでランニングをしてきた。

 

 ちょうどランニングが終わったタイミングでグラウンド隅のベンチに放置していたスマートフォンから電話の着信音が流れてきた。

通知欄を確認すると凰・鈴音の文字。

無視する理由も無いため電話にでる。

 

《ちょっと!アンタ今何処に居るのよ!》

 

「む?グラウンドだがそれがどうした?」

 

《どうした?じゃないわよ!(ハジメ)と4組の簪さんが手を繋いで歩いてたのを見たよ!

何も聞いてないの!?》

 

「なッ…みっ、見間違いではないのか?」

 

《そんなことないわよ!証拠写真もあるわ!》

 

「そ、そうか…」

 

衝撃の事実に足元が覚束なくなる。

 

《とにかく、レゾナンスに来なさい!

行き方は分かるわよね?

道順はメールで渡すから分からなかったら後で電話折り返して頂戴。

ひとまず私()(ハジメ)の足止めしとくから!》

 

「あ、あぁ。恩に着る。私もすぐにそちらに向かう。」

 

《分かったわ。じゃあ切るわね。

…なるべく早く来なさいよ!》

 

「あぁ。」

 

 電話の切れたスマートフォンの画面には今しがた鈴から送られてきた証拠写真とレゾナンスへの道順が書かれた画像を添付されたメールの通知があった。

 

おそるおそるその写真を見るとそこには買い物袋を提げながら簪と手を繋いで歩く嫁の姿があった。

 

「これが…ねとられ…」

 

 私はぐわんぐわんと回る頭をそのままに、覚束ない足取りで寮の自室へ着替えに向かった。

 


 

 特にトラブルに見舞われること無く鈴から指定されたレゾナンス内にあるファミリーレストランに到着した。

 

「あっ、来た来た。こっちだよ。」

 

入店した私に気付いたシャルに促され嫁達が座る4人席に座った。

席順は以下のとおり。

 

    壁

  ┌────────────

  │荷物 嫁 簪      箒 一夏

  │╔══════╗ 通 ╔═════╗

壁 │║テーブル  ║   ║テーブル ║

  │╚══════╝ 路 ╚═════╝

  │シャル  私     鈴 セシリア

 

 

簪は小刻みに震えており、嫁はしわしわといった擬音がぴったり当てはまるような顔をしていた。

残りの5人の様子は…まぁこの際気にする必要は無いだろう。

 

私は席に着いて、店員が持ってきた冷水を一口飲んで、ふと気になったことをシャルに小声で聞いた。

 

「そう言えばシャル。一夏の方に行かなくて良かったのか?」

 

たしか、シャルは一夏に惚れていると思ったのだが。

 

「あー…今回はあの2人に任せてるんだ。僕はラウラのお手伝い?って感じ。

それより、何で制服なの?」

 

成る程。持つべきものは友人と言うのはあながち間違いではないようだ。

同室のよしみで嫁への詰問に協力してくれるシャルには頭が上がらない。

今の私にとって彼女以上に心強い友軍は無いだろう。

 

「成る程。

外出用の服はこれと、ドイツにいた時に着ていた軍服しかなくてな。」

 

ふーん…そうなんだ。じゃあ後で一緒に服を見に行こっか。

…さてと、ラウラも来たことだし、始めよっか。」

 

シャルは視線を私からテーブルの向こう側に戻し、極めて冷静であると装った声色で対面に座る2人に話し掛けた。

 

「まずは…その買い物袋は何?」

 

荷物の中にある数種類ほどの紙袋に視線を向けての質問だ。

 

「これは…今日買った俺の私服と、俺と簪さんの水着です。」

 

「この事についてラウラにちゃんと説明した?」

 

「用があって外出するとしか…」

 

「へー…ふーん…

ラウラ。これを受けて(ハジメ)くんに言いたいことがあるならちゃっちゃと言っちゃいなよ。」

 

突然シャルから話を振られたがどうしたものか。

 

数十秒程考え込んでから、口を開いた。

 

「嫁よ。」

 

「はい…」

 

「ん?嫁?ラウラ、どう言うこと?」

 

「よっ、嫁…そう言うプレイ…?」

 

混乱しているシャルと簪は置いておいて、消え入るような小ささの声で返事をする嫁を見据える。

 

ここは一度きつく言っておく必要があるだろう。

 

 

 

いやしかし、もしこの2人がただの友達付き合いとして買い物に来た可能性もある。

 

 

手を繋いでいたと言っても…日曜日で混雑しているのだからはぐれないように手を繋ぐ、というものだったかもしれない。

 

だが、彼は私の嫁であって、そうホイホイ他の女性と2人きりで出掛けるのは咎めるべきことで…ましてやあんな…あんな…

 

 

「ラウラ~?ラウラさ~ん?お~い」

 

…はっ!

 

「うむ。どうした。シャル。」

 

「いや、その…前々から気になってたんだけど、(ハジメ)くんのことを嫁?って呼んでるのってなんで?」

 

「む。シャルはまだ知らなかったのか。

日本では気に入った相手を『俺の嫁』と呼ぶのだ。

シャルが知らないのも無理はない。

私もクラリッサ…私の副官から教わるまで知らなかったことだからな。」

 

ポカーンとする一同。

ふむ、どうやら少し情報が古かったようだ。日本のじぇーけーの流行り廃りは早いとのことだから無理もないか。

 

沈黙を破ったのは目の前でおそるおそる手を顔の高さに挙げた簪であった。

 

「あの…それ、二次元…創作の人物に使う言葉で実在する人には使わないよ…」

 

「……それは本当か?」

 

私の問いに首肯する簪。

 

隣のテーブルにも視線を向けると簪同様に頷く女子3人。

一夏は草臥れた様子で椅子の背もたれに体重を預けていた。今はどうでもいいことだが。

 

私は顔が熱くなっているのを実感しながら視線を(ハジメ)に向ける。

 

「よっ…(ハジメ)、このことを知っていたのか?

私の…嫁の使い方が誤用であったことを。」

 

恐々頷く彼。

 

「………何故、指摘してくれなかったんだ?」

 

顔から火を出しそうになりながらも続けて問い掛ける。

 

「その…ラウラさんが嫁って言ってるのが、こう…ツボにはまって?」

 

この男…!確信犯だったとは…!

 

私は席から立って、息をゆっくり吸って、彼を真っ直ぐ前に見据えて、喉から絞り出すように声を出す。

 

…………次は…次は無いと思え…!

 

 私は火照る頬をそのままに忠告の言葉を(ハジメ)に投げつけた。

 

 

顔を青くしながら壊れた玩具のように勢いよく首を上下に振る彼を見て少しばかり溜飲の下がった私は熱くなった顔を誤魔化すために席に座りなおし、目の前の冷水を一気に飲み干した。

 

「それよりもだ。せっかくレストランに来たのだ。昼ごはんにしよう。

シャル。メニューを取ってくれ。」

 

(((誤魔化してる…!!)))

 

誰かの声が直接脳内に聞こえてきたような気がするが気のせいだ。

 

カツ丼があるじゃないか。これにしよう。うん。

 


 

 卵とじではなくソース…盲点だった。

 

ソースのいい匂いが食欲を掻き立てる。

まずはカツから。

 

うむ、悪くない。ソースに浸されたことによりしっとりとした衣と程よい柔らかさの豚ロース肉は閉じ込められていた肉汁と共に口の中で混ざり、ジューシーな味わいをもたらしている。

 

だが濃いめの味付けだ。 

一口カツを食べたら二口は白米が欲しくなる。

 

ソースカツの下にある、ソースが付いた米を一口。

 

ふっくらと粒の立った白米はソースのしょっぱさを包み込む程よい甘さだ。

 

 

(ハジメ)くん、いい加減、謝るなりしたら?ラウラが黙々とソースカツ丼を食べ続けてるんだけど?」

 

「分かってはいるが…今話しかけてもどうしようもないんじゃなかろうか?味わって食べてるようだし。」

 

「シンプルでソースの味…」

 

「ごめん。簪さん今なんて?」

 

「あっ何でも無いです…」

 

 

美味しかった。ご馳走さま。また来よう。…と。

 

 

彼の処罰についての考えもまとまった。

 

 

(ハジメ)。」

 

「はっ、はい。」

 

「これから私はシャルと買い物をする。

それの荷物持ちをしろ。

それと、私以外と2人きりで出かける時は連絡しろ。

今回の件はそれで手打ちにする。

…簪もついてくるか?」

 

「あっ、はい。」

 

私の提案に一も二もなく頷く彼と簪を視界に収めながら私は伝票を片手に立ち上がる。

 

 

ふふふ、これが織斑先生直伝“正妻の余裕”ッ!

惚れ直しても良いのだぞ(ハジメ)よ。

 

 

この後4人で買い物に行った。

 

こういった機会は初めてであったが意外と楽しかった。

 

 

 




・イッチ
 クソボケ2号。
 ラウラの告白に対してどう返したらいいのか悩んだ挙げ句放置してるヘタレ。
 人混みが苦手。
・一夏
 クソボケ1号。
 後日、他の3人とも2人きりで出かける約束を取り付けることで修羅場を回避した。
・簪
 突然の恋敵登場にパニックになってた。
 ラウラたちとの買い物の後にコッソリイッチの薦めたビキニを買った。
・ラウラ
 イッチが告白を否定してこないのでもうそういう関係だと思ってる。
 イッチから貰ったTシャツは黒地に黄色字で『ネコと和解せよ』
 正妻の余裕でイッチと簪に言及はしなかった。
・鈴
 中国が生んだひんぬーヒロイン。
 ラウラとくっついたはずのイッチがデートしてたのでラウラに通報して拘束した。
 ついでに一夏も拘束した。


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【いち×ラウ】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart7-3【原理主義】

 

241:名無しの転生者 ID:R6XR+R35q

そういえばイッチはぼちぼち臨海学校か。

 

 

242:名無しの転生者 ID:g1w2B5OfP

>>241

うらやましいな~水着のJKに囲まれてるんだろ?

 

 

243:名無しの転生者 ID:KUlg3Y5S/

なんかムカついてきたわ。

なんでイッチだけそんな役得が多いんや!

 

 

244:名無しの転生者 ID:f56N2ZE55

>>243

せやせや!

 

 

245:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

言う程良い思いはしてへんで

 

 

246:名無しの転生者 ID:Gqef2rXUB

>>245

なんか言ってるな

 

 

247:名無しの転生者 ID:0Az3z0L8S

>>245

嘘だッ!!

 

 

248:名無しの転生者 ID:H5O8jQXXo

>>245

ダウト。

 

 

249:名無しの転生者 ID:kmvMWrJ/7

>>245

おまえ……つまんないウソつくね

 

 

250:名無しの転生者 ID:4qI9imieS

イッチボコボコで草。

 

 

251:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

ピエン

 

 

252:名無しの転生者 ID:exyg/ljLy

>>251

白々しいわぁ

 

 

253:名無しの転生者 ID:mgxmVbeSk

>>251

安価はどうやったか?

 

 

254:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>253

それはもうばっちしよ

 

【画像】

 

 

255:名無しの転生者 ID:i/jUb2dh4

>>254

カワイイ!

 

 

256:名無しの転生者 ID:6IdbBfUDS

>>254

水着両手に悩んでるの年頃の女の子で好き

 

 

257:名無しの転生者 ID:5kUhHGDpZ

>>254

これは有能

 

 

258:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

さらにもう一発

 

【画像】

 

 

259:名無しの転生者 ID:6d2cR1KNL

>>258

ラウラサン!?

 

 

260:名無しの転生者 ID:vz+FO2Q4A

>>258

おしゃれしてるラウラすこ

 

 

261:名無しの転生者 ID:1gONMOqJO

>>258

何でラウラの試着シーンにイッチが居合わせてるんや?

 

 

262:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>261

簪さんと昼飯食いに行こうとしたら鈴さんらに捕まってな

ファミレスに連れ来られたと思ったらラウラさんと会ってな

なんやかんやで一緒に買い物することになったんや

 

 

263:名無しの転生者 ID:pDLMQiqj4

>>262

???

 

 

264:名無しの転生者 ID:maZha4Ig9

>>262

修羅場かと思ったら修羅場じゃなかった…(困惑)

 

 

265:名無しの転生者 ID:Ryou4lTVR

>>262

そのなんやかんやが一番気になるんやが?

 

 

266:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>265

まぁそれはそれとして

 

今臨海学校のバスなんやが、車酔いを和らげる方法って知ってる?

 

 

267:名無しの転生者 ID:AehQbvAPC

>>265

(´・ω・`)知らんがな

 

 

268:名無しの転生者 ID:uSVI95FGh

>>265

追求から逃げるな

 

 

269:名無しの転生者 ID:hNFVY8MfR

>>265

そんなこたぁどうでもいいんだよ。

 

 

270:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

少し吐く

 

 

271:名無しの転生者 ID:vtQqoruFy

>>270

へ?

 

 

272:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

オロロロロロロロロロ

 

 

273:名無しの転生者 ID:4y+cqz5Xr

>>272

止めろぉ!

 

 

274:名無しの転生者 ID:VeW9Uiy/E

>>272

わざわざ掲示板に書き込むなや!

 

 

275:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

さあ早く解決策を提示しなければ次は俺の嘔吐ASMRを垂れ流すぞ

 

 

276:名無しの転生者 ID:uzDIJsidZ

>>275

よし分かった。

一旦落ち着け。

 

 

277:名無しの転生者 ID:+9JQnrwY0

>>275

ちょい待ち。

今Google大先生に聞いてるから。

 

 

278:名無しの転生者 ID:FJi9HFjp/

>>275

とりあえず窓の外を見ろ。

 

 

279:名無しの転生者 ID:3OHk0d8Ii

>>275

新鮮な空気を吸え。

 

 

280:名無しの転生者 ID:+9JQnrwY0

>>275

分かったぞ!

バスから降りるんだ!

さあ早く!

 

 

281:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>280

今高速を快速でとばしてるんだが?

 

>>278

>>279

ある程度は楽になったわ

サンガツ

 

 

282:名無しの転生者 ID:7d0FiPT1O

>>281

今は7月やぞ

 

 

283:名無しの転生者 ID:c8EaDmkl0

>>281

そういえば酔い止めとかなかったんか?

 

 

284:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>283

水着を調達した時に使ったんで切らしてたんや

 

 

285:名無しの転生者 ID:/CI9mL6sJ

>>284

なるほ

 

 

286:名無しの転生者 ID:8VhO0t1RG

>>284

お礼安価しろぉ?

 

 

287:名無しの転生者 ID:rQoYwfWNE

>>286

安価の亡霊が湧いてきやがったわww

 

 

288:名無しの転生者 ID:/RAXc8oyN

>>286

安価と聞いて

 

 

289:名無しの転生者 ID:vqxqi0UQS

>>286

ガタッ!

 

 

290:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>286

まぁ、良いか。

内容考えるからちょい待ち。

 

 

291:名無しの転生者 ID:krfXOPE/q

>>290

や っ た ぜ

 

 

292:名無しの転生者 ID:3FhBcdJhI

>>290

ま っ て た

 

 

293:名無しの転生者 ID:Hd4K2RTVH

>>290

い つ も の

 

 

294:名無しの転生者 ID:wDSa+llV4

>>291

>>292

>>293

 

インターネッツ老人会始まったな

 

 

295:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

ほな、いくで

 

篠ノ之・束(エボルラビット)のファーストコンタクト

>>315

 

ビーチでやること

>>330

 

 

296:名無しの転生者 ID:Dsp6c4nhx

>>295

キチャー

 

 

297:名無しの転生者 ID:YIE6Eaffr

>>295

エボルラビットで草

 

 

298:名無しの転生者 ID:m4WFBb7a5

>>297

天災の名は伊達じゃないってわけよ

 

 

299:名無しの転生者 ID:a/PMkaQEz

>>297

やってきたこと振り返ると素面でエボルトみたいなことしてたし…

 

 

300:名無しの転生者 ID:O7k6F25rJ

ksk

 

 

301:名無しの転生者 ID:K1suQZHxv

サインをねだる

 

 

302:名無しの転生者 ID:+0pllDu8x

握手してもらえ

 

 

303:名無しの転生者 ID:L+8kJfo8L

さらにksk

 

 

304:名無しの転生者 ID:uuNRisGZv

イッチを保護してもらえるか交渉してみたら?

 

 

305:名無しの転生者 ID:SKBP7TLbG

ISメンテの依頼

 

 

306:名無しの転生者 ID:lLFibPQ8a

ちっふーとの馴れ初めをだな…

 

 

307:名無しの転生者 ID:00HSlZRpg

モッピーのkawaiiエピソードを聞く

 

 

308:名無しの転生者 ID:3U8sgU/aF

ここはワンサマーの幼少期の話一択ダルォ!?

 

 

309:名無しの転生者 ID:TUl0XBlfj

あのロングスカート捲ってこい

 

 

310:名無しの転生者 ID:mVu5lpswk

ウサ耳を強奪

 

 

311:名無しの転生者 ID:8Fo7KwqyQ

おっπ揉んで来い

 

 

312:名無しの転生者 ID:jWLRPMe38

千冬姉を守備表示で特殊召喚ッ!

 

 

313:名無しの転生者 ID:75CpM4nsg

一夏をスケープゴートにして逃走

 

 

314:名無しの転生者 ID:VVNlbEBwo

スリーサイズを聞く

 

 

315:名無しの転生者 ID:+chENI5Ws

性癖を聞く

 

 

316:名無しの転生者 ID:+y6NSr6uc

パンツを見せてもらえるか聞く

 

 

317:名無しの転生者 ID:KViuPRd67

>>315

オイオイオイ

 

 

318:名無しの転生者 ID:6GhEIvX24

>>315

ヤベーイ!

 

 

319:名無しの転生者 ID:LZ+6LEjgQ

イッチ東堂葵化計画進行中やな

 

 

320:名無しの転生者 ID:e/g0hJUMT

イッチも隻腕だから実質東堂葵。

 

 

321:名無しの転生者 ID:+QT2d7/1Q

イッチ…お前も上裸で戦闘するんだ…

 

 

322:名無しの転生者 ID:QlMevR6G9

やべっそろそろ次の安価やん

 

 

323:名無しの転生者 ID:0Ht1iZMEK

クラスメイトを視姦

 

 

324:名無しの転生者 ID:26bxGQzth

ワンサマを砂浜に埋める

 

 

325:名無しの転生者 ID:tMLhmpbdw

鈴ちゃんと沖まで遠泳

 

 

326:名無しの転生者 ID:2RSbuqzbf

簪ちゃんと砂浜で追いかけっこ

 

 

327:名無しの転生者 ID:05n/EqbNb

ビーチバレーに参加

 

 

328:名無しの転生者 ID:O1MrUmGY+

7月のサマーデビルをビーチバレーで打ち負かす

 

 

329:名無しの転生者 ID:/J5q0jK4i

ラウラにサンオイル塗る

 

 

330:名無しの転生者 ID:eZjNYi35e

砂で姫路城作る

 

 

331:名無しの転生者 ID:6oJAzfe3Z

浮き輪で遊泳

 

 

332:名無しの転生者 ID:7JsXYajpK

>>330

 

 

333:名無しの転生者 ID:dalAjOPMY

>>330

難易度高くない?

 

 

334:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>315

>>330

 

どっちもヤバい。

 

ヤバない?

 

 

335:名無しの転生者 ID:Xdo6DRO0o

>>334

ヤベーイ!

 

 

336:名無しの転生者 ID:1m4tYVv7+

>>334

スゲーイ!

 

 

337:名無しの転生者 ID:/LXvLSOd5

>>334

モノスゲーイ!

 

 

338:名無しの転生者 ID:BSP0K4vSM

>>334

骨は拾ってやるぜ

 

 

339:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

お?

 

やっと着いたから落ちるわ

 

ちょっと吐いてくる

 

 

340:名無しの転生者 ID:YOPpwDme8

>>339

 

 

341:名無しの転生者 ID:kfjRe7qPJ

>>339

了解

 

 

342:名無しの転生者 ID:N2KuiCIzn

>>339

ちゃんと安価実行するんやで

 

 

 

▼▼▼

[side:(ハジメ)

 

 青い空、青い海、白い砂浜。

 

「うぶっ…オロロロロロロロロロ

 

汚い嘔吐の音声をBGMを他所にバスからゾロゾロと降りる華のJK達。

 

 

「大丈夫か…?」

 

そして新鮮な潮風を肺に取り込みながら胃の中身をエチケット袋に流し込む俺。

 

「落ち着いた?水、あるよ。」

 

 

その背をさするラウラさんとミネラルウォーターの入ったペットボトルを差し出す簪さんの優しさが身にしみる。

そう優しくする価値なんて俺にはないのに。

 

胃袋に入っていたものを全部吐ききった俺は簪さんからペットボトルを受け取りながらラウラさんの手を借りて立ち上がり、クラスメイト達に追い付くために気持ち早足で駐車場を出る。

 

「あまり無理はするなよ。また吐かれたら迷惑だ。

酔い止めをそこのコンビニで買ってきたから帰りのバスでは必ず飲めよ。」

 

 駐車場から出てすぐの所で俺達の荷物を見ていてくれた織斑先生から注意のお言葉をいただきながら手渡された荷物と酔い止めを受け取る。

 

これが…ツンデレ…

 

「一ノ瀬、貴様何か変なことを考えているな?」

 

思考が読めるのか…まずい!

