東方夢幻人~dream streamer came to fantasy (架空柿)
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事の始まり

 新作です。あまり見かけない気がしたので書きました。


マリン「シオン様ぁーーー!どうかこの通りですからぁーー!」

 マリンは事務所でシオンに土下座して懇願していた。

シオン「ええ…いや……しょうがないなぁ…頑張ってみるよ!」

 シオンはマリンの勢いと圧に負けて承諾してしまった。マリンが懇願した願いはそう、『幻想郷に行きたい。』である。

マリン「本当!?有り難う!無理しない範囲でお願いね!」

シオン「うん。ちょっと魔方陣用意するから待ってて。」

マリン「うん!」

 シオンは異世界出身のアキとねねを呼んだ。

         ~約20分後~

アキ「急に呼び出してどうしたのシオンちゃん?」

シオン「あの、異世界転移魔方ってわかったりします?」

ねね「ねねわかんないなぁ…」

アキ「私わかるよ。教えてあげる!」

シオン「有り難う!」

 シオンはアキに異世界転移用の魔方陣の描き方を教わりながら、完成させた。その間にシオンは魔方陣の用途をを話した。

アキ「これで完成!マリン船長呼んでくるね。」

 アキは扉を出てマリンを呼びに行った。

          ~5分後~

 アキがマリンを連れて事務所に入ってきた。

シオン「それじゃあ、陣の上に立って。」

マリン「おお!本格的!」

 マリンが陣の上に立つとシオンは呪文を詠唱し始めた。詠唱がラストスパートのところ、突然、ボールが窓を割って入って来た。

         ~数秒前~

 ノエルはフレアに協力して貰い、メイスの練習(投げられたボールにメイスを当てる)をしていた。

フレア「それじゃあ、最後のボール行くよ!」

ノエル「わかった!」

 フレアが投げた野球ボールはノエルのメイスに打たれ、今日の練習の中で最も良い飛び方をした。

ノエル「力加減間違えちゃった!」

フレア「どんまい!次気を付けよう!」

 ボールは運良く人には当たらなかったがロボ子さんの誤射したビーム*1に直撃、勢いが増してしまい、そのまま事務所の方向に飛行した。

          ~現在~

 ボールは何故か棚の上に置いてあったマグマ入りバケツに命中、マグマは魔方陣の一部の文言を消し去ったが魔方陣は機能した。しかし、消し去った文言が魔法を使用する対象を示す『ホロライブJPメンバー3期生 宝鐘マリン』の『3期生 宝鐘マリン』であった。それにより魔法は『ホロライブJPメンバー』を対象としてしまう。運が悪いことに呪文の詠唱は終わり、魔法が発動した。事務所には魔方陣が残された。

          ~幻想郷~

 ここは忘れ去られたもの達の楽園『幻想郷』。妖怪や魔法などの非科学的な存在が跋扈する世界にその日、夢が投下された。

*1
ホロぐらのいろはの回より




 最後ちょっと駆け足気味だった気が…


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幻想結社

 のーこめ


ラプラス「また議題からずれてるな…」

ルイ「まあいつものことでしょ。」

 いつも通りグダグダしていた会議中に突如足下に魔方陣が現れた。魔方陣は回り、徐々に光を出していき、光で周りが見えなくなった。光が止んでいくと周りは見知らぬ風景に変わっていた。

いろは「な、何が起こったでござる!?」

こより「これが異世界転生ってやつ!?」 

クロヱ「えぇ最悪なんですけど…」

ルイ「一回皆落ち着こう。」

ラプラス「我輩も勇者になっちゃうのかな!」

 少し混乱が生まれたがすぐに落ち着き、状況整理をし、何をするかを話し合った。結果的には周囲を探索することになった。

ルイ「霧がかかってて良く見えないな…こより、霧を消す薬とかない?」

こより「作ったことはあるけど今は持ち合わせてないな…」 

ルイ「成る程…」

 ルイは鞭を手に持ち、金色の目で周囲を見渡し、こよりは攻撃用の試験管を何本か持ち、即席回復薬を作り、クロヱはマスクを被っていつでも愛武器で敵を殺れるように、いろははチャキ丸を鞘から抜いてラプラスを護衛していた。本来らラプラスには強大な力があるが5つの枷がそれを弱めているため、戦闘はあまりできないためか4人の戦闘力は相当ある。散策していると氷塊が右から飛んできたがクロヱが1つの武器(フォーク)で粉砕した。粉砕後、クロヱが茂みに隠れ、別の場所から氷の翼が生えた青い服の少女が飛行しながら現れた。

???「さいきょーのあたいの攻撃を壊すなんて凄いな!」

 少女が油断して話しているとクロヱが飛び出し、空中の少女を抱え落とし、喉元に武器(隠しナイフ)を突き出した。

クロヱ「名乗れ。」

???「あ、あたい…は‥チルノ‥」

 少女、チルノは声色と喉の刃物に怯えていた。3人はその様子をなるべく情報を吐かせられるように怖い表情で睨み、1人はいつもとのギャップに驚き反応が遅れた。

クロヱ「ここは何処だ。」

チルノ「霧の湖‥」

 チルノの頬を涙が伝った。

クロヱ「近くに住んでるやつがいる建物はあるか?」

チルノ「『紅魔館』…」

 聞いたことある言葉が出てきた。

ラプラス「『紅魔館』…確かゆっくり茶番でにそんな名前の場所が出てた気がする。案内してくれ!」

チルノ「わ、分かった…」

 クロヱがチルノを離すと大人しく紅魔館へ案内した。その様子を遠くから見ていた大妖精も怯えていた。

         ~紅魔館前~

ラプラス「やっぱり!ゆっくり茶番とかで見たことあるぞ!」

 ラプラスが少し興奮していると突然眉間前にナイフが出現した。その刹那、いろははナイフを真っ二つに斬り、地面に落とした。

ルイ「ナイスいろは。」

 門番が寝ていたため5人は館の中に入った。チルノ急いで逃げていった。

          ~紅魔館~

 主のレミリアは面白そうな運命を見た。

ラプラス「刮目せよ!」




 ホロメンの東方知識は独断と偏見によるものです。

 おまけ
 ここではホロメンを東方風にしてみたの企画のようなものです。見たら多分分かります。

多分地球を統べる総帥
ラプラス・ダークネス
未来を見る程度の能力(封印)

冷洒落使いの幹部
鷹嶺ルイ
遠くまで見渡す程度の能力

髪色脳内な研究者
博衣こより
薬や機械などを作る程度の能力

唯一汚れてない用心棒
風間いろは
殆どの物を斬る程度の能力

部屋なども汚れている掃除屋
沙花叉クロヱ
様々なものをばっくばっくする程度の能力


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カリスマとカリスマ、もしくはカリチュマとカリチュマ

 のーこめ


 ラプラスは勢い良く扉を蹴り開けた。

レミリア「あなた…悪魔かしら?しかもそれなりに力のある。」

ラプラス「おう!当然だ!なんだってラプラスの悪魔である吾輩だからな!」

レミリア「ラプ…ラス?」

 聞きなれない名前にレミリアは疑問を浮かべたが取り敢えずその疑問は後にすることにした。

レミリア「ま、良いわ。咲夜。」

 レミリアがそう言うと5人の前に沢山のナイフが現れたがまたいろはが全て切り落とした。こよりは何故か持ち手側を拾い、何か調べ始めた。

いろは「全く、ナイフ如きで風間たちを倒せると思ってるでござるか?」

ルイ「今のは時間停止ですね?咲夜さん。」

咲夜「あら、タネがばれてしまったわね。」

クロヱ「え、時間停止!?」

 何故かクロヱは過剰反応したとき、こよりが何かの薬を持ってきた。

ラプラス「博士、その薬は?」コショコショ

こより「これは抗時間停止薬!ナイフに付着してた咲夜さんのDNAを採取して作ったんだ!まだ効果あるか分からないけど飲んで!」コショコショ

クロヱ「大丈夫なやつだよね…これ…」コショコショ

 4人は怪しがりながらも薬を飲んだ。

咲夜「作戦会議はおしまい?それじゃあ、行かせて貰うわ。」

 咲夜はまた時間を止め、後ろからナイフを投げようとした。しかし、その投げる対象は咲夜だけの世界を動き回り、咲夜を捕縛した。咲夜は能力を解除した。

レミリア「ほほう、中々やるわね。」

こより「まあこよはholoxのずのーだからね!」(効いて良かった…副作用もないようだし。)

レミリア「ところで…あなた達はなんでここに来たのかしら?」

ラプラス「ああ、何故か急に幻想郷に魔方陣で転移させられたんだ。それで放浪してたらチルノにここを教えて貰って来たんだ!」

レミリア「…つまり外来人みたいなものね。いきなり攻撃してごめんなさいね。人間ではないものがいきなり来たものでね。」

いろは「風間は人間でござる!」

レミリア「そうなのね。私は『レミリア・スカーレット』ここ紅魔館の主で吸血鬼よ。あなた達も名乗って頂戴。」

こより「こんこよ〜!ホロライブ6期生holoxのずのー!博衣こよりだよー!」

クロヱ「ばっくばっくばく~ん、holoXの掃除屋でインターン、沙花叉クロヱでーす。」

いろは「こんにちはでござる。ホロライブ六期生holoXの用心棒侍の風真いろはでござる。」

ルイ「待ったかね~!こんルイルイ、holoXの女幹部鷹嶺ルイと申します。」

ラプラス「刮目せよ!!」

4人「山田〜!」

ラプラス「山田じゃねぇ!ラプラス・ダークネスだ!」

レミリア「ふふふ、中々個性的な挨拶ね。」

 その日の紅魔館にはいつにもまして笑い声が聞こえてきた。




 次回は5です。


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竹林迷走

 のーこめ


ぼたん「そういえばさぁ~、この前ラミちゃんがね泥酔して冷蔵庫の中に頭突っ込んでてでめっちゃ面白かった。」

ラミィ「ちょっとそれ秘密って言ったじゃん!」

ぼたん「あれそうだっけ?」

ねね「ねねもその現場見たかったなぁ!」

ポルカ「ラミィ、今度から禁酒するか?」

 ねぽらぼは和気藹々と雑談オフコラボ配信をしており、今回はぼたんの家に集まっていた。そして、そんな和気藹々としたところに水を差すように例の魔方陣が床に現れ、徐々に光が強くなっていく。

