ヤーナムから帰って来た桜ちゃん (サクラモッチー)
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Fate/Zero
ヤーナムからの帰還者
私の戦いはただの喧嘩..........いや、姉妹喧嘩から始まりました。
最初は些細なことで始まった喧嘩だったんですが.....................徐々にヒートアップしていき、とうとう姉さんが
「桜なんか...........消えちゃえばいいのに!!」
という言葉を私に向けて言うまでになっていました。
私はそのことにショックを受け、思わず家を飛び出してしまったのですが.................気がつくと私は見知らぬ街に来ていました。
その街は冬木とは違って重い雰囲気で、息をするのも苦しいぐらいの空気が漂っていました。
そこで私は出会ってしまったのです..................【獣】という存在に。
【獣】は私を見るなり襲いかかって来ましたが.......たまたま通りかかった師匠に助けられ、私は師匠から色々なことを教えてもらいました。
私が迷い込んだのが異世界のヤーナムという街であること、ヤーナムには【獣】と呼ばれる怪物が徘徊していること、その【獣】を狩るのが師匠を含めた【狩人】であることを聞いた私は、ヤーナムで【狩人】として暮らし始めることになりました。
最初は【獣】を倒すことに苦労していましたが...........時が経つに連れて師匠のように戦えるようになっていき、いつしか師匠と並ぶ【ヤーナム最強の狩人】という異名を持つようになり...........そして、そこで生涯を終えたはずでした。
桜「..........」
目を覚ますとそこは見慣れた場所....................私と姉さんが一緒に遊んだ冬木の公園で、私はそこのベンチで横になっていた。
何故、死んだはずの私がこの世界に戻って来たのだろう?
私はそう思いながらムクリと体を起こし、冬木の地面を踏んだ。
容姿はあの時の家出した幼い頃のままだったけど...........何故か服装だけはヤーナムで【狩人】を始めたての頃の格好に変わっていました。
桜「...........どうして服装だけ
一応、所持品を調べると.................持っていたのは
・ノコギリ鉈
・改造銃
・干し肉
・輸血液
・火炎瓶
・野宿用のキャンプセット
・鎮静剤
・白い丸薬
などで、どこかで野宿するのにはピッタリな所持品ばかりであった。
家に帰るという手もあるけれど............
桜「...........少なくとも、今は帰りたくない」
どっちみち間桐の家に養子に出されるのなら、帰らないのも手ですからね。
そう思った私は山の方へと向かうのだった。
☆☆☆
山の中へと向かい、野宿をする準備をしていると............私は手の甲に令呪が刻まれていることに気づいた。
令呪とは
しかし.................
桜「どうして私の手に現れたんでしょうか..........?」
私は一度ヤーナムで死んだ人間、それに加えて令呪ならもうお父様が持っているはず。
それなのに.............どうして令呪は現れたのだろう?
桜「...........面倒なことにならなければいいのですが」
私はそう呟きながら、野宿の準備を再開するのだった。
☆☆☆
冬木という場所は魔術師にとっては特別な土地として有名だった。
何故なら.................この土地でどんな願いも叶える願望器、聖杯を求めて争う
そのためか、英霊を使って偵察させる人間も少なからずおり
綺礼『そちらはどうだ?』
言峰綺礼もそのうちの一人であった。
アサシン①「...........やはり、誰かが野宿をしているようです」
綺礼『そうか、それでその人物は分かるか?』
アサシン①「いえ...........ここからでは遠くて見えません。対象に近づいてもよろしいでしょうか?」
綺礼『許可する』
アサシンは木々を移動してその人物の元へと近づくと...........野宿をしていた人間の正体に驚いた。
アサシン①「...........マスター、野宿をしている人物の正体が分かりました」
綺礼『ほぅ?ではその人物は誰だ?』
アサシン①「...............遠坂桜です」
綺礼『.......何?』
アサシンの言葉を聞いた言峰綺礼は耳を疑った。
遠坂桜。
それは自身の師であり遠坂時臣の娘であり、約一年前に行方不明となってから手がかり一つ掴めなかった存在である。
アサシン①「..........どうします?」
綺礼『..........私に時臣師に報告する。お前はそのまま監視していろ』
アサシン①「ハッ!!」
アサシンとの念話を終えた後、こう呟いた。
綺礼「.................何故、今になって彼女が現れたのだ?」
言峰綺礼はそんな疑問を抱えながら、教会を後にするのだった。
この作品での桜ちゃん
・ヤーナムで狩人として生き、ヤーナムで死んだ←ここ重要!!
・だからなのか精神年齢は大人
・戦闘力ごとFate世界に帰還
・狩人として戦っていく中で【架空元素・虚数】を完全に操れるようになる
・自分がどっちにしても間桐家に養子として出ることは自覚アリ
・見た目はロリだが中身は鬼畜な世界を生き延びた狩人
OK?
