嘆きの騎士、地を駆ける【更新停止】 (黒プー)
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お試し

はい、08見てたら描きたくなりました。
でもこの時代だとサイコフレームとか言うとんでも兵器ないので主人公何に乗せるかだいぶ悩みました。
結論でアレックスの改修機だしちょうど良くないって感じでトリスタンになりました。
※あくまでネタ忘れないようにするのとお試しで書いてます。清書じゃないのでその辺頭に入れて楽しめる人だけ楽しんでください。


「ふむ...特殊実験機と実験部隊ねぇ...やけに少数なのは何故だ?」

「はっ、この実験機は機密事項ですので。」

「ふむ、なるほど。出来立てほやほやをとりあえず運用しようというわけか。まあ上からの命令だ、許可しよう。」

「はっ。ありがとうございます。」

 

ようやくこの基地まで来れた。転生してからはや16年。ここから08小隊のストーリーを間近で...!

 

「...やけにご機嫌だな?少佐。氷の薔薇なんて呼ばれている君が笑うとは。」

「...失礼いたしました。」

 

やべ、顔に出てた。いけないいけない。私は今無表情系美少女軍人なんだから。ロールプレイちゃんとしないと。

 

「ふむ、まあいい。では早速で悪いが配置を...」

「司令官殿!ジオンの連中がラインを押し上げてきました!」

「被害は?」

「い、今のところは軽微ですが...」

「ふむ...?」

 

え、まって。ライン一気に押し上げるってことは...

 

「...実験機?」

「ん?何か知っているのか、少佐。」

 

やっべ...また声出てた...

 

「...はっ。私の耳に入るようなことなので信頼に値するかはわかりませんが。」

「構わん。」

「では。最近この戦線でジオンが巨大な機体を完成させ、実験していると。」

 

まあ情報網なんてないので原作知識ですが。

 

「実験か...その試作機のために戦線を押し上げたと?」

「ええ、おそらく。」

「なるほど...」

 

確かシローとアイナさんがそこで出会うはず...ならファンとしては見逃せないですねぇ...

 

「司令。私に行かせてください。私のトリスタンなら、この試作機を迎え撃って見せます。」

「そこまでいうか...わかった。君の配置を考える手間が省けるし、ちょうどいいだろう。」

「はっ! 失礼します!」

 

司令に許可を出してもらえた!公認で目の前でアニメの展開が見れる!

 

「...見逃せないわね」

 

私は格納庫に駆け込み、目当ての機体に乗り込む。

 

「ハロ。整備状況は。」

『カンペキ、カンペキ!』

 

ちなみにトリスタンの整備なんてこの時代にできるわけないので、神様にお願いして整備役のハロをもらってきた。

 

「ありがとう。...よし。行きましょう。」

 

私は、一般通過ファンとして遠くからシローとアイナを見守るために、基地を飛び出した。

 

========================

 

『聞いてるかい軍曹! あたしは死なないよぉ! 見てるんだな!』

「...この通信、08か。」

 

カレンさんじゃん。私ああいうイケメンな美女好きなんですよね。

 

『カレン! 何をする!』

 

つまりこっちは...!

 

「...シロー・アマダか。」

 

なるほど、今はちょうどアプサラスと接敵したところみたいですね。

あ、ジャンプしたカレンさんがアプサラスに追突された。

 

『来るなら来てみろおっ!』

 

お、サンダーズさんの声。

そしてとんでもない衝撃と共に、アプサラスが地表近くに。いやーでっかいなアプサラス。

 

『俺はっ...俺は!死神じゃあないっ!!』

 

うひゃーかっこいい!最前線が無線届く位置でよかったあっ!

 

「...言うな、あの男。私も負けていられないか。」

 

さーてこっちもお相手のザクをサクサクっとやっちゃいましょうかねぇ!

 

『な、なんだこいつ!』

『クソッ、ひkぐああああああっ!』

『隊tうああああああああ!』

 

ふへへ、やっぱザク2ペラペラですねぇ、ガトリング売ってるだけでみるみる溶ける。

って、なんかくるな。

 

『うおおおおおおお!』

「ふん。甘いな。」

『ぐああああああっ!』

 

ヒートホーク片手に突貫してきたザクをビームサーベル二刀で切り裂く。

あっぶね。ニュータイプ能力なければ即死だった。あってよかった転生特典。

 

『て、撤退!撤退命令がギャああああああああ!』

『くそ!あいつ容赦ないぞ!逃げろ!逃げるんだあああ!』

「...引いたか。試作機も...なんだ、逃げたのか?」

 

あれ、ここじゃなかったっけ、シローとアイナさんの出会いの場所。

ええ〜見たかったのにぃ...