ねね「ねえこの魔方陣何!?」

ラミィ「幻覚かな…でも今日飲んでないんだけどなぁ…」

ポルカ「異世界転生ってやつ!?」

ぼたん「ちょっと皆ごめん、一回配信切るね。」

 ぼたんが『配信終了』をクリックしたのと同時に4人は転移した。

        ~迷いの竹林~

 転移した先は見覚えのない竹林であった。

ぼたん「皆大丈夫?」

ねね「うん!」

ラミィ「特に何ともないけど…」

ポルカ「同じく。それにしても立派な竹だなぁ。」

ぼたん「取り敢えずここら辺の散策しよう。」

 4人は一緒に歩きだした。

         ~数分後~

 暫く歩いていた4人だったが見えてくるのは竹、竹、竹ばっかであり目印になるようなものも何もない。むしろ同じ場所を周っている感じさえしてくる。

ねね「疲れた~。」

ラミィ「休憩しない?」

ぼたん「そうしようか。」

 4人は良さげな場所を探し、しゃがんだ。改めて見ると竹林は割りとでかく、竹一本でも相当太い。4人が景色を眺めているとポルカが何かを見つけた。

ポルカ「あ、あれって…」

 ポルカが突然走り出すと他の3人も追いかけるように走り出した。見えてきたのは光。希望が見えた。3人はスピードを上げた。そのとき、

ポルカ「イャァァァ!?」

 事件性のある悲鳴と共にポルカは落下した。スピードを上げた3人は直ぐにブレーキをかける。そこには深い穴がありそこにポルカは落ちていた。しかも光の正体は竹が輝いているだけだった。

ぼたん「おーい、大丈夫かポルカー!」

ポルカ「ヘルプミー!」

 ラミィは近くにあった草のつたをぼたんに渡し、ぼたんがそれを穴に垂らすとポルカはそれをつたって上がってきた。ポルカが上がりきったとき、近くの竹から物音がしたかと思うと銀髪の少女が現れた。

??「大丈夫か!?悲鳴が聞こえたが!?」

ポルカ「あ、もう大丈夫です。」

ねね「ところで貴方は…」

妹紅「私か?私は『藤原妹紅』。この竹林に住んでる者だ。」

ぼたん「ところでここら辺で良さげな建物ってあります?」

妹紅「あるぞ。案内してやる。」

ラミィ「有り難うございます!」

 4人は妹紅の後をついていった。

妹紅(…というかこの子達は誰だ?幻想郷で見ない顔だが…新参の妖怪か?まあ良いや。)

           ~数分後~

 4人が思ってたよりも案外直ぐに建物に着いた。

妹紅「おい永琳か輝夜居るか!?」

 妹紅が叫ぶと建物の扉が開き、黒髪の女性が出てきた。




 というわけで次回は永遠亭です。

 おまけ 
 ホロメン東方化Part.2

百銃の女王
獅白ぼたん
『正確に射撃する程度の能力』

一獣百芸の獣人
尾丸ポルカ
『多くの声を再現する程度の能力』

氷と酒のハーフエルフ
雪花ラミィ
『氷魔法を使う程度の能力』

六足に恋した少女
桃鈴ねね
『言葉で人を混乱させる程度の能力』

魅了せし歌声の持ち主
魔乃アロエ
『歌で人を魅了させる程度の能力』


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永久なる館

 のーこめ


輝夜「あら妹紅じゃない。それと見慣れない顔の子達。人間ではなさそうだけどこの子達はどうしたの?」

妹紅「あの兎の落とし穴に引っ掛かってたんだ。それで近くの建物を聞かれたから取り敢えずここに連れてきた。」

ねね(兎…落とし穴…ぺこら先輩?)

 妹紅が輝夜にある程度事情を話すと輝夜は永遠亭の中に入って、数分して戻ってきた。

輝夜「準備できたから入ってくれるかしら?」

 ねぽらぼは歩きだし、永遠亭の中に入って言った。

        ~永遠亭内~

 建物の中には襖が沢山あり、昔のお城を思わせるような内装だった。廊下は永遠に思える程長く、歩いても歩いても端が見える気がしない。

輝夜「そういえば名乗ってなかったわね。私は『蓬莱山輝夜』。元月の姫よ。」

ぼたん「『輝夜』ってあの童話の『かぐや姫』の輝夜ですか?」

輝夜「ふふ、そうよ。地上ではそれが有名ね。」

ねね「確か童話だと月の使者に連れて帰されてなかった?」

輝夜「皆殺しにした。」

ポルカ「おお…中々大胆だな…」

 こんな感じに雑談をしているとどうやら目的の部屋に着いたらしく輝夜は一つの襖の前で立ち止まった。

輝夜「さ、着いたわ。」

ラミィ「この部屋で何するんですか?」

輝夜「まあちょっとお茶でも。」

 輝夜が襖を開けると部屋の中には銀髪の赤と青の服を着た女性が座っていた。部屋の中には変な木(色とりどりの球体が付いてる)が植えてあり、壁には燃えてる服が掛かっていた。女性の手にある石でできた皿のような物には緑茶が入っていて、テーブルには五色の綺麗な玉と貝殻が飾ってあった。

ぼたん「燕の子安貝に龍の頸の五色の玉、火鼠の皮衣と蓬莱の玉の枝、それに仏の御石の鉢…これって竹取物語に出てきた難題のやつですよね?」

輝夜「よく知ってるわね。そうよ。」

 ねぽらぼの4人はそれぞれの興味があるものを見たり触ったりして楽しんでいたが途中で輝夜が指示を出したことで4人は着席した。

永琳「取り敢えず自己紹介でも。薬師の『八意永琳』よ。」

ラミィ「こんラミです。ホロライブ5期生の雪花ラミィです。」

ねね「こんねねー!ホロライブ5期生オレンジ担当アイドルVTuberの桃鈴ねねで~す!」

ぼたん「ららーいおん。こんにちは、獅白ぼたんです。」

ポルカ「ポルカおるか?おるよ~!ホロライブ5期生の尾丸ポルカです。」

永琳「個性的な自己紹介ね。面白い。どうぞ、ただの緑茶よ。」

 永琳は仏の御石の鉢に入ったお茶を4人に渡した。4人は『薬師』のため少し怪しんで飲んだが全く問題なく、普通に美味しいお茶であったため安心感の中に少しだけ何処か残念に思う気持ちがあった。

ポルカ(これで薬盛られてたら面白かったなぁ。まぁ良いや。)




 次回は4期生です。


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何故か森が似合う

 のーこめ


 ここはキノコの胞子が舞う森の中。4期生は収録中、突然現れた転移魔法陣によりここに飛ばされた。

わため「かなたんめっちゃ似合ってるねぇ。」

かなた「ゴリラちゃうわ!」

 いつも通りの弄りが入りながら森の中を散策していると突然ルーナが座り込んだ。

トワ「どうしたルーナ?」

ルーナ「なんか気持ち悪いのら…。」

トワ「気持ち悪いか…変な胞子が飛んでるしそれが原因かな。」

かなた「マスクみたいなの誰か持ってる?」

 かなたの問いに対しわためが手を挙げた。わためはポケットに手を入れるとその容量に入らなそうな大きさのガスマスクを取り出した。ガスマスクの左右にある緑色の呼吸口には『あさココ』と書かれていた。

わため「前に配信で使ってあさココ成分が抜けきったガスマスクならあるけど…」

かなた「抜けきってるんだよね?ならそれで良い。」

 かなたはわためからガスマスクを受け取りルーナに装着させた。3人はルーナが復活するまで暫く休憩することにした。

かなた「それにしてもここ何処だ?」

トワ「転移魔法の発動…しかもあの式は目的地が異世界の場合の式だった…」

わため「トワち魔法分かるの?」

トワ「まあ悪魔だからね。勉強はしてる。でも治癒魔法は使えないんだよね…」

かなた「まあでもこの症状なら安静にしてれば回復するから大丈夫だと思うよ。」

 こんな感じで20分程雑談をしているとルーナが起き上がり、歩けるぐらいにまで回復した。

かなた「大丈夫ルーナ?」

ルーナ「大丈夫なのら!早速出発するのら!」

 先程までの様子とは違いルーナは素早く歩きだしその後を追うように3人も歩きだした。

         ~30分後~

 適当に歩いていると森の中で家を発見した。しかもたった今主人らしき箒を持った人が家の中に入っていった。

トワ「ふう~~~!取り敢えずは一安心。」

かなた「あの人に色々と聞こう!」

 4人はその家の前に立ち扉をノックした。ノックしてから10秒ほど経過しさっき見た人が出てきた。

???「…………おっと、見ない顔だな。どうしたんだ?」

トワ「気づいたらここに迷いこんでて…」

???「外来人か。上がってくれ。」

 お言葉に甘えて家の中にお邪魔した。

          ~家内~

 家の中は本とかが散らかってて足の踏みどころが少なかったが何とか普通に歩けた。

かなた(僕とタメぐらいかな?)