 

 

「はぁ…さっさと行くぞ。」

 

アッハイ。

 

 

 この後の自由時間、ほとんどの生徒が宿泊施設の近くにあるビーチで遊ぶそうだ。

 

もちろん俺も砂浜で遊ぶつもりだ。簪さんが選んでくれた水着があるし安価もあるからな。

 

俺は逸る気持ちを抑えながら宿へ向かった。




・イッチ
 吐き癖のついた実験台候補生。
 かなり卑屈。
 個人的にはプールの方が好き。
・ちっふー
 イッチのクラスの担任かつ、ワンサマの実姉。
 イッチのことはそれなりに気にかけている。
 ラウラに恋愛のアドバイスをしているが実になることはあまり言えてない。
・スレ民
 イッチにハチャメチャさせて、その報告を聞きながら激辛麻婆豆腐を食べるヤベー奴ら。

ちなみにバスでのイッチはちっふーの隣の席でグロッキーになりながら掲示板やってました。


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【いち×ラウ】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart7-4【原理主義】

ブルーなアーカイブとポケットのモンスターをしていたら更新遅くなりました。

本当に申し訳ない。


[side:一夏]

 臨海学校の間泊まることになる旅館、『花月荘』の女将さんに山田先生と挨拶を済ませたタイミングで千冬姉に連れられて(ハジメ)達が駐車場の方からやってきた。

 

 (ハジメ)達も挨拶をした後、俺達、男子生徒の部屋割りが千冬姉から告げられた。

俺は千冬姉と同じ部屋。(ハジメ)はその隣の部屋に1人となった。

周りからは残念だと言わんばかりの声が上がった。

 

確かに学校の泊まりの行事あるある、友人の部屋に行くを実行したら担任の怖い先生も一緒です。と言うのはいささか気まずいものなので彼女らの心中お察しする。

 

 

 それはさておき。

荷物を部屋に運び終わった生徒は近くのほぼ貸切状態のビーチに繰り出していく。

もちろん、俺達男子生徒2人も例外ではなく、旅館の別館に用意された更衣室で着替えを済ませ、ビーチに向かうところだ。

 

「んんん?」

 

不意に旅館の庭園に目を向けるとそこにはレトロゲームで見るような木の看板が立っていた。

 

「どうしたんだ急に?」

 

「いや、この看板が気になってな。」

 

「ん~…“ご自由にお取りください”?

なんだこれ?

ご自由にって…このウサミミのことか?」

 

看板の側には白いウサミミのカチューシャが突き刺さっていた。

 

ウサミミ…ウサミミ!?

 

俺の知り合いの中でも一際クセのある人物の顔がフラッシュバックする。

 

よくよく考えたらこんなことするのはあの人しかいない!

 

「ま、待て(ハジメ)ッ!」

 

「よっこらせー」

 

俺の忠告が届く前に気の抜ける掛け声でウサミミのカチューシャが引き抜かれた。

 

止めるのが一瞬遅かった!

 

「ただのウサミミカチューシャじゃないか。ホントに意図が分からん。」

 

カチューシャに付いた土を払い落としながらぼやく(ハジメ)は仕出かした事の重大さを理解していないようだ。

 

まぁあの人は人付き合いが苦手な上に外に出ることもあまりしない人だからどういう人物か知られていないし、しょうがない部分だろう。

 

(ハジメ)!早くここから離れるぞ!

そのカチューシャはそこに置いておいて!」

 

「なんだ?これが爆発物みたいな言い方だな。」

 

嗚呼、彼女のぶっ飛び具合が周知されていないことがうらめしい。

 

 

そうこうしていると、東の空から錐型の物体が飛んできた!

 

(ハジメ)ッ!危ない!」

 

「ん?

はぁあぁ!?!!?

 

飛行体に気づいた(ハジメ)の飛び込み回避と同時に着弾。辺り一面に砂塵が舞い上がる。

 

砂煙が晴れたそこにはニンジン型のロケットが地面に突き刺さっていた。

 

「えー…ニンジンって…おまっ…えぇ…」

 

うつ伏せに倒れこみながらも顔だけをロケットの方に向けた(ハジメ)が呟く。

 

俺達2人で茫然自失としていると、ニンジンロケットが中程からパカッと開いた。

 

「やっほーい!束さん、参上ッ!」

 

そこから現れたのはやはりというか、案の定というか、束さんだった。

 

「グエ゛ァア゛ッ!?」

 

そして勢いよく飛び出した束さんの着地地点は(ハジメ)の背中だった。

 

メキィッと人体から発されたらヤバい音がしたのだが大丈夫だろうか。

 

 

▼▼▼

[side:(ハジメ)

 

「お?…チッ、何だお前か。邪魔だからさっさとそこ退いてもらえる?」

 

 

気が付いたら踏みつけられた上に頭上からCV田村ゆ○りの低音ヴォイスが降ってきたでゴザル。

後、背骨から鳴っちゃいけない類いの音が聞こえたがまぁ多分ヘーキヘーキ。

 

首をひねることで頭上に視線を向けるとそこにはピンク色の髪の美人さん…篠ノ之・束その人が見下していた。

 

いや~しっかし、こんなぶっ飛んだ方法で登場してたのか~すっかり忘れてたぜ~

 

それにしても顔が良いなぁ~その反面性格がアカンけど。

 

「お前みたいな凡人が何考えていようが人類有史始まって以来の大天才たる私には関係の無いことだけどね…

お前が私にとって不快なことを考えていることは分かっているんだよッ」

 

 

肩甲骨の辺りに強い衝撃、聞いたこと無いような鈍い音が体の内側から聞こえる。

 

ゴキィッとかグジャァって感じの音。

 

「アビャァッ!?」

 

汚い悲鳴が出るのもやむ無しな痛みが背中を駆け巡る。

 

…よく生きてるな俺。

 

「束さん!?ストップストップ!」

 

「んぇ?

おっ!いっくんじゃないか!

久しぶり~背、伸びた?イケメンになったねぇ!」

 

一夏の声に反応して俺の上に立ってる自称天才科学者*1が背中から降りて一夏に駆け寄っていった。

 

サンキュー一夏助かったぜ…

 

「おぉ!?箒ちゃんセンサーに感知あり!

いっくんごめんねぇ~束さん今から箒ちゃんに会ってくるよ。

ちーちゃんには内緒でお願いね♪」

 

トンでもウサギ*2は一夏に何やらバーッと話すとビューンと走っていってしまった。

 

嵐は去った。結果的に私の背中は救われたのだ。

サンキュー箒。フォーエバーモッピー。

貴女の犠牲は半月位は忘れない。

 

あ、

 

ファーストコンタクト安価実行してない!!

 

ヤベーイ!ヤベーイ!

 

このままじゃ掲示板に張り付いてるグズ共に掲示板ごと燃やされちゃう!

 

んごごごご…一体全体どうしたら…

 

 

(ハジメ)?大丈夫か?

おーい。」

 

このタイミングでは遭遇しなかったと誤魔化すべきか…

 

今からでも追いかけて聞いてくるべきか…

 

「まさか、さっきのでケガしたのか!?

担架…いや、応急手当?…あぁどうしよう!」

 

なんか一夏が勘違いの末に暴走しそうになっているので一旦大人しく立ち上がる。

 

「おぁ!?

無事だったか!

良かったぁー」

 

あーあ、せっかく簪さんに選んでもらったラッシュガードが埃まみれだ。

 

あの畜生ウサギ*3は後で絶対泣かしてやる。

 

その為にはあのエボルラビット*4の弱点を探らねばならない。

 

ファーストコンタクト安価は…明日やればエエやろ。

四捨五入すれば俺とアレ*5は遭遇してないことになるからな。

 

「一夏、さっきの篠ノ之・束について何か知ってるか?ほんの些細なことでもいい。教えてくれ。」

 

一夏なら弱みの一つや二つ、知っているだろう。

 

んあ?

何でそんなかわいそうなものを見るような視線をするんだ?

 

(ハジメ)、束さんだけはやめておいた方が良い。」

 

「は?」

 

は?

 

いや、は?

 

「確かに束さんは顔もスタイルも良い。俺が知っている異性の中でもトップクラスだ。魅かれるのも無理はない。

ただ彼女は少し…いやかなり難のある性格なんだ。(ハジメ)もさっきのを見たらわかるはずだ。

あの人は他人に対しては基本的にああいう接し方をしてしまうんだ。それに生活力も皆無だし。俺が知る限りだと…」

 

「ちょっと待て、何故俺が下心から篠ノ之・束の情報を聞き出していることになっているんだ?」

 

「違うのか?」

 

「違うに決まっているだろう阿呆め。

第一、初対面あれで好意的に見れる方がおかしいだろう。」

 

「そ、そうだよな!

それに(ハジメ)にはラウラが居るもんな!」

 

「え?

…いや何でそこでラウラさんの名前が出るんだ?」

 

「何でってそりゃあ、日ごろからあんなにイチャイチャしてるんだからもう付き合ってるもんだとばかり…

もしかしてあれで付き合ってないのか!?

 

「なんだ…その…特に返事もしてないから保留扱いだと思ってたから、な?」

 

「な?じゃないだろうよ…

断るにしても受けるにしてもちゃんと答えるべきだ。」

 

「それを言ったら一夏もだろう。」

 

「ん?何で急に俺についての話になるんだよ?」

 

「はぁ?」

 

「……………」

「……………」

 

「ビーチに行こうか。鈴さん達も待っていることだろうし。」

 

「そうだな、うん。」

 

このクソボケがぁ…

たとえ俺がラウラさんに好意を向けられたとしてもそれは一時の気の迷いでしかないだろうに。

 

 

 

 

 

 ビーチに着くと既にほとんどの生徒が来ており、ビーチバレーやら遊泳やらを楽しんでいた。

まぁ一夏が来たのを見るや否やそこに殺到したのだが。

なんと言うか、ミーハーだなぁと思いました、まる。

 

一夏に巻き込まれる形で女子に囲まれるイケメンの気分を味わっていると遠くの方から一夏を呼ぶ声がしたので大人しくそれに従い人並みを掻き分けて脱出する。

 

「一夏ー!(ハジメ)ー!

こっちこっちー!」

 

声のする方に行くとそこには鈴とセシリアさんがビーチパラソルとブルーシートを広げて待っていた。

 

「よーし一夏!荷物を置いて泳ぎに行くわよ!」

 

「ちょっと待ってくださいまし鈴さん。一夏さんはこれから私にサンオイルを塗ることになっているのです。

泳ぎに行くのはその後ですわ。」

 

そう言えばそんなイベントが原作にもあったような無かったような。

 

「はぁ!?一夏、いつの間にそんな約束してたの!?」

 

「えっ?いや、言うことを聞くとは言ったけど内容は今知ったところだ。」

 

修羅場?が来たな。ノルマ達成や。

修羅場は少し離れた場所から見るのが良いから安価達成も兼ねて砂遊びに行くか。

 

「一夏、俺はそこの辺りで適当に時間潰してるから荷物番が必要になったら呼んでくれ。

こんな腕じゃあ泳げないからな。」

 

「お、おう。分かった。」

 

一夏は何故か陰のある表情になってたぜ。

 

「あっ…ゴホン!それじゃあ行ってくる。」

 

「あぁ。気を付けろよ。」

 

「…俺はガキかよ…」

 

危なかった、一夏の地雷を思い切り踏み抜いてたわ。

 

一ノ瀬・(ハジメ)は大してクールではないがクールっぽく去るぜ。

 

 

 

 

 さて、一夏達の会話がギリギリ聞こえる位の場所に陣取る事に成功したので姫路城の石垣を作りながら向こうの会話に一定の意識を割く。

 

「ふん!一夏がやらしいことしないようにアタシが監視してあげるわ!」

 

「むぅ…背は腹に変えられません。それで結構ですわ。」

 

おろ?修羅場が終わっちゃった。

まぁ仲良しが1番だから良いか、ヨシ!(現場猫)

 

「では一夏さん、背中にお願いしますわ。」

 

「おっ、おう!…えっとどう塗るのが正解だっけか…」

 

「確か…一度掌に出して、ある程度温めてから…」

 

「この暑さなんだから背中に直接出しちゃえば?その方が楽でしょ。ほら、貸してみなさい。」

 

「ひゃわァッ!?!」

 

「ぷっ…ひゃわァッ!って…ふふ…」

 

りぃんさぁん~

 

「セッセシリア、前、前!」

 

「前…?私は既に目の前に鈴さんを捉えていm…

キャアアァァァァァ!!!

みっ、見ないでくださいまし!!!

 

「あべしッ!?」

 

スゲーラブコメしてる。ベッタベタなラブコメしてる。マジで。

今すぐに振り向いてその様子をつぶさに観察したいところだが俺の評判に傷が付くので我慢する。

陰キャは周りの評価が露骨に下がると死に至るのだ。

 

一先ず砂の姫路城に全神経を集中させて聞き耳を立てていたのを誤魔化すか。

 

 

 

 

 砂の姫路城建築計画も佳境に差し掛かったところで後ろから声を掛けられた。

 

「へ~いイッチ、調子どう?」

 

「本音さんか。今のところ絶好調だな。

…それは水着なのか?」

 

振り向いた先にいた本音さんは着ぐるみのようなものを着ていた。

ちなみにデザインは某電気ネズミ。

 

「そうだよ~」

 

水着なのか。そうそう見ないデザインだなぁ。

 

「似合ってるな。」

 

「えへへ~」

 

クッソカワイイイイイ!!

もじもじと動く本音さん、最高か?

最高じゃねーか。

やはり本1(ホンイチ)だったか…

 

 

「ん?後ろに隠れてるのは…簪さんか?」

 

本音さんの水着の裾を握りしめる簪さんも可愛いなぁ。

ラッシュガードで隠そうとして隠れてない太ももが眩しい。

 

「そうだよ~

ほらかんちゃんイッチに水着見てもらうんでしょ?」

 

「…うん…でもこれ、だ、大丈夫、だよね?変じゃないよね?」

 

「大丈夫だから、ほらイッチが待ってるよ~」

 

あぁすごく良い。エモエモ~って感じだ。これだけで白米3杯いける。

 

ふぅ…

(ハジメ)くん。水着どう?変じゃない?」

 

簪さんがラッシュガードのチャックを全開にしてラッシュガードを少し着崩して水着を見せながら聞いてきた。

そのしぐさエロい。エロくない?

 

 

上は淡い水色のタンクトップ。

簪さんの髪色と同じ色。白い肩と鎖骨のラインがとても良い。

 

そこから視線をゆっくり下に下げる。

 

ほっそりとくびれたお腹と縦に細長いへそを通り過ぎてボトムスに焦点を合わせる。

 

ラッシュガードの裾の奥からちらちらと見える水色のホットパンツと健康的な白さの太もものコントラストが美しい。

 

総評。健康的なエロスが感じられてとても良いです。

恥ずかしさが抜けきれない感じもグッド。

 

 

「とてもよく似合っているよ。」

 

「ホント?」

 

「あぁ。本当だ。良いところを今から10個挙げられるくらいに綺麗だ。」

 

「そう?

良かった~

 

 

はぁ^~可愛い。

 

視線の端でウロウロしている白いモリゾーが気にならないくらいには可愛い。

 

やっぱ簪さんは…最高やな!

 

 

ん?あの白いモリゾー、こっちを見ているのか?

 

こわぁ…

 

 

*1
推定年齢24歳

*2
ナイスバディ

*3
髪の毛淫乱ピンク

*4
世界観がこいつだけスパロボ

*5
悪意無き悪




・イッチ
 現役JKの水着をたくさん見れて嬉しい。
 それはそうと束さんは許さない。
・ワンサマー
 ラッキースケベをキメた奴。
 3日間はセシリアのTKBが脳裏に焼き付くことになりそう。
・天災ウサギ
 そんなこともあろうかと…を素でやる科学者。
 イッチのことは研究対象として興味がある。
 それはそれとして一夏の近くにいるのが気に入らないので踏みつける。
・簪
 原作では専用機の開発を優先して臨海学校に参加しなかった。
 イッチに水着を褒められて嬉しい。
・白いモリゾー
 ドイツ軍特殊部隊『シュヴァルツェ・ハーゼ』の隊長。
 イッチに中身を見せるタイミングをうかがっている。


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【いち×ラウ】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart7-5【原理主義】

執筆の時間が取れず投稿が遅れてしまいました。
次回以降は近いうちに投稿できると思います。


 

495:名無しの転生者 ID:CS8CvdtXG

では黒ビキニこそ至高の水着であるということでよろしいか?

 

 

496:名無しの転生者 ID:oadYok9Rl

>>495

良い訳ねえだろ馬鹿野郎ッ!!

競泳水着が一番だろ!

 

 

497:名無しの転生者 ID:2G3+N2wLS

いいや、健康的な太ももとチラリズムの合わせ技。

パレオ付き水着が最高であるということになっている

 

 

498:名無しの転生者 ID:xaDzt0nUZ

旧スク一択だろ異教徒ども

 

 

499:名無しの転生者 ID:3zGtD4ul+

眼帯ビキニの良さを知らないとは…

 

 

500:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

白スクが持つ健全さが反転したが故のエロスが良いんだろJK

 

 

501:名無しの転生者 ID:qqHGqsDt5

そこはハイレグ水着ダルォ!?

人を刺し殺せるような角度のなぁ!

 

 

502:名無しの転生者 ID:Zwd4/ZPdS

嫌だ…貝殻ビキニが良い…

 

 

503:名無しの転生者 ID:OGL8eimbz

海藻…

 

 

504:名無しの転生者 ID:z2uXlKIZS

絆創膏…

 

 

505:名無しの転生者 ID:HDw2qQZRc

まったく、マイクロビキニの背徳感とエロスのマリアージュこそが最も尊いことに気づかないとは君たちには失望したよ。

ここは私がマイクロビキニを推す一人の漢として君たちに紐ビキニの良さを伝えさせてもらうよ。

 

 

506:名無しの転生者 ID:L+QduVzJp

す、すごい数の変態が集まってきている…

 

 

507:名無しの転生者 ID:PUnxxBnsT

>>500

おい待てイッチ、なぜそこにいる

 

 

508:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

あ、ばれた

 

 

509:名無しの転生者 ID:AqQ1gC5lR

さっさと水着のJKの画像を渡すんだ!

次の安価がどうなってもいいのか?

 

 

510:名無しの転生者 ID:JZ99pmdrU

>>508

のほほんさん…いや…かんちゃんも捨てがたい…

だがここは王道のモッピーの水着を!

 

 

511:名無しの転生者 ID:5aGrhcyAi

>>508

セッシー!セッシーの水着姿を!

 

 

512:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>510

>>511

まあまぁ一先ず俺の近況報告を聞いてもらおうかぁ

 

 

513:名無しの転生者 ID:oadYok9Rl

嫌だ。

現役JKの水着姿がいい

 

 

514:名無しの転生者 ID:5aGrhcyAi

うぅーはやくかわいこちゃんの水着が見たい〜

ムサイ男に囲まれた生活だから癒しが欲しい〜

 

 

515:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

しょうがねーなー湯冷めしたから本日2度目の温泉を堪能している真っ最中だがコイツをくれてやるぜ~

 

セッシーと鈴ちゃん

【画像】

 

モッピー&シャル

【画像】

 

ラウラ、簪

【画像】

 

 

516:名無しの転生者 ID:JZ99pmdrU

>>515

うおおおおおおぉぉぉぉ!!

 

 

517:名無しの転生者 ID:5aGrhcyAi

>>515

かんしゃぁ!

 

 

518:名無しの転生者 ID:fbgqRwuvM

大盤振る舞いやな

 

 

519:名無しの転生者 ID:r59eJR/pb

おい待て、最後の構図…

なんでお前が挟まれる形になってんだよおいぃぃ!!

 

 

520:名無しの転生者 ID:MtIWr9LTs

マジだ!!?

許さんぞてめぇ!!

 

 

521:名無しの転生者 ID:5JgRSogDY

殺すだけでは済まされない

 

 

522:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

あ、送る画像間違えた

 

 

523:名無しの転生者 ID:ISj1Pg64U

>>522

オレァクサムヲムッコロスッ!!

 

 

524:名無しの転生者 ID:yCTWQUwcZ

>>522

恋愛対象にならないようにって言ってたんじゃねぇのかよおおん!?

 

 

525:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>523

だってぇ…

 

水着の美少女だよ!我慢できる訳ねぇじゃん!

 

 

526:名無しの転生者 ID:/HDpMdGYa

>>525

性欲に負けてんじゃねぇよカス!!

 

 

527:名無しの転生者 ID:MNpQuq20g

>>525

肉体年齢にがっつり引っ張られてるじゃねぇか!

自制心はどうしたんだよ!

 

 

528:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>527

無理です。ティーンエイジャーのエネルギッシュな欲望を前に童貞の自制心じゃ敵いません。

 

 

529:名無しの転生者 ID:DxxfoUptj

>>528

ホントさぁ…

お前さぁ…

 

 

530:名無しの転生者 ID:8KQaRcAwh

>>528

さっさとモルモットになって来いよ。

間違いが起こる前にさ。

 

 

531:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

ヒンッ

 

 

532:名無しの転生者 ID:36IANOI3l

 

 

 

 

 

 

533:名無しの転生者 ID:rvNZccYl5

 果

  応

   報

    !

 

 

534:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

まあこれのカバーは…どうにかします。ハイ。

 

それはそうと、明日は篠ノ之束&銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)が襲来しますが皆様はいかがお過ごしですか?