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狩人と神父
桜ちゃんがヤーナムからFate世界に帰って来た時に戦闘力や筋力も一緒に帰って来ているため、今のロリ桜ちゃんはスーパーゴリラだよ。
桜「...........」
この世界に戻って来てから初めての夜。
昔は夜が来るのは怖かったけれど...........ヤーナムの夜を経験してからはそうでもなくなり、木の実で作ったコーヒーもどきの苦味でさえただの嗜好品として飲んでいる。
今の私は.................壊れているのでしょうか?
私は燃える火を見つめながら、そんなことを思いながらコーヒーもどきを飲んでいると..........人の気配を感じた。
それもただの一般人ではなく、綺礼おじさんの気配だ。
.................アレで気配を隠しているんですかね?
桜「綺礼おじさん、それで気配を隠しているつもりなんですか?」
私がそう言うと、木々の中から綺礼おじさんが現れた。
綺礼「.................よく分かったな」
桜「まぁ、色々ありまして」
綺礼「だろうな」
綺礼おじさんはそう言うと私の元へ近づくと...........私の隣に座った。
綺礼「..........桜、君は今までどこに居たんだ?」
桜「獣達が徘徊する地獄....................って言えば信じてくれますか?」
綺礼「獣達が徘徊する..........地獄?」
信じられない、と言う顔をしながら私の話を聞く綺礼おじさん。
桜「それで?私をお父様のところに連れて行くんですか?」
綺礼「いや..............ただ単に私個人の意思で来ただけだ。だから遠坂師とは関係ない」
桜「ふぅん..........そうなんですね」
私はそんな綺礼おじさんの話を聞きながらコーヒーもどきを飲んでいると.................綺礼おじさんはそれに興味を示したのか、ジッとこちらを見つめて来た。
桜「.................何ですか?」
綺礼「まさかとは思うが、コーヒーを飲んでいるのか?それに................」
桜「正確にはこれはコーヒー
私がそう言うと、私の手を取ってマジマジと令呪を見る綺礼おじさん。
やがてそれが本物だと理解したのか、驚いた顔になり..........
綺礼「どうして君の手に令呪が!?」
私に詰め寄って来た。
桜「私もその理由が知りたいぐらいです」
綺礼「そう..........か」
桜「言っておきますけど、私はお父様の陣営には出ませんよ」
綺礼「っ!?」
桜「私、自分を養子に出そうとする親なんて許していませんからね」
綺礼「.................」
私の言葉に納得したのか、綺礼おじさんはそれ以上のことは言わなかった。
続けざまに私は
桜「そういうわけで諦めてください」
綺礼「.................一ついいか?」
桜「はい、何ですか?」
綺礼「桜.......君は一体、何者になってしまったんだ?」
何者...........ね?
だからこそ、私はこの言葉をあえて言った。
桜「ただの【狩人】ですよ」
綺礼「狩人..........だと?」
桜「えぇ、ヤーナムに蔓延る獣達を狩るだけの存在.................それが私、遠坂桜です」
綺礼「【狩人】を名乗るほどの実力を持っているとでも?」
桜「そうですけど...........試してみます?」
ニヤリと笑いながらそう言う私。
すると、綺礼おじさんはそうなることを予想してたのか
綺礼「あぁ、手を抜く.................のはやめておいた方がいいかもしれないな」
桜「はい、手を抜いたら死ぬ確率が高くなりますからね」
綺礼「私もそんな気はしていた..........さぁ、手加減なしで行くぞ!!」
こうして、私と綺礼おじさんは戦うことになり..........まず最初に攻撃して来たのは綺礼おじさんで、いわゆる太極拳と呼ばれる武術を使った攻撃だった。
私はそれを躱すと、架空元素・虚数で生み出した影を弾丸として発射できる改造銃を使って綺礼おじさんに向けて撃った。
その弾丸は綺礼おじさんの手を貫き...........