 さっきの人がそこら辺にあった椅子に座ると何か話し出した。

魔理沙「私は『霧雨魔理沙』。この何でも屋の店主だ。さて、どんな質問でも来い。ここの専門家である私にかかればどんな質問でも答えられるさ!」




 というわけで次回は魔理沙です。

 おまけ
 ホロメン東方化 part.3
 
脆物壊しの天使
天音かなた
『様々なものを握り壊す程度の能力』

反対存在に見紛われる悪魔
常闇トワ
『悪戯をする程度の能力』

蘇りし非常食
角巻わため
『リスポーンする程度の能力』

菓子と月の姫
姫森ルーナ
騎士(ルーナイト)を呼び出す程度の能力』

仁義と任侠を重んずるドラゴン
桐生ココ(人型)
『あさココグッズを造り出す程度の能力』

夢に出てきた伝説のドラゴン
桐生ココ(ドラゴン)
『伝説を作る程度の能力』


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白黒の魔女と結ばれているキセキ

 のーこめ


 4人は相手が挨拶したためこちらもいつもの挨拶をすることにした。

わため「こんにちドドド~。ホロライブ4期生の角巻わためです!」

ルーナ「んなあああ~。ホロライブ4期生の姫森ルーナなのら~!」

トワ「こんやっぴー!ホロライブ4期生の常闇トワ様です!」

かなた「へい!こんかなた~!ホロライブ4期生、かなたんこと、天音かなたです。」

 魔理沙はこんな挨拶が欲しいと思いつつ、聞き馴染みの無い謎の単語に当然疑問を抱いた。

魔理沙「ほ、ホロライブってなんだ?」

かなた「僕達が所属している場所です。」

魔理沙「はえぇ…」

 魔理沙は取り敢えずそういうもんだと納得させてもう一つの疑問…というか確認をとることにした。

魔理沙「お前ら…種族人間じゃないよな?」

わため「ぞうだねぇ。わためぇは羊だよ。」

トワ「トワ悪魔。」

かなた「僕はその逆の天使。」

ルーナ「ルーナはお姫様なのら~!」

魔理沙「へぇ、なかなか幻想郷でも珍しい種族だな。なあルーナ、あんたはどこの国の姫なんだ?」

ルーナ「元々は月にいたんだけど生まれ変わってお菓子の国のお姫様になったのら~!」

 魔理沙は月という単語に少し驚き嫌な思い出が蘇ってきたが忘れておくことにした。

かなた「こっちからも質問良いですか?」

魔理沙「ああもちろんだ。」

かなた「ここってどこなんですか?」

魔理沙「ここは幻想郷にある魔法の森。一杯キノコが生えてて胞子も飛びまくってるぜ。」

ルーナ「幻想郷ってなんなのら?」

魔理沙「そうだな…否定され、忘れ去られたもの達の楽園といったところだな。」

トワ「なーんかどっかで聞いたことある気がするんだよな…」

かなた「前にマリンが言ってた気がするけど…ここって東方の世界だったり?」

 トワはそれを聞き魔方陣とあわせて今回の事件について少し納得できた。

トワ「これもしかして船長が『幻想郷に行かせてくれ~!』ってシオンちゃんあたりに頼んで、シオンちゃんが魔方陣書いたは良いものの何かしらの影響で一部が破損して魔法が暴走したのかも。」

わため「トワち凄い推測!名探偵みたい!」

かなた「真実はいつも一つ!」

魔理沙「幻想郷に行ける転移魔法…そんな魔法もあるのか。」

トワ「それも異世界転移のやつかもしれない。だってトワ達の世界の東方はあくまでも創作でしかなかった。でもここは幻想郷。つまりトワ達は幻想郷の存在する異世界に来たんだよ。」

かなた「成る程ねぇ…じゃあ念のため他のホロメン探しとこうよ。」

 3人は賛成の合図を出した。

かなた「では、短い間でしたがお世話になりました。」

 4人は扉を開いた。




 次回は3期生です。


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庭師と幻想的物語の登場者達

 のーこめ


マリン「うおおおおお!!!!シオンたんすげえええええ!!!!冥界だあああ!!!」

 マリンは凄い勢いで辺りを隅々まで見て回っている。そんな中3人は突然の事に困惑し、立ち尽くしていた。

ぺこら「ま…マリン、ここってどこぺこ?」

マリン(…もしかしてシオン魔方陣書き間違えたのか?)

マリン「ここは東方の冥界っていう場所!」

フレア「東方!?ということはここはゲームの世界なの!?」

マリン「そう!シオン先輩の魔法で!まあちょっと訳あってみんなも来ちゃったけど…」

 3人は一瞬マリンに対して殺意に近いものを覚えたが心の内に閉じ込めた。

ノエル「ところでこれからどこ行くの?」

マリン「ん~取り敢えず近いから白玉楼行こうかな!でその後下の幻想郷に降りて博麗神社行くじゃん、その後は人里の寺子屋に行って~でその後…」

フレア「分かった分かった!取り敢えず白玉楼行こう!」

ぺこら「了解ぺこ~」

 3人は階段を上がっていった。

マリン「そしてついでに香りn……てちょっと船長置いてかないで!」

 マリンは遅れて階段を駆け上がった。

         ~体感4分後~

 マリンは無事に追い付き、一緒に階段を上がっていた。

ノエル「……長いね。」

フレア「うん…」

 マリンは目をキラッキラさせていたが他の3人の目は疲れでほぼ死んでいた。顔を上げて残りの階段を見ようとしたとき、何か白いのが飛んでくるのが見えた。

マリン「あ!あれは!」

 咄嗟にノエルがメイスで抑えた。ノエルがメイスの先で抑えてる対象の見てみると正体は日本刀を持った銀髪の少女だった。

マリン「妖夢ちゃぁぁん!」

妖夢「何故私の名前を知っているのかは分かりませんが、侵入者はここで消えてもらいます。」

 妖夢は再び刀を構える。それに答えるようにノエルはメイスを構え、フレアは何故か貯まっていたMPを右手に流し込み、ぺこらは何処からか巨大ニンジンを取り出し、マリンは感動した。

ノエル「…来る!」

 妖夢は飛びかかってきたが再びノエルがメイスで抑える。今度はメイスの柄が切れるぐらいの勢いで来たがフレアが魔導書がなくても何故か使えた炎魔法を飛ばし援護した。妖夢が避けたさきにぺこらがニンジンをバットのように振って吹き飛ばそうとしたが人参を切られてしまった。

フレア「ノエちゃん!投げるよ!」

 フレアはさっきの練習で使ってた野球ボールに火を点け投げ、ノエルはそれをメイスで打った。ボールは正確に妖夢の方に向かったがやはり切られた。その隙にマリンは妖夢の後ろに回り込んでいた。

マリン「ここねぇんだ!」

 マリンは妖夢の胸を触ることで一瞬動揺させた。その一瞬でノエルがメイスで殴り気絶させた。

フレア「ナイスノエちゃん!」

ぺこら「マリンも良かったぺこ!」

 2人は照れつつ、ノエルは妖夢を担いで階段を昇った。

          ~数分後~

 階段を昇り終えるとそこには満開になることのない見事な桜が咲いていた。

幽々子「あら、お客さん。ようこそ白玉楼へ。」




 幻想=ファンタジー  
 おまけ(ホロメン東方化part.4)
 
博打と人参と兎
兎田ぺこら
『髪に何かを付ける程度の能力』

重愛の死操者
潤羽るしあ
『死霊を操る程度の能力』

海を乗っ取る者
宝鐘マリン
『セクハラする程度の能力』

幼男児と牛丼好きの聖騎士団長
白銀ノエル
『メイスを振るう程度の能力』

骨愛半精
不知火フレア
『魔法を使う程度の能力』(現在不可)


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船長感動

 マリンのテンションが高くなってますが気にしないでください。


 4人は幽々子に案内されるがまま白玉楼の中に入っていった。

マリン「白玉楼すげーーー!!!」

フレア「マリン興奮しすぎ!」

 幽々子は客室に4人を入れてテーブルの前に座らせると担がれてた妖夢を起こした。

妖夢「んぅ……あれ、私……」

幽々子「気絶してたわよ。お客さんにお茶出してくれるかしら?」

妖夢「んん……ああ!!こいつら侵入者ですよ!?」

幽々子「外来人の可能性もあるでしょ?」

マリン「そうです外来人でーす!」

 マリンは目に星を宿しながら元気良く言った。

幽々子「ね?」

妖夢「はぁ……分かりましたよ。」

 妖夢は台所に向かった。

幽々子「さてと……取り敢えず名前を教えてくれるかしら?」

ぺこら「こんぺこ!こんぺこ!こんぺこ!ホロライブ3期生の兎田ぺこらぺこー!どおもどおも!」

フレア「こんぬい~!ホロライブ3期生の不知火フレアですぅ~!」

ノエル「こんまっする~!ホロライブ3期生の白銀ノエルです!」

マリン「Ahoy!ホロライブ3期生、宝鐘海賊団船長の宝鐘マリンですぅー!幽々子さん!儚月沙のときの裏での暗躍!かっこよかったですよ!紫さんから何も言われずとも心が通じあってるかのように動いて二人の仲の良さを実感できました!」

幽々子「えぇと……この前の第二次月面戦争のこと?有り難う。」

ノエル「あの、私たちって帰れるのでしょうか?」

幽々子「うーん……たしか霊夢が外の世界に送り返せた筈だけど……」

ぺこら「まりりん、シオン先輩はどんな魔法使ったぺこ?」

マリン「異世界転移魔法じゃない?」

幽々子「んー……それじゃあそのシオンって子に頼むしかないかな。」

ノエル「成る程…」

 妖夢がお茶を持ってくる。

ぺこら「それじゃあ下に行くぺこなの?」

フレア「まあそうなるね。」

マリン「船長は賛成です!」

ノエル「団長も行った方が良いと思う。」

 4人はお茶を啜る。お茶を啜ったことでマリンの気分を落ち着かせることができた。

          ~約5分後~

 4人はお茶を飲み終えると立ち上がった。

フレア「では、私達は下に降ります。お世話になりました!」

幽々子「貴方達、飛べる?」

マリン「…飛べないと落ちますよね?」

幽々子「そうねぇ…紫も寝てるし……幽霊達に足場になって貰いましょ。」

 幽々子は幽霊達を集めて階段になって貰うように頼んだ。

幽々子「それじゃあ、気を付けてね。」

マリン「はい!」

 4人は白玉楼を出て、15分位階段を下った。

      ~あの世とこの世の境界線~

 境界線には多くの幽霊が待機しており、4人が到着すると一斉に階段状に並んだ。4人はそれを踏み、境界線を通った。

         ~幻想郷上空~

 階段の長い境界線を抜けると幻想的の地であった。




 次回は……ゲーマーズ!