 

 

535:名無しの転生者 ID:oadYok9Rl

>>534

火山頭と領域の引っ張り合いを…

 

 

536:名無しの転生者 ID:czMoRyz75

>>534

デュエルガンダムとドッグファイト。

 

 

537:名無しの転生者 ID:yq8IUPudJ

>>534

マジカル八極拳で海賊を千切っては投げ、千切っては投げ…

 

 

538:名無しの転生者 ID:8px7987KC

>>534

安価スレにクソ安価を投げて回ってる

 

 

539:名無しの転生者 ID:60X6QIGrt

>>535

>>536

>>537

何で戦闘中に掲示板見てんだよアホ

 

 

540:名無しの転生者 ID:irC4Ovpgf

>>538

よう俺

 

 

541:名無しの転生者 ID:7lwWqVm6/

>>535

>>536

>>537

の実力派3連打からの

 

>>538

模範的掲示板の住人で草

 

 

542:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

私は今フルーツ牛乳を飲んでいます。

 

 

543:名無しの転生者 ID:4QIBhY/Vf

>>542

ずいぶんと余裕だなおい

イッチ的に明日はかなりの山場だろ

 

 

544:名無しの転生者 ID:oadYok9Rl

フルーツ牛乳飲みたくなってきたわ

 

 

545:名無しの転生者 ID:x2qWJLwLr

>>544

いい加減戦闘に集中しろよお前は

水着の猥談からいるのIDで分かってんだぞ

 

 

546:名無しの転生者 ID:oadYok9Rl

>>545

ウッス

 

 

547:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

そういやぁ福音メタの装備についてなんも書いてなかったわ

 

知りたい?

 

 

548:名無しの転生者 ID:BElAWPtjf

>>547

いや別に

 

 

549:名無しの転生者 ID:apfHeDdbY

そういや今のヒロインズは旅館浴衣姿なのか…

 

見せろ、早く見せろ。

 

 

550:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>548

>>549

ノリ悪いなぁ

浴衣姿は今夜中にうpしてやるからまってな

 

それで福音メタ装備についてなんやけど

 

 

551:名無しの転生者 ID:24SjcyAPp

>>550

まぁ見せてくれるんならええよ

 

 

552:名無しの転生者 ID:led9vJCP8

>>550

我が強い

 

 

553:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

【画像】

 

じゃーん

これが新装備の高機動用非固定浮遊部位(アンブロックユニット)『韋駄天』や

『阿修羅』とは違って高機動と稼働時間の延長を図った黒子重工の意欲作やで

 

 

554:名無しの転生者 ID:czMoRyz75

>>553

エールストライカーみたいやね

機能もシルエットも

 

 

555:名無しの転生者 ID:2hRwuPjv/

>>553

当たらなければどうということは無いって訳か

 

 

556:名無しの転生者 ID:zgtIksGoK

>>553

高機動仕様は男のロマンやな

 

 

557:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

【画像】

 

んでこれがIS用小型機関銃『雷霆(ライテイ)』や。

『打鉄』に搭載されてる機関銃を簡略化したやつや

これで機動力を維持しながら撃ち合えるのよ

 

 

558:名無しの転生者 ID:q+qbZUsf7

>>557

戦闘スタイルが大きく変わっちまうがそこんとこ大丈夫なん?

 

 

559:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>558

師匠の特訓で機動戦を仕込まれてるからマイペンライ!

 

 

560:名無しの転生者 ID:iqY6MMUwy

>>559

不安だ…

 

 

561:名無しの転生者 ID:TihUYheAX

>>559

フラグの匂いがプンプンするぜ

 

 

562:名無しの転生者 ID:czMoRyz75

>>559

ちゃんと慣らし運転することを勧めておく

 

 

563:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>562

あいー

 

んじゃそろそろ部屋に戻りますわ

旅館浴衣は今夜、再浮上した時にでもうpしますわ

 

 

564:名無しの転生者 ID:RSFHnYycL

>>563

あいよ

 

 

565:名無しの転生者 ID:eahkiVoid

>>563

早く浴衣をみせろ

 

 

 

 

689:名無しの転生者 ID:oadYok9Rl

そういや、俺の居る世界じゃイッチ入りISが売ってたな

 

 

690:名無しの転生者 ID:a7zDqck9G

>>689

マジかよ

どんな感じだった?

 

 

691:名無しの転生者 ID:oadYok9Rl

>>690

東堂葵とうちはサスケと男子中学生を足して原液そのままぶち込んだ感じだった。

安価こなすタイミングで露骨に挙動不審になるのがワンサマーの目からも明らかだったのと陰キャが無理してるのが分かりやすすぎてゲラゲラ笑った

 

 

692:名無しの転生者 ID:yq8IUPudJ

 

 

 

693:名無しの転生者 ID:+oWRmvADB

>>691

挿絵とか上げてくれ

 

 

694:名無しの転生者 ID:oadYok9Rl

>>693

あいよ

 

【画像】

 

【画像】

 

【画像】

 

 

695:名無しの転生者 ID:C+Iiy7hy9

キメ顔似合わねー

 

 

696:名無しの転生者 ID:5wSgs4pFz

>>694

 

あの3番目の画像にある(ハジメ)が『白式』に怯える表情…

あれ……初めて見た時……

なんていうか……その…下品なんですが…フフ……下品なので止めときますね………

 

 

697:名無しの転生者 ID:z2uXlKIZS

>>696

自制できて偉い

 

 

698:名無しの転生者 ID:zzEKwAhMe

なんだかんだ周囲と上手くいってるワンサマーと若干浮いてるイッチの対比に人生の悲哀を感じますね。

 

 

699:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>696

怖っ!

 

 

700:名無しの転生者 ID:KOH9q9CBp

>>698

元が童貞拗らせた陰キャだから仕方ない。

 

 

701:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>698

>>700

えっ!俺の扱い、悪すぎ…?

 

 

702:名無しの転生者 ID:tL6AX0BPT

>>701

異常者だらけの掲示板で安価スレ立ててる時点でお察しだろ。

>>538の時点で分かってただろう?

 

 

703:名無しの転生者 ID:UGYiyLwQu

>>701

お前は俺らのおもちゃのチャチャチャ!

 

 

704:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

そんなに言うならこの旅館浴衣のヒロインズの画像はいらないんだな?

 

 

705:名無しの転生者 ID:oadYok9Rl

>>704

さーせんしたー!!

 

 

706:名無しの転生者 ID:X94I0oOfI

>>704

ごめんちゃい♡

 

 

707:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

わかればよろしい。

では旅館浴衣のヒロインズを投下だぁー!

 

【画像】

 

 

708:名無しの転生者 ID:AbSWgaGJy

>>707

命の恩人、感謝永遠に

 

 

709:名無しの転生者 ID:W0iNgaVjM

>>707

良い…

 

 

710:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

それで今一夏とお土産屋見てるんだが、母親に渡すならどんなんが良いのかね?

前世含めてそういう機会が無かったもんで何が何だかチンプンカンプンなんや

 

 

711:名無しの転生者 ID:cPl5I70G7

>>710

木刀

 

 

712:名無しの転生者 ID:LoVzNMriu

>>710

ドラゴンの付いた剣のアクセサリー

 

 

713:名無しの転生者 ID:zbb0daDfN

>>710

ご当地ゆるキャラのよくわからんストラップ

 

 

714:名無しの転生者 ID:aPfFnCaQc

>>710

アニメとコラボしたストラップ

 

 

715:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>711

>>712

>>713

>>714

 

小学生男子かよ手前らはよぉ!

 

 

 

716:名無しの転生者 ID:+tQFAwhBa

真面目に答えるなら茶菓子とかの消えものが良いぞ。

変化球ならハンカチとかの小物もあり。

木刀は絶対に買うな。

 

 

717:二人目のイッチ ID:xXEjLYcq2

>>716

ありがと。

んじゃあ落ちるわ

明日は俺の雄姿を見逃すなよ~

 

 

718:名無しの転生者 ID:J7jGUdgPq

>>717

はいはい。

 

 

719:名無しの転生者 ID:LahHslDoT

>>717

本当にそれは雄姿なのだろうか

 

 

720:名無しの転生者 ID:5wSgs4pFz

>>717

もっかい無様さらしてもエエんやで

 

 

 

 




・イッチ
 銀の福音も篠ノ之束もワンサマーとちっふーが居るからどうとかなると思っている。
 お土産にはハンカチを買った。
 前世は体が弱く旅行の機会に恵まれなかった。

・一夏
 イッチが周りから浮いてるのに気づいており、気にかけている。

・ヒロインズ+ちっふー
 織斑姉弟が宿泊している部屋で女子会中。


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【前門の福音】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart8-1【後門の天災】

[side:(ハジメ)

 

 臨海学校2日目の朝。

 

 今日は丸一日ISの装備試験である。俺含めた生徒のほとんどは若干浮足立った様子で旅館から離れた場所にある砂浜に繰り出した。

 

 

 

 砂浜では既に教師陣が『打鉄』やIS用の装備のチェックをしている。

よくよく観察してみると、教師陣の他にも首からよくわからないロゴの入った社員証を提げた人もISをチェックしている。

 

俺の近くでポヤッとした雰囲気で佇む本音さんに聞くと、IS委員会の日本支部が呼んだ人員だそうだ。

 

世間では俺の右腕はIS実習中の事故ということで通っているので、事故の再発防止という大義名分を引っ提げて干渉してきたのだとか。

 

本音さんの口ぶりから推測するに彼らは無理矢理捩じ込んできたようで、何らかの目的があるのだろう。

 

全く、大人の世界はどこもドロドロで世知辛いよ。

 

 

 俺が物思いに耽るのを他所に織斑先生が俺達生徒の前に立つ。

 

「おはよう。ではこれよりIS各種装備の運用テストを開始する。

ISとその装備は既に準備してある。山田先生の指示に従いテストを進めるように。

専用機持ちは専用機用のテスト会場に移動する。私に付いて来い。

あぁそれと、昼まで花月荘には戻れんことを留意しておけ。

以上だ。」

 

 いつも通りに淡々と告げられた指示に従い、織斑先生に連れられて砂浜を歩くこと少し。

 

所々の転がる岩が目立つ砂浜の外れに到着した。

 

織斑先生が足を止めたタイミングで、俺は先程からの疑問について彼女に問いかけた。

 

 

「あの…織斑先生?なぜ箒さんもこっちに来てるんですか?ISスーツも新しいものに変わってますし…」

 

「あぁ、そのことか。それなら…」

「ちぃぃーーーちゃぁぁあぁぁあん!!!!」

 

背後からいつぞやに聞いた声がした瞬間、俺の体は宙を舞った。

 

「グワァーッ!?」

 

グルグルと回転する視界の中で呆然とこちらを見上げる一夏達を発見すること3回、澄み渡る青空を視界に収め、派手な水飛沫を上げながら着水した。

 

「はッ(ハジメ)ーッ!!」

 

 

一夏の呼ぶ声が遠ざかる中俺の体は沈んで…

 

 

 

 

 

沈…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………思ったより浅いわココ。

 

 

 

完全に溺れる前に体勢を立て直した。今使ってる義手、耐水性があると言われていたけれど海水にがっつり浸かってしまっても平気なのだろうか。

 

今考えても仕方ないな、ヨシ!

 

 

 

 立ち泳ぎの体勢で浮上し水面に顔を出すと、今から飛び込もうとでも言いたげな恰好のラウラさんと救命浮き輪を構えた簪さんと目が合った。

 

「………無事でしたーなんて…アハハ…」

 

気まずッ!2人の決死の行動を無駄にしたみたいで居た堪れないわ。

 

何とも言えない気まずい沈黙を破ったのは篠ノ之博士の底抜けに能天気な掛け声であった。

 

 

「カァモォオン!『紅椿(あかつばき)』ィ!!」

 

 

俺が着水した方角からニンジン型のロケットがお手本のような放物線を描きながら飛んできた。

 

そのロケットは放物線の頂点を過ぎたあたりで分離、内部に格納していた立方体のコンテナのみとなり、さっきまで俺が立っていた場所に直撃した。

 

「うひゃー…」

 

あそこに居たままであったらどのような惨事が起こったのか想像してしまい、背中に冷たい汗が流れた。

 

気を取り直して海からあがり、義手の関節部に入り込んだ海水を拭き取りながらみんなの下に戻ると丁度、箒さんの専用機『紅椿』がその姿を露わにしたところであった。

 

深紅の戦鎧を想起させる機体を前に篠ノ之束は出来たばかりの工作を自慢する子供のように無邪気な様子で話し出す。

 

「この世紀の大天才、篠ノ之束がフルスクラッチ開発したこのIS、『紅椿』!現行ISの全てを凌駕するスペックを持つ、箒ちゃんの為だけのインフィニット・ストラトスさ!」

 

説明を聞いた全員が茫然としていると、元凶の彼女はスカートをふわりと持ち上がるように回りながら続ける。

 

「さぁさぁ、箒ちゃん早速最適化処理(フィッティング)とパーソナライズを済ませちゃおうか!」

 

「はい。お願いします。」

 

「も~そんな固くならないでよ~箒ちゃんに喜んでもらうために束さん頑張ったんだからさ~」

 

底抜けに明るい声色の姉に比べて妹の方は努めて他人行儀で話している。

 

人のことはあまり言えた口ではないが、彼女らの家庭環境は中々に複雑なようだ。

 

 

空中に幾つもの投影型ディスプレイとキーボードを浮かべるメルヘンな装いの自称天才科学者は目にも止まらぬ打鍵でISの設定をしながらも口は動かし続けている。

 

「箒ちゃん、胸、おっきくなった?お尻も…うん!成長期ってやつだね!束さん、箒ちゃんの成長が知れて嬉しいよ!」

 

「やっ止めて下さい!姉さん!」

 

「何でさ~家族の成長を喜んでるだけだよ~

…っと、出来たよ~ささっ装着してみよ~」

 

「……はい。

すぅ…『紅椿』!」

 

箒さんが受け取った待機状態の赤い紐になった『紅椿』を掌に握り込み、ISを起動させた。

 

深紅色の『紅椿』はあるべき場所に戻ったかのように箒さんにフィットしている。

 

「おぉ…」

 

「調子はどう?まぁとりあえず飛んでみなよ~」

 

彼女は新しいISの動作の具合を確かめるように鋼鉄の手を2,3度開いて閉じてを繰り返してから上空に躍り出た。

 

彼女の駆る『紅椿』は機動力特化型ISの『白式』もかくやとばかりの動きを見せつけてるように弧を描いて飛んでいる。

 

「よーし!問題ないようだね~装備のマニュアル入ってるから確認しといてね~」

 

 彼女を薄目で眺める束博士はそう言うと視線を上空のISから一夏の方に向ける。

 

「次はいっくんの番だね!ささ、『白式』見せて~」

 

「は、はい。」

 

『白式』の待機状態である腕輪にケーブルを接続させると再びキーボードとディスプレイを投影し先程同様、凄まじいスピードのタイピングで稼働データを漁り出した。

 

キーボードを打ち出してから1分経たずに彼女は目ぼしいデータを探り終えたのか、満足気な表情でケーブルを引き抜いた。

 

「いや~ありがとうね!ISの発展はいっくんの両肩にかかっていると言っても過言ではないよ!」

 

「は、はぁ…」

 

 

 

一夏と篠ノ之博士が話しているのを遠巻きに見ていると篠ノ之博士がこちらに気づき、不機嫌と言わんばかりの表情で話しかけてきた。

 

 

「おいそこの、見世物じゃないんだ。さっさとどこかに消えろよ。」

 

嫌悪感を隠そうともしない言い草に少々むかっ腹が立つがぐっと飲みこんだ。

 

「篠ノ之博士、一つ質問が」

 

あ?聞いてなかったのかよ擬い物が。

私は消えろって言ったんだよ。せっかくのいっくんとの交流の邪魔してんじゃねーよ。

 

剣呑な雰囲気とピリピリと肌に突き刺さるような殺気。

 

ラスボスと相対したような張り詰めた空気の中、意を決してあの質問を投げかけた。

 

「どんな異性が好み(タイプ)ですか?もちろん同性でも可。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……は?」

 

 

凍り付いた雰囲気を破ったのは束博士の心底呆れたような声であった。

 

 

「ちなみに俺は胸と(タッパ)のデカい女が好み(タイプ)です!」

 

 

「胸…」

「身長…」

 

 

「ボーデヴィッヒに更識妹、そう私を恨めしそうに見つめても自分のものは変わらないぞ。」

 

 

たっぷり数十秒、考え込むような表情で腕を組んだ彼女はこちらをまっすぐこちらを睨みつけながら腰を落した。

 

「誰がお前なんかの質問に答えてやるかよッ」

 

 

そこから言い渡された質問の返答は鳩尾直撃の正拳突きだった。

 

「ぐえっ!?」

 

突然の衝撃によろけ、後ろに倒れこむと目の前にはローファーの靴底が。

 

 

 

 

思わず目をつぶったがいつまで経っても痛みはやってこない。

 

恐る恐る目を開けると今度は視界一杯の革靴の裏があった。

 

よくよく見ると天災が踏み抜こうとした足を織斑先生が足の甲を挟み込む形で止めていた。

 

 

「はぁ…一ノ瀬、これ相手に迂闊が過ぎるぞ。さっさとパッケージの確認に行ってこい。」

 

「はいぃ」

 

喉が絞り出すような声で返事しながら情けなく引っ込む。寿命が3年は持っていかれた気分だ。

 

 

 

 

「どいてちーちゃん、束さんはそのセクハラ野郎に制裁を加える権利があるの。」

 

「それなら私の方から済ませておく。お前は大人しく帰れ」

 

「ひどーい!束さんとちーちゃんの仲でしょ!?」

 

「うるさい。」

 

 

ピリピリとひりつくような空気を背に黒子重工のロゴの入ったコンテナの下に急いだ。

 

うへぇ~もう安価はこりごりだよぉ~

 

 

 

▼▼▼

 

 

 

53:名無しの転生者 ID:6cy7I1HAr

新スレになったがイッチの浮上はまだなのか?

 

 

54:名無しの転生者 ID:TpZq0N54H

>>53

この掲示板に居る全員がお前さんみたく張り付いてる訳じゃあないんだ

大人しく全裸待機していてもらおうかぁ

 

 

55:名無しの転生者 ID:6cy7I1HAr

>>54

甘いな

私は既に全裸で獣狩りの夜を駆け回っておる

 

 

56:名無しの転生者 ID:UJ7tQCPhd

>>55

啓蒙上げすぎだろ…

 

 

57:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

>>55

獣より野生に還るのは禁止っすよね

 

 

58:名無しの転生者 ID:6cy7I1HAr

>>57

狩人はルール無用だろ

 

てか浮上したんならさっさと可愛い女の子の画像をくれ

 

知り合った女は皆殺しに来るんだ癒しが欲しいんだ

 

 

59:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

>>58

しゃーないなー

クソウサギの安価達成の報告に来たところやのに

 

【画像】

 

 

 

60:名無しの転生者 ID:6cy7I1HAr

>>59

エボルラビットじゃねーか!

 

 

61:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

>>60

いいだろ?

(ツラ)と体が最高の女だぜ

 

 

62:名無しの転生者 ID:r3dYRuFK3

>>61

(ツラ)と体だけの間違いだろ

 

 

63:名無しの転生者 ID:7i+3ydxSt

>>61

3歳児みたいなメンタリティの自称天災(笑)やん

 

 

64:名無しの転生者 ID:eT/x839Jk

>>62

失礼な!声も良いぞ!

 

 

65:名無しの転生者 ID:ojXjNwb1M

>>64

それ以外はカスって言ってるようなもんやん

 

 

66:名無しの転生者 ID:eT/x839Jk

>>65

それは…まぁ…はい。

 

 

67:名無しの転生者 ID:jYsJEVKXu

>>66

認めちゃってるやん

 

 

68:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

これ以上あれの話は危険や!

何かこっちを睨み付けてきてるからな!

 

【画像】

 

 

69:名無しの転生者 ID:jfRg0azpY

>>68

ヒエッ

 

 

70:名無しの転生者 ID:NljtNPUyM

>>68

イッチがあれを心の中で愚弄しているのが原因では?

 

 

71:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

>>70

それはそう

 

 

72:名無しの転生者 ID:6cy7I1HAr

>>71

自業自得やん

 

安価結果報告してほらほら

 

 

73:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

>>72

嫌でござるまだ死にたくないでござる

 

 

74:名無しの転生者 ID:XYTbGUWd9

>>73

ちっふーが近くで控えてんだからエエやろ

 

 

75:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

ならエエか

 

クソウサギにさ、性癖聞いたら正拳突きが返って来たで

 

多分あれで俺の腹筋われたわ

 

 

76:名無しの転生者 ID:SoMyq24Ld

>>75

そうはならんやろ

 

 

77:名無しの転生者 ID:GXdGG2Z+0

>>75

はえー今の掲示板って夢の中から書き込めるんかー

 

 

78:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

>>76

>>77

最近俺への当たり強くない!?

 

 

79:名無しの転生者 ID:DBuP+VERS

>>78

最近おもろいスレが立たない方が悪い

 

 

80:名無しの転生者 ID:BcWe/3pcg

>>78

因果応報ってわけよ

 

 

81:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

はーっ!暇人共よタヒね!