綺礼「ぐっ..........!?」
綺礼おじさんに一瞬だけ隙が生まれた。
私は綺礼おじさんの首元めがけてノコギリ剣を近づけ、こう言った。
桜「どう?まだやる?」
綺礼「..........降参だ」
これ以上戦って負傷したらマズイと思ったのか、綺礼おじさんは両手を挙げて降参した。
桜「綺礼おじさんならそう言うと思いました」
綺礼「私と戦って..........怖くはないのか?」
桜「もちろん怖いですよ、ですが....................獣と狂った人間がいるヤーナムではそういうのは日常茶飯事ですのでもう慣れました」
綺礼「日常茶飯事..........」
綺礼おじさんはポツリとそう呟くと、少し考えた後
綺礼「....................私のように、美しいものが美しいとは思えない人間もヤーナムにはいたのか?」
と、私に向けて尋ねた。
桜「そんなヤツはヤーナムで何回も見ましたよ。獣狩りに酔いしれながら獣を殺す神父や神に助けを乞うために祈る信者..........人間はいつでも狂っている存在、ですから綺礼おじさんが狂っているということは当たり前のことなんです」
少なくとも、救う側の人間が狂っている場合が多かったですしね。
綺礼「人は誰しも狂っている...........だと?」
桜「だってそうじゃないですか。間桐のお爺様だって家を存続させることに執着し、お父様は根源到達に執着している..........綺礼おじさん、あなたは何に執着しているの?」
綺礼「私の..........執着しているもの.......」
綺礼おじさんは私の言葉に思い当たる節があるのか、私にこう聞いてきた。
綺礼「それは......愛も含まれるのか?」
桜「えぇ、愛に執着する人間も少なからずいると思いますよ」
その言葉を聞いた綺礼おじさんは...........何故か涙を流しながら自身の罪を語り始めた。
自身は聖職者でありながら愛を美しく思えないこと、それ故に妻の死に対して何も思わなかったことを私に向けて告白した。
綺礼「私は.................化け物なのだろうか?」
桜「確かに、他の人間から見れば綺礼おじさんは異常者だと言われるでしょう。けれど............狩人には狩人なりの愛があるし、異常者には異常者なりの愛がある。だからこそ.......そのことを綺礼おじさんが受け入れて、化け物なりの愛を探すのも手だと私は思います」
綺礼「化け物なりの..........愛」
私の話を聞くうちに綺礼おじさんの顔は変わっていき...........やがて話し終えると、私に向かって頭を下げた。
綺礼「桜、私の懺悔を聞いてくれて...........ありがとう」
桜「私は過去の経験を元にアドバイスをしただけです」
綺礼「ふっ...........ではそのアドバイス料を払わないとな」
綺礼おじさんはニヤッと笑うと、私に向けてイヤリングのようなものを手渡した。
桜「これは?」
綺礼「通信用の道具だと思えばいい」
桜「綺礼おじさん.................」
綺礼「君は我が師を裏切り、敵対しようとしている。ならば...........その君に罪の告白をした私も裏切り者ではないかと思ってね」
桜「..........それもそうね」
こうして、私は言峰綺礼という頼もしい味方を手に入れたのだった。
この作品の桜ちゃんは
やったね綺礼!!これで金ピカアーチャーと一緒に愉悦部を設立することは無くなるぞ!!
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狩人と英霊
並大抵のスプラッタや狂人を見ても
「あ、そう」
と言えるぐらいにぶっ壊れたメンタル持ち。
あれからしばらく経ち、私は綺礼おじさんから様々な情報を得た。
お父様がアーチャーを召喚しようとしていること、時計塔の魔術師や魔術師殺しが聖杯戦争に参加しようとしていること.................そして、そのお父様が血眼になって私を探していることなどを教えてもらった。
流石に同じところにいればバレる可能性も高いので、野宿する場所を変えている。
野宿生活の食料はカエル肉とヘビ肉、味は鶏肉に近くて美味しい。
干し肉よりかはマシな食料ですね。
桜「これが聖遺物..........」
そして今現在、私は綺礼おじさんから貰った聖遺物をマジマジと見ていた。
綺礼おじさん曰く..........この聖遺物は
とのことだった。
桜「...........やってみるしかないですね」
やるしかない。
そう思いながら、私は召喚陣の前で英霊召喚を始めた。
素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する
――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!
私が詠唱を終えると召喚陣は光り輝き...........一人の少女が現れた。
アビゲイル「こんにちは!私、アビゲイル!!アビゲイル・ウィリアムズ。私が、フォー……リナー……で、あなたがマスター、なの?よければアビーって呼んでくださいな。すぐお友だちになれると思うわ」
少女は自身のことをそう紹介すると、桜に向けてペコリと頭を下げた。
お父様の話でこんなことを聞いたことがある。
フォーリナー、それは降臨者のクラスを持つサーヴァント。
彼らはこの宇宙の外側にいる存在に魅入られ、そして人ならざるものへとなった存在...........それこそがフォーリナーなのである。
桜「私は桜、遠坂桜です。これからよろしくね、アビー」
私はそう言うと、アビーに向けて手を差し出した。
すると、アビーはキョトンとした顔で
アビゲイル「.....................どうして?どうしてそんなことをするの?」
と、私に尋ねた。
桜「どうしてって、これから私とアビーは聖杯を求めて戦う仲間でしょ?だから、握手をしようと思って.......」
私はアビーの質問に対してそう答えると...........アビーはビックリした顔になった後、ニタリと笑い
アビゲイル「マスターって本当に凄いのね................