 

「つまらんな。一眼見ておきたかったのだが。」

 

まいいや...見れないなら帰るか...

 

========================

 

...まっすぐ帰ってたつもりだったんだけど...

 

「えっと...君、その服と機体、どこで手に入れたんだい?」

 

なーんで機体降りたタイミングでシローさんと会っちゃうかなぁ?

いやこれ私のですシローさん。

 

「...私のものだ。」

「いや、どう見ても連邦のものだし、その制服だってそうじゃないか。」

「...私のだ」

 

あーくっそ!こんな時まで補正かけなくていいっての!

正直に私は軍人でですで解決なのに!

 

「そうっても君、まだ子供じゃないか。子供がMSを持ってるなんて...」

「ここにいたんですか。って、そのガキはなんです?」

「いや、そこのMSと一緒にいたんだ。おかしいと思ったんでちょっと話聞いてただけだよ。」

「トリスタンは私のだ。やらんぞ。」

 

ええいこの口ぃ! 脳に従わんかいこの野郎!

 

「...あんた。そのMSがあんたのだって言うなら、基地職員のカードかなんか持ってるんだろうね?」

「...ああ、確かに。それなら証明になるか。」

 

ああ〜そういえばそんなのもらったな。ちょっと待ってネ。

 

「...ああ、これだ。」

「んんー...って!?、しょ、しょ、しょ...」

「ん?どうした、カレン。」

「少佐殿!?何でこんなところに!?」

 

あ、そういえば隊長のシローさんが少尉だもんね、一応私が上なのか。忘れてた。

...てか迷子とか言ったら恥ずかしいねこれ...言い訳しとこ。

 

「デカブツの追跡だ。この辺に落ちたように見えたのでな。そちらは?」

「はっ、小隊の観測員2名が行方不明でして。」

 

ああ、前祝いだって街に出かけて、そこにアプサラスが降りてきちゃったんだっけ。

暇だし手伝ってあげよっと。

 

「ふむ。私も手をかそう。何か情報は?」

「い、いえ、少佐殿の手を煩わせるなど...」

「部下に手を貸すのは上司の務めなのだろう?ほら、教えてくれ。」

「はっ...」

 

どうやら途切れ途切れの通信でいくつか単語が聞き取れた程度みたい。

その単語を当てはめると下の村になると。...アプサラス落ちたのってあそこだったよね?

 

「...捕まったか。」

「はっ!? 今なんと!?」

「デカブツが落ちたのはそこの町だ。観測は?」

「これからです。」

「よし。なら見にいこう。」

 

========================

 

「...! 少佐、ザクがいます!」

「やはりな。デカブツの修理でもしているのだろう。出るぞ。」

「はい。カレン、ここで待機を。」

『了解。』

 

急いでトリスタンのところへ戻り、起動する。

 

『...本当に少佐殿の機体なんですね、それ。』

「なんだ。これは私のだ。譲らんぞ。」

 

いくらシローさんでもちょっと...それにあなたEz8貰うから...

 

『いえ。見てくれが私たちの機体とかなり違うもので。何かの試験機ですか?』

 

確かに。サイズ感とか違うもんね。まあ後の時代の改修機だから当然だけど...

 

「極秘だ。言えん。」

『...はっ。失礼しました。』

「...聞くくらいなら構わんさ。それより今は救出だ。いくぞ。」

『はいっ!』

 

========================

一旦終わり




〜fin〜
モチベあったらこれも続き描くかもしれない。
あくまで下書きの段階なのでわからないですけどね。描きたいところだけ書き殴りました。
別作品でUCRPGも書いているのでそちらも是非。そちらはガンダムUCが舞台のお話です。


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清書版
二次創作によくありがちな始まり


清書版です。やっぱり描きたくなった。


「...と、言うわけで。お主は死んだぞい。」

「何がと言うわけだこの野郎。」

 

私、□□!名前思い出せない花のアラサー!会社に遅刻しそうでパン咥えて大慌てで走ってたら曲がり角でゴッツンコ!なんとその運命の相手は異世界転生装置「T・U・R・C・K』だったの!