 

 

82:名無しの転生者 ID:LXpixgKh3

ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ

 

 

83:名無しの転生者 ID:0kRSdvJTn

ま、死なない程度に頑張ってくださいな

 

 




・モッピー
 専用機が貰えてウキウキ。
 少し調子に乗ってる。
 天災に苦手意識あり。

・エボルラビット
 性格以外が超絶ハイスペックな天災。
 イッチが鬱陶しくてイライラしている。
 何やら暗躍している模様。
 
・IS委員会日本支部の皆様
 IS学園で起きた事故(イッチの右腕が吹っ飛んだ事件のカバーストーリー)を受けて生徒への安全指導のために参加してきた人達。
 急遽決まったので日本のIS企業の従業員が助っ人参加している。


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【前門の福音】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart8-2【後門の天災】

[side:(ハジメ)

 

 唐突に花月荘の客室に詰め込まれて約30分。シャワーを浴びてから携帯端末をTTFC(東映特撮ファンクラブ)*1に繋いで配信リストを漁っていると織斑先生から宴会場に来るように呼び出しがかかった。

 

 宴会場にはノートPCやら何やらが並べられ、物々しい空気が支配していた。宴会場に居た先生達やIS委員会の方々も修羅場じみた雰囲気を漂わせている。

 

 宴会場の奥、ステージのところにはホログラムで表示されたレーダーの前で織斑先生が海上に浮かぶ赤い点を睨みつけていた。

 

 俺から少し遅れてきた一夏らが宴会場に入ったタイミングで先生はこちらに気づいたようで近くまで来るように呼んだ。

 

「…まずは現状を説明する。」

 

先生は手元のデバイスを操作し、レーダーの上に無骨なデザインのISの姿が映し出された。

 

織斑先生は眉間に深いしわを刻みながら切り出した。

 

「ハワイ沖で試験運用中であったアメリカとイスラエルの共同開発した軍事用第三世代IS、『銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)』が暴走。

監視空域を離脱し真っ直ぐこちらを目指して飛行中。

ここから2㎞先の空域を50分後に通過、1時間後には日本本土に到達すると予測される。」

 

うんうん。アニメで見たところってやつだな。

しっかし、そんな機密の塊をみすみす見逃すとは、アメリカとイスラエルの管理状況はどんなものだったのやら

 

…ん~…なんか違和感…あ、『銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)』って有人機なのか。

無人機って記憶していたが、思い違いだったの、か?

 

とにかく中の搭乗者については気を付けないとな。

 

 

 

思考を回しながらちらりと隣に視線を向けると俺以外の何も知らない専用機持ちたちの間に動揺が駆け巡っていた。

 

彼女らを他所に先生は淡々と続ける。

 

「日本IS委員会から国家代表や自衛隊に要請こそ送ったものの国家代表は…事情により後1時間は出撃できず、自衛隊も緊急発進(スクランブル)を掛けたが成果はなし。依然『福音』は予測ルートを飛行中だ。」

 

 そこで一瞬だけ目を伏せ言葉を区切った後、先生は本題を切り出した。

 

「…そこで我々にお鉢が回ってきたというわけだ。

運用できるのは訓練機の『打鉄』3機と『ラファール・リヴァイヴ』2機、そしてお前たちの専用機8機。

 

機体スペックと習熟度合の観点から凰、オルコット、ボーデヴィッヒ、山田先生が日本代表…小金原・茜(コガネハラ・アカネ)が到着するまでの約30分間、福音の足止めを任せる。

残りの5人と訓練機を使用した教員で周辺空域の警戒及び封鎖、状況次第では後詰めだ。

作戦開始は20分後の11:00。

 

各々、出撃の準備を「チョーーーっと待ったーーー!!!」…チッ」

 

 

織斑先生の言葉を遮ったのはいつの間にか姿を消していた篠ノ之束、その人であった。

 

突然の天災の来訪に騒然とする周囲を他所に織斑先生に詰め寄るエボルラビット。

 

「その作戦待ったぁー!」

 

 うるさっ、もういい年なんだかTPOを弁えろよ。

 

「ここは関係者以外立ち入り禁止だ。お引き取り願おう。」

 

「えぇーッ!?束さんISの生みの親なんですけどー!部外者じゃないんですけどー!」

 

「IS学園かIS委員会日本支部の許可がないならお前も部外者だ。」

 

「今更そんなもん必要ないでしょ、それよりも!

それよりもだよ!

足止めなんて消極的な作戦じゃ止められるものも止められないよ!

あと!瞬間火力がぶっちぎりのいっくんの『白式』と圧倒的スペックな箒ちゃんの『紅椿』を『銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)』に当てないなんて全く持ってナンセンスだよ!

それにちーちゃんらしくない!」

 

 

「だが…」

 

Prrrr…

 

 Prrrr…

 

 世界最高峰の2人の会話を遮ったのは織斑先生のスーツのポケットから聞こえる電話の着信音だった。

 

「…少し待っていろ。

おい、お前達はISの最終チェックを済ませておけ。」

 

「「はいっ」」

 

 織斑先生が宴会場を離れ、俺たちはISのチェックを始めた。

…とは言ったものの、さっきの運用テストの準備で一通り済ませていたので簡単な確認作業だったが。

 

俺が装備の確認を済ませて待機状態の『重装型・打鉄』を机の上に置いたままホログラムのレーダーに視線を注いでいると、同じく確認を済ませた一夏が話しかけていた。

 

「千冬姉に掛かってきた電話ってなんなんかな…」

 

「さぁ?大方お偉いさんからさっさと足止めに向かえって感じの催促なんじゃないか。」

 

「うーん、すごく嫌そうな顔してたからそうかもしれないな」

 

「…大人って大変だな…」

 

「だなぁ…」

 

「そういえば、篠ノ之博士の姿も見えないが…何か悪だくみでもしているのか?」

 

「…なぁ(ハジメ)、不思議と嫌な予感がするのは俺だけかな?」

 

「奇遇だな、俺もだ」

 

 

まぁ、今更どうこうできないんだがな、ガハハ!

 

…何をしでかすか分らんからシンプルに怖いなぁ

 

 

 先生の退出から時間にして約3分、先程より数段草臥れた表情の彼女が戻ってきた。

 

 

「専用機持ちは集まってくれ。」

 

指示に従い集合すると鬱屈とした雰囲気を纏う彼女は口を開いた。

 

「…すまないが作戦を変更する。織斑、篠ノ之、一ノ瀬が福音の撃破に当たってもらう。」

 

「なッ?何故ですか織斑先生!」

 

「織斑先生、(わたくし)共では力不足とでも言いたいのですか?」

 

 

「落ち着け、ボーデヴィッヒ、オルコット。

下手に代表候補生を前線に出して万が一があったら外交問題になりかねん。これは仕方のないことだ。」

 

「しかし!(ハジメ)の精神状態が不安定なことは貴女も知っているはず!」

 

「…そんなこと知らないわけがないだろう。

一ノ瀬、判断はお前に委ねる。行けるか?」

 

「…行けます。」

 

というか、これに参加しとかないと一夏が瀕死の重傷になるのを避けられないので降りる理由がない。

 

(ハジメ)ッ!」

 

「あの…織斑先生、私が代わりに出撃することは、出来ないんですか?」

 

 

「あぁ、代表候補生を使い潰す可能性は排除しろとのお達しだ。」

 

酷い話だな。男性適合者とIS開発の第一人者の実妹はどうでもいいとでも言いたげだ。

 

「男性適合者と篠ノ之はIS学園が自ら抱え込んだのだから自己責任だろう、と言うのがIS委員会の言い分だ。」

 

うわぁ…大人の闇を垣間見たわー

 

てか、さり気なく心読まれるの怖すぎる

 

いや、あの織斑千冬なのだからある意味当然なの…か?

 

 

 

「2人とも、俺は大丈夫さ、一夏と箒さんが居るからな。

それにISには絶対防御もある。心配はいらないさ。」

 

「うむ!一夏が一緒である上に、私もいるんだ。

万に一つも無いと言える。」

 

 

 なお食い下がろうとしているるラウラさんと簪さんを箒さんと宥めて俺はモスグリーンのチョーカーを首に着けた。

 

さてここが正念場だ。

 

▼▼▼

 

103:名無しの転生者 ID:6cy7I1HAr

時間的にはもう福音戦は始まってると見ていいのか?

 

 

104:名無しの転生者 ID:37s7bNIwJ

時間的にはそうじゃね?

 

 

105:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

出撃じゃオラァン!

 

 

106:名無しの転生者 ID:Q0MuGrff5

デッデッデデデデ!

 

 

107:名無しの転生者 ID:FMzLNcfAN

カーン

 

 

108:名無しの転生者 ID:2Qgd/k8QU

デデデデ!

 

 

109:名無しの転生者 ID:2+SxNOTO2

テテッテッテテッテ

 

 

110:名無しの転生者 ID:KkwHYwcCy

テーン

 

 

111:名無しの転生者 ID:gAdFOj0By

テッテッテン

 

 

112:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

>>109

>>110

>>111

マリオだこれー!!

 

 

113:名無しの転生者 ID:aIGC/aUeM

うーんこの絶妙にかみ合わない感じ…

まさにインターネッツって感じやね!

 

 

114:名無しの転生者 ID:mSroJEk9E

あの頃はなぁ…原曲3ループくらいできたのになぁ…

 

 

115:名無しの転生者 ID:v0w2Y21Yk

>>114

おじいちゃん、通しで1回も出来なかったでしょう、捏造は止めて下さい。

 

 

116:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

『紅椿』速い、速くない?

同時に出発したのにもうだいぶ離されてるんだけど

 

 

117:名無しの転生者 ID:K0DdCxDF9

>>116

お前、『紅椿』をなんやと思ってんのか?

クソウサギ謹製の第四世代ISやぞ

第二世代機で追いつけるわけないやろ

 

 

118:名無しの転生者 ID:6cy7I1HAr

>>116

いくら高機動仕様と言っても全体的なスペックは圧倒的格下なんだ

諦めてくれ

 

 

119:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

後なんか箒さん俺が遅いのに不満たらたらなんやけど…

こんな嫌味な性格しとったっけ

 

 

120:名無しの転生者 ID:1HW0E7N+V

>>119

箒ちゃんは調子に乗りやすいんだ

そこからワンサマーに逆転されてヒィヒィ言わされるのがウス=異本定番の流れなんだ

薄いのが厚くなるんだ

マイサンも熱くなるんだ

 

 

121:名無しの転生者 ID:EkUsZv+/c

>>119

それは愛しのお姉ちゃんから新しいエアガン貰って嬉しさの余りハト撃ちだすメスガキムーブだぞ

 

 

122:名無しの転生者 ID:6cy7I1HAr

>>120

後半誰ウマ

 

 

123:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

>>121

それはメスガキと言うより幼児ですよね?

 

 

124:名無しの転生者 ID:D8068Z04s

>>123

うむ…

 

 

125:名無しの転生者 ID:IPlnGGruJ

>>123

天災が甘やかしたせいで精神的な成長が遅れてるんだ許してやってくれ

 

 

126:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

ボチボチ福音の索敵圏内に入るそうだから落ちるで

 

 

127:名無しの転生者 ID:27NRmxyB2

>>126

健闘を祈る

 

 

128:名無しの転生者 ID:CrJxnJwwi

>>126

惨敗を祈る

 

 

129:名無しの転生者 ID:dKuoD/FP4

>>126

一夏の覚醒フラグ残さないと後々ヤバいから気を付けな

 

 

130:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

>>129

マジで?

まぁ何とかなるやろ

 

 

 

 

 

▼▼▼

[side:千冬]

 

 ボーデヴィッヒらを宴会場の隅で待機させ、通信機器を一夏らのISに繋ぎながらレーダーを確認すると福音の座標を示す赤い点が3人の青い点のある方角に進行方向を変えていた。

 

「各機に告ぐ、福音がこちらを感知したようだ、警戒を怠るなよ。」

 

『了解』

『分かりました』

『了解です』

 

 返事を聞き、一度マイクを机の上に戻した瞬間、左斜め後ろから気配。

 

「やっほ~束さんだぞ~…んがっ!」

 

 やかましくなる前にノールックのアイアンクローでこめかみを掴みながらマイクから離す。

 

「何するのさ~ち~ちゃ~ん箒ちゃんを応援しようとしただけだよ~」

 

「うるさい、タダでさえ今は緊急事態なんだ、さっきみたくそこらをほっつき歩かれてはたまらん。

大人しくしていろ」

 

「むー…しょーがないなー」

 

束を無理矢理レーダーの目の前の席に着かせる。

 

「…やけに大人しいが、今度は何を企んでいるんだ?」

 

不意に浮かんだ疑問にコレは不敵な笑みを浮かべながら答えた。

 

「ん~企みってほどじゃないけど、ちーちゃんの為にもなることの仕込みはしてあるよ~」

 

 どうも嫌な予感がする。

 

 そんな私の胸中を見抜いているであろう天災は封切されたばかりのアクション映画を見る子供のような表情でモニターを眺めていた。

 

 

 

 

*1
東映特撮の配信サイト。会員費は月990円、皆も入会しようね!




・イッチ
 モルモット候補生。
 胃袋の中身を予め空にしてから参戦。
 一夏を庇って大怪我すれば一夏の覚醒と自分のフェードアウトが一気に出来るかもしれないからやってみようかなと思ってる。
 ラウラと簪が構ってくれるのは嬉しい反面、自分より一夏の方に行ったほうが絵的にも実益的にも得なのになぁと考えている。

・ちっふー
 男性適合者を2人も抱え込んだ影響でIS委員会からの圧力が増し増し。
 (ハジメ)がラウラに婿入りすれば保護を維持しながら日本を脱出させられるるので既成事実を作ってもらいたい。

・モッピー
 ちょっと調子に乗ってる一夏の幼馴染1号。
 一夏にいいとこ見せてアピールしたい。
 今回の作戦では回避タンクをやる予定。

・ワンサマー
 苦労人の気がある我らが主人公。
 箒が調子乗って失敗しないか内心ヒヤヒヤしている。
 (ハジメ)が無理してないか気にかけているが大丈夫としか言わないので若干モヤモヤしている。

次回、福音戦第一ラウンド開始です。


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【前門の福音】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart8-3【後門の天災】

 

 日本海上空、花月荘からの約2㎞の地点。

 

 そこには2機のISが銃弾も斯くやのスピードで飛行していた。

 

 深紅のIS、『紅椿』が先頭を突き進み、そのすぐ後ろには『白式』が追随している形である。

 

「む、一ノ瀬からのメッセージだ。」

 

「ホントか?」

 

「あぁ。…封鎖海域に侵入した漁船を見つけたから追い出してくる。だそうだ。そんなもの放っておけば良いものを。」

 

「箒、(ハジメ)を待たなくていいのか?(ハジメ)の支援射撃があった方が良いだろ」

 

「ふん!それで福音を逃す訳にはいかないだろう。

一ノ瀬の合流を待たずに行くぞ!」

 

《目標地点まで15秒!》

 

「さあ来るぞ一夏!」

 

「あ、あぁ!」

 

 ISのヘッドセットからの声に答えるように前方を突き進んでいた2機のISが速度を緩めた瞬間、水平線の先から銀色のISがその姿を現した。

 

一夏らと同様に打倒すべき存在を見つけた『銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)』はスラスターと武装を兼ねた背中の翼を広げ、その先端を前方へと向ける。

 

次の瞬間、翼から幾つもの光弾が2機のIS目掛けて打ち出された。

 

 

「甘いッ!」

 

 しかしその光弾は狙った対象に着弾することなく、『紅椿』の放ったエネルギー刃によって切り払われた。

 

 光弾が爆ぜ、眩いばかりの光が海上の一角を埋め尽くす。

 

 

「一夏!」

 

『紅椿』を駆る箒の言葉と同時に分厚い光のカーテンを突き破った銀色が姿を現す。

 

 

 『銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)』は赤い光を灯したメインカメラで目の前に立ちふさがるISを睥睨していた。

 

 

『迎撃対象α,βをメインカメラに補足。

銀の鐘(シルバー・ベル)の稼働率修正。

攻撃を開始します。』

 

 無機質な合成音声を残して『銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)』は高度を上げ、先程以上に翼型スラスターを広げ迎撃対象へと光弾を撃ちだした。

 

『La~♪』

 

雲一つない空に歌声が響く海上。雨のように降り注ぐ光弾が開戦の合図となった。

 

 

 

 

 

「一夏!私の近くを離れるなよ!

はぁッ!」

 

「分かってるッ!とぉ!」

 

 

(クフッ

クフフフフ…

やはり姉さんに頼んで正解だった!)

 

『紅椿』にインストールされていた2振りの刀の1つ、『空裂(カラワレ)』の飛ぶ斬撃で上から降りかかる福音のエネルギー弾を切り払いながら、篠ノ之箒は悦に入っていた。

 

(軍用ISに対してこんなにもうまく立ち回れるとは嬉しい誤算だ。

これ程の力があれば一夏にも…グフフ…)

 

「この弾幕じゃ近づけないか…?

箒、(ハジメ)が来るまで持ちそうか?」

 

(まただ、(ハジメ)(ハジメ)と…お前と一番長い仲なのは私だろうに!)

 

「はっ!その必要など無い!

一夏!『零落白夜』を用意をしておけ」

 

「はぁ!?おい箒!」

 

 

言うが早いか彼女は『紅椿』のもう一振り、『雨月(アマヅキ)』を鞘から抜き、光弾の隙間から見える福音に切っ先を向ける。

 

 

 

 降り注ぐ光の全てを展開されたシールドで受け止め、静かに息を吸う。

 

 

 

 

 

「せやぁ!!」

 

 

そして、気迫のこもった掛け声とともに突きと幾筋もの光が放たれる。

 

 

 降り注ぐエネルギー弾と相殺されながらも弾幕を潜り抜けた『雨月』の光波が福音に殺到する。

 

だが相手は出力制限を取っ払った軍用IS。無情にも光波は福音のシールドに阻まれて消えた。

 

 

「ふっ、やはり一筋縄ではいかぬか」

 

 好戦的な笑みを浮かべる箒とは対照的に一夏は焦燥を感じていた。

 

 

(ハジメ)からの通信がない…何かあったのか?)

 

 

 

▼▼▼

 

 

150:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

密漁船をあらかじめ封鎖区域から追い出してやったぜ

よしっ!

 

 

151:名無しの転生者 ID:6VjlwhE9p

>>150

何やってんだお前ぇぇ!!

 

 

152:名無しの転生者 ID:4tCh1EVp2

>>150

不用意に主人公の覚醒フラグを折るのは感心しない。

 

 

153:名無しの転生者 ID:UytIpuSMj

>>150

お前がそれっぽい感じに一夏をデコイにしろ

 

 

154:名無しの転生者 ID:rEtuxEWIR

>>153

覚醒以前にワンサマーが危なくない?

 

 

155:名無しの転生者 ID:KNLW1rXw0

>>154

ワンサマーならイケるやろ

 

 

156:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

やっぱり不味かった?

適当に俺が一夏庇って大怪我すれば覚醒してくれるもんだと思ってたんだが

 

 

157:名無しの転生者 ID:VW5y3kIxV

>>156

一夏の覚醒は意識不明の状態で『白式』のコア人格に接触する必要があるのじゃ

 

 

158:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

マジで?

そこんところうろ覚えだったわ

 

 

159:名無しの転生者 ID:N/8SjRAEx

マジだよ

ちゃんと責任取ってそれっぽい感じにワンサマーに庇われて来い

 

 

160:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

えー

 

 

161:名無しの転生者 ID:L6faW/YEM

我らが聖人君主、ワンサマーを信じろ

最悪お前が『白式』に乗ればええやろ

 

 

162:名無しの転生者 ID:RJ63ydDbW

>>161

えっ!?

ここの倫理観、低すぎ!?

 

 

163:名無しの転生者 ID:8jhhkd3in

>>162

掃き溜めに常識を求めるなよ

 

 

164:二人目のイッチ ID:EHw0PG0VQ

とにかく早く一夏と合流するわ

なんかあったらまた浮上する

 

 

165:名無しの転生者 ID:1y7Fz/Aui

あいよ

 

 

166:名無しの転生者 ID:v+gJqZY7K

正直クソウサギの意図がこちらからでも測りかねるから原作に乗っかっておくのが一番楽

 

 

 

 

▼▼▼

[side:(ハジメ)

 

 ある程度の原作の流れを把握していた俺は封鎖海域に侵入していた漁船を目敏く見つけ、1人追い出しに向かった。

 

一夏が戦闘に集中できるように箒にのみメッセージでこのことを伝えたので問題は無いだろう。きっと。

 

 密漁船のおじさん共にJアラートもびっくりな喧しい注意勧告で封鎖海域から締め出し、後始末を花月荘でスタンバってた山田先生に押し付けた。

 

そこまでは良かったのだ。()()()()()

 

 

 

 掲示板のアホ共曰く俺がいらない気を回したせいで一夏及び俺の死亡フラグがビンビンなそうで。

どうにか帳尻を合わせるために最高速度で彼らのもとに向かっているのが現状である。

 

それにしても流石は高機動パッケージ。

ぐんぐんと加速し、彼らの反応がある地点はもはや目と鼻の先である。

 

 おっと、一夏と箒との通信を切ったままだった。

 

「こちら一ノ瀬、合流します。

今の状況はどうなってます?」

 

(ハジメ)か!

今は…っと、箒が福音を抑えてくれてる…けど、いつまで持つかわからない』

 

「了解。」

 

 機械越しに聞こえた一夏の声に一先ず安心。

 

 

 

 …うん?