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遊戯獣達の逃亡劇

 ゲームって直訳したら何になるのだろうか……


 配信外のミオとおかゆ、ころねは3人でゲーム(フブキは収録)していた。丁度そのゲームでゲームオーバーになったとき、例の魔方陣が現れ、幻想の地へと送られた。

          ~人間の里~

 そして3人は運悪く妖怪跋扈する地唯一の人間の楽園と思わせる場所、『人間の里』に飛ばされてしまった。しかもさらに運悪く妖怪を敵対視する秘密結社*1の演説所の目の前に飛ばされた。

人「妖怪だあぁぁーーー!!!」

ミオ「うちらはただケモミミが生えてるだけの者です!」

人「嘘つけ!お前らはどうせ狼女と化け猫、あと白狼天狗の亜種だろ!打ち倒せ!」

 その合図と共にその人達は御札(ただ紙にそれっぽいのが書かれてるだけ)や塩を投げつけてきた。

ミオ「ころね、あの人達から指取れる!?」

ころね「無茶言わないで!準備できないから取れないよ!」

おかゆ「取り敢えず逃げよ~!」

 3人は走り出した。3人は獣人だけあり足はとても速かった。

          ~10分後~

 我武者羅に走り続け路地裏に隠れて休んでいた。行く先々で「あっち行け」や「来るな」などと言われてもいたため少し精神的疲労もあった。休んでいると一人のオレンジっぽい髪色をした少女が顔を出した。

??「あの……大丈夫ですか?」

おかゆ「僕達が怖くないの?」

??「妖怪は慣れてるので。それよりかなり酷く疲労してるように見えます、私の店で休んでください。」

ミオ「有り難う……」

 3人は立ち上がり少女に着いていった。少女の店はすぐ近くにありあまり歩く必要はなかった。

         ~鈴奈庵~

 少女の店には本が沢山置いてあり昔の本屋さんを思い出させられるような感じだった。

ころね「おぉ、本がいっぱいあるでな。」

蔵書されている本を見ると『ネクロノミコン』という何処かで見たことある本の写本や『NNATURE』、その他沢山の絵本など様々であった。

??「まだ名乗ってませんでしたね。私は『本居小鈴』と言います。あなた方は幻想郷縁起でも見たことないのですが幻想郷の妖怪でしょうか?」

ミオ「いやぁ、妖怪ではないと思うけど…幻想郷には住んでないねぇ。」

小鈴「じゃあ外から来たのか…」

おかゆ「幻想郷ってなんかゆっくり実況とか船長の東方の話とかで聞いたことある気がする~。」

ミオ「じゃあここって東方の世界なのかな?」

 そんなことを話していると一人の客が入店した。小鈴は一瞬ビックリしたが顔を見た瞬間安堵した。

小鈴「なんだあんたかい。」

*1
東方文花帖内の文々。新聞 第百十七季 長月の二刷に掲載されてるやつ。




 最後の台詞、なんか何処かで聞いたことある気がしますよね?
 追記
 今日ルーナが東方風神録をプレイしているようです。この調子でホロメンの間で東方文化が広まれば……グヘヘ
 おまけ
 ホロメン東方化part.5

全てを肯定する猫
猫又おかゆ
『声で人を癒す程度の能力』

指を献上させし犬
戊神ころね
『指を刈り取る程度の能力』
 
母味溢れる狼
大神ミオ
『占いが当たる程度の能力』


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知的好奇心の塊

 のーこめ


 入店した人は和服を着た綺麗な少女であった。少女は分厚い本を3、4冊抱えており割りと重そうに運んでいた。

ミオ「手伝うよ!」

 ミオは上から2冊本を持ち一緒に運んだ。

??「有難うございます……おや、見ない顔。新しく生まれた妖怪ですか?」

ミオ「……そうだよ!」  

 ミオは諦めて妖怪認定した。

??「じゃあ、いくつか質問させてください。私は『稗田阿求』と申します。ここ、幻想郷に居る妖怪について調べて情報を纏めている者です。」

ミオ「なるほどねぇ……良いよ、楽しそう。」

阿求「有難うございます。ではまず、名前を教えてください。」

おかゆ「もぐもぐ~おかゆ~! ホロライブゲーマーズの猫又おかゆだよ~~!」

ミオ「ひるみぉーん!ホロライブゲーマーズの大神ミオだよ~!」

ころね「ぉぁょ~!ゆびゆび~、ホロライブゲーマーズの戊神ころねだよ!」

 3人はいつも通りの挨拶をした。阿求は不思議に思いながらその光景を見ていた。

阿求「おかゆさん、ミオさん、ころねさん、よろしくお願いします。早速ですが能力は何ですか?」

ころね「能力って何?」

阿求「得意なことですね。」

ミオ「うちは占いかな。当たるって良く言われるし。」

ころね「こぉねはリスナーさんの指を刈ることでな。」

おかゆ「僕は配信でおにぎりゃーを癒してるし声で癒すことかな~。」

阿求「配…信?」

おかゆ「ええと、外でやってる…演説みたいなものだよ。」

阿求「成る程。外の世界から来たんですね。ところで『ホロライブ』とは一体?」

ミオ「うちらが所属してるアイドルっていう職業の事務所だよ。うちら以外にいろんな子がいて楽しい事務所なんだよ!」

阿求「それは良いですね。他の人からも話を聞いてみたいものです。それでは次です。種族は…それぞれ『猫』『狼』『犬』でよろしいですか?」

3人「うん。」

阿求「では『妖獣』と『獣人』のどちらですか?」

おかゆ「獣人じゃない?僕達人に近いし。」

ころね「でもその違いがわがんないしなぁ。」

阿求「『獣人』とは普段は人として過ごし、特定の条件下で獣に変化する人のことです。」

ミオ「じゃあ『妖獣』じゃない?」

おかゆ「そうだね~。」

阿求「分かりました。」

 ミオはと阿求を見ているとあることに気がついた。

ミオ「……情報を書き込む物とかはないの?」

阿求「無くても大丈夫なんです。忘れないので。」

みお「一度見聞きしたものを忘れないってコト!?」

阿求「そうです。さて、惜しいですが今日は時間がないのでまた後日お願いします。では、さようなら。」

 阿求は店を出た。




 3人が敬語ではない理由は相手の年が低そうであり、敬語で話すと圧力になってしまうと思ってるからです。


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山を歩くホロゾディア

 のーこめ


 例の如く転送された2期生は山を探索していた。探索しているうちに1人が既視感を覚え、こう言った。

スバル「ここ前スバルがやった東方の山じゃね?」

ちょこ「前やってたのって『風神録』……だっけ?」

スバル「そうそれ!」

シオン「…………」

あくあ「どうしたのシオンちゃん?」

シオン「いやぁ…あの魔方陣…船長に頼まれてシオンが描いたんだよねぇ…」

スバル「大丈夫シオンは悪くねぇ。どちらかと言うと船長だ。」

シオン「うん……ありがとう。」

あやめ「こっちになんかあるよ!」

 4人はあやめの声がした方を向くと滝のようなものが見えた。

スバル「おお!滝だ!」

ちょこ「ちょっとここで休憩しましょ。」

 2期生は川岸に座って一時休憩をとることにした。途中スバルが水を飲もうと手に掬ったときちょこが止めた。

ちょこ「こういう川の水には菌とかいるかもしれないから危ないの。」

スバル「あそうなんだ!知らんかったわ危ねえ危ねえ。」

 しばらく休んでいると滝の上から何かが落ちてくる音がした。落下音がした場所を見るとそこにはバタフライしている少女が居た。その少女を見たとき、スバルの頭の中にある言葉が思い浮かんだ。