それで目が覚めたら目の前には神様が! 私、これから一体どうなっちゃうの? 次回、打ち切り!□□先生の次回作にご期待ください!

 

「クソがあああああああああ!」

 

こんなクソゲーあってたまるか!もうちょっとでガンダムの新作アニメくるところだったのに!なんでよりによって私なの!

そこでお茶吹いてるクソジジイ!ほんとに許さんからな!

 

「ゲホっゲホっ...全く、急にキレ散らかすんじゃないわい...」

「どうしてくれるんですかー!今すぐ帰りたいんですけどー!」

「んなこと言ってももう事後じゃし...」

「オフパコした後責任取れなくなってビビってる男みたいに言うんじゃないわよ! ほんとにどうしてくれんの! 責任とってよね!」

「つ、ツンデレ?」

「んなわけないでしょボケジジイ!」

 

ほんとにこのクソジジイいいいいい!

私がキレ散らかしてると、クソジジイはあらためて椅子に座り直し、もはや立て直し不可能なほどに吹き飛んだ貫禄を戻しながら言った。

 

「全く...お主の大好きな08MS小隊の時代にちーととやらを渡して送ってやろうと思ったのに...残念じゃのう...」

「行きます。いかせてください。さっきまで失礼なこと言ってすみませんでした。」

「お主マニュピレーターのモーターつけ間違えとらんか? ドリル用のやつに。」

 

転生とかクソほど興味なかったけど08MS小隊と一緒に空気吸えるなら話別だが。てか最初から言えよ。

 

「ま、まあええわい。とりあえず行き先は決まっとるじゃろ?じゃあほれ。」

 

とクソジジイが手渡してきたのはダーツ。

 

「え、何すんのこれで。あんたに向かって投げればいいの?」

「いや待て待て待て!違うわい!前にみろ!」

 

ジジイが指差す方向を見ると、そこにはくるくる回転する的があった。

あー...なるほど?

 

「と○ろさんのそこんところ!だかなんだかでやってた感じのダーツね?ダーツで行き先決めるやつね?」

「番組間違ってるんじゃないかの...? 大体合ってるけど。そう言うことじゃ、あそこにはMSの名前が書いてあっての、刺さったMSがお主の愛機じゃ。」

「え、じゃあユニコーンとかあるの?」

「当たり前じゃろ。」

「プロガンは?」

「一応あるぞい。」

「ストカスは?」

「ニッチなところ攻めるのぉ...あるぞい。」

「ストライクフリーダムは?」

「アナザーは追加めんどいからないぞい。」

「クソが。」

 

ストフリでイキリトムーブしたかったのに...まいいや。とりあえず投げよ。

 

「せえええええいっ!」

 

私が投げたダーツは見事に的に刺さり、それと同時に的の回転が停まって的に書かれた文字が見えてくる。

 

「うわほっそ。1機体に対するスペースほっそ。」

「しょうがないじゃろ、今描かれてるガンダム作品の量産機から主役機まで詰め込んだらああなっちゃったんじゃ。おかげで文字書けないから色で判別する羽目になったわい。」

 

ほれ、とジジイが機体の名前と、横に色が書かれた分厚い図鑑を引っ張り出してくる。

 

「うわ分厚いな。六法全書かよ。」

「夜通し作ったわい。」

「お疲れ。っと。この色は?」

 

色は白色に紺色と赤が混ざった感じ。何これ。

 

「まっとれ、えーこの色はー...」

 

ジジイが図鑑を捲りつつ、色を確認する。

 

「ふむ、それはトリスタンじゃの。」

「え、何その機体。」

「トリスタンはトワイライトアクシズという作品の主役機での、アレックスの改修機じゃよ。」

「はへー。」

 

なるほどアレックスの。

 

「いやそれチートじゃん。時代背景的に。」

「そりゃ特典なんじゃからチートじゃなきゃいかんじゃろ。」

「確かに...って、整備とかはどうすんのさ。」

 

現地の人に見せるわけにはいかんぞ?