 

 

 

 

「なぁ一夏、もしかして俺って今からあれに混ざらないといけないのか?」

 

『あぁ、何時までも避け続けるわけにもいかないからなっ早くしてくれ!』

 

 

 水平線の先から見えた光景は世界観がスパロボ寄りのものであった。

 

 光弾と光波と尾を引きながらながらビュンビュン飛び回る3機のIS。

 

 

 参考資料として師匠から見せてもらった第2回モンド・グロッソのレース部門の映像がフラッシュバックしました。(小並感)

 

 

 

 ええい、退けば老いるぞ臆せば死ぬぞ!一ノ瀬(ハジメ)行きまーす!

 

 

「支援射撃を開始しまぁす!」

 

両手で大型ライフルを構え、若干上擦った声で宣言した。

 

 

 

『ちぃっ!漁船の避難誘導1つにどれだけ時間を掛けていたんだ一ノ瀬!』

 

「これが済んだらちゃーんと説明すんで今はそれ言わんといて下さい!」

 

 

今更こちらに気づいた箒さんに投げやりな返答をしながら安全装置を外して銃口を福音に向ける。

 

 

 

『迎撃対象γをメインカメラに捕捉。

優先順位を変更。

攻撃を再開します。』

 

 

鉛玉が銀色の機体を掠めたタイミングで福音から平坦な機械音声が発せられた。

 

グリン、と翼型スラスターの噴出口がすべてこちらを向く。

 

「やべっ」

 

光の濁流が俺目掛けて流れ込む。

 

 

転がり込むように横合いに避けながら俺は声を張った。

 

 

「おぉぉお!一夏ぁ!箒さぁん!俺が引き付けるからさっさと福音を止めてくれぇ!」

 

『『零落白夜』使うことになるけどいいのか!?』

 

「大丈夫、大丈夫!もう吐くものないからぁ!」

 

『お、おう!任された!』

 

 

 

 

 

ハイパーセンサーで福音の方を横目に見るとそこには視界を埋め尽くさんばかりの光の玉。

 

 殺意ヤバい。ヤバない?

 

 

 

 脳がガンガンと揺さぶられるような無茶苦茶な機動で光弾を躱しながら飛び回るが、止めどなく押し寄せる弾幕に被弾してしまう。

 

 一発掠ればシールドエネルギーは5%近く持っていかれ、直撃は10%は余裕で削り取られる。

まさに法外な威力だ。

 

「火力ヤバくない!?もうシールドが半分ないなったんですけどぉ!」

 

『騒ぐ暇があるなら回避に専念しろ馬鹿者!』

 

「してる!既にしてる!滅茶苦茶してる!」

 

半ば思考を放棄しながら福音から離れるようにジグザグに飛び回る。

 

ライフルをしまうことも楯を引っ張り出すことも叶わず飛び回っていると不意に通信がかかる。

 

(ハジメ)!上に行けるか!?』

 

「あいあいさぁ!」

 

 二つ返事で一夏の指示に従い、弾かれるように上に飛び上がる。

 

 ISのバリアでも殺しきれない下向きの慣性と重力のダブルパンチに眉をしかめながらさらに加速する。

 

 

 ライフルが光弾の直撃で破壊され、シールドエネルギーも10%を切った。

せっかくの非固定部位(アンロックユニット)も抉られたように壊れ4門あったスラスターの半分が潰れた。

 

 

 

鳴り響く警告音にもはやこれまでかと思った次の瞬間。

 

 

 

『今だッ!!』

 

『せやぁぁあ!!!』

 

 

気迫のこもった掛け声と共に真白い閃光が煌めく。

 

 

 光の正体に気づいてしまった俺は思い出したかのように熱を発する右腕と急激に逆流を始める胃を無理矢理抑え込み下を見る。

 

そこには自慢の翼の片方を失い、ずるずると高度を落す『銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)』と刀を振りぬいた『白式』がいた。

 

 

銀の鐘(シルバーベル)の破損を確認。

ダメージレベルC。

戦闘の続行に深刻な影響が発生する可能性大。

…撤退します。』

 

福音は無機質にそう告げると翼を畳み両足のスラスターをふかし、西の空に向かって飛んで行く。

 

『追撃するか?』

 

『…一度織斑先生に指示を仰ぐべきだろ』

 

 

『そう、だな。』

『こちら篠ノ之。福音が撤退を開始しました…』

 

 

 

 

 

 

 

退いては返す波のように押し寄せる吐き気を再度奥の方に押し込みながらゆるゆると高度を落す。

 

『…行動、パターン変更。迎撃、対象γの、排除、を最優先、に』

 

 結局元の流れは滅茶苦茶になってしまったが結果だけ見れば上出来なので目を瞑ってもらおう。

 

『方向転換…?っ!マズい!』

 

覚醒フラグは…師匠を紹介すれば何とかなるやろ。あの人IS学園の生徒で最強だし。

 

 

『おい(ハジメ)!!』

 

 

 

 

突然かけられた一夏の声に振り返ると目の前には閃光。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《警告:絶対防御が使用できません》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真っ白な背景に踊るその文字の意味を理解できた頃には既に俺の意識はいつぞやと同じように暗転していた。

 

 

 

 

 




・銀の福音
 アメリカ・イスラエル共同開発の軍事用ISも無駄にすばしっこい奴を追いかけながらの2対1は分が悪かった。
 唯一の武装が破壊されたので大人しく撤退しようとしていたが、何故か撃墜を優先した。
 
・箒
 調子に乗ってたがイッチの墜落で強制的に頭が冷えた。
 『紅椿』のポテンシャルはまだほとんど生かせていない。

・一夏
 有人機相手だったので撃墜よりも無力化を優先した結果イッチ墜落。

・イッチ
 何故かおとり役をやることになった奴。
 クソ雑魚の癖に出しゃばるからすぐ墜ちる。

・密漁船の皆様方
 船で来た。
 この時期のマグロは良い値段で売れるなどの供述をしており…
 今は山田先生に拘束されている。

アンケートがあります。
よろしければ回答をお願いします。

 


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【前門の福音】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart8-4【後門の天災】

今回は短めです


[side:簪]

 

『いっ、一ノ瀬が、福音の光弾で…!』

 

(ハジメ)くんの反応が消えたレーダーを呆然と見つめる私の耳に届いたのは篠ノ之さんの震えた声だった。

 

「落ち着け篠ノ之、状況はどうなっている。」

 

『はっ、はい。一ノ瀬が、福音の攻撃を受けて負傷。一夏のエネルギー残量も鑑みて撤退しているところです』

 

「わかった。では一ノ瀬の傷の具合は確認できるか?」

 

 

『はい…右腕が、根元から無くなって、ます』

 

「他に分かる箇所はあるか?」

 

『全身、特に右半身に酷い火傷が…あります』

 

 

「把握した。手当の準備をしておく。一ノ瀬に負担がかからない程度に速やかに帰投せよ」

 

『はい』

 

 

 

 織斑先生が通信を切り淡々と周囲に指示を飛ばす中、私はただ震えることしかできなかった。

 

 

「ちっ、そこは死んどけよ凡人が」

 

 

 

 

 

 

▼▼▼

 

[side:(ハジメ)

 

 気が付くといつぞやの墓地に立っていた。

 

 相も変わらず降り続ける雨に辟易としながら、俺を現実に戻すことのできる人物…人格?

 

…まぁどっちでもいいか、彼女を探そうと踵を返す。

 

 

「何度無茶すれば気が済むんですか貴方は?」

 

唐突に話しかけてきたのはいつの間にか横に立っていた俺の目当ての女性、コア人格ちゃんだった。

 

 

 

 

 

 

 

「私が独断で『重装型・打鉄』の機動系にアクセスし、スラスターを動かしましたので、致命傷は避けられました。

コンマ1秒でも遅れていましたら、貴方は胸部から上が吹き飛んで御陀仏でしたよ。

 

現実の貴方は現在気を失っており『紅椿』に抱えられて花月荘に運ばれています。」

 

コアちゃんが用意した田舎のバス停みたいな場所に無理矢理押し込まれ渋々雨宿りしていると、彼女は唐突にそう言った。

 

 

 

それを聞いて俺は…

 

 

「『ハリファイバー』を使わないTG(テックジーナス)の展開知らない?」

 

「言うに欠いて第一声がそれですか!?」

 

 

 ちょっと気分が優れないから気晴らしに共通の話題を出したかったんです…

 

 

 後なんかコアちゃんが神妙な雰囲気してると気が狂うって言うか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「貴方は礼の1つも出来ないのですか…」

 

やべっコアちゃん露骨に拗ねてる

 

「あー…ありがとうな。おかげで助かったよ。」

 

 

 

 

「ツーン…」

 

見てくれが大人のお姉さんが子供っぽく拗ねるところからしか摂取できない栄養素がある。

 

 

 

 

 

 

…言うてる場合ちゃうわ

 

 

「えーっと…流石コアちゃん!超優秀!最高!」

 

 

…ええ、ええ、分かれば良いのです。分かれば!」

 

 

尻尾があったらブルンブルン振られていると優に想像できる明るい声色と表情になって食いつくコアちゃん。

 

 

えっ!うちのコアちゃん、チョロすぎ?

 

 

 

「…ああそういえば、貴方の怪我の状況についての報告がまだでしたね。」

 

 

 スンッと元の調子に戻った彼女はふらりと青いプラスチックの安っぽいベンチから立ち上がり、軒先から雨の様子を伺いながら言葉を続けた。

 

「右腕の義手が蒸発。肩の手前までの部分も無くなりました。おまけに全身大火傷。

…医療用ナノマシンを使用しても火傷跡が残ると思われます。

不幸中の幸いとしては傷口が焼かれて出血がほとんどない点ですね。」

 

「…大丈夫なの?このまま死ぬとかないよね?せっかく生き残ったのに」

 

 

俺の問いかけにコアちゃんは柔らかい笑みを浮かべながら顔だけこちらに向け、いかにも正統派ヒロインですとでも言いたげなポーズで答えた。

 

「大丈夫ですよ。…多分

 

「多分!?そこは断言して欲しかったんだけど!!」

 

 

「別に私は貴方の主治医と言う訳でもないので断言できませんよ」

 

「そりゃそうだろうけどさぁ!こっちの心情的にもさぁ!」

 

 

 

「あ!『イゾルデ』絡めた戦士族展開ならいい感じに『トライデントランチャー』に繋げられますよ!」

 

「今その話題に飛ぶの!?会話のキャッチボールで脇に置いたボールを突然使いださないでよ!」

 

「いいじゃないですかそれくらい。元々あなたが振ってきた話題でしょう。

どうせ意識取り戻すまで暇なんですから私の新生閃刀姫デッキの相手になってください」

 

「なんかちょっと目を離しただけでコアちゃんの性格が愉快なことになってるんだけどー!

開発者ー!開発者呼んでー!!」

 

 

 ざあざあと降りつつける雨とうろたえる俺を尻目に何処からか持ってきた机にプレイマットを敷きだしたコアちゃん。

 

「さあ早く準備してください。前回のように簡単に勝てると思わないでくださいね。」

 

決闘(デュエル)までの動線がGXの日常回並に唐突!」

 

「私に勝ったら意識を現実に戻してあげますよ。勝てたらですが。」

 

 さっきまでのふざけた口調から一転。初対面の時と同じような他人行儀な声色に俺が思わず視線のそちらに向けるとそこにはデッキをシャッフルしていた彼女。

 

「すぐにでも戻りたいのでしょう。

ほぼ3ヶ月、毎日見ていた私なら分かります。」

 

「なら…」

「ですが!」

 

「…ですが、それは許可できません。

貴方のことです。意識が戻ったならすぐにでも誰かのために()()やらかすのでしょう?

今回の怪我の状態でそれをすれば今度こそ腕一本では済まなくなりますよ。」

 

 先ほどまでの緩い雰囲気は雲散霧消し、張り詰めた空気が場を支配する。

 

「……ヴァレットでいい?」

 

「構いませんとも。

まぁ?

私という工業技術の()()()たるIS(インフィニット・ストラトス)の中核を担う()()()OSですから?

貴方が勝てる可能性は限りなく低いものとなるでしょうが?」

 

 

「0じゃないなら上出来だ。」

 

「…変なところで諦めが悪いのはなんでなんですかね?」

 

 

「この世界が好きだから、かな?」

 

「急に詩的表現じみたことほざきやがりましたね。

正直気持ち悪いです。」

 

 

グハァ!?

 

このポンコツOS急に刺してきやがった…

 

 

 さっさとボコしてとっとと戻ろう。一夏の武器庫役兼肉壁くらいなら今の俺でもできるだろうから。

 

 

 




・コアちゃん
 ISコアNo.56のコア人格。
 緑色の髪を腰まで伸ばしている。
 イッチのことはそれなりに認めてる。

・ちっふー
 束は後で絶対に〆ると決意した。
 イッチと一夏が心配。

・タッバ
 自称天才科学者。
 イッチが生き残ったことにご立腹。

・イッチ
 召喚口上はノリノリで言うタイプ。

次回はワンサマーの覚醒回です。


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【前門の福音】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart8-5【後門の天災】

[side:ラウラ]

 

 花月荘の宴会場は消息を絶った銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)の捜索に奔走していた。

 

 人工衛星の観測情報から現在地の割り出しを図っているようだ。しかしアメリカが共有すべきデータを出し渋っているようで捜索は難航しているように見える。

 

 そんな中、不意に宴会場の襖が勢いよく開かれた。

 

小金原(コガネハラ)、現着しました!」

 

 そこから現れたのは明るい茶色の髪を後ろで一つ縛りに纏めた20代くらいの日本人女性だった。

ISスーツに薄手のウィンドブレーカーを羽織るだけの恰好と名乗ったファミリーネームから察するに、教官の言っていた件の国家代表だろう。

 

「よし、貴様らも来い。」

 

 彼女が近くにいたIS委員会の職員からデータの共有をしだすのを見計らって教官は国家代表選手(わたしたち)を呼んだ。

 

 

 

「福音の性能についてだが、アメリカから提供された一部のカタログスペックと先程の戦闘データから鑑みるに小金原日本代表単独での無力化は困難であると我々は判断した。」

 

教官の言葉を少し離れた場所で聞いていた小金原は少しだけ肩を揺らした。

 

「そこでこの場に居る各国の代表候補生に協力してもらいたい。」

 

教官が続けて放った発言はさっきまでのIS同士の戦闘をレーダーと通信越しとは言え、目撃していた私たちを動揺させる。

 

「もちろんこれは命の危険を伴う作戦であり、作戦への参加を拒否することもできる。

…どうする?」

 

 

 

「私は参加します。」

 

鉛のように重苦しい雰囲気の中、私の口をついて出てきたのはそんな言葉であった。

 

「ちょっとラウラ!?」

 

「元より私は軍人だ、覚悟はしてある。」

 

「そうじゃないよ。(ハジメ)くんのこともあるし、ムリしてないか気になって…」

 

確かに、(ハジメ)のことは心配しているし、福音とそれを暴走させた国に思うことがないわけではない。

しかし今の私は『シュヴァルツェ・ハーゼ』の隊長でありドイツの代表候補。

スイッチが入り少しだけ熱くなっていた頭も今はすっかり冷めてクリアな状態だ。

今ならこの場に居る代表候補を相手にしても

 

「…公私の区別はつけている。問題ない。」

 

 隣から来るシャルの追求を躱しながら教官の言葉を待つ。

 

 

「…分かった。先に小金原と出撃の準備をしておけ。私はこいつ等の意思を確認してから向かう。」

 

 

教官の指示に従い、茶髪の彼女がいる宴会場のステージに設置された大型のスクリーンの前に向かう。

 

 

 

「初めまして。私は日本代表の小金原です。よろしくお願いします。」

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」

 

 

「…さて、まずは私の専用機について共有しておきましょうか。

あぁ、貴女方、国家代表候補のISについてはせんp…んん"ッ!千冬さん経由でIS学園から提供されたものを受け取っているのでわざわざ説明しなくても大丈夫ですよ。」

 

自己紹介もそこそこに大型スクリーンに映る捜索の進捗を横目に見ながら小金原日本代表は切り出した。

 

「私の専用機…『明椿』は二次移行で獲得したサブアームユニットを用いた弾幕形成が売りです。」

 

彼女は前髪を留めている椿の意匠が施された髪留めを撫でながら淡々と続ける。

 

「その代わりと言ってはあれですがIS本体の重量はそこそこの物となっておりまして、機動力は他の三世代機と比べて劣悪なものとなっております。」

 

サブアームか…二次移行で獲得した機能と言うことは(ハジメ)のISが有するサブアーム機構の雛形なのだろう。

 

 

 

「なるほど…」

 

 

「まぁ機密事項を避けて言えるのはここまでですね。他の機能やスペックは、まぁおいおい。」

 

「はあ…」

 

 

 説明を終えて、話の話題が尽きてしまったようだ。沈黙が私たちの間を占める。

 

 

 しかし、被害が出てから私たちに頼るとは、日本IS委員会と言うのはつくづく危機感が薄い。

教官が居るとはいえこんなところに(ハジメ)を任せていては今後も似たようなことが起きかねない。この作戦が終わり、彼が意識を取り戻したらすぐに私の母国、ドイツに国籍を移すことを打診せねば…

だがあれでいて中々強情なのが(ハジメ)だ。それを何とかするには…クラリッサの助言通り、既成事実を用意するのが一番だろう。

 

しかし、既成事実か…告白と口づけはすでに済ませているし、同衾もした。私の裸も見られている…

既成事実もう出来ているのでは?

そうと決まれば話は早い。この一件が片付いたらすぐに引き抜きを提案しよう。

うん。それが良い。

 

(ハジメ)がドイツに来るとならば住む場所はどうなるのだろうか…

もしかしたら私と同棲!?

いや、男女の付き合いなら妥当だが…私生活に関しては無頓着であったことが露見してしまうとなるとそれは由々しき事態で…

 

 

 私が1人悶々としていると、この沈黙を気まずく思ったのだろう小金原が話しかけてきた。

 

「…えーっと、今回の作戦はとても危険です。彼…一ノ瀬君があの怪我だけで済んだのが奇跡的なほどに。もしかしたら今の生活に戻れなくなるかもしれない。

それでもこの作戦に参加しますか?」

 

「…あぁ。問題ない。」

 

 これまで母国にて使い潰されるかのように訓練されてきたのだ。今更気にすることは無い。

 

 

「…っ、くれぐれも無理はしないでくださいね。」

 

 小金原は苦虫を噛み潰したかのような表情でそう言ったきり黙り込んでしまった。

 

それよりも(ハジメ)と同棲した時のことだ。

料理もろくにできないのも非常に不味い。今から一夏に教えてもらえば日本でのメジャーな料理に関しては急場をしのげるにしても、もしドイツ料理をリクエストされたら対応できない。

今のうちにクラリッサに聞いておくか?

…いや、彼女の女子力は私に毛が生えた程度。頼るのは下策。

 

 結局、織斑先生がこちらを呼びつけるまで(ハジメ)との同棲計画について考え込んでしまった。

 

 

▼▼▼

[side:一夏]

 

 俺が不甲斐ないせいで(ハジメ)はまた…

 

 

 俺が1人で部屋の隅に居ると、不意に襖が開き、大股で千冬姉が入ってきた。

 

「一ノ瀬の容態が安定した。右腕は上腕部半ばの所で無くなっているが傷口が焼かれていたため出血はほとんどない。

それと右半身を中心にできていた火傷だが少し後が残る程度で後遺症はないそうだ。」

 

「…急になんだよ千冬姉。」

 

「お前のことだ、一ノ瀬が心配だったのだろう?」

 

「そうだけどさ」

 

「それと福音の居場所が分かった。これから日本の国家代表と、織斑と一ノ瀬以外の専用機持ちが撃墜のために出撃する。」

 

「それで?」

 

相変わらず口数の少ない千冬姉に辟易しながら適当に返事をすると、少しだけトーンの落ちた声が降ってきた。

 

「その作戦に参加してもらう。」

 

「はぁ!?いきなり何言ってんだよ!」

 

思わず声を荒げて睨むが目の前の実姉は顔色一つ変えず、眉を少しも動かさず、さも世間話の続きでもするかのように補足する。

 

「福音との交戦経験とやり方次第でヤツを一撃で撃墜できる『零落白夜』の存在。

これが織斑に参加要請が来た理由だ。」

(実際は束が裏から口を出してこうなったのだろうが)

 

「そんなこと言っても…」

 

(ハジメ)がああなったのは俺が『零落白夜』を使ってしまったからで、周りのことを考えられずにそんなことをしてしまったのだから俺が出しゃばったらまた…

 

「自分のせいで一ノ瀬を危険に晒した。

だから出撃したくないといったところか。」

 

「なぁ!?」

 

「何年お前と一緒にいると思っているんだ。それくらいのこと私には手に取るように分かる。」

 

「千冬姉は大事なところに限って鈍感なところあるから…」

 

「…むぅ、否定しきれん。

ゴホンッ!それはともかくだ。()()、自惚れるな。お前はお前が考えている以上に弱い。そして周りの人間はお前が考えている以上に強い。」

 

「…」

 

目の前にいる唯一の肉親の言葉を咀嚼し、飲み込む。

 

「まぁ…だから、そう抱え込むな。

それとも私たちは頼りないか?」

 

「違っ…」

 

否定しようと立ち上がろうとした俺の額に千冬姉が弾いた指が直撃する。

 

「なら、頼れ。任せろ。…いや、もういっそのこと利用してやるくらいの心持ちでいろ。

皆一夏の人の好さを知っている、少しくらいなら乗ってくれるだろう。」

 

「でも…」

 

「強情だな。誰に似たのやら」

 

千冬姉だろ。ちっちゃい時はほぼべったりだった記憶しかないし。

 

「まぁ良い。ならこれは周りの人間を頼る練習だ

頼るということは人間社会で生きていくための必須技能だからな、今の内にやり方を覚えておけ。

幸い私の後輩の小金原が作戦に参加するから極力彼女を頼るようにしろ。」

 

「そんなこと急に…」

 

「やれるだろう?私の弟なら。」

 

そんな殺し文句を言われたら、もうお手上げだ。

 

「分かったよ。千冬姉。」

 

「くれぐれも無理はするなよ。『白式』の整備は済んでいる。宴会場で受け取ったらすぐ出撃だ。」

 

「うん。ありがとう。」

 

立ち上がり、肩を回しながら千冬姉と一緒に部屋を出る。

 

「そういうのは終わってからで構わん」

 

 

 

 パシンッと両手で頬を叩き意識を切り替える。まずは目の前の福音戦、それが済んだら(ハジメ)に謝って。

 

全部片付いたら山田先生にISの動かし方を一から教えてもらおう。

 

 

 何かを取りこぼしてしまってからでは手遅れなのだから。

 

 

 

 

 

 




・小金原・葵
 現日本国家代表。身長167cm、体重50kg。
 ちっふーの後輩で山田先生の同期。
 ちっふーの電撃引退を受けて棚ぼた的に代表になったのを気にしている。
 好物はカスタードのたい焼き。

・ラウラ
 イッチの怪我については軍属経験のお陰である程度割り切れている。
 ただ福音は完膚なきまでにボコすつもり。
 妄想癖あり。

・一夏
 ちっふーの発破により何とか復帰。
 誰かを頼る方法を模索中。
 
・簪
 ギリギリのところで耐えて福音戦に参加表明。
 福音には目にもの見せてやるつもり。


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【決闘してる】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart9-1【場合じゃねぇ】

 

▼▼▼

 

1:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

なぁーんかスレ消費早くなぁーい?