彼女は魔女を思わせる姿へと変化した。
桜「私、こう見えてもそういうのは見慣れているんです」
アビゲイル「でしょうね。だって..........
桜「狂った世界...........まぁ、確かにそうかもしれないですね」
ヤーナムでの毎日はほぼスプラッター映画みたいなものでしたしね。
アビゲイル「でも...........そんなマスターも嫌いじゃないわ」
桜「ならよかったです」
アビゲイル「それで?マスターは何を願うの?」
桜「............聖杯に願う願いは決めていません、でも」
アビゲイル「でも?」
桜「願いなんて、後々考えればいいじゃないかと思ったんです」
私の言葉を聞いたアビーはニヤリと笑うと
アビゲイル「そうでなくっちゃね!!さすがは私のマスターだわ!!」
と、嬉しそうに言った。
☆☆☆
綺礼「.................やはりアビゲイル・ウィリアムズが召喚されたか」
教会にて、アサシン越しに桜が召喚したサーヴァントを見た言峰綺礼はそう呟いた。
彼の予想通り、彼女が召喚したサーヴァントはセイラム魔女裁判を引き起こした少女ことアビゲイル・ウィリアムズ。
ここまでは言峰綺礼も想像していたのだが..........
綺礼「だが、まさかクラスがフォーリナーだとはな」
アサシン①『そのようですね』
アビゲイル・ウィリアムズに与えられたクラスはフォーリナー、つまりはエクストラクラスなのである。
エクストラクラスのサーヴァントが召喚されるのはアビゲイル・ウィリアムズを含めて二度目で、それは数十年前に行われた第三次聖杯戦争以来のことであった。
しかし、このことに関して言峰綺礼は心当たりがあった。
サーヴァントというものは、自分自身と似たような人間の元に召喚される.................それはつまり
綺礼「彼女と桜が似たもの..........ということか」
ヤーナムという狂気と病が蔓延する土地で狩り人として戦った桜と、狂気に満ちた裁判を引き起こした少女。
この二人は似たもの同士であったため、そうなるのは必然だったのかもしれないと言峰は思い始めた。
摛正「綺礼、どうかしたのか?」
綺礼「.................フォーリナークラスのサーヴァントが召喚されました」
摛正「何っ!?」
言峰綺礼は心の中で父や師に対する裏切りを謝りながら、報告を続けるのだった。
ヤーナムって何かセイラムみたいな感じがするなぁ。
てなことで、アビーちゃん登場!!
二人揃ってヤバめなコンビの誕生だよ☆
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狩人と英霊達との遭遇
ヤーナムでの生活はほぼサバイバルだから食べれるものと食べれないものを見抜けるよ!!
あと胃袋が強靭。
ここは冬木にあるコンテナターミナル。
その場所ではセイバーとランサーが戦っており、セイバーの近くには.................恐らく、アインツベルン側の人間であろう白髪赤眼の美女がいた。
桜「あれがセイバーとランサー.................ですか」
アビゲイル「とっても強そうだわ...........勝てるかしら?」
コンテナの上にて、私の隣で不安げにそう呟くアビゲイル。
桜「大事なのは勝つことではなく、私達の存在をアピールすることです。だから自分なりに戦ってください」
アビゲイル「分かったわ...........私なりにやってみる!!」
アビゲイルは覚悟を決め、露出度の高い魔女の姿になると夜の闇と同化していった。
続けざまに私もセイバー達のいるところへと向かっていくのだった。
桜「いよいよ始まるのね.................」
☆☆☆
セイバーとランサーのあるコンテナへと移動した私は、そのまま様子を見ていると....................
アビゲイル「ご機嫌よう!!それとも...........こんばんわ!!かしら?」
闇の中からアビーが現れた。
突然アビーが現れたことに驚くセイバーとランサー。
しかし、すぐに邪悪なものだと判断したのか...........攻撃の構えをとった。
セイバー「あなた...........何者ですか!?」
アビゲイル「私?私はフォーリナー!!よろしくね!!」
ランサー「フォーリナーだと!?」
アビーエクストラクラスのサーヴァントであることに驚くセイバーとランサー。
だが、それで警戒を解くというわけではなく...........
セイバー「...........なるほど、どうりであなたからは禍々しいものを感じるわけですね」
アビゲイル「それで?私を倒すのかしら?」
ランサー「当たり前です!!騎士として.......あなたを倒してみせる!!」
アビゲイル「フフッ、そう来なくっちゃ!!」
アビーは二人の言葉を聞くとニヤリと笑い、セイバーとランサーに対して触手で攻撃した。
「「!?」」
アビゲイル「さぁさぁ、楽しい楽しいゲームの始まりだわ!!」
セイバーとランサーは触手を攻撃するが....................触手が切っても切っても再生してしまうことに気づき、触手ではなくアビーを攻撃しようとした。
セイバー「はぁ!!」
ランサー「やぁ!!」
しかし、その攻撃は触手によって完全に防がれてしまう。
セイバー「くっ.......」
ランサー「何だこの触手は!?」
アビゲイル「イア..........イア..........」
アビーは再びセイバーとランサーを攻撃し、二人を向こう側にコンテナにめり込ませた。
そしてその光景を見たアビーはと言うと
アビゲイル「あぁ、感じる!!感じるわ!!これこそが一にして全、全にして一なる神の力!!フフフフフ.................」
自身が信仰している神からの力を感じていた。
彼女をあそこまで狂わせる神....................どんな存在なんでしょうか?