 

「安心しろ、整備用にハロを用意しとく。射撃補助から機体整備まで全部お手のもののスーパーチートハロじゃ。」

 

ジジイが指パッチンをすると、ボンっと言う音とともにハロが出てきた。

 

「ヨロシク、ヨロシク。」

「お、おう。ヨロシク。」

「さて、準備は万端じゃな?」

「え、まあ。」

「じゃいってらっしゃい。」

「は?」

 

いつの間にかジジイの横に垂れてきた紐をジジイが引っ張る。

すると私の足元がパカっと開き、私は下に落っこちるのだった。

 

「覚えてろクソジジイいいいいいいい!」

 

==========================

 

「...キロ、オキロ。」

「...んー...」

「オキロ、オキロ。」

「はっ!?」

 

気がつくと私は、何かのコックピットに乗せられ、宇宙空間を漂っていた。

...宇宙?

 

「ちょ、なんで宇宙なの!?」

「1ワ、1ワ。」

 

あー、そういえば宇宙スタートだったね1話目。

その時、首筋がゾゾゾっとする感覚と共に、頭に電流が走る。

 

「うっ...何この感覚!?」

「ニュータイプ、ニュータイプ。」

「...至れり尽くせりだなあのジジイ。」

 

なんか負い目でも合ったのだろうか。

そんな呑気なことを考えていると、機内に警告音が流れる。

 

「っ、来たっ!?」

 

全天周囲モニターを確認すると、背後からザクがヒートホークを抜いて向かってきていた。

 

「舐めプか? 舐めんなよゲーマーを!...元だけど!」

 

私は機体を動かし、ザクの倍近い速度で動き、後ろをとって切り捨てる。

 

「うひゃー。やっぱ早いな、さすがアレックスの改修機。ザク2改で相手にならないレベルの機体改修してることはあるね。」

 

爆散するザクを見届けていると、右側で爆発を感知する。

 

「ん?...あのオレンジボールは...?」

 

よくみたらオレンジボールとザクが殴り合いをしていて....爆散した。

 

「うわ、あれシローとアイナ様か、マジでよくやるなーあんな棺桶でザクに立ち向かうとか。」

「タスケロ、タスケロ。」

「そうだねー、アイナ様はともかく、シローは回収してやりましょうか。」

 

私は爆発地点であった近くの廃船に、スラを向けるのだった。




はい。清書1話目です。元とは最初の流れ変わりそうだな...
UCRPGもそのうち更新します、お楽しみに。


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二人だけの戦争 ...に混ざる私

書きたい時に書きたいものを描く。それが僕の小説道です。



「うあああああああ! 見つからねえええええ!」

「ダマレ、ダマレ」

「口悪いなお前」

 

完全に失念してた、あの二人エアー残ってる部屋からすぐ出て行っていたんだ...

てっきりずっといたのかと...

 

「ゲンサクミロ、チャントミロ」

「うっさいこちとら永遠の社畜アラサーだぞゆっくり見る暇なんてなかったんだよ...って、あの爆発!」

 

うひゃーきたn...げふんげふん、でかい花火だなぁ。

 

「このタイミングでの爆発ってことはシロー近くにいるのでは?」

「アソコ、アソコ」

「ん? 人間じゃ見えないから拡大してくんね?」

 

ハロがカメラを拡大させる。そしてそこにはやはり二人の人間がいた。

 

「マチガイナイ、マチガイナイ」

「あれっぽいね。よーしシロー拾っちゃうぞー!」

「ソクドオトセ、オトセ」

 

やべ、あんま吹かしすぎると轢き殺しちゃうか。

私はスラスターを一瞬吹かすだけにとどめ、その余力で二人に近づいていく。

すると二人はこちらに気づいたのか、片方が離れていく。

 

「...ハロ、抱き合ってるシーン写真撮ったか」

「アタボーヨ、アタボーヨ」

「よくやった」

 

バチこり尊いシーンの写真を収めたことを確認しつつ、コックピットを開いてシローを迎え入れる。

 

「ありがとう、たすか...って!? なんだこのコックピット!?」

「あ、どーも。花火バッチリ見えましたよ。」

「そ、それはよかったんだけど...」

 

どうやらシローは全天周囲モニターに困惑してるようだった。

そらそうでしょ、これできるのZ時代とかそこらだからね。

 