 

 

2:名無しの転生者 ID:y7NFPCrUj

>>1

生きっとったんカイワレェ!

 

 

3:名無しの転生者 ID:5XEsXAqbC

>>1

イッチ死亡説浮上してからバカみたいな速度でスレが消費されてたな

 

 

4:名無しの転生者 ID:gaE4a7wCo

>>1

建て乙

死んだかと思ったぜ

 

 

5:名無しの転生者 ID:CTeYMh+ev

>>1

ちっ生きてたのかよ

 

 

6:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

今前スレ見てみたんだが、何で次の転生先大喜利が始まってるんですかねぇ

しかも一番人気が宇宙世紀と呪術廻戦世界とか言うマジの魔境。

 

 

7:名無しの転生者 ID:KCB8/2Tmu

>>6

良いだろ?

一般人の命の価値が紙切れレベルの世界だぜ?

 

 

8:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

全くもって良くねーわアホンダラ。

次があるなら平和な現代日本一択だわ

 

 

9:名無しの転生者 ID:gaE4a7wCo

>>8

またまたぁ~

 

 

10:名無しの転生者 ID:y7NFPCrUj

>>8

十分民度の悪いIS世界で15年ちょっと生きてるくせに~

 

 

11:名無しの転生者 ID:5XEsXAqbC

>>9

>>10

仲良しかよおまいら

 

 

 

12:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

そんなことよりもだ

今、精神世界でコアちゃんと無限決闘(デュエル)してるんだがどうやったら勝ちを拾えるんか教えてくれ

 

 

13:名無しの転生者 ID:53tRrx9UK

>>12

 

 

14:名無しの転生者 ID:I8K8xewTr

福音はどうした

まさか全部終わって帰りのバスとかじゃあないだろうなぁ

 

 

15:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

コアちゃんにデュエルで拘束されてます。はい。

あ、福音戦はボコされて右腕が完全にさよならバイバイしました

 

 

16:名無しの転生者 ID:jV/zOZwGn

>>15

ええぇ…

 

 

17:名無しの転生者 ID:nFx8OkSNR

>>15

明るく言うもんじゃねえだろ…

 

 

18:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

あ、コアちゃんのデッキは閃刀姫でこっちはヴァレット

リンゲージって強いのね(白目)

 

 

19:名無しの転生者 ID:okIvFB+5q

おいおい勝手に進めんな

先に怪我の状況について説明しろ

 

 

 

20:名無しの転生者 ID:0rQKgOwaC

その前にISの方だろお前自分で決めたスレタイも読めんのか

 

 

21:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

当たり強い、強くない?

 

 

22:名無しの転生者 ID:R/7hnPNUj

やるべきことほっぽってデュエルしてるお前には丁度いいだろ。

 

 

23:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

ま、ええわ

>>15の続きの話なんやが

それで意識失ったタイミングでコアちゃんに精神を拉致されて監禁された挙句

デュエルで勝てるまで現実に返さない言い出したんや

 

 

 

24:名無しの転生者 ID:vA07KAU59

>>23

ファーww

 

 

25:名無しの転生者 ID:r9toEuEY+

>>23

デュエマの日常回並の雑な導入来たな

 

 

26:名無しの転生者 ID:amkuCBjFd

エロ同人だってもうちょっと情緒を大切にした導入にするぞ

 

 

27:名無しの転生者 ID:rrIlLjQpj

やーい、お前のISコア人格カードオタク!

 

 

28:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

俺としてはさっさと一夏たちの加勢に向かいたいからコアちゃんに勝ちたいんだけどどうも勝てないって訳でここに来たのよ

 

 

29:名無しの転生者 ID:6KdM765ys

なるほ

 

 

30:名無しの転生者 ID:VnmKclZwS

不貞腐れて精神世界に引きこもってるわけでは無かったのか

 

 

31:名無しの転生者 ID:sLmk/dLY3

今北産業

 

 

32:名無しの転生者 ID:y7NFPCrUj

>>31

イッチ、福音戦で右腕グッバイして気絶

コア人格がイッチを精神世界に拉致監禁

無限決闘(デュエル)編突入←イマココ

 

 

33:名無しの転生者 ID:sLmk/dLY3

>>32

thx

 

 

34:名無しの転生者 ID:SwCRzDWdA

こう見ると3行目の雑なオチ感すごいな

 

 

35:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

あー!!

また負けた!

貴方たちのせいだよー!

 

 

36:名無しの転生者 ID:hLVLDHGey

>>35

 

 

37:名無しの転生者 ID:038OaCNNm

>>35

掲示板しながらやったんだから妥当な結果やろ

 

 

38:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

こうなったら安価で次のデッキ決めてやる!

 

>>45

 

 

39:名無しの転生者 ID:8KH5r/zMT

ファ!?

 

 

40:名無しの転生者 ID:7ION3hQ6U

急に来たな

 

 

41:名無しの転生者 ID:uLztIuab3

『スプライト』

 

 

42:名無しの転生者 ID:Cg08M6Vgc

E(エレメンタル)HERO(ヒーロー)

 

 

43:名無しの転生者 ID:JGwysJ8if

『DDD』

 

 

44:名無しの転生者 ID:Nu1uEwngf

霞の谷(ミスト・バレー)

 

 

45:名無しの転生者 ID:AGPTAC/8S

『烙印』

 

 

46:名無しの転生者 ID:/T57saaLb

『ジュラック』

 

 

47:名無しの転生者 ID:tjxh8EQMD

A・O・J(アーリー・オブ・ジャスティス)

 

 

48:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

あっぶなぁ!

何でそんなストーリーでしか出番のないようなテーマを安価に出したんだよ

 

 

49:名無しの転生者 ID:tjxh8EQMD

>>48

うるせぇなぁカタストルぶつけんぞ

 

 

50:名無しの転生者 ID:/T57saaLb

>>48

恐竜さんを馬鹿にするなザウルス!

 

 

51:名無しの転生者 ID:Nu1uEwngf

>>48

一週間後にもう一度来てください、本気の『霞の谷(ミスト・バレー)』を見せてあげますよ

 

 

52:名無しの転生者 ID:YN4/4wdpU

>>44

>>46

>>47

DT(デュエルターミナル)テーマが3つ、来るぞ遊馬!

 

 

53:名無しの転生者 ID:iq9Bo5g6P

>>52

来ねーぞアストラル!

 

 

54:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

『烙印』は規制がまだ緩いから行けるか。

ちょっと組んでくるから落ちるわ

 

 

55:名無しの転生者 ID:w63N1wlhQ

いってらー

 

 

56:名無しの転生者 ID:dxphdN8Da

いい加減ISの戦闘が見たいぞ

 

 

 

 

225:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

なぁーんで環境デッキ使っても勝てないのー!!

 

 

226:名無しの転生者 ID:n5aOO5+W8

>>225

 

 

227:名無しの転生者 ID:y2mi7Jiyg

>>225

将棋AIの進歩を思い出した

 

 

 

 

▼▼▼

[side:(ハジメ)

 

 相も変わらず雨が降りしきる墓場のど真ん中。片膝をついた俺をどや顔で見下ろすコアちゃん。

 

「ぐ、ぐふぅ…」

 

「イヤー!勝ちすぎて辛いですねー!

この超優秀AIたる私の処理能力の高さが自分のことながら怖いですねー!」

 

シャゲダンでも始めそうなほどの有頂天ぶりである。

前回封殺したのを根に持ちすぎだろ。

 

「コホン。

では今回の福音の件が解決するまではこの精神世界に留まってもらうということで」

 

「待って。」

 

このまま引き下がれば原作との乖離のせいでどうなるのかわからない状況のまま。

せめてフォローできるように現場に向かわねば。

 

「何でも条件は飲む。現実世界に戻してはくれないか。」

 

「まだ引き下がるつもりですか?それは出来ないと何度も言いましたよ。

ここで貴方が約束を反故にするというのなら私にも考えがあります。」

 

さっきまでのにこやかな表情から一転、冷めた視線で見下すコアちゃん。

 

「どうしても、か?」

 

粘れ、みっともなくとも良いから譲歩を引き出せ。

邪魔者()のせいで誰かが死ぬのはまっぴらごめんだ。

 

 

「ええ。貴方の生命活動に甚大な被害が生じるような危機に近づけないことが今の私の最優先事項ですので。」

「それに、最初に提示した条件すら達成できないのはもはや論外です。」

 

 

「…なら、もっかい遊戯王で。」

 

 

「ええ分かりました。次はせめて私のライフを削れるようにしましょう」

 

たとえコアちゃんの掌の上だとしても足掻いてやる。

 

 

 

▼▼▼

[side:一夏]

 

「福音の座標が分かりました。」

 

宴会場に到着した俺と既に宴会場で待機していた箒たちに向かって、日本の国家代表の小金原さんはそう告げた。

 

「地図の…ここ、ここの岩礁が多く見られる海域で確認されました。今も衛星から監視を続けていますが移動する素振りは無いようです。」

 

「それでは、改めて今回の作戦を説明します。」

 

 モニターを背に小金原さんは声を張ってそう宣言した。

 

「まず今回の目標は福音、正式名称銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)の撃墜、もしくは無力化です。

そして、あなた達がこなすべきタスクは3つ。避けろ、守れ、撃て。ですね。先に言った方が優先度が高いのでそれは留意してください。

まぁこれだけでは混乱するでしょうから詳しい説明をさせてもらいますね。」

 

「まずは避けろ。福音の出力はISコアのストッパーを解除したことで飛躍的に向上しています。ですから最悪一発で撃墜される恐れがあります。

だからこそ何を措いても回避優先。いのちだいじに、で行きましょう。こちらとしても福音のヘイトを一部でも引き受けて下さるだけで万々歳ですので。」

 

「次は守れ。福音の攻撃を回避して尚余裕がある方には私の方に来る攻撃の防御を引き受けてもらいたい。幸いなことに打鉄用の大型シールドがありますので容量に余裕のある方は装備してもらうと助かります。」

 

「最後は撃て。ですが…前2つを達成した上で余裕があったら福音に鉛玉…ビームでも可ですよ。それを撃ち込んでいただきたい。」

 

そう区切ると彼女は表情を少しだけ柔らかくして。

 

「あなた方がそれをこなしている間に私が弾幕で無理矢理にでも落とします。

作戦…作戦と言っていいんですかねこれ?

とにかく、生きて帰りましょう。」

 

そう締めくくった。

 

 

 

 出撃と時間になって、『白式』の動作チェックをしていると水色の髪の(ハジメ)とよく一緒にいる…4組の更識さんが近づいてきた。

 

「あなたの分のシールドも持った、福音の索敵範囲内に入る前に渡すから。」

 

「おっおう。ありがとうな!」

 

「…別に。こっちの容量に余裕があったから。」

 

「それでも助かる。」

 

「…そ」

 

彼女はぽつりとそう返して小金原さんの方に行ってしまった。

 

「…よし。」

 

 

 

 この後すぐ、俺たちは岩礁海域を目指して出撃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




・イッチ
 無限決闘編開幕
・コアちゃん
 結構ふてぶてしい性格。
 将棋AIが如くシミュレーションによって遊戯王の最適解が分かるようになったぞ!
 他のコア人格と接触したときに真面目にバグを疑われた。


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【決闘してる】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart9-2【場合じゃねぇ】

 

517:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

チャンチャカチャンチャンチャチャンチャン

 

チャンチャカチャンチャンチャチャンチャン

 

キーカードーが引けないーと思っていたらー

トップーをー操作されてーましたー

 

チクショー!!!

 

 

518:名無しの転生者 ID:6p/ILhF1y

>>517

 

 

519:名無しの転生者 ID:LY9eLg5bA

>>517

意味が通じてる

やり直しだ

 

 

520:名無しの転生者 ID:721PqbaB0

>>517

ゴロが悪いやり直し

 

 

521:名無しの転生者 ID:qDDMAnJLj

>>519

>>520

コウメ詳論家ってここにもいるのかー

 

 

522:名無しの転生者 ID:d6kgebf/K

コウメ評論家とホモは偏在しているからな

 

 

523:名無しの転生者 ID:LAJoqjiJd

>>522

女装少年、男の娘、TS、女装子、メスショタ、ふたなり

…結局のところ全部ホモでは?

 

 

524:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>523

何だァ?テメェ…

 

 

525:名無しの転生者 ID:ibWXQnxi5

>>524

イッチ、キレた!!!

 

 

526:名無しの転生者 ID:J/0tkRDaS

性癖と色欲に底は無く、故に全てを受け入れる…

 

 

527:名無しの転生者 ID:z85c2DlAU

性癖語りしたいなら後で別のスレ建てやがれ

 

 

528:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

正に、正論

ってな訳で今、意識が回復したから海上かっ飛ばしてるんだが質問ありゅ?

 

 

529:名無しの転生者 ID:Y1d5FpMIF

>>517から>>528の間に何があったか教えろ

 

 

530:名無しの転生者 ID:gNDOUPggH

ノリが軽いなぁ

 

 

531:名無しの転生者 ID:/dvX4mU/6

腕無いなった言うてたけど今どうなってんのさ

 

 

532:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>529

コアちゃんの不正が発覚

それをネタにコアちゃんと交渉して意識回復

一夏達がもう出発してたからコッショリ出撃

海上を高速飛行←イマココ

 

>>531

止血は済んでるみたいだからそのままで来ちゃった

感覚無くて変な感じ断面は怖くてまだ見てない

 

 

533:名無しの転生者 ID:gEBjGe/wl

>>532

交渉()

コッショリ()

 

 

534:名無しの転生者 ID:6aCp5BNI4

>>532

腕が無くなることへの抵抗が薄くなってる…?

 

 

535:名無しの転生者 ID:z9+RQmIln

>>532

飛び入り参加とか大丈夫なん?足引っ張らん?

 

 

536:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>535

それに関しては無問題(モーマンタイ)

…多分きっとMaybe

それに福音戦なんて即死フラグビンビンな戦闘やってる中のんきに寝てられねえ

 

 

537:名無しの転生者 ID:3yPTThgJs

>>536

こんな緊急事態でスタントプレー要求される関係各所の人カワイソス

 

 

538:名無しの転生者 ID:Pmif2CEQS

>>536

今の現場の様子とか分かるん?

 

 

539:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>538

レーダーで逐一確認してるで

今は…9機映ってて

1機だけ出力が高いのが福音で残りは一夏ら専用機持ちかな?

 

 

540:名無しの転生者 ID:q1qqvL/h1

数が合わねーぞスカポンタン

 

 

541:名無しの転生者 ID:YCf+0IALF

>>539

もう痴呆か?

 

 

542:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>540

>>541

なんでそんなにひどいこと言うの…

残りの1機は識別コードから日本代表の人の専用機だった

 

 

543:名無しの転生者 ID:yAxQknJ3Z

>>542

カルシウムが足りてないんだろ

ほっとけ

 

 

544:名無しの転生者 ID:fJgn9+6kz

>>542

んで今の戦況は分かんの?

 

 

545:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>544

全機反応が起動状態だったから0落ち

福音を遠巻きに囲い込んで離脱出来ない様に抑え込んでるみたい

 

 

546:名無しの転生者 ID:tqQHmuu4

>>545

なるほ

…飛び入り参加する必要あるか?

 

 

547:名無しの転生者 ID:JQkl3C5/q

イッチ、いらなくない?

 

 

548:名無しの転生者 ID:lLw0aXESA

いらない、いらない

 

 

549:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

クッソーボロクソ言いやがってー!

いいもーん!これ終わったらラウラと簪ちゃんとでデート行って自慢してやるー!!

 

 

550:名無しの転生者 ID:iuotcNIOf

>>549

来るか…!イッチのドキドキデート大作戦…!

 

 

551:名無しの転生者 ID:il2N8BW8J

>>549

いやしんぼめ、死にに行く気か?

 

 

552:名無しの転生者 ID:xUKEBbeAj

>>550

2人じゃ物足りないから何人か追加しようぜ

 

 

553:名無しの転生者 ID:9nnISwhi2

>>552

会長とのほほんさんは行けそうだな…

 

 

554:名無しの転生者 ID:K3l53ckYF

>>552

一夏も突っ込んどけ

被害が広がってハッピーハッピーや

 

 

555:名無しの転生者 ID:xAEirCsbv

おいイッチ!

他に知り合いの女の子はいないのか!?

 

 

556:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

他はもう野郎の知り合いばっかだよ

女性で親しい人はお袋くらいしかいないわ

 

 

557:名無しの転生者 ID:h//rJPb9f

>>556

近親相カーンって、コト!?

 

 

558:名無しの転生者 ID:o1X1UsA4n

>>556

不味いですよ!?

 

 

559:名無しの転生者 ID:GLHtBzeTE

>>556

転生してるとはいえ実の母すら射程圏内に入れるとは…

その貪欲さ尊敬に値する。

恥さらしが!惨めに逝け!

 

 

560:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>557

>>558

>>559

ものの例えにそこまで食いつくな異常性癖の犯罪者予備軍どもが!

 

 

561:名無しの転生者 ID:TeZyUsy2w

だって、ねぇ…?

 

 

562:名無しの転生者 ID:yU2i5fow/

そりゃあ、ねぇ…?

 

 

563:名無しの転生者 ID:UkshjP827

ここにスレを建てた時点でお前は玩具だ

娯楽と愉悦に飢えたスレ民に骨までしゃぶられる哀れなマリオネットだ

 

 

564:名無しの転生者 ID:WD4sHoJfC

>>563

貴様ーッ我々を愚弄する気かぁっ

 

 

565:名無しの転生者 ID:cRkYmD6Xv

>>563

半分は当たってる

耳が痛い

 

 

566:名無しの転生者 ID:+9IxZ3+Ji

>>565

半分で済んでいるんですか…?

 

 

567:名無しの転生者 ID:0Zwbq+g4H

>>566

さぁ…?

 

 

568:名無しの転生者 ID:7gV2h3KNX

>>566

それは言わないお約束よ

 

 

569:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

は?

 

 

570:名無しの転生者 ID:UzShj/doh

>>569

??

 

 

571:名無しの転生者 ID:t/UWQGgFF

>>569

急にどうした?

 

 

572:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

何でラウラのVTシステムが起動してんだ?

 

 

573:名無しの転生者 ID:e7IT686ic

>>572

何て?

 

 

574:名無しの転生者 ID:LArX6vkhg

>>572

学年トーナメントのあれこれでぶっこ抜かれたはずだろ?

 

 

575:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>574

いや、学年トーナメントでVTシステムは使わせないようにしたから…

 

 

576:名無しの転生者 ID:VjIpKfaJW

>>575

まじで?

 

 

577:名無しの転生者 ID:XnSwJnY0v

>>575

下手打ったな

 

 

578:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

とにかく止めてくる

 

 

579:名無しの転生者 ID:o3FqsqSLI

>>578

は?

 

 

580:名無しの転生者 ID:i1WlBg+Qi

>>578

無茶に決まってるだろ!

 

 

 

 

▼▼▼

 

[side:ラウラ]

 

 白状してしまえば、私の心は彼が撃墜された瞬間から大きく乱れていた。

どんな任務であっても冷静にそれでいて冷徹にクリアすることが出来ていた私が、だ。

 

 だからだろう、私は判断を見誤った。

私たちの包囲網を脱しようと私目掛けて真っ直ぐ飛んでくる銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)にレールガンの銃口を向けた。

以前の私では考えられない暴挙だ。部隊の全員の命を預かる隊長を経験した人物が取るはずの無い愚かな選択だ。

だが私は一片の迷いなく引き金に指を掛ける。

 

無機質な赤い光と視線が合う。

 

 

 

──あぁ、そうだとも。

  今の私は何よりもお前が憎いッ!