アイリ「セイバー!!大丈夫?」
セイバー「え、えぇ...........何とか」
ランサー「ぐっ......つ、強い」
アビゲイル「アハハハハハ!!もっと....もっと一緒に遊びましょ!!」
アビーがセイバーとランサーに襲いかかったその時、突然乱入者が現れた。
乱入者は二匹の牛の戦車に乗っており
ウェイバー「うわぁぁぁぁぁ!?」
彼のマスターと思わしき人物も連れて来ていた。
アビゲイル「あら?あらあらあら?あなた..........誰?」
ライダー「余のことか?余は征服王イスカンダル!!クラスはライダー!!よろしく頼む!!」
ウェイバー「何で自己紹介してんだよお前は!!」
ライダーの発言に対してそうツッコむマスターらしき人物。
.................どうやら、あまり馬が合っていないらしい。
まぁ、それはそれでいいんですけどね。
ライダー「ところで.................そこに誰かが隠れるだろう?姿を見せろ!!」
...........流石は英霊、息を潜めていた私に気付くとはね。
そう思いながら、私は魔術を使ってアビーのいるところに転移するのだった。
桜「やはり、英霊の目は誤魔化すことは出来ないのですね.......」
セイバー「アイリスフィール!!あの子の手に令呪が!!」
アイリ「嘘.................!?」
桜「あの子?私の名前はあの子ではありません。私の名前は遠坂桜、フォーリナーのマスター...........と言えば分かりますよね?」
「「「「「!?」」」」」
私の発言に驚くマスターとサーヴァント達。
特にアインツベルン側のマスターは信じられないという顔をしており
アイリ「あなたが.................フォーリナーのマスターなの!?」
と、私に尋ねてきた。
そりゃあこんな子供がノコギリみたいな剣や銃、それから令呪を持っているから尋ねられても仕方ないですね。
桜「えぇ、そうですが何か?」
ランサー「そうか.......ならば私の敵ということか」
桜「.................理解が早いですね」
そう言うと、ノコギリ剣と改造銃を手にする私。
私の行為の意味が分かったのか、セイバー達は攻撃の構えをとった。
アイリ「セイバー!!くれぐれも気をつけて!!」
セイバー「分かっています!!」
ウェイバー「ど、どうするんだよ!!」
ライダー「どうするも何も..........戦うしかないだろ」
............やれやれ、結局はこうなるんですね。
【次回予告】
ヤーナム帰りの桜ちゃん、初戦闘を行う
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狩人と初戦闘
ヤーナムでの回復アイテムは輸血液...........つまりは血なので、桜ちゃんは血を飲むと回復する体質に変化してしまったぞ☆
コンテナターミナルに漂う冷たく、鋭い空気。
この感覚は前にも味わったことがある。
そう..........これは戦いの空気だ。
桜「言っておきますけど...........今の私はただの子供じゃありません、ただの【狩人】です。ですから.................侮らないでください」
セイバー「もちろん、そのつもりです」
そう言うと、私はセイバーに向けて改造銃から影の弾丸を放った。
私はセイバーがその弾丸を対処している背後に回り、ノコギリ剣で攻撃した。
セイバー「くっ!!」
アイリ「セイバー!!」
セイバーは防御の構えをを取るが...........ノコギリ剣の一撃が重いのか、一瞬の隙が生まれてしまう。
その隙を突き、私はセイバーの腹を蹴り飛ばした。
セイバー「ぐぁ..........!?」
吹っ飛ばされたセイバーだったが、英霊だけあって何とか体勢を立て直したようだ。
セイバーが攻撃されたのを皮切りに、今度はランサーが二本の槍を器用に使って攻撃してきた。
ランサーというクラスのサーヴァントなだけあって、槍の扱い方が上手い男だ。
だけど..........これならどうでしょうか?