「あー、これ一応上層部の機密なんで、見なかったことにしてね。言いふらしたら銃殺刑よ。」

「うえぇえ!?」

「ドンマイ、ドンマイ」

「そうそう、私に救助されたことを恨んでねー。あ、旗艦は?」

「あ、ああ。えー場所が...」

 

とりあえずついでで私も旗艦に乗せてもらうため、シローを送り届けることにした。

「そういえば、君随分...その...若いね?」

「ああ、まあそうですね。色々あったんで。」

「階級は? 」

 

やっべ。い、今さっきそこで起きたばっかりなのに階級なんてねえよ!でもないって言ったら相手軍人だしそれはそれでまずい...! ど、どどどうしよう...!

 

「え...っと、ハロ!」

 

よし、押し付けるか。

 

「ショーサ、ショーサ」

「...だ、だそうです...」

「...え?」

 

お、おいいい! ハロ! なんか疑われてるって! お前適当な階級言ってない!? 存在しないやつとか!

 

「ショーサ、ダガ機密試験機ノパイロットダカラ階級テキニハ実質大佐ダ。ホレ徽章。」

 

急に流暢に喋りますねあなた。てかなんだよその徽章。私初めて見たぞ。

おいやっぱ失敗してねぇ!? シロー震えてんぞ!?

 

「た...」

 

...た?

 

「たったた大佐だとは知らず! ご無礼を!」

 

あれなんか思ってたのと違う。敬礼綺麗だな。

 

「あ、はい。まあ...大丈夫です。」

「あ、ありがとうございます!」

「敬礼もやめていただいて...」

「はっ!」

「とりあえず案内を...」

「了解です!」

 

ま、まあなんかうまく行ったっぽい? よかった。

...てかなんも言わずに話進めたあのポンコツボールには説教だな。許さん。

 

そんなこんなで私は、船に向けてスラスターを吹かすのだった。

...なんか前回も同じ締め方してなかった?

 

 

============================

 

 




この後ミケルとサンダーズにも敬礼された。

はい。アニメ1話分書くために2話使ったゴミ作者はこちらです。
なんか最近どんどん書く量が減っている気がする。頑張ってる方なんですけどね、キリ良いところで切ろうとするとどうしても...
その分数出すのでお許しください。


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悪夢

評価1ついて割と絶望してました、黒プーです。
まあ理由はなんとなくわかってるんですけどね...やっぱり僕にはギャク要素小説を書くのは無理だったよ...
というわけでここからシリアス色強くな(ると思う)ります。やっぱ女主人公は曇ってるのがいいんだよ(愉悦部)


夢の中で、()は狙撃手をしていた。

ザクⅡに乗り、仲間と共にとある中域を守っていた。

だがそんな時、ジャズと共にやってきた悪魔が仲間を殺した。

奴だけは殺す。

逃さない。

確実にその頭に弾丸を。

 

 

「...っ!」

 

ドス黒い感情を感じると共に、私は思わず飛び起きる。

え、なに今の。

 

「少佐? どうしました?」

「あ、いや、なんでもないです。」

 

やべ、隣にシローいた。

てかこんなアホみたいに揺れる車の上でよく寝れたな私。

 

「オキタ、オキタ」

「おはようございます、少佐。」

「あー...シローさん? 私どのくらい寝てました?」

 

シローさんをサルゲッチュして船に連れ帰ってから記憶がないんだけど。

もしかしてこれさ...

 

「さんは必要ありませんよ、少佐殿。...船に帰還した後からずっと寝ていらしたので、4時間ほどでしょうか。」

「グッスリ、グッスリ」

「...ッスー」

 

めっちゃ寝てるやんけぇ! なにしてんだ私!?

 

「...待って、船から車に下ろす時って...」

「ああ、まだ寝ていらしたので抱きかかえさせていただきました。あ、別に重くは...」

「...アア」

 

重い軽い以前に乙女の尊厳が...

恥ずかしすぎる....