 

 

 

私が引き金を引くと同時に前方から白い光が迫りきて、眼前で爆ぜた。

 

 

途端に視界が回る。

直ぐに皮膚が焼け焦げるような熱が追いついてきた。

 

 

「…っぐぅっ…」

 

口の端から漏れ出す苦悶の声を押し殺して奴を探す。

 

 

 

 

居た。

 

 

こちらに背を向け水平線の彼方目指して飛び立とうとする銀の翼が。

 

あぁ口惜しい。

今すぐにでもその忌々しい翼を捥いでこちらまで引き摺り下ろしてしまいたい。

 

私はまだ…

 

『損傷60%超過。第一、第二条件をクリア。

V(ヴァルキリー)T(トレース)システム、スタンバイ。』

 

 

グラグラ揺れる視界と思考、幻聴が聞こえてきた。

 

 

これは何だ、聞いたことのない平坦で機械的な声は。

 

V(ヴァルキリー)T(トレース)システム起動に際し設定を提示。

リミッター設定:全て解除、稼働時間:約6000秒、攻撃対象:索敵範囲内に存在する全ての敵性IS。』

 

 

五月蠅い、私はお前のようなものにかまけている暇など無いのだ

 

あぁ、私の無力が恨めしい

 

「もっと、力が…」

 

『第三条件クリア。V(ヴァルキリー)T(トレース)システム、起動。』

 

 

幻聴が止んだ。

 

茹った思考も戻ってきた。

 

福音はまだ捉えられる位置にいる。

 

今度こそヤツを倒して…

 

 

 

 

レールガンを持っていたはずなのに重量感が無い。

それだけではない、身体の感覚が異様に軽い、まるで湯舟に使っているような…

 

 

違和感に気づいた時にはもう遅かった。私の『シュヴァルツェア・レーゲン』はドロドロに溶け、泥のように私の体にまとわりついていた。

 

 

「ラウラッ!?」

 

 

シャルロットの声が遠い。さっきまでの専用機は既に顔まで迫っていた。

 

身体の感覚が無くなっていく。知覚は鈍く、筋肉は力が抜け緩み、私はなされるがままに飲み込まれる。

 

まるで蛇に飲み込まれたカエルのように、じわじわと。

 

せりあがる恐怖に叫び声を上げようとしても声帯が微かに揺れるだけ。

 

 

嫌だ!

 

私はまだ…

 

 

遂に目の前まで全て覆われ、私の五感は暗闇に連れ込まれる。

 

 

 

 

 

 

 

誰でもいい、

 

 

誰か───

 

 

 

 

 

 

私の意識はとうとう深海に引きずり込まれた。

 

 

 

 




V(ヴァルキリー)T(トレース)システム
 最新鋭のAIに千冬姉の戦闘データをラーニング、最適化させた対IS戦闘自動迎撃システム。
 使用すると千冬姉の乗機、『暮桜』に強制的に換装されAI制御による高速戦闘が可能になる。
 アホほど金が掛かったくせに搭乗者への負荷が強すぎて計画ごと凍結。
 千冬姉曰く、「あんな危険運転を真似するとは、安全性を考えていないのか?」

・ラウラ
 本心はバチバチにキレていた。
 『シュヴァルツェア・レーゲン』に仕込まれていたVTシステムか起動してしまい呑み込まれた。


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【決闘してる】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart9-3【場合じゃねぇ】

今回掲示板はありません。



[side:(ハジメ)

 

 俺が福音の反応があった場所に付いた時、既に手遅れであった。

 

 岩礁海域の上空にて一人佇む黒い影。

 

ラウラの専用機『シュヴァルツェア・レーゲン』がV(ヴァルキリー)T(トレース)システムによって強制的に換装させられた姿。

 

かつての世界最強、ISの有用性、拡張性、そして兵器的な運用を世界に示した生ける伝説。織斑千冬の専用機、『暮桜』である。

 

 

 

しかし、オリジナルの薄い紫色とメタリックシルバーの機体色は見る影もなくシルエットのような真っ黒な姿になっていた。

 

人が乗っているはずの部分には凹凸すらない、光を吸い込む黒で塗りつぶされている。

 

 

2ヵ月前の無人機に感じた、上手く言い表せない不気味さが脳裏にこびり付く。

 

人が搭乗する前提のものを無理矢理、無人機に変えたせいで出来た不自然さと言うべきか、一般的なISなら簡単に見える搭乗者の表情が全く見えない違和感と言うべきか。

ともかく、しっくりこない不気味さを感じる。

 

 

 

 

 一方、当の黒塗りの『暮桜』は俺の心境を知ってか知らずか、こちらに何のアクションも起こしては来ない。

彼我の間には目測1㎞あるかどうかの距離。

 

何か基準でもあるのだろうか。思わず中空で棒立ちになってしまったが今からでもここいらにいるであろう彼女らと合流せねば。

 

 

 

 そんな俺の思考を突き崩したのは岩礁から『暮桜』目掛けて飛び出した白い流星だった。

 

「お前がぁっ!それを!使うなぁ!」

 

『敵性IS捕捉。迎撃を再開します。』

 

白い光を放つ剣を振り上げながら飛び立つ流星の正体は『白式』であった。

 

 

最上段から振り下ろされる『雪片弐型』の光の刃は黒塗りのISが振るうエネルギーの刀に難なくいなされる。

 

それもそうだろう。今の一夏の動きは猪のような遮二無二で粗いもので、いつもの慎重な立ち回りの欠片も無い。これでは直ぐに機体の燃料を使い尽くしてしまうだろう。

 

 

「クソ!クソ!クソォ!」

 

じわじわと劣勢に追いやられる一夏。だが今更、引くと言う選択肢を取ることは出来ず。『暮桜』の攻撃に一歩また一歩と間合いを詰められている。

 

 

このままでは一夏は…

 

ならどうすべきか。

俺はかろうじて使える左側のスラスターを思い切り吹かした。

 

 

 

 

 

 唯一の武装を振り下ろしきって、隙だらけの後頭部を晒した一夏へと躊躇いなく刃が振り下ろされる瞬間、俺は一夏と黒いISの間に滑り込んだ。

 

左手のシールド越しに焼けるような熱が体に伝わる。

 

 

 

脳裏によぎる右腕が切り落とされる光景。

すぐさま臓腑がごっそり抜け落ちるような感覚と激しい吐き気に襲われる、が何とかそれらを飲み込み黒いISの右腕を蹴り上げ一夏を掴み、一夏が飛び出してきた岩礁目掛けて全力で退避する。

 

「おい!(ハジメ)!どうしてここに!?

いや、それよりも離せ!俺はあいつを倒さなくちゃいけないんだよ!」

 

 

何やら左側が五月蠅いが構わずスラスターを吹かし離脱を急ぐ。

 

が、そうは問屋が卸さないらしい。

 

 

『敵性ISへの攻撃を続行します。』

 

 

後方から聞こえた機械音声と共に背中に焼けるような痛みが走る。

 

 

 

 

「おい!?(ハジメ)!?」

 

 

『重装型・打鉄』のコントロールが不意に崩れる。視界の隅に写るARモニターに踊るスラスター破損の文字。

 

 

正確にスラスターを狙うとは、伊達に世界最強(ブリュンヒルデ)の機動をコピーしただけはある。

 

 

いや、称賛している場合ではない。何とかして一夏だけでも無事に着地させなければ。

 

幸い岩礁に到達できるだけの初速は稼げた。PIC(パッシブ・イナーシャル・キャンセラー)*1を切れば慣性で軟着陸ぐらいは行けるだろう。

 

問題はすぐ後ろにいるであろう漆黒のISだが、これまでの行動ルーチンを鑑みればISを待機状態にしてしまえば追撃はしてこないだろう。…多分。

 

いや、今迷っていても仕方ない。俺はISを待機状態に切り替え叫んだ。

 

「一夏!IS仕舞ってな、あと舌噛むなよ!」

 

「は?急に何を言って『敵性IS健在、迎撃を再開します。』ええい、ままよ!」

 

 

空中に投げ出される男子高校生2人、後方には黒塗りのIS。何も起きないはずも無く…

 

 

 

 

 

 

 

 

「落ちるぅぅうぅぅ!わあぁあぁあぁああぁぁぁぁ!!」

 

「そりゃそうなるだろうよぉ~~!」

 

 

 

一夏と仲良くフリーフォールin日本近海の某所。恐怖の余り俺の左腕をがっしり抱え込む一夏。

 

 

「せっかくなら可愛い女の子が良かったな、こうおっぱいバインバインな女の子が。」

 

「今言うことか!?」

 

「そうだ一夏、IS乗れるんだから今からでも女の子ってことにならない?バストDカップ以上の美少女が抱き着いてる構図になるなら俺のモチベは爆上がりするぞ」

 

「昨日水着見ただろ!俺は正真正銘男だ!」

 

…危機的状況からの逃避とはいえ少しふざけ過ぎたか。

いい加減腹を括るとしよう。

 

一夏が俺の上に来るように体制を立て直す。なされるがままの一夏はここからどうなるのかまだ気づかないようだ。いつもはその察しの悪さにやきもきさせられたが今この瞬間においては好都合だ。

 

 

 

風切り音の中に波の音が混じった瞬間、背中に激痛が走る。

 

ガリガリ、ザリザリと不快な音が耳の裏から脳に響く。一拍置いて鈍い痛みが背中全体に襲い掛かる。

 

「がっあっ!」

 

「おい!?(ハジメ)!?!」

 

今更気づいた一夏が狼狽えた声を出すがこの狂気の軟着陸を止めることは出来ない。

 

 

 

 

しばしの激痛の伴う減速の後、ようやく止まる。

 

岩礁の一角には深紅の一本道が完成していたが肝心の一夏には目立った怪我は無い。

 

今はこの状況に困惑し、戦えるような状況ではないが、この様子ならすぐにでも戦闘を再開できるだろう。

 

 

岩礁に背中でスライディングは中々に狂った判断だったが案外いい手であったと我が考えながら喝采ものである。

 

ふと、俺達2人以外の気配を感じ、首だけ動かし辺りを見回すと金髪の西洋美女と茶髪の童顔の女性。前者については残念なことに見覚えはないが後者の女性はISの日本代表、小金原女史であることに気づいた。

 

2人ともISスーツが袈裟に大きく引き裂かれており、素肌の出来立てホヤホヤの切り傷はISの救命絶対領域によって止血の処置はなされている

 

 

 

 世界最高峰のISパイロット2人が戦闘不能になっている現状に戦慄しているといつの間にか立ち上がっていた一夏がISを展開したところであった。

 

 

「ありがとう(ハジメ)。すぐに助けを呼んでくれ。近くに箒たちが居るはずだから。じゃあ」

 

悲壮な表情の一夏が苦しげに言って『白式』のスラスターを吹かし出した。

 

このままではさっきの二の舞になることが分かっているはずなのに、目の前の男はこの場に居る3人を無事に帰すためだけに玉砕覚悟で飛び立とうとしている。

 

 

 

あぁ。一夏には敵わないな。俺なら自分の命惜しさで逃げだすだろうに。そこまでして誰かのために生きれる彼が、

 

 

 

 

本当に──

 

 

 

 

 

 

 

 

──()()()()()

 

身体の底から力を絞り出しふらつきながら立ち上がる。

 

「──おい、一夏」

 

(ハジメ)。俺がアイツと接敵したらすぐにISを起動して救命絶対領域を使って──」

 

「こっちを向けよ」

 

グラグラと揺れる視界に写るのはしょぼくれた面の一夏。

 

急にしおらしくなりやがって。そんなに怖いのなら素直に言えば良いものを。

 

「何を言って…がぁっ!」

 

 

うじうじしてるコイツの顔面目掛けて渾身の頭突きを食らわす。

 

「一夏ぁ。その誰かのために立ち上がれるのはホントにすげぇよ。」

 

「なら…」

 

「でもそりゃねぇだろ?勝手な自己犠牲なんてナンセンスだ」

 

一夏を片手で制しながら続ける。

 

 

一夏(お前)だけじゃあアレに勝てない。」

 

()だけでもアレには勝てない。」

 

 

一夏の顔が歪む。図星かよ。

 

 

 

「…だが、もし、2人で挑むならどうだ?」

 

 

俯いていた顔をパッと上げた奴の額を指で弾く。

ここからが良いとこなんだぜ。

 

 

「一夏の爆発力と決定打なりうる『雪片弐型』と、俺の手数が合わさるなら?」

 

一夏の顔が少しづつ明るくなっていく。

 

「そうだ!2人なら『暮桜』に勝てる!2人なら“織斑千冬のデッドコピー”を越えられる!」

 

「だから!…だから。」

 

「一夏。俺に賭けろ。俺が勝たせてやる。」

 

 

俺を真っ直ぐ見つめる一夏の瞳にはさっきまで渦巻いていた迷いは無く、バッチリ決まった顔の一人の漢が居た。

 

それでこその主人公(織斑・一夏)よ。

 

 

 

「…分かった。(ハジメ)。俺を勝たせてくれ。」

 

「おうともさ。」

 

 

もちろん、俺に二言は無い。ぶっつけ本番だが、こうも言い切った手前。俺も決めさせてもらおう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
ISに標準搭載された機能。慣性や外力の影響を排除することが出来る。




・イッチ
 ちょっとハイになってる奴。
 自分の命を軽く見ている節がある。

・VTシステム
 ラウラの様子を案じて近づいた小金原さんを切り捨て、迎撃した銀の福音もズンバラリ。
 2人とも遠距離武器オンリー故の相性勝ち。

・箒たち専用機持ち
 一気に二機撃墜され離脱。一夏が居た場所からかなり離れた位置にある岩礁にいる。


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【決闘してる】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart9-4【場合じゃねぇ】

 

 中空に留まる黒塗りの『暮桜』は棒立ちの姿勢のままセンサーにその思考の大半を割いていた。

 

 『相対距離0.78㎞よりIS反応、2。待機状態であることを確認。警戒度;要警戒(イエロー)から撃墜(グレー)に変更。索敵状態に移行。』

 

 空が茜色に色づく中、波が付近の岩礁で散る音と中空に居座るISのソナー音だけが海上に聞こえていた。

 

そんな中不意に黒塗りのISがぐるりと岩礁の1つを正面に捉えた。

 

 

『相対距離0.88㎞より起動状態のIS反応、1。コア識別コードよりコア№56、外装名『重装型・打鉄』と判別。警戒度;撃墜(グレー)から迎撃(レッド)に変更。迎撃を再開…』

 

 

機械音声を遮ったのは岩礁の影から放たれたミサイルであった。

 

 

『エネルギーシールド正常に展開。損傷無し。迎撃を再開します。』

 

 

 

VTシステムの『暮桜』は殺人的な加速でもって岩礁の影に飛び込んだ。

 

 

 

 

 

しかしそこには先程レーダーに写ったISの姿は無く、無造作に放棄されたミサイルポッドだけがあった。

 

 

『コア№56の反応、起動状態から待機状態への移行を確認。警戒度;迎撃(レッド)から要警戒(イエロー)に変更。』

 

 

すぐさま辺りをレーダーで観測したVTシステムは唯一の武装、エネルギーブレード『雪片』を構え、警戒態勢を取った。

 

 

『…№56の起動を確認。迎げk…』

 

 

 

 

 

再び機械音声が爆風によってかき消される。

 

 

 

 

『№56の待機状態への移行…』

 

 

 

三度機械音声に被せて銃声と共に鉛玉が『暮桜』に殺到する。

 

『№56の迎撃を最優先事項に変更。』

 

心なしかイラついているような声色の合成音声が岩礁に響く。

 

 

『№56の起動を確認。』

 

 

レーダーに反応が生じた瞬間、『暮桜』はスラスターを吹かし、レーダーの反応が指し示した岩陰に飛び込む。

 

 

「おら、よッ!」

 

飛び込んだ『暮桜』を出迎えたのは高速で回転し唸りを上げるチェーンソーの刃であった。『重装型・打鉄』の反応目掛けて飛び込んできたそれに不意打ちのチェーンソーを躱すことは出来ず、エネルギーシールドとチェーンのぶつかる不快な音が響き渡る。

 

しかし、それだけでは『暮桜』のエネルギーシールドをすり抜け絶対防御を発動させることは叶わなかった。

 

 

 

『暮桜』はすぐさま『零落白夜』を起動。白く輝く光学剣でガイドレーンごとチェーンソーを真っ二つに切り裂いてしまう。

 

「なんのぉ!」

 

一ノ瀬は迷いなくチェーンソーの残骸を放棄、空いた左腕に半身が隠れるほどの大きさの盾を量子変換し勢いそのまま殴りつける。

 

それに対するVTシステムは軽やかなバックステップでシールドバッシュを回避、極めて機械的に正確な踏み込みでもって、『雪片』を『重装型・打鉄』の右脇腹に滑り込ませる。

 

煌々と輝く刃はエネルギーシールドをコピー用紙をペーパーナイフでそうするかのように容易く切り裂き、装甲に到達する紙一重で作動した絶対防御に阻まれる。

 

 

「舐める、なぁ!」

 

それを受けても一ノ瀬は怯まず、あらん限りの力を振り絞りフックの要領でシールドを『暮桜』の向かって右の腕にかち当てる。

 

この単純な質量による殴打によって得物を迎撃対象から無理矢理引きはがされた黒塗りのISはすかさず刃を翻し、目の前で口角を釣り上げる少年の首元へと切りかかる。

 

しかし、その光の刃は寸のでのところで引き戻された彼の四角盾に防がれた。

 

高温の刀が盾に食い込み、金属と塗料が焼け溶ける匂いと音が周囲に充満する。

 

ギチギチと盾と『雪片』の柄の実体部分が擦れあう不快な音がそれに混ざる鍔迫り合いの最中、溶けた金属が地面に滴り落ちた。

 

濡れた岩肌に合金の雫が触れた瞬間ジュワッと音を上げ岩肌から水蒸気が吹き上がる。

 

 

『エネルギー残量20%。№56の可及的速やかな撃破を最優先事項に設定。』

 

 

IS同士の拮抗を破ったのは『暮桜』。盾に突き刺さった『雪片』を無理矢理引き抜き、そのまま目の前のISに最上段からの斬撃を放った。

 

 

無機質に繰り出される必殺の刃を前に隻腕の少年は…

 

 

()()()()()()()()()()

 

 

「今だ!一夏!」

 

『雪片』の柄を握る『暮桜』の手を押さえて彼は叫んだ。

 

すると、丁度『暮桜』の死角となっていた盾の影から右腕だけの純白の機体が姿を現した。

 

 

盾の残骸を踏み台に前へ、IS同士0距離戦闘に割り込んだ。

 

そして、思い切り腕を引いて、手首を返して、漆黒のIS、その表面だけを切り裂いた。

 

『!損傷甚大!搭乗者の安全保護のため離脱する。』

 

隙間から灰色のISスーツを覗かせる黒のISは背部のスラスターから光の尾を引きながら岩礁から飛び出そうとする。

 

「まぁもう少しだけゆっくりしてけや!」

 

しかし、(ハジメ)に右腕を引かれ中途半端な高度で止まる。

 

無防備な姿をさらした『暮桜』に白の右腕が伸ばされる。

 

「ラウラを…返してもらうぞ!」

 

そう声高に告げた一夏が、光を寄せ付けない鋼鉄の間に眠る彼女の手を取った。

 

 

 

▼▼▼

 

806:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

で、何とかVTシステムを倒すことが出来たってワケ

ちなみに今の俺は出血多量で気絶してる

 

 

807:名無しの転生者 ID:WDlXZHjQo

>>806

ほーん

 

 

808:名無しの転生者 ID:4KsufGNmK

>>806

イッチにしてはよくやったじゃん

 

 

809:名無しの転生者 ID:oH4BH4Cei

>>808

そうだろそうだろ

もっと褒め称えてくれたまえ

 

何せこの後ほぼ確で先生から説教を受けることになるからな

今のうちに自己肯定感を充電しておきたい

 

 

810:名無しの転生者 ID:oXcBLFBMn

>>809

 

 

811:名無しの転生者 ID:oDRg++fmr

>>809

そう言えばお前怪我平気なん?

紅葉おろしになったとか書いてたよな?

 

 

812:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>811

ちらりと見える肩甲骨がチャ-ムポイントです!

 

【画像】

 

 

813:名無しの転生者 ID:PjL6+kvvV

>>812

骨がモロ見えヤンケェ!

 

 

814:名無しの転生者 ID:mz7NvGJ9L

>>812

その文言でがっつり見えても許されるのはパンティだけでは?

 

 

815:名無しの転生者 ID:PF+6CL2J6

>>812

せめてワンクッション挟めやアホンダラ

せっかくドミトレスク夫人の尻をスニークしながら拝んでたのが台無しや

 

 

816:名無しの転生者 ID:XjR+4hEbj

>>815

これよりもグロテスクな世界に居るのによく言うよ

 

 

817:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

いやーこれでラウラのISに埋まってたVTシステムとか言う不発弾を処理できたから良かった、良かった。

 

 

818:名無しの転生者 ID:E4juCJt+5

>>817

下手打てばお前以外にも犠牲者が出かけてたみたいだし結果論では?

 

 

819:名無しの転生者 ID:XoWyfeQDY

>>817

ツーマンセルトーナメントの時に順当にやらせればこうはならなかっただろうにな。

 

 

820:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

何でそう水を差すんだよぽまえらは

もっと俺に気持ちよく掲示板を使わせろ

 

 

821:名無しの転生者 ID:bVH/19Mzu

>>820

ここは皆の掲示板だ!