ランサー「!?」
私は架空元素・虚数を操って影の中から鎖を出現させ、その鎖でランサーを拘束した。
ランサー「何っ!?」
桜「戦いは常に予測不能.................でしょう?」
ランサー「..........そうだな」
サーヴァント二騎と同等に戦える私を見たマスター達は.................とても驚いたような顔で私を見ていた。
ウェイバー「嘘.....だろ?」
ライダー「ほぅ、子供にしてはやるではないか」
アイリ「でもあの戦い方は..........まるで慣れているような戦い方だわ」
.......まぁ、ヤーナムでは【狩人】として生涯を終えましたからね。
ライダー「では今度は余が行くぞ!!」
そう宣言すると、ライダーは私に向けて戦車で突っ込んできた。
しかし、突っ込む寸前で私はその戦車を躱すと.................ライダーに近づき、ノコギリ剣で攻撃した。
ライダーは剣でその攻撃を防ぐが.....................すぐさま私は改造銃で弾丸を放ち、ライダーの剣を持つ手を撃ち抜いた。
ライダー「む!!中々やるな!!」
桜「私、こういうのには慣れているんですよ」
ウェイバー「何やってんだよライダー!!これは戦いだぞ!!何で楽しそうにしてるんだよ!!」
ライダーに対してプンスカ怒っているライダーのマスター。
そんなマスターを見たライダーは
ライダー「しかしなぁ、コイツは中々強いぞ」
と、あっけらかんとした様子でそう言った。
ちょうどその時、アインツベルン側の女性の人は私をじっと見た後...........ハッとした顔になり、私に向けてある問いを発した。
アイリ「遠坂...........まさか!?あなた遠坂時臣の娘なの!?」
桜「はい、そうですよ」
ウェイバー「遠坂時臣の娘!?どうりで強いはずだよ!!」
驚いたように声を上げるライダーのマスター。
...........そこまで驚くことでしょうか?
アイリ「でも..........あなたは」
桜「えぇ、あなたの予想通り...............私は一年前に行方不明になった遠坂時臣の娘です。まぁ、行方不明は行方不明でも
私はニッと笑うと、マスター達の方へ向けてこう言った。
桜「それより、私に気を取られていて大丈夫なんですか?」
アイリ「それってどういう.................?」
アビゲイル「みんな私のことを忘れるなんて...........酷いわ!!」
そう、みんな忘れていたようだけど.................私はフォーリナーのマスター。
だからこそ、私は大丈夫なのかと忠告したのだ。
アビゲイル「じゃあ、今度は私の番ね!!」
アビーは元気よく宣言すると触手を呼び出し、セイバー達に向けて攻撃した。
ライダーは戦車で触手を躱しながら攻撃し、ランサーは影の鎖の拘束を自力で解くとセイバーと共に息のあった攻撃を触手に行った。
セイバー「やりますね」
ランサー「ふっ、貴殿も中々」
アビゲイル「ふふっ、やっと本気を出してきたのね.................でも」
桜「邪魔者が来たみたいですね」
私とアビゲイルがそう呟くと...........その
アーチャー「ほぅ?我の気配を感じるとは..........雑種にしてはやるな」
桜「隠れている
アーチャー「マヌケ..........だと?」
私の一言にプツリと怒りの糸が切れたのか、その顔は徐々に怒りで染まっていき.................
アーチャー「雑種の分際で...........我を愚弄するか!!」
桜「愚弄?いいえ、ただの正論よ」
アビゲイル「アハハハ!!お兄さんの顔が真っ赤になってる!!」
桜「あなたが高みの見物をするのなら.........その高みを壊しても構いませんよね?」
この作品の桜ちゃんはヤーナム帰りなので割と強めです。
だって
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狩人と英雄王と狂乱の騎士
この作品の桜ちゃんはヤーナムでの生活が原因で煽るという行為を覚えたぞ!!