 

「...次からは叩き起こしてください...」

「りょ、了解しました。」

「ネボスケ、ネボスケ」

 

うるせえぞハロ。今度余計なこと言ったらその口縫い合わすぞ。

 

「...ところで。これ今どこ向かってるんですか?」

「ああ、我々の配属先であるパソ基地に向かっています。そうだろう、えー...」

「カレン・ジョシュア曹長であります、少尉殿。はい、パソ基地です。」

「ああ、カレン。ありがとう。」

 

あ、やっぱカレンさんだったのね。てことはお隣がエレドアさんか。

ってあれ?サンダーズさんとミケルくんは?

 

「彼らなら後ろの車でついてきてます。」

「...私のせい?」

「いえ、そんなことは。」

 

本来なら1台だけだったはずなんだけど...これ完全に私のせいだよね。ごめん後ろの二人。

 

「...あ。あれって。」

「モビルスーツですね。....陸戦型か。」

 

はへーあれが陸戦型ガンダムかぁ。ファーストガンダムとはまた違うかっこよさがあるなあ。

 

「ロマン、ロマン」

「そうだねハロ。やっぱ量産型はロマンがある。」

 

ロマンは大事よ本当に。

 

「っと、着きましたね。」

 

あ、ゲート見えてきた。

この後は確か...基地司令のコジマさんにあいさつだったかな。

 

「ええ。コジマ司令に着任の挨拶をします。予定では僕だったんですが...」

「...?」

「あの、言いにくいのですが、どうやら佐官ということもあって、繰り上げで少佐が小隊長になったみたいで、挨拶は少佐がやることになってます...」

「え。」

 

嘘でしょ? ちょっと待って、準備とかしてないよ!?

 

「あわわわ...」

「少佐、落ち着いてください!少佐!」

 

ドッドどっdどどどどどうしようどうしよう....

 

「マネシロ、マネシロ」

「少佐! ....少佐?」

 

あっそうじゃん。別に考える必要ねーじゃん。シローが原作で言ったこと言えばいいんだし。

 

「よし。大丈夫そう。」

「おいおい、そんなんで大丈夫かよ、しょーさ殿〜。」

「....エレドア。」

「おー、なんだいカレン?」

 

あ、ゲンコツ食らった。痛そう。

 

「ったく、上官に失礼な態度とっちゃダメに決まってるでしょうが。なにやってんだいこのバカ。」

「イッテェ...」

「...さ、着きました。どうぞ。」

 

カレンさんがわざわざ開けてくれたドアから降り、体を伸ばす。

 

「んーーー、いい空気ですね。エアコンとは風が違う。」

「慣れると暑いだけですがね。さ、こちらです。」

 

そのままカレンさんについて行き、基地司令であるコジマ中佐さんのところまでくる。

本当に扇風機だけなんだなこの人。

 

「...ん?君たちは?」

「...はっ」

 

やべ、私だった。

まあこの時のために偽名をハロと考えたしいけるいける。

 

「あ、えっと。クレア・ルイス少佐、第08小隊着任の挨拶に参りました。」

「ああ、君が噂の。軍にスカウトされる前、乗っ取ったザクⅡで敵を3機撃破したというのは本当なのかね?」

「あ、えっと...」

 

待ってなにそれ、初耳なんだけど。なにしてんだあの神様(クソジジイ)

 

「ホントウ、ホントウ」

「ちょっ、ハロっ!」

 

馬鹿野郎お前なんてことを!?

 

「ほう、噂は事実だったか。...まあいい、確か君は試験機の実験のために派遣されたんだったね?」

 

え、乗り切れたんだけど。追求しないのね...

 

「ええ、まあ。」

「...よし。では予定通り実験機の試験を。事前に言っておいた通り、08小隊を君の下につける。頑張ってくれたまえ。」

「は、はっ。」

「よろしい。では任務を。」

 

あ、任務はやっぱりあるんですね。...そりゃ小隊だしないわいけないか。

 

「君たちも、ジオン側が秘密工場を隠し持ったという情報は耳にしとるだろう。しかしなにをしようとしているのか皆目わからん。また、絶対防衛線が我が方に伸び出すという事実により、我々は動き出したというわけだ。」

 

そうそう、こんな感じだったよね台詞。初めて聞いた時前置きいいからさっさと要件話せって思ったから記憶にある。長いわ。

 

「ま、いずれにしても、この防衛戦を突破し、敵を叩き潰さねばならん。」

 

まだ続くの。

 

「それから...ジャングル内の民間人は刺激しないこと。 まあそんなところだ。後はカレンから聞き給たまえ。いいな? カレン。」

「はっ!」

「では頑張ってくれたまえ。」

 

そう言って基地司令は席を立ち、どこかに行ってしまった。

...ひとまず終わりかな?