スバル「お値段以上のやつ!」

???「……誰?」

 少女が5人を遠目で見たとき少女の脳に電流のような衝撃が走った。途端、少女は高速で迫ってきた。

???「ああどうもどうも、私『河城にとり』と言います。貴方は?」

あやめ「余か?余の名前は『百鬼あやめ』だよ。」

にとり「こちらの人達とはどのような関係で?」

あやめ「余の仲間であり友達だ!」

にとり「成る程そうなのですね。どのような用件でこちらに?」

あやめ「ええと……気づいたらここに居た。」

にとり「成る程…なら近いですし守矢神社にご案内します。飛べますか?」

あやめ「シオンちゃんだけは飛べるけど…」

にとり「なら少々お待ちを。」

 にとりは何処かへ向かった。

スバル「何かあやめ凄い敬まれてなかった!?」

あやめ「余もびっくりした!」

シオン「守矢神社ってどんなところだろう?」

スバル「確かねぇ、風神録のラスボスが居た場所。」

シオン「ラスボス!?大丈夫シオン達殺されたりしない!?」

スバル「大丈夫じゃね?多分。」

 雑談していると遠くの方から烏のような何かが飛んできて着陸

スバル「確か……射命丸文だっけ?」

文「そうですけど……なんで名前を?まあそれは置いといて、背中に乗ってください。」

 5人はそれぞれの鴉天狗におんぶのように乗ると飛び上がり、山の頂上に向かい始めた。しばらくし、5人は守矢神社に到着した。          




丁度スバルが風神録プレイして丁度鬼のあやめが居て…奇跡的です。

 おまけ
 ホロメン東方化part.6

明るい失言の王
大空スバル
『相手の地雷を踏む程度の能力』

可愛い鬼
百鬼あやめ
『鬼神の幻影を呼び出す程度の能力』

誘惑せし悪魔
癒月ちょこ
『美味しすぎる料理を作り出す程度の能力』

静かなる狂犬
湊あくあ
『ゲームで覚醒する程度の能力』

ケルベロスを従えし魔法使い
紫咲シオン
『魔法を扱う程度の能力』


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忘れ去られた神社と集まるのが奇跡な5人

 前回おまけ書き忘れてたので書き足しときました。


スバル「実際に見ると綺麗だなここ!」

 スバルはうろ覚えのゲーム画面と目前の光景を比較していた。しばらく辺りを見渡していると社殿から緑髪の少女が出てきた。

??「こちらへどうぞ!」

 すぐに少女は中に戻った。

シオン「スバル~今の人は?」

スバル「確か……早苗だ!奇跡を起こせるスゲー奴。」

あくあ「強そう!」

 5人は神社の中へ入った。

        ~守矢神社内~

 5人は神社の中にある客間に案内された。襖を開けるとそこには背後にしめ縄がある女性と独特な帽子を被った少女がいた。

???「天狗から聞いたよ。鬼と仲の良い悪魔と魔女と人間が侵入したってね。」

スバル「お前は確か……神奈子か!あともう1人は……初めましてだな。」

 神奈子は笑いだした。

神奈子「神に『お前』か。恐れ知らずの人間も居たもんだ。別にいいけどさ。こっちのちっさいのは諏訪子だ。」

諏訪子「ちっさいのとはなんだ!祟ってやろうか。」

神奈子「まあ落ち着け。そういえばお前達の名前を聞いてなかったな。」

スバル「ちわっす! ホロライブ二期生、大空スバーゥ!」

あくあ「こんあくあー!ホロライブ二期生、湊あくあです!」

シオン「どうも~こんばんは~。ホロライブ二期生の紫咲シオンでーす。」

ちょこ「Good morning!Dear god .ちょっこーん!ホロライブ二期生の癒月ちょこです!」

あやめ「こんなきりー!ホロライブ二期生、百鬼あやめだぞ!」

神奈子「どうも。質問いいか?ホロライブって何だ?」

ちょこ「私達が所属してるアイドル事務所です。」

神奈子「ほう、今の外にはそんな名前のアイドルがあるんだな…時ってのは早いもんだ。」

スバル「ところでスバル達って帰れるの?」

神奈子「麓の神社の巫女がもしかしたら帰せるかもしれないな。」

スバル「そっちに送れば良かったんじゃ……」

諏訪子「確かにそれ言えてる。」

神奈子「……確かにそうだな。そしたら天狗にもう一回、今度は麓の神社に送ってもらおうか。」

 神奈子は退室した。数分程して神奈子が戻って来た。

神奈子「天狗の集合終わったからいつでも送れるよ。」

 3人は立ち上がり歩いていった。シオンは黄昏てるあやめに声をかけた。

シオン「ほらあやめちゃん行くよ!」

あやめ「……え?あ、余途中から聞いとらんかった!」

シオン「いつものw」

 2人も後を追って社殿から出た。

        ~守矢神社前~

 2人が背中に乗り、5人が揃った。

文「では、しっかり掴まってください。主発!」

 5匹の天狗が飛び立った。




 スバルに敬語の印象が無い……無くない?
 あとラプラスって東方ちょっと触ったことあるらしいですね(インターネットサバイバー歌ってみたの概要欄より)モットハヤクイッテクレェ


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狂理

 タイトルは狂気+料理の造語。


 グツグツグツグツ

フブキ「ね、ねえはあちゃま、なに作ってる…の?」

はあちゃま「カレーだけど?」

アキ「その割には緑色だけど……何入れたの?」

はあちゃま「百味ビーンズ!噛む度に味が変わるカレーを作ってたの!」

メル「……レシピ見た?」

はあちゃま「もちろん見てない。」

 そう言いながらはあちゃまは紫の煙が出てるカレーもどきを混ぜる。4人はこの世ではないのものを見るような目でただ傍観していた。

まつり「ところでそれ食べるのって……」

はあちゃま「折角だし皆で食べようよ!」

4人(魔方陣め!)

 ちなみに何故かはあちゃまは魔方陣でキッチンと一緒に送られて来た。ガス線とか電気線も魔方陣を通して現在進行形で繋がっている。

メル「案外美味しかったりしないかな……(小声)」

まつり「あの色だよ?誰かミオるって。(小声)」

 4人が絶望していると何処からか聞き慣れない声がしてきた。

??「お前達何作ってんだ?」

フブキ「はい?…って勇儀さん!!??」

勇儀「そうだが……見ない顔だな。外から来たのかい?」

フブキ「は、はい!そうです!」

勇儀「災難だなぁ。で、これは何だ?」

はあちゃま「見ての通りカレーよ。」

勇儀「ほう、初めて聞くな。一口良いか?」

はあちゃま「もちろん!」

まつり(実験台有り難う。)

 勇儀がはあちゃまから貰ったスプーンでカレーを一口分掬い、口に運んだ。

はあちゃま「どう?はあちゃまカレーは?」

勇儀「……旨いなこれ。」

4人「は?」

 信じられない言葉が出てきて4人は心の底から驚愕した。はあちゃま料理が旨いことはありえるという歴史的な事実を目の当たりにしたのだ。

勇儀「これ持ってって良いか?」 

4人「どうぞどうぞ。」

 4人は『見た目から鬼だから味覚も違う』ということで心の中で解決した。

はあちゃま「それじゃあ、これからどうする?帰えれんのかな。」

メル「そういえばフブキちゃん、なんでさっきの人の名前知ってたの?」

フブキ「…東方のキャラの一人だから。だからもしかしたら私達異世界転生したのかも。」

アキ「おー!あの漫画で良く見る展開だ!」

フブキ「ここの世界在住だったら行くべき場所はあるんだけど今回は違うからなぁ……」

はあちゃま「じゃあ取りあえず近くの安全場所にでも行こ!」

まつり「たしかにここらへん鬼とか出そうだしね。」

アキ「フブキちゃん、近くにそういう場所ある?」

フブキ「ここから近い場所だと地霊殿…かなぁ。」

まつり「じゃあそこへレッツゴー!」

 フブキを先頭に5人は歩きだし、5分後ぐらいに到着した。




 アキロゼの口調おかしくないですか?この感じで大丈夫ですか?

 おまけ
 ホロメン東方化part.7

最凶の清楚
夏色まつり
『清楚の定義を壊す程度の能力』

サブカル好きの白狐
白上フブキ
『記憶を消す光線を放つ程度の能力』

異界からの麦酒愛好家
アキ・ローゼンタール
『アイクを扱う程度の能力』

血液嫌いのヴァンパイア
夜空メル
『時代が追い付かない思考を持つ程度の能力』

共存する2つのハート
赤井はあと
『2つの人格が共存する程度の能力』

能力ってなんだろう……


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読めない思考を持つ者達

 ちょっとしたオリジナル設定あります。ご注意ください。


はあちゃま「おい!誰か居るかー!?」

 はあちゃまは扉を蹴り開け、それに驚いた動物達が何処かへと逃げ去った。

まつり「誰も居ないじゃん。」

フブキ「あれぇおっかしいなぁ…探偵にでも行ってるのかな……」

???「ペットに呼ばれて行ってみれば…何で扉が壊れかけてるのですか?……え?」

 さとりはいつも通り思考を読んで状況を理解しようとした。何故扉が壊れかけているのかは判ったがこれ以上に驚いたのが思考の数と相手の数が合わないのだ。詳しく言うと2人程謎の思考があった。

『筋肉は全てを解決する……』

 1人は脳が筋肉で出来てそうな思考。

『それにしてもここら辺暗いわね……』

 もう1人はまともそうな思考。だが目の前には5人の狂人しかいない。故にこんな思考があることがおかしいのだ。

フブキ「どうしたんですか?さとりさん。」

さとり「大丈夫です……私名乗りましたっけ?」

フブキ「あぁいえ!とある事情で知ってました。」

はあちゃま「どうせだし自己紹介しちゃお!」

アキ「そうだね……アローラ!ホロライブ1期生、アキロゼことアキローゼンタールです!」

メル「こんかぷ〜魔界の天才ヴァンパイア!夜空メルだよ〜」

フブキ「こんばんきーつね!白上フブキです!」

まつり「こんにちわっしょーい!ホロライブの清楚担当!みんなのアイドル夏色まつりで~す!」

はあちゃま「はあちゃまっちゃま~ワールドワイドの最強アイドル!はあちゃまだよー!」

 ピロロピロロピロロピロロ

 謎のアラーム音が鳴り響く。はあちゃまはスマホを取り出し時間を確認した。

はあちゃま「まだ時間じゃないじゃん!……え?私も自己紹介したい?しゃーねぇなぁ!」

 はあちゃまは突然倒れたかと思うと寝息をたてた。するとはあちゃまの黒いゴスロリ衣装が徐々に白いシャツと青いスカートに、短くまとめた髪が長いツインテールになっていった。

フブキ「はあとちゃん!」

 変身しきったはあちゃま改め、赤井はあとは言った。

はあと「こんるーじゅ!赤井はあとよ。」

 そしてはあとはまた倒れて寝息をたてた。

アキ「挨拶だけなの!?」

 今度はさっきの逆の変身をした。

はあちゃま「まったく我儘なんだから。」

メル「変身かっこいい!」

 さとりは唖然としていた。目の前で起こった現象に。

さとり「貴方達は外から来たんですよね?」

フブキ「異世界の外の世界から来ましたね。」

さとり「成る程……」

 読心を忘れる程の出来事に『異世界』という単語が出てきたお陰で納得したさとりであった。

さとり「と、取り敢えずここに泊まってください。地底は危険な場所です。」

まつり「やったー!」

フブキ「ありがとうございます!」




 アキロゼの中にムキロゼを入れました。(ただ、もうムキロゼは出ない予定ですが。)