アーチャー「...........我のいる高みを壊すだと?ふざけたことをいうものだな」
街灯の上に立つ金ピカ男..........もといアーチャーは怒りに震えながら私に向けてそう言った。
なるほど、彼のプライドは天よりも高いってことですか。
桜「高みというものはいつだって想定外のことで壊れるものです。例えば、格下だと思っていた人間が実は強かった...........とかも例外ではありませんからね」
アーチャー「お前にはその実力があるというのか?」
桜「さぁ?私自身もそれは分かりません.......ですが、これもまた私の実力を試すチャンスだと思いまして」
私がそんなことを言うと、アーチャーはハッと笑いながら
アーチャー「お前.......よほど死にたいようだな」
と言った。
その声は完全に怒り一色であり、確実に私を殺す雰囲気を醸し出していた。
そして痺れを切らしたのか...........円形の波形の中から武器を呼び出し、私を攻撃した。
しかし
アーチャー「何!?」
その寸前で私は影の中に潜り込んだため、ダメージを負うことはなかった。
桜「ごめんなさい、私..........そういうことには慣れているんです」
影の中に潜む私は、アーチャーに対してそう言った。
アーチャー「貴様!!小賢しい真似をしおって!!」
この行為がアーチャーの怒りを買ったのか、次にアーチャーはアビーに向けて武器を乱発した。
だが、その攻撃はアビーに当たらなかった。
何故なら.................その攻撃は全てアビーの操る触手によって防がれたのだ。
アビゲイル「あらあら、そんなに怒ってたら男が廃るわよ?」
アーチャー「おのれぇ!!貴様までもが我を侮辱するのか!!」
アビゲイル「侮辱?ううん、違うよ。私はただお兄さんと遊んでいるだけなの♪」
桜「あなたにとって、これはただのお遊び..........でしょう?」
私達がそう言うと、アーチャーの怒りの沸点は最大に達したのか...............さっきよりも倍の数の武器を私達に向けて放った。
桜「アビー!!」
アビゲイル「任せて!!」
私が影の中を移動するのと同時に、アビーはアーチャーの攻撃を全て躱した。
アーチャー自身もそのことに焦り始めているのか、私がアーチャーの影の中に移動していることにまだ気づいていなかった。
アーチャー「クソッ!!何故当たらぬのだ!!」
桜「あなたの慢心がズタズタに破壊されたからではないでしょうか?」
アーチャーに対して私はそう言うと..........影から飛び出し、ノコギリ剣でアーチャーのいる街灯を切った。
アーチャー「何!?」
アーチャーは私が街灯を切ったことに驚くが.................すぐさま大勢を立て直し、地面に降り立った。
そしてとうとう怒りが頂点に達したのか、ワナワナと震え出し
アーチャー「俺を地面に立たせたな!!万死に..........万死に値するぞ!!」
物凄い形相で私を睨んだ。
桜「あら?あなたでもそんな顔をするんですね」
アーチャー「貴様..........ガキのくせに何故そこまでの強さを持っている!!」
桜「まぁ、色々ありまして」
アーチャー「色々..........だと?」
そんな会話をしている時、突然黒いモヤが現れ.................そこから
バーサーカー「グルル...........!!GAAAAA!!」
バーサーカーはセイバーの方を向くと咆哮を上げ、切られた街灯の棒を手に取ると彼女の方へと向かっていった。
セイバー「くっ.......」
アイリ「セイバー!!」
突然の乱入に驚きつつも、バーサーカーと戦っていくセイバー。
一方のバーサーカーはというと..........禍々しい色となった鉄パイプを使って何度もセイバーに対して攻撃をしていた。
桜「ねぇ、彼はあなたの知り合い?」
アーチャー「ふん、あんな狗など知らぬわ」
桜「でしょうね」
だって.......あんな狂犬、あなたが制御できるとは思えませんしね。
そう思っているとバーサーカーは私の方を向き、ジッとみた後.................
私のことを危険だと判断したのか、そのまま私の方へと向かって行った。
桜「獣ほど危機を察知するのに敏感..........と言いますしね」
バーサーカー「GAAAAAA!!」
こちらへ向かってくるバーサーカーに対し、私は改造銃から影の弾丸を何発か撃った。
バーサーカーは被弾したことで動きは鈍くなったものの..........それでもこちらへ向かっていた。
....................狂乱している分、耐久力も上ということですか。
桜「面白い!!私は..........こういうのを待っていたんです!!」
こっちに来てからというもの、バーサーカーのような
バーサーカー「グルァ!?」
桜「久々の狩りの味は................どんな味がするんでしょうね?」
さぁ.......本物の狩りを始めましょうか!!
この作品での桜ちゃんは狂スロみたいな人々を見まくってるので、そこまで驚かない。
むしろ戦いたくてうずうずしてる自覚のない戦闘狂なのだ!!