 

 

822:名無しの転生者 ID:VMvv4BuQo

>>820

イッチのバカヤロー!

 

 

823:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>821

>>822

ええいじゃかあしい!

こうなった流れを変えてやる!

 

一ノ瀬(ハジメ)の質問コーナー!

 

\ドンドン/
\パフパフ/

 

 

先ずは>>830さんの質問に答えちゃいまーす!

 

ほらテメェらの大好きな安価だぞ喜べよ

 

 

824:名無しの転生者 ID:TuXAmgwsy

小癪な演出付けおって…

 

 

825:名無しの転生者 ID:L5QyrMmOg

>>823

流れの変え方がヘアピンカーブ…

 

 

826:名無しの転生者 ID:pHOR+37OX

>>823

くっ!こんな貧相な安価で俺らを満足させられると思うなよ! ビクッビクッ

 

 

827:名無しの転生者 ID:/Tlczyzkp

>>823

陰キャの安価何かで…俺は…うっ! ビュルルッ

 

 

828:名無しの転生者 ID:sWNOqzTIb

>>826

>>827

早漏の極みで草

 

 

829:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

まだ開始宣言しかしてねぇんだよなぁ…

早漏ってレベルじゃねぇぞ!

 

あ、安価は下

 

 

830:名無しの転生者 ID:IYP2RNnA7

スリーサイズおせーて

 

 

 

831:名無しの転生者 ID:afqIkTcsj

給料いくら?

 

 

832:名無しの転生者 ID:WrbOwrrKe

ラウラって今どうなってんの?

 

 

833:名無しの転生者 ID:UiuATleio

>>830

 

 

834:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>830

へんたいふしんしゃさんがよぉ…

 

 

835:名無しの転生者 ID:IYP2RNnA7

>>834

へへっ

 

 

836:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

褒めてはねぇよ

 

まぁ答えてはやるんだが…

ちょい待ち

 

 

837:名無しの転生者 ID:m/8oCveiW

>>836

答えるのか…

 

 

838:名無しの転生者 ID:PMHHYMl0Y

>>836

紳士な俺らを捕まえて変態不審者だと…

 

 

839:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

上から85cm74㎝90㎝だ

ちな筋トレやってるから成長中

 

 

840:名無しの転生者 ID:IYP2RNnA7

>>839

助かるぅ

 

 

841:名無しの転生者 ID:fhNkPPScJ

>>839

良いことを聞いた

 

 

842:名無しの転生者 ID:06yJG6HTr

>>839

ビューッ!ビュルルルッ!

 

 

843:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>840

>>841

>>842

なんだよお前ら、疲れてんのか?

正直気持ちわりぃぞ

 

 

844:名無しの転生者 ID:6R+6CZrr8

>>843

IS(インフィニットストラトス)の公式でお前の抱き枕カバーが出てたからやで

ちな鼠径部までがっつり見えてる

 

 

845:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>844

huh?

 

 

846:名無しの転生者 ID:yuuQz4szH

>>845

公式が狂ったんだ。仕方がないってやつだ。

ワンサマーのもあったで

 

【画像】

【画像】

 

 

847:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

huh?

 

 

848:名無しの転生者 ID:IYP2RNnA7

>>847

何だかお前が遠くに行っちまったような気分だよ

 

 

849:名無しの転生者 ID:TMwKLrYrI

>>844

普通ヒロインからじゃねーのこーゆーの

 

 

850:名無しの転生者 ID:6R+6CZrr8

>>849

うん、だからこれはエイプリルフール企画で上がった偽商品

 

 

851:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>850

俺を騙したのか!?

 

 

852:名無しの転生者 ID:6R+6CZrr8

嘘は言ってないだろ。嘘は。

要らんと思うがイッチとワンサマーの女体化Ver.も置いてくで

 

【画像】

【画像】

 

 

853:名無しの転生者 ID:pVLSpfv/T

>>852

エッッッ!!!

 

 

854:名無しの転生者 ID:oJ34XTQjp

>>852

スレ民だけに飽き足らずどっかの世界線のアニメ会社でもおもちゃになってんじゃん

 

 

855:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

俺はお前らのオモチャのチャチャチャ

チャチャチャ オモチャの チャチャチャ!!

 

 

856:名無しの転生者 ID:V66+WDulx

>>855

懐かしーもん出してくるやん

 

 

857:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

あー庭先で石の裏側覗いたらムカデの大群が居たくらいのショック受けたわ

 

てなわけで次

>>865

 

 

858:名無しの転生者 ID:QloLnZpGd

続けるのか…

 

 

859:名無しの転生者 ID:rTazmQ7Fe

自分からオモチャになるスタイル

 

 

860:名無しの転生者 ID:PNUvScPN3

>>857

さては暇だなオメー

 

 

861:名無しの転生者 ID:pG2eBdF3J

今後の展望は?

 

 

862:名無しの転生者 ID:XW7WJEC0F

前世おせーて

 

 

863:名無しの転生者 ID:8VTMnE/SO

おすすめの本

 

 

864:名無しの転生者 ID:Y6gPvVjqa

家族周りのこと聞きたいな

 

 

865:名無しの転生者 ID:kNMnZmSG4

今世の家族って今どうなってるん?

やっぱりナンタラ保護政策やらのせいで一家離散?

 

 

866:名無しの転生者 ID:lMk1t/7BX

恋のお話、聞かせて…

 

 

867:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>865

家族の話か…

 

 

868:名無しの転生者 ID:kNMnZmSG4

>>867

?なんかあったんか?

 

 

869:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>868

いーや、なんもねーよ、うん、なんもない。

 

シングルマザーのお袋一人だったから特に転居は無かったそうな

ま、お袋は大学の教授やってたからそれもあるんじゃねーかな?

 

 

870:名無しの転生者 ID:IRJnIaFpf

>>869

イッチママってもしや優秀?

 

 

871:名無しの転生者 ID:QOAQK6GuB

>>869

モッピーみたいなことにはなって無かったのか

 

 

872:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>870

何言ってんだ、こんな俺を女手一つで育ててくれたんだから優秀に決まってんだろJK

つってもよく祖父ちゃん祖母ちゃん家に預けられてたんだがな

 

 

873:名無しの転生者 ID:+2Ciuknf6

>>872

育児の協力を親類に頼むのはジッサイ有効。

古事記にも書かれている。

 

 

874:名無しの転生者 ID:LuSKHM2Bj

>>872

イッチマザーの専門分野を聞いても?

 

 

875:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

>>874

機械倫理だか、AI分野だか、詳しくは知らんがそのあたりが専門って言ってたで

 

 

876:名無しの転生者 ID:LuSKHM2Bj

ほーんサンガツ

 

 

877:名無しの転生者 ID:+2Ciuknf6

今は7月や

 

 

878:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

おっ俺の意識が戻った

 

 

879:名無しの転生者 ID:TvvgaUK2w

>>878

良かった良かった

 

 

880:二人目のイッチ ID:h9K49fuzL

ってなわけで一回落ちるわ

残りは好きなおにぎりの具でも書き込んどけ

次スレは俺が建てるからぽまいらは震えて眠れ

 

 

881:名無しの転生者 ID:fGEiiykTA

>>880

うい

 

 

882:名無しの転生者 ID:xBvyAGJ4w

>>880

出来るだけ早く来いよ

 

 

883:名無しの転生者 ID:jHYFT2svT

しゃけ

 

 

884:名無しの転生者 ID:NmjQSnhRZ

おかか

 

 

885:名無しの転生者 ID:8nSunOyLY

梅干しもしくはツナマヨ

 

 

 

 




(ハジメ)
 生死の狭間で掲示板する馬鹿。
 対VTシステム戦では射撃武装の遠隔操作でエネルギー残量を削りながら陽動に徹した。
 一夏がラウラとのフラグを立てたと思っている。
 性的な目で見られている。

・一夏
 対VTシステム戦でトドメとラウラの救出を果たした。
 (ハジメ)とラウラは付き合っている、もしくはそれなりに深い関係である。と思っている。
 結構性的な目で見られている。

・ラウラ
 無事救出された黒塗りの『暮桜』の搭乗者。
 感情の余り暴走したことを反省。
 ただ(ハジメ)が助けてくれなかったことがちょっと不満。
 そこそこ性的な目で見られている。

(ハジメ)(女体化)
 エイプリルフール企画で登場。
 ちょっとダウナーでオタクなハイライトOFF系欠損女子。
 スリーサイズはプニッ、プニッ、ボンッ。
 局所的に性的な目で見られている。

・一夏(女体化)
 同じくエイプリルフール企画で登場。
 明るく家庭的な大和撫子。
 スリーサイズはボン、キュッ、ボン。
 かなり性的な目で見られている。


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3章:2022:まなつのエトセトラ
【Summer】IS世界で生き残る方法を考えるスレpart10-1【vacation(いい発音】


1:二人目のイッチ ID:eJIjfOyyq

来い!新スレの時間だ!

 

 

 

2:名無しの転生者 ID:uRVGlsAnV

<o≧ロ≦)o )))) ズリズリ

 

 

3:名無しの転生者 ID:xXMMlbYeX

遅いぞ

 

 

4:名無しの転生者 ID:HK6oDYPjN

建て乙、とでも言っておこう!

 

 

5:名無しの転生者 ID:43jv5cAJC

やっと来たか

 

 

6:二人目のイッチ ID:eJIjfOyyq

いやーナノマシン治療だけじゃどうしょうもなくてデカい病院に入院してきたわ

 

 

7:名無しの転生者 ID:sKfQIOi1g

>>6

マ?デカい病院どうだった?(健康優良児並感

 

 

8:名無しの転生者 ID:0B/yWZf3u

>>6

しっかり重症で草生える

 

 

9:二人目のイッチ ID:eJIjfOyyq

>>7

消毒液の匂いがキツかったな。

後、ドラマでよく見る偉い先生がゾロゾロ引き連れるヤツも見れたな。思ってたより人数居なかったけど。

 

 

10:名無しの転生者 ID:sKfQIOi1g

>>9

アレ見れたんか!?

裏山~

 

 

11:名無しの転生者 ID:3c+mex2Le

>>9

>>10

それ、教授回診言うみたいやで。

偉い先生が直に患者見て回るとか何とか。

 

 

12:二人目のイッチ ID:eJIjfOyyq

>>11

ほーん

 

 

13:名無しの転生者 ID:paK3GI6Kn

ってか急なスレ立ては何故?

 

 

14:二人目のイッチ ID:eJIjfOyyq

>>13

せやった、せやった。

夏休みに入ったからな、ワイの原作知識もいよいよ引退。

ってな訳で今後の方針の相談に来たんや

 

 

15:名無しの転生者 ID:mU25f+joz

成程、つまり安価か

 

 

16:名無しの転生者 ID:29Ax7FNw0

全部ネタバレするのはなぁ

イッチの不発弾が後幾つ残ってるのか知らんうちに全部言っちまうのもアレやろ

 

 

17:名無しの転生者 ID:jGXuwQHg4

>>15

>>16

この掲示板のエベレストとマリアナ海溝だな

 

 

18:名無しの転生者 ID:mU25f+joz

>>15

そんなぁ、照れるぜ

 

 

19:名無しの転生者 ID:UFdfCUDNm

>>15

>>18

お前じゃねえ座ってろ

 

 

20:二人目のイッチ ID:eJIjfOyyq

そろそろエエか?

 

 

21:名無しの転生者 ID:w91y3WUil

>>20

おう、はよせい

 

 

22:二人目のイッチ ID:eJIjfOyyq

ほな本題や

ワイは夏休み後に来るイベント事、特に何がやって来るのか知りたい。

ぽまいらは安価で遊びたい、つまり…

 

俺は夏休みのイベントを生贄に捧げ!原作知識を召喚!

 

 

23:名無しの転生者 ID:AU7pcXT0w

>>22

うわうるさっ

 

 

24:名無しの転生者 ID:BaoRhpecI

>>22

オタク君声の調節下手だよね

普段もそれくらい声張ったら?

 

 

25:二人目のイッチ ID:eJIjfOyyq

>>23

>>24

(´・ω・`)

 

 

26:名無しの転生者 ID:8Wuqr/Tey

安価やるから情報くれってことで良いんだよな?

 

 

27:二人目のイッチ ID:eJIjfOyyq

>>26

うん(´・ω・`)

 

 

28:名無しの転生者 ID:GkOZKawAd

いやったあぁ!!

 

 

29:名無しの転生者 ID:M/po8IB3D

グヘヘ、安価だぁ!

 

 

30:二人目のイッチ ID:eJIjfOyyq

まぁ一気にやっても風情が無いからな

まずはこれや

 

盆の帰省にすること

>>40

 

 

31:名無しの転生者 ID:E0kuBWpHB

来た来たぁ!

 

 

32:名無しの転生者 ID:7FKHpcsA2

生きがい

 

 

33:名無しの転生者 ID:EyEM9Yebw

ksk

 

 

34:名無しの転生者 ID:O4x2AnOUt

帰省かぁ実家どこなん?

 

 

35:二人目のイッチ ID:eJIjfOyyq

>>34

北関東某県某所とだけ言っておこう

 

 

36:名無しの転生者 ID:O4x2AnOUt

>>35

答えているようでいて何も答えてねぇ

 

 

37:名無しの転生者 ID:G6Ntnv8Km

あえて帰省しない

 

 

38:名無しの転生者 ID:9PWBNLKue

日帰り弾丸帰省

 

 

39:名無しの転生者 ID:29Ax7FNw0

帰省先で食い倒れ実況

 

 

40:名無しの転生者 ID:7ClEIgKWh

誰かと一緒に帰省

 

 

41:名無しの転生者 ID:TPiR3/poV

帰省先で露出プレイ

 

 

42:名無しの転生者 ID:caZHst7gG

帰省先の駅前でナンパ

お持ち帰りできるまで帰れま10

 

 

43:名無しの転生者 ID:mCNA0f3zw

実家にデリ呼ぶ

 

 

44:二人目のイッチ ID:eJIjfOyyq

>>40

誰かと一緒に帰省了解。

後も安価で決めちまうか

 

何人誘う?

>>50

 

 

45:名無しの転生者 ID:XNgPB1seX

>>41

>>42

>>43

おwまwえwらw

 

 

46:名無しの転生者 ID:4Bch9KlU2

ハイテンポやなおい!?

 

4

 

 

47:名無しの転生者 ID:3L/xIPNbJ

10

 

 

48:名無しの転生者 ID:Y7AWk606G

1

 

 

49:名無しの転生者 ID:9PEJW6Cqp

7

 

 

50:名無しの転生者 ID:Sf0KVsGyE

2

 

 

51:名無しの転生者 ID:FiEaFhjEM

3!

 

 

52:名無しの転生者 ID:29Ax7FNw0

9

 

 

53:名無しの転生者 ID:vWsnHsnil

8

 

 

54:二人目のイッチ ID:eJIjfOyyq

>>50

2人了解。

 

誰と誰?

>>60

>>63

 

 

55:名無しの転生者 ID:zdbuggAS7

サクサク行くなぁ

まあいいけど

 

 

56:名無しの転生者 ID:fi/dTx4Fb

一回ksk

 

 

57:名無しの転生者 ID:c5HVxDIan

2人か…特に仲のいい友人みたいな感じで重すぎず、良いでない?

 

 

58:名無しの転生者 ID:29Ax7FNw0

ワンサマー

 

 

59:名無しの転生者 ID:ZF/2g00DY

のほほんさん

 

 

60:名無しの転生者 ID:29u4s/KWe

ラウラ

 

 

61:名無しの転生者 ID:v1cLhMOwV

あえての山田先生

 

 

62:名無しの転生者 ID:le5SfTDwW

楯無さん!

 

 

63:名無しの転生者 ID:ESwvWBOFr

かんちゃん

 

 

64:名無しの転生者 ID:Dhrq6ui5S

千冬姉

 

 

65:名無しの転生者 ID:nE5LMJIF8

もっぴー

 

 

66:名無しの転生者 ID:29Ax7FNw0

決まったな

 

 

67:二人目のイッチ ID:eJIjfOyyq

>>60

>>63

ラウラと簪了解。

お袋に話通してから誘うで

2人に断られたら代打でワンサマー誘うわ

 

 

68:名無しの転生者 ID:6iD6VmOSr

>>67

把握

 

 

69:名無しの転生者 ID:SOB2yvCTQ

>>67

実家に女の子2人誘うとかハーレムか?

 

 

70:二人目のイッチ ID:eJIjfOyy

>>69

そうか?友達はノーカンやろ

まぁ友達を家に招いた経験ほとんど無いから知らんけど

 

 

71:名無しの転生者 ID:X5cpRjnpr

>>70

おぉ…うん。

 

 

72:>>16 ID:29Ax7FNw0

よし、安価も済んだところだし知りたい情報を言うがいい。

IS原作全巻持ってる俺が知識を授けてやる

 

 

73:二人目のイッチ ID:eJIjfOyy

>>72

IS学園に危害を加えようとする奴、もしくは組織を教えて?

 

 

74:>>16 ID:29Ax7FNw0

>>73

あいよ、ちょい待ち

 

 

75:名無しの転生者 ID:AlkKlnXhQ

イッチの帰省以外の予定って後何あるん?

 

 

76:二人目のイッチ ID:eJIjfOyy

>>75

帰省以外だと

・ぶっ壊れた『重装型・打鉄』と義手が修理中だからそれの受け取り

・IS学園の体験入学に駆り出される

くらいやな

後、安価するのは上の件で新設する武装候補のリストが来たからそれ選んでもらうことと、追加でもう一個予定捻じ込むことくらいかな

 

 

77:名無しの転生者 ID:AlkKlnXhQ

>>76

理解

中々充実してるようで良かったわ

 

 

78:>>16 ID:29Ax7FNw0

纏めたで!

 

1.篠ノ之束と愉快な仲間たち

2.詳細不明のテロ組織、亡国機業(ファントムタスク)

3.IS学園の機密情報が知りたい某国の特殊部隊

3.についてはイッチが藪蛇しそうだから何所かは伏せるで

 

んで、束博士の動機は最後まで不明のままやった。

亡国機業(ファントムタスク)は、どっかからの依頼でワンサマーの『白式』の破壊もしくは回収って原作で言っとったから何もなければ動機もそのままのはずや

細かいことは追加で聞いてや

 

 

 

79:二人目のイッチ ID:eJIjfOyy

>>1.篠ノ之束と愉快な仲間たち

またお前か!

 

 

80:名無しの転生者 ID:v3mtMEtMd

>>79

インフィニットストラトスはコイツが始めた物語だから…

 

 

81:名無しの転生者 ID:KHvx+6zoT

>>79

直にあったことあるんやろ?

このクソウサギの性格なら妥当やと思うが

 

 

82:二人目のイッチ ID:eJIjfOyy

うへーあのエボラビ俺のこと目の敵にしてくるから嫌いなんだよ

 

あ、そうだ。>>16~亡国機業(ファントムタスク)の詳細プリーズ~

 

 

83:>>16 ID:29Ax7FNw0

まかしとき~

 

亡国機業(ファントムタスク)は50年以上暗躍を続ける秘密結社

・実働部隊と幹部会があって、基本的に幹部会の指示の下テロ行為を実行する

・世界各国に繋がるパイプを持っててスパイも使ってる

・篠ノ之束の依頼を受けたことがある

・その他目的、規模一切が不明ッ!

 

 

84:名無しの転生者 ID:5SKOlT9C8

>>83

仕事早いの~

 

 

85:>>16 ID:29Ax7FNw0

>>84

スタンバってました

 

 

86:二人目のイッチ ID:eJIjfOyy

>>83

 >>・篠ノ之束の依頼を受けたことがある

 

またお前か!!(本日二回目)

 

 

87:名無しの転生者 ID:BRWhTqBh1

>>86

コイツが始めた物語だから…(本日二回目)

 

 

88:>>16 ID:29Ax7FNw0

ワイはそろそろ落ちるで~聞きたいことあったら他の人に聞いてや~

 

 

89:二人目のイッチ ID:eJIjfOyy

>>88

うい~感謝ぁ~

 

 

90:名無しの転生者 ID:TemDsXG0e

>>89

次の安価は何時なんや?

 

 

91:二人目のイッチ ID:eJIjfOyy

>>90

体験入学の後かな

それの報告と併せてここでやるわ

 

 

92:名無しの転生者 ID:I5+J4pF4O

>>91

 

 

93:名無しの転生者 ID:/nRcrPizb

>>91

おう、なるはやで頼むわ

 

 

94:二人目のイッチ ID:eJIjfOyy

>>93

動かしようのない予定でそれ言われても困るのだが!?

 

 

95:名無しの転生者 ID:Rf6YM6O/H

>>94

まーまーまー

 

 

96:名無しの転生者 ID:bVnYTU9/F

>>94

まーまーまー

 

 

97:名無しの転生者 ID:VesyNyVTB

>>95

>>96

シンクロニシティっ!

 

 

98:二人目のイッチ ID:eJIjfOyy

>>95

>>96

>>97

これぞインターネッツって感じで好きだぜ俺は

落ちるから保守よろ

 

 

99:名無しの転生者 ID:oCCMbnw8R

>>98

あいよー

 

 

100:名無しの転生者 ID:vDQtYh8Ss

>>98

突然の告白はヒロインのとっk(殴

 

 

 

 

 




・イッチ
 復帰した次の日が期末試験だった。
 左手オンリーで記述はヤバかったとのこと。
 夏休みにウキウキ。

・???
 束の伝手を辿って体験入学に殴り込みする方。
 社会的地位は高いらしい。

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