おまけ
 ホロメン東方化part.7.5

自称女遊料理店の姫
ホワイトブリニャン
『牢獄から脱走する程度の能力』

毒舌的な黒狐
黒上フブキ
『罵声を浴びせる程度の能力』

始まりの筋肉
ムキ・ローゼンタール
『全てを導く程度の能力』

計算された狂気
はあちゃま
『自分自身の狂気を操る程度の能力』

…1期生って別人設定の人多くないですよね。


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無幻の祖

 のーこめ


そら「……ここどこ?」

 突然見知らぬ場所に飛ばされた5人は毎度の如く困惑したがすぐに冷静になった。

ロボ子「あずち~、ここが何処か分かる~?」

 AZKiは周囲を見渡すと首をかしげた。

AZKi「標識が一つもないからなぁ……分かんないなぁ……」

みこ「ねぇみんな!なんかあるよ!みこのえりーとな勘だとこの上に何か凄いものがあるよ!」

 目をキラキラと輝かせながらみこは言った。確かに後ろには気が遠くなる程長い階段があった。

すいせい「え、みこち、これ昇るの…?」

みこ「え?昇んないの?」

 4人は心の奥底で「マジかー…」と思ったが奥底に封じ込めておいた。

そら「そうだね…うん。昇ってみよう!」

3人「おー!」

 5人はみこを先頭に階段を昇っていき始めた。

         ~およそ5分後~

そら「長いね…」

みこ「そうだねぇ。」

 5分も昇り続け、5人にはさすがに疲労が貯まってきていた。階段一つ一つが高く、それによって体力がより多く消費される。

すいせい「なぁみこち、ちょっと休憩しない?」

みこ「そうしよう。思ったよりも長いにぇ。」

 4人は階段の縁に座ったが1人が立ったままだった。

そら「ロボち?」

 ロボ子は明後日の方を向き硬直していた。AZKiが立って顔を見ると突然ハッとしてロボ子は座った。

ロボ子「ねぇ皆……良いニュースか悪いニュースか分からないニュースがあるんだけど…聞く?」

 4人は頷いた。

ロボ子「ボク、よくよく考えたら飛行モードあったんだよね……しかも4人乗り用の。」

4人「あ……」

 4人は硬直してしまった。その間にロボ子は左手からジェット噴射し、右手で硬直4人を掴みそのまま飛び立った。

ロボ子「…着いたよ?」

 途中まで歩いたこともあり20秒程の飛行で到着した。

そら「……あ、あぁ!ありがとう!」

すいせい「誰も居ないな……」

みこ「というかここ神社じゃない!?」

AZKi「みこちの職場じゃん。」

みこ「ま、まあそうだけど……みこは電脳桜神社だけど…」

すいせい「えみこちって巫女だったんだ!」

みこ「おめー知ってるだろ!」

 プロレスが始まろうとして居るところに襖が思いっきり開けられる音がした。

??「うるっさいわねあんた達!」

 出てきたのは赤と白のみこの巫女衣装によく似た服装の少女であった。

みこ「おまえどっかで見たことがあるような……」

そら「霊夢さんじゃない?ほら、ゆっくり実況とかのゆっくりの元ネタの。」

霊夢「……あんた達見ない顔ね。どこから侵入したのよ全く……どうせ紫よね。」




 霊夢登場!

 おまけ
 ホロメン東方化part.8

全ての夢の祖
ときのそら
『圧を出す程度の能力』

荒野で見つかった機械少女
ロボ子さん
『PONを製造する程度の能力』

降り止まぬ桜吹雪
さくらみこ
『電流を起こす程度の能力(消滅)』

落ちきらない流れ星
星街すいせい
『斧を扱う程度の能力』

未来を開拓する歌姫
AZKi
『少量の情報から現在地を特定する程度の能力』


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巫女と少女4人、それと機械少女1台

 のーこめ


 霊夢は面倒臭そうに5人を見つめる。

そら「…紫さん?って誰ですか?」

霊夢「あんた達をスキマで送ったやつよ。」

みこ「みこ達は変な魔方陣でここに来たんですけど……」

霊夢「魔方陣?」

 霊夢は顎に手を当て、首をかしげた。今まで外から幻想郷に入ってきた奴等は紫がスキマで送ってくるか自信の力や忘れられることによって入ってきている。故意でない魔方陣によって入ったなんて聞いたことがない。

霊夢「ふーん…まぁ良いわ。まぁ取り敢えず神社に入りなさい。話を聞きたいわ。」

すいせい「ありがとうございます!」

霊夢「あぁ……敬語止めて頂戴。調子狂う。」

AZKi「分かった!」

 5人は霊夢に案内されて神社の中へと入っていった。

          ~神社内~

  神社の中は一見は綺麗であったがよく見ると埃などが溜まっており掃除の詰めが甘いことが分かる。

霊夢「さてと、ここに入って頂戴。」

ロボ子「おおー!和室じゃん!」

すいせい「みこちの神社にはこんな所ないだろうなぁ。」

みこ「あるもん!」

すいせい「でも前行った時はこんな和室に案内しなかったじゃん!」

みこ「でゃまれ!」

霊夢(外の巫女って今こんなのになってるのね…)

 霊夢は外に何か変な勘違いをした。

霊夢「さて…多分知ってるようだけど私は『博麗霊夢』。この神社の巫女をやらせてもらってるわ。」

AZKi「私達も自己紹介した方がいいかな?」

そら「そうだよね…こんそめ~!ホロライブ0期生、ときのそらです!」

ロボ子「はろーぼー!ホロライブ0期生、バーチャル高性能ロボットのロボ子だよ~」

みこ「にゃっはろー!さくらみこだよ~!」

AZKi「こんあずき~AZKiです!」

すいせい「彗星のごとく現れたスターの原石!アイドルVTuberの星街すいせいでーす。すいちゃんは~?」

みこ「今日もちいさーい!」

すいせい「あ!?」

 すいせいは鬼のような形相でみこの襟を掴んだ。

そら「まあまあ二人共、落ち着いて。」

すいせい「…はぁい。」

 すいせいは手を離した。

霊夢「で、早速質問なんだけど、あんた達ってどk」ドーーン!

 神社の外で大きな落下音が聞こえてきた。

霊夢「もう何なのよ!どうせ魔理沙でしょ!」

 霊夢が外へ繋がる襖を開けるとそこには赤い服を着た少女が倒れていた。

そら「ってマリンちゃん!?」

マリン「いてててて……あ、そら先輩!0期生全員無事だったんですね!」

ロボ子「あれ?他の3人は?」

マリン「もうすぐ来ますよ。」

 すると上から階段を降りるような音が聞こえてきた。

フレア「もー、マリン大丈夫?」

ノエル「変な浮かんでる楽器見た瞬間興奮して凄かったなぁ……」

ぺこら「興奮したら止まらないんぺこだから!」




 次回は番外編の予定です。
 おまけ
 ホロメン東方化part.8

手直しをしに来た宇宙的存在
スーパーアイドル☆コメットちゃん
『人を変える程度の能力』

贄求めし謎の存在
みこだにぇー
『この世界の表側と裏側を行き来する程度の能力』


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番外編 ときのそらが東方のボスだったら

 番外編です。


タイトル:東方夢幻人~dream streamer came to fantasy

あらすじ:突如幻想郷の住人の夢が統一された。皆口々にこう言った。「正に彼女達はアイドルで芸人だ。」と。噂を聞き付けた霊夢と魔理沙はこの夢統一の元凶を懲らしめに行った。

ステージ:EXTRA

ステージ名:夢が尽きず流れる空

 夢の統一は崩壊し、各々が違う夢を見始めた。しかし、統一して見られていた夢は魂となり空の一点へ集中した。 場所:幻想郷上空 夢魂ステージ前

中ボス:友人A

能力:『夢を支える程度の能力』

二つ名:全ての夢の友人

セリフ:

友人A「止まりなさい!親友の邪魔をしないでください!」

──────────────────

霊夢「何よこの夢魂の渦は!」

そら「綺麗でしょ?」

霊夢「気色悪いわ!」

そら「……そう。ところでえーちゃんを殺ったのって君だよね?」

霊夢「えーちゃん……さっきのメガネかけたやつ?」

そら「そう!」

霊夢「あぁ、倒したわ。」

そら「ふぅん……じゃあ、敵だね!」

霊夢「夢魂が集まってる!?てか眩し!」

そら「……夢はいつか叶うもの。13人もいてくれたファンも今では100万人。信じられる?」

霊夢「……良く分からないけど、あんたの野望はここで潰える。野望が何か知らないけど、ここの夢魂と共に夢散しなさい!」

そら「ホロライブは皆仲良く……悪い子にはお仕置きしなきゃね。」

──────────────────

魔理沙「こいつってこんなに集まるもんなんだな」

そら「夢が集まると綺麗でしょ?」

魔理沙「綺麗だな。で、あんた誰?さっきの変な奴の友人?」

そら「……貴方がえーちゃんを殺ったの?」

魔理沙「まぁそうなるな」

そら「ふぅん……じゃあ、敵だね!」

魔理沙「敵?元々私は敵だと思ってたが……」

そら「なら話は早いね」

魔理沙「何だ何だ!?夢魂が集まって眩しい……って何か出てきた」

そら「……夢はいつか叶うもの。13人もいてくれたファンも今では100万人。信じられる?」

魔理沙「良く分からないが数が大きい方が良いんだよな?そんなの幻想郷では関係ない。郷に入ったら郷に従え!」

そら「ホロライブは皆仲良く……悪い子にはお仕置きしなきゃね。」

───────────────────

二つ名:夢見せし空

名前:ときのそら

能力:『夢を生み出す程度の能力』

テーマ曲:夢見た時の空~Shiny Smily Story

スペカ:

通常1

零符『桜吹雪の如き彗星群』

 画面両端からピンクの花びら弾幕を放ち続け、時折大玉がまあまあなスピードで通り過ぎる。

通常2

壱符『季節外れの夏吹雪』

 画面右から白い小粒が放たれ続け、今度はオレンジの大玉が自機を追いかけ続ける。

通常3

弐符『ホロゾディア』

 耐久。そらの左下から野球ボール、右下から注射器、右上から鬼火、左上からケルベロスの小型頭、頭上から箒がそれぞれと軌道で放たれる。

通常4

遊符『指刈り様の通り道』

 耐久。左右から指を模した弾が放たれる。自分の指が刈られる(設定)のため上下移動しかできなくなる。

通常5

参符『誘惑の宝箱』

 上から箱を模した段幕郡が降り、開くと中から大量のハート形弾が出続ける。

通常6

肆符『龍と天使』

 ピンクドラゴンのような弾幕が何度も飛び去る。通った後に黄色い手裏剣が残る。

通常7

伍符『冷酒狙撃』

 空から大量の瓶が放り出され、その後瓶にロックオンマークが着き、瓶が狙撃される。割れた瓶の破片と中の酒には弾幕判定があり、当たるとピチュる。

通常8

陸符『不在証明された悪魔による征服』

 中心に青い巨大弾が、上下から紫の袖と手の弾幕が現れ、それが回転する。途中から紫と黒い角のような弾幕も現れる。早くゲージを削ろう。




 久しぶりに東方ボス風書いたな。


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再会

 のーこめ


マリン「だってプリズムリバー三姉妹がいたからさ!あ、立たないと」

 マリンは立ち上がり、周囲を見渡した。目の前には神社があり後ろには赤い鳥居、さらには幻想郷を一望できる風景。

マリン「もしかして……ここって博麗神社じゃないですか!?」

霊夢「さっきからうるさいわね…!」

マリン「うひょー!霊夢さんじゃないですか!」

 マリンは霊夢を見た途端、急接近し間近で観察していた。

そら「あはは……相変わらずだね。」

フレア「ほらマリン、一回離れて!」

 フレアはマリンを霊夢から引き剥がした。その後マリンはフレアに引きずられ、8人が集まってる場所に連れられた。

霊夢「で、さっき聞きそびれたけど、あんた達って外から来たの?」

マリン「んー……多分私達はこちらの外ではなく異世界の外から来ました。」

霊夢「へぇ……どうやって?」

マリン「シオンって言う子の魔法ですね。元々私だけ来る予定でしたが、不幸が重なってしまって予定よりも多く幻想入りしました。」

そら「あそんな理由だったんだ。」

マリン「はい。ちなみに、魔法を依頼したのは船長です。反省してます。許してください。」

 3期の3人は冥界で聞いたためもうあまり怒らず、0期の内4人は不幸だからしょうがないで片付けていた。ただ一人を除いては。

すいせい「マリンさん?」

マリン「な、なんでしょうすいty……すいせい様……」

すいせい「いやー、落とし前どうつけるなかなーって。」

そら「ま、まぁすいちゃん落ち着いて!」

すいせい「…………ま……まぁそらちゃんが言うなら……うん……」

マリン「そら先輩の力すんげ!?」

霊夢「……愉快な奴らね。で、これからどうすんのよ。」

マリン「そりゃ、全員見つけ出しますよ。ホロメン全員!」

霊夢「ふーん……ま、せいぜい頑張りなさい。分かってると思うけど、幻想郷は厳しいわ。」

マリン「分かってますとも!」

ノエル「よ、マリン良いぞ!」

霊夢「ま、同業者がいるから大丈夫だと思うけど。」

 それを聞いた瞬間みこは今世紀最大のどや顔で皆を見つめたがホロメンは誰も気づかなかった。

そら「それじゃあ、もう行く?」

AZKi「善は急げって言うしね!」

マリン「それもそうですね。それじゃあ霊夢さん、行ってきます!」

霊夢「行ってらっしゃい。」

 8人は階段を下りていき、1人はその事に気づかずにどや顔を続けていた。

みこ「……って、待ってよ皆!」

 みこは皆に追い付くために走っていった。

霊夢「……ま、どうせピンチになってもあんな興味深そうな人、あいつが見殺すわけないか。」




 ようやく時が進みました。


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夢集め旅の開始

 のーこめ


 マリンら9人は長すぎる階段を下りながら話しあっていた。現在の議題は何処からホロメンを探しに行くかである。

そら「マリンちゃんさ、幻想郷の地理知ってる?」

マリン「残念ながら、幻想郷の地図って公開されてないんですよねぇ……」

みこ「あった方が作りやすそうなのに?」

マリン「それはさ……ほら、ZUNさんの頭の中にはあるんじゃない?」

みこ「へー!ZUNさんって人すげー!」

 マリンは階段から辺りを見渡す。見渡すと近くに探すのに最適そうな場所があった。

マリン「あそこは……魔法の森か?」

フレア「森……」

ノエル「フレアにぴったりな場所じゃん!」

マリン「いやでもなぁ……あそこ人が入れないんだよなぁ……」

ロボ子「ボクロボットだけど?」

ぺこら「ぺこーらは兎だし。」

フレア「あたしハーフエルフ。」

マリン「んー……」

 マリンは悩む。機械と獣人と半人半精、魔法の森に行ったことがない三種族だからだ。魔法の森は妖怪すら居心地が悪いと言う設定がある。機械であるロボ子さん、近い種族の妖精が住み着いてることからフレアももしかしたら大丈夫かもしれない。

マリン「ぺこらが心配だなぁ……」

ぺこら「なんでペこか!」

マリン「あの森ってキノコの胞子がキツイんよ。並みの妖怪じゃ胞子にやられる。ほら、ぺこらってか弱いイメージもあると思うし……多分。」

ぺこら「……しょうがないぺこねぇ。じゃあぺこーらパスで。」

 メンバーが決まった。ロボ子とフレアだ。

マリン「行きたいけど……行けない!」

フレア「あたし達が頑張ってくるからさ!」

ロボ子「ボク達に任せてよ!」

 ちょっと不安(主にロボ子)を積もらせるマリンだったが、二人を信じることにした。

         ~数十分後~

 魔法の森前に到着した9人。ロボ子とフレアは準備をしてから前へと出た。

フレア「じゃ、行ってくる。」

ロボ子「頑張って来るねー!」

マリン「気をつけて!」

 二人は歩きだした。その時、4人程の人影が現れた。

かなた「あれ?皆も来てたんだ!」

トワ「やっと出られたー!」

わため「けど楽しかった!」

ルーナ「疲れたのらー!」

 4期生が森の中から現れた。

AZKi「奇跡的だなぁ。」

マリン「なあ、他のホロメン見たか?」

かなた「見てないな。」

マリン「じゃあ森にはもう居ないの……かな?」

ロボ子「うーん……暗視モードでも特に見当たらないなぁ。」

そら「……じゃあ次のところ行こっか!」

かなた「あぁ、じゃあボク空から見ます?」

そら「うんお願い!」

 かなたは小さめの羽を羽ばたかせ空へ飛び立った。




 本作品における幻想郷地理はこちらの「東方寺子屋『東方解説チャンネル』」様の動画で考察作成された地図を参照しています。
https://m.youtube.com/watch?v=JSsTV60sP2A&t=26s&pp=ygUQ5bm75oOz6YO3IOWcsOWbsw%3D%3D


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人の為の里

 のーこめ


 かなたが上空から見守りながらマリン達は次の目的地へと向かっている。

マリン「そろそろ着くか~!?」

かなた「大分見えてきた~!」

マリン「じゃあ降りてきてー!」

 マリンの指示によってかなたは上空から降りてきた。

マリン「あそこにある集落見えます?」

 マリンは明治時代にありそうな集落に指をさし質問をした。ホロメンは全員頷いた。

マリン「あそこは『人里』と言って幻想郷の人が集まる場所です。」

トワ「悪魔が入っても良いんですか~?」

マリン「まぁ基本的にはダメです。人里は人間のために作られたものであり、人外が侵入するのはご法度とされてます。何が言いたいのかというと、ロボ子先輩とふーたん、ぺこちゃんにかなたにトワ様、それにわためぇはお留守番ですね……」

ぺこら「バレなきゃ良いんじゃねーの?」

マリン「それはそうなんだけど……バレた時のリスクがねぇ……」

フレア「何があるの?」

マリン「霊夢さんにぼこされる。」

ロボ子「でも霊夢さんそんな強そうに見えなかったけどなぁ。」

マリン「いやいやなめちゃあいけない!霊夢さんは強いですよ。我々では歯が立たない程に。」

 5人はしょうがなく、おとなしくしていることにし、そこら辺に体育座りをした。残りの8人は人里に向けて歩いていった。

          ~5分後 人里~  

 人里は賑わい、何の異変もない平和な日常を人々は送っていた。

すいせい「で、何処行くの?」

マリン「取り敢えず……寺子屋からかな~。」

ルーナ「ここに来てまで学校行くのら!?」

マリン「だって人里観光名所無いの!」

 マリンは一足先に寺子屋へと出発、それに続く形で7人も着いていった。洋服のためか人々から変な目で見られつつ歩いていると、一つの建物をマリンは凝視していた。

すいせい「どうしたマリン?」

マリン「いやー、ここ入ってみて良い?」

 マリンは『鈴奈庵』の看板が掲げられた建物を指差しながら言った。 

そら「寺子屋行ってからにしよ?」

マリン「まぁ……そうですよね!」

 マリン達は寺子屋へと再度歩き始めた。

 一方、鈴奈庵内。

ころね「……ん?」

ミオ「どうしたのころね?」

ころね「今マリリン達の声が聞こえた気がした!」

おかゆ「本当?助けに来てくれたのかな。」

阿求「新しい人が来たの!?」

ころね「うん。凄い個性的で面白いから話してみると良いよ!」

阿求「たのしみー!」

 店の奥から盗み聞きをし、呆れた様子で小鈴が出てきた。

小鈴「阿求の好奇心刺激したら大変だよ。」

ころね「面白い子じゃん!」

 ころねは自信満々に答えた。




 次回へ続く!


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好奇心の案内人

 のーこめ


そら「そうですか……ありがとうございます。」

 そらは代表としてGAMERSが居るかどうかを聞いていた。結果は居ないとのことだった。

トワ「居ないのかねぇ……」

かなた「他に心当たり無いの?マリン。」

マリン「うーん……やはり鈴奈庵しか思いつかないなぁ……一応見ておこうかな……」

 マリンが方向を変え、前を見ると自身よりやや身長が低い少女が立っていることに気がついた。その少女は大きめのメモとペンを持ち、目をきらつかせながら話した。

阿求「すいません、すこし話を伺ってもよろしいですか?」

 マリンは喜んだ。あの、幻想郷の全てが載っているという『幻想郷縁起』の作者であり、人気推理小説を手掛ける作家『アガサクリスQ』でもある少女、『稗田阿求』に話しかけられたのだ。嬉しいに決まっているのであろう。

マリン「はい!是非!」

阿求「ありがとうございます!早速ですが名前を教えてください!」

 省略

マリン「そして最後が……Ahoy!宝鐘海賊団船長の宝鐘マリンです~!」

阿求「ありがとうございます!皆さん独特の挨拶があって良いですね!」

 阿求はメモを書く様子はなく、ずっとマリン達を見て聞いていた。

AZKi「その、メモ書かなくていいの?」

阿求「はい。私は「一度見聞きしたものを忘れない」ので。」

 途中でマリンが入りつつ、阿求は自分の能力を説明した。

ノエル「その力良い……かどうかは分からないけど、歌の音程とかすぐ覚えられて良いね!」

ぺこら「いやあんたは……いやなんでもない。」

 ぺこらは流石に知らない人が近くにいるためdisは辞めといた。

阿求「では次は能力を教えてください!」

フレア「能力?『ロリを見つけ』…」

マリン「ふーたんは『魔法を使う程度の能力』とかで良いんじゃないかな?」

 こんな感じに質問を受けること2時間後。

阿求「ありがとうございました!こちらからばかりでは申し訳ないので、何か聞きたいことがあれば教えてください。」

マリン「あ、それじゃあ、鈴奈庵にイヌとかネコ、オオカミとキツネの子っていたり……」

阿求「いますよ。」

マリン「マジで!?」

 マリンは驚きのあまり、声が大きくなってしまった。それはもう、人里の外まで届くほどに。

ロボ子「じゃあ早速行こう!」

阿求「良ければ案内しますが……」

みこ「じゃあお願いするにぇ!」

 阿求はマリン達の前に立ち、案内を始めた。

          ~20分後~

 無事に鈴奈庵に着くと、見覚えのある尻尾が見えた。

すいせい「初めから居たなんてな……」




 GAMERSと合流!