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狩人と狂乱の騎士とヤーナム流の戦い方
狩人スイッチが入ると獣だろうが人だろうがビビらせるオーラを放つよ。
ヤーナムの血の匂いは元の世界に来ても覚えている...........いや、正確には
【狩人】となった私にとって、狩りとは生き延びるための手段だった。
最初は慣れなくて何度も胃の中のものを吐いたものの.................慣れてしまえば単純作業と化していた。
だからなのか.......狂乱の獣と化したバーサーカーと戦えるだけで胸が高鳴り、熱くなるのだった。
バーサーカー「ぐ、グルルぅ!?」
桜「さぁ.....かかって来てください」
私の殺気を感じ取り、バーサーカーは一度は怯むものの...............危険な存在は排除した方がいいと思ったのか、そのまま私に向かって行き....................一気に私のところへと近づいたバーサーカーは、勢いよく鉄パイプを振り下ろした。
しかし
バーサーカー「GA!?」
私がその攻撃をノコギリ剣で防御したことによってダメージを負うことはなかった。
ウェイバー「アイツ..........何でサーヴァントと対等に戦えているんだよ!?」
ライダー「それほどの実力をあの少女が持っている、ということではないのか?」
ランサー「あぁ、それは私も思った」
アイリ「でも.................普通、人間はあそこまでの殺気を放つものなのかしら?」
セイバー「いいえ、常人ではあの殺気は出ません。となると.......」
アーチャー「...........あの雑種は獣狩りに慣れている、ということか」
..............随分と好き勝手に言ってくれますね。
桜「えぇ、そうですが何か?」
私がそう言うと、セイバー達はビックリしたような顔になった。
桜「私、こう見えても耳がいいんですよ」
バーサーカーの執拗な攻撃を防御しながら、ニコリと笑う私。
それが逆に恐怖を煽ったのか..........セイバー達は引きつった顔になっていた。
桜「そんなに怖がることではないと思うのですが.................?」
私がそんなことを呟いていると
バーサーカー「GAAAAAAAAA!!」
痺れを切らし、怒りの咆哮を上げたバーサーカーがさっきよりも激しい攻撃を私に対して行った..........が
桜「へぇ、少しはやるじゃないですか」
私はその寸前で影に潜ったため、バーサーカーの攻撃は外れたのだった。
一方のバーサーカーは影に潜って私を一心不乱に探しており、影の中に潜んでいることには気づいていない様子だった。
..........やはり、獣は獣なんですね。
桜「アビー、少しの間だけバーサーカーの動きを止めることはできますか?」
アビー「分かったわ!!」
アビーは元気よく答えると、触手を使ってバーサーカーを拘束した。
バーサーカー「グルァ!?」
自身が拘束されたことにバーサーカーは驚くが、すぐさまその怪力で触手を引きちぎった。
バーサーカーが拘束され、触手を破壊するのにかかった時間は
でも..........私にとって、その三分だけでも十分過ぎるほどの時間稼ぎですけどね。
桜「どこを見ているんですか?」
バーサーカー「!?」
バーサーカーが怯んだ一瞬の隙をつき、影から出た私はバーサーカーの頭の兜に向けて影の弾丸を撃った。
一瞬ことだからか、バーサーカーは何が起きたか理解できていなかった。
しかし、影の弾丸が放たれて数秒後...........私が攻撃しようとしていることを理解したのか、バーサーカーは防御の体勢を取った。
.................最も、その攻撃が囮であることをバーサーカーは理解していない様子だった。
バーサーカー「グルル?」
桜「知っていますか?剣は.......こういう使い方もあるんです!!」
そう言うと私はノコギリ剣を野球のバットのように持ち、バーサーカーを野球のボールのように吹っ飛ばした。
吹き飛ばされたバーサーカーはそのままコンテナにぶつかり...........その衝撃なのか、それともノコギリ剣で吹き飛ばした時の威力が強かったのか、バーサーカーの兜はヒビが入った。
そして.................そのまま兜は壊れ、バーサーカーの素顔が露出した。
桜「..........なるほど、それがあなたの素顔なのですね」
セイバー「あ、あなたは!?」
バーサーカーの素顔..........それは、紫色の髪の美しい男性であった。
バーサーカー「グ....グルル..................」
桜「少し口を開けてください。大丈夫、痛くはありませんから」
私は持って来ていた鎮静剤の瓶の蓋を開けると..........バーサーカーに鎮静剤を飲ませた。
セイバー「な、何を!?」
桜「安心してください、これは毒ではありません。ただ...........狂乱の獣にこれが効くかどうかを試すだけです」
セイバー「それはどういう.......?」
セイバーがそう尋ねようとした時、初めてヤーナム産の鎮静剤を飲んだからかバーサーカーは嗚咽し
バーサーカー「ぅ.......うぅ。な、何だ?この血の味が..............口の中に広がって.................」
セイバー「バーサーカー、いえ.......
バーサーカー「.................えぇ、どうやら狂化状態が解除されたようです」
自身が狂化状態から解放されたことに驚くバーサーカー。
.................やはり、この鎮静剤にはサーヴァントの狂化を解く効果もあるようだ。
セイバー「ランスロット卿.......」
バーサーカー「王よ...............さっきは申し訳ございませんでした」
セイバーに向けてその言葉を発すると、バーサーカーは夜の闇に紛れて消えるのだった。
桜「さてと、まだやりますか?」
私がセイバー達にそう尋ねると..........ランサーはマスターがこれ以上は無理だと判断したのか、霊体化して退却。
ライダーは私と戦おうとするものの、マスターにどやされて結局コンテナターミナルを立ち去った。
アーチャーは面白いものが見えたという顔で霊体化、セイバーとそのマスターは一足早くこの場を去ったバーサーカーに想いを馳せた様子でコンテナターミナルを去り、この戦いは終わるのだった。
ブラッドボーンの鎮静剤なら狂化状態を解除できるんじゃね?てな感じで鎮静剤をぶっ込んでみた!!
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