本当話長いし結論はカレンさんに聞けだし...なんだったんだあの時間...

 

「...ふぅ。」

「しょ、少佐殿...」

「...ん?」

「す...」

「す?」

「すごいですね! 鹵獲したザクで敵を3機も撃破なんて! どうやったんですか!?」

 

待て、ミケル少年。頼むから純粋な目で嘘の経歴について聞くな。答えにくくなるんだ。

 

「えっ、と...あの時は夢中だったから...」

「覚えてないんです? 残念だなぁ...でもすごいですよ! 本当に!」

 

よし、ガンダム1話で主人公が無双した後に言いがちな台詞で乗り切ったぞ。便利だねこの台詞。

 

「...さて。我々の任務について、説明してもよろしいですか?」

「あ、うん。どうぞ。」

「では。」

 

カレンから任務について説明を受ける。

ざっくりいくと、前線の維持とジオンの秘密工場を見つけて壊せ、って感じだった。

ここ劇中だと描写なかったけどまあ当たり障りない感じの内容だね。

 

「...以上です。何か質問は。」

「大丈夫です。理解しました。」

「では、我々のキャンプの方へ。車が用意してありますので。」

 

ようやく説明が終わり、降ろしていた腰を上げて車の方へ向かう。

車にはジダンのじっちゃんとエレノアが座っていた。

 

「ほー、お前さんが隊長かの? ずいぶん若いのぉ、大丈夫かぁ?」

 

そう言ってジダンのじっちゃんは...シローに話しかけてた。

...なんだこのおっさん...(キレ気味)

 

「いや、俺は隊長じゃないんだけど...」

「んん? となると誰が?」

「...私、ですけど。」

「はぁ!? お主が!? まだガキじゃないか!?」

「これでも少佐です。」

「佐官でしたか〜、こりゃ失礼いたしましたへへへ〜」

 

手のひらドリルだなこのじいちゃん。

 

「あの...少佐殿?」

「いいですよーだ。別にちびっ子すぎて上官だって思われなくても気にしてないですよーだ。 ほら、さっさと車出してくださいよ。」

「はいはい、もちろんですともへへへ...」

 

ほんと、ガキで悪かったなガキで。

 

 

「...これが、少佐の機体ですか?」

「ええ、まあ。トリスタンと言います。」

 

見たことない機体だ。武装も何もかも、既存の連邦機とは違う。

特にビームライフルの形状。ジムのビームスプレーガンとはサイズや形状からして全く違うものだ。

 

「こいつはどこで作られたんですか?」

「機密です。申し訳ないですが、部下であるあなたたちにも話せません。」

 

パイロットであるクレア少佐に聞いても、突き放されるように返される。

 

「そう、ですか。」

「...シローさん。興味があるのはわかるんですが、色々と理由がありまして。整備も私とハロだけで済ませたいので、ついでに整備班の方に伝えてもらえますか?」

 

俺の顔を見た後、彼女は目尻を下げながらそういった。

 

「わかりました。」

「...ありがとうございます、シローさん。」

 

そう言って彼女は整備をするためか機体に近づいていった。

これ以上見ているわけにもいかず、少佐の言葉を整備士に伝えるため、急いでその場を離れる。

...そういえば少佐、何か少し悲しそうな顔をしていたが、気のせいだったか。

 

 

 




シローさんと話してた時の少佐、 なにやら冷や汗をかいていたとかなんとか。

話は変わるんですけどサンダーボルト宙域ってパラレルワールドじゃない時間軸にもあるんですかね。あれって確かパラレルワールドの話だったんでちょっと気になります。
...まあし実になきゃ設定崩れるとかそういうのではないんですけど。ただの夢なので。
そしてようやく少佐の名前が決まりました。クレア・ルイスさん。
アレックスのパイロットさんと妙に名前が似てしまいましたが別に意図はないです。
名前メーカーでつけたらこうなった。
次回の更新はいつも通り不定です、のんびりお待ちください。
...後一票で色つくので評価も入れてくれたら嬉しいです。できれば高評価で(小声)


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