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提案

病床に倒れてました。


マリンが鈴奈庵を見渡すとあることに気がつく。

マリン「あれ……フブちゃんいなくね?」

おかゆ「そう! 何か居ないんだよねぇ……」

すいせい「一期生の方でカウントされたんじゃね?」

 未だ知らぬ人名を聞き、阿求はソワソワしている。そんなことは気にせずにホロメンは話し合い、結論を出す。

「一期生カウントだな」

 すいせいの提言が採用された。話し合いが終わり、ホロメンは次の目的地へと進む。相変わらずマリンは辺りを見ては興奮し、実況したことがあるルーナやおかゆも好奇心からか、『ゲームの世界にいる』という事実からか、しきりに辺りを見渡す。

かなた「そういえばルーナもやってたよね」

ルーナ「そうなのら~! 楽しかったのらよ~」

 そのまま話題は東方へと移る。とはいってもプレイしたことがない方が多く、質問が多くなる。そしてそれらの殆どをマリンが対応し、残りをフブキやプレイしたことがある組が対応する。暫く進み、質問数が少なくなったところでマリンはあることを思い付く。

マリン「これさ…………なん組かで分かれた方が良くね?」

フブキ「あぁ……確かに。そっちの方が早く見つけられそう。」

そら「じゃあどういう風に分けるか決めよっか!」

 ホロメンは大きすぎる木の根や地面、空中などに座り集まる。

みこ「丁度半分だし、期ごとで良いんじゃないの?」

ロボ子「確かに。早いし」

マリン「いや…………あぁ、ありか?」

 マリンは深く考え込む。

わため「どこ行く予定だったの?」

マリン「それは……『迷いの竹林』と『地底』、はそれに『妖怪の山』と『紅魔館』ですかね。何か居そうな気がる」

ぺこら「何処があぶねーの?」

マリン「地底かな。好戦的な鬼居るし……続いて領土絶対主義の天狗がいる妖怪の山で落とし穴がめっちゃ仕掛けられてる迷いの竹林、安全なのは紅魔館……いやぁ、紅魔館どうだろ……」

そら「あ、じゃあ私達地底行くよ。すいちゃんとロボちいるし! 戦闘になってもいけると思う」

みこ「確かに。すいちゃんいれば何とかなりそう!」

 他三人も頷き、地底が決定する。

ころね「こおねたち山に行くよ。最悪指を取れば良いし」

おかゆ「確かにころさんならやりかねん……」

ミオ「右に同じく」

 妖怪の山も決まる。

ルーナ「じゃあルーナ達竹林に行くのら!かなたちゃを囮にすれば良いのら!」

かなた「おい!」

トワ「まぁ良いんじゃね?」

わため「さんせーい」

 (半ば強引的に)竹林も決まり、消去法的に紅魔館も決まる。

マリン「じゃあ、それぞれの説明しちゃうか」

 マリンは各所の要所や特徴、要注意人物を説明した。説明が終わるとホロメンは各期ごとに出発した。




 言い忘れてましたが、この作品では原作実況してない=未プレイ(無知)としてます。(ラプラスはどうやら触ったことはあるらしいのである程度の知識はあることに、スペルバブルやってる組はキャラとか場所を少し知ってる感じにします。)

 おまけ
 ホロメン東方化part.9
  
未来からの儚い夢人
人見クリス
『時間移動をする程度の能力』

どことなく夏
冬色まつり
『清楚を持つ程度の能力』(暫定)

EN.IDはまた今度


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一方

 EN3は予定外過ぎて登場させられません多分。すいません。


 JPメンバーが幻想郷で活動している中、ENメンバーが少し動きを見せ始めている。

電話「おかけになった電話は電波の届かないところにいるか、電源が入っていないため、かかりません」

キアラ「ダメだ……」

 キアラが愛しのぺこらに電話をかけようとするも繋がらない。何度かけてもダメ。

キアラ「何かあったのかな……」

 キアラの心に不安心が積もる。キアラは翼を広げ、飛び立つ。目的地はぺこらの家である。

 

 

 暫く飛び続けてようやく家に到着する。貰っていた合鍵で扉を開き、中の様子を見る。しかしながら、ぺこらの様子は見られない。

キアラ「誘拐!?」

 嫌な予感が止まらない。しかし、キアラはある同期を思い出した。そいつは探偵で、なんとタイムトラベルさえもできる。名前はそう、「ワトソン・アメリア」。キアラは早速飛び立つ。

 

 

 さっきよりも長く飛んでアメリアの家の前に着く。早速インターホンを鳴らす。鳴らしてからすぐにアメリアが扉を開いて出てくる。

アメリア「どうしたキアラ?」

キアラ「ぺこら先輩が消えた!」

アメリア「……えーっと……事件?」

キアラ「うん」

 アメリアの目の色が変わる。事件となれば探偵の腕がなる。

アメリア「現場に連れてってもらえる?」

キアラ「勿論」

 キアラはすぐさまアメリアを背負い、アメリアが火傷しないように調節した位置に炎の翼を再度展開し、飛び立った。

 

 

 ぺこら宅に到着すると、アメリアがすぐに現場観察を始める。

アメリア「うーーーん………………分かんない……」

キアラ「え?」

キアラ「普通、消えた……例えば誘拐ならば抵抗した痕跡がある筈なんだけど、それがないんだよねぇ」

 アメリアは腰辺りに着けてる懐中時計の操作をし始める。少しの間操作をしてから、アメリアがキアラを見る。

アメリア「じゃ、ちょっと見てくる。」

 そう言ってアメリアが一瞬で消えた……かと思ったらすぐに戻ってきた。アメリアは何か未知に出会った興奮に近い状態で話しかける。

アメリア「……結論を言うと、ぺこら……いや、JPの皆さんが幻想郷という場所に飛ばされてる」

キアラ「……OK、取り敢えずアメ、寝ようか」

アメリア「疲れてない。真剣」

キアラ「……」

 キアラは手を顎にくっつけ、考える。

キアラ「何で行ったの?」

アメリア「船長がシオン先輩に頼んで作った魔方陣の暴走……って言ったら良いかな」

キアラ「再現、できる?」

アメリア「はぁ……他の皆にも手伝って貰わないと……取り敢えず、集めよう」

 アメリアはキアラの背中に乗る。




 私はそんなに刑事ドラマとか見ないので、途中の誘拐のくだりは間違ってる可能性あります。許してください


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出陣

 のーこめ


 アメリアを背中に乗せ、キアラは飛んでいる。そんな中、キアラは口を開く。

キアラ「私が言ったからあれだけど、残ってる中で魔方陣を再現できるのっているっけ?」

アメリア「いや、再現というか……直接行く」

キアラ「……どうやって?」

アメリア「……話変わるけど、今日さ『議会』開かれるよね?」

キアラ「………………成る程」

 キアラは進行方向を変え、空高く飛び上がる。

 

 暫く飛び続け、宇宙と地球の境界線に建物が浮かんでいるのか見えてきた。

キアラ「突っ込むよ! 掴まって!」

 キアラは急加速し、その建物の窓に突撃、中へと侵入した。建物の中には2人のENでの2番目の後輩……EN2期生の面々が椅子に座っており、あの空間の代弁者もいる。

キアラ「久しぶり! 佐命!」

佐命「ひ、久し振りです……」

 佐命は平常心を取り戻していたが、残りの4人は驚いて硬直している。

アメリア「……お茶でも飲みます?」

 アメリアはポケットからお茶の葉とカップを取り出し、建物の水道でお湯を出してお茶を淹れ、それを5人に渡した。渡すと5人はそれを飲み、硬直が解かれた。

ベールズ「急にどうしたんですか? 窓を割ってまで」

アメリア「……JPが全員、異世界に行きました」

 ベールズはお茶を吹き、他の4人も動揺する。

ファウナ「それってどういう……」

アメリア「『東方project』って知ってる?」

ベールズ「日本のゲームですよね」

アメリア「そう。そのゲームの中の場所に飛ばされた」

 状況理解が追い付かず、5人の頭に?が浮かぶ。

ムメイ「ゲームって人間がつくった娯楽……その中に飛ぶってあり得るの?」

キアラ「でも実際飛んでるしねぇ……」

 ふと、アメリアがクロニーを見ると、クロニーは頭の上にあるはずの時計盤を目の前に移動させ、何かを見ている。

アメリア「クロニー、何してるの?」

クロニー「当時の状況を見てるんです……成る程、理解しました。hey.佐命、皆を異世界にさ飛ばせたよね?」

佐命「できるけど……」

クロニー「じゃあ一回EN全員ここに呼んで!」

佐命「OK、IDは?」

クロニー「いや、なんか勝手に呼んじゃうと申し訳ない」

アメリア「ENも同じじゃ「佐命、早く早く!」」

 佐命が指を鳴らすとEN1、それに最近入ってきた3期生も出現した。

シオリ「何が起こったの?」

佐命「早速行くよー!」

 再び佐命が指を鳴らすと、景色は一瞬にして目玉が沢山浮いている場所に変わった。

佐命「……やっべ、ミスった……のかな?」

?「いいえ、私がやった」

 ENの後ろから女性の声がした。




 EN3期生、出せました。それはそうと、最後の女性は誰でしょうね?(すっとぼけ)


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